2013年10エロパロ319: 【ドラマ】SPECでエロパロ 2杯め (950) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【ドラマ】SPECでエロパロ 2杯め


1 :2011/02/17 〜 最終レス :2013/09/19
2010年秋クール放映のドラマ、SPECのスレです。
放映は終了しましたが、解体新書発売にDVD&BD発売とイベントは目白押しです。
SS投下者も読者も仲良く高まってましょう!
まとめwiki
http://wiki.livedoor.jp/spec_eroparo/
前スレ917氏、全て纏めてくれたまとめ神、どうもありがとうございます。
前スレ
【ドラマ】SPECでエロパロ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1287155828/

それでは皆さん、はりきってどーぞ!

2 :
>>1乙!!

3 :
いちおつです。

4 :
いちおつ
即落ち防止保守

5 :
いちもつ

6 :
バレンタインに書き始めたものが今頃出来上がりました。
その上エロ少なめ、というかほぼ無しですけど投下します。

7 :
世間はバレンタインで浮かれていたが、ここ未詳に限ってはそんな雰囲気は微塵もない。
糖尿である野々村は雅のチョコ攻撃がいつ襲ってくるのかとビクビクしていたし、
当麻はいつも通り遅刻してきていつも通りになにやら資料を読み漁っていた。
元来バレンタインなどに興味のない瀬文も淡々と仕事を進め、そうして一日が終わっていった。
野々村が逃れられないデートに向かうため一足先に未詳を後にし、
瀬文もいつものように机の上を几帳面に片づけて帰ろうとしたその時だった。

「瀬文さん」
当麻が声を掛けてきた。
「なんだ?」
「今日ってこのあと何か予定あります?」
「特にないが、それがどうした」
「いやぁちょっと、付き合って欲しいと思って」
そう言って当麻は「ンフッ」と気持ちの悪い笑みを浮かべる。
「何にだ」
「それは行ってから話します」
さっぱり目的が見えない上、なにやら嫌な予感がする。
「……ただ飯を奢らせるつもりじゃねぇだろうな」
「どうして分かったんすか」
目を見開いてわざとらしく驚くその様に、思わずため息が出る。
未詳に居る時には何かしら口に運んでいる当麻が、
今日は大人しくハチミツコーヒーくらいで我慢していることに瀬文は気づいていた。
金欠の時はいつもそうなるのだ。
「分かっていただけたなら話は早い。んじゃ、とっとと行きますか」
「断る」
「断るの早!瀬文さんのケチ!カワイイ後輩のピンチだってのにぃ!」
「どこにかわいい後輩がいる。ただ図々しいだけじゃねーか」
「お腹が空いて頭が働かないぃ〜これじゃいざって時に事件解決できないぃ〜」
デスクに突っ伏したかと思えば身体をよじり始めた。
おそらく瀬文が折れるまで続ける気なのだろう。
「……次は奢れよ」
この場を早く収めたくてついそう言ってしまうと、当麻がガバっと顔を上げニヤっと笑った。
この時根負けしてしまったことを、瀬文はしばらくしてから後悔することになるのだった。

8 :
今日は、というか最近はずっとCBCが店を開いていないらしく、
代わりに安くて旨いと評判の居酒屋に足を運んでいた。
当麻が先程ネットで調べた店らしい。
小上がりに着くなり勝手に飲み放題を注文してしまい、瀬文は顔をしかめた。
「瀬文さん飲んでます?時間制限あるんだからちゃっちゃと注文してくださいよ」
そう言ってコップ酒をくっと飲みほし、ホッケにブスっと箸を指す姿はとても24の女とは思えない。
それに、すっかり忘れていたが今日はバレンタインデーだった。
そんな日にこんな色気のない食事会が存在していていいのか。
この場に色気が必要だとかそういう問題では断じてないが、
これはあまりにも酷いだろう。
そう余計なことぐるぐると考えていると、瀬文は普段より早く酔いがまわってきたことに気がついた。
目の前の女の食事のペースに惑わされて随分と安酒を煽ってしまったらしい。
このままでは駄目だと一旦席を立ち、トイレへ向かった。
ばしゃばしゃと手を洗って鏡を覗き、瀬文は己に気合いを入れ直した。
「おかえりなさーい」
自分がいなかった僅かな間にも当麻は更に料理を平らげたらしく、
店員が空となった大量の皿を下げていくところだった。
程なくしてラストオーダーとなり、これでやっと解放されると
瀬文が思った矢先、当麻がぼそっと言った。
「こりゃ二軒目、アリですね」
「何がアリだ。んなもんは無しに決まってんだろ」
「無しじゃねぇよ。まだ食べたりないっすあたし」
「ふざけんな、散々食っただろ。もうそんな金はない」
「あ、分かったいいこと思いついた」
絶対碌な思いつきではないと瀬文は思った。なぜなら当麻の目が据わってるからだ。
どうやら当麻は飲み始めてしばらくは顔色が変わらないが、
ピークを過ぎると突然おかしくなるタイプらしい。
以前酒を飲む機会があった時にはケロッとしていたから、
てっきりザルかと思っていた。厄介だ。

9 :
「いいから帰るぞ」
当麻に何か余計なことを聞かされる前に会計を頼み、
瀬文はコートを着込んで帰り支度を始めた。
店員が戻ってくるのを席で待っている間、当麻はにへらっと笑って
何度も瀬文を見てきた。
相当酔ってるなこいつは。早めにタクシーを呼んでさっさと帰らせるに限る。
そう思って店を出ると、2月の夜風は火照った身体を適度に冷ましてくれた。
そこでもまた、自分もある程度は酔っているのだと瀬文は自覚する。
「せぶみさん、さっき思いついたこと言ってもいいすか」
「やめろ」
「聞く前からやめろとかないでしょ。いいから聞けよ」
「聞かん」
「聞きたい?聞きたい?えっとぉ、これからぁ、瀬文さんちでぇ、飲み直します!」
当麻が声高らかに宣言した。
いちいち区切って言うものだからウザいことこの上ない。
「乗れ、ほら」
そこへようやくタクシーがやってきたので、瀬文は当麻の言葉をスルーして
無理やり後部座席に押し込み、大体の行き先だけ告げてドアを閉めようとした。
しかし。
ぱしっ。
突如手首を掴まれ、瀬文はドアを閉め損ねた。
「センパイどこいくんすか?」
「放せバカ、俺は帰る」
「放しません!」
当麻が酔いに任せて普段以上の力を出しているのか、それとも自分が酔っているからなのか、
なかなかその手を振りほどけない。
その攻防をしばらく見ていた運転手が、半分呆れたように言った。

10 :

「お客さん乗るの乗らないの。車内冷えちゃうよ」
「すみません、俺は乗らないんでこいつだけで…」
「いいから乗れ瀬文!」
ふと運転手と目が合うと、苦笑いを浮かべていた。
このままこの酔っぱらいを預けるのはさすがに気が引ける。
瀬文は仕方なくタクシーに乗り込んだ。
「お前の住所、言え」
同僚のおおよその住所は覚えていても、番地まで正確には知らない。
送り届けるにはなんとしても聞きださなければならないが、
当麻はふいっと窓の方に顔を向けたままだ。
「おい」
「嫌です」
「はぁ?」
「言いません」
「なんでだよ」
「だって言ったらあたしんちに着いちゃうでしょう。瀬文さんちで飲み直すって
 言ってるじゃないすか」
「お前な」
傍から聞いたら只のバカなカップルの痴話喧嘩とでも捉えられかねない会話を、、
なぜよりによって当麻としなければならないのか。
運転手がミラー越しにこっちを見て笑っている気がする。
まったく居心地が悪い。
瀬文は仕方なく足元に置いてあった当麻のキャリーバッグのファスナーを
勢いよく下ろすと、中を探り始めた。
「ちょ、なにすんすか。瀬文さんのバカ!変態!」
「うるせぇ。何か住所書いてあるもんしまってあるだろ」
「やめろーこのクソハゲ!」
「いててて」
当麻が前かがみになっている瀬文の頭を力任せにばしばしと叩いてくる。
この女、いよいよ酒癖が悪い。
しかしそれからいくら探しても、瀬文はとうとう何も見つけられなかった。
第一、中に入っているものが多過ぎて探し物どころではない。
特にPC3台など正気の沙汰とは思えない。
当麻を見れば、なぜか勝ち誇った顔で瀬文を見下ろしていた。
瀬文はその目を睨み返したが、結局それは何の反撃にもならなかった。

11 :
そうこうしているうちに既にタクシーは当麻の家の周辺まで
来てしまっているようだが、ここで降ろしたところで
こいつは果たしてまっすぐ家に帰るのだろうか。
靴を脱ぎ捨て、プラプラと足を揺らしているこの酔っ払いを見ていると、
『警察官、道端で凍』などという文字が躍る紙面が浮かび上がり、
瀬文は本気で頭が痛くなった。
「すみません」
瀬文はだらしなく口元を緩めて髪の毛を弄んでいる当麻を横目に見つつ、
不本意ながら運転手に自宅の住所を告げた。
一旦当麻の家の方まで行ったせいか、料金は高めになってしまった。
幸いにも財布の中身は足りたが、痛い出費だ。
自宅マンションの前でタクシーを見送ると、当麻がくふっ、と声を上げた。
「来ちゃいましたね☆」
来ちゃいましたじゃねえよバカ、と言い返したかったが、
こんな時間では近所迷惑もいいところだ。
瀬文はよたよたと歩く当麻をぐいと引っ張ってオートロックを解除した。
「案外いいとこ住んでますね。やりますなぁ、さすが元SIT」
部屋に着くなり値踏みするようにぐるりと見回す当麻を見て、
瀬文は早くも後悔していた。
なぜここまで連れて来てしまったのだろう。一旦未詳に戻って住所を調べ、
無理やりにでも返せばよかった。きっとそうすべきだったのだ。
「お、冷蔵庫発見〜」
やはり。
「勝手に見るな。触るな」
「ビールがたくさんある〜」
「人の話を聞け」
「とりあえずこれで」
当麻が冷えた250ml缶を二つ取り出すと、ひとつを瀬文にどんと押し付けてきた。
「あらためまして、カンパイ」
ぷしゅっっとプルタブを開ける音がしたかと思うと、当麻はあっという間にそれを
半分以上飲んだようだった。

12 :

「っかー、タクシーの中暑すぎるくらいだったんでビールがうまいっすね」
「暑いのはお前が酔ってるからだ」
「酔ってません。酔ってないから飲み直すんです」
もはや何を言っても無駄だと悟った瀬文は、ダイニングの椅子に腰かけて
自分もビールの缶を開けた。とにかく当麻にはこれ以上飲ませないようにして、
しばらくして酔いが醒めたらここからタクシーに乗せて返すしかない。
現金は向こうの家でなんとかしてもらう。情けないようだがそれしかない。
瀬文は一旦洗面所に行き、顔を水で洗い、歯を磨いた。
鏡の中の自分を見る。先程居酒屋で見た顔より、明らかに疲労の色が濃い。
「おいせぶみっ、どこいったー」
当麻が騒がしいので慌てて戻ってみると、テーブルの上には瓶ビールが
2本追加されていた。しかも既に1本は空である。
何処から見つけ出したのか、瀬文お気に入りの栓抜きを勝手に使用していた。
「てめえ……いい加減にしろよ」
瀬文がこめかみをぴくりとさせながら当麻に詰め寄ると、
また例のにへらとした笑みを浮かべる。
「瀬文さん。ちゅ〜」
そう言ってタコみたいな口を作って顔を近づけてくる。
「やめろ、キモイ」
その顔面を右手で全力で押し返す。
「ヒドイ」
当麻が不貞腐れた顔で睨んでくる。
「酷いのはお前の顔だ、このブス」
「瀬文さんがいじめる〜」
「どう考えても苛められてんのはこっちだろ」
散々たかられた上、自宅で酷い男呼ばわりとは。
諸悪の根源はどう考えてもこいつの方だ。
すると突然、当麻がすくっと立ちあがった。

13 :
「決めた。今日はとことん飲み明かしましょう!全ての膿を出し切りましょう!
 同じ部署で働く者同士がハゲだブスだと罵り合ってちゃあ、いい成果は生まれません!」
今さらどんな膿が出てくるというのか。そんなものたまる暇がないくらい、
今までだって言いたい放題の関係だっただろうに。
瀬文が反論に口を開きかけたその途端、当麻が今度はテーブルに突っ伏した。
「ぐかぁー」
……寝たのか。寝てんのか。人を散々振り回しておいて最後はそれか。
瀬文の拳はわなわなと震えた。
「おい寝るな。起きろ当麻。酔い醒ましてさっさと帰れ」
近づいて肩を揺さぶると、突然当麻の目がぱちっと開いた。
次の瞬間、湿った感触が唇の端に押し付けられた。
瀬文は目を見開く。
「ちょろいですなぁ瀬文さん」
ばっと飛び退くと、ちゅ〜成功っすねと当麻が笑っている。
まったく可愛らしくない笑い方だ。口角が半分だけ上がっている。
「歯磨きました?歯磨き粉の匂いがする」
そう言って当麻は舌で自分の上唇をぺろりと舐めた。
こいつは男を舐めている。というか俺を相当舐めている。
ここらで少々痛い目に遭わせなければならない。
自分としては普段の冷静さを保っているつもりの瀬文は、
酔った頭でそう考えた。
当麻の右手を掴むとぐいっとこちらを向けさせた。
そのまま唇を押し付ける。
当麻は驚いて身体を固くした。さっきは自分からやってきたくせに、
押されると弱いんだなと瀬文はぼんやり考えながら、どうにか舌を入れた。
そのまま歯列をなぞる。逃げられないように左手で腰を引き寄せた。
やがて当麻の口が少し開き、瀬文の舌を受け入れた。
相手の舌に絡ませ、息する間も与えない。

14 :
ようやく唇を放すと、当麻は肩で息をしていた。
鼻で呼吸すればいいということを知らないらしい。
「酔いは醒めたか?」
意地悪く質問すると、当麻はちらっとこちらに視線を向けた。
「醒めるわけ、ないっす」
そう言って、自分のポケットに手を突っ込んだ。
「これあげます」
何かと思えば、小さなチョコレートが二つ、手のひらに置いてあった。
なんともこの女に似つかわしくない行為だった。
瀬文はパチリと部屋の電気を消した。

15 :
以上です。お粗末さまでした。

16 :
>>15
GJですた!
当麻かわいいw

17 :
>>15
2つというのは‥瀬文と自分用なんだろうかw
冷静なようで普段と違う瀬文、いいですねえ!

18 :
>>15
で、電気消した後にベッドに押し倒して続きを、ですよね?
当麻さんはチョコの代わりに食べられちゃうんですよね?

19 :
セリフが、脳内変換しやすい!
自然な会話の流れでとても楽しめた!!
またお願いします。

20 :
おつかれやまです
終わり方が個人的に好きでした!

21 :
瀬文さん漲ってるぅ(^^)
ハッピーバレンタインですね

22 :
相変わらず素晴らしい神々がいらっしゃるスレ
こういうラブラブな二人、大好きです!

23 :
瀬文さんのホワイトデーのお返しが楽しみですねw

24 :
また何か思いついたら投下します
色々なレス、ありがとうございました

25 :
wktk

26 :
短いしまとまりがないし、2人とも若干キャラが違いますが投下します。
ニノマエ事件の後ら辺ですかね。
エロというエロはほぼありません…!
覚悟をきめてどうぞ

27 :


消化


雨の後の、水滴という重みを背負った葉、 そんな表現がぴったりだと思った。
零してしまえば良いその水滴に意図的になのか背を貸す葉は、普段のそれとはとても似つかわしくなく弱々しく、俺に小さな錯覚を覚えさせた。
肩を抱いて初めて気付いたのが、その性格や態度からは想像も出来ないほど細く、小さな存在であったということ。(そう、俺が思っている以上に彼女は女なのだ。)

「私、あの時確かに刑事になったことを後悔しました」

それでも声だけは平然を装うように、いつものように一息で話そうとする。ここまできてまだ強がるのか。
己の異常に高い頭脳によって毒にまみれる弟、あの時彼女が覚えた感情は辞書のなかを漁ってもそう見つかるものじゃあなかったと思う。
視界が酷くぼやけるなか聞こえた叫びにも近い弟の名を呼ぶ声は確かにこの女のものだった。そして今俺の胸のなかにおさまるこの葉は懸命に、水滴を零さまいと静かに呼吸をする。馬鹿だ、どうしてこんなにも 、

「そうか」
「 はい」
「それでも俺は、体の傷が痛む度にその日を思い出し確かに思う」




28 :

最低な人間だと思った。
いつか餃子を食い逃げして刑事を名乗り俺が怒鳴りつけたあの女も、同じ目をしていたっけ。
俺はあの目に何度 、

「未詳に居たのがお前で良かった」


水滴が、零れ落ちた
漏れた嗚咽をとっさに手で抑える。俺は何故かもっと聞きたいと思い、その手を引き剥がした。そして体が少し強張ったかと思えば俺の手を振り払い、あろうことか己の手の甲に噛み付き始めた。
なお虚しくも嗚咽は漏れる。

その姿を見て湧き上がった情動に従い、当麻を鼠色が冷たい壁へと押しやる。
背中に感じたであろう痛みに手から口を離したその一瞬をみて、俺は当麻に口付けた。

瞳が大きく開かれる
「……っ…ん、」

なんとか抵抗しようと試みるその両腕を空いていた右手で彼女の頭の上で壁に押さえつける。左手で折れてしまいそうな細い腰を静かに撫でると、あからさまに分かり易く身震いをして、思わず吹き出してしまいそうになった。
俺が幾度となく助けられたその目に一杯に溜められた涙は、静かに閉じた瞼に押され、生暖かい頬を力無く伝っていく。互いの唇の隙間から、当麻の色を含んだ声が時折漏れ、その度に俺はぞくりとした。
ああ、



嗚咽する葉は、酷く綺麗だった
(水滴をなくしたその葉はしゃんと背筋を伸ばし再び歩き出す)
(そうして、また強い目をするんだ)




29 :
終わりです。お、お粗末様でした!

30 :
GJ!
丁寧な描写が素敵でした!
またお願いします!

31 :
GJ!
文学的で素晴らしいですね!

32 :
GJでした!

33 :
今あたためてるネタがあるんだけど、このスレ的にはどの辺までのエロがオッケーなの?
自分の妄想ヤバすぎて投下したはいいがドン引きされそうで恐い・・・

34 :
愛があればどんなネタでも!
待ってます

35 :
神の皆さんは執筆中かな?
銀だこのさっぱりおろし天つゆねぎだこ、お供えしておきますね…
つ〇〇〇〇

36 :
>>33
○○なシーンがあるので苦手な人はスルーかNGで
とか書けば何やっても大丈夫だ
おそらく

37 :
>>33
え、楽しみ過ぎるんですけどwww
早く投下してください

38 :
>>33の投下待ちか、他のエロ神が来るまでの埋め。
萌なかったらスンマソ\(^q^)/
【当麻×瀬文】
当麻はパソコンを打ちながら片手間に、
瀬文を観察して見る。

涼しいけど、いじめたくなる様な少し垂れ目の目元、
ふっくらとした唇…
すっとした鼻筋……
整った顔をしている。
それに…セクシーに出っ張った喉仏、
「瀬文さん」
当麻は行き成り立ち上がり、瀬文の所へツカツカと駆け寄った。
「―――なっ、なんだ!」
突然の事に瀬文はビビる。

「…瀬文さんって」
「?・・・」
「――エロイっすね」
「はぁ?」
真剣な顔をして一体何を言う!?

39 :
当麻は「脱いで下さい!」と言って瀬文の襟に突然手を掛けた。
「はぁっ?!」
瀬文はギョッとした。
何するんだ!と抵抗しようとするが…どうしたことか、
手に力が入らないばかりか体の力が抜けてゆく…。
その時当麻がニャっと笑う…。
「…ふふふふっ…丁度効いてきたようすっね!」
「――?!」
「チッチッチッ…!実は、さっき瀬文さんがトイレに行っていた隙に、飲んでいたコーヒーへ無味無臭の痺れ薬を入れてたんですよっ!」
「―――!!」
「―おりゃぁっ!」
勢いよく当麻が瀬文の服を剥いでしまう…。
瀬文は痺れで回らない口で「うぅぅ゛゛゛っ!」と唸り、抵抗をするも全くかなわない。
「…ほぉっ流石は元SIT好いカラダしてますなぁ〜そそりますなぁ〜」
当麻が露になった瀬文のカラダをいやらしい目で舐めまわす。
手でペタペタいたるところを触りまくる。
「……っっっ!」
ヤメテクレ!と瀬文が訴えるも、その表情が余計当麻をそそらせるのだ。
――チュ。
唇を奪う。
「――!」
「いいから…おとなしく、抱かせなっせっ!」

40 :
ガッ!と当麻が瀬文に跨る。
「――ぅ゛゛っっ」
そして彼のいきり立ったモノを握る。
「…興奮してますなぁ〜」
「うっ〜(泣)」
当麻とはいえど、女の裸…。したくないのに体は反応してしまう…。
握ったものを当麻が自分の中に入れる…。
「―――うっ、あん・・っふんッ!」
「?!――っ」
それだけはヤメテクレっ!たのむ避妊具付けてくれっ!
瀬文は叫びたいが声が出ない。
「――あんっ!硬いっ」
気持ちよさそうに、当麻が動き始めた・・・。
「―――っっ・・・」
――困った。
彼女の喘ぎ声とぬかるんだ中がたまらない・・・。それに締め付けも。強烈な快感が・・・。
必に瀬文は感じないようにと意識すればするほど体は感じてゆく。
しかも、当麻の動きは激しくなる一方・・・。
やばい。
当麻は「瀬文さん・・・っ!」と叫び、小さく震えた。
「――っ!」
そのまま、瀬文もイってしまった・・・。
――事情後・・・。

41 :
「瀬文さんを、いただきましたっ!」
後輩の変態女に襲われた…。犯された…。しかも生…中だし。


「安心しなっせ!さやが責任とってあげるから」
またチュとキスされた…。
瀬文はただ泣き暮れる……。
悔しいので、仕返しに当麻の胸を鷲掴みしてやった。
もう、痺れ薬はとっくに切れているのでカラダが自由だ。
「――――薄っ・・・揉み応えの無い乳だな」
バキッ!
殴られた。
――ちくしょーほんと覚えてろっ!ヤリ返してやる!
瀬文はつくづく理不尽足だと思った・・・。

以上。
さて、正座して神を待つか・・・。

42 :
(-人-)御愁傷様です。もとい、
(-人-)ごちそうさまでした。

43 :
そう、多くの女性が感じているにちがいない。
加瀬さんてセクシー。

44 :
前スレもそうだけどやたら女アピールしてる奴なんなの

45 :
乙なんだがsageてくれないか

46 :
サトリと地居のどん引きエロとか待ってます

47 :
神まてます。

48 :
5日もレスないなんて……


49 :
5日もレスないなんて……。

50 :
すいません。
ログとれてないだけだった。

51 :
あげ。
神はDVD発売待ちかな?

52 :

解体新書の発売まだかなo(^-^)o

53 :
あげ

54 :
あげ

55 :

新しくなってから過疎化し始めている…(´⌒`泣)

56 :
顔文字的なやつがイヤなんじゃね


57 :
お暇つぶしにどうぞ。

その日も瀬文と当麻は残業であった。
最近目立った事件もなく暇な未詳は、暇が故に他の課から例えばデーター入力など、面倒な雑用を押し付けられ、結果理不尽な残業が続いていた。
瀬文は黙々とパソコンに向かっているが、当麻といえば全く仕事に集中せずむしろ暇そうである。

この残業続きは絶対あいつのせいでもあるな、と瀬文は舌打ちをした。
しかし。
非常に物凄く不覚にも、このだらっとした日常を当麻と過ごすことは心地よかった。

ただ、その事実が意味することは断じて認めたくなくて知らぬふりをして日々を過ごす。

ふと、当麻が席を立ち炊事場のほうで何かゴソゴソとしている。
初めは無視して放っておいた。
しかし当麻が、
「瀬文さんも食べますよね」
と言うので何かもの凄く嫌な予感がして様子を見に行った。

58 :
「おまえ、何してるんだ」
「だからぁーカレー作ってるんすよ、わざわざ瀬文さんの分も」
確かに鍋の中身はカレーだった。当たり前のように餃子が入っているのは別にして、さほどまずそうにも見えない。
が、鍋の隣に良からぬ物を見つけてしまった。
「待て、まさかこれ…」
瀬文が指した方には、はちみつ、マヨネーズ、のりたま、ジャム、など当麻愛用の調味料が置かれていた。
「入れてないっすよ。入れたら味分からないっすもん。後でかけるんです」
ふふん、とドヤ顔で言う当麻を瀬文は不信感丸出しで見遣る。
「疑ってますね?じゃあ味見してみなっせ。はい、あーん」
そう言ってカレーをスプーンにすくって差し出す当麻にギョッとした。
「やめろ。魚顔」
「今魚顔関係ねーだろ!あっ瀬文さんもしかして、あーんが恥ずかしいんですかぁ?」
当麻がにやにやしながら言う。
…相変わらず距離が近い。
「そんなわけないだろ」
「じゃあ食べて下さいよーねぇねぇー」
そう言って当麻はスプーンを近づけてくる。
「…自分で食う、よこせ」
当麻の腕ごとスプーンを引き寄せて口に入れた。

59 :
………
………まずっ!!

とりあえず殴ってやった。
そして当麻を思いっきり睨むと、殴られたというのに悪戯を成功させた子供のように満足げに笑っている。
ムカツク。
それと同時に、あと少しで触れそうな当麻との距離をもどかしく感じた。
「…おまえも食ってみろ、この味バカ」
瀬文はそう言うやいなや、当麻の握ったままだった腕をもう一度引き寄せ、そのまま口づけた。

強引に当麻の唇を舌で割り入れ絡める。歯列をなぞり咥内を吸うと、当麻の体は小さく震えた。
少しからかってやるだけのつもりがつい夢中になって何度も当麻の唇を吸う。
「…ぅん…ん…」
当麻が苦しそうに息をもらしたので、唇を離した。
当麻は顔を紅潮させ、はぁはぁと肩で息をする。

「……バカうま、じゃないっすか」
潤んだ瞳をして、当麻はまだそんなバカなことを言ってくる。
「……もう黙っとけ、バカ」

60 :
再び口づける。
拙いながらも瀬文のキスに必で応えてくる当麻にひどく興奮した。
たまらなくなって今度は耳から首筋へと舌を這わす。
「んあっ…やっ…だめ…」
当麻は感じやすいのか、普段からは考えられない声をあげる。
どんだけギャップあるんだ、と思いつつ、キッチンを背にしていた当麻の上半身をそのままそこに押し倒す。
瀬文はもっと当麻を感じさせたくて、彼女の足の間に自分の足を割入れて距離を詰め、腰から脇の辺りまで体のラインをなぞった。

「ひゃっ…!あぁっ…ぁ」
服の上から胸を揉みしだくと、びくんと震えて声をあげる。
当麻は声を抑えようと唇を噛む。
瀬文はまた当麻に口づけ彼女の唇をこじ開ける。
「…んっ…んっ…」

いつの間にか妙なカレー味は消え、ひどく甘ったるい味がした。

61 :
ぐつぐつと音をたてて煮立っている鍋の火をカチリと切る。
左手で当麻のスカートをたくしあげ太股を撫で、右手でブラウスのボタンを外す。
「せぶみさ…ぁあっ」

きっと、ずっとこうしたいと思っていた。
当麻が欲しくてたまらない。

「あっ…あんっ…あぁ」
瀬文は夢中で愛撫を続ける。こんなところでこんなことするつもりもなかったが、どうにも止まらない。
せめて仮眠スペースに場所を変えようと、動き出そうとしたその時、

グォォォン
「「!!!」」

62 :
「あ〜こんな時に忘れ物なんてついてないな〜早くしないと雅ちゃんに怒られちゃう」
野々村は独り言を言いながら未詳に上がるゴンドラに乗り込んだ。
(あれ、電気着いてる。まだ誰かいるのかな〜)
そうこう考えているうちにゴンドラは未詳に辿り着いた。
「ご苦労〜…ん?」
「当麻くん、何してるの?」
野々村が未詳に一歩踏み出すと、炊事場の近くでペたりと座りこんでいる当麻が目に入った。
「柔軟体操っす」
そう言って当麻は腕を伸ばしだす。

「……瀬文くんは何してるの?」
「自分、カレーを作っております」
確かに瀬文はキッチンで鍋を勢いよく掻き回している。
(…………)
2人ともなんだか様子がおかしい気がした。
が、当麻くんがおかしいのは今に始まったことじゃないし、とりあえず障らぬ神に祟りなし。
「じゃ、じゃあ僕行くからね。君達ももう遅いし帰ったほうがいいよ。」
「はい、おつかれやまです」
「おつかれ山脈〜」

63 :
「「………」」

「…瀬文さん、鍋、まぜすきです」
先に当麻が口を開いた。
「…おまえこそ、席まで戻れって言ったのになぜ床に座る」
瀬文は誰かが来る音に素早く反応し、当麻の着衣の乱れを直してやり、急いで当麻をその場から離れさせようとした。
とりあえず係長には不審がられなかった、と思う。たぶん。
当麻は、床に座りこんだままどこか挙動不審だ。
訝しげに彼女を見遣ると、当麻がふて腐れた顔で口を開いた。

「……腰が抜けてたてなかったんすよバカ瀬文っ」
キッと瀬文を睨みながら当麻がボソリと呟いた。
そんな当麻を可愛いと感じてしまう自分はいよいよ頭がおかしくなったか、と瀬文は思いながらも座っている当麻を抱き起こした。
「……もう、帰るぞ」
そう言って当麻の手をとった。
「…はい」
握り返されたその手は思っていた以上に小さく、温かかった。

次の日、二人して遅刻したため、係長の疑惑を深めたのはまた別の話である。<了>

64 :
以上です。
長くなってすみません。
神の方々、待ってます。

65 :
GJ!!!
あなたも神ですよ、ありがとうございます!
遅刻してくる理由のあたりもkwsk!

66 :
おお(*^o^*)久々に神が降臨されてた(^O^)
瀬文さんがカレーをかき混ぜてるのにも萌えました。

67 :
遅刻の理由kwsk!

68 :
瀬文の部屋で夜中まで燃えあがっちゃって
寝坊して遅刻したんですねわかります

69 :
需要の高さに改めて驚いたw

70 :
3/8は紗綾の日、ということで小説書きのSPECHOLDERの皆様、当麻があーんな事やこーんな事されちゃうお話是非とも待ってます

71 :
いいですね、キスシーンがエロい…!!ハアハア
本番のシーンも読みたい!!
遅刻のくだり、くわしくおねがいします!!

72 :
あげ

73 :
エロ描写がうまくなるSPECがほしい…

74 :
あげ

75 :
皆さんエロパロどころじゃ無いでしょうが、神の降臨いつまでも待ってます。
雑誌オトナファミでspec特集。
瀬文の中の人のインタビューで、「当麻に頭を下げて何かいい雰囲気になるシーン」で、
照れくさいので走って逃げ出す追加シーンを撮ったのに全カットだったとあって、照れる瀬文に萌えたぜ!

76 :
あげ

77 :
あげ

78 :
正座して神の降臨まってます(^p ^)

解体新書見て、
瀬文のSIT制服姿と当麻のセーラー服姿は高まる!

79 :
あげ!
メイキングでの初対面のシーンやうどんのシーンがほほえましいw
瀬文こそツンデレだなww


80 :
うどんシーンメイキング長い事乱闘してるのでドキドキしたw
そのまま違う事を始めないかとwww

81 :
>>80  そのまま違う事を始めないかとwww
けっ、けしからん!素敵すぐる。

どなたかこのネタをSSへ!!


82 :
57〜63に書き込んだ者です。
続きというか、未詳を出た後を書いてみたのでよろしければ読んで下さい。


お互い、絆以上の何かがあるのは感じていた。
けれどあたし達に甘ったるい関係は似合わない。

……と思っていたのに。

未詳を出て、二人は黙って歩く。
寒いはずの夜風が今は心地好い。
帰り際に瀬文にとられた手はまだ繋がれたままだった。
しっかし、瀬文さんて普通に手繋いだりするんだ、ウケる。
と繋いでいる張本人である当麻は思った。
……さっきまではもっと凄いことやってたけど。
思い出して身体が熱くなる。
繋いだ指先から瀬文に悟られそうで、必で違うことを考えた。

83 :
「…俺の家で構わないのか」
気がつけば、いつの間にか駅に着いており、瀬文がようやく口を開いてそんなことを言った。

……瀬文のくせに。

「…いちいち聞くなよハゲ。あっタクシーいいなぁ。乗りたいなぁ」
「…ハゲてねぇ。電車で帰るぞ」
「ケチ!ドケチハゲ!」
「うっせぇトンマ!」
それからは、いつものくだらない会話をしながら瀬文の家へと向かったので、ようやく調子を取り戻すことが出来てホッとした。
けれど、罵りあいながらも解かれない手が妙に熱かった。

瀬文は玄関の鍵を開け、先に当麻のキャリーを中に入れた。
その後当麻を室内に入れると同時に体をくるりと反転させた。

84 :
「………っ!」
瀬文は当麻の背を玄関のドアに押し付けると、噛み付くようにキスをした。
強引に舌をねじ込まれ、当麻は声をあげることもできない。
それと同時に先ほどまでの熱が急激に蘇ってくる。

瀬文がようやく唇を離す。
明かりも着けず、靴も脱がずに行われる性急な行為に文句を言ってやろうと、当麻は肩で息をしながらたどたどしく口を開いた。
「…この、筋肉バカ…急に…っぁ!」
瀬文は当麻に最後まで言わせず、今度は耳を舐めあげる。
「ちょっ…んぁっこんなとこでっ…!」
「…もう待てない」
瀬文に低く掠れた声でそう言われた途端、当麻は力が抜けてしまい、もう抗うことなんて出来なくなった。
当麻を腕の中に閉じ込めた瀬文は思い出したように玄関の鍵をカチャリと閉めた。

85 :
「…っあ!」
瀬文は何の前触れもなく、当麻のスカートの中に手を入れ、下着の上から指を這わせた。
「…おまえもうぐしょぐしょじゃねぇか」
「…やぁっ…うっさい…、…ぁんっ」
敏感な所を摩られ、また密が溢れ出す。

いつの間にか瀬文の手は当麻の胸元に移動しており、服の上からやわやわと揉まれる。
スーツの上着を脱がされ、ブラウスのボタンを外され、下着は上にずらされる。
あらわになった胸の先端は既にツンと立ち上がっていた。
瀬文は片方の胸の先端を口に含み、もう片方を手で揉みしだく。
舌で突つかれたり柔らかく吸われるたびに、体が無意識にびくびくと震える。
「…あ…あぁ…あんっ」
「…感じてるのか」
「…っ…ちがっ…っや」
あぁもうハゲのくせに、ムカつく。
ムカつく、のに…
「あぁっん…!」
瀬文の愛撫に当麻は嬌声をあげてしまう。

86 :
待てない、などと言ってた割に瀬文は余裕だ。
一方当麻は、瀬文に全身を激しく、しかし隈なく丁寧に触れられ、意識が飛びそうだった。
やけに甘い自分の声はどこか遠くから聞こえてくる。
「…っん…!」
口内で乳首を転がしていた瀬文の唇が横にずれ、当麻の白い胸元をきつく吸い上げた。
瀬文は暗がりでも分かる紅い跡を何度も付けてくる。
――まるで、瀬文さんの所有物になったみたいだ。

痺れる脳で当麻はぼんやりと思った。

87 :
「…はっ…せぶみさっ…!」
瀬文の指が下着の中に入り、当麻の中に入れられたのが分かった。
先程瀬文に言われた通り、そこは十分すぎるほどに潤んでいたので、瀬文の指をいとも簡単に呑みこんだ。
「ゃ…あ、あ、…あぁん…」
瀬文の長い指は、すぐに当麻のいい所を探り当て、執拗にそこを刺激してくる。
「…んぁ、ぁ…ぁ…、ダメ…っ」
当麻はもうどうしようもなく感じていて、ドアの外に声が漏れるかもしれないのがわかっているのに喘ぐ声を抑えられない。
「イケよ」
瀬文が指を一層早く動かす。
「イ…イヤあっあぁぁぁ…!」

88 :
「――大丈夫か?」
当麻はくたりと力が抜けてドアに背を預け、瀬文の腕に捕まりかろうじて立っていた。
「…、先パイ、激しすぎっす…」
恥ずかしさを隠そうと、当麻は茶化すように言う。
しかし、
「何言ってんだ。……俺のことも満足させろよ」
瀬文が当麻の敏感になった耳元で低い囁くので、それだけでまた体中が熱くなった。

当麻は瀬文に抱き抱えられ、部屋のベッドに下ろされた。
されるがままに服を脱がされ、一糸纏わぬ姿になる。
シャツを脱ぎ捨てた瀬文は、しばらくジッと当麻を眺める。
「…や、見んな…」
瀬文の視線に耐え切れず、手で体を隠すようにする。
しかし瀬文は何も言わず、当麻の手を剥がし、シーツに押し付けた。
「…当麻」
瀬文は熱の篭った声で言うと、再び深く、強く口づけた。
瀬文は唇を離すと今度は全身に音をたてて口づけていく。
「…とうま」
時折漏れるように、いつもと違った意図で自分の名を呼ばれ、当麻は心も体も酷く疼いた。

89 :
「…挿れるぞ」
「ひあっ…!」
先ほど達したばかりで敏感になっていた当麻に瀬文は硬く張り詰めた自身を挿入した。
突然の圧迫感に当麻は思わず瀬文の首にしがみついた。
瀬文は当麻の頬を優しく撫で、軽くキスを落とした。

「…動くぞ」
当麻の狭いソコをほぐすように瀬文は浅く抜き差しする。
全身を貫く甘い疼きに、当麻は無意識に腰を揺らしてしまい、更にきつくしがみつく。
「んっ、んっ、せぶみ、さんっ」
次第に早くなる瀬文の動きに、強烈な快感が走る。
瀬文と限りなくゼロに等しい距離にひどく満たされるのが分かる。
このままでいたい。
このまま、溶けて離れられなくなったらいいと思った。
ほんとはずっと、こうしたかった。

「当麻…ずっと、こうしたかった…」
心を見透かしたような瀬文の言動に心臓がドクリと跳ねる。
「…あたしも、です、せぶみさ…やぁっ…ん!」
瀬文は最奥を一気に突き上げる。
「悪い…もう、手加減できん」
「あっ、あっ、あぁっん!」瀬文は衝動のまま自身を深く突き上げる。
もう瀬文から余裕は感じられなかった。
当麻はもう限界だった。

「あっ…せぶみさ、っあぁ、も、だめ…!」
「とうま…!」
「せぶみさ…っあぁぁ……!」
当麻が達する締め付けに瀬文も限界を感じ、昂ぶる熱を吐き出した。

90 :
「………んっ…」
「気がついたか?」
起きたらすぐ横に瀬文さんがいた。
少し眠っていたようだ。
「……おはよーございやす」
「…まだ夜中だ」
「「………………」」
妙な沈黙が流れる。

ふと、瀬文が目線を当麻に向けた。
「当麻、一応言っておくが、……別に勢いだけでしたわけじゃないから」
珍しく歯切れ悪くそんなことを言う瀬文がなんだか可笑しかった。
「わーかってますって」
当麻はそう言って瀬文の腕に抱き着き、ついでにチュッ、と軽くキスをした。
――悪くないなぁ、こういうのも。

「…お前は、確信犯か」
暫くの沈黙の後、瀬文はそう言うやいなや、当麻の首筋に顔を埋めた。
「えっ…ゃ…ちょ、せぶ…」
「お前が悪い」
「何言って、…ぁっ…!」

二人の夜はまだまだ始まったばかりである。
<了>

91 :
以上です。
長くなってすみません。
上で書かれてるうどんシーンのネタなど、皆様の投下待ってます。

92 :
GJ!ひさびさの投下乙です。
瀬文と当麻が手つないでるのって意外とないよね。萌えました!

93 :
GJ!
瀬文の玄関での強引さに萌えました!!


94 :
GJ!
いつの間に新しいSSが・・!
すっげえ見応えありました!

95 :
GJ!
玄関いいなぁ萌えたなぁw
ニヤニヤがとまらん…

なぜか仕事頑張ろうって気になったったwww
thx神よ…

96 :
ガコン、と未詳の部屋に非常ドアの音が大きく反響した。
未詳に入るゴンドラが壊れたために、この部屋に来るためには古い国交省側のドアから入るしかない。
毒の後遺症で視界が狭い、という状態が続き視力をまともに回復できていない瀬文は、留守番がてらのリハビリで、未詳の席ににぼんやりと座っていてその音を聞いた。
「久しぶり、瀬文」
瀬文は聞き覚えのある声に、まだ痛みの残る身体で振り向いた。
相手の顔を見てぎょっとして構えるが、視界がぼやけて津田の方向が定まらない。
津田が冷静に言った。
「なんだ、まだ視力、悪いのか」
津田は軽く瀬文の肩を叩く。
瀬文は直立し、強く拳を握った。
「……一は、あなた方を全て処分したと言っていました」
ため息をつくように瀬文が答える。
「ひどいよね、組織も壊滅状態だよ」
「……あなたは何人目なんです?」
「言っただろ、全てを捨てた最強の公務員だって。何代目だろうが関係ないんだよ」
瀬文は戻らない視力に苛立ちながら、首を振って津田の言葉を遮った。
「未詳の仲間には手を出さない約束です」
瀬文は視力と体調の問題で、一時的に未詳に戻されていた。
係長は雅との約束があるため先に帰宅したが、あのバカ女が切れた食料を確保するために外出している。
戻るまでに決着をつけなければ。
瀬文が狭い視界でどうにか津田の姿に狙いを定める。
その射るような視線に津田が気づき肩をすくめた。
「おー、こわ」
ちゃかすように津田が笑う。
「旧友の顔を見に来たんだよ、そんな状態の刑事を零課にスカウトするつもりもないし」
「友人のつもりはありません、上司ですから」
瀬文は直立のまま津田の動きを見据える。
かたかたとドアの外から当麻が引っ張るキャリーの音が聞こえる。
瀬文は音がした方を振り向き、津田を見据えたまま、素早く廊下に向かって後退する。
視界が悪いが、当麻の命には代えられない。
津田が呆れたように瀬文を見つめる。
「敵意むき出しだね、ま、いっか」
瀬文は右手を廊下につけると、それを頼りにそのまま当麻に向かって動く。
「当麻!」
「……あぁ?」
面倒くさそうに当麻が返事をした。
瀬文は返事の聞こえる方へ走る。
津田は笑いながら2人の方向へ手を振る。
「必だな。じゃ、またね」
小さな音とともに、不意に津田が消えた。

97 :
瀬文は狭い視野に苛つきながらも当麻の左腕を掴んで身体ごと引き寄せた。
「津田がいる」
そのまま当麻の耳元に瀬文がささやく。
「どこに」
当麻はいつもの調子で瀬文に告げたが、瀬文が至近距離に居るので顔が赤くなっている。
瀬文は気が付かない。当麻を押しとどめながら拳銃のホルスターから銃を抜く。
「俺の銃の位置を確認してくれ」
「またそれ?! そんな状態で拳銃持つなって、係長が言うとったみゃぁ」
当麻の妙な名古屋弁に瀬文がイラっとしているのが伝わる。
当麻は辺りを見渡し、接近した瀬文の顔を見つめながら伝える。
「誰もいないし……」
呆れたように瀬文に伝える。
「というか、近いですよ。瀬文さん」
「……え?」
瀬文は驚いた表情で腕の中の当麻を見つめる。
「近いったら近いんですよ、それセクハラですよ」
「お前の臭いのほうがセクハラだ」
当麻はにやにやしながら瀬文に告げた。
「若い女の子に近づきたいんでしょ? わっかるぅ」
こいつに何を言っても無駄だな。
命が狙われるかもしれないのに余計なお世話で終わるのか。
瀬文は呆れたように言った。
「お前さ、実のとこ、俺に対して緊張してんじゃないの?」
途端に当麻の顔が赤くなる。
「な、何いってんすか! ぜんぜん、ほら平気ですよ」
当麻がムキになって顔を瀬文に近づける。
「分かった、分かった」
瀬文は謝るが、当麻はムキになって瀬文の両腕を掴み、瀬文に顔を近づけようとする。
「ふざけんなって」
瀬文が避けようとすればするほど、当麻は顔を引き寄せる。
もみ合っているうちに瀬文の顔に当麻の復活した左手が触れてきて、瀬文が反射的に避けた方向に、当麻の唇があった。
吸い込まれるように瀬文が当麻の唇を、自分の唇で塞いだ。
やべぇ
瀬文の頭の中で警告アラームが鳴り響いたが、抑えていた本能がそのまま当麻を廊下に押しつける。
長いキスの中で当麻が少し苦しそうな表情を見せると、瀬文の中の欲情に火が付きそうになる。
ようやく瀬文の本能アラームが目覚めたらしい。

98 :
「悪ぃ」
狭い視界から、当麻が見えなくなるように顔を逸らした。
そのまま、当麻を廊下に残し未詳に戻ろうとする。
当麻はしばらく呆然としていたが、不意に我に返った。
去っていく瀬文の背中に問いかける。
「謝るってどういうことですか」
「……事故だ」
たった一つの光だ。失う訳にはいかない。たとえどんな思惑が働いているとしても。
「謝るくらいならやんな! このバカ瀬文!」
瀬文の背中に当麻が夜食に買ってきたカレーの袋が投げつけられる。
振り向かずに瀬文がポケットに手を突っ込んで静かに謝った。
「……すまん」
当麻が大好物のカレーを投げるなんてよっぽどだ。
廊下にカレーの臭いが充満する。
瀬文は振り向いてカレーを片づけようとしゃがみ込んだ。
ふと視界に当麻が座り込んで泣いている姿が見えた。
「瀬文さんがセクハラする……」
瀬文は唇を噛んで、そのまま立ち上がった。
カレーの袋をいったん脇に避けると、当麻に近づいて抱き起こす。
とたんに当麻の両腕が自分の首に回った。
「……ひっかかったぁ」
当麻はニコニコしながら瀬文にほほえむ。
瀬文は呆れたように当麻から視線を逸らした。
「お前なぁ」
「ぎゅってしてください」
瀬文が驚いて当麻の顔を見る。
「はぁ?!」
「そしたら今のセクハラ、忘れてあげますよ!」
「嫌だね」
「なーんで!」
瀬文は当麻の顔を見据えながら、当たり前のことを言った。
「もっとセクハラになるだろが!」
当麻は唇をとがらせて不満そうにした。
「つまんない男〜、じゃあ、もっかいチュウしてくれたら良いです」
「意味が分からん」
瀬文が立ち上がろうとした瞬間、今度は当麻が自分の唇で、瀬文の唇を塞いだ。
まともなキスとも言えない行為なのに、当麻は身体をガチガチにして必になってしがみついてくる。
瀬文は仕方なく力を抜いて当麻のキスに応える。
少し息が苦しくなってきたのか、当麻の唇が瀬文から離れた。

99 :
当麻は顔を赤くして照れ隠しのように笑った。
「これで貸し借り無し、ですよ」
「お前なぁ……」
無理して強がる当麻を、瀬文が呆れたようにを見上げた。
ふふん、と当麻が座りこんだまま顎を上に向けた。
そのまま両手を上げて瀬文に向ける。
「だから抱っこしてください」
「何度も言うが、意味が分からん」
瀬文は呆れたように立ち上がり、当麻の両腕を掴んだ。
「ちゃんと立て」
「立ってます、だから抱っこ」
瀬文は当麻の身体に触れないよう気を使っているのに、肝心の当麻は瀬文にしがみついて離れない。
「ふざけるなよ」
瀬文は怒ったように当麻に言った。
当麻の性格だ。男勝りだから、突然キスをされてビビる自分を認めたくないんだろう。
瀬文はそう思って当麻の腕を持ち、自分から引きはがそうとする。
当麻の目からみるみる涙が溢れた。
瀬文をボカボカ殴りながら泣きじゃくった。
「何でですか、責任取ってくださいよ」
「悪かったって言ってるだろ」
「キスなんかじゃないですよ、私の気持ちですよ」
瀬文は自分の存在がどんなものか分かっている。誰かを想ったりすることは出来ない。
でもだからこそ、古くて腐った風習にも染まりたくもなかった。
だいたい全て終わったら辞めさせてもらうと、津田に約束していたのだ。
ということを、このボカスカ殴りながら泣きじゃくるバカ女になんて伝えればいいんだが分からない。
押し倒したい気持ちを抑えるだけで、正直手いっぱいなんだが。
「分かった」
瀬文がため息を付くと、当麻の顔が途端に明るく輝いた。
こいつの真意って本当に分かりやすい。俺のことを筋肉バカとか脳内ダダ漏れとか平気でなじるくせに。
ただ、こいつが弱い感情をダダ漏れに見せるのは俺ぐらいなもんだが。
当麻はびっくりした顔で瀬文を見る。
「ホントですか?」
「責任は取る。これで良いんだろ」
ふふふん〜と当麻は、途端ににやけ始めた。
そのまま重いキャリーバッグを瀬文に渡すと、うれしそうに腕にしがみつく。
「胸」
「ん?」
「胸、当たる」
「恋人同士なら腕は組みますぅ〜〜」
「職務中は自制してくれ……」
瀬文は急な展開に目眩が起きそうだった。何十分か前の俺が、この光景見たらぶっ飛んでいるだろう。

100 :

「じゃ、帰りましょう」
「はぁ?!」
「うちは実家なんで瀬文さんちで!」
「お前のことずっと待ってたんだぞ、いつもの推理やれよ!」
「無理です、今、胸がいっぱいなんで」
にこにこ笑う当麻。もはや瀬文がその笑顔に言えることはない。
「瀬文さん」
「何だよ、俺の家なんか絶対無理だからな」
当麻はじっと瀬文を見上げる。
「逃げないでくださいよ」
「……何の話だ」
思わず瀬文が当麻から視線を逸らす。
「どうせ2人とも命は狙われているんです。お互い、一緒に居る方が他の人よりも迷惑かからないんですよ」
「そんな理由で恋愛選ぶな」
瀬文が当麻の腕を自分の腕から静かに引きはがした。ふりほどかれた腕で、当麻は瀬文の背中を思いっきり殴った。
瀬文はバランスを崩され、当麻がさらにのし掛かってきた。
瀬文が当麻を守ろうとかばって2人とも転倒する。
「ってぇ、何すんだ」
「バーカ!」
「バカ、バカうるせえ、この魚顔!」
「カッコつけて居なくなってたって、ダサいんだけなんだよ!」
「はぁ?」
当麻がわんわん泣きながら必で瀬文の胸にしがみつく。瀬文はもう抵抗することを止めた。意味が分からなくなる。
「どっちか」
瀬文が当麻の頭に手を回したまま天井を見上げた。
「……」
当麻は瀬文の胸に顔を埋めたまま、離されないように強く瀬文に抱きついている。
ため息をつきながら瀬文が呟く。
「どっちかでも生き残らなきゃどうしようもないだろ」
「そんな甘い世界じゃないですよ」
「……そうか」
瀬文は諦めたように当麻を見た。
もう当麻は泣きやんでいて、自分の胸の上で何だか眠そうに顔をこする。猫みたいだ。
「重い」
「眠い」
当麻は瀬文の胸の中でむにゃむにゃ言い、瀬文の言葉を一向に気にすることがない。
意外に柔らかい当麻の髪に触れながら、瀬文は思った。
で、結局俺は巻き込まれたのか、巻き込んだのか。
今、分かっているのは、この暖かくて柔らかい生き物を腕の中から離せないってことぐらいだった。
未詳のただっ広くて寒い部屋で、瀬文は当麻と抱き合ったまましばらく動くことができなかった。

101 :
「やだ」
「やだ、じゃねぇ」
どうにか未詳から出られたのに、当麻は瀬文の腕に掴まって離れようとしない。
「歩きづれえんだよ」
瀬文は当麻のキャリーバッグを抱えさせられたうえに、絡まる当麻に辟易する。
「荷物を持たせたいだけだろ」
「……ばれたか、チッ」
「今、何っつった」
当麻はようやく瀬文の腕から離れてスキップする。
「帰りたくない〜」
呆れたように瀬文が当麻を眺める。
「お前、ぜんぜん感情こもってないな」
「込めたら込めたで、困るぅくせに」
瀬文は諦めたように当麻に声をかける。
「……当麻はどう見ても初めてだろ」
「はぁ?!」
「地居と付き合ってたように見えん」
当麻が顔を真っ赤にして瀬文を叩く。
「変態!」
「お前、そればっかりだな」
瀬文はひょいと当麻の攻撃を避ける。
当麻はぎりぎりと歯ぎしりをして悔しそうに瀬文を見る。
「恋する女は餃子なんて食わねぇんだよ」
瀬文はいたって冷静に当麻の日常に突っ込んだ。
当麻はぴょこんと瀬文の言葉に反応した。
瀬文の腕を取って聞く。
「餃子やめればいいんっすか?」
「いや、俺は何か慣れたから。好きにしろ」
キャリーバッグを肩に掛けて瀬文は先を歩いた。
「良いんなら、ま、良いや」
当麻はそのまま瀬文の後を追いかける。
「せーぶみさん」
「うっせ」
瀬文は腕にまとわりつく当麻のおでこを軽く叩く。
当麻はおでこをさすりながら呟いた。
「……まだ何も言ってないっすよ」
「うっせ」
またおでこを叩く瀬文に、当麻はふてくされたように立ち止まる。
瀬文が苛つくように振り返った。
「止まるなよ」
「瀬文の意地悪さに嫌になるんですよ」
「あのなぁ」
「どうしたら良いんですかね、このハゲを落とす方法」
「口に出してどうすんだ」
呆れた瀬文の口元が崩れている。
「あれもダメ、これもダメって打つ手ないんすけど」

102 :
十分に打たれてるんだが。
邪気がないってこええよ。
「つか、俺はそんなにがっつかないが」
「だぁぁ、もうあったま来るわ!」
当麻は瀬文の手を掴むとぐいっと胸にあてて叫んだ。
「記憶なんてここで覚えてる。大事なことだと思ってた。」
瀬文は当麻の行動に驚いたが、柔らかい感触にまた自分を失いそうだ。
理性を保とうと冷静に告げた。
「そうか」
「でも今は、ここがもやもやしちゃって嫌になるんすよ」
瀬文は冷静になろうと関係のない羊でも数えようと視線を泳がせた。
羊だ、単なる柔らかい羊。……いっぴきぃ、にひきぃ。
「あ、ダメだ。もっともやもやしてきたわ」
当麻が瀬文の手を離す。
離された瀬文の手は所在なくぶらついた。
神様、この暴走する無邪気な化け物をどうにかしてくれ。
瀬文は羊が24匹になったところで諦めた。
「タクシー」
「ほえ?」
「乗って帰るぞ、送ってやる」
このまま暴走する当麻に付き合うのはごめんだった。
「乗らない」
当麻は瀬文から視線を外して街の風景を眺めている。
瀬文は予想外の返事に驚いて聞き返す。
「はぁ?」
「瀬文さんちに行くまでは帰りません」
「お前の日本語、変じゃないか?」
「どうでもいいっすよ、どーせ受け入れてくれないんだし」
「じゃあ帰れよ」
当麻が「ぎょぎょ」っと口に出し、びっくりして言った。
「そうくるか」
瀬文はその顔に吹き出した。
「お前、無敵だな」
「はぁ?」
当麻は、吹き出す瀬文の顔を見て不思議そうに首を傾げていた。
瀬文はたまらなくなってキャリーバッグを置いて、お腹を押さえながら笑った。
当麻は結局、その夜、非常に生真面目な挨拶をする瀬文に送られて自宅に着いた。
「お嬢さんと付き合わさせていただいています」
直角に挨拶をする瀬文に、祖母は玄関でただ驚くしかなかった。
祖母が目を丸くしたのは彼氏の風貌の変化ではなく、にこにこしながら瀬文と腕を組む孫の姿だった。
地居の時にはあり得なかった孫の姿に、感じていた違和感が消えていくようだった。
地居と付き合っている、と聞かされていたが、当時の紗綾からはこんな風に気持ちが伝わってはこなかった。
今は2人で居るだけで幸せそうな空気が伝わってくる。
祖母が当たり前のように瀬文に尋ねた。
「で? どなた?」

103 :
以上です。
あまりエロが無くすみませんでした〜

104 :
瀬文当麻でエロなしです。
当麻のキャラクター図鑑「酒=∞」から妄想しました。
それでははりきってどうぞ。
――――――――――――
「瀬文、さん…っ、しっかりして、くださいよっ」
当麻に名前を呼ばれ、はっとする。
どこだ、ここは。
考えようとするが、頭が働かない。
「てか、重いんすけど!しっかり立てよハゲ」
「はげてねぇよ、ぶす」
反射的に罵倒を返すも、呂律が回らない。
自宅の前のようだが、なぜここにいるのかが思い出せない。
「酒弱いくせに飲みすぎなんだよ…ほら、家つきましたよ、鍵出してください」

105 :
弱い?自分が?酒に?
昔から限界を越えるような飲み方はしたことがない。
ただ、自分のペースで飲んでいると周りが先に出来上がるので、強い方だと思っていた。
「瀬文さん、聞いてますかー……チッ」
ぼんやり考えていると、しびれを切らした当麻が紙袋から勝手に鍵を出し、玄関を開けた。
「ちゃんと歩いてくださいよ」
促され、壁を支えに部屋に入る。
足元が覚束ないまま上着を脱いでベッドに倒れ込むと、当麻が水を差し出してきた。
「瀬文さんでもこんなになるんですね。ちょっと意外です」
「おれは、よってない」
上半身を起こし、片手で体を支える。
「酔っ払いはみんなそう言いますよね。台本でもあるんすか?」
水の入ったグラスを受け取ろうとして、少し溢してしまった。

106 :
「あぁっ…もう、タオルっ、どこすかっ?」
慌てる当麻にタオルの場所を指で示しながら、仰向けに横になる。
認めたくはないが、自分は酔っているらしい。
ネクタイを緩めながら記憶をたどる。
確か今日は、当麻が『つ○八の唐揚げが食べたい』と言い出して、唐揚げを食べながらやたら酒を飲むもんだから注意したら挑発されて、
…その後の記憶がない。
「おまえは、だいじょうぶなのか」
当麻は自分と同量かそれ以上は飲んでいたはずだが。
「全然大丈夫です。私お酒強いんで☆…見てないし」
声のトーンから察するに、決め顔でもしたのだろう。
当麻は相当酒に強いのか、一緒に飲んでいるうちにペースを崩されてしまったらしい。
しかしこいつの胃袋はどうなっているのか。
いや、酒の強さに胃袋は関係あるのか?
むしろ肝臓が…
「瀬文さん、瀬文さーん」
ベッドの横に座り込み、当麻が頬をぺしぺしと叩いてくる。
「水、飲んでください」
冷たい掌が、火照った顔に心地いい。

107 :
思わず頬を擦り付けると、ぎょっとした顔をする。
そういえば、当麻の困った顔はあまり見たことがない。
動揺するとどんな顔をするのだろう?
「とうま」
呼びかけながら手を握る。「な、なんすか」
ビクッとするが、口調は強気だ。
当麻の方に体を向け、もう片方の手で髪を弄ぶ。
「とうま」
「っ…なんすか!?」
予想外の行動に、慌てているようだ。
もっと、困らせたい。
「さや」
「っ……!」
目を見ながら囁くと、頬が真っ赤に染まった。
さっと目を伏せる仕草がいじらしい。
長い睫毛だな。
「おまえ、かわいいな」
「いつもは、ブスとか言うくせに…」
悪態にも力がない。
当麻は、こんなにかわいい女だっただろうか。
この年になっても、女という生き物はさっぱり解らない。

108 :
「ひゃっ」
ちゅっ、と音を立てて掌にキスをすると、肩が跳ねた。
弄んでいた髪にも同じようにする。
もはや当麻は耳まで赤い。
「さや」
顔を引き寄せ、唇を重ねる。
すぐに離してもう一度、今度は深く。
ぎこちなく動く当麻の舌を自分のそれで捕まえ、絡めて吸う。
頭の芯が蕩けそうだ。
長い時間をかけて堪能してから、ゆっくりと離れる。
「…困るんですけど」
当麻は赤い顔のまま、そう呟いて下を向いた。
言い訳はない。
単純に、困った顔に欲情した。
普段なら理性でどうとでもなるが、アルコールで麻痺した頭では押さえられなかったのだ。
「…すまん、おまえがすごくかわいくてな。いやだったか」
素直に謝ると、当麻は下を向いたまま絞り出すように
「嫌じゃないから、困ってるんです」
と言った。

理性はまだ、戻ってきそうもない。

109 :
以上です。
酔っぱらい瀬文捏造ですみません。
でも普段理性的な人間ほど酔ったらすごいぜ多分。
ご覧いただきありがとうございました。

110 :
GJ!
続きが気になるw

111 :
皆さんGJ!!
作品増えてて高まりました。
続き気になる!!

112 :
GJ!
どうか続きを!

113 :
>>82
玄関でのたまらん行為…!!!たまらんです。大好きなエロさです。最高です。
>>96
瀬文さんがとってもイイです!紳士的で素敵!!
>>104
理性無し瀬文、もっと見たいです!!どんどん書いちゃってください!

114 :
>>96
すっごい! 面白かったですっ
続きを期待して高まってマスッ
>>104
こちらも素敵ですっ!
イイですね〜

115 :
すみません、初めてレスを付けるのでやり方が分からず間違えてしまいました
>>82さんと104さんに付けたかったんですが
何故か自分にレスしててすみません
>>82さん、面白かったです

116 :
志村ー 名前名前ー

117 :
恥ずかしながら、この名前のまま旅をして戻ってまいりました……

118 :
あげ

119 :
あげ

120 :
三行エロパロ

「めっちゃ子供欲しいっすね!」
「やーん、ヌルヌルするー」
「こら!瀬文!寝るな!」

121 :
Bossが始まったら廃れ気味でありんす

122 :
瀬文は両腕折れたし弱視だから、長期の入院で髪の毛は伸びて、メガネ掛けた草食系な見た目になるのではと妄想

123 :
>>122
見た目草食系だけど、当麻抱く時は肉食系になるとか想像してしまったよ!

124 :
>>122
当麻抱く時はおもむろにメガネを外す
そして、情事のあとは何事もなかったかのようにメガネをかける…
ムッツリ瀬文

125 :
あげ

126 :
続きも投下されないなー
ほしゅ

127 :
>>124
何それ!むっつり瀬文みたい!
イメージとしてはハチクロの時の中の人か。

128 :
>>124
どなたか、そのムッツリ瀬文をください!

129 :
>>82
エロい。見ていて興奮しまくったっす
もっともっと読みたい。

130 :
>>104-108の続きです。当麻視点にしてみました。
続きなので、タイトルのカウントも6からです。
エロ少なめ、並びにキャラ崩壊の恐れにつき、ご注意ください。
それでは張り切ってどうぞ。
―――――――――――――
「いやじゃないのに、こまるのか?」
そう言うと瀬文さんは立ち上がり、床に座り込んでいたあたしを抱えてベッドに座らせた。
さっきまでふらふらしてたくせに、
と思った隙に、またキスをされる。
うわ、なんだこれ、瀬文さんエロいなぁ、キスってこんな、舌とか、すごい、そんなとこ舐めるんだ、へー、すごーい。
さっきは驚いて頭が回らなかった分、2度目は観察・分析をする。
物事を俯瞰的目線で見てしまうのは、あたしの癖だと思う。つくづく理系だ。

131 :
「おまえ、なんかかんがえてるだろ」
野生の感か。さすが筋肉バカ。
「瀬文さんエロいなとか思ってただけです」
少し冷静になって、余裕が出てきたら、なんだか可笑しくなってきた。
瀬文さんとキスとか、ウケる。このままセックスするのかな?瀬文さんの筋肉、ちょっと見たい。そうかセックスかー。キスも全然嫌じゃなかったし、なんか段々ワクワクしてきた…
「おい、にやけるな」
無意識に笑っていたらしい。
「だって可笑しくないですか?瀬文さんはあたしとこんな事するなんて、考えたことありま」
「いちみりたりともなかった」
この野郎、喰い気味で答えやがった。

132 :
「だがいまは、おまえをだきたい。こまるか?」
瀬文さんは、あたしの目をまっすぐ見ながらそう言った。
まったく、この男は。感が鋭いなら、今あたしが困ってなくて、むしろもう一度キスしたい、とか考えてることくらい分かれよ。
「シャワー貸してください」
予想外の返事に訝しげな顔をする。
「あと、優しくしてください。あたし、はじめてなんで」
ここまで言って、やっと気付いたのか、瀬文さんは
「わかった、やさしくする」
と言って薄く笑った。

瀬文さんがあたしを抱えて揺さぶる。
「あっ…やっ、あ、あんっ…んっ」
汗が冷えたのか、瀬文さんの肌は冷たくて気持ちがいい。
でもそこはとても熱く、鋭い目線と伴ってあたしをおかしくさせる。
何か考えようとするあたしに「かんがえるな、かんじろ」と言って目を合わせてくるもんだから、思考は形にならず、それが誰の言葉だったかも思い出せない。

133 :
冷たい肌、中の熱さ、互いの息づかい、濡れた音、軋む体。
それらがあたしを支配して、意味のない声が漏れる。
「っあ、んっ…はっ、ああっ」
「とうま…っ」
「ん、ふぁっ、あ、……あっ、ん、せぶみ、さ、んぁっ」
限界が近いのか、動きがいっそう激しくなる。
夢中でしがみつくあたしを強く抱き締めて、瀬文さんは果てた。

「瀬文さんすごいっすね!ほんとに優しかったですよ。痛くも怖くもなかったですもん。これは瀬文さんが普通より凄いってことですか?経験が多いんですか?体力は人並み以上なんでしょうけど」

134 :
終わったあと、高まってしまったあたしは、考えが全部口から出ていた。
瀬文さんに怒られるかと思いきや、眉間にシワを寄せて黙っている。
「つーか瀬文さんなんすかブルースリー気取りすか。あのシチュエーションであのセリフおかしいでしょ。そういやなんで途中から紗綾って呼んでくれないんですか、瀬文さん聞いてますぅ?顔が怖いですよぉ、ねぇねぇ〜」
顔を覗きこんでまとわりついてみたら、ふいに手を握られた。
「聞いてる。痛くなかったならよかった。普通の基準はわからん。経験は多くはないと思う。体力はある。ブルースリーは嫌いじゃない……これで満足か、紗綾」
思ったよりちゃんと聞いてた。でも眉間のシワがそのままだ。

135 :
あたしが黙っていると、瀬文さんは噛み締めるように
「……今日は、すまん。次は、飲まねえ」
と言った。
酔ったことが引っ掛かってただけか。まったく瀬文さんらしいな。ていうか次があるのか。
そっか、次か。
「んふふふふ」
顔がニヤける。次は、いつなんだろう?
「気色の悪い声を出すな」
頭を叩かれる。でも全然痛くない。
あたしと瀬文さんの間の、色んな変化が嬉しくて仕方ない。
「瀬文さん、あたしたち、両想いってやつですかね」
はしゃぐあたし。
「知らん。寝るぞ」
冷たい瀬文さん。でもあたしの手は握られたままだ。
「電気消さないでくださいよ。あ、瀬文さん、おやすみのちゅーは?ちゅー」
「うるさい」
キスの代わりに、ぎゅっ、と抱き締められる。
ああ、なんか、安心する。
そうしてあたしは、瀬文さんの腕の中で、ゆっくりと眠りに落ちていった。

136 :
以上です。
8が2つになってしまいました…すみません。
また妄想が膨らんだら投下しに参ります。
ご覧いただき、ありがとうございました。

137 :
GJすぎる!

138 :
最高っす!!
高まりました!!

139 :
久しぶりに覗いたらたぎった!!
当間のヘッタクソなフェラに
「この下手さがたまらん」
とすぐイッてしまう瀬文を受信しますた

140 :
>>139
そのSSみたい…っ!エロ神様おこしにならないかなぁ……

141 :

ノノノノノ
( ○○)
  (||||) <この下手さがたまらん

142 :
神様おこし
が雷おこしに見えるSPEC

143 :
すっげえ見ごたえありました!!
酔った瀬文萌える!!
最高です、神ですね!

144 :
こんばんはー。
以前ここで2度ほど続き物で書かせていただいたものです。
前スレの500何番だったかな?
今度はエロくないのですが続きが出来たので、
お暇つぶしにご覧くださいー。
wikiに載せていただいた、『ここにいること』というお話の続きです。

145 :

「……あの、餃子女」
一度くらい連絡してきたって、いいじゃないか。
苦々しくつぶやいてみても、その声は、ぐああ、ごおおという
隣の轟音にかき消される。
この爺さんは、いつも食っちゃ寝をしては
瀬文の聴覚と嗅覚を苦しめているのだ。
今日はいつも食っている食べ物の匂いがしないだけましだと
考えた方がいいのかもしれないが、そういう問題ではない。

警察病院というと、その名称から警察関係者しか使えないかのような
印象があるが、そのようなことは決してない。
故に貧乏クジを引くと、隣で何処が悪いのかまるで分からない爺さんが
身体をぼりぼり掻きながらひどいいびきをかいて寝ている光景との
共存を余儀なくされるわけだ。

146 :
わー、ミスってしまった。
ごめんなさい、仕切り直しです。こちらが1です。
すぐそばでとても大きな声で
何度も呼びかけられているのに、
何と言っているのかはまるで聞き取れないのだ。
『…………!……――!!』
夢の中で、瀬文は繰り返しある言葉を訴えられている。
毎日聞いているうちに、どうやら同じ単語を延々と
発しているらしいというのは分かったのだが、
言っている言葉そのものが分からないので
真剣に耳を傾けてみてもまるで意味がない。
意味が分からん、と伝わらない意図を伝えようとしても、
言葉が通じないせいでそもそもそれが伝わらない。

147 :
あの日から毎日見続けるおかしな夢は内容と
共にそのおかしさの様相を少しずつ変えて、
夢の中の当麻はとうとう日本語を喋らなくなった。
たとえこの転寝から目を覚ましたところで
扉はがらりと開いたりはしないし、
眠ったフリをして回避しようとしなかろうと、
当麻は決して来ないとしても、だ。
「……二時、か」
強く腕を引かれるような感覚の代わりに
隣の爺さんのいびきで目を覚ますと、
見慣れた趣味の悪いうちわと目が合って現実に連れ戻される。

148 :
外は曇りがちだった空から良く晴れた暖かい午後に変わり、
ベッドを囲む桃色のカーテンも日に照らされて和らいでいる。
そんな、いかにも平和でのどかな光景に鎮座する
理知的そうな髭の外人のモノクロ写真。
の下に、赤いビニールテープで『フーコー』と貼られている
悪趣味と呼ばれることだけを目指して作られたようなうちわ。

置かれた日から一回も使っていない、実に気味の悪いそれを
鬱陶しげに伏せると瀬文は起き上がって携帯電話を手に取った。

うちわの持ち主、そして今着信やメールを送ってくるべき人物、
つまり冬だというのにこんな不必要かつ悪趣味なものを持ち込んだ者、
しかも去り際に『あたしだと思って大事にしてください』
などと言い放った意味の分からない女――もとい同僚の当麻紗綾――は、
一週間前、ともに入院していたこの警察病院から退院した。

149 :
その長きに渡る入院期間のうち瀬文と当麻は些細なことがきっかけで
ずいぶん親しくなり、というか、
恋人と呼んでおかしくない関係になったはずなのだが、
退院して三日経っても、当麻からの連絡や来訪はなかった。

そのうちに部屋を移ったのでそれを伝えなくてはと瀬文は携帯を取ったが、
何となく電話をかけることはできないまま一週間が経ち、
それでもやはり当麻の姿は見えないまま。
瀬文は、入院して以来毎日一日も欠かさず当麻が夢に出てくるという悪夢に
健気に耐えているというのに、当麻といえば、
瀬文が入院していること自体忘れてしまったかのように、
一切のアクションを見せてこないのだ。
「……あの、餃子女」
一度くらい連絡してきたって、いいじゃないか。

150 :
一度くらい連絡してきたって、いいじゃないか。
苦々しくつぶやいてみても、その声は、ぐああ、ごおおという
隣の轟音にかき消される。
この爺さんは、いつも食っちゃ寝をしては
瀬文の聴覚と嗅覚を苦しめているのだ。
今日はいつも食っている食べ物の匂いがしないだけましだと
考えた方がいいのかもしれないが、そういう問題ではない。

警察病院というと、その名称から警察関係者しか使えないかのような
印象があるが、そのようなことは決してない。
故に貧乏クジを引くと、隣で何処が悪いのかまるで分からない爺さんが
身体をぼりぼり掻きながらひどいいびきをかいて寝ている光景との
共存を余儀なくされるわけだ。

151 :
その運の悪さと目の前のすさまじい雑音に、瀬文は
何だこのいびきは、わざとやってんのか。と
思わず毒づきたくなるが、自分もあまり人のことは
言えないらしいので大人しく携帯を持って冷蔵庫を開ける。
何か飲みながら、談話室で時間を潰して来よう。
あるいは、その時。
筋肉こそ落ちてしまったものの、もう殆ど以前と変わらぬ
動きの出来るようになった瀬文は、背筋を伸ばして立ち上がる。
冷蔵庫に残ったままになっていた蜂蜜のことは、見えなかったフリをした。

152 :
***
病院のベッドで、はずみで結ばれたこと。
そんなことが、二回あったこと。
それでも遊びではなかったと、本気で言えたこと。
談話室の窓際に座って外を眺めながら、瀬文は記憶を整理した。
事件以来習慣になっている、いつもの復習だ。
一度人の記憶を改竄する下種の極みのようなスペックホルダーに
記憶を奪われかけて以来、眠る前や手持ち無沙汰になった際に
瀬文は時々そうするようにしているのだ。
同じことはもう起こらないだろうが、
スペックホルダー達と関わるようになってから
身体能力以外にこれといった対抗手段を持たない瀬文にとって、
それは精神的に必要な儀式になりつつあった。
毎日のように出来事を精査しては、事実をまとめておくこと。
それは同じく事件以来激変してしまった当麻との関係においても、
とても重要なことだった。

153 :
『当麻が自分に頼ってくるのは、今だけ』
『傷が癒えれば、当麻はまた何事もなかったような態度をとるに違いない』
『そのとき、自分たちの関係は、おそらくなかったのと同じことになる』
当麻が退院する前、瀬文は今後の自分と当麻の関係について、こう考えていた。
事実現実にはそれと同じことが起き故にすべて想定の範囲内であるとすれば
それまでだったが、
二度もあんなことがあったのに顔を見せないというのはいかがなものか。
『さむいです、瀬文さん』
一緒に過ごした真冬の夜、当麻は部屋を訪れる時、
何故か決まって嬉しそうにそう言った。
一刻も早く暖をとりたいという風情の当麻に押し切られる、
という体裁で瀬文は、心置きなく
自分に甘えてくる棒のように細い女を布団に招き入れることができたし、
最後の三日間なんて、向き合って眠ったのだ。

154 :
感覚の鈍いせいですっかり冷え切っている左手をさすってやる時、
瀬文はその冷たさに悲しくなる一方でこの手を守るのは
自分なのだと実感していた。
過酷な当麻の半生の全容を知っているのは、自分だけ。
だから当麻を守るものが居るのだとしたら、それは自分なのだと思っていた。
けれど、現実は違った。
一度は自分に惚れているとしか思えないことまで言っていた癖に、
退院すれば、当麻は結局想像通り自分と距離を置き始め、
今日もおそらく現れないのだろう。
そう思うと胸の辺りが押さえつけられ沈んでいくような気がして、
瀬文はそれを腹立たしく思うとともに、
今日は土曜日だから顔を見せるかもしれない、と
少しでも期待した自分がとてもばかばかしく思えた。

155 :
そうだ。こうなることは分かっていたはずだ。
元々人の助けを借りようとしない、
一人で抱えるのが当たり前、という女だ。
弱みを見せるのが嫌なのか単に頼るのが
下手なのかは知らないが、
とにかく、人にするなと言ったことを自分は平気でするようなやつなのだ。
少し一緒にいた程度で、当麻の背負った傷は癒えるはずもない。
それでもひとりで、あたかも何てことはないという顔をして
耐えることを当麻は選ぶ。
瀬文はそれが見ていられなかったし、本来人に頼ったり甘えたりしても
何らおかしくない年頃のはずの一回り年下の当麻が
そう生きようとすることに対して尊敬の念を感じてもいた。

156 :
こんばんは、144です、お世話になっておりますー。
しばらく来ないうちに、
すごく長文が書き込みにくいつくりになっちゃったんですね。
最後まで出来ているのですが、ちょっと書き込むのが大変なので、
今日はここまでにしたいと思います。
その間に他の作品を書き込んでくださって結構なので、お願いします。
ではでは明日も暇つぶし用に書きにきます!

157 :
久しぶりにスレがにぎわって嬉しい限り

158 :
あーもうだめだ
この時点でたいぶ胸がいたい
たのしみにしてます^^

159 :
続き熱望

160 :
神の降臨はまだか…!

161 :
本当は、もっと頼ってくれて構わない。
けれどそれをしないのが当麻だと言われたら、ひどく納得する自分がいる。
今起きていることは全て予想できていたことであったのに、
実際にそれが訪れると、とても傷ついている自分がいたのだ。
瀬文は、誰にも懐かない生意気な猫のような当麻が
自分のそばを気に入っているらしいというのが嬉しかった。
隠し切れなくなるほど傷ついて、何処かに逃げ込みたくなった時に
自分を選んでくれたのが嬉しかった。

舞い上がっていたことを認めたくはない、しかし
好かれているらしいという情報は当麻との関係において
瀬文にほとんど初めてと言っていい優位性を与え、
素直さを誘発させたし、目の前に頭があったら撫で、
寒いといえば引き寄せてやることを得意にすら感じさせていた。
なのに、当麻の気持ちが分からなくなった途端自分はこれだ。
自分から連絡も取れないくせに、ただ待っていることがとてもむなしい。

162 :
何一つ確かめてもいないくせに悪いことばかり考えて
倦怠感に包まれては、気持ちが通じている気がしたのは
ただの思い込みだったのかと悲しくなるばかりなのだ。
特に何の根拠もないが、自分たちは特別なのだと思っていた。
もしも肉体関係を持ったという事実が無に帰すとしても
そうして余りある何かが残っていると信じていた。
本当は、当麻のほうこそ連絡を待っているのかもしれない。
にわかには信じがたいが、というか想像もつかないが、
瀬文から連絡してくれることを期待しているのかもしれない。
だけどもし、それが瀬文の都合のいい妄想だとしたら?
宇宙人のように感じていた女と、紆余曲折の末結ばれて、
こうすれば会話できるんじゃないかって自分なりに必で考えて、
慣れないなりに思いを汲み取って、今度こそ上手くいくと思っていたのに、
スピーカーから聞こえてきたのはわけのわからない雑音だった。

今の瀬文は、そんな気分だった。
ようやく手に入れた情報が、少しも役に立たない。
それ以前に、もう声が届くことはないのかもしれないと悲観している。
結局自分が求めていたのは優越感だったのだろうか?
少し連絡がない、少し声が届かなくなったくらいで
諦めてしまうような、自分達はそういう関係だったのだろうか?
電話をかけてみようか。と思って、負けたような気分になって、
躊躇してやめる。

163 :
そうしている間にも、当麻との記憶は薄れていく。
あの時間のことを、全部夢や気のせいだったと言われたら
もう瀬文は大人しく頷いてしまいそうだ。
別に最初から好かれていなかった、ただ利用されただけ。
そんな気までしてきてひどく後ろ向きになり、
投げ出したくなってしまっている。
このままでは、きっと――。
「……だ」
「は?」
携帯のボタンを見つめていた顔を上げると、
瀬文のことを、ひとりのナースが見ていた。
ドアの影から目をカッと見開いて、驚いたように瀬文を見つめている。
それから、
「……恋だ」
「してねえ!」
途方もなくくだらないことを言ってきた。
まったく、どいつもこいつも。好き勝手なことばかりしやがって。
瀬文は立ち上がってスポーツドリンクの入っていた
空のペットボトルをゴミ箱へ放り投げる。
この調子では、何処に行っても落ち着けやしない。
どうなってるんだこの病院は、もう部屋に戻る、と歩き出すと、
一旦止まっていた思考は元に戻って、再び当麻のことを紡ぎだした。

164 :
病院の床は今日も同じ音を立てて瀬文のスリッパを受け止める。
そのうちに来た道は後残り少しとなり、自分の病室が近づいてくる。
たとえばこうして歩いていて、次の角から当麻が現れたら
自分はどうするのだろうか。
いつも通り返事をするのか、何故来なかったと一言言ってやるのか。
それとも、もっと別の言葉を投げかけるのか。
結局、答えは見つからない。
どこかでそんなことはありはしないと否定する自分が居て、
それが思考を妨げるのだ。
それを諦めというのかもしれない。
そして、見つからないまま、本当に角を曲がったところに、
当麻が、いた。
「っ――――」
「―――……」
その瞬間、きっと瀬文は硬直していたと思う。
目が合った途端、当麻と瀬文は、お互い喋ることが
できなくなったかのようだった。
お互いにぽかんと口を開け、
ついさっきまで言いたいことがたくさんあったことも、
聞きたかったことがたくさんあったことも忘れ
相手がそこにいる事実に驚いていた。
「……っ!」
そうして、五秒ほど沈黙を重ねた途端、先に動き出したのは当麻だった。
当麻は慌てる故におかしくなったのか手にしていたキャリーを
ゴトンと放り投げると、
何よりも好きで大事なはずの食べ物――どうやらたこ焼きらしい――を
すぐそばで歩いていた女性に押し付けて反対方向へ走り出したのだ。

165 :
「おい……!」
何故、逃げるのか。
さっきまで当麻が向かっていた先には、もう突き当たりの自分の部屋しかない。
そこで引き返すなら、一体何しにここまで来たのというのか。
「ちょっと預かってくれ」
瀬文はそれを確かめなくてはいけなかった。
瀬文は弾かれたように振り向くと、突然食べ物を手渡されて、
何が何やら、という顔をしている女性にキャリーと携帯を渡し、
急いでその背を追いかけた。
***
逃げてもあまり早くない当麻は、一度べしゃりと転んだ後、
突き当たりのトイレの前でたやすく立ち止まった。
「……おい。待て、」
しかし、呼び止めようとすると当麻はせわしなく
キョロキョロと首を動かした後一体何を思ったのか
とんでもないところに入っていくので瀬文はついて行かざるを得なくなる。
「当麻」
当麻のことだ、恐らく何も考えずにやっているんだろうが、
このままでは色々と厄介なことになる。
あんなところに行って、誰かに見つかったらどうするつもりなのか。
当麻の信じられない行動に瀬文は呆気にとられたが、
放っておく訳には行かないので追いかけて一緒に中へ入っていった。
洗面台を通り抜け、わき目も振らずに個室に入って
篭城しようとする当麻の腕をつかみ、閉じかけたドアの隙間を滑りぬける。
息を吸い込んだのとほぼ同時にドアは走って、バタンと
大きな音を立てて閉まった。
清掃したての白い床に、四本の足が狭苦しく並んでいる。
要するに、ふたりでトイレの個室に入っているという
実におかしな光景になったのだが、
それを気にしている時間はなかった。

166 :
「……何ついてきてんすか。
ここ女子トイレっすよ」
「はあ?」
『おい、何やってんだ、出るぞ』
と瀬文が言うよりも先に当麻が発した言葉は、
いよいよ意味が分からない。
色々とおかしいのはもうぬまで直らないらしいが、
勉強ができる割に妙なところで思い込みが激しいのも
もはや修正不能なのだろうか。
「ここは、男子トイレだ」
正しい情報を伝えてやると、思ったとおりだ。
当麻はくわっと目を見開くと、そのままぴたりと停止し、
水をかぶった猫のように呆然としている。
自分のやっていることの普通じゃなさに、今この瞬間気づいたようだった。
――というか。
「普通に女子トイレに入ってったんなら、俺がついて来る訳
ないだろうが。それぐらい推測しろ、本当に京大か?」
『というか。何故、逃げる?』
「うっさーみゃー、いちいち細けえんだよハゲ。
あたしは。たまたまここを通りがかっただけだっつの」
「そういう問題じゃねえ。つうか、お前はたまたま
男子トイレの中を通りがかんのか」
「そうっす」
「捕まるぞ」
「犯罪っすか。何罪っすか。うっかりトイレ間違えちゃった罪っすか」
「迷惑だろ」
一番訊きたいことは、案の定言葉にならなかった。
しかし、躊躇する瀬文をよそに、当麻自身の方は今まさに
まったくだ、と納得している最中のようで、
再度ハッとしたように固まっていたが、そんな話をしている場合でもない。
「とにかく出るぞ。何考えてんだ」

167 :
それでもまあ、理解したのならよしとする。
瀬文はつかんだままの当麻の腕を握ると、
すぐさま外へ出るべく、強く引っ張った。
幸い他は無音で、自分たち以外には誰もいないようだったが
そういう問題ではない。
この中へ入ってしまったこと、それ自体がもうまずいのだ。
「あれ、じいちゃん?」
しかし。
「おーい?」
今度は当麻だけではなく、瀬文までもが引き攣った。
廊下から幼い子どもの声が近づいてきて、
やがて、入り口を開ける音がしたのだ。
幼稚園程度と思われる少年の声に、瀬文は聞き覚えがあった。
おそらくこれは、例の隣のベッドの爺さんの孫のものに違いない。
頻繁に来ているので、いつしか声を覚えてしまったのだ。
しかし、今は正体を知ってどうこうという場合でもない。
ふたりは思わず顔を見合わせ、瀬文は手を離すと、
慌てて個室に鍵をかけた。
だが、それは逆効果だったらしい。
子どもは音のした場所に目的の人物がいると思ったらしく、
次にやってきたのは、トタトタという床を鳴らす音。
足音が、さらに近づいてくる。
「あれ?」
なのに、この危機的状況の中、当麻といえば、爺さんって、
瀬文さん呼ばれてますよ。
と言わんばかりに、くいくいと指をさして来る。
この態度、さすがはトンマだ。
このまま放っておくと何をするか分からないので
瀬文は余計なことを喋らないように口を塞いでやったが、
当麻は一体何と戦っているのか、
負けじとその指をがぶりと噛んで来る。

168 :
思わず痛みに声を上げそうになったが、
そうすれば当麻の思う壺なので耐える。
ここにいるのはまずいが、入ってしまった以上
もはや見つからないようにするしかない。
事が片付くまで、出るわけには行かなかった。

「あれえ……?」
見つかるのでは、と冷や冷やする気持ちと、
無意味に噛まれていることに対する痛み。
個室を狭く感じるほど無意識のうちに呼吸は荒くなり、
心拍数は上昇する上、歯の食い込んだ指は熱く燃えるようだった。
当麻のすることは、いつも本当に訳が分からない。
して欲しいと思うことは一切してこないくせに、
何故それをする、という余計なことばかり積極的に投げかけてくる。
うろうろといつまでもやまない足音を聞きながら、
瀬文はただ黙って、当麻のしたいようにされていた。
がぶがぶといつまでも噛んでいる当麻の方もさすがに息を潜めており、
というか口を塞がれているおかげでかえって安心、と言わんばかりに
悠々としている。
ああ、殴るべきか、と思ったがこの状況ではそれもできない。
当麻といると、瀬文はいつも自分ばかり不利な状況に
立たされている気分になる。
当麻にとっては別に造作もないことに対し自分ばかりが一生懸命
色々なことを考えていて、無意味に翻弄されている気がしてくる。
「……何処行ったんだろ」
そうやって、爺さんの孫はしばらく訝しげに呼吸していたが、
やがてここにはいないものと判断したらしく静かになり、
ややあってドアの閉まる音がした。
どうやら、ようやく出て行ったようだ。

169 :
「……行ったか」
「みたい、っすね」
瀬文は即座に噛んでいた口を追い払うと、ふう、と重たくため息をつき、
ジンジンと痛む左手を振った。
それにしても、彼は、さっきまで見つめていたドアの隙間から、
不自然な数の足が覗いていたことには気づかなかったらしい。
こればっかりは、相手が子どもで助かったと思うしかない。
……さて。
「……何で顔、見せなかった」
おかしなタイミングではあったが、
不意をついたおかげで、今度は自然に聞くことができた。
「へ?」
当麻はのそりと顔を上げ瀬文を見つめると、
とても意外そうな顔を見せる。
無理もないだろう。瀬文の聞き方は、まるで、
少し連絡がないだけでひどく拗ねている
小さな子どものようだったからだ。
言ってからひどく後悔したが、言ってしまったものは
もう取り消しようがなかった。
自分のここ一週間の疑問は、いざ口に出すと、
とても情けないものであったらしい。
「……それは、瀬文さんがいけないんすよ」
「はぁ?」
だが、当麻にはこれだけ分かりやすく伝えてもまだ通じないようだ。
「差し入れもったいないから食べちゃいましたし、
知らないおじいさんにまであげちゃいましたし、
起こすのも悪いんで挨拶もできませんでした」

170 :
こちらは正直に言ったのに、
当麻の言っていることはまたしてもまったく意味が分からない。
というか、起こすのも悪いなんて発想が、こいつにもあったのか。
意外な言葉に、瀬文が随分殊勝になったものだなと感心していると、
当麻はどうやら自分がバカにされていると汲み取ったらしい。
むっとしたように顎を突き出し、目をひんむいている。
普段はろくに言葉も通じないくせに、そういうことはすかさず読むのだ。
「だって瀬文さんが。毎日毎日、タイミングよく寝たり
いないのが悪いんですよ。それに、」
「それに何だ」
いまだに話が見えてこないが、急に当麻が口ごもるので促してやる。
顔を見せなかった理由というのを、当麻は全て瀬文のせい、
ということにしようとしているらしい。
呆れる程何処までも往生際の悪いやつだが、
瀬文といえばもう当麻が姿を見せた時点ですでにだいぶ安堵してしまって、
意味不明の理屈を押し付けられるのにも慣れたし、
来なかったことに関してはもう別にいい、という気持ちになっていた。
「……行っても美鈴ちゃんが来てるときも、あったし、」
ただし、それと同時に今度は違う期待も沸いてきて、
瀬文はそれを望んでしまいそうな自分にうんざりしていた。
当麻に振り回されるのはもう勘弁だ。
どうせ違うだろうに、こんなことを考えてしまうなんて、
疲れ損になるだけではないか。
「……じゃあ、お前、しょっちゅう来てたのか?」
内心、とてもそうは思えないまま言えば、
へっ、と、『まるで分かってない』という顔をされた。
当麻はすでに戦闘体制で、顔を傾けて下からこちらを睨んでいる。
どこまでも憎たらしい顔をして、こちらにガンを飛ばしてくる。

171 :
「しょっちゅうじゃないっすよ毎日っす。
毎日来てやってたのに、瀬文さんあたしのこと避けてたでしょ。
ひどいっすよね。あたし、ヤリ捨てされてたんすね。
わざわざ席外したり、寝たフリするくらい、
あたしに会いたくなかったんですもんね」
は?
「ちょっと待て。何故そうなる。ただの偶然だろ。
俺は毎日、大体起きて部屋にいたぞ」
「信じられないっすね。ただの偶然で一週間無視され続けた
あたしの身になってくださいよ。
ああもう、これは捨てられたんだって普通思うでしょ」
「それは、こっちのセリフだ。こっちはお前が一切
来てないもんだと思ってたんだぞ」
「何言ってんすか。瀬文さんマジわけわかんないっす。
あっ、ボケました?瀬文さん、マジでおじいさんっすか?
ハゲな上にボケたおじいさんっすか?」
「訳分からん上にボケてるのはお前だ」
「あたっ」
ゴツン、とその頭を一週間ぶりに叩いてやりながら、
瀬文は、湧き上がってくるどうしようもない気持ちに包まれていた。
先客がいるからと遠慮する発想は瀬文にはよく理解できなかったが、
当麻の言うことを信じるのならば、ここ一週間の諸々は、すべて
ただの誤解だったというのだ。
考えただけで、指先が熱くなる気がした。
それではどうにも都合が良すぎる気がして
疑いたくなってきたが、別に嘘でも構わなかった。
あのまま終わりになった訳ではなかった。
当麻は毎日、ちゃんと自分のことを気にしていた。

172 :
「せぶみさん?」
黙り込んでしまった瀬文を、当麻が不思議そうに見上げてくる。
それを見て、瀬文は、しまった、と思う。
今の自分は、どうせほっとした顔をしているのだろう。
瀬文は今すぐにでも自分の顔を隠したかったが、
その前に覗き込まれてしまったのでもはや手遅れだった。
「せ――……」
半開きにした当麻の唇が、濡れて光っている。
狭すぎるせいで、髪が瀬文の肩にかかっている。
顔が近づいたせいで当麻の顔に瀬文の陰が落ち、ただでさえ
薄暗い個室がさらに狭く感じられた。
見下ろした途端当麻の踵が白い壁にぶつかる音がして、
そのまま顔を傾けてみたのは、多分一瞬だったと思う。
「……あ、」
誰もいない小さな空間で、当麻の虚を突かれたような声は、
存外大きく響いた。
その中で瀬文は、頬に触れ、唇を重ねるとともに、左手を握り締めた。
それはいつもの通り冷たかったが、今はそれが心地よく感じられるほど、
何もかもを暑く感じていた。
さっき自分に噛み付いてきた口内は熱く、部屋は暖房が効きすぎている。
冬なのに汗が滲み出てきて、正直なところ、ここがここじゃなくとも、
早く出たいと思うような場所だった。
それでも。
「ん、……ぁ」
そんな場所で、気づくと、二人は無我夢中でキスをしていた。

173 :
時々薄目を開けてはお互いがどんな顔をしているのか見ようとし、
それを同時にやるものだから常に失敗に終わるせいで、
いつまでもやめることができなかった。
周りが白いせいで、舌がいつもより赤く見える。
濡れた付け根がぶつかるたび、とても遠いところへ
連れて行かれるような気がする。
そのうちに背中がガタン、と壁に当たる音がし、
振動でドアまでもが揺れたが、もう気にしなかった。
どうせ見つかるまい、誰か来てもまたやり過ごせばいい、と思うほど、
今度は動きたくなくなっていた。
「ふ、」
ぴちゃ、ぴちゃ、という音とともに、お互いの舌が相手のせいで
ぬるりと湿っているのが見える。
「ん……ぁ、」
左手を離して壁に手をつくと、もう一度ゴトン、とぶつかる音。
どうやら頭を打ったらしく、上半身がふらついたので
もどかしくなって腰を支えてからきつく抱きしめた。
そのまま舌を吸うと、もう当麻はやり返してこなかった。
応戦する気力もないほど全身の力は抜け、
おとなしく、瀬文のなすがままになっている。
それが好ましくて、両手で壁に手をついて瀬文は当麻を追い詰めた。
どうせ、優位に立てるのは今だけだ。
ブスの癖にいやに形のいい顎を力任せにつかんで、
その中をむさぼっても何も言われず、
あたかも自分が勝ったような気で居られるのは今だけだ。
自分はどうせ、いつも当麻に負けている。
今も何も掴めないし、理解できてない。
話す言葉は異国語と同じで、このまま永遠に理解できないのかもしれない。
それでも、多分、きっと。

174 :
「ぁ……」
そうして、どれくらいの長い間ここが何処なのかも、
ここをさっきまで慌てて出ようとしていたことも忘れて
動かずにいただろうか。
「……あ、れ、」
すっかり今が何時かも、それどころか誰が近くを通ったかも
分からなくなってきた頃、とうとう唇を離すと、
不意に思い出したように当麻が奇怪な声を上げ、
不満げに瀬文を見上げてきた。
「……くちびる、カサカサじゃない」
「あ?」
さっき、当麻がようやく意味の通じる言葉を
発したような気がしたのに、もう言語状態が元に戻ってしまっている。
「……これ、おかしいっすね。……は、瀬文さ、ん、ありえ、ないっすね」
「だから、何なんだ」
しかし、意味が分からないなりに、何となく予期できてしまうから恐ろしい。
「何、なんだ、じゃ、ないっすよ。一体、どこの女と、ちゅーしたんすか」
「何の話だ」
当麻がどのような方向で絡んでくるか、瀬文は何となく
理解できたような気がして、そんな自分に落胆させられた。
そもそも唇がそうなったのは単に乾燥から開放されたからだけなのだが、
つき合わされているうちに、理解不能だったはずの当麻の言葉が、
何故かバベル以前に戻されたらしい。
「あ、それとも、男、っすか」
「だから何の話だと聞いてる」
「わかるっ、しょ」
「分かるか」
当麻は長いことキスしていたせいで息も絶え絶えのくせに、
減らず口をなくす努力もしない。
その上話の運び方があまりに不自然なせいで、
こういうときに限って当麻が自分に何を言わせたいのかわかってしまう。

175 :

瀬文は当麻の言動行動のおおよそが理解できない。
今までそれに散々振り回され苛々させられて来たが、
時たま理解できると、何故かひどく安心する。
今の瀬文には、分からないことが一番恐ろしい。
適当な想像をして、意味もなく悪い方向に行ってしまう。
「誰とも、してねえ。お前だけだ」
「ほお」
「これでいいだろ」
「それでいいです」
まったく、何様になったつもりなのか。
望みの言葉を言ってやると、それを聞いた途端当麻は
にんまりと微笑み、満足げに抱きついて来る。
てっきりコケにして笑い出すだろうと思ったのだが、
そうではなかったらしい。
ベタベタの汚い髪が視界の下で嬉しそうに動いていて、
考えるまでもなくそれは気持ち悪かったが、
結局自分が待っていたのはこの気味の悪い女なのだと思うと
そんな自らの心持ちを呪うとともに、
非常に不本意ではあるが、自らの運命をそろそろ受け入れるべきでは、
という気分にもなってくる。
「じゃあ、もう一回」
にやにやとほくそ笑みながら、当麻が、すっと右手を伸ばしてくる。
お前、ここが何処だか分かってるか、と言いそうになるが、
言ったらどうなるか分かって、瀬文はあえて口をつぐんだ。
認めたくないが、その通りだ。瀬文は今ここが何処で何時なのか
思い出さないように、思い出させないようにしている。
理由は言わなくても分かるだろう。
言葉を発してもまるで分からない、通じないことがあるのに、
何もしなくても伝わってしまうような、
そんなこともこの世の中にはあって、どうやら自分たちは、
今それに浮かんでいたいのだ。
それから、多分――。
「わ、」

176 :
そんなことを考えているうちに当麻はまたすぐに足をぶつけ、
あっという間にふらつき始める。
腕を出して掴まれるようにすると、すぐに握ってきて、
どうにか自分を支えている。
それにしても、まったくまともじゃない。
こんなところで、こんなことをするなんて。
当麻が少しもまともじゃないせいだとはいえ、
次はもう少しましなところに連れてってやろう。
言えばどうせこいつは図に乗って面倒になるだけだろうから言わないが、
少なくとも、ここよりはいいところ。
そういう場所を、考えておいてやらないこともない。
「せぶみさん、――……」
そんなことを考えていると、当麻が小さな声でつぶやく。
そうか、そういうことだったのか、なるほど。
瀬文は目を閉じ、ようやく届いたその言葉に身をゆだねた。
ドアの向こうには、まだ誰も、来ない。

177 :
これでおしまいです。
なんとかすべて書き込むことができてよかった!
スレ大量消費してしまって申し訳ありません。
暇つぶしになれば幸いですー。

178 :
幸せな気持ちになったよ!GJです。

179 :
GJ!
キューンてなりました…
恋いいな〜
またお話できたらお待ちしてます!

180 :
144さんの話、前スレの時からファンです。
今回も最高でした!

181 :
えええ〜!
そのまま、やっちゃってくださいい
瀬文の手を、いやらしく動かしちゃってくださいい

182 :
GJでした!
そのいい感じのまま、二人が最後までシテしまうパターンもみてみたいです!
もしよかったら……おねがいします><

183 :
素晴らしいです!
続きも期待してます。

184 :
保守

185 :
前スレで出ていた、瀬当の浴衣ネタを燃料に妄想。
もし・・・萌えてくださればありがたいです。
* * *

「―――じゃあ、僕は雅ちゃんがまっているから☆そして、もうこのまま此処へは帰ってこないのでよろしく!」
そう言って浴衣姿の係長は同じく浴衣姿の当麻と瀬文を置いて部屋を出てゆく。
「・・・」
「・・・・・」
広い和室には二人っきり。
事の始まりは、係長の「事件が一段落着いたことだし、みんなでパァーと旅行でも行こうよ!費用は僕が全部出すらさぁ〜」とか気前のいい一泊二日の温泉旅行。
それになんとなしに付いて行ったのが悪かった…。
蓋を開けてみれば、旅館に着くなり行き成り「光ちっぃv」とハートマークを飛ばす雅ちゃんが何故か待っていて係長を出迎えてきた。
実はこの旅行…慰安旅行を隠れ蓑にした不倫旅行だった。
それにまんまと、当麻達は利用されたのだ……。

186 :
「……ホントいっちゃいましたね」
「………ああ」
なんともいえない空気が嫌で二人は会話を交わし始める。

「まぁ、瀬文さんも茶菓子でも食いねぇ…」
当麻は目の前に置かれている菓子箱から煎餅を取り出しバリバリと齧り出す。
そのあと、流し込むようにお茶をガブガブ飲む。
「…――何処に居てもお前はうるさいっ」
当麻のガサツな姿に思わず、何時ものように瀬文は突っ込んだ。
――が、
「――!」
その時偶然瀬文は目にしてしまった。
行儀悪く膝立てた当麻…の、
捲れた浴衣から白くてやわらかい脚が堂々と出されている。

――――エロい。
不本意ながら思ってしまった、
「――もっもう、俺は寝るぞ…っ!」
その感情をかき消すように、瀬文はそう言って一人布団に潜る。
「――あっ、わたしも」
後を追うように当麻も床に就く。

187 :
……――ねっ、寝れねぇっっ!!
あんなものなんぞ見るんじゃなかった!
・・という、か…あんなものに興奮するのかっ!?俺……。
瀬文の頭は『あんなもの』こと当麻の脚でいっぱいになってゆく。
・・・・白い、やわらかい、触りたい、舐めたい!…って!俺は何をっ!
二時間近く経つというのに、瀬文は当麻の脚がチラついて結局寝付けないでいた…。
そればかりか、益々変な気分になっていく…。
悶々としている中、ゴソゴソ隣の当麻がうるさい。
―――あんだけ夕飯も茶菓子も食ったのに、腹でも減って寝れネェーのか?
人の気も知らず呑気になんだよと思った瞬間…、行き成りガバッ!と後ろから抱きつかれた。
「―――!ぇ゛!?」
瀬文は精一杯首を捻って振り向く。
―――目の前には当麻の顔。
「なっ、なんだ…!?」
「…夜這いですよ」
「はぁっっ!?」
「夜這い!今から私は瀬文さんを夜這いするんです!」
当麻はドヤ顔で宣言する。
そして驚きすぎて固まった瀬文の体を、いいようにまさぐりはじめた。
「…っ」
そっきまで想像していた当麻の生脚がスルリと絡まる。
――すげぇ…スベスベで気持ちいい。

188 :
「何すんだよっ!ヤメロ!なんでこんなことっ!」
「なんでって…瀬文さんの浴衣姿に欲情したからですっ!襟から覗く、胸元の鎖骨がエロいんだよ!」
「――はっ!?」
「ハゲの癖に鍛えた好いカラダしやがって!」
「なっ!てめぇっ俺はハゲてぇ…」
「―――兎に角、好きってことなんすっ!……瀬文さんが」
「…!……」
「……いっ、いけませんか?」
当麻の抱きつく腕に力がこもる。脚もより絡みつき、ふにゃりと肉感が伝わる…。
――……っ、そんなこと言われて、そんな刺激されたら…。
「――――当麻ぁっ!」
たまらなくなって瀬文は当麻をひっくり返し、覆いかぶさった。
「――!?きゃあっ!あっ…あっん…ひっっ」
当麻の首筋に顔を埋め、思いっきり吸い付く。
……この日餃子を食べていない彼女からは、何時もと違ってなんともいえない女の香りがした。いい匂い…。
瀬文は勢いよく当麻の浴衣を剥ぐと、むき出しになった乳房を貪る。同時に膝を立たせ、空いた片手で腿裏を撫で回す。
・・・・・想像より、やわらかくってたまらない。
腿の付け根から足先までネットリゆっくり瀬文は手を何度も往復させた。
当麻の滑らかな柔肌を楽しむ。
「あっ、いゃっ…っ、なんか瀬文さんの手つきヤラシイ…瀬文さんの変態!エロオヤジぃ」
火照った顔で当麻がそう言う。
瀬文は埋めていた乳房から顔を上げ、
「変態は兎に角……とっくに三十路過ぎた男がこんな事していたら確かに十分エロオヤジだな…」と自虐するも、開き直っているのか…また顔を戻し当麻の乳に舌を這わせ味わう。


189 :
「――ひゃっ!」
瀬文は当麻の股を開くと、そこに手を差し込み濡れているのを確認するや否や自身の硬いものを半ば強引にねじ込む。
「あ゛ぁ―――っ!!」
…当麻は声にならない声で喘ぐ。
「――あっ!あ、あっっ、あっ、ああ」
「―――当麻…」
視線が絡まる。
腰を動かしながら、二人は深い口付けを交わし続けた。

ようやく互いの唇が離れた途端、
「ふあんっ…せっ、せぶみ…さんって、近くで見ると結構ホクロあるんですね」
当麻が口を開く。瀬文の頬をさすりながら。
「・・・だからなんだ…よ」
瀬文は当麻の口元に手を伸ばし、垂れている涎を拭ってやる。
「いやぁ…なんか、顔にホクロが多い人って老化が遅いらしいですよっ」
「へぇ・・・」
「だから」
「だから…なんだ」
「だから……こんなに下半身元気なんですね」
「…てめぇ――コラァッ!」
「―――あっ!ああっあ゛、ソレ駄目っ」

瀬文が当麻の中を抉る。
――――酷く疼いて彼の熱を感じた。
「……っせぶみサンっ――!」
「当麻……」
「―――瀬文さんっ!」
「当麻…当麻、当麻当麻まっ、とうま…とうまっ!」
うわ言のように瀬文は繰り返し当麻を呼ぶ。
何度も揺さぶり勢いよく突き上げる。
「ああっ、あ、あぁっ瀬文ぁさんアン……あっあ!っ!!」
当麻は絶頂し、瀬文の腰に巻きつけている脚を、水揚げした魚の如くピクリとはねさせた。
「―――っ!当麻ぁ…!!」
瀬文も当麻の奥へ欲望を開放する。
……長い射精を終え、ぐったり当麻の胸に倒れた。


190 :
―――情事後。
「……瀬文さん」
起き上がった当麻が、瀬文を呼ぶ。
「……なんだ」
当麻より、ほんの先に起きていた瀬文はヨレヨレの浴衣を拾って羽織っていた。
「あの……その…」
凄く、気まずそうな当麻。
「なんだ」
「…―――これ、不味くないすっか?」と言って当麻が膝立ちして見せる。
・・・・当麻の股から先ほど瀬文が注いだ白い物…精液がドロリと腿を伝い膝に流れ、下に垂れている。
「―――あっ…」
瀬文は『しまった』という顔をした。
「ヤバイっすよね!布団……苦情きますよねっ!怒られますよね!弁償とか…カンベン!てか、これって犯罪すかね、中にいっぱい出されちゃったら溢れて、布団汚しちゃいました罪?」
「――――っ」
―――!ヤバイって、そっちかよ。
当麻の見当違いの答えに、ガクリと肩を落とす瀬文。
「・・・・それは俺が、なとかしておくから…てか、まず、お前を綺麗にしておかないとっ」
瀬文は濡らしたタオルで当麻のカラダを拭きながら、傍に落ちているぐちゃぐちゃの浴衣を見てこう思った。
――――――当麻は好きだが、浴衣は嫌いだ。
――…こいつは人を狂わせる。
そして深い溜息をついた。

191 :
・・・以上です。
急いで書いたので、
誤字等があったらすいません><

192 :
余裕のない瀬文センパイも、よいものですなぁ〜
(↑紙袋を口元にあてながら)

193 :
GJ!浴衣ハァハァ

194 :
GJGJ!
浴衣やばいっす…!
たまらんです!

195 :
文法、文体、句読点、一文毎の改行……

196 :
瀬文はもうちょっとクールでいてほしいな…

197 :
>>196
同意
だからといって自分には書けないけど…

198 :
白い物がドロリと流れるところにエロスを感じます!w

199 :
ここって批判スレまで行って修行して
SSを練ってる職人さんが居るスレなんだよね…

200 :
批判スレって?

201 :
瀬文「気にしたことはないけど、でも・・・
当麻が地居と付き合ってなかったって話聞いて、俺・・やったあ!って思ったんだ」
当麻「・・・瀬文さん!」
ねえな


202 :
>>200
修行スレみたいなものだと思う
本来のスレじゃなく目的で使うスレ
>>96の続きも、もしかしたら他スレで見たことがあるような……

203 :
>>201
ないな〜w
本人達は見られたくて他所でやってる訳だから、放っておくのがマナーでしょ

204 :
>>201
脳内再現して吹いたw

205 :
>>201
なんという風早君www

206 :
>>203
本当にそうだね…ごめん

207 :
>>201
おとうとww
陽太じゃないほうのwww

208 :
>>201
>>207
デジャヴするなと思ったら中の人ネタですかw
あれはこっぱずかしいプロポーズでしたねw
言い逃げしていった瀬文さんとそれを追いかけていく当麻…w

209 :
さすがに引っ張り過ぎ
ウザい

210 :
病を処方するSPECの回。
図書館のシーンで、人目に付かない本棚の陰でキスする当麻と瀬文を妄想。
「ぁ…あっ…瀬文さ…誰か来ちゃ」
「声出すんじゃねぇ」
高まる〜

211 :
所構わずヤってる
欲求不満の2人が見たい訳じゃないんでパス

212 :
それ言っちゃったらこのスレの存在理由がないw

213 :
ヤってるだけなら一次で充分w
二次なら必然性は欲しいかな
ネタばかりの雑談は見てて辛い

214 :
まったりやろうよ
気にくわないならスルーすればいいじゃん
とりあえず神待ちに銀だこお供えしておきますね
つ○○○○

215 :
本当だよ、敷居高くしてどうすんだろ?
いろんなイメージを見たいよ
って読むばっかですみません

216 :
まったりと馴れ合いは違うよ
雑談でスレを消費するのは自分もちょっと…
今まで通り保守を定期的にかければ良いし
投下ない間は過去SSを読めば良いじゃん
とにかく新しいもの、色んなイメージが欲しいとか
SSが読み捨てみたいな発言に取られるよ

217 :
書き込みの少ないスレには職人さんも寄り付かんよ
小ネタでも雑談でもないよりあった方がいい
雑談のネタを引用した職人さんの投下だってよくあることだし
読み手はあれこれ文句言う前に黙ってスルーしる
ここの住人スルースキル低すぎ

218 :
職人さんだって人それぞれ
雑談が続いていると投下しにくいと人もいるでしょ
なんでそう決めつけるの?
雑談ばかりで埋まってSSが投下され辛いスレもある
読み手がスルー推奨なら自分もそうするべき

219 :
はい、そこまで!
ピースピース
平和平和
チッチキチー

220 :
大人しか来ちゃいけないよ

221 :
>ここの住人スルースキル低すぎ
超ブーメランw

222 :
スレの方向性を仕切るのいくない

223 :
「ここでは、まずい、ですよ、瀬文、さん、っあっあっ、ああん」
「っはっ、じゃあ、腰、浮かしてんじゃ、ねえ…よ、っ」
ここではまずいのはよく分かっていた。
しかし、事は起こってしまっていた。
「っあっ、ああんっ、っあっああっんっ、んっっやあん、っああん」
「おま、声、でけえ、ん、だよ、はっ」
「瀬、文、さんっ、気持ち、いい、です…っんっああっ」

ぴよぴよの唇を見ていたら、急にキスしたくなった。
何となく、唇を支配してやりたい衝動にかられた。
………つい、だ。
つい、   キスをしてしまった。
……勢い、と言うほか無い。
しかし、その勢いに、   ……当麻が乗ってしまった。


当麻はキスされた瞬間こそ驚いてギョッとした顔をしたが、
やおら目を閉じ、瀬文の肩に手を回してきた。

瀬文は驚いたが、なにせ自分の撒いた種だ。勢いのまま、興奮も高まってきて、
そのまま暫く夢中で唇を堪能していた。
すると当馬が、瀬文のベルトをはずしだした。
…まるでそうするのが恒例になっているカップルのように…
瀬文は唇を放し、当馬の目を見据えた。
当麻もこちらをじっと見る。肩で息をしながら、言った。
「…ここでは、まずいですかね。…でも、、、したいっすね。」
「…いや、まずいだろ…」
瀬文は思わず目を背けた。
いきなりこんな展開になろうとは。

224 :

「…やっぱ、まずいですよね…」
しかし当馬は言葉と逆の事をした。
スーツをぬぎ、自分でシャツのボタンをはずしてゆく。
シャツを脱ぎ、ブラジャーのホックをはずした。
ゆっくりと、ブラジャーははずされた。

小さなおっぱいが目の前であらわにされていくのを見ながら、瀬文は動けないでいた。

「…抱いてください。わたし、瀬文さんとしたいっす」
ぎこちない動きで、瀬文にキスをしてきた。
固まっている瀬文の手をつかみ、自分の小さな胸に押し当てる。
小さいながらにそれは柔らかく、充分に瀬文を刺激した。
瀬文はゆっくりと当馬を押し倒した。
「…ここでは、まずいだろ…」
「…まずいですよね…っあっ」
乳首をいじられ、胸を揉まれながら、当馬はいい表情をする。
「…瀬文さんも、脱いで…ください」




225 :
ふたりは、折り重なっていた。
「っは、っはっ、ぁあん、あん、あん、ぁあん、んっ」
当馬の中は蜜があふれ、気持ちよさは絶頂だった。
「っはっ瀬文、さんっ、ぁあっ、気持ち、いいです、ぁあっ、あっ、ぁあン、ぁン」
「ここじゃ、っはっ、まずい、よな、」
いいながら、止めるつもりがなかった。

終わり

226 :
>223
当麻だよ、当麻。内容以前の問題だね。

227 :
当麻やSPECにこだわってる訳じゃないだろ
単なる首すげ替えSS
ただヤってりゃ名前なんてどうでもいいんじゃないか

228 :
里中先輩んちなのか!?w

229 :
ss投下お疲れやまです!

230 :
すごい感じてる当麻が可愛い

231 :
誤字脱字句読点
小学生の感想文のレベル
続きなら別スレで仲良くやってくれw

232 :
まあまあ落ち着きナよ。
自分がレベル高いやつ投下すればいいんじゃね?

233 :
>>232
その通り

234 :
わざとやってる可能性がある
誤字やひらがなを多用して
あえて…なものを投下する
その後の投下に住人の反応が良くなる
荒らしの基本だから相手にしたくない…
けど放置してもGJ付けられて、結果は一緒になる
可能性だけどね

235 :
保守

236 :
酔っ払い瀬文もいいが
酔っ払いキス魔の当麻もいいな

237 :
うーん、ここだと玄関のやつが一番エロくて好きかな。
まとめwiki
http://wiki.livedoor.jp/spec_eroparo/
これ、見方がむずかったけど、何とか全部読破。
好きなのも多かった。
全部読んだ人限定になっちまうけど、ここいらでどうかね、人気投票といかないか。
自分の中でのお気に入りを三つあげようぜ
自分は、エロに高まり作品
    物語がリアル作品
    心理描写が秀逸作品
と、ジャンルごとに三つずつ上げられると思うw

238 :
21グラム
わるいゆめのさましかた
ここにいること
白と黒の記憶
前スレだとこの4つが好き

239 :
前スレにはいいのがいっぱい
迷うなあ

240 :
白と黒の記憶が最高です!

241 :
新スレのSSは人気がないね
もちろん、前スレが良作揃いなんだけど
人気とか書くと職人さんに悪い気がして躊躇してしまう
スレの活性化には良いんだろうけど

242 :
新スレも投下されるSSをありがたく読むので、
銀だこお供えして神待ちする。
つ○○○

243 :
作品を比較して順位つけるとかありえんだろ
職人さんを排斥したいのかおまえらは

244 :
名前が上がった作品の職人さんだけになるけど
モチベを上げて、再投下してもらいたいんだろうね
それ以外は投下し辛いから諦めると思う
ある意味、選抜大会としては機能したのか…

245 :
ありえねー
順位付けなんてしてたら、作品の人気の有無にかかわらず
職人さんたちが投下しにくい雰囲気になるとか想像できないのか?

246 :
神様、お待ちしておりましゅ

247 :
困ったねぇ…

248 :
まぁしばらくは投下ないだろうね。
気長に待つしかないね。
あと二度とランク付けなんかすんなw

249 :
ここの職人さんは空気を読むから
人気投票を行ってしまうスレだと察したようで辛い
過去に書いてくれていた人だって新作の投下が少なくなったし
理由は分からないけど続きは別スレって人もいるようだし
ここより人気のある場所も存在するから
追い討ちになって寂れていくんだろうな……

250 :
人気投票とかの前から荒れてたし、それだけが廃れた理由じゃないと思うよ
ドラマ終わったし熱も冷めてきてるから仕方ない
映画まで細々と保守してくしかない

251 :

瀬文夢精が見たいけどなあ・・・。

252 :
熱は冷めたら投下も減るさそりゃ

253 :
保守

254 :
携帯ですけど…何か書いてみようと思います

255 :
空気読めなくて、すいません。
でも、書いちゃいます。嫌な人は、スルーしてください。

256 :
あれから、何事もなく時が過ぎてもう、7月だ。
嵐の前の静けさの様で少し不気味だが、ケガも順調に治り未詳の通常勤務についている。事件も客も来ない、非常に暇だ。
当麻の左手は、傷跡は生々しいままだがリハビリの成果により、少しは動くようになってきているらしい。最近では、ギプスを止めて派手な色の手袋をしているだけだ。
チョットだけ、ほんの1ミリだけ、ごくたまに、良かったなと思う。
未詳に復帰してから、自分と当麻の間には、微妙な変化があった。あの図々しさで、俺を遊びに誘うのだ。勿論殆どは断っているが、アイツは、懲りもせず、飯に連れて行けだ、映画に連れて行けだと、ズケズケと言ってくる。

257 :
何を考えているのか、全く解らないが、多分当麻の中で自分は、先輩や同僚でなく、友達という括りになっているのだろう。

しかし、一番の変化は、別にある…。それは、誘われる事が嫌では無いという事だ。それこそが一番の変化…いや、問題だ。

「瀬文さん、瀬文さん、今度の日曜暇でしょ。」

「決め付けるな。」
「〇〇ホテルで、ケーキのバイキングやってんすよね。行きましょーよ。90分食べ放題っすよ。たかまる〜。」
「行きたきゃ、一人で行け。俺は、行かん。」

「…ちっ、折角誘ってやってんのに、付き合い悪ぃなー。」

「俺が、いつ誘ってくれと言った。」

258 :
「あっ、そか、瀬文さんは、オッサンだからケーキより、和菓子の方が良かったですか?」

「誰が、オッサンだ!!」

「瀬文さんっすよ。」
「んっだと、コラッッ。」
と、毎回こんな調子だ。

ある日、野々村課長が、新聞屋から貰ったという、プールの入場券2枚を持って来た。

259 :

なんか、うまく書けません。短くもまとめられない…。
気長に、書きます。お目汚しすいません。

260 :

「よかったら、当麻君と瀬文君に、あげるよ。雅ちゃんを、誘ったんだけど、海の方が良いって言うから。」と、嬉しそうに言った。

「瀬文さん、行きましょ〜よ。タダですよ。タ・ダ!!」

「行きたきゃ、一人で行け。」

「また、それですかぁ。ボキャブラリーが貧困っすよ。てか、瀬文さん、泳げないんでしょ〜!カナヅチなんでしょ〜!!超ウケる〜。」

「何だと、泳げるわ。!!」

「強がんなくても、いいですよ。筋肉は水に浮きませんから。プップップ」

「泳げるっつってんだろ。」

「じゃあ、証明してください。」

「やってやろうじゃねーかっっ。」


261 :
sageはメール欄
投下はある程度まとめて
前書き後書きは注意書き以外は不要

262 :
>>261
はい。
すんません。

263 :
読んでますよ!
ありがたいです

264 :
プールたかまる〜

265 :
続き楽しみにしています!

266 :
当日の朝。
俺はなぜ、あそこで挑発に乗ってしまったのだろう。当麻と2人でプールって…。
あいつのことだ、何の根拠も無いが、スクール水着で来るだろう。絶対他人の振りしてやる。そして速攻、証明して帰ってやる。そう思いつつ、プールに向かった。
プールに到着すると、当麻はまだ、来ていない。入場券は、あいつが持っている。

「あのバカ、こんな時も、遅刻すんのか。」
30分程待っていると、白いワンピースを着たポニーテールの女が、話かけてきた。

「プールにも、スーツで来るんすね。」
暫く凝視すると、それが、当麻だと解った。
髪を結えているし、地味スーツじゃないし、なによりトレードマークの赤いキャリーをガラガラさせていない為、話掛けられるまで気付かなかった。

「当麻かっ!?」

「おそっっ!他に、誰が来るんすか。っか、逆ナンとか思ったりしました?」

「アホか。行くぞ。チケット。」
ズンズンと歩き出す。
「はい。はい。チョット待ってくださいよ。リュックの外のファスナーの中です、チケット。取ってくださいよ。」
なる程、当麻でも、それなりのカッコウをすると、ちゃんと女に見える。
正直、調子が狂う。

「それで、その包みは何だ?」
「私と瀬文さんの、弁当ですよ。」
それが弁当と言うのならば、5段はある重箱になる。普通ならば、4人前以上だ。本当に、よく食う奴だ。

「お前が、作ったのか?」

「作ろうと思ったんですけど、完璧に寝坊しちゃって、起きたら、おばあ様が作ってくれてました。」
当麻は、そうでなければ、これ以上調子を狂わされては、困る。
「チョット、瀬文さん。弁当持ってくださいよ〜。超重たいんすから。それから、飲み物は自分で調達してください。」
思いっきり無視してやった。

「おい、瀬文、無視すんなっ!!」

267 :
わかってないじゃんw

268 :
貴重品を預け、更衣室で着がえて、当麻との待ち合わせ場所に向う。
リュックを背負い、弁当を持つ後ろ姿が見える。いよいよ、スクミズとご対面だ。少し躊躇していると、当麻に2人の男が近付いてきた。
あれは、まさか…。ナンパ!?あの、当麻が、ナンパされてる!?衝撃が走る。
左の男が、当麻の左腕に手をかけた。
気がつくと、その男の腕を払っていた。

「触るな。」

ハッと、我にかえって。

「これ、俺の連れなんで。行くぞ。」
当麻の左腕を持って歩き出した。男達からドンドン離れて行く。
もう充分離れたと思える場所まで来ると、腕を放し、クルリと振り返ると、怒鳴り倒した。

「何やってんだよ!!」
当麻は、目をパチクリさせ。

「私のせいっすか。?」
そう、当麻のせいでは無いことは、解っている。しかし、イライラするのだ。

「お前が、ボーっと、突っ立ってるからだろ。」

「瀬文さん、何熱くなってんですか?」
俺とは対照的に、当麻はご機嫌の様だ。また、そこがイライラ倍増する。

「もう、いいじゃないですか。それより早く泳ぎましょうよ〜。」
ニコニコ、当麻は言う。

269 :
>>267
バカな子だと思って平に平に、お許しを…

270 :
プールネタ素敵です!ぜひ続きをっ><

271 :
今日は、世間一般にも休日である。故に、家族連れやカップル等で、混んでいる。ここは、流れるプール形式だが、芋洗い状態で、ただ人々がプール内を行進しているだけになっていた。
荷物を置き、座る場所をなんとか、確保する。

「いったい、どこに泳げるスペースが、有るんだ。」
誰に問うでもなく、一人呟く。

「わりと、普通の水着っすね。」
当麻が、ガッカリ感丸出しで、話しかけてくる。

「原色とか、ブーメランとか、赤ふんとかだったら、超ウケたのに〜。」
瀬文の水着は、深緑色で膝丈のいたって普通の、トランクスタイプだった。

「フッ、お前のスクミズ……じゃ、ない!!」

「だから、遅っ。」
当麻は、スクミズではなかった。紐パン白ビキニだった。素直に驚いた、意表を突かれた。

「………。」

「なんすか。ビキニ着ちゃ犯罪ですか。何罪ですか。紐パン白ビキニ着ちゃったら、結構似合っちゃって、目に毒だね罪ですか。」

「自画自賛か。」

「結構良いでしょ。ねえ、ねえ、瀬文さ〜ん。」
ウザい、ウザいが確かに似合ってる。目のやり場に困る。
しかし、気付かれたくない。


272 :
>>271
書きながらの投下はマナー違反
いくら過疎とはいえ、だらだら投下する間に他の職人が投下できなくなるとか考えないの?
控え室のログでも読んできて下さい。迷惑

273 :
>>272
了解
携帯で打ってると、どうしても、改行が多いとか、文が長すぎるとかで、直し直しになっちゃう。
修行不足でした。

274 :
>>273
自分も携帯から投下することの方が多いけど
メモ帳等に最初に打ち込んで、完成したらそれをコピペして
一気に投下してるよ

275 :
>>274
やってみます。
なんか、自分が書いたの打ってると、文がオカシイような気がしてきちゃって…さまよっちゃうんです。

276 :
途切れ途切れじゃ話楽しめないでしょうが。
全部まとめて一気に投下が基本だよ。
だから携帯は〜って言われるんだよ。
メール機能に打ち込んで小分けに保存するとかできるでしょ。
まさかメモ=紙に書いたもの打ち込んだりしてないよね?

277 :
まあまあ。楽しく読んでますよ〜続きお願いね。

278 :
自分も楽しみにしてるでありますゞ
これで放置では、深緑の水着着たまま生しでありますゞ

279 :
>>278
もう少しお待ちください。急ピッチで、見直しして、おりますので。

280 :
遅い

281 :
「うるさい、魚ちゃん。」
「ギョッギョッ、今ですか〜。今チョットキックは無理です。」
意外とアッサリ返された。
「水着、ワンピースだと、トイレ行く時とか着替える時とか、大変なんですよ。ビキニだと楽なんで。」
白いリストバンドで、手術痕を隠した左手を、ヒラヒラさせながら、事も無げに言う。
そうだった、当麻の左手は、本調子には程遠く指先に少し力が入る程度だった。
当麻が、左手のことを冷静に話せば話すほど、悲しい気持になる。自分が、何もしてやれない歯痒さで、やるせない。
「さあ、泳ぎましょう。」
「当麻、泳ぐスペースは無いぞ。」
「いつもの気合いは、どうしたんですか。やっぱりカナヅチ…。」
「バカッ、ここで泳いだら、怪我人が出る。」
「それも、そか。じゃあ、歩きましょうよ。せっかく来たんだし、水に浸かりましょ。」
とりあえず、芋洗い行列に加わることにした。 2人そろって、軽く準備運動をして、芋洗いの中に入っていく。
思いの他水は冷たく、馴れるのに、暫くかかる。その間も、行進は続く。 ただ水の中を歩いているだけだか、気持ち良い。
2人揃って軽く準備運動をして、芋洗いの中に入って行く。
思いの他、水は冷たく、馴動をして、芋洗いの中に入って行く。
思いの他、水は冷たく、馴れるのに、暫くかかる。その間も、行進は続く。
ただ水の中を歩いているだけだが、気持良い。プールも、たまには悪くないと思う。
ふと気付くと、当麻がいない。 後ろを振り返ってみるが、人が邪魔で、当麻が確認できない。仕方なく、端に寄っていき、当麻が追付いて来るのを待つことにする。
程なく、当麻の姿を確認したが、隣りには、男がピッタリくっついている。
なんだアレは、一時間もたっていないのに、二度目のナンパか。 いったい、どうなってんだ。あの、当麻が…。
はっっ!そうか、ビキニだ。あのビキニが魔法をかけているに違いない、ビキニが原因だ。
真直ぐ、当麻に向かって進んで行くと、「あっ、瀬文さん、ドンドン行かないで、くださいよ。」と、呑気に言う。
隣りにいた男は、俺を見ると、「なんだよ、男持ちかよ。」と、吐き捨てて、ニヤリと笑い足早に、離れていった。
「瀬文さんが居ないと、サヤ超モテモテで、困っちゃう〜。」と、クネクネしやがった。

282 :
殴りたい。今猛烈に、殴りたい。が、ここでは無理だ。関係無い人まで巻き込む畏れが有る。
俺!押えろ、俺なら出来る。気合いだ。
「それ以上、一言でも言葉を発したら、沈める。」

むんずと手を繋いで、歩きはじめた。これなら、問題が起きないだろう。
暫く歩いていると。
「瀬文さん、チョット、チョット。」
「なんだ。そんなに、沈められたいのか?」
当麻を見ると。真面目顔で。
「緊急事態です。」
なんだ、いったい何が、起った。 当麻は、水面を見ている。
覗きこむと、ユラユラ揺れる…紐。
「紐、ほどけました。っか、多分さっきの奴が、ほどいていったと思われますが。」
「先に言え。いや、結べ。」
「無理ですよ、手繋いでますし。繋いでなくても、左手これなんで、結べません。」
「俺に、結べと?」
「はい。結んでください。」
これは、緊急事態だ。けして、いかがわしいことではない。人助けだ。さっきの奴、今度会ったら打す。
「どのぐらいの強さで、結べばいいんだ?」
「結構強めで、お願いします。」
強めって、このぐらいか。
「痛ってーよ、瀬文、内出血しちゃうだろーがよー。」
人の親切心を、こいつは。
「お前が、強めって言ったんだろ。」
「誰が力いっぱいやれっつったよ、この筋肉ハゲ。」
「ハゲじゃねーし、力いっぱいでもねー。」
小競り合いの末、無事結び終え、何だかんだと言い合いながら、グルグルと手を繋いだままプール内を散歩した。


283 :
俺は一生、この珍獣を理解できないだろうと、諦めた。
先に、帰ってしまいたい。しかし、今日の珍獣は、魔法のビキニを着ている。何が起こるか、解らない。
結局、考えても埒が明かない為、自分も寝ることにした。
「瀬文さん、瀬文さん。おいっ、瀬文、起きろ。」
「うるせーよっ。」
「もう、16時過ぎてます。起きてくださいよ。」
ハッと、起きると、他の客も帰り支度をしている。
「お腹空きました。なんか、食べに行きましょう。」
三時間以上も、爆睡していたらしい。不覚。
手早く帰り支度をして、珍獣の腹の虫に餌を与えに行くことにした。
当麻が、暴れ出す前に、なんとか駅近くの居酒屋に入り、事なきを得る。
「瀬文さんは、お酒飲んでも、いいですよ。」
「今日は、飲まん。」
「あっ、そうですか。」といいながら、次々と、空の皿を積上げていく。
暫くすると、「はーっ、落着いた。」満足そうに、当麻は呟く。
「そろそろ、会計するぞ。」
「へ〜い。」
会計を、すませて、外に出た。

284 :
「じゃあな。」そう言って、背を向けて歩きだした。
「瀬文さん。」
呼び止められ、振り返ると、当麻は髪を結えていたゴムを、はずしていた。
「今日をのがすと、又、ずっと先になりますよ。」
何を言ってるんだ?
「何の話だ?」
「人生なんて、何があるか解らない訳です。だから、今日だけかもしれないって、言ってんですよ。」
「だから、何の話だ?」
髪を振乱して、当麻が真直ぐ近付いてくる。凄い迫力に、後退りしそうになった。
50cm程の距離で止まると。
「私達、ちゃんと両想いですよって、言ってんですよ!!」
軽くフリーズする。
いつ、そんな話になったんだ。俺は、「じゃあな。」としか、言ってないはず。
「瀬文さん、本当に脳みそまで、筋肉なんすね。」
全く、理解できん。
「気付いてないんですか?気付きたくないんですか?どっちですか?」
だから、何を??
「だ〜ぁ、だから、バカは嫌いなんだよ。瀬文さん、チョット前から、私を殴らなくなったんですよ。」そうだったか…。
「今日だって、前の瀬文さんなら、先に帰ってたでしょ。」まあ、考えたけど…。
「私が、ナンパされたって前なら、ほっといたでしょ。」そう…かな?
「何より、休日にプールなんて、私とは、何があっても絶対来なかったはずです。」…。
「どうですか。」
全速力で逃げ出したい。気付きたくない。気付いてしまえば、元に戻れない。

だが、そういうことなのだろう。いつ、そうなったのかは、正直解らない。でも、結局、そうなのだ。
「俺は、お前が好きなのか。」
「だ〜か〜ら〜、遅っっ!!やっと、解ったんですか。」
なんだか現実味は無いが、在るべき所に、在るべき物がキッチリおさまったような、ホッとした気分になった。
「そうか、俺は、お前が好きなんだ。」

「私が何の為に、映画だ、御飯だって、誘ってたと思ってたんですか?」俺に、奢らせようと企んで誘ってたんだと思ってた。
「言っときますけど、私は1人で映画も、カラオケも行ける人です。因に、1人焼肉も平気です。」なんとなく、そうだろうなとは、思ってた。
「私、もうずっと、餃子食べてないんですよ。」


285 :
俺の頭は、どうかしてしまったに違いない。餃子を食べてないと言われて、トキメイてしまった。
「そうか。」
「そうです。」
意識してしまうと、とってきた行動が、途端に恥ずかしくなる。俺は、何を考えていたんだ。
「今日の水着だって、瀬文さんの為に買ったんですよ。」
「そっ、そうか。」
「良かったでしょ。ギャップに萌えたでしょ。ねぇ、ねぇ、瀬文さ〜ん。」
何故、俺は珍獣を好きになってしまったのだろう、真剣に悩む。
「じゃあ、行きましょうか。」唐突に当麻が言う。
「どこに?」
「ホテルですよ。別に瀬文さん家でも、いいですけど。」なぜ、そうなる。

「ホテルなんて、行かねーよ。家も駄目だ。」
「私ん家でも、いいですけど、おばあ様いるんで、不便すよ。」
「なんで急に、そういう話になるんだ。」
「急な話じゃないです。ずーっと考えてました。」
「俺にとっては、急な話だ。」
「それは、瀬文さんが、気付くの遅いから悪いんですよ。」
こいつは、本当に解っているのだろうか。
「ホテルに行くってことが、どういうことか、解ってんのか?」この問いに、「バカにしてんすか。それぐらい、解ってますよ。」間髪入れず、答が返ってくる。
考え込む。俺は、どうするべきなのだろう。
「ちっっ、ハゲ、よく聞け。」
「ハゲじゃねー。」
「聞け!!私は、瀬文さんと、したいんです。瀬文さんだから、したいんです。瀬文さんとだけ、したいんです。」
絶句する。
「そう思わせてるのは、瀬文さんです。」
当麻を、そっと抱き締めて、諦めのため息をつく。俺は一生こいつには、かなわないし、理解もできないだろう。
それでも、きっとずっと側に居たいと、思わされるのだ。

286 :
ずっと瀬文目線で、書いてみたんですけど、エロは、瀬文目線では上手く書けないことが、判明しました。
なので、当麻目線で書いてみます。
ダラダラ書いてしまって、すんませんでした。

287 :
言い訳ばっかりだけど、本当に分かってんのかなこの人……
取りあえず「上手く書けません><」とか構ってチャン臭プンプンで痛い人みたいだけど
マナーくらいは守ってほしい

288 :
>>286
書いてみます、じゃねーよw
最後まで書いてから書き込めと何度も言われてるだろ
うざいから途中でグダグダ自分語りしなくていいよ

289 :
何度も注意されてるうえに「わかりました」って応えてるしタチ悪いなこいつ

290 :
エロシーン楽しみなので、いくらでも待ちますよ!ゞ

291 :
え、つづくの?

292 :
エロさえ読めれば何でもいい

293 :
とりあえず句読点多すぎなんだが

294 :
早くエロに突入してくれ。待ってるからさ

295 :
エロを下さい

296 :
>>290
投下マナーを事前に調べようともしないクズ書き手をそうやって何も考えずマンセーするから
こういう手合いが増えるんだけどね

297 :
エロエロうっせーよw
どんだけ連投してんだよ

298 :
文句言うやつって何なの?レベル高いのを自分で投下するならいいけど、
えっらそうに語りやがって。おまえが投下しろよ。
そんで>>285はさっさと続きを投下しろよ!

299 :
内容に文句つけてるレスほとんどないだろ、よく読めよ
あと>>285は投下方法改めるつもりがないなら続きを投下しなくていいです

300 :
また楽しいスレに戻りますように…
つ○○○○

301 :
なんで続きださないの?

302 :
叩かれたからもう書く気ないんじゃない?
書き方さえルール通りにしてればそれなりに評価されたかもしれないのにね
荒らしと変わらんね

303 :
面白い切り口で斬新な当麻で楽しかった。
また読みたいから続き書いてください。
ルールはこれから守ればいいんだよ

304 :
映画も着々と進んでるし盛り上げていきたいなぁ。
誰でも良いから投下してください!

305 :
映画でどれだけ萌え要素が出てくるかわからんが、個人的にはあまり
当麻&瀬文はベタベタしないでおいて、時折なにげな〜く
「ちょっと、そういうことは既にヤってる男女でないとしないだろ!」
みたいなことをして欲しい。
当麻が瀬文の食いかけのアイス勝手に横から舐めるとか。

306 :
保守

307 :
保守

308 :
過疎ってるなぁ…

309 :
映画の公開が近付けば賑わうんじゃないの

310 :
夏の瀬文はだいぶエロそう

311 :
>>310
冷房が無いと暑くて寝れない筋肉質瀬文と、冷房が付いてると寒くて寝れないから瀬文にくっつく当麻を受信した。

312 :
でも本物の加瀬さんに筋肉は…

313 :
>>311
どちらもだんだん体が火照ってくるんですねわかります

314 :
最近流行りのガリマッチョってやつですよ!・・・多分

315 :
瀬文が寝苦しくて寝返り打ったところに紗綾が居るわけですね
瀬文のことなのでガチでビビってぶん殴るはず

316 :
瀬文はいびきががうるさいから当麻が途中でキレる可能性もある

317 :
前後の不自然さとか物語とかどうでもいいので、ただただエロさを追求したやつ読みたい。
どんなでも文句言わない。
エロい投下求む

318 :
他スレのエロいSSのエロい部分をコピーして(擬音のみがオススメ)
名前を2人にして妄想したらどうかね
不自然さを気にしないなら大丈夫でしょ

319 :
思い切って投下してみる。
>>104に感化されて3.11前に書いたものが残っていたので書き直してみました。
少しでもスレ活性化の起爆剤になれば幸いです。

320 :
『あ、当麻ですけど今からお邪魔していいすか、てかもう玄関まで来てるんで開けて下さい』
そう言うと一方的に電話が切れた。
こちらの都合は全くお構いなしに、当麻はいつも突然部屋を訪れる。
それはいつも週末で、チャイムは鳴らさず玄関前から電話をしてくる。
深夜に、チャイムを鳴らさずにくるのはこいつなりの配慮なのだろうが、その気遣いを少しは自分にも向けてほしいと思いながら、瀬文は玄関へ急いだ。
ドアスコープを覗くとキャリーにコンビニ袋を引っ掛け鼻をほじる当麻がいた。
それは魚眼で見え、まさに魚顔だな…なんて思う。
出会った初っぱなからこいつは遠慮なんて言葉を知らない生き物のように、ずけずけと人の領域に入り込んできた。
それが一体どんな思惑なのかをまるで悟ることができない態度…むしろ思惑なんて存在しないような姿に瀬文は呆れたが、いつしか慣れた。
そしていつの間にか当麻の奔放さを黙認し、それが「当麻らしさ」だと結論づけた。
飛び抜けた頭脳の持ち主であることに間違いはないしその才能も推理力も脱帽な当麻の、二面性とも言うべきこの奔放さはむしろ個性だと言える。
万人に受け入れられるものではない身なりや振る舞いや言葉遣いにしたって、味覚にしたって、こいつはかなりぶっ飛んでいる。
それをひっくるめて瀬文の中の「当麻らしさ」は形成されていた。
そしていつの間にか、当麻は「たった一つの光」になる。

深夜の玄関で、帰れ入れろ的な悶着をするつもりはないので速やかにドアを開けた。
「あ、はやい」
もっと待たされると思ったのか、当麻はキャリーを持ち直すと瀬文を押しのけて玄関に押し入った。
「何の用だ」
「え、用がなきゃ来ちゃいけないんすか」
瀬文の問いも構わず、当麻はローファーを脱ぎ捨て我が家同然に上がり込んだ。
あらぬ方向にひっくり返ったローファーを揃え、うんざりしながら後を追う。
当麻は真っ直ぐにリビングのソファーに向かい腰掛けると、持参したコンビニ袋をガサガサと広げ始めた。
「ちゃんと瀬文さんの分も買ってきましたよ、ほら」
得意げにコンビニ弁当を差し出した。
「ふわとろオムライス。瀬文さん好きでしょオムライス」
…どちらかと言えば、まぁ好きな方だった。
「そんな重いもん、夜中に食えるか」
「えー、じゃあいいですよ、あたしが食いますから」
ふてくされた顔で引っ込めたオムライスを瀬文がひったくる。
「いいよ、明日食う」
オムライスは、プラスチックの簡素な容器の中で斜めに寄ってしまっていたものだから、瀬文はそれをなんとか平らにしようと振りながら冷蔵庫へ収めた。
テーブルには買ってきたコンビニ弁当やらスイーツやらが並べられ、当麻はすべての蓋を開けると交互に食べ始めた。
部屋に様々な臭いが広がり混ざり合う。窓を開けたかったが我慢した。
瀬文へ買ったものと同じオムライス(自分の分は温めてもらったらしい)を美味そうに頬張り、お決まりの台詞を呟く。
当麻が瀬文の家にやってくる時はいつもこんな案配だった。
瀬文はただ、なぜか我が家で黙々と食事する当麻を隣で黙ってみている。
すると瀬文の前に、第二のお土産としてプリンが差し出された。
プリンも嫌いではないので、ありがたくいただくことにする。

321 :

初めて当麻を部屋に上げたのは成り行きだった。
あの日は悪酔いし、当麻に介抱されるという人生の中でも上位に入る惨めな出来事を経て、更に勢いで当麻とそういう関係になってしまった。
しかし成り行きとは言え、後悔はなかった。当麻が自分を拒否しなかったからだ。
その後、何か変わったことがあったとすれば、こうして当麻が自分の部屋を訪れるようになったことくらいで、不思議なくらい本当に他に何も変化はなかった。
週末に突然携帯が鳴る、こんな時間にかけてくるのは一人しかいなかった。
そしてこうして、そうするのが当たり前のように、当麻は瀬文宅へ上がり込んではくつろいでいる。
「…………お前、何で夜中に俺んちに来るんだ」
プリンの合間に瀬文が訪ねた。
すでに後はスイーツだけになった当麻は、小さなカップルについたクリームをカラカラと掬っていた。
「大丈夫ですよ、誰にも見られないように来ましたから」
的外れな返答だが、こいつがそんなことまで考えて行動していたとは正直思わなかった。
「…そんなことは、別に気にしてない」
「じゃあ良いじゃないですか、別に」
スプーンをくわえたまま、当麻が真っ直ぐに見つめてくる。
じっと見つめられ、何も言い返せなくなり瀬文は黙って目を逸らし残りのプリンに戻った。
時々、当麻の視線に圧倒されてしまう自分がいた。
こいつの目はいつも真っ直ぐで、何を考えているのかを見透かすような、自分が出しかねたその先も解っているような気持ちにさせられる。
『聞かなくてもわかってるくせに』
そう言われた気がした。
思い違いでなければ、単にこいつは自分に会いに来ているだけなのだろう。
二人が、お互いに口にできない言葉の間でいつもぎくしゃくとしてしまっていることは初めからだ。
口を開けば余計な言葉たちが自然に罵り合いを始めてしまう。
そうやっていつもしなくてもいい口論や張り合いをしてしまう。
だから、あえて言わなくてもいい、と当麻の目が言っているようで瀬文は口をつぐんだ。
…普通、言葉に出してはっきりした気持ちを確かめたいなんて思うのは女の方じゃないだろうか。
その時点で、何か当麻の思う壺というか負けている気がして嫌だった。
だから、つい瀬文は形勢を自分へ向かせたくなってしまう。
スイーツに夢中になっている横顔に身を寄せた。
一瞬、驚いたようにハッとして当麻が瀬文を振り返る。
こういう時の当麻の顔が好きだった。
不意のことに怯んだその素の表情に何とも言えない征服欲を感じる。
こんなことくらいで…こんなことでしか、自分は当麻より優位に立つことができない。
瀬文は当麻の唇を塞いだ。

322 :

当麻の口は甘いクリーム匂いがした。
触れるくらいの軽いキスで唇を離す。
心の準備ができていなかったようで、当麻は目を開けたままで硬直していた。
「…………まだ食べてるんですけど」
ようやく口を開いた当麻は頬を赤らめていた。
怒ったような困ったようなその顔が、可愛く見えてしまうのは重症だろうか。
「もう充分食ったろ」
そう言って瀬文はまた唇を重ねた。
今度は深く、柔らかい唇を吸い肩を引き寄せた。
触れた肩はびくりと震えたがその手をふりほどこうとはしなかった。

甘い唇を貪りながら体に手を這わせた。
気分が高揚してしまい、自分でも抑えがきかなかった。
「……っは、今日……なんか、激し…っん」
ようやく唇を解放された当麻が荒い息を吐いた。
「お前が悪い」
「あっ」
耳朶に歯を立てると小さく震えて声を上げた。
裸にした当麻の体は何かを期待しているように熱くて、それがさらに瀬文を高ぶらせた。
耳を舐めながら小さな乳房を掴み先端を摘んでやる。
「は…っあん」
小さな先端はすぐにかたく起立して、刺激すると当麻は一層甘い声を上げた。
耳朶から首筋へ、鎖骨から乳房へ、瀬文の唇と舌が蛇行しながら下りていく。
なぶるように掴み、乳房を舐め先端を吸った。
「んっ」
口に含んだそこは指で感じるよりもかたく卑猥に熱を帯びていた。
舌で愛撫しながらもう片方の乳房を柔く掴む。すでにもうその先端も起立していて、期待に応えるように摘み捻ると当麻は熱く息を吐いた。
いつもは砂漠のように干からびて色のない印象の当麻が、ベッドの上だとこんなにも艶やかに色めくとは思わなかった。
純粋に可愛いと思ったし、この姿を誰にも見せたくないと思った。
普段悪態をついているその口から同じ声で喘いでいるのに別人のようだったが、今抱いているのは紛れもなく当麻で、当麻が声を上げる度に脳が痺れ、体がうずくのが分かる。

323 :

膝を割り脚を開かせると、当麻は顔を反らした。
伸びっぱなしの髪は、初めて会った時よりだいぶ長くなっていた。
その髪で顔を覆い、嬌声が溢れる口を両手で押さえている。
恥じらう姿に更に苛めたくなる欲望が湧いて、瀬文は膝を抱え上げた。
「え?!や……あっ」
抵抗しようとするが遅かった。力で押さえ込まれた当麻の腰は瀬文に軽々と持ち上げられてしまう。
まるで当麻にその部分を見せつけるような格好にすると、瀬文はもう熱く潤んで溶け出したそこに舌を這わせた。
「っ!」
息を呑む音が聞こえ、当麻の腰がびくんと跳ねる。
触れるだけでくちくちと音がするほどに濡れたそこはいやらしく匂いたっていた。
指で押し開いて、一番敏感な部分を唇で擦るようにしてやると、抱え込んだ当麻の膝が痙攣をはじめた。
「あっ、あ、やぁ…っあ」
頭を振り、瀬文から逃れようと体をよじる。
この体勢では刺激が強すぎたのだろうと、ゆっくりと腰を下ろした。
膝を立て開かせた脚の間に身を置き、太腿を抱えるように腕を回して熱く濡れたひだを開く。
「ん………あっ」
舌を長く出し舐め上げるようにするとそれがいいようで、当麻の体から力が抜け中からは熱い蜜が溢れた。
抑えきれない声が漏れる。それがもっとほしがっているようで、瀬文は入り口に指をあてがい、ゆっくりと中へ入り込んだ。
「あ…う」
当麻の内壁は熱く瀬文の指さえきつく感じる程に吸い付いてきた。
ほぐすように、押し上げながら中を探っていく。
舌と指で愛撫される当麻は、もう自ら脚を開いてそれを感じていた。
切なそうに声をあげ、瀬文の腕を握り締める姿が愛らしかった。
瀬文の唾液を混じらせ伝い流れた蜜は、指に掻き出されてシーツまで濡らしていた。
なじんてきた指に力を入れると、当麻が体を強ばらせる。
「は…あ、あぁ、あ、ん」
指の動きに応えるように当麻が声を上げた。
瀬文は口を離すとひだに添えていた手を緩め、今度は指の腹でかたく腫れた芯を擦る。
「あっ!ああ、だめぇっ!」
腰を仰け反らせ、震える当麻の太腿が痙攣したかと思うと、びくびくと大きく何度も跳ねた。
達した当麻はすっかり女の顔になっていた。
きつくくわえ込まれたままの指をゆっくり引き抜き、肩で息をする当麻に寄り添う。
「んー……」
腕を回し抱いてやると、当麻は気怠そうに瀬文に背を向け深く息を吐いた。
細い肩が瀬文の腕の中で上下した。

324 :

力なく添えられた左手を握ってやると、僅かに指先が動いた。
白いうなじにはうっすらと汗が浮いて、うねった髪が貼り付いている。
それを解こうと触れるだけで、当麻は体を震わせて小さく声を上げた。
「……当麻」
愛おしくなり思わずその背中を抱きしめる。
敏感になった体はそうされるだけで震えてしまい、回された瀬文の腕にしがみついてくる。
髪に顔を埋めるように首筋に口づけると再び当麻は息を荒げはじめた。
…まるで蝋燭のようだと、瀬文は思った。
火をつけてやると、とろとろと身を溶かして燃え続ける。
いっそ、燃え尽きるまで溶かしてやりたい…
「ん…」
組み敷いた当麻を見下ろし、改めて細い体だなと実感してしまう。
よく警察官が務まるものだと思っていたが、ただガリガリにか細い訳ではなかった。
腕も脚もすらりとしまっているし、浮き出した骨はむしろ魅力的だ。
胸も小さいなりに柔らかく瀬文は好きだった。
いつも何の洒落気もないスーツの下にこんな体を隠している…人は見た目では分からないものだが、それをこうして堪能できる自分が何か特別な気がして嬉しかった。
瀬文はすでに充血して勃ち上がった自身を当麻の熱いそこにあてがった。
当麻が不安げに見つめてくるので頬を撫でてやると、少しだけ穏やかな顔になる。
溢れた蜜を馴染ませると、ゆっくりと中へ侵入した。
「あっ、う…」
首を上げてそれを見ていた当麻の頭ががくりと後ろに倒れた。
当麻の中はいつも初めてのように窮屈でひどく熱い。
もう何度かそうしているはずなのに、そこはまだ瀬文を受け入れることに慣れてはいない。
当麻は眉を寄せて体を強ばらせた。
「…痛いか」
「いいえ」
「じゃあ力抜け」
かたく締め付けられた入り口を突破するように、瀬文は自身を突き入れた。

325 :

「ああぁっ」
深くくわえ込まれた密着感と粘膜同士が擦れ合う快感で、瀬文の口からも吐息が漏れた。
そのままゆるゆると抜き差しを繰り返す。
当麻の表情がゆるんで、徐々に瀬文のものを受け入れることに慣れてきた内壁が潤み、動く度に音を立てはじめた。
「あ、あ…んっ、あう、あ」
瀬文の速度で揺さぶられた当麻も、感じてきたのか甘い声を上げはじめた。
当麻の赤い唇は暗がりでもよく見えた。
半開きかと思えばきつく結ばれたり、時折舌で舐めては濡れて光ったりする。
まやかしのようなそれに吸い寄せられ、瀬文は顔を寄せその唇を吸った。
「ふ……っは」
舌を差し入れると苦しそうに隙間から喘ぎ、背中に腕を回して抱きついてくる。
唇も舌も性器も、吐息まで絡ませて長い間感じ合った。
ぬるぬるした快感に背中から総毛立つようでお互いに声が漏れた。
震えた当麻が腰を浮かせてきたので角度をつけて深く突いてやる。
「あぁっ!あ、あんっ!」
当麻の声色が変わった。更に腰を反らせて瀬文を受け入れようとする。
当麻に応えるように、奥へ奥へ突き上げた。
「ここが良いんだろ」
耳元で囁いてやると素直に頷く。
快感を認めて欲しがる姿は堪らなく愛らしかった。
瀬文が速度を上げると、しがみついた当麻はあっという間にまたいってしまう。
ぐったりと胸を上下させて快感に顔を歪めた当麻の唇が、濡れてあやしく光っていた。
腕の中ですっかり自分の思い通りになってしまった当麻を翻弄している状況に満足しながら、瀬文はその唇に触れ指を割り入れる。
「んう…ふっ」
当麻は何も言わなくても瀬文の指に舌を這わせた。
深く痛いくらいに瀬文をくわえこんだそこが、またひくついて熱くなる。
既に二度も達しているのに、そこも食欲と同じように貪欲に瀬文を求めてくるところがいかにも当麻らしい。
ゆっくり腰を動かしてやると、甘く息を吐いて体をくねらせた。
恍惚の表情を浮かべて瀬文の指をしゃぶる赤い唇から目が離せない。
「…エロい顔してんなお前」
そう言われるとますます濡れてくるので堪らなくなり、瀬文は指を離すと当麻の腰を掴み今度は自分の快感を得るために腰を振った。
「んっ、はぁ、あ、ああ、あ、あんっ」
火のついた体はまたすぐに昇り詰めようと強ばって、口からは唾液と共に嬌声がこぼれた。
「あっ、ああ、あ、せぶみ、さ、ああ、あっ」
言葉にならない喘ぎの中から自分の名前を聞き、何も分からなくなるような一瞬の後、瀬文は自身を引き抜くと熱い欲を当麻の腹に吐いた。

326 :

喉の渇きをおぼえて目を開けた。
部屋は遮光カーテンのおかげで薄暗いが、細く伸びた光が部屋の中に差し込んでいる。もう、夜は明けているんだろう。
瀬文は気だるい体をゆっくりと起こした。
布団をめくりベッド下へ足を下ろす。裸足にフローリングの冷たさが沁みて一気に目が冴えた。
ふいに、振り返る。
隣には黒く渦巻いた長い髪。
伏せ寝の顔は伸ばし放題の長い髪にすっかり覆われ、この位置からでは見えない。
だが、随分と気持ちよさそうに眠っているのはその吐息から判った。
よく食べ、よく喋り、よく眠る…なんとまあ欲望に素直なやつだろう。
瀬文は、当麻に向き直るとその渦巻きをかきあげた。
穏やかに目を閉じた顔がそこにあった。
それを確認してから立ち上がると、昨夜のまま床に脱ぎ散らかした服をかき集め、寝室を出た。
部屋を出た瀬文はぼんやりと明るくなったリビングを抜けると、脱衣場にある洗濯機に抱え込んだ衣類を詰め込んだ。
スーツやらスカートやらはバサバサと払い、ハンガーに掛けてやる。
洗濯機の動き出す音を背に浴室へ入ると、熱いシャワーを浴びた。

思えば、今まで自分の中に形成されてしまった「当麻らしさ」と戦っていたのかもしれない。
目に見えている当麻しか向き合わずに、こいつの中にある部分を見ようとしていなかった。
それは、その先にいる自分と向き合うことになるからに他なくて、瀬文はそれを避けていた。
認めたくない部分があるから…当麻にかなわない自分や、本当の気持ちに気づかないふりをしている自分を。
もしあの日、初めて当麻を組み敷いた時、当麻が自分を拒否したならきっとこの気持ちはそこで終わっていて、今までと変わらない日常の繰り返しをしていただろう。
でも…あの時、当麻は瀬文を受け入れた。

327 :

静かに寝室へ入ると、当麻はまだ眠りこけていた。
ベッドサイドのハミルトンを手に取ると、7時を回っていた。まだ早い。
ベッドの端に腰掛け、缶ビールのプルタブを開ける。
今日は休みだし、もう少しゆっくり寝せておいてやろう。どうせ昨日もあの時間まで未詳にいたに違いない。

『………痛いです、時計』
昨夜、当麻にそう言われ腕時計を外したことを思い出す。
情事のあとはこうしていつも深い眠りに落ちる。
こうなるまで、当麻が熟睡している姿は見たことがなかった。
いつも何かに没頭しているか悪態を付いている当麻が目を閉じて静かにしているのは不思議な光景だった。
それが、自分の家のベッドだから更におかしなことだ。

――― あの日、勢いでベッドまで連れ込んだこの女は、自分にとんでもない言葉を発した。
「瀬文さん、あたし処女なんで痛がったりするかもしれませんけど、構わずヤって下さい。
そんであたしが抵抗しても、無理やりして下さい」
既にもう後には引けないような状況下で、当麻は瀬文の目を真っ直ぐ見て言った。
それでも嫌がられたらすぐに止めようと思っていた瀬文の決心とは裏腹に、当麻は殆ど抵抗しなかった。
慎重に慎重に挿入しても、ギチギチとした特有の圧迫感は紛れもなく処女のそれで痛ましくさえ思ったが、当麻は弱音を吐かなかった。
破瓜の痛みは相当なものに違いないのに、きつく握りしめた当麻の手は決して瀬文を制止しようとしなかった…
興奮と酔いに任せて殆ど良くしてやれないまま、当麻の初体験は幕を閉じた。
目を覚ますと腕に抱いていたはずの当麻はおらず、シーツに赤い名残が散っていた。
翌日、どんな顔をして会えばよいかも分からない気持ちのまま未詳へ着くと、デスクにはコンビニのプリンが一つ乗っていて、そのカップの下には千円札と紙切れが挟まっていた。
資料プリントの裏の白紙面を再利用したメモ用紙には、当麻の字で『シーツ代』と書かれていた。
その日からも当麻は当麻のまま、瀬文は瀬文のままで何ら変わりなく二人の時間は過ぎた。
ただ、当麻は毎週末にこうして瀬文の家に訪れる…
理由を聞く間もなく目で説き伏せられ、流れのままセックスをした。
大概、翌朝目を覚ますと当麻は既にいなくなっていた。
だから今日こうして当麻の寝顔を見つめながら、瀬文は何となく安心していたのだ。

328 :

普段と違って極端に口数の少ない当麻の意図は全く分からない。
でも、こうして毎週必ずやってくる当麻を毎週待っている自分がいるのも、悔しいが事実だった。
いつか、こいつの口から自分の欲する答えがきけるだろうか?
そう期待するのは贅沢かもしれない。
それでも、あえて口にしないでいるこの歯がゆさに胸が締め付けられるようで、瀬文はそれが何故かおかしくて、少しだけ笑った。

[終]

329 :
以上です。
スレたくさん消化してすみません。
瀬文の手を見る度にセックス上手そうと思う今日この頃w
続きも妄想中なので気が向いたら煮詰めてみたいと思います。
呼んで下さった方ありがとうございます。

330 :
久しぶりに覗いたら新作来てたーー!!
大変美味しく頂きました!
また新作出来たらよろしく!

331 :
新作キター!GJ!!

332 :
うわー!GJGJ!
ありがとう!

333 :
GJ!!

334 :
最高に高まりましターーーーーキターーーーーエロキターーー!!!

gjgj!!ネ申やね。えっろいわあ

335 :
ttp://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20110707-OHT1T00337.htm
映画キター!
このアイドルのようなツーショットはwww

336 :
背中合わせwww

337 :
やらされた感がすごいw
キャラ崩壊www
しかしスーツ暑そうだねぇ…

338 :
これはSPECよく知らない記者が仲良しコンビだと思って
指示したんだろうなww
トリックの仲間&阿部のようなもんだという知識さえ
撮った記者にあれば・・!

339 :
ttp://www.youtube.com/watch?v=gwXnpS84YEY
瀬文の笑顔がかわいいっww

340 :
保守age

341 :
保守age

342 :
保守

343 :
瀬文が当麻にヤンデレしちゃう。という妄想を受信・・・
エロ神様にタコヤキそえる 
つ○○○

344 :
ヤンデレ難しそうだけど高まる〜
8話か9話あたりでダークサイドに堕ちてる瀬文が当麻を押し倒して…とか
恐れつつも傷ついた瀬文を癒してあげたくて身を任せちゃう当麻が
だんだん感じてきて…とかだったらいいな〜書けないけどw

345 :
>>344
いい!高まる〜!

346 :
いいねいいねー
左利きとのHは多分あんまり楽しくなかったと思うので
瀬文の無理矢理ながらも大人のテクニックに翻弄されて
初めて女の歓びを知ってしまう当麻、初心な反応がかわいくて
何度も当麻の体を貪っちゃう瀬文、とかどうだっw

347 :
>>346
高まる!SS化してほしー!


348 :
>>346
いいねー!!
高まりすぎてつらい

349 :
はやく誰か書いて。ねばっこいやつ

350 :
>>346ネタのエロSS投下求む


351 :
左利き×当麻。でも実は瀬文→←当麻←左利きとか
左利きが自分の獲物を取られる事を恐れて最中に電話越しで瀬文にわざと当麻の声を聞かせる
当麻は左利きと付き合ってるからそういう事するのも当たり前なのに何かイライラする瀬文
左利きとするのも電話で聞かれてるのも明らかに嫌がってる当麻
そんな当麻を見て加虐心と征服欲が沸いて安心感も得られる歪んだ変態な左利き

352 :
>>351
うわーそれすごい読みたい!

353 :
>>351
良い!
その後、イライラムラムラしている瀬文に襲われる当麻。怒りと独占欲で抑えがきかない瀬文と、地居の時は嫌なだけなのに何故か瀬文だと物凄く感じてしまう当麻。とかあれば高まるなー。誰か書いて下さいー!

354 :
ちょwwツイッターwww
瀬文リア充とか高まるwwwww
童貞じゃなくて良かったねwwwうぇwww

355 :
これね
@spec_loc: 明日は瀬文の過去を知る新キャラクターの登場。瀬文の過去とは???? まさか、 瀬文にあーーんなことやこーーんなことがあったなんて。まあ、男も三十過ぎれば色んな過去もありますって
高まるう

356 :
超へたくそな文章でも文句言われなければ書きますが

357 :
>>356かまわん、むしろ投下求む!

358 :
wktk

359 :
>>356
待ってます!

360 :
瀬文は、知らぬ間にチイに記憶を刷りこまれていた。
チイと瀬文は友人で、主にエロい話で盛り上がるのが二人のマイブームであるー
かなり馬鹿馬鹿しいのに、瀬文は違和感を覚えながらも電話でチイの話を聞いてやるのだ。
「当麻が感じるポイントがさ」
「当麻が好きな体位が…」
「当麻がモノほしそうな顔で見るんだ。僕のをくわえるのが上手くてー」
イライラしている自分がわかり、そういう話をなぜ聞いてやるのか、分からなくなるたび、不思議といつものことなんだ、と納得している自分に戻る。
繰り返し、繰り返し…
今日もまた、チイからの電話が鳴る。
一瞬、なぜこいつと友人になったのか?と思うのだが、それはとても一瞬すぎて瀬文は気がつかないでいた。
記憶が操作されていることにー
そしていつものように、電話に出てやる瀬文がいた。
…が、今日はいつもの電話とは少し様子が違うらしい。
「ハアッハァッ、おい、瀬文、当麻のあえぎ声、聞きたいだろう?聞けよ!感じてるみたいだぜ!ハァッ」
「ンンッ、ゥンッ、ャ、嫌…電話、切ってよッ…」
ヤッている最中に電話をしてきたのは明らかだ。瀬文は一瞬でチイに嫌悪を覚えたが、やはり一瞬だけで、頭が拒否しているのだが、なぜか聞いてやらねば、と思う自分がいる。
「ン、ゥンッ、イヤ、やめ…左利き…」

361 :
瀬文は頭がなぜ混乱するのか、自分で理解出来ずにいた。
おかしな感情が瀬文の頭を駆け巡る。
ー当麻。職場でいつも顔を合わせている、あの当麻。
…あの当麻が。チイと。ヤッている。…。
イライラして、いつものチイらしい電話じゃないか、と自分を抑えようとする。…だめだ。
なぜ、イラつくのだろう。…いつもこうじゃなかったか、チイはこういう奴だけど、友人じゃないか…  

…だめだ!

ほとばしる感情は、瀬文に本当の感情を想い起こさせた。

…こいつはムカつく。俺はこいつのことを生理的に受け付けねえ!!
なんで今まで友人だと思っていたのだろう?信じて疑わなかったのはなぜだろう?
…そして当麻は、なぜあんなやつと付き合っているのか。
…あいつらしくねえ…
瀬文は電話を切ると、イライラしながらシャワーをあびた。
そのあいだ、先ほどの声が頭の中でこだました。(ン、ゥンッ、イヤ、やめ…左利き…)
…感じている、当麻の声…
いや、考えるな!
頭を冷やしたくて、しばらくシャワーに打たれて煩悩を断ち切ろうとしていたその時、玄関でチャイムが鳴った。
あわてて身体を拭き、タオルを取り合えず腰に巻き、玄関に出る。

362 :
…!!!
「何してんだ、お前」
「…きちゃ、悪いいんすか」
そこには、今までチイとヤッていたはずの当麻が立っていた。
唖然としていると、
「おじゃましますですーーー」
と平然と当麻が上がりこんできた。
「お、おい」
瀬文はあわててとめようとしたが、当麻はズカズカとあっという間にベットに座り込んでいた。
当麻の声が、再び頭を駆け巡る…(ン、ゥンッ、イヤ、やめ…左利き…)
断ち切るように頭を振り、瀬文は冷静になろうと勤めた。
「おまえ…お楽しみの最中じゃなかったのか」
「…ああ、ちがいますよ、お楽しみってよりも、儀式っすね、全っ然感じないんで」
「え……そう、なのか」
「そうっすよ、あったし、なんで左利きと付きあっってるのかさえ、たまに忘れるんですよ…でも求められちゃうと、仕方ないんで」
「…で?なんでここに来たんだ?しかもヤッてる真っ最中に」
「…ああ、それなんすけど」
当麻は、姿勢を正すと、おもむろに瀬文を見据えた。
…そして、とんでもない事を言う。
「やるんなら、瀬文さんとやりたいなと思いまして」

363 :
ドクンと心臓が跳ね上がった気がした。
瀬文の頭の中の良からぬ考えを、見透かされたような気がした。
さっき聞いたばかりの、電話越しの当麻の声が、頭にこびりついているのを、こいつは知っているんじゃないかとさえ思えた。
当麻はおもむろに脱ぎ始める。あまりに平然と脱ぐので、瀬文は思わずその手を止めさせようと掴んだ。
…!!
当麻が、、、震えている?
一瞬にして当麻の顔が赤くなる。顔をさっとそむけ、手を掴まれたまま、当麻は小さく言った。
「…優しく、してください」
…この状況下で、止めたらそっちのほうがおかしい。
瀬文は迷うのをやめることにした。

やさしく、指を動かすたび、当麻の中から蜜があふれだす。
「ハァアンッ、アン、ァアッ瀬文さッンっ…!」
凄く感じているその声は、先ほど電話越しに聞いた声とは比べものにならないほど艶めいていた。
指を早く動かしてやると、身体をのけぞらせ、止めないで、と懇願する当麻は凄くかわいくて、こいつが地位のものかと思うと我慢がならなかった。
信じられないくらいの愛液が出て、当麻が全身で感じているのがわかる。
ひくついているそこに、強く突き上げるようにしてやると、あまりの当麻の感じように、いつもの瀬文では考えられない速さで果ててしまった。
しかしそれは当麻も同じで、二回目の頂点にすっかりバテている…

364 :
翌朝、再びエッチを済ませた後で当麻が言った。
「あたし、こんな感じたの初めてです。自分の身体がどうかしちゃったのかと思いました。
左利きとのエッチは、苦痛でしかなかったのになんでっすかね。なんなら、毎日瀬文さんとしたいくらいサイコーでした。これ、病気なんすかね。でもほんと、サイコーでした。これが女の悦び?なんですかねえ?」
あまりにしゃべるので、瀬文は口をふさいでやった。「…ん、」当麻は目をとじ、再び二人はベッドに倒れる。「…ン、ン」舌をからませ、当麻は胸を揉まれながら、再び蜜があふれ出てしまった。
二回戦に突入しようとした、その時…
「どすこい電話だよ!ちぇけらっちょ!」
表示は、チイだった。二人は、顔を見合わせる。…同じ事を考えたに違いない。二人は同時ににやりと笑った。
「おい、さや、どこにいるんだよ?昨日は…」チイの声が固まった。
電話口からは、ヤッている二人の声が聞こえていた。……

終わり

365 :


366 :
GJ!
書いてくれてありがとうございます!

367 :
GJ!!

368 :
ハア、ハア…やらしいなあ。GJ!!
凄くいいです!

369 :
保守

370 :
続編がエロい想像力をかきたてる感じだといいなぁ…

371 :
処女設定が好きな方へ
処女でも血は出ないほうが多い。出てもほんのちょっと
とうまには痛い思いをさせないであげてほしい←希望

372 :
あーー…名前が360ww
>>360
こうか
間違えたすまん

373 :
そろそろまとめサイトにまとめてほしいな。
エロい人お願いします!

374 :
処女設定って上のアレか

375 :
保守

376 :
保守がてらお盆ネタ投下。
エロ無しな上に暗い、瀬文←美鈴なので苦手な人はスルーしてください。
瀬文が本気で美鈴に手を出したら志村が化けて出そうな気も。

世間はお盆で東京では比較的人口密度が低くなるこの時期に家を訪れるなんて
誰だろうと疑問に思いつつ確認した扉の向こうに立つ人影が誰だか認めた瞬間、
美鈴は自分の胸が高鳴り、一瞬の後にチクリと痛むのを感じた。
扉を開くと無言のまま、いつものように深く頭を下げた瀬文は顔を上げると
軍人のように姿勢を正し抱えていた大きな箱を美鈴に向かって差し出した。
「……なんですか?随分大きな箱ですけれど」
「盆提灯。新盆だし何かと物が入用かと思ったので」
瀬文の言葉にあぁ、と納得する。つい先日、瀬文とコンビを組んでいる
一風、どころかかなり変わった当麻とかいう女性が何やら兄が昔持っていた物が
今回の捜査に必要などと言って家に押しかけてきて無理矢理線香をあげて
いったのも、足りないものがないか探りに行けとの、この男の命令だったのだろう。
兄の後、常に気を配ってきてくれた彼らしい気遣いに「どうぞ」と声をかけ、
通れるように扉を大きく開いた。

377 :
手狭な部屋にはいささか立派過ぎる盆提灯を設置作業まで黙々と手伝い、
いつものようにお供えには不似合いなたこ焼きを備えると
瀬文は位牌の前で黙って手を合わせた。
しばらく黙って手を合わせると、深く一礼して振り返る。
美鈴の方に向き直り再度深々と頭を下げる姿に、美鈴はため息を吐いた。
「……顔を上げてください。瀬文さんの坊主頭のテッペン、
何だか最近見飽きて来た気がするので」
予想していなかったらしい美鈴の言葉に驚いたように顔を上げた瀬文が苦笑する。
「兄のは瀬文さんの所為じゃ無いって事はちゃんと分かりましたし、
それなのにこうして色々助けてもらっていることは、本当にありがたいと思ってます。
むしろ、頭を下げるなら私の方なのかも」
「そんなことは無い。志村は部下と言っても弟のような存在だった。
そんな志村のためにも、これからも何でも手伝わせてもらおうと思ってる」
「……私の兄代わりになるってことですか?」
「志村の代役なんて務まる訳が無い。それでも君が困っていて、
自分が手助けできることであれば遠慮なく言って欲しい」

378 :
真摯な眼差しってこういうことを言うのかと、黙って瀬文の目を見ていた美鈴は視線を
そらし軽く頭を下げた。
「ありがとうございます。困った時は相談させてもらいます」
「良かった。大きなお世話と言われるのを覚悟していたので」
口調を和らげた瀬文が再度志村の位牌の方に顔を向ける。
「あの絵は?」
「あぁ、私が描いたんです」
「良い表情をしているな。やっぱり同僚に向ける顔とは違う」
思わずうつむいた美鈴は髪に触れる温かい手の感触に驚いて顔を上げた。
……頭を撫でられてる?
「……すまない、つい」
「いえ、大丈夫です」
気まずげな表情で再度頭を下げ、玄関に向かう瀬文の後を黙ってついていった美鈴は
ドアノブに手をかけた瀬文の背中に向かって声をかけた。

379 :
「頭を撫でるなんて、瀬文さんにとっては、私って本当に妹みたいなものなんですね」
振り向いた瀬文の視線を捉え、これまでずっと胸にしまっていた気持ちを言葉にする。
「私が欲しいのは、兄の代わりなんかじゃ無い」
目一杯背伸びして瀬文の首に腕を回し、顔を寄せる。触れるか触れないか、
軽く唇を触れ合わせるとすばやく身体を離し、瀬文を押し退けてドアを開いた。
「今日は、来て頂いてありがとうございました」
「美鈴ちゃん」
無理矢理押し出した瀬文の顔を見ずに扉を閉める。閉ざした扉に背を預けずるずると
その場にしゃがみこんだ。
「……相手にされるわけ無いのに、何やってるんだろう」
頬を伝う濡れた感触に気付き、涙を手のひらで拭う。次に彼と会う機会があったら、
お盆の法要で疲れていて寂しかったから、つい誰かに頼りたくなっただけだと、
笑ってこの感情を否定しよう。仕事はできるようだが女心には鈍そうな彼なら、
きっとそれを信じてまた自分に笑いかけてくれることだろうから。
あの、位牌の前に置いた絵の中の兄とは似ても似つかない笑顔で。
恐らくまだ扉の向こう側に立ち尽くしているだろう瀬文に向かって、小さく呟いた。
「代わりで良いから、側にいてください。これからも」

380 :
GJ!瀬文に恋する美鈴ちゃんイイヨイイヨー
本編でもちょっと描かれると良いなぁ

381 :
GJ!
盆提灯とかいかにも瀬文さんらしくていいね

382 :
GJですた
続編では髪を切って大人っぽくなった美鈴ちゃんが出てくるそうで高まりますね

383 :
保守

384 :
スペックの能力者には
普通の人の倍食べなきゃ体力的に保たない人
普通の人の倍寝なきゃ体力的に保たない人がいる。
と言う事は普通の人の倍やらなきゃ保たない人がいてもいいはずだ。三大欲求的に考えて

385 :
>>384
いいこと言った。
職人様お待ちしております。

386 :
公式の観察メモで、瀬文と当麻のロッカーが隣同士という事に萌えたw
当麻の着替え中を瀬文が偶然目撃。
当麻の脱ぎかけの姿に瀬文がよからぬエロい気持ちになる…
という妄想をしたので銀だこ供えて正座して、職人さんを待ってます。

387 :
その設定だと、瀬文が当麻に…でしょ? 

388 :
水をさすようだが、私服警官だしロッカーで着替えなくね?
たまの制服プレイとかも萌えるけど

389 :
>>388
私物置いておく用のがあるんじゃないのか?
>>386曰く公式設定だし

390 :
>>389
すまん言葉足らずだった。
>>386ではロッカーで「着替える」設定になってたからさ…

391 :
興奮のあまりわけわからん書き込みをしてしまって、すまん。
>>388の言うとおり、私服警官だしロッカーで着替えないよなw
あと、たまの制服プレイ確かに萌るGJ!

言葉下手で本当にすいません…。気をつけます。

392 :
ほしゅ

393 :
ちょ、ツイッターで当麻の下着の話がw
しかもマッドドクターて、海野が見たんかwww

394 :
無理がある上無理に長いですが…よかったらどうぞ


きっかけは忘れた。が、自宅にそれが入り浸るようになって久しい。今日も今日とて冷蔵庫に堂々と専用のスペースを陣取っている多種多様な調味料をふんだんに使って食材をいたぶっていた。

当麻は平均週2日ペースで家に押しかけてくる。
大量の食材を食い散らかすことも、わけのわからない論文を部屋中にばらまくことも、いつしか慣れた。
ただ、悪趣味な学者か何かの抱きまくらを持ち込まれた時はさすがに蹴りだしたが。
恋人でもない男の部屋に押しかけてくる当麻の考えていることはさっぱりわからない。
ただ、自分と当麻がどうこうなるのは到底想像がつかなかったし、ほんの1ミクロンくらいは居心地は悪くはないと思わなくはなかったのである意味容認してしまったと言える。

395 :
今日の当麻は、食材を虐待した以外は比較的大人しく、床に座りこんで何かの雑誌を黙々と読んでいた。
詳しくない瀬文にはよくわからないが、普通の女性向けの雑誌のように見える。そういうのも読むのか、と意外に思った。
しかし、雑誌を読むにしてはいささか当麻は真剣すぎた。

「何読んでるんだ」
背後から声をかけると、瀬文が近づいたことにすら全く気づいてなかったのか、当麻があからさまに肩をびくりと震わせた。
「び、っくりさせないで下さいよ。」
珍しくどこかうろたえた当麻はサッと雑誌を隠した。
がしかし、その手は瀬文によって遮られた。
「何故隠す」
強引に奪った雑誌は閉じられていたが、型がついていたそのページはたやすく開いた。
そして内容を理解すると同時に、その意外さに瀬文は思わず噴き出しそうになった。

396 :
瀬文の家もなかなか使い勝手が良くなってきた。
冷蔵庫に調味料専用スペースを設けたのは正解だ。
職場からの距離は自宅より近いし、徒歩2分圏内にコンビニがある。
物が少ないため広い床は論文を読むのに最適だし、なんだかんだで食事つきというのが良い。
1マイクロメートル程度くらいは落ち着く、といった要素を入れてやらなくもない。

が、しかし迂闊だった。
あたしとしたことがつい後ろに瀬文がいることも気づかなかった。
てか、影も毛も薄いんだよハゲ。
当麻はチッと舌打ちした。そもそもここが瀬文の家だという認識はもはやなかった。
「おまえ、気にしてんのか。」
珍しくも笑いをこらえきれない、といった顔で瀬文が口を開く。
「別に気にしてねーし!返せ!」
「おまえ残念だもんな。ウケる」
フンッと瀬文が嫌味たらしく笑う。
もちろん雑誌は返されない。
瀬文の持つその女性誌の開かれたページには、
『バストアップ特集』という見出しが大きく書かれていた。

397 :
コンビニのアイスコーナーの近くに偶然雑誌コーナーがあり、そしてこれもまた偶然表紙に書かれていた特集が気になってしまった数時間前の自分の不運を呪った。
ハゲに弱み握られるとかありえねー!
ハゲはここぞとばかりに普段の仕返しをしようとしているのかやけに楽しそうだ。
「なんだと!?それセクハラっすよ!セクハラ!」
反論してみるがどうも分が悪い。

『彼氏に揉んでもらうと大きくなるって本当ですか?』(Aさん東京都22歳)
それに対して専門家はこう回答している。
『本当です。胸は揉まれることによって脳下垂体が刺激され、女性ホルモンの分泌が促進され乳腺が発達し、脂肪がつきます。』

「本当かよ」
「あーあーほんとデリカシーのカケラもないっすね!」
「デリカシーについておまえにだけは言われたくねーよ!」
「どうせ瀬文さんみたいなむっつりタイプは巨乳のお姉さんが好きなんでしょうよ!この変態!」
床に座っている当麻は、反撃とばかりにフンッとイラついた顔で瀬文を見上げた。

398 :
こんなことで怒る当麻はちょっと面白い。
「おまえ俺の何を知っているんだ。まぁ確かにおまえみたいなまな板に興味ねーな」
「カッチーン!あんたこそあたしの何を知ってんだ。あたし意外と凄いっすよ!試してみます?」
「………」
「……?」

!?
いきなり両腕を後ろに引かれた当麻は当然引力に逆らえずに瀬文のほうへ背中から倒れこんだ。
「ちょ、何するんですか…っ!」

「……試してやろうか、本当に大きくなるかどうか」
瀬文はそう言ってニヤリと笑い当麻の腕を掴んでいないほうの手で当麻の首筋を背後から撫でた。
そのまま瀬文の手は当麻の背中を辿り、腰のラインを摩る。
前に回った瀬文の手が腹部を通り、そっと胸元に触れる。
その瞬間当麻がはっと息を飲むのが分かった。
そのまま下から弱く持ち上げると、当麻から予想外に高くか細い声が漏れたので瀬文は驚いた。

399 :
思わず声が出てしまったことをぬほど後悔した。
そう思っている間に、瀬文の大きな手が胸元を緩く撫でる。
瀬文の奴調子に乗りやがって。
心の中で悪態をつく。
しかし、筋肉バカらしかぬひどく優しい触れ方に心とは裏腹に体は反応してしまう。
抵抗を試みるが腕を捕まれ固定されているので不可能だ。
着ていたブラウスの上から触っていた瀬文はいつの間にか、中に手を入れようとしていた。
「な…にしてるんですか、ほ、んと変態…!っ、ぁ…」
「…何だよ?おまえ、気にしてるんだろ?」
そうだ、これは単なる実験で、仮説を検証しているだけの行為だ。
感じるわけには行かない。
当麻はギュッと目をつむった。

400 :
やばい、と思った。
当麻の細い体は予想以上に柔らかい。
確かに胸にはり脂肪がついていないが、触れると意外なほど柔くふにふにと形を変える感触は悪くない。
そしてまさか当麻からこんな反応が返ってくるとは思いもよらなかった。
まるで別人のように、少し触れるだけで肩をびくんと揺らす。
声を出すまいとしているが乱れてくる息遣いがエロかった。
顔を覗きこめば耐えるように目をギュッとつむり、頬は紅潮していた。
たまらなくなって、当麻のブラウスを捲り上げ、中に手を入れ、下着をずり上げた。
捲り上げたブラウスの隙間から覗く、あらわになった当麻の胸を見て瀬文は言いようのない興奮を覚えた。
未発達なそこは、透き通るように真っ白で、ぷくりと立ち上がったまるで少女のような桜色の先端に目を奪われた。
その回りを指でなぞると当麻はまた熱っぽい吐息を吐く。
なんだかとてつもなくイケナイコトをしている気分に襲われた。
だいたい自分はいわゆるそういう趣向では全くないし、第一相手は当麻だ。
だがそんな思いとは裏腹に、瀬文のソコはすでに熱く硬くいきり立っていた。

401 :
「…はっ…ぅ…」
瀬文のくせに慣れた手つきだ。
体に力が入らず、完全にされるがままだ。
腕はいまだに拘束されているが、例え今離されたとしても抵抗は不可能だろう。
当麻の脳機能はふやけて麻痺していた。
瀬文は片手でゆっくりとした手つきで緩急をつけながら当麻の胸を撫でまわす。
しかしどういうつもりかあえて敏感な先端には触れず、まわりをゆるゆると揉む。
当麻は焦れていた。
「…せぶ、みさ…ん」
「なんだ」
「……も、…っ、…なんでもないです」
もっと触ってほしい、だなんて言えるはずがない。
瀬文が背後でニヤリと笑った気がした。
「あぁ…っ…!」
何の前触れもなくツンと立ったそこを弾かれ、当麻は自分でも予想外に高い声をあげてしまった。
「っあん…ぁ、…あっ…」
瀬文はあれ程触れなかった乳首を、今度は執拗に責めだした。
「ゃん…、っはぁ…やだ…」
「何が嫌なんだ?」
――触ってほしかったくせに。
耳元でそう囁かれ、自分でも顔が真っ赤になったのが分かった。
後ろを振り向くと、熱っぽい欲情を宿した瀬文の目と目が合った。

402 :
当麻はこんなにも可愛い女だったのか。
いつも減らず口ばかりたたく口からは、我慢しきれなくなったのか当麻からとはにわかに信じがたい艶っぽい声が漏れ出る。
「んぁっ…や、ぁあ、っ!」
瀬文は当麻の可愛らしい乳首をつまんだり、こね回す。
その度に、いちいち返ってくる反応が瀬文の理性を溶かす。
横顔から覗く、意外にふっくらとしたその唇にキスしたい。
このまま押し倒して、全身にむしゃぶりついて、それから…。
そこまで考えて、ふと我にかえる。
俺とこいつは別にそんなんじゃないし、だいたいこれは揉むことの効果を検証しているんだ。
ちょっとからかってやるだけのハズだった。
このままでは、まずい。
当麻から手を離そうとした瞬間、何故か振り向いた彼女と目が合った。
今にも涙がこぼれ落ちそうなほど潤んだ瞳を見た瞬間、瀬文の理性はいとも簡単に崩れ落ちた。

403 :
紅く色づき濡れる、半開きの当麻の唇に吸い寄せられる。
今まで燻っていた火が一気に燃え上がって爆発でもしたかのようだった。
柔らかく甘いそれに眩暈がしそうだ。もっと深く探りたくて当麻をこちらに向かせ、やや強引に舌を捩込む。
舌の動きに必にこたえようとする当麻が可愛い。こんな当麻は絶対に誰にも見せたくない。何よりも当麻も自分を拒否していないことが嬉しかった。愛しさと欲情が溢れかえり、もう歯止めがきかなかった。

404 :
ピンポーン

ピンポンピンポーン

「………」
「………」
こんな時間の訪問者に心当たりはない。
距離が殆どゼロに等しい当麻を見遣ると、目を逸らされた。
「…当麻」
「……そういやピザ頼んでたの忘れてました」
やはり当麻は当麻だった。
ただ、ピザ屋のおかげで勢いで抱いてしまわずに済んだ、ともいう。
二人だけの世界から強制的に引き戻され急速に理性を取り戻した頭で思った。

こんな奴でもやっぱりちゃんと大事にしたい、とか思ってしまった自分を笑い、とりあえず殴ってピザを受け取りに玄関先へと向かった。
(END)

405 :
GJ!
寸止めかよー
続き期待

406 :
GJ!
同じく続き期待

407 :
同じくーー

408 :
同じく待機!

409 :
俺なんかはあまりがっつりシーンが書けないから寸止めにしちゃう事よくあるなあ
だから続き期待されると嬉しい半面どうしようと思ったりもするw
もちろん引っ張りで止めてる場合も多々あるんだろうがねw
>>394氏がどっちかは知らないけど、久々の投下ありがとうございます。

410 :
ほしゅ

411 :
ttp://news.walkerplus.com/2011/0916/12/
三角関係キタコレ

412 :
当麻がSITするんですね!

…すみません。

413 :
>>412
不覚にも・・・

414 :
保管庫更新されてたの知らなかった!
管理人さんGJ

415 :
保管ありがとうございました
続きを他でやっているSSがありまして
それだけ削除させてもらえますか?
せっかく編集して頂いたのに申し訳ないです
他職人さんの素晴らしい作品のUP、ありがとうございました

416 :
了解
および保守

417 :
>>415
まとめ管理人です。対応遅れてごめんなさい。
編集されて、「移動」となっていたSSが削除対象ですよね?
ページごと削除しておきましたので、確認お願いします。
現在多忙で時間がとれないんだけど、そのうち削除依頼ページとか作りますね。
ぐだぐだな管理人ですみません…


418 :
>>417
こちらこそお手数かけてすみません
確かにそのページです
ありがとうございました

419 :
>>415
それはどこで読めますか?

420 :
>>419
宣伝になるため、場所は控えさせてください
申し訳ないです

421 :
何とインターネットで検索したら出て来ますか?

422 :
>>421
題名でググると出たよ
まとめwikiのページ一覧に無いやつを
探す方に時間がかかった

423 :
>>422
自分も読めたよ。
気になってたのでサンクス!&保守

424 :
題名教えて

425 :
好きなのでググってみたら
当たったらラッキーって感じ、気長に頑張って

426 :
めんどくさ
さっさと教えりゃいいのに

427 :
確かにめんどくさいけどスルーすれば良いよ
>>424は題名も調べる気が無いからな…
本当に読みたいとは思えない
教えたら「これじゃない!」と逆切れしそうで
わざとやってるんだと思った>>425
作者が嫌がってる事だしこの話題は終了でいいよ

428 :
保守

429 :
ほしゅ

430 :
保守

431 :
保守
当麻はもっとエロい事をされるべき

432 :
>>431
例えば!?

433 :
ちょっと無理矢理っぽい展開のを見てみたいが
瀬文が当麻にそういうことをするシチュが思い浮かばん

434 :
瀬文は基本無理矢理とかとは無縁そうだしな。
だけど当麻相手に限り、切羽詰まって強引に襲えばいい。

435 :
天での撃ち合いに至る展開がどうなるのか気になる
内容によっては性的な意味で美味しい話にできそうだ

436 :
ほす

437 :
瀬文さん、お握り握ってる場合じゃないっす

438 :
ほしゅ

439 :
>>437
当麻の小振りなおっぱいを握れと?

440 :
保守

441 :
小振りっていうかガリガリ

442 :
初めてきたwikiも見てきた
こんな俺得スレがあったとは
GJすぎるぜ

443 :
ほしゅ

444 :
保守

445 :

              _,-ー.:.                         
           /    _〉                     .r''~~ヽ      
           ,/`   /゙′               ,,,,r!''l  /′  ゙ヽ    
       ,/    /                 _,,ィ・″  .| /  Λ  ゙i、   
     .,,r'°  _/             _,,r‐''″  _,,,,-t/   / ヽ   ゚!、  
   .,r''’  ∠--ー---─-、    ┌・'”   ,,,,r‐''"`  /   /    ゙i、  .`,
  .,.r'"             ,〉    │   f ゙゙      /   /      ヽ  ゙!
  _、、.,,,、:_、、、-―ァ__∠_,,,,,,,,,,,,,」   L,,,,,,____,ヘ_./7__/       ゙ ̄′
   `-'″    ../└ーァ丿 /\◎  [][]/7 ∠r‐-ァノ            
          .ノ    / < </ \\ ┌-ノノ─┐ /ノi、    √`゙.〉   
      .、,,,-"  .,,rヘ/\>  / ̄.T   l `~   '゙く/  ゙l,   /  /  
      ,彡   .,r″ l:    ,,r'"   .|  │       ゙l,、  ゙% /  /      
    .彡丶`  警視庁公安部公安第五課,_      ゙l,,   ∨  /   
   < `  .,,l″   .]"  {        `\,, `""`゙ヽ.    ゙l,     /       
    `'‐、,,r″    .|   未詳事件特別対策係事件簿 '!,、  /     
            `'“`"″           \_,,,,,/    ‘''・″   

446 :
映画では瀬文当麻はなかなか伐な感じになりそう
ぜひその後仲直りHで高まってもらいたいw

447 :
>>446
高まる。

映画の予告動画の当麻
「サービスしまっせ」
是非とも瀬文にサービスを

448 :


449 :
保守
書いてみたいけど上手に書けるかな・・・

450 :
>>449
ぜひ書いて下さい

451 :
>>449
正座待機してます!

452 :
>>449
楽しみにしてます!

453 :
保守

454 :
ほしゅ

455 :
あけおめ

456 :
あけおめです
姫初め瀬当を期待してみる

457 :
姫初め高まる!

458 :
ほしゅ

459 :
ほしゅ

460 :
保守

461 :
雪降ってると前スレの「白と黒の記憶」思い出す
神様くるように銀だこお供え
つ 〇〇〇〇

462 :
読者の好きなSSアンケ!の再来か…
特定のSSのみを持ち出すから
胡散臭さが滲むんだよね

463 :
SSの名前、なんでか()いつも一緒だあね。
こう言う意見も自由。
ただどっちかというと、本編のテイストとは違うというか。
エロパロだから、どんなSSにも好き嫌いはある。
荒れないようにしよう。

464 :


465 :
瀬文が「オレに子供があぁぁ〜!!」て叫んでたw

466 :
ほしゅほしゅ

467 :
中の人インタビューで瀬文当麻ラブ展開思いっきり否定されとったww
SPEC以外でもこの二人で恋愛ものとか気持ち悪くて考えられないよねとか
言いつつ、当麻が瀬文を他の人に取られそうで嫉妬するとか何ですかその複雑さww

468 :
2人、カラッとした感じだからな

469 :
植Pインタビューの釣りっぷり(このスレ的に)が凄かった
「当麻が本当の意味で心を許せるのは瀬文だけ」みたいなことが
書かれてて妄想が…ラブにならないといいつつ何それ
そんなこと言われるとますますこの二人ヤリまくらせたくなるな

470 :
とにかく妄想で補完しろということだな
「心を許せるのは瀬文だけ」=「体を許せるのは瀬文だけ」のはず

471 :
瀬文は女心が分からないとか言ってた植Pw
あーしかし当麻にとっては切ない展開になりそうだなぁ…
瀬文、当麻抱いてやれよ…

472 :
抱いてやれよ…友達かw

473 :


474 :
ハァハァハァ
激しい後背位に息も絶え絶えの当麻が漏らした言葉
「瀬文さん・・・たまには違う体位にしません?」
瀬:「却下だ」
当:「なんでですか?何罪ですか?性交法違反っすか?オービスなんかないっすよ」
瀬:「お前の息が臭いからだ、ほかの体位では顔が近づいてしまう。」
当:「か、か、か・・・」
瀬:「どうした?」
当:「カンガルーキーック!」
かべまで吹っ飛ばされる、瀬文、すばやく拘束する当麻
当:「このクソボーズ・・・。いまから餃子10人前デリバリしてニンニク臭MAXにして正常位で犯してやるから覚悟しろー」


475 :
ドラマ4月1日!高まる!

476 :
当麻の夏服セーラー服に袈裟姿の瀬文と
煩悩を刺激するネタが…

477 :
ほしゅ

478 :
翔新予告が当麻→瀬文すぎて萌え禿

479 :
ほしゅ

480 :
投下します
携帯からなので見にくかったら申し訳ありません
誰か見ているのか…?

その日は依頼されていた事件が解決し、依頼主である老夫婦がお礼にと、まるで屋敷のような自宅で食事を振る舞ってくれるというので、当然のように食いついた当麻と共にご馳走になった。
地下に専用の貯蔵庫を作っているほどワイン好きな夫婦に薦められるがままに呑んだそれははかなりうまくて本数がかさんだ。
気のいい依頼主に見送られ呼んでもらったタクシーに乗り込んだ。
「センパーイ!コラ、瀬文!起きろ!」
当麻にガクガク揺らされて目が覚める。どうやら車内で寝ていたらしい。
立ち上がるとなんとなく足元がふわふわした。
気がついたら当麻に肩を支えられ部屋の前にいて、何故家を知っている、とかそういやコイツわざわざ送ってくれたのか、とかがぼんやりとよぎったが、なんだか気分がいいので考えるのをやめた。

481 :
「鍵どこですか、酔っ払いハゲ」と聞かれたので軽く殴って鍵を差し出した。
部屋に入ると、ベッドに座らせられ、上着を脱がされ、水を与えられた。
俺はベッドを立つ気にはならず、ぼんやりと浮遊感を楽しんでいた。
珍しくも当麻がかいがいしく世話を焼いてくれたことに何とも言えない感情が沸き上がる。
やはり気分が良かった。
「少し飲み過ぎたか…」
「瀬文さんも酔っ払ったりするんすね」
そう言って当麻にもう一杯水を渡された。
水がうまい。
「…てかなんでお前平気なんだ。お前も相当飲んだだろ」
「あたし超ーー強いんで☆」胃袋だけでなく肝臓も普通ではないらしい。
ドヤ顔の当麻を殴りたかったが、世話をかけたことに免じて我慢した。
「じゃ、タクシー待って貰ってるんであたし帰りますね」
当麻は俺にかまけて床に放り投げていたキャリーを拾うと、身を翻してドアのほうへ向かった。
「おい、待てよ」
「?」
当麻の背を見てふと引き止めたくなって咄嗟に声をかけた。
ドアに向かおうと部屋の廊下に出たところで当麻はキョトンした顔でこちらを見る。
やっぱ魚顔だ。
その魚が帰るのが名残惜しいなどと思ってしまうのは、相当酔っているのか。
「なんすか?」
俺は廊下まで歩き、手でこちらに来いというジェスチャーをする。
素直にこちらへ戻ってきた当麻の肩を引き寄せ、廊下の壁に押し付けた。

482 :
訳がわからず一瞬身構えた当麻に覆い被さり、すっぽりと腕の中に捕獲した。
驚いて少し上を向いた、ぽってりとした唇に自分のそれを押し付け、数秒触れて離す。
呆然とした顔の当麻と目が合う。
「…おやすみ」
なんだか居心地が悪くなってぼそりと呟いた。
当麻の顔がみるみるうちに紅く染まってきたのを見て、今の自分のどうかしている行動が物凄く恥ずかしくなってきた。
「じゃあな」
とそっけなくドアを閉めようと当麻の身体を外に押し出そうとしたが、急に当麻が俺の服を掴んだ。
「なんだ」
「瀬文さん…今のもう一回して下さい」
投下された爆弾に思わず体が固まった。
当麻を見遣ると、頬をほんのりと紅潮させ、少し潤ませた瞳でこちらを見てくる。
さっきまでは妙に大胆な振る舞いができたが、今度は少し躊躇いがあった。
しかし、大きな瞳で見つめてくる当麻にゆっくりと吸い込まれるように顔を近づけ、唇を重ねた。
そっと弾力を確かめるように触れ合い、ゆっくり離す。
どこもかしこも薄い印象の当麻の唇は意外なほど厚くて悪くない、というよりもかなり気持ちいい触れ心地だった。
二人で目線を離すことができない。
当麻が俺の服をキュッと握ってきて、その部分が痺れるように熱くなった。

483 :
もう一度、磁石が引き寄せられるように唇を重ねる。
下唇を軽く食んで、柔らかさを楽しむ。
当麻が無意識だろううちに少し口を開いた隙をつき舌を滑りこませ、触れ合わせる。
背筋にぞくりと電気のような感覚が走った。
ぎこちない動きの当麻の舌を追いかけ絡めとる。
徐々に激しさを増す舌の動きに「んっ…んっ…」と声を漏らす当麻の声が耳にぞくぞくと響く。
かわいい。
普段の悪態からは考えられないほどかわいい。
舌で唇をなぞったり口の中を探る。舌の裏側を撫で上げたり、前歯の裏を強く擦ってみるとびくんと反応が返ってくる。
いつの間にか、俺は両腕で当麻を抱きしめて、自分に強く引き付けていた。
「はっ…ン…ン…っ…」
絶え間無く漏れる当麻の艶めいた声を聞いて当麻も感じているんだ、と頭の隅で思う。
閉じていた目を薄く開けると、真っ赤で今にも泣き出しそうな当麻の官能的な顔が映り、酒では全く変わらないコイツの顔を自分が染め上げていることにひどく満足感を覚えた。

484 :
途端、当麻の膝がガクッと折れて俺になだれ込むように床に崩れ落ちた。
唇は離れ、お互い息が上がっている。
自分の口から当麻の口の間に、唾液が長く糸を引くのを見て急に我にかえった。
今廊下で当麻と抱き合っているこの状況に後悔はなかった。が、完全にやりすぎた。
ほぼ残っていなかった理性のカケラを総動員して、慌てて力の抜けたような当麻を立たせて、下で待っているタクシーまで連れて行く。
当麻も、何の文句を言うでもなくされるがままについてきてボソッと「…おつかれやまです」と呟き帰った。

何でこんなことになったんだ。
自室に帰ると今更ながら心臓の早鐘が体中に響く。
酔いなんていつの間にかどこかに吹っ飛んでいた。
脳裏には先程までの当麻が焼き付いて離れない。
いい年して、キスでこんなにも余裕を失うなんてありえない。
しかもあの当麻相手にだ。
でもあのまま続けていたらもう自分を止めれなかった。
…その先に進んでいたのか?…当麻と?
抱きしめた時の体の感触がまだリアルに残っていて、思考がなんだかマズイ方向に向かいそうだったので邪念を払うが如くシャワーを浴びた。
《終》

485 :
以上です。
読んで下さった方、ありがとうございました。
エロなしで申し訳ない…。
翔、天でまたここが盛り上がることを期待しています。

486 :
見テタヨー
乙です。
早く続き続きり

487 :
久しぶりの投下に高まりました。ありがとう!!翔&天もあと一月切ったし楽しみ。

488 :
海野先生エロい

489 :
投下ありがとうございます!
文章が上手くて十分エロかったです
その後の展開が気になります!

490 :
>>485
乙です。
キスシーン、エロくて良かったです。
続きお願いします!

491 :
おつ

492 :
ノベライズ読んでかなり高まった

493 :
翔のラストは萌えた

494 :
感覚のない左手、ちょっとエロいことを想像してしまった

495 :
ひたすら左手を攻める瀬文。
感覚ないはずなのに何故か感じてしまう当麻。

496 :
あのラスト、吉川君で大ショックがなければ
二人は普通に結ばれたんではなかろうか、本編でも。
そして赤パンツを脱がす瀬文。

497 :
>>496 確かにそうかも。天に期待。

498 :
「…赤かよ」
「あぁん?赤の総レース履いてちゃダメですか?何罪ですか?柴田とパンツの色カブってる罪ですか!?」
「柴田って誰だ」
「知らないんですか瀬文さん。真山さんとは共演してるくせに」
ごめんスレ汚しごめん

499 :
パンツ見た海野先生踏みつけた瀬文、嫉妬してるよねw

500 :
SPを元に誰か書いてくれないかな

501 :
もう完全にイチャイチャ馬鹿ップルになってるよな

502 :
ラストの左手ニギニギに泣けた。

503 :
海野×当麻
海野×女王
女王×サトリ
サトリ×女王
萌え所がいっぱいあったな。
特に女王みたいな詰めが甘いテンプレ悪役キャラ好きだw
あとCPじゃないけど陽太のねえちゃん呼びと、ちっちゃい口喧嘩に萌えた
当麻に協力してた所は燃えた。
女王が当麻と陽太の後ろに瞬間移動した時の緊迫した「ねえちゃん!」にも燃えた

504 :
ときどきあるけど、回想シーンを挟みつつ、それ前提に会話進めてくれると、実に萌えるなぁ…。


505 :
>>494
「ちょ・・・何するんすか」
「いいから触れ」
「これって猥褻罪じゃあ無いんスかね?」
「当麻の左手・・・暖かいし、気持ち良いな・・・」
「えっ?何か動き早くなって来てませんか?」
こんな感じですかわかりません( ´q`)

506 :
女王と手を組んでた神戸の互いに腹でいろいろ考えつつの
援交チックな関係というのも良いかと

507 :
>>505
そんな感じいいと思います。

508 :
職人さんは天待ちかな…とりあえず天まで見ないと
描きたいものも描けないよね…
自分も天待ち
うおお映画高まる…

509 :
瀬文さんんじゃわないか心配

510 :
今日から映画〜

511 :
ブランチで見た映画予告の喧嘩が相変わらずで笑ったわ
バカ喧嘩したり瀬文が「当麻!」って叫んでるだけで萌えるね
映画楽しみ

512 :
違うとは思うけど、天ラストはちゅーしてるわけじゃないよね?

513 :
翔見て冷泉×当麻に目覚めた
犬のように当麻にベタついててワロタww海野も感じ良かったしエロかったし
空白の一年に何があったんだよ・・・
っつーわけで瀬文と最中の時に当麻がうっかり左手から召還して3Pや4Pに発展する話くだせぇ

514 :
>>513
その辺booster bookを読むと監督の種明かしが書いてあるよ
非常にエロパロ向けな理由だったw
天でちょっと添い寝っぽいシーンに鼻血出るほど高まった

515 :
ドラマと映画観た。書いてください!楽しみにしてます。

516 :
ポスターの体ポーズで寝るのは本編では一切でないのな

517 :
発売中のSteadyで戸田加瀬コンビがインタビューされてて、
当麻と瀬文の関係について
女性誌だからかここでは割と恋愛寄りな目線で語ってた

まぁ公式ではほんと性を越えた絆、
一生の腐れ縁ってところでギリギリ止めといてほしいですね
ラヴはここで補填するw

518 :
天バレちょっとだけ



最後に餃子臭かったのは、チューした?から??

519 :
天見た感想…
当麻、瀬文の事好きすぎじゃね!?
映画館の床でバタバタゴロゴロしちゃいたいぐらい萌えてしまいやした

520 :
≫517
わかる。でもハグくらいはみてみたいのが親心
≫519
思った!むしろ、素直に自分の気持ちを認めてるくらいのていに感じた。
当麻の「はい・・・」という声がしおらしすぎてニヤニヤしちゃいました。

521 :
映画と公式本バレ

添い寝っぽいシーンに萌えた。あのシチュエーションは卑怯だ…不覚にもクソ萌えた
翔で冷泉と海野が当麻萌えになってた理由もおいしすぎるわ。まさにエロパロ的に

522 :
天バレ




瀬文が里子に当麻の名前出されてうろたえるところとか美味しいですねw
翔から天の間に当麻とデキてしまってたと勝手に脳内補完しておく
冒頭のフィギュアでどうこうは単なる痴話ゲンカ
ママゾンで買った頭巾かぶせてあげるのも彼女としての思いやり
これで取調室での当麻の異様なイライラも説明が付くぜ!

523 :
>>翔から天の間
そう思う。
きっとそうだ。

524 :
誰か翔から天の間を補完しろください

525 :
人気投票するようなスレってことで
逃げた人が多いんじゃ?
補完タイプの召喚とか無謀だぞw
自由にやってもらいなっせ

526 :
天バレ



腕枕はあはあ
おいしかったですごちそうさま

527 :
>>525
人気投票なんか誰得だよ
言い出したやつ一人で頭ん中でやってろボケカス
神々が一日も早く降臨しますように…

528 :
>>517
kwsk

529 :
公式本、すっげー見応えありました!
未詳の日常とか妄想の肥やしになりそうだ。

530 :
職人さんも仕事の都合で天がまだ見れてないってのもあるし
気長に待ちましょう〜
天バレ


里子に当麻の名前を出された時のうろたえ方が尋常じゃなかった
瀬文に萌えた。
でも瀬文は当麻みたいな女性が自分を男として好きだなんて
全く思いもしないだろうから…この二人どうなるやらww

531 :
天バレ
「瀬文さんがそっち側だからだろ?」←台本正確ではないです、スミマセン
というニノマエの言葉に、当麻が本当はカッとなりたいところを
できるだけ表情を変えずに保とうとしている雰囲気がした。
ずっと当麻をチェックしているニノマエからの言葉だから重みがあった。

532 :
当麻が姉ちゃんだと判明する前から、とっくに瀬文が逝ってる機会が何度もあったのに、何気に助けてるニノマエ…。
ニノマエ&瀬文でエロパロできそう…。

533 :
>>531
天バレ



「姉ちゃんも意外と女だね」ときて映画館で気が遠くなりそうだったw
弟にこんなツッコミされるとか瀬当あからさますぎw
当麻の能力の暴走はエロい事をして抑えればいいと思います。

534 :
ニノマエ→当麻の一方的な執着心バリバリな片思いとか見たい
姉弟でとか引く…と瀬文は嫌悪しそう
その後、当麻に対する心配とかイライラとか、何より執着心が自分の中にもある事に気づいて
冗談じゃねえあんな餃子女…と瀬文

535 :
天バレ
最後は病棟でプロポーズだってことで間違ってないですよね?
自分におきかえたら、あんな言葉、愛してなければ出てこないですよね?

536 :
上に出てた翔と天の間を書いてみたんですが、
初心者なもので乱筆はご容赦ください。

ぱちん。
寝ているとばかり思っていた顔を覗き込んだ途端、
当麻の大きな目がぱちりと開き、目が合った。
気まずい。
そう思う暇も与えず、当麻は真っ直ぐに自分を見据えて言う。
「なんすか」
「いや、何でもない」
「寝てると思いました?」
「誰だってそう思うだろ」
顔を背けても、当麻の視線を痛いほど感じる。
いつからだろうか。
あの大きな目が自分の姿を捉えるたび、
喉の奥のほうでくすぶっている何かが
頭をもたげてくるような気がする。


537 :
吉川の突然の、神戸と久遠が忽然と姿を消したこと、当麻の左手の温もり。
全てがめまぐるしく過ぎてゆき、
ただ信じられるのは己の身体に刻まれた記憶のみだ。
真実なんて曖昧な記憶の集合体にすぎない、
すぎないが、それでも自分たちは真実を求めてひた走る。
自分と、当麻は。
小用を足して未詳部屋へ戻ると、
仮眠スペースで当麻が横になっていた。
近寄ってみれば、すう、すう、と規則正しい寝息が聞こえる。
枕元には、家族の写真。
事故でんだ両親、あの日倒したはずの幼い弟、そして……なんだこれ。
ツインテールにセーラー服かよ……。
ともあれ、当麻の抱えている闇は計り知れず、
胸が締め付けられるのだった。

538 :
そこで不意に目を開けられたものだから、
思わず顔を背けてしまったのだ。
「なんでそっぽ向くんですか?なんかやましいことでもしたんですか?
あ、寝込みを襲おうとしたとか?」
「襲うか。気持ち悪い」
「なんで?」
当麻は仰向けのままで、足先を絶えずピコピコと動かしていた。
なんで?
そういう返しは想定外だった。
あらかた、そうですよねーキモいキモいキモいキモい、ウナ肝!砂肝!
瀬文さんとそんなことになるなんてありえないっすよー、
なんてベラベラと捲し立てるはずだった、なのに。
次の言葉が出てこない。

539 :
「この手」
当麻は、手首から先が動かない左腕を
高々と上げ、ぶらぶらと揺らしながら言った。
「瀬文さんに、救われたんです。
この手が温かいか冷たいか、あたしにはもうわからない。
でも、瀬文さんがこの手に触れてくれたから、あたしは救われたんです。
でも、ひとつ残念なことがあって、
あたしは瀬文さんの体温を感じてないわけじゃないですか。
もったいないなぁ、なんて思ったりしちゃったわけですよ」
当麻にしては、いささか回りくどい言い回しだった。
真意を図りかねて視線を合わせるやいなや、
当麻はすかさず天井を見上げた。
こいつ、まさか照れているのか。
当麻に限ってそんなことが?
困惑する自分をよそに、
餃子臭い女はすっかり黙りこんでしまった。
足先は常にピコピコと動いているし、
左手はぷらんぷらんと揺れている。
なんとシュールな光景なのだ。
と、感心している場合ではない。
「当麻」
呼びかけると、肩がぴくりと震え、
忙しく動かしていた足先は止まった。
左手だけが、だらしなく揺れたままだった。
それは悲しくもあり、愛おしくもあった。

540 :
「当麻」
もう一度名前を呼んで、左手を掴んでやると、
あのとき感じた温かさが蘇ってくるようだった。
そこに感覚はないはずなのに、
当麻の身体が次第に硬直していくのがわかる。
動悸が聞こえる。
動かない左手を右手で掴まえたまま、
仮眠スペースの小上がりに足をかけて当麻の上に馬乗りになった。
左手で髪を撫でてやると、
びくりと可愛い反応をするも、不服そうな顔をした。
「何だ」
「だから、そういうのじゃなくて」
「どういうのだよ」
「女に言わせる気っすか?」
「言えよ、ホラ」
「瀬文さんがいじめるぅー」
「本当にいじめてやろうか」
「え、マジすか」
少し焦ったような当麻の表情が、ますます嗜虐心を煽った。
こんなシチュエーションでも、当麻は当麻だ。
茶化したりブリッコしたり強がったり、
くるくると表情を変え、そして餃子臭い。
唇を合わせたとき、そのことを嫌というほど思い知らされたが、
今は当麻の望みを叶えてやるほうが先決だと諦めた。

541 :
ぽってりとした唇はしっとりと吸い込まれるようで、熱を帯びていた。
しばらくはその感触を楽しんでいたが、
当麻は緊張しているのか慣れていないのか、
目も唇も固く閉じられたままだ。
それなら、と強行突破を試みると、目を丸く見開いて少し抵抗した。
「その顔は反則だぞサカナちゃん」
「んだとこのハゲ!」
勢いよく開いた当麻の唇をもう一度捕らえ、
こじ開けて弄んでやると、ようやく艶っぽい吐息が漏れた。
餃子臭いのも気にならなくなり、
当麻の頬が目に見えて火照ってきたころ、すっと身体を離して言った。
「俺の体温、ちゃんと感じられたか?」
当麻は潤んだ目で見上げると、恨めしそうに言ってのけた。
「いや、全然足りないっす」


以上です。お粗末さまでした。
神お待ちしております。

542 :
>>535
普通に考えたらプロポーズ級の言葉だけど、『欠』の事考えると2人に恋愛とか結婚をガチで盛り込むのはむずかしそーな気がする
※明後日、日曜日当麻&瀬文揃ってTV出演らしいっす

543 :
>>536
神キターー!
ありがとうございます!
よかったっす!

544 :
>>536
高まりましたああああ!!
思わずBoosterBook広げちゃいました!!
瀬文が乗っかる前の当麻がいますよね〜!
>>544
情報ありがとうごじゃいますえ

545 :
>>536
ありがとうございました!キャッ!!

546 :
4/15(日)夜23:50〜(TBS)「アシタスイッチ」
戸田恵梨香×加瀬亮
「内面から輝く理由」が明かされる、2人きりのトーク番組
だめだ、「2人きり」という言葉だけで萌えてしまう自分は
末期かもしれん…

547 :
パンツ覗いた海野を踏み付けてたけど、瀬文さんみたいなハゲでもヤキモチ妬くの?

548 :
誰がハゲじゃオラァ

549 :
>>536
つ、続き待機しても良いですか…!?

550 :
瀬文さんみたいな筋肉バカでも元カノいたんすね

551 :
誰が筋肉バカじゃゴルァ

552 :
特に筋骨隆々ってわけでもないのに、いつまでも「筋肉バカ」と登録されてる瀬文が不憫だわ…。

553 :
>>528
戸田「瀬文と過去付き合っていた里子が出現したことによって、
当麻の女のコの部分が出てくるんですけど、
彼女は鈍感なので自分の気持ちに気付いてない。
そこがまた可愛いんです(笑)」
とか、他メディアのインタビューでは二人の恋愛関係否定するような回答が多いのに
ここでは『そういう感情もなくはないけど素直になれない二人』
的なニュアンスで答えてました

そもインタビュー内容が「ストーリー展開と共に、最高に気になるのが当麻と瀬文の関係。同士愛なのか恋愛なのか!?」ってテーマです
読んでみるとよろしいかと

554 :
神待ち燃料投下します。
当麻のスペックの有無つじつま合わないんだけど、
そこはエロパロ補正で見逃してください!


荒い息遣いが未詳部屋に響く。
打ちっぱなしのコンクリートはひんやりとしていて、どんな些細な音をも反響させてしまいそうだ。
その非日常感に、ふたりは夢中になっていた。
引き締まった筋肉に汗ばんだ肌、慣れない当麻をところどころ気遣い、優しい口づけをくれる。
行為中の瀬文は、当麻にとっては嬉しい発見だった。
ゆっくりと当麻の中に瀬文が侵入する。
圧迫感と満足感を同時に感じながら、当麻は柄にもないことを思った。
このまま時が止まってしまえばいいのに。
瀬文は繋がったまましばらく動かなかった。
ん?おかしいな?閉じていた目を開くと、瀬文は挿入した状態で止まってしまっている。
まさか。
「姉ちゃんも女だねぇ。やっぱ瀬文さんのこと好きだったんじゃん」
「陽太!」
止まった瀬文の背後から、弟がぴょこっと顔を出した。
「あんた、何してんの」
「姉ちゃんが願ったんだよ?時が止まればいいのに、って。
ほら言ったじゃん。僕はいつも姉ちゃんのそばにいるよ」
「なるほどそうか。って感心してる場合じゃねえ!さっさと戻せよ」
「やーだね。面白いじゃん。ねぇねぇエッチ中に時が止まるってどんな感じ?」
「この童貞!ね!」
「いやもうんでるし」
「くっそ…」
なんという弟なのか。
当麻は先ほどの自分と、自分のスペックを呪った。

555 :
「姉ちゃん、どうしてほしい?」
「だから早く戻せって」
「じゃあー、ひとつお願いきいて?」
「なに」
「いったん瀬文さんの抜いてさ、そこでオナニーしてよ。イったら戻してあげる」
「はぁ?」
「だって姉ちゃん、セックスでイったことないでしょ?」
図星を突かれた当麻は、一瞬返答に迷った。
瀬文の行為はとても優しく思いやりもあって、快感も高まるのだが、実はまだ絶頂を体験したことがなかった。
なぜお前がそんなことを知っている…
当麻は弟にどこまで知られているのかと考えると、薄ら寒い心持ちになった。
「そんなのどうでもいいから、早く消えて。そして肝心なときに出てきて」
「酷いな姉ちゃん。イきたくないの?」
「つかあんた、いつからそんなに性欲強くなったの」
「思春期の男子なら当たり前じゃん。あっちの世界にはエロゲーもないし」
「とっとと消えろこのバカ」
こんなやり取りをしている暇はない。
あたしはひとりでなんかじゃなく、瀬文さんと一緒に高まりたいんだ。
そう思って当麻は、左手に力を込めた。

「当麻?大丈夫か?」
瀬文は少し切なそうに声をかけた。
いつもよりも当麻の中がきつく、熱を帯びていて、瀬文としてもいつもの余裕はなかった。
当麻は、こくこくと肯くだけで言葉を発することもない。顔が真っ赤だ。
ちょっと変な感じもしたが、もともとこいつは変なのだし、何よりも今日は我慢ができそうにない。
とりあえず問いただすのは終わってからでもいい。
瀬文は抽送の速度を早め、当麻を強く抱きしめた。
「せ、ぶみ、さん…!」
「とうま…」
吐き出す瞬間、当麻の中も一層きつくなるのがわかった。
ふたり折り重なって息を整えていると、当麻は瀬文にぎゅっとしがみついてきた。
「瀬文さん…すごく、よかったです」
「…俺も」
瀬文は当麻の耳元で囁き、そのまま柔らかい耳たぶに口づけた。
「良かったね、姉ちゃん」
弟の声が、当麻には聴こえた。

終わり!
エロパロなのにエロ部分がうまく書けない…にたい。
お目汚しごめんなさい。。

556 :
血を舐められてた時からサトリが受けだと思ってたけど、
久遠の浅はかさとオリジナルの事はサトれない設定を見たら久遠受けになった
自信過剰な久遠の心を全て読むサトリの羞恥プレイを妄想

557 :
>>554
乙!エロいのいただきました!
ベッドの上ではリードする瀬文さんいいね
しかしよく考えたら未詳って盗聴器仕掛けられてるよね
盗聴してる人達ハァハァだな

558 :
>>553
ありがとう!

559 :
ハリウッドリメイクはどうなるのかな

560 :
>>554
GJGJ!

561 :
海野(恋愛感情はない)×当麻(→瀬文)って需要ありますかい?

562 :
冷泉さんと当麻で、よろしく。

563 :
冷泉さんの去り際の言葉「お二人には輝く未来が見える」って言葉に高まる!
予知能力で当麻と瀬文が幸せな結末を迎える事が見えていたんだと思いたい

564 :
>>561
需要ありまくりです。私に

565 :
連レスすみません。
海野×当麻→瀬文は瀬文本人が出てこなくて海野が名前を出す程度だといい
ドラマ時の緊迫した関係で瀬文さんに病を処方すると脅して…とか。
承諾したら行為中やたらと瀬文さんの名前出して泣かせそう
翔ラストばりに歯食い縛ってぼろぼろ泣く当麻とか可愛いと思う。
そうかーやっぱり当麻さんは瀬文さんが好きなんだー
でも今君を抱いてるのは僕だから。ほら名前呼んで。「先生」でもいいよ
とか言いそうw変態だし性格悪いし

566 :
>>565
公式本バレ有




んだSPECホルダーの国は「射精できない国」だそうですので
挿入無しで変態なことを色々とやる海野先生の鬼畜っぷりを見たいw

567 :
>>566
公式本バレ有




アレって現世に呼び出されてる間は適応されないもんかと思ってた
しかしエロパロ的にはどっちでもうまい

568 :
公式本バレ




現世でしか欲を発散出来ないから冷泉が当麻に対してあんなに必で
海野は久遠にやたらとやらしくベタベタお触りしてたのかとw

569 :
>>561
是非読みたいです!

570 :
海野先生のエロいの欲しいです
外科医の繊細な手でさんざん当麻を弄んだあと
巣鴨の赤パンツを冥土の土産に持って帰りそうですねw

571 :
海野×当麻か海野×美鈴で切ない感じのもいいかも

572 :
>>570
海野先生に弄ばれてぐったりの当麻を発見した瀬文が
「はいてない」ことに気付いて興奮のあまり襲っちゃうのはどうですか

573 :
>>572
瀬文さんの鉄の理性とグッタリしてる女を襲う事に対するSITとしてのプライドと
今まで意識してなかった餃子女を襲う事に対する自分のプライドがごちゃごちゃになって
襲うまでに時間が掛かりそうw

574 :
>>573
瀬文が頭の中ぐちゃぐちゃになって雄叫び
「うおおおおおおおお!」
なぜかヒンズースクワット千回
途中で当麻が目を覚まして
「…何やってんスか?(この筋肉バカが)」
まで受信したw

575 :
>>572-574の流れw
高まるなぁ神降臨を願う。

576 :
西荻堤作品のよいところは
お互い直接的に好意を伝えあわないし、気づかないから
たくさん妄想できていい

577 :
当麻が海野先生に弄ばれたと知った瀬文が嫉妬と独占欲で大暴走。
海野に触られた場所は倍にして触り倒すドS瀬文。

578 :
エロいことになるとドS瀬文の本領発揮というのは共通認識みたいですね。
当麻が弄ばれる展開ばっかりじゃねーか!
好きだけどね。大好物だけどね。

579 :
地居は瀬文さんの記憶を操作して当麻と初対面みたいにして動きも抑えて
目の前で当麻を襲うくらいの事はやりそうだったのに惜しい人材をなくした。
瀬文さんの地居に対する罵声も「その人を離せ!」とかで
あくまで“SITとして”「犯されてる人質の女性」を助けようとするみたいな
当麻さん絶望二倍な感じとかいい

まあ結局最後は気合い(笑)で思い出して後からめちゃめちゃ後悔するんですけどね
そこで初めてお互い相手が好きだと気づくともっといい

580 :
子どもに心当たりアリって事は里子と生でヤッてたのか瀬文

581 :
>>580




本編サラっといったがこっちは動揺しまくりだったw
瀬文が全うに恋愛してそこに行き着くまでのシーンがどうやってもまだ浮かんでこない
しかも元訓練教官とだぜ・・・・?
お互い結婚する予定で生でやったが直後に里子が特務を命じられ何も言わず姿を消したんじゃないか?
その割には里中先輩から家庭を持つのを勧められた時には別に何の反応もなかったな。
里子と当麻は強がって内面の弱い所を見せようとしないって所は共通してるなと思った

582 :
>>581



別れてから5年は経ってるし、おそらく上の連中が瀬文に里子はんだと言ってたんだろうし
先輩に言われた頃には諦めモードだったんだろうなぁ。
本によると合コンの席でも命捨てますやってるような男だったらしいので
単純バカなのを受け入れるタイプの女でないとダメなんだろうね。
あと割と気の強い女が好みなんだな、瀬文はw

583 :
瀬文大好きなんだけど、ドコモのCMの加瀬さん見ると何故か萎える

584 :
素の加瀬と瀬文のギャップがいい

585 :
アウトレイジの加瀬さん見ると高まる

586 :
アウトレイジは瀬文さんから義理人情を消した感じでいいよね

587 :
女子どもの事は「ちゃん」付けで呼ぶ瀬文萌え

588 :
サトリちゃんて言われてないんですけどぉ〜(プンスカ☆

589 :
ニノマエ×当麻がおいしいです

590 :
ttp://ishop.tbs.co.jp/tbs/org/movies/spec_movie/goods/-/ps_id/1758528/s_cd/0001/c_cd/36913
あかんグッズのイラストに萌えてしまう
手つなぎ!添い寝!

591 :
>>590グッズのイラストかわいいよね カレンダー欲しかった…







天の数か月後、瀬文に「プロポーズの返事聞きたい?」ってメールする当麻はどこですか

592 :
翔を見返したんだが、手つなぎの場面。
当麻の左手を掴んだ瀬文の親指が動いとるw
さすさすしてるwwやらしいwwww
報告でした

593 :
>>592
微妙すぎるがまぁ動いとるねw翔の男どもは全員やらしいなw

594 :
映画た!
噂以上にLOVEってて高まった…!
やきもち…!
ケツはあるのかなー。

595 :
むしろ映画のラスト、当麻プロポーズしてね?

596 :
アウトレイジと瀬文さんを見比べる当麻が見たいw
瀬文との初対面の時みたいに顔覗き込んで瀬文に首根っこ掴んで引き剥がされそう
翔でマル暴をスーパーかっけーって言ってたけど、アウトレイジはどうなんだろう
ヤクザだけど義理人情薄く普通に冷血な奴だったと記憶してるが

597 :
映画みてきた。ラストシーン、疑うことなくキスだと思ったんだけど
どうなんだろ
>>595
自分もです。最後の当麻のセリフは当たり前のように「プロポーズだ」と
思いましたww

598 :
瀬文は袴似合いそうだから神前式だな

599 :
瀬文が当麻の頭なでるところがみたいなー

600 :
うわっきもっ!どうしたんですか瀬文さん。頭でも打ちました?
とか口走ってどつかれる流れが容易に想像できる。

601 :
でも、天の病室シーンだったら、「キモイんですけど」とか涙声で憎まれ口たたきながらも、素直に受け入れる気がするんだよね。
髪の表面じゃなくて、髪の中に指いれる感じで頭なでてほしかった…。
っていう妄想。

602 :
瀬文は頭撫でるのも手を掴むのもいちいち乱雑な所がいいよね
そっと撫でたり出来なさそうというか。
相手が当麻だからかもしれんがw

603 :
Hのときも強引にしちゃうってことですかハァハァ
そんで「なにすんですか…っ」とか言いつつ体は正直に感じちゃって
抵抗できない当麻とかいいですねw

604 :
陰茎高まるぅぅ〜
とか言いそうだな…。

605 :
そして瀬文にどつかれそうだ。

606 :
あんまり無駄口叩いてると瀬文が当麻の口ふさいでおっぱじめそうだ

607 :
「葵の回」といい、病室はつくづく愛の温床だな
そろそろ神は来ませんかね

608 :
当麻「陰茎高まるぅ〜ゴフッ」
瀬文「歯立てんなよ」
こうですかわかりません\(^p^)/

609 :
ガサツにクンニを始めた瀬文だが、その直後、ガバッと顔を上げて、一言。
「ニ、ニンニクくせぇ…。」

610 :
性に関して教科書的にしか捉えてなくて男共の京女エロ妄想に耽ってた姿を
実際に目の前で見て引いてた当麻だと萌え
と思ったら華道家の匂いクンクンしたりしてたし、スイッチ入ったら本能的だともっと萌え

611 :
エロになると、ドSコンビっていう設定が崩壊して
当麻→受け
瀬文→攻め
みたいな構図しか妄想できない。

612 :
>>611
同意。
男が女にイカされるなんて男の恥じと思ってそうなセブミ。
コンビニに置いてある女性誌のH特集を見てしまってセブミをイカせてやると
張り切っちゃうトウマ。

613 :
まあ瀬文の方が年上で経験豊富だからねえ
当麻の方は地居のストーキング&記憶捏造で、まともな恋愛経験は無かったんじゃないかと推測できるから

614 :
天バレ


天で瀬文が童貞ではないのが確認されたことも大きいな。

615 :
天バレ


そうだね。
しかもうっかりやっちゃったんじゃなくて、ちゃんとステディな関係だったんだもんな。
あとは当麻が処女かどうか知りたい…。

616 :
当麻は処女じゃないと思うけどな、恋人として記憶書き換えたら普通にやるでしょ
ラストでキスしようとしてたし、欲はありそう

617 :
そうかー。やっぱやられちゃってるか…

618 :
>>617
零を読んだ人の感想だと手出して無さそうなので処女ぽいらしいぞ。
自分は読んでないので詳細は分からんけど。
どちらにしろ、自分が好きな方でいいんじゃないかい。

619 :
そろそろここで瀬文×里子のエロこないかなと思ったけどタケール呼びで萎えそうだw

620 :
地居のキモさを考えるとやってそうだが
当麻は耳年増っぽいので結局やってなさそうな気もするな
ケイゾクもトリックも処女だし
いずれにしろ経験が浅いので瀬文のステディな関係で鍛えた実技で
メロメロにされてしまうと思うな

621 :
いっしょに撮った写真も無いくらいだからどうかなー
記憶は捏造できても感情までは捏造できないみたいだし
あれだけ色々頑張って恋人関係を作ったのに「一瞬たりとも好きになった事はない」って言い切られた地居くんカワイソー

622 :
意外と地居が奥手で結婚するまでは…、なロマンチストだったんだろうかねw

623 :
当麻が瀬文をからかうor襲う→瀬文が切れて当麻を攻める
この流れが定番ですよね
まあ、ばかうま展開で、高まりますけどww。

天ネタばれ


ニノマエ×美鈴ちゃんもうまそうだと思ったのは自分だけですか?

624 :
>>623
筆おろしですか。高まるw

625 :
>>622
あの回想のプロポーズシーンも全て地居の妄想なんだよね
ドラマみたいなロマンチックな恋愛に憧れていたのかもw

626 :
公式本のグラビアで当麻がウェディング雑誌見てるヤツを見てキュンとした
映画は左手解放の時の叫び声がやたらエロく聞こえる
>>619
英会話なら訛らないからいけると思ったが喘ぎ声がOH…!OH…!の可能性が過ぎってやっぱり萎えた

627 :
>>626英会話セクロスw確かにOhとかYesしか浮かばなくて萎える
当麻なんでゼ○シィ見てんだろw

628 :
>>619
「Oh!,タケール!! Coming!!」…ダメだw


629 :
当麻の両親(佐野元春&石田えり)のエロパロ欲しいんだが。

630 :
「加瀬亮 玉虫 動画」でググれば
当麻母と瀬文のエロが見れるが…w

631 :
誰得だww

632 :
地居との式場でも考えてたんだろうね、ゼクシィ

633 :
やばいよねw玉虫の瀬文はねwみんな見てみるといいよw
絡みシーンはSなセリフありw目つぶって当麻だと覚えば抜けることもない…


634 :
当麻はウエディングドレスだろうが白無垢だろうが
やっぱりキャリーケースを引いてるような気がするよ。


635 :
>>633あれセックスというより格闘技にしか見えなくて笑ってしまうw

636 :
>>632
あれ翔の後じゃないの?

637 :
公式本ってどれのこと?

638 :
里子の登場でヤンデレ発現する当麻とかありかも

639 :
おんなじようにしてくださいよ、とか言いそう

640 :
瀬文さんの子供欲しい、って言って逆レイポですねわかります

641 :
しびれ薬とか仕込んでね

642 :
そういや中の人も、よにきもで、ヤンデレ役経験してるんだったな。

643 :
瀬文に跨って腰振りながら切なくなって泣いちゃう当麻とか
それ見て思わず抱きしめちゃう瀬文とかで誰か書いてくれませんか

644 :
>>642 これか
http://www.dailymotion.com/video/xldhuu_yyyyyyyy-yyy-yyyyy-yyyy_shortfilms#

645 :
>>644
あら白い服の人が

646 :
この頃はまだ直ちゃんっぽいな
当麻だったら勝手に瀬文の部屋に入って部屋中好き勝手に物色した挙句、
冷蔵庫の中の食べ物を全部たいらげてベッドで熟睡してるところを帰ったきた瀬文にどつかれそう

647 :
もうやってること動物と同じじゃないですかwww

648 :
>>646
「安心してくださいよう。瀬文さんの分もちゃあんと作ってますから。」
なんだかよくわからない茶色いどろどろしたものが鍋でぐつぐついっている。
そして迷うことなくそれをゴミ袋に捨てる瀬文。
「あっ、てめーせっかくつくったのにっ!!!」

649 :
>>648
「うるせえ!ひとの家に勝手にはいるな!そしてひとの家で豚の餌をつくるな!」

650 :
>>649
「やだぁ。瀬文さんと私は夫婦なんですよ〜だからいいじゃないですか。」

651 :
天バレ有

クローンニノマエに「姉ちゃん、弟のクローンにこうされてる気持ちってどう? ……僕は楽しいよ、だから心があるんだ!!」って当麻に心がないと言われて逆上したニノマエに、言葉責めされながらレイポゥされる当麻マダー

652 :
映画版のニノマエの洗脳によって、
当麻がヤンデレ化、
瀬文を監禁して
逆レイプして、
「うふふ。アハハハハ。これで、一生瀬文さんは私のもの」
・・・という話が浮かんだが、
文章力ないから、
小説化できない。

653 :
神降臨はまだか。
以前の職人はどこへ行ったんだ…映画も始まったというのに

654 :
まったり待とうじゃないの
しかし本当に当麻と瀬文は病室でデレる確率100%だな
違う部屋にいてもお互いがお互いのこと考えてるし

655 :
>>653
>以前の職人はどこへ行ったんだ
職人が逃げていった
その理由を考えた方がいいかと
萌えネタで埋め尽くすのもいいけどね

656 :
例えばどうあっても謹慎はダメな奴もいるしなー。自分とか。

657 :
謹慎…? 近親

658 :
ドラマ無しでいきなり天見たひとは瀬当をどう思うんだろう
どう考えてもすでにデキてる同士が痴話げんかしてるようにしか見えないんじゃないか

659 :
公式なのかなって思うような…天の感じだと。逆に天見てからテレビシリーズ見直したら前よりにやにやできた。
自分文章書くの好きなんだけど、当麻と瀬文のセリフがほんものっぽくできなくて、書きあぐねてる。これまでの職人さんちゃんと再現できててすげーなー。

660 :
天では少なくともお互いに恋愛感情を抱いているように描かれていたと思う
>>659
あまりほんものっぽさを意識しないで、自分なりの当麻瀬文を書いてみたらいいんじゃないでしょうか?
などと無責任に応援しちゃうけど

661 :
>>658
少なくとも天では当麻のほうは完全に瀬文のこと好きなんだと解釈したw
里子に瀬文の名前出された時とか肯定はしないけど否定もしないんだよなw

662 :
翔のラストを見たらあの二人は応援したくなっちゃうよね。
お似合いじゃのう。

663 :
天二回目見てきた。
もう翔のあとにできちゃったとしか見えないw
エロパロ脳すぎるぜ自分…

664 :
>>663
そうだよね…。だって当麻はヤキモチやいてるし、瀬文が当麻やいてること察してるし、瀬文に察っされてることを当麻もわかってるし。

665 :
翔のあと、吉川のを悼みつつ慰め合うようにセックスするとか
好きだとか言わないまま黙ってホテルに行って
でも激しく求め合っちゃえばいいよ

666 :
瀬文がSPECないからいいんだよな。
ボロボロになってもにかけても、ふつうの人間として当麻を守る。

667 :
今日も天の腕枕をベッドに変換して脳内再生

668 :
・SSなんか最後まで書き上げたのこれが初めてじゃないかってくらいの初心者です
・天の後のつもりです。見落としで矛盾が見つかったらどうしよう
・着衣エロとちょい鬼畜ドS瀬文が書きたかっただけです
・通して読むと矛盾だらけなテーマですがどうかエロパロ補正で勘弁してやっていただけると嬉しいです
・出だしから無理があるのも見逃してくださいお願いしますあと体位的にも無理がry
・文体受け付けなかったらすみません。某有名伝奇活劇ノベルエロゲーの影響受けてるんで・・・(それに比べても稚拙ですが)


xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

人間が本能で一番敏感に反応するものは

『』

『性』

であると、何かで読んだ。

(・・・あ、確か吸血鬼マンガだっけ、ヒラコーの)


幾多もの線を『共に』潜り抜けてきただけのことなのだが

それが、『たまたま』男と、女だったが故に、
動物的な、もうひとつの本能をも

「―――――、っふ」

共有するに至る、のは自然なことだったのだろうか

「―――――っは―――、」

669 :
シチュエーションもへったくれもないように見えるが。
今はまだ、ほんの少しだけ荒い息遣い。
女らしい嬌声の響きはない。
コンクリートの壁に向けて押し付けられるような状態で
力が抜けた足だけでは立ち状態を維持できず、
右腕を頭上の壁に押し付けることで身体を支えている
京大理学部卒FBI出身の天才に、
後から覆い被さるように、重なって立つ元SIT司令官。
本来ならば私情禁物、常に刑事という名のペルソナを被っていなければならない
このミショウという場所で、
それを脱ぎ捨て、ただの男と女に成り下がるという『イケナイコト』を共有している、
その背徳感をも興奮剤として共有している。
そのイケナイコトを隠すように、隠れるように、行為は、密かに

男は普通に腕まくりしたワイシャツに緩めたネクタイ、黒スーツのボトム姿。
女の着衣もグレーのスーツで、ほんの少し乱れているだけ。
中途半端に袖だけ通した状態で肩だけ脱げかけたジャケット。
男の手は後ろから、背中から、ブラウスの絹越しに、
身体のラインをなぞりつつ正面の膨らみに到達し

「ぁ、・・・―――んぅ」
撫で回されるのも悪くはないが焦れったい。
「せぶ、み・・・さん、!っあ、ん」

撫で回しから次第に鷲掴みの形になり、
女の象徴であるその膨らみをその両手で捕らえられる。
その男の、しなやかながら指が長く大きな手に
すっぽり収まる程のささやかな大きさだが、
逆にそれが征服感を満たした、被征服感を満たされた。
今この瞬間、こいつは
今この瞬間、自分は
この俺の、所有物になっている。
この男の、所有物にされている―――――

670 :
「気持ちいいか」
ゾクリとする。
未だ胸当て越しの布越しからこねられているだけなのに。
耳元で囁く声は、普段より一層低く、違う色を帯びていて、
それだけで、もう一箇所の女の部分はますます熱を持ってしまい、
ますます足に力が入らない。

「!、ひぁ」
そのまま不意に耳朶を舌で噛まれて、少し高い声が上がってしまった。
それでなくとも、耳に、息が、かかって、息遣いが、
男が欲情しているその呼吸がわかって、伝わって

「っはぁ、はぁ、・・・は」
(無理、ぜってー無理)
折角なので(非童貞と発覚した)鉄壁の瀬文がいろんな意味でどんなもんなのかとか
いろいろ検証してみようと最初のうちは考えていたのだが、
常時フル回転で難事件を解決しているIQ201の頭脳は最早回転を諦めた。
理性ってー、最中はこうやって溶かされるもんなんすなぁ、
などとぼんやり思った



いつの間にかボタンを外されたブラウスの隙間から
不意に手を入れられて息を呑んだ。
が、胸当てをずらしただけですぐにその手は引き抜かれ、
今度は絹一枚越しから、両先端を擦り出した。

「ゃ!っそ、ん、だめ、あ、や、」

人差し指で弾くように擦り、かと思えば摘んで転がし、
押し込んだり強く引っ張ったり。
絹越しなのに。絹越しだから?
感覚がおかしくなりそうだ。

「ぁ、や、だめ、ほんと、あ・・・・・・・・・・・・!!」

671 :
「―――そうか」
ウィークポイントをひとつ認識した、という意図の言葉だろう。
しかし、手練れそうに見えるこの男は果たして知っているだろうか

女にとって、女の理性の、あるいは無意識な部分のどこかで
その男の存在、パーソナリティが女に対して何か特別な意味をもたらしていた場合、

女は全身全霊が、性感帯に成り得ることもあるのだと。

うなじ、首筋には既に無数の赤い跡。
腰に当たるのは、互いがまだスーツ越しでもわかる、熱く硬くなったモノ。

(せぶみ、さん・・・)

だが、足りない。
欲しいものが、ある。
太腿をさすられても、
耳の後ろから頬筋まで舐め上げられても、
髪の毛を触られるだけでも、
最早どこをどうされても過敏反応してしまう程に
身体の疼きは歯止めが効かず、にも関わらず求めている。

(私は、瀬文さんの・・・)

なんでもいい、どんなこじつけでもいいから

『当麻紗綾』は、『瀬文焚流』の、


「当麻」

どくん、と心臓が鳴った。
女は、ここで初めて『当麻』と呼ばれた。
その声はその瞬間、先刻までの色欲を帯びた男の声ではなく、
いつもの『瀬文』のトーンに戻っていた。

672 :
「お前は、俺にとって」

どくん、どくん、どくん
鼓動が、治まらない。
欲しい。その先が、欲しい。
でも、怖い。その先が、読めないから、恐い。わからないから、こわい。
でも、それでも

動物的なこの行為に、なんでもいいから、人間的な意味を、理屈を、

ここで貪り合っている雄と雌が、
生殖本能によるものではなく、お互い単なる快楽を求めるだけの
非生産的なセックスをしていることの弁明を
否、互いに快感を与え、快楽を共有したいと思っていることの理由を

ここにいる男と女が
『瀬文焚流』と『当麻紗綾』であるということ、
その意味の立証を・・・

「俺にとって、かけがえのない存在だ」

673 :
ああ、と。
安堵の息が、漏れる。

「だから、お前も」
良かった。
口元が、緩む。

「俺を、頼れ」
そう言って、瀬文という男は、
「ずっと」
当麻という女の、
三角巾からはみ出した感覚のない左手の甲に
自身の左手を重ね、
優しく、だがしっかりと握り締めた。

別に。
お前が好きだ、とか。
愛してる、とか。
そんな言葉を欲していたわけじゃなくて。
いや、別に、意味付けが通るならまぁそんなんでもいいかとも思ったけど。

良かった。
同じ、気持ちだった。

「瀬文さん」

たまたま男と女ではあったが。
恋だとか愛だとか、そんなありきたりなフレーズが安っぽく思えるほど

「私も、です」

複雑な因果の果て、言葉では言い表せないような固い絆で
強く深く結ばれているのだと。
世間一般的には、性行為に及んでおいて
そんな曖昧な言葉で誤魔化すのか、有耶無耶にするのかと
批判されるような言葉かもしれないが

「一生、付き合ってくださいね。唯一無二の相棒として」

674 :
これが一番自分達らしい、
ここにいるのが自分達であると証明できる言葉だった。

「ボケにはツッコミがいないと成り立ちませんから」
「ほざけ」
「、!ぁ」
あっこのヤロ
ちょっとぐらい余韻に浸らせろよ空気読めこのハゲ!

「ぁ、や、待っ、まだ」
「何がまだだ、準備万端じゃねぇかこのエロガキ」
スカートは下ろさず、ショーツの隙間から指を入れられていた。
言うまでもないがもうとっくにずぶ濡れ状態である。
十分すぎるほどに溢れ出る愛液で親指を濡らし、充血した敏感な場所を擦りながら、
人差し指と中指を半ばほどに中に差し入れ動かされる。

「っわー、ん、せぶみさん、の、いぢわ」
「うっせ」

瀬文は背後から当麻の横顔に顔を寄せて唇を誘い、
振り向かせて重ね合わせる。

「、――――んぅ」
お互いを確かめ合うように。
ゆっくりと舌を、絡ませながら、角度を変えていく。

(・・・ちゅーしちゃった。意外。まいっか。悪くないし)

あくまで当麻的にだが、接吻だけは恋人同士がするものと思い込んでいたので
想定の範囲外だった。

(―――うん、悪くにゃーだ)
なんとも言えない心地良さを感じられたのでそれも良しとする。
それが何を意味するのか、
やっぱりそういうことも少しは意味してしまうのか、
まぁでもそんな野暮なこと、今は置いておくことにしよう。

675 :
(・・・、もういいか)
「挿れるぞ」
「・・・はい」

ずぷり。
いつの間にか取り出された男のソレを、

「・・・申し訳ない。俺は」

女のソコにあてがわれた感触にまたゾクリときたが、

「男として最低かもしれんが」

ソレは、他でもない『瀬文焚流』そのものだから

「生で、繋がりたい。お前と」


思わず、吹き出してしまった。

「そうっすね。『男としては』配慮が行き届いてない台詞っすね」

でも、嬉しかった。
他の女になら、例えば里子に対してなら
この鉄壁男は絶対に、そういう配慮は怠らなかったのだろう。
そんな男が、自分という存在に対して、
素直に自分の望みを打ち明けてくれたことが何よりも、

「でも、今、私が欲しいのは瀬文さんなんで、全く問題ないです」
にしし、と。
いつもの調子で、当麻紗綾として笑ってみせた。

676 :
「・・・ったく」
かなわねーな、なんて心中でぼやきながらほんの少し苦笑した瀬文は、
まだ僅かにあてがっていただけのソレを、
下から真上に向かって奥まで一気に突き入れた。
「っ!!は?!!あ?あ゛ーーーーー!!!!バカセブン、いきなり意味わかん、」
「俺とお前の関係で、別に優しくしたり手加減してやる道理なんかねぇだろ」
「な、っなん、や、ぁっ、あっ!っ!」
ありえねー横暴すぎる何罪だ陵辱暴行いやでも合意の上だけどってかいたい痛いって
このチンコの先まで筋肉ガチンコ野郎硬いんじゃハゲーーーーー!!!!!

さすがに初めてだったら多少労ってやろうかと思っていた瀬文だったが、
処女じゃなさそうなことを確認したので遠慮は止めた。
地居の前にも彼氏がいたのかもしれないし、
もし仮にあの地居が初めての相手だったとしても、
それを憐れんだり同情した気になるのはただのエゴでしかない。
何より、俺とこいつとの絆は、
あんな地居聖(ちいせぇ)奴との薄っぺらい偽の記憶より
こんなにもはっきりと、力強く存在している・・・!!

677 :
「あ、ィ、いっ、いぃ、イイっ」
「そうか」
「ぉ、ク、奥、と、そのちょっと下、あと、入り口、もっと、擦っ」
「・・・注文多いぞバカ」
立位の状態で、ギリギリまで引き抜いて、また一気に突き上げる、ハイペースでその繰り返し。
並の男なら無理があるかもしれないが、
何せ元SITの体力バカ。この程度で力尽きるわけもない。
「しかし、さすがにやり辛いな」
一旦引き抜き、くるり、と当麻の身体を反転させ自分に向けてひっくり返すと、
邪魔なスカートを友香に落とし、
「脚、開け」
その軽い身体を腰に回した左手ひとつでひょいと抱え上げ、
持ち上げた状態のまま支えた。
何故わざわざ左手かって、
今度は右手を当麻の左手に添えてやるためである。
ぶら下がっていた三角巾ごと外側へ返して手首を壁に押さえ付けたかと思うと、
今度は手のひらを合わせる形で、柔らかく指を交差させた。

(利き手ですらないのに片手・・・ほんとに人間かこいつ・・・)
さすがに脇のSPECほどじゃないだろうが、とかどうでもいいことを思ったのも束の間、
今度は正面から、しかも腰が浮いた状態で突き上げられる。
「い゛だぁ〜〜〜〜!!!!!」
「、すまん」
「謝って済むならマッポもデカもいらねーよ先日の矢といい
人のこと何回しかければ気が済むんだハゲ!!!!」
突き上げられた衝撃ではなく、
若干斜めに抱えられていたせいで盛大に後頭部をコンクリ壁にぶつけた痛みである。

「事故だ。許せ」
「うるせーてめーエッチ上過失致罪じゃ暴力ハゲ!!!!逮捕!!!!!!」
「 だ ま れ 」
「!?ぁ、ちょ、嘘、あっ、もうしません許し」
「許さん。イッちまえ。つかね」
「っ!!!あ、ゃん、や、ぁあ、っぁあぁあああああああーーーーー!!!!!!!!」

678 :
振り幅はそのまま、一気に躍動ペースをMAXにされ、全身貫かれる錯覚に陥るほどに
一番奥に、一番激しく突き上げられたと思った瞬間、
当麻の意識は真っ白になり、そこで果てた。
「・・・っ!!!・・・・・・んぬっ」
瀬文はというと、自分が達するギリギリの瞬間で奥から一気に引き抜き、
既のところで外出しを成功させる。
「ふー・・・・・・」
熱い。
心頭、滅却。
汗まみれの体が、コンクリ打ちっぱなしの部屋の空気で冷えていく。
男の本能とは、行為を終えた瞬間から急速に冷めていくものである。
ただ、指も動かせず握り返されない、こいつの左手の感触は。
いつまでも、あたたかく感じられた。

ぼーっと、天井を見つめている。
当麻は仮眠スペースで横たわっていた。
はだけたままのブラウス1枚だけを羽織って、毛布をかけられた状態。
瀬文はその横で座っている。
いつもなら胡坐をかいたまま地蔵のように動かないのに、
珍しく手持ち無沙汰なのか、無造作に片足を曲げた座り方をして、右手でネクタイを弄んだりしている。
背を向けられているのだが。
左手は、今も繋げられている。
触覚はもうないけれど。
視覚でそれを確かめることができて、良かった。

679 :
「瀬文さん」
背中に向けて声をかける。

「もし、あたしが」
瀬文の、意外に白くて綺麗な手に握られた、
フランケンのような醜い左手を見つめて、笑う。

「いつか、モンスターになったら――――」


遮られた。
つか、殴られた。しかも顔。
バキっつったよ今。バキっと。

「・・・・・・・・ってーーーーーー!!!!!」
「させるかよ」

ぱちくり。と目を見開いた。
「魚顔。なんでこうして手を添えてると思ってんだ」

えーと。
言いながらもそっぽ向いてるのは、その、恥ずかしいわけ?
「俺が抑える。
いつか、お前のSPECが暴走しお前を食い尽くすと言うのなら。
絶対に食い止める。お前という存在を、俺の全存在を賭けて守る。
・・・俺の魂ナメんじゃねーぞ」

「――――――――――」

筋肉バカ。
具体的にどうすんだっつーの。
何も考えてねーだろ。また気合か。ゴッドハンドか。
・・・でも、

「――――はい」

今この瞬間だけ。
ほんの少しだけ、理屈を忘れて本能的に、
そこにいるだけで安心して眠れるという、不可思議な現象を実感しよう。

xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
もっとSS活性化して職人さん達も高まり合ってくれたら嬉しいなぁ。
厨二病駄文にキャラ崩壊なお目汚し本当に失礼しましたどうかお許し下さい(脱兎)

680 :
GJ!!!
いただきました。

681 :
やっちまった…orz
>>677
×友香→○床 です

682 :
GJ!よかったでーす!!

683 :
神様ありがとう!
GJ!

684 :
GJGJGJ!

685 :
>>668
良かったです!ありがとうございます。
たまたま男と女…というくだりが好きです。

686 :
ののしり愛!

687 :
>>668
待ってました〜〜
初心者とは思えません!
すごく高まりました!!
素敵です!

688 :
乙!
当麻と瀬文の関係がドライだけど愛がある感じですごくよかったです!
自分好みの関係性でした

689 :
貼り逃げトンズラこくつもりだった668です。
皆さんありがとうございます。
なんとなく高まった勢いで1日で書き上げたものをそのまま貼ってしまって、
2chは修正きかないんだからもっと推敲してからにするべきだったと
激しく後悔していたんですが、
もうまとめサイト更新されてて吹きました(汗)
恐縮です…管理人様ありがとうございます。

なので、そちらの方で若干の加筆修正を加えさせていただきました。
場面による呼称、一人称の使い分けとか何気にこだわってます。
もしよろしければ完成版ってことでそちらも見てやってください。

690 :
一日で書けるなんてマジですごいSPEC
うらやま

691 :
GJです。早速読ませてもらったよ!
お色気な流れからのコンクリに頭ぶつける場面が可愛くて好きです。

692 :
Wikiは誰でも更新出来たと思うよ

693 :
この二人、愛の告白同然のセリフを平然と言ってるのに、お互い全く色気出さないんだね
そこが萌えるんだけど

694 :
二度目観てパンフ買ってきて読んだらまたネタが浮かんでしまった。
高まってんの自分だけみたいなんでまたオナニーしてもいいですか・・・orz

>>668のテーマは『絆と手段』?みたいなイメージでした。
今回は『公とと私の境界線』てなとこです。
※エロ描写少ないですが鬼畜度更に上がってます。苦手な方はスルーしてください
やっぱりキレキャラコンビとしての二人が好きなので・・・私の中ではどうしてもくすんだ話になってしまいます。

※最初に自分で突っ込んでおきます。
里子より重傷な筈の顔芸バカは全治何ヶ月よ?つか足の皮って移植しなくていいの?
赤チンと気合で杖いらずにはなったってことにしといてください。どーせ結が来たら全部矛盾だらけになるんで。


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特殊能力統合対策本部の8割は名誉の殉職を遂げ。
電車男は逮捕、事情聴取の後、おそらくはデッドエンドへ。
(公にはあの俳優が契約事務所と音信不通のまま行方不明と報道、その存在を隠蔽される)
美鈴の生も定かではなく、(・・・爆破されたニノマエの拠点にいたとしたら絶望的だろう)
青池は回復に向かいつつあるが今も入院中。
潤の行方は―――未だ不明。

あれ以来、なんの手がかりも掴めないまま。

洗えるだけのデータを洗い尽くし、
ひんやりとした天井に額を当てても、書道のキーワードはこれ以上何も出てこない。
真実は闇だらけのまま。
世にスペックホルダーは日に日に数を増やしつつあるといっても、
その全てが犯罪を犯したり水面上に出てくるとは限らないわけで
不可解な事件もそうそう起こることはない。
未詳は退屈な日々に戻りつつあった。


そんな退屈からだろう。
余計なことが、頭に浮かんでしまう、雑念が生まれる。


695 :
「―――瀬文さん」
ぎしぎしと椅子にもたれかかっている。
父と、母と、…陽太と。
4人で撮った、最後の写真をぼんやりと見つめながら。

「―――――――」
パソコンに向かっている瀬文は無言の返事を返す。

「・・・やっぱなんでもないっす」
「―――なんだ」
「なんでもねーっつってんだろハゲ」
「んだとコラ」

チッ、と舌打ちする。
あたしとしたことが、つい安易に口を滑らせてしまった。仕方ない。

「―――んにゃ、その」

ふぅ、と溜息。
フォトスタンドをデスクの引き出しに仕舞う。


「潤ちゃん奪還したらぁ、」

こういうとき、目を合わせられない当麻は天井を仰ぐ。

「・・・その、
ヨリ戻したりしないんかなって。・・・キルビルと」


696 :
マウスをスクロールさせていた、瀬文の手が静止する。


深呼吸して。

「別に、ちゃかしてるわけじゃないっすよ」

こっから真面目にシリアスモード。っつーことで真っ直ぐに瀬文を見つめる。

「瀬文さんは」

「瀬文さんは、私を導く光です。
瀬文さんがいるから、今もこうして、
私は私でいることができる」
「今でも迷ってますよ。
刑事である時点で、組織化したSPECの存在を裁くべきなのか。
それとも、SPECホルダーサイドに立った上で世界を見渡すべきなのか。
―――そもそも、こっち側とかあっち側とか
線を引くことに意味なんてあんのかよ、てのが今一番、・・・正直な気持ちですけど」

「でも、迷っている私もまた私であるということを、
気付かせてくれたのは瀬文さんです」
「だから、これからも一緒に戦ってほしい。
つーかぬまで付き合わせてやる。ってかもう決めたし」

――――ここで。
肝心なところで、無意識にまた目が泳いでしまうのは

「―――でも、それとこれとはまた別の話で。
瀬文さんには、ごく当たり前の幸せを求める権利だってあるはずじゃないですか」

その、ふとした迷いの内にある、―――『後ろめたさ』から


「―――――――」
「・・・それこそ、平凡な家庭を築く、とか」


697 :
『お前も、・・・家庭を持てば、わかる・・・!!』
―――映像が、瀬文の中でフラッシュバックした。
かつて先輩と呼び尊敬し慕っていた男と、銃を向け合ったときのこと。

「あたし、瀬文さんに、自分のことも考えてほしいっつーか」

「ほら、・・・その」
「あたしみたいなんでも、一応は女の体してますから。
・・・この前みたいに、
発散させるだけなら手伝えるし、いくらでも使ってくれて構わないです。けど」
「瀬文さんがいるから、私は自分を保っていられる。
刑事である自分も、SPECHOLDERである自分も、・・・私である私も、立っていられる。
なのにあたしは、・・・瀬文さんにそれ以上のことはしてあげられない。
女としては全然対象外だってことくらいキルビル見りゃわかりますし。それ以前に、」

「何より、・・・私は、時限爆弾付きかもしれないから、」


698 :
ダン!!

ビクッ

いきなりのことに当麻は動揺した。
デスクを勢いよく叩き立ちあがった瀬文は、
そのままヅカヅカと斜め向かいの席に回ると、当麻の右腕を引っ張って引き摺るように乱暴に、
どこに連れて行くかと思えば、これまた乱暴に仮眠スペースに放り投げる。

ドサッ

「せ、」
起き上がろうとしたが、上から覆い被る形で組み伏され


ジャキッ

?!


銃口を、喉元に当てられた。


699 :
ガチリと、ハンマーの音が響く。

「――――――」

トリガーに、指を

「―――ッハー、ハー、・・・・・・ハー――――」
(―――・・・・・・、瀬文・・・?)
息を荒げている瀬文を、怪訝な顔で見上げる。

怒っている。
どうやら逆鱗に触れたらしい、のは明白だが、
どこがどう失言だったのかがIQ201の頭脳は未だ理解できておらず。

「・・・瀬文さん」
「――――これが、・・・俺達の、―――ハー・・・―――選んだ道、だろ」


700 :
きっかけは、ある日SPECに目覚めたから。
きっかけは、単に軍人マニアだったから。
その異なるきっかけが行き着く思いは、希望だとか、正義感だとか憧れ、とか、まぁ似たようなものであって。

職業とは、本来生きる糧を得るためのもの。
しかしながら、彼らの選んだ『刑事』という道は
『公』と『私』の間に、
『』が挟まれているのである。
生きる糧を得る手段のはずが、皮肉にも常にと隣合わせ。
そんな矛盾は、いや、そんなリスクは百も承知で

『命、捨てます』
自分の生を賭してまで、
世のため人のためのヒーローになることを選んだ、酔狂な奴らなのだ。


「―――――――・・・・・・」
「―――ハー――――っお前が、・・・・ッハー、ハ―――お前である、ように」


ブチッ

「俺も、俺だ」


力任せに無理矢理ブラウスを破られ
ボタンが一気に弾け飛ぶ。


「あ――――」

その暴力的な扱いに、抵抗する気になれないのは
拳銃を突き付けられているからではなく。

着ていたものを全て乱暴に剥ぎ捨てられ、
当麻は一糸纏わぬ姿にされた。


701 :
「・・・・・・・ッ!」
拳銃をその場に放り投げた瀬文は、
ヤケクソのように自分のネクタイを引っ張り解き、
下手したら折れそうな細い体を俯せに組み敷き右手を左手で背中に抑えると、
口で銜えながら片手でそれを当麻の目元にかけ、三重に巻いて結ぶ。

なすすべもなく黒の眼帯を施された当麻だが、
既にもう、このままなすがままになるつもりでいた。

理由は、ここまできてようやく
自分の戯言をなんとなく察した、というのもあるが

(あーぁ、、あたしってこういう趣味あったんか・・・キモ)
地にもたれた顔の横に、動かしようもなく放りっぱなしの左手を黒ネクタイの隙間から見つめながら。
こんな状況なのに、こんな状況だからか
じんわりと、下の口が熱くなるのを感じ取ってしまっている、愚かで淫らな自分を蔑んだ。


702 :
ヤケクソとしか言いようがなかった。
ろくな前戯もなしに後ろから、犬のような交尾をした。
片腕ではまともに上半身を支えられず、みっともなく尻を突き出すような体勢で
「、っ、っ、ぁ、んっ」
濡れたとはいえ十分とは言えず、しかも後方位となるとやはり痛い。
痛いが、素直にその律動に応じて息を吐く。
・・・自分は、こんなことくらいでしか
こいつの恩に報いてやることができないと、思い込んでいるから


ポタッ

背中に、雫が落ちてきた。
(――――・・・瀬文、)
ほんの少しだけ、後ろを振り向くと

「ッハァ、ハー、・・・ハー―――、・・・フー」
ネクタイと髪の毛の隙間からでは、その眼(まなこ)までは見えなかったが。
肩で息をしながら、声を押ししながら
肉体バカが目から汗を出しているらしいというのがわかった。


703 :
当麻が変なことでブレたせいで、瀬文の中もまたブレていた。
我武者羅に前後しながら、頭の中はフラッシュバックの連続だった。

命張って訓練こなして任務こなして、
銀だこ食いながら志村や仲間達と笑い合っていたときのこと。
命捨てます、を合言葉に
里中と酒を酌み交わしたときのこと。

里子と、共に過ごした夜のこと。

・・・・・・

係長に虚偽の報告をして、冷泉を逃がしたこと。
ニノマエと共に津田を確保し、されると承知していながらスペックホルダー側に引き渡してしまったこと。
公安零課のスカウトを受け、未詳を守るため一度はアグレッサーとなったこと。

・・・再会した青池を。
あのとき、マンションで
潤のことをたった一人で抱え込んでいた里子を、
一瞬でも抱きしめてやりたいと思ったこと。

――――そして。
あのとき、屋上で
自分には当麻を撃ちせないと悟ったこと。


704 :
そも、最初から線なんてものはなかった。
警視庁特殊部隊SITに入隊したあのときから。
常に『公』であるしかない、この道を選んだときから、

だが所詮。
人の身である時点で、『私情ヲ持タズ』などということは無理に等しいのだ。

だから、せめて線を引こうとした。
だが、未詳に来てから、あまりにも色々な事がありすぎて、

何が正しいのか、わからなくなってしまった。


『俺は刑事失格だ―――』
そんな自分に、

自分を見失うな。
歴史を正しい方向へ導くこと。
何が真実かは、自分の目で見極めろと。
『心臓が息の根を止めるまで――――』
野々村係長待遇が、教えてくれた。


705 :
だから、愚問でしかなかった。
いつしか、笑うことは極端に少なくなってしまったが。
あのとき笑っていた俺も、恋人を愛した俺も、仲間を失った痛みも。
その全てが、今の俺を形成していて
数多くの出来事を経てこいつと出会い、
共に駆け抜けてきたその過程で、最も大切なものをこいつに授かった俺が
計り知れないこいつの痛みを一生涯かけて共に背負うと心に決めた。

それこそが、何よりも大切なことだと。
全部ひっくるめたこの俺の、たったひとつの『思い』だと


―――ギリ、と歯軋りの音が鳴る。
「・・・っざけんじゃ、ねぇ」

だから、ムカツク。
自分は時限爆弾持ちだから?
いつ闇に溺れるかもわからない存在だから、別の幸せも確保しておけだと?
「俺の、・・・全存在を、賭けると」
一緒に背負ってやると、誓ったというのに。
俺と一緒にいて尚、てめぇは
自分を保っていられる自信がないと言うのか・・・・・・!!

「言っただろうがこの餃子女ぁーーーー!!!!」
「、っうぁ、ひ、あっ、ぁ、んあぁああっ!!!!」


706 :
怒りのあまり我を忘れ、全て中で吐き出してしまった。

「っはぁ、はぁ、、はぁ」
「ッ、ハァ、ハァ・・・ハァ」
息を、整えながら、
「命、なめんな。・・・俺を、ナメるな」
そう、後ろから吐き捨てた。

・・・と思ったが、
「―――やっぱ舐めろ」
この際だから後始末までさせようと、ボサボサの頭を掴み上げ
こちらに向けて引き抜いたモノを咥えさせる。
涙に濡れた顔を見られたくないので、目隠しはそのままで

(・・・汗くさっ)
舌バカでも正直慣れない味なのだが、当麻は丹念に舐め取る。

「――――バカ、マズ・・・」
「Shut the fuck up,bitch」
跪いた瀬文はその場に放り投げていた拳銃を再び拾う。

今度は、その銃口を口に突っ込まれた。
「・・・ン、っ―――ハァ」
ソレを、なんとはなしに、いやらしく舐め上げてみせる。
鉄の味が、する。
目隠しでよく見えないが、
ソレもまた『瀬文』の一部だ。

リボルバー式なので形状は無骨で凹凸が激しく、
それがなんともエロティックな光景に見えた。


707 :
「・・・――――フン」
頬を濡らしたまま不敵に笑う。

「ぬときは、道連れだ」
ギギ、と。
トリガーに力を込める。
「お前がいるから。・・・お前が、いる限り」

「俺も、・・・もう、ブレない」

ぷは、と、銃口に犯されていた口が解放される。
が、頭は鷲掴みのままぐいと引き寄せられ
ゆっくりと、最後は瀬文の舌を入れられた。


708 :
「我ながら愚問、ですたなぁ」

緑色のジャージ姿で仮眠スペースに座る当麻は
足をぶらぶらさせながら、横でぶっ倒れている筋肉バカに声をかける。
やりたい放題されてムカついたので、足払いかけてこかして
治りかけの足を失神するまで踏み倒してやったのである。
結果、見事な顔芸で気絶し、それをドヤ顔で見下してやることができてスッキリした。

「だぁって、よくよく考えたらあの有様ですもんね」

視線のその先には。
ジオラマと、餃子プラモの箱の山。

SPECという重い枷を背負わされて、元より自分は普通の人生など諦めていた。
このバカにはまだ救いがあるのではと、不覚にも雑念の中で勘違いしてしまった。
そんな希望、とうの昔になくなっていた。
結びつきは、あまりにも強く濃くなりすぎた。
こいつは完全に、道連れにする他、ない。
それを気の毒に思うこともない。

暇すぎて、公も私もなく境界線が狂っているこの場所で。


あたし達の人生は、
「もう、未詳と共にしかありえない」

そう、右手で左手を握りしめ、当麻は清々しい笑顔で呟くのだった。

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いやしかし・・・ほんと思いつきと勢いだけで挑戦してるんですが
いざ書き始めると、好きなキャラって勝手に動くもんなんですね。楽しい。
個人的に瀬文の当麻への思いと、里子への感情は全く別の類のもので、
しかも里子はまさに任務のために瀬文の前から姿を消した女で、
だからこそ葛藤も生まれるんじゃないかな、なんて思いました。
まぁ、公式の二人はこんなことでブレるわけないですね。では、立て続けに調子ぶっこいてすみませんでした。

709 :
GJ…神が降臨なさった

710 :
なんだ…ただの神か

711 :
もう当麻は完全に瀬文に依存しきってるな。

712 :
GJ!!神!

713 :
神だ…ありがとう
鬼畜瀬文とM当麻、GJ!

714 :
どんどん調子ぶっこいてくださいませませ!!
GJGJ!!ありがとうございました!!
鬼畜なことしながら結局当麻にチューせずにおれない瀬文がいい。

715 :
「天」
マダムヤン&インとの闘いの後半、当麻の左手の暴走を止めた瀬文が
必な形相で「大丈夫かっ!??」と問いかけるところに
必であるが故に率直で掛け値のない愛とか情とかいろんなものを感じて
堪らなく萌えるのです。

716 :
ニノマエ×当麻はやっぱ敬遠する人多い?
というか、スペックの同人サイトってないの?
探しても見当たらないんだが

717 :
まあ近親相姦になりますからな

718 :
個人的にはニノマエ×当麻だとどうしてもヤンデレになる
あと当たり前のように瀬文が出てくるしニノマエは瀬文を牽制して軽いホラー展開になってる

719 :
鬼畜な瀬文が当麻にひたすらイラマチオ

720 :
ニノマエ×瀬文
ガチ

721 :
新しい

722 :
よい子のみんな!ほもネタは801板でやろうね!お姉さんとの約束だぞっ☆

723 :
まぁ、確かにニノマエって、当初から何気に瀬文をの淵から助けまくってるんだよなぁ…。


724 :
ふつうにあの姉弟はなにか瀬文に惹かれるものがあるのかと思っていた
闇が惹かれる成分が

725 :
ヤンデレられ要員の瀬文

726 :
瀬文のこと考えてオナニーしてるの本人にみつかってやられちゃう当麻とか

727 :
ふはは、うめぇww
女の子のオナが意中の相手に見つかって、そんまま行為とか大好きな展開です

728 :
>>726
さんざん言葉攻めとかして最後までやった後にちょこっと「…好きだ」「先に言えよ!(怒)」みたいな
展開がみたいです

729 :
「瀬文さんってケツ処女っすか?」
「やめろ当麻」
「いれちゃいますね」


730 :
>>729
何入れた?銃?極太バイブ?

731 :
前立腺を開発される瀬文であった…。

732 :
このスレでスペックにはまってしまった(笑)

733 :
>>731
せぶみあっけなさそうでわろた

734 :
当麻ってアメリカ帰りなんだよな
じゃあパイパンかな?

735 :
「瀬文さんどうっすか?ケツに銃入れられてそんなに気持ちいいっすか?」

736 :
軍人だから本懐。

737 :
>>734
当麻は毛があった方がいい

738 :
もちろん、腋毛もボーボーであってほしい、当麻には。

739 :
めんどくさがりだから手入れしてないかも
あるいは逆にめんどくさいから永久脱毛か

740 :
瀬文さんはチンゲパイパンかな?
理由はないけど

741 :
だな。
剃り上げてるに決まってる。
しかもフンドシだし。

742 :
当麻「パイパンのが舐めやすいっすね」

743 :
こらこら君たち

744 :
当麻「瀬文さんのケツガバガバっすね」

745 :
いや、何かと肛門をキュッと締めてるからキツキツ。
だらしなさからいったら、当麻。
何かと垂れ流しだ。

746 :
小ネタを投下。いちおう天ネタです。

『美鈴の夢』

広々とした薄闇の中。
無骨な男の体と白く柔らかな女の体が絡みあう姿がわずかな薄明かりの中に浮かび上がっている。
ひとつの布団の上でふたりの男女が唇を吸い、指先を絡ませ、全身でお互いの肉体を求め合う。
「んっ…あっ、瀬文さ…んっ」
たまらなくなった女が男の背中にしがみつく。男はそれに応えるように女の奥に体を押し込んだ。
「あっ!」
女は首すじをのけぞらせて熱い吐息を吐き出す。その首すじに口付けしながら男は動きを早めていく。
ふたりの呼吸が荒くなり、だんだん熱を上げて汗ばんた肌と肌が触れ合い、お互いの体温でさらに汗ばんでいく。
「っもう、いく…いく………!」
髪を振り乱しながら女の体が釣り上げられた魚のように跳ねるのを男は力尽くで押さえてさらに腰を打ち付けた。
「あっあああっ……はぁぁ…」
女の絶頂に合わせるように男も果てた。精根尽き果てた様子で女の上に崩れ落ちる。
荒い呼吸を整えながらふたりの目が合った。
「瀬文さん…」
「当麻…」

ハッとなって美鈴が目を開けると――― 明るい照明が目に入った。
眩しさに目を細めながら周りを見ると、そこはいつもの未詳だった。その仮眠スペースに寝かされていたのだった。
(そういえば鎮静剤を射たれて…… え?…今のは…夢?)
何でこんないやらしい夢を見たんだろう――― 美鈴は恥ずかしさに頬を赤らめるが、自分の手が布団をしっかり掴んでいるのに気がついた。
(まさか…今のは)
「あ、目覚めた?」
近くに座っていた当麻が、いつものように餃子をバクバクと食べながら声をかけてきた。
「お腹すいたっしょ?餃子食べる?」
箸で餃子をつまみ大口開けて次々に胃袋に放り込んでいくガサツな女には先程のヴィジョンのような色艶はまったく感じられない。
(でも…本当はここで…あの餃子食べてる唇で…あんな事とかしてたんだ…)
箸を持った指先や餃子を咥えた唇がさっきの情景と重なり、美鈴は恥ずかしさと少しの怒りで頭が熱くなってきた。改めて自分のSPECがイヤになってくる。
(ていうかこんなところでしないでよバカ…)
恨めしげに自分を見る美鈴を不思議そうに眺めながら餃子をぱくつく当麻であった。

747 :
>>746
イイね!
野獣な瀬文さん

748 :
乙!
しかし未詳でやってたら盗聴盗撮されまくりそう

749 :
>>746
GJ!
サイコメトリーって困った能力だなあ

750 :
>>748
宗家津田が見てるきっと

751 :
>>750
助平の助だからな…

752 :
津田「瀬文、服を脱げ」
瀬文「はっ!」

753 :
エロ無し瀬文×当麻いきます。
ドラマ最終回後、入院中のお話。
***
いつの間にか、眠っていたらしい。
重い頭を動かすと、薄暗闇の中、ベッドサイドの小机が目に入る。
汚れの1つもない、事務的なまでに清潔なそれは入院生活の間に馴染んだもので、
頭と腕を乗せていた場所のすぐ前には、当麻の持ち込んだ調味料類が
狭いスペースを奪い合うように並んでいた。
どうして目が覚めたのかと、当麻はぼんやりと考えた。
布団でないと眠れない、なんて言うつもりはない。
なまじ自分の病室に戻るより、ここ――瀬文の病室――の方がよく眠れるのは、既に解っている。
医者や看護婦が連れ戻しに来たわけでもないだろう。
最初は躍起になって元の部屋に戻そうとしていた彼らも、
ガンとして言う事を聞かない当麻のことは、一週間が経つころには諦めたらしい。
なら、動いていないせいか。
入院生活は退屈で、やる事も無い。体力を使わなければ眠くもならないのは当たり前の事で、
だから寝が浅かったのだろう。
「うっ……」
そう結論付けようとしたところで、呻き声が聞こえた。
このせいか、とまだ眠気にぼんやりと霞む頭を上げる。
顔にかかった髪をかき上げて、ベッドの方を見る。
ある程度体調も落ち着いてきて、
人工呼吸器や心電図モニターも外されていた瀬文が、荒い息をついている。
うなされているのだろうか。
「……当麻……」
不意に名前を呼ばれ、当麻はびくりとした。
もう一度見る。やはり目は閉じているし、寝言なのだろう。
寝言で人の名前なんて、恥ずかしい事を。
「どこだ……当麻……」
当麻は顔をひくつかせた。何だこいつ。
黙って聞いているのがあまりにも恥ずかしく、当麻は小さく口を開く。
「目の前にいるっつーの」
瀬文の目がゆっくりと開く。起こしてしまったらしい。
罪悪感も無いではなかったが、
変な寝言でうなされる方が悪い、と誰にともなく言い訳をつける。

754 :
「起きましたか」
「……当麻……?」
瀬文の目はぼんやりと中空を眺めている。
まだよく見えないのだろう。病室は薄暗いから、尚更だ。
当麻の顔も周りも、ほとんど見えていないはずだった。
「いるのか?」
「ここにいますよ」
瀬文が頭をこちらに向ける。
だが、やはり見えていない事に変わりはなく、目の焦点も合っていない。
「はい、ここです」
だから、ベッドのすぐ傍まで椅子を進めて、布団から出ていた手に触れる。
すると瀬文は、体ごとこちらを向いた。
探るようにその手が動き、ゆっくりと当麻の腕を辿る。
両手で肘の少し先を握り、安心したかのように息を吐く。
その様子に、当麻は奇妙に胸がざわめくのを感じた。
――らしくない。
「どうしたんですか。瀬文さん」
動揺を隠すように、わざとからかうような声を出した。
「怖い夢見てうなされるなんて、子供っすか?赤ちゃん返りっすか?」
「……」
瀬文が顔をしかめる。だが、当麻の腕を握る手は離れない。
「あたしがいないと寝れませんか、やーだぁ、超カワイー」
「そんな事はない」
ややあって、否定する言葉が出た。
「いや嘘でしょ」
「嘘じゃねえ」
「じゃ、何なんですかねぇこの手は」
言って、ぱっと瀬文の手を振りほどく。
ついでに椅子も少し下げた。
「おい当麻」
咄嗟にか、咎めるような声が飛んできた。
が、当麻はわざと無視をする。
呼吸も浅くして、その場を動かない。

755 :
当麻の見ている前で、瀬文は両手で探るようにシーツを叩く。
「……冗談はよせ、当麻」
手がこちらにも伸びてきて、当麻はすいとそれをかわす。
瀬文は頭を動かし、見えない目で周りを見回そうとする。
それが本当に不安そうで、まるで母親を探す迷子のようで。
やはり、らしくない。
当麻は唇を噛んだ。
今更、自分の作戦のせいでなどと言うつもりはない。
あの作戦は事実成功したし、あれ以上の手は無かった。
瀬文が目にダメージを受けたのも仕方のない事だ。目は異物に弱い。
だが、それでも。こんなにも弱気な瀬文を見ていると、ひどく悪い事をしている気になる。
「らしくないっすよ」
椅子から立ち上がり、ベッドに近付く。
途端に瀬文がこちらを向く。
包帯だらけの手が伸ばされ、当麻の目の前を通りすぎた。
かろうじて、殴ろうとしたのだろうなと解る動きだった。
「……急に黙るな、バカ」
憎まれ口にすら力がない。
垂れ下がった髪に触れたその手をとり、頭に乗せさせる。
「ここです、頭。ちゃんと当ててください」
「……」
「本当、瀬文さんらしくないっすね。見えなくなって弱気になってんですか?」
「そうかもしれない」
正直に言ったのがおかしく、同時に悲しかった。
瀬文はひとつ息を吐くと、苦しげに目を閉じた。
「見えないってのは、思ったよりきついな……」
返事ができないでいると、瀬文の手が確かめるように頭の上を動く。
「ここにいるのに、お前がいなくなったような気がする」

756 :
目の奥が熱くなった。
不覚だ、こんな事で泣きたくなるなんて。
自分も弱気になっているのかもしれない。
手を伸ばし、瀬文の頬に触れた。
そっと指先でなぞってから、掌で頬を包む。
そうしながら、顔を近付けた。
まだ頭に乗ったままの手が、一緒に動く。
「近付いても見えないんですよね」
「ああ」
近付く。息がかかる程の距離まで近付いても、瀬文は頭を引こうとしない。
「――これでも?」
「ああ」
当麻はじっと瀬文の顔を見た。
手が乗っているから、位置はわかるのだろう。顔もちゃんとこちらを向いていた。
そのまま、ゆっくりと顔を近付ける。
瀬文の手が、頭から後頭部に動く。
その手に少しだけ力がこもると同時に顔を傾け、唇に口付けた。
互いに黙ったまま、顔を離す。
「ちゃんといるって、わかりました?」
「……見えないからな」
ぽつりと、瀬文の声が落ちた。
「残念だ」
「そりゃ仕方ないでしょ」
素っ気なく返し、瀬文が何度か瞬きするのを眺める。
「目が治ったら、また見せてあげますよ。この美貌を」
軽い調子でそう言うと、瀬文はふうと息を吐いて、
「うっせえ、サカナちゃんの癖に」
そう言って、安らかに目を閉じた。

757 :
GJ!!活性化万歳!!
二人らしさ、ツンデレっぷりが凄くイイです

758 :
活性化してくれて嬉しいです!
他に誰もいないと独占状態になっちゃいそうで投下しにくくなるので…

…で、瀬当100%な流れぶった切って申し訳ありませんが…
まさかのニノマエ×美鈴です。…需要あんのか?興味ない方はスルーでよろです。
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

「すっげ〜〜〜!!!!」

気まぐれで不定期で。
彼が現れるときは、いつだって唐突だった。

「めっっっちゃ上手い!!」

―――顔も上げずに溜息をつく。
美鈴は、自分の部屋のソファに腰掛けて、クロッキーブックに韓流スターの絵を描いていた。

「…また、スカウト?」
「そうだよ」
目の前に立つ、黒ずくめの無邪気な青年。
当麻陽太。―――またの名を、一十一。


759 :
「なんべん来られても同じよ。―――別に、あたしは
そっち側とかあっち側とか考えてないから」
「悔しくないの?悔しいからそんな有様なんじゃないの?」

不快なところを突かれて目を細める。
テーブルやフローリングの床には、ビールの空き缶空き瓶がゴロゴロしている。
芸大を中退してからというもの、ずっとこんな感じだった。

「っ、酒臭っ」
いつの間にやら顔が近いところにある。
「…うるっせーなテメェ」
「うぅん。餃子臭いより全然マシ。
…でも、性格変わるねぇ。こわっ」

隣に座るニノマエを横目で睨みつける。
んだと思っていた彼がこうやって美鈴の前に現れるのはもう何度目かになる。
生きていたのか、どうやって生き延びたのか、当初は疑問には思ったが
もうこうして前置きなしに現れることにも慣れてしまったし、自分には直接的には関係のないことなので
サイコメトリーしようとも思わなかった。
無論、その誘いに乗る気もない。第一、本当はもうSPEC自体使いたくもない。
今は亡き兄に迷惑かけて、二浪の末念願叶って合格した芸大に居られなくなった元凶。
見なくてもいい、見たくもないものまで見えてしまう、…こんなウザったい事この上ない能力。
『才能は自分が望むものと一致しない』と言っていた、誰かの言葉を思い出す。
組織化したSPECホルダーサイドとか。行ってどうなる?そこで何をするって?…そんなの、余計に虚しくなるだけだ。


760 :
「―――あんたの姉さんは、そんなこと望んじゃいないわよ」
「今は見守ってるけど、いずれ時期をみて姉ちゃんのことも迎えに行くよ。
…まぁ、瀬文さんがいるから無理かなぁ。あの二人お互いマジっぽいし。
パッと見二人共ツンツンでしかないのに、一体どこにデレの要素があるんだか」
困り顔で頭を抱えるその様は、冗談なのか本気なのかも掴めない。


「でも、本当上手いなぁ」
未完成の絵を、まじまじと覗き込まれる。
「勿体ない。大学、辞めちゃうなんて」
…いちいち反応して苛立っていたら思う壺だ。
無視を決め込むつもりで、視線をクロッキーブックへと戻す。
中退してからというもの、まともな作品を描く気は失せた。
でも、どこかで絵画に対する未練は残っていて、
でも今までのような、繊細な線で丁寧なデッサンやスケッチをするなんて心情にはどうしてもなれなくて
最近は、こうして乱雑な線画を描き殴ることで、今の自分を表現していた。

…客観的に見れば、それでもその線画が某有名韓流スターだと一目でわかるだけで
十分に評価に値する才能なのだが。
――――こんなの。
こんな『自分』、褒められても嬉しくない。


761 :
「僕、漫画的な絵しか描けないんだよね」
ふと、少年はそんなことを言い出した。

「図工や美術の成績は良かったんだけど、写実的な人物画だけは苦手でさ。
将来はクリエーターになりたかったんだ。漫画か、もしくはゲーム業界で」

『なりたかった』
前途溢るるかに見える青年は、過去形で自らの夢を語る。

「SPECの存在を知ったときは、ジョジョワールドが現実になるんだ!って、ワクワクが止まらなかったよ」

――――顔を上げて隣を見る。
どこか遠くを見るような、でもその眼になんとなく色が感じられない青年…いや、少年だっけか。
純朴な笑みを浮かべたその横顔は、本当に『邪気が無い』としか形容ができず、

「でも、それでも三次元には限界がある。
そりゃ、人間の可能性は無限かもしれないけどさ。それでも、10%プラス最大90%、
どんなにレベルアップしたって100%…FFで言うと9999。リアルには限界突破、なんてシステムはないんだ」

ところどころ一般人にはついていくのが困難な用語が出るが、
知らずのうち黙って耳を傾けてしまっている自分がいる。

「二次元ってさ、本当の意味で無限だよね。二次元ならなんだって、どんなことだって実現できる。
例えば、今、この人…えぇと、ヨン、?名前なんだっけ??…の隣に美鈴さんを描けばさ。
美鈴さんにとって夢のツーショットになるわけじゃん。
でもさ、実際はこれ紙だよ?
ただの紙を眺めるだけで感動できるって、冷静に考えると凄いことだと思わない?
それで人を感動させることができる作家や職人もさ。ある意味最強のSPECだよね」

「――――……」
『創作』に携わる者ならば、少なからず似たような思いを抱くものである。
子供らしい、純真無垢なその表現、その形容は、…純粋に惹かれるものがあると言わざるを得ない。


762 :
エロありはエロのくせに薫り高く
エロなしはエロなしの癖に艶っぽい
ともにGJ 読めて幸せでした

763 :
ほんの、気まぐれな興味だった。
「――――なんか」
クロッキーブックを一枚捲って、4Bの鉛筆と一緒に少年へと差し出す。
「描いてみなさいよ」

数秒、少年の表情が固まる。
が、次の瞬間にはどこか今までとは違う、
それこそ玩具を目の前にした子供のような笑顔で、少年はそれを受け取る。
意気揚々、といった雰囲気で鉛筆を持ち、
「――――――」

また、数秒。

考え込んでいる?
いや、どちらかと言えば思考停止しているかに見える硬直の後、
「――――やっぱ、ダメだぁ」
頭を掻き毟りながら、少年はそのページをガシガシと塗り潰した。


764 :
美鈴は目を見開く。
「ダメって、…何が」
「どんな形であれ、作品ってその人自身を表現するものだよ。
感情が込められない絵とかありえない。美鈴さんならわかるでしょ?
そもそも心が無いのに、作品なんて創れるわけがない」

「…?」
――――心が、無い?
不可解な顔をする美鈴をよそに、
少年はふぅ、と浅い溜息をつく。


「ごめんね」

「お兄さんのこと。なんか、えらっそーな大人達に約束破られちゃってさ。
カッチーンときたから、とりあえずみんなダルマにしといたんだけど」
仏壇の兄の遺影に、少年の視線が重なっている。

「あのとき、僕は怒ってた。
それは、確かに覚えてる。―――『怒っていた』という事実だけだけど」

――――事実??
ますます意味がわからない。


765 :
「―――大人って、なんなんだろね」

パチン。と指を鳴らす音。
「この力を手に入れて。
僕は、僕の時間の流れの中で、他の人間よりも早く大人になれる。そう思ってた」

時の流れが静止…否、鈍足化する。
別に周りに誰かいたわけでもないが、この瞬間
世界中が、二人きりの『世界』と化す。

「でも、この中では僕は、基本一人でいるしかなくて」
「通りすがりになら、いろんな人にいろいろなこと教えてもらったりもしたけど。
本当に、漫画とゲームだけだよ。人として大切な何かを、教えてくれる誰かなんていなかった」

横顔が、天井を見上げる。
「ずっと孤独で。
結局、中身は子供のままだった」
相変わらず、その口角は上がっていた。


766 :
「…なんで笑ってるの」
「ん〜、…とりあえず、他に顔芸がないから、かなぁ」
「何よそれ」
「僕は、僕じゃないから」

意味が、よく、わからない。
わからないが、

「この手は、―――きっと、
…猫だって平気で、してしまう」
手のひらを、何かを握り潰すかのように握りしめて――――

とすん、と少年は美鈴の肩に寄りかかる。

「今、…の中で、当麻陽太の記憶、――記録は、情報(データ)としてしか残っていない。
経験値を培ってきたセーブデータじゃないよ。最初っから御都合主義でコード改竄されたチートデータ」
小声で、何を言っているのか
まともに理解できなかったが

「大人に、なったら」
「当麻陽太は、クリエイターに…夢を、『作る』側になりたかったのに」

感情のない目が、笑って
「なんか…知らないうちに、
『作られる』側になっちゃったんだ―――」


767 :
鉛筆と、クロッキーブックが床に落ちる。
自分でも、自分の行動が理解できないまま。
美鈴は少年の肩を寄せ、胸に抱きすくめていた。

頭を、撫でるように抱えて、
「だから…なんで、…笑ってんのよ」
「だって、泣けないし」

ぎゅ、と、抱きしめる腕に力を込める。
「僕は…もう、大人に、なれない」

――――サイコメトリングが起こる。
何もない。脳裏に映ったそのビジョンは虚無であり空虚だった。
あぁもう。
わけ、わかんない。
わかんないのに、なんで、こんな締め付けられんのよ――――


768 :
「…胸」
「…なに」
「当たってる」
「なによ」
「女の人の胸に触れるの、初めてだから」
「…そう」
一度、身を離し、
「聞こえる?」
手を、引き寄せて、左胸へとあてがう。
「ほら」
「心臓、鳴ってるよ。
…貴方と同じ、この時間の中で」
「―――うん」
その手は、冷たいのに、温かな錯覚があった。

「…やわらかい」
手を添えたままの少年が、おもむろに呟く。

「ねぇ」
「直に触ってみても、いい?」

――――調子乗んなクソガキ。
思いながら、掴んだままのその手をカットソーの中へと導いた。


769 :
「どうしよう」
いつの間にか、美鈴は背中からソファヘ倒れ込んでいる。
上に覆い被さるように跨った少年は、もう片方の手も差し入れて、その感触に夢中で
「すごく、気持ちいい」
「うん」
「…女の人も、気持ちいい、の?」
「…うん」
どうか、してる。
夢中になっているその姿が愛おしくて、
「見ても、いい?」
「…ん…」
どこまでも、許容してしまいそうな自分が、

「…こんな、なんだ」
カットソーの裾を上にずらされ、美鈴はその双丘を少年に晒す。
「…何よ、こんなって」
「三次じゃこうなんだな、って。
少年漫画やアニメじゃ、…女キャラの裸が出てきても、…その、
…ここ…まで、描かれないから、さ、」
「っあ、」
先端を押されて、無意識に押ししていた声が漏れる。
思わず口元を抑えて
「…っ…がっかり、した?」
「なんでさ」
両手の力が緩み、その形が元に戻っていく。
少年は、真顔で
「凄く、綺麗…」


770 :
―――確かな息遣いが、聞こえる。
「やっべ」
今度は、少年が美鈴の手を引き寄せる。
「こんなん、なってる」
「そりゃ、そう、でしょ…
健全な、男子、なら」
ソコには、熱く、誇大化したモノが、あった。

「ねぇ、」
事態も、よく、呑み込めてない、けど。

「…キス、しても、いい?」
「ん…」

この『世界』の中で、
この少年は、確かに、今、ここに生きていて、
自分は今、この『世界』で
たった一人の『証人』なのだ――――

重ねただけの唇が、離れる。
「ファースト、キス?」
「ううん。多分、セカンド?くらい」
「多分てなによ」
「ちっちゃかった頃、誰かとしたかもしんない。
まさか姉ちゃんかな。…オエッ」
「それは子供のキスでしょ。…大人は、こう」
美鈴は起き上がり、少年の頬に両手を添えると
強引に歯列に舌を割り入れ、深く激しく絡ませる。

はぁ、と、息苦しそうに、…だが必に舌の絡みに応えている。
―――無色透明だった筈の黒ずくめの少年が、着実に色味を帯びてきていた。


771 :
荒く乱れた呼吸が、たった二人しかいないこの『世界』で絡み合っている。
―――それ以外のモノやコトが絵画の如く静止したかのようなこの『世界』は
それこそ、…まるで『二次元』のようだ。

先刻と体勢は逆転し、美鈴が上に跨っている。
「気持ち、いい?」
「―――っう……ん」
黒のタートルネックの下に隠された、白い素肌を撫で回し、
「男でも、ココ、イイ、でしょ」
「あっ―――――」
敏感な箇所を、いじらしく攻め立てる。

もう、お互い昂った体の反応は隠せなかった。
耳元に顔を寄せ、
「大人に、なる?」
美鈴は、艶めいた声色で囁く。
声と、息が、…耳にかかっただけで、青年としての体はびくん、と反り返る。
満足気に顔を上げ、少年の瞳を真っ直ぐに見据えると、
「あたしは、いま」
自らの秘部に指を入れ、
「ここに、いるよ」
くちゅ、と淫らな音を立てた。

「っは…美鈴、さ――――」
黒ズボンの中で、膨張して苦しそうにしている
少年の男の証を開放してやろうと、指の長い手がジッパーに伸びたそのとき


772 :

バチッ!!

電撃が走った。
光の無かった少年の瞳が白く光る。

「っ?!」

怯んだ美鈴は反射的にその手を引っ込める。


「あ――――ア゛―――――」

少年だったモノが、ガクガク、と痙攣する。
「な―――に………?」
美鈴が僅かに後ずさったそのとき、

「――――ヤ、メロ―――やめろ!!!!」

ソファから飛び起きて、少年は美鈴を突き放し、勢いで反対側の壁へ
ドン、と激突した。


バチバチ、と微かな火花の音が残る。
「ハッ――ハ――――」
その場に蹲った少年は、
「――――彼女に……手を、ダスナ――――」
何か、目に見えないモノを抑え付けるかのように、
自らの首の根を掻き毟っていた。


773 :
幾ばくかの沈黙の後。
時計が、正常な流れを刻み始める。

「……ニノマエ、?」
「――――ごめん、美鈴さん」
――――これ以上間違いを犯せば。
本来の『機能』が彼女を障害と認識し排除してしまう。

「いいんだ」
何かを、仕切り直すかのように立ち上がる。
「僕は、このまま妖精になって、魔法使いになるから」
「…なにそれ」
振り向いた少年は、元の、やっぱり邪気の無い笑顔で
「永遠のチェリーボーイってこと」


774 :
「――――――」
「また、来るね。
…多分、次に会うときにはデバッグされて、今日のセーブデータごとデリートされちゃってると思うけど」
在る筈のない、…在ってはならない『心』の震えを
自らの『機能』で押し留める。

「―――ありがとう」
無色透明なその笑顔のまま、
「じゃあね」
瞬間、少年は美鈴の眼前から姿を消した。


秒針の音が、する。
コトも、モノも、全て元通りに動き出している。
体の熱と共に―――気付けばアルコールも大分冷めてきていた。
たった一人、元の『三次元』に残された美鈴は呆然とする。


775 :
ふと、何か尖ったものが爪先に当たり、足元に視線を向ける。
転がった、芯が折れた鉛筆と一緒に落ちている、
―――無造作に塗り潰されたクロッキーブックは、確かにそこに存在した『世界』と『彼』を示していた。

心がないのに、作品など作れない、と言っていた。
だが―――この1ページは紛れもなく、先刻まで目の前に居た『彼』の『作品』に他ならない。
この、八つ当たりのような痛々しい線は、まさに彼自身を、…彼の無意識の中の『心情』を表現したもの。
作り笑いしかできない。泣きたいのに泣けない、という、彼自身も自覚していなかった悔しさと憤りの現れ。
同じ『創作者』を志した美鈴にはわかる。
仮に、もし本当に『心』がなかったとしたならば―――そもそも何も描かずに、白紙のページを残したはずだ。

彼に、何があったのだろう。
彼は、何を求めたのだろう。
ただ、なんとなく察せられることは。
彼は、…おそらくはあたしのために、自身の『自我』を押しし、あたしを拒んだのだということ。


それ以上のことなど、美鈴には知る由もなければ想像もできやしない。
少年は、自ら消去されると承知の上で、彼を作った『クリエイター』…もとい『ディレクター』の元へ還ったのだということ。
少年…いや、オリジナルの『コピー』は、世に出回るゲームソフトのように均一に、何本でも製造されるのだということを。



―――それから後。
美鈴の心は『向こう側』へと揺れ動くこととなる――――

xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
要するに、初期型のクローンニノマエは陽太の記憶を忠実に埋め込みすぎたせいで、
その中でたまたま『芸術志向』という共通項を持っていた美鈴に触れてしまったことでバグって
本来ありえない事象が起こった。てな感じのパラレル 全 開 設定です。
展開強引ですみません。公式ぶっ壊してすみません。挙句寸止めですみません;;

776 :
乙です!
ニノ美あざっす^^寸止めでしたがウマかったですww
入院中の話も素晴らしかったですw

777 :
>>753
これは萌えるな〜GJ!

778 :
GJGJ!
職人様方ありがとうございます!!
>>746
この後瀬文が現れようものなら美鈴ちゃんはキャーと真っ赤になって
出て行ってしまいそうですね!
「…お前美鈴ちゃんに何をした」
「?何もしてませんよ」
>>753
ゆるやかなふたりの時間がいいですね。
エロ無しなのにそこはかとなくただよう色気が萌えます。
>>758
ニノマエ美鈴ってさして興味なかったはずなのですが
かなり萌えましたww
火がつきそうですww

779 :
憑依の回で当麻がガソリンかけられた時に言ったぬるぬるするーがかわいい

780 :
>>779
もー
ぬるぬるする

781 :
入院のシーンは、やっぱりドラマの方が好きだな。

782 :
>>773
GJ!!
美鈴ちゃんエロいな
たまらん

783 :
当麻「瀬文さんのってあんまり大きくないっすね」
瀬文「上等じゃねえか、口開けろ」
当麻「ングッ、ンッ、、オェッ」



784 :
>>783
状況がわかんない
口犯してるの?

785 :
イラマチオだべ

786 :
相合い傘いいなあ

787 :
当麻にイラマチオしたら瀬文さん餃子ゲロまみれだな

788 :
攻められる当麻もいいけど、攻める当麻も攻められる瀬文もみてみたい。薬使って、瀬文さん動けなくなったところで
竿縛って、イケないようにして当麻がベタベタ責めるのみたい

789 :
>>788
そのへんは瀬文の入院中に当麻がさんざんやっているような気が…

790 :
>>789
翔の設定無視すれば、連ドラ後の入院中なんて、
瀬文目見えないし両腕折れてるから当麻やりたい放題だなw

791 :
美鈴ちゃんが瀬文さんをむりやり・・・

792 :
映画もヒットしたことだし
リアルでもパロディAVとか出るかなー
瀬文役は厳選してもらいたい

793 :
パロディAVなんてあるのか(笑)

794 :
(ヾノ・∀・`)ナイナイ

795 :
いや、あったらちょっと見てみたい、という話w

796 :
瀬文さんが津田たちにまわされればいい

797 :
よい子のみんな!
ほもネタは801板でやろうね!
お兄さんんとの約束だぞっ☆

798 :
酔った瀬文と美鈴ちゃんが・・・
ってのが見たいっす

799 :
>>798
美鈴ちゃんは酒乱なんで
「瀬文ぃ!てめえ脱げよ、男だろ!全部さらけ出しちまえよっ!!」
といいながら瀬文の服をはぎ取りそうw
でも瀬文は志村の妹に酒の勢いでやっちゃったなんて
自責の念にかられて割腹自してしまいそうだw
もしくは責任とって結婚するとかw

800 :
>>799
何それ見たい。

801 :
植Pの呟き、屋上で瀬文が当麻を抱きしめてキスするかも知れなかった、だと…
これはこのスレの住人を釣るため陰謀だ!

802 :
釣られそう…!!

803 :
釣られるぞ全力で!!
ところでATARUに瀬当出てたね

804 :
ATARUに出てくる瀬当にすら萌える自分はどうしたら…!!

805 :
天でのラストのちゅー疑惑シーン、あれは堤監督によるものなのか
ロマンチックなのは脚本かと思ってた
GJ過ぎる、堤さん

806 :
アタルの当麻が散らかした紙を拾う瀬文がたまに当麻がほっぽり投げるキャリーバッグを
何だかんだで拾ってあげてるのに似た感じで萌えたw
「てめえで片付けろ」と言いたい所なんだろうが、仕事中という事もあってか
当麻の思考や行動を邪魔しないようにか、不本意そうに拾ってたら萌えw

807 :
誰か抱きしめてチューするバージョンを文章にして下さい…

808 :
流れだけなら公式だもんな
神々が100人いるなら100通りの補完ストーリーがあるわけか…

809 :
あ〜あ〜!ある日いきなり瀬文さんが当麻にデレるスペックとかねぇかな〜!

810 :
また戸田ちゃんふっくらしないかなあ。
ふっくらしてる戸田チャンの入院シーン可愛かったな 頭に包帯、寝巻きで萌えた
天ではいまいち萌が足らんかった 
きっと戸田チャンの可愛さが削げちゃったんだと思うの、夏バテで。

811 :
げっくの戸田ちゃんはあんまりタイプじゃない。
当麻がぬほど可愛く見える自分は病気だろうか?

812 :
屋上キスしちゃうとかやはりそれまでの間にヤッてたのか
では里子ハグしようとしてたのは何だったのかとか
いろいろ矛盾しそうだし本編はあれでいいのだろう
しかしチュー場面の神作品は読みだい

813 :
当麻ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ

814 :
>>811
いや俺もそうだ
戸田の可愛さはSPECとライアーゲームが双璧だとオモ
相手役としてはやはり松田より加瀬だな

815 :
過疎…orz
クローズはいつになるんだ〜

DAT落ち対策も兼ねて次スレからATARUを統合、ていうのはナシですかね…?
単独スレ立てる程の需要はなさそうな、蛯×チョコとか沢×蛯が見たい。
まぁそれ言ったらケイゾクも、ってなっちゃうしキリがないか。

816 :
人それを本末転倒という

817 :
局と責任者が一緒ってだけの作品でしょ・・・
出演者はプロデューサーが気に入って連れてきたみたいだけど
なんつーか、、ケイゾクとスペックは親戚だけど
アタルは血がつながってないことを知らされてない
気の毒な連れ子みたいに思えて・・・悲しくなる

818 :
統合には反対。

819 :
このスレは人気投票をやったおかげなのか
職人さんが逃げて印象が悪いよ
まぁ単に廃れただけってこともあるけど…
なのに統合?
需要が少ないのは半生スレがあるじゃない
全然学んで無いとしか…

820 :
クローズがあるかもしれないし、
DAT落ち対策を考えてくれるのは嬉しいけど、
このまま細々と進まないかな??
完結した作品じゃないんだし。
時々神が現れてくださるのを待ちながら…
別にアタル嫌いじゃないけど、一緒にするのは違うような。
とにかく「瀬文と当麻とその仲間たち」が見たい。

821 :
必要が無いんなら落とせばいいんだよ
必要になったらまた立てればいい
無理矢理延命する事に何の意味がある

822 :
かえって人が離れていくだけみたいですね…

変な燃料投下してしまいすみませんでした。

823 :
誰でも編集可能なまとめWikiがあるんだから
DAT落ちは気にしなくて良いとおも
>>821の言う通り、落ちても必要ならまた立てればOK

824 :
美鈴×一十一と美鈴×瀬文か・・・
なんかエロいの書けそうでいいな・・・
誰か書いてくれる人いないかな。

825 :
そういや気になったけど当麻と美鈴と雅とサトリって処女なのかな?

826 :
美鈴ちゃんは彼氏いたから、処女じゃないんじゃない?
雅ちゃんは係長待遇がいるし
当麻は処女希望

827 :
確定しているのは雅ちゃんだけだが、年齢的には多分みんな非処女だろう
当麻は色々と規格外な人間なのでよくわからないけど


828 :
サトリは相手の心を読みながらセックスしてるのかな
「ほらここが気持ちいいんでしょ。あたしにはわかるんだよ」とか

829 :
>>828
確かにサトリは相手の心を読みながらセックスしてそうだな。
誰かサトリのこういうちょっとドSのサトリと誰かがセックスする話誰か書いてくれないかな

830 :
サトリってすぐ眠くなるからセックス中に寝落ちか、
あるいは真昼間のプレイかどっちかだな

831 :
サトリは夜に襲えばおkだな

832 :
>>826
当麻は地居にさんざんやりまくった記憶植え付けられてそうだけど
あの男は変態なので実際にはしてなくて処女だった、ていうのが
らしい感じする

833 :
自分も同じく地居は処女厨だから結婚まではキス止まりと予想w
そんかわりキスは記憶消してやりまくってるというイメージw
イケメンの癖にまじキモい地居がいいw

834 :
おいちょっと待て
サトリは相手が感じてるのが自分にも感じることができる、というのか
ということは自分の感度×相手の感度で彼女は何倍もおいしくいただけるというのか

835 :
相手が下手なくせに自信満々な奴だと内心pgrしてるよw

836 :
>>825
堤作品の主人公はみんな処女という裏設定があるらしいとどこかで見た気がする
柴田純も山田奈緒子も当麻紗綾も火田七瀬も

837 :
そういや当麻と美鈴と雅とサトリの中で誰が一番胸でかいんだろうな。
後逆に誰が胸一番小さいんだろうな。

838 :
エヴァゲー、終わりなき日常のゲーム、SFゲーム作りたい方に朗報です。
「ウ・ディ・タ」とは? 
・高度なRPG開発が可能な、完全無料のゲーム作成ツールです。
・自由度が高いです。その分初心者には難しいかも。
 ツクールでは物足りないけどプログラミングは苦手という方にお勧め。
・作成したゲームは自由に配布したり、コンテストに投稿することも可能。
■作り方しだいでパズル・カードゲーム・シミュレーション・アクション・
 RTS・他なんでも作れます。
■他人が作成した「コモンイベント」を利用すれば、自分では開発が難しい
 ゲームシステムも容易に実現できます。

839 :
>>831
サトリは夜に津田さんたちと襲えばおKだな

840 :
>>839
帽子の津田された報復で輪姦ですか
津田はモテるらしいからテクが凄くてサトリうっかり感じちゃいそうだな

841 :
>>840 
そこに瀬文を加えてと・・・

842 :
>>840
この時にサトリは処女であるというね・・・

843 :
そういえば、サトリは捕まった後、零課に引き渡されたらしいんだよな…

844 :
サトリはあの若さで占い師として有名になってる
それまでの紆余曲折が気になる
いろんな有力者の愛人になってのし上がってきたと思う
現在のボスにもボディガード付けてもらって寵愛されてるし

845 :
>>843
つまり零課の人たちに引き渡されて以降は毎日ヤラされたりやりたくないやつと無理やりセックスさせられたりとレイプに近いことを毎日ヤラされてたんだろうな・・・
自分も零課に入ってればサトリとヤレたんかな・・・・
>>844
多分有名になるために有力者とセックスしまくったんだろうな・・・
ボディガードとは多分占いの仕事が終わった後かもしくは朝に占いの仕事行く前とかにボディガードとセックスしてたんだろうな。


846 :
相手の心が読めても自己防衛には限度があるよね
相手の考えてる事を読んでしまった上に為す術なしって絶望感ハンパない

847 :
>>846
なにそれおいしい
セリフネタ
「!!??なんだ、当麻っ、その格好は!?」
「クールビズです」

848 :
>>846
確かにサトリにセックス中に心読まれたら自分の気持ちい所ばっかやられるしイキまくるな。

849 :
サトリ「えっ…何、舐めるとか絶対いや、…あん、ああん…あっ、いや吸うとかだめ、やめてぇ…
あ、あんっ…え、やだもう固くなってるとか、いや、入れないでぇ…あ、あ、やめて、イクうぅ!」

850 :
サトリ「はぁ・・・・はぁ・・・・こんな量まで私の中に出して・・ちゃんと責任とってよねバカ・・・・

851 :
>>850のコメ主
やべっww」入れるの忘れてたスマン。
>>849>>850のサトリは誰とセックスしてんのかな、後このサトリはもしかしてセックス初めて?

852 :
サトリ「いやっ!そんな大きいの入れたら私のが壊れちゃう!いや・・・やめて入れないでぇ・・・
やっ・・!痛い!お願い抜いてぇ・・・お願い中には出さないで!お願い!いやっ・・!いやああああああ!」

853 :
サトリは処女よりビッチで淫乱がいいです

854 :
>>853
確かにサトリは処女もいいけどビッチで淫乱もいいな

855 :
この当麻の後ろに瀬文がいると妄想した!!
http://up.mugitya.com/img/Lv.1_up2034.jpg

856 :
>>855
この画像何のドラマ?

857 :
花より男子?

858 :
サトリがビッチで淫乱ってことはセックスする相手は零課の人とだな、
みんなは零課以外にサトリは誰とセックスすると思う?

859 :
ボス

860 :
サトリのあのファッションはボスの趣味だと思う
本人も気に入ってると思うけど

あと完璧に妄想なんだけど、サトリの能力がサトリ思春期の頃にクラスで
「空気読めない」とか一方的に言われていじめられた時に芽生えた能力だといい
親は放任主義でサトリに興味なし、そこをボスに拾われたとか。
初めてボスに「君(のその能力)が必要だ」とか何とか言われて嬉しくて犯罪組織に身を落としたけど
「能力を持った自分」だけが必要とされてる事は分かってるから
自分自身を愛してくれない事もちょっと憎くて、いつかボスに噛み付いてやろうと思ってるサトリを妄想

861 :
>>826
美鈴ちゃんの彼氏は熟女好きだったから多分セックスしなかっただろ。
美鈴ちゃんがセックスするとしたら多分瀬文さんか兄貴か・・
兄貴だと近視相愛になるからダメか・・・

862 :
>>860
なるほど自分も妄想だがそのボスには愛人がいてそれを自分の能力で知ったサトリがセックスするときに「あんな女より私の方がいいですよねボス♥」
ってな感じでサトリはボスを誘惑してんのかな?

863 :
些細な事でボスにムカついてでたらめなサトリをして組織に不利益を出そうとするも
全部ボスにバレてて釘刺しがてらお仕置きされるサトリとか見たい

でもサトリすぐ寝そう

864 :
なにこのサトリ人気

865 :
>>861
そこでニノマエですよ
童貞と処女の初々しいセックスでもいいし
彼氏と別れた美鈴ちゃんが年下少年をリードして筆おろしでもいける

866 :
>>865
なるほどじゃあニノマエがドSで無理やり美鈴ちゃんの処女を奪うって感じでおkか?

867 :
>>863
お仕置きってたとえばサトリにバイブ突っ込んで尋問したり拘束したり輪姦だな

868 :
美鈴ちゃんはサイコメトリーで相手が普段どうやってオナニーしてるか分かるので
責めるのが上手そうです

869 :
>>868
なるほどじゃあ「ふーん、あなたここが気持ちいいんでしょ、ほらいっぱいここ舐めてあげるから感謝しなさいよ」
っていうちょっとドSな美鈴ちゃんを妄想

870 :
再放送されるのか

871 :
突然だけどみんなは当麻と美鈴と雅とサトリの中で誰とセックスしたい?
自分は美鈴ちゃんかサトリとやりたいな。

872 :
同じ人か知らんけど、いい加減にsageを覚えて欲しい

873 :
>>872
分かった、これ以降はsageをつけて書き込みするからなんか不快になった人すまない・・・

874 :
>>834
じゃあ他の人がセックスしてるときサトリはそれを見てイク時も一緒にイクのかな?

875 :
天の屋上後のシーンお願いします

876 :
野々村係長待遇の?

877 :
誰か瀬文×当麻←ニノマエ短編でもいいのでお願いします

878 :
今思ったが美鈴ちゃんってなんか女性同士での性行為とかできそうな気がする

879 :
サトリvs美鈴ちゃんの読心対決

880 :
>>879
サトリと美鈴でどっちが先に瀬文さんをイかせるかとか面白いな。当然読心を使って
それでその様子を当麻はじっと見てて自分で自慰行為をするっていいな。

881 :
鬼畜瀬文(ニノマエもしくは地居)が当麻を誰かの目の前でセックス(瀬文だったら地居の目の前で。ニノマエだったら瀬文の前で。地居だったら瀬文の前で)妊娠する量まで中出し。
要するにNTRって事だ・・・

882 :
地居に犯された当麻を瀬文がなぐさめてお清めエッチまでセットでお願いします。

883 :
実はされてなくて、クローンニノマエ4人に連れ去られて
順番におまんこをじっくり観察されたりする恥辱プレイの果てに
全員の筆おろしをさせられる美鈴ちゃん

884 :
瀬文が当麻と美鈴と3Pしてるのをお願いします
もしくは瀬文が当麻とサトリでお願いします

885 :
地居か海野先生が美鈴をレイプする展開を誰かお願いします

886 :
地居が当麻(もしくは海野先生が美鈴)を自分の家で監禁、そしてレイプや写真で脅迫、恥辱プレイなどをお願いします

887 :
海野先生が美鈴に「お兄さんが助かる方法を知ってるが条件がある(実際はウソ)」って言って美鈴の処女を奪ってセックスしまくる海野先生

888 :
>>883
女体への好奇心旺盛なニノマエが4人がかりでねっとり全身を愛撫、
2人目あたりで感じてきてしまって3本目の挿入と同時にイク美鈴ちゃん。
最初の2人も「僕らとも一緒にイかないとズルイよ」とかいってもう一回廻されるのだった。

889 :
地居(もしくはニノマエ)に強姦される当麻

890 :
海野先生にエロい病処方されて早く治すために海野先生とセックスする美鈴ちゃん

891 :
読心能力を使いすぎて眠っているサトリをレイプする冷泉

892 :
サトリがレイプされるの読みたい

893 :
そういや地居ってずっと当麻をストーカーしてたってことはいつも妄想で当麻の事考えて夢精したりしてたのかな。

894 :
サトリ〜〜〜

895 :
>>894
サトリ可愛いよな。

896 :
ちょっと待て、公式ツイの「不器用な告白」ってどーいうことだ

897 :
>>895
サトリの読みたいっす

898 :
さとり

899 :
ところで当麻、美鈴、雅、サトリとはみんなはそれぞれどのようにエッチしたい?

900 :
入院中当麻と美鈴に奉仕されてる瀬文願います

901 :
瀬文と当麻が入院中にセックスしてるところに美鈴ちゃんが来て美鈴ちゃんも当麻と瀬文と一緒にセックスするのをお願いします

902 :
サトリお願いします

903 :
雅ちゃんが米兵にレイプされちゃったよ・・・。

904 :
そういえば零のときは野々村と雅はまだプラトニックだったらしい。
お泊まりも失敗してたし、もしかして雅ちゃんまだ処女?

905 :
>>904 条例があるので手を出すわけにはという表現があった気が

906 :
雅ちゃんの彼氏(?)イケメン若手刑事の存在を存在をうっすら忘れてはないかい

907 :
瀬文とキルビルの若かれし頃で妄想

908 :
一週間も書き込みが無いなんて・・・犯罪よっ!

909 :
DVD発売に向け、なにかしらの情報は出していくのかな?

910 :
瀬文さん・・・裏でヤクザやってたのかよ・・・・

911 :
後津田さんも昔はヤクザだったよ・・・

912 :
冷泉もヤクザになるんぞ…

913 :
ケツでは萌える展開はあるのか

914 :
おい…
ニノマエが大河でも瞬間移動したぞ

915 :
ニノマエ・・・生きていたのか

916 :
うでまくら

917 :
当麻のチュー顔かわいい

918 :
瀬文誕生日おめ
プレゼントは当麻w

919 :
せぶみととーまちゃんの罵りあいセックス短編はまだですか?

920 :
罵り合っているうちにエロいことになって
嫌だと言いつつ二人とも体が正直に反応するんですね

921 :
零ではからまないんだろうか…

922 :
あけおめこ

923 :
ほしゅ

924 :
ほしゅ

925 :
結まで保守

926 :
零の瀬文の出番は少なそうだが
絡みはあるのか気になるなあ

927 :
>>926
絡みは小説通りなのかな

928 :
瀬文さん、高校時代はヘタレ高校時代はヘタレだったとかニヤニヤがとまらない。

929 :
結局
バイオハザードのパクリ

ダークサイドクロニクルズまんま
セリフももろ
戸田は
マヌエラだろw

930 :
AKBでるとか…なんかもやっとする

931 :
AKB出るなら映画はレンタルまで待つ事にした
お疲れサマランチ

932 :
本編は恋愛にならないらしいが想像力をかきたてそうですね

933 :
サトリが別のドラマでエロい台詞言わされてるみたいだね

934 :
保守

935 :
ほしゅ

936 :
>>932
マジ…?

937 :
ほしゅ

938 :


939 :
結までほしゅ

940 :
結の映像でベッドに倒れる当麻で何か考えたいが思い付かない

941 :
零のOA日まだか。
ほしゅ

942 :
>>941
10/23(水)夜9時から。
その1週間後の30日には『天』が地上波初放送。

943 :
>>942
情報dクス
零HPかわってましたね

944 :
ついにAVでるみたい。
【R18/20】SPEX(スペックス)〜未確認性行為特別対策係事件簿
twitter.com/spex_loc
垢w

945 :
ちょ、まじでパロAV出るんかいwww
しかも専用ツイアカwww

946 :
>>944
垢ちょっと見てみたけど、本家のこと書いたり映画のニュースをリツイートしててちょっとどうかと思った…
本家のこと検索してパロAV見つけちゃうの嫌だなあ

947 :
>>944
SPECエロの公式ページ公開されとった。
ttp://www.paradisetv.info/spex/
人物相関図見たけどマダムヤン役が出とらんから見ん。
異論は認める。

948 :
>>947
再現度ワラタwww
まぁ努力は認めるw

949 :
訴えられないかな、と心配になるw

950 :2013/09/19
>>949
植田に訴えられそうになったんでお蔵入りになったなw
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