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艦隊これくしょんで百合


1 :2013/06/14 〜 最終レス :2013/10/04
DMMのブラウザゲーム、艦隊これくしょん〜艦これ〜の百合スレです。
百合妄想なりSSなりご自由にどうぞクマー。
・公式
http://www.dmm.com/netgame/feature/kancolle.html
・公式漫画
http://www.famitsu.com/comic_clear/se_kancolle/

2 :
ただの俺嫁ゲーかと思ったら百合っ気がある子だらけだった。な、何を言ってるのかわからねえが以下略
かなり勢いがある割に百合スレが無かったんで立ててみました。
百合しいわ思ったよりゲームとして面白いわ運営ちゃんがかわいいわで最高だね!(ガチマ)
現状だと扶桑×山城、北上×大井、ちとちよ、天龍×龍田、比叡×金剛、利根×筑摩あたりがメジャーなとこか…
でも僕は長門ちゃん×ロリ駆逐艦のおねロリっぽいのが好きかなーって

3 :
ある意味今季最大の百合ゲー
様々な組み合わせでお楽しみ頂けます

4 :
渋とかにも上がってたけどそれぞれのペアの片方とくっついて見せ付けたいよね!

5 :
まだ日本艦船の子しかいないの?
アメリカ艦船の子とかも出てくれると百合妄想が一層捗る

6 :
海外の船もそのうち出すとか言ってた気がする…けどどうしよう、日本艦船が攻めまくられる未来しか見えないぞ…!
時に、謎漫画の神通ちゃんが川内ちゃんの嫁オーラ出してたと感じるのは俺だけだろうか
「川内ちゃんはほんとに夜戦好きだね」って若干呆れたような顔で言ってるのが「またかー」って感じでなんかこう…こう…
ちなみに夜戦では神通ちゃんが攻めだと思うんですけど(名推理)

7 :
>>6
サウスダコタとワシントンの喧嘩を止める霧島さんが見れるかも
そしてどっちの方が良かったか選ばされる(夜の砲撃戦的な意味で)

8 :
やっと阿武隈ちゃんとおにおこちゃん手に入れたんだけど姉妹艦以外とフラグ立ってるの珍しいな
潮ちゃんラブな阿武隈ちゃんに球磨ちゃんラブな鬼怒ちゃん…いいぞ…いい…

9 :
加賀さんは誰と絡むのがいいだろうか
お互い実力志向で長門さんとか気が合いそう

10 :
やっぱ嫌ってるというか見下してる五航戦の子とか王道じゃないですかね
一緒に戦ってるうちに実力認めてく感じの

11 :
5抗戦の子にあれぇ〜、加賀お姉様どうしたんですかぁ?とか悪戯されるの見てみたい

12 :
相方なのに名前の上がらない赤城さんカワイソス
加賀さんはやはり五航戦がおいしい

13 :
提督は多分セクハラおっさん系お姉さん

14 :
提督そっちのけでいちゃついてる艦娘多すぎなんだよなぁ…大井ってレベルじゃねえぞ

15 :
比叡千代田が目立ってるだけだと思うけどねー
自分になびかない子は地雷みたいな風潮はちょっと悲しいが
みんな違ってみんないい
百合っ子がいたっていいじゃない、艦これだもの
なお当スレ内では全員百合設定の模様

16 :
お、百合スレたってたんだ
公式漫画では赤城×加賀だったな

17 :
公式百合押しきたか・・・
漫画結構面白くなってきた気がする

18 :
ゲーム内では特に百合発言の無い一航戦や夜戦バカまで百合にされてしまう4コマはもっとやれ

19 :
加賀はゲーム内でも赤城さえ無事ならそれでいいっていう赤城至上主義じゃないか

20 :
昨日から始めたからお前らよろしくな

21 :
>>19
何のことかと思ったら轟沈時のセリフかよ…そんな今わの際にデレられても

22 :
加賀さんは総受け

23 :
由良×長良で捗る捗る

24 :
阿武隈×北上は逆にありだな
大井っちはカマセ

25 :
やっぱこの時間帯はぬこオンラインか・・・

26 :
神通と川内の濃厚な夜戦はまだですか

27 :
大井×北上ほんとすき
大井さんに膝枕されて髪撫でられたりしながら
「大井っちってさー」
「なに、北上さん?」
「いちおー、私の姉妹艦じゃん。てか妹だよね」
「そうだけど…。まさか、北上さん…嫌よ、恥ずかしいもの」
「へへー。その通り。
 そんなこと言わないでよー大井っちー。ね、ね、呼んでみてよ、試しにさあ」
「でも――」
「扶桑さんとかー、利根さんとか見てたらさ、ちょっと羨ましくなっちゃったんだよね。
 1回でいいから、頼むよぉ」
「 、………………………ぅー、……。
 ……お姉、ちゃん?」
「――、」
「……」
「やば。これ、かなりくるわ」
「え、ちょっ、北上さ、や……ん、っ…」
「ちゅ…ん。お姉ちゃん、でしょー?大井」
「な、1回って…!ぁ、………っ!」
みたいな流れで夜戦(直球)に雪崩れ込む薄い本オナシャス!

28 :
これ、百合じゃなくて普通のエロパロスレ立ってないんスね。
提督と榛名とか提督と非番艦隊6隻の水着回とか書きたいんスけど。

29 :
>>28
書いてくれる意思は嬉しいけど百合スレで言われても対応しかねるw
需要あると思うし立ててみたら?

30 :
>>27
ラブラブすぎ!大井さん受け!そういうのもあるのか!
普段対等な親友を妹にしちゃう上に、
「試しに」から既成事実に持ち込む北上さん…ありだね

31 :
>>27
いいっすねえ

32 :
渋に北上×阿武隈あったな、超良かった
大井っちのことにしても、北上さまは天然タラシっぽくて素敵

33 :
本スレで話題になってたけど実は加賀さん赤城さんよりお姉さんらしい
しっかりしてるのに自分より年下の子に依存しちゃう加賀さんカワイイ

34 :
加賀赤城でここ数週間生きてる

35 :
雷電姉妹ももっとイチャイチャするべきなのです

36 :
4コマの赤城×加賀は捗った
しかしゲームでは……やはり絵なのか。自分の不甲斐なさに腹が立つ

37 :
?どゆこと?

38 :
やっと山城げっとしたけどヤバいな
お姉様が轟沈したらどうなってしまうん

39 :
公式コミックの日向さん完全に最上に…w
最上と北上はヤバイな。天然ジゴロ的な意味で

40 :
女性提督という発想が無い件、陸軍としては誠に遺憾である
夏の大戦は戦果を期待して良いんですかね?

41 :
渋にロリっ子提督漫画があって蒙を啓かれた思いだ

42 :
たぶん9割くらいのプレイヤーがハーレムゲー気分で楽しんでるだろうからなあ
なかなか女性提督ってのは厳しそうだな

43 :
>>41
kwsk

44 :
いや、渋いけばすぐ見つかるじゃない

45 :
青葉→古鷹とか事実関係とかのは…

46 :
>>40
史実提督女体化とか・・・(ボソ

47 :
本スレはあんなに低俗なノリで伸びてるのにここはあまり勢い無いな
うちの脳内女性提督はこれだけ艦娘達に愛されているというのにおさわり以上踏み込む勇気が無いのが残念です

48 :
なに、女性提督が提督ラブ勢に逆にセクハラされて
輪姦状態になるのを書けばいいの?

49 :
>>48
おう、早くかきやがってください

50 :
>>48
щ(゚д゚щ)カマーン
щ(゚д゚щ)カマーン

51 :
神通ちゃんが好みなので書きたいが相手誰がいいんだろう。
川内ちゃんと夜戦か?それとも別の子?

52 :
>>51
>>48

53 :
神通ちゃんと夜戦しようとしたら「来ないでって言ってるのに!!」なんて言われてショックな川内さん

54 :
百合営業をする那珂ちゃん

55 :
神通とか羽黒とかのおどおど系には天竜とか摩耶の姉御肌を当てるのが良いんじゃないかと

56 :
川内さんが毎日夜戦夜戦夜戦しよ!とみんなの前で言うもんだから噂になって泣きたくなる神通さん

57 :
>>55
羽黒ちゃんが頑張って麻耶さんを押し倒す…いいね!

58 :
実践を踏まえてみると
川内は夜戦得意で攻め続ける
神通はスイッチ入っちゃうとひたすら攻めそう
あ、那珂ちゃんは地方巡業でどうぞ

59 :
那珂ちゃんも含めての川内三姉妹3Pでいいじゃないか。妹たちに挟まれて攻められる川内

60 :
sage忘れたごめん

61 :
姉妹艦の想像は捗りますね

62 :
青葉ちゃん→古鷹さん

63 :
うち加古沈んじゃったんだよ……それも古鷹の目の前で……
加古を失って魂の抜けたようになる古鷹を励ます青葉か。

64 :
猫ったときは彼女たちの絡みを考えれば心が落ち着く

65 :
轟沈した艦が深海棲艦にイチャコラされて仲間にさせられちゃう薄い本を期待します
でも大抵棒が出てきそうなので望み薄です

66 :
>>63
今度は私が古鷹さんを助けるんだ!と頑張る青葉かわいい
そういえば公式四コマでも絡んでたね

67 :
棒じゃなくて触手だからノー艦
ちんこは邪道、女同士は指と舌って白い人が言ってた

68 :
つまり>>63が沈めた加古が今度は古鷹を迎えに来るんですね

69 :
>>51じゃないけどss書いたから投下
ここの嗜好にはちーと合わないかもしれないけど

鎮守府の朝は早い。
そもそもが、常時緊迫した状況が続いていると言ってもいい現状である。
何時如何なる時にでも、突発的な非常事態に備えて眠らずの港と化しているだけあって、
日が照っていようが月が昇ろうが構わず人々は激しく鎮守府のそこかしこを動き回ってい
るのだが、あえて時間を区切るのであれば大多数の朝は空も未だ仄暗い明け方五時から始
まった。
しんと寝静まり、静かな空気が微かな潮の匂いと共に立ち込める廊下に備え付けられた幾
つものスピーカーの向こう側から、微かに響き始めるホワイトノイズ。
ともすれば室内で耳にする雨の音のようにも、清流のせせらぎのようにも聞こえるそんな
音が、静まり返った空気を微かに揺らしていった。
それらに少し遅れて、堅牢な、それでいて多少なりとも装飾の施された広い廊下と、その
壁面に幾つも作られたそれぞれの空間を隔てる扉の向こう側に、幾つもの気配が生まれ始
める。
初めは、のろのろと気怠げな雰囲気が少しずつ。
それらは次第に大きなざわめきや、パタパタとした物音へと変わっていった。
瞬く間に先程までの静寂は取り払われ、生活音が廊下のそこかしこで反響して暫く。
ノイズを垂れ流していたスピーカーから、胸を震わせるようなラッパの甲高い音が大きく
響き渡った。
長く長く残響していくそれらにタイミングを合わせたように、扉が次々と開かれていく。
その向こう側から現れるのは、思い思いの服装に身を包んだ見目麗しい女性達である。
あるものは少女趣味に満ち溢れたる、可愛らしいフリルがふんだんにあしらわれた薄桃色
のパジャマ、あるものはその魅力的な四肢のプロポーションを目一杯強調するような下着
同然の姿で。
若干の寝崩れが見られる淡い色の浴衣や、薄いシャツとショートパンツの組み合わせ等、
立ち並ぶそれらの服装にはまるで統一感というものが見られなかった。
ぱっちりと目を見開いて元気よく歩を進める者もいれば、半ば以上閉じられた瞳でふらふ
らと危なっかしく歩く者もいて、そんな姿に互いに和気あいあいと声を掛け合いながら彼
女等は全員が早足で一所に向かっていく。
その足の向かう場所、幾つかの廊下が合流した先に広がっているのは、円形の大きな天井
を備えた談話室である。
彼女らとよく似た雰囲気を身に纏うラフな格好の女性達が、同じようにそれぞれの廊下の
先から姿を現していった。
その数、控えめに見ても優に数十は下らぬであろう。
全員が一所に歪な整列を組んで集まる。
朝の挨拶を交わし合う彼女等の前に、既に常の勤務服に着替え終えた一人の女性が屹然と
した表情を浮かべて立った。
「では、一号廊下から五号廊下、点呼始め」
朝の目覚めに相応しい、きりりと澄んだ声である。
その言葉に促されるようにそれぞれの列の先頭に立っていた女性達も大きな声で己の番号
を口にする。
次いでその後ろに立ち並ぶ者達も順々に声を上げていき、それは素早く最後尾にまで。
そこで立ったまま眠りこけていた少女を隣列の少女が手厳しい一撃で叩き起こすと言う、
毎度何処かで同じように繰り広げられているイベントがあったものの、それ以外は極めて
スムーズに全員の点呼は終了した。
「全員、異常はない?」
確認するかのように、皆の前に立った彼女が問いかける。
復唱するように、異常無し、という言葉が続々と飛び交う中で、一人の少女が手を上げて
答えた。
「赤城さん、モガミンが居ませんわ」

70 :
「あら」
言われた赤城がその少女が今週の班長を務めている集団をよくよく見てみれば、確かに何
時もであれば常にそこに居るはずの彼女の姿が見当たらない。
とは言えそれが脱柵などという非常事態に結びつくような事は決して無く、ある一つの確
信を持って赤城は少女に問いかけた。
「最上さんは、今週の担当だったわよね?」
「はい、提督係です」
その通りです、と垂れ目がちな瞳をほんわりと細めた彼女は答える。
やはりか、と言った風情で赤城は頷いて、それから羨ましさ半分だらけ半分といった雰囲
気で早くも弛緩し始めてきたその場の空気を引き締めるかのように、パンパンと軽く手を
打った。
「はい。彼女の事は特に問題ないとして、私が確認しておきます。今日もとりたてて急を
要するような事項はありません。みなさんは普段のお務めを頑張りましょう。本日から遠
征予定の方は朝食の後で特別に甘味が提供される事になっているので、欲しい方は忘れず
に間宮さんの所に行って受け取ること。以上です。解散!」
『了解!』
全員が勢い良く斉唱し、次いでてんでバラバラな方向へと散らばり始める。
大抵は足並み揃えて洗面場へと向かうようだったが、一部では早速朝の自由時間を満喫し
ようと訓練用の服装に着替え終えている者も居れば、もう一度寝直すといった風情であく
びを覆い隠しながら私室へと向かう者もいた。
その場で眠り始めて同室の者に引き摺られながら廊下の奥へと消えて行く少女を見送って、
彼女は軽く息を吐いて髪を掻き上げた。
「さぁて、と」
先程皆の前で声を上げていた時とは大分異なる柔らかな声を漏らして、赤城は一号廊下の
一番奥に作られた提督室を目指して歩き始める。
その務めにあたってるものが起床の点呼に現れない場合は、大抵そこに居るものだ。
道中、朝靄の中に昇り始めた太陽を眩しそうにガラスを通して眺めながら、着任して以来
何度向きあったのか分からないその大きな扉の前へと辿り着き、控えめにノック。
「提督、失礼致します」
扉越しに声を掛けて、そのノブを静かに捻った。
重厚な木の擦れ合う乾いた音を立てて扉がゆっくりと開いていき、彼女の視界にもはや見
慣れたその室内の光景が飛び込んでくる。
一言で言えば、ピンクだった。
ショッキング、という程では無く、毎年港に咲き誇るソメイヨシノの花びらをもう少しだ
け濃くしたような淡い桃色。
そんな可愛らしい色が交互に組み合わされた起毛素材のカーペットと、それに合わせたよ
うに同色でまとめられたドットの壁紙。
そして可愛らしく装飾された少女趣味に溢れる執務机と、その上にうずたかく積まれた机
のつくりにはそぐわない、大量の書類の山が彼女を迎えていた。
電灯は灯されておらず、ようやく顔を出した光だけがカーテンの向こう側から差し込んで
いる。
ほのかに青く染まる薄暗い部屋の中、その端の方に引かれた布団の上にやはり彼女の探し
ていた人物は居た。
「あはは、赤城さん、すみません。点呼、出れませんでした」
俯いていた顔を彼女の方へと向け、にへら、と柔らかく顔を綻ばせたまま、寝起きにはと
ても思えないはっきりとした口調でその少女は申しなさげな顔で声を潜めて言う。

71 :
短く切りそろえられたボーイッシュな短髪に、それでも女性であることを主張する整った
顔立ちとやわらかな身体のライン。
洋風な内装とは若干のミスマッチにも見えるその布団の上に座り込んでいる寝間着姿の最
上に、赤城は何処かホッとしたような吐息を吐いてこちらもにこりと笑い、ささやき声で
答える。
「別に良いのよ。出ようにも出られなかったのでしょう? 起こしてしまうのは、忍びな
いものね」
「ええ、まぁ」
苦笑しながらそう答える最上は、彼女の視線を誘導するかのようにそっと己の膝の上に頭
を載せているもう一人の人物に目をやった。
ショートパンツから覗く健康的な太ももの上には、彼女達よりも随分と若々しく見えてし
まう少女が、小柄な身体で最上の下半身を抱きかかえるように丸くなり、それを枕として
ぐっすりと眠り込んでいる。
下半身は掛け布団に包まれたままで、その細い指先は最上の服の裾を強く握りしめて。
まるで今にも彼女が何処かへと行ってしまおうとするのを阻止しているかのように。
そんな状態で力尽きた彼女の顔にかかる黒髪を、最上はこの上なく優しげな表情を浮かべ
て軽く指で梳いている。
全くもって、羨ましい限りだ。
その光景を目にする赤城の心中は、そんな思いがもやもやと湧き立ち始める。
内心を悟られぬように冷静な面持ちを心がけるものの、赤城はしかしながら己が既に若干
羨ましげな表情を浮かべていることに気が付いていない。
「あら、随分しっかりと引き止められてしまっているのね」
「はい。僕はラッパの前にはもう起きていたんですけど」
「ふふ、眠っている時の提督は歳相応で可愛らしいわ。いつもこうだったら、私達として
も少しは安心できるのだけれど」
口に手を当ててクスクスと小さな笑い声を零しながら、彼女は緩やかな空気が流れる室内
を物音を立てぬよう静かに移動し、窓を遮っているカーテンを静かに開いていった。
その向こう側に覗く青黒い海に、眩しく反射した太陽の光が白く輝いていた。
そして、鈍く輝く鋼鉄の艦の数々。
「そうですね。そう言ってもこの子は間違いなく首を縦には振ってくれないと思いますけ
ど」
できる限り身体を動かさないようにして、相変わらず髪を梳き続けている最上はそれまで
より微かに声色を落として深い溜息を吐いた。
唐突に増えた光量に意識が刺激されたのか、その膝の上の幼い顔が微かに身じろいだ。
服に回された指先に、さらに力が篭っていく。
それに気が付いた最上の片方の手が伸び、己のそれよりも小さな掌ををそっと包み込んで
いく。
「昨日も、随分と上の方達とやりあっていましたよ。どうしてこう上層部っていうのは、
誰に対しても容赦が無いのかなぁ」
「あの人達はあの人達で、ここの混沌とした状況を統率するのに大変なのよ。最も、それ
が十五に満たない女の子をイジメても良いって理由にはならないけどね」
「それでも能力があるのだから使わざるを得ない、と。嫌いだな、僕はやっぱりそういう
の」
「でも、彼女がそれを望んでいるのだもの。私たちに出来るのは、支えてあげる事だけよ。
一番近い場所に居ることが出来る存在として」
「はい。……それは、十分に理解してます」
少女の、安らぎに満ちた寝顔を。
朝の港の、慌ただしい風景を。
それぞれの視界に収めながら、目を合わせること無く二人はもう幾度と無く交わした内容
の会話を繰り返す。

72 :
それは、この二人の間だけではなく、この眠り姫直轄の艦隊に所属する殆どの女性達が事
あるごとに頻繁に繰り返し、確認しあう会話だった。
この年端もいかぬ幼い少女が、退役した先任の後釜として彼女等の上へと据え置かれたの
は、大凡半年ほど前の事である。
その初対面の挨拶は、散々なものだったと後になって皆は語る。
なにせ、駆逐艦を担当する者達よりもさらに幼いようにも見えるその姿だ。
一部の者達は酷い失望を覚え、また、上層部に対しての怒りを露わにするものも多かった。
しかしそれうした第一印象も、彼女がその小さな体躯に秘めた力を周囲に知らしめるに連
れて徐々に数を減らしていく事となる。
慢性的な資源不足の中で散らばりがちだった艦隊を瞬く間に再編し、効率的な運用法の整
備を始め、それぞれに適した職務をあてがいながら、それでいて強権を振りかざすこと無
く締めるべき所は締め、緩めるべき所は緩める。
時に激務となる遠征組にせめてものねぎらいとして甘味といった嗜好品が提供されること
になったのも、彼女の鶴の一声によって決まった事だ。
実年齢が二十歳にも満たない少女が行うにしては、その発想にしろ内容にしろ、急な体勢
変更により必然的に起こる問題に対する対処も、まるで全てが常識を逸するほどの手際で
あり、そしてその能力は事務的なものだけに留まるものではなかった。
その見事な艦隊指揮能力は、歴戦の勇と言っても良い、一部の戦艦、空母担当の者達も舌
を巻くほどである。
それが初めて表に現れた時、指揮下にあった少女達はあまりの事実に、信じられずに互い
の頬を抓りあったという。
たかだか十を過ぎたばかりの子供に何が出来るのかと侮っていた別の士官との演習におい
て、圧倒的な彼我戦力差があるのにも関わらずにこれを圧倒したのだ。
驚くべきことにある程度の損耗こそあれど、撃沈判定を食らった艦を一隻も出すことが無
く、である。
事ここに至り、鎮守府全ての人間に彼女の存在は強く印象づけられる事となった。
更には多くの提督がその危険性の高さから忌避する実戦の場にも同行し、今まで攻略不能
とまで言われた海域を巧みな手腕でもって制圧することにも成功する、というまさに獅子
奮迅の活躍を見せたのである。
今や彼女の名は、内外を問わず強烈にアピールされ、早くも英雄として祭り上げられてい
るといっても過言ではない。
それが、明らかな無理を押し通したものであると知るものは、配下である彼女達しか知ら
ない事実である。
「昨日は、お薬無しで眠れた?」
「はい。少し時間は掛かりましたけど、なんとか」
「ふぅ、あなたが係の時が、一番ぐっすり寝てくれる気がするわ。この子に一番心を開か
れているのって、もしかしてあなたじゃないかしら」
「っ、もう、心にも無いことを」
赤城はすぐ隣で見ていた。
喫水下にて炸裂した敵の魚雷によって激しく揺れる船内で、屹然と立ちはだかりながら艦
橋の人間達に指示を飛ばすその瞳に、隠し切れない涙が浮かんでいたその時を。
よろけるその身体を支えたその時、はっきりと理解することが出来た、震える身体を。
最上とて知っている。
今まで最低限度の権利しか保証されていなかった自分達の為に、彼女がどれほど上の人間
と論戦を繰り広げてきたのかを。
誹謗、中傷、妬み、嫉み、そういった吐き気を催すほどのドロドロとした漆黒の感情を向
けられ続けながらも、それでも決に食らい付き、それらを一つ一つ認めさせてきたあの
姿を。
その側に控えることが出来る者達全てが知っている。
小さな身体の中一杯に溜め込まれた様々な重圧とストレスによって、彼女がどれほど苦し
んでいるのかを。
本当の少女を知るものは、彼女達しか居ないのだ。
「僕の、子守唄とか、気に入ってくれるみたいですよ」
「子守唄……?」

73 :
「えぇ、小さな子にするみたいにしてあげると、落ち着いてくれるみたいです。今度、赤
城さんも試してみたらどうでしょう」
「そうね、次にトーナメントに勝ち抜ける時が来たら、試してみるわ」
この少女がいかなる理由でこの場に訪れたのか、そしてまたいかなる理由で彼女らの立場
を改善しようとしているのか、そういった事は未だ黙して語られる事は無い。
しかしそれでも、その姿の全てが告げているのだ。
艦娘達に対する、絶対的な信頼と愛情を。
そんなミステリアスかつ真摯な姿に彼女達が惹かれてしまうのも、無理はない話だった。
その外見はともかくとして、本質的には人間とは些か階層を隔てた者として存在している
彼女等にとっては、対象の性別など大した問題とはならない。
それまでは、関係の深い同型艦と仲睦まじく過ごすことが多い彼女らであったが、唐突に
現れた台風の様なその少女は、そんな関係すらも丸ごとひっくるめて彼女達の心を奪って
いった。
一人、また一人と絆されていく娘達。
その勢いは留まるところを知らず、今となってはほぼ全ての娘達が、その想いの深さには
若干の違いがあるとしても、この愛すべき少女の事を自分たちで支えていかなくてはなら
ぬと心に決めているのである。
「あら、もうこんな時間なのね」
会話も無く、そうして静かな空気の中に身を委ねていると、にわか、扉の向こう側が騒が
しくなる。
恐らくは、皆が朝食を目当てに食堂へと向かい始めているのだろう。
赤城は視線だけで最上に語りかける。
唯一の安らぎから引きずり上げる事は可哀想ではあるが、そろそろ起きなければ今日も少
女自身が何処からともなく引き受けてきた大量の業務が、それこそ山となって崩れ落ちて
来てしまう。
彼女は膝の上で幸せそうに顔を緩めている少女の顔を迷ったように暫しの間眺めてから、
意を決したかのように息を吐いた。
「ッ!?」
吐き出された吐息がその顔にかかる細やかな黒髪を微かに揺らしていき、次いで吐息より
も遥かに静かに舞い降りた彼女の唇が、そっとそのおでこに触れる。
一秒。
二秒。
三秒。
タップリと時間をおいて、微かに音を立て、触れ合っていた二つの頭は再び離れていった。
唐突な感触に驚いたのか、もぞもぞとその膝の上で動き始める頭をそっと撫でながら、最
上は驚きと戸惑いと、ついでに羨ましそうな表情がないまぜになった赤城に、どこか満足
気な顔で言う。
「これくらいなら、協定違反にはなりませんよね?」
「ッ、え、えぇ、たぶん、だいじょうぶでしょう」
それ以上に赤城は何も言うことが出来ない。
実際、彼女自身もこっそりと彼女と同じような行為をしていたりするのだから、何も言え
る訳がなかった。
最上もそれを恐らく実体験から悟っているのだろう。
特に動揺した風もなく、覚醒しつつある、身じろぐ少女を相変わらず穏やかな瞳で眺めて
いた。
「ん……、んん……」
ようやく、そのふっくらとした幼い唇から形にならない声が漏れ出す。
ゆっくりと閉じられていた瞼を開いた彼女は、ぼんやりとした表情で己を見下ろしている
短髪の少女の顔を眺めていた。

74 :
その黒真珠のような美しい瞳の中で、己の置かれた状況を理解しようと急速に思考が積み
上げられていくさまが、傍から見てもはっきりと理解できる。
無意識に伸ばされた寝間着に包まれた細い指先が、最上の頬をそっと撫でていく。
歳相応な、花の綻ぶような愛らしい表情を浮かべ始めるそんな愛しい少女に向けて、最上
もまた、これからの一日の中でもきっと一番となるであろう最高の笑みを浮かべた。
「おはよう、提督。今日も一日、頑張ろうね」
――――――鎮守府の、いつも通りの、騒がしく、慌ただしく、そして暖かな一日は、こ
うして始まる。
少女と艦娘達の、未だあやふやな未来を少しずつ、少しずつ、確かなものとしていきなが
ら。

【用語解説】
提督係:何かと無茶しがちな彼女等の提督に手綱を付けるため、という理由で考案された
隊内限定の役職。
基本的に7日毎にその担当は交代されるが、まれに続投されることもある。
当初の目的は既に遥か彼方に置き去られ、現在は一日中その側に居ることが出来るという
ただ一点に於いて非常に競争率の高い役職となった
。そのスタンスはおおまかに3つに区別され、1,徹底的に甘やかす者 2,むしろ一緒
になって遊びまわる者 3,割りと真面目に秘書艦として付き従う者 である。
トーナメント:次の週の提督係を選抜するために毎週末行われる模擬戦の事。
隊のほぼ全員が参加し、偶然その様子を目撃してしまった別部隊の者に「彼女達の目は実
戦の時よりも恐ろしいものとなっていた」とまで証言されている
。尚、個人では圧倒的に大型艦が有利な為下位艦の者達はチームを作ることが許されてお
り、特にそれは非力な駆逐艦達にとって極めて不可欠なものである。
このトーナメントを勝ち抜く為に考案された様々な戦術はその後全員に還元され、彼女等
の地力を高める非常に重要な要素となっているとか、なっていないとか。
協定:提督LOVE(はぁとが一定値を越えてしまった乙女達の間にていつの間にか秘密裏に
結ばれていたた協定。
競争相手が意中の提督に対して必要以上のスキンシップに走らないよう互いに防衛戦を張
り巡らせるために締結されたものである
。尚、一部の者はその目がいい加減肉食獣のものと化しているとの言により、特に厳しく
尊守を約束されているようだ。
因みにそうした者達が提督係になった場合、ぐっすりと眠り込んだ少女に対してのほんの
些細な悪戯程度は全員がこっそりとおこなっていることも、半ば暗黙の内に認められた譲
歩の内である。

75 :
おしまい
主人公愛され系最低系ニコポハーレムです
あとうちのもがみんは提督の秘書艦に永久就職しました

76 :
>>75 GJ。寝る前にいいもん見れた

77 :
イイヨイイヨー 乙

78 :
これからも増えると思うし保管庫とか作った方がいいんでね?ていうか俺が後で読み返したいので誰か

79 :
北上さんを思ってオナニーしてた大井さんが北上さんにその現場を見つかるとか
川内さんと神通さんが夜戦しててそこを那珂ちゃんに見つかるとか
扶桑さんのパンツ食べてるところ見つかる山城さんとかそういうのを…

80 :
気の強い加賀さんは赤城さんにだけは甘えちゃう、そういう関係性もアリだと思うんです

81 :
軍艦たちの眠る場所
https://maps.google.co.jp/maps/ms?t=k&ie=UTF8&oe=UTF8&msa=0&msid=117272775541908051787.00046837520fc73fb6ae0
赤賀や扶桑姉妹はすぐ近くで一緒に眠ってるんだな…

82 :
ストパンばりにスレが伸びてssが投下されたら良いなぁ
アニメ化したらいけるか……?

83 :
天龍田いいよね天龍田
夜戦になって天龍に攻め込まれると、呼び方が「天龍ちゃん」から「姉さん」になっちゃう龍田
そんな龍田が可愛くてさらにヒートアップしちゃう天龍
みたいな

84 :
>>81
これを見てみると……川内三姉妹って近いところで沈んでるんだな……
と思いつつもし夜戦で神通が目の前で沈んだら川内はどう思うんだろうと考えた

85 :
羽黒・神通・霧島という気弱や知性派が実は狂犬だというギャップ

86 :
呉鯖ではじめた新参者だけど、龍田×天龍で妄想しまくってる。
おっとりS×脳筋M最高やな。

87 :
かわうちとか言って川内をからかったりして妹分みたいに可愛がってる瑞鶴さんだけど属性的には川内が姉で瑞鶴が妹だからいざって時に甘えちゃう瑞鶴とか妄想してる
俺は川内と瑞鶴いっつも同じ部隊に入れてるし、川内が瑞鶴のこと庇って怪我したらすっごいおろおろしてる瑞鶴さんとか可愛いと思うんよ

88 :
>>86
ああ見えて龍田さんは天龍ちゃんが一緒に居てくれないと泣き出しちゃう隠れMだよ

89 :
伊勢→日向→最上の関係すき

90 :
隼鷹の飛鷹大好きっぷりもいいよね…

91 :
>>86
>>88
マリみての水野蓉子様が「姉は包み、妹は支え」という名言を残したけど
天龍田姉妹は逆な感じがする
龍田さんが優しく戦いで荒れがちな天龍ちゃんの心をケアして、天龍ちゃんとともに戦うことが龍田さんの精神的支柱になっているイメージ

92 :
天龍田に限った話じゃないけど姉妹艦同士って依存傾向あるよね

93 :
比叡ちゃんのお姉さま大好きもいつか報われるって私信じてる

94 :
扶桑姉妹が最高の姉妹百合だと思いました

95 :
北上さんが波飛沫浴びただけでも激怒して「もう遅いわよ……」とか言い出す大井っちかわいい

96 :
北大井は絶対付き合ってると思う

97 :
SSを書く文章力もネタも降ってこない

98 :
スタッフ本が欲しい
サンプル見たらなかなか百合的な要素もあるようで

99 :
加賀「あら、赤城さんほっぺにボーキサイトついてる」

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