2013年10エロパロ676: 桜蘭高校ホスト部 5 (726) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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桜蘭高校ホスト部 5


1 :2007/12/26 〜 最終レス :2013/09/07
「桜蘭高校ホスト部」(LaLa連載中)のエロパロスレです。
お約束
・なるべくsage進行推奨。
・職人叩きカプ叩き禁止。スレに迷惑かけないように。
・職人さんは投下前にカプ・シチュなどを明記してください。
前スレ
桜蘭高校ホスト部 4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1187174815/
桜蘭高校ホスト部 3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161856737/
過去スレ
桜蘭高校ホスト部 2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1149227590/
保管庫
桜蘭高校ホスト部・エロパロ保管室
ttp://rinrin.saiin.net/~ouran/index.html

2 :
2げと
落ちたのね・・・orz

3 :
スクリプト荒らしで落ちていたので立てておきました

4 :
支援

5 :
今回はひどすぎだろ…

6 :
あ、>>1乙だよ〜
うさちゃんかしたげるー♪

7 :
落ち着くまで立て直しはしない方がいいよ
下手にやると鯖に負荷がかかって全部飛ぶ

8 :
|ω・)誰もいない…

9 :
>>1
乙!

10 :
しばらくはage進行でよろしく

11 :
じゃ、1乙ついでにあげとく

12 :


13 :


14 :


15 :


16 :


17 :


18 :


19 :
いつの間に落ちたんだ?驚いたよ

20 :
FOXと管理人がpink規制について喧嘩

FOX規制解除

スレ立て荒らしやりたい放題

巻き添えでホスト部スレあぼん
また爆撃来たら落ちるかもな

21 :
前スレ、やっぱり落ちてたんだね・・・
このスレは、pinkでここしか見てない人もけっこういるだろうし、そういう人たちはまだ気づいてないかもだよね・・・
前スレの228さんを楽しみに待ってたんだけど、気づいてるかなぁ。
しばらくは寂しそうだねorz

22 :
前のスレの最後の方に妄想したのをSSするからしばらく待ってて言ってた人ですよね
ちなみに妄想したの自分

23 :
心配させてしまったみたいですみません、4−228です。
毎日コツコツ書いているので、全部出来てから投下しようと思います。

24 :
wktk!エロ濃いめだといいな…

25 :
本スレで環目線のモノローグは激しくウザそうって話題出てるけど
本当そうだよなw俺は環目線書こうとして挫折したw
ビスコたんでさえも考えるの大変なんじゃなかろうか?w

26 :
>>25
環×ハルヒ書こうとすると話が長くなるんだよねw

27 :
だって環あの性格だしw
でも難しいだけあってちゃんと完結した投下作品は神多いと思う

28 :
wktk

29 :
他のカプも神多いよ
他のカプも待ってます

30 :
みんな忘れていないか?
環視点もウザそうだが、同じくらいきっついのがハニー視点とかれんげ視点だよ!
れんげ視点で、
キャー!愛し合う双子に前後から責められるなんて、最高ですわ!ご飯3杯いけますわっ!とか
やっぱり鏡夜様とのうきメモプレイが一番萌えでしてよ!次の新刊は決まりですわ!
みたいな疲れるやつとか、前にあったウザいハニー一人称みたいの読んでみたい…

31 :
wktk

32 :
あまりにウザいタマハルは勘弁
行き過ぎになってるのも多いからな

33 :
このスレのはそうでもない気がする

34 :
きちんとキャラ掴んでエロく書いてて凄いなあと思うよ。
来年も神作品が沢山読めますように!

35 :
個人的には淡白だろうが多少うざかろーがそのキャラを掴んだ良作ならどっちもウェルカムですよ!
たいがいの書き手はカプシチュ表記するし、苦手なものがある人は読まなきゃいいだけだ

36 :
キャラの性格がちゃんと合ってるカプシチュは良いと思うw
過去のエロパロでリアルですごいと思ったのは
【姫君の憂鬱と王様の杞憂】のタマハルです。メイがハルヒに自覚させたようなものだし。

37 :
確かにww
今月号読んだらエロパロスレのっぽい!って思ったw

38 :
必だな

39 :
wktk

40 :
あけましておめでとうございます、前スレ228です。
ララ2月号ネタに、少し変わってしまいましたが前スレ227様のネタを盛り込んで書いた話です。
総レス数多めなので、前後編で投下します。
注意書き
・組み合わせは環×ハルヒ
・ララ2月号までのネタバレを含みます
・ハルヒ視点と環視点の部分があり、環視点部分はウザめだと思います
以上のことが苦手な方は、スルーかタイトル「Voi che sapete」をNGワードでお願いします。

41 :
その人の事を考えると胸が痛くなる……。
その人が嬉しそうだと自分も嬉しくなる……。
笑いかけられると泣きそうになる事がある……。
その人の…―――。
「はぁ……」
保健室のベッドの中、毛布を頭まで被ったハルヒは小さな溜息をついた。
―――やっぱり、自分は環先輩の事を好きなのかな……。
そう考えて、必に頭を振る。
今まで恋愛事にあまり関心のなかった彼女に初めて芽生えた、不可解な感情。
しかも、よりによって非常に面倒くさい相手に。
環は、暑苦しい。
環は、うざい。
だけど、良いところがたくさんある尊敬に値する人だ。
そんな彼の事が気になりはじめたのは、いつからだろうか。
自分の気持ちに戸惑い、彼の事を考えると苦しくて訳もなく溜息が漏れる。
恋心を否定しようとしても、脳裏に浮かぶのは彼の事ばかり。
どうして良いのか分からず、ハルヒは自分の感情を持て余していた。
ベッドの中で身動ぎながら、ふと疑問が湧く。
自分の環に対する感情が恋だとして、彼は自分をどう思っているのだろう?
やたらと世話を焼いてくる彼の態度からして、好かれているとは思う。
しかし、それがハルヒが彼に抱いている感情と同じであるかといえば、難しい。
かといって、彼に直接本心を聞き出すのは怖い。
聞いてしまったら、今の関係まで崩れてしまいそうで……。
以前のハルヒであれば容易に言えたかもしれない言葉が、今はどうしても紡ぎ出せない。
恋とはこうも自分を気弱にさせるものなのかと、胸が痛む。
そんな思いを巡らせているうちに風邪薬が効いてきて、ハルヒは眠りに落ちていった。

とあるテーマパークの入り口にある噴水の前――。
待ち合わせの時間に少しだけ遅れたハルヒは、息を弾ませつつ愛しい人の腕にしがみ付いた。
「ごめんなさい環先輩、遅くなってしまって…。あの、待ちましたか……?」
「五分くらい、どうってことないよ。それより…そのワンピース、よく似合っているぞ。
何でも似合うのは、やはりハルヒが世界一可愛いからかにゃ〜☆」
「もうっ!そんな…恥ずかしいですっ☆」
恥らうハルヒに、環はどこに隠していたのか薔薇の花束を差し出す。
「ほ〜ら、ハルヒにプレゼントだ。今日は俺達が恋人同士になって一ヶ月目の記念日だからなっ」
「わあっ、ありがとうございます!すごく綺麗……」
うっとりとするハルヒを見つめながら、環は優しげに囁く。
「ハルヒのほうが、綺麗だよ……」
「環先輩こそ……」
そのまましばし熱っぽく見つめ合った後、二人はどちらからともなく唇を重ねた――。

42 :
「な、何、今の?夢にしてもイヤすぎる……」
ようやくハルヒが目を覚ましたのは、ほぼその日の授業が終わる時刻だった。
それにしても、強烈な夢を見てしまったものだ。
恋をすると人は変わるというが、まさかあそこまで変わるはずはないと自分に言い聞かせ、
ゆっくりと上体を起こす。
薬と十分な睡眠のおかげか、風邪はかなり快方に向かっているようで、
朝とは比べものにならないほど体の調子が良くなっている。
今日のところは部活を休んで家でおとなしくしていようと思って帰り支度をしていると、
唐突に保健室の扉が開いた。
近寄って来るその人の姿を確認したハルヒは、急激に鼓動が早くなるのを感じた。
「ハルヒ。もう、風邪は大丈夫かっ?!」
「ヒィィッ、環先輩っ!」
思わず悲鳴じみた声をあげて後ずさるハルヒに怪訝な顔ひとつせず、環は彼女の額に手を当てる。
ハルヒの顔が、見る見るうちに赤く染まっていった。
―――環先輩の触れてるところが、熱い。そういえば、あの時も……。
額にキスされた時の事を思い出し、ハルヒは困惑した。
「まだ顔が赤いじゃないか、ハルヒ!や、やっぱり病院に…!」
環はにわかに取り乱し、ハルヒの腕を引く。
「い、いいです!部活を休んで家で静かにしていれば、平気ですからっ!」
ハルヒは必に彼の腕を振り解いて、廊下に駆け出した。
……しかし、足が遅いうえに病み上がりなのですぐに追い付かれてしまう。
「自分は大丈夫ですから、環先輩は部活に行ってください!」
「ダメだ、ハルヒが心配なんだ!」
心配しているという環の言葉に、ハルヒの胸が高鳴る。
……が、それを打ち壊したのは、彼が次に言ったお決まりの言葉だった。
「ハルヒは俺の可愛い娘だからな、おとーさんが家まで送っていってあげよう!」
おとーさんと、可愛い娘。
環の家族設定は、今に始まったことではない。
以前だったら、それほど気に留めることもなかっただろう。
だが、彼への特殊な感情を自覚しつつあるハルヒにとって、それは残酷な響きになっていた。
それこそ、何の感情もないと言われるほうがまだマシかと思えるほどに。
自分は環に大切に思われている…、だけど恋愛の対象ではない。
そう思った刹那、ハルヒの中で燻っていた感情が堰を切って溢れ出す。
「じ、自分は……」
「んー?どうしたのかにゃ、ハルヒ?」
「自分は環先輩の娘じゃないし、先輩の事もおとーさんだなんて思っていませんからっ!!」
そう言って、ハルヒは再び駆け出した。
ハルヒの言葉に衝撃を受けたのか、今度は環も追って来ない。
そのままハルヒは帰路につき、自宅に戻ると早々に布団に潜り込んだ。
しかし、やるせない気持ちを抱えたままで眠りにつくのは、容易な事ではなかった。

43 :
その翌日、ハルヒは珍しく学校を休んだ。
風邪はほとんど治っていたが、環と顔を合わせるのがどうにも辛くて、そうしてしまったのだ。
だからといって特にする事があるわけでもなく、
ハルヒは布団の中で参考書などを読んで過ごすしかなかった。
昼過ぎに、美容院の予約があるからと父が普段よりだいぶ早く出かけてしまった後、
彼女は何とはなしにメイが置いていった雑誌を手に取った。
一昨日何度も読み返した特集ページを開くと、ココロ診断チェックの見出し文が目に入る。
あの人の事をどう思っているの…?
そこでごく自然に環の顔を思い浮かべ、ハルヒは胸の疼きを覚えた。
試しにもう一度診断チェックを試みるが、結果はこれまでと全く同じである。
さすがに、項目の下のほうにある【その人とHするところを想像したことがある】や、
【想像を元にひとりHしちゃったことがある】などは当てはまらないが、
他はだいたいパーフェクトだった。
―――やっぱり自分は、環先輩が好きみたいだ。
 …イヤだ、どうしてこんな事になっちゃったんだろう……。
ようやく恋心を自覚した自分と、はっきりしない環の態度を考えると、切なくなってくる。
自分が一人で胸を痛めているのに彼の態度は相変わらずで、全く本心がつかめない。
それに苛立って、初めて力いっぱい彼の家族設定を否定した。
恐らく、あの後彼はショックに打ちひしがれただろう。
だが、ハルヒの悲しみはそれ以上だった。
気持ちのすれ違いが、こんなにも苦しいなんて……。
辛い気持ちを紛らわす為に、ハルヒは今まで目を通していなかった後方のページを捲った。
「……えっ、何この特集?!」
そこにあった予想外の特集ページに、思わず声をあげてしまう。
それは、【愛されギャルのための激ヤバ☆セクシーテク】というもので、
彼氏をその気にさせる方法から、かなり過激なHのテクニックまでが載っていた。
綴じ込み付録が付いていたので何かと思えば、
【彼との愛をもっと深めたいギャル達にプレゼント!
 このフェロモンの香りつきスキンを使えばラブ度UP間違いナシだねっ☆】
などと書かれている。
数分後。
記事の過激さにびっくりして一度は雑誌を閉じかけたハルヒだったが、
わずかな好奇心に負けてついついその特集を読みはじめていた。
「…わっ、すごい。こんな事までするんだ……」
彼氏を悦ばせるテクニックや好きな体位で分かる彼の性格診断など、
それまで勉強ばかりしてきた彼女の目には、ほぼ全てが新鮮に映る。
いけないと思いながらも、次第に夢中になっていった。
―――も、もしいつか環先輩とこんな事になったら…、イヤ…そんな…で、でも……。
いつしかハルヒの脳内では、イラストの男女が自分と環にすり替わっていた。
どうしようもなく胸が締め付けられ、体の奥のほうから得体の知れない熱が湧き上がってくる。
初めて感じるそれが何なのか、よく分からない。
だが、不思議と嫌な感じはしなかった。
*          *

44 :
一方そのころ、第三音楽室。
本日の部活はミーティングの予定だったが、話し合いがほとんど進まないため、
早々に解散となった。
ハルヒの欠席は仕方がないが、問題はそれだけではない。
昨日のハルヒとの一件から、環はまるで抜け殻のようになっていた。
「昨日、ハルヒと何かあったのか?」
他の部員が帰った後、環は鏡夜に呼び止められた。
他の部員の前で問いかけられる雰囲気ではなかったので、二人きりになるのを待っていたという。
そういえば、最近やけに光が苛立っていてみんなの様子も微妙におかしいとは思っていたが、
その理由が分かる環ならば、ハルヒとの一件で悩むこともなかっただろう。
「…ハ、ハルヒに、言われた……」
「……何をだ?」
「おとーさんでも娘でもないと言われたアアアァァ〜ッ!!」
目に涙を浮かべながら、環は昨日のやりとりを一気に捲し立てた。
一人で考えてもハルヒの態度の意味が全く分からず、
本当はずっと誰かに相談したくて堪らなかったのだ。
一通り聞いてから、鏡夜が尋ねてきた。
「それで?おまえは、何故そう言われたのだと思う?」
「病院に連れて行こうとする俺が鬱陶しかったのか…いや、しかしそんな事で、
あそこまで言わなくても……。それとも、熱のために思ってもいない事を……?」
環は、まるで見当違いな自問自答を繰り返す。
そんな彼に苦笑しつつ、鏡夜が思いがけない助け舟を出してきた。
「思い切って、見舞いがてら本人に尋ねてみるのはどうだ?」
「…そ、そうだな。今日は仕事見学の予定もないし、そうしよう!ありがとう鏡夜、
やはり持つべきものは親友だなっ!」
顔を上げて意気揚々と部室を出て行く環の背中を見送りながら、鏡夜が呟く。
「…まあ、いいか。ハルヒに余計な助言をするなと言われたが、
おまえにするなとは別に言われていないからな……」
「……ん、何か言ったか?」
「いいから、早く行け!ああ、それと見舞いの品は、部費からじゃなくおまえ個人で出すように」
     *       *       *

45 :
……どれくらいの時間が経っただろう。
ハルヒは、熱に侵されたかのように何度も先ほどの特集ページを読み返していた。
ひょっとしたら、一昨日ココロ診断の記事を読んでいた時よりも夢中かもしれない。
正に、一心不乱という言葉が当てはまる状態だ。
そんな彼女の意識を、唐突に鳴った玄関のチャイムが現実に呼び戻す。
「……!!」
我に返ったハルヒは、雑誌を慌てて枕の下に隠して起き上がった。
父は美容院の後そのまま仕事に行くと言っていたし、宅急便が来る予定も聞いていない。
いったい誰だろうと思いつつ、覗き穴から様子を伺ってみる。
「あっ……!」
訪問者の姿を確認したハルヒは、心臓が跳ね上がりそうになった。
誰よりも会いたかった、そして会いたくなかった人がそこにいたのだ。
―――ど、どうして環先輩が!!?
ゆっくりと深呼吸して少しだけ心を落ち着けてから、ハルヒは意を決してドアを開けた。
「や、やあハルヒ。心配で見舞いに来たのだが、上がってもいいかな?」
ぎこちなく微笑みながら果物籠を差し出す環を目の前にすると、ハルヒの顔は俄かに紅潮した。
「…ど、どうぞ。風邪ならもう良くなりましたけど」
籠を受け取り、赤くなった顔を見られぬように後ろを向いて部屋に戻る。
だが、変な所で目ざとい環には、たちまち気付かれてしまう。
「その割にはまだ顔が赤いではないか、寝ていなければダメだろうっ!?」
と、彼は部屋に上がるやいなやハルヒの腕を引き、有無を言わせず布団の中に押し込んだ。
「本当に、もう平気ですからっ!…これは風邪のせいじゃなくて……」
ハルヒは、すぐに上体だけを起こして抗議しようとした。
だが、風邪でなければ何なのかと説明することも出来ずに、途中まで言いかけて沈黙する。
そんな彼女を環はしばらく布団の傍に座って無言で見ていたが、
やがて姿勢を正すと、少しずつ話を切り出した。
「…ハルヒ、昨日の事なのだが……」
「……はぁ」
「俺は、本当にハルヒの事を可愛くて仕方がないと思っているんだ。
だから、おとーさんでも娘でもないとか言われて、正直悲しい……」
そう言って寂しげに眉根を寄せる、環。
そんな彼の姿に、ハルヒの胸が痛む。
彼を哀れんで、申し訳ないと感じたわけではない。
やはり彼にとって自分は娘でしかないのだと、再認識させられた悲しさからだった。


46 :
     *      *       *
「そうですか……」
淡々とした、ハルヒの声。
自分の話など聞く耳持たないとでも言いたげな生気の篭らぬ声音に、胸が締め付けられる。
ハルヒがどうしようもなく可愛くて、構いたくて堪らない。
笑顔を見ると嬉しくて、傍にいるとキスしたいと感じるほど、愛しく思っている。
彼女がこんなにも愛しいのは、何故だろう?
肉親以外にこんな気持ちを抱いたのは、初めてだ。
遠く離れた母を思う気持ち、父に褒められて嬉しい時の気持ち……。
それと似ているような、少し違うような不思議な感情。
それが何なのか、分からない。
分からないから、素直にこれは肉親への愛情と同じ類のものなのだと思うことにした。
血が繋がらなくても、強い絆で支え合う義理の親子だってたくさんいる。
だから、自分はハルヒの父親のようなもので、彼女は可愛い娘。
やたらと彼女を構わずにいられないのも、キスしたいと思うのも、父親ならば当然の事。
おかしいわけが、あるものか。
ずっとそう思ってきた、それで満足だった。
それなのに……。
この頃、どうにもハルヒに避けられている。
以前にも反抗された時期があって、その時はすぐに元通りになったが、今回は本格的だ。
傍に寄れば、逃げられる。
話しかけても、視線を逸らされる。
具合が悪いせいかと思って心配すれば、父でも娘でもないと言われた。
父ではないというなら、ハルヒにとって自分の存在は何だろう。
絆がなくなってしまうのが辛い、彼女がどう思っているのか分からない。
鏡夜は、分からないならば本人に聞けば良いと言った。
だから、環は勇気を出してハルヒに問う。
「…ハルヒは、おとーさんだと思っていないと言ったが、だったら俺はハルヒの何なんだ?」
     *      *        *
「それは……」
ハルヒは下を向いたまま、掛け布団を強く握り締めた。
「…以前は、娘と言われても全く平気でした。でも、今は違います……」
「何故だ?」
首を傾げる環に僅かな苛立ちを覚えながら、ハルヒは軽く深呼吸する。
そうすることで、爆発してしまいそうな感情を抑えようとした。

47 :
「最近、正直言って自分は環先輩と一緒にいるのが辛いんです」
「つ、辛いって…。や、やはり俺を嫌いに……?!」
ハルヒの言葉にショックを受け、環はこの世の終わりのような顔をする。
「ち、違うんです!ただ…」
慌てて否定するが、その後が続かない。
「そうか、それなら良いが。…それで?」
環は胸をなでおろし、ハルヒの言葉を促す。
「い、一緒にいるととても胸が苦しくて、それなのに環先輩の事ばかり考えてしまって、
風邪だと思ったけど実は違って…あの、その……」
言葉を紡ぐ度に緊張感が高まり、次第に自分が何を言っているのか分からなくなってくる。
「…そ、それでやっと分かったんです。自分が…環先輩に恋…してるって!」
「…こ、恋……?!!」
環の瞳が、大きく見開かれる。
その表情から自分の発言に気付いたハルヒは、しばしの動揺の後ゆっくりと唾を飲み込んだ。
そして、勢いよく布団を撥ね除け、環を見据える。
「…好きなんです。だから、たとえ環先輩が自分を娘だと思い続けても、
もう自分は環先輩の娘ではいられません!」
「ちょ、ちょっと待てハルヒ!…こ、恋とか好きとか…って……」
環はシドロモドロになっているが、彼女はさらに続ける。
「親子の愛と恋する相手に対する気持ちは、似ているところもありますけど、別のものです。
だから自分は環先輩に、出来る事ならば…女の子として意識してほしいんです!」
言い終えた後で、ハルヒはうつむいた。
環に思いの丈を全て打ち明けた……。
勢いで捲し立てたものの、じわじわと恥じらいと不安が押し寄せてくる。
これで良かったのだろうかと、後悔の念に苛まれる。
今まで環はハルヒを娘のように思い世話を焼いてきて、
ハルヒはそんな彼を時にうざいと思いながらも尊敬してきた。
しかし、気持ちを伝えてしまったからには、もう今までどおりではいられない。
ふと環を見上げてみると、彼は未だ衝撃覚めやらぬらしく、どこか焦点の合わない目をしている。
そんな彼の様子は、ハルヒをさらに不安にさせた。
    *      *       *
ハルヒの突然の告白は、環の心を激しく掻き乱した。
彼女は環に恋愛感情を抱いているから、娘だと思わないでほしいという。
そして、肉親に対する愛情と恋愛感情は、似て非なるものだというのだ。
―――…では、ひょっとしたら俺のハルヒを可愛いと思う気持ちは、父性愛とは違うのか?
 いや、しかし可愛い子供にちゅーしたいと思うのは普通だと、誰かに言われたような…?
 …待てよ、でもハルヒは俺に恋していて、恋というのは普通親子ではしないもので……。
 だとすれば、俺はハルヒを……?…いや、でも……。

48 :
ハルヒに対する感情は父としてなのか、そうではないのか。
環の脳内で二つの考えが交錯し、今まで揺るぎのないものだった、
勘違いと思い込みで築かれた心の枷が綻びはじめる。
しかし、恋愛感情なのかといえば…正直よく分からない。
持ち前の女性に優しい性格と接客テクニックから、女性の扱いに慣れてはいる環だが、
実のところ誰かに恋をした事はまだ一度もなかった。
正直、どんな気持ちが恋なのかがよく分かっていない。
だからこそ、それが知りたくてストレートに質問してしまう。
「…ハルヒ、聞いていいか?恋って…どんな気持ちなんだ?」
     *       *      *
「ま、まさか分からないんですか?」
環が頷くと、ハルヒはしばし呆然とした後、枕の下から雑誌を取り出し、
ココロ診断の特集ページを開いて渡した。
自分がそれを読んで恋心を自覚したように、環にも同じ効果がおとずれる事を祈って……。
「どうぞ、男の人だと少し違うかもしれませんけど……」
雑誌に目を通しながら頷いたり考え込んだりしている環を見つめつつ、ハルヒは溜息をついた。
自分もそれを読むまで気付かなかった事はとりあえず棚に置いて、考える。
―――はぁ、本当に何でこんな面倒くさい人を好きになっちゃったんだろう……。
数分後、環が無言で雑誌を返してきた。
ハルヒはそれを布団の上に置いて、恐る恐る尋ねる。
「…で、どうですか?分かりました?」
「……!!!」
途端に、彼は弾かれたように肩を震わせる。
「……し、しばらく、一人になりたい!」
と、環はハルヒの返答も待たずに立ち上がり、隣の部屋に行く。
……が、一分も経たないうちにイライラした様子で襖を開けた。
「ええい、落ち着かんっ!他に部屋はないのかっ!?」
「他の部屋って…、お風呂かトイレしか……」
二部屋しかないアパートを豪邸と一緒にされては困ると思いつつ答えると、
彼は一目散にトイレに向かった。
「…環先輩、どうしちゃったんだろう…?」
ハルヒは彼の行動の意味が理解出来ず、キョトンとした顔で首を捻った。

かなり時間が経ってから戻ってきた環は、、やや上気した面持ちで言った。
「…な、何というか…俺の疑問と矛盾が全て繋がったような……」
「え?それってどういう……」
ハルヒが首を傾げていると、彼は何度か咳払いをしてから話しはじめた。

49 :
「ハ、ハルヒ!聞いてくれるか?…俺は今、家の事業のサービス分野について学びはじめたが、
それは自分の働きで多くの人々を笑顔にしたいと思ったからなのだ!」
「はい、それはこの前聞きましたが…」
「人が幸せそうに笑っているのを見ていると、自分まで嬉しくなるだろう?」
この話をする時、決まって環は活き活きとしている。
ハルヒはそんな彼の表情が好きだが、何故それを今話すのかと少し不思議に思った。
そういえば、ココロ診断にも『その人が嬉しそうだと自分も嬉しくなる』と書かれてはいたが…。
「…それで、ハルヒはどうすれば笑ってくれる?」
「……え?」
そう言われて、ハルヒは環を凝視した。
「以前からハルヒの表情が曇っているのを見ると、胸が痛んだ。そんな時は決まって、
可愛い娘が心配なのだと思っていたが、どうやら俺はずっと自分の気持ちを穿き違えていたらしい。
一番見たいのはハルヒの笑顔だ。だから、出来れば俺の傍で笑っていてほしいのだが…ダメか?」
「そ、それって、娘としてじゃなくて……?」
ハルヒは、今までにないくらいの胸の疼きを感じた。
環が自分を見つめて何か言っているが、激しい鼓動と緊張でよく分からない。
ただ呆然としていると、不意に優しく抱き寄せられた。
背中にまわされた彼の腕のぬくもりと、首筋にかかる熱い吐息。
それが与えてくる不思議な安心感に、胸のつかえが和らいでいく。
「…ハルヒが好きだ。多分、ずっと前から……」
「環先輩っ……!」
ハルヒは少しだけ環の腕が緩むと同時に、顔を上げる。
先ほどまでは不安で堪らず、氷の世界にいるようだった。
だが、今はこんなにも暖かい。
自然と笑みになるのが、自分でもよく分かる。
幸せそうな彼女の笑顔を確認した環は、
「ハルヒは普段も可愛いけど、笑顔が一番可愛いぞ!」
と耳元で囁いて、再び腕に力を込めた。
ハルヒの胸の奥が、キュンと疼く。
でも、それは今までとは違い、ちっとも苦しいものではなかった。

それからしばらくして、ハルヒはふと違和感に気付いた。
環が、布団の上を凝視している。
「どうしたんですか?環先……ぁああっ!!」
環の視線の先にある物に気付いて、ハルヒは蒼白になった。
先ほど彼に見せたギャル雑誌……しかも開き癖がついていたらしく、
【愛されギャルのための激ヤバ☆セクシーテク】のページが開かれている。
「イヤーッ!な、何見てるんですかっ!」
と、ハルヒは環の腕から抜け出して雑誌を取ろうとしたが、間一髪で彼に先に取られてしまった。

50 :
「…そ、それは違うんですっ!自分は、その……」」
横であたふたとうろたえるハルヒを尻目に、環は食い入るように特集記事に見入っている。
その瞳が次第に怪しげな輝きを増していくのに気付くと、彼女の狼狽ぶりは加速した。
「た、環先輩!あっちの部屋でお茶にしませんかっ?!」
そう言って居間に行こうとするハルヒの腕を、環が掴んだ。
彼は頬を紅潮させて、真剣に尋ねてくる。
「ハ、ハルヒ。これが庶民の常識なのかっ?!!」
と、彼が指差したページには、こう書かれていた。
【大好きな彼とすぐにHした〜い!これ、Lipギャルのマジ常識!!】
「そ、そんな事……!」
そこまで言いかけて、ハルヒは環が訪ねて来るまでその特集を読んで、
自分が想像していた事を思い出し、真っ赤になって口を噤んだ。
自分の想像を恥じるハルヒの姿を変な方向に勘違いしたのか、環はさらに頬を上気させて言った。
「今まで、こういう事はしばらく清い交際をしてからと思っていたが、ハルヒがそうしたいなら、
俺は別に今すぐでも構わないぞ……!」
予想外のセリフに、ハルヒは軽い眩暈を感じた。
その肩に、環の腕がまわされる。
「わぁぁっ、…ちょ、ちょっと……!」
ハルヒが慌てふためきつつ腕を撥ね退けようとすると、環はいささか寂しげな表情になった。
「俺に触れられるのが嫌なら、無理強いはしないが……」
そんな彼の潤んだ瞳に、ハルヒは釘付けになる。
角度によって微妙に色合いの変わる、生粋の日本人に比べて色素の薄い瞳。
彼に見つめられると、絆されてしまいそうになるのは何故だろう。
環から目を逸らせぬままで、考えを巡らせる。

51 :
―――ど、どうしよう。環先輩に、これはごく一部の進んだ人達だけの常識だって言わないと…、
 で、でも何か既にその気になってるみたいな感じだし……。
 そ、そりゃいつかは…だけど、今からなんて……!
「た、環先輩。自分は……」
「ハルヒ……?」
環が、熱っぽく見つめてくる。
ハルヒはやっとの思いで僅かに視線を逸らし、消え入りそうな声で言った。
「嫌…じゃ…ないです……」
環はゆっくりと頷き、頤に指をかけた。
そのまま人差し指のみを動かし、唇をなぞる。
「ん……」
神経の細やかな唇の表面に触れられた僅かなくすぐったさと気恥ずかしさに、
ハルヒは思わず目を閉じた。
そこに感じた彼の吐息によって、互いの唇が近付くのが分かる。
緊張感と少しの期待に、胸が高鳴った。
しかし、それから十秒ほど経っても状況が変わらない事を訝しげに思って目を開けてみれば、
環は唇に触れる寸前で動きを止めていた。
そして至近距離で見つめられている事に気付き、慌てたように距離をとる。
「どうしたんですか、環先輩……?」
ハルヒが声をかけると、環は微妙に視線を逸らす。
「い、いや。ハルヒと初めてちゅーすると思うと、何だか緊張して……」
その言葉にハルヒは、そういえば彼の指が微かに震えていることに気付き、笑みを漏らした。
「こ、こら!笑うのは失礼じゃないか、ハルヒ」
「…あ、すみません。てっきり、環先輩はこういう事平気で出来る人だと思っていたもので……」
そう言いながら、普段お客様相手に王子様モードで接する環の姿や、
以前自分の額にすんなりと口付けた時の事を思い出す。
「あ、相手がハルヒで、もう自分がおとーさんではないと自覚するとだな……。
やはりドキドキするだろう、どうしても…!」
「……環先輩も、自分と同じなんですね。少し安心しました」
と、ハルヒは微笑んで、再び目を閉じた。
程無く環の吐息がかかるのを感じ、今度こそゆっくりと二人の唇が重なった。
軽く触れて一度離れた後、環の舌が唇をなぞり、少しずつ口腔へと侵入してくる。
その熱さとぬるりとした感触に、ハルヒは小さく身を震わせた。
好きな人とする口付けは、額にされるのとは比べものにならないほど心地良く、胸を高鳴らせる。
順応力が高いためか、先ほどまで緊張に震えていたはずの環は、早くも積極的に舌を絡ませ、
口内を刺激していく。
ハルヒは戸惑いながらも、次第に柔らかで熱い感覚の虜になっていった。
 後編に続く

52 :
>>51
GJ!
後編も楽しみだ

53 :
GJ!!!
二人のドキドキが感じられて、読んでるこっちまでドキドキしてきたw
後編楽しみにしてます

54 :
ググググッジョブ!!
新年早々よいもの読ませていただきました。もち、続きにwktk

55 :
新年早々キタ゚;・。*・。:*゚(゚∀゚)゚*:。・*゚゚!!GJ過ぎるだろ…
>>49の環の告白には不覚にもちょっと感動した。読んでて幸せになったんだぜ…。
「一人になりたい」ってのが環らしくてワロスw
にしてもいいとこで切りやがってw後編期待。

56 :
あけおめGJ
今から後編を全裸にコート待ちだ!
ところでタイトルは何語ですか?

57 :
やばいほど、ドキドキしましたー!!最高です!!
ゆっくり自覚していくところとか感動しました!!キスに動揺するとかいいw
前編の純愛は本当に良かった!
後編もすごく楽しみに待ってます!!

58 :
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) 後編ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__)+

59 :
こんばんは、「Voi che sapete」の後編です。
注意書きは>>40にあります。
ちなみにタイトルはフィガロの結婚より「恋とはどんなものかしら」で、イタリア語です。

60 :
十分に口腔の感触を楽しんだ後、環はハルヒをそっと布団の上に横たえさせた。
そして、上着の裾から手を差し入れて、下着越しに彼女の胸に触れる。
「…あっ……」
未だ口付けの余韻に浸っていたハルヒは、突然の刺激に声をあげた。
長袖カットソーと膝丈のハーフパンツという部屋着の下には、
薄いキャミソールとコットンのショーツしか着けていないため、
薄布一枚のみを隔てて、環の掌の感触が如実に伝わってくる。
彼はそのまま鼓動を確かめるようにハルヒの控え目な胸を包み込み、何度か緩やかに撫でると、
今度は上着をキャミソールごとたくし上げてきた。
「…あ、あのっ。じ、自分で脱ぎますからっ!」
ハルヒが恥じらいながら自分の上着を押さえると、環はいささか不服そうな顔をする。
「で、では、こういうのはどうだろう?俺の服はハルヒが脱がせていいから、
ハルヒの服は俺が…ということで」
「それも遠慮しときますっ!…いいから、少し後ろ向いててください」
環の提案をあっさり却下して上体を起こすと、ハルヒは背を向けた。
彼が後ろを向いて制服のブレザーを脱ぎはじめるのを確認してから、
少し恥じらいつつ上着に手をかける。
      *       *       *
互いに上半身のみ裸になってから、環はハルヒを再び押し倒した。
横たえられたハルヒは、両腕を胸の上で交差させ体を硬くしている。
彼の視線を少しでも避けようといじましい抵抗をしている姿が、何とも可愛らしい。
「ハルヒ、腕を退けてもらえるかな?」
「…い、嫌ですっ!」
ハルヒの胸は、同じ年頃の女生徒達に比べると幾分控え目な部類に入る。
普段は然程それを気にしているふうにも見えないが、やはり好きな相手に見られるとなると、
気になるらしい。
「ハルヒ、気にしなくていいぞ。俺は、胸が小さいくらいで嫌いになったりしないから…」
「環先輩、優しい口調でさりげなくひどい事言ってませんか?」
ハルヒは頬をますます紅潮させ、腕に力を込める。
彼女の緊張を解そうと思っての発言が裏目に出てしまい、環は焦った。
そして、いかにして状況を打破すべきかと、違う方法を考える。
「すまない、ハルヒ…。でも、さっき言った事は本当だから」
「だ、だから、それが……」
「好きだよ…」
文句を言いかけたハルヒの頬に軽く口付け、環は耳元で囁いた。
不意な口付けにたじろぎ、彼女の腕が緩む。
さらに環が貴婦人にするかのごとく左手の甲にも優しく口付けると、
ようやくハルヒは腕の力を抜いてくれた。
程無くして、環の眼前にハルヒの白く瑞々しい肌が晒される。

61 :
サイズ的には控え目だが形の良い柔らかそうな双丘に、環は早くも釘付けになった。
吸い寄せられるようにそこに指を伸ばし、優しく包み込む。
「や…、くすぐったいです……」
敏感な肌に初めて他人の指が触れる感覚に、ハルヒが身を捩る。
柔らかく滑々とした感触を楽しんでいるうちに、
環はその先端が次第に硬さを増していく事に気付いた。
その部分を摘み指先で刺激すると、ハルヒの体がビクリと戦慄いた。
「やぁんっ……!」
自分の上げた声に驚き、口元に手を当てるハルヒ。
その柔肌が、桜色に染まっていく。
初めて聞いた彼女の甘やかな声音に、環は疼きを覚えた。
本などで得た知識から、男女の営みの方法とテクニックについて知ってはいたが、
実際にするとなると、新鮮な驚きの連続である。
まだ娘だと思っていた頃から、ハルヒの事を考えていると時折感じる熱い気持ち。
そんな時は決まって、おとーさんなのに娘に劣情を抱くなんて変態じゃないかと自分を責めた。
だが、ようやく自覚した今では違う。
先ほど読んだ雑誌によれば、好きな相手にそういう感情を抱くのはごく普通であるという。
それだから、もうひた隠しにはせず、感じた欲求に素直になろうと決めた。
―――ハルヒの感じる声が、もっと聞きたい!
そう思いながら、環はハルヒの胸を執拗に愛撫した。
手の中にすっぽりと収まる柔肉を揉みしだき、硬く尖った先端を指先で捏ね回す。
それを続けながらもう片方の果実を口に含み、強弱を付けて吸い上げる。
「あ…環先輩、そこ…だめぇっ!」
ハルヒが高く掠れた声を上げ、むずがる子供のように首を振る。
その声と仕草、初めての快感に羞恥する表情などの全てが、環を昂揚させた。
体の奥から湧き上がる熱が、次第に理性を支配していく。
胸への愛撫に朦朧とするハルヒの腰を浮かせ、ハーフパンツを下ろしていく。
徐々に露になる白い下着と制服の時はズボンに覆われているほっそりとした太腿に魅入られつつ、
それを抜き取り傍らに置いた。
剥き出しになった足にヒヤリと空気が触れるのを感じたハルヒが、
そこで初めて下着一枚になっている事に気付いたのか、気恥ずかしさに身じろぐ。
環は彼女の内腿に手を這わせ、少しずつ上に撫で上げていった。
やがてショーツまで指を到達させると、軽く唾を飲み込んでから中心部に触れる。
薄いコットンの布越しにハルヒの体温が感じられ、次いでじわりとした湿り気が……。
そのまま指をめり込ませると、染み出した愛液が環の指を濡らした。
「…すごいな。ハルヒのここ、濡れてるぞ……」
「やあぁっ、言わないでください…っ…」
ハルヒは頬を赤らめ、恥ずかしげに目を伏せる。
堪らなくなった環は、彼女のショーツに手をかけた。

62 :
「ちょ、ちょっと環先輩っ…!」
焦るハルヒの抵抗を難なく撥ね退け、一気に脱がせてしまうと、
彼女は小さく悲鳴を上げて太腿を閉じようとした。
しかし環は、それを遮って開かせようとする。
小柄なハルヒが男の力に敵うはずもなく、あっさりと彼女の秘部が彼の眼前に晒された。
初めて目にした薄い恥毛と無垢なスリットに、環はかつてない昂りと疼きを感じた。
期待と緊張で微かに震える指で陰唇を広げ、秘所の粘膜を露にしていく。
「みっ、見ないでくださ…いっ……」
ハルヒがそこを好きな相手に晒す羞恥に身を震わせるが、環は行為を続ける。
そして、剥き出しになったその部分を、なめるように観察し始めた。
幾重にも連なる薄いサーモンピンクの粘膜の襞と、奥に続く小さな窄まり。
その上にちょこんと存在する桃色の突起と、そこから覗く赤く充血した陰核。
それらが全てぬるぬるとした愛液で濡れそぼり、誘うように妖しく光っている。
「…ハ、ハルヒはいけない子だな、ここをこんなにグチョグチョにして…!」
「で、でもそれは…環先輩が…するから……!」
「人のせいにするなんて、いけませんっ!そんなハルヒにはお仕置きが必要だなっ!」
環は一喝して、さらに何か言おうとしたハルヒの唇を強引に塞いだ。
もしも冷静な時だったら、道理に合わない事を言っているのは自分のほうだと気付いただろうが、
今の環に最早そこまでの精神的余裕はなかった。
体の疼きに支配されて、自分を律する事が出来ない。
ほんの三十分ばかり前に初めてしたのとは別人のような荒々しさでハルヒの唇を貪りながら、
陰核を指で刺激しはじめる。
すぐに硬くなってきたそこを二本の指で挟み、強弱を付けて擦ると、彼女の腰が小刻みに震えた。
「……っ!」
ハルヒが快感と息苦しさから何とか逃れようと、懸命にもがく。
さすがにやりすぎかと思い唇を解放してやると、彼女は酸素を求めて荒く息をついた。
「…ら、乱暴にしないでください!せめて、もう少し優しく……って、
ちょっと…た、環先…ぁああっ!」
そんなハルヒの抗議を受け流し、環は再び彼女の秘部を弄る。
普段の彼であれば、このような時はすぐに謝罪して行為を止め、
場合によってはしばらく落ち込んだかもしれない。
しかし、理性を失いつつある今は、そうではなかった。
まるで自分の中に眠っていた獰猛な獣が目覚めてしまったような感覚に、戸惑う。
ハルヒに酷い事をしたくはないのに、どうしても止められない。
粘膜の襞をかき分け秘洞の入り口を探り当てた環は、少しずつそこに指を埋没させていく。
「や…、だめっ、あああっ…!」
無垢な秘洞に初めて男の指を受け入れたハルヒが、異物感に顔を顰めた。
彼女のそこは環が想像していたよりも随分と窮屈で、彼の指をきつく締め付ける。

63 :
「…うわ、ハルヒの中狭いなぁ…。でも……」
「…で、でも……?」
「ぬるぬるで暖かくて、気持ち良いぞ!」
と、環は挿入した指を動かしはじめる。
すぐにコツを掴んで、緩急を付けて抜き差ししたり内部の硬い部分を擦ったりしていくと、
ハルヒは甘い声をあげた。
嬌声を聞く度に環の中の獣が反応し、彼を煽り立てる。
堪らず彼は指を二本に増やし、ハルヒの中を夢中で蹂躙した。
「…っ!いっ、痛いです…、やっ、環せんぱ…いぃっ…!」
明らかに嬌声とは違う、ハルヒの呻き。
それに気付いて指を抜いてみると、愛液にうっすらと血が混じっていた。
どうやら、処女膜の一部を傷付けてしまったらしい。
彼女を傷付けてしまった…その事実に、いささか胸が痛んだ。
「も、もう少し優しくしてほしいです。…じ、自分は、初めてなんですから…」
責めるような、ハルヒの視線。
その瞳が潤んでいる事に気付いた環は、彼女の秘所に舌を這わせた。
「ひ、あぁっ!…な、何を……?!」
「すまない、ハルヒ。…でも、これなら痛くないだろう?」
そのまま、舌と唇を使って愛撫を続ける。
陰核を舌先で突付き、溢れてくる蜜を音をたてて啜る。
「あ、ああぁ、やぁっ…!」
指で弄られるのとは違った快感と淫らな水音から逃れるべく、ハルヒが耳を塞ごうとした。
その腕を掴んでシーツに縫い止め、さらに愛撫を続ける。
「あぁっ、先輩…環先輩ぃっ……!」
ハルヒが高く掠れた声を上げ、身を捩る。
桜色に上気した肌と熱い吐息、快感に喘ぐ悩ましげな表情。
それらの全てが、環の熱を駆り立てた。
昂りを失わぬまま、自分本位なだけだった感情に、
愛しいハルヒを気持ちよくさせたいという新たな想いが加わる。
そうしてしばらくの間行為を続けているうち、ハルヒが大きく戦慄いた。
「ひ…あぁ、やっ…あああぁぁんっ!!」
ビクビクと体を震わせ、一際高い声を上げる。
彼女が絶頂を迎えたのだと悟り、しばし満足そうにそれを見つめた環は、
自分の下半身に纏った衣服を脱ぎ捨てた。
そして、痛いほどに張り詰めた彼自身をハルヒの秘裂にあてがい、
緩やかに擦り付けつつ入り口を探りはじめる。
ようやく可愛いハルヒと一つになれると思うと、嬉しくて口元が緩んだ。

64 :

      *      *       *
一方、初めての絶頂の余韻から醒めつつあったハルヒは、不意に穏やかでない感触に気付いた。
指や舌よりもずっと大きい、熱くて硬いものが、先ほどから秘所をノックしている。
「……?!」
まだ上手く働かない頭をフル回転させて、ようやく状況を把握する。
いつの間にか自分と同じく一糸纏わぬ姿になった環が、
自分の腰を浮かせてその中心に下半身を押し当てていた。
「…ちょ、ちょっと環先輩っ?!」
慌てて上体を起こすと、環は動きを止めてハルヒを見た。
「…ん?どうした、ハルヒ?」
「…ヒィイッ……!」
彼と目を合わせたハルヒは、ビクリと震えつつ呻く。
―――た、環先輩が、怖い!!
上気した頬と、獣のような荒く乱れた吐息。
ぱっと見には普段とそう変わらぬ端正な顔立ち…だが、その目はぎらりと怪しく輝き、
口元には歪んだ笑みを浮かべている。
初めて見る彼のその表情は、肉食獣が獲物を前に舌なめずりをする時のそれに少し似ていた。
怖いのに、その目を見ていると不思議と体が熱くなり、逆らえないような気分になる。
視線から逃れるべく下を向くと、目に飛び込んできたのは、すっかり臨戦態勢の彼自身だった。
無論、ハルヒはそんな状態の男性器を今まで見た事がない。
普段の環からはおよそ想像も付かない、そこだけ別の生き物のような器官。
少し前まで自分の秘洞を蹂躙していた彼の指の何倍もの大きさを誇るそれが、
これから挿入されるのかと思うと、ハルヒは戦慄した。
「…イ、イヤ!怖いっ!!」
涙を浮かべて震えるハルヒに、環が問う。
「何が怖いんだ、ハルヒ?確かに女の子は初めてだと痛いというから怖いのは分かるが、
いくら何でも少し大げさな……」
「た、環先輩が怖いんです!最初は優しかったのに、何だかだんだん乱暴になっていくし、
今だって目付きとかが獣みたいじゃないですかっ!」
「け、けだものって……」
思い当たる節があったのか、そこまで言いかけて環は口を噤んだ。
そして、ハルヒに背を向けて項垂れる。
「…す、すまない、ハルヒ。俺はおまえに酷い事を……」
「環先輩……」
先ほどまでとは打って変わって暗い表情を浮かべる環の姿に、ハルヒの胸が疼く。
「何というか…初めて見たおまえの可愛くていやらしい姿に理性が飛んで、
自分の暴走を止める事が出来なかった……。いけないと思っても、
どんどん心に余裕がなくなって…」
「………あの…」
耐え切れずに声をかけると、環はゆっくりと振り向いた。
その目が、捨てられた子犬のように潤んでいる。
そんな彼を見ているうちにすっかり絆されてしまったハルヒは、言葉を続けた。
「…怖かったけど、もう大丈夫です。…だから、えーと…今度は自分が環先輩に、
何かしてあげたいと思うんですが……」

65 :
ハルヒからの意外な申し出に、環が信じられないという顔をする。
「……な、何でもいいのか?」
「は、はい。…あんまり特殊な嗜好のは困りますけど、
常識の範囲内でなら出来る限り頑張りますので」
そう言うと、環はパッと瞳を輝かせ、傍らの雑誌を手に取った。
早くも立ち直ったのか、嬉々として特集ページをめくる。
そこには、女性から男性を愛撫する方法とやり方がいくつか紹介されていた。
「…うーむ、このパイ…ってのは無理か」
チラリとハルヒを見て、環は小さく溜息をつく。
「今、失礼な事考えてなかったですか?」
その意図を悟ってきつい視線を向けると、彼は必で誤魔化した。
「そ、そんなわけでは…。そ、それよりこれなんか良いと思うのだが、やってくれるかにゃ?」
彼が指差した場所には、こう書かれている。
【ギャルが最高のフェラテク教えちゃう!これで彼もメロメロ?!】
ハルヒはその記事を読んだ時の事を思い出し、頬を染めてたじろいだ。
「…あ、嫌なら他のやつでも……」
そう言う環の前にちょこんと座り、ハルヒは軽く頭を下げた。
「…じゃあ、失礼します。上手く出来るか分かりませんけど……」
頷く彼の前に身を屈め、恐る恐る怒張したものに手を伸ばす。
―――こ、怖くない!ここだって、大好きな環先輩の一部なんだから…!
自分の心にそう言い聞かせつつ、近くで見ても変わらずグロテスクなそれに先ずは指先で触れ、
徐々に握っていく。
―――環先輩の、熱い…。それにこんなに硬くて大きくて……。
初めて触れた彼自身に戸惑いながら、ハルヒはそれをぎこちなく撫で擦りはじめた。
雑誌の記事を思い出しつつ、竿の部分を握り裏筋を指先で刺激する。
雁首の辺りを突付いてみると、彼の剛直がさらに膨張したような気がして、少しうろたえた。
「…ハルヒ、それもまあ気持ち良いが、出来れば舐めてくれないか?」
「…あ、ああ。そう言われてみれば、そうですね」
一度唾を飲み込んでから、思い切って根元のほうに舌を這わせる。
舌を平らにして、アイスキャンデーの要領で少しずつ上に向かって舐めていく。
太く浮き出た血管に触れると脈動がダイレクトに伝わって、吃驚するのと同時に気分が昂揚した。
「ハ、ハルヒ、もっと先のほうを舐めたり咥えたり…」
「…もー!環先輩は、静かにしていてください!」
一喝した後、ハルヒは口を大きく開けて、歯を当てないように注意しながら、
剛直の先のほうを咥えていく。
圧迫感に耐えつつ亀頭に舌を這わせると、先走りのぬるぬるとした液が纏わり付いた。
少し苦いようなしょっぱいような不思議な味……。
でも、それが愛しい人が自分の拙い舌技に興奮してくれている証拠だと思うと、ドキドキする。

66 :
鈴口を舌で突付きながらチラリと環の顔を見上げると、彼は切なげな表情でハルヒを見ていた。
―――初めて見た。環先輩って、こういう顔もするんだ……。
ハルヒの中に、自分でもよく分からないモヤモヤとした感情が生まれる。
もっとその表情が見たくて、彼に気持ち良くなってほしくて、行為を続けた。
陰嚢を指先で撫で上げながら、舌と唇で鈴口や雁首を強弱を付けて刺激する。
しばらく夢中でそうしていると、環自身の脈動が一際激しくなった。
それと環の低い呻きに吃驚して局部から離れようとしたハルヒの口腔に、熱いものが迸る。
さらに剛直から迸り続ける白濁は、口を開けたまま呆然とした彼女の顔を汚した。
強烈な臭いと異様に青臭い味のする液体が喉奥をつたっていく気持ちの悪さに、
ハルヒは堪らず咳き込んだ。
「…す、すまないハルヒ!」
我に返った環が、慌ててティッシュを差し出す。
「無理しないでいいから、早く吐き出せ!」
「…も、もう飲んじゃいましたから、いいです。うぅ…」
受け取ったティッシュで顔に付いた白濁を拭き取った後、ハルヒは再び環自身に舌を這わせた。
そうすることで、少し前まで感じていた不思議な高揚感が甦ってくる。
「ハ、ハルヒ、もういいから…!」
「で、でも雑誌には、キレイにしろって書いてありますから…」
そう言って、鈴口に残る残滓を吸い出し、雁首と竿に付いた白濁を舐め取っていく。
その刺激に、彼の局部が再び熱を帯びはじめる。
ハルヒが後始末を終える頃には、すっかり硬さと大きさを取り戻していた。
「…うわ、すごい!またこんなになって……」
ハルヒは高揚感醒めやらぬまま、うっとりとそれを見つめる。
最初に目にした時に感じた恐れと驚きは、最早消え失せていた。
      *       *       *
ハルヒの艶めいた表情に、環は息を呑んだ。
体の中心がどうしようもなく疼き、愛しい彼女を一刻も早く自分のものにしたいという欲求が、
湧き上がってくる。
「…ハ、ハルヒ!」
「…はい、何ですか?」
「そろそろ、ひ、一つにならないか、俺と。…い、良いだろう?良いはずだっ!
俺が決めた、そう決めたぁぁぁっ!!」
緊張のあまり、だんだん自分が何を言っているのか分からなくなる。
だが、何とか伝わったらしく、ハルヒは恥じらいの表情で小さく頷いた。
「…や、優しくしてください」
「よ、よし。出来る限り努力するから、安心して任せるがいい!」
力強く頷いた後、環はハルヒを抱き締め、そっと布団に横たえさせた。


67 :
ハルヒの上に覆い被さると、思い出したように彼女が言った。
「…そういえば、環先輩。避妊具なんて…持っていないですよね?
保健の授業で習った計算だと恐らく大丈夫だとは思うんですけど、
やっぱり出来れば…その、困るんで……」
環は枕の下から避妊具を取り出し、自信たっぷりで答えた。
「……あ、あるぞ!ゴムなら、ここに!」
先ほどハルヒから雑誌を渡された時に、綴じ込み付録を外しておいて良かったと思いつつ、
注意書きを見ながらそれを自身に装着していく。
そして、ハルヒの安堵の表情を確認してから、彼女の両脚を抱えて互いの局部を密着させた。
「…あっ…んんっ…!」
密着したままで擦り付けると、ハルヒは何とも可愛らしく喘いだ。
しばしそうした後、秘洞の入り口に剛直の先端を押し当てた。
これからの行為を恐れたのか、ハルヒがギュッと目を閉じて力を込める。
「ハルヒ、最初は痛いと思うが…優しくするから……」
そう囁き、耳朶と首筋に口付けながら彼女の緊張を解していく。
ハルヒの表情が心なしか和らぎ力が抜けた時を見計らって、環は腰を突き出した。
「…っくぅぅ…、ああぁぁ…!」
ハルヒの無垢な秘裂が、侵入者を拒むかのように剛直を押し返す。
それでも諦めずに何度も侵入を試みていると、次第に彼女の粘膜が寛げ、
徐々に環自身を受け入れていった。
熱い粘膜に覆われていく感触が、薄いゴムごしにじわじわと襲ってくる。
口腔とはかなり違う、何とも窮屈で熱く滑る感覚が気持ち良い。
しかし視線を落とせば、そこには痛みに顔を顰めるハルヒの姿。
相当痛いらしく、腰を進める度に背中にまわされた彼女の指先に力が入るのが分かる。
「だ、大丈夫かハルヒ?!」
「…痛いけど、環先輩とひとつになるためなら、これくらい我慢出来ます!
だから…、このまま一気にやっちゃってください!」
「一気にって……」
ハルヒの男前な発言に、環はたじろいだ。
だが、確かにじりじりと痛みが続くよりは、そのほうがまだ彼女への負担が少なそうではある。
そう考えて、狭い秘洞の中を貫いていくペースを速める。
先が少し入った所にある僅かな抵抗を押し進むと、ハルヒが一際苦しげに喘いだ。
「あああぁぁっ…!!」
結合部から破瓜の血が混じった蜜が溢れ、白いシーツに赤い花びらを散らす。
さすがに心配になり顔を覗きこむが、彼女はいいから続けてくださいと言った。
その言葉に甘んじて、さらに深い所を目指す。
ハルヒの秘洞は狭く、奥に進むのは困難だったが、
ややあって壁に突き当たるような感覚があり、どうやら最奥に到達したのだと分かる。

68 :
「ハルヒ、全部入ったみたいだぞ…」
そう伝えると、ハルヒは嬉しそうに微笑んだ。
その顔は汗と涙に塗れていたが、今まで見た彼女のどんな表情よりも胸を疼かせる。
慈しみの衝動に駆られ、環は腰の動きを止めたままでハルヒを抱きすくめた。
「…こうしていると、そんなに痛くなくていいです」
「そうか。…でも、何というか…むしろ本番はこれからで……」
「それは分かってます。でも、もう少しだけこのまま……」
ハルヒの言葉に頷き、互いの体をより密着させた。
彼女の体温と鼓動、そして熱い吐息がより身近に感じられ、甘い香りが鼻孔を擽る。
その全てが愛しく、同時に環の牡を刺激した。
「…あの、環先輩。そろそろいいですよ、続きしても……」
「よ、よし。では、始めるとするか…!」
ハルヒの言葉を合図に、環は彼女の脚を抱え直し、ストロークを開始した。
「…っ、あ…あぁっ!」
痛みがぶり返したらしく再び苦悶の表情を浮かべるハルヒを気遣いつつ、
先ずはゆっくりと動いていく。
動きに合わせて秘洞が収縮し、環自身をきつく締め付けてくる。
こみ上げてくる官能の痺れと昂りに、環は次第に夢中になっていった。
突き上げる度に響く湿った水音とハルヒの吐息交じりの喘ぎが、それに拍車をかける。
可愛い彼女の純潔を奪い自分のものにしているという征服欲と少しの罪悪感、
そして何よりも彼女を愛しいと思う気持ち……。
それらが組み合わさり、理性の箍を外していく。
そうしているうちに、少し痛みが薄れてきたのかハルヒの表情が和らぎはじめた。
「…ハルヒッ、痛くないか……?」
「…正直、まだちょっと……。でも、最初に比べたら大分ましになりましたんで、
もう少し激しくしても大丈夫ですよ…」
言われるままに、環は彼女の腰を抱える角度を変えた。
より体を密着させ、激しくハルヒを求める。
襲いくる快楽が徐々に自制心を取り去っていくのを感じつつ律動を速め、
それを貪っていった。
「あ…、はぁっ、環…先輩ぃぃっ!」
「ハルヒ、ハルヒ…ッ…!」
朦朧としていく意識の中で、しきりに名前を呼びながら互いを求め合う。
程無く、背筋を突き抜ける強烈な官能の渦に飲み込まれた環は、
熱く迸る欲望を吐き出した。
しばし行為の余韻に浸った後、環はゆっくりとハルヒの中から自身を抜いた。
続いて外した避妊具とシーツに付いた血痕を確認し、今更ながら蒼白になる。
実際の所たいした量ではないが、彼を狼狽させるには十分だった。
「ハ、ハルヒすまない!まさか、こんなに血が出るとは…。
それに、随分と痛い思いをさせてしまったな……」
「別に謝ることないです。初めてだったから、仕方のない事ですし……」
ようやく痛みから解放されたハルヒは力を抜いてぐったりとしていたが、
それでもやんわりと微笑んで答える。

69 :
「それに、途中で少し怖い事もあったけれど、環先輩は十分優しかったですよ?
こうしていると、大好きな環先輩と結ばれたんだな…って実感が湧いてきて、幸せな気分です…」
そんなハルヒの笑顔を見ていると、無性に愛しさと幸福感がこみ上げてくるのを感じた。
彼女を抱き寄せ、勢いよく頭を撫でる。
「よしよし、頑張ったハルヒにご褒美だ!」
「ちょ、ちょっと!髪がクシャクシャになるじゃないですかっ!」
ハルヒは頬を膨らませたが、環は満足気に笑いながら続ける。
やがて彼女も諦めたのか、小さく苦笑した後そっと身をあずけてきた……。
      *      *       *
それからシャワーとあり合わせの夕食を済ませると、かなり遅い時間になっていた。
食事の後に呼んだ迎えの車が来る時間になり、環は名残惜しそうに靴を履く。
ハルヒは彼をアパート前まで見送るべく、自分もサンダルを履いた。
「…あ、そうだ!」
そこでふと思い出したように、環が言う。
「今度の休みに、デートをしようか!ハルヒはどこに行きたい?」
ハルヒは考えたが、とっさに言われてもせいぜいスーパーか近くのデパートしか思いつかない。
「すみません。自分はどうもデートで行くような所、詳しくなくて…」
そう言うと、環は軽く苦笑した。
「…では、前日までに俺が決めておこう。絶対楽しい一日にするから、任せておくがいい!」
まさか週末に彼がA型の本領を発揮した綿密な計画表を渡してくる事になるとは知らず、
ハルヒは期待に胸を躍らせる。
環との交際は、面倒で暑苦しそうだが、それ以上に楽しくなりそうだと思った。
「……あ、それと!デートも楽しみではあるが……」
「何ですか?」
そこで環は、いささか頬を染めつつ耳元で囁く。
「ハ、ハルヒの痛みが癒えたら、またしような……」
「…ちょっ、それは…そのっ……!」
途端に頬を染めて動揺したハルヒの額に、環は優しく口付けを落とす。
「ちょっと、環先輩…っ!」
「えへへ…、恋人同士だからいいんだもーん!」
そう言うと、彼はドアの外に出て行った。
「…もう、環先輩は…ずるいですよ……」
一人、玄関先に取り残されたハルヒは、さらに顔を赤くして呟く。
しかし、彼女の心は幸せな気持ちに満ちていた……。


70 :
翌日。ハルヒが帰宅すると、メイが待っていた。
環とどうなったのかと聞かれて、付き合うことになったと言うと、
彼女は自分の事のように喜んでくれた。
口調はいつものように蓮っ葉だったが、友情の暖かさが嬉しい。
「…そういえば、この雑誌ありがとう。すごく役に立ったよ」
ハルヒが件のギャル雑誌を返すと、メイはそれを何とはなしに捲りながら言った。
「でもさー、これ貸した時はまさかこんなモンで気付くかって思ったけど……。
ま、アンタ達くらい鈍感だと、ヘタに言うよりこーゆーのが役立つのかもね」
……と、後方までページを捲ったところで、不意にメイの手が止まる。
「……どうしたの、メイちゃん?」
「…アンタ、ここに付いてたエロい付録どうしたわけ?ま、まさか環くんと使ったとか?」
「………!!!」
ハルヒの顔が、見る見るうちに赤く染まる。
今まで特に気に留めていなかったが、環があの時どこからか取り出した避妊具は、
この雑誌の綴じ込み付録だったのである。
冷静に考えて、見舞いと仲直りのつもりで来た彼が、こんな物を予め用意していたわけがない。
「ヤッパリそうなんだ、信じらんない!環くんて、鈍いくせに手ェ早すぎじゃん!!」
ハルヒの顔色から全てを悟ったメイが、喧しく騒ぎ立てた。
「…あ、あのー。それは…その、環先輩が雑誌を見て、
庶民は恋人同士になったらすぐにするものだと勘違いして…そ、そのまま……」
「だからって、ハルヒもいきなりおとなしくヤらせちゃ駄目でしょーが!
男なんてのは、最初が重要なんだからさー!環くんみたいなタイプは案外エッチな事知ると、
トコトンのめり込みそうだし、もしこれから会う度にヤらせろって言われたらどーすんの?!」
以前、環をちょっと良いと言っていたとは思えないほど、メイは彼に対して言いたい放題である。
「メ、メイちゃん、それはいくらなんでもちょっと……」
「あー、もうっ!アンタが言えないなら、あたしが環くんにガツンと……!」
メイは携帯電話を取り出し、環の番号を検索しはじめる。
「イヤー!それは止めてぇぇっ!!」
結局、ハルヒが必に阻止し続けるとメイは電話とメールを諦めてくれたが、
それにはかなりの時間を要したのだった。
――END――

71 :
Voi che sapete面白かった!
作者&メイちゃんGJv

72 :
GJ!!!!!!
ついでに嫉妬に狂った光の鬼畜物が見たいと言ってみる

73 :
>>70
超GJ!の嵐

74 :
ひゃ〜すばらしい!!!GJGJ!!
ところどころ吹きだしながら楽しめたです。
計画表、最後の締めにスペシャルスイートとかかましそうだな殿w

75 :
神!
暴走中の環の嬉しい笑いがハルヒには獣に見えてるとことか、
さりげない伏線が回収されてる所とか上手いと思った

76 :
おおおおお神きてたー!
GJすぐる
最後のオチもまた面白いw

77 :
乙!!
次はラブラブデート編だな!w

78 :


79 :
今月のメイ師匠の虎の巻(ギャル雑誌)伝授はおいしいよねw
過激な性の知識を知っちゃったハルヒで妄想できるw

80 :
GJ!
ひんぬー気にするハルヒ可愛いと思ってたら、殿の「ハルヒはいけない子だな」というキモ台詞で吹いたw

81 :
「恋人同士だからいいんだもーん!」の殿かわいすぐるw

82 :
>>79
他のキャラ×ハルヒでも妄想できるね。
どなたか是非…!

83 :
>>81
それ、殿が最初にでこちゅーしたときのセリフとかけてあるのかな?だとすれば細かいな。
「えへへ、おとーさんだからいいんだもーん!」とかいうのがあったはず。

84 :
GJ!ハルヒも環も可愛いな(*´Д`*)
事後に頭撫でるシーンがツボでした

85 :
sage忘れたorz

86 :
前スレ227のネタ妄想したもんです。
ウザエロイ環本当にウケました!!
ギャル本でハルヒが妄想したり、H中に利用する所GJです(^^)b
かなり興奮してしまいましたよw乙です!

87 :
パラレルはアリ?

88 :
>>87
投下してみれば?
あ、カプとかNGワードとか忘れずにね

89 :
スク水ハルヒマダー(・∀・)?

90 :
ハルヒのスク水着た殿で我慢しなさい!

91 :
ちょっと思いついたんだけど
ハルヒのお母さんがんだ理由はなんかなとか考えて
若くしてんでるから、癌か何かかなとか思って
んじゃ、ハルヒにも体質が遺伝してるかもとか考えて、
末期癌に冒されたハルヒが悲しむ環を慰める為に…、
自分には絶対無理なので誰か代わりに書いてくれ

92 :
>>91
恋愛映画にんでしまう恋人とかが人気になるね
セカチューとか恋空☆
そういえばハルヒ母んだ理由気になる!疑問に思った事無かった;
その設定見てみたい!!

93 :
ゴミついてますよ

94 :
>>90
バカー!想像しちまったじゃまいかーW
おまいのせいでスク水環が頭の片隅から離れないYO!

95 :
>>90
スク水環ハァハァ……
って言うと思ったか!(・∀・)ゴルァ!!

96 :
二人の身長差は28cm。ハルヒサイズのスク水着たら色々やばいような…
というか、ハニー以外の部員が着たら漏れなくお宝くっきり、おいなりコンニチハ…((( ;゚Д゚))))

97 :
「ハルヒこれ!スク水着てーv」
「ヤですよ…変態ですか」
「え〜…あっそうだ!俺も着るから恥ずかしくないゾ☆おそろいだぞー?」
「ちょwww着るなwww」
な流れで着そうな気も…w

98 :
>>96
それはそれで、なかなか趣深いですなw

99 :
>>96
まさに放課後電磁波クラブ

100 :
本スレの流れでご飯3杯はいける

101 :
女体化ハニー×モリ

102 :
環×ハルヒ←光で、環ハルと光ハル未遂あり。
苦手な方はスルーもしくは「タイセツナトモダチ」をNGワードでお願いします。

103 :
「…ふ、…ぁん…んぅぅっ…」
その日の部活が終わってしばらく経った薄暗い第三音楽室に、
湿った音と吐息交じりのくぐもった声が響いている。
入り口から角になった衝立の陰、一番奥のソファの上で、ハルヒは環に抱かれていた。
彼のたっての希望で、今日はロングの鬘と中等部のセーラー服を身に付けたままという姿だ。
二人が付き合い始めて、一ヶ月あまり。
お互い自覚するまでが長かった反動か、結ばれるのにそれほど長い時間はかからなかった。
ひと月前に環が付き合い始めたことを早速鏡夜に報告したとき、
混乱を避けるために他の皆にはしばらく秘密にした方が良いと言われたので、
二人の関係が変わった事を知るのはごく少数の人間だけである。
それだから、普段は極力今までどおりに過ごし、休日のデートとお互い用事のない部活後に、
こうして恋人同士の時間を過ごしていた。
「…ぁ、はぁ…ふ、ああぁっ…!」
ハルヒは、身をくねらせて喘いだ。
下から激しく突き上げられるたびに、環の膝の上で華奢な肢体が揺れる。
彼が好む、向かい合って体を密着させた体位は、互いの鼓動と熱をより感じさせる。
最初の何回かは苦痛を伴った行為にもようやく慣れ、
ハルヒは快感に悶える自分に少し戸惑いながらも、環に愛される悦びを感じていた――。

一方そのころ、人影も疎らな南校舎の廊下を走る光の姿があった。
帰りの車内で部室に携帯ゲーム機を忘れてきたことに気付き、急遽引き返して取りに行くところだ。
馨は明日でもいいだろうと言ったが、今プレイ中のRPGの続きが気になるからと、
彼を車内に残し、一人で校内に戻ってきたのだ。
部室の前に着いてドアを開けようとすると、鍵がかかっていた。
部活が終わってしばらく経つのだから、さすがに皆帰ったかと思い、
鍵穴に部員に一本ずつ渡されている合鍵を挿し込み、中に入る。
光のゲーム機は入り口に近いテーブルの上にあったので、すぐに見付かった。
あまり馨を待たせては可哀想なので、それをポケットに入れてさっさと戻ろうとしたとき……。
「……ぁ…ん……」
不意に部屋の奥から聞こえた声に、光は振り返った。
「………?」
無人だと思っていた部室内に、自分以外の誰かがいる。
それを確かめるべく、逸る好奇心を抑えつつ、そろりそろりと声のした方に近寄っていく。
入り口から角になった一番奥の席で、人影が揺れていた。
ソファの上で抱き合う、高等部の男子と中等部の女子。
乱れた制服と吐息から、二人が何をしているのか分かる。
よほど夢中になっているのか、二人は自分に気付く様子もない。
長い髪と相手の腕に阻まれて女子の顔は見えないが、もう一人の顔は確認出来る。
……光は、自分の目を疑わずにいられなかった。
もしもここが部室ではなく相手が見知らぬ人物だったなら、たいして心も騒がなかっただろう。
だが、少なくとも男子の方は光の非常によく知る人物で……。

104 :
――ど、どういうことだよ?!何で殿が中等部の子と……?!!
光の知る彼は、無自覚ながらもずっと前からハルヒに好意を寄せているはずだ。
そんな彼が、皆の知らないところで見知らぬ中等部の女子といやらしい事をしている。
今まで築かれたイメージが崩壊し始め、訳の分からなさに頭の中が混乱していく。
酷くいけないものを目撃してしまった気がして、光は彼に気付かれぬように後ずさった。
――み、見なかったことにしよう!馨を待たせてるし、早いとこ戻って……。
そう思って踵を返したとき、環に抱かれている女の子が大きく嬌声を上げた。
「…あ、あぁぁっ、た…環先輩、そこ…もっとしてくださ…ぃぃっ!」
聞き覚えのある声だった。
そして、今一番聞きたくない愛しい人の声だった。
光が反射的に振り返るのとほぼ同時に、二人が体勢を変えた。
それによって、今度は彼女の顔がよく見えるようになる。
上気した頬とトロンとした瞳、半開きの唇からチロリと覗く濡れそぼったピンク色の舌。
初めて目にしたハルヒの恍惚の表情は、ゾッとするほど艶めかしく、
それ故に光の胸をきつく締めつけた。
どうにも居た堪れなくなって、声を漏らしそうになるのを必に抑えて入り口に向かう。
「や、はぁん、ああっ…、だ…め、たま…先輩ィィッ!」
その間にも聞こえるハルヒの喘ぎ声に耳を塞ぎながら、何とか部屋を脱出して鍵を掛け直すと、
光は一目散に廊下を駆けていった。

「どうしたんだよ、光?顔が真っ青だけど……」
車に戻った光の様子を見て、馨は訝しげな顔をした。
彼に先ほど部室で見た光景を話してしまいたかったが、心配をかけては…と思い、ぐっと堪える。
「…い、いや。何でもないけど、…ほら、人がいない校舎って何か怖いじゃん?」
「そう、それなら良いけど……」
適当にごまかすと、馨はそれ以上追求してはこなかったが、
まだ少し腑に落ちないという顔をしていた。
やはり双子だけあって、彼を欺くのは難しい。
それでも何とか心の内を探られまいと、無理に明るい表情を作って、
ポケットからゲーム機を取り出す。
「…さ、さてゲームの続きしよ。もうすぐ中ボスなんだよネー!」
わざと大きな声で喋りながら、電源をオンにしてゲームを始める。
しかし、夢中なふりをすればするほど、反比例するかのように内容はちっとも頭に入らなかった。


105 :
帰宅すると、光は今日はゲームに熱中したいからと言って馨のお茶の誘いを断り、
普段はあまり使われていない客用寝室に閉じこもった。
一人になると途端に、部室で見た光景が脳裏に甦ってくる。
激しく求め合う二人、自分以外の相手によって引き出されたハルヒの艶めいた声と表情……。
以前の短気な自分だったら、あの場で騒いでいたかもしれない。
心を落ち着ける特訓をしておいて良かった。
……と、そこまで考えて頭を振る。
――僕が心を落ち着ける訓練したり本を読んだりして頑張ったのは、
 いつかハルヒに告白するためだった。…だけど、その間に二人は……!
相当鈍いと思っていた二人が、自分の知らないうちに自覚し合って関係を進めていた。
慣れた感じから察するに、今日が初めてというわけではなさそうだ。
いったい、いつ頃から付き合っている…?
これまでの事を、思い返してみる。
最初は、環が一方的にモーションをかけているだけで、ハルヒは相手にしていないと思っていた。
だけど、メイに彼女もまんざらでもないのだと言われて……。
それからは、二人が一緒にいるのを見たりハルヒの口から環の話を聞いたりする度に、
イライラするようになった。
彼女のことで馨と喧嘩して、自覚して、仲直りして……。
そうしているうちに、いつの間にか彼女は環を前にすると、動揺したり頬を染めたりしだした。
…でも、先月あたりから彼女の彼への態度が柔らかくなってきたように思う。
そこまで考えて、光は唐突に気付いた。
丁度その頃から、環は“おとーさん”だの“娘”だの言わなくなっている。
きっと、二人はその頃に付き合い始めたのだろう……。
――…そうか、そうだったんだ!どうして今まで気付かなかったんだよ?!
そこで、自分以外の部員はどうなのかと考えてみる。
…おそらく、環の親友である鏡夜は知っているだろう。
もしかしたら、二人にまだ関係を口外しないようにアドバイスしたのも彼かもしれない。
そうだとしても、不思議と勘の鋭いハニーとモリが気付いている可能性は高いし、
ひょっとしたら馨も……?
――これじゃ、気付いていなかった僕が一人でバカみたいじゃんか!
そう思うと、次第に黒い感情が渦巻いてくる。
皆への不信感。
環に対する嫉妬。
そして、ハルヒへの複雑な思い……。
どうして、ハルヒに選ばれたのが自分ではなく環なのだろうか?
自分だって、彼女のことが好きなのに……!
恋愛事に鈍感な彼女のことだから、未だに自分に想われていることにも気付いていないだろう。
傍に居ても何らかのスキンシップをとっても、全く意識してくれないくせに、
好きな相手には別人のように艶っぽい顔を見せる彼女。
そんな彼女の姿を見たくなかった、…見なければ良かった。
想いを伝えて断られるよりも、ずっと残酷な失恋の仕方……。
辛くて、苦しくて、どうしようもなく胸が痛い。
気の済むまで一人で泣いてから、平静を装って馨と一緒に夕食を摂った。
食卓に並んだシェフの自慢のメニューの数々。
いつもと変わらぬはずなのに、今日は全く味がしない。
入浴してもベッドに入っても癒されぬまま、光は眠れぬ夜を過ごした――。


106 :
夜が明けて……。
出来ることならサボってしまいたかったが、馨に心配をかけないために、無理をして学校に行った。
しかし、ハルヒの姿を目にすると、どうしても昨日の出来事を思い出してしまい、
授業に殆ど集中出来ずに半日が過ぎた。
今日は午後から二、三年生の進路説明会で、一年生は一時間早く授業が終わった。
馨が日直の用事で忙しかったので、一人きりで教室を出ようとすると、
後ろからハルヒがついてきた。
「光、これから部室?それなら、一緒に行こうよ」
昨日の光の行動に気付いていない彼女は、いつもと同じように屈託なく話しかけてくる。
断るわけにもいかずに、仕方なく一緒に廊下を歩くことになった。
南校舎まで来たとき、ハルヒが第三図書室に寄っていいかと聞いてきたので、従った。
校内にいくつかある図書室の中でも目立たない場所にあるそこには、他に誰も居らず、
今の時間は司書も席を外しているようだ。
黙ってついて行くと、ハルヒはフランス文学の棚の前で立ち止まり、目当ての本を探し始めた。
「へー。ハルヒって、フランス文学とか読むんだ?」
つい、そう言うと、彼女はにっこりと笑って答える。
「うん。この前環先輩に昔読んだ名作の話を聞いてから、興味が湧いて……」
そのまま、彼女は楽しそうに環の話を続けた。
相変わらずの可愛らしい笑顔に、胸が高鳴る。
でも、その笑顔が自分に向けられたものではないと思うと、すぐに苛立ちに変わった。
胸の奥で燻り続けていた嫉妬の炎が一気に燃えさかり、感情を抑えられなくなる。
「…ハルヒ。嬉しそうに殿のこと話すの、やめてよ!」
口を付いて出た言葉に、ハルヒが困惑する。
「…ご、ごめん。ひょっとして、何か気に障った?」
「何か、じゃないよ!…ハルヒはいつもそうやって、殿のことばかりじゃないか!」
たじろぐ彼女を前に、光は声を荒げていく。
「僕だって、…僕だってハルヒが好きなのに、ハルヒは気付きもしない!!
 …分かる?僕の前で殿のことを話すのが、どんなに残酷かってことが!!」
「……ひ、光が…自分のことを?!」
いかにも、告白されて初めて知ったというようなハルヒの表情。
それを見て余計にイライラを募らせた光は、彼女を近くの壁に押し付け、頬に口付けた。
「……やっ!」
突然の事にハルヒは身じろぎ、眉根を寄せる。
そんな彼女を冷ややかに見下ろしながら、光は言った。
「…ハルヒは、変わったよね。前は僕や馨に同じ事されても、平然としてたくせにさ」
「い、以前は自分も恋愛とかよく分かってなくて…。だけど、今は……」
「ふーん。今はもう殿と付き合ってるから、他の男にキスされると困るってヤツ?」
「……知ってた…の?」
ハルヒは大きな目を瞬かせて、光を見上げた。
僅かに朱を帯びた彼女の顔に、昨日見た痴態が重なる。
「…知ってたというか…、昨日忘れ物を取りに戻ったときに偶然見たんだ。
二人が…してるところをさ!」
「…え?!で、でも、そんな……!」

107 :
光は真っ赤になってうろたえるハルヒの隙を突いて押し倒し、その上に馬乗りになった。
じたばたと足掻く彼女の華奢な両手首を、片手で器用に床に縫い止める。
「二人とも夢中で、僕に気付かなかっただろうけど…。どんなに僕がショックだったと思う?
 聞きたくなかったよ、殿に甘えるハルヒの声なんか!」
言いながらハルヒの上着のボタンを外し、シャツの上から乱暴に胸を弄る。
「や、やだ!やめてよ、光っ!どうして、こんな事…」
光は彼女の抵抗をあっさりと受け流し、指に力を込めた。
シャツ越しに胸の先端の突起を押し潰しながら、激情をぶつける。
「…ねぇ、ハルヒ。どうして殿なのさ?何で…何で僕じゃダメなんだよっ!?」

「くぅっ……」
ハルヒは堪らず、顔を顰めた。
力任せに揉みしだかれ、敏感な部分が下着と擦れて悲鳴を上げる。
いつも環にされているのとは違う、優しさの欠片もない愛撫は、痛みしか感じない。
時折、興奮しすぎた彼に激しく弄られる事はあるが、現在光にされている一方的な行為は、
官能の痺れに変わることはなかった。
「…どうして答えないのさ?やっぱり、体に訊くしかないみたいだね……!」
と、光はハルヒのベルトとファスナーを寛げ、ショーツの中に指を侵入させる。
「ダ、ダメ!これ以上は、もう……!」
ハルヒは身を捩って光の束縛から必に逃れようとするが、彼はびくともしない。
大切な友達だと思っている彼も男なのだと初めて意識すると、体がひとりでに戦慄く。
光の指が肉芽を弄り、乱暴に擦ってくる。
「っ、うぅ……ッ!」
いきなりの強い刺激は刺すような痛みしか与えず、ハルヒは呻いた。
そんな彼女の様子に構わず光は秘裂を探り、膣口に指を押し当てる。
「ハルヒが、いけないんだ!…ハルヒが、僕の気持ちに気付いてくれなかったからッ!」
「い…嫌っ、…く、…ぅあああぁっ!」
光の指が一度に二本突き入れられ、強引に奥へと進んでいく。
初めての事ではないとはいえ、全く濡れていない場所を抉じ開けられる痛みに、堪らず声を上げた。
「ひ、光!お願い、やめて…痛い…ッ!」
「…ふーん、これ位で痛いわけ?昨日は、指なんかよりずっと太い殿のモノを奥まで飲み込んで、
 あんなに悦んでたくせにさ!」
冷ややかにそう言い放ち、光は更にもう一本指をねじ込んで荒々しく律動させる。
「ぁ…ぐっ……!」
ハルヒは、痛みに柳眉を歪めつつ彼を見上げた。
――このままでは、光に犯される……!
そう思うと、胸が凍りつく。
大声で助けを呼び続ければ、叫びを聞いた誰かが来てくれるかもしれないが、
そうすれば光との友情を永遠に失うだろう。
だが、彼の為すがままにしていれば、それよりもずっと大きなものを幾つも失う。
どうして、こんな事になってしまったのか。
彼の言うように、彼の気持ちに気付かぬまま環と結ばれた事が罪なのか。
環との恋愛と光との友情を両立していけると思っていたが、それは不可能なのか。
幾つもの疑問が、脳裏に浮かぶ。

108 :
光が自分に思いを寄せている事は意外だったが、それでも自分にとって彼は大切な友達で、
それ以上にもそれ以下にもなりえない。
彼の表情は怒りに満ちているのにどこか哀しげで、ハルヒの心を締め付ける。
体の痛みと、彼の想いに応えられない痛み。
それが綯い交ぜになって、ハルヒは涙を溢した。
「やだ…、こんなの嫌だよ、光……。光のこと、大切な友達だと思ってるのに、こんな……!」
涙が絶えず溢れて、次第にすすり泣きになっていく。

身を震わせてすすり泣くハルヒを見て、光は鋭い刃物で貫かれたような衝撃を覚えた。
思わず彼女の中から指を引き抜き、その身を解放して後ずさる。
――…ち、違う!僕はハルヒのこんな顔を見たかったんじゃない!
 ただ、笑ってほしかった。僕の傍で笑ってほしかったのに、どうしてこんな……!
ハルヒの怯えた表情と苦しみの声が、フラッシュバックする。
このままハルヒを犯しても、彼女の心が自分のものになるとは限らない。
……むしろ、離れてしまうだろう。
それなのに、嫉妬のあまり間違った事をしていた……。
馬鹿な事をしてしまった自分を、ハルヒは許してはくれないかもしれない。
そう思うとどうしようもなく涙がこみ上げてきて、光は項垂れた。
ようやく自由になったハルヒは、泣きながら衣服を整えている。
「…ぁ……」
そんな彼女に声をかけようとしたが、喉の奥が乾いて上手く発音出来ない。
「…ハ、ハルヒ。その…、ごめん……」
唾を飲み込んで何とかそう言うと、ハルヒは小さな声で答えた。
「…自分こそ、ごめんね……」
「ハッ、ハルヒが謝ることなんか…!…悪いのは、全部僕なんだから……!」
光の言葉を遮るように、ハルヒは首を振る。
「他の誰かに想われてるなんて知らなかったから、光の気持ち…考えたことなかった。
自分の鈍さで人を傷付けてるって、もっと早く気付けば良かった……」
「ハルヒは…僕を許してくれないよね……?」
そう言ってから、自分でもよくそんな馬鹿な事を尋ねられたものだと思う。
昨日彼女と環の情事に遭遇して、自分の想いが叶わなかったという事実を受け止めきれず、
嫉妬の炎を燃やした。
彼女の鈍さが、そして自分を愛してくれないことが罪だと思い、どす黒い感情をぶつけた。
そして間違いを犯しかけた自分を、誰が許すというのだろう……。
しかし、ハルヒの答えは意外なものだった。
「…いいよ。ただし、二つだけ約束してくれるなら」
「約束……?」
「うん。さっきの事忘れるから、光も忘れて。…それと、これからも友達でいてくれる?」
「そんなことで、いいの?僕は、ハルヒに酷い事したのに……」
頷く彼女は、もう泣いてはいなかった。
光が今更ながらハンカチで頬に残る涙を拭ってやると、微かに笑って小指を差し出す。
「はい、約束!」
光は言葉を返す代わりに、彼女の細い小指に自分の小指を絡ませた。

109 :
「…あのさ、良かったら教えてくれない?ハルヒがどうして殿を好きになったのかを」
図書室を出て部室へ向かう階段を上りながら、光はハルヒに尋ねた。
クールな彼女が正反対な環に惹かれた理由が、どうも今ひとつ分からなかったからだ。
その問いに、彼女は少しはにかみながら答える。
「…最初は、暑苦しくてお節介で、自分にはついていけないテンションの人だと思っていたよ。
 でも、少しずつ先輩の事情を知ったり、人がなかなか出来ない事をやれるすごい人なんだって、
 分かったりしていくうちに、尊敬する相手になって、それがいつしか恋に変わっていったんだ。
 …気付くまで、随分と時間がかかっちゃったけどね……」
そう言って幸せそうに微笑むハルヒは、ドキッとするほど眩しく見えた。
自分が見たかったのは、そんな彼女の表情なのだと思う。
たとえ、それが自分に向けられたものでなかったとしても……。
そしてハルヒの言葉から、光は自分と馨がホスト部に入部を決めた時の事を思い出していた。
――…ハルヒを譲るのはちょっと悔しいけど、結局殿には敵わないよなー。何だかんだ言って、
 僕だって殿のこと好きだし……。
光は苦笑して、ハルヒの肩に腕をまわした。
「ねえ、ハルヒ。僕はこれから応援することにしたからさ、殿と幸せになるんだよ。
 そんなことはないと思うけど、もし他のヤツを好きになったら怒るからネッ!」
と、彼女の頬を軽く抓る。
「イタタッ、やめてよ光!分かったからっ!」
「それと、もう一つ約束。…いつか、僕にハルヒよりもずっと好きな子が出来たら、
 応援してくれること!」
「……うん、約束するよ。光は、自分の大切な友達だもんね」
光とハルヒは、互いに笑って指きりをした。
気が付けば、部室はもう目の前である。
二人は頷き合うと、一緒にドアを開けた……。

何事もなかったかのように部活の時間を終えて帰宅した後、光は馨に告げた。
「僕、ハルヒに告白したんだ。でもさ、断られたよ……」
「……えっ?!」
突然の告白に、馨は顔色を変える。
「昨日から様子がおかしかったのって、ヤッパリ…?あれほど、まだ早いって言ったのに…」
「ハルヒは、先月から殿と付き合ってるんだってさ。馨は、知ってた?」
その問いかけに対し、馨は申し訳なさそうに答えた。
「…ごめん。はっきりとじゃないけど、少し前から何となくそうなのかな…とは思ってた。
 だけど、光の気持ちを考えると言えなくて……」
「そっか。でも僕、これからは友達としてハルヒを応援することに決めたから、
 馨も協力しない?」
そう言うと、馨はますます驚いた。
「ひ、光!ハルヒのこと、もういいワケ?!何か、あっさりしすぎじゃない?」
光は、自嘲的に肩を竦めてみせる。
「正直、知った時は辛かったよ。何で僕じゃないんだよって、ハルヒに詰め寄った。
 …だけど、ハルヒに泣かれるより笑顔のほうがいいって気付いちゃった。
 だから、身を引くことにしたよ。完全にふっきれるまでは、ちょっとかかりそうだけ……」
言い終える前に、馨に優しく抱き締められた。
彼の腕が震えていることに気付いた光は、そっと抱き返す。
「…もういいよ、光。無理しないで、辛かったなら泣いていいから!」
「やだなー、そう言う馨がもう泣いてるじゃん……」
言いながら、次第に瞳が潤んでくるのを感じる。
そのまま二人は、しばらくの間静かに涙を流した。


110 :
「…ところで、友達としてハルヒを応援って言うけど、具体的に何すんの?」
「んー、この先ハルヒが殿との事で悩んだり困ったりしたら、力になるとか……」
気の済むまで泣いた後、光と馨は紅茶を飲みながら話し合っていた。
「それじゃ、ハルヒに困り事が出来るまではどうしようか?」
「そりゃー、決まってるでショ!」
馨の問いに、光はニマリと笑ってみせた。
すぐに全てを察した馨は、彼と同じ表情になる。
「分かった!ハルヒを射止めた果報者を、今まで以上にからかって遊ぶ!!」
「そー、その通り!」
しばし笑った後、二人は遅くまで悪戯の計画を立てて盛り上がった……。

その翌日。部活の営業が終わると、光と馨はこっそりとロッカーから環の鞄を取り出した。
当の本人はそれに気付かず、離れた所で鏡夜と談笑している。
これ幸いと鞄を開け、二人はネタになりそうな物を求めて中を漁った。
拍子抜けするほどあっさりと、“お宝”が幾つか見付かる。
「…ちょっと、これどう思う?」
「うっわ、それキツイって!…これもすごくない?」
…などと小声で囁き合っていると、いつの間にか後ろに環が立っていた。
「おまえら、人の鞄を勝手に漁るのはやめろと、何度言ったら……!」
怒りの形相で腕を組み、環は声を荒げる。
「だいたい、おまえらは常識が足りなさすぎるぞ!今日という今日は許さんっ!」
そんな彼の前で、二人は全く物怖じせずに鞄から取り出した物を広げた。
「今どき交換日記してるような人に、常識とか言われてもネー…。しかも、何これ?
 ハルヒは一枚ずつなのに、殿だけ毎回何枚も書いちゃってるし!」
「ギャハハハ、このデート計画表って何?分刻みのスケジュールって、ありえなさすぎ!」
笑いながら囃し立てられ、感情の起伏の激しい環は早くも肩を震わせる。
彼が追いかけて来ることを見越して、二人は逃げる準備をした。
「……えーと、これはどういう状況ですか?」
買出しから戻ってきたハルヒは、追いかけっこをしている三人を見て首をかしげた。
「いつもの事だろう。今更気にする必要があるか?」
「それは……、そうですね」
鏡夜に言われて頷いた後、ハルヒは、楽しげにふざけている光を見て静かに笑った。
そこに、光と馨が近寄ってきて話しかける。
「ハルヒ。この後、家で一緒に英作文のレポートやらない?」
「いいけど、作文って普通は一人で書くものじゃ?」
「いいじゃん、おいでよ。友達同士で一緒にやったほうが楽しいって!」
「よーし!それでは、皆で行こう。ハルヒは休憩の時に食べるお菓子、何がいいかにゃー?」
当たり前のようにちゃっかり会話に入ってきた環を、光と馨が冷ややかに見つめた。
「何言ってんの?友達同士で宿題したいなら、殿は鏡夜先輩とすれば?」
「そーそー。ハルヒの“友達”じゃない人は、来ないでクダサーイ!」
……それから、以前よりもエスカレートした双子の悪戯は、しばらくの間続いた。
傍から見れば騒がしい光だが、そんな彼を見たハニーとモリは、
ひとまわり大人になったと言って頷き合っていたという……。



111 :
GJ!

112 :
GJ
光せつないな…でもオチが明るくてよかった

113 :
乙!!いいねいいね
行為目撃シーンでいたたまれなくて先を読み進めるのがためらわれた
これはヘタレ鏡夜以来だ…w
図書室でのやりとり切なすぎ
環以外の相手で原作準拠でエロだとどうしても切なくなるなー

114 :
光の嫉妬でハルヒにあたる所は切なすぎたけど、
その後の光と馨のやりとりに感動しつつ、
最後の殿にイタズラする双子はいつも通りだけど、大人になったって所が良かった!
いい話しだった!!

115 :
GJ!!
最後が明るくて、読んだ後も後味良かった!

116 :
ハニー先輩とモリ先輩がラストをビシっとまとめてくれた!
GJ!

117 :
一途なハルヒとか失恋を乗り越えて頑張る光とかイイ!
でもタマハル純愛話のあとにこれ読むと、余計切ないね・・・

118 :
ほしゅ

119 :


120 :


121 :
(^Д^)笑

122 :
切ねぇ…(/_;),

123 :
ハルヒが環を責める話も読んでみたいな

124 :
>>123、それは無理なんじゃない?
だって主人公の設定がツンツンで、何に関しても無頓着だしv
まぁ、ハルヒみたいな人じゃないと環先輩みたいな人のお相手なんて出来ないと思うからOKなんだけどね♪
環先輩ってうざいもんね〜(褒め言葉ですv)

125 :
でも最近のハルヒは恋に気付いて、前ほどツンで無頓着でもなくなってきてる。
前に2回目以降のHしてくれない環にハルヒから迫るSSがあったけど、
そんな感じのハルヒ攻めならアリだと思うよ。
性格無視したドSハルヒなんかだと違うけど・・・。

126 :
環がMっぽいわりに、ハルヒにS要素があんまないからな…
ハルヒは素でドSっぽい鏡夜・ハニー・馨との絡みが浮かびやすいかも。
あるとしたら天然ハルヒのなにげない一言一言に
環がいちいちショック受けて、一人言葉責めみたいな感じになるとか…
環の要望で縛ってあげていた淡白ハルヒが急用で持ち場放棄、
ハルヒが帰ってくるまでスリルを味わいながらMを満喫とか…
きめえwww

127 :
環が設定したライトSMごっこに付き合わされるハルヒとか…?
「えーと…縛られてこんなに勃起しているなんて、環先輩は本当にいやらしいですね」(環の書いた台本読んでるだけ)
「ああっ、もっと俺を罵ってくれ。ハルヒ女王様ッ!」(一人でノリノリ)
「自分の中に入れたいですか?…ふん、こんな変態○○○には足コキで十分ですよ」(超棒読み)
……ねーよ(・3・)

128 :
初恋ラブのせいで一人エッチを始めるハルヒ…
「え…っと、確か裸でこういう体位のまま…んぎあああΣ◇☆※〒」

129 :
>>127わらたw
ハルヒと殿だとエロもギャグ調になるな

130 :
緊縛放置プレイ環ハルヒ
ぐるぐるぐるぐるぐる
「はい、環先輩、朝までおとなしくしててくださいね。ではおやすみなさい」
「ハ、ハルヒィ〜…これ俺の想像とちょっと違う…」
「…zZZ」
「!!!…ハルちゃんは寝付きいいなぁ…あはは(;∀; )」

131 :
環は腐っても仏国紳士だからね。
エスコートは完璧、愛撫もねっとり長めだと予想。
フランス仕込みなら足の指まで舐めてくれるはず。

132 :
本誌でハルヒが貧乳気にしたのって初めてだっけ?

133 :
貧乳を気にしたのは今月初めてじゃないか?
メイちゃんが着替えさせてる背後からこっそり環が見るわけ…ねえよ(笑)

134 :
ないとは思うが、実は布団を敷き終えた環にメイちゃんが
「買出しに行ってくるから、それまでにハルヒの着替えと汗のふき取りしといて。
あ、ハルヒにはあたしが着替えさせたって言っとくこと!」
とか頼んでたとしたら、おいしい&メイちゃんGJ…とかちょっと妄想した。

135 :
過疎age

136 :


137 :


138 :
環の頭の中はおフランス仕様なんだろうか?
外人さんは日本語下手な方がモテるって話を聞いて唐突に気になった

139 :
今はそこらの日本人以上に日本人ぽいだろうが、日本に来たばかりのころは
ふと気付くとフランス語で考えてたり、咄嗟に口走ることも少しはあったんじゃまいかと予想
つーか、もしもエロパロのセクロスシーンのフィニッシュで
「うっ…ハルヒ!好きだ、ハルヒッ!!」とか言いながらイクとこが、
「オ〜ゥ、ハルヒ!ジュ…ジュテーム、モナムールゥッ!!」だったら、どんな神作品だろうがコーヒー吹くよww

140 :
>>139
wwww

141 :
>>139
ちょww本当にコーヒーふいたwww

142 :

 

143 :
環×ハルヒです
エロなしです
その割に長いです。すみません。

144 :
よろしく〜ww

145 :
お待ちしてますw

146 :
あ、あれ?>>143さんは?待ってるのだが…

147 :
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com

148 :
すみません!
昨日寝落ちしてしまいました…あと追加注意でこの前の環×ハルヒの続きという設定でお願いします。


「はぁっはぁっ…この服…めんどくさい…」
200X年-月-日
9:00 ○△駅 噴水前 集合
ただでさえ足の遅いハルヒは彼女なりの精一杯で休日の人混みのなかを走っていた。走りにくいであろう白いレースのワンピースを着て。そう、なぜなら環から昨日渡された予定表の集合時刻が目前に迫っていたからだ。
「はぁっ…はぁっ…た、環先輩…おはようございます…」
「おおっおはようハルヒっ!!今日も一段と可愛いなっ!その清楚なワンピースがそこまで似合うのは世界中を探してもハルヒぐらいなものだよ!
さあ今日の空を見たまえ!まるで我々の初デートを…おっといけない!あと5分で電動機関車なるものが駅に到着してしまう!!行くぞハルヒ!」
環は会って早々そう言い放つと、猛烈な勢いで自動改札に駆け込んでいった。
「はぁ…ところで先輩…切符…」
大好きなハルヒとデートできるという興奮と喜びのあまり30分も前から待っていた環には、もはやハルヒの声は届いていなかった。
ビーっビーっビーっビーっビーっビーっビーっビービービービー!!
けたたましい音が辺りに鳴り響く。どうやら自動改札機のセンサーが作動してしまったらしい。
休日の駅舎内の視線が、金髪の、青い瞳で、背の高い、顔立ちの整った、世界一(ハルヒが今まで会った中で)のお馬鹿さんに集まるのがハルヒには分かった。
「!!??ななななっ!!??ハ、ハルヒぃぃっ!このゲートはいったい何を判別するものなんだ!?いったい俺のどこが、どこがいけないというのだぁっ!?」
「…お客さぁん…切符を買ってもらわないと…」
「きっぷ?きっぷとはホテルのボーイなどに…」
「すみません。環先輩、はい、これ。」
自動改札機に切符を入れると、今度は素直にゲートが開いた。
「す、すまないハルヒぃぃっ!!!!今日はすべて俺がぁっ!」
「いえ、お気になさらずに。切符代ぐらい自分に払わせて下さい(というかそれぐらいしか払えないし)」
出来ることなら他人のふりをしてこの場から逃げ出したいぐらいだったが、ここまできてしまったなら、腹をくくるしかない。そう思い直し、環に切符を手渡した。
「電車の乗り方も知らないのに一人で突っ走らないで下さいね(恥ずかしいから)」
「ハ、ハルヒがそんなに言うのなら、て、手を繋がないことも無いぞ…」
「(またこんなときに…)いいですけど(一人で迷子になられても困るし)」
ハルヒが心ではこんな事を考えているとは露知らず、小首を傾げて見上げる瞳に早速ノックアウトされている環であった


149 :

「…ハ、ハルヒ!!では、さっそく…」
ハルヒの華奢な、それでいてしなやかな手にそっと触れる。普段水仕事をしているせいだろうか、環は心なしか荒れているような気がした。其処がまた環の心をくすぐる。
ええぃと思い切ってギュッと握ると優しく握り返してくれる。
…どっきんどっきんどっきんどっきんどっきんどっきんどっきん…
「環先輩…」
「な、なにかな?」
「そんなにドキドキしないで下さい。自分までドキドキが伝わってきますから…」
「そそそんな、お、俺はドドドキドキなぞっ!」
「あ、あと、」
「んんっ?」
「電車…とっくに行っちゃいましたよ?」
「ぬうわぁにいぃっ!?」
ガ―――――( ̄□ ̄;)!!――――――ンっ

9:07 予定失敗。


150 :
―――――――――――
一方その頃…
「ツーか、なんだかんだ言って、上手くやってんじゃん、殿とハルヒ。」
双眼鏡を目にあて光がつまらなそうに言った。
「おててつないで楽しそうだねぇ〜」
「……そうだな」
同じく双眼鏡を目にあてたハニー先輩と彼を肩車したモリ先輩がそれに応える。
「まあ計画は上手くいっていないようですが」
5人の手には環お手製の『環andハルヒのドキ☆ドキ初デート計画表』があった。
「でも鏡夜先輩どうやってこの計画表手に入れたのサ?」
「ふ、愚問だな。俺は環の『親友』だぞ?あいつが自分から見せてきたに決まっている。この俺に自分の計画の不備を指摘してほしいと言ってきたから協力してやったまでのことだ」
「「さすがー」」
双子が気のない拍手をしていると、ハニー先輩が声を上げた。
「あ、ねえねえ次はさくら遊園地に行くらしいよお〜いいなあ遊園地、僕らもいきたいねえ〜」
鏡夜が怪しく光った眼鏡をすり上げる。
「では、そろそろ移動することにしましょうか」
「「「さんせ〜っ!」」」

151 :
―――――――――――

さすがに休日なだけあって、園内は家族連れやカップルで賑わっている。手を繋いで歩く母と子、息子を肩車した父親、ハニー先輩を肩車したモリ先輩…
「…ってエエエッ!?」
「どうかしましたか?」
「い、いや、なんでもないよ…」
(い、今のは見間違いだ、ままままさか…こんな庶民遊園地にあの人たちがいるはずがない!きっと幻覚だ!そうだ、そうに違いない!)
環は頭をブンブンと振って自分に言い聞かせた。
…それから環は急にキョロキョロして挙動不審になり、どう見てもなんでもなくはない様子。
ハルヒは少し気になったが、環がなんでもないと言い張るのでしつこく聞くのも気が引けてあきらめた。
(どうしたのかな?一人で抱え込まなきゃいいんだけど…)
「そ、それよりハルヒ!初めはアレに一緒に乗ろう!まさに俺のためにあるような乗り物じゃないかっ!?」
彼が指差したのはそう、
ファンシーな音楽の調べに合わせて、白馬や馬車がゆっくりと回転する『メリーゴーランド』であった。
「…はぁ…」
「の、乗りたくないのか…?」
捨てられた子犬のような目で環はハルヒを見つめる。もう目の縁には涙がたまっていて、今にもこぼれ落ちそうだ。視線をなんとか反らしても、結局どちらが負けるかは明らかだ。
「いいですけど…」
「本当か!?じゃ、じゃあ…あの白馬にしよう!青い瞳の!」
環はすぐに目を輝かせ、まっ白い身体に額に大きな角が生えた、空想上の生き物、ユニコーンを模倣した乗り物を指差した。
「えっと…じゃあ自分は…」
「何言ってるんだ?ハルヒは俺と一緒に乗るに決まっているだろう!?」
「ハァ!?ちょ、ちょっと待って下さい、一緒にって、馬車とかじゃなくて、あの馬に…?」
「無論!カップルというのは一頭の馬に跨がり身を寄せあって愛を確かめあうものだ、とある雑誌に書いてあった!」
(どんな雑誌だ…)
心の中でツッコミを入れてみたものの、自分の恋心に気付いたのも、メイから借りた雑誌によるものなので、あながち嘘呼ばわりするわけにもいかなかった。

152 :
>>151
訂正
Tears of SpringE
→Tears of SpringC
でした。すみません。

153 :
( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )

154 :
ニヤニヤ展開&環のおバカさがいい(゚∀゚)!!
続きを期待してます

155 :
―――――――――――

「ハルヒっ!!」
「なんですか、もう追っかけてこないで下さい!」
自分でも、こんなの子供がすることだって解っている。…けど、あの人といると自分も子供になってしまう。言いたいことを抑えられない。昔は感情的になることなんてなかったのに。
それは、変化の証なのだろうか、それとも…
不意に腕を掴まれ背後から抱き締められる。広い胸を背中に感じる。
あったかくて、優しい胸。
「…っ離して下さい!」
「嫌だ」
そう言うと環はハルヒの首もとに頭を寄せた。吐息が首にかかる。
「ごめん、ハルヒ。俺あの時とにかく少女を助けることで頭が一杯で…」
「…知ってます」
「しかも馬車の中にハルヒのこと置き去りにして…」「そうですね」
「…俺は、俺は……俺はなんて最低な男なんだあああ!!!!!!」
頭を抱えふらっと地面に膝まづいた挙句、例のポーズでシクシクと泣き出してしまった。

「………環先輩は最低なんかじゃないですよ?」
「へ?」
環の目の前にしゃがんでハルヒは続ける。
「人間思いで優しくて、どんなときでも全力で本気で…」
「ハル…」
「…私の尊敬する、たった一人の大切な先輩です」
その笑顔はまるでそう、春の日差しのようにあたたかで、桜のように美しかった。環は今までのどんな時よりも強く、強く、ハルヒを抱き締めた。
「環先輩…苦し…」
「ハルヒ……俺は…誰かをこんなに愛しいと思ったことはない……!!」
ハルヒは自分の頬が染まり、胸の鼓動が早くなり、体温が上がるのが分かった。そしてそれは環も同じだということにも気付いた。
もう目は反らせなかった。
「…愛してる……」


156 :
―――――――――――

その頃の光&馨…
「殿たちどこいっちゃったのかなー?」
「さすがにちょっとやり過ぎちゃったもんネ」
「高速回転のメリーゴーランドで殿を酔わせてハルヒを幻滅させる予定だったのにー」
「ま、殿にちょっと怪我させたのは悪かったケド、他に怪我人出なかったんだし良かったんじゃない?」
「だよね、殿はハルヒを一人占めした罰だよ」
「じゃあそろそろ飽きたし帰ろっか!」
「あれ、あの人影は……ハニー先輩!モリ先輩!」
肩車からおんぶに変わった二人組がこちらに気付いた。
「あ、ヒカちゃんカオちゃん!」
「…」
「先輩たちは何してたの?」
満面の笑みでハニー先輩は答えた。
「あのねーあっちでケーキ食べ…」
「「アアもう分かった」」
呆れ顔で二人は声をそろえた。
「じゃあもう僕ら帰るから、鏡夜先輩にあったらヨロシクー」
「うん、じゃあねえ〜♪」
肩を並べて帰る二人を見送って二人も出口へと向かっていった。
「なかなか今日は面白かったねえ〜」
「…ああ」
「タマちゃんとハルちゃんも仲良しになってたしねえ〜」
「…そうだな」
「僕もあのメリーゴーランド乗りたかったなあ〜」
「…遠慮しとく」
「一体鏡ちゃんは、どんなことを企んでたのかねえ〜」
「…さあ、それは次回のお楽しみだろう…」
「それもそうだねえ〜」

こうして部員たちの休日は過ぎていくのであった…

【おわり】

157 :

最後まで読んで下さった皆様ありがとうございました。
訂正や描写不足など、お目汚しすみませんでした。
ご指摘等々頂けたら嬉しいです。

158 :
乙です!初デートにニヤニヤしました。
ところで、この前の続きというのは本誌ですか?それとも>>41〜のSSの?
それと、D〜Fがとんでませんか?

159 :
C〜Fまでがないんだと思うよ?>>158

160 :
>>158
>>41〜のSSの続きです…
すごく話が飛んでしまっていました…たぶん投下ミスだと思います。抜けてる所を投下し直した方がいいでしょうか…?

161 :
>>160
抜けてるとこだけ投稿でいいと思います

162 :
じゃんじゃん投稿してv >>160

163 :
訂正はなかったものとして(Eとして)読んで下さい。

―――――――――――
一方環たち…

9:30 さくら遊園地 到着

「いってらっしゃいませ、環坊ちゃま、ハルヒお嬢様」
「おお!」
「あ、ありがとうございました!」
バタン、と運転手がドアを閉める。
「なんとか計画通りにさくら遊園地に着いたぞっ!」
(結局車か…)
「ん?ハルヒなんか言ったかにゃー?」
「いえ…わざわざ送っていただいて」

爺の車で送ってもらった2人は『☆Welcome☆さくら遊園地』と書かれた、カラフルでなんとなく安っぽい入口の前にいた。
賑やかな音楽やキャーという叫び声がここにいても聞こえてくる。
「さあハルヒどこから乗ろうかっ?今日はハルヒの好きなのに乗り放題だぞっ!」
「えっと…あまり自分はこういう所に来たことがないので…環先輩が乗りたいのからどうぞ」
実の所、ハルヒは今日という日をかなり楽しみにしていた。
もちろん環との初デートということもあるが、母が亡くなってから、父は休日返上で仕事に励み、たまの休日に、父が遊園地などに誘っても、父の疲れを子供ながらに気遣い、家で過ごすことが多かった。
そのため遊園地に来たことは片手の指で数えても足りるほどしかなかったのだ。
「よーしハルヒ、何事も経験だからなっ!今日は全部の乗り物を制覇するぞっ!」
とお決まりのポーズをとってなんだかすごく目を輝かせている。
ああ、馬鹿だけど、どんなことにも、どんな時でも、この人は全力で本気なんだな、と改めてハルヒは感じた。
自分には簡単には真似できない。きっと、だから環と一緒にいたいのだ。
今の胸の疼きは自分の胸から。いや、きっと始めからそうだったのだと思う。
「はい、行きましょう環先輩」
「あ、ああ!行こう!」
(な、ななななんだ!!その超絶的な可愛さは!!!!)
二人はいつのまにか手を繋いで、騒がしい音楽と人混みの中心へ向かっていった。



164 :
5と7も楽しみにしてるよ

165 :
環ハルデート編キター!
41の続きってことは同じ職人??

166 :
続き楽しみです。遊園地♪
あ、この連載(?)が終わったらわたしもパロ書き込んでいいですかね。
モリ×ハルヒで。

167 :
―――――――――――
またまた一方…
さくら遊園地特別駐車場
リムジン内

「崇〜!僕あれ乗りた〜いっ!すごく壊れそうでスリリングだよ〜?」
「…まて、光邦」
高級リムジンの窓ガラスにピタッと張り付いてハニー先輩がねだっている。
「…で、どうする気ナノ?鏡夜先輩」
「そんなに焦らなくても大丈夫だよ。敵は勝手に自滅してくれるだろうからね」
「「フーン」」
双子はなにやら不満そうな表情で顔を見合わせる。かと思うと双子の目つきが変わった。
「そんなのつまんないよネー?馨」
「自滅を黙って待ってるダケじゃネー?光」
元々見てるだけなど耐えられるはずもなく、特に光は環とハルヒが密着する度に憤りを露にしていて、それは誰の目から見ても明らかだった。
双子のスイッチが入ったようだ。
「「じゃー僕らは単独行動とらせてもらうことにするヨ☆」」
「どうぞご自由に」
「じゃあ僕らも遊びにいこ〜♪」
「……じゃあ」
バタン、とドアが閉まり車内には鏡夜(と運転手)だけが残った。

「これであとは」
ここまできてしまえば環の計画を皆にばらしたのがばれた所で、もはや変更などできないだろう。
それに鏡夜がそんなことをしたと環が知ってもどうってことはない。弱味なら鏡夜は余るほど握っている。
(…ま、休日にハルヒと二人きりでデートしようとした代償さ。)
「あとは、本人たち次第というとこか?」
フッと不敵な笑みを浮かべ、彼も人混みの中へ混じっていった。

168 :
携帯の調子が悪いです…
PC欲しいよう(ハルヒ並?)

169 :
―――――――――――
「は、恥ずかしいです…環先輩」
ハルヒは環の膝の上に乗って首にしがみついている。
「何も恥ずかしがることなどないさ…見てごらん、皆の目線はハルヒに釘付けだよ」
「自分は…環先輩にだけ見られていればいいです…」
「ハ、ハルヒィィィ!!」

環の脳内劇場【終】
―――――――――――
「なーんちゃって〜…ってあれ、ハルヒ?」
ハルヒは一人で妄想に耽っている環を置いて、すでにメリーゴーランドに乗り込んでいた。
「先輩、早くしないと動いちゃいますよ?」
「……」
ハルヒが選んだのはピンクのカボチャの馬車だった。ちょっと天井は低いが向かい合って座ることができるようになっている。
「『今日はハルヒの乗りたいのに乗り放題』って言ったの環先輩じゃないですか」
身体を横に向けたまま不服そうに顔だけをこちらに向ける環にハルヒが反論する。
「う、うむ…確かにそうは言ったが…」
少し俯いたハルヒが言葉を続ける。
「それに、他の人に余り見られたくないし……(恥ずかし過ぎ)」
「ご、ごめんよハルヒぃぃ!!!!そんなにハルヒが嫌だったなんて…!!!!」
「ちょ、こんな狭い所で動いたら危ないっ!」
「!?痛っ!!!!」
ゴンッという鈍い音とともに天井に頭を思いっきりぶつけた環が、ハルヒの方へ倒れてくるのをハルヒが支えようとした瞬間、ガコン、とメリーゴーランドは動きを止めた。
…と同時にメリーゴーランドとは思えない速さで逆回転を始めた。

170 :
>>165
違うんじゃないか?文体も話の辻褄あわせかたも全然違うし
>>166
別に好きに投稿すればいいよ、ただしカプシチュの注意書きは必須で

171 :
「うわあっ!!」
「なな、なんだ!?」
ハルヒは逆に環の胸に飛び込んだ状態になり、意識をとり戻した環はハルヒを抱きとめ、猛スピードで逆回転するメリーゴーランドに目を白黒させていた。
「い、一体なんなんだ…」
「…分かりません…」
「このままじゃ…外は、馬には子供が乗っていなかったかっ?!」
「!!!!」
二人が馬車の窓から身をのり出し見てみると、環たちの前の馬にはまだ4、5才ぐらいの少女が必に馬にしがみついていた。
「お…母さ…」
「なつきっ、なつきっ…!!!!」
少女の母親はメリーゴーランドの入口に決の形相で詰め寄り、なんとか中に入ろうとしていたが、係員に止められていた。
他の係員はこの謎の現象の原因を突き止めようと必なようだが、原因を突き止めそうな気配はない。
「ハルヒ…待ってて」
「えっ!?環先輩っ!!??」
こういう時の環先輩の表情は、いつもと違って妖力みたいな、有無を言わせぬチカラがある。そして何故か本当にできると思わせるチカラが。
こういう時の自分はただ見てるだけで、すごくもどかしい。
自分にも何かできることはないのだろうか。自分も何かしたい。役に立ちたい。
「環先輩、自分も…」
「ハルヒはここで待ってろ!!」
普段は決して見せないような剣幕でそういい放つ。
そして環はエンドレスジェットコースター(音楽付)のような状態になっているメリーゴーランドの馬車の屋根によじのぼり、そこに取りついている銀色のポールを掴んだ。


172 :
「なつきちゃん!今お兄ちゃまが助けにいくぞ!」

屋根の上は何かに掴まっていないと振り落とされそうな勢いで、同じような状況の少女はもうすでに限界が近づいていた。

「…っきゃあぁぁっ!」
「なつきちゃんっ危ない!」
少女が馬からずり落ちた瞬間、環は少女の方に飛び込み危機一髪の所で抱き止め、そのままの勢いで転がり柵にぶつかった。
「環先輩っっ!!!!……もうっ、早く止まってよおこの変なメリーゴーランドっ!!!!!!!!」
そうハルヒが叫んだ途端、それが聞こえたかのようにメリーゴーランドは速度を落とし止まった。
ハルヒは係員や野次馬を掻き分けて環の元へと駆け寄る。
「環先輩!環先輩!大丈夫ですかっ?」
「ハルヒ…?良かった、無事だったか…」
「それはこっちのセリフです!!!!…もう…なんでそんな…」
ハルヒの大きな瞳からはそれに負けないくらい大粒の涙が溢れだしている。
「…ハ、ハルヒ?どうして泣いているんだ?ど、どこか痛いのか?そそそそれなら早く手当てを…」
「…どうして…自分には…ひ、一人で無茶するな!とか、もっと周りに頼れ!とか言うくせに…環先輩はズルいです……もう、知りませんっ!」
ハルヒはすっくと立ち上がり、そのままスタスタと歩き出してしまった。
そんなハルヒを追って環も歩き出す。


173 :
>>143です。
不足追加分貼り終わりました。優しい対応ありがとうございました。

174 :
GJ!ありがとう!おもしろかったよ!

175 :
しかし今度はパソコン買ってから投下してね

176 :
>>175
やっぱりダメですよね…
頑張ります…

177 :
別にダメじゃないよ!>>176
パソコン買うのもお金とか色々手間かかるんだし、そんな事よりもネタ思いついたらじゃんじゃん気にせず投稿してよ。
続きとかあったら楽しみにしてるぜv

178 :
携帯投下でも、許されるレベルとそうでないレベルってのがある。

179 :
携帯とかレベルとかが悪いんじゃないよ。
ルールというかモラルがちょい問題かも。

180 :
モラルですか…具体的にどうしたら良いでしょうか?

181 :
>>180
レベルやモラルは良く分からないけど、パソ携帯関係なく気になったのはここかな
* 一回で全部投下出来ない場合は最後に「続く」「今日はここまで」と書いてくれないと、
どこで感想つけていいのか戸惑うし、それで日が空くと、これで終わり?と思ってしまう
* あなたが前の環ハル作者でないなら、他人のネタを使うんだから事前にひと言聞いても良かったのでは?
承諾なしだと、本人もびっくりするだろうし、それを読んだ人が勘違いしてしまうかも…
…まあ、もし次に書こうと思ったときは、そのあたり気をつけてください。頑張れ!

182 :
おっしゃる通りです…すみませんでした。
次から気を付けます!
ご指摘ありがとうございました!

183 :
もう投下しないでくれ。

184 :
結局前の作者とは別人なんだよね?それってどうなの?
残念だけどもう来ないで欲しい。ていうか絶対20才以上じゃないでしょ。

185 :
まあまあそうピリピリしなくてもいいのでは?
まあたしかに未成年だとあれだが・・
一回言えば次回からは気をつけるだろうし
そんな事より萌えるシチュエーションの話でもしようぜ!

186 :
182が永久にこのスレからいなくなるならどうでもいい

187 :
ところでさ、エロパロ読んでると妙に印象に残る台詞ってない?
自分は何故かたまに、モリの「よっこらセックス」思い出す…

188 :
は・・・初めて聞いたぞ、その台詞・・・
何かすごい台詞だな・・

189 :
たしかモリがむっつりでエロ本のこと考えてるやつだよね? <よっこらセックス
セリフといえば殿のエロセリフはよくこんなの思いつくなーっての多くね?
「お前の中で俺のキノコを栽培させてくれ」とか
「ハルヒの花園の扉を俺の禁断の鍵で開きたい」とかイカスw

190 :
殿だからこそ言える台詞だよなw

191 :
きもい

192 :
さすが殿!うざいねw(褒め言葉w)

193 :
部員のパンツの呼び方の話題で
モリ「…ズロース」
にツボった

194 :
言葉攻めされるエロが読みたい
恥ずかしい言葉言わされて恥辱にもだえるのとかちょっと萌えるんだが・・・

195 :
殿が言葉責めされるパターンしか思いつかんな

196 :
いや、殿はハルヒの言葉でバカ落ち込みはするけど、Hの時の言葉責めは殿がしてそう。
殿って元々フランスにいたから結構恥ずかしい言葉でハルヒを責めていると思われ。
普段は真っ赤になるくせに、Hの時はかなり激しい言葉で攻めてハルヒを翻弄するんだよ(*´Д`*) {萌えだね〜

197 :
言葉責めなら双子か鏡夜しか考えられない…

198 :
さっき受信した電波は
ハルヒに言葉攻め系のAVを見せる(下準備)
→ハルヒゆでだこ状態
→そのAVそのままの言葉で言葉攻めえち開始
自分の頭の中では相手は鏡夜でした。
「ほら、どこを触って欲しいのか言

199 :
>>198です。変なところで送信されてしまいすみません。
「どこを触って欲しいのか言わないとわからないだろう?」
ってにっこり笑う鏡夜と、真っ赤な顔して泣きそうなハルヒ。
誰か書いてくれ。

200 :
いいなあそれ

201 :
何となく鏡夜は自分では淫語を言わずに相手に言わせて喜ぶイメージ
「いやらしく濡れているここは何だ?言ってみろ!」みたいな
で、環は相手が赤面するようなことを自分が言うイメージだ
「ハルヒの●●●●、凄く濡れているぞ。ほら、こんなにいやらしい音がする…」てな感じで

202 :
激しく同意w!! >>201
俺の場合、環ハルヒ派だから是非とも環先輩にハルヒといちゃこらして欲しいww(笑)

203 :
ハルヒが調教される話で、10レスくらい。
鏡夜×ハルヒとれんげ×ハルヒがありますが、恋愛ではありません。
設定としてハルヒは環と付き合っています。
内容として、激しい言葉責めと卑語の強要、アナルへの異物挿入、
拘束、失禁、女同士の絡み等ありますので、苦手な方はくれぐれも注意。

204 :
「…あ、あれ? ここは……?」
ハルヒが目を覚ますと、そこは見知らぬ石造りの部屋だった。
やたらと声が反響することから察するに、どうやら地下であるらしい。
自分のいる場所からは中身が見えないが、大きな棚とクローゼットが一つずつ。
対面する壁と天井には鎖と手枷が付いていて、傍には木馬のような物が置いてある。
それらは全て真新しい物だが、全体的な雰囲気はどこか、
先日テレビで観た映画に出てきた拷問部屋に似ていると思った。
そこまで考えたところで、唐突に自分の格好に気付く。
身を包んでいるのは、家を出た時の普段着とダッフルコートではなく、淡い色合いのドレス。
下着は着けていないらしく、お尻の辺りがスースーする。
そして、身動きが取れぬように、奇妙な形の寝台に両手足を拘束されていた。
寝台横のサイドテーブルの上にファイルらしき物が置かれていて、表紙に自分の名前が書いてあるが、
その中身を確かめることも出来ない。
今日あった事を思い出してみる。
朝食と洗濯の後、スーパーの朝市に行くために家を出た。
その後黒塗りの外車が近付いてきたところで、記憶が途切れている。
 ――いったい、誰が何のためにこんな事……?!
何者かに誘拐されて勝手に着替えさせられたかと思うと、ハルヒの体は不安と羞恥に震えた。
…とその時、前ぶれもなく扉が開いた。
ややあって、黒髪の若い男が部屋に入ってくる。
長身を黒いマントに包み顔の半分を羽仮面で覆った姿は、マスカレードを彷彿とさせる。
 ――うぅっ、関わりたくないタイプの変な人だ……!
ハルヒが呻いていると、彼は不敵に笑ってマントを翻しつつ、悠然と近寄ってきた。
「ふふふ…。やっとお目覚めか、ハルヒ」
聞き覚えのある、それでいて意外な声に、ハルヒは耳を疑う。
「…その声は、鏡夜先輩っ?!」
「鏡夜か…、確かに現世ではそう呼ばれているな。だが、今の俺は魔王と呼ばれるのが相応しい」
鏡夜は、仮面を外しながらそう言った。
「……は?!」
口を開けて呆然とするハルヒに、鏡夜は一方的に話を続けた。
彼が言うことには、三ヶ月ほど前に突如前世の記憶が戻ったらしい。
前世での彼は既に滅んだヨーロッパの小国の貴族で、魔王の二つ名を持っていたという。
最初は彼がふざけているのかと思ったが、いたって真剣そうな様子から察するに本当らしい。
「…それで、何のために自分にこんな事を?」
「フッ。前世での俺は、裏で趣味と実益を兼ねた仕事をしていてな。
現世でもそれを始めてみただけのことだ」
「仕事…って、どんな?」
ハルヒの質問に、鏡夜は平然と答えた。
「この部屋を見て、分からないか? 他の貴族の依頼を受けて、
女性を依頼主の注文どおりに調教する仕事に決まっているだろう?」
「…ちょっ! 調教って…じ、自分をですかっ?!」
鏡夜は無言で頷き、懐から取り出したリモコンのスイッチを押した。
それを合図に、寝台の両足を拘束する部分が変形していく。
瞬く間にハルヒの両足が大きく広げられ、M字に固定された。

205 :
「婦人科の診察台を改造した物だ。よく出来ているだろう」
と、鏡夜はドレスの裾を捲り上げていく。
次第に下着を着けていない秘所が露になり、ハルヒは声を震わせた。
「…だ、駄目です! 自分は、その…環先輩と……」
「俺を誰だと思っている? おまえが環と付き合っている事くらい知っているぞ。
眠っている間に一応この器具で確かめさせてもらったが、中々いい具合に開発されているようだな」
鏡夜はクスコを手にし、ニヤリと笑った。
「た、確かめたって……」
ハルヒの顔が、羞恥に染まる。
鏡夜は医療用の薄い手袋を嵌め、彼女の秘所に棚から取り出した薬品を塗りつけていく。
ヌルヌルとした液体が敏感な場所に塗布され、初めこそヒヤリとしたが、それはすぐに熱へと変わった。
俄かに体が熱を帯び、薬品を塗られた部分が疼きはじめる。
「やっ…、何ですかこれ? か、体が熱い……!」
「媚薬入りのローションだ。これを使えば処女でも堕ちることが、既に実践済みだ。
…まあ、おまえのここは既に開発済みだが、一応な」
「実践済みって…、まさか自分の他にも……?!」
ハルヒの問いに答える代わりに、鏡夜は彼女の膣口に指を這わせた。
ローションと蜜で滑るそこに指を挿入し、二本、三本と増やしていく。
「…っく、ううぅ……」
愛しい人以外の指が初めて挿入される嫌悪感に、ハルヒは眉根を寄せた。
しかし媚薬の効果か、彼女の秘所は鏡夜の指の動きに反応し、意に反して収縮しはじめる。
鏡夜が埋没させた三本の指を緩やかに抜き差しながら、弱い部分を探ってきた。
膣内の最も感じる部分に指先が触れるたびに、少しずつ熱い疼きが襲う。
ハルヒは一方的に与えられる快感に身じろぎながら、それでも声を漏らすまいと必に堪えた。
「ふふふ、凄い締めつけだな。おまえのここは良い具合だと、環も言っているだろう?」
「…し、知りませんっ!」
鏡夜の視線から逃れるべく、ハルヒは顔を背けた。
「それに、感度も良いらしいな。分かるか? ここがどれほど潤っているか」
と、鏡夜はわざと大きな音をたてて膣内を撹拌する。
淫らな水音が地下室に響き、ハルヒの羞恥心を煽った。
「そ、それは鏡夜先輩が変な薬を塗ったからです。じ、自分は、感じてなんか……」
「そうか? この音は、とてもローションだけの湿りとは思えないが……」
冷酷そうに笑うと、鏡夜はハルヒの秘裂から指を抜き、傍らにあったファイルに文字を書き込む。
「…あのー、そのファイルって何ですか?」
ハルヒは、恐る恐る先ほどから気になっていた事を尋ねてみた。
「こういうビジネスにも信用は大事だからな。調教の経過をレポートとVTRで、
依頼主に報告する必要がある。ちなみにこの部屋には、三台のカメラが仕掛けてあるぞ」
そう言われて、ハルヒは反射的に部屋の中を見回したが、巧妙にカモフラージュされているらしく、
カメラの位置を確認することは出来ない。
「…さて。他に質問がないなら、そろそろ調教を始めるとするか」
鏡夜はファイルをサイドテーブルに置き、向き直る。
その表情は、ハルヒの知る『クールで計算高く、だけど内面は優しい先輩』ではなく、
これから自分の身に起こる事を想像した彼女は、小刻みに震えた。

206 :
 ――い、嫌だ! 環先輩以外の人に犯されるなんて……!
ハルヒがギュッと目を閉じて体を硬くしていると、鏡夜が言う。
「安心しろ。俺は、依頼主の許可なく商品に手をつけるつもりはない」
「…そ、それじゃ、一体どんな事を?」
「これから俺がおまえに施すのは、卑語の教育と…ここの開発だ」
鏡夜はハルヒの秘所から蜜を掬い取り、後ろの窄まりに塗りつけた。
「やぁっ……!」
予想外の所に触れられ、ハルヒの体が跳ねる。
「や、止めてください! そんな所…汚いです……」
「報告どおり、ここは殆ど手つかずか。なるほど、調教のしがいがあるな……」
「…報告? …そういえば、鏡夜先輩はさっきから依頼主って言ってますけど、
一体誰が自分の調教なんて頼んできたんですか?」
「知りたいか?」
ハルヒは静かに頷く。
このまま調教されて、誰とも知らぬ依頼主に引き渡されるよりは、
せめて事前に相手の名前くらいは知っておきたいと思ったのだ。
それに、やたらとその相手が自分の性的な事情を知っているらしい事も気にかかる。
ややあって返ってきた答えは、意外なものだった。
「おまえの調教を頼んできたのは、環だ」
「……はぁぁっ?!」
ハルヒは、鳩が豆鉄砲を食らったように固まった。
「…ど、どういうことですかっ?! だ、だって環先輩は自分の……!」
ハルヒは激しく動揺し、しきりに首を動かした。
確かに環なら自分以上にハルヒの体を知っていようが、どうにも腑に落ちない。
 ――だ、だって環先輩はいつも優しくて…そりゃ、たまには変な事したがるけど、
 まさか、鏡夜先輩に自分の調教を頼むなんて…!
「先日、環がおまえとの事で相談に来てな。いやらしい言葉を言わせてみたいし、
出来れば後ろにも入れてみたいが、拒まれたと言うから、話を持ちかけてみた」
ハルヒは、最近環とした時の事を思い出した。
そういえば、彼が唐突に下品な言葉を使ってきた事と、前戯中に少しだけアナルを弄られた事がある。
嫌だと言うとすぐに止めてくれたが、その後彼は少し落ち込んでいたように思う。
「そ、それで?」
「最初は躊躇っていたが、説得してみたところ、本番なしを条件に三百万で承諾してくれたぞ」
鏡夜は、さも愉快そうに笑った。
 ――…あ、悪徳商売だ……! 信じられない!
鏡夜が環を言葉巧みに篭絡するさまが、あまりにも容易に想像出来て、ハルヒは溜息をついた。
ここから帰ったら、環には、悪徳商売の手口に引っ掛からないようにする方法を、
厳しく教える必要がありそうだ。
「アナルの開発にはコツがいるからな。どうせならば、ろくに解しもせずに突っ込まれるより、
気持ちが良いほうが良くはないか?」
「そ、それは、そうですけど……」
「…ということで、調教を続けさせてもらおうか。力を抜け、ハルヒ!」
と、鏡夜は再びハルヒの蕾に触れた。
ローションを塗り付けながら指先でなぞり、少しずつ窄まりを解しにかかる。
「…ひぁぁっ、い、嫌……っ」
「言っておくが、おまえに拒否権はないからな」
ハルヒは必に身を捩り、不浄の門への刺激から逃れようとしたが、
四肢を拘束されているためにそれもままならない。

207 :
そうして耐えているうちに、ふと異変に気付いた。
鏡夜の手並みか媚薬ローションの効果かは分からないが、触れられている部分を中心に、
じわじわと熱い疼きが広がっていく。
嫌で堪らないのに体から力が抜けていき、彼の指の動きに身を委ねてしまう。
「や…、んぅぅっ、く…ふぅっ…」
ハルヒは目尻に涙を溜めながらも、抑えられない喘ぎを漏らしはじめていた。
「気持ち良いか、ハルヒ? アナルが物欲しそうにヒクついているぞ!」
「…き、気持ち良くなんて…ぁぁあっ…!」
鏡夜の指が菊門を突付き、徐々に中へと入り込んでくる。
秘裂を弄られるのとは似て非なる奇妙な感覚に襲われ、ハルヒは身を震わせた。
「い、やぁぁ…!」
鏡夜は第二関節の半ばまで入れた中指を一旦引き抜き、ハルヒが安堵の息を吐くと同時に、再び挿入した。
今度は拍子抜けするほどスムーズに、指の付け根まで飲み込んでしまう。
そのまま緩やかに抜き差しされると、自然と声が漏れ出した。
「…んっ、だ…めです、あぁ…そんな…っ」
本来排泄に使われる器官を弄ばれる嫌悪感と、抗えない熱と疼きに翻弄されつつある背徳感。
そんな感情に苛まれつつ、ハルヒは与えられる新しい快楽に身悶えた。
しばらくそうしていると、不意に鏡夜が指を抜いた。
「……えっ?」
「どうした? 指を抜かれて寂しいのか?」
「そ、そんなこと……」
言いかけて、実は少しだけそう思っていた自分に気付いてしまい、頬が紅潮する。
そんなハルヒの蕾に、指とは違う何かがあてがわれた。
「さて。次は、アナルで達する事が出来るようになってもらおうか」
そう言って、鏡夜は指よりも少し太めの細長い器具を菊門に挿入していく。
「…くぅっ…、な、何ですか…これっ?!」
「アナル用のバイヴだ。最初は細いものから始めて、それに慣れたら徐々に太くしていくぞ。
いずれは、ここに環のものを受け入れられるようにする必要があるからな」
ハルヒは咄嗟に環の男性器を思い浮かべ、身震いした。
「むっ、無理です! あんなのが、お尻に入るわけないじゃないですかっ!」
「今更、何を言っている? それに、初めてセックスした時も同じような事を言ったそうだが、
結局は平気だったのだろう?」
「でも、慣れるまでは結構大変で…って、何故それを鏡夜先輩が知ってるんですかっ?!」
「前に環から聞いたが、何か?」
平然と答えながら、鏡夜はバイヴを更に奥まで挿入する。
異物を受け入れる感覚と、親友相手とはいえ何でも話しすぎる環への憤り――、
ハルヒは二重の意味で肩を震わせた。
やがて、バイヴを根元近くまでハルヒの菊門に収めてしまうと、鏡夜はリモコンのスイッチを入れた。
低いモーター音とともに、緩やかな振動とうねりがハルヒを襲う。
「あぁっ…、ん、んんっ!」
指で弄られた時とは少し違う刺激、それが次第に快感へと変化していく。
「どうだ? 初めてアナルにバイヴを入れられた感想は?」
「こっ、これくらいなら…何とかっ、平気ですっ…!」
「そうか。では、これではどうかな?」
鏡夜は、ニヤリと笑いながらアナルバイヴの動きを強くした。

208 :
途端に、それまでと比べ物にならないほどの強い刺激に襲われ、ハルヒは目を白黒させる。
「ぁ、ああ、か…はっ!」
バイヴの突起と括れた部分が腸壁に食い込み、回転を加えた振動が腸内と菊座を陵辱する。
肉壁ごしに刺激を受けた秘裂が収縮し、溢れ出した新たな蜜が菊座をつたっていく。
「んっ、うあぁ、お、お腹が苦し…は…ぁんっ!」
ハルヒは低く呻きながら、激しい快感と圧迫感に耐えた。
玩具の与えてくる快楽に身を委ねてしまえば少しは楽になれるのだろうが、
アナルで達する事は性器でのそれの何倍も恥ずかしいという思いが、頑なにそれを拒む。
しかし、彼女の菊座を貫いているバイヴは、非情にも理性を剥ぎ取っていく。
ふと顔を上げてみると、鏡夜と目が合った。
無言でハルヒの痴態を眺める彼の瞳は実に冷酷で、無機質なカメラのレンズを思わせる。
その視線から、今の彼にとっての自分は可愛い後輩ではなく商品であるのだと悟ったハルヒは、
言い知れぬ虚無感に苛まれた。
だが、それでも痴態を見られていることに変わりはなく、彼女は恥辱に震えた。
そうしているうちに、バイヴの動きがもう一段階強められた。
既に限界の近いハルヒを更なる刺激が襲い、なけなしの理性を吹き飛ばす。
「ぅ…あ、あっ、い…や、そんな、だめぇ…んああああぁっ!」
激しく身を捩りながら、ハルヒは絶頂を迎えた。
ややあって玩具の振動が止まり、体の力を抜いた瞬間、彼女を別の震えが襲う。
「…きょ、鏡夜先輩、これ外してください。で、でないと……」
体の奥から湧き上がる耐え難い欲求に身じろぎながら、力なく懇願するが、
鏡夜は意地悪なはぐらかしをした。
「何だ? バイヴを抜いてほしいのか?」
「ち、違います! 手足のベルトで…ぅ、くぅぅっ…!」
震えるハルヒの菊座から玩具が一気に引き抜かれ、排泄感にも似た悦楽と顫動が急襲する。
その刹那、彼女に決壊がおとずれた。
僅かに漏れ出した迸りに気付いて下腹部に力を入れようにも、弛緩した体は容易に言う事をきいてくれず、
秘裂から黄金色の液体が堰を切って放出される。
それは瞬く間に石造りの床を汚し、寝台傍の排水溝へと飲み込まれていく。
「ふふふ、余程溜まっていたらしいな……」
「…い、いやっ! み…見ないで、見ないでくださいぃぃっ!!」
耳を塞ぎたくなる恥ずかしい水音と、失禁するところを他人に見られ、
あまつさえVTRに収められているのだという耐え難い恥辱――。
「あぁぁぁ……!」
ハルヒは猛烈な眩暈を感じ、排泄を終えると、弱々しい悲鳴とともに脱力した。

「……ぅ…ん…」
しばらくして意識を取り戻すと、先ほどとは違う服装と体勢で拘束されていた。
うつ伏せで腰を高く上げ、大きく開脚した屈辱的なポーズで、
白いビスチェとガーターストッキングだけを身に着けている。
淫らな格好で放置されたハルヒの脳裏に、気を失う前の出来事が浮かんだ。
鏡夜にアナルを調教され、そこで達したうえに人前で失禁した事を思うと、涙が溢れそうになる。
気丈な彼女だが、先ほどの事は相当に応えていた。
 ――今まで、環先輩の“何事も経験”という言葉を受けて色々な事にチャレンジしたけど、
 こんな経験は、いらない…。早く家に帰りたい……。

209 :
扉が開く音に振り向くと、鏡夜が一人の少女を伴って戻ってきた。
彼と同じ漆黒のマントを纏った少女は、仮面で顔を隠しているがどこかで会った事があるような気がする。
「…気がついたようだな。さあ、調教を再開しようか」
「…い、嫌です! 自分は、もう……!」
「言ったはずだ、おまえに拒否権はないと!」
鏡夜は涙ながらに訴えるハルヒの頤に手をかけ、強引に自分の方を向かせた。
そして、傍らに立つ少女に仮面を外すように促す。
「ハルヒ、紹介しておこう。彼女には少し前から、俺の助手をしてもらっている」
露わになった少女の顔を見たハルヒは、思わず声を上げた。
「れ、れんげちゃんが、どうしてここに?!」
「うふふふ、鏡夜様にスカウトされましたのよ!」
そう言って、れんげは蠱惑的な表情で鏡夜を見た。
鏡夜が言うには、彼が趣味と実益を兼ねたこのビジネスを始めて間もなく、れんげ本人が、
SM同人誌の参考のために自分を調教してくれと言ってきたらしい。
そして、一通り教えた後に彼女が手伝いをしたいと言うので、許可したのだそうだ。
彼女は責めも受けも女同士の絡みも、なかなか器用にこなしてくれるので、重宝しているという。
「鏡夜先輩、れんげちゃんは自分のことを…?」
「ああ。おまえの調教が決まった時に、性別を話してある」
「鏡夜様から聞いた時はビックリしましてよ。でも、こうして淫らに拘束された姿を見ていると、
女の子のハルヒくんも責めがいがありそうで、結構そそられますわね!」
れんげは、愉悦に満ちた笑みを浮かべた。
その表情は、今まで見たことのない淫靡さを含んでいる。
これから二人がかりで責められるのかと思うと、ハルヒは俄かに背筋が寒くなった。
「…さて、ハルヒ。次は、セックスの時に自然と卑語が言えるようになってもらおうか」
鏡夜はハルヒの頬に乗馬鞭を当てつつ、れんげに目配せをした。
それを合図にハルヒの背後に回った彼女が、剥き出しの秘裂にローションを塗りつけていく。
最初の物と違って媚薬は含まれていないようだが、既に一度達して敏感になっている体は、
僅かな刺激で反応しはじめる。
「ひ、ぁぁんっ……!」
「ハルヒくん…いえ、ハルヒさんは敏感ですのね。素敵ですわ…」
れんげは身じろぐハルヒの秘裂を弄り、更に快感を引き出してしていく。
「やっ、あ…はぁん、んぅ!」
彼女は肉芽と秘裂の襞を絶妙な強さで擦り、的確に弱い所を責めてくるが、
決してその指を内部に侵入させてはこない。
焦らすような彼女の指技に、ハルヒは早くも追い詰められていった。
「ハルヒ、今弄られて気持ち良くなっている場所は、どこだ?」
鏡夜が唐突に問う。
「…そ、それは……」
「おまんこですわ!」
代わりにれんげが発した直接的な言葉に、ハルヒは顔を赤らめた。
「……だ、そうだ。おまえも言ってみろ」
「…い、言えません……!」
目を閉じて頭を振るハルヒの首筋に鏡夜は乗馬鞭を押し当てて、高圧的に言う。
「言えと言っている! どうしても言えないというならば…、きついお仕置きが必要か?」
彼は手首の返しだけで鞭を唸らせた。
その音に萎縮し、ハルヒはおずおずと口を開く。
「…お、おま…んこです…」
消え入りそうな小声で初めて口にした言葉は、彼女を更に紅潮させた。

210 :
「では、れんげくんに弄られて、おまえのそこはどうなっている?」
「そ、それは…その……」
言いかけて、口を噤むハルヒ。
無論彼女とて、自分の秘所がどうなっているかくらい分かっているが、
どうしても未だ気恥ずかしさが先にたってしまう。
少しの間そうしていると、鏡夜は再びれんげに目配せをした。
「ハルヒさんのおまんこは、既にはしたないほど蜜に塗れておりましてよ。
…ヒクヒクといやらしく蠢いて、早く何か挿入してほしくて堪らないみたいですわ!」
「…と、いうことだが、どうだ?」
鏡夜は、ハルヒの頬を鞭先で軽く突付きながら返事を促す。
「……そ、そうです…」
ハルヒは口惜しそうに頷いた。
「…やれやれ。こんな調子ではいつになっても進まないから、少しやり方を変えてみるしかないな」
と、鏡夜はマントを翻しつつ、ハルヒの背後に移動した。
彼は両手で乗馬鞭を撓らせながら、冷徹な顔で言う。
「ハルヒ。俺の質問に全て答えられたら褒美をやるが、拒んだ場合は、おまえの柔肌にこいつが飛ぶ。
…まずは、環としているところを想像しろ。最近は、どこでどんな風に抱かれた?」
「……えぇっ!?」
意外な言葉に慌てるハルヒの秘所に、鞭の先端が当てられる。
今の鏡夜ならば本当にやりかねないと感じ、彼女は必に思いを巡らせた。
「…み、三日前の夕方に自分の家で…しました。環先輩が、自分の手料理を食べたいと言って……」
そこで言葉を休めて頬を染めたハルヒの秘裂に、鏡夜の鞭先が食い込む。
彼は何も言わず、目の動きで先を促していた。
「りょ、料理を作っている途中…我慢できないと言われて、台所に立ったまま…後ろから……」
「……それで?」
「その後、布団の上であそ…お、おまんこを舐められて…、合計で三回しました。
…台所で後ろからされた後は、向かい合って…あれは、正常位っていうんですか? 
さ、最後は、何て名前かは知りませんけど、片足を抱えられて…横から環先輩のあれが……」
独白しながら、ハルヒは徐々に不思議な昂りを感じていった。
鏡夜とれんげの前で痴態を晒しながら、自らの秘め事を語っている。
強制されているのに、恥ずかしくて堪らないのに、奇妙な胸の疼きに支配されていく。
「…ほほう。ところで、環のあれとは何だ?」
鏡夜が訊ねながら、鞭先で秘所を弄ぶ。
先ほどまでの愛撫で充血した肉芽に触れられるたび、ハルヒは腰を小刻みに震わせた。
「…っ、はぁっ! …そ、それは、んぁぁっ……」
「答えろ!」
「ぁん…お、おちんちんです…ひ、あぁぁっ!」
ハルヒが自ら発した言葉を聞き、鏡夜は満足気に頷く。
「おまえは、それをここに咥え込むのが好きなのだろう?」
「は、はい! …好き、で…すぅっ……!」
「良い表情になってきたな…。どうされるのが気持ち良いか、言ってみるがいい」
「…じ、自分の…おまんこの奥を、環先輩の大きいおちんちんで擦られる…のが、好きですっ!
とても…気持ち良くてっ、いつも何度もイッてしま…って、ん…ぁぁぁっ!」」
そう答えるのと同時に鞭先が少しだけ膣口を穿ち、ハルヒは恍惚の吐息を漏らした。

211 :
そのまま鏡夜はその部分を焦らすようになぞりつつ、更に問う。
「ふふふ。おまえのここが、物欲しそうに涎を垂らしているぞ。どうしてほしい?」
「ほ、欲しいです…、ぁあん、おまん…この中、擦られたい、です…っ!」
少し前まで恥ずかしがって頑なに拒んでいた卑猥な言葉を口にしながら、ハルヒは切なげな表情で喘いだ。
 ――…くくく、ようやく堕ちてくれたようだな……。
そう思い、鏡夜は嗜虐的な笑みを浮かべた。
「ハルヒ、おまえにご褒美をやろう……」
鏡夜はハルヒの四肢を拘束するベルトを外し、れんげに目配せをする。
れんげは大きく頷き、勢いよくマントを脱ぎ捨てた。
その下から現れた彼女の肢体は、黒いエナメルのボンデージに包まれている。
「ふぅ…、ハルヒさんが鏡夜さまの見事なお手並みで堕ちていくさまを見ていたら、
れんげ興奮してしまいましてよ……」
そう言って、れんげは棚からペニスバンドを取り出し、装着していく。
「……っ!」
彼女の股間から伸びる男性器を模した玩具に、ハルヒは釘付けになった。
それは、奇しくも環のそれと同じくらいの大きさで、いけないと思っても目を離すことが出来ない。
ハルヒがゆっくりと唾を飲み込むのを、鏡夜は見逃さなかった。
「…どうだ? あれが欲しいか?」
ハルヒが、切なげに潤んだ瞳で交互に鏡夜とれんげを見る。
「欲しいなら自分で股を広げて、入れてくださいと懇願しろ。そのために、拘束を解いてある」
「…そ、そんな……!」
ハルヒは、もどかしそうに両足を擦り合わせた。
そんな彼女の耳元で、鏡夜が囁く。
「…言わなければ、ずっとこのままだぞ……」
しばし視線を彷徨わせた後、ハルヒはのろのろと腰を上げ、拘束されていた時と同じ姿勢をとった。
次いで己の股間に指を這わせ、ゆっくりと秘所を左右に割り開いていく。
「…じ、自分の中に…ください……」
「あら、どこにどうしてほしいのか、もっとはっきり言わないと分かりませんわよ……」
れんげはハルヒを一瞥し、わざと股間の玩具を見せつける。
「じ、自分のおまんこに…それを入れて…、中を擦ったり…かき回したりしてほしいですッ!!」
「…鏡夜様、これでよろしくて?」
「ああ。いいだろう、望みどおりにしてやれ!」
鏡夜の言葉に頷き、れんげはハルヒの秘所に擬似性器の先端をあてがった。
そして、充分すぎるほどに濡れた秘裂に、ゆっくりと突き入れていく。
「は、ああぁぁ……っ!」
秘裂が押し広げられ、胎内が異物で満たされていく感覚に、ハルヒは身震いした。
愛しい人の生身の逸物でないと分かっていても、焦らされた末の挿入に溜息が漏れる。
やがて律動が始まると、ハルヒは断続的に嬌声をあげはじめた。
「…あ、ぁあんっ、そこ…いぃ、ひ、あああぁ!」
「すっかりご満悦のようだが、どうだ? もっと良くしてほしくはないか?」
蕩けた目をして喘ぐ彼女に、鏡夜が訊ねた。
「は、はい…、もっと…してほし…ですぅ、あぁっ!」
「…と、いうことだ。こいつをプレゼントしてやれ!」
鏡夜は、ハルヒの秘所を責めているれんげに、サイドテーブルの上にあった物を渡す。
それを受け取った彼女は、いささか嗜虐的に微笑んだ。

212 :
「うふふ。淫らなおまんこと一緒に、こちらも犯してさしあげますわ……!」
れんげはそう囁き、ハルヒの菊座にアナルバイヴを突き立て、徐々に押し込んでいく。
その刺激に、ハルヒは眉根を寄せて身じろいだ。
「…い、嫌っ! お尻は、もう…許して……っ!」
「駄目ですわ…。そんなに可愛らしくお尻を振られても、誘っているようにしか見えなくてよ…!」
「…く、ぅんっ、あああぁぁ!」
ハルヒが悲鳴じみた声をあげた。
初めて同時に二つの穴に異物を受け入れた圧迫感が、彼女を襲う。
更にれんげは容赦なくアナルバイヴのスイッチを入れ、次いで律動を再開した。
「やっ、だ…めぇぇ、そんな一度にされた…らっ、お、おかしくな…るぅぅっ!」
敏感な粘膜を両側から責めたてられ、ハルヒは意識を失いそうな熱と快楽に喘いだ。
秘裂の奥への激しい突き上げと、直腸を抉るような振動。
熱さと苦しさ、喘ぎ続ける事による喉の渇き。
それなのに、体は更なる悦楽を求めて貪欲に揺れ動く。
朦朧としながら視線を彷徨わせていると、不意に傍らに立つ鏡夜と目が合った。
サディスティックな笑みを浮かべながらファイルに書き込みをしている姿を見ていると、
今の彼にとって、あくまで自分は後輩ではなく商品なのだと再認識させられる。
調教されてあさましい姿を晒している自分を見ても、彼の心は痛まないのだろうか。
…いや、むしろ自分が思い通りに堕ちていくほどに、彼は調教師としての悦びを感じるのかもしれない。
そして調教が完了した後、自分はどうなっているのだろう。
環に抱かれる時に自分から菊座への挿入をねだり、
恥ずかしげもなく卑語を連発するのようになってしまうのだろうか。
彼が嬉々として自分を抱くのか、変わりすぎたと嫌悪するのか分からないが、
どっちにしろ何かを失ってしまうような気がする。
そんな考えを過ぎらせながら、ハルヒは激しい恥辱と快楽の渦に飲み込まれていった。
「ハルヒさんのいやらしい声を聞いていると、れんげとっても興奮しますわ…!
…ほら、気持ち良いでしょう? 気持ち良いとお言いなさいっ!」
れんげはサディスティックに言い放ち、よりいっそう激しくハルヒを責めたてる。
「あ、あぁっ、い…いぃですっ、おまん…こもお尻の穴も、気持ちい…ひ、いいぃぃっ!!」
秘裂をかき回されながら菊座の玩具を抜き差しされ、ハルヒは絶叫に近い嬌声とともに果てた。
しばし痙攣した後くたりと脱力した彼女から、れんげがバイヴとペニスバンドを抜くと、
トロリとした蜜が大量に零れ落ちていった。
「…ご苦労だったな、れんげくん」
呼びかけに応じ、れんげは満足気な笑みを浮かべて鏡夜のほうを向く。
「どういたしまして。それにしても、ハルヒさんは今まで調教した子の中で一番萌えでしたわ〜!
…ところで、この後はどうなさいますの?」
「まずは、しばらく休ませてやれ。この後はもっときつい調教が待っているからな……」
言いながら、鏡夜は棚からひと回り大きい玩具や浣腸器などを取り出して、サイドテーブルに並べる。
そして、恍惚の表情のまま横たわるハルヒを一瞥し、口元を綻ばせた。
自らが調教を施した相手が快楽に堕ちていき、淫らに開花するさまを見る事が、
調教師としての至上の悦び……。
そうして作り上げた“商品”に慈しみを感じながら、嗜虐と愉悦の火を点す。
ハルヒの受難は、まだしばらく続きそうだった――。


213 :
*
「……という恐ろしい夢を見てしまったわけだが、どうすればいいのだろうか?」
鏡夜の部屋のソファーに腰掛けた環は、ひととおり話し終えた後で頭を抱えた。
「何というか…、おまえにはそういう願望があるのか?」
「な、ないと思いたいが……」
「…“現世は夢、夜の夢こそまこと”という言葉を知っているか? 意外とその夢がおまえの本心で、
普段表に出ている感情が偽りなのかもしれないぞ」
鏡夜が言った言葉に、環はますます不安な表情を浮かべる。
彼はしばし考え込んだ後、再び口を開いた。
「…じ、実は、たまに少しだけ、ハルヒに猥褻な言葉を喋らせてみたいと思う事がある…。
も、もしや、あの夢は俺のあさましい欲望の表れではっ?! …ど、どうしよう、
やはり俺は変態なのかぁぁっ?!!」
環は、いつもの傍から見たら実にくだらない葛藤に苛まれはじめた。
それを見ていると、次第に苛立ちがこみ上げてくる。
「知るか! …そんなに気になるなら、ハルヒとする時にでも試してみればいいだろう?」
「……し、しかし、ハルヒに変態だと思われたら、困る…!」
「…それでは、本当にどこぞの調教師にでも頼んでみるか?」
鏡夜が意地の悪い笑みを浮かべると、途端に環は顔色を変えて否定した。
「それこそ冗談ではないぞっ! 俺以外の人間に可愛いハルヒのあんな姿やこんな姿を見られるなんて、
考えるだけで眩暈がするではないかっ!」
呆れた独占欲に溜息を吐き、鏡夜はなおも言い募ろうとする環の腕を掴んだ。
「おまえがどんな夢を見ようがどんな変態的欲求を持っていようが勝手だが、
生憎と俺も毎回付き合っていられるほど暇じゃないし、
続きは家で悩むなりハルヒに相談するなりしてくれないか?」
「そ、そんな…鏡ちゃん冷たい……」
「何とでも言え。…それはそうと、おまえの夢の中で俺は前世が魔王の調教師か。
なるほど、普段おまえが俺にどんなイメージを抱いているか、よく分かった気がするぞ……!」
そう言って自分を強引に部屋の外へと引っ張っていく鏡夜の背後に、環は魔王の幻を見た気がした。
環を帰した後で、鏡夜は徐にポケットからリモコンを取り出した。
そのボタンを押すと同時に本棚が動き出し、地下へと続く階段が出現する。
「…しかし、環の夢には驚いたな。半分だけとはいえ、一瞬ばれたかと思った……」
ゆっくりと階段を下りながら、鏡夜は一人ごちた。
 ――正に、夜の夢こそまことといったところだな。…しかし環のあの様子では、
 残りの半分はありえないか。ハルヒを調教するのも、少し面白そうだとは思うが……。
鏡夜は地下室に辿り着くと、壁のモニターを見た。
そこには、別室でれんげが現在のターゲットである二年の女生徒に鞭を振るう様子が映し出されている。
「…やれやれ、まだ手首の返しが甘いな。どれ、今日は俺が直々に調教するとしよう」
そう呟いて漆黒のマントを身に着けながら、彼は徐々に冷酷な調教師の顔になっていった――。
――END――

214 :
投下乙です!
夢落ちでほっとしたというか、何か残念というかw
なんしかGJでした

215 :
GJ
何となく鏡夜はその内本当に環を言葉たくみに丸め込みそうだと思った
しかしエロいな鏡夜…

216 :
GJ!!
鏡夜恐いよ鏡夜

217 :
ハルヒが環とのエロ内容言わされる所、興奮した(;´д`)

218 :
GJ☆
いつも淡白なハルヒが乱れるのは萌えるねー!!
職人様ありがとう

219 :
抜いた
言葉攻めいいね。ブラックなオチもいい!

220 :
ダーク系スキーなので大変美味しゅうございました
欲を言えば3Pシチュも見たかった

221 :
ハルヒは環先輩に調教されてほしい!
まぁ、環先輩の場合は自分がフランス育ちだからハルヒが真っ赤になる淫語使って、それでハルヒに淫語を慣らしていそう。
ハルヒも初めは恥ずかしがっているけど、男性と付き合うのは環先輩が初めてだからそれが普通なのかな?って思ちゃうと思われ。
無意識同士の淫語の会話は萌ぇ〜(*´Д`*)
誰か環ハルヒの小説おねがい〜。

222 :
>>221
板年齢に達してから来てください(精神年齢含む)

223 :
関係ないが今月の環=亀で亀頭を連想してしまったよ……
それはともかく、ハニ先輩誕オメ!

224 :
>>223
なんという俺・・・
そうか、29日はハニー先輩の誕生日か
すぎてしまったけどおめでとう

225 :
じゃあ、ハルヒは初恋ラブのエロシーンに感化されて亀の頭のように反り返った殿ちんこ想像か、
実は実際に見たかということでw

226 :
温泉で光と環にアンアンされてしまうハルヒを想像したのは自分だけみたいでつね

227 :
環ハルヒの神・職人さん Please カモン!!

228 :
神ではないけれど、環ハルヒ投下。
結構バカップルというかバカな内容の為、そういうの受け付けない方はスルー推奨でお願いします。

229 :
とある休日の午前中、浴衣姿の環は恨めしそうな顔でホテルの窓辺に佇んでいた。
外は土砂降りの雨で、容易には止みそうもない。
ハルヒと恋人同士になって、数ヶ月。
最近とみに忙しくなってきた彼にとって、今日は久しぶりに彼女と丸一日デート出来る休日だ。
当初の予定では、十時にカフェで待ち合わせてお茶を飲んでから動物園に行って、
お昼はハルヒの手作り弁当、夕方まで楽しんだ後でホテルのスイートで夜景を見ながら食事、
更にその後は二人だけの秘密の時間…となるはずだった。
しかし動物園に向かう途中で激しい雨に降られてしまい、ずぶ濡れになった二人は、
仕方なく予定を切り上げてホテルに退避したのだ。
「くっ!今日のために照る照る坊主も用意したし、降水確率も小まめにテェックしたのに……」
外れた天気予報を恨んでも雨は一向に降り止まず、環は溜息をついた。
「…この調子じゃ、動物園は無理そうですね」
脱衣所で着替えていたハルヒがいつの間にか戻ってきて、同様に溜息をつく。
少し残念そうな顔を見た環は、申し訳ない気持ちになった。
「ごめんな、ハルヒ。楽しみにしていたのにこんな事になってしまって」
そもそも今日のデートは、もう何年も動物園に行っていないという彼女を楽しませようと思い、
立てた企画だった。
それを伝えた時の、楽しみにしているという言葉が嬉しかったのだが……。
いかに財力に物をいわせようが、天気ばかりはどうしようもない。
「動物園には、晴れた日にまた行けばいいじゃないですか、環先輩が謝ることないです。
 …それより、もうすぐお風呂が沸きますんで、どうぞ」
ハルヒはそう言った後で、少しだけ身を震わせる。
着替えて髪を拭いたとはいえ、冷えた体に熱を取り戻すまでには至らない。
それは環も同じだったが……。
そこで、環はこの部屋を予約した時に浮かんだ考えの一つを、思い切って提案してみることにした。
「ハルヒ、一緒にお風呂に入らないか?」
「……えぇっ!?」
ハルヒは環の唐突な言葉に戸惑い、口元に手を当てた。
「そ、そうすれば一緒に温まれるだろう?それに、日本では古来から一緒のお湯に浸かって、
 裸の付き合いをすることで、より親睦を深める習慣があるとかないとか……」
「は、裸の付き合いと言われましても……」
その言葉から咄嗟に別の“裸の付き合い”を思い出してしまい、ハルヒは頬を染めた。
そっちの方ならば、既に何度もしている。
――やっぱり、今日もお風呂の後でするのかな……。
どうしても意識してしまい、そのまま頬を紅潮させて押し黙っていると、
次第に環の目が潤んできた。
「……ハルヒは、俺とこれ以上親密になりたくないのか?そ、それなら無理にとは……」
「べ、別にそういう訳じゃないですけど……!」
哀しげな顔でその場に蹲ろうとする環を見かねて声をかけると、途端に彼は明るい表情になった。
いつもながら、萎れかけた花が一気に花開くかのような彼の変化には、別の意味で感心する。

230 :
「よーし、ハルヒ。それでは、二人きりのバスタイムといこうではないかっ!」
環の潤んだ瞳は、甘い罠。
それを見てしまうのは、自ら罠にかかるということ。
今までの付き合いで痛いほどそれが分かっているのに、いつも結局絆されてしまうのは何故だろう。
――これも、惚れた弱みってやつなのかなぁ……?
意気揚々と浴室に向かう環に腕を引っ張られながら、ハルヒは小さく溜息をついた。
「それにしても、どうしてここ和室なんですか?」
浴衣の帯を解きながら、ハルヒが問う。
二人がいる部屋は、最近オープンしたばかりの須王系列ホテルのスイートルームで、
何故か和風の造りだった。
環が言うには、日本文化を楽しみたい外国人向けに、
いくつかあるスイートの半分を和室にしてあるのだという。
結構好評らしいが、スイートルームといえば洋室のイメージを懐いていたハルヒは、
少しだけ違和感を感じた。
「初めて京都に行った時、檜風呂に感動してな。忙しくてなかなか旅行には行けないが、
 たまにはハルヒとこういう所で寛ぐのも悪くないと思ったのだが……」
「そうですか。自分もどちらかといえば、畳の部屋のほうが落ち着きます」
「それに裸の付き合いをするなら、和風のお風呂のほうが良いからな!」
環は微笑んで、無駄に瞳をキラキラさせる。
その視線に射抜かれたような気がして、ハルヒは胸を高鳴らせた。
今更ながら妙に意識してしまい、尚且つこれから一緒に入浴するという気恥ずかしさから、
浴衣を脱ぐのに必要以上に時間をかけてしまう。
環が先に浴室に行った後も、彼女はしばし脱衣所で躊躇していた。
檜風呂はなかなかに立派な造りで、藤岡家のそれの二〜三倍の広さはある。
ハルヒはタオルでしっかりと体を隠しながら現れ、
湯船に浸かった後も、なるべく環から離れて身体を硬くしていた。
「ハルヒ、こっちにおいで。一緒に温まろう」
「じ、自分はここで良いですっ」
彼女の上擦った声から心情を察して、環は緊張を解しにかかることにした。
こんな時どうすれば良いのかと考え、以前観た時代劇のセリフを思い浮かべる。
「ハルヒはいつまでも恥ずかしがりやさんだな、もう生娘でもあるまいに。…さぁ、近う寄れ!」
「だっ、誰がそうしたと思ってるんですか!」
環のセリフに、ハルヒは憤慨して拳を振り上げた。
彼と付き合いだしてから、そして結ばれてからしばらく経つ。
ハルヒが行為に慣れてきてからというもの、彼は毎回何かしら新しい事を取り入れてくる。
今回一緒に入浴したいというのも、そういう事なのだろう。
いつも結局は、何事も経験という気持ちと彼への想いで受け入れているが、
それでもやはり恥ずかしい。
……などと考えていると、いつの間にか環がそばに寄ってきた。
僅かな抵抗を嘲笑うかのように背後から抱き寄せられ、彼の膝の間にすっぽりと収まる体勢になる。
「ほーら、これならそんなに恥ずかしくないだろう?」
「す、少しは……」
そう答えながらも、ハルヒは余計に鼓動が速くなるのを感じていた。
しばらくそうやってお湯と環の腕の温もりを感じていると、不意に昔の事を思い出した。
「……まだ小さかった頃、父や母とよくこんなふうに一緒に入浴してたんですよ。
 それで、百まで数えたり背中を流し合ったりしたなぁ……」
「いいな、それ。何か羨ましいぞ」

231 :
そう言う環を見て、ハルヒは思った。
子供の頃父親と離れて暮らし母親も病弱だったという彼は、恐らくそういう経験もないのだろう。
肉親とのスキンシップには到底敵わないかもしれないが、
もし自分がほんの少しでも分け与えてあげられたら……彼は喜んでくれるだろうか。
気恥ずかしさに慣れ、充分に身体が温まってから、ハルヒは環に尋ねてみた。
「……あの、環先輩。良かったら、お背中流しましょうか?」
「何ィィィッ?!」
突然の申し出に、環は頬を染めた。
最近のハルヒは以前に比べると積極的になったとはいえ、
彼女が自分から環に奉仕したいと言い出す事はめったにない。
どのような心境の変化かは分からないが、嬉しい誤算に環は小躍りしそうになった。
抑えきれない妄想が浮かび、胸が高鳴る。
「遠慮しないで、たまには自分に甘えてくださいね?」
そんな彼の様子を恥ずかしがっていると勘違いしたのかハルヒが発した言葉が、拍車をかける。
「ハ、ハルヒがそう言うなら、お願いしようかな!」
声を上擦らせながら環が湯船から上がると、ハルヒもそれに従った。
ハルヒは環を椅子に座らせ、スポンジを泡立てた。
そして、失礼しますと言ってから、彼の背中と腕を洗い始める。
――環先輩の背中って、やっぱり広い…。それに、腕も意外と逞しくて……。
スポンジを動かしながら、ハルヒは環に抱きしめられている時の事を思い出した。
いつもこの腕に抱かれ、この背中に腕をまわしているのだと思うと、鼓動が速まる。
「…はい、綺麗になりましたよ」
ドキドキしながら洗い終えると、環が無粋な事を言った。
「……ありがとう、ハルヒ。ところで、前は洗ってくれないのか?」
「そ、それは自分でお願いします!」
ハルヒが顔を赤らめてスポンジを渡すと、環はいささか不服そうに自分で洗い始めた。
やがて、自分の身体に付いた泡を流し終えてから、環が言う。
「よし、次は俺がハルヒを洗ってやろう!」
「…じゃあ、お願いします」
ハルヒが彼に代わって椅子に腰掛けると、環は任せておけと言い、泡立てたスポンジを手に取った。
ハルヒの華奢な背中と、すべらかな肌の感触。
それを楽しんでいるうちに、環は胸の高鳴りと疼きを感じていった。
堪らず指先を彼女の胸元に滑らせると、ハルヒの身体がビクンと震える。
「ちょっと、環先輩!そこは背中じゃないですよ!」
「ハルヒがあまりに可愛いからな、こっちも特別サービスだ」
調子に乗って、環は泡を付けた掌で彼女の乳房を弄り始めた。
「…あのー、それってただ揉んでいるだけでは?」
「いや、ちゃんと洗っているぞ?おっぱいは繊細な部分だからスポンジだと傷付くかもしれないし、
 素手のほうが良いだろう?」
「そ、そんなことないですってば!」
ハルヒの抗議を跳ね除け、環は胸への“洗浄”を続ける。

232 :
そうしているうちに、ある事に気付いた。
「…ハルヒのおっぱい、最初に触った頃よりも少し大きくなっていないか?」
「…ああ、それでしたら、最近下着がきつくなってきたので計ってみたんです。
 案の定少し成長していたので、この前からBカップにしましたけど……。
 やっぱり、揉まれると大きくなるって、本当なんですかねぇ?」
――…び、Bカップ……!俺に揉まれて、ハルヒのささやかなおっぱいが、
 Bカップになったというのかァァァッ!!Aカップのハルヒも可愛かったから、
 少し残念な気もするが、この場合重要なのは揉まれて大きくなったという事で……。
ハルヒが何気なく言った言葉に、環は翻弄された。
興奮を抑えきれなくなり、欲望のまま彼女の胸を本格的に揉みしだく。
「よ、よし!俺がもっと大きく育ててやるから、任せておけ!」
「あぁっ、駄目ですってば!こんなところで……!」
ハルヒはそう言って環を窘めようとしたが、執拗に揉みしだかれ指先で先端を愛撫されるうち、
次第に吐息を乱れさせていった。
「…おっぱいを洗った後は、こっちも綺麗にしなければなるまい!」
しばらくハルヒの胸の感触を堪能した後、環は泡を纏った掌を彼女の股間へと滑り込ませた。
「…っ、ぅぅ……」
敏感な部分を環の指が這いまわるこそばゆさに、ハルヒは声をして耐えた。
しばらくして身体にお湯がかけられ、終わりかと思うも束の間、
今度は泡を付けない状態で再びそこに触れられる。
「ちょ、ちょっと!もう洗い終わったでしょう?」
「いや、どうせなら中まで綺麗にしたほうが良いと思わないか?」
環は屁理屈を言いつつ、後ろからハルヒの秘所を弄り始めた。
「なっ、中は別に…ぁ、ぁあ……」
陰核と秘裂を同時に責められ、ハルヒは身じろいだ。
逃れることもかなわず、彼女の弱い所を知り尽くしている環の指技に次第に追い詰められていった。
環はハルヒの秘裂の奥まで指を挿し入れ、激しく抽送を繰り返す。
そうすることで愛液が掻き出され、淫猥な音をたてる。
「あっ、あぁ…はっ、ぁん!」
「凄いなハルヒ、こんなに濡れているぞ……!」
環は頃合を見て、一旦引き抜いた指を喘ぐハルヒの眼前に見せ付けた。
そこには彼女の愛液がたっぷりと纏わり付いて、妖しげな光を湛えている。
「やっ、環先輩の意地悪……」
恥ずかしげに俯いたハルヒの唇をなぞり、口腔内に二本の指を侵入させると、
彼女は少しだけ躊躇ってから、舌を絡ませてきた。
ハルヒは、口中に挿し入れられた環の指を舐りながら、次第に胸の高鳴りを感じていた。
何度か彼の白濁を飲んだ事はあるが、自分の愛液を舐めさせられたのは初めての事だ。
初めて口にしたそれはヌルヌルとしていて、不思議と気分を昂揚させる。
そのまましばし淫靡な気分に浸っていると、環が口腔から指を抜き、身体を密着させてきた。
背中に彼の熱いモノがあたり、それが硬くなっている事に気付いたハルヒは、
昂揚した気分のままに問いかける。
「環先輩の、凄く熱くなってます。……良かったら、この間みたいに口でしましょうか?」
「うーむ…。それも魅力的ではあるが、今は違うほうの口が良いなぁ……」
と、環は再びハルヒの秘裂に指を這わせた。
その言葉の意味する所を悟った彼女は、顔を赤くしてうろたえる。
「そ、それでもいいですけど……。アレはあるんですか?」
「任せるがいい!こんな事もあろうかと、密かに用意しておいたのだ!」
と、環は自慢げにどこからか避妊具を取り出す。
「もー!それって、最初からお風呂でするつもりだったって事じゃないですかっ!」
ハルヒは頬を染めたまま、環にくってかかった。

233 :
そんなハルヒの追及を笑って受け流し、環は背後から彼女を抱きかかえた。
そして、濡れたままの秘裂に屹立した自身を宛がう。
「…や、やっぱり部屋に戻ってからの方が良いと思うんですけど……」
「いや、しかし何事も経験だと思わないか?」
「こんな時にそれ言うの、ずるいです…っ、ぁあんっ!」
ハルヒは尚も言葉を続けようとしたが、それを遮るように熱く怒張したもので秘裂を擦られる。
「ちょ、ちょっと…ぁ、やぁあ…んっ!」
次第に彼女の声が艶めいてきた事を確認した環は、耳の裏側に舌を這わせた。
そのまま焦らすように自身を擦りつけながら、耳朶や首筋の敏感な部分を丁寧に舐め上げていく。
絶え間ない甘い疼きに襲われ、ハルヒはただ嬌声をあげて身悶えるしかなかった。
「……ハルヒ。まだ抵抗があるならば、やめても良いぞ?」
最早彼女に抵抗する余裕がないのを知りつつ、環は耳元で囁く。
「お、お願いします…っ…もう、焦らさないで…くださ…ぃ!」
もう限界が近いらしく、ハルヒは瞳を潤ませて続きを哀願した。
「…あ、ああぁぁぁっ!」
焦らされてヒクヒクと震える秘裂に環自身が挿入されていく感覚に、ハルヒは身じろいだ。
既に限界が近かったところへの刺激に堪えきれず、最奥まで到達するとほぼ同時に身体が痙攣する。
「入れただけでイクなんて、ハルヒは本当に可愛いなぁ……」
それを感じ取った環が、そう言いながら律動を開始した。
気をやったばかりのところを果敢に突き上げられ、ハルヒは再び喘ぎはじめた。
「やぁっ、だめ…たま…き先輩ぃっ!」
「ハルヒ、凄いぞ!前を見てみろ」
環に促されて顔を上げたハルヒの目に飛び込んできたのは、壁に取り付けられた鏡だった。
そこには、自分達のあられもない姿が映し出されている。
「分かるか?ほら、ハルヒのあそこが俺の逸物を咥えて、こんなに蜜を溢れさせているぞ。
 真っ赤になって喘ぐいやらしい表情も、可愛いおっぱいも全部写っているだろう?!」
興奮した環の実況が、余計に羞恥心を煽った。
彼がハルヒに隠語を強要する事はめったにないが、
このように自発的に紡ぎ出された言葉を聞かされるほうが、よっぽど恥ずかしい。
それが無意識なのか、ハルヒの羞恥心を煽るために計算されての発言なのかは分からないが、
いつしか、そういう言葉なしでは物足りないと感じるようになりつつある。
環との行為を重ねるたびに、心も身体も彼に慣らされていく……。
嫌ではないのだが、この恥ずかしさだけはどうにかならないものかと思った。
「あ…あぁ、見ないでください……っ」
鏡に映し出される痴態と、互いの接合部分から聞こえる淫靡な湿音。
そして何よりも突き上げられるたびに生じる強い快楽の渦に、ハルヒは飲み込まれていく。
「や…、はぁあっ…ぁあああんっ!」
しばらくして、秘裂の奥に環の熱を感じながら、ハルヒは二度目の絶頂を迎えた。
最初のそれよりも深い悦楽に酔いしれ、彼女はいつしか意識を手放していた……。


234 :
ハルヒが気が付くと、そこは入浴前にいた座敷だった。
目を開けてまだ少し気だるさの残る身体を起こすと、心配そうな顔の環と目が合う。
浴衣姿で座布団を枕に寝かされているところから察するに、彼が運んで着替えさせてくれたらしい。
「…だ、大丈夫か、ハルヒ?!」
「…ええ、何とか。介抱してくれてありがとうございます」
いつもながらの環の優しさに胸がキュンとなるが、彼が次に言ったセリフがそれを打ち壊す。
「イキながら気を失うなんて、そんなに気持ち良かったのかにゃ?」
「もー!こっちが恥ずかしくなるような事さらっと言うの、やめてくださいっ!」
ハルヒは顔を真っ赤にして横を向いた。
それと同時にお腹が可愛らしい音をたて、気恥ずかしさに拍車をかける。
「そろそろお昼にしないか?」
「…そ、そうですね」
時計を見ると、丁度十二時半を指していた。
座卓の上に本来ならば動物園で食べるはずだった弁当を広げ、二人は昼食を摂る事にした。
どうやら環は未だにスイッチが切り替わったままのようで、
食事中もさりげなく、聞いていて恥ずかしくなるようなセリフを連発してくる。
その度にハルヒは、頬を染めながらツッコミを入れた。
外は相変わらず激しい雨で、小降りになりそうな気配も感じられない。
雷が鳴らないのが、せめてもの救いだった。
食事を終えてデザートの苺を食べていると、唐突に環が言った。
「…この後の事だが、和室で浴衣というシチュエーションを生かして、
 是非ともやってみたいプレイがあるのだ!」
「プレイって……、さっきお風呂でしたばかりじゃないですか」
「いや、今から言うのはお風呂では出来ない事だし……。ハ、ハルヒが嫌ならやめるが!」
と、彼は瞳を潤ませる。
「い、一応聞きますけど……?」
「そ、そうか!…実はな、時代劇プレイがしたいと思っている!」
環が発したとんでもない言葉に、ハルヒは面食らった。
予てから彼の時代劇好きは知っているが、実際の行為にそれを取り入れたいと言ってくるとは、
予想外である。
「…というわけで、ハルヒ。これからしばらく、おまえをおハルと呼ぶから、
 俺の事は…そうだな、お殿様と呼んでくれ!」
「はぁ?そんなの、普段から光と馨に言われてるじゃないですか……」
ハルヒが怪訝な顔でツッコミを入れたが、環は構わず自分の考えた設定を話し続ける。
その目は楽しげに輝いていて、断る事はもはや許されない雰囲気を醸し出していた。
「…それで、ハルヒは借金の形に献上された町娘ということで良いか?」
「……はぁ、別に良いですが」
どこかやる気のない返事に、環は眉根を寄せた。
「最近のハルヒはせっかくアクティブになってきたと思ったのに、そんなんじゃ駄目だろう?
 そ、それとも、やっぱり嫌なのかっ?!」
「い、いえ!そんな事は……」
また落ち込まれては面倒だと思い、ハルヒは必に笑顔を作った。
――だ、大丈夫。時代劇プレイなんて、この前のアレに比べたら……!
以前環としている時に何気なく、こういう時にフランス育ちっぽいセリフって言わないんですね、
と言ったところ、耳元でフランス語を囁かれたり、妙なセリフを吐かれたりした事を思い出してみる。
特に性器の名称をフランスの名所に例えられた時は、笑いを堪えるのが大変だった。
それに比べれば、大分ましなはずだ。

235 :
そう思っていると、環がクローゼットから帯を取り出し、身に着けろと言ってきた。
今締めている細身の物とは違い、幅広で長いタイプである。
締め方が良く分からなかったので適当に巻きつけて蝶結びにすると、
彼は満足気に頷き、勢い良く隣の座敷へと繋がる襖を開けた。
寝室にあたるその部屋の中央には布団が敷いてあり、傍には行灯を模したライトが置かれている。
部屋の奥の床の間には、掛け軸と模造刀まで飾られていた。
「何というか…、雰囲気バッチリですね……」
皮肉交じりに呟くと、環が意気揚々と言った。
「さあ、それでは始めるとしようか、おハル!」
環はおもむろにハルヒの帯の結び目を解き、思い切り引っ張った。
「ひゃあぁっ!?」
ハルヒはなすすべもなくクルクルと回り、バランスを崩して布団の上に倒れ込んだ。
そこにすかさず環が覆いかぶさり、大げさな素振りで言う。
「ふはははは、おハル!今日こそは余と懇ろになってもらうぞ!」
「ちょ、ちょっと!重いです、環先輩!」
抗議しようとするハルヒに、環は指を突きつけた。
「こら、駄目だろう?!もっと町娘らしく言わないと!」
「…や、やめてくださいお殿様!…これでいいですか?」
環は大きく頷き、セリフを続ける。
「良いのか?余の誘いを断れば、そちの実家の店が潰れるぞ!
 幼い兄弟達が路頭に迷っても、良いのかな?フフフ……」
「ああっ、そんな…堪忍してください」(棒読み)
「ハハハハハ、良いではないか!良いではないかぁぁっ!」
「でも、お殿様……」(棒読み)
――ううっ、何か環先輩が怖い……。
過剰に興奮しているらしい環の尋常ではない視線に怯え、ハルヒは肩を震わせた。
「おハル……、余はずっと前からこうしたいと思っていたのだ!」
環はハルヒの頤に指をかけ、やや強引に唇を塞いだ。
舌が侵入するヌルリとした感覚に、ハルヒが小さく肩を震わせる。
そうしてしばし彼女の口腔を味わった後、ゆっくりと唇を離すと、
入り混じった互いの唾液が銀糸を引いた。
そのまま首筋や胸元に口づけていくと、早くも彼女の吐息が乱れはじめる。
「…あ、ダメ。首に…痕、付けないでください……っ」
「では、こっちならば良いかな?」
環はハルヒの片脚を抱え、その爪先に口づけた。
それから、足首、ふくらはぎ…と、徐々に唇を移していく。
「……っ、ん…ふぅぅっ」
環の唇が上に向かうにつれて、再びハルヒの身体が戦慄きはじめる。
太ももの付け根付近に達する頃には、彼女はもはや彼のなすがままだった。
「…手篭めにされる町娘らしく、出来ればもう少し抵抗してほしいのだが」
環が注文をつけると、ハルヒは息を荒くつきながら言った。
「ああ、嫌…やめてください、お殿様〜」(やや棒読み)
環は嬉しそうに頷き、ハルヒの浴衣の裾を捲り上げる。
「ふふふ…、上の口は嫌だと言っているが、下の口はどうかな?」
――どうでもいいけど、環先輩の設定のお殿様って、
 この後高い確率で水戸黄門とか仕事人に成敗されるような……。
すっかり乗り気の環に脚を広げられながら、ハルヒはぼんやりとそんな事を考えた。

236 :
下着を着けていないハルヒの秘所を指で広げ、環はにやりと笑う。
「おハルの下の口はしとどに涎を垂らして、余を欲しておるな…。
 よ、よし、余の自慢の刀で解してやるとしよう……!」
そう言って彼は、いきりたった股間の暴れん坊将軍を割り開いた秘裂に押し当てようとした。
「…ちょ、ちょっと!環先輩っ!」
「おハル、環先輩ではなく、お殿様だろうっ?!」
「そうじゃなくて、えーと……」
ハルヒは、額に手を当てて少し考えてから言った。
「…お、お殿様!抜き身の刀でそこを擦るのは、ちょっと……」
「…そ、そうか。すまん、鞘を着けなければいかんな」
環が慌てて枕元の青い小箱を探るのを確認して、ハルヒは安堵の息をついた。
鞘の準備を終えると、環は再び自前の刀を秘裂に宛がい擦りつけ始めた。
「…んっ…、ぁっ、あぁっ…っ」
互いの局部が触れ合う淫らな音と絶え間ない快感の波に翻弄され、ハルヒは甘い声を漏らす。
彼女は抵抗する事も忘れ、与えられる快楽に没頭している。
しばらく柔らかな内股と粘膜の感触を楽しんだ後、環は頃合を見て言った。
「もう抵抗しないところを見ると、そちもようやく余と懇ろになる覚悟が出来たと見えるな?」
「…はい、環先ぱ…お殿様の…ください……!」
ハルヒは、蕩けた表情で答える。
その言葉と表情に昂りを感じながら、環は彼女の中に侵入を始めた。
特殊なシチュエーションに興奮しているせいか、
環の逸物はいつもより少し体積を増しているように感じられ、ハルヒは圧迫感に悶えた。
それでも抽送が始まると彼の動きに合わせて粘膜が収縮し、更なる快楽を求めていく。
「…おハル、どうだ?余の自前の刀の味はっ?!」
「ぁ、ぁあっ!…お、お殿様の…凄く、大きい…です!それに…とても硬くて…、
 ああんっ、奥…あたって、気持ちい…ぃですっ!」
ハルヒは環の背にしがみつき、腰に両足を絡めた。
「…おハルの蜜壷が、余の刀を締め付けてくるぞ!…ほら、ここか?ここが良いのかっ?!」
環は益々昂揚し、円を描くように腰を動かして逸物の先端で最奥を擦る。
「は…ぁん、そこ…良いですぅっ、もっと…ください……っ!」
早くも達しそうになったハルヒは、自らも積極的に腰を振って環を求めた。
律動の度に秘裂から愛液が溢れ、白いシーツを濡らしていく。
……と、そこで唐突に彼の逸物が抜き取られた。
「…あ、そんな……っ…」
快感をせき止められ、ハルヒはもどかしげに身を捩った。
「続きをしてほしいか?」
環の問いかけに頷くと、彼は少しの沈黙の後で言う。
「…ならば、これからも余の傍にいると言ってくれ!……俺はずっと…、ハルヒと一緒にいたい!」
「…もう、自分にはなりきれと言ったくせに、環先輩が素に戻って……」
そこまで言いかけたところで、ハルヒは環の真剣な面持ちに気付いた。
胸の疼きを感じて、口調を元に戻す。
「自分も、環先輩と同じ気持ちです。出来ることなら、ずっと一緒に……!」
偽りのない思いを打ち明けてから切なげに見上げると、環は嬉しそうに微笑んだ。
ハルヒの身体を抱え起こし、自分の膝の上に乗せて優しく額に口づける。

237 :
「…ハルヒ、続きをしても良いか?」
「…はい、お願いします……」
向かい合った体勢のまま、ハルヒは自ら腰を下ろしていった。
そうして最奥まで環自身を受け入れた後、ゆっくりと息を吐く。
「…そういえば、環先輩ってこの体勢好きですよね?」
「こうして密着すると、心臓の音が感じられて何だか落ち着くだろう?
 それに、可愛いハルヒの顔も間近で見られるし……」
そう言うと、環は緩やかに抽送を開始した。
「あ…ひっ、…んぁ…あっああっ!」
ハルヒは環の首に腕をまわし、絶え間なく押し寄せる快感に身をゆだねた。
果敢に突き上げられ、その度に華奢な肢体が震える。
「…ぁ、あぁっ…た、環…先輩ぃっ……!」
環の名前を呼びながら、ハルヒは誘うような視線を彼に向けた。
艶めかしく濡れた唇を僅かに突き出し、自分からキスを求める。
それと同時に下腹部に力を入れ、離したくないとばかりに彼の逸物を締めつけた。
「恥ずかしがる姿も好きだが、こんなふうに積極的なハルヒも凄く可愛いなぁ……!」
環はそう言って、ハルヒに口づけた。
そのまま荒々しく唇を貪りつつ、抽送を激しくしていく。
「…ん、ぅんっ…ふ、っうう……っ!」
ハルヒが息苦しさと悦楽に身悶えるが、次第に余裕のなくなってきた彼は律動を続け、
一定のリズムで彼女の秘裂を蹂躙する。
やがて、身体の奥からこみ上げてくる熱い奔流とともに唇を離すと、
ハルヒが嬌声を上げながら弓のように背を反らせた。
「ぁあっ、は…、ああぁぁぁんっ!!」
一際強く震えながらハルヒの粘膜が収縮するのと、環がこの日二度目の迸りを感じたのは、
ほぼ同時のことだった。
ようやく官能の渦から解放されたハルヒは、横になって荒く息を吐きながら、
虚ろに視線を彷徨わせていた。
ややあって、後始末を終えた環が隣に来て、優しく髪を撫でる。
「……あ、たま…き先輩」
「よしよし、ハルヒは最高に可愛いぞ……」
と、彼は愛おしそうに抱きしめてくる。
「環先輩の腕、温かくて心地良いです……」
そのまましばらく幸せな気持ちに浸っていると、不意に環の指が蠢いた。
「………?」
突然の事に身じろぐと、彼は掌をハルヒの下半身に滑らせて緩やかに撫で始める。
「ちょ、ちょっと!…ま、まだするつもりですかっ?!」
ハルヒが慌てて身体を起こそうとすると、環の腕がそれを制した。
「…ハルヒ。まだ雨も降っていることだし、もう今日は予定を変更することにしようではないか!」
「……え?それって、一体どういう……」
戸惑うハルヒの目の前に、環は意味ありげな笑みを浮かべながら青い小箱を置いた。
その中身は、言わずもがなである。
彼の次の発言が容易に想像出来たハルヒは、背筋に緊張が奔るのを感じた。
「まだ時間はたっぷりあるし、新記録に挑戦するぞ!さあハルヒ、覚悟は良いかっっ?!!」
「し、新記録って…ま、待ってください…ぁ、ああっ……!」
ハルヒは身を捩って環の腕から逃れようとした。
だが、彼は逃すまいと首筋に吐息を吹きかけ耳朶を甘噛みしてくる。
次第に身体が熱を帯びていくのを感じながら、彼女は諦めて環の予定に付き合う覚悟をしたのだった――。

 ――完――

238 :
GGGGJ!!
バカップル過ぎるww

239 :
GJ!イチャイチャする二人いいな!
それにしても殿変態すぐるよw

240 :
環ハル以外のが読みたい…

241 :
>>240
「〇○以外が読みたい」なんて言い方はそのカプが好きな人にはカチンとくるよ
そんなに読みたいなら自分で書いたら?

242 :
GJ!爆笑しながら読みましたよ
これもアリですね。
久々に、モリ×ハルも読みたいです

243 :
モリ×ハルの想像が出来ない・・・(汗)
ハルヒといちゃいちゃするなら、やっぱり環先輩でしょ!!w
>>237 GJ!これからも環ハルを宜しくw

244 :
恥ずかしい台詞が環流の言葉責めみたいでGJ
あと性器を名所に例え…がどんなか気になるw
たまに環ハルで盛り上がった時や投下直後に>>240みたいの見るけど、大人げないな
あと、別カプの希望やそれへの反論は煽り煽られになるから、せめて投下直後にはやめないか?

245 :
個人的には作品投下直後にそのカプを叩かないとかは礼儀に属すものだと思う。
敢えてルールを決めなくても、そういうことする人がいたら、ちょっとマナーが
なってないかもーなどと生温かく見守るのでも良いかなと。

246 :
>>244
たぶん、俺のエッフェル塔がハルヒの凱旋門に…うんぬんではないかと予想。
もしそれだったら帯クルクルのほーがだいぶマシだわww

247 :
マナーだなんだと言うならまずスルーしろよ
それこそマナーだろうがw

248 :
240より243のがひどいだろ

249 :
>>248
モリ自演乙

250 :
環「こらこら皆の衆!いくら俺のためとは言えケンカしちゃダメだゾッ☆」

251 :
バンビ乙w! >>250
噴いたぜww

252 :
きもい

253 :
自分でもそう思うお。

254 :
こんな所見てないで殿はハルヒとバカップルプレイでもしてればいいよ、
そしてモリはピヨポメを存分にモフッてればいいよと思いますた。

255 :
畜生、モリ先輩め!……俺もピヨポメをモフりたいです…切実に!

256 :
女とヤってお金が貰える♪
まさに男の夢の仕事!
出張ホストっておいしくない?
ttp://outsideseek.com/2ch/01_info.html

257 :
出張ホスト部なら歓迎でつ

258 :
素朴な疑問だけど、モリって睡眠直前の言動を起きてから覚えてるんだろーか?
もし眠い時にセクハラ発言して忘れてたら、何かと問題あるよーな……。

259 :
「うん、なるほど。僕に似たキャラクターがいるゲームは
金持ちの主人公が女を監禁し、調教するんだね」
「ふー、うー、ぐー」
「そうかそうか嬉しいか。この淫乱女が」

と18禁ゲームの真似をするれんげと鏡夜

260 :
>>258
眠い時間はそう長くないだろし、忘れてるとすれば直接エロまではむりだろね
モリがよほど早くないかぎりは・・・w
あるとしたら、同人誌の男の裸デッサンに悩むれんげの前に眠いモリ登場
→話を聞きクサいセリフとともに脱いでエロポーズをとるモリ
→後日貰った同人誌の裸やナニが自分そっくりで、何じゃこりゃあああああ?!
または、お客が忘れてった「初恋ラブ」に動揺して環を意識しすぎてしまうハルヒ
→眠いモリが真実の愛をおしえてやると言って、自分のマニアックなエロ漫画を貸す
→翌日真っ赤になったハルヒに「モリ先輩のおすすめは、過激すぎてちょっと・・・」と
ドン引き&本をつき返されて、「何故、俺の秘蔵本をハルヒが?!」
こんな感じしか想像つかねえ・・・

261 :
CDドラマのせいで
モリ先輩ネタはオチが必ず何じゃこりゃー!!
になってまうw
ベタベタに起きたら隣ですっぽんぽんで寝てる自分とハルヒとか

262 :
いや、むしろ起きたら隣というか両脇にすっぽんぽんのピヨとポメが寝ていて何じゃこりゃァァァ!!で。

263 :
モリ先輩が殿に次ぐギャグエロ担当になるヨカーン

264 :
ここでよっこらセックスを読んだときから自分の中でモリ先輩はギャグキャラw
そしてヘタレ鏡夜を読んだときから鏡夜も上に同じw

265 :
保管庫って更新しないのかな……

266 :
唐揚げごめんなさい

267 :
素敵な保管庫だけに凍結はもったいないよね
お父さんお元気ですかー?

268 :
なんとなく鏡夜×れんげが読みたいかも
ラブラブでもハードでもいいので是非!

269 :
ホスト

270 :
もうすぐ12巻発売だねえ〜*

271 :
コミック派だから楽しみだw

272 :
殿、誕生日おめでとう!

273 :
環誕生日おめでとう!プレゼント置いときますね。
っ「ハルヒの生写真セット」

274 :
じゃあ自分もプレゼント置いとくか
つ ▽(ハルヒの生下着)

275 :
殿誕生日おめでとう〜
俺からもプレゼントだw
(*゚∀゚)=3『ハルヒの生パンツw』

276 :
もー!生下着とか生パンツって、みんな環を何だと思ってるですか?
そんなんで喜ぶとでも?!
…というわけで、ここにハルヒの生スク水置いときますねw

277 :
>>276 乙wかなり噴いたww

278 :
殿はエロいけど、変態じゃありません><

279 :
変態なのは鏡夜にきまっているだろう
おや?こんな時間に誰か来たみたいd(ry

280 :
その後>>279の姿を見たものはいない
外国に売られたとか、鏡夜に調教されてどこぞのぼっちゃまの奴隷になっているとかいう噂があるが、
さだかではなかったという……

281 :
ここって何日ぐらい書き込みないと落ちる?

282 :
わかんね
ハルヒを押し倒してくんくんしたい

283 :
>>282
俺のハルヒでそういう汚らわしい妄想するのはやめてくれないか

284 :
>>283
環は自重するように!

285 :
>>282
アントワネットも自重

286 :
じゃあ私はモリの乳首をついばみたい

287 :
環の頭部をぎゅって包みたい
あのふわふわな髪からはいい匂いがするんだ

288 :
じゃあ環とハルヒと光で3Pをリクエスト…

289 :
その場合ハルヒは初めてなのか違うのか?
自分のイメージだと、ひょんなことから光が環かハルヒに話を持ちかけられて加わることになる感じだよ

290 :
いや、環はやらない気が…
むしろハルヒをひとりじめにしたそう

291 :
確かに環はやたらと独占欲強そう
恋人同士になったらハルヒが他の男と仲良く話すだけでも文句言いそうだ
で、ハルヒが反発してちょっとした喧嘩→仲直りセクロスというとこか
ところで>>286-287はピヨちゃんと理事長自重w

292 :
環とハルヒが結婚したら、愛情深くて精の強い環のことだから
毎晩ハルヒを求めてくるんだろうな。
ハルヒ「疲れてるからやめて」
環「そんな〜」

293 :
>>292
ヤバイ想像してしまったw
イヤイヤ言いつつも、恥ずかしそうにOKするハルヒに萌え
激萌え

294 :
きっとイエスノー枕とか持ってるんだよ、でも意味なさそう。
もしくはハルヒが風呂から出てくると、常に環が枕をイエスにしておいて、
今夜は疲れてるんですけど…とハルヒがノーにしようとすると、一人で憤慨しそうだと思った。

295 :
イエスノー枕とかw
ついに庶民番組デビューかw
拗ねる環が可愛いよ
それ見たハルヒが「もう…しょうがないな〜」とか思ってたら萌え過ぎる
ベッドの大きさどれくらいだろとか、部屋の照明は…とか細かいところまで気にしてる自分は完全にいかれてる

296 :
共働きだとすれ違いが多くなるのかな?

297 :
きっと二人の寝室には薔薇が敷き詰めててあって環が毎晩半裸で待っているんだ!

298 :
>>297
パジャマはシルクなんだろうな(←第12話参照)
枕もとにはクマちゃんがあるはず…

299 :
今月号の殿の入浴シーンで、このバスタブにいつかハルヒも・・・・・・とか、気づいたら妄想していた。
ふたりで入ってもふたりとも大照れで、意味もなくアヒル村長で遊んでそうだw

300 :
>>296
海外出張なんかから帰ってきた後は、いっそう激しく求めてくるんだよきっと。
あと、ハルヒがの資料作成で忙しいから今夜は先に寝てとか言うと、
早く一緒に寝たくて、手伝おうと言ってくるんじゃないかとみた。

301 :
なんというか環は、ただ一緒に抱き合って眠るだけでもう幸せいっぱいいっぱいって感じがする。
プラトニックな面も強いと思うなー
>>299
自分も同じ妄想してたw
風呂の場面での環の目線(アヒル見てる)にハルヒを当てはめて脳内変換してたよ( ̄▽ ̄)自分キモイ
>>300
環のことだからありえそうだw
自分の仕事も忙しいだろうに、少しでもハルヒの負担を軽くしようと一緒になって奮闘してるっぽい
なんだか、気がつくとこのスレ見に来てしまう…orz
妄想垂れ流しスミマセン☆

302 :
なんという萌える流れ
>>301が垂れ流してくれた妄想にニヤニヤ
新婚タマハルイイ!!
やっぱいつかは第二邸で一緒に暮らすのかな

303 :
うん、ここ数日の流れはきゅんきゅんだね!
あとはこの流れで書いてくれる方がいれば最高なのだけど…

304 :
>>302
あんな妄想に萌えてくれてありがとうw
いつかは本邸で暮らせるといいねー
環の腕の中にすっぽり包まれて安眠するハルヒを想像すると可愛くてしかたない
てかあの身長差に萌えw
ほんと環ハル好き過ぎる…
でもそれを書く自信も度胸もない(´Д`)
脳内なら腐るほど妄想できるのに
自分のバカン

305 :
ハルヒは結婚したら環をなんて呼ぶんだろ?
さすがに結婚して環先輩もなんだし、環さん?あなた?
でも最初のころは先輩と呼んで、たしなめられるのもいいかも。

306 :
「せんぱい」ってのが愛称みたいになってると思うから、結婚してもそう呼んでる感じするな
で、子供が生まれたら「あなた」って呼んでほしいw


307 :
ハルヒ妄想の夫婦設定では、子供生まれた後も「せんぱい」って呼んでたようなw
個人的には「環さん」がなんか萌える
きっと結婚しても敬語なんだぜw

308 :
結婚してしばらくは、人前では環さんだけど二人になると環先輩だったりして。
で、環は本当は早くあなたと呼んでほしくてウズウズしてるとみた。
そして大人のくせに鏡夜に、「どうしたらハルヒにあなたと呼んでもらえるだろうか?」と相談。
で、自分も仕事で忙しいときにくだらん相談されて魔王様激怒。携帯真っ二つ…という妄想。

309 :
今でも鏡ハルや馨ハルを夢見ている。

310 :
>>308
そのころだと、携帯あぼん何台目だろうかw

311 :
いってらっしゃいとおかえりなさいのチューは毎日してほしいw
環のためにハート型のお弁当作ってねハルちゃん(^ε^)
環ハルの新婚生活想像するだけでご飯どんぶり3杯いける

312 :
>>309
他のカプもいいよね。
原作がどうなっても妄想は自由だ!
その熱い想いをぶつけろ!!

313 :
>>309
自分は環ハル好きだけど、保管庫のSS読んで鏡ハルに目覚めたよw
他カプ妄想上等だよ、どんどん来い

314 :
保管庫といえば一年更新なしか
お父さんどうしてるのか心配…

315 :
鏡ハルだとせつない話とか鏡夜の片思い的な視点の話しか思いつかない…
環ハルならラブラブ妄想いくらでも思い付けるw

316 :
あえて、鏡夜←ハルヒの片思い話とか

317 :
綾女→環とかメイ受けとかハニ伽名とかいいんちょ→くらかのとか
ハルヒ絡み以外のカプも読みたい自分は異端

318 :
ハルヒ×倉賀野だな

319 :
ハニ伽名読みたい…!
ふと見せる男前ハニーに萌え

320 :
>>318
くらかのさん目線で妄想なら性別の壁も超えられそうかな。
ハルヒテラ紳士、背景は大変美しい感じでw
夢オチになっちゃうだろうけど。

321 :
環ハルの結婚初夜を妄想してクスクス笑ってる自分は異常かもしれない…orz
個人的に、ハルヒは顔真っ赤で緊張しまくりだけど環は落ち着いてて欲しい。それで「愛してる」を耳元で何度も囁いてほしい。
ハルヒの髪を撫でながら、愛おしそうに目を細めて微笑むんだ。ハルヒはそんな環の笑顔を見て嬉しくて幸せで、泣きそうになるんだよきっと。


ハイ、自分キモいねorz


322 :
分かってるなら書き込むなよ

323 :
マァマァ(((ノ´ー`)ノ
>>314
最近ハマった自分に保管庫はありがたかった
見られてない4スレ目がどんなだったか気になる
投下はあった?

324 :
>>323
4スレは爆撃荒らしのせいで232レスまでしかないけど、
環ハルヒ、ホスト部全員出る下ネタ話、ポメ(擬人化)モリ、双子の環イジメ話、九瀬満山がありました。
一応ログとってあるけど、良ければロダにでもUPするよ。

325 :
>>324
!!是非!お願いします
久瀬満山の投下があったとは…!
幼馴染好きなので、この二人も大好き
5つも投下あったのか
正座してお待ちしております&

326 :
しまった、九瀬先輩の漢字間違えてるorz

327 :
コピペして保存していたものだから読みにくいかもしれないけど、4スレのログです。
+おまけで保管庫未収録分の3スレのSS部分のみ。
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org32921.txt.html
パスワードは host

328 :
>>327
ぐわあああ!!!ありがとうございます!!
光速で保存した

329 :
>>327
横からいただきますた。
|д゚)<サンクス

330 :
横から頂戴させていただきました。
thx!

331 :
>>327
323さんと同じく、最近はまったのでとても助かりました。
ありがとうございました。

332 :
うわーん
エラーでファイルが存在しませんになる・・・!!

333 :
前に編集したファイル捨ててしまったのでおまけはないけど、4スレログだけ再Upしたよ。
パスは>>327と同じです。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org0366.txt.html

334 :
ちくしょー…このスレ覗く前は環×ハルヒなんて
ありえないって思ってたのに…
なぜ、こんなにも萌えてしまうんだw

335 :
>>334
スレに書かれたSSを何となく読んでしまったがために、
それまで興味のなかったカプに萌えるようになってしまうのは、よくあることです。
素直に新しい自分を受け入れて、存分に萌えるがいいです。
くっ…、あの日偶然ここを発見してから環ハルに萌えまくりだよ!ハルヒ可愛いよ、ハルヒ!

336 :
環以外×ハルヒなんて(ry
と思っていたけれど、今では環以外×ハルヒに萌え萌えですよ

337 :
なんだかんだで部員たちも環とハルヒ応援ぽいしなあ
かといって環ハル結婚したら
鏡夜……言葉巧みに手練手管で不倫を要求、寝取る気。
双子……人妻なのに殿前でわざといちゃこら
ハニー……見た目が子供な特権を生かしベタベタ
モリ……いいとこ取りでさりげなく地道に高感度をあげる。
鏡夜だけ悪質な気がする。最後までしつこく粘着質に諦めなそうな……

338 :
>337
いや、その変換でいくとモリが極悪だろう。

339 :
>>338
殿とハルヒに子供が生まれたら、子供は殿よりモリ先輩になついたりして
殿……お父さんウザーい
鏡夜……なんか怖い(or鏡夜の手のひらで踊らされる)
双子……いたずらの師匠
ハニー……お菓子
モリ……大好き!
…みたいなね。

340 :
>>339
普通にありそうで困るw
できたら誰かボサハル書いてくれれば嬉しい。
自分が書くと駄文になってしまふ(・ω・`)

341 :
保守

342 :
ちょwww過疎すぎwwwwww

343 :
書きたいがいつもグダグダでエロくなんないだよ…

344 :
>>343自分的にはエロくなくてもウェルカムですよ
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__)+

345 :
鬼畜鏡×ハルを望んでやまない

346 :
非常に亀なんだが
>>42
>「自分は環先輩の娘じゃないし、
>先輩の事もおとーさんだなんて思っていませんからっ!!」
とハルヒに言われて、
「では兄と妹か?そーか、俺はシスコンだったのか!」
と間違った方向に納得する環を想像してしまいました。
ごめんなさい。

347 :
簡単に想像できました。本当にありがとうございます

348 :
>>346
そういうボケもあるだろうけど、普通に考えたらショックのほーがでかいんじゃね?
と思います。

349 :
>>343
ここに投下してみるんだ
話はそれからだ

350 :
ハルヒ可愛いよ、ハルヒ

351 :
殿可愛いよ、殿

352 :
女の子にもてモテのハルヒの話が読みたい
いいとこありますかね?

353 :
目の前の箱を使って探すといいと思います

354 :
女の子とハルヒというと、女とバレてれんげに調教されるとかロベリア三人衆に拉致られて…とか?
もしくはレズとみせかけて誰かの妄想か夢とか?

355 :
ロベリアはいらない
れんげもしくはお客様の誰かだな

356 :
副委員長の妄想とかも考えたけど、エロスに向かわないんだよな。

357 :
それはそうと、常陸院兄弟お誕生日オメデトウ!

358 :
そりゃあめでたい
これはプレゼントをもらわなければならんな

359 :
あげますね!

360 :
くださいな!

361 :
いやです!

362 :
ハニカナが読んでみたい、大人なハニー先輩いいよね

363 :
>>362
ハニーが素を出せるのはカナとモリの前だけって感じでイイよね

364 :
だめだ、どうしても自分の頭じゃハルヒをエロくする事が出来ない
ただ純粋に好きらしい
でも鏡夜の鬼畜具合は好きです

365 :
そんな時は鬼畜鏡夜×ハルヒ以外の女の子でエロ妄想OR書けばヨロシ!
…と、神様がおっしゃられています。

366 :
鏡夜だと…綾女かれんげあたりいいかも

367 :
守っておく、ハルヒを。

368 :
保守 保守

369 :
う〜む、キャラや話が純粋に好きだと、なかなかエロに話を発展できないもんだね。
どうしてもほのぼの友情系になってしまう……
シチュエーションは整ってるのに……

370 :
ほしゅ

371 :
別にエロに拘る必要はないよ
ほのぼの系も大歓迎

372 :
hosyu

373 :
今月号でさらわれたハルヒがどうなったのかと思うとちょっとドキドキする

374 :
>>373
このスレ的にドキドキですよね

375 :
このスレ的にはベタなところで、もう環に近付けないようにとお祖母さまの手下に拉致監禁強姦か、
すんでのところで助かって、事件によって自覚した環に慰められるか、
お祖母さま派から守るためにあえて連れ去った高坂さん(実は百合)に迫られるか…といったところか

376 :
すいません初めまして突然ですが今から書かせていただきます。
カップリングは鏡夜×ハルヒです。(エロです。)
シチュエーションは鏡夜の家のベットで。。。媚薬などを(一応)使います。
初めて小説をかくのでみなさんが満足できるような作品ではないかもしれませんが
みてやってください(^^*)


377 :
「・・・・んん、あれ?ここは・・・」
目を覚ますと見たことのない部屋のベットに自分は寝ていた。
どうして自分はこんなところにいるのだろう。という疑問の答えはすぐに分かった。
自分は放課後のホスト部でお客様の相手をしていた時、急に目の前が真っ暗になりその場で倒れたのだった
そこまではいい問題はこの状況だ、どうして自分はこんな所にいるのだろう・・・
「なんだ目が覚めたのか」
声がした方を見るとそこには
「鏡夜先輩!」
ホスト部の副部長鳳鏡夜がいた・・・
「どうして鏡夜先輩がここに?」
「ここは俺の家だよ・・・そういえばお前が来るのは初めてだったな」
「はぁ・・」
自分は混乱しつつ一番気になっていた事を聞いた。
「どうして自分は鏡夜先輩の家で寝てたんですか?」
そう聞くと鏡夜先輩は
「お前が倒れた後鳳の病院に連れて行ったんだがあいにくみんな手が離せなくてな
しょうがないから俺の家に連れてきたんだ。環達も心配してここに居るといっていたのだが俺が
いつ起きるか分からないから帰ってくれといっておいた」
といい、自分に紅茶をくれた
「そうだったんですかありがとうございます。」
なにか嫌な予感がして紅茶を飲んですぐ帰ろうとすると突然体が熱くなった事に気づいた
下半身が渦巻くように熱くなってゆく、そんな変化に戸惑っている自分に
「もう効いてきたのか」といった。
「先輩これはなんですか?なんだか体が熱いです・・・・」
「それは媚薬だよ、俺は前からハルヒの体に興味があってなせっかくのチャンスだから見ておこうと」
「そんなっ・・・・・んん!」
反抗しようとしたその瞬間口に鏡夜先輩の舌が入ったかと思うと両手を捕まれベットに押し倒される状態になった。どんなに暴れようと
所詮男子と女子の力の差など分かりきっている。それに今自分は媚薬のせいで力が入らないのだ
鏡夜の舌が容赦なく自分の舌を絡めとってゆく、
「ん・・はぁ・・・!」
「っ何するんですか!」
「黙れ・・・・」
そう言うとハルヒの着ていた制服のネクタイをとりハルヒの両手を頭上で縛った。
「なっ・・・」
驚いている隙に器用にハルヒの服を剥ぎとり下着だけとなったハルヒをみて
「綺麗だな」と耳元で囁いた。それだけでもハルヒは感じてしまう
↓に続きを書きます

378 :
ハルヒのブラジャーを取りあらわになった胸を優しくもみはじめた
「ひゃっ!・・・きょ・・うや先輩・・」
「ん・・はぁん・・や・・・やめて・・」
そんなハルヒのねがいも届くはずもなく鏡夜先輩は手でハルヒの胸を堪能していた。
鏡夜先輩に触れられた所が熱くなってきている、
「はぁん・・・」
「気持ちよくなってきたか・・・」そういうともむのをやめた、
ほっとしたのもつかのま、今度は胸に鏡夜の舌が触れた
「や・・・あんんんっ」
片方は手で片方は舌で愛撫され続け敏感な胸は感じ続けていたハルヒは快感に飲み込まれ理性を
なくしてしまった、
「きょ・・・鏡夜先輩・・・もっとぉ・・してくださぃ・・・」
「あぁ・・・」
ハルヒはきっと気がつかなかったのだろうそのとき、鏡夜が笑っていたことに
胸への愛撫をやめもう濡れているだろう、ハルヒの中心に手を入れた
「っひゃん!ああああぁぁぁぁぁん」
すでに下着にしみを作っていたそこはなんなく鏡夜の中指がはいった
指を動かすたびにハルヒから甘い声がもれ、愛撫しているそこはくちゅ、くちゅと
淫らな音をだしつづけている
「いぃ、気持ちいいですぅ…ふぁあっあん」
「ハルヒのここもうぐちゃぐちゃだな」
そういうと今度は一本指を増やし二本で激しく動かしはじめた
「もっと・・もっと・・・ああっ・・・んっ・・」
ハルヒのそこはにじゅぷじゅぷ、ぴちゃぴちゃと淫らな音をしきりにたて続けている
そして中が鏡夜の指をくわえ込んではなさずにいるのだ
「・・・はあっ・・・イっちゃう・・っっ・・!」
「いけよ・・・」
そういうと今までにないくらい激しく中を掻き回した
「はあっ…はあっ…ん…ああっ…!ふあああっ…!やああっ…」


すいませんつかれたのでここで終わりとしておきますw(中途半端ですいません)
あとはみなさんのご想像ってことでww

379 :
>>376
乙です

380 :
想像と言われてもねえ…

381 :
>>376
書き逃げはイクナイが、とりあえず乙

382 :
↓想像した
「あっ…」
鏡夜の容赦ない攻撃にハルヒは小さく声をあげ絶頂に達した。
「おや、もうイってしまったのか…ハルヒ」
意地悪な言葉とは裏腹に、鏡夜はハルヒを愛おしそうに見つめる。
ハルヒが薄っすらと目を開けると、すぐ前に鏡夜の手が見えて
汗で張り付いた額の髪を整えていた。
鏡夜の指先がハルヒに触れるたびに、ハルヒはピクリと身体を
震わせる。
「ふふふ。まだ媚薬の効果は抜けていないようだな」
恥ずかしそうに頬を紅潮させ目をうるませるハルヒの様子に、
鏡夜は堪らなくなり覆いかぶさると唇を奪う。
「んっ…んぁっ」
呼吸さえもさせてもらえない激しいキスにハルヒは翻弄される。
冷静沈着な普段の鏡夜からは想像できない情熱的なキスだった。
ただ受け止めるだけのハルヒにも次第に変化が現れる。
不器用ではあったがおずおずと舌を絡ませて鏡夜に応えてくる。
興味本位ではじめた行為だったのに、鏡夜には今までになかった
感情が芽生えてきた。

383 :
「ハルヒ…」
鏡夜はハルヒの胸に顔をうずめると、小ぶりな胸を持ち上げる
ように揉みほぐしながら、立ち上がったその中心を舌で転がす。
「せんぱい…せんぱい」
身体が燃え上がるようだった。先ほど達したばかりなのに、
ハルヒは打ち寄せる快楽に身を震わせた。直接触られている訳
ではないのにハルヒの中からは透明な愛液が溢れ出る。
「いやらしいな…ハルヒは」
ハルヒの反応に気をよくした鏡夜はニヤリと微笑むと、ハルヒの
股間に顔をうずめた。
「ふぅっあぁっ…そんなとこっ…せんぱいっ」
舌先を器用に動かしハルヒを陵辱する。ハルヒは再び絶頂に
駆け上っていく。しかし鏡夜は徐に身を起こすとハルヒから離れた。
「ん……せんぱい」
訴えるように潤んだ瞳を向けるハルヒに鏡夜の怒張はドクンと脈打つ。
「どうしたハルヒ。続けてほしいのか」
「……」

384 :
恥ずかしさのあまり何も言わずハルヒが目を閉じると、
カチャカチャと金属音が聞こえてきた。目を開けると鏡夜が
ベルトをはずし服を脱いでいるところだった。次第に現れるバランス
よく筋肉のついた鏡夜の姿態。しかし、はち切れんばかりに勃ち上が
った怒張に気づくとハルヒはその大きさに目を見張った。
「……ハルヒ…いいか?」
再び覆いかぶさると耳元で囁く。そして答えを待つことなくハルヒ
に自身をあてがうと、ゆっくりと挿入していった。
「んっ……いたっ」
痛みにハルヒは顔を歪ませる。鏡夜もまた処女のきつい締め付けに
絶えながら、ハルヒの両手を縛っているネクタイを解く。
「ハルヒ…辛いなら…つかまっていろ」
ハルヒは目に涙を浮かべながら、コクリと頷くと鏡夜の背に両手を
回した。処女のハルヒのため鏡夜はすぐにでも動き出したい衝動
に耐えつつ、そのままの状態でゆっくりと呼吸を整えた。

385 :
「いくぞ」
ゆっくりと腰を動かしていく。その動きにあわせて接続部から
じゅくじゅくと嫌らしい音がする。
「はぁっ、んっ、んっ、んっ」
鏡夜の動きは次第に激しくなり、深く突き入れるように腰を前後させる。
ハルヒに必に鏡夜にしがみついた。
硬く燃えるように熱い鏡夜の怒張を体内に感じ、ハルヒの背筋には
快楽がぞわぞわと駆け抜けていく。
ハルヒはあまりの気持ちよさに前後不覚に陥った。
「くっ、ハルヒっ、ハルヒっ」
ぎゅうぎゅうと締め付けてくるハルヒに鏡夜の限界も近かった。
ハルヒの両足を抱え込むとラストスパートとばかりに勢いよく
突き上げていく。
「あっ、せんぱいっ、も、だめっですっ、ふあぁっ、ぁああん」
「ハルヒっ、一緒にっ」
「あっ、あっぁぁあん」
ハルヒは高い声を上げ絶頂に達した。鏡夜は素早く怒張を抜き取ると
ハルヒの柔らかな腹の上に熱い精を放つ。
「ハルヒ…」
鏡夜は意識を手放し横たわるハルヒをじっと見つめる。
このとき鏡夜は自分の感情にはじめて気づく。
「ハルヒ…愛している」
独り言のようにつぶやいた鏡夜の告白は、ハルヒに耳には
届いてはいなかった。
以上

386 :
想像、GJGJ

387 :
想像ってすばらしいな!
GJ!

388 :
GJ!おいしくいただきました。

389 :
よし、上げとこうかな

390 :
よし、保守しとこうかな

391 :
鏡夜×高坂弁護士
眼鏡対決って感じで萌る
……マイナーだなι

392 :
>>391
あるとすれば、環の家関係で体に訊いてやるパターンだろうか
やはり年上相手でも魔王様のいやらしさ炸裂?
それとも高坂のほうが一枚上手で鏡夜のほうが手玉にとられて大ピンチ?

393 :
ほっしゅほっしゅ

394 :
パンちらっしゃいませ

395 :
>>394
ええええ〜

396 :
凉宮も良い

397 :
ハルヒ違いです><

398 :


399 :
ほす

400 :


401 :
誰かネタはないかのう〜

402 :
規制てst

403 :
うーん・・・、鏡夜が年上とかの一枚上手な相手に手玉にとるつもりが逆にとられて・・・なんてのも
見てみたいかもしれないw

404 :
鳳父×鏡夜とか?
・・・見たくねえwwww

405 :
ちょw普通に考えて相手は女だろ?!
環の家のこと調べてるうちに高坂さんと…なんてのだったらまだあり得るかも。

406 :
流れd切りますが…。
カプ物も良いけど、前にちょこちょこあった小ネタも久しぶりに読みたいなー。
みんながどんなエロ本が好きかとかw

407 :
>>406
いいね。
きっとモリの好みがマニアックなんだよ、そしてハニーの好みがハードだったりww

408 :
>>407
モリ先輩は見つかってもいい用のソフトなヤツと、秘蔵の超マニアックなヤツを
両方隠し持ってそうな気がするw

409 :
どうしてもモリ先輩の「そういう」所が想像、もとい妄想出来ない
ハニー先輩では出来るのにどうしてだろう

410 :
モリ先輩って原作では無口でストイックなキャラだからね〜。
ムッツリスケベとか、眠いとマニアックとかは
このスレオリジナル設定というか、妄想なわけでw
その点、お菓子大好きで甘えんぼキャラ、
ブラックハニーっていう美味しい設定もあるハニー先輩はネタにしやすいのかな。

411 :
エロゲとか持ってそうなのは双子かな?
案外鏡夜あたりが隠れてエロゲーマスターのような気もするがw
しかも完璧にクリアしないと気が済まないタイプだったり

412 :
>>411
目を血走らせながら徹夜でエロCG回収フルコンプに励む魔王様を妄想したww
双子辺りは「このヒロインがハルヒに似てるんだよ〜」って環にエロゲを押し付けてそうな気がするな。
好奇心に負けてプレーし始めたが最後、うっかりハマっちゃって
「おおおお、おとうさんの前でなんてはしたない格好をするんだぁぁぁ!やめなさい!
服を着なさい!」
とか、大騒ぎしながら何だかんだいいつつクリアしてそうだ。
環ってたぶん素直にゲームの主人公に自分の名前をつけちゃうタイプだよね。
って、ここまで細かく妄想出来る自分キメエw

413 :
キモイよ

414 :
もっともっと細かく妄想出来る人などざらにいるよ、平気。
ただ、形にするのが難儀なだけ。

415 :
ハルヒとやりてえなあ
やれなくてもキスしたいなあ
キスできなくても手をつなぎたいなあ
手をつなげなくてもライトに話したいなあ
話せなくてもメアド知りたいなあ
メアド知れなくてもあいさつぐらいしたいなあ
あいさつできないから遠くで見てよ

416 :
こうしてストーカーが出来上がるわけですね、わかります。

417 :
そうしてハルヒ以外の部員たちから物理的・社会的制裁を受けるんですね。
わかります。

418 :
ハルヒー!
>>415から全力で逃げてー!!

419 :
むしろ>>415逃げてー多分逃げ切れないけど全力でー

420 :
「くっ…、ハルヒにストーカーする奴は許せん!鏡夜、手配を頼む!」
怒りを湛えた表情で環が指を鳴らすと、鏡夜は静かに携帯を開いた。
「…ああ、俺だ。即効で>>415を捕獲しろ」

421 :
「……それって、環先輩とどう違うんですか?」

422 :
「お、俺は違うぞハルヒッ!俺はただ、純粋におまえが心配で……!」
ハルヒは真剣な環の表情に一瞬胸を高鳴らせたが、すぐにそれを打ち消すように小さく首を振る。
「と、とにかく、自分はストーカー被害になんて遭ってないんですから、余計なお節介はいりません!」
そう言い放ってハルヒは部室を出て行く。
だが、彼女が気付いていないだけで、確実にストーカーの魔の手は迫っていた。
一方、余計なお節介はいらないと言われたものの、
ハルヒを心配する環たちはこっそりと対策を練ることにした。
白熱する話し合いの中で、ハニーがぽつりと呟いた。
「それにしても>>415は人気だねえ〜、ちょっと嫉妬しちゃうよ」

423 :
この流れに吹いた

424 :
ハルヒにアンティークな着物着せたい
そんで帯クルクルやって脱がせたいよ(´д`)

425 :
何だかんだ文句言いつつも次にお前は「あーれーっ」と言うッ!

426 :
>>425
ちょ…何するんですか、やめてください!…や、こんなのテレビの観すぎですってば……
あ〜〜〜れ〜〜〜〜〜〜〜!
…こうですか?

427 :
ハルヒッ、棒読みでも可愛いぞ!

428 :
今月号読んでちょっと思った
ハルヒが嫉妬するSS読んでみたい

429 :
.

430 :
ほしゅ

431 :
表現規制反対派議員情報スレ
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1198749883/

432 :
キャラの中で精力すごいのって誰だろ?
なんとなく鏡夜あたりは淡泊そうな気もするけど…

433 :
ハニー。なんか絶倫っぽい。
あとは環かなぁ。
でもハニー最強説。

434 :
>>433
ハニー>|超えられない壁|>>環>>>他の皆さんということか。
環も絶倫ぽいけど、ハニーはもうね、人外な何かだと思うw
きっと無邪気に笑いながら48手連続とかするんだよ、夜の埴之塚流奥義免許皆伝的な。

435 :
なんてエッチで楽しいスレなんだ
思わず笑ってしまう流れだ

436 :
ちょw夜の埴之塚流奥義ってどんなのだよwww
激しく気になるとです、誰か教えてください!
なんとなく技が決まるたびに門下生が太鼓叩いてそうだよ・・・

437 :
>>432
鏡夜の父さんは4人子供をつくりました
鏡夜はムッツリスケベだと思う
眼鏡とったら凄いのかもしれないw

438 :
>>437
ちょwwwその理屈だと、芙裕美姉さんなんかもああ見えてもの凄くエロいことに…!

439 :
ハニー先輩の奥儀がきになりすぎるw

440 :
笑いぬwwwwwww

441 :
ブラックウサちゃんww

442 :
埴之塚流合体奥義…いや、なんだ…先が浮かばない…

443 :
埴之塚流四十八手か…ゴクリ

444 :
このごろ埴之塚流奥義が気になりすぎるので、
ハニー×伽名月ちゃん初夜ネタで短編を書いてみた
ふざけたネタなので、苦手な方はスルー推奨でお願いします

445 :
埴之塚家の敷地内にいくつかある道場の中の一室――。
部屋の四隅に篝火が焚かれ、その中央に敷かれた寝具の上では、
一時間ばかり前から男女の営みが行われていた。
互いを愛しむ想いが、篝火に照らされた二人の熱をいっそう駆り立てている。
激しく睦み合っているのは、埴之塚光邦とその妻の麗子。
光邦の卒業後に交際を始めた二人は、麗子の卒業を待って本日祝言をあげたばかりだった。
武道の名門である埴之塚家には、一般の家庭とは違う数多のしきたりがあり、
次期当主である光邦は幼少の頃からそれに遵ってきた。
現在行われている初床の儀(初夜にあたる)も、その一つ。
一般には知られていないが、埴之塚流には幾多の武術奥義の他に、
男女の夜の営み用の裏奥義が存在する。
それは埴之塚流房中奥義という名で、愛撫の仕方から挿入時の動き方に至るまで網羅された、
百八手からなる情事のテクニックだ。
過度に体力を消耗する危険な技が多いので、一般人に教える事は禁じられており、
奥義の中には次期当主にのみ伝授される一子相伝の技も幾つかあった。
初床の儀とは、未来の跡継ぎ獲得のため、江戸四十八手と埴之塚流房中奥義百八手を駆使し、
三日三晩を徹した営みをするという儀式である。
「…じゃあ、伽名月ちゃん。そろそろ一つになろうねえ」
奥義を駆使した愛撫を充分に施した後……。
光邦は麗子の秘所に屹立した己の分身――ブラックうさちゃんをあてがい、擦り付けた。
麗子の秘所は先程までの愛撫で充分すぎる程に濡れそぼっていたが、
これから彼の小柄な体躯に見合わぬ立派な逸物を初めて受け入れるという期待と不安に身が竦む。
「埴之塚先輩…、あの…私、少し怖いです……」
麗子は呪いの本(実際にはおまじない雑誌)を読んで作った緊張を解くアミュレットを握り締め、
固く目を閉じた。
「大丈夫だよ。少しだけ痛いかもしれないけど、怖がらないで僕に任せてほしいな」
光邦は麗子に優しく口づけ、彼女の力が緩むと同時に、素早く挿入していった。
初めての女性の痛みと出血を最小限に済ませる効果のある、秘伝の技を使う。
「いくよー、埴之塚流神速瓜破斬ー!」
「ああああぁっ!」
一気に最奥まで到達させた後、光邦はそのまま動かずに気を溜め始めた。
「ごめんね、痛かったよね?でも、もう大丈夫だよ」
「……だ、大丈夫というのは一体…?」
根拠のない言葉に麗子が首を傾げるも束の間、異変がおきた。
結合部から光邦の暖かな気が伝わり、破瓜の痛みと圧迫感が次第に薄れていく。
数分もする頃には、すっかり出血が止まり痛みも消えていた。

446 :
「埴之塚先輩…、これは?」
「うん。埴之塚流平癒術といって、気の力を送って相手を癒す技だよ。
こうしておかないと、僕も本気が出せないからねえ……」
「本気……?」
「そう。僕のブラックうさちゃんの本気の力、伽名月ちゃんだけに教えてあげる」
光邦は無邪気な顔で微笑み、逸物を膣口付近まで引き抜いた。
「んんっ……!」
気の力で癒えたせいか、痛みの代わりに甘やかな疼きが麗子の秘所を侵していく。
「それじゃいくよ。埴之塚流……」
「ぁっ…んっ…ぁぁぁあああ……!!」
光邦は麗子の腰を抱え、抽送を始めた。
その激しい動きとそれによって生じる快感の渦に、麗子は早くも飲み込まれていった。
*****
「……おお、あの動きは埴之塚流八面六臂突き!さすがは埴之塚本家の次期当主ですな!」
埴之塚の分家の一人である初老の男性が、感嘆の声をあげた。
ここは、埴之塚家の敷地の中で一番大きな道場。
壁に取り付けられた大きなモニターには、光邦達の営みが映し出されている。
こちらにも篝火が焚かれ、それを見守る男達の真剣な表情を照らし出していた。
現在ここに集まっているのは、当主を含む埴之塚本家の男と銛之塚など親戚筋の者達、
そして全国に散らばる埴之塚流一門の幹部達と、門下生の中でも選りすぐりの優秀な猛者達だ。
モニターの中の光邦の腰の動きに合わせて大太鼓が打ち鳴らされ、
激しい動きに、撥を打つ者の額に玉の汗が浮かぶ。
その後ろで同様に動きに合わせてソイヤ!ソイヤ!と正拳突きを繰り返す猛者達も、
一同汗みずくだ。
やがて、光邦達の営みが佳境に差し掛かった事を察知した埴之塚家当主が、厳かに言葉を発した。
「……崇くん、そろそろ舞を頼むぞ」
「……はい」
銛之塚崇は静かに立ち上がり、中央に設えられた舞舞台へと移動する。
埴之塚の初床の儀には、銛之塚の者が子宝祈願の舞を舞うのが、古来からのしきたりだ。
崇はモニターに向かって一礼すると、埴之塚流幹部の笛の調べに合わせて舞い始めた。
光邦の幸せを願い、指先の動きにまで細心の注意を払う。
――…光邦、頑張れ。未来のおまえの子に届け、俺のこの思い……!
優雅で男らしい舞に魅せられ、若い門下生達がほう…と溜息を漏らした。


447 :

フィニッシュに向けてより激しさを増す光邦達とともに、それを見守る男達の熱気も上昇していく。
「…むう。埴之塚流電光石火突きから流れるように埴之塚流乱れ卍とは、お見事!」
「光邦兄さん、まさかここまで埴之塚流房中奥義を自分のものにしているなんて…!」
興奮した彼等は、モニター越しの光邦が奥義を繰り出す度に感嘆の声を漏らしていた。
父である埴之塚家当主も、息子の素晴らしい成長に歓喜の涙を流す。
光邦の技の一つ一つは、誰が見ても文句のつけようがないものだった。
……そして、ついに光邦と麗子の結びつきが頂点に達した。
初めての絶頂を迎えた麗子の秘奥に、光邦の思いの丈が迸る。
精を放ちながら彼が腰を震わせる度に、二度三度と彼女の腰が浮く。
艶めいた喘ぎ声をあげながら、くたりと麗子の体から力の抜ける様が、モニター越しに見てとれた。
「オオオオオオオオオ――!!!」
道場にいる全ての男達が、歓声をあげる。
埴之塚流房中奥義、剛直流星群。
射精の勢いで絶頂中の相手を更なる高みへと導く、一子相伝の技の一つである。
「祝杯をあげるぞ!宴の用意をせよ!!」
当主の号令とともに、埴之塚流の男達は酒を酌み交わし、新しい夫婦の誕生を祝い始めた。
*****
初めての営みを終えた二人は、寝具の上で抱き合ったまま語り合っていた。
「…私、身も心も埴之塚先輩のお嫁さんになれたのですね。こうしていると、
あなたを想って日夜呪いに勤しんでいたのが、遠い事のように思えます」
「うん。僕も幸せだよ伽名月…んー、これからは麗ちゃんって呼ぶね。いいかなあ?」
と、光邦は麗子の黒髪を優しく撫でる。
その言葉に、麗子は幸せそうに頷いた。
「はい。光邦さん……」
「麗ちゃん、疲れたよね?夜はまだまだ長いけど、少し休んで一緒にケーキ食べよ?」
光邦は廊下に用意されていたホールケーキと紅茶を持ってきて、愛しい人に勧めた。
「ねえ、麗ちゃん。赤ちゃんいっぱい欲しいねえ。男の子と〜、女の子と〜……だから頑張ろ?」
大きなケーキをすっかり食べ終えた後、光邦はそう言って再び麗子を組み敷いた。
彼のブラックうさちゃんは、既に元気いっぱいだ。
労わりをもって腰を沈め、しばし温もりを味わった後、抽送を始める。
「いくよー?埴之塚流昇竜旋風脚〜!(ただし真ん中の脚)」
「あぁっ……!そんな…いきなり激しいです…んんっ…!」
敷地内の遠く離れた道場で、またもや男達の歓声があがった。
初床の儀式は、まだ始まったばかりである。
ちなみに、夜毎の激しい営みとそれを見守る男達の宴は、
麗子の懐妊が発覚する二ヵ月後まで続いたという。


448 :
埴之塚流すげえ!
モリが踊りはじめたところで腹筋痛くなったw

449 :
GJすぎる!
超笑えた!!
かなつきちゃんはこれが当たり前だと思って、まわりに
「埴之塚流昇竜旋風脚をされてしまうと、すぐ……」
とかいう話をしてしまうんだろうかw

450 :
GJ
ハニーもすごいが奥義を受けても無事なカナもすごいと思う。

451 :
大変面白かった!お疲れ様でした

452 :
面白かった!技の名前とか考えるの楽しそうだなw
GJ!

453 :
GJ!おもしろすぎw
埴之塚流昇竜旋風脚〜!(ただし真ん中の脚)で声あげて笑ってしまったww

454 :
殿役の声優さんがおめでた婚だと。

455 :
問題ない。父さんがパパになっただけだ
しかし腹いてぇw

456 :
素朴な疑問
イトコのモリは夜の埴之塚流奥義使えないんだろーか?

457 :
従兄弟だから簡単なのは出来るかもしれないが上級技は無理かもよ。

458 :


459 :
シュ

460 :
ほすがてら
愛ハルヒで環へのご奉仕対決3Pとか妄想中なエロゲ脳の自分が通りますよ

461 :
>>460
あなたの書き込み見て自分もうっかりベタな電波受信しちまったよ…
なんか愛は望んだ事を何でもしてくれそう…(でも自分で考えてじゃなく、相手の言う事に合わせるだけ)
以下妄想
ひょんなことから愛がハルヒの性別と環ラブを知る
環をめぐり、ハルヒのしらないうちにホスト部のお膳立てで、
エロご奉仕でより彼を悦ばせたほうが勝ちとなる対決をすることに

やる気のない&素直になりきれないハルヒは、消極的
「こんないやらしい下着、着れません」「そんな変態みたいな事、出来るわけないでしょう?!」とか反発
一方、愛は恥ずかしがりながらも、環を悦ばせるために調べたエロ技を積極的に披露していく
それに触発されて、次第にハルヒも……

エロ勝負の途中で自分の気持ちに気付いた環が結局ハルヒを選ぶけど、
ハルヒがこんな勝負から初体験するのはなんか嫌だとか言って、
ちゃんと付き合ってから後日仕切りなおしでラブラブ本番
ちなみに愛にも何らかの救いはあり
…うーん、エロゲよくわからんですw

462 :
ナイス妄想!
先生、3Pなら愛に対抗しようとパイズリチャレンジしてみたものの
無理ショボンなハルヒは欠かせないと思います!

463 :
>>462
無理ショボンなハルヒに萌えまくる環がいろんなことをやってしまうに一票

464 :
巨乳なハルヒなんて想像できん
ハルヒはつるぺたでなんぼだろ

465 :
>>463
すごくありそうだw
それで御奉仕対決→むしろハルヒのほうが環に御奉仕(?)されてるですね
愛の立場ねえな…カワイソス

466 :
実際ハルヒってまるっきりぺたんこではないよね
Aカップてことは、小さいけどちょっとはふくらんでるよね

467 :
伽名月さんって・・・誰?

468 :
>>467
ハニー先輩に片思いの女の子だよ

469 :
今年中に殿とハルヒが結ばれるかおみくじチャレンジ!

470 :
>>469
大吉おめ!

471 :
>>469
おおお〜

472 :


473 :
しゅ

474 :


475 :


476 :
へ、ようこそ!

477 :


478 :
か臭くないですか、環先輩?

479 :
ちょwww

480 :
>>478
えぇええwwwwwwwwwwwwwまさかのwwwwwwwwwwwwwwww

481 :
つーか、どんな状況だそのセリフwww
待ちに待った初体験で興奮しすぎな自身を落ち着かせようと
ハルヒ入浴の間にちょっと抜いといたら、
戻ってきたハルヒに異臭を問われてあせる環?
それとも環の家に遊びに来たハルヒにそう言われて、
まさか昨夜ハルヒのことを考えながら一人でしたときの残り香がまだ!?とあせるが、
ハルヒが来る前にスクラップ作業していたよっちゃんイカの空き袋が原因というオチ?

482 :
環が卒業するとハルヒが双子と接する時間が増えるあまりに
不安とストレスで馬鹿丸出しなままちゅっちゅしちゃうかもな、と思う

483 :
>>481
前半
「あの、環先輩、これからもどうぞよろしく」
艶やかなアイボリーのカクテルドレスをまとったハルヒは三つ指をついて頭を下げた。
場所は都内一流ホテルのスウィート、応接セット脇の床の上である。
「ハ、ハルヒ、何をする! 顔を上げてくれ!」
ガバッと床に正座した環は純白のタキシードに身を包んでいた。
どちらも、披露宴の最後に着替えた衣装である。
環はそっとハルヒの手を取り、口づけをして囁いた。
「頭を下げるのはこちらのほうだ。ハルヒ、これからもよろしくな」
「先輩…」
「さあ、ハルヒ、もっとリラックスしてくれ」
環はハルヒの手を取って立ち上がらせた。
「そうだな、も、もっと楽な格好をするとか…」
(ネグリジェ…いや、パジャマはんぶんこもいいな…)
ニヤニヤする環の気を知ってか知らずか、ハルヒはドレスをつまんでこう言った。
「うーん、だったら、お風呂入りたいですねー。ワックスや化粧が気持ち悪いです」


484 :
数分後。
バスルームから聞こえるシャワーの音をBGMに、環は悶々としていた。
(いいんじゃないか? 行っていいんじゃないか? 俺達はもう夫婦!)
(いや、紳士たるもの、たとえ妻とはいえ、無断で裸を見るなど…)
(く…っ! 腰抜けめ! ハルヒもそれを待っておるわ!)
(お待ちくだされ、腰抜けとは聞き捨てならず! 腰使いには自信が…!)
(情けない。こんなことをしている間に、ハルヒは全裸でシャワーを!)
(ああ、ハルヒの、まだ熟れきっていない瑞々しい体…!)
(ハルヒの肌を流れる湯になりたい…!)
環の手は知らず知らずのうちに股間に伸び、イチモツを取り出していた。
(ハァハァ…ハルヒ…いま、どこを洗っているんだい?)
(いやっ、環先輩のえっち!)
(ハルヒ、なんてポーズを…ああ、そんなに念入りに洗って!)
(だって、環先輩にきれいなハルヒを見てもらいたいもん!)
(ふふ、せっかくのハルヒの味が薄くなってしまうじゃないか)
(いやぁ〜ん///)
(大丈夫、ハルヒはもう、最高にきれいさ)
(うれしい…)
(さあ、恥ずかしがらないで、もっと開くんだ!)
(あっ、先輩、そんな!)
(…初めて、だったんだね、ハルヒ)
(ああん、環先輩のおっきい! 壊れちゃうよう!)

485 :
「ああっ、ハルヒ! ハルヒ! …うっ!」
環は左の手でソファの手すりを握りしめ、腰を浮かせた。
右の掌に、ねばねばした白い液がへばりつく。
ガチャ
「せんぱ〜い、先にお湯使ってすみませんでした。次、どうぞ。…ん?」
「…なんか、いか臭くないですか、環先輩?」
 <いか臭くないですか、環先輩? 前半部分 完>


486 :
「…うーん」
ベッドに入った2時間後、環は数十回目の寝返りを打った。
明日の休校日、ハルヒがこの部屋を訪れることになっている。
単に環の蔵書を使って調べ物をしたいということだったが、
初の私室で長時間二人っきりイベントを前に、環はいやがおうにも興奮していた。
(もし、ハルヒが求めてきたら…、俺はどうすればいいんだ!)
夜も眠れないとはこのことだった。
(いけない、ハルヒ! そんな体勢ではパンツが見えてしまうぞ!)
(きゃっ、だって、お父さんが買ったこのスカート、短いんだもの…)
(いいぞ、蘭花さん…もっとやれ…)
(先輩、あそこの本取りたいんですけど、台あります?)
(台はここにいるさ! 俺はいつでも君の足下にこの身を投げ出そう!)
「ああ、ハルヒのちいさな足の感触…この重み…とても素敵だ…」
シルクのパジャマに手を差し込み、環はいつものように自家発電を始めた。
(ああハルヒ、俺は一生君の土台になるよ…だから、ここに乗るんだ…)
(こわくないよ、ハルヒ…もっと足を開いて…)
(ハルヒの中…あったかいナリ…)


487 :
「ああっ! そんな腰使い、どこで覚えたんだ、ハルヒ…!」
びゅるっ!
「うっ! ああ、ハルヒ、ハルヒの中に出すよ!」
どくん どくん どくん どくん…
「ふぅ・・・」
ひとしきり放出したあと、スッキリした環はそのまま熟睡したのだった。
「環様、藤岡様がお見えです」
「うーんムニャムニャ…………」
「こんにちわー、おじゃましまーす」
「えっ!?」
「ハ、ハハハハハ、ハルヒ!?」
「あ、勝手に入っちゃってすみませーん。まずかったですか?」
「いや、すまない。寝過ごした」
「いいですよ、先輩関係ないし。
 私ここで作業するんで、先輩はどうぞごゆっくりおやすみください」
「いや、そういうわけにはいかない!」
ガバァ!と布団をはいだ環の目に、生臭い汁でガビガビのパジャマが映った。
舞い上がった風が、ふわりとハルヒのほうに流れていく…
「ん? …なんか、いか臭くないですか、環先輩?」
「……!」
「あ、本棚の中によっちゃんイカのスクラップがある。これの匂いですね」
「………」
「別にいいですけど、他の本にイカ臭さ移りますよ、先輩。…先輩?」
環は目を開けたまま気絶していた。
 <いか臭くないですか、環先輩? 後半部分 完>

488 :
ありがとう。
自分481だけど、まさかこのネタで形にする人がいると思ってなかったから思わぬサプライズでした。

489 :
サプライズってゆうか普通に笑って楽しんでしまった

490 :
ワラタw
GJwww

491 :
爆笑wwww

492 :
ハルヒの誕生日なのでちょっと書いた環ハル、エロはなしか微エロくらい。
4レス使います。

493 :
須王環は悩んでいた。
ハルヒと恋人同士になってから初めての大きなイベント、――彼女の十六歳の誕生日が数日後に迫っている。
以前訊ねてみたところによると、ハルヒは去年の誕生日を一人きりで勉強をして過ごしたという。
本人は、数日後に桜蘭の筆記試験を控えていたし父も仕事だったから仕方がないと言うが、
十五歳の彼女が孤独な誕生日を過ごす姿を想像すると、胸が痛んだ。
だからこそ、今年は自分が傍にいて一生忘れられないような素晴らしい一日にしたい。
ハルヒの笑顔が見たい一心で、彼女が喜ぶプレゼントは何が良いかと考えていた。
しかし、ルーズリーフに思いつくままの案を片っ端から書き連ねてみたものの、どれが一番良いのか決めかねる。
そんなわけで部活前のひとときにルーズリーフを穴が開くほど見つめていると、背後から不意にそれをひったくられた。
「……へー、殿ってばハルヒの誕生日プレゼントまだ決めてないんだ?」
「付き合いはじめてすぐのイベントだし、失敗出来ないよねー。僕等で良ければ相談にのってあげてもいいけど?」
と笑うのは、光と馨。
ちなみにハルヒは日直で遅れてくるというので、彼女にまだ秘密にしておきたい相談事をするには好都合だという。
二人に半ば押し切られるような形で、環は申し出を受けることにした。
「俺としては、この、放課後に遊園地貸し切りデートが良いと思うのだが……」
「ダメダメ!庶民のハルヒが費用知ったらドン引きだよ。もっとお金がかからないので良いんだってば」
「……ということで、自家用機で海外とか劇場貸し切りとかもナシだね」
と、馨がルーズリーフに幾つかのバツ印を増やす。
ものの十数分の間に、環が数日かけて書き連ねたプレゼント案のほぼ全てにバツがつけられていた。
「だからさー、何で分かんないかな?ちょっとした小物とお寿司でも持ってハルヒの家に遊びに行くくらいで良いんだよ」
「し、しかし、それでは多少インパクトに欠けるのではないか?ハルヒの十六歳の記念日は一度しかないというのに!」
「……あー、なんか飽きてきたかも。別に殿が失敗しようと、僕等に何かあるわけでもないし……」
光は欠伸を噛みしながら、傍らに置かれていた本をパラパラとめくった。
それは前の日にお客様の誰かが忘れていった少女漫画だったが、途中でふとその手が止まる。
「ねぇ、馨。これどう思う?」
「……いいんじゃない?面白そうだし。まさか本気にしないとは思うけど見せてみようか」
笑いを堪えながらその本を見せると、馨も新しい玩具を見つけた子供のような顔をした。
環のことは尊敬しているし、ハルヒと幸せになってほしいと思う。
だが、どうしても彼をからかって遊ぶのは止められそうにない。
二人は頷き合い、ポーカーフェイスを装いながら環に本を渡した。
「殿、これなんてどうかな?案外ハルヒも殿がこうしてくれるの待ってるかもよ」
その本の裏表紙には、こんなあらすじが書かれていた。
――『と・き・め・き LOVEバースデー』
 あたし、多摩美。恋する十七歳。
 もうすぐ大好きなカレ、春彦くんの誕生日。キャッ、何をプレゼントしようか迷っちゃう!
 絶対に二人の恋を進展させて、忘れられない日にしたいよね♪
 ……だから決めたの、勇気を出してちょっとダ・イ・タ・ンなプレゼント。
 春彦くん、世界でいちばん大好きだよ。だから、あたしのピュアな想いを受け取って……!――

494 :
「誕生日おめでとう、ハルヒ!」
二月四日の放課後、環は大トロの寿司を持ってハルヒの家に遊びに来た。
二人で仲良く炬燵を囲んで寿司とハルヒの手作りの鍋料理を食べ、光達のアドバイス通りに買った小さなプレゼントを渡す。
初めての大トロに喜ぶハルヒを見ていると、それだけで幸せな気持ちになった。
自分に向けられる可愛らしい笑顔に魅せられ、環は改めて「ああ、俺は本当にこの子が好きなんだな…」と感慨深く思う。
「……あの、環先輩がくれたプレゼント、開けてみてもいいですか?」
食事の後で、少しはにかみつつハルヒが言った。
「勿論。ハルヒが気に入ってくれると良いのだが……」
「環先輩が自分のために選んでくれた物が嫌なわけないです。あ、あまり高級すぎる物は困っちゃいますけど……」
と、ハルヒは小さな包みにかけられたリボンをゆっくりと解いていく。
環は固唾を呑み、静かにそれを見ていた。
解かれていくリボンと反比例するかのように、緊張の糸が張り詰めていくのを感じる。
彼女がプレゼントを全て開けたら、伝えることがあるのだ。
「……わぁ、これってもしかして環先輩のとお揃いですか?」
ハルヒが手にしているのは、スワロフスキーの飾りが付いた白いくまちゃんストラップ。
環が携帯に付けている物の色違いである。
「お揃いなんて少し恥ずかしいけど……嬉しいです、ありがとうございます。こっちの箱はなんだろう?」
ハルヒは笑顔のまま、ストラップと一緒に包まれていた小箱を開け、勢いよく中身を取り出した。
いよいよその時が来たのだと、環は大きく深呼吸し、ボタンに指をあてる。
「……えっ、これって……!?」
それを手に取ったハルヒの表情が、凍りついたように固まった。
そのことに気付かぬまま、環は目を閉じて必に言葉を吐き出そうとする。
「ハ、ハルヒ!俺は……」
上擦って絡まる声を一度飲み込み、一気に捲し立てた。
「ま、まだこういう事は早いかと思っていたんだが、やはり誕生日という大事な日を最高の思い出にするならば、
プレゼントも最高に素晴らしいものでなくてはなるまい!だから、俺がハルヒにあげたいと思ういちばんのものを!と……」
「……まさか、最高のプレゼントは自分自身というつもりとか?」
抑揚のない声でハルヒが言う。
「そう、その通りだハルヒ。俺はおまえを好きだと自覚した日から、この時が来るのを待っていたのかもしれない。
そして、おまえも待っていたはずだ!だから受け取ってほしい、この想いを……!」
「あ、あの、ちょっと、そんな……」
顔を真っ赤にしてうろたえるハルヒを見つめつつ、環は自分のシャツのボタンを外していく。
その脳内では、あの少女漫画で読んだ、主人公が恋人の誕生日に自分の処女をプレゼントするシーンがフラッシュバックしていた。

495 :
ハルヒは、環の瞳に宿る狂気じみた輝きに怯えながらも、頭の中の冷静な部分で思った。
環は何かに影響されると、たまにこうした突拍子もない行動に出ることがある。
恐らくは今回も、誰かにろくでもない事を吹き込まれたか、変な本を読んでそれが普通だと勘違いでもしているのだろう。
自分は環が好きだ。
求められて悪い気はしないし、密かにちょっとだけそういった想像をしたこともある。
恋人同士になったからには、いつかそういう日が来ると思ってはいた。
でも、正直なところハルヒにはまだ心の準備が出来ていない。
なにしろ、二人は付き合いはじめてまだ日が浅く、デートも数えるほどしかしていないのだ。
キスだって、付き合う前に二回ばかりおでこにされたことがあるだけで……。
申し出を断れば、環は落ち込むかもしれない。
しかし、叶うならばこういったことはしっかりと心の準備が出来てからのほうが良いと思う。
夢見る乙女のように、初体験は夜景が綺麗なホテルのスイートで……とまでは思っていないが、それなりの雰囲気はほしい。
そんなことを考えながら顔を上げると、環はすでに上半身裸になりベルトまで外しかけていた。
その腕が不意にハルヒの肩にかけられ、耳元に唇が寄せられる。
首筋に熱い吐息がかかり、彼の呼吸に合わせて体がビクンと震えるのを感じた。
ハルヒの薄い胸が、早鐘を打つ。
環は熱っぽい瞳でそんなハルヒを見つめ、そっと囁くように言った。
「……さあ、早くハルヒも着ている物をお脱ぎ。このまま俺と初めての愛の儀式をしよう」
「あ、あの……ええと……」
戸惑うハルヒの華奢な体を抱き寄せ、環はさらに続ける。
「怖いのか?……でも俺を信じておくれ。出来る限り優しくするから……」
さらに互いの体が密着し、自分の身につけている衣服ごしに環の体温と鼓動を感じた。
彼の心臓は自分と同じように高鳴っており、裸の胸は熱を帯びている。
その熱に導かれるまま、ハルヒは彼の背中に腕をまわし、初めてしっかりと触れる肌の感触を確かめた。
(……環先輩の体、あったかい。腕も背中も逞しくて、自分と全然違う。このまま抱かれたら、どうなっちゃうんだろう……?)
じわり……と、体の中の触れた事もない深い場所が僅かに疼く。
しばらくして、環の指先が唇をなぞり、躊躇いがちに頤に触れる。
その行為の意図を汲み取り、ハルヒはそっと目を閉じた。
唇にかかる吐息と密着した肌の熱さ、そしてそれよりも熱を帯びる下腹部に押し付けられた硬い何か……。
(さっきから気になってるけど、これって何?携帯電話にしては大きくて熱いような……)
その正体を確かめようと、ハルヒは片目を眇めて……。
それが何なのか理解したとき、流されようとしていた意識が一気に目覚め、彼女の中で燻っていた複雑な回路が爆発した。
「……イ、イヤ!やっぱりダメですっ!環先輩の、変態!変態!!変態ッ!!!」
ハルヒは渾身の力で環を突き飛ばし、握り締めていた避妊具と透けるシルクの下着を彼に投げつけた。
口付けの寸前で訳の分からない拒絶をくらい、すっかりその気になっていた環は愕然とした。
「……え?え?な、何故?!俺、何かハルヒに嫌われるようなことでも?!」
「べ、別に嫌っていませんけど、とにかくダメなんです!すみませんが、今日はもう帰ってくださいっ!」

496 :
結局、追い立てるように環を帰らせた後、ハルヒはキッチンの床に力なく座り込んだ。
「……環先輩に悪いことしちゃったな」
いつかは……と思っていた行為。
これからそれなりに時間をかけて互いの想いを深め、それからでも全然遅くはないと思っていた。
吃驚して拒絶して、その結果……きっと環をそして自らをも傷つけて……。
環の想いに応えるには、今の自分はまだ子供すぎたのだと思う。
もしも自分がもっと心構えの出来た大人だったら、あのまま彼を受け入れていただろうか?
抱きしめられていた時とは、別の意味で胸が痛む。
それと同時にぶり返す、あの時初めて感じた火照り。
環の指が触れ、あのまま自分が拒絶していなければもう少しで互いに触れ合うはずだった唇に、そっと指を当てる。
「もし、次に求められたら自分は……」
もしも今回の事で自分に愛想を尽かさずに環が求めてくれたのなら、その時こそ素直に応えよう。
出来るだけ近いうちに仲直り出来るように頑張って、その時までにはきっと心構えを……。
付き合い始めた時に、環はもうじきやってくるバレンタインの贈り物を楽しみにしていると言っていた。
それまでには、何としてでも元の関係に戻りたい。
少しだけ泣いた後、ハルヒは環にお詫びのメールを送ることにした。
その翌日、環は未だ自己嫌悪に陥っていた。
妙な漫画を鵜呑みにしてハルヒの気持ちもろくに確かめずに暴走しかけ、その結果互いに傷付くことになってしまった。
あの後、怯えたハルヒが一人きりで泣いていただろうと想像すると、胸が締め付けられる。
ただ可愛いハルヒの笑顔が見たくて、最高の誕生日にしたかったのに、上手くいかなかったのは自分のせいに他ならない。
昨夜のうちにハルヒから、『気にしないください、自分も悪かったんです』といった内容のメールがきたが、
そもそもの原因を作ったのは自分なのに気を遣わせたと思い、ろくに眠れなかった。
話をしようにも、ハルヒはずっと準備室で昨日の分の洗い物をしている。
彼女も仲直りのきっかけを掴めずに戸惑っているとは露知らず、環は久しぶりに部室の隅でうなだれた。
部室の床で茸栽培しかねない姿を見かねて鏡夜が声をかけると、環は昨夜の事を少しずつ話しだした。
「……というわけで、俺はこれからハルヒとどう接していいのやら。多分、嫌われただろうし……」
絶望に満ちた表情の環を見て、鏡夜は苦笑する。
「安心しろ、おまえは嫌われてはいないはずだ」
と、彼は隣のテーブルの上に置かれたハルヒの鞄を指差す。
鞄のポケットから覗く携帯電話には、環が昨夜プレゼントしたくまちゃんストラップが。
「もし俺だったら、嫌いになった相手から貰った物はすぐに捨てるだろうな」
準備室で洗い終えた食器を片付けながら、ハルヒは小さく溜息を吐いた。
環と仲直りをしたいのに、いざ顔を合わせると気まずくて避けてしまう。
メールの返事も貰えなかったし、彼は昨日の自分の態度に腹を立てているのかもしれない。
だけど、このまますれ違って辛い思いをするのはどうにも嫌で……。
(……うん、決めた。部室に戻ったら、環先輩に声をかけよう。バレンタインまでには…と思ってたけど、それまで十日も気まずいの嫌だし!)
片付けを終えてハルヒが戸棚を閉めるのとほぼ同時に、背後でドアが開く音がした。
ゆっくりと近付いてくるその人は、ハルヒと同じように何か言いたげな表情をしている。
「ハ、ハルヒ、昨日はその……すまなかった!」
「環先輩、昨日はすみませんでした……!」
同時にそう言ってから、思わず顔を見合わせる。
互いに心を痛めていたことを知り、二人はどちらからともなく手を繋いだ。
そのまましばらく笑い合った後、見つめ合って……。
やがて、初めて二人の唇が重なるまでには、然したる時間を要とはしなかった。
――終

497 :
うわあ〜可愛い話でした。ありがとう

498 :
GJ&ハルヒ誕生日おめ
何だかこのタマハル、バレンタインあたりにエッチしそうな予感するわ

499 :
ハルヒの感情描写が丁寧でよかった!
原作でもハルヒの誕生日かバレンタインエピやってほしい・・・

500 :
熊ちゃんストラップがいい味出してるね、乙!
スワロだなんて流石殿だよ、高ぇーよw 

501 :
>>500
最初に遊園地貸切デート考えてたような殿にはスワロなどきっと掴み取りレベルです><

502 :
なんかバレンタインネタのラブいの来るとイイナー

503 :
バレンタインと関係ないないけれど13巻にあった鏡夜と黒猫が気になったんで投下します。
* 熱烈な鏡夜ファンは読まないほうがいいと思います。
【鏡夜の黒ぬこ日記】
○月●日
芙裕美姉さんが黒い子猫を連れてやって来た。
たしか明日から旦那と旅行に行くと聞いていたが、実家で猫と遊んでいる場合か?
全く、相変わらず暢気な人だ。
最近飼い始めたのだというそいつは、ノワールという名前らしい。
…まあ、見ている分にはいいが、いかんせん小動物の扱いはよく分からない。
そうこうしているうちに姉さんが言った。
「…そうそう。旅行の間、鏡夜さんがこの子を預かってくれないかしら?」
俺は今まで一度も猫を飼ったことなどないのに、冗談じゃない!
そんなの自分の家のメイドにでも頼んでいけばいいだろう?
……と言ったのだが、結局押し付けられてしまった。
仕方ない、まあ適当に餌をやっておけばにはしないだろう。
学校にいる間は、橘達にでも預けておけばいいか。
○月×日
俺は今、すこぶる機嫌が悪い。
それもこれも、みんなあのノワールのせいだ。
昨夜はどうにも目が冴えていて日付が変わってだいぶ経ってから寝入ったのだが、
あいつの鳴き声で起こされたのがその二時間後だった。
二度寝しようとする度に何度も起こされ、その結果が寝不足だ。
元々が低血圧なせいもあるが、最低でも数時間は眠らないとどうにも調子が出ない。
くそっ、朝からニャーニャー鳴きやがって嫌がらせか?!
……しかし、小さな生き物に八つ当たりするのもどうかと考え、我慢している。
部活のミーティング中にイライラしていたところ、ハニー先輩が、
「鏡ちゃん、イライラするときは、い〜っぱいケーキ食べてお昼寝するといいよぉ!」
と言って顔を覗き込んできた。
黙れ!寝る前にケーキなんか食ったら胃もたれするんだよ!俺を自分と同じ特異体質だと思うな!
と思ったが、相手は先輩なので、遠慮しますとだけ言っておいた。
……芙裕美姉さんが旅行に行ってから、まだたったの一日。
正直、耐え切る自信がない。
○月▽日
自分の部屋で数学の課題をやっていたところ、ノワールが足にじゃれついてきた。
餌はさっきやったはずなのに、何の用だ?
ズボンの裾に抜け毛が付くのが鬱陶しいので、追い払うことにした。
「ほら、これをやるからあっちに行け!」
猫用のおやつを一つ、部屋の端っこ目がけて投げてやる。
これで暫く静かになるかと思いきや、……ものの数秒で戻ってきた。
「しつこい奴だな。ほら、これでどうだ?」
そうやって何度か同じ事を繰り返した。
ノワールは懲りるどころか、むしろ嬉々としてじゃれついてくる。
ふ、ふん、少しは可愛いところもあるじゃないか。
……暫しそうやって過ごしていると、双子から電話がかかってきた。
用件は、明日の部活のイベントで用意するものについて。
会話を終えて電話を切ろうとしたとき、馨が言った。
「鏡夜先輩、声がすごく嬉しそうだけど、何か楽しい事でもあった?」
……いや、別にそんなこともないのだが。

504 :
○月☆日
今日も昨日と同じように、暇をみてはノワールの相手をしてやる。
すると、奴が突然プルプルと震えだし……与えたおやつを全部嘔吐した!
その後は何事もなかったかのように元気に遊んでいたが、
いささか心配になったのでモリ先輩にそれとなくメールしてみたところ、すぐに返事がきた。
(勿論、知人に相談されただけで、俺のことではないと伝えておいたが……。)
――それは動物を飼うのに慣れていない者がやりがちな間違いだ。
 可愛いからと欲しがるままに餌をやるのは、猫のために良くないぞ。
 まあ、獣医に診せるほどではないだろうから、今夜は暖めて安静にさせるといいだろう。
 念のために猫の飼い方をネットなどで検索するのを奨める。俺もピヨちゃんを飼い始めた頃は、
 ネットや本で色々と勉強したものだ。そうそう、ピヨちゃんといえばこの間……――
モリ先輩からのメールは、かなりの長文だった。
以前から思っていたが、何だってこの人はメールだとこんなに饒舌なのだろう?
それはともかく参考にはなったので、寝る前にネットで猫の飼い方を検索してみた。
今夜はノワールと一緒に寝てみようと思う。
……ああ勿論、別に特別な感情があるからではない。
ただ、俺のせいで病気にさせたとあっては、芙裕美姉さんに申し訳ないからだ。
○月■日
芙裕美姉さんからノワールの様子が気になるというメールがきたので、デジカメで撮影して送った。
自分でもなかなか良く撮れたと思うので、その内の一枚をパソコン用の壁紙にしてみた。
部活の後に少しばかり席を外して戻ってくると、ハルヒが俺のノートパソコンの画面を覗き込んでいた。
「へー、可愛いですね。鏡夜先輩のお家の猫ですか?」
即座に否定したが、彼女は更に続ける。
「でも、何だか愛情が感じられる写真ですね。これ撮った人は、
もの凄くこの猫が好きなんだろうなっていうのが分かりますよ、ふふふっ……」
その言葉を聞いて、俺は複雑な気持ちになった。
冗談じゃない!この俺がこんな小動物に夢中になっているとでも?!
ま、まあ、可愛くないわけではないのだが、それを認めるのは何かに敗北するような気がした。
「黙れ!それより、今日はおまえが愛してやまないスーパーのタイムセールがあるのだろう?
部活も終わったことだし、さっさと帰ったらどうだ?」
「……ヒィィッ!」
ハルヒは一瞬凍りついたような表情をした後、フラフラと去っていった。
一部始終を見ていた光が、
「怖っ!今の鏡夜先輩の顔、魔王そのものって感じだったよ!ハルヒも気の毒に……」
とか何とか馨に囁いていたが、相手にしないことにした。
家に帰ってからもハルヒの言葉を思い出してイライラしたせいで、間違って下落した株を買ってしまった。
俺としたことが何というミスを!それというのも……!
……いや、完全な俺の不注意だ。
別にハルヒが悪いわけじゃない、ノワールのせいでもない。
自己嫌悪に陥っていると、ノワールが足元に駆け寄ってきて鳴いた。
……何だ、慰めているつもりなのか?
こいつが来てからというもの色々と苛立たしい事があったが、それ以上に……。
「ハハハ、おまえは本当に憎めない奴だよ……!」
俺はノワールを抱いて、飽きるまで笑った。
思えばこいつが来てから、俺は初めて本気で笑ったのかもしれない。
芙裕美姉さんが帰ってくるまで、あと数日。
出来る事ならその日が来なければいいのにと思うなんて、最初は考えもしなかったのだが。

505 :
○月◎日
家に着いてから、部室にペンケースを忘れてきたことに気付いた。
……まあいいか、明日は予備を使えば問題ないだろう。
部屋に戻ると、俺の帰りを待ちかねていたかのようにノワールが近寄ってきた。
「こらこら、もう少し待ってくれ。着替えたら遊んでやるから」
俺の言葉を理解したのか、一度だけニャーンと鳴く。
よしよし頭のいい奴だ、そんなところも可愛いぞ。
それから俺は、帰りにペットショップで購入した玩具でノワールと遊んだ。
猫じゃらしにじゃれる姿が、何とも可愛らしい。
いつしか俺は我を忘れて、ノワールを構うのに没頭していった。
トントントントン!
うーんノワールは可愛いな、ハアハア……!
「鏡夜様、環様がいらっしゃいましたが……」
ふふふ、こいつめ!ハハハハハ……!!
「はっはっは、おまえらしくないぞ鏡夜、部室にペンケースを忘れて……はうぁっ!!」
「んー、ノワールの毛並みスベスベでちゅねー……えっ?!」
人の声に気付いてノワールを抱いたまま振り向く。
戸口に、呆然とした橘と環が立っていた。
( ゚д゚)……
( ゚д゚ )!!!!!
……い、いつの間にッ?!!
くっ、自分の部屋だと思って油断していた!まさか環にこんなところを見られるとは、……不覚っ!!
「;jcvmqa@ッ……!!!」
気まずさと腹立たしさが相俟って、自分でも何を口走っているのか分からない。
「きょ、鏡夜様!申し訳ございません、お楽しみの最中とは知らず……」
「……あ、えーと。鏡夜、今見た光景は誰にも言わない!言わないからっ!!」
橘と環が怯えた顔で言う。
自分ではよく分からないが、この時の俺は目から怪光線でも出しそうな雰囲気だったらしい。
「……うるさい、二人とも記憶を失えっ!!!」
*****
……その翌日、第三音楽室にて。
「どうしたんですか環先輩?今日は元気がないですね」
ハルヒが淹れた庶民コーヒーを啜りながら、環は遠い目をした。
「……いや。実は昨日、鏡夜の家に忘れ物を届けたのだが、そこから今朝までの記憶がなくて……」
それを聞いて、ハルヒもまた小さく溜息をつく。
「……それは何というか。じ、実は、自分も同じような事があったんですよ。
一昨日、部活の後に鏡夜先輩と話した後から暫くの間の記憶がなかったんです。
それで、家に帰ってから買い物袋を開けると、必要のない高級食材をいくつも買っていました……。
ああっ、お父さんの給料日までまだ十日もあるのにぃっ!」
「何っ、ハルヒもか?!互いの話から察するに、俺達は何か鏡夜の逆鱗に触れることでもしたのだろうか?
……ま、まずいぞ、どうすれが良いのだっ?!!」
「そ、そうかもしれないですけど、……もし本当だったら想像するだけで怖いです!!」
二人は視線を交わし、凍えた子猫のように震えた。
どうやら、鏡夜が魔王のイメージを完全に払拭する日はまだ遠そうだった。

……以上です。おわり。

506 :
ワロタw
GJ!
やたら長文メールのモリ先輩が容易に想像できるのはなんで?

507 :
ぬこへのデレを隠す鏡夜必すぎワロス
しかしぬこに対してもツンデレかw

508 :
鏡夜の「でちゅね」はちょと想像つかんwwwww

509 :
可愛い動物相手だと人は時として、えっ?あの人が?!!という行動に出る事もあるよw
なんとなくモリもピヨポメと二人(?)きりの時にすごい事してそうなイマゲww

510 :
今月の環すごかったなwww
あれでハルヒと付き合ってセクロスなんてことになったらと思うと・・・
なんだか色んな意味ですごいことになりそうだw

511 :
>>510
ベッドでもじもじしながら初夜でハルヒを待つ環が浮かびました

512 :
ほしゅ

513 :
ニュー環のまま付き合うとハルヒのちょっとした仕草や表情に自分がドキドキなのを、
ハルヒがエッチしたがってる、俺を誘ってる、と勘違いして暴走しそうだと思う

514 :
何となくだけど、環って自分の体についてなんか言われると
相当気にするんじゃないかとオモ。
もし双子にふざけて「殿の乳首って僕らより黒くない?」とか言われたりしたら、
ハルヒに遊んでると思われたらイヤだ・・・と一生懸命ヴァージンピンク塗るとか。

515 :
きっと、普段は気にしてないつーか自信持ってるけど、
雑誌とか読んで急に気にしたりすんだよ
で、着替えの時などに他の部員をジロジロ見てきてハニーあたりが怯えるとw

516 :


517 :
けん体育の勉強、ハルヒと二人きりでしたい!

518 :
ほしゅ

519 :
>>517で思ったけど、ハルヒって体育は選択してないけど高校は体育の単位も必要。
で、桜蘭は実技か保健のどっちか受ければいいんだとすれば、有りうるシチュだね。
例えば、ハルヒが保健のレポート(きっと運動力学とか)を書いてるのを見た殿が、
実技も必要だろうという自分勝手な勘違い理論でエロに持ち込むとか妄想。

520 :
キスキス保ー守らっ

521 :
環誕生日オメ…というわけでSS希望。

522 :
「先輩・・・誕生日おめでとうございます」
そう言って可愛いランジェリーを身に着けたハルヒが
ベットで横になっている環に近づいていく。
「ハ・・ハルヒ・・」
「先輩がもらって一番喜びそうなのがこれしか思いつかなくて・・・
もらってくれますか?」
やっとハルヒへの恋心を自覚した環は、もう限界ギリギリで・・・
そしてついにランジェリーの上からハルヒの乳首が見えた瞬間、環の限界を越えた。
「ハっ!ハル!」 ブハー
環がハルヒに飛びつく前に鼻の血管が先に壊れ、環の意識もここでショートした。
次の日の朝、
「失礼しますお坊ちゃま。朝で、キャーーー!!!」
環を起こしに来たメイドが見たものは、眠りながら鼻血でベットを血の海にしている環の姿だった。

とまぁ、こんな下らないネタを思いついた俺がいた(汗)

523 :
ありがとう。しかしメイドカワイソスw
そして誕生日おめでとう環

524 :
>>522
殿…
そうとう溜まってますねwww

525 :
保守

526 :
環はどうみても結婚=エッチができると考えてそうだね

527 :
>>526
ハルヒを押し倒したいが真面目で古風な自分の性格が邪魔をする
「ハルヒに触れたい…イ、イカン、俺たちはまだ未成年だぞ!そんなハレンチなことはいけません!」

「待てよ…、四月になれば俺は十八。結婚して夫婦になれば、愛の営みは当然の事!」
で、色んな手順をふっとばしていきなりプロポーズ、困惑するハルヒ。
こんな感じなら、まあ有りそうではある…

528 :
こんな環を想像してみた
初夜なのでもじもじしながらベッドで“の”の字を書いてハルヒが浴室から出るのを待つ
恐る恐る近付くといきなり目を輝かせて
「ハルヒ!俺のぞうさんスゴいんだぞう!」
とつまらないシャレを叫び、布団全開

529 :
>>528 面白すぎてコーラ吹いたぞw

530 :
そういえば、環とハルヒが結婚後のSSってないね
多分、弁護士の仕事に打ち込みたいから子供はまだいいと思うハルヒに対して、
環はとにかく早く子供が欲しくて果敢に頑張ってくるんだろうなぁ…ちょい斜め上にw

531 :
☆ゅ!

532 :
ほしゅー

533 :


534 :
















535 :
うええん、ちょっとだけSS書き込みしようと思ったがプロバイダー規制中
運営の意地悪!
とゆう訳で誰かまだー?

536 :
今月号の素直になれないツンデレハルヒ可愛いすぎる…
もう環はさっさと告白して押し倒してしまえばいいよ!!

537 :


538 :
シュ

539 :
単行本派なので見なかった事にする

540 :
>>539
何を?

541 :
ホス

542 :
ほしゅ

543 :
ト部

544 :
ちょー

545 :
萌え(´Д`)

546 :
ごめんあげちゃった

547 :
ほーしゅ

548 :
静か

549 :
本スレの108読んで表紙の見かたが変わったわ。
たしかにさり気にハルヒ拘束されてるww

550 :
ふんふんふん

551 :
>>550
アントワネット乙だね

552 :
>>551
ついうっかり、アントワネットをバター犬にしこむ若を思い浮かべちゃったジャマイカww

553 :
こんばんは
どなたかボサノッチ×ハルヒ好きな方おられますか
いらっしゃいます様に……と願いながら作品投下します
注意
○うp主はss初心者且つ、原作未読なんでアニメの知識しかありません
○シチュはボサノバ→ハルヒ(微妙に殿→←ハルヒ)
○アニメのボサノバ君(22〜23話)の続き(妄想)として読んで頂けると助かります
○ハルヒに振られたけどやっぱり諦められない…でも報われない若のお話です
○ウザいですが冒頭15行くらいアニメの話が被ります
○すんません、エロは無いのに書いたら長かった(10レスくらい)です

以上、苦手な方はスルーでお願いしますm(_ _)m

554 :
放課後_ホスト部(第三音楽室)__
「ま。振られちゃいましたわ」
どこか頭の片端からそんな声が聞こえた気がした。
なんども頭にタライが落ちて来たようなリアルなショック……心の痛みに耐え、さっきのハルヒの言葉を反芻する。
(そうか……そうだよな………男として生活しなきゃなんねえのに、男からの恋愛感情なんて、迷惑でしかねえよな……)
(それなら…!……せめて俺が藤岡の為にしてやれる事はぁ!)
言葉にするのに手に力が入る。
悔しいが、きっとそれしかないんだ……!
そう思うと勝手に声が震えた。
声が震えるなんてカッコ悪い…と、絞り出すように…でも一気に言った。
「ずっと友達だ!俺たちは…!…なあ!」
やっとの想いで言うと、ハルヒは眩しい笑顔で
「うん**」
と返事した。
(クソ……やっぱ可愛い……。)


藤岡ハルヒに見事に振られ、カサノバは自分でも落ち込むかと思ったが、
自分の家に帰り、テツや舎弟達の嬉しそうな顔を見て心が癒された。
皆、缶蹴りをしようと山積みの空き缶を用意していてくれた。
その心に触れて、一気に心が浮上する。
気付くと、視線の横にテツの、「ほらね」とでも言いたげな優しい笑顔があった。
凍えていた自分の心が溶かされる……。
第三音楽室での一幕で、先程まで泣きそうだったくせに、
今は……、心から暖かく、喜んでいる。
(……俺も、子供だよな……)
笠野田も照れくさそうな笑顔で、皆の笑顔の輪の中に入っていった。
次の日__
「あ」
「あ、おはよう、カサノバ君」
昨日の今日で、会いたかったような会いたくなかったような人物の顔を、朝一番に見れてしまった……。
彼……いや、彼女は相変わらず可愛らしい無垢な笑顔を向けて挨拶してくれた。
一瞬、キン…と胸を突く僅かな痛み。
「お、おぉ……おはよう」
そう言ってから気が付いた。
(あれ……俺、学校でちゃんと挨拶したの、初めてじゃねぇ?もしかして……)
言った瞬間の違和感で、挨拶さえ言い慣れていなかった事実に、今更気付いて軽く自己嫌悪に陥る。
まあ、今までは挨拶しようとすると、先に相手がそそくさと逃げる為、声を掛けられなかっただけなのだが。
(これからは、もっと積極的に挨拶するか………)
と、密かに考えていると。
あ、とハルヒが話し掛けてきた。

555 :
「昨日は缶蹴り、楽しかった?」
「あ、お、おお!………それはもちろん…」
昨日の放課後の缶蹴りは、ホスト部員や客も総出で突然始まった。
初めて覚えた缶蹴りだったが、血が騒ぐようなあの高揚感は嬉しい発見だった。
だが、どうもハルヒを前にすると上手くはなせない自分がもどかしい。
ちらっと横を見ると、ハルヒの大きな黒い瞳が見えた。
それを見て、急に昨日の出来事を言いたくなった。
「あ、あのさ……、実は昨日家に帰った後、舎弟達とも缶蹴り、出来たんだ」
「へえ、そうなんだ!あはは…よかったじゃない」
自分の事の様に嬉しそうにハルヒも言ってくれた。
(ドキッ……)
慌てて話を続ける。
「あ…あぁ、……皆結構ムキんなってさ、晩飯も忘れて…最後は怪我人続出でメチャクチャだったけど」
そう話す笠野田に思わず
(さすが極道缶蹴り……)
と心の中で呟くハルヒ。
「すげー楽しかった………やっぱりいいもんだな、皆で缶蹴りすんのも」
昨日の舎弟達の顔を思い出し、思わずフッと笑みが零れる。
普段は人間ブリザードと呼ばれるカサノバの幸せそうな顔を見て、ハルヒは心から嬉しくなった。
(ふふ…)
朝から嬉しい気持ちで、ハルヒも思わず伸びをして快晴の空を仰いだ。
「ん…!……いい天気だね!」
爽やかな笑顔。
自分の隣で、好きな人のこんな笑顔が見られる…。これ以上の幸せがあるだろうか。
笠野田も、思わず笑顔になった。
「あ」
ハルヒが声を上げた。
「?な、何だ?」
「今の笑顔。皆の前で今みたいに笑いなよ、絶対友達増えると思うよ」
ふ、と微笑むハルヒ。
「ラブリーアイテムだとか、イメチェンだとか、キャラ改革だとか、そんなの意味ないと思うんだ……。そのまま、ありのままのカサノバ君を出すだけ、それだけで良いんだよねきっと」
ふわりと告げる。
「………」
そんなハルヒを思わず見詰めてしまう笠野田の心がまた、騒がしく鳴りだす…。
「「まさか、まだハルヒの事諦めてないんじゃないだろうねえ?」」
突然、双子の冷たい声がドアップと共に聞こえて来た。
「う"ううわああ"!!」
感じたトキメキの後ろめたさもあって、思わずたじろぐ笠野田。
それを見て双子は顔を見合わせる。
「……ちょっとちょっとぉ…?」
「……まさか、ボサノバッチィ…?」
ニヤッと笠野田を見る双子の目は、少しも笑っていなかった。
「こら!何なのさ、光も馨も!」
双子の無礼に見兼ねてハルヒが嗜める。
ム、と双子がハルヒを見てバツの悪そうな顔をした。
過去に、友達絡みでハルヒを怒らせた経験のある双子(主に光)は、もう二度と同じ過ちは繰り返さないと心に決めているのだ。
またハルヒを怒らせるわけにはいかないため、ケロリと表情を変え、肩を組んで校舎に入っていった。
「……………」
そんな双子を見送った笠野田の心は複雑だった。
(俺だってわかってる……思ったって無駄だって……。)

556 :
昼休み___
独りで昼食もいつもの事。
いつもの様に、弁当(お重)を持参して人気の無い園庭へ向かっている時だった。
ちなみにこのお重はテツのお手製だったりする。
(ん…?)
いつもは人気の無いはずの場所に、先客がいた……。
一瞬ガッカリしたが、なんだか気になって注意してみる。
「すー……すー……」
規則正しい寝息が聞こえて、主の深い眠りを物語る。
近づくと、男子の制服が見えた。
それと、見覚えのある黒髪…と横顔……。
(ふ、ふ、ふ、ふ藤岡っっ!!???なんでココに!?)
ハルヒの傍らに、参考書が開きっぱなしで落ちている。
(なんでっ…ココで寝ているんだ……?)
起こさないように、静かに、たっぷり狼狽えてから、笠野田は周りを見渡す。
こういう時に必ず現れそうなホスト部員…特にあの双子が居ないか確認する。
(………いない……な…。)
邪魔は入らないと分かって、改めて眠っているハルヒを見た。
(此処で少しの間見詰めるくらい、いいよな…、こんなチャンスきっともうねえし…)
そんな見納めのつもりで、その愛らしい男装の少女を目に焼き付ける。
伏せた瞳の長いまつげ、
小柄な肩は呼吸と一緒にゆっくり上下している。
柔らかそうな前髪、
うっすらと開いた唇から聞こえる穏やかな寝息。
うっすらと開いた唇…
うっすらと…開いた……く……
思わずその小さな唇から目が離せなくなっていた。
何をする訳でもないのに、勝手に心拍数が上がる。
(俺はきっぱり諦めたんだ……、ずっと、友達って決めたんだ……)
でも、ハルヒはココに無防備にその可愛らしい唇を晒して眠っている。
まるで起きる気配もなく、深い深い眠りの底に……。
(藤岡だって……俺と友達でいる事を…望んでくれてる……それを裏切る訳には……)
なのに……勝手に……手が……。
(いや、起こすだけ……でも起こした方が良いよな、こんなとこで風邪引いちまったら可哀想だし……
でも最後の最後に少しだけ……いや、そんな事して藤岡にバレたら絶交されちまうかも……
あ…でも…すっごい爆睡してて可愛いし!あ"あ"…!)

557 :
激しい葛藤のあまり、頭から湯気が出た。
(……か、可愛いよな………)
気が緩むとぼーっとなって、素直に手が伸びる。
(…藤岡……)
す……っと指の背で柔らかそうな頬を撫でた。
(……!!!や!柔けえ!!)
一気に機関車のような湯気が頭部から噴出した。
「ん……」
ハルヒが微かに身じろぎした。
「…ヤメて下さいよ……環センパ……ィ」
微かな声だったが、はっきり聞こえた。
満開の桜の花がドサーッと一気に散り落ちたような気分になる笠野田。
(環センパイって……あの、自分の事を藤岡の親父だって言い張ってた……)
あの、自分とは正反対の種族の人間……いわゆる王子様のような容姿のホスト部部長を思い出す。
「藤岡……、藤岡、起きろ」
思わずハルヒに声をかけていた。
「うん……?」
眩しそうに目を細めてハルヒが起き上がる。
「こんなとこで寝てっと風邪引くぞ」
知らず声が不機嫌になる。
「あれ、カサノバ…君……?」
ココはどこ?という風に辺りを見回して、暫くして納得する。
「ああ……食堂じゃあの人達がうるさくて、こっちに逃げて来たんだった」
自分で確認するようにつぶやくと、笠野田に向き直る。
「ありがとう、カサノバ君」
ハルヒに礼を言われて、笠野田は「いや……」と顔をそらした。
(あの人の出ている夢をあのまま見せていたくなかった……なんて……)

558 :
「カサノバ君は?」
「えっっ?」
一瞬話を聞きそびれたかと焦る。
「あ、それ、お弁当?ココで食べるんだ」
「あ、ぉ、ああ、食堂で食べるよかこっちの方がいろいろ楽でさ……」
「あー…わかるなー…ソレ」
「お前は?もう食べたのか?」
「うん、今日は時間がなくておにぎり作って来たんだ」
「あ、……食うか?一緒に」
お重をあけると、まるで懐石料理のような豪華なおかずがぎっしり……。
「い、いや、いつもはもっと少ねえんだが、今日はなんだかテツが張り切っちまって……」
照れた様に言い訳じみる笠野田。
断るつもりだったのに、思わず輝くお弁当をじいっと見詰めてしまうハルヒ。
「……いいの?」
ちょっと恥ずかしそうに遠慮がちに聞いてくるハルヒに、笠野田は膝が震えだす。
頭の中では、「あーん」してハルヒに食べさせてもらったりハルヒに「あーん」してやるという妄想が始まりそうになる。
「い、いいい良いに決まってんじゃねえか。ととと、友達だろ!」
「「わあ!ありがとう!!」」
突然降って湧いたかの様に現れた双子のステレオ音声。
「!!!!!!!」
(び…びっくりした……!)
「ちょっと、光も馨も!もう食堂で食べたでしょ……!あ!こら!!」
ひょい…と美味しそうなだし巻き卵をつまみ上げる光の手をピシッと叩く。
あっけにとられていた笠野田だが、すぐに、「良かったらお前らも食うか?」と声をかける。
一瞬動きを止めて双子が笠野田の顔を見る。
すると、クルッと踵を返してツマンナーイとでも言いたげに、
「やっぱお腹いっぱいだから良いやー。」
「ハルヒィ、殿がさっき探してたよ。すぐ行ってやんなきゃあの人きっと捜索願いだしちゃうよー」
と言い捨てて校舎に戻っていった。
「ええ〜〜」
『殿』と聞いて、さも面倒くさそうにハルヒが渋い顔をする。
捜索願なんて本気で出されたら敵わない。
「………あの人待ってんだろ、行ってこいよ。」
笠野田が言うと、ハルヒが振り向いて申し訳なさそうに言った。
「うん、ご免ね。一緒に食べれなくて……」
ハルヒの気遣いに、ふわっと胸の一部が暖かくなった。
同時に、見透かされたのかとちょっと恥ずかしくなった。
「若、今日はこのテツ、腕に縒りを掛けましたんで、昨日仲良くなったお友達の皆さんと一緒に食べて下せえ」
朝、出がけに嬉しそうにそう言ったテツの顔が浮かんだ。
遠くなるハルヒの後ろ姿を見ながらぼんやり想った。
そう、自分はやっぱり誰かと一緒に弁当を食べたかったのだ……。
(もっと……話したかったな……)

559 :
___
まる一日、昼間の出来事が頭から離れなかった笠野田は普段はしない失敗を繰り返した。
ボーッとして目付きが柔らかくなったと思えば急にブリザードを吹き荒らしたり、
授業中は違う教科の教科書を出していたり、机から立ち上がる時に椅子に足を引っかけたり、
廊下で小柄な女子とぶつかって転んだり、トイレでは鍵をし忘れたり……
担任も心配になって放課後話を聞こうとしたが、笠野田は生返事ばかり。
すると、「何かに打ち込める物を見つけたらどうだ?」と、部活に入る事を勧められた。
校内を歩き回り、ブラブラと部活動を一通り見学して、これから帰る時だった。
ハルヒが、慌てた様に校舎に入っていくのが窓から見えた。
(なんでこんな時間に…?もう誰もホスト部員も残っちゃいねえだろうに……忘れ物か?)
一方ハルヒは、案の定忘れ物を取りに部室に来たが、落ちているだろうと思った場所に忘れ物が無い……。
(あれー?もしかして誰かが拾っちゃったのかな……?)
だが、お客様の落とし物入れにも入っていない。
そうしてごそごそ探している時だった。
「藤岡?」
カチャッと扉を開けて入って来たのは笠野田だった。
「ああ、カサノバ君。まだ残ってたの?自分は忘れ物だけど、…カサノバ君はどうしたの?」
「俺は、担任の用事でな……」
「へえ、こんな遅くまで__」
「いや、今日はたまたまだ。……見つからないのか?手伝うぞ。」
「ありがとう、家の鍵なんだけど……」
「家の鍵を落としたのか?家の人はまだ帰らないのか。」
「うん、今日は朝までいないんだ。さっきまで買い物して家に帰ったら鍵が無いのに気付いて……」
「藤岡でも、そんなドジするんだな。」
フッと笠野田が表情を緩める。
「いや、ドジなら結構あるよ」
「…………そうなのか」
そんなハルヒをもっと知りたい……という望みがどうしても捨てきれない笠野田。
「…カサノバ君?」
「…ッ…!」
知らずにハルヒを見詰めてしまっていたのに気付き、慌ててそっぽを向く。
「??」
「え、えーっと……ここら辺は探したのか?」
笠野田は、赤くなった顔を見られない様に、ハルヒに背を向けて探し始めた。
暫くして、僅かだが遠くでゴロゴロ……と空の唸りが二人の耳に届いた。
「なんだ?今日はずっと晴れのはずなのに……まさか雷か?」
笠野田が外を見ると、傾きかけていた筈の太陽も鉛色の雲に消え、見ている中に暗い空へと変わっていった。
「あ、あぁぁあの、自分、そろそろ家に帰っ……」
大きく狼狽えたハルヒが言い終わらない内に、薄暗い部屋にフラッシュが走る。
離れていてもはっきりわかる程ハルヒの身体がビクッと揺れる。
「藤岡?」

560 :
ゴロゴロ……
確実に近づいている雷鳴が聞こえた。
ハルヒの顔から見る見る血の気が失せる。
明らかに身体が震えている。
「大丈夫か?」
笠野田が手を伸ばしたが、気付かずハルヒは突然走り出した。
「ごめん!帰る!」
廊下に出て、本能的にハルヒは適当な場所に身を隠そうとした。
しかし、防音効果の高かった第三音楽室を出てすぐにまた雷光が。
続け様に胸にまで響く程の雷鳴……というより爆音。
「ひっ…!!!]
血の気の失せたハルヒが身体をチヂ込ませた。
「びっ……くりした……雷の奴もう近くに来たのか…」
ハルヒを追って廊下に出た笠野田も、聞いた事も無いような雷鳴に驚いたが、校舎には立派な避雷針もついている為あまり心配はしていない。
廊下に耳を塞いで踞るハルヒを見つけると可哀想なくらいガタガタと震えていた。
「お、おい……大丈夫か」
「………!」
全く声も出ないくらい怯え切っている。
(雷が苦手なのか…)
「……待ってろ、今なんか羽織る物を__」
震えが止められるような物を…と思い、探しにいこうとした瞬間、
つんっ…と足が引っ張られた。
振りむくと、ハルヒが無意識に震える手で笠野田のズボンの裾を掴んでいた。
小さな手が必だった……。
ぎゅっと目を瞑って小さくなって震えている……。
(俺に“行くな”っていうのか……?)
次の瞬間、思わずその小さな体を抱きしめていた。
「……ぅ……」
急に抱き締められてハルヒの口から呼吸が漏れる。
「藤岡……!」
ぎゅ……と腕に力を入れると華奢なハルヒを丸々包み込めた…。
花の様な香りが笠野田の鼻をかすめる。
自分の腕の中でもガタガタと震えの止まらないハルヒ。
笠野田はとりあえず防音効果の高い音楽室に入るようハルヒを促そうとした__その瞬間。
校舎に雷撃を食らったかのような光と音と、建物が揺れる程の衝撃____
「…!!」
笠野田は思わず窓を見上げた。
(まさか……此処に落ちたのか?)
フッと辺りが静かになった気がした。
空にはまだ雷鳴が轟いていたが、今の一撃で満足したかの様に雨音まで大人しくなった。
「お、おい、藤岡、大丈夫か?___藤岡… 」
「____」
ハルヒはあまりの衝撃に気を失っていた。
「マジかよ……どこかに寝かしてやらないと…」
そっと抱き上げたが、気を失っていてもまだ軽いハルヒがこんな非常時にも心配になった。

561 :
ホスト部の部室には、音楽室なのになぜか天蓋のついた小さめのベットがあったのを思い出す。
ハニーのお昼寝用ベットだとは知らない笠野田だったが、緊急事態なので躊躇わずハルヒをそのベットまで運んだ。
そのまま仰向けに寝かすと、ハルヒの顔が僅かな光に浮かんで見えた。
青白い顔でピクリともしない。
手を握ると恐ろしく冷たくなっていた。
「藤岡………」
体も冷えきっているのかと肩の辺りを服の上から触ってみる。
___とたんに自分の体に疼きに似たものが走った。
昼間に触れてしまった柔らかな頬…そして先程、咄嗟に抱き締めた時の感触が蘇る。
思わずハルヒの華奢な肢体をマジマジと見てしまう。
(い…いけねえ……気を失ってるからって……)
頭とは裏腹に、手が伸びた。
雲も切れ始めたのか薄く夕日が照らす中、ハルヒの髪に触れてみる。
汗で額に張り付いた一筋を除けてやると綺麗な額が露になった。
指はそのまま頬を伝い…顎に掛かる。
自然と視線は唇に集中してしまう……そして……引き寄せられる様に、唇を重ねた……。
感動のあまりすぐに離したがまた、考える余裕など無く只、愛おしい彼女の温もりを再び唇から感じていた。
触れた瞬間から、想像以上に柔らかい感触に頭が真っ白になっていく……。
昼間見せてくれたあの柔らかな笑顔………自分の事を心配してくれる凛とした声……
しかし急に、未だ気を失っているハルヒに罪悪感を感じた。
キシ……と傍らに腰をかけて、空気を包む様にそっと、ハルヒの身体を自分の腕で包み込んだ。
「藤岡……ごめんな………俺、やっぱり好きなんだ……」
初夏だというのにすっかり冷えきったハルヒの身体を制服越しにぎゅっと抱き締める。
笠野田の大きな手にハルヒの頭はすっぽりとは入りそうだった。
そっと、慈しむ様に何度も撫でた。
「やっぱり、諦められねぇよ……」
笠野田の切ない独り言が音楽室に静かに響く。
その時__
バターン!!!!
音楽室の扉が勢い良く開いて、あの人が現れた。
「ハルヒィィ!!!」
金色の王子は必の形相で名前を呼んだ。

562 :

『ヤメて下さいよ……環せんぱ…い』
昼間のハルヒの寝言が脳裏を過る。
「ハルヒィ!!此処にいるのか!ハルヒーー!!」
環は遠目からもわかる程、全身びしょ濡れだった
(走って来たのか?あの雷の中を…?)
急に笠野田は気持ちが萎んでいくのを感じた。
そっと、ハルヒから身体を離し、環に対峙した。
「須王先輩」
「!…君は…ボサノバ君?何故君が………!……ハルヒ!?」
笠野田の後ろのベットにハルヒが寝かされているのに気付く環。
見る見る顔色が変わる。
環の表情を見て、笠野田が慌てて説明する。
「あの、藤岡の奴、雷の衝撃で気を失っちまって……此処に運んだんです。もう、気が付くとは思うんスけど…」
「そ、そうだったのかーーっ!!ありがとう!!ボサノバ君!」
「……“笠野田”です」
「ハルヒの命の恩人とは気付かず、失礼した!ハルヒの父として礼を言うぞ〜!!ありがとう!ありがとぉう〜!!」
しっかり笠野田と握手をして感謝の言葉を言うと、ハルヒの傍らに跪く。
「ハルヒ………遅くなってごめんよ……」
見ている方が痛々しくなるような苦しげな表情で環はハルヒの手に口付けた。
「ん……」
ハルヒがゆっくりと目を覚ます。まるで王子のキスによって目覚めた眠り姫のようなタイミングで……。
(まるで本物の王子だな……)
笠野田が心の中で自嘲気味に呟いた。
環は泣きすがる様にハルヒにへばりついている。それを「はいはい」と軽くあしらおうとするハルヒ。
だが笠野田は気付いていた。
環を見るハルヒの頬はうっすらと赤く明らかにホッとしていた。
___雷はもう遠くへ去ってしまっていた。

結局鍵は鏡夜が音楽準備室で拾ったが、それを自ら届けたいと申し出た(言い張った)環が
ハルヒのアパートで待ち伏せをしていたが、なかなか帰らないハルヒが心配になり、
庶民スーパーを経由して学校まで探し回って辿り着いた…という事だったらしい。
それから笠野田は、ハルヒが気を失っているのをいい事に唇を奪った事への罪悪感等から
独り悶々としたり、加えて双子の陰にも怯える日が1ヶ月続いたとか。
そんな若を慰める為に、テツや舎弟達までも奔走する事になったのはまた別の話である……。

END

563 :
>>553
GJ!
過疎ってたスレに恵みのSSじゃ〜

564 :


565 :
ホス

566 :
なんかフツーに本編に出てきても違和感ないw
ボサノバッチ可哀想だけど、チューできて良かったw
乙ですた〜

567 :
GJ
ボサノバ君良いなあ

568 :
懐かしい

569 :
もっと読みたいなぁ……
もう保管庫は更新しないのかなぁ(´∀`)

570 :
保管庫、3スレの途中で止まってるんだよね
もうお父さんここ見てないのかな、新しい保管庫欲しいね…

571 :
むぅ

572 :
>>60-70
>>103-110

573 :
>>572
何がしたいんだ?誤爆?

574 :
守るよ、ハルヒを

575 :
安西先生、保管庫に入ってない話が読みたいです・・・!

576 :
保守

577 :
保守

578 :
読みたいからほしゅと

579 :
過疎だなあ

580 :
ほんに、過疎ってますなぁ

581 :
ホスットく

582 :
ホス

583 :
環汁か・・・

584 :
原作ってそろそろ終わり?

585 :


586 :


587 :


588 :


589 :


590 :


591 :


592 :
来年は、もう少しこのスレも賑わいます様に…

593 :
皆様あけおめ
保守

594 :
もう2月ですよ
保守

595 :
保守する意味あんの?

596 :
いちおう

597 :
そこに山があれば登るように、そこにスレがあれば保守るのです

598 :
懐かしいね

599 :


600 :


601 :
(>*<)ノシ

602 :
環誕生日おめ!

603 :
ほしゅ

604 :
孫解除記念&保守

605 :
ほしゅ
人いないなー

606 :
解除されて書き込みできなかったからなあ
今月号は萌えて炸裂した人が多かろう
ほしゅあげ

607 :
>>606
萌えたよ!
萌えが抑えきれないから、これから保管庫で環ハル読み漁ってくるさー!!

608 :
保守

609 :
ほしゅ

610 :
保守

611 :
ハルヒ、この分だと留学中に環にやられちまうんだろうな…

612 :
鏡夜に、いつ頃そういう関係になっていいのか相談しそう

613 :
>>612
しそう。すごくしそう。
そんで結局鏡夜からもハルヒからも怒られてそう。

614 :
きっとハルヒにムラムラして性欲と理性の間で一晩中悩み続けて、
よせばいいのに早朝に鏡夜に相談するんだろうな
で、魔王様降臨in USAか

615 :
初エッチの後、伝言ゲームの要領で
連絡網が回らないか心配だわw

616 :
いつハルヒとデキるか、
実は先に大人になってた
ハニー先輩がアドバイスしてそう

617 :
ハニーはその後が書かれてないけど伽名月がデートに誘ってくれたら…とか言ってたから、
渡米前にやってるかもしれないね
で、環ハルの仲が進展しそうorセクロスした…という時に騒ぐ連中の中で1人落ち着き払ってそう

618 :
こまし顔でアドバイスするハニー先輩の横で、鼻血垂らして卒倒するモリ先輩

619 :
二人共が裸になり
甘えた声で「僕を包み込んでくれる?」とハニーが言い
素敵な人…と思いながら全身で受け入れる姫を想像してコーラ三杯飲めそうです

620 :
あげ

621 :
>>618
いや鼻血は双子
モリは平静に見えて
前ぶれ無くいきなりバッタリ倒れそうw
鏡夜はいつもどおり沈着冷静。

622 :
たまちゃんは、アドバイス聞いているうちに
色々想像して血の海つくりそうだわw
鏡也は、その場では冷静沈着でも一人になったら、どうなんだろう?

623 :
鏡夜は人前では冷静を装っていて、1人になってからハニーと環の会話に出た知らない単語を検索だろう
「…なるほど、駅弁とはそういう体位だったのか。しかし、環とハルヒはともかくハニー先輩の身長で可能なのか…?!」
モリはむっつりぽいから、無表情でいながらも脳内エロ妄想でいっぱいで、それがMAXになるといきなり倒れるとか

624 :
つまり脱童貞しそうな順番は
ハニー→環…
となりそうなわけね。
伽奈月ちゃん、米国へ通い妻?

625 :
自家用機があれば毎週日本←→アメリカも可能だな

626 :
初チューは女の子にとられ
ほっぺですら馨にとられ(なめるだけとはいえ)
初デートは光にとられ
下着姿はボサノバ君に先に見られ
まあそれ以上は殿がもらうとはいえ・・・長いこと結構ひどい目に合ってたなw

627 :
保守

628 :
クリスマスを二人で過ごそうとして
他のホスト部の面々に妨害されないことを祈る

629 :
保守

630 :
昨日、殿とハルヒがいちゃエロする夢を見ちゃったよ ε-(;ーωーA フゥ…

631 :
うらやま…

632 :
保守

633 :
保守

634 :
環は多分ハルヒとエロいことをしたくて結婚は早そうだな

635 :
保守

636 :
ほしゅ

637 :
保守

638 :
環ハルの流れをぶった切って悪いが、鏡夜先輩好きの自分がラブラブ鏡ハルを投下しても良いだろうか


639 :
別に伺わず好きにすればいい

640 :
すごく遅くなってしまった!
保守がてらラブラブ鏡ハルです!
エロはありません。

「いつもながら丁寧で迅速だな」
「多分普通ですよ。他の人たちが洗い慣れてなくて手際が悪いだけです」
ハルヒはそう言うと再びマグカップを洗う作業に戻った。
ハルヒが入部する前からお客様が使ったマグカップなどの片づけは部員が交代で行っていた。
橘達が自分達がやると言ってきたこともあったが、環の「自分のしたことは自分で始末を付ける!これぞ仁義の真道なり!」の一言で店長の仕事をしている鏡夜を除く他の部員達の交代制度になったのだ。
しかしハルヒが入部してその様子を見て、あまりの手際の悪さを見かねたのか自らその役を引き受けたのだ。
それからハルヒは毎日部活の後三十分ほど店長としての仕事をする鏡夜と部室に残っていた。
「ハルヒ、最近は指名率が上昇してるな。この分じゃ平均指名率が双子と並ぶ日も近いぞ」
「別に並ぶとかはいいですけど・・指名が多いのは嬉しいです」
「しかしハルヒは双子やハニー先輩達のような BLファンを取り込みづらいという難点があるな。環辺りと合同でそっち方面の接客もしてみたらどうだ?」
「絶対嫌ですよ!それで指名率が上がるとしても絶対遠慮します」
ハルヒは慌てて鏡夜の方に顔を向け、不敵に微笑むその顔を見てまたからかわれたのだと気づき、少し膨れてマグカップに向き直った。

641 :
鏡夜とこんなふうに雑談をしながら仕事をするのは楽しい。
からかわれることも多いが大切なところでは自分を気遣ってくれるのが分かる。
ハルヒはチラリとパソコンに向かう鏡夜の顔を盗み見た。
鏡夜はパソコンに向かいながら何やら考え込んでいる。
切れ長な目は少し伏せられ長い睫が強調されていた。
いつからだろう。自分がこの人を目で追うようになってしまったのは。
環先輩達のように感情が分かりやすい人ではない。一筋縄ではいかない人なのも知ってる。
だけどその反面仲間を誰よりも大切にし、ホスト部を思っているのも鏡夜だった。
ハルヒはマグカップを洗う手が止まっていることに気がついて、再びスポンジを動かした。
自分がこの人に向けている思いが恐らく恋であろうことも感じている。
だが、鏡夜はホスト部の一員として自分を大事にしてくれても女として見てくれることはないだろうことも分かっていた。
はあっと思わず溜息が出る。
こんな風に考え込むのは自分らしくないのは重々承知していたが、かといって現状を打破することも出来ない。

642 :
「ハルヒ?」
「へっ?」
急に背後から声が降ってきた。
思わず奇声を上げてしまう。
「どうしたんだ?今日はいやに洗うのが遅くないか?」
振り返って見ればさっきまでソファーでパソコンに向かっていた鏡夜が自分のすぐ背後に立っていた。
「すいません・・・ちょっとボーッとしちゃってて。鏡夜先輩こそお仕事は・・・?」
「もう終わった」
慌てて壁時計を見れば普段なら10分も前に洗い物など終わっている時間だ。
「考え事でもしていたのか?」
あなたの事を考えていました、なんて言えない。
ハルヒは急いでマグカップに向き直った。
「すいません!すぐ終わらせますから!」
自分が終わらないと部室の鍵を管理する鏡夜は帰ることが出来ない。
急いで終わらせようと一心不乱に洗っているとついと鏡夜がハルヒの横に立った。
そしてそのまま布巾をとり、洗い上がったマグカップを拭き始める。
「いっいいですよ・・・!先輩は座っててください!」
「二人でやった方が早いだろう?お前は俺を家に帰らせない気か?」
慌てて止めようとしたが、こうまで言われては返す言葉が無い。
ハルヒは仕方なく一刻も早く洗い物を終わらせようと手を早めた。
「今日のお前はお前らしくないな。さっきから俺にチラチラ目を走らせていたしな」
ハルヒの肩がギクリと揺れる。まさかバレていたなんて。
「俺に何か言いたいことでもあるのか?」
鏡夜が身をかがめ、ハルヒの顔を覗き込んだ。
思いがけず急に接近した顔にハルヒは動揺してビクッと体が揺れてしまった。
ガチャンッ!


643 :
「痛っ・・・!」
指先に鋭い痛みが走る。
割れたカップがシンクに散らばった。
見れば左手の薬指から血が垂れている。
「馬鹿っ。何してるんだ」
鏡夜は布巾を置いてハルヒの手を掴んだ。
ハルヒはまた思わずビクリと体が揺れてしまう。
鏡夜はその様子を見て目を見開き、そして静かに手を離した。
「ハルヒ、とりあえず傷口を洗ってこっちに来い。消毒するから」
鏡夜はそう言うと準備室に置いてある救急箱を取りに行った。
「これでいい」
鏡夜は救急箱を片づけながら言った。
「思ったより深く切ったな。治るのにしばらくかかるぞ」
「すいません・・・」
ソファーに座ったハルヒは処置してもらった指先に目を落とした。
自分のミスで鏡夜に迷惑をかけてしまったのが申し訳なかった。
「ハルヒ」
鏡夜に不意に声をかけられたのでハルヒは顔を上げた。
隣に座る鏡夜の顔を見る。
「・・・俺はお前に何かしてしまったか?」
突然の質問にハルヒはポカンと口を開けた。
その表情を見て鏡夜は少し眉をひそめた。
「最近といいさっきのお前といい、何だか変だぞ。環達には普通なのに、俺に対してだけな。さっきも聞いたが、何か俺に言いたいことでもあるのか?」
言葉遣いはぶっきらぼうだが、その口調は優しい。
本気で自分を気遣ってくれているのだろうと分かった。
ハルヒは下を向き、怪我をしていない右手の拳を握りしめた。
このまま部活を続けていたら自分は鏡夜先輩に変な態度をとってしまうこともあるだろう。この人を思うが故に。
それがこんな風にこの人に迷惑をかけることになりかねないとしたら。
ハルヒは唇を噛み締めた。

644 :
「鏡夜先輩」
鏡夜は何も言わず静かにハルヒを見ている。
「自分は特別な人がいるんです」
ハルヒは顔を伏せたまま静かに言った。
「その人は普段はクールで策士なんですけど、大事なときはすごく優しくて仲間思いで・・・」
鏡夜は何も言わずにただ聞いている。
「自分の思いが受け入れられないのは分かっているんですけど、それでも止められないんです」
自分にこんな熱情のような思いがあったなんて知らなかった。
「鏡夜先輩」
ハルヒは顔を上げて隣に座る鏡夜を見た。
「好きです」
この人の特別になりたい。


645 :
鏡夜はしばらく何も言わなかったが、不意にハルヒの目を片手で覆った。
「きょ・・鏡夜先輩?」
「いいから、このままで」
鏡夜の声だけが聞こえる。
「ハルヒ。俺はお前も知っての通りメリットで動く人間だ。」
鏡夜は静かに語り出した。
「そんな自分に不満は無かったし、今でも気に入っている。しかし少々問題が起きてね」
「・・・問題?」
「あぁ、少々どころか大問題だ。」
鏡夜はおかしそうに笑いを含ませながら言った。
「俺ともあろうことがメリットだけで動くことが出来なくなってしまったんだよ。俺自身の感情で側にいたいと思う人間が出来てしまった」
不意に唇に柔らかい感触があった。
ハルヒがそれを何か認識する前に耳元で鏡夜の声がする。
「責任を取ってくれるか?ハルヒ。俺をここまで溺れさせたのはお前が始めてだ」


646 :
そう言うと鏡夜はハルヒの目を覆っていた手を取った。
目の前には優しく微笑む鏡夜がいる。
ハルヒは今鏡夜が言ったことの理解が出来ず、ただ目を見開いた。
鏡夜の言葉がグルグルと頭で回る。
そして突然、言葉の理解が出来ると鼻の奥に熱いものが込み上げてきた。
「嘘・・・」
呆然と呟くと頬に熱いものが流れる感触がある。
鏡夜は何も言わずハルヒを胸に抱きしめた。
ハルヒはその中で顔を埋めながら信じられない思いに浸っていた。
次から次へと涙が溢れてくる。
「おいおい、泣きすぎだ」
鏡夜は少し体を離し、ハルヒと頬を流れる涙を舌で掬った。
「・・・誰のせいですか」
「さあな」
しばらく沈黙があり、そしてどちらからともなく笑い出した。

647 :
「あー・・・まだ信じられません」
ハルヒは呟いた。
実際こうして鏡夜の胸で抱かれていても夢じゃないかと思ってしまう。
「疑り深い奴だな」
鏡夜はそう言って笑うとハルヒの怪我をした方の手を取った。
「先輩?」
そしてその手に静かに口付ける。
「好きだよ、ハルヒ」
左手の、薬指に。
END
以上です!
上げちゃってたごめんなさい・・・
そして駄文すいません・・・
まじキャラ崩壊もいいとこだw
また電波受信したら書きにきますw」

648 :
んぎゃ
何してんだ自分・・・orz

649 :
>>640-647
GJ!
鏡ハルかわいいよ鏡ハル

650 :
GJ!!!
優しい鏡夜はおいしいな!

651 :
>>649-650
ありがとうございます!
優しい鏡夜は環並にキザだww
鬼畜鏡夜も大好きだけどねw

652 :
最新刊読んだ
ハニカナの二人は棺桶の中で初夜か…マニアックすぎるよww

653 :
棺桶初夜を話をぜひ読んでみたいw
最新巻と13巻で鏡夜と黒猫の一枚絵があったけど、最新巻では黒猫の名前がノワールと名付けられていたな
このスレにも>>503で黒猫にノワールと名付けてストーリー投下していた人がいたけど、自分に見落としがなければノワールって名前は13巻には書いていないんだよねw
作者さんも懐が深いというか、粋なことするなあw

654 :
>>653
もしそうだったら凄いけど、単なる偶然だと思うよ…というか思いたい
流石にビスコさんとかがここ見てたらちょっと怖いかも

655 :
ノワールの意味を調べたら
ノワール=フランス語で黒色
という意味を表すものだった
これなら654さんの言う通り偶然の一致ですね
早とちり大変失礼しましたm(_ _)m

656 :
保守

657 :
今まであまりに馬鹿すぎたり双子が素敵すぎたりで
本当は環が男主人公で実はすごくイケメンだってこと
すっかり忘れててやっとラブラブになれてハルヒとお似合いだって
思えたところで終わりだなんて悲しすぎる
誰かボストンでのラブラブ同棲状態の二人を書いてくれませんか><

658 :
保守

659 :
ほしゅ

660 :
オンオフの双子に譲ってちょw

661 :
保守

662 :
保守

663 :
保守

664 :
初SS。
単行本ラスト、イチャイチャDVD鑑賞、からの妄想。環ハル。
ボストンに来て8ヶ月。学校が終わった後はホスト部のメンバーとにぎやかに過ごすことが多い、というとりも、邪魔をされて二人きりで過ごすことはまれだ。それでも毎週土曜日だけは二人でDVDを見ることにし、他のメンバーもしぶしぶそれを許している。
「ううっ いいエンディングだった・・」
ぐずっと鼻をすすり上げながら環が腕に力を入れる。手に汗握るアクション映画、画面にはエンドロールが流れている。
「ちょ、先輩苦しいですよ」
と抗議しつつ、環の腕の中のハルヒはどぎまぎしてしまう。
毎週末のいちゃいちゃタイム。抱きしめられることに少しは慣れては来たが、どきどきしてどうしていいかわからなくなることに変わりはない。
キスは毎日する。「ハルヒ〜!!」と飛びついてくる環に抱きしめられることもよくある。それでもまだ一線は越えていない。

665 :
「・・・」
「先輩?」
エンドロールが終わり、DVDはメニュー画面に戻ってしまった。
肩におでこを乗せ、ハルヒを抱きしめたまま動かなくなってしまった環に声をかける。
「先輩、寝ちゃったんですか?」とハルヒは声を小さくして尋ねた。
いちゃいちゃタイムの後、大抵環は映画が終わるとそのまま寝てしまい、ハルヒがそっと腕の中から抜け出して毛布をかけてやっていた。
学業の他にも須王の勉強、仕事、祖母への毎週の手紙など、環は忙しい留学生活を送っている。忙しい中でも自分と一緒に過ごしたがってくれること、
そして自分といる時に寝てしまうのは、少しの淋しさもあるけれど、安心してくれているんだろうな、と幸せな気持ちになる。
よいしょ、といつものように腕から抜け出そうとするが、ぎゅっと腕に力が入り、抜け出させてくれない。
「あれ、起きてるんですか?どうし・・」
環は、ハルヒの肩に置いたままの頭を振る。柔らかな金髪が首筋をくすぐってハルヒは少しどきりとするが、
あげた腰をもう一度おろし、環の腕の中におさまり直す。
「どうしたんですか?映画で盛り上がりすぎて疲れちゃいました?」
からかい半分に訊くが、後ろからもっと強く抱き寄せられて、ハルヒはあわてた。
「もう先輩!起きてるなら自分の部屋に戻ってください!」
「やだ」
左手で抱きしめたまま、右手でハルヒの顔を振り向かせ、そのまま口づける。
「んっ」
右手はそのままハルヒの右耳に滑り、長い指で耳をくすぐる。いつもとは違う環の行動に、ハルヒの驚きと危機感が募る。

666 :
「せせせ先輩!なんだかいかがわしいですよ!だめで」
す、を言わせないうちに、環はもう一度深く口づけ、舌で唇を割る。
「んんっ・・・」
ハルヒの小さな舌に環の舌が触れ、おもわず声が漏れる。そのまま絡めて、吸われる。これは危険だ、と思いながら、ハルヒは身体から力が抜けてしまう。
「ダメ?どうしてダメなの?」
耳元でささやいて、そのまま耳たぶを軽く噛み、そのまま耳に舌を差し入れる。
「はあっ」
ぞくぞくした快感がハルヒの背筋を走り、腰に回されたままの環の左手に思わずすがりつく。
「ね、どうして?」
耳元で環は、いつもより少し低くかすれた声で囁く。
「せっせんぱ・・」
自分の左腕にすがりついたまま真っ赤になって荒く呼吸するハルヒに、環の嗜虐心に火がつく。Tシャツから手を差し込んで、直に細い身体をそっと指先でくすぐる。
「やっ、せんぱ、、はあっ」
「どしたの?ハルヒ」
耳にキスを繰り返しつつ、侵入させた手は下着の上からやわやわと胸をなでる。
気持ちよくて、くすぐったくて、ハルヒの身体からすっかり力が抜け、ソファーの上で後ろ向きのまま、環を押し倒す形になってしまう。
「押し倒されちゃったー!ハルちゃんてばえっちー」
「ちが、、!」
すっかり涙目のハルヒの抗議は無視。横たわりつつ、後ろからの愛撫はやめない。
ブラジャーの隙間に指を入れ、直接胸をなでる。すでに硬くなっている乳首も、やさしくなでるだけ。

667 :
「はあぁっ」
ハルヒの口から切ないため息が漏れる。
環は首筋にキスを繰り返しながら、そっともう片方の手でホックを外す。ぱちり、ブラジャーと手の間に隙間が出来、環は後ろから両手で直接、胸をなでる。
「た、まきせんぱい、、もう、、」
「ん?やっぱりダメ?」
「わかんないです、、」
ふ、と笑って、環はハルヒと身体を入れ替え、ハルヒの上に乗る。赤く染まった顔、涙で潤む目、弛緩した身体、めくれたTシャツ、荒い息。すべてが扇情的で。
「俺はハルヒにもっと触りたい。」
上からキスを落とす。唇、耳、首筋。その度に、ハルヒの白い喉が震えるので、そこにも吸い付いて赤い跡をつける。
「いやだったら言って?じゃないともうとめられなくなっちゃう」
堅く目を閉じたままのハルヒのまぶたにもキスを落とす。
「好きだよ。」
ハルヒはうすく目をあけて、環をそっと見る。
「〜〜〜せんぱいはずるいです。自分も先輩のこと、す、好きです」
嬉しくて、かわいくて、環は真っ赤になりながら、「蘭花さんごめんなさい!でも一生大事にします!!」と心の中で叫んでハルヒを抱きしめるのであった。
おわり。


668 :
萌え!
すごいいい!

669 :
いいなぁいいな
素敵

670 :
              ___     ___
            _rタ~^~^~^~ミ、 ,rタ^~^~^~^~ゝ、_
           ィタ ,ィタ^~^~^ハ`ヽiレ'^~^~^~^ゝ、 fト、
          /f{/:::::/::/イ:/__ヽ/::://{::::::/:ハ::::ヽタハ
         ,::::7::{::::/ヽl l'   jゝ/iメ ヽ/l/⌒}ィ::::::::::l
         i::::{:::::Vィ⌒ヽ  '⌒iイiィ⌒  '⌒ヽ|::|:::::::|
         'i::::ト、::i⊂⊃__⊂⊃⊂⊃_⊂⊃_ム、、|
         ,riィニVヽ  {  } ∠tへ {  } ∠ィ⌒ヽヽ
         { /   ヽト>ゝノイ/ r ヽ> > イ /      k
        {^{     kヽiへハ ゙i, |/>レ「/     j 〉
        ゝ 、     \ヽ  }|ノ ̄ /ソ       ハ
          }ヽj       〉} ,j .l、ヽ  /ゝ_ 二二  ヽハ
        ノ:ノ:ゝ__.二ニ=イン / /ハ ∨从i/  。 >r一'::ハ
      /イ::::::::ハ \゚。 _ム. / / i ハ. \ ム.....。/ /:::::::::::、\
      、__ノ::::::::::::ハ  `く  V  , ハ|ハ  `  /  {:::::::::i::、::ヽ ニ=‐
      `¨´iト/⌒V   \  ,l/ ハ ハ  /   |⌒y从` ‐\
        //  |ヘ     ヽ/ L.. ハ ゙´     :| } |、  \
.      / /   、 \     ノ V i 、     / | l    \
    /   ,     、        /  ::. \_  / /         \
   /     i     \      {   :::.    / /         \

671 :
ほしゅ

672 :
妄想シュミレーター

673 :
光×ハルヒ萌えの身としては
中の人ネタで萌えざるをえない

674 :
3次元では
ハルヒと光が結婚しました

675 :
保守

676 :
馨が好き過ぎて辛い

677 :
保守

678 :
保守

679 :
保守

680 :
保守

681 :
ほしゅ

682 :
ここにラブラブ鏡ハルを待ち続けているオレがいる。


683 :
ビスコ先生の新作が今から楽しみだ

684 :
地味に八ニハル待ち。 ネ申!待ってるよ〜!

685 :
ハルヒ「環先輩は早漏で下手だけど馬鹿でやっぱりカワイイ、
鏡夜先輩はねちっこい、おねだりするまでじらしてくる、
光と馨はうるさい、でも満足したらあっさりなんで楽、
ハニー先輩は大きいし上手い、思い出すのも恥ずかしい・・、モリ先輩は絶倫、かなり体力を消耗する、けど上手いから許せる」
ハルヒ「皆さんの感想はこんな感じですが、もう良いですか?
ホスト部の収入だけでは割れた花瓶の代金いつ返せるか分かりませんからね。
自分の体がお金になるなんて驚きでした、
早く綺麗な体になって面倒な仕事はホスト部だけにしたいんです。それでは次の客が待っているので失礼しますね。」

686 :
保守

687 :
保守

688 :
ほしゆ
 

689 :
\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?

690 :
  
それはキミにしかわからない。

691 :
保守

692 :
ほしゆ

693 :
ハルヒきゅん

694 :
保守

695 :
突然ハマったので一気に読んだ

696 :
保守

697 :
ほしゅ
みんなどこ行ったのー

698 :
力オルが好きすぎて辛い

699 :
保守

700 :
保守

701 :
保守

702 :
みんな帰ってきて・・・

703 :
保守

704 :
鏡ハルカモン

705 :
力オハルも需要有り

706 :
保守

707 :
保守

708 :
保守

709 :
保守

710 :
玉金に逢いたい

711 :
保守

712 :


713 :
ほしゅ

714 :
うふ〜ん

715 :
ほしゅ

716 :
ここにはもう職人はいないのか…。
誰か光×ハル(´・ω・`)

717 :


718 :
モウ、ダレモイナイノダネ……

719 :
モリ×ハル読みたい
というか、どのカプでもいいから読みたい…
職人様ーー!!帰って来てー!!!!。° (°´^`°)°。ウエエエエエン

720 :
ホ・ホ・ホ・ホ・ホ・ホ・ホ・ホ・ホ・ホ・ホ・ホ・ホ・ホ・ホ・ホ・ホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜シュ
^___^
(・∀・)
( b b
と_____)

721 :
720おまえ100%年齢足りてないだろ
光&馨、誕生日おめでとう。何歳になるの?
◎ ◎
∵ ∴ ∵
(・∀・) \ /
\/

722 :
なれないことしてミスった……
◎∴◎
∵∴∵
\____/⊂(・∀・)
¨\__/
“““\/

723 :
僕3才〜♪www

724 :
720,723は追放するべきだと思う

725 :
昔はあんなに賑わってたのに…
というか
>>720
>>721
スレを荒らすな…

726 :2013/09/07

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