2013年10エロパロ57: 【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】8話目 (475) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】8話目


1 :2012/05/28 〜 最終レス :2013/10/02
女体化、男体化、男女の入れ替わり、なんでもOK!
オリジナルも、二次創作も、歴史上の人物を扱っても、なんでもOK!
薬や魔法で性転換も、最初から性別逆転のパラレルも、なんでもOK!
よーするに、
各作品スレに投下したら荒れそうなSSの避難場所だ!
嫌いな人にまで自分の趣味を押し付けない、紳士の為の社交場だ!
(お約束)
元ネタ、カップリング、TSの種別(女体化、男体化)等、投下前には注意書き推奨
知らない、気に入らないネタでもスルー厳守
各スレでTS系SSの気配を感じたら、荒れる前にここに誘導
TS専用スレが立てられたらここに誘導
◆過去スレ
【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】7話目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1280806286/
◆まとめサイト
ttp://library.s12.dxbeat.com/ts/

2 :
>>1

3 :
>>1

4 :
>>1
1週間書き込みないと落ちちゃうんだな

5 :
>>1おつ

6 :
>>1

そして保守代わりに一本投下
【ご注意点】
・ファンタジー/魔法でTS
・陵辱、モブ姦メインで調教もあるよ
・堕ちEND
・全部で9レスくらい
駄目そうだったらトリでNGよろしくです
途中で不自然に途切れてたら多分連投規制に引っかかったせい

7 :
 ヴァルナー・テルスはたった今、己が唱えたばかりの呪文に言い知れぬ不安を覚えた。
 アウグスト高等魔術学院の二年次、召喚学の実習授業にて呼び出される「もの」は基本的に、
低位の元素霊――火精【サラマンダー】や風精【シルフ】などに限られる。
 この授業を受ける段階にある魔術師の卵たちの魔力量、そして技量で取り扱える程度のそれらは
召喚陣と呪文さえ適切ならば難なくこの世に姿を現し、比較的従順に幼い術師たちと使い魔たる
契約を取り交わす。仮に、幾らか自然界で育ちすぎた大物が引っかかることが稀にあったとしても、
召喚者の立つ魔法陣が予め備える防御結界や、傍らで監督を務める教師がそれらの暴走から
申し分なく守ってくれるはずだった。
 そう、術式さえ間違っていなければ。
 ヴァルナーはこの魔術学院内での席次としては中の下、下の上に限りなく近いあたりにいる。
 両親は共に家柄の高くも低くもない中流の魔術師であり、彼自身の素養、魔力量などをとっても
それなりに中程度の水準であるはずなのだが、どういうわけか彼は魔術を行使するのがあまり上手くはなかった。
 やや気弱で周囲に流されやすい気性がそうさせているのかもしれないし、魔術師に必要欠くべからざる
集中力というものが多少お粗末であるのもその一因かもしれない。それをヴァルナー自身も解ってはいたので、
この授業の際も他の学生たちよりもとにかく念入りに召喚学のテキストを読み、呪文の一字一句を
しっかりと頭に叩き込んだのである。
 が、その甲斐あって正確に詠唱することのできた呪文が、口に出してみてから気が付いたことなのだが
彼より前に召喚を果たした者たちの唱えたものと、どうも何か所か異なっているように思えてならない。
慌てて手にしたテキストに目を落とすが、確かに呪文はそこに記されたもので間違いなかった。だが――
 召喚の呪文を間違える、それは主に二種類の結果を招くはずだった。
 一つは「何も召喚されない」だ。そちらならばさほど問題はない。
 おそらくは、こんな簡単な実習で下手を打ったヴァルナーに周囲からの憐憫と嘲笑が浴びせられは
するだろうがそのくらいのことだし、馬鹿にされるのは今更だ。
 しかしもう一つの可能性、「呼ぶつもりのなかったものが召喚される」だったならばどうすればいいのか。
 いま目の前で起こっているように、召喚陣が光り輝いて魔力を巡らせ、平素ならば触れ得ざる異界へと
経路を開いている場合は、もしそこから這い出てくる「もの」が魔術師の卵ごときの手には負えないものであった時は。
 ヴァルナーは恐怖と焦燥のあまり、まばゆい光の中で徐々に形を成しつつあるものから、
目を逸らすことが出来ずにいた。

 眩い光が薄れ、召喚陣の中央に現れた「それ」は猛々しく二本の角を掲げる、随分と立派な体躯の
牡牛だった。頭から尾の先まで黒一色の毛並みは濡れたような艶やかさを纏い、室内の明かりに
ぬめぬめと照り映える。
 次いで、その姿はぐにゃりと歪んで黄金の有翼獅子【グリフォン】へと変わり、更には鮮血を浴びたが如き
赤毛の馬へと変じた。更に続けて白い牡山羊、緑色の大蛇、灰色の大鷲の姿、そして最後に
黒髪を長く垂らした人間の男の形を取る。牡牛でない時も、そこだけは変わらぬままの褐色の双角は
人の姿に変じても勿論、まだ頭の両脇を飾っていた。
『私を招きしは貴様か? 人の子よ』
 明らかに高位の、未熟な魔術師では御すどころか相対するだけでも危険な存在と知れる魔物は
長く鋭い爪を生やした手を差し伸ばし、予期せぬ事態にもはや腰を抜かしかけているヴァルナーへと
一歩、距離を詰める。
 授業の安全を期すため、召喚者の足元の陣に仕掛けられている簡易防御結界と、学生一人ひとりに
前もって与えられていた護符が本来ならば不慮の事故から彼らを守るはずだったが、その目に見えぬ防壁は
魔物の指先に触れられた瞬間、ちりりと微かに震えて霧散した。
 監督役の教師が慌てて退去呪文を唱え術式を放つより先に伸ばされた手は、遂に恐怖のあまり
足の萎えた少年の身体を難なく捕らえ、怯えた拍動を刻む心臓に向けてゆっくりと爪の先を埋め込むかに見え
──不意に、掻き消すように姿を消す。
 にわかに大騒ぎとなった教室の中には、囀りざわめく学生たちと間一髪で最悪の事態を免れたことに
胸を撫で下ろす召喚学教師、そしてみっともなくも白目を剥いて気絶したヴァルナーばかりが、ただ残されていた。

8 :
-----
「……おい、テルス!」
 学び舎の回廊に小さくも険を含んだ声が響き、同時に小柄な少年の体がぐいと腕を引かれて横様によろめく。
 召喚学実習で起きた事故から一夜が明けた今日、平素の通り午前中の授業に出席しようとしていた
ヴァルナー・テルスは三人の同級生になかば引きずられるようにして、一階下の鉱石学資料室へと連れ込まれた。
「召喚学の教科書、持ってるだろ? 出せよ。護符もさ」
 昨日の授業で失敗した理由を調べてやる、と親切ごかした言葉を並べる彼らへヴァルナーはちらりと
軽蔑の視線を投げる。
 今朝の間に、寄宿舎で同室の者から見せてもらったテキスト及び護符と自分のそれとを見比べ、
問題の呪文の一小節と修飾辞二つ、護符の一区画のシンボルが巧妙に書き換えられていることには
既に気付いていた。
 初歩の魔術による改竄はヴァルナー程度を騙せはしても、例えば教諭の誰かへとその証拠品を
提出してしまえばそこに他人の手が加えられたことも、施術者が誰であるかも、痕跡として見抜かれて
しまうだろうことは予想に難くない。
「……別に、誰かが僕の教科書にいたずらしたなんて、先生に言いつけるつもりはないよ」
 が、普段ならばこうして人気の無い場所で取り囲まれただけでもおどおどと怯え、簡単に膝を屈するはずの
落ちこぼれが常ならず平然と、取り澄ました答えを返してきたことに、三人の同級生は怪訝そうに顔を見合わせた。
「むしろ、君たちには感謝したいくらいかな。おかげでつまらない元素霊なんかよりも、ずっとすごいものと
契約できたからね」
 いっそ余裕すら感じさせる口調の中に、どこか見下したような気配を嗅ぎ取った同級生たちは
やにわに苛立たしさを覚え、一人がヴァルナーの襟元を掴む。
「お前みたいなうすのろが、どんなご大層なモノと契約できたって!? 証拠見せてみろよ!!」
 召喚術などを用いて呼び出した霊的存在と使い魔の契約を結べば、魔術師の体のいずれか、
多くは胸や背中、腕などにその証が刻まれるはずだ。力を込めて引っぱられた学生用ローブはほどけ、
制服のシャツのボタンが千切れ飛びそうな勢いで喉元から胸の下までが開かれる。
「…………!?」
 乱暴に曝け出された胸の真ん中、そこには確かに、魔術的なシンボルが暗い赤色で描き出されていた。
 しかし、三人の少年たちの目を奪ったのはそんなものではない。
 同年代の少年の衣服の下にあるべきフラットな胸部、ではなくふっくらと丸みを帯びて盛り上がった
柔らかそうなそれ、二つの角持つ牡牛を思わせる意匠の契約印の両側で、外気に晒され怯えたように
震える乳房から、彼らは僅かたりとも意識をもぎ離せなくなった。
「……おい、両側から押さえろよ」
 三人の中で、首謀格の少年は固唾を呑み込みながら他の二人に言う。
 ヴァルナーが、既に肩の辺りまではだけられたシャツの前を掻き抱くようにして後退ろうとするのを
四本の腕が捕らえ、押さえ付け、もう二本の腕が邪魔な衣服を引きちぎらんばかりに剥ぐ。
 壁際の床に引き倒された相手から弱々しい制止の声が聞こえた気がしたが、そんなものは
獲物を前にした獣を煽る効果しか持ちはしない。嫌嫌と首を振る動きにつれ、いつの間にか
長く伸びている赤褐色の巻き毛が床に拡がり、さらりと擦れる音さえも昏い興奮を誘う。
 彼らは取り憑かれたような表情で、確かに同級生の少年であったはずの愛らしい少女を組み敷き、
裸にし、代わる代わる陵辱した。

9 :

 重い吐息をこぼして、赤毛の少女は冷たい床から裸身を起こす。
 小さな採光窓から差し込む外の光は、既に午後もだいぶ過ぎただろう色をしていた。
 軽く頭を巡らせれば、床にくずおれるよう昏倒している同級生たちの姿が視界に入る。
 三人とも、好き勝手にヴァルナーの体を強姦し、射精した途端に意識を失った、そのままの姿だった。
「……っ、あ…」
 姿勢を変えた拍子に、両脚の間からこぽりと粘り気のある液体が流れ出る。
 己の愛液と混じった白濁の、床に零れ落ちた子種汁を指で掬い取った少女は不意にこみ上げる
衝動に駆られ、その汚液に塗れた己の指を口に含んだ。
「んん……ぁふ…」
 感じ入った、という調子の嘆息が鼻から抜け、艶のある音色となって辺りに響く。
 ぴちゃぴちゃと音を立てて、自分の股ぐらから溢れた他人の精液を一心不乱に舐め啜る姿は
誰か余人が見れば、ひどい浅ましさと同時に耐え難いほどの劣情を覚えさせられる代物だろう。
 しばし陶然とした表情で陵辱の名残りを味わっている女の、背中側の床に落ちた影が
ふと奇妙に広がり、その中から何か黒いものがゆらゆらと立ち上った。
『美味いか? 復讐の味は』
 五指に鋭く長い爪を具えた手が伸ばされ、ぼんやりとした顔で肩越しに振り向いたヴァルナーの
顎を摘むように持ち上げる。
 人間の男に限りなく似せた姿、頭の両側面から牡牛の角を生やした魔物が、薄い笑みを浮かべた唇を
少女のそれに寄せ、長い舌を出して涎と精で汚れた口元をべろりと舐めた。
「…お……ぃ、しい……」
 呆けたような面貌を一転、淫蕩な笑みで彩って女は己の顔から首筋、胸、腹までへと両手を滑らせ、
辿りついた下腹部をさも大事そうに撫でる。肉の内側からじわりと疼く熱さは、傍らに転がる少年たちから
精液を媒介として吸い上げた魔力と精気の渦巻く様だ。
 これが、ヴァルナーが魔物との契約で得た、望みのかたち。
『その調子だ、貴様の身ひとつをもって貪り、そして奪い尽くすがいい。背徳と欺瞞の担い手にして
快楽の王たる私が、その術を与えてやったのだから』
 獣の喉鳴りに似た笑いを低く響かせ、魔物は少女の額へひとつ口接けを贈ると、再び床へ溶け込むよう姿を消した。
 次の瞬間、少女の足元から這い上がった影がその全身を覆い、先刻同級生の手に引き裂かれたはずの
制服とローブへと変じて一分の乱れもなく纏い付く。
 再び、痩せっぽちな少年の姿を取り戻したヴァルナー・テルスは僅かの傷も、疲労も感じさせない足取りで
ドアへと歩み、床に倒れた者たちの存在など一顧だにもせずにその部屋を後にした。
-----

10 :
 ──あの日、ヴァルナー・テルスの身に何が起きたのか、それはこの魔術学院の中にあって
ヴァルナー本人以外には全く知られることは無かった。
 召喚学の授業が騒ぎにより中断を余儀なくされた後、念のため学院かかりつけの魔術医に
精密な検査を受け、とりあえずは由々しき問題など無いとの診断をもらったヴァルナーはそれでも、
きょう一日は安静にするようにと寄宿舎へ帰され、自室である四人部屋のベッドの中に
カーテンを閉め切って蹲っていた。
 身体はだいぶ疲れていたが、精神は軽い興奮状態にあったため、強いて目を瞑ったところで
眠りの女神の加護を得ることは難しい。
(あれは、何というモノだったのだろう?)
 召喚陣の中に現れた禍々しくも強大な魔力の塊。
 ひとつひとつはおぞましい程に美しかった姿を、耳元で囁くように聴こえた声を、
脳裏に思い浮かべるだけで奇妙に背筋が騒ぐ。
 子供だましの低位精霊など比べ物にもならない、あれほどの存在ともし契約を結べたなら、
あれを統べることが出来たのなら、これまでにヴァルナーが受けてきた不当な仕打ちなど、
これより先は一度たりとも、誰にも許さないものを──
『では、儀式の続きと行くか? 魔術師よ』
 耳に滑り込んできた、先程と同じ声音に少年の全身が戦慄いた。
 いや、声だけではない、彼の横たわっているベッドからねばついた影のようなものが這い上がり、
絡み付いて全身の自由を、身動きどころか悲鳴を上げることすら封じている。それのみに留まらず
影はこの小さな空間を舐め尽くすが如く拡がり、隙間無く覆い、ヴァルナーはあたかも影色の檻に
閉じ込められた形となった。
『貴様の望みを言うがいい、釣り合うだけの代償を払えるのならば如何様にでも叶えてやろう』
 ベッドの足元側に一層濃く凝った影が次第と形を成し、頭の両側に緩く湾曲した角を生やした
美しい男の姿を取る。
 両膝と両手を突き、横たわったまま動けない少年を更にその四肢で閉じ込めるようにした魔物は
熾火を宿した瞳で見下ろしながら、蝋人形めいた白皙に場違いなほどの優しげな微笑を浮かべて見せた。
「…ぼ、僕の……願い……叶えて、くれる…の……?」
 発声を許された喉は、弱々しい中にも薄らとした懐疑と希望を、そして歓喜を滲ませた声を
つっかえつっかえと吐き出す。
「僕の、願いは……」
『ふむ、随分と詰まらぬ望みをこの私に託すものだな、小僧』
 天蓋の如く覆いかぶさる魔物の顔が、奇妙に怖ろしく歪んだ。頭の両側から帳のように流れ落ちている
黒髪が、ざわりと揺らめいてヴァルナーの顔を、首筋を撫でる。
「ひっ…………!?」
 魔物に心の中を覗かれた、そのことにまず怖れの声を漏らしたヴァルナーだったが、次いで
それまで頭の脇に突かれていた鋭い爪を具える右手がゆっくりと己の胸に置かれ、更には
ずぶずぶと肉体の内側に沈み込んできたことにもはや悲鳴も上げられず、ただ震えながら
相手の顔を窺う事しか出来ない。
『しかも支払えるものはこの矮小な魂しかないと来た。詰まらぬ、詰まらぬなぁ』
「………………ぁ、あぁあ……ゆ、ゆるし、て……!!」
 辛うじて口にする事の出来た哀願はしかし、魔物の薄い笑いに一蹴され、紙くずのようにうち捨てられた。
 既に手首の部分までヴァルナーの胸に沈み込んだ手は、仔鼠の如くとくとくと必に脈打つ心臓を
弄びつつ、その肉体へと膨大な魔力を注ぎ始める。
『まあ、貴様の足掻きようによっては暇塞ぎ程度にはなるやもしれぬ。せいぜい、面白くなるように励むがよかろう』
「ぃ…っ!? ゃ、あ、ひぎっ、……ぅ、あ、ああああああああああああ!!」
 魔物に握られた心臓から全身に拡がり、侵す痛みと不快感に少年の口腔からは悲鳴が迸る。
濁った叫びはある時点からじわじわとその音色を変えて行き、いつしか甲高い、年若いとはいえ
男の口から出るものではなくなっていった。

11 :
 同時に、苦痛にのたうつ肉体が、びくびくと跳ねる四肢が震えながら徐々に形状を変じていく。
痩せ細っていると言うほどではないが筋の浮いた手足はふっくらと脂肪を纏って瑞々しい肌に包まれ、
薄い胸部には柔らかな膨らみが盛り上がる。腰は引き締まってくびれ、尻は肉付きを増し、
赤褐色の巻き毛はふわりと伸びてシーツの上に波打った。
『ほう、なかなかどうして、美味そうに変わったな』
 満更でもなさげに喉の奥で笑いを鳴らした魔物はヴァルナーの胸から手を引き抜くと、いまや
弱々しく痙攣することしか出来なくなった獲物の喉元から股下まで、鋭い爪の先でつっ、と線を引く。
指に辿られた部分から、衣服が生き物のようにほどけて露わにされたその裸身は、完全に
元の姿からの変質を遂げていた。
 柔らかでいてほどよく弾力を具えた肉と、白く肌理の細かい皮膚で形作られた、童女の稚さを
残しながらも淫靡な雌を匂わせる肢体。深い緑色の瞳が瞬いて、一呼吸の後に己の身体に
いかなる変貌が起きたものか理解すれば、その表面には見る見るうちに絶望の涙が膜を張る。
 ふと、ヴァルナーの耳はひどく場違いな、いや、常に聞きなれた響きを聴いた。
 ざわざわと誰かの話し交わす声。幾つもの靴が絨毯の敷かれた床を踏む音。
 授業が終わって、他の寄宿生たちが、彼のルームメイトが部屋に帰ってきたのだ。
『安心するがいい、この結界の中の音は外に聞こえぬし、誰も貴様のことを気には掛けん』
 魔物の整った容貌が獣のような笑みを浮かべるのを、哀れな生贄は助けを求めようと開きかけた
唇もそのままに、全ての退路を失った、絶望よりもなお深い空虚の中で見上げる。
 寄宿舎の四人部屋の、狭く閉ざされたベッドの上で、誰にも気づかれることなくヴァルナーは一晩中、
魔物に犯され続けた。
-----
「先生、きょうの授業で少し解らないところがあったので、質問させていただいてよろしいですか」
 午後の授業が全て終わった時刻、いかにも自信の無さげな声音と辺りを窺うような仕草で
研究室の入り口をくぐった学生に、中年を幾らか過ぎた魔術史学の教師はおや、と意外そうな顔をした。
 魔術史学の授業はテキストを読み上げるばかりで実りが少なく退屈だ、という評判が巷に
定着している事は彼自身にも薄々と伝わっていたし、だからそういった、学習意欲旺盛に質問や
討論をぶつけてくるような学生がこの個人研究室の扉を叩くことなど未だかつてなかったこと。
そして、今しも目の前で彼の薦めた椅子におずおずと腰掛けようとしている少年は、どの授業であれ
自ら積極的に質問し、理解を深めんとするような種類の学生では、おそらくなかったはずであり──
「お時間は、たぶん、そんなに取らせません」
 殊勝な言葉を耳にして、思わず迷惑そうな顔をしてしまっていただろうか、と慌てて顔を上げた
教師は次の瞬間、そこで起きていた予期せぬ事態につい反応を失した。
 椅子に座った小柄な少年が、自らの肩を覆うローブの紐を解いている。まだ未成熟で
ほっそりとした指は次いで喉元のタイを弛め、シャツのボタンを上から順に外していく。
 制止する暇もあらばこそ、見る間に一番下まで開かれたシャツはゆっくりと左右にはだけられる。
色白い胸の中央に浮かび上がるのは魔力を帯びた暗赤色の印紋。
 これは魅了と催淫の術式だ、と脳裏に警告が閃いた時には既に男の眼と心は、目の前に晒された
柔らかな肌へと完全に囚われていた。
「先生も、これに触りたいですか?」
 するりと、肌を滑った衣服が床に落ちる。邪悪な印を刻み付けられた、瑞々しくも華奢な肢体は
ひどく蠱惑的で、豊かに肩を流れる赤褐色の髪も、若木のような手足も形よく膨らんだ乳房も尻も、
薄らと色付いて誘う唇も、全てがこの手に触れられ、蹂躙されるのを待っているのだと言わんばかりだった。
「あ、ああ……」
 魔術学院の教師である事などもはや忘れた、男はふらふらと夢の中を彷徨う足取りで少女に近付き、
貪欲な衝動の唆すままに汗ばんだ手を伸ばす。

 毒の花を手折った代償は、魔術師として、人としての破滅を彼にもたらしたが──
男がそれを後悔する事は、遂に無かった。
-----

12 :
 それからもヴァルナーは半日と無駄にすることなく、学院内で「狩り」を行った。
 レストルームで、空き教室で、資料室で、教授の個人研究室で、魔術競技のクラブハウスで
次々に男を誘い、その肉体を差し出しては犯される。
 はじめの内は勝手がわからず、男たちの獣欲に為されるがままだった拙さもいつしかこなれ、
二日目には既に熟練の娼婦のごとき手管で複数の相手からも手際良く精を搾り取るまでになっていた。
『随分と楽しそうだな』
 足元の影から蛇のように現れた双角の魔物が、精気と魔力を奪われて昏倒する男子学生たちの
ただ中に白濁塗れで座り込んでいるヴァルナーへと、揶揄めいた言葉を投げる。
「……うん……」
 べたつく顔を拭って、精液で汚れた指や掌をじっくりと舐めしゃぶりながら、赤毛の少女は
どこか熱に浮かされたような表情で首肯した。
 実際、とても楽しいのだ。
 教師も、上級生も、誰も彼もがこの女の身体の前では理性を失い、ただの雄と化す。
 卓越した頭脳を持った者、鍛えられた肉体や優れた魔術の才を持った者、そんな連中が己の上で
猿のように腰を振り、間抜け面を晒して精を吐く姿を見るのがたまらなく愉快で仕方ない。
 それに比べれば、精液とともに交合のたび取り込まれ、身の内に溜まっていく魔力などは
ついでのようなものでしかなかった。
『……だが、もうこれしきでは満足できないようだな?』
 笑みを含んだ魔物の声に指摘され初めて、ヴァルナーは自分が六人ほどの男に輪姦された上で
なお、物足りなげに片手を股座に遊ばせていることに気付く。
「だって……もっと、欲しい……」
 色に溺れた眼差しで見上げてくる少女を、魔物は指で差し招き、己の前に跪かせた。
 飢え渇いた可憐な唇は、奉仕せよと命じられるが早いか、目の前に取り出された赤黒い逸物へと
嬉しげに舐りつく。
 淫らな水音を立てて長大な性器を咥え、小さな舌を精一杯這わせる娘のところどころ粘液に
ごわついた髪を、鋭い爪を生やした手が優しげに撫でていった。
「…っふ、ぁむ……ん、んぅ……ふ…」
 喉元までを使っても半ばほどまでしか収められない、太逞しい肉で口の中をいっぱいにし、
すぼめた頬と舌で必に擦り上げている女の顔は滑稽なほどにだらしなく蕩け、歪んでいる。
 髪を撫でていた手が一転して強い力で頭を掴み、乱暴に前後させる段になっても、喉の奥を突かれて
息も絶え絶えとなりながらも、ヴァルナーの口腔はもう一つの性器としての務めを嬉々として果たし続けた。
『口の方も随分と躾が進んだな』
 埒を開け、歓喜の悲鳴を漏らす喉奥へ濁液を注ぎながら魔物は腰を退き、名残惜しげに吸い付く唇から
肉の柱を引き抜く。まだ放出の続いていた精が少女の口元のみならず顔も胸元も汚し尽くす様を
細めた眼差しで一瞥すると、犬に芸をさせるような手振りでその体の向きを変えさせた。
「……ご主人さま?」
 己の招いた魔物との立場などとうに逆転し、隷従の身に堕ちた魔術師は次にどんな仕打ちを
与えられるのかと、かすかな不安とそれを遥かに凌駕する期待の篭った眼で、媚びに満ちた仕草で
肩越しに振り返る。
『床に伏せて尻を上げよ。もうひとつ、男を食う場所を増やしてやろう』

13 :
「──────!!」
 声無き叫びを嗄れた喉から放って、未成熟な肢体が過度の快感に跳ねた。
 少女はうつ伏せに床へ這い、腰だけを高々と掲げた姿勢で背後から身体の内側を暴かれている。
白く柔らかな尻房は両側から掴む手に大きく割り開かれ、その中心でひくつく窄まりには今、
長く肉厚な舌がねじ込まれていた。
 ざらりとした感触の魔物の舌は直腸の内壁をじっくりと舐め、唾液を擦り込みながら何かを探すよう
肉の道を辿る。
「ぃ…っ、ア!?」
 それは快楽よりも違和感ばかりの募るものだったが、不意に、舌先である一点をくすぐられた途端に
下腹の奥で灼熱が弾け、がくがくと腰が踊るのを止められなくなった。
『男の体からここだけは残しておいたのだがな。楽しめているようで何よりだ』
 肉の内側にしこる粒を執拗に嬲り尽くした舌を引き抜いて、魔物は満足げにヴァルナーの痴態を見下ろす。
 僅かの間、尻穴を弄られていただけで前の穴からは粗相でもしたかと思うほどに粘度の低い淫水が
溢れ、滴り落ち、血の色を透かせて淡く染まる肌のあわい、陰裂の前端では鮮紅に色付いた肉の芽が
幼い陰茎のごとく勃起し、ひくひくと震えている。
 責め苛むものが抜け出ても未だ、息づくように薄らと口を開けていた肛華に熱の塊がやおら先端を
押し当てれば、上気した顔に虚脱の色を浮かべていた少女は怯えたように全身を竦ませ、
哀願の眼差しを背後に投げた。
「あ、ぁあ、ア……あーっ! ぁひぃっ! ぃい……ッ、あ、ぁアアアー!!」
 ごり、と肉の擦れる音が幻聴されるほどの圧迫感で押し入ってきた剛直はひといきに隘路を抉り、
入り口の襞から、快楽の源である小さな突起から、奥深い結腸の継ぎ目までもまとめて擦りたて侵略する。
 今までの弱い火で炙られるような刺激とは全く違う、暴力的な抽送はヴァルナーの全身に電流を奔らせ、
腰椎から駆け上がった信号が激しく脳裏を灼いた。喉からはもはや壊れた悲鳴だけが止めどなくこぼれ、
見開かれた眼は既に焦点を結ばず時折ぐるりと裏返る。腰を掴まれて揺さぶられるたび、
触れられてもいない雌穴からは後ろの刺激に押し出されるよう蜜汁が飛沫き、床を濡らしていた。
『ほう、前を使うより悦さそうだな。元が雄だからか?』
「…っわ、わかりま、せ……っ、ぁ、ひぁあ!?」
 突き上げられている最中の身体を浮かされ、四つん這いから魔物の膝に乗せられる形へと体位を変えられた
少女は自らの重みで一層深く串刺しにされた衝撃と、胸に回された手でふるふると揺れていた乳房を
鷲掴みにされる感触を同時に与えられ、遂に苦痛と快楽の境目も見失ってただすすり泣く。
『言え、貴様が身体のどこで悦がっているのかを』
「…おっ……おしり…ですっ、お尻の穴っ、ひっ、拡がって…い、いっぱいに、ァ、きも、ち、気持ちい……ィっ!!」
 細い眉根を寄せ、緑色の瞳を涙と欲情に濁らせて肛虐に悶える表情は哀れでもあり、同時に
言いようのない艶を湛えてもいた。かつては卑小な劣等感と鬱屈を抱えていたにせよ、それ以外は
全くの無垢だった魂が思うさま肉欲に汚れ、堕ち行かんとする様子を掌中に弄びながら魔物は薄く笑う。
『私の与えた体を存分に楽しむがいい。されば、貴様の詰まらぬ懊悩など爪の先程も価値のないことが知れよう』
 囁いた耳元にぞろりと舌を這わせて薄い耳殻のふちから内奥までを舐め、同時に掴み締めた乳房を
指が食い込むほどに甚振れば、いまや自ら腰を揺らして肛悦を貪っている女が調子外れな声で啼いた。
-----

14 :
 室外からの干渉を封じる結界香と、ランプの中で灯芯が焦げる臭いがぬるく交じり合う部屋の中、
アウグスト高等魔術学院の教職員及び理事の面々は困惑と焦りに彩られた顔を突き合わせたまま、
はや数時間を徒に費やしている。
 ここ四日の間に学院内において発見された、何らかの霊・魔的傷害を負わされた被害者の数は
既に20名を越え、どころか今現在も増加しているのかもしれなかった。
 学生と教職員とを問わず、学内の各所から心神喪失状態で発見される彼らはみな共通して
体内の魔力が完全に底を尽き、同時に精気、生命力といったものまでも徹底的に奪われている。
医療魔術の手を尽くしたところでせいぜいが昏睡状態を維持する程度の効果しかなく、今後の回復、
ましてや魔術師としての活動などは、望みという言葉を口にするのももはや空しい。
 発見された被害者たちが共通して裸ないしは下半身を露出した姿であること、現場に明らかな
性交の痕跡があることなどから淫魔の仕業である可能性が最も高いが、仮にも魔術師の学府、
施設内外に対する魔術的防護を幾重にも備えた学院内にそのようなものの侵入を本来ならば
許すはずがない。唯一考えられるのは、内部の者が召喚魔術を行い、呼び出した魔物を使って
意図的に他者を害した、もしくは制御できずに暴走させているといった場合だが、対魔結界に邪魔をされず
召喚儀式を実行できる場所は限られ、また厳重に管理されている。
 管理責任を疑われた召喚学の教師はひとしきりの釈明に時間を費やした後、そういえば五日前の
実習で奇妙な召喚失敗の仕方をした学生がいたことを、幾らか辺りを憚るような口調で報告した。
「……ですが、直後に校医の診断を受けさせた時には問題となるような兆候はありませんでした。
出現した魔物は契約を完遂する前に消え、また当該学生の魔力量及び技能習得段階では
あのクラスの魔物との契約を維持することは不可能なはずです」
「防御結界が破られたとの記録があるが、そのまま魔物が室内に滞留し、学生のいずれかに取り憑いた可能性は」
「学生ひとりひとりには指定階位以上の魔を拒絶する護符の着用を義務付けていました。
実習に用いた低位精霊より僅かでも力のあるものは肉体、魂いずれにも干渉できません」
「しかし、今こうして現実に……」

 教師たちの間で実のないやりとりが激しく交わされ、それでも辛うじて、明日の早朝から学院内の
全ての人間──あらゆる教職員、学生、並びに庭師や厨房のコックに至るまで何人たりとも逃さず
徹底的に調査し、魔物との契約の形跡を探し出すことだけは決定された、それとほぼ同時刻。
 寄宿舎の学生たちが夕食を済ませ、それぞれ自室や談話室、浴場などで過ごしているその時、
まさにヴァルナーはこれまでとは段違いの大規模な「狩り」を実行に移していた。
 最初に標的とされたのは初老の舎監【ハウスマスター】だったが、独りで自室にいるところを誘惑され、
この施設内では最初の犠牲者となった。
 その後も一、二時間足らずの間に監督生や最上級生、魔術師としてはそれなりに力があり、
かつ個室ないしは二人部屋を割り当てられている者が一人、また一人と淫魔の手に落ちていく。
 自分たちが魔物の淫らな餌場にいることなど露とも知らぬ少年たちは、学年が上の者、
優秀な者から幾人かごとに順繰りと罠の糸に絡め取られ、魔力と精を啜り取られていった。
 そうして、残された二年次以下の学生たち二十数人は不意に、とある部屋へ行かなければ
という意志に衝き動かされて廊下を進む。
 下級生のための四人部屋、奥のベッドに腰掛けた、一糸纏わぬ美しい少女が抗しがたい媚態で
誘うままに少年たちは室内へ歩み入り、その肉体へと我先に奮いついた。
「みんな順番にしてあげる……いいよ、どこでも使って……」
 慈母のごとき微笑を浮かべてヴァルナーは全ての穴に男のものを受け入れる。性器と尻穴を
同時に突き上げられ、両手に握らされた雄肉を代わる代わる指と口で愛撫し、それら全てから精液を搾り取る。
 射精を終えた者は途端にその場で意識を失い崩れ落ちるが、後から押し寄せた別の学生が
その体を脇へ引きずり、押し遣って、待ちきれぬとばかりに空いた場所へすぐさま己の猛りを捩じ込んだ。
 入れ替わり立ち代り、尽きる事など無いかに思える姦淫の宴は夜半を越えて続き、
さして広くもない室内はむせ返るほどの熱と呻き声、汗と精液の臭いで満たされていく。

15 :

 いつしか窓の外では猫の爪ほどの月が大きく傾いて、薄暗い部屋の中に蠢くものはただ独りの姿しかない。
「あはぁ…っ、みんなの精液でべたべた……すてき……」
 累々と倒れ伏した少年たちにはもはや何の興味も示さず、少女は妖艶に微笑んで、己の顔から首筋、
胸乳にこびりついた白濁を肌に塗りこめるよう手で拡げた。
 顔や胸元にとどまらず、その体は手も足も腹も背も、豊かな赤い髪まであらゆる場所が精で汚され、
両脚の間の二穴からは腹が膨らむほど注ぎ込まれた子種汁がだらだらと溢れこぼれている。
 凄惨極まるほどの凌辱を一身に受けながらもその表情は陶然と、快楽のみに彩られていた。
『満足か?』
 床に広がる影と汚濁の中から現われた双角の魔物が、男の欲望に塗れ尽くしたヴァルナーを
値踏みするよう眺め回す。
 問いへの答えは、首を横に振る仕草で表された。
「まだ…欲しいの……ぼくの、ここ、ご主人様の…ください……!」
 大きく開いた脚の間、白濁と愛液の涎を垂らす場所を自ら両手で拡げて情けを乞う姿に、魔物は
双眸を細めて頷く。
 床に胡坐をかいて手招けば、満面に喜色を湛えた女が獣のごとき四つん這いですり寄り股間の逸物に
甘えついた。
 大きく舌を出して肉の柱を舐めしゃぶり、細やかな指遣いで幹を辿り、また根元の嚢をやわやわと揉む。
膝を突いて高く掲げた腰を淫らに振りながら、硬く大きく育てた陽根を両手で捧げ持ち、ヴァルナーは
期待に満ちた眼で己の支配者を見上げた。
『来い』
 短くも心待ちにしていた許しを得て、女は歓喜のままに股を開き、すっかりと勃ち上がったものの上に
泥濘みきった肉穴を宛がう。
 一息にずぶりと貫かれ、馬の如き巨根に胎の奥を叩かれればその口からは、狂おしいまでの嬌声が跳ね上がった。
「ぁ、ぁあ、んっ、おっきぃの…ごしゅじんさまの…っ、きた、ぁ……!!」
『あれだけ男を咥え込んでおいて、まだこれ程に喰らい付くとは、貴様には随分と淫魔の素質があるようだな』
 ことさらに揶揄を浴びせられたところで、派手に水音を鳴らしながら尻をくねらせるヴァルナーの目に、
とうに正気などはひと欠片も残っていない。
 熱に浮かされたような忘我の表情で、口角から涎を垂らしながら魔物の雄を貪る姿は確かに、
女の淫魔としか喩えようのない婀娜と肉欲に彩られていた。
 魔物の指が、唾液に濡れた唇をなぞれば桃色の舌が這い出してねろりとその爪先を舐めしゃぶる。
 次いで与えられる口接けにも、女は喜悦の内に喉奥まで魔物の舌を迎え入れ、思うさま口腔内を
蹂躙される感触に酔いしれた。
『こちらにも欲しいのだろう?』
 胎を抉られ、咥内を犯されながらも、もっともっとと強請る眼差しに魔物は喉奥で笑い、ぬるりと伸ばした
蛇の如き尾を紅く腫れた肛華に押し当てる。
 何らの抵抗も与えずに太いものを尻に呑み込ませ、ヴァルナーは正体なく蕩けた瞳にただ快楽だけを
映して、容赦なく体内を掘削される感触に踊り狂った。
「あはぁッ、からだの…なか、ごしゅじんさまでいっぱい……! きもちい、ぃイっ! おなかの奥、
あつく…てっ……ぃ、いいよぉ!!」
『ああ、なかなかのものだぞ、貴様の堕落した魂と肉の味は』
 痴れた声と共にだらしなく涎をこぼす唇を舐め、両の掌で乳房と尻たぶを弄びながら、
魔物がどこか慈しみに似た色を面に湛えて女を見る。
『思いの外にいい仕上がりだ、ヴァルナー・テルス。我が膝下に侍るがいい、閨で永劫と可愛がってやろう』
 じわりと囁く声に、身の内を掻き回される肉悦に、女は両の眼を限界まで見開き、背を弓なりに撓ませ全身を震わせた。
 炎天下の獣の如くに舌を突き出し、声無き叫びを上げるその口腔内で不意に犬歯が尖って伸びる。
 同時に頭の左右より緩く捩れ巻いた小ぶりの角が生え、反りかえる白い背には皮膜の翼が、
腰椎の先からは逆棘の先端を持った細長い尻尾が、あたかも蝶の羽化めいて現れる。
『ぁ…ああ…うれしい……ずっと、ご主人様の、おそばに……』
 人として生まれた肉と魂より完全に変成した、かつてヴァルナーという名の少年だった雌淫魔は
艶然と微笑んで両腕を差し伸ばし、愛しい快楽の王へと縋りついた。
 顎を掴み上向かされた唇に深い口接けが降りて、全てを闇に捧げる誓いと共に、魔なる婚礼が成就する。

 アウグスト魔術学院にとって最悪の夜が明ける前に寄宿舎からは一人の学生が姿を消し、
その行方は以降、杳として知れることはなかった。

16 :
投下終了です、お粗末さまでした。

ところで2スレくらい前に前編だけ投下して放置している「皆上将之の災難」ですが
後編になるはずだったパートがやたらと増量してしまって中編と後編に更に分かれ、
しかもエロらしいエロが消滅してるせいでエロパロ板に投下するのが憚られる代物と
なってしまいましたため、そのうち自前の保管庫用ブログに前編と合わせて収納する予定です。
1年以上経ってからのご報告ですみませんでした。

17 :
>>16
溢れんばかりのGJを捧げるッ
ダークだけど本人的にはハッピーエンドなのが好ましいです

18 :
保守

19 :
GJ

20 :
いいね

21 :
このスレで最初こんな風になるのは良くあること?
「トイレ行って来て良い?」
「ダメ、ダメっ!」
「じゃあ漏らしても良い?」
「もっとダメっ!」
「じゃ本当に行って来るよ」
「あたしも次入る」
「貴重な体験させていただきました」
「お互いにな」
「ところで、これ真ん中でぶらぶらしてて落ち着かないの
 なんとかならない?」
「しょーがねーなあ。じゃあブリーフに穿き替えろよ」
「あたしの手で、あんたのパンツ触んないでくれる」
「そうかよ。
 俺もブ、ブラジャーがうっとおしくて外したい。
 ちょっと苦しいし。
 家の中なら良いだろ?」
「ダメ、ダメ、ダメッ!」
「下着は俺のもお前のも触らせないってか。
 分かったよ。
 じゃあ夜風呂入るまで我慢するよ。
 まさか寝る時までしろとは言わないよな」
「おっぱい触っちゃダメ、ダメっ!
 あたしが外して、それから体も洗ってあげるから
 お風呂で目も開けちゃダメっ!」
(・・・自分の体が俺の手で洗われるのは良いらしい)

22 :
>>21 それ完全にスケダンの展開ですね。

そして、前回に引き続き需要あるのか微妙ながら、ウソップ女体化SS投下しても宜しいか。
56巻の尾田っち公式女体化絵とか、サラダ画像とか見てイメトレしてから見るといいよ。
ちなみに前スレのやつの続きではなく、別設定のものです。
ウソップ先天女体化設定で、フランキー一家×ウソップ♀の陵辱モノ。
ちょっと古いネタですが、ウソ子エロとしては鉄板ネタだと信じている。

23 :
 気が付くと、ウソップは見たこともない建物の中にいた。何か大きな物を造る作業場のようなだだっ広い造りで、黒いツナギを着た数十人もの屈強な男達が、そこにひしめいている。その中には、ウソップを拉致した七人組の姿もあった。
 恐らくここが、アイスバーグの言っていた解体屋集団、フランキー一家の本拠地なのだろう。
 頭の隅がまだズキズキと痛む。担ぎ上げられて連れ去られる途中に嗅がされた、妙な匂いのする薬品のせいだろう。
「いやーしかし、よくやったな、お前ら」
 男達の集団よりも一段高い場所にいる、ビキニパンツにアロハシャツというふざけた格好をした男が、サングラスを引き上げながら、何やら労いの言葉らしいことを口にしていた。多分、あれが頭のフランキーだ。
「2億ベリーとは大したもんだ。これでようやく、オレ達の念願が叶うわけだな」
(2億ベリー……!!)
 その単語に、霞がかったウソップの頭が一気に覚醒する。
 そうだ、こんなところに転がっている場合じゃない。あの2億は、メリー号を直してやるための大事な資金なのだ。絶対に奪われてはならない金なのだ。
 ウソップは起き上がろうとしたが、後ろ手に手首を縛られ、足首まで縛られているので身動きが取れなかった。なんとか解けないものかと藻掻いている内に、男達の一人に気付かれてしまう。
「おっと、嬢ちゃんが目を覚ましたようだぜ」
 下卑た笑みを浮かべて見下ろしてくる男を、ウソップはできる限りの鋭い眼でにらみ返してやった。しかし、男はニヤニヤ笑いを強くするだけで怯む様子はない。
「その小娘はどうしたんだ?」
「へへっ、こいつもついでに掻っ攫ってきた『戦利品』でさぁ。基地に連れてきて、景気づけにしっぽり楽しもうと思いやしてね……一緒にいたもう一人の女も大した上玉だったんスが、こっちの方が2億持ってたもんで」
「ケッ、てめェらもなかなか悪趣味だなあ。言っとくが、オレはそんな小娘をコマす趣味はねーからな。お前らだけで適当に楽しんどけ」
(なんの話してんだよ……戦利品だの、楽しむだの何だの……)
 不穏な会話に、ザァッと血の気が引いていく。自分が今どういう状況に置かれているのか、これから何をされようとしているのかを理解して、ウソップは恐怖に身を硬くした。

24 :
「おれは早いトコこの2億を持って、例のモンを手に入れてくるぜ」
 しかし、フランキーのその言葉にハッとし、とにかく何とかしなければと、不自由な身体で半身を起こす。
「ちょっと待て、てめェら!!!」
 身体が動かないなら、口を動かすしかない。ありったけの声を搾り出してそう叫ぶと、フランキーをはじめ男達の視線が一気にウソップに注がれた。
「あっ……あたしには、八千人の部下がいる!! 今にもその部下達が、このあたしを救出しようと、この家を取り囲んで、てめェらを潰しにかかるぞ!!」
 声が震えそうになるのを必に堪えて、いつものハッタリを叫ぶ。
「一家を全滅させられたくなかったら、今の内に大人しくその金を返して、今すぐあたしを解放するんだっ!! わかったかっ!!」
 だが、無情にも、返ってきたのは割れんばかりの大爆笑だった。
「ヒャハハハハハ!! 何を言い出すかと思やあ……嬢ちゃん、吐くならもっとマシな嘘吐きな!」
 男の一人……ウソップを担ぎ上げて攫ってきた、肩に四つ葉の入れ墨を入れた男が、揶揄の言葉を吐きながらウソップに近付いてくる。
 目の前で屈み込んだその男に、いきなり顎を鷲掴まれ、ウソップは、恐怖にヒッと息を呑み込んだ。
「嬢ちゃんがンな大部隊を率いてるなんざ、誰が信じると思う? 大事な金をあっさり奪われて連れ攫われて、今から為す術もなくオレ達にマワされようとしてる、か弱いお嬢ちゃんがよお……」
 そう言ってニヤニヤ笑いながら、男は、片手でウソップのオーバーオールの留め金を外しにかかる。
「……っ…………!!」
 悔しさと、自分の弱さに対する情けなさと、これからされることへの恐怖で、ウソップの眼に涙が滲む。

25 :
「じゃあ、オレはちょっくら買い物に出掛けてくるからな。その娘のことは、せいぜい楽しんだら仲間ンとこに帰してやれ」
 まるで何事もなかったかのような口調でフランキーは言うと、ウソップから奪った金の入っているスーツケースを手に、入り口へと足を向けた。
「待てよっ!!」
 屋敷を出て行こうとするフランキーの背中に、ウソップはあらん限りの声を振り絞って叫んだ。
「返してくれっ!! その金はただの金じゃないんだっ!! 船を直すための大事な金なんだ!!
 あたしたちの船が……今までずっと一緒に航海してきた仲間が、もうボロボロになってんだ……!! 助けてやりたい、その金で傷を直してやって、また一緒に航海したいんだ……!!」
 フランキーは、振り返らない。
「あたしのことは、どうしてくれたっていいから……!! お願い、その金は返して……!!」
 泣きながら、徐々に掠れて小さくなる声で、ウソップは必で訴えたが、フランキーが足を止めることはなかった。
「おーおー、泣かせる話じゃないの、愛する船のために自分の身を捧げようってね」
 バタンと扉が閉まった後、腰帯を解いてウソップのオーバーオールを膝までずり下ろしながら、先ほどの四つ葉入れ墨の男が揶揄する口調で言う。
「だが、勘違いするなよ嬢ちゃん。アンタはオレ達と交渉できるような立場じゃねえ、ただの獲物さ」
 胸を覆っていたチューブトップを引き下ろし、最後の砦だった下着すら引き裂きながら乱暴に剥ぎ取られ、ウソップはほぼ全裸にされてしまった。
「金を返すとか返さねえとか関係ねえ、泣こうが喚こうが、オレ達にいただかれるしかねえのさ……」
 剥き出しになった乳房を鷲掴み、男は生臭い息を吐きながら、ウソップに屈辱的な台詞を囁きかける。
「……ッ……! この、糞野郎ッ……!」
 なけなしの気力を絞ってウソップは、縛られたままの足を振り上げて、男の腹に蹴りを入れる。
「ぐっ!? ……このアマ、大人しくしやがれっ!!」
 予想外の反撃を受けた男は、一転して声を荒げ、バシリとウソップの頬を張った。
「おい、お前ら両足押さえとけ!! 縄外して股ぁ開かせろ、その方がヤリ易いからな!」
 四つ葉の男にそう言われ、側にいた男達が数人掛かりでウソップを押さえつけに掛かった。
 足首を縛っていた縄をナイフで切られ、オーバーオールを片足だけ抜かれて、思いきり開脚した格好で男二人に両脇から脚を押さえられる。
「……やっ……!!」
 一番恥ずかしい場所をさらけ出したまま脚を閉じられなくなり、ウソップは羞恥に顔を歪めてか細い声を洩らした。
更に両腕も男二人掛かりで押さえ込まれ、ただでさえ非力なウソップは、まるで身動きが取れなくなる。

26 :
「おい、いいモンがあった。これ使おうぜ」
 星柄の肩当てをした金髪の男が、歯磨き粉のようなチューブに入った何かを手にして、四つ葉の男に背後から声を掛けた。
「おお、いいねェ。こういう生意気な女にゃあピッタリの代物だ」
 四つ葉の男はどこか嗜虐的に口の端を歪めながら、金髪の男からそれを受け取る。
「な、なんだよそれっ……どうする気だよっ……!?」
 得体の知れない薬品らしい物を使われそうだと理解して、ウソップは言い知れぬ恐怖を感じ、身を硬くする。
「これか? これはなぁ、どんな強情で生意気な女でも、腰振ってチンポをオネダリするようにさせちまう、い〜いクスリさ……」
 ウソップの恐怖を煽るように勿体つけた口調で言いながら、男は武骨な指の上にチューブの中身を搾り出した。
「ほら、こうやって塗って使うんだぜ」
 言って男は、さらけ出された少女の秘部に手を伸ばし、薬を塗り拡げながら無遠慮にそこを蹂躙した。
「ひっ……いや、いやああぁ……」
 まだ誰にも触れられたことのなかった場所を、下卑た陵辱者に嬲られる屈辱と羞恥に、ウソップは硬く眼を閉じて悲しげに呻いた。
「ああ〜、たまんねぇなあ。そそるぜ、その声」
 舌なめずりをして恥辱を煽るような台詞を吐きながら、男は、少女の敏感な肉芽を覆う包皮を、武骨な指で器用に剥いた。そして、硬く凝るそこを直接嬲りながら、念入りに薬を塗り込んでいく。
「ひああっ……!? やっ、いやあっ、それいやあぁっ……!!」
 最も敏感な場所を捏ね回される強烈な刺激に、少女は頭を振って泣き声を上げた。
「おーおー、腰ビクビクいわせちまって淫乱だなぁ、そんなにイイかい? おマメちゃんもコリコリに硬くなってるぜ、こんなの扱かれちゃぁたまらねぇだろ?」
「あっ、ううっ違っ……ひあっああっ、やめてぇっ……!」
 弱い肉芽を執拗に責められながら言葉でも嬲られ、ウソップは泣きじゃくって許しを請うが、ヒクヒクと震える秘部からは既に透明な粘液が溢れ出し、尻を伝い落ちて床に小さな水溜まりを作っていた。

27 :
「へへっ、そんなにイヤイヤ言うならやめてやるぜ。自分からオネダリするまで、しばらくお預けだな」
 男は、そう言って存外あっさりと手を止めると、陰核を嬲っていた指を、ネトリと透明な糸を引かせながら離して、意味ありげにニヤニヤと笑いながらウソップを眺め下ろした。
「………………?」
 ウソップは、突然の男の行動を訝りつつも、ようやく止んだ辛い刺激に、荒い息を整えながら安堵した。
「…………!! くぅっ……!?」
 しかし、ホッとしたのも束の間、数秒もしない内に秘部を堪え難い疼きが襲ってきて、ウソップは思わず腰をビクリと仰け反らせる。
(……痒いっ……! 痒い痒い、痒いよぉっ……!!)
「……っ……っ……!!」
 尋常ではないほどの痒みに、恥も外聞もなく腰を揺らしてしまうが、どうしようもない焦れったさが増すだけで何の効果もない。
 せめて脚が自由であれば、腿を必に擦り合わせていたところだろうが、脚を開かされたまま押さえつけられていれば、どうすることもできない。
「ヘヘヘ……どうだ、たまらねえだろ? 自分からおマンコ擦って下さいってオネダリすりゃあ、痒さも吹っ飛ぶほど存分に掻き回してやるぜ」
「ぁっ……ああぁ…………」
 気が狂いそうなほどの痒みに、喉の奥から微かな呻きが洩れる。
 掻き毟りたくて堪らなかったし、この男に与えられるものでも構わないから、刺激が欲しくて堪らなかった。しかし、自分からそれをねだるのは矜持が許さなかった。
「んっ……くぅぅっ……」
 唇を噛み締めて衝動を堪え、ブルブルと震える身体を抑え込む。しかし、このままいつまで耐えられるかはわからなかった。
「なんだ、まだ強情を張る気か? 仕方ねえなあ、こっちにもたっぷり塗り込んでやるよ」
 そういうと男は、あろうことかチューブの口を膣口にねじ入れて、まだかなりの量が残っていたチューブの中身を、ウソップの胎内に全て捻り出したのだった。
「ひっ……いやあああああっ!?」
 まだ誰にも侵入を許したことのないその場所を、妖しい薬が奥まで犯していくのを感じて、嫌悪感に悲鳴を上げる。
「うっ……ああっ……あああっ…………!!」
 大量にねじ込まれた薬は程なくして効力を発揮し、本気で発狂しそうな痒みに襲われ始めたウソップは、脂汗を掻いて苦しげに喘いだ。

28 :
「まだ我慢する気か、本当に狂っちまうぞ。素直になりゃあ、最高にキモチよくしてやるのによ。……こんな風にな」
 猫撫で声で言いながら、男は、ズキズキと疼きに苛まれている少女の肉芽に、軽く指を押し当てる。
「あっ!! ああああ〜っ!!」
 焦らしに焦らされて不意に与えられた刺激に、堪らなくなったウソップは、腰を思いきり揺すり立てて男の指に自らの秘部を擦りつけてしまった。
 その瞬間、僅かに痒みを癒される心地良さと同時に、電流のような痺れが下半身に迸って、ウソップは、自分でも聞いたことのないような甘い声で悲鳴を上げていた。
「くくく……感度もすげえことになるんだぜ、この薬」
 男は、一瞬だけの解放の快楽に身悶える少女の反応を楽しむと、すぐに指を離して刺激を奪ってしまった。
「あぁっ……なんで……」
 男の指が離れていく瞬間、与えられた激しい快楽への名残惜しさに、少女は思わず悲しげな声を洩らし、腰が指を追うような動きをしてしまった。
拷問のような痒みから一瞬だけでも解放を味わった後、ぶり返してきた痒みは、数倍堪え難いものに感じられる。
やめないで、やめないで、もっと、もっと……そんな欲求ばかりが頭の中を支配して、狂いそうになるまで守ってきたはずの矜持や誇りが、ガラガラと音を立てて崩れていく。
「……お願い、擦ってぇっ……!!」
 ガクガクと腰を揺らしながら、少女は男に哀願する。
「どこを擦って欲しいんだ? きちんと言ってオネダリしろよ」
 根負けさせた嬉しさからか、下卑た笑いを今までで一番強くしながら、男は少女に更なる恥辱を要求した。
「ああっ……お、おマンコ、擦って下さいっ……痒い、痒いよぉ、もう我慢できない……早くぅっ、おねがっ……お願いしますっ……!!」
「くくっ、まあ上出来だな」
 もはや理性を失ったウソップの必な懇願に、殊更嬉しそうにニヤけた男は、少女の股間に手を伸ばし、その肉芽から花びらから激しく擦り立てると、薬品で満たされた膣内に太い指をズブズブと埋めた。
「あふぅあああぁっ! んひっ、ぃああああぁっ!」
 電流のように全身に迸る激しい快楽に、ウソップは背中を弓なりに反らせて悲鳴を上げた。

29 :
 両脚を押さえつけていた男達も、ようやく戒めを解かれたと言わんばかりに我先にと手を伸ばしてきて、肉芽を摘んで扱き立てたり、柔らかな肉の花びらを擦ったり揉んだりと、容赦なく嬲ってくる。
腕を押さえていた二人も両側から少女の乳房にむしゃぶりつき、硬く尖った乳首を指で苛めたり、吸いついて舌で舐ったりと、思い思いに責め立てた。
「ふあああぁあっ……!! いやぁあっ、あああああぁっ!!」
 全身の敏感な場所を一時に責め立てられたウソップは、神経が焼き切れそうな激しい快楽に身を焼かれ、背中を反らせたままガクガクと身体を揺さぶって絶頂を迎えた。
「……っ……ひぃんっ、ぃあっ、ああああっ……! ……いやぁ、もういやあぁ……」
 絶頂の痙攣が続いている最中ですら、男達は全身を嬲る手を休めてはくれず、終わりの見えない責めに、ウソップは絶望感を滲ませた弱々しい声を洩らした。
「イヤイヤ言いながら、随分美味そうにくわえ込んでるじゃねぇか。指が持って行かれそうだぜ」
「やあぁぁっ、言うなっ、言わないでぇっ……」
 膣内を嬲る男にそう揶揄されて、今さらながら襲ってきた羞恥にウソップは頭を振って泣きじゃくった。
 どんなに激しく責め立てられても、薬が浸透してしまっている奥の方までは、根本まで埋められても指では届かない。
 そのもどかしさから、媚肉が無意識に挿入されたものを奥へ奥へと引き込む、いやらしい動きをしてしまうのだった。
「……そろそろ指じゃ足りなくなってきただろ。可愛くオネダリすりゃあ、いいモンやるぜ、お嬢ちゃん」
 そう言って男は指を引き抜き、ツナギを脱ぎ捨てて筋骨隆々とした裸体を晒すと、いきり立った巨大なモノを、少女の眼前に突きつけた。
「ひっ……」
 初めて目にするグロテスクな男のモノに、ウソップは、恐怖と嫌悪の表情を浮かべて顔を背ける。
「カマトトぶってられるのも今の内だぜ。今にコレで、マンコの中を掻き回されたくて堪らなくなるさ」
 そう言われている最中にも、指を抜かれた膣内が早くも痒みに疼き出し、ヒクヒクと痙攣を始めていた。
 今も止まない乳首や陰核への刺激が、ますます膣内を疼かせて、薬によってもたらされる衝動をより一層堪え難いものにする。

30 :
「はあっ……ああぁっ…………」
「そら、今さら張る意地もねえだろう。素直におチンポ下さいって言やあ、すぐに気持ち良くしてやるぜ」
 男の言葉に、薬のもたらす疼きに苛まれているウソップは、この太く大きなモノで思いきり中を擦られたらどれだけ気持ちいいだろうかと、つい想像してしまっていた。
 ウソップに男性経験は皆無で、身の内に男を受け入れる感覚がどんなものか知りもしなかったが、この気も狂いそうな膣内の痒みを、奥まで届くような何かで掻き毟られて癒やされたいという衝動だけはあった。
「……く、下さい……おチンポ、下さい……」
「おー、そうかそうか。おチンポでどうされたいんだ?」
 先ほどよりも簡単に堕ちたウソップをつまらないと思ってか、男は更に恥ずかしい言葉を要求してくる。
「お、おマンコの中、擦って……奥まで、いっぱい……でないと、も、もう……」
 痒みが癒やされないもどかしさに腰を揺り動かし、涙を流しながらの少女の懇願に、満足げな笑みを浮かべた男は、自らの逸物にゴムを被せる。
「本当言うとナマで突っ込みたいところだが……大事なイチモツが痒くなっちまうんでなぁ」
 下卑た笑いを洩らしてそう言うと、男は少女の両腿に手を掛け、そそり立つモノの先端を蜜壷に押しつけると、ゆっくりと腰を進めていった。
「ああっ……!! ああああああっ!!」
 初めて受け入れるそれは硬く太く、どう見ても処女には厳しいモノだったが、大量の媚薬に疼き、激しい責めに蕩けきっていた蜜壷は、痺れるような快楽をもってそれを受け入れていた。
「ぅくっ……ああっ、あああっ……!」
 破瓜の痛みですら、痒みを癒やす快楽の刺激として感じられる。
 最奥まで埋めてしまうと、男は殊更ゆっくりとした動きで内壁を擦り上げた。
「ふあああぁっ……んぁあああっ……!!」
 始めこそ、どんなにゆっくりした動きであっても、大きすぎるモノでいっぱいに満たされた内壁が擦られる感覚は強烈なもので、ウソップはそれを受け入れるのが精一杯だった。
 しかし、既に蕩けきっていた内壁が徐々に刺激に慣れてくると、緩慢な動きでは物足りなくなってきて、無意識の内にウソップは自ら腰を揺すり始めていた。
「なに自分から腰振ってんだよ、そんなに男のチンポが好きなのかい」
 男は揶揄しながら、腰の動きを急激に速めてくる。
「ああああぁっ!! ひっ、ぃああああああっ!!」
 一転して激しくなった抽迭に悲鳴を上げて背中を仰け反らせ、口の端から唾液の筋を伝わせながら、ウソップは男の為すがままに揺さぶられる。
 程なくして絶頂を迎えたウソップは、もはや声もなく白目を剥いてビクビクと激しく痙攣し、失神しそうな様相だったが、男の方は未だ限界からは遠く、すぐに再開された抽迭に無理やり意識を覚醒させられる。

31 :
「これで男の味を覚えちまったら、もうチンポなしでは生きていけなくなるぜ……」
 霞がかった意識の中で激しく揺さぶられながら、ウソップは、暗示のような男の囁き声を聞いていた。
「ウチで一生肉奴隷として飼ってやってもいいんだがなあ、仲間のとこに帰してやれってぇお頭の命令があるからよ。たっぷり楽しんだ後に、逃がしてやるぜ」
 強制的に与えられる激しい快楽と、壊れかけた心とが、男の声を遠く現実味のないものにさせる。
「まあ、疼いて仕方なくなったら、一味の中で適当な男でも誘って銜え込むがいいさ……なんなら公衆便所にでもなってやりゃあ、男共も喜ぶんじゃねえか」
 酷く屈辱的な言葉を言われている気がするが、薄れかけている意識の中では、その意味を半分も理解できなかった。
「どうせ金の番もできねえような役立たずのクルーだ……せっかくマンコがあるんだし、肉便器辺りが適材適所だろ」
 かねのばんもできないような、やくたたずの…………
 その言葉だけは、ウソップの頭の中にこびり付き、いつまでも離れなかった。
 やがて四つ葉の男が精を吐き出し、他の男が中に押し入ってきても、ウソップの頭の中には、その言葉だけが木霊し続けていた……。

32 :
以上です。お粗末様でした。
ちなみにこの後ウソ子は十数人に輪姦されまくって、何回も失神しては叩き起こされて、
いよいよ最終的に力尽きて目覚めなくなったところで、
ザーメン塗れのまま原作と同じ場所にうち捨てられるよ。
そしてそれを一味の男連中がハケーンして、
当然の如く激怒してフランキー一家壊滅させる流れになるよ。
そんで船の中で目を覚ましたウソ子は、ただでさえ精神ガタガタになってるところに
ルフィに船乗り換え宣言されて、
絶望のあまり一味を離脱してメリー号と心中しようとする展開とか
想像するだけで滾るのですが、
エロには関係ないし無茶苦茶長くなるので書けません。
蛇足すみません。お目汚し失礼しました。

33 :
保守

34 :
>>32
全くワンピースに興味ないんだけど、昔ジャンプで流し読みした記憶をたどると
ウソップって確かピノキオみたいな顔の不細工じゃないか?
あれが女になっても、男は誰も欲情しないと思うんだけど……

35 :
>>34
それを原作者が奇跡的に美人に描いた絵があるんだよ公式に。
ttp://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51362087.html
しかし脳内変換が難しすぎるキャラだというのは認める。

36 :
>>35
チョッパーかわいいw

37 :
揺るぎねえな、骨w

38 :
復帰

39 :
保守

40 :
まず、主人公は男で主人公視点
ヒロインは、他の人に乗り移られて、それでヒロインが責めてエッチとかフェラチオをするストーリー
こういう感じのを探してる
TSもののエロゲはあるけど、どこもだいたい主人公が女体化して責められるパターンばかりでつまらん
誰かが、ヒロインに女体化して、無理やり主人公を責めるやつが欲しい

41 :
いまいち言ってることがわかりにくいんだが
つまりこういう事か

男A─【幽体離脱】→ヒロイン肉体×男B(主人公)
つまり男Aがホモなの?
肉体とられたヒロインの魂どこ行っちゃうのん?

42 :
すまない鳥を消し忘れた

43 :
TS的にその「誰」だかがヒロインに憑依して「女の身体で」男を責める感覚を主眼に置くんだったら
正直「ヒロイン」なんて人格はいらないよな
それともヒロインの人格は乗っ取られた体の中にまだ入ってて
自分の体が勝手に男を貪ってる様子を座して眺めるしかないって状況を作りたいのだろうか
でもそれはどちらかといえばMCもの寄りであってTSじゃない
というか責められる男を「主人公」と表記しているという事はそいつ中心の視点なのか?
他人からの視点でヒロインの肉体の中で起こる「男である誰か」と「ヒロインという女」のコンフリクトを
描写するのって無理じゃないか?

44 :
友人視点だと彼女が豹変した困惑とか正気じゃない彼女とやっちゃった背徳感とか後で男と知った絶望とかその辺を色々入れられるんだが
肝心のTS萌えというものが存在しないしな
かといって男目線じゃ彼女の存在意義が危ういし

45 :
世界を書き換えてくタイプのSSが読みたいんだけど何か良いのって有る?
既読はタンスで剛と際限のない世界

46 :
>>45
確か「ぼくはおんなのこ」ってのが該当すると思いますが。

47 :
>>45
設定変更アプリとかあかがえ!は?
>>46
コミックのやつですか?

48 :
いやーでも1話完結だしエロパロって言うにはちょっと
買ったし、なかなかおもしろいと思うけど

49 :
設定変更アプリも既読だったゴメン、残りの二つでも読みに行ってくるよありがとう!
後sage忘れもゴメン

50 :
デートの最中にカップルが性転換するって知りませんか?

51 :
水着大会は大混乱
抜群のプロポーションの水着美女達、
そんな彼女達の様子を見ていた悪魔が、彼女達に魔法の粉を振りかけると、
ビキニカップが弾けそうなくらい、膨らんだ胸が、
みるみるうちに小さくなって、
蜂のようにくびれた腰周りが徐々に幅が広がって、
ビキニパンツに異様な盛り上がりが形成され、
丸みを帯びたお尻が小さくなっていき、
会場は美男子達の嘆きと戸惑いの声で満ち溢れるのであった。

52 :
ボディビル大会は大混乱
鍛え抜かれた肉体をアピールするボディビルダー達、
すると、彼らの厚い胸板が丸みを帯び始め、
自慢の鍛え抜かれた筋肉が落ちて、腕や脚が華奢になっていき、
ビキニパンツがずり落ちそうになるが、
大きく張り出したお尻がビキニパンツを受け止める。
肉体美を競う会場は一瞬で美女達の恥じらいの舞台へと変貌した。

53 :
お問い合わせ
「こちら、サービスカウンター」
「あ、あの、僕、女になっちゃって・・・」
「もう少し詳しく説明して下さい」
「おたくの商品のバストグングンを間違って飲んじゃって」
「少量ならすぐに元に戻りますが」
「それと彼女がマッスルグングンを飲んで男になっちゃって」
すると、会話が中断され、電話口から、
「もうこんなに魅力的になって」
おそらく男になってしまった彼女らしき声が聞こえたが、
しばらくして電話が切れてしまい、
「性行為をすると元に戻らなくなるけど」

54 :
短いけど良い出来だ。


性行為で戻らなくなると 判明するくだりkwsk

55 :
サキュバスの誘惑
ある少年が部活を終えて帰ろうとすると、見知らぬ女性に声を掛けられ、
「久し振りね」
「だ、誰でしたっけ?」
女性が少年の耳元に息を吹きかけると、
「そうだ、思い出した」
少年は女性を自分の家に連れて行くのだが、
「俺、着替えてきますから、くつろいでいて下さい」
少年が自分の部屋へ向かうと、
「精がたっぷり絞り出せそうな坊やだこと」
彼女の正体はサキュバスで、遠い親戚と偽って少年に近付いたのだ。
「早速、味見をしちゃうおうかしら」
サキュバスが少年の部屋へ向かうと、
「な、何の用です?」
「随分逞しいじゃない」
少年の幼さの残る顔と発達した筋肉とのギャップに、
「あら、ますます絞りがいがあるわね」
再び少年の耳元に息を吹きかけると、
「さて、あなたの精をいただくわ」
「はい、どうぞお召し上がり下さい」
少年との性行為の末、サキュバスのお腹は妊娠したように膨らむが、
「こんなにお腹が熱く感じるのも久し振りね」
膨らんだお腹は瞬く間に元に戻り、
サキュバスはぐったりと横になる少年に、
「ほとんど吸い尽くしちゃった精の代わりに新たな精を上げるわ」
少年の首にサキュバスの長い尾が突き刺さると、
だらんとしているペニスが徐々に小さくなって体の中に吸収され、
筋肉が落ちて、肩幅が狭まり、手足も華奢になっていき、
腰周りが細くなって、胸が膨らんでいくと、
「これで良し」
サキュバスはその場から消え、女へと変身を遂げた少年が残された。

56 :
インキュバスの罠
少女は同じ部活の先輩に好意を寄せていたが、
自分が小柄で少し太めの体形である事に、
「こんなじゃ嫌われちゃう」
そんなある日、部活を終えて帰ろうとすると、
「ちょっと良いかな?」
「せ、先輩」
先輩に体育館の裏へと連れて行かれるが、
「一体何の用でしょうか?」
先輩の正体は彼女の精を狙っていたインキュバスであり、
インキュバスが彼女のお尻に尾を突き刺すと、
「体が熱い」
今まで恥ずかしがっていた少女が自分から服を脱いでいき、
「良いぞ、お前の精を思いっ切り俺にぶちまけろ」
性行為の末、少女はすっかり痩せてしまうが、
「太めが好みなのにだいぶ痩せちゃったな」
ぐったりとしている少女に、
「それに女の精もあまり残ってないな、代わりに別のをくれてやる」
長い尾が少女の首に突き刺さると、股間にペニスが形成され、
無意識にペニスを扱いていくのに伴い、背丈が伸びて、肩幅は広がり、
「ついでに俺に関する記憶は消しとくか」
インキュバスはその場から消え、男へと変身を遂げた少女が残された。

57 :
性転換もので「性転換してすぐに順応するのはダメ」とか
これだけは譲れないものってありますか。

58 :
>>57
好みにもよるが、俺はリョナとかレイプ、輪姦が嫌いだな。
男の時の友人と元に戻る方法を探って行くうちに微妙な関係になって、否定しながらもお互いを受け入れて行くっていうのが好きw

59 :
兄妹から姉弟へ
俺、長谷部純の双子の妹、悠は恥じらいってものがなく、
「悠、またそんな恰好で」
「別に胸は小さいから構わないよ」
いくら幼児体型でも下着姿でくつろぐのは止めてくれ、お前は女だろ。
「全く、もう少し女としての自覚ってのが・・・」
すると、
「宅配便です」
受け取った荷物を開けてみると、
中には赤と青の液体の入った瓶がそれぞれ一つずつ入っており、
「何だ、これ?」
そこへシャツとデニムを纏った悠が、
「また父さんから?」
悠が青い液体の入った瓶を開けて中の液体を飲んでみると、
「少し苦いけど、兄さんも飲んでみたら?」
俺も赤い液体の入った瓶を開けて飲んでみると、
「こっちは凄く甘いぞ」
俺と悠が半分くらい飲み干すと、
「悠、大きくなっているのか?」
「兄さんが小さくなっているじゃない」
俺達の意思に反し、体の変化は進行していき、
俺の胸は片手で抱えるのがやっとの大きさにまで膨らんで、
腰はくびれ、お尻はショートパンツが破けそうになる程に張り出し、
一方、悠は背丈が伸び、体つきも変化したので、
シャツもデニムも破れて全裸になってしまい、
「さっきから大きいままだよ」
股間で元気に勃起するペニスは俺のよりも大きく、ちょっと羨ましいが、
「純に悠、いるのか?」
「ま、まずい」
そうだ、今日は健と舞と一緒に宿題をする約束だった。
「まだ半分残っているよ」
すると、悠が半分ほど残っていたのを健と舞にそれぞれ飲ませてしまい、
「純、胸が大き過ぎ」
舞は悠と違って幼児体型である事に劣等感を感じていたが、
「俺だって好きで・・・」
「それにしても、落ち着かないな」
何でも、あの液体はどうやら液体は媚薬として効果があるようで、
「また大きくなってきたみたい」
悠と舞のペニスは、今にも破けそうな服を着ている俺や健に反応してか、
俺が貸した下着の中で勃起しており、
しかも俺や健の着ていた衣服は男になった悠や舞に丈が合わず、
下着以外ほとんど何も身に着けていないから筋肉質な体が剥き出しで、
「俺、男なのに女として悠の体が逞しいと感じる」
健の嘆きも空しく、俺達は逃げようがない。
何故って、俺の股間には舞、健の股間には悠のペニスが挿入されており、
長さも太さも桁違いなので、抜こうとすると子宮の中で射精されかねず、
下手に射精でもされると、俺達は元に戻れなくなってしまう。

60 :
>>57
なんでもそうだけど、女の子が暴力とかで泣く展開はダメだな
模写だとしても直接女の涙は見るの辛い

61 :
>>59
なんかすんごく勃起した。ageてるのが悔やまれるけど

62 :
俺が救世主の母なんて(その1)
「男の子だよ」
夫に無事出産した事を告げると、
「そうか、とにかく良かった」
「あの連中の予言の半分が当たったね」
「でも、ある意味、こうして夫婦でいられるのも彼らのおかげかもな」
「ま、まあな」
それは私が男、夫が女だった頃に遡り、
「もう、浮気ばっかりして、アンタなんてもう知らない」
男だった頃は浮気ばっかりする最低な奴で、
「ちょ、ちょっと待ってくれ」
すると、異様な格好をした男女が、
「ようやく見つけました」
彼らは、
「あなた方の息子が世界を救うのですが・・・」
俺達の息子が世界の危機を救う事になるって、
どっかのヒーローものみたいな話に、
「アンタ達の冗談に付き合っている程、暇じゃないの」
すると、女が銃を取り出し、
「まさか、私達を・・・」
「いえ、このままでは歴史が変わってしまいますので」
俺の首筋に針のようなもの撃ち込まれ、
「あ、熱い」
「いくら浮気ばっかりして懲りない奴だけど、私にとって・・・」
「誤解しないで下さい、父さん」
「ちょ、ちょっとどういう・・・」
彼女にも針のようなものが撃ち込まれると、
「これが君達の両親とは思えないな」
男が女に話しかけると、
「とにかく、これで私も弟も生まれる事が出来る」
「じゃあ、戻るとするか」

63 :
俺が救世主の母なんて(その2)
「アイツら、何を・・・」
「そ、そんな事より体が・・・」
俺達はそのまま気を失ってしまうが、
撃ち込まれた針状の物体は分裂してあちこちに散らばって、
俺達の体を変化させるための準備をしていたのだが、
俺達はその事に気づきもしなかった。
「あ、あれ?」
あれから数日、何事もなかったかのように生活していたが、
「ち、小さくなっている」
俺はペニスが以前の半分程の大きさになっているのに気付き、
「ねえ、ちょっと話があるけど」
急に彼女がやって来て、
「驚かないでね」
彼女が下半身を露出させると、クリストスの穴から見慣れないものが、
「こ、これって」
彼女の推測が正しければ、俺は女、彼女は男になってしまうらしく、
「そんなまさか」
半信半疑の俺だったが、
「お互いの性器を舐め会うのって何だったかな?」
何か、前より彼女の性欲が強くなったような。
逆に俺は彼女以外の女に興味が沸かなくなったような気が。
「ど、どうしたの?」
「べ、別に何でもない」
「じゃあ、始めよう」
「分かったよ」
こうして性が変わる前の最後の性交を行う事になったが、
「急にどうして?」
俺のペニスが何もしていないのに精液を放出し始め、
精液が次第にでなくなっていくと先の穴が広がっていき、
反対にその他の部分が体内にめり込んで子宮が形成され、
一方、彼女の股間に生えていた棒状のものが長さと太さを増すが、
「あ、熱い」
「で、でも何か気持ち良い」
俺と彼女、いや私と彼は何とも表現できない快感を味わい、
「やっと終わった」
すると、私の隣で寝転がっていた彼が、
「まだ始まったばかりだよ」
「そ、そうね」
それから結婚して、一男一女に恵まれて今に至るけど、
「あの子、誰かに似てないかしら?」
2歳になる娘を見て、
「そうだな」
数年前に私達の前に現われた女に似ているのに気付くが、
「とにかく、僕らは親として精一杯育てるだけだよ」
「それもそうね」

64 :
性転換ものってお勧めってのはありますか。

65 :
つぶやき
彼女より胸が大きくて気不味いよ(彼女と仲直りしたい 19歳)
覚悟決め実は男と告白します(やっぱ嘘は良くない 22歳)
気にしなくても良いよ、実は僕、女だったんだ(前は女だった 24歳)
性転換、嫌がる彼氏、順応する私(ずっとこのままでも 17歳)

66 :
前スレの続きを投下します。属性は以下の通りです。
■オリジナル、入れ替わり(首のすげ替え)、妊婦、
 現代、学園、強制、陵辱、H要素少し有り

67 :
「祐ちゃん、起きて。朝だよ、起きて」
 馴染みの少女の声が祐介の意識を呼び覚ます。祐介は小さくうめいてまぶたを開いた。
カーテンの隙間から、柔らかな朝の光が暗い部屋の中に差し込んでいた。
 ベッドに仰向けのまま首を横に向けると、
黒い髪をツインテールにした童顔の少女と目が合った。
少女は紺のセーラー服の上に、学校指定のジャケットを羽織っていた。
近所に住んでいる幼馴染みの森田瑞希が、祐介を起こしに来てくれたのだ。
「瑞希……もう朝なのか。ううっ、重い……?」
 起き上がろうとして、腹に強い違和感を覚えた。
女物のサーモンピンクのパジャマを着た祐介の腹部は大きく膨らみ、異様な姿を晒していた。
おそるおそる手のひらで腹に触れると、かすかなぬくもりと鼓動を感じる。
新たな命が宿った孕み腹だ。
 現在の祐介の身体は、本来の彼のものではなかった。頭部以外は他人の体だ。
祐介の首から下の肉体は、斉藤ちひろという妊産婦のものと
そっくりそのまま置き換わっているのだ。
(夕べはよく眠れなかった。まさか、俺が妊婦になっちまうなんて……)
 苦労して身を起こし、暗い表情で自らの腹を見下ろす。
臨月の腹部はマタニティパジャマの布地を押し上げ、
自分が母親になってしまったことを祐介に思い知らせる。
一瞬、これは夢ではないかと疑ったが、いつまで経っても夢は覚めない。
決して覚めることのない悪夢に祐介は囚われていた。
(畜生。それもこれも、みんなあいつのせいだ。加藤真理奈……あいつ、絶対に許さねえ)
 こんなことになってしまったのは、毎度のことながら
クラスメイトの加藤真理奈の仕業だった。
人体に多大な影響を及ぼす危険な新薬を入手した真理奈は、
いつものようにそれを祐介に使用した。気を失っていて詳しいことは覚えていないが、
その薬のせいで祐介の首は胴体を離れ、同じ薬物を摂取して首無しになった
ちひろの肉体と合体してしまったらしい。
本来は別人のものである体のパーツが容易く結合し、一つになってしまったのだ。
にわかには信じがたい話だが、祐介の体の首から下がちひろのものと入れ替わってしまったのは、
いくら認めたくはなくとも認めざるをえない過酷な現実だった。
「祐ちゃん、どうしたの?」
 変わり果てた己の姿を眺めて落ち込んでいると、瑞希が祐介の顔をのぞき込んできた。
恋人でもある異性の幼馴染みが見ず知らずの妊産婦と体を取り替えられてしまっても、
瑞希は平然としていた。
 これも、やはり全ての元凶である真理奈の所業だ。真理奈が持ってきた謎のスプレーの中身
(おそらく、あれも危険な薬物だろう)を浴び、瑞希は変わってしまった。
妊産婦用のパジャマに身を包んだ身重の祐介を見ても、もはや何の疑問も抱かない。
「祐介は出産を間近に控えた妊婦」ということを、当たり前の現実として認識しているのだ。

68 :
「いや、何でもない。何でもないんだ、瑞希」
 祐介は軽く嘆息して首を振った。自分の身に起きた異変をいくら訴えても、
彼の両親も恋人の瑞希も、その声に耳を貸そうとはしない。
夕べのやり取りで、祐介はそれを嫌というほど思い知っていた。
元の体に戻りたいのなら、自分の力で何とかするしかない。
 ベッドの上に座り込み、これからどうすべきかをじっと考え込んでいると、
瑞希が祐介の膝から毛布を剥ぎ取った。
「じゃあ、これから一緒に学校に行こうよ。今日はいい天気で、昨日よりも暖かいよ」
「あ、いや、瑞希……起こしに来てくれたのはありがたいけど、俺は学校には行かないぞ。
 今日は休むから、お前一人で行ってくれ」
「ズル休みなんてダメだよ、祐ちゃん。ちゃんと学校に行かないとおばさんに怒られちゃうよ」
「あのなあ……こんな体で行けるわけないだろ。制服だって着れないし、
 このデカい腹はどうやっても隠せねえ。皆の笑いものになっちまうよ」
 前方に突き出た自身の腹部を指し示し、登校は無理だと主張する祐介。
しかし瑞希は引き下がらず、彼のか細い手を握った。
「大丈夫だよ。今の祐ちゃん、とっても可愛いから。さあ、着替えて一緒に登校しようよ。
 祐ちゃんと体を交換してくれた妊婦さんが、その体に合う服を
 たくさん置いていってくれたんだって。だから、服の心配はしなくていいよ」
「やめろ、瑞希。俺は外に出たくねえんだ。あっ、こら。だからやめろって。おい」
「じっとしてて、祐ちゃん。私が着替えを手伝ってあげる」
 こんな姿で外出できるわけがない──いくら祐介がそう言い張っても、
瑞希は執拗に祐介のパジャマを脱がせようとする。
真理奈に洗脳された彼女を説得するのは、極めて難しいように思われた。
「駄目だって、瑞希。やめろ、やめてくれ。こら、いい加減にしろっ」
「祐介っ! あんた、せっかく瑞希ちゃんが起こしに来てくれたんだから、
 さっさと起きて着替えなさい!」
「わああっ! お、お袋っ !?」
 不意にあがった怒鳴り声に、祐介は震え上がった。祐介の母親が怒りの形相で
部屋の入り口に立っていた。いつまで経っても二階から下りてこない祐介を叱りに来たのだ。
 これが普段ならば母の言うとおり、
手早く着替えて支度をするところだが、今は事情がまるで異なる。
首から下が妊産婦になってしまった自分が、まともに登校できるわけがない。
祐介はそう述べたが、母親は息子の異常な姿を嘆くでもなく、再び彼を叱りつけた。
「いいから、早く着替えて朝ご飯を食べなさい!
 今のあんたは妊婦さんだから、ちゃんとご飯を食べなくちゃいけないんでしょう !?
 ほら、わかったら早くする! 遅刻しちゃうわよ!」
「そうだよ、祐ちゃん。早く着替えて一緒に学校に行こうよ」
「お袋、瑞希……二人とも、なんでわかってくれねえんだよ。畜生……」
 母親も瑞希も、祐介の苦痛をまるで理解してくれない。
いくら真理奈に催眠術をかけられたとはいえ、こんな酷い扱いがあっていいものか──
ぽろぽろ涙をこぼす祐介の前に、妊産婦用の下着とマタニティドレスが放り投げられた。

69 :
「それ、あんたの服よ。あんたと体を交換した斉藤さんが貸して下さったの。
 さっさとそれに着替えなさい」
「わあ、可愛い。妊婦さんってこんな服を着るんだ。じゃあ着替えようか、祐ちゃん」
(男の俺がブラジャーをして、パンティをはいて、しかもマタニティドレスを着て
 学校に行かないといけないのか。ううっ、恥ずかしくて涙が出てきた……)
 瑞希の手を借りて、祐介は泣きながらちひろの服を身に着ける。
ブラジャーとマタニティショーツを新しいものにはき替え、女物のインナーやロングパンツ、
さらに授乳口つきのダークグレーのワンピースに袖を通した。
着替えを終えて姿見の前に立つと、妊婦の外出着に身を包んだ少年の姿が映っていた。
羞恥で顔が真っ赤になった。
 そうしてダイニングに行くと、テーブルには普段とはいささか異なるメニューの朝食が
並べられていた。これはどういうことかと問うと、
妊婦は何よりも食事に気をつけなくてはならないという答えが返ってきた。
「食べるものに困る妊婦さんはたくさんいるのよ。
 子宮が大きくなるから少ししか食べられなかったり、
 喉が渇くからお水を飲みすぎて妊娠中毒症になったりして、とにかく大変なの。
 体重の管理も苦労するし。あと個人差も大きいから、
 体がおかしいと思ったらすぐ私に言いなさい」
「そ、そんなことまで気をつけなきゃいけないのかよ。妊婦って大変なんだな……」
「食物繊維やたんぱく質の他に、鉄分とカルシウムも必要ね。分娩時は出血するから」
 母が何気なく口にした言葉に、祐介は戦慄した。
早く元の体に戻らなくては、近いうち自分が産婦人科に担ぎこまれて
出産する羽目になってしまう。それだけは何としても避けたかった。
(くそっ、早く元に戻らねえと……加藤のやつ、なんてことをしやがったんだ)
 皿の上の卵焼きに箸を伸ばし、祐介はつくづく真理奈を恨む。
何としてでも彼女をつかまえ、元の体に戻してもらわなくてはならない。
そのためにも、今日はやはり学校に行く必要がある。
人に見られて恥をかくのを我慢してでも、真理奈に会わなくては。
(こうなったら加藤をつかまえて、腕づくででも何でも絶対に言うことを聞かせてやる。
 相手が女だからって遠慮はしねえぞ、畜生……)
 苦悩する祐介とは対照的に、母親と瑞希は常日頃とまるで変わらない様子で
テレビを観ながら談笑していた。苛立ちを抑えて朝食をかきこむと、
腹に奇妙な圧迫感を覚えた。はたして母の言ったとおり、
三十八週目の子宮に圧迫された妊婦の胃袋は、すぐに新たな持ち主に満腹を知らせてきた。
普段の半分の量も食べていないというのに、祐介の朝食はあっさりと終わってしまった。
 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

70 :
 それから祐介は瑞希に手を引かれ、二人並んで登校することになった。
途中、何度も腹の重みでバランスを崩し、転んでしまいそうになった。
祐介はそのたびに妊婦になってしまった己の身を嘆き、元凶である加藤真理奈に対する
呪詛の言葉を吐いた。周りの通行人が自分に向ける、物珍しげな視線も辛かった。
首から下が二十八歳の妊産婦の身体になった男子高校生の奇怪な外見は、
周囲の注目を浴びるのに充分だった。
 ようやく学校の正門前にたどり着いても、そう簡単に中に入ることはできなかった。
冬物の学生服かセーラー服を着た高校生の集団の中で、
ダークグレーのマタニティウェアを身にまとった祐介の姿はすこぶる目立つ。
知り合いにでも見つかれば、晒し者にされる危険があった。
「やっぱり無理だって。こんな格好で中に入るなんて無理だよ、無理。俺、やっぱり帰る……」
「ダメだよ、祐ちゃん。せっかくここまで来たんだから。ええいっ!」
 民家の塀に隠れて尻込みしていると、瑞希が後ろから勢いよく祐介の背中を押した。
祐介はふらふらとよろめき、情けない悲鳴をあげた。
門の傍らに立っていた教師がそれに気づいた。
「中川じゃないか。どうした? そんなところでぐずぐずしてないで、早く中に入れ」
「い、いや……俺、今日はその、体調が悪くて……」
 自分の体を抱くようにして、女物の服に包まれた柔らかな体のラインを隠そうとする祐介。
大して意味のないその行動を不審に思ったのか、教師は大股で彼に歩み寄ってきた。
「なんか様子が変だな。どうした? む、その格好は……」
「い、いやあああっ! 見ないで下さいっ! お、俺、やっぱり帰りますっ!」
 祐介は半泣きになってその場を離れようとする。しかし教師はそれを許さなかった。
体育教師の大きな手が、祐介の細い腕をがっちりつかんだ。
「ああ、なるほど。そういえばお前、女になってしまったんだったな。
 それも年上の妊産婦と、体の首から下の部分を交換したそうじゃないか」
「へ? どうしてそれを……」
 教師の発した意外な言葉に、祐介は面食らった。
傍らでは瑞希が二つのカバンを持ち、満面の笑みで性転換した恋人を見守っていた。
「どうしてって……さっき校内放送があって、お前のクラスの加藤真理奈が言っていたぞ。
 中川が困っている妊婦の女性のために、体を交換して差し上げたってな。
 偉いぞ、中川。普通の人間には、なかなかできることじゃない。立派だ」
「ええっ! あ、あいつ、そんなこと放送しやがったんですか !?」
 祐介は飛び上がった。教師は腕組みしてうなずく。
「ああ、もう学校中の噂になっているぞ。ん、なにを恥ずかしがっているんだ?
 お前は間違いなくいいことをしたんだから、遠慮せずに胸を張れ。
 もっとも、張ってるのは腹の方だが。わっはっはっ」
 教師は中年男らしく豪快に笑うと、祐介の孕み腹を馴れ馴れしくポンと叩いた。
どうやら、祐介が妊婦になってしまったことは、既に周知の事実らしい。
早くも恥をかく羽目になってしまい、とても平静ではいられなかった。
頭に血が上り、目から涙がこぼれた。

71 :
「くっそぉ……加藤のやつ、速攻でバラしやがって、一体どういうつもりなんだよ……」
「とにかく、ほら、さっさと校舎に入れ。遅刻してしまうぞ。
 森田、お前もクラスメイトだったら中川をサポートしてやってくれ。
 何しろ、身重の体だからな」
「はい、先生、わかりました。それじゃ祐ちゃん、行こっか」
 瑞希は教師に頭を上げ、上機嫌で祐介を先導する。
しぶしぶ瑞希のあとについて門を通り抜けると、
当然のように周囲の生徒たちから好奇の視線が向けられた。
「見て見て。あの子、首から下が二十八歳の妊婦になっちゃった中川君よね?」
「ふーん。あれがさっき放送で言ってた……へえ、ほおおおお……」
「首から下だけが女の人になっちゃうなんて、信じられない。でも本当だわ……」
「顔は男なのに、あのデカい胸と尻、そしてあの大きな腹……ふひひ、エロいな」
 たちまち注目の的となり、祐介は赤面してうつむくしかない。
校門に入ってから校舎にたどり着くまでのほんの数十秒が、数時間にも思われた。
下駄箱で用意してきた女子用の上履きに履き替え、階段や廊下をよたよたと歩く間も、
すれ違う生徒たちはみな祐介の姿に釘付けになり、多感な十七歳の少年の心を散々に痛めつけた。
 それは祐介が日頃親しくしているクラスメイトたちも同じで、
マタニティウェアを着た祐介が教室に入ってきた途端、一斉に歓声をあげて彼を出迎えた。
皆が妊婦のために身体を交換してやった祐介の善行を称えていた。
「よう、祐介。お前、マジで妊婦になっちまったんだな! 感心したぜ!」
「偉いわ、中川君。困ってる妊婦さんのために体を交換してあげるなんて……」
「ううっ、ぐすっ。なんで俺がこんな屈辱を……」
 めそめそ泣きながら席につき、臨月の腹を抱えて途方に暮れる祐介。
どこに行っても晒し者になり、精神的に参ってしまいそうだった。
 そこに新たな放送を知らせるチャイムが鳴り響く。
祐介が涙でぐちゃぐちゃになった顔を上げると、
教室のスピーカーからかん高い女生徒の声が聞こえてきた。
「はーい、皆さん注目っ! 大事なことだからもう一度お知らせしまーすっ!
 昨日、二年C組の中川祐介君が、予定日間近の二十八歳の妊婦さんと体を交換しました。
 不自由な生活を強いられている妊婦さんを助けてあげるためです。偉いですねえ!
 なので今日からしばらく、中川君は首から下が妊婦さんの体で学校に来ます。
 もちろん一日中マタニティドレスを着て過ごすし、トイレも更衣室も女の子扱いになります。
 見かけたら皆さん、ぜひ携帯で写真とか動画とか撮りながら、『頑張れよ!』と
 励ましてあげて下さい。それじゃー、これで大事なお知らせ終わりっ!」
「な、何だよあの放送は……あれをさっきも流したのか?」
 祐介は青ざめる。騒々しい放送の主は、やはり加藤真理奈だった。
祐介をこんな姿にした張本人が、全校生徒に向かって祐介を辱める放送を繰り返していたのだ。
「お、そういえばまだ祐介の写真を撮ってなかった。おい祐介、こっちを向いてくれ」
「お願い中川君、こっちを向いて。できればその大きなお腹が目立つ角度がいいんだけど」
 放送を耳にしたクラスメイトたちが、さっそく携帯電話のカメラを祐介に向けて撮影を始めた。
誰の顔にも同じような微笑みが張りついており、そこにはいささかの悪意も見られない。
男子生徒の肉体が妊婦のものと入れ替わるなどという非常識な話に驚くでもなく、
真理奈の放送に従って祐介の身を気遣い、笑顔で励ましてくれているのだ。

72 :
 教室を覆う不気味な雰囲気に、祐介はただならぬ気配を感じた。
(さっき会った先生も、ここにいるやつらも、皆なんか様子がおかしい。
 俺が女になっちまうなんてありえない話を、なんでこんなにあっさり受け入れてるんだ?
 いくら何でも、普通はおかしいと思うだろ。まさか──)
 真理奈がまた何か細工をして、生徒たちを操っているのではないか。そう直感した。
 祐介は立ち上がり、身重の体で教室を飛び出す。急いで目指すは放送室だ。
あのふざけた放送を行った真理奈を何としてでも捕まえ、
元の体に戻してもらわなくてはならない。このままではちひろの身体のまま、
妊婦として子供を産む羽目になってしまう。
「祐ちゃん、どこに行くの? そんな体で走ったら危ないよ」
 後ろからついてきた瑞希に「放送室! 加藤真理奈!」とだけ言い返し、
祐介は廊下を疾走する。一歩進むたびに乳腺の発達した乳房が上下に弾み、
臨月の腹部が重々しく揺れた。ダークグレーのワンピースの裾を片手で押さえて走る
妊産婦の姿に、辺りの生徒たちは一様に目を丸くした。
(加藤真理奈──俺はお前を許さねえっ!)
 渾身の力を込めてドアを蹴飛ばし、祐介は放送室に踏み込んだ。
機材に囲まれた狭い部屋の奥に、こちらに背を向けて椅子に座る真理奈の姿があった。
真理奈は突然の闖入者に気がつくと、悠然と振り返った。
「ふふっ、来たわね。おはよう、祐ちゃん。お腹の赤ちゃんは元気にしてる?」
「ふざけんなっ! なんだよ、あの放送は !? おかげで俺は学校中の笑いものじゃねえかっ!」
「ふん、笑いものになる程度で済んでることに感謝しなさい。
 あたしがあの催眠スプレーを学校の隅々にまで振り撒いておいたから、
 誰もあんたのその異様な格好を見ても大騒ぎしないのよ。
 ホントならとっくに救急車かテレビ局が来て、今頃あんたは全国の晒し者になってるんだから」
 真理奈は紺のスカートからのぞく長い脚を組み替え、尊大な口調で答えた。
自分勝手な言い草が、祐介の怒りをますますあおる。はらわたが煮えくりかえりそうだった。
「てめえ……いい加減にしろよ。今度ばかりは、堪忍袋の緒が切れたぜ」
 祐介は座ったままの真理奈ににじり寄り、部屋の外に逃がさないよう慎重に近づく。
ここまで貶められたからには、真理奈を思い切り痛めつけてでも
言うことを聞かせるつもりだった。
不自由な妊婦の身体だが、男の意地にかけて彼女を押さえ込んでみせる。
「どんなに謝っても、もう絶対に許さねえぞ。お前をギッタギタにして、
 二度と俺にちょっかいを出さないようにしてやる。覚悟しやがれ──う、うわああっ !?」
 飛びかかろうとした祐介の顔に、突如として白い霧が振りかけられた。
目と鼻に鋭い痛みがはしり、祐介はその場にうずくまって咳き込む。涙が止めどなく溢れてきた。
 真理奈の仕業ではなかった。真理奈は余裕しゃくしゃくの笑みを浮かべて
椅子に腰かけたまま、指一本動かしていない。まったく予期していない側面からの奇襲だった。
「げほっ、げほっ! な、なんだ !? 一体誰が、こんなことを──」
「ダメだよ、祐ちゃん。真理奈ちゃんの邪魔をしちゃ」
「み、瑞希 !? まさかお前が……」
 祐介の邪魔をしたのは、彼が一番信頼している恋人の森田瑞希だった。
いつの間にか祐介に追いつき、すぐ後ろに立っていたのだ。瑞希の声はどこか虚ろで、
まるで何かに操られているかのようだった。
真理奈の術にかかった瑞希は、真理奈の忠実な僕と化していた。

73 :
「ふふん。甘いわね、中川。今の瑞希はあたしの味方なの。
 あんたがあたしに手を出そうものなら、命をかけて止めてくれるわ。
 これが人徳ってやつ? ありがたいわよねー」
「ふ、ふざけやがって。瑞希を利用してこんなこと……う、ううっ」
 祐介を異変が襲った。貧血になったように頭がくらくらし、思考が急激に鈍り始める。
瑞希は笑顔で彼に寄り添い、手に持った缶を嬉しそうに見せつけた。
それは昨日、真理奈が瑞希に振りかけた、あの催眠スプレーの缶だった。
「祐ちゃん、このスプレーってすごいんだよ。これをかけられると頭がボーっとして、
 とっても気持ちよくなっちゃうの。祐ちゃんにもたっぷりかけてあげたから、
 私と同じように気持ちよくなれるよ。くすくす……」
「そ、そんなの嫌だ。嫌なのに──ぐあっ、頭が……!」
 へなへなとへたり込む祐介のもとに、勝ち誇った表情の真理奈が歩み寄った。
真理奈の術にかかった祐介に、もはや抵抗する気力は残されていない。
耳元で囁かれる真理奈の声に、呆然と聞き入るだけだった。
「うふふ……これであんたもあたしの下僕ってわけね、中川」
「はい……俺は加藤真理奈様の下僕です。何でもご命令に従います……」
 スプレーに含まれる危険な成分が、瞬く間に祐介を虜にする。
自由意志を失った祐介は焦点の定まらない目で真理奈を見上げ、
女主人の命令が下されるのを待った。
 しかし、真理奈の言葉は意外なものだった。
「でもね、違うわ。違うのよ、中川祐介。あたしはあんたをただの下僕にしたいんじゃない。
 それもまー悪くはないけど、あたしの本当の望みは違うことよ」
「違うこと……?」
「ええ、そうよ。あたしが望んでるのは、あんたを心身ともにいたぶること。
 あんたが苦しんで心の底から泣き叫ぶ姿が見たいの。
 だって、あれを見るとすごくゾクゾクするんだもん」
 真理奈はサディスティックな表情で祐介を見下ろし、
妊婦の身体を持つ彼の顔に再びスプレーをふりかけた。新たな術をかけようというのだ。
「さあ起きなさい、中川祐介。あんたを解放してあげる。でも、自由にするのは首から上だけよ。
 ちひろさんのと取り替えたその体は、あたしの命令に従ってもらうわ。いいわね?」
 真理奈は祐介の細い顎に手をかけ、間近から彼の瞳をのぞき込んだ。
白魚のような両手を広げて威勢良く打ち鳴らすと、祐介の目に光が戻る。
意識を取り戻した祐介は、今まで自分が何をしていたかを
とっさには思い出せず、まばたきを繰り返した。
「げほっ、げほっ。い、いったい何がどうなったんだ……?」
「お目覚めね、祐介。さっそくだけど、立ってみなさい」
「か、加藤真理奈っ !? そうだ。俺はお前をボッコボコにするつもりで、ここに……
 おい、加藤っ! 早く俺の体を元に戻せ! さもないといくら女でも容赦しねえぞっ!」
「そういう月並みなチンピラくさいボケはいいから、とにかく立ってみなさい。ほら」
「うるせえっ! 誰がお前の言うことなんか──あ、あれ?
 足が勝手に……どうなってんだ !?」
 持ち主の意思を無視して直立する己の身体に、祐介は仰天した。
祐介が動かそうと思っても、ちひろから借りた体は真っ直ぐ立ち上がったまま微動だにしない。
まるで自分の体ではないようだった。

74 :
「な、なんでだ? 俺の体──い、いや、元はちひろさんの体だけど……
 でも、いったいどうしちまったんだ。全然動かせねえぞ……」
「そりゃあそうよ。催眠スプレーでそういう風にしたんだから。わかる、祐介?
 あんたの手足はあんたが自分の意思で動かせるんじゃない。あたしの命令で動くの。
 ほら、次はそこの椅子に座りなさい」
 真理奈が命じると、祐介の身体はその通りに動いて傍らの椅子に腰かける。
祐介の顔を驚愕と絶望が覆った。
「て、てめえ……また変な真似をして、俺をハメやがったな! 元に戻しやがれっ!」
「そんなことするわけないでしょ、バーカ。これ以上あたしに逆らうと、
 素っ裸になってグラウンドを一周してもらうわよ。それでもいいの?」
 脅しの言葉に、祐介の顔が蒼白になった。真理奈なら本気でやりかねないと思った。
真冬の寒空の下で全裸にされ、大きな孕み腹をかかえて
グラウンドを走り回る羽目になるかもしれない。もはや祐介に拒否権などないのだ。
妊婦になった少年は絶句し、絶望した表情で力なく暴君を見上げた。
(ち、畜生。俺、こいつの思い通りになるしかないのかよ。
 どうしていつもいつも俺はこんな目に……酷い。酷すぎる……)
「さーて、それじゃあんたには、あたしのオモチャになってもらおうかしら。
 立ち上がってあたしについてきなさい。今日は授業をサボるから、そのつもりでね。
 瑞希、あんたも一緒よ」
「うん、わかった。えへへ……今から何をするんだろう? 楽しみだね、祐ちゃん」
「み、瑞希、助けてくれ。俺、こんなクソ女にいいようにされるのなんて嫌だよ……」
 祐介は青い顔で懇願したが、真理奈の操り人形である瑞希の耳には届かない。
二人は手を繋ぎ、放送室を出て行く真理奈のあとについていった。
 一体どこへ行こうというのか──既に始業時間を過ぎて人影の無くなった廊下を歩き、
たどり着いたのは女子トイレだった。
真理奈はトイレの中に入って手招きし、祐介と瑞希を奥の個室へと誘った。
「さあ、こっち。祐介は服を全部脱いで、この便器に座るのよ」
「な、何だよそれ。そんな命令、聞けるかよ……」
 と言いながらも、祐介の手は彼が着ているマタニティウェアを勝手につかみ、
無造作に脱ぎ始める。思わず悲鳴をあげたが、どうしようもなかった。
授乳用のブラジャーとゆったりしたサイズのショーツも脱ぎ捨て、
祐介は二十八歳の妊婦の身体を余さずさらけ出した。
「ふふっ、綺麗な体じゃない。ちひろさんのセクシーなボディ、
 あんたの顔によく似合ってるわよ」
「う、うるさいっ! 黙れっ!」
「口を開くときは、もうちょっと後先を考えてからにした方がいいわよ。
 あんたの身の安全はあたしにかかってるんだから。ほら、座りなさい」
「ち、畜生。畜生……」
 真理奈の命令に従い、祐介は冷たい便座に腰を下ろす。ひんやりした感触に背中が震えた。

75 :
「寒いでしょ? 何せ真冬だもんね。そのままだとお腹の赤ちゃんにもよくないわね」
「わかってるなら、服を着せてくれよ。この子に何かあったら、ちひろさんに合わせる顔がねえ」
「ダーメ。服なんか着せてやらないわ。そうねえ……あんた、今からここでオナニーしなさい。
 そしたら興奮して少しは体が温かくなるでしょ」
「な、何ぃっ !? そんなこと、できるわきゃねえだろ──ひゃあっ !?」
 叫び声があがった。祐介の両手がひとりでに動き、己の豊かな乳房をわしづかみにしたのだ。
ボリュームのある肉の塊に指がめり込み、大きく形を歪めた。
「お、俺の手が勝手に……や、やめろ。やめてくれっ。ああっ」
「ちひろさんと交換したその体も、今はあんたのものなんだから、
 自分の体のことは隅々まで知っておかないとね。たっぷりオナニーして楽しみなさい。
 瑞希、あんたもこいつが気持ちよくなるのを手伝ってやって」
「うん、そうする。えへへ……祐ちゃん、おっぱいの揉み心地はどう?
 すごい大きさだよね。羨ましいなあ。
 でも、下の方はお腹が邪魔で手が届かないだろうから、こっちは私がやってあげるね」
 狭いトイレの個室の中に瑞希が入ってきて、真理奈と位置を入れ替える。
細い手が伸びてきて、祐介の下腹部をまさぐり始めた。
ひんやりした瑞希の手の感触に、突き出た腹がぶるぶると震えた。
「み、瑞希、やめろっ。俺はこんなことしたくないんだ。俺は男なんだぞ──あっ、ああっ」
 生い茂った陰毛が瑞希の指先に絡みつき、さわさわと音を立てる。
腹が邪魔をして見えない部分を、瑞希の手が容赦なくもてあそんでいた。
股間の割れ目を爪で引っかかれると、ぞくりとした感覚が祐介の頭の中を駆け巡った。
「ひいっ、そんなところを……や、やめろ、瑞希っ」
「すごいね、祐ちゃんのお股に女の人のアソコがついてるなんて。ああ、あったかい。
 アソコの中に指を入れたら、祐ちゃんの温もりを感じるの」
「い、入れるなっ。うっ、ううっ。中で抜き差しするなあ……」
 入念に入口を摩擦したあと、瑞希の指は膣内に侵入してきた。
浅いところに指を埋めて引き抜く緩慢な前後運動を繰り返し、祐介の女の部分を刺激する。
そのうちに、得体の知れない疼きが秘所に巻き起こった。
(な、なんだ、この感覚は? 股間の奥がムズムズする。それに胸も……)
 ちひろから借りた体が発情を始めた。湿り気を帯びた膣の肉が瑞希の指を締めつけ、
心地よい摩擦をもたらす。祐介の息がにわかに荒くなった。
己の乳房を愛撫する手の動きが激しさを増し、白い肌が見る間に桜色に染まった。
「だ、駄目だ。こんなの駄目だ。俺は男なのに──ああっ。な、なんだこれ? この液体は……」
 たわわに実った乳房の先端が硬くなり、とろりとした液体を分泌する。
それは母乳だった。出産を控えた女の体は、既に乳を出すことが可能なのだ。
男だったはずの自分が女性器を弄ばれ、興奮して母乳を垂れ流している事実に、
祐介は気が狂ってしまいそうになった。

76 :
「そ、そんなっ。俺の胸からミルクが出てくるなんて……」
「へえ、もうおっぱいが出るんだ。ふふふ……さすが妊婦さんだわ。
 それじゃあ、あんたのミルクを味見させてもらおうかしら。
 命令よ、祐介。このデカいおっぱいからどんどんミルクを出しなさい」
「い、いやだ……いやだ……」
「おー、出てくる出てくる。瑞希、あんたも一緒に飲みなさい」
「うん、私も祐ちゃんのミルクを飲みたいな。じゃあ私はこっちのおっぱいを……んっ、んっ」
 それはあまりにも奇妙な光景だった。
真理奈と瑞希、二人の美少女が祐介の左右の乳に吸いつき、
興味津々の表情で母乳を味わっているのだ。
祐介は女々しく涙を流しながら、赤子のようにミルクをねだる二人を呆然と眺めた。
「あああ……吸われてる。二人が俺のミルクを吸って……ああっ、あんっ」
「色っぽい声を出して、可愛いわね。やっぱり、あんたを女にしてよかったわ。
 これでこそイジメ甲斐があるってもんよ。あー楽しい……んくっ、んくっ」
「あん、ああんっ。や、やめろっ。乳首を噛むなあっ」
 いたずらっぽい表情で祐介の泣き顔をのぞき込み、張り出した乳房に噛みつく真理奈。
今や瑞希も学校のクラスメイトたちも、そして祐介の身体までもが彼女の思い通りになっていた。
全てを支配した真理奈に抗うすべはない。
終わりのない陵辱に歯を食いしばって耐えるしかなかった。
「祐ちゃんのミルク、あんまり味がしないね。赤ちゃんってこんなの飲んで大きくなるんだ」
「そうよ、瑞希。栄養たっぷりの祐介のミルク、たっぷり飲ませてもらいなさい。
 そうしたら背も伸びるし、そのぺたんこの胸だって大きくなるかもしれないわ」
「うん、そうする。ねえ、祐ちゃん。もっとミルクを出してよ」
「そ、そんなこと言われても……瑞希、もうやめてくれよ。俺、こんなの耐えられないよ……」
「お願い、祐ちゃん。私、もっと祐ちゃんのミルクを飲みたいの。んっ、んんっ」
 瑞希は聞く耳を持たず、祐介の巨大な乳房にむしゃぶりついて生暖かい体液を貪る。
いくら祐介が嫌がったところで、乳房を力いっぱい揉まれて吸引されれば、
若い妊産婦の体は自然に母乳を噴き出してしまう。
乳頭に歯を立てられる刺激が痛みではなく、別の感覚へと変わりはじめていた。
(加藤と瑞希がまるで赤ん坊みたいに、俺のミルクを飲んでる……
 ああ、おかしくなりそうだ。体が熱くて、頭がボーっとする……)
 ちひろの身体で味わう肉欲が、祐介の思考能力を奪う。
出産を控えた女体はホルモンのバランスが崩れてしまうことが少なくない。
過剰に分泌された妊婦のホルモンが、祐介の心に変化をもたらしつつあった。
「ああっ、すごい。俺の胸からミルクがどんどん……ああっ、ああんっ」
 祐介の体から漏れ出る母乳は、真理奈と瑞希の愛撫によってその量を増していく。
やがて二人は満足したのか、苦しそうに乳房から口を離した。
二人とも、顔の下半分が母乳でべとべとになっていた。

77 :
「げっぷ。それにしてもすごい量……こぼれたミルクが祐ちゃんのお腹に垂れてるよ」
「ホントだ。いやらしい眺めねえ……瑞希、こいつに幻滅しちゃった?」
「ううん、そんなことない。私は祐ちゃんのことが大好きだよ。ねえ、祐ちゃん」
 瑞希は嬉しそうに微笑み、変わり果てた姿の祐介を抱きしめた。
便座に座った祐介の顔が朱に染まる。
「み、瑞希、俺は……」
「祐ちゃん、大好き。いつもの凛々しくてかっこいい祐ちゃんも好きだけど、
 今みたいに大きなおっぱいからミルクをいっぱい出してくれる、
 可愛い妊婦さんの祐ちゃんも大好きだよ」
 瑞希は焦点の合わない目で祐介を見つめ、三十八週目の孕み腹をいとおしげに撫で回した。
大胆な少女はそのまま祐介の顎を持ち上げ、キスをせがむ。妊婦と女子高生の唇が重なった。
「み、瑞希……んっ、んむっ」
「はあっ、祐ちゃん……愛してる。んんっ、んっ」
 小学生に間違えられるほどの童顔でありながら、瑞希は舌を祐介の口内に差し入れて
情熱的な接吻に没頭する。すぐ隣でにやにや笑っている真理奈を気にすることもなく、
二人は舌を絡め合い、互いの唾液を味わった。
すっかり理性のタガが外れてしまった瑞希に抵抗することができず、
祐介はただ彼女のなすがままになっていた。
「ああ……祐ちゃんの大きなお腹が動いてる。中で赤ちゃんが暴れてるのかな?
 羨ましいなあ……私もいつか祐ちゃんと赤ちゃんをつくって、妊婦さんになりたいよ」
「それは無理よ、瑞希。祐介はもう女になっちゃったからね。
 どうしても祐介に妊娠させてほしいんだったら、
 そいつと体を取り替えたちひろさんにお願いしないと」
「うん、そうする。私、ちひろさんに妊娠させてもらって、
 祐ちゃんと一緒に妊婦さんになる……」
 悪魔と化した真理奈の言葉が、瑞希に狂気を注ぎ込む。
祐介も瑞希も、もはや身も心も真理奈に支配された操り人形に成り下がっていた。
真理奈の気分一つでどんな辱めでも強いられる二人は、
蜘蛛の巣に捕らわれた哀れな獲物に過ぎなかった。
「瑞希、駄目だ。妊娠なんて──あっ、ああっ。お、お前、また俺のアソコを……」
「ああ、祐ちゃん……祐ちゃん、祐ちゃん……」
 呪文のように祐介の名を呼び唇を吸いながら、瑞希は彼の秘所を再び責めたてる。
度重なる愛撫でほぐれた膣は瑞希の細い指を物欲しげにくわえ込み、さらなる刺激を求めた。
指に蜜の絡む卑猥な音がトイレの中に響いた。
 祐介の興奮が子宮にまで伝わっているかのように、腹の中では赤子が手足を突き出し、
臨月の腹部を内側から押し上げる。体の内外から責めたてられ、祐介は必で許しを乞うた。

78 :
「や、やめろ。瑞希、やめろお……ひい、ひいいっ。腹の赤ん坊が暴れてるっ」
「すごいよ、祐ちゃん。こうやって祐ちゃんのおまんこを指でかき混ぜると、
 祐ちゃんの気持ちよさが私にまで伝わってくるみたい。もっと気持ちよくなってよ」
 そう言って、瑞希はたおやかな中指で陰核を弾く。
男には存在しない性感帯を責められ、祐介は浅ましく悲鳴をあげた。
股間から周囲に広がる熱の波紋が、祐介の女体を昂らせる。
突き出た孕み腹をビクビクと痙攣させて悶える恋人に、瑞希はこの上なく満ち足りた様子だった。
「祐ちゃん、大好き。このままイカせてあげるね──ああっ。な、何っ !?」
 突然、驚きの声をあげる瑞希。冬物のセーラー服のスカートがまくり上げられ、
女の手が白い下着をまさぐっていた。
瑞希の背後に回った真理奈が、彼女の股間を撫で回したのだ。
とても高校生とは思えないいやらしい手つきで、真理奈は瑞希の大事な部分を弄んでいた。
「手伝ってあげるわ、瑞希。あんたたちのせいで、あたしも変な気分になってきちゃったの。
 せっかくだから、大好きな祐ちゃんと一緒にイキなさい」
「や、やだ……ま、真理奈ちゃんの手が、私のアソコを……あっ、ああっ、祐ちゃんっ」
 狭いトイレの個室の中で、瑞希は小さな身体をくねらせて喘ぐ。
自分の名を呼ぶ艶っぽい声が祐介の興奮をますます煽った。
 真理奈の手が瑞希の秘所を愛撫し、瑞希の指が祐介の女性器を出入りする。
辺りにたち込める女の汗と体液の臭いが、嗅覚を通して脳を狂わせた。
股間を弄ばれて甘い声をあげる幼馴染みの少女の姿に、とうとう理性が焼き切れる。
「み、瑞希っ。もう駄目だ。俺──ああっ、イク、イクうっ」
 視界に赤い光が明滅し、祐介の心ははるかな高みへと駆け上がった。
性器と乳房から多量の液体が噴き出し、少年のプライドを粉々に打ち砕いた。
「祐ちゃん、私も──ああっ、ああんっ。イク、イクのっ」
 真理奈に操られた二人の女は快感の頂をのぼりつめ、とろけるようなエクスタシーを堪能する。
祐介は瑞希と固く抱き合い、異性の体で味わう絶頂の余韻に酔いしれた。
垂れ下がった乳房から漏れ出た白い母乳が、瑞希の制服に染み込んでいった。
 先ほどまで嫌悪していたこの妊婦の体にも、今の祐介はほとんど忌避感を抱かなかった。
許容量を超えた淫らな体験に、感性が麻痺してしまったのかもしれない。
やがてまぶたが下りてきて、祐介はゆっくりと眠りに落ちていく。
目の前の真理奈が得意げな笑みを浮かべていても、まったく気にならなかった。
瑞希の手をぎゅっと握ったまま、妊産婦の男子高校生は意識を手放した。

79 :
以上となります。
続きはまた後日投下致しますので、よろしくお願いします。
今のところ、次で完結予定です。

80 :
GJ!

81 :
>>33
gj!!!

82 :
せなちかさんってホントすげえよな。俺的にツボ突いたエロSSはみんなせなちかさんだった。
インピオ出産然りおねショタ入れ替わり然り。
氏のサイトで見たけどデュアルナルシスみたいなストーリーはよく出来てて面白いのにすっごい抜けるんだよね何故か
そしていつも話の中心には悪どい真理奈が居て、毎回それに苦しめられる祐介がいて、ふつくしい悪魔少年がそれを端で見ていると。

83 :
>>79
GJ
まとめ落ちてる?

84 :
しんでる

85 :
まとめ更新乙です

86 :
ttp://www4.atwiki.jp/tsgeneral
保管庫代替wiki作って前スレにURL書いたけど、
前スレ落ちちゃってわかんない状況になってましたね。
とりあえず直近まで更新しました。

87 :
ラブラブ入れ替わり物が見たいです…

88 :
性転の泉
ある国の姫が兵士と共に追っ手の追跡をかわしてある泉に着くと、
「もう何日もお風呂はおろか、水浴びもしていないわ」
姫が一斉に身に着けていたものを脱いで泉に入ると、
「さあ、あなたも一緒に」
兵士にも水浴びをするよう勧めると、
「とにかくあなたも入りなさいよ」
「は、はい」
兵士が恥ずかしながらも鎧や衣服を脱いで泉に入っていくと、
「兜を被っていたから、分からなかったけど可愛らしい顔しているわね」
「あ、あの、それより追っ手が・・・」
すると、
「ど、どうなって・・・」
急に姫の股間にペニスが形成され、
「こ、これは?」
しばらくして、兵士のペニスが小さくなり始めたのを見て、
姫と兵士は慌てて泉から上がって近くの洞窟に入るのだが、
泉から上がってからも、姫と兵士の体は変化し続け、
姫は肩幅が広がって、丸みを帯びていたお尻はすっかり小さくなり、
一方、兵士は鍛えられた筋肉がすっかり落ち、
短かった髪の毛は肩に掛かる程に伸びていった。
「これからどうしたら・・・」
困惑する兵士だったが、男になった姫に押し倒され、
「すまん、でも、気持ちが昂ぶってしまって」
「ちょ、ちょっと待って下さい」
それから間もなくして洞窟に兵士だった女の喘ぎ声が響き渡った。

89 :
ところで、TS娘(元男)×ふたなり娘ってここで書いていいのか?
スレチだったらすまない。

90 :
>>89
自分はOKだと思う
ただ、ふたなりは好き嫌いがはっきり分かれるから、投下の際には注意書きはした方がいいと思う

91 :
いいよいいよ俺は楽しみ

92 :
>>89
自分も好きだよ
ただ、>>90 が言うようにひとこと注意書きがあるといいだろうね
楽しみに待ってる(^-^)/

93 :
性転換する過程でのふたなりは許容範囲かな。

94 :
最近、ふたなりを題材にした作品が多いな

95 :
元のスレじゃダメみたいなんで、こちらでお願いします。
黒子のバスケの黒子。先天性の元両性具有、一応は後天性女体化。
少しだけだが黄瀬とエロちょっとあり、本番無し。
色々かんがえたらよく判らない話になった。

96 :
 
 朝、自分の部屋。ゆっくりとベッドから起きます。
(着替えないと)
 黙々と寝間着を脱ぎ、セーラー服を手に取りました。
(……ブラを付けるのを忘れてました)
 一度、セーラー服をかけ直すと、引き出しから白いブラを取りだします。
(僕としてはつける必要はないと思うのですが、小さいのに)
 ため息をつきながら、鏡の前に立ちます。
 鏡には水色の髪が肩まで伸びた、少女が映っていました。
(何度見ても、慣れませんね)
 考えるのを止めて、僕は学校の支度をし始めました。

 誠凛高校。東京都にある昨年設立したばかりの新設高校。
 バスケ部にも三年はおらず、全部員ふくめても二十人に満たない小さな部活。
 授業が終われば、僕はそのバスケ部へと行きます。
 女子のロッカールームで部活用の白いTシャツと黒いハーフパンツに着替え、体育館へと向かいました。
 誠凛高校バスケ部の監督である、相田リコ先輩が体育館内をきょろきょろと見まわしています。
「黒子、どこー?」
「呼びましたかカントク」
「って、びっくりしたいつの間に横に居たの!?」
「つい先ほどですが、ボール拭きと備品チェック、一年の運動量の計測、終わりました」
「……相変わらず影薄いわね。まあいいわ、あとで備品の買い出し頼める?」
「はい」
 カントクから買い出しメモを受け取ります。
 後で配る予定だったタオルとスポーツドリンクを先に渡しておくため、練習中の男子の元へと移動しました。
  
「皆さん、お疲れ様です」
「おう、ありがとよマネジ」
 練習で息も絶え絶えな男子バスケ部員が、僕の元へと集まります。
 ドリンクを取り出し、渡していきます。
「くはっ、生き返る」
「皆さん、お疲れ様です。火神くんもどうぞ」
「おう」
 男子達の中でも一番背の高い男子、火神大我も受け取りました。
(彼とは以前色々とありましたが、熱心にうちこんでいて何よりです)
「いやぁ、やっぱり女子マネがいると違うわ」
 二年の小金井先輩がストローに口を付けながら言う。その意見に他の二年や一年たちも賛同していました。
「そうですか?」
「伊月先輩が、女子が毎日見ているって言ってたけど誰も見つけられないし」
「幽霊かと騒いでいたら、カントクの命令で皆で探す事になって、黒子を見つけたんだよな」
「はあ」
「いや、本当に黒子ちゃんが入ってよかったよ。可愛い女子がいるってだけで全然、違うわ」
 その言葉に、僕は首をかしげます。
(かわいいですか……? まあ、お世辞ですね)
「僕なんて化粧もしませんし、ずっと無表情ですよ。可愛いとは思えませんが」
「あー、確かに全く笑わないよな」

97 :

「それに可愛い女子なら、僕よりもカントクがいます」
「……いやいや黒子、カントクは確かに女子だが」
「可愛いとは言いがた」
「……へえ?」
 びくりと背を震わせるバスケ部の男子の皆さん。おそるおそる振り向けば、青筋を立てたカントクがいます。
「い、今のは先輩方が言った事で、俺らは関係ねえ、です!?」
「カントク、あんまり起こると肩をこるよ」
「伊月だまれ」
「練習五倍ぃいい!」
「ひぃいい!!?」

 僕は一人、買い物に出ます。
 目的の物はすでに買っており、袋を手に学校へと帰っている途中です。
(誠凛高校)
 僕はバスケ部の面々を思い浮かべ、次に自分がいた中学校の事を思い出します。
(ここのバスケ部は、帝中とは違う)
 一致団結した面々、上を見るプレイヤーたち。
(ここにはあの頃と違う、何かがある)
 色々あってキセキの世代を倒す事を誓った同じ一年の部員、火神大我。
(まだ発展途上だけれど、彼ならきっとキセキの世代に匹敵できる)
 僕は期待していた。今いるチームは過去のチームとは違うと。
 しかし同時に、それを考えるたびに心臓のあたりが苦しくなります。
(でも、そこに)
 僕は道の途中で、胸を押さえて座りこみました。
 ミスディレクションを行って気配を消している僕を、気にする歩行者はいません。
(そのコートの中に僕はいないんだ)
 服の上からわかるブラの感触。視界に入る以前より長い水色の髪。
 何もかもに、気が滅入ってしまいます。
(もう一緒にバスケはできない)
 しばらく、僕は道路に座り込んでいました。
(……まだまだ慣れるのには、時間がかかりそうですね)
 いつまでもそのままではいけないと気を持ち直して立ちあがり、僕は学校へと歩き直しました。

 体育館にはなぜか女子が、たくさん集まっています。
(これは、まさか)
 冷や汗が流れました。
「あれ、黒子っちはどこッスか?」
 人ごみにまぎれて中を見ると、金髪の他校の制服の男子が体育館を見渡しています。
 突然の来訪者に誠凜バスケ部の一同は目を丸くしているようです。
「桃っちから、黒子っちは誠凛に来ているって聞いたんスけどね?」
「おい、お前、うちの女子マネになんか用か」
 主将である日向が、代表して前に出ております。
 そしてその言葉に金髪の男子が、眉間にしわを寄せます。
「女マネ?」
「そういえばあの子、帝光中から来たって入部届けに書いてたわね。でもバスケは関係無いって言ってたけど……」
 カントクは手を顎に当てて考えています。それを気にせず金髪の男子は、主将の言葉に引っかかっているようです。

98 :

「いや、女子マネってなんスか?」
(……これ以上はバレますね)
 遠くから様子を見ていた僕は仕方なく、気配を消しつつ近寄りました。
「黄瀬くん」
 僕はさらに聴きだそうとする黄瀬くんを、後ろから呼び掛け止めます。
 黄瀬くんは僕の声に気付いてすぐにこちらに振り向きました。 
「あ、黒子……っち?」
 僕を視界に入れると同時に言葉を無くします。
「……え? なんで髪が伸び? いや、なんか体格というか、全体的に丸みが……」
 指を僕に向けて、目を白黒させる黄瀬くん。
 次の瞬間、大声を出そうとしました。
「黒子っちがおんなげふぅっ!!?」
 声を出した瞬間、僕は黄瀬くんの胴体をバスケットボールと見立て、掌底をめり込ませます。
 倒れる黄瀬くん。驚くバスケ部員とファンの子達。そんな周りを気にせず僕はカントクに告げます。
「買い物はこれですね」
「……え、ええ」
「今から少しの間、黄瀬くんとお話がしたいので、男子のロッカールームを借りたいのですが、よろしいでしょうか?」
 僕はいつもの無表情で聞きました。カントクは黙って首を縦に振りました。

「どうやら人の気配は無いようです」
 扉の前に人がいないかどうかを確認し、扉をそっと閉めます。
 ロッカールームの中央を見れば、黄瀬くんが立っていました。
(さすがモデル。ただ立っているだけでも絵になる……以前はこんなこと考えなかったのですが)
「黒子っち」
 黄瀬くんがまっすぐに僕を見ています。
「お久しぶりです、黄瀬くん」
 僕はぺこりと頭を下げました。
「中学の頃、突然、姿を消して申し訳ありませんでした」
「そんなことはどうでもいいッス!」
「……」
「なんで女装してるんスか、女子マネってなんスか!?」
「黄瀬くん」
「なんだか身体も女子っぽいし、でも合宿で一緒に風呂はいったとき、ちっさくても生えているのは見たッスよ!」
「小さいはやめてください、無くなっても地味に傷つきます」
(というかなんであの時は全力でミスディレクションしてたのに、見えてたんですか)
「無くなったって、一体なにがあったんスか!」
 怒っているわけはない、ただ本当に真面目に友人の事情を知りたいという言葉。
 僕は観念し、全てを教える事にしました。
「黄瀬くんは、半陰陽って知っていますか?」
「え?」
「もしくは両性具有、ふたなりとか」
 黄瀬くんは静かに首を横に振ります。僕は続けます。
「生まれついて男女両方の性器を持っている人間です。僕もお医者さんから聞いたのですが数千人に一人の割合だそうです」
「男女両方……?」
「ほとんどの場合は、片方に傾いていてもう片方は使い物になりません。僕の場合は女性に傾いていました、でも心は男性でした」
 黄瀬くんはその言葉を聞いて、僕の体をまじまじと見ます。
「僕は男性でありたい事を親に望みました、そのために投薬とか色々しました。身体が女性に傾いているので筋肉は付きにくかったし、他にも色々と厄介な事はありましたがそれでも男性であり続けました。でも中学三年の時に多少は役目を果たしていた精巣の機能がにました」
 僕はため息をつきます。

99 :

「親に泣かれました、男のままでは孫が抱けませんから。だから再度、手術をし女性ホルモンを打ち女になりました。ちなみに子供は産めます、もっとも親には悪いですが結婚する気も生む気もありませんけど」
 言葉の途中で、黄瀬くんが唾を飲み込む。やはりショックが大きいらしい。
「バスケ部に入っていればいつか帝光中の皆に、バレると思っていました。だから本当は入る気は無かったんですが……未練ですね」
「それが、黒子っちが……部を止めた理由ッスか?」
 今度はこちらが首を振る。
「いえ、バスケを完全にふっ切るためです」
「え?」
「ともかく、バスケ部に居る以上いつかはバレますから、先に中学時代の皆さんには伝えておこうと思っていました。それにショックを受けて試合内容に影響が出るのは、僕としても本意ではありません」
 黄瀬くんは信じられない様な顔をしながら、口を開きます。
「……バスケはどうするんスか?」
「ストバスや練習ならともかく、もうできません」
「女子バスとかは」
「オリンピック選手で元男性だとか両性具有だとかで、失格になった女子プレーヤーが数人います。元男を受け入れてくれる女子スポーツなんて存在しませんよ」
「もったいないっスよ、黒子っちがバスケしないなんて」
「ありがとうございます。でも仕方ありません」
 僕は無表情ながら、精一杯の笑みを浮かべました。自嘲の意味を込めて。
 ロッカールーム内に沈黙が続きます。
 俯くモデルを僕は見上げながら、考えました。
(自分の昔のチームメイトが、性転換をしていた)
 試しに自分のかつての相棒、青峰くんが女になった所を想像してみます。
(……失礼ですが、ショックで3日は寝込みますね)
 それを踏まえてもう一度、目の前のかつての仲間を見上げました。
(気持ち悪いと、思われているのでしょうか? それとも黙っていた事を怒っているのか)
 僕としてはそれらもすでに予想済みではありました。そして、仕方ないと受け入れる事にもしていました。
(これを気に皆とは縁を切るべきですね、元々バスケで繋がっていた関係、それすらできないのなら)
「黄瀬くん」
 僕は謝罪と、そして決別を申し込もうとします。しかし、僕が言う前に黄瀬くんは何かを決心した様子で、こちらをまっすぐに見ます。
「黒子っち、お願いがあるっス!」
「お願い?」
(なんでしょうか? 目がギラギラしている様な気がするんですが?)
「確認させてほしいっス!」
「え?」
「黒子っちが本当に女になったのか、確認させてほしいっス!」

 僕は壁を背に服を捲り上げ、スポーツブラを上に押し上げます。
 少しのふくらみと、淡い色の乳首が晒されます。
(何をやっているのでしょうか、僕は)
 自分より20cmほど高い位置から視線が送られてきます。
 それは熱視線とも言えるほど、強い意志が込められていました。
(ロッカールームでかつてのチームメイトに、こんなポーズをするなんて)
 服を自分の両手で持ち上げながら、困惑します。
(そもそも胸を見ただけで男女とかわかるものなんでしょうか? 桃井さんほどならともかく、胸ありませんし。モデルの黄瀬くんなら分かるんでしょうか?)
 僕がそんな事を考えていると、黄瀬くんの手が恐る恐る伸びてきました。
 そして僕の両の胸を、ゆっくりと掴みます。
(触るんですか?)
 少し力が加えられ、決して痛みを感じないほどに、優しく。マッサージするかのように、上から下から揉みこまれます。

100 :

「んっ!?」
「大丈夫っスか?」
「……いえ、気にしないで下さい」
(なんですか今の?)
 奥から来た理解不能な感覚。僕は視線を横に向けます。
 それから一分ほど、黄瀬くんの手が僕の胸を混ぜ続けていきます。
「……っん、ふぅ……はぁ」
 僕は口から息をこぼしながら、それにひたすら耐えていました。
 理解できない感覚に幾度か襲われ、今の変な状況を思うと羞恥を感じてきます。
(女だから、いや、男でもこんな状況、恥ずかしくなるにきまっている)
 顔が赤くなるのが自分でもわかります。もはや我慢の限界でした。
「っあの! 黄瀬くん!?」
「黒子っち」
 僕が止めようとする前に、黄瀬くんの手が離れました。
 ついに終わりを告げた行為に、僕は安堵の息を吐きます。
「黒子っち、ごめんっス」
「なにがですか」
「男か女か今のじゃわからなかったス」
(おい)
「だから、今度は」
(僕は、本当に何をやっているんだろうか?)
 しゃがみこむ、モデル。
 僕は以前、壁を背にし、その眼前でハーフパンツに手をかけていました。
(さっきもそうだけど、これ見つかったら退学ものでは?)
「どうしたっスか?」
「考えると母さんや医者から、女性らしくするよう練習させられて、男性にあまり胸部や陰部を見せないようにさせられてまして」
「だから嫌っスか?」
(男同志でも普通、嫌です)
 今のおかしな状況、さっきまでの胸への行為もそうだが。
(でも)
 僕は考え直す。
(これは黄瀬くんが、僕に決別するための大事なこと)
 一瞬、黄瀬くんは自分に欲情しているのではないかと疑うが、すぐにそれをないと思いなおした。
(黄瀬くんなら女子も選べるだろうし、僕みたいな元男なんて気持ち悪いし選ぶはずがない。うん、やはり事実を受け入れるための行為なんでしょう、そうに決まっている)
「嫌なら、俺がおろそうか?」
(いまスがなかった、というより僕がいやって言ってもおろす気だったのか?)
「いえ、自分でおろします」
 パンツと下着を同時に降ろします。下着は白いだけの女性物。
 そしてそのなかは薄い水色の毛におおわれた、女性の陰部。
(手術の跡が毛で隠れててよかった)
 自分も自分の陰部を眼下の同級生と共に見下ろし、胸をなでおろします。
(ん?)
 見れば、黄瀬くんがじっと僕の陰部を見ていました。
「……なんでしょうか?」
 たまらず声をかけましたが、返事がありません。ただ、そこに集中していました。
 目が細められ、ただじっと見ていました。
 そしてゆっくりと、手を僕の、秘所へと伸ばしてこようとしています。

101 :

 僕はハーフパンツを即座に上げました。
「もう十分ですよね?」
 黄瀬くんが僕を見上げ、何か言いたげです。まるでおあずけをされた犬の様な、そんな不満げな顔です。
 僕はすぐに壁から横に移動し、少しだけそんな黄瀬くんに距離を取ります。顔をそむけながら、呟くように言いました。
「他言無言でお願いします」
「何がっスか?」
「僕が元男だって事を」
「皆にもっスか?」
「はい、僕が自分から伝えます」
「わかったっス!」
 恐る恐る見上げれば黄瀬の人懐っこい笑みが見えます。
 僕は思わず口を開きました。
「嫌わないんですね」
「へ?」
「もう試合で一緒にバスケもできない、女としても半端な僕を」
「まあ、バスケができないのは残念スけど、ストバスとかは一緒に出来るし、それにそれ以外はむしろ」
 そこで黄瀬くんは言葉を止めます。そして僕に一歩近づきました。
 何事かと思う僕。突然、その両肩を手で掴まれます。
 口に触れる程度のキスをされました。
「!?」
「俺のやりたい事がわかったから」
 ロッカーの扉を開けて出ていく黄瀬くん。呆然と見送る僕。
「海外では挨拶だと聞きますし、黄瀬くんにとって女性への挨拶みたいなものだったのでしょう」
 胸がドキドキと高鳴るのは、不意打ちだからだったのだろうと思いこみました。

 その後、体育館に行くと火神くんと黄瀬くんが1on1をして、黄瀬くんが勝利していました。
 思った通り火神くんではまだ届かないようです。今はまだ。
(だけど、火神くんなら、いつか追いつくでしょう)
 僕に気付いた黄瀬くんが笑顔のままこちらに来ました。そして僕を含めたチーム全員に対して言いました。
「黒子っちください!」
「……は?」
 一瞬の沈黙の後、黄瀬くんに罵声を浴びせるチームメイトたち。僕は取り合えずお断りさせていただきました。

102 :
すいませんレス数え間違いました

103 :
くそー、また振られた」
マックで談笑をしている3人組の中学生、そのうちの一人がそう言った。
「まぁ、もう忘れろよ。もっといい彼女作ればいいじゃないか」
「そうだぜ、タクは結構かっこいいしすぐに新しい彼女ができるさ」
ほかの二人が慰めるが依然タクは元気を取り戻せない。タク以外の二人が顔を見合わせて困った顔をしている。
重い足取りでマックを後にした三人は夏休みの宿題を終わらすために図書館に向かった。ついてそうそうタクは机に突っ伏した。
「あー、俺少し寝る」
タクは机に突っ伏したままの状態でそういうとわざとらしく寝息を立てた。
「おいおい、振られたお前のためを思ってわざわざ宿題手伝ってやるっつってんのに寝るなよ」
長髪の男、ユウはタクをさすりながらそう言うがタクはかたくなに起きようとしない。

104 :
「ま、こんなことだろうと思ったけどな。ユウ、ちょっとこっち来てくれ」
スポーツ刈りのリクはユウを図書館の隅にある人気のすくない辞典コーナーに連れて行った。「なんだよ」とユウに聞かれても「いいから来い」としか言わずやっと人気のないところに着いた瞬間ポケットから小瓶を取り出した。赤と青の錠剤が合わせて数十粒ほど入っている。
「なんだよこれ」
ユウが不思議そうに聞くとリクはあたりを確認して小声で言った
「女になる薬だ。」
「はぁ?」
思わず反応するユウの口を手でふさぐとリクは「静かにしろ」と小声で言った。あまりにも真剣な顔をするのでユウも真剣になって話を聞いた
「いいか、この赤い薬を一粒飲むと10分間性別が女になるんだ。これをお前が飲んで女にある、そしてタクを励ますんだよ」
真剣にリクの話を聞いたユウだがとても信じることはできなかった

105 :
「ええい、百聞は一見にしかずってな。飲んでみろ」
ユウの態度が気に入らなかったリクは無理やりユウに薬を飲ませた。
「おい、なにするんだ!飲んじゃったじゃないか」
「大きな声出すなよ。・・・そら、始まるぞ」
「え?」
リクの言葉が合図であったかのようにユウは急に胸が苦しくなってきた。
「ぐぐぐ、これは・・・」
ユウが苦しさのあまり胸を押さえているとその胸はしだいに大きく膨らんでいき腰は引き締まりお尻は膨らんでいく。もともと耳が半分隠れるほどだった髪は胸元まで伸び、全身の産毛が消えていく。
「おおぉ、きたきた」
リクは変化してゆくユウの身体を満足そうに見ている。
「ううう」
苦しさが和らいでいくと今度は顔が熱くなるがすぐにおさまった。図書館の壁に掲げられた鏡には来ている服こそ同じだが美少女と呼べるほどの女の子が写っていた。
「な、ホントウだったろ」
リクが微笑んでいうがユウは絶望した顔で鏡を見ているだけで聞いていないようだ
「なんてコトしてくれたんだ!男に戻せ」
リクに詰め寄るユウ
「だから、大きな声出すなって。10分すりゃ元に戻るよ、それまでは元に戻る方法なんてないね。」

106 :
リクの言葉を聞いて怒りと安心を覚えたユウは急に冷静になり自分の声が女の子の、それもかなりかわいい声であることに気が付いた。今度は小さな声でリクに話しかける。
「こんなもんどうやって手に入れたんだよ」
「ちょっとな、気にするな」
リクは苦笑いで返事をすると本棚から辞書を抜き出し始めた
「この裏に服を隠してるんだ」
リクはそういって2,3冊分厚い本を取り出すと本棚の奥に白いビニール袋があることにユウは気が付いた。
「すまないな、女になった俺は相当のブスでとてもじゃないがきれなかったんだ」
そういってリクはビニール袋から青いチェックのミニスカートと胸元が大きく開いた黒いTシャツを取り出した。それを渡され呆然とするユウにリクはさらに真っ白の下着のセットと黒と白の縞模様のニーソックス、そしてプールなどでよく使うバスタオルを渡した。
「・・・、着替えろと?突然女にされ事情を呑み込めていない俺にこれを着ろと?」
ユウがリクをにらんでいう
「早くしろ、もう5分きったぞ。ほら、またのめ。今度ラーメンおごるから」
「はぁ、ったく。慰めるだけだからな」
リクに渡された瓶から数粒掌に載せると口に運んだ、今度はさっきのような症状は起こらなかったためかなり飲みやすかった。
「・・・見るなよ」
そういってユウはバスタオルを身に着けた

107 :
「見張りは任せろ」
リクはそういってあたりを確認している。その隙に来ているものすべてを脱ぎ一糸纏わぬ姿になったユウは改めて自分の胸の大きさを確認した。
「・・・でかい、ブラがきついぞ。」
「一番でかいのがそれだどうしても無理ならノーブラでいけ」
「いや・・・、サイズはギリOKなんだが後ろがとめれないんだ」
ユウが困ったような顔をしてリクに助けを求める
「わ、わかったからその顔はやめろ反則的だ」
リクとユウの悪戦苦闘は数分にわたるが何とか一人の美少女が完成した。
「ふぅ、この時点で20分近くたってるな。予定としてはこの後ほぼ一日タクとデートする予定だから薬はもってけよ」
ユウにそう言ってユウの服を本棚の奥に隠すリク
「今日はその格好でいろ、薬はまだ何とかなるから使い切っても構わん。だがな、青色の薬は飲むなよ効力が半永久的に続くからな」

108 :
「は?そういうことは初めに言えよ。のんじまったじゃないか」
ユウが真っ青になってそういうとリクも同じく真っ青になった。
「・・・おま、マジか」
何も言わずに頷くユウ
「まぁ、あれだ元に戻る方法なら一応ある。が、ここじゃできないからまずはデートをしてきてくれその間に準備しとくから」
「・・・わかったよ」
諦めたようにタクのもとに行くユウ、遠目でそれをリクが確認するとタクはとてもうれしそうにユウとデートにいった。
「?、タクからメールか。なになに「新たな恋を見つけたのできょうはかえる」・・・ね」
リクは携帯の画面を見てにやりと笑った。やっとタクが元気になったのだ。だが、まだ問題がある、ユウの飲んだ青い薬は性行為によって解除されるタイプだ。
性行為をしてからきっかり1時間後にとけことになっている。とはいえそれ以外にも元に戻る緑悪露の薬(高価)を手に入れれば元に戻れる。それを手に入れるべくリクは走った。

109 :
「やぁ、どうだったデート?」
自分の家ではなくリクの家に向かったユウは家にリク以外の人間がいないことを確認すると家に上がった。
「まぁ、それなりに良かったかな。・・・あいつ結構上手だったしさ」
ユウが愛おしそうに自分の腹部をさすっていったその顔は恋する乙女にも似た雰囲気を放っている
「上手?何の話をして・・・って、ユウお前身体から煙が!ああっ!!」
リクが声を上げた瞬間ユウは男の姿に戻った、女装としても今の服装は十分に似合っている。だが今注目する点はそこではない。
「おま・・・、勇者だな」
Fin
だれかデート中のss書いておくれ

110 :
なんだなんだ?
ざっと読んだだけだからわかんないけど、
男が女になって楽しもうとしたら、ソッチのケがあって男の娘化したけど別に違和感無かったってパターンか?
だとしたら一度女になる意味じゃね?
最近TSとふたなりと男の娘ってゴッチャになってる節があるから、
そういうのを上手く伝ってやって来たニワカ新参臭がするストーリーだな。

111 :
男もしくは女がフタナリ化するのはTSの範疇だと思うが、男の娘は男装少女と同じく別ジャンルだろ。

112 :
>>111
フタナリはTSの範疇じゃないだろ?トランスしてないんだから

113 :
>>112
中途半端ではあるが、一応性別は変わるじゃないか。
男性もしくは女性から両性に。
元からフタナリなら範囲外だろうけど。
単性から両性に変わるのもトランス・セクシャル(性転換)の範囲に入ると思うが。

114 :
>>113
確かに単性に両性に変わるのも性転換だな。

115 :
TS=TransSexual
トランス=転換
セクシャル=(生物学的)性
少なくともTSといったときにはフタナリ化は別の性に変わったわけではないので含まれない。
現実の性転換で途中(シーメール等)の場合はTG(TransGender)になる
男ぬ娘はTVね
日本語だと性転換といったら曖昧でフタナリ化も含んだ意味合いなのは言えるがね
なお英語だとフタナリはヘルマフロイデとかアンドロギュノス

116 :
訂正
>>男ぬ娘はTVね

男の娘はTV(TransVestite)

117 :
>>115
横だが、
>フタナリ化は別の性に変わったわけではないので含まれない。
これが君だけの独自基準でしかないから突っ込まれてるんだと思うよ
モザイク体の真性半陰陽は生物学的定義では男性でも女性でもない(またはどっちでもある)から、
元が男女どっちでもTSの言語上の定義は満たすしね


118 :
エロければそれでいいよ

119 :
>モザイク体の真性半陰陽は生物学的定義では男性でも女性でもない(またはどっちでもある)から、
元が男女どっちでもTSの言語上の定義は満たすしね
人間の場合、真性半陰陽を含め半陰陽は生まれつきの物。後天的なものでは絶対にあり得ない。
よってトランスという言語上の定義は全く満たさない。
半陰陽は言語上ではIS(InterSexual)つまり中間性
なお物語では半陰陽から女性、男性への変化は中間性からの変化だからTSFのジャンルに含まれている。

120 :
ややこしい話は興味無いんで定義の押しつけだけ止めてくれればそれでいいです

121 :
どうでもいいから書いてくれよ
俺も書いてるからさ

122 :
>>119
>後天的なものでは絶対にあり得ない
ここでずれてたのか…
TSFのFはフィクションのF。
だから後天的なものもあってもいいし、後天的なものはTSFに含まれる。
現実に性転換させる魔法が存在するか?
性転換させる超能力が存在するか?
完全な性転換手術なんぞどこにある?
現実に無いからといってフィクションに無いことにはならない。

123 :
よかったね

124 :
正直、主観で変わる定義なんざどうでもいい
要は面白ければ、エロければいいんだよ!

125 :
別にちゃんとTSFなキャラが別に出ていればISがいてもここのスレチにはならんと思うけどな?
もっとも、注意書きは必須だろうが。

126 :
目を覚ますと(ふたなり→性転換)
私が目を覚まして着替えようとすると、股間に見慣れないものが、
「これって・・・」
女の私に男性器なんか生えなくてはならないのか、分からなかったが、
「早くしないと遅刻だ」
登校した私は皆に悟られないか不安だったが、
「先輩」
「ど、どうしたの?」
私を慕う後輩に声をかけられ、
「ちょっと相談したい事が」
「私で良ければ相談に乗るわ」
「じゃあ、帰りに体育倉庫の裏で」
「分かったわ」
私が体育倉庫に向かうと、彼は制服を脱ぎ始め、
「こ、これって?」
胸の辺りが少し腫れて、股間に男としてあるべきものが無いのだが、
突然、私の股間が盛り上がって、
「もしかして・・・」
私も制服を脱いでいくと、
「先輩の股間に何で・・・」
「私だって知らないわよ」
女に男性器が生えている状態何て中途半端だな、
いっそ後輩が女になったように男になった方がましかなと思っていると、
「む、胸が」
胸が瞬く間に平らになって、肩幅が広がっていき、
「先輩、大丈夫ですか?」
「何とか」
ふと後輩を見て、女として可愛いと思ったが、
「先輩、どうしました?」
「な、何でもない」
ダメだ、このままでは男として後輩をおかしてしまうそうだ。

127 :
久々の再会
大学の講義を終え、帰宅する途中、
「ご、ごめんなさい」
ある女性とぶつかってしまうが、
「も、もしかして・・・」
女性は性転症で男になる前の俺の名前を口にし、
「嫌だな、同じ中学校だったじゃないか」
俺は彼女の仕草を見て、同じように性転症で女になった奴を思い出し、
「まさか、お前」
俺達は駅前の喫茶店で、
「あんなとこで会うとは思わなかったな」
もう彼女とは5、6年も会ってなかったが、
「こっちもだよ」
聞けば、モデルとかをしながら、大学に通っているらしく、
「き、綺麗になったな」
恥ずかしがる俺に、
「もしかして、男として私に惚れちゃったの?」
すると彼女は俺の手を取って、
「ちょっと場所変えよう」
それからどうなったかはちょっと教えられないな。

128 :
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121003-00000526-san-soci
これってやっぱり、少年に首を入れ換えられたのかなあ。

129 :
だな。近所のマッドサイエンティストの仕業か。そろそろ臨床かな。

130 :
>>67-78の続きを投下します。属性は以下の通りです。
■オリジナル、入れ替わり(首のすげ替え)、妊婦、
 現代、学園、強制、陵辱、催眠、H有り

131 :
 斉藤ちひろが帰宅したのは、日暮れの迫った午後のことだった。
 スカイブルーの軽の愛車をマンションの駐車場にとめ、
後部座席に満載していた荷物を持って外に出る。
女の細腕ではとても持ちきれないはずの量を、今のちひろは苦もなく両手に提げていた。
「うふふ、楽しかった。こんなに買い物をしたのは久しぶりね。それに車の運転も」
 冬の冷たい風に吹かれ、ちひろはにっこり微笑んだ。
 出産を控えた身重の体では、自ずと行動が制限される。
腹が目立つようになってからは車の運転も控え、家の中に閉じこもることが多かった。
それが、しばらくぶりに好きなだけ外出したのだから、気持ちが弾むのも当然だった。
 鼻歌をうたいながら、ちひろはマンションのエレベーターに乗り込む。
遅れて乗ってきた近所の主婦が、ちひろの姿を見て驚きを顔に浮かべた。
不躾に「もう出産なさったんですか」と話しかけられ、ちひろは笑顔でうなずいた。
(本当は違うんだけどね。今の私の体は、元は私のものじゃないの)
 見下ろすと、トレーナーとジーンズの上に黒のジャケットを羽織った己の姿が視界に入る。
いずれも男物の衣類で、三十路前の人妻にしてはボーイッシュな格好だ。
この服は中川祐介という男子高校生から借りたものだった。いや、服だけではない。
今のちひろの首から下は、祐介の身体とそっくりそのまま入れ替わっているのだ。
正確には、首をすげ替えられたと表現すべきだろうか。
ちひろの首は生きたまま胴体から切り離され、
同じく首を切断された祐介の胴体と繋ぎ合わされてしまったのだ。
 人間の首が他人のものとすげ替わってしまうなどと、にわかには信じがたい話である。
だが、これは決して夢でも幻でもなかった。日頃の自分よりも十センチ以上高い目線、
普段の自分では持ちきれない重さの荷物をぶら下げた力強い両腕、
平生の自分のものよりもひと回りもふた回りも大きな男物のシューズ。
そのどれもが、昨日ちひろが体験した肉体の入れ替わりが
確かな現実の出来事だったのだと、彼女に教えてくれる。
 全ては加藤真理奈という女子高生の仕業だった。
真理奈はちひろと同じく、このマンションに住む快活な美少女で、
ちひろとは日頃から親交があった。
そのため、臨月を迎えて不自由な暮らしを強いられているちひろを思いやり、
ちひろの身体を自分の同級生である祐介のものと取り替えてくれたのである。
どこからか手に入れたという、怪しげな薬物を使って。
(真理奈ちゃんにもそうだけど、祐介君にはいくら感謝してもし足りないわ。
 だって、こんなにいい体を譲ってくれたんですもの。
 力はあるし動きやすいし、すごくいい体だわ)
 主婦がこちらに会釈して先に降りたのを見送り、ちひろはエレベーターのドアを閉めた。
首から下を丸ごと交換したため、ボタンを押す指も祐介のものと入れ替わっている。
まだ高校生の若く健やかな少年の肉体は、三十路を控えた妊婦の体とはまるで異なり、
たくましさと瑞々しさに満ち溢れていた。

132 :
 自分の家に戻り、ちひろは買ってきた品物を上機嫌で片づけ始める。
しばらくして、テーブルの上に置いていた携帯電話が着信を告げた。
出ると、馴染みの少女の声が聞こえた。
「ちひろさん? あたしよ。今日、そっちに行ってもいいわよね」
「ええ、もちろんいいわよ。じゃあ待ってるから」
 短い会話を終えて電話を切る。ちひろはますます機嫌をよくして、
戸棚からティーセットを取り出した。来客の準備を整えるためだ。
 電話から十分ほど経って、玄関のチャイムが鳴った。
三人の女がちひろの家にやってきた。そのうち二人は紺色のセーラー服を着た少女。
そしてもう一人は、ダークグレーのマタニティドレスを身にまとった若い妊婦だった。
「いらっしゃい、真理奈ちゃん、祐介クン。
 そっちの女の子は、たしか……森田さんだったかしら?」
「はい、そうです。森田瑞希です。どうもお邪魔します」
 真理奈の隣に立つ、背丈の低い女子高生が頭を下げた。
長い黒髪を頭の左右で束ねた童顔の少女だ。
真理奈と同じ制服を着ていなければ中学生、いや小学生に見えるかもしれない。
ちひろはこの少女と既に顔を合わせていたが、今のように親しく言葉を交わすのは初めてだ。
瑞希という名の愛くるしい少女に、ちひろはたちまち好感を持った。
 瑞希の隣には真理奈がいた。学校指定のものらしい黒いカバンを手に二つぶら下げて、
にやにやと楽しそうに笑っていた。
「あー、寒かった。ちひろさん、何かあったかいものを出してくれない?」
「はいはい、どうぞ召し上がれ」
 遠慮する様子もなく、気安く飲み物を要求する真理奈に、
ちひろは熱いコーヒーを出してやった。
ケーキの皿とカップを四人分テーブルに並べて、ちひろは最後の一人に視線を向ける。
真理奈と瑞希はソファに座ったというのに、残された妊婦は席につこうとはせず、
一人だけリビングの入り口に立ち尽くしていた。
「へえ……祐介クンのお腹、やっぱりすごい大きさね。
 自分のものとして上から見るのと、
 こうやって他人の視点から見るのとじゃ、全然印象が違うわ」
「ち、ちひろさん。俺の体、早く返して下さいよう……」
 情けない表情と声音で、その妊婦──中川祐介はちひろに懇願した。
昨日、ちひろと首がすげ替わり、首から下だけがちひろの身体になってしまった少年だ。
体が入れ替わったことが気に入らないのか、祐介は今にも泣き出しそうな顔をしていた。
「そんなことより、祐介クン。これを飲んで温まりなさい。
 外は寒かったでしょう? 体にさわるわよ」
「そうよ、祐介。ここに座りなさい」
 真理奈に指示されて、祐介はようやくソファに腰を下ろした。
マタニティドレスの布地を押し上げる見事な孕み腹は、昨日まではちひろのものだった。
それが今は祐介の体の一部になって、十七歳の少年を二十八歳の妊産婦へと変えていた。

133 :
(私が祐介クンの体になって、反対に祐介クンが私の体になってるなんて……
 とっても面白いわね)
 淹れたてのコーヒーを不安げな様子で口に運ぶ祐介を、ちひろは微笑して観察する。
真理奈の薬物によって正常な認識を書き換えられてしまったちひろは、
この奇怪極まりない状況を自分にとって好ましいものと捉えていた。
互いの肉体の首から下だけが入れ替わってしまったことを、ちひろは積極的に受け入れていた。
「それで、真理奈ちゃん。祐介クンは今日、学校には行ったの?」
 ちひろの問いに、真理奈は満面の笑みでうなずく。
「うん。こいつ、今朝はこの格好で登校したのよ。大きなお腹をかかえたこいつを見て、
 クラスの皆も大盛り上がり! いやー、最高だったわね」
「真理奈ちゃんのお薬のおかげで、大した騒ぎにもならなかったしね。
 それどころか祐ちゃんが不自由しないように皆が気を遣ってくれて、私も嬉しかったな。
 早く元気な赤ちゃんを産んでね、祐ちゃん」
 と、瑞希。
 真理奈の説明によると、この少女は祐介の恋人だという。
本来ならば彼とちひろの身体が入れ替わってしまったことを嘆き悲しむはずだが、
ちひろと同様、真理奈に催眠スプレーを振り撒かれてしまった今の瑞希は、
そのような真っ当な思考回路を持ち合わせていない。
祐介が三十八週目の妊産婦になったことを歓迎し、心から応援しているようだった。
 明るい笑顔を見せる二人の美少女とは対照的に、祐介は暗く沈んだ面持ちだった。
無理もない。自分の体が身重の三十女のものになってしまったのだ。
異性の身体になってしまったことに加えて、
不便な妊産婦の暮らしを強いられているのだから、とても平静ではいられまい。
 だが、それも今だけのこと。このまま自分たちが互いの体を交換した生活を続ければ、
いずれは祐介も慣れて、己の姿に嫌悪感を覚えなくなるだろう。ちひろはそう考えていた。
「それで、ちひろさん。ちひろさんの方はどうだったの? 今日一日、祐介の体で過ごして」
 学校での祐介の苦労話(彼以外の者にとっては笑い話だが)がひと通り終わったあと、
真理奈はちひろにそう訊ねた。ちひろは白い歯を見せて笑った。
「ええ、最高だったわ。久しぶりにお買い物を楽しんで、車の運転もバッチリ。
 やっぱり男の子の体って力があるわね。とっても動きやすくて楽だったわ」
「ふーん、そりゃよかったわ。そう言ってくれたら、
 二人の体を入れ替えてあげたあたしも気分がいいわね。その体で困ったこととかない?」
「ううん、全然」
「今のちひろさんは男になってるわけだけど、ずっとそのままでも特に問題なしって感じ?
 あとで旦那さんに怒られたりはしない?」
「ええ、大丈夫よ。旦那は出張でしばらく帰ってこないし、
 それに子供が産まれるときも帰ってこないような薄情な旦那なんて、
 なんかもうどうでもよくなっちゃって。できたら首から下だけじゃなくて顔も交換して、
 名前も生活も何もかも祐介クンとそっくり取り替えちゃいたいくらいよ」
「そっかー。うんうん、そういうのも面白そうね。
 ちひろさんがあたしたちのクラスメイトになって高校生活をエンジョイして、
 祐介がちひろさんの代わりに子持ちの人妻になっちゃうの」
「それ、いいかも。せっかく体を交換したんだから、顔も取り替えちゃった方がお似合いだよ。
 私、綺麗なちひろさんの顔になった祐ちゃんも見てみたいな」
「そ、そんなあ……」
 祐介の目から涙がこぼれて頬を伝う。真理奈とちひろと瑞希は揃って笑い声をあげ、
哀れな少年の女々しい姿を存分に楽しんだ。日頃のちひろならば
他人が泣き叫ぶ様子にほくそ笑むはずはないが、なぜか今は自然にそうしてしまう。
一瞬、自分の行動を不思議に思ったちひろだが、その疑念もすぐ笑声にかき消された。

134 :
 やがてケーキを平らげ、満足そうに立ち上がる真理奈。
祐介の背後に回り込むと、ソファの後ろから彼の胸をわしづかみにした。
祐介の悲鳴があがった。
「わっ !? な、何しやがる!」
「何って、決まってるじゃない。体はあったまったしお腹も膨れたから、
 またあんたの体で遊ぼうかと思って。学校での続きよ。たっぷり可愛がってあげる」
「や、やめろ。もうあんなのは嫌だ……」
 声を震わせ、怯えの色を隠さない祐介。今から真理奈が何を始めようというのか、
よくわかっているのだろう。凛々しかった少年の姿は、もはやどこにもなかった。
そこにいるのは、涙目になっておののく無力な妊産婦でしかなかった。
「ふふふ……祐介、なんで嫌がるの?
 あんただって、あんなに気持ちよさそうにしてたじゃない」
 マタニティドレスの上から祐介の豊かな乳房を揉みほぐしながら、真理奈は不敵に笑う。
その台詞から推測するに、おそらく真理奈はここに来る前、
祐介に嫌がらせをしていたのだろう。その内容まではちひろにはわからないが、
彼が散々に苦しめられたことは容易に推察できた。
「祐介、ちひろさんのセクシーな体をもらって、嬉しくないわけがないわよね。
 それに可愛い赤ちゃんのおまけつきじゃない。
 もうすぐあんたは赤ちゃんを産んで、お母さんになれるのよ。よかったわねー」
「い、嫌だ。赤ん坊なんて産みたくない。産みたくない、産みたくない……」
「そんなこと言ったら、お腹の赤ちゃんが可哀想でしょ。
 こうやってお腹をさすると……ほら、赤ちゃんが元気に動いてお母さんに挨拶してるわ。
 わかる? 今のあんたはこの子のお母さんなのよ」
 真理奈は大きく突き出した祐介の腹を撫で、その耳元で囁く。
三十八週目の孕み腹の大きさと重さを、ちひろもよく知っている。
今にも新たな命が誕生しようとしている事実を、祐介は我がこととして実感しているはずだ。
 どうか祐介には、自分の代わりに母になる喜びを味わってほしい。ちひろはそう思った。
「真理奈ちゃんは、また祐ちゃんを気持ちよくさせてあげるんだね。
 じゃあ、私はその間、ちひろさんと仲良くしたいな」
 真理奈と祐介の会話を聞いていた瑞希が、ちひろの元へやってくる。
何をするつもりか視線で問うと、瑞希ははにかんでちひろの体に密着してきた。
「ちひろさん。ちひろさんの首から下は、もともと祐ちゃんの体だったんですよね?」
「ええ、そうよ。今は私の体だけれど」
「私、祐ちゃんとつき合っているんです。
 でも祐ちゃんの体、ちひろさんのと入れ替わっちゃったじゃないですか。
 だから祐ちゃんの代わりに、ちひろさんに私の恋人になってもらってもいいですか?
 二人が何もかも交換するんだったら、そっちの方がいいかなって思って……」
「そ、そんなっ。瑞希、待ってくれ──ああっ、やめろっ。うぐっ」
 祐介があげようとした抗議の声は、真理奈にあえなく封じられる。
ちひろは瑞希の背中に手を回し、きゃしゃな身体を抱きしめた。
小柄な女子高生の体は、思ったよりもはるかに軽い。
ちひろは瑞希を両手でかかえ、ソファに倒れ込んだ。

135 :
「ええ、喜んで。瑞希ちゃんみたいな可愛らしい彼女ができるなんて、最高の幸せだわ。
 これからよろしくね」
「はい。よろしくお願いします」
「ねえ、キスしていい?」
 ちひろの言葉に、瑞希は頬を赤くしてうなずく。
ちひろは眼鏡を外し、瑞希と唇と触れ合わせた。
初めて女と交わす接吻に、ちひろの胸が高鳴る。
(これが女の子とのキス……すごいわ。私、心まで男になっていく気がする……)
「はあっ、ちひろさん……んっ、んっ」
 瑞希はとろんとした表情で、ちひろの口内に舌を差し入れてくる。
最近の女子高生は積極的だと思いつつ、ちひろも舌を出して瑞希のそれに絡めた。
唾液がたてる卑猥な音が、ちひろの理性を少しずつ剥ぎ取っていく。
 ちひろの唾の味を心ゆくまで堪能してから、瑞希は口を離した。
今度は手を伸ばしてちひろの下半身をまさぐってくる。
硬くなったジーンズの盛り上がりを撫でられると、否応なく期待が高まった。
「興奮してるんですね、ちひろさん。私もです……」
 嬉しそうに言って、ファスナーを開きにかかる瑞希。
幼い外見に似合わぬ、手馴れた仕草だった。
金属音を鳴らしてベルトを外し、ボクサーパンツの中から肉の塊を取り出した。
若く力強い男性器が、ちひろの股間にそびえ立っていた。
「いやだ。私のおちんちん、もうこんなになっちゃってる……」
 ちひろは感嘆の声をあげた。夫のものと比べ、
今のちひろのペニスは圧倒的な威容を誇っていた。
雄々しく立ち上がった男の象徴は、ちひろが祐介から譲り受けたものだ。
「うん、祐ちゃんの匂いがする。ちひろさんのものになった、祐ちゃんのおちんちん……」
 呪文のようにつぶやいて、瑞希はそそり立つ一物に顔を近づける。
犬が親愛の情を示すように匂いを確認したあと、小さな口を開いて幹に舌を這わせた。
男性器に生温かい粘膜が絡みつき、ちひろに未知の感覚をもたらした。
「ううっ、これが男の子の感覚なの……?」
「えへへ、嬉しいな。味も匂いも祐ちゃんのだ」
 瑞希の舌先が亀頭を磨き、ちひろの下腹を疼かせる。
体の芯が徐々に熱を帯びていくのがわかった。
ちひろはソファに体を預け、可憐な女子高生の舌づかいを楽しんだ。
「やめろ、瑞希。そんなことしちゃダメだっ」
「ダメダメ、祐介。瑞希とちひろさんは恋人同士なんだから、邪魔をしちゃいけないわ。
 今のあんたはあたしに逆らえないってこと、忘れてないわよね? いい加減に諦めなさい。
 あんまり聞き分けがないと、またあんたのミルクを飲ませてもらうんだから」
「や、やめろ。もう許してくれえ……」
 テーブルの向こう側では真理奈が祐介の服を脱がし、その乳に吸いついていた。
出産を控えた乳房は、既に母乳を出すことができる。
重みでやや垂れ下がった妊婦の巨乳に茶髪の美少女がかぶりつき、
ミルクを味わう姿は極めて滑稽だった。

136 :
「うふふ、そっちはそっちで楽しそうね。とってもお似合いよ、祐介クン」
「い、嫌だ。こんなの嫌だあっ。誰か助けて……」
 女々しく泣き喚く祐介の身体は、濃厚な女の汗と乳の臭いを放っていた。
首から下が二十八歳の女の体になった祐介は、既に男ではなくなっていた。
ほんのりと桜色に染まった肌が、視界を介してちひろの欲望を刺激した。
「祐介クン、色っぽくて素敵よ。元は私の体だったなんて思えないわ」
 ちひろの陰茎が硬度を増した。
さらにひと回り大きくなった肉の槍を見て、瑞希が目を丸くする。
「また大きくなっちゃった。口の中に入るかなあ?」
「無理しなくていいわよ、瑞希ちゃん」
 瑞希の髪を優しく撫でてちひろが言うと、瑞希は
「大丈夫です、多分」と答えて口を開いた。鈍い輝きを放つ穂先が
少女の薄い唇をかき分けていく淫猥な光景に、ちひろは生唾をのみ込んだ。
「これが瑞希ちゃんの口の中……すごい。とっても気持ちいいわ」
 ちひろの賛辞に、瑞希は目を細めて口淫にふける。
少女の小さな口が己の性器で満たされているという事実が、ちひろの獣性を煽った。
ちひろの先端からは先走りの汁がひとりでに漏れ出し、瑞希の唾液と混ざり合った。
 ちひろの期待に応えて、瑞希は口を使った奉仕のテクニックを披露する。
唇で亀頭の敏感な部分を挟み込んだかと思えば、舌先で尿道口を何度も擦り、
頬をへこませて体液を吸い取る。ひと回り年下の少女の淫らな技術に、
まだ男としての経験が浅いちひろは翻弄され続けた。
「ああっ、瑞希ちゃん。気持ちいい。おちんちんが気持ちいいの」
 えも言われぬ快感に声をあげて酔いしれていると、不意にちひろの脳裏に夫の顔がよぎった。
(そういえば、私はあの人にこんなことしてあげたことがないわね。
 口でされるのがこんなに気持ちがいいものだなんて、知らなかったから)
 望んで結ばれたはずなのに、今は自分でも不思議なほど夫婦の絆を感じなくなっていた。
この場にいない夫よりも、目の前の女子高生に深い親しみを覚える。
それが瑞希の恋人である祐介の肉体になっているからか、
それとも真理奈の怪しげな薬物のせいなのか、ちひろにはわからなかった。
ただ一つ確かなのは、今はただ少しでも長く、
この美少女の奉仕を受けていたいと自分が欲していることだ。
「いいわ、瑞希ちゃん。ああっ、もう我慢できない。
 お腹の下の辺りがムズムズして……な、何かくるっ」
「そろそろ出そうなんですか? いつでも出して下さいね、ちひろさん」
 瑞希は一旦顔を引き、媚びるような上目遣いでちひろを見やる。
黒い感情がちひろを支配し、速やかな射精を促した。
「わかったわ、瑞希ちゃん。たっぷり飲ませてあげる。ううう……ああっ、出る。出ちゃうっ」
 ちひろの腰が痙攣し、牡の欲求が解き放たれる。
切っ先から噴き出した熱い樹液が、十七歳の娘の口内を隅々まで汚した。
ちひろは瑞希の頭を両手で押さえ、初めて味わう射精の快感に酔いしれた。
「す、すごい。これが男の子の……なんて素敵なの。たまらないわ」
 瑞希が苦しむのにも構わず、その口の中に思いっきり子種を撒き散らすちひろ。
可憐な少女を己のものにし、散々に汚してやったという達成感が胸に満ちた。
昨日まで貞淑な人妻だったちひろは、今やすっかり一匹の牡へと変貌していた。

137 :
「んっ、喉に引っかかる……祐ちゃんの濃いのでお口が一杯だよ」
 口腔で多量の精を受け止めた瑞希は、とろみのある粘液を苦労して飲み下す。
いまだ萎えない男性器に接吻をし、健気にも尿道に残った精液を吸い上げる瑞希の姿に、
ちひろはますますいきり立つ。
「ありがとう、瑞希ちゃん。とっても気持ちよかったわ。頭の中がとろけちゃいそう」
「そうですか? 私も嬉しいです」
「それでね、もし瑞希ちゃんがよかったら……その、
 もっといろんなことを試してみたいんだけど、いいかしら?」
「ちひろさん、ちょっと待って」
 割って入ったのは真理奈だった。声のした方に顔を向けると、
全裸に剥かれた祐介の身体を、真理奈がソファの上で抱きかかえていた。
もはや抵抗する気も失せたのか、
祐介は魂が抜けたような虚ろな表情になって、真理奈に体を預けていた。
「ちひろさんは女の子とエッチしてみたいんでしょ? それならこいつを使ってやってよ。
 元の自分の体で童貞を捨てるなんて経験、滅多にできないわよ」
「そうね、それもいいかもしれない。私、祐介クンとセックスするわ」
 ちひろは瑞希から離れ、祐介のもとに移動した。
汗と母乳で全身がべとべとになった祐介は、濃厚な牝の臭いでちひろを誘惑する。
ちひろは妊婦になった少年の体をソファに押しつけ、腹に負担をかけぬよう
注意して体勢を整えた。白い太ももをぐっと開き、秘所にペニスをあてがった。
「じゃあ入れるわね、祐介クン」
「やめろ。やめろお……」
 半開きの祐介の口から、かすかなうめき声がこぼれた。ちひろは構わず腰を突き出す。
鉄棒のように硬い陰茎が、出産間近の膣に飲み込まれていった。
「ああ、入ったわ。祐介クン、わかる? 私たち繋がってるのよ」
「ひいっ、苦しい。頼む、やめてくれえ……」
 妊婦になった少年は、ぽろぽろ涙をこぼして喘ぐ。
祐介の内部が収縮し、ちひろをきつく締めつけていた。
中は充分に濡れてこそいるが、動くのに難儀するほど狭い。
ただでさえ臨月を迎えて膨れた胎内に、
若くたくましい男性器を打ち込んだのだから当然だった。
「祐介クンの中、きついけど気持ちいいわ。
 こんなにみっちり締めつけて、私のことを歓迎してくれてるのね」
 ちひろはゆっくり腰を前後させ、狭い膣内の味わいを堪能する。
自分の動きに合わせて絡みついてくる肉の感触が、身震いするほど心地よい。
女として男に抱かれるのではなく、男として女を抱くことが、
これほど気分のいいものだとは思わなかった。
 十七歳の頑強なペニスは、鋼鉄のような硬さで二十八歳の女陰を貫く。
ちひろが腰を打ちつけるたび、祐介の豊かな乳房が大きく弾んでちひろを惑わせた。
元は自分のものだったというのに、ちひろは艶かしい祐介の裸体に興奮し、
鼻息を荒くして彼を犯した。

138 :
「すごい。女の中ってこんなに気持ちがいいの。素敵よ、祐介クン」
「はあ、はあっ。う、動くなあ……ああっ、あんっ」
 膣奥を激しく突つかれ、哀れな祐介は悲鳴をあげて悶えた。
しかし、彼もただ苦しんでいるわけではなかった。
真っ赤になった祐介の顔に、わずかながら淫猥な表情が浮かんでいた。
硬く盛り上がった乳頭からは、またも母乳がにじみ出る。
女盛りの肉体は明らかに色めきたっていた。
 乳だけではない。臨月の孕み腹も大きく揺れて、祐介の興奮をちひろに伝える。
子宮の入り口を亀頭でノックすると、白い腹の一部がぽこんと膨らみ、
中にいる赤子がちひろに応えてくれるのだ。
自分が妊婦だったときのことを思い出し、ちひろの口元がほころんだ。
「ふふふ……こうやって奥まで突くと、お腹の赤ちゃんも一緒になって動いてくれるわ。
 わかる、祐介クン? 私のおちんちんが祐介クンの赤ちゃんに挨拶してるの」
「つ、突かないで。これ以上されたら、頭がおかしくなる……あひっ、あひっ」
 祐介は熱い吐息と共に唾を吐き出し、己を苛む官能の誘惑に耐える。
だが、それももはや限界だった。コツをつかんだちひろが腰をくねらせ、
腹の裏側にある性感帯を強くえぐると、祐介はとうとう白目を剥いてよがり狂った。
「うおおおっ。お、おおっ、おふっ」
「ああ、祐介クン。祐介クンっ」
「ダ、ダメだ。もう俺──うおおっ、イク、イクっ。おおおおっ」
 股間と乳房から多量の体液を撒き散らし、祐介は絶頂の階段を駆け上がった。
狭い膣内がいっそう締まり、新鮮な精を欲する。ちひろの忍耐もそこまでだった。
「わ、私もイクわ。このまま祐介クンの中に……ああ、出るっ。出ちゃうっ」
 陰嚢が大きく震えて、熱いマグマが尿道を駆け巡った。
二度目の射精にちひろは歓喜の声をあげた。
祐介のものだった男性器が脈動し、ちひろのものだった膣内を濃密な精液で満たした。
 赤子を宿した胎内に心ゆくまで子種を注ぎ込むのは、
ちひろにとってこのうえない悦楽だった。
互いに夫や恋人がいる身でありながら、肉体を交換した挙句にこうして肌を重ねている。
幾重にも禁忌を犯す背徳感が、最高のエクスタシーとなってちひろを魅了した。
「ああ、これが男のセックスなの。こんなにいいものだったなんて……」
「ううっ、苦しい。助けてくれえ……」
 半ばうわごとのように救いを求める祐介の中から、ちひろは自分自身を引き抜く。
丸く開いた膣口からとろみのある液体が溢れ出し、
確かに自分は女を抱いたのだという充足感をちひろにもたらした。
童貞を捨てたちひろは、急速に男としての自信を身につけつつあった。
「ふふっ、まずは一発やって満足したみたいね。ちひろさん、祐介を抱いてどうだった?」
「ええ、最高。祐介クンの体、とってもよかったわ。
 これも真理奈ちゃんのおかげよ。どうもありがとう」
 真理奈の問いに、ちひろは笑顔で返した。真理奈のおかげで自分は男になり、
女になった祐介を犯すという最高の悦びを経験することができたのだ。
彼女にはいくら感謝してもし足りないと思った。
「祐ちゃん、とっても気持ちよさそうだったな。
 ちひろさん、次は私もお願いしていいですか?」
 二人の行為を横で見ていた瑞希が、ちひろを見上げて訊いた。
ツインテールの黒髪の美少女の誘いに、ちひろは当然のようにうなずいた。
「ええ、喜んで。私のココはまだまだ大丈夫だしね。
 瑞希ちゃんが満足するまでつき合ってあげるわ」
 二度の射精を済ませた陰茎は、いまだ充分な活力を保っていた。若さは力だった。
十七歳の少年の肉体を手に入れたちひろに、限界はなかなか訪れそうになかった。

139 :
「頼もしいわね、ちひろさん。それでこそ祐介と体を入れ替えた甲斐があるってもんだわ。
 それにしてもこのバカ、さっきからウンウン唸ってうるさいわねー」
 ソファの上に横たわって苦しげに呻く祐介の脚を、真理奈が乱暴に踏んづけた。
「そんなことをしちゃダメよ、真理奈ちゃん」と
やんわり注意したちひろだが、ふと異変に気がついた。
「祐介クン、大丈夫? なんだか様子がおかしいけれど」
「ううん、苦しい。腹が痛い……」
 ちひろは苦悶に満ちた祐介の顔をのぞき込んだ。
血の気が引いて青ざめた顔は、既に絶頂の余韻を残してはいなかった。
額には玉の形の脂汗が浮かび上がり、いかにも苦しそうだ。
「祐介クン、一体どうしたの? お腹が痛いの?」
「は、はい。腹がキリキリと痛むんです。ううっ、苦しい……」
「大変。それ、もしかしたら陣痛かもしれない」
「ええっ?」
 ちひろの言葉に、皆は揃って驚愕した。
豪胆な真理奈でさえ、一瞬、呆気に取られて祐介の顔に見入った。
祐介は己の身に何が起こっているのかわからず、瞬きを繰り返していた。
「陣痛ってことは、まさか……」
「赤ちゃんが産まれる……?」
「多分ね。予定日よりちょっと早いけど、
 すぐ産婦人科の先生に連絡して診てもらわなくちゃ。それにタクシーも呼ばないと」
 携帯電話を手に取ったちひろの姿に、祐介の顔はよりいっそう青くなる。
「あ、赤ん坊が産まれるって、まさか俺が産むんですか? そんなの絶対に嫌だ……」
「そんなこと言ってもしょうがないでしょう。
 お母さんになるんだったら、誰でも経験することよ。
 待っててね、いま病院に連絡を──あ、でも祐介クンの名前で診てもらえるのかしら?」
 ちひろの頭に疑問符が浮かんだ。
妊娠してからというもの、ちひろは定期的に産科に通っていた。
信頼できる医師と病院を確保し、いつでも出産できるよう準備していたが、
それは全て「斉藤ちひろ」の顔と名前でしたことだ。
いくら首から下の肉体が入れ替わっているとはいえ、
このまま祐介を産科に連れて行っても、すんなり診てもらえる保証はない。

140 :
 ここはやはり、真理奈の力を借りるべきだろうか。
真理奈ならば医師や助産師をこちらに都合がいいように洗脳し、
奇怪極まりない妊婦の姿をした祐介を入院させることも可能にしてくれるに違いない。
そう思って真理奈を見ると、真理奈は細い顎に指を当て、何事か考え込んでいた。
「うーん、とうとう出産か。でも祐介の顔と名前じゃ、
 たしかに病院も受け入れてくれないわよね。
 しょうがないから、二人の体を元に戻しちゃおうかなー」
「ほ、本当かっ !? 元に戻してくれるのか !?」
「ダメよ、真理奈ちゃん。私、今さら元に戻れないわ。だってこのままがいいんだもの」
 対照的な反応を見せる祐介とちひろに、真理奈は小さな瓶を突きつけた。
その中には黄色い錠剤が入っていた。
何の薬かはわからないが、祐介とちひろの首をすげ替えたときに用いたような、
危険な薬物に違いない。真理奈はその錠剤を一粒ずつ二人に手渡した。
「二人とも、あたしの命令には逆らえないはずよね?
 さあ、今すぐそれを飲んで。あまり時間がないわ」
「や、やった。これでやっと元の体に戻れるんだ。へへへ……」
「い、いやあっ。私、元に戻りたくないのに……」
 ちひろは抗ったが、真理奈に支配されたちひろの身体は、
持ち主の意思に反して錠剤を口の中にねじ込んでしまう。
小さな錠剤は容易く喉を通り、ちひろの体の奥深くへと落ちていった。
 変化はすぐさま起こった。猛烈な眠気がちひろに襲いかかり、立っていられなくなる。
ちひろはソファの背もたれに手をつき、落ちてくるまぶたを必で支えた。
(ね、眠い。これがこの薬の効果なの? 私、寝たらどうなっちゃうの……?)
 睡魔はいとも容易く限界を超え、ちひろの意識は闇に沈む。
おそらく、目が覚めたらちひろの身体は元の妊婦のものに戻っているだろう。
それだけは嫌だと心の中で叫びながら、ちひろは深い眠りについた。
 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

141 :
 冷たい風が身を切るようだった。授業が全て終わった放課後、
真理奈は自慢の長身を縮めて冬の寒さに耐えながら、自宅があるマンションにたどり着いた。
既に日は落ち、朝からずっと灰色だった曇り空が漆黒の闇に覆われていた。
 真理奈は一人で帰宅したのではない。隣には祐介の姿があった。
濃紺の学生服の上にダウンのジャケットを羽織った祐介が、
まるで恋人のように真理奈にぴたりと寄り添っていた。
 二人はマンションのエレベーターに乗り込んだ。
真理奈がボタンを押した階は、彼女の家があるフロアではなかった。
エレベーターを降りた真理奈は、後ろに祐介を従え大股で通路を歩く。
二人が足を止めたのは、表札に「斉藤」と書かれた家の前だった。
チャイムを鳴らすと、若い女が顔を出した。真理奈は片手をあげてその女に笑いかけた。
「やっほー、また来てやったわよ。元気にしてる?」
「……はあ」
 女は真理奈と祐介の姿を見て、暗い顔で嘆息した。
そして二人に背中を向け、家の中に入るようにと身振りで伝えた。
真理奈と祐介は「寒い寒い」と口々に言って上がり込んだ。
暖房のきいた家の中は適度な室温に保たれ、
寒風吹きすさぶ外と比べると極楽のように思われた。
 リビングに招かれた真理奈は、床に荷物を置いてソファにどっかり腰を下ろした。
真理奈の隣には祐介が、そしてテーブルの反対側にはこの家の主である女が座る。
 女は縁なしの細い眼鏡をかけ、水色のノースリーブのワンピースを身に着けていた。
髪は黒と茶色の中間の色で、肩の辺りで切り揃えられている。
目の下には隈ができ、疲れた表情をしているが、充分に美人と言っていい顔立ちだった。
 女の名は斉藤ちひろ。このマンションに住む二十八歳の主婦で、
真理奈とは近所付き合いを通じて親しくなった。
たまにこうして訪ねては、和気藹々と茶飲み話を交わす仲だ。
「うう、寒い。今日は特別寒かったわ。早くあったかい飲み物をちょうだい。
 紅茶でもコーヒーでも何でもいいからさ。ついでにお菓子もお願いね」
「ふざけんな。なんで俺がそんなことしなきゃなんねえんだ。
 どうしても飲みたかったら自分で淹れろ」
 と、ちひろは真理奈に言い返した。
柔和な顔立ちに似合わない乱暴な口調だった。真理奈は肩をすくめ、
「そんなこと言わないでよ。ホントに寒いんだからさ」と重ねて要求した。
 それを見た祐介が立ち上がった。
「私がやるわ。祐介クン、そこをどいて」と言ってちひろをソファに座らせ、
迷う素振りも見せずに戸棚からコーヒーの容器を取り出す。
他人の家だというのに、どこに何が置いてあるか知っているかのようだった。

142 :
「さすがちひろさん、気が利くわね。どっかの役立たずとは大違いだわ」
「くっそ。この女、マジでしてえ……」
 ちひろは敵意の眼差しで真理奈をにらみつけたが、真理奈はいささかも気にしない。
悔しそうに唇を噛むちひろを眺めて楽しんでいると、祐介が湯気の立つカップを運んできた。
「それにしても、今日はホントに寒かったわね。少しだけど雪も降ったし、大変だったわ」
 と、祐介。彼の発言も、ちひろと同じく奇妙だった。
こちらは凛々しい少年らしからぬ、女のような柔らかな言葉づかいだ。
ちひろはそんな祐介にうなずき、淹れたてのコーヒーに口をつけた。
「そうですね。俺も買い物に行こうとしたんですけど、雪が降ってたんでやめときました。
 冷たい雪の中、赤ん坊を連れて行くわけにはいきませんから」
「それなら、車を使えばよかったのに。速いし荷物も運べるし、車は楽よ」
「無茶言わないで下さい。俺に車の運転なんてできませんよ」
「あんなの簡単よ。練習したらすぐできるようになるわ。
 今の祐介クンは公道を車で走れる身分なんだから、試しにやってみたら?」
「遠慮しときます。俺、事故を起こしたくはありませんから」
 ちひろはかぶりを振った。彼女は自動車の運転免許を持っており、
車での買い物やドライブの経験も豊富なはずだ。
だが、今のちひろは車に乗る気がないようだ。
運転する気がないというよりも、できないのだ。
 真理奈と祐介が熱いコーヒーで体を温めていると、部屋の隅で赤子の泣き声があがった。
ちひろは慌てて立ち上がり、ベビーベッドから乳児を取り上げる。
まだ生まれて間もないのだろう。
白いベビードレスに包まれた小さな乳児を、ちひろは軽々と抱き上げた。
「む、これはおむつじゃないな。また腹が減ったのか?
 お前、女の子のくせに食い意地が張ってるなあ……」
 ちひろは自分が着ているワンピースの襟元を引っ張り、豊かな乳房をさらけ出した。
授乳服の布地は伸縮性に富み、赤子に乳をやるのが楽なようにできているのだそうだ。
ぶつぶつ文句を言いながらも赤子の口に乳首をあてがう若い母親の姿に、真理奈は目を細めた。
「ふふっ。なんだかんだ言って、頑張ってママしてるじゃない。お似合いよ、祐介」
「うるせえ、クソ女。俺は一日でも早く、元の体に戻りたいんだ。
 頭のてっぺんからつま先まで何もかも、俺たちを入れ替えちまいやがって……
 ううん、飲んでる。赤ん坊が俺のおっぱいを飲んでる……」
 乳を吸われ、ちひろは顔を火照らせた。真理奈と祐介は話すのをやめ、じっと授乳に見入る。
もともと決して小さくなかったちひろのバストは、
妊娠と出産を経て、よりいっそう膨らんだように思われた。
砲弾のような形の巨大な乳房には、愛しい我が子に飲ませるための
多量のミルクが詰まっているのだ。
 長い時間をかけて、ちひろは乳児の腹を満たした。
抱いた腕をそっと揺らすと、乳児は満足したかのように再び眠りについた。
ちひろは我が子の髪を優しく撫で、ベビーベッドに横たえた。

143 :
 その様子を見ていた祐介が微笑んだ。
「お疲れ様。素晴らしいお母さんぶりだわ、祐介クン。私なんかよりよっぽど似合ってる」
 祐介に褒められ、ちひろは赤面して恥じらう。
「そ、そんなことより、いい加減に俺の体を返して下さいよ。
 こいつが生まれてから、もう一月近くになるじゃないですか。
 これ以上入れ替わったままでいるの、俺はもう嫌ですよ」
「もう、まだそんなこと言ってるの? もう元には戻らないって決めたじゃない。
 その子だってママがいきなり別人になっちゃったら困るわよ。ねえ?」
 祐介は不敵な笑みを浮かべてちひろに近づく。ちひろの顔に怯えの色が浮かんだ。
祐介はちひろの細い腕をつかむと、そのまま彼女の体をソファの上に押し倒した。
ちひろの悲鳴があがり、縁なしの眼鏡が音をたてて床に落ちた。
「な、何をするんですか。やめて下さい!」
「何って、エッチに決まってるじゃない。
 まだお母さんの自覚が乏しい祐介クンに、早くその体に馴染んでもらうためよ。
 ここのところ毎日してることだから、もう訊かなくてもわかるでしょう?」
「い、いやだ。放して。ああっ、ダメっ」
 ちひろの抵抗も空しく、力で勝る祐介は容易く授乳服を剥ぎ取ってしまう。
出産を済ませたちひろの体は、妊娠前の細いシルエットを取り戻しつつあった。
あらわになった白い肌に、祐介が舌を這わせる。ちひろの声が高くなった。
「だ、駄目ですっ。いや、いやあああっ」
「うふふ、いけない奥さんだわ。夫も子供もいるのに、こんなに若い間男を作っちゃって」
「ふざけないで下さい。俺はこんなことしたくないのに──そ、そこはダメっ。やめてえっ」
「どう? 女の体もいいものでしょう。
 もうちょっと素直になったら、もっと気持ちよくしてあげるわよ」
 高校生とは思えない余裕とテクニックで、祐介はひと回り年上の女を愛撫する。
はじめは嫌がっていたちひろだが、二度、三度と小さな絶頂を繰り返すと、
次第に抵抗することをやめ、ただ甘い声をあげるだけになった。

144 :
「あんっ、ああんっ。ち、ちひろさん……」
「いやらしい顔をするわね、祐介クン。私のコレが欲しいんでしょ?
 いいわ、たっぷりご馳走してあげる」
 祐介はちひろの両の乳房をわしづかみにし、獣のようなバックスタイルで挿入を始めた。
ちひろはベビーベッドの柵を握って自分の体を支えたが、
祐介に強く腰を打ちつけられると、ベッドを大きく揺らしてしまう。
「ち、ちひろさんっ。やめて、赤ちゃんが起きちゃう──
 ああ、あんっ。いきなりこんな、激しいのっ」
「祐介クンのココ、私のおチンポをおいしそうにくわえ込んでるわよ。
 赤ちゃんを産んだばかりでガバガバなのに、もう次を妊娠したいの?」
「言わないでえ。こんなにされるとおかしくなっちゃうからあ……
 あう、あううっ。俺のおマンコ、ズボズボされてるのおっ」
 ちひろは涙を流し、無意識のうちに腰を振って男子高校生のペニスを堪能する。
連日のように祐介に犯された体は、今では彼のものを
喜んで受け入れてしまうようになっていた。
母乳の滴る乳房を弾ませ、犬のような浅ましい姿勢で
夫以外の男と子作りに励む主婦の姿に、真理奈は頬を緩めた。
「ふふっ、祐介とちひろさんが相思相愛の仲になって、あたしも嬉しいわ。
 特に不倫の関係ってところが素敵よね。
 祐介が二人目の赤ちゃんを身篭るのも、そう遠いことじゃなさそうね」
 全ての元凶である加藤真理奈は、頭の中身が入れ替わっている男女を眺めてほくそ笑む。
何もかもがうまくいって最高の気分だった。
他人の心と身体をもてあそんで悦に入る真理奈の歪んだ欲求は、
今、完全な形で満たされたのだった。
「さあ、中に出すわよ、祐介クン。私の赤ちゃんを産んでちょうだい」
「は、はい、産みます。俺、ちゃんと孕んで産みますっ」
「ああ、出るっ。祐介、出るわっ」
「ち、ちひろっ。おおっ、俺イクっ。またイクっ」
 自らの運命を真理奈に狂わされたちひろと祐介は、共に歓喜の表情で絶頂を迎える。
どちらの顔にも幸福と狂気が溢れていた。
二人に激しく揺らされ、今にも壊れそうなベビーベッドの上では、
何も知らない幼子が起きることもなく、すやすやと眠り続けていた。

145 :
以上となります。
それではこれで失礼します。

146 :
GJ!
待ったかいがあったよ!

147 :
ひっでえ〜な
強姦罪で訴えられるだろ、これ。
無理矢理やって感じるとかレイプ脳発想かっての。

148 :
性をかけた戦い
僕達の住む国では奇病によって女があまり生まれなくなり、
「これより性別適性検査を行う」
そのため、男女比が偏ってしまい、そうした状況を改善するため、
15歳から18歳の男子を対象に性別適性検査を行われ、
検査に不合格となれば、強制的に女にされてしまうのだ。
僕はクラスメートの恵理さんに恋しており、
「僕は絶対、女になる訳には・・・」
検査では様々な項目があるが、
配点基準が厳しく、全ての項目で合格点を満たさなくてはならないが、
「そ、そんな」
いくつかの項目で不合格になってしまった僕は、
女性化処置室に連れて行かれると着ていたものを全て脱がされると、
他の不合格になった奴らと同じように手足を装置に固定され、
電気に痺れたような感覚を抱くと、男性器が委縮し始め、
筋肉が落ち、代わりに脂肪が付いて体が丸みを帯びていき、
「どうしよう」
「分かるわ、私もそうだったから」
振り向くと、恵理さんが立っており、
「ま、まさか・・・」
そう、恵理さんも性別適性検査の結果、女にされてしまったのだ。

149 :
>>145
GJ!
欲をいえば女祐介の前で瑞希と男ちひろさんの本番シーンとか見たかったなあ

150 :
話蒸し返すようで悪いんだけど、
TSとISが上手く混ざり合った状態とかって結構面白くてヌけると思うんだけどな〜。
純男→そのままマ○コだけ付加(男ベースのIS)→マ○コだけ残してチ○コ部分除外(性器だけ逆転シチュ)
   ↓
   →見た目外見も女の子化(ふたなり娘)→チ○コ消す(完全な女=TS)
ただ一回ですぐポ〜ンと女になっちゃうんじゃなくて、その過程にも楽しみはあるんじゃないかと。
コレは全部男子の後天的変化を例にしてみたけど、
もちろん先天的男ふた×後天的女ふた(=後からチ○コ生えちゃった女の子)とかみたいなのでも、エロくてやらしい話は造れるとは思うんだ。

151 :
( ゚д゚ )

152 :
女に「私バイだけどあんたを女にして犯したい」って言われて、ついでに性を転換させる能力を持ってることを告白されて、
それで能力使われそうになったところをかろうじて逃げるんだけど段々追い詰められてついに女にされてしまって、色々されて指マンで散々イカされて抵抗できなくなったところで、
その女が能力で男になってそれで生えてきた凶悪なちんぽで前も後ろも貫かれて、理性が飛ぶまでイカされて、イキ地獄のような凌辱をされたい。

153 :
( ゚д゚ )

154 :
>>152
そんなお前はバイなのけ?
男のバイよりは女のバイの方が何かキレイなイメージあるけど、
男女互いにバイで自由に性転換が出来るんだったらノーマル・百合・逆転・BLって4種類出来たりするから面白いよね。
マンネリとか殆ど無くてスゴい面白そう

155 :
( ゚Д゚)y━・~~~

156 :
毎回トぶまでやるんじゃないかな

157 :
本棚整理した時に発掘された海野螢の「逆回りの世界」が改めてツボった
あの世界を使った二次創作とかやってみたくなった

158 :
それって題名からして
もの凄いツボな話だったような気がするんだけど、どんな話だっけ?

159 :
>>158
ある日人類すべてが性転換してしまった世界
服装は現在の性別に合わせたものを着てるけど、
なぜか髪型やヘアアクセサリ(リボンとか髪留めとか)はそのまま
んでもって元女の子(お嬢様風の髪型で学ラン)と
元男の子(中学生男子っぽい短髪でセーラー服)がヤる話

この「服装は性別にあわせ、髪型は元の性別」ってのがなんか無性にツボで

160 :
異性化というよりは異性装化に近いのかな?

161 :
人類全てが性転換っていうと、まあ日本とかそこらは「ママとパパがパパとママになっちゃった!」とか
プロスポーツリーグの男子と女子が総入れ替えとかそんな感じで留まるんだろうけど、
一部後進国や特定宗教の支配下みたいな、何らかの法や権威に拠って男性が女性を抑圧してる
文化圏なんかはものすごい事態に陥ってそうだよな

162 :
>>159
ヤるのはいいけど、抜けるほど濃厚なエロになってたっけ?
やっぱりそこらへんは妄想で補うしかないのかな…
>>145氏のサイトに首から下の入れ替えなんて話あったけど、そんなのはツボじゃないの?

163 :
>>161
イスラム文化圏で割りと原典至上主義に陥ってる原理派が強かったりすると、
実際かなり悲劇が起きそうな気がするな。盲点だったわw
なんか一本書けそうな気がする。
気だけな。気だけ。

164 :
イスラム圏でTSエロなんて書いたら即刑だろうな


165 :
国王自ら漫画書いてたり、公式出版物で許されない表現も同人誌なら大丈夫、みたいな
抜け穴があるイスラム教国があるって、しばらく前にツイッター辺りで話題になってなかったっけ

166 :
>>162
そこまで濃厚なエロにはなってなかったな
首すげ替えは首すげ替えで好きなんだけど、
これだと「他人の体」だってのがちょっと残念で

167 :
イスラム国もゆるいところは少し緩めに運用してる所もある
それぞれの国によって違うんじゃないかな

168 :
>>166
サンクス。買いとは思ってるんだけど、エロ少なめなのか…性欲(エロ)よりも「状況萌え」の方にウェイトが置かれてるんだね。
俺も他人様の体に「成る」よりは、
自分のカラダが変わっちゃう作品のほうがやっぱ好きだな。
なんかマンガで、続きがありそうな雰囲気だったのに一巻で終わっちゃってるっぽい話があったな。
主役キャラの名前が「ひふみ」と「いろは」だったってのは覚えてんだけど、題名が○○いろはだったってことしか思い出せない…。

169 :
>>168
乙女のいろは だな
まあ、打ち切りって奴だ

170 :
>>169
そうだったのか……orz 残念。
でもあれ今思えば男なのにツインテとか色々無理があったな。
男側のTS色が薄くて普通にしてたし。

171 :
一巻で終わったからこそ男体化作品としては中々楽しめたなあ

172 :
打ち切りっつーか雑誌休刊に巻き込まれて終了っつーか

173 :
女になった男「レズテクなんかに、負けたりしない!」

174 :
さて、

175 :
今宵は男女逆転の宴を、始めるとしようか…。
入れ替わりの祭と、女体化・男体化のパーティーと…。
君達はどちらの方がお好きだったかな…?

176 :
お姉さんとショタが徐々に入れ替わるSSを所望致す

177 :


178 :
>>175
入れ替わりは対象次第
誰と入れ替わるか、誰とエッチするかが問題

179 :
ふたなりの属性とTSの属性の成分が併発してる人って居る?
例えば
・「ちんこはそのまんま残って、ふたなりっ娘系TS化しちゃった男」とか
・けっこう男ホル打ってすね毛とかめっちゃ濃くなったけど性器にメスは入れてないおなべ(または例のタカさんとか)が、
 なにかの偶然でカワイイニューハーフとか男の娘と【入れ替わっ】ちゃって、
 お互いに性器や染色体は心の理想の状態になれたけど、見た目の状態が異性に変わっちゃって(戻っちゃって?)、
 「手ェ入れた身体、(入れ替わった)心の状態に戻しちゃおうか?」「いやいやまた入れ替わったら…」とか四苦八苦しちゃう・・・とか
う〜む…。書いてて思ったけど、わりと倒錯してて「性器逆転シチュ」とかの方が逆に近いかもねコリャ…。倒錯したの好きな人はいる…のか?
でもでも前者は絶対普通にいるよね?ね?

180 :
男性化した女性が耐えきれず女装して化粧もして可愛くなるけど、元の姿には見えないみたいのが好きだけど、あんま流行らない。
女性→男の娘(ショタ)化とかありそうなもんなんだが。

181 :
>>180
おにゃのこ→ショタ化orカワイイ系の男子に男体化→そのまま男の娘化 でおk?
>元の姿には見えない
それともこっち↑だから男らしく男体化して「もろにキモい系の女装」の方が良いのか?

182 :
元の姿に見えないっていうとキョン子が浮かぶな
ルートや脇道の一つとして添えるのはありだが、単品のみだと面影の残った変化が見られないわけで、それは嫌だな

183 :
両方好きだけど混ぜるな危険

184 :
「両方」って、何と何?

185 :
>>181
キモいのはNG
なんというか、かわいくても男性的な特徴はしっかり出てる方が萌える。
男体化→耐えきれずニューハーフ化みたいのも好きだ。

186 :
両方好きだし混ぜろ最高
わざわざこんなジャンル見といて倒錯してないもんをありがたがる方が分からん

187 :
>>185
ゴメン、逆に「混ぜるな」の意味が分からん…
「元♀のキモくて男らしい女装キャラ」と「カワイイ系の男が、耐え切れず男の娘化」
の別キャラが共存しちゃダメって事か?

188 :
>>187
女性化男体化スレで女装男装は含まれてないスレだから
女性化の話に女装を絡めるなって意味で混ぜるなだろ?

189 :
最近した妄想は
小さい頃からチビで女の子みたいだーってからかわれてて
ヤンキーで血気早いが母子家庭だから家事は完璧な主人公。
優秀な親友がいたんだけど相手は医大、自分は三流大学に入ってから疎遠。
そんな主人公が目が覚めたら女に!
慌てて医者志望の親友のところに行くも拒否されそうで
でも普通の医者に見てもらいたくなくて無理やり見てもらうことに
親友はこいつが女だったら超好みなんだけどなーという
危ない思考に陥ってて主人公と距離をおこうとしていたのに・・・
完璧に女の体している主人公に理性はプッツリと切れ
体を調べるという名目でイタズラを・・・それが段々エスカレート
主人公は初めて知る女としての快楽と親友のテクにイっちゃって
ヤッたあと後悔してお前とは絶交だーと飛び出し
その出来事が忘れられなくて親友は主人公につきまとうというオチ
よくありネタですまんw

190 :
>>189
いいネ!!
十分ヌける。

191 :
ところで近親ネタ(但し兄妹・姉弟に限る)が好きな人っていない?
その中でもどっちかと言えば、入れ替わり系TSよりお互いに性転換するっていう方が好きなんだけども。
なのによりによって兄と妹がリアルで存在するっていう罠www さすがに身内肉親には欲情なんて出来ないよなぁ〜。

でも!

世に居る姉・妹萌えを患ってる方々の中には「一人っ子とか、姉しかいないから妹に萌える」みたいに「ないものねだり」っていうんじゃなくて、
「実際に(妹や姉が)居るんだけど、現実が(笑)酷いから故に二次元に夢想する」なんて人も僅かながら居るんじゃないだろうか…。
いや、どこかに居るはずなんだ! むしろ居てくださいお願いしますor2=3

192 :
従兄弟三兄弟がみんな完全に男の娘な件。
女装させたら似合うだろうな…

193 :
夢なら覚めて(前編)
「喉の調子がおかしいな」
ふと鏡を見ると、髪型や顔つきは大して変わっていないが、
中学に入ってから急成長してきた胸が真っ平らになっており、
「う、嘘・・・」
思わず下着を下ろすと、小さくて皮を被っているものの、
男性器が股間に存在しており、
「ど、どうして・・・」
急にだぶだぶになったシャツやパジャマを着た女達が部屋に入って来て、
「悠、静かにしてくれよ」
しばらくして私は、
「もしかして、俊兄さんに翔兄さん?」
すると翔兄さんが私の顔を抓って、
「悠、男になっても可愛いな」
女になっても翔兄さん独特の愛情表現は相変わらずだ。

194 :
夢なら覚めて(後編)
「そろそろ起きないと・・・」
母さんが部屋に入って来たのだが、
「なるほど、そういう訳ね」
母さんは意外と落ち着いており、
「制服とか買い換えないと」
「ちょ、ちょっと、母さん」
「悠、俊夫や翔二のお古を着るのが嫌なの?」
「そ、そうじゃないけど」
「兄さん達も母さんも冷静過ぎるよ」
私、いや、僕がお風呂に入ろうとすると、
「ハアハア、気持ち良い」
「何をやっているの?」
「オナニーよ、オナニー」
「悠、私達に欲情しているみたいね」
翔兄さんが勃起して少し皮が捲れた僕のペニスを扱き始めると、
「ちょ、ちょっと待ってよ」
僕は次第に気持ち良くなり、ついには精液が辺りに散らばって、
「兄、いや、姉さん・・・」
すると僕は目を覚まし、
「な、何だ夢か」
しかし、僕の胸は平らのままで、しかも、夢精で下着が濡れており、
「夢なら覚めてくれ」

195 :
句点が行方不明

196 :
性転換剤
最近、性転換剤ってのが流行っているらしいのだが、
ある日、親友の正也に呼び出され3階の空き教室へ行ってみると、
正也に無理矢理何かを飲まされたのが、
すると胸が膨らんで、髪の毛が伸びていき、
「お、女になって・・・」
「す、凄い効果だ」
何でも、正也は性転換剤を半信半疑で購入したらしいのだが、
だからって俺を実験台にして効果を確かめるな。

197 :
句点を打て

198 :
>>196
「、」と「。」の使い分けが日本語的に出来てないって意味だよ。

199 :
まぁ、SSとしては成長途上って感じでいいんじゃないか?チョコッとだけならヌけるし
長い目で見てやるべきだよ、うん。sageられて無いけどwww

200 :
内容は違えどこの流れ・・・会社でよく見る

201 :
おねショタスレでも書いたのですが
高校生〜大学生の男の子が女体化して
可愛い小学生の男の子とエッチして母性に目覚めちゃう
そんなTSおねショタ作品が読みたいでーす

202 :
>>201
あれ?俺、いつの間にか着込んだんだろう

203 :
>>201
そのような感じの作品を強制女性化スレで見た事がありますが。

204 :
幼女と入れ替わるなり首すげ替わるなりして幼女に責められるドM系の話ってどっかにない?
探しても和姦っぽいシチュしか見つからん

205 :
>>204
それ良いね
元に戻るアイテムがわかってるんだけど
幼女の身体に成ってるせいで元の身体から奪えないとかあると最高だな
性的な意味で攻めなくても、幼女扱いされるだけでも羞恥攻めに成る
従妹で大きくなったらお嫁さんにしてねと言ってた幼女が
主人公が彼女を作ったのを浮気だと言ってヤンデレ化して
身体を交換して16歳に成ったらお嫁さんにしてあげるからね
って感じであれこれと女の子(幼女)としてのイロハを仕込まれたり
オモラシやオネショをして世話をされたり、子供子供した可愛い副委員長着せられたり
後は男の自慰の仕方を教えさせられて、小さな手で手こきさせられる
触れ合う時間に連れて、学力や技術と言った知識記憶が徐々に入れ代わるとかも良いね
幼女の知らない語彙がドンドンこぼれ落ちて、だんだん言葉が子供っぽく成ったり

206 :
ちょっとサイコだが十分捗る…!
ふと思うのだがどうしてTSは入れ替わりシチュが多いのかわかんね。
なにか文学的にターニングポイントになるような男女入れ替わりモノでもあったんでしょうか
おしえてエロい人!

207 :
映画として大々的にこのシチュを広めたって意味で転校生の存在は大きい
その原作のおれがあいつであいつがおれでの方も多くの子供に性癖を植えつけたんだろうなぁ
>>205
幼女に抱え上げられておしっことかもいいんじゃないかな

208 :
主人公は大学1年生位で、入れ替わり相手は現在5歳位の耳年増な幼女
3歳位の時に『大きくなったらお嫁さんに成る』と宣言したのを
主人公は子供の言うことだからとはいはいと流して居たが
大学で付き合い始めた彼女を連れてきたのを見て浮気者とキレだした
クリスマスに黒いサンタクロースに貰った道具で主人公と身体を入れ換える
道具を使うには、道具の本体から伸びる2本のチューブの先端にある吸盤を互いの額に付けて本体のボタンを押さないと行けない
入れ替わった幼女は主人公の交友関係にある女を全て絶縁し
幼女化主人公に自分がして欲しかった事を体力や意思を考えず次々と実行
5歳の幼女に成った主人公は小さな身体で振り回され
元に戻ろうにも、道具の性質上主人公の身体の幼女が協力しないと無理
自身の母や幼女の母である叔母に訴えても子供の空想と取り合って貰えない
そうする内にドンドンと知識記憶が奪われて言動が子供っぽく成っていく
思い出等人格形成上の記憶はそのままだが、知恵も体力も逆転されいいように扱われる
そして10年掛かりの光源氏計画が発動する

209 :
入れ替わってエロ知識を手に入れた幼女に性的なイタズラをされる
まだ幼い胸や股間やアナルを徐々に開発されていったり
幼女の性欲を処理するために幼女の体で素股やフェラチオで奉仕
最後には無理やり挿入されて幼女チンポの威力を思い知るとか

210 :
逆に若い青年と熟女が入れ替わって熟女に責められるシチュもいいと思う

211 :
久しぶりにライターマンのサイト行ったけどやっぱりクオリティ高いなー

212 :
TS系小説で昔読んだものを探しています。
スレ違いかもしれませんが、お願いします…。
・主人公は中学男子もしくは高校男子
・主人公他二人、計三人で薬品などを使った女体化実験に参加する。(女体化願望がありお金を払って参加したはず)(最初から一緒に参加したのではなく、バラバラに申し込んだ)
・途中?から女として学校に通い始める。(学校に通い始める時に月に一回血液の臭いのスプレーを下着にかけるように言われる)
・学校内に自分でホルモン剤を打って女体化しようとしてる男の子がいることを知る。(プールの時に男なのに胸が膨らんでいたことで発覚)
・その男の子も実験に参加することに(第二次プログラムみたいな感じで)
・第二次プログラムもその男の子含め三人でスタートする
・第一次プログラムの娘達と第二次プログラムの子達でテニスをする話がある
・一人の名前が真か誠(女体化時に同じ読みで違う名前を当てていた)
どなたか知っていませんか?

213 :
めたもるふぉーぜ、じゃないかな?
http://www7b.biglobe.ne.jp/~yukiko-hori/metamo%20room%202.html

214 :
>>213
これみたいです!
ありがとうございました!

215 :
ふと思ったが父娘間の入れ替わりはよく見るけど母息子間での入れ替わりは見ないよな

216 :
(おばさんと入れ替わってもなぁ……)

217 :
美魔女な母なら…

218 :
お色気ムンムンの豊満な美熟女ならアリ
その辺のオバちゃんなら罰ゲームやな

219 :
そこで義母ですよ

220 :
>>219
単なる義母だと背徳感が少なくなるし
まだ幼かった主人公の為に後妻として義母になった歳の離れた母の妹
つまりは血統上叔母である義母とかどう?
亡くなった当時の母そっくりで歳の差10歳くらい
母→(10歳差)叔母=義母→(12歳させ)主人公
ってな位で

221 :
村の風習・儀式で性転換とか入れ替わりとか

222 :
そういうのもいいよな

223 :
元服を過ぎた息子と母親が入れ替わり、母親が息子に代わって筆おろしをするという風習
母親を体内に受け入れることで子孫繁栄を願うとかなんとか

224 :
>>223
「母親を体内に受け入れる」
これだけ見たら入れ替わりより性転換の方がしっくりこなくね?
ただ入れ替わっても、相手(の身体)は息子なんだから(心はちゃんと母親かもしれんが)。
でもそしたら「元」母親を受け入れる― になっちゃうかな…。
ところで俺も>>220が言うように背徳感がある「近親間での性転姦」っての大好きだな
特に「兄妹・姉弟」が姉弟・兄妹化したりするのが最高にたまらん

225 :
母と入れ替わると
父とセックスになるがよろしいか?

226 :
そこは母子家庭(シングルマザー)で

227 :
自分の精子で妊娠する風習

228 :
>>227
是非ともその風習がある場所に行って見たいな…というかそこに生まれたかった。

229 :
なんとなくその設定だと数世代で劣化が酷くなりそうだな

230 :
>>229
まあ確実に、二組ある染色体の中身がどっちか一方だけになって
親のクローンの子しか生まれなくなる
それが即問題には成らないけど、伝染病とかに弱くなる

231 :
性転換風習の対象の年齢はどれくらいがいいだろう?
小学6年とか結構よさげ
修学旅行で性転換も面白いかも!

232 :
マドカァー!!

233 :
誤爆しました

234 :
どこへの誤爆だったのかちょっと気になる

235 :
>>231
まあ子供過ぎたら立ち小便できないだけになるし
小学校(村の中)から中学校(村の外の町)に上がる前
小6の夏休み位に村の祭で子供が集められ
初体験を強要される、男として女(村のお姉さん達でも同級生でも可)をだければ男固定で男らしく成長し始める
男として初体験をできないと女性化し村の男から狙われ破瓜と共に女性固定
固定されるまで数時間事に男女が代変わる(変化は性器と匂いだけ)
祭の3日位に皆どちらか決まりその性別で今後生きるため中学入学まで教育されるとか

236 :
「女性固定」って強制モノとシチュが似てる気がするなぁ…

オラは不可逆はいやだお…いくら元が醜くても男に戻れるのが良いお…

237 :
フキゲンシンデレラいいよな
特に主人公の最低っぷりが

238 :
>>236
でも、この話村の女児も男に成るんだよ
でもって耳年増で事情を知っていた幼なじみの女の子に
「大きくなったらお嫁さんにしてあげるね」っていわれて
お嫁さんにしてねと思い込んで結婚の約束していて
その後親の都合で村を離れて小学6年生の夏に久々長期滞在することになり
幼なじみと再会して一緒に夏祭に参加することに
って感じで

239 :
>>237
良いのは同意だが、板違いだぞ

240 :
誤爆であることは否定しないがつまりそういうスレに書こうとしたということだ!

241 :
野球場で試合観戦中に書けば何でも現実になるペンを拾って
負けたほうが女の子になるとか決勝戦で負けたらセーラー服の着た幼女になるとかそんな事を書いて遊んだ
・・・夢を見たんだ 我ながら変態な夢だなとは思う

242 :
一度女の気持ちになって見直してみろと駄目出しされてばかりのセクシーランジェリー制作会社の新人が
倉庫の奥で見つけた「初代社長制作の伝説のブラジャー」を出来心で身につけた瞬間に美女に変身。
戸惑いながらもこれを好機と捉えて自らの没デザインに改良を加えることにする。
改良したランジェリーを履いて上役達へのプレゼンを開始したものの
男心を的確に理解したエロ下着姿の謎の美女登場に会議室のボルテージが上がり
エロ下着姿のまま黙って同僚達にヤられるか、目の前でブラジャーを外して男の姿に戻り変態扱いされるか究極の二択を……
そういう変身アイテム系が好きだな

243 :
もう俺の生きる道はここしかない…。
男体化はほぼ醜化専門みたいだし、朝おんスレは被虐の変態しかいないし
ふたなりは男体禁止だし、もうやだ…

244 :
男の娘化した可愛い娘なら俺も好きだわ
ホモじゃないけど掘りたい

245 :
>>243
俺は醜化以外の男体化も好きだけどなあ…
別に排斥しようとは考えてないしいてもいいと思うけど

246 :
>>245
違うんだ…。
いつもの悪い癖で他の板で見た「一つの意見」が「みんなの総意」に見えてしまってさ…
でも>>244のおかげでもう一度考えなおせた気がする

なんだよ「ホモじゃないけど掘りたい」って…それは反則だろ・・・
ここまで深くて心に染みわたる台詞もそうそう無えな。

247 :
そういうのは恋に落ちるまでがいろいろあるだろうが、恋に落ちたらもうどうでもいいんだよ

248 :
橘悠の続きはまだかよ・・・まだかよ

249 :
男性化粧室
女性化粧室がそれぞれ
だんせいか しょうしつ
じょせいか しょうしつって見えてきたけどそろそろ末期なのかなあ

250 :
ようこそ

251 :
しょうしつ・・・・・
消失とな………?
男子のチンコや女子のオパーイが消失するなら大歓迎だが

252 :
待て、俺たちはとんでもない思い違いをしていた
「粧」という字は「よそおう」という意味がある……つまりそこで異性に変身する!

253 :
「私・・・残酷ですわよ」

254 :
ゴージャスアイリンのせいでAPと

255 :
BE属性ついたわ

256 :
TS系の夢を初夢で見たらどうなるのっと

257 :
あけましておめでとうございます
今年こそ巫女さんになれるように頑張ります

258 :
>>21書いたけど
>「下着は俺のもお前のも触らせないってか。
既にトイレ行ってるんだからそれは違うかw
服脱いだら簡単に見られる胸は見させない、触らせないってか。
に修正しておきます。

259 :
あー幼稚園女児と入れ替わりてぇ

260 :
成人男性の体で暴れまくる幼稚園女児の面倒は誰が見ると思っているんだ

261 :
>>260
ちゃんと>>259が、幼稚園児の身体で世話して
元の身体を幼児に世話される情けない大人にするだろう

262 :
成人男性の体の幼女と幼女の体の成人男性
力仕事は幼女がやって頭脳労働は成人男性がやるのかな

263 :
女体化した後にだぶだぶになった服が女物に変化するのっていいよね
ってチラ裏

264 :
だぶだぶな服のまま女物の店に買いに行く羞恥プレイが好きだなぁ

265 :
男「女になってしまったのがドSガチレズの幼なじみにばれて事あるごとにイかされて男としての尊厳がヤバイ…」

266 :
女性化専用列車
いや、なんでもないんだ

267 :
昔TS専用車両って作品をどっかのスレで見た気がする

268 :
>>266
いれぐいってことか

269 :
>>266
問題は車両を降りた後だな。
女性化専用だと男がいなくなってしまう。
女性化専用新幹線もいいな。

270 :
最近血が美味しく思えてきた

271 :
誤爆

272 :
舐めたら朝おん化するTSっ娘の血とな…?

273 :
女体化好きだったが渋の東方男性化ネタで目覚めた
東方め、なんて業が深い…

274 :
俺もこの絵にお世話になってる
http://i2.pixiv.net/img52/img/tekorun/22762154_p0.png

275 :
円卓の生徒の先生がピロスに弄ばれる話が見たい
さすがにマイナー過ぎるのか作品スレも見当たらないな……

276 :
自分でかいてもいいのよ?

277 :
ディスガイアの主人公が公式で女体化とはいい時代だ

278 :
寝るたびに姿性別が変わる男
って電波が飛んできたおやすみ

279 :
性教育の一環として性別が逆の親と入れ替わって過ごす

280 :
>>279
それ子を成す限り親が永遠の生を手に入れることにならないか

281 :
そこに気がつくとは消えてもらおう

282 :
つかそれだと自分の初潮とか精通は親が、子供の初潮とか精通は自分が体験することにならないか

283 :
アレだ、一週間だけとかそのくらい

284 :
渋のショタと母親の入れ替わり絵がなかなか良かった

285 :
ヤンキーの集団内で一人の男が女体化したために輪姦される事件が発生

286 :
しかしそんな男のことを心配するような人員はいなかった

287 :
何日かしたらその女は元に戻って代わりに別の男が女体化してマワされるとかだったら良いのでは?

288 :
鮮明なTSF系の夢を見た
何かを入れてお風呂に入るとその何かに対応した女性に変身する感じ
自分は金髪つるぺた幼女になってたわ

289 :
何故か服を着て入ってたけどその服も女物になってた
正夢にならないかなってチラ裏

290 :
前に何かで読んだ、男しかいない閉鎖空間(ムショとかそんな感じの)で一人だけ女体化して
当然のごとく輪姦されるんだけど、なんか最初に中出しした男に女体化がうつって
(最初の奴は男に戻る)以下延々とリレーって話を思い出した

291 :
>>288
かなーり前に似たような夢を見たことあるな
なんかピンクの液体入れて風呂入ったら女体化するってやつw

292 :
唐突だけど
女時に孕んで出産したのち、
結局男に戻っちゃってシングルファザーみたいな話って無いもんかねぇ?
俺は元に(男に)戻る系とかの可逆的な話が一番好きな異端なんだが、
そこまで掘り下げちゃうとそういう話って急に少なくなるよね絶対

293 :
マンガだけど境目のない世界Anotherが逆のパターンだな。
どう逆かはネタバレになるので自粛するが。

294 :
シュワルツェネッガーが妊娠するコメディ映画があった気がするが
絵面はそんな感じになるのか

295 :
女をレイプしてたら女体化しちゃってしかもその女がガチレズレイパーで今までの自分の行いを後悔するほどレズレイプ凌辱されるとか

296 :
>>293
逆ってことは普通に考えたら
あるおにゃのこが男体化して、別のレズとかの女に中出しとかで孕ませて、
最終的に元の女の状態に戻ったっていうパターンかな?
ママが二人とかどっちもお母さんとか、後日談的には凄い面白そうなもんだけどね

297 :
Fateのセイバーさんは義姉に精子盗られた時、全身まるっと男体化したんだっけ
股間にエクスカリバー生やされただけなんだっけ

298 :
は?

299 :
いや合ってるぞ

300 :
そのまま飲み込んで僕の…

301 :
魔術で妹にちんこ生やして催眠レイプ、
奪った精子で自分の胎をフラスコ代わりに作ったホムンクルスが
妹そっくりの女顔美少年かと思いきや製品版では女の子になってたり
型月のあのへんはやたらとカオス

302 :
>>301
XXの妹に遺伝子から精子作ってもそこから生まれる子は女の子だろうしな

303 :
>>296
http://www.dmm.co.jp/digital/book/-/detail/=/cid=b333afjpc00140/
サンプル画像だけでもストーリーはだいたい想像つくと思う

304 :
魔法の力でもタンスでも人形を媒介にしてもホルホルの実でも良いから、自分の力で幾らでも外見性別を操れる類ので良いのって無いかな
タンスで剛とかTSアプリとか支援所の作品は確認済み、キャッシュは未確認、それ以外だと際限の無い遊びだったかも読んだ

305 :
>>304
道原かつみの「JOKER」シリーズとか?

306 :
>>304
谷口さんさんのドコでもナンでもトランスふぉ〜む

307 :
男(元女)「私一度でいいからあんたが私のちんぽでおまんこ情けなく屈服させて「ちんぽには勝てなかったよ…」ってなってるところを見てみたいと思ってたのよ」ボキーン
女(元男)「…」ダッ 元女「…」ダッ ガシッ
元男「いやああああ!」

元女「やっぱりあんたは私のちんぽに負けてるのがお似合いだったわね」グッポグッポブピュルブピュル
元男「おほおおおおおおおちんぽ!ちんぽ!ちんぽおおおおお!」

308 :
>>227
自分が自分とセックスして自分を産むというタイムトラベルものが、古典的SFにあるのだ
>>297
感覚付きのエクスカリバーな
マーリンが悪戯心を起こしてそういうことをしたので、
男の感覚も多少は知ってます的なことをセイバーさんが言っていたような
>>305
JOKER なつかしいな。スペードのAが準主役の外伝小説も割と楽しかった

309 :
TS淫魔幼女が淫魔ハンターにされて、TS淫魔幼女の飼い主(♂)がTSしてされたTS淫魔幼女を産む小説なら読んだことがある

310 :
TS自分×自分で自分を生むっていうのはいいものですね。
こんな作品読みたいな…。

311 :
自分と全く同じ遺伝子セットを持つ相手と交配しても染色体の組み合わせが完全に同じになるとは限らないのでは

312 :
そもそも女性になってるのに染色体が同じなわけがない
むしろ大切なのはシュチュエーション。
自分が自分と交配し、自分から自分が生まれ、何らかの事情で過去に戻り、自分が増え、自分が自分と交配し…
という無限ループを思いついたが複雑だね

313 :
パラレルワールドの自分(♀)と現実の自分(♂)が子供をつくって、その子供が一日のうち半分を男、半分を女にTSしながら生きていく小説なら読んだなぁ

314 :
終わクロ?

315 :
>>313
何ソレどんなご褒美ですかはやくおしえろ下さい
俺はどぅーいっとまいせるふしか読んだことないから分からんけど、
このテのシチュってエロが殆ど無いような気がする。
これでとことんエロかったら俺の場合は抜きすぎて精子干からびそうなモンだが…
半分男、半分女と言えば最近漫画でなんとかシンデレラなる話があったけど、
あれって魔法使い云々言ってたのは、ヒグラシのマンガみたいなマルチEDっぽい物なのか、
それともそりまちの「ドリームアゲイン」的な物だったのか、どっちなんだろう…。

316 :
>>313
終わりのクロニクルの新庄君としか思えん

317 :
>>303
幾夜大黒堂氏の漫画だよね?
アレ一回チラッと朝おんスレで出てたの覚えてるけど、あまりヌけるような話では無かったような…?
>>304
「際限の無い遊び」って作者が確か嵐山GO氏で、エセ関西弁の男子が元凶だったよね?
同じ作者の「肉体交姦(仮)」を読んだことあって普通に入れ替わりモノ(実質憑依系だけど)だったけど
主に実の妹とヤるってのが俺的に良かったな。TS全般もだけど、それとは別で実の姉か妹に限った近親モノも好きなんで。

318 :
>>317
「際限のない遊び」はSatoさん
http://www004.upp.so-net.ne.jp/m-ya/tsitadakimono2.html#saigen

319 :
おっと違ってたか、
なんか勘違いしてたみたいだな
申しわけない…
全くもってそのサイトで間違いは無いんだけど、
嵐山氏の作品の印象がどうも強過ぎて…。

320 :
成長期に入れ替わったまま成長しちゃう男の子と女の子なんてどうでしょう?

321 :
体の成長ぐあいが入れ替わる前よりもやたら急になる展開、大好きです

322 :
男「初体験は中学生の頃女になった時に男になった幼なじみに襲われた時です。その時孕まされてしまい産むまで男に戻らなくて苦労しました」

323 :
「私のおっぱい、大きくなったね・・・」なんてお互いの身体の成長ぶりを観察してるうちに興奮して
えっちしちゃう展開も好きです

324 :
脚フェチの気があるからか下半身交換のシチュが大好きだ
男物のズボンの下から女の子の細い足首やむちむちした太ももが出てくるとかそそる
サイズの合わない男物の靴を履くのもいいがヒールやブーツを履いて楽しんでみるのもまたよい

325 :
人間を箱に入れる人体切断マジックで部分交換とかいいかもね

326 :
ベタに階段落ちも好きです

327 :
初心に戻って目が覚めたら でいいんでね?

328 :
> 曲亭馬琴先生の未完の遺作が、男女逆転もしくは英傑全員女体化の水滸伝と聞いてどうでもよくなりました
他スレにあった書き込みだけど、 これ読みたい。
さすが、八犬伝書く人は違うわ。

329 :
「傾城水滸伝」だな。名前はそれなりに知られてるけど入手は難しい
一応早稲田大のネット公開アーカイブに原文があるけど古文書がある程度読めないと無理
ただ、頑張って崩し字や変体かなをPCで表示できるよう文字に書き起こしているサイトがあったはず
そこは将来的には翻訳までやりたいと考えてるようだ

330 :
>>322
ageるくらいつぶやきたいセリフだったんだろうけど、
実際リアルに萌えさせていただきました(はぁと)

331 :
寝起きでふと「魔法のキャスケット」って題名が思い浮かんだ
中身?んなものねーよ

332 :
スレをお前のメモ帳代わりにすんなよ

333 :
>>324
上半身がものすごく毛深いとかマッシヴ過ぎるとかでも良いってのか!?
むしろその方がギャップ萌えというか
より変態的でそそるっていうのはあるかも知れんがw

334 :
>>333
非常に倒錯的でいいじゃないか!
マッシブな男が自分自身の美脚を撫でてうっとりしてるとか見るには耐えないけど感情移入するとなると…

335 :
今さらだけど>>1のまとめサイトが見れない・・・

336 :
入れ替わったまま何年も経過して
ある日突然元に戻ったんだけど
自分の身体のはずなのに違和感が抜けきれないTSカップル

337 :
なんでだろう…
入れ替わりものはその後がどんなに最悪なボロクソ展開でも、どんなに互いが今後破滅しようとも、
「入れ替わった後元に戻って終わる」って展開がで終わると最高にホッとする…。
入れ替わりに限らず「女体化してもまた再び元の男に戻る」みたいな収束が何故か一番落ち着く…。
だから一年生になっちゃったらとか某×××とかは、俺的にはgood ENDに見える…。
逆に、入れ替わったまま終わるとか一生女体化ENDは
途中の濡れ場が幾らヌけて、いくらストーリーの良い大作でもBAD ENDにしか見えなくなってしまう…。
俺って絶対朝おんスレには向いてないよね

338 :
期限付きの入れ替わりとかもいいかもね
性教育の一環として一週間親子で入れ替わるとか

339 :
くじ引きで男女の組み合わせを決めて入れ替わる
席替えじゃなくて身体替え

340 :
入れ替わりだと相手のカラダに干渉しなきゃいけないから、
やっぱり俺的にはおっさんがおにゃのことか、地味系女が好青年にとかの性転換がイイと思うの

341 :
敢えてデブスとかになってみたい

342 :
ココロコネクト読んだけど、高校生の男女が入れ替わったらもう一番
興味ある部分にまったく無頓着な聖人みたいな人ばかりで何も面白くありませんな。

343 :
>>342
レイプされるぞ?
されても文句は言えないぞ?

344 :
言えるだろ。強姦は犯罪。

345 :
首の挿げ替えが最近のマイブーム

346 :
首チョンパはせなちかさんが強いよね。
っていうかその人以外が中々このジャンルを書かないってだけなんだけどw
見えてる世界も自分の顔も、場合によっては声までも
何一つ変わっちゃいないのに、自身の肉体が相手のそれ「そのもの」に丸ごと替えられてしまうなんて、考えたらスゴくエロ過ぎるよね。見た目のギャップ諸々とかもさ

347 :
入れ替わった相手の事まで考えると挿げ替えのほうが見た目はいいね

348 :
SFTSウイルスという名前に反応したのは俺だけじゃ
ないはず

349 :
サイエンスフィクションで
なおかつトランスセクシャルなんて、
もはや完璧に性転換してくれって言ってるようなモンだろJK

350 :
悩みなんてなさそうな明るい男の子と女の子
しかし人には言えない悩みがあって
それは入学式の日に入れ替わってしまったこと
元に戻る為に試行錯誤しながら青春を過ごすも
結局元に戻ることなく交際を機に自分の性を受け入れ始める二人
というチラ裏妄想

351 :
投下します。
本文14レス(予定)、属性は【男女で性別交換】【幼馴染】【学生】【ラブイチャ】あたりです。
苦手そうな場合はタイトル「キューピッドのおせっかい」または上記の鳥をNGしてください。

352 :
 ふと気がつくと、伊庭真波は何もない真っ白な空間にぽつねんと佇んでいた。
「……なに、ここ……?」
 どんなに首を巡らそうと自分の体以外は全く何も見えず、とりあえず闇雲に
振り回してみた両手は何にも触れない。
 辛うじて、足の裏には地面らしき感触があるものの、意識して探ろうとすれば
その硬さも、滑らかなのかそうでないのか、平らなのかそうでないのか、さっぱり
わからなくなってしまう。
 試しに、しゃがみ込んで足元に触れようとすれば、指先は確かに足裏を支えて
いるはずの地面より深いところを何の抵抗もなく、空しく掻くばかりだった。
『おめでとう! お主らは記念すべき我が社おおよそ一万人目の参拝者である!』
 取り乱すべきなのかどうなのか、と考え込む暇を与えず唐突に響いたえらく
可愛い声に、真波がビクッとして振り向くとそこには幼稚園児ほどの小さな子供が、
亜麻色のくりくりした巻き毛を頑張って日本神話の神様みたいな輪っかにした
髪型に結い、やはり日本神話の神様みたいな袖と膝下を紐で括るタイプの白い衣服を
纏って、背中に一対生えた小さな翼でパタパタとゆるく羽ばたきながら浮いていた。
 左手には金色の弓を持ち、腰には矢を何本か挿した筒を提げている。
 平たく言えば、いわゆる恋愛の神と言われるキューピッドに無理矢理日本の神様の
格好をさせたような、実に珍妙な姿の「何か」だった。
「……うん、夢だな、確実に」
 いかにもリアリティのない状況を鑑みて、元から理屈っぽく頭でっかちな性質の
真波は早々に結論を出す。
 上下四方一切何もない空間に羽の生えた変な幼児。これが現実であってたまるものか。
『まあ確かに余は今お主の夢の中に邪魔をしておるがな、これから告げることは夢や
幻ではないゆえ心して聞くように。余の名は倶比土神、今より千と二七〇年ほど前に
はるばる羅馬国より渡来しこの地に勧請された。時の移ろううちに我が社もいつしか
忘れられ信心を捧げる者も久しくおらなんだが、此度お主らが社に詣で、願をかけた
がため余も神としての務めを思い出したのだ。思えばだいたい累計で一万人目
くらいであるし、永らくのブランク明けのウォーミングアップも兼ねてお主らの願い、
まるっと聞き届けてつかわそう』
 などと意味の解らないことをのたまいつつ、偉そうに胸を張る羽の生えた幼児。
 しかも途中まで威厳のありそうな言葉遣いだったくせに、最後の方は横文字交じりの
えらく俗な感じになってたし。
 いや、心当たりがないので人違いじゃないですか、と言いかけて真波はふいに
思い出した。
-------

353 :
 伊庭真波は、れっきとした高校三年の男子生徒である。
 たとえ中学生と(それもなりたてくらいのと)しょっちゅう間違われるほどの
低身長であろうと、顔立ちや体つきが一向に男らしくごつくならず、ヒゲもその他の
体毛も濃くならないレベルに第二次性徴が遅れていても、物心ついた頃から超のつく
インドア派であり運動神経なにそれおいしいの? という感じにフィジカルに
見放されていてもだ。
 そして運動部ではなく、クラスの中で目立つキャラクターでもなく、地味だが
勉強だけはきっちりやっているおかげで教師陣からの心証はそこそこ良い生徒に
ありがちなことに「地域美化委員長」などというどうでもいい代物に任命されて
いたりする。三年生になったのだから夏休み明けには二年生へ役目を引き継いで
解放されるのだろうが、如何せん今はまだ五月の中旬であって自由の身にはまだ
ちょっと遠い。
 そんな真波が、社会科の教諭から「地元の郷土史家が調査をしたがっているから」
などと本当にどうでもいい理由で、学校の裏手の山にある、いつ頃建てられたのかも
判らないような古びたお社の周辺清掃を申し付けられたのが昨日のこと。
 元から委員会の仕事に熱意などなく、受験勉強を盾に顔も出さない他の三年生たちや
面倒ごとにやたらと聡い回避力を示す下級生たちは揃って別件だ部活動だと地域美化を
ボイコットし、泣く泣く一人、箒とちり取りと雑巾、大判のゴミ袋を手に地元の人間も
滅多に近付かない裏山へ向かう真波の、唯一心強い援軍となってくれたのは
幼稚園からの幼馴染で現在はそのまま何となく「お付き合い」に至っている神田飛鳥、
ただ一人だけだった。
 もやしっ子の真波とは違い、女子陸上部の主将まで務めている飛鳥はすらっと
背が高い上に美人というより凛々しいと言った方が似合う顔立ちで、性格もさっぱりして
面倒見がいいため男子からも女子からも人望がある。ついでに体力もかなり高く、真波が
ひいひい言いながら運んでいた清掃用具一式を半分以上受け持ってくれた彼女は
気味の悪いほど薄暗い裏山まで物怖じせずついてきて、結局一緒に小さなお社の掃除まで
手伝ってくれた。
 労働の甲斐あって「ボロボロに腐ってて今にも倒壊しそう」から「相当に歴史のある感じ」
くらいにまで印象を回復させたそれは本当に小ぢんまりしたお社で、いったい何の神様を
祀っているものやら、社名の額とか縁起を記した立て札なども見当たらない。鳥居も
はるか昔にはあったのだろうが、経年劣化か台風か何かで折れてしまったらしく、
こんもりとした落ち葉と下草の合間から朽ちた基礎部の残骸を覗かせているばかりだった。
 板が歪んで盛大に隙間の出来た小さな戸の隙間から祠の中を窺ってみたところ、
薄暗がりの中にぼんやりと石か金属の塊らしきものが見える。元はちゃんと箱か何かに
収められていたのが、入れ物が先に腐って壊れたのだろう木片や布屑の合間に落ちている
おそらくご神体的なその物体は、強いて言えば歴史の教科書で見た古代の鏃に似た
形状をしていた。
 知的好奇心が働いたのもその辺りまでで、かき集めたゴミを袋に詰めて早く帰って
休みたい、とぼやく真波に飛鳥は「せっかく綺麗にしたんだし、ちゃんとお参りしてから
帰ろうよ」と提案し、まあその程度なら、と思って柏手を打った二人は社に向けて手を合わせ
──どういうわけか、眼をつむった暗闇の中に角の丸い大きなサイコロが転がってきて
『コイバナ!』と可愛い声が頭の中に響いた気がした──各々に何やら念じて一礼し、
再び柏手を打ってその場を後にしたのだった。
-------

354 :
『うむ、いかにも余はお主らの奉仕を受けた社の主である』
「あ、そうなんですか」
 大雑把に事情を納得した真波は畏れ入ったり驚いたりするタイミングを逃したまま、
正体が判っても相変わらず胡散臭い風体の小さい神様とフランクに会話を続行していた。
「ああ、そっか、キューピッドだから恋愛関係の願い事にしろって言ったんですか?」
『さよう、数百年ほど溜め込んだ我が力をもってすれば、願いどおりお主らを世間の
どこから見ても文句なしのお似合いカップルにするなど造作も無いことよ』
「ぅわ!? わぁー!! わーーーーーーーっ!!」
 謎の『コイバナ!』につられるよう、普段から飛鳥と並んだ時釣り合わない、
いっそ性別交換しろなどと周囲にからかわれる我が身を何とかしたいと念じてしまった
真波は目の前にいる変な神様以外に誰が聞いてるわけでもない状況にも拘らず、顔を
真っ赤にして奇声を上げながら特に意味もなく両手を振り回す。
『まあ期待しておれ。そして、見事本懐を遂げた暁には、感謝して余の社をもうちょっと
盛り立てるのだぞ……』
 いい笑顔でビシッとサムズアップを決めながら思い切り俗っぽいメッセージを残して
変なキューピッドの姿と声は唐突に遠ざかり始め、同時に上下左右の無い空間をどこまでも
落下(?)して行く途中で真波の意識は完全にブラックアウトした。
-------

355 :
 朝、いつもどおりの時間に目を覚ました真波は眠い目をこすりながら、まず第一の
日課である洗顔と歯磨きをしに洗面所へ向かった。
 気のせいか、常になく前髪が眼の周りや頬に触れてくすぐったい。少し前に母に
散髪してもらってから間もないはずだが、成長期だから新陳代謝が活発化しているのだろうか。
「なんだ真波、だらしない格好をして。もう子供じゃないんだから朝でも少しは
きちんとしなさい」
 廊下ですれ違った父から、最近では珍しくお小言を喰らって、慌てて自分の姿を確かめる。
 顔や髪の毛がもっさりしている事だったら、今からそれを直しに行くところなのだから
余計なお世話だ。首から下はといえば、普段どおりのパジャマはそんなにひどく皺になってる
わけでもない。寝ている間に第一ボタンが外れて胸元が大きく開いてしまってはいるが──
「……あれ?」
 大きく開いたパジャマの襟元から、ありえないものが見えた気がして真波は即座に
洗面所へ駆け込んだ。
 据付けの大きな鏡に映っているのは、紛うこと無き自分の顔。
「なんで……? これ、えっ……??」
 顔はともかくとして、それを縁取る髪が、どういうわけかやたらと長い。長いと言っても、
顎のすぐ下くらいで毛先を揃えた所謂ショートボブとかいうアレなのだが、ゆうべまでの
自分と比べればまずありえない長さだ。
 そして、無意識のうちに胸元を探る手に返ってくるのは妙に柔らかな感触。先ほど、
パジャマの襟から覗き見た不自然な凹凸はどうやら目の錯覚ではなかったらしい。
 混乱する頭を落ち着かせるようにさしあたっては歯を磨き、顔を洗い、髪を適当に
梳かしてから自室へと駆け戻る。
 先程抜け出したばかりのベッドも、勉強机も、室内のインテリアや家具の配置にさしたる
変わりは無かったが、それでも幾つかの違和感を眼が拾い出した。
 絨毯にカーテン、ベッドカバーなど、青とグレーを基調にしていたはずのクロス類が緑と茶の
暖色系に変わっている。
 クローゼットに隣接して見慣れない五段抽斗のチェストが置かれ、怖々一番上の段を
引っ張り出してみると、収められていたのは可愛らしくも対処に困る女物の下着類だった。
おそらく他の段も同様だろうと思われる。
 ギギギと音のしそうなほど強張った動きで振り返れば、ドア脇の洋服掛けにハンガーで
吊るしておいた学生服は紺のリボンタイが付属した白いブラウスにチェック地の
プリーツスカート、深緑色のブレザーという、紛れもなく同じ学校の女子の制服に変わっている。
「なんで!? どうしてこうなった!?」
 思わず膝から床に崩れ落ちた姿勢のまま天井を仰いで絶叫するも、返ってきたのは
母親の「寝ぼけてないでさっさとご飯食べて学校行きなさい!」という一喝だけだった。
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356 :
 登校する生徒達で賑わう通学路に、予想とそう変わらない目当ての人影を見つけた真波は、
ローファーの小さな歩幅にあたう限りの早足で近寄って行く。
「飛鳥!」
「あ、おはよう真波。やっぱり女の子なんだね」
 爽やかな笑顔と挨拶を返してきた幼馴染兼彼女だったはずの相手は、やはりどういうわけか
男子生徒の姿をしていた。
 きりっとした眉と悪戯っぽい表情を湛えた目元は昨日までのままだが、顔の輪郭は幾分か
まろやかさを失い、ゆるくウェーブした髪は襟足までの長さに減っている。身長も本来より
高くなっているようで、これまで慣れ親しんできたよりも更に仰角を大きくしなければならない
目線に、真波は内心歯噛みした。
「今朝起きたら、なんか急に男になっててさ。でも父さんや母さんも、妹もみんな『生まれた
ときから男だったでしょ』って当たり前みたいに言うもんで、じゃあ男でいいかって思っちゃって」
「じゃあ、じゃないだろ! なんでそんなにすぐ順応しちゃうんだよ、大体変じゃないか、
僕たちだけが性別が逆になって、周りの人たちは全然変わらなくて……」
 蒼白になって言い募る真波に、飛鳥は少し困ったような、眉尻を下げた笑顔を見せる。
 そして、さらりと爆弾発言を投下した。
「だって、夢に変な神様出てきたからさ。お願い叶えてくれるって、真波のとこには来なかった?」
 変な神様。
 残念ながら心当たりがありすぎる。
「……来た。でも、僕はこんなこと頼んでないのに、なんで……」
 自分の靴先を見つめる真波の脳裏に、ふとゆうべの夢の中であの変てこキューピッドと交した
会話が蘇った。
 あいつは確かにそう言っていた――『お主“ら”の願いを聞き届ける』と――
「あ、飛鳥っ!? おま、ちょっ……もしか、して」
「うん、真波が女の子で私が男の子だったらいいなあ、って。まあ、軽い気持ちでなんとなく
思っただけなんだけど、まさか本当に叶っちゃうとはねー」
 ぺろりと暴露する飛鳥の顔は実に嬉しそうで、今のこの現状に何の懸念も不満も抱いて
いないのだということを如実に物語っている。
 今、飛鳥の言ったそれと真波の「飛鳥とお似合いのカップルだと言われたい」という
願いとの整合性を取った結果がこれだという事なのだろうか。
 確かに男女が逆なら、見た目が不釣り合いだと言われることはまず無さそうだ。
 男になった飛鳥は元にも増して背が高く、陸上部で鍛えた体には均整のとれた筋肉が付き、
顔だって客観的に見てかなりハンサムな部類に入る。引き比べて、自分は髪の長さと体の凹凸が
多少変わったくらいでそれほどの違いがなさそうなのが悔しいが、女であれば彼氏より背が
低かったところでからかわれることはまず無いに違いない。
 だけど。
「こういうことじゃなかったのに……………!!」
 いかに外見上の釣り合いが取れているにしても、主観の上では昨日まではごく健全な
男子高生だったのだから。
 正体が飛鳥であるとはいえ、どこから見ても立派な男子生徒と今まで通りの恋人関係を
続けるなんて無理に決まってる。絶対に無理。
「おーっす、お前ら、毎日朝からイチャイチャしてんなよー」
 葛藤をぶち壊すように、自転車で追い抜きざまに野次を飛ばして行ったのは同じクラスの
河野だった。
 一瞬硬直していた真波をよそに、飛鳥はわざと見せつけるように細い肩を抱き寄せつつ
「おー、朝からひがんでんじゃねー!」などと至極自然に挨拶を返す。
 あまりに「現在の性別」に抵抗のない様子の飛鳥を、幼い頃からの付き合いだというのに
今はじめて、変なやつだと真波は思った。
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357 :
 鐘が鳴り、HRが終わり、授業と休み時間が交互に来る段になっても、真波と飛鳥の
性別についてこれといったコメントを差し挟む者は誰一人いなかった。
 尤も、二人の実の家族ですらおかしいと思っていないのだから、赤の他人である
クラスメイトや教師たちにそれを求めるのも無理な話というものだろう。
 親しい友人たちは──真波は元から積極的に誰かしらと交流する事が苦手な方だし、
飛鳥は男女関係なしに広く友達を作れるタイプだ。要するに、性別が入れ替わったところで
あまり違いは出ない。
 今こうしているように、昼食の時間は飛鳥の友人グループに真波も混ぜてもらうのも
昨日までと同じで、いつも通りに机を寄せてくっつけたスペースに各々が持参の弁当や
購買の軽食類を並べている中、ふと吉崎という男子が紙パックの牛乳を飲みつつ口を開いた。
「神田ぁー、なんか今日、お前の嫁元気ないけどケンカでもした?」
「別に? してないよね、真波」
「……へっ!?」
 急に振られて、食べかけの玉子焼きを取り落としそうになった真波は箸の先と飛鳥の顔とで
視線を泳がせながら、素っ頓狂な声を上げてしまう。
 相手からは何の気なく発せられた「嫁」という単語に頭が過剰反応を起こし、白い頬に
血色が差した。
「し……してない、よ」
 実を言えば、れっきとした男だった時でも真波のことを飛鳥の嫁と冷やかす手合いは
このグループの中に少なからずいた。自分に男らしさが欠けているからこその揶揄であるのだと、
ややもすれば僻んだ受け取り方をし、そう言われれば不機嫌さも顕わに訂正を求めるのが
恒例のことだったのに、今や「嫁」扱いに文句をつけるいわれがどこにも無い。
 男女が入れ替わったとはいえ、周囲からの認識上では真波と飛鳥は「仲良くお付き合いを
している」間柄であることに変わりはないのだから。
(僕が、飛鳥のものになるって)
 当たり前に了解事項なのだ、この顔ぶれの中では。
「あれぇ? 伊庭ちゃん顔真っ赤だよ」
 頭の中でぐるぐると考え込んだ結果、頬を染めて沈黙する状態となってしまった真波の様子に、
机を囲むうちの幾人かが目敏く反応する。
「つまり、ケンカはしてないけど別のことをした、と……」
「そっかそっか、遂にしてしまいましたか……」
 悪気は特にないのだろうが余計な勘繰りをしてくる友人たちに対し、飛鳥はわざと意味ありげに
ニヤニヤしながら興味本位の追求をのらりくらりと受け流している。余計に誤解を深くするような
その態度に、普段なら必の剣幕で否定の叫び声を上げる筈の真波が何も言えずに俯いてしまった
ものだから、男子と女子の入り混じった馬鹿騒ぎは昼休み終わりの鐘が鳴るまで、留まるところを
知らなかった。
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358 :
「えっ、なに、どうしたんだよ、帰るんじゃないの?」
 HRと清掃時間が終わり、今日は委員会も飛鳥の部活もなく後はもう家に帰るだけ、という
タイミングでやけに強く腕を引かれ、図書室裏の庭とも言えない猫の額ほどの空き地に
連れて来られた真波は怪訝そうな声を上げた。
 問われた飛鳥は少し周囲を窺うような素振りを見せた後、直接の回答はせず、別の質問を
返してくる。
「ね、今日の昼休み、何考えてた?」
「なに、って……」
 たぶん昼食時に妙な反応を見せたことを言っているのだろう、と思い当たりはした真波だが、
あの時の思考過程をはっきりと言葉にして説明できる自信はあまり無い。
 自分と飛鳥が、夫婦扱いされるほど出来上がったカップルだと周りから思われていることは
今まで通りなのに、昨日までは男女のロール逆転を突っ込むことで一種の冗談にしてしまえて
いたのがこうなると全く冗談になっていなくて、急に生々しい実感に襲われたのだとか。
 言葉どおりに飛鳥に嫁入りする自分をうっかり想像してしまって、それに全くネガティブな
感情を覚えなかったことが我ながらどうなんだろうと思ったこととか──
「僕、男として飛鳥のこと好きだったのかなあって、急に疑問になって」
「私は男として真波のこと好きだって自信があるなあ。小さい時からそう言ってたし」
『おおきくなったら、まなちゃんをほんとのおよめさんにしてあげるね』
 幼稚園の年長組くらいの時だっただろうか、確かに飛鳥はしょっちゅうそんなことを言っていた。
 ままごと遊びでも頑としてお父さん役を譲らなかった彼女の中では、今の状態こそがあるべき
姿だということなのか。三つ子の魂って怖ろしい、と真波は些か遠い目をして考える。
「まなちゃん」
 そんな思考をテレパシー的なもので読み取ったかのようなタイミングで、飛鳥が急に幼い頃の
呼び方をした。
 ずっと昔、小学校の三年になるかならないかの頃、女みたいだからやめろ、と半泣きで抗議して
変えさせたのに。
 でも、今の真波は「みたい」どころではなく本物の女だ。飛鳥にそう呼ばれることを拒絶する
理由も必要も、無くなってしまった。
 それを自覚した途端、気恥ずかしさがじわりと全身の関節に染み込んで来て、真波は一歩も
身動きできなくなる。
 居竦まっていなくとも元から鈍くさいのだが、女にしても小柄な体はいとも容易く、飛鳥の
両手の中に捕らえられた。
 制服越しの背中に校舎の壁が当たり、ふわふわする足元の感覚は雑草のまばらに生えた地面を
瞬間、見失う。
「……まなちゃん」
 飛鳥の熱っぽい吐息が唇に触れる。
 ずっとこんな風にしたかったんだ、と囁く音量が頬をくすぐって、次の瞬間、真波は
噛み付くように口接けを奪われた。
 今まで何度か二人で交わしたたぐいの、唇をちょっと触れ合わせるだけの児戯めいた
ものではない、呼吸までも奪い取られんばかりの深く、激しいキス。
 飛鳥の、今は骨ばって大きい手が真波の細い体をがっちりと捕らえ、学生服に包まれた脚が
膝を割り開いてスカートを持ち上げる。背は壁に押し付けられ、足はせいぜい爪先が地面に
触れているかいないかという具合で、逃げる事など僅かも叶わない体勢に追い込まれた真波は
もはや、されるがままに行為を受け入れるほかなかった。
 唇が執拗に押し付けられる合間に、獣じみた荒い息と、熱く濡れた感触が皮膚を這う。
(あ…舌、が──)
 力が抜けて薄く開かれた唇を、白い歯の粒を嘗め回したそれは遂に口腔内へと忍び込み、
ひくりと震える真波の舌に触れた。軟体動物めいた動きでゆっくりと味蕾の並ぶ表面を、
上あごの裏側を、歯の根元をなぞっては、どんどん溢れてくる唾液をじゅっ、と音を立てて
吸い上げる。何度か同じ手順を繰り返し、次第と大胆さを増すその動きは真波の体ばかりか
精神まで翻弄し、蹂躙される口の中から全身の神経に火が点いたような錯覚が脳裏を侵す。

359 :
「んっ……ぅ、ふっ……! ぁふ、ぅ、んんっ……」
 ふいに、足元も背中も、体を支えるものが何一つ無くなったみたいな不安に襲われて、
真波の両手は慌てて飛鳥の腕や背中に縋り、両脚は膝を捩じ込んでいる飛鳥の太腿をぎゅっと
挟んでしがみ付いた。いよいよ密着した二人の、衣服越しに合わさった胸からどちらの
ものかもはやわからない、早鐘のような鼓動がどきどきと全身に響き渡る。
「まなちゃん……ね、パンツ濡れてない?」
 唐突に解放された唇が寂しくて、唾液で濡らされた口の周りがすうっと冷える感触に
気を取られて、真波は一瞬、耳元に囁かれた言葉の意味がすぐには飲み込めなかった。
 が、次第に全身の感覚が戻ってくれば、飛鳥の足を跨ぐ形になっている両脚の間が、
下着の底の部分がじっとりと湿って冷たくなっていることを嫌でも自覚させられる。
「や……っ、ど、して……僕、そんな……!?」
 人の脚の上で粗相をしてしまったのではないかと青ざめる真波とは裏腹に、飛鳥は
何故か嬉しそうに口角を上げて自分の膝で持ち上げられているスカートの裾から両手を
滑り込ませ、すべらかで肉の薄い太腿からじわりじわり掌を這わせ始めた。
「心配しないで、別にお漏らししたわけじゃないよ。女の子のここが濡れるのは感じてる
証拠だから……ほら、まなちゃん、キスだけでこんなになってる」
 軽くお尻を撫でた両手は突然スカートを捲り上げ、頼りないショーツに包まれた下腹部を
外気に晒す。
 真波が混乱に拍車をかけられ反応できないでいる間にも、飛鳥の指先は下着と脚の付け根の
境目をなぞってから、はしたなく湿った中心部に触れた。
「ひぅっ!?」
「はは、すごい、びしょびしょだ」
 薄い布地越しに濡れた粘膜に触れられて、真波の全身がびくりと跳ねる。
 ぐちゅり、と音がするほどに水気を湛えたその場所を飛鳥の手は執拗に探り、時折、
指先を食い込ませて来さえする。そのたびに色が変わるほどに湿った布地は浅ましい水音を
立て、いっそんでしまいたいほどの羞恥と、正体のわからない切なさが腰椎の辺りから
脳までに積もるようだった。
「あ、あす、か……やめ、それ、やめて…っ……やだよ、きもちわるい……」
 涙目になっての懇願は、聞き入れられたように、その時は思えた。
 両脇の下に手を差し込まれて持ち上げられ、真波の体は飛鳥の膝の上から地面に下ろされる。
 やっと地に足のついた安堵に膝が崩れそうになるも、「来て」という声と共にぐいと
手を引かれて、真波は抗いもせず、導かれるままに歩き出した。
-------

360 :
 飛鳥に引っ張り込まれたのは第二グラウンドの横手にある、主に陸上競技に使う用具が
収められた体育倉庫だった。
 主将(今は男子陸上部の方のなのだろうか、だとすると元々男子の主将だった生徒は
どうしているのか、女子の主将は誰が務めているのか、真波は細かいことが気になった)
として持ち歩いている鍵で扉を開けて中へ入ると、飛鳥は重い扉をぴったりと閉めてしまう。
内部からは施錠できないようになっているが、今日はこの倉庫を使う部活はやってないから
大丈夫、と耳元に囁かれて真波の全身に得体の知れない震えが這い上がる。
 二つの峰のように聳え立つ大型の跳び箱を回り込み、束ねられたハードルの合間を縫って
奥へ、高跳び競技用のマットが二つ重なっている場所へと入り込んだ少女はふいに両肩を
押されて後ろに倒れ、中途半端に柔らかくて硬い感触の上に尻餅をついた。
「まなちゃん、ここでしようよ」
 四肢で自分の体を閉じ込めんばかりに覆いかぶさってきた飛鳥の口がそう動き、真波は
マットに横たわったままで軽く首を傾げる。
 ここで?
 何を──
「初めてがこんな所じゃ、嫌?」
 気付けば吐息のかかりそうな近さまで顔を寄せていた飛鳥に問われ、展開の早さに
追いつけていなかった真波の頭もようやく今自分の置かれている状況を理解する。
 初めての……を、学校の体育倉庫で。男の飛鳥と。
「い…っ、嫌!? ……っていうか僕たち今日いきなりこんな風になったばかりでさっぱり
訳わかんないし! ここ学校だし……僕、その……あの……」
 正直、あらゆる意味で困る状況だ。
 だけど、自分でも驚くくらいに嫌じゃない、ことに真波は内心で動揺した。
 女になった自分と、男になった飛鳥でさっきみたいにキスをして、触り合って、
これから……これからたぶん、セックス、とかをしてしまう流れだというのに。
「わた……俺と、したくない?」
 意識的に一人称を切り替えた飛鳥の眼には、息を呑むほど真剣な光と、おそらく男の欲が
宿っている。
 どきどきと、弾む心臓が内側から胸を叩く。呼吸が喉に絡まったみたいに息苦しい。
 速い鼓動はもう一つ、お腹の──臍のやや下側あたりでも高鳴っている感じがして、
下腹付近になんとなく熱が溜まってくる錯覚。
 自分を護るように胸の前で構えていた両手が、じりじりとほどけて降参していく。
「う……えと、し…ても、いいけど……飛鳥、なら……!?」
 なけなしの覚悟を決めた言葉の最後は、飛びつくように奪われた唇の合間で溶けて
消えて行った。

「わ、かわいいなあ、これ、誰のチョイスなんだろ。ね」
 締まりがないと言って差し支えないほど嬉しそうに相好を崩した飛鳥の手は、見る間に
真波の制服の上下を取り去ってしまい、抵抗する暇もなく全開にされたブラウスの下から
現れたカップ付きキャミソールブラ(ショート丈)を前にしてのこの台詞である。
 ショーツとセットになったデザインの、タンクトップのようにかぶるタイプのそれは
途方に暮れながらとりあえず開けてみた自室の引き出しの中に用意されていたものであり、
一般的なブラジャーのように背中でホックを留めたりカップに乳房をきっちり収めたりする
手間要らずで真波をほんの僅か安堵させはしたものの、見た目的にはどうにも女児用の
セパレート水着を髣髴とさせるシルエットだった。
「知らないよ! バカッ!!」
 元が男のはずの自分でも切なくなるほどにささやかな胸部を包む子供っぽい下着を腕で
隠す感じに庇いつつ、真波の脳裏はなんだか鼻息がやたら荒いような気のする飛鳥の視線から
逃げ出したい気持ちでいっぱいになる。
「デザインはかわいいし、ちゃんと白い服に透けないような色を選んでくれてるよね。
おばさんかな? それとも、女の子のまなちゃんが自分で選んだことになってるのかな?」
「ひっ、や、あっ、し、知らない、知らないってばぁ……!」
 一応は元が女だからそんなことが気になるのだろうか、興味津々に可愛らしい下着姿を
検分していた飛鳥の眼がにわかに不穏な光を宿したかと思うと、みぞおちのすぐ上辺りにある
キャミソールブラの下端から両手を布地内部に断りもなく侵入させてきたせいで、真波の
語尾は悲鳴じみた音程になった。

361 :
「ふふふ、ちっちゃいけど柔らかいし、ぷにぷにのすべすべ……」
「うぁっ!? ばかばか、揉むなよ! つまむなよ!」
 骨張ってがっしりした両掌に、マシュマロめいた触感ながらも瑞々しく弾力のある
膨らみをすっぽりと収めてしまいつつ、飛鳥は激しい抗議もどこ吹く風とそれを捏ね回し、
微かに芯を持った突起を人差し指と中指で挟んでくりくりと弄り倒す。恥ずかしさと困惑から
きゃんきゃんと威勢良く吼えていた真波の声も、その執拗な攻撃に晒されるうちに次第と
上ずる呼吸に寸断され、かすれて甘い響きを帯び始める。
「……っは、ぁ…あ、あすか、やめて……それ、もう、そんなに、しないで……」
 眉根を寄せて眼を潤ませ、耳の先から首筋までを艶やかに紅潮させた、たどたどしい
口調の懇願は明らかに逆効果でしかなく、飛鳥の視線も両手もいよいよ欲望を剥き出しに、
幼いデザインの下着を毟り取るようにたくし上げる。既に散々弄られて血の気を集めた肌は
外気に晒されてふるりと震え、濃い珊瑚色に染まった先端は見せつけるようにつんと
立ち上がっていた。
「あっ、飛鳥…っ!?」
 ぬるっとして生温かい感触が薄い皮膚に触れ、背筋を静電気にも似た痺れが走り抜ける。
 一瞬、自分の身に何が起きたのか把握できなかった真波は自分の肩口で揺れるゆるい
ウェーブのかかった髪を見下ろし、自分の胸を、正確にはその頂点を舐り、吸い付く唇と
舌の感触に呆然とした。
(あ…飛鳥が、僕の……おっぱい、舐めてる……!?)
 まるで赤ん坊みたいに──と評するにはだいぶ邪気のある執拗さで片方の胸を吸う唇は
ふにふにと突端を食んで、尖らせた舌先で頂点をくすぐったかと思うと、口全体で強く
吸い上げたり、軽く歯を立てたりして初心な柔肌を弄ぶ。反対側の胸にも手指が這い、
掌全体で揉み捏ね
たり指先で乳頭を摘まんだり、時には痛みを覚えそうなぎりぎりまで引っぱったりするの
だから堪らない。
 お年頃の男子として情報だけはうっすら知っていた、「女性は乳房を弄られると気持ちが
いい」という事実を己の身をもって思い知らされる事態に真波はパニックを通り越して
全身の自由が利かなくなり、くたりとマット上に四肢を投げ出した。
 立てていた膝から力が抜けて、ずるずると脚が崩れる途中、左の脛が軽く飛鳥のズボンの
股間を擦る。
「ひっ!?」
「……あーあ、バレちゃった。まなちゃんがエロすぎて、ちんこガチガチになってるの」
 上体を起こした飛鳥が悪戯っぽく笑って見せたが、その表情には真波でも判るくらいに
余裕がない。
 急いた手つきでベルトを外し、ファスナーを下げる様をぽかんとした顔で見ていた少女は、
くつろげられた前から勢い良くこぼれ出たものを眼にした瞬間、思わず息を呑んだ。
「…………僕のより……おっきい……」
 元が男としては悔しさを覚えるべきところだったのかもしれないが、さっきから散々
弄られて、熱の回った頭はどこか焦がれるような飢餓感を腹の奥に見出してしまう。
 自分に触れて、味わって、あんな風になっている男性の象徴からどういうわけか目が
離せない。
 気が付けば口の中にずいぶんと唾液が溜まっていて、ごくりと喉が鳴る。
「そうだっけ? んー、まあ、それは置いといて……ねえ、ここ、すごいよ」
 飛鳥の手が下腹部をさわっと撫で、更に下まで滑り込む。
 一度湿らされていたショーツの底は、もはや本当に漏らしたとしか思えない量の水気に
じっとりと濡れ、マットの上に小さく染みまで作っていた。
「う……うそっ、違…っ! やだ、見ないで!!」
「まなちゃんは感じやすすぎるんじゃないかなー、まだ、キスと胸だけしかしてないのに」
 力の入らない下肢をしいてばたつかせる真波の抵抗をものともせず、飛鳥は跳ね上げた
片脚を簡単に掴み取ると、ぐしょぐしょの下着をさっさと抜き取り脇へやってしまう。
 いまや隠す布の一枚もなく、しとどに濡れそぼった薄い恥毛と粘膜を他人の眼前に
晒しているという状況に耐えられず、真波は自らの顔を両手で覆って現実逃避を図った。
 それも、ほんの数秒後までのことだったが。

362 :
「……!? や、ぁあっ、なに……して…っ、飛鳥……」
「まなちゃんの中、もう完璧に準備できてるね……ほら、簡単に指が入っちゃった」
 両脚の間の濡れてひんやりする場所に、突然小さな違和感が入り込んでくる。
 最初は探るようにそろりと入口付近を撫でていたそれは次第に奥まで侵入し、たっぷりと
分泌されていた粘液をゆるゆると掻き混ぜ始めた。自分の体の内側に触れる他人の一部と、
くちゅくちゅと鳴る水音に真波の頬はかっと染まり、目尻には涙の珠が盛り上がる。
 鼻にかかった声で拒んでも飛鳥の手は止まらない。どころか、一旦抜け出しかかった指が
更に本数を増やして再び体内に沈められる。
 そういえばさっきもそうだった。嫌がると余計にやる気を出すなんて、飛鳥はひどい。
変態かもしれない。
 遂に指は三本か四本にもなって、真波の中を遠慮会釈もなく暴き立てている。既に痛みも
違和感も遠くなって、ただ腰の後ろやへその奥あたりがしきりと疼く、ような気がする。
「ん…そろそろ、いいかな……」
 呟く声と共にいきなり指が引き抜かれた。
 体にぽかりと穴が開いたみたいな感じがして、すうっと粘膜の冷える思いに心細くなる。
 小さく身震いをし、脚の間にいる飛鳥の姿を見上げた、瞬間。
「まなちゃん」
 聞き覚えがあるのに幾分か低い声音が鼓膜を揺らす。
 ずっと小さい頃から見知ってきた幼馴染なのに、全く知らない男がひとり、そこにいた。
 欠落を埋めて欲しがって、ひくひくとわななく場所に熱くて硬いものが、ぐっと
押し当てられる。
「俺の、挿れる、よ……」
 眉根を寄せ、何かを耐えるような表情をした飛鳥がゆっくりと腰を突き出し、両手で掴んだ
細い腰を引き寄せる。
 反射的に頷いてしまった真波はじわじわと下肢を冒す熱に、濡れてはいるがまだ物慣れない
隘路を割り入る質量に、逃げ出したくても強く押さえ付けられて何ひとつ自由にならない体に
怯えながら、精一杯首を反らして背をたわめ、やがて訪れる痛みを全身で受け止めた。
「……ァ…………ぁあ…、うーっ……!」
 下腹部で、もしや裂けたかと思うくらいに肉が軋み、目尻からぼろぼろと涙がこぼれ出す。
 全力疾走した犬みたいに舌を突き出して、はっ、はっ、と速いペースで繰り返す呼吸が
やけに熱い。
「はっ……ぁぐ……い、いた…い……」
 そんなもの入るわけがない、と思っていた飛鳥のペニスを、真波の体は信じられないほど
深々と呑み込んでいた。
 ぶつりと嫌な感触のした粘膜はじくじくと痛み、薄く血の滲む分泌液をこぼす肉ひだは
痙攣するように震えながら収縮して、内側に侵入した質量を、その形を温度を否応なしに
脳裏へと伝えてくる。内腿や尻肌に触れてくすぐったいのは根元の下生えだろうか。
汗ばむ肌と肌が押し付け合う僅かな不快感、それと裏腹のひとつに溶けてしまいそうな熱と鼓動。
 飛鳥と、繋がってしまった――
「ごめん、ね、なか、痛いよね……しばらく、動かないでいるから。まなちゃんも力抜いて、
ほら、唇噛んじゃだめ」
 気づかない内に噛み締めていた唇を、飛鳥の舌が労わるように舐め、ゆったりと解いていく。
 言葉通りに腰はぐっと密着させたまま動かさず、代わりに唇と舌は幾度も幾度も真波の
口元から頬、目尻に鼻先にとキスを降らせ、時折舌先でちろちろとこそばしたり、リップ音を
立てて軽く吸い上げたりと忙しい。
 両手はむにむにと小ぶりな乳房を揉んでいたかと思うと、脇腹に滑って優しく撫で、
太ももをさすって宥め、時に丁寧な手つきで髪を掻き撫でる。
 はああ、と喉の奥で絡まっていた息を吐けば下腹部がひくひくと震え、つられて蠕動した
内部が入り込んだものを締め付けた。

363 :
「…あ、あす…か……」
「うん」
 涙の膜が張ってぼやけた視界の中で、飛鳥の顔が馴染みのあるチャーミングな、しかし
どこか初めて見るような男くさい笑みを浮かべる。
(ああ、僕、女に……飛鳥のオンナになっちゃった……)
 女の体にしかない部分に男を受け入れて、いっぱいにされて苦しいのに、なんでか
こんなに嬉しい。
 雄に屈服させられて雌になった自分に、小さな屈辱と、それの裏返ったマゾヒスティックな
悦びを覚えて真波の胸はどきどきと高鳴り、肌は淡く染まって打ち震えた。
「飛鳥の……ぉ、おちんちん、僕の中に……入ってる……」
「まなちゃん、ううん、真波の中、すごく気持ちいい……ねえ、動いていい……?」
 近付いた顔は熱い吐息と擦れた声を絡ませ、密着する肌は二人の体温と鼓動を混ぜ合わせる。
 繋がった場所から篭った水音が響き、徐々に激しく、淫らに鳴り渡る。
 肌に肌の打ち付け合う音、マットの繊維が軋む音にあえかな嬌声と弾む息が唱和し、
薄暗い倉庫の中に満ちていった。
-------
「飛鳥のバカぁ! もうこれ、どうやって帰ったらいいんだよ!!」
 甘い初体験も、終わってしまえば現実的な問題ばかりが残る。
 普段から運動部で鍛えているせいか、無駄に体力のある飛鳥は途中からすっかりと
可愛くおねだりするようになった真波に煽り立てられるまま三度も中で致してしまい、
ようやく訪れた賢者タイムに山積する問題を前に、やや明後日の方角を向いていた。
 具体的に言えば、盛りすぎて真波の腰が立たなくなった。
 その上、何度も種付けされて腫れぼったく染まった秘部からは少し身動きしただけでも
どろりと白濁がこぼれ出し、しかもショーツはびしょ濡れでもう一度穿くことすら
躊躇われる有様ときては、徒歩通学圏内にある自宅に帰還するのも困難に思える。
 ついでにベッド代わりに使われた高跳びマットもだいぶ惨憺たる状態で、このまま
放置しておいては翌月曜の全校朝礼で生徒指導教諭の説教及び犯人探しが一時限目
開始時間を突破しかねない。
「ええと……まずは俺がこっそりまなちゃんを女子部活棟のシャワー室まで連れてって……
シャワーの間にロッカーの体操着を取りに行ってそれからマットの掃除とか色々」
「ここから部活棟まで何mあると思ってるんだよぉ……! 今日はどこも部活ない日だって
いっても、委員会とかで残ってる奴とか先生とか遭遇しない保証はないだろ!! 
そもそもなんで体育倉庫でしようって思ったんだよ、もー、バカ! エロ魔人!!」
 自分も雰囲気に流されてこのシチュエーションを受け入れてしまったことなどすっかり
棚に上げて、ぷりぷり怒っている真波を何やら考え込む目で見やっていた飛鳥はふいに
恋人の柔らかな頬に手を添え、しきりと文句を垂れ流す口をやや強引に塞いだ。
 ヘッドライトの前に飛び出した猫のように、抵抗も、逃亡も瞬間忘れてしまった
隙を狙って唇と歯列を割り、捩じ込んだ舌で口腔内を舐め回しつつ汗ばんだ肌に再び
手を這わす。真波の頭がリアクションを思い出す前に、肉体の方はもう一度男に抱かれる
準備を整え、皮膚の内側に熱を点しながらゆっくりと脚を開いていった。

364 :
「……ッ、ぷは、ぁ…飛鳥!? なに……なんで、また……?」
「今出てったら誰かに見つかるっていうならさ、もう一回分くらい時間潰しておけば
もう皆帰ってるかなあと思って。このタイミングなら、体洗うのも掃除するのも、
同じ手間しかかからないよね」
 マットに横たえられた体に覆いかぶさりつつ明朗に言い切った飛鳥が、既に充分
潤んでいる場所へと硬さを取り戻し押し入ってくる。
 疲労困憊だというのに、つい甘い声を漏らして受け入れてしまった真波の上で、
まだまだ元気な恋人はいきなり信じがたい行動に出た。
「……あっ、もしもし、飛鳥ですこんばんは! えっと、今日ちょっと、委員会の仕事を
まなちゃんに手伝ってもらってたらこんな遅くなっちゃって、時間が時間だし学校の近くで
食べてから送って帰ろうと思うんですけど、いいですか?」
 脇に放り出されていた制服の上着から携帯を取り出し、あろう事か自分の家に電話を
かけ始めた飛鳥に仰天している真波にも、急に押し付けるようにしてまだ通話中の携帯が
手渡される。
「はい、わかりましたー……ほら、まなちゃん代わって」
「えっ!? ひぇっ、あっ、も……もしもし!?」
 電話越しの母親は呆れた口調で、何を変な声出してるの、だとか外で食べてもいいけど
ちゃんと自分の分は自分で払うのよ、などとごく普通の応対をしている。まさか、電話の
向こうで娘(今は)が一糸纏わぬ格好で家ぐるみの付き合いをしている幼馴染に組み敷かれて
いるだとか、どころか時折いたずら心を含んだ動きでゆるく内側をかき回されているだとか、
そんな事は思いもしていないだろう。いや、見抜かれていたら勿論困るが。
「あ、あ、じゃあ、うん、家の近くまで帰ったら電話するから…っ、うん、じゃあね……
……って、バカ飛鳥!! 何してんの!? 僕に何させたいの!?」
「ごめんごめん、変な声とか出さないように我慢してるまなちゃんも可愛かったからつい」
 電話を切るや否や間髪入れず噛み付いたものの、全く悪びれずにろくでもないことを言う
飛鳥の姿にがっくりと力が抜ける。全身の緊張がほどけて、マットに背中を沈めた途端、
腹の奥に呑み込まされているものの角度が変わってとうとう堪えきれずに鼻にかかった
声が漏れた。
「ぁ…は……っ……つっ…つい、で人に恥ずかしいこと…さ、させんな……っ!!」
「まなちゃんは結構、M系の素質あると思うんだけどなあ」
 ほら、ちょっと意地悪すると断然いい反応するし、だのとひどい事を言いながら欲の滲む
笑顔を見せた飛鳥は広げさせた両脚を膝が肩につくほど押し付け、従って高々と掲げられた
股間に乗り上がるよう、大きな動きで腰を突き込んでくる。
 何か反論しなければ、と思いつつも体の方は裏腹に相手の言葉を証明するよう蕩けた
嬌声を上げ、内壁をうねらせて恋人を悦ばせてしまっている真波は途切れ途切れに明滅する
思考の片隅で、二人の関係を決定的に変えてしまった変なキューピッドにいずれ申し立てるべき
苦情を懸命に数え上げていた。
-------

365 :
 後日。
 今回の一件に関して、ひときわ感謝した側であろう飛鳥の友人や部活を介した
口コミ戦略により、一躍「恋愛成就のパワースポット」としての地位を確立した裏山のお社は、
思春期ならではの甘酸っぱい悩みを抱えた少年少女が供えていったとおぼしきコンビニや
購買のパンや菓子類(を狸や野良猫、カラスが横から失敬した末の残骸)だとか、口コミが
女子の集団を経由した際にマイナーチェンジを遂げたせいなのか祠脇の立ち木に結ばれる
ようになったリボンやヘアゴムなどで、前回来た時とはまた趣の違う片付いてなさ感を
醸し出していた。
 地域美化委員としての務めとは今回関係なく、掃除用具一式を手に訪れた真波が呆れた
溜め息と共に地面に散らばるゴミを拾い始める傍ら、飛鳥はホームセンターで仕入れてきた
資材と工具を手に祠の戸の修繕に励んでいる。
「いや、まさかご神体削って持ってこうとする子まで出るとは思わなかったね」
「壊したらご利益なくなるとか思わないのかな……バカなの、そいつ?」
 またしても夢に出てきた変な神様から、だいぶ泡を食った感じの訴えを受けた二人は
「自分で盛り立てろって言ったくせに、面倒くさいなあ」とか思いつつも、一応の恩義と
責任はあることだし、と奉仕活動に参上したのだった。
 とりあえず家の近所の神社の神職に祠を新しい資材で修理していいものか聞きに行って
「あそこは文化財指定されてもないし、氏子も特にいないから自費で直す分には構わないのでは」
と助言してもらったり、校内カンパも幾らかあるとはいえ半ば自腹で木材やチェーンを
用意したりと、飛鳥は随分とやる気満々だ。
「ま、神様には感謝してるもの。まなちゃんを嫁にするって言う小さい時からの野望を
叶えてもらったしね」
「そんな野望、ずっと無くしとけばよかったのに!!」

 わあわあと賑やかにじゃれ合っている恋人たちがふと静かになり、詰め寄ろうとする
動作の途中で躓いて相手の胸に飛び込む形になってしまった少女と、受け止める腕で即座に
その体を抱き締めた少年がごく自然に口接けを交わす光景を、祠の屋根に腰掛けている
装いだけは和風のキューピッドが「うん、いい仕事をした」と言わんばかりの表情で
見守っていた。

366 :
投下終了です。
お粗末さまでした。

367 :
GJ!らぶらぶイイネ

368 :
GJ
ちょっと意地悪な元の女の子ってイイ!

369 :
GJ!

370 :
エロとは関係ないが変な神様がかわいい気がする

371 :
男が女になってレズの展開はよ

372 :
>>371
レズ厨消えろ

373 :
えwwwww

374 :
というか、他作品の投下のすぐ後に(特定シチュエーション)はよ
とか言われて、たとえ偶々該当するようなのを完成させてても
自演だと思われそうでまず出て行かれんわ

375 :
GJ
ちっちゃい子が可愛がられちゃう話は大好物です

376 :
だが、その日から2日ほど、めまぐるしく展開した夏菜子の日々において、その後悔や罪の意識を決定的に薄めていたのは、
母、菜津子が同じようにこの「宴」に参加していたという、守谷から告げられたことであった。
夏菜子は、子どものころ、この故郷の街で育った頃から、柴崎の家のお嬢様として、
地元の国立大学の教授の娘として、恥ずかしくないような教育を受け、そしてその期待に応えるように優等生であり続けた。
一方で、地元の名門の娘として、夏祭りはもちろん、正月の祝いや収穫の祭り、運動会のようなものにもしっかりと参加していた。
それは、祖母・光子や母・菜津子のいう「この町の女の義務」であり「柴崎の血を引く者の義務」と教わってきたことである。
もうすこし言えば、母、菜津子がこの「宴」に参加していたという事実は、
熱に浮かされたような状況で夏菜子が「宴」への参加を承諾したその直後に守谷が教えてくれたことである。
「宴」と呼ばれる夜這いの習慣が乱交パーティにまで発展したその集まりに、参加してしまったことすら、
夏菜子にとって、優等生で清楚なお嬢様の自分と矛盾するようには思えなかった。町内の若者が参加する行事に呼ばれたら
参加するのが当然なのである。
それは、頭が良いゆえの、きっちりと義務をこなす責任感の持ち主ゆえの悲劇であったかもしれない。
子どものころから祖母・光子や母・菜津子が夏菜子に施してきたこの地域、この町内の教育に、
今の夏菜子がやっていることは、矛盾しないように感じていたのである。

377 :
守谷は、3日ぶりにふたりきりになった夏菜子を前にして、無言のままソファにゆっくりと押し倒した。
「んふぅ・・・ん・・・」
夏菜子の喘ぎ声は、その華奢な体の中でももっとも細い腹の当たりから搾り出されるような声であった。
苦痛と快感が混ざり合った、おさえることの出来ない、女の命の声を聞けば、男としての守谷の本能はもっと盛り上がる。
「きもちいいか?」
「はい・・・」
守谷は、必であった。「宴」の元締めとして、地元の名門である柴崎家のお嬢様、夏菜子を、
いわば下賎の男の手で落とせるかどうかは、この北の街で居酒屋を営んで生きていく他に人生の選択肢がない守谷にとって、
ただ一人の少女を同意のもと犯すことができるかどうか、というよりももっとおおきな事柄であった。
男冥利につきる、これ以上充実した瞬間がないほどの事柄であった。
夏菜子が「はい」といったときに、女としての快楽を知ったわけではなかった。
むしろ、気持ちいいなどということはなかった。この3日間で、夏菜子は、
男が女の身体をまさぐるときに、セックスの前戯を行うときに、どんなタイミングで、
その質問をぶつけてくるかということに関して、
典型的な答えが用意できてしまっていた、それだけのことである。
身体の真ん中に突然現れた筋のような裂け目、お嬢様の夏菜子のヴァギナを下から上に
なぞられて、その指が、いつもはオナニーに使っているだけの小さなクリトリスに触れた
その時、夏菜子は、すでに艶かしい喘ぎ声をあげて、そのあとは無言の時をしばし
すごして、「きもちいい」ということしかできなかったのである。

378 :
あ、すみません誤爆しました

379 :
ズコー

380 :
ちょっと期待したじゃねーか!

381 :
この後は入れ替わりが発生する流れですねわかります

382 :
むしろ入れ替わらなきゃ許さん

383 :
様々な種族の怪人によって構成された悪の組織が体の組織を組み替える薬を開発
試験的に投与された奴がオナラで会話できるようになったり、赤ん坊に若返ったり、背中に純白の翼が生えたりする中
宿敵のヒーロー(普段は人間)を薬の実験台にし、その結果を見て人間への転用を…という話が持ち上がる
「今回の作戦は私にお任せを!」
名乗りを上げた怪人は薬によってペニスが2本に増えていた!
ここから薬を打たれたヒーローが女体化しちゃって…な話を思いついたけど既視感ありすぎな気もしてる

384 :
かまわん
続けたまえ・・・?

385 :
何と奇遇な?

386 :
女体化→レイプで、中出しされて「駄目!赤ちゃん出来ちゃう!」って萌えるんだけど
体は女性、意識は男のままなのに中出しされたら妊娠するかもって、すぐピンと来るもんなのかな
どうであれ2つの意味で女にされるって凄くいい

387 :
駄目!ピーピーになっちゃう……
と言うのが頭をよぎるかもしれない

388 :
それひとつで性転換・女性化が完了してしまうアイテムより、
膨乳、痩身、縮小、若返りとか、それぞれの要素に対応するアイテムをひとつずつ使って理想の体に変身してみたい。

389 :
いったんショタ化して、そこからロリになり、さらに急速成長するというパターンまでは妄想した。

390 :
>>386
その辺の心理描写まできっちり書いてるのが良作なんじゃないかな
こう、なんかのきっかけでそこまで連想して急に焦るとか

391 :
女の子になって何ヶ月みたいな始まり方好き
心が男の子と女の子の間を彷徨ってるみたいな

392 :
>>389
それ、E-hentaiというサイトとかでgothとかで検索すると、
該当する作品があります。

393 :
男体化の作品も見てみたい。

394 :
TSアイテムを貸し出して性転換を楽しむ風俗店とかどうだろう。
性転換薬とかでTSした後、豊胸薬や痩身コルセットとかで理想の容姿を作り、好きな衣装を借りて写真や動画の撮影をしてもらえる。

395 :
>>394
そのサービスだけでは風俗ではないね。
リアルの「エリザベス会館」と同じ

396 :
思い付きで書いたんだけどエロ要素があんまりない上にすごく長くなった。
これでも一応削ったほうなんで勘弁して

397 :
「お父さん転生したから」
父の遺影の前で手を合わせていた俺の背後に、一人の女の子が現れてそう言い放った。
「えっと・・・?」
そう言い返すのがやっとだった。謎の少女はまるで出来の悪い生徒に説明する教師のような口ぶりで先ほどと同じ旨の台詞を言う。
「だからね、お父さん……転生しちゃった」
(子供出来ちゃったみたいな言い方するなよ・・・)
俺は白い目でその少女を見る。年齢は俺と同じで16歳くらいだろうか、童顔なのでもしかしたらそれよりも高いかもしれない。
「えと・・・?」
考えがまとまらず、とりあえずそう言ってみる。
「だからさー、俺。お父さん。」
「ああ・・・うん。」
俺の記憶が正しければ俺の父は筋骨隆々、熊とも対等に戦えるのではないかと思ってしまうような大男だったはずだ。今目の前にいるどう見ても150p弱の身長のこの少女が父?馬鹿言っちゃいけない。
「あのさ、もう何年も前の話だけどさ、一応俺の父さんはもうんでるんだけど。不法侵入してまで悪い冗談言うのはやめてくれよ」
「ち、ちがっ。」
「違くねぇよ、○田ア○コが言うならまだ現実味があるけどお前が言ったんじゃなぁ」
「お、お父さんだもん……」
あーあ、涙目だよ。俺の記憶上の父は犬にかまれようと笑っていたぞ。・・・おいおい、本当に泣いてるじゃないか。
「お父さんだもん・・・」
「いい加減にしろ!!んだ人間使って冗談言うな!」
つい強い口調で言ってしまう。それと同時に、神成でも打たれたような衝撃が全身に走る。なんだろうか、なんだかとても眠くなってきた・・・――

398 :
―――ああ、これは子供の時の記憶か。公園で遊ぶ俺と父さんか。ハハ、懐かしいなぁ、俺と父さんが遊んでるあの公園、もう無くなっちゃったんだよなぁ。ん、何の会話してるんだ?
「……!」
「……?」
「……、……」
「! ……」
「……、……」
「!? ……!!」
「……」
「…… !! ……!!!……!!!!」
「!?っ ……!!!」
「……!」
「…… …… ……!」
「……!」
俺が泣きだしたかと思えば、父さんがあやして……俺が嫌そうな顔をして、最後は二人とも笑ってる。そんで、父さんが俺を肩車して、公園を出ようとして・・・
……あ、そうか。この記憶は、『あの日』か。
この後、公園から出ようとしたところに居眠り運転のトラックが突っ込んでくるんだ。
そして、父さんはこの後―――
―――ぬんだった。

399 :
俺を何とか放り投げて、父さんはんだんだった。その時の傷がまだ俺の身体には刻まれているけど、俺はその傷を嫌だなんて思ったことは一度もない。だってそれは、父さんが俺に残してくれたモンだからな。
例えんじまっても父さんは、父さんの意思は俺の左腕に刻まれてるんだ。
「おお! 目が覚めたか、息子よ」
視界の入る先ほどの少女。ここは・・・俺の部屋か。
「で、お前・・・何でここにいるんだ」
「なんでって、俺こそお前のお父さ・・…」
「ああ、もうそういうのいいから」
ゆっくりと起き上がる。なんだか体がふわふわしてる。心配そうに声をかける少女。ああ、なんか鬱陶しいな。ここはひとつ、きつく言ってやるか。
「お前、警察呼ぶ前にさっさとここから消えろ」
「なっ!貴様一体夢の中で何を見てきたんだ!」
「はぁ?」
夢の中って、父さんが轢きされるあのシーンのことか?そりゃ、トラック位なら余裕で勝てると信じていた親父がんだのは衝撃的だったけどな。
「何言ってるのかわからねぇけどよ、お前本当いい加減に・・・」
「約束!」
「・・・は?」
「約束! 見てきたんだろ、あの日の記憶を。約束を!!」
「・・・約束?」
「ああ、神のやつを説得してせっかくこの身体を買ってきたんだぞ。お前との約束を果たすためにな。」
約束?神?身体を買った?何のことかさっぱわからねぇ。・・・いや、あの日、俺は父とどんな話をしていたんだっけ?
「って、なんで人の見た夢の内容がわかるんだよ!」
少女は何も言い返さず俺の瞳をじっと見てくる。

400 :
「……だよ」
「は?」
口元がかすかに動いた気がした。聞き返すと少女は真っ赤になって大きく口を開く。
「き、聞き返すなよ!恥ずかしい」
恥ずかし奈良初めから言わなけりゃいいのに。・・・しかし、あれだな。不法侵入女のくせして相当かわいいじゃないか。
長い黒髪、くりくりとした可愛らしい瞳、プルプルと柔らかそうな唇、透き通るように白い肌(今は紅葉したように真っ赤だが)、身長は俺よりも20センチ近く低いのに出るとこは出ている女らしい体つき。正直、相当好みだ
「!!」
俺は身体を大きく震わせた。
「お、お前」
「仕方ない、強硬手段にでるぞ」
この女、急に俺の股間をつかんできやがった。
「うっ」
我慢しないといけないはずなのに、体が反応する。ヤりたい・・・この女と。
「ほらほらぁ、体は正直だぞ」
童顔のくせして妙に色気のある表情と口調で俺に話しかける女。なんなんだよ、一体。
「い、いいのかよ?」
そう聞き返すのがやっとだった。女が恥ずかしそうに頷くと同時に、俺の中の野生が暴走した。薄れゆく理性で俺は、「ああ、母さんが旅行に行ってて本当に良かった。」と考えていた。

401 :
―――時計を見ると、この女とやり始めて数時間が立っていた。俺の横で気持ちよさそうに眠る女は自らの名を「優子」となのった。
一体何回やったのだろうか?記憶にない。ただ、掌にはしっかりと優子の柔らかな肌の感触が残っていた。
「D・・・いや、Eか?」
真剣な顔で考察する。築けば優子は全裸だった。来ていた真っ白なワンピースは俺が破ったのだろうか、びりびりに破れたただの白い布と化していた。
「Fだ。奮発したんだぞ」
「うおぉっ!」
向くりとベッドの上で上体を起こした優子が言う。
「まぁ、あれだ。俺とここまでやったんだから、や以後まで話しを聞いてくれるよな?」
半ば脅すような口調で優子が言う。一瞬にして押し寄せる罪悪感と恐怖、俺はゆっくりと頷いた。
「―――つまり、お前は本当に俺の父さんなんだな?」
聞き返す。いや、その必要はないのだが・・・
「ああ、気から何度もそう言ってるだろ。証明もしたしさ」
「だよなぁ」と言い返す、父しか知らないはずのことを質問したがこいつは即答し続けた。出した問題は軽く百を超えるというのに、これはもう、悪戯とか、そういうレベルじゃできない芸当だ。
こいつが俺の父と信じたほうがまだ現実的である。しかし・・・設定がなぁ
「どうした、そんな白目で見て?」
「なんでもねぇよ。『お父様』」
わざとらしく言ってみる。
ちなみに優子(父さん)の言っている設定とは
・父さんは天国で働き、天点というあの世のお金のような物を稼ぎ、俺後のこの身体を買った。(しかし、それでは天点が足りなかったので自らの身体を質に出してこの身体を買った)
・その際、神にとても止められた(元々の父さんの身体は天使でもうらやむような高レベルな能力(笑)をひめた身体だった)
・この世には昔の俺との約束を果たしに来た

402 :
うーん、難しい。けど、やっちまったのは事実だし。
「颯太」
悩んでいるところに声をかけられる。考え事を中断されるの嫌いなんだけどな。
「何?」
「俺のことは優子って呼んでくれて構わん。父親扱いもしなくていい。」
「・・・そうか」
「ああ、だから……お前の……」
「ん?」
「お前の・・・」
え?え?ちょっとまってちょっとまって。お前俺の父なんだよな?男なんだよな?何でそんなに可愛いしぐさでもじもじしてるの?何でそんなに顔赤いの?リンゴなの?
「お嫁さんにしてくれ」
「・・・」
「・・・颯太?」
「・・・ああ、そういう・・・」
思考停止、もう一ぢょく考えよう。
「颯太!!」
うおっ!思考停止中断、無理やり意識戻された・・・。
「なんだよ」
「俺はお前の父であって、父ではない」
「は?」
「確かに今はお前の父『源次郎』としての人格しかないがな。俺は天界で純白の魂を買った」
「純白の・・・魂?」
「ああ、その名の通り、今は何の意識も持っていない、まっさらな状態の魂だ。すごい高いんだぞ。」
何でドヤ顔なんだよ・・・。
「・・・で?その純白の魂とやらがなんなの?」
「コホン、それはだな」
あ、わざとらしいくしゃみの仕草くそ可愛い。

403 :
「これから俺は女の子らしく振舞う。そうすれば『お前を好き』という気持ちが純白の魂に書き込まれる。そして次第に純白の魂は成長していき、新しい魂『優子』が生まれる」
「つまり?」
「俺は優子が生まれるまでの代役みたいのもんさ」
「・・・そうか」
これから父さんと(少女の姿だけど)会えるかと思ったのにな。
「そんなさびしそうな顔をするなよ。約束したじゃないか」
「ああ、うん。でも、その約束の内容が思い出せないんだ」
「ははは、なんせ俺が・・・わ、ワタクシがシんだヒでありますからね」
は?どうしたんだ急に
「い、いや、言葉使いにも気を付けなくちゃと思ってだな・・・」
小声で優子が言う。ああ、それで急に口調が変わったのか。
「むしろすごい不自然だろ。変な性格になったらどうする」
「うっ・・・」
むぅ、涙目は反則だ・・・。
「まぁ、そこはお前の方からもフォローを頼む。可愛い彼女GETのためにもな」
にやりと笑う優子。ああ、なんかすっげぇ可愛い。しかし、約束の内容って一体・・・?

――その日から俺と優子の生活は始まった。優子は何でもお目付け役の天使と一緒に近くのアパートに住んでるらしい。学校であまり目立たない俺と、謎の美少女転校生のカップルの噂は数日もせずに学校中に轟いた。
初めこそ女の子らしい言動ができずに戸惑う優子だったがお目付け役の天使が色々と面倒を見てくれてなんとか3か月の時がたった。

「しかし、変われば変わるもんだな」
俺が言う、優子は微笑み返す。
「うん、颯太に気に入られた一心で頑張ったからね」
屋上で優子の作った弁当を食べる、美味い!本当に美味い!初めこそ弁当という名の兵器だった優子の手作り弁当は今やどこに出しても恥ずかしくないレベルまで上達していた。

404 :
「しっかし、あれから3か月かー。私たちの関係に騒ぐ人も減ったし、お母さんとお父さん(の遺影)へのも済ませたし、あとは優子の人格が完璧に自立すればいう事ないね!」
優子が微笑む。頬に着いた米粒をとって、それを俺の口に運ぶ。
「え!?ヤダ、ついてた?」
「うん、かわいかった」
「かっ・・・! そういうんじゃないでしょ!ついてたんだったら言ってよ、もぉー」
「わりぃわりぃ」
「あー、反省してないなー」
「ばれた?」
「もうっ」
頬を膨らませむくれる優子。ああ、可愛い。可愛いなぁ・・・・キス、しちゃおう。
「こらこら、屋上と言えど、ここは学校ですよ」
突如目の前に天使が現れた。いい所だったのに!
「なんの用だよ」
ふてくされた感じでいう、邪魔虫が・・・!
「私、心読めますけど。あなた、地獄に落ちたいんですか?」
ごめんなさい。超かわいい天使ちゃん、許して。
「・・・ふん、まぁ、いいでしょう。それより、明日ですよ」
「何が?お前の燃えないごみの日?」
「・・・燃えないごみの日も明日ですがね、そうじゃありません」
「どうしたの?ルーちゃん」
説明しよう、ルーちゃんとは優子のお目付け役の天使である。なんだか最近天上に復帰したばかりの問題児(だった)らしい。復帰一番目の任務として重要性の低く、ルーちゃんが長く過ごした下界が舞台の優子のお目付け役に任命されたらしい。
「あした、完璧に優子様は自立します」
「マジで!?」
「やったぁー、これで私も一人前!」
「ええ、それで・・・その。颯太様とお話がありまして」
「・・・なに、ルーちゃん。別れる前に颯太に愛の告白?颯太の事寝取る気ね」
優子の視線がルーちゃんにグサグサと刺さる。ああ、ヤンデレ属性はつけたくなかったのに。

405 :
「安心してください。そんな気はありませんから。ただちょっと、お父様……源次郎様のことで少し場からお話がありまして」
「父さん?」
「そっか、おっけー。じゃあいいよ。でも、それって・・・」
「ええ、あなたがいてはダメな話です」
「・・・仲間外れ」
リスのように頬を膨らます優子。うん、可愛い。
「ほら、見とれてないで。早く来なさいエロ太・・・颯太様」
「おい、今のわざとだろ」
「失礼、噛みました」
絶対嘘だ・・・・。
・・・と、結構念いりに優子と離れるんだな。なんお用事だ?
「用事と言うのはですね、颯太様。お父様のこれからの事です。お分かりでしょうがあの場所にいるのはもうすでにあなたのお父様である源次郎様とは別人。正真正銘の優子様です。」
「知ってるよ、この前も教えてくれたじゃん。確か、99.9%優子なんだろ?」
「ええ、そうです。ですから私があなた達の関係をホモ呼ばわりしていたのはお父様が50パーセント以上を占めてた初めのひと月だけであります」
割と最近まで言ってなかったか?こいつ・・・
「さて、明日の朝。優子様は優子様になります。もう何日も優子様の中で眠り、その身体を形成するために優子様の中に居続けたお父様も解放されるのです。」
「うん、いい事じゃないの?それ」
「無論、いいことですね。私も晴れて展開に戻れますから」
「じゃあ、なんでそんなことわざわざ・・・」
「このままじゃ、お父様は
―――消えます」

え、マジで?

406 :
「マジです。大マジのマジ。本気と書いてマジと読」
「もういい。で、なんで父さんは消えるんだ?」
「お父様が下界に降りてくるのを神様が止めたこと、ご存知ですよね?」
「ああ、知ってる。なんでも父さんの元々の身体は天使たちから見ても…」
「違います。・・いえ、それもあるのですが。違います。神様がお父様を引き留めた本当の理由・・・」
「本当の・・・理由?」
「え、口止めされてましたけど、一応言いますよ。」
「おう、頼む」
いつになく真剣な表情で俺たちは会話をする。ルーちゃんも今日はやけにシリアスモードだ。いつも和菓子を食べながら昼どらを見るルーちゃんからは想像もできないくらいに。いつもスーパーで割引商品を狙う姿からは想像も
「もういいです。本題に移りますよ」
「おう」
「お父様はすべての天点を消費して、下界に降りてきました。天点とは、魂の値打ちです。もとい、魂そのものなのです。あの世は素晴らしい所でしてね、ずっと過ごしていたいと皆が思うのです。しかしそれでは魂は輪廻の輪には戻らない」
「うん」
「ですから、天点を基準として判断するのです。まず、ぬまでに行った善行に相応した天点を与え、あの世で仕事をすればさらに天点を渡します。天点はこの世じゃ「運」とか「才能」とかと呼ばれることもあり、持っていればいるほど良い物とされます」
「おう」
なんつーか、分かりやすいようでわかりにくい説明だ。
「あの世で過ごせば過ごすほど天点は消費されてゆきます。そして、天点が残りわずかになれば、生き物は魂だけの存在となります。この時、失った体に相応した天点を渡します。その天点だけは特別で輪廻の輪に持ち込むことができます。」
「つまり、特別な天点を失った父さんは輪廻の輪に入っても沸くな生き物には生まれ変わらないってこと?」
「―――それどころか、輪廻の輪にすら入れないでしょうね」
「!! な、なんでだよ!」
声を荒げてしまった。しかし、父さんのためだと思えば、恥ずかしくもなんともない。まったく、困ったもんだな、俺も。

407 :
「マジです。大マジのマジ。本気と書いてマジと読」
「もういい。で、なんで父さんは消えるんだ?」
「お父様が下界に降りてくるのを神様が止めたこと、ご存知ですよね?」
「ああ、知ってる。なんでも父さんの元々の身体は天使たちから見ても…」
「違います。・・いえ、それもあるのですが。違います。神様がお父様を引き留めた本当の理由・・・」
「本当の・・・理由?」
「え、口止めされてましたけど、一応言いますよ。」
「おう、頼む」
いつになく真剣な表情で俺たちは会話をする。ルーちゃんも今日はやけにシリアスモードだ。いつも和菓子を食べながら昼どらを見るルーちゃんからは想像もできないくらいに。いつもスーパーで割引商品を狙う姿からは想像も
「もういいです。本題に移りますよ」
「おう」
「お父様はすべての天点を消費して、下界に降りてきました。天点とは、魂の値打ちです。もとい、魂そのものなのです。あの世は素晴らしい所でしてね、ずっと過ごしていたいと皆が思うのです。しかしそれでは魂は輪廻の輪には戻らない」
「うん」
「ですから、天点を基準として判断するのです。まず、ぬまでに行った善行に相応した天点を与え、あの世で仕事をすればさらに天点を渡します。天点はこの世じゃ「運」とか「才能」とかと呼ばれることもあり、持っていればいるほど良い物とされます」
「おう」
なんつーか、分かりやすいようでわかりにくい説明だ。
「あの世で過ごせば過ごすほど天点は消費されてゆきます。そして、天点が残りわずかになれば、生き物は魂だけの存在となります。この時、失った体に相応した天点を渡します。その天点だけは特別で輪廻の輪に持ち込むことができます。」
「つまり、特別な天点を失った父さんは輪廻の輪に入っても沸くな生き物には生まれ変わらないってこと?」
「―――それどころか、輪廻の輪にすら入れないでしょうね」
「!! な、なんでだよ!」
声を荒げてしまった。しかし、父さんのためだと思えば、恥ずかしくもなんともない。まったく、困ったもんだな、俺も。

408 :
「言ったでしょう、すべての天点を消費して下界に来たと。天点を全く持たない者は輪廻の輪にすら入れず、消滅するのです。あのブッタも、人々の幸せを祈るために数千人分はあろう自らの天点をこの世に残しまし、輪廻の輪から外れました。」
「・・・」
「残念ですが、源次郎様が選んだ道です。伝えるなと言われましたが、それでも、伝えるべきだと思い、不肖私(ワタクシ)・・・お伝えしました」
「・・・そうか、ありがとう」
父さんの選んだ道か・・・。
「ルーちゃん、一つだけ頼みがある。」
真剣な表情で言う。ルーちゃん、頼むぜ。この前かしたDVDの借り、返してもらって名からな。
「ええ、いいでしょう」
にこりと笑ってルーちゃんが頷く。こんなかわいい顔して神様そうなんて企てるとは・・・・恐ろしいね。
「余計なことは考えなくて結構です。」
「余計なひと言と行動こそが、俺野アイデンティティーだ」
「3か月も一緒にいて端的来ましたよ、それ。・・・でも、気に入りました。私もしましょう、『余計なこと』。なんせ、この前お借りいただいたDVDの借りと、それ壊してしまったお詫びがまだでしたからね」
DVD壊したのか、こいつ。微笑んで言うなよ。しかしなんだ、こいつが言うと「余計なこと」ってセリフ妙に怖いな。
ルーちゃんと別れ。俺は優子の所へ戻る。
「なぁ、明日。お前の誕生日をしないか?」
「誕生日?」
「ああ、盛大に祝おうぜ。」
「うん!」
さて、誕生日の前に、父さんに別れを告げないとな。 どんなことを考えていると、優子がものほしそうに俺を見てくる。
「颯太、私、明日頑張るね!勝負下着はいちゃうからね!」
「ああ・・・、うん。」
鼻息を荒くする優子、別にそう言う展開を期待していたわけじゃないんだけどな・・・。正確形成の段階でエロことしすぎたか・・・しかしあれは、高校生の性というものだ。仕方ない。うん。

409 :
――翌日、優子の部屋にて
「さて、優子様には少々眠ってもらっている。」
「ああ、ありがと」
「そして、颯太様にも眠ってもらいます」
え?・・・・え!?あ、なんかい意識が遠く・・・。

「さて、さぁ、起きてください源次郎様。お別れの挨拶ですよ。」
「ん・・・ん!?」
「お話ししましたよ、あなたのこと」
「余計なマネしよって・・・」
「まぁ、いいじゃないですか。女の子のイロハをあなたに叩きこんであげたのは私ですよ」
「・・・お早う、父さん」
俺はゆっくりと起き上がり言う。ルーちゃんめ、粋なマネしやがって。
「父さん、思い出したぞ。約束」
優子・・・いや、父さんの眼を見てはっきりとお言う。ありがとうルーちゃん、やっと思い出せた。
「父さん、父さんがここまでしてくれたのは、全部あの時の・・・」
約束・・・

『お父さん!』
『なんだ?』
『僕ね、告白したんだ』
『何! 誰にだ』
『由美子ちゃんだよ、振られちゃったけど』
『!? 泣くな!!』
『だってぇ・・・』
『えぇっと !! そうだ!!!いいこと思いついた!!!!』
『!?っ 聞かせて!!!』
『俺が女になって颯太と付き合う!』
『うげー、きも。泣くのやめるから自分で探す!』
『ははっ、そうか。頑張れ!』

「ああ、最期の約束だったからな。」
「・・・そうか、そうか。ありがとう!」
ああ。まだ言いたいことたくさんあるのに、まだ伝えたいことがたくさんあるのに・・・言葉じゃなくて、涙ばかりが溢れてくる。
「颯太」
なんだよ、父さん。そんな、寂しそうな声・・・出さないでくれよ
「優子ちゃんと、末永くな」
「・・・ああ、あんたもな。」
涙で揺れる視界の先で親父が気を失った。
「・・・源次郎さんの魂が、あの世へ行きました。」
「そうか・・・そうか。」
涙をぬぐう、ふとルーちゃんの方を見ると、とても驚いた顔をしている。
「は・・・はは・・・ハハハ!やってくれるじゃないですか神様!」

410 :
「は?ついに全ての頭の螺子がすっ飛んだのか?」
「失礼な!一本も外れちゃいませんよ」
「つまり元からポンコツか」
いつもの調子の口調で話すが、むなしさがぬぐえない。そんな俺の心情を察したか(つーかコイツ、心が読めるけど)、ルーちゃんはニコリと笑った。
「大丈夫!神様、なかなか粋なまねをしました。」
「粋なマネ?」
「えぇ、『優子の前身』として過ごした時代に稼いだ、ほんの僅かな天点は源次郎さんに加算されました。勿論、それだけで輪廻の輪には加われませんが。神様は、源次郎さんに天使として、ある仕事を託しました。」
「ある・・・仕事?」
「ええ、その仕事には私も同伴です。」
「は?」
何言ってんだ、こいつ。とりあえず父が助かったぽいから別にいいけど、もっとわかりやすく説明してもいいのに、とも思う。
「仕事内容は…」
「優子の親」
・・・あれぇ、ルーちゃん以外の声が聞こえたぞ。なんか、男の声だぞぉ。
「父・・・さん?」
振り返る。そこにいるのは天使の身に着けるローブのような物に身を包んだおっさんが立っていた。
「久しいな、宗助!」
「颯太です。」
ああ、この面白くないギャグ・・・間違いない、父さんだ。見た目は全然違うけど、父さんだ。これからは父さんに会うことができ
「さて、記憶を消しましょう」

411 :
・・・ん?
「記憶、消しますよ。颯太様の。」
「あー・・・なんで?」
「人でも天使でもない颯太様がこのことをずっと覚えておくことはできませんから。」
「そういうことだ」
父さんまで・・・。はぁ、・・・そういう事かい。
「オッケ、んじゃぁ・・・優子も?」
「ええ、忘れますよ。記憶は周辺の人も含めて都合よく書き換えられます。」
そうか、そうなのか、・・・残念だな。
「・・・大丈夫ですよ。颯太様が忘れても私たちは覚えていますから。」
そういう問題じゃないけど・・まぁ、いいか。
「さて、私たちは出てきます。旅行している、と言う名目でこの家を数日空けます」
? どういう意味だ。
「正真正銘、完璧に自立した優子様と・・・最初は二人きりがいいでしょう?」
「そりゃ、ありがたいけど。いいのか?娘の誕生日に家を空けるなんて?」
「問題ない、お前がいるからな。まぁ、あれだ。俺の事なんて忘れて優子と仲良くやれよ」
「・・・あぁ、そうかい。しかーし、父さんのことは忘れねぇな、一生。なんたって、これがあるからな」
俺は誇らしげにあの時の事故によって出来た傷を掲げた。津さんが微笑み、ルーちゃんが覚悟を決めた目になる。俺も覚悟を決める。さぁ、優しくしてくれよ。るし・・・ルーちゃん
***
なんだか頭がさっぱりしてた。そういうことをする気なんて全くなかったのに、純粋に優子への愛があふれ出た結果だったんだ。と、俺は思う。お互い同意の上だし、避妊もしてる。問題はない。俺と優子はベッドの上で横になっていた。
「優子、好きだ」
わかりきってることを言ってみる。「私も」と優子も返した。そして優子が意味有り気に微笑む。
「・・・なんだよ」
聞いてみる。この優子の微笑みの理由は、俺には分からない。誕生日に一緒になれたからか?
「颯太、裸だ」
「・・・は?」
裸だって・・・、お前だって裸じゃないか
「初めてした時、颯太・・・上着着てた。傷・・・あるから」
ああ、そういう事か。何でだろう、こいつと付き合ってからこの傷をさらすことにも抵抗を無くなったんだよな。
「・・・」
「・・・え、なに!?」
俺の視線に藩王氏、優子の顔が赤くなる。
「いや、なんつーか・・・。優子と付き合えて、良かったと思ってさ。」
ああ、うん。そうだよな。それだけだ。
俺は優子の手を握り、優しくキスをした。
END

412 :
以上です 長くて済みません
途中2回登校したり、誤字多かったりするけど見逃してください

413 :
面白かった
身体が優子の父が可愛かったです

414 :
ありがとう
女体化スレなのに個人的に書いてて一番楽しかったのはルーちゃんだったけどw
性転換したルシファーとかいう設定にしようかと思ったけど長くなったのでカットしましたw

415 :
面白かったんだが、誤字脱字がかなり多いのがだいぶ気になった
勢いに任せて書いてる感じがするのはいいんだけど、
萌えどころでガクッと引っかかってしまうとちとつらい

416 :
ごめん 結構気を付けたつもりだったんだけど書いてる途中で
どうしてもやらないといけないことを思い出して焦ってしまった。
・・・修正して投稿しなおすか

417 :

ささっと直して自分でまとめwikiに載せちゃうとか。ルール的に良いのか知らんが

418 :
意味わからん
なんで父さんが主人公と付き合わなければならないんだ?
普通に考えれば主人公の母さんと元通り付き合うべきだろう。

419 :
保管庫更新しました
http://www4.atwiki.jp/tsgeneral/
投稿済み作品を編集したい方は
wikiトップページにメアドありますので
ご希望のメンバー名とパスワードをメールで送って下さい
編集用アカウント作ります

420 :


421 :
>>418
そうかもしんないけど約束を果たしに来たって設定なんだよごめんなさい
>>419
こんなサイトあったんだ・・・

422 :
小学生の時入れ替わり、中学生で発育に戸惑い、高校生で異性の身体のまま初体験し、大学生で身体に心が引きずられ
十数年元に戻ろうと試行錯誤するも叶わず
結婚してしまった入れ替わり男女で一つお願いします

423 :
性転換したものどうしって設定はあんまり好きじゃないなー
女体化した男×男 が自分的にはベストだけど
みんなの好きなシチュエーションってどんな感じ?

424 :
俺は♂になっちゃったおにゃのこが男の娘の事を♂だと知らずに、
綺麗な体にドキドキしちゃうのとか、パッと見わけ分かんないのとかが好きだよ

425 :
呪いで入れ替わってしまった男の子と女の子
元に戻るには同時にイかないといけない
しかし経験も無くイきにくい女の身体と思春期の男の身体でタイミングが合わず
元の身体に戻れないまま身体を重ねるうちに異性の快感に病みつきになってしまう
触発されてしまったorz

426 :
ここはエッチじゃなきゃ駄目ですか?

427 :
エロパロなんで。

428 :
だが待って欲しい。
>>426が不本意な理由での性転換っ子のセリフだとしたら
かなり来るものがある。
ここ(変わってしまった部位)はえっちじゃないと駄目ですか?

429 :
わっ・・・体がどんどんエッチになっていっちゃう//

430 :
胸がぁ……どんどん大きくなっちゃう………
僕男の子なのにぃ…

431 :
ああああ、俺の○ン○ンがどんどん小さくなっていってる・・・

432 :
有頂天家族の主人公って女装しているわけじゃなくて、女に化けてるんだな
狸って便利だなー

433 :
>>432
ふふふ、あなたも女の子に化けてみる?

434 :
「我が家のお稲荷さま」のキツネは男女どっちにも化けるので萎えた

435 :
変身後じゃなくて変身過程を重視した小説はないかのう

436 :
幾らでもあるじゃないか!
おっぱいプリンとか

あなたが知らないだけ

437 :
デブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ね
デブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ね
デブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ね
デブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ね
デブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ね
デブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ねデブ男ね

438 :
思いつきネタ、エロは全然ない。
***
公園のベンチに座る少年ら数名に、一人の男子が駆け寄る。彼の名前は長谷川勇樹、名前に反して非力な男子で、所謂いじめられっこのパシリでる。その手にはコンビニ袋がぶら下がっている。
「山田君。言われた通り、コーラ買って来たよ」
「遅いんだよ、鈍間!」
「うぐっ」
長谷川は、ベンチに座る少年たちに飲み物を手渡したところで、少年たちのボスの山田健司に殴り飛ばされる。
「ご、ごめんなさい。でも、あんまり急ぐとコーラが噴き出ると思って」
長谷川が殴られた腹部を抑えながらそう弁解する。彼らは中学生であり、その若さゆえイジメも手加減を知らないキツイものであった。
「まぁ、その点は評価してやる。」
山田の言葉を聞き、長谷川は薄ら笑いを浮かべながら立ち上がる。そして、談笑を続ける山田達をただじーっと眺めていた。
「そんなに見てくるんじゃねぇっ、気色わりぃな。」
「ご、ごめん……」
少年らの一人に怒鳴られ、長谷川が視線の向きを変えた。
(なんで、こうなっちゃうんだろう。僕はただ、友達になりたいだけなのに。)
自然と溢れた涙をふき取り、数十分間長谷川はそこに立ち続けた。会話の内容は、「女とヤりたい」だとか、「○○は最近エロい体つきになった」とか、性欲の鬱憤をただ愚痴るだけのものだ。
「ふー、んじゃぁ、そろそろ帰るか」
山田がそう言って、他の少年らも立ち上がる。皆、次々に飲み終わった空のペットボトルを長谷川に投げ当て、去ってゆく。数分そこに立ち尽くした後、長谷川は散らばったペットボトルをかき集め、ごみ箱へと捨てに行く。空は夕焼けに染まり、公園には長谷川しかいない。

439 :
のそのそとゴミ箱にペットボトルを入れた長谷川は、なんとなくゴミ箱の中をのぞいた。
ペットボトルを通してピンクの冊子が透けてみえる、気付けばその冊子を手に取っていた。何故そんな行動をとったのか、長谷川自身わからない。不思議と身体が動いたのだ。
表紙も背表紙も何も書かれていない冊子を、ぺらぺらと捲る。パッと見た限りでは、ゲームの説明書のようであるが、その実態は中二病ノートであった。「ふふふ」と笑いながらそれをポケットに忍ばせ、長谷川は帰路に着いた。
長谷川の両親はすでに他界しており、現在は親戚の家で暮らしている。親戚の家には親戚のおばさんと、その娘であり長谷川より2歳年上の女子高生が住んでいる。
長谷川は、親戚のおばさんと娘から邪魔者扱いをうけていた。
おじさんはまるで長谷川を息子のように思っており、とてもよくしてもらっていたが、数年前におじさんは転勤となり、単身赴任をし始めたのだ。
それからというもの、現在のような長谷川の生活は始まった。
それについて長谷川は、おじさんには黙っているので今ではおじさんは半年に一回帰ってくるか来ないかという具合になってしまったのだ。
おばさんは長谷川を召使いのように扱う。それでも長谷川はおばさんを恨んではいない。
曲りなりにも育ててくれた恩があるし、召使い生活のおかげで家事全般を身に付け、明日にでも一人暮らしをできるだけの能力は身に付けていた。今日の夕食だって長谷川が作ったハンバーグである。
「明日から、旅行に行くから」
食事中、唐突におばさんが口を開いた。長谷川は「わかりました」と返事をし、一人だけ白米と味噌汁、そして漬物だけの夕食を食べ続ける。
親戚の娘は今日から夏休みであり、こういった長い休みにはおばさんと二人で旅行へ行くのがお約束であった。因みに長谷川は明後日から夏休みである。
「生活費はこれを使いなさい、足りなくなっても私は知らないから。」
「あと、私らの部屋に勝手に入らないでよ。洗濯も、洗濯機は使わない事!」
おばさんから封筒を受け取ったあと。何度も注意事項を聞かされ、その都度何度も返事をする長谷川。その心の中は明日からは家事全般の半分から解放されることを想像し、とても晴れやかであった。
部屋に戻り、公園で手に入れた中二病ノートを読みだした。まるで図鑑のようなその中身は、なかなかに手の込んだものであった。1ページに一つ、「体力を上げる方法」だとか、「自己治癒力を高める方法」だとかが載っている。
「へぇ、「呪文」+「何か」で効果を発揮するのか」
感心しながら、中二病ノートをめくる。中盤に差し掛かり、内容が少し破廉恥な無いようになってくる。ふと「女性のパンツを食い込ませる」ページを開き、長谷川は口を押えて小さく笑う。
(もし、本当に可能なら……?)
そう思って、ページに書かれていることを真似てみる。その内容は「モッキョ」と言うおかしな呪文を呟き、パンツを食い込ませたい女性をイメージするだけである。標的は親戚の娘である。
「……やっぱり、何も起きないか。馬鹿らしいや。」
数秒耳を澄ませるが、なんの反応もない。笑いながら冊子に視線を戻す。何気なく「女性のパンツを食い込ませる」ページを再び読む。長い説明文の最後の行に、長谷川の視線は集中した。
【……である。因みに、この効果はじわじわと時間をかけて発揮するものではなく、数分後に急に、且つ、一気に発揮される】
「……もしかして」
長谷川はゆっくりと目を閉じ、耳を澄ませた。
「きゃぁぁぁぁあああああああああ!!!!!!!!」
長谷川が目を閉じてから数秒後、娘の悲鳴が夜空に響いた。
「……嘘。本物?」
はっとして、冊子の初めの目次を見る。娘の絶叫がなりやまないのだ。
「解除の方法、解除の方法。」
長谷川は解除の方法を確かめ、それを実行すると。娘の悲鳴は鳴りやんだ。
「すごい、本物だ。……そうだ、これを使えば山田君たちと友達になれるかもしれない!」
長谷川は目次を上から順番に確認するがその内容はどこか限定的なものが多く、「友達にする方法」は見当たらない。ただし代わりに、「男を美少女性奴隷にする方法」を発見した。
「「男を美少女性奴隷にする方法……?」
【……上記の方法で対象者は貴方の性奴隷となる。時間をかけて淫乱な性格になるが効果は3週間しか続かない。再び効果をかけることで美少女性奴隷にできるが、淫乱になった性格は一度元に戻る】
「……いや、僕がしたいのは復讐なんかじゃないんだ。」
長谷川は冊子を閉じ、鞄の中へしまった。部屋に置いていればおばさんに見つかる可能性があるからだ。

440 :
***
次の日、学校の屋上にて。現在は放課後。
「おい、長谷川のやつ痛々しい物持ってるぜ」
冊子が見つかってしまった。山田の子分の少年が長谷川の鞄を勝手に漁ったためである。
「山田さん、長谷川のやつ、金は隠してなかったけどこんな恥ずかしい物を持ってたんですぜ」
「なんだこれ?・・・まじかお前、長谷川」
「それは、拾ったんだよ」
「へー、拾った・・・ねぇ。」
山田がにやにやとしながら冊子をめくる。とあるページでその手が止まった。
「「男を美少女性奴隷にする方法」〜〜?お前、本当に馬鹿だな」
「それはっ」
長谷川が弁解をする暇もなく、皆が一斉に笑い出す。
「へへへ、えーと。【「カムヌエ」と言いながら、対象者の額に手を当てる】か。」
山田が笑いながら長谷川に近づく、長谷川は必に逃げようとするが少年たちに腕をつかまれて逃げられない。そんな必に抵抗する長谷川にまたもや少年たちに笑いが起こる
。山田が「こいつ、頭イっちゃってるな」と笑いながら長谷川の額に手を当てた。
「あー、オホン。カムヌエ!!……なんちって」
「嫌だぁぁぁああああ!!!!!」
山田が笑うと、他の少年たちも笑う。長谷川だけが絶叫する。その絶叫が、何ともかわいらしいアニメ声に変化しはじめ、皆の顔が強張った。
ぼさぼさの髪は艶のある長く美しい物へ変化する。華奢な体は、白く柔らか味のあるものに変化し、元々よりも華奢な女の子らしい身体へ変貌した。
長谷川の絶叫が終わった時、そこにいたのは中学生離れした、グラビアアイドルにも劣らないプロポーションに、そこら辺のアイドルなどよりも、はるかにかわいい顔の美少女であった。
長谷川は、正真正銘の美少女になってしまったのだ。
「マジかよ……!?」
皆が口々に驚きの声をだすが、山田だけは冷静に、ゆっくりと泣き崩れる長谷川の手を取って無理やり立たせた。そして冊子をめくり、長谷川の額に手を当てた。
「歓迎するぜ、性奴隷の長谷川ちゃん。……カンゲンヒーマ」
「あ・・・あう・・・?」
気付けば、驚きの声を上げる少年は一人としていない。皆おもむろに自分の一物を取り出している。長谷川からは今、男性を興奮させるフェロモンが大量に放出されてるのだ。
「どうやら本物らしいな。」
山田が長谷川を押し倒す。無理やり服を脱がし、そそり立つ肉棒を一気に差し込む。
行為が終わり、皆が屋上で仰向けになっているとき、長谷川はむなしく笑うのであった。そして、隣に寝転がっている山田にとある提案をした。

441 :
***
次の日、夏休み初日。
美少女となった長谷川は、親戚の娘の服を勝手に拝借したものを着て公園にいた。きょろきょろとあたりを見回し、目的の人物たちを見つけて大きく手を振った。その先にいる目的の人物――少年たちも手を振りかえす。
「遅れてごめんね、いろいろ試したんだけど下着のサイズが合わなくて。」
「気にしないでいいよ、長谷川ちゃん。」
「そうそう」
「つか、ノーパンノーブラ!?そのミニスカで?」
何時もの調子で話す長谷川だが、少年たちはこの前までとは打って変わって、クラスのマドンナと話しているかのような態度である
「うん、下着はつけてないよ。・・・あと、僕としては一番かわいい物を選んだつもりだけど、変じゃないかな?」
くるくると回って服を見せる長谷川。丈が30センチほどのミニスカートに、胸元と、背中の露出した刺激的なシャツ。何よりそれを着ているのがトップアイドル並みの美少女であるのだから、昨日童貞を卒業したものが大半の少年たちには効果は絶大である。
「よう、集まってるな。」
遅れて山田が登場する。長谷川を含めたみんなが待っていましたと出迎える。
「長谷川、お前めちゃ無茶エロいな。」
長谷川の肩に腕を回し、耳元でささやく。その声を聴いただけで、長谷川の顔は赤面する。その太ももに流れる透明な液体を、山田は指先でふき取ると。
「今度下着を買わないとな。まぁ、ひとまず今日はカラオケに行こうぜ。……予定通り、楽し〜いパーティーといこうじゃねぇか」
皆の歓声が上がり、全員でカラオケ店へ向かう。
「しかし、いいのか長谷川?」
「・・・何が?」
山田が尋ね、長谷川が返事をする。
「あのお願いだよ」
「え?・・・あぁ、あれ?」
二人でそんな会話をしている間に、他の少年と数メートルの間が開いてしまった。

442 :
***
山田の回想。時は、昨日長谷川の身体を皆で楽しんだ後。
「ねぇ、山田くん」
長谷川が口を開く。
「なんだ?男には戻さないぞ」
「……よかった」
「は?」
「ううん、なんでもない。……ねぇ、お願いがあるんだ。僕をね――
***
―――僕を、一生性奴隷にしてください。って言ったことでしょ?」
「ああ、そうだ。」
「いいんだ。……僕、友達がほしかったから」
「友達?性奴隷は友達じゃないぜ」
「ううん、友達だよ。」
長谷川が「えへへー」と特徴的な笑いを上げ、数歩分山田の前に出る。そして、長谷川が振り返る。
「性的な意味で!」
長谷川は満面の笑みでそう言ったあと、少ししてから真っ赤に赤面し、それを隠すように足早に他の少年たちを追いかけた。
「・・・おぉ。………おぉ!?」
山田はそう言い、胸を押えた。
「な、なんだよ畜生。この感じはよ」
顔を赤らめて山田は呟く。それが恋だとは気付かずに。

443 :
***
十年後、日本のとある場所にて。
「んじゃ、行ってきます」
スーツを着た男性が玄関先でそういうと、門をくぐって道に出た。
「あー待って、ケンジさん!忘れ物」
慌ただしく、女性が出てきて男性に弁当を手渡す。
「ああ、すまん。ありがとう、ユウキ」
「んもう、ユウキって男の子っぽいから、ユキって呼んでっていつも言ってるでしょー」
「ははは、悪い悪い。それじゃあ、本当に行くよ」
男性はそう言って再び歩き出そうとするが、女性に腕をつかまれて引き留められた。
「これも忘れてるよ……」
瞳を閉じて、柔らかな唇を出す女性に、照れながらも男性は応じる。それを、近くを通りかかったおばあちゃんに茶化される
「あらあら、新婚さんかい?仲がいいねぇ。奥さんなんか、随分とべっぴんさんじゃないかい」
「あ、いえ。籍は入れてないので夫婦じゃないんですよ。ちょっと訳ありでして」
男性が恥ずかしそうに返事をする。唇を離され、「むー」と頬を膨らます女性だが、すぐに人差し指を立て、満面の笑みを浮かべる。
「私達、らぶらぶのオトモダチ……なんですよっ!」
「バッ、おい、ユキ!」
男性が赤面する。「えへへー」と特徴的な笑い方で女性は笑う。
「おやおや、本当に仲がいいねぇ」
おばあちゃんがにこりと笑う。
「私たち、夫婦より仲のいい友達だよね」
女性が男性を見つめながらそう言う。男性は目をそらし、「フッ」と笑うと。「ああ、そうだな」と呟き、女性の方を見た。そして、二人同時に口を開く、呟くは――二人の間の合言葉、いつからかその言葉は意味を失ったけれど、二人の間では大切な言葉なのだ。
「「性的な意味で……ね」」
END

444 :
以上です。「長谷川君の友達」いかがでしたか?(タイトルは今適当につけた)
この前書いた「お父さん転生したから」で受けた指摘を意識してみました、一応

445 :
GJ!

446 :
宇宙人によって、自分より賢い人を見ると、発情して、皮が向けて、
女体化する小説見たことない?
さがしてるんです。

447 :
中学生ぐらいのいじめられっ子がいじめっ子に反撃しようと悪魔っ娘召喚したら
召喚したはずみに頭ぶつけて入れ替わって
その後元の体を勝手に性転換されるわいじめっ子も悪魔っ娘無双で性転換するわ
というSSを昔読んだ事あるけどタイトル忘れた、誰か知らない?探しても見つからん

448 :
TS Heartiesにあった小説だな。あそこはサイトが閉鎖された。

449 :
>>446
あむぁいさんとこの「ジーナ!」だな

450 :
10代少女の心臓、同年代の少年へ 移植手術成功 東大
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/organ_transplant/?id=6087401

451 :
>>448 ありがとう、道理でいくら探しても出ないわけだ・・・保存しときゃよかったかな

452 :
>451
ここにも保存されてないの?
http://web.archive.org/web/20090415072439/http://www.lain.ais.ne.jp/~gnekono/index.htm

453 :
>>452 後半No.が殆ど保存されてなかったけどいい夢見れたよ、ありがとう

454 :
昔読んでタイトル忘れちゃったんだけど、
テニスの上手い主人公♂が飛行機乗ってる時に事故って、命を助けるために医者が新しい医療を試したら女体化しちゃって、主人公が♀のテニスプレイヤーになって世界的なプレイヤーとテニスで戦う
みたいなweb小説なかった?
サイトとタイトルがもしわかったら教えておくれ

455 :
逃げ馬のセンターコート

456 :
>>455
長年の謎が解明された!ありがとう!

457 :
「ぼくは麻理の中」ってどうですか?

458 :
おススメの作品はありますか。

459 :
覚悟のススメ、とか言おうとしたけどあれ漫画だった

460 :
はらら様か。ジャイアントさらば!

461 :
ピル
近頃、俺達の周りでは性転換が流行っていて、
「少しだけなら、胸を触らしても良いわよ」
悪友の権田が制服のボタンが弾けそうになる程膨らんだ胸を自慢していると、
「せっかくだから、お前も試してみろよ」
権田と同じように女になった水川がピルの入ったケースを手渡し、
「念のために手書きの説明書も付けておくよ」
ピルの事を彼女に話すと彼女は、
「実は私、一度男になってみたかったの」
試しに彼女と1錠ずつ飲んでみると、急に体が熱くなってきて、
思わず制服を脱いでみると、微かに胸が膨らんで、
腰周りが少し細くなっており、
一方、彼女の胸は平らになって、少し肩幅が広がるが、
「想像していたのと違う」
彼女はがっかりしていたが、
「思っていたより大きいよ」
思春期を迎えたばかりの小学生くらいの体格に不釣り合いな陰茎に、俺も、
「発達の度合いが極端に偏っているな」
戸惑う俺達だったが、1錠しか飲んでいないせいかすぐに元に戻ってしまった。

462 :
ピル
近頃、俺達の周りでは性転換が流行っていて、
「少しだけなら、胸を触らしても良いわよ」
悪友の権田が制服のボタンが弾けそうになる程膨らんだ胸を自慢していると、
「せっかくだから、お前も試してみろよ」
権田と同じように女になった水川がピルの入ったケースを手渡し、
「念のために手書きの説明書も付けておくよ」
ピルの事を彼女に話すと彼女は、
「実は私、一度男になってみたかったの」
試しに彼女と1錠ずつ飲んでみると、急に体が熱くなってきて、
思わず制服を脱いでみると、微かに胸が膨らんで、
腰周りが少し細くなっており、
一方、彼女の胸は平らになって、少し肩幅が広がるが、
「想像していたのと違う」
彼女はがっかりしていたが、
「思っていたより大きいよ」
思春期を迎えたばかりの小学生くらいの体格に不釣り合いな陰茎に、俺も、
「発達の度合いが極端に偏っているな」
戸惑う俺達だったが、1錠しか飲んでいないせいかすぐに元に戻ってしまった。

463 :
いつまでも文章力がつかないな
あとsageろ

464 :
からくち

465 :
魔王を倒した後の勇者が罠にかけられて淫魔と入れ替わるssがあった気がするんだが、
どこで見たのか思い出せないんだ・・・

466 :
強制女性化スレ47の奴とかは入れ替わりじゃないから違うかな?

467 :
>>465
部分的に該当するのは知っているのだが

468 :
怪電波4本ほど受信したのだが書いたほうがいい?
特に4本目は作品自体が電波ぽいんだ。。。。
4本目の内容 引くなよw
日本に 恨みを持ったおっちゃんが神社に放火。ボヤで済むが神は怒って呪いをかける
最強の部類の呪い「TS出来ちゃう呪い」
相手が願うならTSが出来るのだ!!
とある偶然で2丁目でその能力が開花
その手の趣味の方が大集合
大量に生産されるTS♂♀謝礼は準備されてないと
彼らなりに謝礼。。。穴掘り工事をしてくれしっかりその道のエキスパートになる主人公!
この先は秘密
1本目古典的呪い系TSの発展型
2本目これはあまり見た事がないのですが薬の副作用TS(薬害TSなのかな)
3本目SFっぽいがTS化促進弾頭弾の打ちこまれた世界?
需要あれば書きますが^^;

469 :
>>468
イラネ、とくに四本目

470 :
>>468
仕事で疲れてるのかい?

471 :
>>468
相手が望めば強制TSされちゃうってのはいいな

472 :
モーニングだかイブニングだかでTS漫画の新作やってね?

473 :
>>473
確かにイブニングで該当するのがありますよ。

474 :
>>471
なるほど、自分の意志に反して性転換してしまう、性転換ものの基本ですね。

475 :2013/10/02
どっかのサイトである兄弟が父親から渡された薬で性転換していく話があったけど。
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