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2013年10エロパロ268: 【新作】 サモンナイト萌え39【キター!】 (927) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【新作】 サモンナイト萌え39【キター!】


1 :2012/09/08 〜 最終レス :2013/09/30
不覚にもウサギ帽子のおじょうさまとそのメイドに萌えてしまった…
基本的にSSはエロ有りの方向でお願いしますよ。
続きものの場合はエロ無しのパートが入っていてもOKです。
特殊なシチュに関しては事前の注意書きがあった方がいいと思います。
SS作家のみなさんが気持ちよく投下できるスレにしましょう。
各自18歳以上の大人として良識ある態度をとり、
職人さんが気持ちよく投下できるスレにしましょう。
【SS保管庫のアドレス】
ttp://snep.r.ribbon.to/
【暫定保管庫】
http://hagedora.web.fc2.com/menu2.html
前スレ
【新作は】サモンナイト萌え38【でるの?】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1316247908


2 :
【過去スレ】
サモンナイト萌え
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/999/999797530.html
サモンナイト萌え2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1009/10094/1009483903.html
サモンナイト萌え3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1023/10234/1023464724.html
サモンナイト萌え4
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1043/10438/1043888060.html
【祝】サモンナイト萌え5【3発売】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1060/10601/1060115736.html
【イロイロ】サモンナイト萌え6【エロエロ】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1061/10615/1061571105.html
【個人授業】サモンナイト萌え7【二人の秘密】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1062/10622/1062251246.html
【帝国軍】サモンナイト萌え8【身体に聞きます】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1063/10635/1063541511.html
【だから漏れ】サモンナイト萌え9【抜くよ】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1066/10661/1066123551.html
【私が欲しいの…?】サモンナイト萌え10【はい。】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1068281776
【おまいに】サモンナイト萌え11【萌えたい】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1074943983
【たまには】サモンナイト萌え12【そんなカプも】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078391596
【漏れが】サモンナイト萌え13【アクセス!】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087326761
【君に】サモンナイト萌え13.2【アクセス!】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087486651
【純愛も】サモンナイト萌え14【鬼畜も】
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091620775
【エロって】サモンナイト萌え15【いいよね】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1098787175/
【エロの】サモンナイト萌え16【集う楽園】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1108268961
【エクステーゼ】サモンナイト萌え17【どうなる?】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1117360581
【ルチル】サモンナイト萌え18【エローイ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1124496566
【★】サモンナイト萌え19【画集発売】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1131958025/
【エロスを】サモンナイト萌え20【召喚せよ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1141566410/
【妹弟子】サモンナイト萌え20【(*´Д`)ハァハァ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1148367926/
【えへへ♪】サモンナイト萌え22【先輩♪】
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【祝】サモンナイト萌え23【4発売】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1165490439/
【メイド】サモンナイト24【暴走】
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【ガンバレ童貞!】サモンナイト萌え25【鬱兄貴!】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1167461201/
【パパさん】サモンナイト萌え26【ツンデレ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168346230/
【ロリコン若様】サモンナイト萌え27【ロリコン侍】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1169946222/

3 :
【負けるな!】サモンナイト萌え28【不遇の姫様】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1175508149/
【出番】サモンナイト萌え29【切望】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1180975328/
【集え!】サモンナイト萌え30【萌えのエルゴ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1189474817
【リメイク】サモンナイト萌え31【DS】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1198751390
【ウホッ!】サモンナイト萌え32【いいエドス】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1208437615
【三日三晩】サモンナイト萌え33【3P三昧】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1219975055
【性奴隷】サモンナイト萌え34【プレイズ】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1231846485/l50
【性奴隷】サモンナイト萌え35【プレイズ】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1238300494/
【新作は】サモンナイト萌え36【SEX】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1254391451/
【新作は】サモンナイト萌え37【マダー?】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1278696476/

4 :
ついでに保守がわりに書きかけでずっと放置してたSSも投稿します。
オウキーニ×シアリィです。

5 :
「んっ……あっ……んくっ……オウキーニさん……」
「シ、シアリィちゃん……」
 夜も深まったユクレス村の一角。そこでは睦み合う一組の男女の姿があった。
 人の良さそうな顔をした太っちょの男と健康的な肌の色のウサギ耳の少女。
 両思いが実ってめでたく結ばれたオウキーニとシアリィの二人。
 互いに男女の営みに関しては初心な者同士、その交わりは初々しいものであった。
 恰幅のいいオウキーニの身体に持たれかかるようにして自身を預けるシアリィ。
 その健康的な肢体をオウキーニはぎこちない手つきで愛撫する。
 弄る乳房。撫でる恥丘。オウキーニの愛撫につられてシアリィも声をあげる。
 そんなシアリィの喘ぎを耳にして、オウキーニはその胸にドギマギとしたものを覚えるのだった。
「んっ……ふぁぁ……あふっ……あはぁぁ……オウキーニさん……はぁぁあんっ……」
「シ、シアリィちゃん……あかん……そないな声出されたら……うち……」
 自分に抱かれながら可愛く喘ぎを漏らすシアリィ。その姿にオウキーニもそそらされていた。
 悲しいかな男としての本能。オウキーニの機関棒は熱を発して激しく猛る。
 その勢いのまま、シアリィを押し倒したくなる衝動をオウキーニは必で抑える。
 だがそんなオウキーニの火種にシアリィの方が油を注ぐ。
「あふっ……ぺろぺろ……してくださいっ……オウキーニさん……」
「なはっ!ペロペロって……シアリィちゃん!?」
 なんとも爆弾発言であった。巷で流行のペロリスト。それをシアリィはオウキーニに望む。
 流石に面食らうオウキーニ。しかし悲しいかな。彼も男であった。
 理性を凌駕する本能に従い、オウキーニはシアリィの首筋をペロペロし始める。
「ひあっ……あふっ……んぁっ……くすぐった……はひゃうぅ……」
 オウキーニの舐めまわす攻撃。効果は抜群であった。首筋の急所をペロペロされてシアリィは喘ぐ。
 甘く響くその喘ぎにオウキーニの理性はより激しく攻め立てられる。すると自然に愛撫にも力が入る。
 よりクチュクチュと指先でシアリィの膣肉を掻きたて、ほどよい大きさの乳肉を揉みしだく。
 ペロペロと首筋に這わす舌先にも力が入った。全身全霊でもってシアリィを愛でるオウキーニ。
 ほどなくしてシアリィは絶頂を迎えた。
「ふぁぁぁぁぁっ……イくぅぅう……イっちゃぅぅぅうう!!」
 そうしてプシュッと秘裂から愛液を噴出して大きく仰け反りながらシアリィは達する。
 ウサギ耳をピクピクと敏感に震わせながら可愛く逝くシアリィにオウキーニの心臓は高鳴る。
 ドクンと荒ぶるオウキーニの心音をその耳にとらえながら、シアリィは甘くまどろむのであった。



6 :
「んっ……んちゅ……じゅっ……んっぷ……」
 そして今度はシアリィがオウキーニをペロペロする番であった。
 興奮のあまりビッグサイズに実ったオウキーニの股間の人参さん。
 それをはむはむと唇で甘噛みしながらシアリィは舌先でペロペロする。
 
「あぁ……あかん……シアリィちゃん……そないにされたら……うち……いてまう……」
 シアリィのお口によるご奉仕の余りの気持ちよさにオウキーニは射精感を押さえきれない。
 ピクピクと震え出す肉棒。先っぽから滲み出る我慢汁。それをペロペロと掬い取るシアリィの舌。
 もう流石に限界であった。するとシアリィはオウキーニの根元をキュッと指で押さえてこう呟く。
「うふっ……ダメですよぉ……オウキーニさん……」
 オウキーニから受けた愛撫と自分から行った奉仕。それらがシアリィの中で相まって発情期を催していた。
 すっかり雌の顔になったシアリィ。喘ぐオウキーニに艶っぽく微笑みかけながら強請る。
「イくのなら……私の中でお願いします……」
 そう言ってオウキーニに対し身体を開くシアリィ。なんとも艶めかしいポーズで。
 眼前でくぱぁと広がる愛嫁の割れ目をオウキーニは見せ付けられる。
 プシュ。シュポ。プシュー。まるで機関車のようにオウキーニは鼻から煙を吐く。
「シ、シ、シ、シアリィちゃんっ!?あ、あ、あ、あわわ!ほわわぁぁあああ!!」
 扇情的にこちらを誘うシアリィにオウキーニはもうわけがわからないよとばかりに脳ミソが真っ白になる。
 空白になった理性。ただ本能に従う。ぷしゅぷしゅ鼻息を立てながらムクッと身を起すオウキーニ。
 もうはちきれんばかりに膨張したナニをシアリィの秘所にあてがう。ああ、シアリィちゃん。
 シアリィちゃんの中にうちのモノが。ほ、ほわぁぁあああ!ほわちゃぁぁあああああ!!
 頭の中でしきりに奇声を発する。そんなオウキーニをシアリィは優しく受け止めようと。


7 :
「来てください……オウキーニさん……」
「シ、シアリィちゃん……はわわ……」
 声をかけてくれるシアリィに狼狽しながらもオウキーニも意を決する。グッと突き出す腰。
 オウキーニの太目の体格に見合ったサイズのペニスがシアリィの秘所を一気に貫く。
「あぁぁああああっ……ふぁぁぁあああああっ!!」
 すると挿入と同時にシアリィは大きく喘ぐ。自身の膣肉に大きく食い入ってくるオウキーニのペニス。
 その感触を胎内にビリっと存分に響かせて。
「は……入ってる……オウキーニ……オウキーニさんの……」
 ずぶずぶずぶ。さほど抵抗もなくオウキーニのモノは根元までシアリィの膣内に入っていた。
 膣奥まで届いてピッチリとフィットしている。相性がすごく良かったのだろう。
 こんなにもスムーズに挿入が出来て、そしてピッタリと膣内で収まるというのは。
「うっ……オウキーニさん……オウキーニさんっ!」
 その感激のあまりオウキーニにハグするシアリィ。膣肉でペニスをギュッとしながら腕でもしっかりギュッとする。
 手と膣で感じるオウキーニの肉の感触。ムチムチした肉感がもうたまらない。これはなんて安心感。
「シアリィちゃん……シアリィちゃんっ!」
 シアリィに情熱的にハグされて、こちらも負けじとオウキーニもハグしかえす。
 その手に感じるシアリィの柔らかな感触。そしていい匂い。もう、最高や。
 極上の滋味をオウキーニは味わう。
「あふっ……う、動いてください……オウキーニさん……」
「あ、ああ……わ、わかったわ……シアリィちゃん……」
 そうして互いの肉の味を確かめるように二人は行為に熱を入れる。
 突き動かす腰のピストン。それに連動してくねらせるように動く腰つき。
 シアリィの中のオウキーニが、シアリィの胎内を掻きまわし、シアリィの膣肉がそれを締めつける。
 ぐにゅっ。ぐにゅっと頭の中に響く弾力のある感触がもうなんとも言えなかった。
 甘い肉蜜の溢れるシアリィの蜜壺の虜なってがむしゃらに腰を打ちつけるオウキーニ。
 シアリィもまた喘ぐ。昂ぶりゆく二人の情動はその頂を迎え。
「はぁぁああんっ……あかん……いてまうっ……いてまうで……シアリィちゃんっ」
「ああんっ……オウキーニさん……ふぁぁぁっ……オウキーニさんっ」
 そうして共に絶頂に達した二人は確かな愛の証をその心と身体に深く刻み込む。
 オウキーニの吐き出す熱き情動の白濁をシアリィはその子宮に受け止めるのであった。




8 :
「うふふ♪」
 それから季節が巡って、忘れらた島の幻獣界集落ユクレス村には1人の幸せそうな若妻の姿があった。
 愛する夫との愛の結晶をその手に抱いてあやしながら若妻はまたしても大きく膨らみ始めたお腹を優しくなぜる。
「あ、あきまへん。シアリィちゃん。大事な身体なんやから子守はワテがやります」
 そんな若妻に彼女の夫は気遣って声をかける。その背には既に二人の1人目の子を背負っている。
 今、若妻が抱いているのは二人目で、お腹の中にいるのが早くも三人目なのだ。
 心配そうに自分を覗き込む太っちょな夫に微笑みかけながら若妻はこう言葉を漏らす。
「いっぱい。もっといっぱい二人の赤ちゃんをつくりましょうね。オウキーニさん」
 そんな風に三人目の子を授かってもなお盛んな妻に彼女の夫はぽっと顔を赤らめる。
 外界から隔絶されたこの忘れられた島で、このような幸せな家族の種が着実に芽吹いているのである。

 〜fin〜

9 :
そんなこんなで新スレ一発目のSSを投下させていただきました。
いやあ今更ながらシリーズ復活おめでたいですね。
ゲームが発売されたそれに係りっきりになりそうなので今のうちにSSを書き溜めときたいですね。
今回はこのへんでサラバ。またの機会にお会いしましょう。

10 :
>>9
おつれす。

11 :
ミント姉ちゃんはセクター先生とはくっつかずに終わるからライや兄貴もチャンスあるけど
ケイナはフォルテが鉄板すぎて他が入り込む余地がなくて困る。

12 :
逆にカイナの方はハヤト、トウヤ、マグナ、ついでにカザミネと候補が多いな。

13 :
>>11
………………フォルテのとーちゃん?

14 :
親父また浮気かよ…

15 :
何人子供いるんだろうな、性王。。。
子孫残さなきゃいけないとはいえはりきりすぎだろ。

16 :
>>12
一緒に旅してたエルジンと妹キャラなのにオネショタという可能性もあるぜ。
さもなくばエスガルドと機械k(ry

17 :
ふと1の話題で思い浮かんだ。
成長したミニスがガゼルを夜這いに襲う話はまだですか?

18 :
ミニスも候補大杉で一人に絞りづらいな。

19 :
全員喰ったらいいねん父親みたいに

20 :
性豪ミニス・・・

21 :
今、書いてるSSがなかなか完成しないので
先にその次に書くネタ決めようかな。
候補
A ソルアヤで純愛
B アメトリでふた百合
C アティ先生総受け
D フェアで陵辱

22 :
B

23 :
Bで

24 :
Dで

25 :
C

26 :
C

27 :


28 :
Cで

29 :
Dで

30 :
D

31 :
俺もD
というか、日中に投票されると1票いれられん

32 :


33 :
D

34 :


35 :


36 :
B

37 :
Dで
BとCは論外で、Aでもいいけど、負けそうなので

38 :
Dが過半数ということで次回はDに決定です。
その前に今回のSSが完成しましたので投下します。
久しぶりのライリシェです。

39 :
「ダンスパーティー?」
 お昼の営業も終わった一休みタイム。そこでポムニットから聞かされた言葉をライは復唱するように呟く。
 その呟きに頷くようにポムニットは補足して言う。
「はい。今度、お屋敷の方で他所からのお客様をお招きしてパーティーを行うと旦那様は仰られて。それで実はライさんにお願いがあるのですが……」
 そうして少し申し訳なさそうにしながらポムニットは本題をライに告げる。つまりは業務連絡であった。
 パーティー当日はライも宿屋の営業は休止して屋敷の厨房でパーティーで出される料理を担当するようにと。
 最年少でミュランスの星に認められた若き天才としてライの名前は一部の食通の間ではよく知られている。
 そんなライの料理を一度は口にしてみたいとパーティーの参加者が期待するのは当然のことであった。
 かくしてパーティー当日におけるブロンクス邸の厨房責任者の大役がライに回ってきたというわけである。
「オーナーの頼みなら断ることなんてできやしねえけど。本当にオレでいいのか?普段から店で出してるような料理しか作れねえぞ。オレ」
 仕事を任されること自体はやぶさかではないが、ライは少し不安に思った。基本的にライの作る料理は大衆向けのものである。
 上流階級の人間が口にするような高級料理とは畑が違う。はたして自分の料理がどこまで通用するものか。
 下手をして主催のオーナーの面目を潰したりしないだろうか。そんなプレッシャーがライの肩に圧し掛かる。
「大丈夫ですよ。いつも通りのライさんのお料理で。及ばずながらこの私もお手伝いさせていただきますし」
 そんなライを鼓舞するようにポムニットは言う。こと料理のことに関してはポムニットは心配してはいなかった。
 なにせ大衆向けである普段のメニューでもってライは数々のミュランスの星を獲得しているのである。
 招待客も期待しているのはいつものライの料理である。だから必要以上に硬くなる必要はないとポムニットはライに説く。
「そういうわけでお料理のことに関してはご心配なさらないでくださいまし。ただ……」
 と、そこで言葉を区切ってポムニットは複雑そうな表情をライに見せる。少しバツが悪そうに。
 けれど言わずにはいられないと被りをふってポムニットはその続きをライに言う。
「当日はライさんに色々と大変な思いをさせることもあるでしょうけれど。どうかご辛抱してくださいましね」
 そんなポムニットの言葉にライが連想したのは今までに耳にタコが出来るほど聞かされてきたオーナーの小言だった。
 ああ、成る程と一人納得してライはポムニットにいつものことだから大丈夫だと答える。
 けれどそのときライはまだ理解していなかった。ポムニットが自分に対して本当に言わんとしていたことを。



40 :
「ぷっ……クスクス……あはは……なによその格好……あははは……」
「……リシェル……オマエなあ……」
 パーティー当日。いつもの面影亭の制服ではなく着慣れないコックコートに身を包んだライを見てリシェルは笑う。
 これが似合っていないのはライ自身もよくわかっている。それだけにこんな風に笑われると少し傷つく。
 腹をかかげて笑い転げるリシェルに苦笑しながらライは溜息を吐く。するとそこへポムニットが二人の間に入る。
「おじょうさま。ライさんをおからかいになるのもその辺でお止めくださいまし。それよりも御自分のご準備の方を」
「ああ、もう。うっさいわね。そんなのいちいち言われなくてもわかってるわよ」
 釘を刺してくるポムニットにリシェルはいつも通りの相槌で返す。本当に相変わらずだなコイツは。
 いつも通りのリシェルの様子にライはしみじみと思った。筋金入りの我がままお嬢様振りは健在である。
「それじゃあ、あたし行くけどしっかり励みなさいよね。少しは期待してあげてるんだから」
 そう言ってライに激を飛ばしながらリシェルは自分の準備へと向かう。そんなリシェルにライはやれやれと肩をすくめる。
 本当に困ったやつだなとライはひとりごちる。すると『ええ、まったくです』とポムニットも頷く。
 そんな普段通りのやり取りに心を和ませながらライは自分の仕事へと入る。
 パーティーの参加客全員分の料理の仕込み。普段の店の営業で慣れているとはいえなかなかの重労働なのだ。
「まあ、ここまで来たら乗りかかった船だ。しっかりやるか」
 そう自分に気合を入れながらライは調理の準備に取り掛かる。幸い食材は十分すぎるほどに揃っている。
 本日の主なメニューは大地の恵みスープに熱帯野生ステーキに完熟果実のプリンに思い出のシチュー。
 それとこの日のために釣り上げた巨大ギョのムニエルと後は一番人気メニューの至源のギョウザであった。



41 :
「ライさん。至源のギョウザを追加で40個焼き上げてくださいましね」
「はいよ」
 パーティーは盛況だった。パーティ会場のテーブルの上には先にあげたモノ以外の料理も何品か並べられている。
 並べられた料理を客が自由に取り分けるバイキング形式の立食パーティー。ほとんどの料理は作り置きである。
 ライとしてはできうるなら全部の料理を出来たてで堪能して欲しいところだが流石に手が足りない。
 代わりに一番人気メニューの至源のギョウザだけはライが参加客の前で作るところを実演しながら提供している。
 器用にギョウザの皮を包み、絶妙に焼き上げるライの巧みの業に参加客は皆、拍手する。
 焼きあがったギョウザがお客達の口に運ばれると一様に沸き起こる舌鼓の声。
 そんな参加客からの惜しみない賞賛にライも自然と嬉しくなる。
(一時はどうなることかと思ったけど。好評でなによりだ)
 追加のギョウザの皮を練り上げながらライは少し得意気にひとりごちる。
 パーティー開始からずっと休みなくギョウザを作り続けるのはなかなかに大変ではある。
 だが、そんな大変さを差し引いてもあまりあるやりがいをライは感じていた。
 やはり自分が作った料理を人に喜んで食べて貰えるというのはすごく嬉しい。
 パーティーが盛り上がることで日頃から世話になっているオーナー達にも恩返しができるのだ。
 活き様様としながらライは練った皮に具材を包み込む。そんなときライの視界にふとある姿が映る。
(ん?……あれは……)
 ふいにチラリと視線を向けたパーティ会場の中央付近。そこに咲き誇る煌びやかな華の姿をライは見つけ出す。
 それはライがよく知るウサギ帽子にヘソだしルックではなく。肩と背中の辺りを露出したパーティードレス姿の。
(リシェル……?)
 見つけ出したその姿に戸惑いながらライは心の中でその名を呟く。今、ライの視界にいるリシェルの姿。
 普段のお転婆娘ぶりがどこにいったかのように清楚で貞淑なお嬢様スタイル。
 あれは本当にリシェルかとライは一瞬、自分の目を疑う。だがそれは間違いなくリシェルだった。
 会場の中心でその顔に上品な笑みをたたえながらリシェルは来客達へのホストをつとめていた。
 その堂に入ったお嬢様ぶり。見事なものだった。どこか自分からは遠い存在に感じさせられるほどに。
(………………)
 そんなリシェルの姿にライは無言になる。なんか言いようのない気持ちが胸にこみ上げてきた。
 雑念を振り払うように手作業へとライは意識を戻す。包んだギョウザの形がきもち分だけ崩れていた。
「やべっ。急いで作りなおさねえと」
 かくして忙しいギョウザ作りにライはまた駆り立てられる。次々とくる注文をライはこなし続ける。
 けれどその心の中は先ほどまでの得意気な気持ちがどこかへと雲隠れしてしまっていた。


42 :
「ふひぃぃいい。キツかった……」
「お疲れ様です。ライさん」
 長かった会食の時間が終わり、訪れた中休みにライはようやくにギョウザ作りから解放された。
 いったいどれだけの数のギョウザを作らされたことだろう。いちいち数えるのも気が遠くなる。
 数もさることながら、やはり人に見られながら調理をするというのは特別に疲れる。
 物珍しそうにギョウザ作りの様子を見つめる参加客たちの視線。なかなかにキツイものがあった。
 だがライにとってそれ以上に一番キツかったことはなにかといえば。
(リシェル……)
 それはリシェルのことであった。一度、意識してしまうと後はもう頭の中から離れてくれない。
 パーティー会場でふと目にしたリシェルの姿。いかにもお淑やかなお嬢様といったその風情。
 猫かぶりにも程があると最初は思っていたが、よく見るとそれはなかなかに板についていた。
 むしろこっちの方がリシェルの自然な姿なのかと錯覚してしまうほどに。
 そんなリシェルの姿を見せられて、ライの心はなんだか切なくなってしまった。
 見違えるほど綺麗になった姿で。普段よりもずっと大人っぽく見えるリシェル。
 ふいにリシェルのことをまるで自分からは遠い別世界の住人のように感じてしまった。
 そんなライの切なさに拍車をかけてくれたのがリシェルの周囲に群がっていた若い男の参加客の面々。
 上等なお召し物に身を包んだいけ好かないイケメンどもが澄ました顔でリシェルにアプローチしてくる。
 そんな年頃のイケメンどもに囲まれてリシェルは少し困ったようにしてはいたが。
 猫かぶりにも程のあるお嬢様モードでその一人ひとりにリシェルは丁寧に応対する。
 ライにとっては実に面白くない光景。あいつらブン殴りてぇ。そんな衝動にも駆られた。
 そんな葛藤に包まれながらひたすらに続けたギョウザ作り。本当に辛かった。
 単純な肉体労働からくる疲労以上のモノをライは今、嫌というほどに感じている。

43 :

「あのぉ。ライさん」
「わ、わわ。なんだ。ポムニットさん」
 そんな風にライが物思いにふけっていると、その横からポムニットが急に声をかけてくる。
 ひとりごちていたところに声をかけられてライは戸惑う。そんなライにポムニットは言う。
「後片付けと次の会場の準備は私たちの方でいたしますのでライさんは一足先に休んでくださいましね」
「えっ、いいのか?オレも手伝わなくて」
 立食パーティが終わって続く第二部の舞踏会への準備。それを自分達だけでやるとポムニットはライに申し出る。
 これに対してライは尋ねかえすのだが。
「ええ。今宵のライさんのお仕事はお料理だけですし。後は私たちメイドのお仕事です」
 優しく微笑みかけながらポムニットはライにそう言ってくれる。そんなポムニットの気遣い。
 今のライにはすごくありがたかった。だから素直にその言葉に甘える事にする。 
「本当にありがとうな。ポムニットさん、じゃあ悪いけどオレ、一足先に」
「ええ。こちら使用人用の控え室の鍵ですので、しばらくはそちらの方でお休みくださいましね」
 そうして使用人用の控え室の鍵をポムニットから受け取りライは休憩に向かう。
 色々な意味で疲れ果てたその心と体を休ませるために。



44 :
(……ったく……情けなさすぎだろ……オレ……)
 ところかわって使用人用の控え室。ポムニットから渡された鍵を使って入ったその部屋で。
 ライはかさばるコックコートの上着を脱いでまたひとりごちていた。
 誰もいないこの控え室で一人、遠慮することなく吐露できることはというと。
(あんなの……とっくの昔に覚悟してたはずなのになあ……)
 それは先ほどの続き。つまりはあのパーティ会場で嫌というほどに見せ付けられた現実。
 自分とリシェルとの間にあるどうしようもない身分の壁というものを。
(やっぱ……実際にその目で見せられると……キツイものがあるぜ……まったく……)
 延々と汗まみれになってギョウザを作る傍らで垣間見たリシェルのお嬢様としての姿。
 それがまるで喉に突き刺さった魚の小骨のようにライの胸にひっかかり続けていた。
 リシェルと自分。生まれてきた頃からずっと一緒の姉弟も同然の幼馴染同士。
 けれどその実は名門ブロンクス家の跡取り娘とそのしがない一使用人にすぎない関係。
 客観的に見れば身分違いにも程がある。普段はそんなことはあまり意識しないけれど。
 今日という日はそれを嫌というほどに実感させられてライの心は凹んでいた。


45 :
(こういうことだったんだよな……ポムニットさんが言ってたのは……)
 
 ポムニットが言っていたパーティー当日に自分が被る大変な思い。その本当の意味をライは理解する。
 いつだったかテイラーにも言われていた。『もっと使用人としての立場をわきまえろ』と。
 分かってはいた。どれだけ自分とリシェルが深くお互いのことを想いあっていたとしても。
 その行く先には高い壁が待ち受けている。それも身分の差という自分の力だけではどうしようもない壁が。
 リシェルの父であるテイラーはなんだかんだいって自分達のことを認めてくれてはいる。
 だからといってその周囲も同じであるとは限らない。世間体というものはやはり存在する。
 そうしたものはリシェルがブロンクス家の跡取りとして生きる以上、どこまでも付きまとう。
 はたしてこの先、自分の存在がリシェルの将来の足枷になったりはしないだろうか。
 そんなつまらないことまでライの頭の中にふと浮かんで来る。
 
(くだらねえ……考えても仕方ねえだろ……んなこと……なるようにしかならねえんだし……)
 ふいに頭の中に浮かんできた弱気な考え。それを打ち消すようにライは被りをふる。
 認めてもらえないのなら認めてもらえるまで努力すればいい。要はただそれだけのことだ。
 そのために自分もリシェルも日々、努力を積み重ねているのだから。今更、気にしてもしょうがない。
 本当にどうしようもなくなった時はリシェルを連れて駆け落ちする覚悟だって出来ている。
 実際、前に同じことでノイローゼを起したリシェルが宿に転がり込んできたときに自分はそう言った。
 その気持ちは今も変わってはいないけれど。
(本当に……情けねえよな……オレ……)
 今はこのドンヨリとした空のような気持ちをどうするかでライはいっぱいいっぱいだった。
 しっかりしろよとどれだけ自分に言い聞かせてみても。鬱屈とした気分はちっとも拭いきれなくて。
 こんなときは誰かさんの突っ込みが無性に恋しくなる。いつも笑いながら自分のケツを。
 容赦なく蹴りつけてくれる素敵な誰かさんが。そんな風にライが物思いに耽っていると。
「お―っす。邪魔するわよ」
「っ!?リシェル!?」
 いつものことながら空気を読まずにひょっこりと顔を出してくるのは件の誰かさんことリシェル。
 その突然の侵入にライはただその目を丸くするのであった。



46 :
「リシェル……おまえ……どうしてここに……」
 屋敷の片隅にある使用人用の控え室。そこへいきなり姿を現したリシェルに対しライは疑問を口にする。
 するとリシェルはフンと大きく鼻息を鳴らしながら、戸惑うライに対しこう答える。
「どうしてってそんなのあたしも休憩するからに決まってるじゃない。なに当たり前のこと聞いてんのよ」
 いつも通りの踏ん反り返った態度でそう答えるリシェルにライは思わず納得してしまいそうになる。
 だが、いやいやいや。ちょっと待て。はっきり言ってさっきのはちっとも質問の答えになってないぞ。
 こっちが聞いてるのはどうしてパーティーの主役のオマエがこんなところに来ているかということで。
「ハア?なに細かいこと気にしてんのよ。うっさいわね。単にこっちの方が気が楽ってだけよ」
 と、リシェル曰く。広間に近いほうの控え室では客やらテイラーやらの目があるので寛げない。
 休み時間の間ぐらいは人目につかないこっちで休んでいる方が百倍はマシであると。
 実にリシェルらしい回答であった。ライは思わずウンウンと頷いてしまう。
(つうか、さっきまでとはまるで別人だな。コイツ。猫かぶりスゲェ)
 パーティー会場で覗き見たお淑やかなお嬢様。アレはなにかの幻だったのだろのか。
 リシェルの格好は先ほどまでと同じだというのに。中身はまったく別物である。
 そのギャップにライが軽く困惑させられていると。
「ジ――――――」
「う、うぉっ!」
 いつの間にかライはリシェルにジト目で見られていた。自分のなにかを見透かしてくるようなその視線。
 たまらずにライは焦って反応する。な、なんだオマエ。あまりジロジロこっち見んなよと。
「……ったく……」
 するとリシェルは軽く舌打ちして少しブスっとした表情をライに見せる。
 そしてそのままライの心の内をリシェルは鋭く突きだす。


47 :
「あんた。またなんかつまんないことで悩んでるって顔してるんだけど」
「うっ……」
 沈み加減の気持ちで見まう心へのクリティカルヒット。図星を指されてライは思わず呻く。
 これでは今更、否定したところで無意味。仕方なくライは開きなおる。
「……しょうがねえだろ……んなもん……」
 
 そう言ってライはその顔を下向きに俯かせる。たぶん今、すごく情けない顔をしている。
 こんな顔をリシェルにはあまり見られたくはない。そんな風にライが思っていると。
 リシェルはフッと息を吐きながら、ライの傍へと近づいて。
「…………っ!??」
 瞬間、自分の頭に何かが覆いかぶさる感触をライは覚えた。頭ごとぐいっとたぐり寄せられる上半身。
 ギュムッとその顔に押し付けられる布地の感触。その下から伝わるのは鼓動と温かな体温。
 気がつくと二本の華奢な腕によって抱かれるライの頭部。つまるところこれは。
「少しは安心した?」
 沈んでいた頭をその腕で自身の胸元へと抱き寄せてリシェルはライにそう声をかける。
 言いながらその手でライの頭を優しく撫ぜるリシェル。母性のまま慈しむように。
 それはライにとってすごく懐かしいようで、心地の良い感触だった。
 温かな抱擁に包まれて。頭を何度か撫ぜられて。ようやくライは口を開く。
「あ、ああ……なんつうか……その……」
 優しいハグの感触にその頭を包まれながら、どこかバツが悪そうにライは少し口ごもる。
 ポッと赤みが差すその頬。ドキンドキンと心音はざわめく。その鼓動に促がされるように。
 ライはリシェルに対しこう呟く。
「なんか恥(はず)いな……こういうの……結構……」
「別にいいじゃない。たまにはあたしにも年上らしいことさせなさいよ」
 照れ隠しにライが言ったその台詞。それにフッと鼻息を鳴らしながらリシェルも答える。
 その心の中で少し得意調子になって。よりギュッと強くリシェルをライを抱きしめる。


48 :
「大丈夫よ。きっと。あたし、絶対にあんたとのこと認めさせてみせるんだから」
 いまだに抱擁を続けながらリシェルはライにそう呟く。その呟きには確かな決意が込められていた。
「誰にも文句言わせないし、誰にもあんたのこと馬鹿になんかさせたりしない。このリシェル様が言ってんのよ。絶対だかんね」
 いつも通りの子どもっぽい口調で、ハッキリとそうリシェルはライに断言してみせる。
 そんなリシェルの宣言を耳にしながら、ライの表情は明るくほころんでいた。
(いくらなんでも単純すぎるだろ……オレ……)
 リシェルから受ける愛情のこもったハグ。それによって容易く立ち直る自分の単純さに苦笑しながら。
 同時にライは理解する。あのパーティ会場で見た普段とは正反対のお淑やかなお嬢様姿のリシェル。
 あれはただの猫かぶりではなくて。リシェルがリシェルなりに頑張ってくれた成果なのだと。
 自分とのことを周囲に認めさせるために。お転婆な本性をグッと自身の奥深くにしまいこんで。
 そう思うと嬉しさがグッとこみ上げてくる。あ、ヤベぇ。今、すげぇデレデレした顔になってやがる。
(まったくコイツってヤツは……どうしてこう……いつもいつも……)
 
 自分が落ち込んでいるときに絶好のタイミングで元気付けてくれるんだろう。
 まったくもってよく出来た幼馴染だ。自分が苦しいときはいつもリシェルが傍にいて。
 逆にリシェルが辛い思いをしているときは自分がリシェルの傍にいて。
 互いに支えあうことでどんな苦難も一緒に乗り越えてきた。それはたぶんこれからもずっと変わらない。


49 :
「あんがとな。リシェル」
「ふふっ。感謝しなさいよね」
 ぽふぽふとリシェルの胸元に顔を埋めながら、ぶっきらぼうにライはリシェルに感謝を述べる。
 それを聞いてまたいつもの調子になるリシェル。いつも通り過ぎてなぜか笑いがこみ上げてくる。
 二人一緒にぷっと噴出して、クスクスと笑いあった、あとはもうニッコリ。
 ようやくにリシェルがハグを解くとライは満面の笑みをその顔に浮かべていた。
 それを見つめるリシェルもまた微笑んでいた。確かな心の充足。それを二人同時に感じながら。
「うふっ。ねえ、もっといっぱい安心させて欲しい?」
 意地悪っぽく微笑みながらそんな台詞をリシェルはライに言って来る。
 その発言の意図を理解するのはライにとってはあまりに容易で。
「大丈夫なのかよ」
 フッと息を漏らしながら、ライはそうリシェルに問い返す。するとリシェルは控えめなその胸を張る。
「大丈夫よ。問題ないない。ちょっとはあたしのこと信用しなさいよね」
 自信満々にそう言ってくるリシェル。彼女がわりとよく口にする大丈夫という言葉。
 それがちっとも大丈夫じゃないということは長いつきあいで骨身に染みるほどよく分かってるけれど。
 今は素直に甘えたい気分だった。苦笑しながらライは答える。
「ああ、そうだな。リシェル……」
「うん。ライ……」
 そうして互いに見つめあいながら二人はそっと瞳をとじる。感じるのはその顔をくすぐる互いの吐息。そして。
 柔らかな唇の感触とともにライとリシェル。二人だけのパーティは幕を開けるのであった。



50 :
「んっ……はぁ……はふっ……んっ……あふっ……」
 密着する肌の温もりを感じながら、艶めかしい吐息をリシェルは漏らす。
 肌蹴られたパーティドレス。露わになったリシェルの控えめな膨らみ。
 そこを丹念に手で揉み解すようにさすりながらライはリシェルの肩にその顔を埋める。
 まるで吸血鬼が噛み付くみたいに。ピチャピチャと舌先で首筋をなぞる。
 
「ちょ……ちょっ……そこ……だめっ……ふぁっ……」
 敏感な箇所に受ける愛撫。耳元にもピチャピチャと響く卑猥な音。たまらずにリシェルは喘ぐ。
 そんなリシェルへの責めをライは続ける。その顔の位置をリシェルの肩口から胸元へとまた移して。
 まだ膨らみには乏しいリシェルの胸。けれどそこはライのお気に入りの場所である。
 あの温かいハグの感触。思い返しながらライは手のひらサイズの乳房をムニュッと掴む。
 そしてその先端の突起に自分の口を近づけて。カプッと赤子のようにライは吸い付く。
「ひゃぁぁ……あふっ……んぅぅ……」
 乳首をライに吸われてリシェルはビクッと反応する。構わずにライはリシェルのニプルを堪能する。
 唇で扱くように甘噛みし、舌先で丹念に唾液を乳頭に塗りこめる。
 そんな刺激にピクッとそそり勃つリシェルの乳首。それがライの唾液でテカテカにされる。
 まるで自分の縄張りを主張する獣のように。ライはリシェルの身体に印をつける。
「なに……人の身体に唾つけてくれちゃってんのよぉ……あんたは……」
 いつになく熱のこもったライの愛撫。少し涙目になりながらリシェルは言う。
 そんなリシェルにライは『たりめーだろ』と声には出さずに視線で伝える。
 他の誰にも渡したくない。自分以外の誰にもリシェルに手は出させない。
 そう主張するかのようにライはリシェルの身体のいたる部分にキスを与える。
 すっかりペロリストと化したライ。そんなライの様子にリシェルはフッと微笑む。
 そしてこうひとりごちる。
(そっか……あんたって……わりと……)
 独占欲が強い。夢中になって愛撫を続けるライにリシェルはそう思った。
 なんだか嬉しかった。普段は自分の方がライにヤキモチを妬いてばかりだから。
 こんな風にライが自分に対してヤキモチを妬いてくれて。
 本当にあんたってあたしがいないとどうしようもないんだから。
 そんな風にひとりごちながらリシェルの心の中は優しい気持ちで満たされていた。
 ちゃんと受け止めてあげよう。この甘えん坊で意地っ張りでヤキモチ妬きなあんたを。



51 :
「いいか。そろそろ」
「うん」
 愛撫が終わって、身体中にその痕跡をつけられたリシェルにライは尋ねる。
 リシェルは即答で頷いた。スッと立ち上がりスカートと下着を脱ぎ捨てる。
 そうして露わになる愛らしい割れ目。あとはここにライを刻みこむだけ。
「あんただけだかんね」
「分かってるって」
 その秘部をライの目の前に晒しながら顔を赤くしてリシェルはそう呟く。ライは頷く。
 そして同時にライも晒す。はちきれんばかりの情欲に屹立した肉槍を。
「んっ……うっ……」
 その切っ先へと跨るようにしてリシェルは自身の割れ目をあてがう。
 対面座位の姿勢での交わり。今日はこうしてお互いの顔をみながら繋がりたい気分だった。
 亀頭を秘唇に軽く触れさせながら、ゆっくりとリシェルはその腰を沈めて。
「んぁっ……あっ……」
 
 軽い喘ぎを漏らしながらグニュリ。弾力のあるなにかがリシェルの膣内へと侵入する。
 ライ自身と言っても差し支えのない肉の塊。それをリシェルは自分の膣肉で受け止める。
 太く逞しい肉の棒。それが自身の奥深くまで入ってくる感触をリシェルは味わう。
「ふぁぁぁっ……あぁっ!」
 そうして肉棒は根元までリシェルの膣内(なか)に埋没する。大きく喘ぐリシェル。
 ぎっちりとした触感。それを自身の内側でリシェルは感じる。
「は……入ってる……あたしの膣奥(おく)まで……あんたが……入ってる……」
 膣肉に食い込む肉根。その感触に喘ぎながらライを見つめてリシェルは言う。
 
「くっ……ああ……リシェル……」
 キュッと自身を包みこむリシェルの締め付け。呻きを漏らしながらライもそう答える。
 するとフッと息を吐いてライに対し微笑むリシェル。続けて呟く。

52 :

「動く……ね……」
 この繋がりをより深く、そして自分の想いをよりライに伝えるために。
 そう言ってリシェルは腰を動かし始める。
「あっ……はっ……はぅ……ふぁぁぁ……」
 喘ぎを押さえることもせずに、リシェルはひたすらにその腰を上下させる。
 その腕でギュッとライを抱きしめて。膣肉でもキュッと締め付けて。
「んふっ……はぅっ……ライっ……んはぁ……あふっ……ライっ……」
 愛らしく響く喘ぎの合間にリシェルはライの名を呼び始める。その胸につまる想いを込めて。
 
「んくっ……好きぃ……ライっ……大好きっ……あふっ……はぁ……好きっ……ライっ……」
 そして愛の言葉も同時に囁きながらリシェルは懸命にライを受け止める。
 幼馴染の枠なんて既に飛び越えて、ピッタリとくっつきあった二つの身体。
 ライのそれを受け入れるリシェルのそこはもうすっかりライの形になっている。
 その逆もまたしかり。つまりはこういうことだ。印なんて今更つけるまでもなく。
(とっくの昔にあたしはもう全部、あんたのものなんだから)
 交わりを介してそんな想いをリシェルはライに伝える。どうしてくれんのよ。
 あんた、ちゃんと責任とりなさいよと。念を押すように。

53 :
 そんなリシェルの気持ちにライも気がつく。焦る必要なんてどこにもなかった。
 こんなにも自分を好きでいてくれるリシェルがいて。こんなにもリシェルが好きな自分がいる。
 他の誰かが今更、割り込めるワケなんてねえ。世界中探してもこのワガママ娘に釣りあう相手なんて。
(オレしかいねえ。そうだろ。リシェル)
 自分に抱きつきながら懸命に腰を振って、可愛く喘ぎ続けるリシェル。
 その身体をギュッとライも抱きしめる。いや抱きしめるだけじゃ足りない。
 顔を起してライは自分の唇をリシェルのそれに押し当てる。
「んむっ……んぅ……んっ……」
 少し強引でがむしゃらなそのキス。けれど伝わる愛情の量もまた格別。
 ねっとりとリシェルの舌に自分のそれを絡めながらライは唾液をおくる。
 顔を離すと一本の唾液の糸が二人の口元を結んでいた。
「好きだ。リシェル」
「……ばっ……かぁ……」
 間髪いれずに放ったライの一言。リシェルは『馬鹿』と呟きながらその瞳は歓喜の涙で濡れる。
 そんな風に互いに想いを伝えて、更に深めあう二人の交わりはその頂の時を迎えて。
「くぅぅっ!いくぞっ!リシェルっ!」
「ふぁぁぁぁっ!ライっ!ライっ!!」
 リシェルに対して施す最後のマーキングとばかりに放たれるライの白濁。
 それを子宮で受け止めながらリシェルはもう一度ライの耳元で囁いた。
 もう、頭のてっぺんから足のつま先まで全部。あたしはあんただけのものなんだからと。





54 :
「聞いてねーぞ。こんなの」
「あたしだって知らなかったわよ」
 二次会の準備が整い、すっかりとダンスホールに様変わりしたブロンクス邸の広間。
 そこにはお色直しを済ませたリシェルとそれをエスコートするように寄り添うライの姿があった。
 ちなみに今のライの格好はコックコートではなくタキシード姿である。
「ポムニットのヤツめ。こんな仕込みがあるんだったらあたしにも前もって教えなさいよ」
 こんな仕掛けを用意していたメイドに対しリシェルはぼやく。
 あれからリシェルがライとの一時の余韻に浸ろうというタイミングで。
 ポムニットが『そろそろお時間ですよ。おじょうさま』と言って控え室に入ってきた。
 いきなりのポムニットの出現にリシェルは目を剥き、ライは焦りに焦りまくっていた。
 だが当のポムニットは落ち着いたもので、『ご馳走様です。お二人とも』と言いながら。
 手早くポイポイと次の準備を済ませたのである。その結果が今のこの状況である。
「どうすんだよ。オレ、ダンスなんて踊れねえぞ」
「ああ、もううっさい。いちいちうろたえるな。あんたは黙ってあたしについてきゃいいのよ」
 突然振って沸いたダンスパートナーの大役にライは戸惑いリシェルに尋ねるのだが。
 当のリシェルはというと亭主関白ならぬ女房関白宣言でもってライに返す。
 ああ、やっぱり尻しかれ確定か。そんなことをライがひとりごちていると。
 ちょんちょんとライのタキシードの袖口を引っ張りながらリシェルはこう呟く。
「ちゃんとエスコートしなさいよね。あたしのこと、他の誰かに取られたりしないように」
 他の参加客に聞かれないように小さな声でポソリとそう呟くリシェル。
 そんなリシェルにライは苦笑しながら当たり前だろと小声で呟く。
 かくして舞踏会の鐘はなる。それはさながら名も無き世界に伝わる御伽噺のように。
 終了の合図である十二時の鐘が鳴るまでの間。
 不恰好でぎこちないダンスの時間をライとリシェルは存分に楽しむのであった。

 〜fin〜

55 :
というわけで今回は久しぶりのバカップルライリシェでお送りしました。
リア充、末永く一緒に爆発しろ。次回はフェアで陵辱ですね。
そんなこんなで今回はこの辺でサラバ。また次の機会にお会いしましょう。

56 :
甘々もいいね、おつ
トリネス+護衛獣の3P書いてるけどすすまん

57 :
甘いね〜乙
純愛と陵辱を一定以上のレベルで書けるのは凄いと思う

58 :
乙です
次も期待してます

59 :
フェアちん陵辱√、その直前の夜会話の相手は。
A グラッド
B ルシアン
C ミルリーフ
D エニシア

60 :
D

61 :
A

62 :


63 :
D

64 :
C

65 :
C

66 :


67 :


68 :
>>56
護衛獣が誰かだけでも教えてプリーズ。

69 :
見たことないからA

70 :
仮にAだった場合、兄貴のお尻がピンチ?

71 :
えっ じゃあAで

72 :

兄貴はかんべん

73 :
いやいやいや。兄貴のお尻は流石に。ルシアンだったら迷うことなくヤっちゃうけど。
そんなこんなでようやくSS完成しました。犠牲者はフェアと姫様です。
それでは投下します。

74 :
「MIGYAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!」
 堕竜の咆哮が轟く天空城。フェア達とギアンの戦いは最終の局面を迎えていた。
 本体を守る何本かの触手は切り落とされ、剥き出しになった核を襲う直接攻撃の連打。
 もうあと一息。そんな状況までフェアは堕竜ギアンを追いつめていた。
「ギアン。もう少しで貴方のこと……楽にしてあげるからね……」
 憂いの表情を浮かべてそう呟きながらフェアはその手に持つ武器を握りしめる。
 堕竜化してその魂さえもが闇に堕ちたギアン。最早、倒すより他に彼の魂を救う手立てはない。
 いつかは彼とも分かり合える日が来ると信じていたフェアにとってそれは悲しい選択だった。
 せめてその最期は自分の手によって。手向けとばかりにフェアは剣先を向ける。
 決着のときは間近であった。
「ぐすっ……ギアン……」
 フェアから少し離れた後方で、祝福の祈りをフェア達に捧げていたエニシアは涙ぐむ。
 エニシアにとってギアンは外道召喚師に家畜のように扱われる運命から救い出してくれた恩人だった。
 身寄りのない自分を姫として扱い、そしてかけがえのない大切な家族を与えてくれた。
 当然、ギアンもその一人。エニシアはそう思っていた。それだけにこんな結末は悲しすぎる。
 そんな刹那、しゅるりとなにかが這いずり回る音がエニシアで足元に響く。
「え?キャァアア!?」
 それはまだ完全には切り落とされていなかった触手の一本であった。それが決着間際の今になって。
 エニシアの足元に巻きついて自由を奪う。エニシアは悲鳴をあげる。
「エニシアっ!?」
 その悲鳴に気づいてフェアは後ろを振り向く。見やれば触手はグルリとエニシアの小柄な身体を絡め取っていた。
 このままではエニシアが危ない。そう思ってフェアが堕竜にトドメを刺すのを忘れて駆け出そうとすると。
「GYAAAAAAAAAOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!」
「っ!?」
 突如、轟く堕竜の咆哮。そして放たれる爆音と閃光。それに包まれながらフェアの意識は闇に落ちるであった。



75 :
「んっ……うぅ……ここは……」
 しばらくしてフェアは意識を取り戻す。ようやくに開かれたその瞳に映る光景は空の上ではなかった。
 ここは天空城ではなく、トレイユからも遠く離れた山地の奥深く。あの戦いで深手を負った堕竜。
 トドメを刺される寸前のところで最後の力を振り絞りここまで逃げてきた。
 その身に刻まれたダメージを癒す贄となる少女二人を攫って。
「ハッ……エニシア……それに他のみんなは……」
 そんな状況も知らず、フェアは起き上がって周囲を見回す。そこに他の仲間達の姿はなかった。
 堕竜が飛び去った後の天空城に残されて。連れ去られたフェアの安否を案じている。
 だが今のフェアにはそれを知るよしもない。いや、今だけではない。この先もずっと。
 それを思い知らさせるほどの絶望がフェアの眼前には広がっていたから。
「あぅっ……ぁぁ……ひぐっ……ぁぅぅ……」
「エニシアっ!?」
 刹那、起きぬけのフェアの耳に届くのはエニシアの弱々しい叫び。声がする方にフェアは視線を向ける。
 するとそこにはあったものは。か弱き少女の身に触手が何本も絡み付いて拘束している姿。そして。
「ひぐっ……うぅ……んぎっ……いぎぃぃ……あぐっ……あぁ……あぅぁぁ……」
 群がる触手のうちの一本。それがエニシアの穢れを知らなかった花弁を容赦なく踏み散らしていた。
 ジュブジュブと音をたててエニシアの膣内に触手は潜りこむ。処女肉を引き裂かれる痛みにエニシアは喘ぐ。
 その四肢を触手に拘束され、女陰さえも串刺しにされて晒し者にされるエニシア。
 あまりに無惨なその姿にフェアは悲鳴をあげる。

76 :

「エニシアっ!?嫌ぁぁぁあっ!エニシアぁぁっ!!」
 場に響き渡るフェアの悲痛な叫び。だが堕竜は構うことなくエニシアを更に嬲る。
 エニシアの胎内のより深くに侵入する触手。エニシアの狭い膣内をいっぱいギチギチにして。
「ひっ……ぎぃぃぃいいいい……んぎぃ……きひっ……かっ……はぁ……」
 膣肉が引き千切れんばかりの痛み。想像を絶するような苦痛にエニシアは悶える。
 そんなエニシアの身肉を堪能するように触手はうねりながら、じゅっぷじゅっぷと濡れた音をたてて。
 繰り返される挿入とピストン。容赦のない触手による陵辱。あまりの痛みに白目を剥くエニシア。
 そのまま意識を失う事ができればどれだけ幸せだっただろうか。与えられる苦痛がエニシアの意識を引き戻す。
 子宮口にまで到達する触手。気がつくとエニシアの下腹部にはボコッと触手の痕がくっきり浮き出ていた。
 
「きひっ……あがっ……かふっ……んぶっ……んむぅ……おごっ……」
 苛烈なまでの責めに、もう息も絶え絶えなエニシアを堕竜は更に嬲る。今度は口からも入り込む触手。
 顎が外れそうになるほどの太さの触手を無理に咥えさせられ、エニシアはイラマチオのごとく喉を犯される。
 ごぷっ。ごぷっ。じゅぷっ。じゅぷっ。触手から滲み出す堕竜の体液。それを無理矢理に摂取させられながら。
 エニシアの身体は作り変えられていた。堕竜の性欲を満たす捌け口として。
「んあぁ……はぐっ……んひっ……くふっ……きひぃっ……」
 身を引き裂くような痛みにいまだ苛まれながら、エニシアの漏らす喘ぎは次第に甘い色に染まる。
 苦痛とは表裏一体の快楽。それを受けて堕ちかけるエニシアの意識。ダメだ。戻れなくなる。
 このままでは壊れてしまう。そんな予感を胸に抱きながら。
(ごめんね……フェア……)
 激しい陵辱の最中、自分のために泣き叫び続けるフェアをエニシアは見つめてそう心の中で呟く。
 折角フェアは自分とお友達になってくれるって言ってくれたのに。自分はもうダメなのだろう。
 そのことがたまらなく悲しい。そんなエニシアに堕竜は追い討ちをかける。
「みぎぃぃぃいいいいいっ!ひぎゃぁぁあああああっ!!!」
 ようやく苦痛に身体が慣れかけた頃合で、今度は更に一回り太い触手がエニシアのアナルを襲う。
 その一撃で容易くも引き裂かれるエニシアの菊座。ジュブブブ。一気に腸内に入り込む。
 ギチッ。ギチッ。直腸から大腸に至るまで。触手先端の柔毛が肉襞を容赦なく抉りこむ。
 想像を絶するその苦痛。白目を剥いてエニシアは涙と涎を顔中に垂らしてピクピクと痙攣する。
 じゅぷじゅぷ。そんなエニシアの身体を触手は嬲る。膣もアナルもお口さえも。
 肉人形と化したエニシアの穴という穴を埋め尽くし。ドログチョの体液をその体内に吐き出し続ける。
「おぐっ……ごぷっ……ぎひぃぃいい……んぎっ……あぐぅぅ……ふぁぁぁ……」
 絶え間なく続く陵辱。その子宮にも、腸にも、胃の中にも堕竜の体液を流し込まれながらエニシアは悟った。
 これが自分のヒトとしての生の終わりであると。



77 :
「止めてぇぇlっ!ギアンっ!これ以上エニシアに酷いことしないでっ!!」
 その瞳から涙を止め処なく溢れさせながら、フェアは堕竜ギアンにそう必に訴えかけ続ける。
 どうしてエニシアがこんな目に。あんなにも心が優しくて、あんなにも純粋にギアンを慕っていたあの娘を。
 そんな悲しみがフェアの胸に広がる。縋るようにしてエニシアを虐めないでとフェアはひたすらに乞う。
 だが堕竜と化したギアンにその願いを聞き届ける理性はもうない。あるのは純粋な肉への欲求。
 その贄とされているのはなにもエニシアだけとは限らない。
「なっ……あっ……やめっ……ひっ……やぁぁっ……」
 しゅるり。すると何本かの触手が今度はフェアの体にも巻きついてくる。たじろぐフェア。
 そんなフェアからその身の自由を触手は奪い、ビリリとその衣服を引き千切る。
 露わになるまだ未成熟な果実の如きフェアの肢体。そんなご馳走を目の前にして。
 
「GURUOOOOOO!!GAOUUUUUUUUUU!!」
 すると堕竜はそれまでとは少し違った反応を見せる。自身の傷を癒す糧となる少女の贄。
 美味しく召し上がる手段はなにも一つとは限らない。犯シ尽クセ。その本能の促がすままに。
 堕竜ギアンはその持てる能力の一つを使う。そうして現れたのは。
「GYAAAAAAAA!」
「GURUOOOOOOO!」
 捕らえたフェアの身を貪るために堕竜が生み出したもの。それは堕竜の分身とも言うべき変異魔獣。
 肉欲に猛る堕竜が生み出したそれはフェア達が戦ったものとは少し姿が異なっていた。
 どちらかというと人型に近い体躯で、その股間から豪壮なペニスを魔獣は生やす。
 それらが触手に拘束され身動きの出来ないフェアに群がる。するとフェアに戦慄がはしる。
 獣欲の塊ともいうべき魔獣達。その狙いはと言えば当然。
「やめ……てぇ……来ない……でぇ……嫌ぁぁぁ……」
 フェアを犯すことにある。情欲に滾るペニスを携えた魔獣達ににじり寄られる恐怖。
 堪らずにフェアは叫ぶ。だがその叫びも虚しく。魔獣達はフェアの鼻先近くまでに迫っていた。

78 :
「やぁぁああ……舐めないでっ……そんなところっ!?」
 近づくやいなやペロリ。ザラザラとした魔獣の舌がフェアの肉裂をなぞる。
 声をあげるフェア。だが魔獣は意にも介さず自らの唾液をフェアの秘部に塗りつける。
 ぴちゃり。べちょり。生温かい舌先に陰唇を舐め回される感触。そのおぞましさにフェアは震える。
「ひぐっ……ぐすっ……やめ……てよ……もう………」
 そしてフェアはすすり泣きだす。無理もない。いくら普段は気丈に振舞っているとはいえ。
 フェアはまだ15歳の少女なのだ。花も恥らう年頃の乙女。それがこんな陵辱に晒されて。
 気を強く保っていられるはずがない。
「ひぃっ……嫌ぁぁぁ……許してっ……お願いだからもう……許してぇぇっ!!」
 そうして十分な前戯を施すと、魔獣はその威容をフェアに見せ付ける。しなるように反り返ったペニス。
 太さ、長さ、硬さにおいてどれも一級品のイチモツ。それを処女であるフェアに突きつけて。
 ケダモノたちは美肉を喰らおうと猛っていた。フェアという名の極上の処女肉を。
「やぁぁぁ……やだっ……やだぁぁぁっ……離してっ……お願いっ……」
 迫りくる洗礼の肉塊。それを間近にしてフェアはなんとか逃れようともがく。
 しかしその身体に巻きついた触手はよりギュッときつくフェアの身を縛りつける。
 締め付けの圧迫にフェアはグェっと喘ぐ。そんなフェアの花弁へと切っ先はあてがわれ。
「嫌ぁぁぁっ……許してっ……やぁぁぁぁ……ひぃぃいいいい……いぐっ……うっ……」
 その恐怖心も絶頂に達し半狂乱になるフェア。そんな彼女に無情にも。
「ひぎぃぃいいいい!痛いっ!痛いぃぃいいいいいっ!!」
 肉杭は容赦なく打ち付けられる。ピッチリと閉じた処女肉の抵抗もお構い無しにねじ込まれた肉棒。
 フェアの処女は一気に引き裂かれる。ビリリと膣肉に響く破瓜の痛み。
 ズ太い注射針をブスッと突き刺され、グリグリと抉られるような苦痛がフェアを襲う。
 耐え切れずに叫ぶフェア。けれど肉根はよりズブズブとフェアの膣奥に入ってくる。
 そうして根元までずっぽり収まると、フェアはその瞳から涙を垂れ流して泣き喘ぐ。

79 :
「やぁ……痛いよぉ……お願い……抜いてぇぇ……」
 いつか自分にとって大切な人に捧げるつもりであった純潔。それを無惨にも散らされて。
 ショックに打ちのめされながらフェアは許しを乞う。引き裂かれた膣はジリジリと痛む。
 それ以上にフェアの心はキリキリと痛む。
(おにいちゃん……)
 魔獣のペニス貫かれる苦しみの中、フェアの脳裏には心にくからず思っていた青年の顔が思い浮かぶ。
 ゴメンね。グラッドおにいちゃん。こんなんじゃ私、もうおにいちゃんのお嫁さんになれないね。
 そんなことを思うと余計に涙が込み上げてくる。処女を奪われた時点で悲しみのどん底に突き落とされたフェア。
 だがフェアへの陵辱はまだ始まったばかりだ。
「ぎぃぃいいい……んぎっ……ぎひぃぃぃいいい!!」
 そうして容赦なく開始されるピストン。その大きな体躯をグラインドさせながら魔獣はフェアの胎内を押しつぶす。
 普通の成人男性の二倍の太さはあろうペニス。そんなもので処女を散らされて間もない膣肉をフェアは抉られる。
 痛い。たまらなく痛い。そして苦しい。襲い来る激痛とそれにともなう圧迫。内臓ごと潰されてしまいそうな感覚。
 それを心と身体にしっかりと刻み込まれながら犯されるフェア。轟く悲鳴。打ち付けられる魔獣のペニス。
 膣奥を突くその衝撃が子宮にも響く度に、フェアの魂はごっそりと削り取られてしまう。
 もうダメだ。耐えられない。なにもかも壊れてしまう。これまでみんなと一緒に積み上げてきたもの全部。
 無力感にフェアはとらわれる。そんなフェアに更なる絶望を与えるべく。魔獣たちは解き放つ。
 その内に溜め込まれた獣欲の塊をフェアの胎内に。
「嫌ぁぁああああっ!熱いっ!熱いぃぃっ!!嫌ぁぁああああ!妊娠しちゃうぅぅううう!!」
 ドピュッ。ドクリッ。施される膣内射精。まだ初心なフェアの子宮を襲う魔獣の子種汁。
 その白濁を胎内に流し込まれて、フェアの心は完膚なきまでに打ちのめされる。


80 :
「やぁ……ひっぐ……ぐすっ……嫌ぁ……ふぇぇ……うぐっ……うぅ……」
 射精が終わる頃になるとフェアの心はもう完全に折れていた。ただ弱々しく泣き喘ぐ。
 そこにはいつだって前向きな気持ちに溢れていたフェアの姿の面影はどこにもない。
 ただ無力に陵辱され、嬲られ抜かれて、泣き喘ぐ。そんなか弱き少女。
 それが今のフェアの現実。それを徹底的に思い知らせることができたと堕竜は本能で察する。
「GOOOOOO!」
 そして堕竜はその触手で捕らえたフェアの身を持ち上げる。そろそろ食べごろであった。
 極太の魔獣ペニスによって広げられたフェアの膣。痛々しい破瓜の血と吐き出されたスペルマが垂れる。
 それをペロリと伸ばした長い舌で舐めると、堕竜は自らの生殖管をつきだす。
「んっ……あっ……ひっ……ひぃぃぃいいいっ!?」
 傷ついた秘肉を舌先で舐められて、意識を取り戻すフェアだがその意識もすぐに恐怖で埋め尽くされる。
 先ほど、自身を犯した魔獣ペニスの更に倍はあろうかという堕竜ペニス。それを突きつけられて。
「嫌ぁぁ……無理ぃ……そんなの……入らない……」
 恐怖に打ち震えるフェア。そんなフェアを更に絶望させるが如く。
 堕竜は百舌の早贄のようになった哀れなモノをフェアに見せ付ける。
 それはかつて姫と呼ばれた少女の残骸。
「ごぷっ……おごぷっ……んごっ……ごぐぇぇ……」
「エニシアっ!?」
 涙に濡れるフェアの瞳に見せ付けられたのは、触手によって嬲りつくされた哀れなエニシアの姿。
 その肛門から入り込んだ触手はエニシアの腸から胃、食道を通り抜けて口からその先端を覗かせる。
 膣内にも容赦なくつめ込まれた触手。妊婦のように膨れたエニシアのお腹にくっきり浮き出る蛇腹。
 そんな身体でなおもエニシアは嬲られていた。じゅぷじゅぷとエニシアの体の中を這いずり回る触手。
 犯され、嬲られ、壊されるエニシアの表情はすっかりと蕩けたアヘ顔となっている。
 なんという無惨。これと同じ姿に今からフェアもさせられる。この先もずっと。一生。
「やぁぁぁ……ひぃぃ……嫌ぁぁぁ……嫌嫌ぁぁぁ……」
 そんな現実を見せ付けられてフェアはただ呻く。これこそが絶望。そこには一切の救いは無く。
 代わりにあるのはただ果てしない闇。そんな深淵の底へと。堕竜はフェアの身をを誘って。
 
「ぎっ……ひぎぃいいいいいいいい……ぎやぁぁあああああああっ!!!」 
 そうして容赦なく膣内にブチ込まれる堕竜の生殖管。フェアの断末魔の叫びが場に轟き渡る。
 フェアとエニシア。ともに古妖精の血を受け継ぐ半妖精の少女二人はこうして。
 堕竜と化したギアンの生きた贄としての生にその身と魂を堕とすのであった。



81 :
「かひっ……はひっ……ふひぃ……」
「あへっ……はへぇ……ふへぇ……」
 それからしばらくして、そこにはすっかりと壊れ堕ちた二人の少女の姿があった。
 少女の一人はフェア。もう一人はエニシア。かつては妖精を思わせる可憐さを備えた彼女達も。
「くひひ……いいのぉ……触手いいのぉ……もっとジュプジュプしてぇ……」
「おちんぽぉ……もっとおチンポぉぉ……お願い……おチンポちょうだぁい……」
 堕竜の触手とその眷属である魔獣達のペニスに溺れる淫らな雌と化していた。
 その膣もアナルもズッポリと触手によって責められながらエニシアは喘ぐ。
 フェアはというとその両手に魔獣達の肉茎を握り締めて扱きながら。
 その膣で特大の堕竜ペニスをお腹がボコォと膨れるまで深く咥えこんでいた。
「んぁぁぁあっ……射乳(で)ちゃうっ……おっぱい……射乳(で)ちゃう……いひぃよほぉ……」
「んくぅぅ……あはぁ……妊娠……わたしもまた……妊娠させてぇ……」
 ポッコリと膨れたそのお腹に、平坦なその胸からは母乳を噴出してよがるエニシア。
 そんなエニシアの姿にあてられてフェアもまた堕竜に妊娠をねだる。
 あれから二人は幾度となく堕竜の種を孕まされて、その子を何匹も産み落とした。
 産まれた子もまたすぐに成長してフェアとエニシアを犯す魔獣の列に加わっている。
 自らが生んだ子に犯されて、その種を繰り返し孕むフェアとエニシア。
 何度も産んで、何度も孕まされ、二人はすっかりと堕竜の苗床となっていた。
「GUOOOOOOOO!GOROOOOOOOOO!!」
 そんな自身の花嫁となった彼女達をその触手と生殖管で抱きながらこの上ない充足に堕竜は満たされる。
 こんな風に彼女達と過ごす安らぎ。それは堕竜がヒトであった頃に思い描いていた願望でもあった。
 その形は大きく歪んでしまったけれど。
「あひっ……はひひ……はへへ……ふへぇぇ……」
「きひっ……くひひ……あへぇぇ……あははは……」
 すっかりと壊れてしまった意識で、犯され喘ぎながらフェアとエニシアは共に笑いあう。
 そんな二人の花嫁を堕竜は今日も犯す。そんな風に狂い壊れた響界種たちの日常は。
 堕竜が完全に力を取り戻し再びトレイユに侵攻するときまで続いた。
 自身の触手とペニスに貫かれてアヘ顔ダブルピースを晒すフェアとエニシアを旗印にして。
 二人が産んだ仔を従えながら堕竜は最期の戦いに身を投じるのであった。

 〜BAD END〜

82 :
ふう。久しぶりに酷いことをした。
4で陵辱書くときにはシチュでちょっと悩みますねえ。
ギアンがあまりにヘタレだから。だから今回は堕竜でいってみました。
そんなこんなでリメイク3もあと半月ほどで発売です。楽しみにしています。
発売前にもう一本SS書けるといいなと思いながら今回はこの辺りでサラバ。
また次の機会にお会いしましょう。

83 :
触手はちょっとね

84 :
何かいつも1人に投下させるのも悪いから、何か書こうかしら
問題は俺が1〜2しかやってないという

85 :
ハヤカシたのんます
ハヤクラが多いのは1OPで出てくる組み合わせだからと言うことをつい最近ここ見て知ったわ・・・リアルタイムでやってたのに

86 :
いや、むしろ、他のところの方がハヤカシの方が多いような印象がある。

87 :
>>68
トリスがレシィを食ってるところをネスティ目撃→君は馬鹿か→一緒に食われる
剣士トリスはなかなかエロいと思うw

88 :
久しぶりにソノラでなんか書きたい
候補
A レクソノ純愛
B レクソノファリ3P
C アティソノふたなり
D カイアティスカソノ4P

89 :


90 :
B

91 :
B一択

92 :
Bは

93 :
おっと、余計な文字混じった

94 :
Bが優勢だがAで。

95 :
このスレでアヤはわりと人気だけどソルアヤはあんま見かけない気がする。
ハヤクラ、トウカシ、キルナツに比べて。

96 :
陵辱系を除くと延べ回数で
ソルアヤ2本 キルナツ5本 トウカシ8本 
ハヤカシ9本 ハヤクラ24本 ハヤリプ4本
ハヤカシクラ2本 トウカシクラその他2本 ハヤクラリプ2本 
こうなった。ハヤクラ圧倒的。

97 :
おにいちゃん、ハサハ、おにいちゃんとらぶらぶしたいな

98 :
最萌え護衛獣はハサハ。異論は認める

99 :
そもそも本家だと主人公の護衛獣って2にしかいないからな

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