2013年10エロパロ387: WILD ARMS 9ライヴはむっつりスケベ (395) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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WILD ARMS 9ライヴはむっつりスケベ


1 :2009/05/07 〜 最終レス :2013/09/16
ここはWILD ARMSシリーズでエロパロと、
WILD ARMS2ndのマリアベルのスレと、
WILD ARMS三番目に来たジェットのスレと、
WILD ARMS 終末の四騎士のスレと、
WILD ARMS 五翁戦隊枢密院、
WILD ARMS 危険物質666と
WILD ARMS 七日七晩の戦いと
WILD ARMS 8ヴリル の続きです
保管庫
ttp://sslibrary.gozaru.jp/
前スレ(dat落ち)
初代
WILD ARMSシリーズでエロパロ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1019331360/
二代目
WILD ARMS2ndのマリアベル
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1045149259/
三代目
WILD ARMS三番目に来たジェット
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1064088610/
四代目
WILD ARMS 五翁戦隊枢密院
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1113293211/
五代目
WILD ARMS 五翁戦隊枢密院
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1113293211/
六代目
WILD ARMS 危険物質666
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127039483/
七代目
WILD ARMS 七日七晩の戦い
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1166634732/l50
八代目
WILD ARMS 8ヴリル
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1198987459/ 脱兎オチ

2 :
情報局の私が、なんでこんなことしなきゃいけないのよ。
ヴォルスングには、生きて確保しろって言われてたのに、全部しそうになったカルティケヤから、なんとかメンバーを確保する。
ヴォルスングが欲しいのはアヴリルだけ。他は彼女に対する人質にするみたい。
自分の子どもでもアヴリルに産ませるつもりかしら。
ハーフの彼は、古代人と似た遺伝子を持ってるらしいから、それもいいかもね。
他はなせなければ好きにしていいと言われた。
まずカルティケヤが大喜びで、グレッグの手足を引きちぎるから、慌ててなない程度に治療する。
その格好で復讐してみろってわけだけど、普通ぬわよ。あんたじゃあるまいし。
エルヴィスは、早速キャロルって子を確保したわ。
卵巣を摘出し、女性ホルモンと成長ホルモンを奪い、永遠の少女ペットとして可愛がるらしい。
ったくあのハゲ、ロリコンだとは思わなかった。
それを知ったファリドゥーンが、チャックっていう青年を欲しいと言い出した。
女っけがないからホモッけでもあるのかと思ったら、お気に入りのメイドに手を出さないように、目と耳を潰して去勢して女性ホルモンを与えるんですって。
特にアヴリルのお気に入りらしいディーンは、ヴォルスングが連れてった。
まあ、誰よりも恐ろしい目にあうでしょうね。考えたくもない。
残ったのはレベッカという娘。さて、どう料理しようかしら。


3 :
「みんなを、どこへやったの!」
 私は丁重に、彼女の仲間の状況を教えてあげる。
 世界の支配者の花嫁になるアヴリルと、永遠の少女となったキャロル。
 それに比べ男二人は、悲惨なもの。
 芋虫のようにはいずりながら、怨嗟をうなることしかできなくなったグレッグ。
 男の誇りと光と音を奪われ女体化しつつあるチャック。
 蒼白になる彼女に、私は追い打ちをかける。
「ディーンって子は、もっとひどい目にあうでしょうね。
 けれど、あなた次第で少しはマシになるかもしれないわ」
 もちろん出任せ。
「あたしに、何をしろっていうの」
「ハーフを産んでもらおうかと思ってるの。
 ヴォルスング様は、ハーフであるその身を嘆いておいでだわ。
 だからあなたがハーフを産めば、態度も軟化するかもしれないでしょ」
「誰と結婚しろっていうのよ!」
「男はいくらでも連れてくる。けどその相手に結婚するつもりがあるかしら」
 レベッカは、自分の身に何が起きるかやっと理解して、震え出した。

4 :
グレッグとチャックの現状を見せつければ、彼女は観念したようだった。
バスカーたちを呼び寄せ、彼女を検診させる。
バスカーたちは、彼女から全てを取り上げる。
衣服も、プライドも、そして余分な体毛も。
彼女は大切な実験動物。
衣服を奪われた時よりも、長い髪を切り取られた時、彼女は観念したみたいだった。
特殊な形状の椅子の上で大きく足を開かせて、器具を押し込む。
彼女は健康な身体を持った実験動物。妊娠可能な若い娘。
妊娠はしていない。そのことが大事。
そして男性経験はない。
バスカーたちはそれを知り、嗤いながら誘淫効果のあるジェルをたっぷり塗った器具の挿入を繰り返す。
レベッカは傷みに悲鳴を上げるけど、バスカーは気にせず彼女の処女を器具で奪う。
やがて薬の効果が現れたころ、最後に排卵誘発剤を注射され、検診はあっさり終わる。
そして簡素な堅いベッドが一つあるきりの部屋で待たせる。
毛布もシーツもない。部屋のどこに逃れようと、彼女の姿はカメラが捉える。
レベッカは、もじもじしはじめる。
カメラのことは知ってはいても、ついに彼女は我慢しきれなくなり、手淫にふけりはじめる。
男性経験はなくてもオナニーの経験はあるらしく、指先を激しく動かし上り詰める。
一段落したころ、私は今の光景を、部屋の壁に大きく映し出す。
身体を丸めるようにして、極力隠していたつもりでしょうけど、カメラはレベッカの秘所が濡れそぼっていることを、はっきり捉えている。
その手の動きも、上気する頬も、あえぎ声も、そして達する瞬間も。
レベッカは目を堅く閉じ、両手で耳を押さえていた。

5 :
だから、部屋の扉を開けて入ってきた者たちが、ベルーニでも人間でもないことには、すぐに気づかなかった。
裸のゴブの雄たち。やっぱり薬で発情させてある。
誰がベルーニとのハーフを産んでもらうだなんて言ったかしら。
ベッドの上で身体を丸め、目を堅く閉じ、耳をふさいでいた彼女は、手首をつかまれやっと気づく。
逃げようとしても部屋は狭く、扉はすでに鍵がかかっている。
そしてゴブの雄たちは複数で、すでにヤることしか考えていない。
レベッカは逃げようとしたけれど、押さえ込まれるまでに、ほんの数分とかからなかった。
まずボス格のゴブが、手下たちに彼女を押さえ込ませる。
手下もわかったもので、彼女の両側に立ち、大きく足を開かせる。
その股の間に立ったゴブの逸物は、大きく立ち反り返っている。
形的には、ゴブも人間もベルーニも変わらない。
けれど真っ黒で、大きい。
経験のない彼女には、他と比較することなんてできないはず。
けど彼女をいためつけたあの器具より大きいことは、わかったんじゃないかしら。
ゴブは前戯もなにもせず、それを彼女の秘所に突き立て、激しいピストン運動を始めた。
濡れていても、薬を盛られていても、そうとうな痛みがあるはず。
けれどバスカー同様、ゴブたちも彼女にはおかまいなしで、ひたすらやりまくる。
痛みは彼女に、気を失うことすら許さない。

6 :
彼女にとって少しだけ救いなのは、ゴブが早漏だってことぐらい。
一方的に突き立てて、一方的に動かして、あっというまに達したゴブは、身体をふるわせながら大量の精液を注入し、事を終えた。
レベッカに、わずかばかりの安堵の表情が浮かぶ。
けれどゴブは1匹じゃない。
その上回復も早い。
ゴブたちが全員彼女のオマンコに精液を放出したころには、一匹目が二度目に取りかかる。
いえ、ゴブのボスは、それすら待てなかったみたい。
最後のゴブが彼女に逸物を突き入れる前に、乱暴にそいつをどかし、二度目に取りかかった。
性欲の行き場を失ったゴブは、レベッカの口に注目する。
そして彼女の顔にまたがるように腰を下ろす。
そして口をこじあけ、逸物をその口に押し込んだ。
途中何度か、彼女が逆らわないように殴りつけながら、ゴブたちは行為を続けた。
このまま数時間、彼女は犯され続ける。
それに耐えられる人間はいない。
けれど私がなせはしない。ちゃんと回復の手段は取ってある。
やがて彼女の性器だけでなく、口からも肛門からもゴブの精液があふれ出す。
きっと子宮にも、たっぷり注ぎ込まれたはず。
彼女の身体は生きてはいるけど、精神は飛んでしまっている。
それは別にかまわない。問題は妊娠に耐えられ、ハーフが産まれるかどうかだから。

7 :
ゴブがひきあげた後、放心状態でベッドに横たわっているレベッカを、そのまま24時間放置する。
血と精液と唾液だらけだけど、受精と彼女が自分の立場をわきまえるには丁度いい。
そして小型ゴーレムを使って、外側を洗浄し、両手を後ろ手に縛り上げる。
「食事よ」
浅い皿に入ったスープを床に置く。
「這いつくばってでも食べなさい。キャロルもそうしてるわ」
「いや・・・」
「ハンストしてぬつもり? あなたが身動きできなくなったら、あなたの仲間を同じ目にあうわ」
「誰をよ・・・」
「アヴリルよ。キャロルはもう子どもが産めないんだから」
 レベッカは、痛む身体を動かし、皿に顔を突っ込んで、舐めるように飲む。
「そう。いい子ね。お腹の子のためにも、たっぷり栄養を取るのよ」
「私が、あいつらの子を・・・」
「妊娠してるはず。検査するわ。してなかったら・・・ するまで続けるだけのこと」
 彼女に命じて、今空にした皿の中にオシッコをさせる。
 そして妊娠検査薬の使い方を教える。
 結果は、シロ。
 もっともこの検査薬、着床しないと結果が出ないから、それまではシロなんだけど。
 けれど一応、妊娠するまでゴブたちを通わせる予定になっている。
 レベッカは能面のような表情で、それを私に報告する。
 ゴブに犯されるのも地獄。ゴブの子を孕むのも地獄。
 人間が苦しむ様を見るのは、いいキミだわ。 

8 :
半年後ヴォルスングが、両種族を滅ぼそうとするアクシデントもあったけど、氷の女王として復活したアヴリルが彼を倒し、ヴォルスングとディーンを手に入れ、今ではこの世界のトップに立っている。
二人とも、今は完全にアヴリルに支配され、忠実な彼女の個人的な僕になっている。
アヴリルは結局人間を滅ぼしたりしなかったけど、TFシステムで世界を変え、ベルーニをUbから救った救世主。
逆らうことは許さなかったけれど、逆らおうとする者もいなかった。
そして私たちが彼女の仲間にしたことを、笑って許してくれた。
グレッグは、舌を噛まないように舌を抜かれ、ライラベルの街角に繋がれて、時折カルティケヤが通りかかると、それでもうなり、あばれている。
チャックはどこかのお屋敷に下げ渡され、その地下で性奴隷にされているらしい。暗所恐怖症とかで、誰かが来るたびにすがりつくから、結構人気があるという。
キャロルは、彼女に飽きたエルヴィスに捨てられ、アヴリルの虜となったディーンからも相手にされず、狂ったグレッグの世話をしている。
そしてレベッカのお腹はまん丸に膨れあがっている。
お腹の中には3匹のハーフゴブ。ゴブの妊娠期間は人間より短いから、そろそろ生まれるだろう。
アヴリルもそれを楽しみにしている。
彼女は愛で、種族の壁を壊すことにしたらしい。
同種族との結婚を禁じ、一定年齢以上の者が異種族の配偶者を得、異種族の子を産むことを義務づけた。
私としては・・・なんら異存はない。

9 :
はあ、あったかいスレと新作どうもです
しかしいきなり凄いのがきたなw

10 :
グレッグは、両手足と舌を失いライラベルのゴミ捨て場に繋がれた。
ゴミをあさり、道行くベルーニにケンカを売る。
ケンカの方は、一方的に手ひどい報復を受けるだけだが、やめはしなかった。
教授は、自分に逆らいディーンについたキャロルを生体改造しただけで、飽きたようだ。
アヴリルが政権を握り、人質の意味がなくなると、猫の子のようにあっさり捨てた。
キャロルがグレッグと再会した時、グレッグは変わり果てていた。
売ったケンカの報復で、さらにほとんどの歯を失い、にかけていた。
ミーディアムやヒールベリーも、それを手に入れる旅をするためのARMもない。
キャロルにできたのは、残飯をかみ砕き、口移しでグレッグに与えることだけだった。
グレッグに寄り添うように眠っていたキャロルは、グレッグにのしかかられて目を覚ました。
両手足がなくとも、グレッグはキャロルを逃さなかった。
歯も舌もない口は、うめくことしかできない。
だがそれでも、復讐、子どもと繰り返しているようだ。
オレの子を産んで、その子に復讐を継いで欲しいと言っているのだと、キャロルは思った。
キャロルは、自分がもはや子を産めない身体なのだとは、口にできなかった。
そして哀れなグレッグのために、自ら下着を脱ぐと、その大人になることのない身体を与えた。
翌朝グレッグは、キャロルの隣で冷たくなっていた。

11 :
最後の望みを託したと信じてか、満足げに微笑んだまま、冷たく動かなくなったグレッグは、
他のゴミと共に回収されて、キャロルの前から姿を消した。
通りの向こうを、ディーンとヴォルスングを引き連れたアヴリルが、歩いていく。
教授に捨てられた直後、やはりそんなディーンを見かけ、すがりつくように声をかけた。
だが、アヴリルの冷たい眼差しで射すくめられ、逃げるまもなくその場でディーンに犯された。
アヴリルがそうしろと言ったのだ。
ライラベルの、大通りで。見知らぬ大勢は、誰も助けてはくれなかった。
妹になれと言ってくれたあのディーンは、もういないのだとあきらめた。
通りの向こうのアヴリルたちが、ゴミ捨て場に座り込むキャロルに気づいたようだ。
「目障りですね」
アヴリルが微笑みながら冷たい言葉を口にすれば、ディーンがすぐさまやってくる。
手を引っ張られる感触に、キャロルは昔を想い出す。
けれどディーンはあっさりと、キャロルをペルセフォネに引き渡した。

12 :
ペルセフォネはキャロルに、レベッカの世話をするか、チャックの世話をするか選べと言った。
ハーフゴブの母親となったレベッカの姿は、街頭テレビで幾度か見かけた。
ニンゲンとゴブの種族を越えた愛の記録。
ドキュメンタリーの体裁だったが、ようはゴブとの交合や出産シーンを繋いだ際物だ。
レベッカは、バスカーたちの実験室に閉じ込められているのだ。
自分を捨てた教授と顔を合わせることが、恐かった。
教授はキャロルを生体改造して永遠の少女を作り上げると、すぐにバスカーたちに下げ渡した。
若さをもてあますバスカーの青年たちは、実験と言いながらキャロルの身体をいじくりまわした。
想い出すだけで、身体がふるえた。
チャックは、ベルーニの中でも温厚で人間にも人気があるファリドゥーンに引き取られているはずだ。
世話が必要と聞いて不安を感じないでもなかったが、キャロルはチャックを選ぶことにした。
キャロルが連れて行かれたのは、かつて訪れたことのあるRYGS邸ではなかった。
別のもっと小さなお屋敷の、その地下だった。
そこで目も見えず耳も聞こえない彼女の世話をしろと言われた。
長い金髪の細身の女がそこにいた。
幅広のビロードで、目隠しされていたが、美しい女だった。
首にかかった宝石をあしらった金属製のチョーカーから伸びる鎖が、奴隷であることを示していた。
何かの都合で、チャック以外の者の世話をすることになったのだろうと思っただけだった。
近づいて手を取ると、女はニッコリ微笑んだ。
その口元を見て、目の前にいる女が、やっとチャックだと気がついた。

13 :
自分と同じように、生体改造されたのだと、すぐにわかった。
それでもレベッカやグレッグよりは、自分たちの方がましだと思った。
キャロルの仕事は、やってくる客たちのために、チャックを美しく保つことだった。
客が来たら、クローゼットかベッドの下に隠れるようにとチャックは言った。
隠れていても、客たちがチャックを抱く物音と嬌声からは、逃げられなかった。
何度か隠れそこね、客たちがキャロルの存在を知ると、隠れていても引きずり出された。
キャロルを庇おうとしたチャックが、ひどく殴られるさまを見て、キャロルは隠れるのをやめた。
客の相手をさせられることもあるし、客たちの前でチャックとの行為を求められもする。
そこでチャックが、どのような目にあったのかを知った。
女ほどではないが、膨らんだ胸。排泄穴が残るだけの股。
普段ビロードの下に隠されているのは、真一文字にその顔を横切る醜い傷。
客たちはチャックにキャロルをクンニさせながら、二人がノーマルなのか百合なのか談義した。

14 :
やがて客は、キャロルを虐めることに楽しみを見出した。
チャックも、自身を責められるより、キャロルを責められることを、苦しむからだ。
電動ディルドをはめ込まれたまま、チャックの世話を命じられる。
視力も聴力も失ったチャックだが、触覚はその分敏感になったようだ。
少しでも触れられれば、気づかれる。
そして微笑みながらそっとディルドを抜き、自分の後ろにキャロルを隠そうとする。
手探りで客を見つけ、その足下にひざまづき、頭をすりつけてでも、許しを請う。
自分が何でもするから、キャロルをいじめないでくれと。
だがその行為は、ただ客たちの被虐心を煽っただけのようだった。
客たちが帰ると、チャックはそっとキャロルの身体をまさぐった。
そして客たちがキャロルの身体に残した、いくつもの責め具を取り外し、痛みが散るようにと撫でさすった。
ディルド、アナルプラグ、ニップルピアス。なでさするのは、それがあった場所だ。
キャロルはその愛撫に、感じさえした。
痛めつけられるのは、チャックも同じだった。
けれどチャックは客がいない時、キャロルに女体化した自分の身体を触られることを嫌がった。

15 :
客はキャロルをオモチャにしたが、中には興味を示さぬ者もいた。
そんな時キャロルはクローゼットの中にちじこまり、両手で耳を塞いでいた。
ずいぶん長い時間、防ぎきれぬ阿鼻叫喚の後、ひさしぶりにチャックの声を聞いた。
耳が聞こえないためか、チャックは普段ほとんど話さない。
そして同じ理由で、キャロルもチャックには、話しかけない。
キャロルは、チャックが自分がキャロルであることすらわかってないのではないか、と思っていた。
けれどその日、チャックははっきりと、キャロルの名を呼んだ。
おそるおそるクローゼットを出て、まだベッドに横たわるチャックの手を取る。
客はその隣に横たわっていた。
「逃げろキャロル。この男の財布を持って、一刻も早く」
キャロルは、客がんでいることにやっと気づく。
キャロルはチャックの鎖を引きちぎろうとしたが、手を痛めるばかりでどうにもならない。
その手をチャックに取られ、逃げろと諭される。
客をしたのだ。許されるはずがない。
キャロルは最後に、チャックと男と女の口づけをかわす。
そして微笑むチャックに背を向けて、キャロルは逃げ出した。
チャックは自分の身に客の遺体を重ねて声を上げていた。
行為中のふりをして、キャロルのための時間を稼いでくれようとしているのだ。

16 :
ハニースデイの、花畑にいる女の子を頼るようにと、チャックに言われた。
ボロボロになりながら、ハニースデイに転がり込む。
けれど頼みの少女は、いなかった。
ほんの一月前、青い髪の渡り鳥と共に、村を出たという。
ディーンのことを思い出すが、どうやら別人らしい。
途方にくれるキャロルに、村人は花畑の世話をして暮らすよう、勧めてくれた。
いなくなった少女の部屋で暮らし、少女の残した服に着替え、少女の仕事を引き継いだ。
やがてベルーニ兵が、ハニースデイにもやってきた。
「あの娘は?」
「ずーっと昔から、ずーっとこの村にいる子ですよ。ずーっと子どものままの姿でね」
年を取らない少女の話は、ベルーニ兵の間でも知れ渡っていた。
数年後、ハーフゴブの少年渡り鳥が、ハニースデイを訪れた。
顔は悪いが気立てのいい少年だ。
彼はたびたび村をたずね、草花の手入れをして暮らしている少女と仲良くなった。
そしてある日二人して、村から姿を消したという。

17 :
以上 おそまつさまでした

18 :
>>17
エロっていうより痛苦しい感じだな…
せめて誰か一人ぐらい地獄から抜け出せないかと願っていたから、最後は少し救われた。
個人的にはチャックに惚れてしまいそうになった。

19 :
すごく読ませてもらいました。GJです。
書き忘れスマンです。

20 :
ナイス落ち

21 :
どうもです。だがまて、そのチャックは男だぞ

22 :
ダニー・グレッグ生きてるかぁ

23 :
>>21
なんか「ジャンヌ・ダルク」のミラ・ジョボヴィッチに脳内変換してた
レスしまくりでスマソ

24 :
いやレスされると嬉しい 書いたかいがあるというものだ
ついでなんでオマケを考えてみた
アヴ 世界を統べるJAとして下僕二名従え君臨中
レベ ハーフゴブに続き、ディーンとヴォルの子を孕む ただし子の母親はアヴ
カル レベッカとの間に一児をなすが、アヴリルに膾にされて亡
ファリ 正妻をめとった後、妾十数人。子どももいっぱい。
ペル ナイトバーンとの間に次々子を作る
ナイ ペルに搾り取られてすっからかん
グレ ライラベルで亡 生ゴミとして処分される
チャ トゥエールビットで、人犯として公開処刑される。
キャ ハニースデイで確認された後行方不明

25 :
衆人観衆の前で、最高の笑顔でキャロルを犯すディーン
冷たい眼差しで見守るアヴリル
睨み付ける芋虫のようなグレッグ
キャロルを庇おうと土下座する女体化チャック
赤毛のハーフゴブ が脳内再生されたよ

26 :
この板って、保守ってないとすぐに落ちるのかな

27 :
>>25
ついでにペルのM奴隷になったナイトバーンも追加で
>>26
圧縮来ると一気に100スレ落ちる(全体の1/8ぐらい)
圧縮来そうなときはこまめに保守っといたほうがいいのかも

28 :
俺もうダメだ
http://wildarms.s7.x-beat.com/source/0170.jpg

29 :
アヴリルとおそろいの首輪と鎖も描けばよかったな・・・

30 :
「ディーン、キャロルを犯しなさい」
アヴリルが冷たく言い放つ。
ディーンは嬉しそうにキャロルの腕を掴む。
アヴリルの冷たい眼差しに射すくめられたキャロルは、身動きできなかった。
その場で衣服をむしり取られ、金属製の床に押しつけられる。
ディーンは満面の笑みを浮かべながら、キャロルの両足に手をかけ開く。
ズボンの前を開けて取り出した、大きく硬く勃起したペニスで、キャロルを貫いた。
そして嬉しそうに、激しく突き上げる。
あっという間の出来事だった。
冷たい眼差しのアヴリルが見ている。
生気のない瞳をしたヴォルスングも眺めている。
街行く人々が、遠巻きながらも見守っている。
子どもをつれた母親が、嫌そうな顔でキャロルを睨み付けている。
そしてディーンは、かつて一緒に旅をしたときと同じ顔をしている。
女王の命に応じることが、嬉しくてならないとでもいうように。
キャロルのことなど、見ていない。
キャロルだとすら、わかっていない。
ディーンは身体をのけぞらせ、精液をキャロルの体内へと注ぎ込む。
身体を離し、満足げにチャックを上げる。
まるでヤキソバをたらふく食べた後のように。
終わったのだと、キャロルは思った。
けれどまだ、終わりではなかった。
ディーンはキャロルを、背中側から両手を両足にかけ、抱き上げた。
そしてキャロルの秘所を、アヴリルと観衆たちの前に晒す。
まるで命令に従った犬が、飼い主に褒めてもらおうとするかのように。
アヴリルは、ディーンを褒めるかのように一瞬笑った。
そして汚ならしいモノでも見るかのように、キャロルを見た。
「捨ててきなさい」
ディーンはキャロルを後ろから抱えたまま、広場を走った。
そしてゴミ集積所に、元気いっぱい投げ込んだ。

31 :
「これは、わたくしが求めたものではありません」
トゥエールビットのとある屋敷の地下。
安楽椅子に一人座ったアヴリルは、控えるファリドゥーンに言い放った。
「わたくしは嘆美なBLを求めたのですよ。ですがこれは、まったく男女の交合ではありませんか」
「申し訳ありません。一応エロパロ板は男性向けですので」
ベッドの上では、ディーンとヴォルスングが、前後から女体化したチャックを犯している。
「ならばわたくしはジョニーアップルシードとして、読者の期待にそいましょう」
顔を真っ赤に染めるファリドゥーンに向かって、アヴリルは冷淡に言い放つ。
「ヴォルスング、お前の子に弟か妹を与えます。ルシルを孕ませなさい」
「お、おやめくださいアヴリル様! 他に妾は多数おります! そちらでしたらいくらなりとも!」
「ならばファリドゥーン、今ここでヴォルスングを犯しなさい。さすればヴォルスングの相手は、お前の妾たちとします」
「私が、ヴォルスング様をですかッ!」
「ええ、お前が、です」
「せめてチャックにしてはいただけませんか。でなければ私が掘られますので」
「許しません」
「申し訳ありませんアヴリル様ッ! 私は男の身体に欲情できません!」
「ではまずヴォルスングを、チャックと同じように生体改造しましょうか?」
「それはお許しをッ!」
「注文の多い男ですね。チャックで勃たせることを許可します。それからヴォルスングを犯しなさい。
 中出しできねばヴォルスングがルシルを孕ませます」
アヴリルは、氷の微笑みを浮かべたまま、それ以上譲歩しようとはしなかった。

32 :
とりあえず、オマケはこれだけ 思いついたらまた来ます

33 :
ホモは勘弁

34 :
おまいら皆GJ!!面白かったけどここまで暗い感じの話が続くと流石に気分が滅入るな…5で普通のエロが読みたくなってくる

35 :
個人的に5はチャック×キャロルが好きだ
キャロルってチャックには結構はっきりもの言わなかったっけ
意外とかかあ天下になりそうなカプ
それかグレッグ×キャロル
少女に萌えつつも社会的にどうよ、と悩むグレッグ
ょ、ょぅι゛ょ好きなんかじゃないんだからねっ!!

36 :
キャロルがチャックをひっぱてガミガミやりだすのを見たグレッグが、
内心のうらやましさを押さえようと、手を握りしめてるのか?

37 :
愛妻のふわふわでやわやわでおっきなオッパイ。
手のひらでこねくりまわし、ほおずりし、ピンと突き出した乳首を唇と舌で愛撫する。
ファリドゥーンの、癒しの時間だ。
オッパイにはまってから、オッパイ大量に集めた。
メイドとして雇い入れ、働かせながら、気に入った者を妾に昇格させた。
子どももたくさんできた。これでRYGS家も安泰だ。
けれどやはり、正妻ルシルのオッパイが最高だ。
この色形、そして大きさと感触、乳凛の大きさと、乳首の立ち具合。
そしてなにより、それをこねくりまわした時にあげる、ルシルのあえぎ声。
背をのけぞらせ、目をうるませ、やがて目で訴えかけてくる。
恥ずかしがって口に出来ない言葉を口にするまで、オッパイでじらし続ける。
今日、アヴリルがルシルをヴォルスングに抱かせろと言い出した時には、多いに焦った。
ヴォルスングを抱けと言われた時には、ひどく困った。
ファリドゥーンの目には、女体化してもチャックは男だ。
だいたいあってなきがごとき貧乳ではないか。
屈辱とかそういう問題以前に、机に欲情しろとか、椅子で一発抜けと言われるに等しい。
そのチャックの口で無理矢理立たせて、ヴォルスングのケツに突っ込む。
かつて立派な男として認め、それゆえ男の誇りを奪ったチャックと、
今でも愛敬するが、人格を失いアヴリルのペットとなりはてたヴォルスング。
あのクソビッチ。絶対わかってやっている。こっちの忠誠を試してやがる。
だが逆らえば、されるか自我を抜かれて手駒にされるか、どっちかだ。
それに私は軍人だ。上役の命令は絶対だ。前向きに対処した。
「それはガチホモで耽美ではない」と文句を言われたが、ともかくルシルのことは許された。
アヴリルは「多くの命を奪ったヴォルスングは、その穴埋めをしなければなりません」と言われた。
多くの子をなして償いとせよ、という粋な計らいかと、その時一瞬感心した。
が、ディーンはゲラゲラ笑うので、不思議に思っていたら、ルシルが小声で説明してくれた。
アレでアレを埋めろという、下ネタジョークだった。
ああオッパイ、オッパイ。やはりオッパイがなければ、はじまらない。
護りきったこのオッパイは、私だけのものだ。
このオッパイのためならば、集めた他のオッパイなど、二束三文でくれてやる。
いやヴォルスング様のためならば、そしてヴォルスング様のお子のためなら、喜んで献上する。
ヴォルスング様も、きっとオッパイに癒されるに違いない。
ルシルほどではないとはいえ、私のコレクションは、最上のオッパイなのだから。
「あなた・・・」
ルシルが目で訴えかけてくる。
いつもなら、さらにじらす所だが、いつまたアヴリルが妙なことを言い出すかわからない。
一番いいのは、私が確実に孕ませておくことだ。
私のそれも張り詰めて、先走りで濡れている。

38 :
指でまさぐれば、オッパイをいじりまわされたルシルも、濡れきっている。
アヴリルは、男女の交合に興味はないと、さっさとディーンを連れて帰っていった。
が、私とルシルは、ヴォルスング様と妾たちの交合を、最後まで見守ることになったのだ。
千人切りとばかりに、次々女たちを落としていくヴォルスング様。
その絶大な精力は、尽きることがないようだった。
もう少しオッパイを楽しまれればいいのにと、思わないではない。
だが、喉が渇ききった者が水を求めるように、ヴォルスング様は種付けなされた。
アヴリル様は、どちらかというとディーンが好みだし、足コキしかしないという噂だ。
あの様子だと、ディーンとヴォルスング様にやらせ、見てたりしたのかもしれない。
以前から女っケがなく、私との関係を揶揄されることもあったヴォルスング様。
そのヴォルスング様が、これほどまでに精力絶倫である様を見て、私は感激しています。
ただ女を犯すだけでなく、一人一人よがり狂わせ、落としていらっしゃる。
きっと満足なされて余裕が出れば、オッパイのよさにも目覚められるでしょう。
妾はすべて、ヴォルスング様に献上いたします。
そしてその光景を目に焼き付けた私とルシルは、互いを求めたのだ。
だが、私のペニスは今日、チャックの口に含まれたのだ。
チャックは私だとはわからないだろう。
ルシルも私がチャックをそのような目に合わせたとは、知りもしない。
だが敬愛するヴォルスング様のケツに突っ込んだことは、ちゃんと話した。
「ヴォルスング様相手に立ったことが罪ならば、
 ヴォルスング様の営みを見て濡れたあたしも同罪です」
そしてルシルは石けんと柔らかな手で、私のペニスを洗ってくれた。
形ばかりの女との、愛のないマネごとで、私は自分が再起不能になったように思っていた。
だが私は勃起した。
その張り詰めたペニスを、その胸に挟み、キレイになったと口に含んでくれた。
ルシルの舌で裏筋を愛撫され、私はいった。
ベッドにうつり、あらためてオッパイを楽しむ。
そしてルシルが目で訴えかけてきたとき、濡れた花びらの中に、突き立てた。
中は熱く柔らかい。そして絡みついてくる。
ああいつかこの穴を通って、私の分身が生まれ出るのだ。
我が子も、ルシルのオッパイにしゃぶりつくのだ。
私はその日を夢見て、何度もいった。

39 :
普通のエロってなに?

40 :
ハーフゴブ少年×キャロル
ハニースデイ近く、ゴブの集落
ゴブ少年に連れられて、キャロルはそこを訪れた。
「父ちゃんたち、きっと歓迎してくれるから」
「父ちゃんたち?」
「誰がオイラの父ちゃんなのか、はっきしわかんねーんだ」
かつてゴブの住処を、仲間たちと一緒に襲い、多数のゴブをした。
償いに何でもする。されてもかまわないと、覚悟してきた。
キャロルが正直に話すと、ゴブ少年もゴブたちも驚いた。
「そんなもんは、お相子だ。そんでゴブはゴブをさねえ。
 お前が息子の嫁っこなら、おめえもゴブの仲間だ」
ゴブのボスは、ただそう言って笑った。
「コイツの母ちゃんには、悪いことしたしな」
ゴブボスたちは、ヒトに捕まり、薬をもられて、ヒトの娘を犯したという。
「いっぺん抱いたらゴブでなくとも女房よ。薬のせいにゃしねえ。
 だがワシらは、孕んだからもう用はないと放り出された。
 女房がワシらを好いておらんことも、わかっとった。
 だが、息子は可愛がってもろたらしい」
ゴブ少年の気立てのよさは、母親の愛あってのことだろう。
「だが息子もガキのころに引き離されて放り出された。
 そしてワシらを尋ね当ててくれたんだ。
 ワシらに想うところがあるのなら、その分ワシの孫を可愛がってくれりゃいい」
キャロルは泣き出した。
「オイラの子を産むのは、イヤか?」
それはイヤではない。そうしたい。
けれど自分は、子を産めない身体なのだと、泣きじゃくった。
「あきらめんでいい。あきらめなけりゃ、なんだってできる。
 母ちゃんが教えてくれた言葉だ。
 昔母ちゃんが好きだったニンゲンが、よく言ってたらしい。
 オイラもこの言葉が大好きだ」
(以上)
エロなしになってしまった。

41 :
ゴブ少年のセリフにほろりとしてしまった…

42 :
「リルカって言ったっけキミ」
「ふ、ふぁい」
「もっと舌を動かして、強くくわえ込むんだ。まじめにやってくれよ。つきあってあげてるんだからさ」
「ふぁい、ごめんなふぁい」
「ちょ! 歯を立てるなよ! まったくキミは、本気でやる気があるのかいッ!」
「ゴメンなさいゴメンなさい」
「もうやめよう。帰ってくれ」
「気をつけますから、お願いします。見捨てないでください!」
「いいや、もうこれ以上やったって無駄だよ」

43 :
ヴァー「なんで私が、クライヴやギャロウズの、夜のお相手しなきゃいけないのよッ!」
ジェット「俺はいいのか?」
ヴァー「子どもは黙ってなさいッ!」
クライヴ「そりゃあもちろん、ここがエロパロ板だからですよ。私とギャロウズでは、非難囂々です」
ギャロウズ「なんで若い娘がいるのに、こんなむさ苦しい男とからまにゃならんのだ」
ヴァー「そ、そんなこと言ってないッ!」
ジェット「若い男ならいいのか?」
ギャロウズ「子どもは黙ってろって」
ヴァー「だいたい女が男に奉仕しなきゃいけないって考え方が、おかしいのよッ!」
クライヴ「リーダーに私たちのお相手をして欲しいという話ではありません」
ギャロウズ「そうだとも。俺たちが日頃お世話になってるリーダーのために、一肌脱ごうって話だ」
ジェット「俺はなんも世話になんぞ、なってねーぞ」
クライヴ「これは私たち大人の話と理解してください」
ヴァー「わかったわッ! 好意には素直に乗るのも大事よねッ! いいわねッ! いくわよッ!」
ギャロウズ「さすがリーダー、それでこそ漢ッ!」
ジェット「漢と男のお床かよ。色気もへったくれもねーな」
クライヴ「さすがに私も、リーダーがパンツ一枚でギャロウズにルパンダイブするとは、思いませんでした」

44 :
ヴァー「こうなったら全WA制覇よッ! まずは無印とFのロディよねッ!」
無印ロディ「な、何ッ!」
Fロディ「な、何ッ!」
ヴァー「ハモりながら頬を赤くいてういヤツじゃのお。それに反応がジェットより素直よね」
ジェット「俺を引き合いに出すな」
ザック×2「「うちのヒロインに何しやがる!」」
ヴァー「クライヴよりオッサンくさくて、ジェットよりひねたのが来たわね」
セシ×2「「どーして私がヒロインじゃないんですか! 王族だからですかッ!」」
ヴァー「いいじゃない。こんなかわいい生き物、独り占めしないでよ」
ロディ×2「俺は」「ボクは」「「人間じゃないんだーッ!」」
ヴァー「ここをこんなに大きく堅くしといて、人間じゃないっていわれてもねえ」

45 :
ヴァー「WA2の主人公ってさ、年上のお兄さんタイプな上に、むさ苦しくなくていいわよね」
リルカ「あ、あのッ、私もそう思います!」
ヴァー「モテモテなんでしょうね。アクセスッ! もすごいし」
リルカ「そうですよねッ!」
ヴァー「もういっぱいアクセスされちゃった!」
リルカ「え? ええッ!」
ヴァー「こういうのもいいわよねッ」
リルカ「シクシク。アクセスされたことないです」
ジェット「ガキ泣かしてんじゃねーよ!」

46 :
ヴァー「WA4は主人公は育つの待つとして、もう一人はお兄さんタイプでむさ苦しくないけど、いま一つもの足らないわよねー」
アルノー「お、俺だって、やるときゃやるんだぞッ!」
ジュード「アルノー、何をやるの?」
アルノー「ナニをやるに決まってるだろうが。なにしろWAの中で子作りしたのは・・・」
ラクウェル「間違ってはないが、口にすることではないな」
ユウリィ「アルノーさん、不潔ですッ!」
アルノー「迫られたのは俺なのになんでッ!」
ヴァー「WA4の場合、こっちの子の方がいいわよね。お姉さんかわいがってあげるぞー」
ユウリィ「あ・・・」
ヴァー「ユリっていうぐらいだからね、これもありだと思うんだ」
ジェット「節操なしだな」

47 :
レベッカ「ディーンにナニすんのよッ!」
アヴリル「許しません!」
ヴァー「いいからいいから」
キャロル「やめてください! グレッグさんチャックさんも、何とか言ってください!」
チャック「ディーン、いつもながらモテモテだね」
グレッグ「まあ、ディーンの筆おろしには、丁度いいんじゃないのか?」
アヴリル「男たちは頼りになりませんね。そこの女、これ以上ディーンに近づくなら、こちらにも考えがあります」
レベッカ「この子をあたしたちで、頂いちゃうんだから!」
ジェット「俺かッ!」
ヴァー「どーぞどーぞ!」
ジェット「いいのかよッ!」
ヴァー「ごちそうさま」
レベ「ディーン! 大丈夫!」
アヴ「搾り取られたようですね」
ジェット「俺もな・・・」
ヴァー「で、次はクライヴとギャロウズを掛け合わせたようなマッチョいっとこうか」
グレッグ「俺は遠慮せずいただくぜ」
ヴァー「ふふん。いただくのは私だから。で、そこのイケメン! 逃げたら承知しないわよ!」
チャック「ぼ、ボクのことかいッ!」
ヴァー「その服の下に結構筋肉つけてんでしょ! こっちが終わるまで、待ってなさいッ!」
ジェット「あきらめたほうがいいぞ」
チャック「待つのは慣れてるよ」
キャロル「チャックさんッ!」
ジェット「こっちの子も、俺が相手してやるか」
キャロル「はわわッ!」
チャック「結構絞まるよ」
ジェット「え?」
ヴァー「WA5は男が3人もいるから、じゅーじつよねッ!」
ジェット「俺たちも男3人なわけだが」

48 :
あとわからんのでパス

49 :


50 :
新しすぎる

51 :
>>44
>ヴァー「ここをこんなに大きく堅くしといて、人間じゃないっていわれてもねえ」
 たぶん、馬並

52 :
ジェット喰ってくれよ、リーダー

53 :
ヴァー「子どもに興味はないわッ!」

54 :
 こんにちは。
 のろのろとWA:Fをやっていて、ジェーンのエロ小説が思いついたので掲載したいと思います。
 長文なのですが、よろしくお願いします。

55 :
ジェーンの身売り
(1)
 ファルガイアは荒野が広がる世界である。
 魔族の脅威が無くなったと言っても、荒野は着実にその手を広げ、過去の遺産を人は食いつぶしている。
 コートセイム。ファルガイアの辺境にあるこの開拓村で、ジェーンは父と別れの挨拶をしていた。
「それじゃパパ。行って来るわね」
「ジェーン……」
「お嬢様……」
 常ならば、執事のマクダレンも同伴するはずだが、彼は村に残る側だ。並ぶ2人の顔に苦渋を見て取り、ジェーンは父に抱きついた。
「アタシなら大丈夫だから。パパとマクダレンは、村を護って。ね?」
「すまない、ジェーン。本当に、すまない……」
「もうっ。子供達が見てたら変に思うでしょ?パパもマクダレンも、しゃきっとしてよ」
 そう言うジェーンの身体も小刻みに震え、これから先への不安を露わにしている。それでも態度に見せようとしないのは、勝気な姿を保ちたい故か。
「お嬢様。このマクダレン、本来ならお嬢様をお守りせねばならぬというのに……不肖の執事をお許しください」
「いいのよ、もう。アタシは、村の皆のためならなんだって平気だから。だから、マクダレンも村を宜しくね」
「はっ……」
 深々と頭を下げる自分の執事と、膝から崩れ落ちそうな父に、村が大丈夫か不安になったが、今更後には引けない。
 ニコラから離れると、ジェーンはサッと踵を返し、村の傍の海岸に来ている船に向かっていった。
 一度も彼女は振り返らず。
 これが、「カラミティ・ジェーン」と呼ばれた渡り鳥の最後の記録になった。

56 :
(2)
 「おい、出番だぞ」
 屈強な男に言われ、ジェーンは与えられた部屋から出た。部屋と言っても粗末なベッドと衣装箪笥くらいしかない小さな部屋だ。
 衣装箪笥から服を取り出して着込む。以前着ていたオレンジ色のドレスのような服と変わらないが、あちらが渡り鳥の旅に耐えられる丈夫なものだったのに対して、こちらは粗悪な材質でしかも薄手。ジェーンとしてもあまり好ましくない衣装だ。
 だがそれをまとうと、これも渡されていた薬を飲み、フレーゲルヤーレを手にジェーンは男の後に続いてソコに向かった。
 ソコは、敢えて言うなら闘技場のような場所だ。インモラル島の闘技場とサイズは違えど形は変わらない。上から客が見下ろす形の舞台に立つと、周囲から多くの好奇の視線が突き刺さる。
 無視していると、アナウンスも何もなく鉄格子が空き、ジェリーブロッブがたくさん現れる。ティムニー近くに出現する魔獣である。
 近寄ってくるジェリーブロッブに銃口を向けると、ジェーンはすぐさま引き金を引いた。破裂音がしてジェリーブロッブの一体に当たる。が、さして苦痛も感じぬままにゼリー状の身体が這いよってくる。
「こんにゃろー!」「てーい!」「あったれー!」
 軽快に駆け回り威勢よく攻撃するジェーンの掛け声とは対照的に、魔獣たちは悠々と近づいてくる。さもありなん、とジェーンは冷えた内心で思う。今彼女のARMに装填されているのは普通の弾丸ではない。弾頭が柔らかいゴムで出来た代物だ。これではゴブも倒せない。
 そう、これは出来レース。魔獣に対する者(女性)が何をしようと無駄。むしろジェリーブロッブの数を増やすだけの徒労を、客達は眺めているのだ。そして抵抗を止めるのもNG。それは客の望まぬこと。
(くっそう)
 弾もすぐに尽きる。普段なら例え柔らかい身体を持っていても倒せる威力はあるが、ここではジェーンの負けは決まっている。ジェリーブロッブはもうすぐそこに迫っている。
「たあっ!」
 手足を振り回すももはや無意味。ジェリーブロッブに足を取られ、ジェーンの動きが止まる。後はあっという間。ジェーンの身体は首から上を除いてゼリーの中に取り込まれる。
「くっ、このぉ!」
 筋書き通りのセリフを言いながらの抵抗に、上から笑い声が響く。無駄な足掻きを楽しんでいるのだ。そしてジェリーブロッブたちが攻撃を開始した。

57 :
(3)
「うあっ!」
 ジェーンの身体を包み込んだ粘液が流動を開始する。それはジェーンの手足を締め上げながら優しくさすり、全身くまなく愛撫しながら痛苦を与えていく。
「やあっ!あぐぅ!ひぃああ!」
 ジェーンのうめき、あえぎに観客が盛り上がり、競りのような声が聞こえるが、ジェーンに気にする余裕は無い。身体の奥底から、熱が湧き上がってきていたのだ。
「ひゃあん!やぁ、やめてぇ!」
 その頃には、破れやすい衣装は粘液の流動に弄ばれ、破れ果てている。ジェーンの若々しい肢体が薄青の液の中に浮かぶ様は淫靡なものだった。
 飲んだ媚薬の効果もあり、ジェーンの顔もほんのりと赤くなり、声も艶っぽくなっていく。
「ああっ、やあ、ひうぅん、もう、やめてぇ!」
 粘液の中でばたつこうとするが、手も足も緩やかにしか動かせず。却って液体の中でジェーンの裸体が泳ぐような様が観客達の喝采を呼ぶ。

58 :
(4)
「ああっ!そこはだめぇ!」
 遂に粘液の動きに、ジェーンは悲鳴を上げた。知能の無いはずの魔獣の動きは、しかしまるでジェーンの性感帯を悟っているかのように的確に蠢くようになった。
 勃起した乳首をつまみ、こねくり回し、引っ張り、押さえつけて弄ぶ。
 クリトリスもあらゆる方向からいじりまわされ、わきの下や腰回りもいいように刺激され、ジェーンはあっという間に上り詰めていく。
「やっは、い、いく、逝く、イッくうう!っあああああああっ!」
 目を見開き、舌を突き出した絶頂の表情で、ジェーンは粘液球体の中で絶頂に達し、快楽に飲み込まれた。
 手足がピクピクと痙攣する中、ジェリーブロッブは更に責めたてる。流動は更に活発になり、ジェーンの首から上にまで上ってくる。
「むぐ、むごぉ!」
 忘我の縁から引き戻されたジェーンの悲鳴は、ゼリーの中でくぐもった代物にしかならず、粘液の海の中でジェーンの美しい髪もゆらゆらとゆれる。
 当然呼吸も出来ず、ジェーンが口をパクパクとさせながら手足をもがかせる中。
「「ファイア」」
 どこからか放たれた炎がジェリーブロッブを焼き尽くし、ジェーンも床に放り出された。
 放心したようにへたり込むジェーンが咳き込む中。
『さぁ、本日の買い手が決まりました!』
 アナウンスの声が聞こえ、闘技場の天蓋がとざされて、奥から何人かの男がやってきた。

59 :
(5)
「あ、乱暴に、しないでよ!」
 口調こそ勝気さを残しているが、ジェーンの仕草はむしろ男達を誘うようだった。
 頭の先から粘液まみれで着ていた服もボロボロの状態で、怯えたような表情をしながらそれでも挑戦的な目つきをするのだ。それは男達の嗜虐心を誘うに充分すぎた。
「おらっ、こっち来いよ!」
 ローションを塗りたくったようなジェーンの腕を掴み上げて、一際筋骨隆々で傷跡も多い男がジェーンを引きずり寄せるとそのまま押し倒す。
 仰向けのジェーンに馬乗りになると、小ぶりながらしっかりとした膨らみをギュゥと揉みしだく。ジェリーブロッブの粘液はさながらローションのように滑らかに、男の腕をスムーズに動かさせた。
「きゃあ!痛いっ!」
「痛くしてるんだよ!」
 こねくり回しながら、乳首をギリと摘めば、ジェーンから甲高い嬌声が響く。
 その様に刺激されて傷男の動きはさらに激しくなる。息も絶え絶えのジェーンの顔を上向かせると、容赦なくディープキスをしてくる。
「むぅ、むむぅっ!」
 口の中を傷男の舌が蹂躙する。その間も、男の手は胸をこねくり、もう片方がジェーンの股間に延びた。
「ひゃあっ!」
 急な刺激に身体を強張らせると、その反応も傷男を興奮させた。動きをどんどんと激しく、強くしていく。
 乳房には爪を立てた痕が傷となり、舌は口内どころかジェーンの顔も嘗め回す。クリトリスを指が弾き、女陰を指がつつく。
 そこからは愛液がすでにだだ漏れになっていることに、ジェーンは気づいていた。
「ああ……もう、はげしすぎぃ……」
 ようやく解放された口からそう漏らせば、傷男は満足したような表情をしながら自身の服も脱ぎ捨てた。
 鍛えられた肉体と、そそり立つような男根がジェーンの目を打つ。
「お頭、俺達も興奮してきましたぜ」
「俺達もこいつをかわいがりてぇよ」
 ジェーンの腕を抑えていた2人が言うが、お頭と呼ばれた男はニヤニヤ笑いながら、
「俺が満足してからだ」
 言うや否や、男根をジェーンの膣に突きこんだ。
「ひ、ぃやぁぁぁああああ!」
 ジェーンの肘ほどもある巨根に抉られ、ジェーンの絶叫が響くが、お頭は意に介さずピストンを始める。
 ガツ、ガツと子宮にまで届く一撃がジェーンを揺さぶった。
「はひいいいいい!痛いぃぃ!やぁ、やめてぇぇぇ!」
 言われて止める男はいない。ピストンは更に激しくなり、ジェーンの悲鳴も途切れ途切れとなる。呼吸もままならず、舌を突き出した姿は見る者が見れば哀れを誘っただろう。
「くぅ、いいぞ、いいぞぉ!」
「や、いや、また、アタシ、またぁっ!イクぅッ!」
 再びの絶頂の感覚にジェーンがもがく。が、お頭の片手が乳首をギュウと絞るや痛みが絶頂をかすかに上回った。
「はひぃっ!」
「もうちょっと耐えろよ!俺はまだまだだ!」
 無茶な注文に、ジェーンはなんとか絶頂に達するのをこらえようとし、その締め付けがお頭の男根を締め上げ、更なる快感をお頭に与える。
「やあぁぁぁん!もう、だめぇ!耐えられな、ヒィィィ!」
 ジェーンが絶叫すると、全身がビクン!と跳ね、そのまま脱力する。ジェーンはお頭より先に絶頂に達してしまった。その様子にお頭は構わず男根を最奥まで突きこみ続けた。
「アアン!もう、やめ、アタシ、イッたばっか――ヒャアゥン!」 
 瞳も光を失い、白目を剥きそうなジェーンの様子に満足したように、お頭の男根はさらに硬く、太く膨らみ、そして。
「さあ、たっぷりと喰らいな!」
 一際激しい突きこみと共に、大量の精液がジェーンの膣に注ぎ込まれた。熱い白濁液がジェーンの子宮さえも満たしながら男根から溢れ、さらにはジェーンの膣からさえあふれ出す。
「アッハァァァァ!」
 再び跳ねたジェーンの身体は、今度こそ力尽きたように地に伏した。お頭が男根を引き抜けば、精液がドバ、と溢れ出す。だが、お頭の男根は未だ衰えてもいない。
「さあ、まだまだ行こうぜ?」
 言うや、お頭は今度はジェーンを自分の上に跨らせた。

60 :
(6)
 それからどれだけの時間が経ったか。
 ジェーンが覚えているだけで、お頭という男は5回はジェーンの中を犯しぬいた。それでも足りず、今度は床に座らせたジェーンの口を犯す。
 喉の奥まで届く男根の大きさと匂いにむせ返りながら、ジェーンは舌と口と喉まで使って男を高ぶらせる。男の部下2人も今やこの狂宴に加わり、今はジェーンの手で男根をしごかれている。
「フフ、そろそろだぞ?」
「お、お頭、俺もッす!」
「ああ、こいつウメェ!」
 声と共に、子分2人がビュク、と精液を吹き出す。ジェーンの美しい金髪が白く染まり、垂れた分は汗と共に身体へと伝いだす。
「ウムゥッ?!」
 遅れてお頭も精液を出した。それは相変わらず大量で、ジェーンの口には収まりきらず、口元からタラリと垂れだした。
「……もう飲み飽きたろ?今度は手に出して、身体に刷り込みな」
 言われるままに、ジェーンは口の中の精液を手で受け止めた。一掬いもあるそれを、胸元を中心に塗りたくる。
「俺はそろそろいいや。お前ら、好きにしな」
 お頭に言われるや、子分2人は喜び勇んでジェーンを立ち上がらせた。
 1人は、背後に回るとジェーンの腕を取り、立ったままの前傾姿勢にさせる。もう1人はジェーンの頭を押さえて口を開かせた。
「俺は口にするぜ」
「じゃ、俺は下の口だ」
 背後の男は、すぐさまにジェーンの膣を己の肉棒で貫き、正面の男はフェラチオを始めさせた。
 もはやジェーンには声を出す余裕も無く。
 牡と牝の匂いに満ちた空間に、ジェーンのあえぎと男達の歓声は響き続けた。
 男達が欲望を吐き出しきって満足する頃には、ジェーンは床に打ち捨てられていた。
 口からも女陰からも大量の精液をこぼし、全身は汗と粘液にまみれてボロボロの服の上に転がされた姿は哀れといえる。
 目元からは涙の粒がこぼれ、さらに女陰には、振るっていたARMの銃口が差し込まれている。
 まさしくオモチャにされつくした姿で、ジェーンの意識は闇に落ちていた。

61 :
(7)
 男達が去って。
 ジェーンはムクリと起き上がった。
「あ〜あ、今日はまたハードだったわね」
 うんざり、というようにはき捨てるとだるい身体を引き起こして、元来た部屋へと戻っていく。部屋には、袋に詰められた金貨がポツンと置かれている。
 
 港町ティムニー。ファルガイアの各地を行き交う交易船の要衝として栄えるこの町には秘密の場所がある。
 余人の知らぬ町の地下。そこには、ブラックマーケットがあった。但しアーデルハイドのブラックマーケットとはまるで違う。あちらで扱うのは珍しい品物。対してこちらで扱うのは性だった。
 海を行き交う船乗りや、船乗り狙いの海賊。そして勿論渡り鳥。主に女への性欲をもてあましている連中はいくらでもいる。
 そんな連中に欲望の吐き出し口を提供するのが、ここのブラックマーケットだった。
 普通なら単純に女性をあてがうだけでいいのだが、そこにインモラル島の闘技場のノウハウが持ち込まれて、商品が増えた。
 女性と魔獣を戦わせ、その様を見せつつ買い手を募る。腕に覚えのありそうな女性が痛めつけられる様とそんな女性を自分が弄べるという内容が受けて、今や主流と化している。
 当然のことながら、女性に支払われる割当もかなり大きい。
 魔法でわかされたものだろうお湯で体の汚れを拭い、湯船につかりながら、ジェーンは身体の疲れを取ることに専念した。売春による心の痛みなど、ここに来たその日の内に捨て去った。
 ジェーンは渡り鳥として、各地の遺跡から目ぼしいものを探し当て、或いは魔獣退治で金を稼いではコートセイムの孤児院の運営費に当てていた。
 だが、魔族大戦の影響でジェーンを含めた一行があちこちの遺跡を片端から探検し、魔獣も相当な勢いで倒していたことで、今後のお宝発見が難しくなってしまった。
 魔獣を倒し、持ち物を奪って換金することもしていたが、それでも足りず。
 ついにジェーンは、このティムニー・ブラックマーケットに自分を売り出すことを決めたのだった。
 閉じ込められているわけでもなく、暇を貰えばコートセイムに顔を見せることも出来るし、送金に関しても間違いなく行われているようだ。
 もしちょろまかしや横取りがあれば、その時こそマクダレンの剣が冴え渡ることになる。
「ま、最悪ってほど悪くは無いのかしらね」
 呟きながら、同時に思う。
(どうか、顔見知りが来ません様に)
 祈る神などいないと知っているが、それでも祈らずにいられず、ジェーンは何者かに祈った。
 ジェーン自身気づかぬうちに、頬を涙が伝っていた。

62 :
 以上です。
 初めてのエロ物なので、つたないところもあると思いますが、少しでも楽しんでいただければ幸いです。

63 :

言い訳なんていらないッ!
エロは振り返らず突っ込むのみッ!
よかったよ。俺の息子がそう言っている。

64 :
やっとマトモなSSが来たな


65 :
これはいい。
俺達のラットモンキーは狩り尽くされたのか……。

66 :
まともというか、普通のエロ小説
色物狙わずその線で新作できたら、また上げてくれると嬉しいよ

67 :
というか、このスレ一発目が濃すぎたんだ。
いや、悪くはないが。
ところであれ、一人が全部書いてるの?
それとも別の人が同じ設定で付け足したの?

68 :
保守

69 :
ほっしゅうう

70 :
 ロディは、為す術もなく木に縛り付けられていた。
 町の悪ガキたちのゴッコ遊び、やっと仲間入りさせてもらったのだが、それが
悪人にさらわれたお姫様役で、ズボンを脱がされ、スカートをはかされ、縛られた。
 しかも悪ガキたちは悪人の役を楽しんでいる。
 棒でスカートをたくしあげ、パンツをずりおろし、「この姫には尻尾がはえて
いるぞ」などとぬかしながら、棒でちんちんをつつくなど、し放題。
 ロディの力なら、このロープを引きちぎることも、わけはない。
 だがそれをやってしまえば、いじめられっ子ですんでいたのが、怪物扱いだ。
 それがこわくて、逆らうことも、逃げ出すことも、できなかった。
 悪ガキたちが、わざわざ女の子たちを呼んできてロディのありさまを披露
しても、ロディは何もできなかった。
 女の子たちは、最初はキャーキャー言っていたが、やがて悪ガキたちと同
様に、棒でちんちんをつつきはじめた。
 羞恥に頭がどうにかなりそうだったが、ちんちんは大きく膨らんだ。
「ああ、セシリア! 俺を見てッ!」
「変態! ロディってば、まじ変態だったんですねッ!」
 今セシリアのドレスを身にまとい、彼女の天蓋付きベッドの支柱に、形ばか
り囚われたロディ姫は、セシの言葉責めに、顔を赤らめながらも、ちんちんを
大きくして身もだえながら喜んでいる。

71 :
城の大広間 見守る貴族たち 中央に置かれたベッドの上で、セシリアは叔父に
抱かれていた。
「セシリア もっと足を開かなければ入らないよ」
羞恥を押さえ、セシリアは足を開く。
何度か外部から血が入れば、巫女の血筋は薄くなる。
それを保つために、何代かに一度、血縁結婚をする。
いや、結婚などしなくとも、血筋さえ残ればいい。
残さなければならない。
間違いなく血筋が敬称されたと示すための、この儀式は、貴族たちだけでなく、
国民の代表と、そして賓客に見守られて行われる。
「これが貴族ってもんさ」
ザックの言葉に、ロディは顔を真っ赤にして、俯いた。

註 中世ヨーロッパでは、ほんとにこんな感じ

72 :
「勘弁してくれー!」
 バーソロミュー船長の嘆きなどおかまいなしに、エマはその胸をさらけ出し突き付ける。
「ほーら。ツルペタがいいなんていうその根性、たたき直してあげるから」
 椅子にぶっといロープで縛り付けられ、バーソロミューは逃げることもできず、そのオッパイを突き付けられる。
 そして鼻をつままれ、口をあけたところに、乳首がむにゅっと入ってきた。
「噛んだりしたら、おしおきよ。上手に舐めてごらんなさい。それともむしろ、しばかれたいのかしら」
「ザック、いいのか? ほっといて」
「いーんじゃねーのか? ロリコンのままよりは」

73 :
ジークが、無数の魔族たちを前にして声を上げる。
「マザーは、我らすべての母である!
 そして今、我らは我ら全ての妻を得た!
 レディ・ハーケンは、我ら全ての妻である!
 各自、自らの遺伝子コードを打ち込むべく、ペニスを確認しておくように!」
そもそも生殖を行わないのが前提だ。
変身・変態・改造を繰り返すうちに、どこにいったのか、わからなくなってる
ヤツも、結構いたりするのである。


74 :
 ども、以前『ジェーンの身売り』を書いた者です。
 WA:F、ようやくABYSS地下100階に到達した記念として、SSを投下します。
 今回は、凌辱的な展開ですので、苦手な方は回避してください。ちなみに長いです。
 タイトルはメール欄の通り、「そして奇跡は闇に落ちる」です。
>>70-73
 GJです。短い中できっちりとまとめているネタの上手さに感心します。
 そして73の小ネタと微妙な絡みがあることにギョッとした&orz

75 :
(1)
「ぬぅおおお……我だけが滅びはせぬ、滅びはせぬぞぉ……」
 カ・ディンギルへと戻る亜空間の中、ジーク・ツヴァイの断末魔が響く。
 守護獣の巫女とその戦士達の猛攻に、如何なジーク・ツヴァイといえどその膝を折るしかなかった。
「ファルガイアは、私たちが守り抜きます!」
 疲労困憊の極みでも、セシリアの声には力が宿っていた。他の者たちも、傷つき疲れ果てながら、瞳の光はいや増しに輝いている。
「ウォォォォォッ!」
 ジーク・ツヴァイの絶叫に亜空間がひしゃげ、揺らぎ――戦士達の視界と意識を白く染め上げた。
 かすかなうめきと共に、セシリアは意識を取り戻した。頭を振りながらぼやける視界を整えて。
「なっ?!」
 肉の触手に満たされた空間に息を呑む。グロテスクな触手たちの蠢きと、漂う異質な臭気がセシリアの嫌悪を誘う。
「ここは、一体?!」
 どう考えてもカ・ディンギルではない。亜空間の崩壊に巻き込まれたら命は無いというのがジークのセリフだが、これは更に常軌を逸していた。
「クカカカカ……ようやくお目覚めですか」
 聞こえた声に硬直する。ノロノロと顔を上げれば、そこには白い魔族がいた。魔族四天王が一人にして、悪辣な罠を仕掛ける智謀の将。
「――アルハザード……。どうして……」
 カ・ディンギル上層部で、確かに彼は打ち倒したはずだった。なのに、なぜ。
 セシリアの疑問に、アルハザードは白いフードに本体を隠した姿でまた嗤い。
「覚えておいでですかな?ダークネスティアによる守護獣の星命ライン寸断作戦」
 守護獣によって封印されたマルドゥークへの道、カ・ディンギル。その封印を解くために、魔族たちは「涙のかけら」の反存在、ダークネスティアを作り出し、見事作戦を成功させてのけた。
「あの時、ジークは最大出力での稼動を命じましたが、本来ならそこまでする必要は無いのです」
 魔族の目的は、ファルガイアを自身の故郷とすること。だが、ジークの支持は、ファルガイアへのダメージを更に大きくする結果を生む。故郷を得るためにマザーに反逆したジークにしてはおかしい。
「気にかかったので、様子を探ることにしたのですよ。私のコピーを作っておいてね。まさか、ジークがマザーに喰われていたとは想像していませんでしたが」
 つまり、セシリアたちが倒したのは。
「まがい物、だったのですね?味方さえも欺いて……」
 うめくセシリアに、アルハザードは頷いて、更に後を続けた。
「まあ、嘆くことはありませんよ。アレは私と同じ能力ですので。それはともかく、面白い展開になりましたな」
 怪訝な顔をするセシリアに構わず、アルハザードは宙を漂いながら、
「我らはもはやマザーもナイトクォーターズも失い、残るは私と、行方知れずの道化に処刑者のみ。しかしあなた方もすでに戦う余力は無い」
 その瞬間、セシリアの全身を悪寒が貫き、アルハザードの言葉はそれを加速させた。
「早急に同胞を増やすにはお仲間を改造すればよし。守護獣の巫女を使えば、守護獣も洗脳、というべきか、ともかくこちらに堕とすことも可能。更にはARM適性のある娘を使えばマザーの複製実験も出来そうですね」
 言葉と共に、床や壁、天井から伸びた触手がセシリアを絡めとり、宙に浮かべる。触手は全体に粘液に覆われ、気色悪い感覚をセシリアに伝えてきた。

76 :
(2)
「ひっ!」
 かすかな悲鳴を上げるセシリアを正面から見据えて、アルハザードは嘲笑を浮かべた。
「なに、快楽を刺激する香も立ち込めておりますので、しばしすれば恐れも消えましょう。存分にお楽しみください、お仲間と同様にね」
 言葉と共に、肉の壁が蠢いて隣と繋がり。
「ヒャアァァァン!」
「あ、ああっ!」
 2人の嬌声がセシリアに聞こえた。ジェーンとエマが、やはり触手に絡め取られ、いいように弄ばれていたのだ。
 大の字のようにされたジェーンは、スカートの裾や胸元、背中の開いた部分から細身の触手が侵入して胸やお腹、太ももの付け根辺りを蠢いているのが、ドレス越しに見える。
 エマは、航海の安全を祈願する船首の乙女像のように両腕を後ろ手に締め上げられ、軽く仰け反った姿勢で、上半身のジャケットや緑色のインナーを引きちぎられ、巻きついた触手に胸を責められている。
「ジェーン、エマさん!2人とも、しっかり!」
 セシリアの呼びかけに、2人はかすかに反応したが、それ以上に触手の動きが激しかった。蠢きが一瞬激しくなるや、2人の口からは快感交じりの悲鳴が上がる。
 そしてそんなセシリアも触手たちに攻め寄せられる。黒いタイツを引きちぎりながら足を登り、上着を止めている赤い紐の隙間から素肌の胸元に侵攻し、首筋からそっと絡みつき、顔を汚していく。
 その粘液に含まれた媚薬成分に、セシリアも意識もほどなくキレがなくなっていった。
「あっ……ふあぁ……」
 自分の口からこうも容易く艶声が出るとは。
 そんな羞恥心も効果なく、セシリアの身体からも力は抜け落ちていった。

77 :
(3)
 エマは、バツイチとはいえ人妻であった女性である。夫とは趣味や性格の不一致などから別れはしたが、夫婦の営みと言うのも実は知っている。
 だからこそ、か。彼女はこの触手陵辱に真っ先に陥落してしまった。牝としての悦びを刺激され、かつて夫に愛撫され、感じさせられた記憶がフラッシュバック。身体がその快楽に反応し、あとはまっさかさまだ。
 すでに女陰からは愛液が溢れ出し、じわじわと迫る触手たちを濡らしているし、責められた乳首はピン、と尖り、細い触手の液でテラテラと光っている。
 逆に、耐性もあったといえる。エマはこの最悪の状況であっても、現状打破のための計算を欠かさなかった。いつかは分からないが、状況が変化したら即対応出来る様に。それがいい女の条件だと彼女は信じていた。
「ほほう、なかなか粘りますな」
「っ、若い女3人の姿を見て、平然と、していられるのは、どうなのかしら」
 アルハザードの声にこれだけ返せるのも、エマの強さと言うべきか。だが、アルハザードにしてみればただ手強いというだけだ。
「はて、あなた方は魔獣たちの発情期の姿に欲情しますかな?この触手たちは、私がニンゲンを研究して作った代物なので、あなた方を快楽に落とし込むのは当然ですが、私があなた方の痴態に反応するとは思わないでいただきたいですな」
 そう返されて、エマも黙り込む。歯を食いしばって耐える姿をしばしアルハザードは眺めていたが、やがてふむ、とうなり声を上げた。
「ARMへの適性や守護獣への干渉力はありませんが、その精神力と強さと知識量はあなどれませんな。では予定通り――」
 言うや、触手たちの動きが変わる。乳房を締め上げる力が強まり痛みを感じるほどになり、背中は更にきつくそらされ、眼前には触手たちが鎌首をもたげていく。
「――即席ですが、我らの同胞になっていただきましょう。名前は……メガネ・プロフェッサーでは安直過ぎますかな」
 センスのないネーミングに、しかしエマは答える余裕はなかった。眼前の触手たちが一瞬膨らんだように思えた次の瞬間、それらは白い液体を放っていた。
(うそっ、まさか、精液?!)
 それは当たらずも遠からず。液体で、媚薬効果や意識の鈍化効果を持ち、更にはニンゲンの血液とよく似た性質ゆえに人の身体に染み込み、ジワジワと無機生命体たる魔族へと変貌させる代物。魔銀ミスリル液である。
 精液と違って受胎能力は無い――魔族を産むのはマザーの特権だ――が、ニンゲンを魔族に変えるその性質をアルハザードは好んでいた。エルミナの亡骸をミスリル液に漬け込んでレディハーケンしたのもいい思い出?だ。
 その白濁液に顔やメガネを汚され、咄嗟に目を閉じた刹那。エマはその瞳をカッと見開いた。胸元に走った激痛に恐る恐る顔を下ろすと。
 エマの豊満な胸。その乳首に、触手がつきたてられていた。
「えっ、ええっ?いや、なに、こんなの?!」
 頭の片隅にあった逆転の計算式も掻き消えるほどの驚愕に、しかしアルハザードは涼しい声で返す。
「いえ、体内からミスリルに漬けているだけですが」
「〜〜〜!」
 心底からの怯えと痛みに返事も出来ぬうちに、触手たちの動きは激しさを増していく。すでに太ももまで触手の群れに包まれ、まるで食べられたようになっている。その中では触手たちが蠢動し、エマの身体に快楽を与えている。
 乳首を犯している触手は、細い代物であったが、それが出入りを繰り返すうちに太さと堅さ、熱さを増していく。乳首は大きく広がり、有り得ない感覚にエマの思考は次々と麻痺していく。
「ひっ、ひあ、ひああっ!」
 もはや悲鳴なのか呼吸が笛のようになっているのかも分からないエマの声に応えるように眼前の触手も、下半身をむさぼる触手も、乳首を突き続ける触手も動きを激しくして、そして、遂にその瞬間を迎える。
 昂ぶっていったものがたどり着く頂点。すなわち、絶頂。
「ひあああああっ!」
 エマが全身をピンッと硬直させた次の瞬間。ドバアッと擬音が聞こえるほどのミスリル銀が放たれた。
 それは腰から下をくまなく包み、エマの知的であった表情を白く染め上げ、そしてその乳首からまるで母乳のように吹き上がり、エマの中を侵食していった。
 脱力したエマに構わず、その触手たちは動きを再開し始めた。エマを、完全な白に――魔族に染め上げるために。

78 :
(4)
 ジェーンに襲い掛かる触手たちは、ミスリル銀を放つのに溜めが無い。その腕を這い回るたびに、太ももや腰を締めるたびに、胸元を愛撫するたびに。白濁液を少しずつ放ち、ジェーンを染めていく。
 おかげですでにジェーンの身体は濡れぼそり、オレンジ色の衣装も身体にべったりと張り付いたようになっている。小ぶりな膨らみも、その頂点の勃起が分かるほどだ。
「くそ、アタシが、こんなことでぇ……」
 頭の中を焼いていく快感に、孤児院の子供達の、父親の、自分を送り出した老執事の顔を思い出してこらえているが、息は絶え絶えもいいところ、純潔たる膣内からは愛液が染み出し、触手に舐め取られている感触が伝わってくる。
 情けなさや惨めさに涙が浮かびそうになるが、それも堪える。流せば触手が顔に這いよってくるのは目に見えていた。
 その顔の前に、アルハザードはゆったりとやってくる。途端にジェーンは強気な表情を取り戻した。せめて屈しないという意思を見せようとして。
「ふむ、そういえばあなたとは随分と顔を合わせていましたな。その節はどうも」
「はんっ!ホント、いやらしい、悪巧みをっするわよねっ!」
 コートセイムの住民に魔獣の種を植え付けておいて、シェルターに篭ったと同時に発芽、周囲の人を襲わせたり、シェルターを無防備にしたりする。アルハザードの策謀でコートセイムの人々が負った傷は、心身ともに深い。
 聞けば、セントセントールでも似たようなことをしていたという。アルハザードの悪辣さは、ジェーンはある意味身を持って知っていた。
「なに。私は力に優れるわけではありませんので、こうした悪知恵を働かせねばならないのですよ。クカカカカ」
 ジェーンの皮肉に平然と返すアルハザードの顔に、ジェーンは唾を飛ばしたが、それは金の仮面に当たるのみ。アルハザードもクカカと嗤うのみだ。
 だが、それと同時に触手たちが動き出す。ジェーンの身体を一層固定するや、服の下から、服を引きちぎりながら触手が飛び出した。
「!」
 あっという間に、ジェーンは白いタイツと手袋しか身につけない裸身と化す。しばしの硬直。そして、
「キャアアアアア!」
 顔を羞恥で真っ赤に染めるジェーンの悲鳴。そしてその隙を逃さず、一本の触手がジェーンの股間に狙いを定めた。

79 :
(5)
「えっ、やあああっ!!!」
 触手に固められた状態なのに、ジェーンは足をぎゅっと閉ざすことに成功した。粘液に濡れていたのと触手たちの不意をつけたらしい。それを見て、アルハザードが首を傾げる。
「おや?なにか不都合でも?」
「あ、あるに決まってるでしょ!その、こういうのは、好きな人と――」
 触手に捕らえられた状況で言うようなことではない夢物語だが、アルハザードは興味を持ったらしい。更に言ってくる。
「ふむ?ニンゲンの男女は、男根と女陰を結合させて性交渉すると聞いていますが――尻の穴だったのですか?」
「って、そっちかーい!いや、て言うか、そこは入れる場所じゃなくて――っ!」
 より一層ドツボに嵌るジェーンを無視して、アルハザードはため息1つ。
「腸からミスリル銀を体内に吸収してくれれば魔族化はスピーディなのですがね。なにせあなたにはただの魔族ではなくマザーとなってもらうつもりですので」
「な、に……を」
「ARMは我らと酷似した性質を持つ精神感応活性化型金属を用いています。つまりARMの適性が高いものほど、魔族への適性も高いと言えます。あなたはARMを振るえ、しかも成長途上で改造する余地があり、あまつさえ女性です」
 アルハザードの説明の一方で、再びジェーンを大の字にした触手が、今度はジェーンの顔を狙い始める。
「高位の魔族とした上でマザーの魔族増殖能力を加え、同胞の生みの親、新たなマザーとなっていただくつもりなのですよ」
 言葉が終わると共に、呆然としたジェーンの口を太い触手が犯す。それはジェーンの口を蹂躙し、更に進む。
(うそ、うそ、うそぉっ!)
 声は出せない。触手はジェーンの喉を犯し、さらに進んでいく。上向いたジェーンの喉は、外から見ても触手の蠢動が見て取れた。
 やがて触手は、ジェーンの胃袋に到達。そこを一応の最奥部と決めたのか、今度は一気に口元まで引き抜き、休まずにピストン運動を開始した。
「うー、うごぅ、げほぉ、おごう!」
 あまりに苛烈な責め立てにジェーンの瞳から涙が溢れるが、触手たちがそれを舐め上げる。ジェーンの顔に向けて触手の群れが並んでいく。
(あ、あああ……)
 脳裏に浮かんでいたコートセイムの“家族”の顔が薄れていくほど、触手の動きは激しくジェーンの体内を犯して行く。
「まあ、貴方からのリクエストもありましたので、まずは、食事同様口からと言うことでいきましょう」
 アルハザードの無情な宣告と同時、触手たちが動きを止める。それが解放であることをジェーンは直感した。
 ドブンッ!
 触手たちが溜めていたミスリル液を解放する。しかも先端からだけではなかった。ジェーンを襲った触手たちは、なんとその全体に放出孔を持ち、そこからも大量の白濁が溢れたのだ。
 ジェーンの顔も美しい金髪も、細い手足も白く染まる中、ジェーンの腹は淫靡さよりも残酷さを示している。
 腹がボコリ、と膨らんだのだ。あまりの変化にジェーンの腹に千切れた様な傷が生まれるが、ミスリル銀には治癒効果もあったのか、次第に傷は薄れていく。だが、その腹はスレンダーなジェーンには似つかわしくないぼて腹となった。
 口からも白濁液をゴボゴボと吐き出しながら、白目を剥いてジェーンは意識を手放した。だが、触手たちは我関せずとばかりにジェーンをいたぶり始めた。

80 :
(6)
 一糸纏わぬ姿にされて、セシリアは触手に全方位を囲まれた。
 足を大きく広げられて、M字に開脚させられて、女性の部分が晒されたその姿にセシリアは顔を羞恥でただただ真っ赤にしていた。
「ああ、なんという――破廉恥な!」
 吼えるが、触手たちに理解する知能も無ければ理解する道理も無い。吸盤のような触手の先端をセシリアに突き出すと、その胸に食いついた。
「はああっ?!」
 セシリアの悲鳴に答えるように、乳房全体をくわえ込んだ触手の口は、その中の無数の繊毛で乳首を弄り、固めて尖らせる。弾力のあるこぶで乳房全体を刺激し、口全体で胸をまさぐり倒す。
「くはっ、ああん、ふあぁ!――ひゃあんっ!」
 もう片方、空いた胸には触手が腕のように伸びて、これをこね回す。餅のように柔らかく形を変えられて、セシリアの身体を切ないような感覚が襲う。
(ああ、ダメ。ここで流されては……)
 ここで屈したら、これまで戦ってきたことが全て無駄になる。ファルガイアから希望がなくなり、魔族の蹂躙を許すことになるだろう。
 国としてまとまって行動できるのはセシリアの故郷、アーデルハイドのみ。あとは各地の町や村が連絡も取りあう事もできずに点在している状態。
 対して魔族は、そもそも世界的には復活が知られていない上に、単独でも町を滅ぼすくらいは出来る。ここで魔族を止められなければ、ファルガイアは魔族の物になってしまう。
「そんなことは、させませんっ……」
 なんとか意思を保つが、波のように訪れる快楽がその固い意志をジワジワと崩していく。
「さて、あなたをどうするか。説明しておきましょうか」

81 :
(7)
 そんなセシリアを文字通りモルモットと見ながら、アルハザードは悠然と話を始める。
「どう、とは?」
「ファルガイアは守護獣によって保たれる世界。守護獣が滅んでは星も滅んでしまいますが、守護獣どもは我らを排斥しようとするのみ。なんとも排他的ですな」
「あなた、方の、暴虐を見れば、当然、でしょうっ」
「さて。まあそれはともかく。ようは守護獣をこちら側に引き込めればどうにかなるわけですな。あなた方の持つミーディアムを通して我らの気配を注ぎ込み、守護獣の意識に干渉していけば、いずれ守護獣も我らを受け入れるでしょう」
「な、何ということを!」
 セシリアが叫ぶが、アルハザードは意に介さない。
「反存在を生み出すというのも手ですが、星を支える守護獣の性質が変わりすぎれば、どんな環境変化が起こるか私にも分かりません。なら、単に守護獣に考え方を変えてもらえれば万事収まりますのでね」
 そう言い放ち、アルハザードは触手に命令を下した。
「巫女たるあなたを我らの色に染めて、その胎内でミーディアムを汚していただきます。なに、赤子を孕むよりは辛くないでしょう」
「なぁっ?!」
 アルハザードの声と同時、触手たちがセシリアの女陰を貫いた。破瓜の鮮血が溢れるが、お構い無しに触手はセシリアの子宮の奥の奥まで貫ききった。
「いっ、ぎゃあああああ!?」
 白目を剥いて絶叫するセシリアを完全に無視して、触手は一度入り口まで戻り、再び最奥を突く。セシリアの腰の骨がガツン、ガツンと打ち据えられ、痛みがセシリアを覚醒させ、また失神させる。
「あっ、はぁぁぁ」
 やがて、セシリアの口から艶っぽい声が流れ出す。痛みに耐えかねた精神が、逃げ場を求めて意識を飛ばし始めたのだ。
(だめ、だめ、だめぇ)
 途切れ途切れな思考で耐えようとするが、身体はすでに肉欲に溺れ始めている。そして、それを察した存在がいた。
(ラフティーナっ?!)
 愛の貴種守護獣、ラフティーナは、セシリアの様子を高みから見下ろしていた。
(違うのですっ!私はまだ屈してなどおりませんっ!だから、どうか見捨てないでくださいっ!)
 セシリアの懇願に、しかしラフティーナは被りを振った。曰く、もはやセシリアの堕落は避けえぬ運命。そなた共々汚されるわけには行かぬ。
 それで終わりだった。ラフティーナはいずこかへと去り、セシリアの手元にあったミーディアムはただの石くれと化した。
「やれやれ、ファルガイアの守護獣たるニンゲンを平然と見捨てるとは……。貴種守護獣も口ほどにもありませんな」
 ラフティーナが去ったのを感じ取ったアルハザードの揶揄にも、セシリアは抗議することが出来ない。まさしく、こうも容易く去っていくとは、だ。
「そもそも、愛を司る存在を堕落させてもあまり意味が無いのですがね。星を保つのは、貴種ではない守護獣ですから」
 アルハザードの声に、セシリアは絶句する。つまり、ラフティーナが去ったのは無意味なことだったということだ。
「まあ、他の2柱も似たようなものですから、この展開も当然ですかな」
 その声に、セシリアはようやく、ロディとザックの存在を思い出す。
 あの2人はどうしているのだろうか。恐らく、こちらと似たような状態だろうが、もしかしたら2人は持ちこたえているかもしれない。それなら、好機を待つことも――!
 浮かんだ希望を断ち切るように、アルハザードが空間に映像を映し出した。そこには、狂宴の様が映し出されていた。

82 :
(8)
 左腕のアガートラームを除いて全裸にされたロディは、3人の女性に弄ばれていた。セシリア、ジェーン、エマだ。恐らく、ドッペルゲンガーだろう。
 そのドッペルゲンガーも全裸である。《セシリア》はロディに馬乗りになり、その男根をくわえ込んでいる。ロディの腰の動きに合わせて《セシリア》は淫靡に舞っていた。
「ああ、ダメだ。もうっ!」
 普段あまり声を上げないロディのうめき声と同時に、ロディと《セシリア》の結合部から白い液体が溢れる。
 その様子を、豊満な胸を背中にあてて胸元を弄る《エマ》が、ロディの顔の辺りに跨り、ロディに自身の秘所を舐め上げさせる《ジェーン》が無表情に見つめている。
 と、《セシリア》がどいて《ジェーン》がロディの大きな男根をさすり上げ、《エマ》が右腕、《セシリア》が左腕に抱きついて、全身をグラインドさせて更なる快楽をロディに与える。
 ロディの表情は、襲い掛かる快楽に何とか耐えようとしながらも、溺れていくようだった。
 一方のザックは、《エマ》を四つんばいにさせ、《セシリア》の秘所を舐めさせながら後ろから突き上げ、《ジェーン》を傍らに立たせて女陰を弄りぬく。
「く、おお、おぅおおおおっ!」
 一際強く腰を打ち付けるや、《エマ》の女陰から精液が溢れ、《エマ》が力を無くすや《セシリア》をそばに寄らせてその秘所を貫いていく。
 そこには、復讐に燃え、護るものを見出し、勇気の貴種守護獣に選ばれた剣士はおらず。ただ性欲に溺れた牡がいるだけだった。
 その様子を、セシリアも、ジェーンも、エマも、虚脱した視線で見ていた。
 特にセシリアは疲れきったというだけでなく、2人から貴種守護獣の気配が無くなっていることを感じ取り絶望していた。
 あれほどこちらを試しておきながら、いざ自分達の存在を汚されるとなれば立ち向かうでも助けるでもなく見捨てるのが、貴種守護獣の姿か。
 もはや全てに失望したセシリアたちに、更に触手が群がるが、もはや抵抗も何も無く、3人はその耳から触手を差し込まれる。
「え……なにを……?」
 迷子の子供のように尋ねるセシリアに、アルハザードは、
「なに。お三方の快感をつなげて差し上げますよ。自我があっさり呑まれるように」
 途端に、乳房の中を犯されるエマの、腹の中まで貫かれたジェーンの、子宮の奥まで蹂躙されたセシリアの快感が一挙に共有される。それはもはや、性感による蹂躙にして陵辱。
「「「ひっぎゃああああああぁぁぁぁぁぁっ!!!」」」
 3人の悲鳴が、肉の部屋に満ち溢れた。

83 :
(9)
 あれからどれだけたったのか。そんなことはもうセシリアたちにはどうでもよかった。
「クカカカ。改造の方もこれで完了ですな」
 アルハザードの声に視線を向ければ、ロディ、ザック、エマがそこにいる。ただし、瞳に光は無く、その全身は金属や鎧と同化したようになっている。彼らはすでに意思無き魔族の尖兵と化している。
「まあ、攻め込むのは戦力が充実してから。ニンゲンで色々と実験もしたいですし、施設の用意も必要ですな。あとはエルゥ界ですか」
 豊かな自然のあるエルゥ界。故郷とするなら、その世界もファルガイアに再融合させておきたい。魔族の戦闘意欲はそこにあるというABYSSで満たせるか。
 ABYSSでの戦いは、ファルガイアでニンゲンを嬲るより愉しむ者も多かろう。
「さて、具合はいかがですかな、マザー・ジェーン」
 呼ばれるも、ジェーンは直接には答えられない。
「ああん、もう、来ちゃう、また、産まれるぅ!」
 悦楽に狂った表情で、ジェーンは大きく膨れた腹を支える。そこから、胎内にいた魔族の赤子が這い出てきた。
「ヒャアン!」
 スイッチが切れたように脱力するジェーンから、その魔族の赤子は出てくると、すぐさまジェーンの胸に吸い付いた。
 相応に大きくなったその乳房からは、母乳が滴り、赤子の栄養となり、その成長を促す。その赤子は、ロディに少し似ていた。
「ふふ、あのホムンクルスに純潔を奪わせたのは正解でしたな。もはや枷も取り外されましたか。その調子で頼みますよ」
 既にジェーンは5体以上の魔族を産んでいる。元のマザーのように無制限に増やすことは出来ないが、ロディ、ザック、ベルセルク、ジークフリードの生体データを流し込めば、それに応じて赤子が生まれてくる。
「さて、巫女の方も進みは悪くないですな」
「はひ……」
 虚ろに答えて、自身の腹を見る。
 へその辺りに突き立てられた触手から注ぎ込まれる魔族因子は、魔族の性質を持つセシリアの胎内に入れられたミーディアムを侵食していく。それは守護獣に及び、やがて守護獣は魔族をニンゲンと同様、守護する存在と認識していく。
 その度に守護獣の悲鳴がセシリアの脳裏を焼くが、守護獣を信じきれなくなったセシリアは応えず、やがて守護獣の悲鳴も歓喜に変わっていく。すでに四大守護獣は洗脳済み、あとは他の守護獣を犯していけばいい。
 やがて数をそろえた魔族は守護獣の加護を受けながら、ニンゲンを制圧し、ファルガイアを新たな故郷としていくだろう。
「クカカカ……。ファルガイアの覇権などどうでもいい私が、ファルガイアを魔族の母星とするとは。皮肉だと思いませんか、ジーク?」
 応えるもののない呟きをはきながら、アルハザードは自身の実験室へ向かう。
 改造した植物に陵辱させているエルゥの少女、マリエルの嬌声が、かすかに聞こえてきていた。

84 :
 以上です。
 やりたい放題にやったエロ小説ですが、ちょっと陵辱風味が強かったでしょうか?
 アルハザード1人勝ち状態ですが、個人的にああいった悪役も好きなんで。
 本編でベルセルクほど戦うわけでもジークやハーケンのように重要イベントの柱になるでもなく。
 ブーメランやゼットのように強いキャラ個性を前面に出したわけでもなく退場した策士に花を持たせてみました。
 そして、ジェーンのシーンがやたらと長くなりました。やはりWA:Fではジェーンがツボキャラなようです。
 それでは。

85 :
描写力はんぱねー! 尊敬! 楽しみました!
書き込み途中に見つけて最後まで一気に読めるとは、これは奇跡で闇に落とされたか!

86 :
このスレになってから、豊作だな

87 :
やっと規制が解けたから感想書き込めるぜ。
エロ描写も素晴らしいがそれよりもアルハザードがいい味出しててたまらん。

88 :
保守

89 :
保守 保守小ネタあげられるぐらいの芸があったらなあ

90 :
「あはは! ツルペタだね」
 チャックがまだ膨らんでいないキャロルの胸をまさぐっている。
 キャロルは無言で、まるで警戒する必要がなかったはずの青年の変りように、震えているばかりだ。
 賞金首ながらよい人だと思っていたグレッグは、我関せずと眺めている。
 そのこともまた、キャロルを混乱させている。
「てめぇ、ロリコンだったのか?」
「まさか。胸は大きい方が好みだよ。今から毎晩揉めば大きく育つかな? 12才だっけ?」
 だが膨らみはじめたばかりの胸を揉まれ、乳首をつままれたキャロルに、返答する余裕はない。
 …12才か。テッドも生きていれば今ごろ…。
 唐突に、グレッグがチャックを全力で殴り飛ばしていた。

91 :
毎度乙

92 :
「ならレベッカは、恋愛のことわかってんのかよ」
「あんただけには言われたくないわよ」
 日中の互いの話題を、二人はまだ引きずっている。
 夫婦げんかは犬も食わないとばかり、グレッグはほったらかしている。
 もちろん口を挟もうとしたチャックは、キャロルが捕獲済みだ。
 アヴリルは物陰からwktkしながら推移を見守っている。
「だいたいディーンは、恋愛について何も知らないじゃない」
「知ってるさ! チャックに教えてもらったし」
「引いてどうすんのよッ!」
「グレッグにスケベ本見せてもらったし」
「あのダメ親父ッ!」
「いいじゃんよ! レベッカはポエムノート見せてくんないし」
「見るナー!」(ホントは見て欲しいのにッ!)「とにかくディーンは、恋愛について・・・」
「わかってるって! これだろッ!」
「ちょ! な・・・」
 ディーン。いきなり全力のディープキス。
 突然の出来事、しかもひたすら長いそれに、レベッカの全身の力が抜ける。
 ぐったりしたレベッカの身体を抱えるように抱き、ディーンはレベッカのボタンをはずし、胸を揉みしだく。
「あ、いやディーン・・・」
「嫌なのか? じゃ、やめるぜ」
「・・・いや、やめないで」

(まったくくっつきそうでくっつかない幼なじみアベックは手がかかりますね。
 3976回目のループにして、やっとここまでゆうどうできました。
 ディーン、わたくしが教えた性遊のかずかずを、じっせんするときです。
 さて次の目標は、レベチャでしょうかレベグレでしょうか。
 3000ループ以内を目標にがんばりましょう。)

93 :
なんかレスしてやれよ

94 :
保守乙 書き込めるかな? ずっと規制掛かってたんだが 

95 :
3かFか5でなんかリクエストないか?
期待を裏切る自信ならあるからさ

96 :
普通のディンレベ

普通の

97 :
よし、普通の だな
「ディーン! ディーンはいったい、誰が好きなわけッ!」
「え? 俺みんな大好きだぜ!」
「だーかーらッ! そういうんじゃなくて、恋愛の話してんのッ!」
「そんなの、考えたことないよ。レベッカは考えたことあるのか?」
 レベッカの脳裏に、これまでのあんなことや、こんなことが横切っていく。
 つまりなに? アタシが一人でやきもきしてたのは、そりゃわかってたけど。
 あーもう、今日は決着付けるって、覚悟決めて来たんだからッ!
「ディーン! というわけで、あんたも覚悟しなさいッ!」
「な、なんだよレベッカ! 何目を見開いてんだよ!」
「あんたをよーく見つめるためよ!」
「血走ってるぜッ! それになんだよその両手、わきわきさせてっ!」
「あんたを捕まえるためよ!」
「爪伸びてるぜッ! それになんでそんなに唇を突き出してんだよ!」
「あんたにキスするためよ!」
 まさにキスする1秒前。二人のFP急上昇!
「ディーン、レベッカ、駅弁買いに行くけど、キミたちはヤキソバ弁当とアップルパイ弁当でいいかい?」
 そこには無残にトリガーロンドをくらったチャックだけが残されたという。


98 :
「再戦よ! ディーン! 今回は勝負下着つけてきたんだからッ!」
「勝負下着? なんかカッコよさそうだなッ! それ、何に補正がかかるんだ? DPか?」
「色気に決まってるでしょ!」
「色気? そんなパラメーターあったかなあ」
「ペルセフォネとか、ルシルさんが持ってたでしょうが」
「ああ、胸か」
「胸を寄せて上げるだけじゃないわ!
 ウエストを引き締め、ヒップも持ち上げ、ボンキュッボンになるんだから!
 どう! ディーン! いつもと違うあたしを見て、何か感じない!」
「そ、そういえば、腹の底から何か沸き上がってくるような・・・」
「でしょ! さらに、あたし脱いでもスゴイんだから!」
「スゲー太もも! 白くて太くて張りがあって、なんかかぶりつきてー!」
「いいのよディーン・・・ かぶっても」
「いただきッ!」
 まさにかぶり付く1秒前。二人のFP急上昇!
「ひゃっはっはっは! 俺に妻子をされた男! ・・・じゃねーのかよ。
 あ、およびじゃない。およびじゃない。こりゃまた失礼してやったぜーッ!」
「なあレベッカ。今の男、レベッカの勝負下着とおそろいだったな」
「ちくしょー! 脱いでやる! 今ここであんなヤツとおそろいの下着なんて、脱いでやるんだからぁ!」

99 :
「ディーン・・・」
「な、泣くなよレベッカ。産まれたままのレベッカが、一番いいぜ」
「そ、そう?」
「レベッカ。えーっと、俺! 我慢できそうもない!」
(やった! グレッグはカルティケヤを追っていったし、チャックはキャロルが連れてったし」
「行くぜレベッカ! 俺も今日から黒くて固くて大きい大人の仲間入りだッ!」
(き、きてディーン!)
 まさに突入する1秒前。二人のFP急上昇!
「いくらディーンといえども、わたくしの親友をてごめにすることは許しません」
 そしてリリティアは、ディーンを鞭でしばいたそうな。 どっとらはい。

100 :
やっつけだが……実は5はクリアしてなかったり

「ねぇディーン……早く頂戴よぉ……」
朝目覚めたとき、ベッドの上にレベッカが居た
別に居ること自体は珍しくも無い
しかし一糸纏わぬ、となれば話は別だ
「レベッカ……何してるんだ?」
思考は一気に覚醒し、元々硬くなっていたものは更に硬さを増していた
赤みを帯びた頬、ツンと張りのある乳房、そして太ももを垂れ落ちるレベッカの愛液
69の体勢で顔の前に自身の秘所を突き出し、自慰行為に没頭するレベッカに、ディーンは恐る恐る声を掛けた
「何って……?オナニーよ、見て分からない?」
然も事も無げに答えるレベッカに、ディーンは何も言えず只々見つめるだけ
息を荒げたレベッカは、暫く自身の秘所を弄った後、涎を唇からこぼし四肢を硬直させた
それがイクということだとは、ディーンにも分からない
「……いつになったら、私のこと犯してくれるの?」
指に付いた愛液を舐め取りながら、レベッカはディーンに抱き付くように体勢を変えた
柔らかな感覚を全身に受け、思わず自身のものに力が入ってしまう
「知ってるのよ……?夜な夜な私のこと見ながらオナニーしてるの……気付いてないと思ってた?」
突きつけられた事実に、ディーンは何も言えず視線を逸らした
「大丈夫……私もだから……」
逸らされた視線を元に戻すため、レベッカはディーンのものに手を這わせ、そっと先端を摘んで見せた
ディーンはたまらず声を上げてしまい、レベッカはそれを見てニヤリと笑った
「ね……?だったらしようよ……気持ち良く……なろ?」
甘美な問い掛けに、ディーンの手は自然と動き始めた



101 :
「レベッカ……レベッカァ!」
縛めの解かれた獣の様に、ディーンをレベッカの身体にしがみ付いていた
胸を揉みしだき、乳首を摘み、吸う
「ぅん……ッ!!ディーン……!!」
それを甘んじて受けるレベッカは、ひたすらに嬌声をあげ、悦びを表現する
やがてディーンはレベッカを仰向けに寝かせ、濡れた秘所に指を差し入れた
「すげぇ……レベッカのこんなに濡れて……柔らかい……」
ディーンはレベッカの膣内を掻き混ぜ、クチュクチュと音を立てる
レベッカは心底嬉しそうに声を上げ続ける
「じゃ……挿れるぞ?」
「一々言わないで……はやくしてよぉ……」
互いに準備は完了
ディーンはレベッカの両足を抱き上げ白い太ももの間のピンク色の窪地に自身のものを押し当てた
根元を押さえ、一気に腰を突き出せば、暖かく柔らかい感覚に包み込まれた
こうなってしまえば、後はやるべきことは一つ
快楽を味わう
只それだけだ
「ディーン……!おっきいよぉ……!」
想像よりも大きなディーンのものに驚いたレベッカは、そう叫んだ
「レベッカの膣内……すっげぇ気持ち良い……!」
互いを気遣う事も無く、各々快感を高めるために腰を振り続ける
「もう……出るぅ!!」
当然ディーンは早くも限界を迎え、大きくレベッカを突いた後動きを止め、大量の精液を放った
「熱……いぃぃぃ!!」
追い掛ける様にレベッカも絶頂に辿り着き、ディーンの腰に足を絡め、最後の一滴まで注ぎ込まれるよう腰を密着させた



数分後、ディーンは再び腰を動かし始めた
レベッカもそれを嫌がる様子も無く、「もっとして」と呟いた

102 :
>>97-99 期待通り期待を裏切りやがってw でも面白かった
>>100-101 あ、ホントに普通だ

103 :
>>102
100-101は別人じゃ?

104 :
俺なんか、
グレッグ「でかいのぶち込んでやるぜ!」
アヴリル「あうあう」
ぐらいしか思いつかん

105 :
>>104
とっとと書く作業に入るんだ

106 :
>>100-101でも満足なんかな?

107 :
俺の息子はとても満足している。

108 :
>>107
どんなのが好み?

109 :
キャロルとチャックでほのぼのエロ希望 キャロルが可哀想じゃないやつ

110 :
あ、チャックも可哀想じゃないやつで

111 :
>あ、チャックも可哀想じゃないやつで
それはキャラ的に無理w

112 :
「チャックさん。ちょっとこっちへ来てください」
今日もキャロルが、チャックを物陰に引っ張り込んだ。
「ですから、ちゃんと空気読んでください」
「うん」
「わかってないのに、返事しないでください」
「うん」
「わかってないでしょ」
「うん」
「・・・キスしてください」
「うん」
 チュッ
「ほっぺじゃなくて、唇に」
「うん」
 ブチュッ
「舌も入れて」
「うん」
 ムチュウ〜
「ふう。えーっと次は抱きしめながら」
「うん」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


113 :
「はうん。胸の小さい女の子は嫌ですか?」
「ううん」
 チュ。レロ。
「あ…。えっと、お尻もあんまり」
 レロレロ
「そ、そこ汚いですから」
「ううん」
 レロレロ レロレロ
「ひん! え? そこ、そんな! 何?」
 ベロレロベロレロ
「ふあん!」
「いい?」
「は、はい。あのチャックさんは」
「ボクのパイルバンカー」
「あ、大きい」
「固いよ」
「え・・・。ひくひくしてます」
「キミが可愛いから、キミの中に入りたいって。けど、壊しちゃいそうで怖いな」
「あ、でしたら・・・」
「ん?」
「口で・・・」
 むぐむぐもぐもぐ。
「ふう・・・。もっと大きく固くなりました」
「出そうだよ」
「出るとこ見たいです」
「うん」
 ジュワ。ビュ、ドクドク。
「はわ〜。えっと、私がもう少し大きくなったら、私の中に、くれますか」
「うん」
「約束ですよ」
「うん」

114 :
112-113 ありがとう!

115 :
小ネタなどない

116 :
「やめろ! やめてくれぇ! ぐふっ」
 アルノーの叫びは、固い安全靴の一蹴りで遮られた。
 屈強な軍人が、アルノーの両手両足を締め上げ、身動きが取れない。
 向かいに立つ軍人は、アルノーを見下ろして嗤う。
「ゆっくり見てな」
 向こうでは、ケモノじみた顔をした複数の軍人たちが、ラクウェルの服を乱暴に剥ぎ取っていく。
 かつてアルノーたちが、煮え湯を飲ませた男たちだ。
 男たちは裸体となったラクウェルが、女らしい特徴に乏しいことをあざ笑う。
 だが、男たちのケモノじみた欲求を、そのままラクウェルに注ぎ込みはじめた。
 ジュードたちと別れて数週間。ラクウェルの体調は、急激に悪くなっていた。
 男たちを退けられぬほどに。
 そんなラクウェルを護ると誓ったアルノーは、自分の非力を痛感した。
 男たちが去ってしまうと、アルノーは意識のないラクウェルをベッドへ運び、ぬれタオルで精液まみれの身体をぬぐった。
 その途中、ラクウェルは意識を取り戻した。
「情けない顔をするな」
 そしてアルノーを求めた。
「抱いてくれ。この傷つき壊れ汚れた身体でよければ」
「そんなこと言うなよ」
 アルノーは、ラクウェルを全身全霊の優しさをこめて、そっと抱いた。
 数週間後、ラクウェルが妊娠していることが、判明した。
 まだ堕胎も可能であったし、ラクウェルの体力だけを考えても、その方が妥当だった。
 命を縮め、母子共倒れになるだけだと、医者はいった。
 だがラクウェルは、産むことを望んだ。
「アルノー。お前の子だ。間違いない。私にはわかる」
 そして二人は、それを信じた。

117 :
乙 4好きだから嬉しいよ 

118 :
誰かが保守らないといけないなら

119 :
保守っておきますね

120 :
うん…

121 :
保守さえも!

122 :
誰だって、保守することはできるから

123 :
俺はエロを書くつもりなんてない! 保守しなくっちゃ意味がないだろッ!

124 :
私は私のエロとよろしくやっていくッ!

125 :
保守だけの糞スレに成り下がっちゃったなあ

126 :
お前がなんかやらないなら、糞ミソスレにしてやってもいいんだぜ?

127 :
夏ばてかねえ リリティア様だったら、涼しくしてくれるかな

128 :
 アヴリルの白い肌はさらさらときめ細やく、そして内側は燃えるように熱い。
 その胸は、見た目よりも弾力があり、掌の中で心地よく弾む。
 小ぶりの尻は、丸くそして白い。
「いいのか? 俺で。てっきりディーンが好きなんだと思ってたぜ?」
 アヴリルは、普段とは異なる妖艶な笑みを浮かべる。
「アヴリルの心はディーンのもの。
 ですがわたくしリリティアの身体は、わたくしのもの。
 どうしようと、わたくしの勝手です。
 グレッグがディーンを息子のように思うならば……」
 そう行ってアヴリル、いやリリティアは、グレッグの息子を口にふくむ。
 たっぷりとねぶられたそれは、はち切れそうなほど固くなる。
「……わたくしリリティアのことを、妻と思いなさい」
「メリーとは、タイプが違うがな」
「ここは、正直です」
 そしてリリティアは、ゆっくりとグレッグの上に、腰を下ろした。
 後日、アヴリルと過去のリリティアの意識が入れ替わった後、グレッグはその言葉の意味に気づく。
 過去からやってきた彼女は、自分の身が妊娠していることに気づいたのだ。

129 :
そうか。アヴリルはWiiが好きなんだ。

130 :
リリティアいいよリリティア

131 :
エマ「これが、ゴーレムのリリティアよ!」
ディーン「すげー! でけー! たまらねー! 俺、イッちまったぜッ!」
チャック「うぉぉぉん! 我慢できないッ! ボクもおもいきりイッたよ!」
グレッグ(いえん。興奮して俺もイッだだなんて、言えん!)

132 :
レベッカ「ちょっとあんたたち(ディーン&チャック! 目の前にナイスバディの女性(エマ)がいるのに、
なにゴーレムで興奮してんのよ! グレッグもなんか言ってよッ!」
グレッグ「いや、まあ、男なら突き進むのもいいだろう」

133 :
わからない、わからないけど保守

134 :
してから保守してやるぜ

135 :
あたしはもう、保守ることなんて望めない

136 :
一日一保守トカ

137 :
保守をNGにするとすごくすっきりするなこのスレ

138 :
忘れたころに、保守のままエロ話かいてやろっと

139 :
なんかこの人、怖い

140 :
怖いっていうより痛い

141 :
恐くて痛い139と140の自己紹介乙
保守もしなければ、エロも書かない、エロが書かれても乙さえ言わない
139と140も、文句と悪口、皮肉やあてこすりだけは、とっても上手にな
りました。世間では日陰ものですが、口だけは達者です。

142 :
俺はみんなのために保守してるんだ
みんな俺に感謝してるんだ
と思って毎日楽しく過ごしてたのに実は嫌われてた事に気づいて頭に来ちゃったか
まあ世の中そんなもんだよ

143 :
エロクレクレ厨のオクチは良く回ること。
チンコなめ回す技量もない役立たず。

144 :
そんなにムキになってるとまた血圧が上がってしまうぞw

145 :
つーか本当に嫌われてるなww
ああ、もちろん俺も嫌いです

146 :
だったらお前らがなんか書けばいいだろ。
やりもせんくせに、文句つけるたあ、貴族様ってのはいいきなもんだ

147 :
比較的よくありがちなスレッドの一生
1、スレッドが立つ。
2、技術のある人間がAAを提供して盛り上げる。
   感動を求めて人が集まってくる。
3、オリジナルAAを書ける人間が乗ってきてさらに盛り上げる。最盛期。
4、盛り上がりに乗じて何も書けない魯鈍と白痴が寄ってきてスポイルする。
   彼らの無駄な愛着が逆効果を及ぼし、スレッドのレベルが著しく低下。
5、飽きて大勢が去っていき、行き場の無い魯鈍と白痴が残される。
   低レベルな自慢・偏見の陳列、煽りあい、無駄な罵倒、
   いわゆる「2ちゃんねる用語」を多用したお寒いレス等々が並ぶ。
6、煽りと罵倒しか出来ない魯鈍まで魯鈍同士の空疎な煽りあいに飽きて去る。
7、何も提供できない白痴が過去の栄光の日々を夢見て空ageを繰り返す。
   脳状態。
まんまこのコピペの最終段階でわろたw

148 :
何年も前のコピペなのに今でも通用するのは関心するべきか嘆くべきか

149 :
保守

150 :
久々に来たら保守荒らしが湧いててわろたw
金子が退社して続編絶望的だから仕方ないのかね

151 :
今更ながら公式HP見たがこれはひどい
なんで姫さん腹黒いんだよww

152 :
だけど保守する

153 :
人の行いを偽善と嗤い偽善すらなさず欲だけはある者にために新作WAなどいらぬだろ

154 :
需要のないスレを保守するのは偽善ですらなく単なるオナニー
むしろ限りあるネット資源を圧迫する害悪

155 :
>>153
日本語がおかしいな
ここは18禁だからバカなことやってないで早く小学校に行きなさい

156 :
>>154
バカじゃね?
このスレが、オナニーのため以外の、何のためにあると思ってるんだ?

157 :
>>156
全く面白くない保守ネタを連続投下し、叩かれると逆ギレして小学生以下の稚拙な煽りを垂れ流す低脳が、
他のスレに突撃して迷惑をかけないように隔離するためじゃない?

158 :
>>157
いまどき小学生でもこのスレの保守荒らしみたいな低レベルな煽りなんてしない
小学生に謝れ

159 :
>157
つ鏡

160 :
連日チンチン握って、エロ話の投下を待ってるのに目にうつるのが「保守」ばかり
じゃ、イライラするのもしかたないが、他でWA系のエロい二次サイト探した方がい
いと思うよ。

161 :
WAのエロ同人サイトって少ないよな

162 :
小ネタですまんが、保守のために投下しておく。
エグララグ×カティナ 百合注意。人形姫という響きはエロいと思うんだ。

生暖かく湿り粘着性を帯びているかのような指先が肌を滑っていく。指に幾つも
付けられたごてごてとした指輪は対照的に鋭く冷たかった。
「いや…、やめて…」
首を振って形ばかりに抗うと、背後からカティナを抱き胸を弄っている人物は鼻先で
笑ったかのような笑い声を上げた。耳にかかる息も粘着性を帯びているかのよう。
むせ返るような香水の匂いに息が詰まった。
「お黙りッ!アンタにはアタクシのために絶対に柩の牙の儀を成功させてもらわなければ
ならないんだよ。こうして感度を上げてやれば、守護獣との交感も上手くいきやすく
なるというもの」
エグララグの太い指先が、カティナのまだ膨らみきっていない胸を弄っていたかと
思うと、その胸の先を摘み上げた。
「――ッ!」
カティナが大きく身体を震わせエグララグの手を跳ね除けようとするが、逆に
エグララグの豊満な身体に抱きこまれてしまった。
「ふん。人形姫の割には随分良い反応をしてくれるじゃないのさ」
「………」
脂肪で膨らんだ手は滑らかにさらに下へ動き臍を通ってさらに下へ。下着の中へと
入り込んでいく。
「やあ…」
カティナの抗いなどものともせず、指先ははまだ薄い毛を掻き分けてその奥へと
無遠慮に入っていった。
「もうすっかり濡れてしまっているんじゃないのかい」
「そんなこと…」
「ないとは言わせないよ」
エグララグの言うとおり、あの部分はすっかり濡れてしまっていることをカティナ
自身感じていた。気持ちが悪いのに、抵抗は出来ない。エグララグの指先は割れ目の
中の硬い蕾を見つると、こんどはそこを弄りだす。
「あ…」
「アンタはまだ貧弱なその身体で、守護獣を喜ばさないといけないんだからねえ。
しっかりアタクシの教えを覚えておくんだよ」
「………」
エグララグはヴァイスハイトから購入したという怪しげな器具を取り出した。
おぞましいそれから顔を背け目を閉じると、低いモーター音が頭の中に響いた。
エグララグの笑い声とともに、あの部分に振動が伝わる。
「いやあッ!」
身体に走った電流のようなものは、確かに快楽と呼べるものだった。
大好きなエレシウスのため。亡くなったお父さまのため。今も戦っているお姉さまのため。
私も戦うのだと、決めたのだから―――。
カティナは手放しそうになる意識を保とうと、下唇を噛み締めた。


163 :
カテ公ktkr!乙です!
逆襲の黒カテ公を見たいが、
よがるのがえぐぅじゃ誰特どころかブラクラだな

164 :
>>162
PSPないんでXFはやってないけど、マンガ版見る限りカティナは可憐で儚い印象ですね。
後々黒くなるらしいけど・・・ま、それはそれでGJっす。
さて、以前「ジェーンの身売り」などを書いた者です。感想いただけて有難い限りです。
えらく時間がかかりましたが、新たに1本投下します。ジェーン×マクダレンというマイナーカップルで行きます。
タイトルは「Partner」です。

165 :
(1)
「へっくし!」
 ベッドの中でくしゃみをして、ジェーンは熱に潤んだ瞳をぼんやりと天井に向けた。
 渡り鳥は体力勝負で身体が資本。健康には常に気を配っているし、彼女には優秀な執事が仕えているのだが、それでも風邪を引くのを完全に避けられるわけでもない。とある町の宿屋で、ジェーンは熱にうなされていた。
 窓からは月光が差し込み、室内に静謐な青白い光を届けている。
「う〜〜〜」
 鼻をすすって気だるげに寝ていると、控えめなノックの音が聞こえる。
「お嬢様。湯をお持ちいたしました」
「う〜ん……入って〜」
 言うと、湯の入ったたらいとタオルをいくらか持ったマクダレンが入ってきた。わずかな月明かりを頼りに危なげなく室内を進み、そばに寄ってくる。
「湯とタオルを持ってまいりました。汗をぬぐいましょう」
「うん、お願い」
 朝、熱を出した頃よりはだいぶ体調はマシになってきたようだ。上体を起こすと、ジェーンは寝ていて固まった感じのする身体を軽く動かした。
 安宿なので備え付けの寝巻きは無く、渡り鳥ゆえ、寝巻きの類を持ち歩いているわけでもないので着てみるものはいつものオレンジ色のドレス服だ。手袋やスカーフは勿論着けていないが。
 その、ドレス服の肩紐をスルリと外すと、ジェーンは背中を晒した。一言断りを入れて、マクダレンは湯に浸して絞ったタオルで、その背中をぬぐっていく。
「ああ、気持ちいいわ」
「それはようございました」
 マクダレンとしては、体調の急変に気づけなかった自分の不甲斐なさを感じるところでもあるが、そうした内面を悟らせないのも彼の年の功というべきか。
 ともあれ、背中と両腕の汗を拭いとると、マクダレンは新しいタオルを取り出した。後はジェーンがすべきことであるし、これまでもそうだった。が。
「マクダレン、まだ、残ってるわよ」
 言われて、硬直する。視線だけでジェーンを窺えば、肩越しにマクダレンを見ているが――その目は冗談を言っている風ではなかった。
「お嬢様、さすがに」
「前が、残ってるわよ」
 抗弁するマクダレンをさえぎると、ジェーンはベッドの上でマクダレンに向き直り、服を抑えていた腕を解く。当然、上半身を覆っていた服はハラリと落ちて、マクダレンの前に若々しい身体を晒した。
「お嬢様!なにを――」
 慌てて視線を逸らすマクダレンを、ジェーンはいつの間にか伸ばした腕でグイッと向き直らせて。
「子供の頃は全身拭ってもらってるわよ。それとも――ロディに振られたアタシの身体は、魅力が無い?」
 不安そうな表情で、そう聞いた。

166 :
(2)
 かつて共に旅をした渡り鳥の少年、ロディ。ジェーンはロディに惹かれていた。
 一方、ロディに恋慕を抱くものは他にもいた。アーデルハイドへの魔族襲撃から、つまりはジェーン以前からロディと旅をしていたセシリアである。
 普通なら、アーデルハイドの公女であるセシリアと渡り鳥のロディには身分差という壁があるはずなのだが、アーデルハイドはその辺りかなりアバウトな国らしい。(そういえば、セシリアの母も庶民出身だったか)
 魔族大戦終了後も、ロディとセシリアはザックを加えた3人の渡り鳥として旅をし、その途中でジェーンとマクダレンも顔をつき合わせつつジェーンとセシリアで恋の鞘当があったりしたのだが。
 ロディがとうとう、セシリアを愛する人と決めたのはつい先日。どうもジェーンは相棒とか、戦いの中で背中を預ける相手というような間柄だったらしい。
 言われて、ジェーンはその場は不敵な笑みでやり過ごしたが、一行と別れた後はそうも行かなかった。
 荒野の中では小さなミスを連発し、この町についたらいきなり酒場で酒を注文、マクダレンの止めるのも聞かずにジョッキを飲み干し、近くにあった小川に足を滑らせて、翌朝には風邪を引いていたというわけだ。
「そのようなことはございません。ただ、お嬢様ももうレディと呼ぶ年頃。如何に私相手といえど、お身体を晒すというのは」
 何とか抗弁するが、ジェーンは首を傾げると重ねて聞いてくる。、
「本当に、アタシの身体って、魅力がある?」
「はっ。無論でございます」
 ロディがセシリアを選んだのは、別に彼女の身体が魅力的だったとか、そういうわけではない。こと色恋沙汰で、理屈の通る理由などあるまい。
 そう思いつつ答えたマクダレンに、ジェーンは、ニヤリと笑って、言った。
「そうよね、魅力が無いわけじゃ無いわよね。ロディはそういう理由で恋人を選ぶような男じゃ無いし――マクダレンだって私の身体、チラチラ見てるし」
「っ!」
 今度こそ、完全に硬直してマクダレンは絶句した。その反応を面白がっているようなジェーンに、跪く。
「申し訳ございませんっ!このマクダレン、老骨の分際で――!」
 閉じた瞼に、つい先ほど見せられた裸の上半身が映り、ついで旅の最中、先を進むジェーンや魔獣と戦うジェーンの、その腰周りや胸元につい目がいってしまうことが思い出される。
 日に日に女性らしくなっていく体つきに、マクダレンの中の男がつい反応してしまったのだと、言い訳をするつもりは無かった。50を過ぎた老体が歳の離れた娘か孫のような相手に劣情を抱くなど、マクダレンにとっては恥だった。
 不意に、クスクスという声が聞こえる。小さくひれ伏したマクダレンをベッドに腰掛けたジェーンが笑っているのだった。だが、それは馬鹿にするようなものではなく、
「マクダレンってば、本当にお堅いのね」
 言うと、ジェーンは服に手をかけ、そのまま下半身からも脱ぎ去る。すでにジェーンは、下着一枚だけの姿でマクダレンの前にいた。
「いいわよ、マクダレン」
 衣擦れの音が聞こえていたのだろう、微動だにせぬマクダレンに、ジェーンはさらに声をかける。
「今夜だけ、アタシのことを好きにして。それとも、こう言った方がいい?マクダレン、アタシに――エッチぃことをしなさい」
 言われて、マクダレンは自分の下半身に熱が集まっていくのを感じた。牡としての本能に我が事ながら呆れる。が、
「お願い……」
 ジェーンのその弱弱しい声に、ついにマクダレンの中で、一線を越える覚悟が決まった。身を起こすとジェーンを抱きしめ、口付けを交わす。

167 :
(3)
 最初はついばむようなものだったが、幾度と無く繰り返すうちに、ジェーンの唇が力を失い、マクダレンの舌の侵入を許す。
 そのままジェーンの口内を舌でねぶりながら背中をさすれば、ジェーンの肢体がはねるように反応する。その様子に背徳的な悦びを感じながらマクダレンは、口内を犯していた舌を身体の下へ下へと移していく。
 首筋、喉、胸の谷間、おなか、おへそ……マクダレンの舌が舐めるたびに、
「はっ、…あ、ん……、ひゃうっ!」
 ジェーンの、押ししきれぬ声が響き、淫靡な空気が部屋に満ちていく。やがてマクダレンはソコにたどり着いた。ジェーンのクリトリスに。
 マクダレンの円熟の舌技と指遣いですでに膨らんだソコを、マクダレンは歯を立てて、軽くかんだ。
「ひゃひぃぃっ!?」
 突然の刺激にジェーンの背中がはねる。それを無視するように、マクダレンはジェーンの秘所を責め立てる。時に舌先で優しく、時に歯を立てて激しく。その度にジェーンの身体がビクビクと跳ねる。
「はっ、はぁぁぅ――」
 声には艶が混じり、肢体からは力が抜けていく。トロン、とした眼差しのジェーンの耳に、衣服が擦れる音が届いた。
 マクダレンが執事服を脱ぐと、そこには壮年ながら引き締まった筋肉。少し見とれたジェーンの眼は、次いで大きく見開かれた。
 ズボンと下着も脱ぎ捨てると、そこには大きく屹立する男根。男性器など殆ど見たことの無いジェーンでも、大きいと思えるほどの代物が現れる。
「うわ、すごい……」
「私としては、仰々しいかと思っておりますが」
 ジェーンのぼんやりとした声に、マクダレンが苦笑する。確かに、人並み外れたモノというのは自信満々に自慢するものでもないのだろう。
 ビクビクと脈打つ男根に目を取られている隙に、マクダレンはジェーンのそばに歩み寄ると、仰向けに寝ていた彼女を軽く引き起こし、
「お嬢様、好きにしていいとの仰せでしたな」
「え?」
「――好きにさせて、いただきます」
 声に、苦味と渋みと、快楽への期待をにじませて、マクダレンはジェーンの呆けた口に男根を突き刺した。
「むぐぅっ?!」
 驚いて咄嗟に後ろに下がろうとするジェーンの頭を、マクダレンの両手が押さえ、離れるのを拒む。仕方無しに口内の肉棒に、自分の舌を這わせると、マクダレンが呻いた。
「むぅ、ぉぉ。その調子です、お嬢様。舌で、男根を、絡めるように……っ」
 更には、ジェーンの頭を前後にゆすりだす。見目麗しい少女が、安宿のベッドの上で、跪いて、男の逸物をくわえ込む様は、ひどく淫靡で背徳的だった。
 やがて、男根の脈動が激しくなるのをジェーンの舌は感じた。
(もしかして……来るっ?!)
 すわ射精かと思ったとき、マクダレンは唐突に男根を口から抜き出した。
「あっ――」
 切ない声が漏れるのと、ジェーンが再び寝かされるのがほぼ同時。そしてマクダレンはジェーンの頭の方に移動し、
「私だけ達してはいけませんな、お嬢様――お互いに、貪りましょう」
 え?と疑問に思うより先に、ジェーンの口にマクダレンの男根が挿入される。
「?!?」
 仰向けのジェーンの首を軽く反らせてから突きこまれた男根は、ジェーンの口内を容易く蹂躙し、喉にまで到達する。その感触にジェーンの瞳に涙が浮かぶ。
 更にマクダレンはそのまま腰をピストン運動させ始める。その激しさは、さっきのフェラチオの比ではない。おまけにマクダレンの口は、ジェーンの秘所をこれも激しく弄り出す。舌先が肉壷にまで入りだすの及んで、ジェーンはマクダレンの言葉の意味を理解した。
(あっ、やぁ、抉れてっ……)
 脚が勝手にマクダレンの頭を固定し、まるで離すまいとする。口から喉まで全てはマクダレンの男根に征服され、その脈動が伝わってくる。
「んむぅぅぅぅぅっ!!!」
「お嬢様、いきますぞ!」
 呆気なく絶頂に達したジェーンがイクのと、マクダレンが遂にジェーンの口内に精液を放つのがほぼ同時。まさに『お互いに』相手の身体を『貪った』ように見える。
 実際は、ジェーンだけが弄ばれたようなものだが。

168 :
(4)
 男根が抜かれると共に、口内の精液をなんとか吐き出すが、それは口元から滝のように流れてジェーンの頬を伝い、むしろジェーンを白く飾り立てた。
(すごい――考えてるのが、とんじゃった……)
 呆けるジェーンの眼に、しかし飛び込んできたのは未だ硬さを失わぬ肉の槍。そして、マクダレンの、物足りなさそうな顔。
「え、マクダレン、まだ……?」
「勢いが、ついたようでして」
 しばらく忘れていた性欲が勢いよく走り出しているマクダレンは、今度はジェーンの開いた股の間にしゃがみこむと、その割れ目に肉棒を沿わせた。
「マッマクダレンっ!それは、ちょっと――!」
 初体験にさすがにジェーンも顔を引きつらせるが、マクダレンは構わずにジェーンの腰に手を添えて。
「もう、堪えられそうにありません。お嬢様――お許しを!」
 一気に、肉棒をつき立てた。
 それはまさに蹂躙。初々しいジェーンの処女は文字通り貫かれ、その槍は胎内の奥まで達した。
「――!っ、かっはぁ……」
 眼を見開き、口からはまだ精液が残る舌を突き出し、身体は弓なりに反りあがり。ジェーンは全身でその衝撃を受け止めた。
「ああっ、お嬢様っお嬢様ぁっ!」
 ジェーンに対して、マクダレンはわずかながら「女」という意識を持っていた。それが今爆発しているのだ。
 常の彼とは全く違う荒々しさ。それはかつて渡り鳥だった頃の名残かもしれない。
 マクダレンは、少しゆっくりと肉棒を引き抜きながらジェーンの膣の締め付けを楽しみ、ジワジワと突き上げて肉の感触を味わい、鋭く引いて男根が肉を裂く感触を貪った。
 ジェーンにしてみれば、身体を文字通り裂かれ、子宮口まで一息に抉られ、骨にその衝撃が達する痛みに、細い指の爪をシーツに立てて苦痛に耐えていた――最初は。
 次第に襲い掛かってくるのは、痛みよりも気持ちよさ。荒々しく胎内を抉られることへの快楽の気持ち。
「――ぃい!いいよぉマクダレン!もっと、もっとぉ!」
 気づけば両足をマクダレンに絡め、自分から腰を動かして更なる快感を求めている。
 ジェーンも、マクダレンに対して思慕を持っていた。頼りになる執事で、渡り鳥の相棒で、父親とは違う大人の男で――。
 期せずしてお互いの好意が重なり、高まった2人の快楽欲求は、加速度的に跳ね上がっていく。
 マクダレンは、ジェーンの両足首を掴むと、ジェーンの肩の上まで持っていく。するとジェーンの更に奥までマクダレンの男根は届き、ジェーンに更なる快楽をもたらす。
「ああっ、あ、あん、あっ、あっ、あ――っ!」
「くぅ、お嬢様、よろしいですか、行きますぞ――!」
「来て!アタシの中にぃっ!いっぱいーっ!」
 2人の絶頂に達する声が響き、ジェーンの膣で何かが膨らみ、弾けるような感触と、熱い液体が注がれる感覚が広がった。同時に、ジェーンの腹部が少しばかり膨らむ。
 さらに数度マクダレンがピストンし、男根を抜くと、精液と破瓜の血の混ざった液体がゴポリ、と溢れかえった。
 裸のまま抱き合ってしばし余韻に浸っていると、ジェーンがふと気づいたように言う。
「あ……まだ、かたい――」
 言われて、マクダレンは、
「では、もう一度致しますか?」
 返答は、マクダレンへのディープキス。
 やがて空が白みだす頃。
 ベッドには、全身を白く染め上げたジェーンが、時に身体を痙攣させながら横たわっていた。
 その後。
「あっちゃ〜、うつしちゃったかぁ」
 2日もするとジェーンは回復したのだが、今度はマクダレンが寝込んでしまった。
「申し訳ございま……コホッ」
 額の濡れタオルをジェーンに変えてもらいながら、マクダレンが謝ると、ジェーンはパタパタと気楽に手を振り、
「いいわよ。ゆっくり治して」
 さらには頬にキスすると、
「これからもよろしくね、私の大切なパートナー」
 渡り鳥としても、人生でも、夜でもね。
 そう言ってジェーンが部屋を出た後には、年甲斐も無く顔を赤くするマクダレンがいたのだった。

169 :
以上です。結構短くなりましたが、愉しんでいただければ幸いです。

170 :
誰も何も言わないので乙

171 :
久しぶりに覗いてみたらマクダレン好きには嬉しすぎる
乙です

172 :
ここでほしゅこねたマリエルEND
魔族を倒しファルガイアを救いザックやセシリアと三人で旅を、ハンペンを入れれば四人でだが・・・ずっと続けていた頃
ザックやセシリアは年老いていくのにロディだけはずっと青年のままで生きていた。
セシリアと恋仲になりアーデルハイドにセシリアが戻ってしまった後も、アーデルハイドに行くたびに逢引は欠かさなかった。
だがそれでも、ロディは他の存在とは違う。
ザックはに、セシリアもんだ。だが自分だけは、ずっと同じ姿で生きていた。
「ふぁ、も、もう、だ、だめです、ろでぃさんッ・・・・・・!」
そんな時手を差し伸べてくれたのは、昔の仲間だったマリエルだった。
自分と同じように姿が変わらないエルゥ族のマリエル。
「セシリアさんの代わりでもいいんですッ! ロディさんの寂しさを少しでも癒せないですか・・・・・・?」
ロディは心の中でセシリアに謝りながらも、マリエルを抱いた。
ロディ自体己を苛む感情、寂しさを抑えきれなかったのだ。
そしてマリエルを初めて抱いた時、あまりの小ささに壊れてしまうのではないかと思ったが、
しかしマリエルは、健気に自分の事を思い必に答えてくれた。
ロディの渡り鳥としての生活はここで終わってしまった。亡きゼペットは怒るだろうか、セシリアは悲しむだろうか。
だが、今のロディにはもう考えることの出来ない話だ。
「くださいッ・・・! ロディさんのッ! ひぃん! ぜ、ぜんぶ・・・・・・!」
もう、この生活に溺れてしまった。
マリエルを抱き、マリエルを愛し、マリエルと共に生きることが。
「うぁ、ぅッあ、も、ひあ、ああああッ・・・・・・!」
だからずっと暮らしていく、二人で永遠にも近い時を二人で、マリエルと。
そしたらきっと寂しくないだろうから。 ロディはマリエルと共に今日も溺れていく・・・・・・。

173 :
寂れたスレにどうも乙

174 :
ゼット「浮気とか最低だと思います」
ロディ「頭の悪い花は黙ってろ」

175 :
小ネタなんぞ書かんとss書けよな

176 :
いつぞやの自己満足保守よりはよっぽどいいよ

177 :
あのつまらない保守ネタが廃れかけてたスレに止め刺したもんな
これでもう一度盛り上がって欲しいもんだ

178 :
保管庫見たけどヴァレリア兄妹のSSってないのかー
いかにもありそうな奴らなのに。意外だ。

179 :
なければ書けばいいだろう?

マリエル可愛い

180 :
なんとかこれ以上の過疎を止めたいところだな保守

181 :
保守厨もドをすぎれば迷惑だが、保守に八つ当たりするバカが、チョン並に見苦しい件

182 :
本人乙
自分は度をすぎてないってか?鏡くらい見ろよ

183 :
保守厨はウザいだけで誰からも必要とされてないが、それを認めず八つ当たりするバカが、チョンとは比較にならないほど見苦しい件

184 :
181〜183 無視

185 :
はぁまた保守する作業がはじまるお

186 :
今のエロパロ板は1ヶ月くらい書き込みなくても落ちやしないよ

187 :
それでもそろそろ保守

188 :
ファンタシースターポータブル2に浮気しててごめん

189 :
誤爆か……?

190 :
ども、Partnerを書いた者です。
>>171さん、感想ありがとうございます。
久しぶりに来てみたら、なんだかWAが1部屋貰って独立していてびびりました。

191 :
ホッシュ

192 :
ちょっと気になったんだが、ヴァーがWAの男たちを喰う話 >>43- って、まとめサイトに
格納されてないんじゃないか?

193 :
>>186
そうなのか

194 :
2010年一番乗り!

195 :
十日以上もあいてるなぁ

196 :
戦争で身よりを失ったボクたちは、孤児として集められ、実験動物として扱われた。
身にまとう薄い布は、研究者たちが望む時に、いつでもまくり上げられるようになっている。
ボクたちは、男も女も年齢も関係なく、他の子たちと一緒に大部屋に入れられた。
年かさで大柄の連中にとって、新入りはオモチャにすぎなかった。
実験の妨げになると、怪我させることや食事を奪うこと、そして性行には罰があったがそれ以外の
ことには何一つ介入されなかった。
ボクとユウリィは押さえつけられ、たった一枚の布を奪われた。
医師と名乗る大人たちのまねごとだ。
二人とも声を上げようにも口の中には、ぬがされた布を詰め込まれた。
後日助けを叫んでも実験の害にならなければ、大人たちは来ないと知った。
ボクの目の前で、ユウリィの身体がなで回され、指先で隣辱されていく。
まだ膨らんでいない胸の乳首をつままれ、執拗にねじり上げられる。
大きく股を広げられ、みんなの前に晒される。
そして中心を指で執拗になで上げられ、指が差し込まれ開かれる。
痛みと屈辱にユウリィが泣いている。
さらにヤツらは、逆らえばボクをすとユウリィを脅し、口につめた布を抜き、
ヤツらの汚い男根を舐めるように強要する。
まだ幼いユウリィは、泣きながらそれに従った。
ヤツらはユウリィの口の中に、顔に、髪に、胸に、腹に、精を放った。
生理もまだないユウリィの足の間からは、異物挿入による破瓜の血が流れていた。
そして最後にボクを仰向けに押さえつけ、ユウリィに処理するように言ったんだ。
ボクは全力で暴れたけれど、両手足に首までをも別々のヤツに押さえられていた。
そしてヤツらは、受け入れなければユウリィをもっとひどい目にあわせると言ったんだ。
ボクの男根は、すでに立っていた。それが悔しくてならなかった。
ユウリィの精にまみれた口の中は、それでも暖かかった。
舌がボクの裏筋を舐め上げていく。唇が亀頭を締め上げる。
奥深くまで、くわえ込む。ヤツらがユウリィに要求し教えたことを、ボクにする。
行くまいとしたけれど、ヤツらはボクが行くまでユウリィに続けさせると宣言した。
どうしたらいいかわからなくなり、結局ボクは妹の口の中で行ってしまった。
ユウリィは、ボクが行ったことをしめすため、それを口元から垂らして見せた。
ヤツらが満足してボクたちを解放すると、ボクたちは抱き合って寝た。
そして翌日、ヤツらがまたボクたちをオモチャにしようとやってきた時、ボクは
その隙を与えず攻撃をしかけ、ヤツらの一人の目を潰した。
大人たちがやってきて、すぐにボクは拘束されたけど、その前に言ってやった。
少しでも妹を傷つけたら、ボクがどうなろうとしてやると。
結局ボクは罰を受けたものの、妹の安全さえ確保されるなら大人たちに従うと約束し、
みんなの所へ戻った。ユウリィを傷つけたヤツらは、大人たちに連れ去られ、
二度と戻ってこなかった。
今でもボクはあの時のことを思い出すと、身体が震え出す。
そしてボク自身に手を這わせ、射精してから後悔する。
それがボクがユウリィから離れた、本当の理由だ。

197 :
「姫はじめで筆おろし」から連想したらなんかこんな風になってしまいました。

198 :
ハアハア、薄い布……薄い布ッ!

GJGJ

199 :
ほっ

200 :
ほっ

201 :
バレンタインなんだけどなぁ

202 :
h

203 :


204 :
m

205 :
o

206 :
ホモ?
「やっぱりグレ茶がいいな」
「わたくしは、チャグレでも」
「キャロルはどっちがいいと思う?」
「レベッカさん、アヴリルさん。お茶の話ですか? それとも色の話ですか?」
「やーねー、グレッグとチャックよ。どっちが上だと思う?」
「もちろん(年齢的にも身長的にも)グレッグさんだと思いますが。
 あ、ということは、ディーンさんが一番下ですねっ!」
「キャロル! それはだめーッ!」
「では、(一万二千年的には)わたくしが一番上ということで」
「女性含めてであれば、私が一番下ということに。
 あ、そういえばレベッカさんとディーンさんは(年齢的に)どちらが上なのですか?」
「もうキャロルったらやだー! 実はあたしが上なんだッ!」
「あ、そんな感じします!(子どもっぽさ的に)
 でしたら上から、アヴリルさん>グレッグさん。チャックさん>レベッカさん、
 そしてディーンさん>私ですねッ!」

 これでホモが回避できました っていう?

207 :
 あの日から、ディーンはアヴリルばかり見つめはじめた。
 だからアタシは、ディーンをあきらめようとした。
 けれどちっともあきらめられなくて、考えた末にチャックに近づいた。
「レベッカ。ボクが好きなわけじゃないだろ? ボクでいいのかい?」
「誰でもいいなんてわけにいかないし、グレッグに頼んだら怒られそうだし」
 チャックはアタシの気持ちをわかった上で、抱くことを了承してくれた。
 うながされてアタシだけ服を全部脱ぎ、子どもみたいに彼の膝の上に座る。
 彼は初めてのアタシが痛くないようにって、指先でゆっくりとアタシの蕾をほぐしていく。
 恐くて気持ち悪いばっかりで、自分で触るのと全然違う。
 自分でも全身がこわばってるのがわかる。
「やめたくなったら、いつでも言って」
 耳元でチャックに囁かれて、アタシはチャックに触られていることを思い出す。
 同時に、ここにいるのがディーンだと思い込もうとしてた自分に気づいた。
「チャックこそ、今ここでやめていいわけ?」
 お尻の下で、彼のモノはもうはっきり分かること、硬くて大きくなってる。
「ギリギリで逃げられるのは慣れてるよ。ボクのことは、気にしなくていい」
 お人好しのチャックを、アタシは利用してる。
 止めても、ヤってから無かったことにしても、チャックはアタシを許してくれる。
「フられる覚悟も、責任取る覚悟も決めて引き受けてる。だからキミは、キミの望むようにすればいい」
 話ながらも、チャックの指先はあたしの蕾を刺激し続けてる。
「チャック。もう、もう何も言わないで。最後まで、して」
 チャックはアタシを抱き上げ、ベッドに横たえると、服を脱ぎ出す。
 やっぱり、恐い。こんな形で関係を結ぶのは、間違ってるとも思う。
 けれどこうでもしなければ、アタシはディーンから独立できない。
 これがあたしの、独立宣言。
 何もかもを脱ぎ捨てたチャックが肌を密着させて、そしてもう一度指先でアタシの蕾をほぐし始める。
「ディーンはきっと……」
 バカチャック。どうしてこんなときに、ディーンのことを言い出すのよ。
「……ボクたちが愛し合っていると言ったら信じて、そして喜んでくれるだろうね」
 涙が止まらなくなったアタシに、チャックが口づける。
 初めてのキス。アタシの中に入り込んできたチャックの舌が、アタシの舌をからめとる。
 撫で回された胸と蕾が、もっと刺激を欲しがっている。
「チャックは、いいの? アタシなんかで、いいの?」
「もったいないぐらいさ」
「ちょうだい、チャック。チャックをちょうだい。いっぱい。チャックを全部ッ!」
 チャックはアタシの膝を割り、そっとアタシに侵入した。
 その時も、アタシは目を閉じてディーンのことを思い続けてた。

208 :

レベチャって組み合わせあまり見ないなと
セシ蹂躙


209 :
「そっちから声をかけてきたんだ。こういうのが望みだったんだろ?」
 王族だと知られてから、ザックの態度は一変した。
 立て続けに起きた出来事に、そして王族だからというだけで憎まれる状況に、セシリアは疲れ切っていた。
 そんな中、小さなテントで身を寄せ合って眠っていた時、ザックに襲われたのだ。
 力強い手に押さえこまれるように口を塞がれ、もう一方の手で衣服を剥ぎ取られる。
 ロディの姿を、あるいはあの風ネズミがいないかと視線で助けを求めるけれど、姿はない。
「あいつらだったら、テントの外で見張りをしてる。いいんだぜ? ロディを呼ぼう。そして見せつけるか? 王族も、素っ裸なら俺たちと同じで、ヤルことも同じだってな。それとも股を広げてあいつにもヤらせてやるか?」
 両手を後ろ手に押さえこまれたまま、口を解放される。
 けれど声が出なかった。
「いい覚悟だ」
 身体を二つ折りするかのように、乱暴に両足を押さえ込まれる。その痛みに悲鳴を上げる間もなく、何の予兆もなく股を引き裂かれた。
 今までに感じたこともない激痛が、全身を支配する。
 身動きすらできず、動けばさらに痛みが増すのに、ザックは何度も身体を打ち付けてくる。
「キツイな。姫さん、はじめてだったのか? そうか女学校にいたんだったよな。女ばっかじゃ、さぞ男が恋しかっただろう。存分に喰らいな」
 激痛とともに全身がきしみ、それが限界に達した時、セシリアの意識は闇に沈んだ。


210 :
ジェットの逆襲
「てめぇ、いい加減にしやがれ。
 俺が男で、てめぇが女だってこと、思い出させてやる」
 ある日ジェットがぶち切れて、ヴァージニアに詰め寄った。
 ヴァーは睨み付けてきたが、かまわず睨み付けてにじり寄って壁際に追い詰める。
 そして唇でも奪ってやろうとアゴに手をかける。
 もうちょっと自分に背があれば、なんて考える。
 そんな余計なことを考えたのが、敗因だったのかもしれない。
 ドゴッ!
 股間に受けた衝撃に、ジェットは身を二つ折りにして崩れ落ちる。
「そんなこと、思い出させてもらわなくても、よく知ってるわッ!」
 ドゲシッ!
 跪いた体勢を立て直す間もなく、今度はアゴを蹴り上げられる。
 仰向けに倒れた無防備な鳩尾に、ヴァージニアの全体重+飛び上がった分の重量がかかった膝が落とされる。
「グハッ!」
「なんなら証明してあげましょうかッ!」
 そのままベルトをハズされ、這いずってでも逃げだそうとしたところを、下着ごとズボンもブーツも奪われた。
 両足を両脇にかかえられ、股間にヴァージニアの片足が食い込む。
「それそれそれそれッ!」
 たぶん人生初の電気あんまがジェットを襲う。
『てめぇそれでも女かッ!』と言いたかったが、言葉にならない。
 それでも言いたいことは伝わったようだ。
「さっきジェット君は、何て言ったのかなぁ? 『てめぇが女だってこと思い出させてやる』んじゃなかったっけぇ?」
 なんとか逃げ出したものの、下半身のみ丸出しのまま、壁際に追い詰められる。
「何があったんですか?」
 買い出しから戻ってきたクライヴとギャロウズが、状況を見てあきれている。
 ジェットは真っ赤になって股間を隠すが、ヴァージニアは勝ち誇った笑顔をうかべた。
「年頃の男の子に、女性に対するマナーを躾けてたのよ」
 ただそれだけでクライヴとギャロウズは納得し、ジェットはその夜毛布をかぶってサメザメと泣いた。



211 :
207-210 GJ! 

212 :
落ちてもないが、人もいない、か?

213 :
一応毎日覗いてはいる

214 :


215 :
カノンでひとつよろしく

216 :
それは、カノンがまだ半ばは生身であったころの話。
身体を損なうたびに義体へと置き換えていくその途中の話。
血と脂と鉄と油の混じり合う臭いの充満した薄暗い場所に彼女はいた。
「その箇所の機能は損なわれておらんが、捨てる気かね?」
「このようなもの邪魔なばかりだ。月ごとに血を流し足を引っ張る」
「聖女の血を引く子を産むための器官が邪魔かね?」
カノンは不機嫌を露にする。
「聖女の血を引く子どもなら本家が産むさ」
「ならばいつも通り服を脱いで寝台に横たわれ」
 血の染みついた寝台に大の字に横たわる。
 太い皮のベルトが身体を寝台に縫い付ける。
 もちろん今のカノンが本気を出せば、そのベルトなど引きちぎれてしまうが。
 やがて男の指が、カノンの敏感な部分を這い回りはじめた。
「何をしている」
「ここを捨てたいのだろう?」
「余計なことをするな」
「触診だ」
 指が内側にまで差し込まれる。
「あまり使われていない」
「うるさい」
「まもなく生理だな」
「どうでもいいだろう」
「いやよくない。必要なことだ」
 無遠慮にうごめく指に、カノンは顔をしかめる。
「濡れてきた。ここは男を欲しがっている」
 しかめた顔に紅が差す。
「それが必要なことか!」
 男は手を止め、
「損なわれてもいない器官を捨てる俺の身にもなれ。主義に反する」
 やがて男はカノンに薬を盛り、生身を眠らせ義体を停止させる。
 カノンの丘をやさしく撫でながら、男はつぶやく。
「どこも損なわれてはいないのにな」
 男は大勢を診てきた。
 手足を失った者、はらわたをえぐられた者。
 ここには望まぬ子を宿した程度の者が、来ることはない。
 だが乱暴者たちにそこを修復不能な程壊された者なら幾度か診た。
 そうなると、もはや子を宿す以前に、女を売って食いつなぐこともできなくなる。
「最後に俺が使ってやろう」
 男は自らのそそり立った肉某を、念入りにカノンのそこに突き立てた。

217 :
書いてみたけどイメージ違ったらごめん

218 :
>>217
ありがとうありがとう

219 :
>>217
攻略本見ると、カノンは身体を捨てるのに躊躇なさそうだしなぁ。ストイックというかなんというか。
なんにせよGJです。
私もSS書いたので投下するのですが・・・
ちょっとグロいかもしれません。キャラがんでます。それでもよければ、読んでいただければと思います。
次のレスから開始します。 

220 :
(1)
 何が間違いだったのか。
 ヴォルカノントラップの探索行。伝説のガーディアンブレードの噂を尋ねてセシリアたちはその地を訪れた。
 話を持ちかけてきたジェーンとその執事、マクダレンと共に遺跡を探ることとなり――2つに別れた道のうち、セシリアたちは入って左側、ジェーンらは右側を進むこととなった。
 奥まで進んでも、不可思議な装置以外は何もなし。戻ってしばし待つも戻らぬジェーンたちを追って右の道を進んだ先に――巨躯が待ち受けていた。
 アーデルハイドを焼き落とし、霊峰ゼノム山でも一行を蹴散らした終末の四騎士の黒、ベルセルクが。
「よう、待ちかねたぜぇ」
 その手に携えた鉄球は、赤く染まっていた。周囲のマグマの朱色ではなく、血の色の赤に。それが誰の血かなど、問うまでもなかった。そして鉄球は、少しの間にまた別の血で染め上げられた。
「グハハハハハ!こんなもんかよ、守護獣の戦士さんよぉ!」
 頭を片手で締め上げられながら、セシリアには弱弱しくベルセルクを睨み返すしかできない。ベルセルクの力は、これまでと比較しても圧倒的だった。
 剣もARMも魔法も碌に通じず、逆に鉄球の一撃でザックもロディも打ち倒された。前衛を支える戦士がいなくなれば、セシリアは虎に追い込まれたねずみに等しい。拳で打たれた、それだけでセシリアはもう身動きも取れなくなってしまった。
「まあ、手前らを確実に潰すために策も使ったがな。さすがはアルハザードだ。装置を通してオレ様に送られる力、すさまじいぜ!」
「くぅっ……」
 あの怪しげな装置の意味を今更理解しても、もはや後の祭り。『怪しいから壊しておくか』と言ったザックを嗜めたのはセシリア自身だ。
「グハハ!なんだ、睨んでるにしても力のねえ眼だ。さっきのガキの方がまだいい眼をしてたぜぇ?!」
 セシリアたちの後方にわずかに視線を向けてそう言うと、ベルセルクは突然セシリアの胸元をもう片方の手でギュゥと摘んだ。セシリアのバストは人の手ならば掌に余る大きさだが、ベルセルクにとっては指先で摘むサイズになってしまう。
「フン、さっきのガキよりは大きいか?」
「な、なにを……っ!」
 グニグニと胸を弄ぶベルセルクに抗議するが、当然聞く耳持たない。力の入らない両手でその動きを制しようとするが、これも相手の腕をさする程度だ。
「なにをってか?オレ様はニンゲンをぶっ壊すのがなにより大好きでな」
 動きを止めもせず、ベルセルクは言葉を続ける。
「男は全力で戦ってぶっすのが一番だが、女には別の壊し方って物があってな」
 突然セシリアの胸元を掴むと、その腕を一気に下に引き下ろす。当然、セシリアの着ていた服も、引き裂かれる音を立ててただの布切れへと化けた。
「ひ、キャアァァァ!」
 タイツを残してほぼ半裸にされ、疲労も負傷も忘れて悲鳴を上げる。咄嗟に腕で胸元を隠して、急に頭が自由になる。手足を丸めようとしたところに、ベルセルクの拳がとんだ。
 メキィッ!ダ、ダン!ズシャァ……
 腕の骨が軋む音、床に叩きつけられ、勢いをしきれず石畳を滑る音が続き、セシリアの意識が一瞬白く染まる。だが、その聴覚はベルセルクの声を聞いていた。
「滅茶苦茶になるまで犯して、心をぶち壊して、それから止めを刺すって方法さ。女1人の状態は珍しいから機会はねえが――今日はついてるぜぇ!ソイツみたいにしてやるよ!守護獣の巫女!」

221 :
(2)
 言われて、セシリアは自分が誰かの傍にまで転がされたことに気づいた。ヨロヨロと視線を向けて、凍りつく。
 その少女もセシリア同様裸身を晒していた。手足は有り得ない方向に曲がり、勝気な笑みを浮かべていた顔にはいくつもあざが刻まれ、何の表情も無い。
 口元を濡らしている血は、内臓から溢れたのだろう。慎ましやかな双丘の真ん中、心臓の辺りに大きなくぼみがある。それが致命傷だったのは明らかだ。
 だが、なによりセシリアの心を凍らせたのは、下半身の方だった。
 両足の付け根、女性の秘所たる部分が、少女、ジェーン自身の腕ほども広げられ、そこからは白く濁った液体が零れ落ちている。朽ちた壁に背を預けているジェーンが、血だまりならぬ精液だまりに座り込んでいるかのような量だ。
「ジェーン、ああ、うそ……ああ……」
 呆けたように言う。その肩を、巨大な手が掴んだ。途端、擦り切れていた恐怖が復活し、全身がガタガタと震えだす。
「ソイツは5回で壊れちまったなぁ……。てめえはどれくらい耐えられるか、楽しみだぜぇ」
 後ろから伸ばされた手に胸を揉みしだかれる。うずくまろうと身体を丸めようとして、そのままセシリアは仰向けに転がされた。途端にセシリアの目に、あまりに巨大な肉槍が飛び込んできた。それがベルセルクのペニスだと、セシリアは気づきたくは無かった。
「イヤ、ヤメテェ……」
「余計な手間かけさせんじゃねえよ。最後にゃてめえもああなるんだからな」
 暴れようにも肩を抑えられて、セシリアは逃げることも出来ない。そうする間にもベルセルクはセシリアに跨り、股間の肉槍をセシリアの秘所にあてがった。その太さも長さもセシリアの腕ほどもある。
「いや、いや、イヤァァァァ!」
「うるせぇっ!」
 指で顔を弾かれただけで、セシリアは首がねじ切れるかと思う痛みに襲われた。ジェーンの顔のあざの正体は、コレだったのだろう。その痛みで気が逸れる間に、ベルセルクは秘所に肉槍の先端を突き入れた。

222 :
(3)
「イギィッ!?」
 それだけで痛みがセシリアを襲うが、それは序の口だ。腰を掴んだベルセルクは、容赦なく肉槍をつきこみ続ける。
 ベルセルクの膂力の前では、未だ男を知らぬ処女であることなど何の意味も無い。硬く閉じられていた肉壷が容赦なく割り開かれ、その度にセシリアに激痛の波がかかってくる。
「は、ぐぅっく!あ、ぎ、ギャァアアア!」
 頭を振り乱し、腕を振り回すが、ベルセルクには何の効果も無い。むしろその動きが自身の肉槍に絡むような動きになるからか、むしろその容貌を綻ばせる。
「おお、いいぜぇ!さっきのガキはあまりにきつすぎたからなぁ。てめえくらいがちょうどいいぜ!ほら、もっと足掻いてみせろや!」
 ベルセルクにきつくない肉壷などないだろうに。そんな事を思う余裕さえセシリアにはない。脳裏にあるのは、ただただ激痛。
 その痛みが意識を白く染め上げ、同時に覚醒させる。ゼロと無限の間を、痛みで以って反復横とびしているかのように、セシリアの正気は失われていく。
「あぐぉっ!かふぁっ!ひゃうああああああああああ!」
 ようやく肉壷に出てきた愛液も、ベルセルクの巨根の前では無力だ。痛みを抑える役割はまるで果たせず、しかし滑らかさは増してベルセルクを更に奥へと誘っていく。
 もっとも、愛液があろうと無かろうとベルセルクの動きは変わらない。ジワジワと進み、たやすく処女膜にたどり着くと、逡巡もなく貫いた。
「ぎいっ?!」
「まだまだ奥があるだろ!そこまでぶち込んでやるよ!さっきのガキも、オレのチ○コが根本まで入ったからな!」
 容赦なく貫かれていく。処女膜を破り、子宮口にたどり着くと、少し力を込めて子宮口をこじ開けた。
「あがはぁ……」
 白目をむき、だらしなく開けられた口は閉じることなく、よだれと舌が零れるに任せる。そのセシリアの表情を見て、これがアーデルハイドの公女であると思える者はいまい。
 更に子宮の中を貫き、子宮の奥にまで到達してもなおベルセルクは止まらない。まだ根本まではわずかに足りないのだ。そして足りない分は力づくで進めていく。内臓が圧迫に耐えかねて遂にその配置を変えると、ようやくベルセルクの巨根は根本までセシリアに呑みこまれた。
「はっはあっ!どうだぁ、一番奥まで犯された気分は!」
 聞かれても、セシリアには答えられない。絶頂とは違う痙攣で身体を震わせている姿は、断末魔そのものだ。そして、それこそがベルセルクが求めるものだ。
「さあっ!次は入り口まで抜いてやるっ!そしてまた突きこんで、抜き出して――オレ様は存分に愉しませてもらうぜ!」
 言うとおりに、ベルセルクはジワジワと巨根を抜き出す。体内で巨根が引っかかるたびに、セシリアの口からはうめき声が漏れ出す。
「うぐ、うああ、おぐぅ――」
 人間のものとは思えないうめき声。それが、今度は激しい絶叫へと変わる。
「ぎゃふぁっ!」
 ベルセルクが、勢いよく最奥まで突きこんだのだ。そして抜き出し、またつきこむ。
「くあ、あああああっ!ひゃぎぃっ!ふぁ、あふぁ――ブフォゥ!」
 ガクンガクンと頭が揺れる。ドスッドスッと胎内を抉られる。その勢いがドンドンと激しくなり、そして――
「おるぁ、イクぞぉぉぉ!」
 ゴポンっ!とでもいう擬音が似合うほどに、ベルセルクはセシリアの中にザーメンを放っていた。その量も半端ではない。セシリアの腹が、心持ち膨らむほどだ。その感覚に、セシリアの意識もわずかに覚醒する。
「ヒイッ!クアッ……イヤァァァァァァ!」
「フンッ!」
 だがそれもつかの間、再びベルセルクが陵辱を再開したことで激痛に意識を持っていかれる。
「さあ、時間はたっぷりとあるんだ。精々持ちこたえてくれやぁ!」
 遠慮も容赦も無い徹底的な陵辱は、まだ始まったばかりだ。

223 :
(4)
 どれだけの時間が経ったのか。ベルセルクはずっと入れっ放しだった肉槍をようやくセシリアの膣から引き抜いた。
 途端に、妊婦の如く膨れていたセシリアの腹から、有り得ないほどのザーメンが吹き零れる。ジェーンが精液だまりだとするなら、セシリアはさながら精液の泉を作るほどだ。
「いやぁ、出した出した。10回は出したかぁ?」
 ジェーンの時は、後から来る本命を待つために壊れるまでで止めていたが、今回は待つ相手もいないのだ。満足しきるまでベルセルクはセシリアを犯しぬいた。もっとも――
「てめえは4回目くらいで壊れきっちまったがなぁ。最後まで啼いてくれずに残念だ」
 4回目で、セシリアは壊れた。ジェーンのように心が壊れるのではなく――絶命したのだ。激烈な責めに身体が耐えられなかったのだろう。
「止めを刺してぶっ壊す時の顔も好きなんだが、まあしょうがねぇな」
 言うと、ベルセルクは拳を振り上げ――
「あばよ」
 セシリアの身体は、腹からくの字に折れ曲がり、そのまま二度と動かなかった。
 内海に浮かぶ孤島にある遺跡、ヴォルカノントラップ。その最奥には、ガーディアンブレードの手がかりがあるという。
 それを追って渡り鳥がそこに向かい、二度と戻らなかったという。
 そこには今も、ARMが2つと剣が2振り、杖が1つ転がっている。持ち主がどうなったかは、魔族がファルガイアの主となった今、問うまでもないことだろう。

224 :
>>220
GJ 俺サディストだから勃起したよ

225 :
さすがに酷いとしか言えない

226 :


227 :
しゅ

228 :
おいで、こっちへおいで
マザーの思念が、ジークを呼ぶ。
すでにその鋼鉄の身体を取り込んだマザーが、その心をまでをも貪らんと、息子を呼んでいる。
ジークは全身に、ぬるりとまとわりつくマザーを感じたまま、じっとしていた。
マザーは、ジークの内にまで侵入しようと身体をなで回し、締め付けてくる。
だが、たとえ取り込まれても、簡単にそうさせる気はなかった。
ジークはすでに、全ての開口部を閉鎖した。
魔族ならばこの種子とも卵とも言える状態で、周辺の環境が整うまで、何年だろうと何千年だろうと、己を維持できる。
その外殻も、ジークのそれは、強大な力を持つマザーであろうとも、突破できるような柔なものではない。
あるいはマザーならば、いずれその力で突破するかもしれない。
だがそうなれば、ジークは破壊される。
マザーが欲しがっているのは、ジークの残骸ではない。
だからマザーは、ジークの環境センサーに、働きかける。
ここはとてもいいところ。
あたたかくて、きもちがいい。
だから、でておいで。
マザーの指先が、ジークの敏感な場所をなで上げる。
おまえは、大きくなったね。
そして、とても硬い。
立派だよ。
その身体を、母さんにもわけておくれ。
周辺は暖かく柔らかく適度に締め付けてくると、環境センサーがジークに伝える。
今感じられる感覚は、環境センサーが伝えるそれだけだ。
だが、ジークは騙されはしない。

229 :
お前をこの腹から生んだ。
私がその命を分け与えた。
ならば、おくれ。その身体。ならば、おくれ、その命。
一つに混じり合い、新しい身体と命の形を作ろうじゃないか。
そのような甘言に、どうして騙されると思うのか、とジークは笑う。
このまま放置すれば、マザーは滅びる。
その後で目覚め、あとは好きにするだけだ。
お前を生み出した母が、お前について知らぬとでも思ったか?
突如環境センサーが、処理仕切れぬほどの情報を、ジークに伝えはじめた。
爆発するかのようなそれに、ジークは翻弄される。
人でいえば歯を食いしばって耐えようとした瞬間、口元に柔らかな肉を感じる。
それはしびれるような甘い体液をジークに流し込んでくる。
踏ん張ろうとした足も、熱い何かになで上げられて力を失う。
そのようなことが、あるはずがない。
それはすべて、情報が見せる幻影だ。
だがジークは今、存在して初めて、甘いという味覚を感じていた。
足をなで上げられる何かは足の根本に達し、環境センサーを玩ぶ。
ジークが感じたことのない肉体的刺激が、そこから脳髄まで駆け上がる。
それでもジークは、精神も肉体も明け渡すまいと抵抗した。
だが、一端侵入を許したその情報は、ジークを次第にむしばんでいく。
ジークはセンサーを切り離そうとする。
だがセンサーが切り離される寸前、ジークの全ての情報が逆流した。
センサーはマザーに、ジークの全てを記録した情報素子を吐き出した。
ジークはマザーの内に抱かれて眠っていた。
環境センサーを失ったジークに、自力で目覚める手段はもはやなかった。
目覚めたとしても、精神は焼き切れ、破壊されたはずだった。
その、はずだった。
だがマザーが得たジークの情報素子は、ジークそのものでもあった。
それを内に取り込んだマザーには、まだ彼女も知らぬ変化が起きつつあった。
マザー、あなたに出来ることは、私にもできるのですよ。
マザーが、犯したはずの息子に犯されていることに気づくのは、もうしばらく後のことである。

230 :
GJ. 誰かナスジニ好きさんはいますか?

231 :
男三人の中に女一人。
ともなれば、いろいろ面倒なことも起きてくる。
料理洗濯買い物なんてのは、別にいい。
クライヴもギャロウズも一通りこなす。
やれないことはないレベルのジェットについては、これは仕込む必要がある。
買い物は荷物持ちがてら、つきあわせる。
が、つきあって欲しくない時もある。
ジェットの目の前で下着を買うぐらいかまわない。
さすがに汚れた下着を見られたりしたら恥ずかしいが、売ってるのなんて、
ただの布きれを裁断して縫い合わせたものにすぎない。
それどころか定期的にチェックしてはぎ取らないと、ジェットは下着を洗わ
ない。着替えだって持っていなかったから、みんなで買い物に行った時に、
ジェットの分を買い足したのだ。
そのほかギャロウズからは大人っぽい女性下着をヴァーに勧められたし、
クライヴからは、故郷の娘へのプレゼントには何がいいだろうと相談された
ので、プリントパンツを勧めもした。
そんなヴァーでも、さすがに男性陣には見せたくない買い物がある。
が、そんな時に限って、ジェットに見つかってしまった。
「なんだ。今日は荷物を持てって言わないんだな」
「こ、これは私物だし、全然重くないから。いつもはみんなの分だしッ!」
「いつもならテメーのだろうが少なかろうが軽かろうが、持たせるじゃないか」
「男は小うるさいこと言うんじゃないっ!」
「そんなに一人で食うのか?」
「そ、そうよっ!」
「菓子ならともかく、ナスをか?」
「そ、そうよッ 大好物なんだから、しかたないじゃないッ! あんたの桃と
同じよッ!」
「ま、かまわねーけどな。俺はてっきり、そいつを股の間に挟み込むのかと」
 大通りの真ん中に、ジェットの骸が転がった。

232 :
すまん。上げてしまった。
謝るところはそこじゃないかもしれないが。

233 :
ジェイナスの復讐
「てめぇ、いい加減にしやがれ。
 俺が男で、てめぇが女だってこと、思い出させてやる」
 ある日ジェイナスがぶち切れて、ヴァージニアに詰め寄った。
 ヴァーは睨み付けてきたが、かまわず睨み付けてにじり寄って壁際に追い詰める。
 そして唇でも奪ってやろうとアゴに手をかける。
 案外かわいい顔してるじゃねーか、なんて考える。
 そんな余計なことを考えたのが、敗因だったのかもしれない。
 ドゴッ!
 股間に受けた衝撃に、ジェイナスは身を二つ折りにして崩れ落ちる。
「そんなこと、思い出させてもらわなくても、よく知ってるわッ!」
 ドゲシッ!
 跪いた体勢を立て直す間もなく、今度はアゴを蹴り上げられる。
 仰向けに倒れた無防備な鳩尾に、ヴァージニアの全体重+飛び上がった分の重量がかかった膝が落とされる。
「グハッ!」
「なんなら証明してあげましょうかッ!」
 そのままベルトをハズされ、這いずってでも逃げだそうとしたところを、下着ごとズボンもブーツも奪われた。
 両足を両脇にかかえられ、股間にヴァージニアの片足が食い込む。
「それそれそれそれッ!」
 たぶん人生初の電気あんまがジェイナスを襲う。
『てめぇそれでも女かッ!』と言いたかったが、言葉にならない。
 それでも言いたいことは伝わったようだ。
「さっきアンタ、何て言ったのかなぁ? 『てめぇが女だってこと思い出させてやる』んじゃなかったっけぇ?」
 なんとか逃げ出したものの、下半身のみ丸出しのまま、壁際に追い詰められる。
「何かのプレイですか?」
 買い出しから戻ってきたダリオとロメロが、状況を見てあっけに取られている。
 ジェイナスは真っ赤になって股間を隠すが、ヴァージニアは勝ち誇った笑顔をうかべた。
「アンタたちの年齢=彼女いない歴な親分に、女性に対する振る舞いを教えてたのよ」
 ダリオとロメロは、後のたたりを恐れて見ないふりをし、ジェイナスはその夜毛布をかぶってサメザメと泣いた。


234 :
ヴァーさん、ひでぇw

235 :
茄子かよ!

236 :
暑いから書いてみた
ファルガイアの海辺も暑かった。
「おぉーっ! すげーッ!」
「ひろーい!」
カポブロンコで生まれ育ったディーンとレベッカは、小さな湖しか知らない。
海と波を見て、大はしゃぎだ。
「お前らいきなり飛び込むんじゃねぇ!」
グレッグが制止する間もなく、二人とも下着姿で海に飛び込んでいる。
「しゃーねぇ、俺は荷物番か」
残された二人分のARMと服に、グレッグはため息をつく。
「グレッグも、みずあびしたいのではないですか?」
「それよりアヴリルも、一緒に遊んできたらどうだ?」
「いいえ、わたくしは、グレッグといっしょにいます」
そのころディーンとレベッカは、おおはしゃぎで海を満喫していた。
「おお、海の水ってホントにしょっぺー!」
「キレイな貝殻! 山の貝とは全然ちがうんだ。これ、食べられるのかな」
「レベッカ、あっちの岩場まで水泳で競争だ! ヨーイドン!」
「あ、ズルイ、ディーン! まってよ」
がむしゃらに泳いで、岩場にたどり着いたころには、二人の息は上がっていた。
「ちょ、ちょっとディーン。なにすんのよ!」
「え? 俺が何したんだよ」
「だって今、アタシのお尻さわったでしょ!」
「なんで俺が、レベッカのお尻を触らなきゃいけないんだよ」
「キャッ!」
「どうしたレベッカ?」
あきらかにディーンは目の前にいて、両手を頭の後ろで組んでいるのに、
何かがレベッカのお尻を触ったのだ。
「やーッ! ぐぼぼ」
突然レベッカの体が水面下に沈み込む。
「レベッカ!」
慌ててディーンが水に潜ると、一匹のタコが、レベッカのパンティに触手
を絡ませ、ひっぱっていた。
「ぐぼぼ!(レベッカに何すんだよ!)」
ディーンがタコに蹴りをくらわせると、タコは墨を吐きながら、逃げていった。
「ぷはっ!」
二人して水面に顔を出し、息をつく。
「大丈夫か? レベッカ」
「うん」
「顔が真っ赤だぞ。もう戻ろう」
「あ、えっとディーン。あのアタシ、どうしよう」
「どうしたんだ?」
「パンティ、取られちゃった」

237 :
「ええッ!」
あたりはタコの墨で海水が黒くなっていたが、すでに墨は流れつつある。
ディーンがついのぞき込んだ水面下、確かにレベッカの腰のあたりには、
あるはずのものがない。
「どうしよう。海からあがれないよ。ディーン、タオル取ってきてくれない?」
「わかった。すぐ取ってくるなッ!」
ディーンがいってしまってすぐ、墨はすっかり流れ、透き通った水面下、
レベッカの生え始めた下の赤毛までもが、くっきりと見える。
「ディーンには、離れた所からタオル投げてもらわなくっちゃ」
そんなことを考えていると、再び何かがお尻を触った。
「やだッ!」
もはや遮るもののないレベッカの急所に、タコはしっかりと触手をからめて
いる。そしてわずかな隙間を探して、触手をうねらせた。
「何すんのよ! このタコ!」
おもいきり引きはがそうとしたが、吸盤がしっかりと、レベッカの太ももに
すいついている。
「ひああッ!」
腰のタコに気を取られている間に、別のタコに背後を取られた。そいつは触
手を背中から胸へとまわし、レベッカのブラの中へと侵入させ、柔らかにふ
くらんだレベッカの乳にまきつけてきた。
そっちに気を取られた隙に、腰のタコはレベッカのガードをかいくぐり、敏
感な部分へと触手を差し込む。
「ひいいいい」
レベッカは、怖くなった。タコのぬめめとした触手と、ぶつぶつとした吸盤
の感触を、今一番敏感な部分が、はっきりと感じ取っている。
抵抗したいのに、まるで体がしびれたみたいに、動かない。
一方ブラの下では、触手の先端が乳首にまきついて、締め上げている。
レベッカにできることは、水面下に引きずり込まれぬよう、近くの岩にしが
みつくことだけだった。
だが、ゆっくりと上下する岩場の波は、どうやら少しづつ水位を上げている。
(ディーン! はやくきてッ!)
そう叫ぼうとして、海水を飲む。
それに来れば来たで、この姿を見られることに気がついた。



238 :
慌てて、せめてたこが居なくなるまで、隠れていようと、あたりを見回す。
体からは力が抜けてしまい、泳いで移動できるかどうか怪しかったが、今の
姿を見られるよりはマシだ。
気力を振り絞って、たこをくっつけたまま、別の岩まで泳ぎ始める。
だが、その動きがたこたちを刺激したようだった。
股の間のたこのせいで、バタ足がおもうようにいかない。
カエル泳ぎをしようと足を広げれば、ますますたこは、レベッカの秘所に触
手を侵入させてくる。
「あああう」
何か大きな固まりが、秘密の門をくぐりぬけ、お腹の中で異物がうごめく。
胸のたこも、ぬめぬめと動き続けている。
結果的には、その移動は失敗だった。
その岩場は、どうやらたこの巣だったのだ。
到着した早々、さらに何匹かのたこが、レベッカに取り付いた。
もう疲れ切っていたレベッカは、なんとか上半身を岩場に乗り上げる。
その口にも、耳にも、たこは触手を遠慮なく差し込んでくる。
「そこはらめぇ!」
お尻の穴に異物感を感じて、レベッカはたこの触手にもてあそばれた口で叫
んでいた。
だがたこは、ぬめぬめと先を争い、穴とゆう穴に触手を差し込んでくる。
レベッカはかろうじて、顔に取り付こうとするたこと触手を、片手ではぎとり、
もう一方の手で岩にしがみつくことしか、できなかった。
もはやアソコには、数本の太い触手が侵入し、押し広げられている。
お尻の穴の方も、入り込んだ触手があばれて、入り口を広げられ、別の触手が
さらに入り込もうとしている。
尿道にも、細い何かが入り込み、尿意に似た痛みをレベッカは感じている。
触手と一緒に体の中に入り込んだ海水が、体を内側から冷やしていく。
痛い。痛いけれど、その鈍痛と共に奇妙な快感に支配され、レベッカは墜ち
ていった。

239 :
(スカトロ注意)




レベッカが気がついた時、ディーンとグレッグ、そしてアヴリルが、上からの
ぞきこんでいた。
背中に感じるのは、砂。
どうやら助けられ、海岸に戻ってきたらしい。
ほっとした次の瞬間、レベッカは自分の格好に気がつき、真っ赤になる。
全裸で砂浜に寝かされた上に、M字開脚させられているのだ。
グレッグにも、アヴリルにも、それにディーンにも、恥ずかしい所まで、
丸見えになっている。
「たこをひっぱりだすまで、すこしがまんしてくださいね」
「アヴリル、ディーン、しっかり押さえていろよ」
グレッグに言われるまでもなく、ディーンとアヴリルに、体を押さえ込まれ
ている。
そしてグレッグは、レベッカの秘所に指を突っ込み、うごめかせる。
「い、いや、いやッ!」
「もうすこしのがまんです」
なにかが秘所から、引きずり出される感覚がする。
「こっちにも、入り込んだようだ。ディーン、アヴリル、持ち上げてくれ」
二人はレベッカの足を、尻ごと高く持ち上げる。
「ひいっ!」
グレッグが次に指を突っ込んだのは、尻の穴だ。
何かが腹の中でうごめいている。
「くそ、奥へと逃げ込みやがる。しかたねぇ、腹を押すぞ」
尻は下ろされたが、両足を広げられたまま、グレッグは思い切り腹を押さえる。
「ぐひぃ!」
「少し出てきたが、すぐ引っ込みやがった。もう一度だ」
「や、やめてっ!」
「がんばってください、れべっか」
「レベッカ! 俺たちを信じるんだッ!」
「で、でもッ!」
グレッグは、その先を言わせなかった。
もう一度レベッカの腹を押す。
レベッカの触手に広げられた尻穴や尿道からは、冷たい海水が入り込んでいた。
それがいま、一気に排出されたのだ。
「いやー!」
広げられた尿道からの太い本流。
そして尻穴は、しばらくたこにふさがれていたが、外に出た触手をグレッグが
思い切り引くと、穴が大きく広げられ、痛みとともにずぼっとたこが引きずり
出された後、茶色い水気の多い内容物がとどめなく流れ出した。

240 :
一段落して、レベッカはあらためてテントの中でアヴリルの治療をうける。
「ぐすっ ぐすっ」
恥ずかしい姿を見られたレベッカは、目を真っ赤にして泣き腫らしていた。
気がつけば、全身たこの吸盤で、◎模様だらけになっているのも、なさけ
なかった。
特に尻穴と尿道、それにあそこが痛くてならない。
「べりーの実をすりつぶしたおくすり、ぬっておきましょうね」
背中をすべる手が、レベッカの尻の割れ目にたどりつき、レベッカはびくり
と体をふるわせる。だけど、そのアタリが一番酷いありさまなのだ。
「アヴリル、ありがとう。あとは自分でやるから」
レベッカが手を伸ばしても、アヴリルは薬を渡さなかった。
「だめですよ。レベッカは、まだふらふらしているのですから、わたくしに
まかせてください。レベッカ、心配いりません。とってもかわいかったですよ」
アヴリルの指先が、レベッカの傷ついた場所にたどりつき、やさしく薬を塗り
こんでいくと、レベッカはたこになぶられた時のような脱力感を感じはじめた。
「あの、アヴリル? あっ!」
指が、内側にまで入り込む。
「このあたりが、いちばんきずついています。おくすりを、ぬっておくべきです。
これからしばらく、まいにちぬってあげますからね」
アヴリルの愛撫は、レベッカを再び堕としていった。
おわり


241 :
一応あげとくか

242 :
ここも静かになったな

243 :
仕事が続くエルヴィスは、キャロルを全寮制の学校に入れることにした。
「みなさん、転入生のキャロル・アンダーソンさんです。仲良くしてあげてくださいね」
「人間?」「なんで人間が学校に来るんだよ」
 最初から嫌な感じではあったが、それは最初の休み時間に起こった。
「おい人間。人間って、ベルーニとどこが違うんだ?」
「ど、どこがと言われましても」
 それは、あっという間のことだった。
 数名のクラスメイトが、キャロルを抑えつけてスカートをまくりあげ、ズロースごとパンツを引き下ろしたのだ。
「いやーッ!」
 泣き暴れたが、他のクラスメイトたちは完全に無視している。
「うるせーんだよ!」
 頬を殴られて、顎を抑えられ、口の中に脱がされたパンツを突っ込まれる。
 そのままキャロルは、机の上でM字開脚の姿を取らされる。
「おーい、みんな人間が生まれてくる場所だぜ!」
 無遠慮な指が、キャロルの割れ目を左右に開く。
「ヒィ!」
 痛みにくぐもった悲鳴を上げる。
「おい、人間が感じてやがるぜ」
 指が割れ目の中に侵入する。
 両手足首を押さえられたキャロルには、どうすることもできなかった。
 その時休み時間が終わる鐘が鳴ると、突き放されるようにキャロルは開放された。
 誰かの手が口の中からパンツを引きずりだすと、そのままキャロルを人形のようにキャロルを椅子に座らせる。
 パンツの行方は、そのままわからず、キャロルは涙で濡れた頬をぬぐって、授業を受けた。
 突然の出来事に、どうすることもできなかった。 

244 :
 次の休み時間、キャロルが逃げ出す前に、再び抑えこまれた。
 多分授業中に、すでに段取りができていたのだろう。
 キャロルを取り囲む生徒たちは増えていた。
 他のクラスからも来たようだ。
 今度は四つん這いにさせられて、後ろから秘所をいじられる。
「へへ。毛も生えてないのに、一人前に濡れてるぜ」
 そして何かが押し当てられ、それは強引にキャロルの中に入ってきた。
 悲鳴をあげようと開けた口にも、同じものが突っ込まれる。
 鷲掴みにされた髪も、股の間も、燃えるように痛い。
「噛んだら殴るからな」
 そう言われてキャロルはただ、耐えることを選んだ。
 誰かの手が、キャロルの膨らみはじめた胸を、無遠慮に揉んでいる。
 休み時間はまもなく終わるはずだ。
 鐘が鳴り、開放される。
 もはや着衣は乱れ、頬の涙を拭う気力もない。
 だが先生がやってくると、となりに座っていた男子生徒がこう言った。
「先生、人間が緊張のあまり気持ち悪いそうなので、保健室に連れていきます」
 先生は、なんの興味もなさそうにキャロルに視線を向けて、それを認めた。

245 :
まるで連行されるように、キャロルは教室から連れだされた。
保健室には、すでに他のクラスの男子生徒たちが、何人か待ち構えていた。
生徒だけだ。
怯えるキャロルに、男の子たちはますます興奮したようだ。
服を剥ぎとり、ベッドに押し付けられたキャロルの両足は、大きく開かせられる。
パシャリと音がして、何かが光った。
写真だ。
「おい、顔と股をこっちに向けろよ」
「精液が流れ出してんじゃん」
「ベルーニが初体験か、感謝しろよ」
 キャロルを押さえている腕が、無理な姿勢をキャロルに強いる。
「べそべそ泣いてんじゃねーよ」
 キャロルは、自分が泣いていることに、初めて気づいた。
「嬉しいんだろ。人間がベルーニに犯してもらえたんだからよ」
「おい、これを入れて写真取ろうぜ」
 生徒が持ち出したものを見て、キャロルはぞっとした。
 男の性器を模したものだ。
「いれてみろよ」
 キャロルを抑える手が開放され、それが目の前に突きつけられる。
「自分で入れろって言ってんだよ! それとも俺たちに入れられたいのか!」
 カメラを持ってニヤニヤ笑う男の子たちの前で、キャロルは従うしかなかった。

246 :
 なんとか入れたそれを、男の子たちはさらに押しこむ。
 腹がはちきれんばかりに、痛かった。
 けれどそれだけではすまなかった。
 男の子たちが手元で何かを操作すると、それは動き始めたのだ。
 腰を浮かせるキャロルを、男の子たちは再び抑えこむ。
「感じてる、感じてるぜ、人間のガキのくせして」
「おい、こんなもんがあったぜw」
 男の子たちが、どっと笑う。
 キャロルはそのままの格好で、足を高く持ち上げられる。
 おしりの穴に、つぷりと何かがつきささり、冷たい感触が広がった。
「おい、ケツの穴引き締めて出すんじゃねーぞ」
 その感触はすぐに消えたが、ふたたびつぷりと何かが刺さる。
「いくついっとく?」
「あるだけいってみようぜ」
 三つめが突き刺さるころには、キャロルは猛烈な便意を催していた。
 腹の中で振動する男性器型が、それをさらに加速させる。
 だが、それは十まで続いた。
 男の子たちは、震えて真っ青になりながら、便意を我慢しているキャロルを撮影し続ける。
「トイレに行きたいか」
 問われてハイと、小さく答える。
「じゃあ、行ってこいよ」
 だが、男の子の一人が、キャロルから剥ぎ取った服を踏み、そしてニヤついている。
「この部屋を出てすぐだぜ」
 まるで突き飛ばされるように、キャロルは保健室から押し出される。
 男女のマークを見つけて、キャロルはそこに飛び込んだ。

247 :
 だが、女子トイレに入る前に、男の子たちに男子トイレに連れ込まれる。
「さあ、存分に出したらどうだ?」
 もう、我慢できなかった。
「けどよ、そのディルドを落としたら、承知しないからな」
 キャロルはディルドが落ちないように手で支えながら、用を足した。
 水のような便が、音を立てて便器に落ちていく。
「くっせーなー」
「周りに飛び散ってるじゃねーか」
「洗ってやらなきゃな」
 突然冷たい水が、キャロルの頭にあびせかけられる。
 男の子がホースを持ち出したのだ。
「いっちばんきたねーのはここだよな」
 水はキャロルの肛門を念入りに襲う。
 そしてグリッと肛門に突き立てられた。
「ひぃい!」
 激痛に身をよじると、ホースは外れ、流れ込んだ水がすぐさま流れだす。
 ディルドが音を立てて一緒に落ちた。
「あーあ。落としちまったぜ」
「じゃあ、罰を与えなきゃな」
「せっかくキレイになったことだし、オレたちが清めてやるぜ」
 そう言って男の子たちは、自らの男性器を、キャロルの肛門に突き立てた。
 もはやキャロルは足に力が入らず、まるで人形のように犯され続けた。

248 :
 気づくと一人で、保健室で寝ていた。
 全裸に、なぜか大人用のオムツ。
 その上に、形ばかりシーツが被せられていた。
 保健室の医者は、緊張して腹を下して気絶したのだろうと言った。
 家に帰ったキャロルを待ち構えていたのは、あの男の子たちだった。
 ニヤニヤ笑いながら、こう告げた。
「写真、届けにきたぜ。先生が、元気になったらまた学校に来るようにってさ」

249 :
ここ普通の純愛ものもいいんだよね?
数年ぶりに書きたくなったのでアルラク投下します
だが無駄に長くて実用性は低い。ごめん

250 :
 イルズベイル監獄島から生還を果たした数日後。
 旅立ちの準備を整えるアルノーとラクウェルは、フロンティアハリムから程近いベリーの自
生地を訪れていた。
 彼女の身を蝕む病魔を治す為の旅路。その出立の前準備。
 ハリムの商店にもベリーの類や薬草は売っているが、開拓の地に怪我は日常茶飯事で需要は
大きい。
 その負担を減らすべく渡り鳥である自分達の分は自分達で確保しようとやってきたのだが、
山の天気は変わりやすい、という渡り鳥でなくとも周知の事象を身を持って体感することに
なってしまった。
 必要量のベリーを採取し終えた帰り道、スコールに見舞われた二人は途中に見つけた山小屋
の軒先へと避難することになったのである。
 雨の暗雲と、夕刻過ぎという時間帯のため森は一層暗い影を落としていく。
 アルノーが魔獣の気配を警戒し、術式による一時的な空間遮断――シャットアウトの魔術を
張り巡らせてから、疲れきった様子で背中のドアに身を預けた。
 突然の雨に走ったため二人とも息を切らしているが、殊更にラクウェルの息が荒い。
「……ッァ、ハァッ……大丈夫か、ラクウェル」
 自らも呼吸を整え、水に濡れた前髪を除けながらアルノーは彼女の顔色を伺う。
 元々白い肌がいつもより青白く頼りないものに見えて、焦燥感が増していく。
 アルノーの問いかけに何か言葉を返そうとするが、声にならない様子のラクウェルはただ頷
くのみだった。全く大丈夫ではなさそうだというのに、弱みを人に見せることに慣れていない
彼女は決まってこうである。
 身を竦めながらも彼女の背をさすり、呼吸が整うのを待つ間小屋の様子を伺う。
 かつてはこの山を住処とし、生活していた者が居たのだろうか。
 しかし廃棄されて久しい小屋に住人の姿はなく、試しにドアノブをまわしてみれば、簡単に
ドアは開いた。
「ラッキーだな。雨が止むまで休んでいこうぜ」
 反論などある筈もなく、ラクウェルも頷いて二人は小屋へと入った。
 古ぼけた木の小屋は狭く、今も昔も決まった住人を持たない旅人達の簡易寝床のために作ら
れたものなのかもしれない。身を清める水場などは無かったが、暖炉はあった。有難いことに
薪もセットだ。
 アルノーが術式で火を灯し、二人は並んでその場に腰を落とした。
「ほら、しっかり身体拭いとけ。風邪引いちまう」
 荷物の中からタオルを取り出しラクウェルに手渡す。
「すまないな」
 ようやく呼吸が整った彼女はそんな短い謝罪と供に濡れて重くなったコートを脱ぎ、濡れた
髪から滴り落ちる雨雫を拭き始めた。濡れたリボンを解き、長くくせのある髪が背に落ちる。
幸いにもコートのおかげで彼女自身はそんなに濡れていない。
 そのことに内心安堵しながらアルノーもジャケットを脱ぎ、出来る範囲で身を乾かした。

251 :

 静寂が訪れ、パチパチと火の爆ぜる音と、屋根を叩く雨音だけが場を支配する。
 ベリーの絞り汁と乾燥ジンジャーを湯で溶かした飲み物で身を暖めながら、外の様子を伺う。 
 雨音は止むどころか次第に強くなっていき、風も出てきたようだ。この分では一晩缶詰かも
しれない。
「止みそうにねぇな。こりゃ夜明かしも覚悟しておくか」
「皆心配していなければいいのだが」
 ジュードとユウリィには出かける旨を伝えてあるし供に旅をしてきた同士、天候不順による
足止めくらいは想定してくれていると思いたい。
 が、ユウリィはともかくジュードは正真正銘のおこちゃまである。無理して探索に乗り出した
りしなければいいのだが。
「まあユウリィも居るから大丈夫だろ――って、ラクウェル?」
 何気なく見た彼女は平然と涼しい表情を浮かべながらもカップを持つ手を小さく震わせていた。
 雨に濡れ、普段からその身を覆っているコートは剥がれ落ち、その身を包む暗色のワンピース
のみ。宿泊になるとは思ってもみなかったため、シュラフの類は持ってきていない。
「寒いのか?」
「いや……問題ない」
 速攻にして明瞭な否定。あからさまな強がりにアルノーは少々ムッとしながら強引に彼女の肩
を抱き引き寄せる。
「アル、」
「嘘吐け。こんなに冷えてるじゃねぇか」
「……それはお前もだろう」
「そうだよ。だからこうしてた方がいいだろ? それとも嫌か?」
「……」
 今度は否定ではなく沈黙。答えがないのをいいことに肯定と受け取ることにして、肩を抱く手に
力を込める。
 彼女は身を硬くしてされるがままにしていたが、ややあってからそっと頭をこちらの肩に預けて
きた。
「すまないな」
「バーカ。謝ることじゃねぇだろ。つーか俺は役得」
「ふふっ、そうか」
 小さく笑って、彼女はそっとこちらを見つめてきた。普段のような鋭いものではなく、優しい
まなざしで。
「そもそもこんな役回りはお前以外には任せないのだがな、アルノー」

 不意打ちもいいところな台詞に思わず目を見開いてしまった。
 暖炉の火灯りが揺れて、白い肌と蒼い双眸にほのかな橙が差し込む。
 揺らめく炎の照り返しが映えて、まるで涙を携えているかのようにも見えて――。
「――ラクウェル」
 彼女の頬に手を滑らせる。今度ははっきりとわかるくらいにその頬が紅潮した。
 しかし決して彼の手は振り解かれることはなく、どころかそっと彼の胸に手を押し当ててきたり
するものだから。
 頬に触れた手を引き寄せて唇を寄せる。照れた様子ながらも瞼を閉じ、受け入れてくれる彼女の
顔が寸前アルノーの瞳に映った。

252 :

「……んっ、あ…」
 合わさった唇の合間から零れる吐息交じりの甘声。
 触れ、離れて、また触れ合う。角度を変えながら何度も、彼女の芯まで蕩かすようなキス。
 彼女を蕩かしながら自身もまた溺れていくかのようなくちづけに、アルノーの中で渇望が沸き
起こる。
 キスの合間にそっとその顔を盗み見てみれば、頬を紅潮させ眦に涙さえ浮かべながらも必に
こちらに応えてくれる姿。可愛らしくも愛しくて、益々たまらなくなる。
 たっぷりと長い時間をかけたキスの後、互いの唇の端から引く銀糸にも構わず、その細い首筋
に唇を寄せた。
「…ッ!」
 途端、ラクウェルの背にチリチリとしたものが走る。
 触れた先から伝わってくるアルノーの熱と、自分が生み出している熱。ドクドクと脈打つ鼓動。
 壊れ冷え切った体にもまだ熱を生み出すことが出来ることに内心驚きながらも、今はそれ以上
の衝撃に思わず身を捩った。
「ア、アルノー!」
 彼の胸に手をつき、無理やり引き剥がす。
 途端アルノーはハッとしたように目を見開いて、数瞬前まで腕の中にいた恋人へと視線を戻した。
 頬を朱に染めながらも自らを抱きしめるようにして拒絶の意思を示す彼女に「あ…」と情けない
声を上げる。
「わ、悪いッ! やっぱマズイよな。今のはナシだ!」
 彼女の心構えも出来ていない内から突っ走ってしまったかと、アルノーは内心自己嫌悪に陥りな
がらも頭を下げた。
 が、怒り心頭に欲しているのだろうと思っていた彼女からの説教も怒号もなく、怪訝に思って
そろそろと顔を上げてみれば、時間を止めてしまったかのようにぎゅっと自分を抱きしめている
彼女の姿。
 そりゃ暴走しかけたのはコッチだけど、そこまで嫌がらなくても……と内心うな垂れる。
 瞬間、彼女はぽつりと呟いた。
「……アルノー……多分、お前が思っていることとは違う…」
「はい?」
 その頼りなげな声に、思わず彼女の両肩を掴んで向き直らせる。
 普段の剣捌きからは想像も出来ない華奢な肩と腕。本当にきつく抱きしめたら壊れてしまいそ
うなほど。
 目線を上げたラクウェルは涙こそ浮かべていなかったが、本当に哀しそうな目をしていた。
「……私の身体は綺麗なものではない。お前に不快な想いをさせるわけにはいかないだろう」
 そんな頼りなげな声で、何事もないかのように一気にそんな台詞を紡がれて。
 アルノーは自分の中の何かにカッと火がつくのがわかった。
 拒絶の意思を示すかのような腕ごと、強引に彼女を引き寄せ腕の中に閉じ込める。

253 :
「アルノー! 聞いていなかったのか! 私は、」
「聞いてたよ。だからこうしてるんだ」
 慌てた様子で身を捩った彼女の背をきつく抱きしめて。
「この、ばか。そんなことで、嫌になるわけねぇだろうが……!」
 彼の震えた手と声に気づき、ラクウェルは暴れるのを止める。
見上げた彼の顔は泣いているような怒っているような、少々頼りないこどものようなものだった。
「だが……」
「あのな、ラクウェル。そりゃお前にオトコの気持ちをわかれって言ったって無理だろうが」
 先ほどと同じように、その頬に手を滑らせて。
 熱っぽい目を真っ直ぐに向けながら。

「好きになった女の身体を嫌うオトコなんか、居るわけねぇんだよ」
 ――などと。
 普通に聞けば誤解を生みそうな。しかしラクウェルには何よりも効果的で意味のある言葉を、
囁いた。

 耳まで真っ赤になりながらも沈黙してしまった彼女の髪をそっと撫でる。
 彼女はその腕から逃れようとはしない。今押し倒してしまってもいいのかもしれない。
 そう思いながらも彼女からの回答を辛抱強く待った。
 さらさらと零れる灰桜色の髪が炎の照り返しに映えていた。
 ベキッと火にくべた薪の一つが折れて小さく火の粉を上げる。屋根を叩く雨音は次第にその
強さを増していくばかり。
 沈黙は周囲の音と色、空気の流れを鋭敏にさせる。否、自分の感覚が研ぎ澄まされているのか。
 更に長い沈黙の後、ラクウェルは俯きながらぽつりと言った。
「…………私で、いいのか?」
「ばーか。お前がいいんだ」
 ラクウェルの腕がそろそろとアルノーの背に回る。顔を見たくて、顎を引き寄せた。
「それより、お前こそいいのか? 身体、きついなら止めるぜ」
「いや、それは特に問題は無い」
 ラクウェルの否定はやはり速攻且つ明瞭である。思わず噴き出しそうになったのを、彼女は
怪訝な目で問うた。
「なんだ?」
「いや、なんでも」
 熱を移すかのように軽く頬に口付けると、ピクリと肩を震わせる仕草。
「きついようなら早めに言えよ? なんつーか…手遅れになる前にさ」
 優しく囁いたつもりだったのだが。ラクウェルは何故か不機嫌そうに眉を寄せた。
「お前こそオンナの気持ちというものがわかっていないぞアルノー。
……その、すき…になった男にこうされるのを、嫌がるオンナなど居ない」
 その一言が始まりの合図。
 先刻と同じように長いキスを交わし、互いの熱に溶けていった。

254 :

 ぱさり、と衣擦れの音。
 素肌に触れる外気の冷たさに、身を隠すものが取り払われたことを知る。
 とてもじゃないがアルノーの顔など見ていられないので、目を閉じたままじっとしていた。
 暖炉の前、座したままの姿勢。人前で素肌を晒すという初めての体験に、傷痕のことより
何より気恥ずかしさが先に立って、ラクウェルは小さく震えていた。
「怖いか?」
 意外なまでにやさしいアルノーの声が耳元に落とされて、ラクウェルはかぶりを振った。
「怖くはないが。その、お前は満足できるか…?」
「だからさっきも言っただろ。俺は――」
「そうではなく! …その、私の身体は、メリハリが無いから……」
 搾り出すように言ったのに、途端耳にぷっと吹き出した声。
 そのまま身を震わせ笑われて、思わずラクウェルは目を開いてしまった。
「なッ! ひ、人が真剣に言っているのだぞ!」
 涙さえ浮かべて笑っているアルノーに怒る。と、アルノーは目じりに浮かんだ涙を拭いなが
ら頭を下げた。
「いや、可愛いと思って」
「な…ッ……んんっ」
 思わず頭を小突こうとしたラクウェルの手は寸前アルノーに絡めとられた。
 鎖骨に触れたアルノーの唇の感覚に思わず声が上がる。
 猫が毛づくろいをしているかのように、優しく吸い付かれて、くすぐったい。
 さらさらと彼の髪の毛が触れていた。
「あ…はぁ……」
 舌先でやさしい愛撫を続けながら、アルノーの手はそっとラクウェルの胸元の辺りを触れる。
 見ずとも触ればわかる、明らかに地の肌とは違う傷痕。
「これ…痛くないか?」
 こくんと頷く。あまりにも優しく触れてくれるものだから、痛みよりくすぐったさが先行する。
 そうか、よかった、なんて呟いて、アルノーの手と唇がその部分に優しく触れる。
 それは動物的な本能が感じさせる快楽ではなく、ヒトとヒトが触れ合うことで感じる安心感。
 ずっと昔、子供のころ。悪夢を見て母親に甘え抱きしめられたときのような。
 トクントクンと自分の中を叩く心臓の鼓動が聞こえて。不思議と呼吸が落ち着いていく。
 繋いだままの手と手から彼のぬくもりと本当に自分を大切に想ってくれているのだという
想いが伝わってきて、たまらなくなった。目の奥があつい。

255 :

 綺麗なものじゃない、などととんでもない方便だとアルノーは思った。
 その身に残る傷痕は確かに戦時下の悲劇をそのまま写したモノで、誰の目にも痛々しく映る
ものなのだろう。彼女自身が嫌悪するのもわからないわけではない、けれど。
 傷痕を含めて、アルノーの目にラクウェルの身体はとても美しいものに映った。
 惚れた贔屓目もあるかもしれない。けれども快いものではないという彼女の言葉は否定せざ
るを得ない。
 すべてを失い、これだけの傷を負ってなお再度立ち上がり、歩き出すことを決めた彼女の心
の強さ。刻まれた傷痕のひとつひとつはどれだけ痛かろう辛かっただろうとは思うけど。それ
だけの傷を負ってなお、ラクウェルという人物の心を、中身を守ってくれたことに感謝すら覚
えた。
 これ以上彼女の身を傷つけることが無いようにと、祈りにも似た決意が固まっていく。
 ……だからこそ理性は総動員体勢、全身全霊を込めて優しくしたいと思っていたのに。
 目の前のラクウェルが眦を揺らしていて。見慣れない姿に自分の内側で燻っていた熱が上昇
するのがわかってしまう。
 触れるだけの軽いキスを交わし、アルノーの手は胸の中心、桃色の部分にそっと触れた。
「……ぁっ!?」
 ぴくんとラクウェルの身体が跳ねる。問いかけるようにその顔を覗き見れば、恥じらいなが
らもふるふると首を振った。続けていいという合図。もっとも、ここで拒絶されたところで止
められる自信は正直なかったけれど。
「んん…っふ、あっ……」
 普段の彼女からは考えられないくらい甘い響きが耳を打つ。
 仄かに色づく頂きは硬く自己主張を始め、感じていることを如実に伝えていた。
 右のソレを口に含み、吸い付くように甘く噛むと高い声があがる。もう片方は手で転がすよ
うにしながら柔々と揉む。
「あっ、やっ…」
 拒絶ともとれる声。
 けれども紅潮した頬と小さく開いた濡れた唇は否定の意味を為していないと都合よく受け取
って、アルノーは愛撫を続けた。
 自らが言うように凹凸の少ない身体。それでもフニフニと柔らかな胸に手を滑らせていると
幸せな心地になる。
 そう思っているのはアルノーだけではないようで、荒い息の合間で途切れ途切れに自分の名
前を呼ぶ声が頭上から響いた。
「んっ」
 手を休めて、何度目になるかもわからないキス。何度交わしても飽きるということはない。
 噛み付くように唇を合わせ、逃げる舌を絡めとって熱を与えるように映すように繰り返す。
 実際、興奮と感情の激流によって互いの体温は上がっていた。触れ合う吐息すら熱い。
 行為に溺れていくラクウェルの様子を確かめながら、アルノーは彼女を仰向けに横たえた。
 互いの上着とコートを敷物代わりとして、体重をかけないように彼女に乗りかかる。
 今更ながら、明らかに性行為を目的とした体勢を意識したのだろうか。ラクウェルが気恥ず
かしそうに目線を逸らす。
 小さく笑いながら再び首筋と鎖骨に吸い付きながら、全身に手を滑らせて徐々に下へと下ろ
していく。
 先ほども触れた胸から腹、力を入れれば折れそうなほど細い腰へ。

256 :
 腰から尻、太股にかかるラインを二、三度上下してから、アルノーの手は太股の内側に入り
込む。脚はしっかりと閉じられていたが、手は易々と侵入に成功した。ラクウェルの腰がびくっ
と震える。
「ラクウェル。もう少し脚開いて」
「そ、そんなこと自分からできるわけないだろう!」
 いやいや、今からまさにそういう行為をするというのに。 
「…まあ、そういうのも可愛いけどさ」
 苦笑いを交えつつ、彼にしてはやや強引とも思える仕草で彼女の膝を割る。
 白い脚にも残る幾つもの傷痕の向こう、隠された秘所は柔毛に隠されており、暖炉灯りしか
ない状況も手伝って殆ど視認できなかった。
「ば、ばかっ! あまり見るな!」
「こんだけ暗くちゃ殆ど見えないって」
 だから触るぞ?と目だけで伝えれば、元々朱に染まっていた顔を更に赤くして、それでも許
容の仕草なのか瞼をおろす彼女。
 アルノーの手が動く。 
 柔毛の下へ潜り、ラクウェルの敏感な箇所を探る――までもなく、すぐにそこはクチャリと
粘着質な音と供に汗でも雨でもない液体が指先にまとわりついた。
「……お前のせいだ。さっきから、あんなことばかりするから」
「俺で気持ちよくなってるって言うなら嬉しいな」
 笑いながら、頬にキスをひとつ。
 動きを止めていた指をそっと動かしてみると、クチャクチャと水音が増す。いや、液体の分
泌量が増えている。
「あ……はっ…ぁん……ふぁっ」
 先ほどまで照れ隠しにぶつくさ言っていた口は最早意味を成さない喘ぎ声を漏らすだけ。
 熱に浮かされたように吐息を零すラクウェルの手が、無意識にアルノーの背に回り、シャツ
をぎゅっと掴む。もっとと、ねだるように。
 彼女と、自分自身の求めに応じてより大胆な指使いで翻弄する。

 耳に響く濡れた音と、自分が出しているとは思えない媚びるような声に、ラクウェルは耳を
ふさぎたくて仕方なかった。
 けれどもそれは叶わぬ願い。アルノーの手が、唇が、肌が触れるたびに全身の力が抜けてし
まう。筋肉も思考も、弛緩したように真っ白に塗りつぶされていく。
 元々可愛げがないと自嘲するラクウェルは、身体のこともあって色恋沙汰とは無縁の人生を
おくっていた。男女が愛し合い、子を成す過程について大雑把な知識はあったものの、それが
自分自身の身に起ころうとは考えたこともなかった。ゆえにその行為がこんなにも淫らで、
それでいて気持ちよいモノだなんて知らなかった。
 ―――というのに、目の前の男はどうにも慣れた節がある。
「は…っ、ふ…んぁ……あ、アル、ノー……」
「ん?」
 胸に埋めていたアルノーが顔を上げる。

257 :
「お、お前は…慣れて、いるのか?」
 ぴきっ、と。
 漂っていた甘い空気のようなものが一気に凍りついたのがラクウェルにもわかった。
 つい今さっきまで余裕ぶって自分を翻弄していたとは思えない、怒ったかのように顔を赤く
するアルノーの姿がそこにある。
 否、怒っているわけではない。これは、照れているというべきか。
「あー……ったく、もう…」
 がしがしと前髪をかきあげながら、アルノーはラクウェルの手をとり、自分の胸に押し当て
た。
 手のひらから、シャツ越しでも伝わる彼の体温。それに、早鐘のような鼓動。
 思わず目を見開くと、恥ずかしそうに彼は視線を逸らす。
「……こっちだっていっぱいいっぱいなんだよ」
 緊張、しているのか。
 なのにあんな風に余裕ぶって、こちらが怖がることのないように平静を装って。
 ふ、と口元が笑みの形をつくる。久方ぶりに見たような気がする彼の臆病さと、それ以上の
やさしさ。
 胸につかえていたものがするすると溶けていく。
「すまない」
 詫びて、ラクウェルの手はアルノーの頬に滑る。自分から口付けた。
 軽い、こどもが交わすようなキスだったけれど、滅多にない彼女からのアプローチにアルノー
の心音は更に高鳴る。
 これ以上心拍数が上がったらんでしまうんじゃないか、なんて疑ってしまいそうな位。
「…ちくしょー。反則だっての」
 嬉しそうにも悔しそうにも聞こえる声。
 怪訝そうに眉を寄せるラクウェルには応えず、アルノーは休めていた愛撫の手を再開した。
「あ…ふぅ……っ」
 本当にやさしくしているから、ラクウェルの口から零れるのは浮かされたような緩い声ばかり。
 けれども、さっきのラクウェルを見て歯止めが利かなくなった。
 脚を大きく開き、身体をより割り込ませて、彼女のそこにちゅ、と口付ける。
「あっ!?」
 びくん、とラクウェルの腰が跳ねた。
 濡れた下の唇の中をアルノーの舌が動き回る。左右にめくるようにして動かすと、トロトロと
溢れる熱い雫。濡れて光る中心を見つけ、指先でそっと剥くようにしながら息を吹きかけた、途端。
「―――っ!? ふ、あ、ふあああぁっ!」
 先ほどの、まどろむような空気とは違う。切羽詰った快楽の高波にさらわれるオンナの声。
 指だけを動かしながらそっと顔を盗み見ると、ラクウェルは硬く目を瞑り、頬を紅潮させ、口元
には涎さえ垂らしていた。
 普段からは考えられないほど乱れた姿に、アルノーの熱も次第に集まってくる。下半身が熱い。
 それでもその声がもっと聞きたくて。もっと甘えてほしくて。
 ……もっと、自分を感じてほしくて。

258 :
 指がクリトリスから下を探り、愛液を生み出している秘裂を見つけ出した。
 十分に濡れ、あふれている。オンナの匂いが酔ってしまいそうなほど強い。いや、酔っているの
に違いはないのだろうが。
 慣らすように人差し指を一本差し込むと、ずぶずぶと案外簡単に埋め込まれていった。
「あ、あぁんっ…」
 ラクウェルの身がかすかに震えた。
「大丈夫か? ラクウェル」
 問いかけに言葉では返してくれなかったけど、目を瞑りながらもこくんと頷いてくれた。ので、
続ける。
 ラクウェルの中は蕩けそうなほど熱い。その上、きつい。
 入り口では異物を拒もうとするかのように圧迫していたのに、入ってしまえば次は逃がさない
とでも言わんばかりに絡み付いてくる。
(うわ……)
 指でこれなら、アレを入れたらどれだけなのだろう。
 優しくしてやりたいという愛情と、快楽に身を任してしまいたいという本能。
 葛藤を壊れそうな理性でなんとか押しとどめながら、入れた指と中の様子を確かめるように何
度か動かす。
 クチュリ……クチャ…
 外の部分を弄っていたときとは比べ物にならないほどの卑猥な音。
 さぞかし恥らうだろうと思いきや、ラクウェルはそれ以上に切羽詰まった様子で喘いでいる。
きっと、今自分がどんな声を出していて、どんなことをされているかなんて理解する余裕もない
のだろう。
「ひゃん、んふ……っ! ん……あああっ、あぁあ」
 涙に濡れた瞳は何も映しておらず、呼吸すらも苦しそうな様子で必に敷いたコートの端を
掴んでいる。
 それでも止めない。止められない。
 ラクウェルの中が急に圧迫を強め、収縮していく。
 愛液に濡れ、テラテラと光るクリトリスに舌を絡め、吸った。
「ひゃ、あ、あああああぁあぁっ!!」
 びくびくっと、一際激しく腰が揺れる。
 急速な収縮。
 甘い蜜を零しながら、ラクウェルは軽く達していた。

259 :

「……ル。ラクウェル?」
 ぺちぺち、と頬に触れる手の感触に目を開く。
 目の前には心配そうにこちらを覗き込む翡翠色の瞳。
「アルノー…?」
「大丈夫か?」
「え、何が――」
 問いかけて、固まった。
 ナニをされていたものやらよくわからぬまま、思考と視界が真っ白になって、喉が焼ききれる
ように熱くなった後、何も覚えていない。
 顔面に熱が集まるのを瞬時に察する。
「身体、つらくないか?」
 デリカシーがあるのかないのか、優しいというよりは鈍いのか、それでも本気でこちらを気遣
っていることだけはわかったので目を瞑りながらも頷いた。
「たぶん、大丈夫……だと思う」
「そうか、よかった」
 安堵の息が零れて、素肌に触れる。
 熱情のそれではないのに、くすぐったくて心地よい。
 どうしてこの男はこんなにも――と尋ねそうになって、踏みとどまる。
 アルノーが自分のどこを好きになってくれたのか、ラクウェルにはわからない。
 どれだけ語ってくれたとしてもきっとずっと、わからないのだろう。
 恋に理由なんかない、とは昔聞いた物語のことば。きっとその通りなのだろう。
「んっ」
 ちゅ、と耳元で音。
 耳を甘噛みされ、頬にキス。
 濡れた唇にも軽く触れて離れようとした口付けを、彼の首に腕を絡めて留め、濃厚で長いディー
プキスを味わう。
 面食らったアルノーもすぐに応戦した。互いに舌を絡め、クチュクチュと貪りあうように吸い付
き、噛み付き、欲する。
 相手の奥深く深淵まで全てを暗い尽くすかのような深いキス。
 永遠とさえ思えそうなほど長い時間。
 実際にはほんの数分にも満たなかった時間が過ぎ、息が続かなくなって二人は同時に相手を解放
した。
 ラクウェルの目に映るアルノーは、キスに濡れた唇を軽く舐めながら熱を帯びた瞳で自分を覗き
込んでいて。
 アルノーの目に映るラクウェルは、涙に濡れたひとみを揺らし恥ずかしがりながらも上目遣いに
自分を見つめていた。

260 :
「ラクウェル」
 先ほどとは違う、昏い陰を映した目と声で名前を呼ばれた。
 直接的な言葉でなくとも、その声が意図するところの意味くらいわかる。
 睫毛を伏せ、小さく頷く。と、アルノーは自分を落ち着かせるためか、片手をぎゅっと握って
きた。
 繋いだ手と手。伝わる互いの鼓動と脈動、体温。
 泣きそうなくらい、幸せだった。
「アルノー…」
 こんなにも嬉しいのだと、伝えたくて。
 今まで一度だって口にしたことのない、自分には許されることもないと思っていたことばを――
『アイシテイル』と―――
 小さく小さく、ともすれば聞き逃しそうなほど掠れた声で、ラクウェルは囁いた。


 かああぁっと、顔面に熱が集中するのがわかった。
 小さく掠れた声で、でも確かに今彼女は自分の名前を呼んで、そして。
 ……ずっと彼女の口から聞きたかったコトバを、発したのだ。
 同じモノを返そうと一瞬口をついて、でもそれ以上の渇望が湧き上がった。
 ラクウェルが欲しい。
 いとしくて、触れたくて、ひとつになりたくて、たまらない。
「ラクウェル…ッ!」
 脚を大きく開き、硬くなった自分のモノを取り出して、そこに触れ合わせる。
 達した後の濡れたラクウェルの秘所と、はちきれんばかりになった自分の先端から零れるものが
交じり合って、クチュッと熱い感触。
「あ――」
 熱した鉄のような塊が触れて、ラクウェルが思わず吐息を零す。
「いくぞ?」
「……ん、きて」
 ぎゅっと、繋いだ手に力を込めて。
 アルノーは腰を推し進めた。

261 :

「ああぁぁっ!!」
「くっ! ぁっ!」
 ぎゅうっと締め付けてくる感覚は、指を入れたときとは比べ物にならないほど。
 熱い粘液がスープのように溶け込むナカの肉壁はアルノーのモノをぎちぎちと咥えこみ、奥へ奥
へと誘う。
 まずい。ほんの入り口でこんななんて。
 半分も収まりきっていない自身が益々そそり立つのがわかる。
 背筋を走る官能に耐え、腕を突っ張って必に推し進めていく。
 荒い息を吐き、痛みに涙を零しながらもラクウェルの手はアルノーの手と握られたままで、痛み
に耐えながらも自分を受け入れようとしてくれていた。
 彼女がここまで覚悟してくれているのに、止めるのは逆に失礼なのだろう。
 それに、アルノー自身も止められそうになかった。
 きつい締め付けに今にも放ちそうになる快楽に耐え進めると、奥の方で何かにこつんと当たる。
 確認するまでもない、彼女の純潔の証。
「いく、ぞ…っ!」
 もう応える声も出せない様子で、ラクウェルは握られた手に力を込めた。
 最奥を突き上げる。
 ブチブチッと壁が破れ、一筋の鮮血とそして、

「あああぁぁぁあああぁッ!!!」

 痛みと喜びに詠う彼女の絶叫が、暗く粗末な山小屋に響き渡った。

262 :
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
 握った手も頼りなく。すがりつくもう片方の腕もがくがくと震わせるラクウェルを落ち着かせる
ため、しばらく動かず彼女の髪を梳く。
 繋がった箇所はアルノーの男の象徴をこれでもかというほど締め付けてきて、今にも突っ走って
しまいそうなのを全身全霊で抑止しながら、ラクウェルの涙を唇でぬぐった。
「だい、じょうぶ…だ……」
 尋ねる前に、ラクウェルは言った。
 痛みに苦しんでいるかのような、それでいて微笑んでいるかのような、不可思議な瞳。
「ごめん、な」
「あやまること…なんか、ない…」
 そう言われても、痛みに耐えているその顔を見ればまるで自分が悪いことをしてしまっているか
のように感じてしまう。
 情けない顔をしたアルノーにくすりと笑って、ラクウェルは繋いだ手を離し、そっとその首へ絡
めた。
「……それなら、キス、してくれ」
 そんなことならお安い御用と言わんばかりに彼女の期待に応えた。
 時に深く、時に浅く。
 触れて離れて、また触れる。その度に下で繋がることとはまた違う満足感が胸に満ちた。

「動いても…いいか?」
 ラクウェルとはまた違った意味で、切羽詰った様子のアルノーの顔がそこにある。
 ちょっとだけ笑いそうになるのを堪えてラクウェルは頷いた。
「んんっ……やっ、あっ、はっ……」
「っく、あっ」
 内側の濡れた壁に撫でられて自身もまた喘ぐような声をこぼしながら、アルノーは腰を動かした。
 ラクウェルのそこは血と熱い粘液が潤滑油代わりとなって推し進めるのはさほど難しくはない。
 けれども引き戻すときの圧迫感、全てを食らい尽くそうとするかのような締め付けはまるで途方
もない快楽で、頭の奥で鳴っていた警報を無視して次第にスピードが上がってしまう。
「ひゃ、あっ! あぁんっ! あ、アル、ノーッ!?」
 ラクウェルの声には未だ少しばかりの苦痛の響きがある。
 悪いとは思いながらも止められなかった。
 強引に脚を大きく開き、片足を抱えあげて自分の肩にかけ、より深く強く打ち付ける。
「ああぁぁあぁっ!」
 彼の体の下で、苦しそうに息を荒げるラクウェル。
 彼女の感じる声と表情を目の当たりにする度に理性というものが塗りつぶされていくかのよう
だった。
 無防備な唇へ手を伸ばし、指を侵入させる。

263 :
 口に入り込んできた異物をラクウェルは嫌がりもせず――というより、状況把握する余裕がない
のだろうが――繋がっている分身と同じように抜き差しされる人差し指に吸い付いて舌を絡め舐めた。
「うあっ」
 指は性感体のひとつだというがどうやらそれは本当らしい。
 抜き差しする肉棒が熱さを増したような気がして、アルノーがうめく。
 もしかしたら、ナカのラクウェルが熱くなっているのかもしれない。
 思うがまま、アルノーは少女の身体を――上と下の口を浸し、満たす。
 山中、雨の冷えた空気の中。
 暖炉の火にだけ照らされた室内は歳若い二人の情事によって、蒸した空気を生み出しているかのようだ。
 橙の灯りがラクウェルの白い肌と桜銀の髪の中で光の色を変えて、不可思議な光彩を生み出していた。
 いつしかラクウェルから苦痛の色が消え、甘い響きを持った艶のある声がアルノーの耳を打つ。
 ちゅぽんと指を抜く。途端「あ…」と、飴玉をとられた子供のような声があがる。
 涙に濡れた瞳に上気した頬、唾液の線を描きながらも紅く染まったくちびる。
「ラク、ウェル――」
 更に激しく腰を振ると、息も絶え絶えに抱きついてくる。
 充血して赤くなった敏感な部分を指で弄ると腰が震えた。
 ぬらぬらと濡れた肉壁はこれ以上にない位アルノーの硬くなった部分を圧迫し、咥えこみ、蕩かして
くる。 
 熱くてきつい。
 もう駄目だ、これ以上――
 限界を感じ、最後に思い切り奥まで突き上げる。
 ズンッ、と腹の奥まで迫り来るような感覚に、チカチカしていたラクウェルの視界は完全に真っ白
になり、意識が泡のように霧散しそして――

「んあ……っ! ひゃ……っ! あぁん、あああ――!!」

 弾け飛ぶ思考。
 意識を失う寸前、熱い液体が自分の中を灼いたような気がした。

264 :

 しとしとと静かな雨の音がする。
「ん……」
 ゆっくりと、瞼を開いた。最初に飛び込んできたものはむき出しになっている梁。
 暗色の部屋のなか、暖炉灯りも届かない天井は暗闇と化す直前のような影を落としていた。
「ラクウェル」
 隣から名前を呼ばれて、顔だけを向ける。思ったより間近にあった端正な顔に一瞬驚いた。
「アルノー…」
「具合、どうだ?」
「具合?」
 何を聞かれているのかわからず、同じ言葉を反復する。
 そもそも何故こんなに間近で、よもやシャツを脱いだアルノーが隣にいるのか――と、衝撃
に緩慢になっていた思考がゆっくりと再生される。見れば、自分も素肌を晒したままだ。
「あ……」
 思い出して、ラクウェルの顔が一気に真っ赤になった。それこそ名前の通り熟した林檎のように。
 間近で揺れるアルノーは思いのほか真剣な目をしていて、情事後の恋人たちのそれとは違う心配が
含まれているのだろう。
 けれども今のラクウェルには何を聞かれようとそちらのことにしか頭が働かず、気恥ずかしさ極ま
って彼に背を向けてしまった。
 背後で一瞬だけ呆気にとられたあと、苦笑するような気配。
 ふ、とアルノーの腕がラクウェルに伸びてきて、後ろから抱きしめられる。
 暖かな身体が触れ合って、ラクウェルの緊張感とも羞恥心とも言いがたい感情が少しずつほぐれて
いく。
「……あたたかい」
 素直にそう口に出してみると微笑まれたような気がした。
 アルノーが身じろぎし、耳元に息がふきかかる。背がぞくりとして、耳まで赤くなるのが自分でも
わかる。
「――ご馳走様でした」
 なんて、ふざけたような台詞を囁かれて。
 思わずラクウェルの肘鉄がアルノーの鳩尾にヒットした。

 それがアルノーなりの気遣いだったということを知ったのはもう少し先のこと。
 知ったところで気遣いの方向性とタイミングを間違えていることに違いはなく、ラクウェルは呆れ
るばかりだったのだけど。

265 :


 台風一過とはよく言ったもので、翌日にはからりと晴れた。
 澄み切った空の下、無事山を降り帰還した二人を出迎えたのは勿論ジュードとユウリィ。
「アルノー! ラクウェル!」
 村の入り口まで来たところで、ユウリィの手を引き駆け出してきたジュードが嬉しそうに飛びついて
くる。
「心配をかけたな」
「僕は探しに行こうと思ったんだけど、ユウリィがきっと大丈夫だからって、一日待ってたんだよ」
「ばーか。こっちがどうだったかは知らねぇが、あんな雨の中何の手がかりもなしに来てみろ。あっと
いう間に遭難しちまうぞ」
「こちらでも降ってましたけど、そこまで酷かったですか」
 ユウリィは心を痛めた様子で眉をしかめる。
 確かにフロンティアハリムの中も道々に水溜りができていたが、木々の豊かな山のふもとであるこの
地域性を考えれば、それはむしろ恵みの雨だったことだろう。
「でもラクウェルさん、出掛けられる前に緊急用に念のためってエクソダスオーブを持っていかれまし
たよね?あの森では効果が無かったのですか?」
「え」
「あ」
 ユウリィの言葉に年長二人は固まった。
 探索開始時の地点まで空間を圧縮させ、引き戻してくれる古代と科学の融合体である貴重品。
 それを使えば一晩山小屋で缶詰になどなることもなく、一瞬にして村まで戻ることが出来たはずだ。
 ラクウェルがエクソダスオーブを持ち出していたことを知らなかったアルノーは思わず彼女の顔を
見た。
 彼女にしては珍しく、鳩が豆鉄砲を食らったような顔で。
「……すまない。忘れていた」
 と、告げた。
 アルノーは肩を竦め、ユウリィは困ったような笑みを浮かべる。
「ラクウェルでもそんなことがあるんだ」
 ただひとりジュードだけが、変に感心したような顔。
「でも無事帰ってきてくれてよかった。お腹空いたし、みんなでお昼にしようよ! ユウリィが
さっき準備してくれてたんだ!」
 言うが早いか、ジュードはユウリィの手を引いて宿代わりになっている工房へと歩き出した。
 ジュードに手を引かれながら、ユウリィも微笑んで「行きましょう」と促してくる。
 前を行く二人と少しだけ距離を置いて、年長の二人も並んで歩き出した。

266 :
「……すまなかったな」
 気落ちした様子で呟くラクウェル。
「ジュードじゃねぇけど、お前でもそんなことがあるんだな」
 別に責めるつもりはない。けれどもたった一晩とはいえきちんとしたベッドで眠るのと床に眠るの
とでは体力の回復具合が違う。まあ…今日の体力低下については、それだけが理由でもないのだろう
けど。
「でも、忘れていてよかった、とも思う……」
 ぼそりと。
 小さく囁いた声にアルノーがきょとんと瞬きすると、頬をほんのり染めた恋人の姿がそこにあった。
 思わず脳裏に去来する昨夜の出来事。
 アルノーの顔も赤くなり、同時に抱きしめたいという衝動が湧き上がってくる、が――

「アルノー、ラクウェル! 早く早く!」
 見ればもう大分向こうまで行ってしまったジュードが手を振って促していた。
 大体今時分は真昼間であるのだし。
「……ま、後からにするか」
「え?」
「なんでもない。それより飯食おうぜ。食ったらお前は少し休んどけ」
 行こうぜ、とアルノーもまたジュードと同じように、彼女の手をとった。
 が、パシッと叩かれて振りほどかれる。
「ひでーな」
「そういうのは、人前でするものではない」
 じゃあ人前じゃなければいいのか、と内心学習しておいた。

 雨上がりの村は露草に濡れた陽光を照り返し、キラキラと輝いている。
 乾いた空気を潤した自然の恵みに感謝するかのように、開墾に精を出す人々の姿。
 ところどころに出来た水溜りの中を面白そうに遊ぶこども達。

 やがて七色の光が空というキャンバスに大きなアーチを描き、吸い込まれそうな青の中に溶けて
いった。



267 :
終わりです
需要あるかどうかわからんけど(というかここ今も人いるのか知らんけど)
お付き合いしてくれた人はありがとうございました

268 :
うわー!
アルラクGJ!
需要あるよ!

269 :
GJ!
むしろこういうのがずっと読みたかったんだ
ありがとう

270 :
クソッ!投下に気づかなかっただと!?

271 :
>>270
マヌケめw

俺もだけどorz

272 :
今気づいた

273 :
かなり前の妄想をSSにできなくてそのまま垂れ流し
設定とか覚え違いがあるかも
2ndにも2周目があったら……2周目でアクセスすると剣の英雄になるトカ
でもそれだとストーリーがおかしくなるか?ロストガーデンとか核ドラゴン辺り
剣の英雄になると見た目も別人になるならつながるかな?
……いっそ女体化?
アナスタシアに出会ったせいで、アシュレーの中で
何かを守る存在の象徴=剣の聖女という意識が生まれ
変身すると剣の聖女になる(一時的に女体化する)ようになった
しかし女体化したアシュレーをマリナは受け入れられず
(妄想メモはここで途切れている)

274 :
>>273
さぁどれだ?
@ブラッドとアンアン
Aエッチなお姉さんとアンアン
Bティムとアンアン
Cカノンとアンアン
Dアナスタシア兄妹と3Pアンアン
Eトカ・ゲーとアンアン
リルカは俺の嫁だから無しでよろ→

275 :
せっかくの女体化なら@BEだろうが
文章で読むとアッー!にしか見えないじゃないか

276 :
Eはねえよ!そしてなぜマリアベルを抜いたッ!
BかD、もしくはFのマリアベルでお願いします。

277 :
そろそろスレが危なさそうなので保守

278 :
このスレまだあったのか 保守

279 :
身の危険は感じていた
けれど守るべき純血があるとはおもわなかった
おもいたくなかった
その日あえて近道を選んだのは自ら危険を呼び寄せたかったからかもしれない
どこか自分の純血を憎んでいた
数人の男たちに囲まれ口を抑えられたまま廃屋に連れ込まれた
猿轡をかまされ、服を剥ぎ取られ両手を縛られた
あとはやられ放題だ
男たちは自分が恐怖で動けなくなっていると思っていたようだった
けれどまるで他人ごとのようだった
処女も高貴な血筋も女を高く売るためにしか役に立たない
男たちはそれをタダで手に入れたかっただけだろう
両足を持ち上げられ、その間にある女の穴を男の肉棒にこじあけられる
男たちはきそって肉棒をつっこんでいく
商売ならここでよがり声の一つもあげるところだ
精液が高貴な血を汚すというなら、それで生まれた万人が汚いんだ
この男たちも そして自分も
自分の半分は、高貴な女の血でできている
残りの半分は、誰かの汚い精液でできている
自分の母親の半分も、そのまた母親の半分も
ならほとんど全部汚いんじゃないか
ひと通りやり終わった男たちは、両足を二つ折りにして別々に縛った
そして股を開かせると聖なる汚マンコだといって笑いあった
高貴な血と精液でいっぱいの
俺たちの誰かが新しい聖女の父親になるかもしれないぜと笑う
いや、誰かの親父がこいつの父親かもしれないぞと笑う
腹違いの妹か姉かもしれないと笑いながら、また興奮してきたのだろう
男たちはもう一度、血と精液まみれの穴を押し広げることに熱中した
気がつくと男たちの姿は消えていた
そして夜になっているようだった
体中が無感覚で動かなかった
縛られたままであるらしいことだけは理解した

280 :
男たちはまたやってきた
話からすると何人か入れ替わっているようでもあった
そして汚れたままの穴にかまわず精液をそそいでいく
胸や腹になすりつける者もいる
乳房はいくどもひねりあげられ乳首をかじられた
あえがないと言って殴られた
ずいぶん汚ないと笑われた
男たちは帰っていき、そして戻ってくる
汚い聖女だと笑っていた
ちがう聖女なんかじゃない 
そんな血欲しがったことなんてない
だから汚されたかった
逃れられると思っていた
けれど男たちに汚されるための女の体が欲しかったんじゃない
縛られたまま放置され、気づいたら別の天井を見上げていた
「気づいたかね?」
見知らぬ男の声がした
体は動かないが、ともかく床の上じゃなくベッドの上にいるらしい
自分の体が欲しいのかと問えば、男は面白そうにそうだと言った
「ただ働きはゴメンだからな。払いたくないなら元の場所に返してやろう」
男は闇医者だと名乗った
人の体を切ったりくっつけたりするのだと
「生身を欲しがる者がいるのさ、戦いで失った部分を欲しがるものが」
きつく縛られた躰の一部は、使い物にならなくなっていた
闇医者はそれを切り取り、作り物に置き換えた
使える部分は、誰かにくっつけるのだという
女の部分も壊れたのかと聞く
「大丈夫だ。商売もできるし子も産める」
作り物に置き換わった体を抱きたい男がいるものか
「ゲテモノ好きはおるよ」
ゲテモノか
「今後何をしたい。女を売るなら見てくれのイイヤツをつけてやろう」
汚れを祓いたい
自分から求めた汚れだったのに、その時そう答えていた

281 :
続きは?

282 :
保守

283 :
ヤキソバが食べたい

284 :
保守

285 :
age

286 :
保守

287 :
グレアヴよみたい

288 :
不覚にもカノンに悶え始めたッ!

289 :
保守!
ヴァージニアに今更ながらハマりだしたわ
相手は誰でもいいんだが

290 :
カノン×ティムが無いなんて・・・

291 :
>>290
カノンとアシュレー、ブラッドが欲求不満解消な馬鹿っぽいエロなら今書いてるが…
小僧も混ぜるべきか……?

292 :
文才と絵の才能がほしい

293 :
>>291
2nd好きだから待ってるよ
前にブラ×カノに小僧が絡むの読んだような…

294 :
正直グレアグのきっかけが掴めない

295 :
>>291
全裸で待ってる

296 :
291だけどできたんで投下。2に再熱したのが久しいので、色々間違ってたらスマソ。
ARMSの男二人がカノンと欲求不満解消とか思いついたんで投下してみる。
注意:キャラクターが壊れ気味(特にアシュレー)
   カノンが処女設定

297 :
 「…ハァッ…ハァッ…ん…んん…」
深夜、ヴァレリアシャトーの一室。ARMS本拠地には似つかわしくない女性の官能的な姿が月光に映し出される。
ワンピースが捲り上げられ、下着は脱ぎ散らかされ。あられもない姿で己の指を体に這い回らせるその姿はもはやただの本能に負けた女にすぎない。
それが普段、気と戦場が代名詞とも言える人物のものだというのだから、なおさら異様な光景であった。
「……アッ…ふううう……ッ!」
びくびくと体を痺れさせ、あと一歩で意識が飛ぶ。快感と充実感がが彼女を満たしてくれるはずだった。
「随分と派手にしちゃうんだね。カノンって。」
聞きなれた青年の声で、カノンは現実に一気に引き戻された。冷水を浴びせられたように体を跳ねて起こし、もはや意味もないのに体をシーツで必に隠す。
なぜ彼がここにいるのだ?!いやそれよりも、こんな夜遅くにどうして訪ねてくるのか?!
「……きっ…貴様ッ!なぜここにッ?!」
自分の一番見られたくない姿を目撃されたというショックで、頭の中はいつもと違ってパンクしそうなくらいに冷静さを失った。
彼がなぜここに来たのかはどうでもいいのに。それよりも、今目撃したことを彼がどう思っているか、それを漏洩しないかが重要だというのに。
「え?普通にさ、明日の任務の確認でもしとこうかなと思って。」
「それは就寝前にしたはずだろう!今何時だと……!!」

298 :
「だってさ、明日は危険な任務だから。念入りに確認したくてね。ブラッドがさ、カノンなら遅くまで起きてるんじゃないかって。」
けろりと言ってのけるアシュレーの後ろから、さらにカノンのショックを大きくする人物が現れた。アシュレーは一人でここに来たわけではなったのだ。
「……!!そんなことのために二人でどうして来るッ!!」
「お前は元はといえばアシュレーを始末するために仲間になったようなものだからな。念のためだ。アシュレーがここでロードブレイザーにならんとは言いきれんだろう。」
特にお前がそんなことをしていたのを目撃して興奮したらな、と言って余裕たっぷりにニヤッと笑うブラッドが更にカノンの癇に障った。
怒りと羞恥でぶるぶると震え、攻撃態勢に入ろうとするカノンに、アシュレーはさらに追い討ちをかけた。
「打ち合わせってのは嘘だよ。カノンって寝てるときどうしてるのかなって、ブラッドと飲んでたら話題になっちゃってさ。」
それで覗きにきたんだ、とまるで悪戯をした子供のように笑うアシュレーだったが、していることは子供の悪戯では済まないものだ。しかもいい大人二人が。
「そしたらカノンがあんなことしてるだろ。これは見逃すわけにはいかないなって。」
「……何が…望みだ……ッ!」

299 :
カノンが食って掛かるのを待っていたかのように、アシュレーとブラッドは顔を見合わせ、カノンに二人で一気に襲い掛かった。
「……くうッ!!」
全身を義体に置き換え、その全身武器ともいえる身体を振るうカノンでも、日々過酷な任務をこなすARMSの仲間の男二人を満足に相手にはできず、即座に自由を奪われた。
しかも、あのような行為に及んでいた後、冷静さを欠いていた彼女ではアシュレーとブラッドの敵ではなかった。
ブラッドがカノンを後ろから羽交い絞めにし、アシュレーはカノンの纏っていたシーツを剥がし、咄嗟に彼女の腕を封じる。
足をばたつかせ抵抗するカノンに、アシュレーはにっこりと笑ってカノンの耳元で囁いた。
「いいのかな、カノン。さっきのこと、みんなに言っちゃうよ。ティムなんてまだ子供だから、どんな顔するかな。」
カノンの足がぴたりと止まる。
「今晩一回だけ付き合ってくれたら、黙っててもいいんだけどなあ。」

300 :
普段の熱血漢の青い振る舞いの青年からは想像もつかない言葉の数々にカノンは驚いたが、そこは意地で反論した。
「……ふざけたことをッ!ブラッドはともかく、お前には女が……ッ!」
マリナの存在を指摘されたアシュレーは、頭を掻きながらもじもじとカノンの耳元から顔を離した。
「……だってさ、マリナのやつ…ボクが久々に帰ったってのに、あの日だからって…させてくれなかったんだ。」
こいつら、ウブな顔してやることはやっていたのか…ッ!とカノンは別の意味で憤慨したが、それどころではない。こいつらの性欲処理に使われるなど、たまったものではない。
「だからッ…!すごく溜まっているんだッ!!このまま我慢してたらいつ欲求が爆発してロードブレイザーになってしまうかッ!!ボクは…ボクは怖いッ!!」
「そういうことだ。協力してやってくれカノン。ついでに俺にもサービスということでな。」
「頼むカノンッ!!僕の煩悩を凶祓ってくれッ!!」
「貴様らぁッ!!今すぐ凶祓われて切り刻まれたいかッ!!」
深刻そうでいて実際そうではない台詞を深刻な顔で言いながら、さりげなくワンピースを脱がせ、豊かな胸を掴むアシュレーに、カノンは思い切り頭突きを喰らわせた。
「いたた…なんでボクだけッ?!」
「ふ…ふざけるなッ!!そんなことなら町にでも行って適当に引っ掛けてこいッ!!アタシは性欲処理係などごめんだッ!!……はうんッ!!」

301 :
怒るカノンに、背後からブラッドがカノンの敏感になっていた乳房を掴み上げ、カノンの言葉を遮った。
「ああ、ずるいってブラッドッ!ボクだって早く触りたかったのにッ!」
アシュレーも負けじとカノンの空いた方の乳房にむしゃぶりつくと、それまで抵抗していたカノンの体は力を失って悶え始めた。
「……あああ……ッ!そんなに…強く揉むなぁッ…ッア……痛いッ……!」
鍛え上げられた筋骨隆々とした手でついさっきまで弄っていたところを強く揉みしだかれ、カノンの体は熱を一気に呼び覚ました。
「カノンって、やっぱりおっぱい大きいんだね。マリナも結構大きいけど、また違った感触でいいよ。太股も…むっちりしてて……」
頬を豊かな乳房に摺り寄せながら、太股をアシュレーが撫で回す。自分の手とは別のごつごつした生身の人間の手が這いずり回る感覚に、カノンは体をぞくりと震わせた。
首筋にブラッドが背後から口付ければ、カノンはひッ!とか細い悲鳴を上げた。硬くなった乳首を太い指でしごかれ、カノンの感度は上昇する一方であった。
自分でするよりも、気持ち…いい…しかし、この感覚を、カノンは認めたくなどなかった。
「……やッ……やめ……ッ…痛……」
「本当か?ならこれは一体何なんだろうな?」
「……ッ!!」
ブラッドが腰支えていた手をカノンの下半身に滑らせ、茂みをかき回すと、卑猥な音がぴちゃぴちゃと響いた。
羞恥にカノンの頬が真っ赤に染まる。違う。これは断じて……
「そ、それはさっきまで自分で弄っていたから……ッ!」
「ほほう。自慰を認めたな。」
「よく見えてなかったけど、そこも弄ってたんだ。いやらしいんだね、カノン。」
そのままスリットに大きな掌を滑らせて中に潜む濡れた芽を擦るブラッド。そして腹に舌を這わせるアシュレーに、カノンはただ情けなく愛嬌を漏らした。

302 :
自分以外に弄らせたことのない女の部分を男の、しかも逞しい体の持ち主に弄ばれ、さらに体中に他人の舌が這う感覚にカノンは頭がくらくらした。
「……あんッ……い…嫌…嫌…なのにぃッ……」
抵抗する声はよもや男を誘う声でしかない。いつもの女を見せない彼女が音を立てて崩れていく。
くちゅり、と己の体液が敏感な芽の突起に擦り付けられる度、カノンは腰を揺らめかせて悶えた。
「……カノン……いいな……実に…そそられるッ!」
揺らめかせながらも逃げようとするカノンの腰をブラッドは乳房から手を離して押さえつけた。
こりこりと芽を弄ぶ指の動きを早め、濡れそぼった下口に太い指を挿入すると、カノンはいやいやと首を振った。
「そろそろ素直になればいいのに。お互い欲求不満を解消してるだけだろ?」
悪びれもせずしれっとアシュレーが言い、がら空きになった両胸をがっちりと掴んで揉み解す。ハアハアと荒い息をしながらカノンはされるがままだった。
男の指が、異物が侵入し、己の内側を蹂躙しても、カノンにはただ喘ぐ行為しか許されなかった。
(あたし…どうしちまったんだ……ッ)

303 :
それでもカノンの心は完全に解きほぐされてはいなかった。とどめなく愛液が蜜壷から溢れ、尻に伝って入り口が解されていったとしても。
(嫌だ…ッ!こんな…アタシはこんなことをするために……)
こいつらの仲間になったんじゃない、と繰り返し叫ぼうとするが、それらはすべて甘い吐息変わってしまっていた。
「やはり…いいな。以前から、こうしてお前がどう抱かれるのかを見てみたかった。」
ブラッドの言葉に、目を大きく見開くカノン。以前から?以前からそんな目であたしを見ていた?!
いけすかないやつだったが、同じく戦場に身の安らぎを求めている者同士、多少なりとも頼りにしていたこの男がそんなことを?!
「……お前の格好は戦闘では過激すぎるんだ。特にこのあたりがな。」
ゆっくりねっとりと指を引き抜き、愛液でぬるりとした手でカノンの内股を摺る。むっちりとした太股に指が食い込み、カノンは引き抜かれた例の箇所がひくひとひくつくのを感じた。
「……ぁッ…はぁぁ……ハァ…ハァ……」
「カノン…ソコ、随分ともの欲しそうだけど、大丈夫なのかな?」
いつの間にか胸の感触を楽しんでいたアシュレーがカノンの下半身をまじまじと見ていた。カノンの顔に一気に血が集まる。見られているッ!見られているッ!!自分の恥ずかしいところをッ!!
この、いつか始末してやると心に決めていた小僧にッ!!
カノンの憤る心とは反対に、ソコからはとどめなく、見つめられれば見つめられるほど蜜が溢れ出ていた。
「すごいなあ。マリナよりずっといやらしい……」
「う、うるさいッ!!そんなにあの女がいいならあの女に存分にしてもらえッ!!」
何かと自分の彼女と比べるアシュレーに、カノンは怒った。ただでさえ作り物の体なのだ。普通の女性とは違うことなど嫌というほどわかっている。
「…あ、いや違うんだよ、カノン。カノンも綺麗だなってその……」

304 :
「アシュレー、女を抱くときは他の女の名は出すな。相手の機嫌が悪くなるし萎える。」
焦るアシュレーにさりげなくレクチャーをしているブラッドに、カノンはさらに機嫌が悪くなる。こいつら一体、あたしを何だと思ってるッ!!
「ふん、ろくに女を抱くマナーも知らないやつがあたしを脅迫して欲求不満解消か。笑わせるな。」
心に余裕ができたカノンは、髪の毛を掻き揚げ挑発するように腕を組み、胸をたくし上げた。アシュレーはたいしたことない。問題は…ブラッドだ。
経験はおそらくアシュレーよりかは豊富…な上に自分のよく感じるツボを的確に攻めてくる。こいつは強敵だ……貞操を奪われる前に何とか隙を見て逃げたいが、無謀に思えてくる。
自分が経験豊富に見せ、言い負かして相手の気を削いでしまえばやる気も起こらなくなるのでは…と考えてはみたが、甘かった。
「じゃあ言うけどカノン、君はその…経験豊富なのかい?」
ぼそりと恨みがましい目でアシュレーが呟く。
「ハァッ?!そんなもの決まってッ……!!」
ここで言い負かそうとカノンが虚勢を張ろうとしたとき、その戦法はたやすく打ち砕かれた。
「嘘だな。」
またもやここで奴に邪魔されたッ!カノンは、アシュレーが一人でやって来なかった理由をここまできて嫌というほど思い知った。
性的知識にまだまだ不安のあるアシュレーは、おそらく自分一人ではカノンを言いくるめる自信も、襲う自信もなかったのだ。そこでもう一人、強力な助っ人を連れてきたのだ。
「……なッ!貴様に何がわかるッ!!」
「経験豊富なやつが自慰を見られただけであそこまで恥ずかしがりはしないと思うが。」

305 :
「〜〜〜〜〜〜ッ!!!」
墓穴を掘るばかりの自分に、カノンはぎりぎりと奥歯をかみ締める。今日はの自分はおかしい。いや、欲情が溜まって自慰を行っていた時点でおかしかったのだろうか?
「えーッ!カノン、君もしかして処…」
「言うなあああああッ!!だから何だッ!!わかったらこの馬鹿げた行為を今すぐ中止しろッ!!このケダモノ共めッ!!」
足をぴったりと閉じ、顔を真っ赤にさせて叫ぶカノンの姿は、普段の落ち着いた、大人の女性を思わせる風貌とはかけ離れていた。
そう、まるでこれから汚されるであろう無垢な少女のような。
男など今まで必要なかった。だから欲さなかっただけだ。だから交わらずに一人で事足りていただけだ。それをこいつらは……ッ!!
「そうか……それならば仕方がない。」
腰を拘束していたブラッドの腕が緩むのを感じ、ほっとそのまますり抜けてやろうとしたその時。
「もしものときは必ず責任を取る。いいなカノン。」
「……なッ!!……なななッ!!!」
緩めた腕はがっちりと太股をつかみ、貝のように閉じていた足を意図も容易くこじ開けた。ぬらりと糸を引いて開かれた花弁は、赤く色づき、本人の意思とは正反対に男を欲していた。
「なぜそうなるッ!!」
「……カノンって鈍いなあ。そこいらのゴロツキやモンスターにカノンの処女を奪われることがある可能性があるなら、僕らが奪いたい……そういうことさ。」
言っている言葉は恐ろしいのに、アシュレーの顔は穏やかで慈愛に満ちていた。仲間を慈しむ時の、あの顔だ。
「馬鹿かッ!!そんなヘマ、あたしがするかと……ッ!!」
言っていることが無茶苦茶だッ!と暴れるカノンを、ブラッドが押さえつける。
「現にヘマをしでかしてこういうことになっているが?」

306 :
もはや反論する気力も沸いてこない。そこまでして、ヤりたいか…ッ!ああ、こいつら最低だッ!仲間だなんて、一瞬でも信じていた自分が馬鹿だったッ!
「あのさ…で、どっちがカノンの初めてを?さすがにいっぺんは無理だよね。」
またもやさらっと恐ろしいことを言うアシュレー。一体どうやったら二ついっぺんになどと、そういう発想が生まれるのか。
「……アシュレー、まさか無理でなかったら入れるつもりか。」
「ちっ、違うッ!それぐらいわかるってッ!…その……ボクってほら、マリナの初めて貰っちゃったわけだし……」
マリナに責任を取らなきゃいけないから、いざというときに、責任取れない…かも…などと言いながら顔を赤らめノロケるアシュレー。先ほどの台詞はどこへいったのやら。
「だから、頼むよブラッド。痛くしないでやってくれよ?」
「……承知した。」
まるで大事な任務を遂行する前のような顔で頷くブラッド。痛くしないなど、この男の体格を見れば不可能だろう。
カノンはみるみる顔が引きつっていくのを感じた。よりによって、この男とは…この義体は…そういった方面ではどうなのだろう。
初物でも、痛むのだろうか。それが原因で、不具合を起こしたりはしないのだろうか?
肉体を切り離したこの体では処女を失うということは問題になどならない。問題は、カノンのプライドだった。
返り血に汚れた自分には、愛する男とどうこう、という幻想など抱くことはない。しかし……
心を通わせていない男に体を提供するのは御免だった。男に体を提供する、という自分が下手になってしまう状況が許せなかった。そして怖かった。

307 :
男を知ってしまったら、自分は一体どうなってしまうのだろうかと。
「……カノン、一応念入りには解しておいたが、傷つけてしまうかもしれん。先に謝っておく。」
カノンの体を背後から引き寄せ、アシュレーに見えるかのようにカノンの足を開いたまま持ち上げる。
「……よせッ!……もう嫌だッ!こんな…こと……ッ!」
ぴちゃ、と男性器をあてがわれたカノンは弱々しく抵抗した。脈打つ熱い熱が伝わる。視線は上を向いたまま。
おそらく規格よりも上回っているであろうそれを、カノンは直視することなどできなかった。
「……どうして、こんな……ッ!」
弱々しくも元凶の二人の男を睨みつける。なぜあたしなのだろう。こうして、手篭めにしておけば気軽にできるから?それともどうしても我慢ができないからか?
どとらにせよ、くだらない理由だ。
「それはね、カノン。」
睨みつけるカノンに、アシュレーは笑顔で返した。
「カノンのことが大事な仲間で、もっと僕らを信じてほしいからだよ。」
していることとは間逆とも言える言葉に、カノンは驚愕する。そして、同時にカノンの腰に杭が下ろされ、カノンの純潔を貫いた。
「ッアッ――――――アアアアッ!!」
思った以上に凄まじい質量を伴って、それは彼女の膣に侵入した。はしたない叫び声を上げるカノンに、外に聞こえるぞ、とブラッドが口を掌で塞いだ。
「…ッ!ふぅッ……かはッ!」
すべてが収まりきると、奥に当たってカノンは身悶えた。子を成す力はもはや備わってはいないそこに、痺れを感じる。

308 :
「あ……お…奥に……ッ!」
あれだけのものを収めても、義体は痛みを感じなかった。むしろ、カノンは繋がるそこから甘美な痺れすら感じていた。生身の体であったのだったら、どうなっていただろう。
少女のように、痛みにもだえ苦しんだだろうか?
カノンの表情は痺れに陶酔しきっていた。
「あう……ひぃ……ッ!」
カノンが痛みを感じていないことを悟ると、上下にスイングを開始する。
じゅる、という厭らしい音と共にカノンの体と花弁がかき混ぜられ、だらしなく口を空け、そこからは女のそれが紡ぎ出されていた。
ぐちゅぐちゅとしどけなく滴る蜜。とろんと陶酔した瞳。張り付いた髪の毛。普段凛と人形のように澄ましている彼女が嘘のようだ。
「あっ…あっ……すごいッ!……駄目ッ!」
奥に到達するたびにエクスタシーが体内を支配する。一人では決して得られない喜び。
カノンは全てをさらけ出してしまっていた。本能のままに。
「……ッ…ふああッんッ……あん……」
「やっと、そういう顔してくれたね、カノン。」
「……え……?」
「その顔が、見たかったんだ。」
再び奥に強く打ち付けられた楔に身を震わせながら、カノンはぼんやりと反応した。
「カノンってさ、いっつも気が張ってるというか…その、嬉しいときもこういう嬉しいじゃなくて、戦う狂喜みたいなものがあってさ、こういう顔、してくれないなって思ってて。」
当たり前だ。誰がこんな顔など、してやるものか。
「僕らのこと、そこまで信頼してくれないのかなってね。」
「……どう…いう……」

309 :
……どう…いう……」
「寝ている顔を覗きにきたのも、カノンが気を許しているときがどんな顔か気になったからなんだ。」
「身が繋がれば心もおそらく…わかるな?」
言葉が素直に染み込んだのは、この麻薬のような快楽のせいだろうか。
「カノン、僕らで気持ちよくなっていいんだよ、もっと……」
カノンの目の前でアシュレーのズボンが下ろされる。上を衝く象徴は、限界まで膨らんでいた。
力のない瞳で困惑するカノンに、アシュレーはそれを緩んだ唇を押して捻じ込んだ。
「ふぐッ……」
口を塞がれ、カノンが涙目になる。
「んッ…んんん……むぐう……!」
「カノン、歯を立てちゃ駄目だよ。舌使ってしゃぶって……」
カノンの顎に手を添えながら、アシュレーはカノンの口を蹂躙する。戸惑い、されるがままのカノン。下半身にはブラッドが繋がったまま。
アシュレーの言うとおりに舌を這わせてやると、アシュレーはぴくりと反応した。
「……ぷぱ…気持ち…いい…のか…?」
一度口を離し、カノンが尋ねると、アシュレーは顔を赤らめて頷いた。余裕があるのかそうでないのか全く掴めない。
だが、この男が喜んでいるのも事実なようで。カノンの内に、何かが芽生えるのを感じた。
相手が喜ぶことを、自分がしている。戦闘以外で。
再びイチモツを咥えてしゃぶってやると、アシュレーは困ったような、それでいながらも続けてほしそうな悩ましい顔をした。
カノンはそれに応えてやることにした。いいだろう。あたしが満足させてやらんでもないぞ。
「ん…ふむ…」

310 :
ちゅっと時々吸ってやると、それはびくんと跳ねて反応する。カノンの口からはいつしかはしたなく涎が伝い始めていた。
カノンが咥えしゃぶることに夢中になっているのをしばらく様子見していたブラッドだったが、面白くないといわんばかりにカノンの腰を掴んで運動を再開させた。
「ふぶッ!ぷふァッ!」
思わず口を大きく開けてアシュレーのモノを離しそうになるカノン。だが双方とも容赦はしなかった。
「俺に酔ってもらうのはかまわんが、アシュレーのも気持ちよくしてやるんだ、カノン。」
「あっ駄目じゃないかカノン、ブラッドのがいくらボクより大きくて魅力的だからって……」
上も下もひとつしかない体を攻められ、カノンは自身がどろどろに溶かされていく感覚に陥った。
ああ、このまま溶けてしまいたい。一人ですることよりも、繋がることがこれ程までにいいなんて……
「ん……ふあッ……ひもひ…ぃ……」
自ら腰を動かし、吸い付く様はもはやプライドも何もなかった。ただ、お互いを感じたい、その感覚だけがカノンを支配していた。
「満足か。ならばよかった。」
「…ハアハア…舌がざらざらですッごくやわらかくて…程よく摺れてッ…ああッ…もう我慢できないよカノンッ!」
アシュレーの限界が近づき、カノンの口の中で膨張しきったモノが圧迫する。
「んんん……」
苦しく、悩ましげな表情で呻くカノン。

311 :
「……お前に欲情するなど…俺がおかしいのかと思ったが……そうではなかったのだな。」
「……ふんむう……ッ!」
ブラッドがカノンの乳房を後ろから掴み抱え、優しくマッサージしてやると、カノンのソコがきゅっと締まる。
「……カノン……綺麗……だぞ……」
後ろから抱きかかえられたままで熱く囁かれ、耳たぶを甘く噛まれ、カノンの理性は一気に吹き飛んだ。
(もっと…もっと、して……)
彼女の中の女が完全に姿を現す。己を汚す存在に体に腕を回し、撫でさする。
「カノン…ね、もう……」
アシュレーが苦しそうにカノンの頭をつかみ、ブラッドが尻を鷲づかみにし、固定する。カノンは驚いたが、ぐずぐずに溶けた体では、もうどすうることもできなかった。
「……出す……ぞ……」
「――――ッ!!!!」
頭が真っ白にはじけ飛び、双方の異物を締め上げる。
カノンの眼帯から本物の涙が雫のように流れ落ち、同時に欲情が双方に打ち出され、カノンは果てた。
ベッドに崩れ落ち、ひくひくと体を痙攣させ、秘唇と口からどろりと欲情が伝う様は、妙に色っぽかった。
「ちょっと…やりすぎた……かな?」
「いや。まだまだだ。あと数回ぐらいは……」
「貴様、何をふざけたことを言っている。」
先ほどまで倒れこんでいたかと思っていたカノンが、起き上がりながら汚れをシーツで拭っていた。もう既に、いつもの表情に戻っている。
「……残念だなあ、せっかく可愛い顔してたのに。」
「馬鹿を言うなッ!貴様らッ!覚えておくんだなッ!この仮は……」
「何だ?三倍にしてか?夜伽なら俺は嬉しく頂戴するが。」

312 :
「……ブラッドッ!貴様ぁッ!」
怒るカノンに、でも気持ちよかったんだろ?俺も三倍気持ちよくしてもらわんとな。と、不敵に笑うブラッド。図星を指摘され、カノンはむくれあがる。
「だっ黙れッ!誰がお前なんかので気持ちよくなるかッ!!」
「あ、でもカノン、初めてがブラッドのだったら、他の人のじゃ満足できなくなるんじゃな…ってうわあああ!」
「望みどおり貴様らの煩悩を凶祓ってやるッ!!覚悟しろッ!!」
いつのまにか拘束を解いたカノンの異形の左腕が伸び、アシュレーを捉える。
「わーッ!ちょっと!!ちょっとカノン?!どうするつも…ぎゃあああッ!!」
ワイヤーで拘束され、アシュレーは仰向けに転がされる。カノンの瞳はギラギラと燃え盛っていた。まるで獲物を仕留める狼の如し。
「喜べ。お前で満足してやる。あたしの信頼を勝ち取りたければあたしが満足するまで相手しろ。いいな?」
「えッ…ちょッ!」
今度はアシュレーが困惑する番であった。ああ、ワイヤーなんか巻きつけられて…マリナに会うときまでに跡が取れないと、言い訳が大変なことに……ッ!
もし今日のことがバレたら……終わりだッ!!拒絶されるッ!!ロードブレイザーになったとき以上に拒絶されるッ!!
「……義体というのは疲れがないのか?」
「ふっ、どうだろうな。お前も試してみるか?ん?」
やれやれ、と首を振りながらもカノンに誘われるまま、ブラッドはカノンの体に手を伸ばした。

 結局カノンがへたり込むまで楽しんでしまったために、翌朝は三人ともどこか眠そうだった。特にアシュレーはげっそりしており、リルカにしきりに
「アシュレーどうしたの?」
と聞かれていたが、言えるわけもなくただ話を逸らすしかなかった。あれだけ搾り取られたのだ。今日の彼はピンチになっても恐らくアクセスッ!できるか怪しい。

313 :
「あの…大丈夫ですか?なんだか三人とも元気が……任務に障るんじゃ……」
癒しの呪文でもかけます?と空気を読めず聞いたティムに、アシュレーはげんなりとしながら頼む、とつぶやいて机に突っ伏した。
そんなアシュレーをカノンはちらりと一瞥すると、ブラッドの方に歩み寄り、こっそりと囁いた。
「アシュレーのやつ、意外とだらしなかったな。今度からは抜きだな。」
「お前…意外とハードな趣味だったんだな。ついさっきまで処女とは思えんかったぞ、昨夜は。」
むっと顔を赤らめながら、カノンはそういうお前も楽しんでいたくせに、と鼻を鳴らした。
「じゃああたしを最後まで満足させたお前は何なんだ?化け物か?」
「……かもな。」
次溜まったらまたよろしく頼む、と意味ありげに目配せしてからカノンは立ち去った。
子供コンビに囲まれて心配されているアシュレーを見ながら、まあたまにはあいつもつまんでやってもいいか、などどいう不埒な考えもこっそりと抱いて。
 そして、ヴァレリアシャトーの一室で、主のアーヴィングがせっせと映像ディスクにラベルを貼って箱につめる姿があった。
「お兄様、お食事の用意ができましたの。…お仕事中、ですか?」
「ああ。ARMSの重要な資金源をな。」
「まあ、お仕事頑張ってくださいね。」
妹ににこやかに微笑を返すと、アーヴィングはまたせっせと作業に取り掛かった。
だがそのラベルに『悩!女渡り鳥〜ヘタレ純情新人調教編〜』
などと書かれていたのをアシュレーをはじめカノンも知ることになるのはずっと後のことだ。

おわり

314 :
投下しようとしたら忍法帖で字数制限くらったんでぶつ切りになってレス大量消費してしまったがスマソ。
カノンがアーヴィングにこの後セフレで呼ばれちゃったり、ティムがコレットちゃんとの恋愛のお勉強に大人の夜伽を除きにいってしまったりするのはまた別のネタでw

315 :
リアルタイムキタ━━(゚∀゚)━━!
GJGJGJ!!!
ごちでした!

316 :
>>296
おれ おまえ すき

317 :
GJ!2好きだから嬉しいよ!
別のネタもいつか頼む

318 :
待てアーヴィング
なぜ撮れたww
しかも売る気か

319 :
>>318
そりゃだって自分のお城だから何でも仕掛け放題ですよw
たぶんカノンだと最終的にソナー使ってバレてアーヴィングが半しにされそうだがw

320 :
別ネタだけど、半分ぐらい出来た。ティムとリルカが大人二人を覗き勉強な方で。
(前の続きだからカノンとブラッドがセフレ関係みたいな感じ)
ここあんま投下頻繁じゃなさそうだから連続で同じヤツが同じシリーズの投下すんのアレかなと思うんだがどうなのかな。
べつにそういうのはおk?

321 :
>>320
豊作大歓迎
ここんとこSS枯渇してたから嬉しい

322 :
歓迎

323 :
出来たので早速投下。
ティムとリルカがブラッドとカノンのセフレ現場覗きな話

324 :
 「なあティム、お前コレットとはどこまでいったんだよ?」
「えっ?!」
ニヤニヤとしながら肘でティムの脇を突くトニーに、ティムはきょとんとした顔で応じた。
「どこまでって…えっと、この前二人でお花畑に行って……」
「ふんふん。」
「それから、コレットが作ってきてくれたお弁当、二人で食べたよ。とっても美味しかった!」
「で?!」
「それから…しばらく二人で話をして……気づいたら天気がよかったからお昼寝して……」
「だーッ!お前!!それだけかよッ!!」
「えっと、帰りは二人で…手を繋いだよ……コレットの手、あったかかったなあ……」
そんなことでも照れながら嬉しそうに語るティムに、トニーは地団太を踏んだ。聞きたいのはそういうことではないッ!
「お前らッ!チューとかしねえのかよッ!!チューとかァッ!!」
「えええッ!!!」
トニーのませた発言に、ティムが顔を真っ赤にする。コレットのことは大好きで、いつか大人になったらきっと……とは思っているが。
そんなこと、一切考えられなかった。それほどまでに、まだ双方幼く拙い恋なのだ。
「そ、そんなの考えたことないよ……」
「へっ、まだまだガキだなあ、ティムは。」
恥ずかしくなって俯いたティムを見て、トニーはゲタゲタと笑った。
「何だよッ!じゃ、じゃあトニー君はどうなのさ…マリアベルさんに、自分の気持ち言ったの?」

325 :
さすがにムッとしてティムが言い返すと、トニーはばつ悪そうに、しかしながら顔を真っ赤に火照らせた。
「ちっ…ちげーよッ!アイツは別にそんなんじゃねーんだかんなッ!!」
「でもトニー君、顔真っ赤だけど?」
「うっ…うっせえッ!!じゃーな!!!次までにはコレットとチューぐらいしとけよなッ!!!」
自分のことは棚に上げて、トニーは捨て台詞を吐いて走って行ってしまった。
「もう…素直じゃないんだから……」
いつになれば素直になるのやら、あーあ、とため息をついたティムだったが、そのため息は別の意味も含まれていた。
(子供……かあ。)
 確かに、コレットとはまだキスをしたことはない。彼女といると、もうそれだけで楽しくて、一緒にいるだけでよくなってしまう。
「そこが、子供ってことなのかなあ。」
戦闘でも常に一生懸命なティム。それとは反対に、アシュレーやブラッド…特に後者は年長者の貫禄か、戦闘でも余裕を見せることもある。
恋愛でも、きっと余裕なんだろうな…ともやもやと考え始めてしまう。天才と呼ばれたこの少年でも、やはり子供は子供なのだ。
(でも!きっと……アシュレーさん達だって、女の人と……そうだよ、ブラッドさんはともかくアシュレーさんはマリナさんとはきっとまだ……)
なかなか素直になれず、やっと打ち解け思いを伝え合った仲なのだ。そう進展することもあるまい。
だがそのティムの思考は甘かった。彼はすぐに現実を思い知ることになる。
「……マリナ……いいだろう?」
「……だ…駄目よアシュレーッ…まだお昼だもの……」
パン屋の裏口で、そのアシュレーとマリナが抱き合って口付け合っていた。なにやら怪しい台詞も聞こえてきていて。
アシュレーの手はマリナの尻の辺りを撫でており、明らかに怪しい素行だ。かといってマリナは嫌がる風でもない。

326 :
アシュレーがぼそぼそ、とマリナの耳元で囁くと、マリナは
「しょうがないわね、アシュレーったら。」
と言って、困ってはいるがまんざらでもない顔でアシュレーから離れ、パン屋の店番に戻っていった。
恐らく、「じゃあ夜ならいいかい?」などと囁いていたのだろう。アシュレーも口元が綻び、若干照れていた。
(アシュレーさん……マリナさん……なんて…大胆な……)
普通は恋人ならこれぐらいは日常茶飯事だろうが、初心なティムには大胆不敵な行為に見えた。しかもあのつい最近まで女ッ気のなかったアシュレーが、である。
(ううう…そんな…じゃあもしかして僕だけッ?!)
別に彼はまだ子供なのだから、そこまで進んでいれば逆にませすぎで恐ろしいのだが、トニーにからかわれたこともあり、ひどく真剣に悩んでしまっていた。
(もっと大人に…勉強、しなきゃッ!…ハッ!勉強ッ?!)
ときに恋愛とは、人を行動的にさせる。いつもはおとなしい少年が、大胆な行動に出ようと胸に闘志の炎を一人点していた。
 夜。ティムはこっそりとアシュレーとマリナの様子を覗くべく、パン屋に身を潜めた。
(大丈夫。きっと見つからないさ……!)
プーカは置いてきた。騒がれて見つかったら困る。
唯一明かりのともった部屋。そこを目指し、ティムはこっそり忍び足で歩み寄る…はずであった。
「あら?ティム君。こんな遅くに何か御用?」
ハッと振り返ると、そこにはマリナの姿があった。顔は女神のように微笑んでいるが、なにやら恐ろしいオーラが出ている。
「えっ…えっと、あの……」
「ごめんなさいね、パンなら今日は余りがないの。もしかしてアシュレーに大事な用かしら?」
「…ははは……えっと、その……」
「てっきり空き巣かと思ったのよ?用事があるなら遠慮せずにちゃんと玄関から来てくれていいのに。」

327 :
マリナの手に握られたおたまが、これほどに怖いとはティムは思わなかった。
「……ごっ…ごめんなさいいいいいいッ!!!」
マリナから気を感じたティムは一目散に逃げ出した。いつもはにこやかな女性の笑顔が、あれほどまでに恐ろしいとはッ!
「あれ?マリナ。さっきティムの声が……」
「用事があったみたいだけど、明日にしますって、帰っちゃったわ。」
「そう……?……じゃあマリナ……早速……」
とびきりの笑顔を向け、マリナは愛しい人の胸に飛び込んだ。甘ったるく、また卑猥な空気が部屋を包む。
静かに灯った明かりが消えるのを、ティムは情けなく見ているしかなかった。
(失敗……かあ。)
マリナさんがあそこまで感がいいなんて……と、半ば感心しながらティムは帰ってから眠りについた。
だが、これしきで諦めるティムではない。
(絶対、見返してやるんだ……!)
言い出したら聞かない、決心したら曲げない。これが彼の信念でありプライドなのであった。
 次の日。ティムは新たに標的を定めなおした。マリナとアシュレーはもはや不可能だ。昨夜のことで絶対に警戒しているに違いない。(特にマリナ)
だとしたら、身近でそういった深く関係を結んでいる人は……!
ティムが廊下でウロウロしていたのが幸いだったのか、それはすぐに見つけることができた。
「……またか?最近随分と頻繁じゃないか?」
「仕方ないだろうッ!……溜まるものは溜まるんだ…それに……」
もじもじと、カノンが目線を下に落とす。

328 :
「……やれやれ、光栄だな。お前専用の係とは。」
「バッ…馬鹿言うなッ!あたしについてこれるのがおまえぐらいだからッ!」
ああわかってるよ、ブラッドはカノンの顎に軽く手を添えると、じゃあ今晩な、と言って行ってしまった。
ブラッドとカノン。意外な二人だったが、そのやり取りには、「大人の何か」をティムは感じ取った。
(……ブラッドさんとカノンさんがそんな関係だったなんて……でも、これだ……!)
ガッツポーズをし、ティムはふふふ、と不敵な笑みを浮かべた。
が、そのティムの計画は思わぬ同行者を招くことになる。
「ティム、何してんの?」
「うわああああッ!!」
後ろから急に声がしたので驚いてティムはしりもちをついた。声の主は自称魔女っ子…リルカだった。
「ガッツポーズしてたけど。まさか……何か企んでんの?」
「な、ななな何でもないよッ!」
じと〜と、疑いのまなざしのリルカに、ティムは困惑しつつも取り繕う。しかしそんな下手なものが通用するわけもなく。
「嘘ッ!!白状しなさいッ!!じゃないと、コレットちゃんにティムがこの前……」
「うわあああああ!!!やめてええええッ!!!」
かくして、ティムの密かな研究活動は、リルカをも巻き込むことになった。
「ど、どうしてリルカさんも興味が……?」
「大有りよ!…それにしても知らなかったな〜♪カノンが、ブラッドとデキてたなんて☆キャッ♪」
恋話を聞いてはやし立てるおばさんのように、リルカは頬に手を当てて妄想モードに入っていた。
ティムが思うに、あの二人はそういういわゆる甘い恋人という感じではないような気がしたのだが……

329 :
「大人の恋の駆け引きッ!絶対見とかなきゃ……やっぱ、こう、オトナなのかなッ!うふふふ〜……」
言っていることが「大人」しかないのだが、ティムはもはや突っ込まないことにした。
「リルカさん…別について来る事に関しては何も言わないけど…見つかるのだけはよしてくださいね?」
「わかってるわかってるッ!へいきッ!へっちゃらッ!ついでにコレットちゃんへのアプローチの仕方もあたしが教えちゃうんだからッ!」
そうしてティムは、この後リルカの自論を延々と聞かされる羽目になったのだった……
 いよいよ作戦決行の夜。ティムとリルカは密かに天井に忍んでいた。覗くのに丁度いい隙間があったのだ。
「リルカさん、本当に大丈夫なんですか?」
「大丈夫よッ!こーゆーときのために、気配を消す魔法を密かに一人で勉強してたんだからッ!」
「……そういうのはすぐ覚えるんだ……」
「なによッ!……ティムまでテリィみたいなこと言って……」
呆れたティムの態度にムスッとむくれるリルカ。テリィも散々だ。リルカにちょっかいをかけてしまうのは、彼女が好きだからなのに。
「でもどうしてリルカさんが?」
「……あたしも、オトナになりたいんだもん。」
リルカはアシュレーのことで失恋している。それをまだ引きずっているのも……
「リルカさん、もしかして……」
「そーよッ!まだ吹っ切れてないのッ!…しょーがないでしょッ!……だから、オトナになって吹っ切るのッ!」
リルカもリルカなりに前進しようとしているらしい。
「アシュレーなんかよりずーーーーーッと、カッコイイ彼氏作って見返してやるんだもんッ!」
「……あの、リルカさん……」
「ん?なに?」
先ほどからもやもやしていたティムは、思い切って聞いてみた。

330 :
「テリィ君のことは……どう思ってるの?」
「はああああ?!あんなの、ただのお子ちゃまじゃないッ!ハンチューガイよ、ハンチューガイ!あたしに意地悪しかしないし。」
あっさり切り返すリルカに、はああ、とティムはため息をついた。なぜ自分の周りはこうも素直にならない男が多いのか……
「リルカさん……テリィ君は……」
「シッ!来たわッ!!」
扉が開き、カノンがまず入ってきた。それもそのはず、ここはカノンの部屋だ。任務を終えたばかりのようで、服が乱れ、少し疲れているかのように見える。
汚れを流すのか、そのまま彼女は浴室へ消えた。
「……なんだ、まだだったみたいですね。」
「ふ〜む、まずはお風呂に入って、と。」
拍子抜けするティムと反対に、几帳面にメモを取るリルカ。なぜこの力が勉強に生かされないのか……
恐らくテリィが見ていればまた小言を言っただろう。そして、照れ隠しの愛の言葉の羅列もおまけに。
「あ、ブラッドさんだ。」
続いて、ブラッドが部屋に入ってきた。特に何も持っておらず、グローブも外しており楽な格好だった。
「ふ〜ん、部屋で待ち合わせね。男の部屋に女が行くんじゃないのね。」
ドカっとベッドに腰を下ろすと、ブラッドはタバコをふかしていた。なんというか、あまりロマンチックな空気ではない。
「……うっ…なんか、ちょっとイメージと違ったってゆーか……」
「リルカさんが期待しすぎなんですよ……」
「もう!うるさい!」
ひそひそと小突きあう子供二人。リルカのとっておきの魔法がなければ、即座に見つかっているだろう。果たして、うまくいくのか……
 カノンに部屋に呼びつけられ、タバコをふかして彼女の入浴が終わるのを待つブラッド。これから女性の相手をするにしては、機嫌はあまりいいとはいえなかった。
結局、いつもの「あれ」なのだ。あの一件以来、カノンは自分の欲求が溜まるとすぐに彼を誘うようになった。片棒を担いだアシュレーはマリナに通うのに忙しい。

331 :
初めてが自分だったので癖になっているのかもしれないが、結局カノンの並外れた体力についていけるタフガイは彼ぐらいだというもので。
「……俺を何だと思ってるんだ、あいつは……」
恋人でもない、ただの情夫のようなこの状態。しかも最初はこちらが優位だと思っていたカノンに振り回されている、この現状。
どうもなんだか癪に障る。しかしひそかにそれを楽しんでしまっている自分もいるわけで。
カノンのシャワーを浴びる音が止まり、浴室のドアが開閉される音が響くと、カノンはすぐさま彼の目の前に姿を現した。
一糸纏わぬ姿のまま。風呂上りそのままの姿でカノンはつかつかと歩いてくる。だがそこに色気はあまり存在しない。
義務的というか、ただ自分の欲を開放する作業を行うだけというか。
「……脱がせる楽しみぐらい、残しておいてくれないのか?」
「どうせ脱ぐ。それに皺になるのは嫌だ。」
それでも眼帯だけは外していない。そこだけは妙にエロティックなのだが、彼女が壁を作っていることには間違いない。
「今日は疲れているから、少し優しくしてくれ。」
自分から呼びつけておいてこの態度。こいつ…本当に人のことを何だと思っていやがる……仏頂面でブラッドはカノンの体を抱きかかえた。
いつもならそこから激しい交わりに突入するはずであったが、今日は違った。
カノンをベッドに横たえたきり、ブラッドは一切手を出さず、じいっとカノンの姿を眺めるままであった。
 「うわ〜カノンって大胆ねッ!素っ裸で恥ずかしげもなく…う〜ん…あのプロポーションうらやましいわ〜……」
「カッ…カノンさんの…ッはッはだッ……」
「こんなことぐらいでビビッてどーすんのよッ!もうッ!ホントに子供なんだからッ!」
あわわ、と慌てふためくカノンを抑え、リルカはメモを取りながら観察していく。どうしてさっさとはじめないのかしら…?もしかして、間とか……?
いや、もしかしたら準備するのかも……

332 :
 「……」
ベッドに横たえられたまま、何もしないブラッドにカノンは苛立ち始めていた。頬杖をついてただぼんやりと見てくる男。いつもならすぐに済ませてくれるのに。
「どうした?早くしないのか?」
眉をひそめたカノンに、ブラッドはこれといって反応せず、無表情を装った。
「……俺はお前の情夫じゃないんだ。なぜお前の言うことを聞く義務があるんだ?」
「……ッ!」
予想外の答えに、カノンはたじろぐ。昼間、廊下で誘ったときはやる気だったのに……ッ?!一体、どういった風の吹き回しだろう。
もしや、誘いすぎたか…?頻繁だから飽きたかもしくはする元気がないのか……?
もはやこの欲求不満の解消という流れ慣れきってしまっていたカノンは、重要なことが見えていなかった。
「……お前の相手をするのも楽じゃないんだ。」
この男にも、そういった類の、いわゆる人の温もりを求める心があったことを。
「この際、そろそろはっきりしないか?こういった関係をお前が望むなら、お前もどこかで男でも買うといい。」
お前ほどに腕があるならナメられんだろうし、と付け足してブラッドはベッドから起き上がった。
「バッ…馬鹿言うなッ…そんなことをするぐらいなら自分で……」
「じゃあ今から自分で慰めるんだな。俺は帰らせてもらう。」
完全にベッドから離れ、今も帰ろうとドアノブに手を掛けるブラッドに、カノンは複雑な思いを抱いた。
この男も、自分も、人と同じような幸せを望める人間ではない。アシュレーのように、帰る故郷があるかというと、無いに等しい。
ブラッドには帰る場所は存在するが、それは自分への戒めや義務にとらわれている部分が大きい。
カノンもブラッドも、背負っているものが重過ぎる。特にカノンは、身体面で普通の幸せを望むことは出来ない。
渡り鳥として、器が朽ちるまで各地を凶祓いしてさ迷うのが永遠の定め。自分で決めたことだ。

333 :
だから、お互いのこの関係は理にかなっていて、充実しているのだと考えていた。
(……帰ってほしくない……)
彼の言うように、自分一人で慰めればいいものを、どうして彼を渇望するのか。関係を終わらせるのは簡単だが、それはもう体を重ねるうちに、戻れないほどになってしまっていた。
(……抱いて…欲しい……あの男の体が、欲しい……)
気がつけば、ベッドから這い出て奴の背中に自らの裸身を押し付けていた。
 (キャ〜ッ!!焦らして誘うのも、大人のテクニックなのねッ!!……迂闊だったわッ!ブラッドがテクニシャンだったなんてッ!パワータイプと思ってたのにッ!)
(うわあ…なんだか、違った意味でオトナっぽい……というかカノンさんのハダカ……ふう…コレットも大人になったらああなるのかな……ゴクリ……)
部屋でまさしく大人の駆け引きが行われている最中で、天井では子供二人がそれぞれ子供の反応をし合っていた。同じ部屋でも、天井の下と上では空気が大違いだ。
「やだっ…この前見た、スパイ映画のワンシーンみたいッ!出て行くボスに、愛人の人が行かないで〜ってするやつッ!」
「……リルカさん、それとこれは全然違うと思うんですけど……なんかブラッドさん表情的に不穏なこと言ってた雰囲気が……」
リルカの気配を消す魔法の副作用で、こちらの声も聞こえない代わりに、カノン達の声も聞こえづらくなっていた。
よって、二人とも行動やしぐさでなんとなく判断するしかなかったのである。
「……さ、どうするのかしら……いやんッ!やっぱり愛の言葉でも囁くのかなあ〜……」
勉強どころか、まるで恋愛映画を見に来たようなリルカに、ティムはゲンナリした。
(やっぱり…リルカさんについてきて欲しくなかったな……)
 「……で、これはどういう答えなんだ?」
背後から抱きつきしなだれかかるカノンに、ブラッドはあえて冷たく言い放った。これ中途半端な以上続けると、お互いに駄目になるだけだ。
何がと言うと、カノンにとってがよくない。彼女には普通の生き方が、女の幸せが望めないことはわかっている。

334 :
だとすれば、この中途半端な関係を継続していくことが一番よくないのだ。
彼女が自分を本当に必要としているならば、女を目覚めさせてしまった自分が最後まで責任を取るつもりだ。
だが、彼女がそこまで思っていないのであれば…戯れ程度であるならば…早めに突き放したほうがいい。長引くと嫌でも情が芽生えて彼女の傷が深くなる。
「……」
「黙っていたら、わからないだろう?」
「帰って、欲しくない。」
「だったら?」
「欲しい。お前が欲しくて、たまらないんだ。お前じゃないと……」
カノンがぐい、と顔を引き寄せ、口付けを行うまで、そう時間はかからなかった。口内に、カノンのざらついた舌が侵入するのも。獲物を貪るのも。
それも偽者だ。だが精巧に作られたまがい物は、本物以上に熱を持っていた。
「ん……」
カノンが腕を回し、ドアノブに引っ掛けられた手を剥ぎ取る。細い指が絡む。生身であれば傷だらけでがさつくはずのその手は、シェルエットアームであるために滑らかであった。
カノンが口付けを自ら行ってきたことで、ブラッドの中で彼女に対する責任は固まった。カノンは今まで口付けだけは拒んだ。
アシュレーと襲ってみたときも、そういえば口付けはしなかった。男のイチモツは許すというのに、こっけいな話だ。
一度してみようか行為の最中に試みたことはあるが、拒否された。「妙な気分になるから嫌だ。」ということらしい。
「ふう…れろ……」
より激しさを増してきた口付けに乗じて、カノンの体を抱きかかえて床に押し倒す。カーペットの感触が肌にちくりと刺さった。
「ぷは……ハア…ハア…」
ようやくカノンが口を開放すると、いやらしく糸が引いた。そのままカノンは絡めていた指で逞しい腕を掴み、豊かな膨らみへと誘導した。
「……好きにしろ……優しくなんかしなくていいからな……」
ぷっくりとした乳輪に太い指が強く食い込み、カノンは体を震わせた。

335 :
 「はッ…始まっちゃったッ……!」
「床の上で……カノンさん痛くないのかな……」
ブラッドに押し倒されて悶え喘ぐカノンの姿に、さすがに子供二人は顔を赤らめ凝視してしまう。
丸太ほどあるかと思われる、日焼けした逞しい腕がカノンの胸を力強く掴み上げ、捏ね回す情景など、リルカはお世辞にも豊かではない胸を思わず押さえてしまっていた。
カノンの首筋に赤い花がみるみるうちに植えつけられ、カノンの腰が跳ね上がってそのまま持ち上げられ、股を割られる光景は、さらに刺激が強かった。
(うっ…うわあああ……)
いつもは厳しい表情で、優しいところはあるものの、無愛想で強くも脆い、刃のような女性がはしたない姿で、仲間の男性に踊らされている……
この落差はリルカとティムをひどく扇情した。
(……やッ…やだ、あたし、なんか変な気分……カノン、すっごくいやらしいよう……)
(あれが大人の……綺麗で…それでいてなんだか…すごくエッチだ……)
じっと眺めるのに夢中で、双方とも股間に熱を持っていることなど、気づけなかった。
「ひい……んくうッ……」
いつもよりもずっと激しく膣をかき回され、カノンは身を捩った。おまけに上半身も常に攻撃を受けている状態だ。
とめどなく、甘噛みと掌の愛撫が作り物の滑らかな肌を攻め立てる。
「ああ…少し、休ませッ……ひうんッ……」
「優しくしなくていいんだったな?」
ぐちゅッ!と奥まで指を突き立てられ、た上に敏感な部分を一緒に爪で引っ掻かれ、カノンはひいいッ!と艶のある悲鳴を上げた。
「あっ…それは…そうだが…これじゃ……」
「おかしくなりそうか?なればいいだろう?」

336 :
指で一番感じるところを幾度も激しく擦られ、カノンは目を剥いてあーッ!と喘ぎながら一度果てた。
「……はッ……はッ……」
激しく息をしてぐったりと床に体を預けるも、休むことはゆるされず、仰向けに体をひっくり返されたかと思うと、四つんばいにさせられる。
腰を大きく持ち上げられると、ずぶずぶと緩やかなスピードでいつものアレが体内を分け入ってくるのが感じられた。
(……やッ…こんな……ケダモノみたいな……ッ!)
上から圧し掛かられ、カノンの乳房が押し広けられる。貫かれるたびに乳房が床と擦れて、カノンは吐息をひたすら漏らし続けた。
潤滑液が、太股を伝うのがわかる。繋がった部分が蕩けていきそうなのも。
「ふ…ああ…ん!ひああッ!!」
涙と涎が垂れてこぼれ、床に染みが広がっていく。カノンにはそれを眺める余裕も無かった。
 「……わあ……」
「……ごく……」
激しさを増していく行為に、リルカとティムは呆気にとられていた。ティムは先ほどから生唾を幾度も飲み、リルカは手をぎゅっと握り締めている。
お互い、息が荒くなっているのは同じで。
「……は、激しいんだ…やっぱり……」
「あ、あんなことして、痛く…ない……のかな……」
「そ、そんなの知るわけ…ってキャァッ!!」
リルカがティムのズボンを見て悲鳴を上げた。何かと思って確認すると、ティムのズボンにはこんもりと、山ができてしまっていた。
「……あっこれはっ…そのっ……!!」
「キャアアアッ!ティムのえっちッ!!」

337 :
男なのだから当然といえば当然なのだが、見たこともないリルカからすればパニックになる。
「リ、リルカさんっ!ちょっとやめッ……」
リルカが暴れたせいで、ティムの服が擦れて彼の男を刺激してしまっていることに、リルカは全く気がつかなかった。
 「はあッ…はあッ…ああ…もう、許して……ッ!!」
涙にまみれた顔でカノンが懇願するも、行為は激しさを増していく一方だ。がくがくと腰を痙攣させ、カノンは失神寸前にまで攻め立てられていた。
「……くっ…好きにしていいと言ったのは……ッ!お前だッ!」
パンパンと肉がぶつかる度、カノンは床を掻き毟った。涙で眼帯が滑り落ちそうになる。抑えようと手を伸ばすと、男の手がそれを遮り、眼帯が床にぺたりと落ちた。
「……アッ……」
露になるカノンの本物の目と泣きぼくろ。彼女が唯一残した、かつてアイシャであったころのしるし。
深く突き上げられてから、ぐるんと体が回されてブラッドの腕の中にカノンは納まった。
不覚にも抱きつく格好になりながらも、カノンはその絡めた足を離せはしなかった。
「……んむ…ちゅ……」
最初に自分が行った口づけの応酬といわんばかりに、男の舌がカノンの口内を犯す。うつろになりそうな意識の中で、カノンは相手の首筋に腕を伸ばした。
青く埋め込まれた、玉に指が当たる。首に埋め込まれた爆弾、ギアス。いつ爆発するかわからない、ぬかわからない危険な体。
「……不安定なのは、お前の体だけじゃないんだ……」
囁かれ、カノンはどうしてこの男にこうも惹かれてしまうのかわかってしまった。お互い、不安定なのだ。いつ朽ちても、おかしくない体。幸せを、望めない体。
「あ……ッ…も、もう…本当…に……」
カノンの腕が震え、ひくひくと舌が震えるのを感じてブラッドはカノンの中心に楔を打ち込む。
「……は…ッき、きてぇッ!……ブラッドぉッ……!」

338 :
「……ビリーだ……」
ぽつりと呟かれた言葉を確かめる暇も無く、カノンは無意識に彼の本名をただ、鸚鵡のように返して叫んで意識を手放した。
きゅうう、と締め付けが自身を襲う。ビクン、と呼応するのを確認すると、ブラッドはカノンを抱きしめ、彼女の奥底に精を注ぎ込んだ。
「やっと、見せてくれたな…アイシャ……」
彼もまた、彼女の本名を呟きながら。
 「……わッ…わああああッ!!」
そして、例の天井では、もう一人の男…もとい少年が不覚にも精を放ってしまっていた。
じんわりとズボンが湿る感覚に思わず顔を顰め、リルカから背を向ける。恥ずかしい。すごく恥ずかしい。いっそ、にたい。
大人の行為を見るだけでこうなってしまうなんて…お笑いだッ!男として失格だッ!コレットに今度どんな顔で会えばいいんだッ!!
バスカーの人柱としてぬのを拒否した少年は、今まさにを心から望みそうになっていた。
「テ…ティム…まさか…それ…それってッ……」
「もうッ!ほっていてくださいッ!!それもこれも、リルカさんが付いてくるなんて言うからッ!!」
「なっ…ななな何よッ!!あたしがいなかったら隠れることも無理だったんだからあッ!!そうなったのはティムの責任でしょッ!!」
「もうッ!知りませんッ!!」
「何よッ!いい年してオモラシなんかしてッ!!肝心のいいとこあんたのせいで見逃しちゃったじゃないッ!!」
「オモラシなんかじゃじゃありませんッ!!」
「じゃあ何よッ!!」
「言えませんッ!!リルカさんの馬鹿ァッ!!」
滅多に癇癪など起こさないティムが、半べそをかいてリルカに当たる。当然かとも思えるが、やはりリルカには理解できないらしく。

339 :
いつしか取っ組み合いの喧嘩になってしまっていた。
「馬鹿じゃないもんッ!」
「馬鹿ですッ!テリィくんのことだってッ!全然気づいてないくせにッ!」
「どーしてあいつが出てくるのッ!!」
「だから馬鹿なんですッ!!」
ぽかぽかと殴るリルカに、ティムがマントを引っ張る。
その拍子に、リルカの持っていた手帳とペンが、天井の隙間から部屋に落ちてしまった。
「あッ!!」
 こつん、と頭に何か振ってきたのをブラッドは感じた。おまけになにか少し鋭いものが当たったような。
視線を移すと、カノンがその物体を捕まえており、まじまじとページをめくっていた。女の子らしい、可愛いピンクの手帳と星がついたペン。
「……待ち合わせは女の部屋で…焦らして誘って押し倒すべし……あとは野獣のように……」
読むうちにカノンの顔が引きつっていく。ブラッドの顔も同様だ。カノンがソナーを発動させて熱源を特定すると、彼女の体に仕込んだアームが火を噴いた。
「きゃああああああッ!」
「うわああああああッ!」
蜂の巣になって脆くなった天井が崩れ、リルカとティムは部屋に放り出されてしりもちをついた。
おまけにワイヤーが飛んできて、二人まとめて雁字搦めにされる。 
「……あ。」
仲良く縛られた二人の前に、大の大人二人が仁王立ちで立ちふさがる。二人とも高身長が余計に威圧感を与えていた。

340 :
眼帯が外れたはずのカノンはもうすでに眼帯を手早く装着しており、激しい怒りの炎を点した義眼が二人を見下ろしていた。
一方のブラッドは怒りの表情はなかったが、呆れと後悔の表情が見て取れた。頭に手を当て、やっちまった…といわんばかりだ。
「……お前達…これは、どういうことだ……?」
目の前で手帳を放り出され、リルカは目を泳がせて冷や汗をだらだらと流した。
「え、えーっとぉ、そのぉー……こ、これはお勉強というか……実地見学……?あは、あはははは……」
「ふうん。実に刺激的な実地見学だな。」
「でしょ?!も〜カノンとブラッドったら、あんなに熱くなっちゃって…ねえ?」
「黙れッ!!!」
「ひいいいいいッ!!!」
カノンのブレードがシャキン、とせり出され、リルカは縮み上がった。
「……リルカ、頼むからもうこれ以上何も言わないほうが身のためだ。カノンを刺激するな。」
打ち捨てられた手帳を拾って中身をパラパラめくり、さらに頭を痛めるブラッドに、リルカの発言が追い討ちをかけてしまうッ!
「…で?なぜティムがいる?リルカはともかくお前も実地見学か?」
カノンの低い声に、黙っていたティムがびく、と身を震わせた。まずい。リルカさんにしゃべられたら……!
「ティ、ティムがッ!最初にカノン達のこと覗こうとしてたんだからねッ!!あたしはついてきただけだもんッ!!」
「−−−−−−−−−ッ!!!!」
売った。仲間を、売った。一度ならず幾度も命をかけて守り信じた仲間を、リルカはそそくさと売った。
「ティム…お前まで……」
ブラッドの呆れた視線が痛い。そしてカノンの驚いた目がもっと痛い。
「……それは…本当……なのか?」

341 :
信じられん、と素っ裸で身構えるカノンはどうも官能的というよりはシュールな光景であった。
ティムは洗いざらい吐いてしまうことにした。ここで取り繕っても仕方が無い。
「みんな僕のこと、子供だって馬鹿にするから……コレットとキスもできないって……だから……」
うつむいてうなだれるティムに、カノンは少しこの少年が不憫であり、また微笑ましく思えてきた。そうまでして、背伸びがしたいのだろうか。
今のままでもう十分だというのに。
「だ、だからといってッ!人の情事を覗くのはよくないぞッ!!」
「はい…ごめん…なさい……もう絶対にしませんッ…」
「そ、それにだな、こいうのは、もっと大人になってするもので……」
「……まさかとは思うが……全部、やりとりを聞いていた……か?」
リルカの魔法の効果のことを伝えると、ブラッドとカノンは少しホッとした様子であった。
(二人とも、やっぱり喧嘩でも、してたの……?)
ティムは首をかしげていたが。あのやりとりはこの子供達に見せるべきやりとりではない。彼らにはまっすぐ育って欲しい。
特にコレットという野に咲く花のような少女と、慎ましい愛を育んでいるティムには。
「いいか?!今日見たことは誰にもいうんじゃないッ!…言ったらどうなるか…わかっているだろうな……?」
カノンの義手がくるくる回転しながらソナーが光る光景に、ティムとリルカは竦み上がった。頼まれても、言うものか。
「それと、ティム。」
こほん、と咳払いをしてカノンはティムに耳打ちした。
「……コレットとは…焦る必要はない……お前達にはまだ…時間がたくさんあるだろう?」
「…え…は、はい……」

342 :
スッと目を細めて優しい顔を向けたカノンに、ティムは不覚にもどきりとした。
思わず、裸身にも目がいってしまう。そういえば、彼女は今一糸も纏っていない状態なわけで……
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」
ティムの顔がみるみる赤くなり、ズボンを必で抑える。
「……おや?どうしたんだティム?お前ズボンが濡れ…」
「おっ…おやすみなさいッ!!!今日は本当にごめんなさいッ!!!」
顔から湯気を出しながら、ティムは足早に駆けて行ってしまった。途中ずっこけた音が聞こえたが、また慌しい音と共に彼の足音は遠くなっていったのだった。
「……さて、と。」
くるり、とカノンが残されたリルカに向き直る。
「えっ…ちょ、ちょっとッ!張本人のティムは無罪放免で何であたしは違うのッ!!」
リルカの手帳とペンをブラッドから掠め、カノンはメリッ!という音と共にリルカの手帳とペンを粉々に潰した。
「あーッ!……あたしの…手帳……」
「当たり前だろッ!……子供はさっさと寝ろッ!!」
「子供じゃないもんッ!!」
女の意地をかけた押し問答が始まり、きりがなさそうだと判断したブラッドはこっそり抜け出して帰っていった。
そして彼はしばらくはカノンやリルカの険悪な仲に辟易することになる。
余談だが、ティムがコレットから頬にキスを受けたのは、その次の日、ティムが昼寝に眠り込んでいる最中だった。

343 :
終わり。
まだネタはちょいちょいあるけどこういのどう?とかあったらよろ。
個人的にアンテノーラとヴィンスのオッサンの関係が気になるが難しくて手が出ないw

344 :
キテター!!!!
GJ過ぎる。

345 :
GJ!!
長らくありがとう!

346 :
いやっふー!

347 :
ほっしゅ

348 :
保守ッ!

349 :
>343
カノンの裸が忘れられないティムを
カノンが優しく筆下ろしするも、青い性に味を占めて
逆にはまってしまうとかは?

350 :
>>349
その手もあったか。また悶々と練ってみるわ。
同じキャラばっかだから活性化のためにも他ネタも考えてみたいんだがね。

351 :
保守ッ!!

352 :
保守

353 :
保守

354 :
保守ッ!!

355 :
「げげっげーげっげげーげげ」
「保守、と言っている」
「短っ!」

356 :
アシュリル好きな奴っていないのか?
一つもエロパロ無いじゃん

357 :
お前が書けよ

358 :
好きな人はいる
でも書ける人はいない

359 :
正直アシュリル書くならマリナぬしかないのがね……
浮気なんてリルカの押しがよっぽど強くないと、とてもとても……

360 :
上のカノンSSみたいな
壊れアシュレーならできるな
性欲処理に使われ無残に初恋を穢され泣くリルカたん…ハァハァ…

361 :


362 :


363 :
ああああ

364 :
あげ

365 :


366 :
今さらだが、2ndと3rdのドラマCDゲットー!

367 :
ほしゅ

368 :
初WAに3rdを始めたらヴァージニアかわいすぎワロタッ!

369 :
>>368 終盤になるともっと可愛いあの子が出てくるよ

370 :
マヤ姐かマヤ姐のことなんだな
アチョーが可愛すぎて辛い

371 :
マヤさんは主人公勢の男と全く絡まないのが悔やまれる
その点ベアトリーチェってすげえよな最後まで色気たっぷりだもん

372 :
ほほ

373 :
クカカカカカカ……

374 :
シェリーが女なら愛せたというのに……

375 :
ああ、うん、そうだね…
(シェリーって誰だ!?)

376 :
age

377 :
おーい、ザックー、そろそろ起きろー

378 :
保守('A`)ヴァー

379 :
保守('A`)ヴァー

380 :
なにやってんだか

381 :
お宝いただき

382 :
今年こそWA2リメイクの正夢を見るんだ

383 :
そういってベアたんとチュッチュする淫夢を見るんでしょう…?

384 :
夢でもし、会えたら

385 :
素敵なことね

386 :
あなたに会いたくて

387 :
あるサイトの鍵パスがわからなくて協力して欲しいんだけど、
・「wa1_10_」+「ザックの年齢2ケタ」
・「wa1_17_」+「ザックの年齢2ケタ」
それぞれ半角9文字らしい。
本編はプレイした事なくてプレイ動画しか見たことないんだ…

388 :
あと10年くらいROMれば

389 :


390 :


391 :


392 :


393 :


394 :


395 :2013/09/16
セシリアの魅力に耐え切れず手を出してしまうロディ誰か書いて。
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