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2013年10エロパロ613: 【隅田さん】波打際のむろみさんでエロパロ【乙姫】 (311) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【隅田さん】波打際のむろみさんでエロパロ【乙姫】


1 :2010/04/09 〜 最終レス :2013/09/07
需要がありそうなので立てました

2 :
波打際のぬるぽさん

3 :
>>2
リガッイアさん可愛いよ可愛いよ

4 :
卵生だしなぁ……w

5 :
だがそこがいい(AAry

6 :
乙姫で誰か作ってくれ

7 :
本スレの>>528が作ってくれるはずだ

8 :
乙姫「いらっしゃいまs……」
拓郎「……何してるんですか?」
乙姫「あ、あなたはいつぞやの!?」
拓郎「お金に困ってるのは知ってたけど、こういうとこでも働いてたんですね…」


という、夜は風俗店で働く乙姫さんの話を思いついたが
そもそも拓郎が学生さんなので成立しないことに気づいた

9 :
考えてみたら乙姫は龍か・・・
やっぱり卵生?w

10 :
誰も書かないな
認知度低いのか…

11 :
じゃあ途中だけど投下

12 :
ハーピーを助けたその日から、イエティはヒマラヤ山地の小屋でハーピーと
一緒に暮らしていた。異生物とは言え、ハーピーはまだ一人で生きていける
状態ではない。ハルピュイアにとってヒマラヤの気候が良いのかどうかは知らないが、
ハーピーの保護者が誰か分からない以上、自分が預かるしかない。
イエティはそう考えていた。
ヒマラヤの高地のような極寒の地でも、体を清潔に保つことは大切だ。
恒温動物の体皮は年中暖かいのだから、放っておけば虫がわく。
お風呂こそ沸かさないが、イエティはお湯で暖めたタオルで体を拭く習慣をつけていた。
むろん、ハーピーも健康を保つためには同じことをしなければならない。
「ハーピー、体拭こう。」
「うん。ハーピー、体拭くー。」
イエティの言葉に、ハーピーはうれしそうに服を脱いだ。
胸のなだらかな起伏が露わになる。その頂にある赤い点は、
少し突っ張って前に出ているように見えた。
(余計なこと、考えちゃダメ)
イエティは自分にいいきかせた。
ハーピーの裸を見ているとなぜだか下半身が熱くなってくる。

13 :
イエティはそのほのかな興奮が何に由来するものなのかは知らない。
しかし、なんとなくイケないことだという感覚だけは持っていた。
「キャッキャッ」
イエティが熱い濡れタオルで触れると、ハーピーは身をよじらせ
楽しそうに声を上げる。矯声に合わせて動く、小さく柔軟な裸体。
それはイエティの眠れる欲望をいざなうように揺れた。
「あ、あまり動かないで。ちゃんと拭けない。」
イエティは顔を真っ赤にして言った。
「イエティもちゃんと見ないと拭けないよー。」
ハーピーは意外に鋭く指摘した。
イエティは、無意識にハーピーの体から目線をそらしていたのだ。
それは、自らの内からこみ上げる得体の知れない感覚を抑えるためにだったが、
そんな状態できちんと体を拭けるわけがない。
「分かった。ちゃんと見て拭くから動かないで」
イエティは仕方なく覚悟を決め、ハーピーの体を見据えた。
控えめに盛り上がった二つの丘の上で、赤い実が立ち上がってこれでもかと
自己主張をしている。そこを濡れタオルでなでるとハーピーはみじろいで
小さく声をあげた。

14 :
目線を下におろすと緩やかな起伏の平原が流れるように続き、二つ道に分かれる
直前で羽毛の茂みに覆われた。イエティは濡れタオルを持つ手をその平原に這わせる。
こそばゆいのか、ハーピーは少し笑っていた。
そしてイエティの手はハーピーの下半身にいたる。羽毛に覆われた下半身は
虫の住処になりやすいので念入りに拭かなければならない。
イエティはハーピーの太股を拭きはじめた。
「イエティ、お尻もー」
ハーピーはくるりと回って見せた。羽毛の上からでも分かる、柔らかい膨らみ。
触れると柔らかさの中に若々しい張りもあり、独特の触感を生み出していた。
その感覚が、またもイエティの下半身を刺激する。
しかし、ハーピーのお尻は哺乳類のとは異なった。ハーピーのそこには穴がない。
鳥類たるハーピーのお尻は太股の付け根に過ぎず、排泄器官は付いていないのだ。
イエティはほっとしたような残念なような不思議な気持ちだった。
「前もー」
お尻を拭き終えると、ハーピーはくるりと回って足を開いて見せた。
薄い羽毛の奥に総排出腔の小さな割れ目が姿をのぞかせた。
その細いクレバスはほんのりと赤く色づいた柔らかそうな肉に囲まれていた。

15 :
それはほんの数秒だっただろうか、気がつけばイエティはハーピーのそこを
食い入るように見つめてしまっていた。
「そ、そこは自分でして。」
イエティは自らの煩悩を振り払うかのように、タオルをハーピーに押しつけた。
「はーい」
ハーピーはつまらなそうにタオルを受け取った。

16 :
以上です。
いちおうイエティ男性説前提
続きはまた今度

17 :
今度っていつですか!?
GJ

18 :
定期あげ

19 :
今度って今さ

20 :
ハーピーは自分の体を拭いたタオルをゆすぐと、別のタオルを持ってきた。
「今度は、ハーピーがするー」
元気よくイエティに寄ってきたハーピーはまだ全裸のままだ。
「…自分でやる。」
「でも、一緒にした方が楽しいよ」
満面の笑みで、ハーピーは惜しげもなくイエティに裸体を披露する。
「そうだけど…」
戸惑うイエティを、ハーピーはためらいなく脱がせようとする。
ハーピーが胸のボタンをはずすと、イエティの上半身があらわになった。
白くなめらかな肌は、男の子らしからぬ可憐さをたたえていた。
イエティの胸を一瞥すると、ハーピーは一気にイエティの毛皮を足下まで落とした。
「ハーピー、ちょっと待って。」
イエティはあわてて股間を隠した。
「それじゃ体拭けなーい」
ハーピーはうれしそうにイエティの腕をこじ開けようとする。
しかし力ではイエティにかなわない。そこでハーピーは翼を自分のわきの下から
通して、それでイエティのわき腹をくすぐった。

21 :
「ひゃっ」
イエティは思わず両手を上げた。同時に、肌色の肉棒が姿をあらわした。
それは、真っ直ぐに天を指して隆起し、まだ剥がれきっていない皮が引っ張られて
痛そうなぐらいだった。
「イエティの交接器すごい!」
やたらとうれしそうなハーピー。
それに対してイエティは恥ずかしくてどうにかなりそうだった。
なぜ陰茎が大きくなるのか、なぜ大きくなったそれを見られたら恥ずかしいのか。
そんなことは分からない。ただ、どうしようもなく恥ずかしかった。
ハーピーは恥ずかしがるイエティにいきなり抱きついた。お互い全裸である。
イエティのいきり立った男の子の部分がハーピーの腹部に当たっていた。
そうして抱きついたまま、ハーピーはイエティの体を拭きはじめる。
互いの体が動くたびに、イエティの敏感な部分が刺激された。
「ハーピー、もうちょっと離れて」
イエティは哀願するように言った。
「ハーピー、イエティ大好き」
対してハーピーは答えになっていない返事をする。

22 :
もしかして、ハーピーはこの恥ずかしさや股間に走る謎の刺激の正体を知っているのでは?
そんな疑念がイエティの脳裏をよぎった。しかし、深く考える暇はなかった。
なんと、ハーピーが股間の肉棒を口にくわえてきたのだ。
「あはぁっ!」
強すぎる刺激に、イエティは少女の悲鳴のような甲高い叫び声をあげた。
「そんなとこ…口にしちゃ…あっ!…だめ。」
イエティの制止も聞かずハーピーはかまわず肉棒を舐め続ける。
電撃が走ったような、初めての感覚にイエティは身をよじらせた。
やがてハーピーは肉棒と皮のすきまに舌を入れた。
すると、いままで閉ざされていたイエティのつぼみがめくれ、栗の花が花開いた。
ハーピーが口をはなすと、その姿が露わになる。
イエティは始めて見る己の肉棒の真の姿に驚いた。
皮の制約を逃れたそれは、今まで以上に大きく膨れ上がり、充血して赤くなっている。
自分の体の一部が、これほどおぞましい姿だとは、イエティは想像もしていなかった。
しかしハーピーはそのおぞましいものを実にうれしそうに眺めている。
イエティにとっては何もかもが不思議だった。
「ハーピー、イエティ大好き!」
また同じ言葉を繰り返して、ハーピーはイエティに体重をかけてもたれかかってきた。
恥ずかしさと肉棒への刺激で力が入らなくなっていたイエティは勢い押し倒される。
「ハーピー?」
イエティはもはや何が起こっているのか全く理解できていなかった。
抵抗すべきなのかおとなしくハーピーのするように任せるべきなのかもわからない。
ただ、さっきハーピーに肉棒をくわえられた時の得体の知れないあの感覚…
ひそかにそれを期待している自分を、イエティはかすかに自覚していた。

23 :
今回はここまで

24 :
なんというエロス…
しかし、主役じゃなくてサブキャラのSSから投下されるというのも珍しいな

25 :
むろみさんだと口と手と胸しか使えないし

26 :
アナルという可能性も追求できるのでは

27 :
むろみ「ふにゃあ〜……」
拓郎「あれ、むろみさん……また飲んでんのか」
むろみ「あ〜、たっく〜ん」
拓郎「やけにベロベロだけど、いつから飲んでんの?」
むろみ「ん〜、かれこれ十二時間くらいかにゃ〜」
拓郎「一日の大半を飲みで過ごす人魚って……」
むろみ「だって〜、最近たっくん構ってくれんから暇なんやも〜ん」
拓郎「俺は釣りに集中したいだけなんだけどな……」

28 :
拓郎「もう今日は帰って寝たら? 明日絶対二日酔いになるし」
むろみ「や〜だ。せっかくたっくん来てくれたのに、帰るなんてもったいなか」
拓郎「別に俺、むろみさんに会いに来たわけじゃないし」
むろみ「あんっ、もうつれなかねぇ。でもそんなところも好きっ」
拓郎「……なんか今日のむろみさん、いつもに増してデレデレだね」
むろみ「そう? 酒ば入っちょるからかねぇ〜。ひゃはは」
拓郎(暗に鬱陶しいと言ったのには、気付かなかったようだ)

29 :
むろみ「……ね〜ぇ、たっくん」
拓郎「何?」
むろみ「んーん、何でもなか。呼んでみたかっただけったい」
拓郎「何じゃそりゃ」
むろみ「ふぅ……」カキリ
拓郎「まだ飲む気!?」
むろみ「今日は日が暮れるまで飲みたい気分やけん、いーでしょ?」
拓郎「駄目! そんなになるまで飲んでまだ飲み足りないってどんだけだよ」
むろみ「あっ……もー、勝手に人の物取らんでよね!」
拓郎「酔っぱらいの戯言に、貸す耳なんかありません」

むろみ「ならいいもん。代わりのもんで埋め合わせするけん」
拓郎「代わりのもの?」
むろみ「そっ。それはね……お前の唇じゃー!!」
拓郎「ぬわっ……!?」
――― ブチュッ

30 :
むろみ「ん〜……んっ、んっ」
――― チュッ、レロレロ
拓郎(ちょ、これってディープキス……!!)
むろみ「……ぷはぁっ、はー甘露甘露」
拓郎「なっ……何してくれてんのむろみさん!」
むろみ「たっくんが人のお酒を勝手にほかす(※捨てるの意)のが悪かとよ」
拓郎「だからって無断でキスとか……」
むろみ「あ〜あ〜、もうなんも聞こえん、なんも聞こえ〜ん」
――― ゴロリ
むろみ「ん〜、たっくんの膝枕きもち良か〜」
拓郎「今度は人の膝を独占かよ!」
むろみ「ん〜……」ゴロゴロ

31 :
むろみ「クカー……」
拓郎「結局人の膝枕で寝ちゃったし……」
拓郎(でも、さっきのキス結構気持ち良かったかも……)
拓郎(……あれ? でも待てよ。むろみさんってゴカイとかの釣り餌を常食してなかったけ?)
拓郎(てことは……)
拓郎「オ、オエェェェ〜〜ッッ!」
むろみ「きゃあっ!!」
むろみ「どうしたとたっくん。まさかたっくんも酔っぱらったと!?」
拓郎(むろみさんのせいだっつーの!)

……その日一日、拓郎の吐き気は止まらなかったそうです。
(了)

32 :
以上、唐突に始まって唐突に終わる投下終了
あんまり練らずに書いたから展開早いやらあんまりエロくないやら
どちらかというと直接的なエロスよりむろみさんとたっくんのイチャイチャを書きたかった
いつか富士さんとむろみさんの百合ん百合んも書きたいと思っております
そんじゃあの ノシ

33 :
お疲れ
あっさりね

34 :
むろみさんに穴があるかどうかがわからん以上
こうするしか無いよなwww

35 :
少なくとも卵を産む孔が存在することは確か。

36 :
ハーピーはイエティに寄り添うように上から被さっている。
互いの腹部にはさまれて、イエティの堅い肉棒は窮屈に押し込められた。
しかし、体温の暖かさに囲まれた感覚がなぜか気持ちいい。
イエティが視線を落とすとすぐそこにハーピーの顔があった。
この自分よりも幼い感じの少女は、楽しそうにイエティを未知の世界へと導いている。
目が合ったのを合図にして、ハーピーはイエティに口づけをした。
「んっ!?」
さきほど自分の排泄器を舐めたその口で、という所にイエティはとまどったが
ハーピーに舌を絡められるとその濃密な感覚に思考を奪われ、もうどうでもよくなった。
舌の動きにあわせて二人の体は微動し、そのたびに互いの腹部に挟まれたイエティの
肉棒に刺激が走る。いつの間にか、二人の腹部はビチャビチャに濡れている。
イエティのカウパーがあふれ、塗り付けられているためだ。
やがて本能的に、イエティはハーピーの背中を抑えて、小さく腰の律動をはじめた。
それに気が付いたハーピーは絡み合う舌をいったん離し、イエティに意味深な微笑みを
投げかけた。
「ハーピー…」
どうするつもりなのか、そもそもこれは何をしているのか、イエティはハーピーに
聞きたいことがあったはずだが何も浮かんでこなかった。
そして、もはやハーピーのすることに抵抗しようとも思わなかった。
ただ、股間に走るこの刺激がイエティの思考を奪い、腰をつき動かしている。
ハーピーは今度は軽くイエティと唇を合わせると、同時にイエティの肉棒を握った。
口づけで視線が奪われているのでイエティは自分の肉棒がどう扱われているのか
よくわからない。やがて、その先端が湿った羽毛に触れる感覚があった。
密着した胸から直接、ハーピーの鼓動も高鳴っていることが伝わる。

37 :
「イエティ大好き」
三度目の大好きを言って、ハーピーは一気に腰を下ろした。
じめじめして暖かいハーピーの体の中にイエティの男の子の部分が突き刺さる。
「あああっ!」
刺さると同時にイエティは激しく身じろぎ、熱い液体をハーピーの体の奥へ注ぎ込んだ。
想像を超える感覚と妙な疲れに、イエティはしばし肩で息をした。
そうして、呼吸が整うとふと我に返る。
「ごめん!僕、ハーピーにおしっこを…」
イエティは自分が小便を漏らしてしまったと思い、大慌てだ。
「ハーピー、うれしい!」
「え?」
なんでおしっこを漏らされてうれしいのか、イエティには全くわからない。
しかしハーピーは突き刺さったイエティの肉棒を抜こうともせず、またもイエティに
口づけをしてきた。今度は口と口の絡み合いを続けるのではなく、イエティの
額や頬、首筋に鎖骨、そして胸、あちこちを啄むように口づけした。
そのハーピーの仕草の愛らしさと、こそばゆさの混じった刺激にまた興奮が高まる。
イエティの肉棒はハーピーの中に刺さったまま、周りの肉壁を押し退けて膨れ上がった。
「うぅん」
ハーピーはうれしそうな声を上げると、イエティの胸の上に体を倒してぴったりと
くっついた。そうしながらも、肛門をかねた総排出口の括約筋でイエティの肉棒を
握って離して、攻め続ける。
「だ、だめ、またおしっこ漏れちゃう」
そう言いながらも、イエティはハーピーをしっかり抱きしめ、ハーピーの括約筋の
リズムに合わせて腰を動かした。
「あっ、あ」
「う、うん」
いつのまにか嬌声のリズムまでが符合する。
「う、うぁあっ!」
今度はハーピーが先に絶頂を迎えた。大きく体をのけぞらせ、強く、イエティの
肉棒を締め付ける。その刺激に耐えきれずイエティもまた射精をした。
数秒間、二人はそのままの状態で固まった。
やがて射精が終わると、ハーピーの総排出口から白い液体が溢れだしてくる。
「…おしっこじゃ、ない?」
イエティは生まれて二度目の射精でそれに気がついた。
それではいったい何なのか、考える間もなくハーピーが倒れ込んでる。
イエティはそれを優しく炊き抱えた。

38 :
後日イエティは、ひさびさに山を降りた。むろみさんに呼ばれたからだ。
むろみさんが嫌がるので今回はハーピーを連れてきていない。
それでも、何かの折りにハーピーの話になった。
「あの猛禽はどこに住んどると?」
おそらくむろみさんは警戒区域を知りたかったのだろう。
イエティは普通に答えた。
「いまヒマラヤで一緒に住んでる。」
その答えを聞いた瞬間、むろみさんは固まった。
「いえちー、あんたなしてそげなことよっと!?」
むろみさんは必の形相でイエティに詰め寄る。
「あー、いえちーの貞操が汚されてしもーよ!」
「どういうこと?」
騒ぎだしたむろみさんに対し、イエティは冷静に質問する。
「鳥類のメスを自分の『巣』にいれるなんて、正気やなかよ!
あの鳥頭どもにしとーみたら『俺の卵を生んでくれ』ゆうとるのと同じことたい!」
イエティはそれで合点がいったというように手を叩いた。
「プロポーズになるって事?」
「その通りたい。分かったら、ハルピュイア追い出しね。
はよせんと、交尾迫られるけんね。」
そう言われると、イエティは少しの間うつむいて押し黙ってしまった。
その顔はなぜか赤くなっている。
「ま、まさか!?」
「…たぶん、交尾しちゃった。」
イエティは恥ずかしそうにぼそりと言った。

39 :
「ん…んなっ!?」
むろみさんはショックを隠しきれない様子だった。
「なんばすっとかー!いえちーがおおきうなったら精子貰おうと思うてたのに!」
むろみさんが下品な叫びを上げると、空のかなたから黒い影が飛んできた。
身構える間もなく、それは音速で急降下してむろみさんを捕らえた。
「ハーピー、むろみさんをいじめちゃダメ!」
黒い影―ハーピーに、イエティは話しかける。
ハーピーはイエティの言うことも聞かず、むろみさんをゴミでも捨てるように海に落とした。
そして今度はイエティを足で捕まえる。
「ハーピー?」
思いの外攻撃的な態度にイエティは戸惑った。
「ハーピー、浮気許さない。」
強い口調で、ハーピーは言う。
「だ、大丈夫、そんなつもりない。」
突然の修羅場にイエティはどうしていいか分からず、とりあえずハーピーをなだめた。
「ふん、鳥類は独占欲がつよかとねー」
海面でむろみさんが何とかの遠吠えをする。そんなむろみさんにハーピーは振り向いた。
むろみさんは身構える。
「ほ乳類、奥手。自分からいった方が良い。」
「へ?」
てっきりまた襲いかかってくるのかと思っていたむろみさんは意表をつかれた。
(もしかして、たっくんへのアプローチのアドバイスのつもり?)
少しだけ、むろみさんは暖かい気持ちになった。
が、やっぱりひがみの方が強かった。
「しゃーしか!
自分が男確保したからいうて勝ち組の余裕のつもりなん?
あんたに言われんでも、うちかて攻めとーよ!」
そんな遠吠えを繰り返しながら、むろみさんは空に消えていく若いつがいを見送った。

40 :
以上

随分あいだがあいちゃいましたけど、これにて終了です。
博多弁が苦労しました・・・というか多分間違ってる。

41 :
いえちーの変態!
乙でした

42 :
むろみ「おーい、たっく〜ん」
拓郎「あ、むろみさん」
隅田「こんにちは、拓郎くん」
拓郎「隅田さんも。どうしたんですか、また二人して暇を持て余してるんですか?」
隅田「あははは、ある意味ではそうかもね〜」
むろみ「今日はたっくんにちょっと用事があったと。よかね?」
拓郎「俺に? 精子かける以外なら別に構わないけど……」
むろみ「良かった〜!」
隅田「あのね、用事っていうのはこれのことなんだけど……」
拓郎「……何そのガラクタの山」

43 :
むろみ「今日ね、近所の浜辺に人間の捨てたゴミが漂着したって聞いたけん、興味本意で拾いにいったんよ」
隅田「そしたら、使い道の分からない道具がけっこうあったから、拓郎くんに聞いてみようと思ってね」
拓郎「あぁ、そういうこと」
むろみ「ねーねー、これとかなんやろね? 卵形で綺麗なピンク色しちょるけど……」
拓郎「ブホッ!?」
隅田「何だろうね。コードと電源がついてるから、家電製品の一部かな?」
拓郎「そ、それ……ピンクローター……」
むろみ「たっくん、これが何か知っとうと!?」
拓郎「あ、いや……(しまった、知らん顔しとけば良かった!)」
隅田「これって、何に使う道具? 教えてよ」
拓郎「……あー、えと、それは……」

44 :
拓郎「……肩こりを解消するための、マッサージ機だよ」
むろみ「へー」
隅田「こんなので肩こりが取れるの?」
拓郎「あー、うん……本当ならそれが細かく振動して、肩のこりをほぐしてくれるんだけど」
拓郎「漂着したゴミなら、水に濡れて動かない可能性が高いかも……」
カチッ、ヴィィィィィィィィ
むろみ「わっ、動いた!」
隅田「すごーい、これ本当にマッサージ機だったんだ〜」
拓郎(動いちゃった……誰だよ浜辺で乱交したやつは……)

45 :
むろみ「これを肩に当てればよかとね?」
拓郎「うん、まあそうだね……」
むろみ「ほしたら隅田さん、お願いしてもよか?」
拓郎「え゙っ……」
隅田「いーよいーよ、むろみさんもミズーリさんとこの仕事で肩こってるでしょ?」
ヴィィィィィィィィ
隅田「ここら辺とかどう?」
むろみ「あんっ……なんかくすぐったか……」
隅田「まだまだ固いねー。ちゃんとほぐしてあげないと……」
拓郎(うわぁ……なんか、こうして見るとスゴくエロい……)

46 :
ヴヴヴヴヴヴ
むろみ「やんっ……ひゃあっ!!」
隅田「むろみさん、あんまり動くとやりづらいよ」
むろみ「そげんこと言われても……未知の快感が私の体を貫いてぇ〜……」
拓郎(なんで台詞がいちいちエロいんだよ!!)
隅田「ふっふっふっ、ここか? ここがええのんか?」
むろみ「やあっ、あぁんっ!!」
拓郎(隅田さんも悪ノリしないで! というかなんでそんなオッサン臭いネタ知ってるんだよ!)
むろみ「……たっくん、どうしたと? なんか変な顔しちょうけど」
隅田「それに、姿勢がずいぶん前屈みだね」
拓郎「……俺のことは気にしないでくれ……」
むろみ「?」
隅田「?」

47 :
むろみ「はー気持ち良かった……文明の利器はやっぱり偉大やね〜」
隅田「ね。今度は交代して私にもしてみてよ」
むろみ「よかよ〜、そしたら背中こっちに向けて……」
拓郎「だ、駄目!」
隅田「え?」
むろみ「なんで? 私ばっかりしてもらうの可哀想やん」
拓郎「……」つ『ルアー』
拓郎「でぇいっ!!」
――― ポーン
むろみ「はっ……」
隅田「おっ……」
――― バシャーン

48 :
・・・
むろみ「も〜、たっくんなんばすっと〜?」
拓郎「ごめんごめん。それと、二人がルアーを追ってる間に、ローターが水に濡れて壊れちゃった」
むろみ「え〜っ!?」
隅田「そっか。残念だけど仕方ないね」
拓郎(良かった……これでひとまずオッケーだ)
むろみ「しょうがなかね〜……あっ、じゃあこれは何に使うと?」
隅田「なんだろうね。プラスチックのこけしかな?」
拓郎「ブホはッ!?」
むろみ「ねーねーたっくん、これなぁに〜?」
隅田「これはどうやって使うの? 教えてよ拓郎くん」
拓郎(もう勘弁してくれ……)
(了)

49 :
以上、毎度あっさり風味な投下終了
読み返して見ると、>>46>>47の間にもう一山あっても良かったかなと思う
むろみさんの口調に違和感があるかも知れないけど、自分が鹿児島県人なので鹿児島県弁も若干混じってるからと思ってくれい
ではまた ノシ

50 :
鹿児島県弁ってなんだよ……
正しくは鹿児島弁ですた

51 :
淡白な顔してローターやらバイブやらの使い方はしっとるんだなたっくん…

52 :
あれでも男の子だしな
使い方が分からなくて模索してる内にエロい方向に……ってのもありそうだが

53 :
今読み返してみたら、拓郎じゃなくて拓朗が正しいんだな
ずっと勘違いしてた

54 :
あげ

55 :
むろみさんは魚類だから先に産卵して精子待ちになるパターンではなかろうか

56 :
なかろうかというか、そのまま

57 :
今週は年上のお姉さんって感じだなむろみさん

58 :
>>55
まだラノベという呼び名が生まれる前、スレイヤーズってのがあってな…

59 :
ageとくか

60 :
富士さんの話はまだかな?

61 :
むろみさん鬼畜地獄〜富士さんと一緒〜
むろみ「富士さん。今度産まれた卵に、たっくんの精子かけてもらいんさい」
富士「そ、そんなことしたら、人間との子供が出来ちゃう……」
むろみ「あれ〜? 富士さんは私のこと好いとうとやなかったと? 何でも言うこと聞くって言わんかったっけ?」
富士「それは、胸を叩かれたせいで前後不覚になってたから……!!」
むろみ「あっそう。そいなら富士さんにもう用はなかよ。たっくんと二人でラブラブちゅっちゅしとくけんね」
富士「あ、あうぅ……」
むろみ「さぁ、どうすると? 私の言うことを聞いてたっくんの子供を産むか、聞かずに一生無視されるか、どっちがよかとね?」
富士「………ます」
むろみ「なんね〜。そげん小さか声で言っても聞こえんよ〜?」
富士「人間との子供……産みます! だから、私を一人にしないで下さい……」
むろみ「ふふん。ようやく素直になったね。なら、たっくん。ぴゅぴゅーっと精子かけてあげて?」
拓朗「ハァハァ……うっ!」ビュッ
みたいな

62 :
むろみ黒ッ!
やっぱ人魚は本番シーンができないからな

63 :
明石さん×鳴門さんってのは

64 :
明石さんと鳴門さんの性格がよく分からん

65 :
明石「はぁ、疲れたぁー」
鳴門「うーん。今日の狩りもハードやったねぇ、明石」
明石「そうねぇ。淡路姉さん最近人使い荒くない?」
鳴門「まぁいいやん。私らも楽しんでやってるんやし?」
明石「それもそっか」
鳴門「ねぇ、それよりもさぁ」
明石「うん?」
鳴門「狩りの後のいつものお楽しみ、せぇへん?」
明石「……いいよ、おいで鳴門」
鳴門「へへへ……」
スリスリ
明石「ほんとに、鳴門は甘えん坊さんやねぇ」
続く?

66 :
鳴門「明石のほっぺた、いつ触ってもぷにぷにしてるねぇ」
明石「鳴門はほっぺた好きやね。子供みたいや」
鳴門「うん、好き。でもちゅーしてもらうのはもっと好き」
明石「ちゅー、したい?」
鳴門「したい。ちゅーして明石。いっぱいして」
明石「ふふん、じゃあ鳴門が可愛くおねだり出来たらしてあげてもええよ」
鳴門「えー? 恥ずかしいよ……」
明石「じゃあおあずけ。ちゅーしてあげない」
鳴門「うぅー……」

67 :
鳴門「ほんとにおねだりしなきゃダメ?」
明石「ダメ。私も鳴門の可愛いとこもっとみたいもん」
鳴門「うぅ……じゃあ、ちゅーして下さい」
明石「可愛らしさの欠片もないやん。却下」
鳴門「明石のイジワル!」
明石「ふふ……怒った鳴門の顔も素敵」
鳴門「もう……」
明石「ほら、こっち向いて。ちゅーしてあげるから」
鳴門「……ん」
―――チュッ

68 :
鳴門「明石、ちゅー上手……私も上手く出来るようになりたい」
明石「せやね。いっぱいちゅーしたら上手になるよ、きっと」
鳴門「なら、今日は私がいっぱいちゅーしてあげる。明石が嫌って言っても離してあげんからな」
明石「うん、分かった。じゃあ鳴門のちゅーが上達するまで、私が付き合ってあげる」
鳴門「ふふ……」
明石「うふふ」

69 :
――――
淡路「オーッス、むろみさん」
むろみ「あ、淡路さんおひさー。なん、また狩りのお誘い?」
淡路「あぁ、それもあるんやけどな。うちの明石と鳴門を見ぃひんかったか?」
むろみ「あの瀬戸内姉妹? いやー見てないねぇ。ていうか三人とも、一緒に暮らしてるんじゃなかったと?」
淡路「いや、携帯に定期的に連絡いれるようにはしとるけど、住んでる場所はちがうんや」
むろみ「へー」
淡路「せっかく大物の情報仕入れてきたのに、どこ行っとるんやろなぁあの二人……」
むろみ「あ、噂をすれば。あそこに見えるのその二人やなかね?」
淡路「お、本当や。おーい、明石に鳴門ー。お前ら何しとったんや!」

70 :
明石「すみません姉さん!」
鳴門「ちょっと用事があって、携帯の電源切ってたもんで……」
淡路「なんや、女同士で手ぇなんか繋いで」
むろみ「二人とも仲良しさんやねぇ」
明石「それは……ねぇ?」
鳴門「うん……」
淡路「ま、こうして会えたから許したる。それより二人とも、次の狩りの標的決まったでぇ!」
明石「おぉ!!」
鳴門「次は何を狩るんスか!?」
淡路「おぅ、今度の獲物はすごいでぇ。北洋の方でモビーディックと呼ばれた化け物鯨でなぁ……」

―――明石と鳴門、二人が恋人同士とは露知らず、今日も瀬戸内三連星は獲物を狩るのであったとさ。
(了)

71 :
以上、投下終了。ソフトレズ物にチャレンジしたらえらい恥ずかしい代物になってしまった
登場頻度と会話場面が少ないせいで明石と鳴門の喋り方がよく分からん

72 :
GJ!
確か関西弁だったような気がする。
明石の「この傷跡は水鳥拳!」にぐっと来た

73 :
♯乙姫さんとたっくんと

乙姫「いらっしゃいませ……あ」
拓「ちわっす」
乙姫「……あなた、また来たの? どういうつもりか知らないけど、私はあの人魚と仲良くするつもりは毛頭無いわよ?」
拓朗「そんなんじゃないですって。今日は釣具を買いに来ただけですよ」
乙姫「ふん……ならいいですけど。それで、今日は何をお買い求めで?」
拓朗「えーと、浮きとテグスと、あと撒き餌も切れかけてたっけな……」
乙姫「そこの棚にあるから、勝手に持ってきなさい」
拓朗(はぁ……相変わらず風当たり強いなぁ……)

74 :
拓朗「えーと…これだけお会計お願いします」
乙姫「……」
拓朗「乙姫さん?」
乙姫「……はッ?」
拓朗「何ボーッとしてるんですか。竜宮城のことでも思い出してたんですか?」
乙姫「ち、違います! いつまでも過去の栄光にすがるような女だと思わないで下さい!」
拓「はぁ……そりゃすみません」
乙姫「全く……はい、これとこれとこれで4,980円!!」
拓朗「ども……そういえば、乙姫さんって竜宮城でどんな仕事してたんですか?」
乙姫「え゛っ……?」
拓朗「竜宮城を経営してたのは知ってますけど、具体的にどんなことしてたのか気になって」
乙姫「そ、それは、その……」
拓朗「あ、もしかして、浦島太郎の接待とか? 乙姫さんなら浦島太郎にも会ってるでしょ」
乙姫「ッッッ!?」ガタッ
拓朗「うわっ。どうしたんですか乙姫さん、椅子から転がり落ちたりして」

75 :
乙姫(こ、この子まさか……私の過去を知ってるっていうの……!?)
―――――――――<回想>―――――――――

乙姫『あーら、大変。この子ったらもう涎垂らして私のことを欲しがってるわ』
浦島『ハッ……ハッ……』
乙姫『まるで犬みたいね。これからは自分のことを犬畜生とお呼びなさいな』
浦島『お、乙姫様……どうか私めにご慈悲を……』
乙姫『犬にかける慈悲なんて持ち合わせてないわねぇ。おーっほっほ』

――――――――<回想終わり>――――――――
乙姫(言えない……竜宮城経営の片手間にSMクラブも経営してたなんて言えっこない……)
拓朗「乙姫さん? どうかしました?」
乙姫「……」ジトーッ
拓朗「……?」
釣具と一緒に、乙姫の新たな敵意も買ってしまったたっくんであった。
(了)

76 :
投下終わり
なんか自分の中では乙姫さんがS女だった

77 :
『火急的速やかにいつもの波止場まで来て!! 今すぐに!!』
 そんなメールがむろみさんから来たので、いつも釣りをしてる波止場へやって来ました。
拓朗「むろみさん、何の用なんだろ。今日は家で大人しくしとくつもりだったんだけどな」
むろみ「やっほー、たっくーん。こっちこっちー」
拓朗「あ、むろみさん。どうしたのさ、なんかいつもとメールの雰囲気が違ったけど」
むろみ「たっくんに見せたかもんがあったから、急いで来てもらったとよ」
拓朗「見せたいもの?」
むろみ「そう! たっくん見たらちかっぱ驚くと思うたけん、すぐに来て欲しかったんよ〜」
拓朗「何? 俺も大概のものにはもう驚かないつもりでいるけど?」
むろみ「むっふっふっふっ、それはね〜……」
 そう言うとむろみさんは、おもむろに海から上がり、腰から下を陸へ投げ出します。
拓朗「……えっ?」
 鱗でびっしり覆われているはずのそこには、すらりと伸びた人間の生足が生えてました。
拓朗「ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!?」
むろみ「ね? びっくりしたでしょ?」

78 :
拓朗「何これ!? なんでむろみさんの足が人間の足になってんの!?」
むろみ「実は、悪い魔法使いにたぶらかされて人間の姿に……」
拓朗「そういうのいいから。本当の理由だけ教えて」
むろみ「もー、相変わらずのボケしやもんね〜」
拓朗「あのさ、これでも俺心配してるんですけど。からかいたいだけならもう帰るよ?」
むろみ「あ〜、そげん心配せんでも、これは川端くんの作った薬の効果やけん大丈夫なんよ」
拓朗「あぁ、あの河童の……で、それって何の薬?」
むろみ「なんかね、病原菌の細胞をす薬を作ってたら、副産物で細胞を変質させる薬が出来たらしいんよ」
拓朗「それで人間の足が……っていうか、そんな危ない薬よく飲んだね」
むろみ「そういえばそうやね。何も考えとらんかったたい」
拓朗「……もしかして、体よく実験台にされただけだったりして」
むろみ「仮にそうだとしても、川端くんの腕は確かやけん平気ったい」

79 :
拓朗「で、その装着してる紐ビキニはどうしたの?」
むろみ「あー、これはね、前に言った携帯作っとう人がくれたんよ。ワイズマンっちう名前なんやけど」
拓朗「あぁ、良かった。俺はまた駅前のドンキとかまで下半身露出したまま買いにいったのかと思ったよ」
むろみ「そんなことしたら捕まるったい! たっくん何考えようと!?」
拓朗「いやぁ、むろみさんならやりかねないなぁと……」
むろみ「たっくんたら見かけに寄らずむっつりさんなんやねぇ……」
拓朗「いやそれはない」
むろみ「そんなに我慢せんでも、せっかく人間になれたんだから結ばれるのも簡単なのに……」
拓朗「いやそれはもっとない」

80 :
むろみ「それじゃあたっくん、挿入しますか?」
拓朗「しません」
むろみ「じゃあ、中出ししますか?」
拓朗「中出ししたら挿入もしてるじゃないか」
むろみ「じゃあ何ならしてくれると!?」
拓朗「何もしないからね!?」
むろみ「え〜? それじゃあ何のために人間になったのか分からんや〜ん」
拓「えっ? それって、もともと人魚が人間になるための薬だったの?」
むろみ「ううん。川端くんの話だと、本人の願望を投影して、なりたい姿にさせてくれる薬らしいくさ」
拓「それでむろみさんは、人間の下半身を引っ付けることを選んだ訳?」
むろみ「だってたっくん、いつまで経っても精子かけてくれないんやもん」
むろみ「それならいっそ、人間の姿になってたっくんと生殖行為した方がマシやと思わん?」
拓朗「そのためだけに開発途中の危険な薬飲んだんかい!」
むろみ「人魚は人間より頑丈やけん、薬の一個や二個どってことなかよ」

81 :
拓朗「全く……むろみさんには付き合ってらんないよ」
むろみ「あっ、たっくんどこ行くと?」
拓朗「もう帰る。これ以上ここにいても得るものは何もないから」
むろみ「そげんこと言わずに〜。あ、そうだ。待ってくれたら良かもん見せてあげるったい」
拓朗「……何を見せるつもりなの?」
むろみ「おっ、興味持ったとね〜。それじゃ、ご開帳〜」
―――くぱぁ
拓朗「ぶっ……!?」
むろみ「おー! 人間のアソコってこげな風になっとうとやねー! 初めて見た訳やなかけどなんか感動ー」
拓朗「お、女の子が人前で股開くんじゃないよ!!」
むろみ「興奮した? たっくん」
拓朗「いいから早く股を閉じて!」

82 :
むろみ「あれ〜? たっくん、口ではそう言いながらこっちは勃起しとうやん」
拓朗「こ、こら! 触るな!」
むろみ「たっくんてば、私のアソコ見て興奮してくれたとやね? 嬉しかよ」
拓朗「あのね、人間の性欲ってのはシチュエーションに大きく左右されるの」
拓朗「品性も何もなくガバーッと足開かれても、俺的には全然萎えなんだよ」
むろみ「じゃあ、この固くなったたっくんの釣竿はどう説明すると?」
拓朗「それは動物としての生理現象! てゆーかご開帳とか釣竿とか、表現がいちいちオヤジ臭いよ!」
むろみ「も〜、つくづく素直やなかね〜。そんなたっくんにはこうしてやるけん」
―――ギュッ
拓朗「うあっ!?」ビクッ
むろみ「むふふ、これ、素股って言うとやろ? せっかく生えたんやけん足を使わんともったいなかよね」
―――しゅっ、しゅっ
拓朗「うあぁっ…!!」
むろみ「たっくんの感じてる顔可愛かよ……あんっ!」

83 :
拓朗「うっ…く、あっ……」
むろみ「すごーい、ズボン越しでもバキバキになっとうとが良く分かるたい……」
拓朗「む、むろみさん……これ以上は駄目だって……」
むろみ「なんで? こげなとこで寸止めしたら身体に悪かよ?」
―――さわさわ
拓朗「ぐあっ!!」
むろみ「あーん、本当にその顔可愛いかっ!! いっつもツンツンしてるけん、なおのこと可愛く見えて仕方ないっちゃん」
拓「ハァ…ハァ…」
むろみ「ね、たっくん。今度は直にたっくんのこれを触るけんが、良かよね?」
拓朗「……もう好きにして」
むろみ「やった!」
―――カチャカチャ

84 :
むろみ「それじゃ、たっくんのたっくんとご対面〜」
―――ポロッ
むろみ「おぉー、これがたっくんの……ずいぶん立派な長物をお持ちで」
拓朗(くっ……恥ずかしいけど、ここで『見ないでくれ』とか言ったらますます調子に乗るよなぁ……)
拓朗(かといって堂々と見せたら乗り気だと思われちゃうし……ここは敢えて素っ気なく)
拓朗「し、仕方ないな。ここまで来たらもうなるようにしかならないし、なるべく早く済ませてよ?」
むろみ「……たっくん、不安で声が上擦っとうとよ?」
拓朗「余裕ぶってんの即バレたよ畜生!」
むろみ「大丈夫、初めては誰でも恐いもんやけん。私が優しくたっくんの初めて奪ってあげるけんね」
拓朗「……そういえば、さっきからやたらリードしようとしてるけど、むろみさんも処女なんじゃないの?」
むろみ「……え?」
拓朗「だって、昨日まで足なんかなかったんだから、それに付随してるアソコも当然……」
むろみ「あー……その発想はなかったたい」
拓朗「おいおい」

85 :
むろみ「まぁ、私痛いの結構好きやけん、初めてでも多分平気たい」
拓朗「でも、処女喪失の痛さって半端ないらしいよ。人によっては大根突っ込まれたかと思うくらい痛かったとか言うし」
むろみ「そげん知識ばっかりひけらかしても、私の決意は変わらんからね!」
拓朗「別にそんなつもりないって。俺は本気でむろみさんのことを心配してるだけだよ」
むろみ「むぅ〜……それなら、初めてがあんまり痛くないように、たっくんがここ舐めてよ」
拓朗「うぇ、マジで?」
むろみ「私のことを心配しとうなら、舐めてくれるよね? たっくん?」
拓朗「えー……正直、なし崩しで犯られちゃいそうで嫌なんだけど」
むろみ「なんね、たっくんはまだ犯られずに帰るつもりやったと? それはちょっと考えが甘くなかね?」
拓朗「いや……ここまで来たら、もう腹くくるしかないとは思ってるよ」
むろみ「ふふん。さすがたっくん、流れを読むことに関しては天下一品やね」
拓朗「誉められてる気がしないよ、それ」

86 :
むろみ「じゃあ改めて……ご開帳〜」
―――くぱぁ
むろみ「どう、私のアソコ。なんかおかしくなか?」
拓朗「さぁ……俺も女の人のを見るの初めてだし。でも、綺麗なピンク色してるよ」
むろみ「なんか、こうして見られようと身体が熱くなってくるったい……」
拓朗「へぇ。見られて感じるなんて、むろみさんって結構淫乱なんだね」
むろみ「そげんこと、今さら知ったと? たっくん」
拓朗「……そういえば、むろみさんって昔っから淫乱っぽかったっけ」
むろみ「もう〜、私が淫乱かどうかはどうでんよかから早く舐めてよ。なんか、アソコがむずむずしてきよったたい」
拓朗「はいはい……それじゃ、いくよ?」
―――ちゅぷ……
むろみ「はうぅ……!」

87 :
―――ぴちゃ、ちゅるっ
拓朗「どう、むろみさん。ちゃんと感じてる?」
むろみ「やっ……たっくんの舌、すごかぁ……あんっ……!」
拓朗「あんまりおっきい声出さないでよ。人来ちゃうよ?」
むろみ「たっくんが私を乱れさすのがいかんったい……」
拓朗(……流れに任せて言う通りしてるけど、冷静になったら今すごいことしてんなぁ……)
むろみ「ね、たっくん。どうせなら指も入れてみてくれんね? そしたらもっと気持ちよくなれるかも……」
拓朗「……ん。こう?」
―――ずにゅっ
むろみ「ひゃうぅっ!!」ビクンッ
拓朗「うぉ……だ、大丈夫?」
むろみ「ん……うん……初めての刺激にビックリしただけたい……」
拓「……」ゴクリ

88 :
拓朗「むろみさん、ごめん。ちょっとだけ強くしてみてもいい?」
―――ぐにっ
むろみ「ひゃっ!?」
―――ぐりぐりっ
むろみ「やっ、あっ、あぁんっ!!」
拓朗「ここをグリグリされると、感じるの?」
むろみ「うんっ、上の方指でグリグリされるの気持ちよか!」
拓朗「そっか……じゃあそこを重点的に……」
―――ぐにっ、ぐいぃっ
むろみ「うあぁっ、あっ、あっあっ!!」
拓朗「……すごいな、指だけでこんなになるなんて……」
むろみ「あうぅ……た、たっくんの指すごかぁ……」

89 :
むろみ「ね、たっくん……お願い、もっと指でして……?」
拓朗「……」
―――ちゅぽっ
むろみ「ふぁ……? なんで指抜くん……? せっかく気持ちよくなっとったとに……」
拓朗「むろみさん、ごめん。俺もそろそろ……」
むろみ「あ……そっか。ごめんね、たっくんも気持ちよくなりたかよね……?」
拓朗「……う、うん」
むろみ「そげん素直なたっくん初めて見たったい……いつもこうならよかとにね」
拓朗「むろみさんが普通の人魚なら、俺だってもっと普通に付き合えるよ」
むろみ「博多人魚はのぼせもんっちゃけんね……そんな私、たっくんは嫌い?」
拓朗「……嫌いじゃないよ。今は好きとも言えないけど」
むろみ「ふふ……ありがと、たっくん。私も、たっくんのこと好いとうとよ」
―――チュッ
拓朗「わっ……」

90 :
むろみ「うふふ〜。たっくんのファーストキス、いただき〜」
拓朗「……よく自分のアソコ舐めさせた後の口にキス出来るね」
むろみ「細かかことは気にせんことたい。それより……」
―――くちゅっ
むろみ「たっくんの童貞、本当に私がもらってよかと?」
拓朗「俺の方こそ、むろみさんの処女、奪っていいの?」
むろみ「そげんことは愚問っちゃね。たっくんになら、どんな無茶苦茶されても全然へーきたい」
拓朗「……なら、いくよ?」
―――ズズッ
むろみ「んっ……」
拓朗「うわっ、キツ……」
むろみ「い、いいから。もっと奥まで挿れて」
拓朗「分かった。痛かったらちゃんと言ってよ?」
むろみ「うん……ひっ!」

91 :
拓朗「んっ……くっ……」
―――ズッ、ズズッ
むろみ「くぅ……!」
拓朗「大丈夫? 一旦抜こうか?」
むろみ「そ、その優しさだけでご飯三杯はイケるから平気ったい……」
拓朗「……ネタを言える程度の余裕はあるってことかな。それなら、後は一気に……!!」
―――ズズズズッ
むろみ「んやあぁぁぁぁッッッ!?」
拓朗「む、むろみさん!?」
むろみ「痛い痛い痛い! やっぱ無理ぃ抜いて抜いて抜いてえぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
拓朗「わ、分かった! 今すぐ抜くから……」
―――じゅぼっ
むろみ「ハァ……ハァ……た、たっくんのブツは凶器やね……あんなの挿れたら、壊れてしまうったい」
拓朗「やっぱり童貞と処女同士じゃあ無理があったか……」

92 :
むろみ「あ」
拓朗「あ」
むろみ「血が出とう……ってことは、さっきので膜は破けたとやね」
拓朗「みたいだね」
むろみ「一応これで、たっくんの手で女にしてもらえたっちことになるんかね?」
拓朗「うーん……まぁ、そうなるんじゃないかなぁ」
むろみ「なら次は、二人とも最後までイクのが目標っちゃね!」
拓朗(あのむろみさんが本番を次回に持ち越すってことは、相当痛かったんだろうな……)
むろみ「たっくん! 今度こそ二人で、あの山まで登りつめようね!!」
拓朗「はいはい……でもさ、その薬っていつまで効果があんの? それ次第じゃあ次があるのかも分かんないじゃん」
むろみ「そういえばそうやね。後で川端くんに連絡して聞いてみるったい」

93 :
……しばらく後
むろみ「うーん…」
拓朗「どうだった? 川端さん、なんて言ってた?」
むろみ「いやぁ、それがね……どうもしばらくは、この人間の姿のままでおらんといかんみたい」
拓朗「え!? なんで!?」
むろみ「えっとぉ……川端くん曰くね……」
川端『一度飲んだ薬は、どれだけ時間が経っても効果が切れることはなかぞ』
川端『元に戻るにはもう一度この薬を飲むしかなかが、なにぶん試作品やったけぇ今は手元になくてな』
川端『新しく作り直すまで、そのまま待っとき。そげん時間はかからんくさ』
むろみ「……っちことらしかとよ」
拓朗「そ、そんなバカな……」

94 :
拓朗「それで、新しい薬が出来るまでどれくらいかかるの?」
むろみ「製造法は確立しちょうから、遅くとも三日後には出来上がるって」
拓朗「三日って、その間どうすんのさ。その格好じゃ海に潜る訳にもいかないでしょ」
むろみ「そう! だけん、良ければたっくん家に泊めてもらえんかなぁって」
拓朗「はぁ? なんで俺が!?」
むろみ「お互い愛しあった仲やないの〜。ね? よかでしょ?」
拓朗「え〜? そりゃ俺は構わないけど、母さんたちになんて説明すればいいんだろ」
むろみ「それはもちろん、たっくんの運命の恋人?」
拓朗「ねーよ」
むろみ「あうぅ、たっくんがまたいつものツンツンに戻ってしもうた……」
拓朗「全く。優しくすると付けあがるんだから、むろみさんは……」

95 :
 ―――結局、むろみさんと俺の初めての情事は、散々な結果に終わったのでした。
後に判明したことですが、あの薬には、何度も使っていると筋肉細胞が徐々に硬化して、壊
していってしまう副作用が発見されたそうです。(おー怖……)
むろみさんは川端くんに薬を禁止されて非常に残念がっていましたが、俺としてはホッとして
る面が強かったりします。
あ、そうそう。むろみさんが人魚に戻るまでの三日間は、漁師のごんちゃんって人のお世話に
なったそうです。
 本人も、この三日間は夢のようだったと、なんだかんだ楽しんでいたみたい。
その三日の間、俺が何回むろみさんに襲われかけたか、それは敢えて伏せたいと思います。
 むろみさん、お願いだからもう人間になんかならないで。俺の体が保ちません。
―――向島拓朗の述懐より、抜粋
(了)

96 :
<後日談・その1>
級友A「お〜い、向島。お前あの噂聞いたか?」
拓朗「あ? なんの噂?」
級友B「それがさぁ、すっげぇんだぜ。町外れの方に船着き場があんじゃん」
級友A「なんかあそこで昨日、乱交してたカップルがいたらしーんだよ」
拓朗「ぶはっ!?」
級友A「男の方が女の股に顔埋めたり、色々凄かったって言ってたな」
級友B「お前、あの辺でよく釣りしてるみたいだけど、鉢合わせたりしなかったか?」
拓朗「い、いや全く……(ヤッベー見られてたのかよ!)」
級友A「はぁーあ、羨ましいなぁ。俺も彼女作ってイチャイチャしてーぜ」
級友B「全くだ。世の中にゃあ元気なカップルもいたもんだなぁ」
拓朗「……そんなにいいもんでもなかったけどね」ボソッ
級友A「あ? なんか言ったか、向島?」
拓朗「いや、別に……ははは」

97 :
<後日談・その2>
むろみ「私ね、ちょっと考えたんやけど」
拓朗「何?」
むろみ「次にたっくんと結ばれる時は、始めから非処女の体で人間になれば痛くなかとじゃなか?」
拓朗「なるほど。あの薬なら確かに不可能じゃないね」
むろみ「でしょ!? 私ってもしかしたら天才やなかろうか!」
拓朗「いやでもそれ以前に、もうむろみさんとはしないからね?」
むろみ「な、なんでっ!?」
拓「いや……冷静に考えたら、いくら人魚でも人間の体な以上、中出しとかして妊娠されたら困るし」
むろみ「あ、それなら平気たい。川端くんに聞いたんやけど、人間の状態で中に
    精子出しても、人魚に戻ればそのまま体内に吸収されよるやろうって」
拓朗「それはそれですげぇ嫌だ……」

98 :
いいね!
魚に戻ったらあれだ、胎内で孵化して小魚が産まれてくるんだろ

99 :
GJ!
久々にいいもの見れた

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