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2013年10エロパロ327: 牙狼<GARO>でエロパロ 第二章 (495) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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牙狼<GARO>でエロパロ 第二章


1 :2012/08/05 〜 最終レス :2013/09/30
前スレ
牙狼<GARO>でエロパロ
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1318429553/

新スレたてました(前スレは989でdat落ちした模様)
テンプレ案も何も決めないまま前スレ落ちちゃったけど必要ですかね?
職人様方の素敵な作品をお待ちしております

2 :
>>1乙です
やっぱり落ちちゃったか〜
個人的にはテンプレあった方がいいと思うんだけど
第三章まで行きそうなら考えますか?

3 :
ぶっちゃけ三章に本当に突入しそうになってからテンプレ考えるので十分な気もするが
テンプレ作るとしたらライダー総合とか戦隊総合とかみたいな感じ?
正直このスレそんなに人居なさそうだし扱うキャラも少ないから
・カップリングの明記
・特殊な属性、シチュエーションの場合は要注意書き
・ネタバレの話題の場合は要警告
くらいでいいと思う
あとは前スレでいくつかエロなし作品もあったことだしエロなしSS可を付け加えるくらいかな
即回避がどれくらいかわからんのでとりあえずage

4 :
>>3
・BL、百合は該当へ
・好みに合わない、苦手等はスルーで
まで入れるとくどいかな

投下してくれる職人さんお待ちします
出来たら自分も書きたいけど

5 :
>>1 スレ立て乙です
また素敵な作品が読めるといいなぁ
前スレで続き上がらなかったやつとかまだ待ってますが
>>4 どうぞ書いて下さいませ

6 :
>>1
乙です。
>>4
くどくないと思いますよ。念のために
・役者含む実在の名は伏せるか適当にぼかす
もあっていいかも。

7 :
スレたて乙です!
>>6のいうとおり実際の名前は伏せた方がいいな。
公式で拾われたりした日にゃ…gkbr

8 :
俺も気になってた。
キャラクターはキャラクターだからまあいいと思うけど、俳優さんの名前出してエロ妄想はちょっと…

9 :
・エロなしSS可。
・役者含む実在の名前の書き込みは禁止。伏せるか適当にぼかして下さい。
・BL、百合は該当板、スレへ。
・ネタバレの話題の場合は要警告。
【投下される方へお願い】
・カップリングの明記 。
・特殊な属性、シチュエーションの場合は要注意書き。
【読み手の方にお願い】
・好みに合わない、苦手等はスルー。

今のところまとめるとこんな感じ?

10 :
>>9
基本的にはsage進行で、っていうこともとりあえずテンプレに入れたらどうだろう
あとはそれでいいんじゃないかなって気がする

11 :
「相棒」の再放送をたまたま見てたらカオルの中の人出てきてワロタ
拉致監禁される役で、縛られてたシーンがとても扇情的でございました。
ちょっと黄金騎士に斬られてくる。

12 :
もうsageでも大丈夫なのかな?
>>11
縛られてるカオルいいね
最近、カオルに関して妄想がS方向になりがちだから自重…

13 :
煮詰まったので気分転換
短いので全部収まるかな
・カオル一人でいたす
・カオルの妄想入り
・鋼牙は約束の地に行ってしまってる
・勢いだけで書いてしまった
―――――――――――――――――――――――――――――――――
『カオル』
彼の甘い声が私の名前を耳元で囁いてくれる。
それだけでも蕩けそうなのに、その指が私の女の部分を弄る。
「あ…ダメ…っ」
ほんの少しだけ秘裂に指が押し込まれて小さな肉の芽に触れる。
円を描くように捏ね回されたり、指先で強弱をつけながら押し潰されて私の唇から嬌声が漏れる。
「ん…あっ…あん…んぅ…はぁ…ああっ…! いやぁ…んっ」
いやって言っちゃうけど本当は嫌じゃない。
乳首もクリクリ摘んだり、指で弾いたりする。
あそこから溢れ出た蜜を絡めた指が私の弱いところを擦る。
くちゅくちゅと卑猥な音が聞こえてくる。
蜜で滑りの良くなった指の刺激と相俟って更に声を上げてしまう。
「ふぁ…ん! やぁ…あ…あ…はぁん…ぅく…ああん! ああん!」
『こんなに濡らして…カオルの身体はいやらしいな…弄られるのが好きなのか?』
「いや、そんなこと言わないで…私…淫乱じゃない…」
彼にそんな風に思われたくない。
私は恥ずかしくて嫌々をするのに、更に蜜を溢れさせて快楽を求めて腰を動かしてしまう。
彼のが欲しくて堪らなくなる。
なのに、ここにいてくれなくて…
苦しくて彼のの代わりにぬめぬめとしたぬかるみに指を突き入れた。
自分の指だから太さも大きさも物足りない。
それでも膨らんだ芽を弄りながら抜き差ししていると快感が高まって来る。
「や…イッちゃう…イッちゃう…! 鋼牙…ぁ…っ」
私は身体をビクビクと震わせ、達する。
心が酷く虚しかった。
鋼牙に抱いて欲しい。
「早く…帰って来て」
涙に濡れた睫毛を閉じる。
そのまま寂しさの深淵に意識が沈んで行った。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
お目汚し失礼しました
カオルの二人でいたした経験があるなしはどちらにも取れるようにしたかったな
一人シチュも難しい
後でまた、こんなの投下してと落ち着かなくなるんだろうな… |||●| ̄|_

14 :
>>13
さっそくの投下乙!

15 :
保守

16 :
前レスから傍観してた者です。
ここの職人さんがレベル高くてビックリ。勉強させてもらっております。
私の牙狼エロSSなんて投稿できない。

17 :
職人さんgjgj!
一人いたすって初めてだし新鮮でした!
これからハードになるとよいなとか
陰我に満ち溢れてすみませんw

18 :
乙!
これからも楽しみにしてますぞ
>>16さんもそんなに気負わず、いつでも投稿氏てください
職人さんは何人いても嬉しいですからね!

19 :
基本的には鋼牙リードみたいな方がいいというか考え易いんだけど
性的な知識はカオルのがありそうに思えてしまう
亜佐美の存在のせいかもしれない
でも彼女の存在は有り難かったりする
>>16
その気になったらぜひ投下お願いします

20 :
即回避
カオル以外の女性キャラのエロを書いてみたいんだけど、シチュエーションが思い浮かばないなぁorz

21 :
>>20
烈花は一人いたすとか半裸での凌辱ネタのイメージが

22 :
う、うむ。烈花で妄想するとついヒロピン系に走ってしまう。俺っ娘キャラのせいかな。
陵辱とか触手とか…

23 :
人間の精気を餌にする触手に凌辱される烈花とか
でも助けが来ないと最終的にされてしまいそうな

24 :
人いないね
前スレの旅行の続きも待ってる
シグマxミオとかミオが喋らないから自分で書くにはハードル高いわ

25 :
イッキミ前にこっそり投下……
前スレでちょこっと話題に出したレオミオシグマの3P書いてみた
・わざわざ3Pとかいいつつ具体的な描写は少なめ
・シリアス成分なんてなかった、というより基本的にギャグ
・ミオがやたらエロい子
・残念なシグマ兄さん
・状況に流されるレオ
等々本当にアレなことになってるんで、それでもいいという奇特な方のみどうぞ
NGワードは「僕たちの夜」でお願いします
ではいきます

26 :
僕は久しぶりに布道家の本宅に戻ってきていた。
いや、正確には少し前、イデアの一件で兄さんの計画について調べるためにいちどここに立ち寄っては
いたけど、そのときには数時間も居なかったし。
ミオがんで兄さんが行方不明になった後、僕は魔導書と工房の道具を持ってこの家を離れた。
それからは少し離れたところに自分の魔戒工房をつくって暮らしていたから、こっちの家には特に用がない限り戻らなかった。
そんな僕が今日ここに来たのにはもちろん理由がある。
……兄さんとミオの魂をここに呼び出すため。
兄さんとイデアの一件は、僕がまったく予想もしていない形で幕を引くことになった。
ギャノンに取り込まれた兄さんは、その後冴島邸に現れて鋼牙さんと闘を繰り広げた。
結果として鋼牙さんは兄さんを斬ることになったけれど、僕はそのことで鋼牙さんを怨む気持ちにはなれない。
の間際になって兄さんは何かに気付き、そして僕に魔導筆を託してくれた。
穏やかな顔というわけにはいかなかったけれど、兄さんは鋼牙さんと切り結んだ最後の一瞬に何かを悟り、
そして自らを縛っていた妄執から解き放たれたんだと思う。
僕はそれが何かを知りたかった。
兄さんが気付いた、鋼牙さんの言っていた約束とはなんだったのか。
それに、兄さんがミオとちゃんと和解することが出来たのかも。
崩壊した冴島邸のものを探し集め、ゴンザさんたちが冴島邸を立て直して一息つくのを待って、
僕は兄さんたちを召霊することにしたのだ。

大丈夫、魔戒法師にとって、者の霊を呼ぶことはそれほど難しいことじゃないはずだ。
最適な日時と方角を選んだ上で然るべき道具を使えば、修行中の魔戒法師でも可能なほどだしね。
そう、たとえば、数年前に翼さんの妹が行ったように……。
とは思うものの、今夜僕がやろうとしていることは、その子がやったものとは規模がまったく違うといってよかった。
二人分の魂をいっぺんに呼び寄せ、丸々一晩の間、屋敷全体を歩き回れるようにするほどの結界を張るなんて、
僕が自分でやるんじゃなかったら、そんなこと本当にする気ですか、って聞き返してしまうような話だ。
……まあ、なんとか魔法陣は完成したので、あとはいよいよ鏡に術をかけるだけだ。
深く息を吸って鏡に正対する。
「やあ!」
筆の先から放たれた法術が鏡に吸い込まれ、そして今度はその鏡から光があふれ出し……。
「兄さん!ミオ!!」
「――♪!」
「よくこれだけの結界を張ったものだ。流石は俺の弟だな、レオ」
生きていたときと変わらない姿の兄さんたちが姿をあらわした。
ミオは灰色のワンピースで、そして兄さんはまだ仮面をつける前、シャツの上に旅人用のマントを羽織った姿。
正直こんなにあっさり来てくれるなんて思ってなかった。
「本当に、きて、くれたんだね……」
「♪」
「まさか、来ないとでも思っていたのか」
「だって、あんな別れ方だったし。それに、ミオと二人でっていうのも、大丈夫なのかなって不安で」
「レオ、お前が気にすることではない。
 こうして肉体を失った今なら、かつての俺自身の歪みも見つめることが出来る。
 ……ミオも俺を赦してくれた」
こくりとミオが頷く。
ああ、やっぱりミオはこんな風に笑ってくれるのが一番いい。
「しかし一晩とはまたずいぶんと大掛かりな術を施したものだ」
「だって、話したいことも聞きたいこともいっぱいあるから」
「うむ。だがまずは我らからの詫びを受け取れ、レオ」
「え?」

27 :
兄さんの言葉に、ミオの瞳に怪しげな光が宿る。
あれ、ミオがこんな顔をするときって、なにかいたずらを思いついたときだったような……。
「ミオがお前を男にしてやるそうだ。さあ、大人しくミオにおろしてもらうがいい!」
そう兄さんが高らかに宣言するとミオがあっというまに僕のベルトを外して僕のパンツを下着ごとずりおろした。
「ちょ、え、なに!?」
びっくりして棒立ちになった僕をミオはえいっと押して、僕はそのままソファに沈み込んだ。
そして僕の足元に座り込んだミオは、あろうことかむき出しになった僕の……を、
両手で握ってぺろぺろと舐め始めたのだ!
え、ちょ、なにこれ、男にしてやるって、そういう話!?
混乱する思考とは裏腹に僕のそこは悲しいくらいにあっという間に反応を示し始めていて、
ミオはその様子を嬉しそうに眺めながら舌使いを大胆にしていく。
「♪」
「ははははは、やるなミオ!!」
「!? う、わっ……、ちょっ、ミオ、駄目だって!
 兄さんも笑って見てないで止めさせてくださいよ!!」
さっきまでのちょっとしんみりした雰囲気なんかもう木っ端微塵に吹き飛んでしまって、
ありえない展開に僕は悲鳴を上げた。
僕だってミオのことは好きだし兄さんと兄弟でよかったとも思ってるけど
兄さんと穴兄弟にまでなるつもりなんてこれっぽっちもないんですが!!
僕のそんな心の叫びなんかまるで聞いて無い兄さんは――まあ、心の叫びなので聞こえるはずも無いんだけど――
ゲラゲラ笑いながらなぜかミオではなく僕を押さえつけてソファから逃げられないようにした。
「いやいやいやいやおかしいから!兄さん、僕じゃなくてミオを止めて!!」
自分の恋人が違う男のアレを嬉々として咥えてるんですよ!?
恋人にこんなことさせちゃ駄目なんじゃないですか普通は!?
「何故止めさせる必要がある?ミオが楽しそうなのだ、構うことはなかろう。
 なに、心配しなくてもお前にミオはやらん。ミオが最後に選ぶのは俺に決まっているだろう」
いつでも自信たっぷりな兄さんに僕がちょっとあこがれていたのは事実だけど、
今はその、根拠も無いのに無駄に自信たっぷりなところが恨めしい。
ミオはやらんって、どういうことなんだそれ!?
「それにな、これはここに来る間にミオと話し合って決めたことだ。
 俺はイデアの件でお前に詫びねばならん。
 ミオはミオで、イデアの後始末をお前に託さねばならなかったことでお前に迷惑をかけたのではと気にかけていてな。
 そこで俺たちで話し合った結果、どうせまだお前は童○なのだろうから、
 俺たちでお前の筆おろしを済ませてやろうということになった。
 俺はミオをお前に貸す、ミオはお前の相手を務める、これで万事丸く収まるではないか!
 ふははは、やはりこの俺の計画は完璧なのだ!!」
……ゴメン、ニイサン、ボク、ナニヲイワレテルカチョットワカリマセン……
って、現実逃避してる場合じゃなかった、ちょ、ミオ、やめ……っ、
「〜〜〜〜♪」
「う、わ、……わぁぁっ!」
ミオにぱくんと咥えられて僕は情けない悲鳴を上げた。
混乱しきっていた僕は逃げることもミオを振り払うこともできずにソファに沈み込み、
目の前の光景を見ているしかできなかった。

28 :
「レオ、その様子ではお前、本当に女を知らないのだな」
兄さん、その哀れむような目をやめてくれませんか!
「あの、ほんとに、筆おろしとかいいから!っていうか頼みますからもう勘弁してください!!」
「むぅ、レオがそうまで言うのであればいたし方あるまいな。咥えるだけで許してやろう。ミオ、お前もそれでいいな」
「♪」
ああ、なんで僕へのお詫びなのに、許してやろうなんて言われてるんだろう僕。
そしてミオ、頼むから僕の咥えながらそんな風ににっこり笑うのやめて……!
顔がエロいとかそういうのもあるけど口の中ですれて正直刺激が強すぎる……!!
「……しかし、ここで見ているだけというのもつまらんな。おいミオ、悪いが少し相手をしろ」
「!」
そういうと兄さんはミオの後ろにまわると彼女のスカートを捲り上げた。
え、ちょ、この人何する気なんですか!
いや僕だってそれくらいわかるけど正直全然わかりたくないんですけど!
……という僕の心の中の悲鳴は、やっぱり心の中のものなので兄さんに届くことはなく、
兄さんは自らのソレ――兄さんは見てただけなのにもう半分以上勃ち上がっている気がするんですが――を
取り出すとミオのそこにぐりぐりと擦り付けた。
「〜!?」
「なんだミオ、咥えていただけだったのにずいぶんとここを濡らしているではないか。
 やはり俺が欲しくてたまらなかったのだな」
「〜〜♯!」
「まあそう怒るなミオ。それにお前だって後ろからされるのが好きなのだろう?」
「////」
やめて!そういう会話するのほんとやめて!!
っていうか、兄さんとミオがそういうことする分には僕は邪魔する気はないから、
もう僕のことなんか放っておいてどうか二人だけでやってくださいほんとお願いしますから!!
……と僕は言いたかったんだけれど、口から漏れるのは
「はぁ、っ、……ミオ、そこ、やめ……ぁっ!」
なんていう声ばかりだった。
そんなこんなうちに、しばらく自分のものを擦り付けていた兄さんがミオの腰をがっしりと掴む。
そしてそのまま一気にミオに突き入れて、その衝撃にミオの体が揺れた。
当然、そのミオの動きは僕にも伝わるわけで、突き入れられたと同時にミオが僕のを一気に根元までくわえ込むこととなった。
「〜〜!」
「う、あっ……、兄さん、もうちょっと手加減してやって欲しいんだけど!!」
ミオの為に、……そして僕自身のために、もうちょっと優しくしてくれないかなあ!?
そう思ったんだけど、兄さんはもう僕のことなんか全然聞いてない感じで好き勝手にミオを揺さぶっていて。
ミオもミオで、まったく嫌がる素振りも見せずに兄さんを受け入れて腰を揺らめかせ、
そしてその勢いも利用してさっきよりもいっそう艶かしく僕のに吸い付いて、舐めあげてきて。
この一種異様な光景にもう僕の頭は処理容量を超えてしまって、なんだかもう開き直ってしまった。
そういえば、ミオって昔から割と突拍子もないことしたりしてたものなあ。
兄さんが人の話をあんまり聞かないのも昔からだし。
兄さんが変なこと言い出して、ミオがノリノリでそれについて行って、そして最後に加わった僕が
何故かいろんな後始末をしながら三人で大騒ぎっていうの、僕らのいつものパターンだったものなあ……。
ああもうわかったよ、僕が二人に付き合えばいいんでしょう付き合えば!!
半ばやけっぱちになってミオの頭に手を添えて髪の毛をすくとミオが凄く嬉しそうに笑って。
ああ、ミオが喜んでるのなら、もう何をされてもいっか、と、まるで先ほどの兄さんみたいなことを考えて。
それからは僕ももうあんまり何も考えられなくなって、僕とミオと兄さんの三人の行為は
僕たち三人がそれぞれに身体を震わせぐったりするまでしばらく続いたのだった。

29 :
身支度を整えた僕らは何事もなかったかのように居間でお茶を啜っている。
この家に残ってたものじゃなくて、僕が自分の工房から持ち出してきた黒イチゴの香りのするとっておきのやつだ。
ミオのお気に入りだったこれを持ってきて正解だったなあ、なんて暢気に考える。
さっきまでの事がありえなさ過ぎて――でもその大騒ぎはどこか昔の僕たちを思い出させるもので、
僕はかえって緊張を解くことができたみたいだった。
この二人相手に僕が緊張したってしょうがないんだから。
「兄さん、僕は兄さんに二つ聞きたいことがあったんだ。
 ひとつはミオとちゃんと仲直りできたのかってこと」
「まあ、それは見ての通りだがな」
「♪」
「うん、それは僕もよくわかってる。本当によかったよ、安心した。で、もう一つなんだけど。
 ……兄さんは鋼牙さんと戦って最後に何に気付いたの?」
イデアを失った憎しみだけで戦っていたような兄さんが、最期にふっと戦意を喪失したのは
いったい何があったからなのか僕はどうしても知りたかった。
「……冴島鋼牙は、幼き日の約束を守ったのだ。俺自身すら忘れていた約束をな」
「え……?」
「俺と奴は、かつて修練所の同じ組で修行を積んでいたのだ。
 ……俺が闇に落ちたときは、奴が俺を斬る。そういう約束だった」
「それって……」
「奴は俺がムラサキだと何時から気付いていたのだろうな。
 ……俺は最期のときまで、奴がシロだということに気付かなかった。
 あの力強い目はあの時から何一つ変わっていなかったというのにな。
 俺たちの中で一番優しかったあのシロに俺を斬らせてしまって、すまないと思っている」
「兄さん……。きっと、鋼牙さんなら、兄さんがそう思ってるって聞いたら許してくれると思う。
 それより兄さん。今、鋼牙さんは約束の地に行っちゃってるんだ」
「それはまた酔狂なことだな」
「兄さんのせいだよ!!……そんなわけだから、何かあったら兄さんも鋼牙さんの力になってあげてほしいんだ。
 鋼牙さんの帰りを待つ人はいっぱい居る、何よりカオルさんが待ってるんだ」
「よかろう、あの女への詫びもあるからな、任せておけ」
それから僕らはまたいろんなことを話した。
僕の作りかけの新しい号竜の改良を手伝ってくれて、更に名付け親にもなってもらった。
名前はベレッタ。コルトに負けないくらい凄い奴になってくれるはずだ。
でもそんな楽しい時間は長くは続かなくて、とうとう空が白み始め、兄さんたちがかたちを失い始める。
せめてもう少し一緒に居られたらいいのにと思うけれど、こればかりはしょうがなかった。
「……そろそろお別れなのかな、ミオ、兄さん」
「なに、そう心配することはない。お前の魔戒工房にて十日後の午後九時ごろなど、
 我ら二人を呼び出すに当たり日時も方角も最適の条件が揃っているはずだ。
 というわけで、お前が女の扱いをものにするまで、今日出来なかった分まで俺とミオできっちり指導してやるから
 忘れずに我らを呼ぶのだぞ!いいなレオ!!」
「〜〜♪ 〜〜☆ミ」
「いいから帰ってください!!」
……やっぱり、兄さんたちに会うのは年に二回、いや一回くらいでいいかもしれない。
僕はそんな風に思ったのだった。

30 :
以上です
お目汚し失礼しました……
なんだろう、ミオを一言も喋らせないように頑張ったら余計にひどいことになったw
書いちゃったものはしょうがないし今更後悔はしないけど流石に反省はしています
お付き合いありがとうございました

31 :
あああありがとうございます!!最高です!お盆ばんざい!
>>27ですでにトびましたwエロい子ミオ素敵w
お兄ちゃんは魔戒騎士になってたとしても、きっと何かどこか残念な人だったと思います。

32 :
笑わせて頂きました
レオって何か、そういうポジションが似合ってるというか
一挙放送で初見の人も結構いたみたいだから、職人さんになる人がいたらいいなと思ったり
投下するのは怖いけどまたやってみようかな

33 :
職人さんGJ!
笑えるしエロいし、おまけに仲のいいシグマとミオ見れてちょっと幸せになったよ。
高笑いと共に何言い出すんだシグマww夜中に声出さずに笑って腹筋痛い

34 :
幸せなレオミオシグマが見れて自分も幸せ
さらにシグマの闇堕ち前はエロはないけど概ねこんな感じで3人でキャッキャウフフ
してたんだろうかと思ったら可愛すぎて萌えころがった
職人さんGJです!

35 :
レオって何となく人妻とか好きそう
何でそんな風に思ったのか自分でも分からないけど

36 :
親しくなった女性キャラが尽く男付きだからじゃね

37 :
んでその男が不在中にずっとここにいてもいいんだよとか言っちゃったり
一緒におでかけしたりするからなんじゃ…


38 :
1本投下させて頂きます
書き込み自体不慣れなので何か失敗したらすみません
字数制限とかもよくわからないので、ちょっとこまめに分割してます
・鋼牙×カオル
・違う穴を攻めるネタなのでそういうの苦手な方はスルーで
・エロパートより後半の会話部分のが無駄に長いです
NGワードは「Your Everything」でお願いします
ではいきます

39 :
「…なぁに?」
浴びせられる視線にカオルが恥ずかしそうに問う。
「いや…」
一人湯船に浸かりながら、シャワーに打たれるカオルの姿に鋼牙は目を細めていた。
ベッドの上よりも風呂場が最も彼女の裸体を――全身をじっくりと眺められる。
照明を落とすこともないし、少し離れた所から見る事ができるからだ。
つい、その白い肌をじっと見つめてしまう。
カオルの身体のあちこちには、先程までの交わりで自分の刻んだ紅い痕が散っている。
明るい光の下で見ると、痛々しいようで、やはり扇情的でもあった。
ざばり、と湯から上がると、シャワーを浴び終えたカオルを後ろから抱き寄せる。
「ん?どしたの…」
腹から掌を滑らせて、柔らかな彼女の身体の中でも特に柔い…乳房に触れる。
「やんっ」
びくりと震えたのに構わず、首筋に唇を寄せた。
濡れた肌に流れる雫ごと吸い上げる。
「ふぁっ…!」
綺麗になった肌を味わうように舌で舐め上げると、カオルの唇から甘い声が漏れた。
水滴の滴る音と、カオルの浅く弾む息遣いだけがバスルームに響く。
「ん、あっ…鋼牙ぁ…」
「こっちを向け、カオル」
両乳首を弄ばれて恍惚とした声を上げるカオルに、耳元で囁いて顔を上げさせる。
言われた通りカオルが首を反らせてこちらを見上げると、その唇を塞いだ。
「ん、む……はあっ…」
片手で屹立した胸の先端を撫でつつ、もう片方の手を彼女の腿の間に滑り込ませる。
「んぅうっ…」
びくん、と腰が揺れた。
「…またこんなに濡れているのか」
湯とは違う、ぬるりとした熱い滴りを指に纏わりつかせながら鋼牙は囁いた。
「まだ足りないのか?」
「や、だって、鋼牙が…触るからぁ…」
頬を上気させてカオルが抗弁する。
「反応するお前の身体がいやらしいんだろう」
「…っ、ばかぁ…」
鋼牙の指に膣内を掻き回されて、カオルの声と脚は揺らいでいる。
浴室を満たす蒸気よりも熱い吐息が鋼牙の肌を掠めた。

40 :
「…感じる、のか?」
「…っ、そんな、こと…訊かなくたって、分かってる、くせに…」
喘ぎながらカオルが答える。
「鋼牙が、わたしの身体、こんな風にしたんだ、から」
その通りだった。
男を知らなかったカオルの身体を開いて、慣らしたのは自分だ。
もっとも、鋼牙自身にとっても女を知ったのはカオルが初めてだった。
全てが未知の試みで、悦びだった。
「こぉがが、知らないところなんて、無いでしょ…?」
舌足らずな彼女の問いかけに、鋼牙の眉がぴくりと動く。
「…そうか?」
その瞳に僅かに剣呑な色が浮かんだのが、カオルには見えない。
「ここは、知らない」
柔らかな双丘の間に指を這わせる。…秘所の少し上。硬く閉じた蕾に触れた。
愛撫を施さぬ部分など無い彼女の身体の中で唯一、そこは未だ自身の探求の及んでいない場所だった。
指の先端で少しだけ、押し広げるようにくりくりと撫ぜる。
「ひゃんっ…」
慣れない感覚にびくりとカオルが身体を震わせる。
「や、鋼牙、そんなとこ…」
羞恥と困惑が滲んだその声に嗜虐心が刺激される。
…更に深く探ったなら、彼女はどんな反応をするのだろう。
知りたい。不意にそんな黒い欲求が頭を擡げてきた。

41 :
「…壁に、手をつけ」静かに命令する。
「…ん…」
身体を折らせて腰を引き寄せると、鋼牙は硬くなった自分自身で後ろからカオルの秘所を貫いた。
「んあっ…!あ…っ」
カオルの嬌声が上がる。
さっきまで寝室で何度も交わっていたというのに、カオルの中は変わらず鋼牙を強く咥え込んでくる。
その中に入っていける硬さを何でもなく取り戻している自身も、人のことは言えないが。
「………っ」
しばらく抽送を繰り返すと、おもむろに快楽の壷から自身を引き抜く。
「あ、こ、鋼牙…?」
突然止んだ行為に、カオルはのぼせた声で疑問符を投げかける。まだどちらも達していないのに。
「………」
返事は無い。
代わりに、愛液に塗れた熱いそれの先端が、先程までより少し上の部分に擦り付けられる。
外側から開かれたことはない、窄まった小さな扉。
ぞくりとした。
「鋼牙、そっちは、違……」
制止の声が届いているのかいないのか、熱が侵入を試みている。
「や、鋼牙、待っ……ああっ!!」
振り返る間もなく、息が止まるような衝撃がカオルを襲った。

42 :
無理矢理抉じ開けられた。
本来受け入れるべき場所ではないその部分に、突然押し入ってきた熱く硬い塊の与える痛みにカオルは悶えた。
「や、嘘っ…こぉが、いや…!ダメ…っ」
思わず身を捩って異物を遠ざけようとするが、鋼牙の手が腰をがっちりと掴んでいて逃れる事が出来ない。
ぎちぎちと内部を侵して来る鋼牙自身にカオルは必で抗った。
鋼牙を拒もうとしたのは、これが初めてのことだ。
感じたことの無い圧迫感に裂かれるような苦痛と、アブノーマルな行為に対する恐怖が無意識に拒絶を選択させていた。
「ひあっ…こぉがぁ…!」
「……は、ぁぁ…っ!」
そのとき、背後で掠れた声がした。
苦悶に涙を滲ませながらも、初めて聴く鋼牙の震える吐息にカオルはどきりとした。
「こ、が…気持ち、いいの…?」
「……あぁ…」
短くもどこか耽溺したような声に胸が高鳴る。
それだけで、
苦痛さえも彼に捧げる快感に変わってしまいそうだった。

43 :
「〜〜…っ…!!」
ぐぽぐぽと卑猥な音を立てて抽挿が繰り返される。
排泄のための器官を、外から貫かれる背徳感にカオルはぞくぞくと慄いた。
ふと、臀部に当たる彼の下腹部の感触に、彼自身が全て埋められているのだと気が付く。
(うそ…全部入っちゃってるの…!?そんな…とこ、に…っ)
信じられない気持ちだったが、事実に違いない。
「や……」
初めてだというのに、しかも本来行為のための場所ではないのに、苦痛ながらも彼を飲み込んでしまっている
自分の身体がひどくいやらしく思えて、カオルは恥じ入った。
自身を支えるために壁についた両手に力がこもる。
「ひっ……や、あっ…!」
彼の熱に体内を直に灼かれるようだった。遠慮なしに打ち付けられ、根元まで打ち込まれる欲望の塊に
心身の隅々までが侵し尽くされる。
痛い。怖い。けれど、
「ふ、あぁ…っ…」
悦楽を伝える彼の声が、自身の全てを凌駕してしまう。
―――鋼牙が気持ちいいなら。
ぽろぽろと涙を零しながらも、カオルの内には確かな喜びがあった。

「あぁ…っ、カオル、カオルっ…!!」
「はぁっ…!!」
一層激しく責め立てられ、鋼牙の声が焦燥を洩らす。
程なくして、初めての場所に熱いものが放たれる感覚を味わう。
遂に鋼牙が達した安堵感に―――カオルは意識を手放した。

44 :
翌日、目が覚めると見慣れた鋼牙のベッドの中だった。
(あれ…?どうやってここまで来たんだっけ…)
風呂場から後の記憶が無い。
どうやら、眠ってしまった自分を鋼牙が運んできてくれたようだと思い至った。
辺りを見渡すが室内に鋼牙の姿は見えない。
布団の中で腕を伸ばして彼の温もりを探ったが、もうどこにも残っていなかった。
随分前に出て行ったものらしい。
「ん……」
身を起こそうとして、下半身に重さを感じた。
昨夜のことをぼんやりと思い出す。
攻められた部分にはまだ少し違和感が残っていて、カオルは一人頬を染めた。
(あんなところまで、……されちゃった)
自分の身体の隅々まで、彼のものなのだと改めて教え込まれた気がした。
でも、それが嫌な訳ではなくて。
彼の征服欲に全てを委ねることで、彼女自身も求められている実感を得られた。
鋼牙がそんな風に執着を見せるのは、自分だけだと分かっているから。

早起きの反対語として遅起きという言葉があるならまさにそれといった感じで、もそもそと身支度を整えると
カオルはのんびりと階下に足を運んだ。
行為があった翌日は、大体いつもそんなものだ。
カオルはもともと朝が早い方ではなかったが、愛し合った翌朝は特に起きられないことが多い。
鋼牙も無理に起こそうとはしないので、目が覚めたとき既に彼の姿が無いことは珍しくなかったし、
ゴンザにもそれとなく伝えてくれているのか気詰まりな思いをすることも無かった。
居間に顔を出すと、ゴンザがグラスを磨いていた。
「おはようございまぁす…ごめんなさい、起きるのが遅くなっちゃって」
「おはようございます、カオル様。いえいえ、お気になさらず。ただ今、卵の用意を致します」
いつもと変わらぬ笑顔で、ゴンザはてきぱきとカオルのための朝食準備に取り掛かる。
椅子に腰掛けると、カオルはほっと息をついた。
時計を見上げれば10時を回っている。
朝食というよりブランチか。
その内午前の仕事を終えた鋼牙も戻ってきて、すぐにお昼になってしまいそうだけれど、そんなに食べられそうも無いなぁと
カオルは一人苦笑した。
……しかし、何故かその日鋼牙は昼に戻ってこなかった。
それどころか午後を回ってやがて日が落ち、夕食の時間になっても、一向に帰宅しなかった。
「どうしたんだろう、鋼牙。何か聞いてる?」
「いいえ何も…。でも大丈夫でございますよ。きっと何か急なお仕事が入ったのでしょう」
「うん…そうだよね」
午後のお茶を一人供されながら、カオルは窓の外を見つめた。

45 :
ようやく玄関のドアが開いたのは、夜も遅くなってからだった。
「お帰りなさいませ、鋼牙様」
「…カオルは…」
「お帰り!鋼牙」
やっと帰ってきた、と戻りを待ち侘びていたカオルは嬉しそうに階段の上から声をかけた。
しかし鋼牙は、カオルの姿を認めると何故か顔を顰め、すぐに視線を逸らしてしまった。
コートをゴンザに預け、そのまま自室に戻ろうとする。
「鋼牙様、お食事は…」
「いい」
慌てて尋ねたゴンザに短く答えると、鋼牙はカオルの方を見ようともせず、横をすり抜け足早に階段を上がっていく。
「?鋼牙!」
声を掛けても振り向こうともしない。
何やら様子がおかしいと、ゴンザと視線を合わせるとカオルは鋼牙の後を追った。
「鋼牙、鋼牙ったら」
廊下をずんずんと歩く背中を追いかけながら何度呼びかけても答えがない。
そのとき、ザルバの声がした。
『おい鋼牙、何か腹に入れた方がいいんじゃないのか?昼も食ってないだろうが』
「うるさい」
煩わしそうに返す鋼牙に、こっちには返事しないくせに、と頬を膨らます。
お昼も食べてないなんて、そんなに忙しかったのだろうか。
(だから機嫌が悪いの?…でも、お腹空いてるならザルバの言う通り何か食べた方が…)
やはり釈然としない。
結局何も言葉を寄越さないまま自分の部屋に入った鋼牙に続き、カオルも押し入るように足を踏み入れる。
部屋に入るなり鋼牙はザルバを引き抜くと、押し込めるように箱に収めた。

46 :
明らかにいつもの鋼牙ではない。
何かあったのだろうかと、カオルは気遣わしげに声を掛けた。
「どうしたの?ご飯、食べないの?お昼も戻ってこなかったじゃない」
「…平気だ」
鋼牙は背を向けたままだ。
先程自分を見て不快そうな顔をしたことといい、帰宅してからの鋼牙の様子を訝しく思いながら
カオルは更に問い質す。
「ねえ、何か怒ってるの?…こっち向いてよ」
「……ぃのか」
「え?」
「お前こそ、怒ってないのか」
思わぬ切り返しに、カオルは目をぱちりと瞬いた。何故そんなことを訊かれるのか全く分からない。
「?何で?」
「…昨夜…」
何とも歯切れの悪い話し方をする。彼にしては珍しいことだった。
「ゆうべのこと?…私、寝ちゃったみたいでよく覚えてないんだけど、鋼牙が私を運んでくれたんでしょ?
ありがと」
「寝たんじゃない。気絶したんだ、あれは」
鋼牙の口調は何故か苛立たしげだった。
「そうなの?どっちでもいいけど…とにかく私別に怒ってないし」
「…………」
「ねぇ、鋼牙…」
また黙り込んでしまった鋼牙の背中に再び呼びかけると、ほんの少しだけ首がこちらに向けられたのが分かった。
「…俺はもう、お前を抱かない」
「え!?…何で…?」
唐突な、思いも寄らない科白にカオルは衝撃を受けた。
「どうして…?何か、その、…具合、悪かった?私の、その…」
何と言っていいのか分からず、しかし他に思い当たらなくて、カオルはぎこちなく言葉を繋いだ。
「…?何を言ってる」
意味が分からないといった風に眉をひそめて返す鋼牙。
「や、だって……急にそんなこと言うなんて、ゆうべの、が、良くなかったのかな…って…」
「……!!そんなことは…!」
恥じ入って半泣きのカオルと、慌てたように声を上げた鋼牙は、お互いに顔を紅くしていた。
「…じゃあ、き、…気持ちよかっ、た…?」
上目遣いに問うてくるカオルに、鋼牙は眉根を寄せたまま視線を逸らすと
「…そういう問題じゃない」
とだけ、ぼそりと答えた。

47 :
「…すまなかった」
「鋼牙?」
背を向けたまま、またも唐突に投げられた謝罪の言葉にカオルは戸惑った。
「…お前の意思を無視して、あんなことをして…俺は、自分が分からない。自分が見えなくなる、行為が怖い」
苦渋と悔恨を滲ませて、鋼牙は呟く。
初めて身体を重ねたときから変わらない。大切に抱きたいと思っていても、知らぬ間に求めることにばかり
意識を奪われて、気がつけばカオルに無理をさせている。
自らの内の、彼女を欲しいと思う欲望に果ては無いのだろうか。
陰我に飲まれた自分が情けなかった。
「鋼牙…」
白いコートの背中をまじまじと見つめて、カオルは思った。
もしかして今日一日、そのことを気に病んでいたのだろうか。
無理矢理に行為に及んで、後から申し訳なく思って……
――だから顔を合わせ辛かったとか?
「ふふっ……」
そんな風に考えて、カオルは思わず口元に両手を運ぶと小さく笑った。
「…何がおかしい」
想定外の反応だったのか、肩越しに振り返った鋼牙が訝しげな声を漏らす。
「ううん…何か、可愛いなって」
「…可愛い?」
ますます不可解だというように眉間に皺が刻まれる。
本人は至って真面目に悔いているのだろうが、そんな様子も愛おしく感じられるばかりで、カオルは少々
悪いと思いながらもくすくすと笑った。

48 :
表情を硬くする鋼牙の背中に、カオルはそっと抱きついた。
そうして、ゆっくりと語りかける。
「大丈夫だよ。前にも言ったでしょ?…私、鋼牙になら何されてもいいよ。全部、受け止めるから」
「カオル」
僅かに動揺したような鋼牙の声がする。
「鋼牙、気持ち良かったんでしょう?私、嬉しかったよ。…その、慣れてないしいきなりで痛かったけど、
それでも嬉しかった。…だから、また、してもいいよ?」
「…不用意なことを言うな」
「ほんとだもん。…まあ、そっちばっかりじゃ困るけど…」
恥ずかしそうに笑ってカオルは言う。
「………」
しばらくの沈黙の後、鋼牙は呟いた。
「…どうしてお前はそう、俺を許す」
いつだってそうだ。気が付けば、自分は彼女に一方的な感情や行為をぶつけている。
彼女の命を救ったときですら、そもそもの根底にあったのは自身の信念だった。
それがカオルのためだとか、そんなことは二の次だった気がする。
ただんで欲しくなかった。
陰我に魂を染められた訳でもない人間に、自分の目の届く範囲で、誰も理不尽なを迎えさせたくなかった。
共に過ごす内、やがて彼女の存在自体を貴いものだと思うようになっていったが、そういった心を上手く伝えることも
自分には出来なかった。
だが、結局カオルはその全てを理解し受け入れてくれてきた。
それをいいことに、いつの間にか何も言わず彼女に甘えることが当たり前のようになってきていた。
考えてみれば何と傲慢で自分勝手な男なのだろう。
何故カオルは、そんな己を許してくれるのだろう。

49 :
「どうしてって…わかんないの?そんなの、鋼牙が好きだからに決まってるじゃない」
「……!」
じれったそうに放たれたカオルの科白に、鋼牙は心臓が大きくひとつ脈打ったのを感じた。
……『好き』。
特別な存在を表す言葉。
ただの音の響きに過ぎないのに、カオルの声で紡がれるそれはどうしてこうも自分を甘く痺れさせるのだろう。
心が、囚われている。
「鋼牙に喜んでほしいから、気持ち良くなってほしいから。そしたら、私も嬉しいから…当たり前でしょ?」
鋼牙の背に真っ赤になった顔を押し付けて、カオルは言った。
「…カオル」
自分の胸の下辺りにしがみつくカオルの腕に、彼女の身体の小ささを感じた。
それでも一身に自分を受け止め愛し返してくれる、心の深さと大きさも。
回されたその手の一方に鋼牙は自分の手を重ねる。
小さく温かい手。何よりも愛おしい。
自分が甘えることを、許してくれる存在。甘えることを自分が許せる、唯一の存在。
今までも、これからも、ただ一人。
「…また、お前を抱いてもいいか」
「うん。…何度だって、抱いて欲しい」
柔らかなアルトの声が、甘やかに鋼牙を包んだ。
自身が望んだ通りの答えを返してくれたカオルへの感謝と愛しさに、鋼牙は一人静かに微笑む。
窓ガラスの向こうに輝く満ちた月だけが、それを見ていた。

50 :
以上です
お目汚し失礼しました
鋼牙さんは最初はともかく慣れてくると色々無茶なことをし始めるんじゃないかという
勝手な予想というか妄想の下に生まれた駄文
レスを分割しすぎたせいか途中連投規制に引っかかってしまいものすごく焦った…
色々と申し訳ありません
お付き合い下さった方どうもありがとうございました

51 :
リアル投下久々に見て更新押しまくってしまったw
GJでした!
確かに慣れてきたら、色々凄そうな気がします

52 :
いやあ、早起きは三文、いや三百万両の得ですね!
朝から極上の鋼カオ読めて最高です!!! 
投下の最中にじりじり更新しながら読み続けましたw
鋼牙の、我を忘れたカオル好き過ぎぶり、愛するがゆえの鬼畜ぶりがもうたまらんです。
後半の会話も二人が可愛くてしゃあない!すべてがツボ突きまくりです。
Great Job!! 
またぜひよろしくお願いしますね〜〜!!

53 :
朝から幸せ(*´∀`)
ここが天国だったのか……   GJ!!!

54 :
GJGJ!!
朝からええもん見せてもらいましたw
イイヨイイヨー抑えの利かなくなるS鋼牙(・∀・)イイ!!

55 :
GJGJGJGJ!!イイヨーS鋼牙!
そっちの穴も開発されちゃった話って
なかったから新鮮でした〜

56 :
保守

57 :
こちら何人の職人さんがおられるかわかんないけど、
文章のレベルが高いよねえ

58 :
ほしゅ!

59 :
マンネリにならないように、とベビードールとかセクシー系のランジェリーを
着てみるカオルとか考えてみたが、鋼牙には不評そうだな

60 :
たしかにガーターベルトのエロスとか鋼牙は理解できなさそうだよねw
でもベビードールだったら、セクシー系じゃなくて可愛いの選んだら鋼牙にも好評な気がする
マンネリ回避ということだったら、下着じゃないけど、裸エプロンしたときの鋼牙の反応が気になるw

61 :
着たままのずらし挿入とか…エロいなw

62 :
可愛い系ベビードールと男物のシャツだったらどっちがいいんだろうか
個人的にはシャツが好みだけれど
>>60
冴島家で裸エプロンでキッチンは無理だなw
そもそもカオルをキッチンに立たせるのが危険だけど

63 :
撮影モデルのバイトでカオルにベビードール着せてみる話は考えたことあるけど
(鋼牙にばれて止められるとか)結局あまり面白くならなそうだったんでやめた
裸エプロンなカオルを見ても鋼牙は「気が狂ったのか?」で終わりそうな気が…

64 :
もしくは「……風邪ひくぞ」か
>>62
自分もシャツがいい。あの肩のラインが下がって袖が思いっきり長いから
くるくる折って着てる、とかお決まりながらたまらん。古い好みかもしれないけど。

65 :
自分もシャツに1票
鋼牙はベビードールとか裸エプロンみたいなあからさまな狙ったのより
彼シャツとか彼ジャケットみたいな方が理性とぶ人な気がする

66 :
素肌に鋼牙の白コート羽織ったカオルはよ

67 :
白夜の邪美をカオルに脳内変換!
はともかく、素肌でも服着てでもカオル+鋼牙のコートは見たいよなー
稚魚カオルはいつもコートに潜り込んでたけど
その都度鋼牙の脳裏にコート羽織るカオルが浮かんでプチ動揺してたらいいな

68 :
>>67
うん、鋼牙のコートを羽織るカオルは見てみたかった
前にも書いた気がするけどw
着衣なら羽織ってる、素肌なら包まってる、かな

69 :
ベビードールも捨てがたいにゃあ。
前に亜沙美におもちゃを無理やりプレゼントされて・・・てのがあったと思うけど、
それと同じで亜沙美にもらったものをうっかり身に着けたところに鋼牙がやってきて・・・とか。
鋼牙の目の前での衣装着脱が見たい、じゃない読みたいんだよねえ。
着よりは脱、かなあ、やっぱ

70 :
>>69
カオルさん自らお脱ぎになるのも読んでみたいかも
嫌々、恥じらいながらとか
ベビードールネタも考えてみたんだけど上手く纏まらなかった
個人的に亜佐美は結構便利キャラになってるなぁw

71 :
ほしゅ!

72 :
ageておきます
職人さんも読み手さんも今はいないのかな?

73 :
>>71
>>72
タイミングがすごいww
前スレの旅行の話はもう続き書かれないのだろうか…待ってるんだけどな

74 :
>>73
自分でもびっくりw
旅行SSの続き、自分も待ってるんだよね
もちろん、他のSSだって待ってる

75 :
旅行のSS続き、私も読みたいです〜〜
今回のYour Everythingも良かったなあ(*゚▽゚*)
さらにエスカレートする鋼牙も見てみたい気が・・・カオルが受けいられる範囲内で(*^_^*)

76 :
メシアに憑依されてSっぽくなってるカオルが好きなのは
自分だけでしょうか…

77 :
メシア憑依状態のカオルの顔、嫌いじゃない
自分では基本的に鋼牙ややS傾向だけど、Sカオルも見てみたい(読んでみたい)

78 :
>>76
もちろんあの声あの目つき。大好物です。
カオルさん、自分を振り回してくれた男性陣に無意識下で鉄建制裁を下してたりして。
(龍崎先生にはかなりコアな制裁でしたが)

79 :
変わり種だけど鋼カオで寝取られを読んでみたい
完璧クール男が嫉妬で崩壊していくのが好物

80 :
クール男の嫉妬ものは大好物だけど
マジな寝取られはちょっと・・・

81 :
>>79
ナカマいた。実は自分もちょっと読んでみたい。

82 :
いっそ思い切って自分で書いてみると言うのはどうだろうか…?

83 :
おまいら、言い出しっぺの法則というのがあってだな…

84 :
そもそもあの黄金騎士の嫁を寝取るような勇者なんているのか
ってところからまったく妄想が動いてくれない困った

85 :
>そもそもあの黄金騎士の嫁を寝取るような勇者なんているのか
ベタだけど銀牙騎士にがんばってもらってはどうか

86 :
嗜好に合わないなら無理に妄想するものでもないし

87 :
ここはシグマ兄さんに頑張ってもらうとか。
それじゃNTRじゃなく陵辱ものになるか…

88 :
>>85,87
やっぱりベタだけどその辺ですよね
>>86
いや読むのは好きなんだ、自家発電ができないだけで

89 :
自分レオカオが好きなんでレオでNTR考えてたことはあったな
鋼牙に発覚すると面倒なんでそこまでちゃんとした形にはできなかったけど
Sカオルもいいよね

90 :
自分がSなカオルを想像するとどうしてもメシアカオルになっちゃうな…。

91 :
>>89
自分もレオカオ好きだ。NTR妄想は膨らむんだけど、行き着く先は寸止め、
プラトニック、壮大な夢落ちのどれかになっちゃう…

92 :
>>91
レオカオってそうだよね
普通に考えたらプラトニックで終わっちゃうと思うんだけど
ひとつだけ、関係まで持ち込めるかもしれないという道筋を無理矢理見出して
妄想で遊んでる

93 :
ほしゅ

94 :
職人さんカムバーック!

95 :
落ちまでたどり着けなかったり、時間が取れなくてでいくつか止まってる

96 :
>>96 途中でもあげてくれ下さい!
前レスでも途中の話があったから大丈夫。
書けないのでぜひお願いします。

97 :
ごめん、>>95 でした。

98 :
>>96-97
せめてキリでもよければいいんだけど、そうでもないんだわ
カオルはウェディングドレスが着たいのかな
魔戒の人々がどういう結婚式をするのか分からないけど

99 :
保守

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