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メイドが居るくらいのお金持ちのお嬢様が実はレズ


1 :2010/09/23 〜 最終レス :2013/10/03
っていいよね

2 :
メイド×お嬢様とか大好きだから…

3 :
透華×一じゃん

4 :
咲レミ

5 :
大道寺知世さまのことであるな

6 :
執事のジジイにレイプされるの?

7 :
かれんさんにもメイドが居れば...

8 :
姫宮千歌音ちゃんのこと?

9 :
少年画報社が異色の百合漫画専門の月刊誌を来年1月に創刊
誌名は「Blue Lily」 掲載作品全てが女性向けGL(ガールズラブ)
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/news2/1285149441/

10 :
メイドさんによってたかっておもちゃにされちゃうお嬢様がいい

11 :
「お嬢様はこのような仕打ちを受けるのをお望みだったのでしょう?」

12 :
あなたはずっと私だけのメイド的なノリでメイドを束縛するお嬢様萌え

13 :
お嬢様と侍女もこのスレッドなのかい?

14 :
普段お嬢様にメイドが尽くしてる分、ベッドの上ではお嬢様がメイドに尽くすべき

15 :
おまえ達は分かっている

16 :
沐浴するお嬢様
かしづくメイド
身体の泡を洗い流す指に、自分の手を重ねて、
裸の胸に押し当てるお嬢様
高鳴る鼓動
二人だけの秘密

17 :
森薫先生に描いてもらうか

18 :
自らの性癖を隠して生きていこうと決め、心を閉ざしたお嬢様
お嬢様の全てを深く愛し、彼女の幸せを願うメイド
時には自らの命をも顧みないメイドの献身により
お嬢様は心を開いていく

19 :
メイド長「お嬢様付きのメイドは夜眠るときもお嬢様のベッドを使うのが当館のしきたりとなっております。
くれぐれも粗相のないように」

20 :
「メイドの分際で舌を入れ返して来た奴はお前が始めてだ。気に入った」

21 :
メイド「洗濯♪洗濯♪!!!?お、お嬢様の下着!」

22 :
お嬢様(裸)「メイドに手を出す雇い主なんて、サイテーだわ」
メイド(裸)「あ、あのっこれは私がそうしたくてしたことなので……」

23 :
ソファでお昼寝するお嬢様。
足音もなくそっと近づいて、寝顔にこっそりキスするメイド。
立ち去ろうとするメイドに、後ろからお嬢様の声
「ほっぺたかと思ったら唇。あなたなかなか大胆ね」

24 :
ハウスメイドとして働きはじめた私は、同室のアンとすぐに仲良くなりました。
アンと私は「共犯者」でした。私達は度々、密かな愉しみに耽りました。
それが原因で、素行が悪いと奉公先の屋敷を追い出された私達を拾ってくださったのが、
お嬢様でした。
今はアンと二人でお嬢様にお仕えしています。私達の愉しみは何倍にもなりました。

25 :
ついでに男装執事もだね

26 :
>>25
執事少女とお嬢様、のことか?
あれはいい漫画だ

27 :
「私達メイドに下着まで支給、しかもそれが高級ブランド、ってお金持ちはさすが太っ腹ですねー先輩」
「お嬢様の趣味なのよ」
「この下着が、ですか?」
「いや、私達が」

28 :
何と素敵な百合屋敷

29 :
>>23がツボった

30 :
種を明かせば23は少女セクトからのインスパイアです

31 :
まーやも思信のメイドみたいなもんだったね

32 :
極上ドロップスも素晴らしい

33 :
自由奔放で知られた女主人は30代の若さで早逝し、館には寵愛したメイドと一人娘が遺された。
それから5年後。メイド25歳・お嬢様15歳。

34 :
つぼみVol.7の表紙イラストがメイド&お嬢様だった。
私屋カヲルわかっているな。
書店特典イラストのお風呂もいいが、裏表紙のいってらっしゃいキスが好きかな・・・

35 :
すこやかパラダイムシフトに女主人メイドものが一本

36 :
新入りメイド「なんでこのメイド服は胸元全開、ヘソ出しに超ミニスカ!ついでにノーパンなんですか!?」
メイド長「全てお嬢様の意向よ」

37 :
お嬢様「パンツをどうしろとまで指定した覚えはないけれど」
メイド長「なんと。パンツについては一切指示がなかったので、てっきりノーパンの意味かと思い……」
お嬢様「ちょうどいいわ。新入りさん、あなただけノーパンでいてください」

38 :
天才的な頭脳を持ちながら引きこもりでレズビアンでセックス中毒なお嬢様
ベッドの上で一糸まとわぬメイドの肢体に跨がりつつ、膨大な論文を読み散らかして一日の大半を過ごす

39 :
普段から仕えてるメイド達にセクハラする感じのフレンドリーなお嬢様はどう?

40 :
食事の際に隣であーんする役
お風呂で体を洗う役
夜の相手
とランクアップしていくメイドの話なんか面白そうだな

41 :
>>39
「もう!お返しです!」ってメイドがお嬢様の胸にタッチし返したら
お嬢様急に無口になって顔真っ赤に

42 :
お嬢様総受けとかなにそれ素敵

43 :
>>39 >>41
いいね、いいねー

44 :
お嬢様のオッパイは
@ボヨンボヨンという擬音がつきそうなぐらいの爆乳
Aまな板ばりの貧乳
Bメイド長に毎日揉まれて発育した巨乳
さぁどれ?

45 :
素直さに反比例すると見た

46 :
2だな

47 :
貧乳最高

48 :
メイド「お嬢様の胸は決して小さくなんかありません。
    むしろ私どもの胸が大きすぎるのです」

49 :
>>48
お嬢様「つべこべ言わずその胸を貸しなさい!」
と言って胸に顔を埋めるお嬢様はオッパイ星人

三姉妹のお嬢様達にお仕置き(性的な意味で)をされるドジっ娘メイドとか好きだー

50 :
親の因果が子に報い〜
お嬢様とメイドがお互いの不幸を慰めあう
貧 乳 同 盟

51 :
高飛車お嬢様×メイド
清楚系お嬢様×メイド
どっちもいいな
メイドじゃなくてお嬢様が通ってる女子高の友達とかもいいし
夢が拡がりんぐ

52 :
お嬢様姉妹の百合も大歓迎

53 :
メイドの通う中学校に突然転入してくるお嬢様
「学校は嫌だとおっしゃっていたではありませんか……」
「気が変わったの」

54 :
何それ萌える

55 :
過保護なメイド萌え

56 :
お付きのメイドが過保護なせいで、
お嬢様はひとりエッチもひとりでできない身体に育ってしまいました

57 :
むしろノンケなメイドをお嬢様が奉仕させたり
お嬢様が帰ると部屋で全裸リボンで待機させられてたり

58 :
自分は下克上がいいな
メイドは脇で
近所の平民の娘にお嬢様が振り回される
て神無月だwww
樹枝と静なつも下克上なのが自分的萌えポイント

59 :
先にお嬢様の方が惚れちゃって、それを無自覚に誘いまくるメイド

60 :
寂しがり屋のお嬢様の為に寝る時はメイドさんを必ず1人寝かせるのはデフォですよね。

61 :
14歳にして素肌と素肌をあわせる感触を覚えてしまったお嬢様
メイドのほうはまだ「お嬢様はずいぶんスキンシップが好きだなあ」と思っています

62 :
>>61
さあ早くssを書くんだ

63 :
メイドの胸の中でないと眠れないお嬢様
中学の修学旅行では一睡もできずに帰って来ます
「旅先で眠れない者は多いと聞きますが…お気の毒なことでしたね、お嬢様」
優しく言葉がけするメイドに
「あなたのせいじゃないの」と冷たいお嬢様
メイドにはその言葉の意味がわかりません

64 :
お嬢様とメイドの二人旅
今日の宿泊はシングルです
「申し訳ありません、カーニバルの間はツインもダブルも予約でいっぱいだそうで……」
「まあ、いいわ。私もあなたも身体細いし、大丈夫でしょ」
なぜだかお嬢様は嬉しそう

65 :
メイド100人切りを目指すことにしたお嬢様
2人目のメイドを押し倒したところで早速説教され断念

66 :
>>60
茨の城思い出した

67 :


68 :
お嬢様×メイドの作品少な杉ワロエナイ

69 :
あら、また花瓶を割ってしまったの?
ドジなメイドにはお仕置きが必要ね

70 :
あなたの蜜壷にお花を生けてあげましょう(ノ∀`)

71 :
ちょっと書いてみました。
とりあえず投下できるとこまで
 私、芹沢ともみと申します。
 ここ横浜にある貿易商の鴨狩家の第2邸にメイドとしてお世話になるようになって半年が経ちました。
 私がお世話をさせていただくのは、この家の一人娘でいらっしゃいます穂積お嬢様です。
 …何か…とても私と同い年の女の子とは思えぬ程、いろいろとぶっ飛んだ方でいらっしゃいます。
 嗚呼…私、まともな初恋もまだだというのに…この身体をお嬢様に…
 「何をしているのですか?芹沢さん」
 「ふわぁ! め、冥土長!!」
 「…何ですって?」
 「ひっ! し、失礼しました。永嶋メイド長」
 「…いいでしょう。ところで暇を持て余しているようですね、芹沢さん」
 「も、申し訳ございません! つい考え事を…」
 「与えられた仕事を中途半端にしておきながら、何を考えていたのですか?」
 「う…あの、私、ここに御奉公させていただくようになってからずっと疑問がありまして…」
 「まあ」
 ミス・永嶋は眉をひそめました。
 「それはいけませんね。疑問をそのままにしておけば、必ずミスに繋がります。私で答えられるような事ならお聞きなさい。」
 本当はメイド長にこれを質問するのは避けたかったんだけど…この際…
 「あの、旦那様と大奥様付きのメイドは2人ですよね。」
 「はい、その通りです」
 「奥様付きのメイドは3人…」
 「はい」
 「あの、何故私を含め穂積お嬢様付きのメイドは6人もいるのでしょうか?」
 「ま〜あ!」
 ミス・永嶋はその細い眼鏡の奥のこれまた細い瞳がギラリと私を睨みつけました。
 「ひ!」
 あ〜怒られるぅぅううう
 「そんな事が…あなたの仕事の手を止めさせていた疑問なのですか?」
 「…はい、スイマセン…」
 「…ふぅ、まぁいいでしょう…正直に口に出したことは評価しましょう…
 いいですか?」
 「は、はい!」

72 :
 「あなたの疑問に対しての答えは単純です。週7日のうち一日は姦休日を設けたいという私の方針に基づいての人数割です。」
 「か、姦休日っ!?」
 「だってあなた…いくらお嬢様がまだ18になられたばかりで瑞々しい若さをお持ちだとしても…せめて週に1日くらいはゆっくりと体をお休めにならなくては…」
 私の混乱は既に極限に達しようとしていた。
 「えっ…その日以外は…お嬢様は何を…??」
 「何をとぼけた事を言っているのです?あなたも水曜日のお勤め番として、夜お嬢様の寝室に行っているではありませんか?」
 「…あ…あの…はい」
 思わず思い出してしまう水曜の夜!
 お嬢様は私の両手をベッドに括り付けて、その真白い指先を…
 いつの間にかはだけられたパジャマの奥にお顔を埋められる時のあの恥ずかしさといったら!
 初めて抱かれたその夜は勿論、これまでにお嬢様に抱かれた水曜の夜は一夜たりとも忘れた事などありません!
 とても口に言えない私の奥の奥をかき回すあの舌の熱さ!
 感じすぎて声が出なくなってしまった私を見下ろされるあの冷たくも優しい眼差し!!
 全てが私の宝物です。
 いつの間にか私…水曜の夜が来るのが待ち遠しくて…
 ……水曜?…
 そ、そういば私がお嬢様に抱かれるのは決まって水曜の夜…
 だってその夜に忍んでいらっしゃいと言われたんですもの…
 だから水曜日の夜に…
 ん?水曜… 私が…水曜日…??

73 :
 「月曜の担当は楊香花です。」
 何の抑揚もない声でミス・永嶋は言い放たれました。
 「楊姉さま!?」
 「そう、楊です。…彼女はあなたに色々と教えてくれますか?」
 「あ、ハイ!楊姉さまには本当に一から教えて頂いて!それに中国の方なのに京言葉が綺麗で素敵…」
 「彼女の家は古くから宿敵としてこの鴨狩家と争ってきました。楊家も元は貿易商だったのです。」
 「宿敵?」
 「戦後の混乱の隙を突き、我が鴨狩家が放った決定的な一手が資産家としての楊家の土台を切り崩しました。以降楊家に生まれた第1子は鴨狩家が預かるのが習わしです。」
 「そ、それって人質…」
 「香花も物心つく前に上海から京都の別邸に移りました。メイドとしての彼女は満点です。この私が保障します。
 ですが、彼女に気を許しすぎてはなりません!アレは楊家の娘なのです」
 あまりの話の内容に、私は言葉を失いました。
 あんなに優しい楊お姉さまが!
 特注のメイド服調のチャイナドレスが眩しい楊姉さまがこのお屋敷の敵!?

 「火曜日はシャルル・アデモンドがお相手を務めています」
 「あ、ペルシャから来た子ですよね!よく一緒にお風呂に入ります。濡れた褐色の肌が魅惑的で素敵!」
 「彼女は鴨狩家のお得意様のお嬢様です。花嫁修業の一環としてお預かりさせて頂いております。
 きちんと自分の役割を理解していて誰かに言われる前に仕事を見つけてこなしています。12歳という年齢を考えれば素晴らしい素質をもった娘です」
 「すごいなぁ!シャルルちゃん…私も見習わ…12歳?」
 
「ええ、彼女は大人びた外見をしていますが、先月12歳になったばかりです。本当にあなたは彼女を見習わなくてはなりませんよ、芹沢さん」
 あれ、おかしいな 私の常識って 本当に常識なのかな?
 聞いてみようかな? 怒られるかな? でも疑問に思った事は聞けって言われたよね?
 「あの…12歳ですよね?」
 「そうです」
 「火曜の夜のお嬢様の…お相手ですよね?」
 「そうです」
 「何か…こう…間違ってるなぁって思いませんか?」
 「どこがですか?」
 ううっ! 私を見下ろす永嶋メイド長のこの姿!
 一語の抗弁をも許さないそのオーラ!!
 「いえ…失礼しました…」
 情けなくも私は数秒で尻尾を振ってしまいました。

74 :
 「そして水曜日のあなたを挟んで木曜日はキャサリン・B・キャデラック。彼女のメイドとしての資質は…まあ、困ったものです」
 永遠のポーカーフェースと呼ばれるミス・永嶋の顔が珍しく苦々しく歪んでしまいました。
 確かに…この未熟な私から見ても、キャサリンはメイドとしてはちょっと…いえかなり元気がありすぎるのです。
 本人は真面目にやっているのですが…
 「でも、でもキャサリンはすごい頑張ってます。それにとても気が利く女の子です!確かにワイルドだけどそんなとこも素敵!」
 「度が過ぎているのです。
 木曜の夜は他の日に比べるとお嬢様の寝室がうるさくて…あなた、本当に今まで何も気づいていなかったの?」
 そう顔を覗き込まれて私は真っ赤になってしまいました。
 でも仕方なく正直にまったく気付かなかったと答えるとミス・永嶋は意外にもクスッと笑いました。
 「あなたらしいわ…それにしてもキャサリンはやっぱりテキサスの牧場が恋しいのかしら?一人で泣いていたという話も聞きましたし…」
 「あ」
 私もある光景を思い出して思わず声を出してしまいました。
 「あなたもキャサリンが泣いている所を見たの?」
 「はい…昨日、二階の小応接室で…キャサリンが跨ったモップにお尻を擦りつけながら一人で泣いていました!」
 「まっ…!」
 「OH!Yes!!とかCome Come!!とか…きっと故郷の馬たちに想いを馳せていたんです!」
 「どんな馬なんだか… まあ、よろしい!キャサリンの話はここまで!!」

75 :
今夜はここまでです。
エロシーンとか特にないですw
「な〜んだ、つまらん」と思われた方はスルーで
ちなみにこの後金曜日と土曜日担当のメイドの話が続く予定です。
姦休日は日曜日なのでありますw
それでは

76 :
>>75
明日も楽しみにしてるんだぜ

77 :
シャルル・アデモンドでペルシア系の名前?
あとあの地域はかなり白いぞ

78 :
下らん、続けろ

79 :
レスありがとうございます。
>>77
お恥ずかしい…あまり深く考えてないんでw つっこみどころ満載ですww
さて、それでは昨夜の続きで金曜日のメイドさんの話です。

 「金曜日は…リレーナ・グラシアス…」
 「リレーナさん?」
 「芹沢さん、あなたは彼女についどういう印象を持っていますか?」
 「え?」
 正直、私は困ってしまいました。リレーナさん、実は苦手…怖いんです。
 「怖い」
 その心を読み取ったかのように永嶋メイド長は一言つぶやきました。
 「あ…」
 「多分、彼女に接し始めた人は皆そういう印象を持つでしょう。彼女が精神的に不安定なのは承知していますね。」
 私は思わず誰もいないか周りを確かめてから頷きました。
 「楊姉さまから、リレーナさんは二重人格だと…」
 メイド長は静かに首を振りました。否定。
 「それは違います。リレーナの人格は一つ。彼女以外の人格は存在しません。ただ…」
 「ただ?」
 「彼女の人格は心無い男たちの手によって一度破壊されかけました。平穏な時の穏やかな彼女は元来の人格、あなたが恐れる狂気のリレーナはその時の壊れかけた人格なのです。」
 「人格が…壊された?」
 「恐らく、あの狂気が彼女の中から完全に消える事はないでしょう」
 「何が…あったんですか?このお屋敷に来る前のリレーナさんに…」
 「…屋敷外の人間には他言無用、約束できますか?」
 「はい」
 フンとミス・永嶋は鼻を鳴らしました。
 「随分と簡単に返事するのね、あなた」
 「…怖いけど…リレーナさんは仲間だと…思い上がりかもしれないけど…そう信じたい…いえ、信じていますから」
 私は真正面からメイド長の顔を見返しました。
 こんな事初めて…

80 :
 「…いいでしょう。リレーナの出身は、東欧の今なお混乱の続いている小国です。幼かった彼女はそこで反政府組織の一員でした。」
 ああ、もう溜息しか出ない…
 「彼女はその幼さを利用して軍事政府の眼を盗み、同士達の連絡役を務めていました。
 ところが、ある日彼女に意外な友達が出来ました。その友達は軍事政府の関係者を親に持つ自分と同じ年齢の少女でした。」
 フウとそこで一息つかれると、ミス・永嶋は私の顔を見つめなおしました。
 話はいよいよ嫌な方向に行くんだと、私は直感しました。
 「真面目なリレーナはここで功を焦りました。幼心に大人たちをびっくりさせてやりたいという無邪気な野心もあったことでしょう。
 リレーナはその友達と毎日遊ぶようになり、しきりにその子の親の話を聞きたがりました。
 ある日、その友達はリレーナに内緒のお話を聞かせてくれると言い出しました。
 内緒の話だから、ここじゃできない。誰もいない場所を知っているから行こうと誘われたのです。
 リレーナは信じてその友達の後をついて行きました。そして、逮捕されたのです。
 その友達は最初からリレーナを反政府側の人間と知って近付いてきた諜報員だったのです。」
 「そんな…」
 「何もかもが幼いリレーナの想像を上回っていたのです。軍の大人たちが自分に対して行う仕打ちも例外ではありませんでした。
 幼い彼女は拷問を受け、純潔を散らしました。自する隙さえも与えてもらえず、力尽きるまで責めてももらえず、彼女は地獄の中で"生かされて"きたのです。」
 あまりの話に私は涙を流すことさえできませんでした。
 こんな話が現実にあるなんて思ってもみませんでした。
 でも話し手の表情は苦しみに満ち、哀しみに溢れていました。
 事実なのだと、実感するしかありませんでした。
 「傷つき、人格をも破壊されたリレーナに奇跡が起こったのは捕えられてから二年後の事でした。
 彼女が捕らえられた後、本当に数奇な偶然が重なって我が鴨狩家に新たな"縁"が結ばれました。相手はリレーナを罠にかけたあの少女です」

81 :
 「嘘でしょ!」
 「少女は最初、頑なに我々に心を閉ざしていたのですが、それを解き放ったのが穂積お嬢様です。
 やがてリレーナの一件が少女の口から語られ、それを知ったお嬢様と旦那様が救出に動かれました。
 繋がれては切れ、繋がれては騙され、蜘蛛の糸のようなコネクションを辛抱強く束ねていった旦那様はやがて、軍政府の中に協力者を得ました。
 慎重にタイミングを計り、周到に計算された段階を踏み、生き地獄の中で喘ぐリレーナの手を掴んだのが、あの少女だと言ったら芹沢さんは嘘だと笑うかしら?」
 いつの間にか私は永嶋メイド長の胸の中で泣きじゃくっていました。
 そっと優しく抱きしめてくれる両手の感触にまた涙が押し出されて…
 「リレーナはお嬢様が命にかえても守ると、そう誓われました。
 彼女の人格が平穏を取り戻すには二年ではとても足りなかったのだけれど、今はあそこまで本来の彼女を取り戻せたの。」
 「私も…」
 ミス・永嶋の大きな胸に顔を擦りつけながら、私は無我夢中でした。
 「私もリレーナさんを守りたいです…守ります!!」
 「ありがとう…芹沢さん…」

82 :
 「最後の一人、土曜日のターシャ・ニジンフスキーの話を聞く?」
 まだ私はミス・永嶋の胸の中に居ました。
 失礼だけれども、私と10歳違うだけなのにお母さんに抱かれてるみたい。
 気持ちいい…
 「はい。私、自分とお嬢様の事しか考えてなくて…私の仲間の事を何も知らなかった…
 恥ずかしい…
 教えてください、メイド長。ターシャさんの事を…」
 「…そう…なら少し覚悟が必要ね…」
 「え…?」
 「ターシャは今は崩壊してしまったけど旧ソ連の出身。
 彼女の両親はその国家の諜報部員だった。彼女も幼くして両親と同じ仕事をするようになったの。日本じゃ信じられない話ね…」
 え… 諜報部員?
 「彼女が鴨狩家に来ることになる少し前から、旦那様はその国とも貿易を始めたいと精力的に動かれていました。
 ターシャのご両親とも仕事の縁で知り合い、何故か意気投合されてしまったの。」
 この話って…何?
 「でも…あの当時のあの周辺は本当に混沌としていた。公にされなかった陰惨な出来事が毎日起こっていたの…
 その流れの中でターシャのご両親が味方の罠に嵌まってしまった…反逆者の濡れ衣を着せられた彼らは、脱出する旦那様にターシャを預けると闇の中へと消えてしまった。
 残念ながら…もう生きてはいらっしゃらないでしょうね…」
 「…」
 「旦那様はターシャをお嬢様にまかされました。ターシャはここへ来た頃は石のように何も喋らず、何も口にしなかった。まるで餓したいように私の眼には見えました。
 お嬢様はそんなターシャにいつも寄り添い、しゃべりかけ、笑いかけたのです…
 時々ターシャに乱暴され怪我をされても、穂積お嬢様は決して諦めませんでした。」

83 :
 「あの…」
 「ん?」
 「いえ…」
 この話の続きを聞いていいのか?私の心はまた揺れ始めていました。
 「一年以上の月日をかけ、お嬢様はターシャの心を溶かし彼女を自分付きのメイドとしました。
 それは、お嬢様がターシャを守ると宣言したのと同義だったのです。
 その事を伝えられた時、ターシャは号泣しました。後にも先にもあんなに自分の感情を解き放った彼女を見た事がありません。
 しかし…彼女が泣いたのは嬉しいからではありませんでした。」
 ああ…またイヤな話が始まる…そんな気がする…
 「ターシャは泣き叫びました。自分はいい、自分の替わりにお嬢様に守ってもらいたい女の子がいると…
 それは彼女が両親と離れ離れになる前、"仕事"で出張した領国で出会った少女でした。
 その名は…」
 「いや!!」
 ミス・永嶋の胸から飛び出した私は両手で耳を塞ごうとしました。
 けれどその手は押さえられました。
 「聞きなさい。仲間のことを知りたいと言ったのなら…本人達の苦しみはあなたが今感じているモノの数千倍はあるのよ」
 「でも…」
 「私はさっき覚悟しろと言いました。それはリレーナを守ると言ったあなたがしなければならない覚悟よ。
 楊もキャサリンもあのシャルルでさえ、この話は知っている事なの」
 「シャルルちゃんも!?」
 「ええ、お嬢様がお話になったの。」
 「あんな子供に…どうして…」
 「それが必要だからよ。共にお嬢様を愛するメイドとして知らなければならない事。」
 「……」
 「それとも…ここで諦める? それをあなたが選んだとしても、私はそれを非難はしません」
 「私…は…」
 ミス・永嶋はポケットからレースのハンカチーフを取り出し、私の頬の筋を拭き取ってくださいました。
 「私…」
 「…どうします?」
 「聞くと後悔すると…思います。
 でも、聞かなければもっと…後悔する…ううん、もう皆の仲間でも無くなってしまう!
 それが…一番怖いんです…」
 「…」
 「聞きます、私…最後まで…」

84 :
 「…リレーナさんを罠にかけたのは…ターシャさん…?」
 「そう。そして彼女を地獄から拾い上げたのもターシャ。
 でもそれは救いではなく、新たな地獄の始まりでした。
 リレーナは外から見ればもう完全に手遅れにしか見えなかった。
 この少女はすでに狂ってしまった…狂わされるような目に合い続けたんだと…
 その姿を見る事はターシャにとっても地獄だった。
 穂積お嬢様が奇跡を再び起こすまでは…誰一人として彼女の心に平穏が訪れる可能性など信じなかったの…」
 「お嬢様…穂積お嬢様…って…一体…」
 「何をとぼけた事を言っているのです?あなたのお仕えするお嬢様ではありませんか」
 確かにその通りです。
 その通りですけど…私、今まで仲間のメイドの娘達の事と同じように…
 お嬢様の事を何も知らなかったんだと、思い知らされました…
 私のお嬢様なのに!
 「話を戻しましょう。
 リレーナがゆっくりと平穏を取り戻していくのに相反するように、ターシャはリレーナの前には姿をあまり見せなくなりました。
 今では二人が一緒にいる事はありません。あなたも見たことないでしょう?」
 「え?でもこの前私がリレーナさんにお皿を投げ付けられた時とか…私を守ってくれたんです…」
 「そう、何かの拍子に忌まわしき記憶があの娘の中に蘇ってしまい、狂気がリレーナを支配した時は必ずターシャは現れます。
 逆に平穏な時のリレーナの前には先ほど言ったように姿を見せる事はありません。」
 「…」
 「心穏やかな彼女の前に出る事は許されず、そしてその狂気と憎悪は全て自分に向けられるべき。
 これはターシャが自分自身に課した誡めなのです。
 憎しみとその享受、それがあの二人の絆なのです。」

85 :
 自分が憎まれている訳ではないのに…私はまた悲しくなりました。
 「そんなの…そんなの絆じゃありません…」
 「でもそれが絆なのです。あの二人には今はそれしかありません。」
 「それじゃあ、リレーナさんとターシャさんは永久に幸せになれないじゃないですかぁ!」
 「いいえ、それは違います。」
 「違う?」
 「あの二人はお嬢様に愛されています。あの二人もお嬢様を心の底から愛しています。
 お嬢様に愛される事…それこそがあの二人にとっての、いいえあなた方お嬢様のメイド達にとっての、この上もない幸せだとは思いませんか?」
 「そんなの!」
 「違いますか?」
 違います、と 何故か私はそういい返すことができませんでした。
 お嬢様にお仕えできるのはとっても楽しい。
 夜お嬢様の雪のような真白い肌に包まれるのは夢のよう。
 でも、それだけじゃない…うまく言えないけどそれだけじゃない何かがあるような気がしたんです。
 「あなたは幸せ?」
 「…わかりません…そもそも、お嬢様が私などを愛してくれているかなんて、そんな…」
 「あなたはお嬢様を愛してる?」
 「…それも…わかりません…分からないんです…」
 「わからない事だらけ?困ったわね、そんな事じゃ…」
 「…」
 「先ほど私は言いましたね?疑問はミスに繋がると。
 ならば疑問は答えを探さなくては、芹沢さん」
 「…はい」
 ミス・永嶋はにっこりとほほ笑みました。
 こんな彼女は見たこともありませんでした…
 「焦る事はありません、明日は水曜です。お嬢様と自分の気持ちをゆっくり確かめてみるのもいいでしょう」
 「メ、メイド長…」
 「ふふ、さてと…すっかり長話になってしまいました。
 あなたもやり残した仕事を片付けてしまいなさい。洩れのない様に!」
 「は、はい!」
 私の返事に黙って頷くと、メイド長は私に背を向け歩き出しました。
 その背中に私は最後の質問をぶつけていました。
 「あの、本当に穂積お嬢様は…どんな方なのですか?」
 振り向きもせずに彼女は答えました。
    「あなたのお嬢様です」

86 :
おしまいです
エロはないわ、お嬢様は出てこないわ、作者が好き勝手やってるわで
とんでもない事になってしまいました。
悪気はないのです、悪気は・・・w
それでは、失礼しました!

87 :
それで、その百合屋敷のぶっとんだ日常をえがいたSSはどこで読めますか!

88 :
百合屋敷のメイドは全人類の憧れの職業

89 :
>>86
金曜日と土曜日の2人と月曜日のメイドの話が読みたい!

90 :
メイドです
初めてお屋敷にやってきたその日のうちにお嬢様に犯されました
いちおう抵抗しましたが「あたしは全部わかるのよ」と言われてなにも言い返せなかったです
メイドです

91 :
お嬢様の誘い受けも捨てがたい

92 :
ほいどうぞ
http://adultbody.info/

93 :
お嬢様「どこに行くの」
メイド「席を外そうかと……」
お嬢様「そこにいなさい」
メイド「お嬢様……(困惑)」
メイドに見せつけるようにマスターベーションを始めるセクハラお嬢様

94 :
「ねえ、あなたの裸見せて!」
お嬢様の唐突なおねだりはいつものこととはいえさすがに困りました。
しかし一介のメイドに拒否権はありません。
「けっこう違うのね……」
そんなところをしげしげと眺めないで下さい……
「触ってもいい?」
ダメです! でも拒否権ないんです。うう……
「ね、変な感じにならない?」
なってます。もう力入りません
「やめておく?」
もう少し続けてください……

95 :


96 :
お嬢様、やめてぇぇぇぇぇぇぇぇ
わたくし妊娠してしまいますぅぅぅぅぅぅぅぅ!

97 :
はいはい、角煮に帰ろうね

98 :
お嬢様「このスポイトに入ってる白い液体、なんだかわかる?」
メイド「な、なんでしょうお嬢様・・・(怖)」
お嬢様「弟にオナニーさせて採取してきたザーメン(笑)」
メイド「なぜそのようなものを・・・」
お嬢様「実験よ、実験。おしべとめしべの例のあれよ」
メイド「ま、まさか・・・」
お嬢様「さ、服を脱ぎなさい」
メイド「お嬢様、お気を確かに!」
お嬢様「女の子が欲しいんだけど・・・さすがに産み分けまでは無理なのよねえ」
マッドサイエンティストお嬢様とその哀れな実験台メイド

99 :
今回の「つぼみ」の表紙は良かった

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