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2013年10エロパロ381: 【エア・ギア】大暮維人総合【天上天下】Part3 (229) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【エア・ギア】大暮維人総合【天上天下】Part3


1 :2009/05/22 〜 最終レス :2013/09/16
※大暮作品の二次創作であれば、天上天下やエア・ギアに限らず何でも受け付けます。
※801はご遠慮願います(女体化はアリですが、その旨名前欄か作品の冒頭に明記願います)

氏の代表作
・『天上天下』ウルトラジャンプで好評連載中
・『エア・ギア』週刊少年マガジンで好評連載中
・『魔人(DEVIL)』マガジンスペシャル連載作品。完結済み。単行本全二巻。

前スレ
エア・ギア】大暮維人総合【天上天下】Part2
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1177816642/l50
まとめサイト
ttp://eagiak2.web.fc2.com/

2 :
僭越ながら調律ネタ投下させて頂きます。
亜紀人女体化につき苦手な方はスルーお願いします。

3 :
練習も遊びの誘いも全て断り、咢は都内のホテルに居た。
今日は週に一度の調律の日。
中学生が出入りできるような場所ではないが、そこは○風時代の経歴がものを言う。
大きなダブルベッドに寝転がって調律者の到着を待つ。
「おせーよファック」
「遅くなっちゃったね…」
スイートルームにやって来たのは、咢と同じく学校帰りそのままの制服姿の亜紀人だった。
掃除が長引いちゃって、と言い訳をしながら手早くセーラー服のタイを解く。
「シャワーしてきてもいい…?汗かいちゃったの」
「いいけどさっさとしろよ」
「ウン、ごめんね」
咢の目の前で何の衒いもなくスカートのホックを外す。
絨毯の上にぱさりと落ちたプリーツスカートが花のように広がる。
ベッドの上の咢が、すらりと伸びた真っ白な足をちらりと見やる。
セーラー服の脇のファスナーを上げ、衿のスナップを外し、うんしょ、と声を出して脱ぐ。
中に着ていた淡いピンクのキャミソールも脱ぎ、可愛い赤のチェック柄のブラジャーと、
お揃いのショーツ、それに紺のハイソックスだけの姿になる。
「生意気にそんなもん着けてんなよ、貧乳のクセしやがって。資源の無駄だ」
「酷い!だって、生理前とか、おっぱいが張って痛いんだモン…」
「もう月末だろ?終わったとこじゃないのか」
「そうだけど、もうみんな使ってるし〜」
「別にどうでもいいけどな、外側は」
ホック無しのかぶるタイプのブラジャーをTシャツを脱ぐように外すと、
咢の言う“貧乳”がそれでも微かに揺れた。ショーツに手をかけてゆっくりずり下ろすと、
下腹部を覆うごく薄い茂みが顔を見せる。最後に靴下を脱いで、脱いだ服を畳んで鞄の上に置き、
亜紀人はシャワールームに向かった。

4 :
亜紀人は調律の際に専用のスーツ『SC』は着用しない。
道具屋のメンバーではないので支給されていないのもあるが、
王の身体の膨大な量の音のデータを読み取る調律は、生肌に近ければ近い程、触れ合う場所が体の奥に近ければ近い程精度が上がるのだ。
シャワー室から聞こえる亜紀人の呑気な鼻歌を聞きながら、咢は眠りかけていた。
調律全般を取り仕切るチーム:トゥ−ル・トゥ−ル・トゥからは、正式な調律者を派遣すると何度も申し出があったのだが、
咢は丁重にとは言い難い不躾な対応で断り続けてきた。
亜紀人とは一心同体とも言える関係だ、今更他人にこの身体を任せる気には到底なれない。
「おまたせ咢、じゃなかった牙の王」
「チンタラしてんじゃね−よ、さっさと始めろ」
「せっかちなんだから…」
シャワー室から戻った亜紀人はバスローブも着用せず一糸纏わぬ姿のままだった。
ベッドの中央で仰向けになった咢に跨がるようにして膝立ちになり、学生服のシャツのボタンを外す。
開いた胸元に手を差し込み、自分と同じくらいきめの細かい肌を撫でる。
「咢ってばいつまでもツルツルのままだね」
「バカにしてんのか?」
「まさか、気持ち良いよ…」
調律技術がありながら亜紀人がトゥ−ル・トゥ−ル・トゥに属しないのにも同じく理由があった、
正式な調律者になればどの王に付く事になるかわからない、汚くて男臭い他の人間の肌に触れるなど考える事もできない。

5 :
「ベルト外すから、お尻上げて…」
言われるままに腰を浮かせた咢のズボンを下ろして、亜紀人は黒いボクサーブリーフに包まれた微かな膨らみを緩く撫でると、挨拶するように軽く口付ける。
咢はされるがままになりながら、シャワーで桃色に火照った亜紀人の体を凝視した。
一見傷一つ無い玉の肌のように見えるそれには、幼い頃からの虐待の痕がうっすらと残されていたが、
咢にはそれすらも愛おしかった。
自分の身体をぎこちなくまさぐりながら『音』を聴き取ろうとする亜紀人の胸に手を伸ばし、薄赤色の木の実のような乳首に触れてやる。
「あ…」
指先で擦るように撫でてやると、柔らかかったそこは次第に固くしこってくる。亜紀人は、
無意識に咢の手に自分の乳房を擦り付けるように体を揺らめかせた。
「毎週触ってるのに、一向に大きくならねえなここは…」
「だって、ちゃんと揉んでくれない時もあるじゃない…」
「じゃあ、今日はやってやるよ?」
右の乳房を手のひらで包み込んで揉みしだきながら、そのまま背中に手を回して亜紀人の体を自分に引き寄せると、まだ柔らかい左の乳首に軽く首を伸ばして舌を這わせる。
性感帯に直に触れる手と舌の感触が、亜紀人にダイレクトに『音』と快感を伝える。
「聞こえるか?」
「うん…あッ…」
小さな胸でも、こうして顔の上から垂らすように差し出されると多少はボリュームを感じることができる。
咢は大きく口を開けて乳房に軽く噛み付くようにして、飴玉を舐めるように舌で乳首を転がし、強く吸い上げる。
その間も、片方の胸に手は添えたまま、親指の腹でくにくにと押しつぶすように弄り続ける。
左右の乳首に同時に歯と爪を立ててやると、亜紀人が体を仰け反らせた。
「あっ…咢っ…」
早くも目を潤ませ始めた亜紀人の頬に手を当て、咢が唾液でイヤらしく濡れた口の端を釣り上げる。
「別に、貧乳だって…いいじゃねえか」
「ほんと…?嬉しい…」

6 :
スレ立て&投下乙

7 :
乙です

8 :

続きもあるのかな?

9 :
続きまだー?

10 :
「あ…やんっ…」
仰向けに寝たまま、片手で亜紀人の柔らかな太股を掴み、広げた足の間を覗き込むような状態で、
咢は楽しそうに汗でじんわり湿った外性器周辺を軽く指先で突いて回っていた。
数え切れない程重ねた調律で、亜紀人の体の隅々まで知り尽くしている牙の王だったが、感じ易い場所は体調や時期によって異なる。それは宝探しのようで愉快な作業だった。
「何がヤなんだよ、ちゃんといいトコで言えよ」
「だって、変な声出しちゃうもん…」
「俺の『音』聞きたくないのかよ」
「そんな事…あ、あンっ…」
咢の指が、真珠玉のような突起を包む薄皮の真ん中あたりに触れた所で、亜紀人はビクンと体を震わせた。
「ココか?」
「うん…ソコが、いいみたい…」
真っ赤な顔で亜紀人が声を震わせる。咢はその位置に指を当てて、円を描くように優しく転がしてやった。
「あ、やッ、あ、咢…っ…」
「感じ過ぎてサボってんじゃね−ぞ、ちゃんと聞けよ?」
「聞こえる…よ?ン…気持ちいい…ね、お願い、も少し、強く…」
「…贅沢な調律者だぜ…!」
「あ、イきそ…っ、は…ん、ンっ!」
濡れた花びらを摘み上げ、指先でぷっくり膨れ上がった小さな玉を押しつぶしてやると、軽い痛みと絶頂に亜紀人は嬌声を上げた。
咢の細い指の間からとろりとした液が漏れて伝う。
「はぁ、はあ…」
「グチュグチュじゃね−か、よくこんなに出るな」
「だっ、てェ…」
内股を伝って流れ落ちるとろりとした液体を舌で舐めて、咢は小刻みに震える亜紀人を抱き締めてやった。
亜紀人は薄い胸板の上で荒い呼吸を繰り返すばかりだ。
「じゃあ…仕上げだな?」
「はい…」

11 :
立ち上がった先端部分が薄い染みになった下着を脱がせると、亜紀人は朝顔の蕾のようなペニスの皮を引き下げた。
性器周辺の毛が年の割に未発達なのは二人とも変わらない。
「いつも清潔にしてるから、きれいだね」
「ファック!いちいち言わなくてい−んだよ」
ピンと立ち上がった咢自身の上に跨がると、先端を指先で包むようにして固定し、濃厚な蜜でトロトロに濡れそぼった膣口に押しあて、息を吐きながら亜紀人は腰を沈めていった。
「あ…」
「咢、気持ちいい?」
「そ…そ−ゆ−言い方すんなっ…」
「だって、咢の『音』、スッゴク伝わって来るんだもん…」
ペニスを膣内にすっぽり納めると、亜紀人は王の反応を確認しながら腰を動かした。咢が、自分の真下で顔を赤くして、歯を食いしばっている。嬉しくて誇らしくて仕方がない。
「…っ、はぁ…」
「ここ…が、気持ちいいんでしょ…?」
「ちっちげ−よッ」
「嘘…だって、僕と同じ所で気持ち良いはずだよ…だからわかるもん…」
亜紀人は、ぐっと下腹部に力を入れた。心地よい締め付けに咢が悲鳴を上げる。
「うあっ!」
「あ、イきそう…?」
「ンあっ、あ、ああっ!」
「んッ、あんっ…!」
亜紀人が全体重をかけると、咢の『音』が胎内に勢い良く流れ込んできた。同時に、亜紀人も再び絶頂を迎え、二人は繋がったまま清潔なシーツの上に縺れあって倒れこんだ。

12 :
まだ体が疼いているうちに、咢の『音』が体内を流れているうちにと、亜紀人は全裸のままベッドに座り込んでレガリアを調節し始めた。
いつも服くらい着ろよと咢は言うのだが、一秒でも惜しいそうだ。
肌を桃色に火照らせたまま、亜紀人は牙のレガリアを丹念に調律する。
これが、いつも自分を守ってくれている咢にたった一つだけ返せる事だから、精一杯やりたいと思う。
「ねーぇ」
「なんだ?」
「道具屋のコ達って偉いよね」
「そうか?」
「…僕だったら、好きな人の調律じゃないと絶対に嫌…」
「俺は、別にどっちでもいいけど?」
「咢のバカ!」
亜紀人が投げ付けた工具を余裕でかわすと、咢は汗で頬にぴったり貼り付いた亜紀人の眼帯を外し、閉じた右の目蓋の上にキスをした。

(終)

13 :
GJ

14 :
テラモエス

15 :
どっちもカワユスだな
次は是非逆Verで宜しく
百合もいいな!

16 :
おつほしゅ

17 :
むしろ海人指導の下、にょたアキアギの調律をだな

18 :
最近エミリの存在が忘れられてるよな

19 :
貧乳派になったって作者が言ってたような

20 :
ミカン可愛いよな

21 :
女体アキアギは萌える

22 :
うん

23 :
ベンケイの脚が!

24 :
何を今更

25 :
単行本派の人かな

26 :
リカ姉レイプまだー?

27 :
懐妊…だと…?

28 :
最近エアギアを読み始めたんだが蜜柑と林檎かわいいな
あと、蜜柑を扱ってるサイトなさすぎてがっかり

29 :
お前らそろそろフレイヤたんのエロがくるぞ

30 :
マジで

31 :
作品投下期待age

32 :
オニギリには期待していたのに、がっかりだ。

33 :
保守

34 :
フレイヤたん…(´Д`*)

35 :
保守

36 :
もうヒロインはフレイヤということで

37 :
ヒロインは亜紀人とアギトにきまってんだろうが。

38 :
>>37
おっしゃる通りです

39 :
フレイヤと亜紀人だと百合っぽくていいな

40 :
ベンケイに筆下ろしされたい

41 :
そういえばエミリってどこ行ったの

42 :
何箇所に同じこと書き込んでるんだよお前

43 :
スカラベたん

44 :
保守

45 :
カノンの林檎レイープまだ?

46 :
前スレの839の人、続編投下しないかな。
続編じゃなくてもいい。
文章に読ませる力があるな。

47 :
【天上天下 蜜色の宴】
これ書いた人ね。
四部作の一作目って書いてたし、読みたいな。

48 :
保守

49 :


50 :
ほしゅ

51 :
保守

52 :
天上天下ってアニメ版中途半端なところで終ったけど・・・
シーズン2とかあるんですか?

53 :
フレイヤたんのパンツが脱がされますように

54 :
保守

55 :
だれかスカラベでエロ書いてよ

56 :
ほしゅ

57 :
なんの疑問も抱かずにコスプレする円
素直すぎる…

58 :
test

59 :
IS IT YOU?って曲エアギアに合う

60 :
それまでの人生観がわずか数秒で百八十度変わるという経験は
誰の身にも訪れるという程容易いものではない。
得たいと焦がれても、その経験が得られる者は全体の半数にも満たないだろう。
良きにつけ悪しきにつけ、そのような経験を得る事で
己の考えた方や主義主張はおろか、生き方すらもがそのベクトルを変える。
残酷な現実を前に楽観性を失い、悲観に陥る者もあるだろう。
変えようのない現実を前に熱意を削がれ、諦観に浸かる者もあるだろう。
だが自分がその価値を知らなかった予想外の『宝』を目の当たりにする事で、
今まで価値あるものと信じて疑わなかったものをあっさりと捨て去り、
新たなる熱意に突き動かされ、新たなる希望を胸に抱いて走り出す者もあるだろう。
価値観の転換というものは、それ程までに人の一生を左右する。
ウートガルザロキは、自分の生き方を変えてしまった一人の少年に思いを巡らせながら、
空っぽになったグラスの中の氷を傾けた。
耳に快い音が響き、その音色がまるで自分をこれまで支配してきた価値観を暗示するように思えた。
コロン、という軽やかな音とともに、あっさりと向きを変える氷の塊。
生まれ持った能力で飛ぶ。
良い風が来るのを待って飛ぶ。
そんな傲慢で受け身な姿勢ではなく、大地を蹴り自らの足で空を駆ける。
そこにこそ真の価値があると教えられる事で、それまでの価値観を一変させられた、
自分自身の心をその氷は表しているかのようだった。
「どうした? もう潰れたのであるか?」
そう言って顔を覗き込むノートダグの頬にも、赤らんだものが既に混じってきている。
「ははっ、まさか。まだいけるさ」
「凄いニャ、ウーちゃん。私なんかもうへろへろニャ」
見れば確かにフレイヤの方はもうテーブルの上に寝転んでいるような有様だった。
この中ではトールが一番酒には強いようだった。
彼一人だけが全く平然とビールを煽り続けている。
何ともビールの似合う男だとウートガルザロキは思ったが、
そもそもこの男はビール以外の全ての酒が似合うようにも思える。
だが何と言ってもトールに最も似合っているのは、酒よりも枝豆だった。
ニートタグは、酒はもう無理と言わんばかりに、さっきから軟骨の唐揚げばかり食べている。
この男程軟骨の唐揚げが似合う者は、スレイプニールの中にはいまい。
逆にフレイヤが焼酎ばかり飲んでいるのが意外に過ぎた。

61 :
心なしか、彼らのいる個室の横の通路を通って行く客が目立つ。
「あ、トイレあっちだったか」
そんな声がわざとらしく聞こえてくる。
この先にトイレが無い事は天井から下がっている案内を見れば一目瞭然だし、
仮に案内板が無くとも間違えるような構造をした店ではなかった。
そして個室と言っても、仕切りや扉があるわけでなし、
通路から覗きこめば室内の客を簡単に目にする事が出来る店だった。
RPGのキャラクターのような格好をして入店してきたスレイプニールの面々を
面白がって見物しようとする客が後を絶たないのだろうと知れた。
時折携帯電話のシャッター音が聞こえる。
注文した酒や料理を持ってくる店員でさえ、まじまじと彼らを観察している風だった。
わざわざそれを怒ろうという気はスレイプニールには無かったが、
見世物になっているのは良い気分ではない。
「これが終わったら、そろそろ出るか?」
「そうだな……二人とももうダウンのようだし」
最後の一杯をちびりちびりと飲み下しながら、トールとウートガルザロキは決断した。
肖像権をどうこう言う気は無いし、自分達の姿などテレビ中継でも流れた。
写真を取られても一向に構うつもりはなかったが、
少なくとも酔い潰れている姿を写真に収められて喜ぶ女性はいまい。
フレイヤは既に見物人の存在にすら気付けない程意識が朦朧としていた。
ウートガルザロキはウィスキーの最後の一口を喉の奥に押し込むと、伝票を持って席を立った。
ノートタグは自力で歩けたが、フレイヤはそうはいかない様子だ。
トールが肩を貸して、ふらふらになりながら店を後にした。

62 :
こうした食事の席を持つのは良いものだ、とトールは思った。
牙に射抜かれ、炎のレンズに騙されて海へと落下してく最中、
彼には小烏丸の少年が口にした言葉が耳にかすかに届いていた。
――たまにゃ俺らと一緒に昼メシ食えよ――
確かに、その通りだ。
戦友と食事を共にするのは素晴らしい事だぞ、鮫よ。
トールは夜空を見上げながら、自分を下したアギトの事を思い出していた。
「ん……もう大丈夫ニャ。一人で歩けるニャ……」
肩を借りる事を悪く思ったのか、店を出て数歩もしない内に、フレイヤがトールの肩を離れた。
だがその足取りはお粗末なもので、とても一人で歩けるようには思えない。
「無理をするな、フレイヤ。それでなくともお前は今日一度、意識を失っているんだぞ」
「その通りであるぞ。この場に医者が居れば、そもそもアルコールを禁止されてもおかしくない」
「だいじょう……ぶ……じゃないかもニャ」
強がりは彼女の足を確かなものにするには至らず、
フレイヤはトールから離れたそのままの勢いで、今度はウートガルザロキにもたれかかった。
咄嗟の事で受け止めきれなかったウートガルザロキは、慌てて彼女に手を差し伸べた。
しかしその手は彼女の体を掴み損ね、代わりに彼女のスカートの端を掴んだ。
パンチラどころではない、そればかりか、スカートそのものが彼女の両足をすり抜けた。
「お前いい加減にするニャ!」
その場で足を踏ん張り、体勢を立て直すと、フレイヤはウートガルザロキの顔面に拳を見舞った。
「ぐふっ!」
「悪ふざけも大概にするニャ! 試合中も胸触ったり、パンティ脱がしたり……」
「まっ、待て! 私がいつ胸など……」
「とぼけるニャ! Trick:253で飛行機の羽ぶつけられた時ニャ!」
「あ、あれは君をかばって……」
「問答無用ニャ! どうせ私のあられもない姿を見て
 コーフンして○○○おっ勃ててたに違いニャいニャ!」
「誤解……ごかっ、ごっ……ごふっ……」
良い年して恥ずかしい、とトールは首を横に振った。
周りに誰もいない夜道であるのが幸いだったが、深夜とは言え若い女性が
卑猥な単語を大きな声で口走るのは感心しなかった。

63 :
だが、その時だった。
フレイヤの体の中で、何かが反応した。
「……?」
「どうしたであるか、フレイヤ」
「わかんないニャ。でも何か、こう……体がムズムズするニャ」
その感覚の源が何であるか、彼女にはわからなかった。
わからないが、しかし、何故かノートダグから目を離せなくなった。
見れば彼は酔いがまだ十分に残っているのか、背筋がしっかりしていない。
前傾姿勢でとぼとぼと歩いている。
「ノッ君、まさか……」
「な、何であるか? 何もやましい事は無いであるぞ」
「それなら背筋を伸ばすニャ!」
「なっ! 何でそんな必要が……」
しかしアルコールの回ったノートダグに抵抗する力は無く、
フレイヤにされるがままに、彼が上半身を後ろに引っ張られて背筋を伸ばしてしまった。
トールが確認すると、ノートダグの股間がわずかに膨らんでいる事に気付いた。
「勃起しているのか、ノートダグ。さてはフレイヤの痴態を想像して……」
「うわぁ! 見るな、見るなぁっ!」
「気にするな。男なら誰だって反応するさ。
 にしても前かがみになって隠そうとするなんて、中学生みたいだな」
「馬鹿言ってないで、トオルさんの真空でこいつの○○○の中の血液全部沸騰させてやるニャ!」
「やめろっ、それだけはやめてくれぇ!」
股間を真空に襲われて海綿体の中の血液が沸騰する様子を想像して、
ウートガルザロキは胃から酒が逆流しそうになるのを堪えた。
しかしここで、一つの疑問が生じた。
何故フレイヤは、ノートダグが勃起している事に気付いたのだろうか。
スカラベとオニギリの解説を聞かなかった彼らには、知る由も無かった。
フレイヤの体の中に、オニギリのスメルロードの効果が忍び込んでいる事など。
エロの権化であるオニギリの腐臭がその身の内に沁みわたっている事など。
そして、かつてその腐臭にやられたゴーゴンが、かつてない開放的な心地にとらわれ、
全裸で下水処理施設の中を走り回った事を。
「何かよくわからニャいけど……子宮がムラムラしてきたニャん……」
体内に植え付けられたエロセンサーは一時的なものとは言え、
そのセンサーは敏感に男性の勃起を感じ取っていた。
体が火照り、下半身は愛液で湿り始め、息が荒くなる。
「どうしたんだ、フレイヤ?」
「いつもと様子が違うであるぞ」
フレイヤはその場にへたりこみ、足と足をすり合わせてモジモジしだした。
「ニャんだか、私の方がコーフンしてきたみたいニャ……」
男達は顔を見合わせた。
このような状態の若い女性を前にして、据え膳食わぬ男がどこにいようか。
トールはつくづく、カズの台詞を思い出していた。
「……誰かと一緒のメシはうまい、か」
幸い辺りに人影は無い。
また、バス道からも外れた小さな裏路地だから、この時間に人が通る事も考えにくい。
男達はその夜、その場所で、フレイヤを『食べる』事を決意した。

64 :
エロ菌に脳髄を蝕まれたフレイヤは、思いのほか素直で従順だった。
アルコールのせいだけではない。
むしろアルコールは彼女の精神に、現在何の作用も及ぼしていなかった。
完全にオニギリのエロ菌のみが彼女の体を支配していた。
その威力は、突然クンニされたスカラベすらもが、抵抗せず恍惚に浸ってしまう程のものだ。
それを体外のみならず、肺の中にまで侵入させてしまっているのだ。
淫乱にならないわけがなかった。
「みんなもう下半身パンパンニャ。
 いつも私をそんな目で見てたの? ちょっと幻滅ニャ」
「幻滅と言う割には、目が期待の光に満ち満ちておるぞ」
「うるっさいニャ! 勃起第一号のノッ君からイジメてやるニャ!」
フレイヤはノートの前に屈みこむと、彼の上着の留め具を外しにかかった。
もはや全て外し終えるのももどかしく、下半身を隠す部分だけ外すと、
そのまま彼のズボンのチャックに狙いを定める。
繊細な指先でわざとゆっくりチャックを下していくと、
もうそれだけでノートは自分の男根が布地を突き破って表に出そうに錯覚した。
トランクスの前の穴をくぐって出てきたソレは、根元に剛毛を従え、
天を突かんばかりに巨大に聳え立った。
「ニャ!? す、すごい大きさニャ……こんなものが普段収まってるニャんて……」
「ふっふっふ、どうだフレイヤ。ウートやトールのよりも大きいであるぞ」
「騙されるなフレイヤ!」
ウートが叫ぶより早く、フレイヤは既にトリックに気付いた。
直接握りこんでみると、彼女の手はその巨大な陰茎をわずかに素通りした。
鈍器と見紛うばかりに巨大なニートのイチモツは、
彼が風のレンズによって生み出した虚栄の幻に過ぎなかった。
「ニャんだ、実物は小さいニャ。
 お前バトルレベルどころか○○○まで捏造すんニャ」
「小さっ……!」
ニートはショックの余りに風のレンズに意識を集中させる事が出来ず、
自ら幻を解除してしまった。
そこに現れたのは、勃起して尚、市販のウィンナー程度にしかならない大きさのモノだった。

65 :
「哀れだなノートダグ。そんなに小さいと、俺の真空で狙おうにも、
 小さすぎて狙いを外してしまいそうだ」
「黙れトール! そこまで言うなら、貴様のはさぞかし大きいのであるな!?」
「お見せしよう」
トールはテキパキと服を脱ぎ捨て、筋肉質なその体躯を露わにした。
剥き出しになった下半身には誰もが目を見開いてしまう程立派なモノが備わっていた。
ニートは羨望と絶望の入り混じった目を思わず伏せ、
代わりにフレイヤはニャンニャン叫んで喜んだ。
「ウーちゃん! ウーちゃんのはどんニャのニャ?
 早く見せて欲しいニャ!」
ウートもまた自信満々に衣服を脱ぎ捨て、自慢のムスコを高らかに勃起させた。
しかし彼の態度とは裏腹に、それはポークビッツのように小さかった。
「ニャ?」
「むっ……こんな筈は……まさかノートダグ!」
「バレたであるか。私のレンズで小さく見せてやったである」
短小仲間が欲しかったニートのトリックによって、ウートの男根は実物より小さくなっていた。
レンズが解除されると、そこにはトールに匹敵するモノが現れた。
まさに勇者の持つ大剣に相応しい。これぞエクスカリバー。
「それじゃ次はフレイヤの番だな。
 おいノートダグ、今度はレンズなんか使うなよ?」
「わかっているである。
 第一レンズなど使わずとも、フレイヤの体が見事である事は服の上からでもわかるであろう」
果たしてその通りだった。
乙女のようにいじらしく、ゆっくりと衣服を脱いでいく彼女の肉体は、
黄金比によって形作られた神の創造物とさえ言える出来栄えだった。
その巨乳は形の良さと両立しており、そのくびれは緩やかでありながら引き締まり、
その大腿は肉感たっぷりでありながらもスレンダーさを損なわない。

66 :
だが何よりも男達の目を引いたのは、パンティが脱がされる瞬間だった。
「ノートダグ……」
「私は何もしていないであるぞ」
「ではこれは、まさしく本物……?」
「は、恥ずかしいからそんニャ事言うニャ!」
湿り気を十分に帯びた陰毛は髪と同じくブロンドで、
そこからパンティまで一直線に愛液が糸を引いていた。
ゆっくりと下ろされていくパンティに、糸はどこまでも従順についていった。
「この愛液はまさしく聖水……するとそのパンティは聖水を受ける聖杯と言ったところか」
「するとこの瑞々しい光を帯びた陰毛は、さしずめエデンの園であるな」
「……男なんてみんな変態ニャ。どうしてそういう卑猥な言い方するニャ」
ちょっとムッとしたその表情すらも愛らしく、
ウート達はついつい言葉責めを続けたくなる衝動にかられた。
だが言葉よりももっと彼女を魅力的な表情に出来る手段が、まだたっぷり残されている。
「それでは私は早速このエデンを攻め入るとしよう」
「勇者が楽園を攻めるとは、不釣り合いな事だ」
「今だけは私はイヴを誘惑に陥れる悪魔になるさ」
ウートは右手を一振りすると、フレイヤの肉体を柔らかな風で包んだ。
風によって宙に浮いた彼女の体は、そのまま見えないベッドに寝かしつけられたように、
空中に仰向けになってフワフワと揺らいだ。
「まるで風のベッドニャ……心地いいニャ……」
「おいおい、そのまま眠り姫になってしまわれては困るぞ?
 ウートガルザロキ、王子のキスで起こしてやれ」
トールに言われるまでも無く、勇者は姫君に口づけた。
ただし接吻するのは上の唇ではなく、下の唇だった。
「ふニャんっ!!」
「この艶やかな毛、まさしく楽園の茂み!」
「それでは我々は二つの丘を攻め入るとするか」
「そうであるな。さしずめゴルゴダの丘……いや、メギドの丘であるか」
トールとニートは、それぞれがフレイヤの左右の乳房に攻め込んだ。

67 :
フレイヤのかつての人格がどんな女性であったかは彼らの知るところではないが、
恐らくその美貌に反して、男性経験は少なかったに違いない。
双丘に屹立する固くしこった乳首は、使い込まれていない綺麗なピンク色だった。
フレイヤの体は地面からゆうに1メートル半は浮いており、
男達は立ったままで彼女の体を舐めつくす事が出来た。
「おぉ……何と甘美な味わい。生命の実でさえも敵わんであろう」
「果実のように瑞々しい。このまま貪り食ってしまいたくなる」
トールとニートは、乳首だけを残して周りの白い乳房を舐め回した。
時折揉みし抱くと、まるでリンゴを素手で握りつぶす時のようにグニャリと形を変え、
それでいて手を離すとゴムのようにまた綺麗な形に戻る。
神がこの世に作りだした物の中でも最上級の創造物に違いなかった。
「は、はやくぅ……乳首だけ避けるなんて、焦らし過ぎニャぁ……」
小さな唇が懇願の声を漏らす。
トールはこの口を思う存分犯したい衝動にかられた。
「ウートガルザロキ、ちょっとフレイヤの体勢を変えてくれないか。
 ノートダグ、この双丘はお前に任せる」
「フッ……良いだろう」
ウートは再び風を操り、今度はフレイヤをうつ伏せに浮かせた。
その高さはちょうど彼女の顔が男根ぐらいの位置にくる程度に下げられた。
「こ、こんニャの咥えられニャいニャ、トオルさん」
「歯は立てないでくれよ?」
トールは自らのロンギヌスを彼女の唇にあてがった。
フレイヤは何とか口を大きく開けて、彼の武器を自らの口中に招き入れた。
彼女が動こうとするまでもなく、風によって彼女の体は一人でに前後に揺れた。
「んっ、んむ、ふぉ……」
「風が使えるというのは便利なものだな。
 ほら見てごらん、ノートダグ」
重力に引っ張られて垂れさがるフレイヤの巨乳を、ウートは風で縦横に揺らした。
「お、おぉぉ……凄いであるな、これは……。
 ぶるんぶるん揺れたかと思うと、次の瞬間には左右からの風に挟まれて深い谷間が……」
「ぶ、ぷはっ……実況するんじゃニャい!」
ニートはその言葉通り実況を止めた。
代わりにその二つの乳房の間に顔面をうずめ、躍動する乳の動きを存分に味わった。
「ぱふぱふ……ぱふぱふっ!」
「くっ、口で擬音を出すとかひどいニャ……ぐふっ」
「お口がお留守だぞ、フレイヤ。丹念に舐め回してくれ」
トールはフレイヤの顔を力強い両手でがっちりと固定し、再び槍を彼女の口に突き刺した。

68 :
ウートは一つ舌舐めずりすると、フレイヤの下半身に狙いを定めた。
風で無理やりこじあけずとも、彼女は素直に股を開いた。
だがまだ彼は挿入を温存した。
既にオニギリの体表のごとくに淫靡な汁で濡れまくった彼女の股間に顔を近づけると
「風にはこういう使い方もある」
と囁きながら、小さく息を吹きかけた。
「にゃんっ!? い、息くすぐった……ひぅっ!」
ATや手に頼って巻き起こした風ではなく、それはただの吐息だったが、
生温いその温度はフレイヤの陰唇を優しく撫でていった。
ともすれば唇が触れてしまいそうな程の至近距離から放たれるささやかな風は、
フレイヤの期待感をより一層強め、彼女自身が背筋を伸ばして
ウートの唇に膣を触れさせたがる程に彼女を堕としていった。
「ふっ……う、うぅ……早くぅ……直に舐めてぇ……」
「口を離すなフレイヤ」
「むごっ!」
懇願する彼女の口をトールはしつこく強制フェラで塞ぐ。
「可哀想であるぞトール」
「紳士的な風を装ってもバレバレだぞ、ノートダグ。
 お前はただ単に彼女の哀願する声を聞いて興奮したいだけに過ぎん」
「くっくっく、バレているであるか。
 だがくぐもった声を出しながら唾液の音をチュパチュパさせている音も、
 哀願する声に負けず劣らず素晴らしいものであるぞ」
ノートダグの位置からは、ちょっと視線を変えるだけで、
フレイヤの体から溢れだす二種類の液体をじっくりと眺める事が出来た。
トールのモノを咥えた口から垂れ流される滝のような涎と、
ウートの吐息によって降り止まない小雨のごとく流れる愛液。
生まれつき空を飛べる彼らは、遥か上空から地上を眺める事を楽しみの一つとしていたが、
二つの液体が滴る様を観察出来るこの状態もまた、それに劣らない絶景だった。
「もっと面白い事をしてやるぞ、ノートダグ」
ウートは新しい遊びを思い付いたとばかりに、このタイミングで今一度微風を起こした。
それはフレイヤの前方と後方から同時にノートダグに向かって吹く、複雑な流れだった。

69 :
だがこの複雑な流れをもった風が、滴り落ちる唾液と愛液、
両方をある一点に集める事を成功させた。
「おぉ! これは何と新しいプレイであるか!」
ノートの顔面、フレイヤの乳房、それらに向かって唾液と愛液は一斉に飛んで行った。
ノート自身はただそこに屈みこんでいるだけで彼女の唾液と愛液の両方を
顔面に浴び続ける事が出来ると同時に、泡立つ唾液と愛液によって
フレイヤ自身の乳房が汚れていく様すらも見届ける事が出来た。
「もおぉっ! んむほぉっ!」
トールの自慢の得物を咥えこんだままのフレイヤは、この痴態に拒絶を感じているのか、
それとも興奮の余りに喜悦に浸っているのか、判然としない声を上げた。
彼女が声を上げる間も、ずっと彼女の乳房は汚れていった。
ビチャビチャと滴が弾けるような音が乳房を、そして乳首を包み込む。
「もうたまらんである! 思う存分この胸を味わうであるぞ!」
ニートタグは彼女の乳首に吸いつき、乳房を舐め回し、
降り注ぎ続ける彼女の唾液と愛液を舌で混ぜ合わせていった。
乳首はコリコリに硬く、その先端から滴る混合液は、さながら透明な母乳にさえ思えた。
「じゅるるっ! じゅぱっ! じゅぶっ、じゅぅう……」
わざとらしく水音を立ててその母乳のごとき液体を啜る。
唾液のしょっぱさと愛液のしょっぱさが混じり、得も言われぬ味を楽しませてくれた。
何よりもその液体は、むせかえるような『女の匂い』を立ち上らせていた。
「トールのワキガなどより遥かに甘美な匂いであるぞ!
 これでは私も腐臭の道に転向したくなるというもの!」
「ははっ、そんな事しなくても、これからは毎日代わる代わるこの味が楽しめるさ」
「それもそうであるな」
「むぁっ……こ、これからずっと毎日ニャの……?
 こんなの、頭おかしくなっちゃうニャ……」
フレイヤの声には明らかに拒絶よりも歓喜が覗いていた。

70 :
「さて、そろそろ良いか」
ウートは一際大きな風を起こし、フレイヤのみならず、その場にいた全員を宙空に浮かせた。
「三人が相手でも、これなら体勢など殆ど気にしなくて済むだろう?」
実際の4Pではポジションや体位が限定されがちだが、
重力に縛られない空中浮遊の状態でなら、どんな体位でも可能だった。
「断っておくが、俺はこの口を譲るつもりはないぞ。
 お前達は下の穴で我慢してくれ」
トールのその要求は本来なら物珍しい。
普通ならば下の穴をこそ是が非でも自分が使いたいと言うものだろうが、
それよりも今夜はフェラの方をこそ楽しみたいと思わせる程、フレイヤの唇と舌は心地よかった。
「それでは先に私が膣を楽しませてもらうであるぞ、ウートガルザロキ」
「……むぅ、まぁ良いだろう。なら私は後ろの穴を」
言いかけたウートの声を、フレイヤが遮った。
「駄目ニャ! ノッ君のは小さ過ぎて、私が全然楽しめニャいニャ!
 それにウーちゃんのは大き過ぎて、お尻の穴裂けそうだニャ!」
満足そうにニヤリと笑うウートとは逆に、ニートはショックで泣きそうになった。
「それならノートダグは後ろの穴を……頼めるか?」
「わ、わかったである……」
「うーん、まぁ、ノッ君のなら後ろでもあんまり痛くなさそうニャ」
「追い打ちをかけるのは止めてくれ……である……」
位置取りが決まり、いよいよ待ちに待った挿入の瞬間が訪れた。
ウートのエクスカリバーが前の穴に、ノートダグの短剣が後ろの穴に、それぞれあてがわれた。
さながら難攻不落の砦の門を攻め入るかのごときキツさに、
男達は勿論の事、フレイヤも苦痛の声をあげた。
「うがっ、ア……ッ! 痛っ……」
「我慢してくれ、フレイヤ。まだ切っ先がわずかに入った程度だ」
「無理も無いだろう。一番入れやすい筈の上の口でさえ、俺のモノを入れるのは精一杯なんだ。
 下の穴なら尚の事だろう。
 RPGの脇役の初期装備にあるダガーのようなノートのムスコでさえ、奥まで貫くには時間がかかろう」
「このワキガめ、調子にノっていつまでも私を痛めつけるなである」
ムキになったノートタグは、少し勢いをつけて、無理矢理得物をねじ込んだ。
「かはっ……ぁ、あ……アニャルに入ったニャ……」
異物感と背徳感から、フレイヤの顔は今までメンバーの誰も見た事がない程、艶めかしく変化した。
だがアナルへの初めての挿入は快感には程遠いようで、
彼女の今のこの表情に宿る艶めかしさも、背徳感によるものが大きいようだった。
ならば今度は快感を与えてやるのが、ウートの仕事である。
ウートは一際力をこめて、大剣を最奥まで突き刺した。
「アんっ!」
奥まで届いた瞬間、フレイヤは今までで一番気持ち良さそうな顔をした。
「こ、これで……ヴァギニャにも、アニャルにも……入っちゃったニャぁ……」
演技ではなく、本当に語尾が間延びしてしまう程、今の彼女は快楽の虜になっていた。

71 :
誰も通りかからなければ、誰も音や声に気付いて窓を開けもしない。
近隣住民の誰一人として彼らの行為に気付かない程に夜は深くなっていた。
例えフレイヤは甲高い嬌声をあげていようとも。
「にゃあン! にゃふっ、アッ! んッ! にゃンンっ!」
前後の穴を埋め尽くされ、男共の腰が激しくぶつかりながらも、
顔は横に向けて、美味しそうに必でトールのモノに唇と舌を伸ばす彼女の喘ぎ声は
時間帯も相まって、仮に誰かに聞かれていたとしても猫の鳴き声程度にしか思えなかったのかもしれない。
誰かが窓を開けでもすれば、下半身のぶつかる音と、愛液が地面に飛び散る音が聞こえただろうが、
誰もが窓を閉め切っている状態では、それらの音はフレイヤの鳴き声よりも小さかった。
片方の乳首はウートにしゃぶられ、片方の乳首はノートダグにバックから摘ままれる。
時折耳たぶも舐められ、耳の穴の中にまで舌を突っ込まれ、
それらは鳴き声を一層強くするに一役買った。
トールの○○○を咥えるために顔だけは真横を向いているものだから、
ウートやノートからしてみれば、彼女の耳は正面にあるのだ。狙わない道理は無かった。
かと思えばノートタグは空いている方の手を前に回して、
今もウートの宝剣を出し入れしている城門の頂点に座すクリトリスを責め立てる。
その途轍もない快感に身を捩れば、それが彼女の動きに変化をもたらす事にもなり、
トールへのフェラにも一辺倒でない動きを加える事となった。
「ふごっ、ンニャふっ、ふっ、んむぉ、ニャんンっ、ニャっ、ニャッん……」
そろそろ誰か猫の鳴き声でないと気付いても良さそうなものだが、
近隣住民の誰も気づかないのか、或いは偶然この近くの住人はみんな眠りが深いのか、
誰一人として窓を開ける者も、カーテンを開けて外の様子を見ようとする者もいなかった。
ゆうに3メートルもの高さから地面に降り注ぐ愛液は、通常より遥かに大きな水音を夜の闇に響かせた。
「素晴らしいフェラテクだ! お前は猫は猫でも、舐め猫だ……ッ!」
「もっと……全てを……さらけ出せ!」
「んむゥッ! んんーっ!」
「私もそろそろイクであるぞ!」
最後の最後、四人が四人とも一際大きな声を上げて、絶頂の瞬間に到達した。
フレイヤの喉に、子宮に、直腸に、男達の熱く白く濁った液体が、容赦なく注ぎ込まれた。

終了にゃん

72 :
GJ!

73 :
GJ!!
ところどころノートがニートになってるのは短剣仕様だからだろうか。

74 :
>>67
GJ

75 :
お、おぉ新作が
投下乙gj!

76 :

夜も更けて、静寂が街を支配した頃一一
某お嬢様学校の門へと停まった一台の車。
中には数人の男達がこの学校の生徒らしき人物が写っている写真を見て、下卑な笑みを浮かべている。
「オレはこの娘な。」
「じゃあ俺はコイツで良いや。」
「後でちゃんと俺達にも回せよ?」
男達は小さな袋とそれぞれの獲物の写った写真を一枚づつ持って車を降りる。
「空さんの言うとった新しい"契の王"さんだけは手荒な真似せず連れて来ぃや?」
一人のリーダー格らしき男が指示を出す。
「分かってるって、でも他は何しても良いんだよな?」
「あぁ、好きにしぃや…早よ行き」
リーダー格らしき男の言葉を聞いて数人のライダーが門を抜け学校へと侵入する一一
「ふぅ、手強いんは巻貝やな」
リーダー格らしき男は見ていた写真を握り締めパソコンの画面を見て嗤う。
画面には、既に男によって捕らえられた二条このみの姿が映し出しされていた一一
To be continue一一

77 :
続きまだー?

78 :
>>77
読んでくれて有難う
でもゴメン、ちょっと時間掛かりそorz

79 :
アキラ×亜紀人って需要ある?

80 :
女体化なら

81 :
>>80
それはもちろん
じゃあちょっと頑張ってみます

82 :
>>81
待ってる!

83 :
>>79です
>>76がまだ途中だから割り込まない方がいいかな?

84 :
今まさに連レスで投下中なんなら不味いけど
そういうわけでもないから別に大丈夫よ

85 :
>>84
分かりました
アキラ×亜紀人ネタです
亜紀人女体化につき苦手な方はスルーして下さい
あとかなり前置き長いです‥‥

86 :

昼休みの教室は生徒達の楽しげな笑い声で溢れている。
そんな中、亜紀人は気心知れた友人であるカズ、エミリ、中山と共に一つの机を囲んで中学生らしく恋バナで盛り上がっていた。
「そういえばさ、ベヒーモスの総長だった宇童アキラもけっこう格好良かったよね〜。まあカズ様には負けるけどっ」
「安達、お前なあ‥‥。アキラ君は性格も良いし走りもスゲーし、敵う訳ねえっつーの」
カズはやれやれといった様子で自分への恋心を剥き出しにするエミリをたしなめた。
「亜紀人ちゃんはアキラさんと幼なじみなんだっけ?」
「うん。まあ宇童君はお兄ちゃんの部下だからね」
亜紀人が平然と答えると、エミリは机上に身を乗り出し元々高めなテンションを更にハイにして一気にまくし立てる。
「でもちっさい頃からいっしょにいるんでしょー!いいなあ〜イケメンをはべらせた生活。うらやましーぞこの〜!」
エミリのかなりのハイテンションにもひるまず、亜紀人は冷静に言葉を返す。
「うーん。まあ仕事でうちに泊まることも多いけど、小さい頃から僕の面倒見てくれてるからね。何て言うか、保護者代わりみたいな感じかなあ。うちのお兄ちゃん家にいないこと多いから」
「へー、そうなんだ。けっこう付き合い長いんだね」
そう言って中山はトレードマークの青汁を一口すすった。
「うん。お兄ちゃんも咢も宇童君のことは信用してるし」
「マジ?あの二人の心を掴むってスゲー人だな‥‥色んな意味で」
このカズの一言にはエミリも中山も深く同意した。
「うん。宇童君はいい人だよ」
亜紀人は満面の笑みを浮かべている。

87 :
「ねえ〜、宇童アキラって彼女いるの?」
「え?彼女は、いない‥‥と思う」
亜紀人はエミリから飛び出たいきなりの質問にやや戸惑いながら答えた。
「ふーん。若くてイケメンでモテそーなのに彼女もなく毎日毎日あの地獄のマル風でこき使われて、あの最凶鰐鮫コンビのお世話してる訳ね‥‥」
「うーわ、仏並みの精神力じゃねえと耐えられねーよソレ」
カズはそんな日常を想像しただけで気が狂いそうになった。
「アキラさんてすごいね。ストレス溜まんないのかな」
「ストレス‥‥」
亜紀人がぽつりと呟く。
「ストレスっつーよりあっちでしょ」
「あっちって?」
話が分かっていない三人の視線がエミリに注がれる。
エミリは一本だけ立てた人差し指をちちちと横に振り、
「超獣宇童アキラも健康な青少年なのよ?」
ニヤリと口を歪めた。
エミリの話の意図に気付いたカズは呆れた様子でため息を吐く。
「安達、お前な‥‥」
「カズ様だって男なら気持ち分かるっしょ?あんなイケメンが有り余る性欲を夜な夜な一人で処理してるのかと思うと切な」
「ちょ、やめてよ!」
暴走が加速し始めていたエミリを制止したのは亜紀人だった。
「もー、そういうこと‥‥。そんな変なこと言わないでよ安達さん」
「なによー、心優しいエミリ様がアンタの保護者の心配してあげてるって言うのに」
エミリが口を尖らせる。
「亜紀人ちゃんの言う通りだよ。エミリちょっと落ち着きなって」
そんなエミリを中山はいつもの調子でなだめていた。

88 :
しかし、一度テンションが上がってしまったエミリの暴走はこんなところでは終わらない。
「亜紀人ちゃんがヌイてあげればいいのにぃ」
「は?」
三人の目が点になる。
「家に泊まりに来るぐらいなら一回ぐらいヌイてあげればいーじゃん。アンタの兄弟にこき使われまくって苦労してんだからそれぐらいしてやるべきじゃね?かわいそーだよ」
「安達、さらっととんでもないこと言うな‥‥」
このエミリの一言はエミリの想像以上に亜紀人の心に深く突き刺さっていた。
確かにアキラは大変だ。
マル風の通常業務だけでも多忙なのに海人からのメチャクチャな命令に従い、ワガママなくせに寂しがりやな咢の遊び相手をしてやり、鰐島家の家事まで手伝ってくれる。
オマケに多忙な海人の代わりに休日返上で亜紀人の学校行事にまで参加してくれているのだ。
体育祭も授業参観も三者面談も、亜紀人のそばにはアキラがいた。
沈黙している亜紀人にエミリは更なる追い打ちをかける。
「じゃああたしが亜紀人ちゃんの代わりにしてあげてもいいけど〜。きゃっカズ様ごめんなさいっ」
「だ、だめだよそんなの!!」
教室中に響き渡るほど大きな声が亜紀人の口から飛び出してしまい、その場がしんと静まり返る。

89 :
宇童君が僕以外の女の子とあんなことやこんなことを‥‥?
いやそりゃあ宇童君だってフツーの男の子なんだしそれが当たり前なんだろうけど。
ていうか生まれてから今まで彼女がいなかった訳ないんだからそういうことはとっくの昔に経験済みなんだろうけど。
いやそれよりも僕たちのせいで大変な生活送ってるのに僕宇童君に何にもしてあげてないしそれどころか迷惑ばっかりかけてる‥‥。
もやもやとした感情が亜紀人の頭の中をぐるぐると巡っていた。
チャイムが鳴り五時間目の授業に突入しても、その感情が消え去ることはなかった。

90 :
帰りのホームルームの時、亜紀人はアキラからのメールが届いているのに気付いた。
『今日仕事早く終わったから学校まで迎えに行くよ。たまには外でメシ食おう』
海人は一昨日から仕事で京都に出張している。
咢はイッキのA.T修行に無理矢理付き合わされていて毎日帰宅するのは深夜だ。
亜紀人はアキラからの誘いが嬉しい反面、昼休みのエミリの話を思い出して複雑な気分になっていた。
アキラに申し訳ないと思う気持ちと、アキラを手放したくないという気持ち。
「宇童君‥‥」
このもやもやとした感情に収集をつけるために、亜紀人はある決心を固めた。

91 :
靴箱を出ると、校門の隣に長身の矢印頭と大型バイクが停まっているのが見えた。
亜紀人から見てもかなり目立っている。
下校途中の周りの女生徒たちは色めき立った様子で、何も気付いていない矢印頭にチラチラとした視線を向けながら校門をくぐって行く。
「宇童君!」
亜紀人が軽く声をかけると、アキラは顔を上げ、白い歯を少しだけ見せた。
いつもと変わらない優しい微笑み。
「ごめんね、お待たせ」
「ううん、俺も今着いたとこ」
そう言うと、アキラは小さめの亜紀人用ヘルメットを手渡した。
「亜紀人、今日何食べたい?たまには俺らだけで外食してもバチ当たらないよな〜」
「あ、あのねっ、僕今日ちょっと行きたいところがあって」
「お、亜紀人いい店知ってるの?」
「いや、あの〜、‥‥お店、ではないんだけど‥‥」
ヘルメットを抱えたままうつ向いてもじもじしている亜紀人をアキラが不思議そうに眺める。
「あ、もしかして何か用事あった?それならまた今度でも‥‥」
「ううん!あの、宇童君といっしょに行きたいところがあって‥‥」
亜紀人の頬がほんのりピンク色に染まる。
「?俺でいいならどこでも付き合うよ?どうせ暇だし」
そう言うとアキラは亜紀人の手からヘルメットを取り、優しい手つきで被せてくれた。
顎の下のベルトがカチン、という音を立てて留められる。
目の前の大きくて骨ばっていてそれでも華奢なアキラの手に亜紀人は思わずドキッとしてしまう。
「さ、どこに行きますかお姫様」
アキラはバイクに跨がると、にっこり笑ってそう言った。
亜紀人は自分の胸の鼓動が高鳴っているのが分かっていた。
顔が少しずつ紅潮していることも。
ダメだ、落ち着け、落ち着こう自分‥‥。
心の中で何度も唱えながら、亜紀人はアキラのバイクに乗り込んだ。

92 :
「‥‥‥」
亜紀人の指示通りにバイクを走らせ、気付いた時にはアキラの目の前にはまるでお城のようなゴテゴテした建物がそびえ立っていた。
看板には“HOTEL”の文字。
「‥‥あのー、亜紀人。もしかして俺途中で道間違えちゃった?」
亜紀人はアキラの腰に腕を回したまま何も答えない。
答えられなかった。
「おっかしいなー、亜紀人の言う通りに走ったつもりだったんだけど‥‥。ごめんな亜紀人、すぐ引き返すから」
その言葉を聞いて、亜紀人はアキラの腰に回していた腕の力を強くした。
「‥‥メ」
「亜紀人?」
小さな声で何か言っているがエンジン音に邪魔されてアキラには聞き取れない。
アキラはバイクのエンジンを切った。
「ダメだよ、引き返しちゃ‥‥。‥‥ここであってる」
今にも風に飛ばされそうなか細い声で亜紀人が呟く。
その顔は真っ赤に染まっていた。
「あ、亜紀人!?何、どーしたの?からかってんの?」
亜紀人の予想外の言葉と反応にアキラは驚きを隠せなかった。

93 :
亜紀人は腕の力を更に強め、背中からぎゅうっとアキラを抱き締める。
「からかってなんかないよ‥‥。宇童君、僕じゃダメ?宇童君の中に溜まってるモノ、僕が全部受け止めるから‥‥」
「亜紀人っ‥‥」
背中越しに亜紀人の心臓の激しい鼓動が伝わってくる。
アキラはパニック状態の頭の中をどうにか無理やり整理してみた。
えーと、小さい頃から面倒を見てきた可愛い女の子(神をも恐れぬお兄様と牙の王のオマケ付き)からホテルに誘われている。
ホテルの真ん前でバイクの後ろにはセーラー服姿の女の子。
ちなみに自分は現職の警察官。
‥‥誰かに目撃されたら非常にマズイ!!
「亜紀人!!と、とりあえず中に入ろう、とりあえずね、とりあえず!!」
光の速さでバイクを駐車すると、アキラは亜紀人の手を引いてホテルの入口へと向かった。

94 :
わっふるわっふる

95 :
>>76
期待

96 :
♀亜紀人のかわいさは異常

97 :
>>93 続き

とりあえずで選んだ一番安い部屋に入ると、亜紀人は物珍しそうに辺りをキョロキョロと見回していた。
「なんか、けっこうフツーなんだね‥‥」
所在無さげにベッドにちょこんと腰かける。
その時、部屋の電話が鳴り出した。
ビクッと背中を震わせた亜紀人を尻目にアキラは受話器を取ると「休憩です」と一言告げて元の位置に戻した。
そして部屋の壁に備え付けられているパイプのような不思議な物体に千円札を何枚か入れ、ボタンを押す。
その瞬間、パイプは一瞬で亜紀人の視界から消えた。
その一連の行動のスムーズさに亜紀人はむず痒い気持ちを覚えていた。
「宇童君、こういうトコ慣れてるんだ‥‥」
「え!?」
亜紀人のポツリとした呟きにアキラは反応せざるを得ない。
「いや、別にフツーだよ‥‥」
アキラは頭を掻きながら亜紀人の隣に腰を下ろした。
二人を包む気まずい沈黙。
どうしよう、何か言わなきゃ。もう決心したはずなのに‥‥。
ドキドキと胸打つ鼓動を抑えながら、亜紀人は必に言葉を探していた。
しかしこの沈黙を打ち破ったのはアキラの方だった。

98 :
「亜紀人、あのさ」
「な、何っ?」
亜紀人の返事は微かに上ずっていた。
「もし何か俺に気遣ってるんなら、そんなの全然必要ないから。俺今の生活好きだし」
「え?‥‥でも、安達さんとかカズ君が言ってたよ?マル風のお仕事しながら僕たちのお世話してくれてる宇童君はものすごく大変だって。そんな生活可哀想って。そんなんじゃ、ストレスとか、何かいろいろ溜まってるだろうって。だから僕が‥‥」
「いろいろって‥‥、亜紀人その意味分かってんの?」
亜紀人の顔が更に赤く染まる。
「‥‥‥な、何となく」
そう小声で呟き、亜紀人はうつ向いて小さくなってしまった。
アキラはふう、と軽く息を吐くと、うつ向いている亜紀人の頭に右手をやり自分の胸に抱き寄せた。
「宇童君‥‥?」
「まったく、馬鹿だな亜紀人は。そんな心配することないんだよ。俺は亜紀人も咢も海人さんのことも好きなんだから、今の生活に何の不満もストレスも無いよ。他人の言うことなんか気にするなって」
アキラは亜紀人の濃紺の髪の毛を撫でながら優しく諭すように話す。
このアキラの言葉で、亜紀人は胸の中の淀みが溶けていくような気がしていた。
しかし、亜紀人にはもう一つだけ気になることがある。
「宇童君、ありがと‥‥嬉しい。でも、僕それだけじゃないんだ‥‥」
「え、何が?」
アキラの手の動きが止まる。
「僕‥‥‥宇童君が他の女の子と仲良くするのイヤだよ。心の底からイヤだって思う。‥‥僕じゃダメ?僕じゃダメなの‥‥?」
そう言うと、亜紀人は上体を起こしてアキラの唇に自分の唇をそっと触れ合わせた。
その顔は真っ赤に紅潮しており、真っ直ぐにアキラを見つめる瞳にはうっすらと涙が滲んでいた。
「あ、亜紀人‥‥」
突然の出来事にアキラは固まったまま動けない。
既に亜紀人は完全にスイッチが入ってしまっていた。

99 :
保守

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