2013年10エロパロ695: 【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ9球目 (909) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ9球目


1 :2008/10/22 〜 最終レス :2013/08/18
マターリエロエロでやっていきましょう。
前スレ
【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ8球目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1204891687/
ログ保管庫
ttp://sky.geocities.jp/loghokan_oparo/index.html
新保管庫
ttp://www14.atwiki.jp/okieroparo/

2 :
過去スレ
【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ7球目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1195391926/
【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ6球目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190286468/l50

【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ5球目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1187097023/
【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ4球目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1185204480/l50
【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ3球目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1182592504/l50
【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ2球目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1170159013/
【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロスレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1124256095/

3 :
このスレでのお約束事
・基本sage進行(メール欄に半角でsage)
・気に入らないカプやシチュ及び荒らしには爽やかにスルーで対応
・パクリ作品駄目絶対
・マターリエロエロやっていきましょう

4 :
乙バッチー!

5 :
1乙!
たくさん投下があるといいな

6 :
いちおつ

7 :
11巻でチアもキャラ立ってきたし、ダンス部・姉妹ズも出たし、新カップリングにwktk

8 :
現時点でも新キャラの女の子バリエーション豊富だよね
そのうち、野球部員とも仲良くなるだろうから楽しみ
友井紋乃:
7組絡みでアベアヤ、ミズアヤ、ハナアヤ
応援団絡みでハマアヤ、ウメミア、カジアヤ、マツアヤ
小川美亜:
7組絡みでアベミア、ミズミア、ハナミア
応援団絡みでハマミア、ウメミア、カジミア、マツミア
深見智花:
応援団絡みでマツチカ、ハマチカ、ウメチカ、カジチカ
野々宮翔子:
応援団絡みでマツショコ、ハマショコ、ウメショコ、カジショコ
越智先輩
ハマオチ
友利先輩、双子姉妹、栄口姉、も誰かとカップリング

9 :
紋乃ちゃんはショートカットで髪縛ってるから田島の好みストレートっぽいなと思った。背も低いしね
双子は双子同士でいかが? さすがに高2→小学生?はきついかww

10 :
前スレうめてからに…て、過疎だしなあ…

11 :
前スレが埋まっていませんが、スレを跨ぐと読みにくいのでこちらに投下します。
・前スレ>>642-646の続きスヤチヨです。
・巣山がやや手フェチ?だったり、篠岡が妄想気味だったりします。
苦手な方はスルー願います。

12 :

練習を終えると、巣山は一足先に部室を抜け出した。
真っ暗な階段を一段ずつ上がる。
足元でスニーカーの靴底が、静まり返った校内にぎゅっと耳障りな音を立てる。
誰もいない校内に響くラバーの摩擦音は、どうにも居心地が悪い。
巣山は思わず身を聳やかせて、静寂を破らないよう足音を忍ばせた。
目的の階で顔を上げると、廊下にはどこからも明かりは洩れていなかった。
巣山は、静まり返っているいくつも並んだ教室の扉を前に、深い溜め息を吐いた。
今日の朝練終わり、ベンチで荷物を纏めていると、篠岡からそっと話しかけられた。
「あれ」以来、できるだけ近付かないよう、目を合わせないよう努めていたからか、
篠岡からも殆ど話しかけられることはなくなっていた。
それが突然、話がある、という。
『練習後に七組の教室で待ってる』
篠岡はそれだけ囁いて、何もなかったように巣山の傍を離れた。
他の部員に気付かれるどころか、巣山の返事すら待たなかった。
あの時以来、随分露骨に接触を避けてきたから、きっとそのことだろう。
どうして、そんなことをするのかと、問われるのに違いない。
巣山は気が重くなった。
いつか、こういう日が来るだろうとは思っていた。
その時がずっと来なければいいと思い、同時に、来るなら一刻も早く来てくれた方がいいとも思った。
覚悟を決めなければと思いながら、けれど実際、篠岡に話があると切り出されると、
差し込む暗鬱は拭えなかった。
七組の教室にも、明かりは点いていない。
男子部員より先に上がった篠岡は、もう軽く一時間は一人で待っているはずだった。
暗がりで、一体なにを思っているのだろう。
一体どんなことを言われるのだろう。
巣山は細く息を吐くと、扉に手を掛けた。
       *
篠岡は窓際の一番後ろの席に座っていた。
巣山が教室に入ると、振り向いて立ち上がる。
「上がったんだ。お疲れさま」
「お疲れ。――待たせて悪い」
「ううん、私が誘ったんだもん。巣山くんこそ、皆と用があったりしなかった?」
「いや。別に」
「ならよかった」
少し笑ったようだった。
窓の外から差し込む淡い光が逆光になって、表情はよく見えない。
篠岡の輪郭だけが描き出され、白いシャツの袖が青白く光る。

13 :

篠岡はしばらくなにも言わず、両手を自分の前でやんわりと組んだ。
指先同士が重なり、覚束ない様子で爪を擦って落ち着かない。
躊躇いが手に取るようにわかった。
けれど待たされる分だけ、巣山は居た堪れなさに苛まれることになる。
止めを刺されるなら早い方がいい。
いっそ一思いにやってくれ。
巣山は半ば自棄だというように、自分から訊いた。
「話があるんだろ。なに」
篠岡が弾かれたように顔を上げる。
言い掛けて、篠岡がどう切り出せばいいのか考えてまた俯く。
「あの…」
篠岡が口を開くのを黙って待つ。
かすかに傾げられた小首と、小さく揺れた髪の影を見ながら、巣山は内心で思う。
なにを思われていても、どんな言葉を投げつけられても、それが篠岡から向けられる言葉なら、
自分は黙って受け止める。
実際、それだけのことを、篠岡にしたのだから。
「あの時。…少し前に、私が指を切った時のこと、覚えてる?」
「ああ」
「巣山くん、私の手取って、…舐めた…よね。…どうして?」
「……」
「私、あの時、すごくびっくりして」
「そう」
「…すごく怖くて、…痛くて…」
篠岡の両肩が小さく震えて見えた。
両手を胸元で握り合わせ、顔を上げてこちらを見る。
「どうして、あんなことしたの?」
「悪い」
「謝って欲しいんじゃない。私は理由が知りたいの」
ああ。どうしてだろうな。
理由なんか、多分ない。ただ、そうしたかったからだ。
でも、そんな答えじゃ篠岡は納得しないだろう。誰より自分がそうだ。
「ねぇ。教えて」
「わかんねぇ」
「どうして?」
篠岡は、困惑から、子供のようにどうしてを繰り返す。
巣山は暗澹とするあまりに、この場のことがかえって他人事に思えた。
現実味を失って、感情まで淡々と凪いでいく。
答える声は、妙に落ち着いた響きになった。
「どうしてか、オレが一番知りてぇよ」
「そうやって、またはぐらかすの?」
「はぐらかす?」
「だってそうでしょ。巣山くん、全然答えてくれない!」
篠岡は急に声を荒らげた。握り締められた掌が、小さく震えている。
巣山は驚いて、思わず言葉が出なくなった。

14 :

「あの時も『おかしいんだ』なんて言って笑って。全然答えになってなかったよ。
 私、わからなくて、あれからすごく考えて、悩んで」
篠岡はままならない感情にゆるゆると首を振る。
下ろした髪が肩口で揺れる。
薄闇の中で俯く佇まいは、酷く頼りない。
「頭の中がめちゃくちゃだよ。なのに巣山くんは全然平気な顔してて。
 なんにもなかったみたいな顔して、みんな忘れちゃったみたいにしてて。
 私のことなんか全部無視で…。そんなの、ずるい…」
声はどんどん小さくなり、今にも落ちそうな木の葉のように揺らいでいる。
「どうして、巣山くんは平気なの。どうして、私ばっかり巣山くんのこと考えるの?」
電流が走ったように、身動ぎも出来なくなる。
巣山は思わず目を瞠って篠岡を見た。
篠岡は泣く寸前の小さな子供のように、肩で息を継いだ。
「あんなに驚いたのに、…怖かったのに、どうしてこんなに巣山くんのことで頭がいっぱいになるの?」
「……」
「どうして、私、こんなにおかしくなるの?」
「篠岡…」
「巣山くんがおかしくしたんだよ。ねぇ、どうして?」
篠岡が両手で顔を覆った。
巣山は鳩尾が痺れたようになって、しばらく篠岡を見つめていた。
動揺に震える篠岡はいたいけで、今すぐにもこの腕に閉じ込めてしまいたくて、
巣山は突き上げる衝動に喉が渇いてゆく。
「教えてよ…」
問い続ける声が涙で揺らぐ。
巣山は取り乱す篠岡に、内心で問い返す。
――なぁ篠岡。篠岡こそどうして、オレのあの行為にそんなにも乱される?
怒るのでも気味悪がるのでもなく、動揺するのは、どうして。
窓辺で立ち尽くす篠岡の方へ、巣山はゆっくりと足を運んだ。
一歩一歩、近付くごとに心臓がうるさく脈打つ。
掌をきつく握り、声に妙な抑揚が表れないように、巣山は慎重に言葉を継いだ。
「…確かめてみるか? 篠岡」
「え…?」
「どうして、そんな風にあのことばかり考えるのか。もう一度――」
そんなに知りたいというのなら。
自身の内側に起こる感情が、一体なんなのか。
あの時と同じように手を重ね、指を絡めて。掌に唇を、舌を這わせて、確かめてみればいい。
もっとも、そうしてみた後で自身の内に呼び起こされるだろう衝動を、
もう一度抑えられる自信は、巣山にはない。
確かめたら最後、引き返すことはできないだろう。
それでも、自身の心の奥底を覗いてみる勇気が、もし篠岡にあるのなら。

15 :

篠岡の中にある感情が、一体なんなのか。オレも知りたい。
ゆっくりと歩いて、篠岡に近付く。あと数歩。手を伸ばすにはきもち遠い。
僅かな距離を残して立ち止まる。
「――どうする?」
乾いた唇で呟くと、篠岡はゆっくりと顔を上げ、躊躇いながら手を伸ばして来た。
巣山の手に、指先が覚束なく重ねられる。
いいのかと問う前に、篠岡が手指を深く絡めた。
潤んだ目が静かに揺れている。
篠岡が小さく頷く。潤んだ目が静かに揺れていた。
かすかに怯えながら、しかしそこにはなにかを待っている従順さが湛えられている。
巣山は組み合わせて捉えた指の先に、小さく口付けた。
篠岡が小さな吐息を零した。
戯れるように啄み、手を解きながら甲に唇を落とす。
浮いた骨に弱く歯を当て、表情を見ながら指の付け根に舌を捻じ込むと、
篠岡は息を飲んでかすかに眉根を寄せた。
手を返して、掌を開かせる。
柔らかい中心に大きく口を開いて噛む真似をし、それから音を立てて吸った。
「……っ」
あの日の、乾きかけた血の跡を思い出して、軽く舐める。
脳裏に鉄錆の感覚が蘇って、巣山はあの日と同じように舌を這わせ、ゆっくりと指へと進んだ。
中指の先。薄暗い教室では、跡が残っているのかもよくわからない。
けれど、あの日、確かにここから血が流れ、巣山を逆上させた。
舌先を尖らせ、抉るようにそこを舐める。
口内に指全体を誘い込み、舌全体で包むようにすると、篠岡が小さく呼気を零した。
「ん…」
静かな教室に、かすかな水音が大きく響く。
わざと音を立てて舌を使うと、篠岡は羞恥に顔を伏せて額を巣山の肩に押し付けた。
寄せた小さな肩が自分の胸に納まる。
「巣山くん、私、おかしいよ…」
「なにが」
「怖いのに、…すごく怖いのに、続きが…知りたくて…」
確かめるように顔を覗くと、篠岡の長い睫毛が淡い影を作って震えていた。
苦しそうにかすかに乱れた息を継ぐ。
「…触って欲しくて…、もっともっと、って…」
「……」
「こんなの、おかしい」
篠岡は泣きそうに表情を崩して言う。
巣山が黙って見つめて続きを促すと、篠岡は今にも涙の零れそうな目で、縋るように見つめ返した。
「こんなの変だってわかってるけど、自分でもおかしいって思うけど、でも…、
 私、巣山くんのことが、好き」


16 :

自分はおかしいのだ、と自嘲したあの日から、巣山の日常は感情をすことで過ぎた。
きっと篠岡に気味悪く思われているだろう、蔑まれるのならそれもいい。
皮肉な諦めで心を満たして、けれどそれを誰にも悟られないように、平静を努めた。
話があると呼び出された時も、最悪の結果をばかり思ったのだ。
なのに、篠岡は巣山のことが好きだという。
「おかしいのは、私の方だよ…」
よく出来た冗談みたいだ。
しゃくりあげる篠岡を見つめたまま、巣山は確かめるように思う。
空いていた手で篠岡は何度も涙を拭っている。
好きで、もっと触って欲しいと思う自分に戸惑って、篠岡は泣く。
こんなのは卑怯だ。かわいくて、堪らなくなる。
思わず手を伸ばして、ぎゅっと抱きしめた。
篠岡は、かすかな声でもう一度、好き、と言った。

教室の窓に背中を預けて、篠岡が小さく喘いだ。
唇を合わせながら、胸をまさぐる。
シャツの裾から掌を忍び込ませて背中を辿ると、篠岡は意を悟って凭れていた背を心持ち浮かせた。
ブラのホックを外し、その下の肌を探る。
胸のふくらみをやんわりと包むと、肌が掌に吸い付いてくる。
柔らかい胸が手の中で形を変える。
シャツをはだけさせて、その頂きに唇を落とすと、篠岡は苦しそうに息を止めた。
舌の先で舐め、転がすように愛撫する。
先が反応してかたくなり、篠岡はかすかに身悶えするように身じろいだ。
「ん…」
巣山の後ろに回された手が、何度もシャツを握り締めるのがわかる。
足元で小さく、きゅっと音がした。
靴の爪先が床を踏み、踵が不自然に浮き上がってはまた下ろされる。
篠岡が自分を抑えようと、無意識にしているのだろう。
巣山はその仕草に一気に昂ぶり、身体中が熱くなるのを感じた。
スカートの中に手を滑り込ませると、篠岡はにわかに怖じた様子で腰を引いた。
巣山はそれを追うように身体を密着させると、下着の上から指を這わせた。
「あ…っ」
湿りを帯びたそこに、指を強く押し付けるように愛撫する。
やがて小さく硬いそれの感触を見つけ、指の先で優しく撫でた。
「や…っ、そこ…、や…ぁ」
身体は与えられる刺激に素直に反応を返し、細い腰が揺らめいている。
篠岡が擦り合わせるようにして閉じた両膝に、巣山は半ば無理やり足を割り入れた。
足を開かせ、下着の隙間から指を差し入れる。
「や、…」
わざとぬかるむ中心に触れず、ぬめる指で芯の周りを誘うように辿る。
粘膜のくぐもった濡れ音が耳を打ち、篠岡の声が更に甘く高まった。
「はぁ…、あ…ん」
乱れていく篠岡がかわいくて、少しだけ意地悪がしたくなる。
巣山は篠岡の耳に口を寄せ、乾いた声で低く囁いた。

17 :

「どうする?」
「…巣山…くん?」
「今ならまだ引き返せる」
上目遣いに巣山を見る篠岡の頬は、薄闇の中でもはっきりと紅潮しているのがわかる。
近くで目を見合わせると、篠岡の目にはそれまでになかった色が浮かび、
零される乱れた熱い吐息には、あきらかな艶を帯びている。
「…ずるい…よ、そんなの…。もう…」
「もう…?」
巣山は先が欲しくて焦る気持ちを抑え込み、篠岡の言葉のままを聞き返して追い詰める。
篠岡は巣山が先に進まないことを悟ると、視線を揺らしてくしゃりと表情を歪めた。
わずかな逡巡の後、乱れた息を吐き出し、篠岡は巣山にきつく抱き付いた。
篠岡から唇を合わせ、深く口付けられた。
差し入れられた舌がたどたどしく巣山を誘い、懸命に巣山の官能を煽ろうとしている。
目尻に溜まった涙がかすかに光って、理性は音を立てて切れた。

恥ずかしがる篠岡を無理やり、机に押さえ込む。
指を中に差し入れる。指を増やし、動かして奥をほぐすと、篠岡は胸を喘がせた。
「は…」
いやらしい水音が巣山の興奮を煽る。
張り詰めたものを宛がうと、篠岡は息を飲んだ。
そのかすかな呼気さえ、甘く溶けて巣山を刺激する。
圧し掛かるように侵入すると、中は狭くて、そのきつさに眩暈がする。
「――っ」
篠岡の顔が歪む。痛みに、掌が肩を掴んで握り締められている。
巣山は動きを止めて、掌をそっと重ねる。
ゆっくりと解き、篠岡の手を口許に運ぶと、その右手にキスをする。
「ふ…」
中指を咥え、舌で柔らかく包む。口腔全体で優しく吸うと、篠岡は小さく息を吐いた。
次第に身体の緊張が解ける。巣山は身体を奥まで進めた。
締め付けられて、今にも達しそうだった。
熱くて、頭が真っ白になる。
「篠岡」
呼ぶと、篠岡が重そうに瞼を上げた。
大丈夫と答えるように、巣山の首に腕を伸ばす。

篠岡の中は溶けそうに熱く、肌は身体の奥の熱を伝えるように火照った。
「あぁ…あ、…んっ」
粘膜が擦れる音に、篠岡の堪えきれない嬌声が交じる。
奥を突き、身体を引くと、篠岡の柔らかい中が絡みつくように応える。
まるでそこが蠢き、飲み込まれるようで気が遠くなる。
徐々に高まる射精感を堪えて、巣山は何度も篠岡を突く。
篠岡の細い体はがくがくと揺さぶられながら、欲望を受け入れ、その熱を飲み込み、更に増幅して応えた。

18 :

「ふぁ…、あ…っ」
喘ぐ声が跳ね上がり、篠岡の限界に近いことを教える。
快感に支配されているのか、篠岡はもう目を瞑ったまま、ただ意味を成さない声だけを零している。
その声が、更に巣山を追い上げる。
「は、あ、あ、あぁ…」
篠岡の身体が、髪が、胸が、巣山の律動で揺れ、思考に白く靄がかかる。
「や…ぁ、ん…んんっ」
足元からぞくりと官能が這い上がり、巣山は身震いする。
欲しいまま貪り、果てなく昂ぶる。
「はぁ、あ…、もう…っ」
篠岡の身体がぶるぶると震え始め、足が巣山に纏いついた。
もっと深くと求めるように、腰をきつく絡めた。
「も…う…っ」
「篠岡…っ」
「あぁ…、あ、あ…、――っ」

       *


19 :

「ふぁ…、あ…っ」
喘ぐ声が跳ね上がり、篠岡の限界に近いことを教える。
快感に支配されているのか、篠岡はもう目を瞑ったまま、ただ意味を成さない声だけを零している。
その声が、更に巣山を追い上げる。
「は、あ、あ、あぁ…」
篠岡の身体が、髪が、胸が、巣山の律動で揺れ、思考に白く靄がかかる。
「や…ぁ、ん…んんっ」
足元からぞくりと官能が這い上がり、巣山は身震いする。
欲しいまま貪り、果てなく昂ぶる。
「はぁ、あ…、もう…っ」
篠岡の身体がぶるぶると震え始め、足が巣山に纏いついた。
もっと深くと求めるように、腰をきつく絡めた。
「も…う…っ」
「篠岡…っ」
「あぁ…、あ、あ…、――っ」

       *


20 :

動きを止めると、篠岡は堪えていた息を吐き出した。
しばらく首筋に顔を埋めていた篠岡が、掠れた声で囁く。
「巣山くん、好き…」
巣山は咄嗟に言葉が出なくなった。
「好き…」
言われるたび、胸がいっぱいになる。
鳩尾が痺れていく。巣山は奥歯をきつく噛み締めて、細く息を吐いた。
「大好き」
篠岡は歌うように言う。
巣山は、汗が浮いて張り付いた篠岡の前髪をそっと払った。
篠岡が蕩けそうな表情で目を細める。巣山の手を取り、指先を優しく絡めた。
巣山は取られた手を逆に引き寄せて、指先に口付ける。
やがて好きにさせていた篠岡が、その手をするりと解いた。
指先をそっと伸ばし、辿るように巣山の頬を撫でる。
「この間、叩いちゃってごめんね。痛かった?」
巣山は首を振って答える。
「あれはオレが悪い。篠岡こそ、怖かっただろ」
「少し。でも手に触れられるのはすごく好き。
 巣山くん、前に私の手褒めてくれたことがあったでしょ。あの時も、すごく嬉しかった。
 だからこの間のことも、私の手心配してくれたのかなって思うと、怖かったけど、今は嬉しいの」
一方的に怖い思いをさせられたのに、篠岡はそんな風に言う。
巣山は覚えず目を瞬き、篠岡をまじまじと見た。
そもそも以前、篠岡の手を褒めたことを、覚えていてもらえるとも思っていなかった。
篠岡の底のない優しさに、巣山は眩暈にも似た、いとおしさが突き上げる。
「…篠岡。好きだ」
「うん」
「もうずっと前から…、本気で、おかしくなるくらい」
血を吐くような気持ちで呟いたあの日。
篠岡は、巣山の告白に凍り付いたように言葉を失っていた。
けれど。今、目の前にいる篠岡は、同じ言葉を聞いて、表情を綻ばせた。
「おんなじだね」
「同じ?」
「私もあれからずっと、巣山くんのことばっかり考えて、おかしくなりそうだったもん」
「……」
「ううん、多分、今もずっとおかしいままだよ、私。もっと巣山くんのこと知りたくて、
 もっともっと巣山くんに触って欲しくて、今でもずっと苦しい」
「篠岡…」
「私達、きっとお似合いだよ」
まだ紅潮の残る頬を柔らかく笑ませ、篠岡は静かに言葉を継ぐ。
潤んだ目で巣山をみる篠岡がかわいくて、巣山は胸の底にあたたかい感情が滲むように溢れた。
巣山はやっと心の底から穏やかな気分で、篠岡を抱き締めた。


21 :

終わりです。
過疎の埋め草のつもりだったのだが、
19の重複投下など、色々gdgdですいませんでした。
最後に、投下途中にレスくれた方、ありがとうございました!

22 :
GJGJGJ! 惜しみなくGJ!
巣山最後まで気持ち伝えないつもりかとちょっとハラハラしてたら
最後グっと締めてた! もう超GJ!

23 :
GJ!
久々に潤った感!
ありがとでした。

24 :
うぃき管です。
スヤチヨを手フェチとしてまとめさせてもらいました。
タイトルも判別のためこちらで振らせてもらってます。
不都合あればお知らせ下さい。

25 :
>>24
管理人さんいつも乙です
スヤチヨ職人も超GJ!いいエンドで良かった・・・
埋め草と言わずこれからも投下してくだされ!

26 :
感想レスくれた人ありがとう
嬉しかったですー
>>24
すばやい更新作業乙です
タイトルやシリーズ名付記など、問題ないです!
関連SS、すごく見易くまとまってると思います
ありがとうございます!

27 :
保守

28 :
pixivで「おおきく振りかぶって R-18」と検索してみたがモモカン以外の女子勢には出合えなかった
……絵はスレ違いですね

29 :
訂正、見直したらそんなこともなかった
再度スレ違いごめん
絵スレ……は無いみたいですね

30 :
保守

31 :
個人的には絵も見たいからロダ借りて来てそこにうpってのもいいと思うけど
絵は身バレの可能性があるからなぁ
投下する絵師はあんまりいなそうだね

32 :
うん。絵も見てみたいけど、難しいだろうな・・・。
というよりも、絵師さんがいるスレってかなり珍しいっていうか。
それと前スレをどうにかしないとな。まだもうちょっと容量残ってる。

33 :
誰でもいいから何か書いて

34 :
ほしゅ

35 :
やっぱアフタ出て、何か動きが無いと過疎っちまうな…

36 :
スレ住人もそろそろ年末に向けて忙しいんだな
と前向きに?解釈することにした。
年明ける頃には投下も…コンスタントにあるといいな

37 :
8球目消えたー
誰か何か書いて読みたい

38 :
書きたい人はブログやサイトで個人的にやってるんじゃないかな

39 :
どんなのが読みたい?

40 :
水谷が


41 :
千代と
 ↓

42 :
部員の前で公開プレイ
結局乱交

43 :
いや、そこは衆人環視のままの方がおいしい

44 :
パンツ脱いでご近所さんにツーホーされるんですね。
わかります。

45 :
>>43
賛成

46 :
ニーズを無視して保守代わりにシガモモ。ただやってるだけ。
----------
「くっ……!」
鎖骨をなぞるように唇を滑らされて思わず声が出てしまう。
その間も無骨な指が脇の下を辿りながら乳房には触らずにそのすぐ下、
肋骨の上を薄い肉と皮膚が覆うだけの場所をゆっくりと何度も撫ぜる。
平生の長い講釈が鳴りを潜めたかのようにこんな時この男はいつも無口だ。
その代わりに愛撫は長く、そしてしつこい。
「ん、あふっ」
今まで寝たことのある男達は決まって私の大きな胸ばかりを攻めてきた。
しかしこの男にはそういう様子があまりない。
鎖骨、背筋、鼠頚部、足首、耳の裏。
普段の生活では触られることがほとんどないために慣れてない、
しかも肉付きが薄い場所から触れていく。
そうして私の体が出来上がった頃になってようやく両胸を揉み、先端を弄るのだ。
「んはぁ、ふ、あ」
もう既にとろとろになって溢れ出しそうな私の中に触れるにも、
この男は周辺であちらこちらへ指を遊ばせ、私がたまらなくなって腰をくねらせてから
ようやく芯を捉え、そして内壁へと触れていく。
殊更に指を動かさなくてもくちゅくちゅと音を立てて迎え入れる私の中は、
もう男のものを待ち望んで涎を垂らしている。
眼鏡を外すといかつさが更に増す男の顔が、ふ、と笑みで崩れた。
ここに至りようやく愛撫から開放され、のぼせながら荒く息を吐くけれど
スキンをつけ終えた男はすぐに私の中へと体を沈めてきた。
「は、あ、あっ、あ」
抱えられた腰を揺らされ、男の腰の動き以上に私の膝が跳ねる。
激しい動きではないのに全身が熱を持ったように熱く、口から喘ぎがこぼれるのは
それまでに体がすっかり出来上がっているからなのだろう。
終わってからならばそう分析できるのに、最中にはそんな理論的な思考など出来ない。
ただ体が欲する快楽のために腰を動かし、嬌声を上げ、
何もかもわからなくなるまでそれを繰り返す。それしか出来ない。
「志賀先生」
情事が終わり、ようやく口を開けるようになってから呼びかけると
既に眼鏡を掛けて身支度を整え始めた男が顔を向ける。
「なんですか、百枝監督」
「今日も私だけ先にいかせて、ご自分はいってらっしゃらないんじゃないですか?」
一瞬怪訝な顔をすると、男は静かな微笑で口を開いた。
「それは大した問題にはなりませんよ。自分でいくのは二の次ですし、
いつも部のために頑張ってもらっている監督に少しでも悦んでもらえるなら、ね」
その余裕ある態度をいつか崩してやりたいとは思いながら、
いつも崩されるのは私の方だということを再確認しただけだった。
恋愛などではなくただ体だけの情事ではあるけれど、崩されるだけなのは性に合わない。
次こそ私が翻弄してやる。

47 :
えろーいワクワク (0゚・∀・) テカテカ

48 :
おお、シガモモ投下乙!
ありそうで、意外に見ない組み合わせだな。
大人のエロいいよー!また是非!

49 :
ほしゅ

50 :
書いてみたくなったんだが、浜チヨとか微妙かなー?

51 :
>50
需要大

52 :
望む所だ

53 :
読みたい

54 :
越智の下の名前って出た?なんと呼ばせればいいんだかわからん

55 :
越智先輩は名字しかでてないよ。
ほっしゅ

56 :
「越智・・・」って苗字で呼んだほうがエロイ

57 :
ほしゅ

58 :
阿部の誕生日も何もなかったのでクリスマスに期待してます。
それとも年末のイベントに向けて職人様忙しい?

59 :
ここは阿部スレじゃねーよ

60 :
浜田の誕生日も何事もなく済んだしね

61 :
前もそうだったけど「阿部以外で」とか書かれたらやりにくい

62 :
ttp://dl.illusion.jp/question/blog_question.php?question=2&mode=1&find=%91%97%81%40%90M

63 :
書きたいように書いて読みたいのだけ読めばいい

64 :
>>61
わざわざ浜田の誕生日に>>58みたいなこと書くから
叩かれたんだと思うが

65 :
誕生日まで気にして書き込みしろってことですね

66 :
なんかよく分からないけど阿部にやたら厳しい人いるよね。
とりあえず書き手さんの邪魔はして欲しくないな。

67 :
浜田誕生日だったのか
それはおめでとう

68 :
>>65
阿部の誕生日がどうのと書かなければ、気にしなくていいんじゃない?

69 :
誕生日とかクリスマスとか期待しちゃうけど
雑談も難しいんですね……

70 :
これだけ指摘されてるのに何がダメだったか理解しないんだな
阿部厨頭悪すぎ

71 :
もう投下する職人様いないんじゃないの?

72 :
書いてはいるけど、投下までたどりつけない
やっぱり年末は忙しいよな

73 :
まったりと待とうね。とにかくさ。

74 :
阿部厨を目の敵にしてるやつももうすこし空気よめ

75 :
>>43
衆人環視のママ?
やっぱり水谷×ママンが一番だよな

76 :
今年一年、SS投下してくれた職人さん達ありがとう
来年もよい年になって、スレにぼちぼち投下がありますように
と保守

77 :
流れを読まずに投下。
チヨ→アベ
キャラ崩壊注意。
一応コミックス未読者は退避願います。

78 :
今日はミーティングのみだったため普段より早い時間に
野球部の面々は校門へと自転車を押し進めていた。
そのうちの一人がケータイの画面を見たまま固まっている。
「どーしたのー? メール?」
「え、あ、うん。友達が待ってるみたいだから私戻るね。
 じゃあみんな、また明日」
「うーい、おつかれー」
「おつかれっすー」
もと来た方へと向かった篠岡は9人の姿が見えなくなるのを確認してから
もう一度ケータイを開いた。
『話がある。部室で待ってる』
用件だけの簡潔なメールの差出人は、データ整理のために残ると言っていた阿部だった。
話って何だろう……
阿部くんのことだからデータのことだよねきっと。
でも二人きりになることなんて滅多にないからちょっとラッキーだね。
「おつかれさまでーす」
はやる気持ちを抑え、明るい声を出して部室へ入って行くと
阿部は畳の上にノートを数冊広げ、あぐらに頬杖をついて見入っていた。
背中を向けたまま「おつかれ、悪いな」と一言。
篠岡は慎重に戸を閉めたあと、阿部の肩越しにノートを覗き込んだ。
「どこか間違えてた?」
「んー、いや……」
……、
……?
髪が肩にかかりそうなくらい近くにいるのに
阿部はどこかを見つめたまま動く気配を見せない。
「あのー阿部君? 話って?」
阿部君のことだから野球の話なんだろうけど。
篠岡は阿部の正面に回って座った。
「あ〜〜〜、あのさ」
一度顔を上げたもののまたすぐに視線を落として言った。
「その……付き合ってるヤツとか、いる?」
!!

79 :
え、え、え、それって、それってどういう意味?
まさか阿部君も……?
ううんでも阿部君に限ってそんなことはない。ないない。
それはいつも見てる自分が一番よく知っている。
「ど、どうしてそんなこと聞くの?」
チ、と小さく舌打ちしてから横を向いたまま答えた。
「三橋が……篠岡のこと好きみてーなんだけど」
…………はい?
「オレの勘なんだけど確かだと思う。
 ほら、あいつって何かってーとすぐグルグルすっけど
 そばにいて支えてやれる人間がいたら男としての自覚もできて
 もう少し安定するんじゃないかと……」
阿部の御託を篠岡はもう聞いていなかった。
足元が音をたてて崩れるような感覚を覚え、畳に両手をついた。
そう、私が一番よく知っていた。
この人の頭の中には野球しかないんだってこと。
どうして、どうしてこんな人のことが好きなんだろう!
うなだれたまま動かない篠岡の手元に、パタッと何かが落ちる音がした。
「お、おい篠……、!?」
歯と歯が当たりガチッと音がすると
次の瞬間には押し倒された阿部の上に篠岡が馬乗りになっていた。
阿部は状況を理解しきれずただ押し付けられる身体と唇とを受け止めていた。
かすかに血の味がする。
「!? !?」
「阿部君……」
耳元で篠岡が囁く。息がかかる。
「……いいよ、三橋君とお付き合いしても。
 でもね、そういう関係になってこういうことするようになった時、
 私がうまくリードしてあげなくちゃいけないよね……?
 自信をなくして投球にまで支障をきたすようになっちゃ困るでしょ」
静かな低い声と密着する身体から感じる熱。心地よい重さ。
どこか現実味がない。
「だから阿部君も協力して……」
「な……」
言葉を遮るようにもう一度、今度は優しく口づけをした。
絡ませる舌と受け止め応える舌。
身体が中心から少しずつ熱くなってくる。
「ん……」
かすかな息遣いだけが部室に広がった。
どうしてこんなことをしているんだろう……
ぼうっとした頭の片隅でそんなことを思うがもうどうでもよかった。
二人は考えることを放棄した。

80 :
篠岡は黙って阿部のベルトに手をかけた。
カチャ、という金属音がやけに響く。
取り出したモノを前に逡巡している彼女の手を取り彼は自身を握らせる。
「こう動かして、そっちの手はこっち」
2人ともとても冷たい手をしていたが それ はとても熱かった。
ゆっくりと手を動かすとだんだん硬度を増していき
先端から透明な液体が滴ってきた。
舌をのばしてペロッと舐めてみる。
「ぅわっ」
「えっ」
「……ワリ。続けて」
全体を口に含むとさらに硬くなる。
「ん、……ふ」
ぎこちない篠岡の手の上に右手を重ね
左手で後頭部を押さえ逃げられないようにしてから扱きだした。
「んっ、ん、ぅ……」
「く、」
だんだん速くなる動きに、歯を立てないようにするのが精一杯だった。
「〜〜〜〜〜〜!!」
口中に発射されたそれを篠岡は必で受け止め、涙目になりながらもなんとか嚥下した。
「……わりぃ」
「いいの。大丈夫」
頬をほんのり上気させ微笑んだ彼女の顔は、初めて見る顔だった。
部活もクラスも同じで毎日顔を合わせているのに。
また俯いて先端に残る液体を舐めながら言った。
「阿部君が気持ちよかったら嬉しい」

81 :
阿部はなおもくわえようとする篠岡をひきはがし畳に押し倒した。
無茶苦茶にリボンを外しブラウスをたくし上げブラジャーをずらすと胸を隠す手があった。
「やだ、見ないで……」
「なんで」
「〜〜〜胸、ないから、恥ずかしいっ」
「大きさなんて関係ねーだろ」
抵抗する両手を頭の上で左手でひとつにして押さえると
彼女のささやかな胸があらわになった。
抜けるように白く、頂はピンクに色付いている。
「うまそう……」
「えっ」
阿部は吸い寄せられるように先を口に含んだ。
「あ……っ」
もう片方も愛撫しながら舌を転がすとまた声があがる。
肌理細やかな肌を堪能しつつ右手をゆっくり降下させ
スカートを捲り下着の中まで到達するとビクッと身体が揺れた。
しかし抗議はなさそうなのでさらに進める。
割れ目にそって指を入れるとそこは濡れてはいたが
未だ固く侵入者を拒んでいるようだった。
阿部はチ、と小さく舌打ちをして身体を起こすと
おもむろに下着を抜き去り、篠岡の太腿を抱え上げた。
「え、やぁ……っ、あぁっ」
抗う隙を与えず花芯に舌を絡ませ目の前の蕾を揉みしだいた。
「や、あ……やめ、てぇ……あっ」
言葉とは裏腹に声は熱を孕み蜜を溢れさせる。
指を這わせ刺激を与えるたびにピクンと身体が跳ねる素直な反応が可愛くて
ずっと続けていたかったがこんなうまそうなモノを前にしてそう我慢できるはずもなかった。
いただきます、と心の中で呟きながら篠岡の中に自身を沈めていった。
「! た……」
「わりぃ」
「いいよ……気に、しないで、好きなように、動い……て」
涙を浮かべ辛そうな顔をしながらも笑顔でそう言った。
篠岡のそこは狭くきつく締め上げられ阿部も痛かったがもう止められなかった。
再奥に到達して一度息を吐いてからゆっくりと動き始める。
「ん、ん、はぁ、あ……」
篠岡の甘い声と結合部から漏れる卑猥な水音が蛍光灯に照らされる。

82 :
やべー、すげぇ気持ちいい
オレ……何でこんなことしてんだっけ
篠岡ってこんな、顔も、するんだな
阿部君と、しちゃってるんだよね、私……
たぶんこれが、最初で最後
ちゃんと切り替えるから、お願い、
今だけは私を見ていて
「痛いか?」
篠岡の頬を伝う涙を親指で拭う。
柔らかな微笑を浮かべ首を振ると手をのばし阿部にキスをねだった。
融けてしまいそうなキスだった。
限界が近い。
動きが早まるにつれ嬌声も高くなる。
「あっ、あっ、は、……ん、」
「篠岡、オレもう」
「あ、阿部く、ん、あべくん、……き……」
「篠岡、しの、おかっ……、……あぁあッ!!」
直前で引き抜くと篠岡の腹の上に派手に欲望をブチ撒いた。
荒い息遣いが部屋を支配する。
「……………ごめん」
「あはははっ」
「?」
「さっきから謝ってばかりだよ」
「そうか?」
手早く後始末と着替えを済ませた篠岡はもういつもの篠岡だった。
のろのろと服を着ている阿部の前に立つとさっと右手を差し出す。
反射で手を出し握る阿部。
「約束は守るよ。じゃあね、また明日! おつかれ!」
にっこり笑って踵を返し鍵を開け颯爽と部室を去っていった。
「なんだ鍵閉めてあったのか、
 じゃねー、約束って何だ? ……」
『いいよ、三橋君とお付き合いしても』
「あれか? そもそもどうしてそんな話に……あ」
最初に馬鹿なことを言ったのはオレか。
でもあいつ三橋と付き合うって?
オレとこんなことしといて?
練習台は数のうちに入らねェってか!
クソ、女って、女ってわっかんねェ!!
阿部は身体の奥と掌に残る熱を握りしめて盛大に舌打ちをした。

83 :
以上です。
読んでくださった方、ありがとうございました。

84 :
>>77
ごめんコミックス未読者じゃなくてアフタ未読者だった

85 :
>>77-83
GJ!いいもん読めた
エロいし、うまそうといただきますで笑った。こんな時にもそれ言うか

86 :
アベチヨ好きだから、読めて嬉しかったよ
でも、ちょっとストーリーが性急やな……

87 :
慌ただしい年末年始に投下してくれるなんて乙すぎる!
積極的な千代いいな
いい年始になった。ありがとう!
今年もいろんな作品が読めますようにー

88 :
ほしゅ

89 :
エロ少なめなのにやたら長いアベチヨ前提の水谷失恋話を投下してもいいでしょうか?

90 :
OK待ってる!

91 :
サイトでやれば?

92 :
>>89
超待ってる

93 :
是非お願いします!

94 :
89です。
大変申し訳ない。不快にさせてしまう方もいるみたいなので、今回は自重します。
待ってると言ってくださった方にもすみませんでした。
またいつかちゃんとスレの主旨に添ったものを投下します。

95 :
書きたいものをただ書いて、無心で投下するのが吉。
お伺いを立てる必要はなし。
受ければ絶賛のレスがついて、ダメならスルーされる。
カモーン

96 :
>>94
あなたみたいに投下するそぶりを見せておきながら少し批判されたぐらいで投下止めますーってのが一番ガッカリする

97 :
>>94
SSの内容の問題じゃなく、
〜の需要はあるか?みたいな「誘い受け」レスが
嫌がられたんじゃないのかと思う。
元々いろんな人の集まる場所だから、
〜ってアリ?と聞けば、
アリとナシ、両方の意見が出るのは当たり前。
趣味や嗜好の違う全員に楽しんでもらえるSSなんて多分ない。
だから、どんな内容でも注意書き添えた上で突然投下でいい。
またなにか書いたら、次は意向とか聞かず
ガンガン投下してくれると嬉しい。

98 :
もう二度とこなくていいよ

99 :
カリカリしてる人が多いなあ。みんなカルシウム摂れよ。
人を選びそうなものを落とすぜ。ケダモノ注意。
----------
ご主人様がお風呂から出てきたので尻尾を振って待っていたのに、
「あーハイハイ、アイちゃんいい子だねー」って頭をおざなりに撫でただけで
ベッドに寝そべって何かをぱらぱらめくっている。
ご主人様は「やきゅう」というのに熱心なのはいいのだけど、
最近私のことを構ってくれない。
何度か連れてってもらった外で見た「やきゅう」は確かに楽しそうだったけど、
それでご主人様が私を邪魔にするのはなんだか気に入らない。
ベッドに前脚をかけてよじ登り、ご主人様の足の裏をぺろりと舐める。
「っひゃっ! あ、アイちゃん、だめよ、メっ!」
ご主人様は起き上がると私を抱き上げてくれたけど、
ここんとこずーっと私、ほうっておかれたんだから。勘弁してあげないんだから。
前脚でご主人様の胸をつんつんと軽くつつく。
身を捩じらせたご主人様は私を落っことした。ひどーい。
「ああ、ゴメンゴメン」
私の頭を撫でようとしたその手を舐める。
指の間を何度も舐めると、ご主人様が上げた声がなんだかさっきと違う響きになってきた。
私もご主人様も女の子ですからね、気持ちいいところはお見通しなんですよ。
ご主人様が油断している隙に再びベッドへと上がりこみ、ご主人様のキャミソールの中へ潜った。
ご主人様、出かけない日のお風呂あがりはブラつけませんものね。
「あ、ちょっと、アイちゃん、ダメよ、あぁっ」
おっきなおっぱいをぺろぺろ舐め回しながら時々前脚でたしたしっと叩くと
ご主人様の声がどんどん甘くなって、下からはオンナの匂いがしてきた。
ご主人様、気持ちいーんだ。

100 :
すっかり仰向けになったご主人様の体から後ろ脚とお尻でよちよち降りると、
脚の間をぺろぺろ舐めてオンナの匂いのする方へと近づいていく。
「あふ、あ、アイちゃん、んん、も、イタズラしちゃ、ダメ」
そうおっしゃいますけどね、普通なら私をさっさとどかすはずのご主人様は
今私のされるままで無抵抗なのは気持ちいいからでしょ?
薄い布越しにぺろぺろ舐めていくと、ご主人様の声はどんどん甘く色っぽくなって、
オンナの匂いも強くなっていく。ご主人様の体が熱くなっていくのがわかる。
どんどん舐めていくと、急にご主人様の手が私を押さえつけた。
怒られると思ってビクッとすると、ご主人様はすっかりびしょびしょになった下着を脱いで
手を後ろについて上体を支えるようにして座るともう一度足を開いた。
「アイちゃん、今度は直接。ね」
はあいご主人様、もっと気持ちよくしてあげますからね。
さっきと同じあたりを舐めると、ご主人様の中からしょっぱい水が溢れてくる。
舐めているうちに反応が他のところと違う、ぷっくり膨らんだ場所を何度も舐めると
ご主人様の声は人間というより動物のそれに近づいてきた。
「アイちゃん、そこ、そこが、っは、い、イイのぉっ」
メス犬仲間として、もっともっとご主人様を気持ちよくしてあげる。
「はぁ、も、やぁ、ああん、あ、ああああーっ!」
ご主人様の腰がビクビクっと跳ねて、それからぐったりと動かなくなった。

「……っていう夢を見たんだ」
「いやー、エロ話は泉と水谷で2トップかと思ってたのに」
「まさか沖がねえ」
「そんなオヤジ向けエロ小説みたいな内容をなあ」
「しかもモモカンとアイちゃんってことはレズと獣姦ダブルかよ、根が深いぜ」
「沖、何か心配事があるんなら言いなね、相談に乗るよ」
仲間の哀れむような目を受けながら、沖は盛大にため息をついた。
----------
夢オチでゴメン。沖ゴメン。じゃあの。

101 :
吹いたwwwww沖wwww
GJ !!

102 :
流れを読まずに投下。
>>78-82のチヨ→アベの続きのチヨ×アベ。
キャラ崩壊、バカップル注意。
一応アフタヌーン未読者は回避願います。
6レスほど頂きます。

103 :
「わーすごいね、阿部くん! 懐かしいな、これ持ってたよ」
椅子に座り勉強机に頬杖を付いて、自室に女子がいるという不思議を感じながらオレは
野球関係の本棚の前から動かない篠岡の背中を眺めた。
「あー、あの選手の引退特集な。いいこと言ってんだよな」
「ショートの神様と言われた人だもんね」
どういう話の流れか、気付いたら篠岡とヤッてた次の日も
あいつはいつもと変わらない態度でオレに接してきた。
した事は夢だったのかと思うくらい、ただの一選手とマネジだった。
気まずくなっても恋人面されても困るところだったから
オレも黙ってそれに乗った。
三橋とは相変わらずで、夏に比べればずいぶん話せるようになったが
篠岡に告白するつもりはあるのかといった類の話なんてできるはずもない。
ただ、部活以外でのキョドりにイライラすることは減って来たらしい。
どういう心境の変化だと栄口に聞かれた。
知るか。チッ。
とにかく。
この1ヶ月は何の動きもなかったのに、昨日いきなり用があると言ってきたので
練習休みの今日、オレはこいつを自分の家へ連れてきた。
外で会ってるところを誰かに見られても困るしな。
「どれでも持ってっていーから。
 何か相談があったんじゃねェの」
「あっ、そうだった!」
やっと振り向いた篠岡は肩にかけていた鞄をおろし、中をごそごそと漁った。
「あった。ほら、これ!」
買ったばかりのCDでも見せびらかすような気安さで差し出したそれは
所謂 ゴム というヤツだった。
オレの顔は蒼白になっていたに違いない。

104 :
「なんでンなモン持ってんだよ!!」
「この間はね、たぶん大丈夫だと思ってたんだけど
 やっぱり生理が来るまでは心配で仕方なくて。
 野球じゃないことで試合に出られなくなっちゃダメでしょう?」
「ぐ……」
「着けてみていい?」
「はァ!?」
「お願い! 練習させて?」
いつもなら明るい太陽が似合う彼女の笑顔が小悪魔の微笑に見えた……
返事がないのを肯定と受け取って、篠岡は椅子に座るオレの前に跪き
ベルトを外しジッパーを下ろしていく。
前は余裕がなかったけど改めて見るとスゲー光景だな。
あーもうちょっと待て、オレ。
なんとか引っ張りだしたモノを顔を赤くして見つめる篠岡。
「これ……」
「まだ、無理」
「…………」
篠岡は柔らかさの残るそれを軽く握ってそろそろと顔を近づけた。
ちゅ、と音がするのと「う」と声が漏れるのとが同時だった。
先端部分を味わうようにじっくり舐めた後、少しずつ頬張っていく。
背筋をにじり寄る波から気をそらすように
篠岡の頭をそっと撫でると髪留めがあったので外してみた。
さらけ出された腹に落ちる柔らかい栗色の髪が気持ちいい。
伏せられていた睫がわずかに持ち上がり
頬に掛かった髪を気怠げにかきあげる。
普段の彼女なら決して見せない匂いたつ仕種にドキリとする。
「……く」
「ふふ」
「?」
「阿部君、かわいい」
「か!!」
なんなんだこの女は!
クソッ。負けてられるか!
「んーっ」
ブラウスの上から乱暴に胸をまさぐり先端を揉み潰すと
抗議の(声にならない)声があがるが手と口を離されることはなかった。
それに気をよくしてスカートを捲り下着の奥まで手を這わす。
湿り気を帯びたそこにいきなり指を突っ込み中をかき回した。
「ひゃ、あぁっ!?」
奥は熱く、誘い込もうとするかのように締め付けられる。
「や、あ、あぁん」
「おまえ……」
「へ……?」
「何でもねー。出すぞ」
「えっ、んむっ」
頭を押さえつけた篠岡の口に無理矢理ねじ込み
数回扱くだけで呆気なく果てた。
「んぅ……ん、んんっ」
口を手で押さえしばらく俯いていた篠岡はパッと顔をあげると
眉間にしわを寄せ「ヘンな味ー」と舌を出して笑った。
「味わうんじゃねェ!」
「あはは、
 あ。出ちゃったら……」
二人の視線が股間に集中する。
「もうできない?」
「なワケねー。立って」
オレが左手を出すと篠岡は素直にそれを取った。

105 :
無造作に肩にかかる髪、曲がったリボン、だらしなく裾の出されたブラウス。
羞恥に背ける赤い頬。白い鎖骨。
どれもが今までグラウンドや教室で見てきたマネジとは別人だった。
「ジャージ持ってねェの?」
「……今日は持ってないよ。
 …………阿部君のえっち」
「はー? 篠岡ほどじゃねェよ」
「えぇ!?」
「……」
「……」
二人でしばし見つめ合い、同時に吹き出した。
手を軽く引っ張ると篠岡は簡単によろけてきた。
篠岡が椅子に座ってるオレの頭をお腹で抱く格好。
女子特有の細い腰を抱え、深呼吸すると甘い匂いに包まれる。
優しく頭をナデナデされて心地良いが何か違う。
ブラウスのボタンをひとつづつ下から外していった。
ブラジャーのホックも何とか外し、小振りな胸を手中に収める。
「ぁ……」
そーそー、これこれ。
もう片方の胸に口付けし、空いた手は背中から腰、お尻へ。
まだそこにあった下着を忌々しく抜き去ると最奥を探り、
溢れそうな液体を掬い突起の周辺に撫で付ける。
「ふぁ……」
芯を囲うようにゆっくりじっくり円を描くと身悶えし
オレの手を封じるように太腿が閉じられた。
「や、めて」
「離してほしいのか?」
本気で嫌がってるわけじゃねェよな?
この体勢じゃどんな表情をしているのか伺えない。
「……っ」
篠岡の腹に頭を預け、囁く。
「どうしてほしい?」
「……阿部君の意地悪……」
「褒め言葉どーも」
「〜〜〜〜っ!」
「しのおか?」
「…………さ、わって」
言っている顔を見られなかったのが非常に惜しいが
小声でもちゃんと言ったのでヨシとするか。
片膝に座らせるとやっと目が合ったのにすぐ逸らされた。
逃がすか。
片手で顎を掴んで強引にこちらを向かせ唇を重ねる。
今日初めてだな、なんて頭の片隅で考えながら。
「はぁっ、あ、あっ、あ……」
遠慮なしに一番反応のいい所を執拗に責め立て続けると
背中に回された両腕に痛いくらい力が込められる。
イっちまえ!
「──────っ!」
ふるふるふると痙攣した後全身のこわばりがすうっと消えていった。
支えていないと崩れていってしまいそうだった。
篠岡の重みを全身で受け止めていた。
「阿部、君……」
「気持ち良かったか?」
「〜〜〜〜もうっ。そんなこと聞いちゃダメ!」
「……ハイ、すんません」
「ねえ、もう大丈夫かな!?」
復活早ぇなぁ……

106 :
篠岡は細い指で小袋をピッと裂いてゴム製品を取り出した。
「い、行きます……」
その手にあるものを見詰めるにはそぐわない真面目な表情に思わず笑ってしまう。
フツーこーゆーのって男が用意するモンだよな?
でもオレが買っといて待ってるってのもおかしな話だ。
わっかんねーなー。
「なんでそこまでするワケ?」
「私の身体だもん、私が気をつけるのは当たり前だよー」
「ふーん。自分で買ったの」
「ナイショ。あげないよー?」
「いらねェよ!!」
「あはははっ。
 できた!よね?」
ゴムを装着できたことを誇らしげに報告する女なんてヘンだ。
理解できねー。
「はい、おつかれー」
膝立ちの篠岡をそのまま後ろ向きにして上半身をとさっとベッドに押し倒した。
辛うじて引っかかっているスカートを捲れば
普段は隠されているそこがゆらゆらと濡れているのが丸見えになる。
「え、す、るの?」
「ちゃんと着けれてるかどうか確認しなきゃわかんねーだろ」
「そういうもの……?」
「んー、まーな」
ここまで来てやめれるかっつーの。
篠岡のお尻に手をかけ狙いを定めると一気に突き挿した。
十分に潤うそこは何の抵抗もなくオレを受け入れた。
「あ……っ」
肌のぶつかる音と水音、荒い息が静かな部屋を支配する。
「声、出せよ」
「……だっ、て」
「いーから」
手を前へと滑らせ、両胸を大きく掴むと堰を切ったように吐息が流れだす。
「……は、あ、あぁ、あ……あべくん……」
何故だか篠岡が泣いているような気がしたので
上半身を起こして振り向かせたが泣いてはいなかった。
一度抜いてベッドを背に胡座をかいた上に座らせる。
「あ、ぁん……」

107 :
すぐ近くにとろんと目を潤ませた篠岡がいる。
キスももうずいぶん慣れた。
ずっと抱いていたい。
でもどこかがチリチリと焼け付いている。
駄目だ。
何が駄目なんだ?
「……阿部、君」
「あ?」
「んっ、阿部く、んも……声、出して」
「はー!? 出すかよ!」
「え、ぇ、声、好きなん、だけどな」
「ウルセーもー喋んなっ」
「んっ、あっ、あ、や、ぁんっ」
こいつは〜〜〜〜黙ってりゃ結構かわいいのに
なんでこうどっかおかしーんだ。
それに好きなの声だけかよ!
……アレ?
何ならいーんだ?
「あっ、あ、べく、ん……?」
チ、余計なことばっかり考えてたら終わらねェぞ。
何も考えるな! 今はこっちに集中!
目の前の篠岡に……
篠岡の手がオレの両頬を抱え柔らかく微笑みながらキスをしてきた。
おまえ、いつの間にそんな顔するようになったんだ。
ヤベェ。
…………だから何がってんだよ!!!

最後はもう無茶苦茶に篠岡を突き上げていた。
案外胸あるじゃんとか思ってたことは口が裂けても言えない。


108 :
「はーーーー」
疲れた、という言葉をすんでのところで飲み込んだ。
「疲れた?」
「はっ、これくれー何でもねーよ」
「ちゃんとストレッチしてね」
「今日休養日だっつうのに……クソ」
器用に髪をまとめ身支度を整えた篠岡はうーんと大きく伸びをした。
ひとり清々しい表情をしている。
「もうしねーからな」
「阿部君」
篠岡はしゃがんでじっとオレを見ていた。
ぴたりと照準を合わせ、放そうとしない瞳に吸い込まれそうになる。
「甲子園、行こうね!」
「お、おう」
あまりにも真剣に言われたのでつい普通に返してしまった。
にこぉ、といつものマネジの笑顔になる。
ちょっとホッとしたのも束の間。
「今日はありがと! じゃあまたね」
チュッと唇にキスを落として篠岡は帰っていった。

……理解しようとしても無理だ。
篠岡のことは深く考えない事にしよう。
そーする他ない。

109 :
以上です。
ありがとうございました。

110 :
リアルタイムで読めた!
>>104の「まだ、無理」 …がなんかかわいかったw
阿部が大好きなので、千代やモモカンとのエロをいっぱい読みたい
みなさま、どんどん投下してくださると嬉しいです!
 

111 :
>>94
>>89の「エロ少なめ」「長い」「アベチヨ前提」「水谷失恋話」の4つを
そのまま前置きにして投下すればいいんだよー(4つめはネタバレだけどあったほうがいいのか?)
ホモスレなどでは「エロ無し注意」「エロ少ない」と前置きして投下される例もあるよー

112 :
>>110
しね

113 :
釣りかと思った。やっぱり来ましたねアンチw
自分も過去に「エロ無し」と前説してから投下したけど
何も言われなかったよ

114 :
>阿部が大好きなので
あの、女の子のエロスに萌えにきたんですけど
ここは棒要員の男に欲情する所なんですか・・・?

115 :
>>102GJ
釣りでしょ
阿部アンチしつこい

116 :
>>94
つい心無いレスをしてしまった…すまん。
批判じゃなくて注意されたくらいで投下やめちゃう職人さんもたまに見掛けるもんだからカチンときちゃって。ごめんね。
まぁみんなSSをすごく楽しみにしてるってことです。

117 :
>94誘い受けしたくなる気持ちはわかる。
つか、自分も昔してしまったしな。
その時ガツンときついお叱りもらって目が覚めた。
それ以来ゲリラ投下しかしてない。
「エロパロ」であれば、何を投下したっていいんじゃね?
そしてエロスは千差万別。
ということで楽しみに待ってる。

118 :
注意書きさえしてたらなんでもいいんじゃね
自分が書きたいもん書いて投下すれば

119 :
>>114
両方ともアリだろ
つーかおまいら>>94が好きなのはよくわかったから
そろそろやめてやれw

120 :
過去に投下された職人様が新しく
エロパロを書いて投下されたら嬉しいです。
あと続き待ってるのはハルスズ?

121 :
投下してくれるなら
以前からいる職人さんでも、新規参入でも
俺なら待てる!

122 :
今日はニットのワンピースにレギンス、下着も白で揃えたしと考えてたら阿部ぇが覆いかぶさってきたお^p^
「沖、・・・ふぅん あ」とすごい勢いで阿部が舌を絡めてきてびっくりするお
唾液の量もいつもより多くて鼻息も荒いお
わかってたけお沖はびっくりするお
阿部ぇは今度は強く唇をすいながらワンピースをたくしあげるお
一気にキャミソールまでたくしあげられ沖はブラをはずしやすいように背中を浮かすお
阿部ぇは焦ってるせいか中途半端にブラをはずし力強くもんでくるお
円をかくように大きく胸をもみしだいた後ふいにキスしてた唇をはなしたお
沖はブラのホックが背中に挟まれて痛かったけど気にしないふりして笑ったお
すると阿部ぇは再び口内に舌を入れてきて乳首に触れてきたお
最初はそっと、乳首がたってきたらだんだん弾くように^p^
思わず声をあげると阿部は今度は舌で乳首に刺激を与えてきたお
胸がスースーするお
乳首がテラテラしてきた頃阿部が再び顔を上げたお^p^

123 :
捕手

124 :
埼玉って雪積もります?
冬に自転車通学は無理かな

125 :
カスカビアンだが、降る時は降る。が、積もることは滅多に無い。
今年は降ってないなあ。
リアの時、まさにチャリ通だったが、
積雪4cmくらいで、家から次の角を曲がるまでに諦めて駅に向かった。
雪ン中、ちゃんと学校来てる奴は少なかったな。
伊勢崎線、野田線、薄い雪でも止まるしな。

126 :
>>125
ありがとう!

127 :
本編準拠でも、全然無視の妄想カプでも
明るくかわいい純愛でも、暗いくて荒んだ無理やりでも
熱烈で歓迎するぞ保守

128 :
切ないエロとかバカらしいエロとか
期待して保守

129 :
流れを読まずに投下。
ごめんエロ無し。
>>78-82 のチヨ→アベ
>>103-108 のチヨ×アベの続きのチヨアベ。完結。
キャラ崩壊注意。
コミックス派の方、ミハチヨ・ミズチヨ好きの方は回避願います。
9レスほど頂きます。
>>89 微妙にネタカブリごめん。投下待ってる。
>>125 Special Thanks!

130 :
2月も半ばになり、だんだん日暮れが遅くなってきていることを実感していても
部活を終える時間にはすっかり暗い。
野球部の部室前では着替えをすませた部員たちが
まだ出てこない仲間を待ちながら適当に喋っていた。
吐く息がいくつも白くたちのぼる。
巣山や沖と何やら楽しそうに会話している篠岡の視界から外れたところで
水谷が阿部にそっと声をかけた。
「あべー、しのおかから貰ったチョコ、どんなだった?」
「は? おまえも同じの貰ってるだろ」
「本当に同じやつ? 見せてよー」
「なんでンなこと気にするんだ。ほら」
「ホントだー」
そんな二人のやり取りを横目で見ていた泉が三橋に言った。
「そういえば三橋、結構な数もらってたよな」
「一番多かったのはオレだけどなー!」
「えっ あ、うん、田島君が 一番!」
「三橋ー、食うなとは言わねーけど、食った後はしっかり歯ァ磨けよ!」
「う、うん!」
後ろから不躾に飛んできた阿部の声に背筋を伸ばして答える三橋。
苦笑いしつつ見守る栄口。
いつもの光景だった。
「なー、三橋は好きな子からもらえたか?」
田島からの質問に三橋は頭をウーンウーンとゆっくり回転させて考えてみた。
今日チョコをくれた人はたくさんいたけれどそのほとんどは名前も知らない女の子たちだった。
それでも順番に思い浮かべた中によく知った顔があったのでそのまま口に出した。
「し、篠岡 さんっ、」
誤解されそうな言い方だな、と泉がフォローを入れるより先に田島が大声で叫んだ。
「三橋はしのーかが好きなんだな!」
なんの前触れもなくいきなり炸裂した爆弾発言に驚き振り向いた篠岡は
声の主である田島や当の三橋よりも先に、彼らのすぐ後ろに立っていた阿部と目が合ってしまった。
三橋と付き合うと言いつつ身体を重ねた3ヶ月前のあの日のこと、
はっきりした言葉もないままずるずると関係を続けたそれからの日々のこと。
泣いたこと、笑ったこと。
いろんなことが頭の中を駆け巡ったが、時間にすればほんの3秒ほどだったかもしれない。
先に目を逸らしたのは阿部だった。
「た、た じまくん、ち ちが、ちが……」
部員たちが注視する中、真っ青になって震えていた三橋は
居たたまれなくなり逃げ出そうとしたが、その腕を田島にがしっと捕まえられた。
「しのーか! 今付き合ってるヤツとか好きなヤツいんの?」
今度は篠岡に視線が集まる。
少しだけ目を伏せてから顔を上げ、はっきりと言った。
「どっちもいないよ」
「……ウソだ」
水谷から漏れたつぶやきを聞いたのは隣にいた阿部と栄口の二人だけだった。
「じゃあさー、三橋と付き合わねーか?」
「うん、いいよ!」
「かるっ!」と間髪入れず泉から入ったツッコミに異を唱える者はいない。
教科書貸して、といわれた時と大差ない返事に栄口・巣山・沖は冷や汗を垂らした。

131 :
「ちょ、ちょっと待ってよ!」
「なんだ、水谷もコクんの?」
「そ、そうじゃなくて……
 しのおか、好きなヤツいるよね?」
「……え?」
「オレ、見てたから……わかったんだ」
それは告白してるも同然だろうと幾人かは心の中で涙した。
水谷の発言の真意は計りかねるが、何かを知っているわけでもなさそうな様子に安心した篠岡は
ゆっくり歩を進めながら言葉を選ぶ。
「えーとねー、正直に言うといたよ、好きな人。
 でも去年ふられちゃったから、今はいないんだ。
 だからなんの問題もないと思うんだけど、ダメかな、三橋くん?」
田島にガッチリ腕を掴まれ逃げられなくて小さくなり泣いている三橋の正面に回り
目線の高さを合わすようにしゃがみこんだ。
やっとおそるおそる顔を上げた三橋に、怖くないよーと笑顔を見せる。
「ダメ、じゃ ない……」
「よかった! じゃあこれから、よろしくね」
篠岡の差し出した右手に三橋がおずおずと右手を重ね握手したかと思うと
「よっ、と」小さなかけ声とともに立ち、つられて三橋も立ち上がる。
「いろいろお話したいから、一緒に帰ろ!
 じゃあみんな、また明日。おつかれさまでしたー」
「おー、おつかれ!」
「お、おつかれ〜……」
引きずり引きずられ去っていく二人に違和感を覚える者は少なくなかった。
「うまくまとまってよかったじゃん!」
「田島、今のは」
「そうだな」
何かを言いかけた泉の言葉を遮り、阿部は強引に話を終わらせ帰っていった。
場に微妙な空気が流れる中、部室の戸が開いて花井と西広が出てくる。
「おー、待たせて悪かったな、
 ……ん? どした?」
「べっつにーい?」

132 :
「阿部」
一人自転車置き場へと歩く背中に声がかかった。
ちらっと見やると栄口が小走りでやってきて横に並ぶ。後ろには珍しく不機嫌そうな顔の水谷もいた。
「あのさ、……いいの?」
「──何が?」
「いや、ほら、あの二人……」
「いーんじゃね? これで三橋もちったーしっかりするだろ」
「違うよ、篠岡だよ!
 ……その、阿部、篠岡と付き合ってるだろ?」
「はあ!? 付き合ってねェよ」
「え? アレ? 違った?」
「なわけねーだろ」
「そっかあ。最近いい雰囲気してたから隠れて付き合ってんだと思ったのになー」
「……」
「……いいの?」
「だから何がだよ。好きなヤツいたっつってたじゃん。オレには関係ねーよ」
「それ……おまえだろ?」
後ろから刺さってきた言葉に足を止め振り返る。
水谷は悔しそうに眉をひそめ阿部を見据えながらもう一度言った。
「篠岡が好きなのって阿部だろ」
「何バカなこと言ってんだよ。ねーっつの」
「──本気で気付いてなかったのか? おまえといる時だけ顔が違うこと……!」
「知るかよ、何か言われたことだってねェし……
 ……あ?」
阿部は過去の自分の発言と篠岡の反応とを隈無くさらい出す。
顎に手をあて考え込む姿を見て水谷の顔がくしゃりと歪んだ。
栄口が二人の交際を疑うようになったきっかけは、阿部の家の近くで篠岡を見かけたことだった。
元々同中だった篠岡がその辺りにいたところで不思議はない。
それに特別二人でいるようになったり会話が増えたりしている様子もない。
けれどどことなく二人を取り巻く空気が変わっていった。
ゆっくりの微妙な変化だったから巧妙に隠してるなと思ったし
自分以外に気付く者がいるとも思えなかった。
でも水谷は篠岡の想いを知っていた。
きっと、ずっと真剣に見つめていたんだろう。
篠岡のことを。
「し、篠岡さん……?」
突然三橋の声がした。
すぐそこの校舎の角を曲がったところにある自転車置き場からのようで姿は見えない。
三人は思わず息を止めた。
「ご、めんなんでもないよ」
篠岡の声は微かに震えていた。
「……っ、」
「……私、さっきふられたって言ったでしょ。本当はまだちょっと引きずってたんだよね。
 でももう吹っ切れた気がする。ありがとう、三橋君!」
「オ オレ は 何も」
「へへっ。それでもいいの。帰ろっか」
「う、うん」
遠ざかる二人の気配が完全に消えてからやっと動き出した阿部は自転車に跨がって独りごちた。
「切られたのはオレの方か?
 ま、もうどーでもいーけどな」
吐き捨てるように言った阿部の表情は見えない。
「なんだよそれ! もう諦めんのかよ!
 ──バカはおまえだ、ばかやろーっ!」
水谷の叫びは夜の闇に吸い込まれていった。
「しのおかも、誰でもいいのかよ、ばかやろう……」

133 :
……チ。
全速力で自転車をこいでも頭から冷水を浴びても腹いっぱい飯を食べても阿部のイライラは治まらなかった。
もう寝てやるとベッドに入れば、乱れた格好でココに横たわっていた篠岡が目蓋に浮かぶ。
「クソッ」
観念して起き上がり、3分で日課をこなしてとりあえず一息ついた。
水谷が言っていた篠岡が自分のことを好きだったという話は多分本当だろう。
今なら、実感としてわかる。
愛だの恋だのといった甘い言葉のない体だけの関係だったとしても
互いに求めていたから一度きりで終わらなかった。
回を重ねるごとに大胆になり、練習後の真っ暗な教室で強引に繋がったこともあった。
もしあれが教師に見つかりでもしたら累は野球部にまで及ぶだろう。
このまま流されていくわけにはいかない。ちょうどいい潮時だったってことだ。
篠岡に、本当に好きなヤツができたのなら祝福だってしてやる。
でもそうじゃないかもしれない。
甲子園に行くために三橋をしっかりさせるとかまだ言ってんじゃねェだろうな。
そりゃあ最初に言い出したのはオレだけど、三橋をなんだと思ってんだ。
──というよりもしかして、それを オレ が望んだからか?
嫌な汗がどっと噴き出した。
無意識に目を逸らしていた罪状を突きつけられ、足元が揺らぐ。
盗塁するランナーを刺したと思ったのに刺されたランナーは自分だったなんて、そんな馬鹿な話あるか。
篠岡の暴走を止めなければ──
目を閉じ思案しているとケータイのメール着信音が鳴る。
差出人は三橋だった。
本文にひとこと、『ごめんなさい』。
もう夜遅い時間だったが阿部はすぐさま三橋に電話をかけた。
「どうした、何かあったのか!?」
『あっ、あべ、君……
 ……ごめ、んなさ い……っ』
「だからどうしたっつってんだろ!」
『ゴ……ッ あ の、し、篠岡、さんっ
 阿部君 篠 岡さん、ス、スキなの知って たのに あんなコト……に、』
一瞬ふうっと気が遠くなるのを感じた。
自分ですら今日やっとぼんやり自覚したことをどうして、それも三橋が知っているのか。
「オレァ別に篠岡のこと、なんとも思ってねェから気にすんなよ」
『わかる、よっ、栄口君 シューチャク、なくなってきた て』
「……オレがおまえに執着しなくなったって栄口が言ったのか?」
『うん! オレ……き、嫌われたと思ったけど、ちがう、イイコトだって。
 どうしてか見てたら 阿部君、篠岡さん、いつも 見てた……』
「……チ。まー万が一そうだと仮定しても! 篠岡が選んだのはおまえだよ」
『ち、ち、ちがくて、あの 篠岡さん スキなの、たぶん
 オレじゃ……ない』
消え入る語尾に三橋の傷を見た気がする。
そもそもあんなことを言い出さなければ付かなかったはずの。
「わり……。
 全部オレの責任だ。お前は悪くない。
 ──明日、篠岡とちょっと話をしてみる」
『うん! がんばって、ね!』
「何をだよ。いーからおまえはすぐ寝ろ。明日遅刻すんじゃねェぞ」

134 :
4時限目の終了を告げるチャイムが鳴り、1年7組の生徒は三々五々理科室を後にした。
黒板を消す日直の篠岡をしばらくじっと眺めていた阿部は
大方の生徒がいなくなった頃合いを見計らって教卓を挟んで話しかけた。
「おい」
篠岡は手を休めることなく、黒板に向かったままのんきな声で答える。
「はぁいー?」
「ちょっと聞きてェことがあんだけど」
「なにー?」
話しかけられてるのにこちらを向こうともしない篠岡は初めてだった。
顔を見るのも嫌ってことか。
阿部は腕を組みじっと待った。
残念だったな、待つのは慣らされてんだよ。
黒板はきれいになりチョークも揃い、することのなくなった篠岡は仕方なく振り返った。
教室内にまだクラスメイトが数人残っているのを見てほっとした色が見て取れる。
人目があれば話がおかしな方向へ流れることもないだろうと安心したか。
阿部の表情は声のトーンに違わず厳しい。
「前にオレが言ったこと、真に受けてんじゃねーだろうな」
「……阿部君はそういうことには無頓着な人だと思ってたんだけどな」
「おまえがオレをどーゆー人間だと思ってんだか知らねェが
 返答次第では力ずくでも止めさしてもらう」
「止めない場合もあるんだ」
「本気であいつの未来を背負うつもりなら止めねーよ」
「野球部の未来は?」
やっぱり、そっちか。
阿部は眉間の皺を一層深くし、はーっとため息をついた。
傍目にもわかる険悪な雰囲気で対峙する両名を不安そうに見つめる女子生徒たちを
水谷はそっと理科室の外へと連れ出した。
「ちょっと部の方針について話し合ってるだけだから心配ないよ!」
得意のニッコリスマイルで廊下の角を曲がるまで見送り、他にはもう誰もいない中へと戻った。
篠岡は唇をきつく引き結んで少し泣きそうな顔で阿部を鋭く見つめていた。
それを居丈高に眺める阿部。
どうしてこんな男がいいんだよ。どうしてこいつの前でだけそんな顔をするの。
「野球部の未来なんて誰かが背負うモンじゃねェ。
 中途半端な気持ちなら三橋から手を引け!」
「……っ!」
出入り口を塞ぐようにして立つ水谷の背後に人の気配がした。
「阿部、と篠岡? 何があったんだ」
「しのーかー? 大丈夫かー?」
いつの間にか花井をはじめとした野球部員が全員集合していた。
にらみ合う阿部と篠岡はそれに気が付いているのかいないのか。
「……私にできることがあるならどんなことでもしたい。支えになりたいの」
「おまえはもうマネジの仕事を充分にやってるだろ」
「もっともっとがんばりたいの!」
「なんのためにだよ。自分や人の気持ち無視してまでやることかよ!」
「阿部君にそんなこと言われたくない!」
篠岡の大きな瞳から涙が一粒零れ落ちた。
頬を紅潮させ怒りを露にする彼女に一同は息を呑んだ。
ここまで負の感情をむき出しにする篠岡など見たことがない。
女子の涙に免疫のない阿部はひたすら焦るばかりだった。
「〜〜わ、悪かった。謝るから、泣くな……」
「泣いてない!」
「チ、どー見たって泣いてんだろ……あ。」
「……なに?」
「イヤ、前も見たけど確かにこうじゃなかったな」

135 :
仲裁に入るタイミングを伺っていた花井たちの頭にハテナが浮かんだ。
「前にも?」
「篠岡が泣いたの見たことある?」
「ないない」
顔を見合わせた一同が再び篠岡に視線を戻すと
彼女はあり得ないくらい真っ赤になって震えていた。
「……どうして今そんなこと言うの!?
 阿部君のえっち!!!」
篠岡の渾身の叫びに数人が半歩後ずさり、阿部はがっくりと肩を落とした。
「おまえな〜〜今のリアクションでバレたぞ」
「へ? え?」
篠岡は周りを見渡して初めて野球部員が勢揃いしていることに気付いた。
誰も彼女と目を合わせようとしない。
「いや〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
目にもとまらぬ早さで走って理科室を飛び出していってしまった。
深くため息をつく阿部に花井が言った。
「話が全く見えねーんだが……」
「まとめると、阿部が、みんなのマネジに三橋と付き合うよう勧めてるうちに
 エッチと罵られることをして泣かせて、今日また更に泣かせたということだね」
「〜〜そこまで言うかよ西広……
 三橋には悪いことをしたと反省してる。ごめん」
阿部は深々と頭を下げた。
「あ、べ君……」
「阿部はしのーかのことが好きなのか?」
「あー、たぶん。でも付き合いたいとかそーゆーのは思わねーし
 篠岡が誰と付き合おうと勝手だけど、いい加減な気持ちで引っ掻き回されるのは迷惑だ」
「痴話喧嘩かよ、クダラネー。オレは帰るぜ」
泉が退室するのを受けて巣山・沖・西広も出て行った。水谷は既にいなかった。
「チ、勝手に来といて何言ってんだあいつ」
「なんだよー、取っ組み合いの喧嘩してるっつーから飛んできたんだぞ!」と9組の田島。
「オレは野球部内戦勃発って聞いた」これは7組の花井。
「うちは野球部解散の危機だと」1組は栄口。
「ちょっと喋ってただけだっつうの……」
苦虫を噛み潰したような顔をして唸る阿部に田島が鋭い視線を投げ掛ける。
「でもしのーか泣かしたのはホントだ。どうすんだ、このまま放っとくのか?」
「オレが追いかけるわけにいかねーだろ」
バツの悪そうな阿部と目が合うと三橋はぱちぱちっと数回瞬きをした。
……オレですか?と背後に文字が書いてあるように見えた。
「オ オレ 篠岡さん スキじゃ、ない」
「はあ!? 昨日好きだっつったろ」
「ス、スキだっ」
「どっちだよ!」
「阿部、落ち着けって」
「オレの スキ……田島君 花井君 栄口君、篠岡さん ほかのみんな
 同じ スキ だから 阿部君とちがう。
 篠岡さん、スキなのも オレ じゃないカラ……最初から何も ないんだ! よ!」
「〜〜ンだよそれ!」
脱力してへたり込む阿部に栄口が笑った。
「行きなよ、阿部」
「どこにいるかもわかんねーのに?」
「もう見つけてるんじゃないかな」
栄口はケイタイを取り出した。

136 :
低い雲から小雪のちらつく中、第二グラウンドまで走ると泉・巣山・沖・西広がたむろしていた。
「篠岡いた?」
栄口の質問に巣山は黙って少し離れたところにあるベンチを示す。
両手で顔を覆い座る篠岡を水谷が必になだめていた。
「し、篠岡さん……」
降ってきた声に顔をあげた篠岡の顔は涙でグチャグチャだった。
「三橋君、ごめんなさい、本当にごめん、なさい……」
「篠岡さん、があや、あやまることない よ!
 オレ、大丈夫! みんな、みんながオレのこと 大事に思ってくれてるって わかってる」
「三橋君……ごめんなさい」
「悪いことしたってわかってんならもういーよ」
冷たく言い放たれた阿部の言葉に篠岡は身を固くする。
阿部はうつむいたままの篠岡の肩にかけられたガーディガンを剥がし水谷に投げつけて
無言で自分のセーターを脱ぎ、頭から乱暴に被せた。
「わっ。阿部君……?」
そのまま何も言わずどっかと隣に腰を下ろす。
色々言ってやりたくて仕方のない水谷だったが敢えて呑み込み、三橋を連れてベンチを離れた。
「おかえり、水谷。おっつかれさん」
「さかえぐちぃ、すやまぁ。オレ泣いていーかな〜」
「おう、泣け泣け!」
「三橋! 大丈夫か?」
「それでいいのか?」
「うん!!」

137 :
篠岡は項垂れ阿部は天を仰ぎ。ベンチは静寂に支配されていた。
向こうでバカ騒ぎしている部員たちの声が聞こえる。
「……さ、寒いでしょ。これ、」
「着とけ。いーから」
篠岡は黙ってセーターに袖を通すと身体を包み込む阿部の体温を感じて目を細めた。
「あのな、オレは篠岡のことが好きだ。
 でも、付き合ったりすることはできねー。理由はわかるよな?」
「うん、たぶん……」
「今は野球に集中したい。っつーか──自分があんなに見境なくなると思わなかった」
「……本当にごめんなさい……」
「ちげえよ!!」
思わず出してしまった大声に篠岡はきゅっと肩をすくませた。
さっと注目されたのがわかったので手の平を見せて侵入を阻止しておく。
やっぱ監視、されてんだよな。信用ねーなオレ。
ま、無理もねーか。
みんな篠岡のことが心配なんだ。大事な仲間泣かしたら怒るのも当たり前だ。
「……わり。責めてるわけじゃなくて──自分にイラついてんだよ。
 それに、謝んならオレの方だろ。最初にバカなこと言い出したのはオレだ」
「でも私はそれを利用、したよ」
「利用されてることを利用した。そこはお互いさまだ。
 もし全部終わって──……イヤ、やめとくか。
 篠岡は彼氏作れよ。本当に好きな男見つけてさ」
「無理だよ。私ずーっと前から阿部君のことが好きだったんだもん」
憑き物が落ちたようにリラックスして笑う篠岡が眩しい。
「そっか」
「もしかして知ってた? 私の気持ち」
「んー、まーな。ずっとってのは初耳だけど。
 つかそういや最初の日に言ってたじゃん、ココで」
阿部は自分の耳をトントンと指してニィッと意地悪な笑みを漏らした。
「う、うそ……」
「あん時の篠岡はかわいかったな、スゲー緊張してたし」
「お、お、お願いだから忘れて、阿部君!」
涙目の篠岡が身を乗り出して懇願してくると阿部の余裕もなくなってくる。
何しろ真っ赤な頬と潤んだ瞳はあの時の劣情を否応無しに引き寄せるのだ。
改めて意識し始めるとどんどん感情の波が溢れてくる。
ヤベー。好きだ。
阿部が手をのばして篠岡に触れようとすると、気配を察したのか
彼女はぱっと立ち上がって離れた。
「だめだよー」
にこおっといつものマネジスマイルが少し恨めしい。
イヤイヤ、もーしねーって決めたんだから!
頭を振って立ち上がると篠岡が素軽く近寄って小声で言った。
「アレ、どうして持ってたか教えてあげよーか」
アレって、アレか。篠岡が持ってたゴム。
「監督がくれたんだよ! 自分の身体は自分で守りなさいって」
「マジでか!
 あの人は〜〜〜〜どこまで知ってんだ……」
「さあ。もしかして全部知ってたりしてね。あははっ」
教え子のことは総て把握してそうなカントクも怖いがそんな話を屈託なく笑いながらする篠岡もコエー。

138 :
遠巻きにベンチを見守っていたチームメイトは、来た時とは打って変わった明るい表情で戻ってきた二人に
ほっと胸をなで下ろした。
「あの、今日はいろいろ迷惑かけて本当にごめんなさい! それと心配してくれて、ありがとう」
男物のセーターを着た篠岡が見慣れない女の子の顔で笑うので少し寂しい気分になったのは秘密だ。
「お、おう、仲直りしたのか?」
「仲直りっつーか……まーそっかな。元に戻ったわけだから」
「付き合うんじゃないの?」
「な暇ねーよ。甲子園行くんだぜ?」
「おお、そーだな!」
「こ、甲子園!」
「……なんなんだよそれええ阿部ー!!」
「コレで付き合ってねーとかよく言うぜ……」
「したいことするのに形式にこだわる必要はないよ」
「西広今日何気にキツくないか?」
「女の子を泣かせる男は許せないらしいよ」
授業5分前を知らせるチャイムが広いグラウンドに鳴り渡った。
いつの間にか青空が見えていた。
「お、予鈴か。走るぞ!」
「おおっ!!」
野球部員は元気に駆け出した。

4人が7組の教室に駆け込むともう一度チャイムが鳴った。
「ぎりぎりセーフ!」
「さっさと座れ野球部! 授業始めるぞ!」
「はい!!!!」
すぐ後ろからやって来た教師の声に慌てて席に着くと、何故か篠岡が周りの女子の注目を集めていた。
篠岡の前の席の子が振り向き、人差し指をピッと向けて小声で詰問する。
「どういうこと、ソレ!」
どれ?と篠岡が自分の胸に手を当てると遠くの席で阿部が教室中に響き渡るくしゃみをした。

139 :
以上です。
ありがとうございました!

140 :
神きた。お疲れ様でした。

141 :
やべえ朝からマジ泣き

142 :
うおおお疲れ様でしたっ
素敵なお話でした

143 :
gj次回作期待してる。

144 :
ほんとよかったです!水谷くんが可愛かった(笑)また次回作まってますよ!(^^)d

145 :
リアはカエレ

146 :
ミハアベのSSとかって投下いいですか?

147 :
三橋×阿部みさえならおk

148 :
ミハアベ? こうですか?

『3番、キャッチャー、阿部君』
「あすっ」
──ふ〜ん、あれが”アベクン”かぁ……
バッターボックスに立つ選手を三橋瑠里はじぃっと眺めた。
ルリは今日、イトコとの会話にいつもいっつも出てくるアベクンとやらを一度拝んでみようと
わざわざ西浦高校野球部の練習試合を見に埼玉まで来ていたのだった。
金属音が響き白球が外野に落ちた。
3塁ランナーがホームインしたというのに喜ぶでもなく淡々とした表情の阿部に
それまで聞いていた”アベクン”を重ね合わそうとしてみるがうまくいかない。
すぐ怒って怒鳴って口喧しいらしいから熱血漢だと思っていたのに。
攻守交代し、キャッチャーマスクをかぶり声だしをする彼に少しずつ興味がわいてきた。
本当の阿部君はいったいどんな人なんだろう。
(続きません)

149 :
ここは801じゃない

150 :
>>148
これはよいミハアベ

151 :
>>148
イイ!

152 :
投下します。読んでもらえると嬉しいです。

153 :
「じゃあ、最後――背番号14は?」
「あ、青木毅彦ッ……君。4番で、ショート! 左打席ッ! 特徴はッ……ブンブン振り回すこと!」
「………」
「………(どう?)」
「――おし、いいだろ」
「ッ〜、はぁ〜……」
 掛けられる阿部隆也の声に、三橋廉は大きくため息をついてテーブルに上体を預けた。場所はその三橋宅・
屋根裏の寝室――時間にして午後10時になろうかというところである。
 翌日に埼玉大会・桐青高校との第一回戦を控えた三橋は、その打ち合わせするべく女房役(バッテリー)で
ある阿部とこうして、対戦打者の攻略を読み合わせているのであった。
 しかしながらこの三橋、一週間前すでに渡されたこの桐青校レギュラーの打者特徴をほとんどといっていいほど
覚えてはいなかった。
 そのことを知り当然のよう怒り、そして問い詰める阿部に対し三橋は、練習嫌いや自惚れというのではなく
その理由を、『阿部が構えたところへ投げるだけ』と怯えながらに言い切った。
――『自信』てェより、俺への『信頼』か。
 目の前で何度も対戦相手のデータを読みしきる三橋を前に、阿部は練習後のグラウンドで感じたことと同じ
ことを思い返す。信頼されるということは、喜びであると同時に大いになる責任もまた背負うことだと阿部は
考えていた。
 つい数ヶ月前までは、『自分だけの野球が出来れば良い』と考えていた。そしてそんな阿部にとっての三橋は、
自分の指示通りに球を投げてくるるだけの『都合の良い存在』であったはずである。しかし練習を重ね、苦楽を
共にするうちにそんな気持ちは阿部の中から薄れていった。
 誰よりも三橋の努力とそして彼の、このスポーツに対するジレンマを知った今ではそんな三橋の努力を活か
してやりたい――勝たせてやりたいと願うようになった。
 そんな想いの果てに巡ってきたのが明日の晴舞台であるのだ。
 やれることは全てやってやりたい――ゆえにそんな想いは、練習後の深夜にも拘らず阿部に、この三橋との
打ち合わせへ熱を込めさせているのである。
「この2年の青木だけど、こいつは桐青の中でも去年ゆいいつ一年で甲子園の土を踏んでるヤツだ。前後の
島崎といい河合といい、この打順にはごまかしは通用しない。取れるならば確実に取っていかなきゃならないんだ」
「うん、うんッ。オレはッ、阿部君の構えたところに投げるよ!」

154 :
「だから、さっきの繰り返しになけどケース・バイ・ケースで対処していかなきゃならねー場面だって出てくる
んだ。その時にお前が自分で判断できなきゃヤベーだろ?」
「うん、でも……知ってても考えない。オレは、阿部君が、構えたトコ、投げるダケ、だカラ……」
「だからそーだとしてもッ……はぁ、ならいいや」
 自分の言葉にどこまでも怖気づきながら、そして挙動不審に答えてくる三橋を前に阿部も大きくため息をつく。
このやり取りも、練習後グラウンドで交わしたものと同じものであった。
――あとはなるようになるしかないか。俺もこいつも、全力を尽くすだけだ。
「じゃ、帰るからな。明日は当日で朝練は無ェーからって、寝過ごすなよ」
 そうして立ち上がり、阿部も帰宅の準備を始める。
「あ、阿部君……ッ」
 そんな阿部を前に三橋も何か言いたげに口元を菱に上下させる。
 そして、
「じゃあな、おやすみ」
 肩掛けかばんを袈裟にして阿部が立ち上がったその時であった。
「あ、阿部君ッ! まだッ、聞きたい!」
「あん? ――うあッ!?」
 立ち上がる阿部へとさながら、バックホームに飛び込むランナーのよう、三橋はその正面からタックルをして押し
倒していた。
「何すんだ三橋! お前はー!!」
「あ、あうあうあうッ……」
 ベッドの上へと倒れこみ、なおも自分の上に乗ったままの三橋のこめかみを、阿部は両こぶしの拳骨で締め上げる。
「こえーマネすんなよ! ふざけて怪我とかしたらどーすんだ!?」
「ご、ごめん! ごめんね! でもオレ、まだ阿部君に、聞きたいッ」
「打ち合わせか? だいたいはもう覚えただろ? 後は明日の試合をしながら俺がリードするから……」
「ちがうッ、それじゃなくて! ……ニーのこと」
「はぁ? なに言ってんだ? 聞こえねェよ?」
「だからオナニーッ。阿部君は、オナニーするの?」
「………あぁ?」
 自分の体の上そこから、見上げながらに尋ねてくる三橋の真っ赤な表情に、ただ阿部は怪訝に聞き返すばかりであった。

155 :
 そしてようやくその質問を理解し、
「ば、ばか! なに言ってんだ、お前!」
 阿部もまたその慌てふためかせた表情を三橋同様に真っ赤にさせた。
「た、田島じゃあるまいし、お前なに言ってんだよ!?」
「田島君が言ってたからッ、一日にオナニー1回するって。だけどオレ、3回してるし。多すぎなのかなって? 
だから、阿部君にも聞きたい!」
「な、なにをだよ……?」
 話の流れになにやら悪い予感を感じながら阿部も聞き返す。そしてその予感は、
「阿部君はッ、何回するの? オナニー、何回するの?」
 的中した。絶句する。
 そうして改めて見る三橋の表情。
 上下両唇の先を、口の中に巻き込むようにして作る小鳥のような笑み――三橋がコーフンした時に作るその、どこか
期待感に満ちた笑顔を前にしながら、阿部は勤めて冷静になろうとする。
「そ……そんなこと答えられるかよ」
「どうして? しないのッ? 阿部君はッ、オナニーしないの?」
「だからオナニーオナニー連発すんなよ! やらねーわけじゃねェけど、言えねーよそんなこと。――だいたいなぁ、
どうしてそんなこと聞くんだよ!? お前まで田島みたくなったらメンドーみきれねーぞ!」
「だ、だってオレ、オレ、阿部君のこと、好きだから!」
「ッ……!」
 思わず息を飲んだ。
「好きッて……なに考えてんだよ? だからって、そんなこと聞くかフツー?」
「だって、知りたいよ! 一緒に試合するんだもんッ。みんなのことも、阿部君のことも、何でも知りたいよ!」
「お前……」
 唇を菱形に尖らせて必に、そして不器用にその想いを告げてくる三橋に、阿部もその心理を理解して小さく
ため息をついた。
――そうか……『本当のチーム』になってからの、初めての試合だもんな。
 三橋にとって今回の、この西浦高校に移ってからの第二戦目には特別な感情があった。
 前回、古巣である三星学園と一戦により過去の自分を振り切った三橋にとっては、今回の試合こそが初めての
チーム戦となるのだ。心ここにあらずで挑んだ前回とは違う。改めてこの阿部を始めとするメンバーを仲間と意識
して挑む、初めての試合――そこに掛ける三橋の意気込みは空回りながらも、それは強いものであった。

156 :
――こいつはこいつなりにチームや仲間のことを考えてるのかもな。
 それが判ると阿部は、またいつもの冷静な自分を取り戻していた。
――へたに邪険にして明日の試合に影響がでるのも困るな。ここは、軽く付き合って
   おいてやるか……
 そして改めてそう思い直すと、阿部も小さくため息をついて三橋へと応えた。
「アレのことだけど、したりしなかったりだよ。今はあまり興味ない」
「しないのッ? つらくない? 我慢できるッ?」
 以前阿部の上に乗り上げたまま三橋はその両目を輝かせて質問を重ねる。
「いまは練習も多いし、それどころじゃねーからな」
「じゃあ、じゃあさ! 一番最後にしたのって、いつッ?」
「い、一番最後って……一週間、くらい前か?」
「ホント? もう一週間も我慢してるのッ? ムラムラとかしない?」
「……別に。興味ねーから」
 徐々にその具体性を増してくる質問に、阿部のポーカーフェイスは汗顔に溶け出す。
「じゃあ、何でオナニーしてるの? 何を見てするのが好きッ?」
「そッ、そんなの人それぞれだろ! 三橋、お前いい加減に―――」
「オレは、阿部君でオナニーしたこと、あるよッ」
「ッ………」
 なかばどさくさに紛れてされたその告白に、再び阿部は息を飲んだ。たれ目がちのまぶたを珍しく見開いて三橋の
顔を凝視する。
「あ、お前ッ……なにを急に………」
「オレ、阿部君のこと好きだよッ。だからオナニーしたんだ! ずっと、阿部君でしてる!」
 あまりの衝撃に言い返す言葉が探せずにいる阿部へと、三橋は預けていた状態を起き上がらせ、立ち膝になり
ながら制服のスラックスに手を掛ける。そしてそのベルトを解き、それと下着に開放されたそこに現れたものは――
「今だって、阿部君にドキドキしてるよ、オレッ」
「三橋………」
 衣類から開放された三橋の腰元には、申しわけ程度にその包皮から頭を出した陰茎が屹立をしていた。

157 :
「ば、ばか……しまえよ、早くッ。おかしいよ、オトコ同士でお前……」
 なぜか見つめていたくなるそこから視線を振り切り、阿部はどうにか冷静さを取り戻そうと口元を覆う。しかし
喋れば喋るほどに頭の中で思考は空転し、そして意識は三橋とその茎へと傾いてしまう。
「どうかしてる……どうかしてる……」
「阿部君。阿部君も、チンチン、大きいよ」
「ッ!?」
 思わぬ三橋の言葉に阿部はそらしていた視線を慌てて自分の下腹部へと移す。そうして見下ろすそこには――
スラックスにテントを作って勃起した自分の亀頭が、その下から三橋の陰嚢を突き上げている光景があった。
「阿部君も……阿部君も、オレのこと、好き?」
 呟くように語りかけながら三橋の手の平がそのテントをさする。
「あ、あぁ……ッ!」
 そんな布越しに包み込まれるような感触に、つい阿部も上擦った声を上げる。
 先にも言った通り今日に至るまでの一週間、阿部は自慰にいそしむ余裕も無かった。それだけに今まで溜められた
性欲と疲労は、今のこの状況に感応して勃起してしまっていたのである。……初の公式戦を前にして緊張しているのは、
阿部(じぶん)もまた然りであったのだ。
「見せてッ、見せてッ、阿部君!」
「あ、や、やめろ……ッ」
 鼻息も荒く、またあの唇をくわえ込んだ口元で、三橋はベルトを解くのもそこそこに強引に阿部のスラックスを
ずり下ろす。その勢いに下着も共にはがされ、そしてその反動に跳ね上げられたソレは――阿部の充血した陰茎は、
バネ仕掛けのよう三橋の前に立ち上がった。
「すごい……阿部君、大人だね……チンチン、すごくキレイだねッ」
「あ、うあ、熱ッ。お前、手の平……」
 直に亀頭の先端へと触れてくる三橋の手の平の熱に阿部は声を上げる。
 いつもはその自信の無さを象徴するかのよう冷たい三橋の手の平が、今は燃えんばかりに熱を帯びていた。そして
その手に握られて、阿部の意識はさらにぼやけて曖昧になる。
――あいつ、いつもこんな手でボール握ってたのかぁ……
 ついそんなことを考える。
 そしてそんな阿部をよそに三橋の行為もさらにエスカレートしていった。
「オッパイ、阿部君ッ、オッパイ見たい!」
 完全にそのスラックスを剥ぎ取ると、三橋は器用に上のワイシャツのボタンもまた解いていく。

158 :
 夏場でしかも練習帰りということもあってか、そこにシャツ一枚纏わぬ素肌の胸元が露とされる。
「ばかッ……そんなもん見るなよ、やめろよ……ッ」
 依然としてコントロールの戻らぬ体と意識のなか、必に阿部は三橋の行為に抗おうとする。抗おうとするがしかし
――そんな阿部の、いつにないしおらしい姿を見るにつけ、三橋の欲情はますます以って高く熱くなっていく。
「硬くなった、硬くなったよ! 阿部君は、気持ちいいの? オレの、オナニー気持ちいいッ?」
「くッ……!」
 そんな阿部の無抵抗をいいこと、三橋は握り締めた茎を自分にするかのよう上下に扱き出す。そんな三橋の手の動きに、
ただ阿部は快感に耐え、涙のにじむ目頭を両腕で覆ってその表情を悟られまいとする。
 そうして我慢すればするほど、
「あ、あぁ……く……ッ」
 力をこめればこめるほどに、阿部の中の欲情は昂まっていく。
――だ、ダメだ……久しぶりだから、堪えが利かないッ。も、もう……!
「み、みはしッ……いいかげんに、しろよ……おまえッ」
 そして、ついには射精の予感を感じ、阿部は精一杯の声で行為の中断を訴える。訴えるが――
「フッ、フッ、フッ……」
 すっかり阿部のそれをしごく行為に没頭している三橋は、すでにそんな声の届かない場所にいた。
――こいつッ……なにが『阿部君(オレ)の言うトコに投げるよ』、だよ! 投手なんて、こんな
   ヤツらばっかりだ……!
 そんな三橋の身勝手さにそう思った瞬間――本当にその一瞬、阿部の脳裏にある人物の顔が浮かんだ。
 それこそは、榛名元希―――阿部がもっとも否定する男であり、そして今日(こんにち)の自分を作り上げてくれた
要因となった人物の顔であった。
 そして皮肉にもその瞬間に、
「んッ? あ、んく……!」
「え? うはッ!」
 阿部は絶頂を迎え――射精した。
 液というよりはまるで、白い何かを引き抜いたかのような勢いと、そして大量の精液を阿部は放出していた。
「うっ? うっ? はわわ!」
 初めて見る自分以外の第三者の射精に、三橋は慌ててその亀頭の先端に手をかざし、阿部の精液を受け止める。
 そうして溜まりに溜まった一週間分の精液全てを放出し尽くすと――
「……、………」
 もはやうめきすら上げられないほどに疲弊して、阿部はベッドへと沈み込んだ。

159 :
 そうしてログキャビン風に板の張り巡らされた天井を見上げながら、
――よりにもよって、あいつのことなんか……。
 まだ醒めぬ射精の余韻とは裏腹に、阿部は冷静さを取り戻しつつあった。
――最悪だ、今日は。こんな……しかも三橋なんかに……。
 射精の後に来る罪悪感と、そして思わぬ榛名の回想に己を責めたその時であった。そんな余韻すら吹き飛ばす――
「ん? ぅあッ!?」
 激しい衝撃が体の奥底を突き抜けた。
「あ? あぁッ? んんッ!」
 その一瞬、自分の体に何が起こっているものか、自分が何をされているものか阿部には判断がつかなかった。そして
どうにか持ち上げた首の先、その視線の先を確認して、阿部はようやく自分の体に起こっているそれを理解する。
 その視線の先では――阿部(じぶん)の肛門に、深々と人差し指を挿入している三橋の姿が確認できた。
「み、三橋ぃ〜。何やってんだよ、お前ッ!」
「ッ! うひッ!!」
 かろうじて上げるその声に、それを掛けられた三橋も両肩を跳ね上がらせて反応する。
「お、お尻に……阿部君の、お尻に指を、入れてみた……の」
「そんなことは判ってるよッ。オレは、『なぜそんなことをしてるのか』って聞いてんだ!」
 従来の阿部と三橋といった調子を取り戻しつつ、阿部は三橋へと尋ねていく。そんな阿部の質問に
「……セックス、できないかな、って」
 三橋は例のごとく挙動不審で、そして消え入りそうなその声で答えた。
「………。はぁ?」
 一方それを受け、ますます以って阿部は困惑の表情を強くさせる。
「なに言ってんだ、三橋ッ? できるわけねーだろ!」
「だって、でも、こんなにぬるぬるになってるし、指も入るし、それに……」
 答えながら三橋は、先の阿部の精液によって潤滑した人差し指をその肛門の淵に埋めていく。
 その、異物が体内に侵入してくる感触に必に声をしながら、
「だから無理だってのッ」
 阿部も三橋の説得を試みる。

160 :
「三橋、こんなのセックスでもなんでもねーぞ?」
「う、うぅッ……」
「オレなんか犯してどーすんだよッ? すぐやめろって。だいたい……」
「で、でも、でもオレッ、好きなんだ!」
 説得してくる阿部を遮って、三橋は応えていた。
「好きなんだ、阿部君がッ」
「だ、だから何を――」
「投手でなくても、オレが好きって言ってくれたからッ、オレも阿部君のこと、好きなんだ! セックスしたい!」
「うッ………」
 思わぬ三橋の気迫に押されてつい阿部も口つぐんだ。
――こいつ、絶対テンションがおかしい。普段こんなこと言うヤツじゃないのに……。
 そうして依然、その雰囲気に気圧されたまま言葉を返せずにいる阿部へと、いよいよ三橋は体を乗りあがらせる。
そしてその手には――今にもはちきれんばかりに怒張した三橋の茎が握られていた。
「セックスしたい……オレ、阿部君と、セックスしたい……!」
「お、おい……」
 やがて二人が見守る中、三橋はその先端を阿部の肛門の淵にあてがう。
 先の指による愛撫で僅かに入り口の開いたそこへ、亀頭の尿道部をあてがい、そして次の瞬間――
「んッ! んんッ!」
「ッ! う、うあッ……い、いたぁ!」
 三橋は無遠慮に、それをねじ込んだ。
 そうして根元までまるまる挿入させ、茎越しに感じる直腸の熱(たいおん)に忘我する三橋と、その挿入の痛みと
異物感に顔をしかめる阿部。
――なんだよ、コレ……気持ち悪ィ……
 初体験の痛み以上に直腸に来る異物感は、なんとも『排泄』を阿部に強く意識させた。
――このまま抜かれたら、勢いで一緒に出ちまいそうだ……
「お、おい三橋……」
「はぁ〜……、え? え?」
 阿部の語り掛けに、すっかり快感に口元を弛緩させていた三橋はようやく我に返る。

161 :
「もういいだろ? 抜いてくれ」
「え? え? 抜くの?」
「そうだよ、抜くんだよ。ただ、ゆっくりだぞッ? ゆっくり抜くんだぞッ!」
「う、うん。うん……」
 阿部の言葉に気味が悪いくらい何度も素直に頷いてみせると、三橋は慎重に阿部の直腸から茎を引き抜き出した。
 その竿部分がぬめりを帯びて校門の淵をすべる感触に、
――あ……な、何だよコレ? 力が、抜ける……
「あ、くぅ……ッ」
 つい阿部も声を漏らした。
 情けないとは思いつつも、抑えていようとは思いつつも、その感触に無意識に声は漏れた。
 やがて肛門間近にゴリゴリと亀頭のカリ首を感じ、阿部も完全にそれが引き抜かれるのを予感した次の瞬間、
「ん〜、えいッ!」
「え? えうッ……!?」
 三橋はその八割方まで引き抜いていた茎を再び根元まで阿部の直腸に挿入した。それと同時、亀頭の先端が直腸
奥底の内壁を小突く感触に、思わず阿部もうめきを漏らす。
 そうして、
「お、おまえ……三橋ぃ〜ッ。なに、また入れてんだよ!?」
 再び胎内に立ち上がった異物感と、なにか胸が締め付けられるような感覚に阿部も三橋の行動を問い詰めた。
「え、えッ? だって、抜いたから、また突いたんだよ? セックスって、出したり入れたりするんじゃ……?」
「バカやろう! オレが言った意味はそういうことじゃねぇ! 言葉通り『抜いてくれ』、『やめてくれ』って言ってんだよ!」
「ッ―――!?」
 そんな三橋の返事についに阿部もキレた。
「もう、十分だろッ? 明日は試合だって言うのに、今からこんなことで体力使ってどうするよ?」
「…………」
「怒鳴って悪かったよ、もう怒ってねーから。お前だって大試合を前にしてテンパってたんだ」
「…………」
「だからもう降りてくれよ、な?」
 怒号と共感。阿部の緩急織り交ぜた語り掛けにすっかり三橋も黙り込んでしまった。そしてゆっくりと三橋も
項垂れていた顔を起こし、ようやく離れるかと思われたその時、
「降りない……オレ、降りたくないよ」
 三橋はいつにない真剣なまなざしで阿部を見つめ――そう言い放った。

162 :
「な、なんだよそれ? みは――」
「『こんなこと』じゃ、ないんだッ。大切な試合だから……大切な、阿部君との試合の前だからだから、したいんだ」
 そんな三橋の必な……というよりは、どこかすがるようなその物言いに阿部はまた何も言い返せなくなる。
――こいつ………。
「だから、降りない、よッ。マウンドからも、阿部君からも、降りない! 阿部君がキャッチャーの限り……オレ
降りたくないッ。降りないんだ!」
「………」
――こいつ、完全にテンパってるな。
 そのことを察し、阿部はことさら大きくため息をついた。
 阿部や、そして他のメンバー達と『仲間』になって挑む初めての試合――そんな共に戦う仲間のことを、三橋は
いま誰よりも知りたいのだ。阿部は今日、対戦相手のデータを覚えろとこの三橋に言ったが、彼が一番知りたかった
のは誰でもない――仲間達(ナイン)のことであり、そして阿部(じぶん)のことであった。
――そんな想いにプラスして連日の猛特訓と禁欲生活だ……完全にこいつの中じゃ、欲情と友情
   がゴッチャになってる。……話してわからないヤツじゃない。試合前の緊張感と、脅迫めいた
   使命感が、こいつをおかしくしてるんだ。
 そう自分の中で今の状況と、そして三橋を動かすその心理を分析して阿部はため息をつく。そんなため息は、
三橋を突き動かす心情を理解する意味と同時に、もはやこの状況からは逃れられないことを悟る、諦観のため息でもあった。
「……早く終わらせろよ」
「え?」
 阿部のぶっきらぼうな物言いに三橋も思わず尋ね返す。
「だから、付き合ってやるって言ってんだ! ……お前の言うセックスに。それとももう、やりたくねーのかよッ?」
「うッ、ううん! やりたい! やりたいよ、阿部君ッ!」
「だったら早く――ってバカ、お前!? うあぁ……!」
 頷いて返答するやいなや腰を突き出す三橋の動きに、阿部も息を詰まらせ思わず声を上げる。
「あッ、あ、阿部君、気持ちいいよッ」
「ッ……(オレはいてーよ!)」
 依然、異物感に息を詰まらせる自分とは裏腹に、この世の喜びを一身に受けるかのよう恍惚とした三橋の表情に、
阿部はどこか苛立たしさを覚える。
 しかしそれでも、

163 :
――オレが言い出したことだ。ガマンしろ、ガマン……。
 この一回きりと約束してしまった手前、阿部はそんな怒りと痛みを抑えるよう、眉間に険を込めてそれに耐える。
 そんな阿部の表情に、
「阿部君、気持ち良く、ないのッ?」
 三橋のそれに気付いて阿部の顔を覗き込む。
 そして、
「んッ……判ってんなら、早く終わらせろよ」
「ッ――!」
 三橋の問いかけについぶっきらぼうに応えてしまう阿部。そんな阿部の見幕に、三橋も猫のよう瞳孔を細めて両肩を
跳ね上がらせた。
 それを受けて何を思いついたのか、
「あ、阿部君、阿部君ッ。ちんちんをね、こすると気持ちいいんだよッ」
「はぁ?」
 三橋は精一杯に言葉を選びながら阿部へと語りかける。そしてその言葉に怪訝な表情を向ける阿部をよそに――
三橋は半ば唐突に、阿部の亀頭を手の平で包み込んだ。
「う、うわッ……!?」
 頭からワシ掴むように握り締めてくる手の平の感触とそこにこもる熱に、思わず阿部も声を上げる。しかしその
三橋の行動は同時に、今まで感じることの出来なかった別の感覚を阿部に与えていた。
 茎に触れられたその一瞬、腰元が脱力すると共に三橋の茎をくわえ込んでいた括約筋の締め付けが緩んだ。その力みが
解けることで、痛みしか感じられなかった肛門に、ぬるりと潤滑する滑らかな感触が走ったのだった。
「……、……?」
「気持ちいい? 気持ちよかったッ? もっと、してあげる、ねッ!」
 その未知の感触に呆然とする阿部へと、さらに三橋は手の動きを複雑にしていく。
 すりこぎのよう亀頭の先端に添えた手の平をこねくると、さらにはそこに溜まった阿部のカウパー腺液を、まんべん
なく茎へとすり込みしごいていく。
「あ、あ、あぁッ……!」
 そんな三橋の手に阿部の声にも明らかな変化が見られる。
 吐息は熱を帯び、漏れる声にはなんとも切なげな響きが尾を引く。茎へ加えられる刺激と直腸を突き扱く動きに、
阿部は悦びを見出し始めていた。

164 :
 瞳を伏せ、その頬を三橋に負けないくらい紅潮させて声を押しす阿部の表情に、
「阿部君、気持ち……いい? オレも、オレもッ、気持ちいいよ!」
 三橋も突き動かす腰の動きをさらに早くさせる。
「あ、あぁ……、くッ……!」
 一定のリズムを持って動かされる茎へのしごきとそして肛門への刺激に、徐々に阿部のオルガスムスも昂まっていく。
――い、いきそう……腹の奥がゴロゴロする……!
 排泄を覚えさせていたはずの前立腺の感覚は、しだいに明らかな『快感』となって阿部にそれを伝えていた。
「あ、阿部君……オレ、オレッ」
 そんな感覚の中、それを阿部に与える三橋にも変化が現れた。
 同様に絶頂が近いのであろう。阿部に加える手と腰の動きもそのせわしなさを増す。
「いきそうか、三橋……」
「うん、うんッ。いきそうッ。精液でちゃいそう! 阿部君はッ?」
「オレも、なんかいけそう……かも? 判んねーけど、なんか……」
「ホントッ? じゃあ、いこ! 一緒に、いこッ! 阿部君といきたいよッ」
 阿部の言葉にその体の上になっていた三橋は、その顔を鼻先が触れ合わんばかりまで近づける。
 そして、
「阿部君……好き、だよッ。オレ、阿部君が、スキだ!」
 二人の唇が、
「オレだって……投手としてじゃなくても、オレもお前がスキだよ!」
 どちらからというでもなく、示し合わせたかのようそれらが触れ合ったその瞬間―――そのテーゼを境に、二人は
同時に絶頂へと達した。
「ん、んんッ……んうッ!」
「んん……、……ッ」
 三橋の手の中へ、そして阿部の胎内に、それぞれは緩やかに射精を続けていく。
 やがては互いの中に溜め込まれていたもの全てを吐き尽くすと――その唇を離し、三橋は阿部の上へと倒れこんだ。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
 互いの呼吸と熱とがひとつになっていくのを感じながら、阿部もまた絶頂の余韻に浸る。一人でしていた時とは
まったく違ったその快楽とそして疲労感に、自身の体は鉛のよう重くなっていた。

165 :
 そしてそれは三橋もまた同様らしく、
「ふぅ、ふぅ、ふぅ………」
 自分の上に体を預けてくる三橋は、呼吸に両肩を上下させる以外は微動だにしなかった。
「おい、三橋。………ったく、しょうがねーな」
 しかしそれも今は不快にはならない。
 今は己の上にある三橋の重さが心地良かった。今日の練習後のあの時、三橋が改めて自分へと示してくれた『信頼』
それを阿部は今、この重さの中に感じているような気がした。
 しかしながら……
「………ん? おい、三橋。三橋、どうした?」
 いくら余韻に浸っているとはいえ、あまりにも『動かない』三橋の様子に、さすがの阿部も不安になる。
「まさか、変に緊張しすぎてキレちまったとか、か? おい!?」
 慌てて体を起こし抱きかかえると、今度は阿部が三橋を下にして声をかける。
 そしてそこにあった三橋の顔に、
「三橋ッ! みはッ……――」
 阿部は自分のそれがとんだ取り越し苦労であったことを察し深くため息をつく。
 なぜならそこにあった三橋は―――
「カ―――……、ス―――……」
 寝ていた。
 今まで散々互いの想いを確かめ合った阿部などそっちのけで、三橋は眠りをむさぼっていた。
「バカか、こいつは? いや……たいしたタマか」
 そんないつもの三橋の無邪気さに安心すると、阿部もまたいつもの自分に戻っていることに気付く。やがてはそんな
三橋をベッドに寝かしつけて自分も身支度を整えると、安部もようやく帰路につこうとする。
 ふと目を落とした腕時計の短針もすでに11時を回っていた。
「明日は遅れんなよ、エース」
「――……うん、うん……」
「ん? 起きてんのか、三橋?」
「カ―――………」
「…ったく、寝言かよ。緊張感ねーなッ」
「カ―――……、ス―――……」
「………お前の気持ち、一方通行じゃねーぞ。そこんところ、しっかり理解しててくれよ」
 そうしてひとしきり三橋の寝顔を見守ると、阿部は静かに部屋を出る。
 今日まであっという間だった大会前夜と、そして今日まで本当に長かった大会前夜―――そんな二人の大会前夜は、
こうして終わりを迎えるのであった。

166 :
 大会当日――午前7時現在の空には、夏には似つかわしくない鈍色の雨雲が立ち込めている。それでも気温は季節なりに
暑いものだから、球場を包み込む湿気と暑気はそれは不快なものであった。
「今にも降りそーだなー」
 声出し後、その暗雲たる空の様子をつぶやく水谷をよそに阿部は三橋の姿を探す。
 今日のこの場所に三橋が遅刻してくることはなかった。しかし、ここについてからの二人は、まだ一言も会話を交わしていない。
――昨日の今日だからな。変にオレのこと意識してなけりゃいーんだけど。
 そんなおり田島と並ぶ三橋をみつけ、
「三橋!」
 阿部は極めて冷静を装いながら、三橋を呼びつける。
「はっ」
 そんな阿部の声と姿に顔を上げた三橋は、そこからどう反応したらよいものか判らずに、ただ硬直して阿部の反応を待つ。
――いつも通り、か。相変わらずキョドってるな。これじゃ昨日のことを気にしてるんだか、
   いつも通りなんだか判りゃしねーよ。
 そんなことを思いながらも声を掛けられないのは阿部もまた然りである。
 やがて会話のきっかけにと阿部は広げた左手を掲げると、
「手ェ、かせ」
 そこへのタッチを三橋に要求する。それに対して三橋ももはや、訓練犬の条件反射にも近い動作でそこに自分の右手を合わせる。
 そしてそこから伝わってくる体温に、
「お! 冷たくねーな!」
 阿部もやっと、いつも通りに会話をすることが出来たのだった。
 しかしながら一方の三橋はというと……
「昨日はイッパイ、ねたよ! 朝も、パッとおきた!」
 こちらはいつも以上の空回りで積極的に阿部へと声を掛ける。
「へぇ」
「それでゴハン食べて、あ。さっきバナナ、食べたよ」
「……?」
 それら報告ひとつひとつを指を折りながらに伝えてくる三橋に、阿部もその意図を測りかねて首をかしげる。
「お弁当もある、忘れてない……忘れものはなくて……あと……えっと……?」
「……なんのハナシ?」
 しまいには自分自身ですら、何を言いたくて何を伝えたいのか判らなくなってきている三橋に、阿部もその理由を判りつつも
つい怪訝に返してしまう。

167 :
 やはり三橋は三橋で昨晩のことを意識していたのだ。それで今日阿部の顔を見るにつけ、どんな言葉を交わしたらいいのか
判らなくなってしまった訳である。――要は、三橋もまた阿部と一緒なのであった。
「………」
「………」
 そうして二人の会話が止まる。互いに自分からは声が出せない。
『昨日のことは気にするな』といえば、そのことを余計に意識してしまうのは目に見えていたし、だからといって当たり障りの
ない会話で表面だけを取り繕うということも、この不器用な二人には無理な芸当であった。
 しかしながら現状のコレは由々しき問題である。
 試合前にチームメイトが――ましてや投手と捕手というもっとも密な関係の二人が、今のような空気を引きずっていては、
まずまともに試合には挑めない。
――なんとか……なんとか、阿部君と素直に話す方法はないの?
 重い頭の回る音をウンウンと耳の奥でこだまさせながら三橋がオーバーヒート寸前になったその時であった。
「今日は調子がいいって話だろ!?」
 突如としてそんな二人の間に入った声と共に、三橋の後ろ首に誰かの右腕が回された。
「ッ!?」
 突然のそれに首だけ振り返らせれば――そこには今まで共にいた田島が、二人の重い空気をとりもってくれているのであった。
 天然からの行動か、それとも二人の空気を読んでの行動かはわからぬが、ともあれそんな田島の登場は阿部と三橋にとっても
嬉しいものであった。
 そしてその田島の言葉の尻馬に乗るよう、コクと三橋は頷き、
「……ナルホド」
 阿部もまた素直に頷いて、三橋と話をあわせた。
 さらにはそんな二人へと畳み掛けるよう、
「――準備万端ね!」
 『モモカン』こと、監督・百枝まりあの掛け声に、一同はその意識をその声の先へと集中させる。
 一同の見つめるその先には――三塁側ベンチへと集結しつつある対戦相手・桐青高校のナインの姿達が見えていた。
「さぁ、はじめましょう!」
 さらなるモモカンの声に阿部も三橋も、気持ちを切り替える――長い戦いが始まることを覚悟する。
 いくつもの日々と夜を越えて迎えた今日、そしてこれから始まるだろういくつもの激戦を予感し、
――頼むぜ、旦那さま。
 阿部は三橋に一瞥送ると、帽子のつばを返しキャッチャーマスクをかぶる。
 今――二人の甲子園がその幕を上げようとしていた。
                                【 おしまい 】

168 :
以上になります。
長いお話、スイマセンでした!

169 :
捕手

170 :
801は帰れよ

171 :
>>168
板違いです

172 :
>>148の続き、と思ったけどルリアベになりませんでした…
ミハミハになりました
以下だらだらと

173 :

練習試合を終え、三橋廉は心地良い疲労感と満足感に揺られながら家路についていた。
まだ明るい夕方の風はほんの少し湿り気を含んでいて梅雨の訪れを予感させる。
夏が、近づいてきている。
「ただい、まー」
「おかえりーレンレン」
「ル、リ?
 来てたんだ、いらっしゃい……お母さん、は?」
「どこかから電話がかかってきて出かけちゃったよ。夜には帰ってくるって」
「ふーん」
荷物を抱えた廉が自室に向かうとルリもついて2階にあがる。
「今日見てたよ、勝ってたね。おめでとー」
「え……な、なんで」
「いつも話に出てくる”アベクン”がどんな人か見てみたかったの」
「阿部っ君!?」
思いがけないところから出て来た名前に廉は30cmほど飛び上がった。
「そー。カッコいーね! どんなヒドイ人なのかと思ってたけど
 全然そんなことないんだもん!」
「……」
「3回のキャッチャーフライすごかったね!
 高ーくあがったボールを走って走って追いついて捕ってた!
 ……ちょっとー、レンレン聞いてるの?」
廉はベッドの脇に無造作に鞄を放り投げ、小声でブツブツ言っていた。
「は? 何?」
「レンレンてゆーな……」
「あーはいはい。それで、聞いてる?」
ベッドに向かって俯く廉の視界に入るよう前に回り覗き込むと
彼は泣きだしそうな瞳をしていた。

174 :
「……阿部、君はすごいよ。
 阿部君が いなかったらオレ、投げられない」
「うん」
「阿部くんは、すごいんだ、でも」
廉が肩を軽く押すだけで簡単にルリの身体はベッドに倒された。
覆いかぶさるようにして至近距離からしっかり眼を合わせ、はっきりと言った。
「ココで 阿部君の話は するな!」
廉の言葉を真正面から受け止めたルリはそっと手をあげ
真っ赤になっている廉の両頬を包み込みにっこりと笑った。
「……よくできました!」
そのまま首をあげキスをする。
いつもと同じ、甘い味。
「ルリ……?」
「他の人を好きになるんじゃないかって心配になった?」
「う、うん」
「だいじょーぶ、私が好きなのは廉だけ!」
「オ、オレも ルリが スキだ!」
「ふふっ。知ってる!」

175 :
唇を重ね舌を絡ませると頭がぼんやりとしてくる。
廉の右手がルリの髪から頬、鎖骨を撫でる。
肌身離さず持っているボールのせいで固くなった指先とは思えないほどの優しい手つきに、
それだけで身体が熱くなる。
壊れ物を扱うかのように掌でそっと胸全体を包み込むと
中央に存在を主張しているコがいた。
「ふひっ」
「ど、したの廉?」
思わず笑みが零れた廉をルリが訝しげに見上げた。
「ルリ、かわいい」
こーゆー時のレンレンは本当に嬉しそうな顔をするから何も言えなくなる。
かわいいなんて言われ慣れてるはずなのに。廉に言われるとすごくドキドキするんだよ。

176 :
手早くルリの服を全部脱がして廉もシャツを脱ぎ捨てると
幼さの残る顔に似合わずほどよく鍛えられた体があらわになった。
「そういえば今日試合があったのにこんなことして大丈夫なの?」
「……!」
はたと我に返り、いつも阿部から言われている注意事項を思い出してみたけれど。
「エッチするなとは、言われてない!」
「バカレンレン……」
「オレは、ルリと したい」
「〜〜〜〜私だって」
にこぉ、と廉が笑う。
「ルリ、かわいいよ!」
「もう、そればっかり……」

177 :
小柄なルリの裸体は陰り始めたオレンジ色の光の中で白く浮かんでいるようだった。
廉は光る身体の隅々にまで唇を落とした。
「あ……」
胸のふくらみに沿って舌を這わせ、頂上まで舐め尽くす。
肋骨をさする手を腰骨から下へと滑らせるとルリの身体がぴくんと小さく跳ねる。
「……まだ、触ってないよ?」
「〜〜もうっ、レンレンの手が触れてるだけで、ダメなの!」
「かわいいね、ルリ」
廉の手がルリの秘密の場所へとのびていく。
奥はいくらか湿っていて廉の指をすんなり受け入れた。
「やっ……」
蜜を掬い花芯にからめると身体にギュッと力が入り、廉の背中に回されたルリの腕は
指の動きが激しくなるにつれ締め付けられる。
きつく閉じられた瞳にキスするとほんの少し開かれた睫に涙が一粒ひっかかっていた。
「ルリ、キレイ だ」
「レンレン……」
廉は眉を下げてふにゃっと笑って言った。
「レンレンて、言うな……」

178 :
もう一度キスをして廉は避妊具を装着した自身をルリに埋めていった。
「ん、あ、あぁ……」
「痛い?」
答えの代わりにゆるゆると首をふるのを見て廉はゆっくりと動き始めた。
水音が鳴り、吐息と混ざる。
「ふぁ、あ、あ……んっ」
「ルリ……ルリ……かわいいよ……」
「や、れん……」
上気した頬で自分を見上げるルリを、廉は愛おしい、と思った。
誰にも、渡さない──
動きを早めルリを追い立てる。
大きな瞳も真っ赤な唇も癖のある黒髪もこの白い身体も。
「──全部、廉のものだよ」
不安になることなんて何ひとつない。
総てを許すかのようなルリの微笑みに廉は何故だか救われたような気がしていた。
廉はルリを強く抱き締め、一番奥で自分を解放した。

179 :

「ごめんね」
「ど、したの ルリ?」
向こうをむいて三つ編みを編んでいたルリの言葉に廉はうろたえた。
「”アベクン”のこと。
 あんまりレンレンがいっつもアベクンの話ばっかりしてるから意地悪しちゃった」
「あ、で、でも阿部君は本当にカッコイイ、んだよ!」
「うん」
「でも、ルリが 阿部君をスキになったら、困る……」
「あははっ、レンレンだーい好き!」
まっすぐ飛び込んで来たルリの笑顔に廉はしばらく見惚れていた。
「れーーーーーーんーーー」
「あ、おばさん帰ってきたよ! 行こ」
「う、うん!」

阿部君にとられることを心配してたのは私のほうなんだけどね。
そんな心配する必要もなさそうで安心しちゃった。
来てよかった!

180 :
以上です
失礼しました

181 :
レンルリ萌えた

182 :
萌えた

183 :
GJ!
しかし、
>「エッチするなとは、言われてない!」
これに吹いたwwww阿部に言われたらやんねーのかwwww

184 :
阿部「手淫は三回まで!交尾は厳禁だ!腰さ悪りからな!
ケンカ、拾い食い、万引き、かつアゲは言うまでもなくレイプや放火、
連続人なども我慢してけろ!」

185 :
>>184
西浦高校抱かれたくない男堂々ナンバーワンかw

186 :
阿部「そしてそんな俺にゾッコンなのがマネージャーの篠岡」
水谷「それが信じられねーって!!(泣)」

187 :
>>186
ttp://rainbow.sakuratan.com/data/img/rainbow94432.jpg
今は反省している

188 :
お前wwww


189 :
>>184
レベルEネタですか

190 :
ほしゅ

191 :
三橋はおっとな!

192 :
どうせなら三橋水谷巣山以外の事情も明らかにしてほしかった。

193 :
保守

194 :
職人さん忙しいのかな保守

195 :
年度末だしみんな忙しいのさ保守

196 :
職人さん早く来てくれるといいな保守

197 :
わがまま言っちゃうと応援団絡みのカプも読んでみたいな保守

198 :
俺は篠岡総受けが見たいけど、職人さんが書いてくれるなら何でもバッチ恋vだぜ保守

199 :
>>198
無理して俺なんて言葉使わなくていいよ
男は総受けとか言わないから

200 :
総受は篠岡集団レイプでもやれば

201 :
ああ…春なんだなあ…保守

202 :
うぃき保管人です。
ローカルルール無視で投下されたSSの
うぃきへの保管はしません。
ってことでいいよな?

203 :
>>202
おお、お久しぶり&乙です。
>>ローカルルール無視で投下されたSSのうぃきへの保管はしません
もちろんです。

204 :
捕手

205 :
昼休憩ももうすぐ終わり。
練習場へと向かう少女の背中に声がかかった。
「篠岡」
「あ? 阿部君」
彼は何を話す風でもなく、二人は無言のまま並んで歩いた。
うららかな春の陽射しと風が心地良い。
用事があったのではないのだろうかと篠岡がそっと隣を伺うと
阿部は青空を見上げていた。
「いー天気だな」
「うん、練習日和だね」
「眠くなってくらァ」
他愛無い会話を続けるうちにグラウンドの入り口に着いた。
カチャン、と音をたて開いた戸を持った阿部が立ち止まり、振り返る。
篠岡の目をじっと見つめてからおもむろに視線を外しぼそりと
「誕生日、おめでとー」
それだけ言うとさっさとフェンスをくぐって行ってしまった。
「あ……ありがとう」
思いがけないことばに惚ける篠岡が半ば無意識に呟いたお礼の言葉に
阿部は足を止めずに軽く手をあげて応えた。
後ろから表情は見えなかったけれど耳が真っ赤だった。

206 :
花粉症なんだぜ。
保守

207 :
間違えた。すみません。

208 :
保守上げ

209 :
保守

210 :
捕手

211 :
hosi

212 :
保守小ネタ。水谷視点の暗アベ?チヨ 愛もエロもなし。

せっかく早く帰れる日だったのに同じクラスの友達と話し込んでて
結構遅くなっちゃったな。
まーそのおかげで忘れ物に気付いたからよかったんだけどさ。
確か部室に置いたままだったよな、……あれ。
今部室の方から出てったのって阿部じゃね?
鍵閉めてっちゃったかなあ。
お、まだ電気点いてる。まだ誰かいるな、ラッキー。
……さっきの阿部、ズイブン暗い顔してなかったか?
そんないつも明るいヤツじゃないけど、
いつにも増してっつーか、オレにも気付いてなかったし。
何だろ。まーいーや。
「ちーす!」
オレが勢いよく扉を開けた音に驚き、振り向いて顔をあげた篠岡と目があった。
真ん丸な瞳が大きく見開かれている。
篠岡は部室の床にむこう向きにぺたっとひとり座りこんでいた。
入って来たのがオレだとわかると、彼女は自嘲気味に笑って顔を伏せた。
「おつかれさまです……」
その声は少しかすれている。
オレの頭の奥の奥で小さく警鐘が鳴りだしていた。
いつもと違う篠岡。
え、いつもと同じじゃね?
いやどっか違う。
どこが?
あ、髪型?
教室ではひとつにまとめてたよな?
何でわざわざおろしてんの?
何で胸元をずっと押さえてんの?
何でリボン外してんの?
何でティッシュの箱がそんなとこにあんの?
何か嫌なにおいが残ってるんだけど?
何で?
何で篠岡が?
もしかしてアイツと?
何で。
答えなんて聞かなくてもわかってる。
そんな話聞きたくない。
やめてくれ。
でもどうしても聞かずにはいられない。
最悪な言葉を、君の口から。
「ここで、何を───?」
篠岡の口がゆっくり動くのをただ見ていた。
ピンクの舌がのぞき、真っ赤な唇をなめてから軽く息を吸い込む様を。
息もできないほどただ、見つめていた。
「ホシュ……」
「捕手?」
「ううん、保守」

213 :
保守www
ナイスです!

214 :
保wwwwwwww守wwwwwwwwwwうまいwwwwwwwww

215 :
保守!

216 :
強い気持ちで保守age

217 :
保守

218 :
【隔離】場外乱闘専用スレ【施設】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1239770078/

219 :
hosi

220 :
単行本が6月に発売らしい

221 :
6月まで待てないっつーの…応援団…

222 :
圧縮回避エロなし保守小ネタ

「阿部ー、篠岡とヤッたってホントなのか?」
「……。」
「なーなー、どーなんだよ」
「チ。……あー」
「えーいーなー! オレもヤりてーっ!」
「……お前なら頼めばやらせてくれんじゃねーの」
「ホントに!?」

「……って田島と阿部が言ってたよ」
と教えた時の篠岡ときたら、がっくりとくずおれて気の毒だった。
「まー阿部は阿部だからさ、もう仕方ないよ。
 それよりも田島がが何か言ってくるかもしれないから気をつけなよー」
「ありがとう、水谷君……
 わかってたことだけどちょっと辛いね。
 誰とでもあんなことすると思われてるんだなぁ……」
そのアンナコトとやらの現場にニアミスした時は気まずかったけど
今じゃ気の置けない相談相手って感じで前より仲良くなったくらいだ。
その証拠にほら、練習のない放課後にこうやって教室で喋ってる。もちろん二人きり。
それって喜ぶこと? 悲しむこと? どっちでもいーよ。
こんなにフツーの女の子してる篠岡なんてアイツも知らないだろ。
オレだけのささやかな特権だよ。なんてね。
しばらく凹んでいた篠岡がパッと顔をあげた。
「決めた。ちゃんと、言うよ」
「何を?」
「田島君はないって。いくら田島君や花井君が───」
拳を握りしめ決意表明する篠岡の言葉を遮るように
大きな音をたてて教室の戸が引かれた。
オレの姿を認め、いつもより更に不機嫌そうな眉をして阿部が入ってきた。
「篠岡、この前の試合データまとめ終わった?」
「うん、今終わったとこ。どうぞ」
さっと差し出されたノートを受け取り小さな声でサンキュ、とだけ言い踵を返した。
ガタッと椅子を揺らし篠岡が立ち上がる。
「あの、……阿部君!」
「……なに」
足を止めた阿部は半身だけ振り返った。
オレのことは睨んだクセに篠岡のことは見ようともしない。
なんなんだこの二人は。
妙な沈黙が流れる。
もしかしてオレ、邪魔?
いやいや、たぶんオレの存在なんてもう忘れてるって。
「……私、誰でもよかったわけじゃないから!」
「何の話だよ」
「田島君じゃ、ダメなの」
「チ。……キャッチなら誰でもよかったんじゃねーの」
「そんなことない! 私が好きなのは……
 私が好きなのは」
オレとアイツの視線が篠岡に集まった。
「保守!」

223 :
GJ!
このシリーズのファンになってきたw

224 :
ナイス保守&圧縮回避乙!
これからも楽しみにしてるw

225 :
キモイ

226 :
ここもう(゚听)イラネ …

227 :
ああ・・・・GWかぁ。 平和だねぇ

228 :
エロ雑談したい

229 :
さんざ篠岡とモモカンネタで書いてきたけど
チアガの二人をネタに・・・!と思うとなんかかけない。
イマイチ性格がよくわからんからなぁー保守。

230 :
すごくわかる。
深見や野々宮だとだいたいイメージできるけど、チアズは妙に難しいよな。
喋ってる回数は多いのにね

231 :
ハナモモとハマオチが読みたい

232 :
高校1年夏現在では西浦部員は全員妖精さん予備軍だろうけど、誰が一抜けするんかな。

233 :
アンチ発狂の展開来ないかなw

234 :
>>233
意味不明なんだけど誤爆?

235 :
そろそろ来るかな?

236 :
保守

237 :
保守がてらアベチヨ投下します
先に以下の注意書きに目を通して下さい
・大学生
・阿部に本命彼女がいる浮気話
・エロ度低め
・続きます

なんでこんなことしてるんだっけ。
もう何度目なのか思い出すのも飽きてしまった。私の太股を肩に乗せた阿部くんはさっきからずっと濡れた音を響かせている。

238 :
 今の今までめちゃくちゃな快感の渦に飲まれて目の前にいる阿部くんのこと
以外何も考えられずにいたのに、ふとした瞬間強い興奮が
冷めてしまえば普段見ないようにしている冷静な思考が戻ってきてしまう。
こんなときなのに、なのか、こんなときだから、なのかは分からないけど。
「あっ…」
 自分のやらしい声が恥ずかしくて苛立たしい。
 オレンジ色の豆球がぼんやりとシルエットを照らしだす私の部屋で、私の
そんな声と固定された私の膝と汗ばんだお互いの肌の感触とひっきりなしに聞こえる
濡れた音と真っ黒な阿部くんの頭、は変に現実感がなかった。
「ん、あ、あべくん…っ」
「ここ?いい?」

239 :
 そういうのやめてよ。
 こういうとこがホントに阿部くんだ。
 適当にとか行き当たりばったりな感じじゃなくて、確実にポイントを見付けて
そこを集中して攻め落とそうとする。
 私の反応を冷静に分析されてる気がして、それがどうしようもなく恥ずかしい。
 普通のカップルみたいに甘ったるくからかってるとかじゃなくて、野球の話、
たとえば他校の試合傾向なんかを話していたときの声の調子と同じに聞こえてしまうからだ。
 普通のカップルのエッチのことなんて知らないけど。
 阿部くんの肩幅は昔私が想像してたよりずっと広くてかたかった。
 ヒゲがちょっと伸びて、キスをするときざらざらして少し痛い。
 阿部くんとのエッチは、昔私が少しだけ期待してたよりずっと悲しくて虚しかった。
 色んなステップを一足飛びに越えて、普通なら抱えなくていい色んなものを私にもたらした。

240 :
 「篠岡」
 目を閉じたら絶妙なタイミングで名前を呼ばれた。
 否応無しに瞼を押し上げる。体を起こした阿部くんが、少し余裕なさげに私を見下ろす。
 次に言われるセリフは分かってる。私が返す反応も。
 「…なに、阿部くん」
 「ワリ、入れていい?」
 謝られるから悲しくなるんだよ、阿部くん。
 だけど私はいいよって言うしか無くて、私だって阿部くんが欲しいのは確かな事実で、
これ以上変に考えるのも嫌で、だから阿部くんの肩に腕を回してねだるみたいに小さく頷く。
そのときの阿部くんの、ちょっとだけ笑うのが嬉しくて、やっぱり私は阿部くんが
好きなんだと再確認してしまう。
 「篠岡、すげー濡れてる」
 「や、やだ、言わないでよそういうの!」
 「ははっ」
 タチの悪い口を塞ごうとしたら逆に手を掴まれて舐められた。
 爪と指の僅かな隙間からぞわぞわするような快感の波が背中に抜けていく。
 …阿部くんは上手いのかもしれない。誰かと比べたことはないけど、的確だし、
第一とても気持ちがいい。
 怖くないし、彼とこうしているのは自分でも意外なくらい自然な感じがする。
 それでもまだ体に変な力が入ってしまうのを、宥めるように肩から二の腕の辺りをごつごつした手のひらが優しく撫でた。
そうして、片手で自分の体重を支えながら、阿部くんが私の中に入ってくる。

 ――ねぇ阿部くん、なんで再会したとき最初に教えてくれなかったの。
 私が初めてだって知ったとき、驚いてから嬉しいって言ったよね。
 頭撫でて時間かけてゆっくりしてくれたの、すごくすごく嬉しかったのに。
 あの瞬間私は本当に満たされて、阿部くんのことがもっと好きになってしまったのに。
 ――阿部くん、あのとき、彼女がもういるんだって教えてくれたら。

241 :
ひとまずここまでで。続きを近日中に出します
初めて書き込むため色々手落ちがあり、見苦しくて申し訳ありません

242 :


243 :
分かってるなら書くなよ
正直キャラ崩壊杉で不快だ

244 :
やっぱり出たwアベチヨに食ってかかる阿部厨!
気にせず続きお待ちしてます!

245 :
続き期待!

246 :
投下ありがとうGJ!
近日中の続き待ってる!
カプ関係の煽りあいは勘弁してくれ
好みのカプ話がないなら自分で書いて投下してくれれば
スレチ・板違いじゃなけりゃ喜んで読むよ

247 :
振り二次創作で原作通りのキャラなんていたかな
都合の悪いときだけキャラ崩壊扱いか

248 :
公式篠岡なら彼女を無視してストーカーする

249 :
オッス! オラ うぃき保管人!
>>212 >>222 さん
>>237 さん
保管のためにタイトル的なものをふらせてもらいました!
変更したほうがよろしければ連絡お願いシマッス!
オラ ワクワクしてきたぞ!

250 :
うぃき管さん、いつも保管作業乙です。
>>237さんも、続き待ってるよー!
自分も時間見つけて、書きたくなってきたー

251 :
>>249
>>212,222です。
保管ありがとうございます。
>>205はスレチ扱い?

252 :
>>250
待ってる!

253 :
>>251 指摘サンクスです!
収納しときました〜。
うぃき保管人

254 :
榛名と越智。
何となく書きたくなったから書いただけ。保守がわりにどぞー

カーディガンのボタンを外しキャミソールを捲り上げたことで露になったブラジャーを認めた榛名は
思わず本音を呟いた。
「……色気がねぇ」
それでも一度目覚めてしまった牡としての本能は榛名の動きを制御することはない。
下着のラインが出るのが嫌なの、と呟きながらも身体をくねらせ榛名を助ける女の動きに合わせて
丈の長すぎるジーンズに指先をかけて一気に下ろし、そして驚く。
「……マジ?」
「ラインが出るの、嫌いって言ったじゃん」
所謂その手の本でしか見たことがない、Tバックを穿いた女は学校は違えど同級生だ。
そっけないほどシンプルなベージュのブラとは違い、覆う面積が極端に少ないそれは
視覚からかなりの勢いで欲望を煽ってくる。
「ちょ、榛名がっつくな!」
「るせー。越智こそこんな凶悪な下着穿いてきやがって、期待してたんだろ?」
「言ったじゃない。デニムやキャミに下着のラインが出るのが嫌なの」
言葉では嫌がりながらも越智と呼ばれた少女は榛名の制服のベルトに手をかけた。
やられっぱなしは好きじゃないのと最初に告げたときに榛名は楽しげに笑って越智の顎先を掴んだ。
「気の強い女は、嫌いじゃない」
そう言って落とされたキスが今のところ最初で最後のキスだなぁと思い出しながら
越智は胸の先に吸い付く榛名の髪に指を差し入れそっと撫でる。
乱暴かと思えば繊細に扱う。
いかなることがあっても左肩に降れるというタブーさえ犯さなければ、
榛名は理想的な情事の相手に思えた。

255 :
深く何度も身体を重ね合わせながらも越智は結局のところ榛名のことは『好き』ではないのだろう。
それは多分榛名も同じことで、決して呼び合わない下の名前と交わされないキスが
雄弁に物語っているように思う。
女子高生であれば三分の二は知っているであろうファッション雑誌のトップまではいかなくとも
それなりに紙面を大きく飾る読者モデルである自分と、
甲子園にはあと一歩及ばなかったもののプロ垂涎の高校球児である榛名。
互いの存在がそれぞれにとって都合のいいものであることは間違いない。
害虫は蹴散らせるしライバルには優越感を。
これ以上ないくらいに理想的な上辺だけの関係。
学校が違うと言うのもボロが出ずに済む大きな理由の一つ。
打算にまみれた関係は、恋とは大きくかけ離れたもの。
「痕……残さないって約束」
越智が榛名の左肩に触れないように、榛名が越智の身体に赤い華を散らさないことは
予め決めた約束ごとだった。
撮影でどんな服を着るかわからないし、仮にレンズの前に露になる場所に男の痕跡が見つかったら、
モデルとしての信用問題に関わってくる。
「胸の合間ならわかんねぇじゃん」
「これから、水着撮影あるんだってばぁ……ん」
嫌がる越智の固くなった胸の先に歯を立て榛名は意地悪く笑う。
この表情を浮かべているときはどんな風に楯突いても無駄だ。
経験でそれを知っている越智は小さく溜息をついて榛名の頭に指先を伸ばす。
少しでも目立たない位置にそれとなく誘導しなければ。
本気で嫌がるなら榛名の左肩に噛み付いてやるくらいのことをするべきだが、
それは同時にこの都合と居心地のいい上辺だけの関係の終焉をも意味する。
越智が出来ないことをわかっていて嫌がることを好む榛名は本当に最低だ。


256 :
「……触って」
「舐めてやってんじゃん」
「違うとこがいい」
髪に唇を埋めるようにして囁けば、言葉の通りに榛名はとろりと潤う越智のその場所に指先を伸ばす。
「すっげ。超興奮してねぇ?」
「……バカ、ね」
「言葉と行動、伴ってねぇけど」
伸ばされた指先がじれったく触れることに痺れを切らして越智は自ら求めるように
ずらした下着の合間から榛名の無骨な指を招き入れた。
何を言われても腰の動きは止まらない。
熱い水は留まることを知らずに榛名の指をどんどんと濡らしていく。
派手に求められているわけでも、ないのに。
「……越智」
「ん……?」
「このままオレのも触れる? それとも一回イカせてやっから舐めてくれる?」
「舐めてくれるなら……、一緒に舐めてあげてもいいよ?」
「誘い方がすっげぇエロい」
それでも満足げな笑みを浮かべた榛名はすぐさま衣服を脱ぎ捨てると素早く体勢を入れ替えた。
汗よりも強い獣のような牡の匂いはキツいけれども嫌いではない。
口の中でも一番大事なところでも、榛名のものをいっぱいに感じる行為も多分好きだろう。
越智の中のマゾヒズムな一面は間違いなく榛名が見つけ出したもの。
「なんで、あたしだけ中途半端なの……?」
「そっちのほうがエロいじゃん。ってかマジですげぇよ、Tバック」
「エロスじゃないわよ、ファッションだからね」
「オレすっげぇ興奮してんの。もう舐めてくれなくてもいいや」
「……いやよ」
「舌よりももっと、欲しいものあんだろ?」
再び体勢を入れ替えて耳朶を咬むように囁かれれば抗えるはずもない。
唇に押し込まれた右手の指にせめてもの抵抗として小さく歯を立てた。
腰を引き寄せられて後ろから一気に貫かれてももう痛みは感じない。
「あっ……、あぁ……ん」
ずれたタンガの間から零れる妖しい水音は越智だけではなく榛名のこともいつもより興奮させているようだ。
下腹部を支えながら長い指を伸ばしてぷっくりと膨れた突起を擦る。
ゆらりゆらりと揺れながらも絶え間ない快楽が越智を襲い、快楽による締め付けは榛名を高みに昇らせる。
やがて片手だけでは支えきれなくなってまるで潰されるかのようにベッドに押し付けられても動きは止まらない。
「あっ、あっ、ああっ……!」
「っ、やべ……。すぐイキそ……」
唾液と愛液と、そして理由のわからぬ涙と。
濡れたシーツの上に漂いながら快楽の高波に全てを預けて越智は意識を手放した。
白い世界は光かそれともボールか。そんなことを思うあたり、自分も大分榛名に毒されている。
コントロールが出来なくなる思考の中で、最後に覚えているのはそんなこと。


257 :
腕の中でぐったりと眠る越智の寝顔はあどけない。
右腕を枕代わりに差し出し、左手で額に張り付いた前髪を上げてやれば普段からは想像できないほど無防備な寝顔が露になる。
好きかと問われれば多分答えはノー。
気の強さを隠すことなく表情に出す女はタイプではない。例えどんなに美人だとしても。
密かに思いを抱いていた先輩とは何もかもが違う。
手元に置いておくのは単に外野からの余計な声を黙らせるためだった。
男は憧れて女は陰口を叩けない。モデルをしていると言う美貌の女は最適だとも思えた。
お飾りなのだから別に身体を合わせることはないのだ。
なのにどうして手放せないのか。セックスの相性がいい、というだけではもう言い訳にすらならない。
越智もそれをわかっていながらどうして逃げ出さないのだろう。
こんなの恋じゃない。なのに止められない。
「ちくしょう」
矛盾する思いから逃げ出すように榛名は眠る荒々しく越智を抱き寄せて自らも瞳を閉じた。

以上です。
お目汚しサーセン

258 :
越智のモデル設定がちゃんと活かされててよかったよ!

259 :
ハルオチとは盲点だった
新しい萌えの扉が開いたよ
いい仕事乙

260 :
よかった乙!

261 :
千代→阿部前提の阿部田島水谷×千代。
未来設定・キャラ崩壊注意。
以下9レス。

262 :
年の瀬も押し迫ったある土曜の夜、
忘年会も兼ねた西浦高校野球部OB/OG会が開かれていた。
卒業して三年がたち、それぞれの道を歩み始めてはいるが
顔を合わせればすぐ高校生だった頃に戻り楽しいひと時を過ごすことができる。
余韻の残るうちに解散となった二次会のカラオケ店から最寄り駅へと向かう人の群れは縦に長くのびて
その最後尾を歩く花井と阿部は、とうに駅へと向かったはずの見知った顔に足を止めた。
「どしたー?」
「忘れモン!」
「三橋がマフラー忘れたんだってさー」
「彼女にもらった大切なものなんだって。急いで取りに戻らなきゃ」
「失くしたら、される……」
どこか不安の残るメンバーだな、と思った二人は
店へと戻る田島・水谷・篠岡と三橋の後を付いていくことにした。
本日の幹事もしていた花井はいつまでたっても主将気質が抜けていないようだ。
カラオケ店では忘れ物が見つからず結局最初に行った居酒屋まで戻り無事発見、
駅に着き、今度こそ解散となった。
「よかったね、三橋君!」
「うん、ありがとう!」
「篠岡、こっから遠いんだろ? 気をつけて帰れよ」
「ありがとう花井君、大丈夫だいじょー……」
電光掲示板を見上げる篠岡の顔がこわばった。
「?」
「あー、今行ったのに乗らなきゃいけなかったみたい」
「えー! どーするの?」
「とりあえず次ので行ける所まで行ってそこからタクシーかなぁ」
篠岡は苦笑いしつつ財布の中身を確認する。
「ご、ごめんオレのせいで」
「ううん、三橋君は全然悪くないよ!」
オタオタする三橋を押しのけ、田島が目を輝かせながら大きく一歩前に進み出た。
「なー、オレ今日三橋んトコ泊まるんだけど一緒に行こーぜ!」
満面の笑みでもたらされた提案に一同はしばし固まっていた。
「いーよな三橋?」
「あ、うん!」
「あーオレも行きたいー! オレも行っていー?」
「おー、水谷も来いよ! お前らはどーする?」
花井と阿部はお互い顔を見合わせた。
高校時代は全員野球一筋で色恋沙汰には縁がなく、
女子マネージャーだった篠岡とも男女の垣根を越えた”仲間”だった。
しかしそれはもう三年も前の話で、野郎ばかりの所に女の子をひとり泊まらせるのも……
とはいえ他に妙案があるでもなく。
「オレは明日妹たちの付き合いで朝早いから行けねー。
 でも阿部は行くってよ」
「はあ? オレも帰……」
花井は阿部を引っ張り寄せ小声で言った。
「水谷が昔篠岡のこと好きだったのは知ってるだろ? そこに田島だ、何があるかわかんねーぞ。
 三橋じゃ止めらんねーだろ」
「いくらあいつらでもンなことになるかよ、篠岡だぜ?」
そう言ってちらりと様子を伺うと渦中の彼女はちょっと困った顔で時刻表を見上げていた。
改札へと急ぐサラリーマンがその脇を抜けようとして鞄がぶつかり
ふらっとよろけた所を水谷がさっと肩を抱きとめる。
履き慣れてなさそうな踵の高いブーツを履いている上にまだ少し酔っているのか
そのままの体勢でありがとー水谷くん、なんて赤い顔で言うもんだから
ヤツのタレ目は下がりっぱなしだ。
「……仕方ねーな」
「任せたぞ!」
「うっし、じゃー行くかー!」
一抹の不安をぬぐい去れない花井と別れ、
田島・三橋・水谷・阿部と篠岡は三橋の暮らす街へと向かっていった。

263 :
「おー、広いねー!」
三橋の独り暮らしの部屋はかなりの余裕があったが
実家同様ベッドの辺りでしか生活してないような感じだった。
「家具が何もねーな。自炊もしてねーのか」
「うん、たいてい下のコンビニ。洗濯は隣のコインランドリー」
「近くに何でも揃ってたもんなー。住みやすそうな所じゃん」
田島はこれまでに来たことがあるのか勝手知ったる様子でキッチンへと向かう。
「ここんちコップはちゃんと揃ってるんだぜー」
「ホントだー、田島はよく来るの?」
「おー、たまにな」
手分けしてグラスを運び、買って来たお酒やお茶やツマミなどをローテーブルにざーっと広げ
田島が缶ビールを掲げた。
「朝まで飲むぞー!」
「おー!」
「かんぱーい」
「かん、ぱい!」
「朝までかよ……」
話題の中心はやっぱり野球だった。
一緒にひとつの白球を追いかけていた頃の話から最近のプロアマ野球まで
盛り上がるにつれ酒をあけるスピードもあがる。
田島が篠岡に三本目の缶チューハイを手渡すのを見て阿部が止めに入った。
「もうやめとけよ。お前飲みすぎだろ」
「えー私まだまだだいじょーぶだよ〜!」
ケラケラ笑う篠岡は明らかに酔っていた。
「阿部こそ全然飲んでないじゃーん。飲めー」
「そだ、しのーかの代わりにあべが飲めよ!」
「飲んでるって。オレはもーいーよ」
「ま〜そー言わずに! どーぞどーぞ!」
「あ、氷取ってくるね」
パッと立ち上がった篠岡は2、3歩進んだところでかくっとこけた。
「チ。ほら酔ってんじゃねーか。
 座っとけ。自分で取るよ」
「う〜」
倒れ込んだままの篠岡をよけて阿部が冷蔵庫に向かった。ため息をつきながら。
水谷が篠岡を覗き込む。
「しのおかー、だいじょーぶー?」
「おかしーな〜、ジュースしか飲んでないのに〜」
「ジュースじゃねェだろ。お前はもー飲むな」
どん、とテーブルに置かれたアイスペールから田島がいくつか氷を入れ素早く酒を注いだ。
「ほらよーあべ!」
「ミョーに手際がいーんだよな……何考えてんだか。ったく」
「これもジュースみたいなモンだって。これくらい一気にいけよな!」
小さく舌打ちしつつも一息でぐいっとあおってから黙り込んだ。
「おま、これ、何入れ……」
「えー何だっけー? テキトーにいくつか入れた。
 おかしなモンは入れてねーぞ」
どうにかグラスをテーブルの上に置き、片手で顔を覆ったかと思うと
阿部はそのまま崩れ落ちた。
「阿部君!?」
「はーい阿部ダウンー!」
「あべ酒よえーなー!」
「た、じまくん……」

264 :
部屋の端で赤い顔をしてイビキをかきながら大の字で眠る阿部を横目に宴会は続く。
「大丈夫かな〜阿部君」
「しのおかまたそれ〜? だいじょーぶだって!」
「ケンキューシツにこもりっぱなしで徹夜ばっかって言ってたから寝てるだけだぞ。
 たぶん明日の朝起きる頃にはピンピンしてるぜ。それよりさ、」
田島はテーブルに片肘を付き、茶色い液体の入ったグラスを軽く揺らした。
カラン、と氷が涼しげな音を見せた。
「しのーかは高校の時、誰が好きだった?」
唐突な質問に篠岡はパチパチッと二、三度瞬きする。
「あはは〜、みんなカッコよかったからみんな好きだったよ〜」
「それもう何回も聞いたー」
これまでにたびたび繰り返された質問を決まりきった台詞でそつなく返すと
突っ伏す水谷とは対照的に、田島はテーブル越しに篠岡の正面からじいっと目を合わせ
そらすことなく言い放つ。
「あいつだろ?」
獲物に狙いを定め外さない視線。
(田島君のこの瞳、久しぶりに見る)
言い逃れのできそうにない雰囲気に篠岡は苦笑いを浮かべ浅いため息をついた。
斜め後ろを見やると、そこでは阿部がまだイビキをかいていた。
よく眠ってることを確認した篠岡が視線を戻すと
田島はしたり顔で、水谷はぽかんと口を開け、三橋はキョロキョロしていた。
「……いつから気付いてたの?」
「今わかった!
 そっかー、あべか!!」
田島の満面の笑みを初めて呪った篠岡だった……

「田島君のばかー!
 でも一番ばかなのは私だ〜うわーん!」
「しのおかって笑い上戸だと思ってたけど泣き上戸だったんだねー」
こどものように泣きじゃくる篠岡の頭を水谷はやさしく撫でていた。
三橋は泣いている女の子には近づかないようにしているので遠巻きに眺めているだけ。
「しのーかはちゃんとマネジやってたんだから、今さらあべのこと好きだったとかわかっても
 オレら何とも思わねーぞ!」
「もう言わないでよー!
 あの頃は純粋だったんだから……」
「うーん、それっていい思い出だったってこと?」
「だったのに、もうズタズタだよ〜えーん」
「思い出ならまた作ればいーじゃん!」
田島の瞳がきらんと輝いた。
素軽く立ち上がると田島は隅で寝ている阿部のところに寄っていった。
いつの間にか静かな寝息をたてていて、額をぺしぺし叩いても何の反応もない。
「よく寝てんなー。しのーか、こいつにちゅーすんなら今のうちだぜ!」
「え、えええええ!?」
「あー、それいいかもね! ほら、」
水谷が篠岡の両手を掴み立ち上がらせ、背中を軽く押すと
よろよろっと歩いてぽすんと阿部の脇に座った。
「え、あの、でも……」
「熟睡してるからそう簡単には起きねーよ」
腹の上に乗せていた手を持ち上げたがだらんとしたままで、
放したらそのまますとんと落ちた。
それでも起きる気配はない。
「好きだったんだろー? いーからしちゃえよ」
「オレら絶対誰にも言わないし。モチロン本人にも」
「ええー、今はもう何とも思ってないんだけど……」
「だからただの思い出作りだって!」

265 :
篠岡は未だ潤んだ瞳で阿部の寝顔を見つめた。
高校生の頃、一途に想い続けた相手が無防備に眠っている。
告げることなくいつしか忘れ去っていた想いがゆっくりよみがえる。
浮かんでは消し、それでも溢れそうだった気持ち。
否定しながらもどこかで願い続けた行為を、今ならできる───
ゆっくり、ゆっくり顔を近寄らせて、唇と唇がそっと触れ。
パッと離した口を両手で押さえる篠岡の顔は湯気が上がりそうなほど赤かった。
「なんだよーもっとシッカリしろよー!」
「むむむ無理! これ以上は無理!」
「そんなのしたうちに入んないってー! 大丈夫、ぐっすり寝てるから!」
「えー……」
嫌がる口ぶりながらも、頬にかかる髪をかきあげ篠岡はまた顔を近づけた。
睫毛がきれいに揃っているのを見て、案外長いんだ、と思う。
今度はしっかり唇同士を重ね合わせた。
くっと押し付けたりちゅっと吸ってみたり上下の唇で挟んでみたり
いろいろしてるうちになんだか楽しくなってきたようだ。
「んー……」
喉の奥からうなる声がしたので慌てて離れたけれど、それがなければ
篠岡は舌を差し入れていたかもしれない。
いつの間にか背後にぴったりとくっ付いていた田島が、
知らず固く握りこんでいた篠岡の右手を
両手で優しくほぐしながら耳元で囁くように尋ねた。
「どーだった?」
「ん、ドキドキした……」
「もっとドキドキしよーぜ!」
ニカッと笑い田島は篠岡の手を持ち上げ、阿部の下腹部まで導いた。
「ちょっ、田島君っ!」
「ベルトは外しといてやったから、あとは自分でやんな」
「だ、ダメだよ、こんなこと」
「いーんだよオレらこいつのチンコなんか見慣れてんだからさ」
ジッパーの引き手にあてた篠岡の親指と人差し指を上から手ごと掴み、強引に開かせていく。
「ちょっとおっきくなってねー?」
「まだちゅーしかしてしてねーぞ」
あくまでも田島は篠岡の後ろから、篠岡の手を使ってズボンのボタンを外し
地味な柄のトランクスも下げさせた。
あらわにされたモノに篠岡はおそるおそる手をのばし、そっと包み込み。
ふにふにと弄っているとほんの少し硬くなった。
「んん……」
「やべっ、起きるかも」
焦った田島の声とともに篠岡は頭をぐいっと押され、眼前に来たそれを丸ごとぱくっと口に入れた。
(これが阿部君の……)
歯をたてないように注意しつつ奥までくわえ込むと阿部の手がぴくりと動いた。

266 :
まだ夢の中にいるような不思議な感覚で阿部がぼんやり目を開けると
「起きたー? おはよー」
水谷が能天気な笑いを浮かべながら胸元にダイブしてきた。
動きの鈍い頭をどうにか働かせ、ここが三橋の部屋であることや
飲んでいる最中だったことを思い出す。
「重い……どけよ」
水谷はへらへら笑うばかりで一向に動こうとしないのでムリヤリどかそうと力を入れるが
いつの間にか袈裟固めのような形で抑え込まれていて上半身が全く動かせなかった。
「何してんだてめ……」
飲みつけない酒に感覚も鈍くなっていたが違和感はずっとどこかにあった。
水谷の身体の影に隠れて見えなかったけれど、その向こうに誰かいる。二人?
何してる?
何……
阿部がその事実を受け入れた時、血がひとつ所に集中していった。
「オイ! 何やってんだ!!」
「わ。いきなり硬くなったぁ」
緊張感のまるでない声があがる。
「篠……ッ」
あげようとした抗議の言葉は再びもたらされた甘美な刺激にもろくもかき消された。
篠岡の指と舌が理性をも絡めとっていくのを、下唇を噛んで堪えることしかできない。
息継ぎのため吐いた息がやたらと熱い。
至近距離にいる水谷にもその温度は勘付かれているだろう。
眉間に皺を寄せ目をきつく瞑り背けた阿部の耳のすぐ側で聞こえよがしの声が出る。
「オレもさー、好きでこんなことやってるわけじゃないんだよねー。
 どーせ密着するならかわいー女の子のほうがいーしさ」
阿部の股間に顔を埋める篠岡の背中に額を付けていた田島が
視線だけ水谷に移した。
篠岡の身体に絡めた腕は彼女の胸元とチュニックの下とに伸びている。
「けどしのおかのためなら仕方ないよね。
 なんたってしのおかは阿」
「やめてー! 言わないで水谷君!!」
「でええええええ! タマ握んな!」
「あ、ごめーん」
「三橋、アレ持ってきてー」
田島の言葉に、阿部は改めて三橋の存在に気付かされた。
(そうだ、三橋がいた)
三橋に助けを求め、というか状況の打破を願おうとしたが
避妊具の小箱を手に戻ってきたのを見て絶望した。
「付けて、しのーか」
「……おまえらいつもこんなことやってんのか」
「いつもやってねーぞ!
 今日はしのーかが」
「だめーーーー!」
「がああああああ!」
「あ。ごめんー!」

267 :
「ん……」
屹立した一物に手を添え、篠岡はゆっくり腰を落とし自分の中へと導き入れた。
「あ、ぁ……阿部君が、阿部君が入ってくるの……っ」
奥まで深く挿入させた後そのままの姿勢で篠岡はふるふると小さく震える。
(うわ、何だこれ。スゲー締まる)
それまでじたばたと抵抗を試みていた阿部だったが、自身を絡め尽くす篠岡の中では無力だった。
上四方固め風に変化していた水谷の背中をぽんぽんとはたくとやっと解放され
広がった阿部の視界全面に、一糸まとわぬ姿で自分に跨がる篠岡があった。
息をのむ。
薄いピンクに彩られた肌に形のよい乳房、締まったウエスト、丸みを帯びた腰のライン。
篠岡の身体は、それぞれが学生時代に幾度となく想像していたものよりずっと女だった。
「すっげ、入れただけで軽くイッた?」
「……だって、気持ち、いぃんだもんっ」
「篠岡さん……ホントに阿」
「やーーーーーーーーー!」
叫びで内圧がかかり、キュゥッと締められた阿部は小さくうめき声を漏らした。
「っ、さっきからそれ何なんだよ。
 そこまで隠されると気になるんだけど」
「な、なんでもないよ!」
「ふーん?」
阿部は篠岡の腰をつかみ、ゆっくり前後に揺らした。
緩慢な快感が篠岡にもたらされる。
片手で腰を揺らしながらもう片方の手で薄い茂みの奥の蕾を探りあてると篠岡の身体が跳ねた。
「ひゃぁんっ」
繋がる所から溢れ出ている蜜を掬い塗りたくり捏ね回し、潰す。弾く。撫でる。
イチイチ素直に反応して内がキュキュッと締められ、
より奥での刺激を欲するかのように深く腰を沈めてきた。
「なに、ナカのがいーの?」
篠岡は顔をそらせ赤い頬で小さく頷いた。
それを見て阿部はニヤリと笑う。
「さっき何言ってたか教えてくれたら動いてやるよ」
「そんなぁ! ……ダメ。それは絶対言えない」
「そーか。残念だな」
ちっとも残念そうじゃない声でそう阿部が言い、
触れるか触れないかの距離でそっと蕾をこすると篠岡の喘ぎ声は一段と高くなり
捩るように艶かしく腰が動く。
「自分で動くか? それでもいーけど」
「阿部君の意地悪……もう、やぁ……」
目に涙を浮かべ引き抜こうとするのを逃がすものかと阿部は一気に突き上げた。
そのままの勢いで抽送を開始する。
「あっ、あっ、あ」
小柄な身体が上下するたびにささやかながらも自己主張をする胸も揺れる。
「やっ、あっ、あっ、はっ、き、もち、……いいぃっ、阿部君、
 ぁあっ、だっ、だめ、やめてっ、もう、やめてえぇっ」
篠岡の頼みは聞き届けられるはずもなく、より激しさを増していく動きに
簡単に追いつめられてしまう。
「あ、あ、あ、あ─────────!!」
弓なりに背筋を伸ばしてから大きく痙攣した後、体中の力が抜けて阿部の胸に倒れ込んだ。
内はまだひくついていたが阿部はそこで動きをとめ、大きく息を吐く。
「だめだ、酒飲んだ後は出ねー」
「じゃー交代な!」

268 :
当人たちがその言葉の意味を理解するより先に
田島は篠岡の腰を浮かせて阿部を抜き、代わりに自身を突き刺した。
蜜液の滴るそこはたやすく田島を受け入れる。
絶頂の余韻がまだ残るうちに加えられた新たな強い刺激に篠岡はただ喘いだ。
「えっ、あっ、うそ、や、あ、あああぁんっ!」
「オイ! ここでヤんなよ!」
阿部は肩口にしがみついたまま後ろから突かれる篠岡の吐息をモロにかぶる。
瞳をギュッと閉じ眉根を寄せて快感に震える顔が劣情をそそる。
と、脇から水谷の腕が伸びて来てそんな篠岡の顔をあげさせた。
お尻だけ上げた格好から肘をのばしての四つん這いになる。
阿部の眼上で舌を絡めあうキスが始まった。
見たくねーと思いながら目をそらすこともできない。
チ、と舌打ちし揺れるおっぱいを掴んで揉みしだいた。
身体のあちらこちらから同時にもたらされる快感に篠岡はおかしくなりそうだった。
「ん、んーーーーーっ」
再度イッてしまっても攻撃の手が止むことはなく、立て続けに何度もイかされてしまう。
頭の中は真っ白になって自分がどんな格好をしているのかすらわからなくなっていた。
何度か体勢を変えられたような気もするがされるがまま───
「しのおか、」
繋がったまま身体を起こされるがどうにも力が入らず、相手にだらんともたれかかる。
「みず……たにくん?」
「キレーだよ、しのおか」
「うそ……グチャグチャだよ、私……」
「そんなことない。キレーだ」
水谷が首筋に唇を這わすと篠岡の奥がまたキュッと縮まった。
耳に、頬に、瞼に、キスを降らせるたびに反応しているのがよくわかる。
「キス、気持ちいー?」
「……キスも……全部が、もうダメぇ……」
ぎゅううっと抱き締めるだけでまた打ち震えた。
「あっ、あ、あんっ、あぁっ」
部屋の中を見回して、阿部は三橋がいないことに気付いた。
「三橋は?」
田島は飲んでいたグラスをテーブルに置き、入り口を指差し「トイレ」と一言。
「……。
 あいつはやんねーの?」
「イヤーそれがさ、この間みはし、彼女にバレて半しにされてんだぜ!
 もう絶対しませんっつってやっと許してもらってんの」
あきれた顔をして阿部は田島の飲みかけのグラスに手をのばす。
「相変わらず尻にしかれてんだな。
 田島は? 何か言われねーの」
「みんなイイコばっかだからな!
 それにオレはバレたって構わねーもん。
 あべはどーなんだよ」
「今はいねー」
ぐいっとグラスの中身をあおってから眉をひそめた。
「やっぱりこれお茶じゃねーか。お前今日ずっと飲んでねーだろ。
 最初から狙ってたのか?」
「ちがうぞ! あべがいたからだよ」
「はあ? 何だよそれ。オレがいなかったらしてなかったのか」
「たぶんねー! 理由はしのーかに聞けよな!
 オレみはしの様子見てこよーっと」

269 :
(オレがいたからってどーいうことだ??)
ふと視線をやると篠岡を後ろから激しく突いている水谷と目が合った。
水谷は目を細めて動きを止め、胡座をかいた上に篠岡を座らせると
その膝下を立たせゆっくり開かせた。
熱く濡れる結合部が丸見えになる。
「しのおか、見える? しのおかとオレが繋がってるの」
「やぁん……」
うっすら目を開けた篠岡はうつむいてゆるく首を振る。
「いや? 気持ちいーんだろ?」
「ん……」
篠岡の顎に手をあて、正面を向かせた。
「顔あげて。ほら、阿部が見てるよ」
水谷の声にぼんやりしたままだった篠岡の目が徐々に阿部へと焦点を合わせていく。
「あ、べくん……?
 !!
 や……いやっ、見ないで!」
露になったそこを隠そうと必にもがくが、手も足も水谷にがっしり掴まれて動かせない。
「しのおか、今すっごい締まってるよ。
 阿部に見られて感じてる?」
「そんな、ことっ……いや、いやぁ、あ、あぁあっ」
再開された水谷の動きに合わせ漏れる声は止められず、
肌のぶつかりあう音やいやらしい水音とともに部屋中に響く。
真っ赤になって涙を流しながらなおもかぶりを振り続ける篠岡はしかしとても扇情的だった。
阿部は引きよせられるように篠岡の元まで行き、頬に零れた丸く光る粒を舐めとる。
きつく目を瞑ったまま篠岡は阿部の後頭部に手をまわして
自分の鎖骨辺りに抱え込み、非常にそそる声で懇願した。
「お願い、見ない、で……っ」
「そんなにオレが嫌なワケ?」
「っ、……キ、キライ、なんだもんっ……!」
「へー、しのおか、キライな相手に見られて興奮してるんだ?
 オレのチンコくわえてこんなにギュウギュウ締め付けてさ」
「んっ、やめ、てぇ」
「……ごめんなー、優しくしたかったけどムリみたい」
篠岡のうなじにチュッとキスして、水谷はガンガン責め上げ激しく揺らした。
「あ、あ、あああぁっ」
「しの、おか、っ!」
二人が果てたのはほぼ同時だった。

「阿部ー、パス」
自身を抜いて篠岡の身体を阿部に預けると水谷は仰向けに寝転がった。
両手で顔を覆ったのでその表情を伺い知ることはできなかった。

270 :
阿部の腕の中で篠岡は荒い息をしている。
一時期おさまりを見せていた彼のモノは再び元気を取り戻していたが。
(さすがにこれ以上するのは酷か)
ひょいと抱き上げて部屋の隅に横たえ、その辺にあった薄い毛布をかけてやる。
篠岡はぼんやりと阿部を見上げ呟いた。
「阿部君はしないの……?」
「もう寝とけよ」
「でもまだおっきいよ?」
「ほっときゃそのうちおさまる」
「……ねえ、しよ?」
「はあ!? オレのことキライなんだろ」
「キライじゃないよ……す、好きでもないけど。
 さっき、私だけだったから……
 阿部君にもちゃんと、気持ちよくなって……ほしい」
恥じらいながらも、しっかりと阿部の目を見つめて篠岡は言い切った。
突然がばっと起き上がった水谷は散らばる服をかき集め何も言わず大股で部屋を後にした。
扉の閉まる音がほんの少し淀んだ空気をかき混ぜる。
阿部は視線を戻して篠岡を覗き込んだ。
「よくわかんねーけど、していーんならするぞ」
「……うん。お願いします」
「そりゃこっちの台詞だろ」
阿部はふっと笑って篠岡にキスをした。
かけたばかりの毛布をおもむろに剥ぐと白い裸身が現れる。
首筋から鎖骨へと唇を落とし、二つのふくらみの片方を掬い片方は吸い上げると
ふぅっと湿り気のあるため息が漏れた。
頂を甘噛みすれば焦れたように鼻を鳴らす。
「どうした?」
「な、んでもない」
太ももの内側を撫であげながら阿部は篠岡の手を取り、その甲に口づけする。
「篠岡ってエッチだな」
「そんな、ことっ」
「だってもう待ちきれねーんだろ」
立たせた膝を開き、奥のあわいに指を挿し入れると
とぷ、と粘度の高い液体が伝い流れた。
そこはとろけそうなほど熱く、何本も受け入れてきたとは思えないほど
きつく締めつけて離さなかった。
阿部は身体を起こし、自身の先端を篠岡の入り口にあてがいひたひたと押し当てる。
すぐにでもそれを呑み込んでしまいたそうにひくつくそこはひどく艶かしい。
「そんなにこれがほしーんだ?」
「ちが……っ、」
「じゃあ何」
「ぅ……、」
「言わなきゃわかんねェぞ」
「……ぁ、あ……あべ、くんがほしいの……っ!」
眉を下げ赤い頬を両手で隠しながら小さく叫ぶ篠岡を前に、何かが落ちる音がした。
余裕たっぷりに篠岡を煽っていたはずの阿部は
予想以上にまっすぐ飛び込んで来た言葉を
零さないよう受け止めるため姿勢を変える。
一気に貫く。
短い悲鳴が上がる。
何度も何度も奥まで、もっと奥まで。
全身を激しく揺さぶる衝動は速度をいや増し。
怒濤の波は否応無しに高みへと追いたててゆき。
「あべくん、あべくん、あべくん、あべくん───」
薄れゆく意識の中で篠岡は、この日のことは一生忘れないと誓ったという。

271 :
以上。
もうちょっとだけ続きが。
近日中に。

272 :
GJ!
流され上手な篠岡エロい
そして水谷が気の毒な事この上ない(作品批判じゃなく、水谷の心情が伝わるという意味で)

273 :
キモイ

274 :
GJ!
続き待ってます。
最近投下増えてきて嬉しい!

275 :
公式もただの捨てキャラ水谷

276 :
ミハシの彼女が気になるw
続き楽しみにしてるよ!
彼女持ちの阿部と篠岡の職人様もぜひ!

277 :
あえてあべちよ投下したくなりますねw

278 :
GJ!

279 :
下手くそ

280 :
>>262-270のフォロー編の阿部×千代。
以下7レス。

281 :
篠岡千代は毎朝決まった時間に目を覚ます。
目覚ましいらずの爽快な寝覚めが身上、のはずが今朝は勝手が違う。
起き上がってまず気付いたことは、ここが自分の部屋ではないこと。
そして自分が下着も何も付けずに素っ裸だということ。
慌ててかぶっていた毛布をたぐり寄せるとその下にパンツ一丁の阿部がいたこと。
少し離れた所で田島と三橋が雑魚寝していること……
どれをとってもイヤ〜な答えしか導きだせない状況証拠が揃っているのに
昨夜の記憶が全く、ない。
「どうしよう……」
顔面蒼白になりながら呟いた言葉を聞きつけ田島が目を覚ました。
「しのーか、おはよー!」
「お、おはよう……」
態度はいつもと変わりなかったけれど田島もまたトランクス姿だった。
「風邪ひーてないか? どっかイテートコは?」
「うん、あの、えっと、私……?」
「? もしかして何も覚えてねーの?」
その言葉に篠岡がおそるおそる頷くといきなり下から声がした。
いつの間にか起きていた阿部が片腕を枕にして見上げている。
「ココどこだかわかるか? どこまでなら覚えてる?」
「……ここ、どこ!? カラオケは行ったんだっけ???」
「そこまで戻んのかよ……」
絶え間なく水音が聞こえる。
「篠岡さん、大丈夫かな……?」
三橋の言葉に時計を見ると、落ち着かせるため篠岡をシャワーに行かせてから
そろそろ一時間になろうとしていた。
「……見てくるか」
阿部が浴室に向かい、そのドアをコンコンと叩いた。
「篠岡ー?」
「はーい、何?」
言い終わるが早いか、ドアが勢いよく開いたので阿部は一瞬ひるんだ。
篠岡はちゃんと服を着ていた。
「イヤ、おせーから何かあったのかと……」
「お掃除してたんだけど、今終わったトコ!
 三橋くーん、お洗濯っていつもどこでしてるの?」
「隣にコインランドリーが、ある」
「じゃあちょっと行ってくるねー、あれ? 田島君は?」
「練習あるから帰った」
そっかー、と明るく言って毛布やらタオルやらを両手一杯に抱え出ていった。
「なんか……元気だな」
「……うん」
ほどなくして、コンビニ袋を抱えて篠岡が帰ってきた。
「ただいまー、朝ご飯まだだよね? ちゃんと食べなきゃ!
 お鍋があったら何か作れたんだけど、オニギリでごめんね」
「イヤ、食べれりゃ何でもいーです……」
「ご、ごめんなさい……」
「あはは、三橋君が謝ることじゃないよー」
調達場所がコンビニとはいえ、篠岡らしいひと手間が加えられ
普通の食事とさして遜色のないものになり男たちは感嘆した。
食べた後に片付け・掃除をし洗濯物を回収して畳み終えると篠岡は正座して深々と頭を下げた。
「今回はいろいろ迷惑をかけて本当にごめんなさい」
「し、篠岡さん!」
「もし、彼女さんに誤解されそうだったら言ってね、
 三橋君は何もしてないってちゃんと証言するから!」
顔をあげて笑う篠岡だったが、ムリをしていることは傍目からもよくわかった。
「田島君によろしく言っておいてね。じゃあ」
逃げるように足早に出て行くのを阿部が慌てて追った。

282 :
エレベーターでひと足先に降りられたので急いで非常階段を駆け下りたが
篠岡を見失うことはなかった。
マンション前で途方に暮れていたからだ。
(ホントに覚えてねーんだな)
「こっち」
阿部は篠岡の手を掴み、駅に向かって歩き始めた。
およそ三分の道のりの間、二人とも言葉を発することはなかった……
電車に揺られながら阿部はかける言葉を探し続けたが見つからない。
隣に立つ篠岡の様子をちらりと伺うが表情がなく、何も読み取れない。
今さら自分の不甲斐なさを悔いてもどうしようもない。
お手上げだった。
「ここで乗り換えるから」
「あ、あぁ」
大きめの駅に着いた時、それだけ言って篠岡は電車を降りていった。
変わらず無表情のままで何を考えているのかさっぱりわからない。
(……無表情? あいつの無表情なんて見たことあったか?)
阿部は閉まる寸前のドアをこじ開けた。
(思ってること全部隠してへらへら笑ってる時の方がよっぽどわかんねェだろ!)
篠岡の姿を探しながら走ると、ホームの端ギリギリの所をぼんやり歩いているのが見えた。
「危ねーぞ!」
肩を抱き身体ごと引き寄せると篠岡はふと顔をあげ、阿部の腕をやんわりと拒絶した。
そのまま何も言わず歩き出す。
阿部は「送ってく」とだけ呟いて後をついていった。

忙しない時期だというのにうららかな気候のせいか行き交う人はどこかのんびりしている。
いくつか電車を乗り継ぎ、二時間近く移動した所でやっと篠岡が口を開いた。
「もう降りるけど」
「部屋の前まで送ってく。中には絶対入らねーから。頼む」
危なっかしくて、一人にさせるのが心配で仕方がない。
篠岡はふう、と小さく息を吐いた。
そこは閑静な住宅地で、日曜の真っ昼間だというのに人影はまばらだった。
駅前を離れると店もなく、夜道は暗そうだ。
(こんなトコ終電で帰んのも危険すぎンだろ。
 でもこいつは自分のことは後回しにして他人の心配すんだよな。
 そこにつけ込むなんて最低なことしちまった───)
改めて歯噛みしていると篠岡が立ち止まり阿部を振り返る。
「うち、もうすぐそこなの」
「篠岡、その、今回のことは悪かった。全部オレの責任だ。
 謝って済むことじゃねェと思うけど、ホントにごめん」
ただ頭を下げるほかなかった。
後悔と罪悪感にまみれまともに篠岡の顔を見ることができなくて、
彼女の瞳に小さな光が灯っていることに阿部は気付かなかった。
「……話を、聞かせてもらえるかな」

283 :
外でできる話じゃないから、と篠岡は阿部を部屋に招き入れた。
端々は女の子らしく飾られているものの全体はすっきりと片付けられた部屋だった。
「適当に座って」
エアコンのスイッチを入れ阿部と自分の上着をハンガーに吊るし、やかんを火にかける篠岡は
少し活気が出てきたようにも見える。
阿部はとりあえず小さいガラステーブルの脇に腰を下ろしたが
女の子の部屋というのはどうにも落ち着かない……
と、マガジンラックに見覚えのある野球雑誌を発見した。
阿部の視線に気付いた篠岡が声をかける。
「それ、田島君が載ってるんだよね」
「あー」
「出てから女の子の反響がすごいんだって」
もしかして今田島の話題は地雷か?と阿部は冷や汗をかき強引に話を逸らすことにした。
「静かだな、ここ」
「うん、のんびりしてていい所だよー。学校も近いんだ」
「へー」
「お昼ごはん、有り合わせのものでいいかな?」
「えっ、イヤいーよ」
「いーからいーから。この前作ったスープが冷凍して……あった!」
料理をしている後ろ姿がどこか楽しそうだったのでここは大人しく従った。

食後、熱いお茶の入った湯飲み二つと水の入ったコップがテーブルに置かれ
篠岡は錠剤のシートを取り出し、一錠を服用した。
問いたげな視線を感じたのか、ちらっと見せて苦笑い。
「これね、ピル。生理痛がひどいから飲んでるんだけど、
 避妊の効果もあります。だから安心してね」
軽い口調で出された言葉だったが、その場の空気を重くするには充分だった。
阿部は思わず居住まいを正す。
二人して熱いお茶をすすり、しばし沈黙が流れた。
コトリ、と湯飲みを置いて篠岡が切り出した。
「昨日あったことを、詳しく教えてほしいの」
「……詳しく」
「そう」
そりゃどんな羞恥プレイだよと泣きたくなったが、今の阿部に逃げることはきっと許されない。
「なんでか聞いていーか?」
「……自分のことなのにあんまり覚えてなくて。
 誰に、何に対して怒っていいのか、悲しんだらいいのかわからないの……
 みんなが知ってて私だけ知らないのもおかしいよね?
 それに……何故かわからないけど、
 あの日のことはどうしても思い出さなきゃいけない気がするの。
 だから、お願い」
篠岡には意外に頑固な面もあることを阿部は知っていた。
ぐいっともう一口お茶を飲んで覚悟を決めた。

284 :
「どこまで覚えてる?」
「えっと、最初の店で……阿部君は花井君やカントクといたよね、
 私はそのちょうど逆のはしっこに栄口君たちといたの。
 カントクの所に行こうとしたら途中で田島君に捕まって……
 そこでまず結構飲んじゃったのかな」
「田島……」
阿部の眉間の皺が深くなる。
「その後カラオケに行ったよね? たしか阿部君は奥でずっと花井君と話し込んでた」
「愚痴に付き合わされてたんだよ。あいつシツケーから」
「あー、カントクのことまだ頑張ってるの?」
「諦める気ねーらしい。
 あそこでも酒頼んでるヤツいたな」
「私も飲んだと思う……そこからどうしたんだっけ」
「三橋の忘れモン探してるうちに電車なくなって、
 田島が三橋ンち行くから来いとか言いだして、水谷もそれに乗って」
「……水谷君? 水谷君もいたの!?」
「いた」
きれいさっぱり記憶から消されていた男の名前が急浮上して篠岡は頭を抱えた。
「……えぇ〜〜〜ホントに?? だって朝いなかったよ?」
「始発で帰った」
「〜〜〜〜。それで?」
「花井は用があるっつうからオレだけでも見張っとくためについてったのに
 田島にあっさり潰されたんだよな。
 最近徹夜続きでロクに寝てなかったからソッコーでアウト。
 次に気付いた時には、お前に……舐められてた」
「……………………何を?」
阿部は露骨にイヤそうな顔をしてそっぽを向き親指を自分の腰に向けた。
篠岡はクッションに顔をうずめて叫ぶ。
「〜〜どうしてそーなるの!!?」
「こっちが聞きてーよ!!」
しかしここでお互いを責めても意味がなかった。
「どーせ田島と水谷にうまく乗せられたんだろ。あいつらずっと篠岡のこと狙ってたフシあるし」
「えぇ? そんなことないよ!」
「だいたいお前は自分が女だっつう自覚がなさすぎんだよ」
「だってみんなのことは仲間だと思ってた……」
「……ワリ」
男も女もない、同じひとつの目標に向かって突き進む大事な戦友。
そんな関係もあの夏に終わっていたというのか。
「……その後は?」
顔をあげずに篠岡が促した。
「まだ言わせるのか!? もうやめとけよ、イヤな思いするだけだぞ」
「もーいーの今さら! どっちにしてもホントにあったことなんだったら同じだよ!」
「〜〜〜〜〜っ、」
篠岡が顔を伏せたままでよかったと阿部は心から思った。
これ以上ないくらい赤くなった情けない顔を見られずに済む。
あの時のことを思い返すだけで血が一か所に集まるのを自覚している。
「……オレは水谷に抑え込まれてて動けなかったんだぞ。
 そこに、上から……乗ってきた」
「誰が……?」
「オマエが」
篠岡の身体がビクッと揺れた。
改めて言葉にされると事実として重くのしかかってくるのだろうか。
しかし篠岡はふと頭を上げた。
「ちょっと待って。んーと、ムリヤリ、じゃないの?」
「嫌がるお前を抑え付けてってことなら違う。むしろノリノリっつーか」
「どうしてそんなことになるのぉ!」
「だからー、……あ。
 そういや何か言ってたな。あいつらに弱みでも握られてる風だった」
「弱み? 握られて困るようなことなんて……」

285 :
次の瞬間、篠岡の顔色が変わった。
血の気が引き、信じられないというように首を振ってから悲しみが一杯に広がる。
顔を両の掌で覆い、再びクッションに突っ伏す。
肩が小刻みに震えている。
「……篠岡?」
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
「オイ、どーしたんだよ!?」
首を振るばかりで何も答えない。
「思い出したのか?」
「……違う、けどだいたいわかった……っ
 全部……私が悪かったんだ、私のせいで……ごめん」
阿部は篠岡の肩を掴み、ムリヤリ顔をあげさせた。
涙が止めどなく溢れていた。
「悪いのはオレらの方だろ。篠岡は被害者だ」
「被害者は阿部君だよ……」
「はあ!? 田島はオレがいなきゃあんなことにならなかったっつってたぞ」
「やっぱり私のせい……
 っ、十年後も二十年後も、仲間として……
 笑って会えるように隠してきたのに、
 自分で、台無しに、したんだ……
 くや、し……、くやしい……っ!」
きつく閉じた両の瞼からは後から後から涙が流れ落ちてくる。
「チ……わけわかんねーな」
阿部は、嗚咽する篠岡をぐいっと抱き寄せた。
いささか抵抗されるが腕の力を緩めるつもりは毛頭ない。
「ちょっと落ち着け、篠岡」
泣き声は一層高くなった。
篠岡の体温を感じながら阿部は、
昨日までなら絶対しなかった行動をとっている自分に少なからず困惑していた。
(流れで一回ヤっただけの関係でここまですんのはやりすぎじゃねーのか?)
しかしとりあえず嫌がられてはいないようなので
そのまま静かに頭をなで続けた。

「ごめんね……阿部君」
ようやく落ち着いた頃、篠岡がぽつりと呟いた。
またも繰り返された言葉に阿部はカッとなり、篠岡の両頬をはさみ込んで強引に自分へと向けさせる。
「お前は悪くねーよ。お前が悪いんじゃねェ!」
息がかかるほど至近距離で見つめ合う瞳にまた涙が浮かぶ。
「だって……」
「だって何だよ。ため込んでること全部言えよ」
「それは、絶対、言えない……」
大粒の涙が堰を切ったようにまた溢れ出した。
前後不覚に酔っぱらっていた時ですら頑に守っていた秘密だ。
聞き出すことは不可能だろう。
「じゃあもう考えるな。全部忘れちまえ」
吸い寄せられるようにキスをしていた───

286 :
(やっっっべーーーこれって傷口に塩を塗り込んでねェか!?)
薄く目を開けると、瞑った篠岡の睫毛に涙が光っていた。
眉根を寄せ、一所懸命に応えてくれる舌が愛おしい。
頭の奥にじわりと快感が染み渡る。
自分でも気付かぬうちに篠岡を押し倒してから、やっと唇を離すと間に透明の糸がひいた。
「ワリー……」
頬を上気させ熱にうかされたような瞳で見上げてくる篠岡はこの上もなく色っぽい。
(でも今はガマンしろ、ガマン!)
「阿部君は……私のことがイヤじゃないの?」
「はぁ!? なワケねェだろ!」
「ありがと……嘘でも嬉しい」
「嘘じゃねーよ!!!」
耳元で炸裂した雷に篠岡は固まった。
阿部は篠岡の小さな身体を力任せに抱き締め、泣きそうになりながら叫ぶ。
「オレはお前が、好きだ! お前は!?」
「…………すき……」
「ならそれでいいじゃねェか!!」
もう一度深く深く口づけした。
阿部は、自分が今日どこか大胆だった理由がわかった気がした。
記憶をなくすほど酔っている時でも素の状態でも、芯からの拒否はされていない。
田島や水谷よりも、自分としていた時が一番反応がよかった。絶対。
(その言葉信じていーよな? ……自惚れていーよな!?)
素っ裸にひん剥いた後、篠岡の身体の隅々にまで唇を落としていった。
途中抵抗される場面もあったが全く意に介さない。
嫌悪されてるわけでないことは表情や反応を見ればよくわかる。
やっと中心にたどり着いた時、そこはまだ触れてもいないのに蜜が溢れ出していた。
「すげー……」
「やだ、見ないでぇ……」
音を立てて吸い付くと、足がぴくんと跳ねた。
蕾も丁寧に舐めさする。
「あ……っ、いや……」
「イヤ?」
「うぅん……きもちい、ぁ、あ、あぁあぁんっ……」
軽く達したのを受けて阿部は身体を起こし、そこであることに気付いた。
「ヤベ、持ってねー」
「いいよ、そのままで……大丈夫だから」
「い、いーのか?」
「うん……、挿れて……」
阿部はゆっくりと自身を篠岡の中に沈めていった。
直に感じるその感触は脊髄を走り抜け、なけなしの理性を吹き飛ばそうとする。
半ば本能のままに腰を叩き付けながら篠岡の頬に手をのばす。
「目ェ開けろよ」
「ぁべくん……っ」
「そうだ、ちゃんとオレを見てろ」
「……ん、……ぁ」
(野球部のために自分の気持ちを押しすなんてバカだろ)
「っは……あ、はぁ……っ、」
(自分よりオレらを優先させてくれたことは確かにありがてーよ)
「く、あ、や、ぁ、あ、あぁっ」
(でもな、もーいーだろ!)
「篠岡、もうガマンすんな。
 いいから。全部言えよ、……千代」
「……あべくん、好き、あべくん……っ」
過去も罪も何もかも呑み込もうとするかのような断続的な収縮の中、阿部は最奥に総てを注ぎ込んだ。

287 :
裸のままベッドで抱き合ってまどろんでいると篠岡がふふっと思い出したように笑った。
「そういえば今朝もこんな感じで寝てたような気がする」
「あん時田島がまた狙ってたんだよな。今度こそしっかり阻止しとこうと思って抱えて寝てた」
「そーだったんだ!? あ……ありがとー」
「お前もう絶対一人であいつらに会うなよ!?」
「え……それって、OB会もその後のカラオケでも、
 阿部君がずっと私の隣にいてくれるってこと?」
「たりめーだろ!」
「嬉しい……ありがとう!!」
篠岡は阿部の胸板に額を押し付けて心底嬉しさを噛み締めていた。
「な、なんだよそのくれーで」
「昨日はずっと遠くて残念だったから……」
はにかむように微笑む篠岡を見てるとまた元気になってきそうだ。
(いくらなんでも今日はもーやんねーけど!)
「いーか、お前は笑ってんのが一番だけどムリはすんなよ。
 辛い時は辛いって言え。怒りたい時は怒れ。ただしオレのいるところでな!
 それとオレは言われなきゃわかんねーから思ったことがあったらちゃんと言……」
調子に乗って好き勝手なことを並べ立てていたらふっとフラッシュバックが起こった。
女にふられる時に決まって言われてきた言葉が頭をよぎる───『重い。つーかウザイ』。
(そーだ、オレ口うるせーから今まで何度も失敗してんだ)
いつもの悪い癖に思い至って青くなり、おそるおそる篠岡の顔を見ると
彼女はニッコニコしていた。
「ごめんオレ、ウゼーよな」
「そんなことないよ! 私のことを思って言ってくれてるってわかってる。
 懐に入れてもらえたんだなって、逆に嬉しいよ」
「そーなのか?」
「そなの。
 阿部君があんまり変わってなくて安心した……私は変わっちゃったけどね」
「どっちでもいーよ。オレが好きなのはこの篠岡だからな」
阿部は篠岡をギュウッと抱き締めて額にキスをした。
「……ここまでする人だとは思わなかったかも」
「イヤか?」
「ヤじゃない……」
再び重ねられた唇がどんどん熱を帯びてゆく。
気持ちが高まるのを抑えきれない。
阿部が頭の隅で明日の予定を思い出そうとしていると篠岡のケイタイが鳴った。
メール、と言って篠岡は毛布で胸元を隠しながら手をのばした。
ついでに阿部も自分のケイタイで時刻とスケジュールを確認する。
(明日も朝はえーな。今日はもういい加減にしとかねーと……ん?)
篠岡が画面を見つめて何やら思案している。
「どーした?」
「水谷君が『ごめん』って。でも私ホントに覚えてないんだよね……」
「思い出すことねェよ。忘れとけ!」
自分を使って篠岡を煽っていたことを思い出してムカムカしてくる。
「貸せ、オレが返信しといてやる」
「あっ」
篠岡のケイタイを奪って罵倒メールでもしてやろうかと思ったところで
帰り際の水谷の顔が脳裏に浮かんだ。
この世の終わりみたいな酷い顔をしていた。
(そういや昔あいつ篠岡のこと好きだったんだっけ)
イヤイヤ情けは無用! 叩き潰す!
───ついでに田島と三橋にも一斉送信。
「もうっ私の名前で変なこと書かないでよ!」
「あいつらのことはもう考えんな」
阿部はケイタイを放り投げてもう一度篠岡を抱いた。

新着メール1件:篠岡千代『今度のOB会でウメボシな!』

288 :
以上です。

289 :
GJ!

290 :
GJ!
積極的なしのーかエロい

291 :
重いウザイってwありそう・・・
GJでした

292 :
GJ!!

293 :
GJ!!
エロも心理描写も素晴らしい!
にしても、まさか水谷に感情移入してこんなやりきれん気分になるとはw
でも篠岡が幸せだから満足ですっ

294 :
つまらん
キャラも違うし、名前すげ替えSSレベル

295 :
なんでアベチヨのときだけ出てくるの

296 :
篠岡ってキャラ造形難しいよなぁ

297 :
外見も話し方も際立った特徴がないしな。
部活中は優等生だけど友達としゃべる時はサバサバした普通の女子高生。
結構幅のあるキャラだと思う。

298 :
>>295
単にレベルの低いSSがつまらんと言われてるだけだろ

299 :
GJ!
いやー水谷があまりにかわいそうでw
いやかわいそうなんだけどその心情描写が細かくてなんかすごい好きだわー
阿部と水谷と篠岡は自分のなかですごい盛り上がるわ
あと田島が何考えてんのか気になったw

300 :
篠岡カプ小説は当て馬が必ずいるよ
単体カプだと魅力ないせいなんじゃない
ほかの女の子のカプは当て馬ほぼなく、男女キャラどちらも大事に扱って安心

301 :
女キャラ厨比較
しのおかカプ厨
公式でくっつかなくていい。取り合いされるのが大好き

他の女子キャラカプ厨
公式で鉄板カプになってほしい。複数フラグはいらない

302 :
当たってないしつまらん

303 :
>>300
必ず?
いい加減なこと書かないでよ
そうじゃないSSやサイトだってあるし
気に入らないなら見なきゃいいじゃない

304 :
キャラクターと厨批判は該当スレで
読むだけだったけど釣り目的にアベチヨ書きたくなる流れだけどw

305 :
過疎が心配だったけど意外に賑わっててなにより。
職人様お待ちしてます

306 :
で、ここ見てる人達は何のカプが好きなんだ?

307 :
自分は花モモが一番萌える。
あと叶ルリ、浜越智、
マイナーつか超捏造だけどアベルリが好き。
榛名×モモカンとかも読んでみたい

308 :
花井の妹を誰か男キャラと絡ませたいところだ

309 :
モモカンで花井、阿部、滝井、ロカ

310 :
もうずっと叶ルリスキー。
あと花モモ阿部モモかな。

311 :
千代→阿部
浜田×越智、百枝×滝井もいーなー

312 :
ググッても鉄板の意味がわからない・・・。
気になってるのは応援団×チアだな。

313 :
もう4年くらい出番放置でもカノルリ好きだ

314 :
投下
応援団とチアと越智
キャラ崩壊&ラブなし

野球部のチアガールに立候補してから1週間ほど、
その日々はチームの敗戦と共に終わりを告げた。
同じクラスの捕手が怪我をし、今までのような戦い方が出来ない中、
それでも野球部はがんばった、と紋乃は思う。
一緒にチアガールとしてポンポンを掲げた美亜も、
応援団である浜田も梶山も梅原も、吹奏楽部の松田も深見も野々宮も、
きっと思いは同じだったはずだ。
数日後、紋乃の携帯に梅原からメールが入った。
『こないだはおつかれ。近いうちに応援団で打ち上げやらない?』
梅原へ返事を送る前に美亜に確認を取ると
「いいんじゃない?行こうよ」
とのことだった。
『連れ込まれてソッコーやられちゃうよ』
同好会の先輩である越智が浜田のことを苦々しそうにそう言っていたのを思い出した。
「でも、そんなわけないよねえ」
初めてチアの衣装を披露した日、応援団の3人が赤面したのは
暑さのせいだけではないはずだ。
あんな衣装くらいで真っ赤になる3人がそんな大それたことをするわけがない。

315 :
当日、待ち合わせた駅の入口には既に梶山と梅原、美亜がいた。
「おそくなりましたぁー」
手を振りながら小走りに駆け寄ると、3人は笑いながら紋乃を出迎えた。
「んじゃ行こうか」
「あれ、団長さんは?」
「野球部の練習に顔出してから行くってさ。吹奏は合宿でこれねーし」
「合宿かあ、大変っすねー」
ブラバンの合宿は並の体育会系よりハードだという話を聞いていた紋乃は顔をしかめた。
「とりあえず買い出しして浜田んちってことで。鍵預かってっからさ」
鍵を見せる梅原に紋乃は一瞬眉をひそめた。越智の言葉が脳裏を掠める。
「えー、お店とかじゃないんすかー」
「やー、できるならそうしたいけどオサレな店に入る度胸も金もないわけで」
古着と部屋着の境目にありそうなTシャツを着た梶山が自分を指差し、
紋乃と美亜は同時にプッと吹き出した。
「まあ浜田んちだからオサレでもなんでもないけどさ、
うまいメシは梅が作ってくれるから」
「俺かよ!まあとにかく材料買わんことにはなあ」
梅原と梶山の2人の掛け合いに紋乃と美亜は再び吹き出しそうになるのをこらえ、
「んじゃゴチになりまーす!」
と二人してぺこりと頭を下げた。
「はいカンパーイ、おつかれー!」
梶山の音頭と共に4人はグラスを軽くぶつけ合ってコーラを喉に流し込む。
結局凝ったつまみなどはなく出来合いの惣菜少しと何種類かのスナック菓子が
雑然と小さなテーブルに並べられたが、風景な浜田の部屋には
家主以外の笑い声がしばらく満ちていた。

316 :
「二人はさあ、彼氏とかいんの?」
梅原が唐突に切り出した。
「いませーん。ねー」
「ねー」
3杯目から梶山の作ったオレンジハイに切り替えていた紋乃と美亜は
顔を見合わせて互いに同意しあった。
クラスメイトに彼氏がいるかどうかで盛り上がることはあっても自分達には気配すらない。
悲観はしなくともいないよりはいた方がいいし、その先のことも全く考えないわけではなかった。
「んじゃ処女なんだ?」
「え、や、な」
梶山の単刀直入な問いにアルコールの効果で赤く染まった頬を
更に赤くした紋乃が口ごもる横で美亜が盛大に咳き込んだ。
「あっれぇー、美亜ちゃんもしかしてもうヤっちゃった?」
ニヤニヤしながら問いかける梅原を恨めしそうにチラッと眺めた美亜は
もじもじしたように口を尖らせた。
「中学ん時の彼氏と、3回だけ」
おおー、と感嘆の声を上げる男二人と対照的に紋乃は戸惑いを隠さなかった。
「えー、なにそれ初耳なんだけど!」
「ってことは美亜ちゃんは非処女で紋乃ちゃんはバージンか」
唐突に紋乃の視界が奪われた。両目を梅原に覆い隠されたのだが、
その驚きから抜けないうちに紋乃の耳には信じられない声が聞こえていた。
「や、ちょっと梶さん何して、ん、んん……ふあっ」
美亜の言葉が途中から何らかの手段で途切れ、くぐもった吐息に変わる。
ただならぬ気配に梅原の手を振り解こうとした紋乃だったが、
自らをガッチリと捕らえる梅原から逃れるだけの力が出ない。
「放して……」
「放してほしい割には力出てないねえ。梶、ガラナってこんなに効くもん?」
「まあガラナだけじゃねえし入れたの。その辺はあとあと」

317 :
紋乃は自らの身体の異変を感じていた。力が入らないのはまだしも、
耳元で話す梅原の吐息にくすぐったさとはまた違った感覚を覚える。
「や、ウソぉ、なにこれぇ……」
離れた場所から聞こえる美亜の声はとろんとした甘さを帯び始めている。
「あー、元彼ヘタだったんだな。普通の触り方してるだけだぜ俺」
梶山が言う間にも美亜の喘ぎ声は紋乃の耳を打った。そこへ追い討ちをかけるように
梅原は囁くように紋乃に状況を解説しだした。
「ほら、梶が美亜ちゃんのオッパイ触ってるよ。美亜ちゃん敏感だなあ。
あ、またキスした。美亜ちゃんエロいなー、梶とのチューそんなに気持ちいいもんかね」
「んっ、梅うるせー。そっちはそっちで進めてろっての」
「へえへえ。じゃあ紋乃ちゃんにも見てもらうか」
紋乃の視界が闇から解放されたが、そこには今まさにブラを外される美亜の姿があった。
紋乃が見ていることにも気づかない様子で、梶山に胸と尻とを撫でられながら
梶山の肩に頭を預けてうっとりとしている。やがて梶山がズボンの前を寛げると
美亜を促して屹立した自らへ奉仕させ始めた。
「こんなことして……団長さん帰ってきたらどうすんスか……」
紋乃が呟くともなく呟いた次の瞬間、外廊下から複数の足音が聞こえた。
そして部屋のドアが開き、聞きなれた声がした。
「おうワリぃ、遅くなった」
確かに浜田の声だったが、その直後、別の人物の声に紋乃は耳を疑った。
「……なにこれ」
紛れもなくその声は越智のものだった。
「どういうことよ、説明しなさいよ浜田」
越智のとげとげしい声に紋乃は美貌の先輩の方と篭絡されている最中の友人とを交互に見やった。
美亜は越智の声を聞いて梶山から身体を離そうとしたが、
梶山はそれを許さず美亜の頭を押さえつけて引き続き自らへ奉仕させている。
「どういうことって」
浜田の声に紋乃は一縷の望みを掛けた。この常軌を逸した状況を打開してくれるのではないかと。
「越智にいつもしてるのと同じことじゃん」
浜田がジーンズのポケットに手を突っ込んで何かを探ると、
あっと小さな声を上げて越智はその場に崩折れた。
「さっきからバイブ銜えこんで散々スイッチ入れられて悦んでたくせに、どうもこうもないよなあ?」
浜田の顔も声もいつものように明るいもので、それが余計に紋乃の恐怖心を煽った。

318 :
部屋に上がった浜田と越智は一番奥に陣取り、浜田が目だけで合図をすると
越智は羞恥と怒りに顔を赤くしながらもクロップドデニムを脱ぎ始めた。
先程浜田に入れられたバイブのスイッチはまだ切れていないらしく、
小さなショーツの生地が女性の身体ではありえない箇所で盛り上がって小刻みに震えていた。
越智は四つん這いになると浜田に向けて尻を高く上げ、
浜田はニヤリと笑うと越智のショーツを太股半ばまで下げて
秘所に深々と挿さったバイブを抜き差しし始めた。
「越智はさあ、去年から俺達のペットなんだよね」
美しい顔を歪めて嬌声を上げる越智を眺めながら梅原が紋乃の耳元で囁いた。
「もともと浜田の彼女だったんだけど、浜田あれでド変態だからさ、
見られんのとか3P4Pとかヤリたくなったっつって俺ら呼ばれたのが最初」
「聞こえてんぞー」
口ではそう言いながらも意に介する様子のない浜田は越智の服を全て脱がせると
友人たちへ越智の秘所を見せ付けるように背後から越智の脚を抱え込んで
再び越智の中で暴れるバイブを動かし始めた。
一方梶山は仰向けにした美亜の脚を大きく開かせて陰部を舌と指とで愛撫している。
美亜はいやいやをするように首を横に振ってはいるが、その口から漏れるのは
なまめかしくも艶やかな喘ぎ声だった。
「俺さあ、なるべく初めての子に手荒なことしたくないのね」
梅原の囁きに紋乃は身を震わせた。
「だから紋乃ちゃんはここで越智と美亜ちゃんのエッチなところまず見てさあ、
自分もしたいと思ったら俺に言ってくれればいいと思うんだけど」
声音は優しげではあるけれど梅原は相変わらず紋乃の身体を背後から抱きしめて離さない。
紋乃の鼓動の速さも梅原の股間の怒張も互いに筒抜けではあるものの、
今はまだそのままで他2組の痴態をじっと見守るより他はなかった。

319 :
顔を上げた梶山が浜田に呼びかけた。
「浜田ァ、ゴムくれ」
「なんだよ切らしてんのかよ、男のタシナミだろ」
「いつも使わねえもんよ、越智ピル飲んでんじゃん」
「あ、そっか」
衣装ケースの引き出しからコンドームを取り出した浜田は梶山に向けてそれを抛る。
手前で落ちたそれを拾い上げた梶山は自らに装着すると、
先程と同じ姿勢を取らせた美亜の中へ挿入した。
「おー、あいつらサカってるねえ。んじゃ俺も」
浜田は越智の中からバイブを抜くと仰向けになった。
「もうそろそろイキたいだろ?自分で動けよ」
浜田の言うがままに越智は浜田の身体を跨ぐとそびえ立つ屹立を自らの中に埋めた。
「あいつら、本当やーらしいなあ」
紋乃の目の前で仲のいい同級生と美しい先輩はそれぞれ男の腕の中で
普段は見ることのない淫らな表情で歓喜の声を上げている。
自らをじわじわと蝕む初めての感覚に身を捩じらせながらぼんやりと考えるけれど、
その思考は徐々に霞んでいく。
「紋乃ちゃんはどうしたい?」
問いかけた梅原の唇が紋乃の耳に軽く触れる。
腰に感じる梅原の怒張がまた一層大きく熱くなるのを感じ、
紋乃は自らの中に同じ熱さを認めて震える唇をやっとのことで開いた。
「私にも、して」


終わりです
寸止め&書き逃げサーセン

320 :
乙!
何だろう…なぜかちょっと悲しくなったw

321 :
GJ!乙カレー。
ちょっと切ない感じだけどな…

ついでになるが、叶ルリと浜越智、同志見たことないけど松田×深見と梶×越智が好き

322 :
GJ
モモカンで三角関係か総受け読みたい

323 :
GJ 梶原達に不透明な恐怖を感じた
>>321自分も松平×深見好きだ
モモカン×他校の野球部でモモカンがビッチっぽいのと、
榛名×涼音×秋丸の3Pが読みたい

324 :
>>323
スマソ。名前間違えた。
松平×深見じゃなくて松田×深見でした

325 :
GJ
三橋×篠岡が読みたい
チア百合とかも良い

326 :
>>321
カノルリは第一次ブーム時の過去のサーチなら本命で扱ってるサイトそれなりにあったようだが
数年出番ないとサイト維持できないんだろうな
いまはオマケで扱ってるくらいか

コミック表紙か裏オマケ以外は10年でそうにない

327 :
旬というのがあるんじゃないの
アベチヨなんてアニメ放送前はカプ厨の存在すらなかったよ

328 :
それでも自分は…カノルリが好きだ…orz
>>321
松深、絵サイトはあったけど文サイトは見たこと無いな…。
いつか応援団の時代が来れば良いのに

329 :
>>327
普通にあったぞ
当時から厨もいたし

330 :
結構人いるんだなと安心した。

331 :
アベチヨ厨は昔もいたけど、最近に比べたら大人しいほうだった
アニメ放送時に主張のうざいのが増えた気がする

332 :
>>328
私も叶ルリ好きだけど本編でだすのは難しいし
コミックで表紙になってないからそれくらいしか期待してない
初期にでた他校キャラは試合で一通りでるだろうけど
三星は当分対戦なさそうだからチームとは別で表紙に登場するかどうか

333 :
いいかげんアベチヨアンチの主張もウッゼーな
るりは三橋より叶が好きだ
モモカンは滝井や呂加も見てみたい

334 :
へたくそとかつまらんとか毎回書いてひどすぎる。
ここのアベチヨ嫌いって何様だよ。

335 :
松田×深見はすごく好きだ!
同士がいるとは思わんかった
いつか書けたらよいなぁ

336 :
松深は好きな人結構いると思うけど、目立って活動してないだけ
…だと思いたい。
自分も出せるよう頑張る

337 :
>>334
読んだ人がつまらんと思ったらつまらんと書かれるのは
仕方ないことだと思うが
特にここ、匿名掲示板だし

338 :
>読んだ人がつまらんと思ったらつまらんと書かれるのは
思うのは自由だけど書き込むのは別。
批評してくれってスレじゃないんだし書き込んでくれる職人様が
いなくなるよ。
だったら自分で素晴らしいSSを書いて盛り上げてくれ。
本当に何様って思う。

339 :
マンセーだけ欲しかったら、自サイト作ってやればいい
匿名掲示板に投下してる以上、いろんな反応が来るのは
当然のことだよ
少なくとも自分はその覚悟で書いてる
それに、批判するなとか感想を押さえ込もうとする方が
スレは荒れるよ

340 :
アベチヨは個人サイトでやった方がいいということは分かったw

341 :
つまらんと書くのが自由ならつまらんと書くのウザイと書くのも自由だね
きりがないね

342 :
テンプレに「アベチヨは叩きがいるので投下する際は注意」とでも書いとけ
他のは見ないのが不思議

343 :
以前は「合わない人はスルーして下さい」って断って投下してたよね?
それで良いのでは

344 :
3 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/10/22(水) 23:06:55 ID:yL7nVtRG
このスレでのお約束事
・基本sage進行(メール欄に半角でsage)
・気に入らないカプやシチュ及び荒らしには爽やかにスルーで対応
・パクリ作品駄目絶対
・マターリエロエロやっていきましょう

テンプレぐらいよもうな。
気に入らなければスルーが鉄則。

345 :
カプが気に入らないんじゃなくて、ヘタクソだからつまんねーって言われてるんだろw

346 :
345様の作品の投下お待ちしてます

347 :
345様の作品の投下、全裸でお待ちしております。

348 :
さぞ原作のイメージを損ねない神作品なんですよね!
楽しみにしてますw

349 :
神作品が投下されると聞いて飛んできました

350 :
粘着ウザ…
自分たちがスレ荒らしてることに気づいてないのか

351 :
理由はどうあれ良作が読めるなら大歓迎です!
ぜひ345氏の超エロい作品読みたいです。
他の職人様もお待ちしてます。

352 :
2ちゃんは基地外生息の掲示板と思ってるから普通にスルーしてた
スルーできない人も荒らしと同じ

353 :
カキコした時点で検定失格だな。

354 :
自発的につられてるので気にしないで下さい

355 :
荒れると賑わってるような気がしてちょっと嬉しくなってしまう

356 :
捕手

357 :
保守

358 :
保守小ネタ 百枝視点のアベチヨ エロなし キャラ崩壊 苦手な人はスルー

……え? 今あの子ら何て言ってた?
聞き間違いじゃなければ……阿部君と千代ちゃんが一線越えちゃったって!?
一度しかない高校生活、青春する時間も必要だけどそこまで進んでたとはねェ。
それにしても阿部君か。
千代ちゃんはいい子だから惹かれるのはよくわかるよ。
でも千代ちゃんが阿部君を選ぶとは。何かと絡んでた他の子たちじゃなかったか。
まだまだ観察が足らないな! しばらく注意して様子を見とくか!
う〜〜〜〜〜ん。
練習中はこれといって変わった所もないな。
二人が喋ったのだってこの三日で三回くらいだし、勘違いだったかな。
でも本人が認めてんだよね。
「監督? オレもう戻っていいスか」
「いーよ! っと待った阿部君! さっきのデータ、千代ちゃんに確認とっといて」
「はい」
千代ちゃんの名前を出しても全く反応無し。
部活と恋愛を分けてうまく切り替えてるなら黙って見守るべきか。
ほらあの顔。
完っ全に今は野球のことしか考えてないね。
それはそれで結構なことなんだけど。
阿部君は恋愛したらいい意味で変わると思ってたのにな。残念ながら見込み違いだったか。
おっと、千代ちゃん登場。
「牛乳だよー!」
あー、データに夢中で一人だけ気付いてない。
「おかわりあるからねー! ……、阿部君?」
「……」
「阿部君! 牛乳どうぞー」
「あ? おおサンキュ。
 …………あ、そーだ千代、カントクが」
んん?
阿部君、今千代ちゃんのこと下の名前で呼んだ?
あ〜無意識だったんだね、二人とも固まっちゃってるよ。
いや、二人だけじゃないか。みんなびっくりしてる。
……けど、トクベツ驚いてない子もいるね。あの子らは知ってたな。
「……お前ら付き合ってんの?」
巣山君がいったか!
「つっ付き合ってないよ! 全然! 付き合ってなんかない!!」
あらあ? 千代ちゃん全力で否定してるよ。
真っ青になっちゃって照れ隠しの演技でもなさそうね。
さて、ここで阿部君はどうでる?
「そこまで力いっぱい否定されると傷つくんだけど。
 まーいーや。
 で、このデータだけどさ、……千代、聞いてんの」
「はっ、うん、聞いてるよ! どれ?」
開き直った! へー、そんな返しが阿部君にできたとはねえ。
なんだかんだイロイロありそうだけど、余裕が出てくるのはいい傾向だよ。
こうやってあっという間に大人になってくのねェ!
「千代ちゃーん」
オイデオイデ。
「ハイ!」
「ひとつだけ言っておく。───”気をつけて”ね!」
「……、わかりました! 落とさないように気をつけます」
「ん? 何の話?」
「保守ですよね?」

359 :
下手くそ

360 :
GJ&保守乙です!
ニヤニヤしながら読んだ!

361 :
>>358
GJ!

362 :
モモカンや篠岡以外は本命サイトがないから
なかなか語るところがないだろうな
前のほうで語ってる人結構いるみたいだけど

篠岡以外の女子が語りたい人はこのスレへ↓
おお振り女性キャラ総合スレ その3
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1245152295/

363 :
ここのように一人の女キャラ厨が占領してるジャンルスレはノマ人気ないね
人気ノマジャンルは複数の女キャラが均等に待遇いいし不利のノマが人気でないのは仕方ないわなw
不利以外ではノマ好きな人が不利でホモ選ぶらしいし

364 :
>>358GJ〜!いつもの保守職人さまかな?
篠岡アンチってすぐ他の漫画を引き合いに出すよね!
他のノマ好きの話なんかどうでもいい。
事前に注意書あるのに読めないの?

365 :
アニメ始まる前までは篠岡厨以外も普通にいたよ
アニメのせいで一部のうざい篠岡厨が占領して
他を追い出したんだよ

366 :
そうそう
おお振り全盛期で夏コミのアベチヨたった1spしかなかったね
あんなに本編プッシュされてて笑った
他のジャンルだとプッシュされてるノマカプは2桁sp普通だ

367 :
またループか
追い出されたつもりはないけど?
おお、賑わって嬉しいwww
>>358
捕手がてら投下乙です。

368 :
アベチヨ厨って他のマイナージャンルノマと比べても少ないのに
人気主張うざかったわ

369 :
他の漫画とか何が人気あるとか関係ない
スレチ

370 :
まあ、一部のアベチヨ厨は相手のキャラ叩きながらカプ主張してる
めずらしいカプ厨ですから
受の女がマンセーされればいいんでしょう

371 :
三橋受=篠岡受のカプ傾向
攻め相手はただの道具
受けが愛されればいい

372 :
スレ違いと言われても
特定キャラ叩きながら自分の妄想書いてるのが篠岡アンチですから
他のスレで他の漫画マンセーしてれば?

373 :
篠岡厨のお仲間の日記にキャラの悪口書いてるのみたことあるけど
自分のカプ厨にそんな奴がいないと信じたいのね

374 :
篠岡厨のなかに
篠岡アンチと同じような行動してる人はいるわけだが
現実逃避したいのかな
自分たちのお仲間はいい子ちゃんだらけと思い込みたいわけね

375 :
ば か が い る !
職人様、気にせず今後も捕手ネタお待ちしてます!

376 :
もうスルーでいいよ

377 :
篠岡総受なんてやってるサイトが存在するけどwwwww
↓ぴったりこれに当てはまるわけだがこれ否定できるのかな

三橋受=篠岡受のカプ傾向
攻め相手はただの道具
受けが愛されればいい

378 :
おやすみー
荒らしがつまらなくて暇潰しにもなんないよ


379 :
おやすみなさい
なんだろう。自演?

380 :
本編の篠岡は一人の相手に矢印向けてるのにな

自己投影の妄想のために他の男をつけたりしてw
本編否定の篠岡アンチは篠岡厨も含まれるわけだがww
アベチヨ好き以外の篠岡厨さんwwwww

381 :
ねえねえ
なんで篠岡厨の妄想の篠岡はヤリマン設定になってるのwwww
誰でも受け入れるような女だったけ
本物の篠岡ってキャラwwwwww
ひぐちがせっかく公式ではっきりさせても
他の男とカップル妄想できる篠岡厨は
自己投影以外の何物でもないわ
素直にキャラ×自分のドリ小説でも書いてろwwwww

382 :
篠岡厨は自覚なしに本物の篠岡をバカにしてるわけだがなw
実はアンチと同じレベルだとさ

383 :
考えてみれば
本当のキャラファンは原作のイメージ崩したくないし、妄想小説書くわけないかw
都合のいい箱か
偽物で満足できるくらいだしな

ここって
荒れないと書き込み増えないねwwwwwwwwwwwww
原作まだ10年以上つづくわけだが、その頃までこのスレ残ってるのかしらw
ヤサワタみたいにキャラ亡したらどうするんだろwwwww

384 :
今日は10レスくらい書きこんだわw
もう半年以上たつのに1スレ消化しないのかよw

ヤリマン小説はあと何年まで続くのかしら

385 :
…え? 今あの子ら何て言ってた?
聞き間違いじゃなければ……阿部君と358ちゃんが一線越えちゃったって!?
358ちゃんはいい子だから惹かれるのはよくわかるよ。
阿部君、今358ちゃんのこと下の名前で呼んだ?
あ〜無意識だったんだね、二人とも固まっちゃってるよ。
いや、二人だけじゃないか。みんなびっくりしてる。

386 :
篠岡厨の主張でいつも思うんだけど
>>いい子だから惹かれるのはよくわかるよ

振りキャラに悪い子なんていたっけ?
いいこちゃんばかりの振りキャラ
あそこまで善人キャラ集団だと胡散臭くおもえる
小説書いてる人さえも、特徴がつかめないキャラw



387 :
新マネージャが今後登場するわけだが
新マネージャの名前に置きかけて違和感ないわ

388 :
キャラに個性がないと自分の都合のいいように書けるわけだな
だからホモ連中に篠岡厨はドリ厨といわれるわけね

389 :
…え? 今あの子ら何て言ってた?
聞き間違いじゃなければ……水谷君とアヤノちゃんが一線越えちゃったって!?
アヤノちゃんはいい子だから惹かれるのはよくわかるよ。
水谷君、今アヤノちゃんのこと下の名前で呼んだ?
あ〜無意識だったんだね、二人とも固まっちゃってるよ。
いや、二人だけじゃないか。みんなびっくりしてる。

…え? 今あの子ら何て言ってた?
聞き間違いじゃなければ……松田君としょうこちゃんが一線越えちゃったって!?
しょうこちゃんはいい子だから惹かれるのはよくわかるよ。
松田君、今しょうこちゃんのこと下の名前で呼んだ?
あ〜無意識だったんだね、二人とも固まっちゃってるよ。
いや、二人だけじゃないか。みんなびっくりしてる。

…え? 今あの子ら何て言ってた?
聞き間違いじゃなければ……三橋君とミアちゃんが一線越えちゃったって!?
ミアちゃんはいい子だから惹かれるのはよくわかるよ。
三橋君、今ミアちゃんのこと下の名前で呼んだ?
あ〜無意識だったんだね、二人とも固まっちゃってるよ。
いや、二人だけじゃないか。みんなびっくりしてる。

390 :
薄っぺらキャラしのおか
キャラ改悪好きしのおか厨

391 :
ヤサワタとキャラポジションがそっくり
阿部に振られた篠岡はヤエのように自

392 :
篠岡という記号部分は好きな名前に置き換えて読んでね
キャラが特徴なさすぎて何のキャラに置き換えても平気みたい

393 :
数十人の男とセックスしまくってマンコ菌だらけのチヨ

394 :
ホモの日影で目立たないだけでノマ厨同士は仲が悪い

395 :
続きはこちらへ
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1239770078/l50

396 :
至上主義厨がいるかぎりノマ内部でも荒れる
同じカプ厨同士でも派閥ができる

397 :
全く同じような流れで、過疎・撤退していったスレがどんなにあるんだか。
希望を言うのと批評は違う。
校正と揚げ足取りも違うだろうが。
分をわきまえて投下されるゴチソウを頂けばいいだけじゃね。

398 :
作者があからさまに女一人を贔屓すればその女キャラにアンチ増えるのは自然な流れ
あの話が単行本が出るころにはアンチ倍増だな
不利はコミック派がたくさんらしい
叩かれてもほかのジャンルのアンチキャラ厨に比べればたいしたことない

399 :
1年前、篠岡の描写が着た途端180度態度かえるサイトがけっこうあったな
それまで篠岡のことを触れてたサイトが存在を無視するようになったり
罵倒してるかどちらか
篠岡至上主義サイトでも他キャラ叩いてる人いたからいいけど

400 :
単行本でチアが正式に7組だとわかると
一部の篠岡厨がチア叩きしてたわ
紅一点でいたかったんだろうな

401 :
アンチスレ無くなったからってここで憂さ
晴らされても困る。
言ってる意味も判らないしそこまで嫌いなのに
あちこちサイトチェックして気持ち悪い。
何度スレチと書かれても書いてる時点で間違っている。
自分のサイトで好き勝手書いてるノマカプ好き
よりも性格悪いし害虫だし非常識。
自分の偏った意見を垂れ流しにするな。

402 :
煽りは専ブラ使ってあぼーんすると楽だよ

403 :
まあ、アニメ放映の時のこのスレでの暴れっぷりとかで
自分も篠岡厨にはいい印象ないけどな

404 :
だからといってここまできたらアンチが暴れても
正当化出来るレベルじゃない。そういうスレ作ってやれよ。

405 :
逆にアンチだったけど、気持ち悪くなった
同類と思われたくないし腹が立つ
職人様、書きにくいと思うけど投下を気長に
お待ちしてます

406 :
>>404
一応それっぽいスレがないことはない
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1238850184/
とは言え構われるのが楽しくてやってるんだろうし
現状ここはいい釣堀になっちまってるからなあ
愛の反対は憎悪でもアンチでもなくて無関心ですよーと
さて職人様の投下を待つ仕事に戻るか…

407 :
初期みたいにいろんな女キャラが扱われてるときのほうが荒れなくてよかった
アニメのせいで篠岡厨が暴れ一人の女キャラ厨が占領
アニメなんてやらなければよかった

408 :
同じキャラ厨の連投しかない無駄なスレ
他の女キャラ厨は小説書くより雑談のほうが需要ありそうね
このスレは
いっそ篠岡専用とタイトルつけてパート1からやり直せw
篠岡以外のノマカプは漫画サロンに「篠岡以外のノマカプ雑談スレ」でも立てて
18禁以外の小説投下も可能にしておけばw

409 :
篠岡厨以外のキャラ厨は篠岡アンチと思え
アンチはホモ厨だけじゃないんだよ
篠岡逆ハー願望厨 VS 篠岡以外のノマ厨
のほうが根が深い

410 :
あってないしここはアンチの偏見を書きなぐるスレじゃねーよ
嫌いなサイトチェックまでして荒らして良い理由になるとでも?
篠岡をストーカー呼ばわりするおまえの方がストーカーだってw

411 :
篠岡以外のカプは妄想よりも公式の恋愛描写ほしい

412 :
アンチがいる振りキャラはたいてい厨の言動が原因
三橋、阿部、榛名、篠岡は痛い信者が目立つ

413 :
篠岡厨の当て馬付きの妄想はムカツク

414 :
>>410相手にされなくて嫉妬で狂ってるみたいだよねw
なんの話か判らないし、知ってて当然みたいな書き方
されても困る。>>406でやってくれ

415 :
公式が篠岡→阿部だから
他の篠岡カプ扱ってるとこは、攻め相手を当て馬として萌えてるんだよ
篠岡以外は不幸になってほしい願望っぽくて気持ち悪い
それとも篠岡が振られることを願望か
公式きたのによく他の男絡めて妄想できるよな

416 :
それと篠岡サイトみてると
原作のなかで篠岡が集団レイプされたほうが篠岡厨は喜ぶかも
男ならだれでもいいみたいだしな

417 :
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1239770078/l50
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1238850184/
移動してください
構う人も荒らしです

418 :
篠岡厨の描く篠岡はおとなしいキャラ設定になってるけどさ
本物の篠岡は普通の体育会系キャラ
慣れれば男の裸も平気になっちゃうんだよ
サキタマ戦前も友人と男っぽい話し方してたな
本人とは180度別人キャラにしてカプ萌えってw
本編に大人しそうな女キャラが登場したらいっせいに移動しそうだ
篠岡厨って
118 名前:護国寺 ◆aKC/qpapM6 [sage] 投稿日:2009/06/21(日) 11:41:06 ID:???
ネタバレ

アフタヌーン8月号ネタバレ
・7回表、武蔵野の攻撃、2点取り返す。あと1点差。
・ARC、マウンドに野手が集まる。監督の伝令が来て、「オータが使えねえのは
ヨシの所為だ」的な事を言われる(ワザとです)。「んなことない!!」と発奮する
オータ。他の連中は監督の意図が見え透き過ぎたのでマウンド上で大笑い。オータ、
後続の榛名らを切って取り。この回の得点は2点のみ。
・阿部「(三橋に)榛名が勝つとムカつくってのは半分冗談だからな? ウチ以外が
勝とうが負けようが、んなこたぁどうでもいいんだよ」
次回につづく(ページ数 32P)  *試合もまだまだ続きます
*手元に本誌がない状態で書いているので台詞などは正確ではありません。

コミックス12巻ネタバレ
・カバープロフィールは和田、宮田、倉田ら美丞勢6人。
・巻末おまけ2Pはピッチングについて。
・(カバー外した)本体表紙は西浦の部室について。プールの下の半地下(?)に
あるので湿気が篭り易くて部員10人でギュウギュウ。千代ちゃんは、当初は
皆の着替え中は遠慮してたが、いまでは気にせず平気で入室するようになりました。


419 :
アベチヨ以外の篠岡カップルやってる人は
本編しのーかをバカにしてるからできるんだよwwww

420 :
しのおか厨はヤリマン
しのおか厨の食べ物はションベンとウンチ
しのおか厨はキャラを集団レイプするのが趣味

421 :
>>407
女キャラに萌えるスレだったのがいつの間にか男キャラに萌えるスレになった時から変になった。
大体ノマカプって何よノマカプってwwwwww
昔はおお振りの女キャラのエロイ所を見たいという変態用スレだったのにさ

422 :
女キャラのエロ読みたい
誰か書いて欲しい

423 :
おお振り12巻、応援してる美亜と紋之がとても可愛いかった。
遥・飛鳥と、弟の活躍に興奮してる栄口のねーちゃんも可愛いかった。
この萌えをエロにできたらなぁ

424 :
ネタバレはネタバレスレでな;

425 :
ぎゃーごめんなさい!
ネタバレとか考えてなかったアホすぎる…
本当にごめんなさい

426 :
まぁ、チアズの活躍が期待できるみたいだからちょっと得したけどw
うちの地域は発売日遅れるから、読むのが楽しみだ。

427 :
深見誕生日記念と言いつつ誕生日全く関係ない松深を投下。
港南戦〜翌日でエロ控えめほんのりバカ風味。

野球部の応援も今回で2度目となり、授業があって行けなかった前の試合の分も
きっちり応援しようと応援団の鼻息は前回よりも荒い。
前回でやはりトランペット1本では足りないからということで松田と深見は
後輩の野々宮を誘って今日の応援に臨んだ。
野々宮は10分も前に集合場所へ到着していたが深見がまだ来ない。
「深見さん遅いですねえ。道路混んでるんですかねえ」
やや心配そうに野々宮が松田に話しかけてきた。
「そうかもなあ、やっぱ大太鼓でけーし駐車場から運んでくるのも大変……」
松田が語尾を濁したのは、心配をかけている当の本人、深見が
野々宮の後ろから人差し指を口に当ててこっそりと忍び寄ってきたからで。
野々宮が松田の様子をいぶかしむより前に深見は背後から野々宮の胸を鷲掴みにした。
「いよー祥子、今日もオッパイおっきいねー!」
「きゃあ!」
ああ女子って本当にきゃあって悲鳴あげるんだ、と松田は一瞬だけ冷静に思ったが
すぐ眉根を寄せて深見に近づいた。
「お前なあ、遅刻した上に来るなりセクハラか」
松田の方に目は向けつつも野々宮の胸から手を離すどころか一層体ごと密着させて
深見はニヤリと笑った。
「セクハラじゃないもん愛だもーん。祥子スキスキー」
そう言ってキュッと野々宮を抱きしめた深見の視線は、衣装の下にジャージを穿き
ブルゾンを羽織ったチアの2人に向けられた。
「めんこい娘はいねがー! 衣装を隠してる子はいねがー!」
言うが早いかチア二人の方へと走って行き、胸を触り尻を触りとやりたい放題である。

428 :
「松田ぁ、アレなんとかしれ。ちっこいオッサンにしか見えねーけど仮にも彼女だろ」
「オッサン言うな。仮にもじゃなくって正式に彼女ですけど?」
下駄を鳴らして駆け寄ってきて深見の方を顎でしゃくってそう言う梅原に、
松田は少々不機嫌そうな顔をしながら切り返した。
「いや正式とかそういうことじゃなくて、とにかくどうにかしてくれよ。教頭さんも来んだからよ」
保護者も多くいることだし、と付け加えられれば動かないわけには行かない。
松田はまだチアにちょっかいを出している深見の方へ歩いていった。
「おー、もうそこらへんにしとけなー」
声を掛ける松田を深見は鬱陶しそうに睨む。
「なんだメガネ、あんた邪魔。あたしはこれから祥子とアヤノちんと美亜ちゃんとでハーレム作るんだから。
あんたはベッドの下に隠してる巨乳グラビアで我慢しな!」
「えー松田さんマジっすか巨乳派っすか」
「マジメっぽいと思ってたのにー」
チアの二人がきゃあきゃあと騒ぐのと対照的に松田は固まっていた。
暑さ以外の理由でこめかみに汗が流れる。
(なんで、バレたんだ?)
松田とて健康な青少年であり、「日課」のために雑誌や何やらを入手したり友人と貸し借りしたりしている。
しかしながら彼女である深見を家に呼ぶ際にはなるべく目に付かないような場所へ
それらを追いやったつもりでいた。
確かに昨日、終業式後に深見を自室に呼んだ際にもきちんと隠していたはずだ。
『もっと胸おっきい子の方がいいよね、ごめんね』
『んなことねーって』
普段の男勝りの口調とは打って変わって情事の際にはしおらしくなる深見の小さな体を
きゅっと抱きしめて額にキスしたことも覚えている。
(まさか、あの時にはもう見つけてたってか? にしてもあいつならすぐ「見つけたー」とか言いそうなもんだけど)
「うら、いーからこっちよけとけって。梶から電話来るまで待機だとよ」
強引に深見の腕を取って植え込み前へと連れて行く松田の背中に
「ラヴいっすねえー」
とチアの黄色い声が飛んできた。

429 :
翌日、今度は深見の自宅に松田が招かれた。
汗をかいたグラスに口をつけてアイスコーヒーを飲み干すと、松田は姿勢を正して切り出した。
「あのね」
「ごめん」
松田が用件を話さないうちに伏し目がちな深見がぶっきらぼうに言った。
「昨日はちょっと調子乗ってました。ごめん」
そう言って頭を下げるものの、深見の言葉にはまだ険が残っている。
「まあ確かに言っても効かなかったのもみんなの前でおかずバラされたのも腹立つけどさあ」
一旦言葉を切って松田は首を傾げながら深見を見る。
「なんで人んちのベッドの下まで漁ろうとすんの」
むー、と口を尖らせていた深見だが、しばらくして
「梶山が、松田んとこに今巨乳のネタが行ってんぜ、あいつ好きだよなあって」
とあるグラビアアイドルの名前と共にそう言った。
(梶のやつ後でシバく! 要らん波風立てやがってシバく!)
「あのな、まあ確かに梶山からそういうのは借りたよ。んでもさあ」
少々気恥ずかしくはなったものの、真相を言わねば彼女の機嫌は直らなさそうだ。
松田はそう思って人差し指で頬を掻きながら続けた。
「顔が智花に似てたからさ、智花とシてる時の感じとか思い出しながらシてる」
言った松田も聞いた深見も、耳まで顔を赤らめた。
「それ、超恥ずかしいんですけど」
「言ってるオレの方が恥ずかしいっての」
じりじりと膝立ちで深見に近づくと、松田は深見の鼻先にキスを落とした。
「オレが好きなのもシたいと思うのも、智花だけだから」

430 :
「んっ……あ、あっあっ」
小さな体で自分の上に跨って喘ぐ深見を、松田は眺めるともなく眺める。
「よしゆきぃ……」
喘ぎのさなかのか細い声で自分の名を呼ぶ深見を何度も貫けば、
松田自身を飲み込むそこは切なそうに収縮する。
しっかりとついた筋肉の上を柔らかい肉が覆う腹を両手でなぞると、彼女は一層狂おしい声をあげる。
「んやぁ、あ、だめぇ」
松田は体を起こすと、深見をグッと抱き寄せた。
密着した体から伝う汗が交じり合い、やがて繋がった場所から溢れる露と混じって
シーツをしっとりと濡らしていく。深見の左耳から髪を掻き分けて唇を重ね、
舌と舌を絡ませると上と下で繋がった両方が一層潤んでうねうねと動く。
松田の左手に納まった深見の胸の先端は自らの快感を如実に松田の掌に伝え、
揉みしだかれ摘み弾かれて更に愉悦を増幅させた。
「あ、はあ、あふ、あはっ」
目が潤んで焦点が合わなくなってきた深見の呼吸が荒くなり、やがて体中の力が抜けるのと同じ頃、
松田も絶頂を迎えてゴム越しに深見の中へ精を吐き出した。
ふわふわと火照りの残る体で抱き合い、どちらからともなく触れるだけのキスを落とす。
「わかったろ、オレがこんなんしたいのは智花だけだっての」
「うん……」
まだ少しとろんとした表情の深見が返事をすると同時にキスを返す。
「明日は昨日みたいに女子にセクハラすんなよ」
そう松田が釘を刺した瞬間、深見の目の色が変わった。
「なんでよ、あたしの大事な楽しみを!潤いを!生きがいを!」
そんなご大層な、っつか楽しみだったんかい、とつっこむ気にもなれずに
松田は小さくため息をつくと深見の唇を再び塞いだ。
-----
こんな祝い方でごめんなー

431 :
GJ!!
実に素晴らしい。
どうでもいいが、野々宮がボインだとか松田は巨乳派だとか、自分の脳内設定がシンクロしすぎてて吹いた。
書き手さんが自分の知り合いだったら/(^o^)\ナンテコッタイ
深見誕生日おめでとう!!

432 :
GJ
いいキャラだなー。笑った

433 :
GJ!
あと遅れたけど深見誕生日おめでとう。
野々宮巨乳説と深見貧乳説浮上か…

434 :
個人的には胸のサイズ分布図は
(巨)モモカン>涼音、野々宮>友利>越智、きよえ、紋乃>深見、美亜>篠岡、瑠里(貧)
だと思っている。異論は認める。

435 :
モモカン>スイカ装備田島>涼音、野々宮>友利>越智、きよえ、紋乃>栄口姉>深見、美亜、篠岡>ルリ、双子
…だろうか。
少なくとも、野々宮がむちむちで深見がほっそりしてそうな気はする。
これをネタに何か書いてみようかな

436 :
ちょ、大玉スイカ入れてる田島よりモモカンの方がデカいのかよwwwww
深見はほっそりっつーか締まってそう。筋肉質まで行かないだろうけど
435のネタに期待

437 :
スイカップとはまさにこのことを言うんだなwwwww
野々宮がみくる的ポジションにしか見えない

438 :
ttp://rainbow.sakuratan.com/data/img/rainbow100064.jpg
絵心の無い自分が全力で描いてみた
色々すまん…

439 :
>>438
乳首立ってるうううううううううう

440 :
>>438
可愛い!てか上手い!
それにしても、趣味に走ったなw
ルリの誕生日記念に
何かひねり出そうと思ったけど無理だったorz
文書ける人って凄い。

441 :
あ、ありがとう照れる…
ちょっとルリ描いてくる、と言いたい所だが三星の制服資料が見つからないorz

442 :
ttp://rainbow2.sakuratan.com/img/rainbow2nd51574.jpg
ルリできた。間に合った…
これスレチだよな、ごめん。

443 :
瑠里誕生日おめ
記念に短い&エロ無しですがカノルリ投下します
苦手な人はスルーして下さい


英語の宿題がわからん。教えて
そんなメールをもらい、修悟の部屋に来て早小一時間。
最初は真面目に問題を解いていたのだが・・・
いい加減に聞いても良いものだろうか。
「あのさ・・・近いんだけど。」
「・・・そりゃ、キスしようとしてるから」
「えっ!?ちっ、ちょっと!!」
「いってぇ!」
思い切り瑠里につきとばされた修悟は
打ち付けた頭をさすりながら、ちぇっと舌打ちをした。
「私は”宿題の手伝い”をして欲しいって言われてきたんだけど!」
課題のプリントを修悟の前に突き出して瑠里は抗議する。
「んなの、口実に決まってんじゃん」
「なんですって・・!」
瞬間、かあっ!とほほを染める瑠里。
『口実』
それは目的は別にあると暗に言っている訳で。
意外と修悟はストレートな部分があるらしい。
「何?お前本当に何にも考えないできたわけ?」
「だっ、だって、あんた英語苦手だし・・・」
突き飛ばしたついでに落とした、シャーペンを拾いカチカチと芯を出す。
いけない。ここで流されてはいけない。
けれども、駄目押しの一言
「俺が好きな女と二人きりの密室で、何も考えないとでも?」
「・・・・だってぇ」
涙目になりながらも、今度は近づいてくる修悟を突き飛ばしたりはしない瑠里だった。
−−−
以上です。お目汚し失礼しました
次はエロになるよう頑張りますorz

444 :
>>442-443
GJ!!!
ルリ好きの自分歓喜。
萌えされる。

445 :
ルリ可愛いよルリ!

446 :
なんというルリ祭りwwwww

447 :
捕手

448 :
>>438
これ誰?
元絵がみくるなのはわかるが…

449 :
>>448
空気読めばいいと思うよ!

450 :
保守

451 :


452 :
アベチヨ、アベルリ、アベモモが見たいです!
阿部×チアもいいですよね^^
職人さんお願いします(^人^)

453 :
わざとやってるよね?

454 :
しっ、目を合わせちゃいけません!

455 :
遅くなりましたが叶君誕生日おめでとう!
カノルリ投下します。
小学生の時はよくちょっかい出してた。
中学で話さなくなった。
そして今は。
「ふぁっ…やぁっ…叶…!」
「何が嫌なんだよ?めちゃくちゃ感じてんじゃん」
目の前の三橋が、さらに顔を赤くする。
両方の乳首を唇と指で弄んでやると、面白いくらいに三橋の体ははねた。
「ああんっ…もっなんでっ…胸ばっかり…」
「何?そろそろ下触ってほしいの?」
一瞬否定しかけて、三橋は小さく頷く。
「ほら、ちゃんと言えよ」
「―――――」
「は?聞こえな」

時計のアラームが鳴り響く。
あれ、俺…。
寝ぼけながら体を起こすと、しっかりと反応しているブツを見て一気に目が覚めた。
「…あ、夢…」
わけがわからずに、立ち上がってとりあえずアラームを止めた。

なんで俺あんな夢見たんだ!?
今まで、あいつを女だと特別意識なんてしてなかったし。
自分で自分がわけわかんねえ。
本当にわけわかんねえ。
………。
もういい。野球で発散だ野球で。
俺は答えを出すのを諦めた。

「お疲れー叶」
「おう、お疲れ」
やっぱりいいな野球は。
今朝のことはもう忘れよう。
「…叶」
「うわっ!?」
振り返るといつのまにか三橋がフェンス越しにいた。
なんでわざわざここまで入ってきたんだ。
心臓の音が体中に響く。
「な、なんだよ」
驚きすぎ、と呟いてから三橋はさらに口を動かすが聞こえない。
「は?」
「…誕生日おめでとー」
「え」
「それだけっ!」
顔を隠しながら、三橋は逃げていった。
なんだ、今の。

456 :
一瞬で、部活中よりも体が熱くなった。

そのあと皆が俺のお祝いにってファミレスに集まってくれて、男同士バカ騒ぎする。
心遣いは本当に嬉しいんだが集中できない。
俺の頭の中では、何度も三橋の声が再生されていた。
「誕生日おめでとー」

以上です。
微妙な長さですいません。
叶君おめでとう!!

457 :
一瞬で、部活中よりも体が熱くなった。

そのあと皆が俺のお祝いにってファミレスに集まってくれて、男同士バカ騒ぎする。
心遣いは本当に嬉しいんだが集中できない。
俺の頭の中では、何度も三橋の声が再生されていた。
「誕生日おめでとー」

以上です。
微妙な長さですいません。
叶君おめでとう!!

458 :
あ…二重投稿ごめんなさい

459 :
>>455
GJ!カノルリ可愛いよカノルリ。

460 :
GJ!

461 :
GJ!!二人とも可愛いなぁw

462 :
マターリと保守

463 :
レンルリが読みたいです。
どなたかお願いします。

464 :
保守

465 :
12巻発売記念アベチヨ 
未遂・キャラ崩壊注意
苦手な人はスルーで

以下6レス

466 :
(なー、あれ何だと思う?)

ある日の練習後、一緒に帰るために篠岡がみんなを待っていると
先に着替え終わった阿部が一人、プール下部室から出て来た。
他の部員たちもすぐ出てくるだろう。
場のつなぎに、篠岡は深く考えずにふと思いついたことを口にしてしまった。
「阿部君って脇くすぐったくないんだって?」
「あ? おー、全然ヘーキ」
センスのかけらもないチョイスに篠岡は一瞬後悔したが
普通に答えてくれたので助かった。
そればかりか彼女の内心の焦りなど知る由もない阿部は
軽く笑って言ってのけたのだった。
「触ってみるか?」
「っいいの!?」
思わず見上げた阿部の顔はなんだか微妙で、篠岡は自分の失言に気付かされた。
後頭部を冷や汗が伝い落ちる。
「あっ、ごめんっ、じょ、冗談だよね」
「……イヤ別に……触ってみたいんなら触りゃいーけどさ」
「いーよいーよ! 悪いから!」
「ム。減るモンでもねーし。オレがいーっつってんだからいーんだよ」
「でっ、でも」
「いーから! ほら」
阿部も意地になって言い張り、両手を軽く上げた。
「早く!」
「は、はい……」
篠岡は阿部の正面に立ち、両手を阿部の脇に回してそっと触れた。
しばらくさすってみるが何の反応もない。                 
「え、ホントに大丈夫?」
「だから言ってるだろ。何ともねーよ」          
「おもしろーい!」
指先から薄いシャツ越しにもしなやかな筋肉を感じることができる。
日々の鍛錬から生まれる揺るぎない力。
スポーツ選手の、身体───
「すごいね、阿部君……」
ひとしきり感動した篠岡がふっと顔を上げるとすぐ目の前に阿部の顔があった。
至近距離で目を合わせてからそのあまりの近さに驚く。
阿部はわずかに眉をひそめた。
でも、逸らさない。
それぞれの瞳いっぱいに映るは自分を見つめる相手の姿だけ。
鼓動は速さをいやまし、血液が勢いよく全身を駆け巡る。
息をするのさえ忘れてしまうほど、ただお互いの存在だけが総てだった。
肩の辺りに上げられていた阿部の両手がゆっくりおろされていく。
その手は篠岡の二の腕に下ろされ、くっと力を

467 :
カシャーーーン チリ、チリリン
突如鳴り響いた音に二人はバッと身を翻した。
音の出所には、自転車の鍵を拾う栄口をはじめ野球部員が居並んでいた。
「っと、ごめん!」
「チェー、なんだよいートコだったのに」
「イヤでも学校でそーゆーことはマズいだろ」
「所構わずサカってんじゃねーよ」
「な……何もしてねェだろ!!」
「”まだ”ね」
「うん、まだ、だね」
「何するつもりだったんだかー」
「阿部もやるときゃやるんだな……」
「ウ ヒヘ」
「うるせェ!!」
阿部がいくら大声を張り上げても迫力は全くない。
篠岡は手で顔を覆ってへたりこんでしまった。
そんな二人の横を、口々に好き勝手なことを言い彼らは通り過ぎていった。
一番後ろを歩いていた栄口が篠岡にそっと声をかける。
「邪魔した?」
「見てたならもっと早く止めてよ〜〜〜」
「はは、ごめんごめん」
額を両膝に押し付けている篠岡から聞こえてくる拗ねた声は
いつもの彼女よりほんの少し甘かった。
「あんまり気にしないようにね。みんな、おもしろがってるだけだから」
「ありがとう……」
やっと顔を上げた篠岡が見たのは阿部に親指を立てて去って行く栄口と
それを腰に手をあて舌打ちして見送る背中。
騒がしい一団の後ろ姿が角を曲がると今度こそ二人きりになった。
阿部はガシガシと頭をかいてからふーっと長く息を吐いた。
そしてザッと足音をたてて篠岡に向き直る。
まだうずくまっている彼女に膝が触れそうなほど近く。
「阿部君……?」
下からだと影になっていてその表情はよく見えない。
「あのさ。
 いろいろと引っ込みがつかねーんだけど。
 ……どうしてくれる?」

468 :
「どう、って……?」
普段と違う雰囲気をまとう阿部に違和感を覚え、篠岡は慌てて立ち上がった。
するとその行動が虚血を引き起こし、視界が白く飛び────
あっと思った時にはもう立っていられなかった。
しゃがもうとした肘を、阿部の腕がしっかりと支える。
かつてない接近状態に篠岡は慌てて身を起こそうとしたがどうにも動けずに、
そのまましばらく阿部の胸に額を預けていた。
「ごめん、立ちくらみ……」
「大丈夫か?」
「うん、もう何ともない」
すっかり回復したところで離れようとしたけれどいつの間にか手首を掴まれていた。
「少し休んでから帰れよ」
「えっ……」
阿部は篠岡の手をひいて部室へと歩いていった。
ずらりと並ぶ部室のうちいくつかはまだ電灯がついていて賑やかな声が漏れている。
いきなり人が出てきたらどうするのと篠岡は心配したが
阿部は気にする様子もなくずんずん奥へと歩を進めた。
部室の扉に付けられた南京錠を手早く外し中へ滑り込み、内鍵をかける。
そこでやっと篠岡に向き直った阿部は彼女の耳元に口を近づけ囁いた。
「誰かに見つかったらやべーから静かにな」
外からの光がわずかに入り込むだけの真っ暗な室内で
これから起きようとしていることに篠岡は緊張していた。
突然の事態に思考が追いつかない。
「なんつー顔してんの」
何の前触れもなく阿部は篠岡の脇に触れた。
「ひゃ……」
「!!」
思わず大声をあげかけた口を阿部は慌てて両手で塞ぐ。
そのままの姿勢でしばしじっとしてみるが、声を聞きつけた誰かがやってくる気配もない。
ごめん、と篠岡が小声で言った。
「おまえ脇ダメなんだな。おもしれー」
薄闇のなかで、阿部はいたずらっぽい笑みを浮かべていた。
左手で篠岡の口をぎゅっと押さえ左足を細い両足の間に差し入れてから、右手を再び脇にまわし
ブラウスの上からすっと撫であげる。
「んっ」
くすぐったい感触に声をあげて逃げたくなった篠岡だったが、
口は手で塞がれ身体は扉に縫い付けられていた。
たとえ喋れて動けたとしてもこんな所を誰かに見られたら問題になる。
されるがままでいるしかなかった。
いいようにくすぐられ続ける篠岡はだんだん身体の芯が熱くなるのを感じていた。
肌が粟立ち、背筋を走り回るぞくぞくが止まらない初めての感覚に怖いような気もしているのに、
阿部は何でもない顔をして反応を観察しているのを見ると少し悔しくなる。
口を押さえている手のひらをつっと舐めてやった。
意外な反撃に阿部はにやっと笑い、人差し指を篠岡の口に含ませた。
篠岡が武骨な指を丹念に舐めているうちに脇にあった阿部の手はおしりへと移動していく。
手が丸みにそってふうっと滑っていくだけでまた背中を痺れが走る。
「は……ぁっ」
指を噛んでしまいそうだったので急ぎ離すと、手のあいた阿部は両手で篠岡の双尻を責めた。
もう立っていられなくて阿部の肩にしがみつき、声を出さないよう懸命に耐える。
「ん、ん……っ」
ただ撫でられているだけなのに、身体中が熱くて仕方ない。
くすぐったいというより、気持ち、いい……?
やめてほしくて、もっと続けてほしかった。
「あ……は、ぁ、んっ」
恥ずかしい声が漏れてしまう口を、今度は唇で塞がれた。
吐息とともに開いたところから舌が侵入してくる。
阿部の舌は篠岡の口内を好きなように蹂躙し舌を絡め取り、唾液を混ぜ合わせると芯がいっそう震えた。
頭が、おかしくなりそうだった。

469 :
阿部の手はいつの間にか篠岡の胸を這っていた。
服の上から触れただけでもわかる敏感な箇所をつままれるときゅっと身体が跳ねる。
ぐっと全体をわしづかみにされても熱いため息が出る。
身体が勝手に反応するのを止めたいのに止められない。
篠岡はそんな自分が恥ずかしくて涙を滲ませた。
こぼれ落ちる雫に気付いた阿部が「どうした?」と小声で尋ねると
「はずかしい……」
篠岡にしてみれば正直な気持ちを言ったのに阿部には予想外だったようで、
ニヤリと笑って「まだまだ」と。
阿部は篠岡の身体をそっと部室の床に横たえる。
毎日出入りしている馴染みの場所なのに、電気もつけず
男の人の肩越しに見上げる天井は知らない所みたいだ、なんて篠岡は思っていた。
どこか遠くのほうで笑い声がした。
華奢な首筋にキスを落としながら膝を立たせ腿裏をさすっていくと
「はっ」という短い吐息とともに腰が浮く。
その動きは無意識ながら誘っているようにしか見えない。
阿部は篠岡の様子を見ながら下着に手をかけた。
とろんとした目には抵抗の色もない。
下着を抜き去り秘所に直接触れると、全身でびくんと反応がある。
そこは明らかに熱く滴っていた。
「すげ……」
ぼそりと呟かれた言葉は羞恥心を更に掻き立てるのに充分だった。
篠岡は阿部の首元に回した腕にぎゅっと力を入れた。
ちゅ、くちゅ、という水音と湿った吐息が狭い部屋いっぱいに広がる。
溢れ出てくる蜜をかき混ぜているうちに見つけた
篠岡が大きく動揺する突起を重点的に責めていく。
そこをこするたびに声にならない声があがる。
指を動かすスピードを徐々にあげていくとそれに呼応して
背中で組まれた腕に力がこもる。
「ゃ……も、やめ、お願……ぃゃ、あ、ぁ…………………!!!」
しがみついて大声を出さないように絶頂に震える篠岡を見ながら、
誰がやめんだよと阿部は窪みに指を滑り込ませた。
「!!」
興奮冷めやらぬところへ新たに注がれる直接刺激に篠岡はいとも簡単に再び追いつめられる。
「は、いや、だめ、だめ、やめて、やめてやめて、
 あべくんっ、──────────!!!」
声がいささか大きくなっていたが近づいてくる人はいなさそうだった。
くったりと弛緩する篠岡に入ったままの指を動かすと
んっ、と声がしてナカがきゅっと締まる。粘液が溢れる。
「やべー、挿れてえぇ……」
左手で篠岡の頭を抱き、阿部は己の欲望をストレートに口に出していた。
挿れる……? 何を?
篠岡ははっきりしない頭でぼんやり考えていた。
指だけでもこんなに気持ちいいのに、それ以上のものを挿れられるなんて……
未知の期待に頭の奥がくらくらした。
そして、気付いたら口が勝手に動いていた。
「いいよ、して……」
願ってもない申し出に阿部はまじまじと篠岡を見つめると
彼女はとろんとした瞳で見つめ返してきた。
ごくり、と喉が鳴った。
篠岡の膝を割り、間に身体を滑りこませる。
ジッパーを下げれば、痛いほど存在を主張しているヤツはすぐに飛び出すだろう。
目的の場所までは10センチもない。
─────でも。

470 :
阿部は、篠岡のはだけたお腹に額をこすりつけた。
外で脇を触られていた時、倒れそうなのを支えていた時からずっと
やられっぱなしだった篠岡のいい匂いに包まれる。
「……やんねー。スゲーしたいけど」
「阿部君……」
「いくらなんでもこんなとこでやるわけにゃいかねェ」
ぐりぐりと押し付ける頭を篠岡はそっと撫でた。
「そうだね……ごめんね」
「なんで篠岡が謝んの」
「私だけ気持ちいいんじゃダメだよねっ。
 ……今度は阿部君の番!」
篠岡は勢いよく起き上がり、つられて体を起こした阿部を壁に押しやり
足を投げ出して座らせ、広げた両足の真ん中に陣取った。
ベルトを外し、ボタンを外しジッパーをおろし……
慣れない手つきを阿部に黙って見つめられると余計に手が震える。
露になったソレに触れて篠岡は息を飲んだ。
指よりは太いと思っていたけれどまさかこれほどまでとは。
思いとどまってくれた阿部に心の中で感謝した。
両の掌でそっと包み込んでみるとぐっと反応がある。
硬い。そして熱い。
阿部は篠岡の手の上から手を重ねる。
篠岡がそれをぎゅうっと握ると、はっと息が漏れた。
促されるまま上下に扱くと阿部は悩ましげに目を細める。
初めて見る阿部の表情に思わず見とれていたら、視線に気付いた彼が嫌そうな顔をした。
「っ見てんじゃねェ……」
吐息混じりの呻きは本人の意思に反してひどく艶めいて、
篠岡の身体にぞくぞくっと甘く切ない波となり走り抜けた。
手を動かしたまま阿部の額に、瞼に、頬に耳にキスを落としていく。
くすぐったそうに受け止める阿部がただ愛しかった。
求められ唇を合わせ、舌も愛撫する。
阿部にもっと気持ちよくなってほしい、と篠岡は考えた。
けれど自分と違って脇は何ともないようだし、どうすれば……
篠岡は動かす手を緩め頭を下げていき、張りつめたそれの先端をぺろっと舐めた。
「うわっやめろ、……く、」
それはほんのり阿部の味がした。
全体を口に含むと硬さが増す。
ひととおり舐めたあと、咥えたまま手の動きを再開させる。
ちゅぽっ、ちゅぷっと音がするのが恥ずかしいけれど気にしていられない。
上から重ねられた阿部の手の動きがだんだん激しくなるにつれ
篠岡の口を外させようともしていたが、彼女は頑として離さなかった。
「やめろって! ……、……っ、……篠岡!!」
迸る液体を篠岡は喉で総て受け止める。
バカ、吐きだせよと阿部は慌てたが彼女はそれを無視し飲み込んでしまった。
「おまえなあ〜〜、」
阿部は呆れた声を出しながらも篠岡をぎゅっと抱きしめる。
「なモン飲むな! 大丈夫か?」
「ん……」
「なんでそこまですんだよ。おかしーだろ」
篠岡はぽかんとして阿部を見上げた。
「え、わからない?」
「わかんねーから聞いてんだろ」
「そっか。そーだよねっ」
それから篠岡はくすくす笑うばかりで結局阿部の質問には答えなかった。
「? ? ?」

471 :
施錠して再び部室を後にする頃には他の部屋はどこも人気がなかった。
ちょうどやって来た見回りの先生に何食わぬ顔で挨拶をしてすれ違う。
「ギリギリだったな」
「危なかったー。
 もうやめようね。先生に見つかったら大変なことになるよ」
「あー。今度はちゃんと場所考えるよ」
「そういう問題じゃありません……!」
はは、と笑って阿部は伸びをひとつした。
「篠岡はしたくねーの? 続き」
篠岡の脳裏にさきほどまでの行為が浮かび、身体の奥がじゅっと疼いた。
思い出すだけで震えてくるほど気持ち良かった、その先にあるもの─────
赤くなって黙りこくる篠岡を横目で見て阿部がふっと笑う。
「ま、あんま期待されても困るけどな」
「!」
更に顔を真っ赤にした篠岡は二の句を継ぐことができなかった。
空を見上げ阿部はちょっと不機嫌そうな声でぼそりと呟く。
「次は負けねー」
「……はい?」

正捕手とマネジを残してコンビニに向かった野球部の面々は
一向に追って来る気配のない二人のことはあえて話題に出さなかった。
内心渦巻くものがあったとしても。
(うまくいったかなあ)
(いーなーあべ!)
(不祥事起こさねーよう言っとかねーと)
(やっぱアベウゼー)
(あれだけの練習終わった後なのに元気あるなあ)
(びっくりした……)
(阿部、かあ)
(セーシュンしてんな)
(阿部君、と 篠岡 さん)
そうしてこの日はなんだかビミョウな雰囲気のまま解散となった。
(ったくあいつら……)

(どー見てもバカップルだな!)


 終わり

472 :
>>466-471
GJ!
脇くすぐったくない発言からこの流れは予想外だった
最後の9人もセリフだけでどれが誰の発言かわかるのがすげえ

473 :
GJ!
この寸止めっぷりがなんとも…

474 :
ドヘタクソ

475 :
GJ
また書いてください

476 :
GJです!!
チヨちゃんかわいいなあvV

477 :
自演乙

478 :
保守age

479 :
捕手

480 :
おお振り(笑)リアル野球マンガ(笑)作者の自己満(笑)

481 :
保守

482 :
捕手

483 :
保守

484 :
自給自足しようと思い、書いてみました
初めて文章に挑戦したので、ホントしょーもない出来かと…
気になった方は目を通してみていただけたらと思います
こういう↓初々しい二人が大好物なんです(*´Д`*)
篠岡、阿部、大学生
高校卒業後に付き合い始める(告白は篠岡から)
2人とも付き合うのは初めてで、エッチはまだ手探り状態
篠岡視点
初フェラ話

485 :
久しぶりのデート。
待ち合わせで顔を合わせて一番最初に言うことにした。だって絶対期待してる。あとになると言いにくくなるし…ね。
「あのね…今、生理中だから…えっと…今日はエッチ……できないよ」
会っていきなりそんな宣言をされて、阿部くんは少し不満そうながらも「んー…りょーかい」ってわかってくれた。
「今日は映画観て〜、ごはん食べて、ショッピングのコースだね♪」

洋服を見たくていつも以上にあちこち連れ回しちゃって、そういうの阿部くんは苦手だからすごく疲れさせてしまった。
「いっぱい回って疲れちゃったね。ごめんね。どっかでお茶しよっか?スタバ行く?」
「ほんといつ来てもデパートとか慣れねーよ、すっげ疲れたあ!……あのさ…休むの、うーんと、スタバとかじゃなくってさぁ…」
「ん?」
「だからさー………はっきり言うわ。ラブホ行かね?」
「!?!?!?」
「ラ ブ ホ !」
もう!聞き取れなかったんじゃなくて!
「ダメだよ!会って最初に言ったでしょ…今日はできないって…」
「休むだけ。休むだけ!やんないって。まじで!…ちょっとはイチャつくけどー」
「えー……」

486 :
阿部くんの押しに負けてというか、わたしも阿部くんに触れられたりキスして欲しくて(正直エッチはまだ痛いし少しこわい)───来てしまった。
お互いまだ実家に住んでいるからラブホは初めてじゃないけど、やっぱりこの独特な空間はエッチで、緊張でドキドキしてしまう。
薄暗い部屋でベッドを背もたれにして二人並んで座って、途中のコンビニで買った飲み物を飲みながら、しばらく大学のことなんかを話していたけど、やっぱりこの雰囲気の中では平静ではいられないのはわたしだけじゃないよね…?
会話が一段落して、我慢の限界というばかりに阿部くんがむさぼるようにキスしてきた。
「んんっ……阿部くんっ、苦しいよお!」
「…わりぃ。でも、会うの久しぶりだし、買い物中とかずっと我慢してたんだぜ」
「ごめん」
「謝んなって。それよりもっとキスしたい!」
二人きりになると阿部くんは普段からは想像がつかないくらいこどもみたくなる。このことはわたししか知らないんだよね。そういうのはすごく嬉しい。
「あ…ん…んっ……」
「んっ…はぁ…はぁ……」
キスしながら阿部くんの手はわたしの髪を撫でたり、洋服の裾から入ってきて、胸を揉む。すごく恥ずかしいけど、好きという気持ちが伝わってきて嬉しくて…気持ちいい。
「……あー…やべえ…」
「ど、どうかした!?」
「……勃っちった…すげぇキツイ…」
「えっ、えっ、どうしよう…わたしできないよ…生理中は嫌だもん…」
「…わかってる。そんな無理矢理とか篠岡が嫌がることはぜってーやんねえって。トイレで抜いてくる…つーか、それってすげームナシー…」
「わ、わたしっ、見ないからっ!離れてるからっ!阿部くんここでしていいよ」
「なんだよ!それもじゅうぶんムナシイって。…せめて篠岡のエロいかっこ見てやりてーよ」
エロい!? あ…確かに服はだいぶ乱れてしまっている。
「公開オナニーかよ…。 ……!!! あのさ、篠岡……く…ち…で出来ねえ?」
「へっ!?」
一瞬何を言われているのかわからなかった。
「口……フェラ…できねえ?」
「へっ!?」
「フェラ…無理? …だよなー。やっぱ気持ちわりーよな」

487 :
頭が混乱してる。雑誌のそういう特集で読んだりはしていたけど、いざ、突然、心構え無しにこういう状況になってしまって何がなんだかわからない。エッチはいつも受け身で、阿部くんにそういうことする自分をまだ想像したことはなくて。
ものすごく困惑したけれど、目の前の困った顔の男の子を放っておけない気持ちになった。
これって母性本能?阿部くんのことは大好きだし、気持ちいいことはしてあげたい。
「…やっ…て…みる……。気持ち悪くないよっ!阿部くんのこと大好きだから、そういうことは言っちゃやだ」
「えっ…あ…いや…サンキュ…。えーっと…まじで!? ホントにいいのかよっ!?」
「でも…初めてだからわかんない…。上手にもできないと思う…」
「そんなのいいって!篠岡がやってくれんのがマジで嬉しい」

488 :
阿部くんは立ち上がってゆるめにはいたジーンズのベルトをカチャカチャ外してる。
恥ずかしいし見たら悪いかなと思って目を逸らしてた。
あ…これからもっとエッチなことするんだった、と思い直して視線を移した。
「嬉しいんだけど、俺もすげー恥ずかしいんだからなっ」
ああ、どうしよう、かわいい…。
「無理だったらすぐ言えよ」
「うん…でも、気持ち良くなってほしいからがんばる」
「…あー…篠岡、すげー好き。サンキュ」
阿部くんがTシャツをまくって、ジーンズとボクサーパンツを下ろした。
大きくお腹のほうに勃起している阿部くんの…が目の前に現れた。
薄暗いからはっきりは見えないけれど、こんなに間近で見るのはもちろん初めてで…男の子の体って不思議だなーとドキドキした。
「…どう…すればいい…?」
緊張で声が震えてしまう。
「…んと…手…添えてさ……くわえられる…か? あっ!歯っ!歯立てんなよ!ぜってー!」
「うん…」
顔を近づけ手を伸ばす。緊張で手も震えてる。
そっと触れたらすごく熱くて、ピクンって動いた。
「…う…やべ……」とかなんとか小さな声が聞こえて、阿部くんの両手がわたしの頭に添えられた。
気持ち悪さは全く感じなかった。
でも、やっぱりどうしたらいいのかわからなくて躊躇してしまう。
「…無理…か?」
「無理じゃないっ!」
「強がってないか?」
「強がってないっ!」
あれ、なんか普段の軽い口喧嘩みたくなってる。
緊張が少し解けて“よっし!”って気持ちになった。


489 :
あー…改行とか…読みにくいっすね orz
今日はここまでー
不評なようでしたらもう書き込みませんので!
失礼しましたっ!

490 :
初挑戦乙!!
もちろん続きも待ってますよ。

491 :
続き待ってる
でもきっと、いつもの人が来て、いつものアンチレスする
筈だから、気にしないで投下してください

492 :
いいよーこういうの大好物!
続き待ってます!!

493 :
つまんね
つか別人過ぎる

494 :
>493
あ、いつもの人だ

495 :
つまんねしか言えねえバカはほっとけほっとけ


496 :
アニメの再放送が始まるらしいね
スレも活性化すればいいな

497 :
夢くさい話

498 :
夢くさいってのにはこっそり同意

499 :
保守小ネタ(アベチヨ/キャラ崩壊)苦手な人はスルー
「みんながいる時にいきなり名前で呼ぶからびっくりしたよー」
「あれは……油断した。ついいつものクセで」
「いつもって、私のことチヨって言うのなん て
 一、二回あるだけだよ、ね?」
「チッ……いつも頭ン中じゃあーなんだよ」
「え、ウソ……」
「ウソじゃねーよ。
 ……おい!? っどうしたんだよ。なんで泣いてんの」
「ん……ごめん、嬉しくって……
 もしかして、私が一番……阿部君に近い女の子、なのかなあ……っ」
「もしかしてもクソもねェだろ。これ以上どー近よれっつうんだよ。
 あー、もっと奥か? よ、っと」
「ふあっ、……何す、え、立つの!? ダメ、やめて、ケガしちゃうよ!」
「こんくらいでケガ、すっかよ。っし!」
「んっ、ああぁんっ、すごい、奥まで来てる……っ
 えっやめっ……、動かない、でっ、はっ、あんっ
 きもち、い、……ん、あ・あ・いや」
「いやがんなよ。いけよ。いーから」
「や……だめ、お、ろして」
「チ。仕方ねーな……後ろ向いて。もうちょい上、」
「っあぁんっ!」
「は、締まる……お前こっちから好きだよな」
「そん、な、こと……ぁ、はぁ、あ、あ、あ、」
「身体起こして」
「んんっ、やぁ、そっちも、触られたら、おかしく、なるのぉっ、
 くっ、はぁっ、ぁ、あ、ああああんっ」
「そろそろ出すぞ」
「うん、出して、ぜんぶっ、あ、あ、あっ! あ───────……!!」
◇ ◇ ◇
「……ねえ、阿部君。
 私たちって、何なんだろね。何してるんだろう」
「ああ? 何って」
「たまに会ってこーゆーことして、終わったら別れて」
「誰かに何か言われたのか?」
「何も言われてないよ。みんな優しいから助かってる」
「じゃあ……すんのヤなのか?」
「ううん、全然イヤじゃないよ! スゴク、き! キモチイイ……もん。
 ただ……ずっとこんなことしてていいのかなって、思う」
「……。
 深く考えんなよ。
 オレらはその時その時で自分にできることをやるしかねんだ。
 それが何だったかなんて、後になんねーとわかんねェだろ」
「……そかな」
「もし誰かにすんなっつわれたらもーしねェわけ?」
「そんなことないけど……阿部君に言われたら、もう」
「オレは言わねェな。お前はオレに言うのか」
「言わない……」
「何を心配してんだかわかんねェよ」
「……ホントだね」
「いーか、オレからやめるとはぜってー言わねェ!
 お前が保守する時は全部オレが相手する。
 そのかわりお前も他のヤツとすんじゃねェぞ!」
「う、うん、?」
「この話はもーいーな? さーもっかいすっぞ!」
「え? え!?」
「圧縮回避だ」

500 :
圧縮回避!

501 :
キモイ

502 :


503 :
関東でアニメ再放送きたね
続編とか映画とかやるの???

504 :
どっちもないんじゃないのか?
原作の進行が遅すぎだし、ある程度は話数がたまらんと無理じゃろうて。

505 :
とりあえず動くあの子達が見られるなら再放送でも幸せだな

506 :
>>466-471アベチヨ未遂編に続いて完遂編
キャラ崩壊、前置き長し注意
苦手な人はスルー
コミックス派の人も要回避
以下13レス

507 :
「ちーす」
栄口が挨拶をしながらグラウンドに入るとベンチでは阿部が着替えをしているところだった。
どこか上機嫌なようにも見える。
(これなら話ふって大丈夫かな)
「おはよー阿部、どーだった、昨日。うまくいった?」
「おはよ。まー半分てとこかな」
「半分〜? どーゆーこと?」
「負けた気すんだよ」
それだけ言って阿部はベンチを後にした。
アンダーシャツから顔を出した栄口の顔にハテナが出ている。
(勝ち負けのあることじゃないだろー。
 先に告白したほうが負けてる感じするとかって奴かな。
 そっかー、阿部の方がすごく好きだったのか。
 ……? そう、なのか?
 ま、うまくいったんならいーけどさ!)
栄口がついに部内でカップル誕生かあ、なんて
呑気に思っていたのは朝練が始まる前までの話で
午後練が終わる頃には雲行きが怪しいことに気付いていた。
練習中にイチャつくようなことをしないのは予想してた通りだ。
それにしても二人の間に距離がありすぎる。
近付くことはおろか、目を合わせることもない。
それは誰かに冷やかされるのを警戒してというより……なんだろう。
一足先に帰宅の途につく篠岡の後ろ姿を見て栄口はぽんと手を打った。
そうだ、阿部を警戒している。
帰り道、阿部にこっそり声をかけてみた。
「昨日何かやらかした?」
阿部は少し驚いた顔で栄口を見たが、すぐに視線を外しぼそりと言った。
「やっぱ避けられてんのかな」
「(ん? 心当たりないんだ?)照れてるんじゃないの?」
「そーは見えねーだろ」
「だねぇ。
 何か怒らせるようなことでも言った?
 (阿部のことだから無意識にキツいこと言ってそうだよ)」
「いや(そもそも話らしい話もしてねー)」
「(へえ)がんばってんね」
「あー、もしかして昨日(挿れずに)途中でやめたのがマズかったか?」
「(告白を?)なんでやめたの?」
「そら……(ゴムの)準備もねーし」
「(心の)準備ねー、いきなりっぽかったよね」
「あんなコトになると思ってなかったからな」
「でもそーゆー雰囲気になったんなら全部言っちゃわないと」
「最後まで行ってよかったのか?」
「そーだよ! 女の子に言わすなって。
 ……ん? どーかした?」
「(挿れていいって)言われたのに拒否したぞ」
「(なんだ篠岡も阿部のこと好きなんじゃん。心配することなかったな)
 それは怒られて当然だろー。ヘンな意地張ってないで言ってきなよ。
 (好きだーとか愛してるーとかさ)」
「だな。うし! 今度はちゃんとヤってやる!」
「はは、がんばれー(告白ひとつでスゴイ気合いの入れようだなー)」

その後、買い食いするべく立ち寄ったコンビニのある一角で阿部はふと足をとめた。
後ろを歩いていた花井がぶつかりかける。
「っと、いきなり立ち止まんなよ」
「わり」
すぐ阿部が立ち去った後、彼が見ていたであろう商品の小箱を見つけて花井は顔をしかめた。
「んなカッコのまんまで買うんじゃねーぞー野球部員!」

508 :
ピリリリリリリ
自室のベッドの上で寝転がり物思いにふけっていた篠岡は
なんの前触れもなく鳴りだした着信音に飛び起きた。
ケイタイのサブディスプレイに表示されているのは『音声着信:阿部隆也』の文字。
メールすら来たことがなかったのにいきなり電話、
それも想い人である阿部から!
2日前までの自分だったら小躍りしかねない状況だけれど今はそういう訳にもいかない。
何の用事だろう。
昨日の話か今日の話か……どちらにしろ避けたい話題だった。
あれからずっと考えてるのにどうしたらいいかまだ答えが見つかっていないのだ。
逡巡しているうちに着信音はやんでしまった。
留守録に切り替わった様子。
いきなり訪れた静寂にほっとしたような、残念なような。
ケイタイを握りしめながら心の中で謝っていると再び電子音が鳴り響いた。
また無視することは、できない。
震える指で通話ボタンを押した。
「……もしもし」
『あ。阿部だけど』
「はいっ。さっきもかけてくれてた? ケイタイ近くに置いてなくて。ごめんね」
『いーよ。今電話しても大丈夫か?』
「うん」
小さな嘘に安堵したような声で返され、胸がちくりと痛んだ。
『メールにすればよかったのかもしんねーけど返事待ってらんねーから』
「朝早いもんね。まだ寝なくていいの?」
初めて聞く電話越しの阿部の声は耳元で囁かれているようで少しくすぐったい。
『すぐ寝るよ。
 や、眠れそうになかったけど篠岡の声聞いたら眠くなってきた』
「えっ、どして?」
『なんか安心したっつうか。今日お前オレのこと避けてただろ。
 ちゃんと電話に出てくれてよかった』
「さ、避けてなんかないよ! たまたま喋んなかっただけ」
『そーか?』
「うん!」
篠岡はケイタイを持ったままベッドの上で丸くなった。
布団に頭を押し付ける。
ごめんなさい。今日逃げててごめんなさい。
『まーいーや。また明日な』
「えっ、何か用があったんじゃないの?」
『忘れた。なんかもーどーでもよくなった』
「あははっ、何それー」
阿部の低い声は耳からすうっととけ込んでくる。
固くなっていた気持ちがほぐされていくような気がした。
「阿部君……」

509 :
『ん?』
「今日電話してきてくれてありがとう。私も、声が聞けてよかった」
『なっ……んだよ』
「照れてる?」
『ッ照れてねーよ!』
「ふふっ。
 私ね、阿部君の声って好きだなぁ。よく通るよね」
『……でけーだけだろ』
「グラウンドの外にいても聞こえる大声もいいけど
 こうやって普通に話す声も好き」
「お前なあ……。よくそー恥ずかしいことをポンポン言えんね」
「だってホントのことだもん!」
『〜〜〜〜っ、篠岡ぁ……』
ほら、そんな風に名前を呼ばれたらもうたまらない。
身体の奥がじんとしてくる。
熱くなる。
流される。
名前を呼ばれると震えるよう条件付けされそう……
はっ。
ダメダメ、それは絶対ダメ!
…………。
そうじゃなくて。
阿部君との距離が近くなるのは嬉しいけどちょっと困る。
どうせ私のことは何とも思われてないんだから。
『来週……試験休み入ったら、うち来ねぇ?』
「! ………………む、無理」
『なんで? 勉強するだけだって』
「ホントに勉強だけ?」
『たりめーだろ』
「信用できない。ダメ」
『はあ? 信用って何で決めつけんだよ。
 ンな判断できるほどオレのことわかってんのかよ』
「阿部君のほうこそ私のこと何にもわかってないよ。
 何とも思ってないのにそーゆーこと言うのやめて」
『どーゆー意味だよ』
「そのまんまの意味です。阿部君て結構天然だよね。
 明日に響くからもう切るね。おやすみなさい」
『オイ、待』
終話ボタンを連続で押して電源も切ってしまった。
沈黙したケイタイを握りしめて篠岡は声を押しして泣いた。
近付けたような気がしたのに本当はちっとも近付けてなんかいない。
下手に体温を、声を知ってしまったから簡単に忘れることもできない。
前にも後ろにも進めずに、ただうずくまって泣くしかなかった。


510 :
「ちーす」
栄口が挨拶をしながらグラウンドに入るとベンチでは阿部が着替えをしているところだった。
その背中を見ただけで、何かよからぬことが起きたのだろうと容易に想像できた。
(あれ、失敗したかな?)
「おはよー阿部」
「はよ」
それだけ言って阿部はベンチを後にした。
ピリピリしていてとてもじゃないけどその後のことを聞ける雰囲気ではなかった。
一方篠岡は……いつもより元気に見える。
(もしかしたらカラ元気なのかもしれないけどオレが口出しする問題じゃないしなあ。
 ……うん、がんばれ、阿部!)

「なー栄口……あの二人どーなってんだ?」
数日後、みんながどこか気にしつつも避けてる話題を密かにふってきたのは苦労性な主将だった。
「最近喋ってるとこ見てねんだ」
「うん。でも周りがとやかく言うのもね」
「つってオレも待ってたけどここずっとおかしなままだぜ」
「そうだよねえ……」
昼休みの始まりとともに自分の席で弁当を広げようとしている阿部に花井が声をかけた。
「今日ちょっとミーティングしてーから1組で食おーぜ」
「は? あー」
主将・副主将の計三人でのミーティングはたいてい7組の教室で開かれていたが
阿部は別段構わないといった風で弁当箱を手に席を立つ。
いつも何かというと乱入してくる水谷のところには
珍しく巣山が来ていて、一緒に雑誌を見ながら昼飯を食べようとしていた。
阿部の後ろをついて教室を出る間際に花井がサンキュ、とそっと手をあげれば
目だけをあげた巣山は無言で小さく頷いた。
「巣山君今日はこっちで食べてたんだ」
「そーだよー、一緒に本見てんの」
「ちス」
篠岡が声をかけると額を寄せてひとつの雑誌を見ていた水谷と巣山は揃って顔をあげた。
「これからグラウンド出るの?」
「うん、ちょっとだけね」
「オレら手伝えなくてごめんなー」
「ううん、みんなは身体を休める大事な時間だもん! じゃ、いってきまーす」
「あのさ、篠岡、」
水谷がほんの少し上ずった声で、立ち去ろうとしていた彼女を呼び止めた。
「えと、何か困ったこととか、辛いことあったら言ってくれよな。
 絶対力になるから。オレ篠岡の味方だから」
唐突な申し出に彼女はちょっと驚いて、それから眉を下げて笑った。
「ありがとう水谷君。でも大丈夫だから心配しないでね!」
きっちり閉められていった扉をしばらく見つめていた水谷だったが
ひとつ息を吐くといつもの顔で笑った。
「頑張りやさんだねーうちのマネジは」
「……ホントだな」
黙々と草をむしる篠岡の頭の中は悔しさで一杯だった。
自分の気持ちは表に出さないと決めていたはずなのに
みんなに知られて案の定ヘンな雰囲気になって気を遣わせて。
気安く触ったりするから。
流されたりするから。
逃げ回ったりするから!
ブチブチと草を引っこ抜く手にどんどん力がこもる。
だいたい阿部君だってヒドイよ!
「何とも思ってない相手とあんなことできちゃうんだもん……」
聞く者のいないグラウンドにぽとりと落ちた言葉は篠岡の胸を二度深く抉った。

511 :
休み前最後の練習を終えた後、忘れ物と下手な言い訳をしてひとり校舎へと向かった。
1年の階は人影もなく真っ暗な中で7組の電灯だけが煌煌と廊下を照らしている。
教室の中では、メールで呼び出した張本人がひとり自分の席に座ってノートに何か書き込んでいた。
人の気配に顔を上げた篠岡が阿部を見つけにこっと笑う。
「おつかれさま!」
「おつかれ。それは?」
「練習内容をまとめてるの」
肩にかけていた荷物を降ろし、阿部は篠岡の前の席の椅子の背もたれに腰をかけた。
丁寧な字で書き込まれたノートを覗き込みながら笑って言う。
「テスト近いんだから勉強しとけよ」
「あはははっ、そーだね!」
会話が途切れる。
向こうで廊下を走る足音が近づいて遠ざかっていった。
篠岡が、下を向いたまま話しはじめた。
「阿部君……この間のことはなかったことにしてほしいの」
「ヤだね」
「即答!?」
「なんでなかったことにしてーんだよ」
「だってマネジだもん……ひとりの選手と特別な関係になれないよ」
「もう既に全員に知られてんスけど?」
「でっ、でも”まだ”だもん! まだ間に合うでしょ?」
阿部は椅子を出して背もたれをまたぎ、篠岡の正面に向かって座った。
そして、ノートの上で固く握りこまれている彼女の両手を上から包むように掴む。
双方ともひやりとした冷たい手だった。
びっくりした篠岡は顔をあげることもできない。
「忘れられんのか」
顔はどんどん赤くなり、汗も吹きだす。
耳元で囁かれる低い声に、全身が粟立つ。
「なあ、篠岡」
───流される!
篠岡は椅子を引いて逃げようとしたが手をしっかりと握られ立ち上がることはできなかった。
「部活のことを一番に考えんのもお前らしいけどな」
ふっと笑いながら呟かれた言葉に、篠岡は首をふる。
涙が出そう。
「そんなんじゃないよ……自分のことしか考えてない」
手が熱くて頭がぼんやりして、言うつもりのなかったことまで喋ってしまう。
「あ、阿部君といると……辛いの」
阿部の眉がぴくりと揺れた。篠岡はうつむいたまま言葉を続ける。
「声が聞けたり話ができたりするだけで浮かれて、
 でもそのたびに現実を突きつけられて……
 前まではそれでも我慢できてたよ、瞑想の時だって絶対隣にならないようにしてたもん。
 なのにこうやって簡単に触ってくるから。
 私はまた勝手にひとりでドキドキして、ばかみたい……!」
「……ドキドキしてんのは、お前だけじゃねェけど?」
篠岡は握られた手をはっと見つめた。
「わかるだろ、オレの手も」
「…………あつい」
顔をあげた篠岡は初めて阿部と目を合わせた。
お互いに顔が赤い。
「ど、して?」
「好きだから」
「嘘。」
「お前も即答すんね」
「だって……見てたらわかるもん」
「やあ、まあ……今朝まではそーだったかもしんねーけど」
阿部は汗をかきつつ視線を明後日の方へと泳がせた。

512 :
───本日の昼休み、1組の教室。
休み明けの練習メニューについて話し終わる頃には各自弁当を食べ終わっていた。
あっさり空になった弁当箱を片付け一息つくとおもむろに花井が切り出す。
「オレらはいつもかなりキッツい練習してるよな。
 集中してなかったらケガもしかねねー」
「そらそーだろ」
「もし集中できない理由があるとすれば取り除かねーとな」
「何が言いてーんだよ花井、回りくどい言い方すんな」
イラっとして眉間に皺を寄せる阿部を花井と栄口がじいっと見つめた。
「は? オレか!? オレが何だよ」
「正捕手クビにするわけにいかねーからな」
「……お前らマネジやめさすつもりか!」
一瞬で気立った阿部に気圧されそうになりながらも主将は踏ん張った。
「っ、心当たりあるみてーだな。すげかえがきかねーと思うんなら今の状況何とかしろ。
 一言も喋らない、近づきもしねーなんておかしーだろ。みんな心配してんだぞ」
「…………。
 オレは何もしてねェよ。話しかけようにも避けられてんのはこっちだ」
「電話はどう?」
「一回だけ出たけど後はずっと繋がらねー」
「お前……一体何したんだよ」
「だから何もしてねーっつうの。ムシロこっちはぬ気で我慢したのによ。
 チッ。ンなことになんなら最後までやっときゃよかったぜ」
阿部の吐き捨てたセリフに花井の眉が吊り上がった。
「ああ!? お前らもしかしてそんなことでモメてんの?
 うっわ心配して損した、勝手にやっとけ」
「え? え? どーゆーこと?」
話についていけなくなった栄口に首をふり、
時計を見ながら弁当箱を片手に腰を浮かせた花井は憮然とした表情の阿部に畳み掛けた。
「お前な、無責任なことはすんなよ。
 不祥事はぜってえ起こすな! みんっなに迷惑かかるんだからな。
 それと!
 篠岡のこと好きならもっと大事にしろよ」
「……は? 誰が篠岡のこと好き?」
中腰の姿勢で固まる花井は信じられないものを見る目つきで阿部を眺めた。
「阿部と篠岡は付き合ってんだろ?」
「えっ、これから付き合うって話じゃないの??」
「はあ???」
三人の周りをハテナが盛大に飛び交っていた。
「付き合ってねーし別に好きでもねーよ」
根本的な所から話がかみ合っていないことが露呈した。
座りなおした花井が汗をかきながら小声で言う。
「……やったんだろ?」
「ゴム持ってなかったから寸前でやめたけどな」
「持ってたらしてたのか」
「おう」
「好きでもねーのに!?」
「あー、こだわるとこソコか?」
呆気にとられ言葉もない栄口の隣で
花井はふてぶてしい正捕手を殴りたくなるのを懸命に耐えていた。
握りこぶしがプルプル震えている。
気を取り直して今度は栄口が尋ねた。
「あのさ、阿部。嫌いなわけじゃないんだよね?」
「そらまあ。話してても楽しいし、つーかあの声聞いてるだけでなんか安心すんだよな」
「ずっと一緒にいたい感じ?」
「あーそんなかもな」
「はっ。ノロケかよ」
「…………あ?」

513 :
阿部は篠岡の手を持ちあげ、机に肘をついた。
「いくらオレだって何とも思ってねェヤツに体触らせたりしねーよ」
言いながら目を伏せ、白く細い指に唇を寄せる。
撫でるようなキスで一本一本丁寧に慈しんでから人差し指を口に含む。
「ぁ……」
暖かく濡れた粘膜に包まれ柔らかい舌で愛撫されて首筋を甘い痺れが走る。
すぐ目の前で阿部に自分の指を舐められている──その光景は扇情的で
視覚からも篠岡を煽った。
思わず顔をそむけると、窓ガラスに映った自分と目が合う。
目はうつろで口は開いて、ひどくイヤラシイ表情をしていて恥ずかしさがこみ上げてくる。
「いや……やめて……」
弱々しい声で懇願してみても阿部は行為を止めようとしない。
「お願、い、阿部君……っ」
無理矢理ふりほどこうと思えばできるはずなのに体が動かない。
「や……。ここじゃ、だめだよ……」
ぎゅっと目をつむり声を絞り出す篠岡を見て阿部はにやっと笑い
わざと音をたてて口を離した。
「どこならいい?」

翌日、部活動停止初日。
阿部は篠岡を自宅に連れ込むことに成功していた。
「あの、阿部君、お家の人は……」
「この時間は誰もいねーから安心しろよ」
「っ、それ違うから!」
部屋に入った途端につかまえようとのばしてくる阿部の手を
篠岡は必にガードしていた。
「阿部君の頭の中はソレしかないの!?」
「仕方ねーだろ、どんだけ我慢したと思ってんだ」
「だからって最初の日からいきなりなんて」
「延ばしても、我慢する量が増える上に発散できる部活もねーから溜まるだけだぞ」
阿部が篠岡の手を絡めとり、一歩近付いた。
手をとられたら勝敗は決したも同然だった。
繋がる指先から互いの熱を感じる。
「……できるなら誰でもいいみたいっ」
「アホ。他の女なんか考えたこともねーよ」
「他に選択肢ないもんね」
「選ばないって選択肢もあった。
 はい次は? 他にはもうねーの?」
「っ、え、えっと……」
「往生際がわりーねェ」
二人の距離がなくなった。
ぎゅうううっと力一杯抱きしめられ、篠岡は一瞬気が遠くなる。
好き。阿部君、大好き。
ぎゅってしてくれて、嬉しい。幸せ。
ずっとこのままでいたい────
阿部の背中にまわした腕に力がこもる。
「……オレいまお前の心の声が聞こえたような気ィすんだけど」
「あ?」
「この期に及んでコレで済まそうってんじゃねェだろうな!?」
阿部が自分にへばりついた篠岡を引きはがそうとするが
背後で手をがっちり組まれていて離せない。
「やー! このままでいいよー!」
「ふざけんなよてめえっ」
阿部は篠岡の脇へと手を滑らせた。
「っひゃああぁあん!?」
「今日はちょっとくらい声出しても平気だかんな」
嬉しそうに言って篠岡の耳元にキスを落とした。

514 :
「ふぁ……」
無防備な脇を阿部の指がさすると篠岡は髪の毛が逆立つような感覚に襲われた。
手は脇から背中へ、背中からうなじへと滑りざわざわと波を起こす。
緩慢な動きにより少しずつ増幅された波はやがて身体の隅々にまで滲み渡り
飽和した熱が唇から吐息となり溢れ出した。
ほんの少し身体を離れさせ瞳を合わせ口付ける、一連の動きは滑らかで自然で淀みなかった。
まるで何度も繰り返されてきたようで。
「阿部君……慣れてる?」
「なわきゃねェだろ……」
脱力したように阿部は篠岡の肩に額を乗せた。
短い沈黙の後、そのままの姿勢で阿部が呟く。
「オレとすんのそんなにヤなわけ?」
「えっ。あの、えと、ごめん。違う、違うよ。
 …………怖い、の」
阿部が顔を上げると今度は篠岡がうつむいた。
「なるべく痛くねーようにします……」
「そ、それもあるけどっ。
 ……私マネジなのにこんなこと」
「やっぱソレ気にしてんのか。あんな。
 ここはグラウンドじゃねェから選手もマネジも関係ねーよ!
 ……野球やってねーオレに興味はねェっつうんなら話は別だけど」
「わ!私、野球してる阿部君もしてない阿部君も好きだよ!」
阿部はちょっと驚いた表情で篠岡を見つめ
篠岡はみるみる赤くなっていく阿部に驚いた。
手で隠して顔を背けたけど耳まで赤いのがわかる。
「……どしたの?」
「や、初めて言われたから」
「え!? 言ってなかった?」
「大声と普段の声が好きしか聞いてねー」
「あっごめんっ、ごめんなさい!
 あの、私は阿部君が好き、です、
 キャッチャーしてる姿は文句なしにカッコいいし、打席に立つ姿勢もステキで
 教室での雰囲気はまた違ってよくて、でもホントは」
頬を染めて勢いよくまくしたてる篠岡をもっと顔の赤い阿部が止めた。
「お前オレをす気か」
ぎゅっと抱きしめて深く深く口付けした。
篠岡をベッドに横にならせ、さあここからどう攻めていこうかと思案する阿部は
まず気になっていたことを聞いてみることにした。
上から覆いかぶさるようにして鼻と鼻とを突き合わせる。
「あのさ。この間はそんなに抵抗してなかったよな。あれはなんで?」
「え……え〜〜〜〜」
篠岡は視線を避けるように横を向いて手で頬を押さえた。
「……もう何も、考えられなかった、から」
ごにょごにょと呟かれる答えを聞き、阿部はニヤリと笑う。
「────わかった」
何が?という言葉は耳に這わされた舌によって嬌声へと変わった。
阿部の手が、指が舌が触れるたびに篠岡はいちいち震えた。
身体中が熱い。
いつの間にか服を脱がされ、火照った素肌が外気にさらされて気持ちいい。
阿部は篠岡の下着に手をかけたまま止まっていた。
「……阿部君?」
「は。いや、……お揃い、かわいーな」
密かな期待を込めて選んだ一番のお気に入りを褒められて篠岡はくすぐったかった。
と同時に、それを実際に阿部に見られているのだと思うと今さら羞恥心がこみ上げてくる。
「あんまり見ないで……」
「篠岡もかわいーよ」
私もされそうです──!

515 :
下着も総て取り払われ、覆う物のなくなった箇所を隠そうとする手もあっさりと外された。
恥ずかしくて彼を正視できなくて、ぎゅっと目を瞑っているのに
”見られている”ことをひしひしと感じる。
どこにも触られていないのに撫でられているような気がしてくる。
身体全体がじっとりと汗ばんでくる。
何これ────!?
重い空気に耐えられなくなり瞼をあげると、それに気付いた阿部と目が合う。
「阿部君……」
「スゲー真っ白だな」
肋骨をなぞるように指が滑る。
そっと触れてくる手付きはどこかで覚えがあるような気がした。
片手で胸を掬われもう片方の頂は吸われ吐息が漏れる。
触れられた部分から身体の内部へと熱が伝播する。
奥が疼く。
「あっ、……は、ぅん」
阿部の背中に手を回して、篠岡は彼がまだ服を着たままなことに気が付いた。
自分は身ぐるみ剥がされてるのにこれはおかしい。
シャツのボタンを外そうとすると阿部が顔をあげた。
「阿部君も脱いでっ」
口を軽くとがらせ拗ねたように言う篠岡の頭をがしがしとかき混ぜてから
阿部は一気に服を全部脱ぎ捨てた。
男の子の裸なんて見慣れてるはずなのに想い人のそれは特別だった。
どうしよう、すごいドキドキする。食べちゃいたい……
上半身を起き上がらせた篠岡が彼の喉、鎖骨にキス。
頭を下へと滑らせていったところで、されるがままだった阿部ははっと我に返った。
「あぶねー」
「ふぇ?」
篠岡は押し倒され、両手と唇とで胸から脇、臍を責められた。
身体が大きく跳ねる。
「んっ、あっ、あ、や・あぁあっ」
あちらこちらからやってくる快感の波にたやすく翻弄され、声が抑えられない。
脇にあった手が腰骨をなぞり太腿へと降りてゆく。
膝を丸く撫でたかと思うと膝裏に指が入りまたぴくんと身体が揺れた。
そのまま膝を立てられ腿裏から内腿へ────
もしかしたら雑に扱われるのではと不安だったけれどそれは全く杞憂のようで
彼の大きい手はどこまでも優しく心地良い。
そういえば、彼の道具はいつもよく手入れされている。
これまでの阿部に対する認識はもしかしたら間違っているのかもしれないと篠岡は思い始めていた。

516 :
「ゃあんっ!」
いきなり中心の突起をつままれ出た大声に思わず手で口を塞ぐ。
「我慢しねーでいーから。声、聞かせろよ」
「阿部君……んんっ、あ、あぁ」
溢れる蜜を掬って芯をこねられると身体が勝手に跳ねる。
「はぁ、あ、ぁ、あぁ……ん」
汗もかいてるし髪もグチャグチャだろうしひどい顔してると思う、けどもう
そんなの構ってられない、だってもう何も、考え────
「あ、あ……あああぁぁあ!!!」
篠岡は阿部の首にすがりつき、二度、三度大きく痙攣した。
少しの間を置いて阿部の指がゆっくり割れ目をなぞると背中に回る篠岡の腕に緊張が走った。
そっと、そーっと深みへと沈み込んでいく。
「力抜いて」
小さく首をふる篠岡を見て阿部は彼女の耳元へ口を寄せた。
「篠岡、……あーそうか。これも使えンな。
 怖がんねーでいーから。大丈夫だよ、篠岡。しーのーおーかー」
普段より数割増の甘い声で囁かれ、篠岡の背中がぞくぞくっと痺れる。
「……あ、遊んでるでしょ阿部君〜〜〜!」
「だって篠岡スゲェかわいーもん」
阿部君て、阿部君ってこーゆー人だった?
浅く出し入れされる指に翻弄されながら篠岡は軽く混乱していた。
「はっ、ん、あべく、んんっ……!」
「しのおか」
「……ん、あ、あ、ああぁあんっ」
阿部がやっと手を止めると、篠岡は息も絶え絶えにくたりとしていた。
「、挿れていーか?」
「ん……うん……」
トロンとした目つきの篠岡の頬をそっと撫でて、阿部は彼女の立てた膝を割った。
熱くとろけるそこに避妊具を装着したモノをあてがい、はぁっと息を吐く。
「クソ、緊張する」
「…………………ふっ」
ぼそりと落とした阿部の言葉に、篠岡は吹きだすのをこらえていた。
「!?」
「ごっ、ごめん、何でもないっ」
「……何だよ」
「ホントに何でもないよ!」
「気になるだろーがあ! いーから言えよ!」
阿部が力任せに胸を揉みしだくので篠岡は堪らず降参した。
「やっ、あぁんっ、言う、言うからっ。あのね……リラックスしたい時は」
「わかった。もーいー、言うな」
額を抱える阿部はあらぬ方向を指差す篠岡をもう片方の手で制止しながらも
つい癖で左前方に目をやってしまう。もちろんそちらには誰もいない。
「ちげぇだろ。それじゃなくて……」
軽く舌打ちして阿部は胸を隠すように置いていた篠岡の手をとり、掌と掌を重ね合わせた。
篠岡は、阿部の言った”好きだ”の言葉をホントのところあんまり信じていなかった。
ダテに長い間片思いしているわけではないから彼が自分を見ていないことなんて身にしみてわかってる。
ここ数日はガン見されてたけどそれは男の子特有の欲望からなんだと。
でもこの手から伝わる熱さは信じられる気がする。
指を絡めぎゅっと握るとそれよりもっと強い力で握り返され、
心配することなんて何もないような気がしてくる。
「阿部君……」
「一気にいくぞ」
小さく頷くのを見て阿部は狙いを定め、一息に貫いた。
「────────っ!!」

517 :

篠岡に総てをおさめた阿部は達成感で暴発してしまいそうだった。
ここに至るまでの我慢もグダグダも全部吹き飛ばすほどの圧倒的な破壊力。
今すぐ出してしまいたい。というか、出る。
でも深呼吸してなんとか落ち着かせる。
そして、苦痛に眉を歪ませる篠岡を見て息を呑んだ。
目尻に涙を溜め、冷汗で栗色の髪が青白い頬にはり付いていた。
篠岡が額に触れる手に気付きゆっくり目を開けると、
そこには心配そうに自分を見下ろす阿部の姿があった。
「大丈夫か、篠岡」
「……うん。だい、じょぶ、だよ」
「無理すんなよ」
「阿部君……ありがとう」
たおやかに笑う篠岡に阿部は言葉を失くし、その細い身体をきつく抱きしめた。
篠岡も腕をあげて阿部を抱きとめる。
繋がった箇所がひどく熱い。
「ごめん、もー我慢できねェ……!」
篠岡の返事を待つより先に阿部は動きだしていた。
最初こそ遠慮がちだったもののそれは瞬く間に激しさを増し
肌のぶつかる音と水音と二人の息遣いが荒く高く広がっていく。
もう止められなかった。

「……っはぁ、は、はぁっ」
篠岡は灼けるような痛みと全身を揺さぶる衝撃にひたすら耐えていた。
身体はとても辛いけれど、自分のお腹、一番深い所から阿部の存在を感じることができて
満たされた気分でいっぱいになる。
阿部君、あべくん…………
篠岡は半ば無意識に両手を阿部の顔にのばした。
こめかみを伝う汗と熱い息に直接触れる。
阿部は動きを止めることなく、顔を傾け篠岡の手に唇を沿わせた。
眉間に皺をよせ伏せられていた目がゆっくりと開き、篠岡を射抜く。
「…………篠岡、」
「あべく、ん、は、あ、あ……ん」
次第に痛みだけではない感覚がじわりとこみ上げてくる。
篠岡の声は艶めき頬は上気し、締め付けがきつくなり阿部は加速する。
「や、あ、あっ、あぁんっ」
疾走の果てはすぐにやってきた。
数学の公式を唱えるのにも限界がある。
阿部は身の内にこもる欲望を残らず吐き出した─────


518 :
ずるりと引き抜いた自身にべったりと赤いものが付着しているのを見て阿部の顔面が白くなる。
「わり……だ、大丈夫か」
篠岡からの返答はない。
彼女はぼんやりと天井を見上げている。
「オイ、篠岡?」
心配そうに声をかける阿部の方を見ることもなくゆっくり身体を起こし
血の付いたティッシュに目をやり……
「わあっシーツ汚れてない!?」
いきなりだけれど普段の篠岡に戻って、阿部はこっそり安堵した。
「付いてねーから安心しろよ」
「よかった〜ごめんね」
「謝んなよ、篠岡が悪いんじゃねェんだから」
「う……ごめん」
「謝んなっての!」
阿部の大声に篠岡はきゅっと肩をすくませた。
その様子を見た阿部の顔に困惑と後悔の色が浮かぶ。
「ちげえよ……
 〜〜〜〜〜っ。
 ……オレのせいだろ」
顔を背け辛そうに吐露する阿部の頬を両手ではさみ、篠岡は強引に自分へと向けさせた。
「これくらい何でもないから。
 それよりも阿部君とできて嬉しかったよ、私はホントに阿部君のことが好きだから」
篠岡ははにかみながらチュッと阿部にキスをした。
そしてぎゅうっと抱きしめる。
「大好きだよ、阿部君」
阿部は返事の代わりに力強く篠岡を抱きよせた。
「でも、あの……今日はもうしないでもらえると嬉しいんだけど」
再び大きくなっていたモノが篠岡にあたっていて阿部は苦笑する。
「わーってます」

「……。
 ね、ソレ……どーするの?」
「どーもしねェ! ほっとけ」
「でも……また私のせいで我慢させちゃって」
「はあ? お前関係ねーだろ」
「……関係ないの?」
「イヤ、ヘンなイミじゃなくて、その」
「だよね」
「ぅわっちょ待てオイ、
 コラ触ん、ヤメ しの………… !!!」


519 :
「ちーす」
栄口が挨拶をしながらグラウンドに入ると阿部はトンボを持ちグラ整をしていた。
どこか上機嫌なようにも見えるのは、久しぶりの部活だからというだけではないんだろう。
(うまくいってるみたいだな)
トンボを片手に阿部の隣に並ぶ。
「おーす。テストどーだった?」
「おー、まーあんなもんだろ。
フツーに勉強してりゃ誰だってできるよ」
これまでは野球部員みんなで集まってわいわいテスト勉強するのが常になりつつあったけれど
今回それに阿部が顔を出すことはなかった。
まあせっかくカノジョができたわけだし? 邪魔するのも悪いよな、と
示し合わせて声をかけなかったのだが田島あたりは
「なんでー? しのーかも一緒に来りゃいーじゃん!」
などとケイタイ片手に言うもんだから周りは抑えるのに必だった。
二人がうまくいったのなら苦労の甲斐もあったと栄口がしみじみしていると
そんな事情など全く知らない阿部はのんびりと言う。
「次はそっちに混ざるかなー」
「え、なんで?」
「あんなうまそうなモンが目の前にあって勉強に集中できるわけねェだろ。
 つったって勉強しねーとスゲエ怒るしさ。生しだぞ」
「尻に敷かれてんだ」
「クソ。やられたままじゃいねーからな。
 弱点は掴んでんだ、じっくり時間をかけて攻略してやる」
少し黒いが実に楽しそうな顔で阿部が笑うので
この二人はうまくやっていきそうだと栄口は安心した。
「こんちはー」
「ちわー」
「ちわ」
いつもの練習風景が戻ってきていた。

グラウンド上の二人はあくまでも一選手とマネジで、
ここでしか知らない人だったらきっと気付かないくらいに
阿部はミハシ一辺倒で篠岡にとっては部員みんなが等しかった。
栄口はある時花井に、教室でもあんな感じなのかと聞いてみたら
それを横で聞いていた水谷が「それがさー」と複雑な笑みを浮かべ割り込んできた。
「昼休みは阿部寝てるし篠岡外出てるから別々なんだけど
 その他の休み時間はいっつも一緒に喋ってるよ」
「へえ」
「でもずーーーっと野球の話! たまに言い合いになってると思えばそれも野球絡み。
 もー勝手にしてって感じだよー」
「あの阿部の話についてけてるってだけでオレはソンケーする」
「どー見ても友達か仲間! あれでホントにつきあってんのかって」
水谷の言葉に栄口と花井は思わずちらっと顔を見合わせた。
「あー……まー、そーだな」
「それでいーんじゃない?」
「えーナニ? 何かあんの?」
「なんもねーよ! ホラさっさと着替えろよ、先行ってっぞー」
ヘンな想像をされるより野球バカだと思われてた方がずっといい。
それが二人の選んだ作戦なんだろうなと思う反面、
もしかしたら素でやってる可能性もかなり高そうで
自然と笑みがこぼれるのを抑えられなかった。

終わり

520 :
ドリーム小説乙

521 :
捕手

522 :
投手

523 :
>>519
いいよーGJです!
読んでてニヤニヤしちまったw

524 :
まさにドリーム小説
キャラの名前をすげ替えても違和感なし

525 :
>>519
乙&GJであります。

526 :
おお、続き投下されてた!
>>519 GJ!
篠岡に嫉妬乙w

527 :
アベチヨの時だけ現れるアンチさんは阿部厨?

528 :
昼休みの空き教室に来た阿部君は少しだるそうな顔をしていた。
「阿部君、いきなり呼び出してごめんね」
「や、別に。ところでアンタ、誰だっけ?」
「やだぁ、同じクラスの[>>520][>>524]だよぉ。手紙の方にも名前書いてたんだけど」
「ワリィ、見てなかった」
ぶっきらぼうに言って頭をかく阿部君の不器用な優しさをあたしは見逃さなかった。
名前も見ないなら断ったっていいはずなのに、それでも阿部君は来てくれた。
これって、あたしの思いが手紙からでも伝わってたからだよね?
「で、用事って何?」
「あ、あのっ」
緊張で声が上擦るけど、がんばらなきゃ。ここが勝負よ、がんばれ[>>524]!
「阿部君のこと、ずっと見てて・・・好きなの。つきあってください!」
言えた、言えたよ!あたしがんばった!
でも阿部君からの返事は相変わらずぶっきらぼうで。
「ワリィけど、今は野球のことしか考えらんねーから。それにオレ、アンタのことよく知らねーし」
「これから知ってくれたらいいの。それに、篠岡さんとはよく話すじゃない」
「ありゃあウチのマネジだからな。話すのなんて当たり前だろ」
なに言ってんのお前、とでも言いたげな目で阿部君が私を軽く睨む。こんなところで負けてられない!
「じゃあこれからあたしとも話してよ」
「何の話すんの?オレ野球の話しかするつもりないぜ?さっき言っただろ、野球のことしか考えらんねーって」
「野球、は、よくわかんないけど・・・でも覚えるもん、甲子園はあんまよくわかんないけど」
「ふーん」
甲子園、の一言で阿部君が軽く眉間にしわを寄せた。
もしかして怒らせちゃったのかな、と思っていたら阿部君の唇の端が上がる。
「じゃあアンタ、夏の県での優勝校言える?オレが攻略に必要だって言ったらデータ全部取る気ある?
それにうちの部、テスト前の休み以外は朝5時から夜9時まで練習だから暇なんか全然ないけど?
それとも、アンタとつきあったら甲子園行けんの?」
少し子供っぽくむきになったような言い方に、あたしはつい吹き出してしまった。
「何笑ってんの」
「あ、ごめんね。だって阿部君が夢みたいなこと言ってるから。今年出来たばかりの野球部が甲子園とか」
またちょっとおかしくなってくすくす笑ってたら、阿部君の表情が更に不機嫌そうになった。
「アンタ、一体オレの何見てんの」
冷たい声に、いっぺんであたしは凍りついた。
「本気で甲子園行こうと思って練習してるのはオレだけじゃねえんだよ。
アンタが笑ったのは野球部に関わってる人ら全員だ。それもわかんねえンなら二度と話しかけないでくんねえ?」
阿部君が背中を向けて出て行こうとしている。待って!
「待ってよ!話聞いて!」
「一生懸命にやってるのを嘲笑うようなヤツと話すことなんかねえよ」
阿部君は廊下に出ると後ろ手で乱暴に教室の戸を閉めた。鼻先で激しく戸がぶつかる音がする。
あたしはふられたんだというショックでぐらぐらする頭の隅で、冷静にあることに気づいた自分がいた。
「阿部君、あたしの名前も名字も呼んでくれなかったな・・・」
ごめんね>>520>>524がドリームドリーム言ってるから叶えてあげたかったんだけどこんな結果でごめんね
文章内の[]の中に勝手に自分の名前入れやがってくださいね
「一生懸命書いてるのを嘲笑うようなヤツと話すことなんかねえ」のにつついちゃってごめんね

529 :
>528 盛大にGJ!吹いた!謝る必要なんかない。

530 :
>>507-519
GJ!
エロシーンもエロかったし
阿部と栄口のずれてる会話も面白かった

531 :
下手くそ

532 :
一応マジレスすると、自分はパロディの醍醐味は
どこまでそのキャラらしく書けるかだと思ってる
これ書くとエロさせてる時点でキャラ崩壊だとか
言ってくるバカがいるけど、だからといって
そのキャラらしく書かなかったらパロの意味はない
で、ここは自由に書き込みが許される場所
自分は下手くそだから書くな、とは言ってない
ただ感想を述べてるだけ
批判が怖いならサイトに閉じこもって書いてれば?と
思うよ

533 :
キャラ崩壊だとは思わないから何にでもへたくそと書くあんたが不愉快。
書いてる職人は自分なりに似せてるのにその努力を無視する批評は批判だと思う。
合わないなら読むな、スルーしろという日本語もわからないなら二度と書き込むな。

534 :
じゃあ自分で書いてください!
阿部厨はもっともらしい理由書いても言い訳にしかみえないです。

535 :
>>532の基準なんか聞いてないしどうでも良いよ
合わなくてもスルーしろって話
楽しめる人間が集まるスレなんだけど?
毎回スレにはりついてアベチヨに悪態ついて気持ち悪い。

536 :
ごちゃごちゃうるせー奴が多いな。
黙って>3読め。話はそれからだ。

537 :
アベチヨの何が気に入らなくて叩いてるんだろうね。

538 :
下手くそだから

539 :
お手本うpマダー?(・∀・)っ/凵⌒☆チンチン

540 :
>>539 お手本じゃなくてすまん。
>>528が好きでつい真似したくなった。すぐ書けたので投下。ドリームを
知らないので別物かもしれんがアベチヨ風味で。合わない人はスルー願います。

教室から野球部の集団が出て来た。その列の最後で、阿部君と三橋君が廊下で喋っていた。
本当にこの二人は仲が良い。いつも阿部君は愛想は良い訳じゃないし、三橋君に対する
態度は怖いけど、絶対に何か特別な感情があると思うとニヤニヤしてしまう。
「さっきのモモカンの言ってた練習やっから、明日準備しとけよ」
阿部君が確認して、三橋くんが頷く。
今日はミーティングの日で、練習は無いらしい。
「じゃ、オレ用事あるから」
うん、と頷いて、三橋君は他の部員たちの後を追った。この二人でお出かけしたりする訳じゃ
ないんだと思うと残念だった。
せっかく阿部くんがフリーなので、私は声をかけることにした。
「阿部くーん」
めいっぱい、可愛い声を出す。体育会系の男子は、甘えん坊の女子に弱いからだ。
でも、阿部君は目だけこっちを見る動きをして、「うす」と会釈しただけだった。
シャイなんだから、と嬉しくなる。
「部活終わったの?」
「そーだけど」
「じゃあ一緒に帰らない?」
「……えっと?誰?」
「えーヒドー。そーだよ−同じクラスの>>538だよ」
阿部くんは席順を思い出そうとしているらしく、首を捻っていた。今だって見える席に
座って、しょっちゅう観察してるのに、気付いてないフリなんて可愛い。
「阿部君は三橋君しか視界に入ってないもんねー」
私にはお見通しなんだから。阿部くんの好みも何もかも、把握してる私が一番
阿部君にはお似合いの女の子だ。
「……お前キモイ」
阿部君の怖い目。私の観察眼に驚いてるに違いない。
「じゃあ、好きな女の子いるの?」
三橋君命でガチホ○の阿部くんが、女子に興味ある訳ないじゃない。
「関係ねーだろ。オレ、約束あるから」
「えー」
私は理解者なのに、と腹が立つ。なんなの、この男。
阿部君は私を置いて、逃げるように駆け出した。追いかけたかったけど、日頃野球部で
鍛えている阿部君に追いつける訳が無い。途中で見失ってしまった。
せっかく、喋れるチャンスだったのに……。>>538ってば、ドンマイ。
トボトボと学校内を歩いて、一年七組の教室に戻ることにした。せっかくだから
阿部くんの机から何か今日の記念に貰って来ようと思って。あんなに喋ったんだから、
ただのクラスメイトじゃないしね。
教室のドアに手をかけると、変な音がした。人が居る。
「阿部君、ダメ」
「なんで」
苦しそうな……阿部君の声。相手は女子だ。
「人が来るから、ダメ。あ、こら……ぁん」
なにこの、変態じみた声。男に媚びて気持ち悪い。

541 :
「コレ、誰の?」
「え……っ?や、やだ、あ!」
声に思わず身を乗り出して覗いてしまった。見るんじゃなかった。よりによって阿部君が
野球部のマネージャーのシャツに手を入れている場面がバッチリ目に入った。
下着から貧相な胸を取り出して、阿部君がそれにキスをする。なんで、あんな女に。
男になら誰にでも愛想良く笑うビッチじゃない。阿部君オンリーの私とは違って、
外面ばっかり良くて他の女子とも和気藹々、青春ごっこして忌々しい女。
少し可愛いと思って、たいしたとりえもないのに男にチヤホヤされて勘違いしてるのだ。
「俺のだろ?」
「ちがうもん……」
阿部君の顔がますます近づいて、あの女の乳房に吸い付く。ダメ、とか言いながら
あの女、全然嫌がってない。なんなの。
「ん……っ、ね、だめ、阿部くぅんっ」
「可愛い。篠岡のおっぱい、俺のだろ?」
「バカ」
「俺のだろ?」
「……うん……」
私はその場で倒れそうになった。気持ち悪い。阿部君は三橋君か、私しか似合わない。
怒りで気が変になりそうだった。
「ね、お仕事あるから、止めよ?」
「データの?俺手伝うから、さ。いーだろ?」
「だめです。データ作成はマネジの喜びなの。西浦が勝てるように……もう、ダメ。
阿部君、おしまい」
「そーいう篠岡だから好きなんだって。どーしよ、責任取って」
「阿部君なら、もっと他に素敵な子と付き合えるでしょ。なんで私なの?」
>>538って知ってるか?」
「誰?あ、もしかしてウチのクラスの?」
自分の名前を阿部君が口にしたので、心臓が飛び出るかと思った。
「さっき廊下で会ってさ、スゲー気持ちわりぃの。水谷たちが、オレのことニヤニヤ
しながら見てる女がいるって言ってたけど、女なら誰でも良いって訳じゃねーなって
自覚した。篠岡は知ってる?」
「うーん。普通に挨拶すれば返してくれるよ。凄く漫画が好きだって、他の女子から
聞いたことある。その話の時だけ、凄いテンション高くて驚いたって」
「あー、そんな感じか。なんかズレてるよな」
「え。阿部君がそんなこと言うの?」
「なんだよ」
「野球のことしか頭に無い人だもんー。十分ヘンだよ」
「篠岡だってそーだろ。打席のモノマネクイズ、ノリノリで出題する女初めて見たぞ」
「みんな判らないのに、阿部くん全部当てたでしょ」
「あんな特徴あるのに判らない方がおかしいんだって。それに俺、趣味は野球だけ
じゃねーぞ」
「なに?」
「篠岡」
きゃあっという悲鳴が上がって、その後は静かになった。ヒソヒソ声とか、荒い呼吸とか、
耳に入ってもただ通り過ぎていく。
おかしい。
こんなことは絶対あってはならないのに。許されることじゃないのに。
阿部君は三橋君を愛してるけど、唯一心を許せる異性の立場は、この私>>538なのに。
あの女が憎くて、憎くて、憎かった。

以上。1レスで済まなかったので2つに分けた。

542 :
アホすぎ

543 :
>>538>>542 即レスありがとうw 

544 :
>>543
乙wwwwwwwwwwww

545 :
>>543
おつwwwww
久々にまとめ読んだら禿げ萌えた。投下してくれる人いつもありがとう

546 :
>>543
なあ、ほんとに面白いと思ってやってんの?
荒らし構って居つかせてるだけだって気付かないの?
むしろこれじゃ543自身が荒らしだよ

547 :
546の意見も分かるけど、自分はパロ読めれば嬉しい。面白いし。
荒らしが自分語りするくらいならもっとやって欲しい。

548 :
>>546
まともな意見の人がいてホッとした
荒らしは構わないのが基本なのに
なにやってんのと思ったよ

549 :
スルーしてもしなくても荒らされるなら、荒らしでも二次創作に繋がるなら
書いて欲しいし読みたいです。保管庫には入れにくいかもしれませんが。
アンチが書けば書くほどアベチヨが増えていくなら厨返しになるんじゃないの?

550 :
とりあえずsageを入れて専用ブラウザを導入して
アベチヨアンチのレスが来たらNGにつっ込んでスルーしようか
アンチは消えろと言っても来るんだからこっちが自衛しようぜ

551 :
>>549
荒らしをネタにしたSSなんて面白いとは思えないし見たくありません

552 :
延々しのーかの悪口を書かれるよりずっと良い
合わなきゃスルーするし

553 :
荒らしをネタにしたSSつまらんやめろと書いてるのが
いつもの阿部千代アンチじゃなきゃいいけど

554 :
SS投下は自己満足なんだよなぁ。
うぃき管だが、荒らしをネタにしたSSはスレの趣旨違いということで
管理人は801SSと同じく保管作業しません。
いや、入れるべきだという住人はじゆうに追加してほしい。
まとめにいれられたからといって削除は行いません。

555 :
>>554
乙です

556 :
>>552
篠岡の悪口は誰も言ってない件

557 :
>>554 乙です!
>>556 今まで何度もあべちよ投下の後にあったよ

558 :
すげー伸びてると期待して来てみれば……。
おまいら、なにしてるんだよorz
>>554
乙です。その方針でいいんじゃないかと。

559 :
なにこの上から目線

560 :
>>554
乙です
常識的な対応に感謝します

561 :
荒らしドリームSSは保管しないだけで投下は個人の自由。

562 :
>>557
なかったよ
どれだけ被害妄想強いんだ

563 :
本人乙 篠岡厨を叩いてるからOKだとでも?
荒らしてるのは同じなんだから二度と来るなwwwww
しつこいんだよ阿部厨は素に帰れ

564 :
次は>>562の夢小説だなw

565 :
流れをぶった切って申し訳ないのですが、
有名なコピペを貼っていくスレを見ていたら
よいネタがあったので、叶と瑠里に置き換えて改変してみました。
下ネタはあるけどエロはないです。
元ネタが好きな人はごめんなさい。

566 :

地元小学校で一緒だった頃、
「髪をストレートにしたいなら、熱いお湯で髪を濡らしたあと乾かさずに寝ればいい」
と教えたことがあった。
「嘘言わないでよ」と瑠里はつっ返したが、
次の日ゴーゴンみたいな髪型で登校して来た。

瑠里は、俺の些細な嘘にもよく騙された。


校舎も離れて、お互いに顔を合わせるのが少なくなった中学時代。
ある休日の練習試合に、簾が弁当を持って来ていた。
話を聞くとどうやら瑠里が作ったものらしい。
「俺はゆで卵が好きだ」
「特に、レンジで温めた即席のゆで卵が美味い」
弁当を一緒に食いながらそんな話をした。
後日、「今朝、瑠里がレンジを爆発させた」と簾から聞いた。

本当にイジり甲斐のある性格だった。


なんだかんだで付き合いが続いていた高校時代。
試験期間中のある朝に出くわした瑠里は、
「どうしても古文の活用変化の同じ所でつまずく」と俺がこぼすと
急に耳の悪くなった俺のために道すがら「あなる」を連呼した。大声で。
返ってきたテストは、なかなかイイ点数だった。
自分のことのように喜ぶ瑠里に今度は俺がアナルについて口頭で詳しく教授した。
平手打ちをくらったけど。


今日、
俺に心を傾けて、大事な時もそうでない時も俺と一緒にいると
いかに幸福になれるかについて、瑠里に熱弁を振るった。
瑠里は今回も俺の口車に乗ってくれた。

今、ニヤけ顔が直らない。

567 :
終わり。
エロは次の機会に頑張ります。

568 :
こうやってスレのレベルは下がっていくんだろうな

569 :
>>568じゃあ上がる作品をお願いします

570 :
暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう

571 :

なつかしいw

572 :
突発性タジチヨ エロナシ


「しのーかーーーーー!」
朝一番に篠岡を見つけた田島が飛んできた。
「オレオレ、今日たんじょーび!」
「うん知ってるよっ、オメデトオ!」
「プレゼントちょーだい!」
「えっ、ごめん何も用意してないよっ」
「じゃあ、ん!」
目を閉じて口を突き出す田島にきょとんとする篠岡。
「ちゅーでいーぜ!」
「……ええっムリだよ!!」
「えーオレ今日誕生日なのになー……チェー」
うつむいた田島に篠岡は罪悪感を覚えた。
「あああのゴメンナサイ……」
「じゃーほっぺたでいーよ!」
「へ?」
「こっちならいーだろ! な! 軽くでいーから!」
「ええ……」
「してくれたら今度の試合ゼッタイ打つからさ!」
「〜〜〜〜っ、……がんばってね?」
田島の頬にそっと篠岡が顔を近づけ、
触れるか触れないかの距離まで来た時に
田島はくるっと顎を振った。
チュッと音をたててキス完了。
「ごっそさーん!」
軽快な足取りで田島は去って行き
その場に取り残された篠岡は固まっていた。
「たじまあぁぁ!!!」
四番は切り込み隊長を始めとした野球部員から袋叩きにあい
監督からも自力金剛輪を喰らったが大満足な笑顔だった。
その場にへたり込んだマネジは真っ白になってしまい
いつまでも風に吹かれていた……

573 :
>>572
見える…その夜の田島が。GJ!

574 :
……ホモ?

575 :
捕手

576 :
アニメ再放送中!
(TBS金曜深夜 MBS木曜深夜)
暗めアベチヨ
ごめん(ガッカリさせるからあやまっとく)



今日の練習試合、最終回の大量失点はひとつのエラーから始まりました。
リードを守りきれずサヨナラ負けしてしまったことに対して
責任を感じ落ち込む抑え投手を立ち直らせるのも
正捕手である阿部君の大事な役目です。
でも本当は。
敗戦の責任を誰よりも痛感しているのは阿部君です。
皆が帰った後も部室に残り、敗因を分析し同じミスを犯さないよう対策をたてます。
それが終わるとやっと今日の試合も終わり、
ゆっくりと心もクールダウンしていきます。
そのお手伝いが、マネジである私の役目です。
スコアもノートも筆記用具も全部放り投げて足を伸ばし壁に背を預けて
ふーっと長いため息を吐いて目を閉じた阿部君。
ずっと隅っこでただ見ていた私は、一拍おいてから彼に近寄り
脇に、向かい合うように座ります。
だらんとおろされた左手をそっと両手で包みます。
今日も一日かんばった手を撫でているうちに堪らなく愛おしくなり
そっと持ち上げてキスをしてしまいました。
いくらキスしても何の反応も抵抗もないのをいいことに、
人差し指を舐めてみます。
短い爪や固くなった指先から指の股のほうまで舌を絡め這わし吸います。
その次は中指、そして薬指。
順番に全部の指を舐めるつもりだったんですけど右手で頭をぐいっと下に押されたので
名残惜しいですが指とはお別れです。
目の前にきたベルトに手をかけ、前を寛げます。
阿部君のソレが既に少し大きくなっているのは疲れているせいでしょう。
よく知らないけど、そーゆーものらしいです。
先端を舐めてから、ゆっくり全体を口に入れました。
阿部君は一言も喋らないので、どこを、どうしたら気持ちがいいのかとかは
教えてくれないけど、たまにぴくっと揺れたり短い吐息を吐いたりすることがあるので
少しは感じてくれていたらいいなと思うのです。
すっかり硬くなったところで阿部君が私の身体を引っ張り上げます。
私は自分で下着を下ろし、阿部君の上に跨がります!
次回、『プレイ』、
せーの、ナイバッチー!!

577 :
さすが予告ネタバレ娘
GJ

578 :
早口のしのーかで脳内再生されたw

579 :
次回期待!

580 :
とうとうこんなんまでやらかしたか
キチガイ

581 :
続き待ってますw

582 :
GJ

583 :
保守

584 :
保守

585 :
保守がわりに本スレ見てて浮かんだ即興小ネタ
もし阿部弟が西浦に来てたら
アベチヨ(成立済)
エロなし


「阿部くーん、シュンくん見なかった?」
「あ? 見てねーな」
「そっか。カントクが呼んでるんだけどどこにいるのかなー」
「知らね」
「ありがと、じゃーねー」
「あー待て篠岡」
「あ?」
「お前さァ。オレのことは名字なのにであいつだけ下の名前で呼ぶのはおかしーだろ」
「……え?」
「オレも名前で呼べよ」
「えぇ〜〜〜……よ、呼んでるよ?」
「やってる時だけな」
「だっ……ダメだよ、恥ずかしいよっ」
「ならあいつも名字で呼べ」
「もームリ言わないで!」
「キャプテーン、キャッチャーの人がマネージャーをいじめてまーす」
「あァ!?」
「うわっ逃げろっ!」
「あっ待ってシュンくーん、カントクがねー」
「……チッ、二人とも逃ぎゃーがって。後で覚えてろよ」
「あ、阿部君、楽しそう だね」
「はあー!?」
「ははは、三橋も言うようになったなァ」

586 :
GJ!

587 :
キャラ崩壊過ぎる

588 :
逆にしのーかの妹が来たら「千代」って呼ぶのかな?

589 :
そろそろageておく。

590 :
>>588
いーね、千代呼び
姉妹でマネジはないだろうけど

591 :
>>588
しのーかの妹の名前が気になるところだ

592 :
その前に三橋たちが阿部をタカとかタカヤとか呼ぶ日がくるのだろうか?

593 :
保管庫見て気付いたんだけど、1スレ目と2スレ目が載ってた
誰がしてくれたか知らないけど、GJ!

594 :
本当だ。載せてくれた人乙。
でも2スレ目のアベモモって片方パクリ疑惑出てなかったっけ?
ttp://www14.atwiki.jp/okieroparo/pages/346.html ←こっち。

595 :
ログあげてくれた人、本当に乙!
>>594の、2スレ目のアベモモの件、ログ確認した。
3スレで、一部丸写しってたれ込みがきて、
何人か確認した、と言ってる。
パクリ確定ってことでいいみたいだ。

596 :
>>594-595
3スレの頭までしか確認してませんでした。すみません。
2スレメニューからは消しましたがこちらから該当ページの削除はできません。
できる方よろしくお願いします。

597 :
「寒いねー」
凩が吹きすさぶ中、練習場へと向かう阿部に背後から声がかけられた。
篠岡が小走りでやってきて隣に並んで歩く。
「さみーな」
「ケガしないように気をつけてね」
「おお」
他愛無い会話を続けるうちにグラウンドの入り口が見えてくる。
ふと会話が途切れた時に篠岡が笑顔で言った。
「そーだ、阿部君今日誕生日なんだよね。おめでとう!」
「……おー、サンキュ」
阿部は前を向いたまま笑って答えた。
心なしか顔が赤いのは篠岡も同じだった。

少し離れた場所からそんな二人を覗く集団があった。
「……。
 これさ、前にも同じよーなことあったよね」
ぽつりと呟かれた水谷の言葉に他が反応する。
「え、そんなことあったの?」
「そういえばあったな。今年の春だろ」
「ああ、篠岡の誕生日ってこと? へー」
栄口の質問に答えたのは巣山だった。
呆れ顔の花井がそれに続く。
「オレも見た。
 はっ。半年以上たってんのに進展ナシかよ」
「クッソ───
 いっそくっついてくれりゃいーんだ────っっ」

598 :
そういえば誕生日か。おめ

599 :
板のルールも平然と無視か
だからアベチヨ厨は嫌いなんだ

600 :
いつものキチガイ阿部廚は
これだから嫌いなんだよ
今まで即日だったのにコメ遅くなったなーw

601 :
この板はエロパロ板です
エロもないオナニー駄文書きたければ
創作発表板へどうぞ

602 :
そういう○○厨って言い方まじで嫌いなんだよね。

603 :
流れを変えたい人はSSを書いて投下し続ければ
非エロもアベチヨも埋もれて見えなくなるし
スレも活性化されていいと思うよ! がんばれ!!

604 :
こっそりと>>601に同意
この板はエロパロ板だからそこはちゃんと
考えて欲しいな

605 :
誕生日に何も無いよりずっと良いよ
過疎ってるから嬉しかった人間もいるので念のため

606 :
女の子に萌えにきたのに誰と誰が付き合うかと言う女子高生の噂話レベルでがっかりした。
それでもエロければ読めるんだけど、生ぬるい少女小説みたいなのは微妙。

607 :
女の子に萌えって決めるな

608 :
自分の萌えは他人の萎え
他人の萌えは自分の萎えって言うし
いろんなものがあっていいと思う

609 :
>>608
>って言うし
誰が言ったw

610 :
いろんな話があってもいいけど板のルールは守ってね

611 :
アニメ化 セカンドシーズン来春決定保守age

612 :
保守

613 :
アベモモ(陵辱)
練習後、百枝は阿部に呼び出された場所へ行く。
百枝「どうしたの阿部君、こんな所に呼び出して」
阿部はもじもじしながら頬を紅くしている。
百枝「もしかして、愛の告白だったりして(笑)やだ〜困っちゃうな〜」
百枝は冗談っぽく明るく言った。
阿部「あのっ、俺」
もじもじしていた阿部が言葉を開く
阿部「そのっ・・・ニヤリ」
それまで戸惑っていたかのように見えた阿部の表情が急に歪んだ笑みの表情に豹変する。
百枝「な、何?」
百枝は初めて見る阿部の表情に寒気が走った。
阿部「その前に監督に確認しておきたい事があるんですけど、部活動って連帯責任ですよね?
例えば俺が暴力事件を起こしたら俺が悪くても部員全員の責任になる。そうですよね?」

614 :
百枝「そうだけど・・・それがどうかしたの?」
阿部「いやですね、実は俺見てしまったんですよ。こんなものを」
阿部は百枝の手に裏返した写真を渡す。百枝がその写真を確認するとその写真に驚愕した。
百枝「なっ、ど、どうしてこれを」
百枝が確認した写真は夜の店に入店する百枝だった。
阿部「いくらバイトの為とはいえ、野球部の監督がこれはまずいんじゃないっすか?」
百枝「ち、違うの。これは、借金があって、それを返すために仕方なく」
阿部「だったら風俗嬢になればいいじゃないっすか?監督なんかやめて」
百枝「そ、それは」
阿部「あんたがやった事は真面目に練習してる俺達への裏切り行為です。
これが世間に公表されたらあんたはもちろん、俺達も風俗嬢監督の選手だって目で見られるんですよね〜」
百枝はうつむく。
百枝「(確かにこれは私個人の問題。それに阿部君を巻き込むのはおかしな話だわ)」
百枝「阿部君、ごめんなさい。全て悪いのは私。私の不幸に阿部君達まで巻き込むわけにはいかない。
私、野球部の監督やめるわ」

615 :
阿部「おっと、誰もあんたにやめてくれなんて言ってませんよ。」
百枝「でも、私、このままじゃみんなに迷惑かけるから」
阿部が温和な表情になる。
阿部「さっきも言ったでしょ。連帯責任だって。あんたが人に言えない秘密を抱えてるなら俺と共有すりゃいいじゃないっすか」
阿部が優しく百枝を抱きしめる。
百枝「阿部君」
百枝は一瞬驚いたが、すぐ安堵の表情を浮かべる。
それも束の間。阿部の表情が歪んだ笑みを浮かべ百枝の尻を鷲掴みにした。
百枝「きゃっ、ちょっ、阿部君、何をするの?」
阿部「連帯責任っすよ。あんたが人に言えない秘密があるなら俺も今から秘密を作る。これで俺達は共犯っす。」
百枝「何を訳の分からない事を言ってるの。離しなさい!」
阿部は百枝の乳を鷲掴みにしもみしごく。
百枝「ちょっ、いやっ、やめてっ!」
バシッ!
百枝が阿部を平手打ちする。

616 :
阿部「いてっ、酷いな監督。俺はただ他の野郎共がした事をしようとしただけじゃないっすか」
百枝「阿部君、何を言ってるの」
阿部「それともスケベ心丸出しのハゲオヤジには自分の体は許せても、俺には許せないって事っすか」
百枝「そういう事を言ってるんじゃないの!あなたがしてる事は犯罪なのよ」
阿部「そうっすか。もういいっすよ。ではさよなら」
百枝「あっ、待って!」
阿部「何すか?」
百枝「その、写真はどうするつもりなの?」
阿部「そうっすね、何しろ今俺は、信頼していた監督が実は風俗嬢でしたって事実がショックすぎて相当おかしくなってますから、
間違ってインターネットでバラまくなんてやってしまうかもしれませんね。」
百枝「や、やめて!」
阿部「でもあんたが俺のこの傷心した心を慰めてくれたら心の傷も癒えるかもしれません。」
百枝「何をすればいいの」
阿部「な〜に、他の野郎共にした事を俺にもしてくれりゃいいだけの事っすよ」
百枝「そ、そんな」
阿部「俺はどっちでも構いませんよ。俺の傷を癒してくれるか、それともネットアイドルになるかはあんたが決めればいい。
ただ俺も気は長くありませんから、後10秒以内に決めてください。10、9、8」

617 :
百枝「ま、待って、する、するから、だからこの事は内緒にして」
阿部「分かりましたよ。じゃあ早速真っ裸になってください」
百枝「分かったわ。でも恥ずかしいから脱ぐまで向こう向いててくれない?」
阿部「散々自分の体で男を快楽に溺れさせて来た変態が今更何処女みたいな事言ってんっすか」
百枝「違う、私はそんなんじゃない」
阿部「いいから脱いでくださいよ。ほら、早く」
百枝「うぅ」
百枝は渋々全裸になる。
百枝「は、恥ずかしい。あまり見ないで」
阿部「ははっ、嬉しいくせに恥ずかしがってる振りしてムード出そうとしてるんっすか。おもしろい人だな」
百枝「違う!」
阿部「まあどっちでもいーや」
阿部が百枝の胸を鷲掴みにする
百枝「いやっ、痛い」
阿部が百枝の乳を揉みしごきながら、乳首を嘗め回す

618 :
百枝「あっ、いっ、痛い、お願い、もっと、優しく」
阿部「何してんっすか。普段はもっと乱れまくってるんでしょ?今日もそうしてくださいよ」
百枝「お願い、せめてもっと優しく」
阿部「娼婦が何言ってんっすか。」
阿部はしばらく百枝の体を弄んだ。
阿部「そろそろ本番行くか。そらっ」
阿部はいきなり強く入れ、腰を強く振る。
百枝「ひぎぃ、痛い!痛い!」
阿部「痛い痛い言ってないで少しは感じて見たらどうっすか、普段みたいに」
百枝「痛い!お願い!もっとゆっくり動いて!」
百枝は懇願するが阿部が受け入れるはずもなかった。
阿部「そろそろ出すかな。中に出しますよ」
百枝「えっ、嘘でしょ」
百枝は急に血の気が引いた。
阿部「嘘じゃありません。俺はいつだって本気ですよ。」
百枝「嘘、やめて、駄目!中は駄目!」

619 :
阿部「そら、行きますよ!」
百枝「駄目!中は駄目!」
阿部「そら」
阿部は百枝の膣内に射精した。
百枝「酷いわ、中は駄目って言ったのに」
阿部「変態のくせにわざわざ処女ぶらなくていいっすよ。まあいいや、今日は帰ります。また明日頼みますよ」
百枝「えっ、明日って?」
阿部「まさか今日だけとでも思ったんっすか?今後ずっとっすよ。何しろ連帯責任っすからね。今後もよろしく頼みますよ。監督」

620 :
正月から乙w

621 :
保守

622 :
保守

623 :
(´∀`∩)↑age↑

624 :
捕手

625 :
2巻までしか読んでない自分が投下してみる。
合宿所シチュな。

パシャっと水の跳ねる音が浴室に響く。
このままじゃのぼせちゃう。もうそろそろ出ようかな・・・。
浴室のドアを開けて、篠岡は脱衣所に出た。
ほてった肌に扇風機がほんのり涼しくて気持ちがいい。
「あー、涼しい・・・ストレッチでもやろうかなぁ・・・」
独り言を漏らしながらタオルを身体に巻いたその瞬間。
ガチャ
「「え」」
ありえない音がした。
ガチャ? 何、ガチャって。
篠岡は、おそるおそる背後にあるドアの方へと視線を向けた。
「・・・・・・あ、阿部くん・・・!?」
「・・・・・・ワリ。まさかいるとは思わなかった」
「・・・い、いえ。出てってくれればそれで・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
阿部は無表情に篠岡をじっと見つめて微動だにしない。
「あの、どうしたの・・・・・・じゃないっ、早く出てってーー!」
阿部に背を向けてしゃがみこんだ。
何、何なのこの展開。最悪!!
「ごめん」
謝罪の言葉と同時に、ドアがパタンと閉まる音がした。きっと帰ったのだろう。
途端に安堵感が湧き出てきて、ふぅ、と息をついた。
「あー、びっくりした、もう・・・・・・って何でいるの!!!」
「・・・いや・・・」
改めてドアのほうに視線を向けると、そこには帰ったはずの阿部がいた。

626 :
あろうことか、こちらへヒタヒタと近づいてくる。
じりじりと追い詰められて、気がつくと私の背中は壁にあたっていた。
「・・・いえ・・・じゃないよ!な、何?す、すすすすぐ着替えるから、だから・・・」
身の危険を感じて、せいいっぱい縮こまる。
が、阿部はもう目の前。相変わらずの無表情で、何を考えているのかまったく読めない。
「・・・篠岡」
「・・・な、なんでしょう」
「我慢できなくなった」
私の髪の毛から水滴がポタポタと床に落ちていく。
湯気が部屋に立ち込めてる。異様な熱気に身体がフラつく。
「・・・ッ、出てって、ください」
「無理」
「即答しないでよ。ちょ・・・ッ、阿部くん・・・っ!」
首筋をペロリと舐められる。
耳たぶを甘噛みされて、体からスゥっと力が抜けていった。
ぺたりと床に座り込むと、彼も私の視線に合わせようと膝をつく。
壁に腕をつき、身体に巻いていたタオルに、阿部が手をかけた。
「わっちょっ・・・!ほ、本当に!?」
「篠岡、そろそろ黙ろうか」
「う、だ、だって・・・・んんっ」
唇を阿部のそれで塞がれる。
最初はついばむようなキスの繰り返しだったが、次第にソレは濃厚なものへと変わっていった。
やっと解放された口で大きく息を吸って、呼吸を整えようとするがうまくいかない。
必に取り込んだ空気は、熱い。
もう、抵抗する気力なんて残ってない。
「・・・あ、べくん・・・」
完全にほてってしまった身体を、もう自分じゃどうにもできない。
阿部くんなら、いいや。
阿部くんじゃなきゃ、嫌。
・・・もう、止まんない。

627 :
が。
「ふ、ふえぇぇ〜・・・」
いきなり襲ってきたソレは、さっきまでの甘いムードを完全にぶち壊した。
私の発した言葉のせいで、もうこの空間には緊迫感のカケラも残っていない。
「・・・篠岡?まさか」
「・・・あ、頭がフラフラして、きもちわる・・・・・・」
少しの間をおいて、阿部が残念そうな顔でつぶいた。
「・・・・・・のぼせたのか」
「ろ、ろめん、にゃれくん・・・」
「何言ってんのかわかんねーよ。・・・チッ、仕方ねーな。
部屋に連れてってやるからさっさと着替えろ」
阿部が手を差し伸べた。
ヘロヘロになった手を必に伸ばして、私はその手を握った。
「俺も手伝ってやるから」
「うんー・・・ありがと・・・って、人の下着を勝手に触るなあぁ〜・・・!!」
「篠岡こんなのはいてんのか、意外だな」
「変態みたいなこと言わないで!ひ、一人でできるから!!」
だが、言葉とは裏腹に、一度は立ち上がったものの再び地面へと尻をついてしまった。
「・・・う・・・力が出ない・・・」
「ホラ貸せって。俺が着替えさせて部屋まで連れてってやるから。お姫サマだっこで」
「・・・ふ、ふぇ〜・・・」
たぶん、そんなことされたら気絶してしまうだろう。
だけど阿部くんにいろいろしてもらうのも悪くないかなぁ、なんて思ってしまったり。
「・・・阿部くん」
「何」
「ごめんね、その」
「気にするな。機会なんて作ろうと思えば作れるから」
「・・・まさか、今回のって」
「さぁ、何のことだろうな」
と、阿部はニヤッと笑って言いのけた。
こいつ、絶対わざと入ってきたな!!!!!
「篠岡」
「うんー?」
「おまえもオンナノコらしい身体してんのな。正直意外だった」
「なっ・・・!阿部くんの馬鹿ーーー!!!」
ほてった身体は、しばらく冷めそうにない。

628 :
>>625-627
GJ!

629 :
最低
篠岡中の書く話って、男キャラも篠岡すらも別人
なんでそれいもそろってキャラすげ替えたようなの
ばかりなんだろ

630 :
最低
篠岡アンチって、なんでいちいちそんなこと書き込むんだろう

631 :
ageたすまん

632 :
アベチヨが投下されるたびに個人サイト作れと毎回言ってるので
アベチヨサイト増やす工作員なんだと思うよw

633 :
つーか、別に違反でもないしなんでたくさん同じカップリングの小説来るとそうやって言いだす奴いるんだろ。
迷惑以外の何者でもないわ。

634 :
阿部千代の後に 必ず アンチがレスするよねw
前にアンチキメェって他のスレでも話題になってたし

635 :
前のアニメ化でアベチヨ厨が暴れてアンチ量産したからねえ

636 :
暴れてるのはしのーかアンチなんですが

637 :
しのーかが好きかどうかは個人なんだしアンチはほっとこうぜ
>>625-627
GJ!

638 :
保守

639 :
やっと繋がったか。とりあえず保守。

640 :
あああ 書きたいネタはたくさんあるのに文才がない。
阿部に「おまえじゃ勃たない」と言わせたり、
「だぁーってシガポが『男は毎晩違う女と寝ろ』って言ったもーん!」
とか田島に言わせてみてぇ。

641 :
保守
某動画で叶→千代に目覚めた

642 :
何気なく見てるつもりだった。
廊下ですれ違う時
笑ってる時
一生懸命野球やってる時。
その一つ一つがまるで宝石みたいに私の心に埋め込まれる。
そんな心の動悸を、阿部くんにはもちろん野球部員皆に気付かれる訳にはいかない。
部活内レンアイが禁止な訳じゃないけど、やっぱり変な気遣いをされるのは避けたかった。
だからいつも私は自分に言い聞かせる。
阿部くんは私のこと何とも思ってない、と。
「篠岡、ちょっといいか?」
「はいっ!」
阿部くんが話しかけてきても平常心、平常心。
とは言っても実は物凄く嬉しかったりする。
今日は何の用だろう。また三橋くんのことかな?
「あのさ、今日練習の後時間ある?」
「んー?あるよー。」
「じゃあ部室に来てもらってもいいか?
今度の練習試合の対戦校のビデオとデータ確認したい。」
「分かったー。」
やっぱりいつもの業務連絡。それでも嬉しくてニヤケてしまう。
あれ?聞くの忘れてたけど、もちろん監督か花井君もいるよね?まさか二人きりな訳…ないよね。
***
練習後、後片付けを済ませて部室に向かった。皆が帰っていく姿が見える。
相変わらず田島くんと三橋くんは仲良しだなあ。何だか微笑ましい。
…あれ?花井くん帰ってる?
なら監督と阿部くん?そうだよね。
ドキドキしながら部室のドアを引く。そこには、阿部くんしかいなかった。
「おっす。」
「あ、うん…。」
監督は、と聞こうとして思い出した。
監督は今日用事があって、練習が終わり次第帰るって昨日言ってた。
つまり、必然的に二人きりということだ。


643 :

(ええ〜っ!!やば、どうしよう!)

「篠岡。このバッターだけど…。」
「は、はいっ!」
「…?眠い?」

思いっきり首を振る。投手じゃないから嫌われないはず。

「そう?だったらいいけど…。」

そのままビデオを進めていく。
最初は阿部くんと二人なことに緊張していたけど、段々慣れてきた。
そうなると部活の疲れと安心感で、眠気が先行する。
(あ…やばい。)
「篠岡?おい…。」
阿部くんが私を呼んでいる。
そう思ったのを最後に、重い瞼が閉じた。
***
目が覚めた時、真っ先に目に入ったのは天井だった。
「あれ…?」
目を擦ろうとしたけど、何かに阻まれる。
そこで気付いた。
(私…縛られてる!)
眠気も吹き飛び、急いで状況確認する。
私は何故か下着姿。
ここは部室。
そして今は…夜の10時。
「目ぇ覚めたか?」
振り返ると、阿部くんが椅子に偉そうに座っていた。
まるで私を見下すかのように。
「あ、阿部くん…」
離して、と言いかけた時阿部くんは私の体に手を伸ばした。
そして器用にフロントホックのブラを外す。
「やっ!」
胸がさらけ出された。
乳頭が外気に触れて色付く。
阿部くんの、目の前で。
 

644 :

「あ、の…」
「勝手に目の前で寝やがって」
後ろから胸を掴まれた。
阿部くんの手の中でむにゅむにゅと形を変える。
「やっ!やぁん!」
「気持ちいいか?」
首を横に振る。
抵抗、しなきゃ。
「そうか。」
阿部くんはニヤリと笑って手を止めた。
嫌な予感がする。
「ま、首振る女はキライじゃねえけど。」
そう言って阿部くんは、乳首を弾いた。
「あっ…!」
予想以上の快感に、身をキュッと固くする。

「ほら、見ろよ。」

後ろから低い声で囁くのは、好きな人。
「お前、馬鹿みてえに感じてんだぞ。」
嫌、とは思ってても流されてもいい、と思ってる自分もいる。
「んっ…。」
胸ばっかり後ろから攻められて、私は気付かないうちに腰を揺らしていた。

645 :
やわやわと揉んだかと思えば乳首が刺激され、快感の波が襲う。
胸だけでこんなに感じるのは、阿部くんがすごく上手いからだけじゃない。
(私、興奮してる…)
もっと触って。
もっと気持ちヨクして。
男の人にこうやって体を触られるのは初めてなのに。
欲望と理性が入り交じる。
「ああんっ…!」
ついに阿部くんの手が下に降りてきた。
下着をずらして私の花弁や隠核を刺激する。
「はうっ!あっ、ああっ!」
「気持ちいいか?」
またもや後ろから低い声。
否定出来ないのが悔しい。
阿部くんなんか、阿部くんなんて…。

「篠岡…かわいい。」

だいきらい。
その言葉は喉まで出かかって、止まった。
「え?」
「…何でもねえよ。」

うそ。私、ちゃんと聞こえた。
そう思ったのに、直後、そんなことを考える余裕も無くなるような快感が伝った。

646 :
「ああっ!ひゃああーっ!」
阿部くんの手が隠核だけを刺激する。
頭の中が真っ白になる。
「静かにしろよ。守衛さんが来るだろ。」
暗い部室の中、月明かりの中でなすがままにされる。
…イヤ。嫌じゃない。イヤ…。
そんな言葉がぐるぐるする中、阿部くんは私の意志を聞くことなく事を進めていく。
「指、入れるぞ。」
男らしい角ばった中指を突き入れられる。
訳も分からず締め付けると、その指の存在をまざまざと感じさせられた。
「ん…。」
「痛いか?」
痛くない、と言おうとしたけど恥ずかしくなった。
私は俯いて、首を横に振った。
すると再び胸と隠核に快感が走った。
「やぁっ!」
「口で言え。」
親指が器用に隠核を刺激し、左手は乳首をゆっくり撫でる。
花弁には締め付ける度に存在を主張する指。
ゾクゾクするような快感だった。
「…痛く、ない。」
「それだけか?」
全部読まれてる。ここは、もう素直になろう。

「気持ち、いいよっ…!」
阿部くんは満足したように笑った。

647 :
「脱がすぞ」
阿部くんは一旦指を抜き、パンツをゆっくり引き下ろした。
つーっと愛液の糸が引く。
「濡れてるな…。」
そう言って今度は二本、指をゆっくりと挿入する。
優しく、労るように。
「ん…。」
「怖くないからな。」
気持ちいい。夢を見てるみたい。
なるべく、ずっと、このままで…。
そう思った矢先、カチャカチャという金属音が響く。
いつの間にか指は抜かれてて、阿部くんはベルトを外しているようだ。
「あべ、くん?」
「挿れるぞ。」
ボーッとしながら阿部くんがゴムを付ける音を聞く。
我に返ったのはその数秒後。
「い、いやっ!」
「何でだよ。」
逃げる腰を掴まれる。
前のめりになって逃げようとするけど、両手を縛られてる今、間抜けな格好にしかならない。

「何?バックで挿れて欲しいの?」
「ち、違うっ!」
「とにかくお前の処女はもらうから。」

後ろから、胸を掴まれる。
そして四つん這いの姿勢にさせられる。

「いや、いやあああっ!!」
 

648 :
「ほら、暴れると入らないだろ。」
「い、嫌…。」
「怖がんな。痛くしないから…。」
阿部くんの手が私の体を撫でる。
それだけでビクッと反応してしまう自分の体が悲しい。
「痛かったらちょっと我慢しろ。それでまだ痛かったら止めてやるから。」
どこまで上から目線なんだろう、この人は。
今まで『初めて』に憧れを抱いてた訳じゃない。
でも、まさかこんな強姦まがいに部室で、なんて想像もしてなかった。
「いくぞ。」
「まっ…!」
阿部くんが、ゆっくり入ってくる。
膣壁が押し広げられ、異物感に思わず眉をしかめる。
亀頭が入るまではあまりの痛さに床に爪を立てたけど、全部入るとそうでもなくなった。
「…全部、入った。」
阿部くんの下半身が、私のお尻にもたれかかる。
プツンと何かが破れる音がする。
これが処女膜だったのかな?
呑気に考えてると、阿部くんが小さく呟いた。
「やっと…俺のもの。」
まるで恋人のような言葉に、胸がキュンと締め付けられた。
何だかんだ、私は阿部くんがスキなんだ。

649 :
阿部くんはそっと胸に触れた。
花弁のジクジクした痛みが、少し和らぐ。
「痛いか?」
「う、ううん…。」
「無理すんなよ。」
そう言って頭に乗せられた手は、温かかった。
「初めてだもんな。」
その言葉に、涙が溢れる。阿部くんはギョッとしたような目で私を見た。
「し、篠岡?」
「…好き。」
「え?」
「嫌い…。」
「どっちだよ!」
振り向かなくても阿部くんが困惑してるのが分かる。
私はそれ以上何も言わなかった。
「おい、もっと何か言えよ。」
「…何で?」
「とりあえず好き、嫌いじゃダメだ」
「食べ物の好き嫌いはないけど」
「違う!」
下らない言い合いの後、阿部くんはギュッと私の体を抱きしめた。

「オレは、篠岡が好きだよ。」

先ほどの温かい感情が蘇る。
好き?阿部くんが、私を?
「じゃあ、何でこんな酷いこと…」
好きならこんな嫌われるようなこと、しないはず。
この質問には阿部くんは申し訳なさそうに答えた。
「絶対篠岡、オレのこと好きじゃないと思ったんだよ。よそよそしいし。
別に今日呼び出した時は下心なんかなかったよ。
けど、寝てるお前を見てて…つい、手が伸びた。
いや、言い訳は良くねえな。せめて初めての相手になりたかったんだ。」

650 :
もし私が阿部くんのこと好きじゃないなら憤慨してたかもしれない。
けど、偶然にも、私も阿部くんが好きなのだ。
言うなら、今だ。

「私も、好き…。」
言ってから少しだけ振り返る。
火照った阿部くんの顔が、真っ青になっていた。
「す、き?」
「昔からずっとずっと好きだった。」
「本当か?」
「今はちょっと嫌い」
阿部くんはさらに青くなった。自分の犯した間違いに気付いたのだろう。
「でも、だいすきだよ!」
そう言い切るや否や、キスされた。深く、深く。
私の全てを奪いとるように。
「動くぞ。」
「あっ…。」
膣に轟いていた異物が再び動き出した。
痛くないと言ったら嘘になるけど、陰核をなぶられ、快感に変わる。
「あ、あ、ああっ!あうっ!」
「篠岡、篠岡っ!」
「ふぁああっ!」
愛液をグリッと陰核に塗られ、快感が増す。
…何これ、ふわふわする。
「や、あっ、何か来る、来ちゃう!!」
「オレも限界っ…!」
「あ、ひ、ひゃあああああああーっ!!」
私が絶頂を迎え、膣が大きく伸縮するのと同時に阿部くんもゴムの中に熱を吐き出した。
 

651 :
情事の後の部室には変な空気が漂っていた。
匂いとかじゃなくて、重苦しい雰囲気。
その発端は阿部くんにあるんだけど、仕方ないから話しかける。
「阿部くん、いつから私のこと好きだったの?」
「…最近。」
「私と同じ中学だったってことも知らなかったのに。」
「それは昔だっ。」

パッと顔をあげた阿部くんと目が合う。おかしくて、つい笑ってしまった。
「わ、笑うなよっ!」
「阿部くんって案外変な人なんだねっ。」
「はあ?!」
お互い顔を真っ赤にしながら、話をする。
片想い期間は長かったけど、どうやら私は阿部くんのことをあまりよく知らないらしい。
これからは色んな阿部くんと関われるのかなあ、と思うと嬉しくなる。
でも、それとコレは別物だから―…。

「阿部くん。」
「何?」
「データ、まだ六番までしか確認してないよ!
終電逃しちゃうから急がなきゃ!」
「…さすが、篠岡。」

苦笑した阿部くんの顔は、最高にかっこよかった。

おわり
**
長文&誤字すみませんでした…。(隠核→陰核)
一週間前にベッドと横の棚に牛乳こぼしたから嫌な匂いする…うへっ。

652 :
篠岡かわいいよGJ
ところで、これ、書きながら投下してる?
書きながら投下すると、その間、他の人が投下できなくなるから、
スレを占領する行為として、嫌われるよ。
このスレは過疎だから、そんなに迷惑って感じでもないが、
今度からは、一度メモ帳とかに書き終えてから、
まとめて投下してくれると嬉しい。

653 :
>>652
ありがとうございます!
そっか…確かにそうするべきでしたね。
気が回らず申し訳ない。
次挑戦する時はまとめて投下します!

654 :
とべたくそ
改行多用するSSにロクなものはない

655 :
GJ!またぜひ書いて下さい

656 :
スイーツ(笑)

657 :
投下してくれるのはありがたいけど…へた……
みんなホントにGJと思ってるの!?
想像とか今まで読んだエロSSの知識をつなぎ合わせてやっと書いている状態じゃん
稚拙過ぎ

658 :
ヘタクソとか言ってくる奴らは消えろ。

659 :
お手本投下に期待

660 :
るーぷ

661 :
このスレを最初から見るだけでいかに阿部千代アンチが粘着でキ○ガイかわかるね

662 :
むしろこのスレに初代からいる人はアベチヨ厨のひどさに辟易してる
キャラ貶しとかアイちゃん邪魔とか言いたい放題だったしな

663 :
>>662
またそれか。アンチは他のスレですら笑われてる
自分がいかに酷いか目を覚ませば〜w

664 :
むしろこの程度で他のスレにまで迷惑かける
免罪符になると考えるアンチって

665 :
もう次スレからは
【アベチヨ】おおきく振りかぶってエロパロn球目【専用】
にすればいいじゃない^^

666 :
665みたいのがいる限り何も変わらない

667 :
嫌なら読むな嫌なら読むな

668 :
それより来月14巻が出たらもっと美丞増えたりするのかな?
男子校的なノリの下ネタ話とかが見たい
何スレか前の桐青みたいに巨乳美女監督派と清楚系マネジ派にメンバーをわけたりとか
竹之内がチア派なのは譲れないがな

669 :
アベチヨ。エロナシ(エロは次回)
気に入らない人は爽やかにスルーで



宿舎での朝食に向かう廊下で、篠岡に後ろから挨拶の声があった。
「あっおはよう阿部君! よく眠れた?」
「あー」
「そう、よかったー」
並んで歩く阿部にかけたい言葉はいくつもあったが
どれも喉から出てこない。
短い沈黙の後、阿部が正面を向いたまま言った。
「今日誕生日だろ? おめでとう」
篠岡は少し驚いて阿部の横顔を盗み見た。
「ありがとー。
 よく覚えてたね」
「試合の日なんだから覚えやすいだろ」
「余裕あるねー」
「だろ?」
阿部はニヤッといつもの笑みを浮かべている。
大舞台を前にしてもリラックスしてるようで頼もしい。
「今日の試合に勝ったら、話がある」
「……勝ったら?」
「そう」
「わかった。待ってる。
 絶対勝ってね!!」
「おう」
前を歩く阿部の背中を見つめながら篠岡は
今日が忘れられない日になることを予感していた。


670 :
次回、楽しみに待ってます
できればしのーかをビッチにしないでくれ

671 :
1レスだけを貼る意味がわからない

672 :
ビッチの何が悪い!

673 :
甚だしいキャラ崩壊は冷める

674 :
捕手
個人的には巣山→千代が好きだー

675 :
西広と千代の組み合わせが個人的にはいいなと思う。
普通に仲良しで、二人でよく喋ったりしてるんだけど、
そこを田島辺りに指摘されちゃうと、
お互い、妙に意識しちゃって顔真っ赤。
とか、そんないかにも青春な感じで。

676 :
利央と千代の初々しい感じも好きだな。

677 :
一瞬原作で利央と篠岡に絡みがあったのかと誤解した
篠岡が双眼鏡で見てただけだよな?

678 :
677 そうだよ。はるな見に行った時に寝てた人おきたんだって言ってたね。

679 :
すごくかわいい子がいる!ですね
らーぜにはモモカンがいるから千代はなかなかマドンナにはなれないだろうなあ

680 :
千代が野球部内の誰かとくっついてもみんなビミョーだと思いそう。
だから千代が野球部外とくっつくのに賛成!

681 :
亀レススマソ
>>640
俺もそうだw
今頑張って書こうとしてるがどうにも地の文がラノベっぽくなる…最近よく読んでるからか?w
普通にキャラ視点で書こうかね。それも難しいんだけど

682 :
au

683 :
ミハチヨが読みたい

684 :
ミハが左だとヤンデレに見える
俺はイズチヨがみたいよー

685 :
>>684
人の萌えを否定しないと自分の萌えが語れないの?
そもそも男女ネタのエロパロスレで、三橋が左だとってなにそれ?

686 :
しのーかかルリのゴカーンものを書きたいんだが難しいな
他ジャンルなら対戦校の部員が負けた腹いせにマネジをゴカーンとかできるのに
おお振りだとキャラや作風が爽やかで考えにくいわ

687 :
>>685
? ミハチヨ好きだよ
ちなみにどの辺が否定してる?言い方悪かったならすまんかった
ミハが攻めだとミハはヤンデレに見えちゃうなーってだけ
趣味が悪くてすまん
自分はチヨミハのが爽やかだと思うってだけ

688 :
sage忘れたすまそ

689 :
>>686
基本的に変な奴がいない漫画だからな。
最初嫌な感じでも改心するパターンもあるし。

690 :
>>687
別に否定的には見えなかったよ

691 :
>>689
そういうところが好きなんだが難しいよな
でも>>689のレス見てゴカーン→改心パターンもありかもって思えたからちょっと考えてみようかな

今までの対戦校の部員でしのーかをゴカーンさせても平気そうなキャラって誰かいるかな?
ルリなら三星か西浦相手がいいな

692 :
>>687
ミハチヨ好きの自分は大変不快でした

693 :
>>691
三星の連中かなあ。篠岡をすごい気に入ってた感じするし。

694 :
>>687
男女カップルで攻めとか言い出してるだけでキモイ

695 :
なんか必なのが一人いる

696 :
>>687
攻め受けとか×をカップル話で使うのはやおいから生まれた
文化だから嫌がる人もいる
内輪で使うならともかく、こういう場所では避けた方がいいよ

697 :
とせなら勢いに任せたごかん→苦悩→改心期待できる
ミハチヨスキーの人ごめんね
10年以上前から男女カプでも普通に使ってたけど、そんなことなかったのね
以後気をつけます
指摘してくれた人ありがとう
ROMに戻ります

698 :
ババアってどうしてこうひと言余計なんだろうwww
10年以上前から使ってようが使ってなかろうが
内輪受けは内輪受けだってのw
自分が悪いと認めたくないのが文章から
にじみ出てるw

699 :
>>695

700 :
>>697のことですね、わかります

701 :
あの・・・阿部三橋とかでも投下していいんでしょうか?
男女限定?

702 :
こっ…これに釣られたら負けだ…!

703 :
負け

704 :
誰かクマーのAA頼む

705 :
>>701
801ホモは801スレでどうぞ

706 :
>>701
男同士はダメ。

707 :
>>701 俺は歓迎だけど、スレチかな

708 :
女体化三橋×阿部なら許さんでもない

709 :
TSも可ってスレはあるが、ここじゃどうかな
もし書くなら最初に注意書きつけてくれ
そうすれば読まずに飛ばせる

710 :
女体化はちょっと…

711 :
つか、三橋が女体化したらもはや別の漫画だろ。
三橋が男だからこそのストーリーなのに

712 :
そういや、保管庫見たが母さん物ってあんまないんだな。
水谷くんの母さんとかかわいいと思うんだが。

713 :
かわいいんだけど、どう絡ませていいか思いつかん
シガポ×水谷母ってのも書きにくいし

714 :
女女はアリ?ナシ?

715 :
アリじゃね
まあ一応注意書き付けとけ

716 :
注意書あってもだめに決まってる

717 :
以前には女女もあったよね。
注意書きして、苦手な人が避けられるようにしてあれば、自分はいいと思うけど

718 :
前例関係ない
自分はナシと思う

719 :
その理屈だと801も今後、注意書きさえすればOKになる

720 :
ああ、レズ・百合萌え板があるのか
じゃあレズ物はそっちに投稿って感じかね
おお振りスレがあるのかどうかは知らんが、ざっと見たらSSスレはあるみたいだし

721 :
保守age

722 :
sage

723 :
ほしゅ

724 :
保守

725 :
捕手

726 :
捕手

727 :
七夕捕手

728 :
保守

729 :
アニメやったのに盛り上がらなかったなあ…
まあ、試合ばっかであんま絡みもなかったしな

730 :
保守だけじゃなんだし、なんか話題振りたかったけどなにも思いつかん

731 :
ほしゅ

732 :
甲子園の時期だからそろそろ……

733 :
不祥事禁止

734 :
ほしゅ

735 :
メンバーが全員女の子でマネジが男なら良いもの書けそうだけどちよかるりしかいないと書きにくいな。
女の子は多ければ多いほど良い。

736 :
モモカン・マネジ・投手のいとこ・チア二人と その先輩二人・主将の双子妹・
ライバル投手のマネジ・新聞記者・イズミの母って若くね?・キャッチャーの母も
美人じゃね?・バント職人の姉も何とか・マネジにアイスめぐんだ友達とか
・・・結構いるような、いないような

737 :
>>735
>>736にもあるとおり、割といると思うが

738 :
でも、ある程度の情報が無いとキャラ描写がしにくいよ。
例えばダンス部の先輩や花井妹sの場合、男子相手にどんな口調で話すか、
Hで感情極まったときは? など、想像がしにくいしね。

739 :
エロ描写について言ってたらどのキャラも書けなくなりそうじゃね?
マネジなんか青年誌なのにパンチラの1つもないんだぜ
それよりマネジのエロ妄想が止まらん
電車通学で美少女設定なんだから痴漢ぐらいには遭ってるだろ
膝上スカートでくるぶし丈ソックスで生足をあれだけ見せてるとか誘ってるようにしか思えない
篠岡はモモカンと比べてちっぱいを気にしてるだろうから大きくしてやるとか言って弄り倒してやりたい

740 :
そこまで出来てるなら、あとは書くだけだ

741 :
同人でも しのーかはレアだよね。人気ないのかな。。。

742 :
そもそもおお振りの男性向けが少ないからな

743 :
いや、結構出てると思う
この夏だって10ヶ所くらいで見たし
ただ、一冊除いて全部 百枝まりあだった―

744 :
なんとなくだが篠岡は男性向よりカップリング人気の方があるんじゃないかと思うな
自分はそっちより篠岡の痴漢・陵辱・触手・輪姦ものが読みたい派だが
>>740
今は別の話書いてるから無理なんだが、いつかは書くつもりでいるよ
でも他の誰かが書いてくれたらいいなーと思ったんだ

745 :
しのーかのSS見れそう! 嬉しい!

746 :
だいぶ下まで来たことだし、そろそろageとく

747 :
>>742
女キャラ本でも女のノーマルカップルオタが書いたような本のが多いな
もっと男キャラの存在感が薄ければ女が書いた本でもいけるんだが
女オタクの女キャラ二次創作ってからむ男がでしゃばりなんだよな…

748 :
男性向けはモモカンはモモカンで部員乱交か夜のアルバイトかしか見た事無いような

749 :
>>735はTSネタが書きたかった疑惑

750 :
モモカンって 家族と同居してるんでしょうか。それとも一人暮らし?
交通手段が何か、描写はありましたっけ。免許は…。
書こうとすると、色々分からないことが…orz

751 :
単行本読めば分かる事ばっかりじゃね?

752 :
>>750
車は持ってるな。で、普段の行き帰りはバイクだ
家族は祖母・父・母・弟だが、同居してるかは書いてない。OGだから同居だと思うが、「去年貯めた200万」てセリフからすると一人暮らしも有り得る。実家に住んでて昼夜働いて年200万って少なすぎだし

753 :
なんでモモカンって花井に対して特にドSなの?

754 :
そかな・・ 三橋にも田島にもドSじゃん?
あいつら何度 自力金剛輪やられたことか・・

755 :
しばらく投下がないなあ

756 :
アニメ3期が始まるのを待て

757 :
>>754
ドSっつかあれはあの二人が悪いからだしなあ


758 :
「花井君は幸せだねぇ、田島君っていう目標があってさ」
みたいなこと言った時のあの顔がドS

759 :
期待するからこそ辛くあたる

760 :
やっぱりモモカンはそのイメージが強いからか、同人でも痴女路線が多いよな
たまにはモモカンが弱いところを見せるような陵辱ものも見てみたいわ
しのーかは調教ものがいいなぁ
押しに流されてそのまま仕込まれる感じで
チアのショートの子もそういうタイプっぽくて萌える
チアのエロ同人ってないのかなぁ…

761 :
ttp://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0010/23/35/040010233526.html
夏コミの新刊にありましたよ、百枝まりあ凌辱マンガ。
68p中、その漫画は20p。
シチュは 後援会のオヤジどもに調教・輪姦されるってもの。
(好き嫌いの分かれる絵かなと思いますが〜)
チアの同人は見ないですよね。
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてくださいぃぃ。

夏前に おお振りの凌辱SSを書いたんですケド、スレをチラッと見ましたら
こだわりのある方が多そうで。
人気のカップリングの純愛ものでないと怒られるかな〜とか考えちゃって
結局 お蔵入りに。
凌辱がお好きな方もいるなら、上げてみようかなぁ…。

762 :
>>761
760なんだが、どちらかと言えばロリ系の絵が好きなので購入はしないけど教えてくれてありがとう
もう少ししっかりとエロ同人を探すようにしてみるよ
それより陵辱SS好きなんだがあまり見かけないので是非投下してほしい
全裸正座待機してるよ

763 :
### 凌辱につき、ご注意を! ###
拘束・レイプなどの描写があります。苦手な方はスルーよろしくお願いします。
話の展開の都合から 設定の改変があります。
全13レスです。
(Hシーンだけ読みたい方は 8レス目からどうぞ〜)

764 :
篠岡が好きだ。
入部した頃から、ずっとそう思ってきたのに。
俺はベッドの中で目をつぶり、あの画像を脳内再生していた。
「……はぁ…はぁはぁ……」
疲れ切った身体が休めと命令している。
だが、俺の手は止まらない。止めようも無い。
「……まり…あ…っ」
まぶたに焼きついたモモカンの白い肢体が、今夜も俺を動かし続けていた――。

俺は水谷文貴、西浦高野球部一年だ。
野球部マネージャーで同クラの篠岡千代に惹かれていた俺がこんな状況に落ちてしまったのは、あの噂が原因だった。
『篠岡は阿部が好きだ』
『チアの二人に それとなく相談したらしい』
『秋大が終わったら、告るようだ』
それが本当かどうか、無論 俺は知らない。
だが、ショックだった。阿部と付き合い、彼女があいつだけのものになるのが怖かった。
その恐怖に耐え切れず、俺が手を出したのは。
――盗撮。
彼女の着換えを、隠し撮りしたのだ。
通販で手に入れたカメラを女子更衣室に仕掛け、翌日 密かに回収した。センサーが反応したときだけ、そのカメラは録画をする。その画像を 俺は帰宅するなり、再生していた。
他所の部の女子の着換えが延々つづく。だが 他の女子に興味は無い。俺はそれを早送りする。
(ちっ、こんな日に限って…!)
いつもは日没ごろには帰る篠岡が、昨日は最後まで居残ったのだ。中々 出て来ない彼女の姿に、俺は少し イラっとし始める。
と、そのとき。
「……!」
篠岡とモモカンが、更衣室に入ってきた。
慌てて早送りを止め、俺は画面ににじり寄った。

765 :
二人が服を脱ぎ、シャワーを浴びている。シャワーの個室はカメラから遠く、しかも カーテンで隠されていて足元しか映っていない。
(くそ…、仕掛ける場所が…)
後悔の念が俺を襲い、胸が締めつけられるように痛い。
が、次の瞬間。
「ぅお…っ」
薄暗い部屋の中で、思わず俺は声を上げ、モニターに食いついた。
シャワーを終えたモモカンがカメラに近づいてくる!
そう、彼女が服を脱いだのは このカメラの近くだった。脱ぐときには位置が近すぎ、首から上しか映っていなかったのだが、今は腰から上が画面にしっかり 収まっている。
水色のバスタオルで、モモカンは身体を拭いている。
身体が動くたび、大きな胸がゆさゆさ揺れた。大きな、いや 大きすぎるモモカンの胸。それは日焼けした顔と比べるまでもなく、ミルクを溶かしたようにしっとりと白く、美しかった。
(凄ぇ…!)
バスタオルを載せた手が、胸の辺りを動いていく。
乳房の下から外側を回り、胸元へ。丹念に水気をぬぐっていくタオルの動きに合わせ、柔らかな乳房がその形状を変えていく。そしてその豊乳の先端には 薄桃色の乳首も見えて…。
(誰だよ、あの胸は全部 筋肉だ、なんて云ったのは…)
ぷるん、ふるふる、ぽよぽよん。
たわわに実った乳房が柔らかく形を歪める様子に、俺は眼を釘付けにされている。
画面の奥には、本来の狙いだった篠岡も映っているのに…。俺はただじっと、モモカンだけを見つめていた。
腰まで届く長い黒髪を、モモカンはドライヤーで乾かしている。温風に ほんのり朱に染まる胸元。上下左右に揺れ、弾む乳房。大きな目がこちらに向けられて。
大人の女のなまめかしい姿から、俺はもう、目を離すことが出来なかった。
やがて、彼女は濃い青色のパンティとブラをつけ、さらに着衣を重ねていく。そして 二人の姿は画面から消え、そこで映像は終わっていた。
「……………」
映像が終わったその後も、俺はしばらく動けなかった。
口を半開きにしたまま、ただじっと 何も映っていない画面を眺めていた。

この夜、俺はモモカンの場面を何度も見返し、その都度、激しく自慰にふけった。数時間後、クタクタの体がようやく睡魔に屈するまで、俺はそれを止められなかった。

766 :

実際に姉のいる者なら分かってもらえると思うが。
俺は、年上の女に興味がなかった。
姉はそれなりにキレイだった。そう、たぶん クラスで一番とか そのぐらいに。母親も若く キレイだったから、中学の友達には 俺をうらやむヤツもいた。
が、それは全然 ちがうのだ。
美人で優しい女より、可愛くて元気な女子の方が、断然 魅力的なのだ。
だから、モモカンに惹かれたことなど無かったし、ましてや、彼女をオカズにするなど、ありえない話だった。
それが、今。
モモカンでの数度の自慰が、俺の日課になっている。
おかしい。
俺が好きなのは、篠岡のハズなのに…。
どんな厳しい練習も、その合い間に見る篠岡の姿に励まされ、続けてこれた。その篠岡を―――入部以来、俺を癒しつづけてくれた彼女の姿を、何故か今、見るのが辛い。
(モモカンでスルのが、篠岡への裏切りに思えてしまうのか…?)
いつしか俺は、彼女と目を合わせられなくなっていた。

これじゃ、駄目だ。
俺が本当に好きなのは、篠岡だけだ。
なのにモモカンで自慰にふける。こんなのは、篠岡への想いを汚すのと同じだ。
だが、しかし。
どんなに堅く決意しても、ベッドに入り 目を閉じると、浮かぶのはモモカンの豊満な肢体だった。
左右に頭を振り、モモカンの画像を追い払う。
(オレが好きなのは…。ずっと好きなのは……)
篠岡の笑顔を、俺は懸命に思い出そうとする。が、それはぼやけたままで 輪郭がはっきり定まらない。
(もう、どうすれば……)
俺は自分が分からなくなっていた。

想い悩んだあげく、俺は再び 学校に忍び込んだ。
(今度こそ…!)
篠岡の裸を撮影する。もっと大きく、鮮明な映像で。
そして彼女の可憐な肢体で、脳内に焼きついたモモカンのエロ画像を上書きする。
そうすれば きっと俺は、彼女への純粋な想いを取り戻せる。
―――そんな気がした。

767 :

夜の校舎に、俺は再び忍び込んだ。
「……!」
廊下に明かりが漏れている。
(こんな時間に? 誰が……)
俺は目をこらした。
明かりが漏れているのは、職員室の二つ隣。あそこは確か 応接室、だったような…?
音を立てないよう、忍び足で近づく。
慎重に、慎重に。
近づくと、やはりそこは応接室だった。
(中の様子は……)
ダメだ。ドアに隙間はない。
やむなく 耳を当ててみる。モモカンの声が聴こえた。
話しているのはモモカンとシガポ、それに知らない声の男だった。話の内容までは分からない。聴き取れたのは 『朝夜の騒音』だの『精神的苦痛』といった言葉。どうも苦情を云われているらしい。
(ちぇっ、クレーマーかよ…)
興味を失った俺が、その場を立ち去ろうとしたとき。
『舐めんじゃねェ!』
突然の大声が 俺をビクつかせた。
『すぞ、このアマ…!』
深夜の校舎に、恫喝の声が響く。
つづいて何かが激しくぶつかる音。うめいているのはシガポだろうか。やめてください、悲鳴まじりのモモカンの声が 廊下にまで漏れてくる。
(何だ、何が起きてるんだ…?)
冷や汗が背中を伝っている。
俺は意を決して、ドアノブに手をかけた。
「……っ!?」
扉の隙間から見えたのは、大男の背中だった。
背広姿のスキンヘッドの男。その男がモモカンとシガポを相手に喧嘩している。いや、喧嘩ではない。一方的に暴力を振るっている。片手でモモカンを抱き締めつつ、床に転がるシガポを蹴っているのだ。
強い…!
そして怖い!!
スキンヘッドの大男は、あきらかに『そっち』側の人間だ。
女とは云え、モモカンは素手で伊予柑を握り潰す。その怪力のモモカンが暴れても、男は 蚊に刺されたぐらいの表情だ。左手でモモカンの腕を捻り上げ、右手で身体を押さえ込みつつ、倒れたまま動かないシガポを蹴りまくる。
シガポが 胃液か何かを吐いた。モモカンが絶叫する。が、それでもなお、容赦なく蹴り続ける。
(ヤバいって、これ…っ)
シガポは全く動かない。意識が無いのかも知れない。
(助けなきゃ…。でも……)
恐怖のあまり、俺は完全に硬直していた。
スキンヘッドの大男が、床から何かを拾った。
それは 長いベルトの付いた手錠。背中に捻り上げたモモカンの左手首を革手錠で締め付けると、右にも掛けて両手首を背中に回す。そして 革のベルトで腰の辺りに括りつけた。
さらに 何かを拾う。
今度は猿ぐつわだ。ゴルフボールのようなものをモモカンの口に押し込み、頭の後ろで紐を留める。
「んむぅ…むんふぅぅんーーっ」
モモカンの叫びは、もう言葉になってない。
巨漢は彼女を脇に抱え、床に転がっているシガポを一瞥すると、
(……! やべっ、こっち見た!)
扉の方へと歩き出した。

768 :
慌てて、俺は書庫の陰に身を潜めた。
応接室を出て、スキンヘッドの男は正面玄関の方向に ゆっくりと歩いていく。右手に大きなカバンを持ち、左脇にモモカンを抱えている。
俺は書庫の陰で震えていた。
(このままじゃ、モモカンがあいつに…!)
110番? いや、非常ベルか。
だが、警察にしろ警備会社にしろ、到着までどれだけ時間がかかるのか。5分? 10分? それでは間に合わない。今、俺が助けるしかない。でも、どうやって あの巨漢に……。
ぐるぐるし過ぎて 考えがまとまらない。
そうこうする間にも、男は薄暗がりの廊下を進んでいく。正面玄関は もう目の前だ。
(どうしようも無いのかよ、くそっ…)
弱気が顔を出し、俺があきらめかけたとき。
突然、巨漢が足を止めた。
「…事務所に連れてく前によう」
縛られたモモカンの身体を、廊下の壁に打ち付ける。
「ちっとばかし可愛がってやるぜ、監督さん」
壁と男にサンドウィッチにされ、逃げようの無いモモカン。その豊満な胸に 武骨な手が伸びた。
(……!!)
モモカンが犯される!
毎日のように夢想してきたモモカンが、今ここで あの男に…!
絶望的な状況に、俺はようやく、覚悟を決めた。
ロッカーの陰から 俺は静かに後ずさった。
絶対に物音を立てぬよう、慎重に 慎重に。俺は廊下を後ずさり、階段を昇って三階に上がる。そして廊下を逆走、そろそろと階段を降りて 男の前に先回りをする。
荒い呼吸を鎮めつつ、正面玄関を覗き見る。
(いた…っ)
巨漢はまだ、そこに居た。
モモカンの左脚を自分の肩に乗せ、彼女の前に膝立ちになっている。モモカンのスカートは完全に捲りあげられ、むっちりとした生脚と 白いパンティが丸見えだ。
男の指がパンティの底をなぞり、
「んっ……うぅんんーっ!」
くぐもった呻きをモモカンが漏らした。
(くそ…てめぇ、ウチの監督を…!)
もう、我慢出来なかった。
大切なものを汚される怒りが なけなしの勇気を後押しし、
(……やっちまいな、オレっ)
スキンヘッドめがけて駆け出していた。
男までは 7−8m。一気に間合いを詰め、背後からの攻撃を狙う。
パンティごしの指戯に没頭していた男は、反応が一瞬 遅れた。先に気づいたモモカンが 激しく首を振る。大きく見開いた目が、来ちゃいけない!と訴えているが、
(駄目っスよ、もう来ちゃったもん!)
俺は 2m手前で跳躍し、全力疾走の勢いのまま、男に飛び蹴りを見舞った。
その直前、巨漢がこちらを振り向き、頭をガードし、同時に床に転がって身をかわそうとする。
(ヤバっ…かわされる…っ)
が、モモカンが男の体に脚を絡め、その動きを遅らせる。
(今…っ!)
俺は蹴り脚を振りぬいた。
それは 巨漢のあごに、信じられないほど上手く命中し、男はその場に崩れ落ちた。
俺はモモカンを振り返る。
「助けに来ちゃいました! 監督っ」
大粒の涙を浮かべながら、モモカンが笑った。

769 :

後ろ手に縛られたモモカンを 解放しようと思ったとき、
(……っ!)
視野の端で何かが動いた。
男が立ち上がり、
「糞ガキがぁぁ!」
豪腕を振り回す。
俺は慌てて飛びのくが、この選択は失敗、男にモモカンとの間に割って入られた。
「すぞ……絶対す、このガキ…!」
凄まじい形相で スキンヘッドが俺を睨む。
男の身長は185くらいか。上背もあるが厚みもある。その威圧感は物凄く、向き合っているだけでチビってしまいそうな迫力だ。
モモカンが叫ぶ。
「んぅうーっ!」
「逃げないっスよ、監督」
戦力差は絶望的。だが 負けられない。
「オレ もう、助けるって決めたんでー」
逃げれば モモカンは犯される。その光景を想像するだけで、体中の血が沸騰してしまいそうだった。
(……おっと!)
落ち着け、リラックスしろ、俺。
(サードランナー……サードランナー……サードランナー…)
怒りで固くなった身体に 懸命に呼びかける。
(…サードランナー……サードランナー、くそっ、泉がアレやってくれればっ)
と、くすぐられた感触が蘇り、思い出し笑いがこぼれた。笑ったせいで、身体が ほどよく脱力をする。
スキンヘッドは時折 拳を動かし、フェイントをかけてくる。
大丈夫。目で追える。
相手はこっちを舐めている。パンチは大振り。ぶんぶん振り回している間は 何とかなる。あとは集中、目をこらせ。
「おらっ、女を助けるんじゃねェのか、糞ガキっ!」
男が吠え、
「来ねェなら こっちから行くぞっ」
大きく踏み込んでくる。
巨漢が左のフェイントから右を振ったとき、
「んんーーっ!」
モモカンが身体をぶつけた。
男の巨体は、しかし 今度は少しも動じなかった。
「邪魔だよ、ネエちゃん」
胸倉を掴んで引っこ抜く。ワンピースの襟元が破れ、モモカンの胸が露わになる。
モモカンの身体を壁へと突き飛ばし、
「来いよ、ガキ」
大男が向かってくる。
(来る……来たっ、見えるぜ、おっさん!)
振り回された豪腕を、俺は目で追い、ギリギリでかわす。男の懐に飛び込むと 相手は長いリーチ、振り回した腕をすぐには戻せない。
(狙いは…)
さっき飛び蹴りを喰らわせた、アゴ。
ほとんど真下から、俺はありったけの力で拳を突き上げた。

顎を打たれて倒れたところを 容赦なく蹴りまくられ、男は失神して縛られた。さらにズボンを下ろされて 恥ずかしい写真を何枚も撮られ、
「モモカンや西浦に何かしてきたら、こいつをネットに流す。この免許証も添えて、ね」
屈辱で顔を真っ赤にして よたよたと帰っていった。
俺はそれを校門まで見送り、ふう、ようやく 一息ついた。

770 :

正面玄関に戻ってきた俺を、モモカンの笑顔が迎えてくれた。
笑顔で、と云っても 彼女はまだ 縛られたままだ。俺は一度、逆襲を受けていたから、あいつに背を向けてモモカンの手錠の鍵を外すなど、考えもしなかったのだ。
とにかく早く あの大男に消えてほしかった。
その男が消え、
「監督、今 手錠と猿ぐつわを――」
云いかけて、俺は固まった。
月明かりに浮かびあがる、モモカンの白い肌。
はだけられた襟元では 大き過ぎる胸の隆起がオフホワイトのブラを誇らしげに持ち上げ、捲りあげられたスカートからは むっちりとした太腿が覗いている。
ゴクリ。思わず 唾を飲み込む。
(モモカンの胸……あの柔らかそうなおっぱいが……)
何度も何度も夢想した白い肢体が、目の前にある。
(……冷静になれよ、オレ。ダメだよ、ダメだって)
どんなに魅力的でも、モモカンは野球部の監督だ。俺らは絶対、モモカンに逆らえない。逆らおうとしたこともない。だが。
あの男に縛られ、弄ばれていたモモカン。
彼女の見せた羞恥の表情と、涙。
一度 女の弱さをさらしたモモカンを、俺はもう 今までと同じには見れなくなっていた。
(ダメだよ……でも、でも…っ)
俺の手が伸び、モモカンの胸に触れた。
「……んんっ!」
驚き、後ろへ身を逃がすモモカン。大きな瞳が俺を睨むが、
「ぅん! んむんぅぅー」
俺は彼女を強く抱きしめていた。
夢中だった。
目の前の女体にのぼせあがり、後のことなど 何も考えていなかった。
モモカンの悲鳴など おかまいなしに、俺はただひたすら 胸をまさぐり、太腿を尻を 撫で回した。
「監督っ、監督っ!」
胸を大きく覆う、色気の無いスポーツブラ。
だが あまりに大きなモモカンの胸は、その素っ気無い下着さえ たまらなくHなものに見せている。
「こうしたかったんスよ、監督。ずっと…ずっと…!」
ブラをずり下げ、
(あぅ…! 何て白さっ、何て…)
月光に青白く染まる しっとりとした乳肌。
ぷにょっと柔らかく、それでいて指を押し返してくる弾力ある固まりを、俺は一心不乱に揉み続ける。さらに その頂きに色づく桃色の突起を、赤ん坊のように吸い上げる。
「んっ…んふぅぅ!」
乳首を強く吸うと、モモカンが身をよじり 呻いた。
(マズっ、痛くしちったか?!)
思わず口を離し、抱きしめる腕の力も抜けたとき、
「んんぅうー!!」
突然、モモカンが暴れた。
頭突きから膝蹴りのコンボがキレイに決まり、俺がうずくまる。
モモカンが身をひるがえし、校舎に駆け込む。
その後ろ姿を見上げ、
「……逃がさないっす、監督」
俺は跳ね起き、後を追った。

771 :

全力ダッシュで追いかける。
モモカンは 俺よりずっと遅い。
(ま、腕を縛られてるからですけども、ね)
正面玄関を入ってすぐの廊下で、俺は彼女に追いついた。
モモカンに飛びつき、押し倒す。
その暴力的な流れのままに、俺は彼女にキスをする。
が、失敗。モモカンは激しく身をよじり、その肩で俺の頬を打つ。そこへ またしても膝蹴り。この女を押さえ込むのは、今の俺には難しい。
だが そのとき。
廊下に置き忘れられていたカバンに 俺は気づいた。
(…! あれって、さっきの大男の…)
暴れる脚の上に乗り、そのカバンに手を伸ばす。
(武器は無いのか、武器は…)
がさごそと中を漁ると、
(……これ! AVで見たことあるよっ)
俺はそこに 最高の道具を発見する。
強制開脚足枷。
40cmほどの黒い棒の両端に、足首を括る留め具が付いている。これを使えば、モモカンの蹴りを封じるだけでなく。
(あんなコトや こんなコトも…っ)
じゅるり。興奮のあまり 唾があふれそうだ。
モモカンの脚に馬乗りになったまま、俺は足枷をはめていく。
そして。
俺は下着に指をかけ、一気に引き降ろした。
「んっ、んっ、んうぅー!」
モモカンが泣き叫ぶ。
だが、その声は俺の耳に届いていない。
「凄ぇ…っ」
(これがモモカンの……女の……)
それを生で見るのは初めてだった。
というより、AVでさえ こんなはっきり見たことは無い。裏AVを田島に借りたときも、その女優のモノは黒ずんでグチャグチャしていて、気持ち悪くて見ていられなかったのだ。
だが、モモカンのそれは。
薄紅色のヒダがぴったりと合わさり、綺麗だった。
感動に 胸が熱くなる。
俺は彼女の脚の付け根に顔を埋め、
(くんくん……すぅぅー)
思う存分、匂いを吸い込んだ。
強い汗の匂いに、わずかばかり 尿の匂いが混じっている。
モモカンが顔を真っ赤にし、激しく暴れる。匂いを嗅がれるのが どうしてそんなに嫌なのか。俺には分からない。
「いい香りっすよ、監督。『女の匂い』って感じで」
そう軽口を叩きつつ、今度は ぺろっと舐めてみる。
少ししょっぱいような、酸っぱいような。
(これがモモカンの味なんだ…)
監督の愛液の味なんて、部の誰も 知らないだろう。
その優越感が興奮をさらに高め、俺は夢中で舌を這わせ その裂け目を舐め続けた。

772 :

(そろそろいいのかな…?)
前戯は十分にしたはずだ。残るは、もちろん。
俺は服を脱ぎ捨てた。
腰を逃がそうとするモモカンを押さえつけ、フル勃起したモノを突きつける。
(ここ…だよな……?)
切っ先を裂け目に当てると、モモカンの顔色が変わった。
「……入れます、監督っ」
「んっ! んむぅんんー!!」
俺のモノが秘唇に突き刺さる。パンパンに膨れた先端が ぴったりと閉じ合わされた肉ヒダをこじ開け、膣の内部へと侵入していく。
膣内は狭かった。
あまりにキツい膣洞に 俺は歯を食いしばり、少しづつ 肉棒を埋めていく。
(……んんっ!?)
どうしても奥へ進めない。
俺のモノは まだ半分も入っていないのに……。何かが行く手を阻んでいる感じだ。俺は一度 抜ける寸前まで腰を引き、
(えいやっ!)
身体ごと叩きつける勢いで 肉棒を突き入れた。
何かが絡みつき、阻む。その障害を力まかせに押しきると、
「むっ、うっ、……んむぅううーッ!!」
モモカンの絶叫とともに、フッと その抵抗が消えた。
ついに膣の最奥まで 俺のモノが打ち込まれる。
気持ちいい! 凄く気持ちいい!
モモカンの膣内は狭くキツく、その上、
「ぬるぬる絡みついて来ますっ。凄いっす、監督の中…!」
目を閉じ、俺は腰からの快楽信号に身を委ねる。
あまりの気持ちよさに 勝手に早くなってしまう腰の動き。
(最高っス…最高っスよ、監督ぅ!)
ふと 瞼を開けると、目の前にモモカンの顔があった。
モモカンは泣いていた。
涙で頬を濡らし、眉を寄せて俺の打ち込みに耐えている。額やうなじに汗が光り、ほつれた長い髪が貼りつく。猿ぐつわの口からは うめき声と熱い吐息が漏れ、露わになった乳房が ぷるんっぷるんっと揺れまくる。
そして、下腹からは。
肉棒を引き抜く都度、伝い落ちる紅いしずく。
(まさか…、嘘だろ……!?)
あのモモカンが処女だった、なんてことが――!!
だが、考えてみれば。
俺のモノを半分も受け入れられなかった膣。この痛みに耐える表情。そして出血。
これはもう、間違いない。
「嬉しいっす。監督の初めての男になれるなんて…っ」
俺は激しく感動しつつ、一層強く 腰を打ちつける。
モモカンの処女を奪った喜びと 身体が感じる快感との相乗効果。かつてない興奮が俺の脳を直撃していた。モモカンの中に挿入して まだ数分というのに……。早くも俺は 激しい絶頂感に突き上げられ、
「ううっ、出ます! もう、オレ……イクっ!」
「……んう! んうむ、ぅんうぅーー!!」
二人の絶叫が響く中、俺はモモカンの腰を抱えこみ、大量の精を 彼女の膣内にぶちまけた。

773 :

はぁ…はぁはぁ…。
月明かりの射し込む夜の校舎に、二人の荒い呼吸音だけが響いている。
呼吸のたび、モモカンの豊かな胸が上下する。その柔らかな肢体に乗ったまま、俺は放出後の心地よい気だるさに浸っていた。
「……んぅうぅうん!」
モモカンが俺を呼んだ。
のっそりと身体を起こすと、大きな瞳が 俺を睨みつけている。
(うわっ、メッチャ怒ってるよ〜)
うん、まあ当然なんスけども。
いきなり手錠を外すのは恐ろしいので、とりあえず猿ぐつわから解いてみる。言葉を取り戻したモモカンの第一声は、
「重いよ! どきなさいっ」。
つづけて、
「早く腕もほどいて!」。
さらに とどめが、
「自分が何をしたか 分かってるよね! 水谷君!!」。
怖い。はっきり云って 怖すぎる…!
怒りに満ちた視線が、鋭い刃となって俺を貫く。
どこで選択を間違えたのか。俺は許されざる罪を犯してしまった。モモカンが激怒するのも 当たり前だ。
(良くて退部か…)
仲間の顔が浮かぶ。
応援してくれてた母親や姉貴の泣き顔も。
(……モモカンは表沙汰にするかな?)
そうなれば退学&塀の中だ。
土下座して謝れば、許してくれるだろうか?
(無理だよね〜。そりゃ無理だって……)
今夜で すべてが終わる。なら…!
俺はカバンの中を探り、手錠の鍵を見つけた。
「ありました、監督」
「早く外して!」
モモカンがこちらに背中を見せると、俺は鍵を―――遠くへ投げ捨てた。
「最後の思い出に……監督っ、もっぺんお願いしますっ」
そう云うなり、彼女の首を掴み、押し潰す。
顔と肩とを床に付け、お尻だけを持ち上げた格好のモモカン。
「水谷君、何を考えてるの! コラっ!」
叱責の声を飛ばすも、後ろ手に縛られ 開脚足枷まではめられていては、俺をどうすることも出来はしない。
「バカにしないでっ、いい加減に……あっ!」
目の前で揺れる大きなお尻を 平手でぶった。
「……あぅ!……止めなさいっ、あん!……止め…っ」
真っ白なお尻がどんどん紅くなっていく。
五発、十発、二十発。
規則的なリズムで腕を振りおろしながら、
(あれ…? これ、すごく楽しいぞ?)
自然と 笑みがこぼれてきた。
手のひらがジンジン痛い。最初は右手で打っていたが 痛くなって途中から左に代えたほど。だが その痛みを忘れてしまうぐらい、俺の気持ちは高ぶっていた。
下半身も 痛いぐらい元気になっている。
(そっかー、オレってSだったんだー)
熱く堅くなったモノを しっとりと濡れた紅い花唇に押し当てると、
「ふざけないでッ! 嫌よっ…離しなさいっ!」
モモカンが声を荒らげた。
「このっ…、許さないよ! 水谷…!」
「行きます…、監督の中に……入ります…っ」
俺のモノが捻じ込まれ、狭すぎる膣肉をこじ開けた。

774 :

「……うっ…はッ…あはぁぁ…っ」
純潔を奪われ 傷ついた粘膜を、肉棒が再び えぐっていく。
モモカンの口から漏れる 切迫したあえぎ声。その声に煽られ、俺は容赦なく腰を叩きつけた。
パンッ! 肉棒を打ち込みながら お尻を打つと、
「痛っ、あぅ……止め…っ」
モモカンが悲鳴をあげた。
悲鳴とともに、膣の締めつけが瞬間 さらに強くなる。
(ぶたれて…感じてる……?!)
二度 三度と続けて打つと、
「やっ…止めなさいっ、水谷君! あはぁぁ…!」
悲鳴に 甘い声が混じり始めた。
この変化が 俺をさらに興奮させた。
「これ、気持ちいいんスか、監督……監督っ」
「……気持ちよくなんか……んぁッ、調子に……ぅはッ」
「お尻がイイんすか。それともぶたれる方? ほら、ほらっ」
「……私は…あぅ! イヤって云って……ひゃぅ!」
打ちながら肉棒を送り込むと、モモカンの膣は 即座にこれに反応する。
(じゃ、こんなのは…)
真っ赤になったお尻を、今度は優しく撫でてやる。
「…あん……あふぅぅ……」
さらに打ち、ときに撫でる。
次第に モモカンは甘いあえぎを隠さなくなっていく。
「水谷君、んっ…そこッ、だ、駄目……ぁふぅ!」
その声を浴びながら。
俺は至上の幸福感に酔っていた。
絶対の監督だったモモカンを自由にする悦び。
この素晴らしい下克上が、俺に自信と余裕を与えていた。
犬這いでバックから犯され、お尻をぶたれるモモカン。
俺は彼女の身体にのしかかると、たっぷりとした乳房をわし掴んだ。
(うわっ、凄い重量感…!)
下向きになったことで さらに重く実った乳肉を、思う存分 揉みしだく。
(凄ェよ、この柔らかさ。もう最高っす〜)
腰をぐりぐり押しつけながら、モモカンの爆乳を弄ぶ。手のひらに載せて たぷたぷと重みを測り、強く掴んで握り潰す。俺の愛撫のひとつひとつに 甘いあえぎで応えるモモカン。
俺がこの幸せを 心ゆくまで堪能していると、
「……ぁふっ、はぁぁん!」
ひときわ高く切ない声で 彼女が鳴いた。
膣ヒダが急にざわめき、しぼるように収縮する。
(今の……乳首…?)
乳房を乱暴にまさぐるうち、うっかり乳首を揉み潰してしまったのだ。
(もしかして…。モモカン、ここ弱い?)
試しに きゅっと乳首をつねってみる。
「ひゃぅッ、痛いの……止めて、…お願いっ!」
やめてといいながら、お尻を左右にくねらせる。それはまるで、おねだりをしているかのようで、
(もっといじめてやれ。もっと、もっと…っ)
俺はそこを集中的に攻め立てる。
乳首を指腹で転がしたり、強くつまんで引っ張ってみる。さらに 指先で乳房の中に押し込んでみたり、軽く爪で擦ったりもする。この攻撃をしばらく続けていると、ついに、
「あ あはっ……イイっ、それ!…凄く感じるよ!!」
モモカンが堕ちた。

775 :

堕ちたモモカンを、俺はさらに責めていく。
「あふぅ…っ、気持ちイイ! 乳首が凄くいいの!」
「私、監督なのに あなたに犯されて……犬みたいに後ろから犯されて……」
「イカせて…! お願いよ…水谷君、私を……壊して…っ!」
甘く淫らな声を続けざまに漏らすモモカン。
ひたひた ヒクヒク。蜜液でぬるぬるの膣ヒダが 肉棒に吸いついて離れない。
「イクんですか、監督っ。オレで…オレので…っ」
「私 イクよ、水谷君…っ、ああっイクっ! いっちゃうぅぅ!!」
膣粘膜が小刻みに震え、きゅーんと締まった。
ぶるるっ。うなじと背中にも震えが走り、そして―――モモカンは崩れた。

俺はモモカンから離れ、彼女の裸体を見下ろしている。
顔から胸までを廊下につけ、お尻だけを持ち上げた格好のまま、その裸身は動かない。丸出しの下腹には 俺のモノの形そのままに 秘唇が口を開けていた。
(オレ、モモカンをイカせたんだ…っ)
圧倒的な達成感。俺は 自分が誇らしかった。
だが、それでもなお 俺は満足していない。
(もっとモモカンをイカせたいっ。それに…っ)
自由を奪っての凌辱ではなく、最後は自然な形でつながりたい。
俺は革手錠の鍵を探し、外した。つづいて足枷も。
何時間も縛られていた彼女の腕には 革ベルトの跡が強く残り、鬱血していて痛々しい。それを俺は 優しくさすった。
「……はぁ…はぁ…、水谷君……」
うっすらと目を開け、モモカンが身を起こそうとする。
「監督っ」
俺はモモカンを抱きしめ、唇を奪った。
驚きに目を大きく見開くモモカン。それでも 今度は俺を拒まない。
(オレ…今、モモカンとキスしてるよぅ)
唇が触れていたのは、ほんの数秒だったが。
めくるめく甘美な時間に 俺は酔った。
そのまま彼女を押し倒す。
正常位で挿入すると、さきほどの余韻を引きずっているのか、熱くてぬるぬるの粘膜が 俺のモノを包み込んだ。ねっとりと肉棒にまといつくような 素晴らしい感触に、
「監督、好きですっ」
無我夢中で腰を打ちつけた。
「……んっ…んふっ、駄目……やあぁっ!」
モモカンがあえいでいる。
俺に抱かれて。俺に突かれて。
一突きごとに 豊満なバストが ぷるん! ぷるんっ! 激しく波打ち、俺はそれをわし掴み、揉みしだく。乱暴に乳首をこねくると、
「……ぁはぁぁ、凄いっ、…凄く感じるよっ!」
膣ヒダが激しくざわめいた。

776 :

「いいの……水谷君っ、それ…もっと続けてっ!」
淫らな声をあげ、モモカンが腰をくねらせる。
すぐ目の前で揺れまくる爆乳に 俺は顔を埋め、強く乳首を吸いあげた。乳輪をめぐるように舌先でなぞり、乳首を軽く甘噛みする。
「あ はぁぁ…っ、イクっ、またイクぅ!」
激しく首を左右に振り、絶頂に押し上げられるモモカン。
(……っ!!)
彼女の膣が急に締まる。
が、それでも俺は射精しない。
「監督、好きですっ」
ぐったりとなったモモカンに 追い打ちをかけていく。一層 激しく肉棒を叩きこみ、力まかせに双乳を揉み潰す。
「……水谷君、私 もう身体が…」
「好きなんスよ、監督、…監督っ」
許しを乞うように俺を見るモモカンに、
「オレ、監督にヒドいことしました。どんな処分でも受けます。でもっ」
「でも、今だけ…今夜だけは、監督…っ」
「今夜だけはオレの恋人になって……!」
全身全霊の力で腰を打ちつけながら、俺はモモカンに懇願する。
「……あっ……んふぅッ……そこっ、凄ぃぃ!」
あえぎ声をスタッカートさせながら。
苦悶の表情でモモカンは俺を見つめ、云った。
「いいよ……水谷君っ。今だけは 私……私は あなたの女だよっ!」
「監督っ、監督…っ」
感動と興奮で 脳が壊れてしまいそうだ。
いや、もう壊れていたのかもしれない。俺も、モモカンも。
俺たちは狂ったように快楽をむさぼり、さらなる高みを求めていく。
彼女の身体を抱いたまま、俺は上体を起こし あぐらを組んだ。
モモカンもそれに動きを合わせ、しっかりと俺にしがみつく。
対面座位。
夢にまで見た格好で、俺は彼女にキスをする。
今度はすぐには離さない。それどころか、舌を入れてみる。すると彼女は唇を少し開き、俺の侵入を受け入れた! 二人の舌がねっとりと絡み合い、求め合う。俺はもう有頂天で、彼女の歯列から舌の裏側まで 思う存分 舐めつくす。
欲情は激しく高ぶり、腰の動きが加速する。
だがそれはモモカンも同じで、俺の突きあげに合わせて恥丘をせり上げ、貪欲に最奥まで 肉棒を咥えてくれている。
二人の呼吸が重なる。鼓動さえ 重なっていく。
「オレ、今 監督とひとつに……っ」
「そう 一緒だよ! 私たち、一緒にイクんだよっ!」
「監督、オレ もう、……もうッ」
「いいよ、水谷君! 大丈夫な日だから、中に…中に出しなさいっ!」
ぎゅっと 彼女は俺にしがみつく。
腕だけでなく、爆乳を俺の胸板に押し潰し、その長い脚を俺の腰に絡めて、モモカンは絶叫していた。
その叫びを聴いた瞬間、俺は 凄まじい勢いで精をぶちまけた。彼女の膣の一番奥まで打ち込んで、極上の粘膜の痙攣を感じながら 大量の白濁で彼女の子宮を染め上げる。
完全無欠の絶頂感!!
極限の疲労と絶対の悦楽に身体が痺れ、意識が混濁していく。
「……ぁふぅ、……水谷君、好き……」
遠くなっていく意識の中で。
モモカンの甘いささやきが、聴こえたような気がした――。  (了)

777 :
神SSがきてた!

778 :
GJ! すごくエロい! 次は篠岡もおねがいします!

779 :
久しぶりに来たら良SS来てた
ちょと長かったが全部読んだよ GJ!
ときに、763は761?
このスレじゃ職人叩きなんかしないよ
お蔵入りSSがまだあるなら、早くあげてほしい
待ってる
あと他の職人もどんどん投下してほしいな

780 :
叩きはあるよ

781 :
下手くそな文章が批評されるだけだよ

782 :
特定カプの時だけ荒れるw
文章の上手い下手関係なく

783 :
レスくださった方、ありがとうございます。
一人分の需要はありそうだな、ま、枯れ木も山のにぎわい、と
投下いたしましたら、思いの他、反応が良くて、ほ…っ。
ダメ出しや批評は励みになるので嬉しいですが、叩きは怖いです…。
(「文体が気に入らないから消えろ」「そのカプでSS書くな」とか
云われてしまいますと、ちょっと立ち直れないもので…。
次の、書こうかなあ…、やめとこうかなあ…)

784 :
ならやめとけ
2ch(正確には違うが似たようなもの)で発表して
叩かれる覚悟もないようならどうせ続かない
つか誘い受けウザイ

785 :
このスレ見直せばどのカプがNGかは判るはず。
キチ○イじみた攻撃されて荒れるからそれさえ外せば問題ないよ

786 :
ア○シ○とかな

787 :
過去スレ読んで半年ROMってみればいいと思うの

788 :
そこまでゆーなよ
必要以上に空気悪くすんな

789 :
ア○シ○……アサシンか
ass ass inすなわち801だから確かにこのスレではNGだな

790 :
NGカプをア○シ○なんてあまり呼ばないような
他のスレにまで迷惑かけるアンチなんか滅びればいいのに

791 :
おまえ、頭いいな
でもな、女二人のassに入れたバイブをヒモで結んで綱引きさせても
ass ass inになるんじゃね?

792 :
夢とか女体好きにはマネジはウザイよねw

793 :
>>790
アンチを産んだのはアベチヨ厨の自業自得だからなあ

794 :
アベチヨ厨を毎回言い訳にしてるけど
アンチのキ○ガイっぷりはその百倍酷い

795 :
で、スレが伐としてSSが投下されないわけだが
この半年で投下がこないだの一本ってオカシイよ、マジで

796 :
阿部も篠岡も出ないSSなら、アベチヨ厨もアンチも刺激しない

797 :
つーか、カップリングに文句つけてくるような奴なんか何様だと思うけどな。
好きに書かせてやれや。

798 :
それが通用しないんだよ
他のスレにまで迷惑かけるわ、人格疑うレスや行動に出る

799 :
阿部厨篠岡アンチ怖いです

800 :
>>798
アベチヨ厨のことですね、わかります

801 :
>>800 自覚ないのか お前のことだ
篠岡アンチがこれだから廃れてる 消えろ

802 :
今日も元気にモモカンでおなにゅ!

803 :
>>801
残念なことに自分はこのスレでしかアベチヨ厨を
叩いてないので該当しないんだ

804 :
>>803 該当レスだけじゃないかもしれないが好きなの選べ
>>66 >>74 >>244 >>295 >>303 >>334 >>338 >>342 >>364 >>369
>>372 >>375 >>378 >>397 >>401 >>404 >>405 >>410 >>414 >>417
>>495 >>527 >>533 >>534 >>535 >>536 >>537 >>563 >>630 >>632
>>633 >>634 >>636 >>658 >>659 >>663 >>664

805 :
篠岡の西浦内カプが荒れるなら、
他校による輪姦とかシガポかモモカンによる調教とかがあればいいと思うんだ!
アフタでマネかわいっすねって言われてるの見て、練習試合中まわされるなと思ったんだが

806 :
てか下手だったりキャラが別人じゃなければ叩かれない

807 :
お前さんの基準の「下手」や「別人」な
俺サマが気に食わないやつは存在すら許さん、と
投下をなくしてくれて、本当にありがとう!

808 :
保守

809 :
>>807
ふざけんな。てめえ何が目的なんだよ
投下なくすとかなに考えてんの?

810 :
>>809
ちがうんじゃね?
叩かれてるSSは下手&キャラ別人だから、叩かれて当然っていう806に対して、自分の基準を押しつけて投下のたびに叩いてるから誰もSS投下しなくなったって、807は書いてるんじゃねーの、普通に読めば
最後のありがとうは、イヤミだと思うー

811 :
ホモは801板で百合は…
百合ほしい百合。
だめなのかな…。
水谷母と阿部母萌える。
あと田島母は総攻めとみた。
三橋母もたいがい攻めで、すやま母は総受けかな。
栄口姉もなんかおいしそう。
だれかぁぁあああ。

812 :
自分も807には全文同意だった
嫌みで礼を言っただけだと思う

813 :
>>811
百合欲しいわかるよおおおぉ

814 :
自分も百合はここでいいと思うが、以前に、
>>714-720みたいな話もあったわけで。
801はさすがに無いにしても、
スレは、なんでもありって空気があればこそ、
玉石混淆で投下が増えるもんだよな

815 :
違反してなくても叩くバカはいるけど?
百合見たくない
けどやるならせめて若いのでw

816 :
若いので百合・・越智×友利だな?

817 :
るりちよ、ももちよ。
栄口姉、水谷姉、花井妹w
ノーマルまじえてなら花井兄と双子とか
あと若いのは武蔵野のマネジかな。
双子萌え的には顔同じだからみはるりなんだけど三橋が男だからな…。

818 :
水谷姉ってビジュアル出てたっけ?
武蔵野の巨乳マネジ好きだ

819 :
深見ちゃんと野々宮ちゃん
チア二人とか
篠岡って百合だと
なぜかガンガン攻めてるイメージがあるなあw

820 :

チヨルリいいな
ツンデレかわいい

821 :
アベチヨ
気に入らない人は爽やかにスルー
一応>>205,597,669の続き(未読可)
完結

822 :
阿部と篠岡が付き合いだしたのは高三に進級する春のことだった。
最後の夏が終わり高校球児から受験生へと変わる秋、
二人は穏やかに寄り添い同じ時を過ごしていた。
いつだったか篠岡が言っていたことがある。
「なにも喋らなくても別々のことをしててても、
 ただ一緒にいるだけで楽しいんだ」
それを聞いた友人は夫婦みたいじゃんと笑っていたが
隣で聞かぬ風に聞いていた阿部は内心忸怩たる思いでいっぱいだった。
冬が始まる頃、篠岡が阿部にひとつ質問をした。
「阿部君もうすぐ誕生日だよね、
 なにかほしいものある?」
「あ? べつに……、あ」
気のない返事をしかけて慌てて言葉を止めた。
「イヤ、ある! なんでもいーか?」
「手の届く範囲のものならね! あんまり高いのはムリだけど。
 なに?」
「や、金はかかんねーから。
 あのさ、〜〜〜〜っっ」
珍しく言いよどむ阿部を篠岡は不思議そうに眺める。
「まー、そのうち言うよ」
「?
 なるべく早く教えてね!」
純真な笑顔を向けてくれるカノジョにそのまま言うのは気が引ける。
欲しいものはただひとつ。
お前をくれ!
〜〜なんて言えねーよなァ。
思い起こせば、一年の頃から既にお互いを意識しあっていた。
阿部が自分の気持ちを自覚したのは
篠岡のそれが自分に向けられていると感づいたのと同時期だった。
長く続いた微妙な関係にしびれを切らし明確な言葉にしたのは阿部のほうで
晴れて恋人同士となった晩にはキスまでしてしまった。
それは全く勢い余ってという体で、しかも一部の部員に見られて
散々からかわれてからはキスはおろか手をつなぐこともままならない。
高校生男子としては不本意だったものの
野球のことに頭がいっぱいで放置していたら
いつしか本当にただその場に一緒にいるだけなのが当たり前になっていた。
篠岡は阿部の部屋にいても警戒心ひとつなく、
襲われることなど微塵も考えていない瞳に撃沈する日々だった。
しかし8ヶ月を経てようやくまたとないチャンスが巡ってきた。
今こそ次へと進むとき!
「篠岡!」
「おはよー阿部君。そろそろ決まった?」
「おす。そーだな、食いもんでいーよ」
「ケーキとか?」
「篠岡の作ったもんならなんでもいー。
 うちで食おーぜ」
「わかった、がんばって作るよー!」
母親には、少し遠い肉屋の肉をリクエストしておいた。
その店の近所に友人の家があることもあり当日は夕方まで帰ってこないはず。
避妊具はとうに準備してある。
あとは、泣かすかもしれないことの覚悟を完了させるだけ。

823 :
まずは礼を言ってお茶を出して、食べながらうまいとほめて少しずつ距離をつめ、
ついでにスキだとか耳元でささやいてそのままキスしてあとはもう一気に……
などとざっとシミュレーションをしていたのだが
めかし込んだ篠岡が部屋に入るやいなや抱きしめてキスしていた。
だって今日の篠岡はスゲーかわいい。誘ってるとしか思えねーもん。
抱きつぶしてしまいそうな華奢な身体に柔らかい唇、甘い匂い。
ケーキみたいな篠岡をどこまでも貪る。
息をするのも忘れるくらい夢中になる。
背中を扉に押し付け、半ば無意識に右手が胸を触っていた。
「ん……っ」
身をよじってのかすかな抵抗を受けるが構わず続ける。
ドサッと音がして篠岡の左手から荷物が落ちる。
と同時に強く胸を押された。
「やめて!」
篠岡の鋭い声を聞いた瞬間、阿部は我に帰った。
全身の動きが止まる。
篠岡は涙目になって阿部を睨んでいた。
一気に体温が下がる。
これまで少しずつ、ゆっくりゆっくり育んでいた関係がこの一瞬で崩壊した。
ああ、青春が、終わっ……
「待って!」
「あ?」
フリーズした阿部を再起動させたのは篠岡の意外な言葉だった。
右手を差し出し、小さな箱を掲げる。
「ケーキがグチャグチャになっちゃう!」
言って篠岡はするりと阿部の腕からすり抜け、箱をローテーブルの上に置いた。
ついでに落とした荷物も拾う。
「潰れたって味は変わんないけどね、せっかくがんばって作ったんだから
 ちょっとくらい見てほしいってこと!」
ほっぺたを膨らませて怒る篠岡もかわいかった。
隣にしゃがみ込み、素直に謝る。
「ゴメン」
「いーよ! 大丈夫だったから」
「怒ってねェ?」
「しっかり持ってたからなんともなってないよ」
「そっちじゃなくて、」
「あ……、うん、あれは、別に」
「はーーーっ、よかった。嫌われたかと思った」
うなだれて阿部が心底安心したように言うので篠岡は笑ってしまった。
「あれくらいでキライになったりしないよー」
「……」
阿部は顔を上げじーっと篠岡を見つめた。
二人の間に若干の緊張が走る。
「どんくらいだったら嫌いになる?」
「ど、どんくらいって……」
阿部は体ごと詰め寄ると、ちょっと強引に口づけをした。
啄むように擦り合わせる。
「これくらいは?」
「え、大丈夫……」
返事を受け再び唇を重ねる、舌を絡める。身体が熱くなる。
「これは?」
「へーき……」
吐息混じりに呟かれた言葉が阿部のなけなしの自制心を吹き飛ばした。
篠岡を抱え上げベッドまで運ぶ。
洗いたてのシーツの上に横たえる。
もう一度キスをする。
流れるような一連の行動に篠岡はさからわず、総てを阿部にゆだねていた。
薄く開いた瞳にお互いを映す。
「スキだよ、阿部君」

824 :
阿部は篠岡の前髪をかきあげ、おでこにキスした。
眉も瞼も鼻も頬も。
どこもすべらかで心地よく、唇は耳から首へと落ちていく。
そこで初めて篠岡がまだコートを着ていることに気付いて苦笑い。
どんだけ余裕ねェんだよ。落ち着け。
一息入れてコートを脱がし、そのまま服も下着も全部脱がしてしまえば
真っ白な肢体が目に眩しい。
身体の中心から沸き上がる熱に促されるまま
ささやかな主張を見せる胸に吸い付いていた。
ぴくんと上半身が揺れる。
桜色の頂を舌で転がすたびに声にならない声があがる。
篠岡のことを気遣う余裕もない。
夢中だった。
肩に置かれた指に時折力がこもるのがわかる。
落ち着け。落ち着け! サードランナー!!
必に言い聞かせても勢いは止められず、
しまったウエストから薄く肉のついた太ももまで掌がすべる。
膝をたたせおそるおそる奥へと手をのばすと
きゅっと脚を閉じようとするがたいした抵抗にもなっていない。
はやる気持ちをなだめつつなるべくそっと指を進め、
たどり着いたところはかすかに湿り気を帯びていた。
熱をたたえた深みへ指を沈めぬめりを絡め、念入りに弄っていく。
ゆるりとした動きに合わせて阿部の背中に回った篠岡の腕が力む。
「っっ、やぁっ……」
「イヤか?」
その問いに答えはなく、ただ小さく首をふり額をぎゅっと押し付けてきた。
肩に擦れる柔らかい髪が心地いい。
吐息の熱さもわかる。
もう我慢できそうになかった。
半年以上も前から準備してあった避妊具を装着し、
篠岡の両脚を開かせた所に陣取る。
進退伺いをする余裕もなく、いきり立つ熱を割れ目にあてがい
ぐっと腰を突き出す。が入らない。
何度かやってみたがどうやら篠岡の身体の極度な緊張が原因のよう。
「力抜いて」
そう頼んでみるも入り口は固くとざされたまま。
下腹部にとぐろを巻く熱はどんどん膨張して今にも牙をむきそうだった。
「力抜けって!」
篠岡がビクッと全身を震わせ小さく叫ぶ。
「ご、ごめんっ」

825 :
彼女の怯えた様子を目の当たりにしたとき、
自分がどれだけ舞い上がっていたかを思い知らされた。
落ち着いているつもりだったけど、全然そうじゃない。
────一人でやってんじゃねェ!
はあっとため息をひとつついてその場に腰をおろした。
「阿部君っ!?」
驚いて篠岡が肘をつき上半身を起こす。
阿部は座る自分の腿の上に篠岡をまたがらせ、ぎゅうっと抱きしめた。
「……ごめん」
「え、ナニが? どしたの??」
篠岡の髪に顔を埋めるといい匂いがした。
ふと、脳裏に抜けるような青空が一瞬にしてよみがえる。
必になってボールを追いかけていた強烈な夏の空でなく、
やわらかな陽射しの春。
自分の気持ちをはっきりと自覚させられた去年の篠岡の誕生日。
あの頃はまだ、こんな関係になるなんて想像もしてなかった。
すうっと息を吸い、少しとめてからゆっくり吐き出した。
白い首筋に唇をすべらすと自然に口が動いていた。
「スキだ」
そのまま篠岡を押し倒し見つめ合ったまま、キス。
阿部は体を起こし、今度はゆっくりと進入を試みた。
ぬぷり、と先端が入り口を捉え心臓が跳ねる。
慎重に。確実に。
篠岡の小さい悲鳴があがるがこれ以上はどうもしてやれない。
時間をかけようやく総てを収めきったところで大きく息を吐く。
初めて味わう締め上げられる感覚に理性を飛ばされそうになる。
なんとかそれをつなぎ止め顔を上げると
眉を苦痛に歪ませた篠岡と目が合う。
「わ、」
思わず口をついた言葉を手で止められた。
そして弱く笑ってささやくのを見た。
「ずっと待ってたんだよ」
阿部の頭の中は真っ白になり、ただ衝動のままに動き出した。
きつく閉じられた瞼もにじむ涙も苦しげに自分の名を呼ぶ声も、
乱れる篠岡の総てが阿部の劣情を煽る。
篠岡の中を埋め尽くそうとするかのように強く深く激しく打ち続け、
阿部は欲望を残らず出し切った。

「お、すげーうまそうだな」
差し出されたケーキを前にして率直な感想を述べただけなのに
阿部は疑わしそうな目つきを篠岡から向けられていた。
「や、これはいつもの『うまそう』じゃねーよ」
「あははっ、だよね!
 食べて食べてー、お口にあうかどーかわかんないけど」
「オレ好き嫌いねーかんな。いただきます」
「阿部君て……」
「あんだよ。
 ん、うまいよこれ」
「ありがとー! よかったー。
 でもホントにこんなのでいいの?」
「じゅーぶん!
 今まで生きてきた中でサイコーだった」
「おーげさー」
「うまかった。あんがとな」
引っ張り寄せキスをしてささやくと篠岡は嬉しそうに笑った。
「阿部君、誕生日オメデトオ!」

826 :
以上です

827 :
どへたくそ

828 :
ありがとう

829 :
投下ありがとう
すごくよかった!2828したw

830 :
文章おかしいところがあちこちにあって
楽しめなかった

831 :
GJ! 誕生日に投下あってうれしい
>>830
だったら自分で書いたら?何様なんだよ


832 :
>>831
ほっとけ。最近そうやってけなすことしかできないバカが粘着してるから

833 :
>>822-825 乙乙
地の文で一人称と三人称をどっちかに統一するともっと良くなると思う
投下はありがたいし次も待ってるよ

834 :
ドリーム臭がすると思ったら人称統一してないせいか

835 :
えらそうw

836 :
なんで荒れるって判ってて投下するの?

837 :
なんで遠慮しなきゃいけないの?それじゃアベチヨアンチの
思う壺だし、文句言われる筋合いなんかないよ
何度もエロなしを投下してるのは気になるけど

838 :
エロなしの作品だって何個かあったと思うけど。
っていうかカップリングは自由のはずだろ

839 :
遠慮するのはどう考えても荒らすほうだw

840 :
エロなし投稿してえらそーなことはいえない

841 :
上から目線の多いスレ

842 :
暇だったんであみだツールで組み合わせ作ってみた。
女は>>817,819から12人(双子は一緒として)
男は本名判明してる50人から12人に絞った。(ご家族は抜き)
1, モモカン   ー 利央(桐青)
2, しのーか    ー 倉田(美丞)
3, 友井(チアのパーマ) ー 秋丸(武蔵野)
4, 小川(チアの黒髪)  ー 竹ノ内(美丞)
5, 深見(西浦の大太鼓) ー 高瀬(桐青)
6, 野々宮(トランペット)ー 河合(桐青)
7, 花井双子       ー 柴(春日部)
8, 栄口姉(名前出てない)― 西広
9, 越智         ー 栄口
10, 友利         ー 市原(埼玉)
11, 涼音(武蔵野マネ)  ー 梅原(応援団の地味なヤツ)
12, 三橋瑠里       ー 鹿島(美丞)
とりあえず書き出してみたので
惹かれる組み合わせがあればどうぞ利用してください。
7は犯罪臭がするが。

843 :
>>842
どういう基準で男を決めたのかわからんが個人的に4,5,7が気になるかな
ヒゲと幼女の組み合わせが好きだ、あと5は単純に見た目だけでお似合いだと思った
個人的にはゆーり先輩のエロが見たいけど

844 :
>>843
書くの忘れてた。
男性陣は、西浦15+桐青10の25人からあみだで6人
埼玉3+美丞10+武蔵野5+春日部4+三星3の25人からあみだで6人で選びました。
三星が可哀想なことになってしまった。

845 :
アベチヨ厨漫画スレで暴れるなよ

846 :
連載、11年11月まで休載ですよ
かんべんしてくださいよ、もう!

847 :
>>846
ホント
来年は単行本を最低でも3冊は出さないと、マジで読者いなくなると思われ

848 :
あけおめ。
一冊分でも多く本誌に追いついてくれますように
一作品でも多く投下がありますように

849 :
今年も投下がありますように南無南無

850 :
越智先輩って下の名前なんなんだろうね

851 :
本スレってあります?

852 :
復帰

853 :
叶とルリのが読みたいなあ

854 :
書いちゃえよ!

855 :
>>846
マジかよ!?

856 :
何をいまさら

857 :


858 :
>>857
チョン

859 :
コミック出たね
おかず談義の巻だった

860 :
新巻読んだ。
まさかエロパロでしかないと思ってたエロ話が本編で出るとはな…
三橋の好みがナースなのが意外だった

861 :
あれってアニメでそれぞれのキャラの声をあてた
声優さんたちの好みじゃなかったっけ?
ひぐち先生が本人たちに聞いたとか

862 :
>>861
そうらしいな。
作者も言ってたけど不思議とキャラの性癖としてもそんな違和感ないのがすごい

863 :
阿部の「色白」ってのは意味深だよな
美肌・色白の美人っていうと 越智先輩が連想されるけど
阿部と先輩じゃ、たぶん会ったことも無いよね?
阿部(母)も美人だし色白そうだし、そっちかな…
母親が弟溺愛してる&夫婦仲わるくなさそう&そんな父親と口論、と
エロゲならフラグ立ちまくりなんだが〜

864 :
色白−−夏の炎天下にグラウンドの草むしってるマネジには、つくづく縁のない言葉だー

865 :
新巻でマネジが阿部好きなの確定して萌えたわ

866 :
多分水谷はしのーかを女ドロボウにして抜いてるな

867 :
女泥棒なら、しのーかは三女か
次女はオチ先輩・長女にユウリ先輩で頼む

868 :
>>863
単純に中の人の趣味をそのまましゃべってるだけかも。

869 :
飢えてます・・
あと7ヶ月じゃ、気力が保たんよ〜

870 :
ほしゅ

871 :
ほしゅ

872 :
ホシュ

873 :
ほしゅ

874 :
おっぱい監督

875 :
aa

876 :
祝! 連載再会!
モモカンがマネジ時代の唯一の部員が山でんだって話を読んで…。
二人で登ってたらDQNに絡まれ モモカンは輪姦、制止しようとした彼は
フルボッコにされ打ち所が悪くてお亡くなり(転落は偽装)
拉致られ数日に渡って監禁輪姦調教されるモモカン
ハメ撮り動画をネタに口止めされ、ようやく開放されたときには
彼女はすでに男たちの子を孕んでいた、
とか妄想したっ

877 :
保守
またいい作品が読めますように

878 :
なんでこんなに過疎ったのか?
面白かったのに

879 :
ネタがないと予想

880 :
そうなのか・・・
でもみんなまた見たいから保守してるんでしょ?
俺も読みたいもん

881 :
監督のおっぱい揉みしだきたい

882 :
ハナチヨ(どちらかというとチヨハナ)を書いてみたんだが、需要的にはどうだろうか
肉欲的ではない(Hしない)が、今日中に一人でも興味を持ってくれたら投下する

883 :
誘い受けなくても大丈夫さ
バッチコーイ

884 :
>>883
どうもありがとう それでは勇気を出して書き込みするよ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1年7組の昼休みは、今日も平和だった。
俺を含めて野球部員の男子3人は、いつも通りの行動をとった。
すなわち、昼飯を大急ぎで食い終わると、阿部は速攻でお昼寝タイムに突入し、
水谷は仲の良いクラスメートと談笑している。
最後に残った俺・花井梓は、日課にしている英会話のラジオ講座を聞こうと、
テキストを鞄から取り出し音楽プレーヤーのスイッチを入れイヤホンを両耳に
突っ込もうとした。
そのときだった。
(女子)「ねえねえ花井!千代があんたのこと好きだって!」
クラスの女子数人が俺の机を取り囲んで、嬉しそうに言い放った。
(俺)「は?」
自分に対して好意を持った人間がいるという報告に対する答えとしては、
余りにも間抜けだと我ながら苦々しく思ったが、その場ではそうとしか
答えられなかったのだから、仕方がない。
(女子)「えー?それだけー?!」
女子たちは一様に不満げな表情を浮かべたが、正直なところ、俺はアドリブが
苦手だ。
双子の妹もいることだし、若い女子との会話に慣れていないわけではないが、
その場の雰囲気を読んで、気の利いた言葉を吐くことが得意ではなかった。
もっとも、今回はそれだけではない。
下手な反応をすることで彼女らを余計に面白がらせることのないように、
最大限に注意を払ったつもりでもあった。
その狙い通り、リアクションがつまらないということで、女子たちはすぐに
離れていき、俺はそれ以上の失態を演じずに済んだ。
だが、そう聞かされたときの正直な気持ちは、「嬉しい!」とか「本当に?」
とは全く異なるものだった。
「いや、それは違うだろ」と。
(続く)

885 :
実際、俺が女子に囲まれている最中にちらっと篠岡を見たら、彼女は申し訳
なさそうな表情を浮かべながら、小さく両手を合わせてみせたのだ。
そのリアクションで、俺は全てを理解した。
篠岡は思春期らしく他人の恋バナが大好きな女子たちに、「誰が好きなのか」と
問い詰められたのだろう。
何しろ、野球部員の選手は10人だけとはいえ、全員男である。その中に、好きな
相手がいたって不思議ではない。だとしたら、一体誰なんだろうか?これは是非
とも聞きださなくては!
という、実に単純明快な発想の元に鼻息荒く斬り込まれて、さすがの篠岡も連中の
攻撃をかわしきれなかったのだろう。そして、「一番無難な選択肢」として、俺の
名前を挙げた。俺が野球部の主将を務めていることは、クラス全員が知っていること
だから、女子たちもすんなり納得した。
ということで間違いないだろう。
俺は、篠岡ににこっと笑顔をみせた。
ただし、念のために確かめておかないとな。
昼休み後の授業は退屈だったこともさることながら、いつになく集中できなかった。
もちろん、板書されたことはノートに書き写したが、テンポの悪い教師の話も
つまらないダジャレも、全て左から右に素通りして頭に残らなかった。
考えていたことと言えば。
篠岡の本当の気持ちを確かめたい。それだけだった。
5時間目と6時間目の間の休み時間に水谷が近寄ってきたようだが、俺の表情を見た
だけで、何も言わずに立ち去っていったようだ。
「ようだ」というのは、休み時間もずっと考えていて周りが目に入っていなかった
からで、日頃から女子たちに「KY」と罵られている水谷も、さすがに空気を読んだの
だろう。
永遠に続くかと思われた苦痛に満ちた授業、そして、ホームルームが終わった。
担任との挨拶を終えると、お待ちかねの放課後だ。
いつもなら楽しい野球の時間の始まりということで、気分も高揚するが、今日
だけは、そうもいかない。だからと言って、サボるわけにはいかない。
今日の俺は掃除当番ではなかったので、急いで部室に向かうことにした。
教室を出たところで、篠岡に呼び止められた。
(篠岡)「花井君」
(続く)

886 :
俺は「ギギギ・・・」という壊れかけのロボットみたいな擬音がぴったり当てはまり
そうな動きで振り返った。もちろん、笑みを浮かべることも忘れなかった。
(俺)「なに?」
(篠岡)「あのね、昼休みのことなんだけど」
(俺)「そのことなら、俺も気になってんだ。練習が終わった後に話がしたい
から、少し残ってくれるかな」
(篠岡)「うん、わかった」
(俺)「じゃ、俺、先に部室行って着替えてるから。他の二人に聞かれたら先に
行ってるって伝えて」
そう言い終わると、軽く右手を挙げて、歩き出した。
開け放たれた教室の扉から、例の女子たちがキャーキャーと騒ぐ声が聞こえた
ような気がしたが、聞こえない。気にしない。
練習はいつも通りのハードなものだった。
主将としてあるまじきことだが、内容はよく憶えていない。
ただ、モモカンから何度も「花井君、練習に集中していないよ!」とお叱りを
受けた気がするが、正直、今日ばかりは集中できなかった。理由は前述の通りだ。
上の空のまま、ミーティングを終えて解散したのは、とうに真っ暗になった
午後7時過ぎだった。
俺は部室に戻ると急いで制服に着替えた。
着替え終わったところで、「俺、この後篠岡と話があるから。みんな先に帰ってくれ。
篠岡は俺が駅まで送っていくから」と宣言した。
それを聞いた田島が「何の話?じゃあ、俺も残る」などと言い始めたが、すかさず
泉が「田島は今日は三橋ん家で飯を食うんだろ」と口を挟み、思い出した田島が
「そうだった!腹減ったなー!早く行こうぜ三橋!」と三橋の首根っこを掴まえると
「じゃあな、花井!また明日!」と出て行った。
ナイス助け舟だ泉。三橋に続いて部室を出ていく泉に向かって、俺は心の中で手を
合わせた。
残りの部員たちも後に続き、部室には俺だけが残った。
水谷だけは何か不満がありそうな顔をしていたが、結局、何も言わずに出て行った。
それと入れ替わるように、ドアが「コンコン」とノックされて、篠岡が顔を覗かせた。
(俺)「どうぞ。他の奴はみんな帰ったから」
「失礼します」と言いながら、制服に着替えた篠岡が入ってきた。
(俺)「あ、荷物はその辺に置いて」
(俺)「えーと、椅子は」
(篠岡)「立ったままで良いよ」
(続く)

887 :
こういうときは、どうやって切り出したら良いか良く分からないが。軽く咳払いを
してから、本題に入ることにした。
(俺)「ええと」
(俺)「昼休みの話なんだけど」
俺としては、決して責めるつもりはなかった。しかし、篠岡にとってはそうとは
受け取れなかったようだ。
(篠岡)「ごめんなさい!」
そう叫ぶと同時に、直角90度の最敬礼をされてしまった。
うわー・・・やばいぞ俺。
(俺)「いや、別に俺、怒ってないから。顔あげてくれないかな」
そろそろと顔をあげる篠岡。
不安そうな表情を浮かべたままだ。うわー、俺信用されてねー。
(俺)「あれはさ、女子連中から逃げるための口実だったんだろ?俺なら、スケープ
ゴートとして、鉄板だもんな」
(篠岡)「えっ・・・?」
(俺)「だって、篠岡には他に好きな奴がいるんじゃないの?」
(篠岡)「・・・(ぽろり)」
(俺)「(嘘!俺、泣かせた?!うわ、最悪だ)」
篠岡が泣き出した。というか、俺が篠岡を泣かせたわけだが。この予想外の展開に、
俺の脳みそは完全にパニック状態に陥った。
おい花井、今日は最悪だな。仏滅どころじゃないぞ。妹以外の女を泣かせたのは、
お前の人生で初めてじゃないのかおい。こういうときはどうすれば良いんだ?
でも俺の辞書にはそんな状況への対処法は書いてないぞ。とりあえず、このまま
黙っているのは色々と間違っているから、まずは声を掛けないとな。
(俺)「えーと、、、篠岡?」
(篠岡)「泣いたりしてごめんね」
鼻をすすりながら、篠岡が小声で言った。そして、涙を拭うと俺の目を見て
ハッキリと言った。
(篠岡)「でも、花井君のことが好きなのは本当だよ」
それを聞いた俺は、黙って突っ立っているほかなかった。「雷に打たれたらこういう
気分なんだろうな」とか思いながら。
まあ、実際に雷に打たれたとしても、んでしまうにしろ生き残るにしろ、電気は
一瞬で体を通り抜けるだろうが。
雷が通り抜けてまだ生きていた俺は、気を取り直して優しさを込めた声を掛ける
ことにした。
大切なマネージャーをこれ以上傷つけることは、主将としてももちろんNGだが、
それ以前に男として許されることではないからな。
(俺)「そうだったのか・・・今まで、全然気が付かなくてごめんな」
なんとも間抜けな言葉だが、前にも言った通り、アドリブは苦手だ。このとき
ほど、自分の人生経験の乏しさを呪わずにはいられなかった。
それに対して、篠岡は気丈にも笑顔を作ってみせた。
(篠岡)「ううん、平気」
(篠岡)「私の気持ちは伝えたからね。今度は花井君の気持ちを聞かせて欲しいな」
(続く)

888 :
(俺)「俺が篠岡を好きかどうか?」
(俺)「今答えないとダメか?」
(篠岡)「うん」
ナントイウコトデショウ。ハナイアズサハ、ジンセイデイチバンコタエガムズカシイ
シツモンヲブツケラレマシタ。シカモ、シノオカハイマスグニコタエナサイトイッテ
イマス。
数十秒の気まずい沈黙の後、俺はありったけの勇気を振り絞って言った。
(俺)「俺も篠岡のことが好きだよ」
その言葉を聞いた篠岡の表情は、俺の文章力では到底表現することができない。
とにかく、今までに見たことのない、最高の笑顔だった。それだけは、確かだ。
(篠岡)「花井君にそう言ってもらえて、私、とってもうれしい」
篠岡は俺の隣に歩み寄り、両腕を背中に回すと背伸びして俺の右の頬にキスを
した。
(篠岡)「花井君も私にキスしてくれる?」
言われるままに、ぎこちなく篠岡の背中に両腕を回すと、篠岡の右の頬に
キスをした。
(篠岡)「このままギュッて抱きしめて」
俺は篠岡を抱きしめた。彼女の体は、思った以上に華奢で、下手に力を入れたら
すぐに壊れてしまいそうだ。でも、制服を通して温もりが伝わってきた。
なんだか気持ちまで温かくなってきて、ずっとこうしていたくなった。
実際に俺たちは、しばらくの間その姿勢のままでいた。
ふと、我に返って腕時計を見たら、8時近くになっていた。やべえ。
(俺)「おっと、もうすぐ8時だ。遅くなっちゃってごめんな」
(篠岡)「ううん、平気だよ。でも、駅まで送ってくれる?」
(俺)「もちろん」
(篠岡)「じゃあ、駅まで手をつないでいこうね」
嬉しそうに話す篠岡は、俺には今まで会ったどの女性よりもかわいく見えた。
明日からは、誰に聞かれても「俺は篠岡が好きだ」と胸を張って答えよう。
どんな相手が現れても、俺は篠岡を守り切って見せる。
駅まで歩いていく間に、俺は固く心に誓った。
(終わり)
どうも、お粗末さまでした。m(_ _)m

889 :
乙!ニヤニヤした
ハナチヨはなんか健全な青春が似合うなぁ

890 :
保守〜♪

891 :
第三捕手 花井

892 :
保守

893 :
HO

894 :
ほすっと保守。

895 :
hoshu

896 :
おっぱいおっぱい

897 :
>>896
モモカンの胸、連載初期に比べると小さくなってないか?
いや まあ今でも巨乳は巨乳だが、昔の、ドーン!!て突き出してたデカさじゃ
ない気がする・・

898 :
モモカンヤベー

899 :
んんー? 何かあった?
先月は休載だったし、今月号もう早売りしてるとこあんのかな

900 :
三橋君がモモカンに個人特訓受ける話マダー

901 :
夏休みも終わりにさしかかった、ある日のこと―
篠岡(予想通りの展開になったなあ)
今日の練習は休み。全国優勝を目指す野球部としては1日でも減らしたい休日だが、三橋・阿部・田島・水谷・篠岡の5人は夕方から三橋の家に集まっていた。
阿部「だーっ!これならロードのが楽だぜ!」
三橋「オ、オレ飲み物とってくる」
田島「休憩!夜食の買い出し行こーぜ!」
 県ベスト16とはいえ、西浦ナインは普通の高校生だ。夏休みになれば他の生徒と同様に宿題が課される。基本的に真面目にやる気はないが、顧問である志賀が担当する数学だけは手を抜けない。
そして直後に聞こえた「コンビニ行くなら車出すわよー」という三橋の母の声に、メンバー達は続々と玄関へ向かう。リハビリ中で動きを控える阿部だけが部屋に残っていた。
阿部「なんだあいつら、1人くらい残っても・・・いや、別にいーけどよ」
篠岡「あ、そうだ阿部くんいたんだ!」
ドアの方を見ると、篠岡が引き返してきたことが分かった。車が定員オーバーしたため降りてきたのだという。
阿部「おー篠岡。あ、三橋がそれ飲んでいいってさ」
篠岡「ホント?さっきからノド乾いてたんだよねー」
その頃、車内―
田島「水谷、なんでンな元気ねーの?」
水谷「なんでも・・・ないよ・・・」
場面を戻し、三橋家。
篠岡「それでね、三橋くんがね」
阿部「へー(なんか篠岡、テンションたけーな。あと喋り方こんなだったっけ?)」
篠岡「そいでね、えっとね」
ごくごく。
阿部「冷たいもん一気に飲むと体に良く・・・おい!?」
篠岡「へ?」
悪い予想は当たっていた。彼女が飲んでいた物を阿部(と篠岡)はコーラだと思っていたが、実際はアルコールが含まれた立派な酒だったのである。阿部は頭を抱えた。
阿部(三橋・・・やらかしやがった・・・バレたら出場停止だぞ!)
とはいえ起きてしまったことだ。悪い事なのは承知だが、この1缶に自分達の目標を邪魔される訳にはいかない。
阿部「口の堅そうな篠岡だったのが不幸中の幸いってとこか・・・」
篠岡「阿部くん」
阿部「?」

902 :
そこには見た事のない表情をした野球部のマネージャーがいた。
頬は赤らみ、目はうつろ。
阿部「おい、篠岡」
篠岡「阿部くん、好き」
阿部「あ!?」
篠岡「大好き」
自分の耳を疑った。いや、そんなはずはない。しかし現実はより予想を超えた方向へと進んでいった。
篠岡「チューしたい。」
阿部「は!?」
篠岡「決めた!阿部くんとチューする!じゃあ私、目つぶるね」
あまりの急展開に相槌が付いていかない。いや、最初から付いていけていなかったか。
とにかくこの場を凌がなくては。
阿部「俺そういうのは苦手っつーか」
篠岡「チューしてくんないとやだ。」
阿部「え?」
トロンとした目で自分を見つめる篠岡。少しだけ涙目になっていた。
篠岡「ねーチューしよ。ねー、ねー」
頭の中が真っ白になる。もう―我慢できない。
篠岡「!・・・ん・・・んー・・・」
阿部「っ・・・」
柔らかくて、温かい。ずっと打ち込んできた野球に悪いけど、世界一幸せな瞬間に思えた。
もっと、ずっとこのままでいたい。
篠岡「けほっ、けほっ」
阿部「!ご、ごめん」
篠岡「えいっ」
阿部「うわっ!?・・・あ・・・」
気持ちを整理する間もなく少年の口は少女のそれに塞がれた。先程より少し長い時間、行為は続いた。
篠岡「はあ・・・はあ・・・」
阿部「し、篠岡・・・えーと・・・」
篠岡「阿部くんだけずるいんだもん。」
阿部「?」
篠岡「だから私もやり返したの!」
主語がなくてはっきりとは分からなかったが、阿部には目の前の彼女が愛おしくてたまらなくなった。そして、彼女の次の一言でまた気持ちが溢れた。
篠岡「もっとしたいよう・・・」

903 :
2人はまたキスを始めた。息が切れるまでくっついて、離れて呼吸が整ったらまたくっついて―
田島「ただいまー!」
阿部・篠岡「!!」
玄関から聞こえてくる声と足音で、2人はとっさに我に返った。
阿部「やべ!それどっか隠せ!」
篠岡「えっと・・・あ、テレビの裏!」
阿部「バカ!すぐ見つかるだろ!」
さっきまでキスしていた相手にバカと言われた。篠岡は少しショックだったが、それは数秒後に彼が発した言葉に打ち消された。
阿部「あとさ・・・俺も篠岡のこと好きだから」
篠岡は一瞬手が止まった。ずっと聞きたかった言葉を、ついに聞くことができた。同時に思わず笑ってしまった。ムードも場所も考えないで告白してくるところが、いかにも阿部らしくて。
篠岡「あははっ!おかしー!」
阿部「なんだよ、何がおかしーんだよ!」
直後にドアが開いた。ビニール袋の擦れる音よりも大きく元気な声が、その主である小柄な4番と共に先陣を切って入ってくる。最後に、頼りないエースが姿を現した。
阿部「三橋てめえ・・・!」
三橋「え、え・・た、食べ物、好きなのなかった・・・?」
阿部「ちげーよ!!!」
篠岡「まあまあ」
騒々しさが戻った三橋家で、宿題との闘いは続く―

904 :
くだらない文章書かせて頂きましたー
ご不快な場合は読み飛ばしてしまってください!
お見苦しい点が多いですが、良かったら感想とか頂けると嬉しいです。

905 :
投下GJ! しのーか可愛いw
水谷はモヤモヤしながらも色々想像してそれをオカズにしてそうww

906 :
阿部は偉そうで嫌い。女にも嫌われそう
花井や栄口あたりは彼女できそうだがな

907 :
こんな所でキャラヘイトとかよっぽど暇なんだな
アンチスレ行けや

908 :
モモカン父登場!
いつもとちがう表情や口調のモモカンが見れてよかったなー

909 :2013/08/18
数年ぶりに再燃
保管庫っていいな
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