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2013年10エロパロ57: 【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】8話目 (475) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】8話目


1 :2012/05/28 〜 最終レス :2013/10/02
女体化、男体化、男女の入れ替わり、なんでもOK!
オリジナルも、二次創作も、歴史上の人物を扱っても、なんでもOK!
薬や魔法で性転換も、最初から性別逆転のパラレルも、なんでもOK!
よーするに、
各作品スレに投下したら荒れそうなSSの避難場所だ!
嫌いな人にまで自分の趣味を押し付けない、紳士の為の社交場だ!
(お約束)
元ネタ、カップリング、TSの種別(女体化、男体化)等、投下前には注意書き推奨
知らない、気に入らないネタでもスルー厳守
各スレでTS系SSの気配を感じたら、荒れる前にここに誘導
TS専用スレが立てられたらここに誘導
◆過去スレ
【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】7話目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1280806286/
◆まとめサイト
ttp://library.s12.dxbeat.com/ts/

2 :
>>1

3 :
>>1

4 :
>>1
1週間書き込みないと落ちちゃうんだな

5 :
>>1おつ

6 :
>>1

そして保守代わりに一本投下
【ご注意点】
・ファンタジー/魔法でTS
・陵辱、モブ姦メインで調教もあるよ
・堕ちEND
・全部で9レスくらい
駄目そうだったらトリでNGよろしくです
途中で不自然に途切れてたら多分連投規制に引っかかったせい

7 :
 ヴァルナー・テルスはたった今、己が唱えたばかりの呪文に言い知れぬ不安を覚えた。
 アウグスト高等魔術学院の二年次、召喚学の実習授業にて呼び出される「もの」は基本的に、
低位の元素霊――火精【サラマンダー】や風精【シルフ】などに限られる。
 この授業を受ける段階にある魔術師の卵たちの魔力量、そして技量で取り扱える程度のそれらは
召喚陣と呪文さえ適切ならば難なくこの世に姿を現し、比較的従順に幼い術師たちと使い魔たる
契約を取り交わす。仮に、幾らか自然界で育ちすぎた大物が引っかかることが稀にあったとしても、
召喚者の立つ魔法陣が予め備える防御結界や、傍らで監督を務める教師がそれらの暴走から
申し分なく守ってくれるはずだった。
 そう、術式さえ間違っていなければ。
 ヴァルナーはこの魔術学院内での席次としては中の下、下の上に限りなく近いあたりにいる。
 両親は共に家柄の高くも低くもない中流の魔術師であり、彼自身の素養、魔力量などをとっても
それなりに中程度の水準であるはずなのだが、どういうわけか彼は魔術を行使するのがあまり上手くはなかった。
 やや気弱で周囲に流されやすい気性がそうさせているのかもしれないし、魔術師に必要欠くべからざる
集中力というものが多少お粗末であるのもその一因かもしれない。それをヴァルナー自身も解ってはいたので、
この授業の際も他の学生たちよりもとにかく念入りに召喚学のテキストを読み、呪文の一字一句を
しっかりと頭に叩き込んだのである。
 が、その甲斐あって正確に詠唱することのできた呪文が、口に出してみてから気が付いたことなのだが
彼より前に召喚を果たした者たちの唱えたものと、どうも何か所か異なっているように思えてならない。
慌てて手にしたテキストに目を落とすが、確かに呪文はそこに記されたもので間違いなかった。だが――
 召喚の呪文を間違える、それは主に二種類の結果を招くはずだった。
 一つは「何も召喚されない」だ。そちらならばさほど問題はない。
 おそらくは、こんな簡単な実習で下手を打ったヴァルナーに周囲からの憐憫と嘲笑が浴びせられは
するだろうがそのくらいのことだし、馬鹿にされるのは今更だ。
 しかしもう一つの可能性、「呼ぶつもりのなかったものが召喚される」だったならばどうすればいいのか。
 いま目の前で起こっているように、召喚陣が光り輝いて魔力を巡らせ、平素ならば触れ得ざる異界へと
経路を開いている場合は、もしそこから這い出てくる「もの」が魔術師の卵ごときの手には負えないものであった時は。
 ヴァルナーは恐怖と焦燥のあまり、まばゆい光の中で徐々に形を成しつつあるものから、
目を逸らすことが出来ずにいた。

 眩い光が薄れ、召喚陣の中央に現れた「それ」は猛々しく二本の角を掲げる、随分と立派な体躯の
牡牛だった。頭から尾の先まで黒一色の毛並みは濡れたような艶やかさを纏い、室内の明かりに
ぬめぬめと照り映える。
 次いで、その姿はぐにゃりと歪んで黄金の有翼獅子【グリフォン】へと変わり、更には鮮血を浴びたが如き
赤毛の馬へと変じた。更に続けて白い牡山羊、緑色の大蛇、灰色の大鷲の姿、そして最後に
黒髪を長く垂らした人間の男の形を取る。牡牛でない時も、そこだけは変わらぬままの褐色の双角は
人の姿に変じても勿論、まだ頭の両脇を飾っていた。
『私を招きしは貴様か? 人の子よ』
 明らかに高位の、未熟な魔術師では御すどころか相対するだけでも危険な存在と知れる魔物は
長く鋭い爪を生やした手を差し伸ばし、予期せぬ事態にもはや腰を抜かしかけているヴァルナーへと
一歩、距離を詰める。
 授業の安全を期すため、召喚者の足元の陣に仕掛けられている簡易防御結界と、学生一人ひとりに
前もって与えられていた護符が本来ならば不慮の事故から彼らを守るはずだったが、その目に見えぬ防壁は
魔物の指先に触れられた瞬間、ちりりと微かに震えて霧散した。
 監督役の教師が慌てて退去呪文を唱え術式を放つより先に伸ばされた手は、遂に恐怖のあまり
足の萎えた少年の身体を難なく捕らえ、怯えた拍動を刻む心臓に向けてゆっくりと爪の先を埋め込むかに見え
──不意に、掻き消すように姿を消す。
 にわかに大騒ぎとなった教室の中には、囀りざわめく学生たちと間一髪で最悪の事態を免れたことに
胸を撫で下ろす召喚学教師、そしてみっともなくも白目を剥いて気絶したヴァルナーばかりが、ただ残されていた。

8 :
-----
「……おい、テルス!」
 学び舎の回廊に小さくも険を含んだ声が響き、同時に小柄な少年の体がぐいと腕を引かれて横様によろめく。
 召喚学実習で起きた事故から一夜が明けた今日、平素の通り午前中の授業に出席しようとしていた
ヴァルナー・テルスは三人の同級生になかば引きずられるようにして、一階下の鉱石学資料室へと連れ込まれた。
「召喚学の教科書、持ってるだろ? 出せよ。護符もさ」
 昨日の授業で失敗した理由を調べてやる、と親切ごかした言葉を並べる彼らへヴァルナーはちらりと
軽蔑の視線を投げる。
 今朝の間に、寄宿舎で同室の者から見せてもらったテキスト及び護符と自分のそれとを見比べ、
問題の呪文の一小節と修飾辞二つ、護符の一区画のシンボルが巧妙に書き換えられていることには
既に気付いていた。
 初歩の魔術による改竄はヴァルナー程度を騙せはしても、例えば教諭の誰かへとその証拠品を
提出してしまえばそこに他人の手が加えられたことも、施術者が誰であるかも、痕跡として見抜かれて
しまうだろうことは予想に難くない。
「……別に、誰かが僕の教科書にいたずらしたなんて、先生に言いつけるつもりはないよ」
 が、普段ならばこうして人気の無い場所で取り囲まれただけでもおどおどと怯え、簡単に膝を屈するはずの
落ちこぼれが常ならず平然と、取り澄ました答えを返してきたことに、三人の同級生は怪訝そうに顔を見合わせた。
「むしろ、君たちには感謝したいくらいかな。おかげでつまらない元素霊なんかよりも、ずっとすごいものと
契約できたからね」
 いっそ余裕すら感じさせる口調の中に、どこか見下したような気配を嗅ぎ取った同級生たちは
やにわに苛立たしさを覚え、一人がヴァルナーの襟元を掴む。
「お前みたいなうすのろが、どんなご大層なモノと契約できたって!? 証拠見せてみろよ!!」
 召喚術などを用いて呼び出した霊的存在と使い魔の契約を結べば、魔術師の体のいずれか、
多くは胸や背中、腕などにその証が刻まれるはずだ。力を込めて引っぱられた学生用ローブはほどけ、
制服のシャツのボタンが千切れ飛びそうな勢いで喉元から胸の下までが開かれる。
「…………!?」
 乱暴に曝け出された胸の真ん中、そこには確かに、魔術的なシンボルが暗い赤色で描き出されていた。
 しかし、三人の少年たちの目を奪ったのはそんなものではない。
 同年代の少年の衣服の下にあるべきフラットな胸部、ではなくふっくらと丸みを帯びて盛り上がった
柔らかそうなそれ、二つの角持つ牡牛を思わせる意匠の契約印の両側で、外気に晒され怯えたように
震える乳房から、彼らは僅かたりとも意識をもぎ離せなくなった。
「……おい、両側から押さえろよ」
 三人の中で、首謀格の少年は固唾を呑み込みながら他の二人に言う。
 ヴァルナーが、既に肩の辺りまではだけられたシャツの前を掻き抱くようにして後退ろうとするのを
四本の腕が捕らえ、押さえ付け、もう二本の腕が邪魔な衣服を引きちぎらんばかりに剥ぐ。
 壁際の床に引き倒された相手から弱々しい制止の声が聞こえた気がしたが、そんなものは
獲物を前にした獣を煽る効果しか持ちはしない。嫌嫌と首を振る動きにつれ、いつの間にか
長く伸びている赤褐色の巻き毛が床に拡がり、さらりと擦れる音さえも昏い興奮を誘う。
 彼らは取り憑かれたような表情で、確かに同級生の少年であったはずの愛らしい少女を組み敷き、
裸にし、代わる代わる陵辱した。

9 :

 重い吐息をこぼして、赤毛の少女は冷たい床から裸身を起こす。
 小さな採光窓から差し込む外の光は、既に午後もだいぶ過ぎただろう色をしていた。
 軽く頭を巡らせれば、床にくずおれるよう昏倒している同級生たちの姿が視界に入る。
 三人とも、好き勝手にヴァルナーの体を強姦し、射精した途端に意識を失った、そのままの姿だった。
「……っ、あ…」
 姿勢を変えた拍子に、両脚の間からこぽりと粘り気のある液体が流れ出る。
 己の愛液と混じった白濁の、床に零れ落ちた子種汁を指で掬い取った少女は不意にこみ上げる
衝動に駆られ、その汚液に塗れた己の指を口に含んだ。
「んん……ぁふ…」
 感じ入った、という調子の嘆息が鼻から抜け、艶のある音色となって辺りに響く。
 ぴちゃぴちゃと音を立てて、自分の股ぐらから溢れた他人の精液を一心不乱に舐め啜る姿は
誰か余人が見れば、ひどい浅ましさと同時に耐え難いほどの劣情を覚えさせられる代物だろう。
 しばし陶然とした表情で陵辱の名残りを味わっている女の、背中側の床に落ちた影が
ふと奇妙に広がり、その中から何か黒いものがゆらゆらと立ち上った。
『美味いか? 復讐の味は』
 五指に鋭く長い爪を具えた手が伸ばされ、ぼんやりとした顔で肩越しに振り向いたヴァルナーの
顎を摘むように持ち上げる。
 人間の男に限りなく似せた姿、頭の両側面から牡牛の角を生やした魔物が、薄い笑みを浮かべた唇を
少女のそれに寄せ、長い舌を出して涎と精で汚れた口元をべろりと舐めた。
「…お……ぃ、しい……」
 呆けたような面貌を一転、淫蕩な笑みで彩って女は己の顔から首筋、胸、腹までへと両手を滑らせ、
辿りついた下腹部をさも大事そうに撫でる。肉の内側からじわりと疼く熱さは、傍らに転がる少年たちから
精液を媒介として吸い上げた魔力と精気の渦巻く様だ。
 これが、ヴァルナーが魔物との契約で得た、望みのかたち。
『その調子だ、貴様の身ひとつをもって貪り、そして奪い尽くすがいい。背徳と欺瞞の担い手にして
快楽の王たる私が、その術を与えてやったのだから』
 獣の喉鳴りに似た笑いを低く響かせ、魔物は少女の額へひとつ口接けを贈ると、再び床へ溶け込むよう姿を消した。
 次の瞬間、少女の足元から這い上がった影がその全身を覆い、先刻同級生の手に引き裂かれたはずの
制服とローブへと変じて一分の乱れもなく纏い付く。
 再び、痩せっぽちな少年の姿を取り戻したヴァルナー・テルスは僅かの傷も、疲労も感じさせない足取りで
ドアへと歩み、床に倒れた者たちの存在など一顧だにもせずにその部屋を後にした。
-----

10 :
 ──あの日、ヴァルナー・テルスの身に何が起きたのか、それはこの魔術学院の中にあって
ヴァルナー本人以外には全く知られることは無かった。
 召喚学の授業が騒ぎにより中断を余儀なくされた後、念のため学院かかりつけの魔術医に
精密な検査を受け、とりあえずは由々しき問題など無いとの診断をもらったヴァルナーはそれでも、
きょう一日は安静にするようにと寄宿舎へ帰され、自室である四人部屋のベッドの中に
カーテンを閉め切って蹲っていた。
 身体はだいぶ疲れていたが、精神は軽い興奮状態にあったため、強いて目を瞑ったところで
眠りの女神の加護を得ることは難しい。
(あれは、何というモノだったのだろう?)
 召喚陣の中に現れた禍々しくも強大な魔力の塊。
 ひとつひとつはおぞましい程に美しかった姿を、耳元で囁くように聴こえた声を、
脳裏に思い浮かべるだけで奇妙に背筋が騒ぐ。
 子供だましの低位精霊など比べ物にもならない、あれほどの存在ともし契約を結べたなら、
あれを統べることが出来たのなら、これまでにヴァルナーが受けてきた不当な仕打ちなど、
これより先は一度たりとも、誰にも許さないものを──
『では、儀式の続きと行くか? 魔術師よ』
 耳に滑り込んできた、先程と同じ声音に少年の全身が戦慄いた。
 いや、声だけではない、彼の横たわっているベッドからねばついた影のようなものが這い上がり、
絡み付いて全身の自由を、身動きどころか悲鳴を上げることすら封じている。それのみに留まらず
影はこの小さな空間を舐め尽くすが如く拡がり、隙間無く覆い、ヴァルナーはあたかも影色の檻に
閉じ込められた形となった。
『貴様の望みを言うがいい、釣り合うだけの代償を払えるのならば如何様にでも叶えてやろう』
 ベッドの足元側に一層濃く凝った影が次第と形を成し、頭の両側に緩く湾曲した角を生やした
美しい男の姿を取る。
 両膝と両手を突き、横たわったまま動けない少年を更にその四肢で閉じ込めるようにした魔物は
熾火を宿した瞳で見下ろしながら、蝋人形めいた白皙に場違いなほどの優しげな微笑を浮かべて見せた。
「…ぼ、僕の……願い……叶えて、くれる…の……?」
 発声を許された喉は、弱々しい中にも薄らとした懐疑と希望を、そして歓喜を滲ませた声を
つっかえつっかえと吐き出す。
「僕の、願いは……」
『ふむ、随分と詰まらぬ望みをこの私に託すものだな、小僧』
 天蓋の如く覆いかぶさる魔物の顔が、奇妙に怖ろしく歪んだ。頭の両側から帳のように流れ落ちている
黒髪が、ざわりと揺らめいてヴァルナーの顔を、首筋を撫でる。
「ひっ…………!?」
 魔物に心の中を覗かれた、そのことにまず怖れの声を漏らしたヴァルナーだったが、次いで
それまで頭の脇に突かれていた鋭い爪を具える右手がゆっくりと己の胸に置かれ、更には
ずぶずぶと肉体の内側に沈み込んできたことにもはや悲鳴も上げられず、ただ震えながら
相手の顔を窺う事しか出来ない。
『しかも支払えるものはこの矮小な魂しかないと来た。詰まらぬ、詰まらぬなぁ』
「………………ぁ、あぁあ……ゆ、ゆるし、て……!!」
 辛うじて口にする事の出来た哀願はしかし、魔物の薄い笑いに一蹴され、紙くずのようにうち捨てられた。
 既に手首の部分までヴァルナーの胸に沈み込んだ手は、仔鼠の如くとくとくと必に脈打つ心臓を
弄びつつ、その肉体へと膨大な魔力を注ぎ始める。
『まあ、貴様の足掻きようによっては暇塞ぎ程度にはなるやもしれぬ。せいぜい、面白くなるように励むがよかろう』
「ぃ…っ!? ゃ、あ、ひぎっ、……ぅ、あ、ああああああああああああ!!」
 魔物に握られた心臓から全身に拡がり、侵す痛みと不快感に少年の口腔からは悲鳴が迸る。
濁った叫びはある時点からじわじわとその音色を変えて行き、いつしか甲高い、年若いとはいえ
男の口から出るものではなくなっていった。

11 :
 同時に、苦痛にのたうつ肉体が、びくびくと跳ねる四肢が震えながら徐々に形状を変じていく。
痩せ細っていると言うほどではないが筋の浮いた手足はふっくらと脂肪を纏って瑞々しい肌に包まれ、
薄い胸部には柔らかな膨らみが盛り上がる。腰は引き締まってくびれ、尻は肉付きを増し、
赤褐色の巻き毛はふわりと伸びてシーツの上に波打った。
『ほう、なかなかどうして、美味そうに変わったな』
 満更でもなさげに喉の奥で笑いを鳴らした魔物はヴァルナーの胸から手を引き抜くと、いまや
弱々しく痙攣することしか出来なくなった獲物の喉元から股下まで、鋭い爪の先でつっ、と線を引く。
指に辿られた部分から、衣服が生き物のようにほどけて露わにされたその裸身は、完全に
元の姿からの変質を遂げていた。
 柔らかでいてほどよく弾力を具えた肉と、白く肌理の細かい皮膚で形作られた、童女の稚さを
残しながらも淫靡な雌を匂わせる肢体。深い緑色の瞳が瞬いて、一呼吸の後に己の身体に
いかなる変貌が起きたものか理解すれば、その表面には見る見るうちに絶望の涙が膜を張る。
 ふと、ヴァルナーの耳はひどく場違いな、いや、常に聞きなれた響きを聴いた。
 ざわざわと誰かの話し交わす声。幾つもの靴が絨毯の敷かれた床を踏む音。
 授業が終わって、他の寄宿生たちが、彼のルームメイトが部屋に帰ってきたのだ。
『安心するがいい、この結界の中の音は外に聞こえぬし、誰も貴様のことを気には掛けん』
 魔物の整った容貌が獣のような笑みを浮かべるのを、哀れな生贄は助けを求めようと開きかけた
唇もそのままに、全ての退路を失った、絶望よりもなお深い空虚の中で見上げる。
 寄宿舎の四人部屋の、狭く閉ざされたベッドの上で、誰にも気づかれることなくヴァルナーは一晩中、
魔物に犯され続けた。
-----
「先生、きょうの授業で少し解らないところがあったので、質問させていただいてよろしいですか」
 午後の授業が全て終わった時刻、いかにも自信の無さげな声音と辺りを窺うような仕草で
研究室の入り口をくぐった学生に、中年を幾らか過ぎた魔術史学の教師はおや、と意外そうな顔をした。
 魔術史学の授業はテキストを読み上げるばかりで実りが少なく退屈だ、という評判が巷に
定着している事は彼自身にも薄々と伝わっていたし、だからそういった、学習意欲旺盛に質問や
討論をぶつけてくるような学生がこの個人研究室の扉を叩くことなど未だかつてなかったこと。
そして、今しも目の前で彼の薦めた椅子におずおずと腰掛けようとしている少年は、どの授業であれ
自ら積極的に質問し、理解を深めんとするような種類の学生では、おそらくなかったはずであり──
「お時間は、たぶん、そんなに取らせません」
 殊勝な言葉を耳にして、思わず迷惑そうな顔をしてしまっていただろうか、と慌てて顔を上げた
教師は次の瞬間、そこで起きていた予期せぬ事態につい反応を失した。
 椅子に座った小柄な少年が、自らの肩を覆うローブの紐を解いている。まだ未成熟で
ほっそりとした指は次いで喉元のタイを弛め、シャツのボタンを上から順に外していく。
 制止する暇もあらばこそ、見る間に一番下まで開かれたシャツはゆっくりと左右にはだけられる。
色白い胸の中央に浮かび上がるのは魔力を帯びた暗赤色の印紋。
 これは魅了と催淫の術式だ、と脳裏に警告が閃いた時には既に男の眼と心は、目の前に晒された
柔らかな肌へと完全に囚われていた。
「先生も、これに触りたいですか?」
 するりと、肌を滑った衣服が床に落ちる。邪悪な印を刻み付けられた、瑞々しくも華奢な肢体は
ひどく蠱惑的で、豊かに肩を流れる赤褐色の髪も、若木のような手足も形よく膨らんだ乳房も尻も、
薄らと色付いて誘う唇も、全てがこの手に触れられ、蹂躙されるのを待っているのだと言わんばかりだった。
「あ、ああ……」
 魔術学院の教師である事などもはや忘れた、男はふらふらと夢の中を彷徨う足取りで少女に近付き、
貪欲な衝動の唆すままに汗ばんだ手を伸ばす。

 毒の花を手折った代償は、魔術師として、人としての破滅を彼にもたらしたが──
男がそれを後悔する事は、遂に無かった。
-----

12 :
 それからもヴァルナーは半日と無駄にすることなく、学院内で「狩り」を行った。
 レストルームで、空き教室で、資料室で、教授の個人研究室で、魔術競技のクラブハウスで
次々に男を誘い、その肉体を差し出しては犯される。
 はじめの内は勝手がわからず、男たちの獣欲に為されるがままだった拙さもいつしかこなれ、
二日目には既に熟練の娼婦のごとき手管で複数の相手からも手際良く精を搾り取るまでになっていた。
『随分と楽しそうだな』
 足元の影から蛇のように現れた双角の魔物が、精気と魔力を奪われて昏倒する男子学生たちの
ただ中に白濁塗れで座り込んでいるヴァルナーへと、揶揄めいた言葉を投げる。
「……うん……」
 べたつく顔を拭って、精液で汚れた指や掌をじっくりと舐めしゃぶりながら、赤毛の少女は
どこか熱に浮かされたような表情で首肯した。
 実際、とても楽しいのだ。
 教師も、上級生も、誰も彼もがこの女の身体の前では理性を失い、ただの雄と化す。
 卓越した頭脳を持った者、鍛えられた肉体や優れた魔術の才を持った者、そんな連中が己の上で
猿のように腰を振り、間抜け面を晒して精を吐く姿を見るのがたまらなく愉快で仕方ない。
 それに比べれば、精液とともに交合のたび取り込まれ、身の内に溜まっていく魔力などは
ついでのようなものでしかなかった。
『……だが、もうこれしきでは満足できないようだな?』
 笑みを含んだ魔物の声に指摘され初めて、ヴァルナーは自分が六人ほどの男に輪姦された上で
なお、物足りなげに片手を股座に遊ばせていることに気付く。
「だって……もっと、欲しい……」
 色に溺れた眼差しで見上げてくる少女を、魔物は指で差し招き、己の前に跪かせた。
 飢え渇いた可憐な唇は、奉仕せよと命じられるが早いか、目の前に取り出された赤黒い逸物へと
嬉しげに舐りつく。
 淫らな水音を立てて長大な性器を咥え、小さな舌を精一杯這わせる娘のところどころ粘液に
ごわついた髪を、鋭い爪を生やした手が優しげに撫でていった。
「…っふ、ぁむ……ん、んぅ……ふ…」
 喉元までを使っても半ばほどまでしか収められない、太逞しい肉で口の中をいっぱいにし、
すぼめた頬と舌で必に擦り上げている女の顔は滑稽なほどにだらしなく蕩け、歪んでいる。
 髪を撫でていた手が一転して強い力で頭を掴み、乱暴に前後させる段になっても、喉の奥を突かれて
息も絶え絶えとなりながらも、ヴァルナーの口腔はもう一つの性器としての務めを嬉々として果たし続けた。
『口の方も随分と躾が進んだな』
 埒を開け、歓喜の悲鳴を漏らす喉奥へ濁液を注ぎながら魔物は腰を退き、名残惜しげに吸い付く唇から
肉の柱を引き抜く。まだ放出の続いていた精が少女の口元のみならず顔も胸元も汚し尽くす様を
細めた眼差しで一瞥すると、犬に芸をさせるような手振りでその体の向きを変えさせた。
「……ご主人さま?」
 己の招いた魔物との立場などとうに逆転し、隷従の身に堕ちた魔術師は次にどんな仕打ちを
与えられるのかと、かすかな不安とそれを遥かに凌駕する期待の篭った眼で、媚びに満ちた仕草で
肩越しに振り返る。
『床に伏せて尻を上げよ。もうひとつ、男を食う場所を増やしてやろう』

13 :
「──────!!」
 声無き叫びを嗄れた喉から放って、未成熟な肢体が過度の快感に跳ねた。
 少女はうつ伏せに床へ這い、腰だけを高々と掲げた姿勢で背後から身体の内側を暴かれている。
白く柔らかな尻房は両側から掴む手に大きく割り開かれ、その中心でひくつく窄まりには今、
長く肉厚な舌がねじ込まれていた。
 ざらりとした感触の魔物の舌は直腸の内壁をじっくりと舐め、唾液を擦り込みながら何かを探すよう
肉の道を辿る。
「ぃ…っ、ア!?」
 それは快楽よりも違和感ばかりの募るものだったが、不意に、舌先である一点をくすぐられた途端に
下腹の奥で灼熱が弾け、がくがくと腰が踊るのを止められなくなった。
『男の体からここだけは残しておいたのだがな。楽しめているようで何よりだ』
 肉の内側にしこる粒を執拗に嬲り尽くした舌を引き抜いて、魔物は満足げにヴァルナーの痴態を見下ろす。
 僅かの間、尻穴を弄られていただけで前の穴からは粗相でもしたかと思うほどに粘度の低い淫水が
溢れ、滴り落ち、血の色を透かせて淡く染まる肌のあわい、陰裂の前端では鮮紅に色付いた肉の芽が
幼い陰茎のごとく勃起し、ひくひくと震えている。
 責め苛むものが抜け出ても未だ、息づくように薄らと口を開けていた肛華に熱の塊がやおら先端を
押し当てれば、上気した顔に虚脱の色を浮かべていた少女は怯えたように全身を竦ませ、
哀願の眼差しを背後に投げた。
「あ、ぁあ、ア……あーっ! ぁひぃっ! ぃい……ッ、あ、ぁアアアー!!」
 ごり、と肉の擦れる音が幻聴されるほどの圧迫感で押し入ってきた剛直はひといきに隘路を抉り、
入り口の襞から、快楽の源である小さな突起から、奥深い結腸の継ぎ目までもまとめて擦りたて侵略する。
 今までの弱い火で炙られるような刺激とは全く違う、暴力的な抽送はヴァルナーの全身に電流を奔らせ、
腰椎から駆け上がった信号が激しく脳裏を灼いた。喉からはもはや壊れた悲鳴だけが止めどなくこぼれ、
見開かれた眼は既に焦点を結ばず時折ぐるりと裏返る。腰を掴まれて揺さぶられるたび、
触れられてもいない雌穴からは後ろの刺激に押し出されるよう蜜汁が飛沫き、床を濡らしていた。
『ほう、前を使うより悦さそうだな。元が雄だからか?』
「…っわ、わかりま、せ……っ、ぁ、ひぁあ!?」
 突き上げられている最中の身体を浮かされ、四つん這いから魔物の膝に乗せられる形へと体位を変えられた
少女は自らの重みで一層深く串刺しにされた衝撃と、胸に回された手でふるふると揺れていた乳房を
鷲掴みにされる感触を同時に与えられ、遂に苦痛と快楽の境目も見失ってただすすり泣く。
『言え、貴様が身体のどこで悦がっているのかを』
「…おっ……おしり…ですっ、お尻の穴っ、ひっ、拡がって…い、いっぱいに、ァ、きも、ち、気持ちい……ィっ!!」
 細い眉根を寄せ、緑色の瞳を涙と欲情に濁らせて肛虐に悶える表情は哀れでもあり、同時に
言いようのない艶を湛えてもいた。かつては卑小な劣等感と鬱屈を抱えていたにせよ、それ以外は
全くの無垢だった魂が思うさま肉欲に汚れ、堕ち行かんとする様子を掌中に弄びながら魔物は薄く笑う。
『私の与えた体を存分に楽しむがいい。されば、貴様の詰まらぬ懊悩など爪の先程も価値のないことが知れよう』
 囁いた耳元にぞろりと舌を這わせて薄い耳殻のふちから内奥までを舐め、同時に掴み締めた乳房を
指が食い込むほどに甚振れば、いまや自ら腰を揺らして肛悦を貪っている女が調子外れな声で啼いた。
-----

14 :
 室外からの干渉を封じる結界香と、ランプの中で灯芯が焦げる臭いがぬるく交じり合う部屋の中、
アウグスト高等魔術学院の教職員及び理事の面々は困惑と焦りに彩られた顔を突き合わせたまま、
はや数時間を徒に費やしている。
 ここ四日の間に学院内において発見された、何らかの霊・魔的傷害を負わされた被害者の数は
既に20名を越え、どころか今現在も増加しているのかもしれなかった。
 学生と教職員とを問わず、学内の各所から心神喪失状態で発見される彼らはみな共通して
体内の魔力が完全に底を尽き、同時に精気、生命力といったものまでも徹底的に奪われている。
医療魔術の手を尽くしたところでせいぜいが昏睡状態を維持する程度の効果しかなく、今後の回復、
ましてや魔術師としての活動などは、望みという言葉を口にするのももはや空しい。
 発見された被害者たちが共通して裸ないしは下半身を露出した姿であること、現場に明らかな
性交の痕跡があることなどから淫魔の仕業である可能性が最も高いが、仮にも魔術師の学府、
施設内外に対する魔術的防護を幾重にも備えた学院内にそのようなものの侵入を本来ならば
許すはずがない。唯一考えられるのは、内部の者が召喚魔術を行い、呼び出した魔物を使って
意図的に他者を害した、もしくは制御できずに暴走させているといった場合だが、対魔結界に邪魔をされず
召喚儀式を実行できる場所は限られ、また厳重に管理されている。
 管理責任を疑われた召喚学の教師はひとしきりの釈明に時間を費やした後、そういえば五日前の
実習で奇妙な召喚失敗の仕方をした学生がいたことを、幾らか辺りを憚るような口調で報告した。
「……ですが、直後に校医の診断を受けさせた時には問題となるような兆候はありませんでした。
出現した魔物は契約を完遂する前に消え、また当該学生の魔力量及び技能習得段階では
あのクラスの魔物との契約を維持することは不可能なはずです」
「防御結界が破られたとの記録があるが、そのまま魔物が室内に滞留し、学生のいずれかに取り憑いた可能性は」
「学生ひとりひとりには指定階位以上の魔を拒絶する護符の着用を義務付けていました。
実習に用いた低位精霊より僅かでも力のあるものは肉体、魂いずれにも干渉できません」
「しかし、今こうして現実に……」

 教師たちの間で実のないやりとりが激しく交わされ、それでも辛うじて、明日の早朝から学院内の
全ての人間──あらゆる教職員、学生、並びに庭師や厨房のコックに至るまで何人たりとも逃さず
徹底的に調査し、魔物との契約の形跡を探し出すことだけは決定された、それとほぼ同時刻。
 寄宿舎の学生たちが夕食を済ませ、それぞれ自室や談話室、浴場などで過ごしているその時、
まさにヴァルナーはこれまでとは段違いの大規模な「狩り」を実行に移していた。
 最初に標的とされたのは初老の舎監【ハウスマスター】だったが、独りで自室にいるところを誘惑され、
この施設内では最初の犠牲者となった。
 その後も一、二時間足らずの間に監督生や最上級生、魔術師としてはそれなりに力があり、
かつ個室ないしは二人部屋を割り当てられている者が一人、また一人と淫魔の手に落ちていく。
 自分たちが魔物の淫らな餌場にいることなど露とも知らぬ少年たちは、学年が上の者、
優秀な者から幾人かごとに順繰りと罠の糸に絡め取られ、魔力と精を啜り取られていった。
 そうして、残された二年次以下の学生たち二十数人は不意に、とある部屋へ行かなければ
という意志に衝き動かされて廊下を進む。
 下級生のための四人部屋、奥のベッドに腰掛けた、一糸纏わぬ美しい少女が抗しがたい媚態で
誘うままに少年たちは室内へ歩み入り、その肉体へと我先に奮いついた。
「みんな順番にしてあげる……いいよ、どこでも使って……」
 慈母のごとき微笑を浮かべてヴァルナーは全ての穴に男のものを受け入れる。性器と尻穴を
同時に突き上げられ、両手に握らされた雄肉を代わる代わる指と口で愛撫し、それら全てから精液を搾り取る。
 射精を終えた者は途端にその場で意識を失い崩れ落ちるが、後から押し寄せた別の学生が
その体を脇へ引きずり、押し遣って、待ちきれぬとばかりに空いた場所へすぐさま己の猛りを捩じ込んだ。
 入れ替わり立ち代り、尽きる事など無いかに思える姦淫の宴は夜半を越えて続き、
さして広くもない室内はむせ返るほどの熱と呻き声、汗と精液の臭いで満たされていく。

15 :

 いつしか窓の外では猫の爪ほどの月が大きく傾いて、薄暗い部屋の中に蠢くものはただ独りの姿しかない。
「あはぁ…っ、みんなの精液でべたべた……すてき……」
 累々と倒れ伏した少年たちにはもはや何の興味も示さず、少女は妖艶に微笑んで、己の顔から首筋、
胸乳にこびりついた白濁を肌に塗りこめるよう手で拡げた。
 顔や胸元にとどまらず、その体は手も足も腹も背も、豊かな赤い髪まであらゆる場所が精で汚され、
両脚の間の二穴からは腹が膨らむほど注ぎ込まれた子種汁がだらだらと溢れこぼれている。
 凄惨極まるほどの凌辱を一身に受けながらもその表情は陶然と、快楽のみに彩られていた。
『満足か?』
 床に広がる影と汚濁の中から現われた双角の魔物が、男の欲望に塗れ尽くしたヴァルナーを
値踏みするよう眺め回す。
 問いへの答えは、首を横に振る仕草で表された。
「まだ…欲しいの……ぼくの、ここ、ご主人様の…ください……!」
 大きく開いた脚の間、白濁と愛液の涎を垂らす場所を自ら両手で拡げて情けを乞う姿に、魔物は
双眸を細めて頷く。
 床に胡坐をかいて手招けば、満面に喜色を湛えた女が獣のごとき四つん這いですり寄り股間の逸物に
甘えついた。
 大きく舌を出して肉の柱を舐めしゃぶり、細やかな指遣いで幹を辿り、また根元の嚢をやわやわと揉む。
膝を突いて高く掲げた腰を淫らに振りながら、硬く大きく育てた陽根を両手で捧げ持ち、ヴァルナーは
期待に満ちた眼で己の支配者を見上げた。
『来い』
 短くも心待ちにしていた許しを得て、女は歓喜のままに股を開き、すっかりと勃ち上がったものの上に
泥濘みきった肉穴を宛がう。
 一息にずぶりと貫かれ、馬の如き巨根に胎の奥を叩かれればその口からは、狂おしいまでの嬌声が跳ね上がった。
「ぁ、ぁあ、んっ、おっきぃの…ごしゅじんさまの…っ、きた、ぁ……!!」
『あれだけ男を咥え込んでおいて、まだこれ程に喰らい付くとは、貴様には随分と淫魔の素質があるようだな』
 ことさらに揶揄を浴びせられたところで、派手に水音を鳴らしながら尻をくねらせるヴァルナーの目に、
とうに正気などはひと欠片も残っていない。
 熱に浮かされたような忘我の表情で、口角から涎を垂らしながら魔物の雄を貪る姿は確かに、
女の淫魔としか喩えようのない婀娜と肉欲に彩られていた。
 魔物の指が、唾液に濡れた唇をなぞれば桃色の舌が這い出してねろりとその爪先を舐めしゃぶる。
 次いで与えられる口接けにも、女は喜悦の内に喉奥まで魔物の舌を迎え入れ、思うさま口腔内を
蹂躙される感触に酔いしれた。
『こちらにも欲しいのだろう?』
 胎を抉られ、咥内を犯されながらも、もっともっとと強請る眼差しに魔物は喉奥で笑い、ぬるりと伸ばした
蛇の如き尾を紅く腫れた肛華に押し当てる。
 何らの抵抗も与えずに太いものを尻に呑み込ませ、ヴァルナーは正体なく蕩けた瞳にただ快楽だけを
映して、容赦なく体内を掘削される感触に踊り狂った。
「あはぁッ、からだの…なか、ごしゅじんさまでいっぱい……! きもちい、ぃイっ! おなかの奥、
あつく…てっ……ぃ、いいよぉ!!」
『ああ、なかなかのものだぞ、貴様の堕落した魂と肉の味は』
 痴れた声と共にだらしなく涎をこぼす唇を舐め、両の掌で乳房と尻たぶを弄びながら、
魔物がどこか慈しみに似た色を面に湛えて女を見る。
『思いの外にいい仕上がりだ、ヴァルナー・テルス。我が膝下に侍るがいい、閨で永劫と可愛がってやろう』
 じわりと囁く声に、身の内を掻き回される肉悦に、女は両の眼を限界まで見開き、背を弓なりに撓ませ全身を震わせた。
 炎天下の獣の如くに舌を突き出し、声無き叫びを上げるその口腔内で不意に犬歯が尖って伸びる。
 同時に頭の左右より緩く捩れ巻いた小ぶりの角が生え、反りかえる白い背には皮膜の翼が、
腰椎の先からは逆棘の先端を持った細長い尻尾が、あたかも蝶の羽化めいて現れる。
『ぁ…ああ…うれしい……ずっと、ご主人様の、おそばに……』
 人として生まれた肉と魂より完全に変成した、かつてヴァルナーという名の少年だった雌淫魔は
艶然と微笑んで両腕を差し伸ばし、愛しい快楽の王へと縋りついた。
 顎を掴み上向かされた唇に深い口接けが降りて、全てを闇に捧げる誓いと共に、魔なる婚礼が成就する。

 アウグスト魔術学院にとって最悪の夜が明ける前に寄宿舎からは一人の学生が姿を消し、
その行方は以降、杳として知れることはなかった。

16 :
投下終了です、お粗末さまでした。

ところで2スレくらい前に前編だけ投下して放置している「皆上将之の災難」ですが
後編になるはずだったパートがやたらと増量してしまって中編と後編に更に分かれ、
しかもエロらしいエロが消滅してるせいでエロパロ板に投下するのが憚られる代物と
なってしまいましたため、そのうち自前の保管庫用ブログに前編と合わせて収納する予定です。
1年以上経ってからのご報告ですみませんでした。

17 :
>>16
溢れんばかりのGJを捧げるッ
ダークだけど本人的にはハッピーエンドなのが好ましいです

18 :
保守

19 :
GJ

20 :
いいね

21 :
このスレで最初こんな風になるのは良くあること?
「トイレ行って来て良い?」
「ダメ、ダメっ!」
「じゃあ漏らしても良い?」
「もっとダメっ!」
「じゃ本当に行って来るよ」
「あたしも次入る」
「貴重な体験させていただきました」
「お互いにな」
「ところで、これ真ん中でぶらぶらしてて落ち着かないの
 なんとかならない?」
「しょーがねーなあ。じゃあブリーフに穿き替えろよ」
「あたしの手で、あんたのパンツ触んないでくれる」
「そうかよ。
 俺もブ、ブラジャーがうっとおしくて外したい。
 ちょっと苦しいし。
 家の中なら良いだろ?」
「ダメ、ダメ、ダメッ!」
「下着は俺のもお前のも触らせないってか。
 分かったよ。
 じゃあ夜風呂入るまで我慢するよ。
 まさか寝る時までしろとは言わないよな」
「おっぱい触っちゃダメ、ダメっ!
 あたしが外して、それから体も洗ってあげるから
 お風呂で目も開けちゃダメっ!」
(・・・自分の体が俺の手で洗われるのは良いらしい)

22 :
>>21 それ完全にスケダンの展開ですね。

そして、前回に引き続き需要あるのか微妙ながら、ウソップ女体化SS投下しても宜しいか。
56巻の尾田っち公式女体化絵とか、サラダ画像とか見てイメトレしてから見るといいよ。
ちなみに前スレのやつの続きではなく、別設定のものです。
ウソップ先天女体化設定で、フランキー一家×ウソップ♀の陵辱モノ。
ちょっと古いネタですが、ウソ子エロとしては鉄板ネタだと信じている。

23 :
 気が付くと、ウソップは見たこともない建物の中にいた。何か大きな物を造る作業場のようなだだっ広い造りで、黒いツナギを着た数十人もの屈強な男達が、そこにひしめいている。その中には、ウソップを拉致した七人組の姿もあった。
 恐らくここが、アイスバーグの言っていた解体屋集団、フランキー一家の本拠地なのだろう。
 頭の隅がまだズキズキと痛む。担ぎ上げられて連れ去られる途中に嗅がされた、妙な匂いのする薬品のせいだろう。
「いやーしかし、よくやったな、お前ら」
 男達の集団よりも一段高い場所にいる、ビキニパンツにアロハシャツというふざけた格好をした男が、サングラスを引き上げながら、何やら労いの言葉らしいことを口にしていた。多分、あれが頭のフランキーだ。
「2億ベリーとは大したもんだ。これでようやく、オレ達の念願が叶うわけだな」
(2億ベリー……!!)
 その単語に、霞がかったウソップの頭が一気に覚醒する。
 そうだ、こんなところに転がっている場合じゃない。あの2億は、メリー号を直してやるための大事な資金なのだ。絶対に奪われてはならない金なのだ。
 ウソップは起き上がろうとしたが、後ろ手に手首を縛られ、足首まで縛られているので身動きが取れなかった。なんとか解けないものかと藻掻いている内に、男達の一人に気付かれてしまう。
「おっと、嬢ちゃんが目を覚ましたようだぜ」
 下卑た笑みを浮かべて見下ろしてくる男を、ウソップはできる限りの鋭い眼でにらみ返してやった。しかし、男はニヤニヤ笑いを強くするだけで怯む様子はない。
「その小娘はどうしたんだ?」
「へへっ、こいつもついでに掻っ攫ってきた『戦利品』でさぁ。基地に連れてきて、景気づけにしっぽり楽しもうと思いやしてね……一緒にいたもう一人の女も大した上玉だったんスが、こっちの方が2億持ってたもんで」
「ケッ、てめェらもなかなか悪趣味だなあ。言っとくが、オレはそんな小娘をコマす趣味はねーからな。お前らだけで適当に楽しんどけ」
(なんの話してんだよ……戦利品だの、楽しむだの何だの……)
 不穏な会話に、ザァッと血の気が引いていく。自分が今どういう状況に置かれているのか、これから何をされようとしているのかを理解して、ウソップは恐怖に身を硬くした。

24 :
「おれは早いトコこの2億を持って、例のモンを手に入れてくるぜ」
 しかし、フランキーのその言葉にハッとし、とにかく何とかしなければと、不自由な身体で半身を起こす。
「ちょっと待て、てめェら!!!」
 身体が動かないなら、口を動かすしかない。ありったけの声を搾り出してそう叫ぶと、フランキーをはじめ男達の視線が一気にウソップに注がれた。
「あっ……あたしには、八千人の部下がいる!! 今にもその部下達が、このあたしを救出しようと、この家を取り囲んで、てめェらを潰しにかかるぞ!!」
 声が震えそうになるのを必に堪えて、いつものハッタリを叫ぶ。
「一家を全滅させられたくなかったら、今の内に大人しくその金を返して、今すぐあたしを解放するんだっ!! わかったかっ!!」
 だが、無情にも、返ってきたのは割れんばかりの大爆笑だった。
「ヒャハハハハハ!! 何を言い出すかと思やあ……嬢ちゃん、吐くならもっとマシな嘘吐きな!」
 男の一人……ウソップを担ぎ上げて攫ってきた、肩に四つ葉の入れ墨を入れた男が、揶揄の言葉を吐きながらウソップに近付いてくる。
 目の前で屈み込んだその男に、いきなり顎を鷲掴まれ、ウソップは、恐怖にヒッと息を呑み込んだ。
「嬢ちゃんがンな大部隊を率いてるなんざ、誰が信じると思う? 大事な金をあっさり奪われて連れ攫われて、今から為す術もなくオレ達にマワされようとしてる、か弱いお嬢ちゃんがよお……」
 そう言ってニヤニヤ笑いながら、男は、片手でウソップのオーバーオールの留め金を外しにかかる。
「……っ…………!!」
 悔しさと、自分の弱さに対する情けなさと、これからされることへの恐怖で、ウソップの眼に涙が滲む。

25 :
「じゃあ、オレはちょっくら買い物に出掛けてくるからな。その娘のことは、せいぜい楽しんだら仲間ンとこに帰してやれ」
 まるで何事もなかったかのような口調でフランキーは言うと、ウソップから奪った金の入っているスーツケースを手に、入り口へと足を向けた。
「待てよっ!!」
 屋敷を出て行こうとするフランキーの背中に、ウソップはあらん限りの声を振り絞って叫んだ。
「返してくれっ!! その金はただの金じゃないんだっ!! 船を直すための大事な金なんだ!!
 あたしたちの船が……今までずっと一緒に航海してきた仲間が、もうボロボロになってんだ……!! 助けてやりたい、その金で傷を直してやって、また一緒に航海したいんだ……!!」
 フランキーは、振り返らない。
「あたしのことは、どうしてくれたっていいから……!! お願い、その金は返して……!!」
 泣きながら、徐々に掠れて小さくなる声で、ウソップは必で訴えたが、フランキーが足を止めることはなかった。
「おーおー、泣かせる話じゃないの、愛する船のために自分の身を捧げようってね」
 バタンと扉が閉まった後、腰帯を解いてウソップのオーバーオールを膝までずり下ろしながら、先ほどの四つ葉入れ墨の男が揶揄する口調で言う。
「だが、勘違いするなよ嬢ちゃん。アンタはオレ達と交渉できるような立場じゃねえ、ただの獲物さ」
 胸を覆っていたチューブトップを引き下ろし、最後の砦だった下着すら引き裂きながら乱暴に剥ぎ取られ、ウソップはほぼ全裸にされてしまった。
「金を返すとか返さねえとか関係ねえ、泣こうが喚こうが、オレ達にいただかれるしかねえのさ……」
 剥き出しになった乳房を鷲掴み、男は生臭い息を吐きながら、ウソップに屈辱的な台詞を囁きかける。
「……ッ……! この、糞野郎ッ……!」
 なけなしの気力を絞ってウソップは、縛られたままの足を振り上げて、男の腹に蹴りを入れる。
「ぐっ!? ……このアマ、大人しくしやがれっ!!」
 予想外の反撃を受けた男は、一転して声を荒げ、バシリとウソップの頬を張った。
「おい、お前ら両足押さえとけ!! 縄外して股ぁ開かせろ、その方がヤリ易いからな!」
 四つ葉の男にそう言われ、側にいた男達が数人掛かりでウソップを押さえつけに掛かった。
 足首を縛っていた縄をナイフで切られ、オーバーオールを片足だけ抜かれて、思いきり開脚した格好で男二人に両脇から脚を押さえられる。
「……やっ……!!」
 一番恥ずかしい場所をさらけ出したまま脚を閉じられなくなり、ウソップは羞恥に顔を歪めてか細い声を洩らした。
更に両腕も男二人掛かりで押さえ込まれ、ただでさえ非力なウソップは、まるで身動きが取れなくなる。

26 :
「おい、いいモンがあった。これ使おうぜ」
 星柄の肩当てをした金髪の男が、歯磨き粉のようなチューブに入った何かを手にして、四つ葉の男に背後から声を掛けた。
「おお、いいねェ。こういう生意気な女にゃあピッタリの代物だ」
 四つ葉の男はどこか嗜虐的に口の端を歪めながら、金髪の男からそれを受け取る。
「な、なんだよそれっ……どうする気だよっ……!?」
 得体の知れない薬品らしい物を使われそうだと理解して、ウソップは言い知れぬ恐怖を感じ、身を硬くする。
「これか? これはなぁ、どんな強情で生意気な女でも、腰振ってチンポをオネダリするようにさせちまう、い〜いクスリさ……」
 ウソップの恐怖を煽るように勿体つけた口調で言いながら、男は武骨な指の上にチューブの中身を搾り出した。
「ほら、こうやって塗って使うんだぜ」
 言って男は、さらけ出された少女の秘部に手を伸ばし、薬を塗り拡げながら無遠慮にそこを蹂躙した。
「ひっ……いや、いやああぁ……」
 まだ誰にも触れられたことのなかった場所を、下卑た陵辱者に嬲られる屈辱と羞恥に、ウソップは硬く眼を閉じて悲しげに呻いた。
「ああ〜、たまんねぇなあ。そそるぜ、その声」
 舌なめずりをして恥辱を煽るような台詞を吐きながら、男は、少女の敏感な肉芽を覆う包皮を、武骨な指で器用に剥いた。そして、硬く凝るそこを直接嬲りながら、念入りに薬を塗り込んでいく。
「ひああっ……!? やっ、いやあっ、それいやあぁっ……!!」
 最も敏感な場所を捏ね回される強烈な刺激に、少女は頭を振って泣き声を上げた。
「おーおー、腰ビクビクいわせちまって淫乱だなぁ、そんなにイイかい? おマメちゃんもコリコリに硬くなってるぜ、こんなの扱かれちゃぁたまらねぇだろ?」
「あっ、ううっ違っ……ひあっああっ、やめてぇっ……!」
 弱い肉芽を執拗に責められながら言葉でも嬲られ、ウソップは泣きじゃくって許しを請うが、ヒクヒクと震える秘部からは既に透明な粘液が溢れ出し、尻を伝い落ちて床に小さな水溜まりを作っていた。

27 :
「へへっ、そんなにイヤイヤ言うならやめてやるぜ。自分からオネダリするまで、しばらくお預けだな」
 男は、そう言って存外あっさりと手を止めると、陰核を嬲っていた指を、ネトリと透明な糸を引かせながら離して、意味ありげにニヤニヤと笑いながらウソップを眺め下ろした。
「………………?」
 ウソップは、突然の男の行動を訝りつつも、ようやく止んだ辛い刺激に、荒い息を整えながら安堵した。
「…………!! くぅっ……!?」
 しかし、ホッとしたのも束の間、数秒もしない内に秘部を堪え難い疼きが襲ってきて、ウソップは思わず腰をビクリと仰け反らせる。
(……痒いっ……! 痒い痒い、痒いよぉっ……!!)
「……っ……っ……!!」
 尋常ではないほどの痒みに、恥も外聞もなく腰を揺らしてしまうが、どうしようもない焦れったさが増すだけで何の効果もない。
 せめて脚が自由であれば、腿を必に擦り合わせていたところだろうが、脚を開かされたまま押さえつけられていれば、どうすることもできない。
「ヘヘヘ……どうだ、たまらねえだろ? 自分からおマンコ擦って下さいってオネダリすりゃあ、痒さも吹っ飛ぶほど存分に掻き回してやるぜ」
「ぁっ……ああぁ…………」
 気が狂いそうなほどの痒みに、喉の奥から微かな呻きが洩れる。
 掻き毟りたくて堪らなかったし、この男に与えられるものでも構わないから、刺激が欲しくて堪らなかった。しかし、自分からそれをねだるのは矜持が許さなかった。
「んっ……くぅぅっ……」
 唇を噛み締めて衝動を堪え、ブルブルと震える身体を抑え込む。しかし、このままいつまで耐えられるかはわからなかった。
「なんだ、まだ強情を張る気か? 仕方ねえなあ、こっちにもたっぷり塗り込んでやるよ」
 そういうと男は、あろうことかチューブの口を膣口にねじ入れて、まだかなりの量が残っていたチューブの中身を、ウソップの胎内に全て捻り出したのだった。
「ひっ……いやあああああっ!?」
 まだ誰にも侵入を許したことのないその場所を、妖しい薬が奥まで犯していくのを感じて、嫌悪感に悲鳴を上げる。
「うっ……ああっ……あああっ…………!!」
 大量にねじ込まれた薬は程なくして効力を発揮し、本気で発狂しそうな痒みに襲われ始めたウソップは、脂汗を掻いて苦しげに喘いだ。

28 :
「まだ我慢する気か、本当に狂っちまうぞ。素直になりゃあ、最高にキモチよくしてやるのによ。……こんな風にな」
 猫撫で声で言いながら、男は、ズキズキと疼きに苛まれている少女の肉芽に、軽く指を押し当てる。
「あっ!! ああああ〜っ!!」
 焦らしに焦らされて不意に与えられた刺激に、堪らなくなったウソップは、腰を思いきり揺すり立てて男の指に自らの秘部を擦りつけてしまった。
 その瞬間、僅かに痒みを癒される心地良さと同時に、電流のような痺れが下半身に迸って、ウソップは、自分でも聞いたことのないような甘い声で悲鳴を上げていた。
「くくく……感度もすげえことになるんだぜ、この薬」
 男は、一瞬だけの解放の快楽に身悶える少女の反応を楽しむと、すぐに指を離して刺激を奪ってしまった。
「あぁっ……なんで……」
 男の指が離れていく瞬間、与えられた激しい快楽への名残惜しさに、少女は思わず悲しげな声を洩らし、腰が指を追うような動きをしてしまった。
拷問のような痒みから一瞬だけでも解放を味わった後、ぶり返してきた痒みは、数倍堪え難いものに感じられる。
やめないで、やめないで、もっと、もっと……そんな欲求ばかりが頭の中を支配して、狂いそうになるまで守ってきたはずの矜持や誇りが、ガラガラと音を立てて崩れていく。
「……お願い、擦ってぇっ……!!」
 ガクガクと腰を揺らしながら、少女は男に哀願する。
「どこを擦って欲しいんだ? きちんと言ってオネダリしろよ」
 根負けさせた嬉しさからか、下卑た笑いを今までで一番強くしながら、男は少女に更なる恥辱を要求した。
「ああっ……お、おマンコ、擦って下さいっ……痒い、痒いよぉ、もう我慢できない……早くぅっ、おねがっ……お願いしますっ……!!」
「くくっ、まあ上出来だな」
 もはや理性を失ったウソップの必な懇願に、殊更嬉しそうにニヤけた男は、少女の股間に手を伸ばし、その肉芽から花びらから激しく擦り立てると、薬品で満たされた膣内に太い指をズブズブと埋めた。
「あふぅあああぁっ! んひっ、ぃああああぁっ!」
 電流のように全身に迸る激しい快楽に、ウソップは背中を弓なりに反らせて悲鳴を上げた。

29 :
 両脚を押さえつけていた男達も、ようやく戒めを解かれたと言わんばかりに我先にと手を伸ばしてきて、肉芽を摘んで扱き立てたり、柔らかな肉の花びらを擦ったり揉んだりと、容赦なく嬲ってくる。
腕を押さえていた二人も両側から少女の乳房にむしゃぶりつき、硬く尖った乳首を指で苛めたり、吸いついて舌で舐ったりと、思い思いに責め立てた。
「ふあああぁあっ……!! いやぁあっ、あああああぁっ!!」
 全身の敏感な場所を一時に責め立てられたウソップは、神経が焼き切れそうな激しい快楽に身を焼かれ、背中を反らせたままガクガクと身体を揺さぶって絶頂を迎えた。
「……っ……ひぃんっ、ぃあっ、ああああっ……! ……いやぁ、もういやあぁ……」
 絶頂の痙攣が続いている最中ですら、男達は全身を嬲る手を休めてはくれず、終わりの見えない責めに、ウソップは絶望感を滲ませた弱々しい声を洩らした。
「イヤイヤ言いながら、随分美味そうにくわえ込んでるじゃねぇか。指が持って行かれそうだぜ」
「やあぁぁっ、言うなっ、言わないでぇっ……」
 膣内を嬲る男にそう揶揄されて、今さらながら襲ってきた羞恥にウソップは頭を振って泣きじゃくった。
 どんなに激しく責め立てられても、薬が浸透してしまっている奥の方までは、根本まで埋められても指では届かない。
 そのもどかしさから、媚肉が無意識に挿入されたものを奥へ奥へと引き込む、いやらしい動きをしてしまうのだった。
「……そろそろ指じゃ足りなくなってきただろ。可愛くオネダリすりゃあ、いいモンやるぜ、お嬢ちゃん」
 そう言って男は指を引き抜き、ツナギを脱ぎ捨てて筋骨隆々とした裸体を晒すと、いきり立った巨大なモノを、少女の眼前に突きつけた。
「ひっ……」
 初めて目にするグロテスクな男のモノに、ウソップは、恐怖と嫌悪の表情を浮かべて顔を背ける。
「カマトトぶってられるのも今の内だぜ。今にコレで、マンコの中を掻き回されたくて堪らなくなるさ」
 そう言われている最中にも、指を抜かれた膣内が早くも痒みに疼き出し、ヒクヒクと痙攣を始めていた。
 今も止まない乳首や陰核への刺激が、ますます膣内を疼かせて、薬によってもたらされる衝動をより一層堪え難いものにする。

30 :
「はあっ……ああぁっ…………」
「そら、今さら張る意地もねえだろう。素直におチンポ下さいって言やあ、すぐに気持ち良くしてやるぜ」
 男の言葉に、薬のもたらす疼きに苛まれているウソップは、この太く大きなモノで思いきり中を擦られたらどれだけ気持ちいいだろうかと、つい想像してしまっていた。
 ウソップに男性経験は皆無で、身の内に男を受け入れる感覚がどんなものか知りもしなかったが、この気も狂いそうな膣内の痒みを、奥まで届くような何かで掻き毟られて癒やされたいという衝動だけはあった。
「……く、下さい……おチンポ、下さい……」
「おー、そうかそうか。おチンポでどうされたいんだ?」
 先ほどよりも簡単に堕ちたウソップをつまらないと思ってか、男は更に恥ずかしい言葉を要求してくる。
「お、おマンコの中、擦って……奥まで、いっぱい……でないと、も、もう……」
 痒みが癒やされないもどかしさに腰を揺り動かし、涙を流しながらの少女の懇願に、満足げな笑みを浮かべた男は、自らの逸物にゴムを被せる。
「本当言うとナマで突っ込みたいところだが……大事なイチモツが痒くなっちまうんでなぁ」
 下卑た笑いを洩らしてそう言うと、男は少女の両腿に手を掛け、そそり立つモノの先端を蜜壷に押しつけると、ゆっくりと腰を進めていった。
「ああっ……!! ああああああっ!!」
 初めて受け入れるそれは硬く太く、どう見ても処女には厳しいモノだったが、大量の媚薬に疼き、激しい責めに蕩けきっていた蜜壷は、痺れるような快楽をもってそれを受け入れていた。
「ぅくっ……ああっ、あああっ……!」
 破瓜の痛みですら、痒みを癒やす快楽の刺激として感じられる。
 最奥まで埋めてしまうと、男は殊更ゆっくりとした動きで内壁を擦り上げた。
「ふあああぁっ……んぁあああっ……!!」
 始めこそ、どんなにゆっくりした動きであっても、大きすぎるモノでいっぱいに満たされた内壁が擦られる感覚は強烈なもので、ウソップはそれを受け入れるのが精一杯だった。
 しかし、既に蕩けきっていた内壁が徐々に刺激に慣れてくると、緩慢な動きでは物足りなくなってきて、無意識の内にウソップは自ら腰を揺すり始めていた。
「なに自分から腰振ってんだよ、そんなに男のチンポが好きなのかい」
 男は揶揄しながら、腰の動きを急激に速めてくる。
「ああああぁっ!! ひっ、ぃああああああっ!!」
 一転して激しくなった抽迭に悲鳴を上げて背中を仰け反らせ、口の端から唾液の筋を伝わせながら、ウソップは男の為すがままに揺さぶられる。
 程なくして絶頂を迎えたウソップは、もはや声もなく白目を剥いてビクビクと激しく痙攣し、失神しそうな様相だったが、男の方は未だ限界からは遠く、すぐに再開された抽迭に無理やり意識を覚醒させられる。

31 :
「これで男の味を覚えちまったら、もうチンポなしでは生きていけなくなるぜ……」
 霞がかった意識の中で激しく揺さぶられながら、ウソップは、暗示のような男の囁き声を聞いていた。
「ウチで一生肉奴隷として飼ってやってもいいんだがなあ、仲間のとこに帰してやれってぇお頭の命令があるからよ。たっぷり楽しんだ後に、逃がしてやるぜ」
 強制的に与えられる激しい快楽と、壊れかけた心とが、男の声を遠く現実味のないものにさせる。
「まあ、疼いて仕方なくなったら、一味の中で適当な男でも誘って銜え込むがいいさ……なんなら公衆便所にでもなってやりゃあ、男共も喜ぶんじゃねえか」
 酷く屈辱的な言葉を言われている気がするが、薄れかけている意識の中では、その意味を半分も理解できなかった。
「どうせ金の番もできねえような役立たずのクルーだ……せっかくマンコがあるんだし、肉便器辺りが適材適所だろ」
 かねのばんもできないような、やくたたずの…………
 その言葉だけは、ウソップの頭の中にこびり付き、いつまでも離れなかった。
 やがて四つ葉の男が精を吐き出し、他の男が中に押し入ってきても、ウソップの頭の中には、その言葉だけが木霊し続けていた……。

32 :
以上です。お粗末様でした。
ちなみにこの後ウソ子は十数人に輪姦されまくって、何回も失神しては叩き起こされて、
いよいよ最終的に力尽きて目覚めなくなったところで、
ザーメン塗れのまま原作と同じ場所にうち捨てられるよ。
そしてそれを一味の男連中がハケーンして、
当然の如く激怒してフランキー一家壊滅させる流れになるよ。
そんで船の中で目を覚ましたウソ子は、ただでさえ精神ガタガタになってるところに
ルフィに船乗り換え宣言されて、
絶望のあまり一味を離脱してメリー号と心中しようとする展開とか
想像するだけで滾るのですが、
エロには関係ないし無茶苦茶長くなるので書けません。
蛇足すみません。お目汚し失礼しました。

33 :
保守

34 :
>>32
全くワンピースに興味ないんだけど、昔ジャンプで流し読みした記憶をたどると
ウソップって確かピノキオみたいな顔の不細工じゃないか?
あれが女になっても、男は誰も欲情しないと思うんだけど……

35 :
>>34
それを原作者が奇跡的に美人に描いた絵があるんだよ公式に。
ttp://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51362087.html
しかし脳内変換が難しすぎるキャラだというのは認める。

36 :
>>35
チョッパーかわいいw

37 :
揺るぎねえな、骨w

38 :
復帰

39 :
保守

40 :
まず、主人公は男で主人公視点
ヒロインは、他の人に乗り移られて、それでヒロインが責めてエッチとかフェラチオをするストーリー
こういう感じのを探してる
TSもののエロゲはあるけど、どこもだいたい主人公が女体化して責められるパターンばかりでつまらん
誰かが、ヒロインに女体化して、無理やり主人公を責めるやつが欲しい

41 :
いまいち言ってることがわかりにくいんだが
つまりこういう事か

男A─【幽体離脱】→ヒロイン肉体×男B(主人公)
つまり男Aがホモなの?
肉体とられたヒロインの魂どこ行っちゃうのん?

42 :
すまない鳥を消し忘れた

43 :
TS的にその「誰」だかがヒロインに憑依して「女の身体で」男を責める感覚を主眼に置くんだったら
正直「ヒロイン」なんて人格はいらないよな
それともヒロインの人格は乗っ取られた体の中にまだ入ってて
自分の体が勝手に男を貪ってる様子を座して眺めるしかないって状況を作りたいのだろうか
でもそれはどちらかといえばMCもの寄りであってTSじゃない
というか責められる男を「主人公」と表記しているという事はそいつ中心の視点なのか?
他人からの視点でヒロインの肉体の中で起こる「男である誰か」と「ヒロインという女」のコンフリクトを
描写するのって無理じゃないか?

44 :
友人視点だと彼女が豹変した困惑とか正気じゃない彼女とやっちゃった背徳感とか後で男と知った絶望とかその辺を色々入れられるんだが
肝心のTS萌えというものが存在しないしな
かといって男目線じゃ彼女の存在意義が危ういし

45 :
世界を書き換えてくタイプのSSが読みたいんだけど何か良いのって有る?
既読はタンスで剛と際限のない世界

46 :
>>45
確か「ぼくはおんなのこ」ってのが該当すると思いますが。

47 :
>>45
設定変更アプリとかあかがえ!は?
>>46
コミックのやつですか?

48 :
いやーでも1話完結だしエロパロって言うにはちょっと
買ったし、なかなかおもしろいと思うけど

49 :
設定変更アプリも既読だったゴメン、残りの二つでも読みに行ってくるよありがとう!
後sage忘れもゴメン

50 :
デートの最中にカップルが性転換するって知りませんか?

51 :
水着大会は大混乱
抜群のプロポーションの水着美女達、
そんな彼女達の様子を見ていた悪魔が、彼女達に魔法の粉を振りかけると、
ビキニカップが弾けそうなくらい、膨らんだ胸が、
みるみるうちに小さくなって、
蜂のようにくびれた腰周りが徐々に幅が広がって、
ビキニパンツに異様な盛り上がりが形成され、
丸みを帯びたお尻が小さくなっていき、
会場は美男子達の嘆きと戸惑いの声で満ち溢れるのであった。

52 :
ボディビル大会は大混乱
鍛え抜かれた肉体をアピールするボディビルダー達、
すると、彼らの厚い胸板が丸みを帯び始め、
自慢の鍛え抜かれた筋肉が落ちて、腕や脚が華奢になっていき、
ビキニパンツがずり落ちそうになるが、
大きく張り出したお尻がビキニパンツを受け止める。
肉体美を競う会場は一瞬で美女達の恥じらいの舞台へと変貌した。

53 :
お問い合わせ
「こちら、サービスカウンター」
「あ、あの、僕、女になっちゃって・・・」
「もう少し詳しく説明して下さい」
「おたくの商品のバストグングンを間違って飲んじゃって」
「少量ならすぐに元に戻りますが」
「それと彼女がマッスルグングンを飲んで男になっちゃって」
すると、会話が中断され、電話口から、
「もうこんなに魅力的になって」
おそらく男になってしまった彼女らしき声が聞こえたが、
しばらくして電話が切れてしまい、
「性行為をすると元に戻らなくなるけど」

54 :
短いけど良い出来だ。


性行為で戻らなくなると 判明するくだりkwsk

55 :
サキュバスの誘惑
ある少年が部活を終えて帰ろうとすると、見知らぬ女性に声を掛けられ、
「久し振りね」
「だ、誰でしたっけ?」
女性が少年の耳元に息を吹きかけると、
「そうだ、思い出した」
少年は女性を自分の家に連れて行くのだが、
「俺、着替えてきますから、くつろいでいて下さい」
少年が自分の部屋へ向かうと、
「精がたっぷり絞り出せそうな坊やだこと」
彼女の正体はサキュバスで、遠い親戚と偽って少年に近付いたのだ。
「早速、味見をしちゃうおうかしら」
サキュバスが少年の部屋へ向かうと、
「な、何の用です?」
「随分逞しいじゃない」
少年の幼さの残る顔と発達した筋肉とのギャップに、
「あら、ますます絞りがいがあるわね」
再び少年の耳元に息を吹きかけると、
「さて、あなたの精をいただくわ」
「はい、どうぞお召し上がり下さい」
少年との性行為の末、サキュバスのお腹は妊娠したように膨らむが、
「こんなにお腹が熱く感じるのも久し振りね」
膨らんだお腹は瞬く間に元に戻り、
サキュバスはぐったりと横になる少年に、
「ほとんど吸い尽くしちゃった精の代わりに新たな精を上げるわ」
少年の首にサキュバスの長い尾が突き刺さると、
だらんとしているペニスが徐々に小さくなって体の中に吸収され、
筋肉が落ちて、肩幅が狭まり、手足も華奢になっていき、
腰周りが細くなって、胸が膨らんでいくと、
「これで良し」
サキュバスはその場から消え、女へと変身を遂げた少年が残された。

56 :
インキュバスの罠
少女は同じ部活の先輩に好意を寄せていたが、
自分が小柄で少し太めの体形である事に、
「こんなじゃ嫌われちゃう」
そんなある日、部活を終えて帰ろうとすると、
「ちょっと良いかな?」
「せ、先輩」
先輩に体育館の裏へと連れて行かれるが、
「一体何の用でしょうか?」
先輩の正体は彼女の精を狙っていたインキュバスであり、
インキュバスが彼女のお尻に尾を突き刺すと、
「体が熱い」
今まで恥ずかしがっていた少女が自分から服を脱いでいき、
「良いぞ、お前の精を思いっ切り俺にぶちまけろ」
性行為の末、少女はすっかり痩せてしまうが、
「太めが好みなのにだいぶ痩せちゃったな」
ぐったりとしている少女に、
「それに女の精もあまり残ってないな、代わりに別のをくれてやる」
長い尾が少女の首に突き刺さると、股間にペニスが形成され、
無意識にペニスを扱いていくのに伴い、背丈が伸びて、肩幅は広がり、
「ついでに俺に関する記憶は消しとくか」
インキュバスはその場から消え、男へと変身を遂げた少女が残された。

57 :
性転換もので「性転換してすぐに順応するのはダメ」とか
これだけは譲れないものってありますか。

58 :
>>57
好みにもよるが、俺はリョナとかレイプ、輪姦が嫌いだな。
男の時の友人と元に戻る方法を探って行くうちに微妙な関係になって、否定しながらもお互いを受け入れて行くっていうのが好きw

59 :
兄妹から姉弟へ
俺、長谷部純の双子の妹、悠は恥じらいってものがなく、
「悠、またそんな恰好で」
「別に胸は小さいから構わないよ」
いくら幼児体型でも下着姿でくつろぐのは止めてくれ、お前は女だろ。
「全く、もう少し女としての自覚ってのが・・・」
すると、
「宅配便です」
受け取った荷物を開けてみると、
中には赤と青の液体の入った瓶がそれぞれ一つずつ入っており、
「何だ、これ?」
そこへシャツとデニムを纏った悠が、
「また父さんから?」
悠が青い液体の入った瓶を開けて中の液体を飲んでみると、
「少し苦いけど、兄さんも飲んでみたら?」
俺も赤い液体の入った瓶を開けて飲んでみると、
「こっちは凄く甘いぞ」
俺と悠が半分くらい飲み干すと、
「悠、大きくなっているのか?」
「兄さんが小さくなっているじゃない」
俺達の意思に反し、体の変化は進行していき、
俺の胸は片手で抱えるのがやっとの大きさにまで膨らんで、
腰はくびれ、お尻はショートパンツが破けそうになる程に張り出し、
一方、悠は背丈が伸び、体つきも変化したので、
シャツもデニムも破れて全裸になってしまい、
「さっきから大きいままだよ」
股間で元気に勃起するペニスは俺のよりも大きく、ちょっと羨ましいが、
「純に悠、いるのか?」
「ま、まずい」
そうだ、今日は健と舞と一緒に宿題をする約束だった。
「まだ半分残っているよ」
すると、悠が半分ほど残っていたのを健と舞にそれぞれ飲ませてしまい、
「純、胸が大き過ぎ」
舞は悠と違って幼児体型である事に劣等感を感じていたが、
「俺だって好きで・・・」
「それにしても、落ち着かないな」
何でも、あの液体はどうやら液体は媚薬として効果があるようで、
「また大きくなってきたみたい」
悠と舞のペニスは、今にも破けそうな服を着ている俺や健に反応してか、
俺が貸した下着の中で勃起しており、
しかも俺や健の着ていた衣服は男になった悠や舞に丈が合わず、
下着以外ほとんど何も身に着けていないから筋肉質な体が剥き出しで、
「俺、男なのに女として悠の体が逞しいと感じる」
健の嘆きも空しく、俺達は逃げようがない。
何故って、俺の股間には舞、健の股間には悠のペニスが挿入されており、
長さも太さも桁違いなので、抜こうとすると子宮の中で射精されかねず、
下手に射精でもされると、俺達は元に戻れなくなってしまう。

60 :
>>57
なんでもそうだけど、女の子が暴力とかで泣く展開はダメだな
模写だとしても直接女の涙は見るの辛い

61 :
>>59
なんかすんごく勃起した。ageてるのが悔やまれるけど

62 :
俺が救世主の母なんて(その1)
「男の子だよ」
夫に無事出産した事を告げると、
「そうか、とにかく良かった」
「あの連中の予言の半分が当たったね」
「でも、ある意味、こうして夫婦でいられるのも彼らのおかげかもな」
「ま、まあな」
それは私が男、夫が女だった頃に遡り、
「もう、浮気ばっかりして、アンタなんてもう知らない」
男だった頃は浮気ばっかりする最低な奴で、
「ちょ、ちょっと待ってくれ」
すると、異様な格好をした男女が、
「ようやく見つけました」
彼らは、
「あなた方の息子が世界を救うのですが・・・」
俺達の息子が世界の危機を救う事になるって、
どっかのヒーローものみたいな話に、
「アンタ達の冗談に付き合っている程、暇じゃないの」
すると、女が銃を取り出し、
「まさか、私達を・・・」
「いえ、このままでは歴史が変わってしまいますので」
俺の首筋に針のようなもの撃ち込まれ、
「あ、熱い」
「いくら浮気ばっかりして懲りない奴だけど、私にとって・・・」
「誤解しないで下さい、父さん」
「ちょ、ちょっとどういう・・・」
彼女にも針のようなものが撃ち込まれると、
「これが君達の両親とは思えないな」
男が女に話しかけると、
「とにかく、これで私も弟も生まれる事が出来る」
「じゃあ、戻るとするか」

63 :
俺が救世主の母なんて(その2)
「アイツら、何を・・・」
「そ、そんな事より体が・・・」
俺達はそのまま気を失ってしまうが、
撃ち込まれた針状の物体は分裂してあちこちに散らばって、
俺達の体を変化させるための準備をしていたのだが、
俺達はその事に気づきもしなかった。
「あ、あれ?」
あれから数日、何事もなかったかのように生活していたが、
「ち、小さくなっている」
俺はペニスが以前の半分程の大きさになっているのに気付き、
「ねえ、ちょっと話があるけど」
急に彼女がやって来て、
「驚かないでね」
彼女が下半身を露出させると、クリストスの穴から見慣れないものが、
「こ、これって」
彼女の推測が正しければ、俺は女、彼女は男になってしまうらしく、
「そんなまさか」
半信半疑の俺だったが、
「お互いの性器を舐め会うのって何だったかな?」
何か、前より彼女の性欲が強くなったような。
逆に俺は彼女以外の女に興味が沸かなくなったような気が。
「ど、どうしたの?」
「べ、別に何でもない」
「じゃあ、始めよう」
「分かったよ」
こうして性が変わる前の最後の性交を行う事になったが、
「急にどうして?」
俺のペニスが何もしていないのに精液を放出し始め、
精液が次第にでなくなっていくと先の穴が広がっていき、
反対にその他の部分が体内にめり込んで子宮が形成され、
一方、彼女の股間に生えていた棒状のものが長さと太さを増すが、
「あ、熱い」
「で、でも何か気持ち良い」
俺と彼女、いや私と彼は何とも表現できない快感を味わい、
「やっと終わった」
すると、私の隣で寝転がっていた彼が、
「まだ始まったばかりだよ」
「そ、そうね」
それから結婚して、一男一女に恵まれて今に至るけど、
「あの子、誰かに似てないかしら?」
2歳になる娘を見て、
「そうだな」
数年前に私達の前に現われた女に似ているのに気付くが、
「とにかく、僕らは親として精一杯育てるだけだよ」
「それもそうね」

64 :
性転換ものってお勧めってのはありますか。

65 :
つぶやき
彼女より胸が大きくて気不味いよ(彼女と仲直りしたい 19歳)
覚悟決め実は男と告白します(やっぱ嘘は良くない 22歳)
気にしなくても良いよ、実は僕、女だったんだ(前は女だった 24歳)
性転換、嫌がる彼氏、順応する私(ずっとこのままでも 17歳)

66 :
前スレの続きを投下します。属性は以下の通りです。
■オリジナル、入れ替わり(首のすげ替え)、妊婦、
 現代、学園、強制、陵辱、H要素少し有り

67 :
「祐ちゃん、起きて。朝だよ、起きて」
 馴染みの少女の声が祐介の意識を呼び覚ます。祐介は小さくうめいてまぶたを開いた。
カーテンの隙間から、柔らかな朝の光が暗い部屋の中に差し込んでいた。
 ベッドに仰向けのまま首を横に向けると、
黒い髪をツインテールにした童顔の少女と目が合った。
少女は紺のセーラー服の上に、学校指定のジャケットを羽織っていた。
近所に住んでいる幼馴染みの森田瑞希が、祐介を起こしに来てくれたのだ。
「瑞希……もう朝なのか。ううっ、重い……?」
 起き上がろうとして、腹に強い違和感を覚えた。
女物のサーモンピンクのパジャマを着た祐介の腹部は大きく膨らみ、異様な姿を晒していた。
おそるおそる手のひらで腹に触れると、かすかなぬくもりと鼓動を感じる。
新たな命が宿った孕み腹だ。
 現在の祐介の身体は、本来の彼のものではなかった。頭部以外は他人の体だ。
祐介の首から下の肉体は、斉藤ちひろという妊産婦のものと
そっくりそのまま置き換わっているのだ。
(夕べはよく眠れなかった。まさか、俺が妊婦になっちまうなんて……)
 苦労して身を起こし、暗い表情で自らの腹を見下ろす。
臨月の腹部はマタニティパジャマの布地を押し上げ、
自分が母親になってしまったことを祐介に思い知らせる。
一瞬、これは夢ではないかと疑ったが、いつまで経っても夢は覚めない。
決して覚めることのない悪夢に祐介は囚われていた。
(畜生。それもこれも、みんなあいつのせいだ。加藤真理奈……あいつ、絶対に許さねえ)
 こんなことになってしまったのは、毎度のことながら
クラスメイトの加藤真理奈の仕業だった。
人体に多大な影響を及ぼす危険な新薬を入手した真理奈は、
いつものようにそれを祐介に使用した。気を失っていて詳しいことは覚えていないが、
その薬のせいで祐介の首は胴体を離れ、同じ薬物を摂取して首無しになった
ちひろの肉体と合体してしまったらしい。
本来は別人のものである体のパーツが容易く結合し、一つになってしまったのだ。
にわかには信じがたい話だが、祐介の体の首から下がちひろのものと入れ替わってしまったのは、
いくら認めたくはなくとも認めざるをえない過酷な現実だった。
「祐ちゃん、どうしたの?」
 変わり果てた己の姿を眺めて落ち込んでいると、瑞希が祐介の顔をのぞき込んできた。
恋人でもある異性の幼馴染みが見ず知らずの妊産婦と体を取り替えられてしまっても、
瑞希は平然としていた。
 これも、やはり全ての元凶である真理奈の所業だ。真理奈が持ってきた謎のスプレーの中身
(おそらく、あれも危険な薬物だろう)を浴び、瑞希は変わってしまった。
妊産婦用のパジャマに身を包んだ身重の祐介を見ても、もはや何の疑問も抱かない。
「祐介は出産を間近に控えた妊婦」ということを、当たり前の現実として認識しているのだ。

68 :
「いや、何でもない。何でもないんだ、瑞希」
 祐介は軽く嘆息して首を振った。自分の身に起きた異変をいくら訴えても、
彼の両親も恋人の瑞希も、その声に耳を貸そうとはしない。
夕べのやり取りで、祐介はそれを嫌というほど思い知っていた。
元の体に戻りたいのなら、自分の力で何とかするしかない。
 ベッドの上に座り込み、これからどうすべきかをじっと考え込んでいると、
瑞希が祐介の膝から毛布を剥ぎ取った。
「じゃあ、これから一緒に学校に行こうよ。今日はいい天気で、昨日よりも暖かいよ」
「あ、いや、瑞希……起こしに来てくれたのはありがたいけど、俺は学校には行かないぞ。
 今日は休むから、お前一人で行ってくれ」
「ズル休みなんてダメだよ、祐ちゃん。ちゃんと学校に行かないとおばさんに怒られちゃうよ」
「あのなあ……こんな体で行けるわけないだろ。制服だって着れないし、
 このデカい腹はどうやっても隠せねえ。皆の笑いものになっちまうよ」
 前方に突き出た自身の腹部を指し示し、登校は無理だと主張する祐介。
しかし瑞希は引き下がらず、彼のか細い手を握った。
「大丈夫だよ。今の祐ちゃん、とっても可愛いから。さあ、着替えて一緒に登校しようよ。
 祐ちゃんと体を交換してくれた妊婦さんが、その体に合う服を
 たくさん置いていってくれたんだって。だから、服の心配はしなくていいよ」
「やめろ、瑞希。俺は外に出たくねえんだ。あっ、こら。だからやめろって。おい」
「じっとしてて、祐ちゃん。私が着替えを手伝ってあげる」
 こんな姿で外出できるわけがない──いくら祐介がそう言い張っても、
瑞希は執拗に祐介のパジャマを脱がせようとする。
真理奈に洗脳された彼女を説得するのは、極めて難しいように思われた。
「駄目だって、瑞希。やめろ、やめてくれ。こら、いい加減にしろっ」
「祐介っ! あんた、せっかく瑞希ちゃんが起こしに来てくれたんだから、
 さっさと起きて着替えなさい!」
「わああっ! お、お袋っ !?」
 不意にあがった怒鳴り声に、祐介は震え上がった。祐介の母親が怒りの形相で
部屋の入り口に立っていた。いつまで経っても二階から下りてこない祐介を叱りに来たのだ。
 これが普段ならば母の言うとおり、
手早く着替えて支度をするところだが、今は事情がまるで異なる。
首から下が妊産婦になってしまった自分が、まともに登校できるわけがない。
祐介はそう述べたが、母親は息子の異常な姿を嘆くでもなく、再び彼を叱りつけた。
「いいから、早く着替えて朝ご飯を食べなさい!
 今のあんたは妊婦さんだから、ちゃんとご飯を食べなくちゃいけないんでしょう !?
 ほら、わかったら早くする! 遅刻しちゃうわよ!」
「そうだよ、祐ちゃん。早く着替えて一緒に学校に行こうよ」
「お袋、瑞希……二人とも、なんでわかってくれねえんだよ。畜生……」
 母親も瑞希も、祐介の苦痛をまるで理解してくれない。
いくら真理奈に催眠術をかけられたとはいえ、こんな酷い扱いがあっていいものか──
ぽろぽろ涙をこぼす祐介の前に、妊産婦用の下着とマタニティドレスが放り投げられた。

69 :
「それ、あんたの服よ。あんたと体を交換した斉藤さんが貸して下さったの。
 さっさとそれに着替えなさい」
「わあ、可愛い。妊婦さんってこんな服を着るんだ。じゃあ着替えようか、祐ちゃん」
(男の俺がブラジャーをして、パンティをはいて、しかもマタニティドレスを着て
 学校に行かないといけないのか。ううっ、恥ずかしくて涙が出てきた……)
 瑞希の手を借りて、祐介は泣きながらちひろの服を身に着ける。
ブラジャーとマタニティショーツを新しいものにはき替え、女物のインナーやロングパンツ、
さらに授乳口つきのダークグレーのワンピースに袖を通した。
着替えを終えて姿見の前に立つと、妊婦の外出着に身を包んだ少年の姿が映っていた。
羞恥で顔が真っ赤になった。
 そうしてダイニングに行くと、テーブルには普段とはいささか異なるメニューの朝食が
並べられていた。これはどういうことかと問うと、
妊婦は何よりも食事に気をつけなくてはならないという答えが返ってきた。
「食べるものに困る妊婦さんはたくさんいるのよ。
 子宮が大きくなるから少ししか食べられなかったり、
 喉が渇くからお水を飲みすぎて妊娠中毒症になったりして、とにかく大変なの。
 体重の管理も苦労するし。あと個人差も大きいから、
 体がおかしいと思ったらすぐ私に言いなさい」
「そ、そんなことまで気をつけなきゃいけないのかよ。妊婦って大変なんだな……」
「食物繊維やたんぱく質の他に、鉄分とカルシウムも必要ね。分娩時は出血するから」
 母が何気なく口にした言葉に、祐介は戦慄した。
早く元の体に戻らなくては、近いうち自分が産婦人科に担ぎこまれて
出産する羽目になってしまう。それだけは何としても避けたかった。
(くそっ、早く元に戻らねえと……加藤のやつ、なんてことをしやがったんだ)
 皿の上の卵焼きに箸を伸ばし、祐介はつくづく真理奈を恨む。
何としてでも彼女をつかまえ、元の体に戻してもらわなくてはならない。
そのためにも、今日はやはり学校に行く必要がある。
人に見られて恥をかくのを我慢してでも、真理奈に会わなくては。
(こうなったら加藤をつかまえて、腕づくででも何でも絶対に言うことを聞かせてやる。
 相手が女だからって遠慮はしねえぞ、畜生……)
 苦悩する祐介とは対照的に、母親と瑞希は常日頃とまるで変わらない様子で
テレビを観ながら談笑していた。苛立ちを抑えて朝食をかきこむと、
腹に奇妙な圧迫感を覚えた。はたして母の言ったとおり、
三十八週目の子宮に圧迫された妊婦の胃袋は、すぐに新たな持ち主に満腹を知らせてきた。
普段の半分の量も食べていないというのに、祐介の朝食はあっさりと終わってしまった。
 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

70 :
 それから祐介は瑞希に手を引かれ、二人並んで登校することになった。
途中、何度も腹の重みでバランスを崩し、転んでしまいそうになった。
祐介はそのたびに妊婦になってしまった己の身を嘆き、元凶である加藤真理奈に対する
呪詛の言葉を吐いた。周りの通行人が自分に向ける、物珍しげな視線も辛かった。
首から下が二十八歳の妊産婦の身体になった男子高校生の奇怪な外見は、
周囲の注目を浴びるのに充分だった。
 ようやく学校の正門前にたどり着いても、そう簡単に中に入ることはできなかった。
冬物の学生服かセーラー服を着た高校生の集団の中で、
ダークグレーのマタニティウェアを身にまとった祐介の姿はすこぶる目立つ。
知り合いにでも見つかれば、晒し者にされる危険があった。
「やっぱり無理だって。こんな格好で中に入るなんて無理だよ、無理。俺、やっぱり帰る……」
「ダメだよ、祐ちゃん。せっかくここまで来たんだから。ええいっ!」
 民家の塀に隠れて尻込みしていると、瑞希が後ろから勢いよく祐介の背中を押した。
祐介はふらふらとよろめき、情けない悲鳴をあげた。
門の傍らに立っていた教師がそれに気づいた。
「中川じゃないか。どうした? そんなところでぐずぐずしてないで、早く中に入れ」
「い、いや……俺、今日はその、体調が悪くて……」
 自分の体を抱くようにして、女物の服に包まれた柔らかな体のラインを隠そうとする祐介。
大して意味のないその行動を不審に思ったのか、教師は大股で彼に歩み寄ってきた。
「なんか様子が変だな。どうした? む、その格好は……」
「い、いやあああっ! 見ないで下さいっ! お、俺、やっぱり帰りますっ!」
 祐介は半泣きになってその場を離れようとする。しかし教師はそれを許さなかった。
体育教師の大きな手が、祐介の細い腕をがっちりつかんだ。
「ああ、なるほど。そういえばお前、女になってしまったんだったな。
 それも年上の妊産婦と、体の首から下の部分を交換したそうじゃないか」
「へ? どうしてそれを……」
 教師の発した意外な言葉に、祐介は面食らった。
傍らでは瑞希が二つのカバンを持ち、満面の笑みで性転換した恋人を見守っていた。
「どうしてって……さっき校内放送があって、お前のクラスの加藤真理奈が言っていたぞ。
 中川が困っている妊婦の女性のために、体を交換して差し上げたってな。
 偉いぞ、中川。普通の人間には、なかなかできることじゃない。立派だ」
「ええっ! あ、あいつ、そんなこと放送しやがったんですか !?」
 祐介は飛び上がった。教師は腕組みしてうなずく。
「ああ、もう学校中の噂になっているぞ。ん、なにを恥ずかしがっているんだ?
 お前は間違いなくいいことをしたんだから、遠慮せずに胸を張れ。
 もっとも、張ってるのは腹の方だが。わっはっはっ」
 教師は中年男らしく豪快に笑うと、祐介の孕み腹を馴れ馴れしくポンと叩いた。
どうやら、祐介が妊婦になってしまったことは、既に周知の事実らしい。
早くも恥をかく羽目になってしまい、とても平静ではいられなかった。
頭に血が上り、目から涙がこぼれた。

71 :
「くっそぉ……加藤のやつ、速攻でバラしやがって、一体どういうつもりなんだよ……」
「とにかく、ほら、さっさと校舎に入れ。遅刻してしまうぞ。
 森田、お前もクラスメイトだったら中川をサポートしてやってくれ。
 何しろ、身重の体だからな」
「はい、先生、わかりました。それじゃ祐ちゃん、行こっか」
 瑞希は教師に頭を上げ、上機嫌で祐介を先導する。
しぶしぶ瑞希のあとについて門を通り抜けると、
当然のように周囲の生徒たちから好奇の視線が向けられた。
「見て見て。あの子、首から下が二十八歳の妊婦になっちゃった中川君よね?」
「ふーん。あれがさっき放送で言ってた……へえ、ほおおおお……」
「首から下だけが女の人になっちゃうなんて、信じられない。でも本当だわ……」
「顔は男なのに、あのデカい胸と尻、そしてあの大きな腹……ふひひ、エロいな」
 たちまち注目の的となり、祐介は赤面してうつむくしかない。
校門に入ってから校舎にたどり着くまでのほんの数十秒が、数時間にも思われた。
下駄箱で用意してきた女子用の上履きに履き替え、階段や廊下をよたよたと歩く間も、
すれ違う生徒たちはみな祐介の姿に釘付けになり、多感な十七歳の少年の心を散々に痛めつけた。
 それは祐介が日頃親しくしているクラスメイトたちも同じで、
マタニティウェアを着た祐介が教室に入ってきた途端、一斉に歓声をあげて彼を出迎えた。
皆が妊婦のために身体を交換してやった祐介の善行を称えていた。
「よう、祐介。お前、マジで妊婦になっちまったんだな! 感心したぜ!」
「偉いわ、中川君。困ってる妊婦さんのために体を交換してあげるなんて……」
「ううっ、ぐすっ。なんで俺がこんな屈辱を……」
 めそめそ泣きながら席につき、臨月の腹を抱えて途方に暮れる祐介。
どこに行っても晒し者になり、精神的に参ってしまいそうだった。
 そこに新たな放送を知らせるチャイムが鳴り響く。
祐介が涙でぐちゃぐちゃになった顔を上げると、
教室のスピーカーからかん高い女生徒の声が聞こえてきた。
「はーい、皆さん注目っ! 大事なことだからもう一度お知らせしまーすっ!
 昨日、二年C組の中川祐介君が、予定日間近の二十八歳の妊婦さんと体を交換しました。
 不自由な生活を強いられている妊婦さんを助けてあげるためです。偉いですねえ!
 なので今日からしばらく、中川君は首から下が妊婦さんの体で学校に来ます。
 もちろん一日中マタニティドレスを着て過ごすし、トイレも更衣室も女の子扱いになります。
 見かけたら皆さん、ぜひ携帯で写真とか動画とか撮りながら、『頑張れよ!』と
 励ましてあげて下さい。それじゃー、これで大事なお知らせ終わりっ!」
「な、何だよあの放送は……あれをさっきも流したのか?」
 祐介は青ざめる。騒々しい放送の主は、やはり加藤真理奈だった。
祐介をこんな姿にした張本人が、全校生徒に向かって祐介を辱める放送を繰り返していたのだ。
「お、そういえばまだ祐介の写真を撮ってなかった。おい祐介、こっちを向いてくれ」
「お願い中川君、こっちを向いて。できればその大きなお腹が目立つ角度がいいんだけど」
 放送を耳にしたクラスメイトたちが、さっそく携帯電話のカメラを祐介に向けて撮影を始めた。
誰の顔にも同じような微笑みが張りついており、そこにはいささかの悪意も見られない。
男子生徒の肉体が妊婦のものと入れ替わるなどという非常識な話に驚くでもなく、
真理奈の放送に従って祐介の身を気遣い、笑顔で励ましてくれているのだ。

72 :
 教室を覆う不気味な雰囲気に、祐介はただならぬ気配を感じた。
(さっき会った先生も、ここにいるやつらも、皆なんか様子がおかしい。
 俺が女になっちまうなんてありえない話を、なんでこんなにあっさり受け入れてるんだ?
 いくら何でも、普通はおかしいと思うだろ。まさか──)
 真理奈がまた何か細工をして、生徒たちを操っているのではないか。そう直感した。
 祐介は立ち上がり、身重の体で教室を飛び出す。急いで目指すは放送室だ。
あのふざけた放送を行った真理奈を何としてでも捕まえ、
元の体に戻してもらわなくてはならない。このままではちひろの身体のまま、
妊婦として子供を産む羽目になってしまう。
「祐ちゃん、どこに行くの? そんな体で走ったら危ないよ」
 後ろからついてきた瑞希に「放送室! 加藤真理奈!」とだけ言い返し、
祐介は廊下を疾走する。一歩進むたびに乳腺の発達した乳房が上下に弾み、
臨月の腹部が重々しく揺れた。ダークグレーのワンピースの裾を片手で押さえて走る
妊産婦の姿に、辺りの生徒たちは一様に目を丸くした。
(加藤真理奈──俺はお前を許さねえっ!)
 渾身の力を込めてドアを蹴飛ばし、祐介は放送室に踏み込んだ。
機材に囲まれた狭い部屋の奥に、こちらに背を向けて椅子に座る真理奈の姿があった。
真理奈は突然の闖入者に気がつくと、悠然と振り返った。
「ふふっ、来たわね。おはよう、祐ちゃん。お腹の赤ちゃんは元気にしてる?」
「ふざけんなっ! なんだよ、あの放送は !? おかげで俺は学校中の笑いものじゃねえかっ!」
「ふん、笑いものになる程度で済んでることに感謝しなさい。
 あたしがあの催眠スプレーを学校の隅々にまで振り撒いておいたから、
 誰もあんたのその異様な格好を見ても大騒ぎしないのよ。
 ホントならとっくに救急車かテレビ局が来て、今頃あんたは全国の晒し者になってるんだから」
 真理奈は紺のスカートからのぞく長い脚を組み替え、尊大な口調で答えた。
自分勝手な言い草が、祐介の怒りをますますあおる。はらわたが煮えくりかえりそうだった。
「てめえ……いい加減にしろよ。今度ばかりは、堪忍袋の緒が切れたぜ」
 祐介は座ったままの真理奈ににじり寄り、部屋の外に逃がさないよう慎重に近づく。
ここまで貶められたからには、真理奈を思い切り痛めつけてでも
言うことを聞かせるつもりだった。
不自由な妊婦の身体だが、男の意地にかけて彼女を押さえ込んでみせる。
「どんなに謝っても、もう絶対に許さねえぞ。お前をギッタギタにして、
 二度と俺にちょっかいを出さないようにしてやる。覚悟しやがれ──う、うわああっ !?」
 飛びかかろうとした祐介の顔に、突如として白い霧が振りかけられた。
目と鼻に鋭い痛みがはしり、祐介はその場にうずくまって咳き込む。涙が止めどなく溢れてきた。
 真理奈の仕業ではなかった。真理奈は余裕しゃくしゃくの笑みを浮かべて
椅子に腰かけたまま、指一本動かしていない。まったく予期していない側面からの奇襲だった。
「げほっ、げほっ! な、なんだ !? 一体誰が、こんなことを──」
「ダメだよ、祐ちゃん。真理奈ちゃんの邪魔をしちゃ」
「み、瑞希 !? まさかお前が……」
 祐介の邪魔をしたのは、彼が一番信頼している恋人の森田瑞希だった。
いつの間にか祐介に追いつき、すぐ後ろに立っていたのだ。瑞希の声はどこか虚ろで、
まるで何かに操られているかのようだった。
真理奈の術にかかった瑞希は、真理奈の忠実な僕と化していた。

73 :
「ふふん。甘いわね、中川。今の瑞希はあたしの味方なの。
 あんたがあたしに手を出そうものなら、命をかけて止めてくれるわ。
 これが人徳ってやつ? ありがたいわよねー」
「ふ、ふざけやがって。瑞希を利用してこんなこと……う、ううっ」
 祐介を異変が襲った。貧血になったように頭がくらくらし、思考が急激に鈍り始める。
瑞希は笑顔で彼に寄り添い、手に持った缶を嬉しそうに見せつけた。
それは昨日、真理奈が瑞希に振りかけた、あの催眠スプレーの缶だった。
「祐ちゃん、このスプレーってすごいんだよ。これをかけられると頭がボーっとして、
 とっても気持ちよくなっちゃうの。祐ちゃんにもたっぷりかけてあげたから、
 私と同じように気持ちよくなれるよ。くすくす……」
「そ、そんなの嫌だ。嫌なのに──ぐあっ、頭が……!」
 へなへなとへたり込む祐介のもとに、勝ち誇った表情の真理奈が歩み寄った。
真理奈の術にかかった祐介に、もはや抵抗する気力は残されていない。
耳元で囁かれる真理奈の声に、呆然と聞き入るだけだった。
「うふふ……これであんたもあたしの下僕ってわけね、中川」
「はい……俺は加藤真理奈様の下僕です。何でもご命令に従います……」
 スプレーに含まれる危険な成分が、瞬く間に祐介を虜にする。
自由意志を失った祐介は焦点の定まらない目で真理奈を見上げ、
女主人の命令が下されるのを待った。
 しかし、真理奈の言葉は意外なものだった。
「でもね、違うわ。違うのよ、中川祐介。あたしはあんたをただの下僕にしたいんじゃない。
 それもまー悪くはないけど、あたしの本当の望みは違うことよ」
「違うこと……?」
「ええ、そうよ。あたしが望んでるのは、あんたを心身ともにいたぶること。
 あんたが苦しんで心の底から泣き叫ぶ姿が見たいの。
 だって、あれを見るとすごくゾクゾクするんだもん」
 真理奈はサディスティックな表情で祐介を見下ろし、
妊婦の身体を持つ彼の顔に再びスプレーをふりかけた。新たな術をかけようというのだ。
「さあ起きなさい、中川祐介。あんたを解放してあげる。でも、自由にするのは首から上だけよ。
 ちひろさんのと取り替えたその体は、あたしの命令に従ってもらうわ。いいわね?」
 真理奈は祐介の細い顎に手をかけ、間近から彼の瞳をのぞき込んだ。
白魚のような両手を広げて威勢良く打ち鳴らすと、祐介の目に光が戻る。
意識を取り戻した祐介は、今まで自分が何をしていたかを
とっさには思い出せず、まばたきを繰り返した。
「げほっ、げほっ。い、いったい何がどうなったんだ……?」
「お目覚めね、祐介。さっそくだけど、立ってみなさい」
「か、加藤真理奈っ !? そうだ。俺はお前をボッコボコにするつもりで、ここに……
 おい、加藤っ! 早く俺の体を元に戻せ! さもないといくら女でも容赦しねえぞっ!」
「そういう月並みなチンピラくさいボケはいいから、とにかく立ってみなさい。ほら」
「うるせえっ! 誰がお前の言うことなんか──あ、あれ?
 足が勝手に……どうなってんだ !?」
 持ち主の意思を無視して直立する己の身体に、祐介は仰天した。
祐介が動かそうと思っても、ちひろから借りた体は真っ直ぐ立ち上がったまま微動だにしない。
まるで自分の体ではないようだった。

74 :
「な、なんでだ? 俺の体──い、いや、元はちひろさんの体だけど……
 でも、いったいどうしちまったんだ。全然動かせねえぞ……」
「そりゃあそうよ。催眠スプレーでそういう風にしたんだから。わかる、祐介?
 あんたの手足はあんたが自分の意思で動かせるんじゃない。あたしの命令で動くの。
 ほら、次はそこの椅子に座りなさい」
 真理奈が命じると、祐介の身体はその通りに動いて傍らの椅子に腰かける。
祐介の顔を驚愕と絶望が覆った。
「て、てめえ……また変な真似をして、俺をハメやがったな! 元に戻しやがれっ!」
「そんなことするわけないでしょ、バーカ。これ以上あたしに逆らうと、
 素っ裸になってグラウンドを一周してもらうわよ。それでもいいの?」
 脅しの言葉に、祐介の顔が蒼白になった。真理奈なら本気でやりかねないと思った。
真冬の寒空の下で全裸にされ、大きな孕み腹をかかえて
グラウンドを走り回る羽目になるかもしれない。もはや祐介に拒否権などないのだ。
妊婦になった少年は絶句し、絶望した表情で力なく暴君を見上げた。
(ち、畜生。俺、こいつの思い通りになるしかないのかよ。
 どうしていつもいつも俺はこんな目に……酷い。酷すぎる……)
「さーて、それじゃあんたには、あたしのオモチャになってもらおうかしら。
 立ち上がってあたしについてきなさい。今日は授業をサボるから、そのつもりでね。
 瑞希、あんたも一緒よ」
「うん、わかった。えへへ……今から何をするんだろう? 楽しみだね、祐ちゃん」
「み、瑞希、助けてくれ。俺、こんなクソ女にいいようにされるのなんて嫌だよ……」
 祐介は青い顔で懇願したが、真理奈の操り人形である瑞希の耳には届かない。
二人は手を繋ぎ、放送室を出て行く真理奈のあとについていった。
 一体どこへ行こうというのか──既に始業時間を過ぎて人影の無くなった廊下を歩き、
たどり着いたのは女子トイレだった。
真理奈はトイレの中に入って手招きし、祐介と瑞希を奥の個室へと誘った。
「さあ、こっち。祐介は服を全部脱いで、この便器に座るのよ」
「な、何だよそれ。そんな命令、聞けるかよ……」
 と言いながらも、祐介の手は彼が着ているマタニティウェアを勝手につかみ、
無造作に脱ぎ始める。思わず悲鳴をあげたが、どうしようもなかった。
授乳用のブラジャーとゆったりしたサイズのショーツも脱ぎ捨て、
祐介は二十八歳の妊婦の身体を余さずさらけ出した。
「ふふっ、綺麗な体じゃない。ちひろさんのセクシーなボディ、
 あんたの顔によく似合ってるわよ」
「う、うるさいっ! 黙れっ!」
「口を開くときは、もうちょっと後先を考えてからにした方がいいわよ。
 あんたの身の安全はあたしにかかってるんだから。ほら、座りなさい」
「ち、畜生。畜生……」
 真理奈の命令に従い、祐介は冷たい便座に腰を下ろす。ひんやりした感触に背中が震えた。

75 :
「寒いでしょ? 何せ真冬だもんね。そのままだとお腹の赤ちゃんにもよくないわね」
「わかってるなら、服を着せてくれよ。この子に何かあったら、ちひろさんに合わせる顔がねえ」
「ダーメ。服なんか着せてやらないわ。そうねえ……あんた、今からここでオナニーしなさい。
 そしたら興奮して少しは体が温かくなるでしょ」
「な、何ぃっ !? そんなこと、できるわきゃねえだろ──ひゃあっ !?」
 叫び声があがった。祐介の両手がひとりでに動き、己の豊かな乳房をわしづかみにしたのだ。
ボリュームのある肉の塊に指がめり込み、大きく形を歪めた。
「お、俺の手が勝手に……や、やめろ。やめてくれっ。ああっ」
「ちひろさんと交換したその体も、今はあんたのものなんだから、
 自分の体のことは隅々まで知っておかないとね。たっぷりオナニーして楽しみなさい。
 瑞希、あんたもこいつが気持ちよくなるのを手伝ってやって」
「うん、そうする。えへへ……祐ちゃん、おっぱいの揉み心地はどう?
 すごい大きさだよね。羨ましいなあ。
 でも、下の方はお腹が邪魔で手が届かないだろうから、こっちは私がやってあげるね」
 狭いトイレの個室の中に瑞希が入ってきて、真理奈と位置を入れ替える。
細い手が伸びてきて、祐介の下腹部をまさぐり始めた。
ひんやりした瑞希の手の感触に、突き出た腹がぶるぶると震えた。
「み、瑞希、やめろっ。俺はこんなことしたくないんだ。俺は男なんだぞ──あっ、ああっ」
 生い茂った陰毛が瑞希の指先に絡みつき、さわさわと音を立てる。
腹が邪魔をして見えない部分を、瑞希の手が容赦なくもてあそんでいた。
股間の割れ目を爪で引っかかれると、ぞくりとした感覚が祐介の頭の中を駆け巡った。
「ひいっ、そんなところを……や、やめろ、瑞希っ」
「すごいね、祐ちゃんのお股に女の人のアソコがついてるなんて。ああ、あったかい。
 アソコの中に指を入れたら、祐ちゃんの温もりを感じるの」
「い、入れるなっ。うっ、ううっ。中で抜き差しするなあ……」
 入念に入口を摩擦したあと、瑞希の指は膣内に侵入してきた。
浅いところに指を埋めて引き抜く緩慢な前後運動を繰り返し、祐介の女の部分を刺激する。
そのうちに、得体の知れない疼きが秘所に巻き起こった。
(な、なんだ、この感覚は? 股間の奥がムズムズする。それに胸も……)
 ちひろから借りた体が発情を始めた。湿り気を帯びた膣の肉が瑞希の指を締めつけ、
心地よい摩擦をもたらす。祐介の息がにわかに荒くなった。
己の乳房を愛撫する手の動きが激しさを増し、白い肌が見る間に桜色に染まった。
「だ、駄目だ。こんなの駄目だ。俺は男なのに──ああっ。な、なんだこれ? この液体は……」
 たわわに実った乳房の先端が硬くなり、とろりとした液体を分泌する。
それは母乳だった。出産を控えた女の体は、既に乳を出すことが可能なのだ。
男だったはずの自分が女性器を弄ばれ、興奮して母乳を垂れ流している事実に、
祐介は気が狂ってしまいそうになった。

76 :
「そ、そんなっ。俺の胸からミルクが出てくるなんて……」
「へえ、もうおっぱいが出るんだ。ふふふ……さすが妊婦さんだわ。
 それじゃあ、あんたのミルクを味見させてもらおうかしら。
 命令よ、祐介。このデカいおっぱいからどんどんミルクを出しなさい」
「い、いやだ……いやだ……」
「おー、出てくる出てくる。瑞希、あんたも一緒に飲みなさい」
「うん、私も祐ちゃんのミルクを飲みたいな。じゃあ私はこっちのおっぱいを……んっ、んっ」
 それはあまりにも奇妙な光景だった。
真理奈と瑞希、二人の美少女が祐介の左右の乳に吸いつき、
興味津々の表情で母乳を味わっているのだ。
祐介は女々しく涙を流しながら、赤子のようにミルクをねだる二人を呆然と眺めた。
「あああ……吸われてる。二人が俺のミルクを吸って……ああっ、あんっ」
「色っぽい声を出して、可愛いわね。やっぱり、あんたを女にしてよかったわ。
 これでこそイジメ甲斐があるってもんよ。あー楽しい……んくっ、んくっ」
「あん、ああんっ。や、やめろっ。乳首を噛むなあっ」
 いたずらっぽい表情で祐介の泣き顔をのぞき込み、張り出した乳房に噛みつく真理奈。
今や瑞希も学校のクラスメイトたちも、そして祐介の身体までもが彼女の思い通りになっていた。
全てを支配した真理奈に抗うすべはない。
終わりのない陵辱に歯を食いしばって耐えるしかなかった。
「祐ちゃんのミルク、あんまり味がしないね。赤ちゃんってこんなの飲んで大きくなるんだ」
「そうよ、瑞希。栄養たっぷりの祐介のミルク、たっぷり飲ませてもらいなさい。
 そうしたら背も伸びるし、そのぺたんこの胸だって大きくなるかもしれないわ」
「うん、そうする。ねえ、祐ちゃん。もっとミルクを出してよ」
「そ、そんなこと言われても……瑞希、もうやめてくれよ。俺、こんなの耐えられないよ……」
「お願い、祐ちゃん。私、もっと祐ちゃんのミルクを飲みたいの。んっ、んんっ」
 瑞希は聞く耳を持たず、祐介の巨大な乳房にむしゃぶりついて生暖かい体液を貪る。
いくら祐介が嫌がったところで、乳房を力いっぱい揉まれて吸引されれば、
若い妊産婦の体は自然に母乳を噴き出してしまう。
乳頭に歯を立てられる刺激が痛みではなく、別の感覚へと変わりはじめていた。
(加藤と瑞希がまるで赤ん坊みたいに、俺のミルクを飲んでる……
 ああ、おかしくなりそうだ。体が熱くて、頭がボーっとする……)
 ちひろの身体で味わう肉欲が、祐介の思考能力を奪う。
出産を控えた女体はホルモンのバランスが崩れてしまうことが少なくない。
過剰に分泌された妊婦のホルモンが、祐介の心に変化をもたらしつつあった。
「ああっ、すごい。俺の胸からミルクがどんどん……ああっ、ああんっ」
 祐介の体から漏れ出る母乳は、真理奈と瑞希の愛撫によってその量を増していく。
やがて二人は満足したのか、苦しそうに乳房から口を離した。
二人とも、顔の下半分が母乳でべとべとになっていた。

77 :
「げっぷ。それにしてもすごい量……こぼれたミルクが祐ちゃんのお腹に垂れてるよ」
「ホントだ。いやらしい眺めねえ……瑞希、こいつに幻滅しちゃった?」
「ううん、そんなことない。私は祐ちゃんのことが大好きだよ。ねえ、祐ちゃん」
 瑞希は嬉しそうに微笑み、変わり果てた姿の祐介を抱きしめた。
便座に座った祐介の顔が朱に染まる。
「み、瑞希、俺は……」
「祐ちゃん、大好き。いつもの凛々しくてかっこいい祐ちゃんも好きだけど、
 今みたいに大きなおっぱいからミルクをいっぱい出してくれる、
 可愛い妊婦さんの祐ちゃんも大好きだよ」
 瑞希は焦点の合わない目で祐介を見つめ、三十八週目の孕み腹をいとおしげに撫で回した。
大胆な少女はそのまま祐介の顎を持ち上げ、キスをせがむ。妊婦と女子高生の唇が重なった。
「み、瑞希……んっ、んむっ」
「はあっ、祐ちゃん……愛してる。んんっ、んっ」
 小学生に間違えられるほどの童顔でありながら、瑞希は舌を祐介の口内に差し入れて
情熱的な接吻に没頭する。すぐ隣でにやにや笑っている真理奈を気にすることもなく、
二人は舌を絡め合い、互いの唾液を味わった。
すっかり理性のタガが外れてしまった瑞希に抵抗することができず、
祐介はただ彼女のなすがままになっていた。
「ああ……祐ちゃんの大きなお腹が動いてる。中で赤ちゃんが暴れてるのかな?
 羨ましいなあ……私もいつか祐ちゃんと赤ちゃんをつくって、妊婦さんになりたいよ」
「それは無理よ、瑞希。祐介はもう女になっちゃったからね。
 どうしても祐介に妊娠させてほしいんだったら、
 そいつと体を取り替えたちひろさんにお願いしないと」
「うん、そうする。私、ちひろさんに妊娠させてもらって、
 祐ちゃんと一緒に妊婦さんになる……」
 悪魔と化した真理奈の言葉が、瑞希に狂気を注ぎ込む。
祐介も瑞希も、もはや身も心も真理奈に支配された操り人形に成り下がっていた。
真理奈の気分一つでどんな辱めでも強いられる二人は、
蜘蛛の巣に捕らわれた哀れな獲物に過ぎなかった。
「瑞希、駄目だ。妊娠なんて──あっ、ああっ。お、お前、また俺のアソコを……」
「ああ、祐ちゃん……祐ちゃん、祐ちゃん……」
 呪文のように祐介の名を呼び唇を吸いながら、瑞希は彼の秘所を再び責めたてる。
度重なる愛撫でほぐれた膣は瑞希の細い指を物欲しげにくわえ込み、さらなる刺激を求めた。
指に蜜の絡む卑猥な音がトイレの中に響いた。
 祐介の興奮が子宮にまで伝わっているかのように、腹の中では赤子が手足を突き出し、
臨月の腹部を内側から押し上げる。体の内外から責めたてられ、祐介は必で許しを乞うた。

78 :
「や、やめろ。瑞希、やめろお……ひい、ひいいっ。腹の赤ん坊が暴れてるっ」
「すごいよ、祐ちゃん。こうやって祐ちゃんのおまんこを指でかき混ぜると、
 祐ちゃんの気持ちよさが私にまで伝わってくるみたい。もっと気持ちよくなってよ」
 そう言って、瑞希はたおやかな中指で陰核を弾く。
男には存在しない性感帯を責められ、祐介は浅ましく悲鳴をあげた。
股間から周囲に広がる熱の波紋が、祐介の女体を昂らせる。
突き出た孕み腹をビクビクと痙攣させて悶える恋人に、瑞希はこの上なく満ち足りた様子だった。
「祐ちゃん、大好き。このままイカせてあげるね──ああっ。な、何っ !?」
 突然、驚きの声をあげる瑞希。冬物のセーラー服のスカートがまくり上げられ、
女の手が白い下着をまさぐっていた。
瑞希の背後に回った真理奈が、彼女の股間を撫で回したのだ。
とても高校生とは思えないいやらしい手つきで、真理奈は瑞希の大事な部分を弄んでいた。
「手伝ってあげるわ、瑞希。あんたたちのせいで、あたしも変な気分になってきちゃったの。
 せっかくだから、大好きな祐ちゃんと一緒にイキなさい」
「や、やだ……ま、真理奈ちゃんの手が、私のアソコを……あっ、ああっ、祐ちゃんっ」
 狭いトイレの個室の中で、瑞希は小さな身体をくねらせて喘ぐ。
自分の名を呼ぶ艶っぽい声が祐介の興奮をますます煽った。
 真理奈の手が瑞希の秘所を愛撫し、瑞希の指が祐介の女性器を出入りする。
辺りにたち込める女の汗と体液の臭いが、嗅覚を通して脳を狂わせた。
股間を弄ばれて甘い声をあげる幼馴染みの少女の姿に、とうとう理性が焼き切れる。
「み、瑞希っ。もう駄目だ。俺──ああっ、イク、イクうっ」
 視界に赤い光が明滅し、祐介の心ははるかな高みへと駆け上がった。
性器と乳房から多量の液体が噴き出し、少年のプライドを粉々に打ち砕いた。
「祐ちゃん、私も──ああっ、ああんっ。イク、イクのっ」
 真理奈に操られた二人の女は快感の頂をのぼりつめ、とろけるようなエクスタシーを堪能する。
祐介は瑞希と固く抱き合い、異性の体で味わう絶頂の余韻に酔いしれた。
垂れ下がった乳房から漏れ出た白い母乳が、瑞希の制服に染み込んでいった。
 先ほどまで嫌悪していたこの妊婦の体にも、今の祐介はほとんど忌避感を抱かなかった。
許容量を超えた淫らな体験に、感性が麻痺してしまったのかもしれない。
やがてまぶたが下りてきて、祐介はゆっくりと眠りに落ちていく。
目の前の真理奈が得意げな笑みを浮かべていても、まったく気にならなかった。
瑞希の手をぎゅっと握ったまま、妊産婦の男子高校生は意識を手放した。

79 :
以上となります。
続きはまた後日投下致しますので、よろしくお願いします。
今のところ、次で完結予定です。

80 :
GJ!

81 :
>>33
gj!!!

82 :
せなちかさんってホントすげえよな。俺的にツボ突いたエロSSはみんなせなちかさんだった。
インピオ出産然りおねショタ入れ替わり然り。
氏のサイトで見たけどデュアルナルシスみたいなストーリーはよく出来てて面白いのにすっごい抜けるんだよね何故か
そしていつも話の中心には悪どい真理奈が居て、毎回それに苦しめられる祐介がいて、ふつくしい悪魔少年がそれを端で見ていると。

83 :
>>79
GJ
まとめ落ちてる?

84 :
しんでる

85 :
まとめ更新乙です

86 :
ttp://www4.atwiki.jp/tsgeneral
保管庫代替wiki作って前スレにURL書いたけど、
前スレ落ちちゃってわかんない状況になってましたね。
とりあえず直近まで更新しました。

87 :
ラブラブ入れ替わり物が見たいです…

88 :
性転の泉
ある国の姫が兵士と共に追っ手の追跡をかわしてある泉に着くと、
「もう何日もお風呂はおろか、水浴びもしていないわ」
姫が一斉に身に着けていたものを脱いで泉に入ると、
「さあ、あなたも一緒に」
兵士にも水浴びをするよう勧めると、
「とにかくあなたも入りなさいよ」
「は、はい」
兵士が恥ずかしながらも鎧や衣服を脱いで泉に入っていくと、
「兜を被っていたから、分からなかったけど可愛らしい顔しているわね」
「あ、あの、それより追っ手が・・・」
すると、
「ど、どうなって・・・」
急に姫の股間にペニスが形成され、
「こ、これは?」
しばらくして、兵士のペニスが小さくなり始めたのを見て、
姫と兵士は慌てて泉から上がって近くの洞窟に入るのだが、
泉から上がってからも、姫と兵士の体は変化し続け、
姫は肩幅が広がって、丸みを帯びていたお尻はすっかり小さくなり、
一方、兵士は鍛えられた筋肉がすっかり落ち、
短かった髪の毛は肩に掛かる程に伸びていった。
「これからどうしたら・・・」
困惑する兵士だったが、男になった姫に押し倒され、
「すまん、でも、気持ちが昂ぶってしまって」
「ちょ、ちょっと待って下さい」
それから間もなくして洞窟に兵士だった女の喘ぎ声が響き渡った。

89 :
ところで、TS娘(元男)×ふたなり娘ってここで書いていいのか?
スレチだったらすまない。

90 :
>>89
自分はOKだと思う
ただ、ふたなりは好き嫌いがはっきり分かれるから、投下の際には注意書きはした方がいいと思う

91 :
いいよいいよ俺は楽しみ

92 :
>>89
自分も好きだよ
ただ、>>90 が言うようにひとこと注意書きがあるといいだろうね
楽しみに待ってる(^-^)/

93 :
性転換する過程でのふたなりは許容範囲かな。

94 :
最近、ふたなりを題材にした作品が多いな

95 :
元のスレじゃダメみたいなんで、こちらでお願いします。
黒子のバスケの黒子。先天性の元両性具有、一応は後天性女体化。
少しだけだが黄瀬とエロちょっとあり、本番無し。
色々かんがえたらよく判らない話になった。

96 :
 
 朝、自分の部屋。ゆっくりとベッドから起きます。
(着替えないと)
 黙々と寝間着を脱ぎ、セーラー服を手に取りました。
(……ブラを付けるのを忘れてました)
 一度、セーラー服をかけ直すと、引き出しから白いブラを取りだします。
(僕としてはつける必要はないと思うのですが、小さいのに)
 ため息をつきながら、鏡の前に立ちます。
 鏡には水色の髪が肩まで伸びた、少女が映っていました。
(何度見ても、慣れませんね)
 考えるのを止めて、僕は学校の支度をし始めました。

 誠凛高校。東京都にある昨年設立したばかりの新設高校。
 バスケ部にも三年はおらず、全部員ふくめても二十人に満たない小さな部活。
 授業が終われば、僕はそのバスケ部へと行きます。
 女子のロッカールームで部活用の白いTシャツと黒いハーフパンツに着替え、体育館へと向かいました。
 誠凛高校バスケ部の監督である、相田リコ先輩が体育館内をきょろきょろと見まわしています。
「黒子、どこー?」
「呼びましたかカントク」
「って、びっくりしたいつの間に横に居たの!?」
「つい先ほどですが、ボール拭きと備品チェック、一年の運動量の計測、終わりました」
「……相変わらず影薄いわね。まあいいわ、あとで備品の買い出し頼める?」
「はい」
 カントクから買い出しメモを受け取ります。
 後で配る予定だったタオルとスポーツドリンクを先に渡しておくため、練習中の男子の元へと移動しました。
  
「皆さん、お疲れ様です」
「おう、ありがとよマネジ」
 練習で息も絶え絶えな男子バスケ部員が、僕の元へと集まります。
 ドリンクを取り出し、渡していきます。
「くはっ、生き返る」
「皆さん、お疲れ様です。火神くんもどうぞ」
「おう」
 男子達の中でも一番背の高い男子、火神大我も受け取りました。
(彼とは以前色々とありましたが、熱心にうちこんでいて何よりです)
「いやぁ、やっぱり女子マネがいると違うわ」
 二年の小金井先輩がストローに口を付けながら言う。その意見に他の二年や一年たちも賛同していました。
「そうですか?」
「伊月先輩が、女子が毎日見ているって言ってたけど誰も見つけられないし」
「幽霊かと騒いでいたら、カントクの命令で皆で探す事になって、黒子を見つけたんだよな」
「はあ」
「いや、本当に黒子ちゃんが入ってよかったよ。可愛い女子がいるってだけで全然、違うわ」
 その言葉に、僕は首をかしげます。
(かわいいですか……? まあ、お世辞ですね)
「僕なんて化粧もしませんし、ずっと無表情ですよ。可愛いとは思えませんが」
「あー、確かに全く笑わないよな」

97 :

「それに可愛い女子なら、僕よりもカントクがいます」
「……いやいや黒子、カントクは確かに女子だが」
「可愛いとは言いがた」
「……へえ?」
 びくりと背を震わせるバスケ部の男子の皆さん。おそるおそる振り向けば、青筋を立てたカントクがいます。
「い、今のは先輩方が言った事で、俺らは関係ねえ、です!?」
「カントク、あんまり起こると肩をこるよ」
「伊月だまれ」
「練習五倍ぃいい!」
「ひぃいい!!?」

 僕は一人、買い物に出ます。
 目的の物はすでに買っており、袋を手に学校へと帰っている途中です。
(誠凛高校)
 僕はバスケ部の面々を思い浮かべ、次に自分がいた中学校の事を思い出します。
(ここのバスケ部は、帝中とは違う)
 一致団結した面々、上を見るプレイヤーたち。
(ここにはあの頃と違う、何かがある)
 色々あってキセキの世代を倒す事を誓った同じ一年の部員、火神大我。
(まだ発展途上だけれど、彼ならきっとキセキの世代に匹敵できる)
 僕は期待していた。今いるチームは過去のチームとは違うと。
 しかし同時に、それを考えるたびに心臓のあたりが苦しくなります。
(でも、そこに)
 僕は道の途中で、胸を押さえて座りこみました。
 ミスディレクションを行って気配を消している僕を、気にする歩行者はいません。
(そのコートの中に僕はいないんだ)
 服の上からわかるブラの感触。視界に入る以前より長い水色の髪。
 何もかもに、気が滅入ってしまいます。
(もう一緒にバスケはできない)
 しばらく、僕は道路に座り込んでいました。
(……まだまだ慣れるのには、時間がかかりそうですね)
 いつまでもそのままではいけないと気を持ち直して立ちあがり、僕は学校へと歩き直しました。

 体育館にはなぜか女子が、たくさん集まっています。
(これは、まさか)
 冷や汗が流れました。
「あれ、黒子っちはどこッスか?」
 人ごみにまぎれて中を見ると、金髪の他校の制服の男子が体育館を見渡しています。
 突然の来訪者に誠凜バスケ部の一同は目を丸くしているようです。
「桃っちから、黒子っちは誠凛に来ているって聞いたんスけどね?」
「おい、お前、うちの女子マネになんか用か」
 主将である日向が、代表して前に出ております。
 そしてその言葉に金髪の男子が、眉間にしわを寄せます。
「女マネ?」
「そういえばあの子、帝光中から来たって入部届けに書いてたわね。でもバスケは関係無いって言ってたけど……」
 カントクは手を顎に当てて考えています。それを気にせず金髪の男子は、主将の言葉に引っかかっているようです。

98 :

「いや、女子マネってなんスか?」
(……これ以上はバレますね)
 遠くから様子を見ていた僕は仕方なく、気配を消しつつ近寄りました。
「黄瀬くん」
 僕はさらに聴きだそうとする黄瀬くんを、後ろから呼び掛け止めます。
 黄瀬くんは僕の声に気付いてすぐにこちらに振り向きました。 
「あ、黒子……っち?」
 僕を視界に入れると同時に言葉を無くします。
「……え? なんで髪が伸び? いや、なんか体格というか、全体的に丸みが……」
 指を僕に向けて、目を白黒させる黄瀬くん。
 次の瞬間、大声を出そうとしました。
「黒子っちがおんなげふぅっ!!?」
 声を出した瞬間、僕は黄瀬くんの胴体をバスケットボールと見立て、掌底をめり込ませます。
 倒れる黄瀬くん。驚くバスケ部員とファンの子達。そんな周りを気にせず僕はカントクに告げます。
「買い物はこれですね」
「……え、ええ」
「今から少しの間、黄瀬くんとお話がしたいので、男子のロッカールームを借りたいのですが、よろしいでしょうか?」
 僕はいつもの無表情で聞きました。カントクは黙って首を縦に振りました。

「どうやら人の気配は無いようです」
 扉の前に人がいないかどうかを確認し、扉をそっと閉めます。
 ロッカールームの中央を見れば、黄瀬くんが立っていました。
(さすがモデル。ただ立っているだけでも絵になる……以前はこんなこと考えなかったのですが)
「黒子っち」
 黄瀬くんがまっすぐに僕を見ています。
「お久しぶりです、黄瀬くん」
 僕はぺこりと頭を下げました。
「中学の頃、突然、姿を消して申し訳ありませんでした」
「そんなことはどうでもいいッス!」
「……」
「なんで女装してるんスか、女子マネってなんスか!?」
「黄瀬くん」
「なんだか身体も女子っぽいし、でも合宿で一緒に風呂はいったとき、ちっさくても生えているのは見たッスよ!」
「小さいはやめてください、無くなっても地味に傷つきます」
(というかなんであの時は全力でミスディレクションしてたのに、見えてたんですか)
「無くなったって、一体なにがあったんスか!」
 怒っているわけはない、ただ本当に真面目に友人の事情を知りたいという言葉。
 僕は観念し、全てを教える事にしました。
「黄瀬くんは、半陰陽って知っていますか?」
「え?」
「もしくは両性具有、ふたなりとか」
 黄瀬くんは静かに首を横に振ります。僕は続けます。
「生まれついて男女両方の性器を持っている人間です。僕もお医者さんから聞いたのですが数千人に一人の割合だそうです」
「男女両方……?」
「ほとんどの場合は、片方に傾いていてもう片方は使い物になりません。僕の場合は女性に傾いていました、でも心は男性でした」
 黄瀬くんはその言葉を聞いて、僕の体をまじまじと見ます。
「僕は男性でありたい事を親に望みました、そのために投薬とか色々しました。身体が女性に傾いているので筋肉は付きにくかったし、他にも色々と厄介な事はありましたがそれでも男性であり続けました。でも中学三年の時に多少は役目を果たしていた精巣の機能がにました」
 僕はため息をつきます。

99 :

「親に泣かれました、男のままでは孫が抱けませんから。だから再度、手術をし女性ホルモンを打ち女になりました。ちなみに子供は産めます、もっとも親には悪いですが結婚する気も生む気もありませんけど」
 言葉の途中で、黄瀬くんが唾を飲み込む。やはりショックが大きいらしい。
「バスケ部に入っていればいつか帝光中の皆に、バレると思っていました。だから本当は入る気は無かったんですが……未練ですね」
「それが、黒子っちが……部を止めた理由ッスか?」
 今度はこちらが首を振る。
「いえ、バスケを完全にふっ切るためです」
「え?」
「ともかく、バスケ部に居る以上いつかはバレますから、先に中学時代の皆さんには伝えておこうと思っていました。それにショックを受けて試合内容に影響が出るのは、僕としても本意ではありません」
 黄瀬くんは信じられない様な顔をしながら、口を開きます。
「……バスケはどうするんスか?」
「ストバスや練習ならともかく、もうできません」
「女子バスとかは」
「オリンピック選手で元男性だとか両性具有だとかで、失格になった女子プレーヤーが数人います。元男を受け入れてくれる女子スポーツなんて存在しませんよ」
「もったいないっスよ、黒子っちがバスケしないなんて」
「ありがとうございます。でも仕方ありません」
 僕は無表情ながら、精一杯の笑みを浮かべました。自嘲の意味を込めて。
 ロッカールーム内に沈黙が続きます。
 俯くモデルを僕は見上げながら、考えました。
(自分の昔のチームメイトが、性転換をしていた)
 試しに自分のかつての相棒、青峰くんが女になった所を想像してみます。
(……失礼ですが、ショックで3日は寝込みますね)
 それを踏まえてもう一度、目の前のかつての仲間を見上げました。
(気持ち悪いと、思われているのでしょうか? それとも黙っていた事を怒っているのか)
 僕としてはそれらもすでに予想済みではありました。そして、仕方ないと受け入れる事にもしていました。
(これを気に皆とは縁を切るべきですね、元々バスケで繋がっていた関係、それすらできないのなら)
「黄瀬くん」
 僕は謝罪と、そして決別を申し込もうとします。しかし、僕が言う前に黄瀬くんは何かを決心した様子で、こちらをまっすぐに見ます。
「黒子っち、お願いがあるっス!」
「お願い?」
(なんでしょうか? 目がギラギラしている様な気がするんですが?)
「確認させてほしいっス!」
「え?」
「黒子っちが本当に女になったのか、確認させてほしいっス!」

 僕は壁を背に服を捲り上げ、スポーツブラを上に押し上げます。
 少しのふくらみと、淡い色の乳首が晒されます。
(何をやっているのでしょうか、僕は)
 自分より20cmほど高い位置から視線が送られてきます。
 それは熱視線とも言えるほど、強い意志が込められていました。
(ロッカールームでかつてのチームメイトに、こんなポーズをするなんて)
 服を自分の両手で持ち上げながら、困惑します。
(そもそも胸を見ただけで男女とかわかるものなんでしょうか? 桃井さんほどならともかく、胸ありませんし。モデルの黄瀬くんなら分かるんでしょうか?)
 僕がそんな事を考えていると、黄瀬くんの手が恐る恐る伸びてきました。
 そして僕の両の胸を、ゆっくりと掴みます。
(触るんですか?)
 少し力が加えられ、決して痛みを感じないほどに、優しく。マッサージするかのように、上から下から揉みこまれます。

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