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2013年10エロパロ3: ガールズ&パンツァーでエロパロ (311) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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ガールズ&パンツァーでエロパロ


1 :2012/11/17 〜 最終レス :2013/10/05
アニメ「ガールズ&パンツァー」のエロパロSSスレです。
みんなでハノマークに揺られながらマタ-リといきましょう
女の子同士のSSはこちらへ
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1350566284/

2 :
>>1
みんな凄く可愛いくて何か書きたいんだが、
男の影が微塵もないアニメだから、
難しいんだよな。
かと言って百合っぽくもないし…

3 :
ここはやっぱりアンコウ踊りで妄想を膨らませるのが妥当かと

4 :
彼女らがノモンハン事件にタイムスリップ

5 :
ストライクウィッチーズはスカートを着用せずパンツを露出するが
パンツがパンツではないセカイを作った。
咲はスカートは着用するが
誰もパンツを穿かないセカイを作った。
ということは……スカートもパンツも穿かないセカイを作れば
ガールズ&パンツァーは勝てる!
何かに!

6 :
1.敵チームとの戦いに敗れたチームの女は"尋問"と称し凌辱される。
2.「抗えない肉欲の虜」でなければならない。ただし、瞳が虚ろになり堕ちるなどはNG。
3.凌辱されたとて呼び方は「ご主人様」ではなく、「お姉様」。
4.あくまで性奴隷ではなく扱いは大切な「妹」。

7 :
>>6
その設定だと現時点では聖グロリアーナの田尻さん最強な件

8 :
ガールズ&パンツァーのエロ画
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1353079102/

9 :
そう言えばSSを見かけないな。anotherとかがんがん書かれてたのに

10 :
スレだけ立てて何もしない立て主しねばいいのに

11 :
百合禁止な時点でこのスレは伸びない

女の子しか居ない作品はたいてい百合もアリなのにな

12 :
1です
>>10,11
一応SS書いてはいるのですが、遅筆なので少々お待ちを
別版とはいえ百合スレが他にあったので住み分けた方が良いのかなと思ったのですが
百合・重複に問題なければ百合ありでいいかなと思います

13 :
ガチで戦場ならレイプネタは山ほどあるんだろうけど、女のみでしかも競技ではなぁ

14 :
>ガチで戦場ならレイプネタは山ほどあるんだろうけど
東部戦線にタイムスリップさせるとか

15 :
>>1の百合モノのスレは向こうへって言うんで向こう覗いてみたらコッチへの
誘導があるからコッチでいいんだろうな。次スレ立てる時はテンプレから外しても
構わんだろう。第一向こうエロパロと書いてないし。ソコの辺り弁えているのかな?
>>1はこのスレ間違いなくクソスレだわ。登場人物がモブのオッサン除けば
男が殆ど居ないのにそれでも勝手に棲み分けさせようと画策してやがるし。

16 :
このアニメを「どくそせん」の路線に持って行くにはどうしたら……

17 :
ガールズ&パンツァーの凌辱モノ同人4ヶ条 改定版
1.勝利チームが敗北チームのオンナを"尋問"と称し凌辱する
2.性奴隷や快楽堕ちなどの自由意思が無くなる展開はNG
(自由意思はあるが快楽に溺れやすくなっている程度止まり)
3.呼び方は「ご主人様」はNG、あくまで「おねぇさま」
4.最初は待遇が捕虜だが、凌辱調教後は主人公(凌辱者のパートナー)へ昇格

18 :
小説版によると、偵察がバレて捕まった場合は、捕虜として試合が終わるまで解放されなかったりするそうだよ

19 :
3Dカスタム少女で特にMOD入れなくても多くのキャラがよく似たレベルで作成できることに気づいた
以来充実したライフを送っています

20 :
>>19
是非それをうpしてくれ

21 :
充実したライフw

22 :
にしずみどのぉ

23 :
うふ〜ん

24 :
鋼鉄の精神!→チ○コには勝てなかったよ…
的ナ奴か?
戦車道?そんなことよりセックスでしょ!
彼氏(貴方の脳内でご自由に)とイチャエロ
乙女の嗜みだぁ?寝言言ってんじゃねぇぞ?
じゃぁ男の娘はどうすればいいんでしょう?

この3つ位しか思い浮かばない件
あとはもう 華さんの蕾を開花させるーとか?ゆかりんに俺の88mm砲を叩き込むとか
「あらっ?可愛い娘っ…やらないか?」「アッー!」ぐらいか

25 :
名前ある男性が華さんの実家の人ぐらいしか居ないもんな。
考えてたのは
・敗北時のあんこう踊りがエスカレートして大レイプ祭
・試合中に壊した建物の弁償代わりに…(でも公式設定で国が補填するらしい)
の二つくらいしか…

26 :
・バレー部を見て自分たちも復活を目指し戦車道部に参加する水泳部(競水着
用)
・あんこう踊りの衣装が足りずにボディペインティングで参加する
・鋼鉄の精神を養う為にリモコンバイブ装着で戦車に乗る西住流特訓
・しかしリモコンの周波数を解析され、サンダース戦で電波ジャックされて全員
アヒンアヒン言わされる

とあえず思いついたのはこれくらい

27 :
もうこの際「おちんこ病」でいいだろう・・・
定期的にどっぴゅんこしないとアレが破裂してチヌという無理やりな設定でごり押しするしかないだろう
もんだいは誰が発症するというこかだが・・

28 :
百合レズ萌えスレはカップリング妄想スレであり
こっちはレズエッチスレで住み分けができるだろ。
ガルパンで女同士描かないでどうするんだよ。

29 :
「ふふ、人懐こい犬。秋山さんみたい」

30 :
最終回の展開次第だよな。
何を書くか、は。
今の状態じゃ書けないよな…

31 :
ほしゅ

32 :
落ちないかコレ...まだ2話のこってるのに

33 :
西住みほ×秋山優花里ssを書いたのだが、果たしてここに投下してもいいのだろうか。それとも百合スレに行くべきなのか。

34 :
>>33
挿入描写があるならこっちじゃないか?
そんなことはわりとどうでもははゆうp

35 :
>>34
わかった。なにぶんこういうのは始めて書いた。生暖かく見て欲しい。

36 :
 「あの……西住殿。私達って、その、付き合っているんですかね」
初めて体を重ねてから一週間が経ったその日、夕日によって赤く照らされた教室で、秋山優花里は西住みほに
そう問うた。どうしてあの時自分はみほを求めたのか、優花里はその成り行きを覚えていなかった。ただ記憶に
あるのは、天井を眺めながら、喉に競り上がってくる嬌声をひたすらに我慢する、肺が絞られるような辛さだけ
であった。
みほは優花里から視線を外し、考え込むように、足元を見た。二人がこうして対面したのはあの日以来のこと
で、最後に口をきいたのも、情事の後の、何やら得体の知れないピロートーク、あれが最後だった。いや、正確
に言うならば、沙織や華、麻子を交えてなら会話をしたこともあったのだが、それはもはや相槌となんら変わら
ない、信号のような代物であって、口を聞いたとはとても表現できないのだ。

37 :
 優花里は昨日の夜、自宅で手紙を書いていた。他クラスであることが、やはり話しかけにくい状況を作ってい
て、それを打開するために一つ思いついた案であった。朝早くに学校に赴き、みほの机に手紙を入れておく。手
紙には放課後教室に残っていてほしい事を記してあって、みほはそれを聞き入れた。まさかこんな少女マンガに
あるようなことをする羽目になるとは優花里も思っていなくて、それを実行してしまった自分をひどく恥ずかし
く思いもしたのだが、それ以上に今の状態には我慢ならなかったのだ。
優花里のフラストレーションは日に日に沈殿していって、そしてそのことに対する自覚も本人は持ち合わせて
いた。それが精神的なものであるのか肉体的なものであるのか。もし後者であるならば、自分はとんだ変態だと
、そういった自虐に走るのも、もはや習慣になっている。

38 :
「やっぱり、そうなるのかな」
長らく沈黙していたみほは、ポツリとそれだけを言葉にした。逆光で顔には影が伸び、表情を読むことはで
きなかった。声音には浮き沈みが無く、淡々とした印象を受ける。
「なら、なんで私のこと避けていたんですか」
優花里はそう言ってから、自身の声が大きく響いたことに気が付いた。みほがびくっと震えるように顔を上
げ、それを見て慌てて、
「すみません! 別に怒っているわけじゃ……」
そう訂正した。
「ううん。こっちこそごめん」
みほは再び顔を伏せ、そして教室は再度沈黙を開始した。
時間が刻々と過ぎていく。一分、二分と経つたびに、優花里の腹の底からは、不安に似たような感情が沸き
上がってきた。何をどうしたらいいのか分からず、ただ自分の欲求が通らないことに焦りを感じながら、それ
でも口は開けなかった。みほの思いが読めず、ネガティブにものを考えてしまう。もしかして面倒くさい女だ
と思われているのか。あるいは、やっぱり体を重ねたのは成り行きに任せた結果であって、別段特別な感情は
持っていないのか。

39 :
思考の渦に飲まれ、不安感があふれ出してくると、思わず目が潤んだ。優花里はそれを隠すように後ろを向くと、
「すいません。今日は、もういいです」
教室を出るために、重い一歩を踏み出すことにした。
足早に歩いていって教室の戸に手をかけると、突如その手が温かみに包まれた。背後にはみほの気配があって、
抱き寄せるように、戸に伸びた手が腹の辺りにまで戻された。みほのもう一方の手はウエストの辺りに伸びてきて、
そうなってからようやく、優花里は抵抗しようと体をもぞもぞと動かしだした。
「西住殿……私は、同情かなんかで、こんことされたくないです」
「同情じゃないよ」
「でも、西住殿は私のことどうとも思っていないじゃないですか」
「そんなことない」
「私は、西住殿が望むようにしたいんです。西住殿に無理させたくないんです。
私のことなんか、別に気にしなくていいんですよ」

40 :
みほはついにその腕の中に優花里を抱きすくめると、首筋に顔をうずめた。こそばゆい感覚が心地よくて、思
わず目を閉じ体を預けてから、優花里は慌ててみほから離れようとした。しかしそれさえ予見されていたのか、
みほが加えている力は強く、いくら暴れても腰に回された手は振りほどけない。
「西住殿。やめてください」
優花里はみほに懇願した。しかしそれは聞き入られずに、益々きつく抱きつかれる。耳に息がかかると、優花
里は体を震わせた。
「優花里さんは、私がしたいようにさせてくれるんだよね?」
 みほはささやくように言うと、右手で優花里の頬を撫でた。たったそれだけのことで、優花里の頭は蕩けたよ
うに、何も考えられなくなっていく。
「あ……西住殿ぉ」
みほは優花里の右手首を掴むと、そのまま体を反転させた。戸のすぐ脇の壁に体を押し付けると、掴んだ右手
首を頭の上に持って行く。自由だった左手も同じように持ち上げられて、そのまま壁に固定させられた。

41 :
ちらりと覗いた横腹に劣情を抱きながら、みほは無防備な格好の優花里にキスをした。突然唇が塞がれたことに
驚きながらも、優花里は目を閉じ、みほを受け入れる。五秒ほど経つと、舌が口腔内に進入してきて、その段階に
なると流石に優花里は顔を背けた。
「西住殿、駄目ですよ! 学校でこんなことするなんて……」
「優花里さんは、キスされるの嫌なの?」
「いっ、嫌じゃないです。でも場所は選ばないと、いつ誰が入ってきてもおかしくないんですし……」
みほは両手首を片手で押さえると、優花里の顎に指を這わせた。優花里は逃げようと顔を背けたのだが、顎を掴
まれ、無理やり元の位置に戻された。そして再び唇は塞がれ、荒々しく入ってきた舌によって、口の中を蹂躙され
る。

42 :
 みほは露出した横腹を撫であげた。優花里の喉からくぐもった悲鳴が聞こえてきたが、あえて無視して手をど
んどんと上に滑らせていく。皮膚越しに、肋骨に一本一本指があてられていって、そのままラインを辿るように
背中に手がまわっていく。優花里にもみほが意図していることはわかっていて、必に息を継ぎながら、何とか
抗議の声を上げた。
「はっ、ん……だめですよぉ、あぁ! ん、それ以上は、本当に、だめですってば。やめてください!」
みほは黙って、ひたすらキスを繰り返した。そのたびに抗議の声は止まり、唾液が跳ねるぴちゃぴちゃとした
音と、優花里の下手くそな呼吸音しか聞こえなくなった。みほの手は遂に下着のホックにまで伸びて、数瞬後に
は、それはもう外されていた。

43 :
みほの手が再び正面に戻ってきた。胸のふくらみに手がかかると、優花里の体は跳ね上がる。ただ表面を撫で
られるだけで、優花里は何も考えられなくなるほどの快感を得た。力の緩んだ口からは、唾液が一筋流れ落ちて
いる。
みほは首筋に舌を這わせた。胸への刺激が途絶えないように意識しながら、首から鎖骨までをなめていく。優
花里は犬のように、はっはっと短く息を吐いていて、その呼吸音がみほをより興奮させた。
「あぁ! はっあ、あ、あっ」
舌が耳を撫でると、優花里の口から、声が漏れ出した。みほはそのまま耳元で、ささやくように言った。
「優花里さん。足、少し広げて」

44 :
言われるがままに、優花里は密着していた太ももを、少しばかり開いた。もはや、抗議の声は上がっていない。
引き止めなくてはいけないなどという考えは頭から霧散して、今はただ、みほから与えられる快楽を求めていた。
腕の拘束が解かれた。優花里の腕はみほの首に巻かれて、より体をくっつかせた。みほはきつくなった右腕を
セーラー服から引き抜いて、そのまま腰にまわした。自由になった左腕は、一度太ももを撫でた後、ショーツ越
しに秘所をなぞった。
一際大きい声が、優花里の口から漏れ出した。みほはぎょっとして、思わず秘所から指を離した。
「少し、感じすぎじゃないかな」
みほは、もちろんあえてではあるのだが、優花里を咎めるように言った。
「あぅ、すみません。私、その、あの時からずっと自分でしていなくて……」
優花里はみほから視線を逸らして、そう答えた。

45 :
「どうして?」
「それは、その……あの。無理ですよ、言えません」
「言ってよ」
みほは再び、陰部を指で撫で上げた。しかも耳たぶを甘噛みして、右手は背骨のラインをなぞっている。優花
里は悲鳴を上げた後、刺激から逃れようとみほの肩を押したのだが、みほは一歩も動かなかった。
「あっ、うあぁ、言います、言いますからぁ!」
みほは続きを促すように、一旦手の動きを止めてやった。しかし、舌は首をなぞっていて、優花里に息をつか
せる暇を与えない。
「あの、もしまたすることになったら、やっぱり我慢していたほうが気持ちいいじゃないですか。それに、ま
さか一週間もほったらかしにされるとは思っていなくってぇ」

46 :
優花里は言い切ると、目に涙が溜まっているのを感じた。みほもそれに気が付き、褒めるように優しくキ
スをしてやり、優花里もそれを受け入れた。舌は入って来ない、ただ触れるだけのキスであったが、それは
優花里の頭をみるみる溶かしていって、滴り落ちた涙の感触も、何も分からなかった。
みほはまた、刺激を与えるのを再開した。優花里は体重を支えるようにみほの肩に手を置いたが、それで
も足はがくがくと震えている。西住殿、西住殿と名前を連呼し、合間合間には嬌声が漏れ出していた。
「西住殿、そろそろ、イク! イってしまいますぅ」
二十秒も経つと、優花里は許しを請うように、みほにそう伝えた。みほは何も言わず、視線さえ合わさず、
ただ指の動きを速くした。優花里は与えられる刺激に耐えることができず、意識せずに腰を振りながら、遂
に甲高い声を上げて果てた。

47 :
「そういえば私、まだ西住殿の気持ちを聞いていません」
情事の後の帰り道、優花里はそうみほに問うた。結局、流されるがままに行為に及び、本題には一切手がかかって
いないということに、この段になって気が付いたのだ。
「気持ち?」
「わ、私は、西住殿のことが好きです。愛しています。西住殿のためなら、私は何だってできます。西住殿は、私
のことどう思っているのですか」
問いかけられて、みほはしかしここで沈黙した。どう答えるべきなのか、みほにはその判断ができていなかった。
何か特別な感情は抱いていた。しかし、それが好意なのかどうなのか。みほには見当もつかない。
「優花里さん。今度の日曜日、暇かな?」
結局、みほは逃げの手を打った。優花里の、
「はぁ、暇ですが……」
という、まったく予想通りな返答を聞いて、そのままデートのお誘いへと、話題を転換してい
った。

48 :
卑怯だと、みほは自虐した。しかしそれでも、気持ちをはっきりとさせることができないから、どうしようもな
かったのだ。
既に日が沈んだ道で、みほには、優花里の思いを正面から受け取ることはできないのであった。

49 :
以上だ。駄文失礼。

50 :
いいすごくいい!
開幕事後だったのには笑ったw
こういうSS書けるのは、
プチコントが精一杯な身からしたらほんと羨ましく思うわ
こまっかいけど
下手くそな
は、
下手な
の方が上品かなとか思いました
goodjobです

51 :
GJVN!!
あえて何か言うとすればせっかくガルパンなんだから
戦車を絡めて(例えば戦車の車内でエッチ(他の乗員は空気を察して降りてるとか)とか

52 :
バンダイチャンネルで 1話−10話一挙放送中!アゲ

53 :
36からの文章を投下した者だ。トリップを付け忘れたので本人と証明できないのだが…。
まさか感想をもらえるとは思っていなかった。
>>50>>51
二人とも本当にありがとう。へたくそという表現は確かに見返すと下品だった。すまぬ。
戦車のからみが無いことについては自分も気にしていた。だから今回、戦車内姦のある続
編を作ってみた。投下するのでもし良かったら読んで欲しい。
それと、暇があったら第三作、四作も作っていきたいから、トリップをつけさせてもらお
うと思う。

54 :
 NTR? 修羅場あり 嫌いな人はスルーをお願いする。



西住みほは憤慨していた。しかしそれは悟られてはならないものであることを理解していたし、何よりそれを
表に出すことができるほど、恥知らずでもないつもりであった。だからみほは、寮に帰るまで表情、雰囲気一つ
も変えずに、何とか拳を握りこむことで、耐え忍んだのであった。
 秋山優花里のことに関して、なにか嫉妬のような感情を抱く権利は無いと、みほはそう思っていた。優花里自
身から差し出された首輪は受け取らないくせに、優花里が他人にかまわれるのは許せないというのは、あまりに
自分勝手な考え方だった。ただでさえ優花里を傷つけているのに、それ以上に束縛までするのは、流石に気が引
けたのである。

55 :
 事は数時間前にまで遡る。
 体を重ね、触れたくない所をうやむやにしつつも仲直りしたのが昨日の話。実は、優花里には知りえない所で、
あの出来事は後を引いていた。
 今日の朝、みほが学校に赴くと、またしても机の中に手紙が入っていた。手紙には差出人の名前は無く、質素
な紙切れにただ一言、
 『放課後、教室にて待て』
 とだけ記されてあって、まさか優花里が書いたとも思えない文面に、みほは困惑した。果たしてこれは誰が書
いたのか。あの件と関係があるのか無いのか。それら全てを明らかにするには、やはり手紙の指示に従うほかな
く、みほは二日連続で、教室に居残ることになったのだった。
 放課後、教室にまだ人がちらほら散見されるうちに、その人物は現れた。砂漠の狐をかたるに相応しい鋭い目
つき、そして黄金色の髪色。ロンメルの名とともに軍帽軍服を纏った姿は、みほもよく知っているものだった。

56 :
 「すまない。手間を取らせて」
 エルヴィンは凛とした声音で一言詫びると、机を挟んでみほの正面に立った。いつも湛えているあの不敵な笑み
は、今日はなりを潜めていて、目つきも真剣そのものであった。
 「エルヴィンさん……」
 みほは、エルヴィンの姿をその目に入れただけで、おおよそ彼女の言いたいことの全てを把握した。それは、か
ねてよりエルヴィンの気持ちに関して察しがついていたということで、それの確証を得たということでもある。
 「さっそくだが……西住。グデーリアンの事で話がある」
 エルヴィンの切り出し方は、唐突で直接的。本懐に手を掛けて、動揺の内に本心を引きずり出す、フランス侵攻
のような電撃戦であった。

57 :
 「盗み聞きする気は無かったのだが、昨日の一部始終を見させてもらった。西住、お前はグデーリアンをどう
したいのだ? 彼女から告白は受けたのだろう? 乙女の心を焦らすのは、あまり好ましくは思えんな。馬に蹴
られても文句は言えないぞ」
 みほは額に汗が滲んだのを感じながら、それでも平静を装った。学校での情事を咎めるのではなく、話題の先
頭に出したのが優花里個人のことである時点で、エルヴィンが攻略したい部分は判然とした。そしてその先、一
体彼女が何を求めているのかもありありと見て取れる。優花里とのうやむやを維持したいみほにとっては、随分
厄介な状況ではあったが、それでも手が無いわけでもなかった。
 「うん。でも、エルヴィンさんには、関係の無い事だから……」

58 :
 みほからの言葉に、エルヴィンの表情は少しだけ強張った。普段のみほからは考えられない拒絶の言葉は、し
かし予想外という訳でもない。紛いなりにも西住の血を引く人間。戦車道の際にも、合理的な王道の考え方は、
その片鱗を表していた。つまり、自身の望む展開のために何を犠牲にするべきなのか、その判断力と決断力の両
方を、彼女は持ち合わせているのだ。今回に限っていえば、友情という無形物が、秤の上に乗った事になる。
 「なるほど。だが私も、そう言われて、はいそうですかと大人しく引く気にはなれんのでな。どうせ察しはつ
いているのだろう?」
 「うん。そうかな。あまり自信はないけど」
 「そうか? なら確証を与えよう。……西住」
 エルヴィンは一旦言葉を切り、みほの目を見た。みほにもそれの意味する所は分かっていた。
 「お前からグデーリアンを奪還する。悪いが、今のお前はあいつを不幸にする。私はグデーリアンが誰に好意
を抱こうがかまわないのだが、グデーリアンが不幸になるのだけは、簡便ならない」

59 :
 エルヴィンは宣戦布告した。言い切って、背を向け教室を去ろうとするエルヴィンに、みほは一つ言葉を投げか
ける。
 「馬に蹴られないように、気をつけて」
 エルヴィンは一度歩みを止めたが、振り返らずに再び歩き出した。決別は静かに進行し、教室の人間誰一人とて、
二人の戦争を認知していなかった。

60 :
 2
 
 大洗女子学園戦車道履修生徒特別強化合宿。その草案が生徒会から提出されたのは、戦車操縦の腕をより向上さ
せる必要に迫られたためということもあるが、むしろその主目的は、学園艦側へのけん制にあった。成果が実を結
んでも、果たして学園艦の統廃合を決めてかかっている運営側に、その誉れある結果が正しく認識されるのか、い
ささか疑問が残っていた。そこで、合宿という行事を作ることにより、大洗の戦車道は盛んに真面目に取り組まれ
ているのだと言う事をアピールする機会を創出する。合宿費用を一人ひとりから徴収すれば、それほど金のかかる
イベントという訳でも無いので、中々に有意義なイベントであった。

61 :
 だがそれは、あくまで目的と意義の話なのであって、実際に合宿に赴く人にとっては、そんな小難しいことは
どうでもいいのである。大規模補給の停泊時期に合わせて敢行された合宿は、二泊三日のスケジュールを順々に
消化していった。その間の大洗チームのはしゃぎようは、もはや語るまでもない。戦車の練習のほかにも、近く
の川に遊びに行ったり、バーベキュー大会をしたり、普段の学園艦生活では味わえない体験をした面々は、一様
にその顔を輝かせていた。
 二日目の夜、風呂を終えたエルヴィンは寝巻きに着替えて、自身の部屋へと戻っていった。部屋に入ると、既
にチームメイトである三人、カエサル、おりょう、左衛門佐が、それぞれ好き勝手に布団に寝そべってくつろい
でいた。

62 :
 「遅いぜよ」
 エルヴィンが部屋に入ったことにいち早く気が付いたのは、おりょうであった。おりょうの声に後の二人も、
 「うむ」
 「待ちくたびれたぞ」
 と続け、エルヴィンは
 「すまん」
 と応える。
 おりょうは自身のカバンの元に向かうと、一組のトランプを取り出した。カエサルは中央の左衛門佐の布団に
移動して、エルヴィンもカエサルの隣に腰掛ける。更にその隣におりょうが座って、皆の中心には、先ほどのト
ランプが置かれた。トランプの裏面は組み合わせ角に桔梗紋で、おりょうはそれを一枚一枚配っていく。

63 :
 「風呂には同じ時間に向かったはずだろう。随分遅かったではないか」
 「いや、少し湯船で寝てしまってな」
 「ふむ? 私が出たときにはまだ起きていたように思うが……」
 「どうせ、後から入ってきたグデーリアンの裸が気になって、ずっと見ていたぜよ」
 おりょうの言葉に、
 「それだ!」
 といつもの反応を返したのは二人であって、エルヴィンは顔を赤くすると、
 「違う!」
 と叫び、手をわらわらと動かした。
 「しかし難儀なことぜよ。よりにもよって西住を敵に回すとは」
 「……略奪愛、戦争と言うと、」
 「トロイ戦争。いやここはアントニーとクレオパトラか」
 「それはシェイクスピアの戯曲だ。史実ではあるまい」

64 :
 おりょうは全てのカードを配り終え、それぞれが手元のカードの順番を整え始めた。エルヴィンもそれに倣っ
ていたが、頭はこれから始まる大富豪のことよりも、優花里のことで埋まっていた。優花里と西住、この両者へ
の作戦の展開の仕方について考えるので、精一杯なのである。
 「おい、エルヴィン」
 しばらく経って、カードをぽつぽつ出してはいるがまったく身の入っていない様子のエルヴィンに、左衛門佐
はため息混じりに声をかけた。
 「なんだ?」
 「そんなに呆けた顔をするな。グデーリアンのことを気に掛けているなら、さっさと行ってさっさと告白すれ
ばよい」
 エルヴィンを除いた残り二人もうんうんと頷いて、左衛門佐の意見に同調した。エルヴィンとしても、そうし
たい気持ちは山ほどあったが、やはり状況はそう簡単なものでもない。

65 :
 「グデーリアンは西住に思いを寄せている。これは紛れも無い事実だ。そんな状況で突撃しても、ただただ玉砕
するだけだ」
 「しかし、宣戦布告した手前、いつまでも逃げ続けるわけにはいかんだろう」
 「軍服の袖を破って渡してやれば、女なぞいちころぜよ」
 「おりょうを騙る貴様がそれを言うか」
 エルヴィンの突っ込みにおりょうは答えず、場にハートの八を出す。カードが流れ、続いて出されたのはクロー
バーの四だった。
 「まぁしかし、玉砕するってこともないのではないか? グデーリアンはああ見えて、結構雰囲気に流されやす
い」
 「それに、西住とうまくやれているというわけではないのだろう。なら勝機は充分あると思うが?」

66 :
 そう言われて、エルヴィンは
 「ううむ」
 と唸った。たしかに言われてみれば、勝機が無い訳でもないように思えてくる。だが、やはり躊躇してしまう。
勝機があるとわかっていても、今の関係を崩してしまうことは、ひどく勇気の要ることだった。
 「砂漠の狐が臆病風に吹かれているぞ」
 頭を抱えたエルヴィンを見て、カエサルが笑ってそう言った。エルヴィンはカエサルを睨みつけたが、どうに
も迫力に欠けている。カエサルはエルヴィンの視線を受け流しながら、更に追撃した。
 「ここでしり込みするならば、お前こそを、今後モントゴメリーと呼ぶことにしよう」
 「御免被る」
 「いや、いいではないか。慎重派なんだろう?」
 「敬愛すべきロンメル将軍の敵の名なぞ、誰が好き好んで名乗るものか」
 「ならモンティーにするか」
 「変わってない!」

67 :
 カエサルの見え透いた挑発に、しかしエルヴィンは乗ってしまった。それは図星を突かれた上での挑発であった
からであって、つまるところ、臆病風に吹かれているという評価も正しいのである。
 その後もカエサルはエルヴィンを煽りに煽った。大富豪が二ラウンドほど終わっても、その挑発はまだ続き、つ
いに我慢の限界に達したエルヴィンは、自分が何を言おうとしているのか半ば理解していないような状態で、しか
しそれを口にしてしまった。
 「そこまで言うならいいだろう! お前らの言葉を信じて、吶喊して、玉砕してこようではないか!」
 手札を投げ捨て、立ち上がり言ったエルヴィンは、数瞬後に、携帯電話を手にした左衛門佐の姿を見た。何をし
ている、と言いかけた口が、おりょうの手によって封じられると、カエサルは声高らかに、
 「今だ!」
 と叫んだ。左衛門佐は携帯のアドレス帳から優花里の番号を見つけ出すと、息をすることさえままならないエル
ヴィンを他所に、その番号へ電話をかけた。

68 :
 「グデーリアンか? ……ああ、少し急用でな。すまないが戦車の格納庫まで来てはくれまいか? ……いや、
何。すぐに済む用事だ。教官に見つかることもないだろう。……ああ、わかった。では十分後だな。……すまな
いな。ありがとう」
 左衛門佐の耳から携帯電話が離れると、エルヴィンはおりょうの拘束から開放された。にやけ面の左衛門佐は、
エルヴィンのほうを見るなり、
 「そういうわけだ。早く格納庫に行って来い」
 けろりとそう言ってのけた。
 「私は、別に今告白するとは言ってないぞ!」
 「ぐだぐだするでない。こういうのは早ければ早いだけいいのだ」
 「レディを待たすものではないぜよ」

69 :
 おりょうはエルヴィンの肩にあの軍服の上着を掛けると、背中を押して部屋から彼女を追放した。鍵の掛かっ
た扉がしばらく音を立て続けたが、五分もすると、しぃんと大人しくなった。鍵を開け、部屋の前からエルヴィ
ンが消え去ったことを確認すると、おりょうはようやく扉から離れ、部屋に戻る。
 エルヴィンがいなくなると、部屋はやたらと静かになってしまった。カエサルはぽつりと、
 「上手くいくだろうか」
 と言ったのだが、誰もそれには答えない。部屋は沈黙し、それぞれが自分の布団に寝転びながら、時が過ぎて
いった。
 五分も経ってようやく、左衛門佐がそれに答えた。
 「まぁ、骨は拾ってやるとしよう」

70 :
 3
 
 戦車の格納庫は薄暗く、エルヴィンは電気を付けようか迷ったが、教官に見つかったときに言い訳が聞かない
ので、一応そのままにしておいた。優花里の姿はまだなく、エルヴィンの頭の中では、一体何をどう言うべきな
のか、その言葉探しが行われていた。
 エルヴィンは三号突撃砲の履帯を覆う装甲の上に腰掛けた。それは三凸が自分の愛機であるからというよりは、
単に出入り口に一番近くにあった戦車が三凸であったからなのだが、どちらにせよ、装甲は想像以上にひんやり
としていて、布越しに冷たさがどんどんと伝わってくる。
 でん部の冷たさに我慢ができなくなって、ぽんと地面に飛び降りたエルヴィンは、その耳に、かすかな足音を
捕らえた。等間隔に大きくなっていく音に、エルヴィンは期待に胸を膨らませたが、後から沸いてきた焦りの感
情が、体を縮こまらせた。頭がパニックで沸騰しており、想定していた言葉も何も、全てが消し飛んでいた。つ
いに入り口の曇りガラスに人の影が映ると、エルヴィンは三凸の後ろに隠れようとしたが、意思の力でなんとか
その場に踏みとどまって、扉に視線を固定した。

71 :
 「あれ? エルヴィン殿」
 癖っ毛をふわふわと揺らしながら、優花里はいつもの笑顔で扉を開けた。エルヴィンの姿が目に入ると、その
後倉庫内をぐるりと見渡してから、再びエルヴィンの方に顔を向ける。
 「エルヴィン殿も左衛門佐殿のお手伝いですか?」
 優花里の言葉を、エルヴィンの頭は処理しきれなかった。これからどう切り出すべきなのかを考えるので、頭
のキャパシティは一杯一杯、しかも緊張で手が震えだしたのをなんとか止めていたせいで、意識が優花里から反
れていたのだ。
 「エルヴィン殿?」
 怪訝そうな表情の優花里を見て、エルヴィンはようやく
 「あ、ああ。そんなところだ」
 と、口から声を出す事ができた。

72 :
 「そうなんですか。左衛門佐殿はまだなんですね」
 「ああ、まだ来ていない」
 「こんな時間に呼び出すなんて、何なのでしょうね、用事って……」
 「……多分、左衛門佐は来ない」
 「え?」
 エルヴィンは一回、優花里が見ているのにもかまわずに、大きく深呼吸した。最早、後には引けず、ただ自分
の思いを告白するしかないのであった。それが分かっていたから、あとは上手く口が回るように、緊張を少しで
も取るしかない。優花里の言葉はもはや聞こえず、頭に入らず、意識は、ただただ自分の言うべき言葉に向けら
れていた。
 「ぐ、グデーリアン!」
 「は、はい! 何でしょう?」

73 :
 優花里は少し仰け反って答えた。見るからにその声量に驚いている風であったが、そんなことにエルヴィンは
かまっていられないのであった。エルヴィンはグデーリアンの顔を見ると、ただ一言、言い放った。
 「私は、グデーリアンのことが、好きだ!」
 およそ場は十秒間沈黙した。その間、エルヴィンはじっと優花里を見つめ、優花里は金魚のように口をパクパ
クと開け閉めしていた。混乱していた優花里はたっぷり十秒間思考の果てに旅して来て、左衛門佐の突然の呼び
出しと言うのはブラフであって、このエルヴィンの告白のためであること等々おおよその状況を把握したが、そ
れでもなお、
 「えええええええええ!」
 と叫ばずにはいられなかった。
 「グデーリアン……」
 「あ、あの! ちょっと待ってください! それって所謂愛の告白的な、あの……」
 「そうだ」
 「うわぁ、うわぁ! ちょっと待って、どうして、エルヴィン殿が、私にぃ?」
 「駄目か?」
 「駄目じゃないです! 駄目じゃないですけど……」

74 :
 優花里は腕をあたふたと動かしながら、ふと、エルヴィンの顔を見た。エルヴィンの顔は真剣そのもので、そ
の必さが、苦しそうにも思える表情だ。優花里はそれを見ただけで、ここに至るまでのエルヴィンの葛藤と真
摯な思いが、その片鱗が分かったような気になった。きっと自身と同じような苦しさをエルヴィンも経験してい
るのだという確証が、優花里の胸を静かに打ち、だからこそきちんとした返答をしなくてはならないという義務
感が沸いてきた。優花里は言葉を選び選び、ようやく頭の中で文章にまとめると、それをそっと口に出した。
 「……あの、気持ちは嬉しいです。でも、私には既に、その、心に決めた人がいるので……だから、あの、エ
ルヴィン殿……」

75 :
 その先の言葉は、上手く喉から出てきてくれなかった。優花里は伺うようにそっとエルヴィンの顔を覗き見て、
そしてぎょっとした。一珠の涙が顎先から零れ落ち、そうなってから泣いているということに気が付いたのか、
エルヴィンはようやく軍服の袖で目を拭っていた。優花里は弾かれたようにエルヴィンのすぐ側によって、しか
しその先どうすればいいのか、嗚咽を漏らし、ひたすら目を拭うエルヴィンを前に、自分は何をすればいいのか
分からなくなった。
 「あ、あの! 別にエルヴィン殿の事が嫌いというわけではなくて、だから、この先だって、私は仲良くして
いただけたなら本当に嬉しいし……。あの、泣かないでください! 」

76 :
 エルヴィンは優花里の鎖骨に額を当てて、すまない、すまないと、声を詰まらせながら繰り返し言った。優花
里はエルヴィンに手を回して、背中をそっとさすってやった。胸元から聞こえる呻き声と、しゃっくりまじりの
呼吸音が、どうにも重く圧し掛かる。優花里はただ言葉もかけられず、エルヴィンの体を受け止めることしかで
きなくて、そんな自分を嫌に思った。あのエルヴィンを泣かせてしまったという罪悪感が、胸の奥を傷めていた
のだ。
 突如、扉の方から足音が聞こえてきた。エルヴィンはそれにまったく気が付かなかった様子だが、優花里の耳
には、泣き声を掻き分けて後方から、たしかにその音が聞こえていた。
 「え、エルヴィン殿、隠れましょう! おそらくは見回りの教官です!」

77 :
 優花里は言ったが、エルヴィンは腫れた目を優花里の方に向けるだけであった。その表情、潤んだ瞳には、言
葉を詰まらせるほどの攻撃力があって、優花里は胸の高鳴ったのを悟られないように、顔を背けて体を離した。
エルヴィンの不安そうな表情は優花里の何かをそそったのだが、今はそういう事を気にしている場合ではなかっ
た。優花里はエルヴィンの手を取ると、三凸の上へと昇りハッチを開けた。
 「隠れましょう。先に入ってください」
 エルヴィンは言われるがまま、体を車内に滑り込ませた。遅れて入った優花里はそのまま車長席に座って、キ
ューポラの視察口から外の様子を伺う。格納庫の扉が開き、懐中電灯を持った教官が中に入ってくるのが見て取
れた。
 そんな優花里の胸元に、エルヴィンの頭がすっぽりと埋まった。
 「え? ちょっと、エルヴィン殿?」

78 :
 エルヴィンは優花里にすがるように抱きついて、手は肩に掛けていた。狭い戦車内で、まさか引き離すわけに
もいかず、優花里はとりあえずはそのままにしておいて、外の監視を続けることにした。幸い教官は二人に気が
付いていなかったのか、周囲をぐるりと一周しただけですぐに帰っていった。扉が閉まり、優花里は抱きつかれ
た姿勢のままエルヴィンをどう扱えばいいのか分からず、一応背中に手をまわしてやり、そのままにしておいて
みた。
 「すまない」
 何分経ったのか、ぽつりとエルヴィンはそう言った。
 「いえ、かまいません」
 優花里はすぐにそう返したのだが、胸元の頭は左右に振れる。
 「私は、グデーリアンが西住と関係があるのを、知っていた。その上で、あんなことをしてしまったんだ。…
…私は勝手な女だ。西住がグデーリアンを、あんな風に……。気持ちに気が付いているのに、ああやってずっと
逃げているのが、腹立たしくてしょうがなかった。私がどうやっても得られないのを、最初から手に入れている
のに、その気持ちを、踏みにじって……私っ、それがっ……嫌で嫌でしょうがなかったんだ……」

79 :
 エルヴィンの声が、再び切羽詰ったものになった。優花里は彼女が泣き止むまで、ずっと頭を撫でてやり、エル
ヴィンもそれ以上言葉は発さず、口からは嗚咽しか漏れ出さなかった。
 「私の胸でよければ、いつでもお貸しします。私は、エルヴィン殿が泣いているのを、見ていたくありません」
 優花里はエルヴィンが落ち着いたのを見計らって、そう言った。そしてそれは、確かな気持ちでもあった。エル
ヴィンに想われるという事に対して、確かな喜びを得ているということ。だからこそ、彼女を泣かせてはいけない
のだという気持ちを抱き、優花里は彼女を抱きしめてやる。そういった優しさが相手にとってどれだけ酷なことな
のか、彼女は知り得なかった。何故なら彼女自身もまた、そういった優しさに毒されている人間でもあったからだ。

80 :
 「そういうことを言われると、調子に乗ってしまうぞ」
 エルヴィンは静かにそう言って、肩を押し体を離して、優花里の目をみつめた。
 「グデーリアン、キスをしてくれ」
 エルヴィンの視界の中で、優花里のきょとんとした表情が、急速にその形を変えていった。まず目が見開かれ、
そして口が何か言葉を発そうと開いたが、しかし何も出てこない。
 優花里は、それは駄目ですと、言おうとした。意思の力を振り絞り、何とかそう言おうとした。しかしエルヴ
ィンの泣き顔が、嗚咽の声が、まるで鉄塊のような重りになって、喉を締め付けていた。これ以上踏み込ませて
はいけないと知りつつも、エルヴィンが泣いてしまうよりは全然いいじゃないかと、そういった考えが頭を巡り、
そしてみるみる近づいてくるエルヴィンの唇を見て、それでもなお動けなかった。

81 :
 「嫌なら、そう言ってくれ」
 触れる直前のエルヴィンの言葉に、優花里の頭には幾つもの言葉が浮かんだ。だが優花里はそれら全てを放棄
して、ついに瞼を閉じてしまう。唇に広がる柔らかい感触と甘い味を、優花里は受け止め、そして頭に浮かぶの
は、みほの顔なのであった。
 唇が離れた後、エルヴィンは頬を赤くしながら、優花里にもたれかかった。
 「今、グデーリアンの気持ちがよく分かった。そしてきっとグデーリアンは、西住の気持ちを理解したんだろ
う? 私は、グデーリアンが好きなようにしていてくれて、それが心地いいんだ。私を好いてとは言わない。だ
から、グデーリアンが寂しくなったら、私を使って欲しいんだ」
 エルヴィンは、優花里の顔を見た。
 「お前に尽くそう。身も、心も」

82 :
 優花里の理性と呼べる部分が、引き止めなくてはならないラインをわきまえた利口な部分が、エルヴィンの表
情を見て、遂に霧散し、消え去った。優花里はエルヴィンを引き寄せると、その唇に自身のを押し当てた。それ
だけでは足りず、全然満たされず、遂に舌が口を割ると、その口腔内を、好き勝手に動き回る。急なことに目を
白黒させながら、エルヴィンはそれを受け入れた。頬を伝った涙はうれし涙で、強引にされるということに、心
が弾み、満たされる。不慣れなことにどぎまぎしながら、自身からも舌をだして、優花里に応えるのであった。
 飽きるほどキスを繰り返して、優花里の顔に躊躇の表情が顕れると、エルヴィンは気を利かせて、肩に掛かっ
た軍服を床に落とした。
 「駄目……。遠慮するのは、駄目だ」
 熱い吐息が、優花里の耳を撫で、それがあの教室での行為を連想させた。湧き出してくる罪悪感を打ち消すよ
うに、優花里はエルヴィンをかき抱いて、寝巻きの上着をずらしていく。

83 :
 外気に晒された背中が心細くて、エルヴィンはキスをせがんだ。優花里はそれに応えながらブラのホックを外
してやる。胸を撫でながら反対の手でスカートをたくし上げ、秘部に指を這わしていく。自分がされた行為をエ
ルヴィンに還元しているようだと、優花里はふと思ってしまって、それが自己嫌悪に繋がっていった。
 「優しくしないで、いい。もっと、好きにしてくれ」
 喘ぎ喘ぎ、エルヴィンがそう口にすると、優花里はショーツをずらして、割れ目に指をあてがった。胸を満た
す不安感が、しかし快楽でもあって、エルヴィンは黙ってその指を受け入れる。しばらくは上下に、撫でる様に
動いた指が、奥の方へと進んでいった。ひりひりとした痛みを覚え、思わず腰がこわばるのを何とかさとられな
いようにしながら、エルヴィンは優花里にしなだれかかる。

84 :
 「痛く、ないですか?」
 ついに指がすべて埋まると、優花里は息の荒いエルヴィンにそう聞いた。
 「痛い。……けど、痛いのが、きもちいい」
 得られた返答を優花里は信じて、ゆっくりと指を引き抜いていく。エルヴィンの腰ががくがくと揺れて、一旦
抜いてから再び奥へ進入させると、今度は緊張したように動かなくなる。
 「はっ、ん……もっと、はやくしてくれ。……大丈夫だ、から……」
 言われて、優花里は指の出し入れするスピードを速めていった。背中に回された手がきつく締め付け、少し息
苦しさを感じもしたが、それを訴えはしなかった。水の音が大きくなっていき、エルヴィンの嬌声もそれに比例
するようだった。
 優花里は一点、触れるとエルヴィンの声が一際大きくなる所を発見した。そこには中指を第二間接まで入れて、
すこし曲げてやると触る事ができて、そこをつつかれるたびに、エルヴィンの腰は逃げるように浮いてしまう。

85 :
 優花里は空いている手で腰を押さえると、そこを重点的に刺激してやった。
 「やっ! 駄目、そこは……」
 エルヴィンは抗議したが、聞き入られるわけは無かった。涙を流して、頭を左右に振り、だめだめと連呼するも、
それら全てが優花里の劣情を駆り立てた。
 何分そこを弄り回したのか。優花里はエルヴィンの反応を見るのに夢中で、腕が疲れてきたということに遅れて
気が付いた。エルヴィンの限界ももう近いことを察していたから、優花里はスパートをかけて、一層激しく指を動
かした。
 「すまな、い。もうっ、んっあぁ、無理だ! 無理、イクっ、うあ、っあああ」
 エルヴィンの腰が、一回跳ねた。息が止まり、背中が丸まると、急に痙攣したように腰が震える。声が戦車の中
を反響して、優花里の指が締め付けられる。

86 :
 少しして、乱れた息が整っても、エルヴィンは恥ずかしいのか顔を上げなかった。優花里の胸の中は薄暗く、
罪悪感で一杯だった。しかし体に感じる温もりは愛おしく思えてしまって、だから悲しく思えなかった。
 違う人を抱きしめながら、優花里はみほのことを想うのであった。

87 :
 4
 
 「……ただいま」
 恐る恐る扉を開けて、部屋の中に入ってみると、生暖かい視線が注がれた。
 「モントゴメリーなんて言って、悪かった」
 おかえりという声の後、カエサルはまず謝罪して、左衛門佐は頬を赤らめ、おりょうは股間を見つめていた。
視線に気が付いたエルヴィンは、
 「下着、替えてもいいかな」
 と言い、三人は同時に頷いた。
 部屋は気まずく沈黙して、そのまま夜は更けていった。もう寝る段になって、おりょうが、
 「一皮むけたぜよ?」
 と言ったが、エルヴィンは当然答えなかった。

88 :
以上だ。 駄文失礼。

89 :
やっとゆかエルの時代来たか
続き待ってるよ

90 :
あは〜ん

91 :
11話放送終了あげ

92 :
続きまだー?

93 :
>>92
すまない。続きはまだ先になりそうだ。
代わりというか、短いが別のを書いてみた。今から投下する

94 :
 「ちょっと! 戦車道取って単位が安定したからって、遅刻して良いって訳じゃないん
だからね!」
 その注意の声は、ほんの少しも麻子を冴えさせてはくれなくて、頭のクロック数はさっ
きまでと変わらず、大きい壁掛け時計の振り子の周期と同じくらいなのであった。麻子は
ふらりふらりと左右に揺れながら、みどり子のことは眼中にも入れず、その脇を通り過ぎ
ようとする。立ちはだかるようにみどり子が麻子の前に出て、そうされてからようやく存
在に気が付いたという風に、麻子は
 「ああ、そど子か」
 と言った。みどり子は顔を赤くしながら、まるで何メートルも離れた人に向かって言う
ように、声を大にして叫んでいた。
 「そど子か、じゃないわよ! あなた一体いつになったら登校時間を守れるようになれ
る訳!? 全盛期にはちゃんと朝の六時に学校に来れたんでしょう!?」

95 :
 「空砲があった、あの時は」
 「なら空砲の音が出る目覚ましを買いなさいよ!」
 「うるさいぞ、そど子。頭が痛む」
 みどり子は鼻息荒く、もっとまくし立ててやろうと息を吸い込んだ。しかしそれを吐き
出そうとしたタイミングで、麻子の手が肩にかかり、息に声は乗らなかった。みどり子は
少しの間の後、
 「何よ」
 と、幾分か音量を抑えて口にした。それは、一応麻子の体調を心配しているということ
で、肩に乗った体重の重みを気に掛けていたということでもある。
 麻子はうなだれていて、顔色を確認することはできなかった。みどり子は覗き込むよう
に少し屈んで、彼女の手を取ってみる。柔らかい皮膚の感触と、それに髪から良い香りが
漂ってきて、思わず胸が高鳴った。整髪剤と思しき薬品っぽい花の香りは、みどり子の鼻
腔をくすぐって、掌に収まるほっそりとした手首は、いつになく蟲惑的であった。

96 :
 みどり子は雑念をはらって、もう一度声を掛けようとしたが、それより先に麻子が口を
開いていた。
 「お前が起こしに来てくれれば、ちゃんと時間通りに起きれそうだ」
 みどり子は上ずった声で、
 「ど、どういう意味よ」
 と言った。声音に嬉しさが滲み出ていたのは誰の目にも明らかだったのだが、次の
 「お前の声量は空砲並みだということだ」
 という言葉によって、みどり子の気持ちは一気に下方へなだれ落ちた。
 「あなたねぇ……!」
 「冗談だ」
 麻子は、再び髪を逆立てたみどり子をなだめるように、微笑んで頬に手を添える。
みどり子は声を詰まらせて、そして眼前に迫る麻子の顔を、なぜだか認識できていな
かった。唇の触れた感触が、じんわりと遅れて伝わってきて、みどり子はそうなって
からようやく、慌てて麻子を突き放そうと、肩に手を掛けようとした。しかし、さっ
きまで麻子の手を掴んでいたはずのみどり子の手は、いつのまにか逆に手首をがっち
り握られいて、片手では麻子を退かすことはできず、結局麻子の気の済むまで、唇は
塞がれたままだった。

97 :
 「ちょっといい加減……」
 長い間そのままの体勢で、ついに羞恥に我慢ができず、顔を背けてみどり子は言った。
しかしそれを狙っていた麻子は、頬にあった手を後頭部まで持っていき、開いた口に、こ
こぞとばかりに舌を入れた。
 「あにすんっ……のよ! ちょ、まっ」
 まさかそこまでされると思っていなかったみどり子は、目を白黒させながら身をよじっ
ていたが、舌が歯を撫でると、いつもの癖で力を抜いてしまう。微弱な抵抗を感じながら、
麻子はいつまでもみどり子の味を堪能して、その反応を楽しんでいた。
 「な、何すんのよ! こんな、外で、朝で、異性不純交友なんてっ……!」
 ようやく開放された後、みどり子はさっきまでと違う要因で顔を真っ赤に染めあげて、
声の限り叫んだ。

98 :
 「落ち着けそど子。同姓だ」
 「そういう問題じゃないわよ!」
 「それに、もう不純なんてレベルじゃないだろう。私達は」
 あ、と声を漏らした後、みどり子は硬直した。一体頭の中でどんな記憶が掘り返された
のか、まるで微動だにしないみどり子の頭を麻子は撫で、それから
 「おはよう」
 と言った。みどり子は顔をそむけて、何もこたえず道を空ける。みどり子の反応の数々
は、確実に麻子の頭を覚醒させていった。明日の朝は何をしてやろうかと思いながら、麻
子は教室を目指して歩き始めた。

99 :
以上だ。駄文失礼。

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