2013年10エロパロ418: TIGER & BUNNYでエロパロ2 (407) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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TIGER & BUNNYでエロパロ2


1 :2012/10/01 〜 最終レス :2013/09/14
前スレ
TIGER & BUNNYでエロパロ
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1303224044/

2 :
相談無しで立てたけどテンプレとかいるかな
今までの雰囲気からすれば
※カップリング明記
※特殊属性、シチュエーションは要注意書き
※BLは該当スレへ
ぐらいかな

3 :
ファイヤー>>1乙よぉん

4 :
即回避保守

5 :
7日以内に20レス?

6 :
協力ヨロ

7 :
>>1
迅速なスレ立て感謝する、そして感謝する

8 :
保守

9 :
もうすぐ前スレ埋まるかな?

10 :
前スレ>>1000に期待

11 :
>>1
前スレこのまま埋もれさすのはもったいないと思ったので保管庫作ってみた
http://www58.atwiki.jp/no-name/pages/1.html
コピペッただけの手抜きですまぬ
管理が全くなっとらん!っと思ったら、編集可にしてあるので、編集してくれてもいいのよ…///
内容説明とか注意書きとか、ぼちぼち付け加える予定だがいつになることやら…

12 :
>>11
おつおつ!ありがたや〜!

13 :
そうそう、トップに一応18禁アピールしておいたが20禁とかのほうが良いのか否か…
意見求む

14 :
やあ

15 :
>>13
20禁との違いがよく分からんのよなぁ…
18禁でいいんじゃないかな?

16 :
>>11乙そしてありがとう
18禁板発生だから18禁表示で良いのではないでしょうか

17 :
同意

18 :
>>15
俺もよくわかんなくて、他作品の保管庫で20禁21禁のものがあったんでさ
>>16
なるほど納得>18禁板
じゃこのままにしときます

19 :
保守保守

20 :
俺も保守
虎徹と友恵のラブラブエッチがあってもいいと思うんだ
チラッ

21 :
即回避?
the LIVEや劇場版でキャッキャしていた牛龍が気になっている今日この頃

22 :
HAのパンフだっけ体操服のモブ子が巨乳で萌えたんだが
HERO-TVのアフロヘアに食われるとか
折紙に迫るのとか見てみたいぞ

23 :
黄色いトラックスーツを脱がしたとき、イワンはそのポケットの中の物に気付いた。
なんのことはない、ただのケータイだが、イワンはあることを思いついて言った。
「ねえパオリン、僕に電話かけてよ」
「え、電話?」
「うん、君のケータイから、僕のケータイに」
「なんで?こんなに近くにいるのに」
近くにいるどころか、服を脱がして抱きしめている。
「かけてくれたら分かるよ」
パオリンは怪訝そうな顔をしていたが、言われるままトラックスーツのポケットからケータイを取り出した。
そしてイワンの番号を呼び出し、発信する。
わずかなタイムラグの後、マナーモードに設定されたイワンのケータイが、彼のポケットの中でかすかな振動音をたて始めた。
パオリンは自分のケータイを耳に当てて、イワンが電話を取るのを待っている。
しかしイワンはケータイを取り出すと、それを自分の耳ではなく、パオリンの胸に押しつけた。

24 :
「ひゃっ!?」
「おとなしくしてて。気持ちよくしてあげるから」
「い、嫌だよイワン。くすぐったい!」
パオリンはイワンの手を押さえようとするが、逆に手首を掴まれて押さえつけられてしまう。
抵抗を封じておいて、パオリンのブラを上にずらし、ケータイで小さな乳首をつんつんと突く。
「あっ!やだ!やだってば!」
「大丈夫。すぐ気持ち良くなる」
イワンはパオリンの足を開かせる。
そして振動するケータイで、彼女の割れ目を下着越しになぞり始めた。
「ひゃあん!ねえイワン、ほんとにダメだからぁ・・・」
必に身を捩って逃れようとするパオリンを見て、イワンはくすりと笑う。
「そんなに嫌なら、発信を止めればいいんだよ」
言われてようやく気付いたらしく、パオリンはケータイの発信を止めた。
同時に、イワンのケータイの振動も止まる。

25 :
パオリンは頬を赤くし、潤んだ目でイワンを睨み、そして怒ったように言う。
「こんなことするなんて、イワン変態だよ」
「そんな顔で言われても、可愛いだけだよ」
「ボクがどんな顔してるっていうのさ。だいたい可愛いなんて言われても、ボク嬉しくないんだよね」
「すごく可愛くて、でもちょっといやらしい顔してる」
言いながらイワンは、パオリンの手から彼女のケータイを奪い取った。
そして勝手にリダイヤルしてから、彼女の手の届かないところに放る。
「もっといやらしくなってよ」
イワンが何をしようとしているか気付いたパオリンは、慌てて逃げようとするが、組み敷かれていて逃げられない。
再び振動し始めたイワンのケータイが、パオリンの秘部に押し当てられる。
「やだ、やだってばイワン!あっ、ああ〜」
「気持ちいいでしょ?濡れてきたよ」
「イワンの馬鹿!変態!」
「素直じゃないなあ。気持ちいいって言えばいいのに」
「嫌だって、言ってるのにぃ!」
「そろそろイカせてほしい?」
イワンは薄布の下に隠れた小さな突起を狙って攻めた。
「ひゃあ!そこダメ!お願いだから!もうダメ、イッちゃう!ん、ん〜」
パオリンの足がぴくぴくと痙攣し始める。そして全身を強張らせて果てた後、まるで糸が切れたようにぐったりと動かなくなった。

26 :
「パオリン?」
そんな気絶するほど気持ち良かったのかな、などと考えながら、イワンはパオリンの顔を覗き込む。
すると突然、パオリンの目がカッと見開かれた。緑がかった瞳でイワンを睨み上げている。
マズイ。これはかなり本気で怒っている。
「イワン」
「・・・はい」
「ボク嫌だって何度も言ったよね。なのにどうして無理矢理するのさ」
「ごめん。でもパオリンが気持ち良さそうだったから、つい・・・」
「そりゃ、あんなことされたら嫌でも気持ち良くなっちゃうよ。でもボクは、ちゃんとイワンのでして欲しいんだ。ケータイなんかじゃなくてさ」
「え・・・」
そして数秒の間、見つめあう。
「あ・・・」
自分が口にした言葉の恥ずかしさに気付き、真っ赤になるパオリン。
一方、歓喜のあまり理性が吹っ飛び、なぜか折紙サイクロン口調になるイワン。
「拙者ので!合点承知でござる!」
ズボンと下着をずらし、すでに戦闘状態のモノを取り出してパオリンに迫る。
パオリンは慌てて、腕を突っ張ってイワンを押し返そうとする。
「まだダメだよ!ボク、イッたばっかりだもん。ちょっと休んでからでないと!」
「そんな生な。拙者はもう待てないでござる!」
「待って!本当に無理だから!」
「待てない」
「待って」
「待てない」

27 :
「待ってって、言ってるでしょ!」
ドスッ
パオリンの蹴りが、イワンの鳩尾に入る。
「うぐっ」
呻き声を上げ、鳩尾を押さえてうずくまるイワンに、パオリンは冷ややかに言う。
「そんなに待てないならさ、ケータイでしてあげようか?さっきイワンがボクにしたみたいに」
「いや、それは勘弁でござる!」
この後イワンがどうなったかは、誰も知らない。
おしまい

28 :
おお! 折龍だ!
しまらないなぁ折紙は まあそこがいいところというか面白いところだけど

29 :
保管庫の件でちょっと質問してみるけど 項目とかならともかく
当時の証跡的な意味合いにおいても 本文そのものはいじっちゃだめだよね…?
壮絶な誤字脱字を発見して恥ずかしくてたまらないんだけども

30 :
書いた本人が修正するなら別にいいんじゃないかなと個人的には思う。
誤字の修正ぐらいなら内容が変わるわけでもないし。
ところで、
・普段はヘタレだけどベッドでは肉食系または変態になる折紙
・男前なキッドちゃんにリードされる最後までヘタレな折紙
どっちのほうが需要あるかな?

31 :
拙者は前者のほうが好みでござるよシュッシュ

32 :
折龍gj!
折龍はなごむねぇ
>>29
本人が誤字脱字の修正するのはありだと思われ
一応、編集可にしてあるはずだけれどももし出来なかったらここで教えてくださいな

33 :
>>30
男前なキッドちゃんとへたれ折紙も見てみたいでござるシュッシュ

34 :
>>27
折龍良いねえ!
「イワンの馬鹿!」吹いたw

35 :
>>30
どちらもおいしくいただきます

36 :
>>30
どちらも美味しくいただけるけど、途中までは後者で理性がプッツンして前者に移行するのが
個人的に一番美味しいかなー
強気だった漢前キッドちゃんがふにゃふにゃに可愛くなるのみたいな
そして豹変折紙先輩は、事後ヘタレに戻るっとw

ジェイク戦のことあれこれ考えてたら、順番弄ってジェイ薔薇凌辱物とかもいいかもと思った
タイガーがモニター越しに見てる状況で処女を散らされるローズたんハアハア
そしてクリームたんは嫉妬しつつ自慰を初め
こんなの放送できない!とアニエスが中継をやめ
ウォォォッ!何故LIVEを中断したぁぁぁっ!となるテレビの前のモブ男達

37 :
途中で理性がプッツンな展開なら、一粒で二度おいしくいただけます。
ジェイク戦は、きっとスタッフもローズやキッドがやられるところは描きたくなかったんだろうなって思う。
ところでさ、ランキングって犯人逮捕や人命救助で与えられる点数で決まるんだよね?
だとしたらブルーローズが上位なのおかしくね?
よくエスケープしてるのに。
あのランキングにはヒーローとしての活躍よりも人気が反映されてるような気がするんだが。

38 :
>>37
ヒーローTVに「映ってる」時にポイント付く行動とるのが肝心
だから視聴率の伸びやすい(人気ある・派手な)ヒーローはカメラの方が追いかけてくれて有利
逆に視聴率考えないタイガーや、存在が地味なバイソンは必然的にポイントを稼ぐ機会が減る
あとブルーローズは能力的にも攻撃・防御・救助・消火活動など応用が利く分ポイントに繋がりやすいと思うぞ

39 :
犯人逮捕や人命救助ポイントは下一桁が0か5なのに合計ポイントは端数が出てることからして、
他の要因(人気投票とかアイテム売り上げとか)も加算されてるんじゃないのかな。

40 :
折紙さんに押し倒される瞬間が好きだ。
ボクは彼よりもランキングが上位だし、ボクの能力は彼と違って戦闘に向いている。
でもこうやって押し倒されてしまえば、ボクはもう抵抗できない。
やっぱり折紙さんは男の人で、ボクよりも身体が大きくて、力も強い。
押し返そうとしても、びくともしない。
ああボク女の子なんだなって、実感させられる。
それにこれから折紙さんにされることを考えると、ゾクゾクするんだ。
でも、押し倒されて抵抗できなくてそれが嬉しいなんて、
ボクはもしかしたら、すごくエッチな女の子なのかもしれない。

41 :
>>39
コミックだとアニエスが「ポイント減らすわよ」と脅してるから番組側でボーナスやマイナスつけることはあるかも
あと考えられるのは人命救助などで協力して助けた場合、ポイントをヒーローの頭数で割るかもしれないくらいか
(火災現場でバディ+牛角が鉄骨を持ち上げてる間にスカイハイが引っ張り出す所とか、スカイハイだけポイント付くのは不公平だし)

42 :
小ネタおいしいGJ!
ボーイッシュなキッドちゃんが特定の相手だけに女を受け入れるってのがイイ。
その相手が折紙というのが2倍で美味しい!

43 :
折紙さんはボクのアソコを舐めるのが好きだ。
汚いし恥ずかしいからやめてって、いつも言ってるんだけど、
折紙さんは「汚くない、おいしい」って言って、
セックスのたびに犬みたいにペロペロしたり、わざと音をたてて吸ったりする。
ボクは足を開かされて、恥ずかしいところを全部見られて、
それは本当に、頭がどうにかなっちゃいそうなほど恥ずかしい。
でもだんだん気持ちよくなってきて、
頭がどうにかなっちゃいそうなほど気持ちよくて、
気がつくと夢中で彼の髪を掴んで、自分から腰を突き出して彼の顔に押し付けている。
汚いし恥ずかしいからやめてって、いつも言うんだけど、
でもやっぱり気持ちいいからやめてほしくないなって思っちゃうんだ。

44 :
いいねえいいねえ!
どんどん読みたい!

45 :
お言葉に甘えまして まとめサイトの誤字等ちょっと編集させていただきました
深夜に書くのはいかんね…

46 :
>>44
読み手からリアクションあると嬉しいよ。サンキュ。
だが最も嬉しいのは、「もっと読みたい」と言ってもらうことよりも、「俺も書きたくなった」と思ってもらえることだ。
こっちも書くだけじゃなく、人が書いたものも読みたいからさ。
というわけで、よろしく頼む。

47 :
小ネタいいねぇ!
俺もムラムラしてちょっと書き始めたが、すぐに行き詰ってしまった
情景描写がムヅイw

48 :
タイバニ書くの難しいよなぁ
外国っぽさもあるしヒーロー物には馴染みないしで
自分では上手く書けんのよね…

49 :
タイバニは女性キャラが少ないうえに、年齢的にもカップリングが難しいから余計に書きにくいんだよね。
虎←薔薇は公式だけど虎が薔薇に手を出したら犯罪になっちゃうし。
折龍も年齢的にキッドの相手できるのが折紙しかいないだけで、公式じゃないし。

50 :
みんなヒーローにまっすぐ過ぎてエロに持って行きづらいw

51 :
そこでジェイク様ですよ!
あとはマベがアニエスとか女子社員を食っちゃ記憶消し食っちゃ記憶消しとか
若マベがエミリー食って記憶消してたとかも考えたけどイマイチ萌えねーな

52 :
書き手に愛があれば大丈夫!
…そう信じてああでなしこうでなしと足掻いている

53 :
エロパロなんだし犯罪だの公式じゃないだの考える必要ねーよ
…とは思うものの、実際に書こうとするとなかなか
結局シスとかに落ち着く

54 :
兎薔薇なら想像できる

55 :
エロを楽しむだけなら強姦でもロリコンでも何でもありだけど、
キャラクターや作品そのものを含めて楽しみたいと思うと、難しくなるんだよな。
俺は折龍なら想像できる。
公式じゃないとはいえ、性格が正反対だから自分に無いものを相手に求めてくっつきそう。

56 :
しばらく動きがないようなので 投下
【注意】虎薔薇 虎徹が病んでいる 友恵さんの話題あり 誰も幸せじゃない
こんなの流してなんだけどほわほわあったかいのが読みたいんだ…
胸糞悪いぜやっぱこうだろ!と色んな話が読みたい…

57 :
 狡い、とは思う。
 俺が今も愛している女は友恵ただ一人だ。
 喧嘩だってしたけれど、それでも今も友恵はかけがえのない、俺にとって
ただ一人の女だ。
 では――
「たい、っ、が……あ」
 コイツは何なのだろう。
「んー?どうした?どうして欲しい?」
 涙をにじませた顔をふいとそらそうとするから、その顎をつかんで
こちらへ向かせ、深く舌を絡ませるキスを落とす。
「……ほら、言えよ。俺のお願いきいてくれたんだから、お前もして欲しい
事言えばいいんだぞ?」
「ばか……!」
 制服姿のカリーナを蹂躙している。
 俺に惚れているのをいい事に、こんな子供を組み伏して、俺のはけ口に
してしまっている。
 別に嫌いなわけじゃない。こういう事をしたいと思うぐらいには、コイツ
の事を気に入っている。惚れている弱みに付け込んで、ちょっと甘い言葉を
囁いたり、拗ねてみせたりすればすぐに俺の言うとおりになるしな。今日
みたいに、学校帰りのコイツとたまたま出会ったのをいいことに、路地裏で
こういう事を強要できるぐらいに、従順だし。
「……俺、どうかしちまってるのかも」
 普通に考えれば、会社勤めのいい年した中年男が、学生服姿の女子高生を
路地裏に引き込んで、ガンガンやりまくってるとか、正気の沙汰じゃない。
「お前の事が好きすぎて」
「……」
 俺の空々しい言葉に、カリーナが眉根を寄せる。
 コイツは俺の事が好きだから。俺の事をわかっているから、だから。
 ――だから、俺が、本当はカリーナの事を愛していない事なんてわかって
いる。
 俺が好きだとか、愛しているだとか、そう言えば言うほどに、コイツは
寂しそうな、辛そうな顔をする。コイツのそんな顔を見るたびに、ああ、
俺はまだ、友恵の事を愛しているんだなとほっとする。
 俺がカリーナの事を抱くのは、性欲が有り余っているだけで、これは
決して愛情からのものではないのだと。トレーニングルームで、コイツが
来ていないだろうかと視線をさまよわせるのも、出動時、コイツが犯人と
相対するときに、心臓が凍り付きそうなほど緊張するのも。
 これは愛情じゃない。
 愛情であっては、ならない。
「タイガー……!」
「んー?なんだよ。抱きついてくるなんて、お前、甘えんぼだなぁ?」
「何も言わなくて、いいから。私、その……ちょっと大人の男の人と付き
合ってみたかったって、だけだから。別に、違うから……!」
「……そう、言うなよ……」
 重荷だなんて思わねーから。面倒なんて思わねーから。そんな風に気を
回さなくっていいから。
「好きって言ってくれよ……」
 俺がお前の事好きなわけがないんだから、お前が俺の事、好きでいて
くれよ……
 優しく頭を撫でるなよ。俺を苦しめるなよ。――俺が好きなのは、友恵
だけでないといけないんだから。お前の事、好きになっちゃいけないんだから。

58 :

――以上!
短いのにどろどろしていて自分でもびっくりだ! さわやかな話待ってる! 

59 :
ドロドロしたのも好物です!
ありがとう!

60 :
おおっ虎薔薇来てた!
ドロドロしつつも切ないというか逆にピュアな感じもあって好きだ〜

61 :
DTを卒業したばかりのイワンが、パオリンの性感帯を開発しようと頑張る話。
パオリンの小柄な身体を後ろから抱え込む。
そして左手で胸を揉み、右手の指は膣の内部をほぐしながら、彼女が気持ち良くなれるポイントを探していく。
「はぁ…、はぁ…。んっ」
中を探りながら、ときどき手のひらでクリトリスを揉み潰すように圧迫してやる。
すると彼女の身体がピクンと震えて、僕の指を締め付けながら、可愛い声をもらす。
でもパオリンはまだ、中ではあまり気持ち良くなれないらしい。
僕が中に入っている間、彼女はいつも耐えるような表情を浮かべている。
僕はすごく気持ち良くて、いつも夢中になって腰を動かしてしまうんだけど、
終わってから罪悪感に襲われることになる。
僕だけ気持ち良くて彼女は辛いなんて、申し訳なさすぎてにたくなる。
パオリンにも気持ち良くなって欲しいし、それにできれば一緒にイキたい。
だからパオリンが中で気持ち良くなれるように、こうして指でほぐしながら性感帯を探しているんだけど・・・。

62 :
女王様みたいなブルーローズorカリーナになじられたい! と思って書いてみたが
よく考えずともただのおっさんの自慰になっていた …ちょっとお邪魔します

63 :
 ……いやいやいやー?
 おいおい、鏑木虎徹。それはマズイ。っつーか、それはやっちゃいけないだろ。
性欲処理の材料に同僚使うのは。まして、ソイツは。
『ねえ、タイガー……』
 マズイマズイマズイ!
 耳を塞いだところで、俺の頭が妄想してるだけなのだから、その声がやむ事は
ない。あの大きな瞳が、俺だけを見つめて、熱を帯びた声で呼んでくるのだ。
『タイガー。……欲しいの……』
 馬鹿か俺は!アイツがそんな事言うわけないだろ!アイツだったらこんな台詞
言う前に、真っ赤な顔で勝手に逆切れして飛んで出て行っちまうっての!
『ねえ、タイガーのおっきいの、頂戴……?』
 どこのAVだよ!現実にそんな台詞言う奴いるかっ!
 ……などとは思うものの、妄想は限りなく広がっていってしまっている。そして、
駄目だ駄目だと思うほど、俺の理性をあざ笑うかのように本能がむくむくと
もたげてくる。
「……」
 ああ、本当に。ダメだ、俺。
 ためらいながらも、そこへ手を伸ばす。
 触れた指は俺自身の武骨な手だが、脳は、バーで鍵盤を弾くあの白い指先に勝手に
置換してしまう。わー、便利……
『ね。これ、どうして欲しいの?』
 今日のアイツは、どちらかというと女王様気質のようだ。くすくすと、TVカメラの
前で演じるように妖艶に笑う。……そうなんだよ。アイツ、キャラ付けに関して不満
たらたら言っている割に、このところノリを掴んできたんだか、そういう芝居が上手く
なってるんだよ。
 ……といって実際こんな事を口走れるとは思えないが。
『もっと大きくなるわよね?まさかこんなものじゃないでしょ?』
 妄想の声が欲するままに扱くと、それはみるみる硬さを増していく。
『ふふ……』
 準備の出来上がったものを満足気に見下ろすような感覚がある。
「っは……っ……」
 俺は浅くなっていた呼吸を意識的に元に戻そうと呼吸を整える。

64 :
『入れたい?ねえ、タイガー。……入れたいの?』
「……」
『タイガー? ……こんな小娘に、いい歳した大人が、入れたいのよね?子どもだ
子どもだ、って笑っているくせに、ホントは入れたくて仕方ないのよね?
笑っちゃう。タイガーって変態?子どもとこんな事したいの?』
「違っ……」
 思わず声が漏れる。
『したいなら、すればいいのに。タイガーが言ってくれれば、すぐに叶う事なのに』
 駄目だ。
 それは駄目だ。
『……臆病者』
 そう言いながら、カリーナが俺に沈み込んでくる。
『ふぁ……』
 うっとりとしたような表情を浮かべ、さらにずぶずぶと。
『タイガー、気持ちいい? ……気持ちいい?』
 ……気持ちいい。たまらねえ。最高だ。
『嘘でしょ?本当は、妄想なんかじゃ全然物足りないくせに。本当は、自分の手なんか
じゃもう満足できないくせに。』
 ――
 満足……?
 できないならなんだっていうんだ。そんな事考えるな。
 妖艶に笑うカリーナは、俺にまたがり、秘部を隠す事もせず、大きく腰を動かして
いる――事にして俺は自分の手を動かす。
『自分の手なら、楽だものね。相手の事とか考える必要ないもの。女が欲しいんでしょ?
誰でもいいんでしょ?』
 ――違う。
『何が違うの?ねえ、何が。誰でもいいわけじゃないの? ……欲しいの?私が。
――カリーナ・ライルが。可愛い可愛い、後輩が。同僚が。子どもが』
 ……違う。違う。
 そう思うが、妄想の産物であるカリーナは。あざ笑うかのように、時に卑猥な
ポーズをとりながら、俺を包み込む。柔らかな唇が、何度も何度も俺に触れる。
 俺の唇が、咥内をさまよう。
 絡める舌がないのが惜しい。じかに触れたい。貫きたい。
『ねえ、タイガー。私の事、欲しいんでしょう?』
「――違う!」
 絞るような声を上げ、アイツに搾り取られる様を想像し――やっと欲を開放する。
 ……荒い息を抑えようとすると、息が詰まりそうになる。してはならないと思う
ほど、この行いの頻度は、回数は、増していく。
『素直になればいいのに。こんなにたくさん出しちゃって――馬鹿な男』
 そう言って、アイツの顔をした俺の浅ましい欲望は笑った

65 :
「ねえイワン、もういいよ」
そう言って、彼女が僕の手を掴む。
やっぱり中はあまり気持ち良くないらしく、少し焦れてきたのかもしれない。
「でも、パオリンだって気持ち良くなりたいでしょ?」
単調な指の出し入れに彼女が飽きてしまわないようにと、外に出ている親指でクリトリスを優しく撫でてみる。
すると途端に、甘い声があがった。
膣の中は全然感じないのに、クリトリスはすごく敏感なのだ。
「中はもういいから、もっとそこ触ってよぉ・・・」
僕の手に、自分から腰を押し付けてくる。
そんなパオリンはすごく可愛いし、このままクリトリスでイカせてあげるのは簡単だ。
でもそれじゃ、挿入で一緒にイケるようにはなれない。
「ごめんパオリン、もう少し我慢してね」
体勢を変えて彼女と向き合う。
そして体重をかけないように気を付けながら、ゆっくり挿入した。
「ん・・・」
十分濡れているし、初めてのときのような痛みはもうないはずだけど、
彼女は何かに耐えるように眉をひそめていた。

66 :
「……」
 後片付けほど空しい事はない。まして、材料に使ったのが、アイツだなんて。
 アイツの顔を見るたび、罪悪感で一杯になる。お前を嬲ったりお前に嬲られたり
する事を想像して、俺が連日連夜、どんな浅ましい事をしているのか、アイツは
知らないのだ。
 どれだけ洗ったとしても、さんざアイツの事を考えながら扱いたこの手で、
その、アイツの頭を撫でたりしてしまうと、もう。しかも、それをさらなる材料
として、一人作業にいそしんだりするのだ。
 駄目だと思えば思うほど、アイツの声や眼差しが脳裏に焼き付いてしまう。
 この間は、泣き叫ぶカリーナを無理やり犯すシチュエーションだった。流石に
あれは後味が悪い。
 白い肌。乱れた制服。懇願するカリーナ。柔らかな肌。……って、やべ。また
勃ってきた。
「――サルの方が、まだ救いようがあるだろうよ……」
 そう呟きながら、先ほどの仕返しとばかり、アイツを弄ぶ事とした。――想像の中で。

67 :
彼女の中は暖かく濡れてすごく気持ち良くて、僕はすぐにでも動きたくなる。
でも根元近くまで入ったところで、一旦腰を止める。
そして少しの間彼女の髪を撫でて落ち着かせた後、
つながっている部分の少し上の辺りに手を持っていって、そこにある突起に触れた。
「ひゃあっ」
驚いたような声と同時に、中に入っている僕自身がきつく締め付けられた。
危うくそれだけでイってしまいそうになったけど、なんとか耐える。
そして腰は動かさずに、小さな快楽の芽だけを、指でつまんだり押しつぶしたりして、優しくいじめてやる。
「どうパオリン?これなら一緒に気持ち良くなれるでしょ?」
「あう!はあっ!そんなにされたら、ボクもうっ・・・」
よっぽど感じているらしく、パオリンが切羽詰った声をあげる。
締め付けられて、僕も一気に射精感がこみ上げてくる。
でも、あんまり早く終わっちゃったらもったいない。
もう少し楽しみたくて、彼女がまだイケないように、クリトリスを弄る愛撫の手を緩める。
「え、あ・・・?なんで・・・」
もう少しでイキそうというところでお預けをくらった彼女が、もどかしげな声をもらす。
「大丈夫。一緒に気持ち良くなろうね?」
僕はそう言って、彼女にキスをする。呼吸が苦しいけど、お互いの息を感じて、興奮する。

68 :
そろそろ我慢できなくなってきたので、僕も少し腰を使うことにする。
出し入れするというよりは、軽く振動を与えるような感じで、小刻みに腰を動かす。
「どう?これ気持ち良い?」
「わ、かんないっ。でもなんか変な感じ」
「変って、どんな?」
「お腹の奥のほうが、痺れたみたいにじんじんする」
それって、気持ち良いってことなのかな?
「このままイケそう?」
「そんなの、わかんないよぉ・・・」
僕にしがみついてくるパオリン。可愛いなあ。
僕に余裕があれば、もう少しこのまま中を開発してあげたいんだけど。
彼女の中が気持ち良過ぎて、僕のほうがもうもたない。
一緒にイクために、クリトリスへの愛撫を再開する。
愛液で濡れた指の腹で、くるくると円を描くように撫でてやる。
すると彼女の中がひくひくと蠢いて、僕をいっそう締め付ける。
その気持ちの良さについに我慢できなくなって、僕は彼女の中に射精した。
彼女もほぼ同時にイったみたいだった。
本当は事後のピロートークまで書きたかったけど、
うまく書けないからこの辺で終わる。
投下のタイミング重なっちゃったみたいですまん。

69 :
うわ!まずい! ごめん!折龍の方、本当にすみませんっ!
リロードちゃんとしてないまま貼り付け始めたうえ、タイトルもないし!
色々ぐちゃぐちゃだ! うわー すみませんでした!

70 :
どっちも乙、ドンマイー!

71 :
色々来てて嬉しいぞ!どっちも乙乙

72 :
嬉しい二本立て!どちらもGJ!

73 :
おお、どちらも乙乙!
1本かと思ったら2本でちょっと得した気分になった
一瞬混乱したけどw
女王様ローズも初々しいパオリンもおいしくいただきます

74 :
……大丈夫 今度はリロードもしっかりした
自慰ものでもう一本お邪魔します 女の子目線って難しいね

75 :
 トレーニングルームに、タオルが残っていた。
 ランニングマシーンのへりにひっかけられた、気の抜けたヘビ……だと思う、の
絵が描かれたタオル。
 あれは、タイガーのものだ。
 なぜなら、同じもう一本のタオルは私が持っているから。私は肩にかけた、同じ
デザインのタオルをきゅっと握った。お詫びに、と貰ったタオル。タイガーのお兄さん
の店の粗品だったらしい。家にもまだいくつか持っているらしく、使っていた
タオルがぼろぼろになったからおろしてきた、と、数日前タイガーが見せびら
かしていたのを思い出す。
 お揃いだなー、なんてへらへら笑っていた。
 馬鹿じゃない!?気持ち悪いんですけど!?そう、その場では言ってしまった
けど、嬉しくて仕方がなかった。
「まったく、仕方ないわねっ!」
 そう言いながら、忘れられたタオルを取る。ほんのわずか、タイガーのつけている
香水の香りがする。
「タイガー……」
 好奇心に負けて、すん、と匂いを嗅ぐ。今度ははっきりタイガーの香水の香りがした。
香水、じゃない。タイガーの汗だとか、そういうものと混ざって、なんというか、
複雑な――タイガーの匂い、だ。頭を撫でられたり、思いがけず身近に寄ったりした
時に香る、あの。
「……っ……」
 どきどきと、胸が高鳴る。
 これを、タイガーは使っていたんだ。これに触れて、これで汗を拭ったりして――
と、頭がぼんやりしてくる。
 ……今日、トレーニングルームの使用予定は、私で最後だったはずだ。
 もう、誰も来ない。……誰も。
「タイガー……」
 私は大きく深呼吸をした。
 それでも胸の鼓動は収まらない。タオルに頬擦りする。あんまり洗濯に気を使って
いないんだろう。おろして間がないはずなのに、もうごわごわしている。それでも
心地よい。
 タイガーのタオルも、自分の首にかけてみる。もともと自分がかけていたタオルも
あるから、ずいぶん首がもこもこする。
「……ちゅ。なーんちゃって」
 タイガーのタオルのヘビと、私のタオルのヘビの口元をくっつけてみる。……何を
やっているんだろう、私。

76 :
 ……
「ちゅ」
 タイガーのタオルのヘビに、キスをする。
「――ば、ばっかみたい!」
 そんな声が空しく室内に響いた。
「……ん……」
 ささやかなもののはずなのに、タイガーの匂いに囲まれているようでくらくら
してくる。タイガーに抱きしめられているみたいだ。
「……ばか、だ。私……タイガー……」
 タイガーのタオルの匂いを嗅ぎながら、手が、胸元へ伸びる。
 ちっさな胸。寄せてあげなきゃならないような、ささやかな胸。タイガー達、前に
飲み会で、やっぱり女は胸だとか言ってたよね。……大きけりゃいいってもんじゃ
ないけど、やっぱ、もう少しあった方がいいんだろうな。そう思いながら、自分の胸を、
ゆるゆると揉む。
 でも、タイガーは、でかさより感度が大事だ、お前らわかってねーなー、と演説を
ぶっていたっけ。感度……私って、どうなのかなあ?
 タイガーの事を思うだけで、こんな風になっちゃうんだけど、これって感度、
いいのかな?私はずるずるとトレーニングウェアの裾を持ち上げていく。ストレッチ
用のマットの方へふらふらと向かい、ぺたりとそこへ座り込むと、じかに胸を触る。
 タイガーだったら、どんなふうに触ってくれるんだろう。
 馬鹿みたいにぐいぐい触るのかな。優しくしてほしいけど……でも、ちょっと
だったら、乱暴にされてもいい、タイガーにだったら、我慢できる。
「あ、だめ……」
 どんどんドキドキが体全体に広がっていく。
「……っ」
 緊張しながら、下も、少しずらしていく。
「タイガーは、お尻がいいんだよね……?」
 胸は残念な事になってるけど、ヒップラインはちょっと自慢できる。せめてこっちは、
って気を払ってトレーニングをしているから。だから、それを見てくれているのは
嬉しい。
 そんなちゃらちゃらした格好でヒーローってどうなんだよ、なんて言ったり、あー
はいはい、ご自慢の尻でもアピールしたらどうだ?などと馬鹿にしたり、茶化した
ものの言い方をタイガーはするけど――見られている方は、わかるんだから。
 ちらちら、人のお尻見てるって事。
「……」
 入れても、いいんだよ?
 ――そんな事言った日には、私は痴女だ。おかしくなったとタイガーは呆れて
しまうだろう。
 ……でも。
「タイガーに、して欲しいんだもん……」

77 :
 胸を揉んでいた手を、おずおずと下へ移動させていく。すう、と息を大きく吸い込む。
タイガーの匂いで一杯になる。
 タイガーの、って、どんなのなんだろう。……お、大きいのかな。それが、こ、
ここに――入っちゃうのかな。は、入るものなんだよね。
 私のそこはもうドロドロで。なんだか情けなくなった。
 タイガーなんて全然いないのに。勝手に一人で盛り上がって。ありもしないものを
欲しがっているのだ。ただの馬鹿だ。
「こんな馬鹿、タイガーが相手してくれるわけない……」
 涙がにじんできた。
 もっと綺麗で可愛くって。そういう女の人がタイガーは好きなんだ。
 こんな、いやらしい子ども、タイガーだったら、気持ち悪がるにきまってる。
 ……だから、自分で何とかするしかないんだ。私は指をそこに差し入れる。くちゅ
くちゅと、わざと音を立ててみた。
「ばーか、ばぁーか。」
 一人で盛り上がって馬鹿みたい!
「……でも、好きなんだもん……」
 タイガーの事、好きだよ。好きなの。好きで好きで仕方ないの。馬鹿だって
わかっていても、こんな事しちゃうの。タイガーに好きだよ、って言って
もらえたらどうしようって、そんな事ばっか考えて。
「タイガー、好き、好きなの……」
 タイガーに言えたら、どんなに楽になれるだろう。でも、返ってくる答えが
わかっているから、言えない。答えが出るまでは、私はまだ好きでいられる。答えが
返ってきても、きっと私はタイガーの事を好きなままなんだろうけれど。でも。
「タイガー、もっと、して……」
 想像の中のタイガーは私に優しい。
 私の事だけを見てくれて、私に好きだよ、愛してる、って囁いてくれる。そして、
私にキスしてくれたり……触ってくれたり……色々、してくれる。
「……こ、こてつ」
 ぽそりと、呟く。
 タイガーの本名。
 こてつ、と、口に出せるのは一人の時だけだ。タイミングを見計らって、何でも
無いように本人へ言えれば、っていつも思っているけれど、言えない。
「……虎徹――虎徹、こてつ……すき、虎徹。虎徹が、好き。虎徹の事――
欲しいの。虎徹ぅ」
 もう何も考えたくない、考えられない。ぐちゅぐちゅと、だらだらと、だらしの
ないものが中から溢れ出てくる。こんなものでは足りないと、抗議の涙を流し
ながら。私の指は――ううん、もう手も、それで濡れてしまっている。
「虎徹、こてつ、こてつ……!」
 息を荒げながら、タイガーの名を呼ぶ。想像のタイガーは、一心に私の事を愛して
くれている。私と同じように、高みを目指して――

78 :
「――ブルー、ローズ……?」
「――っ!?」
 愛おしい――でも、今この状態で聞こえるはずのない、聞きたくない声が――
鼓膜を響かせた。
「あ……あ……」
 間抜けな恰好のまま、私は声のした方に視線を向けた。
 思ったより近い。っていうか、こんなに近くに人が――タイガーが来るまで、
私――!?
「いや、その。俺タオル置きっぱなしにしてたもんだから、取りに……」
 タイガーがそのような事を言っているが、とても視線を合わせられる勇気はなかった。
「……っ」
 慌てて、指を抜き取り、まくり上げていた服を直すが――さすがのタイガーでも、
この異様な事態はわかるだろう。
「……何やってんの、お前」
 その距離にいれば、私が何をしていたかだなんて聞かなくてもわかるだろう。って
いうか、私がおかしな事しているってわかったら、見ないふりしてくれてもよかった
じゃない!何で、声なんてかけるのよ!
 そういう勝手な怒りを覚えるけれど、私は歯の根は合わぬとばかり、カタカタと
音を立てていた。
 タイガーがしゃがみこんだ。私を覗き込もうとしているが、私は視線をそらす。
「なに。俺のタオル使って、ヌいてんの……?」
 それ以外他に、何があるというのか。タイガーお得意の鈍感や勘違いは、ここでは
発揮されなかった。非情なほど的確に、言い当ててくる。でも、それを認めるわけ
にはいかなかった。
「ちが……」
「俺の事、考えて、オナニーしてたんだろ?」
 タイガーの声がひどく、冷たい。怒るでもなく、笑うでもなく。普段あんなに
べらべら表情豊かに、顔なんて見なくてもその表情が読み取れるようなしゃべり方を
しているのに。
「……違、違う……」
「虎徹って、呼んでたじゃねーか」
「――」
 言い逃れなんて、できるわけがない。でも、何と白状すれば?
「なあ、ブルーローズ」
「ひゃう……!」
 タイガーが、必に隠していた私の右手を取る。とっさの事に隠すのが精一杯で、
てらてらと濡れたままの私の指があらわになる。
 もう、にたい。
「――カリーナ。お前、すっげぇ、ヘンタイじゃん」
「……ち、が――」
 ぽろぽろと涙がこぼれてくる。
 タイガーの顔を窺い見る。……笑っていた。ただ、なんというか――今まで見た
こともないような笑い方だ。怒っているとか、悲しんでいるとか、蔑んでいるとか
そういうのではなく――
「違わねーよ。変態だ。こんな人の目の届くところで、よくできるよ。」
「――ぁ、っ!?」
 じゅるっ。音を立てて、タイガーが私の右手に吸い付く。私の、どろどろと
した物を舐めとると、ぺろりと唇を舐めた。そして、あの――初めて見る笑顔を
また見せる。――下卑た、笑み。
「変態娘には、ちょっとオシオキが必要だな。――ちょっとばかり、キツめの」
「……え?」
「あー、でも、ご褒美になっちまうか?お前みたいな変態には」
 視界が暗くなる。タイガーが、私に、のしかかってきたから、だ。……え?え?
お仕置きって、なに?ご褒美って、なに?
「知らねぇような顔するなよ。――欲しがってるもの、くれてやるよ」
 夢なのではないだろうか。……悪夢になるのかもしれないけれど。

79 :
無事貼り付けできたことに まずホッとした
お邪魔しましたー!

80 :
ちょ!続きを……

81 :
GJ!
しかし、全裸待機はそろそろつらい時期なんだが…

82 :
女の子目線ムズかしいし 虎徹がゲスなことになりそうなのであれで続けるのは…
全裸待機してたら 甘々なあれこれがみれるかな?

83 :
79が続きを書かないなら、書かせてもらって良いだろうか?
頑張って、お仕置き版とご褒美版書こうかと思うが。

84 :
うおお!
しかも2本とな!? ――待ってます!

85 :
わお!楽しみに待ってます!!

86 :
職人さん乙。続きをお待ちしとります。

87 :
職人さんがお越しになる間の場つなぎでお邪魔します
本当は昨日のうちに貼り付けたかった……
【虎薔薇】【ポッキーの日ネタ】です

88 :
 虎徹が騒がしい休憩スペースでポッキーの箱を開け、ポリポリと口にしている。
「たまに食べるとこれも美味いもんだよな……お、ブルーローズもこれからか?」
「おはよ、タイガー……って、みんな、何やってるの?」
 トレーニングルームにやってきたカリーナが、騒がしくしている連中の様子を
眺めて虎徹に尋ねた。
 虎徹の方も、さて、どこから説明したものか、などとうなりながら考え――そして。
「まあ、いつも通り?」
「……確かに、いつも通りね……」
 ネイサンがポッキー片手にアントニオを追い掛け回し、イワンがポッキー薀蓄を
披露するのをキースがニコニコしながら相槌を打ち、パオリンは相槌を打つ事も無く
ポッキーの箱を一心不乱に平らげ、そしてバーナビーは我関せずと黙々とトレーニング
をこなしている。
 理由や発端はともかく、何かしら騒がしいのだけはいつもの事だった。事の仔細を
聞いたところでどうせくだらない事なのだろうと、カリーナもそれ以上尋ねることは
ない。
「ブルーローズも食うか?」
「……私、トレーニングに来たんだけど」
「食べた分体動かしゃいいだろ。ほれ」
 開けた箱をカリーナへ差し出す。
 文句を言いつつもカリーナがそれに手を伸ばしかけ――そこで、あ、ちょっとタンマ。
などと虎徹が制した。
 口をそのまま菓子箱へよせると菓子箱を振り、一本だけそれを咥え――すっと抜き
取った。
「ん」
「……ん、って、何よ」
 カリーナが意図を読みかねると眉根を寄せた。虎徹が咥えていたポッキーをポリポリ
と食べ、口を開く。
「ポッキーゲーム。アイツらもそれで盛り上がってるんだよ」
「ポッキーゲーム?」
 カリーナが周りを見渡す。
 一様に騒がしいが、あのメンバーの中で、ポッキーゲームを行っているものは
一人もいないように思うのだが。ネイサンあたりはポッキーゲームを試みようとして
いるのかもしれない。実現の可能性は低そうだが。

89 :
「……ポッキーゲーム?」
 再度その言葉を繰り返す。
「……一応、それで盛り上がってるんだよ」
 そう言って、また虎徹がシャカシャカと箱を振り、一本引き出す。
「お前女の子だから、チョコの方な?」
 そうして、先ほどと同じように咥え、ん、とカリーナにもう片側を差し出した。
「なっ……!」
 にっと虎徹が笑った。
「んー?お嬢さんにはこういうのは無理か?」
 馬鹿にされていると思ったカリーナは虎徹の隣に腰掛けると、少し震えながら口を
開き――ぱくっ、と、その先端を加えた。虎徹が少し意外そうな顔をする。まさか
乗ってくるとは思っていなかったようだ。
 ぽり。
 虎徹がまず一口、その距離を詰める。
 びくっとカリーナが肩を震わせ、おずおずと、目を伏せたまま同じようにもそもそ
と食べ進める。虎徹も、それほど急いだ様子もなく――でも確実に食べ進めている
様子だった。
 ぽりぽり。
 少しずつ、でも確実にその距離が詰まる。
 早々にポッキーを折って逃げてしまうのは、いかにもそういう事に慣れていない
子供だと笑われそうでカリーナは嫌だった。だが流石にこれ以上距離を詰めるのは
まずい。主に自分の心臓が。もう限界だと伏せていた目線を上げた時、思った以上に
虎徹の顔が近かったことに驚いた。
「――」
 歯に力をかけようとしたところで、虎徹が口の端を上げた。――瞳が妖しく煌めいて
いる。
 がっと虎徹がカリーナの後頭部に手を回し、逃れられないようにして、一気に飲み
込むような勢いでポッキーを噛み砕いた。
「ん、んー!?」
 そうするとどうなるか。
 考えるまでもない。
 だが、事はそれだけではすまなかった。カリーナの咥内に、ポッキーではないもの
が押し入ってくる。
 不要なものを掻き出すように虎徹の舌が這い回り、それを嚥下すると、カリーナの
舌を、咥内をむさぼった。
 動転しているカリーナは、最初のうちこそ目を白黒させ、体を強張らせていたが、
次第に抵抗する力も薄れ、虎徹の腕の中でおとなしくなっていく。
 それに気を良くした虎徹がにたりと笑い、ますます調子に乗る。そのまま、
カリーナにのしかかろうとしたところで――

90 :
「お馬鹿!」
「!」
 ぼかっとネイサンの拳が飛んできた。
「場所を考えなさい、場所を!あと、何より相手の事を考えなさい、アンタは!」
 つい調子に乗ってしまった。
 虎徹はカリーナの咥内から舌を抜き取る。てらりと薄く糸が引かれた。
「悪い悪い。……じゃあ、ちょっと楽しんでくるから。その間、他の奴らの足止め、
頼むなー?」
 事の展開についていけないカリーナが、オーバーヒート気味に体をふらつかせた
ので、虎徹が抱きかかえる。
「おい、どうして俺達が――」
 アントニオが虎徹に抗議の声を上げる。
「ドラゴンキッド達には目の毒だろ?アイツらの目の前で最後までやっちまっても、
俺は別にかまわないけど――流石にそれは、なあ?」
「当たり前だ!」
「じゃあ、頼むな?親友」
 ひょいとカリーナをお姫様抱っこすると、意地の悪い笑顔をたたえた虎徹が
トレーニングルームを後にした。
「お前、おい!――ああ、モウっ!どうしてオレが!」
「……やっぱりいいわよねえ。ポッキーゲーム」
「俺は絶対やらないからな!?」
「アタシだって、体は好みだけど、顔はちょっと……ねえ。こんなむさくるしい顔に迫ってこられても
困っちゃうわぁ?」
 もっと整った、線の細い子がアタシは好きなのよねえとネイサンは笑った。たちの
悪すぎるからかいだとは十分わかっているが、だったらポッキーを抱えて鬼神のごとく
人を追い掛け回すなと、アントニオはため息をついた。
 そして、どうせなら俺もそういう色気のある――虎徹のように、女の!女の色気の
ある話に乗りたかった。などと、自分の不遇っぷりに涙した。

91 :
お邪魔しましたー
時事物は当日中に投下しないと 色々もったいないね…

92 :
GJ!
さてお待たせしました。まずは虎薔薇お仕置き編から。
だいぶ、虎徹がゲスで鬼畜なんで注意。

93 :
 タイガーが私に覆いかぶさってその重みがぐっと全身で感じられた。
視界が暗いだけでなくタイガーの汗やら香水やら、その他諸々が入り混じった匂いが、
タイガーの冷たい声に反して熱い鼻息が、いつになく強く感じられる。
それだけで胸の裡が高鳴るだけでなくて、もうすでにドロドロになっているあそこが、
じゅわりとさらにぐちゅぐちゅになっていく――。
 今からどうなるか、なんてうすうす感じられてすぐそこに危機が迫ってるはずなのに……。
どうしてしまったの。私ってば――!
「何だ、俺の匂いだけでまた濡れるのか…。やっぱりお前変態だな。変態娘にはキッツーイお仕置きが必要だな」
「そういうのじゃ……ってきゃっ」
 今度は右手だけでなく両手を掴まれた。タイガーの片手だけでトレーニングウェアの裾をたくし上げられて、
両手ごと頭上でトレーニングウェアで縛り上げられてしまう。ぎゅっと締め付けられる手首がじわじわと痛い――……。
「――やぁっ。こんなの――っ!」
 目の端から涙がじわりと零れた。そんな私の顎を片手で持ち上げてタイガーの下卑た笑みがにやりとさらに増し、
冷たい声が突き刺さる――。
「これでいけないお手手は封印っ!何言ってんだ。お仕置きなんだからキツイのは当然だろ?」
 半分ずれかかったブラジャーからはみ出た乳房がタイガーの視線の元に晒されている――。
私がそのことに気づく間もなくタイガーの手がブラジャーに掛かり、あっという間に取り外されて。
未だ、成長が遅いことを気にしている――ささやかな胸が、すでに勃ちあがった乳首が、――空気だけでなく、
いや、タイガーの熱い鼻息に曝された。

94 :
「――…んっ」
 それだけで私の口元から甘やかな溜息が零れてしまった。
「ふん、だいぶ、感度は良好なようじゃねぇか。カリーナ。おまえ、やっぱりヘンタイじゃねー?」
「…ち、がぅ…のぉ…」
涙声と甘い吐息が自分でも入り混じってるのが分かる。多分顔も真っ赤になって涙でぐちゃぐちゃでみっともなくなってる。
ふるふると首を振って否定しようとしてもその拍子にタイガーの髭が唇が胸に当たって――…
「…やぁ…っ…」
「感じちゃったかー?それじゃ本当にお仕置きにならねぇな。それじゃ、これならどうだ?」
がっちりと頭と体で私を押さえ込みながら、足を絡めながら、ぴぃ―んとタイガーの指先が私の乳首を爪弾く。
「……ぃっ…あっ…」
 もう、痛みなのか悦楽なのか分からない刺激で私の体がいやおうなく震えてしまう。タイガーの手はとどまる事を知らず、
私の乳房を乱暴に揉みしだいている。それだけでなくてタイガーの唇が私の乳首を含んで、歯がかりっと音を立てた。
そこから体に走る痺れか痛みかもう分からなくて口からはもう悲鳴が嬌声にしかならなくて――。
「…いやぁ――――っ…んっ」
「あー。もうこっちじゃほんと、お仕置きにならねーな。変態娘が――」
「…ぇっ?」
 タイガーの指先が私の背中をつーっと撫でて、それだけでも触れられた場所から震えが伝わっていくのに――。
タイガーの体温が、重みがすっと離れて――それが名残惜しいとか、寂しいとか、感じてしまったのに――、
「――あぁっ…だめぇっ…っ…」
 いつの間にかタイガーの手に私のお尻を執拗に、既にずれかかったトレーニングウェアの下越しに撫でまわされた、
だけでなくて両足を持ち上げられている。

95 :
「ふふん、いよいよご開帳〜♪」
 タイガーの荒い鼻息が、私のあそこを微かに隠しているだけの下着に、吹きかかってぴくぴくと私のお尻が震えた。
タイガーにいよいよ私の一番大事な場所が見られてしまうと思うと、体がかぁっと熱くなってしまう。
布と肌が擦れる音。思わず目を閉じてしまった。ぱしゃりと機械音がしてあれ?と目を見開くと――。
「やっとこっちをみたな。貴重なカリーナちゃんのご開帳姿でーす♪」
 そうやって目前に見せ付けられたのは私のあられもない姿がばっちりと写っている携帯画面って――…!!
その後ろではタイガーが相変わらず、下卑た笑みを浮かべている。
 あまりのことに口をパクパクとさせて唖然呆然としている私に、タイガーってば隙を見せないとばかりに、
あれよあれよと言う間に、わずかに両足首に引っかかっているだけだったトレーニングウェアを、
下着ごとあっさりと外しただけでなくてすばやく私の両手を縛っていたそれを結びなおして、
私の両手で両足を抱え込ませた状態でもう一度縛り上げていたわけで――。
――つまり私は相変わらずあそこを広げてタイガーに見せ付けたまま完全に身動き取れない状態――。
「…たぁ…いがー。こんなの…いやぁ。いやなのぉ……」
「何言ってんだ。最初からお仕置きだっていっただろうが。この変態娘。」
 タイガーは片方の指でぐちゅぐちゅと私のあそこをかき回しながら、私の足にもう一方の手を滑らせ
その感触を楽しんでいる。
「ん〜。やっぱりいいんだよなー。この肌。この張り付く様な感じがさわり心地がよくて。
ずっと前からこうやって触りたかったんだよな。俺ってば」
「…んんーっ――」
むにむにとお尻や腿を揉まれて我慢しようとしても知らず知らず私の口端から嬌声が漏れる。

96 :
「やあっ…たいがー。もう、だめぇ――…っ…」
 指先で抉られる様に弄られた場所から、ついに今までになく激しい刺激が全身を駆け巡り
びくんびくんと私の体が揺れてしまった。
「おーっ。イったかー?これぐらいじゃ、まだまだなんだがー。」
 タイガーの笑った顔が、冷たい声が、紅潮した私の顔を見下ろしている。
「変態娘のカリーナちゃん。自分だけでなくおじさんも気持ちよくしてもらおうかな〜♪」
 タイガーってば、まだイったばかりの痙攣がおさまりきらない私の顔前に、いきり立ったそれを見せ付けたと思えば、
私の口をそれでなぞり、こじ開けて無理やり押し込む――。
そして私の後頭部をつかんでぐいぐいとそれを出し入れさせるように揺さぶり始めた。
(やだ――……。タイガー。タイガーってば……)
 ……ファーストキスすらまだなのにこんなのってない――。
…せめてこちらから縋り付ければまだ幸せを感じられたのに――…。
身動きもとれず、息するのも苦しいくらい大きなそれで喉を抉られて声が出せるはずもなく、零れた涙が私の頬を濡らした。
「けほっ…けほっ…――」
 口の中に苦いものがわずかに出されて息苦しいのもあって思わず咳き込むと――。
タイガーがそれを外に出してくれて少しだけ頭を撫でてくれた。思わずほっとしてタイガーの顔を見上げると
にたりとタイガーが笑っていた。なのに視線だけは冷たい―――…。
「さて、準備OKの様だし、いよいよお待ちかねの欲しがってるもの、くれてやるよ――」

97 :
「…あっ。い、いやぁぁ…――」
 つい先ほどまで私の咥内を犯していたそれがくいくいとあそこに押し付けられる。
ぬるぬると先端で入り口を掠めていたと思えば、ぐぃと力が入ってきて。
圧倒的な質感で、熱量で、押し広げられる感覚――。
「い、痛い――…っ」
「うーむ、やっぱり初めてかー。そうだよなぁ。こんなにキツイもんなー。でもお仕置きだからなー」
 タイガーってば私のことはお構いなしにぐいぐいとねじ込んでくる。
思わず何とか逃れたくて私が体を左右に揺らし動こうとすると、タイガーに耳元で息吹きかけるように囁かれた。
「ばか、もっとお仕置きしてやろうか――?」
「…っ。えっ?」
 タイガーが、転がっていたタオル―先ほどまで私が自慰につかっていたタイガーのだ―を私の口に押し込み
首の後ろで外せないように縛り上げた――。
「ん、ん――っ」
「匂いだけで興奮しちゃう変態娘にはお似合いだよなー」
 声が出せない、それが体の裡から伝わってくるじわじわとした痛みより辛い――……。
(タイガー…タイガー…。虎徹――――……!!)
 それでも激しく出し入れされる熱い楔に最奥を穿たれて、時折、痛みと違う刺激が混じり、
痛みで絶たれていた、内側に滴りが戻ってきて、ぐちゅぐちゅと私の水音と体が絡み合う音だけが、
――二人のほかには誰もいないトレーニングルームに響いている――。
タオルでくぐもった声はもう、喘ぎ混じりでしかない――。
こんなの、いやなのに、好きな人の名前も呼べないのも、縋りつけないのも、いやなのに
体だけは私の女の部分がしっかりと反応してしまっている――……。
「ふぁぁっんんーっ……。ほぉへぇつ――…!!」
「きゅうきゅうと締め付けやがって。もう、おかげでイきそうじゃねーか」
「ひぃやぁぁぁ――…っ」
どくどくと波打つものが、内壁にぶち撒かれる直前に引き抜かれ、私の顔に虎徹の熱い精が浴びせられた――…。

98 :
 ぱしゃりと機械音がして私は我にかえる。いつの間にか口元のタオルは外されていた。
「よし処女喪失後のカリーナちゃん。さてさっきの写真と合わせてばら撒かれたくなかったら分かってるよなー?」
「え、えっ?た、タイガー?」
 携帯を持ちながらタイガーが私の頭をにやりと嬉しそうに笑いながら撫でている。
何故だか私はこくりと頷くことだけしかできなかった。
 
 ……ああ、まだ悪夢はおわりそうもない――。

99 :
パラレルなご褒美編はまた今度。
伏線がちらほら見えますが気にしないでください。
お邪魔しましたー。

100 :
2人ともイイヨイイヨー!

101 :
おおー!来てる来てる!
待ってたー! いいですなー お仕置き!

102 :
おお!乙乙!
女の子がかわいそうなのはどうもなーなんて思っていた俺が馬鹿だった
おいしくいただきました

103 :
久々に来たら幾つか投下されてた!どれも美味しく頂きました
黒いタイガーさんいいよいいよ…もっとやって下さい

104 :
>>87
乙です!
不憫な牛がらしくて好きだw
でも、同時にいつか幸せになれる日もくるといいなと思う
>>92
乙〜
虎徹に変態はお前だろwと言ってやりたいw
この二人は今後順調に似合いの変態紳士変態淑女カップルになるに違いないwww

105 :
ほしゅ

106 :
いい夫婦の日に虎薔薇ご褒美編投下しようと思ったけど
間に合わなかった…。
何故か。パラレルじゃなくて>>98の続きになってますが。
甘くなって鬼畜度減った分、虎徹の変態度上がってます。
多少小ネタ注意。

107 :
 どれだけ時間が過ぎたか分からない――……。ひょっとしたらそんなに時間は経っていないかもしれない――…
いつのまにか体を拘束していたものは全て外されて。身に纏うものは何もない――。
それだけに顔に秘所に貼り付いた行為の残渣がすこしだけ気持ち悪かったりして――。
「シャワー浴びたい…」
 上目遣いでタイガーの顔を見上げる。視線が少しだけ柔らかく見えた気がしたけど。
それも一瞬、すっかり今日見慣れてしまったにやついたタイガーの顔だ。
「いいけどなー、カリーナ。お前、立ち上がれるか?」
…って。えっ?うそでしょ。立ち上がろうとしたけど。腰が、やだ、立ち上がれない、ふらつくの。
「ほら、言わんこっちゃない――」
「って。きゃっ」
 ……またしてものしかかられて続き、なんて、思ってしまった――。なに期待してるの、私ったら。
 あ、タイガーの顔がものすごく近い。と思ったら抱き上げられてしまった。
――お姫様抱っこで。
「離してってば。だ、大丈夫だから。」
「なに言ってんだ。お前立ち上がれなかっただろ。安心しなさい。おじさんが連れて行ってやるから。」
 これはいつものタイガーの声だ。あくまで人のいいお節介な――。
何故か、今は逆にそれが切なかった。やだ、私ってば。何考えているんだろ。
さっきだって顔がものすごく近くて、キスされるんじゃないかと思ってしまったの――。
 ――ううん、違う。キスして欲しいの――。

108 :
シャワールームでぺたんと床に降ろされた。
「顔ぐらい洗えるよな。少し待ってろ」だなんて言って。
 うん。水栓捻って洗面器にお湯汲んでべたついた顔を洗って――。えっ?『待ってろ』?
 私がその言葉の意味に首をかしげたときはもう遅かった。ちょ、ちょっと、なんでタイガーまで裸になってるの!
 ああそういえば、ふふ〜んという鼻歌とともに服を脱ぐ音が聞こえた気もする――。
「な、なんで裸なの――!!」
「なんで、ってなぁ。カリーナ、お前。自分じゃ洗えないだろ?洗ってやるよ――」
「あ、洗えるってば、…んんっ」
 顔がいつの間にか、そこにあって。視線がいつになく真剣で。あっという間に唇が、重ねられて――。
優しく忍び寄るように舌が口唇を割って入り込み、絡められて。咥内を掻き回されて。喉がごくんと飲み込む音がした。
 ファーストキスとロストバージンが順番逆だけど、すっかり裏切られた“初めて”が戻ってきた気がする。
「た、タイガー……あっ…」
「何?カリーナ」
「いやぁっ…そ、そんなとこ…舐めないでぇ……」
 タイガーの唇に、舌に、目元を、耳朶を、なぞられる。なぞられるだけでなくて耳朶をかまれて息を吹きかけられて
全身に燃え上がりそうな熱が走る――。
「んんっ。たぁいがぁ……ん――っ」
 抗議しようと思えばとたんに唇で塞がれて。ずるい――……。こんな風にされたら我慢できなくなっちゃう……。
「何だ。手を突っ張らせて。素直になっていいんだぜ?」
 ああ、いつの間にか私、床に手が突っ張ってたんだ。お言葉に甘えて、それでもおずおずとタイガーの背中に腕を回し抱きついた。
「よしよし。いいこいいこ。」
 いつものように頭を撫でられて嬉しいのにいやいやと首を振ってしまう。
「ば、馬鹿にしないでよっ …んんっ」
 また、これだ。忍び寄るキスが甘くて抵抗なんてできやしない。ついーっと唇が顔から今度はうなじへと首を滑って――……。
「――んっ!」
 思わずタイガーの背中に回していた腕が突っ張る方向に力が入る。
首の付け根を強く吸い上げられてのけぞりそうになってタイガーに引寄せられた。
口付けられたそこからかーっと熱が全身に回りそう――。
「馬鹿、俺に任せておけって」
 ああ、もうだめ。私、タイガーの腕の中で溶けてしまいそう。あんなに無理強いされてもう、嫌いになるかと思ったのに。
こんなに甘やかされたら、ますます、好きになっちゃう――……。

109 :
「…んあっ――ふぁんっ」
「洗ってるだけなのになー。これだけ感度よければオジサン毎日揉んであげるからすぐに大きくなれるぞー?」
「な、何言ってるのっ!馬鹿――あぁんんっ……」
 狭いシャワールームに響く喘ぎ声は余計にはっきりと耳に聞こえてしまう。
ゆるゆると胸に触れるあくまでタイガーの手つきは優しくて柔らかいもので……。
先ほどの荒々しいタイガーは消えてすっかりお姫様扱いされてる気がする。
「…っんんーっ――!!」
 少し物足りないような気がして、油断したところに乳首を吸い上げられて悲鳴とも嬌声ともつかない声があがってしまう。
撥ねよけるどころか、タイガーに縋りつくことしかできなくて。お互いの息が荒いのがはっきり分かる距離だ。
「た、たぁいがー。……んんんっ」
 ぷるぷると腰が床から浮いて震えて。タイガーってば絶対分かってるはずなのに、わざと焦らすようにそこには触れてこない。
早急だった先ほどのタイガーとはまったく別人じゃないのって思うくらいに。
「何だ、カリーナちゃん。どうして欲しいのかなー?」
 顎を片手で持ち上げられてキスされる。舌を絡められて口腔を執拗に犯されて。体中に走る甘い痺れがもう止まらない。
「た、たぁいがー。……」
 タイガーを見上げる。少しだけ口の端が上がってるけど、あの冷たい視線でなく。いつもの。にこやかなタイガーだ。
それだけにもじもじと身を捩じらせるだけしかできないくらい口にするのが恥ずかしい。
 ――なのに。
「どうしたのかなー?いわなきゃわかんないぞー」
 顔がにやついてる。ああ。これは――。間違いなく言わせる気なんだ。私に――。
ぷるぷると身体が震えるのは怒りとかじゃなくて、羞恥と――。
もう、我慢できるはずがない……――。た、タイガーの馬鹿っ!!
 思いとは裏腹におずおずと私は口にするしかなかった――。
「た、たぁいがーが、欲しいのぉ……っ」

110 :
「よしよし、素直に言えましたっと」
 頭を撫でられて、きゅんと胸が高鳴る。いよいよ待ち望んでいたものがくると思って目を瞑った。
閉じていた両足をゆっくりと開かされて。タイガーの手がじわじわと足首から腿へと滑る。
先ほどまでさんざんあられもないことされていたのに――。まだ羞恥心が募って顔を背けた。
「ん〜♪ まだ血がのこってるなー」
「……っ。やぁっ。そんなとこ、な、舐め、ない、でぇ――」
 ぺろと、その。入り口付近に残ってる破瓜の後の鮮血をじゅるじゅると粘液ごと掬い取るように舐めまわされた。
それだけでなくてその上のクリトリスをぺろぺろと舐め始めて――。
 自分でする時だってそこは直接さわらないのにっ……――。
「……んんーっ。ひやぁぁぁ……っ。そんなに。だめぇ……っ」
 タイガーの顔を思わず身体に押し付けちゃう。ものすごく恥ずかしい。
クリトリスを舐めるだけでなくて指を、その、中に入れられて、くるくると既にどろどろになってる内側の感じる場所を、
探るように抉られて――。
「何が、だめなのかなー。こんなに濡れて、気持ちいいんだろ?」
 にやにやとタイガーが見上げてくる。私のどろどろした愛液が濡らした指先を見せ付けるように目の前に差し出して――。
 顔を背けられないじゃない。
 てらてらと光る指先が私の唇を撫でる。しゃぶるように促されて、私はそれを受け入れた。
「…んんーっ」
「なんだ、うまそうに舌なめずりしやがって。そんなに自分のがおいしいかぁ?」
「そ、そうじゃなくて。タイガーのっ…んんっ!」
 また、執拗に舐められる感覚と弄られる感覚が同時に襲ってくる――……。
タイガーの頭を抱え込むように縋り付いて、私はいやいやと身体をよじるけどそれが余計に快楽を呼び込む。
「……やあぁぁっ―――!」

111 :
 全身を覆い尽くす、震えの波――…。それだけじゃなくてちょろちょろと染み出る感覚……
や、やだ。私感じすぎて――……!
「おー。お漏らししちまうほど気持ちよかったかー」
「ば、馬鹿……っ!!」
 ずばり指摘されてぽかぽかとタイガーを叩く。本当にデリカシーがないんだからっ!
顔は真っ赤になってて、もうタイガーの方を見ることができないしっ!
 なのにぺろりと舐められて――。
「…んっ。や、やだ汚いし……っ」
 もう、恥ずかしすぎてタイガーの頭を両腕で抱え込む。絶対こんな真っ赤すぎる顔見られたくない――。
「そうかー。だったら洗わないといけないよなー。」
 私が抱え込んでた腕を力ずくで撥ね退けられて、タイガーが立ち上がってシャワーに手を伸ばした。
シャワーの栓を捻ってお湯を出して。イったばかりで、まだ震えが止まってないそこに――って。
しかも勢い強い方だし――!
「やっ…ま、まだっ!また…っイっちゃうってばぁぁ――っ…」
 足を閉じようとしたけど。寧ろシャワーヘッドを挟み込むことになって。もう、これじゃ私が望んでいるみたいじゃないの――!
「違うだろ?自分で抱え込むくらいイイくせに。」
「ちっ…違うのっ――ん…ぁぁんんっ……」
 あっという間にまた上り詰めた身体は震えが止まらないのに――。
タイガーの視線がじっと私を、全身を、舐め回すように見つめている。
「た、たぁいがー……っ」
「どうした。カリーナ?」
 名前を甘く呼ぶ声すら、刺激を呼び起こす――。もう。だめ。耐えられそうもない。
「こんなのじゃなくて……たぁいがーのが、欲しいの…。入れて…欲しいのぉ……」

112 :
「よしよし、よく言えました。ご褒美あげようなー。」
 タイガーに抱えられ上げて膝の上に座らせされて。タイガーがじわじわと入ってくる。
乱暴だったさっきまでとは本当に別人みたいで。もしかしてご褒美だからなのかもしれない。
タイガーに堪らず抱きつくと、唇をついばむようなキスから舌を絡める濃厚なキスへと移り変わる。
「…ふぁぁん…っ。たぁいがーっ……」
 キスと同時に緩急をつけられて裡を揺さぶられて貫かれて端々から嬌声が漏れる。
唇はそれだけでなく瞼に、耳に、首筋に、鎖骨に、落とされる度に。
ときどき強く吸い上げられると一緒に深く突き上げられて――…
「…こ、虎徹…っ虎徹――!!虎徹が全部欲しいのっ…んんんっ」
 愛しい人の本名を、抱かれながら呼べる、幸せをすごく感じる……。
「馬鹿……。もう、あんなはしたないこと、俺の前以外でするなよ…俺の前だけにしろ」
「えっ…んんっ」
 ぼそっと耳元でささやかれた言葉に、聞き返そうとしたけど。唇を塞がれて何もできない――…。
 やがて繰り返される動きに追い詰められて二人で高みに達して、中に広がる熱いものを感じながら私は意識を手放した――…。
「もう、俺のもんだからな、カリーナ…」
 頭を撫でられたのはなんとなく夢かうつつかで感じた気がする――…。

113 :
 鏡の前で私はぷるぷると震えていた。これは羞恥と――…
「タイガーの馬鹿――――……!!帰れないじゃないの―――っ!!」
「嘘つけ。帰れないじゃなくて、帰りたくないだろ?」
 タイガーが私の後ろでにやついた顔をしている。もう調子にのらせるとこうなんだから。
「何、言ってるのよ!!こんな目立つところにキスマークなんて…それに……」
 恥ずかしくて言えない私にタイガーが追い討ちを掛けてくる――…。
「俺のもんなんだから、キスマークくらい当然だろ…って。それに…って。どうした?」
 ううん。足腰立たなくて。シャワーを浴びてから着替えするのも殆どタイガーにやってもらった状態で。
今も背中は、タイガーに寄りかかっているほど身体がふわふわしてる。
 こんな状態で、しかもはっきりと見えるところに薔薇の痣かと思うくらいのキスの痕。
このままでは絶対、親に見られたらなんて言われるか、追求されるかもしくは――。
 ああ、もう合わせる顔がないじゃないのぉ―――……
「私が帰りたくない、じゃなくて、タイガーが帰したくないんでしょっ!!タイガー――っ!」
「ああ、やっと分かったー?」
 振り返ってぽかぽかとタイガーを叩いても気にも留めてもいないんだから、もう。
「馬鹿――!!責任とってよ――っ」
「もちろん。責任をとりますとも。だから、俺の家に行こうなー、俺のカリーナ…って痛っ」
 タイガーのネクタイを引っ張って詰め寄ると顔が近くて自分でも思わず紅く染まった顔を背けてしまう。
「…どうしたのかな。カリーナちゃんは何がしたいのかなー?」
「何がっ…ってんんっ」
 全てを見透かされたように重ねられた唇――。
 観念するしかなそさう……。幸いというか不幸というか明日は休日だし――…。
 ――多分、今夜は眠れそうもない――

114 :
多分。虎徹のカリーナコレクションは今後増えていくんだろうなー。
実は全話見れてないのでカリーナの性格はっきりと掴めてないのだが
大丈夫かな……
それではお邪魔しましたー。

115 :
きゃーーーー!!
GJ!GJ!です!

116 :
ご褒美キタ――(゚∀゚)――!!
カリーナかわいいよカリーナ!!
GJ!!

117 :
ご褒美来てたー!極甘なご褒美GJです!
鬼畜な虎徹も、甘くて変態な虎徹も
どちらもイイですねー!!
カリーナの性格設定、大丈夫と思いますよ〜

118 :
ご褒美キタ━━━(゜∀゜)━━━!!
今日はいい夫妻の日だからセーフだと思うよ!
お仕置きもいいけど、やっぱらぶいちゃエロはたまらんなあ

119 :
ほしゅ

120 :
保守ついでに虎薔薇
連投規制って何レス目からだっけ? 7レス使うよー
●虎薔薇 ●都合のいいNEXT能力あり 

121 :
「……バーの人気者になるのも考え物だな、ブルーローズ」
 そう言って路肩に停めた車内で、俺は引きつりながら笑った。
 なぜ俺が半分ひん剥かれているかというと、バーでブルー
ローズに駆け寄った泥酔客がNEXT能力者で、遅まきながら
その効力がブルーローズに作用しているからだ。
「ちがっ……違う、の……やだ!私、どうして……」
 そう言うブルーローズは当惑しているが、その目は熱っぽく、
妖しげな色をたたえていた。
「いいから落ち着け、ブルーローズ。まず深呼吸――っ、ん!?」
 柔らかい。
 ずいぶん久しぶりの感触だ。――って、おいおい!?あまりの
事に思わず固まってしまった。ブルーローズは座席から身を乗り
出し、俺にぶちゅっと、あっついキスをしている。
「……っあ、おい、お前――」
「――ふえっ……」
「えー!?お前からしてきといて何で泣くの!?」
「ごめん、タイガー!わ、私こんな事するつもり……ごめん、
ごめんなさい!」
 そう言って服の袖でごしごしと俺の唇を拭った。
「痛ってえ!」
 あまりの力技に、唇がこそげ落とされるのかと目を白黒させ
抗議する。ブルーローズもそれにはっとしたようだった。だが。
「ごめんなさ――」
 目が合うと、我慢できないとばかりまた唇を重ねてくる。首に
腕を回し、狭い車内でぐぐっと体を寄せてくる。俺が身を引こう
とお構いなしだ。後頭部がガツンと窓ガラスにぶち当たる。
「くそ、いって――っ、う……」
「は、ふ……ぅん」
 痛みに対して恨み言を言おうとしたところで、舌が入ってきた。
 唾液に塗れたそれが俺の舌に絡まり、思わず息をのんだ。甘い
女の香りが鼻腔をつく。ブルーローズが、行き場を失った俺に
さらに身を寄せてくる。残念ながら胸の感触はあまり感じられ
ないが、のしかかってくる太ももの柔らかい感触に背筋を何かが
走った。悪寒――では、ない。これは――
「――」
 ブルーローズに応えるように舌を絡め、味わう。ホールド
アップでもするように固まっていた手を腰に回し――そのまま
撫で回すように、尻へと手のひらを滑らせていく。
「んんっ……!?」
 舌を絡めたままのブルーローズが怯えたように身をくねらせた。
 ――って!おい、これは流石にマズい!
 一瞬ためらって――それでも強引にブルーローズを引きはがす。
 ……おいおい、何をしようとしたよ、俺。

122 :
 ブルーローズがこんな事するはずがない。この厄介なNEXT
能力は――『誰彼構わず欲情させる』ってところだろうか。
でなければ、俺相手にこんな恍惚とした表情ですり寄ってくる
などありえないだろう。
「……タイタンインダストリーに電話しろ。このNEXT能力を
解く何かがあるかも――」
「駄目っ!」
「じゃあ親御さんに――」
「もっと駄目っ!」
 体が欲情してたまらなくって、周りの男なら、俺みたいな中年
男相手でも構わずヤりたくなってます。――NEXT能力のせい
とはいえ、年頃の女の子が言えるわけないか、うん。
 俺だって楓にそんな事を言われたら、一大事ではあるが医者に
連れて行っていいものかどうかとか、正直どうしてやればいいか
困るなと頬を掻いた。
「心配するな。そんなに強力なら、その分すぐおさまるって、
多分」
「ほん、と……?」
 ブルーローズが涙をたたえて俺を見上げる。不覚にもちょっと
ドキッときてしまう。
「お、おお」
 そう言って乱れた服を直す。ネクタイはブルーローズが握り
しめたままだ。皺になってしまうだろうが、まあ、それだけで
すむのならばよしとすべきか。
「どこにもいかないで。……何もしないから、そばにいて……?」
 ……それって、男が言うセリフだよな?
 しかし。相手はブルーローズだが、綺麗で可愛い女の子に
そんな風に縋り付かれると、男として悪い気はしない。そんな
やましい事を考えていたのだが、ブルーローズは何を勘違いした
のか、意を決した様子で、俺に向かって手を突き出した。
「……タイガー、縛って」
「は!?」
 その手には俺から奪ったネクタイがあった。
「私、このままだとまたタイガーに何をするかわかんないから。
私がタイガーに変な事しないように縛って」
 いや、俺お前に力技で何とかされるほど弱っちくねーしと茶化
そうとしたが、真剣な様子のブルーローズに気圧される。
「……」
 ネクタイを取り――言われるままにそれをブルーローズの手に
巻き付ける。痕にならないように――それでも、自由は奪える
ように。
「……ありがと、タイガー」
 ブルーローズがいくらか安心したように笑った。
 ――っつーか、絵面的にヤバくねーか、これ。
 あくまでブルーローズから俺を守るための方法で取ってる事
だけど、これ、はたから見たら、俺がコイツにナニかするために
やってるようにしか見えねーよな?
「……車、動かすぞ。」
 ここはマズい。このへんは警察が巡回してるコースのはずだ。
職質されたら、俺が終わる。
「あと、そのままでも電話はできるよな?言いにくい事まで
言わなくてもいいから、親に連絡しとけ。」
「ん……メール、する……」
 色気づいた声を出し始めたブルーローズは、とても何事もなく
話しきる自信はないのか、ケータイを操作し始めた。

123 :
「――な、どうだ?落ち着いたか?」
 公園わきの一角、少し人の目からも離れた暗がりの位置に車を
止める。ここならおかしな輩にも、一般人の目にもそう触れずに
すむだろう。
「……」
 腕をネクタイにより拘束されたカリーナは、荒く息をつき俺を
見た。頬は紅潮し、太ももを摺り寄せ――その様は、なんと
いうか、見ているこっちの方がやばい。
 最初の頃よりひどくなってるんじゃないか?コレ。
「な。俺、やっぱ外に出てた方がいいよな!?な?」
 外で過ごすには少し厳しい季節になってきたが、このままここ
にいる方がマズい。
 それに、変に押さえつけるより、いっそ一人になってさっさと
ヌいた方が楽になるんじゃないか?
「一人にしないでぇ……」
 いやだから。
 その顔はマズいって。お前一人で何とかしてくれよ。俺、女の
オナニーの仕方とか知らねーぞ?俺にできる事なんて――
「――」
 ……俺にできる事っつったら。
「な、ブルーローズ」
「やだ、タイガー来ないで。一人は嫌だけど、そばに来られたら、
私本当に何するか――」
 紅潮した顔を伏せ必で俺を見ないようにしている。そうで
ないと先ほどみたいな事に――いや、それ以上の事になりかね
ないからと。
 俺はぐっと身を寄せ、ブルーローズのリクライニングを倒す。
「……ちょっと発散させた方が、早く元に戻れるかもしれない
からな」
 ブルーローズが目を見開いて俺を見た。こうした方がコイツも
ましになるだろうと、それだけだ。罪悪感が胸を支配していく
なんて、そんな事あるわけがない。だってもしそうなら、ブルー
ローズの不幸を利用して、俺の欲望を満たそうとしているだけ
みたいじゃねーか。
「タイガー……」
「あー、その。俺で悪いけど、まあ、なんだ。分別はつくつもり
だから。この事誰にも言わないし、その――な?」
「……」
「ご、ごめんね、タイガー……」
 なんでお前が謝るんだよ。
 ひどい迷惑被ってんのはお前の方だろうに。まともな思考して
たら、俺にこんな事されるとか、許すはずないだろうに。
 どこから手を付けたものか。少しためらい、まず頬に触れて
みた。ブルーローズが大きく身を跳ね上げる。そっと頬を撫でる
と、わずかに身を震わせた。感度の方も上がっているらしい。
「な、嫌だったら言えよ?NEXT能力のせいでろくに頭回って
ないだろうけど、本当に嫌な事なら、わかるよな?」
「うん。わかる。でもっ!……で、でも。タイガーだったら、
何されても、いい……」
「――っ!?」
 わかってねえ!
 コイツわかってねえぞ!?何されてもいいわけないだろ!?
ああ、でも――
「だったら――色々、しちまうからな?」

124 :
 頬や首筋に触れ、そのまま首筋にキスをしてみる。触れるたび
びくりびくりとブルーローズが大きな反応を返してくる。その
反応を見るたびに、俺の感情も昂ぶってくる。どこを責めれば、
コイツはもっと淫らな顔を見せるのだろうか、そんな事を考える。
「タイガー……」
 何か言いたげな、切なげな表情をしている。ああ、コイツ、
こんな顔できるんだな。
「……言えよ。どうして欲しい?言ってくれたら、俺ももっと色々
してやれる」
 そう言いながら、ブルーローズの体へ布越しに触れ――そして、
ワンピースの裾から手を滑り込ませる。
「でも……そんな事、恥ずかしくて――」
 口はかろうじてそうしゃべっているが、己の身を這いまわる
俺のかさついた皮膚の感触に歓喜の表情を浮かべている。ずるり
と服を引き上げる。ヒーロー活動で、ところどころ擦り傷や痣が
できてしまっているが、それでも白くきめ細かい肌がまぶしい。
 敏感になっている個所に触れるたびに、悩ましげに体を
くねらせており――可愛らしい下着にできているシミに思わず
唾をのんだ。
「お前はさ。今NEXT能力でおかしくなってるんだから、
おかしな事言っちまっても、それは全然おかしくねーんだよ。
むしろおかしな事言うのが普通なんだよ」
「……?」
「言えって」
 下着もずらし、胸を直接揉む。力を込めて揉んでも、文句の
声はない。
「はぁん!いい……すごく、気持ち、いいよぉっ!」
 固さを持ち、固くとがった乳首にざり、と舌を這わせる。
ちゅう、と吸い付くとびくびくとブルーローズが背を引き
つらせた。
 別に軽自動車みたいな小さな車なわけじゃないんだが、こう
いう事をしようとするには、どうやったって車内は狭い。俺
だって、こんな事たびたびやっているわけじゃないから勝手が
わからない。少々不恰好にだが、どうにかブルーローズの側に
体を映し、ブルーローズに覆いかぶさるように位置を取る。
「っ、はあ、はあ――私……その……」
「気持ちよくなりたいだろ?お前は今、おかしくなってるん
だから。単純にそれだけ考えてりゃいいんだよ。恥ずかし
がってるって事はどーなんだ?ホントはあの酔っぱらいの
NEXT能力は不発で、かかってるフリだけしてるって事か?」
「――ち、違うっ!」
「……だったら言えよ」

125 :
 片手で胸を揉みながら、右手はゆるゆると、じらすように腹の
あたりを撫で回している。
「もっと、し、下に。――手だけじゃいや。た、タイガーの……
タイガーの、その……っ」
 真っ赤な顔で、涙ぐんでいる。
 まるっきり理性をなくしているのなら、本人も気が楽なの
だろうが、同じNEXT能力者同士耐性があるのか、そもそも
このNEXTがそこまで支配力がないのか。体の方は完全に欲望
に対してすべてを開放しているというのに、頭の方はギリギリの
ところで本人の理性を飛ばし切れていなかった。
 真っ赤な顔で涙ぐみながらも体の熱に抗いきれない様は、
可哀想だとは思うが、とてつもなく男の部分を刺激してくる。
 濡れてべっしゃべしゃになっている下着のままにブルーローズ
が俺の足に自身を擦り付けてくるため、俺のズボンもしっとりと
濡れてきている。ググッと膝をそこへ押し込むよう近づけると
荒い息で俺を見つめてきた。
 縛られたうえ服をまくり上げられ狭い座席に寝ころばされた
まま、艶めいた唇が、男を求めて動く。
「ちょうだぁい……お願い、たいがぁ……!」
「――ああ、もう我慢できねえ!」
 薄っぺらい下着を引き摺り下ろし、ぐしゃぐしゃでろくな用を
なしそうもないそれを後部座席へ放り捨てる。俺の方もざっと
服をずらすと、一気にぶち込んだ。
「――っっ!?」
 ブルーローズが大きく体を跳ね上げた。
 大きく痙攣し、多分これまでも小さくイっていたんだと思うが、
ようやく求めていたものが得られたと絶頂を迎えたらしい。
 ……でも、俺はこれからなもんで、な?
「ひゃ、ああ!タイガー、駄目、私――動かないで!」
 その言葉を無視し、縛りつけた手首に片手を重ね、ガシガシと
腰を動かす。場所が場所で思ったほど動く事ができない。ブルー
ローズを座席に押し込めるようにしているためか、そっちも少し
苦しそうだ。
「ひぅっ!ふあ……!やあぁ!だめえ!んんっ……あぁっ――」
 元からなのかどうなのか、ずいぶんコイツは敏感なようだ。
今イったばかりなのに、腰を動かすたびに、と言っていいぐらい
何度も何度もイっているようだ。収縮が加わって俺の方もかなり
いい。
 色っぽい半開きの口の端から垂れている涎を舐めあげたあと、
ブルーローズの舌に吸い付く。

126 :
「……だ、何アレ――」
「!?」
 外から聞こえる声に心臓を凍らせる。
「信じらんない、あの車の中――」
「うっそ、マジで――?」
 ケバケバしい化粧をしてはいるものの、こんな時間にうろうろ
していていいような年とは思えないお嬢さん方が車の横を通り
かかっている。
 まあ、こんなところに車が停まっていたら何事かとは思うわな。
……人目につかないと思っていたのに。ただ、今更止められる
わけもない。見せびらかすつもりもないが。
「――」
 ちらりと視線を向けると、好奇の目を向けていた二人組は
びくりと身を硬直させた。再び動き出した俺に、物怖じしたのか、
ちょっと、行こ!?などと慌てて走り去ってしまった。
 ちょっとした賭けではあったが、行ってくれてよかった。ここ
で写メ大会とか、通報でもされたらどえらい事になっていた。
あの位置ならば、ブルーローズの顔は影になっていてよく見えて
いないだろうし、と、胸を撫で下ろす。
「ど、したの……?タイガー……」
「な、何でもない」
「もっと、ゆっくり動いて。痛い……」
「あー、悪い――」
 痛い?なんだ?痛いって。そこまで無理はしちゃいないと思う
んだが。
「でも、もっとしたい……」
 そう言って、俺を離すまいと足を絡めてくる。
 そんなことされたら、ただでさえ動きづらいってのにますます
動きづらくなって仕方なくなる。……そんな事する必要ねえよ。
俺の方が、お前を離すつもりないんだから。
「ああ、お前が落ち着くまで付き合ってやるからな?」
 何度も絶頂を迎えているはずなのに、コイツの様子はまだまだ
変わらない。男を、俺を咥えこんで離そうともしやがらない。
俺の方もとりあえずの限界を迎えそうだが――一回程度で収まる
ものか。
 ――俺の気もおさまるまで、付き合ってもらうからな?

127 :
「……ん」
「これは――なんでこんな事に……」
 なんでも何もないとは思うが。
 それにしても、まさかあのNEXT能力が朝まで続くだなんて。
――っつーか、俺も朝まで持つなんて。いやー、俺ってまだまだ
若いやねー、なんて笑ってられるかよ!
 狭い車内は、先ほどまで続いていた男と女の情交の匂いで
むせ返りそうだ。これ、後片付けとかどうしたもんかねえ……
「よく寝ちゃってまあ。」
 ブルーローズの頬を撫で、唇に親指を這わせる。口紅なんて、
何度もキスを繰り返したからとっくに落ちてるし、ファンデー
ションも汗だ何だで落ちてしまっていて、年相応の幼さが昇り
はじめた朝日のもとに晒されている。
「――」
 ……マズい。そうは思っていても、引き込まれる。
「ん……んぅ……」
 寝入っているブルーローズにキスをする。無理矢理に舌を
捻じ込み、小一時間前まで交わしていたのと同じように、舌を
絡めたキスを。息苦しそうに眉根を寄せたので、俺は体を離し、
互いの服をもそもそと整えた。
「……」
 どうしたもんかね、本当に。
 さんざんヤりつくして、冷静になってしまうと色々、熱に
浮かされるまま自分がやらかした事に、頭が痛くなってきた。
 考えがないとか、さんざん周りに言われてきた事が、今更
ながら身に染みる。
「後悔するぐらいなら、ヤるな、って話だよな……」
 後悔の理由は何なのか。
 いい年した大人が、ヒーローが、未成年に手を出して罪を
犯した事?タイタンインダストリーにばれたときの損害賠償
だか何だかの事?
 ――コイツに嫌われる、って事?
「馬鹿らしい……」
 ――本当に、馬鹿らしい!それが一番怖いだなんて!そのことを一番後悔してるだなんて!
「……」
 本当に、ばっかじゃねー……?

128 :
保守完了! オチがおかしな事になっているが気にしなーい
虎薔薇書いてみたけど どんなのが皆見たいんだろうか
…いや 書けはしないんだけども もっと色んな話をして
盛り上がりたいなー とか…

129 :
乙乙!
個人的には虎薔薇以外のカップリングが読みたい
別に虎薔薇が嫌というわけではないけど
最近そればっかなのでさすがに別の話も見たいと思う
でもこの作品ってエロパロの対象にするような女の子少ないからなあ
ヒーローアニメであることを考えれば女キャラ自体は決して少なくはないんだけど
保管庫は色んな話が見れる小ネタが一番おもしろかった

130 :
虎薔薇ktkr!GJ!
恥ずかしがりつつもエロいカリーナって、良いねぇ
今、俺得すぎるカップリングを書きかけているんだが…
話がすすまねー…エロくならねー…落ちも思いつかねー…
出来上がる日は来るのだろうか…

131 :
君の俺得が僕の俺得になるかもしれない!頑張れ!待ってる!
エロパロ板ではあるけどガチエロじゃないギャグ風味の強いほんのりエロとかほんわかエロでもいいと思うよ

132 :
>>129
そんなに読みたきゃ自分で書け
それか金出して同人誌買え

133 :
妄想を文字とか絵にするのも なかなか大変だけど
個々の求めるエロが新たな扉を開くかもしれないし ぜひチャレンジしてほしいなー
リンリンコンビの話も結構数が出てるけど お邪魔するね
エロなしだよ

134 :
「もう、サイテーだよ!」
 そう言ってパオリンがプリプリと怒っている。
「タイガーさんとロックバイソンさんが楽しそうに話してるから、
ボクも混ぜてもらおうと思ったんだよ。で、何話してるかと
思って近づいてみたら――」
 女性の胸について、熱い論議を交わしていたというのだ。
やれあの映画の濡れ場がよかった、この女優の胸は整形に違い
ない。果てはアニエスの胸はいずれ垂れてくるの、ブルーローズ
の胸はありゃなんだなどと身内に関しても下卑た話題をし始めて
いるのを耳にしたため、二人に電撃を食らわせたというのだ。
「……それを、どうして僕に?」
 男の人ってどうしてああなんだろうねと怒りをあらわにして
いるパオリンの話相手は、イワンだった。イワンは背を丸めた
まま、ぼそぼそとしゃべる。
 僕も男なんだけど、そう喉まで出かかった言葉を飲み込んで。
「だって、今ここにいるの折紙さんだけだもん」
「……そうだね」
「それに」
 パオリンがきょろんと大きな目で、前髪に隠れがちなイワンの
目を上目づかいに見つめている。
「折紙さんはそんな話、しないでしょ?」
「――」
 そんなわけない。
 僕だって男だ、するにきまっている。流石に率先してではない
にせよ、だ。きっとその場にいたなら、虎徹やアントニオに話題
を振られ、あいまいにではあるものの話題に加わっていただろう。
 それに何より――
 昨晩の自分の行いをイワンは思い返した。
 僕が君に対してどんな感情を抱いていて、妄想の中で、何度
君を穢しているか、知らないからそんな目で僕を見ることが
できるんだろうな。イワンはすっとパオリンの肩に手を伸ばし
かけ――その手をゆっくりと戻した。
「……うん。しないよ。」
 そう答えると、パオリンは、だよねっ!と、嬉しそうに笑った。
 そんな風に信用してもらえるのは嬉しい。だけど、僕だって
男なんだよ?イワンは少し憤る。
 いつか、君も身をもって思い知るのだろうか。
 ――君が女で、僕が男だという事を。

135 :
エロパロ板でエロ無しというのも
正直どうかと思うけど にぎやかしにでもなれば
そして 開け! 誰かのエロの扉!
そして読ませてくれ!

136 :
>>133
いいね、GJ
>ブルーローズの胸はありゃなんだ
ワロタw

137 :
>>133
GJ!
アニエスに関して言ったのは虎徹で
ブルーローズに関して言ったのはアントニオだろうなぁw

138 :
上のローズ自慰に触発されて書いてみた。
えろくないのは勘弁してくだっせ。
やっぱ難しいわー
一応折龍両片思いというやつです。
女の子は男の子よりおませなんです。

139 :
ぼんやりしていたパオリンにとっては、いきなり落ちてきたタオルだった。
急に視界に入った白でパオリンを引き戻し、そのままぱさ、と軽い音を立てて足元に落ちた。
つい拾い上げたそのタオルには、人を小ばかにしたような蛇が描かれている。これは確か。
(タイガーの…かな?ブルーローズ?)
薄地のタオルは軽くて、肌触りが悪い。風ともいえないわずかな空気の流れで、パオリンの手首をくすぐってくる。
こんな正真正銘の粗品で詫びられたのに、あのときのローズの顔ったら。
嬉しいような、怒ったような。気付かないのは男だけだ。
自分もあんな顔をするようになるのだろうか。薄いタオルをさらりと撫でる。
「…折紙さん?」
呼んでみる。タオルが返事するはずもなく、さわさわとパオリンの腕に触れていく。
「自分の能力の限界に挑戦」と、折紙はまずメモ帳に化けて見せた。
メモ帳としてはどんどん薄くなり小さくなり、ついにはパオリンの手のひらに乗るくらいの大きさの「メモ紙」となった。
「これでどんな現場に落ちててもバレないでゴザルな!」と嬉しそうな折紙に、ついつい「現場でまっさらな紙とかヘンじゃない?」と突っ込んでしまった。
「む、どんな紙なら現場にあってもおかしくないでござろうか?」
「うーん?連絡先とか書いたメモ帳ならいくらなんでも始末するだろうし…チラシとか?」
「ほう…サスガでゴザル、キッドどの。では」
音もなくするりと、折紙はくしゃくしゃに丸められたチラシに化けて転がった。パオリンはそっと拾って、慎重に広げてみる。
「…今日び、片面一色刷りのチラシとかあるの?」
「…やはり、両面多色刷りが主流でござろうか?」
難しそうでござるな、イメージを強く持たねばとつぶやきながら、パオリンの手から離れたチラシは折紙になった。
「自分で言っといて何だけどさ、紙媒体のそのものが珍しいことない?てか何でメモ帳とかなの?」
パオリンの言葉に、口の中でぶつぶつと何事かつぶやいていた折紙が顔を上げる。たまにしか見せない、スミレ色の瞳がパオリンを映した。
「メモ紙なら、キッドどののポケットに入って、どこでもついて行けるかと。一番に助けに行けるでござろう?」
そう言って笑った。
さっきから何度も思い返していた、今日の折紙。
馬鹿だ。あまりにも馬鹿だ。そして変態的ですらある。
少し前の自分ならまず「誰にも守られたりしない」と怒っていただろう。そして折紙をキモがったはずだ。
それなのにあの時の自分ときたら、「あ、そう…」と呆れたように呟いただけだった。
そして今になって、恥ずかしいまでの折紙の言葉をしつこく反芻している。
「ねぇ、折紙さんじゃないの?」
重ねてタオルに問う、自分が滑稽だ。鏑木酒店のロゴはごく自然に垂れ下がっている。
「ちょっとこっちおいで」
返事のないタオルを引いて(借りる、と言い訳して)シャワーに向かう。

140 :
本当に折紙さんじゃないの…?」
シャワーを捻ってタオルと一緒に濡れながら、再三問う。しとどに濡れて腕に張り付いてくるタオルは普通すぎて、
疑えばきりがないほどに不自然さも感じる。
どこでもついて行く、一番そばにいると言っていた折紙。ならこのタオルだって折紙のはずだ。
自分で妙な理屈をこねていることは解っていたが、今はどうでも良かった。ちゅ、と角に口付ける。
舌先で探るとざらりとしていて、吸えば素直にパオリンに水を与えてくれた。
折紙さんは、どんな風にキスするのかな…
噛み付いても舐めてみても抵抗がないのがまさに折紙っぽくて、なんだか不快になる。
パオリンを好きだという態度も言葉もはっきりしているのに、妙な距離を開けて見守るような態度はパオリンには理解できない。
キス、して欲しいのに。
フロントのジッパーを下ろして、露わにした肌にタオルを張り付かせた。その上からそっと、小さなふくらみを包んでみる。
湿ってごわついた感触が、自分の手の感覚を誤魔化してくれる。折紙越しに触れているのだと思うと、おしりの方からぞわぞわと何かが上がってくる。
この手が折紙の手だったら。このタオルが折紙だったら。
桜色に色づいた胸の先端に、張り付いてるのが舌だったら。
「…っあ、」
くり、と強く先端を押し込んでしまって、思わず声が出た。加えていたタオルの端をぎゅっと噛み込む。
まだ小さな胸は、ゆるく揉んでみたところでまだ痛みしか感じない。
きゅ、と軽く抓るのは、吸われていること。
強く弾くのは、向こうも興奮してるってこと。
乱れた折紙も、情欲に塗れた折紙も想像がつかない。思い浮かぶのは、いつもうろたえたような態度だ。
なら、この折紙のはずのタオルは、今のパオリンをどう感じているのだろうか?
「ひゃ、あ、ん、」
きゅうっとタオルごと先端を握り込む。切なさが下半身に溜まっていく。
とがった胸は敏感になりすぎて、タオルに擦れただけで感じてしまう。
震える膝に耐えかねて、背中を壁に預けた。
ごわついた布越しに、そっと下に触れた。そこはもうとろとろとよだれを垂らして、誰かの指を待っていた。
(折紙さん)
このタオルが折紙なら………「こんな子だと思わなかった」って、軽蔑する?
「触って、いいよ…」
折紙を思ってこんなになってる自分に喜んで、むしゃぶりついてくる?
想像の折紙は、たまに見せる鋭い目でパオリンを壁に縫いとめる。
噛み付くようなキス。好きなようにパオリンの体に触れ、痛みも快感もパオリンに与えたあと、あそこに指を押し込んで…
(食べられちゃう、みたい、な…)
筋を撫で、肉芽を包皮ごと弾く。中に指を入れるのは、まだ怖い。
もしそこを折紙に舐められたりしたら、自分はどうなってしまうんだろう?想像だけでこんなに気持ちいいのに。
ひたすら折紙越しにそこを擦って、自分を高めていく。
「折紙、さ…」
(パオリンどの)
………!!
「う、ううっ」
声が漏れそうになって、パオリンは口の端に残っていたタオルを噛みこんだ。
指を入れてなくても、ナカがびくびくと達しているのが解る。指を止めても、体のふるえと快感は止まらなかった。
「ふぁ…」
だらりと口から外れたタオルを体からも放して、乱れたままに息をつく。
空耳で、イッてしまった。
そんなに折紙がいいのか自分、とセルフ突っ込みでため息をついても、増すのはむなしさばかりだ。
(…空耳、だよね?)
しげしげとタオルを眺める。試しに絞ってみたがぼたぼたと湯が落ちるばっかりで、当たり前だが悲鳴などおきるはずもない。
(なーんだ…)
残念、なのかほっとしたのか。

141 :
(ていうかコレ、ほんとにダレの?)
タイガーのなら、あのオッサンをおかずにしたみたいでイヤだし。
ローズのなら、申し訳なさで顔を合わせられなくなりそうだ。
なんと言ってもこのタオルは、パオリンのアソコの汁をたっぷりと吸ってしまったのだから。誰かに渡すなんて、とてもじゃないができない。
(洗ったらいいってもんじゃないよね?)
できることはひとつしかない。証拠隠滅。つまりは持って帰ることにしたのだった。
結局タオルはタイガーのもので、それはそれでうんざりしたのだけれど。

142 :
メモ帳と違って読みにくくなってます。本当にすみません。
折紙はぽるちおについてggr先生に相談してるといい。

143 :
GJ!
パオリンエロ可愛い!
タオルが折紙だったら絞られたら
痛いのかなとか想像してしまったw

144 :
ほす!

145 :
エロパロ版って何日書き込みなかったら落ちるんだっけ?
何もないのもさみしいのでちょっと邪魔するよー
アニ虎・アントニオがちょっと可哀想・キスのみエロなし・つまるところみんな馬鹿

146 :
「どこの馬鹿が馬鹿騒ぎをしているのかと思ったら、うちの馬鹿達じゃない」
 バーの個室――といってもフロアが分けてあるだけで実質には同じ空間を共有しているのだが、そこでヒーロー男性陣が酒盛りをしているところにアニエスがやってきた。
 どうやら、テンションを上げて騒いでいたので、文句を言いに来たらしい。相手が誰だかもわかっていなかった様なのに、店員に任せず自ら乗り込んでくるとは勇ましい事だ。
 ……酒に酔っているからかもしれない。若干目が座っている。
「大体誰が上手いのなんので騒ぐだなんて、男はいつまでたっても子どもね」
 ずかずかやってくるとソファーの真ん中にどんとアニエスが腰掛ける。あら、いいお酒飲んでるじゃないのと、イワンが持っていたグラスを取り上げ、くいとあおった。
「あ、いや、その……」
「なーんだよ、さっきまで『夜は俺のNEXT能力で無双だー!』とか何とか偉そうに言ってたのはどいつだよ?」
 アニエスが来た途端大人しくなったアントニオに、肩を組むようにもたれかかって虎徹が絡む。
「うるさいぞ虎徹!アニエスさんの前でそんな事言うな!」
「あーあー、牛の癖に猫かぶっちゃって、やだねー?」
「で?結論は出たの?」
 アニエスがくすりと笑いながらあたりを見渡す。
「KOHは夜もKOHなのかしら?それともここはスーパールーキーに譲るの?」
 キースは挑発的なアニエスに対してはははと笑って返すだけだった。
 アニエスがぐいと身を乗り出す。
「比べて結果を出してあげましょうか?」
 ぞくりとするほどの色香を放っており、そばのイワンなどは、その色香にあてられた様に真っ赤な顔で身を縮こませてしまっている。
 艶めいた唇がくすくすと笑っているが、キースはすっと自分とアニエスの間に自分の手を差し挟んで穏やかに笑って断った。
「いや、遠慮しておこう。そもそも私はそういうキスはした事がないから、きっと下手だと思うよ?」
「――アラ」
「……それって……」
「スカイハイさん……」
 キースの発言に、バーナビーとイワンが言葉を無くす。
 つまり、いや、まさか。いやいや、そういうキス、というのがどういう意味を持つかにもよるではないか。だが、マジ天使、などと揶揄されるスカイハイだ。本当に童貞――どころかキスひとつした事がない、なんて冗談みたいな事態になっているのかもしれない。
 それを何も肩肘張らずに言ってのけられるだなんて、流石KOHは違う、と、変なところで尊敬の眼差しを一身に受けている。
「……あれ?どうしたんだい?」
 キースはその眼差しの意味がわからず、眩しそうに眼を眇めたようないつもの笑顔で小首をかしげた。

147 :
「情けねーなあ、ついさっきまでどいつもこいつも俺が一番だって騒いでたくせに」
 キース以外は、であるが。イワンすら一番とは言わないものの、それなりに見栄を張った物言いをしていた。いざ女が出しゃばってくると大人しくなっちまって、まー情けない。バーナビーの奢りだと決めつけてガンガン酒をあおっていた虎徹がそう言って仁王立ちしていた。
「俺が見本を見せてやるよ」
 ガチャリと虎徹がテーブルの上のグラスや酒瓶を掻きわけスペースを作ると、マナーなどお構いなしとばかりテーブルに腰掛けた。
 ソファーに腰掛けていたアニエスの腰に手を伸ばすと、ぐいと一気に抱き寄せる。
「よおく見とけよー?」
 アニエスの方は、特に慌てた様子もなく、虎徹の首に手を回し、髪を梳くように頭を撫でた。
「へえ?貴方できるの?他の女に」
「……男だからな?」
 そりゃイイ女はほっとけねーわ、と虎徹が笑った。
「ちょっ、こて――」
 アントニオが酔いも醒め、虎徹を止めようとするが、出来上がってしまっている虎徹はそれに気づかない。そのままアニエスに口づけてしまう。
 軽く唇を重ね、互いに視線を交わした後、求めあうように、舌を絡める。
 時につつくように舌を刺激したり、吸い付いたり、吸い付かせたり。そこへ吐息が混じる。次第に熱を帯びていくのが周りにいる者にもわかった。
 言葉もないアントニオに視線を流し、くすりと笑いながらアニエスは虎徹と深いキスを交わ続けている。なんと意地の悪い人だろうかとバーナビーは思った。
 だが、そういうところも含めてアントニオは虜になってしまっているのだろう。アントニオでなくともその妖艶さにどきりとしてしまうのだから仕方もないのだろうか。……ますますアントニオに同情する。
 それにしても、いくら酒に酔っているとはいえ自分の相棒の馬鹿さ加減はどうにかできないものか。貴方は親友なのではないのかと頭を振った。

148 :
「……」
「どうだ。ひっさしぶりに女になれたろ」
 ゆっくりと唇を離した後、虎徹はにたりと笑っていた。
 艶やかな口紅が、虎徹の唇に移ってしまっている。バーナビーが呆れた様子で虎徹に紙ナプキンを手渡した。
「――」
 満足そうな虎徹と違い、アニエスの様子は少し違った。ふう、と大きくため息をつくと虎徹の膝から降り、ソファーにかけ直した。
「何調子に乗ってるの?ヘタクソ」
「――」
 虎徹が大きく目を見開き、大きく息を吸い込み――そして。
「うっそだろ!?」
 咆えた。
「私も嘘でしょうって聞き返したいぐらいよ」
 あんな大見得切っといて、期待した私が馬鹿みたいとアニエスがつまらなそうに唇をとがらせている。だが、虎徹の方はそれどころではない。何とかその前言を撤回させようと躍起だ。
「だったら、キスだけじゃなくって――」
「ちょっと虎徹さん!?服脱いでここで何するつもりですか!?」
「そりゃあ――」
「うわあ、タイガーさん言わないでください!流石にここではマズいです!ここでなくてもマズいですー!」
 バーナビーとイワンが必で虎徹を止めようと押さえつけている。
「――大体どんなものか想像つくわよ。これ以上貴方にがっがりしたくないから結構だわ」
「っなっ!?おっ前アニエス、変な意地張ってんじゃないぞ!ぜってー良かったはず、ぐえ!?」
「いい加減諦めろ虎徹」
 NEXT能力を発動させたアントニオが虎徹を引き倒し、つぶれた蛙のように床に大の字となっている虎徹の上にどかりと乗っかった。虎徹が首を捻ってアントニオに離せと懇願する。
「さっさとどけろ!これは俺の沽券にかかわる事だ、ここで引くととんでもない事に――」
 そう言っていると、地べたに押さえつけられている虎徹のそばにキースがべたりと床に座り込み、虎徹と目線を合わせるため、床に頬を擦り付けるような体勢を取った。その目はキラキラしている。
「ワイルド君。ヘタクソでも結婚はできるし、子どもも持てるんだね!勇気がわいてきたよ。ありがとう、そして――」
「ほーらな!?こういう馬鹿が出てくるんだよ!」
 俺違うから、ヘタクソと違うからー!
 虎徹が悲痛な声を上げたが、騒がしいバーでは、聞き取るものも他にはなかった。……あえて聞き逃されたといった方が正しいか。

149 :
以上! ――だが、アニ虎じゃねえ 虎アニだ! いや、アニ虎でもおかしくはない…のか?
これに続けて虎薔薇貼り付けようかと思ったが エロくもないし虎薔薇じゃあなあという事で
保守必要そうなら次の機会に貼り付けてみる

150 :
牛さん…(´;ω;`)ブワッ
でもなんか新鮮でよかったGJ!!

151 :
乙!乙!
たまには牛にもいいめをみさせてあげたい気はするんだが
やっぱ牛は可哀相だからこそ輝くんだよな!と思ってしまったw
虎の二重のダメっぷりもよいな!
そして、ひょっとしたら夜はKOHになれない空だけでなく兎と折紙もDT…?

152 :
感想ありがとう!
ヒーローTVでは振るわないロックバイソンも夜はKOHなはずだ!

153 :
でも牛さん素人DTく…
いやなんでもないよん♪

154 :
乙&GJ!

155 :
年末年始だし 面白いイベント事で書いてみたかったけど
この間のアニ虎に続いての虎薔薇投下するよー
ほかの組み合わせも読んでみたいけど 書き手はあんまいないのかな?
小話投下するより 皆でまったり話できる場にした方がいいのかなー

156 :
「きっ、聞いたわよ、タイガー」
 あれから数日。
 トレーニングルームにやってくると、頬を染めたカリーナが、わざわざ虎徹に話しかけてきた。したり顔で。若干うんざりしながらも、尋ねてみる。
「へーえ、何を?」
「タイガーって、その――キス、ヘタクソなんだって?」
 ……やっぱりな。
 この調子だとヒーローズは皆知っているだろう。そして、ヒーローTVスタッフの耳にも入り、一週間の後にはゴシップ誌にでかでかとワイルドタイガーはノーテクだのなんだのという文字が躍るのだろう。虎徹は頭を抱えてしゃがみこんだ。
「あっ、そ、そんなに気落ちする事ないわよ!?ヘタクソだって、愛情があれば――」
「お前にまで慰められるとか、もう俺泣きそう……」
 情けなさ過ぎてこのまま消え去ってしまいたいと虎徹は思った。あれは絶対にアニエスが意地を張っただけだ。絶対そうだ。
 そんな虎徹の傍に、おずおずと、カリーナが同じようにしゃがみこんだ。
「……あの。本当にヘタ、なの?」
「んなわけあるか!周りが言ってる事は全っ部嘘だから!ありえねーから!」
 断じて、絶対に!
 虎徹が大きな声で、身振り手振りも含めて弁明をする。
「必すぎてかえってアンタの言ってる事の方が嘘っぽいんだけど」
 顔も触れんばかりの距離で虎徹ががなり立てているため、カリーナが両耳に手をやり眉間にしわを寄せている。
「嘘を嘘だっつって何がおかしいんだよ!」
 じゃあ、ハイそうです俺ヘタクソなんだよって言ったら、お前らは、ですよねー、って納得するんだろ?いったいどうしろっていうんだよ!?
 虎徹はカリーナの肩をがっしり掴み、がくがくと揺さぶっているため、カリーナがあわあわと間抜けな声を上げている。いくらか虎徹が落ち着いたところで目を回しているカリーナに気づき、あ、悪いとその手をやっと放した。
 まったく、とカリーナが虎徹を睨んだ。だが、しばらくして恥ずかしげに視線をそらし、ぼそぼそとしゃべり始めた。
「ホントかウソか――た、確かめてあげよっか?」
「……は?」
 きゅっと唇を引き結び、意を決すると、虎徹を見た。
 キスして、確かめてあげる。
 真っ赤な顔だった。
「ホントだったらタイガーは上手だ、って言ってあげる。」
「……」
「ヘタだったら、上手になるまで練習台になってあげる」
「ヘタなわけねーだろ」
 虎徹が真っ赤な顔のカリーナからほんのわずか視線を下に移す。カリーナの手は小刻みに震えていた。
 あーあー。無理しちゃってまあ。
 一生懸命考えたんだろうなあ、などとぼんやり思う。これで男を誘ってるつもりなんだろうな、と。震えている事にも気づかず、本人としては精一杯妖艶に策を弄したのか。
 こんなたどたどしい誘いに乗るのはさすがに気が引ける。諌めようと口を開く。
「……あのな、ブルーローズ」

157 :
「――ヘタクソ」
「ぐ!?」
 虎徹がカリーナをひきつった顔で見る。
 カリーナは虎徹をキッと見つめた。相変わらず顔は耳まで真っ赤で手は緊張から来るものか恐れから来るものか震えていたが。
「タイガーは、口ばっかで女をろくに満足させる事もできない、ドヘタクソのノーテク男」
「ブルーローズ。大人を馬鹿にするんじゃないぞ……」
「……」
「お前ねえ……」
 必になるあまりだろうか、その挑発的を通り越して失礼極まりない物言いにムッとくる。――が、それだけでもない。
 ……ああ、マズいマズい。マズいよなあ。そうは思うが、こんなに頑張ってる子どもの努力に報いてやるのも大人の務めだよな。などと無理に理屈を捏ねてみる。
 俺、ロリコンのケはないんだけど。でもこの歳ならもうロリじゃねーよな。あ、でもコイツいくつ下だっけ?やっぱ俺ロリコンか?
 ――もうどっちでもいいや。大人でも子どもでも、やっぱイイ女はほっとけないもんな。
 震えるカリーナの手を掴むと、ぐっと引き寄せた。バランスを崩してカリーナがへたり込みながら虎徹の腕の中におさまった。
「――っ!?」
「お前が言い出した事なんだからな?」
 囁く声が近すぎて、甘すぎてカリーナが緊張する。ばちりと虎徹と視線が合ってしまい、慌ててギュッと目を閉じた。
 それでも緊張のため顔はどんどんうつむいていってしまう。それでどうやってキスしろっていうんだと虎徹がカリーナの頭を撫で――額へキスをした。
「――」
 カリーナが顔を上げる。
「いきなり口からいくと思ったか?お嬢さん?」
 子ども扱いしたような物言いに、カリーナがカッと頭に血を登らせる。
「こ、子ども扱いしないでよ!私は――っ、ん、んん――」
 怒りのために上げた顔と、文句を言うため開いた口にむしゃぶりつき、そして舌を滑り込ませる。
「……っは、あ……」
 急な事に、反射的に逃れようと虎徹の胸に手をつき、必に押しやろうとする。思っていた以上の力に虎徹が顔をしかめ、唇を離す。
 息継ぎをするようにカリーナが大きく息をつき、身をよじる。
「馬鹿、逃げるな。まだに決まってんだろ」
 男をその気にさせといて、これだけで済むと思うな。だからお前はお子様なんだよ。
 カリーナが逃れぬよう、強い力で掻き抱いた。

158 :
「んんっ、ん、ぅ」
 カリーナの甘い声が、虎徹の鼓膜を震わせる。
 たっぷりと、しつこいぐらい念入りに、カリーナの咥内を犯す。
 これっぽっちで満足できるわけもない。下の方などはち切れんばかりだ。いっそ押し倒してしまおうかと悪魔が囁きかけるが、そこは思いとどまる。
 入れなくっても、骨抜きにしてやる。ヘタクソなんて言わせねえ。
 虎徹から逃れようとしていた手はもはや虎徹にすがるように、その服を掴んでいた。だが、快楽のため力が入っていない。結果カリーナは虎徹の腕の中でなすがままとなっている。
 わざと音を立てるようにキスを繰り返していたが、カリーナが荒く息をつき、首を振るようなしぐさをした。
「……あー、もう嫌か?」
 足りねえ。
 そう思いながらも、唇を離す。
「ちが……っ、息……」
 息が続かない。窒息してしまうと、カリーナが過呼吸気味に短く息を繰り返す。
 浅く上下する胸に唾を飲んだ。手をさしのばして、柔らかいだろうその胸を乱暴に掴み、かぶりつき、歯を立て、痕を残してしまいたいと考え、首を振った。
 駄目だ。これはキスだけだ。俺が下手じゃないって証明するだけなのだから。そう、キスだけ。
 ――キスは必ずしも唇にしなければならないってもんじゃないよな。さっき額にしたみたいに。
「ひゃ……!」
 のけぞるようにそらしていたカリーナの首筋にキスをする。少し位置を変えてもう一度。今度もカリーナが短く声を発したが、先ほどの驚きのみの声ではない、艶めいたものだった。
「だ、め……」
 虎徹を見上げ、目尻に涙をたたえて懇願している。その表情で、男がやめると本当に思っているのだろうか?ただ興奮させるだけなのに。
「耳がいいか?」
 囁きかけ、耳朶を食むようにキスをした。
「ふぅっ――だ、め、ぇ……!」
 本当にそう思ってるのかよと虎徹は薄く笑った。
「じゃー、やっぱこっち」
 そう言って、再び唇へと舞い戻る。

159 :
「……ちょっと調子に乗りすぎたな、こりゃ」
 キスだけでこんなになるなら、コイツはヤるたびぬんじゃないだろうかなどと意識を手放しているカリーナの髪を梳く。
 白い肌は、先ほどまでの行為の名残でまだ桜色に染まったままだ。それでももうしばらくすれば、いつものみずみずしい白い肌となるだろう。
「やっぱ痕、つけちまおーかな……」
 くだらない独占欲で縛ってしまおうか。
 どこに痕をつけてやろう。
 少女カリーナを縛りつける――あるいは氷の女王ブルーローズを?湧き出でてきた支配欲にぞっとするとともに、ぞくりとする。
 首筋に舌を這わせ、吸い付く場所を吟味していたところでカリーナが目覚めたようだった。
「何、してるのよぉ……」
「あ、気ぃついたか?」
「別に、気なんて失ってない……もん」
「あっそお。ふーん?」
 にやにやと笑う虎徹に、カリーナが居心地悪そうに視線をそらした。
「何よ……」
「で?いかがでした?俺のちゅーは」
 アニエス達の言っている事の方が嘘だとこれでよくわかっただろうと得意気だ。
 カリーナはうっと言葉を詰まらせ、虎徹の腕の中で恥ずかしげにもぞもぞ動いた後で、ぼそりと――でも虎徹の耳には恐ろしいほどはっきりと聞き取れた。
「ヘタクソ」
「はあ!?」
 何言ってんだこのガキは!
 虎徹がどういうつもりか問いただそうとしたところでカリーナが先に口を開いた。
「だって。……一回だけとか、ヤだもん……」
 上目づかいに虎徹を見ている。
「……っ!?」
 虎徹が降参だと言わんばかりに大きく息を吐いた。
「……あー。お前に比べりゃ、俺なんてぜんっぜんヘタクソだわ。そんな相手を蕩かせるような目、俺にはできねー」
「ううん。さっきのタイガーの目、すごかったよ?怖いぐらい。――あの目に見つめられたら、もう何も考えられなかったもん」
 ぞくりと来る男の目。獣の目。あの目に射止められたら、小娘などただの獲物と成り果てるほかない。
「今は?」
 つい興味に駆られて聞いてみた。
「今の目は、優しくて――どっちも好き」
「……ふーん。そっか」
 どこか嬉しげなその様子に、カリーナが自分の発した言葉を思い返し、慌てた。
「! 目!目だけだから!別にアンタの事とか別に――」
 バタバタと暴れるカリーナに、虎徹はやれやれとうんざりしたようにため息をついた。
「可愛くねー奴だなあ、お前は。」
「……」
 その言葉に、カリーナがバタつくのをやめ、しゅんと肩を落とし小さくなってしまった。
 わかりやすい奴だな。本当に。そんな事じゃ世知辛い世の中、渡っていけねーぞと虎徹が心配する。底意地の悪い、キスのヘタクソな中年男にいいようにされちまうぞ、と。
「ちゃあんと可愛気の出るように――俺の言う事ちゃんと聞くように躾とかねえとな?」
 虎徹が笑い、カリーナにキスをした。

160 :
ではでは お邪魔しましたー!

161 :
カリーナかわいいのう
こりゃ虎徹じゃなくてもいじめたくなるってもんだ
GJでござる

162 :
GJでござる!GJでござる!
生意気な口が可愛いけど小憎らしいのでもっと塞ぐとよいと思うのでござる!

163 :
初心なおじさん転がしのカリーナかわいいですw
GJ!

164 :
>>162
折紙さん自重してくださいwww
あからさまに経験の少ない子に上手い下手もないぞタイガー
ずるいぞタイガーうらやまけしからん

165 :
GJ!
けしからんもっとやれ!

166 :
おお みんないたー!
GJの一言が何より嬉しい!

167 :
あ sageてなかった ごめん

168 :
来年もよろしく!
オレ、がんばって書くよ…、いつになるかわかんねけど

169 :
あけおめことよろ
昨日は元旦からジェイクリエロ妄想してたんだけど
今朝になって熟女物っぽいのはどうなんだと正気に返った

170 :
>>169
何の問題が

171 :
ウェルカムだぜ>>169

172 :
さて成人の日が近いので>>169を全裸待機してるわけだが

173 :
「あー、お前もう成人か」
「そうよ。もう子どもじゃないんだから」
 ぐっとカリーナが胸を張った。
 それを愉快そうに虎徹が眺めている。
「……へえ?」
 にたにたと笑う虎徹に対し、子ども扱いされていると感じたカリーナが声を荒げる。
「子どもじゃないんだからっ!」
「知ってるっつの。どれだけ待ったと思ってんだ。……知らねえんだろうな、ガキはよ」
 何の事か。カリーナが問いかける前に、唇を奪われた。
「年食っただけで大人になれるってもんじゃないってのもわかってんのか?……オトナにしてやるよ。俺が」
 カリーナを押し倒し、にたりと笑ったその目は獣のようだった。猛獣に対しおあずけを強いるのが、どれほど危険な事であるか――間を置かずして思い知る事になる。

174 :
熟女モノが来ないから若い花弁を散らしてみた
……もっと色々見たい

175 :
GJ!
もっと散らしていいよ

176 :
GJです
バンバン散らしましょう

177 :
ほしゅ

178 :


179 :
保守してもらったからまた今度でもいいかなと思ったけど
話題が無いのも淋しいので投下ー
虎薔薇・エロ・初モノ 

180 :
 ああ、あったけえ。柔らけえ。
 ぼんやりとその感触を味わい、さらに深く味わおうと舌を滑り込ませようとしたところで、緊張して体を強張らせ、身を引こうとした相手に気づき――俺も抱き寄せていた手を離し、飛び起きた。
 目の前には真っ赤な顔のブルーローズがいる。
 ――ちょっと待て。ちょっと待て、ちょっと待て!
「……ま、間抜けな顔して寝てるから、だから、ちょっとイタズラしてやろうって。でも……」
 ブルーローズの手には、ペンタイプのメイク道具があった。それを持つ手は震えている。
 夢なのだと錯覚していた。
 こいつの方から迫ってくるだなんてありえない。どうせ夢なら楽しんでやろうと――でも違う。コイツは、悪戯をするために寝ていた俺に近寄っただけだ。
 いや、それより。いくら寝ぼけていたとはいえ――いくら夢でも俺は何を考えていた!?
「悪い、ちょっと勘違いして――」
「勘違い?」
 何をどう勘違いしたのかと、カリーナが問う。
「誰と――」
 そう言いかけてカリーナがはっとした。俺が勘違いする相手など、一人しかいないと。
「……そうじゃねえよ」
 そうであるべきはずなのに。
 そいつではなく、お前だとわかっていてこういう事をしたことが、問題なのだ。つまり俺は、無意識のうちにブルーローズの事を――カリーナを、そう言う対象として見ていたと、認めざるを得ない、と。
「夢と、勘違いしてた。夢だったら、お前相手にでも、何やってもいいやって」
「……は?」
「まだ俺、寝ぼけてるのかもしれない」
「な、にを――」
 カリーナの手首をつかむとぐいと引き寄せる。虚を突いたためか、すんなり俺の腕の中におさまった。ころころと俺の掛ける長椅子の足元に落書きをしようとしたメイク道具が転がっていく。

181 :
「な。ブルーローズは俺の事、好き?」
 カリーナがカッと目を見開く。
「はああ!?何馬鹿な事――」
「カリーナ。俺の事、好きだろ?」
 耳元で囁く。怒りのためではなく頬を染めたその様子から、答えを聞く必要などないのはわかっている。――が。聞いてみたいだろ。
「……」
「な」
「すっ、好――ん、んんっ……」
 どうも俺はこらえ性が無いらしい。
「……もっと力抜けって」
 手を滑らせ、カリーナの体に触れる。布越しとはいえ、普段遠巻きに目にする事しかできなかった体だ。布の下の、若くて張りのある皮膚の感触が容易に想像できる。
「――ちょっ、ヤダ!?」
 ……そして、想像だけでは満足できない。
 押さえていたものが解放されてしまうと、際限がない。一番バレてはマズい事がカリーナに――何より俺自身にバレてしまった事で、自棄を起こしてしまっているのかもしれないが。
「嫌だとか言うなって」
「だって、タイガー、何しようとしてるのよ」
「何って……ナニを?」
 オヤジ臭い物言いだなと、我ながら思う。
「やだもうサイテー!」
「……ほんっと、お前可愛いなあ」
 ちゅうと首筋に吸い付くと、ひゃあと間抜けな声が上がる。何度もそれを繰り返すと、泣き出しそうな甘い声でやめてと返ってきた。
「やめてよ、タイガー……」
「そのやめてじゃ、やめられるわけないだろ」
 それじゃあ男を昂ぶらせるだけだ。それなら歯でも食いしばって耐えている方がよほど――ああ、駄目だ。それはそれでそそる。

182 :
 嫌だと言っているが、もじもじと太ももを摺り寄せている。欲しくてたまらないくせに、ねだり方を知らないらしい。
 トレーニング着の裾に手を差し込み、カリーナの胸をふにふにといじる。緊張で身を強張らせているが、そこは柔らかい。頂を押し込むようにしてやると、んっ、と小さな声を上げた。
「何で、こんな変な事するの……?」
「してえんだもん。お前は嫌か?俺とするの」
「……っ、そんな、事……」
 否定が無いのは肯定と取る事にする。そうしないと先に進められない。
 何度も何度もキスを繰り返す。カリーナもそれに応えてくる。慣れている、というのではなく、頭で得ていた知識を必にこなそうとしているようだ。俺になめられないように。
 馬鹿だねえ。何も知らない方が、色々教え込めて、俺みたいなオジサンはそっちの方が喜ぶってのに。でも、この胸と同じで無いものを一生懸命見栄張ってあるように見せようって努力してるところは好きだぞ?可愛くて。
「――やっ!」
 太ももに手を滑らせると、流石にカリーナがその手でもって俺がそれ以上好き勝手にしようとするのを阻止しようとする。
 十分絆したつもりだが、生娘さんにはやっぱ無理か?
「なあ。そんな怖い事じゃねえんだぞ、コレは。すっげえ気持ちいいんだから」
 心と体の充足。
 まさか、今になってそれを再び味わえるとは思っていなかったが。
「……あー、最初は痛いかもしれねえけどな、お前は」
 俺ばっか気持ちよくなるのは忍びない。でも、最初の一回が無いと、後には続かないから、そこは勘弁してもらいたい。
「……怖いよ……」
「優しくしてやりたいから、そんな顔すんなよ。そういう顔されると、抑えがつかなくなっちまうだろ?」
「あっ――やあぁ……や、だ……ぁ……」
 少し強引に、カリーナに触れる。少し差し入れてこねまわし、ナカの様子を探るが、まだ挿れるには早い。……っつーか。
「きゃああ!?」
 ぐいと長椅子に寝ころばされたうえで、ズボンどころか下着まで取り払われ足を大開きにされた事でカリーナが声を上げる。

183 :
「な、にを――いや、いやいやいや!タイガー、そんなところ――やあぁ!舐めないで……っ!ひっ……!」
「舐めとかねーと、このままじゃ突っ込めねーじゃん」
「つっ……!?」
「挿れたいんだよ。お前に。寝ぼけてとかじゃなくって、ちゃんと」
 真っ赤な顔で涙を流しているカリーナが、息をのんだ。俺の唾液だけではない湿り気が――わずかなものだったが、中から溢れてくる。
 それを舐めとってしまいたいと思いながらも、カリーナがより緊張を解いてくれるよう、そこに舌を差し入れるようにする。今のところは足りない潤いを補えればそれでいい。
 卑怯な手ではあるが、コイツが熱に浮かされているうちに事をすませてしまいたい。
 冷静に考えて、こんな場所で、こんな中年子持ち男とキスしたり――のみならずやっちまうとか正気の沙汰ではない。……一回ヤってしまえば、後はどうとでもできるだろうと思っている自分の甘さに笑ってしまうが。
「……いいだろ、そろそろ」
 本当はまだ早いだろうが、俺の方が限界だ。
「……っ、悪ぃ、このまま挿れるぞ」
 そんな準備などしちゃいない。できてりゃこんな間抜けな事になどなっているものか。

184 :
「ひ……あ……!?」
 ゆっくりと、カリーナの体に俺を沈めていく。体を強張らせたカリーナは、時折体を捻るようにして体を割く痛みに耐えているようだ。悪いとは思うが、その苦悶の表情すら愛おしく――俺の劣情を煽る。
「あ。やだ。たいがあ、もっ、と、ゆっくり――」
「悪い。ホント、悪い。でも――」
 止まんねえ。
 この締め付ける感じも、漏れてくる声も、触れた肌の柔らかさも、熱さも。全部が俺をおかしくしてしまう。狂わせる。
「カリーナ……っ!」
 相手が初めてだという事はわかっているが、もう押しとどめようがない。何度も何度も打ちすえる。
「あっ。駄目。無茶、しないで……っ。ひゃ、あ、あっ……んっ。だめえ――!」
「無理だって……お前、すっげーいいんだから……止めらんねえ……ホント、すげえ……」
 何も悪い事などしちゃいないカリーナが、俺の下で、俺を満たすためだけに、罰に耐えるように苦痛で顔を歪めている。そして、泣きながらも俺に手を差しのばしてくる。
「タイガー……好き、好きぃ……」
「ああ、俺もだ。俺も好きだよ、カリーナ」
 その言葉に、カリーナが体をひくりと震わせ――俺自身を締め付けてくる。
「だ……っ、お前、馬鹿――!?」
 急にそんな締め付けられたら、お前、抜く間だなんて!そもそも俺だって久々で、結構溜まってるんだから……
「……っ、くそっ……」
 ああ、でも、気持ちいい。
「タイガー、やだ、急になに?重い、重いよおっ……!」
 荒い息をつきながら、もたれかかる俺に対してカリーナが文句を言っている。
「あー……悪い」
 ほんっと、悪い。
「もう一回、いい?」
「え?」
 もしかしたらあと一回ですまないかもしれないけど。まあ、先に謝っとけばいいだろって事で。……な?

185 :
分割したら挿れてるシーンが短くて自分でがっかりした
えろえろな話とかいかがですか? 今日は節分ですよ
またぐらの太巻きを無理やり頬張らせる話とかいかがですか!?
投下ありませんかね!?

186 :
>185
GJ!!!
ありがとうb堪能した

187 :
>>185
GJでござる!GJでござる!!
タイガーの狡くて駄目な悪い大人っぷりが…
中出しはらめぇぇぇっ!
ブルロたんがヒーローできなくなっちゃうぅぅぅっ!!
流されブルロごっつあんです!

188 :
感想ありがとう!
太巻きの話は来なかったか…

189 :
>>188今更ながらgj!そして君のおかげでネタ降ってきたので太巻き執筆中だ。遅筆なんであと2、3日かかるかもしれんが。

190 :
>>185
おおお!ぐっじょおおおおぶ!!
いいね、むらむらするw
>>189
wktk

191 :
>>189をwktk待ってる間に盛り上がってシコシコ書いてしまったので
待機中のおつまみにどうぞ
189の後にしようかとも思ったけど、これも時事ネタなんで赦してw
本当は昨日のうちに投下したかった折龍の朝チュン的小ネタっす

192 :
「明けましておめでとう!」
「…はっ?」
 パオリンの言葉にイワンは思わず携帯を確かめた。
(二月十日零時五分…うん、二月だよね。ニューイヤーズデーは一ヶ月前に過ぎてるよね)
 イワンは、虎徹に教えて貰った「日本のお正月」のあれこれを試した今年の正月を思い出してうっとりした。
――こたつ、みかん、雑煮、栗きんとん、蒲鉾…そして……
「ねえ、イワン。姫はじめ…しよ?」
「…っ!?」
 いま正に思い出していたことを言われて、イワンは息をのむ。
「ねえ、いいでしょ?」
 パオリンの手がイワンの膝から太股を徐々に内側に向かって這う。
そのまま中心に触れるかと思った手がそれ、残念に思う間もなくベルトを外す音がした。
「パ、パ、パ、パオリン?」
 パオリンはセックスに積極的な方だが、ここまで直接的に求めてきたことはない。
その気になるとパオリンの方から抱き着いてキスしてきたり、頬を染めて上目遣いで見上げてきたりはするが、ボトムを脱がすなんてことははじめてだった。
「タイガーさんに教えて貰ったって姫はじめしたけど、ボクとしてはやっぱり新年は今日なんだ」
「…はっ?」
「うーんと? キュウショウガツ? ってわかる? 日本好きのイワンならそう言えば通じるんじゃないかって、タイガーさんはそう言ってたんだけど…」
「ああ、旧正月…日本がグレゴリオ暦を採用する前の暦で祝うお正月…だよね?」
「うん、そんな感じ。ボクの国だと春節っていうんだけど、日本と違ってグレゴリオ暦じゃなく、旧暦の方でお祝いするのが普通なんだ」
「そう、なんだ?」
「もう! イワンはもう少しボクの国にも興味もってくれてもいいと思うよ!
 日本の伝統的な文化の元ネタはボクの国のだったりすることも結構あるんだからね!
 去年騒いでた七夕とか! あれ、元々はボクの国の行事だからね!」
 パオリンが頬を膨らませて怒る様は可愛らしく、「日本のマンガなら『ぷんすか』とか『ぷんぷん』とか書き文字が入りそうだな…」とつい考えてしまったイワンは、「これがダメなんだってば!」と深く反省をした。

193 :
「ご、ごめんなさい…」
 別にパオリンの故郷に関心がないわけでも軽んじているわけでもないのだが、ジャパンオタクはイワンの身についてしまっていて既に血肉にも等しいのだ。
なかなか切り替えられるものではない。
「素直にあやまられると困っちゃう、かな…
 ごめんなさい、ちょっと拗ねただけなんだ。イワンが日本のことばっかり好きだから…つい……」
 パオリンもイワンの気持ちはわかってはいるのだ。
虎徹を捕まえて熱心に日本文化について尋ねるイワンを見るとちょっとだけ淋しくなるけど、好きなものに夢中になっているイワン自体は大好きだった。
白い肌が上気して、紫の瞳がキラキラと輝く様を見るのは楽しく、嬉しいことだ。
「えっと、とにかく、ボク的には『お正月』は今なんだ。
 だから…姫はじめ、しよ? しないと…落ち着かない……」
 頬を染めながら膝の上でもじもじと照れる、ベルトを外すという暴挙にでた時とはまるで違う可愛らしい姿に、イワンの鼓動が跳ねる。
「姫はじめした時から、ずっと、まだ新年はきてないのにって、変な気分だったんだ。
 ずっと、奥で何かが燻ってる感じがしてて……」
 パオリンの腰がわずかに揺れ、常とは異なる熱い呼気がイワンの顔にかかる。
「だから…して?」
 好きな子に膝の上に乗り上げられ、潤んだ目で見つめておねだりされて我慢できる男はそうはいない。
いないったらいない。
「パオリンっ!」
「あ、イワンってば急、に…あっゃあんっ」
 パオリンが乱したボトムのフロントからいそいそと取り出して、愛撫もそこそこに早急に挿入し、「痛かったんだからね!」と怒られるのは、それから一時間後の話である。
だが、仕方ない。仕方ないのだ。
一度火がついたら男は簡単にはとまれないのだ。
(僕はパオリンの国にもっと興味を持つべきかもしれないけど、パオリンは男心についてもっと知るべきじゃないかな…)
 一ヶ月えっち禁止令をだされたイワンは、一応は反省しつつもそう思わずにはいられなかった。

194 :
お粗末さまでした
>>189の恵方巻ネタ投下をwktk待つ作業に戻りますね!

195 :
GJ!姫はじめ女の子から誘うとか美味しすぎるよ折龍

196 :
めちゃめちゃ可愛い…GJ!
イワンは日本のアニメのチャイナキャラから間違った知識を仕入れたりしそうだ

197 :
GJ! なんか姫初めは2日にするもんだと小耳に挟んだので1日遅れで正解かもしれない。
さてお待たせの太巻きネタ。虎薔薇 替え歌ギャグ風味

198 :
♪〜♪♪〜
 俺が鼻歌歌いながら恵方巻きを巻いている隣でカリーナがサラダ巻きを巻くのに悪戦苦闘していた。
 今日はこれらの材料を買いにヘリペリデスファイナンスとぎょーむていけいとかしているらしい日本系のスーパーに行くところからデートだった。
 ちなみにカリーナがサラダ巻きを作っているのは俺が熱心にツナマヨ入りが食べたいと主張したからである。
 二人で一緒に買い物して、お互いで作りっこして食べさせあうなんて、幸せー、なんてひたっていたいけど、
そういう場合でもないかもしれない。
 何せ、目の前にはサラダ巻きの成り損ないの残骸が所狭しと並んでいた。
 ついにカリーナが根を上げたのか、八つ当たりで怒り出す。
「タイガー、もう、その歌、やめて。気が散るからまくいかないじゃないっ!」
まあ、恥ずかしいのか視線を逸らして頬を紅く染めてぷいと膨らませている横顔は俺にとっては可愛らしいだけだけど。
「何、ふくれているんだよ。大分うまくなったじゃないか?さっきまでのに比べたら」
とはいえ、少し量が多すぎるな。折角だしお土産に持たせてやってもいいんだが――
「やだ、うまくできるまでもうちょっとなんだから…」
「そんな事言ったって、なぁ。もう材料ほとんどないんだから。
かといって、いくら材料があってもお前が満足いくまで作ってたら下手したら明日になっちまうぞ?」
 そこで、何か、思いついたとばかりに俺がにたりと笑うと。
 カリーナははっと気がついたように後ずさりするが背中のキッチンカウンターに行方を阻まれて動けなくなった。
 そこですかさずその体を俺は両腕でしっかりと包み込んだ。
「こんだけいっぱい二人で食べるには、えっちして腹すかせないとなぁ?」
「な、何言ってんのよ、馬鹿っ!ってむぐっ」
 抗おうとするカリーナの大きく開いた口に、俺はその背越しに腕を伸ばして取ったサラダ巻きを放り込んでやった。
「恵方巻きは食べ終わるまでしゃべっちゃいけないんだぞ?」

199 :
 いやなら吐き出すなり、一旦、途中でやめて皿に置くなりすればいいのに、こいつときたら真面目なのか、
口に咥えただけで食べるのは難しいと感じたのか両手をサラダ巻きに添えてもぐもぐと咀嚼している。
 ――俺の腕の中で――
 つまり両手はふさがっているから、俺は触り放題――
 巻いて、巻いてくるくるとーとばかり歌いながらエプロンの隙間から上着の裾を持ち上げてブラジャーを露にし。そのまま外さすに下から指をむぎゅと差し入れた。
俺と付き合いだしてから少しだけ胸のふくらみが増したなーと日頃のマッサージの成果を実感する。
「お前、ブラ、ワンサイズあがったかー?」
「…むぐっっ」
 答えるつもりだったのか、それでもしゃべっちゃいけないというのを思い出したのか真っ赤な顔して視線が泳いでいるのが愛し過ぎる。
 指で丹念に円を描くようにローリング、ローリンと続けてうたいながら柔らかな果実の丸みを堪能してその芯をつまむ。
 そのとたん、ひゃんとばかりに小さく身体が跳ねる。跳ねた背中がカウンターに当たらないように全身で抱き寄せるのも大変だ。
 抱きしめたついでにまだカリーナの口からはみ出ていたサラダ巻きをほおばる。もぐもぐと噛み締めて残ったものを食べつくしてしまえば、
 カリーナの柔らかい唇に辿り着くってもんだ。唇だけで滾るものがおさまるはずもなく、そのまま咥内に残るもの全て舌で味わいつくす。
「んんーっ」
 
 さて唇をふさいでいるうちにっと。背中にまわした手でブラを剥ぎ取って、っと。このまま上衣も取ってしまえば裸エプロン完成〜。
と行きたい所なんだが、ちょっと難しい。
 仕方がないので脇まで持ち上げたところで我慢我慢。とはいっても半端にめくれあがった上にエプロンつけてる格好もいやにそそる姿ではあるが。
「巻きあげたー、中身は××なものばかり〜。」
 思いっきり卑猥な隠語を歌に乗せて言ってみるとカリーナの顔は相変わらず赤いが、かと言ってこれ以上抗う様子もないので、
今度は俺が作った恵方巻きを自分の口に入れてほれほれと誘ってみれば、のってくるじゃないか。

200 :
なので、今度は恵方巻きを半分こに二人の口で咥えたまま、スカートの裾に手を伸ばし、太腿をすーっと撫で上げる。
勿論、柔らかくて魅力的なお尻をくるくると弄り回すのは忘れない。そっと下着に指を伸ばすと布越しですらぐっしょりなのが伝わってくる。
 わざと直接は触れずにくいくいと筋の上を撫でてやるとたちまちじわりとあふれ出てくるあたり、随分といい具合に育ったもんだ。
 そんな具合にカリーナを愛撫しながらかつ恵方巻きをもぐもぐと食べながらもう一度カリーナの唇を味あうところまでたどり着く、けど。
「今度は早かったなー。そんなに俺の唇が恋しい?それともー?」
「そ、そうじゃなくて、その……」
 真っ赤に染まりきった顔から淫靡な言葉を引き出してみるのも楽しいのだが。今日は。
「カリーナちゃんは俺の恵方巻き、もっと食べたい?上で?下で?それともー?」
 こいつの敏感な耳元で囁いてやったら、もう何も言わずに桜色の顔でこくりとうなずくだけだったので好きにさせてもらうことにした。

201 :
さてと、とっくに服の下ではちきれんばかりになっていた俺の太巻きさんを引っ張り出す。
「お待ちかねの太巻きさんだぞー。ちゃんと最後まで食べないと願い事はかなわないからなー。」
 にやにやと笑ってカリーナをしゃがませると素直に従ってくるのは、いやいやしていた最初のころの初々しさを思えば、ちょっともの惜しいが、
咥える直前潤んだ瞳が見上げてくるあたり、まだまだ羞恥心が残っているというか、そーいうところが可愛いんだよなー。
 恐る恐る口に含む姿を見下ろすのは非常に嗜虐心をそそって――。
 
「ちょ…ひゃ…あむ…むぐ……」
 完全に涙目でただでさえ不慣れな舌先が俺の太巻きさんの筋をもどかしくちょろちょろと往復するのにもうたまらなくなって。
「早く食べないと食べきれなくなるからなー。そうそうおいなりさんもわすれないようになー。全部残さず、食べるんだぞ?」
 無理やりカリーナの頭を押さえ込んで咥内を犯すのはほんと、俺だめかもしんない。
 でも、それでもおいなりさんのほうにも手を伸ばしてくるのはもう……。可愛すぎて熱くなる。
 俺が全部吐き出したものをごくんと飲み干すところまで見下ろしていると湧き上がってくるようでまだまだ熱い太巻きさんは残ってるようだ。
「……っ」
 無言で訴えてくる、そのもじもじと摺り合わせて震える太ももと淡く紅く染まった顔が何をして欲しいかなんて手に取るように分かる。

202 :
「俺の恵方巻き。両方で味わえよ?」
「……ひゃあ。あむっ」
 カウンターに座らせて。とっくに役立たずになってた下着を引き降ろす。
 俺が作った恵方巻きをカリーナの口にもう一度放り込むと熱い太巻きさんを下のお口にも咥えさせてやった。
「あむ……」
 もぐもぐと上と下で恵方巻きを咀嚼するなんてすげー光景だよなぁ。なんて。勿論、上の恵方巻きはまたしても半分こ、だ。
 下の太巻きさんはカリーナの熱くて蕩けそうな裡に包み込まれてぐいぐいと何度も食わせてるけど。ちょいやばいかもしれない。
 上を二人で食べ終わったところで一度全部食べつくすように深く口付けてから、耳元で歌ってやった。
「熱い触感を突っ込みました」っと。
「ば、馬鹿ぁ…〜〜〜」
 一瞬、緩んだお口にその隙に太巻きをぐいっと奥深く突っ込むと
「ひゃあんんっ」と小さく嬌声が上がる。ひくっと震えて俺の太巻きをカリーナが締め付けて。
 中で弾けてお口いっぱいに満たしたのはいうまでもない。
♪熱い魔法を太巻きにお口にいっぱいくいくい突付いて詰め込みました♪♪

203 :
なんか、エロというより自分でも書いてて笑ってしまったので
期待してた人には申し訳ないかもしれない。
失礼しましたー。

204 :
色々来ていてほくほくだー!
>>194 可愛いパオリンが見られて大満足!折紙がはやるのも仕方なしだねっ!
>>203 口ずさんでいると思われるネタ元の歌思わず探してしまった 調子に乗ってるなーおじさん

205 :
>>203
恵方巻キタ━━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━(  )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━━!!
虎徹の語彙がおっさん過ぎて
こんなおっさんに可愛いカリーナたんがいけないことされまくってるのかと!
カリーナたんはこんなにおっさんな虎徹を受け入れちゃってるんだ!と
女王様キャラ演じてるツンな娘がこんなにこんなに従順に…
ワイルドタイガーは凄腕だな!ってハアハアしまくった!
ただ元歌がわかんなくってちょっと残念
でも、わかんなくても虎徹がノリノリなのは伝わってきて楽しかったよ!

206 :
すみません、お付き合い済と注釈つけるの忘れてた。
>>205タイトルから虎薔薇抜いて検索すればすぐ元歌出てくるはず。
当日全国の恵方巻き売り場で流れていたと思われる曲。

207 :
おじさん、まさにおじさんwww
GJ!!

208 :
恵方巻きキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
カリーナいちゃエロ!(*´Д`)ハァハァ
ちょっと早いがバレンタインの小ネタ投下する
SS書くのとかの初めてで文章下手でわかりにくいかもしれん
ハードル下げて呼んでもらえれば幸い
しかも俺得すぎるCPですまんw
龍牛、エロなし

209 :
連日の長時間に会議に軽い疲労感を覚えながら、アントニオはいつもより遅めに
トレーニングセンターへ到着した。休憩室へ足を運ぶと数人のメンバーが楽しげに談笑中だった。
「あ、ふぁいほんはん」
パオリンがひらひらと手を振り、もごもごと何かをほおばっている。
それぞれに軽く挨拶を交わし、輪の中心を覗き込む。
「何やってんだ?」
「ハンサムに届いたチョコですって」
「わ、これ超有名店の高級チョコじゃない、予約到で1ヶ月待ちらしいわよ?」
「流石に1人では食べきれない量だったので…」
「…さすが人気者は違いますねぇ〜〜」
「なんだ、拗ねてんのか?虎徹」
「べぇっつにぃ?俺は楓からもらえればそれで良…」
「おお、俺にもくれよ」
ってきけよ!などとつっこんだが流され、虎徹は後ろのほうで拗ねていた。
アントニオがガサガサとかわいらしく飾られたチョコレートの箱をあさり始めた、が…
空き箱ばかりだった。
「あ、ごめーん、食べちゃった」
そう言ってパオリンはもぐもぐと口を動かしていた。
「やだ、もう食べちゃったの?」
「あんた、食べすぎじゃない?太るわよ?」
「まぁ、ないものは仕方ねぇな、とりあえず着替えてくるわ」
と、更衣室に向かおうとしたその時、パオリンが立ち上がって
「あ、待って、ちょっと分けてあげるね」
と、言うとほぼ同時にアントニオの首に腕を回して、背伸びをしてくちづけた。
しばし止まる時間。その場にいた全員、なにが起こったのか理解できずにいた。
パオリンはそんなこともお構い無しにアントニオの口内へと舌を挿しいれ舌を絡めた。
チョコの香りと甘さが口の中に広がった頃、パオリンは唇を離す。
「はい、おすそ分けー、おいしかった?」
と無邪気に微笑み、シャワー浴びてくるねー、と休憩室から出て行ってしまった。
凍りついた時が動き出し、カリーナは真っ赤になりながらアントニオを睨み付け
「ふ、不潔〜〜!!」
と叫んで走り去ってしまう。
「バイソンさん、見損ないました」
と、バーナビーは冷たく吐き捨てた。眼鏡が光って表情がわからない。
「え、え、俺!?」
すがる様に虎徹とネイサンを交互に見る。が…、二人はアントニオの両肩をがしりと掴む。
「いったいどういうことなのかしらぁ?」
「ちゃあんと説明してもらおうかねぇ?」
ぎりぎりと力をこめてアントニオに詰め寄る。壁際まで追い詰められ逃げることも出来ず…。
「俺は悪くねぇ!」
という叫びだけがむなしく響いていた。
おわる

210 :
本当は全員出したかったが思いつかなかったんだ…無念

211 :
一月が静かだった反動か二月は投下が続いてて嬉しいねえ
>>210
( ゚∀゚)o彡°牛龍!牛龍!!
ガタイのいい男に小柄な少女はロマンですな!
そして役得なはずなのに不憫さの拭えない牛ェ…
龍は無邪気なのか狙ってるのかどっちだw

212 :
牛龍好き!!
映画の牛さんのカチカチになったものを
無遠慮になでまわすパオリンに興奮した!

213 :
「だっ! ア、アニエスが行方不明?」
ワイルドタイガーの大声に、夕暮れのトレーニングルームに集合したヒーローたちが一斉に顔をしかめた。
「落ち着いてくださいよ、虎徹さん。
ケインさんは連絡が取れないと言っただけです」
バーナビーの言葉に虎徹はさらに大声を張り上げる。
「だっ! っからそれがおかしいって言うの!
あいつとは長い付き合いだけど、姿を眩ましたなんてこと、今まで一度も無かったんだぞ!」
「確かに。 携帯も家もつながらない、しかもモウ40時間以上も経つなんておかしいな」
牛角が首をひねると、他の面々も口々に疑問を口にした。
『警察にはとっくに捜索願いを出しているんだが、まったく足取りがつかめないんだ。
もちろん、ここ二日間の事件や事故の負傷者リストにもあたったが彼女の名前は無い。
こうなったらもうヒーロー諸君にすがるより他にないんだよ』
立体映像のケインは、額の汗を拭きながら早口でまくし立てる。
「アニエスはセレブですからね。
可能性のトップはやはり、身代金目的の誘拐でしょうか」
バーナビーがぽつりとつぶやくと、場の空気が一気に凍りついた。
「お、お前、ろくでもねぇことを言うな……」
「でもそれが一番可能性が高いわね」
相棒に掴みかかろうとする虎徹を押さえ、ネイサンが続ける。
「視聴率の女王の命を救うためなら、局は何億ドルでも用意するでしょうからね」
『実は我々も真っ先にそれを考えた。
しかし、もしそうならとっくに犯人から接触があってもいいじゃないか?
まだ電話もメールも、何ひとつ届いていな……』
そこまで言ったケインの背後から、何人もの喧しい声が聞こえた。
『えっ、なにぃ、電波ジャック? アニエスが?
ヒ、ヒーロー! 近くにモニターがあったら、すぐにテレビをつけてくれ!
アニエスが映っているらしい!』
その言葉が終わらないうちに、ヒーローたちは全員隣の休憩室の大型モニター前に移動する。
真っ先にリモコンに取り付き、スイッチを入れたドラゴンキッドの幼い美貌が真っ赤になった。
「こ、これって……」
「オイどうしたぁ?」
リモコンをテレビに向けたまま硬直してしまったキッドの後ろに立った虎徹の目も大きく見開かれる。
残るヒーローたちも全員あんぐりと口を開けた。
モニターに映しだされていたのは、日本式に土下座の姿勢をとって震えている、素っ裸の白人女性だった。

214 :
真っ黒の絨毯が敷き詰められ、同じく黒いカーテンを四方に張られた広い部屋の中、全裸で土下座している女性の白磁のような腕や背中は、ところどころ赤く腫れ上がっている。
「うそ……アニエス……」
両手を口元に当てたまま固まってしまったブルーローズの声に反応したのはネイサンだった。
「キッドとブルーローズ、折紙は今すぐ会社に戻って待機しなさい!」
「え、でも、アニエスさんが……」
「コドモが見るモンじゃねえっ!」
口を開きかけたドラゴンキッドをドスの効いた野郎声で怒鳴りつけたネイサンは、ショックのあまり口も聞けないでいたイワンに女子二人を託すと、携帯でケインを呼び出す。
「何なのよこれ?」
『ああファイヤーエンブレム、すまない、こっちはパニックだ!
電波ジャックされている、対応に追われてるんだ、切るぞ!』
「ちょっ……」
ネイサンが携帯に怒鳴るより早く、モニター内に動きがあった。
『よぉし、いってみようか! キュー!』
電子的に変えられてはいるが、男性のものとわかる声と同時に、ずっと土下座していた全裸の女が、震えながらのろのろと顔を上げはじめたのだ。
おどろに乱れたライトブラウンの長い髪、その下の顔は……。
「くそっ! くそっ! アニエス!」
虎徹の怒声が響く。
60インチのモニターには、視聴率の女王・アニエス・ジュベールの泣き濡れた美貌が大写しになっていた。

215 :
アニエスのキツめの目からは大粒の涙が流れ、整った鼻からは鼻水が、特徴的な顎の黒子まで滴っている。
『ほ〜ら、敏腕プロデューサーさん、どうした?
“自分の番組”を台無しにするつもりかな?』
機械変換された男の声。
それを聞いたアニエスの反応は劇的だった。
「ヒッ!」
何かされたわけでもないのに悲鳴を上げ、ビクッと裸身を竦ませて口を開く。
「い、いえ……。 ご、ごめんなさい……」
そして、あえかな朱唇をわななかせながら、カメラを見つめて言葉を続けた。
「ボ、ボンジュール……シュテルンビルトの、し、市民の皆さん……
ヒ、ヒーローTVの、プロデューサー……ア、アニエス・ジュベールです……
こ、今夜は、予定を変更して……特別番組を、ほ、放送致します……
ど、どうか、ご家族で、お楽しみくださいませ……」
言い終えると、引きつったような泣き笑いの表情を浮かべ、再び土下座する。
「くそっ! バニー、なにボサッとしてるんだ、行くぞ!」
これまでにない怒りを顕にして飛び出そうとする虎徹に、機械変換された男の声がストップをかけた。
『ヒーロー諸君!
我々はウロボロスだ』

216 :
「なにぃ?」
聞き覚えのある言葉に虎徹が振り返ると、早くもバーナビーは顔色を変え、食い入るようにモニターを睨んでいる。
『我々はヒーローを、そしてそのヒーローを過剰に持ち上げるヒーローTVを許さない。
今君たちが視聴しているこの映像は、現在、全てのチャンネルで視聴可能だ。
もちろん、我々も楽しんで見ている。
もし、どの局であろうと、放送を打ち切るようなことがあれば、即座にこの女をす。
また、我々の居場所を突き止めようとしても、やはりす。
我々の仲間には、“NEXT能力を持つ人間を探知できるNEXT”がいる。
もし、我々の半径10キロ以内にNEXTを探知したら……それがヒーローではなく、偶然通りかかったNEXT能力者であったとしても、同じことになる。
もちろん、偶然パトロールしていた警察官を見かけても、だ。
わかったかね?
ヒーロー諸君、そして警官諸君。
わかったならすぐにお家に帰って、ビールを片手にテレビを楽しむことだ』
機械変換された声が響いている間、哀れなアニエスは素っ裸で土下座したままぶるぶる震えていた。
「ちくしょう! ハッタリだ!
ンなもんハッタリに決まってる! 行くぞバニー!」
「いえ! 彼らはウロボロスと名乗りました!
ウロボロスなら、そんなNEXTがいても不思議じゃありませんよ!」
「じゃあこのまま黙って見てるつもりか!
だいたいお前な、彼らって言ってるけど、ヤロウひとりの声しか聞こえねぇぞ!」
「アニエスの誘拐なんて大それたことを、一人で出来るとでも思ったんですか?
複数犯に決まってるじゃないですか!」
「なんだとテメェ! こんなときに落ち着き払いやがって!」
「おじさんこそヒートアップしすぎなんですよっ!」
掴み合いをはじめた二人を、牛角が引き離す。
「仲間どうしで喧嘩してる場合じゃないだろう!」
「そうよ。 とにかく今は、上の指示を待つしかな……」
ネイサンの言葉は、ドサッという大きな音に遮られた。
見ると、画面を見つめて固まっていたキースが鼻血を流して倒れていた。

217 :
なにこれ
なんかの名前だけ入れ替えたの?

218 :
とりあえず、続くのか続かないのか

219 :
半裸待機しておこうか
一言だけ…
牛の名前は牛角じゃねぇから!www
最初は気がつかなかったけれどもwww

220 :
牛角がキースをソファに寝かせている間に、モニターの中から機械変換された声が響く。
『ではアニエス、視聴者の皆さんにお前の全てを見ていただこうか』
その声に操られるように、土下座したまま震えていたアニエスはのろのろと立ち上がった。
それはまるで催眠術に罹っているのではないかと思わせるようなぎこちない動きだったが、その羞恥と屈辱に歪む泣き濡れた美貌を見れば、彼女が誰かに意識を操られているのではなく、はっきりとした自覚を持っているのは明白だ。
「お、おい、やめろアニエス、やめろって!」
虎徹の叫びも虚しく、モニターの中の視聴率の女王はガクガクと震えながら直立不動の姿勢をとった。
スレンダーな肢体にはアンバランスなほど大きな白い乳房、その上で竦んだピンクの乳首、くびれたウエスト、ムッチリとした太腿、すらりと伸びた下肢……その全てが露わになる。
カメラは固く目を閉じてすすり泣いているアニエスの美貌から舐めるように下方へロールし、秘丘のデルタ地帯を覆うブラウンの恥毛をアップにする……。
ドガン!
凄まじい音にネイサンたちが振り返ると、虎徹のコブシが壁にめり込んでいるのが見えた。
「ちょっと、何してるんですか!」
「うるせえっ! アニエスをこんな目に遭わせやがってクソヤローが!
ぜってぇ許さねえ! ぜってぇに俺が、この俺がぶっしてやるからな!」
バーナビーの静止も聞かず、他の誰よりも付き合いの長い牛角ですら見たことがないほどに激昂した虎徹は、能力を使っていないにもかかわらず見る間に壁面を破壊してゆく。
初めて目にした相棒の凄まじいキレっぷりに、止めるどころか恐れをなして二、三歩後ずさりしたバーナビーの肩にネイサンが手を置いて囁いた。
「ガラスをぶち破って飛び出して行かないだけマシよ」
その頃、シュテルンビルトの公園やコンビニなど、全ての公共の場所にある男性用トイレの個室は、携帯をテレビモードにした学生やサラリーマンが駆け込んだため、一つの空きも無く完全に塞がっていた……。(続きます)

221 :
>>219
ウケ狙いじゃなく、素で間違えてました/(-_-)\
モウ投下してしまったので、今後も牛角でいかせて戴きますm(_ _)m

222 :
名前の呼び方とかもむちゃくちゃだしもう書かなくていいよ

223 :
一言だけ。
今後も投下する気があるならせめて最後まで書き上げてからのがいいと思うぞ。

224 :
>>222
問題点の指摘は構わないと思うけど、「書かなくていい」等の書き手の追い出しはスレが寂れる原因

225 :
キャラの名前も知らない
ルールも守れない
そんなやつを書き手扱いしても仕方ないだろ

226 :
ルールといっても>>2程度にしか決まってないからなぁ、ここは…
とりあえず
・最後まで書き溜めてまとめて投下
・無理なら、『途中まで投下、残りは後日』的な注意書き
この辺を気をつけてもらえるとありがたいかな

227 :
その数少ないルールさえ守れてない件w

228 :
※投下を始める前に使用レス数・カップリング・特殊嗜好等を書いて読む人への配慮を
※投下中は名前欄に「タイトル(1/5)」等いれると親切
※投下後は投下終了がわかるようなレスを
※BLは該当スレへ
投下用テンプレ(使用任意)
【使用レス数】
【カップリング】
【特殊嗜好等】
【その他】

229 :
普段ケータイのメールでエロパロ書いてるんだけど
ケータイ壊れて修理に出したとたん妄想が溢れる溢れるw
昔、テスト前になると掃除が進む感じに似てるね
なんか龍ブームらしく牛龍と折龍を平行でもやもやしてたんだが
他の男キャラだとどうなるかなと兎で妄想してみたら
一日中ヤってるような肉食×肉食カプに転がって
それなら空は…と思って考えてたらスカイハイまじ天使!
キッドたんもまじ天使!でエロにならんかったw
とりあえずケータイがなおってきても妄想ブームが続くことを祈る
折龍か牛龍かどっちか書けたらいいな

230 :
待ってるよ、どっちもイイ!

先日発売されたMJ、色々おいしかった。
虎徹とアニエスの2人は、やはりエロいなとあらためて思った。

231 :
>>229
あー、書けない状況に限って妄想が膨らむことは良くあるな
仕事中に思いついたネタを、帰宅後文字に起こそうとしても思い出せなかったり…
>>230
MJよかったなー
アニ牛もいいんじゃん?って思ったんだが
何故だろう、牛がちょっと不憫なほうが安心するのは…

232 :
>>229
待ってる!
牛さんは肉食系女子に捕食されればいいと思ってるんだけど、
MJ読んで牛薔薇もありかと思った

233 :
龍総攻めが頭から離れないんだが、文章に出来ぬ…
肉食龍っていいと思いませんか…?(チラッチラッ

234 :
>>229が妄想してる兎×龍の肉食カプ読みたいなw
個人的には元気のいい龍を上に載せてしょうがないな…
と苦笑してる兎が頭をかすめるのだが

235 :
横からお邪魔するよー 229や234のレス見て兎龍で頑張ってみた
パオリンがちょっと押せ押せだから注意してね
【使用レス数】4
【カップリング】バーナビー×パオリン
【特殊嗜好等】 たぶん無し
【その他】 二人の関係は出来上がっている・パオリンがかなりやる気なので注意

236 :
「皆ボクの事を子ども扱いするけど、そんな事ないよね?」
 プルンと触れる胸をあらわにして、パオリンは裸身でベッドに寝転ぶバーナビーの腹部にまたがった
「どの意味においてでしょうか?」
 くすくす笑ってバーナビーがたずねる。
「ボク、いっぱい色んな事知ってるよ?カリーナより」
 そう言いながら、バーナビー自身に触れ、ゆっくりとそこをもてあそぶ。慣れた手つきと妖艶に笑うその様は、
快活に笑う昼の様子からは想像できないだろう。こうやって直接目にするバーナビー以外は。
「彼女を引き合いに出すのは可哀想かと思いますが」
 大絶賛で片思い中のウブな氷の女王様。のらりくらりとかわす虎を、果たして使役できる日は来るのだろうか。
……単純明快なように見えてあれで結構小狡い老虎に、懐柔どころか喰われてしまいそうな気もするが――まあそれはいい。
「色々覚えたのはバーナビーのおかげだけど。……カリーナに教えちゃ嫌だよ?」
「嫌だな。僕はそんなに不実な男に見えているんですか?」
「そうじゃないけど。だって嫌なんだもん」
 ぷう、と頬を膨らませれば、やはり年相応に映る。
 それを笑うとパオリンはますます頬を膨らませ、バーナビーから背を向けてしまった。怒って拗ねたのもあるのだろうが、パオリンは
ゆっくりともたげはじめたバーナビー自身を口に含みたかったらしい。この行為を覚えた頃は、ともかく全部飲み込めばいいのだろうと
加減もわからずそれに挑むという無茶をし、むせる事も多かった。しかし今はそれもない。男のどこをどう、どのタイミングで責めればいいのかよく心得ている。
 すました顔のバーナビーであっても、自分の舌と手でいくらでも翻弄できるのだと思うと小気味良くすらある。たっぷりの唾液でもってそれを舐る。
 尿道に舌先を突っ込むようにちろちろと刺激すれば、時折ぴくりと反応する。そしてどんどんと太さと固さをもって天を突き始めるのだ。
 ちゅう、と吸い付いてから一度口を離し向き直ると、バーナビーの白磁の肌が、暗い寝室においても上気している事がよくわかる。だがそれはパオリンも同じだった。

237 :
「だってさ、おしゃれな仕事とか色っぽい仕事する時っていつもバーナビーとブルーローズでセットになるんだもん」
 たっぷりと愛撫をした後の口で、バーナビーに口づける。
 若干潔癖の毛のあるバーナビーだが、だからこそこの汚らしく常軌を逸した行為に興奮を覚えるらしく、普段のキスよりもいつも濃厚なものになる。
 キスが終わるとバーナビーはパオリンの頭を優しく撫でた。
「貴女がそんなにいじらしいヤキモチを焼いてくれるのなら、もっとそういう仕事を増やしてもらうよう、頼んでみましょうか?」
「バーナビー。嫌いになっちゃうよっ!?」
「なれますか?」
 そう言いながら、パオリンの体を誘導する。手を触れずとも、どろどろに蕩けきってしまっているパオリン自身が答えだった。
 好きで好きでたまらない。嫌いになんてなれるわけがない。それがわかっていてそういう事を言うのだ。
「……だからキライなんだっ!」
 だからパオリンもそういう返し方しかできない。
 やれやれ。
 バーナビーはため息をついたが、嬉しくてたまらないようだった。

238 :
 ぐちゅりと、下からパオリンを突き上げる。
「ふ、ぁああ!」
 もうしっかり、バーナビーの形を覚えきってしまっているそこが、ずぶずぶとやや乱暴に割って入ってきているはずのバーナビーを歓待する。
「あっ。バーナビー、もっと……あっ――もっと、ぉ」
「貴女にねだられると、どうも僕は弱い」
 下から何度か突き上げるとそのたびにパオリンは甘い声を上げる。
「甘やかすのはあまり良い事ではないのですが――」
 そう言いながら位置を入れ替える。パオリンはやや苦しそうな声を上げた。だが、普段優等生然としているバーナビーが、自分の前でだけ獣のように荒々しくなるのにたまらない快感を覚えている。
「もっと、もっとして。強くしていいよっ!」
「……言われなくとも――」
 ねだればねだるほど、求めれば求めるほどに互いに快楽を与え、貪り続ける。
「あ、やぁ、あ、もっと、奥まで、おくっ、ちょうだぁい!欲しい、の。ボクに、全部。バーナビ、あ、ふぁ――ああっ!!」
 女性の体つきになっているとはいえ、まだ細く小さなその体をバーナビーはがくがくと揺さぶり、裂くのではないかという勢いで打ち付け――そして放つ。
 びくり、びくりとわずかに震えるバーナビーに、縋り付くようにしてパオリンはぎゅうと抱きついた。

239 :
「――ねえ、もう一回、いいよね?」
 ちゅうとバーナビーの先端に残っているのものを搾り取るようにして吸い付くパオリンが口を離すと、そう言って笑った。
綺麗に舐めとって終わりにするわけではなく、その手はぐにぐにと扱くために動いている。
「……一回?」
 息を整えながら、バーナビーが笑う。
 ひょいとパオリンを抱き上げると、四つんばいにさせ、じらすように先端をパオリンにあてがい、こすりつけている。
「貴女がそれだけで満足できるのなら、それでもいいですけどね?」
「……やっぱりボク、バーナビーの事キライだ」
「それは困りました。僕はこんなに貴女の事が好きなのに」
 そう言いながら、中へと押し込んでくる。
「……いっぱいしてくれるなら、好きになってあげる」
 そう言うパオリンは、背を向けているからバーナビーから表情は見えない。
「だったら、大いに張り切らせていただきましょうか。貴女にたっぷり好きになって欲しいですから。夜は長いですけど、持ってくださいね?」
 表情は見えない――が、真っ赤な耳にバーナビーは甘く言葉を囁き、その耳朶にキスをした。

240 :
以上です!
一行あたりの文字数考えてなかったので見づらい事になってるのと、
レス分けすぎた事に若干以上の後悔はある……
次の機会があれば改善するから、笑って見逃してくれるとすごく嬉しい
では!

241 :
>>240
うぉぉぉっ!朝っぱらからほぼリアルタイムですんげぇいいものみちゃったよ?
何これ?何これ!?
ご褒美なの?これから一週間しっかりやれよってご褒美前前渡しなの?
素晴らしき肉食×肉食な兎龍じゃないですか!
ぶっちゃけ自分229なんだけど
私が妄想してた程度のモノで肉食×肉食を称してすみませんでしたっ!orz
と240に膝をついて謝りたい…
ストレートに肉食で可愛く嫉妬する龍とか…なんて素晴らしいんだ!!
ツンとおすましなのにたしかな肉食感(?)のある兎もすげぇイイね!
ぶっちゃけ自分の妄想より萌えたよ!!
240の妄想を刺激してくれた>>234にもありがとう!
いやあ、本当にいいもん読ませてもらったわあ

242 :
>>240
乙!!GJ!かわいかった
いいもの読ませてもらった

243 :
挑戦の意味合いが大きかったけど
喜んでもらえて何よりだ! もっと色んなエロ話読みたい!

244 :
>>240
いいねぇ、肉食エロかわパオリン!
GJ!!

245 :
>240
パオリン大好きなのでほんとGJ!

246 :
バーナビー「おじさんのシャツ…」スーハースーハー

247 :
 虎薔薇で6レスほどいただきます 行数ギリっぽいのでもしかしたら
増えるかも 特殊嗜好は自身の常識度があやふやなのでお前これは
特殊嗜好だ!な所があったらすみません あと連投規制かかったらごめんなさい
【使用レス数】 6の見込み
【カップリング】 虎薔薇
【特殊嗜好等】 若干の言葉責め
【その他】 恋人同士

248 :
「いやほら、今日ってホワイトデーだろ?」
「……サイッテー」
 顔にかけられたモノを拭い取りながら、カリーナがムッとした顔で虎徹を睨む。
「ホワイトデーってそんな日じゃないし」
「まあ、そうだけど」
 だって好きなんだもん、顔射。
 カリーナが怒っているからしおらしくはしているものの、やらかした事そのものに対しては悪いと思っていないらしい。
「タイガーの方は出すだけだからいいかもしれないけど、こっちは後が大変なんだからね!?どうせわかんないんだろうけど!」
「あー、悪い、悪かったって」
「ほんっともう、サイアク!」
 拭い取った後のティッシュをベッドサイドに置くと、カリーナは虎徹に向き直った。文句の一つや二つ――どころではないほど虎徹に言うつもりだったのだが。
「な、もっかい咥えて」
 虎徹は白い歯を見せてにっこり笑ってる。
「……聞いてた?」
 まさかその笑顔で誤魔化されるとでも?
「聞いてた、聞いてましたって!だからだよ!……今度は顔じゃなくってしゃぶってもらった後ちゃんと内壁に――いってぇ!?」
 カリーナが、ぽこんと虎徹の引き締まった肩口を叩いた。
「だから!何その、信じられない、って顔!信じられない、はこっちだからね!?」
 えー?と、虎徹が唇をとがらせているが、カリーナの方も負けじと頬を膨らませてる。虎徹は顎に手をやり、髭を撫でた後――カリーナに顔を寄せた。
「いやか?……そんなわけねえよな?」
「そ、れは……」
 じっと琥珀のようにも映る色の瞳で見つめられ、その甘い声で囁かれると弱い事を虎徹はよくわかっている。多少の無理を言っても、こうやって誤魔化したりすることはよくある。
 だが何より――カリーナ自身嫌でない事を知っているからこそ言えるのだ。にたりと笑う。
「生で挿れるの、好きだもんなー?お前」
「違っ……」
 真っ赤な顔で否定する。まあ、今の状況で生大好き、などとカリーナが言うはずもないだろうが。
「俺は好き。お前がぎゅうぎゅう俺を締め付けてくんのがわかって。好き好きーつって体全部で俺に言ってくるから好き。あと、すっげーエロい顔するから。もうたまんねえ」
「し、しないもん!」
「してるって。もうすっげえぞ?顔見てるだけで抜けそうなぐらい」
 スゲーいいよな。体の相性も。カリーナの透き通るような肢体をいやらしい目つきで眺めながら虎徹が笑うが、カリーナは紅潮し、身を固くしてぶんぶん頭を振る。
「ち、ちがう!違う違う!違うもん!」
「ホントだって。あ、何ならケータイで取っとく?最中のお前、すっげー可愛いしエロいし素直だしでパーフェクト!」
 サイドテーブルに身を乗り出しケータイを取ろうとしているので、カリーナが慌てて虎徹を取り押さえる。虎徹が育成中のカリーナの胸が背中に触れて、お、ラッキーなどとにやついている事など気づいてもいない。

249 :
 ――ケータイを取る事を諦めてもらえたことにまずは安心する。だが。
「何のパーフェクトよ!」
「エロの」
 にたりと笑っている。
「――っ、最低!最悪!もうしない!絶対しない!」
「え。ちょ。なんで?俺すっげえ褒めてたじゃん。いつにもまして!」
 ぽかぽかと殴ってくるカリーナの両手を取ると、虎徹はそのままばさりとベッドの上にカリーナを縫い止めた。それでもカリーナは物怖じすることない。
「褒めてない!それ違うから!嬉しくないから!」
 カリーナの両手を束ねて掴むと、空いた手でカリーナの体を撫でまわす。なめらかな肌。頭を撫でたり、手を繋いだりするだけでは満足できなくなったのはいつからだったろうかとそんな事に想いを馳せる。
「うっそー?嬉しいだろ?」
「嬉しく――ひぅ!?」
 体の感触を楽しんでいた手を、するりと下へ動かし、一見すると無遠慮にカリーナの中に指を押し込む。
「こっちは泣いて喜んでおいでですが?」
 ぐにぐにと、勝手知ったるものでカリーナのポイントを刺激する。少し指を曲げ、中から圧力をかけるたびに、カリーナが抗えない快感に身をよじる。
「お?カリーナさんご本人もお喜びで?」
「あっ……ばか……ぁ!」
 カリーナの中から引き抜いた虎徹の指はてらてらと光っていた。薄く笑うとその指先を口に含む。
「舐めるー?お前も。……ほれ、間接ちゅー」
 プルプルした唇に無骨な指を割り入れ、浅く開かれた歯列のさらに奥へと差し込む。もごもごと不満気な声を上げていたが、次第にうっとりした顔でその指に舌を這わせる。美味いかーなどと虎徹がからかった後その指を引き抜く。
「なあ。お前フェラだけでこんな感じてんの?期待してた?俺にこれからどんな事されるかって」
「……タイガーって本当にエロオヤジ!」
「だって俺エロいもーん、オヤジだもーん」
 そう言ってカリーナの胸に吸い付く。舌全体でカリーナの乳首を刺激すると、カリーナが涙ぐんでいた。気にするほどではないと思うが、セクシー路線でいくには確かに物足りないその胸はカリーナのコンプレックスとなっている。
「い、やあ……」
 だからこそ、そこをいじめ抜くのが楽しくて仕方ない。小さくても感度は抜群だ。唾液で濡れた乳首にふうと息を吹きかけるとカリーナの体が大きくはねた。
「あー、でもカリーナはホント、可哀想だなあ。まだこんな若いのに、こんな悪いオジサンに調教されてんだもんな?」
「調教って……」
「まあ、お前がそう思ってないならそれでもいいんだけどな?」
「え、ちょっと待って。今までアンタが、これは普通にみんなやってる事だって言ってたアレとかソレとかについては――」
 なんとなく友達とそういう話題になった時、会話がかみ合わなかったことがある。ある時など、カリーナは大人ねえ、などと敬うように、あるいは呆れたように接されたことがあった。
 まさか、いや、そんな――!
「あー、はいはい、カリーナ君。質疑応答は後にしてくれたまえ」
「ちょっと、タイガー!?」

250 :
「せっかくなんだから、色々楽しもうぜ?な?」
「な、じゃない……あっ――ん……」
 虎徹の先端がカリーナの入り口を擦っている。カリーナは待ち遠しそうに期待に満ちた目で見ているが、虎徹はにたにた笑ったまま、中に入れようとしない。
「あー、ぬるぬるで滑って上手く入んねー」
「馬鹿やってないで!」
「――やってないで?」
 虎徹がベッドの上のカリーナを見下ろす。そのカリーナは、赤くなった顔を見られないようにそらした。しかし我慢しきれないらしい。虎徹に快楽をしっかり教え込まれてしまっているからだ。
 これが調教されている、という事なの?カリーナは困惑する。……そうかもしれない。いや、そうなのだろう。欲しくて欲しくてたまらない。はしたないけど、それが本当の事だ。
 少し間を置くと恥じらいながら口を開いた。虎徹の思惑通りとわかっていても。
「は……はやく、い、挿れて、よ……」
「――お望みのままに」
 調教されてしまっているのはどちらなのか。コイツのこういう反応が見たいから、そういう風に動くようにコイツに仕込まれてるなと虎徹は内心で笑った。
 これもカリーナの思惑通りならカリーナの悪女ぶりが怖いし、これを素でやっているというのなら――どちらにしろ怖い。思惑通りでも何でもいい。
「最初の一発は景気づけって事で。オジサンオジサンなんて言ってるけど、俺、今が男盛りだからな。テクと回数のバランスが取れてて一番ノリにのってるお買い得物件だぞ?」
 ゆっくりと挿れていく。ただし最後はぐいと押し込むように。
 ふあ。
 カリーナが甘い声を上げる。ブルーローズは怖い怖い女王様だが、カリーナ本人は、あたりこそキツイが、本質はマゾのようだ。愛あればこそではあるが、こうやって荒い扱いをされるのがお好みらしい。
 身体的だけではなく、口でも。
「良かったなー?お前すっげえエロいから。俺が相手でないと、きっと持て余してたぞー?」
「私、そんな事ない……」
 真っ赤な顔で否定しているが、そんな風に責めるほど、カリーナの内壁が締め付けてくる。
「嘘つけ」
「ひゃあん!」
「いきなりこんなガンガン突き入れられてヨガってる奴をエロいと言わず何て言うんだよ」
 カリーナの腹を突き破らん勢いでずんずんと突き入れる。
「あっ、あ、ひぅ――」
「んー?強すぎるか?」
「……あ……もっ、と――!」
「ほれ、エロい。」
「違――あぁん!」
 違わねーだろと虎徹が笑うが、カリーナはふるふると首を振る。
「あー、そっか、あれだ、淫乱だ」
「……っ!」
「淫乱娘か。男が欲しくてたまらない、ド淫乱。それとも変態か?どこに突っ込まれても感じちまうもんなあ?」
 少しばかり遊び過ぎた気もするが、何も知らないカリーナは虎徹の求めにいつも応えた。真面目すぎるところもあるから、それはもう熱心に。
 ……それはもう。
 ――ホント俺悪い大人だわ。何教えてんの、俺。

251 :
「っ、あ――!」
 ぎゅう、と収縮する。
「あー?もうイっちまったか?こらえ性ねえなあ。……まあ、こっちは締め付けが良くっていいけど。お前、締めすぎるんだよなあ」
 そう言いながらも、再度腰を動かし始めた。びくりとカリーナが反応する。
「あ、や。らめ……まだ、うごかないで……」
「嘘つけ。お前これも好きだろ?」
「や、やあぁ!だめ、まだヒクヒクしてるから、動かないで!そんな事されたら、またイっちゃ――!」
 背が大きくのけぞる。
 控えめな胸がわずかに天井へ近づく。
「お?……おっもしろいなあ、お前」
「ひっ!あ、う。たいがぁ、やあ、やだぁ――」
 涙ぐんでいる。でも。
「――駄目だ。俺がイクまで我慢しろ」
 優しくその頬にキスをする。ごめんな、と耳に囁いて。
「あっ、ん、んんっ!」
 虎徹の下のカリーナは、絶頂の波が間断なく押し寄せているらしい。時折ひくりと体を震わせつつも虎徹の首に手を回し、縋り付いてくる。
 キスをねだってくれば、そのふっくらとした唇へかぶりつくように応え、そして緩急をつけながら腰を動かし続ける。
「あー畜生。もう出そうなんだけど、出したくねえな」
「イって……出してぇ」
 おかしくなってしまうとカリーナが訴える。
「そんなに懇願されちゃうとなあ」
「馬鹿!違うから!」
「違う?ホントに?」
「……」
「ほら、言えよ」
 にたりと虎徹が笑う。
「だ、出して……く、ください……」
「んー?」
「ひゃっ!?」
「聞こえねえなあ」
 にたにたと笑っている。
「ほれ。言わねえとイかさねーぞ」

252 :
 今まで自分の快楽を優先して動いていたというのに、ここにきてぐにぐにと絶妙な加減で腰を動かし始めた。まったく動かないわけではない。快楽の山の頂が見えそうになると、ふっとその力を抜かれてしまい、カリーナはその昂ぶりのやり場を失ってしまう。
そうすると、にたりと虎徹が笑いまたカリーナの弱いところを重点的に責めるため腰を動かすのだ。
「どうした、おい。お前は何回もイってるからいいだろうけど、俺まだお前の口でしかイってないんだけど?この状態すごくきついんだけどなー?」
「何馬鹿な事……ふぁ……あっ、ん――」
「ほら、言えよ。いつもみたいに、素直に言えって」
「素直にって、タイガーが言わせてるだけじゃない――っ、ふっ!」
「ほらほら、どうした?」
 腰の動きを止めると、カリーナは切なげな顔をして、自ら腰を動かし始めた。ああ、本当にコイツいやらしい女になっちまいやがって。
「……サイテー……ほんっと、サイテー」
「聞こえませーん」
 あくまで白を切るとカリーナはぐぎぎと悔しそうな顔をした。それでも、体の疼きは止められない。何度絶頂を迎えても、もっともっとと求めてしまう。何より虎徹が欲しくてたまらない。
「……タイガー、好き」
「ん。それから?」
 少し額に汗をにじませ、虎徹が次の言葉を待つ。
 望むとおりに動くカリーナに対し、口元は自然とゆるんでいる。
「好き。好き。タイガーの事、好き。全部好き。タイガーの全部が欲しいの」
「もっとだ」
 ぐっと強くカリーナに押し込む。
「だ……出して。ナカに。全部。出っ、だして……ふぁ。――出してください。お願い、タイガー!お願いっ!」
「そうまで言われちゃ仕方ねえなあ。本当にお前は、困った奴だ」
 ぐっとカリーナの腰を掴むと、再度腰をカリーナに打ち付ける。今度はより深く。
「あ!やだ、激し……っ!」
「お前奥でも感じるだろ?」
 そう虎徹が教え込んだのだ。
 もともとの素養というものもあるのだろうが。
「そういう問題じゃ……あっ、あっ!」
「あー、もう、駄目だ。どんどんお前にハマってく。絶対誰にも渡さねえからな。……俺だけのもんだ」
 腰の動きがより早くなる。
 しかし、今度は身勝手なものではなく、互いに快楽を求めるためのものだ。
「やあ、おく、気持ひいいっ、らめ。もっと、ふぁ……たいが、もっと一杯突いて。たいがー、好き。もっとたいがーで一杯にして。たいがー、たいがぁ、たいがー!」
「ばーか。俺の方が、好きに決まって――」
「ふあああぁぁあ!」
 ぞくりと虎徹の腰の裏に刺激の波が這う。と、同時にカリーナが締め付けてくる。

253 :
 息を整えながら、落ちてきた髪をかき上げる。その後に乱れたカリーナの髪も、手櫛で直してやる。涙の痕が残るその顔がとても愛おしい。
「……あー、ほら、知らねーぞー?ぜーんぶ出しちゃったぞー?」
 出した後も抜き取らずに、カリーナの中に挿れたままぐりぐりと押し付ける。
「いっちばん奥だぞー?中年男の濃いのがドクドクお前んナカに注ぎ混まれてるぞー?」
 どうするー?などと虎徹がにまにまと笑っている。
「タイガーの、なら……いい」
「そ、っかー。俺のだったらいいかー?」
「うん、いい……」
 ぼんやりとした顔のまま、カリーナが答える。
 惚れられているのはわかっているが、こういう関係になってもカリーナは相変わらずだった。こんなふうに素直に答えてもらえるのがベッドの上ぐらいのものという事に虎徹は不満を持っている。だからよけいに張り切りすぎてしまうのだが。
「だったらもっとお前の中に出してやるよ。……溢れかえるぐらいにな?」
「……うん。ちょうだい。何回でもいいよ……?」
 キスして?カリーナが虎徹に手を伸ばしてくる。
「――っ」
 そんな顔でそんな事を言われたら!
 男ならもう枯れるまで腰振り続けるしかないだろう!?
「……お前、サイコーだわ」
「……タイガーはサイテーだけどね?」
 朝日とはとても言えないさんさんとした光が窓の向こうから降り注いできている。早めの昼食といってもおかしくない朝食をとりながら交わす会話はいつも似たようなものだった。そして。
「サイテーついでに、もう一回どう?」
「ばっかじゃない!?きっ、昨日あれだけしておいて!」
 このやりとりも。
 真っ赤になって、ふざけるな、人の事も考えなさいと怒るカリーナに平謝りせねばならないのもいつもの事で――
「ごはん食べてからなら……いいケド」
「!」
 カリーナは真っ赤な顔でサラダをつついている。
 コイツホントにいやらしい女になっちまったなあと虎徹は驚いている。こんなにしてしまったのは自分だが、と。これは色々責任を取らねばならないだろう。だが、差し当たっては。
「ちょっと、まだ食事中!それに、こんなところで――」
 食卓の向かいから身を乗り出し、虎徹がカリーナにキスをした。マヨネーズ味のキスだ。
「もー無理。こんなところって言っても俺の家じゃねえか。どこででもできるようにしといた方がいいだろ?いつお前がムラムラきても対応できる――いてっ!?」
「時と場所も考えてよ!大体いつだってムラムラきてるのはタイガーでしょ!?――って、だから!その、信じられないって顔やめてよ!」
「いや、今この顔は正しいだろ。お前時々他の奴がいつ場所でもものほしそうな顔してるだろ」
「ふざけないで――っ!?」
 カリーナの反論は虎徹の唇で封された。――そして遅めの食事は結局夕食になってしまうこととなる。

254 :
番号振り間違えてるー!?
あ あと 冒頭にありますがホワイトデーに投下するつもりでした
色々しくじってるなぁ…

255 :
カリーナたんホントにいやらしい娘になっちまって……
言葉責め大好物ですgjですありがとうございました!

256 :
>>254GJ!GJ!
青薔薇たんエロ可愛いよ青薔薇たん
やっぱ寝る前にはスレ確認してみるもんだな
リアルタイムで読めちゃったぜ!ヒャッハー!
薔薇がエロ可愛いから虎がエロいダメなおじさんになるのか
虎がダメエロおやじだから薔薇がエロ可愛くなるのか…
正に破れ鍋にとじ蓋ってヤツだな!

257 :
土曜深夜(日曜未明か?)とは言えこんな時刻に
二人もリアルタイムで読んでたという事実に驚きを禁じ得ない

258 :
>>254
元から淫乱気質の青薔薇さんを独占調教なんて超好み展開ごちそうさまです!
ねちっこい言葉責めGJ!

259 :
おお! ありがとうございます!
エロパロ板は夜遅くに動くんだなあ
――っていうか皆いるんじゃん!
作品投下とかエロ語りとかもっとしておくれよ!

260 :
くっそ、おっさんうらやましいなぁおい!
GJ!!!

261 :
エロ語りというかおっぱい語りだけど成長した龍の胸は
アニエス>>龍>薔薇だったらいいなあと思ってる
盛られてる分もともとバストサイズにコンプレックスありそうなところに
パオリンに追い抜かされたカリーナの内心を想像して萌えー
個人的にカリーナはBくらいかなと思ってるんだけど
虎によって成長したとしてもC止まりであって欲しい
成長したパオリンは動くのに邪魔!って思っちゃうサイズが萌えるのでCからDで
アニエスは最低でもEは譲れんな!ムッハー( ゚∀゚)=3
Gくらいあってもいいと思う
巻き子と友恵はC前後希望
ナターシャとエミリー(兎母の方)はDくらいかな
エロパロにはならんがアポロンのおばちゃんはFくらいあってもいいんじゃないかと
お堅そうなヘリオスCEOはAだといいよ!
ヘリオスと言えば炎の秘書っぽいボンキュッバーンな黒人女性は
アニエスより胸大きそうなんでGでお願いしたい

262 :
あー 確かにパオリンの胸はカリーナより大きくなりそう
っていうかカリーナは若干残念な感じが可愛らしくていい
こんなの大きくなってもじゃまだよ カリーナが羨ましいなぁ
って何の悪気もなく言ってザクザクカリーナにダメージを与えればいい

263 :
上で書いてて自分で盛り上がったので、ちょっと書いてみた。
百合はOKだよね? ダメな人はNGなり読み飛ばすなりお願いします。
【使用レス数】 3
【カップリング】 龍×薔薇
【特殊嗜好等】 百合
【その他】 あんまエロくならなかった 途中で終わる

264 :
「羨ましいのはこっちの方だよ。こんなの邪魔なだけだもん。……男の人がじろじろ見るから恥ずかしいし」
 このところ心身ともに成長著しいパオリンは、口をとがらせてそう言った。
 カリーナは、隣のシャワーブースで顔を引きつらせながらそれを聞いている。
前から気になっていた。特にここしばらく。目視でも判断できるほどだったが、
本日意を決しバストサイズを聞いたところ、明確な数値として、カリーナを打ちのめしている。
「へ、へえー。そーなんだー」
 負けた。
 胸のサイズで、負けている。惨敗だ。希望的観測による数値よりずっとパオリンの胸は成長していた。
いや、パオリンの胸、などと言っては失礼だ。お胸様――そう、お胸様。そう呼ぶべきだ。
 ちょっと今、一人にされたら泣いてしまうかもしれない。ざあざあとシャワーの水音が響く中、カリーナは壁に手をついていた。
 そこにひょこりと隣のブースから身を乗り出すようにしたパオリンが、お日様のような笑顔でカリーナのブースを覗き込んだ。
「ボクはカリーナの方が羨ましい。取りかえっこしたいぐらい!」
 ……なんと邪気のない笑顔か。
 悪意満点の虐げるような言い方であった方が、よっぽどカリーナは救われただろうに。
「形、すっごく綺麗だもん。肌もすべすべしてて、触り心地良さそうだし」
「……ま、まあ、その辺は気を付けてるし」
 会社命令ではあるものの、やれエステだ何だとお金と手間がかけられている。ただでさえブルーローズの衣装は肌の露出が多いし。
 若さだけではない、輝くような、弾けるような肌には自信があった。
「触ってみてもいい?」
「え?」
 パオリンの問いかけに対し、カリーナは目をぱちくりとさせた。
「ちょっとだけ!ちょっとだけだよ!?」
 胸を?
 カリーナは自分の胸を見る。肌が綺麗だからといって、実際に他人の胸を触ったりするものだろうか。
 戸惑いが生まれる。
 パオリンが、ね?いいでしょ?と、屈託のない笑顔で――いつの間にかカリーナのシャワーブースに入り込んでいた。
 ……展開に頭はついてこないが、同じ女同士だ。ましてパオリンは年下。
 仕事ではライバルだが、プライベートでは可愛い妹のような存在。そんなパオリンからの、他愛もないお願いだ。聞いても別にかまわないだろう。別に減るものじゃないし。カリーナはぎこちなくではあるがそれに承諾した。
「……あー、じゃあ、どうぞ」
 やったあ、パオリンが両手を上げて狭いシャワーブースでキャッキャと飛び跳ねて喜んでいる。
そして、結構大胆に胸へ手をやった。パオリンの小さな手のひらでも包み隠せてしまえそうな自分の胸が情けない。でもパオリンは手のひら全体で、あるいは指の腹で、カリーナの胸とその肌を確かめているようだ。
 あまりに丹念に触れてくるので、いい加減カリーナが止めようとしたその時、パッとパオリンが両手を離した。そしてカリーナにきいてくる。
「ねえ。カリーナも触ってみる?」
「え……?」

265 :
 お返しに、という事だろうか。
 別に――と言いかけたが、他人の胸に触る機会だなんて、一生のうちにそうある事ではない。ちょっと好奇心が勝った。
「えーっと、じゃあ、その……お邪魔します……?」
 なんと言ったものかと考えながら、カリーナはパオリンの胸に手を伸ばした。
パオリンはカンフーマスターと呼ばれるに足る、引き締まったすっとした体つきをしている。だが、やはりそこは女の子、要所要所は女性の柔らかさを持っている。
 胸は、こうして触れればはっきりとわかる。自分より明らかに大きい。それに柔らかい。――と。
「あはは!くすぐったいよぉ!そんな触り方じゃダメだって!」
 パオリンが笑いだしたので、慌てて手を引いた。
「そ、そうなの?ご、ゴメン!」
 くすりとパオリンが笑ってカリーナを見上げた。
 その笑みが――なぜだか怖くなり、カリーナが身を引こうとする。しかしここはシャワーブースの中。すぐにひたりと背中に壁があたる。
 わずかにおびえるカリーナを見るパオリンは、どうしてだかカリーナよりずっと年上のように映った。
「もっと、こう、ね?優しく……」
「ひゃっ!?」
 先ほどとは違う手つきでパオリンがカリーナの胸に触れる。
「ちょ――ちょっと!パオリン!?」
「揉んでもらうと大きくなるって、ホントかな?」
 そんな事を言いながら、パオリンはカリーナの胸をぐにぐにと荒く、かと思えば、羽が触れるように繊細に揉んだ。
「そんなの迷信よ!だからちょっと、やめてってば!」
 どんと突き飛ばしてしまえばいいのだが、自分より年も体つきも小さいパオリンに対しそんな事もできないらしく、
カリーナは身をよじるようにして逃れようとする。パオリンはそれでも後ろから、自分の胸を押し付けつつカリーナの胸に触れ続ける。
「迷信?なんで断言できるの?――タイガーにしてもらったの?」
 その言葉にカリーナが面白いほどびくりと反応した。
「た、たたたタイガーがどうしてそんな事を!?」
 真っ赤な顔でぐるりとパオリンの方へ向き直った。
「じゃあ誰?バーナビーさん?折紙さん?……スカイハイさんとかロックバイソンさんじゃないよね?ボクが全然知らない、学校の男の子とか?」
「ち、違うわよ!じ、自分でしたの!」
 その言葉にパオリンは大きな丸い瞳を見開き――そして目を細めた。
「……へえ。カリーナもするんだ。……そりゃあ、するよね?」
 そう言って笑っている。
 カリーナは真っ赤になっている。だが、女同士だ。今更見栄を張っても仕方ないと口を開く。

266 :
「う、うるさいわね。そうよ。色々試したわよ!――豊胸マッサージ」
 雑誌に載っているありとあらゆるものを、だ。
 他にも、あの食品のあの栄養素が胸に良いと聞けばすぐに買ってきて料理したり、怪しげな通信販売の器具も試してみたりした。
 だがしかし。
 その結果がこれだ。
「――カリーナも、って言ったって事は、パオリンも邪魔だって言うわりに、してたんだ。豊胸マッサージ」
「まっさーじ……?」
 パオリンが気の抜けたような声で呟く。
「あ、あのね。効果があるのなら、ちょっと教えてほしいんだけど――って、何笑ってるのよ」
 パオリンが肩を震わせている。
「だっ、だって……!カリーナ、それ本気で言ってるの?」
「ほ、本気よ!そりゃあ年下の女の子にこんな事聞くのはすっごく情けないけど、それでも――」
 カリーナにしてみれば、藁にもすがる思いなのだ。
「……」
 真っ赤な顔のカリーナをパオリンはまじまじと見つめている。必すぎる自分を憐れんでいるのだろう、
きっとそうに違いない。カリーナはそう思っている。
 でもこっちは必なのだ。
 ブルーローズは顔も可愛いし、歌も上手いし真面目だし尻の形もいいし。怒りっぽいのと胸が小さいのさえ何とかなったら、完璧なのにな。
 ――力一杯のセクハラ発言を、目一杯の親切のつもりで発する鈍感男の言葉がずっと頭に残っているのだ。
 何をして完璧というのか。完璧であったとして、イコール虎徹と付き合えるわけではない事は承知している。
それでも、何とかできる事なら何とかしたい。カリーナはいつでも一生懸命だ。
 そんなカリーナを見つめ、パオリンは優しく笑った。
「なによ」
「カリーナってば、ホント、可愛いなあ」
「へっ!?」
 そう言われて、慌てる様も含めて、本当に可愛い。カリーナは年上だけど、抱きしめて、頭を撫でてあげたくなってしまう。
 だが。
 パオリンは、つとめて無邪気に笑ってみせた。何の下心や裏心など見せないように。
「教えてあげるよ。豊胸マッサージ」
 カリーナは真面目だ。
 だから、疑問に思ってもそう言い張れば信じてくれるだろう。
「本当!?ありがとうっ!」
「ううん?ありがとうはこっちの方だよ」
「え?何ソレ」
「あ。何でもないよ。気にしないで」
 とても嬉しそうに笑うカリーナには悪いけれど――ごめんね。ボク、チャンスは逃さない事にしてるんだ。

267 :
お邪魔しましたー
シャワールームではこうやって乙女だけしかわからない秘密のレッスン
(と、カリーナは信じ込んでいるナニか)が繰り広げられてもいいよね と

268 :
>>267GJ!
百合でも肉食だなんて…
龍…恐ろしい子!
背中にパオリンの胸の膨らみを感じながら胸を揉まれるカリーナたんハアハア
秘密のレッスンが続く内に大変なことになるといいよ!
まかり間違って男性陣にバレてデバガメされたりするといいよ!

269 :
>>267
わあああありがとう!!
龍薔薇いいねぇ萌えました

270 :
>>267
昼休みに読んでしまって昼からニヤニヤしっぱなしだったよ…
肉食龍…、たまらんなぁ!GJ!

271 :
今更なんだけど、ここって一行当たりの上限と、一レスあたりの行数の上限って
どうなってるか分かる?
上限とは別に、読みやすさとしてのおすすめならどんな感じ?
だらだら書いてしまって今更どうしたもんか考えてるんだけど……

272 :
この板の1レスあたりの上限は60行かな
1行辺りの文字数は…分からんw
あんまり横に長いと読みにくい気がするので、適当な語句の区切りなどで
改行した方がいいと思われます

273 :
>>267
ありがとう!
ちょっと調整してくる!

274 :
私は投下前、SS投下ありな板はだいたい60行4096バイトで
連投は10レスまでなことが多いので多分ここも上限4096バイトだろうと思いつつ
バイト数上限がちょっと気になってた
ま、確認せずに適当に区切ったけどw

275 :
ごめん。273の時のレスは>>272にむけてだ。自分にありがとうって馬鹿か。
267の続きみたいな感じ。調整したら投下分だけで11になったので、
たぶん連投規制に引っ掛かると思う。 中途半端なところでストップしたら
ああ、やりやがったなコイツと思ってください。
【使用レス数】 11
【カップリング】 虎薔薇・龍→薔薇
【特殊嗜好等】 3P 百合あり
【その他】 パオリンが小悪魔・虎徹が流されゲス

276 :
「おいおい、大丈夫かよ」
 トレーニングセンターから帰ろうとしていたカリーナだったが、ふわふわと
どこか夢見心地な足取りだった。そこを虎徹が心配して抱き留めるようにして
捕まえ、尋ねたのだった。
「……あ、うん」
 しかし、カリーナはぼんやりとした様子で答えるのみだ。
 頬が少し上気している。風邪じゃないのかと聞いてみると、少し戸惑った様子
で、気を付けるねとだけ言い残し帰ってしまった。
「――んだぁ?アイツ……」
 いつもと違う様子に虎徹が首をかしげていると、鼻歌を歌っている上機嫌な
パオリンとぶつかりかけた。
「おっと」
「うわっ、タイガー!?」
 パオリンはぶつかりそうになったという事実以上に驚いたリアクションを
取っている。
 だが。少し間を置くと、何やら得意気な様子でふふんと笑った。
「――ごめんね、タイガー」
 そしてスキップしながら去っていく。
「――なんだぁ?どいつもこいつも」
 虎徹としては、ますます首をかしげるばかりだ。
 そんな事が数度あった。
 風邪をひいている時とスキー場にいる時の女性は常より色っぽく見える、
などと言うが、時折見かけるカリーナのそんな表情に何やらよからぬ感情を
抱き始めた頃、事は起きた。

277 :
 女性用の更衣室から短くではあるが、悲鳴が聞こえた。
 この完全完備のジャスティスタワーにゴキブリの類は発生しないし、まして
侵入者などありえない。何事か。虎徹はためらう事なく駆け込んだ。
「おい、どうした!今悲鳴が――っ!?」
 そして眼前の光景に面食らう。
 合皮張りの長椅子の上で、トレーニングウェアや下着を大きくまくり上げ
その胸をあらわにしたカリーナを、後ろから羽交い絞めするようにしてパオリン
が揉みしだいていたのだ。
 明らかに異質なその光景に、虎徹の顔は引きつった。
 ……つまりはあれか。この二人は、そういう関係なのか、と。で、あれば。
早合点して飛び込んできた自分はものすごく場違いという事になる。
「……あー、その、悪い。なんつーか、だな……」
 なんと言い訳したものか。
 ともかくここから上手く逃げ出したいと考えていたところに、おかしな依頼が
舞い込んだ。
「ねえ、タイガー。手伝ってよ」
「……は?」
 虎徹が、声の主であるパオリンを見る。
「カリーナのためなんだ」
「な――何言ってんの、ドラゴンキッド。お前らがやってる事って――」
「豊胸マッサージ、だよ?」
「ほうきょう……豊胸マッサージ、だあ?」
 言っている言葉の意味がわからず、虎徹が言葉を噛み砕くのに時間がかかった。
「そうだよ?豊胸マッサージ」
 そう言ってパオリンがくすりと笑う。
 その笑い方に、違和感を覚え、虎徹が当惑する。
「あのな、お前ら意味とかわかって――」
「たい、がぁ……?」
 とろんとした表情で、カリーナが虎徹をゆっくり見あげた。最近よく見る
ようになった表情だ。つまりはあれか。ここでそういう事をしているのは、
今日が初めてではないという事か。ぞわぞわと、虎徹の中で何かが蠢く。
「ねえタイガー。可愛い後輩二人が困ってるんだよ?先輩として助けてよ」
「いや。だから、だな。ドラゴンキッド――」
 子ども同士のじゃれあいであるのならば、行き過ぎたこの行為は止めねば
ならない。何故その貧乏くじを自分が引かねばならなかったのかとの後悔は
あるが。
「何かおかしな事してるかな、ボク達」
「おかしなも何も――」
 そこで虎徹は気付く。
 パオリンの、表情に。
「何がおかしいのかな?おかしくないよね?それともタイガーにはコレが
おかしな事に見えるの?……何が、どう?」
 くすりと笑うその様は、快楽に身を浸すカリーナの物とはまた違った。
明らかな意図でもってこの行為を行っているのだと、その笑顔は告げていたのだ。
 虎徹がそれに気付いた事をパオリンが理解すると、少しばかり体の向きを
変えた。虎徹に、カリーナの白磁の肌がよく見えるようにと。そして、優しく
撫で上げていた胸から少し手の位置を変え、きゅっとその乳首をつまむ。
「ふゃっ……!」
 カリーナが小さく体を震わせた。
 ごくりと虎徹が唾を飲み――慌てて視線をそらす。少しの逡巡のあと視線を
戻すと、あられもないカリーナの姿が再度その目に入り、その後ろにいる
パオリンの小悪魔めいた笑みが焼き付いた。

278 :
「ほら。ちゃんとしないと、胸、おっきくならないよ?」
 そう言って、カリーナの胸を揉みしだく。そのたびにカリーナが甘い声を
上げる。
「……」
 想像もしていなかった――していなかった、そう、そのはずのカリーナの
様子に目を奪われていると、パオリンが虎徹に声をかけた。
「ねえ。一生懸命頑張ってるけど、なかなか大きくなってくれないんだよ、
カリーナの胸。ボクの力が足りないせいかなって思ってたところなんだ。
タイガーなら、大人の男の人なんだし、もっと上手にできるよね?」
 ね?
 パオリンが笑っている。
「何を馬鹿な――」
 目の前のこの少女達はブルーローズとドラゴンキッド、そのはずだ。自分と
同じ、ヒーローだ。
 卑猥で淫猥な行為に浸るだなんてそんな事ありえない。ではこれは何だ?
虎徹は必で理解しようとするが、間に合わない。
「……ね?ほら、カリーナもお願いしてごらんよ」
「たい……タイガー!?」
 身をくねらせ甘い声を上げていたカリーナが、ゆっくりと目の前の人物に
焦点を合わせる。そして理解すると、パッと身を捻りながら、胸元を自分の
手で覆い隠した。
「やああっ!タイガー、何でここにいるのよ!やっ、見な、見ないでよ!」
 虎徹に背を向け、身を小さく折って必に我が身を隠そうとするカリーナを、
無慈悲にもパオリンは元の体勢に戻そうとする。必にカリーナも抵抗するが、
パオリンの――マッサージ、のおかげで体に力が戻らないため、それもむなしい
努力だった。
 羞恥で涙を零し、ひっくひっくと震える胸を隠してやりたいと思うのに。
パオリンを叱りつけてカリーナを助けてやろうと思うのに、それができない。
「カリーナ、そりゃあ隠れて努力してた事がばれたのは恥ずかしいだろうけど、
大騒ぎしすぎだよ」
「ひゃぅ……!ふぁ……」
 パオリンから胸に刺激を加えられると、真っ赤な顔で――しかし、抑える事の
できない声がカリーナの口から洩れた。
 見ないでと、カリーナが虎徹に懇願するが、その目をそらす事などできない。
そらすどころか、食い入るようにその仔細をその目に焼き付けようとすら思う
「ふふ……おっきな声。もう、びっくりしちゃうじゃないか。ねえ、タイガー?」
「お、おう……」
 縫い付けられたように足が動かない。
 この二人が何をどう行おうと、どういう関係であろうと、それはそれとして、
ともかくここから立ち去るべきだ。そう思うのに。
 パオリンが虎徹の顔からわずかに視線をおろし、盛り上がったズボンを見て
薄く笑った。
「ね。手伝ってくれるって、タイガーが」
「タイガーが……?」
 パオリンに耳元でそう囁かれ、カリーナが潤む瞳で虎徹を見あげる。
「――」
 勝手に何を言っているのか。そう言うべきはずなのに、言葉は発する事が
できず――かわりにとばかり、縫い付けられて動かなかったはずの足はどうにか
動いた。
 ただし、更衣室の外に向かってではなく、奥に。――カリーナとパオリンの
もとに向けて、だ。

279 :
「うっわ……」
 柔らかい感触に思わず虎徹の声が漏れた。
 何をやっているのか。警鐘のように打ち鳴らされる音は、虎徹自身の心臓が
発していた。だが、男の本能がせっかくの警鐘を無視させる。
 ふにゅ。指先に力を入れると、食い込み、胸の形が変わる。
「ほらぁ、恥ずかしがっちゃ駄目だよ。ちゃんと見て」
 後ろから羽交い絞めにしているパオリンに促され、身をよじって視線をそらし
ていたカリーナが、おずおずと虎徹の手元を、そして目を見る。
「いやいや、見るなって!」
 虎徹の目が泳ぎ、ともかくカリーナの目を見てはマズいと胸をロックオンする。
「タイガー!ちゃんとマッサージ!」
「って、言われても……」
 パオリンに言われるまま、豊胸マッサージを始める。
 よくはわからないが、いかにもそれらしく。
 乳腺だかリンパの流れだか、ともかくそういうのにそったような感じで。
 カリーナの方は、いつもしてもらうパオリンのすべすべとした手ではない、
大きくて骨ばったざらつく大人の手による感触に大きな反応を返してきた。
 だというのに、パオリンのように刺激を与えてはこない、まだるっこしい
その――マッサージ、に、太ももをこすり合わせている。
「……」
 もちろんその一連の流れはばっちり虎徹の目に入っている。
 これはマッサージなのだ。そう言い聞かせる。それ以外に何があるかと。
わかっている、わかっている、が――
 少し手を余分に滑らせ、親指で軽く、そう、軽くカリーナの乳首を刺激した。
「――ひゃ!」
「あ!わ、悪い!」
 大きく飛び跳ねたカリーナに、虎徹は慌てた。だが。
「もっとしてあげてよ」
 パオリンがそう虎徹に促す。そして意味ありげにウインクを行う。
「刺激を与える事が大事だもんね?」
 かっと虎徹の頬が赤くなる。
「い、いや、今のはたまたま指が触れて――」
 ほらほら、と、虎徹は最初の時のように、もっともらしいマッサージを行って
みせる。乳首になど触れようはずもない、と。
「たまたま触れるものかなぁ?まさかタイガーってば、いやらしい事考えてたん
じゃないよね?」
「なっ……!」
 虎徹の顔がひきつると、パオリンは満足そうに小悪魔の笑みを浮かべた。
「真面目にしてたんなら、別におかしな事じゃないよ?ちゃんとしっかり触れて
あげてよ」
 ほら。
 パオリンがそう言って虎徹に悪魔の囁きを行う。
「これはさ、マッサージなんだから。ボクやタイガーが、マッサージだって
言ったらそうなんだから」
 意味、わかるでしょう?パオリンがそう目で笑いかけてくる。
「――」
 だらだらと嫌な汗が噴き出てくる。
 つまり、マッサージであるというていで、何でもできるという事か。何でも。
 ――何でも。
 そういう事、馬鹿な奴に教えちゃいけないだろ。その辺の加減がわからず
調子に乗るから、馬鹿なんだぞ?虎徹が顔を引きつらせ、パオリンを見るが、
パオリンはにっこりと笑っていた。
「いいんだよ?タイガー。ボクたちの知らないマッサージ、たくさん知ってる
でしょう?……カリーナにしてあげてよ。ね?」

280 :
 ここまでお膳立てをしているのにまだためらう虎徹に業を煮やしたように、
パオリンが眉根を寄せ――そして、わざとらしいほど明るい声を上げた。
「あ。そうか。――カリーナ。ちゃんとお願いしなきゃ。タイガーは、忙しい中
わざわざ手伝ってくれてるんだよ?そういう礼儀をちゃんとしないからタイガー
怒ってるんだよ」
「怒ってる……?」
 そう言われて、カリーナは心配そうに後ろのパオリンを見ようと首を動かした。
「そうだよ。タイガーに嫌われたくないよね?」
「!……うんっ。それは嫌ぁ……」
 カリーナにとって、何より恐いのはそれだ。パオリンは、思い通りに動く
カリーナに対し目を細めた。そして、なかなか思い通りに動かぬ男を動かそうと、
カリーナに囁く。
「じゃあ、ほら」
「た、タイガー。……お願い」
 頬を染め、恥じらいながらもカリーナが虎徹にお願いをする。
「ほら、もっと」
「あの……胸、大きくなるよう、いっぱいマッサージ――して」
 さあどうだ。パオリンが虎徹を見る。
「……そうじゃ、ねえだろ」
 こんなカリーナを目の前にしておいて、まだ動かないのかとパオリンが不愉快
そうに舌打ちをしかけた、その時だ。
「お願いだったら、して、じゃねえだろ。人に物を頼むなら、それなりの言い方
があるよな?して――?」
 虎徹がカリーナを見る。その目に促されるように、おずおずと、しかし
はっきりとカリーナが口を動かした。
「――して、ください。お、お願い、します……」
「……ああ。わかった」
 にたりと、虎徹が笑う。

281 :
「ひゃ、あ!」
 カリーナがこらえきれない声を上げている。
「やっぱり男の人は違うねー。すごい、ほら。胸の形変わるぐらい揉んでる。
……カリーナ、荒くされるの好きだもんね、良かったね?」
 ようやっと虎徹が我が意の通りに動き出した事にパオリンは満足気だ。
カリーナの頭を撫でて、行為に溺れるカリーナをうっとり見ている。
「……な、ドラゴンキッド」
「え、何?」
 自分と同じような目をしている虎徹の問いに、パオリンが尋ね返す。
「胸が大きくなりゃいいんだよな?マッサージって色々あるよな?」
 乗り気になってきた虎徹に、パオリンは大きく頷いて返した。
「――うん、そうだね」
 その言葉を聞いて、虎徹がその顔をカリーナの胸に寄せる。
「やぁ!?タイガー、何……っ!?」
「マッサージだよ、マッサージ。な?」
 そう言って薄く笑う。共犯者も同じく笑ってカリーナをあやす。
「そうだよ?マッサージだよ?それ以外に何があるの?」
「だって、タイガー、胸、な、舐めて……」
 ちゅうと赤子のようにその胸に吸い付いた。びくりとカリーナが跳ね上がる。
 きつく吸い付いたり、舐めあげたり、胸の中に押しつぶすようにと愛撫――
ではない、マッサージを繰り返す。その間、もう片方の胸も先端をつまんだりと、
重点的にマッサージが行われている。
「こういうマッサージなんだもん、ねー?」
 そうそう。乳首を口に含んでいる虎徹がもごもごとそれに答える。それが刺激
になっているのか、カリーナが大きく身悶えした。
「でっ……で、も。ひゃ、あ……っ!流石にこれはおかし――」
「黙ってろ」
 嬌声を間に挟みつつも何とかそう言いかけたカリーナの口を、虎徹はキスを
して黙らせた。
 流石にパオリンが声を上げる。
「あ!ずるいー!それはボクだって遠慮したのに!」
 ちょっとやめてよ!パオリンがぐいと虎徹の髪を引っ掴むようにして離そうと
するが、虎徹は痛みに顔をしかめながらも、カリーナの舌を捕らえ味わい続ける。
「ずるいずるいー!」
 ぶちぶちという髪が引きちぎれる音と、パリパリと電気の走る音がし始めたの
で、虎徹が慌てて唇を離した。
 涙を流しているパオリンを見て流石にマズいと思ったらしく、カリーナを
譲った。
「じゃあ、してみ?お前もコイツに、マッサージ」
 そう言われてパオリンがパッと顔を輝かせる。
「……うん!」
 そうして後ろから少しだけ身をよじらせ、カリーナの両頬にそっと両手を
添えた。
「カリーナ。いっぱいマッサージ、してあげるね?」
「もうこれただのキ……ん、んん――っ」
 美少女二人が唇を重ねる様というのは何ともいえず倒錯的だ。お互い慣れて
いないらしく、息継ぎするかのように口を離し、そしてまた求めあう。唾液に
塗れた音が更衣室内に響き渡る。
「……あー、もう無理」
 虎徹が体に吸い付き始めたトレーニングウェアを脱ぎ去り、そして下にも手を
かけた。それにパオリンが気付く。
「うわ……それは流石に……」
 若干ひいてはいるようだがたっぷりキスができて満足し始めたのか、先ほど
勝手に虎徹がキスした時よりは落ち着いている。
 そしてズルリと虎徹が下着も脱ぐと、逞しい体と、浅ましい行為と光景に
雄々しく反応しているモノが現れた。

282 :
「マッサージだよ、マッサージ。気持ちよくなりゃ、頭とか体から色んなもん
ドバドバ出んだから。胸大きくするにはコレが一番なんだよ」
 そう言って、顎でパオリンにカリーナの上着を脱がせろと促す。虎徹は
さっさとカリーナのズボンに手をかけ、下着ごと引き下ろすようにして脱がせて
いる。
 パオリンがカリーナの服を脱がせながら、少しばかり不満気に文句を言う。
「ズルいなあ。僕がどうやったってできない事だもん、ソレ」
「ごめんなー?でも、俺ズルいんだよなあ」
 特に悪びれもせず虎徹が笑ってそれに返す。
 そして。
 わかっていた事だが、もはやぬめりきってしまっているカリーナの入り口へ、
自身を添えた。
 これならこのまま挿れても問題あるまい。――多少無理があっても挿れる
つもりではあったが。虎徹が力を込める。パオリンはカリーナを後ろから捕まえ
直しながら、興味津々でその部分に目をやる。
 わかっていないのはカリーナだけだ。
 わずかに場の空気が変わり、緊張感を帯び始めた事にやっと気付き――自分と
虎徹が全くの裸身となっている事に疑問を持つ。そして何より、ありえない
ところに異物感があるのだ。
「ふぁ……なに、何、タイガー……痛っ!?」
 びくりと身を震わせた事に、虎徹が口の端を上げた。
「お、コレは……」
 ぴゅうと口笛が鳴る。
 それにパオリンは面白くないと鼻を鳴らす。
「何さ。初めてに決まってるよ」
 あんなに一途に虎徹の事を思っているのだ。見当違いな努力を見当違いとも
気付かずに。そんな事もわからない虎徹に腹が立つ。
「あーあ。ボクが男の子だったらなー」
 面白くないなあとパオリンが唇をとがらせている。
 でも、自分では無理であるはずの、カリーナの破瓜の瞬間に立ち会う事が
できるのだ。嬉しくてカリーナの頬にキスをする。
「やっ、コレ……」
「マッサージだって」
 くつくつと虎徹が笑う。続いてパオリンも。
「ね。カリーナ。気持ちいいでしょ?マッサージ。カリーナの内壁に、入って
きてるでしょ?すごいよね。……ちゃんと、一番奥まで挿れてあげるよ」
 うっとりしながら、優しくカリーナの髪を梳く。
「俺のをな?」
「うるさい!黙って挿れて!」
「へいへい――っと」
 ゆっくりと進めていた腰を、ぐいと一気に突き入れる。
「――!」
 カリーナが声にならない声を上げて足をつっぱらせている。パオリンが流石に
心配そうに様子を見守ったが、虎徹がぽんぽんとパオリンの頭を撫でて安心
させる。
「こんなもんだって。最初は」
「でも、すごく痛がってる!」
 少し落ち着きだしたところで抽挿を始めようとすると、またカリーナが声を
上げた。
「だって、俺のデカいもん」
 その言葉に、パオリンが疑問符を投げかける。
「……そうかなあ……?」
「……流石にそれで萎えるほど繊細じゃないけども――色んな意味で、地味に
傷つくんだけどな?」

283 :
「すっげぇわ、コレ……」
 蕩けるような顔つきで、虎徹が呟いた。
 それにパオリンが何を言っているのかと、突き放したように答える。
「当たり前だよ、カリーナとしてるんだもん。気持ちいいに決まってるよ」
 そりゃそうかと虎徹も納得し、深く浅くと腰を大きく使う。
「いや、あっ、うっ……」
「ねえ、タイガー。カリーナ気持ちよくないってさ」
 時に苦悶の声を上げるカリーナの頬や首筋にキスを落としながら、パオリンが
虎徹に伝える。
「俺は……っ、気持ち、いい」
 初物の締め付けがたまらない。男の体を覚えてからの締め付けも、あれは
あれでたまらないのだが、この割り入ったが故の無慈悲な締め付けは、狂い
そうなほど気持ちよい。
「これだからダメなんだよ、男の人はさ。ちゃんと気持ちよくしてあげてよ」
 その言葉に、わかってねえなあと虎徹が笑う。
「ばーか。気持ちいいに決まってんだろ。なあ、ブルーローズ?」
「痛、いっ」
 ほら!パオリンが虎徹を睨む。
「そうじゃねえだろ?気持ちいい、だろ?」
 ぐいと奥まで捻じ込む。
「痛い、よぉ……」
 涙をたたえるカリーナの表情に、ますますムラムラとこみあげてくる。
「男に挿れられて、ガンガン突かれてんだぞ?気持ちよくないわけないって。
ほら」
「っあ!」
「お前、こういう事されんの好きなんだって。そういう女なんだって」
 身勝手極まりない言い分だが、カリーナに対しては、とても効果的らしい。
「そんな……」
 戸惑っているのが何よりの証拠だ。
 気が強いし、自分の意思はしっかりしているが、こういった事で強く出られる
と揺らぎ、言われるままになるようだ。
 ……でなければ、パオリンと豊胸マッサージなどに興じるはずもない。
「ほら、よく考えてみろよ。痛いかもしれねーけど、それだけか?ん?」
「痛い……」
「ん?」
 虎徹が再度尋ね返す。
 そう言われてカリーナは少し困ったように眉を寄せる。虎徹はその間も浅く
深くとカリーナを責める。痛みがあるのは確かだ。でも、そんな風に尋ね
られると――
「わ、わかんない……」
「わかんないじゃねえだろ?お前、こんだけ俺の事締め付けといてよく言えるな。
――ほら。ちゃんと言えって」
「気持ち……いい?」
 小首をかしげながら答えると、虎徹は満足そうにわしわしとカリーナの頭を
撫でた。
「そうそう。よくできましたー」
 そう言って、ズンと、今までよりも深く、カリーナの中に突き入れる。
「きゃあ!」
「ほら。突かれるたびに体に響いてくるだろ?ゾクゾクくるだろ?気持ちいい
って思わないと、胸、大きくならないぞ?」
 ほれほれと虎徹がカリーナに打ち込む。パンパンと触れ合う音が響く。
「気持ち、いい……気持ちいいよぉっ!」
 そう言葉にすれば、そんな気がしてきた。
 マッサージではあるけれど、今、自分は虎徹と繋がっているのだ。気持ち
よくないはずがない。思い込めば思い込むほど痛みは薄れ、体の奥のそこここで
何かが花開く音が、カリーナの耳元にまで聞こえてきた。

284 :
 虎徹がカリーナを羽交い絞めにしているパオリンに視線を移す。
「ドラゴンキッド。胸、頼むわ」
 コッチの動きに集中したいからと虎徹がパオリンにバトンをパスする。
「はいはーい!」
 そしてカリーナの胸を揉む。気のせいか今までよりもカリーナの口から洩れる
声は甘美に聞こえた。
「もうちっと荒く扱っても、コイツ大丈夫だ。……何なら歯ぁ立ててやれ。
きっとすっげえいい声でヨガるぞ。」
「もう!カリーナの胸の事は僕の方がよく知ってるんだからね!?」
 カリーナの胸に関しては一日の長があるのだ。
 こんなに綺麗なカリーナの胸、ましてピンク色の可愛らしい乳首に歯を立てる
だなんて!……とはいえ、そういう綺麗なものを壊したり汚したり傷つけたりと
いう欲求が、全くないわけではない。
 二人の間に少しだけ割り込むように顔を突っ込む。
 何も噛み千切るわけではないのだ。ちょっとだけ、ほんのちょっと、歯を
立ててみるだけ――
「ひゃああん!」
 その声に、パオリンの方が驚いた。
 とても気持ち良さそうだ。それはいい。それはいいけれど――
「……むう」
 面白くない。
「カリーナの胸はお初でも、女の胸はよく知ってますからねー?」
 俺も一日の長ってのはあるからなと得意気な虎徹の様子が、とても面白く
ない!

285 :
「ん……」
 甘い声を上げ、身をくねらすカリーナの様子に、たまらずパオリンが自身の
指を、濡れそぼった自分の中に誘導する。
 後ろからカリーナを抱きしめるようにしてカリーナの胸を愛撫する。いつもは
感触だけを持ち帰りベッドの上で一人で行っている事を、直に味わいながら
行う事ができる。記憶に頼らずとも、今まで以上の甘い声が耳元で聴く事が
できるのだ。
「やあ……気持ちいい……っ」
「良かったね、カリーナ。カリーナが嬉しいとボクも嬉しいよ。もっともっと、
気持ちよくなって……?」
「ふぁ、あっ、あ!」
「カリーナ、カリーナぁ」
 くちゅりくちゅりと指の感覚を味わい、虎徹が腰を動かすのと同じリズムで
ずぼずぼと出し入れを始める。
「ふぁ……カリーナぁ……」
 甘い声を出し始めたパオリンに気付き、虎徹がパオリンの様子を見やる。
「あー?ちょっと待ってろ。あとでお前もマッサージ、してやるよ」
 だが、パオリンは大きく首を振った。
「ボクはいい!僕が好きなのはカリーナだもん」
「ブルーローズにはついてねーぞ?」
 もうこの際だ、二人まとめて面倒見てやるよと虎徹は提案したが、それを
蹴る。
「だからいらないの!」
 ボクがしたいのはカリーナとであって、他の女の人でも男の人でもない。
それなら勝手知ったる己の指でいい。
 虎徹の方はそれについてはさほど興味無いらしく、パオリンがそれで満足なら
かまわないとすぐにカリーナに興味を映した。
「あっそ。まあ、俺はコイツがいればいいや。……すっげえいいわ、コイツ」
 ちゅうとカリーナの唇に吸い付く。下唇を食むように甘く味わい、舌を差し
入れ絡める。縋り付いてくるカリーナを抱き寄せる。
 自分がその快感を与えてあげられない事は残念だが、カリーナがとても気持ち
良さそうにしているのが途方もなく嬉しい。
 指を増やしていく。同じように指を動かす事で、カリーナと同じように快感を
得――また、同じように快感を与えている気分になってくる。
「ね、カリーナ。気持ちいい?一緒にイこうね……っ?」
 追いすがるように、パオリンもカリーナの背にしがみつく。それぞれの水音が、
室内に響く。
「ん、んん――っ!」
 限界を迎えたカリーナが、ひときわ大きく体を跳ね上げた。
 それを見て、パオリンが増やしていた指を深く突き入れる。びくりと体に走る
電流は、NEXTよりもずっと激しい。
「俺もそろそろヤバい……っ」
 ヒクヒクと絶頂に達しきつく締めあげてくるカリーナの中から抜き取ると、
びゅるびゅるとカリーナの腹に目がけて虎徹が白濁した精液をぶちまける。
「や、だ……なにコレ……熱い……?」
 ぼんやりと自分の腹部に手を伸ばし、にちゃりと伸びるモノを不思議そうに
眺めている。
 虎徹がその手首を掴みぐいとカリーナの口元に押し付ける。不安そうに虎徹を
見上げたが、促されるままに精液のついた指を口に含み――眉をしかめた。
「美味いだろ?」
「……全然美味しくない」
「美味しいの。だろ?」
「美味……美味しい……」
「……内壁に出しても良かったんだけどな?」
「そんな事しようとしたら、僕が噛み千切るからね?」
 カチンとパオリンが歯を噛み鳴らした。またまた冗談をと言おうとしたが、
パオリンの目を見て虎徹が口を閉じる。……どうやら本気らしい。大変な事に
なるところだった。

286 :
「ボク、これからタイガーの事を見る目、変わっちゃうなー」
 胸を大きくする栄養が一杯入っているのだと二人がかりで言いくるめられ、
途中むせこみながらもお掃除フェラを終わらせたカリーナは、疲れのためか
すっかり寝入ってしまっている。
「お互い様だ。お前ら何こんなエロい事やってんだ」
 最近の若い奴は怖いねえ、ああ怖い怖いと虎徹がわざとらしく身震いしている。
「えー?何の事か、ボク、わっかんなーい」
 そう言ってけらけらとパオリンが笑う。ロッカーを開けて、このままシャワー
ルームで汗を流そうとタオルなどを準備している。
「他の奴らには感付かれるなよ?」
 感付かせるものか。
 カリーナが虎徹の事を好きだから、そしてパオリンがカリーナの事を大好き
だから、わざと虎徹だけがいる時間を選んで豊胸マッサージを繰り返してきた
のだ。
 まさか豊胸マッサージがここまで発展するとは思っていなかったけれど。
それでも、虎徹以外の男にカリーナを触れさせるつもりはない。
「ドラゴンキッドは女だから別枠だけど、他の野郎には渡せねえわ、これは」
 それはただのていといい欲望のはけ口として?そう訊ねようとしたが、
穏やかな顔でカリーナの髪を梳く虎徹の様子に、意地悪を言うはやめる事にした。
「ねえ、タイガーそろそろ戻ったら?カリーナは起きるまでボクが見ておくから」
「んー?ドラゴンキッドの方こそ先にシャワー浴びて来いよ。その間に俺は
もう一回――」
 そう言って、ぐいとカリーナの股を大開きにする。
「えええ!?ちょっと待ってよ!カリーナ寝てるんだよ!?」
「大丈夫だって」
「っあ……!」
 虎徹がくちゅりとカリーナの秘所に手を伸ばすと、寝ているカリーナが
悩まし気な反応を返してきた。
「だめー!絶対ダメー!」
「んじゃあ、もっかいお前も混ざる?」
「混ざる、って、混ぜてあげたのはこっちなんだからねっ!?」
 わかっているのかとパオリンがぴょんぴょこ跳ね飛びながら抗議をする。
かなりの大声にもかかわらずカリーナは起きる事はない。ただ、虎徹の指の
刺激で時折切なげな声を上げるだけだ。
「――で。」
 息の続く限りに非難を続け、ぜいぜいと肩で息をつくパオリンに対し虎徹は
にたりと笑って再度尋ねた。
「混ざる?」
 その図々しい態度に呆れながら虎徹を見た。
「……やっぱりボク、タイガーを見る目変わっちゃうよ」
 混ざるっ!パオリンはタオルを放り投げた。

287 :
お、全部貼り付けられた! 以上です!
番号入れ間違いがちょこちょこあるけどご勘弁を!……長々と失礼しましたー!

288 :
>>287
乙そしてGJ!
パオリンせつない…けど本人楽しんでるからいいかw

289 :
>>287GJ!GJ!
昨夜これなかったから朝から来てみたら、こんないいものが!
(朝感想書ききれなくて既に夜なんだけどw)
一週間頑張れと、ご褒美の前渡しなのか?そうなのか?
虎徹を引き入れてまでカリーナのエロ可愛いところをみたいパオリンまじ肉食
パオリンが熟成を進め美味しくなりつつあるカリーナをいただきますできた
棚ぼた虎徹は羨ましいというかずるい!そしてずるい!!
これが主人公特権というヤツか…ッ!
最初は物分かりのいい大人の顔をしようとしていたのに
パオリンの口車にあっさり乗ってしまったのは悲しい男の性か
攻め龍様が一枚上手だったのかはたまたカリーナのエロ可愛らしさが為せるわざか
流されカリーナは本当にエロ可愛いくてたまらんですよ
初回からお掃除フェラまでするとか、何というエロ順応性!
ここから育ってどこまでエロくなるというのか!将来が有望すぎる!
エロ以外だと7レス目、ドバドバ出んだからあたりの虎徹のテキトーさと
「ちゃんと、一番奥まで挿れてあげるよ」「俺のをな?」あたりの
パオリンと虎徹の掛け合いが好きだ
ライバルである虎徹に厳しめな攻め龍様が可愛くて切なくて愛しい

以下余談的な
このまま関係が進んだら、いつもコレがカリーナを気持ち良くしてるんだぜかーらーの
虎龍もありじゃないかなーとか、一瞬思ったけど
虎徹ばっか美味しい思いするのもなー
せっかくの肉食攻め龍様だし、再び素気なく断って欲しい気もするw
あと、万一そういう展開になったとしたら
このカリーナはどういう反応するのかなー?と想像してたぎった
タイガーの気持ちイイよ?系虎龍推進反応か
パオリンにマッサージしちゃイヤ・私にだけして系独占欲的反応か…
どっちでもめちゃめちゃエロ可愛いんだろうなあ

290 :
お薬ちょうだいっていうとお医者さんごっこプレイで中出しが連想されるけど
口内発射ごっくんプレイでもいけるんだなと新たな可能性に目覚めた
てか、ローズの衣装がナースモチーフでフリージングリキッドガンは注射器なわりに
ナースプレイな話いままでなかったような?

291 :
>>288 >>289
ありがとう!そしてあり(ry
>>290
目覚めたのならばぜひそれを形に!

292 :
ほしゅー

293 :
あれナースモチーフだったのか!
大露出してるし派手だしで全然気づかなかった

294 :
>>293
散々言及されてるのに今更なに言ってんだ
ファンじゃありませんって自己紹介か?

295 :
排他的すぐるwww

296 :
そんなにケンカ腰で指摘するほどのことじゃないと思うぞ

297 :
普通に視聴してるだけのファンだったら気付かないんじゃない?
青い印象強いし、濃い色ってナースっぽくないよね?
ナースモチーフだって言われてみれば
そういやヘッドドレスがナースキャップっぽいなーって思うくらいでさ
ブルロ=ナースは桂画集買ったから知ってるけど
アニメ雑誌とか熱心に買ってたわけじゃないから知らない設定たくさんあると思う
あと、ブルロの髪型=薔薇の蕾モチーフは言われてもわからんw

298 :
桂画集や鈍器にしか載ってないんじゃなかったっけ?>ナースモチーフ
あと本スレやキャラスレで話題になったことはあったかもしれないけどずいぶん前の話だし
最近ファンになった人ならわかんないよw

299 :
ナースキャップなんて最近ではコスプレ以外じゃ見かけないし、
ヘッドドレスがナースキャップという発想すら出てこなかったわ

300 :
なんかここ臭い

301 :
ほしゅ

302 :
保守入ったからいらないかなとも思ったけど せっかくなので
【使用レス数】 7
【カップリング】 虎徹×カリーナ
【特殊嗜好等】 催眠
【その他】 特になし

303 :
「タイガータイガー!」
「……えーと?なにコレ」
 エレベーターから降りるなり、待ち構えていたかのように制服姿のブルー
ローズがやってくる。その手には何やら奇怪な物を持って。
 じゃーんと得意気にそれを見せてくれたが――本当に、なんだこりゃ。
「折紙から教えてもらったの。催眠術!ほら見て、タイガーならわかるかも
しれないけど、これ、ゴエンダマっていうんだって!催眠術には必須アイテム
なのよ?」
 確かに俺も見た事はあるけど。
 糸に通した黄金色の硬貨だ。
 シュテルンビルトでも銀行での両替や、コイン屋あたりで手にする事は
できるが。しかし何だって?催眠術?……こいつらもっと他の娯楽は無いのか。
「みんな試してみたんだけど、かからなくって。単純な人の方がかかりやすい
って言うから、スカイハイならかかると思ったんだけど、駄目で。――けど、
タイガーなら絶対かかるだろうって!」
 今まで一人で待ってたのよとブルーローズはテンションを上げている。
いったい折紙はどんな吹き込み方をしたのか。それよりも、だ。
 単純な人がかかりやすいというそもそもの前提も甚だ疑問の残るところでは
あるが、スカイハイならともかく、俺は当てはまらんだろう!?そう文句を
言おうとするが、ブルーローズは俺の手を引きつかつかとトレーニングルームへ
向かう。もちろん俺を更衣室へは向かわせてくれはしない。休憩スペースの
椅子を引き俺を無理やり座らせると、対面するような形で同じように座った。
「おいコラお嬢さん?」
「なによ。はい、いい?タイガー。じっとコレを見て」
 ……ブルーローズの手からはプランと垂れ下がった糸を通した五円玉。それが
ぶらぶらと、振り子のように揺れる。
「……」
 俺はため息をついた。
 そして大人になる事にした。普段は小生意気な口もきくが、やっぱりブルー
ローズも年相応に、こんなガキっぽい事に目をキラキラさせるんだなと思うと、
微笑ましい。
 ……可愛いところもあるもんだ。思わず笑ってしまうとブルーローズが睨んで
きた。おお、怖い怖い。
「いい?……あなたはだんだん眠くなるー」
 もはや様式美と言っていい文句がブルーローズの口から洩れてくる。
 仕方なくそれに付き合い右に左にと行き交う五円玉を追いかける事にするが、
真剣な顔をしている対面のブルーローズが気になってあまり集中出来やしない。
「……」
 そんなわけで、催眠術などかかるわけもない。
 だいたい、実際そういうものには、それなりのノウハウや手順というものが
あって、素人が一朝一夕にどうにかできるものではない。できたら怖い。
 かかったふりをしてやるのが親切かといくらか考えたが埒も飽かない。ブルー
ローズも途中からだんまりのままだ。これで事が進展しようはずもない。仕方
なく俺は口を開いた。
「――あー、あのな、ブルーローズ?」
「……」
 ん?と、俺は首をかしげる。声をかけたのに、ブルーローズは無反応だ。糸を
ゆらゆらと揺らす手はそのままだが、その目は五円玉を追い続けたままになって
いる。
「ブルーローズ?」
 ひらひらと正面で手を振ったり、楓とのにらめっこでも負けなしのとっておき
の変顔をしてみるが、何の反応もない。
「……」
 もしかしてこれって――

304 :
「……おいおい、マジか」
 催眠術にかかってしまっている、のか?自分で自分の?
 ……馬鹿じゃないか、コイツ。何が単純な奴が引っかかりやすいだ。人を馬鹿
にしようとした罰だ。俺は揺れる五円玉の糸をつんと摘まむと、その軌道はその
ままに、ブルーローズの指から静かにそれを抜き取った。
 見よう見まねで、昔テレビの特集でやっていた怪しげな文句を繰り返す。
はっきりいって俺がやったって、インチキ以外の何物でもないのだが、なにせ
目の前のコイツは、催眠術というのは、それだけ容易にかかるもので――きっと、
かかったからには絶対の物だと素直に信じ込んでしまっているのだろう。
 つまり、事前に自己暗示にかかっているのだから、誘導そのものは比較的容易
と考えていいはずだ。
「あなたはだんだん眠くなるー。はい、瞼がどんどん重くなってくるぞー?」
「……」
 とろんとその瞼が徐々におり、半眼のような、寝起きのような目つきになって
いる。
 ――うん。コイツ、単純だわ。
 とはいえ、コイツも、ヒーロー・ブルーローズという女王様を、カメラの前で
演じている。俺を担ごうとしている可能性だってあるのだ。……この様子から
その可能性はかなり低そうだが。ともかく、軽くジャブを効かせてみる。
「お前は今、犬だ。さあ、ワンと鳴け」
 どきどきしながら様子を見守ると、ブルーローズはゆっくり口を開いた。
「……わん」
 ぼんやりとした目はそのままだ。
「……」
 さて、他にも何かできるのか。例えばだが、もっと大きな、行動を起こさせる
事とかも?
「えーっと、じゃあ、三回まわって、ワン」
 少しの間をおいてブルーローズがゆっくりと椅子から腰を上げ、よたよたと
動き出す。すっ転ぶのではないのかと、いつでも手を差しのばせるように構えて
いたが、どうにか三回まわりきる。そして。
「――わん」
「……お手」
 そう言って開いた左手を出すと、ブルーローズはその手にちょんと両手を
乗せてきた。お手は両手は使わないと思うが――ともかく、どうも本当に
かかっているらしい。
 ――そんなこんなで。
「にゃあ?」
 今、ブルーローズは俺の太ももに手を添え、喉を鳴らす事が出来ないから口で
ゴロゴロと呟いている。で、俺は猫を相手にするように、その喉を撫でている
わけだ。
 一応念には念をと、カエルの鳴きまねをさせてみたり、ゴリラの真似をさせて
みたりと色々やってみた。大根は無いので生で丸かじりさせる事はできなかった
が――まあ、若干ピントのずれた反応を返す事はあったものの、基本的には
完全に催眠術にかかってしまっているらしく、俺の言いなりだ。もはや五円玉も
いらない。
 ――どこまで、言いなりになるのだろうか。

305 :
「ぶ、ブルーローズ」
「にゃ?」
 まっすぐ見上げてくる目に罪悪感が湧くが、好奇心や――純粋に、身の内から
湧いてくる欲望になど抗えやしない。
「お前は、奴隷だ」
 猫と指令を受けていたブルーローズが、俺からの、新たなる指令を繰り返した。
「どれい……?」
 もうちょっとオブラートに包んだ言い方もあったかもしれないが、どうせ
ここには俺とこいつしかいない。
「そうだ。俺はご主人様で、お前は奴隷。――ご主人様には、何があっても
従わなきゃならない。……わかったか?」
 いやな汗が流れてくる。動物の物まねぐらいなら、素直に言う事は聞いても、
流石にこれはどうだろうか。はらはらしながらブルーローズの様子を見ているが、
ぼんやりとした様子で、それを復唱した。
「……うん。わかった。私は奴隷……タイガーは、ご主人様……」
 催眠術で自我がぼんやりとしているその身には、己の立ち位置を確たるものと
する指示は、ありがたいものなのかもしれない。どこか嬉しそうにも見えた。
 さて。
 絶対的な力関係でもって、コイツを俺の指揮下においている――はずだ。その
ために、奴隷とその主、なんて設定を持ち出したんだ。緊張のため喉が渇く。
「ほ、ほら。ご主人様に――お前の体を見せてくれよ」
「はい……」
 ゆっくりと立ち上がったブルーローズ。心臓が口から飛び出しそうだ。ブルー
ローズは両手を軽く広げると、よたよたとではあったが、その場でぐるりと
モデルのようにターンをしてみせた。
 ……いやいやいや。
「そうじゃなくってだな。その……ふ、服とか。ぬ、脱ぐ事ってでき……ますか?」
 やっぱ俺、ご主人様って柄じゃない。なんでこう及び腰なのか。そりゃあ、
催眠術を悪用しているから、罪悪感にさいなまれてなんだろうけども。当然の
反応なんだけども。
「はい……ご主人様の命令なら……何でもきく……」
 ぎょっとして前を見ると、ブルーローズがブレザーを脱ぎ、しゅるしゅると
リボンを解いていた。もたもたとボタンを取り、カッターシャツを脱ごうとする。
「――だっ!?や。やっぱそれ以上はいい!」
 まさかこの年で女の裸にびびるなんて情けない。俺の度胸の無さやなけなしの
良心が、その行為を止めさせたのだが――むしろそれがトドメになった。脱ぎ
かけ半分の制服姿というのは、素っ裸よりもよっぽど刺激的だ。よっぽど下に
クる。

306 :
 ……あー、無理。もう無理。
 正体を無くした女相手に酷い事できるわけないとか知った事か。
「……」
「ブルーローズ、もうちょっと、こっち、来てみてくれる?」
「はい、ご主人様……」
 普段のコイツからは絶対聞けない言葉と見れない態度だなと、従順なその
様子を感慨深く眺める。だが、ちょっと遠い。手が届かねえ。
「も、もうちょっと……」
「……?」
 不思議そうにブルーローズがさらに歩を進める。俺が足を開いて椅子に座って
いるので、そのぎりぎりまで近づかせる。両膝を閉じれば、ブルーローズを
挟み込んで動きを封じてしまえそうな距離だ。
 その腰に手を回し、引き寄せる。
「ご……主人様……?」
 寝ぼけたような顔のままではあるが、戸惑ったようにブルーローズがたずねる。
ちょっと前の俺なら、そんな風に不安気な声をあげられたら、すぐに笑って冗談
だと解放しただろう。でも、もうそんな事しない。できない。
 その様子は、俺を昂ぶらせるだけだ。
「嫌がるなって。ご主人様の命令は絶対なの。――おわかり?」
 にっと下からブルーローズに笑いかける。
「は……はい……んっ」
 ブルーローズのカッターシャツはすべてボタンが外されているから、
可愛らしい下着も、へそも丸見えだ。そう言えば、あれだけ露出の多いヒーロー
スーツもへそは見せていない。それがもったいないぐらい、形のいいへそだ。
 腹に舌を這わせると、ブルーローズが大きく身震いした。それがとても面白い。
舌をへそへ捻じ込み、ほじるようにしてこね回す。
「ふぅっ――あ、や……ひっ……」
 ぐうっとブルーローズが俺の頭を抱え込むようにしがみついてきた。少し
苦しいが、かまわずへそや腹を舐めまわし、吸い付く。そして、腰を抱えていた
手をずるずるとずらしブルーローズのスカートをまくり上げる。
 涙をたたえながらも甘い声を上げていたブルーローズが、不安そうに尋ねて
くる。
「ぁ……これも、命令……?」
 尻をまさぐる俺の手。触れる肌の感触で緊張しているのがよくわかる。ご自慢
の尻が、今俺の手の中にある。すべすべしていて柔らかいが、きゅっと引き
締まっている。
「そうそう。大人しくしてろよー?」
 そう言って、下着の上から感触を楽しんでいた手を、下着の脇から中へ滑り
込ませていく。
「無理……」
 今まで従順に従っていたブルーローズがここで初めてふるふると首を横に
振った。
 そうは言うが、指を進めると、わずかに両足を開き、わりにすんなりと俺の
指の侵入を受け入れる。
「立って、られない……」
 口の端から涎を垂らすという、ずいぶんとだらしのない格好で、ブルーローズ
が懇願してくる。ひくひくと、俺の与える刺激で体が時に激しく跳ね上がる。
普段であれば理性によって押さえられている物が取り払われているせいか――
そもそも感じやすいのか。
「そこを何とか踏ん張れよ」
 ぬらぬらとナカから溢れてくるものを指でこすり取るようにして楽しんで
いたが、ナカに押し込む。
「――!」
 ほんの入り口をいじっているだけなのに、ブルーローズには効果的らしく、
ぞくぞくするような声を上げながら、俺の頭に覆いかぶさるようにしてしがみ
ついてくる。髪はもうぼさぼさになっちまってるな。まあいいけど。

307 :
「ひゃ、あ、らめ、たいが――ああっ、やあっ、それ以上、指、ゆびっ……!」
 しかし、すげー声。
 コイツ、こんな声出すんだ。
 指じゃ物足りない。このままその机に押し倒して、ガンガン前からなり、後ろ
からなり、腰が持つ限り突いてやろうか、などと考えていたのだが、ブルー
ローズがひときわ大きく跳ね上がった。
「あっ、あっ――っ……」
 ぎゅうと爪を立てて俺の頭にしがみついてくる。そして、びくりびくりと、
小さく体が震え――ぎゅうと内腿が強く締め付けられた。やがて息は荒いものの、
それがやや落ち着き始める。
「ブルーローズ、イった?」
「――」
 変わらず荒く息をついていて、酸素を取り込もうと必だ。この様子を見て
いれば、聞くまでもない。
「なあ。イったのか、って聞いてんだよ」
 それでも、あえて問う。
「……」
「ほら。命令だぞ、命令」
 まだ敏感な部分を、わざと乱暴に指で刺激する。
「ひゃ……あ……!」
 びくびくと、また震えた。2回目……か?
 ほら、どうしたんだよとせっつくと、やっとブルーローズが涙声で答えた。
「い、イきました……」
 ヤバい。ゾクゾクする。何コイツ。顔真っ赤にして、ぽろぽろ泣いて。普段
あんな感じなのに。――すっげー虐めたくなる……!
「うっわ。マジかよ。指だけでイくの?お前って。うわー……」
 信じられないと、わざと距離を置いたように言いながら、ぐちゅぐちゅと
ブルーローズの女の部分をかき回す。
 やだ、やだと力なくブルーローズはうわ言のように呟いている。認めたくない
ようだが、体は当然ながら与えられる快感に正直に答えるほかないようだ。
「お前ねえ、ご主人様ほっといて自分ひとり気持ち良くなるとか、奴隷失格
だぞ?」
「ごめ……なさ……」
「ホントに悪いって思ってんのかよ?」
「思って……ます……」
「口だけじゃねーの?」
「そんな……」
「――まあ、口だけ、でもいいけどな?」
 俺はにたりと笑った。

308 :
「んぐ……」
 床に膝をつけたブルーローズは、ズボンなどを下して椅子に座り直した俺に
言われるまま、それを口に含んだ。ブルーローズのあの痴態を眺めていて、反応
しっぱなしだったから、準備は等にできていた。
 嫌がるかと思ったが、催眠術のおかげかどうなのか――少しためらっただけで、
たいした抵抗はなかった。艶めいた可愛らしい唇が、グロテスクな男の物を頬
張っている。なかなか気分のいい光景だ。
「丁寧に、な?」
 小生意気な割に、びっくりするほど純真無垢なあのブルーローズが、だ。知識
としては知っていても、多分こんなの、した事も無いのだろう。舐めるとか吸い
付くといった程度で、技巧も何もあったもんじゃない、稚拙な行為だ。
「おー、上手い上手い。すっげえ気持ちいいぞー?」
 全然上手くもなんともない。正直まだるっこしいだけなのだが、そう言って
頭を撫でてやると、ブルーローズは頬を赤らめて、精一杯奉仕をしようと試みて
くれる。やっぱやる気は大事だ。コイツは褒めて伸びるタイプらしい。
 指示を出せばその通りに舌を使い、少しは使えそうな舌使いをする事もある。
「……んー。そろそろいいぞ」
「っは……」
 とはいえ、初フェラのこの可愛らしいお口では流石にイけそうもない。
 ブルーローズの口から、ずるりと抜き出す。ブルーローズの唾液でてらてらと
ぬめっている。そこに手を添え、勝手知ったるものとして、いつものように扱く。
「ほら、ブルーローズ。口開けろ」
「え……?」
 ブルーローズが不思議そうにぼんやりと俺を見上げている。まー可愛らしい
お顔だこと。
「顔にかけられたいか?」
 それもいいけどな。
 でもまあ、後が面倒だし。
「……いいから開けろって――もっとだ。」
 わけもわからず小さく口を開けたブルーローズの顎を左手で掴む。稚拙とは
いえ、それまでも含めていろいろ刺激的な行為は行っていたのだ。出すまで
そう長々かかるわけじゃない。悪いな、と一応謝って、ブルーローズの顎を無理
やり開かせる。
「――!?」
 限界を迎えたところで、ブルーローズの口の中めがけてぶっかける。
「……ん、んんっ!?んー!」
 数度にわたって口内に振り入れられ――最後に俺の先端に残っていたものを
唇に擦り付けられ、流石にブルーローズもじたばたと暴れる。だがそこで開かせ
た顎を今度は無理やり閉じさせ、その口を俺の手でふさいだ。
「んー!んんー!」
「そんなたいした量でもないだろ。全部飲めよ。飲むまで、このままだぞー?」
 久々だったのと、興奮しているせいもあるのか、濃さと量に関しては実は
たいした、どころではない感じだったりするのだが、そこを正直に言うわけにも
いかない。
「――!」
「ブルーローズはいい子だから飲めるだろ?――飲んでくれよ、俺の」
 な?そう言うと、涙目になりながらもブルーローズが一生懸命嚥下しようと
する。何度もむせそうになりながら。
 しばらく様子を見守り、どうやら全部飲み込んだらしいと思ったところで、
手を離す。ブルーローズを抱き上げると膝の上に乗っけるようにして座らせた。
「よし。ちゃんとできたか確認してやろう。ブルーローズ、あーん」
「……あー……」、
 恥ずかしがりながらも素直に開いた口には、もう何も残っていなかった。
ちゃんと飲み干したらしい。
「……いい子だ」
 そっと頭を撫でてから、慰労の意味も込めて、俺は優しくブルーローズにキス
をした。

309 :
「……ん?」
 ぱちぱちと、ブルーローズが瞬きを繰り返す。部屋の照明が眩しいのか、
少し眉間に皺を寄せて。
「お?起きたか、ブルーローズ」
「起きたかって、どういう事?……あれ。え?え?」
 そう言ってから、あたりをきょろきょろと見回した。
「いやあ、ものの見事にかかってたな、催眠術。――お前が」
 そう言って豪快に笑ってみせた。
 ――催眠術の解き方なんて、それこそ全く分からなかったが、どうにかこう
にかそれらしい手順を取り、何とか覚醒させることに成功した。もちろん、
催眠術にかかっていた間の事は、綺麗さっぱり忘れろと言い含めておいて。……
どこまで成功するかハラハラしたが、どうやら、得に後遺症的なものは残って
いないようだ。それに――
「えええ!?嘘っ!?」
「嘘なもんか。確か――なんでしたっけ?単純な人間がかかるとか?そのような
事をおっしゃってましたよねえ?」
「ううう……」
 この様子からも、俺がコイツにした事も、記憶に残っていないらしい。思い
込みの激しい奴は、便利だが、怖いな。
「なんか、変な感じ……」
 催眠術を解く前にお互い服や髪を整えておいたから、外見上は特に変化はない
はずだ。ただ、ブルーローズはやたらと口元を気にしている。……ああ。俺のを
飲んでるから気持ち悪いんだろうな。
 しかし勿論それがばれるとまずい。
「まあ、カエルの鳴きまねとかさせてたしなあ。あー、ケータイにとっときゃ
良かった」
「サイッテー!」
「お前が俺にやらせようとしてたことと、そう変わりはないだろ」
「え?」
 ブルーローズがきょとんと俺の方を見て、そして頬を赤らめた。
「……もっと酷い事しようとしてたのか?やめてくれよ?俺、結構繊細に出来て
るんだから」
「べ、別に……」
 どんな悪さをしようと考えていたのか気になるが、しかし俺のイタズラに
比べれば可愛いものだろう。
「あれ、ゴエンダマは?」
 ああ、これか?と、俺は机の上に放りっぱなしにしていた物をつまみ上げる。
はいはいとブルーローズに渡しかけて――それをやめる。
「これは没収―!」
「え!何でよ!?」
 何でよじゃねえだろ。
「……もう催眠術は禁止。お前らぐらいのガキは、自己催眠とかかかりやすいん
だから、そういう事は真似事でもしちゃ駄目だぞ?」
 もっともらしい事を言う。――いや、これは事実だ。何も間違った事は言って
いない。
「……」
 せっかく俺が親切心で言ってやってるのに、ブルーローズはご不満そうだ。
「おかしな男に、いい様にされでもしたらどうするんだよ」
 これも事実だ。
 何も間違った事は言っていない。
「……わかったわよ……」
「よーし。ご理解いただけたようで、何よりだ」
 俺は糸の通された五円玉を、ズボンのポケットにしまい込んだ。……コイツを
いい様にしていい、おかしな男は、俺一人で十分だ。

310 :
以上です あとゴメン 番号入れ間違えたのと
【その他】『挿れてない』って書くべきだった
ともかくお邪魔しましたー

311 :
早起きしていいもん見れた
タイガー悪い大人だなw

312 :
わお!
久しぶりに覗いてみてよかった、GJ!
ローズちゃん、タイガーになにをやらせようとしてたんだろw

313 :
>>310
よい!よいよ〜!GJ!

314 :
>>310
かけるつもりで自分がかかっちゃう迂闊なローズたんかわゆす

315 :
保守

316 :
なんか昔の少女マンガとか雰囲気マンガみたいな事になった
でも なんもないのも淋しいので
【使用レス数】 1
【カップリング】 虎薔薇
【特殊嗜好等 】 無理矢理
【その他】 ポエム

317 :
「タイガー……」
 ぞっとした。
 自分がした事なのに。
 ブルーローズはあられもない姿で、目は赤く、涙が頬を伝っており、あんなに
触り心地のよい髪はぐしゃぐしゃで。手首には、俺が押さえつけたために手の跡
がぼんやりと痣になっている。
 ――だというのに、またこいつに挿れたい、と思ってしまう。
「……ブルーローズ」
 びくり、とブルーローズは身を縮こまらせた。なんて事だろう。
 違う。俺はお前にそんな顔をさせたいわけじゃない。もっとこう――
 ……違うんだ。なのに。
「――悪い」
 囁くべき愛の言葉は出てこない。ただ謝罪の言葉だけが漏れた。

318 :
――これだけ!
皆 どんなキャラが出てくるのが読みたいんだろうか?
つっても タイバニってそんなに女キャラいないから
限られてくるか…?

319 :
>>318
書くのは需要とかあんまり考えず書いた方がいいと思うけど
投下して反応もらうために書くってなら一番需要あるのはそりゃ虎薔薇じゃね?
んで、基本はいちゃラブエロかわ
モブ凌辱とかも一定の需要はあると思うけど今までそっち系は
あんま投下なかったから好きな人がスレに留まってる可能性は低いと思われ
逆に需要あるだけに虎薔薇の投下は一番多いから
書けるなら龍とかアニエスとかいくのもありだと思うけどね
スレが多様化すれば潜在的な需要を掘り起こせるかもしれん
まあ、注意書きさえ適切につけてくれれば今んとここのスレの
明確なNGは腐だけなんで好きに書いて好きに投下すればいいと思う
個人的にはタイバニに嫌いなキャラいないんで誰でも美味しくいただきますぜ
例えばアポロンのおばちゃんとかきたら
すげぇニッチキタ━━━(゜∀゜)━━━!!ってwktkする自信あるw

320 :
>>318
ごちそうさまでした!イイヨイイヨー
そして>>319がベンさん&斎藤さん×経理のおばちゃんの3Pを投下すると聞いて

321 :
>>318
GJ!
虎薔薇好きだけど、ほかの女性キャラのもWelcome!
泥棒3姉妹にお仕置きとか読みたい

322 :
色々ありがとー!
経理のおばちゃんはさすがにレベル高すぎて手に負えない!
泥棒三姉妹面白そうだけど、結局それほどはじけた方向には行けなかったよ…
【使用レス数】 7
【カップリング】 牛龍
【特殊嗜好等 】 特になし

323 :
「どうした?もっと食え。今日は持ち合わせもあるから心配するな」
 いつぞやの一件から、アントニオはパオリンを連れて食事に出かける事が
多くなった。虎徹も言っていたが、やはり頑張っている少女に対しては応援を
したくなる。ましてパオリンは親元を離れ、遠く異国の地で一人なのだ。これは
大いに応援をしてやりたくもなろうというもの。
 あと、何より食いっぷりがいい。
 美味い物を美味いと笑顔で食べている様を見るのは、結構嬉しいものだ。
 今日も新しくできた中華料理店に、早速二人で馳せ参じたのだ。個室だから、
何を喋ろうと気にかける心配もない。普段の愚痴なども喋り放題だ。……だと
いうのに。
「……」
 パオリンの箸は進んでいる。そりゃあもう軽快に。見る間に空いた皿が
積まれていくのだが、その顔は何やら浮かないし、言葉も少ない。
「腹いっぱいか?」
「ううん!?まだまだ食べるよ!?もっと食べるよ!?」
 ……給料日後だからいいが、この小さな体のどこにそれだけの量が詰め込める
のか、毎度ながら不思議でならない。
 しかし確かにここのところ様子が変だったのは確かだ。
 また会社の方で何かあったのだろうか。こういう時こそ、年長者の、人生の
先輩としての出番だ。ごほんと大仰な空咳をしてみる。
「何かあるのか?俺でよければ、話を聞くぞ?……まあ、あんまり込み入った
事にまでは立ち入れないだろうが」
 そう言うと、パオリンがぱぁっと嬉しそうに笑い――しかし、言葉を選ぶ
ように、もじもじとし始めた。そしてとうとう箸を置く。……これはかなり本気
の話になりそうだと、アントニオの方も箸を置き、身を乗り出すようにして次の
言葉を待った。
「あのね」
 おう、と相槌を打つ。テーブル向こうのパオリンは頬を染め、上目づかいで
アントニオを見た。
「カリーナがね。あの……タイガーさんの事、その……好き、でしょう?」
「――」
 その話題!?
 そういう相談!?勘弁してくれよ、モウ!そういうのは、それこそファイヤー
エンブレム達女子組でスイーツとかを囲みながらキャッキャウフフとかしましく
話せばいい事だ、何故に俺に!?
 ――という諸々の動揺を押しとどめ、低い声でさも威厳があるかのように返す。
「……らしいな」
「すっごく年、離れてるよね。でも、好きなんだよね?」
「らしいな」
 何がどうなってそうなったのか、アントニオにとっては不思議でならないの
だが、そういう事になってしまっていたのだ。探せばもっと他にいい男はいくら
でもいると思うのだが、男慣れをしていないのかどうなのか、カリーナは虎徹に
惚れてしまっている。色々と面倒くさい事この上ない。
 惚れてしまったものはどうにもならないのだろう。まあ、あのぐらいの歳の
差も、珍しくはあるが、無いわけではない、かもしれない。
「た、たとえばだけどさ。ボクが、ロックバイソンさんの事を好きって事だよ!?」
「それは……確かにすさまじいな」
 冷静に考えたらこれは無い。アントニオは引きつった顔で答えた。
 他人事であれば無責任に囃せる事でも、我が身に降りかかるとなるとそれは
無い。……いや、ドラゴンキッドは難しいが、年の差だけなら、そのまま自分と
ブルーローズで考えればいい事だ。……それならアリではないだろうか。――
また別の問題が出てきそうではあるが。

324 :
 それに、年の差で考えれるのならば――
「あ、でも。虎徹達の歳の差と同じぐらいっていうのなら、ドラゴンキッドの
歳だと、スカイハイと比べた方が――」
 そこまで言って、パオリンの様子にアントニオが首をかしげる。
「どうした」
 少し怒っているようにも見える。
「だからさあ、ロックバイソンさんならどうなの?ボクと、付き合える?」
「……付き合うって……」
 どうやら怒らせたらしいと、ここでアントニオも理解する。
 パオリンにしてみれば、カリーナはライバルでもあるが、異国の地での数
少ない友人なのだ。その友人の恋路について応援する立場でいるのに、その
くっつけようと思っている二人のうちもう一人の友人が乗り気でないとすると
面白くないと考えるのは道理だ。
 しくじったと考え、アントニオは必に軌道修正を試みる。
「あ……アリ、なんじゃないか?問題は歳の差どうこうって事より、お互いが
どう思っているか、って事だろうからな」
 模範的な解答だ。
 ネイサンあたりからは、面白くないとうんざりした顔でとりあえずの及第点が
どうにかもらえるぐらいの。
 だが。
 どうした事か、その使い古された回答を、パオリンは最大級の笑顔で迎え
入れた。
「そ、そうなの!?ロックバイソンさんって、付き合えるの!?ボクと!」
「――いや、たとえ話、だろ?」
 何かおかしくないだろうかと、ここでアントニオの頬に一筋汗が伝う。
 怒っていたのは、様子がおかしかったのは、虎徹達の事ではない……?
「……ドラゴンキッド?」
 アントニオが混乱している間に、机向かいにいたはずのパオリンが、椅子を
持ってアントニオのすぐそば、触れ合うぐらいの距離にいた。
 頬はほんのり桜色。アントニオを見つめる瞳は、キラキラどころか、潤んで
見えた。
「あ、あのね。ボク、いいよ……?」
「は!?」
 恥じらいながらも、はっきりアントニオに向かって伝える。
「ボク、その……いつだって、準備できてるし」
 何の!?
 そう叫びたかったが、答えを聞くのが怖い。というか、答えを聞いたら終わり
だと思った。
「ちょ、ちょっと待った!ドラゴンキッド。その、いや、え!?」
「ご飯も食べたいけど、ボク、ロックバイソンさんも食べたい……」
 椅子に掛けているアントニオの腿に手を置き、身を乗り出すようにして
アントニオに近づく。から揚げを食べたせいで艶めいているだけなのに、その
唇が、化粧っ気のないはずのパオリンを無性に魅惑的に映した。
「ロックバイソンさんも、ボクの事、食べちゃって、いいよ……?」
「いやいやいや!待て待て待て!第一オレは、アニエスさんの事を――」
 そうだ!
 据え膳食わぬは――などと流されてはいけない。踏み外してはいけない!
必にとどまる。
「全然ダメ?まったく可能性ない?ボク、全然女のコっぽいところないし、
アニエスさんみたいにボンキュッボンでもないし――」
 そうは言うが、トラックスーツのせいもあるのかもしれないが、体のラインが
よくわかるパオリンの体つきは、ここに来てかなり興味深い成長経過を示して
おり――部分によっては、カリーナよりも見栄えが良くなっていた。それを
正直に話したところ、虎徹にぶん殴られたが。
「……」
 ぐっと近づいた距離にアントニオが必に理性と戦う。
「でも、ボクね。ロックバイソンさんの事、好きなの。優しいし、強いし」
 ……恥ずかしげに笑うパオリンはとても可愛らしかった。

325 :
 その距離がどんどんと近づく。そして――
 少し距離が離れた。パオリンはとても嬉しそうに笑っていた。
「……えへへ。ファーストキス。できちゃった」
 できちゃったな。オレもしちゃったよ。ドラゴンキッドとはファーストな
キッスってやつを。
「――」
 止めるべきだったが、スケベ心が勝ってしまった。あんなに可愛らしい様子を
前にして、無下に断るなど、できるはずもない。だったらいっそ、と。
「ねえ、最初だけじゃヤだよ。二回目も三回目も……他の初めても、ロック
バイソンさんと、したい……な?」
「……」
 意味もわからず言っているわけではない。
 パオリンだっていっぱいいっぱいで、自分の精一杯でもって伝えてきている
はずだ。
「……ダメ?ボクじゃ、イヤ?」
 その問いかけに、なんと答えるべきか、何故迷うのか。
 じっと待っていたパオリンは、その沈黙に耐えきれなかったらしい。トラック
スーツのジッパーに手をかけた。
「ボク、子どもじゃないよ?タイガーもロックバイソンさんも、ボクらの事、
子どもだって馬鹿にし過ぎだよ。子どもじゃ、ないんだから――」
 そう言いながら、ざっとジッパーを引き下ろす。
「どわっ!?だ、駄目だ駄目だ!何を――」
 もちろん下は薄手のシャツを着ているため、玉のお肌がこんにちは!という
事態は起きていない。それを残念に思う不届きな牛がいるようだが――それでも
刺激的な光景だ。
「嫌いなら嫌いって言って。ボク、本気だよ?」
 こんな行動を起こして、恥ずかしくないわけがない。それでも、パオリンは
必だった。パオリンにとって、とても理想的な女の子の中の女の子である
カリーナですら、虎徹に受け入れてもらえない。であれば、自分ではもっと
希望が見えない。それでも、アントニオに対しての恋心は、収まるどころか
この体から飛び出さんばかりの勢いで湧き上がってくるのだ。自分でも
とまどってしまうこの感情を、どうすれば相手に伝わるかと必だ。
「……アイツだって、ブルーローズが学校卒業するまでは、って逃げ回ってる
んだ。ましてオレが、ブルーローズよりも若いお前に対してそんな事、できる
わけないだろう?」
「……その言い方って、すっごく卑怯だと思うんだ」
 わかっている。そう答えようとしたが、その口が塞がれる。
 先ほどのような可愛らしいものではなかった。アントニオの両頬を、両手で
挟み込むように掴み、ぐっと唇を押し付けている。何度も何度も、押し付ける
ようなキスを繰り返し、そして、ぐっと、アントニオを睨んだ。
「ボク、カリーナみたいに真面目じゃないから。悪い子だから、大人しくなんか
してないからね」

326 :
「……オレもお前も、ヒーローだろうが」
 呆れたように溜息をつくアントニオに、パオリンが少し傷ついたように体を
震わせた。
「じゃあ、ボクの事、捕まえる?――うわあ!?……ん、っ……」
 アントニオがパオリンの体を引き、口づけを行う。舌を入れて、深く、深く。
たっぷり時間をおき、やっと唇を離す。
「……オレも、捕まっちまうな」
 この感情を恋や愛とはまだ言えない。それでも、それに育つ可能性は十分に
あった。アントニオがパオリンの首筋を舐めるようにキスを続けると、パオリン
はその刺激に甘い声を上げ、思わず身をよじり逃げかけ――それでもとどまった。
「……ね。二人だけのナイショにしよう?ボクやっぱりロックバイソンさんの事、
食べたい。ロックバイソンさんに、食べてもらいたい。」
 その言葉を聞き、思わずぎらつかせたアントニオの瞳は、草食動物のそれでは
なかった。まさしく猛牛。血走り、その鼻息も荒い。
 大きく武骨な手が、パオリンの細くしなやかな体に触れた。触れるその瞬間
こそ少しためらいはしたが、服の下の、柔らかな肌の感触を確かめると、後の
動きは慣れたもので、大胆なものだった。
「食べて、くれる?」
「ここまでくれば、全部平らげてやるさ。ただ――」
 こんな細い体に、はたしてうずまる物だろうか。無理強いはできないが
、だからといって、途中でお預けは辛すぎる。
「ボク、食いしんぼうだもん。全部、食べちゃうよ。だから――ちょうだい?」
「……本当にもう、困った奴だな、お前は」
 卓上に残っていた食事をすべて食べ終わる頃にはパオリンの方も落ち着くかと
考えていたのだが、食欲がみたされると、他の欲の方へ完全に意識がシフトして
しまったようだ。食事の会計を済ませると、パオリンは、アントニオに自分の
門限を伝えた。間に合うかな?と、頬を染めて聞かれると、先ほどの出来事を
うやむやに終わらせてしまおうかなどという狡い考えが引っ込んでしまった。
 アントニオの自宅へ案内すると、落ち着かなげに部屋を見回し――そんな
パオリンを見ているのが余りに気恥ずかしく、さっさとシャワールームに追い
やる。
 そして大慌てでベッド周りを片づけた。
 シャワーから上がってきたパオリンが、なにやってるのさと、そんな滑稽な
アントニオを笑い――ありがとう。ボクのため、なんだよね?と、はにかんで
くれた。
 いっそそのまま押し倒してしまいたいと思う衝動をすんででこらえ、さっさと
シャワーを済ませる。

327 :
「……い、いよいよ、だね!」
「……あ、ああ」
 キスをしたその日にここまでする必要はない。というか、性急すぎる。
 どれだけ焦っているんだ、とは思うが、ベッドの上にタオル一枚でちょこんと
座るパオリンに対し、添い寝だけで済ませられるほど、男として終わっても
いなかった。
「ふぁ、や、あ……気持ち、悪い……や、あ……ぬめぬめ……」
 最初という事もあり、思ったほど濡れてくれなかったので、直接濡らす事に
した。すぐに閉じようとする両膝をぐっと押さえ、そこに舌を這わせる。
「う、わあ……ひゃ!あ、あ――吸っちゃ、駄目えぇ!」
「少しでも、解しとかないと、大変だぞ?」
「でも、駄目!やだ!やだ、やだぁ!」
 嫌がっているのは、未体験の快楽を処理しきれていないためだ。だから
アントニオは優しく足を撫ですさりながら、舌を使い続ける。
「そろそろ、どうだ?」
 指をそこに触れ、具合を確かめる。
「ひゃぁ!?――あ――っ!?」
 びくり、大きく体が震え、続いて、ぎゅうっと、パオリンが体を丸めるように
身を縮めた。
「……大丈夫か?」
「ヤダ、ボク、今、おかし……おかしい。体、ビクビクって……あっ、だめ、
そこ、触らないで――っ!」
 ちゅう、と吸い付くと、パオリンが再度声にできない音を漏らした。両膝が、
アントニオの頭を挟み込むようにして締め付ける。
「ちょっとは気持ちいいか?」
 アントニオにしてみれば、これからパオリンに与える痛みに対しての贖罪の
つもりだったのかもしれない。
 軽い絶頂を迎えたパオリンが、大きなベッドの上で、弛緩している。
「ん……気持ちいい……もっと、気持ちよくなるんだよね?」
「できればそうしてやりたいけどな」
「――」
 いつも以上に元気の良い自分自身に苦笑していると、ギョッとして大きく目を
見開きパオリンがそれを見――そして顔をそらせた。
「あ、あのさ。一応聞いてみるんだけど」
 枕を抱え込んでパオリンがたずねる。
「ああ」
「それ、どうやったら、入るの?ボクのココに」
「それをオレも思案していたところだ」
 冗談めかして答えてみる。ただ、冗談ではなく懸案事項でもある。自慢では
ないが、アントニオのサイズはそれなりにあるのだ。それをこの細身の体で
受け止めきれるものだろうか。裸身のパオリンを見ているとますます不安に
なってくる。
「それって、男の人皆についてるよね、もちろん」
「一応は、そういう事になってるな」
「って事は、女の人のボクなら、入る物だよね?」
「できればそうしたいと思ってるが――まだ若いし、なにせ初めてだからな。
無理なら――」
「無理じゃないよ!ボク、ちゃんとできるよ!?」
 必な顔で、訴える。
 で、あれば。それには応えねばならない。

328 :
「……もうちょっと、我慢……してくれよ」
 ゆっくりゆっくり、進めていく。
 パオリンが呼吸をするのに合わせて。
 ぎちぎち、みちみちと音が鳴り響く感覚にとらわれる。
「うん――うん、我慢する!だから、ちゃんと、して……痛く、無いから!」
 ぎゅうとパオリンがアントニオの背に手を回している何度も爪を立てられて
いるが、この程度の事で痛いなどと言えるわけもない。ゆっくりゆっくり時間を
かけ――
「ねえ、全部、入った?」
「ああ、よく頑張ったな」
 どうにか、アントニオ自身をパオリンの中に埋める事ができた。
「えへへ。ちゃんとできたでしょ?ボク、子どもじゃないでしょ?」
「ああ。すごいな」
 パオリンの頭を撫でて、褒めるとパオリンがアントニオの胸に顔をうずめた。
もじゃもじゃーと、胸毛をいじって遊んでいる。
 とても満足そうで何よりではあるが。
「あー……で、その、なんだ。もうちょっと、大人なところを示してほしいん
だけど、どうだろうか……?」
「え?」
「入ってるよな?」
「うん」
 頑張ったよっ!と誇らしげに答えるパオリンは可愛い。でも、だ。
「これ、この後どうすると思う?」
「え……えっと。だ、出すんでしょう?ピュー、って」
 ピューだかドピュッだかドクドクかはどうでもいいが、恥ずかしげに答える
パオリンが言うとおりだ。
「だ、出していいよ?」
 意を決したようにパオリンがうん、と頷く。
「……そうか」
「ひぅっ!?な、何で抜こうとするの?イヤなの?」
「そうじゃなくってだな。こう……動かさないと、出ないんだよ」
 ジェスチャーで、前後に動かす事を伝える。
「なんで!?」
「何でって……」
 そんな自然の摂理について問われても困る。挿れただけで出ちまうほどガキ
でも早漏でもないのだから、仕方ないとしか言いようがない。
「嫌だよ!ホントはすごく痛いんだよ!?こんな大きいのをぐいぐい動かすと
か――」
「やめるか?」
「――っ」
 パオリンが泣きそうな顔になる。

329 :
「……っ」
 泣きそうな、ではない。ぽろぽろと泣き出した。
「あー!いや、その!今日はアレだ、様子見だ!そういう事にしておいて――」
 ぎゅっとパオリンがアントニオの体に抱き付き直す。そして、自ら腰を動かし
始めた。――本人はそのつもりなのだろう。痛みと、その加減がわからないから、
腰をふにゅふにゅとわずかに揺らしているだけで、まったくアントニオの方へ、
動きは伝わってこない。
「お、おい……」
「好きだもん。ボク、本当に好きだから、できる」
 真っ赤な顔で、痛みか、あるいは悔しさでなのか涙を流しながら必に
動こうとしている。
「一杯キスしてくれたら、痛いのも我慢できると思う。さっきしてくれたみたい
なの、もっとして?」
 乞われるままにキスをする。
「……好きだよ。ねえ。優しくしてくれるのは、すごく嬉しいけど、優しいだけ
じゃなくていいんだよ?ボク、好きだから。だから、いいの」
 ――
 ああ、なんて事だ。
 こんな顔をされたら。
 歯止めなどきかなくなってしまう。
「……気持ちよくなってもいいか?」
「うん。なって。ボクの体で」
「痛い思いさせるけど、我慢してくれよ?」
「うん、っ――!?」
 ずるりと引き出し、打ち付ける。
 悲鳴のような声が上がった。でも、もう止まらない。止められない。
 狭い室内に、音が響く。
 ――ただの男と女の声と音が。
 荒い呼吸が繰り返され、まだ嬌声には至らない、短い悲鳴に似た声が漏れる。
 そのうち、味わうように動いていたアントニオが、次第に限界を迎えるため、
細かく速く、動きを変えていく。
「あっ、あっ、やっ、だめ、そんな動いたら、ボク、裂けちゃうよぉ!駄目、
あ、やぁ!やだやだ、またボク、おかしくなっちゃう!ゴメン、ふぁ、あっ、
やっ、あっ、あ――!」
 そのうちに細い体が、くたびれたシーツの上で大きく体をのけぞらせ――
それに覆いかぶさるように、大きな体がぐったりとのしかかった。
「……大丈夫か?」
 つい無理をさせ過ぎたと、簡単な後始末をしてから、くたりとへばっている
パオリンに声をかける。
「大丈夫……ねえ、これって、一杯したら、もっと慣れてくる?楽になる?」
「……な、なるんじゃないか?」
「今日はもう無理だけど、もっと一杯してくれる?もう痛いとか言わないから」
「……ああ。まあ、無理のない程度にな?」
 結局自分のための快楽を求めてしまった。それが申し訳ない。かわりにと、
額や頬、肩口に乳房にと、たくさんのキスを落とす。くすぐったそうに笑って
いるが、やはり痛いのだろう。時折、眉間に皺が寄っている。
「ボクね。無理したっていいんだよ?だってね――好きなんだもん」
 ――!
「なあ。ちゃんと内緒にできるか?」
「うん。二人だけの、ナイショだね?」
 とりあえず。二人で手を繋いで歩いても、街中でキスをしても何も咎められ
たりしない年齢をパオリンが迎えるまでは。この甘やかな秘め事は、秘め続け
なくてはいけない。
 この幸せな気持ちを、世界中の皆に触れ回ってしまいたいと思っていても、だ!

330 :
書き込み以上!
寝る、寝るぞー!
可愛いパオリンも男臭いアントニオも傍にはいてくれんが 寝る!

331 :
萌えすぎて仕事行きたくなくなった……
大男と小柄なボクっ子ええなあ
とても面白かったですGJ!

332 :
GJ!
新たな扉が開いたよ

333 :
かわいいなあ

334 :
>>330
積極的だけど初な龍が健気可愛い!
ガタイのいいオッサンと小柄な少女は萌えるね!!
この積極健気龍がえっちに慣れて女として成熟したら
どんだけエロ可愛くなるんだろう…
いや、初さと積極性のハイブリットの絶妙さ加減が
この龍の最大の魅力だと思うから成熟を妄想するのは野暮か?
初なのに積極的な悪い子龍と悪い流されオッサン牛ごちそうさまでした!

335 :
>>330
牛龍好きの俺大歓喜!!!
肉食龍と流され牛、めっちゃ良いよ!
いけいけなのに健気かわいいとか、マジ萌える!
こういうのほんとに読みたかった!心のそこから!
ありがとう!そしてありがとう!!!

336 :
感想ありがとう!そしてありがとう!
パオリンちゃん結構自分から動いてくれて 書いてて楽しい
書き間違いとかにあとから気付いてへこむけど、読み飛ばしてくれるとなお嬉しい
色んな扉 開いていきたいね!

337 :
前におぱーいの話は前にしたからチソチソの話を振ってみる
空と兎はモノもキングで普通にデカいイメージ
虎は普通サイズだが日系ドリームで硬さと膨張率はry
だが、相手が薔薇だと当然処女なんでその辺の妄想は活かされない
牛さんはガタイに相応しいブツの持ち主だといいなと思う
特に龍相手の時はデカブツでお願いしたい
是非ともデカチソで華奢な少女を貫いていただきたい
だが、相手がアニエスだというのなら「思ったより普通なのね」とか
いっそ「あら、やだ、可愛い」な展開もいいなと思ったり
巨体に短小なブツもまたよし
折はフツーサイズでも巨根美少年でもええなあと思うが
龍相手なら龍がかわいそうなのでフツーサイズでお願いしたい
牛の時と矛盾してる気もするが萌えとは得てしてそんなもんである
いや、だって折はDTだと思うしな
DT巨根と処女ではじめてなんて女の子側が大変すぎて可哀相じゃないか!
とか思ったり思わなかったり
まあ、初回は合体失敗でフェラのみとかもいいもんですよね
うん
DTと言えば空と兎もDTな気がするが兎はヤリチソでもいい気もする
そして一番まがまがしいモノをお持ちなのは間違いなく炎だと思う
ヒーロー以外だとケインは短小早漏気味なイメージ
マベさんは地位と金にものをいわせて女侍らしてても不能でもいいなーとか
マリオはつまみ食いした一般人女性になんだフツーのセックスなのね
つまんないって言われればいいと思うよ
芸人が常に面白さを求められる感じで

338 :
作品投下でもないのにここまでの長文はさすがにうざい
つーかチソチソとか一瞬何のことかと思った
本スレならともかくここは18禁のエロパロ板だぞ
チンコくらい男らしく言ったらどうかと思うが

339 :
>>338
ごめん(´・ω・`)

340 :
エロないしスレ違いだからやめとこうと思ったやつだけど
流れ変えるために投下しときます
スレに相応しい話じゃなくてごめんね
軽く読み捨ててくださいませ
【使用レス数】2
【カップリング】勘違い系牛龍(未満)
【特殊嗜好等】なしでいいと思う
【その他】
一発ネタ・エロなし・不憫牛
キッドにいっぱい好きなものを食べさせてあげたい

341 :
 最近、ドラゴンキッドの視線を感じる。ような気がする。
最初は気のせいだろうと思っていたが、どうやら勘違いじゃなさそうだ。
 今日も見られてる。と思う。まとわり付くような、熱っぽい視線を感じる。
 これって、まさか…
 いやいや、そりゃブルーローズという例もあるが、色恋より食い気のドラゴンキッドに限って、まさかそんなことは……

 いけない、いけないって思ってるのに、ロックバイソンさんを見てしまう。
ここは出動現場で、そんなことに気をとられてていい時じゃないのに。
 昼前にかかった召集から既に五時間以上経っている。それなりの長丁場に集中力も途切れがちになり、ついボクの目はロックバイソンさんを追ってしまった。
こんなことじゃいけないのに。
だいたいロックバイソンさんがいけないんだ! そんな大きな体でどうしたって視界に入っちゃうんだもの!
 ああ、いけない。こんなんじゃ、ナターシャに叱られちゃうかもしれない。
それとも、こんなボクでも許してくれるだろうか?
 ワッと歓声があがり、続いてマリオの軽快な声が響いた。
「おおっと!何とバーナビーは囮だぁぁぁっ!犯人を確保したのはワイルドタイガー!ワイルドタイガーの犯人確保はこのクォーターシーズンでは…」
 あ、終わった…のかな?
 疲れた体に鞭打って、トランスポーターに帰るとナターシャが苦笑で迎えてくれた。
「あなた、また途中からロックバイソンの方をチラチラ見てたでしょ」
「ご、ごめん、ナターシャ。でもボク…」
「わかってるわ。お昼も食べずに五時間ですものね。とりあえず用意してあるから…」
 ナターシャがふわりと外したクロスの下には、籠いっぱいに牛角面包が盛られていた。
「牛角面包! ありがとう! さすがナターシャ!」
「本当あなたったら、いつまでたっても色気より食い気で困っちゃうわね」
 嬉しさのあまりぴょんぴょん跳びはねちゃったボクを見てナターシャはそう言ったけど、言うほどには困ってはいないと思う。
くすくす笑ってるし。
 だって、仕方ないんだ。ロックバイソンさんの肩のプレイスメント見てるとどうしても連想しちゃうんだ。
「あなたのクロワッサンブームはいつ終わるのかしら?」
「うーん? いつだろ? ロックバイソンさんのスポンサー変わるまで?」
「あらあら、それじゃ随分続きそうね」
 話してる途中だけど、どうしても我慢できなくて、両手に牛角面包――クロワッサンを掴んだ。
「ほうかも」
「もう! 食べながら話しちゃダメでしょ! それにまだ手も洗ってないじゃない! ほら、貸しなさい。温めてきてあげるから」
「ボク、あっためるならレンジじゃなくてトースターがいいな」
「わかってるわ。飲み物はカフェオレでいい?」
「うん! ありがとう、ナターシャ! 大好き!」
 ボクはほうばっていた牛角面包を急いで飲み込んで、ナターシャに抱き着いた。
本当にナターシャはボクのことをよくわかってるんだ! 大好き!
「私もパオリンのこと大好きよ。だから、残りのクロワッサンはスーツを脱いでシャワーを浴びてからね!」
「えーっ! ボクお腹ペコペコなのにー!」
 ひどいよ、ナターシャ! 牛角面…じゃなくて、クロワッサン二個くらいでボクのお腹が満たされるわけないじゃないか!
少なくとも、あと十個は食べないと落ち着かないよ!
「ダメダメ。さ、早くなさい。じゃないと、あなたが最近お気に入りの店のディナーの予約取り消しちゃうわよ」
「え? ヤダ! 嘘! 着替える! 着替えてくるから!」
 そう言うが早いか、ボクは慌てて着替えに走った。
やっぱりナターシャは、ボクのことよくわかってるなぁ…

342 :
「どうしたもんかなぁ?」
「いやいやいや! お前の自意識過剰だって! 絶対!!」
 虎徹の今四半期初の犯人獲得を祝して乾杯した後、話の流れで食い下がられて、仕方ないと悩みを打ち明けたらこの仕打ちだ。
まったく、モウ!
「俺だって最初はそう思ったさ。だがな、出動の度に毎回のように熱い視線向けられるんだぜ? さすがに勘違いってこたぁねぇんじゃねぇかと思うんだよなぁ…」
「だってよ、あのドラゴンキッドだぞ? どう考えても、色気より食い気だろーが」
 まあ、俺もその点はそう思うんだが…しかし、毎回毎回、あんな熱視線で見つめられてると勘違いとは思えないんだよなぁ。
「だいたい、その熱い眼差しっつーのが、そもそもお前の勘違いなんじゃねーのか? 単に視界に入ってるだけってオチだろ」
 俺が自惚れて、軽々しく思いあがってるとでも言いたいのか?
さすがにそれは酷くねぇか? まったく、モウ!友達がいのないヤツだ。
「いや、絶対に違う。トレーニングルームとかで話をしてる時とかとは全然目付きが違うんだよ。本当に質量あるんじゃねぇかっていうくらいの視線を感じるんだ」
 そうだ。あんな視線が勘違いであるはずがない。
「けどよ、出動の時だけってのもなーんか変じゃねーかぁ?」
 言いながら、バーテンに合図を送って二杯目を頼みやがって。人が真剣に悩んでるっていうのに、本当に友達がいのないやつだな! お前は!
 ……………だが、言ってることは確かに疑問点ではある。
「それは…そうだが、でも、あの視線は絶対勘違いじゃねぇ」
「うーん? そこまで言うなら、まあ、見られてるの自体は勘違いじゃねぇとは思うんだけどよ。でも、まさか、あのドラゴンキッドがなぁ…信じらんねぇ」
「お前、楓ちゃんと年齢の近いキッドが恋愛なんて考えたくないだけじゃねぇのか?」
「だっ! 楓にゃ、まだ早いだろ! どう考えたって!」
「気持ちはわからんでもないが、女の方がそういうのに興味持つのは早いからな」
「だからってよぉ…」
 そこからは話がずれて、楓ちゃんがバーナビーのグッズは欲しがるけどワイルドタイガーのはいらないっていうとか、虎徹の愚痴を聞くはめになっちまった。
 くそっ! 虎徹はあてにならねぇ!
いったい俺は、誰にこの悩みを相談したらいいんだ!!
【勘違いが是正されないまま・終】

343 :
中国ではクロワッサンのことを牛角面包って言うと知って思い付いた
一発小ネタでした!
調べたら新月面包とも言うらしいけど、新月じゃなくて三日月なんじゃ…
中国語の新月は日本語の三日月相当なのかね?
そして、勘違い不憫牛の悩みはいつ解決するんだろうな…
以上、お粗末さまでした!

344 :
乙です
龍絡みは可愛いな

345 :
>>343
GJ!!
えろいパオリンも好きだがえろくないパオリンもやっぱ良いな
牛さんはちょっと不憫なほうが安心するのは何故だ…w
牛龍続きでうれしいよ!

346 :
気のいい大男が強気女子に流されたり困らされたりするってのは
とてもすばらしいな

347 :
乙ありでした
次はエロパロスレらしくちゃんとエロあるの投下したい(希望)

348 :
兎薔薇がほしいな

349 :
ごめん 兎薔薇は用意できなかった虎薔薇です
エロくしようとしたけど肝心のモノ入れられなかった
とりあえずにぎやかしにー!
【使用レス数】 5
【カップリング】 虎薔薇
【特殊嗜好等】 異物挿入
【その他】 本番無し

350 :
 ブルーローズのフリージングリキッドガンを手に持った虎徹が、楽屋にある
大きな姿見の前でああでなし、こうでなしとポーズをとっている。
「ちょっと!人の物で遊ばないでよ!」
 西部のガンマンよろしくクルクルと銃を取りまわそうとしたが、ごてごてと
装飾のついた大振りのデザインのため失敗して床に落としてしまったところで、
メイクを終えたカリーナがむすっとした顔で注意をした。
「えー。いいだろ、けちー。お前が暇してるだろうと思ってだなー」
「子どものお守りで暇をつぶすつもりはないわ」
「大人なんですけどー?」
「余計タチが悪い!」

 今日は随分と変わった取り合わせだが、以前に急ごしらえで行ったタイガー&
ローズのショーが意外に好評だったらしく、正式なショーとして行う事となった
ためその打ち合わせだ。
 とはいえ、今日の予定の大部分は舞台装置等といった裏方の打ち合わせが
メインで、せっかく忙しい時間を割いてやってきたわりに、二人は手持ち
無沙汰になっている。ポスターなどの写真撮影も、準備がまだかかるとの事。
段取りが悪いったらない。
 だから、アンダースーツ姿の虎徹がこうやってのんきに、カリーナの楽屋に
来て遊んでいるのだ。
「何かご大層な名前付いてるけど、水鉄砲だろ?ただの」
 ちょうど二丁で一対となっているのだし、一丁ずつ持って外に出て、遊ぶか?
などと虎徹が笑っている。
「確かに中身はただの水だけど、圧縮してるから、まともに当ったら痣どころ
じゃすまないのよ?」
「うっそ、マジか?」
 虎徹が青い顔で手元の銃を見る。
「安全装置がかけてあるから、大丈夫よ」
 その言葉にほっと息をついている。
「早く。返してよ!」
「こええな。そんなカリカリすんなって。別嬪さんが台無しだぞ?」
「なっ……!?」
 リキッドガンを返してもらおうと虎徹のそばにやってきたところで、虎徹が
カリーナの手首を掴み、ぐっと自分のそばに引き寄せ、その唇を重ねた。
「ちょっ、馬鹿!やめてよ!」
 わずかに虎徹の唇に青い口紅がうつってしまった事に、カリーナが慌てる。
せっかくメイクをしたばかりだというのに。――それもあるが、仕事場でこんな
事をして、周りにばれたらどうするつもりなのか。
「あんま騒ぐなって。な?」
「だって!」
「今は二人っきりだからいいだろ?」
「だって、すぐ外に――」
 鍵をかけたから、いきなり割り込まれる事はないって。そう言って笑うと、
カリーナの唇を再び味わう。
「ん……」
 ところ構わず――とまでは言わないが、虎徹の大胆さには閉口する。
 カリーナを困らせて面白がっている節が強いが、こんな事が他にばれて困る
のは虎徹も同じだろうに。
 それでも、男の顔を見せる虎徹の色香のとりこになってしまっているカリーナ
は、すぐに虎徹の手に翻弄されてしまう。
 絡められる舌、太ももを撫でさする手、情欲に燃える瞳――
 傲慢不遜な氷の女王も、荒々しい野生の虎にかかっては、組み敷かれるほか
ない。

351 :
 差し入れの菓子などを横に押しやると、虎徹は簡素なテーブルの上へ磔でも
するようにカリーナをゆっくり押し倒す。
「あー、今日なんでこの格好で撮影なんだろうな」
 まだ時間がかかるという事で、ヒーロースーツを着込んでいるブルーローズと
違い虎徹はまだアンダースーツのままだ。ヒーロースーツに比べれば身軽では
あるが、衝撃吸収の役割もあって、体にフィットする作りになっている。脱ぎ着
するには少しばかり手間がかかるのだ。
 ――と、虎徹が手に持ったままだったフリージングリキッドガンを見つめ、
そしてにたりと笑った。
 くっ、と、その銃口をブルーローズのヒーロースーツの胸カップへぐりぐりと
押し付ける。
「……やっ!?」
「ちゃんと安全装置かけてあるんだろ?暴発はしないって」
 軽い鼻歌も混じらせながら、ヒーロースーツの上に銃口を滑らせ、胸元や
へその位置でぐりぐりと刺激を与える。
「ちょっ、何言って――っ、ん……」
 とがめようとしたが、カリーナの弱いところを心得ている虎徹が、銃口や舌で
刺激を加えるため、漏れる喘ぎ声をこらえる方にカリーナの神経が割かれる。
「っあ……だめ……駄目だよ、タイガー……!」
「お前ね、そういう言い方は、男を煽るだけだって、散々教えてきただろ?
……それとも何?誘ってんの?」
「違……っ……あっ――」
 頬を染め、身をくねらせながら必に耐える様は、とても魅惑的だった。
こんな姿を目の前にして、おさまりなどつこうはずがない。
「あー。悪いなあ、ブルーローズ。すぐ感じる体にしちまって」
「感じて、ない……」
「えー?そう?」
 荒い息をつきながらもそんな強情な事を言うカリーナは可愛いものだが――
だったらそんな生意気な口がきけなくなるようにしてやろうという気持ちが
湧くのもけして不自然な事ではない。
「――!?」
 びくりとカリーナが体を震わせた。
 フリージングリキッドガンの先端が、カリーナの秘部を撫でている。
 特殊な素材を使っているが、水着に近いブルーローズのヒーロースーツは、
外からの圧迫をしっかりと内側へと伝えている。
 ゆっくりと窪みにそって銃口が往復する。
「ばか……そんな物で……」
「はいはい、黙るー。んー……ここ、か?」
「ひゃぁ、っ――!」
 カリーナの反応を見て、虎徹がにいと笑った。
「……ここ、だな」
 くりくりと、銃口が一点を刺激する。
 その気になれば叫び声をあげて助けを呼ぶ事も、手で打ち払う事も――それ
こそNEXTを使って対処する事だってできるだろうに、カリーナはきゅっと
口をつぐみ、刺激にただ耐えているだけだ。
 時折漏れる吐息が扇情的で――だから余計に、調子に乗ってしまう。
 きゅっと、一度強く押し込むようにそこを刺激してから、銃口を離した。
カリーナが大きく息をつく。やっと解放されたと安堵の表情を見せたが、
目の前の虎徹はブルーローズのリキッドガンの銃口に舌を這わせ、カリーナを
見下ろしている。
「もうちょっと遊ぼうぜ、なあ――」
 そう言って、再度フリージングリキッドガンでカリーナを刺激する。先程の
ように、ヒーロースーツの上から、その下にあるぷっくりとした豆をこね回し、
ずりゅずりゅとぬめり始めた割れ目を撫でさすり――
「やだ!それは――」
 その銃口がスーツの間に差し込まれた。

352 :
 ふるふるとカリーナが怯えて首を横に振るが、虎徹の方は愉快そうに笑って
いるだけだ。ゆっくりと先端がスーツの下に差し込まれ、銃口が直にその割れ目
に触れた。
「こんなの――」
「俺のに比べりゃ可愛いもんだろ。こんなに細いんだぞ?」
 そういう問題ではない、そう言おうとしたところで、その先端がカリーナの
中へ差し入れられた。
「あ、っ――!」
 カリーナが身を折る。
 カリーナが知っている物に比べれば、確かにずっと細い。最初の侵入そのもの
は容易だった。カリーナが知っている物は、その体に覚えこまされたモノは、
もっと大きく、熱い。――こんな硬質な物ではない。でもどうしてこんな趣味の
悪い事をするのか。
 角度を変え、銃口部分で内壁を引っ掻くように刺激すると、怯える顔が快感に
染まり、体がびくりと震える。その様子に虎徹が肩を震わせて笑う。
「良かったじゃないか。これからも暇つぶしには事欠かなくてすみそうで」
「やだ、やだぁ……」
「そう言うなよ。他の男で暇つぶしされるよりは、一人遊びを覚えてもらった
方が、俺としては安心だけどな?」
 そう言ってカリーナを机から少し抱き起こすと、その背を支え、カリーナの
両手をリキッドガンの方へ導き逆手で握らせた。
「ほら、ちゃんと自分で持てって」
「何を――馬鹿な事、言わないで……」
「自分で、気持ちいいところ突いてみろよ。見ててやるから」
 その言葉にカリーナがためらう。刺激は与えられているものの、物足りないと
は感じていた。ごくりと唾を飲む。だが、目線を虎徹から下ろすと、自分の
両足の間に普段使っているフリージングリキッドガンがあるという、滑稽極まり
ない図がある。
 もっと動かせばさらに気持ちよくなれるかもしれない。でも、これを使って
そんな浅ましい事を行うなど――
「できない……」
 できるはずがない。
「恥ずかしがるなって。……ほら」
 虎徹がリキッドガンごとカリーナの手を掴み、カリーナの中へぐちぐちと
差し入れする。カリーナが甘い息を吐く。
「気持ちいいんだろ?もっと動かせよ」
 再度要求するが、カリーナは首を横に振るばかりだ。
「……まあ、いいか。欲しけりゃ俺のいないところでするもんな?」
「そんな事――」
「知らないとでも思ったか?」
 虎徹がカリーナを見て笑う。
「――っ!?」
「そりゃそうだよな。あんな気持ちいい事知っちまったらなあ?俺だって
四六時中そばにいてやれるわけじゃねえし。そばにいても、仕事だ何だって
いつでもできるわけじゃないし」
 その代わりかどうなのか、時間があるとこうやってカリーナと恋人同士の
時間を楽しむ事にしているらしいが。
「……」
 カリーナの方は、自分を慰めていたのが虎徹に知られていた事がショックな
ようで、真っ赤な顔で泣き出しそうだ。
「忘れられないぐらい、俺とするのがいいって事だろ?俺とできないと、思わず
手が伸びちまうほど。嬉しい話だねえ。教え込んだかいがあるってもんだ。」
「違……っ」
 否定するカリーナに唇を重ねる。随分と虎徹は興奮しているようで、息が
荒い。そのまま再び押し倒す。
 せっかくのメイクも何も、ぐちゃぐちゃだ。

353 :
「――お前をそれだけ気持ちよくしてやれるのは、俺だけだからな?こんな
オモチャや、ましてや他の野郎なんかじゃないって事、よーく、覚えとけよ?」
 物足りないだろ?欲しいだろ?でも、我慢も覚えろ。その分次はすっげえ
気持ちよくしてやる。
 そう言いながら、激しくリキッドガンの出し入れが繰り返される。ぎゅうと
虎徹にカリーナが強く抱きついた。簡素な楽屋で、すぐ外の廊下は慌ただしく
行きかうスタッフの声や物音が間断ない。声が出せないのが辛そうだ。だが、
その耐える様が虎徹にとってはたまらない。なおも容赦ない動きになる。
「やっ、ムリ。無理よ、やめて――!ひゃあ!?」
「んー、これ以上は流石に無理か?」
「あ、う……」
 奥へ行き当ったのか、あるいは先端部分から銃身部分に差し掛かり太さが
増したためか、カリーナが苦痛の声を上げた。苦痛を与える事が目的ではない
ため、虎徹が銃を引き抜く。
「あんま無理してガバガバになっても俺が困るし、な?」
 そう言って、カリーナにキスをする。リキッドガンを机の上に置くと、指を
かわりに差し入れた。
「痛かったか?」
「い――痛かったけど、そういう問題じゃないでしょ!」
「どこが痛いんだよ。ん?」
 物を差し入れするだけの、直線的な動きとは違う快感が与えられた。
カリーナは一層甘い声を上げる。うやむやにされているとわかっていても、
与えられる快楽には勝てないようだ。
「ふゃあっ……!な、かぁ……もっと、奥……」
「どこだー?ここか?このへんか?」
 異物の抽挿では満足できていなかったようで、潤んだそこは、虎徹の指を
いつも以上に求めていた。指を増やしても、それでは足りぬと。
 わずかに指を折り、指の腹で内壁に触れるとカリーナがぶるりと身を
震わせた。
「全部……ぅ。もっと、一杯……、撫でてよ」
「――よし。だったら一番いいので撫でてやる」
 虎徹がカリーナから指を抜いた。あと少しで快楽の頂へたどり着けそう
だったのに。口には出せないが、カリーナが目で訴える。
「……タイガー……?」
「そんな顔見せられて我慢できるか。脱ぐ。ちょっと待ってろ」
 横着せずに最初からそうすればよかった。――趣向としては決して悪いもの
ではなかったが。
 だが。
「――だっ!畜生!」
 ヒーロースーツそのものの着脱については比較的初期の内に改善が図られた
が、アンダースーツは一時代前から制定されている統一規格を採用している。
規格内で最良の物になっているにしても、安全性最優先のため、着脱は犠牲に
なってしまっているようだ。焦ると余計に手間取って仕方がない。
「くっそ――ん?」
「ねえ、はやく……して……?」
 カリーナの手が伸ばされ、虎徹がアンダースーツを脱ぐ手助けをする。
「……しょうがねえ奴だなあ。どんだけ俺が欲しいんだよ」
「こ、言葉じゃ伝えきれないから、タイガーが自分で……確かめて?」
「じゃあ、そうさせてもらうか?お前も、どれだけ俺がお前を欲しがってるか
確かめてくれるか?」
 二人で笑うと、キスを交わす。どうにか虎徹の上半身があらわになり、さて
いよいよ――と二人の視線が絡んだ時だった。

354 :
「ブルーローズさーん。準備できましたんでそろそろお願いしまーっす!」
 力任せなノックと元気の有り余った雑用係の声が響いた。
「何でだよ!?」
「馬鹿、しーっ!」
「アレ?ワイルドタイガーさんもそっちっスか?」
 どうしてそこに?という当然の疑問がその言葉に含まれていた。
「――打ち合わせだよ、打ち合わせ!」
「あ。流石プロは違いますね!んじゃま、お早目にお願いしますねー?」
 何かと忙しい雑用係は、それ以上疑問に思わず、むしろ呼びに行く手間が
省けたと喜んでいるようだった。
「……」
 テーブルの上では、半裸の二人が互いに目を見合わせていた。あんなにも
お互い昂ぶっていたというのに――
「……残念だったね?」
「ホントだよ」
 興がそがれた。
 どうしてくれよう、あのスタッフめ。そんな不満を隠そうともせず、ぶすっと
した顔で虎徹が答える。
「ちょっと。人前に出るんだからそんな顔しないでよね」
「どんな顔してるっていうんだよ。俺はいつも通りだ!」
 虎徹を諌めるように、カリーナがムッとした顔で虎徹を見る。
「だってよお!?」
 泣きたい。
 仕事場で、待ち時間の合間にこんな事をしようという事がそもそも間違って
いるという事実を棚に上げ、虎徹がカリーナに縋り付く。
「……あのね」
 カリーナが虎徹にぐっと顔を寄せた。最後にもう一回キスか!?と、虎徹は
鼻息を荒くしたが、そうではなく、耳元に顔を寄せただけだった。ハイハイ、
いかがなさいましたかお嬢様、などと少しばかりがっかりして耳を澄ませた。
「――今日ね?私、この仕事が終わったらもう予定ないんだけど?」
「――!」
 虎徹がばっとカリーナを見つめる。
「だから……ね?」
 ヒーローTVではけしてみる事のできない、頬を染め、恥じらう
ブルーローズがそこにいた。色気も何割か増しで。
「嘘つけ、あるだろ、予定」
「う、嘘じゃないわよ!ないのっ!だから――だから、その……」
 次の一言がなかなか言えないカリーナへ、虎徹が頬にキスをした。それから
にっと笑いながら答える。
「あるんだよ。――俺に抱かれる予定が。朝までみっちり、な?」

「いやー!さっすがプロっスよねー。仕事が早いのなんのって」
 雑用係はそう言って頷いた。
 この手の仕事はワイルドタイガーは乗り気でないうえ苦手にしているから
時間がかかるというもっぱらの前評判だったが、予定時間の半分で終了して
しまった。おかげでこうして日も沈みきらぬうちから美味いビールにあり
つける。万々歳だと、仕事仲間とジョッキを打ち鳴らした。
 ……長いだけでなく、激しい夜を早々に迎えた者達は他にもいたのだが
――あえて語る必要もないだろう。

355 :
世間様では 家族で微笑ましい日曜の昼下がりを迎えているだろうに…
まあ好きだからいいけどね!
以上です!

356 :
>>355
日曜の真昼間っからえろえろしたのもおつなもんさ
おいしくいただきました
GJ!

357 :
>>355
ごちそうさまでした
激しい夜の話はまだですか?w

358 :
>>355
GJです!ええもん読ませてもらいましたー!

359 :
乙です!
週の初めから滾った!

360 :
ありがとうございます!
もっとみんな 欲望を吐き出せばいいと思うよ!

361 :
兎薔薇ってあんまないんだな、かなしい…

362 :
>>361
短いのでもいいから書いてみたらどうだろうか
我も我もと続きがくるかもしれないし

363 :
保管庫に1個あるね>兎薔薇
文章に出来なくても小ネタ的なものでも職人さんの琴線に触れれば
投下されるかもしれないぞ
と、牛龍小ネタを投下したら予想外に牛龍増えて嬉しかった俺が言ってみる
まぁ、偶然かもしれないけどね

364 :
確かに絡み方が想像つかない組み合わせは書きにくいかもしれん
そういえばバーナビー自体、なぜかエロにあまり出番ない気がする
前に見た兎龍とか良かったのに
かくいう俺は牛アニが好きだが、アニエスさんはベッドの中でどんな風なんだろうな
見たまんまの女王様タイプでもいいんだが、カリーナと姉妹設定だったと知ってから
意外と夜は可愛くなっちゃうのもぐっとくるなと思い始めた

365 :
兎薔薇も好きなんだけどな、絡ませようとするとどうしても
薔薇が振られる→兎が慰める
という前提でしか考えられなくてなぁ、なかなかむづかしいんだよな
いろいろな設定をガッツリ無視してしまえばいいんだろうけど
なかなかそうも行かないw

366 :
>>365
仕事関連で虎徹のグチ→意気投合でいいだろ?

367 :
好きな人はいるけど流されてやっちゃうパターンか。ビッチ感のあるカリーナもアリかもしれん
ビッチ系カリーナなら虎・薔薇・兎で3Pとかもいいな。二人がかりであれこれされるカリーナが見たい
アニエスさんは兎アニも一瞬だけフラグ立ってたなあ
虎アニ牛アニともまた違う大人な雰囲気になりそうなんだが、いざ書くとなると難しいな…

368 :
兎薔薇自体は好きだけど、自分の基本的な兎薔薇妄想は
このスレ向きの方向じゃなくてだな…
虎アニは大人な関係で愛がない躯だけってのもいいと思うが
虎が牛の気持ち知らない方向でないと牛が不憫というより虎ひでぇになるなw
牛アニだとやっぱ牛不憫に走りたくなる
期待させといて肩透かしとか、エロ成分は牛の妄想オチとかw
兎アニならDT兎か意外に可愛いアニエスが見たいなーと思う
三姉妹の話のお姫様抱っこでたったフラグが一瞬で折れた兎は
かなりDT臭かったと思うんだよな
焦るあまりブラウスのボタン飛ばしてアニエスに怒られるといいよ

369 :
根強い兎DT説…
DT疑惑三人衆はやっぱなんか残念イケメンの臭いがするんだよなあ
兎→処女厨とマザコンも多少こじらせてる気がする
折紙→AVを教材にしすぎて初体験でやらかすタイプ
空→一生目覚めないかロストエンジェル後に大魔王化しそう
勝手な想像なので異論は受け入れる

370 :
というか男性陣はみんな残念イケメ…ゲフンゲフン!
空さんは本編でシスに手を触れようとすることすら難航してDT説濃厚になったし
先輩はファーストキスがまだだとというのをゴシップスで書かれちゃってるのでほぼ確定
そしてCOHを聴いたせいで折龍再燃したんだがどうしてくれる

371 :
さあ!遠慮なくその妄想を垂れ流してくれたまえ!

372 :
兎薔薇は10年後に期待
兎36歳 薔薇28歳
かたや異性への興味や積極性が希薄、かたや片思いが成就する日は来ないと悟り
お互いもう若すぎる歳でもないと自覚したころ
今さら新しい出会いを探すよりいいところも悪いところも知り尽くした相手が気楽に感じて
なんとなく交際をはじめてみる
恋人関係になってみると相手の意外な面(主にベッド)で驚いたり
魅力を発見して好意が深まっていく・・・ただのラブストーリーだなこれ
兎&薔薇&龍の3Pも気になる
薔薇と龍が性欲発散のために兎を呼び出し兎がしぶしぶ相手をするとか
積極的な薔薇と龍のプレイをひたすら楽しみたい

373 :
兎薔薇自体は好きなんだけど自分の発想だとこのスレ向きじゃなく
少女マンガとかハーレクインっぽい感じになっちゃうんだよなー
エロパロ的に上手く妄想できるなら是非トライして欲しい!

年始に妄想して上手くまとめられないままウダウダといじってたけど
長期間捏ねくりまわしてたら自分でもよくわからなくなってきたんで
お焚き上げ投下
【使用レス数】4予定
【カップリング】ジェイク×クリーム
【特殊嗜好等】
ことさら特殊ってこともないと思うけど
ジェイクの性癖は捏造しまくってる
【その他】
誘拐されてから5年後(クリーム20代前半)くらいの過去捏造
ハッピーエンドではない
なんか文章が回りくどい

374 :
 部屋の照明を落とすことなく、皓々と明るい中でセックスするのがジェイクの好みだ。
雰囲気だとかしゃらくせぇことを言うヤツもいるが、組み敷く女が快感に身をよじり、悶える様を隈なく見届けることができる方がイイに決まっていると思っている。
トロトロにとろけきった膣から愛液を垂れ流す様子も、ジェイクをくわえ込んでいるところもはっきり見える。
そういうのがイイと。
「あっ、んぁあっ…ジェイク様、ジェイクさまぁっ!」
「んー? どうだぁクリーム? 気持ちイイかぁ?」
 そう言いながら、女のナカのうごめきを楽しんでいたモノを、ゆっくりと、掻き回すように動かしてやる。
「んんっヤぁッ、ジェイク様ぁ奥っ、もっと奥まで…くださっ、いま、っせ、ぁあっ、ん、早く、はや、くぅっ」
 クリームはひくひくと身を震わせながら、半ばで留まっていたジェイクを絡めとって、奥へ奥へと誘った。
そして、感じていることを隠すことのない素直な声で我慢ができないと先をねだり、ジェイクの躯を更に引き寄せるため、腰に絡めていた脚に力を込める。
 蛍光灯の白い光の下、自らのイイところに当たるよう腰を揺らめかせ、快楽を貪欲なまでに求める様をクリームは素直にさらした。
その艶めかしく淫らな姿をジェイクは存分に楽しむ。
「そうかそうか、そんなに欲しいのか。やぁらしい躯になったなぁ? クリーム?」
 クリームが欲しいと哀願するモノをゆるゆると進めては戻し、戻しては進めて、更に焦らす。
一番イイところには届かないように、だが刺激は伝わるように、慎重に。
「あっああっジェイク様っが、私をこン、なっ風にぃィィ」
「んー? そうだな、俺がお前を女にしたんだ。キスもしたことのなかったお前に、俺が全部教えてやった…女の悦びってヤツを、なっ」
「ひゃぁぁぁアぁん」
 散々焦らされ、ようやく与えられた悦びに、クリームは嬌声をほとばしらせた。

375 :
 ジェイクがクリームを誘拐してからおよそ五年。
二十歳を超えたあたりから漸く小娘臭さが抜け、女として成熟しつつある躯が自分を欲しがる様を見ることをジェイクは好んだ。
 ジェイクは世慣れた、成熟した女が好きだ。快楽を知っている女は話が早い。
慣れていない女はイロイロと面倒が多い。
デートをするのが当たり前で、ムードを作るのは当然だと思っているカタギの女はなおさらだ。
ましてや処女ともなれば、どれだけ面倒臭いことになるか想像するのも億劫だった。
 だから、元々はカタギの女子高生で、明らかに処女だったクリームに手を出すのも、最初は面倒だと思っていたし、実際、面倒ではあった。
服の上から躯をまさぐっていた時はそうでもなかったが、下着を脱がそうとすると身をすくませる。
開かせるため脚に手をかければ、反射的に力を入れ抵抗する。
それまでしたことがないくらい気を使い、時間をかけてほぐしてやったというのに泣いて痛がる。
そのくせ、しがみついてジェイクを離そうとしない。
僅かに抵抗し、すぐに力を抜くクリームの反応を面倒だと思いながら、別の部分でその初々しさを喜ぶ自分がいた。
初めてクリトリスを舐めた時も、膣に舌を入れてやった時も、バックから抱いた時も、クリームは一瞬身をすくませ、次の瞬間には力を抜いた。
面倒臭くて、面倒臭くて、可愛かった。
 東洋系のクリームはジェイクには実年齢より幼く見えたから、こどもを抱いて喜ぶペド野郎になった気がして、変態になっちまったのかと思いもした。
だが、何も知らなかった躯が自分の手順を覚え、先を期待するようになったのに、それまでに感じたことのない充足を覚えた。
若い硬さがあった躯が徐々に女らしさを増していき、すっかり自分好みの反応を返すようになった頃、ようやくペドフェリアになったわけでなくクリームに惚れたんだと納得した。
街で春を販ぐ女に掌におさまりきらなさそうなデカイ胸を押し付けられても、ちっともソノ気にならなかったのは、こどもみたいな薄い胸や尻が好きな変態野郎になったわけじゃなく、クリームに惚れたからだったのだと。
 そう気がついてからは、逆に他の女を抱いて帰りクリームを妬かせる遊びをした。
他の女の臭いに気が付いたクリームはショックを受けていたが、元々クリームに手を出す前は日常茶飯事のことだったからだろう、すぐに気を取り直してジェイクを誘惑しだした。
それまではジェイクのすることを受けとるだけだったのが、自らセックスに誘うようになり、すすんでフェラチオを覚えた。
 セックスに積極的な女は嫌いではない。
まして、ジェイクだけを欲しがる、ジェイクしかくわえ込んだことのない女なら尚更だった。
 そんな女がもっとも自分好みの年代に入りつつあるのだから、多少のめり込むのも仕方ないというものだ。
「ふっ  んん、ぁ ンっ」
 びくびくと揺れるクリームの躯は、寒さに震えているようにも見えた。
だが、薄紅染まった肌と蕩けた表情、なにより快楽をにじませた甘い声がそうではないことを告げている。
「何だぁ? ひょっとしてもうイっちまったのかぁ? まだ奥まで入れただけだぞ?」
「ぁ、じぇいくさまぁ…きもち、い……」
 小刻みに揺れる躯とは別の、うねるような中のうごめきに危うく持っていかれそうになるのを耐え、つい余裕のあるふりをするのはくだらない男の矜持だ。
もし、今、ジェイクがクリームと共に果てていたなら、クリームが喜んだだろうことをジェイクは知っている。
クリームはジェイクが自分で気持ちよくなるのが嬉しいのだ。
 それは初めての時から変わらない。

376 :
「おら、脚外せ。一回だけで満足とか言わねえだろうな」
「あ、ぁあ んゃ、抜けちゃう抜けちゃう」
 繋がったままゆっくりと体制を変えると、中を刺激されたクリームが切なげな声をあげる。
「嫌、いや…ぁ、ジェイク様、抜かないで、お願いですから抜かないでぇ」
「抜かねぇよ。抜かねぇから。つか、抜かなくてすむように協力しろって、ほら」
 ジェイクは繋がったままでいたいとぐずるクリームを宥めながら、向かい合わせの体位をひっくり返し、四つに這わせ、後ろから覆いかぶさった。
そのまま胸をわしづみ、いまだイった余韻に震える躯の動きに合わせるよう、やわやわと揉んでやる。
「ああ…はぁ…ん」
 気持ちよさ気な声に気をよくしたジェイクは、乳房を揉みしだく動きを続けながら、赤く充血し、ツンと立ち上がった乳首を無視し、乳輪のふちをつまんでグニグニとこねた。
その途端、クリームはもどかしげな、しかし甘ったるい声を上げ、ナカを引き絞る。
「あっ、ぁあっ、じぇいくさまぁ…じぇいくさまぁ……」
 そして、全身を上気させ、快楽に蕩けた顔をさらし、感じるままに腰を揺らした。
「…んぁ、ふっ…ぅ…ぁ……あぁアあんイイ! イイぃぃィっ…」
 直接触らずに焦らしていた乳首をキュッとつまみ刺激を与えると、クリームは涙をこぼして感じ入りながら、更なる快楽を欲する。
「あっあっジェイク様、もっと、もっとぉ…」
「もっと? もっとどうして欲しいんだ?クリーム?」
「ナカいっぱいいっぱい突いてくださいませジェイク様のでいっぱいいっぱい突いてぇ」
「突くだけでいいのかあ」
「あ、や、噛んでなめて吸って、もっと乳首ぐにぐにってして、ナカいっぱい擦って、奥グリグリってしてぇぇえ」
「こうかぁ? どうだぁクリーム?」
「ヒャぁぁあァ あぁ あっアアアあン」
「気持ちイイかあ?」
「イイッイイですわぁジェイクさまあじぇいくさまぁぁ ぁっ」
「俺も気持ちイイぞぉクリーム」
「あっ嬉しいうれしいじぇいくさまなかほしいじぇいくさまのほしい」
「やっ てるだろ」
「あちがっじぇいくさまのじぇいくさまの」
「ザーメンが欲しいのか? 俺の?」
「んっほしぃ」
「そうかあたっぷり注いでやるっからな」
「ひゃっあっああ」
 バックから突いていたのをグルリと回転させ、体位を入れ替える刺激に声をあがる。
脚を大きく割り開き、膝を肩に抱えあげるように持ち上げると、浮いたクリームの腰の下に枕を入れて固定した。
「いくぞクリーム」
「あっあっぁあんっふぁぁあぁアァっひゃっんぅっやっはぁあアァァアあっ」
 浅く深く突き入れ、クリームを鳴かせ追い詰める行為は、同時にジェイク自身が追い詰められる行為でもある。
何度も何度もクリームの中を穿ち、知りつくしたナカを味わう。
悦びにむせび泣きながらクリームが腕を伸ばし、キスをねだるのに応じて唇を合わせ、舌を絡め、互いの唾液で顔をぐしゃぐしゃにしながら更に深いキスを求めあった。
「くぅっ」
「ふぁぁぁアァぁぁあ あ あンぁぁあぅ」
 中に注ぎ込みながら、これは俺の女だと強く思った。
いやらしいことはすべてジェイクが教えた、どうしてやれば気持ちヨくなるか、どうして欲しがっているのかなんてNEXT能力を使わなくたって全部わかる、ジェイクだけの女だと。

377 :
「あ、いっぱいじぇいくさまのいっぱい」
快楽と幸福に蕩けた顔でクリームが呟く。
「いっぱいうれし、いっぱい」
 シーツをつかんでいた手を外して腹に当て、うっとりと撫でさすった。
「ここにじぇいくさまのが…」
 ジェイクを身のうちに迎えたまま、腹の上で何度も何度も手を往復させ、ジェイクの放ったものを愛おしむクリームの姿に、直接握られた時より、フェラチオされている時よりキて一度力を失ったモノが勢いを取り戻す。
「あ…じぇいくさま……」
「なあクリーム」
 いまだうねりのおさまらぬ膣壁が己の高ぶりに応え、きゅうきゅうと締め付けるのも、切なげな期待の声をこぼしたクリーム自身もジェイクは無視した。
「ふぁい、じぇいくさま」
「お前、しばらくピル飲むのやめろ」
「……え? でも、ジェイクさまは」
 驚きに目を開きクリームが尋ねかけるのを引き取って、ジェイクは続けた。
「おう、俺ぁガキは嫌いだぜ。だがよ、クリーム? 俺達はNEXTの国を作るんだぜ?」
「はい、ジェイクさま。ジェイクさまのおさめるりそうの国をつくりましょう、私たち、ふたりで」
「おうよ。つまり俺がキングで、お前はクイーンってわけだ。わかるか? クリーム?」
「ジェイクさま…」
 うっとりと自分を見上げるクリームが、ジェイクは可愛くてたまらなかった。
面倒臭いことも、クリームと二人でなら悪くない。
心底そう思えるくらい、クリームが可愛いくてしかたなかった。
「国には跡継ぎが必要だからな。ガキはうるせぇし、世話とか考えるだけで厭んなるし、ホント嫌いなんだけどよ。ま、お前との子なら一人や二人作っとくのも悪くねえか、ってな」
「嬉しい! 嬉しいですわ、ジェイク様!」
 無理やり躯を起こしてジェイクの首にしがみつき、それまで快楽の余韻にどこか茫乎としていたのが嘘のように、はっきりとした口調でクリームは歓喜した。
そして、その喜びのままにきゅうきゅうとナカを締め付けジェイクを煽る。
「こらこらクリーム、今イッたばかりだろうが」
「ぁんっ、だってジェイク様が嬉しいことをおっしゃるから…私、我慢できませんわ…」
 そう言って体制を入れ替え、ジェイクの上に乗り上げるとクリームはゆるゆると腰を使いだす。
「ジェイク様…んっ、お願い、ですから、もう、いちど、ふぁっ…」
「ちっ、まったくよぉ、すっかり淫乱になっちまって…」
「あっあっい、んらんな女、は、お嫌い、です、か」
「嫌いなわけねぇだろ。ああっ? おめぇ、こんなことしやがって…覚悟しとけよ。明日は昼まで起きあがれねえようにしてやっかんな」
「あ…うれしい、ジェイクさま、うれ、し、いっぱい、いっぱい、してくださいませ。いっぱい、いっぱい」
「くそったれがッ」
「ひゃっあぁぁあんっ」
 ジェイクは腰をつかみ、三度目の絶頂をクリームに与えるため、ガツガツと突き上げた。
クリームも腰をくねらせ、それに応える。
「あっああっ じぇいく さま もっと もっ と あぁっ ひっぁあん」

 その後、白々と夜が明ける頃まで幾度もせめたてられたクリームは、ジェイクの宣言通り昼まで起き上がることができなかった。
だから、ジェイクは一人で出かけた。
本当なら、その日は二人で行動する予定だったのだが、起き上がれないクリームを残し、一人で。

 ――そして

 その日、ジェイクはレジェンドによって確保された。

378 :
ごめんねごめんねハッピーじゃなくてホントごめんねー
これしか引きが思いつかなかったんだよ…
とりあえず、手持ちをすっきりさせて次いきたくてさ
次はらぶらぶなのが書きたい

379 :
>>378
おおおおおお…ちょ、最後…;;
でも、クリームちゃんめっちゃかわええ…、いい女だ…
GJだ!!!!

380 :
>>378
うおう切ない(つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
こなれた熟した良いエロをありがとうですよ〜

381 :
読んでくれてありがとう!
次はちゃんとハッピーなのを!書きたい!!

382 :
バッドエンドの切ないのも良かったよ
クリームえろくて良いよー
少女マンガな兎薔薇も待ってる!

383 :
>>378
GJ!!
最後クリームちゃんの嗚咽が聞こえてきそうだ;;;;
少女マンガ兎薔薇同じく期待!

384 :
あげてすまん・・・・

385 :
本日の妄想
もしイワンとパオリンが結婚したらパオリンちゃんは
パオリン・カレリンになるのか
ちょっと語呂悪いな
あ、中華系は夫婦別姓だからホァン・パオリンのままか?
いや、そういやロシアも別姓だったっけ?
と思ってググったら、そういやロシア系は男女で姓が違ったな
パオリン・カレリナになるのか?父姓はホァンブナでいいのか?
パオリン・ホァンブナ・カレリナか?
ま、イワンにしろユーリにしろ父姓名のってないし
シュテルンビルトではどういう扱いになってるのか不明だけどな!

因みにロシアも夫婦別姓でもOKでした

386 :
語呂はむしろいいと言うか激しくトミノ式になりますな。>パオリン・カレリン

387 :
妄想してる時、ベッドん中で名前を呼ばせるかどうかで悩む
出来上がってそれなりの時間経ってるんなら名前呼びが自然じゃね?
でも本編ではヒーローたちは基本的にヒーロー名で呼びあってたから
どう呼ぶかわかんないしな
虎友で結婚してるならあなた呼びでいい気もするが
あなた呼びって一般的にはどうなんだろう?
夫婦っぽくて萌えないとかあるかな?
ま、頭ん中で考えてるだけだから自分の好きなように呼ばせりゃいいんだけどさ

388 :
女の子のほうから「ちゃんと、名前で呼んで…」とか
男のほうから「名前で呼べよ」といわれて照れながら名前を呼ぶとか
いろいろ美味しいな

389 :
>>387
虎友がお前とあなた呼びしてても自分は普通にいけるけど
そういえば学生時代や結婚後の虎友意外にないから読んでみたいのう

390 :
シスに会いたい
初めて彼女を見たとき隣にいた友人がマリアのようだと言った
聖母マリア
その無機質な瞳の奥底に宿るは純然たる慈愛か…!
友人の言葉の深さに胸が熱くなった
…まあどうと言うことはないGS美神のマリアだったんだが
それでも構わなかった
私は彼女に一言伝えたい
シスタンペロペロ(^ω^)

391 :
映画特報見たー
今までヒーローだから無理矢理とかはあんま…って思ってたけど
新キャラのライアンなら俺様脳筋っぽくてブルロを強引に…とか
いけそうな気がした
あれでバーナビーよか年下らしいけど折紙よりは上だよな?

392 :
ライアンを見てたら、TV放送が始まる前にキースは俺様キャラでみんなを見下してて
ブロンド美人を毎日とっかえ引返してそうだと、勝手に思ってたことを思い出した。

393 :
女に手の早いキャラだとおもしろいなー、ライアン。
今までのヒーローにいないタイプになるね。

394 :
ライオン君、パオリンちゃんと絡ませても面白いと思うんだ>肉食獣同士
規制解除記念に誰得投下いきます
【使用レス数】5
【カップリング】キース×シス
【特殊嗜好等】機械姦とかオナホ?空気嫁的な
【その他】鬱エンド。好き嫌いが分かれると思うので苦手な方はご注意ください

395 :
「きみは…」
顔を見ての、しばしの沈黙。
「やあ…元気だったかい」
「ええ」
どこかでこのひとを見たような気がする。復旧データが残っているのだろうか。
「…こうえん」
ふいに口をついて出た言葉にも覚えはない。
「もうあのベンチには行かないのかい」
「わからない」
ベンチという言葉を耳にした途端に、無性にそこにいかなければいけないような気になった。
からだをすり抜けて公園へと向かおうとしたシスの肩を、相手は軽く止めた。
「待ちたまえ。もう夜も遅い。ご家族が心配するんじゃないか」
「わたしはひとり。かぞくは、いない」
一瞬、相手が怯んだ。
「かえるところは、ない」
質問には答えた。もう引き止められる義務はない。
「さようなら」
肩を掴む手に力がこもった。
「ジョン」と呼ばれているから、【イヌ】ではなく【ジョン】という個体なのだろうとシスは思った。
「慣れないひとが来たから、警戒してるのかもしれないね」
ひとではないのに。だから、ジョンの判断は正しい。
「すまない、まだ名前を言っていなかったね。私はキース。キース・グッドマン」
「はい」
「この子はジョン」
「こんばんは」
ジョンはまだうなり続けている。
「きみの名前を教えてくれないか」
一瞬、全身が動かなかった。
「…シス」
伝達機能に故障が起きたのだろうか。今のタイムラグはなんだったのか。
「そうか。シス君。会えてよかった。私はずっときみにお礼が言いたかったんだよ」
「なぜ」
「きみが私に勇気をくれたからさ。再び立ち上がる勇気を」
「わからない」
もっとほかに返せる言葉があるような気がしたが、それを探り当てるだけの感覚が欠落していた。
否、そもそもそんなものはプログラミングされていない。
目の前が暗い、と認識した時には重みのある体が周囲を覆っていることに気づく。
「ありがとう」
一段階音量を落としてその言葉はリフレインされた。
「そして…ありがとう」
自身を貫く配線が、焼けこげたように感じた。ほんの一秒にも満たなかったが。
唐突にからだが解放された。どうやら戸惑っているようだ。
「あっ、いやその…すまない」
彼も言葉が見つからないのだろうか。
「いいえ」
沈黙が流れる。目の前の相手の感情を、シスは読み取ることができない。
結局そのあと就寝を勧められ、ソファに残ることを選択した。
空が青から赤にグラデーションをつくっている。見上げるシスは思いを馳せる。
『空にすら、表情はあるのに』
それが自然と不自然の分かれ目なのだ、と考えた。決して得られないものなのだと。

396 :
キースが「お仕事」に出かけているあいだ、シスは疑問を解き明かすことに腐心した。
『わたしが拾われた理由はなに・あのひとの目的はなに』
現段階の彼女には絶対に導きだせない答えを。
訪ねてみた図書館ではなく、帰りに興味から寄ってみたコンビニの雑誌に、その答えとおぼしきものと方法は見つかった。
「ただいま。そしてただいま」
「おかえりなさい」
帰ってきたキースはどこか落ち着きがない様子でシスに向かってきた。
「受け取ってくれないだろうか」
何事かと視線を上に移す。赤と白の薔薇が今が盛りとばかりに咲き誇っていた。
「…なぜ」
「ずっと渡しそびれていたから」
「…きれ、い。ありがとう」
嘘をついた。言葉がひきつれる。
花を美しいと感じること。贈られた気持ちを嬉しいと感じること。そんな機能はついていない。
ただ、『解析不能』の文字のもと否定の返事をすることを拒否していた。
「嬉しい。嬉しいよ、とても」
『このひとはなんて感情を謳歌しているのだろう』
【嫉妬】にも【悲しみ】にもシスはたどり着けずにいた。
足元に金色の毛玉が転がりこんできた。尻尾を大振りに揺らしている。
「食事にしようか。ジョンもおなかが空いているみたいだ」
「おふろにしますかごはんにしますか、のごはんの方ですね」
この台詞は、複数の本に共通していた。きっと帰ってきたひとに必ず言う言葉なのだろう。

「はいってもいいですか」
スタンドライトのみが点いたほの暗い空間に、ふたつの影が踊る。
「眠れないのかい」
「なぜわたしを追い出さないのですか」
「なぜ追い出さなければいけないんだい」
「ひとでは、ないから」
食事ができない、と伝えた際、証拠として腕をはずして見せた。
それを見た瞬間に大きく見開かれた目は、どこかで見たことがある色をしていた。どこで見たのかをどうしても思い出せない。
それは理由にならない、と告げるとキースはまっすぐにシスを見据える。
「きみが何者かなんてどうでもいい。だれかを大切に思うのに理由なんていらないだろう」
そういうものなのだろうか。わからない。ただ、その心に報いたいと思ったのは確かだ。
「ミスター・グッドマン」
キースが悲しみとも驚きともつかない表情を浮かべた。
「あなたにふれても、いいでしょうか」
言葉が波紋のように、空間に消えてゆく。
「キース、と」
呼んでくれないだろうか。と答えて、腕がためらいがちに解かれた。
肌。筋肉。その下の骨、血管。
「キース、キース…」
自らに覚え込ませようとするようにシスはつぶやく。
『おそらく』温かいのだろう。がっしりとしているのだろう。張りがあり溌剌としているのだろう。
シスには何一つ実感がない。
足元に赤いワンピースが踞る頃、シリコンでコーディングされたシスのからだがあらわになる。
光沢はないものの曲線が見事な肢体。不自然なほどに形のいい胸。たるみ・ゆるみのないからだ。
つくりものでなければあり得ない、大多数の男性の好みに基づく緻密な設計の賜物である。
背に添った腕がわずかにすべりだした。目的が果たせる、とシスは安堵した。

397 :
ひざまずいて性器を咥えようとした時、キースは静止した。
「待ってくれ。そんなことはさせられないよ」
「なぜ」
「なぜって…」
赤面しつつ答えを返せないキースは俯いてしまった。
経験値に乏しいゆえに、イレギュラー行為への免疫などできていないのである。
「べん強、しました。みしらぬおんなを家にいれるのは、セックスがもく的だと。わたしにはセクサロイド機能がついている。なんのし障もないはずです」
「セクサロイド…」
なにが悲しくて表情を曇らせるのだろう。シスにはわからない。
ただ、突き放されないということは拒絶の意はないのだ。そう判断した。
「うっ…」
切なげな響き。理性と欲がせめぎあっている証拠。
口を大きく開けなければならなかった。すべて口腔に納めようと思えば喉がふさがってしまう。
「いけない…いけないよ」
血管に添って緩急をつけて舌を這わせていく。根元へ。もっと先へ。
「おぅ…っ、…っ…ぅ」
眉間に深く皺が刻まれる。血流が速くなっているのがわかった。
苦しいのだろうか。もしかしたら、命にかかわるものかもしれない。シスは動きを止める。
「くるしいですか。やめますか」
目の前の男を生しに、まな板の上の鯉にしていることにシスは気づかない。
涙のにじむ碧眼を伏せ、絞りだすようにキースはつぶやいた。
「…やめないでくれ」
後頭部を包む掌が力んでいる。キースの中で葛藤がいまだに続いていることを如実にあらわしていた。
裏筋に歯が触れる。舌を誘導役にしてそのまま先端を目指す。
ひときわ大きな鼓動を感知した。体内に液体が入ることはそのまま故障を意味する。
シスがとっさに口を離した瞬間と、爆ぜる瞬間はコンマ一秒の差だった。
「〜〜っ、ゔ、あぁ」
勢い良くはねた飛沫は思い切り顔面にかかった。
ゆっくりと瞬きをすると上睫毛と下睫毛が粘着質な糸をひく。
量の関係だろうか。胸からみぞおちにかけてとろりとろりと液体は滑り落ちていく。
一方のキースは動けないでいる。現段階で状況を処理しきれていないゆえに。
正直なところ、すべての欲が吹き飛んだ訳ではない。
しかし、シスの言い分とそれまでの経緯を考慮するとこの先を続けることへの抵抗が拭いきれなかったのだ。
ベッドを見やってシスは告げる。
「おわりにしますか。つづけますか」
なんの抑揚もつかない声。
回復の兆しが確認できた際、キースは自分の健康体を呪っただろう。
「待ってくれ」
前身を起こす。荒い息をなるべく整え、キースは二の句を繋いだ。
「君を弄ぶようなことはしたくない」
「わからない」
その概念が、だ。
アンドロイド、ひいてはセクサロイドが相手の望む行為を拒否したり使役する人間によって態度や反応を変えてはそもそもの定義付けすらできなくなる。
「わたしは、やくにたちませんか」
わずかな距離は保たれたままだ。
「わたしでは、いけませんか」
シスの瞳は揺るがない。

398 :
「据え膳食わぬは男の恥」ということわざがある。
間違った意味のほうが広がってしまったが、本来は正面切って抱いてくれと懇願する女を突き放さない侠気を指すものである。
「つらかったら言ってくれていい」
痛覚などないのだ。代わりに快感もない。
局部構造はオナホールと呼ばれるものと同一である。実験段階の際、色々なものを出し入れされた記録がある。
すべては無機物だったはずだ。有機物を収めるのは、初めてのはずだ。
背中に手が添えられたままだった。元々戦闘用のボディを片腕で支えるのはかなりの負担になるはずなのだが。
「大丈夫」
乱暴に扱われても。気を遣われなくても。
本来の使用用途を考えればそういった扱いが妥当なのだ。二重の意味で。
礼の意味を込めて髪の毛を撫でた。シスにとって力は込めるよりも抜くほうがはるかに加減が難しい。
ぎし、とスプリングがきしむ。
入ってくる。ゆっくりと押し進むように。
「入る」としか形容できない。「感知」はできても「感じる」ことはできない。
「あ…」
これはパーツの摩擦音だ。そうでなければ説明がつかない。
「…やっぱり、」
「大丈夫」
背に手をまわした。筋肉の盛り上がりをなぞると表情がわずかに崩れた。
「くすぐったいよ、とても」
奥に、くる。熱の位置の変化で律動を知る。
喋る余裕などないのかもしれない。息をする音だけが確認できる。
「あ・ああ」
これは風が吹き抜ける音だ。空虚なからだを鳴らしていく音だ。
なぜ、触れられたところから動かなくなる。なぜ調教が済んだ部品が狂っていく。
「な・ぜ」
己の予測の及ばなかったことが起こり、シスは混乱していた。
息づかいが激しさを増す。言葉ともうめきともつかないものが溢れてくる。
熱と欲のぶつけ場所を探しあぐねているように見えた。小刻みに揺れるからだ。うめきと嗚咽の区別がつかない。
やはり人間はよくわからない、とシスは考えた。どこにも繋がらない穴になんの遠慮が必要なのか。
頭をかき抱く。後頭部から襟足にかけてを、なぜる。そして紅潮している耳に吹き込んだ。
               「だいじょうぶ」
堰を切ったようにしなり、躍動する肉体はまさに生身の特権の誇示に他ならない。
がくん、がくんと揺らされながらシスは虚空を見つめている。
「ごめんなさい」
ひとのおんなではなくて。生きてはいなくて。心をすくい取ることができなくて。応えられなくて。
「ごめんなさい」
語彙があれば、もっと慈しみのある言葉を吐けただろうか。心を持っていれば―。
動きが加速していく。腕が妙にすべることに気がついて、シスはキースの肢体に視線を移す。
かぼそい光に反射して潤みを帯びた照りが見える。ああそうか、ひとは汗をかくのだと思い出したように納得した。
シリコンの皮膚は触り心地を変えることはない。ひとつになることも溶け合うこともできないー。
瞼を閉じた。ただただ、繰り返すことしかできなかった。
               『ごめんなさい』
シャワーの音が聞こえてくる。一瞬、雨が降ったのかと錯覚した。
ナンデ謝ッテイタンダイ。ホントウハヤメテ欲シカッタノカイ。
耳に入ってきた言葉はすぐにもう片方の耳から流れていった。意味を成さない言葉の羅列として。
シスは己の『そこ』に静かに手を添えた。取り外し可能だった。「いつでもどこでもだれとでも」という名目の元に。
足音を立てずに洗面所へと向かう。洗い流すのは簡単だ。
この世で最もグロテスクな光景とは今の自分のことを指すのだろうとシスはぼんやりと考えた。
洗い終えた『そこ』を数秒静止して見つめ、ダストボックスへと放り込んだ。
ガラス越しにシルエットが見える。水滴を切るために身震いをする様子は、大型犬のそれに酷似している。
もうここにはいてはいけない、とシスは思う。不自然な行為には不自然な結果しかついてこないのだ。
ドアノブに手を掛ける。うしろを振り返ると視線がかち合った。
静かにシスを見つめる瞳には、もう警戒と威嚇は見られない。ただなにかを問いかけるように静かに佇んでいた。
「ごめんなさい」
空いていた手で毛並みをなぞる。光沢のある和毛はこころなしか彼の飼い主を連想させた。

399 :
土と水から離された花は、柔らかさを失い褪せつつあった。それでも鮮やかな色を手放そうとはしない。
置いてこられなかったのは、なぜ。
うまく処理できない情報ばかりが溜まりドライブの読み込みができなくなっている。
吹き上がる風が不意に花びらを舞い上げた。小さくなっていく紅白は晴れ渡った空に吸い込まれて消えていく。
この色を見たことがある。かろうじて生きていたメモリが熱をもたげ始めた。
「キースの、いろ」
瞳の色。どこかで見た事があると判断したのは、蒼穹の色だったからなのだとやっと理解できた。
雪崩のように。かつてのからだの宿した情報をメモリは吐き出し続けた。
「…ヒーロー」
酷似したデータがあった。声色・体格・握力・それから…。
コンピュータは完全なる一致を告げない。人間は、その時々でデータにばらつきが出るものだ。それは救いにはなり得ないとしても。
シスは瞳を閉じて荒い画像データを再生する。襲い来る風の刃がからだを引き裂いたところで視界は黒く塗りつぶされた。
戦闘モードに切り替わる代わりに、もう一度鋭い風に身をさらしたいと人工知能は訴えかける。
どれだけの時間が経っただろうか。景色の彩度が一段落ちたように見える。
なまぬるい水が頬を伝った。見上げれば鈍色の雲が緩慢な動きで青を汚していく。
ママ、お空が泣いてるよぉ。お星さまの川が見えないよぉ。
近くにいた東洋系の親子が足早に立ち去っていく。広げた傘の色が場違いなほど華やかだった。
止まること無く頬を流れる雫をなすがままにし、シスは崩れゆく天候に己をさらし続けた。
自分ではどうにもできない「なにか」が出口を見つけたようで、そのままでいたかった。
『―のみなさん、外にいる方はただちに屋内に非難してください。ただ今大雨洪水警報が発動しています。ブロンズステージの一部地域に浸水が確認されました。
繰り返します。シュテルンビルド市民のみなさん。指示に従ってただちに屋内に非難してください。落雷の恐れがあります。危険ですので金属の―』
黒く濁った空に青白い亀裂が走った。見覚えがある。あれに当たると壊れてしまうのは人も機械も変わらない。
シスは導かれるようにふらふらと広場に出た。雨水で足が阻まれる。夏の空の気まぐれというには度を超していた。
薄暗闇を質の違う光がきらめく。
金色の突起を見て合点がいった。逃げ遅れただれかを助けているのか、天候そのものをどうにかしようとしているのか。
ひときわ大きな振動が波及して、シスはとっさに音のするほうに振り向いた。
響く轟音。そのあとに瞬いては消えていく閃光。魅入られたように腕を伸ばす。金属でできた腕を。
瞬間、不自然な突風が吹きつけた。押し返そうとするかのような向かい風に羽交い締めにされる。
言いたい事はそっちへ行くな、なのか。こっちへ来るな、なのか。
疾風を迅雷がわずかに凌いだ。しびれが指先をはじめからだを伝播するのがわかった。残った力をふり絞って、抱擁するように両腕を広げる。
爆発音が聞こえた。状況を判断しようとするがもう頭部が起動しない。
壊れていくのに、意識が遠ざかっていくのに、それを受け入れたくてたまらない。これが「気持ちいい」ということなのか。
『わたしのからだの中にも、風が起こる―…』
ぼやけゆく視界の中で、シスはまわりを見渡す。
散らばってゆく腕、足、胴。炎をまとわりつかせてはらはらと落ちていく。これが「きれい」ということなのか。
自分めがけて猛スピードでだれかが飛んでくる。そのだれかは聞き慣れたよく通る声でなにかを叫んでいる。
近づいてくるだれかのからだを抱きしめ、「大丈夫」と囁いてあげたい。これが「愛おしい」と―。
ひときわ大きな音が響き地面をも揺さぶる。強烈な光に目が眩んで、シスはもうなにも考えられなくなっていく

400 :
このふたりはどこまでもすれ違うのがらしいと思うんだ(異論は受け入れる)
お互い明後日の方角に全力疾走してしまうというか。
色んな人のエロ読みたいなあ。兎薔薇とか獅子薔薇とかアニエスさんとか

401 :
なんというGJ
「どこまでもすれ違うのがらしい」に異論は無い
ありがとうそしてありがとう

402 :
朝から泣いてしもうた。・゚・(ノД`)
結ばれて欲しいけれど、すれ違うのが正しいっていうか、らしいのには全面同意。
あと、兎薔薇とかアニエスさんの枕営業とか見たいのも同意。

403 :
>>400
おお…GJ!

404 :
ほしゅ

405 :
ローズはどS女王様キャラだけどカリーナ自身はMっぽい匂いがする
なんかいじめたくなるというか可愛がりたくなるタイプというか
でもそんなカリーナががんばって虎徹の上になろうとするのもいいなあと某彼氏彼女コピペを見て思いました

406 :
それをニマニマしながら眺めている虎徹もよい

407 :2013/09/14
慎ましく上下に揺れるカリーナたんのおっぱいをにまにま見上げてるわけですか
うらやましけい
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