2013年10エロパロ434: 蒼いシリーズでエロパロ (722) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

ヴァンパイア騎士でエロパロ (692)
ひとひらでエロパロ2 (362)
無口な女の子とやっちゃうエロSS 十言目 (133)
【みなみけ】桜場コハル Part 13【今日の5の2】 (567)
▲▼ ARIAでエロパロ! 6 ▲▼ (854)
ゴルゴ13の女性キャラ (92)
ポケットモンスターSPECIALでエロパロ第6章 (841)
【宇仁田ゆみ】うさぎドロップでエロパロ (45)

蒼いシリーズでエロパロ


1 :2008/07/18 〜 最終レス :2013/09/12
「ぱんつはいてない」あの絵でおなじみの
「蒼い海のトリスティア」と「蒼い空のネオスフィア」のエロパロSSスレです
新作の「暁のアマネカと蒼い暁のアマネカと蒼い巨神」もここでおk
ナノカさん、アマネカさん、エリンシエ女王、ネネ、メイルのロリキャラも
フォーリィ、フェアリ先生、パナビア先輩、カルのグラマーキャラも
その他どっちでもないノーマルキャラも
みんなまとめてHな目にあわせよう
オーギやゴレーム達のアッー!は勘弁な
降臨してくれる神ただ今募集中
前スレ
蒼い海のトリスティアネオスフィア エロパロSS
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1146201351/l50
保管庫
http://adult.csx.jp/~database/index.html
ゲームの部屋その13にあります

2 :
ごめんよ、500kB近いのに気づかず埋めてしまって。
アマネカ出たし前と一緒じゃまずいかなぁと思って勝手にスレタイとかも変えて立てたけどマジですまん。

3 :
SSの方も半端に切れちゃったけど続きの本番全部書いたらまとめて再投下してもいい?

4 :
またえらくシンプルなスレタイに
トリスティアとかアマネカとかは長すぎで入らなかったんだろうけど
これはこれでいいのでSSの続き待ってます

5 :
ああああ、よく見りゃ間違いがいっぱいあるし。
もっと落ち着いて立てるべきだった。
ほんとにごめん、嫌だったら立て直して削除依頼出してくれてもいいです。
>>4
ありがとう、明日までには投下します。

6 :
別に立て直さなくてもいいですよ
毎回>>1ばっか見るわけじゃないし多少誤字があっても気にしない

7 :
>>5
乙っす
このまままでもいいかなと自分は思います
本スレが落ち着いたときに、いっかいリンクを張るだけで認知も十分でしょうし
とりあえず、なんだか本番直前、嫌すぎる場所でSS切れてるのでw
まとめ投下お待ちしてます

8 :
てっきり往年の大映系のドラマのエロパロかと思った

9 :
それは青い山脈…って、やっばトリスティアかアマネカってワードをスレタイに入れといた方が無難かねえ?
このスレ自体は緊急避難的な意味において必要だったから、迅速なスレ立てGJってのは間違いないけど
今の段階なら混乱もなくスレ立て直しは可能ではある

10 :
蒼いシリーズでエロパロ総合 トリスティア、アマネカ等
とかかな? ネオスフィア入れると流石に文字オーバーになりそうだし
今のままでも問題ない気はするけど、変えるならさっさと変えちゃったほうがいいかも
>>3
これからというところで切るのはどこのじらしプレイでしょうか?w
続き待ってます

11 :
【蒼い】工画堂ソフト総合【パワードール】
とかじゃ駄目なん?
ガジェットトライアルとかパワードールとかシークエンスパラディウムとかもカバーできてリーズナブルだと思うんだが…
しかし住人の好みが分散するんでまとまりがなくなって過疎るかもしれんと思うと迂闊な事はできんが

12 :
手を広げるにしても、
【蒼い】工画堂くまさんちーむ作品エロパロ【GT】
位が方向性を保てる限界でしょ
でも、なんだかこのスレのままで不自由無い気がしてきたり
ここにSSを投稿しようって思ってくれる職人さんで、それ以前に本スレを全く覗いたことが無い人はおらんだろうから

13 :
>>12
スレタイなげぇよww

14 :
>>5
乙カレ〜
旧スレからの続き分、期待してまっす。

15 :
ここは帝国ジュニアアカデミー旧校舎にあるパシ研の部室。
「うーん、今日はコラコラ浴場遺跡に行ってみるか」
アマネカはEプラントに関する資料を読むのをやめて時計に目をやる。
「それにしても遅い。あいつらにはパシ研の部員としての自覚が足りないな、何かペナルティでも…」
などとつぶやいているとバタバタという足音が近づいてきて勢いよくドアが開いた。
「ごめーん!遅れたぁ!」
ドアの方を見るとそこにはリエ、メイル、エアナの3人がいた。
「遅ーい!こうしてる間にもお宝は盗掘者どもに狙われてるんだぞ!」
そこまで怒っているというわけでもないので3人は各々遅れた理由を話しながら軽く謝る。
続いてアマネカの矛先はまだ来ない男性メンバーに向けられる。
「カルはしょうがないとしても男共は何してるんだ。まったく…」
アマネカの疑問にリエが答える。
「今日は男子は来なわよ?放課後、男子生徒は全員身体測定だから」
リエの言葉にアマネカはあっけに取られたような表情を浮かべる。
「え…?そ、そうだったっけ…?」
「昨日男子達が言ってたじゃない。アマネカも結構抜けてるねぇ」
ニヤニヤしながらエアナが普段の恨みを晴らすかのようにからかう。
「うるさい!私は考えることがたくさんあるんだ!」
(くそ、エアナの奴…今度そのグレープフルーツを泣くまで揉んでやるから覚えてろよ…)
復讐をそっと心に誓いながらアマネカはエアナの胸を睨む。
「会長、私がオーギさん達の分まで頑張りますから」
メイルにオーギの代わりが勤まるとは思えないがその素直な言葉には癒される。
(ま、来ないものは仕方ないか。それに今回の遺跡は小さいからこのメンツでも大丈夫だろ)
「よーし、じゃあ私達だけで行くぞ!遅れるなー!」

16 :
………
「はぁー、疲れたぁ…」
「ふぅ…あ、冷たいコーヒーでも淹れますね」
「ありがとー。ごめんね、メイルも疲れてるのに」
数時間後、四人は遺跡の探索を終えて部室に帰ってきた。
「アマネカちっこいくせに案外体力あるね、まだ余裕ありそうじゃん。」
エアナがメイルの淹れたコーヒーを飲みながら言う。
「小さいは余計だ。まぁ、これでも昔は結構苦労してたからな」
余計な詮索をされないように冗談のように答えるが苦労していたというのは嘘ではない。
「あの…会長肩でも揉みましょうか?」
それに気づいたというわけではなく尊敬するアマネカへの気配りでメイルは肩揉みを提案する。
「おー、ありがとう。メイルは優しいなぁ」
メイルが座っているアマネカの後ろに回り、その小さな手で肩を揉み始める。
「ど、どうですか?会長?」
「いやぁ、極楽極楽…にしてもメイルは気が利くのにお前達ときたら…」
その視線の先にはだらしなく机に伏せるエアナとリエがいた。
「なにぃ、そんなことまでさせるなんて職権乱用だぞー」
少し傲慢なアマネカの言葉に思わずエアナが反論するが
「うーん…そうねぇ、じゃあみんなでアマネカをマッサージしてあげましょうか」
リエは何か面白いことを思いついたようでマッサージを提案しエアナに目配せする。
エアナもそれに気づいたようでリエの提案に渋々ながらも賛同した。
「よしよし、会長を労わるというのはいい心掛けだぞ」
「じゃあ、そこのソファーに横になって」
そんなリエの思惑に気づくはずもなくアマネカは満足げにソファーに寝転がった。

17 :
「はじめるわよ」
全員が各々担当する部位のマッサージを始める。
「ふぁ…あ…!」
「ごめんなさい、痛かったですか?」
「い、いやちょうどいい…気持ちいいぞ…」
「結構こってるじゃん。ちゃんと休まないとダメだぞ」
3人はしばらく普通にマッサージを続けていたがリエの一言で悪戯が始まった。
「ねぇ、誰のマッサージが一番気持ちいい?」
「ん…いや、みんな上手だぞ…」
その質問にアマネカは答えを出せないようだ。
「そんな曖昧な返事じゃダメよ、ちゃんと答えて」
そう言いながらリエはアマネカの腰の辺りに馬乗りになった。
「あ…ちょっと…おい…何を…!」
「ほーら、私のが一番でしょう?」
「ひゃ……んっ!?くふふ…ふふふっ…あははっ!」
エアナとメイルは突然笑い声を上げはじめたアマネカに驚くがその原因にはすぐに判明した。
リエがアマネカの脇腹に手を回しモミモミとくすぐっていたのだ。
「どう?私のマッサージ?」
「きゃははははっ…!やっ、やめろ!はっ…ははは…ど、どこがマッサージだ!」
リエはアマネカを問い詰めながらその反応を楽しむ。
さらに悶えさせようと両手を広げくっつけるようにして振動させる。
「ああああぁ!おい!こ、こらぁぁ!あっ…はぁはぁ…!やめっ!ひゃはははは…やめろってばぁ!」
暴れてリエの手から逃げようとするが馬乗りになられていてはうまく逃げられない。
「リエ、無理やり言わせるのはずるいなー」
エアナはリエの考えを理解したようで少しわざとらしくそう言う。
「ずるくないわよ、これが私のマッサージなんだから。ほらあなた達手が止まってるわよ。」
と悪戯っぽい笑みを浮かべながら2人にそのマッサージを促した。

18 :
「この体勢だとマッサージしにくいから仰向けにしちゃおうか」
2人は暴れるアマネカをひっくり返し押さえる、2対1の力勝負ではアマネカに全く勝ち目はない。
エアナは近くにあったタオルで素早く両手をソファーの足に縛ってしまった。
サバイバル技術が無駄に役に立ったなと思いながらエアナは開いた腋の下に手を伸ばす。
「いゃははははっ!くひひひっ!お…お前ら…ひひ…い、いい加減に…しろぉ!」
アマネカは怒ってやめさせようとするが止まらない笑いに邪魔をされて全く覇気がない。
「アマネカ、すっごい敏感なんだね」
「ほらほらここはどう?」
「んんっ!ゃははは…!やめろやめろやめろぉぉぉ!!だぁあははっははは!」
また2人は普段ワガママなアマネカを好きなようにできるという状況に酔い全く耳を貸さない。
「ぎゃははははは、あはっあはっ!…ぬ…!メイッメイル!たす…助け…!ひひっ!」
自分の力ではどうにもならないと思いメイルに助けを求める。
「あっ…あのリエさん…!か、会長が…その…エアナさんも…!」
だが当然メイルに2人を強く止められるはずもなく、おどおどと見ていることしかできない。
「あーっははははは、も…もうっ…ほんとにっ!くくく…ほんとにダメだって!うひゃはははは!」
他のパシ研メンバーは来ない、旧校舎に来る生徒もほとんどいない。
そして残った頼みの綱であるメイルがこれではもう2人を止められる者はいない。
アマネカはしばらく2人のおもちゃになるのであった。

19 :
十数分後――
メイルはその光景を見ていることができず涙を浮かべ謝りながらどこかへ逃げてしまった。
楽しげに見えてくすぐり続けられるというのは非常に苦しい。
涙が零れ、身体は汗だく、息も絶え絶えなアマネカに問う。
「もうやめてほしい?」
「くひひっ…はぁはぁ…ひぃん!…ひゃ…ゃめろ…」
「人にお願いするんだからやめろじゃなくてやめてくださいでしょ?」
いつもとは雰囲気が違う少し妖しい笑みを浮かべながらエアナが言葉を変え問い直す。
「うぅぅはぅ…はは……ひくっ!ひっく……やっ!やあぁ……!」
端から見れば女の子同士がじゃれあっているように見える行為だがアマネカは2人に屈服するのを嫌がる。
例え遊びであっても他人に屈服したくないという精神はアマネカらしいといえばそうだが
そんな態度は2人の加虐心を余計に煽るだけであった。
「へー、頑張るねえ。でもちゃんとお願いしないとやめてあげないから」
「一言言うだけでいいんだからもう観念しなさい」
「ひぁぁ!…はぁぅん…ぁん……いゃあ…はひひひ……」

さらに数分後――
精神力だけで耐えていたアマネカがそう長くも耐えられるはずもなくついに懇願の言葉を口にする。
延々と続くくすぐり責め…苦しい…くすぐったい…もうなんでもいいので助けてほしい。
「あはははっ!はひっ…はひぃっ……!わかっ…!もうっ…もうゃめ…ひゃめてくらひゃいぃ…!」
それを聞いた2人はようやくその手を止めた。
アマネカは責めから開放された安心感とムズムズとする余韻に浸りながら必に息を整える。
「はぁはぁ…ひぃん……ぅあ……はぁ…はぁ……ん…」
「ごめんね、いじわるして。アマネカがかわいいからつい…」
「おーよしよし、今度はちゃんと気持ちいいマッサージしてあげるわ」
ようやく終わったと思ったアマネカはリエの一言に驚き、思わず叫ぶ。
「やっ…!もっ、もういいっ!もう十分だから!」
「だーめ、ちゃんと自分から言い出したんだからちゃんとご奉仕させろ」
「今度は苦しくないからおとなしくしなさい」

20 :
そう言いながらアマネカの服を脱がしにかかる。
「アカデミーの制服って両手縛ったままでほとんど脱がせられるのね」
「ああああぁ…やめぇ!」
「メイルの服とかもっと凄くない?あれ丈の長い上着着てるだけじゃない」
「あー、見えないと思ったらアマネカやっぱりノーパンなんだ」
「うるさい!うあああぁ…ぱんつ返せー!」
「それはノーパンじゃなくてぱんつはいてないって言うのよ。それに下着はここにあるわ」
「え?脱がしてないのになんであるの?絶対はいてなかったよ」
「ダメだって言ってるだろぉ!ひっく…いやぁ……」
「確かにこれはアマネカの下着よ。でもスカートの中ではその存在を確認できない、それがはいてないとノーパンの(ry」
アマネカの叫びを無視しつつ議論を交わしながらも上着と靴下だけを残すというロマン溢れる姿にしてしまった。
「うわぁ…スベスベで綺麗な肌してるわね」
「胸はさっぱりだけどねぇ。だから私やカルの胸揉みたがるのかな」
「やぁ…あぅ…もう!な、なにするんだよぉ…!見るなぁ!」
同性とはいえ身体を観賞される恥ずかしさに顔が真っ赤なり、モジモジと身体を隠そうとしているのが可愛らしい。

21 :
「それじゃあ、いくわね」
アマネカに拒否権はない、今のアマネカは2人に支配されているといってもいい。
そして2人もまたこの状況に支配され遠慮や羞恥心というものが薄れているようだ。
「あ、でもその前にいっぱい汗かいたからちょっと水分とりましょうか」
リエは先ほどメイルの淹れたアイスコーヒーを持ってくる。
氷が解けて少し水っぽくなってしまっているがまだ冷たい。
そして一口含みアマネカの唇と自分の唇を合わせる。
「あむぅっ!…んくっ……ん…」
冷たいブラックコーヒーの飲みなれた味だがリエの口を通しているためか少し甘く感じる。
いきなりの口移しに驚いてしまい、コーヒーがこぼれ首筋に流れる。
「あらあら、しょうがないわねアマネカは」
歳がひとつしか変わらないのにリエには一回り年上のお姉さんのような包容力がある。
「あぅ…リエ…い、いきなりキスとか…」
「ふふふ…ファーストキスだった?私もだからおあいこよ」
リエの舌がコーヒーの流れた跡を這い、首筋優しく舐め回す。
もはやアマネカも抵抗するそぶりを見せない、その刺激を素直に受け入れる。
「ひっ!……あっ…はあっ…あぅ…!」
リエの舌はそのまま鎖骨をゆっくりと通り過ぎ、かわいらしく主張する小さな乳首に辿り着く。
「ああ……あぁん!あっ、ああっ!」
初めての感じるその刺激に身体が勝手に反応し身をよじる。
しかし両手を縛られマウントをとられていては、リエの舌から逃れることなどできるはずもない。
「へぇ、ここ弱いんだ」
「はひっ…ああぁん…あ、当たり前だろぉ…初めてなんだからぁ…!」
リエは執拗に乳首を舐め回し、時折軽く歯を立て甘噛みする。
声が漏れるのを我慢できない痺れるような快感。
「ひぁあああ!…やぁ…んぁ!…うぁ…はああぁっ!」
アマネカはリエにされるがままである。乳首から伝わる甘い快楽に頭が真っ白になる。
「ん…くちゅ…アマネカのここなんとなく甘い気がするわ」

22 :
その光景をしばらく見ているだけだったエアナが不満の声を上げる。
「リエばっかりずるいぞぉ。私もアマネカにご奉仕させろ」
「ごめんごめん、ほらもうひとつあるから好きにしなさい」
リエは少し横に寄りエアナの入るスペースを空ける。
「んああっ!ああっ!はひぃ…両方一緒なんてらめぇ…!やぁ…あああん!」
片方だけでも我慢できない刺激が2倍になりアマネカを激しく悶えさせる。
「ねえ、私もキスしていい?」
不意に頭を上げアマネカに問う。
「な、なんで女同士でキスし――」
がその返答を待たずに自分の唇でアマネカの口を塞ぐ。
そしてアマネカも口を軽く開け、入ってこようとするエアナの舌を受け入れた。
「ふぁ…ん…んくっ…んんんっ…!」
リエの口移しとは違う舌を絡め合うような激しいディープキス。
こんな大胆さがエアナにあるとは思っておらず、あっけにとられたまま舌を絡ませられる。
「そろそろこっちも大丈夫そうね」
少し遠くから聞こえたリエの声、いつの間にか下半身の方に移動しており
これまでの責めでぐっしょりと濡れたアマネカの幼い割れ目の浅い部分を指で優しく撫で始めた。
「ひゃっ!?あ…ちょっと、そこは…リエ!うあっ……ふぁああっ!」
その指は中の襞の一つ一つを確かめるように、丁寧に中をなぞっていく。
「こんなグショグショになるなんてよっぽど気持ちいいのね。今度は私がして貰おうかしら」
「あひっ!ああああぁ…もうやめへぇ!それ以上入れちゃらめぇ!」」
ゆっくりとリエの指がアマネカの秘所の中に入ってくる。
なんだかんだ言ってもアマネカはまだ14歳の女の子、処女を失いそうな恐怖感で思わずリエに懇願する。
「はいはい、大丈夫だから大人しくしなさい。暴れるとほんとに破れちゃうわよ。」
「うぁっ…!やあっやゃあぁっ!ダメぇっ…ふぁあぁああ!」
半泣きのアマネカをなだめながらも指を休めることなく動かしクチュクチュという水っぽい音を響かせる。

23 :

リエが下を責めている間エアナは一人で存分にアマネカの上半身を味わっていた。
「腋の下舐めてあげる」
「んんっ!?…はあああぁん!そんなとこっ…ダメ!汚いからぁ!ひゃひぃ!」
腋の下に顔を近づけアマネカの汗の香りを吸い込みながら舌を這わせた。
両手も忙しなく胸や脇腹を揉み解し気持ちいいようなくすぐったいような刺激を与える。
「あははっ!やああぁ…くすぐったいのいやああぁ!ひひっ…ひっく…!」
喘ぐアマネカを無視し犬のように夢中で腋の下を舐め回すエアナ。
「じゃあ私もこっちをいただきまーす」
リエは愛撫をやめて硬くなったクリトリスにキスをする。それを舌で転がすとアマネカの反応がより激しくなる。
「ひゃああっ!そ…それらめぇ!ああああぁぁ、変になるっ!」
クリトリスへの刺激は他とは比べものにならないほど強烈であった。
僅かに残った抵抗力を完全に奪い取りアマネカは一気に快感の頂点へと昇ってゆく。
「あああぁ…はぁはぁん……やっ!もうっ…もうイクっ!ひゃめっ!」
イクところを見られまいと全身に力を込めて必に絶頂に逆らおうとする。
無駄な抵抗と分かっていながらも本能的にそうしてしまうのだろうか。
「ほら素直に受け入れたほうが気持ちいいぞ」
「もうすぐみたいね、ラストスパートかけましょう」
動きを早めるとピチャピチャという水音は激しくなり愛液が飛び散った。
アマネカは痙攣するように震えはじめ、一層甲高い喘ぎ声を上げる。そして…
「あぅ!やっ!も、もうイク!イッちゃう!あ、やあぁああああぁんっ!!」

24 :
「とんでもないことしちゃった…後で何されるか分からないよ…」
「ごめん…ちょっと暴走しすぎたわね」
汗や唾液でベトベトのアマネカの身体や飛び散った愛液を拭きながら2人は自分達のしたことに後悔していた。
「はぁ…はぁ…んっ…はぁ…ぁん……」
軽く失神したアマネカの荒い息遣いが冷静さを取り戻した2人の耳に響く。
「すぐ起きると思うけどなんて言い訳しようか」
「良くても退部…下手したらレンザン使ってされちゃうかも…」
「んだ魚は水をはねない、誰も水に濡れなくて済む…るのよアマネカを…」
「何言ってんのエアナ!?」
そんなやりとりをしてるうちにアマネカが目を覚ます。
「ぅん…んんっ…」
「あ、ああ!お、おはようアマネカ!」
「えー…!あ…ま、マッサージどうだった?」
しどろもどろになりながらもなにか言わなければと声をかける。
もう日が暮れてるのに朝の挨拶をするエアナとマッサージと言い張ろうとするリエ。
「……………私の服とってくれ」
2人は乱雑に脱がせて散らかしていたアマネカの服と下着を慌てて集めて渡す。
そのまま何も言わず黙々と服を着て、目覚めの悪そうな表情で2人の顔を見る。
「えと、ごめんね…アマネカ」
「ちょっとやりすぎちゃった…」
と謝るがアマネカは黙ったまま俯いている。
(やばい…ほんとにされるかも…)
もはやを覚悟した2人だが顔を上げたアマネカは頬を赤く染めその言葉は意外なものであった。
「……えっと…その…マッサージ…気持ち良かったぞ…」
てっきり怒鳴ったり泣き喚いたりすると予想していた2人は鳩が豆鉄砲を食らったような顔になり言葉を失う。
「………」
「あ…あとメイルにはあの後私が火事場の馬鹿力で反撃に出て、みっちり説教したと言っておくからな!」
「あぁ…うん…」
「分かってると思うが今日あったことは他の奴らに絶対言うなよ!言ったらレンザンのEスマッシャー食らわすぞ!」
(いや、それすって言ってるのと同じだから…)
黙っていたかと思えば突然勢いよく喋り始めるアマネカと何も言えないリエとエアナ。
「じゃあ今日はもう遅いし解散!明日もちゃんと来いよ!
 それと……あの…マ、マッサージ…してほしいときは…また頼むから!」
そう言うとアマネカは真っ赤な顔を隠すようにして部室から走り去った。
嵐の去った部室に残された二人はしばらくあっけにとられていたがエアナが沈黙を破る。
「ふぅ…意外だったね。まさかあんなこと言われるとは…」
「そうね…でもアマネカも結構かわいいところあるじゃない。そんなに良かったのかしら」
「でもこの先なんか苦労しそう…」
2人はアマネカの中の何かを目覚めさせてしまったことに苦笑しながら家路に着いた。

25 :
半端に切れてたので最初から貼らせてもらいました。
このスレが早く埋まって綺麗な新スレが立てられるように
SSの投下を頑張りたいと思います。

26 :
>>25
Gj!
これはさらなる新作期待したい
気が向いたらぜひとも

27 :
>>25
アマネカいじめられっこ属性ですよね、やっぱり。
本編でリエの逆襲が無かったのが不思議…
処女喪失を含め、この先エスカレートしたアマネカへのお仕置きをよみたいですなあw

28 :
>>25 GJ!! 気長に新作、お待ちしとりますです。
アマネカは総受けが似合う。

29 :
>>25
この世界、ぱんつの扱いはミステリーですよねえw
辛くならないペースでの新作投下を期待してます

30 :
俺もアマネカたんに悪戯したいお…

31 :
エアナの巨乳をお風呂で泡泡にしたうえで揉み倒せたらしんでもいい・・・

32 :
ナノカはパケ絵で一目惚れして普通にかわいかったが
アマネカはデレ分を妄想で補うとやばい、マジ萌える。

33 :
ナノカとアマネカは、性的にどっちが強いんだろう。

34 :
アマネカは真性M
ナノカは両刀

35 :
アマネカさんはあのSサイズなボディで、巨漢オーギと最後まで愛し合えるのかが問題だ

36 :
そこらへんはEテクノロジーの力に期待したい。
アマネカさん、エアナかメイルを診察台に固体して女体検診とかやってくれないかなあ。

37 :
オーギにはメイルやるからアマネカは俺の嫁。

38 :
エリンシエ陛下、せっかくアカデミーにいるなら、
アマネカさんにテイスティングされて欲しかった

39 :
カルには、えっち拷問がよく似合う。
小説、あそこでファルツが来なければ性的拷問までいってたかもなあ。

40 :
試験勉強に協力してもらっているお礼に、
トアラの性教育に協力するカルたんとか

41 :
トアラの性教育なら、リエの役目かもしれんぞ。

42 :
いや、そのむしろ逆。
トアラの母親仕込のテクでカル撃沈。
それを偶然見てしまったリエも・・・・・ってな感じで3P突入。

43 :
トアラはゲームでだと、メイルにチューしようとしたんだよね…


44 :
ナノカをいじめられるキャラはおらんもんかのう
フェアリ先生にはもっとがんばっていただきたい

45 :
フェアリは折角の医者技能があるかから、薬&器具プレイを期待したい。

46 :
パナビア先輩がいるじゃないか!

47 :
先輩による下克上ですね、分かります。
まあそれはそれとして、こんな時間ですが投下します。

48 :
 レイグレット・クタニエの朝は――あまり早くない。
 もちろん、市長となった今でも朝の祈りは欠かしていないし、朝食も抜かないように気をつけている。
 朝の祈りは、自分を引き取ってくれた司祭様と、めぐり合わせてくれた主への感謝を忘れないため。
 朝食を抜かないのは、一日の始まりに、生きるための活力を手に入れるため。
 一度を垣間見た、そしてそこから救われた自分に出来ることは、生きるための努力を怠らないこと。
 それが自分の務めだと、彼女は信じていた。
「ねえ、ヴァル」
 皆に生かされている。そして皆は、自分が生きていることに感謝してくれている。
 だから、自分もその想いに応えなくてはならない。だからこそ――
「この書類の量は、何?」
 だからこそ、この立場を受け入れ、戦ってきた。
 とはいえ。
「仕事場では、言葉にお気をつけを」
 しれっと言い返す幼馴染に、彼女は大きくため息をついて口を開く。
「じゃあ改めて聞くわ、ホイットリ市長補佐」
「何でしょう、クタニエ市長?」
「この、明らかに異常な量の書類――いえ、紙束は、一体どういうこと?」
 そう言って指差した先には、確かに異常な枚数の紙束が積まれていた。
 その彼女に、やれやれと言った感じで肩をすくめる。
「もちろん、街からの上申書やら意見書やら諸々……全て市長宛の書類さ。
 まあ、ざっと目を通すだけでいい。そろそろトリスティアも軌道に乗り始めたから、それもあってどっときたんだろうしね」
「……生活が安定すると、人間って現状に満足できなくなるのね。
 あんまり人のことは言えないけど、贅沢な話ね」
 全く生活が安定していなかった頃を思い出し、うんざりとつぶやく。
 食べられる雑草を探してまで飢えをしのいだ時期を思い出し、無理やりその記憶を奥底にねじ込んでふたをする。
 あの頃の経験は人生の糧にはなったが、好き好んで思い出すようなものでもなかった。
「とりあえず市長宛のものを全部まとめただけだからね。意見書以外も多分に含まれてると思うよ」
「……そうみたいね」
 書類の間からこぼれてきた、何の変哲もない便箋を手に取り、レイグレットはそうつぶやいた。

49 :
『しさいさまいつもありがとう。おしごとがんばってください』
「……こういうのをもらうと、がんばろうって気になるわね」
 子供が書いたと思われる、お世辞にも上手いとは言えない、だが想いのこもった文字を眺めながら、そうつぶやく。
 トリスティアに住む子供たちからたまに送られてくる手紙は、彼女の宝物の一つだ。
「感慨にふけってないで、お仕事がんばってくれないかな、司祭様」
「……分かってるわよ」
 横からの茶々入れに、レイグレットは頬を膨らましてそう答えた。
 眼鏡を一旦外して、目じりを軽くほぐす。大きく息を吐いて気合を入れ直し、彼女は書類に掴みかかった。
「てゆーか、せめて先に分類分けくらいして欲しいんだけど」
「それについては謝る。まさかそんなに届いてるとは思わなくてね。
 まあ、今日は他の仕事も無いし、君は椅子に縛り付けておかないといつの間にか外に逃げてるからな」
「人聞きの悪いこと言わないで頂戴。より良い街づくりのために、直接足を運んで街を見てるんだから」
 不満気に言い返すレイグレットに、ヴァルは肩をすくめた。
 そのまま半眼になって口を開く。
「そして、交友と称して何本エールをあけてきたっけ?」
「失礼な。ちゃんとワインにしてるわよ」
 そういう問題ではないと、ヴァルは呆れ気味に嘆息した。
 彼女のいいところは、その開けっぴろげな性格だが――同時に、欠点でもあった。頼むから開き直らないでくれ。
「まあ、君にとって酒は命の次に大事なものだから、飲むなとは言わないよ。
 けど、せめて表では控えてくれ。君も今は、トリスティアの顔なんだぞ」
「今更スタイルは変えられないわ。今も昔もこれからも、私はこのままよ」
 そう返して、掴んだ書類をひらひらと振ってみせる。その仕草に、ヴァルは仕方ないといった感じで息を吐いた。
 なんだかんだ言って、彼女のそのスタイルが住人には好評ではある。一応、という気持ちで言っただけなので、彼も無理に変えさせるつもりは無かった。
 それに、別に仕事を放り出してまで外に出ているわけではない。だからこそ、あまり強く言えないのだが。
「そう言うだろうとは思っていたけどね。せめてこう、ふらふらになって帰るのはやめたほうがいい。君も一応女性なんだ」
「あら、意外に紳士なのね?」
 面白いものを見るような、ただ、どこか少し嬉しそうな様子で、レイグレットが頬杖をつく。
 それに対して、ヴァルは冗談めかした様子で肩をすくめた。
「面倒ごとを避けたいだけさ」
 それが彼なりの気の使い方だと、レイグレットはよく知っていた。

50 :
「通常業務しゅーりょー!」
「……声に出して喜ばないでくれ」
 書類を処理し終え、勤務時間の終了を知らせる鐘がなると同時、レイグレットは心底嬉しそうに大きく伸びをした。
 頭を抱えて呆れるヴァルを尻目に、いそいそと帰る仕度を始める。
「そういえば、今でも神殿に住んでるんだな」
「そりゃそうよ。あそこは唯一私が帰る所だもの」
 何の気負いも無く、さもそれが当然といった様子でそう返す。
 その返事に、ヴァルは二の句をためらったが――しかし、結局は口を開いた。
「寂しいと思ったことは無いのか?」
 彼の言葉に、レイグレットはあからさまに不機嫌な様子で顔をしかめた。
 こういう質問をすれば自分が気分を害するということが分かっているはずなのに、何故この男はわざわざ聞くのだろうか。
「急に何よ?」
 そして、憎まれ口は叩いても、本当に嫌な話は業務以外ではしないはずの彼に、少し憤りを感じる。
 だが彼は、少し――ほんの少しだけ、苦い顔をして口を開いた。
「いや、すまない。忘れてくれ」
「……そりゃあ、少しはね」
 何かを振り払うかのように視線を外したヴァルに、ポツリともらす。
 顔は見えない。だが、どんな表情をしているかは分かった。彼は――顔を渋らせて、後悔しているのだろう。
 悔やむくらいなら、最初から言わなければいいのに。
「今でもたまに思うのよ。朝が来ないんじゃないか……これが最後の夜なんじゃないかって。
 もう体の調子はいいわ。あの頃に比べたら、まるで背中に翼が生えたみたいに体が軽いの。
 それでもね。だからこそ、今が夢なんじゃないのかって、もしかしたら、ぬ直前の甘い夢が長く続いてるだけなんじゃないかって思う時もある」
 言わなければいいのに、言ったからには、聞いてもらう。自分の、他の誰にも言わない弱音を。
 幼馴染なのだ。それくらいの責任は取ってもらおう。人の心に入ってきた罰だ――
「だから……寂しいと思うことは、実はしょっちゅうあるのよ。人肌が恋しい事だって、ね。
 バカみたいよね。の病にかかってた時は諦めてたのに、それが治ると今度は怖くなるなんて」
 自嘲気味に苦笑する。ヴァルは何も言わない。
 ただ彼は、レイグレットの言葉を無言で受け止めていた。

51 :
「ほらほらどうしたの? 私の酒が飲めないってーの?」
「……君という奴は……」
 神殿に引っ張っていかれ、酒を酌み交わす。
 先ほどまでの陰鬱な気分は、目の前の酔っ払いのおかげで多少は楽になっていた。
 何かを誤魔化そうとする時、酒に頼るのは彼女の悪い癖だ――そんなことを思いながら、コップに口をつける。
「いいじゃない。寂しい夜を思い出させた罰よ。今日はとことんまで付き合ってもらうからね?」
「……まあ、僕が付き合うことで不安が紛れるなら、いくらでも付き合ってやるさ」
 く、とコップの中の酒をあおって視線を戻すと、ぽかんとした表情でレイグレットがこちらを見ていた。
 手にある酒に口をつけようともせずに、こちらを呆然と眺めている。
「どうした?」
「……そんなに不安そうに見える?」
 どうやら今日は酔いが早く回っていたようだと、ヴァルは自分の失態を罵った。
 それとも、今日垣間見た彼女の弱さに酔っているのか。
 だが、言ってしまった言葉を引っ込める手段は無い。意を決して口を開く。
「……親しくない連中は気づかないだろうがね。今の君は、酒で何かを紛らわせようとしてるように見える。
 それも、昨日今日の出来事に対して、じゃない。もっと長期的なことだ」
 でなければ、こんなところでたった二人で酒盛りをしたりはしない。
 昨日今日のことを紛らわしたいなら、酒場で酒をあおるだけでも事足りる。
 いくら憎まれ口を叩き合う幼馴染といえど――いや、そんな間柄だからこそ、分かることもあるのだ。
「……やっぱり分かっちゃうか……こういう時、幼馴染って不便よね」
「吐き出すところがなければ、人は潰れるだけさ。酒の席だ、忘れることも出来る」
 そう言って、酒を注ぐ。今日はさっさと酔ってしまおう。
「そうね……酒の席だもの」
 すぐ近くから聞こえてきたその声に、ヴァルは慌ててそちらに視線を戻した。
 酔って顔の赤い幼馴染が、まるでしなだれかかるように近づいている――
「だから、忘れてくれて、いいわ……」
「ま、待て――」
 制止の声を振り切るように、二人は床に倒れ込んだ。

52 :
 酔っているんだ、と、自分に言い聞かせる。
 だから、これは酔った勢いでのことだ。素面でこんなこと――恥ずかしくて出来やしない。
「だめだ、レイグレット」
「人肌が恋しい事もあるって、言ったでしょ?」
 頬を紅潮させ、囁くように言う。
 少し困ったような表情。押し倒されるような形のままで、ヴァルはその顔を綺麗だと思った。
 だが――
「だめだ。今の関係を保つ自信が無い」
「忘れてくれていいから」
「君に迫られたら、忘れられないかもしれない」
「じゃあ、それでもいいわよ?」
 こういう時、度胸があるほうはやはり女性なのか。
 そうぼんやりと考えながら、近づいてくる顔を無抵抗に受け止める。
 そ……と、添えるように唇を重ね、ゆっくりと離すと、レイグレットの顔は先ほどよりも赤みが増していた。
「本当は、もうちょっとロマンチックにしたかったんだけどね……」
 苦笑しながらそう言う。
 そんなロマンチストでもなかろうに、と言いかけてやめた。
 彼女の一大決心を茶化すのも、少々無粋だ。
「……僕らには、これくらいが丁度いいんだろうさ。
 こんなことでもなければ、いつまでも変わらなかっただろうし」
 そうね、と、苦笑気味の返答を受け、ヴァルもそれに倣って笑った。
「僕は、君ほど度胸が無いからな」
「あなたほど意志が強くて度胸もある男を、私は見たことが無いんだけど?」
 そう答えて、長い髪をかきあげる。光栄だね、と答えるヴァルに、レイグレットは小さく微笑んだ。
「ねぇ、もう一回……」
 そう言って、もう一度唇を重ねた。

53 :
「実を言うとね、ずっと不安だったの」
「……市長になったこと、だな?」
 唇を離して言うレイグレットに、そう聞き返す。
 こんどは驚かずに、彼女はええと肯定した。
「みんな私が適任だって言うけど……」
「僕もそう思うけどね」
 そう言うも、レイグレットの気持ちは分からなくもなかった。
 神殿の司祭でしかなかった時とは違い、今は彼女の決定がトリスティアの全てを決めると言っても過言ではない。
「ズリアーニ前市長は、確かに優秀ではなかったかもしれないけど……その責任感と我慢強さは見習うべきだと本気で思ったわ」
 それに関しては、ヴァルも同じ気持ちだった。
 あそこまで傾いていたトリスティアの、全責任を背負った上で働いていたのだ。
 たまに頭に血が上りすぎて錯乱することもあったが、常に自分にかかる責任を自覚し、それに耐えていた。
 それは、他の誰でもなく、トリスティアを心の底から愛している彼だったからこそ出来たことだろうと、ヴァルはそう思っている。
 他の人間では、潰れるか逃げ出すかしていたのではないだろうか。
「それに比べて私は、立ち直ったトリスティアのバランスを取ってるだけ――」
「神が本当にいるとして」
 自嘲気味に続けるレイグレットを遮るように、ヴァルが口を開く。
 レイグレットが一瞬息を呑んだ隙に、彼は後を続けた。
「運命という、誰にも抗いがたいものを神の指が操っているとしたら」
「それを、神の信徒である私に説くの?」
「君が選ばれたのは『そういったもの』に求められたからだ。
 少なくとも、君を選んだ人達はふさわしいと信じているし、君が選ばれたのもその結果だよ」
 不満気に聞くレイグレットに、結論だけを言ってやる。
 所詮はちょっとした、哲学にもならない屁理屈だ。別にとうとうと語るつもりもなかった。
「……あなたは?」
「最初に君を推薦したのは僕だぞ?」
 そう言ってやると、彼女は満足したようだった。

54 :
 嬉しそうに目を細め、三度目の口付けを交わす。
 今度は深く重ね、どちらとも無く舌を絡めあう。
 ゆっくりと丹念に、互いの舌を撫でるように優しく、しかし奪い合うように濃厚に。
 たっぷり一分ほどかけて愛し合うと、二人の口を銀の光が繋いでいた。
「ね、ねえ、ヴァル。その……」
 と、普段見せない、何かを恥じるような表情でちらちらと視線を外す。
 何事かと思って、ヴァルはあることに気づいた。
「あー……その……」
 どう答えたものかと、返答に詰まる。
 酒のせいか、それとも彼女に酔ったのか。
 どちらかは分からないが、自分の体の一部がレイグレットの下腹を押し上げている。
 意識すると、更にそこに血が集まっていくのを感じ、ヴァルはどうしたものかと軽く頭を抱えそうになった。
「……すけべ」
「うぐ」
 責めるようにそう言われ、思わず呻き声を上げる。
 だがレイグレットは、そんな彼を見て小さく微笑んだ。
「けど、いいわよ」
 そう言いながら、下腹をぐ、と押し付けてくる。
 充血したヴァルのそこに乗るようにしてレイグレットが体を起こし、ぐりぐりと押しつぶす。
「お、おい、レイグレット……」
「私だって、そういう気分だもの」
 少し拗ねたような口調でそっぽを向く。
 その仕草が妙に可愛くて、ヴァルは思わず吹き出した。なんて似合わない。
「あ、ちょっと。何で笑うのよ」
「いや、聖職者からそんなセリフが聞けるとはね」
「司祭だって人間よ。それに、女神アトレリアは愛の営みを否定してはいないわ」
 それもそうかと、ヴァルはそう返した。

55 :
「ところで、そろそろどいてくれると嬉しいんだが」
「ダメよ。これからは公私共に思いっきり下に敷いてやるんだから」
「予行演習ってわけか……」
 はは、と、苦笑いを浮かべる。いつの世も、女性というものは強いものだ。
 それに、自分もどちらかと言えば下から支えるほうが性に合ってはいる。悪い話ではない。
 が、やはりそこは何というか、男の自尊心的に、せめてこういう事の時くらいは上位でありたいと思う。
 そんなわけで――
「じゃあ、敷かれたままで色々しよう」
「ひゃ……っ!?」
 不意に伸びた手に、レイグレットが小さい悲鳴を上げる。
 乳房を下から持ち上げるように揉みながら、ヴァルはその反応に小さく苦笑した。
「下に敷くつもりなら、これくらいで動じてちゃいけないんじゃないか?」
「し、仕方ないじゃない。こういうことは、その、初めてなんだから」
 かあ、と頬を赤らめながら言う。全く、そういう仕草は本当に似合わない。
 そんな似合わない仕草は僕以外には見せられないな、と、ヴァルは誰も聞いていない胸中で惚気て見せた。
「あ、ちょっと。何笑ってるのよ?」
「いや、なんでもない」
 そう言って、上半身を起こす。腰の辺りまで下がっていたレイグレットは、その勢いで後方に倒れこむが――
 それはヴァルがしっかりと支え、そのまま逆に押し倒し返す。
「ただちょっと、似合わないと思っただけさ」
「……その『似合わないこと』をさせてるのは誰よ」
「……光栄だね」
 そう返して、唇を塞ぐ。もう何度目になるのか。レイグレットは数えるのを止めた。
 どうせこれから、何度も重ねるのだ。何度も、何度も――
「キスで誤魔化すの、禁止」
「君もすればいいのさ」
 そう答えて、ヴァルは彼女の服に手をかけた。

56 :
 薄く汗ばんだ肌が外気に晒され、ふるり、と小さく震える。
 いくら暖房をかけているとはいえ、現在のトリスティアの季節は冬だ。やはり少し寒いのか。
「……あ、あんまりじろじろ見ないでよ」
「あ、ああ、すまない」
 恥ずかしそうに自身の乳房を隠すレイグレットに、ヴァルは慌てて視線をそらした。
 先ほどの震えは、寒さが故ではなく、内心の恐怖が出てしまったのではないだろうか。
(……まったく、意地っ張りなところは治る気配が無いな)
 胸中で苦笑して、彼女の首筋に唇をつける。ぴくん、と彼女の肩が跳ねた。
「あ……は……ヴァルぅ……」
 そのまま、つつ、と胸元へと舌を這わすと、彼女は乳房を隠していた腕を下ろした。
 ヴァルはそれに従うように右の乳房へと舌を這わせ、その先端に唇を重ねる。
 小さい声が漏れ、その体が小さく跳ねる。舌で先端を転がしてやると、彼女はたまらずその手で自分の口を押さえた。
「もうこんなに硬くなってる」
「ば、ばかっ。そういうこと言うんじゃ……ぁんっ」
 抗議の声も、嬌声に遮られて満足に発せない。
 アルコールが入って、多少は鈍くなっているはずなのに、自分はそんなに敏感なのか。
 それとも、ヴァルが上手いのか。上手いなら、自分より前に経験があるのだろうか。だとすると相手は誰だ。
「ねぇ、ヴァル……もしかして、経験、あるの?」
「……そういう付き合いが無かったといえば嘘になる」
 彼らしい、回りくどい言い方だ。その返答を聞いて、レイグレットは顔も知らないその相手に、黒い感情が沸き起こるのを感じた。
 嫉妬。その黒い感情の名前に、レイグレットは悔しさ半分、驚き半分で口を噤んだ。
「……もしかして、嫉妬してるのか?」
「……してる」
 憮然とした様子でそう返す。
 悔しいが、認めるしかない。多分自分は、自分が思っている以上に、彼にぞっこんなのだ。

57 :
「それは何というか……光栄だけどね」
「……いいわよ。そういうのが必要な時があることくらい、理解できるもの」
 困ったように言うヴァルに、憮然とした表情のままでそう返す。
 理解は出来るが、納得は出来ない。だが、理解できる以上、強くは言えない。
 感情に押し流されたら負けだ。感情で物事を決定すれば、絶対に破綻する。
 責任ある立場にいる以上、時には自らの感情を押しすことも必要だ。とはいえ。
「理解できるけど……悔しい。このままでは業務に差支えが出るかも」
「……勘弁してくれ」
 何という脅しか。すさまじい言い分に、ヴァルは思わず頭を抱えそうになった。
 その様子に、レイグレットは先ほどまでの仕返しが成功したと、満足気に微笑んだ。
「ちゃんと愛してくれたら許してあげる」
「……実はそれが言いたかっただけとかいうオチじゃないよな」
 それには、さあ、と、とぼけてみせた。
 確かに一度言ってみたかったセリフではあったが、別に意図したわけではない。
 嫉妬した、というのは本心なのだから。
「まあいいさ。それじゃあ遠慮なく」
 そう言いながら、レイグレットの下腹に手を伸ばす。
 そのままさらりと一撫ですると、彼女は反射的に脚を強張らせた。ああは言っても、やはりまだ抵抗があるのだろうか。
 そんな彼女の緊張をほぐすように、ゆっくりとその大腿を撫でさする。
 彼女の濡れた唇からため息の様な声が漏れ、力が抜けていく。それを確認して、ヴァルは彼女の核心へと手を伸ばした。
 腰が小さく震え、再度脚に力が入るが――ゆっくりと撫でてやると、すぐに大人しくなった。
「……手馴れてる。踊らされてるみたいで何か腹が立つわ」
「子供みたいにむくれないでくれ」
 顔をほんのりと紅潮させながら眉尻をあげるレイグレットに、ヴァルは困ったように返した。
 どうしろと言うんだ。
「……でも、気持ちいい……」
 どうやら、このままで良いらしかった。

58 :
 少しずつ水気を帯びていくそこをゆっくりと撫でさすり、充血した肉芽を指の腹で押しつぶす。
 上下に動かすたびに、抑え切れなかった声が漏れ、羞恥と快楽に彼女の頬の赤みが増す。
 少女のように閉じられた肉壁を押し広げ、指を這わせば、可愛らしい嬌声が耳を刺激する。
「あ、や、だめ、ヴァル……許して……!」
 切羽詰った様子で顔を隠すように手で押さえ、レイグレットは許しを請う子供のように懇願した。
 限界が近いのだろう。しかしそんな懇願に、ヴァルは無視を決め込んだ。
 それどころか、より激しく彼女を追い詰めていく。
「ひぅ……ん、んぅあぁ……っ!」
 びくん、と背を反らし、一際大きな嬌声を上げる。
 余韻に体を痙攣させながら、泣いているような怒っているような中途半端な表情で、彼女はヴァルを睨みつけた。
「この鬼畜ぅ……」
「君が可愛いのがいけないんだ」
 そう言ってやると、彼女は顔を真っ赤にして視線をそらした。
 全く、普段と違って、このじゃじゃ馬のなんと可愛いことか。
「だから、責任を取ってもらわないとな」
「……それって普通、女が言うセリフじゃない?」
 そう聞き返すレイグレットに、にやりと口の端を歪める。
「いや、こういう場合は男が言うのが正しいのさ」
 そう言って、ヴァルはベルトに手をかけ、自らの滾りを外気に晒した。
 脈打つほどにいきり立ち、天を突かんばかりに怒張した剛直に、レイグレットは思わず息を呑んだ。
 久しぶりに見た幼馴染のそこは、まるでグロテスクな魔物のようにすら見えた。
 これから、あんなものが、自分の中に入るのか――?
「え、あ、う……?」
「こんなにした責任を取ってもらわないとね?」
 得意気なヴァルの顔の下で、彼の欲望がはちきれんばかりに自己主張していた。

59 :
「え、ええと……」
 ぎんぎんに張り詰めた彼のそこを凝視しながら、レイグレットは恐怖に慄いた。
 話が違う。絶対無理だ。あんなもの、入るわけがない――
「無理なら、止めるかい?」
 だが、そんなことを言われてしまっては引き下がるわけにはいかなかった。
 意地、というのもあったが、この機会を逃してしまえば、ずるずると先延ばしにしてしまいそうだった。
 そんなのは嫌だ。大丈夫、赤ちゃんが出て来る所、そんなにやわじゃないはずだ。
「だ、大丈夫……来て」
 強がりだが、無いよりマシだ。そう自分に言い聞かせて、脚を開く。
 そのまま指で、自分の入り口を開いてやる。顔が燃えそうなほど恥ずかしいが、大サービスだ。
 どうせ彼以外に見せる予定は、今のところ無い。
「なら、遠慮せず……」
 そう答えて、先端を宛がう。熱く充血した肉同士が触れ合い、その熱を伝え合う。
 ぐ、と一瞬の抵抗の後、その抵抗を引き裂くように、ヴァルはレイグレットの中へと一気に侵入した。
「ぅあ……っ!」
 肉が千切れるような痛みが一瞬走り、思わず上げた声は、息と一緒に詰まってしまう。
 ぐらり、と視界が揺らぐが、下腹部に走る痛みがすぐに我を取り戻させた。
「……大丈夫か?」
「だ、大丈夫……涙出てくるくらい痛いけど、大丈夫、我慢出来る……」
「それは大丈夫って言わないと思うんだが……」
 自分の背中を削る彼女の爪を思えば、相当痛いのだろう。
 破瓜の痛みというのは想像がしにくいが、彼女のは随分とヘビーだったようだ。
「大丈夫だけど……」
「うん?」
 涙を拭こうともせずに続けるレイグレットに、そのままの体勢で聞き返す。
「……キス、して……」
 そう言う彼女の唇を、ヴァルは有無を言わずに奪ってやった。

60 :
「ぅん……は……」
 切れ切れの吐息を漏らすレイグレットに、ヴァルは押し付けるようにして唇を重ねた。
 息苦しさでせめて痛みがまぎれるならば。そう思い、彼女の口内を蹂躙する。
 ふと、背中を掻く手が止まったのに気付き、ヴァルはゆっくりと口を離した。
「……背中……」
「気にしなくていい」
 落ち着いてきたのだろうか。他人のことを気にかける余裕が出てきた彼女に、ヴァルは優しく返してやった。
 少なくとも、彼女の痛みに比べれば、自分のそれは、それほどのことではない。
「こんな傷は、君のと違ってすぐ治る」
「ば、ばか……!」
 急に気恥ずかしくなったのだろうか。痛みに紅潮した顔を、今度は羞恥に染めて言い返す。
 その様子に、ヴァルは仕方ないなと苦笑した。
「わ、笑わないでよ……それより、動いて」
「大丈夫か?」
「まだちょっと痛いけど……もっとあなたを感じたいもの」
 そう返すレイグレットに、ヴァルは、そうか、とだけ答えて腰をゆっくりと動かし始めた。
 彼女は卑怯だ。反則だ。あんな事を言われたら、動かずにいられるものか。
 胸中でそんなことを考えながら、もっと早く動きたい衝動を必で押さえ込む。
 彼女が苦痛に顔を歪める姿など、あまり見たくない。この時ばかりは、自分が経験者だということに感謝した。
 もし彼女のように初めてならば、彼女を気にかける余裕など無かったかもしれない。
 だがそこで彼は、とても大事なことに気がついた。致命的と言ってもいい。
 動揺が極力声に出ないように注意を払いながら、ヴァルは小さく口を開いた。
「……レイグレット、すまない」
「……な、に……?」
「ゴムをつけてない」
 声に出ていたと思う。どうやら、自分で思っているよりは余裕が無かったらしい。
 そんな彼に、レイグレットは久しぶりの――本当に久しぶりの意地悪な笑顔で、口を開いた。
「……責任、取ってくれるんでしょ?」
 しばらくこのネタで尻に敷かれそうだと、ヴァルはそんな事を思った。

61 :
「それに……」
 もう会話が出来るほどに痛みは退いたのだろうか。
 今度は先ほどとは違い、満たされたような笑みを向けて続けてくる。
「無くて、良かった」
 やっぱりその笑顔は反則だ。レッドカードだ。
 胸中でそうつぶやいて、誤魔化すようにストロークを強くする。
 早くなった腰の動きに、強くなった快感か、まだ残る痛みか、レイグレットは体を反らして声を漏らした。
 入り口を擦り付けるように押し広げ、ほぐすようにして責め立てる。
「ん、ふ……」
 苦しげな喘ぎの中に、艶やかさが混じり始める。
 初めての異物の侵入に緊張していた彼女の内壁は、気付けば程よい締め付けになり始めていた。
 もっとも、自分のほうは少しでも気を抜けば、すぐにでも限界を迎えてしまいそうだったが。
「ちょっと、気持ちよく、なってきた、かも……」
 そいつはよかった。と、軽口を返す余裕も無い。
 先ほどから思ってはいたのだが、彼女の喘ぎ声はいささか強力すぎる。まるで凶器のようだ。
 そう、胸中で考えるとほぼ同時、下腹部に込み上げてくるものを感じる。
「く……レイグレット……っ」
 限界を告げるヴァルに、レイグレットは自分の脚で彼の腰を抱え込んだ。
「中に、頂戴?」
 せめて外に出そうとしていたヴァルだったが、幼馴染の甘えた声に折れてしまう自分を自覚する。
 そうだ、観念してしまおう。もし出来たとしても、責任を取ればいいだけの話じゃないか。
 そう考えた瞬間、まるでたがが外れるのを待っていたかのように、限界が訪れる。
「くぅ……っ!」
 強烈な開放感に顔を歪め、彼女の最奥へと白濁の精を流し込む。
 どくんどくんと注ぎ込まれる愛欲の証に、レイグレットはとろんとした表情で口を開いた。
「ヴァルのが、いっぱい……」
 そう言って、彼女は嬉しそうに目を細めた。

62 :
 レイグレット・クタニエの朝は――あまり早くない。
 更に言ってしまえば――今日に限っての話ではあるのだが――むしろ遅かった。
「ん……」
 ゆっくりと意識が浮かび上がり、目を開ける。
 直接肌の上を滑るシーツに、下腹部に残る違和感。その二つが、昨晩の事実を思い出させてくれた。
 シーツで胸元を隠しながら、その時のことをゆっくりと思い出す。
「……ふふ♪」
 再度湧き上がってきた悦びに、だらしなく破顔する。
 一度は得ることを諦めたものを手に入れたのだ。その分、嬉しさも一際だった。
「ようやくお目覚めかい、お姫様?」
 そんな軽口を叩きながら、ヴァルがコップを片手に部屋に入ってきた。
 そのままベッドの脇の椅子に腰掛け、コップに口をつける。
「コーヒー、飲むかい?」
 そう言って、コップを差し出してくる。それに頷いて受け取ると、レイグレットはそれに小さく口をつけた。
 これが夜明けのコーヒーとか言うものだろうか――甘味のない黒い液体を飲み込んで、そんなことを考える。
 そこでふと、彼女はあることを思いついた。
「三ヶ月分、だったっけ?」
「……僕の給料だと結構な額になるぞ」
 何を指し示す数字なのか、彼もすぐに理解してくれたようだ。
 さすがは幼馴染ということだろうか。何となく嬉しい気持ちになる。
「じゃあ、いいものが期待できそうね」
 ふふ、と微笑む彼女に、ヴァルは気が早いものだと苦笑した。
「それより、早く仕度したほうがいい。もう完璧に遅刻だぞ」
 そう言われ、ふと時計を見る。なるほど確かに遅刻は確定のようだ。
 だが彼女はいつものように――どこからそんな自信が出て来るんだというような不敵な笑みを浮かべた。
「いいじゃない。二人で腕組んで遅刻して、皆を驚かせてやりましょう?」
「面倒ごとは避けたいんだがね」
 そう言って肩をすくめるヴァルに、レイグレットは、嘘ばっかり、と返してやった。
 さて、今日のお祈りは、何に感謝しようかしら――

63 :
どうも、先輩シリーズ書き手です。>>1乙です。
今回は『れいぐれっとさんじゅうきゅうさい』です。大人です。でも子供っぽいです。
アマネカが発売しているというのにヴァルとか、時代に逆行も甚だしいですね。すいません。
というか、そもそも完全に番外です。時期まで違います。
それでは今日はこの辺りで。また……あるといいなぁ。

64 :
朝に投稿するのはやめてくれ給え。
股間にテントを展開させたまま会社へ行けと仰せか。
 ∧_∧
( ;´∀`)
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
しかし先輩シリーズといい今回といい、キャラクターをしっかり把握していらっしゃる。
二次創作とはかくあるべしというお手本のような作品でした。
スーテキ!→(中略)→マッスルボディ!マッスルボディ!!マッスルボディ!!!

65 :
>>63
レイグレットさん可愛い
GJ!
この調子ならいつかフォーリィあたりもメインでピックしてくださるのを期待してよろしいのかしらん?w
それはともかく、さらなる新作、気長に待ってます

66 :
>>63
GJ!! レイグレットさんメインのSSを読める日が来るとは……
ないすなお仕事でございます。

67 :
>>63 Gj! レイグレット、まだまだ若いぜ!

68 :
>>63
原作の描写されてない部分を見ているようで、二次創作とは思えないSSですね。
毎回楽しみながら読ませて貰ってるので、次も期待して待ってます。

69 :
>>63
毎度質の高いお仕事GJ!

70 :
アマネカ本編だとメイルの発するエロオーラにくらくらする…
特にエロ言動をやってるわけではないのに

71 :
あと一年もすれば、オーギにモーションをかけるに違いない。
「私、もう……子供じゃありません! …もう赤ちゃんだって産めるんですっ!」
みたいな感じで。

72 :
アマネカに、ほんとうに赤ちゃんが産める体になってるのか…
診察台固定されて女体検査されてしまうメイルさんとか

73 :
本スレのコピペ荒らしがうざすぎる…
ここだけがまったりハァハァと平和だ…

74 :
お風呂に入るヒマもないナノカさんを、お風呂に入れてすみずみまで洗ってあげたい

75 :
最近、あっちのスルー力が上がってきていい感じだな。
たぶん夏休みが終わる頃には消えるだろ。

76 :
ナノカさん、乳はないけどエロい身体してるよなあ

77 :
アマネカは良い匂い

78 :
どきどきアドベンチャーで、ヒルがエリンシエの股間部のどこに吸い付いていたのかがひじょーに気になる
あとナノカが絆創膏と鉛筆を使ってどんなプレイをしていたのか…うーむ、気になる

79 :
パナビア先輩との絡みは微笑ましくて好きだな

80 :
エリンシエが蒼シリーズ内での最強ロリキャラかと思ってたけどメイルも負けちゃいないなあと思った。
性格の方向性は、双方かなり違うけども。

81 :
その二人とはさらに方向性が違うが俺は断然ネネちゃん派だな。
打たれ強くネタ要因からオチ担当まで何でもこなす万能っぷりに加えて
周囲がちょっと引くほどのガチレズっぷりや妄想癖は見てるこっちまで悶えるぜ。
……あれ?なんか褒めてる気がしない?

82 :
http://www.kogado.com/html/hotnews/c74.htm
夏コミ特典のノキのテレカ…スプレンディッドインパクト使って今からナノカにいけない悪戯しようとしてる風に見えなくもないw

83 :
何か保管庫見れなくなってない?

84 :
ああ、テンプレの保管庫のアドレスが古いんだな
http://sslibrary.gozaru.jp/

85 :
前前スレが立ったのが2005年2月
前スレが立ったのが2006年4月
すごくマッタリ続いてるな

86 :
ネネがナノカに対して性的な実力行使にでないのが不思議で仕方がない…

87 :
どきあどでやってたじゃん。
失敗した上に顔と腹を踏まれたけど。

88 :
あそこはネネに頑張ってほしかったぜ
もしかしたらナノカさんも誘っていたのかもしれない

89 :
将来的には彼氏欲しいとか言ってるからレズっ気はないだろ

90 :
ナノカさんの処女膜は同性、ないしはEテクのカラクリに捧げてほしい。
男相手になんかもってほ他だ。

91 :
ネネにでも先輩にでもラファルーにでも、抵抗も虚しく滅茶苦茶されてイカされまくるナノカさんを読みたいです

92 :
男×ナノカだとレイプかオリキャラの二択になる
オリキャラでも変に自己主張が強くなければいいと思うけどね

93 :
男がいなかったり空気だったりする作品ではよくあるじゃん。(らきすたとかひだまりとか)

94 :
ナノカさんの優秀な遺伝子を狙う謎の研究者グループに監禁されて、妊娠させられる…とか
もしこのシリーズがなにかを間違えてハード展開に移行するならありそう。

95 :
>もしこのシリーズがなにかを間違えてハード展開に移行するならありそう。
町おこしのために訪れた街で珍しく歓迎されたと思ったら、
歓迎会でお酒を飲まされ酔いつぶされて市長をはじめ役員一同によってたかってエロいことされて
朝まで何十、何百回とイカされまくってしまうナノカさんとか見てーです。

96 :
プロスペロ工房の朝、スツーカの定期依頼チェック
「今日の依頼は3件か、どれどれ…」
依頼:結婚してください
依頼人:ウォールサイド市民
報酬:給料三ヶ月分の結婚指輪+俺
期日:15歳になるまで
「ロリコンか…ものによっては考えてやらんこともないが」
依頼:ナノカたんとチュッチュしたいおw貧乳うめぇwテラはいてないwww
依頼人:セントラルタウン市民
報酬:最高の快楽
期日:今晩
「後でセントラルタウンまで出かけるか、悪い芽は早めに摘んでおかんとな」
依頼:使用済みパンツの作成
依頼人:グリーンサイド市民
報酬:30000B
期日:8/18〜8/25
「材料とレシピ持ってこい」

「スツーカ、依頼来てた?」
「いや、今日は1件もないな。ゆっくり休め」
こうしてナノカはネオスフィアの負の一部を見ることなく、復興に精を出せるのであった。

97 :
>>96
ナノカさんに、ぜひ2番目の依頼を遂行してみてほしい
人生、なにごとも経験だぜ!

98 :
2番目送ったの俺なんだけど

99 :
ナノカの穢れのないスジをくぱぁとできたら芯でもいい

100 :
触手装備のEテクユニットになって、ナノカさんやアマネカさんの体をすみずみまで悪戯したいぜ……

101 :
こつえー画集発売記念保守age

102 :
トアラ×カルをキボン

103 :
>>101
思い出させてくれてアリガトン
行きつけの本屋に無かったから気付かなかった。
今日遠出して買ってきたよ
ナノカかわいいよナノカ

104 :
ナノカさんとお風呂プレイができたら芯でもいい…

105 :
八月は職人さん降臨無しで終わっちゃうのかな…
気長に待ってまっす…

106 :
ひと月やふた月くらい、待つのはどうってことないさ

107 :
フォーリィのきょぬーを揉みしだきたい

108 :
フェアリさんに、ナノカさんを徹底的にいたずらしてもらいたい。
ナノカに対して常に弄り役に回れるのは彼女だけだし。

109 :
アマネカを人質に取って、グリーペンに屈辱的なエロ行為を要求したい。

110 :
アマネカさんは虐められてる姿がよく似合う。

111 :
本スレがまた妙な雰囲気になってきたなあ
コピペ厨がようやっといなくなったと思ったら…
しかし、ここは平和だ
ちょっと静かすぎて寂しいけど(苦笑

112 :
職人さんの光臨を、ゆったり待つだけさね
アマネカさんでもナノカさんでも・・・個人的には、ぜひネネさんを

113 :
アマネカのテイスティングの興味が胸から別のところに移動する日がいつか来そう。

114 :
ナノカさんには、持ち前の工房士技能を生かして媚薬やバイブをはじめとするアイテムを開発してもらいたい。
それでもって当然、実験台は自分…

115 :
手違いで想定よりワンサイズ大きなバイブを制作してしまい、
「うわ……こ、これ、はいるのかな……?」
と、どきどきしながら使用感を確かめるため膣口にバイブをあてがうナノカさんが見たい

116 :
「ほら、いれるぞ。力抜けよ」
「あの…スツーカ」
「わかってる、入れるのはギリギリのところまでだ。膜は破らんから安心しろ」
とバイブの試用はスツーカとの共同作業であって欲しい

117 :
職人さんこないかなあ・・・

118 :
ナノカさんがエリンシエにエロいことをされているSSを希望

119 :
エリンシエは記憶転写でエロ知識割とありそうだからなあ
でもネオスフィア小説ではバイブを知らなかったりしたんでどこまでのレベルかはこれまた謎だけど

120 :
先輩SSの続きをまったり松・・・

121 :
パナビア先輩のSSは素晴らしい

122 :
投下数は多くないけど過去作から粒ぞろいだよね。
自分はここのスレ主さんとかが書いてくれたアマネカ物の続きにもまったり期待している。

123 :
リエとトアラの性教育SSとか

124 :
まったりと神の光臨を待望ちぅ…
白銀のカルの2巻でないかなあ

125 :
オーギの牛乳ビンみたいな巨根を見て、初体験の恐怖に怯えるアマネカさんとかが見たい

126 :
普通に考えれば挿入困難な体格差ではある

127 :
そこでEテクの出番ですよ。
パシアテ文明遺跡で発掘してきた媚薬入り特殊ローションとかいろいろあるでしょう。

128 :
ナノカさんはEテクキャラとして、バイブプレイが良く似合うと思うのですよ

129 :
パナビアは恥ずかしがり屋さんなんだよな

130 :
新たな発明のアイデアを得るために、ナノカには先輩の身体をくまなく検診してほしい

131 :
先輩の絶頂愛液から秘薬が!?・・・とか

132 :
ナノカ「バナピア先輩の愛液には老化防止の作用があります。」

133 :
暴走したパナビア先輩に、ねちねちした前戯から前も後ろもめちゃくちゃにされるナノカさんとか・・・

134 :
>>129-133(*´Д`)ハァハァ

135 :
ナノカさんがえっちにいじめられるってあんまり無いかな?

136 :
このシリーズのヒロインたちが男性といたしている姿をちょっと想像しにくい・・・・

137 :
同じ製作チームとうことで、ガジェットトライアルのえちSSを期待したいのですが無理でしょうか

138 :
ss職人さんが降臨してくれるなら、どんなネタでもおっけーでしょ。

139 :
先輩シリーズも続き気になるけども、前スレであったエリンシエ陛下初夜SSを書いたお方は、続きもう書かれないのかしらん…

140 :
まったりと保守
気長にまってまふ

141 :
激しい嫉妬に狂ったネネにねちっこい愛撫の末に犯されるナノカさんを希望

142 :
ラファルーさんにならおしりを犯されてもよい

143 :
ドリル地底人に掘られちまえ

144 :
今年中に、新作は拝めるのかのう

145 :
先輩のこゆいエッチを読みたいですなあ

146 :
アマネカに胸揉まれ過ぎて母乳が出るようになってしまったエアナさんを希望

147 :
ほしゅあげ

148 :
アマネカさんはジュラーブリクに拾われる以前の貧困時代に経験ありかもしれないと思う今日この頃。

149 :
本年中に神降臨あるのかな・・・

150 :
その悲喜劇は、季節外れの虹とともに幕を開けた。
 ある日のアカデミー。どことなく統一感に欠ける3人が中庭で昼食を取っていた。
自信作の『旧校舎裏直送・朝採り雑草サラダ』をネネに強制廃棄され、少々がっかり気味のナノカ、
そのナノカに持参の弁当を「あーん」しながらご満悦のネネ、
そして相変わらずマイペースにテイクアウトのハンバーガーをぱくつくエリンシエである。
「それにしても近頃、エリンシエさんはナノカさんにベタベタし過ぎじゃありませんこと?」
恋する乙女の勘で二人の距離感に気付いたネネが剣呑な口調でエリンシエを睨む。その目つきはいつになく刺々しい。
 無理もない。先日の新法制定の際、定例議会にねじ込むために策定を急ぎすぎ、
こともあろうに自分の年齢までも結婚の対象外にするという大ポカをやらかしてしまったのだ。
これではどさくさ紛れに同姓結婚を認めさせた意味がない。
ミスをしたのはネネ自身だが、そもそもエリンシエの件がなければもっと落ち着いて策定作業ができたのだ。
この世にデウス・エクス・マキナがいるのなら私を道化にしようとする憎き敵だ、自分のミスに気づいてからたっぷり3日間、ネネは天に向かって呪詛を吐き続けた。
無論、ネネは先日ナノカとエリンシエの間にあった一件を知るはずもない。
知っていれば一国の前女王であろうとお構いなしにハンプデン家の私設特殊部隊が投入される。間違いなく。
「まあ、人質として異国の地に連れ去られた我が身にとって、頼るよすがと言ったらナノカしかおらぬのだ。許せ」
エリンシエは「人質」に微妙なアクセントを付けながらさらりと返す。
「うっ…」帝国の覇権に浴する立場のネネにとって、そこを突かれると痛い。それにつけ込んだ駆け引きとは分かっていても、どうも攻撃の手が鈍ってしまう。
それにエリンシエは11歳とはいえ、記憶転送によって数百年分の知識をため込んでいる、いわば帝王学の巨大データベースだ。いかに英才教育をたたき込まれたネネと言えど論戦では敵うべくも無い。
不承不承に矛を収めたネネは、とりあえずナノカを餌付けする目先の悦楽に没頭することにした。
微妙なパワーバランスがせめぎ合った(むろんうち1名はまったくその雰囲気に気付いていない)昼食が終わり、3人は食後のティータイムを楽しむ。
とはいえナノカは相変わらずコーヒーだが。

151 :
その時、のほほんとした顔でコーヒーをすするナノカをぼんやりと見つめながらエリンシエが何気なしに呟いた。
「なあ、ナノカ……女性同士で子を成すことは可能だと思うか?」
「ぶ――――――――――っ!」
ネネの口から吹き出されたアッサムの霧の中に、見事な虹が架かった。
「あ、虹」「おお、見事であるな」のんきな2名が捻りのない感想を述べる。
「げほっ、げほっ…え、え、え、エリンシエ女王!あなた一体何を!!??」
「だからもう女王ではないと言うに」
「そんなことはどーでもいいです!言うに事欠いてなんてことをおっしゃるんですの!?」
「いや、単なる学術的な興味だ。まあ気にするな」
「だからって何もこんな人目のあるところでそんな破廉恥なことを!」
「何が破廉恥なのだ。と言うか、そなたが騒ぎを大きくしているように思えるのだがな」
…とネネの暴風をエリンシエが柳に風と受け流している間、ナノカの灰色の脳細胞には発明の神が降臨しつつあった。
「つまり受精というのは遺伝情報の注入なわけだから、DNAを何らかの形で受け渡せば可能だよね。女性はXX染色体だから単性生殖は100%女性が産まれるわけで一代限りになる心配もないし、染色体の受け渡しにはマイクロマシンに行動をインプットしておけば可能だし」
…今回、ナノカに降臨したのは生命の営みに挑戦状をたたきつけた悪魔だった。
「…ナノカ?」「…ナノカさん?」
脳内倫理委員会の慎重派に賄賂を掴ませて検討部会を流し、マイクロマシンにおけるDNA情報保持機構の検討に入ったマッドサイエンティストに、口論を中断した二人が恐る恐る声をかける。
しかし発明に全てのタスクを振り向けたナノカは、秘密の弱点を知るスツーカ意外の何者も止められない。
結局、その日の閉門時間寸前に迎えにきたスツーカがナノカを強制停止させるまで
ビジー中のスーパーコンピュータと付き人2名は中庭に取り残されることとなった。

152 :
そして時は過ぎて1ヶ月後の夕食時、ふと思い出したようにナノカはエリンシエを自室へ呼んだ。
「エリンシエ、ついに人は神の領域へその一歩を踏み込んだよ!」
開口一番、今夜のナノカは絶好調で意味不明だった。
「…な、何の話だ?」当然の疑問を返す。
「やーだなー、こないだエリンシエ言ってたじゃない、人間の単為生殖は可能かって」
微妙に違っているような気はしたが、エリンシエはとりあえず曖昧にうなずく。
「それで完全な単為生殖は難しいとしても、遺伝子情報を保持したナノマシンを使えば『男性を必要としない』という意味での単為生殖は可能という結論に達したのですよ」
「は、はあ…」
「そこで、まずは私の細胞を使って作ってみたのがこちらです!」
満面の笑みで密閉フラスコを取り出す。中には白濁した粘性の液体が封入されていた。
ここにいたってやっとエリンシエにも状況が分かってきた。
ナノカはエリンシエのたわいない妄想を全力で真に受け、言った本人ですら御伽噺と諦めていた世界をたった1ヶ月で具現して見せたのだ。
ならば、それにエリンシエが応える術はただ一つだった。
「いやー、鞭毛の代替品についてはマイクロマシンのモーターでなんとかなったんだけど、DNAの保護膜とタンパク質分解酵素を同居させるのが大変で」「ナノカ」
「え?なにエリンシエ」
「その理論の実証に、余を使ってはもらえぬか?」
「え゛ぇ?で、でもエリンシエ、実証って言ったらつまり妊娠」
「なればこそだ。そもそもあれを口にしたとき、私の心中にはその想いがあった」
「で、でも何でまたそんなことを?」
「先達ての一件の時、ナノカに抱かれながら思ったのだ。ただ抱かれるのではなく、本当に最愛の人の子を産めたならどれほど幸せなことかと」
「はあ…」
「何だその気の抜けた返事は。そなた、いつぞやのラジオ番組で私が言ったことを冗談だとでも思っていたのか?」
「いや、あれはてっきり場を収めるために追及不可能な方向へ躱したのかと」
「心にもないことを公言するほど私はひねておらぬ。…そ、それにだ、あの時にも余のナノカへの想いは伝えたであろうが」ごにょごにょと後半を付け加える。
「あ、あーあー、そーいえば言ってたよね、おっぱい揉んでた時」
「…っ!だから、どーしてそなたにはデリカシーというものが…っ!」
「でもエリンシエが立候補してくれるなら嬉しいな」
「え!?」エリンシエの顔が一気に朱を帯びる。
「だって私にとってもエリンシエは初めての人なんだよ?初めて同士で添い遂げるというのは何というか男のロマンだと思うのですよ、ハイ」
「ま、まあそれは私としても望んでいたことと言うか何というか…男の??」
言葉を濁していたエリンシエが最後の単語に引っかかる。
「だってホラ、私は女の子のロマンは体験してないから」
「あう…」ナノカの性体験を歪めてしまった原因として、これを言われてしまっては返す言葉もない。
「と言うわけで善は急げと申しますし。さっそく試してみよっか?」
とにこやかに迫ってくるナノカを押し止める妙案は、エリンシエには無かった。

153 :
「こら、じろじろと見るでない!」脱衣中、ナノカの視線に気付いたエリンシエが身を竦める。
「どして?お風呂のときとかいつも見てるじゃない」
「それとこれとは話が別だ!いいからとにかくこっちを見るな!」
「そーお?ちぇ、ざーんねん」赤面しながら服を脱ぐエリンシエの姿に不思議と興奮を覚えていたナノカは、軽口を装いながら本心からの感想を口にした。
しょうがないので先ほどの人造精液をEテクペニスバンドに装填する作業に専念する。
「自分で服を脱いで畳む」というまだ慣れない作業を四苦八苦しながらやっと終えたエリンシエが振り返ると、背後から忍び寄っていたナノカがわきわきさせた手のやり場を失って棒立ちしていた。
「うわぁ、な、な、なんだ!?」身を竦めて飛び退る。
「あ、ばれた」「ばれたとは何だ、一体なんなのだその手は!?」
「いやー、エリンシエの裸見てたらなんだかいたずらしてみたくなっちゃって」悪びれもせずナノカが返す。
「というわけで改めまして」と言うなりナノカがエリンシエを抱きすくめた。
「何が『というわけ』だ…むぐっ」反論しかけたエリンシエの口がナノカの口で塞がれる。
突然の展開にエリンシエが硬直している隙にナノカの舌が侵入してきた。
「ん…んぐ…ん…んうっ!」舌をねぶり、上あごの裏を舐め回し、頬の裏側をつつき、執拗なまでにエリンシエの口内を犯す。
1分近く経ってようやく口を離すと、エリンシエは息継ぎだけではない喘ぎ声をあげた。
「ふあ…な…ナノカ…何なのだ今のは?」
「いやー、私もあれから勉強したのですよ色々と」
「勉強…?」「ほら、こないだの時はいろいろ失敗しちゃったから、次回は順序を踏んでちゃんとしようかと」
「しかしそれは何か学習の方向性が」言いかけて口ごもる。ナノカを男として『使って』しまったのは自分の責任なのだ。
「それにね」見透かしたようにナノカが続ける。
「エリンシエのせいで逆の体験からスタートしちゃったんだから、最後まで責任取ってもらわないと。ね?」艶然と微笑む。
「う…」半ば冗談と分かっていてもこれでは何も言い返せない。
しかしエリンシエにとってはある意味望んだ世界ではあるのだし、何よりその「正しい順序」にも興味はあった。
もう少しの間ネオスフィア動乱が起こらず、記憶転送が順調に進んでいればいずれそのような知識もコピーしたのだろうが、
エリンシエの脳には優先順位の高かった先王の重要な記憶や帝王学、治世術しか写されていない。
「…で、でだ、この後はどうすれば良いのだ?」上目遣いでおずおずと問いかける。
「えっとね、次はエリンシエの胸やあそこをオルガスムスに達するまでいじってー、そのあと男性器をおしゃぶりしてもらってー、次に反対向きになってお互いの性器を舐め合ってー、それからやっと本番です!」
「=≦♀¥°§★◆○&♂〜〜〜!!??」あっけらかんと告げられた、想定のはるか斜め上を行く行為の数々に、エリンシエが声にならない悲鳴を上げた。
「なななななななナノカ!?なんなのだそれは!?夜伽というのはそんなことまでするものなのか!!?」
「だと思うよ、私だって詳しくないから何冊か参考書を買ってきたんだけど」
「参考書?」「うん、さすがに成人向け図書は買えませんので、私でも買えるあたりで女性セ○ンとか女性○身とか、あぁ、あと東○ポとか」
「…そ、そうか…世の夫婦はそのように激しい営みを行っていたのか…」
市井に明るくない悲しさか、エリンシエは『参考書』選びの致命的な過ちに気付かず項垂れた。

154 :
「どーお?エリンシエ、気持ちいい?」
全裸のエリンシエを後ろから抱きかかえ、片手で胸をさすり、もう片手を股間に滑り込ませたナノカが無遠慮な質問を投げかける。
「…っ!そ、そんな…こと、を…聞くな…あっ!」顔を真っ赤にしたエリンシエが必に堪える。
「えー、でもちゃんとエリンシエがイってくれないと次に進めないよー」とナノカが口をとがらせる。
凶変発動なのか、単にマニュアルに拘泥しているだけのかは微妙なところだ。
ともあれエリンシエが満足していないと見たナノカはさらに攻勢をかける。
素早くエリンシエを抱き上げ、ベッドの上に仰向けに押し倒すと、先ほどまでの責めに加えてもう片方の胸に舌を這わせ始めた。
「ひあっ!?や、だめ、ナノカ、ダメぇ!」
拒絶の声を無視するように、仰向けになってなお重力に逆らう形の良い乳房を舌で舐めあげ、乳首を舌先で弾く。
胸に当てられた手は乳房の上で円を描きながら半径を縮めて中心へ迫り、硬く凝る桜色の乳首を軽く転がしては、焦らすようにまた乳房をくすぐった。
「やぁ、ダメ、イク、イッちゃう!」
「イキたいの?いいよエリンシエ、見せて、イクところ見せて?」残った理性にとどめを刺すようにナノカが耳元で囁く。
その声に反応してか、エリンシエは雷に打たれたように背をのけぞらせる。
「や、あ、ぃやああぁぁ―――っっっ!!」
全身を震わせながら、エリンシエは絶頂に達した。十秒近く身体を硬直させて痙攣を続け、そのあとスイッチが切れたように弛緩する。
ナノカはぐったりと倒れ込んだエリンシエの秘裂をゆっくりと擦り続け、エリンシエの余韻を長引かせる。
「ぁ…いや…いやぁ…」休むことのない責めに朦朧となったエリンシエがうわごとのようにつぶやいた。


155 :
一方、幼い身体を快感に震わせるエリンシエの痴態に嗜虐心をそそられたナノカは放心しているエリンシエを抱え起こして座らせ、その顔にペニスを寄せる。
「さ、今度はエリンシエの番だよ?」頬を撫でながらエリンシエに呼びかけると、ぼんやりした表情のエリンシエが目の前のモノを見つめた。
「あ…ナノカの…」すでに快楽に酔わされているエリンシエは、かつて自分が純潔を捧げたモノに頬ずりすると、躊躇いもなく口づけする。
「んっ…」センサーを通じて伝わる唇の感触にナノカの腰が震えた。
エリンシエはナノカのペニスに舌を這わせ、口に含むと苦しげに涙を浮かべながらも必に根本までくわえ込もうとする。と同時に刺激のない身体がもどかしいのか、無意識のうちに太股をこすりあわせた。
それを見たエリンシエの髪をナノカが手で梳き、さらに猫をあやすように喉元をさすると、性感帯を刺激されたようにエリンシエの身体がびくりと震えた。
倒錯した行為になけなしの理性も溶かされ、エリンシエはただ一心にナノカのペニスをしゃぶり続けた。
かつて一国を統治した女王が自分の前で跪き、喉を突かれる感覚に涙ぐみながらも一心に奉仕を続けている。
その光景に倒錯した興奮を呼び起こされ、ナノカの性感はすぐに上り詰めた。
「で、出るよっ、飲んでっ!」エリンシエの顔を両手で挟みながらナノカが腰を震わせる。
同時にエリンシエの口内に白濁液が吐き出された。
「〜〜〜〜っ!?」頭を押さえられているエリンシエはなすすべもなく白濁液を注ぎ込まれる。
「あっ、あっ、ああっ…」エリンシエの頭をしっかり押さえたまま、ナノカが腰を震わせるたびに二度、三度と精が放たれる。
口の端から零れるほどに注ぎ込まれた後、やっと頭を解放されるとエリンシエはけほけほと咳き込んだ。
「ううっ、酷いではないか、何をする…うわ、なんだか口の中が苦くなってきたぞ!?」
「あ、それはアルギニンのせいだと思うよ多分」
「そーいうことを聞いているのではない!だいたい前の時もそうだったが何故口に!」
「いやー、だって参考書によると最初はこーするらしいし」
「え゛ぇ?し、しかしこのようなことをしても何もならぬではないか」
「いやいや、でもすっごい気持ち良かったので私的にはオッケーです!」
難関を乗り越えたアスリートが栄養ドリンクの蓋を開けるときのような無駄に爽やかな笑顔で、ナノカが身勝手な回答を返す。
「あ、それともやっぱり膣内に出される方がいい?」
「ち、膣っ…い、いや、だからそーいう問題では無くてだな」
「それではエリンシエの同意も得たところで当初の予定通り第三段階へ移行とゆーことで」
エリンシエの逡巡を大変都合良く解釈したナノカは素早くエリンシエを押し倒し、逆さ向きにのしかかった。

156 :
「ちょ、ま、何を…ひあっ!」動転のあまり抵抗も忘れたエリンシエの秘裂をナノカが指でそっと開く。
「あ、ちょっと濡れてる。さっきから触ってないのに、エリンシエやーらしーんだー」
「やだ、ナノカ、馬鹿、見るなぁ!」
はかない抵抗を楽しむようにナノカの舌はぴったりと閉じたエリンシエの陰唇を執拗にねぶり、舌先を差し入れ、内側を舐め上げる。
「ふあ…あぁ、ダメ、そんな、ダメぇ…」
「ほーらエリンシエ、自分ばっかり気持ち良くなってないでこっちもしてくれなきゃ」
ペニスを目の前に突きつけられたエリンシエ。快楽という責め苦から逃れる術がそこにあるかのように必にむしゃぶりついた。
「んっ…上手だよエリンシエ、先端も舐めてみて…」
絶え間なく与えられ続ける快感に半ば朦朧としたまま、必にエリンシエはナノカの命令に従う。
その刺激に昂ぶったナノカが舌を突き出して奥の方に差し入れようとすると、途中で何かに阻まれた。
「あれ?」首をかしげながらエリンシエの膣口をそっと拡げ、「んん?」中を覗いて少し考えこむ。
「…ど、どうしたのだ、ナノカ?」下半身からの刺激が無くなったエリンシエが不安そうに、そしていくぶん不満そうに見遣る。
「処女膜が元に戻ってる」「え?」
「ほら」指でくにくにと押す。
「い、痛っ!…え、ええ!?なぜ??」軽く混乱するエリンシエ。
「多分ね、エリンシエとえっちしたのは一晩だけだったから、その後で損傷が治っちゃったんだよ」
「えぇ!?…と言うことは、もう一度あの痛みを味わわねばならぬのか?」
「うーん、まあ最初よりは若干マシだと思うけど」と無責任な返答をしつつナノカは未発達な陰唇を舐め上げる。
「ひっ!」不意打ち気味に再開された責めにエリンシエが悲鳴を上げた。
「ほらエリンシエ、口がお留守になってるよ?」
ナノカがからかうが、上り詰める寸前のエリンシエには届いていない。
「ああ、ダメ、ナノカ、ダメ、ダメぇ!」
「駄目なの?じゃあ、やめたげる」とナノカが舌の動きを止める。
「イヤ、イヤぁ…お願い、ナノカ、いじわるしないで…」絶頂寸前でお預けを食ったエリンシエが泣き声で懇願する。
「じゃあ、どうしてほしいのか言って?」意地悪くナノカが追い詰める。
「…ッ、い、イかせて…ナノカの舌でイかせてぇ!」理性のヒューズが飛んだエリンシエが本心を叫んだ。
「よくできました〜、それじゃあごほーび♪」言うなりナノカは包皮を指で押しのけ、痛々しいほど充血している幼いクリトリスを舌で舐め上げた。
「ひやぁっ!」その刺激にエリンシエの忍耐力は一瞬で崩壊する。
僅かに残った理性で声を抑えようと下唇をかみしめながら、
「あっ、んっ、んくうぅ〜〜っ!」エリンシエは二度目の絶頂を迎えた。

157 :
「な、ナノカ…できるだけ痛くないように頼む…」仰向けに寝かされ、大きく脚を開かされたエリンシエがすがるようにナノカを見つめる。
「うん、ゆっくりすると痛いのが長引くと思うし、最初は一気に入れちゃうから」
「え?それでほんとに」「えいっ」
エリンシエに逡巡する暇を与えず、ナノカが一気に腰を進める。
治りかけの処女膜は再びあっけなく突き破られ、エリンシエの幼膣は奥まで蹂躙された。
「かはっ」エリンシエの喉から咳のような音が漏れ、仰け反った上半身がベッドの上に豊かな金髪を振り撒く。
わずかな間を置いて、エリンシエの目にみるみる涙が溢れた。
「い、痛い、痛いよぉ、ナノカの嘘つきぃ!」ぽろぽろと涙の粒を零しながら、力無くナノカの腕や胸をたたく。
ナノカはペニスを突き入れたまま動きを止め、泣きじゃくるエリンシエをぎゅっと抱きしめた。
はぁはぁと浅い息をつくエリンシエの唇を奪い、舌で口内をゆっくりと愛撫する。
エリンシエの身体の強張りが解けるのをしばらく待って、ゆっくりと口を離した。
「もう一回エリンシエの初めてをもらっちゃったね?」耳元で囁く。
「あっ…」『最愛の女(ひと)の子を産む』あまりに現実離れしたエリンシエの夢。
だが今下半身に感じる疼痛は現実で、これから自分はナノカの精を膣で受け止めるのだ。
その事実を再確認したエリンシエは内から湧き出す痛みとは違う感覚に身体を震わせた。
「もう、大丈夫?」エリンシエの頭をそっと撫でながら、ナノカが囁きかけた。
耳元で囁されるたびにエリンシエは下腹部の痛みが消えていくような感覚に襲われる。
それどころか、エリンシエの身体は膣内を埋めたまま動かないペニスにもどかしさすら感じ、両胸の先端は刺激を求めて硬く尖っていた。
「お願い、ナノカ、動いて…」エリンシエが応じる。震える手を伸ばし、ナノカの頬に添えた。
「うん、じゃあ最初はそっとするから」ナノカがゆっくりと腰を前後させる。
「うあぁっ!!」エリンシエが痛みとも快感ともつかない声を上げる。
目を開くと涙でぼやけた視界の中に、自分の上に覆い被さって陶然とするナノカの姿が見えた。
自分の膣をナノカのモノが擦りあげている。ナノカが自分の膣で感じている。
最愛の人に抱かれているという実感が幼い身体に性感を与え、破瓜の痛みを覆い隠していく。
抜き差しされるペニスに血が付着していることだけが、エリンシエの破瓜を証明していた。
ナノカの首に両腕を巻き付け、しがみつくような姿勢のまま揺さぶられるエリンシエ。
「うあっ、あっ、ああん!」乳首がナノカの胸に当たって転がされる。
我知らず腰を動かし始めたエリンシエが健気にナノカのペニスを締め付ける。
「うあ、す、すごい、エリンシエの中、気持ちいい…っ!」幼膣の激しい締め付けと、耳元で快感にあえぐ少女の泣き声に揺さぶられ、急激にナノカも昂ぶっていった。

158 :
ナノカのが欲しい。
ナノカを中で感じたい。
ナノカに膣内射精されたい。
いつの間にかエリンシエは両脚もナノカに巻き付けていた。
ナノカのモノを少しでも奥に受け入れようとするかのように脚に力を込める。
「出して、ナノカぁ、なか、中に出してぇ!」はしたない言葉を躊躇いなく叫ぶ。
ともすれば今にも果てそうな状態で必に堪えていたナノカも、涙ぐみながら求めてくる健気な少女の姿に忍耐の堰が切れた。
「か、可愛いよっ、エリンシエ…っ!!」
しがみつくエリンシエを抱き上げると正座した自分の両脚に跨らせる。重力に従って深く挿入されたペニスがエリンシエの子宮口を突く。
「うあ、い、イっちゃう!」その姿勢のまま、ナノカが腰を震わせた。
ナノカのペニスから精液が迸り、エリンシエの膣奥を叩く。
「ナノカ、ナノカ、ナノカぁ――――――っ!」奥に注がれる熱いものを感じた瞬間、最愛の人の名を叫びながらエリンシエも絶頂に達した。
精液を浴びた膣が激しく収縮し、全て搾り取ろうとするかのように締め付ける。その刺激で更に精が吐き出され、膣奥を満たしていく。
「「あっ、あっ、あっ…」」絶頂を共有し、抱き合ったままさらに昂ぶっていく二人の声が重なった。
繋がったまま息を整え、奥に突き入れていたものをそっと抜き出すと
「あっ…」エリンシエが名残惜しげに呻く。
同時に、精液と破瓜の血が混じった桜色の液体が痛々しく拡げられた膣口から溢れた。

159 :
発明工房自慢の24時間風呂でべたべたに汚れた身体を洗う。
予感めいたものを感じたエリンシエは一人で入ろうとしたが、「まーまー、いつものことじゃない」と押し切られ、結局二人で入らざるを得なかった。
大きくもない湯船に二人なので、ナノカに背を向け両脚の間にすっぽり納まった恰好でエリンシエも湯に浸かる。
目を閉じ、湯に疲れを溶かしていると不意に抱きかかえられるような感触。
自分の胸元に目を向けると、両胸をしっかりと後ろから掴むナノカの両腕が見えた。
「おお、この滑らかな肌触りとフレッシュな弾力…いやー、まさに芸術だね」
ナノカはオヤジ臭い台詞を吐きながら胸を揉みしだく。
「やっ、ナノカ…何を…んぅっ!」お湯の熱で敏感になった胸を責められ、エリンシエが悶える。
「ね、エリンシエ…せっかくだからここでしてみない?」
「な、何がせっかくなのだ!」「だってホラ、据え膳食わぬは男の恥って言葉もあることですし」
「誰が据え膳だ…にゃあっ!やめ…ふあっ!」治まっていた性感がナノカの手でまた目覚めさせられる。
そもそも風呂に押し入ってきたナノカがペニスバンドを着けっぱなしだった時点で気付くべきだった、エリンシエは薄れゆく理性で己の迂闊さを呪った。
「それにね、たくさんしたほうが赤ちゃんができる確率も上がると思うよ?」耳の先を舌でくすぐりながらナノカが囁く。
「赤ちゃん…ナノカの…」身体と心の両面から攻め込むナノカの手管に、エリンシエはたやすく籠絡されていった。

両脚を開かせ、背後から膝裏に手を差し込んでエリンシエを持ち上げたナノカがゆっくりとその身体を下ろしてゆく。
エリンシエは言われるがままにペニスに手を添えて自らの秘裂にあてがい、自分の膣内に挿入されていく光景を蕩けたような表情で見つめていた。
愛液とお湯を潤滑剤に、エリンシエには少し大きすぎるペニスが飲み込まれていく。
「あ…ああ…ナノカ、ナノカぁ…」口を大きく開け、身体をわななかせるエリンシエ。
ナノカはその顔を振り向かせて唇を奪う。
たっぷりとエリンシエの口内を犯した後、ナノカはゆるゆると腰を動かし始めた。
浮力の助けを得たエリンシエの軽い身体は、ナノカが腰を突き上げるだけでゆっくりと上下を繰り返す。
背後から胸を揉みしだいていた両手は人差し指で乳首をくるくると転がし、残りの指は乳房を愛撫し続けた。
精密工作機械のようなナノカの手は、的確かつ緻密な動きでエリンシエの性感を高めていく。
「…ナノカ…ナノカぁ…」胸をなぶる指と、奥を突き上げる剛直の感覚に酔いしれ、次第に意識が混濁し始めたエリンシエは夢うつつで揺さぶられ続けた。

160 :
「エリンシエ、前を見てごらん?」ナノカの声に意識を引き戻されたエリンシエが言われるままに前を見る。
そこにはM字型に脚を開き、背後から突き出されたペニスに無毛の縦筋を押し開かれ、幼い身体をまさぐられながら悦楽の表情を浮かべた自分の姿が鏡に映っていた。
「…あぁ、いや、見ないで、ナノカ、見ないでぇ!」イヤイヤをするように力無く首を振るが、エリンシエの膣はその言葉を否定するように一層強くナノカを締め付ける。
その反応を楽しむように、右胸を責めていたナノカの手が下へと伸び、結合部の上にある包皮を開くとクリトリスを転がす。
「イヤぁ、許して、許して!」限界を超えた快楽にエリンシエは我を忘れ、お仕置きされる子供のような泣き声を上げた。
すると突然、ナノカの責めが和らいだ。細やかな指使いとゆったりした腰の動きにエリンシエは酔いしれ、暖かで柔らかな性感に溺れていく。
するとナノカがそっとエリンシエの耳元で囁いた。
「エリンシエ、気持ちいい?」「うん…」
「じゃあちゃんと言ってごらん?」「気持ちいい…きもちいいの…」
「どこが気持ちいいの?」「…おっぱい…」
「それだけ?もっと気持ちいいトコあるでしょ?」ペニスに大きく拡げられた秘裂を指で撫で上げる。
「ふあぁっ!…ごめんなさい…おま○こ…おま○こきもちいいの…」
夢と現実の間をたゆたうエリンシエはナノカに促されるままに卑猥な言葉を口にした。
肉欲の虜へ堕ちていくエリンシエを、ナノカはさらに辱める。
「おま○このどこが気持ちいいの?」「いりぐちと…うえのところ…」
「ここ?ここはクリトリスって言うんだよ?」「ふやぁっ!…く、くりとりす…」
「おっぱいは?」「…さきっぽが…せつないの…」
「どうしてほしい?」「…おっぱいと…おま○こ…いっしょにいじめてほしいの…」

161 :
「いい子だねエリンシエ、それじゃごほうびをあげる」再びナノカの責めが激しさを増した。
前触れ無く再開した乳首やクリトリスへの執拗な責めと激しいピストン運動。
理性どころか意識すら飛びかけたエリンシエは、ナノカに嬲られるまま絶え絶えに喘ぐ。
「あっ、あっ、あっ」エリンシエの口は言葉を忘れ、ただ喘ぎ泣く声だけを紡いだ。
「可愛いよ、エリンシエ…」ナノカが囁くたび、エリンシエの膣内はナノカの精を求めるように強く締め付ける。
絶頂へと上り詰めていく二人の動きは激しさを増し、風呂の湯が浴室中にまき散らされる。
暴れる脚が排水栓を引っかけ、風呂の湯はほとんど抜けていたが二人とも気にも留めない。
エリンシエは両手をバスタブの縁にかけ、浮力を失った身体を自ら上下させていた。
動きの激しさにペニスが抜けてしまうと、エリンシエはもどかしげに自ら秘裂を指で開き、ペニスに手を添えると愛おしげに挿入する。
もうナノカにもエリンシエを嬲る余裕はない。ただ背後から抱きしめながら動きを同調させる。
そして求めるよう振り返ったエリンシエにナノカが口づけた瞬間。
「「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
お互いの唇をむさぼりあいながら、二人は声も無く同時に絶頂に達した。
ナノカのペニスから再度精液が吐き出され、エリンシエの膣内を白濁液で埋めていく。
膣内を満たされる快感にエリンシエが身をよじり、その拍子にペニスが抜けた。
「やぁ、やだっ…」エリンシエの両手が抜けたペニスを求めてさまよう。
なおもナノカが身体を震わせるたびペニスは射精を続け、その手を白く汚した。
「あ…ナノカの…」エリンシエはべっとりと付いた精液を愛おしげに見ると、絶頂に震える指を口に含んだ。
荒い息を整え、湯の抜け落ちた寒さにようやく気付いたナノカがシャワーの栓を開く。
エリンシエを持ち上げて向きを変え、向かい合わせに座らせると胸や顔まで飛び散っていた白濁液を洗い流してやる。
その間、エリンシエは焦点の合わない目でナノカを見つめながら、されるがままになっていた。
くすりと悪戯っぽい笑みを浮かべたナノカが耳元に口を寄せ、とどめの一言を囁きかける。
「赤ちゃんできるまで、いっぱいセックスしようね?」
「うん、する…なのかと、せっくす、するぅ…」うわごとのように鸚鵡返しするエリンシエ。
性交の疲労と湯あたりに襲われたのか、そのまま気を失った。

162 :
エリンシエが意識を取り戻したのは小一時間経った後のことだった。
ベッドに寝かされたエリンシエが目を開くと、先ほどまでのサディストぶりが嘘のように優しく髪を撫でるナノカの姿が映る。
「…ナノカ?」「あ、急に起きちゃダメだよ、少し顔色が悪いよ?」
「そうか…気を失っていたのだな…それにしても風呂の中でナノカにいたずらされた辺りから記憶が断片的なのだが…湯船の中で抱かれたことはうっすらと覚えているのだが」
「ええ〜!?忘れちゃったの!?」「うむ…なんだその目は。また何か余に破廉恥なことを強いていたのではあるまいな」
「イエイエナンデモアリマセンヨ?…ちぇ、つまーんなーいのー」
さっきまで自分の仕打ちによがり泣いていた少女の痴態を名残惜しく思い出し、ナノカは口をとがらせた。

「しかし、それにしてもEテクノロジーとはまさに神秘の力であるな、余がナノカの妻になれる日が来ようとは…」
夢見るような遠い目をしたエリンシエが呟く。
「でもエリンシエって成長早いんだねー、私なんかまだ始まらないから、こないだなんてスツーカが、徹夜ばっかりしとるから成長が遅くなるんだ〜、なんて言って病院に連れてかれそうになったのに」
「ん?何の話だ?」エリンシエが怪訝そうに尋ねる。
「いや、初潮まだなんだよ私」
「しょちょう?なんだそれは」「え?…いや、だから、月経が始まって排卵ができるようになる現象というか」
「ふむ、そういうものなのか。で、月経とはなんだ?」エリンシエがまったく自然に質問を重ねる。
「…あの、エリンシエさん?」ナノカの心にむくむくと不安がわき起こり、おもわず居住まいを正してエリンシエに問いかける。
「む?何だナノカ改まって」「ちょっとお聞きしますが、今までに性器から出血したことは?」
「な、何を言わすのだ、ナノカに抱かれたときが初めてに決まっているではないか…」
赤らめた頬を手で覆ったエリンシエが、完全に見当外れな答えを返した。
「…え、え゛え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!??」
「実験失敗」の書き割りを(心象的に)背負ったナノカの絶叫が響き渡った。

163 :
数日後、また中庭に3人集まっての昼食後。まるで午後の天気でも聞くような気軽さでナノカが口を開いた。
「ネネちゃんってさ、もう初潮きた?」
「ぶ――――――――――っ!」
ネネの口から吹き出されたダージリンの霧の中に、見事な虹が架かった。
「あ、虹」「おお、見事であるな」のんきな2名が捻りのない感想を述べる。
「ななななななナノカさん!!??いきなり何を!!??」
「ほら、初潮がくれば赤ちゃん産めるようになるでしょ?」
「いえですからそう言うことではなく…というか初潮が来ればすぐ産めるようになるわけでもないですし…」
「そなの?で、ずばりネネちゃんはどーお?」
「あ…いえ、その、わたくしまだ12歳ですし、来てないからといって遅すぎると言うことはないと思うのですが…」首まで真っ赤に染まったネネがごにょごにょと口を濁す。
「まだなの?ちぇ、ざーんねん」ナノカがあからさまに落胆の表情を浮かべる。
(が―――――ん!)さっぱり話の流れは分からないが、ともかくナノカの期待に背いてしまったことに気付いたネネはこの世の終わりのような表情でよろめいた。
「そっかー、実験に協力してもらえないかと思ったんだけど無理かー」
ショックのあまり、ナノカの口から禁断のパラダイス行き乗車券が発行されていたことにネネは気付かなかった。
「で、でも!ナノカさんのためでしたらわたくしなんとしてでも初…そ、その、えーと、大人の女性になってみせます!」
「いやいーよ、ちょっと聞いてみただけだから」あっさりと引き下がられ、ネネは話の真意も知らないまま肩を落とした。
向かい風に乗って舞い戻った紅茶の霧を浴びて髪がしおれたネネは、雨に濡れた捨て犬のように見えた。
(終)

164 :
ども。エリンシエいぢめに命を燃やす前スレの770です。
というわけで自らのボキャブラリの壊滅っぷりに驚愕しつつなんとか書き上げた第二作です。何しろ「名残惜しい」って単語を思いつくのに半日かかったし。
連想変換候補付きATOK2008+広辞苑for ATOKサイコー。そして氏ねword。
そもそも前作においてネネの年齢は12歳だったのをすっかり忘れていたんよ。
そのせいでオチがまったくもって支離滅裂(自分とナノカが結婚できなくなる法律を通してどーする)になってたんよ。
あれ以来、夜な夜な般若のごとき顔のネネが枕元に立って、魔太郎よろしく
「ウ・ラ・ミ・ハ・ラ・サ・デ・オ・ク・ベ・キ・カ」って言うんよ。
しょうがないからフォローしようとしたんよ。
それなのに書き終わってみたらますます悲惨なんよ。
これは多分ネネの抱き枕がないのがいかんのよ。でもどう考えても出るはずないんよ。報われないオチ専任だし。どきあどのボタン押し係だし。

ついでに私の執筆の原動力を大公開。またの名を露悪趣味的ズリネタ晒し。
ttp://aaabbbccc.s6.x-beat.com/upload/src/up21615.jpg
大きい方のナノカさん(上)は画集をスキャンし、加工してプリントエイティにオーダーしたもの。
全長120cmのオフィシャル品(中)は素晴らしい印刷なんだけど小さすぎ。
エリンシエ(下)はオフィシャルのカバーにシリコン綿の組み合わせ。こっちは等身大なのでばっちり。(何がだ)
ナノカさんのお腹って最強にエロいよね。特に脚の付け根のV字ラインとおヘソ。
あとエリンシエは表情から見て、ぶるぶる振動する卵形のおもちゃとか絶対に挿れられてるよね。

あ。
いま家の前にハンプデン家の私兵部隊1個小隊が見えました。もう待避するいとまもありません。
今破砕鎚で扉を破りました!ものすごい力!さようならみなさん、さようなら…

165 :
超おひさしぶりに神こーりーん!!
ぐじょーぶ!!

166 :
あっちゃー。いきなり誤変換発見。
>>150
×これではどさくさ紛れに同姓結婚を認めさせた意味がない。
○これではどさくさ紛れに同性結婚を認めさせた意味がない。

167 :
>>164
GJえろす!! ナノカさん悪魔w
これはぜひちょっとしたバチがあたって欲しいですね、性的な意味で。

168 :
>>164
実にGJ。 実にうらやますぃ、すばらしい執筆環境をお持ちだw
次を心待ちにしております。

169 :
エロすぎるだろwwwマッド工房士ナノカさんwww
>>164GJ!!
このエリンシエ&ナノカのシリーズ、ぜひ続けてもらいたい

170 :
エリンシエ陛下かわゆい…

171 :
>>164
なんとかハンプデン家の私兵部隊から逃げ切って、続編おながいします

172 :
>>164
GJ!! ネオスフィア後のエリンシエ、こんな風に幸せ?そうならいいですねえ。
にしても自作の絵拡大枕ウラヤマスィ・・・

173 :
エリンシエ陛下テラエロス(;´Д`)ハァハァ

174 :
>>165 >>167-173
拙作へのレスありがとうございます。
これから忙しくなるので当分書けませんが、
次回はさすがにいぢめ成分を少し削減しようかと。
ただし会社が支部全廃の大リストラ。
支部採用の俺オワタ\(^o^)/なので
それどころじゃなくなるかもしれませんが。
さーて、ウチは失業保険出ないんだけどどーすっかなー。
>>168 >>172
冬コミあわせでナノカ&パルフェ枕とナノカ&ラファルー枕を
1枚の両面にまとめて(元は片面印刷)再販するそうですよ。(多分後日通販あり)
材質はスク水素材とのことなのでツーウェイトリコットの模様。
サイズは未定だけど140cmならいいなあ。
>>167
だが断る
この>>164が最も好きな事のひとつは
ナノカさんをMキャラにしようと思ってるやつに
「いやでーす だめでーす」と断ってやる事だ…

175 :
なんかプライベートが大変そうみたいですけど、気長に続きお待ちしてまっす

176 :
むしろさらにエスカレートするエリンシエいぢめに期待したいなもし

177 :
>>164
パナビア先輩相手にめちゃくちゃにプチレイプされても文句言えないマッドナノカさんw
GJ!

178 :
全身拘束された上に、妊娠可能な先輩の培養精液を無理やり流し込まれるナノカさんさんですか…
ナノカに対して上位に立てそうなキャラはフェアリさんかラファルーだけではあるまいか


179 :
本編中のナノカ好き好きなおにゃのこたちは、それぞれ
ナノカに犯されたいのか、犯したいのか…それが問題です

180 :
もちろん刺しつ刺されつでしょう
まあナノカが男の子だったら全て解決する問題なのかもしれんが

181 :
ナノカさんが男だったら女性キャラ全員に輪姦されるだろ、常識的に考えて…
それより復刻版枕カバーを購入した俺の今夜が心配だ。

182 :
復刻抱き枕で溜め込んだ妄想パワーをSS創作のパワーに変換するのだ!
ナノカさんにオトコの味を教えてやるのだ!!

183 :
先輩シリーズの続きはもうないのだろうか
あの話の中に出てくるフェアリ先生のファンなんだ、オイラ

184 :
あけおめ
どうか今年も職人さんが降臨してくれますように…

185 :
アマネカさんには、エアナのきょにゅーを生で揉み込んでもらいたいです

186 :
ぜひナノカのテイスティングに挑戦してもらいたいんですが
それでもって逆襲されるアマネカさん

187 :
ナノカさん救出に飛び出したネネちゃんがアマネカさんの指技のえじきになるところまでは見えた

188 :
ナノカさんの発明した淫具VSパシ研を希望

189 :
自ら発明した淫具のテストに惑溺してしまうナノカさんを希望

190 :
 急なくしゃみを、噂話をされていると称したのは、一体誰が最初なのだろうか。
 もちろん、科学的な根拠など無く、民間の伝承にすら起源が怪しい。
 別にそれが何だと言うわけではないのだが――
「……っくしゅ!」
 ――パナビア・トーネイドは、起きて早々、急なくしゃみに襲われた。
 ずず、と、小さく鼻をすすり、こんこんと咳をする。
 嫌な予感はしていたのだが、どうも的中してしまったらしい。
「……風邪、かな」
 体が少しだるい気がする。あんなごつごつしたところで寝転ぶからだ。
 背筋が寒い気がする。暖かくなってきたとはいえ、外で寝るからだ。
 頭が少し痛い気がする。ええと、ええと――
「ああもう、全部ナノカのせいよ……」
 そうつぶやいて、ふとナノカも同じような条件だった事を思い出す。
 あの子はどうだろうか。自分のようになってはいないだろうか。
「……アホらし。今は自分のこと……」
 ふらふらと、ベッドから身を乗り出す。今の時刻は――十時を大きく回っていた。
 体の端々に痛みを感じながら、こういった時のために用意してある薬と栄養剤を取り出して飲む。
 食事など作る気にはなれない。だが、これを飲んでおけば、とりあえずは大丈夫だろう。
 そのままベッドに戻ろうとした時だった。不意に玄関のドアがノックされる。
「……本当に、嫌な時に客って来るのよね」
 ぶつくさと言いながらも、一応玄関に向かう。そう言えば、本日休業の看板も出しておかないと。
「どうせ借り工房なんだから、無視しちゃってもいいんだけど」
 とは言ったものの、いちいち応対は出来ない。とりあえずこの客には断りを入れて、改めて看板を出そう。
「はいはい、すいませんけれど、今日は休業――」
 言いながら扉を開けると、でっかいトンカチの後輩と目が合った。
「……今日は休業よ」
「……みたいですね」
 パナビアの顔を見て、ナノカは小さく苦笑いを浮かべて答えた。

191 :
「すいません、先輩。私のせいで」
 濡れタオルをきゅ、と絞り、パナビアの額に丁寧に置く。
 冷たいタオルの快感に目を細め、パナビアは小さく息を吐いた。
「何であんたは大丈夫なわけ……」
 責めるよりも先に、そちらのほうが気になった。
 条件はほぼ同じ。いや、むしろ本格的に寝に入った彼女のほうが悪いと言えるのに、何故ぴんぴんしているのだろう。
 まあ、少々責めるような口調になったのは、この際置いておく。
「いやあ、何といいますか……頑丈な体に生んでくれた両親に感謝です」
 つまり、別に何をしたわけでもないということらしい。
 こんなところですらスペックの違いを見せ付けられ、パナビアは泣きたい気分になった。
 それとも、最近の自分が調子を崩し気味なのだろうか。いや、多分そうだ。そうに違いない。
「はあ……もう分かったから、帰りなさい。移るわよ」
「え、でも……」
「いいから。これで移ったら笑い話よ。あんたのお供にも迷惑かかるでしょ」
 そう言って目を閉じる。この後輩はお節介焼きなので、突き放してやらないと諦めない。
「何か用事なら、明日また聞いてあげるから。今日は帰って自分の仕事、してなさい」
 自分の仕事、という単語を出せば、引き下がるだろう。
 彼女も、自分にとっては目の上のたんこぶだが、逆を言えばその程度には工房士だ。自分の仕事には誇りを持っているだろう。
 他の誰かならばともかく、同じ工房士である自分から出た言葉なら。そう考えての言葉に――
「……仕事は、今日はお休みです」
 何か重いものを開くようなその口調に、パナビアは耳を疑って視線を向けた。
 視線の先ではナノカが、少し困ったような笑顔を浮かべ――
「だから、今日は先輩の看病、しちゃいますね」
 すぐに、いつもの笑顔に変わる。
 ただ、その笑顔はどこか空虚に見えた。
 らしくない。そう思うが、彼女を気遣ってやれる余裕が今の自分には無いことを、パナビアは少し悔しく感じた。

192 :
「はーい、風邪の時にばっちり、プロスペロ流スタミナおかゆですよー」
 小さい鍋を片手に、そんな事を言いながら部屋に戻ってくる。
 朝食は栄養剤で誤魔化したと答えたら、何やら張り切って厨房へ向かっていった。
 止めようにもそんな体力は無かったので、仕方なく待っていたら案の定、と言う奴だ。
「……変なもん入ってないでしょうね」
 憎まれ口を叩きながら上半身を起こす。
 折角作ってもらったものだ、いただくつもりではあるが、やっぱりこういうセリフを吐かないことには、自分らしくない。
「大丈夫ですよぉ、天然物しか使ってませんから。ケミカルゼロパーセントです」
「……そういう意味じゃないんだけど……まあいいわ」
 どうも意味を取り違えているようだ。そもそも食塩などの一部調味料はケミカルではないのかなどとも思うが、あえて突っ込まないでおく。
 とりあえず受け取ろうとして――ナノカが妙な動きをしていることに気付く。
 スプーンでおかゆを一匙すくい、軽く息を吹きかけ――
「はい、先輩。あーん」
「…………」
 眩いばかりの笑顔で、そんな事をしてくる。
 さっきの暗い笑顔はなんだったんだとか、そんな恥ずかしい事が出来るかとか、色々な言葉が脳裏に浮かび上がり――
「……あーん……」
 結局、やたらと眩しい後輩の笑顔に押し負けてしまう。
 風邪で弱っていたのも多分にあるはずだ。いつもなら突っぱねている。多分。
「おいしいですか?」
 口の中で、ふわりと漂う塩と卵の味に、そのまま溶けて消えていくような食感。
 卵と塩だけではないようだが、何が入っているのだろう。生姜か何かだろうか。
 ともかく、おかゆとしてはかなり出来のいいものだ。さすがのパナビアも、ナノカの問いには首を縦に振る事にした。
「よかった。まだまだありますから、どんどん食べちゃってくださいね」
 そう言いながら、また一匙すくい、差し出してくる。ええい、ままよ。どうせ他には誰もいない。
 恥ずかしいのを我慢して、食べさせてもらう事にする。程なくしておかゆは、全てパナビアの胃袋に収まった。

193 :
「じゃじゃーん。更に玉子酒でーす」
「……いや、うん。別にいいんだけど」
 そんな得意気に出されても、という言葉を飲み込む。
 折角作ってくれたのだ、もらっておこう。
 ナノカからコップを受け取り、一啜り。
「どうです?」
「……これもおじいさんから?」
 そう聞き返し、口をつけることで質問に答える。
「はい。私が風邪で倒れた時、作ってもらったことがありまして」
「……あんたでもそういうこと、あるのね」
 そんな言葉を返して、玉子酒を飲み干す。
 一応この後輩でも、風邪を引いたりして倒れる事があるのだと知って、ちょっと得した気分になる。
「最近はなかなかお世話になることはありませんけど」
「まあ、それが一番なんだけどね」
 ナノカにコップを返して、横になる。
 玉子酒の効果だろうか、体がぽかぽかと暖かくなってきた。
「ん、ありがと。おかげで眠れそうだわ」
「えへへ。それじゃ、片付けてきますね」
「あ……」
 くるりと踵を返すナノカに、パナビアは思わず声をかけてしまった。
「? 何ですか?」
 ドアに手をかけたままで振り返り、聞いてくる。
 だが、パナビアは小さく首を振って、なんでもないと返した。
 言えない。言えるわけが無い。
 眠るまでいて欲しいだなんて、恥ずかしくて言えっこない。自分がこんなに弱気になるなんて。
「それじゃ先輩、おやすみなさい」
「ええ……」
 ドアの閉じる音を聞きながら、パナビアはゆっくりとまどろみの中に意識を落としていった。

194 :
 先輩、と呼ばれる事は、別に珍しい事ではない。
 少なくとも、生徒会長を任せられる程度の年次ではあったし、後輩もいないわけではない。
 だが、自分の得意分野――それなりの自負を持っていた分野に入り込み、自分の位置を奪い去った後輩は、彼女一人だ。
 それから自分は、その後輩に対抗心を持ち始めた。
 あの後輩が現れるまでは、自分がその分野の――少なくともアカデミー内では――トップだった。
 それを全て、掻っ攫われた。初めて奪われたその日から、ずっと自分の上に居座られた。
 その日から自分は、彼女に勝つためだけに己の腕を磨いてきた。
 結果は――惨敗だった。
 姑息な手まで使ったと言うのに。使えるものは全て使ったのに。
 目指すはトップ。だが、その道の前には常に彼女がいる。
 追いかけても追いかけても、常に一歩届かない。
 いつからだろう。彼女に勝つという目的に、工房術が関係なくなったのは。
 とにかく何でもいい。ナノカに勝ちたい。
 何時の間にか自分の中で、ナノカという存在が大きな部分を占めることに気付いたのは、いつだろうか。
 そもそも自分は、彼女に勝った後の道を、考えているのだろうか。
 本当は自分は、彼女に振り向いて欲しかっただけなのでは――
(…………夢)
 変な夢だ。ぼんやりと、自分が存在する夢。
 ただ自問を繰り返すだけの、空虚な夢。ゆっくりと意識だけが浮かび上がる。
(何か、暗い?)
 ぼんやりとした意識の中で、影が差すのを感じる。
 ゆっくりと瞼を開く。目の前に、近づいてくる後輩の顔――
(……ばか)
 胸中で罵って、後輩の唇を受け入れる。
 本当にこいつは、人の場所に入り込む。人の心に入り込む。
 不思議な後輩だ。大嫌いだけど――
「風邪、移るわよ?」
 驚いたような後輩の顔。そう、その顔が見たかったのよ、と、パナビアは胸中でつぶやいた。

195 :
「あ、えっと、これは、そのぅ……」
 しどろもどろになりながら、言葉を探す。が、結局見つからなかったのか、ナノカはそのまま押し黙ってしまった。
 思いのほか楽になった体を起こして、その様子に苦笑する。
 そういうことかと、頭のどこか冷静な部分が勝手に納得するのを感じた。
「言い訳が思いつかないなら、しなきゃいいのに」
 そう言ってやると、ナノカは顔を赤くして俯いてしまった。
 分かっていたのだ。自問しようとして、結果が出ることが怖くて止めていた事。
 自惚れでなければ、自分と彼女は同じ事を想っている。
 そして、出来れば自惚れであって欲しい。
「……先輩」
「うん?」
 意を決したかのように口を開くナノカに、聞き返してやる。
 ナノカは俯いたまま、顔を上げずにそのまま後を続けはじめた。
「私、変なんです。多分、昨日から」
「うん」
「ホントは、追い出されてきたんです。今の私じゃ、仕事は出来ないからって」
「うん」
「昨日から、先輩の事考えると、何かおかしいんです。
 胸がもやもやするって言うか……でも多分、この気持ちって昨日からじゃないんです」
 私だってきっとそうだ――胸中でそう言い返す。
「昨日までだって、そんなつもりのセリフじゃなかったはずなんです。
 でも、そういうつもりだったから、あんなセリフが出たのかもしれません」
 私だって、多分そうでなきゃ、あんなセリフは吐いたりしないし、あんなことは思わない。
 でも。
「私、ネネちゃんに謝らなくちゃいけません」
 でも、それはダメだ。それは、許されない。
「私、先輩のこと――」
 ナノカのセリフを遮るように、パナビアはその口を無理矢理塞いでやった。

196 :
 ゆっくりと唇を離して、後輩の目を見据える。
 驚いたような、戸惑っているような顔をしている憎たらしい後輩の顔を、パナビアは両手でしっかりと掴んでやった。
「言ったわよね、あんたにそういう相手が出来るまでは、面倒見てやってもいいって」
 その言葉に、ナノカの肩がぴくりと動く。どういう意味かは分かったようだ。
「でも、そこから先は、私は約束していない。分かるわね?」
「……はい」
 目を逸らさないことだけは、褒めてやってもいいかと思う。
 自分だって、このセリフを吐くのに、どれだけの思いをしているのか。
 気付いてしまった。いや、多分とっくに気付いていて、目を逸らしていただけなのだろう。
 けど、それだけは許されない。その想いを認めることだけは、許してはいけない。
 何故なら、それを認めてしまえば、今までの自分が無くなってしまうから。
「だからその想いは、捨てなさい。
 持った事を忘れろ、とまでは言わないわ。けれど、捨ててしまいなさい」
 まだ自分は、彼女に追いついていない。追い越していない。
 手を緩めるつもりは無い。でも、受け入れてしまったら、変わってしまう。
 それでは、意味が無いのだ。
 稀代の天才ナノカ・フランカを、その先輩、パナビア・トーネイドが破る。そうでなくては、いけないのだ。
 受け入れたら、何もかもが変わってしまう。それでは、ダメなのだ。
「先輩は、私のこと――」
 聞かないで欲しかった。
 だからこいつは、大嫌いなんだ。
「お互いのために、ならないから。聞き分けなさい」
 大嫌いだ。あっさりと人の立場を奪って、涼しい顔して先を歩いて、何食わぬ顔で人の心に入り込んで――
「私も、捨てるから」
 ――こんな想いまでさせてくる。
 ナノカ・フランカなんて大嫌いだ。そうでなくちゃいけないのだ。

197 :
「あ……」
 ようやくそれに思い至ったかのように、ナノカが小さく声を上げる。
 この状況でこの返事は、もう白状したようなものだ。
 だから――
「ごめん、なさい」
 泣きたいのはこっちのほうだと、泣き始めた後輩に胸中で毒づく。
 けれど、パナビア・トーネイドは、こんなところでライバルと肩を寄せ合って泣くなんて、絶対しない。
 代わりに、その泣き顔を胸に抱いてやる。
「私、自分のこと、ばっかり……」
「勘違いしないでよね。まだあんたに勝ってもないのに、これ以上馴れ合うなんてごめんなんだから。
 それに、私の栄光のロードに、あんたって存在はど真ん中に立ってて邪魔なのよ。おわかり?」
「……はい」
「とりあえずまあ、あんたにそういう相手が出来るまでは、面倒見てやってもいいから。
 だから早くそういう男捕まえて、私の荷物軽くしてよね。結構重いんだから」
「……善処します」
「その代わり、たまには逆に持ってもらうわよ。
 言わばギブアンドテイクって奴。そういう関係で我慢なさい。いいわね?」
「……先輩、ずるいです」
「何とでも言いなさい。今まで散々我侭聞いてやったでしょ。
 それで、早速だけど――」
 全くもって恥ずかしい。顔が熱いのは、何も風邪のせいだけではないはずだ。
 それでもパナビアは精一杯平静を装って、けれど顔ごと視線を逸らして後を続けた。
「誰かさんのせいで変な起きかたして、折角良くなってきた風邪がまた悪化しそうなのよね。
 出来れば湯たんぽの代わりになる――そうね、抱き枕辺りが欲しいんだけど?」
 そう言って、ぽんぽんと自分の隣を軽く叩く。
「先輩ってずるいけど……優しいですよね」
 そのセリフは、聞いていない事にした。

198 :
「何か……恥ずかしいですね」
「……私なんか、顔から火が出そうなんだけど」
 ベッドの中で寄り添って、そんな事を言い合う。
 制服のままだと寝汗でぐちゃぐちゃになるからと、ナノカにワイシャツを貸してやった。
 まだ時間は昼下がり。ようやく二時に差しかかろうかといったところだ。昼寝には丁度いい時間と言える。
「今更改めて言うと何だか恥ずかしいですけれど……まだしばらくは、先輩にお世話になると思います」
「ああ、うん、でも今日は勘弁してよね。そんな体力無いから」
「私だって、さすがにそこまで節操無しじゃ……無いと思います、はい」
 そこは自信無さ気に言わないで欲しかった。
「今日だって別に、そういうつもりじゃなくて……会って色々、確かめたかったんです。多分」
「多分て何よ、多分て」
「よく分からないですけど、会えば何か分かるかなって思ってました。
 ……会って先輩の寝顔とか見てたら、何か色々ぶわーって出てきちゃって、自分でもよく分からないんですけど」
 それであの不意打ちか。いや、それより前にも色々とあったけれど。
「ただ、自分の中で一区切りついたような気がします。あと、やっぱり――」
 えへへ、と、いつもの笑顔を向けてくる。その笑顔は反則だ。それに何度やられたことか。
「ちょっと悲しいですけれど、それよりも嬉しい気持ちで一杯なんです」
「……あんまりこっち見ないで。恥ずかしいから」
 思い出せば思い出すだけ、顔が熱くなっていくのを感じる。
 だからあまり会いたくなかったのだ。いつかこんな日が来るだろうと、心のどこかで分かっていたから。
 分かってたから、考えないようにしてたのに。
「ねえ、先輩」
「……何よ?」
「帝都に帰ったら、何か一緒に企画立てて、イベントしましょう」
 ナノカのその提案に、パナビアは自然と苦笑が漏れ出すのを感じた。
 さっきまであんな状態だったのに、解消したらすぐこれか。でも、まあ――
「それも悪くないかもね。ただし、主導は私。いいわね?」
「はい。ご指導、お願いしますね」
 そんなナノカの返事に、パナビアはこの笑顔が見れたからいいかと、少しだけ素直に思うことにした。
 恥ずかしいから、やっぱり口には出せないけれど。

199 :
えー……はい、何と言っていいものやら……先輩シリーズです
放置期間もありますが、今回は作風がなんともはや。エロも無いし
なのでタイトルも何時もと違います
それではまた……あるかな?

200 :
あって欲しいなぁ。あなたの作品大好きだわ

201 :
おお、お久しぶり先輩シリーズだ!
先輩カワユス

202 :
>>199
待ちくたびれましたよ…GJ!
個人的には、いつか先輩主導で女の子ナノカがイカされまくるえちを見てみたいもんです

あとテンプレの保管庫アドレスが古いようなので一応
http://sslibrary.gozaru.jp/

203 :
>>199
なんだか切ない展開になってきましたなあ
さらなる降臨期待しとりますGJ!

204 :
先輩シリーズの末永い展開を希望

205 :
おお! 続き来てたのか!
>>199 Gj!
しかしほんとにこれ、ネネにバレたら恐ろしいことにw

206 :
カル×トアラに挑戦してくれる豪の者な職人さんはおられないかしらん

207 :
カルはテロリストに捕まってのえっち拷問とかがよく似合いそう

208 :
トアラの見てる前で、テロリストに処女を散らされるカル…とか

209 :
蒼いシリーズのキャラには和姦が似合う。

210 :
いやいやナノカさんアマネカさん達のような才能ある可憐な乙女達が
愛の無いセックスでめろめろにされちゃうシチュエーションもなかなかどうして

211 :
アマネカさんは適度に意地っ張りだかだから、えっちなことで虐め甲斐ありそう

212 :
何かのどさくさに紛れてアマネカの処女を奪ってしまうフツーとかを想像した

213 :
トリスティアがエロゲーだったら、暴徒と化したトリスティア住民にナノカさんが犯されるバッドイベントが絶対ありそう・・・

214 :
様々な才能に秀でたパシ研女性陣が、いかにもアッタマ悪そうなテロリスト共にタダの肉壷扱いで犯される……
というシチュエーションもなかなか萌えるものがあるが、
そんなんされても、大して落ち込まなそうな人もいるのが問題と言えば問題。

215 :
ひいんっ!…お、おまんこ舐めていいのは将来のダンナさんだけだー!
とか叫びながら遺跡でテロリストにえっちされてしまうエアナが頭に浮かんだ…

216 :
>>215
あれだけビンカンかつけしからんおっぱいを持つエアナさんのことだ
沙悟荘の同人誌ばりにたいへんなことになるに違いないw

217 :
k

218 :
地下遺跡探索中、パシアテ文明時代の触手型防衛兵器に拘束されてしまうエアナさん希望

219 :
エアナのアナル略してエアナルを処女のまま開発しまくるとかどうよ?

220 :
なんだか挿入無しの擬似プレイっぽい響きがw>エアナル

221 :
アマネカやナノカを妊婦用診察台に固定した上でいたずらしまくれたらしんでもよい…

222 :
そしたら、まずは剃毛作業から開始ですね
とくにアマネカさんなど、まだつるつるの可能性も大ですが

223 :
先ずアマネカさんのぷにぷにの恥丘いたずらしまくりですな

224 :
次にアマネカさんのきゅっと締まったアナルを真綿のようにほくほくになるまでほぐしてですね

225 :
>>222
ttp://aaabbbccc.s6.x-beat.com/upload/src/up22760.jpg
ナノカさんだってつるつるだろ、常識的に考えて…

226 :
ナノカさん、ひんぬーのくせに吸い付きたくなるようなエロいお体をしてなさる…
アマネカさんを悪戯するまえに、ほどよい温度の蒸しタオルで全身を隈なく念入りに拭いてあげたい…

227 :
オリキャラじゃなければ、本編キャラでそんないたずらをナノカにしてくれそうなのはネネとフェアリさんくらいか

228 :
>>224
そしてぴっちりとじたアマネカさんの肉筋を、しっとりとひくひくになるまで指で上下になぞりまくります。

229 :
もうその頃には触れずともすっかり固くなっているであろう敏感な三点の突起も吸ったりしごいたり

230 :
ナノカにはラファルー、アマネカにはグリーペンがそれぞれ担当して、
帝都暮しで健康を損なってないかどうか女体検診をやってほしい

231 :
パナビア先輩とナノカの百合が一番だ

232 :
なにかの手違いで先輩に20センチクラスのEテクペニスが生えてしまい、
その偉容に「あんなおっきいの…絶対入らないよ」みたいにおびえるナノカさんとか見てみたいっす

233 :
先輩シリーズでの、先輩の一物はどれほどのサイズなのだろう
成人男子の平均よりやや大きめ?のようですが…

234 :
きっと15、6センチくらいではないかと想像。
・・・・そんな凶悪なEウェポンがナノカさんの未熟な性器に突き立てられる様を想像するだけで・・・

235 :
>>232
いや、むしろ挿入者側、パナビア先輩の方がひるみそう。

236 :
ちょっと、こんなの入るわけないでしょ!?…とか

237 :
「ほら、脚広げなさい。舐めたげるから」
……と、ナノカさんのワレメに巨大なものを受け入れさせるために股間をよく濡らしにかかるしかない

238 :
工房士らしく、ここはひとつ発明品で問題解決してもらいたいものだが

239 :
Eローションか

240 :
「ひゃっ、先輩! そんな奥まで塗っちゃ…くぅんっ!?」
「動くな! …ったく、よく塗っとかないと、こんな牛乳ビンみたいな入るわきゃないでしょ!」

241 :
ナノカさんのクリトリスを摘み上げるかして動きを拘束するしかあるまい!

242 :
ナノカさんは責めなイメージだが、
あんがい受けに回っても優秀かもしれぬ

243 :
ナノカが将来男とケコンする姿が想像できません

244 :
ゲームをやった人間なら、そんな想像はだれも出来ない

245 :
俺はいっつもしてるけど

246 :
ナノカとベッドのなかで一日中、イチャイチャウフフできたらしんでもよい

247 :
徹夜続きでスツーカに「風呂入って寝ろ!」と叱られたりするナノカさんを風呂場に引きずりこんで
全身くまなく奥の奥までぐったりするまで洗い尽くしてそのままベッドに運んで寝かしつけたい

248 :
おいらとしては風呂は前戯。寝かしつけたあとの第二ラウンドが本番だと思うんですよ
すくなくともネネちゃんなら石鹸の匂いを漂わせて無防備に眠るナノカさんに辛抱たまらなくなる…と思いたい

249 :
だれかSS職人さん、降臨してくれないかなあ

250 :
将来的にナノカの処女を頂くのは、やはりネネちゃんなんかなあ

251 :
 ばしゃばしゃと、水音を立てて顔を洗う。
 冷たい水で眠気の残る瞼に喝を入れ、手元に置いてあるタオルで水を吸い取る。
 鏡の中の自分を見据え、ぱんぱんと頬を叩く。調子は良好。顔色もいい。
 洗面台に背を向けて、よし、と気合を入れなおす。
 意気は強く、胸を張り、パナビア・トーネイドは拳を掲げて天を仰いだ。
「完! 全! 復! 活ッ!」
 何がと言うと、風邪からの、である。
 それほどひどくなかったというのもあって、たった二日養生しただけで完治してしまった。
 やはり最近のごたごたで調子を崩していたのだろう。しっかり休めばこんなものである。
「エンチャンテッド・ジーニアスッ!」
 立てかけておいた愛用の工具を握り、その名を呼ぶ。
 ひゅんひゅんと軽く振って、一打ち。かぁん、と小気味いい音が工房に響き、パナビアは満足気に頷いた。
「よし、こっちも完璧。ふふふ、この怒涛の回復力。我ながら惚れ惚れするわ」
 ひとしきり自分のスペックの高さに打ち震えた後、いそいそと台所に向かう。
 何は無くともとりあえずは朝食である。いくら回復したとは言っても、腹が減っては仕事は出来ない。
 と、鍋が一つ視界に入る。風邪の間にナノカが作り置いていったおかゆだ。
 軽く中を覗いてみると、朝食分になりそうな程度残っている。
 しばらくその中身とにらめっこした後、パナビアはおもむろにコンロに火を点した。
「か、勘違いしないでよね。残ってるのがもったいないから食べちゃおうってだけなんだから。
 それに、今から何か作るのも面倒だし、折角あるならそれを暖めたほうが手間も少ないし。
 だからその、ほら、あれよ。別にナノカが折角作り置きしてくれたからもらっとこうとか、そういうのじゃ――」
 誰にとも無くぐだぐだな言い訳をして、急に虚しくなって大きく息を吐く。
 何で自分はこんな言い訳をしているんだろう。アホくさい。
「あー、うん、結構やられてるわ。一生の不覚……」
 うんざりとした様子でそうつぶやく。認めたくないが、認めるしかない。
 複雑な気分で視線を落とすと、おかゆは丁度いい具合に温まり始めていた。

252 :
 おかゆを平らげて一息つき、コーヒーを一口。
 商店街で購入したこのブレンドコーヒーがナノカブレンドだと知ったのは、つい最近だった。
 スペシャルブレンドなどと書いてあるので、どんなものかと思って買っただけなのだが――
 悔しい事に、美味しい。評価を下した後に知ったので、今更撤回も出来ない。悔しい。でも美味しい。
「このままでは……ダメよね」
 神妙な面持ちでつぶやき、空になったコップに視線を注ぐ。
「このままナノカのペースに巻き込まれていては……ダメだわ」
 別にコーヒーに限った話ではなく、最近のあれこれである。
 妙な変革を迎えてしまった二人の関係に対して、一石を投じなくてはならない。
 具体的に言うと、握られっぱなしの主導権を奪い返すのだ。
 何のと言うと、何というか、その、アレだ。ナニだ。
「……何で私はこんな事にマジになってるのかしら……」
 急に虚しさがこみ上げてきて、がっくりと肩を落とす。
 確かにナノカに勝つということは自分の至上命題の一つだが、工房士とか全く関係ない。
 だが――
「いやいやいや、ダメよパナビア・トーネイド。
 ここで退いたら、一生負け犬根性が染み付くわ。それだけはダメ。
 頂点を目指すには、こんなところで妥協してたらダメなのよ。どんな壁だろうと貴賎は無いわ。
 貴賎があるのは人の心。現状に妥協すれば、卑しさが身に付くことは必定! 天の頂はそれを認めない!」
 ぶるんぶるんと頭を振って、自らを奮い立たせる。
 次の勝利のための敗北ならば、甘んじて受けよう。だが、ただ服従するだけの敗北を認めるわけにはいかない。
 頂点を目指すと決めた以上、前に進まぬ意志に用は無い。
「とは言え、一体どうしたものやら……」
 うーんと腕を組んで眉根を寄せる。自らを鼓舞することには成功したが、具体的な案が思い浮かばない。
 そうやってうんうん唸りながら部屋を歩き回っていると、ひとつチラシが目に付いた。
「これは……」
 これは使えるかもしれない。手に取ったチラシをまじまじと見ながら、パナビアはそうつぶやいた。

253 :
 ナノカ・フランカは、珍しくそわそわしていた。
 大きなトンカチを抱えながら、それに負けない大きなポニーテールをふるふると震わせている。
 それもそのはず、いつもは半ば押しかける形になるパナビアの工房に、珍しく呼ばれたからだ。
 何か呼び出されるような悪いコトしたかな、などと、珍しい事態に珍しく弱気になる。
 だが、その反面、パナビアから呼んでくれたことに、期待のようなものも抱いていた。
 ちなみにあのカプセル、やっぱりポケットに常備している。
「せんぱーい。おじゃましまーす」
 とんとん、とノックをすると、扉が開く。
 まるですぐそこで待っていたかのような反応に、ナノカは少し驚いた。
「どうしたの。ほら、早く入りなさい」
「え、あ、はい」
 いつもとは微妙に違う様子に戸惑いながら扉を潜ると、かすかに化学薬品の香りが鼻腔を刺激する。
 何か調合でもしていたのだろうか。
「先輩、何か作ってました?」
「……あんたの鼻って、たまに犬みたいよね」
 そんな微妙な臭いを嗅ぎ分けるナノカに、パナビアは呆れたようにそう言った。
 うう、ひどい、とつぶやくナノカをよそに、丁度作っていたコーヒーをカップに注ぐ。
「まあ、一応ね。仕事じゃなくてプライベートな研究のほうだけど」
 そう言って、カップを差し出す。
 ナノカがそれを受け取ったのを確認して、一口。ああ、うん、やっぱり悔しいけど美味しい。
「薬学研究ですか。完成したら見せてもらってもいいですか?」
「別にいいわよ。それより先に、今日の用件だけど」
 思いのほか早く訪れた本題に、ナノカはコーヒーを一口含み、心を落ち着けた。
 普段ならばどうと言う事も無いのだが、先日あんな事があった矢先だ。どうしても意識してしまう。
 納得はしたし、割り切ったつもりでもある。しかしそれでも、想いはそうそう簡単に切り替えられるものでもない。
 出来れば、楽観的な予測――と言うか希望のほうが当たって欲しい。そう思いながらパナビアの言葉に耳を傾ける。
「あんた、ちょっと実験台になりなさい」
「……はい?」
 その言葉がナノカの予想の範疇外だったことは、言うまでも無かった。

254 :
「マッサージ用オイルですか」
「ええ、そうよ」
 脱衣所で服を脱ぎながらの問いに、同じように服を脱いでそう答える。
 その答えに、ナノカは拍子抜けしたような安堵したような、複雑な気持ちで笑みを漏らした。
「あはは……何かと思いましたよ」
「何だと思ったのよ」
 その問いには何でもないですと返し、ナノカはそそくさと浴室へと入っていった。
 半分呆れた様子で息を吐き、水着に着替えると、パナビアもそれに続いた。
 どうせ変な期待でもしていたのだろう。本当に、この娘は。
「それで、えーっと……」
「どっちからでもいいらしいけど、まずはうつ伏せで」
 パナビアの指示に、はい、と答えてバスマットの上に寝転がる。
 長い髪をまとめて横にどかし、顔をぺたんと横にする。小さい肩に細い腰、ちっちゃなお尻に綺麗な脚――
 さあ、行くぞ、パナビア・トーネイド。ナノカの心に刷り込むのだ。どっちが真に上に立つ者なのかを……!
「力抜いて楽にしなさい」
「はい。えへへー」
「……何よ」
 にへら、といった感じで顔を緩め始めたナノカに、眉根を寄せる。
 いつもいつも思うのだが、一体このやり取りの何処にそんな顔をするポイントがあるのだろうか。
「なんでもないですよー」
「……別にいいけど」
 付き合っていると、いつまで経っても話が進まない。
 今回は心を鬼にして、自分の目的を遂行――
(あ、あれ? それじゃ、いつもは甘々だったって自分で認めてるような……)
 オイルを手に取り、擦り合わせ、はたとそこに思いつく。が、すぐに気を取り直し――
(と、とにかく今は使命遂行!
 ふふふ、見てなさいナノカ。今日という今日は、あんたの体に立場ってものを刻み込んであげるわ!)
 やっぱり何だかおかしい事に、パナビアは気付いていなかった。

255 :
 勢い込んで手を伸ばすも、やる事は地味である。
 ナノカの背にオイルをたらし、まずそれを足まで伸ばす。
 脇腹のほうへぎゅーっと押し伸ばし、お尻をゆっくり回すようにして揉んでゆく。
「く、くすぐったいですよ、先輩」
「我慢なさい」
 足の付け根を、パナビアの指先がくすぐるように擦っていく。
 堪らずナノカは小さく身悶えるも、パナビアはそれだけ言って脚の方へと手を伸ばす。
(この脚がまた何て言うか、もう、ええい)
 ぶんぶんと頭を振って、雑念を振り払う。
 これから行う事に雑念も何も無いのだが、欲望に流されてはいけない。
 確固たる意思を持って、ナノカに逆襲するのだ。
「ふわぁ……何だかぽかぽかしてきました」
「オイルの効果ね。さて、それじゃあ仰向けになって」
 パナビアの指示にはい、と答えて、仰向けになる。
 きゅ、と締まった腹部にオイルをたらし、回すようにして広げていく。
 そしてそのまま、ナノカの控えめな胸にその手を伸ばす。
 ゆっくりと揉みしだくように、丹念にオイルを伸ばし、丁寧に丁寧に――
「せ、先輩の、えっちぃ……」
「全身マッサージなんだから、仕方ないでしょ」
 頬をほんのりと上気させて言うナノカにそう返しながら、パナビアは自分の成果が実を結んでいる事を確信した。
 自分の手が小さな膨らみの上を滑る度に、固くなった先端が擦り付けられる。
 ナノカの吐息に、通常とは違う熱がこもり始めたのを確認し、パナビアは腹部へと手を降ろした。
 オイルを追加し、脇腹へと伸ばすように押し揉んで、少しずつ下腹部へと降ろしていく。
 何かを我慢するように擦り合わされている脚に手を伸ばし、それすら許さないとばかりに押さえてオイルを擦り込む。
 内股に手を伸ばすと、ナノカの膝がぴくりと小さく動いた。
 横目でナノカの表情を確認する。何かを訴えるような視線。
 脚の付け根を経由して、そのまま腹部へと手を動かすと、ナノカの顔が、泣くのを我慢している子供のように歪む。
 そのまま脇腹へと再度手を伸ばすと、ナノカの肩が小さく跳ねた。

256 :
 軽く触れた程度で反応するナノカの姿に、パナビアは勝利を確信した。
 口の端を笑みの形に小さく歪め、ナノカの腹にオイルを垂らす。
「ところでナノカ。このオイル、成分が何か分かるかしら?」
「え? ええと、多分、香草か何かの植物系油に、精油を混ぜたタイプの……」
 熱に浮かされたような様子で、それでも思考を巡らせる。
 その返答に満足気に頷き、パナビアはナノカの腹部に垂らしたオイルを、掌で押すようにして脚の付け根へと誘導する。
 押された油が、茂みの無い土手を滑り落ち、ぴったりと閉じられた割れ目に染み込んでいく。
「植物の中には、副交感神経を刺激する成分を含んだものもあることは知ってるわよね?
 それを、皮膚浸透性の高いハーブ系のオイルに混ぜ合わせ、精油と他いくつかの化学薬品を少々……
 苦労したのよ。目的の効果を得つつ、マッサージ用オイルとしても遜色ないものを作るのは」
 つつつ、と、へその周りを指で円を描くようになぞる。たったそれだけの刺激も、今のナノカには強すぎた。
 まるで神経がむき出しになったような感覚に、ナノカは声にならない声を上げて上半身をのけぞらせた。
「ま、まさか先輩……」
「ふふふ……そうよ、作ってたのはこのオイルよ!
 皮膚浸透型の媚薬入りアロマオイル! あんたに使うために自作した特別品よ! 感謝なさい!」
 駄目押しとばかりにオイルを垂らし、高らかに告白する。
 彼女の顔には、勝利を確信した笑みが浮かんでいた。勝ったッ! 蒼い空のネオスフィア完! という奴だ。
「今のあんたは快楽神経を剥き出しにされた全身性感帯よ! 究極の快楽地獄の中で、悶絶するがいいわ!
 あ、それ、ド・レ・ミ・ファ♪」
「あ、ひ、ひゃ、あんっ♪」
 有頂天になりながらナノカの胸を指でつつく。
 たったそれだけでも強い刺激が脊椎を走り、ナノカの口から嬌声が漏れる。
 その声を聞きながら、パナビアは万感の思いに全身をうち震わせた。
「ふ、ふふふ……長かった。長かったわ。今日という日を、一日千秋の思いでどれほど待ち望んだ事か……
 今日のこの日のために、今までの敗北は存在する! 勝利という栄光のために、今までの雌伏の日々がある!」
 たぱたぱと、自分の掌にオイルを垂らす。全身から発せられる熱に喘ぐナノカに見せ付け、パナビアはこれ以上ないほど邪悪な笑みを浮かべた。
「さあ! 私の美技に酔うのよっ!」
 その言葉と共に、その手をオイルごと、ナノカの股間に付き込んだ。

257 :
「ひゃひぃっ!? ひぇんぱ、強すぎ、やはぁっ!?」
「いつもいつもやってくれたお返しよ! あんたのヨコシマな期待は裏切らなかった分、感謝して欲しいくらいだわ!」
 既に硬く張り詰めた肉芽を指で押し揉みながら、残った指でぴったり閉じられた割れ目を開く。
 真っ赤に充血したそこを上下に擦ってやると、その奥からまるで洪水のように液体が染み出してきた。
「ここもこんなに硬くして……大サービスよ、直接しごいてあげる」
「ひっ、いいです、間に合ってまひゃうっ!?」
 ナノカの敏感な部分を守る包皮をめくり、外気に晒されたそこを優しくしごく。
 たっぷりと垂らされたオイルが潤滑を助け、強烈な快感がナノカの未熟な体を貫いた。
「やはっ、せんぱ、もうイッちゃあぁっ!?」
 言うが早いか、弓なりに体を反らし、ナノカはその小さな体を目一杯緊張させた。
 びくびくと腰を痙攣させ、だらしなく口をあけて空気を求める。
 今までの中で最も短い時間で絶頂に達したナノカに、しかしパナビアはその攻め手を緩める事はしなかった。
「ひぇんぱ、まだびんかっ、ひぃっ!?」
「ん〜? 聞こえんなぁ〜? 私も言った事があるようなセリフな気がするけど聞こえな〜い」
 前後で矛盾が発生しようと、気にしない。苦悶の声で訴えるナノカを無視し、責めを続ける。
 硬く尖った乳首を指でつまんで揉み解し、剥き出しの肉芽を手の腹で転がして弄ぶ。
 挿し込んだ中指を抉るように掻き回すと、狭い肉壁が強く締め付け、再度の限界を訴えてきた。
「ご、ごめんなさ、ひぃっ! 許ひ、ひゃあぅっ!?」
 さほどももたずに限界を迎え、その体をもう一度弓なりに反らす。
 強い快楽に晒された内壁がひくひくと震え、悦楽の証がパナビアの手を濡らす。
 ナノカの下腹部から下はもう既に力を失い、すらりと伸びた健康的な脚は、時折ひくひくと動くだけで、彼女の指示を実行できないでいた。
 パナビアはその脚を肩に担ぎ、ナノカの小さな割れ目がよく見えるように、大きく開かせた。
「ふっふっふ……こんなのまだまだ序の口よ。これからあんたに、今までの分利子つけて返してあげるわ!」
 片方の手で充血した肉芽をしごき、もう片方の手で肉壁を押し広げて中を抉る。
 今までの中で最も激しいその責めに、堪らずナノカはその体をのけぞらせた。
「うあぁっ!? せんぱ、許し、そんなにしたら出ひゃ、ああうっ!?」
「何!? 何が出そうなの!? 言ってみなさい、聞いてあげるからっ!」
「おし、おしっこ、ガマンでき、にゃあああっ!?」
 ナノカの腰が大きく浮くと同時、その中心から金色の液体が噴き出した。

258 :
「あ、あぁ、は、あ……っ」
 びくびくと腰を震わせるたびに、幼い割れ目から小水がぴゅ、ぴゅ、と吐き出される。
 真っ赤になった顔を涙と涎で汚し、大きく肩で息をするナノカを確認して、パナビアはぐ、と拳を握った。
 勝った。捉えた。ナノカ・フランカを征服したのだ!
 様々な種類の液体で濡れたナノカの股間に手を添えて、優しく撫でる。
 それだけでも刺激が強いのか、ひくりと肩を震わせて、ナノカはまた嬌声を漏らし始めた。
 真っ赤になった耳元に顔を近づけ、パナビアは囁くように口を開いた。
「十四にもなって、お漏らし?」
「そ、それはせんぱいがぁ……」
 つい最近のうちに二回もお漏らしをさせられた自分を棚に上げ、今度は言葉で責め立てる。
 浸透性の興奮剤と倒錯した達成感が脳髄を刺激して、背徳的な快楽をパナビアに与えていた。
「私が、何?」
「せ、せんぱいが、いじめる、から、ひゃぁっ!」
 全部言い終わるのを待って、ナノカの肉芽を引っかく。
 その刺激で腰が浮き、まだ残っていたのか、その割れ目から金色の液体がぴゅ、と噴き出る。
 既にナノカに抵抗する力は無く、今はパナビアが彼女を支配していると言っても過言ではなかった。
「こういうこと、して欲しかったんじゃないの?」
 ふふん、と鼻を鳴らし、意地悪な笑みを向ける。
 それに対してナノカは、もう許して欲しいという懇願と、まだ足りないという欲求の混じった視線を返してきた。
 その瞳に、ぞくぞくとしたものが背中を走るのを感じ、パナビアは我知らず舌なめずりをしていた。
「ねえ、ナノカ。どうなの? して欲しくないの?」
 耳元に顔を近づけて囁く。その問いにナノカは、少しの間躊躇うように口を動かし――
「……て……さい」
「よく、聞こえないわよ?」
「し、して、下さい……もっと、もっとして下さい先輩! もっとぉっ!」
 その懇願に、パナビアは会心の笑みを浮かべ――
「正直者には、ご褒美をあげなくちゃ、ね……」
 自分の水着に、手をかけた。

259 :
 自らを守る薄布を脱ぎ捨て、生まれたままの姿を晒す。
 そのまま覆いかぶさるようにして重なり、両手でナノカの顔を押さえ、唇を重ねた。
「は、ぷぁ……」
 舌を強引にねじ込み、口内を蹂躙する。
 自分の舌先でナノカの舌をつついてやると、それに応えて舌を擦り合わせてきた。
 そのまま互いの唾液を交換しながら、自身の膨らみでナノカのそれを押しつぶす。
 ゆっくりと擦り合わせるたびに互いの先端が触れ合い、その都度ナノカの舌がぴくぴくと反応する。
「ん……はぁ……」
 ようやく唇を離すと、涙と涎で顔をぐちゃぐちゃにしながら喘ぐ後輩の顔が視線に入る。
 この顔は、自分だけのものだ。自分だけが見ることが出来る、自分だけに許された特権だ。
 他の誰にも渡しはしない。少なくとも、今はまだ。
「ねえ、ナノカ」
「は、い……?」
 パナビアの呼びかけに、焦点の定まってない瞳で返事をする。
 熱に浮かされたような様子のナノカに、パナビアは妖艶な笑みを返して口を開いた。
「『あんなもの』無くたって、繋がることくらい出来るのよ?」
 何の事を指しているのか、ナノカが疑問符を浮かべる間に、その脚を取って持ち上げる。
 そのままパナビアは、ナノカの熱く濡れそぼった核心部分に、自身のそれを押し付けた。
「ん……っ」
「ふぁ……っ!?」
 円を描くように腰を動かし、互いの秘裂を擦り合わせる。
 硬く充血した肉芽が互いのそれを弾き合い、濡れた秘唇が擦り合う。
 初めて体験する『女性同士』の繋がりに、ナノカは体を仰け反らせながらその快感に打ち震えた。
「ふぁあ!? これ、何か、変……っ。すご……ひぁあっ!?」
「ぅ……はぁ、ナノカのが、私に擦れ、てぇ……っ」
 ディープキスでもするかのように、互いの秘部を深く押し付け合う。
 水っぽい音が浴室に響き渡り、それが更に興奮を誘って快楽を生み出す。
 体の奥から湧き上がってくる情欲に、二人は自制も忘れて互いの腰を擦り付けた。

260 :
「ぃっ……ひぃ、せ、せんぱっ、もうダメ、私もう、またぁ……っ!」
「ま、まだ、私がまだ、もうちょっと……っ!」
 自らの限界を伝えるナノカに、パナビアは今しばらくの辛抱を求める。
 だが、ただでさえ媚薬で性感を高められ、幾度もの責めを受けたナノカに、その注文は酷だった。
「無理、イっちゃ、ぁああっ!?」
 強烈な快楽の波に、頭の中が弾けそうな錯覚と共に絶頂を迎える。
 上半身をマットに押し付けるようにして仰け反らせ、まるで痙攣したかのように全身を震わせる。
「我慢して、って、言おうと、したのにぃ……っ」
 そんなナノカに非難の視線を向けながら、パナビアは腰を動かすのを止めはしなかった。
 既に彼女も媚薬が回り、情欲が理性を押しつぶし始めている。
 ナノカに休息も与えぬまま、パナビアは貪るように快楽を求めていた。
「ひあぁっ!? せんぱ、休ま、休ませてくださぁあっ!?」
 たまらないのは、絶頂を迎えても責め続けられるナノカのほうだ。
 余韻を感じる間も無く責め続けられ、全身を走る快楽がピークのまま維持される。
 連続して襲ってくる絶頂が、腰から脳髄を貫き、火花となってナノカの視界を白く染めていく。
「ゆるっ、許してくださはぁあっ! わた、わたし、さっきから、イキっぱにゃぁああっ!?」
「私が、イクまで、許したげ、ない……っ!」
「ひぇんぱっ、んじゃうっ。キモチ良すぎて、んじゃ……っぁあうぁああっ!?」
 全身に擦り込まれた媚薬と、止む事の無い快楽責めに、幾度目かの限界を迎える。
 幼い秘裂からは止め処なく蜜が溢れ、ぐちゃぐちゃといやらしい水音を浴室に響き渡らせていた。
「ナノカ、聞こえてる!? スゴイ音、立ってるわよ!?」
「ふあぁっ、イジワル! 先輩のイジワルっ! でも――」
 パナビアの言葉に、だだをこねる子供のように泣き喚きながら、ナノカは言った。
「でも好き! 大好きっ! 愛してます、せんぱぁあいっ!」
 ナノカの告白に、パナビアの心臓が大きく跳ねた。
 まだ少し残っていた余裕が一気に消え去り、唐突に限界が訪れる。
「うるさいばか! ナノカの、ばかぁぁあっ!」
 湧き上がってくる歓喜に反し、パナビアは罵声を上げながら絶頂を迎えた。

261 :
 ちゃぽん、と、小さく水音が立つ。
 その音が妙に遠く感じられながら、パナビアは天井を仰いだ。
「あー……」
 浴槽に身を埋めながら、そんな呻き声を漏らす。
 呻き声と言うほど意味のある声だったのかも怪しいが、それ以外に表現の仕様がなかった。
 そのままゆっくりと、視界を下ろす。
「えへへー」
 自分の上にちょこんと座り、自分の顔をさする後輩の後頭部が見える。
 彼女の顔は、だらしなく崩れているのだろう。見なくてもなんとなく分かる。
「先輩にいーっぱい、してもらっちゃった♪」
 逆襲は成功だった。むしろ成功しすぎた。
 はっきり言ってやりすぎである。ちょっと懲らしめるだけのつもりだったのだ。
 だと言うのに、当のナノカは大満足の様子である。ええい、プロスペロの孫は化け物か。
「えーっと……」
 今更ではあるが、他にいい手段はなかったのだろうか。
 人生をやり直せる魔法の呪文があればいいのに。あ、何か浮かんできた。ぴぴるぴるぴる――
「先輩」
「……何?」
 ナノカの呼びかけに、現実逃避から意識を戻す。
 とりあえずあれだ。立場が悪化しなかったから良しとしよう。
「先輩のえっち」
 責めるような言葉を心底嬉しそうに言ってくるナノカから、パナビアは視線をそらした。
 返事はしない。今回ばかりは否定のしようも無いからだ。
「でも、好きですよ?」
「……知ってる」
 こんなやり取りも、所詮ごっこ遊びだ。いつかは終る。終らせなければならない。
 それでも今はまだ、こんな関係に甘えるのもいいかと、パナビアはそう考える事にした。

262 :
そろそろハンプデン家私兵部隊の本格的な追跡が始まりそうな今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか
今回は……ええ、まあ、その……ガチですね、色々と。たまにはタチとネコを代えてみようかと、はい
とりあえず今回は逆襲です。逆襲のパナビア。パナビアズカウンターアタック。略してPCA
ところで、ナノ×パナと書いて読んでみると、まるで菜の花のパチモンみたいだと気付きました
パンチの複数形はパンチラです。でもぱんつはいてないので意味無いです。意味分かりませんね。すいません
さて、今回はこの辺りで。次回はいつになるかなぁ……

263 :
うおおおおお乙だ!!!!GJ!!!!!
俺はこのSSを見るためだけにエロパロ板を回ってるんだ!!!

264 :
,:‘.          。             +   ,..
 ’‘     +   ,..       . ..; ',   ,:‘
      . .; : ’                           ' ,:‘.
           あ あ             ,:‘.      +
.. ' ,:‘.                             . ...:: ’‘
’‘     .;    こ ん な 幸 せ な
                                       。
.     。   気 持 ち に な っ た の は   ,:‘. 。
 '+。
                初 め て で す          .. ' ,:‘.
:: . ..                            .. ' ,:‘.
     ∧_∧
     ( ;´∀`)
     人 Y /
    ( ヽ し  
    (_)_)

265 :
>>262
Gj!!
先輩のさらなる発明に期待っ

266 :
>>262
ナノカがいぢめられるシチュ、けっこう好きになりそうです
GJ! 

267 :
先輩、素晴らしすぎる・・・

268 :
先輩にいじめられるナノカが可愛いすぐるだろう。
ぼちぼち、ふたりの気配をかぎつけたネネの介入がありそうで怖いがw

269 :
>>262
GJ! 先輩×ナノカのさらにエスカレートする関係に期待です
二人の関係を知るラファルーの乱入とかは今後あるでしょーか?w

270 :
ナノカが一方的にイカされまくった敵討ちをラファルーにとってもらいたいw

271 :
しかし先輩シリーズの作者さんは色々と小ネタを仕込みますなw
ジョジョネタとか中の人つながりのドクロちゃんとか…

272 :
>>262
弄ばれるナノカがエロかわゆぎます。GJ!!
また新作期待してまっす。

273 :
フェアリさんあたりに先輩にドえっちな罰を与えてほしいです

274 :
ここの職人さんに、エフェクティブEでゲルエリンシエが語っていた鉛筆と絆創膏の謎を解いてほしいっす

275 :
ミクロン単位の精度を誇るプロスペロ譲りの指技と合わさって、相当高度なプレイに興じていたにちがいあるまい…

276 :
クリトリスの上に絆創膏を貼って、その上から鉛筆の先でぐりぐり・・とか?
蒼シリーズがエロゲだったら、オフィシャルでこの謎が解明されていたのだろうが

277 :
エリンシエ陛下がいじめられるSSの続きが読みたいです

278 :
ナノカさんには色んな体位やプレイで陛下をいぢめまくってほしいですのう

279 :
でも伝承された経験値の差で逆襲されるんですね。

280 :
そうなったら、ナノカお手製のEテク淫具やら薬で対抗するしかあるまい

281 :
ナノカに組み敷かれるエリンシエ…萌えるぜ

282 :
スツーカとテンザンに組み敷かれるナノカさんを希望します

283 :
スツーカはともかくテンザンだとエロじゃなくてグロだし
(グチャッと潰れてとか裂けてとか)

284 :
となれば騎乗位しかないだろうなー
テンザンのフンドシ部の下にナニが隠れてるかが問題だがw

285 :
そこにはなんと鉛筆と絆創膏が!!

286 :
テンザンなら小指を挿入するだけでも黒人並みのサイズがありそうです

287 :
無垢な性器を蹂躙するデカチンというのは萌ゆる
それがナノカさんとくればなおさら

288 :
ナノカは好奇心旺盛だから、いったんオナニー覚えたらあらゆるプレイを追及しそう

289 :
処女膜を保持しようとするかぎり、
いくらナノカさんでもプレイの幅には限界があろう…

290 :
それでも
ナノカさんなら…
ナノカさんなら
なんとかしてくれる

291 :
不感症に苦しむ婦人のためのEテク触手とか、ナノカさん発明してくれんかしらん
もちろん使用テストはご自分で

292 :
不感症治療の体質改善薬を発明して実験するんだけど
元々ビンカンなナノカさんには効果が強すぎて風が吹いただけで絶頂しちゃうとかね

293 :
ナノカの処女は道具ではなく、できれば彼女を慕う女の子の誰かに破ってもらいたい…

294 :
アマネカをエクスタシー化してくれないかなぁ。
トアラのちんちんがアマネカの起こしたEテク事故で巨根化、
それを鎮めるためにカルが……というようなシチュエーションを見たい。

295 :
カルはLサイズボディだからよほどの巨根でないかぎりはへいきであろう

296 :
いや、小指いっぽんでもカルさんのあそこはキツキツです。

297 :
だれかナノカを拘束して、ねちねちとえっちな悪戯をする勇気をもった男はおらんもんかのう

298 :
俺が脳内で毎日してるよ。

299 :
ナノカさんやアマネカさんたちの喘ぎ声分が不足してきますた…
SS職人さん、降臨しないかしらん

300 :
保守age

301 :
ナノカの処女膜はネネにあげたいなあ

302 :
いやいや俺が

303 :
もしナノカさんの処女をあげるからネネちゃんの処女をくださいという取引を持ち掛けたら
ネネちゃんはどんな反応をするだろう

304 :
「アナルもセットにしますわ!」と、その場でぱんつを脱ぎだすだろう
はいていれば…の話だが

305 :
処女はナノカさんに上げたいから、金銭+お尻の穴ではいかがでしょうか、と交渉では。

306 :
 日も暮れたホテルハンプデンズ・ネオスフィア支店の大部屋。
 完全貸し切りとなった宴会用の大部屋で、パナビアは呆然と――半ば諦めたような表情で佇んでいた。
 いくつかあるテーブルの上には、料理やら飲み物やらが統率感無く乗っている。
 ちゃんとした料理もあれば、そこらの店で買ってきたようなスナックの袋もある。
 ワインボトルとビール瓶とジュースの瓶が混在し、奇妙な空気を作り出していた。
「なんでまたこんなことに……」
 誰にも聞こえないようにそうつぶやく。
 自分の右手にはジュースの入ったコップ。愛用の工具は壁に立てかけ、周りには知った顔ばかりが並んでいる。
 皆の視線が集まる壇上には、このホテルのオーナーでもある後輩が立っている。
「今日は皆さん、ホテル・ハンプデンズにようこそいらっしゃいました」
 見事なほどの営業スマイルで、挨拶を始める。
 こんな宴会の延長でそこまでしなくてもとは思うが、ホームである以上手を抜かないということなのだろう。
 こういうプロとしての姿勢は見習うべきものである。
「まあ、堅苦しい挨拶はさておいて、乾杯の音頭をナノカさぁ〜ん」
「え? 私?」
 褒めた瞬間これか。
 頭を抱えたくなるのをどうにかこらえ、こっそりとため息をつく。
 最初の挨拶だけで、最低限の義理は終えたということなのだろうか。
 まあ確かに、どうせ身内連中だけのいわゆる宴会だ。堅苦しい挨拶など、逆に野暮と言うものだろう。
 そう自分を納得させて、壇上に引っ張り上げられたもう一人の後輩を見やる。
「ネネちゃん、本当に私がしていいの?」
「ええ。むしろこのパーティはナノカさんが主役ですから」
 趣旨からすれば、それは間違いないだろう。
 何せ『ネオスフィア復興お疲れ様パーティ』などと、垂れ幕が下がっているくらいだ。
 少々気が早い気もするが、彼女の任期が終了するまであと数日。
 今を逃せば、ここにいるメンバーで集まるようなことなど、もう無いだろう。
 もっとも、これだけの顔ぶれが一堂に会するのはこれが初めてだったりするのだが。
「では、僭越ながら……かんぱーい!」
 心持ち控えめに、パーティの主役はコップを掲げた。

307 :
「いざ!」
 という掛け声と共に、料理が平らげられていく。
 両の手に箸を持ってラーメンを交互にすするのは、サウスタウンの若き区長、ノキ・ウェルキンだ。
 何故こんな場にラーメンがあるのかという突っ込みを、パナビアはぐっと飲み込んだ。
「こ、これはまさか、伝説の二丁食い!」
「片方を食べる間にもう片方を冷ますこの秘技を見る日が来るとは!
 さすがはネオスフィアのスーパーグレートフードファイター! 略してSGFF!」
 妙に白熱した様子で、エリンシエとナノカが早食いを解説する。
 何でもいいが、いつ彼女にそんな二つ名がついたのだろうか。
 程なくしてラーメンは食べ終えたようだ。今度はチャーハンを手に取った。いつの間に?
「更に!」
「な、なんと! チャーハンを四つのブロックに分けて一口ずつ!」
「たった十秒の早業! 恐るべしスーパーグレートフードファイター! 略してSGFF!」
 ……まあ、楽しんでいるようなので別にいいか。
 さて、視線を別の方向に向けてみる。
「んふ〜。いいわねぇ、この若々しいハダ……お姉さん食べちゃいたいくらい〜」
「何言ってるんですかあなた! わたくしはナノカさんに操を立ててますの! ちょっと離して!
 うぐ、お酒くさ……フェアリさん、あなた早速酔ってますわね!? この酔っ払いモレスター!」
「酔ってない酔ってない。ちょっと高級なワインがあったから拝借しただけよ〜。
 ああ、いい気分だからフェアリ先生が保健体育の授業を実践したげる〜。ん〜おハダすべすべ〜」
「間に合ってます! 豪快に間に合ってますから止めて許して助けてナノカさぁ〜んっ!」
 大人の階段を上ってしまいそうな後輩が見えたが、気にしないことにした。
 下手にちょっかいを出して巻き込まれては困る。歴史に犠牲はつきものだ。
 とりあえず合掌だけしておいて、パナビアはサラダにフォークを刺し込んだ。
 瑞々しいレタスとシーチキンのハーモニー。久しく忘れた安心感が心の中に染み渡る。
「ああ……平和っていいものなのね」
「……サラダ食べながら何をしみじみと言ってんのよ……」
 思わず漏れた心の声に、キャラット商会の会長が、呆れたようにそう言ってきた。
 うるさいやい。私だってそういう時もあるのよ。

308 :
「はぁ。あんたも苦労してるのねー」
「そうよ。本当ならもう帝都で工房を再開してる頃なのに……」
 ごめんねフッケバイン、などと言いながら、プチトマトを口に放り込む。
 パナビアの愚痴混じりの苦労話を、フォーリィはうんうんと頷きながら聞いていた。
 いつもいつもナノカにコンテストで一位を奪われていること。
 よく分からないうちにナノカのコンパチ扱いを受けたこと。
 ナノカのわがままに付き合わされて航空便に乗り遅れた――さすがに詳しい内容までは言わない――こと。
 他にも色々とあるが、大体の原因はナノカにある、と、パナビアの愚痴大会は主張していた。
 聞く人が聞けば、惚気に聞こえたかもしれないが――幸いながら、そんな関係を知る人物はここにはいない。
「まあまあ、それなら今日は嫌なこと忘れてぱーっと行きましょーよ。ぱーっと」
 そう言いながら、フォーリィはパナビアのコップにワインを注いでやった。
 あまり馴染みの無い、だが知識では知っている赤い液体に、パナビアの眉根が寄る。
「……嫌なことがあった中間管理職のオヤジじゃあるまいし……」
「……凄い例え方すんのね、アンタ……
 じゃなくて、ほら、無礼講よ無礼講。ちょっとくらいなら誰も文句言わないって」
 ワイン祭のあるトリスティアならばともかく、他の土地では馴染みが薄いだろう。
 だがそれでも、折角の宴会なのだ。多少はめをはずしても、誰も文句は言わないはずだ。
 というか、制止するべきはずの大人は早々に酔っ払ってセクハラを始めている。何も問題は無い。多分。
「んー。まあそうね。
 酒飲んで忘れるって、なんだかダメな大人の典型みたいな感じだけど、今日はそれでもいいか」
 そう適当に納得して、プチトマトをもうひとつ。
 ぷち、と皮を破る感覚と、口の中に広がる程よい酸味が心を落ち着けさせてくれる。
 うん、これはいいプチトマトだ。
「じゃあまあ、お言葉に甘えて一杯――」
「せぇ〜んぱぁ〜い」
 なんだか酔っ払いのような声とともに、結構な質量が体当たりをかましてきた。

309 :
 なんだか前にもこんなことあったなぁ。
 などと、意味も無く感慨深いものを感じながら、床に倒れこむ。
 赤い液体の入ったグラスが宙を舞い、慌ててフォーリィがそれをキャッチする。
 ナイスキャッチ。あんたはいい野手になれるわね。ポジションはショートで決定。そんなどうでもいいことすら頭に浮かぶ。
 まあ、それは本当にどうでもいい。それよりも――
「ナノカッ!」
 急に抱きついてきた後輩の名を呼ぶ。
 自分の胸に顔をうずめ、擦り寄ってくる後輩に視線を向けると、見事なまでに酔っ払っていた。
 顔は真っ赤で表情はへろへろ。これが酔っ払いでなくて何なのか。
「え〜へ〜へ〜」
「誰よ、こいつに酒飲ませたのはっ!?」
 そう叫びながら周囲に視線を向ける。
 だが、ざっと見渡してみても、こことフェアリ以外にワインボトルを開けた様子は無かった。
 ビールはフェアリが独占しており、あとに並ぶのはジュースのビンばかり。
「お酒なんか飲んでませぇんよぉ」
「黙れ酔っ払い! じゃあ何か、あんたはジュースで酔える特異体質か!? ファンタジーの住人か!?」
「いやあの、なんかナノカちゃん、この炭酸入りオレンジジュース飲んでたらいきなり……」
 ぎゃいぎゃいとわめくパナビアに、ノキがおずおずとビンを持ち出してきた。
 確かに、傍目にはオレンジジュースのように見える。
 妙に凝った装飾のラベルが貼ってあり、パナビアはそのラベルに見覚えが無かった。
 ただ、ラベルにはこう書いてある。スクリュードライバー。
「ああ、それあたしが持ってきたやつだわー」
「やっぱりあんたかぁっ!」
 セクハラを続けながらのフェアリの言に、思わず怒号を上げる。
 彼女の腕の中で熱病に浮かされたような顔の後輩が見えたが、見てないことにした。
 見えてないやい。
「えーと、その……がんばって」
「何をっ!?」
 よく分からないフォーリィの励ましに、反射的に聞き返す。
 視線を向けると、何故か彼女は苦笑しながら及び腰で後ずさりと、よく分からない行動に出ていた。
「せんぱぁ〜い」
「何よ!?」
 今の状況の元凶に呼ばれて振り向くと、何かが自分の口を問答無用でふさいできた。

310 :
 眼前に迫るナノカの顔、それと共に自分の口をふさぐ柔らかい感触。
「あああああっ!? ナノカさぁぁぁぁん!?」
 自分がナノカにキスをされていると気づいたのは、ネネが悲鳴を上げた後だった。
 ああ、なるほど。フォーリィが逃げたのは経験済みだからか。
 そんな微妙な真実にたどり着いてしまったことにちょっとした落胆を覚えるが、今はそれどころではない。
「んぅーっ!」
 慌ててナノカを引き剥がそうとするが、意外に強い力で抵抗してくる。
 それどころか、舌を入れて愛撫まで始めてきた。
 妙に濃厚で、しかも慣れたその様子に、周りの皆――ネネまでもが息を呑んでそれを眺めていた。
 最初は強かったパナビアの抵抗も、次第に弱まっていく。
 そしてそのままナノカは、パナビアの口をたっぷり一分ほどかけて蹂躙していった。
「んふぅ……」
 満足そうに熱い息を吐いて、ナノカが自身の唇を舐める。
 その仕草は、既に十四歳の少女のものではなく、性を知った女の仕草だった。
「う、うわぁ、ナノカちゃん、だいた〜ん……」
「いや、酔うとああなるのよアイツ……いやまあ、なんていうか、今回はやけに濃かったけど……」
 顔を真っ赤にしながら、ノキとフォーリィがそんなことを話している。
 なるほど、こいつは酔うとキス魔になるのか、などと、よく回らない頭で納得する。
 次からは気をつけよう。今回は不可抗力――じゃない。あの医者が狙ったに違いない。
 そう思って視線を向けてみると、何故かサムズアップされた。黙れセクハラ医師。
「せんぱぁい、もういっかぁい」
「や、やめなさい……」
「先輩と私の仲じゃないですかぁ。んー」
 妙な猫なで声と共に唇を向けてくる。そんなナノカを見て、エリンシエが慄くように口を開いた。
「お、お主ら……そんな仲だったのか。既に抜け駆けとか言う次元ではなかったのだな……」
 否定しきれないことに、パナビアは少し悲しくなった。

311 :
 否定しきれないが、ここは否定しなくてはならない場面である。
 と言うか、こんなアホなことで人生の社会的終焉を迎えるのは御免だ。断固拒否する。
「い、いや、そーいうわけじゃ……」
「せぇんぱ〜い。ちゅー」
「あんたは黙ってなさいっ!」
 空気を読めない状態のナノカに一喝して、頭を押さえ込む。
 その一喝に、うむー、と、微妙な不満声を上げて、ナノカは動きを止めた。
 とりあえず止まってくれたことに安堵して、どうこの場を治めようかと思案する。
「パナビア先輩……」
「な、何?」
 思案を遮るように発せられた声に、恐る恐る視線を向ける。
 案の定、そこにはネネがぼんやりとした表情で佇んでいた。見上げるような形になっているせいか、異様に怖い。
「どぉぉぉぉゆぅぅぅぅことっ! ですっ! のぉぉぉぉっ!?」
「いや、だからこれはね……」
「ズルいですわっ! わたくしだってまだなのに!
 それなのにあんなに濃厚な! でぃーぷな! さっきのはあからさまに一歩進んだ恋人同士のキスでしたわぁぁぁぁっ!」
 そうですね。その通りだと思います。許してくださいごめんなさい。
 何でこんな状況になったのかと自問しながら、心の中でだけ謝罪する。
 まあ、答えは結局ナノカにたどり着くのだが。
「んふふ〜。やっぱり先輩のおっぱいはやーらかくてきもちーなぁ」
「やっぱり!? やっぱりってどういうことですの!? 揉ませた事があるんですのね!?」
「ち、違うの、そうじゃなくて……あ、こ、こらナノカ、そんな……ぁんっ」
 激昂するネネに弁解しようとするも、思いのほか上手いナノカの愛撫にそれどころではなくなってしまう。
 下手に経験があるせいか、体が勝手に反応してしまう。それに相手もナノカだし。
「ほほう、慣れた手つきね。コレは実は今までに何度か揉ませてるな?
 いつの間に無垢な天才ちゃんを教育したのかしら。お姉さん、その手練手管を知りたいわぁ」
「もう、もう我慢できません! わたくしの堪忍袋のHPは0ですわ!
 放してくださいフェアリさん! HA☆NA☆SE!」
 まるで怪獣のような形相で暴れるネネに、パナビアは自分の大切な何かががらがらと崩れていくのを感じた。
 お願いですフェアリさん。そんな面白そうなものを見る目で猛獣を開放しないで下さい。

312 :
「ノキ・ウェルキン! 何故余の目を塞ぐ!? コレでは見えんではないか!」
「だ、ダメです陛下。陛下にはまだ早すぎます! うわ、うわあ……」
「なら思わせぶりな声を上げるでない! 気になるではないか!
 大体それならハンプデン殿はどうなる!? 余と彼女はひとつしか違わんぞ!?」
「い、いやまあ、それはその、ほら、ええと……その一年が絶対的な越えられない一線というか何と言いますか……」
 などという間抜けなやり取りも聞こえてくるが、そんなものを聞いている余裕はパナビアには無かった。
 それよりも、どうにかしてこの後輩を引き剥がさなければ、今後の自分の人生に関わる。
 もう手遅れな気がしないでもないが、まだ大丈夫だと思う。多分。きっと。
「てゆーか、キスしたいなら希望者がいるし、乳揉みたいなら私よりでかいのいるでしょーが!」
「そ、そーですわナノカさん! わたくしならば、思う存分キスして頂いて構いません! とゆーかプリーズ! モアプリーズ!」
「せんぱいのおっぱいがいい〜」
「ナノカさぁぁぁぁんっ!?」
 パナビアの胸に顔を埋めながら答えるナノカに、ネネが何度目かの悲鳴を上げた。
 悲鳴を上げたいのはパナビアも一緒だったが、そこは言わないでおくのが先輩としての最後の砦だ。
「いやー。あのさー」
 と、泣きそうな気分になっているところに、割って入るようにフォーリィが口を開く。
 そちらに視線を向けてみると、ワインボトルの中身が三分の一ほどになっているのに気づいた。
 こいつ……酔ってやがる。いつの間に。
「そんなにしたいなら自分でしに行けばいいじゃん」
「はっ!?」
 酔っ払いの正論に、ネネが声を上げて我に返る。
 なんというナイスアシスト。もっと早ければ惚れていたと、パナビアは感謝の言葉を胸中で投げかけた。
「どーせ前みたいに何も覚えてないんだからさー。やっちゃえばー」
「そ、そうですわね。むしろ今こそがナノカさんと自然にキスできるチャンス……!
 ありがとうございますフォーリィさん! わたくし、目から鱗が大フィーバーですわ!」
 まるで彼女の中に神を見たと言わんばかりの清々しさで、ネネは祈るように手を組んだ。
 何でもいいので、早く終わらせて満足して欲しいなぁと、パナビアはそんなことを考えていた。

313 :
「で、でわっ! いきましゅよナノカさん!」
 微妙に噛みながら――まあ、つまりそれだけ緊張しているのだろう――ネネがナノカに向き直る。
 相変わらずナノカはパナビアの胸に顔を埋めていた。
 柔らかな感触に、とても幸せそうに包まれているナノカの姿に、ネネが小さく怯む。
 だが意を決したように顔を近づけると、ナノカの頬に手を伸ばした。
(何というか、間抜けな構図よね……)
 ネネを見上げながら、パナビアはそんなことを考えていた。
 後輩に押し倒されながら、自分の上で繰り広げられる百合を見る。どんな間抜けな構図だ。
 しかも自分を押し倒した後輩は、自分の胸を揉む手を止めようとしない。
 酔っているはずなのに正確なので、先ほどから甘い快感が脳をゆっくりと侵食してきている。
 とにかく早く何とかして欲しい。変なスイッチが入る前に。
「ナノカさ――」
「すかー」
 …………
 ナノカの意識は、既に忘我の彼方にすっ飛んでいた。
「また、またなんですかナノカさん!? これは新しい焦らしプレイですのおおおっ!?」
「いやあの、人の胸で泣かないで頂戴。あとプレイとかゆーな」
 泣き崩れた後輩に、呆れたように言う。
 元凶は何の収拾もしないまま、勝手に夢の世界へと旅立っていた。しかも胸を揉みながら。
 なんという乳への執念。そんなに自分の貧乳が悔しいか。羨ましいだろう、こんちくしょう。
「そんなに、そんなにパナビア先輩のおっぱいが良いんですか!?
 くぅぅ、悔しい……でも羨ましいっ! 先輩のサイズ詐称としか思えないおっぱいになりたい!」
「おっぱいおっぱいやかましいわ! 一緒になって揉むなっ! サイズ詐称なんかしとらんわ!」
 ぜーはーと息を切らせながら突っ込むも、ナノカは全く起きる様子が無い。
 それどころか、幸せそうにパナビアに抱きついて、離れようとしなかった。

314 :
「フェアリ先生!」
 もうこうなったら誰でもいいと、手近にいたフェアリに声をかける。
 視界の端ではエリンシエにワインを勧めるフォーリィと、それを止めようとするノキが見えた。
 うん、ダメだ。あっちはもう手遅れだ。
「なぁに? 私にもして欲しいの?」
「じゃなくて! 助けてください!」
 的外れな事を言う酔っ払いに即答し、後輩二人をはがそうと体を動かす。
 そんなパナビアを酒の肴に、フェアリは意地悪な笑みを浮かべて口を開いた。
「うーん、でもねぇ。ほら、よく言うじゃない。人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られてなんとやら、って。
 馬に蹴られるのって、かなり痛いのよ、これが。アバラもってかれたことあるし」
「物理的経験は関係ないから! あと恋路じゃないから! むしろ邪魔してくださいっ!」
「……いいのね?」
 びきゅーん、などという効果音を鳴らしながら、眼鏡が怪しく輝く。
 そのままこちらを見下ろしながら、舌なめずりをしつつ何故か上着を脱ぎ始めた。ヤバい。変なスイッチが入ってる。
「……あの、フェアリ先生。邪魔というのはつまり、引き剥がして欲しいという意味でして」
「大丈夫、大丈夫よ。先生に任せなさい。都合上貴女の体を必要以上に触診するかもしれないけれど、それは全て医療行為だから。
 いいわね、医療行為って言葉は。どんなおさわりも正当化される魔法の言葉だわ……ふふふふ……」
 そんなわけはないのだが、彼女の中ではそうらしい。
 眼前に突如生まれた淫獣『セクハライシャ』に、慌ててパナビアは視線を自分の下に向ける。が――
「ちょっと、ネネ! ネネ・ハンプデン! せめてあんただけでもどいて――って、寝るなあああっ!?」
「ううう……ナノカさんと同じ枕……今日はこのくらいで勘弁して差し上げますわぁ……」
「うははは! もはや私を止めるものなどいない! さあ三人とも、私の魔手で大人への階段をロケット推進で一直線よ!」
「ナノカーッ! まだその者といちゃいちゃしておるのかーっ! 余の嫉妬心が有頂天じゃーっ! 余も混ぜてくれーっ!」
「ああああ、陛下が面白な事に……陛下、落ち着いて、落ち着いてくださいいいいっ!」
「あははは。もうわけ分からん事になってきたわねー。これどうやってオチつけんの?」
「ああもうっ! やっぱりナノカなんて、大っ嫌いよおおおおおっ!」
 宴会終盤特有のぐだぐだな空気の中、パナビアの悲痛な叫びが夜の闇に溶けていった。

315 :
 何かが開く小さな音が聞こえ、ひゅう、と風が吹く。
 閉じていた目を開き、そちらに視線を向けると、そこには緑の髪の少女が佇んでいた。
「やあ、スツーカ。退屈そうじゃないか」
「……そう言うお前さんは暇そうじゃないか。こんなところに足を運んで」
 スツーカのその受け答えに、緑の髪の少女――ラファルーは、小さく肩をすくめた。
「酷いじゃないか。折角退屈しているだろうから、差し入れを持ってきたのに」
 そう言って、肩にかけた手提げ袋からボトルを取り出す。
 そのボトルのラベルに、スツーカはほう、と小さく声を漏らした。
「ま、器は色気も何もないけどね」
「構わんさ。酒なんてものは、形でやるもんじゃあない」
 小さなカップを取り出したラファルーに、そう返す。酒はムードとハートでするものだというのが、彼の持論だ。
 だからと言って、それ以外を否定するわけではないが。
「ところで、お前さんは参加しないのか?」
 ここはホテルハンプデンズのホールだ。スツーカはナノカのお付きとして参上し、ここで留守番という事である。
 折角友人連中をかき集めての大宴会なのだ。自分がいるのも気が引ける。
 だが、スツーカのその問いに、ラファルーは小さく肩をすくめた。
「騒がしいのはちょっとね。それに、ナノカにはまた会える」
「まあ、そりゃあお前さんの勝手だがね。
 だが、ちょっとでも人間社会に溶け込むつもりなら、嫌な事でも付き合い程度は出来るようになったほうがいい。
 それとも、社会の歯車の真似事はもうやめたのか?」
「……そりゃあ、皿洗いくらいは割らずに出来るようになったけどさ。好き嫌いまではいいだろう?」
 そう言うスツーカに、ラファルーは少し拗ねたような様子で返した。
「ほう。ちゃんと練習してたのか。感心だな」
「イジワルだな。差し入れはやめにしようか」
「すまんすまん。それじゃあ一杯やらせてもらおうか」
 悪びれもせずにそう言って、器用に多目的義肢でカップを受け取る。
 そのスツーカに、仕方ないと言った様子で小さく息を吐くと、ラファルーは大人しくボトルの中身をそのカップに注いだ。
「こういうときは、何かに乾杯するものらしいけれど」
「そうだな、なら――」
 そう言い合いながら、互いのカップを軽く重ねる。
 キン、という乾いた音が、未だ騒がしい宴会会場に捧げられた。

316 :
ぐだぐだな終わりかたしてるだろ。最終回なんだぜ、これ……(某双子の兄風)
というわけで、先輩シリーズ『蒼い瞳のトーネイド』は、この作品をもちまして、最終回となります
最終回らしく、今回は総出演です。何人かいないけど。あと何機か
そのせいかエロがありません。大乱交とか書けません。無理。そんな力量無い
エロパロで最終回がエロ無しとかもうね……
あ、でも、投下そのものはもうちょっとだけ続くんじゃ(某亀仙人風)

317 :
乙乙!久々のリアルタイム遭遇だった!
今度は幼女成分をたんまりと濃いので頼む

318 :
先輩シリーズ最終回ですか・・・寂しい
でも新シリーズ期待してまっす

319 :
>>316
エロ無しはともかくw
最終回GJです!!
個人的には、可能なら次はアマネカのキャラが絡んだものも書いてほしいです

320 :
>>316
食いしん坊ネタワロタ
PS2ネオのノキの大食いネタがこれのパロだったと
気がついたのは結構あとでした…
新作に期待


321 :
>>316 
最終回お疲れ様です、楽しげな感じの良い〆でした
しかし先輩最終回とはちと淋しい…ナノカとパナビアのエロエロ番外編とか気が向いたら是非

322 :
>>316
>あ、でも、投下そのものはもうちょっとだけ続くんじゃ(某亀仙人風)
…確か某作品は、むしろそのあとが本番でしたよね? 気長に投下お待ちしとりますぜ!

323 :
お久しぶりに先輩投下キタ!!
最終回は悲しいけど、ちゃんと終わりまで書ききられた継続力凄いです。

324 :
ナノカさんは、いろんな娘に総受け状態でえっちにいじめられてホスィ

325 :
ナノカの清らかな膣内に最初に欲望をぶちまけるのは同性か、それとも…

326 :
ナノカはEテク器具に処女を捧げてしまう可能性が小さくない

327 :
特製バイブのテスト中に誤って処女膜を破ってしまうナノカ…
…その後の行動が気になる


328 :
ナノカ「新発明! 処女膜再生薬〜」

329 :
まずは幹部をよく診察しないと。
自分じゃよくわからないだろうから、ネネちゃんあたりに協力を求めるといいと思うぞ。

330 :
ジュラーブリクを矯めつ眇めつするのか

331 :
ジュラーブリクに拉致されて体の隅々まで調べつくされてしまうナノカさんのSSを希望したいです、職人さま

332 :
ジュラーブリクとナノカの子供なら、超天才が生まれる可能性高いかも。

333 :
せんぱい……

334 :
ここはひとつEテクの力で先輩とナノカの間に子を作る努力をしてホスィ

335 :
ジュラーブリクにはアマネカさんの身体測定もやってもらいたいだろう。
むろん精密に隅々まで。

336 :
ジュラーブリク「ふむ……まだ発毛の兆しは無し、と。で、次は」
アマネカ   「うわ? ひ、拡げちゃだめぇ!」

337 :
この流れなら言える
 ジュラーブリク×パナビア
を静かに待つ俺がいる
というか公式設定でラファルー×BBみたいになるのかと期待していた俺が……

338 :
ジュラーブリクとパナビアは素でお似合いカップルだろう。
流石にナノカとは子供つくれんからのー

339 :
ジュラーブリクはちんことかEテク仕込の機械になってそう・・

340 :
エリンシエものの続き読みたいっす

341 :
エリンシエの清らかな幼膣を蹂躙するグリャマンの巨チン…ネオスフィアがエロゲだったらこんなバッドエンド展開があったんだろうか

342 :
あのエリンシエ陛下がグリャマン議長の老獪なテクニックの前に何度も何度も絶頂させられ
悦楽にすすり泣きながら降参の言葉を吐かせられる様を妄想すると勃起が収まらんね

343 :
本編でそれやられたら鬱になりそうだが、創作SSなら是非読んでみたいシチュっすな
気の向いた職人さん、だれか挑戦してくれないかなあ

344 :
グリャマン相手だと端からエリンシエを妊娠させるのが目的だろうから、
胸が痛みつつもなおさらハァハァ展開になる

345 :
>>344
グリャマンは真性のロリコンだからなぁ。
エリンシエに結婚させる相手が息子とかじゃなく自分自身な辺り特に。

346 :
陛下とケコンできるとなれば例えロリコンじゃなくても即ロリコン化するだろう…常識的に考えて

347 :
エリンシエ、可愛いもんなあ
声も釘宮だし

348 :
エリンシエには幸せな処女喪失を迎えてもらいたい

349 :
それじゃ相手はナノカさん以外いないじゃないか

350 :
マドラスおじと性教育の最中に…いうことだってありえる。

351 :
マドラスおじ相手に性のレッスンですか・・・ハァハァ

352 :
エリンシエ関連は妄想すればいくらでもエロいシチュがありそう

353 :
神降臨、もうないのかのう

354 :
気長に降臨を待つさー

355 :
先輩シリーズが完結したのが痛い
てか新作の発表でもないかぎり、降臨は無いんでは

356 :
先輩シリーズの外伝にヒソカに機体しておりまつ

357 :
ナノカさんを妊婦用の診察台に拘束して、恥ずかしがってるところを思う存分ネネに悪戯させたい

358 :
ネネ・ハンプデン
○月×日、鼻出血過多による出血多量で去。
享年12歳。

359 :
失血で頭がくらくらになりながらも、悪戯をやめないネネ。
その健気な姿を見て徐々に体を開くナノカ。

360 :
だれかアマネカ×メイルを書いてくださる猛者はおりませんか?

361 :
王道のネネ×ナノカを読みたいです

362 :
ナノカに対する性的なことに関しては、本編ではネネちゃん冷遇気味だしなあ
ナノカにちゅーもしてないし

363 :
そして放置プレイに目覚めるネネ

364 :
ネネにはウブなナノカを開発する側に回ってもらいたいですよ

365 :
エリンシエ陛下の幼膣にそっと小指をつっこんで、処女膜をクニクニしたい・・・

366 :
エリンシエ、あの幼い身でネオスフィアでの作中、エロ担当だったからなー
こつえー氏の描いたロリキャラでは魅力的に総合力最強なのではないかと個人的には思っている

367 :
エリンシエ陛下の病弱設定を使って、怪しげな医療装置とクスリを使って快楽漬けにされてしまう陛下のSSとか希望したいです。

368 :
フェアリ先生はエリンシエのワレメを間近で拝んでるんだよね
ウラヤマシ

369 :
陛下がヒルに股間を吸い付かれたときかw

370 :
エロい

371 :
>>369
あの時はシチュもエロかったが、CGも付いてエロさが倍増してたからな
シナリオの人とあの場面にCG指定した担当、CG描いたこつえーには本気で感謝してる

372 :
一般ゲーで陛下のあれを描いたこつえーの勇気は神がかってる

373 :
ほす

374 :
泣き叫ぶナノカさんの両手両足をベッドに拘束して
制服を半脱がしにしてスカートをたくし上げ
隠すこともできず露わにされたナノカさんの

ちんこしゃぶりたい。

375 :
ナノカがふたなりだったら、ネネとエリンシエ歓喜

376 :
>>374
ハッタリ(ry

377 :
男にえっちされてしまうナノカさんとかあったら、かえって新鮮かもしれない。

378 :
男の巨根に突きまくられて、アヘ顔になるまで犯されるナノカさん……
なんてのも見てみたい気もする

379 :
ナノカさんの技術ならクローンとかいくらでも手はありそうだが、
世間に後ろ指さされない跡継ぎ作るためには近い将来、
男性とのセクスは避けられんところ。……ハァハァする。

380 :
おひとよしなナノカさんにはだまされエッチとか似合いそう

381 :
ナノカの処女を奪う相手は女の子か、でなければマシーンが相応しい

382 :
そこでスツーカですよ(獣姦&触手プレイとか蝶!サイコー!)

383 :
姓に目覚め始めたナノカの体を鎮めるために、プロスペロの許可を得たスツーカがナノカの処女を奪う…とか

384 :
トリスティアで鈍いナノカにネネがブチ切れカミングアウトしたとき、
エロゲだったらレイプされてただろうな・・・

385 :
エロゲだったらネネちゃん初登場シーンで抱きついたときにそのまま押し倒してレイプだよ

386 :
>>384-385
相変わらずネネちゃんの信頼度は鉄壁だなw

387 :
ことに及んだとき、ナノカを一番感じさせることが出来るのはネネちゃんだろう。

388 :
ネネ相手だとナノカがネコだけど、他キャラだとナノカがタチなイメージだな。

389 :
ナノカをお風呂に入れてあげながら、あわあわプレイしたい。

390 :
カルとトアラのお互い処女と童貞同士、初めてのセックスシーンを考えると興奮してしまふ
もちろんトアラは小柄な体格に似合わない巨根で

391 :
しかしトアラの子供ちんこVSそれすらも大きすぎるカルのスジマンというのもなかなか

392 :
神来ないねえ…新作発表もないから仕方が無いが
保守上げ

393 :
まったり待つさー
新作は発表されればこのスレも動くだろう。

394 :
ナノカさんになって、思う存分オナニーしたあと、
自分を慕ってくる女の子を片っ端から悪戯したいです

395 :
「な、なんだ、その鳥のくちばちみたいな道具は?」
「ん? これはね、クスコっていうんだって」
「……ちょ、ちょっとどこあてがって」
「エリンシエの子宮の入り口、見せて欲しいな……今後の研究のために、ね」
「だ、だめっ、ナノカ……ひやぁん!」
みたいなのを希望

396 :
「うわ、全部入っちゃった。これは女体の神秘だよ!」
「だめぇ、抜いて……ナノカ」
「だーめ、これからが本番なのです! レッツ・オープン!」
 とクスコのネジをじわじわと締め広げるナノカ。
「ああっ!?」
「おー、見えてきた見えてきた……」

397 :
悪戯するならフォーリィのほうが女体の成熟度的に弄り甲斐があると思います

398 :
フォーリィは生来の弄られキャラだからなぁー

399 :
フォーリーのメリハリある体には荒縄とかボンテージとかすごい似合いそう

400 :
海の荒くれ男たちに囲まれて、フォーリィがいまだ処女なのは奇跡

401 :
なにしろ海の男ってくらいだからな…女体に興味がない可能性もある

402 :
先代取締役夫妻の養子とはいえ、赤子の頃から先代取締役の子供として育てられてきたせいで
社員にとっても自分等の子供のような感覚なのかもしれないぞ

403 :
>>402
だったらなおさら処女なのはおかしい

404 :
エロ妄想を膨らませるなら、お色気接待を取引先から強要されることあるんだろうなぁ>フォーリィ

405 :
エロ妄想ならキャラット商会の積荷が税関で引っかかってエロエロなボディチェックをされてしまうフォーリィとかね

406 :
>>403
いやそのりくつはおかしい(AAry

407 :
土下座してお願いすれば、一回くらいえっちさせてくれそうな情け深さがフォーリィさんにはある。

408 :
お情けで体を許したらとんでもなく変態的なプレイをされてしまうフォーリィさん

409 :
>>407
キャラット商会を辞めて、十中八九生きて帰れないかもしれない冒険旅行に
旅立つ船乗りに、「た、退職金がわりよ!」とか言っちゃって、旅立ちの前
に縁起担ぎでエッチさせてあげるとかかね。

410 :
バックで尻を向けて(ry

411 :
いまいち度胸の足りない新人船乗りにセックスで自信をつけさせてあげるフォーリィさん
って、まるっきり昭和のエロマンガだこれ

412 :
「航海前のお守りに、お嬢の……アソコの毛を下さい!!」
土下座して頼まれるものの、実は陰毛などぜんぜん生えてないパイパンで困ってしまうフォーリィさん。

413 :
>>412
ナノカ!毛生え薬作って!今すぐ!

414 :
わーい、できたよー
[毛生え薬]
副作用:強い催淫作用

415 :
それは下の毛にも効果アリマスカ?
誰か試してもらえませんカ?
1.→先輩
2.→フォーリィ
3.→ネネ
4.→陛下

416 :
先輩とかフォーリィ相手だと、無条件で実験失敗フラグだと思うんだ。

417 :
フォーリィを診察台に固定し、面相筆で丁寧に発毛剤をぬりつけてゆくナノカ。
ワレメに与えられる微妙な刺激に悶える。
しかしひょんなことからトラブル。
発毛剤をたっぷり含んだ筆先をズブッと膣内に突き入れてしまうナノカ。
このままではフォーリィの膣内が剛毛の密生したジャングルになってしまう!

418 :
そうなったらまずは愛液を大量に分泌させて薬液を膣内から洗い流すしかないだろう
で、仕上げは中和剤の入った、まるでディルドーのような形状の注入機を膣奥に挿入して、子宮口から膣口まで一気に洗浄、と

419 :
で、すべてが終わった後で
「ついつい慌ててやっちゃったけど、毛根があるわけじゃないから
別にこんな事する必要なかったっけ…」と乾いた笑い声をあげるナノカと
ムキー!と怒りつつ膣中の火照りを思い出して赤面するフォーリィ(ry

420 :
フォーリィとえっちしたいなあ…

421 :
俺はノキきんとしたい

422 :
ほしゅ

423 :
>>419
しかも中和剤の効果が強すぎたせいで、一生下の毛が生えてこない体にされてしまい…

424 :
そして>>412にもどる

425 :
フォーリィはパイパンよりすこし薄毛が生えてるくらいのほうがボディとつりあいが取れると思うんだ

426 :
まあそのほうが剃毛プレイが楽しめるからな…

427 :
海の荒くれ男のデカマラに貫かれるフォーリィさんを想像するだけでイケる。

428 :
「お、お嬢っ!」
「だめっ、そんな大きいの裂けちゃうっ…!」
みたいな可愛い悲鳴をあげるフォーリィさんか…いいなぁ

429 :
ふたなりグリーペンに犯されるラファルーとか

430 :
アマネカのPSPと箱への移植決定で、ここもちいとは活気つくといいなぁ

431 :
ふたなりグリーペンを押し倒すラファルー……ごくり
まあ、それはともかくとして↓

432 :
 工房の整頓、配達済みの機動兵の受け取り、工房の再開など、最初の数日はどたばたとしていた。
 そのままアカデミーの臨時休学からの復学手続きを終わらせたところで――
「……一週間って、こんなに早かったのね……」
 コーヒーを胃に流し込み、一息ついてから、パナビアはぼんやりとそうつぶやいた。
 まあ、どうせ必要な単位は全て取ってある。慌てて休学を取り下げる必要も無かったのだが――
「忙しいうちに全部やっておこうなんて、考えるんじゃなかったかしら……」
 必要な単位は既に全て習得済み。卒業のための必須事項はほぼ終了しており、あとは時期が来るのを待つだけだ。
 もちろん顔はそれなりに出さなければならないが、それほど重要ではない。
 むしろ重要なのは、予定を遥かに越えて放置してあった工房と、フッケバインである。
「フッケバインも、一度オーバーホールしてあげないといけないし……ゆっくりも出来ないわね」
 ふう、と、小さく息を吐く。
「……何だか、この一週間、まともに人と話してない気がするわ」
 勿論、顔を出した生徒会の人間や、復学手続きを取った担当の人間とは、会話をした。
 が、それは事務的なものだったり、確認作業をしただけで、話と言うには程遠いものだった。
 アカデミーに友人がいないわけではないが、残念ながら会って世間話に花を咲かせる機会は得られなかった。
「それに――」
 ナノカとも、会ってない。
 さすがに口に出すのは恥ずかしくて出来ないが、認めざるを得なかった。
 この、もやもやした気持ちは、不満だ。ネオスフィアでは、あれだけ――
「……ああ、もう。思い出しちゃったじゃないの」
 顔が熱くなるのを自覚する。自分が無意識にナノカを求めている事に気付き、パナビアはぶんぶんと首を振った。
 割り切ったのだ。自分からそう言い聞かせて、分からせたのだ。その自分がこれでは――
『すみませーん』
「ひゃいっ!?」
 呼び鈴と共に聞こえてきた後輩の声に、パナビアは思わず変な声を上げた。

433 :
「おお、コーヒーというのも悪くないのう」
「はあ……」
 ネオスフィアから持ち帰ったナノカブレンドに舌鼓を打つエリンシエに、パナビアは生返事をした。
 その横ではナノカが、肩身が狭そうに何とも微妙な笑顔を浮かべていた。
「で、何でこの子がここにいるわけ?」
「えーと、何と言いますか……新シリーズ開始にあたり、設定の変更やら何やらと大人の事情がありまして……
 ぶっちゃけて言いますと、続編を作る上で無視できない設定上の問題が起きまして、ハイ」
「いや、そんなメタメタな発言をされても困るんだけど……
 つーか、いくら原作でもメタ発言が端々にあるからって、今まで極力しないようにしてきた努力はどこ行ったのよ……」
 捨てました。
「ま、まあ、それは置いておきまして、細かい事情は説明すると長くなりますし、なにぶんデリケートな問題なので……
 一応、留学と言う形で、このたび帝都アカデミーに編入する事になりました」
「……留学って、ネオスフィアの王室はどうなるのよ」
「ああ、それは、実は王族親類だったノキが女王様になることで決着を」
 ノキ・ウェルキンと言えば、ネオスフィアではサウスタウンの市長をしていたはずだ。
 父親も含めて、全くもって貴族のようには見えなかったが、父方ではなく母方がそうだったのだろうか。
 ネオスフィア王家は純血を守るために身内の血を重ね続けていたそうだが、その過程で劣勢血統にでもなったのだろうか。
 逆を言えば、そのしがらみから抜け出したネオスフィアは、もう既に古代の王家とは言えない存在となったのか。
 色々と思う事はあるが、取り敢えずは胸のうちに押しとどめておく。今聞くような事でもない。
「……あー、何かもう、その辺の事情を聞くのは止めとくわ。またややこしい話になりそうだし」
「賢明な判断よな。世の中には、知らぬでもどうにかなる事のほうが多い」
 うむうむと、何故か満足そうに頷くエリンシエ。
 それには生返事を返しておいて、パナビアはじろりとナノカに視線を移して口を開いた。
「……それはともかくとして、一体何の用で連れ立って来たわけ?
 まさか、編入するからそれの挨拶――ってわけじゃないでしょ?」
「あ、はい。エリンシエの件はついでと言いますか、押し切られて連れて来てしまったと言いますか……
 今日はちょっと、ある発明をしてみたので、それのモニタリングをしていただけたらなぁ、と」
 そう言って、ナノカは手荷物の中から何かの機械を取り出した。

434 :
「簡単に言いますと、流体素材を電気信号によって操作する装置です」
 手荷物の中身――何かの機械と、薬剤らしき物を手に持って、そう説明する。
 どばどばと浴槽を埋めながら、パナビアは親指程度の大きさの、丸い機械の一つを手に取った。
「で、これが受信装置?」
「受信と発信を兼ねた、いわゆるビットチップです。
 一つの発信機だけで全体の形状を維持するのはちょっと無理があるので、各延長部分にサブコアを配置して、それに周辺の形状変化を補佐してもらいます」
「その薬剤は?」
「専用のゲル化剤です。これで専用の流体素材を作って、形成物にします。
 ゆくゆくはただの水でも出来るようにしたいんですけど、取り敢えずはまあ、第一段階ということで」
 要するに、機械仕掛けのスライムを作ろう、ということだ。
 流体制御の研究は、それ程悪い研究ではない。
 遠隔操作や、伝達技術の向上に繋がるし、何より流体素材の兵器が出来れば、コスト面での節約にもなる。
 何せ、制御装置だけ作ってしまえば、あとは素材を調達するだけでいいのだ。
 整備も、その制御装置をメンテナンスするだけでよく、時間と労力の節約になる。完成すれば、だが。
 とりあえずパナビアは、気になっている点を確認する事にした。
「圧力の問題は?」
「一応、ある程度の圧力変化は可能になってます。
 専用のゲル化溶液と合わせて、半固体レベルは確保出来ているとは思うんですけど」
「微弱電流を流すんだと思うけど、それに対する人体への電磁波影響は?」
「スツーカが『少し耳障り』って言う程度ですから、大丈夫だとは思うんですけど……
 こればっかりは、持って来た計測器の数字を見てみないことには、ちょっと分かりません」
「コントロールレベルは?」
「自律レベルです。さすがに情報量が多すぎて、半自律もちょっと難しいかと。
 人体と似た構造の機動兵とかならともかく、今回は完全無欠に無形ですから」
 そんな調子で質疑応答を続ける二人を、エリンシエは蚊帳の外でぼんやりと眺めていた。
 そしてそのまま、少し困ったように口を開いた。
「さっぱり話に付いていけぬな……」
 専門家同士の会話などそういうものだと分かっていながらも、彼女はそうつぶやいた。

435 :
「水着になるのは構わないんだけれど」
 ネオスフィアでのイルカレースに使った水着に身を包み、小さく息を吐く。
 今、帝都は春先。今日はそれ程寒くないとは言え、まだ水着でいるには肌寒い。
 流体素材はぬるめのお湯を使ったが、大丈夫だろうか。
「内臓バッテリーはどれくらいもつ予定なの?」
「えっと、一応、二、三時間位はもつと思います。
 あと、溶剤は人体に無害な素材で作ってますので、もし一部を飲み込んだりしても大丈夫ですよ。
 ちょっと消化に悪いから、気持ち悪くはなるかもしれませんけど」
 微妙な時間だ、と、正直そう思う。
 メインコアよりも、サブコアのバッテリー問題なのかもしれないが、サイズを諦めてもう少しバッテリー容量を増やすべきではないだろうか。
 いや、どうせ今回は制御技術の実験機なのだから、出来うる限りの小型化を目指したのかもしれないが。
(どうせなら、メインコアからの発信電流をバッテリー代わりに……うーん、でも、それくらいはナノカなら思いつきそうだし)
 色々と考えるが、とりあえず後で聞く事にする。
 今はこの後輩の発明を確認したほうがいいだろう。本当に動くなら、悔しいが参考にさせてもらう。
「それでは、流体コントロールシステム海野田君S−1起動!」
「うみのだ……?」
 どういう基準でネーミングされたのか分からないが、考えるだけ無駄な気がするので口を噤む。
「ゆくゆくは、メインコアのみの海水を流体素材として利用したものに仕上げていきたいですね。出来ればS−97辺りで」
「どんな長期的プランなのよ……」
 何故か嬉しそうなナノカに、うんざりとした様子でそう返す。
 ふう、と一息吐いて、エリンシエに視線を移す。
 白いワンピース型の水着に身を包み、おお、と何やら感心した様子で、動き出した海野田君とやらを眺めている。
 ぬも、と、どう表現したらいいのかよく分からない様子で近づく海野田君に多少気圧されながらも、パナビアは触ってみようと手を伸ばした。
「……ゼリーと言うか何と言うか……変な触り心地ね」
「お、おお、これは中々面白い」
 ぷるぷるとした肌触りを確かめるパナビアの横で、早速エリンシエが遊び始めていた。
 まるでソファーにでも座るように腰を下ろし、その弾力を楽しんでいる。
 その様子に苦笑して、ナノカに視線を向けると、何時もの笑みで返された。
「まあ、もうちょっと色々してみましょうか」
「はいっ」
 ナノカの返事に応えるように、パナビアは海野田君に腰を下ろした。

436 :
 ビニル製の浮き袋とも、硬化ゼリーとも言えぬ妙な感触。
 ずぶ、と、ともすればそのまま埋まってしまいそうな感覚に、パナビアは落ち着かない様子で身じろぎした。
「ヘンなの」
「どんな柔らかいクッションでも、これ以上はあるまい、といった感じであるな。
 ん〜……クセになってしまいそうだのぅ」
 エリンシエの漏らした声に、胸中で頷く。
 確かに、これ以上柔らかいクッションなどありはしないだろう。何せ元々がただのゲル状液なのだから。
 しかも、圧力に対して押しつぶされないよう、最低限の反発を返してくるおまけつきだ。
「中々良好みたいだね。
 さて、圧力実験をば……よ、っと」
 海野田君にもたれかかりながら、ナノカは指を立ててぷるぷるとした表面に押し当てた。
 ぐぐ、とわずかな反発を受けた後、ずぶりと腕ごと中に押し込んでいく。
「おおお、こ、この感触は中々……クセになりそうなぷるぷる感ですよ、これは」
 微妙に恍惚とした表情でそんな事を言う。そのあまりにへろりと崩れた顔に、パナビアはそこまでのものかと指を立ててみた。
 つぷ、と指がめり込むと、ゼリー状の壁がぷるぷると指を圧迫してくる。
 そのまま手首までめり込ませると、何とも言えない瑞々しい感触に包み込まれ、思わず感嘆の息を漏らしてしまった。
「い、意外とこれは、うん……」
 何だかイケナイ気分になりそうなのをこらえて、そうつぶやく。
 中でぐるぐると動かしてみると、弱い反発と共にくすぐってくるような感触を与えてくる。
 これは確かに、ナノカの顔も無理はない。ちょっと崩れすぎな気はするけど。
「おおお、何やらぷるぷるとして面白いやら気持ちいいやら……」
 右脚をむこうずねの辺りまで海野田君の中に埋めながら、エリンシエがそう漏らす。
 座るような体勢から足先を埋め込んだのだろうか。意外と器用である。
「しかしまあ、あんたにしては割りに上出来じゃない?」
「えへへー。ありがとうございます」
 ぷるん、と頬を撫でてくる海野田君にくすぐったそうにするナノカに、そう言ってやる。
 褒め言葉を素直に受け取るナノカに小さく笑みを漏らし、パナビアは海野田君にもたれかかった。

437 :
 少し冷たいゼリー状のソファーに肩を埋め、力を抜く。
 やけに忙しく、未だ疲れの残るこの体に、このプレゼントは悪くなかった。
 ゆったりと体重を預けると、むにゅりと肩やら腰やらが海野田君に埋まる。
「最初は、またヘンな事をしでかしに来たのかと思ったけど……今回は悪くないわ」
「あ、ひどいですよ、先輩」
「……否定できるの?」
 抗議の声を上げる後輩に、半眼になってそう返す。
 その目に一瞬たじろぎ、ナノカはぐるりと視線を宙に彷徨わせ――
「あ、あはは……」
「……否定できぬほどやらかしておるのか……」
 乾いた笑いを漏らすナノカに、エリンシエはパナビアと似たような顔で確かめるように問いかけた。
 余の前ではそんなことは無かったのだが、と言う彼女に、しかしナノカは誤魔化すような笑みを浮かべるだけで何も答えなかった。
「しょっちゅう顔つき合わせるようになれば、ボロが見えてくるわよ。
 仕事は悪くないくせに、たまに肝心なところで致命的なポカをやらかすのよね。
 大事なネジの閉め忘れで機動兵爆散させてみたり」
「うぐ」
 ナノカが小さく呻き声を上げるが、パナビアはいい気味だと鼻を鳴らした。
 あれのせいで、この工房を一旦丸々建て直すハメになったのだ。ちょっとは罪悪感を持ってもらわなければ。
 幸い、爆心地から部屋一つ向こうだったおかげで、大した怪我は負わなかったのだが。
「まあ、どうせもう過ぎたことだし……たまに思い出してはからかってあげる」
「ううう。先輩が酷い」
 困ったような笑顔でそう言うナノカに、パナビアは得意気に笑い返してやった。
 そのまま仰向けに倒れこむように体重を預ける。心地いい反発とひんやりとした感触。
「そういや、さっきからこの――海野田君? 最低限のリアクションしか返してこないんだけど……
 自律制御のテストとかしなくていいの? そのつもりなんでしょ?」
「そ、そうですね。じゃあ、完全自律モードをぽちぽち、と」
 パナビアに指摘され、ナノカは慌てて風呂場の隅に置いた計器を操作した。
 そしてそのまま、海野田君の一部に腰掛ける。それに反応するかのように、末端がぷるんと揺れた。

438 :
「じゃあ、ちょっと持ち上げてみて」
『も゛っ』
 ナノカの命令に、海野田君は妙な音声を返した。
 そのままぐぐ、とサブチップをナノカに寄せて、五十センチ程ナノカの体を浮かせる事に成功する。
「おお。ただのゲル状物体だと言うのに、意外と力持ちな」
『も゛』
 エリンシエの感心したような声に、自慢げに返事をする。
 と言うか、この音声は一体何処から出ているのだろうか。
「ん、良好良好。じゃあ、自由に動いてみて」
『も゛っ』
 ナノカの超絶的にアバウトな命令に、二つ返事――よく分からないが、多分――で動き始める。
 急に腕を持ち上げられて少し驚いたが、なるほど、これは中々力強い。
 兵器としての初動実験ならば、及第点をあげてもいいくらいだ。
 そんな事を思っていると――
「ひゃっ!?」
 最初の『持ち上げる』という命令のせいだろうか。
 二人に比べて、明らかにボリュームのある部位――要するに、胸――を持ち上げられ、パナビアは小さく声を漏らした。
「ちょ、こら、そんなところ持ち上げなくていいからっ」
「うわー……」
「……持ち上げるほどあると、大変だのぅ……」
 変な感心をされても全く嬉しくない。
 胸中でそう言い返しながら、自分の乳房を持ち上げる腕らしきものに手をかける。
 が、意外なほどの弾力と柔軟性を持つその腕は、パナビアの抵抗にびくともしなかった。
「く、このっ、放しなさいよっ!」
「おお、なんともパワフル。初期型ながら、十分な結合力が実現できているようで満足です」
「やかましいわっ! ちょ、こら、揉むなっ!」
 だがやはり、パナビアの抵抗にも海野田君はビクともしなかった。

439 :
 兵器としての適性は十分。問題は、そのタフなパワーがこちらに向いている事だ。
「ちょっと、こら、見てないで、止めろぉ……」
 元々がゲル状の物体であるため、既に水着の内側にまで浸透してきていた。
 それどころか乳房の間に入り込み、上下に擦り合わせ始めている。
 まだ本格的に愛撫と言うほどではないが、それでも羞恥を煽るには十分すぎた。
「えーと、そのー……も、もうちょっと動作確認をしたいと言いますか、そのー……」
「十分確認できてるでしょうが!? あ、ちょ、待って、何か変……」
 何時の間にか埋まっていた腰の周辺が、ぷるぷると蠢き始めた。
 水着の中に入り込み、下腹部の敏感な部分をゆっくりと摩擦し始める。
 指や舌で行うような愛撫ではなく、一切の隙間無く舐め取られるようなその刺激に、パナビアは寸でのところで出かかった声を飲み込んだ。
「ちょ、ナノカ、ホント、止めて……」
 初めて味わう刺激に、こぼれそうになる嬌声を堪えながら懇願する。
 まるで神経を直接愛撫されているかのようなその刺激に必で耐えるが、それほど経たずに絶頂に達する事は想像に難くなかった。
 気付けば、両手足も拘束され、満遍なく愛撫されている。
 これはまずい。早急に手を打たなければ、まずい事になる。主にプライド的に。
「な、ナノカ、そ、そのー……」
 と、別のところから声が上がる。余り余裕の無い頭でそちらに視線を向けてみれば、エリンシエが非常に微妙な表情を浮かべていた。
「余のほう……っから、も、お願い、したい、のだが……ぁっ」
 ……どうやらあちらも同じ状態に陥っているようだ。
 白磁のような肌をほんのりと紅潮させ、何かを我慢するように眉根を寄せている。
 よく見れば、彼女の下半身は既に海野田君とやらの中に埋没しており、ビットチップがゆるゆると周りを回遊している。
 そのチップが、ゆるく開かれた彼女の脚の間を通るたびに、その小さな肩がひくりと動き、瞳がわずかに細められる。
 悩ましげに漏れるエリンシエの吐息が、まるで自分の理性を削り取ろうとしてくるかのような錯覚を覚え、パナビアは必で理性をかき集め始めた。
 とりあえずまず、素数を数えよう。素数は1と自分以外では割る事の出来ない孤独な数字。自分に勇気を与えてくれる。出来れば早く止めて欲しい。
「あ、う、うん。私も何だか、さっきから――」
 微妙に顔を赤らめながら、ナノカはエリンシエの嘆願に頷いた。
 よく見れば、彼女も下半身が埋没している。お前もか、ブルータス。早くしろ。お願いだから。

440 :
「海野田君、そろそろスト――ひゃあぅっ!?」
 制止の声を上げようとして、自らの嬌声に遮られる。
 大きく背を反らし、今度こそ本当に、顔が赤く染まる。
 よく見ると、彼女の肌を守っていたビキニの下部分がわずかにずらされ、その幼い割れ目が顔を覗かせていた。
 ご丁寧に、ビットチップが列を成して、その部分を擦るように通過している。
「な、ナノカ!?」
「きゅ、急に、激し、くふぅ……っ!」
 エリンシエの呼びかけに、余裕の無い様子でそう返す。
 あ、だめ、折角我慢してたのに、そんな顔見たら――
「――っ!」
 急に下腹部を襲った快楽の波に、パナビアは自分の中の精神力を総動員して対抗した。
 久しぶりの――それも、かなり大きめの絶頂に、声を漏らさなかったのは奇跡に近かった。
 だが、海野田君の責めがそれで止む事は無かった。それどころか、とうとう自分の水着にまで手をかけ始めた。
 いくら女同士、風呂に一緒に入ったような間柄とは言え、晒し者のようにされるのでは堪ったものではない。
「こ、こら、脱がすな、ぁぅ……っ」
「あ、だめ、せんぱいの、見たら、我慢できな……っ」
「な、ナノカ、それは一体、どうい……ぅあっ、こら、そこはだめぇ……っ」
 既に三人とも、声を堪える事も出来なくなってきていた。
 エリンシエも水着の下腹部を外され、その幼い割れ目が晒されている。
 普段はぴたりと閉じられているのであろうその部分が、圧迫され、わずかに開いたり閉じたりしている。
 と、急にエリンシエが切羽詰った様子で口を開いた。
「うぁ、だめ、来るっ、何か来るぅ……っ!」
「わ、私も、私ももう、だめぇ……っ!」
「ふ、くぅ……ま、また、ぅあはぁっ!?」
 エリンシエの限界に合わせるように、ナノカとパナビアもまた限界を迎えた。
 揃って背を大きく反らし、上げられた嬌声が重なり合う。
 同時に限界を迎えた三人は、やはり開放される事無く継続した責めを続けられた。
「ひぁうっ!? ま、待て、まだ敏か――ひぅうっ!?」
 こういった事に慣れていないであろう、エリンシエの声が、一際大きくバスルームに響いた。

441 :
 もうだめだ、これ以上は、年長者の誇りと意地にかけてどうにかしなければ――
 既に半分以上快楽に征服された頭の隅で、パナビアは思考を巡らせた。
 明らかに残りの二人よりも強い責めなのに、その二人よりも余裕があるのは、普段からナノカに責められているからか――
 正直素直に喜べないその結論に、今だけはとりあえず感謝しておいて、ナノカを見る。
「ひぁ、だめ、そんなにしたら、またすぐイっちゃあぅっ!」
 ……何時も責めだから、たまに責められると弱いのかー。
 などと、かなりどうでもいい事が脳裏をよぎる。
「て、言うか、こんな、考えられ、っくぅぅっ!」
 三度目の絶頂を迎えながら、パナビアは誰にとも無く文句をぶつけた。
 こんな状況で、冷静に物事など考えていられない。
 こうなったら、手段など選んではいられない。後のことは後で考える!
「フッケ――ぼぅっ!?」
 自分の子供にも等しい機動兵を呼ぼうとして、半ばでそれは遮られた。
 海野田君の伸ばした触手が、まるでパナビアの行動を遮るかのように、その口に入り込み塞いでいる。
 そしてそのままぐにぐにと、男性のそれを押し込むように口内を蹂躙する――
(ナノカのしかした事無いのに――!)
 半ば錯乱しかかっているのか、かなり致命的な罵声を胸中で上げる。
 幸いそれを発する口は塞がれているので、外に漏れる事は無かったが。
「先輩っ!? って、ぅあ、お尻は弄っちゃだめ……っ!」
 一瞬、ナノカがこちらを心配するように顔を上げたが、すぐにその責めに気を取られ、身体をよじる。
 その光景に、口を犯すこいつを噛み切ってやろうと顎に力を込めるが、驚くほどの弾力で抵抗され、叶わなかった。
(ああもう、ナノカの奴、強く造りすぎよ!)
 それどころか、セーフティもまともに機能しないのでは、危険極まりない。
 内蔵されているオリハルコンが妙な知識を貯えて、そういう方面に練度が上がるのも考え物だ。
(結局、作り手の意思を反映してるって事じゃないの!?
 ええいもう、あの脳内ピンク娘! どうせこれでまた何かヤラしいことでも考えてたんじゃ――)
 胸中で罵倒しながら視線を向けると、当の本人は身をよじらせて喘ぎ声を漏らしていた。

442 :
「ひぁ、だめっ、うみ、のだ、くっ……すと、ストップ、やめてぇっ!」
『も゛も゛ぉう』
 ナノカの必の懇願に、よく分からないと言った様子(多分)で返事をしてくる。
 命令の取捨選択も出来ない自律システムなど、欠陥品だ。どうせテスト用だからと、純度の低いオリハルコンでも使ったのだろうか。
 いや、ナノカのことだから、そういうことは無いだろう。あれで妙なところにこだわりのある娘だ。そこに気を抜くとは思えない。
 やはり、自律システムではなくプログラムに問題があると考えるべきだろう。
 登録したプログラムの中に、こういった行動ルーチンが組み込まれていたとしか考えられない。
 結論として――
(どっちにしろこいつのせいかっ!)
 育成もしていないオリハルコンに、急に特殊で複雑なプログラムを多数インプットすると、思考ルーチンのコンクリフト――衝突が起きる。
 純度の高いオリハルコンならば、ある程度自分で――決して意図に沿った行動を取るとは限らないが――判断して、行動する。
 が、市販されている通常レベルのオリハルコンであるならば、そういった場合、命令と行動ルーチンに齟齬が起きることがある。
 機動兵が人や獣の形をしているのは、何も伊達や酔狂ではない。一つの身体に四肢という構造は、自律制御プログラムの安定性を考える上で、バランスの取れた形なのだ。
(何を『止めろ』と言ってるのか分からないほど、制御容量が一杯になってる……!)
 このままでは、内蔵されているバッテリーが切れるまで犯され続けるハメになりかねない。
 ナノカは何時間もつと言っていた? 過剰稼動状態なら、どの程度その時間が縮まる?
「な、何でも良いから、とめ、止めてっ。ぬ、んで、しま、あぅう……っ!?」
 顔を涙やら涎やらでぐちゃぐちゃにしながら、エリンシエが懇願する。
 そういった経験に乏しい彼女にしてみれば、この快楽地獄は拷問以外の何物でもないだろう。
 大体、最近責められるのに慣れてきた自分でさえ、もうそろそろ思考を手放しそうなのだ。
 駄目だ、もう何も考え――
「ぅあ、ダメ、それは――!」
 ナノカの、今までとは少し違う焦ったような声に、視線を向ける。
 下腹部が開放され、しかし拘束されたままの脚が開かれ――まるで男根のようにそそり立った海野田君の一部が、聖域を犯そうと入り口をこじ開ける。
「それは、先輩しか駄目ぇっ!」
 その悲鳴を聞いた瞬間、パナビアの中で何かが音を立てて千切れ飛んだ。
 渾身の力で口内を蹂躙する触手を噛み千切り、制御を失ったゲルを吐き飛ばしながら、喉が張り裂けんばかりに叫ぶ――
「フッケバイィィィィンッ!」
「ッガァァァァッ!」
 浴室の壁を破壊しながら現れた鋼鉄の騎士の咆哮に、パナビアは絶対の意志を持って勅命を与える。
「ツブせぇぇぇぇっ!」
「イエス・サーッ!」
 その命令に、フッケバインは主人の怒りと屈辱を晴らすべく、その拳を振り上げた――

443 :
「……疲れた」
 心底からの声と共に、ため息をつく。
 暖かいコーヒーをゆっくりと飲み下しながら、パナビアは重い腰をとんとんと軽く叩いた。
「……本当にぬかと思った……」
 机に突っ伏しながらエリンシエがつぶやく。こちらはぐったりと倒れこみ、コーヒーカップには一口もつけていなかった。
「うーん……完全にスクラップですよ、これは……」
 稼動データだけは抜き出せそうかと結論付けて、ナノカは海野田君の破片を弄る手を止めた。
 彼女達の後ろでは、先ほどまで八面六臂の活躍――と言っても一瞬で終わったのだが――を披露したフッケバインが、せっせと瓦礫を片付けていた。
 どうにか海野田君の暴走を止め、きっちりと服を着替えた三人は、とりあえず落ち着こうとお茶の時間を取る事にした。
 まあ、ティータイムと言いながら、出てきたのはコーヒーだったりするのだが。
「本当なら、そのオリハルコンも叩き割りたいところなんだけれど」
「あうぅ。稼動データだけ取って初期化するので、それだけはご勘弁を……」
「分かってるわよ。私だって、新基軸のEテク兵器のデータを、みすみす世界から消したくないもの」
 分子制御理論そのものは、空間停滞フィールドや太陽炉などの技術が存在している。
 だが、このレベルでの自在制御理論は、現在のEテクノロジーには存在せず、発掘品でもそんな話は聞いたことが無い。
 存在するのであれば軍部が利用しないはずが無いので、恐らくは無いのだろう。そんなものを消すのは惜しすぎる。
 まあ、存在しない理由は、今なら想像がつくのだが。
「でも、自律思考プログラムと流体制御プログラムがバッティングするんじゃ、欠陥品よ。危なくて使えやしない」
「うーん……一応、市販レベルでは最高純度のオリハルコンで、制御容量も余裕を持たせてたはずなんですけれど……
 自律運動時の制御に必要な容量確保の見積もりが甘かったのかなぁ……でも、これ以上プログラムは簡略化できないし……」
 要するに、こういうことである。
 分子制御、特に不定形型の体を完全に制御するには、いかにオリハルコンといえども負担が大きいのだろう。
 それをビットチップによるサポートでどうにかしようとしたのだろうが、それでもまだ見積もりが甘かったようだ。
 何故あんな動きをしたのかは――恐らく、人体から発生する微弱な電気信号を受け取った結果だろう。詳しい追実験は出来ればしたくないが。
「ふむ。専門的なことは余にはさっぱりなので、話にはついていけぬが……一つだけ質問がある。よいか?」
「うん? 私で答えられることなら、何でも」
 ナノカの返事に満足気に頷いて、エリンシエはようやくカップに口をつけた。苦いのか、少し顔をしかめる。
「ナノカよ。先ほど『それは先輩しか駄目』とか言っておったな」
「……ぎく」
 その問いに、ナノカはあからさまに動揺した様子で口をつぐんだ。それに構わず、エリンシエは後を続ける。
「他にも気になる発言があったが、どういうことか説明してくれぬか?
 出来ればそう、トーネイド殿にもその席にはついてもらわねば……のぅ?」
『え、ええとー……』
 じとり、と、元女王の貫禄一杯な視線に貫かれ、二匹のカエルは絶望的な気持ちで顔を見合わせた。

444 :
蒼い瞳のトーネイド外伝 〜黒いよ! ナノカさん〜
やった! 決まった! 次回のシリーズタイトル!
そう思っていた時期が、私にもありました。どうも、先輩の人です。
気付いたらこんな事に。あれ? 黒くないよ?
そもそも続くのか怪しいですが、次があればまた。それではこの辺で。

445 :
先輩シリーズ、おひさしぶりだー!
また期待してまっせー!!

446 :
>>444
例のカプセル飲んでもらったりして、今後陛下の参戦期待していいんでしょうかw
おひさしぶりGJ!!

447 :
とうとうナノカさんが岸和田博士にw
最後は「風が吹けば桶屋が儲かる」理論で地球滅亡ですね!

448 :
>>444
本編でほとんそスルーされてる世界観裏設定のねりこみすごい。
エリンシエとの絡み、ナノカのエロアイテム作成に期待です。

449 :
さて、鼻血こぼして駄目にした書類を再印刷するか。

450 :
>>444
エリンシエ陛下に秘密を知られてしまう……
つまりこれからは陛下と先輩で、ナノカさんを前から後ろから…ということですか!?
気長に続き期待してまっす

451 :
エリンシエがどうかかわってくるかにハァハァしてしまふ
できればエロい方向でー

452 :
>>444 久しぶりの神降臨GJ!
あれでもうお仕舞いだと思ってたから新シリーズ再会嬉しいっす
だらだらと気長に続けてもらえればー

453 :
あれが最後の海野田君とは思えない。
ぜひ不屈のEテクモンスターと化して、ナノカさんのうぶな膣内を穿っていただきたい。・・・

454 :
どちらかといえば責め属性のナノカさんが逆に責められる姿は塑像すると興奮する

455 :
ナノカさんは一瞬でも油断すると総受けになってしまうので気が抜けないだろう。

456 :
各女性キャラ、ナノカさんに挿されたいのか挿したいのか、いちおう志向が分かれてるはずなのだが、いまひとつ判然としない。
エリンシエは挿されたい…なのかなあ、

457 :
挿しつ挿されつ

458 :
ネネちゃんは、どちらかというとナノカに挿したい比重が大きいのではないかと思ふ。

459 :
ナノカ、アマネカも存在を知っていたくらいにアカデミーじゃ有名人だかんなあ
普通に男子生徒からもモテそうな気がするのだけど

460 :
>>459
ナノカに悪い虫がたからないようにスツーカとテンザンが駆除してます

461 :
トリスティア&ネオスフィアがエロゲだったら、
百合プレイオンパレードの中の箸休めとして、
スツーカ&テンザンとの3Pプレイが絶対あったろう。。

462 :
実際の話、ナノカが可愛いとかいう以前に「プロスペロの孫娘」と結婚したい輩は大勢いるだろうね

463 :
>>460
実際にネネちゃんがどっかの公式アンソロで二名程駆除していたな
あとスツーカはナノカに悪い虫が付かないように手を打ってるってどこかに書いてなかったか

464 :
久しぶりに倉庫を読み直したら
先輩の人の新シリーズが来てて俺歓喜。
めっちゃ楽しみにしてますー。

465 :
アマネカはおっぱいスキーだけど、百合の香りはあまりしないふしぎ

466 :
アマネカはおっさんだからな

467 :
アマネカがおっぱいだけでは満足できなくなったときが恐ろしい。

468 :
>>467
早くその妄想をSSにする作業に戻るんだ

469 :
アマネカ本編で、ナノカさんへのテイスティングに挑んで欲しかった。

470 :
もしアマネカさんが膣肉好きだったら……
アマネカ「はぁ〜、このねっとりした暖かさ…くせになるなぁ…クニクニ」
エアナ 「いやあああん! それ以上指っ、奥に入れちゃだめだー!」
みたいなシーンがあったんだろうなー

471 :
どうか来年もナノカやアマネカらをエロンエロンな目にあわせてくれるSS職人さまが後輪しますように・・・

472 :
男性に犯されるナノカさんを見てみたい。

473 :
ナノカを犯していいのは同姓でないなら、先ずはEテク仕掛けのマシーンだろう

474 :
>>473
そして>>381へとループ

475 :
ナノカさんは子供たくさん作らないと全人類的にもったいない。
プロスペロおジイちゃんと近親相姦すれば、最強の子供がもしかしたら生まれるかもしれない。

476 :
オーギと子作りすれば最高の頭脳と肉体を持った子供が生まれるんじゃないか?

477 :
オーギの頭脳とナノカさんの肉体を持った子供が生まれてきたらどうするんだよ?

478 :
こうしてフツーが誕生したのであった…

479 :
まあナノカさんくらい可愛ければ十分勝ち組なわけだが

480 :
特典テレカの絵の黄色ビキニ姿のナノカの絵、体つきがえろ杉。
ナノカさん、スレンダーボディなくせになんであんなにせくしーなんだろう。

481 :
どきおぺで触れられていたナノカのヒミツ、鉛筆と絆創膏……
どうか考えてもおなにープレイに使っていたと思われるのだが、
どんなマニアックなぷれいをしているのだろうか

482 :
絆創膏で割れ目をくぱぁしたあと、思う存分鉛筆でいじりまわすとみた。
流石ナノカさん。

483 :
先輩シリーズ、また再開してくれたのですね
続き楽しみっす
>>150のエリンシエ&ナノカも、もうずいぶん経っちゃって望み薄な感じですけど
可能ならまったり続き期待したいです

484 :
先輩シリーズは、エリンシエの動向が気になるところ。

485 :
やっぱりナノカがいちばん好き。
かわいいのももちろんだが、明るくさっぱりした性格と、一生懸命がんばるところとか。

486 :
ナノカさんのボディラインは人類が忘れかけた健康美にあふれている

487 :
ナノカが幼膣を先輩のEテク巨根でつかれまくる
シチュエーションを想像するだけでハァハァする

488 :
幼少時に荒れた生活を送っていたらしいアマネカさんの処女膜が無事なのかどうかがとても気になる。
一食にありつくため、やむなく幼い体を売るくらいのことを過去にやってそうな雰囲気がアマネカにはある。

489 :
 蒼い空が目に沁みる。
 万感の思いを抱き、蒼天の輝きに目を細めながら、彼女はゆっくりと口を開いた。
「ふふ……終わった。んだ。私の社会的立場はデッドエンドシュート……フフフ……」
 生与奪権を握られるというのは、こういう気分なのか。
 そんな事を胸中でつぶやきながら、パナビアは天を仰いだ。
「あああ。先輩が何だかでっかい銃になる人型兵器に乗ってそうな工作員っぽいセリフを……」
「まあ何だ、その、別に言いふらすつもりなど無いのだが……」
 まるで何かを悟ったような表情で空を眺めるパナビアに、エリンシエが一応のフォローを行う。
 だがパナビアは、諦めの表情のままそちらに顔を向けた。
「つもりなんか無くても、首にナイフ当てられてる事に変わりは無いじゃないの」
「むう……それはそうなのだが……」
 噂と言うのは、発信者がその内容を決定する事が出来る。
 例えば今回などは、ナノカの部分を伏せて、名も無き女生徒に変更するだけでゴシップとしては十分だ。
 特にパナビアはアカデミー内ではそれなりの立場にいる存在である。そんな立場の人間のゴシップは、あっという間に流布されるだろう。
 そういったゴシップに興味のある生徒の耳に入れば、それの真偽は関係ない。気付いたときには、まるで事実のように扱われているだろう。
 ……いや、今回の場合、事実なのだから余計に性質が悪いのだが。
「だが、本当に言いふらすなどといった、下卑た事をするつもりは無い。信じてはもらえぬだろうか?」
「……じゃあ、なんだってわざわざ深く詮索するようなことしたわけよ」
 他人の色恋沙汰など、詮索すれば碌な話にならない事のほうが多い。
 特に今回などは、そういったことに気付いたのであれば、特殊に過ぎるという事もすぐに分かるはずだ。
 それくらい、この妙に老成した聡明な元女王なら分かりそうなものだが、何故そんな事をしたのだろうか。
 それともやはり、そういった話に関しては歳相応に下世話なのだろうか。
 十一歳という歳を考えれば、そういった話にむやみやたらと首を突っ込みたがるのも分からないでもないのだが。
 だが、当のエリンシエは、その問いに微妙に視線をそらしながら、何やら言いにくそうに口元をもごもごさせ始めた。
「それは何と言うか……下世話な話だとは分かっておるのだが、ずるいと言うか何と言うか……
 仲間外れは寂しいと言うか、折角ナノカと同じ学校に通えるようになったのに、疎外感を覚えると言うか……」
「……うん?」
 何だか様子がおかしくなってきたエリンシエに、パナビアは眉をひそめた。
 何と言うか、まるでこれは自分も当事者になりたがっているようにも――
「……なるほど」
 そんな納得声に視線を向けると、ナノカが合点がいったと言う様子で頷いていた。

490 :
「これはつまりアレだね」
 ドレだと言うのだ。よほどそう言い返してやろうとも思ったが、パナビアはぐっとこらえた。
 満面の笑みに隠れて分かりにくいが、しかしとんでもなくドス黒い意思を感じ、胸中で頭を抱える。
 この顔が出たら、もう自分に止める手立ては無いと、嫌と言うほど思い知らされてきた。
 つまりアレだ。悪い笑顔だ。自分的に。
「エリンシエも混ぜて欲しいってことだよね?」
「え……っ!?」
 どうせそんな結論に到達するだろうと思っていた。
 案の定、そんな事を言われたエリンシエは驚いたようにナノカに向き直り――
「い、いや、どちらかと言うと、精神衛生上しっかりと決着をつけておきたかったと言うか……
 いやまあ、確かに、ナノカとそういう関係になるのもやぶさかではないと言うか、少し興味もあると言うか……」
(あ、あれ? 何だか雲行きが……?)
 俯いて指先を絡ませながら、ぼそぼそとそんな事を言い出したエリンシエに、パナビアは眉根を寄せた。
 普通こういう提案をされたら、否定的になるものなのだが。
 ……自分のことはさておいて。
「うーん。でも、一応何と言いますか、私は先輩にお世話になってる身であるわけで……
 そういったことは、どちらかと言うと先輩にお伺いを立てる必要が……」
「ちょちょちょ、ちょっと待った! 何でそこで私が出てくるわけ!?」
 大体、その言い方だと余計に誤解を招く。いや、もう既に誤解ではないのだが。
 だが、これだけは言っておかなくてはならない。別に自分は、ナノカのそういう話を束縛してるわけではない。
 これではまるで、自分がナノカと付き合っているようではないか。違う。断じて違う。
「む。確かに、当人を前に浮気を勧めるのは……」
「浮気!? 浮気って何!? 違うから! そういう関係じゃないから!」
「私は一応、先輩に操を立ててる立場だしね」
「胸張って言うな! こっ恥ずかしいっ!」
「あ、でも、エリンシエに浮気というのも、これはこれで刺激的かも……」
「私への操はどこ行ったのよ!?」
 あんまりなナノカのセリフに、パナビアは思わず致命的な突っ込みを入れてしまった。

491 :
「ええと、私としては先輩がいいなら、たまにはそういうのもアリかな、と思うわけでして……」
 上目遣いで、遠慮がちに――しかし、何かに期待するような眼差しでそう言ってくる。
 くそう、その目は反則だと何度心の中で言ったら伝わるのか。もしかして、分かっててやってるのかこいつは。
 身長差10pの魔力に打たれ、パナビアはくらくらする頭でどうにか平静を装い、仕方ないといった様子で口を開いた。
「……まあ、そういう約束だしね……」
「……だだ甘だのう……」
 半ば呆れたようなエリンシエの声には気付かない振りをして、やれやれと言った様子で腕を組む。
 自分がナノカに甘い事など、もう今更誰かに言われなくても分かっている。
 いつからこうなってしまったのかは覚えていないが、せめて体裁だけでも取り繕っておかなければ。
 世間的には、まだ自分はナノカの事を憎たらしく思っているのだから。
(いや、もちろん、工房士として目の上のタンコブなのは変わりないのよ?)
 胸中で、誰にとも無く言い訳をする。こんな言い訳をする時点で末期なのだと、分かってはいるのだが。
「エリンシエもいいよね?」
「あ、えぇと……」
 振り向いたナノカに聞かれ、そう言えば自分の問題だったとエリンシエが狼狽する。
 そう、問題の中心は彼女だし、発端も彼女だ。
 言い方は悪いが、共犯にしてしまえばいい、というものある。
 えてして共犯者は、自らの保身のためにその口を噤む。丁度自分のように。
 まあ、ナノカがそこまで考えていたのかはともかくとして――考えていたとしたら真っ黒なのだが。
「?」
 エリンシエに向けた笑顔そのままに、こちらを振り向いて疑問符を浮かべる。
 その、何時もの屈託の無い笑顔が、パナビアには何時もにも増して黒く見えた。
(……やっぱり止めるべきかしら)
 自分が強く言えばナノカは自重するだろうが、この元女王なら、それくらいの分別はあるだろう。
 と言うか、むしろこういう問題は自分で決着をつけたほうが――
「お、お手柔らかにお願いする……」
 やっぱり自分が強く言うべきだったかと、パナビアは胸中で嘆息した。

492 :
 さて、と、腕を組んで吐息を一つ。
 緊張した面持ちでベッドにちょこんと座るエリンシエに、パナビアはどうしたものかとため息をついた。
「な、ナノカ……やはり、服くらいは自分で」
「いやいや、任せてよ。優しくするから、ね?」
 何だこの会話は。
 自分の時には無かった新鮮な――その表現もどうかと思うが――やり取りに、小さく息を吐く。
 いや、不満だとか羨ましいだとか、そういうことでは決して無いのだが。決して。
 程なくして、エリンシエの歳相応に華奢な上半身が外気に触れる。
 未熟な果実を思わせる二つの膨らみが、エリンシエの緊張にふるりと震える。
 ナノカと大体同じくらいか。十一歳と同じというのはどうなんだろう。
 いや、もしかして逆なのだろうか。両方かもしれない。
「……一緒に風呂に入ったこともあるというのに……」
 何故自分はこんなに緊張しているのだろう、と言ったところか。
 戸惑い半分、といった様子のエリンシエに、パナビアは当たり前だと胸中でつぶやいた。
 今裸になるのは、風呂に入るためではないのだから。
「エリンシエの肌は白くて綺麗だね。ちょっと羨ましいかな」
「余は、ナノカのような健康的で生命力に溢れる体に憧れに近いものを抱いておる。
 この肌の白さも、病弱ゆえの青白さであるからな……」
「いやいや、生来のものも多分にあると思うよ。ちょっとした芸術品の領域ですよ、これは」
 人の前でいちゃつくな。羨ましくなんかないやい。くそう。
 実際、エリンシエの肌は病弱である事を差し引いても、白く綺麗な――いわゆる、白磁のような肌の色をしていた。
 強く握れば折れてしまいそうな儚さもあいまって、まるで硝子細工のような芸術性すら覚える。
 そしてこれから自分達は、そんな清純で繊細な芸術品を己の欲望で汚そうとしているのだ。
(……あ。ヤバイ)
 意識すると、いつか覚えた背徳感が湧き上がってくるのを自覚する。
 清らかなものを汚すという禁忌に興奮を覚えるのは、人間の性と言うものだろうか。
 特殊な性癖だとは思いたくない。自分は変態ではないはずだ。
 ……多分。

493 :
「んー。エリンシエの体って、ひんやりして気持ちいいねぇ」
 そう言いながら、エリンシエの胸に頬擦りをする。
 くすぐったそうに目を細めるエリンシエに構わず、ナノカは淡い色をした先端に指を這わせた。
「な、ナノカ、そこは……」
「ここもちっちゃくて可愛いねぇ。ちょっと硬くなってるかな?」
「い、言うな、ばかぁ」
 見せ付けるようなナノカの愛撫に、パナビアは平静を装いつつも視線を外せずにいた。
 未熟な果実を思わせる白い肢体が、後輩の手によって赤みを帯びていく。
 しっとりと滲み始めた汗に室内灯の光が反射し、まるでその体が宝石でもあるかのように輝く。
 ナノカの手がゆっくりと腹部を降り、その核心に迫る――
「ねえエリンシエ。こっちも、するよね?」
 ずるい質問だ。そう、パナビアは胸中で毒づいた。
 案の定、エリンシエはその質問に、口を開いては閉じ――結局声には出さずに頷いた。
 その様子に満足したのか、ナノカは目を細めて指の動きを再開する。
「ん……っ」
 するり、と、ナノカの指が薄布の中に入り込むと、エリンシエは小さく身じろぎして声を漏らした。
 我慢しているのだろう。きゅ、と口元は閉じられ、眉根は寄せられ、徐々に目が細められていく。
 だが、それは無駄な抵抗だと、パナビアは嫌と言うほど知っていた。
「声、我慢しなくていいんだよ?」
 耳元に口を近づけ、甘く囁く。たったそれだけで、硬く閉じられたエリンシエの唇が緩む。
 緩んだ口の隙間から甘い吐息が漏れ、ナノカは満足そうに微笑んだ。
「我慢は体に良くないからね。特にエリンシエは体が丈夫なほうじゃないんだから」
「……それは何か違う気がするんだけど」
 微妙にズレたことを言う後輩に、呆れ半分でそう言う。
 何と言うか、こいつのこういう部分は相変わらずだ。
「な、ナノカ、も、だめ……っ」
 真っ赤になった顔を隠すように顔を覆い、涙目になりながら限界を訴える。
 そんなエリンシエに、ナノカは止めとばかりに幼い秘裂を強く擦りあげた。
「ふ、ぅあ、あぁぅっ!?」
 一際大きな嬌声と共に、エリンシエの体が小さく反り返った。

494 :
 少しの緊張の後、エリンシエの小さなお尻がベッドに沈む。
 余韻にひくひくと震える腰を優しく撫でながら、ナノカは満面の笑みを浮かべた。
「うんうん、やっぱりエリンシエは可愛いねぇ」
 それには同意するが、こっちは放置か。
 胸中で文句を言いつつ、椅子に座る。よくよく考えてみれば、わざわざ立っている意味は無い。
 がたり、という音に気付いたナノカがこちらを振り向き、疑問符を浮かべた。
「あれ、先輩は混ざらないんですか?」
「……そこまで野暮じゃないわよ」
 ようやく落ち着いた様子のエリンシエに視線を向ける。
 今までの言動を思い起こせば、彼女の心中を推し量る事など容易だった。
 まさかそういう意味で嫉妬しているとは思いもしなかったが、なるほど、そうだとするのなら、あの執着にも納得がいく。
 つまり自分は、彼女にとっては泥棒猫なのだ。そんな自分が、どうして嬉々として混ざれようか。
「だから、その子が満足するまで相手してあげなさい」
「むぅ〜……」
 納得できない、と言った様子で眉根を寄せる。だが、こちらもおあずけを喰らっているようなものなのだ。そこは我慢してもらいたい。
「そうですね……じゃあ」
 そう言って、ベッドから降りる。その肩越しに、エリンシエが上半身を起こすのが見える。
 ナノカが何をするのか、気になるのだろう。何となく予想できるが、まあ、それくらいは許してもらおう。
 仕方ない、と言った様子で肩をすくめてやる。案の定、ナノカはこちらにもたれかかるように顔を近づけ、唇を重ねてきた。
「ん……」
 何時もよりは少々ソフトなそれを受けながら、ナノカの肩越しにエリンシエに視線を移す。
 少し驚いたような様子の彼女に、内心密かに優越感を覚える。と――
「んむっ!?」
 中に入り込んできた舌先に違和感を覚え、思わず首を後ろに退くが、既にがっちりと押さえられていた。
 まずいまずい、それはまずい。口内を蹂躙するナノカの舌と格闘し、それの侵入に抵抗する。
 が、この状態でそう長く抵抗できるはずも無く、それはパナビアの喉に押し込まれるようにして侵入を果たした。
「ぷは――あ、あんた……!」
「準備して、待っててくださいね」
 そう言って、太陽のような笑みを浮かべてくる。鬼だ。悪魔だ。ブラックサンがここにいる。
 自分の下腹部に生まれる熱を感じながら、パナビアは胸中でありったけの毒を吐き出した。

495 :
 するり、と、スカート越しに下腹部を一撫でして、ナノカはベッドに舞い戻っていった。
 そのたった一撫でで、熱の原因がむくりと鎌首をもたげ始める。もしかしたら、久しぶりだったのもあるかもしれない。
 視界の中では、自身の服を緩め始めたナノカと、靴下だけになったエリンシエがこちらを見つめている。
 スカートの生地裏を擦るようにして隆起したそれを、手で覆って隠す。
 だが逆にその行為が刺激を与え、程無くして完全に立ち上がってしまった。
「お、おお……あれが……」
 両手の内側に隠れている怒張を想像してか、エリンシエがつぶやく。
 二人の関係を問いただされた時に全部話したが、だからと言って見られて恥ずかしくないわけではない。
「折角エリンシエに見せてあげようと思ったのに、隠したらダメですよ、先輩」
「やかましいわっ! そんなに見せたげたいなら、自分がやればいいでしょうが!?」
 不満そうに言うナノカに、久しぶりの感覚を堪えながら言い返す。
 スカートの奥で脈打つ熱の塊を自身の手で慰めたくなるが、そこはぐっと押さえ込む。
 先に椅子に座っていてよかった。立ったままだったら、何とも情けない姿勢になっていたことだろう。
「私のはほら、先輩ほどご立派では無いので……」
「嬉しくないわよ!」
 こんなものが立派でも、女としては全く嬉しいものではない。
 いやまあ、これのおかげでナノカとは色々あったのだから、完全に否定するわけではないが。
 とは言え、人にするぐらいなら自分でやればいいじゃないかと思うのは、至極当然だと思うのだが。
「まあまあ、後でちゃんと責任取りますから。
 あ、でも、我慢できなくなったら、いつでもいいですよ?」
 そう言って、小悪魔のような笑みを浮かべる。本当にこいつは、いつからこういう顔をするようになったんだ。
 私か? 私のせいなのか?
 くそぅ。余裕ぶっこいた顔しやがって。見てなさい、最高のタイミングで横あいから思い切り殴りつけてやるから。
 エリンシエに向き直るナノカの背中に向けて、忌々しげな視線をこれでもかと注ぎ込む。
 そんな彼女をスルーしてベッドに戻るナノカに、エリンシエはおずおずと口を開いた。
「の、のう、ナノカ……?」
「うん。何?」
「おぬしはその……使わんのか? 生えるのを」
 ……よく言った元女王陛下。
 動きの止まったナノカに、パナビアは思わず出そうになったその声を飲み込んだ。

496 :
「いやー。その、生えちゃうと我慢が効かなくなると言いますか……
 ヘタするとエリンシエを、その、ねぇ?」
 ……一応、その程度の分別はあったらしい。ちょっとだけ褒めてやる。
 確かにまあ、気付いたら襲っていたなど、後味が悪い事この上ない。
 この後輩の判断基準はまだよく分からないが、気持ちだけはよく分かった。
 問題は、そんなモノを人に生やさせた事だが。
「……余は構わん。寧ろ、ナノカならば望むところだ」
 この子はこの子でどうかと思うが、それは口にしないでおく。自分が何か言えた義理ではない。
 当のナノカは、困ったような顔でこちらに顔を向けていた。
 ここまでやっておいて、何でそこで私に伺いを立てるか、この娘は。
「先輩」
「……枕元の小物入れ」
 仕方ないので、場所を教える事で答えにする。
 有無など言わせるものか。いいから相手をしてやれ。
 視線でそう訴えたのが通じたのか、ナノカはこそこそと小物入れから例のアレを取り出した。
 少しの間躊躇していたが、エリンシエの期待の込められた視線に促され、一思いに飲み込む。
「んん……っ」
 甘い声を漏らしながら、ナノカは下腹部の熱を押さえるように両手で覆った。
 その手を持ち上げるようにして隆起するそれを、エリンシエは固唾を呑んで見つめる。
 やがて完全に立ち上がったそれは、久しぶりの外気に触れ、ひくひくと震えていた。
「さ、触っても良いか?」
「え? あ、うん、いいけど……」
 妙に食いつきのいいエリンシエに戸惑いながら、小さく頷く。
 エリンシエの小さく冷たい手が熱を持った部分を握ると、ナノカは肩を震わせて目を細めた。
「おお……熱くて、脈打っておる……」
 感心するようにつぶやき、その熱の塊に手を這わせる。
 扱くと言うよりは撫でると言ったほうが適当なその仕草に、しかしその真っ赤になった先端からは透明な液体が滲み出し始めていた。
「え、エリンシエ……もうちょっと、早く……」
「わ、分かった」
 懇願するようなナノカの声に、エリンシエは頷いて手の動きを早くした。

497 :
 早くはなったものの、それでもまだゆっくりとした動きに、ナノカの口から声が漏れる。
 何かを我慢するかのように閉じられた瞼は、小さな手が下腹部のそれを上下するたびにひくひくと震えていた。
 真っ赤に充血した先端が、その顔を出したり引っ込めたりしながら透明な液体を垂らしている。
 じれったそうに眉を寄せるナノカの様子に気付かず、エリンシエはその光景に囚われたかのように手を動かしていた。
「熱い……」
 そうつぶやく彼女には、その熱の元しか視界に入ってないようにも見えた。
 対するナノカは、何かを我慢しているのだろうか。シーツを強く握って、腹部に力を入れているように見える。
 ……何となく想像はつく。勢い余って襲ってしまわないように、必で堪えているのだろう。
 焦らされているようなその光景は、いい気味ではある。問題は、自分も似たような状況だという事だが。
「え、エリンシエ、もう、ちょっと……」
「わ、分かった」
 堪えきれなくなったのか、再度の懇願にエリンシエが慌てて頷く。
 先ほどより格段に早くなった上下動が、ナノカの下腹部に大きな波を生み出していく。
「ん、く……っ、で、出るよ、エリンシエ……っ」
「あ、ああ。思う存分、出してくれ」
 ナノカの告白に、手の動きを早める。
 じれったいほどゆっくりと溜め込まれた熱が、その刺激に一際大きく暴れだす。
 破裂しそうなほどに張り詰めた怒張の先端が、限界を迎えて膨らみ――
「……っくぅ……っ!」
「きゃぅっ!?」
 まだ幼い少女の顔面に、白濁した熱の塊がこれでもかと吐き出された。
 白磁のような肌に、それよりは濁った白い液体が、容赦なく降りかかる。
 びくびくと、痙攣するかのように震えながら熱を吐き出すそれは、ようやく収まった後も、まだ天を突かんばかりに張り詰めていた。
「こ、こんなに出るものなのか……」
「え、えっと……多分、本物じゃないから、参考には、ならない、かな……」
 自分を汚す白い液体を手にとって、感心したように言うエリンシエに、ナノカは息を切らせながらそう返した。
 余程凄かったのだろうか。正直、羨ましくて仕方が無いのだが。
「そ、そうか……ところでナノカ」
「うん?」
「……つ、次は、その、するの、だろう?」
 まるでいつもナノカがするような期待の眼差しで、エリンシエがそう言った。

498 :
「い、いや、でもそれは――」
「……構わん、と言ったであろう。
 これ以上、余に恥をかかせる気か……?」
 戸惑うナノカに、顔を真っ赤にしてそう言い返す。
 と言うか、ここまで来てまだ躊躇ってたのかあんたは。いや、分からなくも無いけど。
「のう、ナノカ。もらってはくれぬか?」
「……う、うん。分かった……」
 エリンシエの懇願に、ようやく首を縦に振る。
 さすがにここまできてヘタれるほどでは無かったらしい。自分の眼が曇っていなかった事に、パナビアは少しほっとした。
「ええと、こっちはあんまり慣れてないから、痛かったらごめんね?」
「……かえって痛いほうが、忘れずにいられるかも知れぬな」
 ナノカの言葉に、そんな軽口を返して仰向けになる。
 そうやって不安を紛らわせているのだろうか。ナノカは気付いていないかもしれないが、体が小さく震えているのが見て取れる。
 彼女にナノカのアレは、どう見えているのだろうか。自分の時のように、実際よりも大きく見えているのだろうか。
「いくよ、エリンシエ。力抜いて」
「う、うむ……」
 脚を広げてなお閉じられた秘裂に、ナノカの先端が押し当てられる。
 その滾りに手を添えて、入り口を探るように秘裂を上下させる。やがて見つけたのか、ナノカは腰をゆっくりと下ろし始めた。
「……っ!」
 自分の中を異物が抉る痛みに、エリンシエは歯を食いしばって声をした。
 シーツをこれでもかと握り締め、上半身を反らす。
 やがてナノカが完全に腰を埋めると、ようやくエリンシエは小さく息を吐いた。
「入ったよ、エリンシエ……痛いよね?」
「……ぬかと思うほど痛かった」
 涙を浮かべながらの返事に、ナノカはごめんね、とだけ返した。それ以外に言葉が見つからないのだろう。
 だがそんなナノカに、エリンシエは息も絶え絶えに笑みを浮かべた。
「だが、下手をすればグリャマンめにくれてやらねばならなかったかも知れぬことを思えば――
 まるで、そう、夢のような痛みだ。想い人に一生の疵をつけてもらえるなど、叶わぬ夢だと思っていた」
 エリンシエのその言葉に、ナノカは複雑な笑みを浮かべた。

499 :
「……ごめんね、エリンシエ」
「何を謝る事がある。余は嬉しいのだ」
 少し痛みが引いてきたのだろうか。先ほどより幾分か余裕のある様子でエリンシエがそう答える。
 その彼女に、ナノカはううん、と首を横に振った。
「いやー、その、そろそろ我慢が効かなくなってきたかなーって」
「……それはどういう……きゃぅっ!?」
 エリンシエの問いに、ナノカは腰を動かす事で答えた。
 まだ痛みの残る狭い肉壁を、熱く硬い異物が抉るように行き来する。
「ひぁっ、ま、ちょ、ナノカ、もっとゆっくり……っ!?」
「ごめん、ごめんねエリンシエ。でも、エリンシエが可愛くって、我慢できない……っ!」
 エリンシエの懇願に、しかしナノカは謝りながらも腰の動きを緩めようとはしなかった。
 きつく締め付けてくる幼い秘裂に欲望の滾りを突き立て、これでもかと内部を抉る。
「エリンシエの中、熱くって、狭くって、締め付けてくる……っ!」
「ふぅっ、く、あ、バカ、優しくするって、うあぁうっ」
「ごめんね、けど、ごめん、我慢、無理……っ!」
 一突きするたびに襲ってくる快感に、ナノカはほとんど無意識に腰を動かし続けた。
 懇願にも応ぜず、一向に遅くならないナノカの動きに、エリンシエは抵抗するかのように自身を抉る異物を締め上げる。
 それがまたナノカの欲望を掻き立て、その動きを一層激しいものにする。
「ぅあっ、くぅ、痛いのに、痛いのが、気持ち、いぅっ」
「エリンシエ、私、もう……っ」
「待ってナノカ、まだ――」
 その時を少しでも引き伸ばそうと歯を食いしばるナノカに、エリンシエは今しばしの辛抱を要求する。
 だが、既に限界を迎えたナノカに、その願いを叶えるだけの余裕は無く――
「無理、出るぅ……っ!」
 懇願も虚しく、ナノカはその欲望をエリンシエの中へとぶちまけた。
 びくびくと中で暴れまわり、思う存分熱を吐き出す。
 ひとしきり解放の悦楽に腰を震わせた後、ナノカはエリンシエに覆い被さるようにして脱力した。
「エリンシエの中、気持ちよかった……」
「ううう……馬鹿者ぉ。やっと気持ちよくなってきたところだったのに、一人で勝手に……」
「……そうよね。そういう奴にはお仕置きしないといけないわよね」
 そんな声が、二人の上から降りかかった。

500 :
「ふぇ……せんぱひぁうっ!?」
 自分の上からかかる声に振り向こうとして、急に襲ってきた快感に声を漏らす。
 自身を抉る異物の感覚に、ナノカは思わず大きく背中を反らせた。
「いつでもいいって言ったわよね?」
「そ、それは、ふわぁっ!? 今動いたら、またイっちゃあっ!?」
 ナノカの反論を潰すように、パナビアは大きく腰を動かしてやった。
 その勢いに押され、ナノカの肉棒がエリンシエの中を抉り、それに抵抗するかのように締め付ける。
 入れる快感と入れられる快感が同時にナノカの下腹部を責め立て、強制的に絶頂を迎えさせられる。
「と、トーネイド、どの……っ?」
「……放置された挙句に散々見せ付けられて、もう我慢できないのよねー」
 ナノカ越しにパナビアの動きを受けて、エリンシエが声をかける。
 そんな彼女に、パナビアは棒読み気味にそう返した。もちろん、腰は動かしたままである。
 事実、散々我慢させられたのだ。これくらいの責任は、ナノカに取ってもらっても罰は当たるまい。
 むしろアレだ。この調子に乗った小娘には、逆にちょっとくらい罰を与えてやらなければ。
「まあ、何て言うか、結局、横槍入れる、形に、なったけど……っく、すごい締め付け……っ」
「せんぱ、ダメ、エリンシエ、そんなに締めたら、おちんちん、またぁっ!?」
「よいぞ、何度でも、もっと、沢山……っ!」
 答える間にも、ナノカは何度目かの絶頂と共に精をエリンシエの中に吐き出す。
 焼けるような愛欲の熱に下半身が溶けるような錯覚を覚え、ナノカは腰を痙攣したように震わせる。
 そんな彼女を、パナビアは一時たりとも休ませるものかと責め立て続けた。
「せんぱっ、ダメ、止めてっ、さっきから、おちんち、止まんなぁっ!」
「あと、ちょっとだから、我慢、なさいっ!」
「ナノカのが、中で暴れ、もう……っ!」
 後ろからは突き立てられ、前からは締め付けられ、ナノカの下半身はまるで壊れた蛇口のように精を吐き出し続ける。
 そんな制御の利かなくなった肉棒を、幼い肉癖が絶頂の予兆でもって、更に締め上げる。
「もう無理、ちんちん溶けちゃ、壊れゅうっ!」
「ナノカ、ナノカに出されて、っくぅ……っ!」
「ん、もう、出るぅ……っ!」
 一際大きな嬌声と共に、三人はほぼ同時に絶頂を迎えた。

501 :
 腰を痙攣させて突っ伏すナノカを、優しく抱き上げてやる。
 エリンシエの中から解放された肉棒は、未だに小さく痙攣しながら白い液体を吐き出していた。
 それを優しく握ってやると、白濁した液体が勢いよく噴き出して、エリンシエの体に降りかかる。
 見るとエリンシエの幼い秘裂から、ナノカが出したと思われる白い液体が溢れ出していた。
「……また沢山出したわね」
「だ、だって、先輩が、はひ、扱いたら、止まんなぃ……」
 軽く扱いてやるたびに白い液体が噴き出し、エリンシエの体にぱたぱたと跡をつける。
 ようやく落ち着いたエリンシエは、その光景をぼんやりと眺めていた。
 その様子に気付いて、パナビアはどうしたものかと思いながら口を開いた。
「あー……大丈夫?」
「……あんまり大丈夫ではないが……満足はしている」
「そう。それなら別にいいんだけど」
 本人が満足しているならそれでいいかと、ため息混じりにそう納得する。
 正直な話、もうこの件に関しては細かい事を考えたくは無い。面倒が過ぎて、頭がパンクしそうだ。
 とりあえずナノカを解放して、隣に転がしてやる。
「まあ、これでめでたく余も共犯者となったわけだな」
 気付いてたか。胸中でつぶやくが、少し考えれば分かる事だ。
 問題は、結局自分も関わった以上、何の解決にもなっていないどころか、また面倒な話になりそうだということか。
「それはまあ、ええと……」
「ううう……まだじんじんするよう……」
 どう答えたものか悩んでいると、ナノカが自分の腰をさすりながら起き上がってきた。
 あれだけやって、まだ余裕があるのか。体力の化け物か、こいつは。
「エリンシエ、大丈夫?」
「うむ……体力的には限界だ。少し休ませて欲しい」
「うん。先輩は――」
 そう言って、こちらの下腹部に手を伸ばす。一度出した程度で治まるわけも無く、そこはまだ熱を持ってそそり立っていた。
「まだ、満足してませんよね?」
 涙やら汗やらでぐちゃぐちゃな顔を紅潮させ、いつもの期待するような視線を投げかけてくる。
 その後輩にの問いかけには、唇を重ねる事で答えてやった。
 どうせ久しぶりなのだ。折角だからこの際、足腰立たなくなるまで相手をしてもらおう。
 細かい事はもういいやと、パナビアは思考を放棄して、後輩をベッドに押し倒した。

502 :
蒼い瞳のトーネイド外伝 〜黒いよ! ナノカさん〜
そろそろ上の看板が嘘大げさ紛らわしい感じになってきた気がする先輩の人です。
なんかぐだぐだな感じがしますが、とうとうやっちまいました。
そろそろネネちゃんのボルテージが天元突破しそうです。
さて、今回はこの辺りで。では、また……?

503 :
>>502
先輩の人毎度GJ!
エリンシエ参戦で先の展開がますます楽しみに…
だぶるちんちんで二穴責めすら可能になった状態に無限のひろがりをかんじまっす

504 :
>>502
陛下処女喪失!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
先輩シリーズにおいてナノカさん撃墜マーク二つ目!w

505 :
>>502 GJ!!
この面子での続きが気になる
ナノカさんにはエリンシエの童貞も奪ってあげてほしいです

506 :
先輩シリーズ新作キタ!!!! ナノカさん、流石の乙女キラーw

507 :
>>502
相変わらすスバラスィ
変則フタ穴責めナノカさんエロす……

508 :
>>502
おお、先輩シリーズ投下されてる。GJ!!
ナノカさんたちには、どんどん調子にのっていただきたい。

509 :
ナノカさんが男の子だったら、すごいプレイボーイになりそうな悪寒

510 :
これからの先輩シリーズの展開が頼みしすぎて仕方が無い・・
どうか末永く続いて欲しい

511 :
コンシューマー版も出ることだし、アマネカSSを描いてくださる猛者職人さまはおられぬものか。

512 :
本編で、もっとちゃんとした形でナノカ×アマネカのシーンがあればなあ
ナノカ、それなりに重要な役どころを占めておるのだが

513 :
アマネカはオーギと結ばれる日が不安で仕方がないだろう。
体格差ありすぎ。

514 :
ナノカさんがおっぱい揉まれるシーンが追加されてますように

515 :
超絶天才の秘密を探るために、謎の組織が
ナノカを誘拐しないかしらん。
もちろん誘拐後はたっぷりと精密検査を。

516 :
保守

517 :
いつになったら本スレのあるPCゲー板は復活するのだろう…

518 :
>>513
体格相応なイチモツをオーギが備えていた場合、
アマネカさんにとっての初体験はほとんどフィストファックでしょう・・・・ハァハァ

519 :
オーギさんなら、控えめに考えても勃起状態で20センチはありそう。
先輩シリーズの先輩ちんちんは具体的にどれくらいの大きさなのだろうか。
平均より、ややデカそうな描写ではあるけど。

520 :
平均よりやや上ということで14〜15センチくらいだと自分は勝手に妄想してる>先輩のEペニス

521 :
すると先輩シリーズ上でのナノカペニスは、それより小さいから10cmから11cmくらいかしらん…
もしエリンシエ陛下に先輩クラスかそれ以上のモノが形成されたら、先輩ペニスにならされてるナノカはともかく先輩は色んな意味で焦るだろうなw

522 :
アマネカVSナノカが見たいです

523 :
ナノカとアマネカ、どちらのエロ知識が豊富かはなかなか判断むつかしい。

524 :
工画堂新作エリンシエ再登場おめ

525 :
エリンシエ帝国移送endのほうをオフィシャルとして拾ったか…

526 :
エリンシエの制服姿が愛くるしすぎる
さすがこつえー、妄想以上だ

527 :
オフィシャルでのエリンシエ再登場は嬉しいけども、
先輩シリーズのほうのエリンシエがどうなるかも今後楽しみだったりする。

528 :
小説版だとネオスフィア世界には電動バイブが存在している。
ぜひナノカさんに使用用途を研究・実践していただきたかった…

529 :
>>528
mjk
ちょっと明日買ってくる

530 :
今度の新作、アマネカにテイスティングされるエリンシエを期待していいのだろうか

531 :
ウィルス検索でアマネカ升がいつもトロイの木馬扱いされる

532 :
総合と誤爆してしもうた・・・

533 :
アマネカはエロい癖に、おっぱいから先の一線を越えてくれないからもどかしい

534 :
エリンシエ肉奴隷化まだ

535 :
だれかー!
だれかフォーリィさんのエロボディを毒牙にかけてくれる猛者はおりませんかっ?

536 :
エリンシエ陛下の幼い体を蹂躙できたら一生がおわってもええ

537 :
先輩シリーズの続きがぼちぼち読みたいです

538 :
先輩はつきこまれてる姿もかわいい

539 :
「先輩シリーズ」での先輩は、控えめサイズのナノカちんちんしか受け入れたことがない。
標準以上のサイズを埋め込まれたら、大変なことになりそう。

540 :
白銀のカルに先輩登場せんかのう

541 :
先輩は、若干ユーネとキャラがかぶる

542 :
カル発売後に、ユーネ×カルとか逝ってくれる職人はおられるだろうか・・・

543 :
可能なら、カル×トアラの王道を突き進んでもらいたい

544 :
ナノカさんには自分の体を実験台に、エッチテクノロジーの探求に励んでいただきたいものだ。
……てか、先輩シリーズの続きに飢えてきました。

545 :
>>121
テラサンクス。
スタートボタン壊れたかとオモタ

546 :
すまん誤爆

547 :
カル発売記念のご光臨希望・・・無理かな

548 :
プラウラさんがえっちぃ

549 :
先輩シリーズの新作まだかいのー

550 :
>>548
行為自体の描写はないとはいえ、作中で本番やった唯一の人だからな

551 :
あの新聞記者の拷問?シーンに、挿入はあったのだろうか…

552 :
プラウラさんマッサージがどんどん悪乗りして性感帯マッサージへ・・・

553 :
あれヤってたわけじゃなくて指でも切ってたんだろ
テロリストもチンコ切られそうになってたし

554 :
>>553
ヒント:拷問は情報収集の手段に過ぎない

555 :
実影の腕輪まとめ
HPダメージについて。
 キャラクターが行動可能になるたびに固定ダメージ25。特性「癒しの力」で軽減が可能。
 実影は倍速なので素だと毎ターン50ダメージを受けることになる。
 癒しの力は武器、防具、装飾品の各部位に1つずつ、計3つ付けられる。
 素ダメ(−25) 癒しの力×1(−15) ×2(−3) ×3(+9)
少ないコストレベルと特性について。
 実影のコストレベルは16で固定。入れる特性を吟味する必要がある。
 私はトトリの実影には技威力30%増(10)と技威力20%増(6)
 それ以外のメンバーの実影には全能力+10(10)と技威力20%増(6)を入れて、コスト16を使い切っている。
 コストを使いきって忘れがちだが、実影にはまだ3枠の特性枠が残っている。
 ここに入るのは0コスト特性が入れられる。装飾品のそれは、炎、氷、土、雷、聖、癒しの力の6種。
 このでは汎用実影を作るとして、入れるべきは癒し、聖、氷だと考える。
 聖は全ダメージ20%カットという驚異の性能(らしい。筆者は未検証)なのでまず最初に入る。
 それとwikiに間違って記載してあるのだが、聖ではHPダメージの軽減はできない。
 癒しは厄介なHPダメージを軽減してくれるので入れておきたい。あと何気に毒耐性が上がり、殆ど毒に掛からなくなる。
 氷は後半のボスが強力な氷ダメージ技を使うため。
 聖はウィスプストーン。癒しは竜のウロコ。氷は樹氷石から継承する。
竜のウロコについて。
 癒しを持つ竜のウロコは採取品ではなくドロップ限定。
 まずはドラゴン。体感でドロップ率10%ほど。品質特性ともに良質品程度。
 次に夜の領域の黒ドラゴン。ドロップ率100%。品質特性ともに一級品。
 最後に塔の中のラウムリザード。雑魚モンスターなので倒しやすいが、品質は最悪。ただ作るだけの調合にしか使えないだろう。
 オススメは当然黒ドラゴン。出現場所が街から近く、ドロップ100%で一級品。
 問題は冒険者免許が最高レベルのGALAXYでしか出現しないこと。それなりに強いこと。
 特性なしの最終武器防具とレベル30以上、トトリ実影装備でデュプリエリキシル剤連発すればたぶん勝てるくらい。
 GALAXYに出来ない、黒ドラゴンに勝てない人は素直にドラゴンを狩ろう。
グラビ石の特性入手について。
 高品質の栄養剤が必須。入手先は結晶スポット。まず狙うのは、技威力30%増と全能力+10を持つ品質85以上のグラビ石。
 品質100(装備類は100が最高品質)の実影は、インゴットを120にしてグラビ石を85程度にすれば作成可能。
 目安として両方共に栄養剤10〜20本あれば、ほぼ確実に手に入るだろう。
 全能力+10は何度も採れる、技威力30増のほうが出にくい。
 栄養剤は使うだけで採取アイテムのテーブルがリセットされる。
 一通り採らずに見てまわり無ければ使って、また見てまわるの繰り返しで日数を経過させずに欲しいアイテムが出せる。
 技威力20%増は高品質栄養剤を使うと出現しなくなるので、使わずに探す。
 自分は素で出たのでわからないが、或いは低品質栄養剤でも出るかもしれない。
 だが栄養剤を使わないこちらは平均品質70、高くても75程度が限界だろう。
 これを普通に混ぜては当然品質の平均が下がり100に届かなくなる。なので一工夫。
 最果ての村の村長は二回目以降訪問時に店を開いてくれる。そこに売っているのは品質100のグラビ石。
 調合する実影の数を増やし、このグラビ石を混ぜれば平均があがり、100に届く。
 当然必要なインゴットも増えるので予め多めに調合しておくか、ちむにコピーさせよう。
最高級インゴットについて。
 品質120のインゴット。虹の精油と祝福のコインあたりを品質大でも混ぜれば容易に120になる。

丁寧に書いたつもりだが分からない所とかあったら書いてくれれば直すよ。

556 :
ごばったあああああ。テラハズカシス。すまぬ

557 :
カル×プラウラを妄想したらハァハァしてきた。
カルの処女膜くらいはいただきそうな雰囲気が彼女にはある。

558 :
カルさんは、敵に囚われて性的拷問にあった際の対策として、
すでにプラウラさんから調教済み…とかだったら素敵すぎる

559 :
アマネカ エリンシエ でぐぐったらエロパロがトップに来たw

560 :
久しく神降臨が無くて流石に寂しい。・・・

561 :
寂しいねぇ

562 :
まあ、まったり待ちますわー

563 :
ほしゅ…

564 :
☆・.・゜☆・.・゜☆・.・゜☆・.・゜☆・.・゜☆・.・゜☆・.・゜☆・.・゜
 先日、買い物に出かけた帰り、道沿いの公園にある噴水広場で小さい子供た
 ちがパンツ一丁になって水遊びをしていました。
 その日は猛暑日、涼しそうで楽しそうで羨ましいかぎりです。
 どんなに羨ましくても大人になった今となっては、勇気だけではパンツ一丁
 になれません。ベンチに座っている大人たちの羨ましそうな目線を気にもせ
 ずにはしゃぐ子供たち。小さい子供ならではの特権です。

>羨ましそうな目線
いやいや品定めするようないやらしい目線の間違いだろ

565 :
>564
ナノカやネネならしれっと出来そうな気がする。

566 :
目線が?
パンツ一丁が?

567 :
ナノカさんをめちゃくちゃにイカせまくりたい…

568 :
大規模規制でPC板本スレに書き込めないのでこっちに…
カルおもすれ〜
ファルツ最高!!

569 :
エリンシエがえらい可愛い

570 :
あのスク水剝きは、エロゲだったらさに踏み込んでたんだろうなあー

571 :
age

572 :
 環境というものは、ちょっとしたことで大きく変化する、ということが往々にしてある。
 外因内因の違いはあるが、そういうものは大体にして、大した意味を待たない。
 最も重要なのは『変化した』という事実であって、そのきっかけは大きな問題ではないないのである。
 そう。理由は理由に過ぎず、最も重要なのはそれによって何が起きたのか、ということなのだ。
 まあ、別にそれが理由ではないのだが――
「そうそう、先輩。ちょっといいですか?」
 ここ最近、自分の工房にいることが自然になった後輩に、先をうながすように頷く。
 ずず、と、自分の淹れたコーヒーを軽くすすり、パナビアは小さく息を吐いた。
「ちょっと例のアレを解析しまして」
 例のアレ、というと、自分達の間ではもはや定番となったカプセルのことである。
 そういえば、ここ最近はずっとばたばたとしており、解析する暇も無かった。
 それを理由に、この後輩にまた差をつけられたというのは、少々どころではなく悔しいものがあるが――
 とりあえず今はそれを、ぐ、と我慢することにした。
「それでまあ、色々と判明したわけなのですが」
「何か大きな問題でもあった?」
 元々、存在しない部位を生み出したり、用が済めばそれがなくなったりするような謎のシステムである。
 正直なところ、大きな問題が今まで無かったというのが不思議なくらいだ。
 今更何を言われようと、驚かない自信は――どうだろう。ちょっと微妙だが、覚悟くらいはあると思う。
「いや、実はほとんど無かったと言いますか……
 詰め込まれたマシンセルを特定部位で展開構築して、いわゆる海綿体構造を作るものだったらしく……
 その外装や内部構造の構築時に、服用者の身体情報を利用するため、体格やらによって個人差が出るみたいでして――」
 ナノカの説明を聞きながら、パナビアはその無駄な技術力の注ぎ込み具合に心底呆れたように生返事を返した。
 何だ。古代パシアテ人はアレか。馬鹿か。生粋の馬鹿なのか。
「それで、設定された値に使用者のバイオパラメータが到達すると、システムと服用者の身体保護のためにセーブモードに戻るみたいです。
 この複数のシステムですが、どうも最初の展開構築時点でナノマシン同士のネットワークを形成して、演算処理をしているみたいなんですよね。
 ニューラルネットワークとクラスターコンピューティングの二重構造で、神経系の反応と身体状態の計測処理を、別個で行いつつ連動させてます。
 しかもエネルギーサプライは通常のナノマシンと同じ……とにかく何と言いますか、ものすごい技術ですよ、これは」
「あまりにも馬鹿馬鹿しくて認めたくないけれど、すごい技術なのはよく分かるわ……」
 心底感心している様子のナノカに、パナビアはくらくらする頭を抱えてそう返した。
 何だか最近、頭を抱えてばかりな気がするのは、決して間違いではないはずだ。

573 :
「まあ、それでですね」
「何、まだあるの?」
 どうやらまだ本題ではなかったらしい。その事実に、パナビアはうんざりしながら聞き返した。
 確かにナノマシン技術として高レベルなのは認めよう。
 使い捨てではなく、リサイクリングできるナノマシンシステムは、ただそれだけでも超高レベルの技術である。
 それ以外の技術も含めて、少なくとも、現行のナノマシン技術では再現する事は不可能に近いだろう。
 セルサイズのマシンシステムは、サイズの問題からどうしても劣化や消耗が激しく、基本的に使い捨てにならざるを得ない。
 ……まさかそんな問題をクリアした物品が、こんな間抜けな物体だとは思いもしなかったが。
「劣化コピーで恐縮なのですが、作ってみました。海綿体構造構築システム」
 …………
「むかつくわー……」
 まるで美味しそうなレシピだったから今晩のご飯にしてみました、のようなノリで言われ、パナビアは憎々しげに呟いた。
 この後輩はアレか。世界最速で世界最先端を爆走しなければぬ病気にでもかかってるのか。回遊魚か何かか。スカイフィッシュか。
「?」
 キョトンとした表情のナノカに、なんでもないと答えてひらひらと手を振る。
 つい先日の流体制御システムといい、どうしてこいつはそういう新基軸システムを料理の新しい献立のように扱うのだ。
(科学が錬金術とかいう名前で呼ばれてた時代は、料理と同じようなものだったって話もあるにはあるけど)
 うんざりとした気分でそんな事を考える。
 もしかしたらこの後輩には、料理のレシピもEテクの設計も、同じようなものなのだろうか。
 確かに、別々の物を組み合わせて一つの何かを生み出すというのは、共通している事ではあるのだけれど。
(価値観が違うのよね、多分)
 自分に足りないのは、そういう柔軟で自由な発想なのだろうか。
 そう言えば確かに、ネオスフィアではナノカブランドのコーヒーが売られていた。
 ……だからと言って、料理に凝ろうとかそういうことではないのだが。
「それでですね。ちょっと動作テストに協力して欲しいと言いますか……」
「……あー……」
 ほんのりと頬を染めて申し出る後輩に、パナビアはそういうことかと納得した。

574 :
「いやまあ、別に構わないんだけれどね」
 ぽりぽりと頭を掻きながら、少し呆れ気味に息を吐く。
「意外とこういうことに積極的なのよね、あんたって」
「だ、だって、先輩から誘ってくれる事、無いじゃないですか」
 少し拗ねた様子でそう返され、パナビアは慌てて視線を外して誤魔化すように咳払いをした。
 自分から誘うとか、恥ずかしいじゃない。そんなことを胸中で呟く。口には出さない。だって恥ずかしいから。
 今だって、本当ならすぐにでも抱きしめて押し倒したいくらいなのだが、先輩の威厳を護るためには我慢なのである。
「私はこんなに先輩の事が好きだーって言ってるのに、先輩は一言も口に出してくれませんし。
 一回くらい言ってくれても、バチは当たらないと思うんですよね、私」
「……あのね。一応言っておくけど。
 その気持ちはつり橋効果の結果なのよ。周囲への秘密と背徳感の共有に、行為による互いへの依存が起こした幻想なの。
 つまり錯覚。それでちょっとその気になってるだけ」
 拗ねた様子で続ける後輩に、まるで自分に言い聞かせるようにそう返す。
 そう。この気持ちは、錯覚なのだ。錯覚なのだから、早く醒めなくてはいけない。
 想いが冷めないのは、精神に異状をきたしているだけなのだ――
「でも、この気持ちが生まれたのは、間違いないですから」
 あっさりと、至極自然な笑顔を浮かべてそう返してくる。
 ああ、もう。この娘は。
 どうして聞きたくなかった言葉を、そんなに簡単に言ってしまえるのか。
 これではまるで、自分が馬鹿みたいではないか。
「きっかけは何でも、折角生まれたものは大事にしたいじゃないですか」
「……いつか捨てなきゃいけないのよ、それは。約束したでしょ」
 いつになるかは分からない。もしかしたら、捨てた振りだけしか出来ないかもしれない。
 それでも、こんな気持ちは間違っているのだ。いつまでも、間違ったままではいられない。
「それまでは、付き合ってくれるんですよね?」
「……まあ、そういう約束だけど」
 出来れば早くして欲しい。今なら多分、我慢できるから。
「だったらそれまで、目一杯甘えちゃいます」
「ああ、うん……そうね」
 そう言って身を寄せてくる後輩の頭を、パナビアは仕方なく撫でてやった。

575 :
「リサイクリングシステムまでは完全再現できなかったので、持続型のプラント形成タイプにしました」
「……それ、元に戻せるの?」
 いつぞやの自分のことが思い出され、眉根を寄せる。
 あの時も確か、ナノマシンシステムの異常によって、プラントが形成されたものだったはずだ。
 だが、そんなパナビアの質問に、ナノカは何故かほんのりと頬を赤らめた。
「戻らなくても、先輩が面倒見てくれれば……」
「あぁん?」
「いえ、はい、大丈夫です。アンチユニットがちゃんと用意してありますです、はい」
 慌てて答えるナノカに、頭を抱えて嘆息する。
 こいつはこんな奴だっただろうか。もし変わったのだとしたら、何が原因だ。私か。くそう。
「ああもう、何でもいいから早くして」
「むむむ……何だかムードに問題がありますが、仕方ないですね」
 誰のせいだ、という言葉が喉のすぐ側まで出掛かるが、どうにか押さえ込む。
 これ以上問答をしても、話が進まない。尺の問題という奴である。
「それでは、テスト開始です」
 そう宣言して、スカートの隙間から、無針タイプのアンプルを自身の下腹部に押し当てる。
 ぷしゅう、と、本当にそんな音がしたわけではないが、擬音にすれば丁度そういう音が似合うだろう。
 それくらいにはスマートに、アンプルの中身がナノカの下腹部へと消えていった。
「うん、大丈夫かな?」
「自分の体で人体実験ってのも、体当たりよね」
 とは言え、他人で試すのも気が引けるし、もし間違って失敗でもすれば、責任が取れない。
 それを考えれば、自分の体で試すのが一番問題が無いとも言える。
 いや、一番問題ない方法は、そんな実験をしないことなのだが。
「ん。むむむ……来た、来ましたよ。むくむくと股間に違和感が」
「いや、実況せんでいーから」
 わざわざ知らせてくるナノカに、呆れたようにそう返す。
 やがて、スカートの裾を持ち上げるほどに立ち上がったそれは――
 いつも見ていたそれと比べて、何だか二回りほど大きいような感じがした。

576 :
 スカートの生地を滑らせ、するりとその隙間から顔を覗かせる。
 真っ赤に充血した頭を覗かせ、まるで鼓動するようにひくりひくりと震えている。
 はふ、という小さな吐息とは裏腹に、グロテスクなその本体は、我慢できないと言わんばかりに青筋を立てていた。
「……え?」
 いつもの――というのもおかしな話だが――ナノカのそれとは、比べ物にならないほど大きくグロテスクなそれに、思考が止まる。
 いつもの可愛いくて控えめで、でも自己主張は精一杯してくる、天使のように愛らしいあれはどこにいったの?
 私、何か悪いことしたの? ねえ神様?
「はい、大成功です」
「えっと……そう、そうなの? あれ? ねえ、何かいつもと比べて、ちょっと大きくない……かし、ら?」
 満足気に成功を宣言する後輩に、ちょっと控えめな態度で質問する。
 おかしい。何かおかしい。根本的に何か間違ってる。
 てゆーか、絶対大きい。大きすぎる。いつものナノカの奴の二回りは大きい。形も何か怖いし。
「あ、はい。折角なので、自動形成ではなく、サイズ等、構造プログラムは自作しました」
「ああ、そおなの……」
 ひくひくと痙攣するように震える怒張と、何かを我慢しているような表情で説明を続けるナノカを交互に見比べる。
 アンバランスにも程がある。こんなに可愛い私の天使に、何でこんなにグロテスクなモノが生えるわけ?
 というか、これを私に使うの? ……ダメ。無理。入らない。こんなの入れたら壊れちゃう。
「ちなみに、先輩のものを記憶を頼りにトレースしました」
 …………
「……はい?」
「細部はちょっと自信ないですけど、サイズ、硬度、共に先輩のを元にしました。
 やっぱりこういうのは、身近なものを参考にするのがいいと言いますか、知ってるのは先輩のだけなので……」
 自分の頬に手を当てて、顔を赤らめながらそう答える。
 確かに、よくよく見ると、自分に生えるアレに、似ているようなそうでないような――
「あんた馬鹿でしょ、馬っ鹿じゃないの!? もしくはアホかっ!?」
「だ、ダメでしたか!?」
「ダメとかそーいうのじゃなくて……うっおーっ! くっあーっ! ざけんなーっ!」
「ああっ!? 何だか先輩が餓えた狼に例えられる格闘家のよーな叫び声をっ!?」
 受け入れがたい事実を前に、パナビアはとりあえず叫ぶしかなかった。

577 :
「大きすぎるから絶対無理とか思ってたら自分のサイズだった……にたい」
「せ、先輩……」
 枕に顔を埋めて嘆くパナビアに、どうフォローしていいものか分からず、ナノカはおろおろと手を泳がせるしか出来なかった。
 ほんの三十秒ほどそうした後、顔を半分だけ枕から外して、ナノカに視線を戻す。
 困ったようにこちらを見つめ、今にも暴れだしそうな股間のそれを、押さえつけるようにしているナノカと目が合う。
「……それ、つらいの?」
「せ、切ないです」
「自分でしないの?」
「先輩じゃなきゃ……ダメなんです」
 ナノカのその弁に、枕に口を押し付けて、思い切り息を吐く。
 そこまで言われたら、しないわけにはいかないじゃない、と、胸中でそう呟くと、意を決して上半身を起こす。
 そのままくるりと向き直り、ナノカに向けて手を伸ばす。
「ん……っ」
 真っ赤に充血した部分をさらりと撫でてやると、ナノカの小さな肩がぴくんと跳ねる。
 そのまま全体を優しく撫でながら、もう片方の手を頬に添えると、その柔らかい唇に自身のそれを重ねてやる。
 重なった隙間から甘い吐息が漏れ、それを塞ぐように唇を深く重ねる。
 舌を忍び込ませてナノカの舌を撫でてやると、もっと欲しいと言わんばかりに絡めてきた。
「ふ、ぁ……」
 誘うように引っ込めると、追いかけるように舌を差し出してくる。
 それを唇で優しく挟み、先端を舐め返してやる。
「ひぇぅ……」
 何か言おうとする後輩を尻目に、首筋に舌を這わせ、服をはだけさせる。
 こういうことばかり上手くなってしまうのはどうかと思うが、今はこの際気にしないことにする。
 適度にはだけた制服の中に手を忍ばせ、既に硬くなっていた先端を、指で優しく転がしてやる。
 小さくくぐもったような声に満足し、そのまま服を緩めていく。
 はだけて露わになった胸元にキスをして、小さく可愛らしいへそを舌で刺激する。
「もっと、した、ぁ……」
 もう我慢できない、とでも言うようなナノカの懇願に、パナビアは分かってるわよ、と答えてやった。

578 :
 破裂するのではないかと錯覚するほどに張り詰めたその先端に、ゆっくりと舌を這わせる。
 何度か撫でるようにしてやると、ナノカの口から甘い吐息が漏れ出した。
「ふぁ、せんぱ、きもちぃ……っ」
 下腹部を襲う快感に耐え切れず、ナノカはまるで自分のそれを差し出すような形で、仰向けにベッドへと倒れ込んだ。
 中途半端に制服をはだけさせたまま、シーツを力いっぱい握って快楽に耐える。
「いいのよ、いつでも」
 必になって我慢するナノカに、優しく言ってやる。
 最初は無理かと思ったが、何だ、結局はいつもの可愛いナノカじゃないか。
 いや、そのナノカにこんな大きなモノが付いていることが問題なのだが。
「だめ、せんぱいっ、止めて、すぐイっちゃ、出ちゃうぅ……っ!」
「いい、って、言ってるでしょ?」
 容赦を懇願するナノカに、パナビアは遠回しな拒否の言葉を返した。
 先端を懇切丁寧に舐めながら、爪で引っかくようにして下へと指を這わせていく。
 やがて、ここに至ってなおぴったりと閉じられた、童女のようなその部分へと辿り着く。
 そこに指を軽く差し込んでやると、中は既に熱く濡れそぼっており、きゅうっと侵入者を締め付けてきた。
「こっちもこんなになってるわよ?」
 そう言いながら、入り口を広げるように軽く抉ってやると、一際大きく腰が跳ねる。
 はちきれそうなほどの熱に支配された部分を扱かれ、溶けそうなほどの熱を持った入り口を抉られ、ナノカの意識が快楽に埋め尽くされる。
 爆発するのではないかと錯覚させるほどに赤くなった先端が、その限界を示すように、一際大きく膨れ上がる――
「だめ、も、で――」
 それを聞くが早いか、パナビアは駄目押しとばかりに、ギンギンに張り詰めたそこを、根元から先端まで一気に舐め上げた。
 その瞬間――
「で、ひゃああぁっ!?」
「ん……っ!」
 まるで堤防が決壊するような勢いで、白濁した熱が吐き出され、パナビアの顔を白く汚す。
 驚いて思わず目を閉じるが、手の中で暴れる熱の塊と、顔にかかる熱い液体が、ナノカの絶頂の様子を克明に知らせてくれる。
 程なくして、熱い粘液のシャワーが終わり、手の中で暴れる滾りが落ち着くと、パナビアはゆっくりと目を開いた。
「……沢山出したわね」
「だ、だってぇ……」
 言い訳をする子供のような口調でそう言うナノカに、パナビアは優しく微笑んでやった。

579 :
「先輩の手が気持ちよすぎるのが悪いんですよぅ……」
 それこそ子供の言い訳のように、ナノカが弁解にならない弁解をする。
 うん、それは嬉しいんだけれど、何だ、その、いちいち言わんでよろしい。
「……思いっきり出してくれちゃって。服がどろどろじゃないの」
 誤魔化すようにそう言って、服をはだける。
 しっとりと汗で湿った肌に外気が触れ、形のいい乳房がふるりと揺れる。
 それを見たナノカの喉が、小さく鳴った。
「何? こっちでもして欲しいの?」
 ナノカのその様子に、自分の腕で軽く持ち上げて見せると、ナノカは視線を胸に釘付けたままゆっくりと頷いた。
 その仕草が何だかおかしくて、パナビアは小さく苦笑した。
 そうして、仕方ないわね、と一言言うと、未だ硬さを失わないナノカの怒張を、その双丘で挟み込んでやる。
「ふぁ……っ。先輩のおっぱい、柔らかくて、気持ちいい……っ」
 さすがに、包み込む、というのは無理だが、それでもナノカには十分な刺激だった。
 手とはまた違う、すべすべとした弾力のある塊に扱かれて、下腹部に熱が集まるのを感じる。
 口の端から垂れ出す涎を気にかける余裕も無いのか、ナノカはもっとして欲しいと言わんばかりに腰を動かし始めた。
 それに対してパナビアは、その先端を口に含むと、中の熱を奪うかのように、思い切り吸い上げた。
「ひぃうぅ……っ!?」
 その刺激に、危うく絶頂を迎えそうになり、ナノカは歯を食いしばってそれに耐えた。
 全身が緊張し、視界がちかちかと、まるで星が瞬くようにして白濁する。
 だが、そんな我慢が長く続くはずも無く、程なくして限界がやってくる。
 痺れるような感覚が腰から脳髄までを支配し、崩れかかっていた堤防が、一気に決壊する――
「――っ!?」
 びくんと一つ大きく痙攣し、声にならない声を上げて、ナノカはその熱をパナビアの口の中に吐き出した。
 ひとしきり暴れまわり、思う様その欲望を吐き出した後、ようやくナノカの体から力が抜ける。
 緊張した体がベッドに沈み、しかしその腰だけは、未だに時折小さく痙攣していた。
 そんなナノカの様子を眺めながら、まるで勝利の美酒でも味わうかのようにして、口の中のものを飲み下す。
 ああもう、この瞬間のナノカの可愛さときたら……!
 そんなことを胸中で叫ぶ自分に、やっぱり相当やられてるなあと、パナビアは自嘲した。

580 :
 自嘲ついでに、自分の下腹へと手を忍ばせてみる。
 そこは既にしっとりと濡れており、この憎らしくも愛らしい後輩を受け入れるための準備が出来ていた。
 そんなこちらを知ってか知らずか、ナノカがとろんとした目で口を開く。
「せんぱい、私、もう……」
 後半の言葉は発しなかったが、簡単に想像がついた。
 二回も満足させてやったというのに、衰えた様子も無く張り詰めたそこを見れば、分からないはずが無い。
 自分だって、早くナノカが欲しい。だが、そんな簡単に望みを叶えさせてやるのも癪だった。
「もう、何なの?」
 指で先端を弄りながら、意地悪な口調でそう聞いてやる。
 そのわずかな刺激にすらひくひくと反応しながら、ナノカがゆっくりと口を開く。
「もう、我慢、出来ないよぉ……」
 おねだりをする子供のような口調でそう言うが、それではまだ及第点はやれない。
 百点満点で、精々五十点くらいしかあげられない。天才なら、せめて七十五点は取ってもらわないと。
 仕方なくパナビアは、今度は指で先端をとんとんと軽く叩きながら、教師のような口調で更に問いただした。
「どうしたいのか言わないと、分からないわよ?」
 今自分は、相当意地悪な笑みを浮かべているんだろうなぁと、そんな事を考える。
 だがまあ、こんな事をしたくなる気分にさせるナノカが悪いのだ。うん、そういうことにしておこう。
 さあ、早くその天使のような声で、えっちなおねだりをしてきなさい。ハリーハリー。
 そんな風に胸中で催促していると、ようやくナノカは観念したようにゆっくりと口を開いた。
「おちんちん、先輩の中に入れたいです……」
 目一杯甘えた声で懇願され、パナビアは一瞬くらりときてしまった。いかん、この破壊力はヤバイ。
 きゅんきゅんと、変な効果音を立てて高鳴る胸をぐっと押さえ込み、ナノカの直立不動なその先端に、自身の入り口を軽くあてがう。
 ほんの少しだけ腰を下ろし、その剛直が入り口を押し広げた辺りで止めてやると、ナノカは今にも泣き出しそうな顔をこちらに向けた。
「入れるだけでいいの?」
 最後の意地悪。いくらナノカがいつもこのサイズを入れていると言っても、自分の番となると、やはり少し尻込みする。
 だから、それを吹き飛ばすような、自分が本当に我慢できなくなるような、そんな言葉が欲しいのだ。
 お願い、早く。焦らしてるのはこっちなのに、その顔だけでイっちゃいそう――
「イキたいっ! 先輩の中でおちんちんイカせてくださぁいっ!」
 ナノカのその懇願に、パナビアは砕けるように腰を落とした。

581 :
「ひうぅ……っ!?」
「っくぁ……っ!」
 腰を下ろした瞬間、二人は同時に絶頂に達し、互いの腰を押し付けるようにして緊張する。
 肉壁を一杯に押し広げながら、爆発するような勢いで熱を吐き出す異物を、その熱を全て搾り出さんとばかりに締め上げる。
 予想以上に大きく、力強い侵入者に、パナビアは歯を食いしばる事も出来ずに、絶頂の余韻に浸る。
「お、おっきぃ……」
 ぐらぐらする頭で、ぼんやりとつぶやく。
 大きいってゆーか、もう何か苦しいし。いつもナノカはこんなものを飲み込んでいたのか。
 ……何てゆーか、その、いつもお世話になってます……
 そんな、よく分からない事を胸中で呟いて、視線をその当人へと向ける。
 自分の下で敏感な部分を自分に包まれ、まるで熱病に浮かされたような様子で喘ぐ後輩の姿が視界に入る。
「……ねえナノカ。まだ、よね?」
 そう、甘えた声で聞きながら、下腹部に力を込める。
 熱く火照った肉壁が、怒張したままのナノカを軽く締め上げる。
 絡みつくように蠢く肉の悦楽に、ナノカは小さく頷いた。
「おちんちん、もっといじめてください……」
 子供がおねだりするような口調でそう言われ、パナビアは腰を動かすことで返事をした。
 いつもより大きいその部分も、自分一杯で包み込めると思えば、逆に少し嬉しく感じる。
 自分を真似て、自分と同じ大きさのモノをつけたナノカを、自分で征服するというこの構図が、倒錯した快楽を生み出す。
 たったそれだけで、自分の女の部分が、ナノカを責めようと猥らに蠢くのが自覚できた。
 そうだ、そう言えば、ナノカの大事なところを気持ちよくしてあげてない。
「こっちもいじめてあげないと、ね?」
 そう言って、ナノカの秘裂に指を這わせ、その入り口を押し広げる。
「だめ、今そこ、だめ――」
 既に切羽詰っていたナノカの顔に、焦りが浮かぶ。パナビアは舌なめずりを一つすると、その懇願を無視して指を押し込み、その中を抉る。
 その瞬間――
「――ひゃめぇえぇっ!?」
 呂律の回っていない嬌声を上げ、ナノカは絶頂に腰を震わせた。

582 :
 絶頂の余韻に全身を震わせる後輩に、パナビアはゆっくりと腰を上げ、肉の棒を開放してやる。
 塞ぐものを無くした肉の壺から、どろりと白濁した液体が溢れ、未だ余韻に震えているナノカの怒張に垂れ落ちる。
 そこでようやく気づいたのか、ナノカは困惑した様子でこちらに視線を向けてきた。
「せんぱい……?」
「ほら、ここ……」
 疑問符を浮かべる後輩に、よく見えるように自分で入り口を開いてやる。
 今まで散々自分が吐き出した白い液体が残っているのが見え、ナノカは顔が熱くなるのを自覚した。
 そんなナノカに小さく微笑み、パナビアは甘えたような声で後を続ける。
「されるばっかりじゃなくて、してよ」
 その言葉に、ナノカは飛び掛るようにしてパナビアに抱きついた。
 肉の欲望を滾らせて、先ほどまで自分を包んでいたその場所に、今度は自分の意思で入り込む。
 自分を猥らに包む柔壁に、ナノカは危うくまた達しそうになり、歯を食いしばってそれに耐えた。
「もう……そんなに気持ちいいの?」
「だって、せんぱいのこと、好きだもん……」
 子供のような口調でそう言われ、パナビアは思わずナノカを抱きしめた。
 ダメ。反則。それはずるい。可愛すぎて、顔が緩むのが我慢できない。こんな顔、恥ずかしくって見せらんない。
「ほら、ナノカ。動いて?」
 そうやって、囁くので精一杯だ。そしてこの後輩は、そんな囁きに、体一杯で応えてくれた。
 破裂しそうなほどに滾った侵入者が、自身を包み込む柔壁を、ゆっくりと、しかし全身で味わうようにして押し広げる。
「ちんちん、きもちぃよぉ……っ」
 悦楽の虜となった事を宣言しながら、更なる快楽を得ようと一心不乱に腰を動かす。
 そんなナノカへの愛しさだけで、パナビアも既に限界を迎えつつあった。
「ナノカ、出して、私、もう、ダメぇ……っ!」
「出る、出ちゃう、ちんちん、イっちゃあ……っ!」
 互いに限界を告白し合い、ほとんど同時に絶頂を迎える。
 余韻に浸りながら抱き合って、どちらとも無く唇を深く重ね合う。
 たっぷりと互いの味を堪能した後、銀色の糸を引きながら、ナノカが肩で息をしながら口を開く。
「せんぱい……」
 まだ満足しきっていない様子の後輩に、パナビアは小さく頷いた。
 付き合ったげるって、約束だもの――その言い訳は、何故か出てくることは無かった。

583 :
「んー……」
 カーテン越しの朝日に眠い目を瞬かせ、意識がゆっくりと起き上がってくる。
 すぐ近くから聞こえてくる寝息に、ああ、そうだった、と、パナビアは大きく息を吐いた。
「いつ寝たっけ……」
 あやふやな記憶を掘り起こしながら、自分に抱きついて眠る後輩の頭を撫でる。
 結局あの後、浴びるほど抱き合って、いつ頃自分達が意識を手放したのか、全く見当がつかなかった。
 とりあえず分かっている事は、今さっきまで、自分達が生まれたままの姿で抱き合って寝ていた事だけである。
「ん……せんぱい……」
 胸の上で寝息を立てていた後輩が、自分を呼びながら起きだしてくる。
「おはよーございます……」
 はいはいおはよう、と返し、苦笑する。本当にこの後輩は、マイペースにも程がある。
 そのまま起こしてやるのも癪な気がして、パナビアはシーツの中で空いている手を動かした。
「……朝から元気よね」
「こ、これは朝立ちという奴でして。副交感神経の作用による、正常な生理現しょ、ぅん、ゃ、はぁん……♪」
 我知らず押し付ける形になっていたその部分を刺激され、弁解するようにそう返す。
 言葉と裏腹に、どこか嬉しそうなナノカに嘆息しながら、パナビアはしみじみとつぶやいた。
「……やっぱり、この大きさは違和感あるわ……」
「そ、それって、いつもの私が好きって、あっ、ちょ、ま、そんな、したら、我慢、むり……っ」
 誤魔化すように刺激を強くしてやると、ナノカは思いのほかすぐに我慢の限界を訴えた。
 こちらの下腹部に熱い液体を吐き出しながら、射精の快感に小さな肩を震わせる。
「せ、せんぱいの、えっちぃ……」
「いいじゃない、気持ちよくしたげたんだから」
 今度こそ責めるような視線を向ける後輩に、そ知らぬ顔でそう言い返す。
 むう、と頬を膨らませた後、ナノカは名案を思いついたというような様子で口を開いた。
「じゃあ、好きって言ってくれたら、許してあげます」
 まだ諦めて無かったのか、こいつは。
 そう胸中で嘆息して、返事の代わりに覆い被さるようにして唇を奪う。
「……これで我慢しなさい」
 その代わり、何度でもしてあげるから、と続けると、ナノカは納得いかない様子で、しかし小さく頷いた。
 とりあえず、ナノカのご機嫌を取るために、朝から少し相手をしてやることにする。
 こっちから誘って欲しいって言うからなんだから、と、その言い訳は忘れなかった。

584 :
蒼い瞳のトーネイド外伝 〜黒いよ! ナノカさん〜
どうも。焦らし時間(投下間隔的な意味で)がぎゅんぎゅん延びてく先輩の人です
そろそろタイトルが本格的に意味不明になってきた昨今、皆さんいかがお過ごしでしょうか
正直今年の夏は暑くてたまりません。熱くなるのはハートとリビドーだけで十分だというのに
というわけで、今日はこの辺りで。次はいつになるのでしょうか……

585 :
先輩シリーズ超久々にキタ!!
つかじらし杉です…もうあのまま終わりかと思ったですわ
サイズ制限?が解けたところで、先輩ちんちんもさらなるサイズUPですね!?

586 :
>>584
GJ!! いやあ、お久しぶりだぁぁぁぁ……!!!
本編に先輩が出てくる気配がない分、こっちではっちゃけてホスィ

587 :
>>584
GJ!! なんか先輩の一物サイズ、長さ、太さがどれほどのものかが気になりますw

588 :
>>584
おひさしぶりGJ!
先輩かわええ

589 :
先輩シリーズ新作北!!
・・・よかった。
つぎはぜひ、先輩ちんちんでナノカさんの子宮口を突き上げてあげてください。

590 :
>>584
おお、ひさびさのご降臨、Gj!
負担にならないペースで末長く続けてもらうのが一番ですけど、出来れば年内にあともう一回くらい降臨してもらいたいなあ…

591 :
>>584
先輩の人〜
お久しぶGJ!!

592 :
先輩にはぜひとも、ナノカさんをメロメロのめちゃめちゃにしてホスィ

593 :
先輩の人はアマネカとかカルはプレイしておられないのかしらん?
SSの舞台も帝都に移ってることだし、可能ならカルとかを絡ませてほしいなぁー

594 :
アカデミーの生徒なら、基本的に生徒会長である先輩を知らないはずはないのだけど
ナノカさんは最初忘れてたがw

595 :
>>594
生徒会長の顔が覚えられている例は現実でも稀だぜ
ましてや我が道を行くのが基本の天才・秀才が集まる学校で
はたしてどれだけの生徒が生徒会長の顔を覚えているやら

596 :
>595
憎っくき仇敵として全校生徒に覚えられたぞ、うちの高校の同期の生徒会長。
そりゃ何度も放課後に生徒拘束して愚にもつかない独善的な生徒会改革案を何時間も聞かせてちゃなぁ。

597 :
あそこまで独立独歩の生徒ぞろいだとアカデミー内では学生結婚も多いだろうなあ

598 :
アマネカとオーギ、トアラとカルは卒業前に結婚しそうだよね。
経済的な問題は双方余裕でクリア可能だろうし。

599 :
ナノカやアマネカ、カルを分娩台に縛り付けて思う存分イタズラしたい…

600 :
カルはおっぱいもいじめたいがな
数少ないおっぱい大きい娘さんだからの

601 :
先輩だってチチのでかさでは負けてない
つか、公証スペックはどうみても詐称

602 :
日々進化する乙女ですから、先輩は。
ちなみにシリーズ作品中でいちばち乳がでかいのはエアナだとこつえーがインタビューで言ってた。

603 :
エアナいいよなあ。情が深そうで。
適度におバカさんなのもまたよい。

604 :
エアナをフツーやトアラは絶対夜のオカズにしてる…

605 :
トアラの妄想オカズはカルの一択です

606 :
案外プラウラさんあたりがこっそりトアラの筆おろしやったりしてな。
お互い初めてじゃ大変だろうとか言って。
まごつく2人を見かねて乱入して3Pって線もあるな。

607 :
実はトアラくんはラボアキン王家仕込みの房中術の使い手です
処女のカルさんなんてメロメロです

608 :
来年も職人さんが来てくれますように…

609 :
今年も、ナノカも先輩もカルもみんなぱんつはいてない

610 :
トアラくんのかわいいおちんちんで、どちからといえばLサイズボディのカルさんが満足でけるのだろーか

611 :
あと3年もすれば…‥
それまでカルが生き残れるか、という問題はあるが。

612 :
トアラがはやくなんとかしないと、カルの処女は近い将来汚染者に散らされること必至

613 :
後ろ手に縛られて巨根黒人にレイプされるカルさんを想像してしまった…
エロゲだったら、これに近しい目に遭ってただろうなあ

614 :
抱き枕ではタコに犯されてるカルだが…

615 :
カルさんのエロさは、一般作の水準を越えてるだろ

616 :
次はナノカさん枕を期待したい。

617 :
ナノカさんの枕営業…ゴクリ

618 :
エロゲだったら、フォーリィは商会維持のために
裏で枕営業させられてたかもしれない。

619 :
>>618
>枕営業
資料集掲載の短編で寸前というか
金持ちの妾にされかけたことはあったな

620 :
フォーリィのエロっぽさは至高

621 :
トアラくんのハーレムものが読みたいです

622 :
ほしゅ

623 :
ナノカの枕、また出ないかのう

624 :
蒼いシリーズ、アダルト版が出ないかな
自棄になったネネに犯されるナノカとか…

625 :
エロゲだったらナノカは観覧車事故の時、トリスティア住民にレイプされてます

626 :
エロゲなら、暴走したスツーカやテンザンに犯されるバッドエンドルートとかありそう・・・

627 :
全員フタナリになってパズルのような組体操だな

628 :
倦怠期夫婦のための性具の開発依頼とかがくるはず
もしトリスティア&ネオスフィアがエロゲだったらw

629 :
実験台はいつもネネちゃん…だったらキスひとつしてもらえない本編よりは幸せかも知れない

630 :
カルがPSPに移植されるらしいですが、、
これを機会にカル×トアラものを書いてくれる方はおりませんかのー

631 :
カル特典絵相変わらずエロ過ぎw

632 :
保管庫って・・・もうないの?

633 :
>>532
あるよー
ttp://green.ribbon.to/~eroparo/contents/game7.html

634 :
>>633
数字違いですが保管庫リンクですな。
さんくす!

635 :
PSP版カルの特典絵、妄想がムクムク膨らんでくるような絵が多いなw

636 :
全プレのエリンシエとカルのお風呂絵も良い感じだ。まるでソープ……w

637 :
神降臨希望

638 :
裏切り者藤林丈司

639 :
裏切り者藤林丈司

640 :
カルは、いまの稼業を続行してたら、いつか汚染者相手に処女を散らすことになるに違いない…

641 :
カルはすでにプラウラさんによって貫通済みかと。

642 :
PSPカルがもうすぐ出るということでカル×アルパーなどを妄想してみたい

643 :
アルパーのコクピットの中身がどうなってるのかが気になる。エロい事になってそうで。

644 :
PSP版白銀のカルと蒼空の女王、発売間近あげ

645 :
だれか蒼シリーズネタでSSを書いてくださ奇特な職人さんはおらぬかのう

646 :
しっかし、版権画像のカルはヤバイのう……

647 :
トアラがうらやましい

648 :
蒼いシリーズ、18禁に移植されてこないかなあ

649 :
非エロゲならではのエロさがいいのに

650 :
ナノカさんと男性がHしてる姿を想像できない・・・・

651 :
Hしてる姿はなんとなく想像できるけど、相手の男性が想像できない…‥

652 :
ナノカさんの相手とかスツーカさんとの獣姦しか思い浮かばない
そしてフォーリィさんに至っては真っ当な関係が
ナノカさんしか思い浮かばないw

653 :
>652
フォーリィさんにはナノカさんの義理の祖母になるという道があるじゃないですか。

654 :
プロスぺロ製Eテクおもちゃで毎晩めちゃくちゃにされる幼な妻フォーリィさんか…イイナ!

655 :
フォーリィさんは、本編でもっともっとエロい目にあってもよかったと思うんだ。

656 :
プロスぺロに診察台に拘束されて、体のすみずみまで研究されてしまうんですね

657 :
確か男性機能は衰えはするけど生涯現役で、フォーリィさんは子作りに最適の年齢層…
蒼いシリーズ完結する頃にはナノカさんに年下の叔父か叔母が何人出来ているのだろうか

658 :
ナノカさんに「おばあちゃん」呼ばわりされて数年来の大爆発を見せるフォーリィおばあちゃん

659 :
それでもって、プロスペロに伝授されたテクとオモチャで義理孫ナノカさんに復讐、と…

660 :
フォーリィはエロい体してるからなあ
でも15歳…偶然かカルと同じか

661 :
エリンシエの冬コミ版権絵のお風呂絵が凄すぎる件について

662 :
たぶん、あの絵はアマネカに指を挿入されてるよな…

663 :
陛下のお色気担当っぷりは異常

664 :
あのアングルだと、人差し指第二関節までエリンシエの
膣内に埋まってるだろう……膜が心配だ

665 :
そのあたりはアマネカのテクを信じるしかないな。

666 :
もしエロゲだったらば、フォーリィ×ナノカがどんなシチュになるのか妄想が膨らむ

667 :
フォーリィがナノカのテクと道具でイかされまくるに決まってる

668 :
フォーリィがエロい目にあう本編新作が来ないかな

669 :
フォーリィは、カルにまけないくらいタコとの絡みが絵になると思うんだがのー

670 :
蒼い海のトリスティアが今年で10周年か…時の経つのは早いものよのう

671 :
フォーリィ×ナノカを職人さんに希望したい

672 :
カルのssが欲しいよぉ

673 :
汚染者どもに捕らわれて、Eテク淫具でなぶられるカルさんか……股間が熱くなるな

674 :
Eテクで改造されたバイオ蛸による触手攻めがカルには似合いそう。
ミルスキの妄想が現実に!

675 :
待て あれはカルちんの妄想だ
…つまりカルちんには蛸に陵辱されたい潜在的願望が

676 :
あんな良い身体をしてるんだから、いろいろと持て余しているのかもしれない。…っていうかSS職人さんご降臨していただけぬかのう

677 :
ナノカさんはもう少しぐらいオフィシャルでエロい目に遭ってもいいと思うんだ

678 :
その分、ここでエロい目にあわせればいいじゃないですかー
職人さんいなくなって久しいけど

679 :
ナノカさんを獣のように押し倒して「昨日お風呂入ってないからダメだよぉ…」って言われたい
体臭を思い切りスーハースーハークンカクンカしながら全身をベロンベロン舐めまわして綺麗してやりたい
特に腋の下と足の裏と乳首とマンコは念入りにお掃除したい

680 :
ナノカさんのエロい体を、アマネカさんあたりに蹂躙してもらいたい

681 :
>679
一週間、だな。一日じゃまだ早い。

682 :
貴様、プロのペロリストか
あと足指の股を忘れるな

683 :
足指の股を端から、真ん中は特に念入りに、だな。

684 :
重度の臭いフェチならば1週間が食べ頃なんだろうが
1週間も熟成させたらナノカさん本来の香りが消えてしまう。
甘い美少女の匂いと軽い汗臭さを楽しみたいなら1日がベスト。

685 :
この勢いでナノカさんが変質者にprprされるSSを!

686 :
今回の書き下ろし絵ver3
両手首に鎖を巻かれて拘束され、エロ拷問マシンにかけられるナノカさん
無防備なナノカさんの身体に群がる何十本ものマニュピレーターが胸を揉み、乳首を摘み、腋の下をくすぐり、背中や尻を撫で回す
更にお股にはローション付きハケ水車が配置され、ナノカさんのツルツルおまんこを高速回転で責め立てる
激しい快楽責めにあられもなく喘ぎ悶えるナノカさんを観賞する元老院のハゲオヤジ…というシーンを後ろから写した図

687 :
その設定を膨らます作業に移るんだ! エリンシエに変えてくれてもいいぞっ!

688 :
手法は被害者のタイプにもよりそう。
実行は断片的な情報を与えてサクラを使ってそうだな。
収支調べてカネに困ってそうなら防犯カメラの視野内で高価そうな財布をわ
ざとらしくチラつかせて確実な窃盗をさせるとか。
ネットの操作履歴と仕事とプライベート調べて特定の言論や動作に弱そうな
ら通過するときに雑談を装ってするとか。
特定の用事でカギをかけずに外に出る癖があってその間誰もいないか寝てる
なら印鑑や指サックをたまに一個盗んでなくしたように見せかけるとか。
これは扉に細工しとけば問題ないがな。
髪を染めてる危なそうな連中を多数合法のラインで特定されないようにメンバ
ーを変えながら被害者の周りを徘徊させるとか。
そろそろワンパターン化してて平気になってきたのは喜んでいいやら悲しいやら。

689 :
反帝国テロリストに監禁されて、連日、代わる代わる犯されるカルたんとか、
18禁ゲーだったらこんなシーンが期待できたんだろうなあ・・・

690 :
こんな蒸し暑い日はナノカさんの汗その他が染み込んだ蒸れ蒸れの汚パンツが欲しくなるな

691 :
アマネカさんは、オーギとえっちできるのだろうか。
双方の体格サイズ差がすごいんだが。

692 :
さすがに先輩シリーズの再開はもうないのかなあ

693 :
アマネカは18禁だと
学園内でも学園外でも敵多いから、一番レイプされそーだな。
小生意気な態度をへし折ってやる!
みたいに集まった学生たちから・・・みたいな

694 :
暁の老人の学生1「ゆるせん・・・アマネカ・マッハバスター・・!!」
暁の老人の学生2「同士よ!朗報だ。明日の放課後18時に
オーギ・カットラスを含む、アマネカ以外の全部員は、遺跡探検に行かされるらしい」
暁の老人の学生3「これは神からの啓示!その時間はバシアテ研究会に突撃だ!」

翌日18時
アマネカ「うーん。みんなが、遺跡に行ってる間レンザンの調子をみようと思ったが、
どうもモチベーションが上がらないなー。一人の方が集中できる
と思ったが、この部室が静かだとかえってそわそわするなー。メイルだけでも残しておくべきだったか?」
ドンドンドン!
暁の老人の学生1「たのもー!たのもー!」
アマネカ「むー。誰だ!ドンドン叩きやがって!」
ガチャ
暁の老人の学生2「失礼する!」
暁の老人の学生3「貴方に言いたいことがあってきた!」
アマネカ「おい!謝金取りじゃあるまいし、人の部屋にドカドカと
入ってくるな!」
暁の老人の学生1「ううう!アマネカ・マッハバスター!!」
暁の老人の学生2「・・この外道が!」
暁の老人の学生3「強気なのも今のうちだ!」
アマネカ「な・・・なんだ!
人を親の敵の様な目でみやがって!(くそぅ。勢いに任せて開けちゃったのはまずかったか?)


こんな感じか。

695 :
アマネカが滅茶苦茶にされてしまう続きたのみます。割とマジで。

696 :
ナノカさんと純愛処女セックス

697 :
遺跡探検中、トアラのミスにより隊列が乱れ、
宝を目の前にして脱出をしなければならなかった。
宝を目の前にして
脱出を選んだことで、アマネカはイライラしていた。
アマネカ「うー!ムカつくー!ムッキー!!」
オーギ「あの場合は、仕方ない。こっちは戦闘部隊でもない
女子供もいる一般人なんだ。危険を犯してまで、宝を取る必要ないさ。」
アマネカ「戦闘なら、お前やカルがいるだろ!
エアナだって戦えるし、危険なときは、
みんなの弾除けにでもなって、腕がとんでも戦え!」
カル「む、無茶言うなぁ。」
エアナ「私たちは、みんな以上に気を配って率先して動くんだから、
たださえ疲れてるんだぞー。」
トアラ「ははは・・・」
アマネカ「おい!」
トアラ「・・・」
アマネカ「おい!トアラ!」
トアラ「な、なんです?アマネカ会長?」
アマネカ「お前、少し筋トレか何かしろ!遺跡では頼りなさすぎるぞ!力はない荷物は持てない速度は遅いの3重苦だぞ。」
トアラ「す、すみません。」
アマネカ「大体、このサークルが舐められるのも。男どもが頼りなさすぎるんだ!オーギは女に甘いし、フツーは根性がないし、トアラは横にも縦にも小さいし。」
フツー「あははー。僕なりに全力を出したつもりだったんですがー」
トアラ「すいません。」
アマネカ「そんなナヨナヨしててどうする!!遺跡では敵はいつ攻めてくるのかも・・・以下略」
その後、アマネカの演説は1時間ほど続いた。
主に今回の遺跡の反省会だったが、
今回はトアラ個人に向けた失敗への攻撃も多いかった。
リエ「アマネカーあれは不味かったわよ。」
アマネカ「う、うーむ。」
リエ「普段、貴方と付き合ってるオーギくんや、いつもだめ出しされているフツーくんにとってはあの扱いには、慣れたものだろうけど・・・」
アマネカ「普段から問題行動もなく優秀な奴で、この個性派ぞろいのサークルでは、フツーより影が薄かったから、そういえば、トアラには、きつく言った事なかったなぁ。」
リエ「酷いけど当たってるわね・・・って、要するに普段言われ慣れしてる人と違い、トアラくんは繊細なんだから注意しないと!」
アマネカ「わかったよ。次に会ったときは、あやまっておくよ。」
その後、トアラは、サークルには顔を出さなくなり、
同じ授業を受けてる人に聞いても、すぐに帰ってるようだった。

698 :

ー1週間後部室にてー
アマネカ「ったく、あいつら、私を置いて、遺跡の奥深くに行きやがって!大した宝を持ってこなかったら文句行ってやる!」
ガチャ。部室のドアが空いた音がした。
アマネカ「んーオーギかー?もう、帰ってきたのか?
って、さては、先に探検家に荒らされたんだろ!!」
トアラ「アマネカ会長。僕です。」
久しぶりにあったトアラは、顔が真っ青になっており、
目にくまが出てきており、少し様子がおかしかった。
この原因を作ったのは、おそらく、アマネカ自信であり、
アマネカはリエのいった言葉を思い出した。
アマネカ「お、おー!トアラ!!
お前にちょっと話したいことがあるんだ。」
トアラ「話したいこと?なんです?」
アマネカ「うん。えーとな。(面と向かって謝るってなんか恥ずかしいな)」
トアラ「どうしたんですか?」
アマネカ「怒る事は、お前の事を見込んだ上で・・・」
アマネカ「それで、そのことについては・・・」
トアラ「演説はもういいです!」
ドン!近づいてきたアマネカをトアラは押し倒し、
その上に覆いかぶさった。
何が起きたか分からなかったアマネカだったが、
トアラの息遣いの荒さを耳元で感じ、自分が押し倒された事を
ようやく知り、身の危険をアマネカは感じた。

アマネカ「お、おいトアラどーした!」
トアラ「はぁはぁ・・・るいんだ」
アマネカ「え?」
トアラ「会長が悪いんだ!」
トアラはアマネカの手を押さえつけ、後ろに組み、
手錠?のようなお手製のアイテムを使いアマネカの両腕を
ロックした。
アマネカ「や、やめろ!」

こんな感じの希望。

699 :
そこへカルさんの乱入希望

700 :
カルさんは奥手っぽいからなあ
着る服の露出度はどれも高めだけど

701 :
部室押入れ
カル「む、むぅ・・・」
カル「ちょっとした冗談で、アマネカを脅かそうと
部室の押入れに隠れてたら、完全に出るタイミングを無くしてしまった。」
カル「普段慣れないことをするもんじゃないな・・・。」

こんな感じだろ

702 :
カルさんはプラウラさんと絡んでほしい。

703 :
公式HPでキャラの人気投票やってるけど、上位キャラを抱き枕化というのはちょっと気になるな

704 :
蒼いシリーズの抱き枕って18禁じゃなくても不思議とエロいよな
あれがギリギリズムの力か

705 :
人気投票の結果が楽しみだ

706 :
人気投票結果出たが、どの娘のラフ絵もええなぁ。
さすがこつえー。

707 :
ナノカ抱き枕の裏面の絵柄がどうなるか気なる・・・

708 :
ナノカさんがねっとりと責められるSSが読みたいです

709 :
今年は蒼いシリーズの新作発表がありますように・・・

710 :
ナノカさん、エロゲだったら絶対に最後には総受けプレイされてるよな

711 :
トリスティアがエロゲ化したら、この世に思い残すことがなくなってしまう

712 :
ナノカが好きな女の子たちは、ナノカに突っ込まれたいのか、それともつっこみたいのか
それが問題だ

713 :
https://twitter.com/deep_blue_10th/status/266151074954625025
ホレ薬大量生産騒ぎの時に輪姦されたか

714 :
観覧車の失敗イベントの時、18禁タイトルだったら
トリスティアの市民にナノカ、輪姦されてるだろうな

715 :
新作SSは望み薄かのう

716 :
ナノカさんならバター犬スツーカに触手でおっぱい弄られながらまんこペロペロされてるよ

717 :
まあこのままじゃナノカさんの処女をいただくのは、十中八九スツーカ…

718 :
むしろそのシーンを読みたいのですが……

719 :
エリンシエの抱き枕絵で、ひさびさに妄想がとまらない

720 :
規制に巻き込まれて、PC版の本スレに半月以上書き込めない…

721 :
>>720
俺もだw 7月の半ばからPC板の蒼いスレに未だ書き込めず。
今回の大規模規制、やけに長いよなぁ。

722 :2013/09/12
新作のエリンシエの抱き枕、なかなかヤヴァイ代物だw
これで一般向けとは
TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

【ピノコ】手塚治虫でエロパロ4【どろろ】 (669)
【読子さん】R.O.Dでエロパロ【エロですよ】 (186)
【獣人】ケモホモ専用エロパロスレ【竜人】 (72)
仮面ライダー総合エロパロスレ19 (548)
あの夏で待ってるでエロパロ (87)
古味直志作品でエロパロ (38)
◆オーガスト総合エロパロ9◆ (100)
甲田学人作品でエロパロ3 (493)


















さらに見る