2013年10エロパロ332: 君に届けでエロパロ★6 (306) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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君に届けでエロパロ★6


1 :2010/09/04 〜 最終レス :2013/10/04
まだまだ引き続き神光臨超期待!
前スレ
君に届けでエロパロ★5
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1265163217/
保管庫(管理人さまに感謝)
ttp://wiki.livedoor.jp/ekdo31/

2 :
前スレが容量オーバーで落ちていたので立てました。
神々の降臨をお待ちしております。
↓ ↓ ↓

3 :
では即回避用に小ネタ投下。
・風早×爽子、お初済ませてしばらく経ったころ。
・事後なのでそれほど直接的な描写があるわけではありませんが、エロ単語の羅列があります。
・脳内会議ネタ。

それは慌ただしい情事を終えた夕暮れのこと。
毎週水曜日は黒沼のお母さんのボランティアが終わるまでは二人の時間。
お母さんにかわって夕食の支度をする黒沼を手伝って洗い物をしたり、一緒に宿題をしたり、
そしてやるべき事が終われば当然ヤルべき事をするわけで。
階下からは肉じゃがのいい匂いがする。
俺は黒沼の髪の毛を撫でながら幸せに浸りきっていた。
その時までは。
「あ、あのね、風早くん」
「ん?なに?」
「実は、ちょっと聞きたいというか、確認しときたいことがあって。その、コレって…何てよべばいいのかな」
「へ?」

それだけ言うと耳まで真っ赤にして、黒沼は枕に顔を押し付けた。
俺は黒沼がそっと触れている「ソレ」を見下ろした。
――戦いを終えて俺の股間でヘタリと横たわる、ソレ。
「やっぱり名前をきちんと知らないと、ほら、いろいろ…不便だし。きちんと名前を知ることから始めたいかなって」
「始めるって何を」
「その、――もっと上手にできないかなって」
そこまで言うと黒沼は顔をグリグリと枕に擦りつけ始めた。
恥ずかしさに身悶えしているらしい……か、カワイイイイんですけど!
俺はそんな黒沼をぎゅっと抱き寄せて囁いた。
「いいよ、そんなこと考えなくても。コレとかソレで」
「いえ、そういうわけにはいかないって言うか…やっぱり私がスッキリしないので」
「そ、そう?」
「はい。で、何て呼べば?」

4 :
困った。なんて答えればいいんだろう。
俺は素早く脳内会議モードに入った。
風早A「そんなんフツーにおちんちんでいいじゃん」
風早B「うわ、それ幼児語だし」
風早C「ドン引きや」
風早D「まったくだ、陰茎とかペニスとか他にもいろいろあるだろ」
風早A「待て、そっちの方がナイから」
風早C「マジ引くわ」
風早B「『風早くんの陰茎、おっきい』とか言われてみ?萎えるやん」
風早D「うひゃーエロいいいい」
「あ、あの、風早くん?なんかコレ、おっきくなってきたんだけど…」
「う、あ?あ、ああ。ごめん、もうちょっと待ってて!」
風早A「えーと、じゃあエロゲみたいにおちんぽとか肉棒とか…」
風早B「なんだそれ。てかお前、まじめに考えてる?」
風早C「ありえへん」
風早D「『風早くんのおちんぽ舐めたい』とか言われてみ?萎えるやん」
風早A「…いや、むしろ」
風早D「おい!そっちかよ!」
風早B「てかハッキリ言わせる必要あんのか?抽象的な言い方の方がグッとくるで」
風早D「『風早くんのおっきくて黒光りしたカチカチのやつが欲しいのぉ』とか?」
風早C「ハァハァ」
風早A「ハァハァ」
風早B「ハァハァ」
風早D「おい、黒沼に何を言わせる気だ!絶対阻止!」
「風早くん?あの…すごいんだけど、コレ」
「や、やっぱり『コレ』でいいんだけど、あひゃあ!」
「うふ…なんだかかわいい、ピクピクしてて」
「う、あ…やめて!そこはダメ!」
「じゃあ何て呼べばいいかおしえて?」
脳内会議は紛糾している。
俺の『ソレ』は不埒な妄想と黒沼のぎこちない指の動きでもう危険水域だ。
追い詰められた俺は完全に頭に血が上ってしまっていた。
いや、血が集まった場所は別の場所か。
「ねえ風早くん?」
黒沼が髪を掻き上げながら黒目がちの上目遣いで俺を見る。
ああ、もうだめだ。
俺はそのまま黒沼の手の中にぶちまけてしまった。
その後、いろいろ紆余曲折があって俺の分身の呼び名が「ペドロくん」になるのはまた別の話。
(おわり)

5 :
>>3
即回避乙&GJでしたー

6 :
ちょ、ペドロwww
乙&GJです!!

7 :
スレ立て乙ですー
脳内会議wなんで関西弁www

8 :
保守

9 :
ペドロくん・・・!かわいい

10 :
いいね、ペドロw
脳内会議いいなあ
GJでしたw

11 :
投下します。
シチュ;初体験から半年くらい、繋がったまま爽子をイカせられない風早の苦悩とカタルシス

(1/6)
私はまだ風早くんのアレでアレしたことがない。
もちろんアレの時にはアレしちゃうんだけど、そうじゃなくてアレがアレの中で動いてる時には…って意味。
ネットで検索したところによると、アレがアレの奥にあたるとすごくアレでアレしちゃうのが普通らしい。
アレが動いてる時はもう嵐みたいに何がなんだかわからないんだけど、でも風早くんがアレになると
私も満足感がすごくあって幸せ。
でもそのたびに風早くんが「俺だけ気持ちよくてごめん」って謝るのが、ちょっと。
早く風早くんが謝らないで済むアレができればいいのに。
「ごめん」じゃなくて「ありがとう」で終わるアレがしたいのに。
やだ私ったら。
あんなに良くしてもらってるのに、これじゃまるで文句みたい。
あんな風に風早くんと繋がって一つになれて、それだけで十分幸せなのにね。
人間って、どんどん贅沢になってしまうね。

【※伏字ばっかでワケがわかんないので、以下風早視点でお届けします。】

俺はまだ黒沼をイカせたことがない。
もちろんクンニではちゃんとイッてるみたいだけど、そうじゃなくて挿入中にってこと。
ネットで検索したところによると、GスポットとかA感覚だとかポルチオだとかもうわけわからん。
いつも射精の後には自分の不甲斐なさから「ごめん」と言ってしまう。
そしてそのたびに黒沼に悲しそうな顔をさせてしまうんだ。
本屋にいったら「本当に気持ちのいい◯◯◯◯」とかいう本が平積みになっていて、
「二人で気持ちよくなるって、こんなに簡単で素敵なことだった!」なんてPOPがついてたけど、、、、
あんなタイトルと表紙じゃ男子高校生が手を伸ばせるわけないっちゅーの!!!!
あの本が数学の参考書みたいなタイトルと表紙だったら今の10倍売れると思うよ、マジで。

12 :
(2/6)
俺もなんだか血迷って、矢野に相談したりしちゃって。
まあ突然切り出したわけじゃなくて向こうが「で、うまく行ってるの?」なんて意味ありげに聞いてきたからだけど。
「う、うまくって!?いや、ヘタなのか上手いのかもわからないよ!!」
「ちょ、風早、声が裏返ってる」
「俺ばっか気持ちよくてさ、やっぱり俺がヘタなの!?」
「……おちつけ。そういうこと聞いてるんじゃないから」
「あ、え?そ、そうなの?」
「うん。交際は順調ですか、的な」
「あ…そういう…的な…」
しばらく沈黙。
「つまり、もうあんたたち…ってこと?」
「うん」
「でも風早ばっか気持ちよくて悩んでる、と」
「う…そうまとめられると身もフタもねえ…」
「爽子は幸せそうにしてるけど?」
「あー、うん。黒沼は…今のままでいいって。でも俺は」
矢野は言い募ろうとした俺を、右手を上げて制した。
俺は「一緒に気持ちよくなりたいんだ」と言いかけた言葉を呑み込んだ。
「風早、あんた、爽子以前に経験って?」
「あるわけ、ないだろ」
「やっぱりね、まあそれだとしょうがないんじゃないかなー」
「えっ!や、や、やっぱり数をこなさないとダメとか!?」
「お・ち・つ・け。――爽子以外の女と練習しようとかしたら、あたしとちづですからね」
「……はい」
「うん、つまりは童貞と処女同士じゃそんなサクサク行くわけないつーか。そんなに簡単なら、ハウツー本があんなに売れるわけないでしょ」
「確かに」
「だから焦って変なことすんなよってこと。ムリしないで、ヨソと比べないでいいんだからね」
「そうか…」
「てか風早ひとりで煮つまらなくたって、あのコだって色々考えてるよ。ま、がんばって」
俺の肩をポンと叩いて、矢野は軽やかに去っていった。
何?いまなんて?
「あのコだって色々考えてるよ」
いやあああああああ!
どうしよう!
黒沼が、俺以外の男と練習しようとか考えていたら!?

(※もちろん矢野はそんなつもりで言ったわけではありません)

13 :
(3/6)
俺は一旦家に帰って私服に着替えると自転車で町の一番大きな本屋へと急いだ。
もう恥ずかしいとかなんとか言ってられる場合じゃない!
平積みの棚から「本当に気持ちのいい◯◯◯◯」を1冊取ると、俺はそれを「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の下に隠すようにしてレジへと持っていった。
別にドラッカーに興味があったわけじゃない。
本のサイズがぴったり同じだったからだ。
無言でレジに向かって2冊を突き出すと、本屋もさすがプロだ。
さっと裏返して無言でバーコードをピッピッと当てている。
なんだ、別に難しいことも恥ずかしいいことも何もなかったんだ。
変に構えてた俺がバカみたいだ。
「2冊で3180円…あっ!」
店員が突然動きを止めた。一体なんだ?
「もうしわけございません、こちら、カバーが少々破れておりますのでお取替えさせていただきます」
えっ。
「三枝さーん!コレ、もう1冊持ってきて!こちらのお客様に!」
その店員はあろうことか、「本当に気持ちのいい◯◯◯◯」を高く掲げると、店の奥にいる店員によく見えるように振り回した。
なんとなく周囲がザワついた気配を、俺は背中に感じた。
だめだ、一刻も早くここから立ち去らないと――!
ふう、なんとか入手に成功したが、正直言ってどうやってお金を払ってきたのかもよく覚えてないぜ。
俺は今度からレジにもって行く前にはカバーの破れやヨゴレもチェックしなければいけないと心のノートに書き留めた。

14 :
(4/6)
「え、いつもとは違う…って?」
「うん、今日はちょっとやり方を変えてみたいと思って」
クンニでイッてぼわんとしてる黒沼をぎゅっと抱きしめると、俺はおもむろに切り出した。
例の本で得た知識を実地に移してみることにしたんだ。
「黒沼、多分俺、今までわかんなくて黒沼に辛い思いをさせたんじゃないかと思う」
「…?」
「まだ黒沼は経験が少ないのに、ガンガン勢いにまかせて奥まで突いちゃったり、バックからしたり」
「それは別に、辛いなんてこと…」
「本当は痛かったりしたんじゃ?」
「あ、え…でもそれは私がまだ上手にできないからで…」
「やっぱり!だから、だから!そうじゃない方法を試してみたいんだけど、いい?」
黒沼はコクリと頷いた。
俺はコンドームを装着すると、黒沼の脚を少しだけ広げさせてペニスの先端を挿入した。
入り口付近でゆるゆると少しずつ動かしながら、上半身を密着させて黒沼の唇を吸う。
この姿勢だと、たとえ俺が我を忘れたとしても奥まで突き込むことはできない。
いままで俺は、エロゲなんかで「奥がいーのー」なんて女の子が言ってるのを間に受けて、黒沼に対しても奥をガンガン攻めていた。
でも例の本でそれは経験の浅い女の子にとってはそれは苦痛でしかないと知り、正直ショックだった。
黒沼も痛いって言ってくれればよかったのにと一瞬考えたが、セックスというものがどんなものかも知らなかった黒沼にそれを求めるのは酷というものだ。
むしろ、自分の快感で目が眩んで気付いてやれなかった俺の方が…。
だから俺は、奥がまだ硬い黒沼でも快感を得られる可能性の高い入り口付近を丹念に攻めることにした。
まだ処女膜の痕跡が残っているのか、黒沼のそこは出し入れするたびにキュッと俺を絞り上げる。
それを何度も繰り返すのは、はっきりいって今の俺には拷問に近い。
俺はピンの顔を思い浮かべながら必に耐えた。

15 :
(5/6)
「う、うあ――んん…」
黒沼の口から、赤ん坊の声のようなうめき声が切れ切れに漏れる。
やばい、その声だけでイッてしまいそう。
てか結合部を見たら絶対出る。
俺は黒沼の顔をしっかり見つめた。
頬を染めて、目を潤ませて、眉間に力が入ってそこだけ白くなってる、きれいな顔を。
「か、風早くん…ちょっとやめて…」
「え、何?」
「なんか変で、あの、トイレに行きたいみたいな…ひああ!」
俺は黒沼の腰をしっかり抱えると、黒沼が敏感な反応をしめした部分を丹念に擦り上げるように腰を送った。
多分、これが黒沼のGスポットって奴なんだ。
1回奥まで突いて、2回はゆっくりGスポットをカリで引っ掛けるように。
狭い蜜壷の中が焼けるように熱くなって、クチュッという淫靡な水音を立てている。
奥の方もねっとりと俺を迎えて絡みついてくる。
すごい、これが黒沼の…。
「今のが、イイの?」
「やぁ…わかんない…はぁッ、でも…んあ!ああっん!」
ああだめだ。
気持ちが良すぎる。
うっすら発汗して薄桃色に光る黒沼の身体。
それがうねり、震えて、俺の頭のどこかのスイッチを壊す。
一緒に壊れて、どろどろに溶けてしまいそう。
「あふぁッ!や…怖い!」
「大丈夫、怖くない…そのまま、俺と一緒に…」
「い、いやあ、ひ、ぐぅ――あああああぁぁぁ――」
ガクガクと震え始めた黒沼の脚を俺は抱え上げ、一番深いところまで叩きつけ、ぶちまけた。
長い射精が終わり、ペニスを引き出すと、コンドームには白く泡だった愛液が絡みついていた。


16 :
(6/6)
俺がコンドームの処理をしている間に、黒沼は枕を抱えて俺に背中を向けてしまった。
そういえば初めての時もやっぱりこんな風にしていたな。
その時には「嬉しいのと恥ずかしいのが溢れちゃってどうしようもない状態」とか言ってたな。
俺は隣に身体を横たえて、黒沼の身体を後ろから抱いた。
「俺、すっげー気持ちよかった…」
「…」
「黒沼は…どうだった?」
「…」
何も言わずに耳まで真っ赤にしてる黒沼の背中にキスをして、俺は勝手に話し続けた。
黒沼がどんなにキレイだったか、黒沼の中がどんなに気持ち良かったか、俺がどんなに幸せだったか。
自分が気持ちイイのよりも、黒沼がイク顔を見てる方がずっと幸せだってって言ったら、黒沼に怖い声で「恥ずかしいから本当にやめてくれませんか」とか言われた。
それでもなんだか口が動くのを止められなくて、止めたら幸せがなくなってしまうような気がして、恥ずかしがる黒沼を羽交い締めにしながら俺はしゃべりつづけたのだった。

17 :
投下終了です。
コテ欄記憶にチェック入れ忘れて、見づらくなってしまいました。

18 :
乙です。本屋の風早がリアルw

19 :
GJ!!
本屋でケントあたり偶然遭遇してたら後日どんなイジリが‥wwW

容量オーバー気付かずにしばらく迷子になってたよー

20 :
なんとなくリアルで、でもこういう風にしていけるカップルがいたら
それはそれですごくいい感じがして、ちょっと感動してしまった。
しゃべり続けた風早にだんだんと折れていく爽子が見たかったかも。

21 :
再放送決定記念age

22 :
爽子は自主練ジョギングもしてるしスタミナも体力もあるだろう。
下心のみ太の止まらない勢いも受け止めてやれそうだ。

23 :
>>11
これ、すごい好き。GJ!
続き書いて欲しいくらいです。

24 :
投下いたします。
爽子と風早つきあって一年くらい 風早試練話?

黒沼爽子、俺の彼女。
最近俺は、彼女のことで悩んでる。
付き合い自体はすごく順調。幸せ過ぎてこわいくらい。
俺たちつきあってそろそろ一年たつけど…身体の関係はまだ。
今思えば何回かチャンスはあったかもしれない。
正直、押し倒してあの白い身体を意のままにしてみたい、なんて思うことはしょっちゅう。
だけどその都度俺の頭にあの言葉が蘇るんだ。
「真面目につきあいます」
初めて黒沼の家に行った時、黒沼の両親の前で俺はそう約束した。
あれ以来俺はずっと約束を守ってきたし少なくとも高校を卒業するまでは…と心に決めていた。
考えたくないけどもしも、の時があった時学生の俺はどうすることもできない。
高校を卒業すれば俺だって働くことは出来る。
だから、それまでは…。
――そう固く誓った俺の心に最近ヒビが入りはじめた。

「風早くんぎゅってして…」
部屋に黒沼の可愛い声が響く。

今日は俺の部屋で勉強会。
黒沼のおかげで俺の成績もかなりあがったし、真剣に問題に取り組む黒沼の姿を見ているのも好きだ。
問題はその後…。
暗くなってきた空を窓越しに見てそろそろ帰ろうかな、と黒沼が腰をあげる。
送るよ、と声をかける俺に黒沼がそっと呟く。
「風早くん、ぎゅってして…」
そうなんだ。最近黒沼がこうやって可愛いことを言っては俺の理性に何本もヒビを入れるんだ。

25 :
思い切り彼女を抱き締める。シャンプーの香りが鼻をかすめて頭がくらくらする。
俺は自分の欲を押さえるのに精一杯。だってあの黒沼から「ぎゅってして」だなんて。
黒沼がこうして自分の欲求を伝えてくれるようになったのはつい最近のこと。
それがはじめはすごく嬉しかった。いや、今だって嬉しいんだよ?だけど…
徐々に俺は、自分の限界が近いことを感じて始めていた。
「…きっ、キスして欲しいな…」
ああ、やっぱり黒沼は意地悪だ。
彼女は俺の腕の中でもじもじと身動ぎするとあの可愛い声で言う。
あああ。もうどうしてくれよう。知らないよ、そんな風におねだりされたら…
黒沼の頬に両手を添えると軽く口付ける。
ちゅ、と音をたてて顔を離すとぶつかる潤んだ瞳。
誘ってんの?ねぇ、黒沼。今日俺んち誰もいないの知っててやってんの?
そう思わずにはいられないくらい、黒沼の威力は半端ない。
その瞳に吸い込まれるように、もう一度口付ける。角度を変えて何度も。
痛いほど反応を示している下半身がバレないようにと、つい腰がひけてしまう。
呼吸の合間に黒沼は小さく、呟くように言う。
「…すき」
……もう、ダメだ。俺は黒沼の身体を引き離した。
「ごめん。もう俺、とまんなくなるから」
「え?」
きょとん、とした黒沼の顔。
「こうしてると…黒沼に触れたくてたまんなくなるっ…!だから」
「同じだよ?私だって風早くんに触れたいよ?」
わかってない。絶対に。俺の触れる、と黒沼の触れる、じゃ意味が違うこと。
黒沼は何にも悪くない。それもわかってる。
だけど、彼女の無邪気に俺を求める言動に、自分との温度差を感じずには居られない。
ずっと押さえてきた感情が爆発しそうだった。

分かってないなら、分からせればいい…突然、頭の中でもう一人の俺がそう囁く。

26 :
「んっ…」
強引に唇を塞ぐと隙間に舌を差し込んだ。黒沼の舌を見つけると自分のそれで絡める。
初めて味わう彼女の舌は柔らかくて、それだけで頭がどうにかなってしまいそうだった。
苦しげに呼吸する黒沼にねだるように囁く…
「黒沼も…動かして…」
俺はそういうと、また舌を絡めた。
少しだけど、黒沼が反応してくれて、それがすごく嬉しい。夢中で貪る。
気が付くと俺は彼女の胸の膨らみに手を伸ばしていた。
「きゃっ…!」
黒沼の声でようやく我にかえる。
あ、俺今何して……
指先に残る感触に夢じゃない現実なんだ、と思いながら黒沼を見ると、それは真っ赤な顔の彼女。
「こーゆーことだからっ」
「…え?」
「俺が触れたい、ってのはこーゆーことだからっ…」
黒沼に顔を見られないよう顔を伏せる。見なくたってわかる。絶対俺も顔、赤い。
「…わかった?」
ポーッとしたままの黒沼にそう告げると、俺は立ち上がって勢いにまかせて言った。
「…送る!」

黒沼を家まで送った帰り道。
俺は初めてのディープキスを思い浮かべながらニヤついた頬をピシリと戒めた。
黒沼…分かったよな、さすがに。俺の下心。

だけど。
しばらくして、俺は自分の考えの甘さを呪わざるを得なかった。

27 :
「風早くん、ぎゅっ…てして」

今日も楔が打ち込まれる。
ああ…また!こないだのこと分かってないのかな?
俺はたまらず黒沼を抱き締めると祈るように目を閉じた。
…今日は…大丈夫…かな?爆弾発言…ナシだからね?
腕の中でもじもじ動く彼女。腕を緩めるとすくうような瞳で俺を見上げる。
「おっ、お願いします…あの…」
黒沼はそう言うと目を瞑った。柔らそうな、唇。その艶が俺を誘惑する。
「黒沼あのね!そんな可愛いことされると…俺…」
我慢出来なくなる。ほんとに。
「いいよ」
「……へ?」
「この前みたいな…キス…すごく…嬉しかったから」
「………!」
はっ恥ずかしい……!と黒沼は顔を手で覆ってしまった。
適わない、君には。 ――ヒビがまた大きくなった。

黒沼爽子、俺の彼女。
今日も彼女は甘い言葉で俺を悩ませる。無邪気に…可愛く。
おわり


28 :
うわぁ。この爽子すっごく可愛いです。
がんばって約束を守ってる風早はやっぱり好青年だな(笑)
「ヒビ」という題名が、二人の間の壁のようなものかと思って緊張して
読み始めたらこんな可愛いお話しでよかったです。

29 :
このスレは外れがなくていいですw
ああ、かわいいなあ

30 :
悶々とする風早サイコーーwww
だが、この勢いでヒビがばりーんて割れてしまえばいいのに!とも思うww
よかった!

31 :

服をすべてベッドの下に落として、彼がタオルケットごと広げた腕の中に入ると、急に彼が言った。
「…黒沼って…ぷよぷよだよね」
「えっ」
私が言葉の意味を図れずに固まると、彼は慌てて続けた。
「あっ別に太ってるって意味じゃなくて!いやむしろ痩せてるし!」
「…でっでも…ぷ、ぷよ…??」
私は焦って自分の身を捻り、脇腹の辺りをチェックする。確かに、この辺はお肉が少し余るのだ。
「いや、そんなの全然大丈夫だから!ほんと、こんなにほっそいのにさ…」
そう言いながら、彼の腕は私をすっぽり包んでしまう。ぷよぷよの意味が気になりつつも、抱き締められると私は途端に安心しきって、彼に身を委ねる。
風早くんの身体は、いつも私よりも熱い。
彼の胸の中で訊いてみた。
「…ぷ、ぷよぷよは…お嫌いですか?…」
「違う!!違う違う違う!逆!むしろ逆!逆だからっ!」
「…え…」
「その…ほっぺとか(と言って彼は私の頬を指でつついた)、この辺とかこの辺とか(と言って彼は私のお腹や二の腕をさすった)…」
「それから唇も…」と言って彼は、私の唇に指をすべらせて「ほら、ぷよぷよ」自分の唇を重ねてきた。
「…ン…っ」
キスをされて、髪や背中を大きな手で撫でられると、身体中から力が抜けていく。
「…めちゃめちゃやーらかい…」
「…は…あっ、ァ…」
熱い掌で、胸を包まれる。ゆっくり揉まれて、私は声を抑えられなくなって来る。
私の吐く息もきっと熱い。
「ぁ…んッ…か風、早く…」
「ここも…」「あ、ぁん」
内股をやさしく撫でられる。
「ここも」「はっ…ぁ…」
お尻をやんわり掴まれる。
「ほんと…ヤバイよ…」
(何がどうヤバイんだろう…!)って思ってまた焦ったんだけど、
彼に身体を触られると、気持ちよさにいつも自分がなくなりそうになって、こわいから、風早くんの側にとどまろうと踏ん張る。
力を入れ過ぎで、目の縁に自然に涙が滲むのがわかる。
「…ぁ…か、風早くんっ…」
「…爽、子…かわいい……」
抱き合うとき、彼はとても照れ臭そうに名前を呼んでくれる。いつもの元気で明るい彼も大好きだけれど、この掠れた声を聴くと、なぜだか胸が締めつけられる。大好き…
その頃には、二人とも行為に夢中だった。
私はもう何も考えられずに、彼の唇や舌や、掌や指を受けとめるので精一杯。

32 :
「爽子…好きだ、…大好き」
「ぅあ、あんっ、…わ、私も……すき、だいすき…」
彼が私の中に入って来ると、意味のある言葉はもう紡ぐことが出来ない。
何度も何度も突き上げられて、頭が真っ白になって。
「あぁん!いゃぁっ…だ、め、だめ…っ…あ、は!あ!」
「…爽…」
急に、彼の動きが止まる。彼の、真っ黒に濡れた大きな瞳が私を見ている。そんな切ない顔をしないで。愛しくて愛しくて、どうしたらいいか、分からなくなるから
「…そんなカオされると、俺どーしたらいいか、分かんなくなる…」
「…えっ?て、テレパシー…?」
「えっ?」
私を見下ろす彼の髪に手を伸ばす。さらさら。
「い、いまね、私も…同じこと、思ってたの…」
「…ほんとに?」
「うっ、うんっ」
繋がったままで。彼が私の頬を撫でる。チュッと軽い音を立てて、口づけをする。今にも泣きそうに見えるけど、それだけじゃないの。
「あの、あの、私…もしかして…怖かった?あの…そんなにやばいかな?」
私がおそるおそるそう訊くと、風早くんはふっ、と優しく笑った。
「そーゆーイミじゃないよ…」相変わらずすごい解釈するなあなんて言ってる。
そして、ぎゅうっと抱き締められた。息が出来ないくらい。だから、彼の背中に回した腕を、私もぎゅうっとする。
この気持ちが、なるべく全部、彼に伝わるようにと、祈りを込めて。
「そうじゃないよ…だって、爽子、すげーかわいいんだもん」
「えっ、かっかわっ?!」
「…いつもいつもいつも、何しててもかわいい…」
風早くんも、いつもいつも素敵だよ。笑った顔も、真面目な顔も抱き合ってるときだけ見れる、泣きそうな顔も全部全部素敵。
「かわい過ぎて、そんで、あのね、してるときの爽子、すごい…やらしいカオだから…」
えええええっ!いやらしい??!それって、それって、女の子として良くないことなんじゃないかなあ?!
「そのカオされるとなんかもうね、いつも自分でも訳分かんなくなるくらい、爽子のことめちゃめちゃにしたくなるんだよ……」
「…!」
「だから…ゴメン」
彼は小さくそう言うと、ぐいっと私の腰を引き寄せた。
あやまらないでいいの。
風早くん。
だって、私、私もそれを望んでる。
もっともっと、めちゃめちゃになって、二人溶けてしまえばいいのにって、本当はいつも思ってる。
だけど言えなかった。
突き上げられる度に、身体中が花火になったみたいで。ちゃんと喋れない。
「あ、あ、あん、だめ、…っい、いく、いっちゃう…っ!風早くんっ、ああん、いく…!」
「爽子、…ッ」

終わったあとは、二人で抱き合って少し眠った。
彼の体温はいつも私よりも熱くて、それが今日も私の胸をきゅうっと絞りあげる。
眠りの中で、彼が消え入りそうにとてもとても小さな声で、さわこ あいしてるよ って言った夢を見た。
(おしまい)

急に投下してしまってすみませんでした!
初投下のためしくりました。
書き込み前にチェック出来るかと思い「付き合ってどれくらいで」等を、冒頭に入れられませんでした。。

33 :
>>24
風早は卒業までガマンできるのか?w 爽子かわいすぎる
>>31
>…ぷ、ぷよぷよは…お嫌いですか?…
これまたかわいい。

34 :
保守

35 :
保守
降臨待ち

36 :
原作者が「風早は我が強く自分の思う真実を突き通したいコ」と言っていたのを知って胸熱。

37 :
透太って翔太以上に我が強そうにも思える
いきなり爽子のスカートの中に潜り込まないか心配ダハアハア

38 :
龍がちづ連れ去って襲っちゃうのキボン

39 :
「俺のもん」なんだから好きにしちゃってほしいよね、龍。

40 :
「も、20分たってるよ。…んんっ」
「まだ」
「はっ…ぁ…ん。ううう嘘だ!」
ですね。わかります。

41 :
うわああああ
ヤバイ!萌えたー!!

42 :


43 :


44 :


45 :


46 :


47 :


48 :


49 :
爽子は家庭的だから何気に干し柿だって作っちゃうだろ

50 :
アニメ二期wktk

51 :
アニメ二期と別マ12月号を楽しみにする日々・・・
神降臨お待ちしてます!
余談ですがピクシヴで風爽イラストで萌える絵発見したのでおいときます
ttp://img38.pixiv.net/img/yamaguchirow/12858131.jpg

52 :
勝手に人の絵を貼るのはどうかと

53 :
ちゃんと許可とりましたー?
無断転載はマナー違反です

54 :
どなたかまたケントが出てくる話書いてくれないかな…ケント好きは少数派かしら?
最新号のケント見てたら切なすぎて泣けてきた

55 :
転載じゃなくてリンクなのでセーフ
でもここはエロパロ板なのでその点でアウト
でも風爽は素晴らしいのでdクス

56 :
この風爽は萌えすぎるなw
風早のやらしい目付きwww

57 :
燃料はあるはずなのだが
職人さん忙しいのかな
降臨期待保守

58 :
小説2次サイトも運営停止してるとこ多いしね

59 :
もうみんな飽きてんじゃね
原作面白いけどハラハラもだもだの山場は過ぎて落ち着きモード入っちゃったし

60 :
飽きるわけないです!!絶対

61 :
冬コミで風爽18禁本出るらしい
何年ぶりかにコミケ行ってみちゃおうかな

62 :
職人さん待ち中に小ネタ投下します。
・風早×爽子、大学生設定
・風早が変態ちっく
爽子は風早のアパートのキッチンに立っていた。
白いエプロン、それがとてもよく彼女に似合っている。
こんな風に彼の部屋のキッチンに立つことは珍しくない。
遊びに来て……風早が疲れて寝てしまった日は、洗い物に気付いた爽子が片付けをする。
そんな時、風早は爽子に大袈裟なくらいお礼を言う。それが二人の常だった。
――しかし……この日は事情が少し違っていた。
「恥ずかしいよっ」
爽子は下を向いてエプロンの裾をギュッと掴む。
「大丈夫。可愛いよ」
興奮を抑えきれない、といった様子で風早が爽子の後ろへ回りそのまま抱き締める。
耳たぶや、こめかみ、頬、首筋と次々に唇が落とされる。
「それに、すっごいエロい……」
耳元でそう囁かれ爽子の背筋はゾクリ、とざわめく。
風早は回した手をエプロンの隙間へと伸ばし爽子の胸をやわやわと揉みしだいた。
「あ……っ」
下着も何も付けていない身体をまさぐられ爽子は小さく喘ぎをもらす。
裸エプロン。
いつもなら到底無理なこの要求をなぜかこの日爽子は受け入れてしまったのだ。
「嫌?」
風早にそう問われ爽子は口籠もる。
嫌という気持ちよりとにかく恥ずかしくてせめて部屋の明かりを消してほしいと思う。
「や、じゃないけど……」
そう言いかけると、胸をまさぐっていた風早の指がお臍のあたりをツッと撫で、それからするすると下降した。
指が秘所に触れると、爽子の身体が大きく跳ねる。
「……いつもよりすごいね、ここ」
意地悪く囁かれるが、爽子は何も言い返すことが出来ない。
事実、爽子の秘所からはとめどなく蜜が溢れ彼女の太腿をも濡らしていた。
風早は爽子の中に長い指を入れて、くちゅくちゅと卑猥な音を出しながら愛撫を続ける。
どこをどうすると爽子が感じるか、長いつきあいでそれを熟知していた。
「やっあっ……ん」
甘い声。もっと乱れた姿が見たくなってつい意地悪をしたくなる。
もう少しで爽子が達しそうな時、風早は指を熱い壁から引き抜いた。
――どうして?
ぼうっとした目で自分をみる爽子の目がそう言っている気がした。

63 :
「まだイッちゃダメ」
「えっ……?」
「もっと、もっと気持ち良くしてあげる」
そう言うと風早は爽子の足を少し大きく開かせその間に顔を埋める。
「いややぁぁ!」
「嫌、じゃないでしょ?」
爽子から溢れる蜜を舐めとり、膨らんでいる突起を舌でつつく。
立っていられなくなった爽子はキッチン台に捕まり、ただひたすら快感に酔い痴れる。

潤いの中心に指をいれる、今度は二本。
舌の愛撫はそのままに、出し入れを続けると爽子の身体がガクガクと震えだし、壁の締め付けがきつくなった。
「あああ……!!」
背筋を反らし快感に悶える爽子。
「今度は俺の番だね……」
風早はベルトを緩めるとはちきれんばかりに熱く固くなったモノを取り出す。
「あっ……だめっ、電気消して!!」
「ダーメ」
爽子の必のお願いもむなしく、薄い膜を付けたモノが太腿に触れたかと思うと、ぬちゃっと音を立て秘所にのみこまれていく。
「爽子の中、あっつい」
その言葉と共に腰が揺らめいた。
一度絶頂を迎えた爽子は、風早に後ろから激しく突き上げられ、すぐにでも達してしまいそうになる。
「やあっ……またっ」
「気持ち、いい?」
「い……いっ!!」
望み通りの反応に嬉しくなり、風早はますます腰の動きを速くした。
「ああんっ、かぜはやく……!!」
「俺、もっ……イクっ!!」
* * * * *
絶頂後のけだるさを感じながらふたりは後始末を始める。
爽子がテッシュを手にすると風早がそれを奪い取った。
「かっ、風早くん!自分でやるので!」
「だめ!今日は俺のわがまま聞いてもらったから」
「ひゃっ!」
「ほら、爽子。じっとしてなきゃ拭けないじゃん」
よれてシワシワなったエプロンを見て風早はニッと笑った。
「また今度、着てくれる?」
おわり
以上です。どなたか龍×ちづをお願いします!読みたいです!

64 :
乙!超乙です!!
やはり風早はこうでなくては!!

65 :
うおおー!風早ちょーし乗ってんなーww
GJ!

66 :
GJ!風爽最高!!

67 :
2レスなのに、見せどころがしっかりあって良かった!作り方がうまい!

68 :
いいねいいね〜
しかし風早は変態すなあ

69 :
GJ!

70 :
変態作品GJありがとうございます。
過疎っているようなので保守がてら投下します。
自分でリクエストしといてなんですが
・龍×千鶴
・エロなし

雪の降るある寒い夜だった
「あーっ!!やられた……」
龍の部屋に千鶴の大声が響く。
テレビ画面にはContinue?の文字が表れカウントダウンが始まった。
「ねー、もっかいやろ!」
放り出したコントローラーを引き戻し千鶴は声を張り上げる。
「また?」
「いーじゃん!もっかいだけ!」
そう言うとゲームのリセットボタンを押した。
これで何度目の対戦だろう、と思いながら龍はしぶしぶコントローラーを握る。
派手な効果音が鳴り響き二人はしばしゲームに熱中する。
「あっ!」
「………」
「このっ!」
千鶴の頑張りもむなしくテレビには勝敗のついた画面が映し出された。
「あー!くやしー!」
千鶴は画面を睨み付け、その視線はそのまま龍に向けられた。
「なに?」
「どーして勝てないかなあ?」
二人はベッドの淵を背もたれにして座っていた。
そのベッドに千鶴が勢い良く飛び乗る。ギシリと軋む音がした。
変わらず睨みをきかせる千鶴に龍は少しだけ口角を上げる。
「そんなに勝ちたい?」
「勝ちたいよ!だって、負けたままじゃくやしーじゃん!」
あぐらをかいてプイとそっぽをむく千鶴。
負けず嫌い。それも半端なく。
こういう千鶴が好きだ。
しかし、時としてそれが自分を悩ませることも龍は知っていた。


71 :

それは今日の昼のこと。
龍が学食から教室に戻ると人だかりが出来ていた。
「やりぃ、またあたしの勝ち!」
人の山の中、誇らしげに拳を高く挙げる千鶴がいた。
机の向こう、相手がいてーと顔をしかめて腕を振っている。
「おおっ、また吉田の勝ちだー 」
「すげー」
「吉田ホント腕相撲強いよなー」
どよめくクラスメイトたち。
「じゃあ、明日のお昼よろしくー」
千鶴は周囲見渡し――おそらく対戦で負けたであろう男子にそう言い渡すと満面の笑みを浮かべた。
見慣れている、とその時龍は思った。
こんなふうに男子と張り合う姿を中学の時、いや、子どもの頃から何度も目撃している。
だけど、いつからか。
胸に広がるこの黒いもや。千鶴のこんな姿を見るたびそれは日増しに強まっていく。
この感情はいつまでたっても慣れない。
慣れたくもない、が。


72 :

「……龍?」
急に黙り込んでしまった龍に千鶴の訝しげな視線が突き刺さる。
「ああ、何でもない」
ハッと顔をあげた龍の目線丁度に、ベッドに置かれている千鶴の手があった。
いくら強いとはいえ、女だ。
女子にしては大きい手。
けれど指を見ても自分のそれと比べはるかに細い。
「負けず嫌いもいいけど」
龍はゆっくりと口を開いた。
「あんま無茶すんなよ」
「は?」
何それ、意味分かんないと答える千鶴に龍はふうっ、とひとつ息を吐いた。
「今日、教室で」
「?」
「腕相撲……」
その言葉に、思い出したように千鶴はニカッと笑った。
「すごいでしょー!5連勝!明日の昼は豪華なんだー」
「あたしに勝てるやつなんてそうそういないしー」
「今度は誰と勝負すっかなー?」
得意気な様子の千鶴。
それでも龍の表情が僅かに曇ったことに気が付いたようだ。
「なに?もしかして羨ましいの?」
「………」
「勝負する?勝ったらあたしの戦利品くれてやってもいーよ!」
「……いや、いい」
予想通りの反応が返ってきて龍は目を細めた。しかし……
気が長いことは長所だと思っている。
……いつまでもつか。
また頭の隅で、教室で男子に囲まれる千鶴の姿が蘇った。
いまだ消えない独占欲が燻り続けている。


73 :

龍は立ち上がると千鶴の腕を掴んだ。
咄嗟のことに、千鶴はバランスを崩し体を揺らす。
――またベッドが軋んだ音を立てた。
少しでも力を入れたら簡単に引き寄せられる。
男の力を見せてやりたい、そんな凶暴な欲がちらり、と顔を覗かせる。
「なっなによ?」
いつもと様子の違う龍に一瞬千鶴は戸惑う。
しかしそれも僅か、すぐにいつもの強気な瞳が龍を見上げた。
「やるの?あたし強いんだからね?」
「千鶴」
低いがよく通る声がその名を呼ぶ。
龍は掴んだ腕に少し力を込め細い感触を確かめた。
つけっぱなしのテレビからは何の音も聞こえてこない。
リセットボタンを押さない限りおそらくこのまま。
「龍?」
かすかな不安の交じった声色が空気に溶ける。
それだけで、体に燻っていた熱が一気に広がっていくのを龍は感じた。
その体を力一杯抱き締めたい、
いくら千鶴が頑張っても、振りほどけないほど、強く。
じりじりと焦げるような視線を上から受けて千鶴は立ち上がることも、腕を振り払うことも出来なかった。
しばらく二人は微動だにしなかった。
静まり返った部屋に階下から聞こえる賑やかな声。


74 :

「いたっ……」
先に動いたのは千鶴だった。
徐々に強まっていく力に千鶴は顔をしかめ腕を振りほどいた。
「ちょっと!痛いよっ!」
「あ……わり」
何とも気まずい空気が流れる。
千鶴は恨みがましく龍を見上げていたがやがて……
「……あたし、帰る」
そう言って慌ただしく立ち上がるとぴょん、とベッドから飛び降りた。
二人の距離は一気に広がってしまった。
「……気を付けてな」
「あたしんちすぐそこなんだけど」
「知ってる。けど、いちおー」
「はあっ?」
「お前、女だし」
「なっ……に言ってんの?今日の龍、なんか変!」
バタンと戸が閉まった。
「ひとの気もしらねーで」
その言葉が千鶴に届くことはない。
階段を掛け降りる音を聞きながら龍はポツリと呟いた。
「……惜しかったな」
『Time’s up』テレビ画面にはそう文字が浮かんでいた。
おわり  

何とも消化不要気味な話&エロなしですいません。

75 :
gj

76 :
龍ちづgj

77 :
乙です!
出来たらエロもお願いします!!

78 :
GJ!
龍ちづはこんな感じがいいよね。

79 :
GJ!よかったです。

80 :
保守

81 :
今月号の風爽に激萌してしまった
新作期待してますので職人さんよろしくです。

82 :
今年も神作品期待

83 :
うさわこはまだですかー。白うさわこも黒うさわこも待ってる。

84 :
とっても小ネタです。

「では、始めさせていただきます」
爽子は制服のジャケットを脱ぎ、丁寧に畳み一礼をした。
「あ、はい!よろしくお願いします」
風早も姿勢を正して爽子を見つめる。
* * * * *
「風早くんは男子大人数で出し物するんだよね?」
「…んまぁ。ジョーがはりきってるよ…」
当たり前になった二人での下校風景。
最近の話題は、いよいよ日にちがせまった修学旅行についてだ。
2日目の夜にクラス懇親会が開かれ、2-D男子数人でAKBを振りつきで歌うことになっていた。
(あんまし黒沼に見られたいカッコじゃないな…)
「楽しみだなぁ。写真いっぱいとるね!」
風早の気持とは裏腹に、爽子は胸の前で拳をつくり、目をキラキラさせている。
「まぁ俺たちのは置いといて…。黒沼たちは3人で何するの?」
「今回はちづちゃんと2人なの。あやねちゃんは今いろいろ考えることがあるみたいで大変みたい…」
2人は昇降口での出来事を思い浮かべ、納得する。
「吉田と2人でかー。楽しみだな。」
爽子の出し物を想像し、思わず顔がにやける。
が、次の一言でにやけ顔は崩壊した。
「うん。師匠が指導してくれたので!!」

「三浦が!?」
「絶対可愛いよって、お墨付きをいただきました」
一体三浦に何をしてもらったというのか。 焦りから思わず風早は爽子の手首を掴んだ。
「黒沼何するの教えて!!」
「え、それは当日までのお楽しみでないと…」
「お願い!」

85 :
爽子は風早に真っ直ぐに見つめられるのに弱い。
風早にお願いされたら、何を言われても断れないって思う。
「わ、わかった他の人には秘密ね」
「でも、…あのね恥ずかしいからここでは話せないな…」
* * * * *
そして、風早は自分の部屋に爽子を連れてきたのだった。
部屋に着くなり、爽子はジャケットを脱ぎ、出し物の準備をはじめる。
「ドドスコスコスコスコ〜♪」
歌いながら手をあげ、踊り出す。
(楽しんご!?)
まさかのお笑いネタに、はじめはあっけにとられた風早だったが…
(か、可愛い)
一生懸命腕を揺らし、腰を振る爽子に釘づけになる。
極めつけは…
「LOVE注入!」
ハートマークを作った愛しい彼女の決め台詞にノックアウトされてしまい、
思わず倒れ込んでしまった。
「おそまつさまでした。ど、どうだったかな」
「…だめ…」
「え、師匠には女の子がやったら絶対可愛いよって言われたんだけど、やっぱり私じゃだめか…」
言い終える前に、風早はきつく爽子を抱きしめた。
「そんな可愛いこと、俺以外の男の前でやったら絶対だめ!!」
「え、えぇ〜」
真っ赤になった爽子の頬やくちびるに、風早はキスの嵐を降り注ぐ。
「俺も、爽子に愛を注入したいんだけど…いい?」
さらにぼんっと、真っ赤になる 爽子だった。
**おわり**
ちづも龍の前でこれを踊って、修旅での出し物を禁止されると思います。
朝の某情報番組で、女子高生が制服で楽しんごをしているのがとても可愛かったのです。
別マ2月号を読んで、修学旅行編が楽しみなのです(*^_^*)

86 :
風早は「精子注入」するわけですねw

87 :
エロパロでまさかの楽しんごw
修学旅行ネタいいね!楽しかったです!

88 :
>>86
直接的には書かなかったのですが、そういうつもりでした!
ドドスコのテンポに合わせて頑張ったらいいと思います(笑)

89 :
風早が途中で東幹久になるわけですねわかります

90 :
風早「ヤベェこれ気持ちイイっしょマジで」

91 :
やめろw

92 :
保守

93 :
出し物の続きです。
11月までに、2人は体験済の設定で。

「風早くんも踊れるの?」
言葉の意味が分かっていないらしい爽子は、またきらきらさせた目で俺をみつめる。
「そうじゃなくって…」
強く口付けたままベッドに押し倒した。
「か、風早くん!?」
「爽子違うでしょ。しょーた」
2人っきりのときは名前で呼び合うのは、2人だけの秘密だ。
三浦のヤローにはなんでか感付かれていたっぽいけど…。
「…しょ、しょうたくん、あの…ひゃん!」
その言葉を遮るように耳たぶを軽くかじると、爽子の身体がびくんと跳ねた。
爽子が耳への攻撃に弱いのは、俺だけの秘密。
…そして、もう意味はわかっているはず…
「俺の愛、入れてくれるんでしょう?」
「///」
唇に、首筋に、胸元に何度も口付けをしながら、爽子の服を剥いでゆく。
雪のようにまっ白な爽子の肌が白桃色に染まっていくのを見るのが好きだ。
幾つも咲かせた赤い華は、俺のひとりじめの印。
「…は…あぁっ」
「…爽子…」
口付けの水音と爽子の甘い喘ぎ声だけが部屋に響き渡る。
局部に目をやると、甘い蜜がとろとろと溢れてだし俺を誘っているようにみえる。
もっと、もっと、舌や指で爽子のすべてを愛撫したいけど、
俺の下半身の疼きも限界みたいで、急いで避妊具に手を伸ばす。
「淹れるね」
ずぶずぶと音を立てて爽子の中に入る。
爽子と繋がる、ひとつになれる幸せな瞬間。
「あっ、あぁん…っ…しょうたくんっ」
背中にまわった手に力が入るのが分かる。
ちくっと爪がささる感触があるけど、爽子からもらえるものならば痛みだって愛おしいんだ。
「爽子…すっげぇかわいい」
いつもいつも、可愛い俺の爽子。
さっきの踊りもめちゃくちゃ可愛かったもんな。
LOVE注入ダンスを思い出し、にやけ顔になったのだが
ふっと爽子の言葉を思い出した。

94 :
…「うん。師匠が指導してくれたので!!」…
…「絶対可愛いよって、お墨付きをいただきました」…
三浦もあの踊り見たってことだよな?超絶に可愛い爽子の姿を!!
っていうか指導って…もしや、手とり足とりのレッスンとかじゃあ…
爽子と繋がりながら、こんなドロドロした気分にはなりたくないけど…
わがままで独占欲の強い奴だって我ながら思うけど…
「しょうた…くん?」
腰の動きを止めた俺を、爽子が不安そうに見つめる。
「ちょっと、ごめん爽子!」
繋がったまま、爽子を抱きかかえ体位を変える。
「ひゃっ!あぁん」
俺の上に爽子が跨る形で、いわゆる騎乗位ってやつだ。
「しょ、しょうたくん!」
初めての体位に爽子は困惑しているみたいだ。
「さっきみたいにさ。まわってみて」
「え?」
爽子は頭の上にクエスチョンマークを乗せたような顔をして首を傾げてる。
「さっき踊ってくれた時みたいに、腰をまわして欲しいんだ。」
「え、え〜!!は、恥ずかしいよ〜」
予想通りの反応。恥ずかしがって両手で顔を覆ってしまった。
「…爽子」
たしなめるように俺の手で爽子の両手を包む。
指を絡めて繋ぎ合わせ、腰の位置くらいまで手をおろさせた。
「さっきの爽子すっげー可愛かった。
 でも、三浦もそれ見たってのが俺くやしくって…」
かっこわりーけど、素直な気持ちを伝える。
「俺だけの爽子がみたいんだ。ひとりじめしたい…。だめ?」
今日2度目のおねだり攻撃はずるいと思いつつ、この気持ちは止められない。
爽子は赤い顔で俯きながら小さくこくんと頷いてくれた。
いつも俺のわがままをきいてくれる。子供みたいなこと言ってほんとごめんな。
「う、うたもつけたほうがよいかな…?」
「いや、それはなしでお願いします…」
爽子がゆっくり、ゆっくり腰をまわす。
黒く長い髪はさらりと左右に揺れ、可愛い胸がぷるんぷるんと上下する。
「あっ、あぁん…」
「…うっ」
回る度に内壁が擦れるらしく、爽子の中がきゅっと俺のそこを締め付ける。
組んだ指にも力が入る。
そして紅潮する爽子の顔…。

95 :
やばい、この体位って視覚的にもすっごくエロい!!
すぐに達してしまうかもしんない!
爽子もそろそろ限界みたいだ
「…ふぁ…しょうたくん…私もう…」
腰の動きがとまり、締め付けがどんどん強くなる。
「ん、俺もだよ。一緒にいこうね」
右手は指をほどき、爽子の腰をぐっと掴む。
左手はぎゅっと握ったまま、腰を揺らして爽子の内部を突き上げた。
「やぁあん、あぁ…」
「爽子っ爽子っ、すきだ!!」
爽子の嬌声と俺の叫びがひとつになって、2人で絶頂をむかえた。

大きく肩で息をしながら爽子が俺の方に倒れこむ。
ぎゅうっと抱き締めると、耳元で幸せな囁きをくれた。
「しょうたくんの愛、いっぱい入ってきたよ」
* * * * *
翌日、俺は三浦の姿を見つけ次第駆け寄った。
「三浦ぁ!黒沼にへんなこと仕込むなよ!あんなの絶対だめだかんな!!」
「HAHAHA、ばれちゃったか…。貞子ちゃんに彼氏には内緒っていっとけばよかったな」
そしてニヤリと笑いながら
「でも可愛かったっしょ?」
「…うっ」
そりゃこいつがいなきゃあんな可愛い爽子みれなかったけど…
昨日の情事を思い出してしまい、顔が火照る。口元がにやける。
思わず口元を手で隠してしまった。
俺が顔を火照らしている間に、三浦は爽子に声をかけていた。
「貞子ちゃん☆LOVE注入はヤキモチ彼氏からダメだしでちゃったみたいだね〜」
「う、うん。ごめんなさい師匠。違う出し物にするね」
爽子の頬も赤く染まった。
同じこと思い出してんだろうなぁ。
「で、師匠としてはもっと可愛いのをレクチャーしてあげるよ。
あやねとか遠藤ちゃんも誘ってKARAダンスなんてどうかな〜」
 
「それもだめ!!(怒)」
**おわり**
風早氏でなく、爽子がまた踊ってしまったような…
実際に楽しんごやKARAが高校生に流行っているのかは謎です。
今頃関東はアニメでしょうか〜(*^_^*)

96 :
GJ!爽子さんが可愛いすぎる。

97 :
最近健人×爽子に目覚めた
でもSS少ないね

98 :
GJ!何気に健人レクチャー編って多いねw

99 :
職人募集あげ

100 :
凄いよ風早編
朝教室到着時、爽子の隣の座席に座る風早
風早「黒沼」
爽子「か、風早くん!」
風早「おはよう」
爽子「あ、お、おはよう」
爽子(わ〜〜毎日毎日風早くんと挨拶してるはずなのに、やっぱり照れてしまう)
  (今日も風早くんの笑顔は爽やかだな。ドキドキが止まらないな。ア…)
ジーっと風早を見つめる爽子、
風早「ん、どうしたの黒沼?」
黒沼「か、風早くん…」
黒沼「今日は今朝からゲソ、とか海産物食べてきたの?
   すごくいい匂いがするの。なんだか海とか、夏祭りみたいな…」
ボンっと真っ赤になる風早、照れ隠しに髪に手をやりつつボソッと
風早「昨日したまま寝ちゃって、朝時間なくてお風呂入れなかったんだよ」
黒沼「そうなんだ…そっかゲソの匂いは人を集めるんだね!!」
  (ズボンからナニか凄い飛び出ててさっきからずっと気になってたけど
   感心、するな。風早くんは人との間に物理的にも壁がないんだね。)

凄いよ爽子編
胡桃沢告白後
胡桃「あぁ…言っちゃったぁ。」
胡桃(でも言ってよかった。最初っから無理だったんだもん。
   あんな風早見たことなかった。あんな…すっごいモノ立ててる風早)
  (だってあんなの喋ってる時絶対当たるじゃん!…あたしには出来ないよ
   爽子ちゃんのあんな身のこなし方…Cってレベルのポーズじゃないもん。)
胡桃の後姿を見つめながら
風早「胡桃沢、ごめんな。ありがとう。」
胡桃(ずっと見てきたのに、Cのポーズならあたしだって出来るかも。
   でも爽子ちゃん、たまにDのポーズになるんだもん。あたしには…出来ないよ。)

101 :
凄いよ龍編
ちづ「っかー!!くっそうまた負けたぁぁ。
   何で龍には勝てないんだぁっ!!お前のチンコ何なんだよー。」
矢野「ちょっとちづ、もう程々にしなよ。もう腕ボロボロじゃん。」
(」-」-)「……。」(ちょっと得意げ)
ちづ「だってーやべちん、あたし男にも腕相撲負けなしだったんだよ?
   龍に何にも勝てないとか、あたしの勝気が許さん!」
龍「あー。お前のこと考えて練習中もバット代わりにしてたからな。」
龍「最近打率上がったし。」
ちづ&やべちん「「す、すげぇ。」」

凄いよピン編
ッタッタッタッタ
やべちん「っく!なんなのコイツ切っても切っても…」
ピン「アッハッハッハッ!!存在が〜奇跡〜♪」
タタタタタタ
やべちん「ちづ!!あんたも手伝って!なんなのよコイツキリないんだから。」
ちづ「えーやだよー。ピンの、切っても切っても一向に伸びてんじゃんー。」
ピン「やっぱ、俺ぐらいの教師になると
   チンコぐらい切ってもすぐ生えるんだよなー。やっぱ俺奇跡。」
やべちん「いいから、ちづ。あんた龍のお父さんから出刃借りてきなさい。」
ちづ「あーもー帰りたいー!!ラーメン!!」

102 :
凄いよ風早編A
爽子母「あらー、風早くんじゃない!!」
風早「あ、おかおかお母さんっ!」
爽子母「今日は爽子と一緒じゃないの?」
風早「はい、今日は黒沼は放課後風紀委員の用があったんです。」
爽子母「あ!そーだ良かったら、爽子に内緒でお家に上がってビックリさせない?」
風早「え!!…あ、いいんでしょうか。」
爽子母「爽子の驚く顔ちょっと楽しみなのよねっ」
風早「あ、ではちょっとすぐに親に連絡して聞いてみます!」
爽子母「今日はねー、また美味しい和牛を買ってきたのー!!スk」
風早「親子丼。」
爽子母「ん?今日はまた前みたいに皆でスキヤk」
風早「親子丼。」
爽子母「………爽子が好きなシラタキも…」
風早「親 子 丼 。」
爽子母&風早「…………。」

凄くない健人編
健人「お!?くーるーみーざーわ♪元気してるー?」
バシッ
健人「…え俺なんでいきなr」
バシッ
健人「なんで!?俺なんでビンt…」
バシン!バシン!
健人「俺なにも立ってないじゃん!!イタ、俺何も立ててないじゃん!!」
バンバンパーン

103 :
なにこいつ。

104 :
やべちんて誰だよ

105 :
やべちんwww

106 :
いみがわからん

107 :
みんなこういうのには反応すんのねw

108 :
色々笑えたよw
過疎ってるからギャグでも読めればいい

109 :
健人メインの話が読みたい

110 :
移転だったか

111 :
みなさまgjです!
特に>>11さんの話は定期的に読み返してしまうくらいすきですw
あああもう。かわいいなあ。
龍ちづをどなたかお願いします!

112 :
健人×爽子もっと増えないかなぁ

113 :
爽子って「結婚するまではだめなので!」とか言わないかな
初体験後も、結婚するまではあんまりさせてくれなさそう

114 :
ケチんぼ爽子

115 :
逆に、
風早「黒沼! お、おれ、結婚するまでは、その・・・そういうことしないから!」
爽子「・・・うん。ありがとう、大事に思ってくれて
   (うぅ・・本当は辛抱たまらん私っていやらしい子!orz)」

116 :
でも挿入しなければいいよね!
と69プレイやらアナルセックスに興じてる二人

117 :
へんたいだー

118 :
最近投下すくないね

119 :
ひもパンていうから、サンバカーニバルみたいなパンツ想像してたわ

120 :
ひもパン履かせてデート中にその紐を解いてスカートの下ノーパン状態にさせる風早
爽子は耳まで真っ赤にしながら震える足でよたよたと風早に腕をとられながら歩く
公園のベンチで休んでるときも隣に座った風早がスカートをまくったりスカートの上から刺激したりして
もう爽子はメロメロ

121 :
>>120
神の降臨を待つ

122 :
春の女神待ち

123 :
保守

124 :
>>122
「いいだろ?爽子」
「…で、でも、恥ずかしいしっ」
「オレ、いつでも爽子のことを思ってるんだ。離れてて姿が見れないときでもいつでもずっと。だから、そんな可愛い彼女の可愛い姿をいつでも見たいんだ」
「……」
「ダメかな?もしダメだったらもう二度とこんなこと言わな「…いいです」」
え?
「しょ、翔太君が…わ、わたしの…え、え、えっちな、す、姿…いつでも見ていたいって、い、言うのなら…」


とまあそんな感じに、爽子がおっぱいをあそこを丸見えにした姿でケータイで写真を撮られてしまうSSマダー?

125 :
つづき期待

126 :
連休中に投下こないかな、お待ちしてます職人様、神様〜

127 :
昨日は俺の23歳の誕生日だった。
4月から2人そろって無事社会人になった。
俺の会社の研修がGW明けまであったこともあり、この週末まで爽子とゆっくり会える日がなかった。
もちろん電話やメールは毎日欠かさなかったけど、こんなにも会えない期間ははじめてで。
研修内容に日々翻弄されながらも、禁断症状がでてしまう。
…笑顔がみたい。会って抱きしめたい。
そんな中迎えた俺の誕生日。
「誕生日プレゼントは何がいいかな?翔太くんが本当に欲しい物あげたいの」
なんて質問に
「爽子と一緒にすごせればなんにもいらないよ」
って答えたのは、カッコつけたわけでもなく本当の気持ちだから。
とはいえ、爽子お手製のご馳走やケーキ、初任給で買ってくれたプレゼントもほんと嬉しかったんだ。


128 :
ちょうど週末と重なったこともあり、久しぶりに2人でゆっくり過ごすことができた。
金曜日の夜からずっと2人きり。
…ゆっくり…させてあげられなかったかもしれない…
一度抱きしめてしまったら、タガがはずれた。
久しぶりに爽子に触れられるのが嬉しくって、何度も何度も求めてしまった。
一緒に風呂に入ったり、朝や昼間っから求めてしまったり、新しい体位で攻めてしまったり…。
すっげー幸せだったけど、俺どう考えてもやりすぎだよな。
ムリさせちゃったんだろうな
でも…
社会人になった爽子は、毎日が新しいことだらけで充実しているそうだ。
楽しそうに話す笑顔が可愛くて抱きしめてしまう。
「充実はしているけど、翔太くんにあえなくて淋しかったの」
恥ずかしそうに俯く姿が可愛くて抱きしめてしまう。

129 :
…ごめん。やっぱりガマンできなかったんだ。


やばい、昨日あんなに摂取したのにもう禁断症状かも。
爽子に会いたくなった。抱きしめたくなった。

わがままかもしれないけど、素直な気持ちをメールしよう

「昨日はありがとうな。今日会える?今日も会いたくなった」


130 :
**爽子側**
昨日は翔太くんの23歳の誕生日でした。
翔太くんは会社の研修、私も赴任先の学校で覚えることがたくさんありゆっくり会える日がなかなか
ありませんでした。
毎日電話やメールしていたけど、やっぱり会いたいなって思っていたの。
…あの笑顔がみたいな。触れたいな。
翔太くんの誕生日は一緒にお祝いできることがわかって、すっごく嬉しかったの。
初めてのお給料もいただいたし、翔太くんが喜ぶことうんとしてあげたい!
でも、
「誕生日プレゼントは何がいいかな?翔太くんが本当に欲しい物あげたいの」
って聞いてみたら
「爽子と一緒にすごせればなんにもいらないよ」
って、お返事が!それは私の台詞だよ。嬉しくて涙がとまらなくなって困らせてしまった。

131 :
私にできることは精いっぱいしようと、翔太くんの大好きなお料理ばかりを用意することにしたの。
プレゼントは名刺入れに。これからお仕事でいっぱい使ってもらえますように…。
今年のお誕生日は日曜日だったので、金曜日の夜からお部屋におじゃまして
久々に2人でゆっくり過ごせて幸せだったな。
で、でも…ずっとゆっくり…というわけでもなかったかな…
何度も何度も求めてくれた。
いっぱい愛してくれたの。
一緒にお風呂に入ったり、明るいうちにえっちしてしまいました。はじめてのことをいっぱいしたような…。
今思い出すと、すごく恥ずかしいいのだけど、翔太くんといられるのが嬉しくって、すっごく幸せで…
あぁ、はしたない子って思われちゃったかな

132 :

でも…
4月から会えなかった分いっぱい触れたかった。
翔太くんへの下心はずっと消えません。

翔太くんのこと考えてたら、また会いたくなってしまった。
昨日まであんなにいっぱい一緒にいたのに!

困らせちゃうかもしれないけど、素直な気持ちをメールしてみよう

「月曜日からごめんね。今日会えますか?今日も翔太くんに会いたくなったの」

133 :
アンリミテッドエネルギーサンダー!?♪。

134 :
藤林丈司

135 :
ほしゅ

136 :
おぉ!誕生日SSが来てた!!乙でありますwww

137 :
君に届けとTUBEが好きな私のブログ
ttp://d.hatena.ne.jp/sawalove/

138 :
>137
見た。驚いた。
フランスパンやばい。

139 :


140 :
え、期待したのに…

141 :
エロイラスト書くので
刺激するような変態ネタをくれ

142 :
あげ

143 :
小ネタです。
・風早×爽子
・高3の冬くらい
・北海道はもう寒いんだろうな。早くまたらラブラブになってね。という気持ちを込めました。
「冷え込んできたね。今夜は降るかな。」
爽子は白い息を吐きながら空をみる。
「んー。ぽいかな空暗くなってきたし。」
隣で翔太も同じように空を見上げた。
隣に並んで下校するのは、もう当り前の光景になっていた。

「爽子、寒い?」
「えっ?ちょっと冷えてきたなぁと思っただけ!平気だよ!」
目の前でぶんぶんと手を振る爽子の前に、翔太はすっと手を差し出した。
「こうするとちょっとあったいでしょ?」
爽子の手のひらに指を絡めるようにして手を繋ぐ。
二人の距離もぐっと近くなる。
「う、うん。」
何度も同じ行為を繰り返しているのに、爽子は嬉しさと恥ずかしさで頬を赤らめる。
「しょうた君あったかい…」
爽子の小さな呟きに、今度は翔太が頬を染める。
「俺は爽子の作ってくれたこれがあるからさ」
それは、バレンタインとクリスマスにプレゼントしてもらった手編みのマフラーと手袋だ。
「だから爽子のおかげ」
にかっと笑った顔を見て、爽子の体温はあがる。
「ううん。やっぱりしょうた君があったかいからだよ」
「なーに、そんなことないってば・・・」
「あのね、しょうた君にぎゅってしてもらうと身体も心もぽかぽかになるの」
「なっ・・・それは爽子のほうだよ!」
繋いでないほうの手を口元にあて、翔太は耳まで顔を赤くする。
脳裏に浮かぶのは、あのときの爽子の体温や声・・・
「あ、あと、しょ、しょうた君が入ってくるととっても熱いもの!」
もう完全にノックアウト
「…今日さ、商工会の会合で父ちゃんと母ちゃん遅くなるんだ。とたも一緒に連れていくって言ってたし…」
絡めた指に力を込めた。
「爽子、うちこない?ふたりであっためあっこしよっか」
翔太の発言の意味を理解し、真っ赤な顔で爽子が頷いた。

144 :
久しぶりにドキドキした
続きが読みたい

145 :
>>137
昔、よく見に行ってたサイトがことごとく休止してるだけに
今も更新してるってなんかすごい新鮮

146 :
今時TUBEが好きってのも新鮮だね

147 :
ほしゅ

148 :
ほしゅあげぇぇぇ

149 :
過去スレで読んだエピに萌えた勢いで膨らませてリライトさせていただきました
・風早×爽子 (爽子目線)
・大学生(どちらかがひとり暮らししてるイメージ)
既読感ありまくりだと思いますが、保守に免じておゆるしください
職人さんホントにすいません&燃料ありがとうございました
 ***
試験期間が終わった週末。
久しぶりに会えた彼はよほど疲れていたのか、
少しのおしゃべりのあと、着替えもそこそこに
倒れ込むようにベッドに入ったと思えばすぐに寝息が聞こえてきて。
無防備な寝顔に、しあわせと、ほんの少しの寂しさを感じながら
わたしも彼の隣にそっと滑り込む。
いつもなら彼のぬくもりに安心して、すぐに眠りに落ちるのに、
今日はなんだか目が冴えてしまって。
触りたいな。
指先だけ絡めてみる。
ぜんぜん足りない。
すりすりとすり寄って胸元にもぐり込んでみる。
彼はよく腕枕をしてくれるけど、それに少し似てる。かな。いいかも。
でも……もうちょっと。
片腕だけ彼のからだに回して抱きしめてみる。
幸せ。 だけど、またすぐに足りなくなって。
…どうしたんだろう、わたし。
起きて…くれないかな。
穏やかな寝息をたてる彼を見上げながら
ついそんな事を考えてしまう。
触れて…ほしいな。
あなたの優しい手で。唇で。
髪に。頬に。唇に。そして――――
うー。やだ。恥ずかしい。
わたし。いったいナニを考えてるんだろう。

150 :
もぐり込んだときと同じように
そっと彼から逃げ出して、くるりと背を向けると、
「…爽子…」
寝ぼけた声がそう呼んで、ゆるゆると後ろから抱きしめられる。
ん…あったか…い…そのまま再び眠りに落ちそうな声。
パジャマの裾から入り込んだ手が器用に、おそらく無意識に、
わたしの肌をすべっていく。
…っ…は。
彼が触れたところから順に熱が灯り、
一人泣きそうになりながら気づかれないよう吐息を逃がす。
…このままじゃ眠れないよ。ちゃんと、触れて欲しい、のに。
抑えきれない熱が声にうつる。 と。
ぴくりと彼の腕がふるえて、
「…さわ…こ?」
目覚めきれてない低い声が問う。
っ!!!! …きこえてた?
あまりの恥ずかしさに
彼の腕から逃れようとちいさくうずくまるけど
そんなわたしを彼が逃がすわけも無く。
さっきよりしっかりと意思のある腕が伸びてきて
再びくるりと彼の胸の中に閉じ込められた。
「…俺…夢を見てたのかな…?」
寝起き特有の、のんびりした声音で
「爽子がね。もっと触って欲しいって…」
いじわるなことを言う。
「…今のはおねだり? 」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っく!!

彼の腕の中で悶絶していると、ふふっと髪にかかる笑いのあと
ちゅ。と音のするちいさなキスが降ってきた。
あたまのてっぺんに。おでこに。こめかみに。瞼に。頬に。
…気持ちいー…

151 :
ぎゅっと瞑っていた目をほどくと、すぐ目の前にやさしい眼差し。
お互いを見つめ合ったまま、ちゅ。ちゅ。ちゅ。何度も何度も唇を寄せて。
ああ。だいすき…だなあ。って。
キスの合間に、思わず声に出てたみたい。
彼は一瞬くるしそうに眉根を寄せると
次の瞬間、唇は深く重なって、押し入ってきた舌が絡みついて
あとはもう、息をすることもわずかな声を漏らすこともできなくなる。
そうしてお互いの熱に神経が焼き切れそうになる頃、
彼の唇はわたしの首筋を辿ってささやかな胸に辿り着く。
やわやわと形を変えながら大きな手のひらに捏ねられて、
噛み付くように胸の先を責められて、
ちりっと焼けるような痛みを残しながら、あちこちに吸い付くその痕を、
あたたかな舌でなだめられて…。 そうなるともう、
わたしはただ啼きつづけることしかできなくなる。
それがどれほど彼を煽ることになるか判っていても。
いつの間に入り込んだのか、脚の付け根のいちばん柔らかい場所に、
ちりっとまたあの鋭い痛みが走り、刹那温かな舌に癒される。
愛しくてたまらない。
わたしは融けかけた意識のまま、
足の間にある彼の髪をくしゃりとかきまぜる。
続きを期待して。促すように。励ますように。
いちばん敏感な部分に吐息がかかる。でもそのまま彼は動かない。
焦れて焦れて、腰から下腹部にかけて痛みにも似た鈍い疼きが篭るけど
それでも彼は動かない。やがて、じんわりとあふれてくる気配に羞恥する。
ぺろり。
思わず悲鳴を上げかけたけど、その声は
とっさに伸ばされた彼の左手に遮られ出口を失う。
代わりに溢れ出すわたしの「欲」は、こぼれ落ちる前に大きく舐めとられ
唇を割り込んだ彼の指が、あやすように叫びを飲み込ませる。
何度も。何度も。何度も。何度も。
気が。狂うかもしれない。
せつなくて。もどかしくて。くるしくて。 きもち…いい…

152 :
彼の右腕がわたしの腰をしっかりと抱え込んで、逃げ道を塞ぎ
彼の舌は、核心に触れること無くわたしを昂らせて
わたしは、はやく「そこ」に触れて欲しくてどんどん余裕を無くしていく。
かりりっ。口の中の彼の指に歯を立てると、
手がゆるんだほんの一瞬、わたしの言語能力が回復した。
お願…い…もう。だ、め…っ!!
あえぐ隙間に、消え入るような声で懇願する。触れて欲しくて。
ちゃんと触れて感じさせて欲しくて言葉を紡ごうとすると、
自分の味のする彼の口にしっかりと塞がれた。
と同時に右脚に充血して質量を増した彼自身が押し付けられる。
それによってもたらされる熱を予感して身を捩ると
唇を触れたまま甘く掠れた声がささやく。
「…さわこ…すんっげえ可愛い…」
いつもの彼とはまるでちがう、暗がりでにぶく光る眼。
ぞくり。と背筋を這い上がるこの感覚がすき。
「…しょう…たく…すき…」
うわ言のように彼の唇にのせた言葉がスイッチを押した。
抱き潰す。
という言葉がぴったりなくらいに強く強く抱きしめられて、
待ちわびた彼のユビがわたしの中に差し込まれ、ゆるゆると探られる。
増やされたユビが生き物のように蠢くと、
動きに合せてあられもない声がこぼれる。
その声をすべて呑み込むように彼はわたしの舌を吸い上げる。
たすけて。もう。我慢出来ない。
さわっって!
わずかな呼吸の合間に鋭く叫ぶと
つんっとカラダの芯をはじかれた。
ゃあぁあっっ!!
ぶるっと慄く体を押さえ付けるように力強い左腕がわたしを抱き込み、
手のひらが膨張した敏感な部分を押し潰しながら揺らす。
長いユビに弱い所を的確に突かれると、ちかちかと視界がはじけだす。
焦点の合わない眼を彼に向けると 「いいよ。イって。さわこ。」
湿ったつぶやきと一緒に耳の中をねぶられる。
……っ…………あ……ぁ…っっっ!
がくがくと身を震わせながら、声にならない叫びを天に放ち、
押し寄せる波にさらわれながら必に彼にしがみつく。

153 :
涙のにじんだ目尻をちろりと舐めとられ
落ち着く間もなく再び彼の指が動き出す。
熱く潤みきったそこに隠れる蕾のまわりを
くるくると円を描くように指を滑らせるものだから
達したばかりの体が二度三度と跳ねてしまう。
やっ…!さわ…ないでっ…!
強すぎる刺激に抗議すると、
彼はその声を受け入れる替わりに膝のあたりに手をかけ。
入れるよ。痛かったら言って。と囁く。
いいの……早く…抱きしめて!と手を伸ばす。と
ごめん、手加減できないかも。と短く返された。
一瞬体がこわばるけど、っん!と息をはく瞬間に合わせて、
一気に押し込まれる熱い塊を受け止める。
せつなげな吐息を漏らす彼をしっかり抱きしめて、体の奥の奥まで導く。
ゆらゆらと揺すられながらうすく目をひらけば
わずかに眉根を寄せて見下ろす彼の視線とぶつかる。
指を伸ばして汗ばんだ彼の額をそっとぬぐい、
そのままするりと頬を撫でた。「…さわこ?」
短く息を切らしながら怪訝な顔で問う彼に微笑む。
見つめる彼の顔がゆらりとぼやけたけど、今だけは素直に心を言葉に載せる。
「うれしい。しょうたくん、とっても、優しい」
大きな手が、潤んだ目元をいたわるように撫でて、
こぼれた雫をすくい取る。少し硬い指先が温かくて気持ちいい。
身の内に在る彼がいとしい。このまま壊されてもかまわないと思うほどに、
彼を愛してる。こんなにうれしくて気持ちいいの、知らなかった。
彼の首に腕を回してキスを強請ると、やさしく唇が重なる。
指が、唇が、肌が。触れるそばから、嬉しくて切なくて幸せで、
心臓が破裂してしまいそう。こんなあふれるようなつよい気持ちが
自分の中にあったなんて、知らなかった。
彼がそばにいてくれるから、何も怖くない。
彼を大事にしたいから、彼にずっと恋していたいから。
強くなる律動にかすむ意識の下、この思いがぜんぶ伝わればいいと願いながら
完全に意識を手放す前に彼の背にすがった。
 ***
オハリです
職人さんは爽やかエチーでしたがクドくしてしまいました…
や、ほらアパートじゃあんまり大声は出せないよねえとw
爽やかイメージぶちこわし&お目汚し失礼しました
最後まで読んで下さってありがとうございます
神待ちに戻ります

154 :
>>149-153
GJ!
読み応えあった〜
寝言でも爽子爽子言ってるあたり、大学生になっても抜群の安定感だなぁ風早はw

155 :
爽子かわええなあ

156 :
>>149-153
素敵!GJ!
相も変わらず風早は爽子の言動に振り回され気味で
「敵わないな」って照れながら髪を撫でてるところまで電波を受信出来た

157 :
>>149-153の続きを考えてみました。149-153さん、勝手にすみません。 <(_ _)>
初めての作文でお見苦しい点も多々あろうかと思いますが、保守替わりにでも。
*******************************************************************************
「スゲー……」
はぁっと大きく息を吐き出しながら、彼は言った。
「気持ちよかった」
「…うん」
仰向けの彼の胸元に顔を埋めながら、わたしは小さく頷いた。
ベッドの上に二人横たわり、全てを差し出して全てを受け取った後の、心も身体も無防備な状態。
無防備だけど、不安にさらされることなんて何ひとつ無い。あるのは幸福感だけ。
わたしの頭を撫でていた彼の手がそのまま指に髪を絡ませ始めた。
この時間いつもする彼の仕草だ。
幸せ過ぎて溶けちゃいそう……。
そんなことを思って一人頬を緩ませていたら、彼が顔をこちらに向けた。
何だか妙に真剣な表情で、じっとわたしの顔を見つめてきた。
「……声」
「え?」
「声聞きたい」
「……」
「オレ、爽子の我慢してない声聞いてみたい」
「えぇっ?」
や、ちょ、ちょっとお待ちください。
やっと息が整って、脳もようやく動き出そうかというこのタイミングで、大事な大事な彼が
何だかとんでもないことを言い出した!
内容が内容なので真意を確かめようと、思わずじっと見つめ返してしまった。
彼は少し照れた様子ながら、視線を逸らすことなく続けた。
「…いや、オレは今でも十分気持ちいいしスゲーんだけど……ホントは……し、してる時
抑えてほしく、ない、んだよなぁ…」
わたしの髪を巻き付けたままだった指でつんつんと引っ張りながら、静かに続けた。
最後の方は呟く感じになったけれど、しっかり届いた。
声が少し硬い? 翔太くん緊張してる?
引かないで聞いてほしいんだけど、とか、こういうことって話し合っていかないと、とか
もしょもしょ言いながら、彼は頬を赤らめつつ更に言葉を継いだ。
「お隣りとか気になってつい口塞いじゃうけどさ……爽子はどうなんだろって考えちゃって。
…うん、ゴメン。本音は爽子の声聞きたいし、何より出させたい」
「え」   しょ、翔太くん…
「気兼ねなく、いっぱい声出してほしいし思いっきり感じてほしいしメチャクチャになってほしい!」
「えぇっ?」   翔太くん…!
「…爽子はさ、声出したくない? 出すのイヤ? 環境が整えばOK?」
「ええぇっ?!」   翔太くん!!

158 :

どうしよう、わたし今、絶対顔赤い。真っ赤だ。
い、色々考えてくれて嬉しいんだけど…話題がわたしの『声』のことで…しかもアノ時の『声』のことで
でも彼は真っ直ぐに見つめてきて…わたしも見つめ返してて……ああ息ができない。
固まったわたしを見て彼はふふっと笑うと、空いてる方の手で熱い頬を包んでくれた。
「さーわ、落ち着いて。さっきから『え』しか言ってない」
そして、揺るがぬ決意を秘めた宣言口調で言い切った。
「オレ、もっと爽子の全部が欲しい。
じっくりたっぷりしっとりねっとりがっつりどっぷり……爽子と色々したい!」

ということで、翔太くんの翔太くんによる翔太くんとわたしの為の
『思いっきりH in the HOTEL』計画
が発動しました。しょ、翔太くん……。
今、彼はすっごく張り切ってホテルの情報収集してる。
だ、大丈夫かなぁ。いえ、私としても賛成の方向で考えてはいるんだけど、正直に話せば
実はちょっと楽しみでもあるんだけれど
「覚悟しといて」
なんて言われたものだから、ちょっと心配。
わたしが今出来ることって何だろう? ……体力づくり?
栄養ドリンクを買っておくとか?
ホテル行き直前の世のお嬢さん方は、一体どうしているのだろう…?

END
*******************************************************************************
声って意外と漏れるものだから、二人には何の心配もせずに心から楽しんで欲しいw
という思いを込めて捻り出してみました。
サッと選んでスッと入れ大げさに考えるなw、とは思いますが、ささやかなことも
イベントの一つとして過ごしてほしいのですよ。
あやねとの会話で何かの拍子に一部始終を白状させられ、「どうしよう?」と相談したら
「元野球部の彼氏持ちの方が(野獣)対処法アリなんじゃない?」とか言われればいい。
結局ちづにも相談し、最終的に龍にまで伝わってしまえばいい。

159 :
GJ

160 :
>>149 >>157 ひっさびさに来てみたら、ぐっじょぶが2件も!
ホテル編へ続け!ほ。

161 :
彼女を見ると  触れたくなる
彼女を意識してから、世界で一番幸せにしたいという気持ちは、ずっと変わらない
少し猫目の黒い瞳でじっと覗き込まれると、何も考えられなくなり、唇を押し付ける
瞬間、彼女の体が震える
それは本能的な拒絶なのか  という頭の隅にのこる疑念を無理やり打ち消しながら倒れ込む
世界で一番幸せにする を 世界で一番の悦びを与える に勝手に変換して


162 :
回を重ねるごとに、彼女の反応は明らかに早くなった
もっと、もっと、彼女をヨロコバセタイ
夢中でその肌を開発していく
けれども、それはイヴをエデンの東に追放するような行為にも感じて、いつも後悔と自己嫌悪を伴う
自分の考えはただ自分自身を満足させるためのものではないのか
彼女自身はどう思っているのか… 本当は…
彼女は自分がやることに抵抗をしない
けれどもそれが彼女が本当に望んでいることなのか、自分は勝手に幸せにしていると勘違いしているだけなのではないだろうか
…心を溶かす一遍の穢れも知らなかった笑顔を、おれは今でも守り続けることができているのだろうか…

「…爽子…」
少し眠っていたらしい彼女がこちらに体を向きなおす気配がする

「結婚して欲しい」

瞬間、彼女の体が震えた
二の腕に触れていた指がが下に降りていき、おれの指を探り当てると、ギュっと握りしめてくれた

    そっか あれは、拒絶ではなかったんだね…
暗闇の中、約束の口づけが終われば、ようやく安心して深い眠りに付くことができた

163 :
本誌でも早くいちゃいちゃがみたいな〜

164 :
・風早×爽子で風早視点。H直前まで。
・大学生かも。多分お互い一人暮らし。
*******************************************************************************

自分は「うなじ好き」なんだと発見した。
あ、訂正―――「爽子のうなじ好き」、だ。
彼女の長い髪を掻き分けて、うなじに静かにキスするのが好きだ。わざと音をたててするのもいい。
一番気に入ってるのは舌でゆっくりと首筋を辿ることだけど、それをすると爽子は瞳を潤ませて
オレの名前を囁くから、こっちは自制心が粉々になっちゃって、後はもうお決まりの
押し倒して剥ぎ取って絡み合って溺れ尽くすパターンになだれ込む。
いつもは下ろしてる髪を上げてうなじが露出してる姿なんて、とんでもない吸引力だ。眼が離せない。
女の子の髪型について考えたこともなかったけど、もしかしてオレって、ストレートのロングが好み?
いや、爽子がショートカットだったら、そっちを好きになってんのかな。
なってるだろうな多分、分かんないけど。

「……他にもあるよ? 翔太くん、気付いてない?」
恥ずかしそうに、伏し目がちで爽子が言った。
そんな『好きなモノ』話を、オレの部屋でコーヒー飲みながらしてた時のことだ。
…正直に言おう、うなじを始点にしてそういうムードにしてちょっと妖しい方面に持って行って
彼女をそういう気にさせてそのままベッドへ誘って最終的には…で、できたらいいなーと、思ってた。
ああ思ってたとも。
―――だけど、爽子は特製爆弾を炸裂させた。
忘れてたよ、オレの彼女、独自の切り口が持ち味じゃん。
「翔太くんは、あの…ス、ストッキングが好きだと思う、なぁ……」
「えっ」
「ほ、ほら、あの…太腿までのシリコンストッパータイプのストッキング! いわゆるパンストじゃなくてっ!」
と説明された。
思いがけない返しに言葉を失ったものの、ああアレね、とすぐ頭に浮かぶ程度の知識はあった。
「そのタイプの時、脱がすの嬉しそう……です」
とも言われてしまった。
言い終わった後、頬をほんのり染めて上目使いで見つめられ、脈が速くなった。

165 :

…喰い付きが違うのかな、自覚無いけど。
あ、ヤバイ顔つきになってんのか? 自覚無いけど。
うん、確かにストッキングは好きだ。つーか脱がすのが好きだ。クルクル丸めて下ろしていくのは超楽しい。
はっきり言って、脱がすの嫌いな男なんていないだろ。しかも相手は大好きな彼女だぞ。
エプロンの紐を解くのもブラのホック外すのも、スカートたくし上げるのも好きだ。大好きだ。
言っとくけど、爽子にしかしないから。
―――って、何ぶっちゃけてんだオレ!!
でも、爽子の白い肌を剥き出しに出来るのはオレだけだって思うと、もううわぁーっと気持ちが溢れて
いつも手の暴走は止まらない。
暴走するのは手だけじゃないけど、それはこの際置いておこう。
…ヤバイ、自分の中でスイッチ入ったのが解る。
爽子が両手で包み込んでいるマグカップをローテーブルの上に戻しながら、彼女をソファの上に押し倒した。
無言のままテレビのリモコンを掴んで電源はオフ、ついでに携帯の電源も切った。
何物にも邪魔はさせない。余計な音はいらない。聴くのは爽子の声だけでいい。
何か言おうとする爽子の口を自分の口で塞ぎ、そのまま唇をこめかみや震える睫毛、滑らかな頬に移していく。
片手で頬を包み、もう一方の手はニットの裾から忍び込ませ、柔らかなふくらみを収めて楽しむ。
ああ爽子だ。
オレだけが触れるのを許されてる、温かでなめらかで豊かで愛しいオンナの肌。
キスの場所をどんどん下げ、顎をたどって喉へと滑らせる。
この細い首筋に舌を這わすのも、艶やかな黒髪が身体の下敷きにならないように掻き上げるのもオレの特権。
オレだけの特権だ。
爽子の目を見つめたまま手を動かし、掌中の感触を堪能する。もちろん特権も行使しながら。
「あ……」
爽子の、つい洩れたという感じの喘ぎ声が更にオレを煽る。
後はもういつものパターン。
オレは自制心を手離した。

END
*******************************************************************************
今、本誌の風早くんが「……ふれられない」とのことなので、ここではある意味
思いっきり触れてもらいました。
ギクシャク早期解消を願いつつ投下します。

166 :
久しぶりに来た。楽しませてもらいました
書き手さんたちどうもありがとう

167 :
保守

168 :
・風早×爽子。お互い一人暮らしで、どちらかの部屋を想定。(爽子の部屋?)
・大学生か社会人。思いっきり事後。
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背筋がゾクゾクする感覚で、爽子は浅い眠りから覚めた。
指が背骨をなぞっている。
―――私より長くて骨っぽい、男の人の指。
ゆっくり目を開けると辺りは真っ暗で、カーテンの隙間から街灯の光が射し込んでいるのが見えた。
目覚まし時計の秒針音が響く静かな部屋の中には、濃厚な蜂蜜のような空気が微かに残っている。
背骨を辿っていた悪戯な指は、今度は手のひら全体で静かに背中じゅうを彷徨う。
思わず甘い溜め息がこぼれ、俯せの状態から寝返りを打ち風早の方へ向き直った。
「ごめん……目、覚めちゃった?」
爽子の左肩に軽くキスをしながら謝る風早に、大丈夫と微笑んで聞いた。
「いま、何時頃かな…?」
「さっき確認したら1時半だった」
ああ、眠っちゃったんだ……。
身体が気だるい理由―――少し前の熱くて激しいひとときを思い出し、爽子は頬が熱くなった。

最近、恋人とのベッドでの時間が濃密になった気がする。
彼が爽子に施すコトだけじゃなく、もう何もかもが、以前より露骨で熱が増したと感じるのだ。
風早の、揉みしだいたり暴き立てたりする手つきや、捻じ込んだり這い回ったりする舌、言葉や視線、
探り当てたり掻き回したりする指、そういったあらゆるものが、不埒で器用に変化したと思う。
さんざん焦らした後の満足げなオトコの顔も、我がもの顔で翻弄する強引さも、以前は知らなかった。
内を満たされ、こすられ、攻め立てられ、熱く弾ける感覚も彼に教えられた。
―――昔はこんなこと考えなかったのに……。
身体が敏感になって、気持ちも変化したのかな。
私より私の身体を知っている人……まるごと自分のものにしたいと思った、誰よりも愛しい人。

ブランケットを胸元に引き寄せながら、爽子はベッドから起き上がった。
頭に浮かんでいた思いを振り払うように、急いで着る物を探した。
「飲み物取ってくるね。翔太くんは?」
「ん、お願い」
何やら一心不乱に手探りする様子を見て、風早は「はい」と自身のTシャツを手渡した。
「そのままでいいのに」
横たわったまま枕を抱え込んで笑う風早に
「は、恥ずかしいからっ……着ます!」
焦ったように呟いて着ようとするものの、まだ爽子の身体は目覚めていないのか手間取っている。

169 :

「んー、じっとして」
手を止めさせ、風早は寝転んだまま自らの手で爽子の頭に被せる。
裾を引っ張り腰まで下ろしてやると、爽子は、ほう…と息をつき、出会った頃と変わらぬ
あの真っ直ぐな瞳で風早を見つめ、微笑んだ。
「ありがとう」
サイズの合わない襟ぐりからは綺麗な鎖骨が覗き、思わずむしゃぶりつきたくなる。
ちょっとした格闘で赤らんだ顔と乱れた呼吸、もつれた髪は全部Tシャツの中に入り込んでふわりと撓み、
むき出しの太腿は白くなめらかで、所どころに、風早の口が刻んだ小さな印が浮かび上がっていた。
―――ちょ……これはクル。
思わず喉が鳴った。
再び熱が灯り始めた風早に気付かない爽子は、ベッドの上にぺたりと座り込んであまりにも無防備だ。
くにゃりと力の抜けた全身からは、満たされた艶やかさが滲み出ていた。
少し漏れ入る灯りのせいか、妖しい空気さえまとって見える。

風早は、キッチンへ行く彼女の後ろ姿を目で追いながら起き上がり、
芸能人の誰かが、首回り緩くて胸の見えそうなTシャツを 【チャンスTシャツ】 とか言ってたなー
などと、どうでもいいことを考えた。
―――うん、確かになかなかのアイテム……爽子の部屋着、全部俺のに変えちゃおっかなー。
一人でニヤニヤしているところに、2つのペットボトルを持った爽子が戻って来た。
身に着けているのは風早のTシャツだけだ。
裾は膝近くまで届いていたが、歩を進める度に太腿の動きが分かり、布地越しならではの色っぽさだ。
今は見えないその奥がどれだけ熱くきつく自分を包み込むかも思い出し、また風早の喉が鳴った。
その時どれだけ自分が硬くなるか、どんな感じで締め付けられるのか、ありありと甦った。

何気なさを装い自分のすぐ隣をポンポンと叩くと、爽子は素直に従った。
これでいいかな、と手渡されたスポーツドリンクのペットボトルには
『運動するカラダをサポートします。』
『発汗状態におかれている方に最も適した飲料です。』
の文字が見えた。
「運動、発汗……か」
またもやニヤつきながら、並んでボトルに口をつけている爽子の耳元に顔を寄せた。
「いっぱい動いて汗かいたもんな」
ブホッ
爽子は盛大に噎せ、ミネラルウォーターを胸元にこぼした。
「これで補給して再開しろってことなら、彼氏としては受けて立つよ?」
咳き込む爽子の顔を上げさせ、笑いながら筋張った甲で頬の水滴を拭き取る。
「ねぇ、俺…お誘いと受け取ればいーの?」

170 :

頬を撫で続けていたら、口元から目が離せなくなった。
喘ぎ声を洩らして風早を煽り、悪戯を仕掛けて興奮させ、戸惑いながらも色々と喜ばせてくれる、
爽子の恋人で良かったと、オトコで良かったと心から思わせる口。
小さく開いた唇は濡れてつややかに光り、奥には自分だけが知る、慎ましくも奔放にもなる舌が
ひっそりと息づいているのだ。
―――ふたりで何年もかけてここまで来た。
触れたいのに触れられない頃があった。
距離を縮めたいのに恐くて、できなくて、しちゃいけないとまで思って、煮詰ってしまった昔むかし。
こんなことを言えるようになった『今』が愛しい。この関係が嬉しい。

ジッと見つめていたら、爽子が面映ゆそうにそうっと伏し目がちになった。
―――マジでクルんですけど……。
風早はドリンクを急いで飲み干し、空いたペットボトルをベッドサイドに置いた。
「これはここ」
爽子の手から水を取り上げ、同じ場所に並べる。
「これは無し」
着せたばかりのTシャツをたくし上げ、頭から抜き取る。
ほっそりした裸身を目にした途端その場に押し倒し、高ぶった身体を爽子に押し付けた。
「しょ、翔太くん! あの…腿に……あの…」
「だね」
「でも、も…もう寝た方が……」
「だね、じゃあ 『寝よう』 か」
「で、でもでも、さっき……」
「だね、じゃあもう1回」
「…うっ」
一連の言葉に抵抗は無駄と悟ったのか、爽子はゆっくりと恋人の首に両腕を回し
はい、と頷いて引き寄せた。
彼女の腿の間にいそいそと身体を割り込ませた風早は、あーでも1回で済むかなーと
モゴモゴ呟いたが、果たして相手に聞こえたかどうか―――。

もうすぐ2時になる部屋の中、今はただ、密やかなふたつの囁き声のみ。

END
----------------------------------------------------------------------------------
本誌での風早くんの動きがもどかしいので、ここでは動いてもらったw(主にベッドで)
数年後にはこんなカップルになって、イチャイチャイチャイチャすればいい!
そんな一念で書きました。保守替わりに投下。
スペシャルサンクス: ア●エ●ア● / ポ●リ●エ●ト / 田●亮

171 :
うああああああ超乙!GJ!
原作モヤモヤの先の希望が見えたぜ

172 :
・全くエロくないアホ小噺。日常ネタ。
・風早は大学生。友人らの証言内に間接登場。
----------------------------------------------------------------------------------

友人、吉田は言う。「風早は、あそこまで愛執の念を持てるならもう誇っていいと思う」
「グラビア雑誌なんて、一人暮らしの男の部屋にはあって当たり前で、もちろん風早も持ってるわけよ。
この話が出た時、女子から 『いやーっ!』 とか 『えー意外……』 とか声上がってたけど
風早にどんだけ夢見てんだっつーの。あいつはフツーにスケベだ。
ま、それは置いといて、グラビアな。
雑誌って、開きグセつくじゃん? よく見るページっつーか、よく使うページっつーか…。
で、遊びに行った時ふと思いついちゃって、テキトーに1冊拾って、テキトーに放り投げたんだけどさ、
どうなったと思う?」
思わせ振りに一旦話を切ると、吉田は軽く肩をすくめたあと続けた。
「そう、ご想像通りの顛末ですよ。意外性も何もあったモンじゃない、フツーの顛末ですよ。
パカーッと開いたページには、サラッサラのロングでつやっつやの真っ黒な髪のコが、シャツ1枚でバーン!
何度やってもシャツイチパカーッ! 黒髪バーン! 清楚なコがドーン! 毎回毎回同じ箇所。
『 おまえ… 完 全 に こ の ペ ー ジ だ ろ 』 っていう………ブフッ。
ほ、他の雑誌も…試してみたら、み、見事にぜーんぶ……黒髪ロングの、清楚系が…お出むかブッ……」
後はもう言葉にならず、腹を抱えて笑う吉田の姿があった。
何でそんなコトしたんだこの男―――そんなこっちの気持ちを察したのか、ケロリと答えてくれた。
「え? だって面白そうだったから! テンパったあいつ、からかい甲斐があるんだよ。
でも風早、最初は焦ってたのに最後は開き直って『ベタ惚れなりの事情があんだよ!』って叫んでた」
最後に涙を拭きながら吉田は言った。
「よく分かんねーけど、ありゃ三次元に持ち込んでるとみた。ほんと、ブレないよな、風早は」

友人、福田は言う。「風早って、酔った時の爆発力がシャレになんねーくせに基本ピュアなんだよ」
「野郎飲みしてたら元カノ話になって、風早が 『元カノいない』 とか言い出したの!
で、普段は自分のこと滅多に話さない奴だから、皆ここぞとばかりに喰い付いたわけ。
昔からモテてただろう男が、『爽子としか付き合ってない』 なんてぶっちゃけやがったから、何かスゲー
盛り上がっちゃって、酒ガンガン飲ませてベロンベロンにさせて……。あのノリ何だったんだろ」
思わせ振りに一旦話を切ると、福田は軽く首を捻ったあと続けた。
「『一人かよ、風早! 知ってるオンナ一人だけかよ!』とか『もっといろんな女とヤってると思ってた』
とか、みんな散々ツッコんだんだけどさ、風早の返しがまた……『抱き尽くしてないのに飽きるわけない』だの
『まだしてない体位あるから爽子とキワめる』だの、『あげねーかんな、ぜってーあげねーかんな!』だの
『俺だけが知ってる爽は〜ひ・と・り・じめ〜』だの、名言迷言の大サービス。いやぁ、酒って怖いねぇ」
呆れたように笑いつつも、どこか羨ましそうな福田の姿があった。
どんな心境で話してんだこの男―――そんなこっちの気持ちを察したのか、ニヤリと答えてくれた。

173 :

「俺、聞いたんだよね。 『俺ここ行ったことある』『私まだなんだけど誰と行ったの?』的な喧嘩も、
寝惚けて名前間違えちゃった失敗も無いのかって。そしたら即答、 『あるわけないだろ』 だってさ!
最終的にあいつ、『【 着 痩 せ 】ってゆ〜、チョ〜神様感謝な単語知ってるかぁ〜?』の一言後撃沈」
最後に大きく息をつきながら福田は言った。
「あの様子じゃ風早の経験人数、増えそうに無いな。―――と言う俺はゼロなんだけどね、あはは」

友人、池田は言う。「風早の、集中時の周りの見えなさは危険過ぎて恐怖を感じるね」
「珍しくあのカップル―――風早と爽ちゃんが学内カフェで喧嘩してたんだよ。
お互いムキになって声高に言い合ってんの。あまりに強烈で、内容覚えてるよ。確か……こんな感じ。
『風早くん、一回始めるとすっごく長いし、私が動かそうとすると呻くし…つ、疲れちゃった』
『爽子だって、もう一回って何度もおねだりしてきたじゃん! 俺眠たいって言ったのに……!』
『だって……したかったんだもん! 風早くんとしたかったんだもんっ!!』
『だからって一晩中はヒドくね? 俺もうクタクタ…』」
思わせ振りに一旦話を切ると、吉田は軽く脱力したあと続けた。
「もちろんオチはあるよ、どうしようもないオチがね。ほんと! マジで! どーしよーもねーオチが!!
後で分かったんだけど、二人は一晩中 【 将 棋 を 指 し て た 】 んだと…」
当時を思い出したらしく、少々げっそりした池田の姿があった。
よく細かく覚えてるなこの男―――そんなこっちの気持ちを察したのか、ボソリと答えてくれた。
「想像してみてよ。割と混んでるカフェ内で、【将棋】という単語が出てこないままのこのやり取り…。
あの時の、周りの人たちの何とも言い難い空気……ああ、表現しきれん! もう二度と体験したくねぇっ!
隣にいた福田が『童貞の俺にはキツイなー』って呟いてたけど、押しなべてキツイっつーの、ボケ」
最後に頷きながら池田は言った。
「いやー、風早のあの周りの見えなさはヤバイって。まぁ、爽ちゃんも大概だけどな…」

END
----------------------------------------------------------------------------------
『一回始めると(長考に入って)すっごく(対局時間が)長いし、私が(駒を)動かそうとすると呻くし…』
『もう一回(対局したい)って何度もおねだりしてきたじゃん! 俺眠たいって言ったのに……!』
『だって……(将棋を)したかったんだもん! 風早くんと(将棋を)したかったんだもんっ!!』
『だからって一晩中(の対局)はヒドくね? 俺もう(頭使い過ぎて)クタクタ…』
カフェでの風爽のやり取りはこういうコトですw
くだらない話ですみません。
爽子は実はそこそこたわわバディ、福田はジョーポジションという、どーでもいー設定w
悩み過ぎの傾向にある風早くんに、これっくらい明るくアホな大学生活を送ってほしくて投下。
吉田が語るところの風早くんは、前スレでツボったお話から浮かびました。ひとこと御礼をば。

174 :
>>172-173だけじゃあまりにもエロく無いので、>>168-170の続きをちょっと。
----------------------------------------------------------------------------------

風早が爽子の上からどこうとすると抱き締められ、もう少し待って、と整わない息で告げられた。
思わず頬が緩み、可愛いおでこに口づけてから押し潰さないよう身体をずらし、繋がったまま横向きになった。
そんな中、爽子が呟いた。
「…翔太くんの、大きいね」
「………」
……何というか、発言の破壊力が凄まじい。
二人で蕩けそうな時間を過ごした直後、しかもまだ風早は中に入ったままなのにこのセリフ。
昔なら顔が真っ赤になって声も乱れて、【あせり早取り乱し太】 になったかもしれないが、今はもう
燦然と輝くお付き合いの歴史、二人の日々がある。免疫は充分だし、少しはオトナにもなったと思う。
「……おおきい? 今?」
―――さっきまでの方が、断然『大き』かったよな…。
そんな疑問を浮かべつつ敢えて確認してみた風早だが、言葉に刺激されたのか早くも身体が反応し始めた。
―――あー…また大きくなりそう。替えないとヤバイ!
「ゴム、まだあったよね」
早速引き抜こうとした風早の動きと言葉に、爽子は何やらハッと気付いた様子だった。
「やっ…ちが、違うの! Tシャツ! お借りしたTシャツ!! …ですっ!」
「……」
「ヒジ、ヒジまでなの、私が着たら。しょ、翔太くんには半袖なのに…だし、長くて、太腿は隠れるし、だし……」
あの…おっきーなーと思ったの、と、顔だけじゃなく耳も首もピンクに染めてしどろもどろだ。
「翔太くんのア、アレは…ただ『大きい』って言うより、な、長くて太くて硬、く……――わーーーっっ!
いやっ…ダメッ!! ダメダメ! もうダメ、今のナシっ……! 絶対ナシ…う゛〜〜〜」
己の発言内容に衝撃を受け、爽子は風早の目から逃れようと必になった。
慌て過ぎて自分の顔を隠す事に思い至らず、見つめてくる視線を遮る為に風早の顔を両手で覆った。
「忘れて…」と涙ぐみながらぺたっと手のひらを押し付け、全身から湯気が出そうなほど体温を上げた。
恥ずかしがるそんな姿が可愛くて、風早はただ笑って爽子のしたいようにさせた。
―――こういうの堪んねぇって思うの、変? つーか、もう完全復活なんだけど気付いてんのかな。
爽子の中で質量が増し、図らずも言葉通りの―――長くて太くて硬い状態になった。
急いで身体を離して新しく付け替え、再び奥深くまで突き入れた。あまりの気持ちよさに思わず声が漏れる。
もうダメはこっちの台詞、そう思いながら円を描くように腰を回し、何度も強くこすり付けた。
「……なんか、一晩中ヤれそうな勢い」
風早が顔を近づけ爽子の唇の上で呟くと、彼女は何も言わず、ただきゅうっと瞼を閉じた。

END
----------------------------------------------------------------------------------
二人揃ってオカシな方向に……。すみません。

175 :
GJ!酔っ払い風早面白い。

176 :
HO

177 :
保守

178 :
保守

179 :
届け

180 :
この思い

181 :
どれだけ拒否られようとも

182 :
「ん、しょた、くん・・やだ・・」
「や、じゃないでしょ」
「ん・・も・・えっち」

っていう、二人をください。

183 :
「こういうの、イヤ? こんな俺…キライ?」
「そんなことないよ」
「じゃ、これは?」

っていう感じで、考えてみます。
期待せず気長にお待ちください。

184 :
初投下です。やってみたかった。
いろいろ中途半端でごめんなさい。


   +++++
「翔太くん、あの・・」
腕の中に閉じ込めた爽子が身じろぎしながら
遠慮がちに口を開く。
「ん?」
「シャワー・・借りてもいい?」
「んー・・・ちょっと待って、風呂沸かすよ」
ふにゃふにゃになってる爽子をベッドに残して
風呂場に向かう。
ざっと浴槽を流して
風呂に湯をためながら
さっきまでの幸せな事情を思い出して
顔が赤らむ。
まだ、慣れた、とは言い難い程
行為を重ねるのは指折り数えるほどで
いっぱいいっぱいの中でも
精一杯大事にしているつもりだけれど
今日は、なんか、たまらなくて
部屋について早々、求めてしまった。
シャワー浴びてから・・と、制止する声を無視して
貪り尽くすように、キスをして
身体を開かせた。
強引だったと思う。
まだ、爽子にとっては気持ちいいだけではないだろうその行為。
だけど、早く、俺だけのことしか考えられなくなるぐらい
とろけてほしくて
とろけて早く一つになりたくて
頭から、足の先まで
くまなく、愛して
おいしそうな胸の頂や
かわいいおへそや
俺を受け入れてくれる泉に
指や舌で、愛して、愛して。

185 :
「は、・ん・・・」
苦しそうにゆがむ顔。
伸ばされる、手を
背中に回してあげると
せがむようにぎゅっとつかんで
「しょ、たくん、おねがい・・」
初めて、爽子から、求められた。

つん、と立った胸の頂が触れて
俺の胸にぷにゅっと押しつぶされて
「いい?」
ときくと、こくこくうなずいてくれるから
避妊具を取り付けて
そのまま、あとは文字通り一つに。
十分に潤ったそこで
受け止められると、意識が飛びそうなほど気持ちがよくて
「は・・あ、あん、」
いつも控えめな爽子の声も
いつもより甘く響いてて
「きもち?」
って聞くと
うるんだ目で
「ん・・」
ぎりぎりまで抜いて
入れて
そんなことを繰り返して
いやらしい水音と
爽子の声にならない声だけが
暗い部屋の中で
甘く一つに溶け合った。

強引だったかな、って思うけど
行為を重ねるのも受け入れてくれるのも
初めてのことじゃないけど
こんな風に、二人で甘く溶け合えたのは
はじめてのような気がして
マジで幸せで、なんか、泣きそう。

186 :
ベッドに戻ると、俺のシャツを羽織った爽子が
「あ、ごめんね、借りちゃいました」
と軽くシャツをつまんで、俺を見上げる。
爽子のワンピースも下着も俺が脱がせてベッドの下に散らかったまま。
一番近くにあったシャツを慌てて着たんだろうけど
それがまた、めちゃくちゃこっちを煽ってることなんて
わかってないんだろうなー
「いいよ」
って平常心装いながら、冷蔵庫をあけて
ペットボトルのお茶を持ってベッドに戻る。
はい、と渡すと
ありがとう、と受け取って
シャツからちまっと出た
両手でこくこくと飲む姿もまたかわいい。

かわいいのに
シャツから除く鎖骨も
俺がつけまくったしるしも
伸びた足も
やばいぐらいに色っぽい。

隣にじっと座ってるなんてできなくて
思わずぎゅっと抱きしめれば
びっくっとするるからだ。
「もうすぐ、お風呂わくから」
「う、うん」
それまでこうしてていい?
って耳元できけば、こくんとうなずく爽子。
お茶をとりあげて
キスを交わすと
ひんやりとした舌が絡まる。
「湧いたら一緒に入ろうね」
俺の言葉に固まる爽子を強引に抱き上げて
風呂場に連れて行って
そのあと、お風呂でまた
仲良くする、


そのあとの話は想像におまかせします。おわり。

187 :
>>184-186
GJ!
仲良くすればいいよ!
ああ、すればいいさ!!
一緒に入るか入らないかで一モメしたり
浴室の灯りつけるか消すかで一モメしたり
「身体洗ったげるよ」と爽やかスマイルで言っても警戒されたり
盛り上がり過ぎて結局ベッドに舞い戻る羽目になったり…
思う存分イチャイチャしまくってください。

188 :
ありがとう。調子に乗ってちょっとだけ続きかけたから。
ちょびっとw

   +++
お風呂が沸く音がしたのは、そのあと間もなくのこと。
ゆるゆると抱きしめていた身体を離せば、今だ俺の言葉に硬直して赤くなってる爽子。
「あ、あの」
何か言われる前に、抱き上げる。
「わわっ!!」
「暴れると危ないよ。ちゃんとつかんでて」
慌てる爽子を、しれっとたしなめると
素直にぎゅっと首に抱きついてくれるからまた可愛い。
ほほをくすぐる髪とか、シャツ一枚隔てただけの体の柔らかさとか
片時も離したくないものが腕の中にあって、またどうにかなりそ。
お姫様抱っこで、狭い部屋を移動する。
浴室の前で、ゆっくりおろしてあげると
腕をつかんだまま、困ったように眉を下げて、
「あああ、あの、ほんとに・・・入るの?」
その顔を見れば
あぁー困ってるなぁーってわかるんだけど
ここでひいたら、この先、いつになったら
願いが叶うのかわからないし、そのタイミングを今後どう計ればいいのかもわからない。
だから、いつもだったら
爽子の願いはなんでもきいてあげたいって思うけど
今日は・・・だめ。
まだ、ひけない。

189 :
前髪をかきわけておでこに、かわいく見上げる瞼に
ピンク色のほっぺに、ちゅ、ちゅっとキスを落として
こつんとおでこをぶつける。
「うん、俺は入りたい」
ねだるように、顔を覗き込んで
「・・爽子は、嫌?」
嫌って、言わないで。
ずるい聞き方をしてるのはわかってるけど、爽子を逃がしたくなくて
一本一本左手の指を絡めてくと
困ったように眉を下げた爽子は
「い、嫌っていうか・・・」
―――・・・・恥ずかしいの。
小さく消え入りそうに、そういって俺の胸に顔をうずめる。
「うん、わかった」
右腕をそのまま頭に回す。
「じゃあ、いいよ。」
優しくそういうと、固まっていた身体がほっと力が抜けたようになるけど
「電気消す?」
また、びくりとして、え、え、っと慌てる爽子。
「だって、嫌なわけじゃないんでしょ?」
嫌じゃないなら、ひかない。
うん、っていうまで離してやらない。
「恥ずかしいなら早く慣れちゃったほうがいいよ?
 これから一緒に入ること多くなるんだから」
爽子が腕の中でうううと唸って、
観念した様に小さく絞り出す
「じゃあ・・電気、消して」
可愛いお願いに破顔して
爽子を腕の中から解放して、パチンと浴室の電気を落とす。
ついで、爽子のシャツも頭から抜き取って
手を引いて浴室に連れ込んだ。
ただ、一緒にお風呂に入りたかっただけ・・・なんだけど、ね。
あんまり可愛くて、お風呂でまた、仲良くしちゃうのも
しょうがない、はなし。

おわり。

190 :
お風呂いちゃラブ欲しい・・

191 :
初めて投下します。
携帯からなので、改行等おかしかったらすみません。
風爽です。高3くらいのイメージです。

192 :
「風早くん…DVD見ないの…?」
「いーよ。後で見たら」
「……っ…うん…」
俺の腕のなかで、黒沼が小さく動く。
今日はテスト最終日。午前中で学校が終わり、俺の家でゆっくりDVDを見る事にした。
ベッドを背もたれにして並んで座ったら、映画の内容なんか最初っから頭に入らなくて。
気が付けば黒沼をぎゅっと抱きしめ、キスをしていた。
キスはどんどん深くなる。
「っ…ん…」
小さな声を漏らす黒沼に煽られるように、舌を絡め、手は制服のボタンに手をかける。
おでこや瞼にキスを落としながら、彼女の服を脱がしていく。
黒沼をベッドに押し倒して、首に舌を這わせ、胸を手で包み込む。
「あっ…ん…」
一度身体を離し、黒沼が着ていたものを全て取り、全身にキスをする。
「…か…ぜはやくん」
潤んだ目で見つめられ、どんどん余裕を無くしていく。
また、唇にキスをして、足の間に手を伸ばし、敏感な所を優しく撫でる。
「まって…まって…」
構わずに続ける。
「ひぁっ…やっ…」
黒沼は枕に顔を半分埋め、シーツをぎゅっと握っている。
足の間に顔を埋めて口を寄せると、彼女が震えた。
「あっ、だ駄目!あっ…んっんっ…」
俺の髪をそっと掴み身体をもじもじと動かす。
「やぁん…あっ…だめ…」
続けていると黒沼の声が高くなり、俺の髪をぐしゃぐしゃと混ぜる。

193 :
彼女のそこは、もうしっかりと濡れていたので、自分の準備を済ませて、黒沼の顔を覗く。
「くろぬま?いい?」
ぎゅっと目をつぶって頷いたので、ゆっくりと彼女の中に入っていく
「……っ……」
あまりの気持ち良さに声が出た。
息を吐いて、自分を落ち着かせる。
それから、彼女を抱きしめ、揺らす。
「んっんっ…」
「黒沼っ!黒沼っ!」
「んっあぁっ…んっ」
ぎゅっと縋るように黒沼の腕に力が入る。
そんな彼女の行為にますます煽られ、動きが強くなる。
「風早くんっ…も、もう無理っ。駄目っ…あぁっ…」
「黒沼っ。こっち。俺を見て…」
黒沼のおでこに自分のおでこをつけ、じっと見る。
顔は赤くなっていて、そっと目を開けて、俺を見つめ返す。
「あ…もう…無理……やっ…むりぃ…」
黒沼は無理とか駄目って何度も言うけど、表情も身体も俺を求めてるようにしか見えなくて。
俺も、黒沼を離す事なんて出来なくて。
行為を続けていたら、回されていた手に力が入り
背中にピリッとした痛みが走った。

194 :
あ、終わりです。
なんか緊張した。

195 :
<<192-193の続きです。
エロくないですが。

ベッドが揺れる音で目が覚めた。
ぼんやりとした視線の先には広い背中に赤い傷。
すぐにその背中は白い布で覆われる。
しばらく眺めていると、風早くんの背中で彼がシャツを着た所だと気がつく。
まだ、ぼんやりしたまま視線を移すと、机にはペットボトル。テレビはDVDのメニュー画面になっている。
……あぁそうか、風早くんの家に来てたんだった……。
少しづつ頭の中がはっきりしてくる。
「あ、起きた?」
「…うん…」
風早くんは顔を覗き込んで、なんだか心配そうな顔をしている。
「温かい飲み物いれてくるけど、黒沼も飲む?」
「うん、ありがとう」
風早くんが一階へ降りていったので、その間に起きようとしたけれど。まだ怠くて、枕を抱えて横になる。
……DVDどんな内容だっけ?見たの最初の30分くらいかな……
そんな事をぼんやりと考えていたら風早くんが戻ってきた。
「黒沼、起きれる?」
「うん」
手を引かれて起き上がる。
制服は皺になるからと貸してくれたパーカーを着て、ベッドに腰掛けた。
「大丈夫?」
温かいミルクティーを手渡されながらきかれる。
「ん?大丈夫だよ??」
風早くんはほっとした顔になって、自分もマグカップに口をつける。

196 :
「そうだ。風早くん。背中に傷があったよ?引っ掻いたみたいなの。マルちゃんとじゃれて引っ掻かれた?」
何気なく疑問を口にすると、風早くんの顔が赤くなる。
「覚えてない?これ、黒沼が今したんだよ??」
「……私?!」
今?そんな傷が出来るぐらい掴んだの??え??
覚えが無くて、パニックになる。
「今日、俺、無茶したかな…?」
「無茶?」
「うん。黒沼さ、その…してる時さ…何度も無理って言ってたから…」
そんな事、言った気もする。
「あと、駄目とか嫌とか」
…そんな事も言った気がする…
「でも、止めらんなくて…嫌だった?」
さっきまでしてた事を徐々に思い出して、顔が赤くなる。
「あのね、今日はいつもと違って、辛かった…んと、違うな。無理というか、いっぱいいっぱいというか…」
「……うん」
「嫌じゃなかったよ。でも…限界って感じで…ただ必で…」
そうだ、それで風早くんの背中に縋り付いて。
「ごめんね。背中に傷つけて。」
風早くんを見るとさっきより真っ赤になっていて、手で口を押さえていた。

197 :
「いや、凄く嬉しい。」
「う、嬉しい?なんで?痛かったでしょ?」
「だって、気持ち良かったって事でしょ?」
………気持ち……えっ?…
「違う?」
風早くんが私を覗き込む様に見る。
そっかあの感覚はそういう事なのか。
「違わないです…」
恥ずかしくて小さく答える。
風早くんは私に腕をまわし、きつく抱きしめてくる。
「嬉しい。俺、すげー嬉しい。」
「嬉しいの?」
「うん。黒沼が気持ちいいって。」
風早くんは体を少し離して、おでこにキスをする。
「風早くんも?」
「え?」
「風早くんも気持ちいいの?」
頬に手が添えられ唇にもキスをされる。
「うん。無茶苦茶、いい。」
「なら、私も嬉しい…よ?」
キスが段々と深くなり、ベッドに押し倒される
「黒沼…」
名前を呼ばれただけなのに、彼が言いたい事が伝わってきて
私も同じ気持ちだったから、返事の代わりに、風早くんの頬にキスをした。
おわり

198 :
>>192-193>>195-197
GJ!
本物wの制服エッチは、この時期しかできないから
お二人さん、楽しんで!!
風早翔太18歳・背中に爪痕を残す男、か。
風早のくせにww

199 :
初めてここ見たけど、制服エッチか...
風早の家で、家族の留守のあいだに風呂まで使ってとか、
いまいちリアリティーに欠けるんだがなあ
夏休みで両親と弟が町内会旅行、風早だけ予備校のため
参加せず、みたいな設定を、せめて冒頭にさらりとして
おいたらいいと思うよ
それでも、もう「数回いたしている」ってのはどうだろ?
風早の母って専業じゃないの? そんな留守がちなのかな
冷や水を浴びせるようでごめん
ただ、親の目を盗んでというならそれなりの背徳感もある
だろうし、爽子の性格的に、そういうシチュエーションで
エッチするのをよしとしない気がしてね

200 :
>198
風早のくせにwwに吹いたw
風早のくせにwwけしからんのもっとくださいwww

201 :
>>188-189
GJ!
一緒に入るか入らないかで一モメしたり
浴室の灯りつけるか消すかで一モメしたり
のところ、妄想してた通りの情景が文章になってる〜!!
今日はとことん早攻めまくる太、元気だなぁw
下2行も妄想してたので、拙いながら書いてみました。

----------------------------------------------------------------------------------
>>184-186と丸々同じ設定。すみません、お借りしました。
>>188-189の続き。
 入浴手順が違い(風早:掛け湯後ザブン派 / 爽子:身体を洗った後入湯派)、少し話し合う。
 爽子が身体を洗ってる間、先に湯船に一人で浸かる風早。(この時点で既に想定外)
 湯から上がりシャンプーを手伝おうとするも「一旦お風呂に入るので…!」と拒否られる風早。
 仕方なく自分の身体と髪を洗い、遂に湯船でイチャイチャに挑もうとする風早。
 が、髪を洗うつもりの爽子が入れ違いに出ようとする。風早ピーンチ!
という場面からです。上の諸々は飛ばしました。

202 :
「いや、いーから! そのまま入ってていーから。て言うか、入ってて!」
出ようとする爽子を押し留め、急いで俺も湯船に入ろうとバスタブの縁近くに寄った。
恥ずかしがってこっちを見ようとしない爽子の態度を逆手に取り、わざと仁王立ちになった。
案の定顔も上げられず、爽子は俯いて膝を抱えた姿勢で浴槽の半分以上を空けてくれた。
―――どーだ! これじゃ湯船から出られまい!
そんなことを考えながら湯に足を入れた。
ゴメン爽子。俺いま、正常な判断できないんだ。必なんだよ。一緒に入りたいんだよ。

しばらくモゾモゾ動いた後にやっと体勢が落ち着き、思わずふぅーっと大きな息が出た。
現在、目の前に座っている爽子は俺に背を向けている。
俺は脚を広げた格好で後ろから彼女を挟み込んでギュ〜ッとハグ―――なんてのを
思い描いてたんだけど、爽子は俺の胸に倒れ込んで来てはくれなかった。
だからそれぞれ体育座り。
俺は一人膝を抱え、前方の彼女の背中を眺めるだけ。ただの整列。座った姿勢での整列。
まあ、いーんだけどね…。【一緒にお風呂】…うん、いーんだけど……。
いや、いやいやいや! いやいやいやいや、やっぱ違う。
遂にここまで辿り着いたけど、これじゃない感がハンパない。
爽子は緊張してるのか、背筋が強張ってガチガチなのが暗い中でも明らかだった。
俺は俺で、膝に彼女の背中がちょっと当たっただけで、下半身が昂ぶって仕方ない。
背中と胸をピターッとくっつけてのイチャイチャじゃれ合い、すげー楽しそうだけど
股間が主張し始めた今は、ギリギリ密着のこの状態の方がいいかもしれない。
でも……やっぱりその先を望む気持ちを捨てきれないんだよなぁ。
「その姿勢疲れない? 俺に凭れなよ」
「うっ…ううん。大丈夫……」
「でも」
「恥ずかしいから―――いいの、これで…」
あれ? けんもほろろってこのこと? どうしよう、彼女のガードが堅過ぎる。しかも
「…しょ、翔太くんは普通なのに……なんか、私ばっかり…ズルイ」
と、小さな声で恨めし気に抗議されてしまった。
暗闇に慣れた目には、片側に寄せて前に流した長い髪のお陰でくっきり現れたうなじが
ぽわーとピンクに染まっているのが分かった。
普通に見える? 爽子のことに関しては、いつもいっぱいいっぱいなんだけど。
こっち向いてくれたら、俺がどれだけ追い込まれてるか一目で分かるよ。

203 :
「…し、心臓はれつしそう」
俯いたままこっちを見てもくれない爽子にそんなこと言われてる間も、
向かい合うように座ったら、絶対胸をガン見しちゃうだろーなー…つか、したい
とか、距離全部なくしたい誘惑に勝てなくて、手足がついつい不埒な動きするかも!
とか、背後からギュッと抱きすくめるのもアリか……の前に、下半身暴発注意だな
とか、頭の中ではイロイロと夢が膨らんでいた。
でも、初心者の哀しさで余裕無い。
俺だって、全く恥ずかしくない訳じゃない。ただ一緒に風呂入りたい気持ちが勝っただけだ。
 【 裸を見られる羞恥心 < 裸を見たいスケベ心 】
なんだよ! 俺、ふつーにすけべだし!!
だけど、Hまで想定してるってことじゃない。
そりゃできたら嬉しいけど、お互い初めての状況だし、そこまでは望んでない。
大好きな彼女とイチャイチャしたいんだ。
酌んでほしい、このオトコゴコロ。
爽子に伝わるかなぁ……。

そんな想いを胸に秘めつつ、ちょっと距離を詰めてみた。
膝頭に置いてた手で湯をすくい、薄紅色の色っぽい首にかけていく。
爽子はピクリと肩を揺らしたけれど、何も言わなかった。
静かに何度も湯をかけた後、首筋から肩にかけてそっと撫でた。
上から下へ肩からうなじへ、ゆっくりと手を滑らせながら更に上体を寄せた。
ぶっちゃけこの接近決行は、股間の興奮がバレちゃっても構わず攻める不退転の覚悟だった。
今日はまだ引けない。と言うか、もう引かない。決の突撃。
よし、後ろから抱え込んで密着させる体勢、成功。
バレたかな? 引かれた? 気付いてない? スルーなの? どれなんだよ!
拒否の言葉が出て来ないのを励みに、次の一手を繰り出す。
脇の下から腕を回し、手のひらで胸を包み込んだ。
爽子がきつく膝を抱え込んでいたから、妙に狭く感じる空間を手探りで進んだ。
そんな中、もうガッツリ中指と薬指の間に乳首を挟んだ握り締め抑え込み状態に
持って行けた俺は、我ながら頑張ったと思う。
―――嫌がっては……ないよな。大丈夫だよな。
ドッドッドッと凄い音が聞こえるけれど、爽子の心臓なのか自分の脈なのか
もう訳が分からなかった。
そのまま手をずらし、膨らみを下から支えるように持ってみた。
力を込めたり緩めたり、ふにふにとした感触を楽しんだ。
「…あっ」
「痛い?」
「ううん……」

204 :
爽子の肩から少し力が抜け、気持ち良さを感じてくれたのか息遣いが速くなった。
指先でゆっくり円を描き、段々と小さな円にしながら頂に近づけていった。
最後にそっと先端をつまみ、弱めに引っ張ると甘い声が聞こえた。
慌てず優しく焦らすように触れ、爽子に快感を与えることのみ考えた。
うなじにかすめるだけのキスをし、耳たぶを齧った。
今度は思いっきり手を広げて鷲掴みにし、存分に揉みしだいて柔らかさを堪能。
…気持ちいい。楽しい。何だこの手触り。最高。
爽子も喘ぎを抑えきれなくなってきて、小さく身を震わせて反応を見せてくれた。
ますます力も抜けた様子で、くたりと身体を預けてきた。
そういえば、こんなにボリュームのある裸の胸に触れるのって、初めてかもしれない。
服着たままでふざけて触ったことは何度もあるけど、布が間に立ちはだかってるし、正直
その先のことを気にしてて、もちろんドキドキはするけどそこまで夢中ってことはなかった。
決めた。今度から、Hの時は座位もバックも騎乗位もガンガン取り入れていこう。
それらなら、こういう形の胸に触れるもんな……なんてことを考えた。
そもそも、裸の爽子を見る機会はベッドでしてる時だけだった。
しかも、数えられる程度の今までの経験ではいつも正常位や後側位だったから、何というか、
胸は広がっちゃって結構なだらかというか、起きてる時より割引きされてる感じというか
何より「コトの最中の彼氏」としては他の感覚に気を取られっぱなしなわけで
むにっとナマを鷲掴みはほとんど無い―――って、俺……
お湯の中の爽子自体、初めて見たんじゃん! 濡れ肌爽子に触れるの初めてじゃん!
この状況を改めて把握した途端、さっきからヤバくなってた下半身の暴走が加速した。
もうずっと勃ってたけど、更に大きくなって硬くなり、俺の広げた脚の間にすっぽりと
収まっている爽子に、容赦なく、隠し切れない程、説明不要な状態で当たっていた。
というか、完全に押し付けてしまっていた。
「えーと、その……うん。ゴメン…」
謝ると、爽子の耳が真っ赤になって、首筋の赤味もみるみるうちに増していった。
「……ううん、いいの」
何かもう今さらだけど、このままってのもアレなので、腰を引いて爽子から距離を取った。
愛しの彼女は相変わらず前を向いたまま。無言。……どうすりゃいいんだ、これ。
何とも言えない空気があたりに漂った。無音。……だからどうすりゃいいんだ、これ。

マ、マジでどうすればいい?
開き直ってこのまま迫る? 場所を変えて改めて迫る? あ、迫るの無し?
とにかく謝り倒す? 何も無かった振りってイケる? もっと身体を離すのも有り?
分かんねぇーっ! 俺には分かんねーよ!! みんなどうやって乗り切ってんだ?!
『初カノとのエッチ数回後に初お風呂』って、一気に目標上げすぎた?!
もっと身体を離す、は……とりあえず無理。
爽子の豊かな柔らかさを知った手が、ここから動きたがらない。
―――この後に及んでバカでゴメン。
―――悪気はないんだ。爽子を感じるとこうなるんだ。
―――さっきまで仲良くしてたけど、まだまだ仲良くしたいってことです。すみません。

205 :
そんな思いを込め、爽子の膨らみを握り込む両手にキュッと力を加えた。
温かなうなじにキスを落としてからそっと顔を埋めた。
甘い肌の香りで頭はクラクラ、身体はゾクゾク。ああもう、ノックアウト寸前。
情けないけど手が震えてるのが分かる。でもどうしようもない。止められない。
胸も苦しくなって、呼吸が浅く速くなるのを抑えられないまま息を吐き出した。

俺は何も言えなかった。
爽子も何も言わなかった。
ただ、爽子が静かに右手を背後に伸ばして来て、俺の昂ぶりにそっと触れた。
「ぐぅ」
思わず喉の奥から声が出て、ビクリと身体が震えた。
爽子が慌てて手を離した。
―――違う。
やめないで。嫌だったんじゃない。
急いで爽子の手を掴み、さっきまでの位置に引き戻した。
自分の手を添えつつ包み込むように握らせ、少し強めにこする動きを教えた。
爽子は俺に背を向けたままの格好だから、手を動かし難そうで、それがかえって
絶妙な刺激になり、更に俺を蕩けさせた。
今日、初めて爽子から『おねがい…』って求められた。
初めて一緒にお風呂にも入った。
そして遂に! 初めてアレに触ってくれた!!
嬉し過ぎて、ちょっと涙が出るかもしれない。
「一生忘れない日」リストに今日を追加しておこう。

急に積極的になった爽子に煽られ、拙いながらも献身的な手つきに追い立てられ、
限界はすぐやって来た。
「イ、イキそう…」
―――ヤベ、お湯!!
慌てて爽子の手を止めさせ、急いでバスタブから出た。
一人お湯の中にいる爽子の腕を思わず掴み、立ち上がらせた。
もう何も考えられなかった。
目の前の爽子のことで頭がいっぱいで、ただただ彼女を味わうことに集中した。
下半身はもうギリギリで、解放されたがってビクビクしていた。
最後の瞬間は少しでも爽子を感じたくて、水を求める砂漠の旅人のような必さで
頬を挟み、急いで唇を塞いだ。
下唇を吸って少し強めに噛んだ。気が急くあまり、いつもより乱暴になってしまった。
爽子が口を開けた。すぐに舌を滑り込ませ口の中の熱さを探った。

206 :
爽子の舌を俺のでなぞってからかうと、するりと絡めてきた。
もちろんこっちも応じる。
めいっぱいじゃれ合った後、少し退いたら追いかけて来た。
また絡めて捕まえ、ねっとりと吸いついて相手の勢いを削いだ。
暫くしたら逃げたから追いかけた。今度は爽子が吸い付いてきた。
何、このご褒美展開……なんて心の中でニヤつきながら反撃しようとしたら、
押し付けた舌先に軽く歯を立てられた。
思わず顔を引いた。
想像もしなかった彼女からのイタズラに、何も反応できなかった。
きっと俺、世にもマヌケな顔してたと思う。
爽子はそんな俺に恥ずかしげに微笑み、今度は左頬にちゅっと口づけると
俺の身体を引き寄せ、首に腕を巻き付けてきた。
「ずっと背中向けててごめんね……」
その瞬間、俺は呆気なく限界を迎えた。―――ああもう、完全ノックアウト。

立ちこめる湯気、俺の荒い息、放出後の気だるさや目の前の爽子の可愛らしさ、
戻ってきた色んな感覚を頭に収め直す中、思ったのは
―――もーいーよ俺、一生風呂住みで。
ってこと。
笑いたきゃ笑え。真剣にそう思ったんだよ。
あー、マジで風呂出たくねぇー。

END
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実は、【バスタブ縁の仁王立ちスタイル】が、かなりのディフェンス力だと発見し
心の片隅に小さくメモした風早。
一人暮らしっぽい部屋の割にはバスタブが広そうだけど、そこら辺は大目に見てくださいw
狭いサイズがよく分からなかった……。

>>184-186>>188-189、設定勝手にお借りしてすみません。
だいぶ風早くんが崩れちゃったなぁ…。
真面目だからもっとノーテンキになってもいいかも…との私の希望が入ってしまった。
長々と失礼しました。

207 :
>>206
風早のテンパり具合が絶妙www

208 :
>>206
本人ですが、ありがとうございます!
なんっていうか、ありがとうございます!!!www
夢みたいだ!めっちゃ楽しかった!!w
あいつ幸せだな!
ずっとお風呂に住めばいい!!ww

209 :
ラストがけっこう不完全燃焼だったし、このまま風呂住みになっても爽子さんがのぼせそうなので。
一部の言葉、>>208とカブッちゃいましたが、言わせたかったので敢えてそのままですw
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すさまじい快感だった。
腰から広がる甘い痺れに、頭の中の何もかもが吹っ飛んだ。
今改めてこの言葉を使おう。というか、使ってもいい状況じゃね?
『夢 み た い だ』
うん、本当に、夢のような時間だった。
これは……ヤバイ、色々とヤバイ。気持ち良すぎてヤバイ。
爽子のお陰でちょっと落ち着いた。でも、本当に 「ちょっと」 だった。
呆れることに俺は治まりきれなくて、急き立てるように爽子にシャンプーを勧め、二人で浴室から出た。

ねえ爽子、この後の展開分かってる?
俺はね、まだまだ君が足りなくて、もっともっと欲しくて、これから心ゆくまで
貪り尽くしたいと考えてるんだ。
ベッドに直行しようか、それともここでこのまま抱こうか―――そんなことを考えてるんだ。
自分がこんなだってこと、知らなかったよ。
暗闇の脱衣所で、爽子がバスタオルを身体に巻いている気配がした。
次はきっと、濡れた長い髪を乾かそうと、もう1枚のタオルを手に奮闘するつもりだろう。
頭を少し傾けて、髪を片側に寄せてタオルでポンポンと挟むアレ、やんのかな?
その後は器用に巻き付けて、落ち着くまでちょっと一息。
俺だけが見れる、風呂上りの解けた雰囲気……いつもとはちょっと違う爽子。
結構好きなんだよ、髪の濡れた姿。色っぽいんだよな。
―――よし。
この後現れる爽子で、ベッドでするか脱衣所か決める。
鎖骨に水滴を光らせてこっちを見つめる艶やかな爽子なら、ここ。
頬をほてらせて伏し目がちに立ってる愛らしい爽子なら、向こう。
どっちにしろ仲良くするのは変わらないから、そこはもう諦めてもらおう。
わざとガシガシ頭を拭きながら、俺は何気無い様子で声を掛けた。
「爽子、電気つけていーい?」

END
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DOTCHの爽子SHOW、如何に。
もう止まらない風早。一緒にお風呂で浮かれまくる風早。色々と残念過ぎる風早。
一方、いきなりスイッチ入った爽子。よく分かんないけどやり遂げた爽子。
そして、まだまだ解放されそうにない爽子。
この妄想話の風早くんはすぐに自由に動いてくれるので、書いてても楽しかったです。
実は、風早がバスタブから出てキスした後も、ひたすらイチャコライチャコラしておりました。
最後までヤるどころか、一通りのコトをしそうな勢いだったので省略強制昇天。
後悔はしていないw

210 :
風早ww
面白いー!!

211 :
よくわかんないけどやり遂げた爽子に
まだまだ解放されそうにない爽子www
おかしいっ!おもしろかったありがとう!!!
ひたすらいちゃこらも欲しいけどw
風早、強欲だなw

212 :
無くなった母の服を無理やり着せられる徹
や、やめろよ親父!
こうしてると…本当にそっくりだな…(太ももを軽く触る)
そして着せた服を再び脱がせる龍父
徹「あっあっやめっ…あっあっああっ!」
龍パパン「徹…徹…!(ギシッギシッギシッ)」
それを目撃してしまう龍
龍父「おにぎりやるから向こういってろ」

これをもとに龍父×徹の話を作ってくださいお願いします

213 :
・風早×爽子(風早目線)
・大学生で多分二人とも一人暮らし
です。
     *****
今日は、俺の部屋に爽子が泊まりに来る事になっていた。
バイトが終わり、携帯を確認すると【お部屋で待ってるね】と爽子からのメール。
急いで部屋に戻り、ドアを開けると爽子はベッドに座って雑誌を読んでいて。
「爽子?ただいま!」
声を掛けると爽子は凄い勢いで雑誌を閉じて、鞄の横に置く。
「お、お帰りなさい!」
ん?なんか様子が?
「ただいま。どしたの?顔赤いよ?」
「大丈夫!大丈夫だから!」
いや、明らかに大丈夫じゃなさそうだけど?
爽子の隣に座ると、耳まで赤くなった。
「熱?」
おでこに手をあてると、爽子の体がびくっと揺れた。
「爽子?」
「風早くん…」
俺をみつめる目が潤んで、甘い顔になる。
おでこに当てていた手を頬にするりと滑らすと、爽子は手の方に顔を傾けて、目をそっと閉じた。
あれ?今日はなんか…
急にそんな雰囲気なって驚いたけど、その甘い顔に抗える訳無く。
彼女にキスをして、そのままベッドに押し倒した。
瞼や頬にキスをしてから、唇にキスをする
触れるようなキスを何度もしてから、深いキス。
舌で唇をなぞり、舌と舌を絡めあわせる。
「…ふっ…んんぅ…」
爽子から声が漏れる。
その声ごと吸い取るように深く深く、くちづける。
服の上から胸を触り、舌を耳に這わせる。
服のボタンを外し、首や肩にも舌を這わせると、爽子の甘い香がして…
「あ、あの…シャワー…シャワーしてきていいかな?」
俺の肩を軽く押して、真っ赤な顔のまま、こちらを伺う様に見る。
そんな、可愛い顔されたら離したくないんだけど…
自分もバイトで汗まみれになってた事を思い出し、頬にちゅっとキスをして体を離す。
「俺、汗まみれだから、先にいい?」先にシャワーさせて貰う。
ほんとはシャワーからあがってきた爽子を見て、我慢できる自信ないからだけど。
シャワーからあがり、入れ代わりで、爽子も浴室に入って行った。

214 :
頭を拭きながら、ベッドに座ると、さっき爽子が読んでた雑誌が目に入る。
それは、爽子が時々買ってる雑誌で、手に取ってパラパラとめくってると。
『彼とあなたの相性は?』
というページがあって、手を止める。
占いかと思ったら、それは身体の相性の事で。その後も『セックス体験談』とか、今月号の特集みたいだった。
そっか、帰ってきた時、爽子がおかしかったのは、これ読んでたからかな?
ページをめくると、色々な体位のイラストが載っていた。
へぇー。女の人の雑誌でも結構な内容書いてあるんだなぁ…男の雑誌と違うのはイラストって所か?
…そういや、俺と爽子は正常位ばっかりだよな…まだ、お互い馴れてないけど、そろそろ…
そんな事を考えてたら、爽子が浴室から出てきた。
   ******

「あっ…ん……」
爽子の体を充分に溶かしてから、爽子の中に入る。
キスをしながら体を揺する。
「んっんっんっ…」
俺の動きに合わせるように短く息を吐く。
「はぁっ…あぁ…」
擦りつけるように腰を動かすと、爽子は俺に足を絡めて、ぎゅっと抱きついてきた。
最初の頃に比べたら、反応が良くなって、積極的になってきたよな…俺も余裕でてきたと思うし。
さっきの雑誌のイラストを思い出す。
・・・・試してみようかな。
爽子の身体をひっくり返して、腰をグイッと持ち上げる。
「きゃっ!やっ…」
突然の事にびっくりして爽子は小さな悲鳴をあげる。
後ろから覆いかぶさり、爽子の耳に口を寄せる。
「このまま、いい?」
耳をぺろりと舐めてからキスをする。
爽子は俺の顔をちらっと見て、小さな声で
「……いいよ…」
と言ってくれた。

215 :
爽子は枕を掴んで、そこに顔を埋めていた。
背中に黒い艶やかな髪がかかっていて、爽子が少し動いたら、髪が横に流れて、白い背中が顕になる
膝をついてお尻をあげているから、背中から腰のラインがなだらかな曲線を描いていて…
うっわ…これは、やばい。やばいよ。
爽子の色っぽい姿に心拍数があがる。
彼女の腰を持って、ゆっくりと沈み込む。
いつもと違う刺激に慣れるまで、目をぎゅっと閉じる。
「さわ…だ…いじょぶ…?」
「…うん…」
爽子が頷いたのを確認してから、動き出す。
「あっ…んー…」
爽子は耳も首も背中も真っ赤にして、強く枕を掴んでいる。
俺は、いつもと違う感覚と刺激的な爽子の姿に、頭が痺れるぐらい、興奮していた。
彼女の腰を持って、打ちつける。
「んぅっ………」
「さわこっ…ん…」
「あっ…あっ…」
爽子は気持ちいいのか腰をくねらす。
「さわ…気持ちいいの?」
「…うん。……」
爽子が感じてる様子に動きが激しくなる。
「か…風早くん…まって…んっ…まって…」
「…待てない」
気持ちよくって止まれそうもない。
「ん〜〜お願い…」
爽子が苦しそうな声を出したので、なんとか動きを止める。
興奮し過ぎて動きがきつくなってたかも…

216 :
「ごめん、きつい?」
「大丈夫…そーじゃないの」
爽子は枕から顔をあげて、俺の方を見る。
俺も体を離して、爽子の顔を覗き込む。

「…風早くんが離れてるのが寂しいの……」
爽子が俺の手に手を絡める。
「だからっ…抱きしめて…………して?…」

真っ赤になって、目に涙を溜めておねだりするその顔は、さっきの後ろ姿より色っぽくて、刺激的で…
「…うん…」
おねだり通り、ぎゅうっと抱きしめて、彼女と繋がった。

     ******

「あの雑誌見てたから顔赤かったの?」
後始末も済ませて、爽子の横に寝転んで、気になってた事を聞いてみた。
「雑誌…?」
「うん。俺帰ってきた時、読んでたでしょ?」
「あっ!あれは…」
思い出したのか、爽子がいきなりもじもじ、しだした。
あーとかうーとか言わなきゃだめかな?とか独り言の後、俺の方をちらちら見ながら、小さな声で教えてくれた。
「あのね、嫌だったえっちの体験談が載っててね…」
「うん」
「私は、嫌だった事って無くて、風早くんに大事にされてるんだなって思ったら…」
「思ったら?」
爽子の声がどんどん小さくなったので、爽子の口に耳を寄せる。
彼女から囁かれた言葉に、俺の理性はすっかり吹き飛ばされてしまった。

・・・・早く、早く、抱いて欲しくなったの・・・・
終わり。
お粗末様でした。

217 :
神が降臨してるっ(涙)
ありがとう!>>213

218 :
その後の展開が・・・

『もぉ・・・そんなこと言ったら・・・しらねーよ?』
「え?」
『もう一回してもいい?』
「え、ええ?」
『大事にするから』
「・・・・・うん///」
しか思い浮かばないw

219 :
>>172-173の 【風早翔太という男】 の続きです。
・全くエロくないアホ小噺。日常ネタ。暇つぶしにでも。
・風早は大学生。友人らの証言内に間接登場。
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友人、原は言う。「風早は一回太ればいいと思う。完全に嫉妬だけど、デブってデブってデブりまくれ」
「【彼女の手料理】の話題になった時、森が『風邪ひいたらリポDで飯炊かれた…』とグチったんだけど
みんな続々と俺なんか俺なんかで、結構な奴がヤバイもん食わされそうになってたんだよね。
なのにあいつ―――風早! 何故か 【食べ切れない量のナス消費法】 を出してきやがった!!」
腹立たしそうに一旦話を切ると、原は続けた。
「大量のナスが手に入ったとかで、以下、風早の美味そうだけどムカつく報告な。
『爽子がトルコ風ムサカ? とかいうヤツ作ってくれた。超おいしかった!! 煮浸しもサイコー。
茄子入りキーマカレーや特製味噌の茄子田楽、挽肉挟み揚げや本格派の麻婆茄子も忘れずメニュー入ってたし、
爽子の料理すっげーおいしー。―――あ、茄子って、結構色んな料理に使えるのな』
だと。……基本、トンデモ料理話の出し合いなんだよ。何フツーに彼女自慢してくれてんの」
少し悔し気な原は、砂を噛んだような表情で大きく息をついた。
相当羨ましいんだな―――そんなこっちの気持ちに気付きもせず、原は更に続けた。
「当然、『何だその充実っぷり』 『とんだグルメライフじゃねーか』って大ブーイング。一斉に太れコール。
ただ、福田だけは『レシピ見てぇなー!』ってテンション高かった。あいつ…料理好きだもんな……」
最後に原は言った。
「例え太ったって、彼女特製の美味しいダイエットメニューで戻すんだよな。あーマジで太れ」

*

友人、菅は言う。「風早に困惑させられる……。あいつ、無駄に女子力つけてねぇか?」
「この前風早が『団子作るのが早くなった!』って一人悦に入ってたから、料理に目覚めたのかと思いきや
彼女の髪の方だった……。もうそこからオカシかったけど、まとめ髪のアレンジも習得したとかで
どんどん訳分からん方向へ話が行くんだよ。何なんだアレ、雑誌の特集記事でも丸暗記してんのか?」
空を仰いで一旦話を切ると、菅は続けた。
「ふと軽い気持ちでロングが好みなのか聞いたらさ、『長さより、触れられる特権』って……あいつ―――
静かに笑って言いやがった!  し か も 真 顔 で。 何なんだアレ!!
男の所有欲やらを滲ませつつ、彼氏の主張欲もチラリと覗かせたNOハニカミFULLスマイル、何なんだアレ。
この年齢であの微笑…ヤバイだろ。どこ向かってんだよ! 何目指してんだよ!」

220 :
 
投げやりな態度の菅は、咳払いをして気持ちを落ち着かせようとした。
そんなに苛立たしいんだな―――そんなこっちの気持ちに気付きもせず、菅は更に続けた。
「あいつの買い物メモも、異世界だった。 【豆板ジャン / メイク落としジェル / クッキングシート】
……いやいやいや、それ女子の買い物だから! 頼まれた物だろうけど、女子になってるから!
挙句の果てに『あ、昨日ペディキュア落とした時、リムーバー少なかったな……』とか呟いてた。
大体な、ペディキュアって何だよ、足のマニキュアじゃ駄目なのかよ。同じだろ?
男子校上がりで女きょうだい無しの俺には縁遠い分野なんだよ。未知の領域過ぎてポカーンなんだよ。
理解出来ない単語を繰り出してくんじゃねぇ。つーか、女子力磨くにも程がある」
最後に菅は言った。
「しによん・ばれった・そっかんとっぷこーと―――ダメだ、呪文にしか聞こえねー」

*

友人、岸は言う。「カラオケでの風早の選曲センスがとんでもないことになってるわ。彼女の影響が強すぎる」
「みんなでカラオケ行ったら、風早が 『練習させてくれ!』 って真剣な顔で頼むんだよな。
何事かと思ったら、まさかまさかの 【居酒屋】 ……。知ってる? 昭和のデュエット曲。
―――うん、微妙な空気になったけどさ、『銀恋は押さえた! 爽子と歌う次の曲覚えたい!』 って
必だから、俺……木の実ナナになったよ。…うん、まあ、何とかこなしたさ。微妙な空気だったけど。
いや、【居酒屋】はいいんだ、【居酒屋】は。問題はその後」
呆れ気味に一旦話を切ると、岸は続けた。
「続いて飛び出したのが 【3年目の浮気】 【カナダからの手紙】 【別れても好きな人】 でさ、
それらって何て言うか……歌われてる世界観とか歌詞内容が独特じゃん? で、誰だったかな…福田か。
福田が歌詞を見て、迂闊にも『浮気でモメてー北米まで離れてー結局別れてー、ってか?』
『仲がどんどん壊れてる』 『破局に向かってるな!』ってサラッとツッコんだから、もう大惨事。
『ちげーよっっ…!!』ってすげー剣幕で猛否定する割には、お悩み相談室臨時開設。深刻さがパねぇ」
困惑しきった様子の岸は、眉間にシワを寄せながら俯いた。
受け止めきれないんだな―――そんなこっちの気持ちに気付きもせず、岸は更に続けた。
「選曲に隠れた意図がありそうで怖い、ピリオドを匂わされてるとしたらどーすりゃいーんだ、だってさ。
『今ちょうど3年目なんだよ、何だよあの歌、怖えーよ。浮気なんて、するはずないのに…』らしいわ」
最後に岸は言った。
「この前【天城越え】を歌い上げたあの彼女だぞ? 別れを切り出される心配より、自分の命の心配しろ」

END
----------------------------------------------------------------------------------
「誰かに盗られるくらいなら あなたをしていいですか」 な感じで保守代わりに投下。
本誌でも爽子が「人を呪わば〜穴二つ〜〜」と歌ってますが、ここでも不穏な歌詞ですみませんw
そして福田の存在が便利なことに気が付いたw
正統派エロを書ける方を尊敬します。
では、よいクリスマスを〜。

221 :
面白かったですwwありがとー!!

222 :
乙です!
風早安定の爽子バカw
笑わせていただきましたw
桜色のペディキュア塗ったり
リムーバーで綺麗にしたり
ヤスリかけたり
保湿クリームでマッサージしたり
好き放題やらかして…ムカつくw

223 :
この風早には
乳首にリップクリームを塗るとプルプル乳首になるって
入れ知恵したくなる

224 :
投下します
・風早×爽子
・高校生ですが経験済み
     ************
「か…ぜはやくん…ドキドキして、苦しいよ…」
俺の部屋でベッドに座る黒沼を後ろから抱きしめる。
今日は俺の部屋に来るとすぐに、黒沼をベッドに座らせて、抱きしめた。
いつもは、課題をしてからとかお茶をしてから、キスしたり抱きしめたりするけど、いきなり抱きしめたのは初めてかも。
それだけ今日は黒沼に触れたくて我慢できなかった。
黒沼の髪に顔を埋めて、大きく息をする。
「ふっ…んぅ……」
たったそれだけの事なのに黒沼が甘い声を出した。
「黒沼、気持ちいいの?」
自分の出した声にびっくりしたのか、口を手で覆い真っ赤な顔で首を横に振る。
首をぺろりと舐めて、制服のボタンを外して胸を揉む。
「!っ…んぁ…」
ぶるっと震えて、また甘い声。
……いつもより反応がいい?
ブラをずらして胸の先を触ると震えが大きくなった。
今日はただでさえ興奮してるのに、反応が良い黒沼に煽られる。
足を少し開かせてスカートをめくり、下着の中に手を入れる。
「やっ…あぁ…」
黒沼のそこはもうしっかり潤っていて、俺の指に絡み付く。
「黒沼。もう濡れてる。」
「〜〜恥ずかしいから…言わないで…」
黒沼は下を向いて俺の腕をぎゅっと掴む。
「俺、もう我慢できない…」
黒沼をベッドに押し倒し、キスをして服を脱がしていく。
自分の準備をして、足を掴んで黒沼の中に入る。
「痛かったらごめん」
「だい…じょうぶ…んんっ」
「動くよ」
ぐいっと奥までいれて、ゆっくり動きだす。

225 :
「あっ!あぁ…」
黒沼の口から声が漏れて、俺にしがみつく。
「かーちゃん店にいるから、声駄目…」
口を口で覆って舌を絡める。
「ん……」
目をきつく閉じて、声にならない声を出す。
俺はもう夢中で、黒沼を抱きしめ、舌を絡めながら腰を動かした。
「んっ…んぅ」
口を塞いでるから、苦しそうな息が漏れ、しがみつく腕に力が篭る。
「くろぬまっ…」
角度を少しづつ変えて、黒沼の気持ちいい所を探る。
「んー!んんっ!」
苦しそうな顔になったので口を離す。
「も…だめ…」
小さな声で漏らし、痙攣した様に震えて俺の胸に顔を埋めて
「や…いやぁ…」
と言って、しがみつく腕が俺の体から滑り落ちた。
黒沼のナカがきゅっと締まって、俺を刺激する。
頭が真っ白になって、奥へ突き上げて吐き出した。

口を離して、息を整えてから体を離す。
頬に軽くキスしてから、体を起こして、自分の後片付けをする。
…したんだけど。
………全然、元気なんだけど!
黒沼をちらっと見ると、ごそごそして、下着とか探してる。
もう一回とか駄目?
そう思いながら見てたら、俺の視線に気が付いたのか
「どうしたの??」とか聞いてくる。
その顔が可愛いくて、更に元気になる。
いいや、もう言っちゃえ。
「黒沼、あのさ。もう一回したいんだけど」
もっと違う言い方あるだろうけど、余裕なくて、そのまま言う。
あー格好悪いな。
黒沼は目を見開いて、固まっている。
…駄目かな、やっぱ。
しばらくの沈黙の後、赤い顔でこくりと頷く。
やった!心の中でガッツポーズして、黒沼を押し倒す。
「無理してごめん。止まんない…」
「いいの!私も同じ事、思って……」
黒沼はそこまで言うと、はっとして黙った。
「…………ナンデモナイデス。」
顔だけでなく、全身を赤くして、目を逸らしながらぎくしゃくと呟く黒沼が可愛いくって、笑みが零れた。

226 :
END忘れてた。
終わりですー。

227 :
GJ!
キャラ壊す事なく可愛い二人のままで可愛いほのぼのHで萌え〜

228 :
「・・・っやだっ!龍!やだってば。痛い・・」
「わり。」
「ばか龍。」
「・・・・やっぱ、駄目?」
「優しく、して?」
こんな龍ちづ下さい。

229 :
優しくしてって言われて
動揺してたら始まんないヨ!
・・・上に書いてあるの全部
読みふけっていたら1時間掛かった。
明日は遅刻かな。

230 :
大学生という設定
風「なあ、爽子」
爽「なぁに?」
風「一緒に住もうか?」
爽「!!…///」
風「あ、嫌ならいいんだけど…」
爽「……不束者ですが、宜しくお願い致します」(正座して三つ指ついて深々とお辞儀)
風「え、ちょっ、同棲するだけだよね///」
こんな話無いっすかw

231 :
 
爽「同棲するだけ?」
風「うん、するだけ」
爽「…する だけ じゃないよ」
風「えっ」
爽「同じ家に帰って、『ただいま』と『おかえり』を言い合って、
  同じもの食べて『美味しいね!』って笑い合って……。
  全然、同棲する だけ じゃないよ!」
風「……うん」(プシュ〜と崩れ落ちる)

的な感じで、期待せず気長にお待ちください。

232 :
>>231
全裸で待ってていいっすか

233 :
>>232
なんか着た方がいいよ寒いし
おれはとりあえず正座するわ

234 :
クリスマス前に投下しようと練っていた話w
今さらですが、つなぎにでも。
・風早×爽子。二人とも社会人でお互い一人暮らし。
・師走半ばのバカップル話。エロなし。
----------------------------------------------------------------------------------

SIDE: 私
カレンダーも最後の一枚となり、彼と過ごす10度目のクリスマスももうすぐというある日、
昼休みの楽しいおしゃべり中の同僚のこの言葉で事は動き始めた。
「せっかくのクリスマスだしー、普段とは違う私を見せたいじゃん? 刺激も欲しいしー、
今年はフルセットおねだりしちゃった!」
と、嬉しそうに彼氏さんにクリスマスプレゼント(の一部)をリクエストしたことを報告してくれた。
スペシャルでセクシーなサイレントナイト、トリプルSで決まり! と笑いながら教えてくれたのは
なんとっ、ランジェリー。しかもかなりのセクシーランジェリーらしい。スゴイ!
言葉も出ずただお茶を飲んでいた私は、同僚から小さなメモを渡され、反射的に受け取った。
「これ、サイトのアドレスね。ふふふ……物は試し、爽も一度覗いてみたら?」
そして私の耳元に顔を寄せ、妙に色っぽい声で囁いた。
「商品ごとに 『おねだりボタン』 があるの。カレも結構ワクワクするらしいよ〜?」

*

―――という次第で、マンションに帰った今、私はノートパソコンの前で固まっています。
ほんの出来心でアドレスバーに http:/… と打ち込んでしまい、パソコン画面が
妖艶な雰囲気に包まれてうっかり感心してしまい、ついついガン見してしまいました。
わーっ、私ってば何てことを!
目の前に表示されているこの通販サイト―――下着、ではなくランジェリーの販売サイトには
ユニークな機能として、【おねだりをする】ボタンがあるらしい。
そのボタンはランジェリーの説明欄にそれぞれ付いていて、プレゼントしてほしい女性が
相手におねだりできるそうだ。
まず、おねだりボタンをクリックしておねだり相手のメアドやメッセージを入力。
すると、相手方へメールが送信され、それを見た相手は記載URLからランジェリーを購入。
商品はプレゼントとして女性の元へ……ということらしい。
つまり、基本的にランジェリーは女性が選び、支払いは男性にさせる仕組みなのだ。

なるほど……。
私の知らない世界だけど、需要と供給の世界というか欲望と打算と決済の三つ巴というか、
妄想やら誘惑やら罠やらキャッシュカードやらが混ざり合って……ア、アダルトな世界です。
販売サイトトップページの画像に目を戻した。
今まで身につけようと思いもしなかった数々のランジェリーがズラッと表示されている。
フロントスリットのカーブが妖艶なスリップや、ストラップが可愛らしいブラ、
光るサテンの生地面積がやたら狭いショーツ等々、可憐で色っぽくて、でもやっぱり
手に取るのは躊躇ってしまう類のアダルトなランジェリー。
カラーバリエーションも艶やかな漆黒だったり深いワインレッドだったりで、大人っぽさ全開だ。

235 :
 
思い起こせば高2の秋、修学旅行前には思い切って紐パンを買った。
あの時もとてもドキドキしたけれど、こういうことは今も慣れない。
うう、20代も半ばなのに……。長くお付き合いして全てを許した恋人もいるのに……。
私は派手さの無い定番物が好みだなぁ、と考えたところでふと思った。
―――翔太くんはどうなんだろう。
私の地味下着に対して、物足りないとか、見飽きたーとか、もっと刺激的な格好しろ〜とか
他の女の子はどうなんだろう……とか、実は多々思うところがあるのかもしれない。
プレゼントとしておねだりするよりも、まずは自分で買って、セクシーさの研究をする方が
先なのかな。というより、こういうの…翔太くんは気に入ってくれるのかな。
クリスマスにアダルトランジェリーを身につける彼女って、嫌われないかなぁ。
……あれ?
もしかして私…今、自分で自分を追い込んでる…?

そんなこんなで、あちこち寄り道したり説明文を熟読したりで、時間がかかりながらもやっと
同僚が注文した商品のページに辿り着き、どんな物なのか初めて知ることができたのだけれど
そこには、またもや私の知らない世界があった。
同僚のおねだり商品は 【WEB限定・今冬Ver.】 と銘打ち、見るからにセクシーな
ガーターベルト、スリップ、ブラジャー、ミニショーツ、ストリングが1セットになった下着たち。
「これが……ふ、ふるせっと……」
この5点でフルなのかぁ。身につけたことない物が含まれてるなぁ……。そもそもガーターって
「何見てんの?」
「わーーーっっ!!」
ガーターベルトの存在意義に集中していたら、いつの間にやらすぐ横に翔太くんが座り込んでいた。
「これ―――」
興味津々な様子でパソコンを覗き込もうとする翔太くんの目に入らないよう、画面を
必に隠しながら、涙目になって訴えた。
「わーっ!! ナシ! これナシッ!! 見ちゃ駄目ぇーーっっ」
「…着てくれんの?」
心なしか、翔太くんの目が輝いた気がする。
こういうの興味あるのかな。
動きを止めて恐る恐る尋ねてみた。
「これって…アリですか?」
「超大アリです」
はっ、速い。返答が速い! しかも目の輝きが増している、と感じる。ど、どうしよう。
「着てくれるの?」
重ねて訊くということは本当にアリなのかな。
ここが重大な局面なんだろうか。緊張する。
 
 
 

236 :
 
SIDE: 俺
カレンダーも最後の一枚となり、彼女と過ごす10度目のクリスマスももうすぐというある日、
昼食後のダラダラした時間に同僚が発したこの言葉で事は動き始めた。
「風早って、クリスマスプレゼントはサプライズ派? 事前アンケート派?
無難路線? 奇を衒うタイプ? 俺、いっつもこの時期悩むんだよなー」
彼女へのプレゼント選びに苦戦している様子の同僚はグチりだしたら止まらない。
年々費用が嵩んでる気がする、こういうのってマジ苦手、センス問われるしなー と渋い口調だ。
そろそろ本腰入れて探そうと考えていた俺は相槌を打ちつつも、プレゼントを渡した時の恋人の顔を
想像してついニヤニヤし、煙草を点けようとしていた同僚に呆れられた。
「お前んとこ、付き合い長いんだろ? もうイベントとか…めんどくさくね? モメる原因にならねぇ?」
そして俺に顔を寄せ、妙に真剣な声で囁いた。
「クリスマス時期の男の態度で冷める女もいるらしいし、今はイロイロ気ぃつけろよ〜?」

*

―――という次第で、彼女のマンションに寄った今、俺は微動だにしない爽子を見ている。
仕事終わりにそのまま寄って、彼女に「おかえりなさい」と出迎えられて、一緒に晩飯食べて
今夜は泊まる予定でシャワーを浴びて、さっぱりして出てきたら石化の爽子。
えー、何だよこれ!
ローテーブルに置いたノートパソの前で、床に座り込んだ不動爽子の眉間のシワ数が尋常じゃない。
しかも画面を凝視し、ああ…っだの、う〜〜だの、小声で呻いている。
いつもなら、細々とした後片付けや俺の服の明日のセッティングなどなど、何かしら
動き回っているのに、今日は孫子もビックリするくらいの動かざる山。
昼間同僚に言われたこともあり、俺は今、何か盛大に試されているんじゃないのか…? と
勘繰ってみたり、まだプレゼント買ってないのを見透かされて愛を疑われてるんじゃ…? と
不安になってみたり、いやいやいや爽子に限ってそういうのは無いだろ、ただの石化だ石化…と
自分に言い聞かせてみたりと、シャワー後とはとても思えないジットリ感を纏ってしまった。
何も後ろ暗いことなんてないのに、何故こうもビビっているんだろうか俺は。

実際のところ、付き合って長いけどイベントを面倒くさいと感じたことはない。
思った通りにいかなくてモヤモヤしたり、ドタキャンになって凹んだり、そりゃ色々あったけど
今となっては思い出として、二人で笑いながら盛り上がれるんだ。
今まで自分なりに大事にしてきて、これからもそうするつもりの愛しい恋人。
俺の態度、何か悪いところあったかな? 爽子に冷められるようなこと、何かしたっけ?
浮気は当然していない。完全潔白。シロ過ぎるほどシロで、目が痛くなるくらいだ。
パンストが伝線した時、襲い掛かって更に破りまくった件は正座謝罪済みだし、
残り野菜でチャチャっと料理するはずが、つい凝りだして半日煮込んじゃったのも、笑って
食べてくれたし、泥酔して「爽子に会うっつったら会うの!」と同僚を連れ回して、夜遅く
部屋に押しかけた件も土下座したし……うーん、やっぱまだ謝り足りないか?
15で出逢って、16のクリスマスはちょっとだけ一緒に過ごしたけど短い時間だった。
17の夏前にやっとカレカノになって、初めてのクリスマスでキスをした。
手を繋いだのもデートも、女の子を自分の部屋に泊めたのも、相手はぜんぶ爽子だった。
ぜんぶ初めてで緊張したけど、「私もそうだったよ」と告白されて心があったかくなった。
そんな風に過ごしてきたのに…10回目のクリスマスで別れなんて切り出されたら……俺

237 :
 
―――立ち直れるわけないっ!!
というか、『立ち直る』ってどういう意味だっけ、とそこまで戻んないと駄目な気がする。
爽子のいない生活なんてもう想像できない。自分と切り離せない。
今はもう一緒にいることが普通になって、俺の隣りはずっと爽子の場所で、そんな彼女を
失うなんて考えられない。無理、無理無理無理。
……あれ?
もしかして俺…今、自分で自分を追い込んでる…?

想像しただけで暗くなっていたら、震え声の「フルセット…」という呟きが聞こえてきた。
何がフルセット? あーもう、駄目だ。声かけてみようか。聞きたいんだ……どんな話でも。
爽子に関してどうでもいい事なんて、本当に何一つないから。
「何見てんの?」
「わーーーっっ!!」
跳び上がらんばかりの驚きっぷりにもこの時間帯での大声にも突っ込まず、俺はパソコン画面を覗いた。
「これ―――」
「わーっ!! ナシ! これナシッ!! 見ちゃ駄目ぇーっっ」
と言いながら手で画面を隠そうとするも、指の間からチラリと覗くモノがしっかりと目に焼き付いた。
というか 焼 き 付 け た。
……こういうの、興味無いと言ったら嘘になる。別れ話云々が消え去るくらいには。
試して欲しいか欲しくないかと言ったら、試して欲しい。別れ話云々が…以下略。
さりげなーくなにげなーく、『たいして関心ありませんよ〜〜』的に聞いてみようか。
「…着てくれんの?」
もしかしたら、どうしようもない期待感が抑えきれなかったかも。
興味あることバレたかもしれない。
ピタッと大人しくなった爽子が戸惑いがちに聞いてきた。
「これって…アリですか?」
「超大アリです」
ヤ、ヤベ。即答し過ぎた! しかも爽子が引いている、と感じる。ど、どうしよう。
リカバリー不可能な程の鉄棒落下 at 体操競技大会って空気だ。
でも、ここは好機だろう。たたみ掛けた。
「着てくれるの?」


BOTH SIDES: 俺 & 彼女
俺はたたみ掛けた。ついでに一般論にすり替えてみる。
「基本、男は―――グヘンッ」
急に喉が詰まるも咳払いで払い除け、急いで話を続けた。
「基本、男はインパクト勝負のエロカワ物に喰い付き良いんじゃないかな。
でもそういうのって、【チラ見せ ・ ギャップ ・ 非日常】 の部分も大事だと思う」
 

238 :
 
「……」
「ギリギリ見えそうで見えない深いスリット、普段下ろしてる髪をアップにした時に見えるうなじ、
普段の生活では着ることのない各職種のコスプレ……うん、いいね!
【チラ見せ ・ ギャップ ・ 非日常】最高。【エロカワインパクト】最高。
―――あ、多くの男がってことな! 一般論一般論」
熱く語ってしまったが、一般論として逃げる。断固逃げる。どこまでも逃げる。
「ぶっちゃけ俺も、裸エプロン・女医コス・チャイナドレスは嫌いじゃない」
つーか好き。
……は、言葉に出来なかった。
が、何となく滲み出てしまい、今二人の周りにフワフワと漂っているような気がする。怖えぇ。
俺、素面だよな? 一滴も入ってないよな?
何 言 っ ちゃ っ て ん だ か !
だからセクシーランジェリーも大アリだ、と続けるつもりだったけど無理。心が折れた。

「……」
爽子は何の反応も見せない。
俯き加減の顔はピンクに染まり、俺の目を見ないようにする為か、パソコンを眺めたり
テーブル上のマグカップを見つめたりと、視線がウロウロ定まらなかった。
頭の中に半笑いの顔の同僚が現れて、『気ぃつけろよ〜? 気ぃつけろよ〜?』と繰り返す。
遅かったよ桂―――俺はもう、のっぴきならねーところまで来たらしーわ…。
これか! これが世に言う、【進むも地獄退くも地獄】ってやつか!
「……」
怖えぇ。サイレント地獄、半端ねぇ。
どうにも間が持てず飲み物を取りに行こうとした時、やっと爽子が口を開いた。
「…このサイトね、会社の人に教えてもらったんだけど、下…ランジェリーの通販サイトなの」
「…うん」
「すっごく大人っぽくて、今まで私が身につけたことがないようなモノばかりなの」
「うん」
「もちろん自分でも買えるんだけど……あの、それだけじゃなくて…」
「うん」
今までの沈黙が嘘だったかのように、彼女の言葉は止まらなかった。
「あの、でね……モノがモノだから、通販方法もちょっと変化球で」
「うん」
どうやら核心に近づいてきたらしい。
「『いいなぁ』と思う商品があったら…自分で購入してもいいんだけど、クリックもできるの」
「うん」
「……うん」
コクンと一つ頷いた後、爽子の頬は更に染まり、再び口は閉ざされた。
あれ? 核心は?
 

239 :
 
「何をクリック?」
我慢できず続きを促すと、爽子は暫くじっとしていたかと思うと、いきなり『はぅっ』と息を吸い込んだ。
そしてきゅーっと目を瞑った後カッと見開き、突如口を開いた。
「―――『おねだりボタン』」
早口でそれだけ告げ、爽子の口はまた閉じた。
唇を噛みしめ膝の上でギュッと拳を握り、まるで『もうこれ以上は喋らない!』と誓ったかのよう。
さっきから妙なんだけど何かあったんだろうか。下着通販サイト見て変調って、え? おねだり?
おねだりボタン?
「…そっか」
平坦なのは口調だけで、今、俺の頭の中はフル回転だ。
話の流れからして、下着とおねだりは関わっている。さっきの「フルセット…」も多分そうだ。
いやいやそれよりも、「おねだり」という単語の破壊力がただ事じゃねーんだけど。
男心を絶妙にくすぐる魔法の単語――― お ね だ り。
いいね……響きからしていいね。「いいね!」ボタンよりもっといいね!

俺は爽子の隣に座り直し、ノートパソコンを自分の方に向け問題のサイトを見た。
改めてこれまでの経緯や、その 【おねだりボタン】 とやらの利用方法も説明してもらった。
……なるほど。そうか、こうして爽子が注文して俺の所にメールが来るのか。
どんな下着選んだんだろーおぅスゲーなーこれ身につけた姿見せてくれるのかーってことだよな!
まだその先に何かあると期待してもいーんですかいーんですってことだよな!
男はこのワクワクドキドキ込みで彼女の下着を買うんだよな!
え? これって、俺がもらう側じゃねーよな? 何この「いただきます」感。
正直なところ、俺の心の深い深い根底には「脱ぎゃ同じ」という、どうしようもない男の真理が
あったが、そんなの軽く吹っ飛ぶ程のドキドキ感だ。
【おねだり ・ セクシー ・ プレゼント】最高!!
サイトに見入っていたら突然、爽子が張りつめた声と潤んだ瞳で聞いてきた。
「翔太くんはっ」
「はいっ」
「『無難』と『冒険』、敢えて選ぶならっ?!」
「えっと、冒険?」
「私の今までの下着は不満でしたかっ?!」
「いえっ」
「じゃあ、ガーター好きですかっ?!」
「好きっ!」
彼女に真剣に問われたから、彼氏として真剣に答えた。
……例えそれが傍から見てどーしよーもないアホ質問であっても。
『じゃあ』って何? と思ったとしても。
いいんだ、誰がどう思ってもひとが何言っても関係ない。そういうのはいいんだ。
さっきの躊躇い方からして、爽子にとってはすごく勇気のいることだったかもしれない。
たかが下着と考えられなくて、深刻に受け止めてしまったのかもしれない。
俺は素直な気持ちを伝えた。
普段の爽子の下着に不満はない事、でも爽子がこういうのを着るのもイイと思う事、
だからと言って無理するようなことじゃない事、爽子のことを嫌いになんてなるわけがない事、
そして何より、俺の為に色々と考えてくれて嬉しかった事を。

240 :
 
付き合って初のクリスマス、17の俺は痛感したはずだ―――『大事なことはちゃんと言葉でも伝えろ』
よし、ここで伝えずんば何とする、26の俺!
「実はまだ、爽子へのプレゼント選んでなくてさ、どーしよーかなーと考えてたんだけど……。
あのさ、あの―――」
覚悟を決め、願いを口にしてみた。
「これらの下着、クリスマスプレゼントにさせてくれない? 俺、こういうの着た爽子も見たい」
両手を固く握り締めたままの爽子に手を伸ばし、左手の甲をそっと撫でた。
「俺におねだりしてよ。爽子が言ってくれたら、俺……どんなことしてでも叶えるよ?」

それから二人で色々と話し合った。最終的には爽子から
「ガーター、着けさせていただきます」
という言葉をもらった。
深々と頭を下げられるというオマケつきで。
俺も同じようにお辞儀を返したけれど、頭を上げた途端に爽子と目が合って、可笑しいやら
恥ずかしいやらで、何だか無性に照れた。爽子も一緒みたいで、二人で笑い合った。
よし! クリスマスプレゼント決定!!

もうすぐクリスマス。一緒に過ごす10度目のクリスマスだ。
その日、爽子が身につけているのはどんなモノなのか―――それを知るのは俺だけの特権。
【ひとりじめ】好きな俺にとって、彼女そのものがとびきりのプレゼントなんだけど、おそらく
爽子は別に用意してくれるんだろう。私だけが受け取っても意味がない、とか言って。
変わらないそんなところも大好きだ。
いつもとは違うクリスマスの爽子、きっと俺、マジでどうにかなっちゃうと思う!

*

そして迎えた聖なる夜。
その後をちょっとだけ教えようか?
時間も忘れて溺れ切った、猥らで快感だらけの爛れた二人の時間。
落ち着いた後、四捨五入で三十路なのにな……と照れ笑いしたら、私もだよと脇腹を軽く抓られた。
こんな感じで、一緒に過ごす相手はこれからもずっと爽子。

END
----------------------------------------------------------------------------------
『・風早26歳。「出会って10年」
 ・おねだりボタンをおねだりする』
かなり昔のこの二行の走り書きから誕生しましたw
だいぶ変形したけど、掠ってるからよしとします。しかし エ ロ く な い!
スペシャルサンクス: T●i●m●h Online Shop
 

241 :
GJ!
このバカップルめw

242 :
乙!
おねだりボタン!ナイスアイデア!
実際の通販でも取り入れたら面白そうな機能だね
溺れきっちゃいましたかーwww
爽子ってなにげに綺麗系だからガーターなどのセクシーアイテムも結構似合いそうだよね

243 :
面白い!
ありがとう。

244 :
おつ!
この二人っぽいというかならではな葛藤がすげーよかったw

245 :
あれじゃスレタイが泣くので、>>240 ラストのエロ部分を補足。
前半: 三人称。着衣エロ。   後半: 風早一人称。マッパエロ。
----------------------------------------------------------------------------------

風早は爽子の脚に手を伸ばした。
ガーターストッキングを履いたままの腿は、露わになっている部分の白さは目で、
滑らかさは手のひらで堪能し、膝裏を掴んで両手で大きく開かせた。
光る布地の上からすうっと秘所をなぞると、すでに潤んでいるのが分かった。
その部分だけサテン地をずらし、風早は奥へと中指を滑り込ませた。
かなりぬかるんでいる。いつもより反応がいい。
静かな室内に今あるものは、女の乱れた息遣いと男の甘さを含んだ囁き―――そして
ベッドへもつれ込んだ二人が放つ濃厚な匂い。
「ここ、好きだよね?」
「…っ……」
声にならない声で喘ぐことしかできない爽子には、素直な気持ちを伝えるどころか
返答を拒否する余裕すら無かった。
風早は中指の出し入れのピッチを上げ、わざとクチュクチュと音を響かせた。
ぐちゅっくちっぷちゅっ
自分の体から漏れ出る淫猥な水音に煽られたのか、爽子からはどんどん蜜が溢れた。
「ここ好きだよね?」
返事がなくても俺には判るよ、と言わんばかりの笑みを顔に貼りつけ、風早が
指を二本に増やして折り曲げながら、爽子が啼くポイントをリズミカルに攻め続ける。
「気持ちいい?」
「…やぁっ……そん…な、いつもと、違うぅ…」
爽子は目尻に涙を溜めながら、子どもが駄々をこねるようにいやいやと首を振った。
―――うん、今夜は特別。
―――ヤラシイこといっぱい言って、恥ずかしがる顔も何もかも…爽子の全部を見たいんだよ。
「ぬ、脱がないの……?」
―――うん、しばらくこのまま。
―――ずっとこの日を待ってて、やっと見ることができて…理性なんかブッ飛んじゃったんだよ。
―――そして何より、今のこの爽子、すげーエロいんだ。

*

ほんの先端だけ差し入れ、すぐ抜く。
押し込む時にねちゃっと音が鳴った。
それを何度も繰り返す。
にちゃっ…くちっ…
 

246 :
 
引き抜いた俺のモノはてらてらと光っている。
爽子が切なそうな声を漏らした。
「駄目。まだ入れない」
ぬめりを纏っている先端を少し上にずらし、小さな芽に当てる。
そのままゆるゆるとこすり付ける。
大きくゆったりとスライドさせながら、新たに溢れてきた蜜をすくい取る。
指に絡めたそれを、俺と爽子の密着した部分に塗り込める。
びちょびちょでぬるぬる。

スゲー気持ちいい。

自分のモノでビタビタと叩く。先で軽く突く。
色々と刺激を加えて俺も楽しむ。
左手で淡い茂みを掻き分け、突起を今まで以上に剥き出しにした。
そこは先程より膨らんで、触るとコリコリと固い。
その感触を堪能している右手は、爽子の露でぐっしょりだ。
そっと押し潰すと、爽子は体を震わせた。
「あっ―――」

もっと俺で気持ちよくなればいい。
ねぇ、俺を欲しがってよ。俺を求めてよ。
俺ナシじゃいられないようになってよ。

くにっと摘む。
人差し指で弾き、小刻みにこする。
また新しい蜜を塗りつけて弄り回す。
そうした後、やっとその下のひくつく箇所に俺のを滑り込ませた。
一気に奥まで刺し貫く。
爽子の中はとろとろになっていた。
我慢できず最初から激しく腰を使う。
ぴちゃっ、ぴちゃっ、と音がするまで打ち付ける。
「それ…ダメ……あっ」
ねとり、ねとりと纏わりつく爽子の中は熱くてやわらかい。
引こうとする俺を離すまいと、きつく絡み付いてくる。
「繋がってるトコ、丸見え……」
そう呟けば、更に強い絞りで奥に引き込もうとする。
小さな芽を撫でれば、一際大きな声ともっとキツい締まりが返ってくる。
 

247 :
 
爽子は首辺りまで赤く染まり、喘ぎ方も切迫してきた。
散々焦らしたせいか、いつもより限界が早そうだ。
俺を包み込む粘膜は妖しくうねっている。
「……やーらしー。出たり入ったりしてる俺のを、きゅうって…」
上体を前へ倒し、爽子の耳元へ息を吹込むように囁く。
喘ぎ声と締め付けが更に短いリズムになった。
「翔太くん―――…翔太くんっ……」
背中に回った爽子の腕に力が加わる。
切なそうに眉が歪む。
俺は爽子の上に覆い被さる体勢のまま、突くスピードを速めた。
より強く、より深く、より激しく動く。

俺もイきたい―――でもイきたくない。ずっとこうしていたい。

叶うはずもないと知りながら、最奥へと体を押し付けた。

END
----------------------------------------------------------------------------------
何この エロおやじ早ええのんか太(26)ww
全体的に「音」と「言葉責め」に挑戦。クドイw
episode66. での「…俺 べつに爽やかじゃない」発言を踏まえて書いてみました。
出てませんが、実は風早は冒頭シーン前で初めて本物のガーターに触れ、既に
【エロおやじ早】を出現させて や ら か し て おります。

>>242
「T●i●m●h Online Shop」というか「●r●u●p● Online Shop」というか……
ネタ元は実在の下着通販サイトですww
メール受信した男性の約8割が購入してしまうという、かなりの入れ食いサイトらしいw
 

248 :
エ ロ 早 キターーーー(・∀・)ーーーーー!!
GJ!
そのまま子供作っちまえw

249 :
やっちまえ
やっちまえ

250 :
本誌での、前よりずっと自然になった手繋ぎが嬉しかったので投下。
・風早×爽子。二人とも大学生でお互い一人暮らし。
・或る夜の小噺。エロなし。
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夜、俺の部屋で爽子と二人、まったりテレビを見ていた。
芸人が司会で、一般人の学生カップル5組が出演する深夜バラエティ。
彼女に目隠しをさせ、自分の彼氏 + 他の4人の彼氏の手に順番に触って、自分のパートナーを
当てるという 「さあ、恋人は何番?」 的な企画だった。
夜も遅めの番組のせいか、バカバカしさ―――だって、胸元を丸くくり抜いたボードの裏に
彼氏を立たせて、乳首だけ見せて当てさせてたぞ? ……どーなんだコレ―――に
磨きがかかってたけど、みんな交際期間半年以上というカップルで
仲良く楽しそうにしていた。
しかも見事なことに、彼女たちは全員自分の彼氏を当てていた。
まあ…乳首でも正解してたけど、それは今は置いておく。

何も考えず番組を見ていたが、ふと考えてしまった。
―――俺、当てられるか?
何人かの女の子の手を握って、爽子との違いが判るだろうか。
ちゃんと爽子を選ぶことが出来るだろうか。
判るような判らないような……何なんだ、このヒヤヒヤモヤモヤ。
爽子以外の女の子とマトモに手を繋いだ経験がないから不安なのか。
いや、かえって他を知らないからこそ、ちょっとの違いに気付くかも。
うーん…他の女子の手を握るぐらい、多少は経験しとくべきか。
いやいや、こんな経験値増やしてもしょうがねーだろ。
つーか、比較対象増やせば判別できるようになるもんなの?
第一、『ねえ、手握ってもいい?』とでも聞いて回る気か、俺?
―――うん、これは突き詰めていかない方がいい。
たかが手繋ぎ、されど手繋ぎ。
やっぱり俺は、爽子を大事にしていきたい。爽子との色々を大事にしていきたいんだ。
潔癖過ぎるとか、大袈裟に考え過ぎるとか、経験値低いままとか、甲斐性なしとか
何とでも言い表せるだろうけど、俺は愚直でいいと思ってる。

251 :
 
意識をテレビに戻した。
「……判るもんなんだなぁ」
感じたままに呟いたら、隣りに座っていた爽子がこっちを向いた。
「うん、判るよ」
おおっ、断言。
「判るんだ?」
「自分の彼氏の手だもん、判るよ」
爽子は口元をほわり、とほころばせた。
おおっ、ここまでハッキリ言う爽子って珍しくね?
なんてことを考えてたら
「多分……当てられ、る、と思う…」
と、いきなりトーンダウン。
爽…そこは言い切って欲しかった―――。
少々脱力しながらも、気を取り直して聞いてみる。
「多分?」
「あ、きっと!」
「きっと?」
「ぜ、絶対! 判るよ!」
「絶対なんだ?」
「だって…翔太くんの手、だもん。絶対当てるよ!」
段々必になってくる爽子が可愛くてついニヤつきそうになるが、ぐっと耐えた。
ついでに、「手」と「だもん」の間に単語を補完する。脳内で。
『だって…翔太くんの手、 【好き】 だもん』
おおっ…ヤベー、ニヤニヤ倍増。
ところが、勝手な妄想に爽子が追いついた。
「翔太くんの手、好きだから……判るもん」
―――現実化っ!
リアルで聞こえた! マジで聞こえた! 俺の耳にしっかり届いた!!
爽子の一言で夢見ごこちになるの、もう一体何度目だろう。

252 :
 
ここは一つ、もうちょい欲張ってみようかな。行ってみようかな。
いいよな。
俺は更に踏み込んだ。
「……手だけ?」
「えっ」
「好きなのは手 だけ なの? 爽子を抱きしめる腕は? キスする唇は?」
爽子との距離を詰める。
そのまま手を伸ばして滑らかな両頬を包み、ぐいと顔を近づけた。
右手で耳の後ろに髪の毛をかけて背中へ払い、するりと移動させて項から首筋を撫でた。
「じゃ、俺の手のどんなトコが好き?」
頬を包んでいた左手は後頭部に回し、額と額をくっつけて聞いた。
「A、エロいことするトコ。B、Hなことするトコ。C、エロくてHなことするトコ。どれ?」
じっと瞳を覗き込んでいたら
「……翔太くんの…いじわる」
ため息混じりでそんなお言葉を貰ってしまった。
うん、俺はさ、いじわるなんだよ。すげーいじわるなんだよ。
これはお詫びしないとね。
―――じゃあさ、好きなこの手で今からたっぷりサービスって…どう?
露わになった側の耳にそう吹き込んだら、耳たぶが一気に熱を持った。
俺、がんばる。超がんばる!

その夜、俺がどうしたのかは言うまでもない。

END
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風早くんはたいそう頑張ったそうな。
印象深かった深夜番組をネタにしてみました。
そういえば、乳首で正解してもらえた彼氏諸氏、けっこう嬉しそうだった記憶がww
あのアホ企画、もう一度見たいw

253 :
ワッフルワッフル

254 :
おう、エロ早ガンガレw

255 :
風早は頑張り屋さんだからなww

256 :
雨の日だから、外出できないねって存分にいちゃつく風爽ください

257 :
上に有った同級生インタビュー(「風早という男」かな?)を読んだら浮かんだ
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風早「あのさ、昨日爽子がさ…」
友人「おう」
10分後
風早「それでさ、爽子チョー美味くてさ…」
友人「へ、へー(苦笑)」
20分後
風早「それから爽子が言ったんだ…」
友人「ふ、ふぅん(汗)」
40分後
風早「爽子が手握ってきてさ…」
友人「……」
1時間後
風早「爽子すげーんだよ…」
友人「もう勘弁してくれ(泣)」

…何だこれw

258 :
ho

259 :
>>256の小ネタっぽいものが突発的に出来たので投下。
・風早×爽子。お互い一人暮らし。
・雨の日のまったり小噺。エロほぼなし。
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さらさらと降る雨はまだ冷たく、昼下がりといえど部屋の中を少しひんやりとさせる。
ちょっと温まろーよ―――そんな口実の下、床に座ってベッドに凭れた風早は
後ろから爽子を抱え込み、腕の中に可愛い恋人を閉じ込める形となって上機嫌だった。
触れたがり屋の彼氏は腕だけでは足らず、脚で彼女の体を挟み込み、
右手は彼女の上に重ね、滑らかな白い甲を優しく撫でた。
散歩時に挨拶してくれた豆柴が可愛いかったこと、観葉植物の新芽が伸び始めて
ウキウキしたこと、美味しいと評判のモロッコ料理店に行く約束、見たいと思ってるDVD、
そんな取り留めのない会話をしながら、二人きりの時間をゆったりと楽しんでいた。
爽子は、腰に巻きつく力強い腕や首筋を妖しく彷徨う唇に気を取られながらも
床に落ちているある物に気付いた。
―――あ、翔太くんのヘアワックス……あんなところに。
この前風早が来た時に 「無いー」 「どこだよ!」 と探し回っていた物が
部屋の隅にコロンと転がっている。
女性の一人暮らしの部屋で男物は目立つ。
最近の爽子の部屋は風早の物が増え、泊まる日用の諸々も置いてある。
食器棚には風早専用の大きなマグカップ、チェストの一部は彼用スペースで
着替えや雑貨など、置きっぱなしの私物入れとなっていた。
―――翔太くんが使ってる物、私のと並んでるんだ…。
―――普通に 『一緒』 にいるんだ。
風早の物を目で追い、そんなことを考えている自分に気付いてぽわっと頬を赤らめた。
体温も上がったのだろうか、何かを感じ取ったらしい風早は
腕の中の宝物の様子を確かめようと覗き込んだ。
「どした?」
「あの、メンズ用品に慣れないというか珍しいというか……新鮮だなぁと思いまして」
ゴニョゴニョと呟く爽子にあははと笑いながら、風早は更に体を密着させ
回した腕に力を込めた。
「俺にとっては女物がそうだよ。兄弟はとただけだし、いろいろ新鮮」
背中から伝わる温もりに爽子の心拍数は上がり、更に体温が上がった気がした。
「新鮮と言えば―――」と、風早は話を始めた。
何やら艶を含む甘い声でフフッと小さく笑う動きが耳たぶに伝わり、爽子は身を震わせた。
「この部屋で爽子が身支度してるところを見るの、新鮮だったなー」
「えっ」
「知ってると思うけど、女の子の支度見るのなんて初めてだったし」
すげードキドキした…、と爽子の耳元で声を潜めた。
左手は彼女のブラウスのボタンを外し始めている。
「……翔太く、ん」

260 :
 
中に滑り込んできた手は、慣れた手つきで下着をずらした。
そのまま柔らかな胸を直に包み込む。
「そん時俺はまだこのベッドで寝転んでて、すぐ近くで支度してる爽子をずっーと見てた」
この上で俺…マッパだった、と囁き、二人の背後にあるベッドを意識させた。
左手は敏感な先端を摘んで反応を窺っている。
「あ…」
「俺の隣で何にも身につけてなかった爽子が、少しずつ普段の姿になっていくの見て…」
赤く染まった耳裏を舐め上げた後、ゆっくりと囁いた。
ふくらみを揉み、たゆたゆと弄ぶ。
「『すげーなー、色々準備あんだなー』って、『女の子って大変だなー』って、思った」
「ずっと…見て、た、の……?」
「うん。【部屋に泊まった翌朝、昨夜の乱れた名残を消していく彼女を眺める】ってやつ?」
あー何か俺ヤバくね? 引かないどいて、と言う風早に爽子はついつい
「…と言うか、言葉のチョイスがおじさんみたい。……か、官能小説っぽい」
と返してしまい、悔やむ恋人を更に深みに落とした。
その後、「官能上等!」のヤケ気味な掛け声と共にベッドに運び上げられ、しばらくの間
言葉通りの時間を過ごすこととなった。

「寒い?」
「ううん、あったかいよ。ありがとう」
布団を引き上げてくれた風早に答えて微笑みながら、爽子は外の音に耳をすませた。
雨はまだ降っているようだ。風早も雨音に意識を傾けている。
「雨、止まねーなぁ。この後の予定、どうする? 出掛けるの遅らせる?」
「うーん……でも翔太くん、今夜は帰るんだよね? 時間困らない? 大丈夫?」
爽子は風早の方に体を向けた。
風早は思わず、そのまろやかな頬にキスし、上から被さるように自分の頬をすり寄せた。
体を反転させて爽子を自分の胸の上に乗せ、ぎゅうっと抱き締めた。
そして、一言一言を噛みしめるように呟いた。
「…俺、こうしてたい」

外は静かな春の雨。
今はまだ、二人っきりでこのまま―――。

END
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存分にはいちゃついてない……。
もっと 「気怠さ」 やら 「しっとり感」 やら 「少しの清涼感」 を出したかったなぁ。
【遣らずの雨】: 帰ろうとする人を引き止めるかのように降ってくる雨。

261 :

出来れば言葉通りの時間も追加で書いて欲しいw

262 :
・【風早翔太という男】 の爽子Ver.です。
・全くエロくないアホ小噺。日常ネタ。暇つぶしにでも。
・爽子は大学生。友人らの証言内に間接登場。
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友人、猪原花音は言う。「爽子が語ると、普通の事なのに谷崎潤一郎ワールドが広がっちゃう気がする」
「『男性の体で好きなパーツは?』って話でガールズトークしてた時、爽子が言ったの。
『伏し目がちな時の睫毛のカーブが…い、色っぽいと思う!』って」
大きく肩をすくめて一旦話を切ると、花音は続けた。
「『笑った時の目元のシワも、拗ねた時の口元も、すっごく驚いた時の真ん丸な目も可愛い……。
大きな背中も好きなパーツ。Tシャツ着る時の肩胛骨の動きとか…ぎゅーって抱き付きたくなる、かな。
頬杖ついた時は、腕から手の甲にかけて、思わず ツイッ となぞりたくなっちゃう。
だって、ごつごつ骨張った感じや筋が露わになるの、男の人特有の色気って感じしない?
それから……硬めの手のひらも男らしくて好き。あ、爪の形も大好き。
背中側から見た、首から肩にかけての襟足ラインも素敵だよね!
俯き気味に傾けてる首の後ろに手を添えてゆっくり撫でる仕草、ちょっと困った時に出るけど
見るたびに私の心臓、きゅうっとするし目を逸らせなくなる…』
とまで語り出したわけ。今の、忠実な再現だからね? あの子マジで言ったんだからね?
まあ、ね、確かに 【男性の体】 だけどさ、それ…風早くん限定だよね? っていう……。
しかも、語ってる爽子の周辺でピンクミストが立ち込めてるような妖しさ充満というか、
エロスオーラが滲み出て凶器化してたというか―――もう、ただ事じゃなかったの」
色々思い返したらしい花音は、何度も自身の腕を摩った。
幻覚見るレベルの経験だったんだな―――そんなこっちの気持ちに気付きもせず、花音は更に続けた。
「睫毛のカーブに始まって硬い手のひらに襟足ライン。……他人の彼氏のどうでもいいパーツ情報。
聞かされたこっちはどーすりゃいーのよ?! 次に風早くんと会ったらどんな顔すればいーの?!
人のモンにちょっかい出す気なんか全然無いけど、ちょっと確かめたい〜っていうこの気持ち…
困る! こーゆーんじゃないの、私がしたかったのは! 無邪気にキャッキャッと盛り上がれる
軽ーいガールズトークなの! 羊羹の美とかいらないの! 困る! 困るわー!!」
最後に花音は言った。
「彼氏のディテールまで好きなのは分かったけど、妙にエロく聞こえるから今後はパーツ話禁止!」

+ + + + +

友人、鹿島月世は言う。「爽子を見てたら、モテ期について真剣に考えちゃった」
「常々思ってるんだけど、爽子って、年上の男性に受けるタイプなんじゃないかな〜。
実際、今も先輩たちに可愛がられてるしね。あ、それは男女問わずだけど。
同ゼミの先輩、林さんなんか 『一緒にいると、すっげーホッとする』 とか
『もー超甘えたいし、逆にどっぷり甘やかしもしたい!』 とか言って、最終的に
『オレ、惚れそう』
発言まで出たからねぇ、しかもかなり真剣モード……。血の雨警報出たよねぇ、あの時は。
―――ここだけの話、実は爽子、隠れファン多いの! マジで。
でも某氏からの大いなる威嚇や露骨なマーキングがあるから、みんな隠れてるの。マジで。
近くでひっそりイイなと思われてて、でも当人は自分への好意に気付かない、って構図なの」

263 :
 
最後は何故か声を潜めて一旦話を切ると、月世は続けた。
「社会人になったらそれはそれで、かなり年配の上司から数年先輩の若手まで
幅広い層に人気出そうだしなぁ。
なんてったって昭和の歌OKでしょ―――これ、おじさんの好感度かなりアップだと思う。
あと、細かい気配りが出来るでしょ、苦労は厭わないタイプで、仕事振りも真面目、
地味な作業も嫌がらず、縁の下の力持ちでも何でもござれって感じで、そりゃ好意持たれるって!
こんな子近くで見てたら 『いい子だなぁ』 って思うもん。
信頼感や好感がやがて恋愛感情に……なんて、よくある展開だよねぇ」
何やら納得した様子の月世は、一人満足げに微笑んだ。
さっきから全部想像だよな―――そんなこっちの気持ちに気付きもせず、月世は更に続けた。
「きっと爽子は、男の人にとって 【本命の女の子】 なんだろうね。
【ちょっとした遊び相手】 とか 【都合のいいオンナ】 ってポジションじゃなくて、
何ていうか…本気の好意を向ける相手? いい加減な付き合いは出来ない子?
【適当に遊べる気晴らし用女】 を探してる男は、爽子を選ばないっていうのかな―――
うーん、上手く言えないけどそんな感じ。分かる?
勝手なイメージだけど、表立って派手にチヤホヤされたり、軽く
『好きだー好きだー。あいらびゅーあいにーじゅーあいうぉんちゅー。付き合おーよー』
って言われるんじゃなくて、静かに深く強く根を張った気持ちを持つ男の人に
ホントに、心から、真摯に想われるイメージ。
花音も言ってたなー。
『爽子のことを欲しがるのは―――真剣にあの子を恋う人』
って。
そういう男性、これから絶対現れると思う! 恋敵としては、けっこう手強いと思わない?
社会に出たら、それなりに経験も積んでる人と色々出会って、また世界が広がるわけで
…何て言うか、 【人としての度量的なモノ】 が本格的に試される時期に突入するというか
【オトナの包容力や余裕】 を装備してる人と勝負する試練の時が、
もしかしたらだけど来るのかなーって考えたら
『風早くん、そういうのと闘っていかなきゃなんないんだ……』
って、『わ〜大変だぁ…』って関係ない私が焦っちゃって―――本当もう…何なんだろこの気持ち。
理想的なカタチを間近で見て、あの二人に何か託しちゃってるのかな。超肩入れしてるわ、私。
もちろん、こういう事って彼氏側だけじゃなくてお互い様なんだけどね。
…爽子たち、すっごくお似合いですっごく幸せそうだから、ずっと一緒にいてほしいなぁ……」
最後に月世は言った。
「とにかく、爽子はこれからモテると思う。取りあえず風早くん、 腹 く く れ 」

+ + + + +

友人、蝶野雪奈は言う。「爽子のお陰で、私の中にあるツッコミ魂らしきものが目覚めたわー」
「突然爽子が 『彼氏のヒゲ、触ったことある?』 って真面目な顔で聞いてきたの。
まず頭に浮かんだのは、自分の体験どうこうよりも
あれ……風早くんヒゲ伸ばしてたっけ? ―――っていう疑問ね。
いつも清潔感いっぱいで爽やか〜で笑顔溢れる好青年、のあの彼が
不潔感漂わせて小汚〜くなるなんて寂しいじゃん?」

264 :
 
ため息混じりで頷きながら一旦話を切ると、雪奈は続けた。
「よくよく聞いてみたら、風早くんがしばらく寝込んで無精ヒゲになったらしいのね。
その姿を見た感想が
『落ち着かないというか、別人っぽいというか……。いえ、翔太くんは、どんな姿でもやっぱり
…カ、カッコイイんだけど、新しい魅力を発見しちゃったというか……』
というノロケなんだから、処置なしよね。
まあ…ヒゲは雰囲気変えるし、病み上がり姿って変に色っぽいし解らなくもないけどさ。
私、何かアホらしくなって、適当に 『あーヒゲねー。ザラザラするよねー』 とか
返事してたんだけど、 『赤くなってビックリしちゃった!』 っていう爽子の一言に、
私の中の何かが反応してつい返しちゃったの。
『何が?』
って」
チェシャ猫も逃げ出す満面の笑みを見せた雪奈は、すぐ口を開いた。
相当話したいんだな―――そんなこっちの気持ちに気付きもせず、雪奈は更に続けた。
「爽子、少し固まった後に目を泳がせながら 『 …… ひ、ヒ フ が 』 って…。
フフフ、そこからはもう、畳み掛けましたとも。
容赦なく、矢継ぎ早に、全部吐かせる勢いで。
『誰の皮膚?』 『わ、私の…です』 ―――爽子、ここで青い顔になったのよ。
『なんで赤?』 『何でって…あの、ほ、頬ずりされ…て…』 ―――この時には変な汗かいてた。
トドメはこれ。
『 ど こ を 頬ずり ? 』 ―――はい、爽子さん終〜了〜。ド赤面で終〜了〜。
『い、言えませんっ……』 って、身を縮めて涙目で、両手で顔を覆って
壊れた扇風機並みに首振ったのよ」
最後に雪奈は言った。
「野暮は承知でツッコませてもらうわ―――何やらかしたのよ、風早くん!」

END
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あまりスレ違いにならないようにと心がけると、爽子がどんどん遠い所へ……。
遠距離恋愛とか無しの方向で、二人仲良く明るいアホエロライフを送ってほしくて投下。
毛質が硬い設定にしちゃったけれど、風早くんはけっこう猫毛なんじゃないかと想像w

265 :
GJ
二人とも頭の中はお互いの事でいっぱいなんだなw

266 :
>>172-173>>219-220の続き。
・全くエロくないアホ小噺。日常ネタ。暇つぶしにでも。
・風早は大学生。友人らの証言内に間接登場。
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友人、原は言う。「願わくば風早の旅行が平穏ならんことを。あ、福田の未来にも幸あれ」
「最近福田が超勤労青年でさ、何が始まったんだと怪しんでたら、なんと
彼女との旅行の為の資金作りらしくて、
『へー、あいつにも遂に!』 『どこ行くって言ってた?』
なんてみんなで話してたんだけど、いつの間にか、5万内で抑えたいけど無理か? だの、
オススメって何処? だの、彼女持ちの奴らが情報交換する流れになって、どさくさ紛れに
シーツを汚さない工夫を相談してる奴や、和室でのHヤベーぞ! と熱く語る奴までいて
いつものメンバーでいつも通りにダラダラして、カオスっぷりを楽しんでたんだよ。
そんな中俺は、彼女と何処に行きたいか風早に聞いたわけ。深い意味なんか無く」
くだらなさすら愛おしいという様子で一旦話を切ると、原は続けた。
「でもあいつ、暫く考え込んだ後で
『沖縄』
って、妙に深刻な感じで呟いたんだよ。一瞬、あれ? と思ったんだけど、みんなは気付かずに
おっ! い〜ねぇ〜!! なんて盛り上がって……。でも、岸が
『前に行ったことあんの? どうだった?』
って問いかけたら……うん、これがスイッチだったんだろうなー。
直後に空気がゆる〜く変化して、なんか微妙。氷点下になるでも嵐になるでもなく、
でも確実に風早はさっきまでと違ってて、他の奴らも気付いた。返事として
『高校の修旅が沖縄で…顔ハメ看板は沖縄感……機内で食うポッキー美味いよな…』
と呟いた時も―――ほら 【遠くを見るような目】 って表現あんじゃん、フフッて自嘲付きの―――
そういう感じだったんだけど、あの時の風早の目はヤバかった…。
もう一般的な言葉に収まりきるレベルの目じゃねーし呟きは不気味だし、とにかく怖えーのよ」
この件は思い出したくないらしい原は、レテの水を欲する亡者のような顔をした。
衝撃的な様子だったんだな―――そんなこっちの気持ちに気付きもせず、原は更に続けた。

267 :
 
「何つーの? ―――例えたら、富士山の一合目から山頂までドミノを並べるバイト初日に
完成の日を夢見るような、とにかく言い表し難いでも異次元を見てる感じの目。
纏う陰すら若干濃くなったような気がするあの感じ……誰かの歌であったなー、えーと、アレだ。
『果てーしなーいー闇の向こぉにー』 ―――うん、あの時風早は果てしない闇を見てたと思う。
俺、もうサクッと終わらせたくてさ
『あー、思い出の地! イイね! また行きたくなるトコってことで』
って纏めようとしたら…風早が急に顔を赤らめたんだよ。頭抱えて悶えだすし超怖えー。
おいおいどうした闇の向こうに何が見えたんだよ思い出フォルダからいいモン出てきたのかぁ?
―――なーんて言える空気でもないから、俺は見守ってた。他の奴らも見守ってた。
そしたら風早、ただ一言
『リベンジしてぇ!!』
って絶叫。……もう周りは
不穏過ぎるぞー良さ気な思い出どうしたー相変わらず怖えーよ蝦夷の敵を琉球で討つつもりかぁ?
な空気ビシバシ。―――って話。あ、オチ無いよ、終わり。その後話題変えて終了だから。
余談だけど、福田に彼女はいなかった。
バイトは確かに 【彼女との旅行の為の資金作り】 だったけど、
【もし彼女ができたらいつか行くであろう旅行の為に今から資金作り】
だったから。
まーあれだな、伝言の恐ろしさっつーか言葉の省略化の弊害ってやつだな。
どこでどう歪んだのか分からんが、この如何ともし難い顛末に俺らみんなショボーン…ってなった
―――つーだけだから。うん、オチは無い。福田らしいっちゃらしいなーってだけの話」
最後に原は言った。
「しかし恐るべし沖縄! 何があったんだ? つーか、福田の先走りっぷりも恐えーよな」

+ + + + +

友人、菅は言う。「誰をとは言わねーが、口を割らせるにはやっぱ酒だな!」
「男ばっかで飲んでたら、自然な流れでエロ話に突入して 【今までで一番燃えたシチュ】 で
グアーッて盛り上がっちゃって、みんなエッグいネタ出してきたんだよ。
『XXの部屋でXXのXにXXXしてもらったら、今までで一番XXXXになった』 とか
『途中までXXでXXXってたけど、我慢できなくてXのXXXでXXXX。もちろんXXXX』 とか
『XX内で偶然XがXXにXXて、ついついXっちゃってXXXXにそのままXXXでXXX』 とか
もうAVかっちゅー話のオンパレード、みんな色々乱れ過ぎだっ!
で、その場に風早もいたんだけど、話に入ってくることもなく徹底的に聞き役。
こういうネタの時って、あいつ、いっつもそうなんだよ。自分のこと話しゃしねぇ!
……まーな、あいつの手持ちカード… 【爽ちゃん】 だけだもんな。
エロに限らず、男女ネタはほとんど爽ちゃんが関わってくるから仕方ねーか」

268 :
 
憤懣半分諦め半分という様子で一旦話を切ると、菅は続けた。
「―――でもそのカード、ジョーカー5枚分くらいのパワーあんじゃん?
切れ味スゲーし、たまに破壊力パねーし、癒し効力もあるけどバカバカしいし……。
こっちもいつの間にか、イラッとする割に一太刀浴びるのが妙にクセになっちゃって、
風早師匠にネタ披露してほしくて、酒勧めちゃうんだよな。ん? 俺M? 斬られたがり?
後はもういつものお決まりのコース、ガンガン飲ませてドンドン喋らす。
あいつ、マジで酒弱すぎ。今後どーすんだろーな。酔った風早って面白いけど、心配だわ。
でも、酔わせた甲斐あった。出たよ出たよ、ゲロ甘ラブラブネタ!
真っ赤な顔でフニャフニャになって、何て言ったと思う?
『今まででぇ一番燃えたのはー……キスした俺をじ〜〜っと見つめたあとー、
視線逸らしてー、黙〜って両腕広げて、コショッと …どうぞ って、言った時?』
―――ってほざきやがったっ!! 爆発不可避の大ネタ披露!」
頭を掻き毟って呻く菅は、ガムシロップ入り味噌汁でも飲まされたかのような顔をした。
一太刀どころじゃなかったんだな―――そんなこっちの気持ちに気付きもせず、菅は更に続けた。
「缶ビール握りつぶす奴一名、何故か腹抱えて爆笑してる奴一名、
耳塞いで 『あーあー聞こえなーい。俺は何も聞こえなーい!』 って喚く奴一名、
プリングルス投げ散らかす奴一名、……喉鳴らした奴もいたな。
『もーソッコー押し倒して〜、むしゃぶりついたな〜…あはっ』
とか続けながら、確実に思い出し笑いと判る緩みを頬に浮かべやがって、気付いたら俺
グラスにキャラメルコーン山ほどブっこんでそのままビール注いであいつに飲ませてた。
味? 美味かったんじゃねーの? 反省? し ね ー よ ? 向こうがしろ!」
最後に菅は言った。
「風早を酔わせてとことん吐かす―――ダメージ0が誰もいねぇ。さすがジョーカー5枚分」

END
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あまりスレ違いにならないようにと心がけると、風早もどんどん遠い所へ……。
風早くんに色々としゃべらせてますが、本当は鉄壁の守りだと思う。
爽子とのことは絶対言わないwなぜなら、ひとりじめが好きだからww

269 :
神職人GJ

270 :
風早翔太という男
すみません、完全パクリで
のっからせてくださいw
  **********************
友人、小池は言う。「風早の及ぼす温暖化現象はんぱねぇ!」
あれは、相も変わらず、なメンバーで飲みに行ったときのことなんだけどな…
小池は疲れきった様子で嫌々というように首を振りながら
ぽつりぽつりと話し始めた。
いつものように、男ばっかで集まって、まだ見ぬいつか出会う彼女のこととか
脳内の二次元嫁のこととか、アッつく語り合って
彼女持ちのやつらに蛇のように絡みついてたらさ、
向こうのほうから、あっつい視線を感じるわけよ。
なんの?ってそりゃ、女子たちのさ。
こっちも騒がしくうるさかったかなーって思ったんだけど
あっちも割かし騒がしくきゃっきゃしてる。
あっちは女3人。
こっちはというと、彼女持ち含めた男5人。
数としては悪くないわけ。
何がって?そりゃ、さぁ
出会いって大事ジャン。お友だちは多い方がいいじゃん。
チャンスは掴んでなんぼでしょ?
誰が好んでヤローばっかと…。戯れて、楽しいわけないじゃん。
彼女持ちの風早はな、いやーな顔してたんだけど
『おまえは、俺たちの出会いつぶすのか!自分だけが幸せならばいいのかそれで!』
『俺らだって幸せになりてーんだよ!!』
泣きつく俺たちに、最終的にははいはいと、完全に後ろにひきつつ
勝手にすればという感じで了承。
こうなると風早は一人でちびちび飲んでくれてるから助かる。
風早がもともと乗り気じゃないのはわかってるし
こいつがノリノリでも困るんだよな、女みんな風早に行きそうだから。
だから、頷いて、俺たちの邪魔さえしなければ、それで俺らは良かったんだけど。

特攻隊で行ってくれたのは、堀田。
『ああああっちで、一緒にのまねぇ???』
とか、テンパり具合は大声で、こっちまで聞こえてきて普段ならここ笑うとこ!・・・なんだけど
俺らの期待を一身に背負った堀田を、俺らは笑えない。
全力で応援。
頑張れ、堀田、頑張れ。
あっつい視線を堀田に注ぐ。
ちらりちらりと、こっちをみて品定めする女子たちの無遠慮な視線は
やっぱり、というか、案の定?風早に注がれて
風早は、そんなの知らん顔して、ちびりちびりと飲んでる。
ここで、俺らもちっと嫌な予感はしてたんだけど、な。
小池は、ひとまず話を切って、深くため息をついた。

271 :
「こっちのテーブルに移動してきた女どもは、最初っから風早狙い!俺たち眼中にないのかよ!」
小池は唐突に思い出し怒りを爆発させる。
『ねー、風早くんってどこの大学?』
『彼女いるの?』
きゃいきゃいきゃいきゃい!う・る・せ・え!!!
かわいさ余ってうらやまにくさがこうふつふつっとな!!!
風早は迷惑そうに不機嫌な顔さらして
もうひたすらビールを煽ってたね。飲まなきゃやってらんないって態度。
いや、いいんだよ。
わかってんだよ。
風早は、わるくねぇ・・・
でもよー
納得のいかないように、小池は頭をかきむしる。

『あー、だめだめ。風早ベタぼれの彼女いるもんな?』
特攻隊長・堀田は、風早のフォローなんだか、俺たちのフォローなんだか
はたまた、どうせ相手にされっこない女どものフォローなんだかを
必で買ってでてくれるいいやつで。こいつ、こんないいやつなのに
彼女できねーとか、絶対おかしいだろ。
小池は、堀田を想って、涙ながらに訴える。
それは、自分に彼女ができないのも、おかしいだろ?と同意を求めるかのように。

その後、あからさまにしらーっとする女子たち。
『ふぅーん。そうなんだー?』
『なぁーんだ。』
なーんだって、なんだよ!
小池の憤慨は収まらない。
「だから、俺たちは眼中にないのかよ!?!?!俺たち、フリー で す か ら!!!」
いったん叫んですっきりしたのか、小池はふぅーっと息を吐き出す。

272 :
「まぁさ、それもそこまでは、まぁ、毎度っていうかなんていうか」
こういうことは今に始まったことじゃないからさ、とどこを見ているのか遠くを見て
小池は、やれやれというように、続ける。
風早目当てで寄ってくる女が、当てが外れてがっかりするってのは
よくあるパターンだ。
なんせ、風早は、ベタぼれ彼女のことしか頭にないからな。
そんで、そのあとのお決まりパターンは、女どもの豹変な!
ちょっと女性不振になるよ、俺ら。
いきなりタバコ吸ってもいいとか
あ、彼氏から電話きたから、ばいばーいとか。
今回の女子たちはそこまでひどくはなかったけどさ。
「っていうか、ちょっと可哀想なぐらいで」
その後のことを思い出した小池は、悲痛な面持ちで、あの灼熱のような居酒屋での出来事を思い返す。

風早ってさ、太陽のようなやつだって誰かが言ったんだよ。
太陽も太陽、あの日は灼熱、だったな…
草木一本のこさねぇ
小池は熱いのだか寒いのだかわざとらしく身震いした。

一緒に飲んでた女たちが、結構強気な女子たちだったんだよなぁ。
灼熱の太陽に焦がれてもよくってよ?みたいなな。
火遊びもいとわねぇ!みたいな。
つーか、あれ、結構プライドもあんのかな…?
俺らガン無視で
堀田の特攻なんて屁でもない特攻っぷりで
攻めるわ攻めるわ。
風早にがんがん酒飲ませてさ
ここぞというタイミングで
『浮気とか、しちゃうひと?』
とかね!
なにこれ?あんの?そういうこと!!!
俺たち歯ぎしりよ。
聞こえてるし!俺らいるし!!!
路傍の石ころじゃないし!!!!

でも、そんな誘惑をものともしないのが風早でよおおお!!!
くっそーーーーと、小池はもう何に対して腹を立てているのか、自分でもわからない。

273 :
あいつも、酔ってるんだよ。
これ、ちょっと心配だったんだけどな。
風早酔うと、けっこうへべれけだからさ。
おもしれーんだけど、性質悪いんだよ。
でも、今までヤローどもとばっかり飲んでたから
こういうパターンは初めてなわけ。
不機嫌な顔して飲んでたくせにだんだん頬緩んでるし
やばいか?俺らの目の黒いうちは、風早に浮気なんてさせねーけどな!
もちろん、友情のためね。ここ!
そんなうらやましいことさせてたまるか!
風早がにこにこしはじめたから女どもも
ここが攻め時?とばかりに、甘えた声とかだしててさ
おいおいおいおいお、やべーんじゃねーの?
特攻隊、堀田、準備!!とか、思ってたんだけど
それより先に風早が強烈な光を放ちやがったのよ。
『翔太くん、って呼んでもいい?』
風早の隣に座った女が、心得てるとばかりに風早のシャツ掴んでさ
上目づかいでそんなんきくわけ。
ずりーよずりーよ。あいつずりーーよ!
歯ぎしりする俺らの目の前で、俺らの二次元嫁がなんでここに??って感じ。わかる?この屈辱。
けど、こっから風早のかわし方がすげーんだ。
つーか、なんの計算もしてないから、あいつ怖いよ。
「うーーん・・・・」
唸った?
と、思ったら、「違うんだよなぁ」って。

274 :
いきなり乙女かって感じで、手で顔を覆いながらさ。
「爽子は、もっとこう…俺のこと呼ぶときもなんかもう・・・
 触ってくるときも、こうさ…すん・・・っごい、かわいいんだよなー・・・」

その一瞬だけは太陽、撤回してもいいかも。
ぴきん、って凍りつく店内。
この時ばっかりは、お気の毒・・・って思ったよ・・・。

もう、あとは風早のひたすらのろけだよ。
いや、あいつ多くは語らねーンだよ。
爽ちゃんに対して口が固いからな、あいつ!
けど、言葉の端々から漏れてくる、爽ちゃんへの気持ちがもうのろけいがいのなんでもなくて!
あいつののろけの威力は半端ねーんだって!
がんがん周りを焼き尽くして
辺りは砂漠。草木一本のこさねぇ気かってほど、のろけやがる!
北風がコートを脱がせられないのと一緒で
太陽は女子たちの化けの皮をはがすのな・・・
風早がはなせばはなすほど
ばかばかしくなってく女子たちの、あの顔・・・。
取り繕うこともしなくなった女子たちの怖さったらねーよ。

「そーんな聖人みたいな彼女、うそじゃね?」
「いないいない。そんな子。作ってるだけだって」
いじわるそうな顔してさ
「女ってのはね!」
って聞きたくない!聞きたくないことを!
夢も希望も持てなくなることをばかすか吐き出しやがる!!!
うそだ!俺の嫁はう〇こなんてしねぇ!!!

小池は耳をふさいで絶叫する。

275 :
でも、風早はさ、塞がないんだよ。
「俺は、俺の見てる黒沼を信じるよ」とか!
なんかまた、遠い目して、思い出の地に一人旅立ってんだよ!
なんだよ、いきなり黒沼とか!
もういいよ!!ばかばかしい!!
俺らも立ち上がりそうになったわな。
ひっくり返ってるやつもいるさ。
でも、女はつえぇんだよ!
一旦火のついた女はほんと、こえぇんだよ!
「まぁ、仮にそんな可愛い彼女がいるとして
 そんな子、誰も放っておかないよねー」
「もってもてで困るんじゃない?」
「彼氏が女の子と飲んでる状況で、彼女だって
 男と一緒かもしれないよねー。」
にやにやと意地悪く笑う女子たちの悪魔の声に
今度はとうとう風早がぴきんと固まる番な!
でも固まったと思ったのもつかの間!
がたん、って立ち上がって
「おれ、帰る!」とか!
落ち着けって、風早!!
止める俺たちを振り切って、酔っ払いはふらふらしてるくせに
走ってどっかいこうとして!
いや、行くとこなんて愛しの爽ちゃんのとこいがいないんだけど!!
やいのやいのここで一騒動!
その隙に、支払いもせずに、帰る女子たち!
風早が、全部焼き払ったんだよ・・・
俺たちの財布の中身まで・・・

小池はこれでもかってぐらい
ふかくふかくいきをはきだすと、もう、話したくもないと、手を振った。

276 :
特攻隊・堀田は言う。
「本当につらかったのは、そのあとなんだぜ。」
小池が泣くほど、いいやつだと訴える堀田は
千鳥足の風早を、止めることもできず
結局、爽ちゃんの家まで風早を送っていったんだよ。
酔っ払い風早は迷惑なほどぴんぽんぴんぽんって爽ちゃんちのチャイム押してさ
慌ててでてきた爽ちゃんは、可愛いパジャマ姿なわけ。
それみて堀田は、慌てて目を反らしたんだけど
風早は目の前で隠すように爽ちゃん抱きしめたんだと。
「もー、堀田帰って!」
とか、わがまますぎだろ??

堀田は、涙目で家に帰ったらしいよ。

「あのあと、風早むしゃぶりついたんだろうなー
 爽ちゃん大変だ・・・」

想像しただけでされそうだけど。
堀田は、これ、オフレコな、と言って涙をぬぐった。

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おはり。
すみませんwおもしろくってつい遊んでしまった。
風早という男のファンですww
この後のエロ展開は神におまかせしますww

277 :
GJ!
やっぱり大学生風早は、酔ってメロメロっぷり露呈してナンボですなーw
堀田くんは福田ポジ、ひいてはジョーポジションってことになるんだろうか。
3人の「来し方行く末を語る」座談会面白そうww

278 :
 
刺激を受けて、>>270-276の直後を書いてみました。
突発的に浮かんだので色々ご容赦を。
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玄関のドアを閉めた途端、風早は腕の中の爽子をドアに押し付け唇を奪った。
貪る―――そんな言葉を体現するかのように、靴を脱ぐ間も言葉を交わす間も惜しんで
恋人の唇を激しく塞いだ。
口の奥、舌、歯列、すべてをたっぷりと堪能する。
しばらく後、彼女の甘さと柔らかさに満足したのか、聞し召した闖入者は顔を離した。
二人の目が合った。
風早は潤んだ大きな黒い瞳に釘づけになった。
腕の中にいるのは風早の宝物だ。
ベッタベタにベタ惚れしてる、大事な大事な爽子。
突然のキスに上手く息継ぎができなかったのだろう、息を弾ませ目尻にうっすらと
涙を滲ませ、上気した頬を薄く色づかせた爽子がそこにいた。
なんとも艶っぽい姿に口元が緩む。
しかもこの宝物、無体に怒るどころか心を傾けてくれる優しさも持っているのだ。
「翔太くん、いっぱい飲んだの? 大丈夫?」
「だいじょぶだいじょぶー」
風早が同じ言葉を繰り返して語尾を伸ばす時、それはかなり酔った状態を示す。
つまり全然大丈夫じゃないということだ。
それが証拠に、爽子を力いっぱい抱き締めたかと思うと辺りを憚らぬボリュームで
「パジャマパジャマパジャマー! 爽子かわいー、でも他のヤツに見せちゃ駄目〜」
などという、ご陽気ここに極まれりな発言が出てきた。
恥ずかしがったり慌てたりと忙しい爽子を腕の中に閉じ込め、風早はまだ何か
不明瞭な言葉を言い続けた。
「しょ、翔太くん…声。ご近所さんに聞こえるから……」
酔っ払いがそんな言葉に耳を傾けるはずもなく、風早の機嫌はますます良くなっていった。
「ぱじゃま、やっぱジャマだよな〜」
そんなお気楽なことも言い出し、その場で急に脱がせようとする。
一番上と二番目の前ボタンを手際よく外し、腰の両脇に手を伸ばすと上身頃の裾を掴んだ。
続く爽やかな笑顔と口調での「は〜いバンザーイしてバンザーイ」の言葉に、思わず
爽子は応えそうになったが、ハッと我に返った。
二人が立っているのは三和土だ。狭い玄関で盛り上がってる場合ではない。
「とにかく部屋上がろう? ね、入って」
「うん。ただいまー」
噛み合ってるのかいないのか微妙なやり取りだったが、取りあえず風早は大人しく従った。

279 :
 
しかしそこは酔っ払いのやること、そう簡単に進むわけがない。
風早は靴を脱ぐ体勢になったものの足元がふらつき、咄嗟に腕を伸ばして転ぶのを
防ごうとはしたが相変わらずバランスが取れずワタワタし、結局体の左手側の壁に
ぶつかりそうになってそれだけは回避しようと上体を捻り、最終的にはイタ恥ずかしくも、
彼女宅の玄関壁に容赦ない頭突きを喰らわす―――という結末に落ち着いた。
その瞬間の
ゴッ
という鈍い音が、風早の耳の中ではまだ響いていた。
そして今、彼は左側頭部だけ壁につけて体を支えている。
散々足掻いてこの醜態。ここは敢えて体勢維持し、羞恥プレイに時間を費やしてみた。
「……」
「翔太くん…傾いてるよ……」
一部始終をハラハラしながら見守っていた爽子は、お酒って怖いと心底思った。
ちなみに、事ここに至ってもまだヘラヘラしている風早は、爽子って可愛いと思っていた。
「わー…ほんとにベロンベロン」
「べろんべろん?」
「泥酔ってこと」
「でーすい?」
「あーもう駄目。ほら、翔太くん寝よ? ベッド行こ?」
「ベッド……あ、する?」
「え?」
「するの?」
「『するの?』 ―――?」
「うん! しよう!」
「ち、違っ… し ま せ ん。というかこんなんじゃ出来な―――何言わせるの翔太くん!!」
「できるから! 俺できるから、しよ」
そう言うと、風早は素早く体をまっすぐに戻して靴を脱いだ。
次の瞬間には爽子の腕を掴んで歩を進めていた。
今までのふらふらヘラヘラが嘘だったかのように、ぐいぐいシャキシャキと事を運ぶ。
大股で部屋を横切り、爽子をベッドの横まで連れてきた。
両手で爽子の頭を掴んで固定し、風早は静かに顔を近づけた。
―――翔太くん、本当に酔ってるのかな?
瞼に降る優しいキスを受け止めながら、ちょっぴり疑問に思わないでもない爽子だった。

END
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エロ展開まで持ち込めなかった…。この後は多分、酔いを醒まして万全で挑んだと妄想w
>>270-276の設定をお借りしました。すみません。

280 :
あざーーーーっすwwww

281 :
職人がたGJ!
ムッツリ早の安定ぶりwww

282 :
ふと思ったが、この流れはリレー出来ないか?(^^;

283 :
リレー?とききつけてw
>>278-279 からの流れ、ちょっと勝手に引き継ぎ続けてみました。スレ違いだったらごめんなさい。
こちらお気になさらず投下してくださいね☆
設定お借りしてすみません。

   +++++++++++++++++++++

降り続けるキスを受け止めていくうちに、だんだんと力が入らなくなると
爽子は風早の背中に回した手で、ぎゅっとシャツを握った。
それを合図にしたように、そのまま後ろのベッドに爽子を座らせ
ついでのように、パジャマの下に手をかけてずりおろし脱がせる。
途端あらわになった白い足を目で見れば
もじもじと恥ずかしそうに身体をよじる爽子を抑えて
柔らかい太ももをひとなでしながら
再び、キスを重ねる。深く、深く味わうように繰り返し続ける。
舌を絡めて、吸って、じゃれあって
名残惜しむように、触れあって、また、絡め合う。
零れ落ちる甘い声も吐息も愛しの恋人の全ては甘い。
酒の酔いなんて、吹き飛ばす、爽子の甘さに酔いしれていると
「…酔いそう」
合間に漏れた声は、自分の気持ちとも重なっていて、漏れたのかとぎょっとする。
「ごめん、酒臭い?」
風早は慌てて自分の口を片手で覆うと、「あ、」爽子もまたはっとして
慌てて首を横に振りながら、口元を覆った風早の手に触れ
「違うの。大丈夫…」
赤くそまった頬で、うるんだ目で、じっと風早を見上げ
――――翔太くんに、酔いそう。
と思ったときにはすでに酔わされた後だと、爽子は自分の気持ちに恥ずかしくて、きゅっと瞑る。
もちろん、爽子の誘いに、風早はあらがいようもなく、吸い込まれるように、また触れるが
今度は優しく触れるだけのキス。
爽子が受け入れてくれることも、触れられる幸せも、嬉しくてにやけてしかたないけれど
「ごめん、ちょっと水飲んできていい?」
ほんの少しでも離れがたい爽子の瞼にキスを落として、かすかに頷く爽子に笑いかけてから
勝手知ったる冷蔵庫を開けてペットボトルの水を喉に流し込んだ。

284 :
冷えた水が生き返るように、すーっとしみこんでいく。
水を戻して、じゃあ、再開!と行こうとしたところで
その場から爽子を見ると
自分が中途半端に脱がせたままの姿でもじもじと
所在なさげにちょこんとベッドで座ってる姿はまた一層可愛らしく、頬が緩む。
―――――――――やべ。かわい
上はボタンが二つ三つと外されて綺麗な鎖骨が見えてるし
ちょっと乱れた髪をなでるしぐさも色っぽいし
もじもじとしてる白い足に釘付けになる。
見えそうで見えないというのが、またそそる。
むしゃぶりついて早く脱がせたいのと
じっくり楽しみたいのと
俺はエロオヤジかと、ごくりと息を飲む。
水を飲んだばかりだというのに、からからだ。
爽子に近づいて、「寒い?」と聞くと
困ったように眉をさげながら、「寒く…は、ないけど、すーかすーかするので」
と、また可愛い言葉にぷっと吹き出す。
「なにそれ。すーかすーかってかわいい」
暖めるように撫でながら、柔らかいほほにキスをして
そうっと横たえる。
「あーあ。見られちゃったなあー」
「え?」
「誰にも見せたくなかったのに。爽子のパジャマ姿とか」
自分が泥酔して、友だちを連れてきてしまったのが悪いんだけど…
「それは、翔太くんが」「うん、わかってる。わかってんだけど…」
それでも、もう絶対、誰にも見せないでとか、言いながら爽子のパジャマに手をかける。
やっぱ、酔ってるのかもしれない。
普段は言わないこともぺらぺらでてくる。
「翔太くん、電気…」
恥ずかしがる爽子のパジャマをすこしずつずらしながら
「見られちゃった分、俺だけしか知らない爽子を全部見せて?」

285 :
真っ赤に染まった爽子をじっと見る。
「は・・・恥ずかしいよ」蚊の鳴くような声で応える爽子に「うん、でも見たい」覆いかぶさる。
うぅ、っと唸って横を向く爽子。恥ずかしくって限界なのはわかるけど
あらわになった首筋に唇を寄せて耳をなめる。
爽子も、俺に酔ってくれればいいのに。
せめてもと、普段恥ずかしくて言えないような言葉で
酒に酔ったふりしながら、爽子に酔ったままで
願うように、耳元で「かわいい」「爽子」「全部見たい」
何度も何度も繰り返し囁くと、身をよじっていた爽子がやっと観念したかのように可愛い顔をこちらにむけた。
小さく、恥ずかしそうに頷くのを確認して
残されたボタンに手をかける。
長い、夜のはじまり。

   +++++++++++++++++++++

風早ハピバ!ってなもんで
風早おいしい話をおとしときまーす!
とかいいつつ、力果ててしまいましたがw
本当は、話の流れで、女の子たちと飲んでたってのをぺろっといって
なんもやましいこともないのに、勝手にわたわたする風早は酔いがさめていく一方
ちょびっとじぇらった、積極的な爽子さんが降臨するってな流れまでいきたかったのですが
力尽きましたwごめんw

286 :
GJ
できればその続きも頼む

287 :


288 :
設定:社会人一年目の風爽
    ***********
「風早は巨乳派?貧乳派?」
ぷーっ
「ーっ!!」
ある日の社食での昼食時、同僚の質問に思わず吹き出す。
「お前、汚ね〜〜なぁ」
「はぁ?・・・いきなりなんだよっ」
俺が眉根を寄せて言うと、同僚は雑誌から目を離さないまま布巾を渡してくれる。
(いきなりなんつーこと聞くんだ、こいつは!)
「こーこーせいでもないのになに動揺してんだよ。いやさ、この雑誌の特集面白くてさ〜〜。結構貧乳派っているのな」
”俺は絶対巨乳だけど〜〜♪”なんて呑気に言いながら雑誌を眺める同僚。そして思った通り、ニヤッとして俺の方を見る。嫌な予感が走る。
「で、風早は?彼女どうなの?」
「ー聞くな」
早くこの話題から遠ざけたい俺は、気にしない素振りでラーメンを啜りながら仕事の話題に変えてみたが、同僚は引き下がらない。そう言えば空気を読まないヤツだった。
「巨乳とは言えないか・・・おっ・・・コワ!」
俺にじろっと睨まれ、同僚はさらっと視線を逸らす。こいつは爽子に会ったことがあるだけに頭ン中で想像していると思ったら腹立つ。
「でもさ、女の子って胸を揉まれると大きくなるってこの雑誌に書いてたよ。ほら、ここ ”女の子の秘密コーナー”に。だから爽子ちゃんも大きく・・・ってっ!」
ぼかんっ
思いっきり風早に殴られた同僚であった。

  * * *

「ったく、いーつってんのに・・・」

結局、”読んだから”と同僚はその雑誌を風早に押し付けた。
エロっぽい雑誌はなるべく家に置きたくない風早は拒否しながらも内容が気になっていた。
帰り道、ちらっと同僚が言っていた”女の子の秘密コーナー”の箇所を読んでみる。
(そっかぁ・・・そう言えば最近っ・・・////)
俺は自転車を飛ばしながら最近の爽子の胸を想像していた。
ほんとスケベだと思う。
でも爽子を想像するだけでテンションが上がってくるから不思議だ。
「♪〜〜♪」
鼻歌なんかも自然に出ていた。実家に住んでいる彼女とは週末しか会えない。
一緒の朝を迎えた時はこのまま離したくないってマジ思う。

289 :
でも社会人一年目の俺にはまだ彼女を守れない。
だから彼女をずっと心の中で感じてる。そうしなければ離れている間、たまらなくなるから・・・

かちゃっ
「ただいま・・・」
誰もいないけどいつもの習慣で口に出ていた。そして違和感に気付く。
(アレ?ドア開いてる・・・鍵閉めるの忘れたかな)
「ん??」
そして玄関には・・・
(こ、これはっ!?)
すると、パタパタとかわいらしい音をさせて長い綺麗な髪がさらっと視界に入ったと思うと、天使のようにかわいい笑顔の爽子がいた。そう、玄関には爽子の女の子らしいリボンのパンプスがきちんと並べられていた。
「お、おかえりなさいっ」
「・・・・・」
「突然、ごめんなさいっ・・・」
「さ・・・わ?」
あまりの驚きに俺は言葉を失っていた。茫然としてしまう。
「今日は週の真ん中だけど・・・?」
「そうなんだけど・・・・会いたくてっ」
「え・・・」

290 :
恥ずかしそうにワンピースの裾をぎゅっと握りしめながら真っ赤な顔で言う爽子に俺は再びフリーズする。
はっきり言って欲情しない方が異常だと思う。
ピンクのリボンがシンプルにあしらってあるワンピースを着ている爽子。
まるで「私を食べてください」と俺へのプレゼントのように感じるから不思議だ。なんてかわいいんだう・・・。
がばっ
「えっ///しょ、翔太くんっ!?」
「ちょっと、チェックしていい?」
「な、なにを??」
俺は爽子に抱きつくと白いうなじにキスしながら言った。そして柔らかい俺が最も好きなところ・・・胸にそっと触れた。
「きゃっ///」
「やっぱり」
「えっ!?」
俺はにんまり笑うと、爽子の真っ赤な顔を覗き込んだ。いや、俺も負けずに真っ赤だと思うけど・・・。恥ずかしさのあまり視線が泳ぐ。

291 :
「大きくなった。胸」
「〜〜〜っ////」
すると、しばらくぱくぱくっと口を動かし焦った様子の爽子がぽすっと俺の胸に身体を預けた。
「さわ?」
ごにょごにょごにょ・・・
「何て?爽子?」
俺が聞き返すと潤んだ目の爽子が俺に近づく。それだけで俺の心臓はどくっと脈打つ。
爽子の息が耳元にかかった。
”翔太くんのおかげです”
しぃ〜〜ん
「・・・・」
ぷつっ
俺はその時、ぷっち〜〜んとタガが外れた音が自分の中で聞こえた。いや、最初から外れているのは自覚している。爽子が側に居る限りちょっとした仕草、言葉、匂い、身体・・・全てがぶっ飛んでしまう。
(上目遣いヤバイって・・・)
君は自覚してるだろうか?君のすべてが俺を欲情させることを・・・・。
「あっ・・・んんっ」

スイッチが入ったらすぐだ。本能のままに爽子の唇を奪う。柔らかい・・・かわいい、そして、エロい。爽子は分ってない。その仕草、表情にどれだけそそられるか。
(絶対・・・誰にも見せない)

292 :
「しょ・・・うたくんっ・・・食事が・・・んんっ、あん」
「爽子が先」
「で、でもっ・・・・んっ」
「ごめん、我慢できない」
ちゅっ・・・ちゅっ
やらしい音が部屋中に響く。キスを繰り返しながら爽子の胸を激しく揉んだ。するとどんどん艶っぽい顔になる。
「しょ、しょうたくんっ・・・やっ」
「立ってらんないね。ベッドいこ」
「ひゃっ///」
俺はひょいと軽い爽子を抱き上げると、一秒も待てないとばかりに靴を脱ぎ捨て、ベッドに爽子をそっと埋める。週の真ん中に思いがけないプレゼント。想像ではないリアルな爽子がいる。柔らかくて、気持ちよくて、たまらないほどかわいくて・・・・。
俺は何度も何度もキスを繰り返した後、白い肌がピンクに染まった爽子を愛おしく見つめると、下着に手を伸ばした。
「今日もいっぱい大きくしてあげるね♪」
「////」
耳まで真っ赤に染まった爽子のかわいいつぼみを心ゆくまで堪能したい。とろけそうな気持ちで胸に顔を近づけると浮かれている俺とは正反対に爽子の顔が少し曇った。

293 :
「爽?」
「・・・翔太くんはやっぱり、お、大きい方がいいよね?」
「へ?」
ぎゅっと身体を固くして胸を隠す爽子に動作が止まる。そして顔を覗き込むと、今にも泣きそうな爽子の視線がベッドの下に向いていた。
「あ・・・」
俺は爽子の視線の先に気付き、さ〜〜っと血の気が引いた。
バッー
さっと立ち上がり、カバンからちらっと見えているあの雑誌を隠す。
「ち、違うんだよ。これ。同僚からもらってさ・・・」
(やばい・・・完全に言い訳になってる)
その雑誌の表紙は巨乳のモデルだった。
「・・・ううんっごめんね、変なこと聞いて」
「・・・・」
そう言いながらも落ち込んだ様子の爽子にたまらなくなる。
がばっ
「ーきゃっ」
ちゅっ・・・
「翔太くんっ・・・あっ」
俺は爽子に再び覆いかぶさり、胸の頂を口に含んだ。そしてちろちろと舌で転がす。

294 :
「やっ・・・しょった・・くん」
「ーっとに分ってない」
「え??」
ちゅばちゅ・・っ
俺は爽子の胸を舐めまわしながら上目遣いに拗ねるように言った。
「爽は分ってないよ。俺がどれだけ爽子しか見えてないか」
「!」
「大きくても、小さくても・・・・爽子の胸がいい///」
「/////」
爽子は恥ずかしそうに微笑んだ。その顔もたまらなくて・・・
(ほんっと・・・ブレーキきかね)
「つづき・・・していい?」
爽子ははにかみながらコクンと頷く。何度脱がせてもぞくぞくとして興奮が止まらないんだ。俺は服を脱がせながら爽子の首筋を舐めまわす。そして耳に口が触れると、爽子の口から甘い吐息が漏れた。
「あふっ・・・ん」
「もっと感じて」
爽子の甘い声をもっと聞きたい。喘ぐ声がたまらなくそそる。

295 :
「んんっ・・・」
そして唇を奪うと舌と舌を絡めあう。ぴちゃぴちゃと艶めかしい音と、漏れる甘い声に俺の下半身が主張してくる。
くちゅっ
「あぁぁ・・・っ」
キスを繰り返しながら爽子の蜜の部分に指を入れた。そこはじゅくじゅくとたっぷりと甘い汁で濡れていた。
くちゅくちゅっ
「気持ちいい?」
「ん・・・あぁぁ・・・ん。はずかしっ////」
「俺も一緒だから・・・ほら、感じるでしょ」
「////」
俺はビンビンに主張している下半身を爽子の大事なところに押し付けた。
「気持ちよくて・・もう、我慢できないっ」
「翔太くん」
「ん?」
”きて・・・”
爽子は真っ赤になりながら、耳元でそう言った。最初は苦しそうで見ている方がつらかった。でも今は同じように感じてくれている。一つになれることを爽子も求めてくれている。

296 :
「爽子・・・好きだよ」
「私も・・・」
爽子の中は温かくて、興奮しているのになぜか泣けてくる。あまりにも愛しくて。
ずっとこうやって繋がっていたいって・・・いつも思ってしまうんだ。

  * *

「いっただきま〜〜す♪」
「どうぞ、召し上がれ」
「うま〜〜っ!!」
結局、食事しを始めたのは夜の22時。あれから1回では物足りずもう一回やってしまった。作ってくれたご馳走をすぐに食べなかったのは申し訳ないけどこの満足感は紛れもなく愛し合った後。
「しょ、翔太くん」
「ん?」
食べ始めてものすごくお腹が空いていることに気付いた。夢中で食べていると爽子の箸が止まった。
「爽子?」
不思議に思い、顔を覗き込むと真っ赤になった爽子が言った。
「ちょっとは・・・胸が大きくなったかなって///きゃっ」
「〜〜っ!!」
(カンベンしてって思う・・・)
手で顔を覆い恥ずかしそうに言う爽子を見つめながら、俺は再びむくむくと固くなり始めた下半身を抑えるのに必になった。


   *********

おわり。

297 :
GJ!GJ!
乙だくっそwwww

298 :
もげろ
もげろ

299 :
ho

300 :
本編で風早が爽子の部屋に上がり込んだらしいな
誰か押し倒す話書いてくれないかな

301 :


302 :


303 :
ほしゅ

304 :


305 :
最近新作来ないねえ……
住人減ったのかな?

306 :2013/10/04
何と無く思い付いた会話
爽「ねぇ、翔太君」
風「何?」
爽「子供何人欲しい?」
風「え?急にどうしたの?」
爽「(もじもじ////)・・・あのね・・・翔太君が欲しいだけ産んであげたいな・・・って、思って」
風「/////・・・・え、えっとぉ・・・(!)あ、そうだな、野球が出来るぐらい」
爽「え・・・?・・・・・9人!?」
風「あ、冗談だよ(汗)多い方が賑やかでいいけど、だから、その、2・3人とか4人とかでも」
爽「わ、分かったよ!私、子育て頑張るよ!」
風「え、あの」
爽「あぁ!!名前考えるの大変かな(オロオロ)」
風「そ、そうだね・・・」
以上w
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