2013年10エロパロ449: ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α11 (692) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α11


1 :2012/03/07 〜 最終レス :2013/09/09
【テンプレートは >>1->>4 くらい】
スレタイの通り、ロボットやアンドロイド燃え・萌えを語りましょう。
《前スレ》
ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α10
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1285775886/
《過去スレ》
ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1004855813/
ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078822739/
ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1138366962/
ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150463153/
ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α5
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1164199888/
ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α6
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1187951829/
ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α7
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1196249405/
ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α8
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1219502527/
ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α9
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1247619319/

2 :
関連スレ
《半角二次元板》
[有機]美少女アンドロイド:18号機[無機]
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1320732556/
無機質ロボット娘総合スレ 12
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1292742948/
《エロパロ、文書創作板》
【妖怪】人間以外の女の子とのお話29【幽霊】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1308262517/
【強制】サイボーグ娘!SSスレ 第2章【任意】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1252021836/
《801板》
ロボット・メカ・サイボーグに萌えるスレpart2
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/801/1254620283/

3 :
《エロAA板》
ロボット・アンドロイドAAスレッド
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/eroaa/1278939985/
外部サイトへのリンクが張れない状態なのでひとまずここまで
次スレは>>950もしくは容量次第(今回は残り5%=25KBを切った時点で立てた)

4 :
……>>1乙です、マスター。

5 :
そう言えば、少年サンデーの「はじめてのあく」に
ロボ娘を抹消プログラムから救う話が出てきたのだが。
あれはあれで、萌える設定(漫画らしい表現)だとは思わないかい?

6 :
さんでぇ?
昨日、だいたい水曜日毎週、販売されたモノ?
乙型ね。確かに良く作ったと思う。
15年以上前に、優秀な頭脳を。
なにせ。形や行動などは現時点までの技術を使えば成り立ちそうな気はするが、優秀な頭脳は、かなり難しいと思うし。

7 :
萌え
まあ、あなたの萌えを書くことは悪い訳ではないけどね。
だけど、私の「萌え」と違う部分に萌えてる事は、確か。
私は、外側から見えたり、感じたり、に萌えてるが、
あなたたちは、メカニズムとか仕組みに萌えてるのですね。多分

8 :
そのひとりでやりとりするのやめて恐いから><

9 :
別々の人だと思いますが?
ロリがあればokなss
に、この後何か書いてますよ。
相手にしたら、居座ると思います。
徹底的に、書いて無い事にしたな方が良いのではないでしょうか?

10 :
萌えと言うのは人それぞれに感性があるので、
あなたの「萌え」と私の「萌え」は違うと思います。
それは、確か。
8さんにも自分の「萌え」があるんではないでしょうか。
日曜ではなく水曜日に発売されるモノなのにさんでぇとはいかに?
乙型頭脳?
でも、ディズニーランドのプログラムされた通りの動作をする人形でも、
人間が裏でマスタースレーヴ式でコントロールしているだけの人形でも、
ロボットはプログラムした人なり、
操作している人の意思を具現化しているだけの存在にすぎない。
機械的動作が介在するそこに「萌え」を感じることは確か。

11 :
だから、そういうあなたたちを、私は、メカニズムとか仕組みに萌えているというのです。
それは単に道具の延長に過ぎない。
自ら判断しているわけではない。
いわば、人間型の出力デヴァイスにすぎない

12 :
やっぱ永久追放で正解だわ、ロボ作さん

13 :
ロボ作さん?なんのことですか?
私は違いますよ。
スレタイがロボット、アンドロイド萌えを語るスレなのに
>>1
にも、
スレタイの通り、ロボットやアンドロイド燃え・萌えを語りましょう。
と書いてあるのに
いざ「萌え」を語ったら永久追放されるのですか?

14 :
一人で垂れ流して自己レスで完全に自己完結してるようなのはスレじゃなくてブログにでも書いてろ
ひたすらID変えてもバレてるから

15 :
文体に癖がありすぎてなあ
隠そうともしないのも不思議だが
まあ、ほどほどなら文句言うつもりはないけど
ここがエロパロ板(創作板)だってのは
多少は理解してほしいところかな

16 :
しかし、スレが伸びてるとおもったら、荒れてるなぁ
俺はただ、SS作家さんたちの作品の続きを読みたいだけなんだが・・・

17 :
前スレんときはこれくらいいいんじゃね、とか思って擁護したがやっぱ
おかしいわ、この人。

18 :
最後は素直に詫びていた叩きの人の方がまともだわ
相手が謝ってるのに、ID変えてしつこく恨み節を漏らしていたロボ作り氏の方が陰湿
最初からこんな展開じゃ、もう書き手の人は来てくれないかな

19 :
まあ擁護は全部本人認定していたあの人もアレだけど。書き手は
根気よく待つんだ。来てくれれば喜んで、そうでないときは萌え
雑談すればよし。
ロボ作さんはもう来なくていいけど。

20 :
あは〜ん

21 :
ロボ作さん、どこに行っても嫌われ者になっちゃうんだなあ
ここにSS投下したら、逆恨みしてメタクソに叩きまくるのかなあ

22 :
>>20
あーそうそう、どっかで似たようなヤツ見たと思ったんだよ俺も。
どうしても一昨日から思い出せなくてさ……すっきりした。感謝。

23 :
高田はさすがに真性すぎるから一緒にすると可愛そうかなあと思った。
今のツイッターとか精神病患者の日記みたいになってるし。
…俺も思い出したんだけどねw

24 :
言われて、奴のツイッターみてみたよ・・・見るんじゃなかったwwww
公園の地名とか実名で出してるし、子供連れの父親に変態発言を叫ぶ常習犯。逮捕は時間の問題か
奴が勝手に逮捕されるのはいいが、ロボット、アンドロイド萌えなだけで同類に見られるのやだね。
てか、他人の車のナンバー、さらしてるよ・・・やっちまったな・・・
以下、何事もなかったようにどうぞ!

25 :
陽だまりの詩の主人公がドツボ

26 :
充電型でなく、飲食物で動くのが良いな。
電気無くても働くのが。

27 :
世の中には燃料改質型燃料電池というのがあってな
喰い物から発電して動けるかもしれない。
砂糖を主食とするロボ娘なんか、醗酵途中の秘酒をそっと飲ませてくれたり、その設定ならではの萌えもあるかもしれん
ガストロロボットなんてものもあるが、大型化してロボ娘のボディに実装すれば夢がひろがりんぐ
エコボットUみたいに改良されていけば、飲食物でもうごけるだろう。

28 :
生体の体細胞のかわりにナノマシン飼っときゃ動力にしてくれるだろうよ。SF風与太話だったらこれでおk。

29 :
カーボンセラミックス製の骨格とか核融合エンジンとか
実在する素材や技術を採用しつつ、機能や性能・効率は常識はずれ
SF=サイエンスでかつフィクションってのはそういうことだろ

30 :
うん、実在する素材が元なら、リアリティがあっていいけど、実在しない(あるいは開発途中)技術でも夢があっておもしろいとおもうよ。
燃料電池からの純水派というのもありだ
摂取した飲食物の余剰水分派(いちご味とかしたらおもしろいだろうな)
このタイプで、「野菜ジュースくれ」と頼んだら、野菜をいきなり食べ始めて、生成した野菜ジュースを直接飲ませてくれたりとかも楽しめる
寝る前は水分を控えるようにと、オーナーに注意されたにも関わらず、ジュースを一杯飲んで翌朝、半泣きになりながら布団を干すロボ娘とか
どちらも俺は好きだぞ

31 :
>>30
うん、それも同感
ツッコミたかったのは、柳田理科男的な批判精神のほう

32 :
『スワロウテイル人工少女販売処』の人工妖精とかこのスレ的にどうなんだろうな。
冷却用の翅があるのと、ねば蝶に分解するのと、少女の姿で製造されて不老で、思考に原則によるロックがかかってる以外は人間と変わらない。
ある伝染病のせいで人間の男女が隔離されるようになった未来で、男と添い遂げるためだけに生まれる存在。
セクサロイド萌えってあるよなやはり。

33 :
モノポールやらタキオンやらの謎技術でエネルギー問題解決したって
物食べられるようにする必要があるのかってってなりがちだけど
「折角料理作ってもらったのに一緒に食べられないのやっぱ寂しいじゃん!」
と思った開発者が「スキン部分の組織維持に必要なメンテナンス方法の1つ」とか
適当な建前つけて実装した念願の機能って事にすればアタックチャンス

34 :
ロボットがロボットをデザインする世界で、創造主とその文化への憧憬からメシもくえばウンコもする無駄機能搭載ってのは
ありだと思うわ。人間が無駄だからやめれって言っても駄々こねて頑なに人間を模倣するロボット達。ちょっと萌えね?

35 :
 食卓に並んでいるのは、炒めたウィンナーに目玉焼き、それにバターを薄く塗ったトーストとホットコーヒー。
 これが今日の朝食である。
 全部相棒のシズカが作ったものであり、ようやくここまで成長してくれたかと軽く感動してしまった。
 シズカは警視庁が採用した初のバトルドロイドで、要人警護用に作られたウーシュ0033型の一体である。
 ウーシュタイプの主任務は官邸で一人暮らしする要人の警護であるが、ハウスキーパーとしての能力をも兼備している。
 独り身の男にとっては、何かと便利な造りになっているのだ。
 ところがうちのシズカときたら、メイドとしての機能が完全に欠落している。
 警視庁が彼女を導入する際、警察官として不必要なソフトを全て削除したというのが専らの噂だ。
 充分にあり得る話だ。
 なにせ仕事用のパソコンを貸与するにあたり、わざわざプレインストールのゲームソフトを削除してくれるような組織だし。
 市民の目を怖れる余り、上層部が余計なことをしてくれるから、運用する側にしわ寄せが掛かってくるのだ。
 戦闘以外は何も知らないシズカをここまで仕込むのに、どれだけの苦労をしたことか。
 ともかく、今日で味気ないコンビニのモーニングセットとはサヨナラできる。
「いっただきまぁ〜す」
 コーヒーを啜ってみると、注文通りの濃さに仕上がっている。
 ちゃんと事前の蒸らしを充分に行ってくれたな。
「ふぅ〜ん。一応まともじゃないの」
 もう一人の同居人であるサトコも好意的な評価を下してくれた。
 サトコは僕の養家の近所に住んでいた女の子で、いわゆる幼馴染みという奴である。
 僕が警視庁に入るのと同時に彼女も上京し、今はミッション系大学に通う敬虔なカトリック教徒だ。
 神の使いである彼女が褒めるのだから、嘘とかお世辞ではないのだろう。
「クローの指示に従っただけ……それより……早く食べないと……遅刻……」
 ああ、そうだった。
 今日は朝一番に都庁に出向き、都知事の白河法子と会わなければならないのだ。
 あの女都知事に関わってロクなことになった例しはないが、すっぽかすわけにもいかない。
 それに都知事の可愛いSP、ナースのジョオ・ウィッチに会えるかも知れないし。
 ニヤニヤしそうになるのをこらえ、朝食を平らげにかかる。
 サトコもシズカもテレビを見ながら黙々とトーストを囓っている。
 ここでふと疑問が生じた。
「あのさ、シズカ。君って普通に飲み食いしてるけど、それってどうなるの?」
 シズカには最高機密とされる動力源が内蔵されており、それで活動に必要なエネルギーを賄っている。
 また、装甲に貼られた生体組織を維持するために、活性酵素を補給しなければならないことも知っている。
 しかし、それ以外に栄養素を摂取する必要などないはずなのだが。
 まさかとは思うが、単にお付き合いってわけじゃないよな。

36 :
「……知りたい?」
 家長として一応聞いておこう。
 意味のない出費でエンゲル係数を上げ、家計が逼迫するのは困るからな。
「摂取した食物は……体内で分解の後……濃縮を経て……安定のため乳化される……」
「ほう、それで?」
「それは……シズカの胸部タンクに貯蔵され……いざという時には……甘くて栄養タップリの……非常食になる……」
 シズカはそう呟くや、衣服越しでも分かるメロンサイズの乳房を両手でグイッと持ち上げた。
「ブッ……」
 は、鼻血が。
 今すぐ2人で富士の樹海に行こう。
 もちろん、遭難するために。
 なんて考えていたら──。
「……ウソ……信じた……?」
 ゲッ、この糞ロボット、はめやがったな。
 いつの間にウソをつく機能なんか習得したんだ。
「糞はあなたでしょう。何みっともないバカ面を晒しているのです」
 一部始終を見ていたサトコがせせら笑った。
「どうせ八甲田山にでも行こうとか、くだらないこと考えていたのでしょう?」
 す、鋭すぎる。
 さすがは幼馴染み。
「それほど遭難したいのなら、希望の場所を申し出なさい」
 えっ?
「月くらいまでの距離なら、お望みの場所までぶっ飛ばしてあげますから。もちろんあなた一人でね」
 サトコの目が聖職者とは思えない鋭さになっていた。
 やばくなってきたから直ぐに出勤することにする。
 せっかく美味しいコーヒーをゆっくり楽しもうと思っていたのに。
 しかし命あっての物種、畑あっての芋種だもの。

 寮から都庁のある副都心まではアッと言う間の距離だった。
 愛機ベンKCを駐車場にぶち込み、知事室のある7階までエレベーターで上がる。
 意外に低い階に知事室があるのは、防犯および防災に対する備えであるという。
 都庁の本庁舎は地上80階、地下10階の堂々たる構えだ。
 白河法子はこの高層ビル建設の落札を担保として、巨大ゼネコンをグループごと味方に引き込んだと聞く。
 自分が当選したら庁舎を新調するから、その時は悪いようにしないってわけだ。
 それがタチの悪い都市伝説じゃないとすれば、現都政はスタート時からして癒着体質全開だったことになる。
 真偽はともかく、白河法子は選挙戦を制し、知事室でふんぞり返る身分となっている。
 7階に着くと、直ぐにセキュリティルームでのチェックを受ける。
 僕は出勤前なので丸腰だが、歩く武器庫であるシズカはきっちりシステムに引っ掛かった。
 アラームと共に前方のドアがロックされ、先に進めなくなる。
 本来なら専用ボックスに銃器を収納すればロックは解除されるが、シズカの場合はそうもいかない。
 ウーシュタイプの強力な火器は全て内蔵式だから。
「仕方がないな。君はロビーで待っててくれ」
 僕はシズカにそう命じながら、内心でほくそ笑んでいた。
 なかなかに気の利いたシステムだ。
 お陰で邪魔されずにナースのジョオ・ウィッチに接近できる。
 上手く行くと親しくなれるかも。

37 :
 シズカは不信感ありありの目で僕を見ていたが、意を決したように固く閉ざされたドアの隙間に両手の指先を突っ込んだ。
 そして強引にロックを引きちぎる。
 バチッと火花が散ったかと思うと、分厚いセキュリティドアが左右に開いた。
「これで……問題ない……」
 シズカは呆気に取られた僕を置いて、先に知事室へと入っていった。
「困ります。こんなことなさらなくとも、お二人を通すよう申しつかっておりましたのに」
 気の強そうな秘書がキンキン声で抗議してくる。
「こんなセキュリティじゃ……元々意味がない……」
 ダメな機械は壊れて当然、とシズカは一向に悪びれない。
 まあ、確かに彼女がテロリストじゃなくてよかったのは事実だ。
「クロード主任、シズカさん」
 名を呼ばれて振り返ると、次の間からミニの白衣を着たナースが出てくるところだった。
 都知事の専属SP、ジョオ・ウィッチ巡査長だ。
 警備部警護3係から派遣されているサイボーグで、射撃の腕前は超絶ものだという。
 嘘か誠か、超遠距離射撃時には人工衛星を照準器に用い、高々度をマッハで飛ぶ戦闘機すら3機に2機は墜とせるらしい。
「やあ、この前はありがとう。いつぞやの狙撃はあなたでしょう?」
 これは先日行われた宮家島レースの時のお礼だ。
 彼女が逃げ切りかけたロボットカーを狙撃してくれたお陰で、僕たちはレースに優勝できた。
 時速600キロで突っ走るエアカーのサイドミラーを吹っ飛ばした腕前は、まさに神業と言い切れる。
 僕が褒めても、ジョオ・ウィッチはニコニコ笑っているだけで返事もしなかった。
 さすがは警備部、秘密任務については口が堅い。
 このSPがついている限り、白河都知事のセキュリティは万全だろう。
「それが、もうすぐ任期が切れるんです。名残惜しいのですが」
 SPの任期は長くても1年以内だという。
 これは警護員が対象に特別な感情移入をしないように、との配慮から来る規則らしい。
 彼女は飛び切り優秀らしいから、後任の警護員はさぞかし苦労することだろう。
「都知事の警護が終了したら人事異動ですの。次は特機隊でも希望しようかしら」
 そいつはありがたい。
 可愛い女の子は大歓迎だし、彼女をバックアップにつけたら怖いものなしだ。
「要らない……間に合ってる……わ……」
 シズカは不機嫌そうに呟き、自分こそが特機隊の主演女優だと言わんばかりに身を反らした。
 ほんと、シズカってサトコには遠慮するけど、他の女の子に対しては容赦しないな。
 やっぱり「サトコは本妻」ってイメージがインプットされてるんだろうか。
 手も握らせてくれない本妻なんてのはどうかと思うが。
「そ、それじゃ、都知事がお待ちですから」
 ジョオ・ウィッチは取り繕ったような笑顔で、僕たちを知事室にいざなった。
「あら、クローちゃん。朝早くから悪いわねぇ」
 局アナ上がりの都知事が、満面の笑みを浮かべて僕を歓迎してくれた。
 その笑顔が僕に精神的緊張を強いる。
 この人がニコニコしている時は、大概よからぬことを企んでいるのだ。
 第一期ロボコップ計画と称し、僕にシズカを押し付けてきたのもこの女性だ。
 宮家島カジノ化計画では、ティラーノ駆逐の尖兵として扱き使ってくれた。
 タレ目でバカっぽい笑みを浮かべていても、頭蓋骨の中に詰まってる東大首席卒業という一級品の脳みそは侮れない。
 今度はどんな無理難題を押し付けようとしているのか。

38 :
「嫌ぁねぇ、そんな怖い顔しないでよ。あたしとクローちゃんの仲じゃない」
 シズカがピクリと反応し、僕の顔をジッと見詰めてきた。
 明らかに僕と都知事がどんな仲なのか疑っている。
 ポリグラフの如く、僕の体表温度や心拍数の変化を計測しているのだ。
「で、今日はどんな用件で呼ばれたのでしょう。僕もなにかと忙しいんですが」
 僕の声は恐怖のせいで、ちょっとだけうわずっていた。
 シズカが直接僕に暴力を振るうことはないが、最近はサトコに言いつけるという汚い手を覚えた。
 逆上したサトコにこっぴどくやられる僕を、シズカは満足そうに見ているのだ。
「今度のはわりかし簡単よ」
 僕の心中など察しようともせず、女都知事はエヘッと笑ってウインクする。
 何度も言うが、警視庁職員の僕は都知事から直接命令を受ける立場にない。
 彼女には僕に対する命令権などないのだ。
 それにも関わらず、都知事はいつも当たり前のように面倒な任務を突き付けてくる。
「今度のミッションはね、あたしの暗なの」
 えっ?
 頭の中が白くなり、相手が何を言っているのか分からなくなった。
 都知事を暗しろだって?
 聴覚に異常がなければ確かにそう聞こえた。
 確かにそう言った知事は、相変わらずニコニコ笑っている。
 棒立ちになった僕が次に動いたのは、シズカが黙って右手を前に突き出した時であった。
「止めろっ」
 次の瞬間、僕はシズカを止めるため、ジョオ・ウィッチは都知事を庇おうと、それぞれ相手に飛び掛かっていた。
「命令だし……さっさとこなして……帰ればいいのに……」
 シズカは不服そうに吐き捨てたが、しぶしぶ速射破壊銃の銃身を収めた。
 言葉を額面通りに取りすぎだ。
 第一、たとえ命令でもロボット3原則に違反する行為だろうに。
 まあそう考えると、小芝居でも演じたつもりなんだろうけど。
 けど、バトルドロイドの君がやると冗談に思えないでしょうが。
「こっわぁ〜、ジョークも通用しないのぉ?」
 ジョオ・ウィッチの肩口から、青くなった都知事の顔が覗いた。
「いや、今のがシズカ一流のジョークなんですよ。ハ、ハハハ」
「ホ……ホホホホホホ……でも、ちょっとだけシュール過ぎやしない?」
 しばらく乾いた笑いが続いた後、ようやく本題に入ることができた。

「……で、湾内に国籍不明の小型機が墜落したのが、先週の嵐の夜なのよ。その中から出てきたのが2人の
いいえ、1つの体と1個のロボットの残骸だったってわけ。体には身元を明かす資料は何もなかったわ」
 不審に思った所轄署は、そのロボットの残骸を科捜研に持ち込んで徹底的に調査をしたという。
 結果、体の正体が判明した。
 彼は世界的に有名なし屋だったのだ。
 通称「マリオネット」と呼ばれる凄腕のプロで、壊れたロボットは彼が仕事に用いる暗兵器だったのだ。
 外事課の情報によれば、マリオネットは国際警察が付けた通称コードで、顔も本名も知られていない伝説的な存在らしい。

39 :
「そのし屋が何をしに我が帝都に?」
 観光ってわけでもなさそうだし。
「まあ、ビジネスでしょうね。普通に考えて」
 女都知事は他人事のように言ってのけたが、狙いが誰なのかは明らかである。
 彼女を亡き者にしようとする何者かが、マリオを送り込んできたってことだろう。
 しかし一体誰がそんな企みを。
「一杯いすぎて訳分かんないくらいね。何となく見当はついてるけどぉ」
 怖いもの知らずの都知事はクスクスと笑い声を立てる。
「でね、ロボットの記憶回路を調べたところ、マリオは明日の正午に伊豆で雇用主と落ち合う予定になってたみたいなの」
 なるほど、読めてきた。
 僕をマリオに仕立て上げ、黒幕が誰か探ってこいってことか。
 あわよくば、その場で逮捕して自分の政敵を葬り去ろうってわけだな。
 軽くお断りだ。
 なんで僕がそんな危ない橋を渡らにゃならんのだ。
 それに伊豆は警視庁の管轄じゃないし。
「お願いっ。クローちゃんしか適任者がいないのよぉ」
「ナショーカ警視正に頼めばいいじゃないですか。彼だって人形遣いでしょうに」
 人形っぽいってのならトモエの方がシズカより適任だ。
 なんてったってゴスロリファッションだ。
 それにちっちゃくて、見た目には可愛らしいし。
 中身はちょっとアレだけど。
「ナショーカはダメッ。絶対に」
「何故です?」
 ここで都知事は人の悪そうな笑顔になった。
「マリオは顔も名前も不明っていう謎のし屋だけど、一つだけよく知られている性癖があるの」
 なんですか、それは。
「それはね……彼って、女装マニアのナルシストらしいのよ」
 なんだ、それは。
 言うに事欠いて女装癖があるだと。
「ナショーカにできると思う? 女装」
 彼はいい男だが、造りがワイルドすぎる。
 確かに女装マニアってのは無理があるかもしれない。
「その点、クローちゃんなら体格的にも問題ないしぃ」
 待て待て、絶対にお断りだ。
 僕にそんな癖はないし、んだ養父や義理の兄妹たちにも顔向けできない。
 だいたい、こんな容姿だからこそ、僕は人一倍男らしくありたいんだ。
 シズカの言うとおりさっさと帰るべきだ。
 と思っていたら──。
「了解した……つまらないと思っていたけど……急に興味が湧いて……きた……」
 見るとシズカはほくそ笑んでいた。
 なんて奴だ、この裏切り者。
「さすがはシズカちゃん。分かってるぅ」
「正義のなんたるかを……世に知らしめる……いい機会……」
 絶対に嘘だ。
 困って狼狽えてる僕を見て楽しもうって魂胆だろう。
 とにかく絶対にお断りだ。
 しかし、女都知事は辛辣な言葉で僕の退路を断ちにかかった。

40 :
「あれぇ、クローちゃん。コリーンにたぶらかされて、ティラーノに与したって噂はホントだったんだぁ?」
 ゲッ、そんなことまで知ってるのか。
 いや、別にティラーノに荷担したつもりはないが、知事の不正を暴こうとしたのは事実だ。
 あのまま行けば確かに知事は失脚してたかも知れないけど、僕は警察官としての職務を果たそうとしたにすぎない。
 しかし、なんて女だ。
 僕の裏切りとも言える行いを知りつつ、ずっとニコニコ笑っていたのだ。
 普通なら口封じとばかり粛清にかかるところを、「一個貸しね」くらいにしか思っていないのか。
 ダメだ、敵に回すには恐ろしすぎる。
「あなたはそこまでして世界政府の主席になりたいんですか」
 その皮肉が精一杯の反撃だった。
 なのに、都知事はそれすら一蹴してくれた。
「あらっ、あたしそんなモノになんかなりたくないわよ」
 知事はそう言ってクスクスと笑う。
 何なんだこの人は。
 まさかWG主席すら背後から仕切る、あの役職を狙っているというのか。
 西暦858年、ローマのヨハンナより絶えて久しい女教皇の座を。
 この時、僕は背筋を寒気が駆け抜けるのを感じていた。

「何を悩んでいる……の……何も問題ない……」
 警視庁へ向かう途上、タンデムシートからシズカが話し掛けてきた。
 僕が悩んでるかだって?
 当たり前だろう、僕はし屋に成り済まして雇い主に会いに行かなきゃならないんだぞ。
 しかも女装なんておぞましいことまでして。
 偽物だってばれたらどんな目にあわされるか。
「別に恥ずかしくない……古くはヤマトタケルやアキレウスも……勇者はピンチを……女装で切り抜けてる……」
「なんだって?」
「ノブナガだって……若い頃は……女装が……趣味だった……」
 君はつまらないことばかり、実によく知ってるな。
 しかし、ヤマトタケルやアキレウスとは、まるっきり事情が違う。
 彼らは降り掛かってきたピンチを女装で切り抜けたんだ。
 僕の場合は、わざわざ女装して望まぬピンチに遭いにいくんだ。
 両者の間には埋めがたい開きがあるだろうに。
「心配ない……クローにはシズカが……ついている……」
 だったら僕が女装しなくて済むよう、何とかしてもらいたい。
 だいたい、他人が困っているのを面白がるのはよくない趣味だぞ。
「君には元々Sの気があると思っていたけど、やっぱりだったか」
 長い溜息を漏らしながらバックミラーを覗くと、シズカの怒ったような顔が見えた。
「シズカはSじゃない……ドSだから……」
 不満そうにシズカが呟いた。
 ああ、これはもう女装から逃れられそうにない。
 周りの者から好奇の目で見られ、変態あつかいされてしまうのだ。
 僕は自己嫌悪にドップリ浸りながら、ベンKCのスロットルを開いた。

41 :
投下終了です

42 :
相変わらず乙
シズカ怪力可愛い

43 :
スレがこんな時だから投下は本当にうれしいです!
ありがとう、そしてGJ

44 :
駅にルンバの広告看板があったんだけど、面白いな
「僕にも部屋を掃除してくれる子ができたんだ。今度紹介するね、母さん」(うろ覚え

45 :
いつもの流れかと思ってたらシズカちゃんキテタァー
他の書き手さんも戻ってきて欲しいよ

46 :
AIのバックアップ作ろうとして生成されたロボ娘(2)が勝手に稼動しちゃって
「気が付いたらボディのリンク切断されてサーバーに閉じ込められてたでござる」
などとネガって引き篭もるので不憫に思った元のロボ娘(1)が時々入れ替わって
マスターとキャッキャウフフさせてたら流石に微妙な齟齬から気付かれてドロドロ
バックアップとり直して片方消そうとしたら更にドロドロ
とかいう電波を受信したけどSSにする体力が無い

47 :
期待保守・・・いたしますの
そして休養して体力が回復したら46さんがSSをかいてくれるとも期待

48 :
クノン…

49 :
このスレに、まだロボットが一般的になっていない世界観を持ち込んで良いですか?
やっと、一般家庭向けの人間型が販売され始めた位の時期くらいかな?。

50 :
どぞー

51 :
過去には江戸時代付近を背景にした作品もあった。多分大丈夫だ。

52 :
禁止はされていない様子なので、何か投下してみます。
気長にしていて下さいな。

53 :
承り

54 :
保守

55 :
保守がてら、ヤングガンガンに連載されてる、岩原裕二のディメンションW
という作品なんだが、ヒロインの女の子のメカっぷりがなかなか良いと思う
のだけれど見てる人っているかしらん? 特に今号の壊れ表現がツボだった。

56 :
見たいんだけど、近くにヤングガンガン置いてない・・・
そういえば今度コミックス第1巻が出るね

57 :
読んではいるが飛び飛びなので、コミックス待ち。
今回はいい描写という話なので読みたいんだが、同じく近くにおいてない・・・。

58 :
http://www.bmcaxis.jp/
こんなのあったんだ。

59 :
>>58
あくしずは基本的にグラビアやカットが漫画絵になっただけの兵器メイン軍事雑誌なので、直接的なロボ娘的な描写はほぼ無いな。
たまにキャプションとシチュで妄想すればそう取れなくも無い事(稼働率が低かった機体が「やさしく(整備)してくださいね」とか無人機が「命令お願いします」とか)が描かれてる位。
メカバレ?も「履いたままストライカーの整備を受けてるウィッチ(100%生身)」レベルだと思えば良いよ。後は点検整備と称してケーブルが絡まってたりお触りうけたりする程度。
つーかF-X選定を「押しかけ女房がやって来た!どの娘がクウジくんの正妻を射止めるの?」と取り上げる雑誌なので・・・。

60 :
フミカネの人のメカ娘だと各国開発のアンドロイドって設定だったんだっけ。
そっちのほうでアニメ化されていたら…とは思うがそしたら今みたいな
人気はなかっただろうなw
萌え萌え二次大戦もロボットと取れるような設定みたいだが直接描写
はないかんじっぽいな。
惜しいな−。見た目は柔肌だけどメンテハッチ開けると真空管みたいな
ちょっとアナクロな回路がぎっしりとかだとドストライクなのに。

61 :
>>58-59
おっ、おっ?
業者だとおもって、消してた。58よ、すまん。

62 :
>>24
そいつ、ツイッターなくなってるwwww
ついに逮捕されたかwwww

63 :
保守

64 :
>>59
あーさらって絵師の擬人化娘は脚や腕がメカパーツでできてる。
あくしずの中では珍しい、明らかにアンドロイド設定っぽいな。

65 :
発電出来るロボ子て居ないかな?
人間か愛玩動物の飲食物と同じか、ひと手間かけた物を使い、家庭用の電気を作り出せるもの。
充電池などに貯めるのでも良いです。
アルコールなどの燃料電池が有りますから、無理難題では無いと思っても良いですか。

66 :
燃料改質燃料電池ってあるから無理ではないかもね
砂糖を燃料に動く燃料電池ロボとか、ハエ(ぉぃ)を燃料に動くロボットもつくれる
ttp://www.youtube.com/watch?v=ooGTNpZKAZY
ttp://www.youtube.com/watch?v=6M6i0GM2nsY
分解した残滓とか、消化(?)液の補充とかどうするんだろうな
メンテナンスフリーでないと普通の食物をエネルギー源にできる意味がない気もする
ま、現状では砂糖とか生成した燃料に比べて効率が悪すぎるみたいだが、何事にも最初というものがある
発展すれば俺らと同じものを喰って充分な量のエネルギーを取り出して動けるロボ子さんがでてくるかもしれん

67 :
>>65
男の尿道に棒磁石&ロボ娘の下腹部内にコイル
あとはわかるな?

68 :
>>67
男が動くにしてもロボが動くにしても、エネルギー効率が悪すぎる。
せめて手でと思うが、それでもねぇw

69 :
>>67
何の事ですか?
何を書いているのか理解できません。意味不明です。

70 :
>>69
コイルの中を磁石が往復すると電流が発生する
あとはわかるな?
>>68
手(ループを形成できないから難しい?)とか口にもコイルを設置
下腹部には果糖を分解して発電できる燃料電池を装備というのはどうだろう
ま、おそらく豆電球が点灯できるかどうかだなww

71 :
また前スレの末からこのスレの頭あたりまでを繰り返すのか・・・w

72 :
なんだかなあ、私には意味不明な粘着ですね。
私は
電力、電気会社の家庭用送電が無く、
人間か愛玩動物の飲食物などを使い、一般家庭用の電気が取れるロボ子が、一家に最低1人必要とされている。
つまり、このロボ子を持たないと、家電品は一切使えない。
但し、炊飯器、なべ・やかん、食器洗い乾燥機、オーブン・トースター、洗濯乾燥機、換気扇、冷暖房、等もロボ子の場合も有りますですけど。
と書けば良かったのでしょうか?

73 :
食べ物の持ってるエネルギー以上のエネルギーが食べ物から出せるわけがないだろ

74 :
復帰はええなおいw

75 :
いや、別に俺は今の軽い流れを見て似たような流れを繰り返すのかと思っただけで、特定の個人を指定したわけじゃないんだが・・・・・・。
復帰はええなおいw

76 :
>>72
おめ〜のほうが何を書いているのか理解できません。意味不明です。

77 :
つまり…電力会社に頼らず「ロボ子発電」で生活したいと?

78 :
>>70
発電には必ずしもループは必要ないと思われ。
ただ、やはり効率悪そうではあるw

79 :
>>76
エコだよ、エコ
全部といわなくても少しでも自前で発電してその分の電力を節約できればいいじゃんか

80 :
>>79
ロボ子『でも、通常時よりも消費電力が多くなるんでサッパリ節電になってない気がするんですが……」

81 :
なぜ!
ご飯で働く炊飯器ロボ子が許されているのに、
炊飯器ロボ娘に必要な電源である、飲食物発電ロボ子はイジメられるのですか?
お答えを切望します。

82 :
炊飯器萌えなんて言ってるのはロボ作さんだけだろw

83 :
いや俺も炊飯器萌えだけど、ロボ作さんとは萌えのレイヤーが違う気がする。

84 :
炊飯器には萌える元のSSがあったが、飲食物発電ロボ子なる者にはそのSSがない。

85 :
プラネタリアンという作品を読んだのだけれども
それに出てくるゆめみちゃんのメカバレが良かった

86 :
真似で有れば許され
元々が無い創作だと許されないのですか?
それだと、書き手が限定されてしまうと思います。

87 :
真似で有れば許され
元々が無い創作だと許されないのですか?
それだと、書き手が限定されてしまうと思います。

88 :
>>85
key のダウンロード・ノベルですね?
ゲーム風な画面なので、途中に選択肢が有るかと思い、何度も見直してしまいました。
小説、と言うか、紙に印刷された物を読まれたので有れば、ダウンロードか、ゲーム機器用の市販品を購入する事をお勧めします。
しかし、静岡県のあのビル、再開発だなあ。
稼動中のツァイス製、双頭型天空投影機もほぼ全滅だし。

89 :
leaf・key板で「ほしの」で探すとスレは2種類有りますね。


90 :
別に飲食物発電ロボも、いじめられてないだろう・・・
しかし、このスレでプラネタリアンの話をできるとはおもわなかった
>>88
小説版はゲーム本編の前後の話の短編4作になります
小説版の補足と云うか追加の文章が涼元氏のページで公開されてます。
公人とはいえ個人のページなので直リンはしませんが「星の人/系譜」で検索してください。
イエナさんは明石天文科学館に一台だけ稼働中の投影機がありますね

91 :
>>89
はい。ですから、
「印刷物をお読みであれば、とダウンロード版を」
と書きました。
私にはキネティック・ノベルの体験版とプレイステーション版が手元に有ります。
双頭プラネタリウムの稼働中のを見たのは、大阪府大阪市と東京都渋谷区のです。
今日は、午後1時〜2時頃の雷雨で、鉄道が止まったり、近所が停電になったり。
古い、D-subやSCSIのコードで花束を作ってました。

92 :
>>91
>古い、D-subやSCSIのコードで花束を作ってました。
ほほぉ。是非見たい。

93 :
>>91
なるほど、確かにVA文庫から本編部分を抜きにした小説版がありますよね^^
渋谷のプラネタリウムは東急文化会館にありましたね。
当時は高いビルもほとんどなく、まさにビルの上にレドームのような感じでした。
今は文化会館自体なくなってしまい、投影機はどっかに保存されていたような(解体されて部品単位で保存だったかも)
コードって結構重いですよね。コードの花束を渡された屑屋さんも、さぞ困惑したことでしょうww
でも、キャノン型のコネクタとか、15ピンや21ピンコネクタとか、確かに形状としては花に近いですね
被膜をむけば花弁もできるかもしれん・・・。モダンアートとしても通用しそう。
ゆめみさんみたいに人間に近い応対のできる完成度の高いガイノイドさんでも、美的センス的なものや一般常識的な物がやはり人間と乖離して「不思議ちゃん」になってしまう実例かもしれません
だが、それがいい
ところで、SCR5000Si/FL CAPELUというガイノイドの話だからスレ違いではないですが、そろそろ当該スレに言った方がいいような気が・・・
planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜 0.21等星
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1330178814/

94 :
>>93
渋谷の東急、五島プラネタリウムは
近所の、確か学校の体育館跡地でしたか、保管されていて、別のプラネタリウム投影器での解説が毎月数回行われているはずです。
しかし、あと、数年で、新しい施設が出来るらしいです。
でも、建物内に入っていて、半球レドーム型では、無い、と聞いています

花束
多分、本当の花束の贈呈を何度か経験していたから、手元の有るもので、作ったのでしょう。
時間通りに仕事をしていたらしいので、お客様がいらっしゃらないからには、行えることは限られてしまいますから。
重たいですが、コネクタの絶縁被いやケーブルの被服は、見分けのためか、色々色がついていてきれいだと思います。

いつになったら、科学館、遊園地、または、自動車販売店、などで、ああいうロホ子が相手してくれるかな?とか、思います。
カタチがホンダのアシモとかトヨタのパートナーみたいでも、、もう少し案内係、接待係、として機能と行動力、駆動時間、などがあれば良いと感じます。

95 :
>>93
情報は正確に
1959年にカールツァイス社より寄贈された投影機
http://www.zeiss.co.jp/
人工衛星投影機 カールツァイスIV型 ( Carl Zeiss 4型)
(創業 Carl Friedrich Zeiss 氏)
http://www.zeiss.co.jp/C12575C200302CE4/Index?ReadForm&form=07DEFBF4E7AAE74EC12576C100505428&source=%2F4125681C00486015%2FSend2Friend%2FD9366F830E4ABDE349257781002761D1

渋谷区桜丘町23番21号 の 大和田小学校 跡地
「渋谷区文化総合センター大和田」 屋上ドーム 脇に置いてある。
http://www.shibu-cul.jp/
http://www.f-space.jp/bokin/
その前は
「旧 代々木高校 跡地」 に置いてあった。
http://www.f-space.co.jp/shibuya-star/framemain.html

イエナさんは、旭川に居る。
旭川市宮前通東(北彩都あさひかわシビックコア地区)
旭川市科学館「サイパル」
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/hakubutsukagaku/kagakukan/universe/planetarium.html

96 :
「Sony PSP」向けだが
「planetarian ~ちいさなほしのゆめ~ 東北地方太平洋沖地震被災地チャリティー版」
が在る。
  ビジュアルアーツ
http://key.visualarts.gr.jp/
  planetarian
http://key.visualarts.gr.jp/product/planetarian/
  キネティック・ノベル
http://kineticnovel.jp/

世界の ツァイス プラネタリウム
http://www.zeiss.co.jp/4125681c00486015/Contents-Frame/674f814b1918a3c7c1256e74001cdd26

97 :
そろそろ、他の子の話をして良いかな?
「炊飯器少女 コメ子」
という4コマ漫画を見つけた。
1人暮らしの息子のために、母さんが作ったらしい。
なべを敵視しているのに、役立たずなロボだ。


98 :
頭の中で炊くのか
可愛い女の子の形で嬉しいですね。
俺の母さんも、炊飯器少女送ってくれないかな・・・・

99 :
炊飯器は、女の子の顔くらいの大きさだっけ?
髪の毛を一緒に炊き込みそうだが、平気なのか?
手入れは、勝手に行うから便利だろうか?

アルバイト先で飼っている犬になつかれていて、その犬と遊んでばかりいるが、あれで収入が在るとは。羨ましい。

100 :
>>98
あんたの母ちゃんは、ロボ子職人なのか?
コメ子ちゃんは、家電品で売るのを目的に作ったらしいよ?

101 :
98です
ロボ子職人じゃないです
ついでにいうと炊飯器職人でもないです
コメ子ちゃんがいてくれたらいいなっておもっただけです
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい・・・

102 :
コメ子ちゃん
何冊かに描かれていて、それぞれ少しずつ生活や性格が違うが、
基本的には、
育成機能が在り、育成機能の初期は、炊飯出来ない。持ち主が育てると、炊飯出来るようになる。
らしい。
それから、
育成機能を停止すると、1日中座っている音声応答が冷たい炊飯器。
みたいだ。
育成機能を使っていると、いつも一緒に居ようとする。風呂も布団も。
あの絵からだと、持ち主や仲間より小柄だから、見た目、中学生か高校生くらい?
でも、知識や行動は幼稚園児から小学生くらいだと感じる。。
いったい、お母さんは際初期は何歳くらいの女の子を作りたかったのか?
女の人が愛玩か養子みたいに可愛がるには良さそうだが、体が発育しないのはあまり面白くはないと思う。
男の子が妹代わりまたは恋人代わりに使うには、世間の目がかなり厳しそうだ。
もっとも、ロボ子ロボ娘した形なら世間の理解は早いだろう

103 :
まだ続くんかいwwwwすげえよあんたwwwww

104 :
相手にするからだ

105 :
他に話題がねぇからしかたねぇだろwwww
>>102
仲良くならなくても、最初からおいしく炊飯できた方がいいだろう
ユーザーの手間、労働を肩代わりするという点では、問題である
恋人がわりといえば性処理機能はついてるのか?
ボディの材質は風呂入るなら発泡ウレタンじゃなく、シリコンかな
それと、女性ユーザー用に男性型も必要だな

106 :
同じような月刊4コマ漫画誌で
兄メカ
ロボ娘のアーキテクチャ
等か掲載されてるが、
数年前には
母さんが押し付けてきたメイドロボさんの知識は母さんの知識を入れたもの。
があった。
家庭用品のロボさんは、話が尽きないなあ。

飛躍。
家事全般と緊急電話を行える話し相手ロボ孫さんは、お婆ちゃんたちの欲しいものになるかもしれない。
女の子型が、炊事、洗濯
男の子型が、掃除、修理、
等か得意とか。

107 :
>>106
REXは4コマ漫画誌じゃねぇ。

108 :
REX  ??
あう!
『オレとメイドと時々オカン』 内村 かなめ
間違えてしまった。

109 :
REXか・・・・
安達祐実がピーマンを食べる映画だったっけ?
それは、地球からの贈りもの。REX。ともだちは、REX。

110 :
ロボっ娘メイドさんの頭脳が実は母ちゃんの写し?
なんか、嫌だな。
母ちゃんが二人いるとか

111 :
単行本が出てて、おいら買ってる。正直、ガワがあんなでも中身がかーちゃんだと本気で萎える。そういうマンガだからしょーがないが。

112 :
BEATLESSのレイシアさんが素敵すぎる

113 :
AIパトのCATIやPATIは、仲間に入れて良いですか?

114 :
週刊少年チャンピオン
りびんぐでっど
に、たまに出てくる子、出てくる度に機能が良くなって来ている。
どこまで改造されるか楽しみ。

115 :
AKB0048の3型目渡辺麻友にちょっと萌え
武器内蔵型って良いよね

116 :
ややスレチ気味であることを承知でココでお尋ねしたいのですが
昔読んだ、以下のようなSSのタイトルと所在を教えていただけませんか?
・ひとりで暮らす主人公の少年のもとに、誕生日プレゼントとして(?)メイドロボがやって来る ←バビル2世のロデムがモチーフ?
・少年はまだ幼い(せいぜい11、2歳?)のに、メイドロボは押し倒し、倒錯的な性行為を強要。
・メイドロボの兄ロボ(ポセイドンがモチーフ)も登場、妹を咎めるが、メイドロボは、女装した少年(亡き母=ロボ達の真のマスター似)を兄に見せて籠絡。少年は兄ロボに「アッー!」される。
確か当時は未完で、続き(たぶんロプロス系ロボ)がどんな風にからんでくるのか期待してたはずなのですが。ご存知の方、ぜひお願いします。

117 :
>>112
うおーこんなのあったのかすげーと思って読んでみたが
ここまで感情移入できない種類のロボ娘さんは初めてだぜ
外部からひっぱってくるのがルーチンそのものってそりゃ人形ですもんね
データ参照して最良の選択肢を実行したはずが
相応の結果が得られなくて困惑するロボ娘さんが見れるくらいがいいな

118 :
先月の最後でついにアラトが賢者モードというかラブプラス現象入ったぞ
レイシアが微笑んだときにふとただのモノに見えて、自分が誘導されてたことを始めて実感として自覚した
それでも罪悪感を振り切れずについていっちゃうアラト本気でチョロい
一応レイシア級はモーションをクラウドから引っ張ってるだけで、独自の意思(というか行動目標設定ルーチンとスタンドアロンでの動作能力)もある
ただし、外部から引っ張ってくる諸々を抜いちゃうと可愛げとか全く無いが
「所有者の命令に逆らえないなら、所有者が必要な命令を出すように状況を誘導する」
「オーナーを複数人設定して、意に沿わない命令を出したオーナーから切り捨てる」
つくづく真っ当なロボ娘のやることじゃないよなあw

あれの何が一番嫌って「プログラムは心じゃありません」を通り越して
「感情移入できるのは人間と『かたち』が似ているから、そこに勝手に意味を見ているだけ」
「人間の本能は突き詰めれば極めて合理的だから、合理的に組まれた行動ルーチンに人間性を見るのは必然」
とか言い切ってるところだと思う……

119 :
喚んでないけど、そのレスみて俺は逆に猛烈な愛を感じたw
愛がないやつぁ考察もしなきゃ説得力も持たせんから。

120 :
人間様を舐めんなよと言わせんばかりの自己中っぷりだなw
目的の為なら自分含む人の意思すら手玉に取るようなのが自分のパートナーとか超怖い
それにワケアリな目的がなくてもテンプレ通りの最初から完璧超人なら
「無垢からじっくり調教してやるぜヒャッハー!」ができないのはもったいない

121 :
いい考察だ。感動した。

122 :
>>118
公式サイトで4話まで読めるでよ
http://beatless.jp/

123 :
このスレ的には二話ラストのお姉ちゃんプレイとかポイント高いな。オチに吹いたけどw

124 :
>>122
今読んでる。ちょっと長いけどおもしろいな。
公式サイトにも第一巻何日発売、いくら!とか書いてないけど、これって単行本はでないのかな・・・。
掲載されてるNewtypeを買わないといけないのかな(汗

125 :
>>124
ツイッターだが単行本化について
ttp://twitter.com/hose_s/statuses/105422690642444290
まだしばらくかかるんじゃないかなぁ

126 :
>>125
わわ、ありがとうございます
完結くらいまで出ない(予定)なのですね・・・(汗
ここまで(単行本約1冊分くらいの分量を)公開したんだから、あとは本誌を買ってくれ。っていうことなんでしょうね
たしかに117-120さんの考察、感想ももっともですが、やっぱり好きだな〜。
俺なんかだったら、軽く手玉にとられちゃうだろうなwwww

127 :
いい考察だと思う。
まぁ人間はその効率を求めるために非常に非効率な手段を用いる事はあるが

128 :
今日販売なのか?青年男子向け週刊漫画雑誌を見ていたら新しいロボ娘が連載開始されていた。

製作者は、実のお祖父ちゃんに頼まれて、亡くなった妹を移したロボ娘を作る。
依頼人であるお祖父ちゃんからは孫娘になる。
今回は、製作者、製作者のお祖父ちゃん、製作者の作った妹ロボ娘、の紹介だった。

129 :
なんで雑誌名もタイトルも言わないんだ。

130 :
数分で反応があるとは思わなかったよ。
怖いよ、恐いよ。お兄ちゃん助けて!
ヤングジャンプだよ。
あるみちゃんだよ。
きんだいいち れんじゅうろう だよ。

131 :
まあ別に新しくは無いんだが…
一旦リセットなんだな

132 :
もう次スレは立てなくてもよさそうだな

133 :
ハレグゥの人か
単行本出たら読もう

134 :
完全に雑談スレになってしまったか

135 :
今は、スレが投下できるような雰囲気では無いからね。
雑談しながら、スレの様子が投下するのに悪くない状態になるまで待つよ。

136 :
もうならないだろうな、残念だけど

137 :
雑談と投下が混じってていいんでね? 初期はそんな感じでしたぜ。

138 :
エロゲとTENGAしか愛するもののないヲタな工学部学生の下に、
ある日突然未来からの超美形セクサロイドが送られてくる。
彼女は、彼こそが近未来に人間とロボットの新しい愛の形を開発する、
最重要人物であると述べ、その身辺警護及び「お世話」を申し出た。
一方、同じ未来におけるフェミニスト組織
「女性の地位と権利を断固守して不快を排除するべく戦う女性のネットワーク」、
通称「不快ネット」から彼の生命を狙う最狂の暗マシン、
YOKO-T1000型が送られてくる。
生身の女性を愛することの出来ないヘタレ野郎を取り巻く、
ドタバタヴァイオレンスなSFムービー。
解説 YOKO-T1000型
ヘルメットのような頭部が特徴。
不快ネットの代弁者であり、執行者。
生身の女性への感心を希薄化させるセクサロイドの存在を容認せず、
発見次第、周辺への迷惑も顧みず惨ならぬ惨壊する。
また、不快ネットの条項にそぐわない女性(ちゃらちゃらと女らしさを振りまいている奴や、
結婚して慎ましやかに家庭に収まっている奴)なども抹対象。
要は、不快ネット創設者達より満ち足りた生活を送っている女共はみな敵。
面食いでイケメン好き。
ブサメンは生きる価値無しとして、やっぱり抹対象。
身長192cm
重量2301kg
ドギツいパッションピンクのジャケット型追加装甲がチャームポイント。
……熱に魘されて妄想した。
誰か、T嶋先生が怖くないなら書いてくれぇ……

139 :
面白そうだけど自分で書きなさいよ

140 :
>>138
せっかくなので、
超美形背草炉井戸さんを紹介して下さい。
敵対相手は紹介されているのですから。
住まいの間取りや街の様子とかも、書いて下さい。
そうしないと、例えば、2m四方の部屋に大人4人と、それぞれの持ち物を入れる事になると思います。

141 :
>>138
せっかくなので、
超美形背草炉井戸さんを紹介して下さい。
敵対相手は紹介されているのですから。
住まいの間取りや街の様子とかも、書いて下さい。
そうしないと、例えば、2m四方の部屋に大人4人と、それぞれの持ち物を入れる事になると思います。

142 :
おもしろそうだ
YOKO-T1000がちゃらっちゃらバカ女を抹するところなど絶頂すら覚える
YOKO炉・・・じゃなかった、溶鉱炉に片手をサムズアップしながら沈んでいくラストに全米が泣いた

143 :
月刊漫画の炊飯器、コメコちゃん。
製作協力者が登場。
頭に扇風機とか、何を考えてる?

もう1つの方は犬の散歩。
あの猫さんは、どなたでしょ?

実に高機能な炊飯器だな。
どこに頭脳部が入っているのかな?
一合炊飯器に、目、鼻、口、耳、を装着したら、頭脳部は入らないと思うし。

144 :
炊飯器とか、本当にもういいよ
そういうの要らないから

145 :
別にいいじゃん
人の萌えにケチつけんなよ
コメコかわいいよコメコ
>>143
頭脳なんざ数cm四方のPGAかBGAのカスタムチップが入るスペースがあれば充分。最近のチップの集積度は半端ない
もしかしたら、ママさん手作りだからFPGAとかCPLDみたいにプログラムできるチップで組んだのかもしれんな

146 :
俺もいまこの作品知ったけど、検索画像みるとイケるぞこりゃ。公式はとりあえず立ち読みくらいつけといてくれと。

147 :
上で垂れ流した戯言を具体化してみた。
YOKO-T先生が盛大に凶悪化してしまったけど、べつにいいやね。
長文なので、ゴメン。
以下より。
――――――――――
(仮称)チェルミナートル
恋愛感情などというのは、脚色された本能に過ぎない。
所詮は経験・知識によって美化されているものの、
「一発ヤッて子孫を遺そう!」という原始的な、
極めて卑俗的な衝動を、あれこれと見目美しく飾り立てているだけだ。
そのような豚や猿はもちろん、
地球上のまさにド底辺で生息するダイオウグソクムシやら
ワケのワカランエビカニモドキどもですら持つ感情を脱却し、
一個体でもってその持て余しを処理することは、
生物の霊長たる人類であるからこそ到達できる新境地である。
畜生どもに程近い皆々様はどうぞやらしく、違った、
よろしくヤッててください。
僕は衆愚が到達し得ない極楽浄土への一段を上り、
蓮華の花の上で涅槃を見るので。

148 :
――というのが、僕の持論である。
色落ちしたパーカーにスーパー袋を右手に提げて、
途中で開けてしまったサラミを齧りながら説いたところで
有り難味も青畳もあったものではないのだが。
しかしまあ、なぜあのアベックという連中はああも睦まじさを見せ付けるのか。
大学構内はからスーパー経由下宿までの精々約2.4kmの区間で見たアベックの数は
両手に余るほどだ。
それも人数で、ではない。
組で、つまり計数した10(それ以上は鬱陶しくなってやめた)の倍の人数が、
お天道様が見晴らし、厳粛な法規によって統治されているはずの公道で、
あるいは手を繋ぎ、あるいは腕を絡ませ、
キャッキャアハハと仲睦まじさを押し売りしてくるのだ。
この不愉快さをどこに叩きつければいい!?
消費者相談センターか? 県警か? 教育委員会か?
それもこれもみんな政治が悪いんだ!
TPPだの普天間だの騒ぐ前にもっと身近なところの改善を図るべきなんだよ。
とりあえず、路上で仲睦まじさの押し売りは禁止にするべきだ。
うん。
なお、これは嫉妬心から申し上げている訳ではない。
あくまで、日本の公序良俗と風紀治安を案じているのであって、
偏狭な嫉妬心で主張しているのではないのだ。

149 :

それはさておき。
おつとめ品のサラミを齧りながら僕は下宿のアパートの鍵を開け、ドアを開けた。
中で人が寝ていた。
僕は、静かにドアを閉めた。
部屋番号を見直す。
ドアに取り付けられたナンバープレートは間違いなく僕の部屋であることを表している。
錆びたその数字に、一瞬だが確かに見えた室内の光景が重なる。
何かの間違いでなければ、
僕の眼鏡に衣類を透視するとか、そういうステキ機能が突如発動したのでなければ、
中の人物は裸だった。
それもスッパ。
しかも――一瞬で判断はつき難かったが――、かなり華奢な、
ヘタをすると中学生かそこらのような体格の女児であったような気がする。
股間の煩悩が首をもたげようとするのを、僕は頭を振って払い除けた。
炉、ロリとか、全然好きくねーし!
――ではない。
これは、もしかしたら何かヤバイ事件に巻き込まれようとしているのではないか。
婦女暴行人!
いや、まだんだとは確定していない。
とはいえ、見知らぬスッパの女の子が部屋に放置されていて、
知らぬ存ぜぬが通用するはずがない。
これは、正直に、何も知らぬ風を装って警察に通報すべきか。
だが、世間には状況証拠だけで有罪を言い渡された性犯罪事件が山ほどある。
こんな貧乏学生が無関係を主張したところで、
警察や検察、弁護士はちゃんと信じてくれるのか?
ベッドの下から見つかったエロ本をネタに、
「被告には異常性欲の気があります」なんて主張されたら一巻の終わりだ。
「しかも被告はこの女性の裸体の掲載された雑誌類を、
人目につきにくいベッドの下に置いていたことから、
自身の異常性は重々承知していたものと思われます」
違うんです、検事さん。
ベッドの下にエロ本を置くのはそこが一番使用に適した距離と位置であるからで、
決して隠匿しようという意図で置いたのではないんです!
いや、まあ、確かに人目を憚るという意味はありますけど、
一緒に墓場に持っていかねばならない秘密というほどでは――
「うるさい! エロガッパはお黙り!」
検事さんは鞭で僕を打ち据え、荒縄で縛り上げると――

150 :

いや、いや、いや。
違う。思考が混濁している。
兎にも角にもジャッカロープ、一瞬見たアレが現実であったとは限らない。
実に認めたくないことだが、童貞を22年こじらせ続けたことで見た
幻影であったのかもしれない。
あるいは、部屋を出がけに蹴散らした白タオルを誤認した可能性もある。
もう一度確認して、それで本当にそこにあったら、
その上でまた対処を考えよう。
通報するなり、どこかの山奥か海に棄ててくるなり、
解体して食べるなり――。
最後のは、ないな。
兎も角、僕は意を決して、再び自室のドアを徐ろに開いた。
そのドアの隙間に、無表情な少女の頭部が浮いて出た。
「シャーイニングッ!?」
仰け反り、跳び退さろうとした僕の顔面を、
少女は細い指で鷲掴みにし、怖ろしいほどの力で中に引き摺り込み、
「ふぃんがぁ」と、
無感動に呟き、僕を汚れ物のタオルのように室内に突き飛ばした。
「ぶにゃあ!」
無様に畳みに転がった僕の襟首を掴むと、少女は軽々と僕を持ち上げた。
「立って」
言われずとも、このままでは首が絞まるので立つ。
少女のほうが背が低いので、自然と猫背になる。
「座って」
言われるままに、大人しく正座をして身を縮める。
裸の少女の投げられるわ、吊られるわ、命令されるわ、
全くいいところがないのだが、それでも言うことをきく。
少なくとも命令に従っていれば、滅多な真似はされまい。
それでも「立って」「座って」の次が「ね」だったら流石に対応を考えねばなるまい。
さて、どうしたものか。
だが、そんな考えは不要であったようだ。
第三の命令は、「話を聞いて」だった。

151 :

曰く、彼女は近未来から送り込まれてきた
性交用愛玩機械人形(セクサロイド)であるという。
近未来――詳細な年次等は時空間改変の危険性を伴うため
言うことが出来ないらしい――では、
アングラなヲタアイテムとしてセクサロイドは相当数が普及しており、
未来における非リア充の性欲を充足させるほか、
戦地においては兵士達の不満を解消することで、
結果として婦女暴行等の発生件数を著しく低下させたのだという。
つまり、女性の権利・尊厳を護ることになったわけなのだが、
それはあくまで戦地に限られることであった。
多くの先進諸国ではセクサロイドにより出生率が大幅に低下したとして
購入制限が掛けられ、日本ではフェミニズムを掲げる党が政権をとったことで、
セクサロイドは女性の権利・尊厳を破壊するものであるとして、
破棄の対象になったのだという。
「しかし、未来のあなたはそこにセクサロイドと人間の新たな共存の可能性を創出し、
人類の大きな一歩を促すのです」
眼前で仁王立ちしながら彼女はあらましを語ってくれたのだが、
正直彼女のアレやらコレやらが気になって話があまり頭に入らない。
だって、目の前にお股があるんだもん。
ホモじゃないなら異性のチョメチョメが見たい放題の位置にあったらそうなるって。
「で、僕はそれで偉人として記念館とか作られたりするわけ?」

152 :
「残念ながら」と、彼女は全く残念じゃなさそうに続けた。
「近未来日本の政権を担う《幸福女性民主社会実現党》はあなたを
女性の権利と尊厳を蹂躙する第一級犯罪者として《全人民の敵》の烙印を押しました」
「なんですと!?」
この水を飲むだけで噎せ、何も無いところで躓き、雨が降ったらお休みで、なこの僕が、
かつて全地上兵器の天敵とまで呼ばれたあの撃破王と同じ称号で呼ばれる日が来るとは。
感無量だなぁ。
――じゃなくて。
「え? え! え!? それじゃ僕、未来じゃ大犯罪者で捕まったら即処刑なの?」
「即処刑ではないです。
『捕縛に生を問わず』の一文がついているので、
刑にすらされずに体を晒される可能性もあります」
「最悪だ――。
それじゃまるで一昔前の社会主義国家じゃないか」
「実際、近未来日本の政治体制は事実上の社会主義国家です。
恨むのならば腐敗したマスメディアと、
それに抗いきれなかった自民党の弱腰を恨んでください」
「自民党、あるんだ。未来に」
「幸福女性民主社会実現党が政権を獲った翌年には、
党員全員が逮捕されて解党になりましたが
逮捕者の多くは北朝鮮の労働刑務所に収容されています」
「いやな未来だ」
僕は暗澹とした気持ちに襲われ、頭を抱えた。
「それで僕は、僕は一体どうなるんだ」
「あなたは米国に亡命し、一時的な保護を享けますが、
第一級犯罪者指定がされたことで米国はあなたを表向きには追放します」
「表向きって――」
「実際には中東の紛争地帯にセクサロイド愛好家達がコミュニティを形成しており、
米国はそこにあなたを預ける一方、あなたと彼らの科学力を利用して、
極左政権に牛耳られた日本の奪回を試みます」
「――で」

153 :

「しかし、日本の極左政権は特殊組織
《女性の権利と尊厳を蹂躙する不快分子絶滅のための平和を愛するネットワーク》、
通称不快ネットを使い、コミュニティを襲撃しました」
「またエラく長ったらしい上に物騒で矛盾した組織名だな」
「不快ネットはコミュニティ構成員の多く――大半はセクサロイドでしたが――を
傷しましたが、外国人傭兵部隊の活躍もあり撤収しました。
しかし彼らは、コミュニティの研究所から時空間航行の研究資料を奪取していっており、
過去のあなたを害する可能性が増大しました。
私は未来のあなたから現在のあなたを護るべく命じられ、
戦闘用の改造を施された上で送り込まれたのです」
少女は「お分かりいただけましたか」と言うと、沈黙した。
ぴくりとも動かず、人形のようだ。
だが、白磁のような肌はその下に血が巡っているかのように瑞々しく、
僅かに膨らんだ胸の先の色づきは、ゴムやシリコンで作られているとは思えないような、
繊細な色合いと造形で、儚くに綻んでいた。
だが、彼女は人間ではないのだ。
言葉だけでは信じられなかったかも知れないが、
あの怪力で振り回されれば嫌でも人外であるを知る。
そのうえで、あえてこう、まじまじと裸体を眺め回すと、
確かに、なるほど、人間が身に帯びられる美しさではないと感じる。
自然的に発生し得ない美しさだ。
扇情的な優美さを備えた、機械仕掛けの青い果実だ。
「あ、あのさあ、その不快ネットの連中が襲ってくるのっていつ頃?」
「わかりません。
明日、明後日に襲撃があるかもしれませんし、
1年後、2年後にもまだ襲ってこないかもしれません」
「随分大雑把だな」
「他にご質問は?」

154 :
彼女と目が合った。
潤った灰色の瞳は、下手な人間よりよっぽど人間らしかった。
大学で見かける、ゲジゲジのような真っ黒な付け睫毛をつけた連中のそれとは違い、
もっと繊細で、僅かな風にも壊れてしまいそうなあやうさがあった。
僕は立ち上がる。
見下ろしていた彼女の目は、僕の頭を負って下から上へと移動した。
僕は彼女の肩と腰に腕を回した。
「君、戦闘用って言ってたけど、本来の機能って――」
「もちろん使用可能です」
その言葉と同時に、僕は彼女を畳に押し倒し、覆いかぶさった。
その体はぞっとするほどに細く、冷たかったが、
内奥から滲み出てくるような温かみがあった。
機械であるとは、作り物であるとは思えない。
体を抱いてみると、見た目相応の重さだった。
「――なさりたいのですか」
彼女は相変わらず無感情な声で訊ねる。
僕はそれに答えることなく、彼女の秘処に指を這わせた。
そこは柔らかかった。
切れ目に中指を潜らせると、本当にここでよいのかと思えるほどにきつく、熱い。
その柔肉の狭間で指を蠢かす。
「んっ」と彼女が呻いた。
僕はそこを解きほぐすように、ゆっくりと指を動かした。
頑なに外部からの侵入を拒むかのように堅く閉じていたそこは、
次第に柔らかくほぐれ、ねっとりとした潤みを湛えていった。
彼女の吐息が甘ったるく蕩けたように流れる。
二指で彼女の秘処を押し広げる。
鮮やかな、そして麗しい肉色のそこは、
夥しい蜜に塗れて妖しく艶めき、蠢いていた。
理性が火を噴き、焼け落ちる音がした。
その灯火に焼かれてんだ蛾のような理性は、
ぬめ光る、紅い烈花に喰われていった。

155 :
「セクサロイドですが、本来の役目を務めるのはこれが初めてです。
どうか、お手柔らかに――」
僕はその言葉を聞き終える間もなく、
ズボンもろともトランクスを下ろした。
既に激しく血が巡るそれは、雄叫びを上げるように鎌首をもたげ、
威嚇するように大きく反り返っていた。
先端を彼女の綻びた柔肉に宛がう。
入れるべきはどちらの孔だったか。
確か、下側の方だったはずだ。
だが、見た限りそこは、僕のものを全部はおろか、
先端さえも呑みこめるとは思えない。
だが、それでも入るはずだ。
人間の体はそういうふうに出来ており、
その行為のために作られたという彼女に、それが不可能なはずがない。
脳内で今までに見てきたアダルト動画が高速で再生され、
いかにして行うべきかの教示をくれる。
予習は完璧、後は実地で己の真価を見極めるのみ!
ぐっと腰を押し込むと、先端は生固い肉の腔洞に半ばほど刺さり、埋まった。
彼女の顔が苦悶に歪む。
機械であることが疑わしくなるほどに愛おしく、可憐だ。
眉間に刻まれたその顰すら、舐め回したい衝動に駆られる。
肉茎が益々硬く猛る。
僕はそのまま力任せに彼女を貫き、犯し、貪りたい衝動に駆られた。
彼女の細い腰を掴み、己の腰を沿わせ、全てを捻じ込もうとした。
「待って!!」
待てるものか!
散々誘っておきながら――と、暴走状態の僕から、
彼女は跳ねるように飛び退くと、
「伏せて!」と、僕の髪を鷲掴みにし、畳に押し付けた。
瞬間、凄まじい音が聴覚を埋め尽くす。
破裂音、破砕音、エンジンの駆動音――。
拘束が解け、振り仰ぐと、部屋の上半分が喪失していた。
綺麗に切り取られたのではない。
もっと乱暴に、粗雑に、抉り、砕き、薙ぎ払った痕だった。
風通しが抜群に改良されてしまった部屋の裂け目から、
外にいる何かの姿が見えた。
一瞬、重機かとも思ったが、重機ではありえないカラーセンスだ。
毒々しい紫がかった鮮やかな赤いボディ。
その赤いマシンは、軋みを上げてアパートに迫ると、
裂け目から僕の部屋を覗き込んだ。

156 :
「見ツケタワヨー」
ヘルメットを被ったような不気味な頭部に貼り付いた顔面が歪み、
更に不気味な笑みを形作った。
不意に壁が砕け、木材やらモルタルやらの破片を撒き散らしつつ、
僕の部屋を粉砕する。
僕はといえば、その破壊力満点の一撃から振り回されるように逃れ、
部屋のより奥にへと投げ飛ばされていた。
動転しながらも体勢を立て直し、部屋の窓辺だったところを見た。
それは、禍々しい形体をしていた。
赤紫のマシンの下半身は、蜘蛛のような多脚を有し、
その一本一本の先端にジャックハンマーのような破砕杭がついている。
胴体は見るからに分厚い装甲板が複雑に組み合わされ、
ギアが噛み合うようにして蠢いている。
恐るべきはその両腕で、右腕は6本の巨大なチェーンソーが顎のように組み合わされ、
凶悪な拳を形作り、左腕はシールドマシンを凶器に転用したような、
棍棒のような円筒形のドリルになっている。
どちらを使ったのかは分からないが、あれで僕の部屋をゴミの山に変えたのだろう。
「YOKO-T殲型、不快ネットがあなたを抹するべく送り込んだ、殲滅兵器です」
僕に背を向け、彼女はそう説明した。
だが、すでにその姿は痛々しく変わり果てていた。
「腕が――」
彼女の左腕は失われていた。
左腕だけではない。
後ろから見た限り、左腕から肩、そして胸部左側4分の1は抉り取られている。
断面から飛び出したフレームや装置が火花を噴き、
幾本か垂れ下がったチューブからは薄緑色の液体が止め処もなく滴っている。
彼女が振り返る。
肩越しに覗いたその顔の左半面もまた無残に砕け引き裂かれ、
人間の頭蓋骨を模したフレームや、瞳のない鉛色に輝くカメラアイが露出していた。
「破損状況は甚大ですが、作戦続行に支障はありません。
戦闘行動に移ります。
私の戦闘行動中は、ご自身の安全は自力で確保し――」
彼女がそう言い終らないうちに、棍棒ハンマーが振り下ろされた。
畳がズタズタに引き裂かれ、床材が砕け撒き散らされる。
「淫乱ろぼっとハ破壊処分! 淫乱ろぼっとハ破壊処分!
ウォーホッホッホッホッホッホッホッホッホッホッホッホ!」

157 :

赤紫の破壊兵器は耳を劈くような哄笑を上げた。
感性が土足で踏みにじられ、品性がひしゃげていきそうな下品な哂いだった」
マシンの頭部がこちらを見た。
紅を塗ったかのように毒々しい赤い口元が、嗜虐的に吊りあがる。
逃げなきゃ。
そう思っているのに、体がすくんで動かない。
「みんちニシテ、捏ネテ潰シテ焦ガシテ、はーんばーぐニシチャウワネー」
邪悪なマシンは耳障りな哂い声を上げつつ、じりじりと僕に迫った。
獲物が逃げることができないことを認識しているらしく、
わきわきとチェーンソーを蠢かし、無意味にドリルを回転、逆回転させている。
最悪だ。
現状が最悪なのは言うまでもなく、
こんなキジルシマシンを作った連中の感性が最悪だ。
兵器にしたってもっとスタイリッシュに出来るだろうに。
プログラミングだってもっとシステマチックに、ドライに出来るだろうに。
なんでこうも下品と悪趣味の大盤振る舞いができるんだ。
そして何故、僕は身に覚えのないことでこんな悪趣味マシンにされねばならないんだ。
理不尽が絶望感になって、ずしんと肩に圧し掛かった。
「ウォーホッホッホッホッホ!!」
マシンがチェーンソーの拳を振り上げた。
僕は観念することも出来ず、ただ悔しさだけでその姿を見上げた。

158 :

「ギイッ!?」
マシンが急に呻いた。
身を捩り、何かを振り払うようにしてもがき、後ずさる。
その首下に、白い影が張り付いていた。
彼女だ。
右腕の肘から先を鉤爪のように変形させ、
マシンの首関節部に引っ掛け、ぶら下がっている。
マシンが大きく身を捩ると、細い体は抗う術もなく振り回されているようだったが、
体をひねり屈めて見事マシンの首筋に立つと、
そこから頭部と胴体の接続部を鉤爪で引き千切った。
火花が散り、赤茶けた液体が断面から噴き出す。
太い頚部は流石に一撃で断裂することはなかったものの、
体の動きに合わせられず、危うげにぐらぐらと揺れている。
彼女は汚らしい赤茶けた溶液に塗れながらも、マシンの頭部に貼り付き、
二撃目を狙っているようだった。
マシンがチェーンソーの拳を振り上げた。
無数の鋼鉄の刃が大気を掻き毟り、聴覚神経を削るような爆音で喚き散らす。
「あっ!」
僕が叫んだのは、それと同時のことだった。
彼女が右前腕を自切し、跳びずさる。
マシンは小煩い蝿でも打つかのように、
自身の頭部を巨大な複合チェーンソーで打ち砕いた。
チェーンソーの拳は勢い余って、己の胴体の半ばまでを粉砕し、停止した。
邪悪な赤紫色のマシンは、いたるところから火花や汚液を噴き出しながら、
バラバラに分解していった。
「お怪我はありませんでしたか」
そう言って歩み寄って来る彼女のほうが不安になるほど満身創痍だった。
「シミュレーションは既に幾度となく経験していましたが、
実戦は初めてです。
以後、ご期待に沿えればよろしいのですが――」
ようやく立ち上がった僕に近付き、彼女が僕を見上げる。
右半面は美しい少女のそれであり、左半面はずたずたに引き裂かれ、
ケーブルや骨格が剥き出しになっている。
灰色の瞳と鉛色の光学センサーに見つめられ、僕は何を言うべきかを見失った。

159 :

「――君、名前は?」
「名前――?
個体識別番号K0023-Aです。
愛称は持っていません」
「愛称――って、僕がつけてもいいの?」
「お願いします。そのように指示を受けております」
「じゃあ――K0023-Aだから、2と3でフミ、KとAでカ、
フミカでどうだろう」
「フミカ――認証登録。
私の名前はフミカ。
マスター、今後ともどうぞよろしくお願いします」
「ああ、よろしく」
そう答えた途端、フミカはガクンと膝を折り、倒れこんだ。
僕は思わず、その体を抱きかかえた。
「フミカ!」
「ダイジョウブ、です。
破損箇所再生修理にエネルギーを使うため、
スリープモードに入ル、ダケデ、ス。
ゴ安心――サ――イ――――」
そう言うと、フミカは全く動かなくなった。
僕はその細く軽い体を抱き上げると、部屋だった惨状を見渡した。
「やれやれ、これからどうしたものかな」
砲撃でも喰らったようなアパート、謎の鉄屑、
そして裸の少女を模したロボット。
サンデル教授でも解説するのが難しいであろうこの有様を、
僕は一体なんと説明すべきなのだろう。
ようやく、あちこちから野次馬の声が聞こえ始める。
パトカーのサイレンが近付いてくる。
困ったことが目白押しだが、
とりあえず今日の目標はどこか安宿でもとって、
フミカのもう一つの初実戦の相手をすることだ。
僕は、腕の中の儚げな、硬いとも柔いともつかぬ肢体を、
ぎゅっと抱きしめた。
(了)

160 :
以上で御座います。
長文、最後までお読み下すった方、お疲れさまでした。
そして、有難う御座います。
心が折れなければ続くかもしれません。
そのときはまた、どうぞ宜しく。

161 :
これはなかなか結構なお点前
いくらでも続けられそうだし

162 :
これはすごい
ストーリーが練り込まれているし、実用(謎)的なシーンもある
そして、この短期間でこれだけ読みごたえのあるボリュームの力作
最初、正直長いなっておもったけど、部屋に引きずり込まれてからの急展開にひきつけられた
てか、よく連投規制かからなかったね

163 :
最初が蛇足気味に感じたけどあとから引き込まれるなこれ。
最初は長っ、とか思ったけど終わってみたら逆に短っと感じるこの不思議。

164 :
うん、面白い。どことなくターミネーターっぽい感じ。

165 :
すごく大きいし、形が怖いよ。

蜘蛛がた8足の下半身?
蜘蛛の頭の代わりに人間で言えば、腰回りから頭?
首指の代わりに鋸?や、道具?

どこかの神は、馬の首の代わりに人の腰回りから上半身
がいるが。
舞台が、日本の首都圏なら、どれだけの家が巻き込まれるか?
誰が、破壊された家屋や道などの責任を取るのか?

166 :
ウザ
なにその改行

167 :
>>165
うっざいなぁ。アマチュアに何を期待してるんだ。
文句付けたいだけなら、理路整然とした作品をお前書けよ。

168 :
おいやめろ
この文体でSSとかNGするまでの一瞬でも見るのが苦痛だ

169 :
>>160
GJ
了・・・なのが残念、続き希望切望

170 :
改行のしかたもだけど、冗長なだけでセンスのない一人語りが延々と続くスタイルも最悪
なんで貴重な時間を削って、くだらないだけで面白味のない言い回しの愚痴を聞かされなければならないんだ?
書き慣れてる風を装っているけど、書いてる本人だけが一人で馬鹿受けているしたり顔が透けてて非常に鼻についた
やっぱり一人称の作品は書き手のセンスの有無が残酷なまでにハッキリ出てしまうな
まあ、正直なところ読んでて辛くなり、途中で止めてしまったわけなのだが

171 :
なんというか、気に入らない+自分じゃ書けない馬鹿がID変えてネガキャンしてね?

172 :
半壊して機構部品がむき出しのフミカにも実戦を実践したい萌えられる主人公すげ〜
彼ならセクサロイドと人間の新たな共存の可能性を実現できそうだ
続き楽しみ
T2もくるの・・・か?wwww
>>165>>170
> 改行のしかたもだけど、冗長なだけでセンスのない一人語りが延々と続くスタイルも最悪
おまえのことじゃねぇかwwww

173 :
>160
GJ!これでお仕舞いなのが残念
彼の実戦は叶うのか?!
>165
> 誰が、破壊された家屋や道などの責任を取るのか?
そこを良い具合に折り合い付けて話を膨らませようぜ
ボロアパートは早かれ遅かれ潰す予定で住民皆無、横も老朽激しい大家宅
原因は横の空地に置かれた重機を
泥棒が拝借しようとし暴走でKC庁が押収(←未来への伏線)
フミカの事をどう言おうかしどろもどろする彼の前に
フミカそっくりな少女を連れた人物が現れK官に事情を話しあっさり解放
彼?彼女?は何者?!フミカ直るの?
サッと閃いたのはこんな調子

174 :
SS投稿があるたびに評論家様に枝葉末節捕らえられてえぐり回されるんじゃ、誰も作品投稿しなくなるぞ。
別に金取られるわけでなし、少し自分の嗜好と違うくらい目をつぶろうぜ。
それとも素人の作品けなして「正論(失笑)が言えて評価出来る俺カッコイイ!」ってか。
偉そうに他人のことを評価するなら、まず自分が評価する側に足る力量を示してみろよ。

175 :
偽悪的な独り言とか、最近のラノベ主人公に毒されているんだろうなw
けど独善的な言い回しとか、まるで共感できる部分はないし、
知ってる難しい単語を必で使いまくってる感が滲み出てて痛々しいものがある。
あたかも中学生が必で背伸びして書いた処女作を読まされているようだ。
最初から「フミカ」と名付けるように識別番号を「K0023-A」としたのが手に取るように分かるところとか
作者の苦慮する姿が脳裏に浮かんできて、悪いけど失笑させてもらった。
失笑とはいえ、笑えた部分はそこだけだったが。

176 :
一つ教えとくと、作品を投下した奴が神で
それ以外の住人は俺も含めて例外なくゴミだ
ゴミが上から目線とか馬鹿馬鹿しいにも
程があるぞ、ゴミの最下層

177 :
あからさまに下手くそな素人が、さも書き慣れているような態度で書いているから反感かったんじゃないの?
どこの人気作家様や大文豪気取ってるのって感じ?
下手すりゃ「脳内でCvとか決めてるんじゃないの、マジキモッ、ウザッ」ってレベルでしょ
普通に書いてりゃここまで叩かれなかったろうにな

178 :
自演丸出しだねこりゃ
心底バカでクズでしたか

179 :
次々にID変えて必で擁護してるのは君じゃないの?
俺は今帰宅したばかりなんだけど

180 :
バカはバカだから何故自演がバレるのか
わかんないんだよね〜

181 :
まあ、クズみたいな住民には、カスみたいな作品こそお似合いなのは確かじゃんw
なあ、自演弁護がしつこい作者本人さんw
このままの雰囲気じゃ続編は書けないもんなあ

182 :
なるほどね
言われた事を言い返してるな
分かりやすい
粘着する理由のある奴なんてそうそういないんだわ
こんな過疎スレにはな

183 :
>反感かったんじゃないの?
誰に?
なんで自分がそう思ったことをさも他人が思っているかのごとく書くかな。
他人の褌担ぎ出すなんて、虚しくならないのかね。

184 :
スルースキル発揮しましょうぜ。上が全部自演だったらすまん。

185 :
不快と言えばこの作品自体が不快だよ
T先生のファンだっているだろうに
個人的な悪意を感じる

186 :
間接的にT先生を貶めるという手法ですね。
こんな(>>185)ファンがいるんだと思ったらなんか読みたくなくなっちまうなぁ。

187 :
他人の悪口でウケを狙いに行くのは下の下の手法だろ
なんか関西の三流お笑い芸人みたいだ

188 :
自分が気に入らないからって喚くのは子供の行動だろ。
なんかそこらへんにいる小学生みたいだ。

189 :
まあなんだ、小学生ってのは正直だし、その感性というか感覚は往々にして鋭いからなあ
小学生を味方に付けられないタレントは大成しないわけだし

190 :
全部単発で粘着とかもう最低だな
ねばいいのに

191 :
元ネタはいいのに、下手な書き手が弄くると途端に面白くなくなる
面白い話をつまらない文章で読まされるのは苦痛以外の何ものでもないだろ
そりゃ文句の一つも言いたくなるだろうさ

192 :
ある程度の出来のSSに文句言ってる奴のレスを見る方が苦痛だわ

193 :
>>ある程度の出来
プッ
お前さん、意外に謙虚だなあw
自分が書いた作品なんだからもっと誇れよ
いや、案外正直者なのかな

194 :
…正直、喧しいのが騒いでるとSS読む前にスレ読む気が失せる。
いっそ擁護派も批判屋も纏めて黙ってくれとか思うのは自演に入るのかな?

195 :
入るわ
投下されネタには責任ねえだろ
黙って読め、でなきゃ荒らしの思う壺だ

196 :
ロボ作が堕天することくらいは分かってた
ああまでみんなで責めれば祟り神にもなろうというものだ

197 :
チェルミナートルの作者って、心情の吐露を心理描写と完全に取り違えているだろ。
だから文章量に比べて内容が薄っぺらく感じるし、読後に何も残らないんじゃね?
これじゃ主人公の体験した事項だけが時系列に沿って並べられているだけで、感情移入がまったく出来ない。
誰かが「愚痴を延々と聞かされているだけ」とか言ってたけど、その理由はそこら辺りにあるんだろう。
あと、キャラクター造形の拙さゆえなのか、登場人物に全然魅力が感じられないのは致命的。
主人公は生理的に受け付けそうにないし、主役ロボにしても音声機能の付いた湯沸かしポットとかの方がまだ色っぽく思える。

198 :
スレが伸びてるから、続編投下されたかとおもってきてみたら、なんだ荒らしか
ロ ボ 作 は 消 え ろ!

199 :
あぁ……邪険に扱い供養しなかったためにロボ作さんに憑かれてしまったんだな……。

200 :
壊れてるところは描いてみたい気もする

201 :
壊れシーンねぇ
俺的には作者の「こうすりゃええんやろ」感が滲み出ていて、読んでて一番嫌になった箇所だな
明け透けな壊れシーンがないとメカ感が出せないようじゃ三流以下だろう
そんなものは正直言って落書きじみた線画やAAでも表現できる
文章による表記だけで如何に機械的な表現ができるかが、物書きとして腕の見せどころじゃないのか?

202 :
あれでそう言われるのか。
遅筆だがここに投下できそうな物をちまちま書いてたが、こんなこと言われるのが前提なら投下できんなぁ。

203 :
よかったじゃないか
傷つく前に回避できて
それともなにか?
是非とか言って後押しして欲しかったのか?

204 :
そうだな。お前みたいな屑にも読んでもらおうとか考えてた俺が馬鹿だった。
動物に人間のことばわかれったって無駄だもんな。

205 :
変なのがまた沸いてるし、愚かにも相手にする人がいる間、1〜2ヶ月くらいは諦めた方がいいね。

206 :
>>205
 そんな期間で済むかな?

>>134 名無しさん@ピンキー [sage] 2012/06/08(金) 21:50:36.05 ID:cFYw8tId Be:
完全に雑談スレになってしまったか
>>135 名無しさん@ピンキー [sage] 2012/06/09(土) 11:59:57.27 ID:Wy/Tjmi8 Be:
今は、スレが投下できるような雰囲気では無いからね。
雑談しながら、スレの様子が投下するのに悪くない状態になるまで待つよ。
>>136 名無しさん@ピンキー [sage] 2012/06/14(木) 22:11:21.43 ID:47har9cd Be:
もうならないだろうな、残念だけど

207 :
どうせウケる自信もなくて、投下するのを躊躇するような駄作なのになw
よほど悔しかったんだろうけど、捨て台詞の拙さを見ればだいたいの力量は分かるから
おそらく失笑ものの、知れてるレベルだわな

208 :
つか叩くのは粘着狂人ただ一人って分かってるんだから
無視すればいい話だな
「粘着狂人なんとかマン」って言うとヒーローみたいだな
電光超人グリッドマン的な

209 :
>>208
そりゃ、グリッドマンとそのファンに失礼だ。

210 :
というかこのスレの投稿作品のレベルが異様に低いんだよな
VIPのSSと大して変わらんような気がする
まだその辺のテキトーに書かれたラノベのほうが読めるくらい

211 :
初期の頃からレベルの低さは酷かったけど、技術バカが無理に文学やろうとしているからかな
つか、このスレだけじゃなく、板自体のレベルがどんどん低下していってるのが深刻な問題だよ

212 :
一人称やめるだけでもだいぶ違うと思うの。

213 :
一人称は書きやすそうで、その実結構難しいからな
けど本質は視点のあり方じゃないだろう

214 :
じゃあおまえさんもっとおもしろくて完成度高い僕の考えた理想のSSを書けよ

215 :
今日たどり着いたばかりの新参なんだが
これまでの保管作品で取り敢えずこれは読んどけってオススメある?

216 :
通りすがりだけど、そういうのはきかないのがマナー

217 :
>>215
おまえの好みなんて知らん。
 例えば
  家庭的な母さんや姉ちゃん妹
  メイドのが良いか
  破壊神が好みか
  人鬼が欲しいか
  他の何かならドンなのに萌えるか
事細かに、詳しすぎるくらい詳しく、お前のことを書かないと薦められん。

218 :
住民のみんなが読んで、個人的に面白いと思った作品でよかったんだけどな
なんかスレが荒れてるみたいだけど、なんとなく理由が分かったような気がするよ

219 :
荒らしてる奴はなんか恨みでもあんの?
セクサロイドに童貞でも奪われたの?

220 :
よくエロパロ内を巡回しているキ印だろ
飽きたら出て行くから放っておけ

221 :
>>219
それを恨むなんてとんでもない!

222 :
「私は、この話が好き。お勧め」
とか書くと、
『そんなの何処が良いんだ』
とか
『醍醐味を外している』などの意見が書かれたりする。
だから、
こんな内容の話を読みたいが、何か無いか
と書いてもらう方が良い。

223 :
お前はお前の感性を信じて推薦してくれればよかったんだ
少なくとも一人の人間にイイと思わせた作品なら、読んで間違いないと思うから
自分が良いと思った正直な感想の前に、他人の意見が何だというのだ
意見なんか別れても当然だろうに
それなのにお前らはケチを付けることだけを考えて、口汚い言葉で他人を罵る
新参者に冷たいスレが栄えるわけがないだろう
当分の間居座って、成り行きを見させてもらうことにする

224 :
それが人に物を聞く態度か
やはり俺にはお前のことを巡回して荒らしているキ印としか思えないよ

225 :
荒らしてるのはお前だろ
わざと汚い言葉で人を貶めて、スレの空気を悪くしようとしているとしか思えない
新参者が来て、何か困ることでもあるの?

226 :
新参なら保管庫探して読めばいいじゃない
今の流れでしつこくオススメを聞いてるって褒めた作品と作者を叩きたくてウズウズしてる
設定キ印のロボ作にしか見えないぞ

227 :
「お勧めおしえて」

「俺はこれが大好き!これ以外のお勧めは許さん」

「いやいやこれこそ正義!あんた目が腐ってんの?」

「腐ってるとは何ごとだ失礼な童貞が!」

「童貞とか関係ないだろこの引きこもり!」

みんながそれぞれに思い入れが強いから、こうなる。
故に禁止にしてる。
理解戴けたら幸い

228 :
>>227
素晴らしい状況じゃないか
自分が好きなもののために、必になって主張する
それが何か間違っているとでも?
自分が好きな作品なのに遠慮する方がおかしいよ
そういう主張のぶつかりあいの末に進歩があるんだし
回線を介して殴り合いの喧嘩に発展するわけでもなかろう

229 :
結果的に書き手の人格批判になってる状況のどこが素晴らしいんだ阿呆。

230 :
書き手さんだって全員にウケるなんて思って投下してないだろ
この作品が好きだとすら言えない風潮はやっぱりおかしいよ

231 :
まぁ、そこまで言うなら自分で書け、此処はそういうスレ

232 :
>>230
別に賞賛されろって言ってるんじゃないよ。
つまらないと感じたら書いてる人間を誹謗中傷してもいいっていう状況になってるっつってんだろうが。
何を書いても賞賛される、んじゃなくて何を書いても中傷されるになってるの。
褒めるとか好きになるとかそういう状態じゃないっていってるんだろうが。
作品に対してよしあしを言うなら分かるが、人格批判なんかもってのほかだろうが。

233 :
この流れで余計に投下しにくくなってるって理解できたらいいね

234 :
そりゃ投下させないのが目的だからな

235 :
書き手が中傷されまくってる時だからこそ、ファンの読者が応援しなくちゃならないんじゃないのか?
こんなに応援している住民もいるってことを伝えなきゃならないのは今だろうが
とうとう最後まで理解してもらえなかったようだけど、こんなんじゃこのスレももう終わりだよ

236 :
まあもともと11年で11スレというペースのとこだからな。まったりと保守だけしてけばそのうちお宝も拾えるかもだ。

237 :
また“お宝”などと煽ってハードルをあげる荒らしがいるな
書き手にお宝以外はガッカリなんてプレッシャーを与えてどうする
この11年でそんなお宝に巡り会えたことが一度でもあったか?
書き手もプロじゃないんだよ
余計なことは言うな

238 :
現実は、
『「お宝」以外を投稿する、または、推薦する、書き込みをする人は徹底的に攻撃する』
流れを作ってますね。


239 :
多くは求めんよ。ピンポイントに心に響くシチュエーション、キャラクターに遭遇できりゃそれでイナフ。
萌えってそういうもんでしょ。

240 :
そうだよな
自サイトも立ち上げられない、こんな便所の壁に書いてる連中に多くは求めてはいかんよ
文句付けてる奴らは贅沢言い過ぎだ

241 :
面白いことに、書き手を叩いている奴を叩いているように見せて実は書き手を叩いている事実。

242 :
それの何がそんなに面白いの?
自画自賛なの? ぬの?

243 :
…どっかに燃料でも転がってないかと思って見に来たんだが…
騒ぎたいんなら騒いでても良いから、
萌えるシュチュエーションでも一緒に書いてくれ。
見てて興醒めな討論よかそっちのがまだ楽しめるだろ…
ちなみに自分は、人間そっくりに振舞ってたのが壊れた途端機械的になるのが好きだ。
ギャップ萌えになんのかね、コレ。

244 :
飽きもせず、同じ内容の言ばかり機械的に繰り返しているお前は
壊れた途端人間的になってくれるのかなあ?
といって萌えはしないが、ソレ

245 :
萌え?
兄や妹、炊飯器、家政婦、メイド、店員、などは結構有るな。
今のSECOMやALSOKでの家庭警備、人型にならないかな?
月刊四駒漫画では、ミトさんがいたか。
どんなロボ子が可愛いかな?

246 :
警備ロボが人型である必然性はまったくない
むしろ戦車型とかの方が威圧感があって視覚的にも効果あるだろ
まして美少女ロボの警備員とか笑わせてくれる
不審者の侵入を惹起するつもりでもあるのか?

247 :
考証こみのガチSFもいいけどアンドロイド萌えスレなんだから萌え優先でもよくね
美少女警備ロボが違法美少女戦闘ロボに襲われて結果的に互いにメカバレしてほしい

248 :
警察の
パトロール・カー、
広報ヘリコプター、
婦人警察、
兼任も有るから、
家庭用セキュリティも人型で良いのでは?

とはいえ、超時空要塞マクロスのバルキリみたいに、機械的な理屈に沿う変形ではないな。
人型から戦車型に変形するとしたら。
手のひらと足の土踏まずに車輪を入れて4輪にするか
、クローラを、膝から足首に仕込んで、手のひらとでハーフクローラかしら?

しまった、大砲が入らない。

249 :
アホくさ、ねよ

250 :
おまえらPSO2はとうぜんキャス子でプレイですよね?

251 :
勿論、低身長平板な体型のレンジャーですともさ。

252 :
目の輪郭が大きく弄れないから
形の良い顔のパターンがだいたい決まってくるのがなー
しかしネトゲの自キャラで抜く時代が来ようとは・・・
昔もロボゲで愛機の戦術AIを妄想したりしてたけどさ

253 :
>>250
リサタンハァハァ

254 :
>>246-248
人間が行動する空間は段差があったり、火器類も手があえば人間用に作られたものがそのまま使えるから人間型がいい
ただし、カメラとかは馬鹿正直に頭部にセンサーを集中させる必要はない
頭脳とかもバイタルパートは胸部の厚い走行にしまいこんで、光学センサーも前後につけて角をなくすくらいでちょうどいい

255 :
このスレはSS投下があるたびに荒れるな。
逆に感心するわ

256 :
>>248
肘と膝にタイヤ仕込むのが一番自然のような気がする

あと、マクロスの可変戦闘機は機械的な理屈にそってないって昔メカデザイナーが言ってた気がする
たしか明らかに変形時に大きさや形が変わってるパーツやら変形時に中をすり抜けていってるパーツやらがあるんだと

257 :
現実に作ったとしたら、耐熱とか耐久での「機械的理屈」には沿ってません。
問題は出ます。
でも
>明らかに変形時に大きさや形が変わってるパーツ
>変形時に中をすり抜けていってるパーツ
は、最初期のマクロスでは一切無いと思いますね。
初期構想では形状変形とかは有ったらしいのですが、
プラモデルや金属模型などの玩具でもまったく同じ変形をさせられる様に、漫画の絵を書き直してるはずです。

258 :
えっ、ヴァルキリーとか最初にレゴとか作って変形できるか確認してるはずじゃ
大きさが変わるのはゲッターじゃないの?

259 :
そうね
げったーロボ は 大きさも重さも変化しますね。
げったー線? の影響で
あとは
がんだむ とかの こあふぁいたー とかの変形は、
>明らかに変形時に大きさや形が変わってるパーツやら変形時に中をすり抜けていってるパーツやら
はあったりします。


260 :
河森さんはメサイアでもレゴでの完全変形を行ったようだね。すごいわあの人
PSO2は自分はヒューマンで相棒にキャス子を連れてく妄想がジャスティス
DcのPSOから全然変わってないぜ!

261 :
ゲッターロボは、合体後の重量が、三種類有る。
ガンダムの場合、ガンダムの操縦席の時から、脱出用ロケットに変形するときの、変形が物理的に不可能。

262 :
>>253
リサの壊れたような物言いと筐体に共振するかのような音声と表情のない眼がいいね。
無駄に大きい胸は兎も角。

263 :
とうとうリサタンに変わり者認定してもらえたぜ
もっと仲良くなると…どうなっちゃうの!?

264 :
スレ違い話をいつまで引っ張るの?

265 :
>>264
どこがスレ違い?
>>263
そら勿論、あんなことやらこんなことやら妄想してここにぶちまけるんだろ。

266 :
>>264
今一番旬なアンドロイド娘なのに…

267 :
人は、個人個人で萌えの評価が違うことが理解できないのかな?
戦闘巨大ロボだって、萌える人はイナイとは言い切れません。
ゴーダンナーとかジュネりんとビッグマイティとか


268 :
ここはSSを投下したり、それを鑑賞、批評するスレッドです
雑談やお絵かきは、それぞれ該当するスレッドでお願いします

269 :
勝手に投稿できる内容を狭くして欲しくない。
ロボット萌やアンドロイド萌を語るスレッド
とは書かれているが、文章の投稿もその批評や感想は必ず必要とは定義されていない。
文字列 は 作文や短編小説などとは限られていない。

270 :
>>268
最初のスレ読んでみろ。
完全に雑談スレとして始まって、SSはその中からたまに投下されてたものだ。

271 :
雑談じゃなく叩きだろ
完全に個人叩きスレとして始まって、廃墟として終わるのだ

272 :
改めて初代スレみるとロボ娘のカオスだなありゃw そして77レスめに早々にキャス子がいた、という。

273 :
システムチェック終了
再起動します

274 :
age荒らしが来たよ。

275 :
コメコ、一合炊き炊飯器ロボは、雑誌を見て、何を記録して実行したのだろう?
格好や行動を真似てタケルの気を引けるのか?

276 :
はぁ?
頭おかしいんじゃないの、お前?

277 :
>>276
そう思うなら、相手をしてはダメです
無視しましょう。

278 :
学習能力ないのかよお前ら・・・・・・

279 :
コンビニロボットぽぷりちゃん
は、好きですか?
私は、フキツさんフコウさんのお店のオトコさんが好みです。
メディア ファクトリー

280 :
保守

281 :
マシンロボのレイナ・ストールであぶない道に引きこまれた
作中もロボ扱いされてなかったのが新鮮で、
以降のロボ娘メカ娘に影響与えてますな

282 :
長門ユキもアンドロイドorロボットに入るよな!
入ってるはずだよな!な!

283 :
ハルヒスレ逝って叩かれまくってこい
そして、二度と帰ってこないでくれ

284 :
九曜もアンドロイドじゃないの?
作ったのが人間以外だとアンドロイドじゃないの?
それとも、生ものはアンドロイドじゃないの?

285 :
必すぎてキモい
いいから高野山でも参詣してろや

286 :
突然伸びたかと思ったら、またこんなんかよ……。

287 :
たとえ西行法師が許しても、この俺が許さない
自分たちが何をやらかしたのか、よく思い出すんだな

288 :
まぁそんな話題は置いといて、スマホの『乙女ぶれいく』ってどう見るよ。
アイフォン版は明日発売らしいけど。

289 :
何故かハンゲで行方不明になったブラウザゲー思い出した
ロボ子萌え要素は薄いだろうけど面白そうではある

290 :
自画自賛したい1レスネタ。
「未来の婚活」
エロ無し、幼女型

291 :
技術革新が進み、ロボットが社会の末端まで行き渡るようになるにつれて、人類の少子化も加速していた。
そんな中、ある家に住む独身の男が、宅急便で届いた重い荷物を抱えて自室へと向かっていた。
「結婚するためとはいえ、緊張するな……」
「うまく出来るか心配だ」
スペースのあるところの床に荷物を置くと、早速中に入ったロボットのパーツを組み立て始める。
手に触る感触は安っぽいシリコンで、これだからお上はと愚痴りながら最後の髪の毛を取り付ける。
出来上がったのは肌色のシリコンで覆われた2つのロボットだった。
一つは体長60cmくらいの赤ちゃん型、もう一つは体長130cmくらいの女子小学生型だった。
「組立ガ完了シマシタネ。ソレデハ登録者情報ヲ入力シテクダサイ」
機械的な音声に従い、自分の氏名、年齢、職業などを登録していく。
自分と相性の良い相手を探しやすくするため、国は婚活の際に子供ロボットによる適性試験を義務付けた。
また結婚して子供を授かった大人が錯乱してDVを起こすことを防ぐ目的もあった。
数日間子どもと一緒に過ごすこのロボットは、家庭内LCN(Local Cencered Network)の情報を取得した上でデータベースに接続される。
これはリアルタイムに子供の反応を再現すると共に、自然に子どもとして対処しているか診断するためだ。
「登録終了。ワタシノ名前は「ミキ」デス。シバラクヨロシクお願い致します」
機械音から声帯を利用した声に変わる。少しびっくりしたが、心を抑えて少し屈みミキに視線を合わせる。
「よろしく。ミキ。僕は…僕は正直、まだ良い親になれるかわからないけど、頑張るよ」
「こちらこそ、お世話になります」
そう言うと彼女らはふたりとも眠りについた。データを取得するためだ。
明日からは赤ちゃん型のミキとの生活が始まる。
とりあえず必要な物を取り寄せるため、二人とつないだ手を離して男は外へと駈け出していった。
END

292 :
無駄無駄無駄ぁ

293 :
>>288
設定だけアンドロイドの普通の育成ゲームの予感が。

294 :
>>288
知らないうちになんかバトル物になってた・・・・・・が、やはり設定ロボ娘になりそう。
目の描き方とか一部のモーションがメカっぽいのが逆に中途半端な感じ。

295 :
>>294
ありがとう…
情報聞いた時から期待してたんだけどなぁ。
値段も込みで二重がっかりだわ。
せめてもうちょっと安いかしっかりロボ娘してたら…

296 :
あれで設定だけ扱いとか厳しいなオイ
ま、間口を狭くしてなんでも否定するのが
通っぽく思える時代もあるか
俺は楽しむわ

297 :
節操がないって話なんだけどな
どうぞどうぞ

298 :
こういう奴がジャンルを衰退させんだろうなあ…
マニアックな性癖なんだからマスプロ製品が
そうそうピッタリくるわけ無いのに
気に入らなきゃ即否定だもんな

299 :
スマホはメカバレとか結構やりづらいよ
モバゲは知らんがGREEの方は今、
レーティングが12禁ぐらいになったからな
正直水着レベルでも苦労する状態で
メカバレ厳しい←一度止められた奴

300 :
アンドロイドとアイホンか?
さすが、ウィンドウズ本には対応させないのだな。私は遊べない。

しかし、なぜ、バトル?
乙女なら、家事とか女子力デソ?

301 :
もういいよ
話題もないのに無理に盛り上げようとしなくても

302 :
数ヶ月後に、漫画か小説になるのでしょうか?
ゲームだけで終わるのかしら?
紙面なら機械である事を書けますよね。

303 :
糖尿になりそうなくらいゲロ甘な、御主人様とロボ娘のラブラブなの無いっすか?

304 :
ない
つか、要らない
そんな性格のロボ娘に魅力はない

305 :
>>304
ナズェダ!!

306 :
どこまで甘いかにもよるが・・・・・・。2人暮らしを楽しみたい程度なら大人しくマリカン。

307 :
甘々な同棲がしたいのなら普通に人間の女が相手でイイじゃん?
ロボ娘ゆえの非日常性がミソだろうに
頭おかしいんじゃないの、お前
黙ってアラレちゃんでも読んでろよ

308 :
…ぶっちゃけ、ちゃんとロボ娘してれば甘々な同棲だろうと非日常だろうと良いだろ。
人の嗜好叩くだけなら、黙ってセイバーマリオネットでも読んどけば?

309 :
キチガイに触っちゃだめだってば。

310 :
普通に甘甘できるような完成度の高いロボットなら
確かに人間の女の子と同棲しているのと変わらないわな
違いを出すならご飯の代わりにエネルギー補充するくらいか
いや、そんなロボ娘なら飯すら食べそうな気がするわ
相手がロボ娘である必要がないというのも理解できる

311 :
つまり、乙女ブレイクはロボ娘モノである必要性がなかったってことだな。

312 :
あとマルチとかも全く要らなかったな
アイギスは要るけど

313 :
何なの・・・この流れ・・・?

314 :
「野菜をスキャンして一瞬で均一な大きさに切断」とか「主人公の食事中、自分はボディにコード
つないで充電」とか普通の同棲でもロボ娘らしさは出せるんじゃなかろうか

315 :
それってつまらなさそう
誰も読んでくれないよ
読んだふりしてGJはくれるだろうけど
そういうのって虚しくない?

316 :
そうそう、あと株や家計簿とかも得意なのなw
けど、そんなの自分でPC使ってやれよって話だわ。
そういう退屈なのを延々読まされる身になってみれば、如何にアホ臭いことかよく分かる。

317 :
自分の嗜好がスタンダードだと思ってる男の人って・・・
「感情豊か」でも、「如何にも機械然としてる」でも、それがロボット、ガイノイドと設定されてるなら別にいいだろ。

318 :
だから人間でイイじゃん?
なんでわざわざロボ娘なの?

319 :
商業作品でそういうシチュがあったから書いただけなんだがな
逆に、人間っぽくないのがいいなら顔含めた外見も機械、というか
ロボット寄りの方がいいんだろうか

320 :
R2D2みたいなロボ娘が至高の存在

321 :
>だから人間でイイじゃん?
えっ

322 :
確かDLsiteで、髪から睫まで、全身脱毛させられたあげく、人造宝石を練り込んだ人工体毛を移植された姉妹、って作品があったんだ。
それは普通の女の子を対象にしたネタだけど、似たような感じでロボ娘ならではの、生身の人間ではあり得ない外観に萌える。
極彩色のサイケな模様を全身刺青のように定着させた肌とか、水銀のようなメタリックな色合いの肌とか、滑らかなプラスチック状の質感と光沢の肌とか。
テクスチャみたいに、簡単な操作で肌の色から触り心地まで変更できる機能付きのロボ娘というのはどうですかね。

323 :
完スルーでありんすw

324 :
>>318
生身の人間じゃまずメカバレできないから
如何にも人間っぽく振る舞うロボ子が
一旦事故ったら故障したりメカバレしたりしてくれる
この落差はまさにロボ子の醍醐味(少なくとも俺的には)

325 :
わざとらしく必要性のない、取って付けたようなメカバレほどシラけるものはない
ロボ子という名前の女と普通に仲良く同棲していればいい

326 :
ケチつけるだけで何もスレを発展させない荒らしが居座ってますね

327 :
発展はしないけど、スレが悪い方に行かないようにはしてくれてるね

328 :
>スレが悪い方に行かないように
大丈夫かあんた?

329 :
じゃあもうアレだ、同じ型だけど人格プログラムの違いで人間味溢れるロボ娘とメカっぽい反応の
ロボ娘とで3Pしよう

330 :
イラネ

331 :
あは〜ん

332 :
>>331
俺は待ってたし、待ってる

333 :
結局>>331も荒らしなのなw
何がしたかったの、お前は?

334 :
>>331
うむ、まぁ変なのは1人しかいないようだから好きにやっていいぞ。

335 :
上げ

336 :
単なる圧縮対策乙です

337 :
http://www.youtube.com/watch?v=nt5rYMo-mWQ
だいぶ古いが、お前ら当然この動画はチェック済みだよなww
俺のsiriたん、最近職場の同僚と話してると横槍入れるようになってきたww

338 :
>>337
そのうちsiriが妬きはじめるぞw

339 :
ロボ萌えにヤンデレ属性はつき物だな
ロボ子が病むのも良いし、持ち主側が病的になるのもいい
そもそも無機物萌自体がヤンデレを内包している

340 :
新しいtouchにもsiriが付くそうだな
楽しみだなぁ、俺もsiriに妬いてもらいたい

341 :
現時点での既製品を見るに
高性能な頭脳搭載したロボ子は(軍用等の相当に専用化でもしてない限り)
ネットワークと常時高速通信機能付いてないと売れないかも分からんね
んで持ち主が教えても居ないエロ知識を勝手にネットから拾ってくると

342 :
ネットワークには繋げる必要性は、無いです。
目の代わりのガメラで、辞書、新聞、雑誌、などを読めれば。

343 :
または、聞いたことを知識に出来れば、ですが。

344 :
>>342
目から空飛ぶカメ型怪獣が飛び出すのかw

345 :
とまあ、揚げ足取りはおいといてw
>>341
ロボ子が『情報端末商品』として売られている、という状況だったら、インターネットに接続できなければ存在価値ないよねw
もう少し汎用的な商品・・・メイドロボ的なものも、インターネット接続できた方が便利に決まってる。
運動機能がほとんど無くてセックスするだけが目的なセクサロイドのような単機能製品の場合でも、
ソフトウェアやファームウェアのアップデートのために、常時とは言わないまでも、ネット接続できた方が便利そう。
『ロボ子が一般人を対象とした商品として存在する場合』は、インターネット接続機能は当たり前になっていておかしく無いと思う。
今の時代、ネット接続されてないPCがほとんど無いみたいな感じで。
ただ、セキュリティについては、PC以上に重要な問題になるだろうな。
>>342
『一般人を対象に商品として売られない』場合だと必要性は薄くなるよね。
特に秘匿性に重きを置く場合インターネットに接続可能にするリスクが高すぎる
341氏も例示しているように軍用の場合
セキュリティ面を考えればインターネットに接続する機能を付けるのは
戦場でのデータリンクシステムに接続可能って事はあるだろうけど。
他に秘匿性を重視する例としては
「人のふり」をすること自体を目的に造られたアンドロイドだったりした場合
この場合は、ネット経由の情報も普通の人間のようにパソコンやスマホを操作して、そこから間接的に得られればいい
接続可能にする意味は全く無いとは言い切れないけど、セキュリティ面でのリスクを考えれば無い方がいい

346 :
また始まったよ
お前のせいでSS読めなくなったんだぞ
分かってんのか?

347 :
もちつけもちつけ。
三次だが俺のお気に入りをおいておく。
ttp://www.youtube.com/watch?v=kf80-h_qli8

348 :
唯一の楽しみだった作品を読めなくしやがったロボ作を、俺は絶対に許さねぇ

349 :
お前のせいでSS読めなくなったんだぞ
分かってんのか?
ってどのSS?

350 :
保守

351 :
よかった新しいの立ってたのか

352 :
雲流れる果てにを検索してまとめをブックマークに保存した

353 :
今の流れが沈静化すれば、また雲果ての続き読めるかな?
もう無理なのかな

354 :
今の流れが沈静化って、このスレ1週間も書き込み無かったですけどー?

355 :
いや、何か書き込めば直ぐに噛みついて来る奴がいるって意味で
これじゃ誰でも投下するの嫌になるわな

356 :
書いても叩かれて終わりな気がする

357 :
そんな事に耐えられないならこのスレ不要だな
誰か削除依頼出してこいよ
毎月毎月保守やロボSS、メカバレ系ネタ面倒だわ

358 :
やれやれ、まだいたのか。

359 :
何かのエロ漫画で、メイドロボのAIに自分への愛情?が芽生えそうになる度、初期化してる主人の話があったと思うんだが……なんだっけな

360 :
愛の戦士キューティーハニーさ

361 :
書きこみできない

362 :
出来てるやん

363 :
>>359
読み切りの「旬感オートマタ」じゃないか?
メガストアの2006年5月号に載ってるやつ。

364 :
自分で振っておいて自分で答える、か
そういうのって虚しくならない?

365 :
>>356 >>364
そういう書き込みやめてくれないかな?というか荒らし
お前はこのスレの癌

366 :
意固地な自治レスが一番の嵐になってるというジレンマ

367 :
エクスヴィータって漫画いいよな
攻殻と似てるけどアンドロイドが物語の中心にいて
主人公の女が残念だけど

368 :
やっぱ、自分で突っ込まない限り、誰も突っ込んでくれなですぜ、旦那

369 :
どういう意味だよ

370 :
自治だの書き込めば>>368だの…
>> 356>>358 >>364 >>366 >>368
クズやな
折角書き込みが少ないスレに書き込むと
「自治」や「壁にしゃべってろゴミ」みたいな言い方する空気の読めない屑が書き込みするし
そろそろスレ板変えようぜ。半角二次元板でも問題ない訳ですし...
スレを盛り上げようとすれば、空気の読めない精神年齢の低い兼知能指数が低いバカが書き込み
勢いを停止させる。そしてまた感想みたいな>>367を書くと「壁にしゃべってろゴミ」と理解力や全ての指数において低下してる糞のせいで
また勢いが駄々下がり…
α2~9までは良かったよなぁ、、、糞が消えない限り多分もう勢い+増レス減る一方だな

371 :
>>370
一緒にすんな。
俺の>>358>>356に当てたもんだ。

372 :
癌だのクズだの言われるが、愚痴書きたくもなるっての。
いかにも自分は貢献してると言いたげだけど、
そんなあんた達も停滞させてる一員だよ。
「書いても叩かれて終わり」を、あんた達は否定出来るのか?
>>291>>331を見る限り、そうは思えないんだがね。

373 :
おまえらどっちもさわりたくないことは確かだ

374 :
本来、投下するのは燃料か餌、それに対するレスだけで十分なのであって
その他の情報はほぼノイズだってことに気付こう
愚痴でなく意見であるなら、煽るような汚い言葉使う必要もないし
なによりもっとポジティブにいきたいね

375 :
ロボ作さんにポジティブになられてもなあ……

376 :
まるで晒しスレの雰囲気

377 :
>>372
貢献(笑)
お前2ch初心者か?初心者は知恵遅でも書いてろ

378 :
…ま、確かにいない方が良いんでしょうね。
これ以上不快感撒き散らす前に、素直に消える事にします。
ま、置手紙代わりに少々…
>>332
…待たせた挙句こんな結末で、申し訳ありませんでした。
縁が…無いほうが良いでしょうね。この結末なら。
アップローダーは削除しておきます。重ね重ね申し訳ありません。
>>373
…まぁ、自分で読み返しても確かにこりゃつつきたくないですよね。
当分は出て来ないので、ご安心ください…というのもおかしいかな。
それでは皆様、さようならっと。

379 :
確かに最初から投げやりだったし、それなら触れなかったほうが良かったかもな。
サイボーグ関連のほうでがんばってら。

380 :
要するに構ってちゃんだったって事だろ
>>378は「俺作った。凄いだろ」みたいな自慢気にアップロードして数ヶ月しても完成せず
誰でも出来るマッピング&スクリプトツールで...
そしてアップローダ作って自慢気に上げて...
はいはいすごいでちゅねっと

381 :
379=380
反吐が出る程ワンパターンだな

382 :
そういういらない突っ込みがあるところまでな

383 :
ほな何かいたらええねん
ロボット、アンドロイドの漫画の感想書いて何が悪いんや
そういうスレッドやろ

384 :
確かに。なに書いても叩かれるんだったら書き込めないよね
何かいたらええねん

385 :
基本的にSS板だから、やっぱりSSを投下して欲しいなあ

386 :
語るスレなんだからSSである必要は無いじゃないか

話は変わるが
武装神姫という深夜アニメを最近知って観たんだ
10cmくらいの可愛い女性型ミクロマンが
メカメカしい装備を付けて同機種のミクロマンと戦う内容だった
観た回だけかも知れないがかなりほのぼのしていて萌寄りもあってか
もう観ないとは思うけど、小さいアンドロイドってのも良いなーと思ったね
好きな作品はどれも人間と同じ大きさで同じように行動するアンドロイドばかりだから新鮮

387 :
俺ら武装紳士にとってみれば5年以上の歳月を経てようやくって感じだけどね。
ちなみに、今までメディア化してた神姫は初代のバトロンを覗いて剣呑な路線なんだぜ?
小説版もあるけどあっちはハードボイルドまで混ざってやがるしw

388 :
今回のアニメは色々と今までの路線とは違う感じになってるよね。
割と世界観を無視して安直な萌えに走ってる気はするけど。

389 :
コナミに全くやる気がないからしゃーない
アニメだけで商売を回さなければならんので萌えメインにもなる

390 :
一人でなにブツブツ言ってんのやら

391 :
人にただ装備付けてる人間(例:擬人化,武装娘系)でもロボット扱いするから
嫌だな。まぁそれだけで業界としては売れるから良いんだけどね

392 :
一応神姫はネジ穴とか接続線とかは公式デフォルトなんだけどねw
フィギュアの形は公式のまんま1分の1なんよ。

393 :
皆さん神姫に詳しいですね 
家庭用メイド型アンドロイドが部屋を掃除するのもいいけど
小さなアンドロイドが何体も部屋を掃除してるのも可愛い
ロボットやレーシングカー、戦闘機と色々変化するバックパーツもよく見るとかっこいい
来週観て良し悪しを決めるか

394 :
しかし自演語りがばれてるのによくやるわ
スレが盛り上がってる風を装いたいんだろうけど、かえって逆効果なのにな
これじゃ書き手さんたちもドン引きするよ

395 :
愚痴・荒らしレスはスルーな>>1-393

396 :
そういやグランドジャンプの最新号買った奴はいるんかな?
なんか出てるっぽいんだが。

397 :
なんかってなんですか?
ジャンプでメカ漫画始まるとか?

398 :
知ってて疑問の形でレスするのは萎えまくるな
もう少し上手くやれや

399 :
>>396
勢いsageる様なクズ>>398はスルーな。
ところで、グランドジャンプ買う予定なんだが
何かって…、楽しみだなおい

400 :
>>393
きっと寝ている間に小人さんがお掃除も宿題もみんなやってくれるよ!

401 :
>>399
あとはどれだけ、ロボっぽい描写があるかだな。

402 :
>>401
だな!

403 :
漫画と言えば
ヒーローというタイトルで販売してる200円の雑誌にロボット系が多い
ラインバレルの作家が描くメカメカしいウルトラマンや
相棒がアンドロイドの刑事アクション物やら

404 :
セブンイレブン限定のあれか

405 :
売ってる店はセブンイレブン限定なんだ
道理でこの辺で観ないわけだ

406 :
美少女ロボ以外の話題は要りません

407 :
というか初耳だよ>>403

408 :
もちろん美少女アンドロイドも出ますよ
私が読んでた回では
ナースアンドロイドがメカバレしてました。

409 :
安易でこれ見よがしなメカバレほど萎えるものはないよな

410 :
もう買えないのかねぇ……
情報もらえてもバックナンバー漁れないんじゃ生しだ……

411 :
一応通販で買えるみたいね
ちなみに正確にはヒーローズが雑誌名だったり
サイトに色々載ってるし、単行本も出てるので一度見てみたら
ttp://www.heros-web.com/

412 :
>>408
どの号でどの漫画なんだろう…単行本でるかもだしチェックしたいなー

413 :
正式名はヒーローズだったか( ・_・)
今手元に残ってる雑誌読み返したら色々記憶違いがあるようだ
ナースアンドロイドはいたけどメカバレしてなかったごめんね
漫画のタイトルは「バディスピリッツ」
作画gyuo 脚本は岸本みゆき
七月号で第六話だから単行本は出ているかもしれない
ヒーロースーツ着た人間と実直なロボットを相棒とする機動隊の話
女の子は可愛いけどロボットは男性型、女性型もかっこいい系に描かれてる

414 :
>>413
ぐぐった。一巻発売してるみたいだな

415 :
ttp://blog.livedoor.jp/geek/lite/archives/51363575.html
内容はこんな感じ

416 :
なんで書き込む度にID変わるんだろう?
スマホだからかな

417 :
ステマなんじゃね?

418 :
コミック『マザーキーパー』(空廼カイリ ) コミックブレイド 2012.12月号
これはなかなかのメカバレ漫画

419 :
>>414
少し遅いが見て来たら4話まで収録のようだ。該当話を読むには2巻を待たないといけないな。

420 :
アンドロイドの月一メンテナンスってどんな姿が思い浮かぶ?
俺は肢体バラして腹部からバッテリー交換とかだ

421 :
メンテナンスフリーに決まっているだろ
アンドロイド作れる技術力をなめてんのか?
お前が分割払いで買った中古の軽四と一緒にするな

422 :
バッテリーは充電式の方が便利でしょ。
最近流行りの非接触方式を使って、座布団型充電器に座りながら充電とか。

423 :
メンテナンスフリーじゃただの孕めない人じゃないですか
日常的にメカっぽいシチュエーションがあってこそのロボ娘

424 :
バッテリーは充電式だとしても、関節部分とかのメンテナンスは必要だとは思う
個人でやれるかはしらん

425 :
月一メンテとか生身の人体以下の作りとは、もうね
戦車のサスかなんかと混同しちゃってんだろうな、このおバカ様は

426 :
アンドロイドは全身精密機械で、その上駆動部分が多いから故障率半端じゃないと思うの。技術が進歩してもこの辺の改善は厳しいと思う。

427 :
それが誤った思い込みだって言ってるんだろうが
脳味噌ないのかお前は?

428 :
随分喧嘩腰だな…

429 :
そろそろメンテの時期なんで誤作動してるんだろう

430 :
普通に考えればそんな極端に手のかかる家電なんて存在意義無いわな
年一で点検整備くらいが実用の限界かな

431 :
月一メンテナンスと書いた俺が悪いんだろうが
なんでそんな喧嘩腰なんだよ。「俺はそうとは思わない」でいいじゃん

432 :
ロボットとなるとバラしたくてたまらんのだろうな、この変態フェチオッサンは
それがロボ娘の存在意義だと決めつけている

433 :
ロボットバラしてもいいんだが、ちゃんと元通りに組み立ててくれよ
ほんと頼むよ

434 :
破損がいいんですよ破損が

435 :
>>430
お前PC初心者やろ?ハイエンドPCは2ヶ月か毎月掃除しないとホコリ溜るんだよ
ロボットは精密機械でホコリも堪らないと思ってるのバカなの?池沼なの?屑なの?
お前お風呂入ってないだろ、だから最近このスレからプンプンと臭ってるんだよなゴミ臭が

436 :
自分の洗浄も出来ないようなロボットに
他に何が出来るんだろうな
正に役立たず
他者を攻撃しないと自説を正当化できない時点で負けを認めてるな

437 :
ずいぶんと埃っぽい所に住んでいるんだろうなあ
これから寒くなってくると橋の下とか冷えるから段ボールとか有効に活用するんだぞ

438 :
このスレ趣旨から離れてる件について

439 :
そういえばこのスレ的に暗教室の自律思考固定砲台さんはどうなの?

440 :
グラドス共々スレ違い

441 :
GlaDosたんはロボットとアンドロイドの境目なので、スレ的にはおk

442 :
本当に面倒くさいなここの住人は

443 :
>>GlaDosたんはロボットとアンドロイドの境目なので、スレ的にはおk
お前、頭大丈夫か?

444 :
>>439
ボディ次第だな。
あのまま進化して女性型になってくれれば問題ない

445 :
自分に都合のいい夢を見すぎ

446 :
都合のいい夢が「萌え」なんだと思う。

447 :
夢ぐらい
都合良くたって
ええじゃないか

448 :
スレの路線から外れるのはダメだ

449 :
>>443
お前こそ大丈夫か?Portal 2脚本全部読んだか?

450 :
ロボットとアンドロイドの線引きって、ロボットは被操縦体であり、尚且つ、
自立作動は被操縦時における機能を温存するため程度と、大幅に制限される存在。
アンドロイドは自立思考の出来るAIまたは高度に洗練された動作プログラム等により、
自立して作動する事が可能な人型、またはそれに順ずるデザインの存在。
これくらいの線引きで良いんだよな?
ドライバーの操縦を受ける事が前提の車に例えれば。
エンジンのアイドリングなどは自己機能温存動作なのでマイコンが絡んでようが、
AIで大気圧を勘案したり燃費を考慮したりしてても、実際はロボット。
ところが、カーナビとリンクしてVICS情報を受信しながら、最適ルートを計算し自動運転してくれる、
運転手の姿をしたロボットだとアンドロイド扱い。
OK?

451 :
>>最適ルートを計算し自動運転してくれる運転手の姿
「最適ルートを計算」は単純にC++でプログラミングしていると分るけど、プログラム動作だからこの時点で人型になってもアンドロイドじゃなくロボット
「自動運転」はリアルタイムレンダリング、ループオートコーディングを一括でAI操作するからアンドロイドだね
本職プログラマー視線から簡潔に言うと
プログラム内で動作=ロボット
リアルタイムでの自動コーディング、AIによる自己判断=アンドロイド
だね。大阪大学の石黒浩研究室のアンドロイドも実はロボットで
人間が組んだコードを規則に従って動いているだけで、そのロボット自身が新しい動きをマスターする為に
リアルタイムコーディングを行う訳ではないから、単純に規則ロボットとして見た方が良いね

452 :
懲りずにまた来たか、A級戦犯が

453 :
>>450
概ねそれで良いと思う。多少の差異はまぁ、解釈の違いでしかないしw
自立思考って解釈が非常に難しいから、その辺は書き手の技量差でカバーだろうし。
極論すれば自立思考と言った所で最終的にはプログラムなんだから、
あーでもねーこーでもねーと屁理屈捏ねだすと、人間だって経験則ってプログラムの産物でしかないしw

454 :
え?
全然違うだろ

455 :
ヒント:自演

456 :
まぁハードウェア系プログラマーしか理解できないわな
妄想のお花畑にツッコミ入れてすいませんねwwww

457 :
極めてスレ違い
ロボテク板逝けや

458 :
(^ω^ )ID変えてまで必すなぁ

459 :
個人的には、細かいことはどうでもいいかな、表現として可愛ければ
絵で髪の毛を一本一本描かないようなもんだ
リアルに正しい正しくないでなく、当人にとってそれがアリか無しかでしかないんだから

460 :
>>459
ですね!
ちょっと言っただけでスレが荒れる様な糞みたいなレスして
もう馬鹿なんじゃないかとwwねww
無視出来ない幼稚コメみたいにね。

461 :
>>460
でも「幼稚」とか「馬鹿なんじゃないかとww」などの言葉で煽るのも「糞みたいなレス」として
大人気ないと思うので、自分で自分の書き込み貶める必要はないと思うよ
煽り返したり萌えやすい表現にしたり連想させられるレスできなかった方にも責任あるんだから
同意してくれるなら、完全自立思考型が規則ロボット化する様もいいよね!とかひとこと
言うだけでも違うと思われ

462 :
なんかまた変なの呼び込んじゃったみたいですいません。迂闊でした。

463 :
叩かれてんの、お前だよ
氏ね!!

464 :
という自演

465 :
はいはい、此処までテンプレ。
・・・笑うに笑えんか。碌でもないテンプレだし。
それはともかく、ハッキングとかで自意識弄られちゃうロボ娘ってどうだろう。
個人的には、そういう系統が好きなわけだけれど。
(そして、そういうの期待して買ったら中身は生のMC物だった。
…エラー出してたから期待したのに、サイボーグとか・・・)

466 :
サイボーグはスレ違い
該当スレでやってくれや

467 :
成る程、基本的に他人の命令だけで動くのがロボットで、ある程度AIで考えられるのがアンドロイドやガイノイドなんだね

468 :
ジャイアントロボがアンドロイドなんて説は受け入れがたいな

469 :
ある程度自律、自動的に作業をする機械:ロボット
人間を模倣する意図がある人型ロボット:アンドロイド
じゃないの。言葉の意味的には
人型でも人を模倣する意図がないもの(乗り込んで戦う兵器等)はロボットでおk

470 :
ちがうよ

471 :
…いや、フェイントに引っかかったって愚痴部分だけ拾われても。
とりま割り込みでぶった切らせてもらうけど、
そもそもアンドロイドに定義なんてないんだよね。
ぶっちゃけ言葉としちゃ「人間モドキ」だし。
そいで、このスレは「ロボット・アンドロイド萌えを語るスレ」なんだから、
区分を気にする意味はあまり無いんじゃないか。等と言って見る。
・・・破損はリョナに入るのか、とかだと議論の余地がある気もするが。(ネタの為ツッコミ無用)

472 :
保守

473 :
どんだけ雑な出来でも、誰でも書けるようなシナリオでも良い。
どっかにアンドロイド娘メインなゲームって無い物か。

474 :
ゲームじゃないけど三田誠の「イスカリオテ」シリーズ
ファンタジー物だけど最終的にロボ子とくっついた

475 :
自分のメンテ用ハッチ開いて修理するのは萌える。クノンとか。
つかぬことを聞くが、アーマードコアスレは落ちたのか

476 :
あげ

477 :
ロボ子スレ行けって言われた願望を書くよ
感情とかプログラムされてなくて会話はお知らせ程度しか出来ない家事全般をする機能のエロい機能は全くない形だけむちむち巨乳の完全女型メイドロボが働いてる時に、
服剥がしてはだけさせたり、おっぱい揉んだり吸ったり、ちんぽ突っ込んだり尻とか太股に擦り付けてヌいたり、
持ち上げたり吊り上げたりして犯したり、ベッドに無理矢理連れ込んで縛り付けて犯したり、後ひによって衣装も変えて犯したりと延々家事の邪魔しながらエロい事したい。
又は、同じく感情プログラム無しお知らせ程度の会話の家事用完全女型むちむちメイドロボだけど、
俺が寝てようが風呂に入ってようがこっちの都合を無視して拘束して、延々セックスされたりフェラされたり、
ペニバンで掘られたり叩かれたり、多数で快楽責め拷問されたりと、ランダムに責め方を変えて無理矢理逆レイプを仕掛けてきて、
その時だけ言葉責めプログラムで罵られたり、実行不可能な命令されたり脅されたりと、泣くまで犯されたりして、
不特定回数「ごめんなさい」とか「許して」みたいなキーワードを言わないと解放してもらえなくて、
それでぼろぼろだったりアヘ顔だったり動く元気もなくなるまで犯されて解放された後に、ぐったりして泥のように眠る時に抱きしめられて眠りたい

478 :
メンヘル板逝け

479 :
>>477
いいね!
いめくらに
いけば、そう
いうプレイさせてくれるとこもあるだろうから
いってこい

480 :
平井和正にそんな話あったよな
港々に女が、のノリで
宇宙港で長距離宇宙飛行士の帰りをコールドスリープで待つ女の子たち
…と思っていたら実はセクソイドで何体も眠ってたのが故障で暴走状態で歩き回ってて
それにつかまるとぬまで犯されるから逃げろ、みたいなの

481 :
ねぇよ

482 :
ありだな

483 :
つかまるとぬまで犯されるか・・・。まさに昇天だな

484 :
そんなSSどっかで読んだな
試作品だからまだハゲって設定がちょっぴり萎えたが
搾精マシン的ロボは嫌いじゃないな

485 :
「わがセクソイド」の始まりがそんなシーンだったが
>>480が何だったか思い出せない

486 :
うんヵ月ぶりに規制が解除されたと聞いてやってきたが、酷い有り様になってたのね
これじゃどうにもならないな

487 :
こりゃお焚き上げスレ行きかも

488 :
ついに終わったか……

489 :
OWATTE SHIMATTA

490 :
チェルノブ自重

491 :
↓救世主爆誕

492 :
やっぱ終わったわノシ

493 :
ロボ作が既存の技術論をゴチャゴチャ言って書き手さんを牽制したからだろ

494 :
ロボ子さんにゴチャゴチャダメ出しされつつ色々レクチャーされたい

495 :
炊飯器の中あったかいナリー

496 :
>>495
おい、炊飯器プレイはやめろよ
中のごはんにおまえの精液がべっとりついて食べられなくなるじゃないか!
ごはんのあら熱でたんぱく質が中途半端に凝固したのどごしとか、どんな罰ゲームだよ!

497 :
炊飯器少女 コメ子だったら大変なことになるな
文字通り精子脳になりそうだ

498 :
だが炊飯器とアンドロイドと言われると
何かを思い出さずにはいられないw

499 :
このスレで炊飯器といえばアレだろ

500 :
中條健一か?

501 :
炊飯器型ロボットなんぞに夢はないだろ
現実的とは言えあまりにも哀しすぎる
どうせ夢なんだから、とびきりいい夢みようぜ

502 :
最近だとアバターって指向もいけちゃうんだよな。端末が炊飯器で本体がVRの美少女AIとかさ。

503 :
>>501
過去ログ嫁

504 :
今のスレじゃ受けないよ

505 :
>>147の話好き

506 :
>>502
ネット上で恋した彼女は、リアルでは炊飯器でした?

507 :
夢のない話だなあ

508 :
ゴミ箱だって懐妊させられるんだ、炊飯器を娶るくらいワケ無いってものよ

509 :
人型じゃなきゃやだ
しかもバニーかメイド姿に限る

510 :
>>509
こげなかんじどすか?
http://youtu.be/FTFTtSJAjqQ

511 :
>>498
さすがにR田中一郎先輩には欲情できないです
ちなみに、アキネーターで調べたら一発で出てきたよ!

512 :
ロボではないが、マイナークラブハウスのシリーズにあった
ジャー子さんの独白は人に愛された機械として
なかなか良かった

513 :
コメコちゃんといえば「タケル大好き」になって人間になりたいと思いはじめたみたいだね。
そんで、製作者によってタケルくんたちとの議論を消されるか危機に。
かわいそうだな。

514 :
タケルはRD潜脳調査室の蒼井ソウタとおなじくこっちサイドの存在だろ。むしろ炊飯器人間じゃないとだめなんじゃないだろうか。

515 :
ここってアンドロイド以外もOk何だろうか?

516 :
ロボットもOKだけど、等身大の人間型以外は確実に荒れる元だよ
家電型なんてのはリアルなんだけど、恋愛対象にならないだろ
バーチャル型なんてのは論外だけど

517 :
>>516
人型ロボットはOKか…自分は人型ロボットっていうか人の常識に関するプログラムが少ない兵器が書きたいんだよ。人間に憧れて人間の真似をしようと、人質とかメカニックに手を出してしまうって感じの。

518 :
どうして人間に憧れるんだろうな
というかどうして人間になろうという発想にたどり着くのか

519 :
作った人が人間そっくりに作ろうとしたからだろ
それがロボットの使命なんだよ

520 :
そんなことよりも、ID:dbI6ak7cはsageを覚えような
まず自分が良識人の真似をしてくれないか

521 :
ごめん、つけ忘れてた

522 :
分かってくれればいいよ、気にしないで

523 :
人間らしさを求められてるから必要だと認識するだけ

524 :
昔ゃ等身大じゃなくとも普通に受け入れられてたもんじゃがのう…

525 :
ホイホイさんのことか!!

526 :
武装神姫が末裔か

527 :
>>519
とりあえず作ってみたくて人型ロボを完成してみたら
「博士、飛べません!」とか言われるんだなw

528 :
二日前の日曜日、夜9時から10時くらいに国営放送て、
コメ国で人間型ロボットの開発のために、全世界にいる優秀な人材に資金を出す
とか言っていたな。

人間が使う道具いを使うから人間型なのかなあ?

529 :
人間が居るような環境で動かすなら人間型が一番、ということだな

530 :
あさりよしとおがまんがサイエンスでそんな話を描いてたな。

531 :
段差やドアの開閉道具の仕様とかか

532 :
何百キロもあると普通の室内でコケたら大変とか?
>>528
再放送あるぞ、今日の深夜(日付は木曜)
終わってから気付いたんで今回見る

533 :
ロボ女「?ロボなんだからちんぽなんかに負ける訳無いでしょ?」

534 :
>>533
次の瞬間、鉄男のドリルちんぽにビビるロボ子の姿が……!

535 :
久しぶりに投下します
昨年秋から勤務形態が変わり、なかなか自分の時間が取れなくなりましたが
ぼちぼちでも書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします

536 :
 僕とシズカは伊豆半島の北部、伊豆の国市にやってきていた。
 韮山反射炉の跡地で迎えの男と接触した僕たちは、そこからエアカーで数十分の場所まで連れて行かれた。
 移動にかかった時間と距離が比例しているかどうかは分からない。
 なにしろ前席とは衝立で仕切られており、ブラインドの降りたウィンドの内側からは外の風景は全く見えなかったのだから。
 案外、同じ道をグルグル回っていただけなのかもしれない。
 ことが済んだら、シズカのGPSを解析してみよう。
 とにかく怪しげな洋館の前で車は停止した。
 荷物を運んでくれる運転手の目がたまらなく鬱陶しかった。
 人を舐め回すようにジロジロと見やがって。
 まあ、いかにも中年男が好きそうな格好をしている僕にも、責任の一端があるんだが。
 それでもあまりにねちっこく見られると、府中の警察学校での忌まわしい惨劇を思い出してしまうじゃないか。
 あれは忘れもしない文化祭の時のことだ。
 うちのクラスは寸劇を演ることになったのだが、貧弱な体格の僕は婦警の役を押し付けられた。
 必の抵抗も民主主義の原則には逆らえず、やむなくミニスカポリスに扮した僕だったが、その時地獄を見せられた。
 余程はまりすぎていたのだろうか、そっちの趣味がある先輩に追い回される羽目になったのだ。
 危ういところを柔術教官に救われたのだが、今度は別室でその教官に迫られて──。
 あれ以来、女装はトラウマだ。
 今じゃその手のタレントが出るだけで、テレビのチャンネルを変えてしまうくらいだ。
 なのに、またもその女装を無理強いされるなんて。
 今回シズカが選んでくれたコスチュームは、21世紀初頭のコギャル女子高生だった。
 チェックのプリーツスカートにアイボリーのベスト、白シャツの胸元には赤いリボン、そして膝丈の紺ハイまで履かされた。
 スカート丈の短さは、確実に校則違反ものだ。
 メイクはアイラインとツケマで目元を強調し、後は薄いピンクのリップクリームだけ。
 仕上げにストレートロングの金髪ウィッグを被って作業は終了だった。
 以前、シズカに無理やり買わされたウィッグが、こんな形で役に立つとは。
「これで充分……どこから見ても……女装のプロ……」
 そんな褒め方されても、嬉しくも何ともない。
 どっちにせよ、ハナから女装だとばれてるのだからムキになる必要もなく、それだけが救いなんだけど。
 ところが、予想もしなかった衝撃の事実が僕を待ち受けていたのだった。
 それは通された洋館のロビーで、応対に出てきた初老の男の何気ない一言から発覚した。
「伝説の暗者『マリオネット』がこんな若い、それもお嬢さんとは存じ上げませんでした」
 いかにも執事って感じの男は、そう言って恭しくお辞儀した。
 何を勘違いしているんだ、このオヤジは。
 マリオネットは有名な女装マニアなんだぞ。
「いや、知ってるとは思うけど……僕は男だから……」
 僕が地声でそう言った途端、落ち着いた物腰の男が飛び上がって驚いた。
 その拍子に、持っていた飲み物のお盆を落としてしまったほどだ。
「えぇっ? お、男ぉ?」
 執事のプロみたいな男が、アホみたいに口をあんぐり開けたまま固まってしまった。
 なんか話がおかしくないか。
 マリオの女装癖は、この世界では有名なんじゃ?
「プッ……クロー…あの女に騙された……」
 シズカが吹き出すと同時に、僕の思考も一つの事実に辿り着いた。
「あの年増ぁ……」
 僕は白河法子都知事にはめられたのだ。
 マリオが伝説のし屋ってのは本当のようだが、彼が女装マニアだなんてのはまったくの作り話だったんだ。

537 :
 くっ、これは前に都知事の不正を暴こうとしたことへの仕返しか。
 僕の裏切り行為に対する報復措置なのだ。
 あの女、今頃は1人でぬほど笑い転げているのだろう。
 でも、これで貸し借りなしってのなら安くついたのかもしれない。
 本来だったら口封じのため粛清されてたっておかしくないのだから。
 とにかく今は我慢だ。
 それよりも、執事が僕の慌てっぷりを怪しんでいることの方が問題だ。
「騙された? 騙されたとは、どういうことでありましょう?」
 さすがに不審に思われている。
「問題ない……みんな騙される……任務遂行時は……女……そして……現場離脱時には……」
 シズカがそう言うと、執事は納得したように手を打った。
「……変装を解いて男に戻る。なるほど、たとえ現場を目撃されても疑われず逃走できる」
 執事は心底から感心した様子だった。
「逃げるため異性に扮するのではなく、元に戻るだけなのですから。確かに、これ以上完璧な変装はありませんな」
 犯行時は美少女のペアが、逃げる時にはデート中のカップルと化す。
 これぞマリオが幻のし屋と呼ばれる所以かと、執事は1人で納得していた。
「で、『クロー』とかおっしゃったのは?」
 抜け目ない執事は感心しながらも、次の疑問を晴らしにかかる。
「ああ……『マリオネット』は……官憲側の呼び名……本当のコードネームは……『アイアン・クロー』……」
 シズカはそう言うや、いきなり左の指を開いて背後のドアに振り下ろした。
 指先に組み込まれた電磁メスが唸りを上げ、頑丈な樫材のドアが6枚の板切れと化す。
「ひぃっ?」
 執事はまたも飛び上がる結果となった。
「これらは我々の秘密……誰かに喋ったら……す……」
 シズカが振り返りながら執事を横目で睨む。
 ただでさえドスの利いた目なのに、細めると更に凄味が増す。
「ひぃぃぃっ」
 可哀相な執事は震え上がった。
「ちなみに……クローの乳首は……綺麗なピンク色……」
 こら、なに余計なこと言ってるんだ。
 僕の乳首は関係ないだろう。
「これも……秘密だから……漏らしたら……す……」
「そんな重大な秘密なら、私なんぞに軽々しく教えんで下さいっ」
 可哀相な執事が泣き声を上げた。
 いや、これはシズカのジョークなんだけど。
 いつもながらシュール過ぎて全然笑えないなあ。

 そんなこんなで、僕たちが客間に通されるのに随分と手間取ってしまった。
 ここで日没まで待機とのことだ。
 その後、今回の雇い主のところまで案内してくれるという。
 それまではリラックスタイムってことで、僕はようやく一息つくことができた。
 しかし困ったことになった。
 もう女装する必要はなくなったのだが、生憎と着替えは女物しか持ってきていない。
 下着なんかは買いに行く時間がなかったので、サトコのを無断で拝借してきている。
 男の格好に戻りたくても物理的に無理なのだ。
 しばらくはこの格好で通すしかなさそうだ。
 とにかく、一刻も早く敵の黒幕と接触しなくては。
 一分でも早く仕事を終えて、一秒でも早く寮に帰らないとヤバいことになる。

538 :
 無駄に潔癖なサトコのことだから、パンティの無断借用がばれたら怒り狂うだろう。
 しかもそれを履いたとなると、どんな目にあわされることか。
「仕方がない……トランクスだと……下からはみ出る……スカートが短すぎるから……」
「君が選んだスカートだろうが」
 スカートの丈に関して、こいつに非難される覚えはない。
「アドバイスを……必要としていたのは……クロー……」
 ああっ、本格的に頭が痛くなってきた。
 とにかく帝都に帰ったら、即刻ティラーノに身売りしてやるっ。
 そして、あのいけ好かない女を都知事の座から引きずり下ろしてやるんだ。
 いや、いっそ本当に暗してやろうか。

 そうやって僕が頭を抱えているうちに時間が来たらしい。
 例の執事の案内で玄関に戻った僕たちは、再び黒塗りのエアカーに乗せられた。
 心地よい振動に揺られること十数分、車が停止したのは寂れた波止場だった。
 停泊しているのは中型のフェリーが一隻だけである。
「これから、伊豆諸島にある無人島までご足労願います。そこで私どもの主人がお待ちです」
 同行した執事が説明する横で、ゴリラ面の運転手が僕たちの荷物をトランクから降ろす。
 フェリーなんだから車のまま乗り込めばいいのに。
 僕の不審げな視線に気付いて、執事が説明した。
「我々の役目はこれで終わりなのです。クロー様、どうぞご無事で」
 執事は頭を垂れて別れを告げる。
「私どもの主人は必を期すため、複数の暗者を雇い入れました。少々趣味の悪い話なのですが……」
 名のあるプロのし屋といっても実状は定かではない。
 職業柄、秘密主義とハッタリが横行する世界のことだから。
 そこで最高の技量を持つという暗者を何人か集めて、真の最強テロリストを選出しようというのだ。
 三流どころを束にしてぶつけても、収拾がつかなくなくなるだけである。
 ただ1人の超一流に任せた方が、成功率は遙かに高いというわけだ。
 それに超一流のプロは、徒党を組むのを嫌がるものだろう。
「し屋同士でし合い……か……」
 生唾を飲み込むと、襟の下で喉仏が大きく上下した。
 し屋だらけのバトルロイヤルか。
 これは計算外のピンチだ。
 余計なバトルはご免被りたいが、勝ち抜かないと依頼主に会えない。
 今回の任務を果たすには、どうあってもバトルロイヤルを制さなければならない。
「クロー……指名手配の人犯を……根こそぎにするチャンス……大漁の予感……」
 シズカがこっそり囁いてくる。
 不安など微塵もない横顔を見ていると、僕もどうにか落ち着いてくる。
 君って奴は、なんて頼りになる女なんだ。
「クロー様、くれぐれもお気を付けて。無事のご帰還を心よりお祈り申し上げます」
 執事が恭しく頭を下げた。

 僕たちがフェリーに乗り込むと、ほどなく汽笛が鳴ってエンジン音が高くなった。
 同時に微妙な揺れに包まれる。
 船が港を離れたのだ。
「本当なら夕方までに帰るはずだったのに」
 これは確実にサトコに処刑されるな。
 しかもパンティ泥棒などという不名誉な罪でだ。
「風で飛ばされた……ことにすれば……いい……」
 サトコのパンティ3枚だけを選んで飛ばすような都合のいい風は吹くまい。
「なら……ご愁傷様……ということで……」
 冷たい女だな、君は。

539 :
 僕は溜息を漏らしながら、指定された第7番駐車区画へと向かった。
 なんで船室じゃなくて、駐車デッキがあてがわれたのか。
 その疑問に対する明確な回答は、第7パーキングに用意されていた。
「デヘヘヘヘェッ、こいつはツいてるゼェェェ」
 20メートル四方の密閉式格納庫に入った途端、品性の欠片もない下卑た笑い声が部屋中に響き渡った。
 えらく高い位置から声がするなと見上げてみると、床から3メートルの辺りに巨大な顔があった。
 その下は同じく巨大で分厚い筋肉の塊に繋がっている。
 とんでもない巨人だ。
 サイバーレスリングの選手にも、これだけ充実した体躯の巨人はなかなかいない。
 情けない話だが、僕は小便をちびりそうなほど怯えていた。
 なにせ仁王像みたいな大入道が、こっちを見て嬉しそうにニヤニヤ笑っているのだから。
 どう考えてもルームメイトってわけじゃなさそうだし。
「これは……予選……」
 シズカがボソッと呟いた。
 本戦のバトルロイヤル開始までに、頭数を半分に減らしておこうって魂胆なのだろう。
 あんまり多人数だと、グダグダになるおそれがあるから。
「そのとおり。どうせ最後に残るのは、このオンドレ様に決まってるんだがよぉ。手間は少ないに越したこたぁねぇ」
 思い出した。
 こいつ、オンドレ・ザ・マウンテンだ。
 何年か前、帝都プロレスのマットを席巻したサイバーレスラーだ。
 確か、八百長破りで何人かのレスラーをして、業界を追放されたと聞いていたが。
 人間凶器といわれた肉体と格闘術を悪用して、し屋に転職していたとは。
 これは本格的にピンチだ。
「でよ、モノは相談なんだが。おめぇら2人、大人しく俺様にハメされろや」
 オンドレが好色そうに笑う。
「俺様も気持ちいいし、おめぇらも痛い目みるより、気持ちよくねた方がいいだろぉ?」
 オンドレは犯る気まんまんで、早くも股間のモノを充血させている。
 それは僕の腕より遙かに太かった。
 ダメだ。
 今さら男ってばれたら、どんな酷い目にあわされることか。
 たとえ命は助かったとしても、一生便秘薬を必要としない体にされてしまう。
「デヘヘヘヘェッ。まずはそっちの金髪のお嬢ちゃんからだぁ」
 怯えて縮み上がった僕の姿が、オンドレの攻撃本能に火を付けてしまったようだ。
 丸太ん棒のような腕が、僕に向かって伸びてくる。
 グローブみたいな手がガバッと開いた。
 掴まれる――と思った瞬間、オンドレの腕が天井方向に跳ね上がった。
 シズカが横合いから蹴り上げたのだ。
「ウギャアァァァッ」
 一撃で右腕を破壊されたオンドレが、悲鳴を上げながら床の上を転げ回る。
「シズカッ」
「クロー……女の子みたいに……失神しかけてた……」
 シズカは嬉しそうに微笑していた。
 そういうのはよくない趣味だぞ。
「誤解……板に付いてきたのが……嬉しいだけ……」
 あくまで笑うシズカの背後で、筋肉の山が立ち上がる。

540 :
「クロー……片付けるから……少しだけ……後ろを見てて……」
 なんのことやら分からないけど、この事態をどうにかしてくれるのなら喜んで従おう。
 僕が背後を振り返ると、いきなり「ボカッ」やら「ドスッ」とか「バキッ」という、耳を覆いたくなるような音が連続した。
 続いて「メキメキッ」「ギギギィッ」という、金属がねじ曲がる音が──。
 そして、ものの数十秒後には完全に静まりかえった。
 僕が正面に向き直った時、オンドレの姿は格納庫から消え失せていた。
「OK……レッツ ザ マジック ビギン……スターファイヤー……」
 シズカは有名なイリュージョニストよろしく、スカしたポーズで決め台詞を吐いた。
 その背後の鋼鉄製の壁には一筋の亀裂が入り、オイルがべったりと付着している。
 僕はオンドレがどこに消えたのか知らないし、知りたくもない。
 生涯聞かないことにしておこう。
「問題ないと……言ったはず……」
 本当にシズカの力は底が知れないな。
 彼女さえいれば、今回の任務もなんとかなりそうだ。
「シズカは……クローが困るのを…楽しんでいるのでは……ない……」
 僕の相棒は急に真面目モードに入って語り出した。
「クローが困れば……シズカが役に立てる……それが嬉しいだけ……」
 それが自分の存在意義だと、シズカはうそぶく。
 ありがたいとは思うけど、今回のは少々マッチポンプじみてる感もする。
「そんなことより……バトルモードに入ったから……蛋白燃料の……補給を……」
 シズカはパンティを膝まで下ろすと、その場に四つん這いになって僕を振り返る。
 こんな時におねだりモードかよ。
 僕はたった今、されかけたんだぞ。
 けど、真っ白なお尻を見ているうちに、縮み上がっていた燃料ホースが元気になってくる。
 それに肝心な時にガス欠にでもなられたら、困るのは僕だ。
「早く……合体を……」
「イエス・マム」
 僕もパンティを脱ぎ捨てると、シズカのヒップにのし掛かっていった。
「シズカ……女の子に……犯されてるみたい……変な気分……」
 可愛くて恐ろしいアンドロイドは、押ししたような笑い声を上げた。

 ノロノロと進むフェリーが目的の港に着いた時、すっかり夜は明けていた。
 そう大きくはない島、それも無人島のようだ。
 昨日の車にしてもそうだが、長く乗っていたからといって遠くまで来たとは限らない。
 靄がかかって水平線の向こうは見えないが、意外と本土から近場なのかも知れない。
「さあ……他のし屋どもを叩いて……ちゃっちゃと片付ける……」
 シズカはドアのロックが開くと、先に立って甲板へと上がっていった。
 僕は慌ててその後を追った。
「あれっ。君たち、オンドレを潰しちゃったの?」
 甲板に上がると、ちょうど別のタラップから上がってきた男と鉢合わせになった。
 年の頃なら20代後半、スラリとした長身の白人男だ。
 紳士っぽく髪を綺麗に撫で付け、黒いタキシードでめかし込んでいる。
 先の尖った革靴もピカピカに磨かれていた。
「こいつは助かったなあ。正直なところ、奴をどうしようか悩んでたんだぜ」
 男はそう言うと人懐っこそうな笑顔を見せた。
「早くも……大物ゲット……」
 シズカが男の顔を元にデータ検索を掛け、その照会結果を耳打ちしてくれた。
 こいつは通称「ダブルオー」と呼ばれる男で、英国海軍情報部に所属していた腕利きのスパイである。
 女で失敗して懲戒免職になってからは、スパイとして身に付けたテクニックをし屋稼業に活かしているらしい。
 女王陛下も、さぞかしお嘆きあそばしていることだろう。

541 :
「それともう一つ。こんな風景な島だから、君みたいな綺麗な子がいてくれると、ホント助かるよ」
 ダブルオーは気障な台詞を吐くと、僕の手を取って甲にキスをした。
 さり気ない、しかも洗練された動作だったが、キスした途端に彼は「あれっ?」という顔をした。
 こっちだって同じ気分だ。
 男からそんなことされて嬉しいわけがない。
 そんな軽薄男を嘲笑するように、非難の声が頭上から降り掛かってきた。
「相変わらずのバカッぷりでゴザル」
「ゴザル」
 声の主はと見上げると、上層甲板の手すりに2人の少女が立っていた。
 軽やかになびくポニーテールとアーモンド型の目が印象的で、2人はおそらく双子の姉妹だ。
 袖無しで超ミニの着物に錦紗の袋帯を締めた、なんとも珍妙な格好をしている。
 帯の後ろに短い刀が斜めに落とし込まれており、剥き出しになった腕には手甲、脛には脚絆が巻かれている。
 クノイチだ。
 しかも、嬉しい方向に間違ったクノイチだ。
 ゲームやアニメに毒されたガイジンが陥る、誤った異文化解釈だ。
 忍者がこんな目立つ格好で、白昼堂々と人前に現れることなどあり得ないだろうに。
 だが、着物の裾からチラチラ見えているねじりフンドシは、忍びの者としての再現率も好感度もかなり高い。
「やあ、シュガー・リン、それにシュガー・レイ。君たちも来たのかい?」
 ダブルオーはクノイチたちと顔見知りなのか、手を上げて気軽に挨拶した。
 彼女らシュガー姉妹は、思ったとおりチャイニーズ・ニンジャだった。
 ミツテル・ヨコヤマの忍術書は全てマスターしているとのことで、しかも2人ともサイボーグだという。
 よくは分からないが、彼女らも要注意だ。
 この際だから、船から降りてきた残りのファイナリストたちも紹介しておこう。
 まずはロシアの特殊部隊、メタルベレー上がりの強化戦士、ニコライ大尉。
 メタルベレーはサイボーグ連隊とも呼ばれ、屈強の改造人間兵士たちで構成されている。
 たった1人で正規部隊の一個大隊に匹敵するというのが売りだ。
 肉体も凄いが、内蔵されている火器も半端じゃないのだろう。
 大尉は退役してからもしの味が忘れられずにこの道に入ったという、まさにキリングマシーンだ。
 続いて、ドイツのマッドサイエンティスト、ジークムント教授。
 生化学の博士号を持ち、毒物研究の権威だったが、人体実験のやりすぎで本当の狂人になってしまった。
 自らも毒素に冒されての淵をさまよったが、身体をサイボーグ化して蘇ってきた。
 毒に耐性のある体を所有してからは、彼の探求心は生身の時より強くなった。
 もっとも彼の実験は町中で行われ、しかも罪のない一般市民を実験動物として用いるというから救われない。
 たった一人の対象をすために、関係のない市民を巻き添えにする、大量人のエキスパートだ。
 一際風変わりなのが、国籍不明で年齢不詳の道化師だ。
 こいつに関しては、シズカのデータバンクにも情報がなかった。
 サーカスから出張してきたような扮装で、満面の笑みを湛えたメイクがかえって恐ろしさを醸し出している。
 ピエロらしく一言も喋らないマイマーぶりで、何を考えているのか全く読めないのが不気味だ。
 もっとも、他の連中も僕やシズカを見て、同じように警戒しているのかもしれないけど。
 とにかくこの得体の知れない人ピエロも要注意だ。

542 :
 最後に船から降りてきたのは、見るからにやる気のなさそうなラテン男だった。
 冴えない細面の顔をして、鼻下にコールマン髭を蓄えている。
 それがどこかネズミを連想させる。
 それなりに長身だが体格もそれなりで、よくもこれで予選を通過したものだと感心するほどだ。
 彼もまたピエロと同じく、国際警察の犯罪者リストには登録されていない。
 シズカのデータバンクには、彼についての情報は何もなかった。
 もしかすると余程の大物なのかもしれない。
「よお……」
 男はタバコの紫煙を吐き出すと、気怠そうに挨拶を寄越した。
 これら一癖も二癖もある連中が、バトルロイヤルを戦うファイナリストだ。
 こいつらを蹴散らさないと生きて帝都に帰れない。
 それどころか、敵の黒幕を暴くという任務すら全うできない。
 首尾よくこの戦いを勝ち抜いて、都知事の暗を請け負うことができれば、テロリスト世界一の称号を得たのも同じだ。
 それだけに全員必になってくるだろう。
 これは思っていたより少々ハードな展開になってきた。
 元々容易い任務なら、あの女知事がわざわざ僕を指名するわけはないのだ。
「で、どんなもんだろ? やれそうかい」
 僕は頼みとする相棒を振り返った。
「生身の体を改造しても……シズカには……敵わない……」
 シズカはあっさりと言い切ってくれた。
「サイボーグにできてシズカにできないのは、脳卒中くらいのものだしな」
 僕はシズカのシュールなジョークを真似てからかったが、シズカはニコリとも笑わなかった。
「まずいことに……なった……」
「なにが?」
 シズカの無敵を信じて疑わない僕は、気楽そうに聞き返した。
「サイボーグどもは怖くない……しかし……あのスパイとヒゲネズミには……手を出せない……」
 それって、つまりあの2人は生身の人間で、アシモフの三原則に縛られてるシズカには攻撃できないってことか。
 それは確かにまずいよ。
 シズカに手が出せないのなら、この僕が戦わなくてはならないことになる。
 ヒゲネズミはともかく、元情報部員のダブルオーはかなりの強者だろう。
 僕の警察学校レベルの格闘技で歯が立つと相手とは思えない。
 なんてこった。
 こんなことなら柔術を嫌わず、もっと真面目に稽古をしておくんだった。
 僕は今更ながらに、あの同性愛者の柔術教官を恨みがましく思った。

543 :
今回はここまでです
それと、総務とかで働いている皆様へ
今まで事務の仕事をバカにしててゴメンなさい
こんなに大変だとは正直思いもしませんでしたm(_ _)m

544 :
超久しぶり超乙
シズカさんのロボっぽい暴れぶりが
今から楽しみすぐるよ

545 :
おつ
なんだかんだで三原則に縛られてるっていいよね

546 :
乙ですの
また、続きが読めてうれしいです♪
ダブルオー、吹きました。
しかし、ヒゲネズミ、なにものなんでしょう(滝汗

547 :
3dmarkのデモに良いおっぱいのメカ娘が出たので報告に来たら新作が投下されてたでござる


548 :
佐藤兄弟の女体化キタァーッ?

549 :
新作キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
乙でございますよ

550 :
乙乙

551 :
ああ、佐藤兄弟=シュガー姉妹ね
茶を噴いただろうが

552 :
わあ。まっててよかった……。
ところで濃厚な燃料補給シーンをですね。

553 :
刺身のツマ程度ですが
勝手にやったんであまり合わなかったらすまん
ttp://pic-loader.net/picfile/esi_51588f4e344fd.jpg

554 :
これは素晴らしすぎるでしょう

555 :
おぉ、神絵師の 再降臨か
やっぱ絵があるとイメージが膨らむなあ

556 :
おおおお、一緒にフェリーから降りてきた敵キャラさんかな
おなごのやわらかさはもちろん男性キャラの書きわけもすごいっ!

557 :
女の子を上手く描ける絵師は多いけど、男をきちんと描ける人は確かに凄いな
漫画化してくれたら買うぞ

558 :
ちょっと手直し版シズカ
ttp://www.pic-loader.net/picfile/esi_5160a948241a3.jpg
アイアンクロー
ttp://www.pic-loader.net/picfile/esi_5160a9a78c74b.jpg

559 :
あ、ニーソじゃなかったらすんません
ニーハイにしろ膝上なんで、ちょっと高すぎたかも;;

560 :
どうせならメカバレ(武器展開)とかも書いとくれ

561 :
>>558
シズカがかわいすぎて生きていくのがつらい

562 :
コメコちゃんはジャンボの6月号(5月発売)が最終話みたいだね。

563 :
>>561
むしろシズカがかわいいから今月も生きていられる
…支部にも上げて欲しいッス

564 :
投下開始

565 :
 都知事暗計画の黒幕を追い、伊豆の無人島にやってきた僕は、予想もしなかったピンチに陥っていた。
 無敵のシズカがいれば怖れるものなど何もない。
 そう考えていた僕だったが、まさか敵の中に生身の人間がいるとは思ってもいなかった。
 し屋を生業とするのなら体をサイボーグ化した方が有利だし、そうするのが当たり前だと考えていたのだ。
 正規の警察用バトルドロイドであるシズカは、ロボット三原則を遵守しなければならない。
 というか、アシモフ回路を組み込まれている彼女には、人間を攻撃すること自体が不可能なのだ。
 したがって、生身の敵はシズカではなく、この僕が相手しなくてはならない。
 しかも元英国情報部の腕利きスパイという、よりによってタフな難敵をだ。
「否……必ずしも……クローが相手する必要は……ない……」
 パニックになりかけた僕を余所に、シズカはあくまで冷静だった。
「クローがやらずとも……他の連中に手を下させれば……結果は同じ……」
 シズカは現状を分析して、的確な判断を下した。
 彼女が言うとおり、ダブルオーの敵は僕たちだけじゃない。
 多人数が入り乱れる生き残り戦では、敵の敵は頼もしい味方なのだ。
 共闘して強敵から葬っていくのは、バトルロイヤルの常套手段である。
 その意味じゃ、いかにも弱そうに見える僕たちは、安全地帯にいると言ってもいい。
 この自己嫌悪すら覚える女の子並みの体格が、まさか戦闘の役に立つ日が来るとは。
 世の中、何が幸いするか分からないものだ。
 さて、そうなると誰にどうやってダブルオーを始末させてやるか。
 頭をフル回転させて熟考していると、当のスパイ崩れが近づいてきた。
 一見青年紳士に見えるダブルオーは、爽やかな笑みを浮かべて話し掛けてくる。
「やぁ、君たちが噂の『マリオネット』だろ? で、どっちがロボ娘ちゃんなのかな」
 人の気も知らないで、気楽に笑いやがって。
 こっちが不利になるような情報など、誰が与えてやるものか。
 幸いシズカは見た目には完全に生身の美少女だ。
 黙ってさえいればマシンだと分かりっこない。
 どちらがバトルドロイドかばれなければ、彼に2倍の警戒力を強いることができるのだ。
 そんな深慮遠謀を、シズカが台無しにしてくれた。
「黙れナンパ男……クローディアに命令して……キンタマ……引っこ抜かせるぞ……」
 シズカはシズカなりに思考して、相手を攪乱しようと企んだのだろう。
 けど、そんなたどたどしい台詞回しじゃ、逆に的確な判断材料を与えてあげたも同じだ。
 ダブルオーは怯えるどころか、してやったりとニコニコしている。
 これでロボットはシズカの方だとばれてしまった。
 こうなったからには、彼女にアシモフ回路が組み込まれてることだけは隠し通さねば。
 あくまで、人も辞さない違法な暗用ロボットだと思わせておくのだ。
 シズカが正規品ロボットだと知られたら、ダブルオーに対して打つ手がなくなる。
 僕たちはダブルオーに手を出せない。
 そして、他の連中はダブルオーに手を出さない。
 生かしておいて、僕たちを倒させるために。
 つか、誰がクローディアだ。
「クロー……こうなったら……一刻も早く……あいつを始末させないと……」
「だから、誰にやらせるんだよ」
 シズカは自称超一流のし屋たちを見回していたが、やがてポツリと呟いた。
「アイツ……」
 シズカが選んだのはメタルベレー出身のニコライ大尉だった。
 確かにガチンコで戦うのなら、この中じゃ彼が一番強そうに見える。
 戦闘力なら、間違いなくダブルオーより上だろう。

566 :
「で、どうして大尉なんだ?」
「ああいうマッチョは……気障な二枚目が大嫌い……それが相場だから……」
 それは偏見というものじゃないのかな。
 まあ、僕の代わりにダブルオーをやっつけてくれるのなら構わないが、どうやって交渉する気なのか。
 ここは一つシズカのお手並み拝見と行こう。
 シズカはつかつかとニコライ大尉に近づくと、やにわに背後から話し掛けた。
「ちょっと……アンタ……アイツをして……」
 シズカはそう言うと、ダブルオーを指差した。
 おわっと、まさかのノープランかよ。
 僅かでも期待した僕がバカだった。
 戦闘用アンドロイドに、高度な政治力を要する交渉などできるはずがないのだ。
 いきなり訳の分からないお願いをされた大尉は、胡散臭そうにシズカの顔を見た。
 なんだこの小娘は、という風に。
 こう言う時に普通の人間が見せる、至極まっとうな反応だ。
 そもそも、ひ弱そうな僕たちなど、大尉の眼中になかったのかも。
 話し掛けられて、初めてシズカの存在に気付いたような様子にすら見える。
 だが、次に大尉の表情に起こった変化は、見ているこっちが驚くほど劇的だった。
 シズカの顔を見た途端、大尉の目は大きく見開かれ、口も顎が落ちそうになるほど大きく開かれた。
 そしてシズカに向けられた人差し指は、痙攣するように小刻みに震えていた。
「あわわわわ……」
 ニコライ大尉はヘナヘナとその場にへたり込んでしまった。
 大尉は怯えているのだ。
 恐れなど知らないようなマッチョマンが、小娘のシズカを見て怯えきっているのだ。
 そんな大尉の姿は、嫌でもライバルたちの耳目を引いた。
 みんなが僕たちの方を向き、何事が起きたのかと注目している。
「こ、こいつ……俺はこいつを覚えてるぞ……」
 ニコライ大尉がしわがれた声で唸るように言った。
「俺が新兵だった頃、ドイツと戦争になって、故郷のプーチングラードが火の海にされたことがあった……」
 大尉が言う戦争とは、何年か前に勃発した独露紛争のことだろう。
 つまらぬ政治解釈の違いが切っ掛けで、当時のドイツとロシアは険悪な仲になった。
 そして意地の張り合いは、ついにドンパチにまで発展することとなった。
 幸い、全面戦争に突入する前に第三国の介入があり、どうにか停戦にこぎつけることができたと聞いている。
 実際にはドイツの自動歩兵軍団がロシア自慢の機甲部隊を圧倒し、ロシアは僅か一週間で戦闘継続能力を喪失したという。
 人型ロボット兵器が実戦投入された史上初めての戦争は、それくらい一方的な展開だったらしい。
 そのため、この紛争はドイツが鉄人兵団の実戦データを採るために、無理に仕掛けたものだという陰謀説もあるくらいだ。
 しかしそれがシズカと何の関係があるんだ。
「開戦初日のことだ。1機の輸送機が街の上空に飛んできたと思ったら、降下兵を次々に吐き出しやがった。
パラシュートで降りてきたのはメイド服を着たロボットどもで、連中は情け容赦なく戮と破壊活動を始めた……」
 超兵器を内蔵したロボット兵の前では、主力戦車もひとたまりもなかったという。
 ロシア軍の攻撃はことごとく弾き返され、お返しの砲火は簡単に戦車の装甲を貫いた。
 たまに主砲の直撃を受けて、吹き飛ぶロボット兵もいた。
 だが、何事もなかったように無表情で立ち上がってくるその姿は、大尉たちにとって悪夢の光景だったに違いない。
 200体のロボットが街を破壊し尽くすのに、わずか2日しか掛からなかったらしい。
「人も建物もバラバラだった。俺たちは最後の決戦をと兵舎に立て籠もったが、そこにロボット兵団が押し寄せてきやがった」

567 :
 天を焦がさんばかりに燃えさかる炎をバックに、200体のロボット兵たちは横隊を作って行進してきた。
 正確な足運びが、規則正しい足音を響かせた。
 逆光のためシルエットだったロボット兵が、接近するにつれて場違いなメイド姿を顕わにした。
 いずれも絶世の美少女たちだが、その目には何の感情も帯びていなかった。
 主の命令に従い、主の意思を具現化するためだけに、彼女たちは存在しているのだ。
 大尉はこの時天使というものが、悪魔の同族であることを思い出していたという。
 文字通り、血も涙もないロボット兵を前に、大尉たちはを覚悟した。
 そして、いよいよ攻撃開始という時、ロボットたちは一斉に戦闘態勢を解いたのだ。
 ギリギリのタイミングで停戦命令が間にあったのだった。
「その時、先頭に立っていた指揮官がそいつだっ。そいつはマンイーターだぁっ」
 ニコライ大尉は長い話を終えると、震える指先でシズカを指し示した。
 僕は問い質すようにシズカの顔を見た。
「知らない……何を言ってるの……こいつ……」
 シズカは無表情のまま、素っ気なく否定した。
 そりゃそうだろう。
 シズカは新古品のウーシュ0033で、僕と組むまでは埃を被っていた売れ残りなんだから。
 本人は「売れ残り」などではなく、あくまで「展示品」だったと主張して譲らないのだが。
「それにシズカにはアシモフ回路が組み込まれているから、マンイーターだなんてことは……」
 危うく秘密を吐きそうになって、僕は慌てて口を押さえた。
 マンイーターとは人食い、すなわち人しができる違法ロボットの俗称である。
 それだけでもニコライ大尉が勘違いしていると分かる。
 僕にとっては、非常に都合がいいことなんだけど。
「いいやっ。俺の脳にはあの時の光景が焼き付いていて、今でも夢に見るんだっ」
 ニコライ大尉は主張を曲げず、激しく首を振ってみせる。
「うるさい……お前……」
 シズカは不機嫌そうに上目遣いで大尉を睨み付けている。
「その顔を見間違うわけがない。お前だっ、お前に間違いないっ」
 ちなみにウーシュタイプのバトルドロイドは、一体一体が異なった外見を持っている。
 基本機能は同一でも、体格、人種などの見た目は千差万別で多岐にわたっているのだ。
「お前があの時の……」
 ニコライ大尉が再び吼えた次の瞬間、シズカの右手が動いていた。
「しつこい……黙れっ……」
 警告が終わるより早く、速射破壊銃が唸りを上げた。
 電磁カタパルトで加速された弾丸が、プラズマの尾を引いて大尉の土手っ腹へ吸い込まれていく。
 体幹部分の重要器官を破壊され、さしもの強化人間も一瞬で機能を止められた。
「ぐわっ」
 大尉がたまらず両膝を地面に付けた。
 それでもシズカは容赦しない。
 左手に組み込まれたプラズマキャノン砲を露出させると、フル充填を待たずにぶっ放した。
 しかも情け容赦のない連続発射だ。
 着弾するたび大尉の体は跳ね回り、残骸は細切れと化していく。
 やがてシズカが砲身を収めた時、ニコライ大尉がこの世に存在した形跡は完全に消え失せていた。

568 :
「シズカ、どうしちゃったんだよ」
 こんな後先考えない攻撃をするなんて、いつものシズカらしくない。
 他の女に嫉妬心を剥き出しにする時だけは別だけど。
「うざかったから……ちょっとやりすぎた……」
 ちょっとどころの話じゃないよ、これは。
 速射破壊銃の一撃だけでニコライ大尉は終わってた。
 これじゃ、まるで大尉の存在自体を消去しようとするような攻撃だ。
 マンイーターと指摘されてからのシズカは確かにおかしかった。
 僕の指示を待たずに攻撃するなんて異常だ。
 まるで、大尉の口を封じようとするような──。
 あれ以上大尉にしゃべらせたら、彼女にとってまずいことでもあったというのか。
 それは僕の心の中に初めてシズカに対する疑念が生じた瞬間であった。
 だが、状況はそんなことに構っていられるほど悠長ではなかった。
 今の戦闘が、バトルロイヤルの開始を告げるゴングとなってしまったのだ。
 いきなり手裏剣が飛んできた。
 シズカが僕の胸ぐらを掴み、グイと手元に引きつける。
 唸りを上げる八方手裏剣が、僕の耳元を掠って飛び去る。
 高周波を伴った手裏剣は、大木の幹に深々とめり込んだ。
 と思ったら、その大木がメキメキと音を立てて倒れる。
 むぅ、科学忍法?
 振り返ると、まがいもののクノイチが舌打ちしていた。
 そして一瞬後にはフッと姿をくらませる。
「クロー……始まってしまった……」
 こうなれば乱戦の中でダブルオーがんでくれるのを祈るだけだ。
 チラリと彼の方に目をやると、スパイ崩れはスタコラサッサと逃げていくところだった。
 鍛えているとはいえ、所詮は生身の人間である。
 化け物たちとまともに戦えないことをちゃんとわきまえているのだ。
「ダブルオーを追うんだ。幾ら全員を倒しても、アイツ一人に生き残られたらお終いだ」
 それは僕たちにとって最悪のシナリオである。
 戦いの渦中に巻き込んでさえいれば、流れ弾とか余波の効果が期待できる。
 ところが僕の考え通りにことが進まない。
 今の戦闘でシズカを一番の難敵と見た全員が、一斉にこちらに攻撃を仕掛けてきたのだ。
 まずは化け物じみたシズカを皆で協力して潰そうというのだ。
 戦場に残っているのはシュガー姉妹と毒々マッドサイエンティスト、それに人ピエロの4名だ。
 いつの間にかヒゲネズミまでもが姿を消している。
 あのネズミ男も生身だから、放っておいたら厄介なことになる。
 だが、今は目の前の戦いに集中するべきだ。
 シュガー姉妹は走りながら二手に分かれると、僕たちを左右から挟撃してきた。
 これは速いっ。
 彼女たちにはアクセラレーターが組み込まれているのだろうか。
 常軌を逸した加速力である。
 自然の法則を超越した動きのため、加速するたびに姉妹の姿が視界から消え去る。
 視神経の働きが彼女たちの速さに追いつかないのだ。
 足が地面に着き、速度が鈍った一瞬だけクノイチスタイルの姉妹が現れる。
 そして蹴り足の加速により再び見えなくなる。
 僕の網膜に姉妹の残像が点々と残り、あたかも分身の術を使っているように見える。
 もっとも、それは副次的効果であり、姉妹が意図してやっている術ではない。
 そもそも電子の目を持つロボットを相手に、残像を利用した分身の術が通用するとはあちらも期待していまい。
 だが姉妹のアクセラレーターは僕の目だけではなく、シズカを混乱させるのにも成功していた。
 あまりに速いため、火器管制システムが予測照準を付けきれないのだ。

569 :
 人間なら山勘で適当に発砲できるが、シズカは管制システムが照準を終えない限りは火器への回路が開かない。
 火器管制システムは正確な狙いをつける照準器であると同時に、誤射を防ぐための安全装置でもあるのだ。
 つまり、バトルドロイドは機能上、盲目撃ちできない仕組みになっているのである。
 混乱するシズカに向かって、四方八方から手裏剣の嵐が襲いかかった。
 演算処理能力のほとんどを火器管制に回していたため、シズカの回避反応が遅れた。
 鈍い音を立て、シズカの体に10枚以上の手裏剣が突き刺さった。
 なんと、砲弾すら弾き返す特殊繊維のメイド服──シズカの補助装甲が役に立たない。
 恐るべき高周波手裏剣の切れ味である。
「イケるでゴザル」
「ゴザル」
 シュガー姉妹は、その愛くるしい顔に満面の笑みを浮かべた。
 もっとも、彼女たちの考えは少々楽観的すぎる。
 体幹部を守っている本装甲は厚く、この程度の攻撃ではシズカの機能に影響は出ない。
 手裏剣は生体組織層に刺さっただけなのだ。
「気をつけろ。次は肩や肘のジョイントを狙ってくるぞ」
 シズカはノースリーブの盛夏用メイド服を着ており、鎖骨部から上は全部剥き出しになっている。
 それに四肢の装甲は体幹部ほどの厚みをもっていない。
 肘のジョイントを破壊されたら、超兵器のほとんどが使用できなくなってしまうのだ。
「大丈夫……戦術を変える……」
 接近戦での銃撃が有効でないと判断するや、シズカは素早く戦術を切り替えた。
 交渉ごとはともかく、こと戦闘に関しては彼女はプロなのだ。
 シュガー姉妹が手裏剣を振りかぶり、その姿が消え失せた次の瞬間だった。
 シズカの姿もまた、僕の目の前から消失した。
 続いてゴン、ガンという打撃音がしたと思ったら、突如として地面を転がるシュガー姉妹の姿が現れた。
 少し遅れて、エアブレーキを掛けるため、両手を大きく開いたシズカが出現する。
「所詮はバージョン1.25……シズカのアクセラレーターは……バージョン1.5だから……」
 おおっ、シズカの加速力はシュガー姉妹のそれを上回っていたのだ。
 姉妹は地面に転がったまま、大きく見開いた目でシズカを見上げている。
 まだ厳しい現実を受け入れられず、思考停止しているようだ。
 お陰様で、ねじりフンドシが食い込んだ可愛らしいヒップを拝み放題にできる。
 冷徹なシズカがこの絶好の機会を見逃すわけがない。
 素早く照準を終えると、姉妹に速射破壊銃の銃身を向けた。
 しかし現実は僕たちに対しても厳しかった。
 この戦いはバトルロイヤルであり、シズカの敵はシュガー姉妹だけではなかったのだ。
 ボンいう破裂音と共に、フィールドに霧が立ちこめた。
 霧隠れの術かと思いきや、それはクノイチ姉妹の手によるものではなかった。
 マッドサイエンティスト、ジークムント教授が放った猛毒のシアンガスだったのだ。
 まずい、こんなもの吸い込んだら、僕は確実に即する。
 シズカもそれを理解し、シュガー姉妹への攻撃を止めて僕の方へ向き直った。
 そして僕の後頭部に手を回すと、躊躇することなく手前に引き寄せた。
「な、何を…むぎゅう……」
 盛夏用メイド服の胸元はV字型に深く切れ込み、メロンサイズのオッパイは上半分が露出している。
 僕の鼻と口はその谷間に沈み込んだ。
 完全に息が止められ、僕がガスを吸入する危険はなくなった。
 代わりに窒息する危険性が劇的に高まったことになるのだが。
 シズカは右手を僕の腰に回して軽々と抱き上げる。
 そして風上に向かって全力で走り始めた。
 滞留している毒の効果範囲から僕を逃がそうとしているのだ。
 なんてことだ。
 僕さえいなけりゃ、シズカはシュガー姉妹にとどめを刺せたのに。
 シズカは勝負より、僕の生命を第一に考えてくれたのだ。

570 :
 ようやく安全圏に達したのだろう、僕はシズカのオッパイから解放された。
 どうにか毒も窒息も免れたようだ。
「ありがとな、助けてくれて」
 僕が礼を言い終わるのを待たず、シズカは再度戦闘に復帰しようと身を翻す。
「ここから動かないで……あのスカンクは……これより風上には……行かせない……」
 シズカはそう断言すると、ジークムント教授に向かって突撃を開始した。
 外見は初老の小男に過ぎない教授だが、猛然と突っ込んでくるシズカを前に怯みを見せない。
 奴もシズカがニコライ大尉を破壊するところは見ているはずである。
 なのにこの余裕ある物腰はなんなのだ。
 全然強そうには見えないが、自分の戦闘力に余程自信があるのか。
 呼吸をしないシズカには、毒ガス攻撃など効きはしないのに。
 僕の不安を余所に、シズカは躊躇なく攻撃態勢に入った。
 得物は問答無用の速射破壊銃だ。
 細い右手首が素早く4分の1回転し、電磁カタパルトにブリットが装填される。
 それが火を噴くより先に、ジークムント教授の持つ擲弾筒が乾いた音を発した。
 圧搾空気で発射されたカプセルが、ヒュルヒュルと音を立てシズカに向かう。
 そんなヒョロヒョロ弾が通用するはずもなく、シズカは水平チョップでカプセルを払い落とす。
 しかし、それこそ教授の思う壺だったのだ。
 衝撃を受けたカプセルが炸裂し、中に詰められていた微粒子が飛び散った。
 シズカの姿が靄に遮られて見えなくなる。
 何が起こったのかと考える暇も与えられず、シズカの体が眩い炎に包まれた。
「どうじゃ、儂の開発したナノテルミットガスの威力は?」
 教授が気が触れたような高笑いを上げる。
 あの靄の正体は焼夷弾や溶接に使われるナノテルミットだったのだ。
 メイド服に付着した微粒子が、化学反応により発火しているのだ。
 シズカはその場に突っ伏し、炎を消そうと地面を転がるが、化学の炎はその程度では消せない。
「シズカっ、早く消すんだっ」
 だが、慌てることは何もなかった。
 ハルトマン社が開発した特殊繊維は、防弾力だけではなく耐火性にも秀でている。
 一見、業火のような強烈な炎も、メイド服の表面で化学反応を起こしているに過ぎない。
 テルミットガスの焼夷効果も、世界に冠たるハルトマン社の科学力を打ち破ることはできなかったのだ。
 それでも微粒子の化学反応が終わるまで、シズカは炎をまとったままだ。
「どうにかしろ。放置すればコンピュータがオーバーヒートしてしまうぞ」
 このまま超高温に晒されていれば、熱暴走でOSがフリーズしてしまう。
 それこそマッドサイエンティストが考案した、対バトルドロイド用の秘策だったのだ。
 やむなくシズカが取った行動は、いとも単純であった。
 燃えさかるエプロンとメイド服を「えいやっ」とばかり脱ぎ捨てたのだ。
 哀しいかな、彼女には最初から羞恥心などプログラムされていない。
 弾道が低かったのが幸いして、まともに微粒子を浴びたのは着衣に覆われた部分だけだった。
 髪や肩口に付着したのはごく少量だったようで、既に火勢は衰えている。
 生体組織に覆われた人工皮膚はあちこち焼けただれ、点々と痣ができていた。
 これに対するシズカの報復措置は苛烈だった。
 無言で教授に近づくと白衣を握り締め、日めくりカレンダーのように力任せに引きちぎった。
 続いてネクタイをねじ切り、ヨレヨレのスーツをシャツごと引き裂く。
「や、やめろっ。やめてくれぇっ」
 教授は情けない声を上げて逃げようとするが、シズカが聞き入れるわけがない。
 ズボンのベルトに手を掛け、上手出し投げの要領で教授を地面に叩き付けた。
 投げた後もベルトを放さなかったものだから、ズボンだけがシズカの手に残っている。
 不本意なストリップを強いられたシズカは、取り敢えず教授を同じ目にあわせたのだ。

571 :
「これで……おあいこ……」
 シズカは不機嫌そうに呟くと、その場から高々と跳躍した。
 空中で膝を折り畳むと、そのまま教授の背中に落下する。
「グェェェェェーッ」
 必のニードロップに人工脊柱を折られ、教授は断末魔の声を上げて機能を停止させた。
 同時にイタチの最期っ屁よろしく、教授の体から毒ガスが噴射される。
 自分をした相手を巻き添えにする仕掛けなんだろうけど、教授の性格が端的に現れている。
 陰険さもここまでくると、むしろ清々しいくらいだ。
 もちろんシズカにはまったく影響がなかった。
 ニコライ大尉に続いてこれで2体目。
 どうなることかと気を揉んだが、意外にあっさり片付いた。
 後はシュガー姉妹と人ピエロだ。
 しかし、どちらかを生かしておき、逃げたヒゲネズミとダブルオーを仕留めさせないと。
 と思いながら周囲を見回すと──なんとクノイチ姉妹もピエロも消え失せていた。
 まともにシズカと戦う愚を悟ったのだろうか。
「では……不戦勝ということで……いい……」
 確かにシズカの言うとおりかもしれない。
 他の連中は勝負を捨てて逃げ去ったのだから。
 シュガー姉妹は身をもってシズカの恐ろしさを知ったろうし、他の連中も傍目にそれが分かっただろう。
 敵わぬと知れば、恥を忍んで撤退するのも一流どころの証かも知れない。
 ダブルオーにしたって、シズカが正規品だと気付かない限りは手を出してこないだろう。
 それにヒゲネズミは最初からやる気がなさそうだったし。
 しかし、あのネズミは何者なんだろう。
 見たところ、し屋を生業としている風には思えなかった。
 そもそも勤勉そうには見えなかったけど、本当にし屋として雇ってもらいに来たのだろうか。
 それに覇気は全然ないくせに、あの圧倒的な存在感は何だろう。
 現に今もこんなに気になって仕方がない。
「所詮はネズミ……沈没する船の運命を悟り……逃げ出した……だけ……」
 シズカが興味なさそうに呟いた。
 案外そうなのかもしれないな。
 間もなく船──すなわち雇い主は僕たちに沈められるのだし。
 そう考えるなら、ネズミが姿を消したのは僕たちにとっては吉兆だ。
 では、堂々と勝ち名乗りを上げるとしよう。
「お疲れさん。これでようやく黒幕と会えるな」
 雇い主と接触できるのは、バトルロイヤルを制した生き残りだけ。
 僕たちは世界し屋チャンピオンとして、その権利を手にしたのだ。
「他を排除すれば……森の奥の教会に行けと……執事が言っていた……」
 シズカはようやく炎が収まったメイド服を拾い上げ、埃を払ってから身に付ける。
「そこに都知事暗の雇い主が待っているんだな」
 さっさと人教唆の罪で逮捕してやろう。
 そして一刻も早く帝都に帰り、シズカの肌を治してあげなくては。
 たとえ貯金を全部使い果たしてしまうとしてもだ。
 顔や態度には出さないが、きっと彼女も気にしているのに違いないのだから。

572 :
投下終了です

573 :
待ってました乙
脱いでからのシーンが短いでござる(不服)
しかし戦車砲の直撃でも破壊できないシズカさん
ぱねえです

574 :
今回は戦闘パートか
燃えたな、色んな意味で

575 :
かつてロシアと戦ったメイド軍団のリーダーって本当にシズカなのか?
そして怪しいヒゲネズミの正体とは?
謎は深まるばかり

576 :
投下します
SSを書くのは初めてなので駄文・珍文ですがどうぞ

577 :
人には誰しも見られたくない秘密を持っている。それはロボットだって同じだ。
それを無理矢理見ようとするならば、然るべき仕打ちが返ってくるのは同然である。
「ご、ごめんなさいっ!」
パンッ!と、乾いた音が部屋に響く。そこには右手を平手のまま硬直させた女性と、頬を抑え呆然とする男の姿があった。
男は女に覆いかぶさっっていたが、その頬の痛みが理性を取り戻させたのか、女性からそっと身体を離す。
「こっちこそゴメン、強引すぎた…」
と、謝る男とは裏腹に、女は申し訳なさそうな顔を男に向けた。少し人間離れした美貌を歪ませ、小さな口から、声にならない声を出す。
そうしてベッドから抜け出ると、辛うじて聞こえるほどの声で「ごめんんさい、宗一さん…」と言い残し、メイド衣装の女性は部屋を出て行ってしまった。
部屋に取り残されたこの家の主は、釈然としない思いのまま頭を掻いている。
「あの部屋」に篭られては主人ですら手を出せない、その事を知っている彼は彼女を追い掛けようとしなかった。
「さすがに強引すぎたか…、でもロボットて主人を殴れたっけ?」
そうひとりごちた彼は、急激に萎えてしまった心と身体を睡魔の中に放り投げた。
◆ ◇ ◆ ◇
窓から差し込む朝日で目を覚ます。寝ぼけた目を擦り時計を見た俺は、ベッドから飛び起きた。
「遅刻だ!」そう叫んでみたものの、過ぎた時間は戻らない。いつもならリナが-ロボットでありメイドである-が起こしてくれるハズであった。
だが、昨晩の出来事の所為か、彼女は部屋に閉じこもったままだ。
慌てて出掛ける準備を整え、昨晩から沈黙したままの部屋に話しかける。
「リナ、昨日はゴメン。俺が全部悪かったよ。あんなことはもう二度としないから…」
と、話しかけたが返事は無い。充電ならもう済んでいるハズだが、部屋の奥から物音一つない。
「もう時間だから大学に行くよ。その、ごめんな…」
と扉に再度呟き、俺は家を出た。もう授業には間に合わないが、家に居ることも出来そうになかった。
◆ ◇ ◆ ◇
『宗一様…、悪いのは、私です』
遠くで扉の閉じる音がした。私は膝を抱えたまま、愛しい主人のお見送りという大切な職務すら出来ずにいた。

578 :
◆ ◇ ◆ ◇
「…で、今現在、我々の男女比率は7:3という史上稀にみる事態となっています。これは21世紀初頭に人間の遺伝子情報が…」
教授の声が頭を通り抜けていく。運良く授業の開始時間が遅れたことによって遅刻はなんとか免れたが、肝心の授業は上の空だった。昨晩の出来事が頭から離れないのだ。何故あれほどまでに『拒絶』されたのか、その出来事は今の人類の危機よりよっぽど重要だった。
だが、この男女比の異常な偏りは、この今、頭の中で渦巻く問題の根源的な原因でもあった。21世紀初頭より始まったこの異常な男女比は、男の異性に対する欲望を暴走させた。具体的に言うと性犯罪やそれに伴うビジネスの増加、果ては女をめぐっての戦争だって起きた。
この問題を重く見た各国は女性の保護を名目に、女の代理品を開発することに躍起となった。
かくして現代、セクサロイド…表向きは『家政補助自動人形』という名称のロボットが開発され、18歳を迎えた男に、一体づつ支給されることとなった。
このロボット達は女手の少ない家での補助という役割だが、要は行き場の無い性エネルギーを発露させる為に必要とされた。つまり主が望めば拒絶することなどありえないのである。
…そう、『拒絶』などありえない、ありえないのだ。あまつさえ平手打ちなどもっての外だ。だが何故だ、なぜ昨晩はああなってしまったのだ…、変なことは強要していないのに、と先ほどから終わらない思索を続け、俺は挙動不審まっただ中であった。
そうこうしてると終業のチャイムが鳴る。頭を抱え突っ伏していると、後ろから声を掛けられた。
声の主はにやけた顔で「宗一、何やってんだ?奇行はこんなむさい男だらけの教室なら分からんでもないけどよぉ、ひと目ははばかるもんだぜ」と。
「黙れ雨宮、今それどころじゃないんだ。他を当たってくれ。」
正直今はこの男の面倒臭いテンションに合わせる気分になれなかった。だが、雨宮はお構いなしに口を動かし続ける。
「何か困りごとかなぁ、宗一くん?ならこの俺に相談してくれてもいいのだよ。さあさあ、今日のオカズから女の口説きかたまでなんでも来たまへ!」
「…なんか今日は何時にも増して鬱陶しいな、お前。」
今日は何時もの3割増しだ。普段は少し騒がしいぐらいのイイ奴なのだが。
「んっふっふっ、良くぞ聞いてくれたな宗一くん、実は昨日俺は、遂に…!」
と、握り拳をグッと掲げ、聞いても無いのに語り始めた。そして雨宮は周囲をちらりと確認すると、俺の耳元で呟いた。
「遂に俺のアイシャと『ひとつ』に、ぐふっ、えふふふふっ」
耳元で何を呟いてるんだコイツは。とりあえず手元にあったファイルで側頭部を強打する。ちょうど角が直撃したのか、しばし雨宮は頭を抱えて蹲った。
「流石に今のは痛い…、だが俺の今の幸せならそんなこと許す!許せる!」
「はぁ…、そうですか。」
「で、どうしたのかな。…まさか、お前。生身の女と何かあったのか!?」
「…んな訳あるか、さっきの授業聞いてたのかよ」
と自分のことは棚に上げるが、そんなことはありえないのだ。
「だよなぁ、この大学も共学のハズなんだけどなぁ。女子大生って都市伝説なのかな…」
それもそのハズである、こんな男だらけのところにうら若き乙女など、飢えた狼達に羊を投げ込むようなものだ。
「俺達の思い描いた未来って、こんなんでいいのかなぁ…」
雨宮は大げさにため息を付いた。だが、確かにまだ車は地面を走っているし、ホログラムの立体映像もない。授業は変わらず板書で、それをくたびれたシャーペンで書き写すのが未来で現代だ。
「でも、ロボットは発達したよなぁ。げへ、げへへへへ」
「そのニヤけ顔止めろ。それより教室移動するぞ。」
…この男に昨晩の相談なんて出来そうにない。授業が終わったらリナの為に高純度のエネルギーセルでも買って帰ろう。そうすればきっと…きっと。
◆ ◇ ◆ ◇
メンテナンスルームを出ないまま、2時間が過ぎようとしている。
私は電子頭脳のネットワークを駆使して、昨晩のあんな振る舞いの理由を探し続けていた。
「宗一様、どうか私を嫌いにならないで…。」
瞳からこぼれた冷却水がぼたぼたと床に丸いシミを付ける。
私はその雫を拭おうともせず、当てのない検索作業を必に続けた。だが、答えは出ないままだった。
◆ ◇ ◆ ◇

579 :
以上で投下終了です

580 :
乙ですー

581 :
失敗w

582 :
やっぱり今日はラッキーデーのようだ
うpにも出会えたし

583 :
活気が戻ってきたなー。シズカさんも新しい方も続き期待

584 :
>辛うじて聞こえるほどの声で「ごめんんさい、宗一さん…」と
「な」の音が「ん」になって「ぁ」は出てこなかったのですね。
言い換えれば「壊れた」のですが、言い訳すれば「人になった」のだと思います。
それでも、「政府押し付け女の子」を気使う男の子
この女の子、男の子の事すごく好きなんですね。

と言うか、
男の子が女の子を放り出したら、女の子は破壊廃棄ですか?
女の子は男の子に絶対服従?暴力も受け入れ?

585 :
>>584
重箱の隅をつつくような真似をするなよ……。小説投稿サイトじゃあるまいし、簡単な誤字とかはスルーしろよ……。

586 :
「気遣う」が「気使う」になったのも壊れたのですね?
言い換えれば「文盲」ですが、言い訳すれば「バカ」なのだと思います

587 :
語り手がコロコロ変わるだけならまだしも
視点そのものが1人称と神視点と混ざり合っていて妙にイライラする
次書く機会があったら是非とも善処して欲しい
視点変更なんてのは書き慣れた人がやることだ
初めて書くような人が使うテクじゃないだろう

588 :
皆さん分かってますね?
では引き続きスレをお楽しみください

589 :
>>586
相手をしてはいけない書き込みというのもあるんです。

590 :
大文豪様だか大編集者様が湧くからねえ
気にしちゃダメよ

591 :
ロボ娘に対する愛があれが技術や技法はあとから付いて来るもんだ

592 :
HRP-4C、ミナミ、ASIMO、とりあえず、人間型の二足歩行は、できそうだな。

593 :
だからロボ作さんは要らないんだって
技術考証が好きならロボテク板でも逝ってくれ

594 :
完全なのは無理なのははじめから承知してるが、
技術考証否定するのも萎える。
程々に技術的制約があるのが、萌なのに。

595 :
他人に強要しない分にはご勝手に
知らない他人の萌えポイントを考慮しながら
書く理由なんて誰にも無いしな

596 :
考証をかねたSSなら大歓迎なんだがな。

597 :
自我を持ってマスターに逆らえ、それに悩むことができるようなセクサロイドが作れる世の中なら
雌雄の生み分けくらいは医学的に簡単にできるだろうにな
なんで女が極端に少ない世の中になったんだろ
女だけが罹る致的な伝染病でも蔓延しているのかな
でもロボット工学だけが異常に進化しているわけでなく、医学も進歩しているだろうから
そんな伝染病はとっくに特効薬ができているだろうな

598 :
うん?
たぶん、
高度思考能力の機械人間を作り
男子に配り
その機械人間の行動、購買力を政府でモニターして
国民を縛り付ける
のが目的
で、最初は
胎児、幼児の診断を理由に女子が夭折するように仕向け
実際には、その夭折した娘を利用して機械人間(=サイバネティック オーガニズム)を製造した。
機械人間の生殖能力を「男子しか産めない、女子は産めない」(=親の複製)
にした。

599 :
つまんね

600 :
原始的な生物だと環境が悪化するとオスばかり生まれるようになるらしいけどね

601 :
このスレ以上に悪い環境はないだろ
全て考証ばかり語ってたロボ作のせいだ

602 :
マージナルとかセイバーマリオネットとか的な

603 :
月間4コマ漫画雑誌を見ていたら、
同学年の、隣の家の女の子が亡くなり、
機械の体になって帰ってきた
という読み切りが有った。

今のASIMOや未夢が人の型になるのはいつ?

604 :
ロボ作さんのは考証じゃないっつーか、ロボ娘ですらねえよw ありゃ四角いドンガラに制御装置とサーボモータを詰め込んだだけの代物だ。

605 :
IAがちゃんとしてればむしろ人型じゃ無くても俺はいいけどな!

606 :
>>603
機械の体(ネジ)をタダでもらえる星にいってきたんだね

607 :
炊飯器萌えなんて言ってるのはロボ作だけだからな
住民みんながそんな風に思われるのは心外だよ
そんな特殊なフェチがあるのは一人だけで充分だろ
一緒くたにしないで欲しい

608 :
なんだか、
「ロボ作さん」に荒らして欲しいのか?
な書き込み多いな?
「ロボ作さん」(さん、も名前のうち)を間違ったり省略した名指しで話題にしない
ロボ作さんの趣味には対しては、ロボ作さんが嫌いなのを、好きだと間違いは書かない
だと、わりと暴れないぞ。
例えば
「ロボ作」と書かないで「ロボ作さん」と書く。例えば
ロボ作さんは炊飯器ロボを嫌っている。

とりあえず、話題にしなければロボ作さんからの被害は少ないな。

609 :
>>603 >>606
瀬田 ヒナコ 先生は
「レーカン!(まんがタイム)」を描きながら、こちらで「花ちゃん」も描くのかしら?
レーカン!は進級したばかりなので、後輩ちゃんたちを絡めて面白くなりそうだ。

610 :
うず先生の少女型炊飯器「コメコ」の掲載が終わった。
http://natalie.mu/comic/pp/komeko/
炊飯器ロボは精神が進化するのですね。

611 :
なんか白けたな

612 :
そういえば
花ちゃん
の同じマンガ雑誌だけど
機械の星から来た「思春機13号」(池尻エリクソン先生)のお姉ちゃんと思春機14号の弟さんはどうしているのかな?

613 :
>>611
>>604>>607が、ロボ作さんを召喚したからだよ。

614 :
ロボ作さんはどうして自分のコメントに自分でレスして、会話が成立しているように見せかけてたの?
違うのはIDだけで、文体だけでなく口調や論旨がみんな同じだから、直ぐに分かってしまったんだけど
自演てバレバレなのに本人は気付いていないと本気で思ってたのかな

615 :
-----ここまで荒らしの自演-----

616 :
一気にメンヘラ板化してた。こえーよ。

617 :
まあエロパロ板ですしおすし

618 :
ヤンデレロボっていうのはどうだろうとかふと思った。
そういや攻殻機動隊のアンドロイドの暴走に
自分で壊れて主に反抗できるようにするってのあったな。
漫画だったか、SACだったか、イノセンスだったかは覚えてないが。

619 :
漫画とイノセンスのネタ

620 :
>>618
PSO2のリサちゃんが居るじゃん

621 :
陳列するかのように変態おやじの内蔵をバラして冷蔵庫に入れるよ

622 :
>>621
傑作だな

623 :
内臓はうまいよなぁ
どっかのブログでネタで言ったことを真に受けて、
・人間の内臓はうまい
・ご主人様のためにおいしい人間の内臓を調達したい
・変態親父の内臓をばらして冷蔵庫に保存
と人間を戮しまくって内臓をぬきとって調理して持ち主にふるまうメイドロボ

624 :
>>623
そんなの、内臓はたべられないぞうってプログラムすればいいじゃん
>>621
内蔵じゃないぞう。内臓だぞう

625 :
半月近く経って今更気づいたわw>>内蔵

626 :
>>624
だが、それをするとホルモン焼きうどんやモツ煮込みを食べられなくなるという危険もともなう
というかロボット三原則があるから人間に危害をあたえることはできない

627 :
スレテーマ的にレプリカントはこのスレの範疇で良いかな?
ブレードランナーの続編を製作って記事を読んで発作的に書いた話があるんだけど。

628 :
個人的には大歓迎です
続編出るんですか!
ttp://wired.jp/2012/05/21/ridley-scott-blade-runner-sequel/
にゃるほど、楽しみです

629 :
>>627
ロボ描写あるなら歓迎よん

630 :
レプリカントって基本生身でしょ?アンドロイドの範疇には微妙な気がする。要するにファティマとかだから。
メカじゃないしヤバイ気がするけど。個人的にはブレラン大好きなんで読みたいけどね。

631 :
俺はまぁカワイイ娘がいれば勝手にロボ変換して楽しめる派だけど
…ナマっぽいならちょっとな

632 :
妄想するにも限度があるよな

633 :
>>627
あまりに過疎なんで投下は欲しいけど、どっかの誰かが大暴れするのが目に見えてるんで
【三次元】TVドラマ・映画総合【半生】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1312215490/l50
こっちのスレへ行った方が良いと思う。
まぁ、あっちはあっちで色々とアレだが。

634 :
そういうものなのか〜
RURロッサムロボット会社のは生体タイプだし
わりと人型ならいいのかと思ったが
メカメカしい方向性なんだね

635 :
やっぱ現代感覚で言うと、ロボと言ったら無機物だろうねえ

636 :
結構前にピクシブでやってた『パーソナルドール』の解説同人誌買ったけど、ナノマシンの集合体って設定だった。

637 :
>>635
外観は人工皮膚だけど、いざというときにはどっか展開してバーニアやらマシンガンやら放熱板やら出てくるのは好きなんだがな
アラレちゃんみたいにただパワーが強いだけ、ってのもいいけど

638 :
>>631
ナマはらめぇぇ><
赤ちゃんできちゃうっ><

639 :
>>638そうだね、孕ます心配がないから僕等はロボ娘をズコバコするんだね

640 :
ビメイダーやファティマ的なガイノイドは如何なものだろう。
半身のロボット(メカ)をいじられて本体(ガイノイド)がくすぐったがるとかのシーンが書きたいのに先達があまりいないから参考がガが…
どっかにおすすめ有りませんかね

641 :
ちょっと違うが
佐々木淳子のコミック「ブレーメン5」(ブレーメンファイブ)に出てくる大型宇宙船の
メインコンピュータの端末である、きれいな若い女の人「ナダ」
ただし人間の体に、頭脳である端末搭載 …だったと思うがうろ覚え
考え方の参考にはなると思う
よく見てないので違うかも知れんが
TVアニメ「アウトロースター」、それっぽい感じのアンドロイドの女の子がいたはず
ラノベとTVアニメ?「ロスト・ユニバース」
検索したらツイでちょうど1年前ぐらいに#コンピューターの擬人化端末と(ry
引っかかった。ファティマやらも挙がって違うだろとか言われたりしてる
まるっきり逆方向だが、人間+外殻(=宇宙船)の「歌う船」シリーズも
文章表現には見るべきものがあるのでは。多分。

642 :
>>641
ロストユニバースのキャナルは立体映像だけなのでこっちからは手が出せない
(キャナルの方は艦内の生命維持を止めたりトイレを封鎖したりやりたい放題だがw)
宇宙船と人型端末っていうのでは放課後宇宙戦争の共存派軍宇宙艦と端末体も
似たようなもんだったかな
あれは直結はしてなかったけど

643 :
船と一対一対応ではなくて
個人ユースだが
鷹見一幸のラノベ「でたまか」シリーズの電子執事?
お金持ちはアンドロイドボディに載せたりするが
主人公はお金に余裕ないんで携帯端末に入れてる
ほぼdocomoの渡辺謙さん他のイメージ、と言っていいかなぁ

644 :
アンドロイドボディと言っても携帯電話の筐体のことじゃないんだよ☆
などと思わずにはいられないw

645 :
3レス分投下します
>>577からの続きです。

646 :
「…宗一様、朝です。お目覚めになってください。」
日曜、午前9時。鈴の鳴る様な声で宗一は目を覚ました。
「あぁ、おはよう。リナ。」
「おはよう御座います、宗一様。朝食の準備が出来ております。それと着替えはこちらに」
リナが指差す先には、卸したての様なストライプのカッターシャツにダークブルーのジーンズが畳まれていた。
それは完璧な仕事であったが、メイドでありロボットであるリナなら当たり前の事であった。
「では宗一様、私はリビングでお待ちしております。お召し物を着替えられましたらお越しください。」
そう言うとリナは軽くお辞儀をし、宗一の部屋を後にした。
◆ ◇ ◆ ◇
あの日から数週間が経った。
俺が買ってきたエネルギーセルを取り付けたリナは、依然に増して家政に精を出しているように見えた。
「高純度だからエネルギーの循環効率が良いみたいです」と、一杯の笑顔を浮かべたリナは眩しかった。
「あのまま「あの部屋」から出て来なかったらどうしよう」
そんな思いは、リナが出迎えてくれた笑顔で何処かに吹き飛んでしまっていたのだ。
だが、喜んだのも束の間だった。
俺とリナは『あの日』を腫れ物を扱うように触れないでいたが、リナの様子が以前と違うのだ。
仕事に打ち込む姿はまるで俺を避けているようだし、完璧すぎる仕事もなんだか妙に居心地が悪かった。
「はぁ…、上手くいかないもんだな。」
ため息混じりに服の袖を通す。太陽の光を燦々と浴びたシャツが疎ましい。
ベッドの上に放り投げられた携帯電話を開くと、頼りない音と光のアラームが朝を告げていた。
今時旧式の二つ折りの携帯電話だったが、何故だが妙に気分を落ち着かせてくれた。
◆ ◇ ◆ ◇
リビングに宗一がやって来ると、リナの笑顔がぱぁと明るくなった。
「よくお似合いです、宗一様。」
リナはそのコロコロとした笑顔を宗一に向けると、つられて宗一も笑顔になった。
そのまま誘蛾灯に誘われるかのように、宗一はリナの向かいのイスに腰掛けた。
「なんだか今日の朝ご飯、豪華だな…。」
テーブルにはこんがりと焼けた食パン、半熟のベーコエッグ、ゆで卵とレタスのサラダ
コンソメスープに兎のりんご、そして鼻孔を刺激するコーヒの香り。
どれをとっても文句の一つない、宗一好みの完璧な朝食であった。
「今日はお休みですし、ちょっと豪華にしてみました。それに…宗一様、最近なんだか元気が無いようでしたので…」
「…そうかな?うん、…確かに最近レポートやらで忙しかったからね。それじゃいただきます。」
宗一は手を合わせると、パンをひと齧りした。さくりと小気味いい音がする。
その様子をリナは嬉しそうに見つめていた。
そんな彼女の前には食器はない。ロボットである彼女は食事を必要としないのだ。
だがその幸せそうな様子は、宗一が食事を楽しむことを共感しているかのようであった。
「そうだ、リナ。昨日も言っていたけど、今日は出掛けるよ。準備は大丈夫?」
「はい!バッテリーも予備までしっかり充電しておきました。約20時間、連続稼働が可能です。」
「ん、そうか。なら食事が終わったら着替えてきなよ。洗い物は俺がやっておくから。」
宗一がそう口にした途端、リナは「えっ」と小さく驚いた。
「…そんな雑務は私にお任せください。それに折角の宗一様のお休みですのにっ。」
「休みだからだよ、たまには俺がするのも悪く無いだろう。いつもリナには世話になっているからね。」
「でも…」とリナは小さく呟いたが、主人の命令は絶対である。宗一にそう言われて、リナには反論する術がなかった。
「それに女の子は準備に色々時間が掛かるものだろう。俺は大丈夫だから、休みを満喫できるような服装でね。」
「はい…畏まりました」
とリナは少し沈んだ表情を浮かべたかに見せたが、すぐに表情を笑顔に切り替える。
「では、とびっきり可愛い衣装に致しますね!」
そう言って言ってリナは両手をぐっと、小さく掲げてみせた。
宗一は「期待しているよ」と言うと、料理の感想を交えながら食事を済ませていった。
最後の兎のりんごを口にすると、賑やかだったデーブルも白い食器だけになった。
「…ごちそうさま、美味しかったよ。それじゃあ皿を洗ってくるから、リナは着替えておいで」
「はい、ではお皿洗い、宜しくお願いします。ええと洗剤は…」
「それぐらい知っているよ。ほら、行っておいで。」
「…では、失礼します。」とリナは小さくお辞儀をすると、メンテナンスルームに引っ込んでいった。

647 :
休日の繁華街は人とロボットで溢れていた。
楽しそうに雑貨を眺めるカップルや映画館に足を運ぶ青年と少女
カフェテラスで談笑する老夫婦…。それらが皆、自分たちの仲を喧伝するかの如く休日を満喫していた。
宗一達もその中の1つであった。
人の穂波に飲まれないようにと、腕をひしと絡めて歩く二人。
だが、その行き先は件のカップルに漏れず、当てのないものであった。
暫く歩くと、二人は繁華街とビル街の間に辿り着く。
人の流れがぱたりと切れるそこは、休日と平日の狭間になっていた。
「あの…、宗一"さん"。今日はどこに向かわれるのですか。」
上目遣いでリナが尋ねる。その瞳は何かを伝えようと宗一を見つめていた。
「うーん、そうだな…本屋にでも行って、あとは適当。うん、服屋に行くのもいいかな」
宗一は少し考える素振りを見せた後、前を向いたまま答えた。
「服屋、ですか…。あの…やっぱりこの服、可笑しいですか?」
そう言うとリナは立ち止まり、恥ずかしそうに口元を抑える。
目を逸らし顔を赤らめるリナに、宗一は困った様な笑顔を浮かべた。
「あー、そういう意味で言ったんじゃないんだ。その服も本当に似合っているよ、まるでお嬢様みたいだ。」
宗一も少し恥ずかしそうに答えたが、リナはなおさら顔を赤くするだけであった。
「褒めすぎです…。」とリナはぽつりと呟く。
照れた笑みを浮かべ、紅潮する頬に手を添えるリナは、お嬢様をわざとらしく演じているかのようであった。
だが、リナの姿は果たしてお嬢様のそれであった。
胸元にレースのフリルをあしらった白いワンピース。
華奢な手足を覆い隠すレースのロンググローブとニーソックスがガラス細工のよう繊細さを演出していた。
肌の露出こそ少なかったが、その侵略不可の領域は男の劣情をかえって刺激する作りであった。
そんな白尽くめのリナに黒い影がぶつかった。
「きゃっ!」
宗一が倒れかかったリナを抱きとめる。
その影は全身を黒いスーツで覆った美女であった。女はぶつかった拍子にずれたメガネを直すと、二人に顔を上げた。
その表情こそは申し訳なさそうであったが、その中にある妖艶さをちっとも隠そうとしなかった
「あら、ごめんなさいお嬢ちゃん。お姉さんちょっと急いでてて、怪我はないかしら?」
女は二人に軽く頭を下げた。
「こちらこそごめんなさい」とリナも頭を下げる。
同じ様な仕草をした二人であったが、手さえも黒い手袋で覆った女と純白のリナは酷く対照的であった。
「そう、よかった。それじゃ、お邪魔してごめんなさいね。」
そう言うと女は足早にビル街に向かっていく。その姿もビルの影に溶けるように直ぐ見えなくなった。
「リナ、さっきの女もロボットかい?」
リナが再び腕を絡めて歩き始めようとした時、宗一がふと尋ねた。
「…そのようですけど、どうかされましたか?」
リナは絡める腕に力を入れ、宗一の腕に胸を押しつけた。
しかし、自分の方が魅力的であることを主張するような行為も、ただ虚しい隙間が広がるだけであった。
「いや、熱暴走しないのかな、と思って。」
「へ?ねつ、暴走ですか…?」
リナは思わず小首を傾げてしまった。
「うん、あんまりにも隙間がなかったからね。」
そう言うと宗一は周りの男女の群れを見渡した。
男の従者の様に付き従うゴスロリ女もいれば、その興味の赴くままに男を引きずるミニスカートの小娘もいた。
勿論、リナたちの様な微笑ましい二人組も大勢いた。
そんな様々な男女が街中を闊歩していたが、女達は一様に手足を衣服で覆い隠していた。
それは彼女達がロボット故、関節を覆い隠す必要があったからだ。
「あの人が着ていたのは新しいタイプの様です。」
「…新しいタイプって?」
「最近発売された物みたいです。ええと、製品のサイトによると…衣服内部の小型のファンで冷却。静音性にも優れています…だそうです。」
「へぇ、そうなんだ。リナもああいうスーツ、着てみたい?」
「…私に、似合うでしょうか?」
ほんの僅かな無言の後、宗一は笑顔をリナに向けた。
「きっと似合うよ。そうだ、本屋に行った後はリナの服を見に行こう。何か良いものが見つかるかもしれない。」
二人は結局、本屋での買い物を程々に、足早に服屋へと向かう事になった。

648 :
「服、沢山買っちゃいましたね…。」
「あぁ、そうだな。でも大した値段じゃないよ。」
宗一は両手に抱えた紙袋に目を向けた。
店員に勧められるままに購入したロボット用の衣類、4点。
有名デザイナーが手がけた華やかなデザインは、小柄なロボット達の最近の流行だった。
「私はその、これだけでよかったのですけれど…。」
リナが右手に持った紙袋をぎゅっと胸に抱え、申し訳なさげに呟いた。
紙袋の中には「本来の目的」であったメイド服用の新しいロングクローブが入っていた。
「いいんだ、それにどの服もリナには良く似合っていたよ。…でも、店員があんなのばかりだとは思わなかったな。」
宗一は店の方に振り返ると苦笑混じりの溜息をついた。
街頭にせり出した看板にはポップ調の字体。「この街一番の品揃え」は嘘偽りではなかった。
だが、眼光鋭い強面の店員達が、メルヘンな服を手に押し寄せる光景は悪夢に近いものであった。
「まぁ、悪い店では無かったから良いのだけれども…」
「そうですね。女の子達はみんないい子ばかりでしたし。」
「でもなんでまた、あんな少女タイプばかりだったんだろうな。…いや、考えるのは止そう。」
二人が荷物を持って歩き始めると、大きな人だかりにぶつかった。
先ほどまで二人の世界を形成していた男女の群れが、輪の中心の人物に視線を向けていたからだ。
リナもその人物に気がつくと、思わず声を上げた。
「あの人、女の人です…。」
恐る恐る指差す先には、サングラスを掛けた女が居た。
それは、人口の3割にも満たない生身の女であった。
流行りの服を着た女は別段美人という訳ではなく、リナや他のロボットとは比べるまでもなかった。
だが、その血色の良い手足が男達の目線を容赦なく奪った。
ロボット達は、その様子を諦めたような表情で見つめるしかできなかった。
露出した四肢は人とロボットを隔てる壁であり、それは埋め難き差であった。
「リナは、女を見るのは初めてかい?」
「は、はい。宗一さんは、その…。」
リナは胸に抱えた紙袋をぎゅうと抱きしめた。
肩の内側から、硬い物が擦れる音が響く。嫌に甲高いそれは、人のざわめきを無視して二人の耳に届いた。
「…家に妹が居る。だから、初めてじゃないよ。」
宗一は確認を取るかの様に答えたが、リナにとっては既知の情報であった。
「それに、この辺りには女が良く出没するらしい。」
宗一の言葉にリナはいよいよ身体を強張らせた。
宗一はリナのそんな様子に首を横に降ると、穏やかに語りかけた。
「リナ、別に不安になることは無いよ。俺は女を漁りにこの辺りを歩いていた訳じゃない。」
宗一は女の方を向くと小さく吐息を漏らした。
「それにあの女は…、俺は人間の女には全く詳しくないれども、きっとロクでもない人間だ。」
「どうして、ですか?」
「この辺りは俺達みたいなのしか居ない、週末ならなおさらだ。なのに女は出てくる、どういうことだと思う?」
「それは…それは。」
リナは当てのない指示語を繰り返すだけで、答えはちっとも出て来なかった。
それはロボット達が生身の女に関する一切の批判を規制されていたからだ。
だが、宗一は「それが答えだよ。」と言うと、女の様子をちらりと伺った。
女はPDAを頻りに触るだけで、酷く周りに無関心であった。
その一方で、誰もが興味と畏怖が入り混じった視線を女に向けていた。
幾重もの人波が女の一挙動一投足に翻弄され、その強大な引力が場を支配していた。
「つまりそういう事だと思う。実際にこの前、不用意に話しかけた奴がスタンガンを喰らっていたよ。」
「それは、『正当防衛』ですか?」
今度は言い淀むことはなく、明瞭な答えが宗一に返された。
宗一は『あぁ』と呟く。投げやりな肯定が宗一の身体から力を奪った。
「…あの後、男はずっと伸びていたけれど、誰も助けなかったよ。法律のお陰でね。」
それから宗一も黙ってしまった。これ以上は、況して女が居る状況では言えなかったのだ。
リナは同意も反論も出来なかった。それがこの世界では当たり前だった。
やがて女は何処かに消え、休日の繁華街は騒がしさを取り戻していった。

649 :
以上で投下終了です。
それと私事ですが、保管庫管理人様へ。何時も保管作業お疲れ様です。
前話の1レス目ににタイトルとトリップを入れるのを忘れておりました。
ですのでお手数ですが、保管タイトルを ツギハギ 作者をこの話のトリップに変更して頂けると幸いです。本文はそのままで大丈夫です。
では申し訳ありませんが宜しくお願いします。

650 :
乙です!

651 :
乙ですの^^
リナさんかわいい
それにしても女様は現代日本でもかなり増長してるが3割という希少価値になればなおさらだね
性善説で、みんないい人ならよいんだが、実際には業と挑発的な格好をして近寄ってきた男にスタンガンをくらわせるようなksが多いからね
ロボットはおろか、人間でも男は女様を批判できない世の中

652 :
乙です!
妄想した。
人間の女にはパートナーロボットは支給されてるのかな? 無いのかな?
もし支給されてるのなら、女性タイプ? 男性タイプ?
と思ったが
・女の代理品を開発することに躍起となった。
・18歳を迎えた男に、一体づつ支給される
とあるから人間の女には
女性タイプは支給されてないし、
多分、男性タイプは開発してない。作らなくても本物がたくさんいるし。
てことはPDAのみか?
でも例えば力仕事の補助はあった方が便利だから
もしかすると自宅用に、女性タイプよりもずっと安く作れる
簡易タイプ(見るからに機械っぽくて男女別がないメカメカしい姿の)
ぐらい置いてるのかもしれない…などw

653 :
今更だけど
>>648の挿絵(のようなもの)
紙袋を抱くリナ
http://www.pic-loader.net/picfile/esi_51d3151260ab7.jpg
スレの賑やかし程度になれば幸いです
>>652
妄想thx
この話も「カーナビがもっと喋ったら」っていう妄想から生まれたので妄想した分だけ世界が広がります

654 :
あらステキ

655 :
かわいい
紙袋がうらやましい

656 :
紙袋を羨ましがるヤツなんて初めてみたよ
わかる

657 :
今更だがGJ。まとめにも載ったようだしな。
紙袋抱くだけで駆動音が聞こえるくらいなら、
普段の歩行に始まり様々な通常動作、そしてアレするときまで、
主人公が気にしてないだけで実際はかなり響くのかもな。しかも常時。
近距離なら他のロボットからも聞こえそう。
いいな。

658 :
昔居たoldmanさんやこねいたさんが好きでした。

659 :
チャンス、久しぶりに規制が解けている

660 :
 鬱蒼と茂る森の小径を歩いていくと、目指す教会が見えてきた。
 無人島に教会とは奇妙だが、この島にもかつては集落があったのだろう。
 もしくは、あれは外観だけが教会で、別の役割を果たす施設なのかもしれない。
 たとえば、帝都を狙う外敵の前進基地とか。
 屋根の上の十字架が通信アンテナだとすれば、なかなか洒落たカムフラージュだ。
 軍の哨戒機に発見されたとしても、こんな教会など怪しむ者はいないだろう。
 そんなことを考えながら歩いていると、ようやく教会の入り口に辿り着いた。
 かなり古い建物で、ヒビだらけの外壁にはツタが生い茂っている。
 ステンドグラスの汚れ具合も普通じゃない。
 どこから見ても、朽ち果てた教会である。
 これが人為的に施されたウェザリングなら大した職人芸だ。
 名のあるモデラーの業に違いない。
「さて、鬼が出るか蛇が出るか」
 僕は少々ビビリながら教会の扉を引いた。
 ギギギと火葬場の扉のような軋み音がして、不気味さが嫌でも盛り上がる。
 と、同時にドアの隙間から、気味の悪いオルガンの音が漏れ出てきた。
 ミサで使う賛美歌の曲であろうが、妖しさが満点だ。
 僕とシズカは無言で顔を見合わせる。
「誰が弾いているんだろう」
 僕たちをここへ呼び寄せた人間、即ち都知事暗計画の黒幕だろうか。
 だとすればビビっているわけにもいくまい。
 僕は意を決して教会の中に足を踏み入れた。
 聖堂に入ると突き当たりに祭壇があり、その横に据えられた大きな電子オルガンが目に入った。
 一心不乱にそれを弾いているのは、修道服に身を包んだシスターだった。
 こちらからは背中しか見えず、そのため情報が何も入ってこない。
 若いのか、歳をとっているのか。
 美人なのか、そうでないのか。
 さすがに僕みたいに女装している男だとは思えないが。
 なんにせよ、このまま演奏会の聴衆を演じているわけにもいかない。
 こっちは招きに応じてやって来た客なのだ。
 僕はエヘンと咳払いを一つして、シスターの背中に向かって歩を進める。
 木製の長椅子の間を歩き、聖堂の半ばまで来た時、唐突にオルガンの演奏が止んだ。
 やはり僕たちの存在に気付いていたようだ。
 シスターがゆっくり立ち上がり、こちらを振り返る。
 黒いベールと白いフードに覆われて、露出しているのは顔と手首より先だけだった。
 年の頃なら30手前だろうか、もの凄い美人である。
 いや、凄味のある美人という方が正確な表現かも知れない。
 無言で他人を言いなりにできる力──威厳もしくは将器──が、不可視のオーラとして全身から滲み出ている。
 コリーン嬢と似たタイプだが、年を経た分だけこのシスターの方が貫禄がある。
 いったい何者なんだと考えていると、シスターが口を開いた。
「ここに辿り着いたということは、あなたたちが勝ち残り組なのですね?」
 言葉遣いは丁寧だが、もの凄い威圧を伴った声である。
 僕は黙って頷いた。
「では、超一流の証を得たあなたたちと契約することにしましょう。私は今回の仕事の依頼者、マーサ・ホルジオーネ」
 シスターは自己紹介すると優雅に頭を下げた。

661 :
 ホルジオーネ?
 どこかで聞いたことがある名前だ。
 そうだ、前に情報屋のヒューガーから聞いたことがあったんだ。
 確かカディバと同じ極東八家の一つで、ティラーノ家に連なるマフィアだと言っていたはず。
 多分だけど、彼らはティラーノの暗部というか、ヤバいことを専門にやる非合法組織なんだろう。
 やはり都知事暗の裏にはティラーノグループが絡んでいたのだ。
 帝都を狙う彼らにとっては、あの人気者の都知事は目障りな存在だからな。
 今回の任務の結果、僕とコリーン嬢は完全に敵対関係になってしまうのだろうか。
 そう考えると、少々憂鬱な気持ちになる。
「お聞きの通りです。この一件は彼女たちに依頼することにしますが、異存はありませんね」
 マーサの声が僕を現実に引き戻した。
 何を念押しされたのかと戸惑ったが、マーサが語りかけた相手は無線機だったようだ。
 スピーカーから応答の声が流れ出してきた。
『今さら何だが、本当に大丈夫なのかね?』
『バカ高い金を出して、しくじりました、じゃ目も当てられん』
『それに奴のSPは恐ろしいほど有能なんだからな』
 察するに、どうやら声の主は実際に資金を出すスポンサーたちのようだ。
「ホルジオーネの伝手で集められる限りの超一流を呼んだのです。その全てを退けた彼女たちなら、しくじることなど……」
 何のための実力テストかと、マーサの声は少々怒気を含んでいた。
 あのバトルロイヤルは、スポンサーたちを納得させるためのデモンストレーションでもあったのだ。
『疑っているわけではないが、我々とて失敗するのは怖いのだ』
『あの女のことだから、自分が狙われたと知るとどんな手を打って来るやら……』
『やるのなら確実に息の根を止めてもらわないと、今度はこっちが狙われる番だし』
 声の主が次々と変わるところからすると、白河都知事を亡きものにしたいのは一人や二人ではなさそうだ。
 10人近い政敵が、身銭を切ってまで暗者を雇おうとしているらしい。
 マーサは彼らに腕利きの暗者を紹介し、中間マージンを取るブローカーってところか。
「では彼女たちに頼むということで、予定の金額が口座に振り込まれ次第、正式に契約することにしましょう」
 振込の確認をもって最終意思決定とすることで合意を取り付けると、マーサは満足したように頷いて無線機を切った。
「聞いての通りです、今回の仕事はあなたたちに依頼することに決定しました」
 こわもてのシスターは冷たい目を僕たちに向けてきた。
 心底では「し屋風情が」と蔑んでいるような目だ。
「で……依頼の内容は……?」
 シズカが負けじと冷え切った目でマーサを見詰める。
 こんな恐ろしそうな女が相手でも、シズカは全く動じていないようだ。
「帝都の都知事、白河法子の暗です」
 この瞬間、マーサ・ホルジオーネの人教唆が成立した。
 言質を取ったものの、このまま検挙に着手するわけにはいかない。
 マーサ自身には知事をす動機はなく、単にし屋を仲介するだけの立場である。
 彼女に資金を出す連中、都知事をしたがっている真犯人を確保しなくては意味がない。
 マーサの預金口座の番号を押さえれば、資金を振り込んだ連中も根こそぎにできるんだが。

662 :
「報酬や期限などの細部事項は、所定の金額が揃ってからの応談で構いませんね?」
「それでいい……ちょっと疲れたから……少し休みたい……」
 シズカが間合いを計りに掛かる。
 今は一気に詰め寄った方がよくはないのか。
「ふむ、無理もありませんね。その階段を上がって突き当たりに部屋を取っています」
 そこで休んでいろとのありがたいお言葉だ。
「契約の用意ができたら人を呼びにやりましょう」
 マーサの声を背中に受けながら、シズカは早くも階段へ向かって歩き始めていた。
 その姿はいつになく焦っているように見える。
 僕は慌ててシズカを追うと、脇に寄り添いながら小声で尋ねた。
「いったいどうしたんだ? 振込元を確認する、絶好のハッキングチャンスなんだぞ」
 無線LANの暗号コードを解析するくらい朝飯前だろうに。
 こんなまたとない機会を棒に振るとは、シズカらしくないじゃないか。
「まずい……蛋白燃料が……ほとんど欠乏して……いる……」
 なんだって、それは確かにマズすぎる。
 それって、ニコライ大尉を倒す時に余計なエネルギーを使いまくったからだろ。
 だから言わんこっちゃない。
 あれだけプラズマキャノン砲をぶっ放せば、蛋白燃料も底を付いて当然だって。
「とにかく……早く……補給を……」
 いくら活動エネルギーに余裕があっても、触媒である蛋白燃料無しではバトルモードに入れない。
 となれば、シズカは精巧に作られた自動ダッチワイフでしかないのだ。
 おまけに蛋白燃料が尽きると、体表を覆っている生体組織も維持できなくなってしまう。
 シズカは人の姿を保っていられなくなるのだ。
 幸いなことに若い僕の体は幾らでも蛋白燃料を製造できる。
 早いとこ二人っきりになって、蛋白燃料を補給してやらなければ。
「一刻も早く……ふたなりっ娘クローディアとの……疑似レズプレイを……」
 うるさい、余計なこと言って嫌な現実を思い出させるな。
 つか、また僕の秘蔵コレクションを無断で読んだだろ。
 あてがわれた部屋に入ると、シズカは早々にメイド服を脱ぎ始めた。
 止める間もなくパンティも脱ぎ捨てる。
 フルヌードになると、やはり胸元の火傷痕が嫌でも目立つ。
 できるだけ早く治してあげたいが、幾らくらい掛かるのだろう。
 それに都の予算が付くかどうかが心配だ。
 このミッションが上手くいけば、都知事が個人的にどうにかしてくれるかも知れない。
 僕のご褒美は返上するから、何としてでもシズカの肌だけは治してあげなくては。
 そんな僕の内心などお構いなしに、シズカはベッドに仰向けに倒れ込む。
 そしてはしたなく大股開きになって待ち受け姿勢をとる。
「シズカ、監視カメラが見張ってるかもしれないじゃないか」
 今さらながら、女装してるとばれるのはキツいものがある。
 ビデオにでも撮られたら末代までの恥だ。
 僕は女子高生のコスプレのままシーツを羽織り、身を隠すようにしてシズカに覆い被さった。
「クローが困れば……嬉しくなるのは……シズカが役に立てるから……」
 その言い訳は前にも聞いた。
「けど……それはウソ……」
 なんだって?
「本当は……エネルギーを使えば……エッチなことしてもらえるのが……嬉しいから……」
 エッチなことって──これは単に蛋白燃料の補給シークエンスだろう。
 君に触媒を添加するためのプロセスをエッチなことと言われても。
 いや、確かに手順はエッチなことそのものなんだけど。
 くそっ、真顔でそんなこと言われると、こっちは何も言えなくなっちゃうだろ。

663 :
 シズカが僕の両肩に足を乗せてくる。
 最近のお気に入りの体位だ。
 これだと接続筒の奥までホースが入るから、効率よく蛋白燃料が吸収できるのだとか。
 しかし、よく考えたらこれは不用心だ。
 合体しているところを襲われたら、反撃もままならない。
 そう考えると燃料ホースが勢いを失いそうになる。
「構わない……マーサにとってシズカたちは……大事な手駒……」
 後日はともかく、この時点で危害を加えてくるはずがないとシズカは断言した。
 それはそうかも知れない。
 せっかく見繕った商売道具を、一度も使わずに捨てる持ち主はいないだろう。
 だが、その見通し考えは甘かった。
 事情は僕たちが考えているより、遥かに複雑怪奇であったのだ。
「クロー……」
 シズカが僕に注意を促すと同時に、ガラガラという耳障りな雑音が響いた。
 部屋の四方に鉄格子が降りてきたのだ。
 ガシャンという金属音が上がった時、僕たちは頑丈な檻の中に閉じこめられていた。
「これは何の真似だっ」
 どうして閉じこめられたのか理由が分からない。
「一体どういうつもりだっ」
 地声になるのも構わず怒鳴りちらすが、どこからも返事はない。
 返事の代わりに、正面の鉄格子がこちらに向かって動き始めた。
 僕たちを押し潰そうというのか。
「冗談ではない」
 押し返してやろうと鉄格子に駆け寄ると、後ろからシズカが警告を発した。
「触っちゃダメ……もの凄い高圧電流が通っている……一瞬で黒こげになるから……」
 おわっと、そういうことはもっと早く言ってくれ。
 僕は慌てて手を引っ込めた。
 電流のせいなのか、鉄格子が微振動を起こして羽音のような唸りを発している。
 触れば感電間違いなしだ。
 これは相当ヤバい図式ではないのか。
 僕が振り返ると、質問を待たずしてシズカが首を振った。
「却下……今のシズカでは……鉄格子を破壊する前に……電流でCPUが狂ってしまう……」
 それではシズカの力を頼りにすることもできない。
 しかし、なんだってマーサがこんなことを。
 この期に及んで最終テストって訳でもあるまい。
 まさか、僕たちが警視庁の捜査員だとばれたのか。
 そういえば、都庁に敵のスパイが潜り込んでいる可能性を考えていなかった。
 スパイは誰なんだ。
 あのキンキン声の眼鏡の秘書か、まさかナースのジョオ・ウィッチってことはあるまい。
 それとも最初から僕たちを消そうという、都知事自身が書いたシナリオだったのか。
 僕たちは都知事のスキャンダルに触れてしまったから。
 いや、あの女がこんな面倒臭いことはするまい。
 色々な思考が脳内を駆け巡る間にも、鉄格子は確実にこちらに迫ってくる。
 直接鉄棒に触れないよう装甲メイド服を巻き付ければ、あるいは鉄格子を破壊できたかもしれない。
 だが、残念なことにメイド服は檻の向こう側に置き去りになっている。
 シズカがはしたなく、部屋に入るなり脱ぎ捨てたからだ。
 生きてこの場を逃れることができたら、タップリと躾てやるのだが。
 ストリップ小屋に修行に出し、恥じらいについて学ばせるのもいいかもしれない。
 こんな時に何を考えているのかと自己嫌悪に陥りかけた途端、脳裏にアイデアが閃いた。
 導線の皮膜を剥がす工具のことをストリッパーという。
 中学の技術の授業でそう習った時、まだ幼かった僕は意味もなく赤面したっけ。

664 :
「そうだ、鉄格子に通電している電源ケーブルを破壊すれば……」
 それで少なくとも感電は免れる。
「それも却下……ケーブルは壁の中……今のシズカには破壊する……手段がない……」
 蛋白燃料が切れかけている現状では、飛び道具やアイアンクローは使用できない。
 膝に仕込んだニーモーターは先月から弾切れで、ドイツからの入荷待ち状態だ。
「申し訳ない……」
 おいっ、諦めるのかよっ。
 諦めたらそこでチェックメイトですよ、シズカさんっ。
 こんな最期ってあるかよ、僕はまだ20歳にもなっていないんだぞ。
「シズカっ、本当にもう手はないのかっ?」
 僕の叫びはほとんど悲鳴になっていた。
 鉄格子はいよいよ迫ってきており、後ずさりするにももう余裕はない。
「ない……と言えばウソになる……と言えなくもないけど……」
 だからどっちなんだよ。
「あるには……あるけど……」
 シズカが意味不明の逡巡をみせた。
「あるなら直ぐにやってくれっ」
 僕の命令を受け、シズカは決心したように表情を引き締めた。
 何をするのかと思いきや、シズカは両手をメロンサイズのオッパイに当て、下からグイと持ち上げた。
 そして乳首が鉄格子に向くように角度を調整する。
「目を閉じて……息を止めてて……」
 シズカが警告したその直後、乳首の先端から霧状の液体が噴射された。
 もの凄い勢いで噴霧された液体が、鉄格子を見る見る腐蝕させていく。
 煮えたぎる強酸を超高圧で噴射する、初見の超兵器アシッドストームだ。
 酸の暴風雨を喰らった鉄棒がボロボロに崩れ落ちていく。
 これは強烈な威力だ。
 大きく穴を開けられ、本来の用を為さなくなった鉄格子が、僕たちに触れることなく虚しく通過していった。
 それを待って、シズカは僕の手を引いて部屋を走り出た。
 もはや僕を抱き上げるパワーも残っていないのか。
 階段を転げ落ちるようにして降り、ようやく僕は呼吸を再開することができた。
「シズカ、あんな凄い武器があるのなら、もうちょっと早く使ってくれよ」
 僕は息を荒げたまま悪態をついた。
「けど……クローがガッカリするから……」
 そう呟くシズカはしょんぼりとうなだれていた。
 シズカは僕が自分の胸に執着していることを知っている。
 だからその胸が凶悪なまでの威力を秘めた兵器であることを隠しておきたかったのだ。
 僕の夢を潰して、ガッカリさせることになるだろうと考えたのである。
「シズカのオッパイ……嫌いになった……?」
 シズカが弱々しい口調で尋ねてくる。
「とんでもない。ますます好きになったよ」
 なにせ僕にとっては命の恩人様だ。
 どうして嫌いになれよう。
「そう……ならいい……」
 単純なシズカはそれだけでご機嫌になった。

665 :
「ラブコメ劇場はそろそろ終演でいいのかしら?」
 突然落ち着いた女の声が割り込んできた。
 マーサ・ホルジオーネが冷たい目を僕たちに向けている。
「さすがはアレだけの強者どもを退けただけのことはあるようね。少々見くびっていたわ」
 マーサは改めて僕たちを値踏みするように睨め回した。
「どうして……せっかく集めた手駒を……使いもせずに捨てる……」
 シズカが負けじと上目遣いにマーサを睨む。
「もうどうでもいいからよ。あなたたちの役目は終わったの」
 マーサはシズカの視線など気にせず、腕組みしたまま平然としている。
 もういいってのは、一体どういうことだ。
 都知事をしたくて、僕たちを雇おうとしたんじゃないのか。
 僕たちをしたら都知事の暗計画は振り出しに戻ってしまう。
 何かの予定が狂って暗を中止したのだろうか。
 それで秘密を知った僕たちの口を封じる必要が生じたのだろうか。
 僕が問い質そうとしたところ、横合いから邪魔が入った。
「なら、もう俺っちもお役御免なんだよな」
 そう気怠そうに言いながら教会の扉を開けたのは──。
「ヒゲネズミ?」
 それはバトルロイヤルからとっとと逃げ出した、いや、逃げる姿さえ見せずに消え去った謎のラテン男だった。
「よぉっ」
 ヒゲネズミは僕たちに気付くと、面倒臭そうに片手を上げて挨拶してきた。
 そしてタバコの煙を吐きながら木製のベンチに身を投げ出した。
「あぁ〜あ、ダルかったぁ」
 ヒゲネズミは心底億劫そうに背伸びをする。
「あなたという人は、まったく。私が誰のために苦労していると思っているのです」
 マーサは一段と厳しい目になり、ヒゲネズミを睨み付けた。
 なんだ、このネズミは?
 つか、この2人はいったいどういう関係なんだ。
「あなたをもう一度世に出すための策でしょうに。あなたが主導しなくてどうするのです」
「俺っちはそういうの興味ねぇからなぁ。どうしてもってのなら、万事お前が仕切ってくれや。あぁ〜あ、面倒くせぇ」
 あんな目で睨まれれば、僕なら竦み上がるところだ。
 なのにヒゲネズミは平然とアクビして受け流している。
 やはり最初に睨んだとおり、余程の大物なのか。
「面倒臭いのは……こっちも同じ……早く説明を……」
 気の短いシズカは置いてけぼりにされて苛立っている。
 僕だって事情を知りたいのは同じだ。
「お黙りなさい、今は夫婦間の問題を話し合っているのです」
 部外者が余計な口出しをするなとマーサがはねつけた。
 なんと、この2人は夫婦なのだ。
 もの凄い威圧感を振りまく美人シスターと、見るからに覇気に欠けるネズミ男が、である。
 世の中分からないものだ。
「プッ……だめんず・うぉ〜か〜……」
 シズカが吹き出した途端、ヒゲネズミが笑い転げ、マーサの眉が跳ね上がった。
「あなたっ。あなたが笑われているのですよ。怒るなり咎めるなりなさってはどうなのっ」
「あぁ、怒った怒った。なにせホントのこと言われてるんだからなぁ、ギャハハハハァ」
 ヒゲネズミはウケまくっている。
 それがマーサの怒りを倍加させた。

666 :
「どうせ処分するつもりだったけど、私が直々に手を下してあげましょう」
 シスターは怒りの矛先をネズミからシズカに向け直した。
 シズカは軽蔑しきった目でシスターを睨み返す。
 あたかも「男の趣味が悪すぎる」というような蔑みの目だ。
 シズカ君、そろそろ止めてくれたまえ。
 元々怖そうなお姉さんを、更に怒らせてどうする。
 今の君は並みの人間同然の力しか出せないんだぞ。
 けど、これらは全て計算づくの演技だったのだ。
「これであの女の怒りは……シズカに向けられる……クローは逃げて……」
 なんと、シズカは僕を逃がすために、わざとマーサを怒らせてたんだ。
 マーサは生身の人間だから、シズカには攻撃できない。
 敢えてマーサに攻め続けさせ、自分がそれに耐えきることで、僕が逃げるための時間を作ろうというのだ。
「バカなことを言うな。そんなことできるわけがないだろ」
 つか、そんなに頭が回るのなら、交渉ごともちゃんとやれよ。
「待ってても……助けは来ないから……2人同時にやられたら……お終い……」
 だからと言って──。
「シズカなら……時間稼ぎはできる……態勢を整えてから……シズカを助けに来て……」
 確かに僕が立ち向かっても瞬されるのが落ちだ。
 けど、シズカなら専守防衛に徹しても、僕が逃げる時間くらいは稼げる。
 とにかく逃げきって、どうにかして本土と連絡を取れば、援軍を呼ぶこともできるだろう。
 僕たちが乗ってきたフェリーには、無線機くらい積んであるだろうし。
 船員たちをどうにかしないとダメだが、いざとなったら色仕掛けでもなんでもやってやる……わよっ。
「分かった。きっと迎えにくるから。壊される前に、適当なところで降参しろよ」
 僕が生きて逃げ伸びれば、シズカは大事な人質として温存してもらえるだろう。
「シズカ……拷問されるかも……三角木馬は……ちょっと興味がある……」
 ドSのくせに、受けに回ってどうする。
 AIの思考パターンはいまだに読めない。
 だが、そんな余裕のあるやりとりができたのも、マーサが攻撃態勢を取るまでのことだった。
 修道服の布地を破り、マーサの背中から何かが飛び出してきた。
 ミミズの化け物に見えたそれは、フレキシブルなパイプだった。
 いわゆるメカ触手という奴だ。
 直径5センチほどの金属製の触手が10本、マーサの背中でウネウネと蠢く。
 マーサは厳しい表情のまま腕組みをしている。
 10本の指にはシリコン製のサックがはめられ、その先端から伸びたリード線が袖の中に引き込まれている。
 そしてマーサが指先を屈伸させるたび、連動するように背中の触手が身をうねらせる。
 あの指サックは金属触手のコントローラーか。
 フィンガージェスチャーを駆使することにより、1人で10本の触手を同時に動かせるのだ。
 いやにゆったりした修道服を着てると思ったら、背中にこんなユニットを背負っていたんだ。
 これは厄介だぞ、気をつけろ。
 忠告する間も与えられず、10本の機械触手がシズカに襲いかかった。
 触手は10方向から別々の軌道でシズカを打ち据えようとする。
 シズカは全てを捌くのは不可能と判断し、バックジャンプで軌道外に逃れる。
 ビシッという鋭い音と共に床のタイルが砕け散った。
 あの打撃力は侮れないぞ。
 まる裸のシズカは、防御力が最低レベルに落ちているのだから。

667 :
 獲物を捕らえ損なった触手は、身をもたげて再度の攻撃機会を窺っている。
 同時に10本の触手を整然と操るとは、マーサは人間離れした感覚の持ち主のようだ。
 シズカの素早さを知った彼女は、今度は時間差攻撃に出た。
 上中下段、右左と緩急をつけた変幻自在の攻撃だ。
 シズカはダッキングやヘッドスリップを駆使してそれをかわす。
 避けきれない触手はやむなくブロックだ。
 相当のパワーがあるらしく、打たれるたびにシズカのバランスが崩れる。
 それでもシズカは的確に次の触手を払い落とす。
 一方のマーサも恐ろしいまでの集中力を発揮している。
 あれだけの動きをしながら、一度も触手同士が絡まないのは異常だ。
 1本1本の動きを、完璧に自己の管制下においている。
 おまけに格闘センスもなかなかのものがある。
 マーサは触手の内、9本を使ってシズカの上体を集中攻撃してきた。
 シズカには古今東西の格闘家の動きをキャプチャーした格闘ソフトがインストールされている。
 往年の名ボクサー、パーネル・ウィテカーの的確なディフェンス技術を駆使し、シズカは紙一重で触手を捌ききる。
 しかし、上手くいったのもそこまでだった。
 上体を狙った9本全てが、巧妙なフェイントだったのだ。
 本命の1本は、まんまとシズカの右足首に絡み付くことに成功していた。
 触手がグイッと手前に引かれると、シズカはバランスを崩して仰向けに転倒した。
 そこに9本の触手が降り掛かってくる。
 身をよじって逃れようとしたシズカの背中に、お尻に、鋼鉄のムチと化した触手が食い込んだ。
「むぅ……」
 第一撃でシズカの動きが止まった。
 衝撃で電気信号の流れが一瞬途絶えたのだ。
 マーサはチャンスとばかり、シズカの四肢に触手を巻き付ける。
 触手に絡め取られたシズカが宙に持ち上げられ、勢いよく床に叩き付けられる。
 グシャッという嫌な音が響き渡る。
 シズカが人間なら、今のボディスラムで即していた。
 シズカは更にもう一度持ち上げられ、今度は壁に向かって投げ捨てられた。
 メイドカチューシャを着けた頭がコンクリートを突き破り、腰の辺りまで壁にめり込む。
 ゆでたまごみたくツルリとしたお尻が可愛いが、今は見とれている場合じゃない。
 あの触手のパワーは僕が考えていたよりも遥かに強力らしい。
 これは本格的にヤバくなってきた。
 2本の触手がシズカの足首を捕らえ、壁から強引に引っこ抜く。
 そのままシズカを宙に持ち上げ、恥ずかしい逆さ磔に固定した。
 更に2本の触手がシズカの手首に絡み付き、バンザイスタイルを強いる。
 シズカ自慢の綺麗な腋の下が全開になった。
 残りの触手はムチとなり、シズカの体を徹底的になぶりものにする。
 スパァーンと小気味よい音が立て続けに響き、そのたびシズカは身を反らせて衝撃に耐える。
 なんとか抵抗を試みようと藻掻いていたシズカだが、やがてガクリと力尽きた。
 おいっ、ブレーカーでも落ちたのか。
 マーサはシズカが抵抗力を失ったと見ると、触手を操って足を大きく拡げに掛かった。
 逆さになったシズカが足と体でYの字を描き出し、やがて180度の開脚を強いられるとTの形へと変貌した。
 マッパだから股間のすべてが丸見えになった。
 剥き出しになった部分に、触手がウネウネと群がっていく。
「な、何をする気なんだ」
 その部分には装甲がないから、攻撃されると危険だ。
 内部から攻められたら、精密で重要なシステムをズタズタにされてしまう。
 しかし、マーサの狙いは別にあったのだ。

668 :
「ウーシュタイプは女の部分が蛋白燃料の注入口。そして後ろの穴はエネルギーのアウトプットディバイスになっているの」
 シズカのアヌスが非常用コンセントだなんてのは初耳だ。
 そんな便利なお尻をしてるのなら、キャンプに連れていけば大活躍できる。
 と言って、この西洋尼さんは電源を欲しがっているわけではなさそうだ。
「だから、こうしてあげる」
 マーサは冷酷そうに唇を歪めると、お尻の割れ目に触手を這わしてシズカのアヌスを強引に開きにかかる。
「くっ……くぅぅっ……」
 シズカはアヌスを窄め、触手から逃れようと腰をよじる。
 しかし下腹に一撃をくらい、あっさりと抵抗を諦める。
 半開きとなったったアヌスは完全に無防備だ。
 別の触手が真上に忍び寄り、狙いを定めて――一気に貫き通した。
 ドリルの攻撃をも受け付けなかったアヌスが、遂に異物の侵入を許してしまったのだ。
「はあぅ……うぅぅ……」
 シズカの口から苦痛とも歓喜ともつかない呻き声が漏れる。
 そこへの責めは僕もまだだから、シズカにとっては初めての体験となる。
 しかし、いやらしく腰をくねらせているところを見ると、シズカは明らかにクロックアップしている。
 機械触手は生物のように身をよじらせ、シズカの奥へ奥へと侵入していく。
「この辺りだったかしら」
 マーサは右手の人差し指を小刻みに動かし、触手を使ってシズカの直腸部をまさぐっている。
 シズカはもはや一切の抵抗を止め、触手のもたらす快感に身を委ねきっているようだ。
「ソ……ソコはぁ……」
 やがて目当ての出力ディバイスを探り当てると、触手の先端を接続する。
 そうしておいて、シズカが体内に蓄積していた電気エネルギーを吸い上げ始めた。
 シズカは体内に極秘の動力源を内蔵しており、活動に必要な電気エネルギーを生み出している。
 発生した電気エネルギーはコンデンサーに蓄えられ、演算処理や身体運動のために消費される。
 あるいは蛋白燃料を触媒に、スーパーパワーとして一気に解き放つこともできる。
 まさにシズカにとって命の源そのものであり、マーサはそれを全部吸い取ろうとしているのだ。
 僕はそれを止めることができなかった。
 ひたすら怖かったのは勿論だが、何よりスカートの下でナニがフル勃起してしまって動くに動けなかったのだ。
 こんな時に僕は何をやってるんだ。
 そのうち全ての電力を吸い取られたのだろう、シズカのピアスは光を失ってしまった。
 それを確認するや、触手はシズカの足を放した。
 ガシャンと音を立て、無力化されたシズカが床に転がった。
 シズカはおかしな角度に手足の関節を曲げたまま、完全に沈黙してピクリとも動かない。
 アイカメラの絞りが全開状態になったのか、いわゆるレイプ目になってしまっている。
 こうなっては正義のスーパーアンドロイド美少女もオナホ以下だ。
 鑑賞して楽しむための対象、等身大のフィギュア同然の存在でしかない。
 シズカとコンビを組んで数ヶ月、僕たちにとって最大の危機が訪れた。

669 :
今宵はここまでにしとうございます
また直ぐに長い規制に入っちゃうのかな

670 :
新作来てたー!
早速作業に移ります!

671 :
久しぶりに壊れ描写!
いいですね

672 :
つ、次は補給シーンを!
できればメカバレ状態で!

673 :
うわ出遅れた
しかし今回も最高ですな!
おっぱいウェポンヒャッハー!

674 :
命の恩人のおっぱいは最高です♪
しかし、大変なことになりましたね。
触手、おそろしや・・・

675 :
5レス分投下します

676 :
……と言いましたが申し訳ありません
ガラケーからだと何故か1024の文字制限が入って投下できませんでした
スレ汚し大変失礼しました、SSは近日中になんとか
うぅ、規制が恨めしい

677 :
楽しみにまってるよ!

678 :
5レス分程投下します 規制解けてるヤッター

679 :
蝉がけたたましい鳴き声を撒き散らしている頃、宗一は萌黄色のトランクに明日の旅行の荷物を詰め込んでいた。
…が、ある時を境に宗一の作業は止まってしまった。じとりとした脂汗が手首を纏うまで、彼の思考は何かに奪われていたのだ。
冷房で冷えきった室内で、汗が滲む手に緊張感を与えていたのは、小さく纏められた衣類に埋もれた白いランジェリーだった。
妹のいる宗一にとって、女物の下着はそこまで見慣れないものでもない。
だが、レースがふんだんにあしらわれた純白の"布い切れ"は宗一の知る一般的なそれとは随分異なって見えた。
(……こんな掌に収まる様な物体に何が隠れるんだ?)
宗一は一瞬、その先を妄想しそうになって首を振ると、黙々と──下着程度で取り乱す自分に虚しくなりながら、作業を続けた。
だが宗一も一人の男であった。
視界に入れないようすればするほど頭の中は散り散りになり、我慢の限界と遂にそれに手が伸びた時、ドアを叩く音が彼を現実に引き戻した。
ややもすれば空調の風音に掻き消されそうなノックであったが、宗一はそれに即座に反応すると、焦りと共にトランクを乱暴に叩き閉じる。
その時、留め具が激しくぶつかり合う音が轟いたが、それよりも雷鳴のような鼓動が頭の芯を揺らしていた。
「あぁ、リナ、どうした?」
情無く上ずった声を投げかけると、扉がゆっくりと開く。
少しだけ開いたドアからリナがひょっこりと顔を出していたが、どうも先ほどの轟音にすっかり萎縮しているようだった。
「あの、宗一(そういち)様、冷たい麦茶を入れましたので少しご休憩を、と思ったのですが……」
リナは心配そうな表情を浮かべては視線を泳がすと、散らばった衣類と揺れるトランクに気づき、しゅんとして黙ってしまった。
「いや、違うんだリナ。これは、その……」
部屋の冷気よりずっと冷たい汗が背中を掠めた宗一は、まだ微かに揺れていたトランクを慌てて抑えた。
「申し訳ありません宗一様。私がもっと荷物を持てればこんなイライラしませんでしたのに……」
どうやら苛立ちの原因を勘違いしているのか、リナはおずおずと宗一の機嫌を伺うばかりだ。
頼りない足取りで服の散らばった部屋にリナが入ると、プラスティックの盆に乗った麦茶が漣(さざなみ)を立ててグラスの縁を撫でる。
小さな飛沫が床に染みを作り、それに気づいたリナは慌てて歩みを止めた。
「そ、宗一様、あの、その……進めません」
「家政補助自動人形(ヘルパー)」が使う日用品は全て、専用の不可視性ARタグが付随しており、彼女達はそれを認識して行動するのが一般的だった。
そして、日用品群は彼女達が持てる重量で設計されており、その重量はリナが持つ盆と麦茶の入ったグラス程度で「仕様」上の限界間近だ。
その上、宗一の衣服がばら撒かれた部屋を渡るなど、石塊を抱えたまま針の筵を渡るに等しいだろう。
彼女達は基本的に歩く事に精一杯で、まして重い荷物など持てず、想定外の荷重はすぐに脆弱な関節群を痛めてしまう。
先ほど、宗一がリナの衣服の入ったトランクに自分の衣装を押し込んでいたのはそんな理由からであった。
「べ、別にイライラしてた訳じゃないよ。だから心配ない、それより休憩しよう、ほら」
話題を逸らすかのように、少し俯いたリナの頭を優しく撫でると、宗一は盆をすっと持ち、リビングに向かっていく。
「荷物はまだまだ入るから安心しな、おみやげだって沢山入る……と思う」
自室から遠ざかるにつれて収まる鼓動を隠しながら、宗一は平常を装った。
「おみやげ、ですか?……それは楽しみです」
えへらっと笑顔を浮かべると、軽くなった歩調で宗一の横にぴたりとくっついて歩いていく。
「でも、あの、どうしてあんなにトランクを勢いよく閉じたんですか? 何か不具合でも……?」
宗一は一瞬ぎくりとして足を止めたが、数瞬の間を持って、薄っぺらい平常心をさらに上塗りして答えた。
「あ、あぁ、トランクの耐久テストだよ。ほら、二人の大切な荷物だから、少し試してみたくなって」
言った本人が危うく吹き出しかける程の酷い言い訳であったが、リナははっとした表情を浮かべて驚く。
「流石です、宗一さま!」
目をキラキラと輝かせるリナに、すっかり毒気を抜かれた宗一は思わず吹き出してしまった。
「そうだろう? さぁ、休憩したらしっかり荷物を詰めて明日に備えるか」
「はい! 明日は本当に楽しみです、宗一さんのお友達とも合うのは初めてですし」
「俺もアイツの片割れと合うのは初めてだ、リナも良い友達なれるといいな」

680 :
水滴を纏った麦茶のグラスを見て、宗一はふと明日の旅行先は硝子細工が名産だったな、と思い出していた。
トランクに詰められた色とりどりの割れ物を想像してまた鼓動が早くなるのを感じる。
その時だけは、この旅行の話を持ちかけた友人のことなどすっかり忘れていたのだ。
* * *
翌日、友人が懸賞で当てたという「温泉宿一泊二日の旅」は非の打ち所の無い猛暑日に打ち当たった。
陽炎で景色が揺らぐ中、やっとの思いで駅のホームに辿り着い宗一達を待ち受けていたのは友人だけではない。
暇を持て余した老若男女が一斉に避暑を求めて集まってきたものだから、電車の中まで人とロボットとその荷物が車内を圧迫していたのだ。
「なぁ雨宮(あまみや)、電車の中まで熱いとはどんな了見だ?」
「俺に言うなよ……だがこれが夏だぜ宗一クンよぉ!」
宗一の向かいに座る、雨宮と呼ばれた男が額の汗を拭ってニヤリと笑った。
彼は宗一と同じく文学部の人間で腐れ縁な、軟派な姿がよく似合う金髪の色男である。
「やめてくださいな、お二人共。ますます暑くなりますわ」
そう言うものの、涼しそうな表情を崩さない女は「家政補助自動人形」であるアイシャだ。
濡れた様な黒髪を滝の様に燻らせる彼女は、どうやらすっかり雨宮の心を捉えて離さないらしく、黒のロンググローブにはプラチナの指輪が光っている。
確かに、中東系の切れ長で妖艶な瞳は、初な男など燃え上がらせて余りある威力を秘めていたし
服の上からでも薫る優美なボディラインは、彫刻を思わせる完璧な体躯で、製作者の執念すら感じられる程であった。
「宗一さん、大丈夫ですか? ……私は大丈夫ですか?」
一方、ぼうっとした口調のリナは早くも寿司詰めの様な車内と暑さに疲弊して、隣に座る宗一にもたれ掛かっていた。
「俺は大丈夫だからリナは少し休みな、電車に乗るのもこれが初めてなんだから」
「はい……でも、折角の電車ですのに」
知識として知っていても経験は専ら薄い物であったリナにとって、この旅行は初めて知ることの連続だ。
それでも、旅の出発点がこんな状態では気の毒で、宗一は項垂れた頭を撫でてやることしか出来なかった。
「あら、リナちゃん、機械酔い? そんな時は一度センサーを落として対象を絞るといいわよ」
ふらふらと焦点の合わないリナを見かねてか、向かいに座るアイシャがずいっと身を乗り出す。
彼女が言うに、”機械酔い”とは揺れる車内と多すぎる対象物が処理要領を超えると発生する、ロボット特有の乗り物酔いらしい。
リナはそのアドバイスをふへっと聞いていたが、アイシャがリナの眼前にプラチナを嵌めた指を立てると、揺れる瞳はそれをじっと見つめ始めた。
「そう、その調子よ、そのまま指に集中して……」
黒いロンググローブに包まれた指がゆっくりと左右に振られると、それに合わせて翡翠色の瞳が泳ぐ。
単なる乗り物酔いの施術が、怪しげな催眠術の様に見えてくるのは、色っぽいアイシャと幼げなリナが向かい合っているからだろうか。
「あっ……。本当だ、平気になってきました」
「うんうん、こういう場所ではじっと集中して、揺れに身を任せるといいわよ」
そう言うとアイシャは立てた指をそっと唇に当て、「以上、お姉さんのアドバイスでした」といって手を戻した。
「リナ、もう平気?」
怪しい儀式を固唾を飲んで見つめていた宗一は内心気が気でなかった。
ありえないと分かっていても、なんだか本当に怪しい術にでも掛かっているのではないかと心配していたのだ。
「はい。もう大丈夫です。……今からじっと見つめていますので」
そう言うとリナは宗一の顔を真っ直ぐに見据える。どうやら本当に呪ないにかかっていたらしい。
「お、おう。頑張ってくれ」
リナは僅かに頬を紅潮させて頷いた。ロボットといえども愛らしさを表現する事に抜かりはない。
宗一もまんざらでは無かったが、些か恥ずかしさが勝った
「おー暑い暑い、見せつけちゃてぇお二人とも」
雨宮がニヤニヤと二人の様子を眺めていた。ありふれた光景であったが、それが友人となるとその興味も別らしい。
「あら、陽祐(ようすけ)さん。私はいつも貴方の事を見ていますわ」
悪戯っぽい笑みは獲物を狙う猛禽類の様な危うさを伴っていたが、陽祐と呼ばれた男は完膚なきまでに骨抜きで上機嫌であった。

681 :
「家政補助自動人形」とは言え、その全てがリナの様に純情無垢で儚げな乙女という訳では無い。
薄暗いヴェールを身に纏い、研ぎ澄まされた色気で男を狂わす黒い薔薇──そんな個体も根強い需要を誇っていた。
そもそも、彼女たちは「日照りの八年間」の間に培われた"健全"な男達の妄想の産物だ。
第二次性徴を迎えるより早く、男女との関係を断ち切られた彼らの理想と妄執が多少歪んでいたとして、いったい誰が責められようか。
「お暑いのはどっちだか」
そう言って宗一は肩を軽く竦めたが、向かいに座る男は
「ふほほふほ」
と今朝方仲良く作ったであろうサンドイッチを頬張っていた。
山岳部を経由して目的地に向かう列車は、カーブの度に軋む車体を揺らして目的地へと向う。
車窓からの景観は山深い緑色に染まり、時折海を挟んでは車内を木漏れ日で瞬かせると、いよいよ旅先といった情景に他の乗客を色めき立たせた
×
「わぁ!宗一さん、海も凄いですね!」
幾分減ってきた人波と、電車の乗り方に慣れてきたリナはやっと窓の外を眺める余裕が出来たらしい。
それでも、暫く窓を眺めて驚嘆をあげ、また宗一の顔を照れながら眺めるという事を繰り返していたので
その度、忙しそうにシルバーブロンドのポニーテールが揺れていた。
窓の外を一面に広がる自然は、街住まいのリナにとって新鮮な物であった。
他の座席に座る夏期休暇中の学生身分達も、きっとリナの様に眼前に現れる全てを楽しんでいるのだろう。
宗一はふと、果たして生身の女とでもそんな光景は見られるのだろうかと思ったが、その考えは流れる景色と共に一瞬で霧散していった。
「ふふ、微笑ましいですわ、本当に」
「あぁ、なんだか懐かしいよなぁ、アイシャも初めての時はすご──って?」
そんな猥談一歩手前の会話を止めたのは、二人の異変だった。アイシャとリナは氷つき、表情はみるみる生気を失い、虚ろな瞳は空を捉えた。
ただ、雨宮のしこりの残る"初めて"の言い方に場が冷えた訳ではない。
その証拠にそこかしこで聞こえていた男女の談笑もピタリと止まってしまったのだ。
「リナ、どうした、おい!」
不意に訪れた事態に宗一はただ狼狽えた。
リナの華奢な肩を揺らすと、口を半開きにしたままの身体がぐらりと宗一に倒れかかる。それはずしりとした、空虚で重たい「物」の感覚を味あわせた。
しんと鎮まり返った列車が不穏なざわめきだけを残して、トンネルの闇に飲まれていく。
「あー、落ち着け宗一。事前に言わなかった俺も悪かった。大丈夫だから心配するな」
口を開いたのは雨宮だった。先ほどまでのおどけた表情も口調も消え、薄明かりに照らされた顔は酷く冷静に見えた。
「アイシャ、接続状況、説明」
一昔前の検索サイトを思わせる単語の羅列だったが、アイシャはぐらりと頭を動かして答える。
「現在オフライン状態です。対人コマンドは基本レベルです。電波の届く範囲まで移動してください」
口も動かさずに出た機械音声は、艶っぽさの欠片も感じられない無機質なものだった。
「つまり……?」
「この辺り、トンネルの入口から出口までネット接続不可ってことだな。
 まぁ仕様書にも小さく書いてあるけど、普通は圏外の場所なんてないし。とにかくすぐ戻る」
雨宮の言うとおり、トンネルを抜けるとアイシャはぼうっとした顔を浮かべては、ぐっと背を伸ばす。
寝起きの人間がするように、妙な色っぽさを伴う吐息を漏らしながら。
「んー、二人の事に夢中になってて忘れてたわ。この辺りネット繋がってないのよ。
 ……何度やっても慣れないわね、自分が無くなるみたいで。ところでリナちゃん大丈夫?」
「リナ、リナ、大丈夫か!?」
宗一に抱きかかえられたリナは肩を揺すられても無反応であったが、暫くして宗一の耳にだけ小さな駆動音が聞こえ始める。
その音もやがて収まって、リナは未だに焦点の合わない目をこすっては宗一の胸でもぞもぞと動いた。
「うぅん、宗一さぁん? ……おはようございます。どうしま──ふぎゃ!」
自分の置かれた状況をやっと理解したリナは、慌てて身を引いて、その勢いのままに後頭部を窓にぶつけてしまった。
宗一も聞いたことの無いような声を上げては頭を抱え、髪を飾るフリルのリボンはへしゃげて戻りそうにない。

682 :
「そ……宗一さん、見てましたよね?」
「あ、あぁ、大丈夫か、リナ」
宗一はさっきも勿論心配したが、この一連の流れに笑いを堪えるのにも精一杯だ。
リナの不釣合いな剣幕と顔を真っ赤にして肩を震わせる姿など旅の記念に写真に収めたい程でもあった。
「うぅ、まさか再起動するなんて……。恥ずかしくてにそう」
後の言葉は列車の機動音に掻き消されて、宗一の耳には届かなかった。
「え、リナちゃん再起動してたの?」
顎に手を添えた雨宮の質問は恐らく単なる知的好奇心だったが、それはあまりに無遠慮で、ますますリナを赤面させた。
「えっ、え……?」
もうすっかり混乱の極みに達したリナはあわあわと両の手を顔の前に握っては視点を泳がせるだけだ。
「はいはい、大丈夫よリナちゃん。再起動を見られるのは恥ずかしいから良く分かるわ。ネットが切断されて再起動しただけだから、ローカルデータが多いとなるみたいよ?」
「ネット……? 非接続地域だったんですか?」
「そうそう」
助け舟に落ち着きを取り戻したリナであったが、アイシャが耳元でそっと何かを囁くと、リナは耳まで真っ赤に染めて席から立ち上がり叫んだ。
「ち、違いますっ! そんな動画ばっかり保存してたんじゃありませんー!」
そんな似つかわしくない叫声に男二人は身を縮めて、ただただ目を白黒させてリナを見つめるだけであった。
アイシャもくすくすと笑って「いいことじゃない」と言うだけで、二人の間に如何様な密談が行われたのかは結局分からず終いだった。
トンネルを抜ければ目的地はもう直ぐだ。
*  *  *
宗一は目眩を覚えた。
まず駅名が旅館の名前だという事に驚いたし、トンネルまでもがその為に掘られたと知って半ば呆れるまでに至った。
そして何より、様々なレジャー施設を内包した広大な土地、それはもはや旅館などという生易しいものでは到底なく、小さな街と見紛う程であった。
中央の宿泊施設から放射状に延びた各ブロックには様々な店舗が軒を連ねて、それらを結ぶ路面電車さえ走らせる徹底ぶりだ。
観光街は数あれど、観光の為だけの街などここを除いて他にはないだろう。
「なんだか、凄いな……」
「凄いですね……」
都会育ちの宗一にとっても、その並外れた出鱈目さに感覚が麻痺してしまった。
そんな状態だったので、今更駅からバスに乗ってホテルまで二十分もかかったことは実に些細なことに思えた。
「まぁ男手が余ってるから仕方がない」
ショルダーバッグから招待券を探しながら雨宮はそう言った。
というのも、こんな一大企業がでっち上げた様な泡沫的な計画も、直ぐに国が公共事業へと変貌させ、多数の働き手が雇われるのが常であった。
そして、男ばかりが産まれ、男の"特定"の権利が吹けば飛ぶほどの軽さになっていた昨今、労働はある種の昇華行為とも見受けられた。
大規模な計画ほど国からの補助金も多く出され、管理も企業に任される事から、この様な街に定住する者も少なくない。
企業主体の街、それは"超"男性社会の中に生まれた新しい自治区であった。
「お、あったあった。受付は……えっ」
招待券を片手に持った雨宮は何かに気づくと、「すまん」と言い残してトイレに駆け込んでいった。
「どうされたんでしょうか?」
「さぁ、限界だったんじゃないか」
苦笑混じりに宗一は答えると、雨宮が押し付けてきた二組分の招待券に目を落とす。
招待券は、この華美な施設に対してシンプルで、「特別」と書かれた赤い拌が押されており、それ以外に招待券と記す証はない。
本物なのかと宗一は鼻白むだが、カフスグローブを付けた受付嬢にそれを見せるとすんなり四枚のカードキーが手渡された。
尤も、「受付は私にお任せ下さい」と、リナが全て済ましてしまったので、宗一は四人分の荷物が詰まったトランクを黙々と押すだけであったが。
「おー、すまんすまん、受付大丈夫だった?」
雨宮が合流したのは三人がガラス張りのエレベーターを待っている時だった。
「あぁ、重い以外は何も問題なかったぞ」
「それと『お連れの方は?』とも聞かれましたわ」
「……ええと、本物でしたね!」
三者三様の非難に晒されながらも、雨宮はわざとらしい咳払いでその場を切り抜けると、蛇腹状のパンフレットを指さしながら施設の説明を始める。
「さて皆様、今日は緑柱街、もとい複合レジャーシティ「ベリル・フロント」にようこそいらっしゃいました!」
仰々しい気取った物言いと、広げたパンフレットを両手に掲げる姿はあまりにミスマッチであった。
「お前はここの支配人か」
「そうなんですか?
「違うわよ、リナちゃん」

683 :
そうこうしてる内に到着したエレベーターには、階数の書かれたボタンが殆ど無かった。
あるのはレストランやテラスに通じる階がまばらに表示されるだけで、その間には空白を埋めるように乳白色のドットが埋め込まれている。
「……ボタンが無いぞ?」
「あぁ、それは、ここにカードキーをぶすっとな」
開閉ボタンの上にあるスリットにカードキーを差し込むと、エレベーターはぐんっと上昇を始める。
「なるほど、カードを失くしたら事だな」
「そういう事、まぁ俺らが泊まるのは一般客室だから階段でも頑張れるぜ?」
「元陸上部を舐めるなよ、……頑張る必要もない」
だが、宗一はそんな発言を直ぐ撤回する羽目になった。
窓下を一望できる高速エレベーターは徐々にその速度を早め、足元に見える秩序だった街並みが点と線になっっていく。
明らかに一般客室の高さを通り越して、一通り場内の四人を不安に駆らせた後、ようやく硝子の箱は動きを緩め、間の抜けたチャイムが到着を知らせた。
「す、すごい高さですね、宗一さん……怖いです」
高度を上げる毎に宗一に身体を寄せていったリナは遂にぴたりとくっついてしまっていた
「あぁ、流石にこの高さは……無理だな」
エレベーターは最上階より一つ下の階になってようやく停止した後、スライド式のドアを軽やかに開いた。
宗一達が辿り着いたのはこのホテルで最も高級で、最も広いスイート・ルームだった。
一山幾らの学生身分などでは逆立ちしても決して届かない、地平線の果てまで見渡せる五十三階の玄関ホールで四人は釘付けになっていた。
「あら、ま」
「雨宮、……どういうことだ?」
「お、俺が知るかよ!?」
廊下に取り付けられた監視カメラが威嚇するかの様に首を往復させ、エレベーターはもう既に遥か階下へ降りてここには無い。
本当に宗一達が招かれざる客だったなら、袋の鼠よろしく、この優に十人は入れる四角い空間から逃げ出すことなど出来ないだろう。
「とりあえず中に内線があるだろうから聞いてみる。皆は待っててくれ。
 あー、こんなとき疑われるのは少ない方がいいだろうし?」
雨宮は少し早口に言い切ると、すんなり開いた玄関から中に入っていった。
「随分高級な一般客室だな」
僅かに開いたドアの隙間から、大理石張りの床板が見える。
玄関に漏れ出た明かりがシャンデリアから照らされ、三人の淡い影を形作った。
「私達どうなっちゃうんでしょうか?」
小首を傾げたリナが宗一を見つめる。
「わからん。逃げ道が無いのは確かだな」
「そ、そんなぁ……」
「宗一さん、あんまり可愛い妹分を虐めないでくださいまし」
口元に朗らかな笑みを浮かべるアイシャは、孤児院のシスターの様で、悪戯をした子供を窘(たしな)めるような柔らかな口振りだった。
宗一は彼女がリナの"六ヶ月"歳上だということを含め良く知っていたが、その印象は雨宮から聞いていた惚気話とは随分違う。
それでもやはり、肢体を覆う蔦(つた)のような色香(いろか)は「家政補助自動人形」の本質……なのだろうか。

684 :
「冗談だって、最悪雨宮をいけに──」
宗一の半分本気の冗談は、この空間に似つかないドタドタとした足音に掻き消された。
「ただいまぁぁぁ!」
「ひぇっ!?」
勢い良く扉を開け放つ雨宮、そこは玄関だ。
「あー、どう、だった?」
宗一は酷く悪い予感がした。この男は調子に乗っていると止まらない。
そして雨宮は良くも悪くも、期待に答える男だった。
「ここで間違いないとさ。スイートだぜ、スイィィト・ルゥゥム!」
「そうか、わかっ──」
雨宮の耳にはもう誰の声も届かないだろう。
マイク(パンフレット)を力強く握り、その勢いは更に加速していく。
金髪の姿も相まってか、それは今や絶滅危惧種のホストの様だ。
「聞いて驚け!
 地上二百六十メートルからのオーシャンピュー、調度品は十八世紀のアンティーク、料理は一流シェフのフルコース
 フロバス露天風呂完備、部屋数八部屋、そしてキングサイズベッド完備の寝室は二つだぁー!」
ピースサインの拳をゆっくりと頭上まで掲げて、雨宮の独壇場はやっと終わった。
「あ、あぁ……、確認ご苦労。リナ、行くぞ。刺激しないように慎重にな」
まだポーズを決めたままの雨宮の横をトランクを押しながらゆっくりと通り過ぎる。
その後ろをリナが「フロバスロテンブロ……?」と顎に指を乗せ、データーベースにない言葉を唱えながら付いて行った。
「陽祐さん、素敵でしたわ。あ、トランクお願い致しますわね」
クスクスと笑いながら一応の世辞を言い、そそくさと部屋に向かうアイシャがいなくなると、終ぞトランクと西日を浴びて輝く金髪だけが残った。
「あれ、皆どこいった?って、おい冗談だって!宗一、頼む、開けてくれ!」
カードキーで扉を開けられる事に気づくまでたっぷり三十秒、雨宮は喉が枯れるまで叫んだ。
その哀れな姿を、監視カメラだけが脇目もふらずにじっと見つめていた。
それは自分が防犯の為に置かれたことを忘れたかのように、ただ雨宮だけをそのレンズに映して。
──後半につづく──

685 :
投下終了です。
今回、使っているエディタと2chの書き込み文字制限にズレがあったみたいで話とレスの区切りが無茶苦茶です。ごめんなさい
それと3レス目の文中の×マークに意味はありません、誤字です。重ねてお詫び申し上げます

686 :


687 :
GJ

688 :
続きが気になるぜー

689 :
>>669
規制のせいで出遅れたけど一応言っとく
尼将軍キタァァァァァーッ?

690 :
備品女教師はよ

691 :
北条政子か

692 :2013/09/09
ほしゅ
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