2013年10エロパロ385: アルカナハートでエロパロ 3 (697) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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アルカナハートでエロパロ 3


1 :2007/12/25 〜 最終レス :2013/10/04
職人随時大歓迎
長編を投稿する人は、各レスを安価で繋ぐなどして読みやすさを工夫しましょう
あまり激しい否定・批判は控えめに
前スレ ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176400800
保管庫 ttp://arcanaeroparo.blog100.fc2.com/

2 :
1スレ目を読みたい方は……(PC限定?)
ttp://mimizun.com/search/perl/dattohtml.pl?
↑ こちらのページのテキストボックスに
http://mimizun.com/log/2ch/eroparo/sakura03.bbspink.com/eroparo/kako/1167/11674/1167408619.dat
↑ こちらのURLをコピペして、dat→html変換ボタンを押してください。

PS2版好評発売中!今冬に2が稼動予定!アルカナハートは元気です。
まだまだっ、ガンガンいくよっ!

↓ それでは3スレ目、どっかぁ〜ん! ↓

3 :
>>1
土管と乙です
アルカで舞織がこなかったこととリーゼ&フィオナが来た事で、
悲しんで良いか喜んで良いかわかんない

4 :
hssh

5 :
スタオー1終わらせたら何か書くぜ、期待しないで待っててくんろ

6 :
ho

7 :
新年おめでとう、保守っておきます

8 :
じょじょうだん

9 :
書き終わるまで保守

10 :
わくわく。

11 :
今リーゼSS書いてるけど、完成まで結構かかりそうです。時間が欲しいorz

12 :
職人さん期待してますよ〜
保守

13 :
遂に0.50を切ったか、保守

14 :
ふむ、保守しておこう。

15 :
保守

16 :
そう言えばこのスレ即しないな

17 :
勢いが1未満なのにねー
書いてはいるんだけどさ、
ランゴン…ぼく、もう疲れたよ。少し眠ってもいいかい?

18 :
い`

19 :
>>17
オホツチ呼んどいたから安心して続きを書きなさい。眠くなったら開地門!

20 :
開菊門に見えたアッー

21 :
保守
キラ様のスライム女体化とか良いかもしれない

22 :
愛乃はぁと14歳。
世間一般に思春期と呼ばれる世代。
だが、彼女には性的知識があまりなかった。


ある日、はぁとは下校中1人でアイスを食べ歩きしていた。
向かい側からはチャラチャラした男が3人。
ベチョッ
案の定、はぁとのアイスは男の1人の服を汚した。
男A「うわっ!何すんだよ!」
は「あわわわっ、ごめんなさい!」
慌ててアイスをハンカチで拭う。
しかし男達は他の所を見ていた。
男B(お、おい…。)
男C(あ、あぁ…ゴクリ)
男A(こいつ…ノーブラだ…。)
そう、はぁとの胸は制服から透けてピンクの突起物を浮き立たせていたのだ。
男A(しかも、けっこう可愛いんじゃね?)
男B(俺はかなり好みだ…。)
は「はぅ〜…取れないよ〜…。」
男A「おいおい、この服高かったんだぜ?どーしてくれんだよっ!」
は「ご、ごめんなさい…。」
男B「謝るだけじゃな…。誠意ってのを見せてくれよ。」
男Bがはぁとの手を掴み引っ張る。
は「え?誠意って何をすれば??」
男C「とりあえずこっち来いよ。」
そのままはぁと達は人目に付かなそうな路地裏へ消えて行った。
は「あの…私何すれば…。」
男A「そんな怖がるなって。すぐすむからさ…。」
そー言って男Aははぁとに軽く抱きついてきた。
は「きゃっ!ビックリした〜。お兄さん達もスキンシップ好きなんだ?」
はぁとには性的知識が乏しい。
普段女子校でやっているふざけあいと勘違いしているようだ。
男A「へ?あ、あぁ大好きだぜ?」
もっと嫌がると思っていた男達は、はぁとの応えに拍子抜けした。
は「そっかそっか♪ところで、お兄さんのココ腫れてるみたいだけど大丈夫?」
そー言って指差したのは男の股関。
男B(お、おい。こいつ状況よく分かってねーんじゃねーか?)
男C(天然なんかな?だとしたらテキトーに言いくるめちまおうぜ?)
はぁとの天然ブリによからぬ事を相談する男達。
男A「そーなんだよ。ここに毒が溜まっちゃっててさ、君が毒を吸い出してくれないかな?」
は「えぇ!?そんな大変な事何でもっと早く言わないの!?」
男B「マジで?」
は「ほら!早くズボン脱いで!」
即されるままに男Aはズボンを脱いだ。
は「えっと、どうすれば毒は出るんだろ?やっぱり吸い出すのかな?」
男A「そうそう、吸い出して。手とかも使ってな。」
シュッシュッシュツ
はぁとの手が男のイチモツを上下にしごく。

23 :
ここはまた普通書いて良いんだよね?
つーかもう投稿しちゃったけど、なんか条約どーのこーの出てきたがらビビってます。
普通に書いて良いようなら続きは明日にでもまた書きますんで。

24 :
久にノーマルだ、感動した!!

25 :
>>23
どうぞどうぞ

26 :
>>22
更に、おもむろに男性器を口にくわえた。
チュブ、クチュ、チュポ…
卑猥な音が路地裏に響き渡る。
男A「おぉ、良い…良いぞ…。」
男B「もうちょいで出るみたいだから全部飲んでな。」
男性器から口を離しはぁとが訪ねてくる。
は「なんで?毒だったら飲んだらダメでしょ?」
至極ごもっともな疑問だ。
男C「え、え〜っと…それは…。」
男B「男にゃ毒でも女の子にゃ薬になるんだよ!」
もちろん嘘である。
は「ほぇぇぇ!そーなんだ!?で、何に効くの?」
男A「……む、胸が大きくなる……?」
とっさについた嘘、誰でもすぐに気付きそうなものだが、
は「ほ、本当に!?じゃあいっぱい飲まなきゃ!」
男B(おいおい、本当に良いのかよ?)
男C(い、良いんじゃね?本人一生懸命だし…。)
はぁとにはバレなかった。
しかも更に勢いよくしごき始めた。
男A「う…あ、出るっ!」
ゴポッ
白濁とした液体ははぁとの口内から溢れ出る程だった。
は「むぐっ!げほっ!げほっ!…む〜、変な味〜…。」
初めての大人の味にむせかえり吐き出してしまう。
男A「ふぅ…ほら、ちゃんと飲まないと。良薬口に苦しっていうだろ?」
は「りょうやく?何それ?」
男B「あ〜、体に良い薬ほど苦いよって意味。」
は「な、なるほど…。」
男C「…それよりさ、俺らの毒も吸い出してくんない?」
見れば男達の股関ははちきれんばかりに盛り上がっている。
は「ん〜…、胸が大きくなるんなら…。」
少し躊躇しながらもはぁとは2人のイチモツもしごき始めた。
男B「うお…良いわこれ…。」
男C「なんか手つきが初々しいよな。」
はぁとが自分達のモノをしごく様を見て興奮する男達。
男A「…なぁ、さっきのお薬ってさ、体内に入るならどこから入れても良いって知ってた?」
男Aがはぁとの背後を位置取りながら耳元で囁く。
は「そーなの?どこから入れるの?」
もはやはぁとは興味津々である。
胸が大きくなる魔法の薬、効果があるならいくらでも試してみたい。
男A「そー慌てんなって。こっちから入れるならちょっと準備が必要だからさ。」
男ははぁとの胸を優しく触りだした。
は「ふわぁ!?な、急に何すんの?」
男A「こーするとより大きく出来るんだぜ?(これは本当)」
は「そーなの?なら良いや♪」
本人は胸さえ大きくなれば良いらしい。
許可が出た事をキッカケに男達ははぁとのまだ幼さの残る体を愛撫し始めた。

27 :
今日はここまで。また明日お会いしましょう。
携帯厨なんで更新遅いのは勘弁。

28 :
( 0M0)よし、ガンバレ

29 :
ガンバレ、きっと明日が見えてくるさ(イミフ

30 :
>>26
は「ん…ハァ…なんか変な感じする…。」
男A「それはさっき飲んだお薬の効果だ。ちょっと気持ち良いだろ?」
は「う〜ん…よく分かんない。」
まだ未発達のはぁとにはそれが気持ち良いかどうか分からなかった。
男B「じゃあそろそろ服脱いでみよっか♪」
はぁとの制服に手をかけながら脱ぐようにと催促する。
は「え〜、恥ずかしいよ〜。」
男C「脱がなきゃ胸大きくならないよ?」
は「じゃあ脱ぐ!」
言うが早いか、はぁとは一気にスッポンポンになった。
男A「元気いいな〜w」
男B「まだ毛生えそろってないだなw」
はぁとの恥部に指を這わせながら、男達は更に愛撫をする。
は「んにゃ〜…そんなとこ触っちゃダメ〜…。」
さすがに恥ずかしいのだろう。
顔を真っ赤にしながら体をよじる。
しかし、3人で体を抑えられてうまく動けないでいる。
男A「そろそろ良いんじゃね?」
男C「俺一番なw」
自分のイチモツをはぁとの恥部に押し当てながらゆっくりと腰を沈めていく。
は「え?え?何するの?」
異常な事態と思ったのか、はぁとの顔には少し恐怖の色が浮かぶ。
男A「さっき言ったろ?体ん中にお薬入れるんだよ。」
は「あ、そっか♪」
なんともお気楽である。
男C「ちょっと痛いかもしれないけど我慢してな?」
少しづつはぁとの中へと侵入する。
は「う、うん…。うぐっ!」
男A(やっぱ初物はヤバいかな?)
男B(今更収まらねーだろ?)
男C「大丈夫か?痛い?」
は「うん…ちょっとだけ。けど、それよりもなんか変な感じする…。」
男C「変な感じ?」
は「なんか全身に電気走ったみたいな…ムズムズするみたいな…。」
男A(…感じてんじゃね?)
男B(…みたいだな。)
は「んんっ!ハァハァハァ…。これで胸大きくなる?」
男C「おぉ、なるとも!ほら、こいつらのお薬も飲んであげなきゃ。」
グチャ、グチャ、ヌプッ
は「んんっ、んう…。」
男C「あ〜、ヤバい、もう出るわ…。中で良いか?」
男A「おいおい、俺らもまだ使うんだから…。」
男C「わりぃ、もう我慢できね。」
ビュクッ!ドビュッ!
はぁとの中に白濁とした液体が注ぎ込まれる。
は「ふぁぁ…熱い…よぉ…。」
男B「うわ、マジで中出ししやがった。」
男A「仕方ねーな…おい、早く変われよ。」
は「…胸…大きくなる…かな…?」


その後、散々犯されやっと解放された。

31 :
>>30
は「それじゃあね〜♪」
男A「お〜、もし変化がなかったらいつでも連絡しろよ〜。」
ルンルン気分で帰っていくはぁと。
男B「なんかすげぇ良い玩具が手には入ったって感じだな。」
男C「そーだな。しばらく退屈しなくてすみそうだなw」
男A「イヤだって言ってももう無駄だしな。」
いつの間にか撮ったムービーを再生しながら、ほくそ笑む男達。
その後、はぁとが本当の事に気付くまで何度も犯されたのは言うまでもないだろう…。


32 :
ほしゅ

33 :
フンッ! ハンッ! ファーッ! フェーッ! フォンッ !
「ぐあっ…お!もうっ!………やめてく…れ! 頼…む……!」
荒縄に囲まれた土俵に菊門臭の混じった青年の苦悶とケツを叩きつける音が響く。
全脱ぎのヲタ服がかかった形の悪い尻を後ろにつき出す姿勢を取らされた青年…蓮こと天道が吼えた。
今日はヲタ仲間とアルカナイベント会場に向かったのだが相手は強大にして無双、己の知己であるyashaとじょにーを失いこの土俵の中へと連れ込まれてしまいヘテロ男性として究極の展開を迎えてしまった。
天道のふとももほどあろう太さのペニスが挿入され身体は便意に満ちたが、横綱の男……スモウレスラー型の本田は天道の尻を抱えこみ一心不乱にさば折りで打ち付けていた。
本田が腰と腕を打ち付けるたびに鈍い音をたてて、醜悪な顔もリズムに合わせ前後左右に暴れている。
そしてペニスが出し入れされるたびに天道の菊門からザーメンが吹き出している。もうかなりの回数腸内で射精しているのだろう。
本田のさば折りと腰を振るスピードが徐々に増していく。絶頂が近いらしい。
「お、オフッ!これ以上出さないでくれ! 本当に……脱肛しちまう……」
天道は泣き出しながら哀願したが本田は鼻息荒く九州弁を繰るだけだった。
本田は初代スト2そのままの笑いをあげると天道の尻を掴み腰を思い切り撃ち込む。長大なペニスが野郎門をこじ開けその奧の行き止まりまで到達する。
ぶびゅっ!ぶびゅりゅぶぶ・・・どびゅどびゅ・・
ほとんど固体ともいえる濃厚なザーメンと液体に近い下痢便を
言葉どおり零距離で前立腺と口腔の奥に逆流するほど注ぎ込んだ。
「あっ!あちい!おっ、おぶげろあぁ! に、妊娠……俺が妊娠(任天堂信者の意)になっちまう………」
泣き叫ぶ天道をよそに、中で最後の一滴まで搾り出した本田はゆっくりとペニスを引き抜いた。ぽっかりと口を開けたアナルから先程出された精液が流れ落ちる。
別の力士が天道を引き起こしまだ精液を流しながらヒクつくアナルに自分のペニスをあてがうと一気に野郎を刺し貫いた。
「ぎゅぴぴいっ! す、少し休ま…がはっ!」
天道が懇願しようと口を開けた瞬間、また別の力士がペニスを押し込む。
両手にも別のペニスを握らされ、睾丸にも挟まれ天道は自分の分も合わせ一度に6本の相手をさせられていた……

数ヶ月後…
天道は休む間もなく何度も本田部屋連中に輪雄(まわ)され続けた。
全身を精液と糞まみれにしながら自分から腰を振り、嬉しそうにペニスをくわえては精液と大便を美味しそうに飲み干す。
その腹はぶくぶくと肥満化し、相撲取り同然になっていた。
「ふひゅ……相撲奴隷蓮こと天道総司郎参上にございますブビビビビ……ブヒッ、ブヒッ……」
本田の百貫落しで踏まれる。するとまた百裂張り手が繰り出される。
天道はすでに屈し汚臭褌担ぎとして生きていくしかなかった。
 〜True end〜

34 :
冴姫はその性格もありストレスを溜め込んでいた。
リリカの奔放さに、真面目で責任感も強い冴姫は気苦労を負うことも多かった。
…もし。彼女がストレスを溜め込んでいなければ。
あるいは違う未来も存在していたのかもしれない…。
『痴漢通学電車〜狙われた○学生の肢体〜』
「はぁ…」
廿楽冴姫は大きくため息をついた。
学校に行けばまたリリカと会うのだ。
最近以前にも輪をかけて酷くなった彼女の自由気ままな態度。
冴姫はクラスを纏める身として彼女を注意したりもした。
だが効果は無し。
今日もまた彼女と同じやりとりをすると思うと気が重い。
そんな考えが冴姫の中で堂々巡りをしていたその時。
さわっ…
「――っ!?」
冴姫のパンストに包まれたそのヒップに触れる者があった。
(ち、痴漢…!?)
その手は何度も何度も冴姫のお尻を触り回してくる。
もはや痴漢であることは明白だった。
(っ…。痴漢なら突き出さなきゃ…)
そう思った冴姫だったが、何故かそれができずに居た。
優しく撫でるように冴姫のおしりを何度も揉みしだくその手の動きは、
冴姫がリリカに感じていたストレスを忘れさせるほどにリラックスさせる。
それと同時に性的な快感が身体を駆

35 :
痴漢の手は巧みな指使いで冴姫の秘部を刺激する。
ワレメを開き、未通の穴へと指を出し入れする。
さらにクリトリスを指先で転がして、冴姫をどんどん虜にしていった。
冴姫の鍛えられた脚がガクガクと震え、立っていられなくなった瞬間。
「――――ッッ!!!」
ビクンっビクビクッ!
冴姫はその快感に負け、ついに絶頂を迎えてしまった。
と、同時に。
「新宿〜新宿〜」
ドアが開き、アナウンスが響き渡る。
はっとなり我に帰った冴姫は、急いでその場を去ったのだった――。

次の日。
冴姫は同じ電車の同じ場所に居た。
昨日のあの後、学校に行く前にトイレで後始末をしようとした冴姫は、
自分の股間があられもないほどに濡れていた事に驚いた。
下着はもちろんのこと、下着越しにビショビショになっていたタイツ。
冴姫がこんなに濡れるほど感じていたということに違いなかったのだから。
見ず知らずの男に自分の股間を触り回され、性的な快感を得ていた。
その事実は冴姫の中で戸惑いと悩みを生み、
またその背徳的な事実に興奮している自分も居た。
(もう一度…もう一度されたら…どうなっちゃうんだろう…)
危ない橋である事はわかっていた。
こんなことにハマってしまったら、もう戻れなくなる…。
それでも冴姫はこの電車に乗った。
股の疼きと、痴漢をされる事に対する期待感が理性を打ち砕いていたのだ。
そして…。
さわっ…
「…っ!!」
(…きた…!)
冴姫に緊張が走る。
昨日と同じ時間。同じ場所で。きっと同じ人が。
また冴姫のお尻を触ってきたのだ。
冴姫の緊張をほぐすような優しい手づかい。
マッサージでもされているかのような安らぎに、冴姫は一気にその劣情に火を付けられた。
お尻から股間へ伸びる手は、冴姫を再び虜にして、その聖域を無遠慮に弄んだ。
だが冴姫の身体はやはりそれに反応してしまう。
が、そこで冴姫は気付いた。
その形の良いお尻に押し付けられる、異質の物体に。
その棒状の物体は、お尻の谷間を上下に往復しながらなおも膨張し続ける。
(ま、まさかこれって…おちんちん…?)
気になって、背後に手を回し、触れてみる。
冴姫の手が触れた瞬間、それは一瞬だけびくっと震えた。
熱い体温を放ちながら、その身を硬く膨張させる欲望。
パンパンに膨らんだそれは、冴姫に触られたことでその膨らみをさらに大きくさせた。
(すごい…。こんなのがお股の中に…///)

36 :
冴姫だって性交の仕方くらいは知っていた。
それが子を為すための行為だということもわかっている。だが――。
冴姫はそれを握る手に少し力を込めると、熱くたぎったその棒をあろうことか自分の股間へと導いた。
今や冴姫は欲望に流された一人の痴女となっていた。
『挿入れられてみたい――』
一度火が着いた劣情は冴姫を駆り立て、その腰は男のモノを擦りつけるように動く。
もちろん男がその挑発に乗らないはずもない。
だが――。
「新宿ー、新宿ー」
渋谷から新宿までがそんなに時間がかかるわけでもない。
今日もこの扇情的な時間が終わってしまった…。
冴姫がそう思った次の瞬間、服が引っ張られていることに気がついた。
学校に遅れてしまう――。
しかし今の冴姫にとって学校に行くよりも、この快楽に身を任せたいという気持ちの方が強かった。
冴姫は電車を降りなかった。
扉が閉まり、再び淫猥な時間が動き出す。
男のモノが冴姫の股間を擦るように動く。
溢れ出す先走りは冴姫のタイツに染みを作った。
しばらくすると、男の手が冴姫のタイツの股間部に触れた。
その美しい脚を包み込むタイツに穴をあけ、そして純白のショーツを横へとずらす。
待ちきれないといった感じで男のモノが冴姫の股間にぺたっとくっついてきた。
(ああ…、ついに…)
見ず知らずの男に。痴漢なんていう変態的な行為のもとで。
今、冴姫はその純潔を散らそうとしていた。
一生で一度だけの特別な瞬間を――。
次の瞬間、男の指に広げられた性器に、モノの先端が触れた。
(っ…!)
冴姫にも緊張が走る。
男のモノはそのまま肉の壁を押し分けるように奥へと侵入してくる。
だが不思議と痛みはほとんど感じない。
変わりに在るのは、快楽と背徳感、そして犯されることへの期待――。
男のモノが抵抗にぶつかる。
冴姫の、処女膜。
男はそれを認識するや否や、初物を貫く喜びに腰に力を込め――
ぷちっ
冴姫の股間で一瞬の鋭い痛み。
そして膣穴を深く奥まで満たす感覚。
冴姫は失ったのだ。その純潔を。穢れのない処女としての証を。
しかし冴姫は喜んでいた。
男性器に貫かれながら、その純潔を散らしながら。
モノが侵入してくる感覚に。膣壁を擦り子宮を小突く醜い肉棒に。
その性的な快楽を感じた冴姫は、自らが汚された事実すら忘れ喜悦していた。
そして。
「あっ…」
男がゆっくりとストロークを始める。

37 :
子宮口を小突く度に走り抜ける感覚に身体が歓喜する。
徐々に速さを増す肉棒のピストン責め。
その気持ちよさに冴姫は絶頂に達しようとしていた。
「〜〜〜っ!!!」
びくんっ!びくんっ!
冴姫は絶頂にその身を震わせた。そして冴姫が達したその瞬間。
どぷっ。
「ぇ…?」
胎内に熱い感覚。
気づけば男の動きは止まっていて。
最奥まで深々と突き刺さったソレは、熱い迸りを冴姫の子宮内へと放出していた。
(こ、これって…)
明らかに男のモノから何かが冴姫の胎内に注ぎ込まれている。
そしてこの状況で出すものといえば…
「精…子…?」
冴姫はやっと理解した。
自分が汚されてしまったこと。
処女を知らない男に捧げ、大事なところの最奥までも、男の液体で満たされて。
自分の全てが男に汚されたことを改めて思い知った。
なのに…
(身体が…熱い…)
衝撃的な事実を再認識してなお、自分の身体が疼いている。
そして身体は、子宮内に吐き出された精子をさらに奥へ送ろうと痙攣を繰り返す。
この状況においてなお、冴姫は犯されることに興奮していたのだ。
そして。
ゆっくりと男のものが引き抜かれ、代わりに手に紙切れを握らされる。
それを手渡されたところで次の駅へと到着した。
よろけた足取りで電車を降りる。
中に出された精子が溢れだしてくるのを、パンツで地面に落ちないようにカバーした。
電車が発車し、それと同時に少し落ち着いてくる。
(とんでもないことしちゃった…)
落ち着きを取り戻すと、自分のしたことの重大さに気付く。
もう、穢れの無い少女ではなくなってしまったのだ。
脳が覚めてくると、一瞬の快楽に身を任せた自分の愚かさに虚しさがこみ上げてくる。
と、電車を降りる時に手渡された紙きれに気付いた。
紙を開いて確認する。
どくん。
心臓が高く鳴った。
コノママイケバ、モドレナクナル――。
だがそう思う一方で期待している自分が居た。
冴姫はその紙切れを強く握りしめ、再び学校へと向かうのだった。
『水曜日 23時5分の電車の先頭車両』
それが紙切れに書かれていたメッセージだった――。

38 :
      V
          ______
         /::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
       /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人:::::::::::ヽ
     /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/  ヽ、:::::::ヽ
     |:::::::::::::/ヽ-------‐‐'′    ヽ:::::::::|
    |:::::::::::/                |:::::::::|
    |:::::::::/ =====     ======   |:::::::::|
    |:::::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ===/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ|:::::::::|
   / ̄|=ロ  -=◎=-  |,  |  -=◎=-  ロ=|~ヽ
   | 6 |/ヽ      /ノ  ヽ      /ヽ;:| 6|
   ヽ ノ.  `ー─一´/    `ー─一´  丶ノ
    .Y       ( ●_● )       |
    |           l l             |
    |       __-- ̄`´ ̄--__       |    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |        -二二二二-       |   / 俺って才能あるよな?
    \                   / <  
        \     _- ̄ ̄ ̄-_     /    \______
        \             /____
         \_______/| ̄ | ̄ ̄\ \
        ___/      \   |  |    | ̄ ̄|  
       |:::::::/  \___ | \|  |    |__| カタカタカタカタ
       |:::::::| \____|つ⊂|__|__/ /   
       |:::::/        | ̄ ̄ ̄ ̄|  〔 ̄ ̄〕    


39 :
GJ

40 :
やはりさーたんは陵辱に限る。

41 :
>>39-40
さんくす。
後編書いてるんだけど就活やらイベントやらで忙しいので気長に待ってやって下さい。

42 :
>>34直して

43 :
>>42
直すって何を?

44 :

       ____   くせぇんだよ
     /∵∴∵∴\
    /∵∴∵∴∵∴\             /::::::::::::::::::::::::::\
   /∵∴∴,(・)(・)∴|     \\\  /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\  ◎
   |∵∵/   ○ \|      \\\||:::::::::::::::::|_|天|道|_| /
   |∵ /.  ミ  | 彡 | _    \\ \;;;;;;;;;;ノ   \,, ,,/ ヽ
   |∵.|  \___|_/|.  \    \\\( 6     *)─◎ ),・∵
    \|   \__ノ /__  \     彡\ノ\  )))∴( o o)∴),∴ ・ゝ¨
      \___/    \  \     |\    )))∵  3 ∵>;、・∵ '
  / _ ` ー一'´ ̄ /   _{   ヽ;;_ \  ヽ        ノ           
  (___)     /   .| ゝ〉 〉 〉ノ_   \__ ∵::__ノ ; 
                |  |バコォーン!  |


45 :
アルカで隣同士のページに載ってたからか、クラリーチェ×リリカ、頼子×エルザの妄想が止まらない

46 :
フンッ! ハンッ! ファーッ! フェーッ! フォンッ !
「ぐあっ…お!もうっ!………やめてく…れ! 頼…む……!」
荒縄に囲まれた土俵に菊門臭の混じった青年の苦悶とケツを叩きつける音が響く。
全脱ぎのヲタ服がかかった形の悪い尻を後ろにつき出す姿勢を取らされた青年…蓮こと天道が吼えた。
今日はヲタ仲間とアルカナイベント会場に向かったのだが相手は強大にして無双、己の知己であるyashaとじょにーを失いこの土俵の中へと連れ込まれてしまいヘテロ男性として究極の展開を迎えてしまった。
天道のふとももほどあろう太さのペニスが挿入され身体は便意に満ちたが、横綱の男……スモウレスラー型の本田は天道の尻を抱えこみ一心不乱にさば折りで打ち付けていた。
本田が腰と腕を打ち付けるたびに鈍い音をたてて、醜悪な顔もリズムに合わせ前後左右に暴れている。
そしてペニスが出し入れされるたびに天道の菊門からザーメンが吹き出している。もうかなりの回数腸内で射精しているのだろう。
本田のさば折りと腰を振るスピードが徐々に増していく。絶頂が近いらしい。
「お、オフッ!これ以上出さないでくれ! 本当に……脱肛しちまう……」
天道は泣き出しながら哀願したが本田は鼻息荒く九州弁を繰るだけだった。
本田は初代スト2そのままの笑いをあげると天道の尻を掴み腰を思い切り撃ち込む。長大なペニスが野郎門をこじ開けその奧の行き止まりまで到達する。
ぶびゅっ!ぶびゅりゅぶぶ・・・どびゅどびゅ!!
ほとんど固体ともいえる濃厚なザーメンと液体に近い下痢便を
言葉どおり零距離で前立腺と口腔の奥に逆流するほど注ぎ込んだ。
「あっ!あちい!おっ、おぶげろあぁ! に、妊娠……俺が妊娠(任天堂信者の意)になっちまう………」
泣き叫ぶ天道をよそに、中で最後の一滴まで搾り出した本田はゆっくりとペニスを引き抜いた。ぽっかりと口を開けたアナルから先程出された精液が流れ落ちる。
別の力士が天道を引き起こしまだ精液を流しながらヒクつくアナルに自分のペニスをあてがうと一気に野郎を刺し貫いた。
「ぎゅぴぴいっ! す、少し休ま…がはっ!」
天道が懇願しようと口を開けた瞬間、また別の力士がペニスを押し込む。
両手にも別のペニスを握らされ、睾丸にも挟まれ天道は自分の分も合わせ一度に6本の相手をさせられていた……

数ヶ月後…
天道は休む間もなく何度も本田部屋連中に輪雄(まわ)され続けた。
全身を精液と糞まみれにしながら自分から腰を振り、嬉しそうにペニスをくわえては精液と大便を美味しそうに飲み干す。
その腹はぶくぶくと肥満化し、相撲取り同然になっていた。
「ふひゅ……相撲奴隷蓮こと天道総司郎参上にございますブビビビビ……ブヒッ、ブヒッ……」
本田の百貫落しで踏まれる。するとまた百裂張り手が繰り出される。
天道はすでに屈し汚臭褌担ぎとして生きていくしかなかった。
 〜True end〜

47 :
>>37さん、頑張って下さい
GJ

48 :
クラリーチェの可愛さは異常

49 :
エルザ×クラリーチェ期待age

50 :
クラさんは攻めだろう

51 :
個人的にはクラリー×リリカに期待だな。
お仕置きと称してリリカにアレコレするクラリーとかどうよ。

52 :
リリカの前でクラリーチェに色々される頼子とかみたいな
エルザ加われば最高

53 :
>52を受けて、パパに色々されるリリカを妄想した。

54 :
この流れなら行ける……一時間書き込みがなかったらドロシーは俺の嫁!

55 :
>>54
ごめんね
ネタが出ないの

56 :
3月保守

57 :
すげぇなゲペル

58 :
動画で見たが特殊KOがエロい

59 :
保守

60 :
リリカパパことF☆ネロフの設定で公開されてるものって、そんなに無いよな?

61 :
そうだね
アルカナのムックに少し載ってるくらいかな

62 :
メインキャラとしては難しいか……(もはやエロ関係ねぇ)

63 :
舞織のお姉さんが隠しキャラ兼隠しボスキャラ←KY

64 :
あの姉妹の中では舞織がお母さん役、鼓音がお父さん役、とのこと。
これだけ見ると百合フラグなんだが、ドラマCDでは出番ゼロだった。

65 :
某らき○すたでもそうだったが、大和撫子な巨乳キャラは出番が異様に少ないな
凶悪貧乳娘はSSでも人気だと言うのに‥‥

66 :
同人ネタでよくある腹黒バージョンとかにも、とんと縁が無いしな。

67 :
>>66
他で、黒舞織いるよ

68 :
クロいよ舞織さん!

69 :
「ZZZZZ…舞織…」
「あら、姉さん、寝言…」
「舞織…どうした…パンツ穿かないで…」
「え?」
「うわ……グロ……」
「!!」
「姉さん…何か私に謝る事、無い?」
「小糸…なんで舞織は怒ってるんだ?」
「とりあえず謝っといたほうがいいよ」

70 :
クラリーチェ先生のアルカナエステ

と言った電波を受信したんだが、相手は誰がいいだろな。新キャラ以外で。

71 :
やっぱここははぁと様だろ

72 :
動画で2のリリカルート見たけど、やっぱり頼リリはええわ〜。後クラリリも個人的にはキタワァ。

73 :
ヨリリリとかクラリリとかテケリリとか、舌が混乱しそうな表現は何とかならんものかw

74 :
>>58
きら様はやべぇだろww

75 :
1からきらさまはヤバかったからな〜w
そういやクラリーチェの全裸KOってどうなったの?

76 :
今日アルカナ2してきたけどペトラエロくてよかった
よーし、今からペトラの触手凌辱SS書いてみるぜ


77 :
wktk

78 :
>>73
窓に、窓に!
…って言って欲しいのか?w>テケリリ

79 :
>78
いあ、いあ、まさか。

80 :
やべぇ、
ドロシーとクラリーチェの対戦見てエロい妄想してしまった
クラリーチェがドロシーおしおき

81 :
2が導入したからやってきたけどカカトが全然繋がらなくて俺涙目
やり方変わったのかね

82 :
>>81
カカトから派生に行くのがデフォになった。

83 :
あらあら

84 :
うふふ

カカトが出なくて俺涙目

85 :
ムーチョムーチョ
変わり身が暴発しまくって涙目

86 :
保管庫全く機能してないな

87 :
リリカで遊んできた。クラリーチェとの絡みが楽しい。
クラリ・リ! クラリ・リ!

88 :
クラリリ×シュブ=ニグラスたんが触手でにゅるにゅる…
さあ、SAN値が下がってまいりました俺。

89 :
っていうかそろそろ新しい保管庫作らなイカ?
今の管理人ってもうバックれたでしょ

90 :
作って欲しいゲソ!

91 :
そろそろアヴァロン姉妹とフィオナの3Pレズを我に!!

92 :
受:フィオナ
受:アンジェ
受:ミルド
攻:物知りドラゴンさん

93 :
hs

94 :
てst

95 :
きら様がアバロン姉妹とぬいぐるみにレイプされたおwww

96 :
しかも後ろからムービー撮られたおおおwww!!
はい、すぐさまのうと思います

97 :
>>91
フィオナED見たあとだと、あの三人の関係が
フィオナ→気弱な嫁
ミルド→嫁と姑に挟まれる夫
アンジェ→嫁いびりが好きな姑
になりそうな予感がするのは俺だけだろうか・・・

98 :
>97
あれ見ると、ミルドがいい人に見えてくるから困る

99 :
保守

100 :
お姉ちゃんと二人で旅をしているとき、ふいに心ががらんと開けるような孤独感に包まれることがある
それが訪れるのは本当に気まぐれで、たとえば外で雨が降っててホテルからでるのが嫌な時だったり、仕事の依頼がめんどくさかったりするときだったりと色々
 そんなときの私はいつも目を閉じて何も考えないようにする、いやなこともいいこともそんな感情なんか忘れるように――――そして私は今、日本市の大都市、東京にいた
今回の仕事は日本精霊庁からの依頼、まさかこんなとこからの依頼が来るとは初めてのことだ。そういえば以前の依頼主も素性は始め分からなかったが日本精霊最高指揮官だったきがする、どこをどう探したのか私の携帯に仕事の依頼が入ったのはつい最近
「日本、関東地域に浮かぶ次元の歪みの解決」とのごく短い文でまとめられたそれには日本精霊庁宛からの指名までされている、しかも報酬は「日本精霊庁管轄内におけるすべての罪状の破棄」とは・・・目を疑いたくなる内容だ
私を捕まえるための罠かな?と思ったがどうやら日本に起こっている現状を兵藤しず香がいやいややっているような顔つきで謎の現象について語る姿をテレビ越しに見るとどうやら事実は本当らしい(そんな顔ばっかするとふけるよ、兵藤しず香・・・
それにこの事件には私にもちょっとした関係がある
次元の歪みって言葉にはつい一ヶ月前に同じことを聞いたことがある、以前の私の依頼主、日本精霊庁ミルドレッドアバロンが引き起こそうとした関東崩壊させることで原初の世界を作るとかなんとか・・・まあどうでもいいや
 肝心なのはそこであった人間だ、愛乃はあと、私にできた初めての友達
 もし愛乃はあとを一言でくくると純粋バカだ、初めて会った時もそうだったし、友達になった今でもそう思える
 彼女のアルカナ、パルティニアスは「そんな彼女だからいいのよ」というが・・・あれも似た者同士だ
だけど、そんな彼女がかわいい・・・・と思ってしまった私もバカかもしれない
 現に今、私は彼女に会いに来るも同然でこの仕事を受託したのだ、たった数日間しかあったこともない彼女に会いたいと思ってしまうのはおかしいことだろうか
 まあいいや、今回の仕事報酬は罪状の破棄、それさえ叶えば今後楽に日本に入国できる、つまり愛乃はあとに会うことがもっとできる―――――楽しみだ
 だけど日本にくると仕事のほうが忙しくてなかなか愛乃はあとと会うこともままならない、仕事だからしょうがないと思う一方会いたいと思う心が強くなる一方だ
 会いたい会いたいと思っても仕事を抜け出すこともできない、それにどうせ私を監視するために何人かの人間が私を絶え間なくにらみを聞かせている、目のギろっとした怖い怖い奴、そんな顔ばっかしてるとお姉ちゃんがおそっちゃうよ?
 そう思いながら数日間、珍しく頑張ってえっさらこっさらと時空の歪みを消していき――――
 そして、私はふいに見上げた空を見て思ってしまった
なんか・・・寂しい――――――と
横浜・帆船大和丸を見上げながらのことだ
 どうしてこんな事をかんじちゃうんだろう?
お姉ちゃんといつも一緒にいるのに、なんでこんなにさびしく思えてしまうときがなんであるんだろう?わからない
愛乃はあととも早く会いたいのに会えない、むやむやした感情が何日も続きなか青天の青空を見上げとき、私の心の雲は明けただそんな感情がふっと晴れさしたのだ
「・・・・・・」
いやな感情だ、こんな感情ギ―アの餌にでもしてやる、ギ―アが喜ぶ・・
 私は自身の感情を消すため目をつむりながら歩いていた
 とことことこ―――鞄を両手で抱えながらのらりくらりと
 だからだろう、そんな数秒間の視界の遮断で私の前に人がいたことに気付かなかったのは、目を閉じる前に人がいないのを確認したのに――――――不注意だ
どんっそんな柔らかい衝撃が私を襲った、頭から入ったからちょっと痛い、クラクラもする、前にいた人物は短い悲鳴をあげ「ガシャッ」と硬い何かが倒れるような音がした
あれ?だけどさっきは柔らかかった?・・・へんなの
特に気にしない、それよりも私を襲う痛みが先だ
「痛い・・・・・」
 謝るよりも先に自分の頭をさすった。さっきまで人がいなかったのに・・・まったく今日は嫌な日だ
そんな私は孤独感やらイライラした感情を心奥底で燃やしながら、閉ざした視界を開け広げる
早く仕事終わらないかな、そんなことを思いながら明けた視界―――――すると
「いっ・・・いたいですぅ・・・」
どっかで聞いた間の抜けた声が聞こえた


101 :
それは確かに以前見たことがある、メイド服に身を包んだ私よりも20cmぐらい背の高い少女
弱々しながらにどこか怯えた表情、だけど眼には澄んだ優しさを含むその顔は目をバツにしながら痛そうに横たわっていた
彼女の手元には鞘のないぶっそうという言葉を軽く超えた大きな大剣、方に乗せたシマリスがキュウキュウ彼女の頬を心配そうになめている
「うう・・こっちに来た瞬間からぶつかったですぅ・・・」
そう、一ヶ月前のミルドレッドの依頼中、ミルドレッドの身の回りの事をしていた少女
フィオナ・メイ・フィールドだ
彼女も痛そうにぶつかった額をなでている
「・・・・なんでいるの?」目前の人物が彼女だということに呆気にとられる
「ふぇっ?」彼女は痛みでとじた目を開け開くとようやくぶつかった人物が私だと気づいたらしく今度は「あわわっあれっあれれ!?リーゼロッテさん」と驚いた瞳を私に向けた
急いで彼女は立ち上がるとシマリスは「キキッ」と鳴き声をあげる、それに彼女はまた小さく謝りシマリスをまた肩のほうにのせ、忙しく彼女は笑顔で私に向きなおった
「こんにちはお久しぶりです!リーゼさん」
「前方にいきなり現れるな」
「うぅぅ・・・・すいません、こっちへ来るときに場所は選べないので・・」彼女は困ったように表情を悲しませる
私は一ヶ月前の知人、フィオナメイ・フィールドと再開した
彼女はこちらの世界の人間ではない
彼女は確か何かの事件に巻き込まれて精霊体となり、こっちの世界にミルドレッドの協力を得てこちらの世界に滞在していたと一ヶ月前、彼女が私に教えてくれたことがある
と言っても黙っている私に彼女が笑顔で楽しそうにしゃべる一方だった
どうやら天然気質なのかあまり細かな事にはこだわらないのか、こんな私にふつうに接してくれたのも愛乃はあとに次げば彼女ぐらいだと思う
 まあ特に仕事として彼女と知り合った分、私はその時彼女に興味を持つことは一切なかった、どうせその時だけの付き合いだし、なんていうんだっけ、一期一会?日本語って難しいねお姉ちゃん
ひとつ気になるといえば彼女の会話から廿楽冴姫の名前が出てきたくらい・・・・・だ
それにミルドレッドが消えた跡彼女はあっちの世界に帰ったはずなんじゃ?
なんで彼女がまだいるんだろ?
「帰ったんじゃなかったの・・?」
特に再開を喜ぶってわけでもないが気兼ねない疑問ぐらいは聞いてみようと思う
すると彼女は曇った表情から一気にパッと明るい表情へと切り替わる
一ヶ月前となんら変わらない彼女の性格に「何も変わってない・・・」と思った
彼女の説明によると彼女はあのあと一度精霊界へと戻って人間に戻るための旅をしていたらしい、ただ今回起こっている次元の歪みがミルドレッドが起こした過去の産物だということをしって、なんとかこちらの世界に短期の間いられるよう次元の歪みから来たらしい
「お姉さまが犯した過ち・・それは私にも責任があるんです」
お姉さま―――ミルドレッドの事をいうたび彼女の表情は切なそうに悲しみに溢れている
彼女がミルドレッドに極度の忠誠心?とでもいうのだろうか思い入れをしていたことは知っていた。彼女はそのためにも次元の歪みを元に戻すためにこっちの世界に来たのだという
「だけどこうしてこっちにこれて知ってる人に会えるなんてすごくうれしいです!」
彼女の表情は喜怒哀楽をループするかのようにころころ変わる、楽しいやつ・・
「リーゼさんは何をしているんですか?」
そんな自分の説明がいったん終わる今度は彼女が私に質問を投げかけてきた

102 :
そんな自分の説明がいったん終わる今度は彼女が私に質問を投げかけてきた
「仕事・・精霊庁から、あなたと同じフィオナ・メイ・フィールド」
「じゃあリーゼさんも歪みの処理をしているんですね!?よかったぁ、リーゼさんがいれば心強いです!」
フィオナ・メイ・フィールドはうれしそうに手をぱたぱたさせる
「じゃあ一緒に次元の歪みを解決していきましょう!」
「っいや」即答する
「えぇぇ!!?」心底悲しそうな声が響き渡った
「うるさい・・」
「すいません・・・」悲しそうな表情からは今にも涙がこぼれそうだ
「どうして一緒じゃだめなんですか?」
「・・・・・」
特に理由はない――――といつもの私になら即決していそうだが、今回に限っては理由もしっかりあった。
精霊庁からの依頼で私にだけいくつかの条件が課せられている、そのうちの一つとしてこの事件が解決するまでの間、
私が他者との関係を最小限抑えることであった。
どういうわけか―――――って考えるまでもない、私におかしな行動がないか精霊庁側も警戒しているのだろう。
以前ミルドレッドが私を雇ったことは個人的プライベートとして扱われているがそれでも私が以前、
ミルドレッドとなんらかの関係があることを精霊庁は察しているのだろう。
もしここで私がおかしな行動をとれば精霊庁も過去の事件の関係者として私を取り押さえようという、言わば一種の餌撒きなのだ
次元の歪みの解決と私を捕まえられる、そんな一石二鳥だからこそ精霊庁がやとったのだろう。
それを彼女に告げる気もないし、告げたところでこのメイドのことじゃ、逆に余計心配にオロオロするのが目に浮かぶ
携帯も事件解決前は精霊庁にとられちゃったから、愛乃はあととも連絡のしようもない
だからここ数日は毎日、目的の場所でずっと暇な作業の繰り返しだ
遠くで私のことを監視する奴いがい今の私にかかわるやつはいないのだ
だからあんな「寂しい」なんて事を思っちゃったのだろう
ま・・・・別にいいけどね・・
「リーゼさん?」
そんな浸りに使っていたら彼女が私の顔を覗き込むように顔を近づけていた
「!?・・・・・近い」一瞬の驚きだけどすぐ正常に戻る
「とにかく、ダメ・・・早くいかなきゃお姉ちゃん出すよ?」
私はチラッと視界の片隅で監視する怖い奴の方をみる、特にこちらの方に注意を抱いてないようだ、変だな?
誰かと接触しかけると目をギラギラさせながら見るのに
そして彼女もそんな私の脅しが効いたのか、ニヤリと陰のある笑みを浮かべると彼女はやはり彼女は泣きそうな顔で
「わかりました・・・・」しょんぼりしながら言うのだ
「お姉ちゃんは怖いです・・・」と小さく何かが聞こえた、まっいいや
「じゃっばいばい」と私はその場を去ろうとする、ここでの仕事は終わった
私は彼女から眼を放し、後ろに振り向き立ち去ろうとする
だけど――――――――ムンズッ、後ろの服の裾をつかまれる感覚がするのはなぜ?
「あっあの・・・」左手に大剣を支えながらみぎてはしっかり私の裾を掴む
「まさか・・・・やるの?」
「いっいえ!そうじゃなくて!――――」
悲鳴にも近い声で彼女は弁解する

103 :
ああ―――――そんな声出したら怖い奴が絶対疑う、少しだけ腹がたってくる
だけど彼女の質問は私のそんな感情も消しとばす単純明快、だけど驚くべき質問だった
「あのどこいけばいいんでしょうかね?、てか此処どこでしょうか・・・?」
もう迷子の子供が大人に尋ねるぐらいに彼女は困ったそして泣きそうな顔、あっ今少し泣いた。そんな顔で私に言うのだ
「来たまでは良かったけど、歪みの場所が分からないので・・後ここもどこだか・・」
シマリスがそんな彼女をはげますが頼りないはげましで彼女の周りを急がしそうに走り回る
「よくそれでここまで来る気になったね・・・」私はあまりの考え無さに驚きを通り越してあきれた
「人に聞こうにも普通の人には私の姿も見えなし・・だからリーゼさん!助けてぇぇ」
年上の人間に抱きつかれて泣かれるというのはどうなのだろう?年も13歳から成長していないとはいっていたがそれでも私よりも3歳、精神的には4歳も上の人物
そんな人物に私は今抱きつかれている、監視の人間が―――と思ったが
彼女の先の言葉で思い出す
「そうか見えないんだ・・・」
だからさっきから私がこうして彼女、フィオナ・メイ・フィールドと接触していてもなんのおとがめが来ないわけだ。
監視の人間にはアルカナ事態が見えていない、つまり精霊として存在する彼女は私にしか見えていないのだ
まあメイド服姿で銃刀法違反をここまでお構いなしにいる人物と接触したら即なんらかの反応、または周りが騒ぐはずだ
見慣れているせいかそれに気づくのがおくれた
だけど独り言で歩いているようにも見られて余計怪しまれるかも・・
監視も離れたとこからされているせいか私の声は届いていないようだ、私の方をただ監視するだけ
「うぅ、リーゼさんん・・」
「泣くなバカメイド」
「泣いてないです・・・・」
そんなやりとりをすると私はトランクにいれた地図を広げる
フィオナに聞こえる程度の声量、もとより私はそんなに大きく声を出す人間でもないのでまず普通に話しても大丈夫だろう
「ここが今私たちがいるとこ、横浜・帆船大和丸で次いく場所はここ」
フィオナは地図を見慣れないのか四苦八苦しながら現在地と場所を把握しながら涙をしっかり拭き「ありがとうございます」と感謝の念を込めながら礼をする
本当に姿が見えていたらこのメイドは生きていけるのだろうか?
そして彼女が地図を把握してから――――
「じゃっいくよ」私は地図をしまいお姉ちゃんの入ったトランクを大事に持ち上げる
「えっ!?」そんな私の言葉に彼女は驚き「えっええ!?だってさっき嫌だって・・」
「気が変わった一緒にいってあげる」
監視の目に入らないのなら彼女と同行したところでなんの問題はない
元より奇異な存在として見られているのだ特にいまさらちょっとの一人ごとにみられても監視の目もごまかせるだろう
そんな私の内情をしらないメイドは信じられないというぐらいうれしそうに笑顔を向けながらまた泣きながら「ありがとうございますううううう!」と私に飛びついてきた
・・・・・犬みたい
「じゃあいきましょう!」元気よく歩き出す足取りに私も横に並ぶ
「れっつごー・・・」私にそれに合わせてみた

104 :
私達は歩く、時刻はもう夕暮れ時だから後一件ぐらまわったら今日は終わりだ
そんな事を思いながら歩いていたら視界に手がさしのばされた
白く私より一回り大きい綺麗な手、初めてみると思う、だがそれがだれの手なのかは言わずとわかる
「何?」
フィオナ・メイ・フィールドの手だ。いつも分厚い鉄の鏝みたいのを付けているが今は片方だけ外されている、華奢にも見える手が私の前に差しのばされていた
すると彼女は笑みを浮かべ「手を繋ぎしょ」とやわらかく言った
「恥ずかしくない?」
「冴姫ちゃんにも言われたことあります」えへへっと笑うと彼女は私の片手を無理やり自分の手とつなぎ合わせた
「それにリーゼさんの年の子と手を繋いでも別におかしくないですよ、それに見えないし」
最後は少しいたずらっ子が悪さをしたようなかわいらしく笑う
このバカメイドは・・・
「・・・・・恥ずかしいやつ」もう一度言う
こんな誰かと手を繋いだなんて何年前だ、もしこれが誰かに見られていたらどんなに恥ずかしいか、そう本当に恥ずかしい
いつもの私なら軽くあしらっているはずだ
そう―――――はずなんだ、あんな事を思う前に彼女なんかと出会わなければ
「・・・・・」
彼女の手の感触、素肌を通して触る彼女の手は精霊になってしまってからは霊体と同じなのかと思ったらちゃんと温度も感じられるらしい
温かく、私を包む手
最後につないだ手は愛乃はあとに助けられた時、そしてその前は―――――
「姉妹で手をつないでるみたいですね」
だから恥ずかしいって・・・
だけど――――――――
何を思ったのか?なんでこんな事を言ってしまったのか
「・・・しっかり・・・にっ・・にぎって」彼女に眼を合わせられないぐらい私も恥ずかしくそんなセリフを言っていた
「!?」一瞬フィオナ・メイ・フィールドがビクンッと跳ねるような振動が体から伝わってきた、それから弱く握られた手に力が籠る
そして私の方を向いて言うのだ「わかりましたよ、リーゼさん」
目を私は合せなかった
こんな顔見せられない
口元が少し微笑んでしまった気がした

彼女とあったのは偶然を通り越し奇跡という気数値でしめる遭遇だ
もう会うこともない、そう思っていた
現にさっきも別れる気でいたし、誰かと行動をとるのは好きではない
なのになぜ彼女と居るのか?
彼女と会って、一瞬、あの孤独感は気づけば消えていた
さびしいと思えた感情は彼女と会えたことで消えていた、なんで?たった一ヶ月ばっかに知り合った人間に心許すのか、愛乃はあとでもないのに?
 誰でもよかったのかと言われれば違う気がする、ただ彼女は誰かに似ている気がした
なんだかバカでドジだけどどこかが私の知っている何かに似ている
愛乃はあとに似てる?いや少し違うかな、この感覚はもっと身近な―――――
そんな懐かしさにも似た感覚が私の心を満たしていた
 なんだっけ?この感覚、まあいいや
鞄をつかむ手にもなぜだか自然力が入っていた

105 :
そして
私も気付けば彼女の柔らかい手に力をこめて握っている、すべすべした手が気持ちいい
夕暮れを背に落ちる影は二つのシルエットが仲良く繋がる
それはひとつは小さな投げ、もう一つは幾分大きな影が仲良く手をつなぎ合う、そこにいぶかしく大剣とカバンが写っているけど、
今の私にはないものを映しているきがしたんだ
「・・・・・ふっ」
なぜだか、それだけで満たされる気がした
「あっリーゼさん、笑いましたね」
「!?うるさい、ドジメイド」
「そんな恥ずかしがらずとも・・・」困ったように彼女は微笑む
「小さい子はいつでも笑ってるのが一番なんですよ」
「4歳しか年が離れてない、あなたの場合は泣きすぎ、フィオナ・メイ・フィールド」
「ううううう」
「その発言も多い」
「ううううううううううう」
まったく、年上はどっちなのだろうか
だけどそんな彼女の発言も悪くは感じなかった、それはたぶん彼女が何かに似てたから
「フィオナ・メイ・フィールド――――」
こんな風に話しかけてくれるのは―――――――そうだ
あれと一緒なのか。私のしっているあれはこんな風にドジでもないし、馬鹿でもないけど、覚えている二人で繋いだあの感触、今は遠き思いで、今もやさしい―――――
「なんだかお姉ちゃんみたい」
包み込まれるこの感情の正体を私は知っていた
関東大崩壊まで後7日・・・・・のはず

2でリーゼストーリ、クリアできたので衝動書きしました
以前にもリーゼは二つ書いたので、今回全然関係薄そうなキャラ組み合わせました
みなさんの評価で書き続けるつもりです}(てかエロ展開に今回持ち込めるのか?
どれがいい?(作り手は想像力ともしいからアドバイスあると使う気満々です
後読みにくいのと誤字は勘弁です・・・設定も間違ってたら許して
A このままフィオナルートで百合展開!!!
B 冴姫、出して昼ドラ展開にしちゃうんだZE(この泥棒猫!的な
C 他キャラだしてハートフル展開に
D その他(なんかアイデアください


106 :
A!

107 :
Aキボン

108 :
ぐっじょぶです
このままリゼとフィオナの百合百合な展開をぜひ‥‥!

109 :
断然A
1ではリゼとフィオナでトレーニングモードやりまくった。

110 :
「リーゼさんはどうして一人で旅なんかされているんですか?」
それは本来、私にとっては聞かれたく部類の質問だった
たぶんこの天然メイドは何も悪気もなく聞いているのはわかる
だけどそれを何も知らない人間に聞かれるとは少しばかりの不愉快がつくものだ
まあ知らないんだからしょうがなだろうけど、説明をするのがめんどくさい
だから私は軽くあしらうことに決定した
「そんなにしりたい?」にやりと影をひそむ笑みを浮かべてやる、少し琲眼の力も使うことにより、その笑みは魔をもった不気味な雰囲気をだす
「えっ・・・あっすみません!出すぎた質問でした」
 フィオナ・メイフィールドはその変化を即さっすると90度の見事な謝罪を何度も下げる。
まったく年上という自覚のかけらも感じないほどこのフィオナ・メイフィールドは簡単にぺこぺこと頭を下げるものだ。
なんだか私が悪いみたいに思えてくる・・・
まあ底が彼女の愛嬌なんだろうけど
「ねえ、フィオナ・メイフィールド」
私はそんな頭をなんども下げられるのはいやなのでしょうがなく話題を振ってみる
「どうしてまだメイド服をきているの?」特にき興味もない質問だがまあ聞いてみる
「えっ・・えっとこれは」
彼女は逆に私からの質問にたじろいでいた
「着る服がこれしかなかったっていうのと・・・あっ!ちゃんと洗濯とかはしてますよ!」
「そんなこと聞いてない」
「ううううう・・・」
シマリスが頑張って彼女を励ます
「そうですね・・・・」少し間が空き「これはお姉さまからの最初の贈り物だったからだと思います」
「贈り物?」
「はいっというよりもプレゼントですねミルドレッド――――つまりお姉さまが私のためにくれたのがこれだったんです」
フィオナ・メイフィールドはポツポツと遠い過去を思い出すようにそれを語り始めた
 

111 :
わたしが初めて精霊界に迷い込んでしまった時、物知りドラゴンさんや色々な方達とお会いしてきました。
そのときのわたしは本当に毎日がいつも自分の生きてきた世界と違うことに泣いてばかりでした。
一緒に来たはずの冴姫ちゃんとも別れちゃって、友達も家族もいないとわかった時は毎日必で歩きまわって、足が棒みたいに痛くなるまで帰り道を探しました。
誰も自分の周りに人がいないってことが辛かったんです、知らない誰かでも常に人がいたのに、それがいなくなったってわかると、
本当に自分が一人だって取り残されたきがして不安と悲しさで泣いてばかりで・・
――――――今でも泣いてばかり
――――――今は涙もろいだけです!
でっそれからしばらくしてあっちで知り合った方々がいろいろわたしに良くしてくれて住処まで作ってくれたりとようやく誰かとのつながりを持てたころに、
お姉さまと出会ったんです。
びっくりしました、みんなが良くしてくれても帰ることに絶望していたとこで初めて人にあったんですから、
もう会った時は気づけば涙があふれてその場で・・・・やっぱり泣いてましたね
へへへ・・と恥ずかしそうに笑う
お姉さまは次元の歪みを渡って精霊界への侵入を試みたそうで、だけど歪みが小さいせいで活動範囲はせまいって言ってましたね
なぜかお姉さまは私の顔を知っていたみたいで、
そこで初めて私が遭難者になっていたことも知りました。
泣きながらこれまでの状況を話すとお姉さまはやさしく抱きしめてくれて本当に人のぬくもりが温かく感じました
お姉さまの目的は私と同じように精霊界にいってしまった姉をさがしていたみたいで私もそれに協力する形で仲良くなっていきました
お姉さまはそれから次元の歪みを通じて私を元の世界に一時的に置くこともできるようにしてくれて、
私を妹みたいに可愛がってくれたんです私も一人っ子だったこともあってか気づけばおねえさまって呼ぶようになってましたね
初めはやっぱり戸惑ってましたが私はこの呼び方好きでした
でっ精霊界に住むようになって初めてこっちに来た時、お姉さまが私にこれをくれたんです。
―――――なんでメイド服?
――――― わたしがこっちの世界に来ても誰かに姿を見てもらうことはできないでしょ、
だけどお姉さまはいつも私の事を気にかけてくれてこれからは私の補佐をしてくれって、
きっとお姉さまなりの気づかいだったんでしょうね、私がお姉さまと別れた後はいつも家族や友人の事を思い出してましたから。
少しでも私をそばに置いてくれていたんだと思います、その理由としてこの服だったんだと思います
―――――――しかもこの服、オーダーメイドでうん十万もするのを後に知ってびっくりしました、知らないで汚れつけちゃった時は本当に・・・
――――――――私のは○十万・・・・・・と思う
そしてそんな他愛ない話題

112 :
しかしそれは忘れることのない彼女がお姉さまと慕うミルドレッドアバロンとの隠された思いで
「だからお姉さまがどんな過ちを犯しても、私はそれを助けなきゃいけない責任があるんです」
私のかけがえのない人だから――――と最後に小さく言うのはか細く今にも掻き消えてしまいそうな泣き事だったかもしれない
それがフィオナ・メイフィールドの今の姿へと繋がっているのだ
「・・・・」
私はつないだ手を彼女の手と少しさするように空を見上げる
太陽がビルの間から差し込み落ち、それを彩るように雲が金色の光を満面に受け取る
ミルドレッドアバロン、一ヶ月前の関東崩壊事件の主犯者、現在行方不明
原初の世界を作るとか馬鹿な事を言っていたけど、もしかしたらフィオナ・メイフィールドのことも思って世界を・・・・・まさかね
私はそこで思考を中断する
握られた手は今も温かみを持っている、これがほかの人間には感じられないというのが嘘みたいな存在の彼女
泣き虫で、弱虫で、だけど少しばっかり意地っ張りなこの少女は
「かっこつけすぎ」
「うえええええ!?」
彼女も私と同じ存在であるんだと知る、それが彼女との共感を持てたのか、はてはたんなる気まぐれか
そんな彼女の感じた孤独にもにた悲しみとそして今はいない人物への哀愁に私はどこか自分と思い重なった
今はいない両親、心だけの存在のお姉ちゃん
たぶんフィオナ・メイフィールドも両親や友人に会うことを望むが会うことができないのだろう、
それだけは口に出さない精いっぱいの強がりなのか、私にはわからない
だけど思う、こいつは―――――
空気が再び震えだす
「・・・・・私は」
泣き虫で――――
そして開かれる口から語る
弱虫だけど―――
始まりなど覚えてないけど

「お姉ちゃんの体と両親を探してる」
ちょっと好きになれそうな人間だ



Aルートに進みます

113 :
うわああ!すごいおっきなホテルです」
「騒がしいやつ・・」
時刻はすでに八時を過ぎている。途中、水着姿の露出狂に因縁つけられたから少し帰る時刻も遅れてしまった
(まあお姉ちゃんが別行動で懲らしめてくれたから監視の人間には見つかってないんだけどね、いい気味・・
そして町の華やかな光りに照らされながら目的の場所にたどり着く
「ここがリーゼさんの泊まっているとこですかぁ・・・」
「部屋は最上階スイートルーム」
「お金持ちです・・」
「あなたも一応育ちは良かったんじゃないの?」
本当なら精霊庁が用意してくれた下宿宿に泊まるはずだったんだけどそこだけはなんとか私の要望を通して以前私が短期で止まったホテルへと寝床は確保した
 あんな狭いしかも人が密集したようなとこで寝るなんて絶対に嫌だ
部屋とかにある電話とかは全部撤去されちゃったけど、まあ呼び出しボタンもあるしまあいい、このクラスの部屋ならプライバシーに関しても大丈夫だろう
 後、当然のことながらフィオナ・メイフィールドがホテルなどの泊まるとこを考えていないというのは予想範囲内のことだった
だから結果、彼女は私のところで泊ることになる
 彼女はいつものようにぺこぺこと頭を下げながら
「本当にありがとございます・・こんな私なんかのためにぃ・・・」
とまたうれしさあまって涙がでそうなほど喜んだ
もし私と会うことがなかったらいったい彼女は次元の歪みが解決する間いったいどうしようとしてたのか、
聞いてみると「この季節ならダンボールひと箱あれば大丈夫です!、体は精霊体なんで服とかを汚さない限りはそんな汚れないんで、精霊体になった唯一のメリットですね!」とプラス思考なその発言はいったいどこからでてくるのだろうか、この泣き虫メイドは・・・
それに段ボール一箱って、捨て猫見たいに段ボール箱に包まるつもりだったのか
想像すると本気でやりかねない彼女が目に浮かぶ・・
もしこれがメイド服や大剣を持っていなかったにせよ、普通の人間に見えていたらきっと彼女は元の世界に戻るよりも難しいところに連れ去られてしまうだろう
特にこの国の人間はそういうのにすごく敏感って前テレビリポートで兵藤しず香がいやいやいってたっけ。こわいねお姉ちゃん
 さてそんな事は置いといて
 私は先に一歩前にでてホテルに入る
自動改札口が開き、高級感あふれた絨毯を踏みしめる、ホテルマンが鞄をお持ちしますかと聞いてくるがそれを適当に断り、エレベーターに向かう
 それに習う様にフィオナ・メイフィールドも付いてくる
途中ホテルマンの前で「タダで泊らせてもらってすみません・・」
と見えもしないのに一言謝ってからあたしの待つエレベーターのほうに来た
・・・律儀なやつ

114 :
私はエレベーターをしめ、最上階行を押す
「ちなみに、ここの最上階って何階なんですか?」
「60階」
「たっ・・高いとこはちょっと怖いです・・」とは言いながらもエレベータのガラス越しに映る夜景に「奇麗・・」
と言いながら目を輝かせシマリスは初めての高さに悲鳴を上げている
そしてそんなやり取りをしているとすぐに最上階につく
最上階はみんなスイートルームだから部屋数も少ない、そのうちの一つに私たちは入った
部屋はスイートルームなだけあって広い、扉を開けると普通とは違う高級感に溢れた空気がこの部屋独特に漂っている
「すっ・・すごいです・・・」と唖然としながら立ち尽くすフィオナ・メイフィールド
「そこ閉めて」扉前で硬直する彼女を一応促しておく
「あっはい!」と彼女は元気よくうなずき行動する
一応部屋はお姉ちゃんと二人分の部屋サイズでとってあるけど、それでも広いから私と
お姉ちゃん・フィオナ・メイフィールドの計三人ならちょうどいい大きさかもしれない
ベッドは二つしかないけど私がお姉ちゃんと二人で寝ればいいや

さてこっからどうしようか?お姉ちゃん
分岐
A フィオナと一緒にごはん食べるかな
B お風呂入るかな
C フィオナと何か暇つぶし
D 来訪者発生
E もう寝るかな(関東大崩壊6日目に突入
F その他(リクエスト、感想よろ

ギャルげーっぽくなってきちゃったかもしれないけど分岐です
一応明日の5時ごろにはまた作り始めるので一日一日投下したいです(6時ころが締め切り
(エロをどこで盛り込むかが悩みです。一応長期で続けるなら6日目とかもいっちゃうが
このまま作り手の気力が続く限り、まさかのアンジェまで・・?(その場合ネタください
後フィオナは対戦相手だと正直一番勝率の悪いキャラで正直苦手だZe
(下手だからあのリーチと威力、そして一発くらっても無敵とか反則的に思えるのはおれだけ?

115 :
別ルートもあるならちょっとしたゲームができそうだね。

116 :
締め切りは明日の6時という意味でです
すいません・・

117 :
Bかな

118 :
Aで
できればフィオが料理して・・・

119 :
A見たいです‥‥

120 :
バオー、じゃなくてD

121 :
空気の読めないゼニア姉さんが現れてフィオナレイプ

122 :
ばいぶばんかー?

123 :
みてー

124 :
――――――ご飯を食べよう
そう思ったのはおなかの虫がなったのと、夕方フィオナ・メイフィールドと遭遇してから食事をしていないことに気づいたからだ
そういえば今日はお昼も食べないままだったっけ・・・・まあぬことはないから大丈夫だけど
「すごい!街が一望できます」
フィオナ・メイフィールドは部屋の中をぐるぐると探検するかのように目を輝かせながら部屋の中を行ったり来たりしている、何が楽しんだろ?
「・・・フィオナ・メイフィールド」
私はいつもの口調で彼女を呼ぶ。するとピクっと小動物が震えるようにこっちを向いた
「あっはい!すいません、部屋の中勝手に歩いちゃって・・」
少しうなだれたようにしょんぼりしている
「違う」何を勘違いしているんだろ?「ご飯」
「えっ?」
するとまた何を言われたのか分からないように数秒彼、女は首を傾げ―――驚くような笑みを浮かべた
「ごっごはんですか!?はい食べます!遠慮なくいただきます!べっ別に精霊体だからごはんを食べなくてもいいなんて事はありません・・・
けど!とにかく――――ありがとうございます!」
「・・・面白いやつ」
「?」
「とにかく頼むね」
私は呼び鈴のボタンを押す――――数分後、ホテルマンがくる
「ご飯」と一言だけ言うとかしこまりました。とそのまま形よく歩いて行った
その後ろ姿をフィオナ・メイフィールドは、感動するかのように法悦している
「・・・かっこいいいですう」
「・・・やっぱり面白い」
「?」
「なんでもない」
そういって私はカチェーシャを取る、お姉ちゃんも鞄から出してソファの上に置いてあげる、ちなみにフィオナ・メイフィールドはドア横に大剣を置いてある
それから広間にかけられた大型テレビのリモコンを付けた
携帯を取られちゃったから、最近はテレビをつけるのが日課になっている、うるさいから本当はすきじゃないけど・・・・・暇なのよりはいい
ぽちっ―――――黒い画面は、色彩をもって動き出す
今日は何が―――――んっ?
「あっこの番組しってます」フィオナ・メイフィールドが私の隣で正座する形で座っていた
「近い・・」
「リーゼさんもこの番組好きですか?」
しかも聞いてない・・・・まあいいけど
私はもう一度視線をテレビの方に映す、彼女が言っていた番組とは、バラエティ番組での料理対決。
知らない人間が、なんか馬鹿みたいな事をやりながら楽しそうに料理を作っている。
「私、こっちに戻れてからお姉さまのために料理を覚えようとしたんです。その時にこのテレビ番組を参考によく作ってみたんですよ」
「ミルドレッドが苦い顔をしてるのが目に浮かぶ・・」
「そっそんな下手じゃないですよ!これでもお姉さまは「個性意的な味って」言って喜んでくれましたもん!」
「・・・・・・」
「後、お菓子をお姉さまと一緒に作ったこともありました」
「お菓子?」
その言葉に一瞬私は反応する、テレビの知らない人間がなんか変な食べ物を食べさせられようとしている
「ええっ、午後の暇な時間とかが空くとお姉さまが一緒にお菓子を作ろうって、それを食べながらよくアフターヌーンティーとかもしてました。」
 ―――お姉さますごくお菓子つくりがうまくて、特にクッキーがとてもおいしかったです。えへへっと彼女は言う
「クッキー・・」
私はテレビを見ながらそう呟いた、あっご飯吹いた。まずそう
お菓子・・・・か
そんなキーワードが頭に浮かんだ瞬間、脳裏にある映像が浮かんだ
 それは少し古ぼけた映像でピントがずれたようにぼけている、それはきっと私が覚えていないだけなのか、
それとも他の記憶の何かが私をじゃまするのか、その映像は決して鮮麗に移ることはない、だからその記憶は私に会ったのだろうと思わせるものだ。
 二人の大人、そこに二人の少女とおもしき姿――――
 記憶はそこで途絶えている、まるでフィルムが切れたかのようにそこかっら先は思い浮かばない
 なぜだろうとは何度も思った、そしてそれが旅の要因
その映像は優しさを放つ色合いだったことを私は知っている
 懐かしい、色褪せない、私はそれを探している

125 :
―――――――お姉ちゃんの体と両親を探している
 そう私がまじまじと言った時、彼女は何かひどく傷付いた顔をした
 「お父さん、お母さんがどっか行っちゃったから探してる、後お姉ちゃんの体も動けるようにする、それが目的」言い終わった後、
なぜか間のあいたように空気が静かになる
理由はわかるけど口にしない、同情はまっぴらだ
たいていの人間はこの話をすると「かわいそう」とか慈悲の言葉を投げかけてくる、別にそんな言葉などほしくていうわけじゃない。それに私にはお姉ちゃんがいる
お父さんたちがんだ証拠もないのに、あたかも決めつける
それでいてただ哀愁な言葉を私に振りかける大人たち
だから大人は嫌いだ。
自分の言った言葉が正しいと勘違いする、人の気も知らない馬鹿ばっか
 だけどそれを分かっても言ったのは彼女が少しだけ自分に似ている気がしたから
 彼女が語ったなら私も答えてみようと思っただけだ
そんな気まぐれだと思う
 心が揺れたのはそう感じたからだ、間違いない、そう―――――間違いない・・
だけど
「じゃあ・・・」
フィオナ・メイフィールドはいう、気づけば彼女の顔に悲しみの顔とは違う
その場限りの哀愁を漂わせた大人とは違った目で私を見ることなく
「―――――お父さんとお母さん早く見つかるといいですね」
そう彼女は言った

それはなんてことない、言葉
だけど誰も口にすることのなかった言葉
希望を前に少し出したそんな言葉を私の前で語る人間はいなかった
それを今私が一番望むその言葉を一番にかけてくれたのが、そんな気まぐれと信じた少女から発せられるとは私には想像していなかった
「えっ?」
「だってそうじゃないですか。会いたいなら早く見つけなきゃいけないじゃないですか」
笑って彼女は言った、そんなことがさも簡単だよという様に
「私も今はこんな身ですけど早く戻ってお母さんたちに会いたいです」
その言葉を彼女はどんな気持ちで告げたかは私には分からない
 だけど思えば今の私と彼女は求めるものが同じ方向性をもっている
あっ・・・そうか。私はきずく
 似た者同士――――そう頭に浮かび
そんな彼女の笑顔が私に向けられているのだと信じられなくて
「う・・・うん」
伏せた顔になぜか汗とも言えるような水がなぜか目から少し出たのはお姉ちゃんしか知らない


126 :
「クッキーは私も好き」
そんな彼少女に言われた言葉を、心の奥底に大切にしながら私は答えた
「本当ですか!?クッキーはお茶と会うから私もかなり好きです!」
「・・・しっとりしたやつがいい」少し私は笑いながら言っていた
私が誰かとこんなに話したのはいつぶりだろう?
愛乃はあととあって意外、こんな風に一人の人間と長くはなすことなどまずしてこなかった。
以前のミルドレッドの件にしても私は彼女と特に語ろうという気持ちはなかった
だけどなんだろう、なぜか今は少しおもしろいと思える自分がいる
ただ単に自室のこんな時間に人がいるからかと思うが、違う
フィオナ・メイフィールドを私が受け入れている
明るい、天然な、弱虫なこの少女に私は―――――
「どうしたんですか?」
そんな一瞬を抜かす私に彼女は私にまた顔を近づけてきた
それは急なことだ。だけどさっきよりも私は少しどよめいた
「ちっちかい・・・」
「もう〜リーゼさんったら」
彼女の流れる髪が私の顔をくすぐる
「やっぱ、お菓子つくり下手だと思ってるでしょ?」
「え?っ」
突然の話の変化に戸惑う、気づけば料理番組も終わりのエンディングが流れている
するとフィオナ・メイフィールドは少し怒ったように私の前に立ちながらその柔らかそうな頬を膨らませながら
「いいです!ここは私の腕の見せ所です。明日リーゼさんにおいしいクッキーを作ってあげましょう!」
と言っていた。わたしはとっさ彼女の言葉を繰り返す
「クッキー・・・を?」
彼女が?
「そうです!今回リーゼさんにはいろいろしてもらったんだからそれぐらいはしなきゃ」
胸を張るようにリンリンとした輝きを放つ
「――――――」
私は彼女の言った言葉に驚く
誰かにクッキーを作ってもらうなんてもうないと思っていた
家族が作ってくれた、あのやわらかなくてしっとりしたクッキー
「・・・楽しみ・・かも」
私はぽつりと言う
「じゃあ約束です!」
私がそういったのがうれしかったのか。はしゃいだように喜び
そんな彼女を見ると私も少しだけ心が弾む気がして――――
「うん・・・・・・約束」
隠しようのない喜びが胸から込み上げて私は頭をコクコクと頷かせた
私はその時フィオナ・メイフィールドとはじめての約束をした
彼女が右手の小指を私に出してきて「これは約束をするときのおまじないって冴姫ちゃんがいってました」
と言い私もその彼女に従っておずおずと分からぬまま右手の小指を出してみる
すると彼女は私の指と彼女の小指をからめ何か変わったリズムの言葉をしゃべる
私はその時フィオナ・メイフィールドが指をからめてきたことに一瞬戸惑い
その彼女の温度に触れたことに、彼女の温度、乾漆すべてが伝わる感じがし、こんな事をしている自分が急に恥ずかしくなる
「リーゼさんもびっくりですよ〜」
おまじないをし終えると彼女はまた笑顔で私にそういってきた
「・・・・」
私はその時なんて返せばいいか分からず一応うなずく

彼女が作るクッキーってどんなんだろ――――楽しみ
そんな事を思った

127 :
コンコン―――あっきた
ドアがたたかれる音がする、どうやらご飯が来たようだ
私は音のする方へ向い――――ドアをあけようとする
すると外の方から何か声がした
「確か――――この部屋よね、まったく――――なんで私を―――――送るのか・・」
そんな声がとぎれとぎれながら聞き取れる
ん?―――――どっかで聞いた声
だけど私がそれに築いた時はドアを開けようとしたときで
「ご飯―――――――――――――――あっ」
目前に浮かぶのはピシッとした女性ホテルマンのスーツ姿
だけどそれを着込む本人は着なれていなさそうで、だけど身に持つ雰囲気はそれに合いそうな――――――
いつもの長いつやのある蒼い髪はまとめらていて――――
「あっおっお待たせしました!こちらお電話されました、当店ホテルの・・・・・・・・・なんで・・・あなたがいるの?」
「やっほおー廿楽 冴姫」
顔を真っ赤に染め、怒りを抑えるような、廿楽 冴姫がいた
「その年で身売り?」
「ちっちがう!これは精霊庁からの命令で・・・!」
「国の犬?」
「・・・・・・・・あなたわざと言ってない?」
こわいこわい
「まあいいや、たぶんあなたが送られた理由はなんとなくわかる」
監視役といて送られてきたのだろう。さっきの怖いやつはアルカナをみる力はない、
だから今度は私がホテルで何かをしないためにも聖女である廿楽 冴姫を監視役にでも回したのだろう。
「そんなことしてて楽しい?」
だけど精霊庁の一番の誤算は私と廿楽 冴姫が初対面ではないということだろう
「今回は・・・そう仕事よ・・仕事のためにこんな・・」
自分に言い聞かせるように震えるこぶしを握りしめるボーイ服姿の廿楽 冴姫
「まあいいや、早くご飯・・」
「ちょっききなさいよ――――!」
愚痴をこぼす廿楽 冴姫を置いて私は彼女の横にあるトレイを部屋に入れようとする
すると――――――
「リーゼさん今の声って・・・・・?・・・・・・ああ!」
廊下の端からひょこっと顔を出すように現れるフィオナ・メイフィールド
「ふぃっフィオナ!?」廿楽 冴姫は心底驚く声を出す
「やっぱ冴姫ちゃんだあぁ〜!」フィオナ・メイフィールドはそれに合わせて喜びの声をあげた
「どっどうしてあなたがココに!?――――――あっちょっと今の私は・・・その・・はっ!?まさか精霊庁が私を送ったのはもしかしてこのため!?」
違うと思う――――――と一応心の中でつっこんでおく
「フィオナを監禁して何をしようとしているの!?まさかあなたが今回の事件の主犯!?
いや・・・だけど違うとしても、フィオナを監禁して何をよからぬ事を・・・・・そんな・・私だって・・・」
「さっ・・冴姫ちゃん?」目が点のようになるフィオナ・メイフィールド
なぜか少しためらいがちに舌打ちをする廿楽 冴姫
廿楽 冴姫が考えてることがまったく分からない、どういう意味なんだろお姉ちゃん?
それに監禁してたら彼女は動けないし、馬鹿なのだろうか?
「年下だからって、舐めてたは・・・・はあとにしても・・・・・あなたはやっぱりここで潰しておくべきね」
「それよりごはん・・・」
おなかすいた
「そうよ・・・・あの日以来からはあとは少しずつ変わっている気がする・・私にも最近はかまってくれないし、この仕事を受けてからはあととも・・・」
「さっ冴姫ちゃ〜〜ん!」
今にも困り泣きそうなフィオナ・メイフィールド

128 :
そして――――――1つの結論が出たらしい
後ろにまとめられた髪紐をほどく廿楽 冴姫
その動きは機敏な動作で冷たい雰囲気を放つ――――――――――――――だが
「バンリー・・・・・行くわよ。フィオナを泣かせる奴は――――――――私が葬ってあげる!そして―――――――はあとは私の――――!!」
聞き取ったのはここまでだ、後は疲れて聞くのも嫌になった
廿楽 冴姫の眼は憎しみと私の理解できない感情であふれんばかりの顔だった
いきなり現れて、いきなり怒って、いきなり話し出す
みんな馬鹿ばっか。おなかすいた・・・・


129 :
事がおさまったのはそれから1分後だ
短いようにも思える、だけど長いように思えた一分
結果は――――――
「ううぅ・・・・・フィオナぁ・・・」
気絶しているにもかかわらず、そんなうわ言だけが廿楽 冴姫から伝わってくる
「もう!そんなホテル内で暴れちゃいけないんですよ!」
大剣を持ちながら彼女は気絶した廿楽 冴姫の前に立ちながら説教をするフィオナ・メイフィールド
なんかシュール・・・
廿楽 冴姫が襲いかかってきたとき、私はお姉ちゃんをソファーの上に置いてきてしまった。呼べば来てくれるけど間に合いそうになかった。
 だから彼女の攻撃を避けるためにバックをするが当然、たまたま私のいた位置は壁際、すぐに追い詰められて―――――――
「観念しなさい―――――!」廿楽 冴姫が私にとび蹴りをくらわそうとする瞬間
「エクスカリバー!!!」

そんな声と一瞬の閃光が私の前をかすめるように放たれた


「でっ・・・・どうする?」
「あわわ・・・・・すっすみません!ああっ冴姫ちゃん起きてよお!こんなことするつもりじゃなかったのに・・そんなとこで寝たら風邪ひくよおおお」
やったのは結果的にフィオナ・メイフィールドじゃ・・と思うが。しかもあそこまで見事にやってその言い分は重苦しいとは私の心の声だ
もう涙をぼろぼろ流しながら彼女は廿楽 冴姫の体をがくがくと降り続ける
そんなにしたら余計、彼女はおきないのではと思うが声に出さない
言い気味――――――にやり
「まっいいや、迎えを呼ぶ」私はそういうと呼び鈴を押す
今度はすぐに男のホテルマンがきた
「これいきなり倒れた。なんかうなされてるみたい」
私がそういうと男は不審な目で私を見るけど、それだけで廿楽 冴姫をしょって来た道を歩いて行く
 彼女が倒れたことで何か問題視されるかもしれないが、あれは完全に私の許容範囲外だ
まあ彼女も目覚めたら適当に理由をつけてくれるだろう、いきなり襲ってきたのはあっちだし
「うう・・・ごめんね、冴姫ちゃん。」
フィオナ・メイフィールドはそんな彼女を最後まで廊下の見えなくなるとこまで見送ったのだ

130 :
彼女が消えた後もフィオナ・メイフィールドは廊下の方を見てる、このままじゃ追いかねない
「――――――――」
当初の目的に戻る
私は彼女の服袖をひっぱって注意をそらす
「ご飯」
そうご飯だ。廿楽 冴姫の乱入で彼女は当初の目的を失おうとしてる
それに私が限界だ
食事は一応部屋の中にさっきの男が入れてくれたので私は彼女の袖をひっぱりながらご飯のとこまで誘導する
「わっわっリーゼさん、大丈夫ですよ」
「おなかすいたの」
私は急げ急げとせかす
彼女をひっぱり前を歩く、あまりに遅いので、彼女の方に一瞬視線を向ける
すると、なぜだろうフィオナ・メイフィールドは少しおかしなものを見るように
次第に笑い出した
先ほどの涙は止まって彼女は今度は私の顔をマジマジとみながらやさしく微笑んだ
「?」
どうしたんだろ、もう廿楽 冴姫の事は大丈夫になったのか
「リーゼさんってやっぱり子供なんですね」
「あなたも子供・・・意味が分からない」
なにをいってるんだろ?
「もう!そういう意味じゃなくて」
彼女は私のすそのつかむ手を握り、私と並ぶ
「大人っぽいって意味です」
「私これが普通・・」
「はいっだから子供っぽいんです」
「?。フィオナ・メイフィールドはいつも泣き虫で子供だけど」
「そういう意味じゃないです―――――――!」
言いたい事を伝えられないのか彼女は頭を抱えるしぐさをする
「まっとにかくいいです!リーゼさんのことが少しわかった気がします」
私はよく分からなかったけど―――――――まあいいや
彼女がなぜか握ってくれたその手の温かみがなぜか私をそんなふうに思わせた
聖女以外には見ることはできないけど
彼女は確かにここにいる
私の手を握っていることがうれしく
「ごはん・ごはん。」
「おなかすきました〜」
三人での食事に私は胸を躍らせていた
「あっそうだ―――――」
ひとつ言い忘れてたことがある
私は普段使うことのないその言葉をいう
「さっき助けてくれてありがとう・・・」
彼女がそのときどんな表情をしていたのかなどいうまでもない


131 :
ご飯やっと終わった・・・・かな?
一週間もかけてしまいすいません、時間がまったくなくきつかったです
文章も即書きで雑です・・
こんどはもっと早く出したいです
一応需要があるかぎりは続けます
後ゼニアだして的なリクエストありましたができたら出すつもりです
リクエスト待ちます
(絡みがおもいつかない・・・
後やるなら長期でやりたいかも・・


132 :
乙です
そしてGJ

133 :
続きに期待
保守

134 :
「はぅ・・・もう食べられないです」
 幸せそうにほころんだ笑顔は満腹であることを伝える
「おなかいっぱい・・」
三人分用意された料理はすでに消えている、お姉ちゃんはご飯を食べないけどよっぽどおなかをすいていたのか、
フィオナ・メイフィールドはお姉ちゃんの分も食べ実質二人分の料理を食べたことになる
向かい合う様に作られた固定テーブルで私とフィオナ・メイフィールドとお姉ちゃんを座らせ、私たちはは最上階に映る東京の夜景を見るよりも食べることに専念していた
 私もすごくお腹がへっていたせいか珍しく食がすすみ、いつもなら半分くらいは残してしまう料理を今日に限っては全部食べきっていた
「こんなにおいしいのは始めてかも・・」
「げんきん・・」
「本当ですよ〜」コロコロと笑いながらいう「んっ?」
するとフィオナ・メイフィールドは何かを見つけたらしく私の顔を見詰める
キョトンとした顔で私を見るので「どうしたの?」と尋ねようと口に出す瞬間クスリと影を忍ばせた声がでる。
「?」
 どうやら私を見て笑っているのか、私の顔を見て「リーゼさんちゃんと食べなきゃだめですよ〜」と少しからかうかうよフィオナ・メイフィールドはいう
―――――――ご飯はしっかり食べたが?
私にはなぜ笑うのか分からなく「何を笑ってるの?」
そう質問すると彼女はその笑みを保ちながら「少し待ってください」と自分の席をたち私の前まで歩いてきた、彼女の右手には何か握られている
そして彼女が私の前までたどりつくと彼女が身びっていた物体が白いナフキンだということにきづく、私はキョトンとした顔でそれを見ると
「ちょっと失礼しますよ」
彼女は椅子に座る私の背に合わせながら前かがみになり――――――――
「さっきたべたホワイトソースが口元やほっぺについてますよ」
 頬に柔らかい布の感触が伝わった、彼女が私の顔を拭いてくれているのだ
 いきなりの行動で一瞬私はあせるが、それに理解すると急に体が熱くなるのを感じそれが恥ずかしいという感情だときづくのはすぐだった
 私はすぐに自分でやろうと彼女の手を払うが「あっ大人しくしてください!」と彼女が譲ろうとしない
「リーゼさんってやっぱまだまだ子供ですね〜」そんな私の恥態を得意げにいいながら私の顔を丁寧にふく
「こっこれは、・・・・違ぅ!」いつにもなく感情的に声を立ててしまうそんな言葉
だが今のされるがままの私には逆効果だった
「そんなこと言ってもリーゼさんはまだ私よりも年下じゃないですか〜、たまには年上の言う事を聞くのもいいものですよ」と簡単にあしらわれてしまう
「・・・・・・・・」
子ども扱いされるのは好きじゃない、フィオナ・メイフィールドのほうが子供っぽい・・
悔しいという感情と彼女に何か仕返しをしてやりたいと思い―――――――――――――そこで浮かぶ
私は自分の手短にあったナフキンを取り彼女の顔をゴシゴシ拭いてやる
「わぷっ!?りっリーゼさん!?」
「お返し」
「私は大丈夫ですよ!?」と嫌がりながらもあたしの顔を拭こうとする彼女
「気にしない」私はしかえしとばかりに宝石を磨くように彼女のすべすべした弾力のある頬をいじくるようにふく
「もう!リーゼさんったら」すると彼女も私の顔を押しつぶしたり、引き伸ばしたりするようにする
・・・・なんか、馬鹿みたい
だけどそれを面白く思っている私がいて
そんな事をするうちに私たちは次第にまた笑い出していた

135 :
さてもう時刻は10時だ
「お風呂どっち先はいる・・・?」私はちょっと眠気がきたのか少しぼーとする感覚に包まれながら聞いてみた
 今日は一日中仕事をしていたから、お風呂に入ったらすぐに眠れそうだと思うなか
 その眠気も一瞬で吹き飛ぶ発言をフィオナ・メイフィールドをしたのはその時だ
 「えっ?一緒に入らないんですか?」
 「・・・・・・本気?」
 フィオナ・メイフィールドさも当然という自然さで逆に驚く
 「えっえ?だって私が10歳のころだとよく冴姫ちゃんとお風呂に入ってましたよ」
何をそんな不思議にというようにその顔には書かれている
 「それはあなただけ」
「そうかなあ・・」
少し残念そうに彼女が頭を下げる
「二人でお風呂も楽しいですよ?」
「お風呂は一人で入るもの・・」
「だけど背中の洗いっことかも楽しいですよ?」
「・・・そこまで入りたいの?」
「だって私たちのときはそうでしたもん・・」
 期待を抱いていただろうその顔に溜息がでそうだ
あいにく私には誰かとお風呂に入ったという記憶は正直ない
もしかしたら少なからず、私がまだ両親がいたころはそうやって誰かとともにお風呂に入ったこともあったのだろうが今の私にはその記憶が戻ることはない
気づけばいつも一人で物事はこなしてきた、だからお風呂も一人で入るのが常だと思っている
それに――――――
「私はもう・・・子供じゃない」
誰かとともに入浴をするということが少しながらの抵抗感があった
誰かに素肌を見せるのも嫌だが、それよりも恥ずかしいという誰かに見られることへの羞恥心が私の中に湧き上がってくる
そういうところはフィオナ・メイフィールドは恥ずかしくないのか、それとも私が今までにない経験から気にしすぎているのか、
どちらにせよ彼女とともに入るのは恥ずかしく思えてしまう
 それに今日あったばかりの人間とまでは言わないがそれでも私とフィオナ・メイフィールドは今日会ったばかりの関係に等しいし・・・・・
―――――――って・・なんでこんな悩んでるんだろう?
そんな事を思うとつい彼女の視線が私に向いていることを意識してしまう
なんで私こんな緊張を・・?
 今までにない自分の感情の起伏 
「あっもしかしてリーゼさん恥ずかしいんじゃないですか〜?」
そんな私の心中を察したようにフィオナ・メイフィールドが言うのは早かった

136 :
!??!?
「!?なっ・・・んで私が?」
心臓がビクッと、鷲掴みにされたかのように大きく震え圧迫する、それと同時に彼女の発言が信じられないという様に私の頭の中を混乱させる
フィオナ・メイフィールドは何をいっているんだ!?私が恥ずかしい・・・なんでそんなことがいかにもとろそうなこんな彼女に・・・・
だが彼女はそんな私の反応から私の弱点を見極めたのか少し意地悪そうな、いかにもいたずらっこが何か面白い事を考え付いたかのようにその唇、
微笑まし、いよいよその笑顔で私に攻撃をしてくる
 私はそんな彼女の行動がまずいと分かりながらもそれを言い逃れる術が浮かばない
「え〜だってリーゼさんさっきからすごく顔赤いですよ〜ちょうど私が背中あらいとかを言い出したあたりから、熱のようには見えませんけど〜?」
今までにないぐらい饒舌な舌使いでその悪徳メイドは私の心を揺さぶってくる
「きっきのせい・・・」
私もふだん通りの反応でかえそうと思うが彼女に指摘された、顔が赤くなっていたなどという言葉で一瞬顔を触ろうとしてしまい、
その反応が彼女を楽しませていることに気づきより壺にはまっていく
気づいた時はもう遅かった
「あれ?リーゼさん急にそんな顔をそむけるように恥ずかしがっちゃって〜?」
「そむけてない」
「嘘ですね、リーゼさんは大人だから私とお風呂に入ったところで頬をそめませんものね〜そんな人がただ私と入ろうって話をしただけで目をそむけませんものね〜」
「・・・・・・・・」
聞こえない聞こえない
「あっそれにご飯や泊らせてもらう分、メイドとしては部屋の主にはお仕えしなければ・・・リーゼお嬢様お背中をお流しいたします!」
「!?」なんだそれは!?「いっいい!いらない」
まるで磁石が反発するように私は彼女に頭を横に振り、拒絶の念を送る
「あれ?大人の人はこういう好意をありがたく頂くと聞きますが・・・リーゼさんはどうなんでしょうか?」
「・・・・・・・・私は・・子供じゃ・・」
そう私は・・・緋眼の人形遣いでちゃんと一人で生きていけて、お姉ちゃんもいて――――そんな・・・!
「あっまた赤くなってますよリーゼロッテお嬢様☆」
「――――――!?!?!?!?!?!????!?!!!」

私の思考と視界が白い光に包まれるように感じたのはきっと私が大人だからだと思う
けっして顔が真っ赤になって目から汗がるなんてことがないと、お姉ちゃんは証明してくれるはず・・・・・・・・・・・だ
「・・・・グすっ」

137 :
私たちは居間から場所を移し、浴槽前――――――脱衣所の所になぜか二人でいる
スフィートルームだけあるそこはやはり、テレビとかでみる一般家庭などのお風呂場よりも何倍も大きいことがうかがえる
室内だけど天然の温泉をひいててそれが大きな浴場としてあるらしいとはここのホテルマンが以前語った
脱衣所も広々とした空間で天井も高い、二人だけの人間――――――がここを使うには
けっして申し分はなく・・・・・・
「・・・・ぐすっ」
「あ〜・・リーゼさんそんな泣いちゃだめですよぉ〜」
「泣いてない」
目から汗が出てるだけ
そして今――――――――
私はフィオナ・メイフィールドとお風呂に入ることになってしまった
「だけどリーゼさんも本当に恥ずかしがりやさんですね」
「恥ずかしくない、子供じゃない」
もう自分のその言葉にいくらの自信を持って言えるか、
私はやけになる気持ちとまた今の逃れられない現状に先よりも落ち着くがだけどやっぱり体がお風呂に入る前から熱いのはどうしてだ
そんな私を知ってか知らずか・・・・いやこのメイドは知っている
「じゃあ、早く着替えて入りましょ。リーゼお嬢様☆」
「・・・・・・・」
心底楽しそうに私の背中を押しながら脱伊場に着くのだ。まさかフィオナ・メイフィールドに先導されうひが来るとは・・
「さて。じゃあちゃちゃっと服を脱いでお風呂はいりましょっか」
そういうと彼女は後ろから私の服の裏紐に手をかけ――――
「!?」
「どうしたんですか?」
「な――――なんで?」
「メイドが主の着替えをさせるのは当然ですよ〜ほらリーゼさん後ろむいいててください」
「――――――――!」
私の服の紐を一つ一つゆっくりとほてれていくのがわかる、そのたびに肌につく布の感触が和らいでいく
「じゃあ前のボタンも外しますね」
「そ・・・そこは」
「ん?どうしたんですか?」
「・・・・・・・・・・」
言い返したいのに先の戦績からも今の私では彼女に抗う言葉は空気に等しい
暴れたとしても彼女はきっと私の私の行動に何か言ってくるに違いない
つまり――――――
「じゃあ脱がせますよ〜」
「・・・・・・・・早く終わらせて・・・」
 私はこの羞恥がただ速く終わるのを願いただ一行に我慢するだけしかないのだ
足が震えているのがわかる、何を恐れているのかさえも今の私には正常値の思考ができない
ただ、溢れ出す恥ずかしみだけが今の私のすべてな気がした
私はギュッと眼をつむる
胸のボタンが――――――――――外れていき

138 :
「はい、じゃあ手をあげて・・・・はいいいですよ」彼女のそんな言葉、私の体をまとうものがなくなる素肌だけの感覚
「はい、じゃあ後は下の下着だけですから後は自分で・・・」
私はゆっくり目を開ける
「肌とかすごくきれいですよリーゼさん」
そんな笑顔でいう彼女が私の視界いっぱいに映るのだ
「――――――――――」
フィオナ・メイフィールドも視界を開けた時にはすでにいつものメイド服とは違う逸し何もみにつけない姿で私の前にいた
私は驚き、鼓動の響きが脳にまで伝わる
フィオナ・メイフィールド・・・・・・裸だ
それはいつもの彼女であって彼女でないような気がした、彼女が髪をまとめるに用いる髪留めは今は外され、その優美なストレートな髪がきれいになびく
健康そうな綺麗な素肌は子供ながらも大人へと変わる段階に近付きつつあることを教えそうな体つき、白い肌は見る者に温かみを与えるようで・・・・そして
「リーゼさんってやっぱ生まれがドイツでしたっけすごい白い肌でうらやましいです〜」
そんな彼女に私の裸体が見られていることも恥ずかしくなるがそれでも私の視線はとっさに彼女の胸とかにいってしまう
彼女の胸は13歳という膨らみを見出すだろう年で・・・そして私の視線がちらちらとみてしまう、薄く盛り上がるように曲線を描くそれは・・
「・・・・・・」
なんでこんなこと考えてるんだ私!
せいぜいその手に持たれた小さなハンドタオルだけなければ彼女のすべてが私の視界うつっていただろう
ただ彼女は胸とか、大事なところを隠すことをいらないのかただ持つだけで
「ほらほら、早くいきますよ〜」
残りの下着を脱ぎハンドタオルで必に隠そうとする私を彼女が私の手を握ったとき
頭の中にうつる彼女の裸体を思ってしまうと自然また私は恥ずかしさのあまり彼女を直視できなかった


139 :
浴室は当たり前ながらかなりの広さを誇る、さすが最上階をたった数室だけにわりふるだけあって浴槽はちょっとしたプールのように泳ぐことができる広さだ
「これが日本の温泉ってやつなんですね、こんな大きなお風呂始めてみます〜」
「・・・・そう・・かな?」
私も実際のは見たことないけど、もっと和風な気がする
とりあえず私は湯船を体にかけると浴槽の中に入ることにする
少しでもいつもの自分に戻るためお風呂の方へと意識を向けるのだ
右足からそ〜とゆっくり・・・・だが
「えい」
そんな声とともに後ろからとんと何か軽い衝撃がきて
「こんなおっきなお風呂一回飛び込んでみたかったんだす〜」とはかすかに聞き取れたのを最後に私は熱い湯船にダイブするのだった
どぼーんと、しゃがんではいたが体から入ったことによりしぶきがあがり、一気に頭からお湯につかる
それと同時にハンドタオルも手から離れてしまう、手を一瞬静止するように手が前に出るが相手が水では意味がなく
「んうっ!!?」
お湯が口の中に入ってくるのを必ではきかえし、目を開く
するとお湯の中出に横から同じく飛び込んだ姿のものが・・・
「ぶはっ」
「・・・・・・・ぶくぶく」
私は押した張本人に視線を向ける
「楽しいです〜」
「ぶくぶく」(私はびっくりした!)
「リーゼさんも楽しかったですか?」
「ぶくぶくぶく!」(楽しくない)
「そうですか楽しかったですか、また後でやりましょうね」
「・・・・・・・ぶくぶく」(言ってない)
フィオナ
そんな一方的な会話
だけど悪い気はしなく、彼女が笑う姿を見ると起こるにも怒れない気がしてくる
「ぶくぶくぶく」(フィオナ・メイフィールドって実は大胆な人間?)
「ええっ違いますよ、私は日々精進を心がけた生活をしてます!今回はこっちにこれた嬉しさで気分が上々なだけです」
「・・・・・・なんでこの時だけは通じるの・・?」
「あっあとそうですね」
すると彼女は一つだけ大切なことを忘れましたと私のところまで泳ぎ、その体が水面でゆれ、彼女の美しい素肌は人魚のようで――――――
放つその言葉
「リーゼさんと会えたからだと思います」
「・・えっ?」
彼女が言った事を理解するのに数秒の時間を惜しむ
彼女はそんな私に火照るかわいらしい顔を近づけ、横で語る
「だってそうですよ、こうして一緒にお風呂入ったり、一緒に御飯を食べたりできたのはリーゼさんがいてくれたからですよ
私ひとりだったらきっとこんな楽しい気持にはなりません」
「・・・楽しい気持ち?」
「リーゼさんは楽しいですか?」
「・・・・・・うん」
それは今日の一日で実感したことだ
「よかったです〜」
彼女はいつも笑顔を私に見せてくれる
そんなくだらないことでも嬉しそうに喜んでくれる彼女に自然ほほ笑んでしまう
裸で、しかもこんなところまで一緒にいる彼女をいまさら私は今日一日だけの付き合いの人間とは思えないし、友達だとも思っている
笑顔の似合うこの少女がたった一日だけしかまだ付き合いがしかもってなくてもたったその一日で私の中にフィオナ・メイフィールドという形が作られていく
初めてお風呂に一緒に入って

140 :
―――――――恥ずかしい・・・・けど誰かとこんな楽しい気持ちになれるなら・・・いいかな?と思い始める自分
恥ずかしさはまだ残るけど私は次第体を伸ばし緊張がほぐれていく
そんな事を思っても私には彼女のようにいう勇気はないけど
だからそう思ったことだけを今の私は大事にしようと思う
 
「ねえ・・・フィオナ・メイフィールド」
「はいっ?」
隣ではしゃぐ彼女に聞こえるか聞こえないかの声で小さく
「・・・・・・・・結構好き・・・・か―――――」
―――も、と言う瞬間、そんな私の勇気はもろくも崩れ去る
ふっと周りの場が強制的に切り替えられる
あっ―――――――その現象が起こったことに自分が何を言おうとしてたのか急に冷静になるが、その赤く染まっただろう頬は彼女には見られることはなく
「あれっ?」そんな声を上げたのはフィオナ・メイフィールド

部屋の明かりが消えたのだ

選択A  何が起こったか状況を見てこようと思う(他の部屋を隠れ見コース
選択B  フィオナ・メイフィールドに手を伸ばす
選択C  思考中――――――――横からのばされる手が・・
選択D  フィオナ・メイフィールドに抱きつく
長くなりましたが継続
GWだから早く投下できるかもしれません
いつもながら誤字があったらすいません

141 :
( ゚∀゚)彡D!D!

142 :
Dで!
あと誤字は何度か見直せばなくなると思いますよ

143 :
全部!

144 :
Cの手がフィオナ!

145 :
「あ・・・・・・」
電気が・・・・停電だろうか?
明かりが消えた浴室は薄い闇に包まれた、天井窓から差し込む光、外を見渡せる展望台のような奥窓からは町の明かりの一切が消えている
上窓から差し込む線を描くように月光の柔らかな光だけが私たちを少しだけ映し出す
それがこの洋風めいた大浴場に幻想を彩る、一瞬の静けさ、お湯のでも止まりピチョンと落ちる水滴の音だけが聞こえる
「奇麗・・・ですね」その柔らかな膜をきれいに破るよう彼女は言った
フィオナ・メイフィールドは現在の状況を飲み込んだのか、光できらめく水面をすくい、いつものゆったりとした口調で私と同じ感想を口に出すのだ
天井窓から降り注ぐ微弱なレースの明かりだがそれでも彼女の優美なそのほほ笑みは私の視界に幻想的な美をで映し出す
「――――――」
それはいつもの天然な彼女とは違うどこかの御姫様を連想させるものごしに見え、一瞬のみとれを感じてしまう
彼女にそんな視線がばれないよう
・・・・・・・・・きれいだな―――――そう思った
改めて見てみる彼女の裸体、白を連想させる透き通るような肌、少女という幼さを残すその体はまさしく聖女を思わせ、なおかつ純粋を秘めた乙女なのだと知らされる
それが自分とは全然違う、生き方や環境の違いなのかと思い、自分にはもったいないぐらい思えてしまう友達なのではと自虐的な思考が浮かんでしまう
「あっ流れ星です」
フィオナ・メイフィールドが天井を指さす
「どこ?」
「え〜と・・・あっ消えちゃいました、すいません・・」
少し残念な口調だ
「その位置じゃリーゼさん見えないんじゃないですか?こっちに来てください、星がきれいですよ〜」
ちょいちょいと小さく手招きされる
私と彼女はたった3メートルしか離れていない、そんな彼女に私がより近づいたらと思うとなぜか体の奥が熱くなる、
意識しすぎているのはわかるがこうして見る彼女が先とは違う存在に見えてしまい、音、景色、全てが、
今のフィオナ・メイフィールドを取り巻く害界をなくした世界であった
害があるとしたら――――――そこにまだ私という存在がいること
「わっリーゼさん、なんか目が紅く光ってますよ」
「えっ・・?」
私はフィオナ・メイフィールドに言われすぐに自分の目の異変に気づく

あっ―――――なんで、こんな?
「・・・・・たまにこうなる」
自分の感情が大きく揺れたりするとたまにこうなる、明るいと分かりにくいが暗いとこうして目に光が宿っていることが直にわかる
 言い訳気味に近いその言葉に一瞬怪しまれてないかあせる自分
私は自分のこのもやもやした感情をフィオナ・メイフィールドに知られていないか
不安になる
 そう思うと心はまた乱れるようで能率の悪いループをまた繰り返してしまうのだ
だけど彼女はそんな私の憶測を感じる事もなく「そうなんですか〜」というだけだ
ほっと私は心の中で溜息をはいた
「じゃあ、早くこっちで見ましょう」
「う・・・うん」
 断るつもりもないが、それでもこうしてフィオナ・メイフィールドといると体が熱くなるのを感じてしまう―――――しょうがない
 私は流されるように体を隠すハンドタオルを持ちながら彼女の方に立つ―――――
くらっ、 そんな足腰に力が消えるのを感じた


146 :
―――――――あれ?
地面についた感覚がない
急激な脳が活動停止を告げるように、視界が薄闇から、暗闇へと変わる
そしてなぜか浮いたような浮遊感
「りっリーゼさっ!?」
フィオナ・メイフィールドの声がし、だけど今の私には彼女の声が遠く感じる、目を開いているのにその視界に光は映らない
―――――あっまずい・・・・
のぼせて貧血・・・なんて浮かぶがその時にはそんな思考もどこか遠くで
 体の感覚がなくなる瞬間、何か柔らかいものが私の体を包み込む、そこで浮遊感は止まる
温かい、だけどそれがお風呂とは違うお湯とは違う物質的な弾力をもった感触だと薄れる意識でわたしは感じた
やわらかい――――――そして懐かしい感触――――
「リーゼさん・・・・大丈夫ですか!?リーゼさん!」
 しばし体の自由と意識は隔離されたのだ

数秒後―――――だったと思う、脳が活動を拒否することによりその時の私には時間感覚がなかった
意識が飛んだ気はしないがそれでも視界が明けることにより、どこか頭がぼ〜とする
 開けゆく視界、まだ停電が続いているみたいで、部屋に明かりはなく―――――フィオナ・メイフィールドの姿があたしの眼前いっぱいにまずうつった
「あ・・・治った」私はそんな事をぽつりと吐く
 そんな私の声を聞くと彼女ははっとした表情をした―――――すごく心配そうで悲しそうな顔、なんで?
「戻りましたか・・・?」
今にも泣きそうな声
「うん」
「ごめんなさい・・私がいきなり入れたりしたせいでこんな・・」
「・・・・・」
彼女がなんでこんな悲しそうな顔をしている理由がわかった
「フィオナ・メイフィールドのせいじゃない」それはきっと彼女のせいじゃない
「いえ・・私のせいです。リーゼさんが倒れるなんて考えもしなかった私の落ち度です」
彼女の自分を詰める言葉を聞くとチクリと自分の体が何かに刺されたような痛みを伴う
 純粋なこの聖女を泣かしているのが自分なのだと思うとそれはさらに大きくなる
 ――――――――痛い・・・だけど、なんで・・・
  今まで感じたことがない感情とは違うこの痛み、だけど体からの痛みじゃなく
孤独やさびしさとは似た、だけどそれとは違うかすかな暖かさと――――
思考し―――――
彼女に何ていえば分からない
だけど見上げる彼女のその顔を見るのはつらく・・・
「・・・・・・・」
声が出なく


彼女の目から落ちる水滴が私の顔に落ちた瞬間

147 :
一つの映像が脳裏をよぎった
それは知らないはずの、だけど知っている。矛盾した記憶の淵に浮かぶモノ
・・・・・・誰かが
目を見開いているのにフィオナ・メイフィールドの泣いているその姿と、頭の中に流れ込む記憶がまるで今、ここで見えているように
フィオナ・メイフィールドと覆い重なる
記憶の復元
そこにはフィオナ・メイフィールドとは違う誰かが泣いていた
その誰かを見て今よりも幼い私が泣いていた
 今と違うのは私がフィオナ・メイフィールドを見て涙を流していないところ
誰かの落ちる涙、その落ちる一粒、一粒が大きな感情の一粒で――――
それを見た私も泣いていて―――――――――――
あっ―――――、一本のレールがつながる感覚
そして分かる、わかった。
過去を見ることでしか理解できない私でも
・・・これは・・
それは私が失ったはずの一つの記憶
そして失いつつあった一つの感情
痛みの正体
心だ
泣いてなくても、私は涙を流していた
「・・・・・・」
そっか、忘れていた、孤独やさびしさとは違うこの気持ちを、ひとりでいることに慣れた私にはすでにないものだと思っていた
誰かを思う事を知らない私にはその感情がもうないんだと思った
――――――
 心の痛みだとしると私は彼女の頬に触れた、体が勝手に動くように私は無意識に
「ありがと・・」
そう言っていた。
「リーゼさん・・・」
彼女のこぼれる涙とは逆に私は微笑みを浮かべる「あなたは優しい」
思い出した記憶の中、そんな泣いている私に彼女はいったのだ
「ありがとう」と、今ならその気持ちが少しながらわかる
こんな私を気遣うために彼女は私が目覚める間、彼女は私の額をさすりながら、自分の膝の上に私を寝かしていた、だから目が覚めた時、私は彼女を見上げる形でいた
彼女の暖かな血の通う、生命の暖かさに抱かれながらいた、
彼女の落ちた涙は精霊体でもやっぱりしょっぱく、口に流れる
身につけていたハンドタオルは私が倒れた時にどこかへいってしまったらしく、今の私は何も身につけていない
本当の素のままの自分。
彼女とは違う、大人などと言っても、大人としての機能を果たさない子供なだけの体
胸だって膨らんでなく、あそこにだって毛は・・・・・生えてない
本当の意味で私はまだ子供なのだ
そんな私が意識が戻る間、こうして介護をしてくれた彼女が大人なのだと気づく
 自分以外の身の回りができる。私にはできない、誰かを慕う気持ち・・・
「フィオナ・メイフィールドは大人だよ」
「そんなことないですよ」
泣きやみ、いつもの彼女、その優しい、見る人にそれ同様の優しさをくれる、ころころ変わる人懐っこいかわらしい少女――――
もし女神がいるのならこんな存在なのかもしれなく
私にとっての聖女とはフィオナ・メイフィールドや愛野はぁとみたいな人間なのだと知る
 そして友達
私は大人になりたいとはじめて思った

148 :
「―――――」
月光のきらめき、雲ひとつないやさしい夜、湯気が立つきらきらした水面で小さな波と落ちる水滴でみなもを作り、そして消えていく
 肌には一途何もまとわる少女二人
その美しい染みひとつない白は月夜の光に照らされなおその白さを強調する
一人は膝枕の状態で、もう一人の少女の頬を気持ちよさそうにさする
「なんか恥ずかしいですね・・」膝枕をする少女はちょっと恥ずかしそうに私を見据える
「今頃になって気づいた?」もう一人の少女――――私は少し意地悪な、そして淫靡な目をしていただろう、たかなる心音は彼女に届く気がするほど、私の中で脈打つ
「冴姫ちゃんのときはこんなことはなかったんですけどねえ・・・」
にははっ・・・と苦笑するその表情には先とは違う薄い紅を染めた困った顔
その瞳は乙女が恋をした、とろけるような、ぽわんとした潤いを混ぜたまなざし
フィオナ・メイフィールドが私の頬を触る
「こういうときってどうすればいいもんですか・・・・ね?」
そんな目を見るうちに私の頬を触るその手に触れる
すべすべした綺麗な手、お風呂につかったせいかその手は少し高い温度を持つ
 普段の私なら、こんな風に誰かに触れることをひどく拒否していただろう
 それ以前に誰かに自分の裸体を見せるというのがひどく恐かった
恥ずかしさもそうだが、今まで見せたことのない自分を誰かに見られる恐怖を私は感じた
それが今は恥ずかしみを感じるが、見られることへ別の感情が湧いてくる
それは彼女も同じなのか、彼女の口数も先から少ない
彼女の質問のいずもそんな私と似た感情をもってしまったからこそ放つ言動だと思う
答えは簡単――――――だけど
「・・・・・・・・する・・の?」
私はやはりそこでも多少の恐怖の念を抱いてしまう
たぶん、今の私は引き返せないところまでこようとしている
手足が震える、何におびえているのか
それを受け入れてしまったら私は、私じゃなくなくなる
なにより、始まってしまうことが・・・・
誰かを思う事を――――
「・・・・いやですか?」
フィオナ・メイフィールドの優しげな声「私は・・・・リーゼさんがいいです、冴姫ちゃんやほかの人じゃない、リーゼさんがいいです」
決意を込めた―――――強い意志をもった告白
彼女を直視する、その眼にはゆるぎない感情、それが真剣だということ
 
「リーゼさんと初めて会った時、いろいろな事につまらなそうにしてるんだと思いました一ヶ月前のあの時は全然話すことはできなかったけど、
興味を持てるものが何もなくて、本当にいつか消えてなくなっちゃうじゃないかって・・・・、そんな雰囲気がありました。
 恐かったんですよ、誰かが目の前からいなくなるって、それが知り合いとなると・・・」
彼女の独白は私の心にしんしんと重みを増してそれがじわじわと浸透していく
「一か月ぶりに見たリーゼさんはそれとは変わっていました、どこか前向きで生きることをすごく楽しそうに見えました。
明るくなったっていえば簡単なんですけど・・・なんだろう、ああ―――――そう」
フィオナ・メイフィールドは私の頬をさする
それがくすぐったく自分が小動物にでもなったような違和感
そして言う
        ――――笑ってくれるんです、うれしそうに
「笑って?」私はそんなことと思った
だけど彼女には違うらしい
「はい、そうです、リーゼさん気づいてなかったと思いますけどリーゼさんが笑ったのを見たの今回が初めてだったんですよ、特に会った時なんかはびっくりしました。」
彼女がくすくすと笑う
「誰かの前で感情を出さない人だと思ってたんです・・・・だけど今日会ってリーゼさんがなぜ今までそうしていたのか分かりました」
「なに?」
「寂しい・・・そうじゃないんですか?」

149 :
それは彼女と会う前に私が抱いた感情、不意に訪れる孤独感
「私お姉さまとばっかりいたから忘れていたんですね。あっちに始めいた時はそんな風だったって事を・・・・」
 惹かれあうものっていうのかな?と彼女は付け足し
「誰かといたい、だけどそれと反対に誰かと一緒にいることが怖くも思える、ひとりでいることに慣れてしまってどうすればいいか分からない、
どんな事を言えばいいか、自分が分からなくなる、そんな感じ・・・ですか?」
優しくうめられる私という名のピース
 彼女の一言一言が私を証明するすべてだった
彼女の言うとおりだと思った。認めたくないことでもそれが真実だと自分が思えてしまえば言い訳にもならない
「そんな気持ちを知った時からこうして会いたかったんです。リーゼさんのすべては理解できることができないけど、
それでも気づけた、私はリーゼさんにどこか自分をかぶせて惹かれてたんです」
「・・・・・・・わたしに」
彼女が私なんかのことを思って・・
やっぱり彼女も気付いていたのだ、自分と同じ境遇をおった経験があるからこそ、分かり合えるもの、それはどんなに頑張っても、
愛野はぁとにはなく、最後まで彼女が持ち続けていたもの
 生まれ持っての運命で手に入れた不純物、
 それは決して喜べるものでない
だけどそれに共感を覚え
いま私たちはここにいる
人が持つ、弱さを私たちはより認識し、こうして出会う
私も彼女を受け入れれる存在だと信じたから


「―――――――」
手足の震えは収まらない、だけどそれは私だけじゃなく
「―――――――いいよ」
彼女の今までふるえそうな告白に比べればたいしたことでもなかった
現に彼女の心が震えているのが私にもわかった
私は代わりに今持てる澄んだ声で彼女を包み込む
誰かを思う事を、私はしようと思った
そう思わせてくれた彼女がいたから、
今にも泣いてしまいそうな泣き虫なこの少女の顔に手をまわす
―――――――たぶん私は、私じゃなくなる。
今までの自分だけでいられる自分じゃなくなる
彼女が、フィオナ・メイフィールドがいなくては生きていけない自分に
この狂おしいほどの胸の高鳴りを鎮めてくれるのはもう彼女しかいなく
 そしてこんなに触れたいと思えた――――――心
「知らないから」結果など分からない
どうなったっていい、ただ、今を後悔したくない
「私もです〜えへへっ」
包み込むキスをした

150 :

「うんっ・・・ん」
私はそうするのだと己が本能に従いただ自分の要求を満たすよう彼女の唇を犯していく、
彼女が最後にまじわした言葉を最後に、私の感情、思い、全てが決壊する
「リーゼさ・・ぁっ・・」
それは彼女も同じらしく繋がれるその互いの口からはよりお互いを求めるためにどちらからではなく舌を絡める。
淫美な音がこの密室の空間を私たちだけの聖域を作りだし
彼女の火照るその表情は白く可憐な百合から、あざい紅へと両頬を染め上げる
フィオナ・メイフィールドは私の体を抱き寄せるとまるでお気入りの人形をだきしめる子供のように私をその細い腕で包み込む
互いに何も身につけていないから抱きしめられることに彼女の小さな、だけど確かにそこにある柔らかい女性を象るふくらみが、
私の未発達な胸と何度もすりあい。そのたび人の暖かさと、今まで感じたことのない体が敏感なまでに反応する、この感覚は―――?
くちゅ・・・ちゃ・・もっと・・・、重なり合う口からは必でそう言葉を吐く彼女
私もその要求に求めるだけの荒々しい獣へと変貌する
「リーゼさん・・はぁ・・・すごい積極的です」
「手加減・・・なんか・・・・しないよ」
呼吸が乱れるのを忘れ、互いの流れる蜜をただ愛しく吸い上げる
それが酸素だという様に私は彼女から時折でる甘い声に酔いしれる
「――――――」
自分が別の存在になろうとしているのがわかる、私の中にフィオナ・メイフィールドという存在が混ぜあうことにより
私は強く―――――だけど心は弱くなる
彼女と離れたくないと思ってしまう、そんな弱さ
するとフィオナ・メイフィールドは一度私と口づけを離す
「あっ・・・」離れる、そんな瞬間でこそ私は彼女と距離が離れるのをいやに思ってしまう
 唾液で絡み合った舌からは、銀色の細い糸つなぎ、切れる
「フィオナ・メイフィールド・・・」私はさびしくて彼女の名前を呼ぶ
「なんです?そういえばリーゼさんって私の事をフルネームで呼ぶんですね。どうしてです?」
「今まで人の名前はそう呼んできた」
そう呼ぶことで人との距離が取れたから・・・、名前を省略して読んだことは今までない
「う〜ん、なんか他人行儀みたいですね、みんなみたいにフィオナって呼んでくれてもいいのに」
「だけど今更変えるのは・・」
「ダメです〜リーゼさんが私のことそう呼んでくれない限り私もお嬢様っていいますよ」
「・・・・・・・」
「ほらほら〜大丈夫ですよ」
私を焦らすように耳を私の口元に近づける、その耳をあま噛みしたくなってくる
今まで誰にも使わなかった呼び方、その呼び名に少しの意識を感じる
「フィ・・・オナ」私は緊張した面持ちでその名を呼んだ
「もう一度」
「フィオナ・・」今度はつっかえずに言えた
フィオナ・フィオナ・・・フィオナ、私は心でそう唱えるとなんだかバカみたいと思いながらもその呼び方で一番の発音を見つける、
そう呼ぶことで私の中の彼女は大きなっていく
「フィオナ」
 彼女が笑ってくれる
「おっけいです・・・・じゃあ」
後頭部にまわされた右腕、体はまた密着する、だけど先と違うのは私にかけられる重量、フィオナが私の方にもたれかかり――――
フィオナは私を押し倒した

151 :
「あっ・・・」
彼女は上乗りに、私の頭上にいる、ストレートのつややかな髪をぬれていてそれが月光の明かりできれいに反射する
「もう我慢しなくていいですか?」
えっ?
フィオナ・メイ・・・いやフィオナはそう止まらない感情を口に出す
「・・・・・・」
彼女の眼を見据える、これから何が行われるのか―――――
正直、いまさらかもしれないが、私はこの後何をするのかをまったくしらなかったりする
なにかの映画とかの知識で愛する者はこうしてキスをしたりするシーンを見たことがある
 なぜか裸でベッドでこうして激しくキスをしていた
そもそもなんで裸でキスをしていたのかも私には理解できない、今の私たちみたいな状況であったのだろうか?
さっきの私がフィオナに尋ねた、「するの?」という質問もキスをするという意味で聞いたのだが、どこか私と彼女とではズレがあるらしい
とにかく私はそれを試行錯誤にやってきたまでで、今からフィオナがしようとしている行為という続きは今の私には未知のことなのだ
「うっ・・・うん」
 そんな自分の無知をいまさらここで唱えるのは恥ずかしく私は彼女に悟られぬよう頷くのだ
 後悔はしていない、だってフィオナと強く繋がることができるのなら――――――
私はぎゅっと瞑りたくなる目をまじまじとあけ、これから始まることへ決意を固めた
視界にうつる先の私と同じ、淫美にうるましたその眼を見続け―――――
 それが性という名の行為だと私はまだ知らない

さて・・・・・待ちに待った時間です
次回まで引き延ばしですが、ここからはどんな趣向がいいか・・・
リクエストください


152 :
>>151
フィオナがミルドレッド直伝のテクニックでリーゼをこれでもかと…
っていう流れで。
てか、どんなストーリーにしようが期待して待ってる!

153 :
フィオナがリーゼをイカしまくる

154 :
それじゃ・・・・」
フィオナが私の胸辺りに顔を落としてくる、私は彼女が何をしようとするのか分からなく、ただただそれに応じるまでだ。
――――そんなところに顔を近づけて何を?
自分の鼓動がそんな私の不安を打ち鳴らしフィオナに悟られてしまうのでは思い、
なおかつこうして見られることに今まで感じたことのない、靄の掛かったような浮遊感に包まれる
つまり私は、発情という初めての状態に陥っていたのだ、
ただそれを理解する知識を私は持ち合わせておらず、「なんかへんな感じ・・・」としか表現することしかできない
そしてそんな私の不安を破るようにフィオナは行動を起こした
フィオナは私のまだなんのふくらみをもたないその小さな芽を――――――舐めだした
「――――――!?」私はとっさに悲鳴みたいな、短い叫びをあげてしまう
電気が体に走るような未知の感度、だけどそれよりも私には驚きの方が強かった
――――――えっ!?なんでこんな?
それは私の想像もしない行動、いやっ想像はできたかもしれないが、それを実際に行われるとはこの時の私は露とも思っていなかったからだ
私のその小さな胸に舌を這わせるフィオナを私は一瞬何かの間違いではと思い――――だけど再度もう一度私のそれを舐める彼女を見てやはり現実なのだと知る
理解はいまだ追いつかず、彼女のその舐めあげるしぐさに眼を奪われる

「う・・・・はぁ・・」
くちゃっ・・・ぺちゃっ・・と先のキスと同じ淫靡な音、ただ先のまでとは違い彼女は私の胸をおいしそうに無性に舐めあげる、
そのたびになぜか私の体はビクンと跳ね上がり、くすぐったい――――けどそれとは違う、もっとしてほしくなるようなこれは?
「気持ちいいですか?リーゼさん」見つめていたフィオナが顔をあげ、私と目が合い
「気持ち・・・いい?」
分からない、その言葉の意味がさきの行為で私が得た感覚なのか?だけど考えてみれば確かにくすぐったいが、
嫌な感じじゃなく・・・だけどそこまで快楽と思える刺激は・・
私の頭の中にはマッサージ機でくつろぐ自分が浮かぶ・・・・あまりやったことないけど
「あれっ。気持ち良くなかったですかね」ちょっと残念そうな顔をするフィオナ
だけど――――
「じゃあっ・・・・・こうです」次にうつったその顔はいたずら身を蔭に含んだ表情
「えっ――――――」
瞬間、突如私の平静を崩す感覚、それに対する予防策も、予備知識も、免疫もなかったから上げてしまった、その声
先まで腰辺りに回された右手がおへそを滑らせ、下へと落ちていき
フィオナが私の股間部分―――――いや違う、もっと大事な――――
「なんだリーゼさん、少し濡れてるじゃないですか」
クチャッ・・としめる、そんな音と、脳にまで響く裂ける様なこの――――
「まっ・・・まって・・」
そこは――――――!?
「ダメです〜、リーゼさんのかわいい顔をみせてください☆」
笑顔で彼女は、私の唇を奪い

私の秘部へと指を摺り込めた

155 :
「んンンンッッウゥ!?!」叫びたくなるその悲鳴も、私の唇を奪う彼女の中へと吸い込まれる、
私は大きく見開かれた眼で彼女とあうが、彼女は「いいですよ〜リーぜさん」とそんな私の表情を楽しむように彼女の指は私のあそこをさすると、
徐々にまた中へと埋没させる
そのたび自然出る鳴き声とは違う、体の制御を失った動物的、明確さを失くした声
胸を舐められた時とは違う、いや似てるが、それに伴う感度が渡井の許容範囲外で――
体に収まりきらないほどの「気持ちいい」が私を襲う
おかしい―――なんで、こんな事をフィオナはするのだ?いやそれ以上に、この道の感覚は―――。
たしかに私も自分で何度かあそこを触ってみたりしたことはある、胸だっていじってみたことはある、だけどこんな感覚、こんな感じになったことなど一度もない
せいぜいくすぐったいと思えるだけでそれ以上などあるなどと私は思わなかった
だけどこれはなんだ―――
「ふぃ――――フィオ・・ナ・・やめて、おかしい―――おかひ、んうっ・・こんなの」
もう自分の無知を彼女にしられるよりもこの感覚に焦りを感じた
思考も、声も、正常とはいえなくなってくる
 彼女が私のあそこを広げたり、中で暴れるようにするたび、くちゃくちゃっと立つはずもない水音まで響いてくる。
トイレが近いわけでもないのに、なぜそんな、自分が人前で漏らしてしまったのかと思える余裕もなく、とにかくこの状況に説明がほしかった
「わからない・・あっ・なんで、はっ・・こんなことするの・・おかしいよ」
いつもの私では絶対に言わない弱気な発言、だがそんな言葉にかまっていることはできない
「あらっ?どうしてですか」そんな私の許しをこう質問に彼女は動じなく、ちゃぷちゃぷとその鎮まる指を一本から二本へと――――
無理だ、そんなの入るわけがない!私は恐怖に秘部に力が籠る
「だって・・・こんなの知らない・・こんな・・あそこを―――――キャッ!?」
「あそこってどこですか〜?」そんな私の会話を遮り、ひくひくっと外側のすじを撫で上げられ一瞬緩まるあそこに二本目の指が入って――――
「私にはちょっと分からないかもです〜」得意げな顔で私を見下ろす
「あっ・・・・ぁぁ」息が・・・できない。頭が・・
大きく口をあけ、酸素を求める、こぼれおちる唾液など気にすることなどできなく、意識が遠のくこの感じ、体が不規則に震える
「それにもしかしてリーゼさん知らずに誘ってたんですか、それだったらいけない子としてしつけてあげなきゃ、年上としてはいけませんねえ〜」
「や・・・・・フィオナ・・どうして」自分が壊されていくこの感覚に涙がこみ上げてくる
どうして――――?こんないじわるを
だけどフィオナはいった

「リーゼさんが愛しくて、かわいくてしょうがないからです☆」
――――――――――――――――えっ?
その言葉に私は言葉をなくす。理解が追い付かない
「好きな人と繋がりを持ちたい、誰にも見せたことのない物を見せ合う、それは互いしか知りえないこと、だから私たちはそれを恥ずかしいと思えるんです」
「・・・恥ずかしい?」私の中で渦巻く感情
「そうです、恥ずかしさがなかったらきっと人って意識しあうことなんてできないですよ」
彼女の笑みにはその言葉通り、恥ずかしさを含む、だけど嬉しそうに笑う紅い表情
「だから私は知りたいんです、リーゼさんの恥ずかしいこと・・・」
「・・・・・・・」
「ねっ?」私の熱くなるその頬をもう片方の手でなぞる
――――――――そんな事を言われたら・・
私に返せる言葉なんてないじゃないか・・
「やさしく・・・」小さく震える言葉は少し涙を含んだものだ
「はい」


「分からないから・・・優しくして・・・・・
――――――――フィオナお姉ちゃん・・・・・・」


156 :
吐き出される言葉は彼女の言う様に恥ずかしさを全開に押し出した感情、理解できない行為への不安と、出会ったあの時、
どこか年上でもどこか自分を包んでくれるような姉のようなたくましさと甘い優しさ
その全てを口に出す。
彼女に言う―――――――私の恥ずかしさを彼女が知りたいのなら
「恐い・・・優しくしてお姉ちゃん・・」思ったすべてを言うまでだ
私は泣いている、それは悲しさじゃなく、今までのつっかえが、押ししてきた感情がそのつけを返してきたのだ。
その感情をこの少女、フィオナ・メイフィールドに吐き出したのだ。
そして写る視界のにじむその先
「はいっ」彼女も泣く、なんで泣いているのか分からないけど、それもやっぱり幸せそうで
「気持ち良くしてあげます」
フィオナお姉ちゃんの指が再び動き始めた
「――――ぁ・・・はぁあ」
私の小さな穴をフィオナお姉ちゃんは荒々しくだけど繊細に細い二本の指が上下に交互に入り乱れる、広げられる秘部、そこから流れる水滴
くちゃ・・・ぴちゃ・・・
さっきまではただくすぐったかっただけの胸への刺激も今ではそれ一つをとっても快感に思える
抑えられないこの感覚への衝動、終わりなんてあるのだろうか
「リーゼさんのエッチな汁でいっぱいです」
視界いっぱいに彼女が私の中をうごめき、たれ落ちる私の液をもう片方の手ですくい―――――舐める
「きたない・・」
「奇麗ですよ」
唇が再び合わさり、流れ込むその味「ねっ?」
そしてふいに訪れる―――――この楽園の終局が
それを起こすのはやはり彼女で
「じゃあ・・・・そろそろいかせてあげます」
フィオナお姉ちゃんがそんな事を言った。
「いく?」いくってどこに・・・
「いいとこにです・・・・よ」最後が何かを秘めた意味合いを持つように影をだす
言ってる意味がよくわから――――――!??!!
だがその意味を理解するよりも、体が先に反応することになり
思考がそこで途切れた、濁流したのは快楽、決壊する自我の抑制
「んううううっううううっっ!!?!?」
えっ―――――ちょっ―――!!?
「どうですか〜」
秘部への刺激が今まで感じたことのないほどの快楽、気持ちいいを超えるような感覚が走った
「リーゼさんもやっぱり、すごく感じるんですね・・」
な・・何いまのは・・・
フィオナお姉ちゃんがしたことだとはわかるだけど・・・自分の体にそんな感覚を起こさせるところなど、あるはずが
「クリトリスっていうんですよ」
「くりとりす・・・?」
「女の子が一番感じやすい場所です・・・・こうすると」
すると彼女は私の中を再びかき乱し―――――その中から何か小さな芽がぷくりっと顔をだす、自分の体のことながらそれに驚き
「えいっ」彼女は私のそれ―――――クリトリスを小さくこする

157 :
「やっ!?ああああああああ!!」体が震える抑えようのない快楽
「リーゼさんかわいいです〜」その反応をみてさらにその快楽追い討ちをかける
「お姉ちゃっまって――――強っ」
「ダメです、リーゼさんがいく姿を見てあげます〜」
「な・・・に・・そ・・・ァンンン!」
――――やだっ・・・耐えられない・・こんな・・・
思考の欠落が補えない、私の意志を割り込むように制御できないそれは私からあられもない声を出させ・・・・
「あぁ・・・・・・?」
体の奥から今までに感じたことのない違和感をこの時私は感じた
熱い・・いや、彼女に私の秘所をあられもなく弄られてたときから熱かったが、押し寄せてくる感覚、そして脳にまで込み上げてくる快楽・・飲み込まれる
「やっ・・フィオナ・・お姉ちゃんッオカシイ・・・体がおかしい・・・」
フィオナお姉ちゃんに助けを求め彼女のその細い腕をぎゅっと掴む、だが彼女は私の助けを拒否し、
私の秘部を左手で開け放ち、その中にあるクリトリスを軽くこする
私はそのたびこの未知の感覚にまた戸惑うのだ、こんな状態に私は耐えられることができない
やっ・・・電気が走る・・・こんなの・・・このままじゃ私は――――――
「恐い・・・ひっく・・何か来る・・」
「いきそうなんですよ」
「ダメ!こんなの・・たえられ・・ァアア!?」
「耐えなくていいんですよ・・・私に全部任せてください」
クチュクチュ―――くちゃ――――!彼女の指使いが早まるのを感じる
「あっアア、ダメエエ!」私の中が・・このこみ上げる感情に、快楽に意識が・・
あまりの快楽の強さに私はきづけば子供のようにその両目を涙で濡らしている
押し寄せる分からないことに対するそれに、だけどなぜか望んでしまう刺激に
そして
「ぁ・・・・あ。。。お姉ちゃん・・私・・・もう」
体が震え、秘所からは何かを待ち望んだかのようにくる――――
これは・・・・
「ァぁぁぁンアア!?――――だっ・・・・ダメ・・・ぇっ」
「イってください・・リーゼお嬢様☆」
彼女の笑顔、そこまでだ、私が私としての自我を保てたのは
次の瞬間、フィオナお姉ちゃんは私のクリトリスを擦るでも触るでもなく
強く磨り潰す
―――――――ビクっ。クリトリスから秘部へ、体へ、そして最後に脳へ、その刺激が来たとき
「きゃっリーゼさん、あそこからすごい汁がはじけてます・・」
ぷしゅっ・・自分の体の制御などとうにできるわけもなく、おしっことも分からない、尿があそこからたくさん飛び出し―――――
来る――――――――――なにか
だけど分かる、私の世界を塗り替えようとするその快楽は気持ちよく
フィオナお姉ちゃんに抱きしめられる手は暖かかったこと
「ンっ・・ァァァァァァァああ!!」
私は初めての絶頂を味わうのだ

158 :

今日はここまで

159 :
激しくエレクトしたGJ!

160 :
ぬおおおぉ!!
GJと言わせてもらおうか

161 :
最近、自分の中でパルちゃんとヴァンリーの性格設定が出来上がってきている……。

162 :
神依の捏造過去物書こうと思うのだけど、ここってオリキャラまずい?
人じゃないけど

163 :
>162
使い方次第だろうな。
アルカナハートというわけではないが、
オリキャラである必然性とか、その人の行動目的とか、そういうのが全く分からない作品がたまにあるらしい。

164 :
>>162
オリキャラにもよるかと
邪鬼眼に注意

165 :
>>163-164
子犬丸の契約関係をアレな感じで書こうかと

166 :
つまりアレ?
このはの先祖と神依のにゃんにゃんってことか?

167 :
>>166
子犬丸ができるまで
というほのぼのタイトルと見せ掛けて神依さま獣姦ものな予定

168 :
ttp://www2.uploda.org/uporg1431264.txt.html
ドロシーのおしゃぶりモノ。パスワードは「oz」.
あんまり抜けないとは思うけど。

169 :
舞織ものが…ない…

170 :
急速浮上

171 :
>>168
もう消えてるぉorz
激しく読みたいんで普通に投下、もしくは長く残るロダにうpってくれまいか

172 :
俺の名はクエンティン・バー・ケドリック。皆からはQBKなんて呼ばれてる。
かつてはベンチャー企業の社長として贅沢の限りを尽くしてきたが不況の煽りをモロに食らって会社を潰し
その後かつての部下の紹介でこうやって美術館の警備員をやってる訳だが。
しかしまぁ昼間っから寝られて尚且つ酒飲みながらぐーたら出来るこの仕事も悪くは無いのかもしれない。
持つべきものは良き部下か。今日も安物のワインを片手に適当にモニターを見回す。後は見回りをするフリ
をしながら便所へ行けばそれで仕事が成り立つんだから最先端の警備システム様様だな。
さて、見回りにでも行こうか。ここの美術館は手をかざせばDNAを読み取って個人情報を識別する。カード
すらいらないのだ。センサーに手をかざして警備室から出る。そして適当に見回りながらトイレへ。
「……ふぅ、スッキリしたぜ。」
アルコールが入ってるせいか便所が長くなる。一応手を洗いトイレから出ようとすると
「……ぐすっ、ひぐ……」
女子トイレから女のすすり泣く声が聞こえる。まさか、幽霊か?いやそんな筈はない。俺は無神論者だ。
「おい、誰かいるのか?」
懐中電灯を女子トイレに向けると、そこに少女が立っていた。年齢は10歳近くか。金髪のショートカットで、どこかの
学校の制服を着ていた。
「あqswでfrgtyふじこlp;!!???だ、誰だお前は!?」
「……ひっく、あ、あの……ボク……」
泣きじゃくる少女の手を引きモニタールームに連れて来る。しばらく落ち着かせてから話を聞くと、家族
と一緒にこの美術館にやって来たものの、親とはぐれてしまい必で探しているうちにトイレの中でうっかり
寝てしまったらしい。
「所でお嬢ちゃん名前は?」
「ジュディ。ジュディ・エセル・ガムって言うんだ。」
「ジュディか。いい名前だ。何か食うか?冷蔵庫の中にいちごが入ってて……」
「ミルクが飲みたいな。」
「ああ、ミルクか。そうだなおじさんあまりミルクは飲まないから無いなぁ……」
「そうじゃなくて、おじさんの……。」
売店の自動販売機へ買いに行こうとする俺の腰を掴み、ジュディはあろうことか俺のブツをズボンの上からさすり始めた。
俗に言うSNEGって奴だ。ガキの癖に何考えてやがる!?
「おいジュディ、あんまり大人をからかうなよ……そーゆーのはもう少し大人になってからだなぁ」
「冗談じゃないもん、ボク、いつもパパのおちんちんしゃぶってるんだもん。」
とんでもない親もいたもんだ。まさかガキにおしゃぶりさせるなんて!
一瞬、ぎょっとしたがここ最近は借金の事ばかり考えててろくに女の裸も見てやしない。その所為か幼いジュディの匂い
だけで反応しちまってる!こりゃあまずいぞ!?
どぎまぎする俺を尻目にジュディは俺のズボンのファスナーを下ろし、器用にブツを撫で回す。

173 :
「お、おいよせジュディ!俺にそんな趣味は無い!」
「ん、おじさんの大きい……はむ、ちゅぅ……」
くぅ、何てこった。ジュディの小さな口が俺のブツを頬張る。それもそこらの女よりも旨いぞ!
「ジュディ待て、そんな風に、うぉ、お、ほぉぉぉお……」
「ん、ちゅぅ、れろ、んむちゅ……」
これは天国か!?気持ち良くて力が抜けちまう。
「ちゅ、れろ、んむぅぅ……ぺろ、れろ……」
竿を舐めながら右手の人差し指で俺のブツの先端を弄くる。左手は金玉を揉み解してマッサージしてる。
あまりの気持ち良さにケツの穴から力が抜けてくようだ。
「ぁあジュディ待ってくれ!そんなにされたらおぁおー!?」
さっきから奇声しか出てこない。
「ん、おじさんのおちんちん、パパのよりも硬くて太くて、ボク大好き……♪」
「ぉ、ほほ、そ、そうかジュディ。何なら俺がお前のパパになってやってもいいんだぞぉ?うぉっ!?」
ジュディの口が、舌が、俺のブツを舐め続ける。可愛い顔して、まるで小悪魔のように責めやがって!
「ん、れろ……出して……ボクの顔に、いっぱいぶっかけて……」
「んふ、そ、そうか……俺も限界だ……うぉっふ、だ、出すぞジュディ、出すからなぁあー……」
「ん、ちゅぅ、んむ、ちゅれろ、ちゅぱ、んむぅぅ……」
もう限界だ。腰を振りながら俺は溜まっていた子種を一気にジュディの顔面にぶっかける!
「ん、んむぅ、んむぅぅぅぅぅ!!!!!!」
ジュディの口の中に、大量に子種を流し込む。理性は完全に吹っ飛んだ。ジュディを犯したい……!
「んぅ……ぷはぁ……おじさん、大量に出したね……」
ハンカチーフで口をぬぐうジュディの胸元に、俺は手を伸ばす……。
「な、なぁジュディ……おじさん、もっとジュディの事知りたくなってきたなぁあ……」
まだ幼いその胸元に触れようとした、次の瞬間だった。
「これだけあればあのDNAセンサーも解除できるね。ありがとう、じゃあもうおじさんには用は無いから、
 おやすみ♪3,2,1,スリープ!」
何の事だが解らなかった。ジュディは何やら呪文のようなものを唱え始め指を鳴らした。すると俺は段々力が
抜けてねむくなろあれおれなんでなむくなおいまてじゅりどこへいぐんだわおぐううう


「さて、この精液をたっぷりしみこませたハンカチーフをかざして……」
(DNA、識別いたしました。御通り下さい馬鹿社長。)
「酷い言われようだなぁあの人。ま、とりあえずこの絵はいただき、っと♪」
翌日俺は怪盗オズがDNAセンサーをくぐり抜けて美術館に飾られていた絵を盗んでいった事を知らされた。
必になって事情を説明したがまったく聞き入れてくれない上に館長が血相を変えて俺のところへやって来た。
Fire、燃えろ?このご時勢に火あぶりなんて御免だ。
<完>

174 :
>>171
望みの限りに。本番無いんだけどね。
ちなみに>>173のは前編じゃなくて後編ね。間違えた。

175 :
ここまでヘドラの話題無し

176 :
>>174
GJ!その発想は無かったわw
ドロシーやりおる

177 :
>>176
GJ!

178 :
フンッ! ハンッ! ファーッ! フェーッ! フォンッ !
「ぐあっ…お!もうっ!………やめてく…れ! 頼…む……!」
荒縄に囲まれた土俵に菊門臭の混じった青年の苦悶とケツを叩きつける音が響く。
全脱ぎのヲタ服がかかった形の悪い尻を後ろにつき出す姿勢を取らされた青年…蓮こと天道が吼えた。
今日はヲタ仲間とアルカナイベント会場に向かったのだが相手は強大にして無双、己の知己であるyashaとじょにーを失いこの土俵の中へと連れ込まれてしまいヘテロ男性として究極の展開を迎えてしまった。
天道のふとももほどあろう太さのペニスが挿入され身体は便意に満ちたが、横綱の男……スモウレスラー型の本田は天道の尻を抱えこみ一心不乱にさば折りで打ち付けていた。
本田が腰と腕を打ち付けるたびに鈍い音をたてて、醜悪な顔もリズムに合わせ前後左右に暴れている。
そしてペニスが出し入れされるたびに天道の菊門からザーメンが吹き出している。もうかなりの回数腸内で射精しているのだろう。
本田のさば折りと腰を振るスピードが徐々に増していく。絶頂が近いらしい。
「お、オフッ!これ以上出さないでくれ! 本当に……脱肛しちまう……」
天道は泣き出しながら哀願したが本田は鼻息荒く九州弁を繰るだけだった。
本田は初代スト2そのままの笑いをあげると天道の尻を掴み腰を思い切り撃ち込む。長大なペニスが野郎門をこじ開けその奧の行き止まりまで到達する。
ぶびゅっ!ぶびゅりゅぶぶ・・・どびゅどびゅ・・
ほとんど固体ともいえる濃厚なザーメンと液体に近い下痢便を
言葉どおり零距離で前立腺と口腔の奥に逆流するほど注ぎ込んだ。
「あっ!あちい!おっ、おぶげろヴぁぁ! に、妊娠……俺が妊娠(任天堂信者の意)になっちまう………」
泣き叫ぶ天道をよそに、中で最後の一滴まで搾り出した本田はゆっくりとペニスを引き抜いた。ぽっかりと口を開けたアナルから先程出された精液が流れ落ちる。
別の力士が天道を引き起こしまだ精液を流しながらヒクつくアナルに自分のペニスをあてがうと一気に野郎を刺し貫いた。
「ぎゅぴぴいっ! す、少し休ま…がはっ!」
天道が懇願しようと口を開けた瞬間、また別の力士がペニスを押し込む。
両手にも別のペニスを握らされ、睾丸にも挟まれ天道は自分の分も合わせ一度に6本の相手をさせられていた……

数ヶ月後…
天道は休む間もなく何度も本田部屋連中に輪雄(まわ)され続けた。
全身を精液と糞まみれにしながら自分から腰を振り、嬉しそうにペニスをくわえては精液と大便を美味しそうに飲み干す。
その腹はぶくぶくと肥満化し、相撲取り同然になっていた。
「ふひゅ……相撲奴隷蓮こと天道総司郎参上にございますブビビビビ……ブヒッ、ブヒッ……」
本田の百貫落しで踏まれる。するとまた百裂張り手が繰り出される。
天道はすでに屈し汚臭褌担ぎとして生きていくしかなかった。
 〜True end〜

179 :
アルカナ勢に、性格設定とかってあんまり無いよな?

180 :
☆ゅ

181 :
ミケ頼の甘々エロ見てえ

182 :
ミケ……甘い……フレンチクルーラー!

183 :
すぐ殴る乱暴者(きら)
言葉嬲りが得意な金持ち(リーゼ)
髪の毛二つ括りの、かわいい女の子(リリカ)
ネコ型のヘンな居候(ミケ)
特技持ちの、ダメな眼鏡(頼子)
この編成は、ミケの妹登場を暗示している…

184 :
>>183
ごめん二つ括りの可愛い女の子ならどっちかというとフィオナだわ。
髪の色同じだしリリカ可愛くないし。

185 :
ははは、リリカが可愛くないだと?エンディングのリリカマジ可愛いなでなでしたい、いや抱きしめたいよ

186 :
つまりメインがリリカでサブがフィオナ、最近少しペトラを練習中の俺は勝ち組み。

187 :
そしてメインがリリカでサブもリリカで常にリリカを練習している俺こそが真の初心者野郎
コンボとか一人分しか覚えられません\(^o^)/

188 :
そしてメインでゼニアを使ってるはずなのにサブのはぁとやクラリスの方が勝率の良い俺が来ましたよ


ついでに言うとアルカナ過疎ってるからほぼ放置プレイ

189 :
どっちが可愛い女の子か、ではなく
「きゃー、頼子さんのエッチー!」というセリフが似合うのはどっちか、と考えると、
フィオナかも知れん。

190 :
リ「あれ、ヨリコ?何でお風呂に?」
頼「え、何で…ミ、ミケ〜!?」
リ「まあ、そんなのどうでもいいから〜、一緒に入ろうよ〜?」
頼「え、え〜!?」
リリカならむしろ連れ込みそう。

191 :
そういやミケと頼子って離れられない設定だったような気がするからお風呂も一緒なんですかね

192 :
今は……大丈夫?

193 :
同じような台詞でリリカと一緒に風呂に入ろうとする、F☆ネロフの姿とか容易に想像できるんだが。

194 :
同じような台詞でミケがブッ飛ばされる様が容易に想像できる

離れられない、ってのは、魔力的な事かと、
エステバリスとナデシコみたいに

195 :
よくわからんが、健太郎とスフィーみたいなもん?

(ますます分からない

196 :
>>190
スゲー萌えた

197 :
hs

198 :
ところでリリカは頼子の誕生日を完全に忘れてそうなんだが。

199 :
またまた〜 あたしがヨリコの誕生日なんて忘れるわけないっしょ!
その日はパパとデートしてて忘れてただけだってば。

とか?

200 :
200

201 :
きら「いいこと思いついた、お前ちょっとションベンしろ」
キャシー「えっええっ、い、いきなり何言うとんのや!!」
きら「いいからとっととやれ」
キャシー「はうっ…///ア、アイサー…」
  「ん…んんっ」
チョロチョロ…ピチャッ
(しまった…!ちょっと染みた…!!)
きら「ハハハ!!!ぶざまだなキャサリン!!!放尿も満足にできないならそんな服着るもんじゃないわ!!」
キャシー「何やとー!!それじゃあウチのより股面積が広いあんたはどうやってやっとるんや!」
きら「フフ、私のエーテル伝導体は万能!!吸水性も抜群なのだ!!」
キャシー「(アッ……Dボタンカラー……!!!)」

202 :
リリカは自分にリボン巻いて頼子の家に行くよ

203 :
スクール水着の女の子は横にずらすか全裸かどっちかだと思う。

204 :
横にずらすのか

205 :
スク水ごとだろ

206 :
>>205
いやいや、あえて横にずらしてその隙間ってのがだな…
それよりも、旧型のお腹部分にある排水穴にはロマンがあると思うんだが。

207 :
>>206
スク水の横、いや、排水穴から手突っ込ませろ
だな

208 :
「ニプトラの出入り口と認識します」

209 :
入るかっ! ばかもの!

210 :
保守

211 :
ちょっとだけ英語にしてみた。
みるくを飲め! みるくを!

212 :
(*´Д`)ハァハァ

213 :
さーたんのおっぱいをもーみもみ

214 :
>213
はーたん自重しろ。勘違いされるぞ。

215 :
いや、これはさーたんが自演してはーたんとの仲の良さを
アピールしているものだと考えらrうわなにをするやm

216 :
クラリスのおっぱいモミモミですわ♪

217 :
>216
おまい誰だよw

218 :
これが真性ガチレズ……廿楽冴姫!

219 :
世紀末救世主廿楽冴姫

220 :
保守

221 :
冴姫「またガチレズとか書かれてる…」
はぁと「冴姫ちゃんごめんね…私におちんちんがついてればこんな事に…」
冴姫「いや、そういう事じゃ…」(はぁとにおちんちん…ゴクリ)
はぁと「そ、そうなんだ……Σって、冴姫ちゃん鼻血!」
冴姫(はぁとにおちんちん…はぁとにおちんちん…キャ―――ッ!!(≧∀≦))ジタバタジタバタ
はぁと「冴姫ちゃん大丈夫!?どこかぶつけたの!?のた打ち回るほど痛いの?!」

222 :
ダメだこのこの帰国子女…早く何とかしないと。

223 :
フィオナ「(……早く何とかしないとっ ///)」

224 :
どうしてこんなになるまで放っておいたんだ!
 三           三三
      /;:"ゝ  三三  f;:二iュ  三三三
三   _ゞ::.ニ!    ,..'´ ̄`ヽノン
    /.;: .:}^(     <;:::::i:::::::.::: :}:}  三三
  〈::::.´ .:;.へに)二/.::i :::::::,.イ ト ヽ__
  ,へ;:ヾ-、ll__/.:::::、:::::f=ー'==、`ー-="⌒ヽ
. 〈::ミ/;;;iー゙ii====|:::::::.` Y ̄ ̄ ̄,.シ'=llー一'";;;ド'
  };;;};;;;;! ̄ll ̄ ̄|:::::::::.ヽ\-‐'"´ ̄ ̄ll

225 :
225

226 :
>>222
このはもダメかw

227 :
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1208376574/

228 :
普通に他の男を好きになる、という選択肢が自動的に削除されてる時点で、
はぁと様も同程度の症状かと。

229 :
はぁとは天然の振りをしてるだけで、エロモードになったら言葉責めとかするS属性。
しかもエロモードのスイッチがいつ入るかわからないからさーたんはドキドキ
はぁと「ねぇねぇ、さーたんも私の事はーたんって呼んでよ〜。二人っきりなんだから、ね?」
冴姫「い、言わないよ…恥ずかしい////」
はぁと「えーーっ…いつもお布団の中でモゾモゾしながら『はーたん…』って言ってるのに?」
冴姫「な……してないし言わないっ////」
はぁと「ホントに?」
冴姫「し…してないもん……はーたんの意地悪……////」

230 :
「よかった……人の不幸を喜ぶ気は無いけど、私たちはガチレズ扱いされていないみたいだ」
「当然ですわ♪私が両刀攻め、エルザはノンケ受けですもの」
「ノンケだと分かってるんなら、その……やめてほしいな……」

231 :
駄目ですわ…この人達……早く何とかいたしませんと……

232 :
西欧聖霊庁の方々わざわざ乙

233 :
ペトラ「あら?私とした事が…“人達”というのは語弊があったかもしれませんわね…」
エルザ「そうそう、ひどいのはクラリスだけで私はノンケなんだよ!」
クラリーチェ「エルザったら…ノンケなんて言葉知ってる時点で大して変わりませんわ!」
ペトラ「いえ…私が気になるのは厳密には“人”じゃないという点ですわ」
エルザ「ごもっともだけど…はっきり言われるとちょっと…傷つくね…」

234 :
実に甘ったるい空間ですな

235 :
ミルド「みんな、久しぶりだな、色々あって私も聖霊になったんだ。よろしく頼むよ」
クラリス「あらあら……ちょっと遅かったんじゃないかしら……既にみんなにオヴァロンなんて言われてますのよ♪あと五年早ければねぇ……」
ミルド「クラリーチェにだけは言われたくないな!」
クラリス「ムッ……それはどういう事ですの!場合によってはタダじゃおきませんわよ!」
ペトラ「必ですわね……」
エルザ「そうだね……」
クラリス「エルザも見てないで何とか言って下さいな!」
エルザ「えー……っと……じゃあ…………どっちもどっちだと思うよ。だから仲良くしよう^^」
クラリス「エルザったら……そんな風に……ひどい……いくら私でも泣いちゃいますわ;;」
エルザ「あ……これはその……だ……元はと言えばケンカを始めたのはクラリスだから……えと……」
ミルド「ああ……もう……怒る気も失せたよ」
ペトラ「ええ……よくわかりますわ……」
ミルド「ペトラもあんまりストレス抱えて将来私みたいに言われないといいな……」
ペトラ「自信ありませんわ……」
アンジェ「お前ら……なんか楽しそうだな……お姉ちゃん寂しいぞ……」

236 :
>235
最後の一言、いいな…

237 :
>>34-37
の人帰ってきて欲しい。
描写がエロイよ。

238 :
保守

239 :
すっごい発馬まじか記念とPOPでやたらこのはがいじめられるのに保守

240 :
初めて投下させていただきます。
以下の点で「それは駄目だ」と思われた方は華麗にスルーしてやってください。
・ふたなりものなエルザ×クラリーチェです。
・無駄に長いです、連続投稿規制引っかかったら続きは後日に。なので念の為トリップ付。
・無駄に長いのでエロに至るまでも少し長いです。
・二人は既に「そういう仲」です、しかも同室。
以上です、では投下させていただきます。

241 :
その日、とても妙な夢を見た。
悪夢というわけではなく、かといって楽しい夢かといえばそうでもない。
戸惑いばかりが大きくて、なんでこんな夢を……という夢だ。
……言ってしまえば、クラリスが全裸で心地良さそうに眠っているのを、悶々としながら眺めている……という夢だったのだけれど。
自分の深層心理とやらを疑いたくなるほどに、それは非現実的なようで妙に生々しくて。
夢の中、目の前のベッドに横になったクラリスは余りにも綺麗で。
いとおしいと普通に感じていた、触れたいと思っていた。
自分の中で、妙な所が熱くなっている気がした。
そういう知識があるだけで確信を持って言えるわけじゃないけれど、それは「ありえない」事の筈なのに――

「………」
重い瞼をこじ開ければ、薄暗い部屋に差し込む光が眼を焼いた。
朝が来ていた。いつもと同じような目覚めの光景、昨日眠った時間もいつもとそう変わりはなかったはずだ、なのに。
「頭、重いな……」
エルザに圧し掛かる眠気は強く、目覚めはお世辞にもスッキリしているとはいえない。
その原因は偏に今朝見た夢にあるのだが、それを思い出すと自分がどうしようもない人間に思えてくるので辞めておく。
「とりあえず、起きないとね……」
重い頭を軽く振って眠気を振り払おうと試みる。しかし当然そう簡単に晴れるわけでもなく。
更に下腹部も重い気がして、流石にエルザは体調の不良を考えた。
「風邪でも引いたかな」
不老であるだけのこの体は、病には時々かかる。回復は通常の人より早い事が多いが。
それでも基本的に健康なのが売りだったエルザにとって、この体調不良は久方ぶりのものであり、だからと言って歓迎できる物でもない。
幸い今日は任務もなく、一日休みを与えられている日だ。
というよりエルザや相棒のクラリーチェは駆り出される任務がそう多いわけではないので、前日までに任務を言い渡されていない限り、大体その日一日は日課以外に求められる事も殆どない。
日課の礼拝や掃除、花壇の手入れを手早く済ませて休んでおこう、そう考えたエルザはベッドから降りると洗面所へと向かう。
隣のベッドには既に誰もいない。大抵自分より後に起きるクラリーチェが既に起きているあたり、やはり体調がよくないのだろうとエルザは思った。
だから、あんな妙な夢を見たのかもしれない。
全裸で幸せそうに眠るクラリーチェと、それを見つめる自分。
触れたいと思いながら、下腹部に違和感を覚えていた。
その違和感の正体をはっきりとは確かめていない。
夢の中とは言え、怖くて確かめられなかっただけかもしれない。
ただ、現実的に考えて「ありえないから」と目をそらしていただけなのかもしれない。
「何か、悪い物でも食べたかな」
顔を冷水で洗って眠気を飛ばしつつ、取れない重みが沈む腹部を押さえる。
深い溜息が漏れて、飛ばしきれない眠気にうんざりした。
「掃除は、クラリスにお願いしようかな……」
頼めば彼女はきっと嫌な顔一つせずに了承してくれるだろう。それがありがたくもあり、申し訳なくもある。
なにかで埋め合わせできるだろうかと考えながらエルザはトイレへと入り――
「―――うわあぁああああああっッ!!??」
「ありえない現実」を目の当たりにして、未だ自分は夢の中かと疑った。

242 :
「……本当にもう、びっくりしましたよ?」
「うん、ごめん、本当に……申し訳ない」
ベッドの上で小さくなるエルザにクラリーチェは困ったような笑顔を浮かべた。
朝、教会の掃除をしていれば、突然聞こえた大切な存在の悲鳴。
クラリーチェが言葉どおり「飛んで」現場に向かったのは言うまでもない。
たまたまそれを目撃したパルミラが「屋内で飛ばないで下さい!」と注意したのだが、そんなものは耳に入ってこなかった。
しかし辿り着いてみればエルザはただ焦ったように「なんでもない! 寝ぼけてて虫を見間違えただけだから!」と、扉の向こうから叫ぶのみである。
本人が出てくるのを待ち構えたのはいいものの、クラリーチェの顔を見るなりまた悲鳴を上げかけたのだから失礼な話だ。
エルザ曰く、「まさか待ってるとは思わなかった」そうだが。
「それで、体のほうは大丈夫なんですの?」
クラリーチェはそっと額に手を当てる。エルザがびくりと震えた気がしたが無視する。
特に熱はなさそうかと思ったが、違う。
「……エルザ、風邪引きました?」
掌に伝わる熱は少しずつ高くなっていく、うっすらと汗さえ感じさせた。
つまり現在進行形で熱が上がっているのだろう。
「………うん、多分そうかな、きっとそうだよ」
その物言いに引っかかるものを感じたが、クラリーチェはとりあえず納得して手を離す。
「今日の貴女のお仕事は私が全部引き受けますわ、後で食事を持ってきますから、今日はもうずっと横になっててくださいな」
「ごめん……今度、君の仕事引き受けるから」
「構いませんよ、ああでも、そうですねえ」
クラリーチェはいつも笑顔な表情を更に楽しそうなものに変えながら、そっとその顔をエルザに寄せ、軽く口付けた。
「これで、御代ということで」
では、ぱっぱと終らせきちゃいますね、と続けながら、クラリーチェは上機嫌に部屋を出て行った。
「……………………」
いつも以上に硬直しているエルザに、気付くことなく。
二人の関係は深い。
それは様々な意味で本当に深い。
いつからそんな仲になったのか、とつっこまれるだろう事柄的にも深い。
だからこんな軽い口付けなんて、実はそう珍しいことでもなくて。
とはいえエルザの性格的に、それはいつまで経ってもそうそう慣れる物でもなくて。
いつも戸惑う、けれど望む。そんな自分の世間一般から見れば歪んでいるだろう想いはもう受容れた。
受容れたが、
「だからって、幾らなんでもこんな事は望んでいないよ……」
クラリーチェの唇が触れた自分の唇。
そこを起点として、体に熱が広がっていく。
額に手を当てられた時よりも熱くなって行く体。
その中で、唇よりも熱を帯びていく箇所がある。
エルザは混乱しそうになる頭を抱え、小さく唸った。
「なんでこんな事に……これは私への罰なのかい、カシマール……」
戦闘時以外殆ど姿を見せないし、声もかけない聖霊に向かって呟けど、それに対する返答はない。
解っている、こんな罰はない、ただこれが罰というなら打開策が見える気がしただけだ。
「何がなんだか解らないよ……」
いつものカソックではなく、体を休める為の寝巻きに身を包んだままの自分。
うっすら開く視線の先は、その柔らかな布が膨らみを形作る場所。
これが胸ならおかしくもなんともない、自分は女なのだから。
だけどそこはどう見ても胸の場所ではなくて。
いわゆる「股間」に当たる場所なわけで。
はっきりとではないとは言え、うっすらと、しかし確実に膨らんでいるそこを見て、エルザは大きく溜息をつく。
「不老だけじゃなくて男性化する罰なんて、聞いてないよ、カシマール……」
聖霊に聞かれれば自分が本当に罰を受けそうな、ある種の八つ当たり。
こんな罰はない――もう一度自分に言い聞かせながらも、理解していながらも、それくらいしかこの非現実的な光景をありえるものだと錯覚させてくれる材料にならない。

243 :
エルザはそっと、その膨らみに手を触れてみた。
確かな手触り、実際にそれに触れた事はないから本物か偽者かなんてものは判断できない。
けれどそれが女性にあってはならないもの、即ち「男性器」のようなものである、という判断を知識が下す。
なんでそんなものが自分に備わってしまったのか、理由はさっぱり解らない。
変な呪いでも受けたかと思ったものの、ここ数日は平和なもので、任務らしい任務に出たのは一ヶ月くらい前の話だ。
その時の相手も、大した魔物ではなかった。こんな性質の悪い呪いをかけてくるような相手ではなかったはずだ。
「私が勝手にそう思ってるだけかもしれないけど……」
怖くて裾をまくってみる気にはなれない。
さっきはうっかり目にしてしまったが、慌てていたから記憶は曖昧だ。
だから本当は見間違いで、この布をめくればそこには何もなかったりするのではないか、なんていう淡い期待が生まれたりもする。
けれどそこに集まる熱はどうしようもない程に強く感じられて、しかもそれは、
「―――う」
先ほどクラリーチェに口付けられた瞬間に高まり、今も思い出してしまえばまた――
「って、余計な事までこんな時に思い出さなくても……っ!」
どくん、と体の奥で何かが脈打った。
流れた血液が頭に昇り、それに押し出されでもするかの様に記憶が脳裏に浮かんでいく。
「う、うわあっ……!」
思わず目を閉じたが、それは逆効果だったかもしれない。
真っ暗な視界にぼんやりと映し出される記憶の光景――それは今朝見た妙な夢。
無防備なクラリーチェ、彼女に触れることを願う自分。
そんな事は初めてではない、今までだって現実で触れたいと願った事はあるし、触れられたいと思った事もある。
そして実際に触れたり、触れられたりした事だってある。
あるけれど、慣れているわけではなく。
ましてや、今は初めて経験する反応があまりに強くて混乱する。
「う……あ」
脳裏から消そうと思えば思うほど、強く思い出せてしまう夢。
その夢の中で抱いた願望が、ちょっと過剰に形を成してしまったとでも言うのだろうか。
女性だというのに、男性らしい願望を抱いたとでも言うのだろうか……。
押さえる手の下で熱く、固くなっていく「それ」の与えてくる不可解な感覚に、エルザはうずくまるようにして耐えるしかなかった。
いつの間にか体は倒れ、呼吸は荒くなっていく。
何をどうすればこの感覚……「もどかしさ」という感覚によく似たこれは消えてくれるのか。
方法は何となく解る気がしたが、実践する気にはなれない。
「クラ、リス……」
ただ気付けば自然と、エルザはその名前を口にしていた。
固く閉じた瞼、消えない夢の光景はお節介にもその続きらしきものを映し始めていた。
眠っていたクラリーチェがぼんやりと目を開き、こちらを見つめている。
その瞳は潤み顔はうっすらと赤く、寝起きの体は少し熱を帯びているらしいことが解った。
小さく身じろぎすれば、彼女の柔らかく細い赤髪が白い肌に滑り広がる。
目を開かなくてはならない、これ以上「想像」してはいけない、自分はなんて事を考えているのか、と自己嫌悪に陥る一方で、妄想といえるそれは止まる気配を見せない。
そして、自分の中にある願望がどんどん強くなり――この現状でしか成し得ないだろう欲望までもが自分の中に生まれていく。
それが恐ろしくて、それが出来てしまうのだろう現状が怖くて、そしてそんな願望と欲望が自分の中にあるという事に慄いて。
エルザはますます体を丸め、息を詰めた。

244 :
「――ザ、エルザ!?」
遠くで、名前を呼ばれている気がした。
――ああ、違うんだクラリス。ごめん、私は別にそんな……こんな事を望んだんじゃなくて。
「何を言ってるんですか!? 大丈夫……には見えませんね、そんなに具合が……!」
――酷いよね、最低だよね、どんなに言い繕ったって……こういう反応をしている自分はこうして見せてるわけで……誤魔化しようがない。
「意味が解らないですわ。お医者様を呼びましょうか……」
――ああ、嬉しいような複雑なような、こんなの、現代医学がいかに発達してるとは言え、治す手立てがあるのかな……。
「……こんなの? 具合が悪い原因に心当たりがあるんですの?」
――具合が悪いというか、なんというか……私は確かに女に生まれて、今までそう生きてきたつもりなんだけど、なんでそれなのにこんな……って、
「うわああああクラリスいつからそこに!?」
突然目の前に現れたクラリーチェにエルザは跳ね起きると、殆ど座ったままながら思い切り飛び退り、
「痛ッッッ!!!???」
派手に壁に頭を打ちつけ、後頭部を押さえてまた丸くなった。
「……今さっきですわ……」
呆れたように言うクラリーチェは、しかしやはり心配そうだ。
ベッドにそっと登ると、スプリングを軋ませながら唸っているエルザに近寄る。
「って、ストップ! 待って! クラリス!」
涙目になりながら顔を上げ、必にクラリーチェの行動を止めようとした。
その言葉を無視して、クラリーチェはあっさりとエルザとの間合を詰めてくる。
エルザの中で、また何かがどくんと脈打った。
それは果たして、焦りからきた心拍数の増加か、それとも……。
「顔色もあまりよくないですわね」
目を細めたまま覗き込んでくるクラリーチェを見つめながら、混乱している頭をどうにか静めようと必になる。
「喉とか痛くありません?」
この音が聞こえはしないかと不安になる。
こんなに接近される事だって日常茶飯事で、それに焦る必要なんてないのにどうしてこんなにも心臓が煩く鳴るのか。
「やっぱり熱はありそうなんですけどね……」
きっと、非常識な「あれ」のせいだ。
「お腹とか、痛くないですか?」
そう、腹に力を込めていないとなんだか大変なことになるような、そんな気がする「あれ」…………。
「―――ッッ!!!」
不意にお腹を撫ぜたクラリーチェの手を、エルザは慌てて押さえた。
「……エルザ?」
「な、なんでもないっ、大丈夫だから……今日は休ませて貰うから……っ」
不思議そうな表情のクラリーチェに無理やり笑ってみせる。
それ以上、視線を下ろして欲しくなかったのだ。今ならきっとあからさまな異常が、そこに見て取れてしまうと思うから。
……ただ少しお腹を撫ぜられただけなのに、そのもう少し下にある異常が反応した。
軽い衝撃に仰け反りそうになるのを必で堪え、エルザはもじもじと動く。
「エルザ……私に隠し事していません?」
ぎくり、としながらもエルザは慌てて首を振る。
「してない、してないよ! 私が隠し事苦手な事くらい、クラリスも知ってるだろう?」
「ええ、知ってますわ。今貴女が嘘をついてるのが解る位には」
「う……」
そこで押し切ればいいものを、こうして言いよどんでしまうから隠し事をしていると白状しているも同然。
そんな事は解っているのだが自分はどうにも不器用だ、とエルザは落ち込む。

245 :
「貴女が言いたくないのであれば無理には聞きませんけれど……私も心配なんですのよ?」
「解ってる……ごめん。けど、自分でもよく解らないんだ……」
それは嘘ではない。今自分に起こっている異常、体調不良ですますにはあまりに無理がある。
けれどやはりそれを、目の前の大切な存在に告白する気にはなれなかった。
「多分、眠れば治ると思う。風邪じゃないと思うけど、少し体調がおかしいのは確かだから……今日一日は……って」
ぼそぼそと呟くように話すエルザの鼻腔に、ふわりと良い香が掠めた。
ついで、柔らかな重みが自分に圧し掛かってくる。
「病気……というわけではなさそうですね、それなら安心ですわ」
温かく、柔らかな感触にエルザは自分の思考が停止するのを感じた。
「クラ、リス?」
クラリーチェが自分を抱き締めている。理解するのに数秒、理解に抵抗できるほどの余力はなかった。ただ浸透が遅いだけだった。
熱くなっていく体に戸惑う、クラリーチェの温もりに目がくらむ。
無意識の内にエルザはもたれかかるクラリーチェの背に手を回し、そっとその身を抱き締めていた。
「あら」
それが意外だったのか、クラリーチェは一瞬驚いた顔をしたが、直ぐにとても嬉しそうな笑顔でエルザを見上げてきた。
その顔があまりに可愛らしく、擦り寄ってくるクラリーチェがあまりにいとおしく。
「――――!」
瞬間、「それ」が大きく反応し、エルザは血の気が急激に引いていくのを感じた。
直後、また血圧が急上昇。その急激な変化の波にまた目眩がする。
ただ一点、ぼんやりとしかける意識の中で、存在感をこれでもかと示す箇所がある。
そして自分とクラリーチェは今、この上なく密着していた。
これはまずい、非常にまずい、そう思ったエルザがクラリーチェを引き剥がすよりも早く、
「………?」
クラリーチェが自ら少し離れ、
「だ、駄目――」
止める間もなく、そこへと視線を向けていた。

男性というものはいつもこんな感覚と、自分ではどうしようもない反応に悩まされているのだろうか。
それとも私が異常なだけなんだろうか、いや今この状況はどうやっても異常には違いないんだけど。
意外と自分は落ち着いてる、開き直ったんだろうか、まだ自分で確かめたわけでもないのに。
見られたからもう良いと思ってるんだろうか、そして、
クラリスなら受容れてくれるなんて、都合のいい事を考えているんじゃないだろうか……。

246 :
「……あら?」
瞬時にして巡った思考は、クラリーチェの不思議そうな声に遮られた。
はっと我に返り、エルザは慌ててそれを隠そうとしたが最早手遅れもいいところだ。
先程よりも大きい膨らみを見せる股間、それを見て固まっているクラリーチェ。
弁解する言葉も思いつかないでいるエルザに、クラリーチェはゆっくりと顔を上げてきた。
逆に、エルザは視線をそらす。
「……」
気まずい沈黙。
クラリーチェは果たして何を思っているのだろう。
唐突に現れたそれに驚いて、反応しているそれに嫌悪感でも抱いてはいないか。
そんな不安に駆られた瞬間背筋に寒気のようなものが走り、エルザは背筋を伸ばした。
「ク……クラリス……っ!?」
「あらあらまぁまぁ……偽物ではないんですのね」
気のせいだろうか、その声には戸惑いの中にも楽しそうな色が混じっているような。
「な、何してるのさ……っ」
布の上からその膨らみを撫でるクラリーチェに、エルザは慌てて身を離す。
「あら」
「に、偽物は偽物だろう!? だって私は……!」
転がるようにクラリーチェに背を向けて、エルザは身を縮込ませてベッドに横になる。
限界まで体を折って、近くに見えるそれに観念したように手を伸ばしてみた。
「……私は……」
まだそれをこの眼ではっきりとは見ていない。
この裾をまくって、その下に在るものをいい加減一度は目にしないといけない気がする。
「女……なのに」
クラリーチェがそんな自分を見ているだろうと思うと気恥ずかしい。
ゆるゆると、悟られないように、と気を使いながら布をまくっていく。
どれ程角になっていたって、その行動に気付かれないわけがないのに。
「どうして」
果たしてそこには予想通り、
「こんな……っ」
寝巻きの下の、更に下着の奥。
いつからそんな知識が自分に備わっているのかは知らないが、それでも「男性器」であるとはっきり認識できるものが、その存在を示していた。
「……エルザ」
心配そうに、クラリーチェが声をかけてくる。
それに応える言葉も見つからず、エルザは改めて確認してしまったそれに新たに衝撃を受けていた。
「うぅ、私は最低だ……変な夢を見て、起きたらこんな事になってて、そしてそれが君に抱きしめてもらっただけで反応するなんて……」
このまま放っておけばネガティブ思考の果てに舌でも噛み切りかねない、そんな不安に駆られたクラリーチェはその背にそっと手を置いた。
エルザが小さく震えているのが、掌から伝わる振動で解る。
「なんでこんな事に、呪いを受けたつもりもないし、変なものを食べた記憶もない……」
エルザはそっとそれに触れてみる。
とくん、という脈動が伝わり、連動して自分の下腹部にちょっとした衝撃が走った。
「私は……こんな事……ッ」
「……ねえ、エルザ?」
クラリーチェは自らも身を横たえ、後からそっとエルザを抱き締めた。また、心臓が跳ね上がる。
「く、クラリス……?」
「どんな夢を、見たんですか?」
「えっ!?」
「聞かせてくださいな、大丈夫ですから」
子供をあやすように、胸の上をぽんぽんと軽く叩きながらクラリーチェが言う。
「それを聞けば、もしかしたらどうにかできる方法を思いつくかもしれませんし」
とてもそうは思えなかったが、これはもうだんまりを決め込んだところで離してはくれないだろう。
エルザは観念し、今朝見た夢の事をぽつぽつとクラリーチェに語って見せた。

247 :
「……あらあら」
「………最低、だろ?」
長くもない夢を語るのに、必要以上の時間が掛かったのは気まずさのせいだろう。
クラリーチェが自分を軽蔑し離れて行くのを覚悟して、エルザは固く目を閉じる。しかし、
「いいえ、そんな事ないですわ。寧ろ私は嬉しいですよ」
「……へ?」
思いもよらない言葉に、エルザは思わず首を回してクラリーチェのほうを見た。
そんな気の抜けたエルザの体をクラリーチェはやや強引に回転させ、自分の方に向きなおさせる。
「えっ……!?」
「だって、私に触れたいと思ってくださったんでしょう? そして……夢の中でも、この子が反応してくれていたんでしょう?」
言いながら、クラリーチェはなんの躊躇いもなく、
「――ッ」
手を滑り込ませ、下着の上からそれを包み込むように撫ぜた。
「もしもエルザが私を、殿方がするような方法で抱きたいと思ってくださったのなら」
「な、何言ってるんだいクラリスっ!?」
「私は、構いませんよ?」
「少しはこの異常に焦ってよ! 私が馬鹿みたいじゃないか!」
揺れる意識をどうにか安定させようとしながら、エルザは極力「常識」に沿った考えを投げる。
「びっくりはしていますのよ?」
「全然そう見えないし! 後、そんな簡単に、受容れられたら……そんな……」
どんどん声が小さくなっていくエルザを、クラリーチェはにっこりと微笑んで抱き締めた。
「本当、驚いてますわ。でも、その……私だって、願った事がないわけじゃないんですよ?」
「へ?」
「エルザがもしも男の方だったなら、私も貴女をいつも以上に悦ばせて上げられる……そう思った事だってあるんですよ」
「何言ってるんだいクラリス!!??」
慌てるエルザにクラリーチェは構わず、止めていた手の動きを再開させる。
「こんな風にしたら、貴女も心地良いのかしら? たとえこれが偽物だとしても」
「―――ぁっ」
小さく仰け反るエルザに、クラリーチェは満足げに頷く。
「感覚はちゃんとあるみたいですわね」
「い、や、そんな楽しそうに……っ」
少しずつ手の下で大きくなっていくそれに、クラリーチェは自分の胸が高鳴っていくのを感じた。
気恥ずかしさはないわけではない。けれどエルザに語って見せた言葉は本当だ。
基本的にはいつも殆ど自分からエルザを誘っている。
彼女が理性を飛ばして、思いのままに触れてくれるのがクラリーチェは好きだった。
勿論、自分から触れる事もある、その度にいつもよりエルザが心地良いようにと意識していた。
こんな異常は喜ぶべきではないのだろうと思っても、悦びが生まれてくるのは性分なのだろうか。
そしてもう一つ、
「エルザ」
「な、なんだい……?」
これを嫌悪しているだろうエルザに求めるのは酷だとわかっている、けれど、
「どうやったらこれが消えるのかは私にも解りませんけれど」
こんな機会が生まれたのなら、望んでしまうのは仕方がないではないか。
「一度出してしまえば、意外とあっさり消えてくれるかもしれませんよ」
「何を出すって言うんだいーーー!!!!」
嬉しそうに楽しそうに言うクラリーチェに、エルザは相手が目の前にいることも忘れて小さく叫んだ。
「何って、ですから……」
「なんでキミも私もそれが理解出来ちゃうのかな! それ以上は言わないで欲しい! いたたまれないよ!」
顔を真っ赤にして言うエルザの頬に、クラリーチェはそっと手を添える。
そして、ぴたりと面白いように動きを止めたエルザの頭を引き寄せ、その柔らかな唇に自分の唇を重ねた。
「いつも貴女が私にしてくださる事に、段階が一つ増えただけ……それじゃ駄目ですか?」
殆ど離れないままに紡ぐ言葉。薄く開いたエルザの口から吐息が感じられない。驚きで息を詰らせているのだろう。
「そして、私がいつも貴女にする事にも、段階が増えるだけですわ」
「え……っ!?」
頬に添えていた右手を下ろし、クラリーチェは再びエルザのそれに触れた。
びくんと仰け反るエルザの首筋に口付けながら、下着を押し上げているそれを撫でる。
掠れた吐息が頭上から聞こえる。小さく震える腕がクラリーチェを押し返そうとゆっくり伸ばされる。
しかしクラリーチェはそんな些細な抵抗を無視して、下着の上からどんどん固くなっていくそれを軽く握った。
「ふ……ぁっ」
反応するエルザにほっとしながら、クラリーチェは擦る速度を速める。

248 :
「ねえエルザ、脱いでしまいません?」
「う……?」
「全部とは言いませんわ、せめて下着だけでも」
「いや、でもそんな……」
言いながら、あいている手ではエルザの胸を擦っている。言葉が紡げない程にはならないように加減しながら、クラリーチェは熱っぽい視線でエルザを見つめた。
「エルザ、私は貴女の事が大好きなんですよ」
「……いきなり、だね」
「いつも言ってるじゃありませんか。とにかくですよ、私はエルザと気持いい事がしたいんですわ。……貴女は、私とそういう事するのは嫌ですか?」
そういわれて、エルザはばつが悪そうに視線を逸らした。
今更否定なんて出来るはずもないし、する意味もない。
自分の下半身に突如として生まれた異常、始めは戸惑い混乱した、けれど。
それ以上に望む何かがあることを理解しているからこそ、妄想してしまって。
それに反応した自身に嫌気が差したのだから。
「……本当に、いいのかい」
「ええ、勿論」
「後悔しても……知らないよ」
「するわけないですわ」
「どうやったらいいのかなんて殆ど解らないから……酷い事するかもしれないのに」
「貴女にされるんだったら構いませんもの」
「……キミは、もう……」
エルザは観念したように苦笑して、窓の外を見やる。
「でもまだ昼間だよ……幾らなんでも……その」
未だに二人の元に誰かが来る気配はない。
二人が暮らす部屋は聖堂の最奥……封印されているといっても過言ではない位置にある。
辛うじて存在する小さな窓が、外の様子をぼんやりと伝えてはくれるが、詳しい事まではわからない。
朝目覚めてからばたばたしつつも日が暮れるほどまでに時間は経っていないはずだ。
時間がどうであろうと、急務でもない限り二人の元に誰かが訪れる事は滅多にないのだが、こういう行為を日が高い内からするのは気が引けるのだろう。
クラリーチェは一度エルザから離れ、扉の鍵をしっかりとかけた。
そして、いつもなら夜であろうと締めないカーテンを引く。
日中だったため明かりを他に用意していなかった部屋は、それだけで薄暗い空間に変わった。
時間が進んだわけでは無いが、気分的には確かに違うかもしれない。
「今日も表は静かなものでしたし……何もないのにここに来る物好きさんはいませんわ」
少し寂しく哀しい事実だが、今はそれがありがたい。
多少の大きな音がしたところで、まともに誰かに聞こえる事などない場所だし、人の気配があれば二人は気付くだろうという自信の様なものもある。
「今日はエルザも私も体調不良でお休み……きっとそう思ってくれますわ」
「都合いいなあ……」
エルザはもぞもぞと身を起こして暫く押し黙っていたが、やがて意を決したように下着を脱ぎ捨てた。
クラリーチェも手早く衣服を脱ぎ捨て再びベッドに上がる。
いつもなら脱がされる事も楽しみの一つなのだが、今日はそれにもどかしさで耐えられない気がした。
エルザの寝巻きのボタンを外して前を広げ、肩からずり落ちるそれを脱がす事はせず、クラリーチェは座ったままのエルザの胸に口付けながら再び下に手を伸ばした。
「う……」
「辛かったら、言ってくださいね?」
息を呑みながら頷くエルザを確認してから、クラリーチェは胸の突起を甘噛みする。
エルザの肌が粟立つのを感じながら、下で固さを増していくそれを少し強く握った。
面白いように反応があり、エルザは身震いして固くシーツを掴む。
ちらりとエルザに備わったそれを見やりながら、不思議なものだとクラリーチェは思う。
長く生きているが、男性経験というものはない。
それなのに何をどうしたらいいのか何となく解るし、実際それでエルザは反応してくれている。
それはエルザも同じだろう。今はクラリーチェが主導権を握っているが、じきエルザが自分に触れてくれる。
異常であるけれどエルザ自身に存在するそれで、自分を抱いてくれる。
それに期待し胸が高鳴ってしまう自分も異常なのだろう、それでも構わなかったが。

249 :
何度も擦り上げながら口付けを下に下におろしていく。
寝巻きをめくり上げながらお臍に吸い付けば、エルザが小さく声を漏らしながら身を捩った。
エルザがそんな反応を見せるたびに、手の中のものは固く大きくなり、先端から何かを滲み出させてくる。
改めてそれをじっと見つめてみればエルザが赤面しながら顔を背けた。
その反応を可愛いと思いつつ、本当に機能しているのだなと感心して、クラリーチェはその先にそっと唇を寄せる。
「え……ま、待ったクラリス……!」
「待ちませんよ」
躊躇いなく先端に口付け、軽く吸って見る。
「うぁ……っ!?」
思わずシーツを掴んでいた手を離し、エルザは自分の口を押さえた。
未知の感覚に思考はあっという間に麻痺し、感覚だけがエルザの意識を支配していく。
クラリーチェはそんな反応に気をよくし、それに舌を絡めながら深く咥え込んだ。
「ひ……ちょ、クラリス……っ」
何か言いたげなエルザを無視し、クラリスは舌と指でエルザを翻弄する。
時に強く時に優しく、間隔と速度を速めながら責め立てた。
頭上では甘い喘ぎ声。いつも聞いているそれとは少し違うその声色に、クラリーチェの意識にも霞がかかり、ただ行為に没頭していく。
口の中のモノが脈打っている、エルザが細かく震えている。全ての反応がいとおしい、このまま永遠にでも続けられる気がしていた。
――一方エルザの方はといえば、絶え間なく与えられる感覚に震え、背筋を駆け上がっていく何かを感じていた。
「あ、あぁ……っ」
背中が熱い、クラリーチェが触れている箇所が熱い。熱はエルザの体内を無茶苦茶に駆け巡り、神経を焼いていく。
その熱が体全体を支配しようとした瞬間、クラリーチェの口の中に在るものが強く吸われ、それが大きく震えた気がした。
「――――っ!!!」
全ての感覚がそこに集中していく、止めようと思ったが止められない。
「う、ああ、クラリスっ!!!」
気がつけばエルザは必に縋りついていた。……クラリーチェの頭に、手を回して。
「ん……っ」
「――うあぁああっ!!!!」
クラリーチェのくぐもった声、それに気付くことなくエルザは声と共に自身から白いものを吐き出していた。
当然、エルザのそれを含んだままのクラリスの口内へと。
突然の事にクラリーチェは眉を顰めた。喉の奥を突くエルザのもの、そこから放たれた液体。
むせ返りそうになりながらも、僅かにエルザの力が緩んだのを見逃さず、少し身を引いてそれを受け止める。
がくがくとエルザが震える度に放たれるものをゆっくりと飲み下しながら、完全に頭が解放されるまでそのままでいた。
「……っ、あ……」
不意に頭が軽くなる、クラリスは息を吐きながらエルザのそれから口を離し、口元を指で拭った。
「あ……ああ、ごめん、ごめんクラリス、私はなんて事を……!」
案の定、といった感じで慌てふためくエルザに、クラリーチェは妖艶な笑みを浮かべて見せた。
「……なんで謝るんですか?」
「だって、私は今キミに!」
流石に口にするのは憚られるのだろう、顔を真っ赤にしたエルザはしどろもどろになりながら何とか弁解の言葉を捜そうとしている。
「……エルザ」
そんな彼女の首に腕を絡め、クラリーチェは微笑む。
「貴女の全てが欲しいんです、一滴だって、零したくないですわ」
その言葉に絶句したエルザはまじまじと、潤んだ瞳でクラリーチェを見つめる。
「まだ、元気ですのね。良かったですわ」
「な、何が……って、うぁっ」
再びエルザのものに指を絡めながら、クラリーチェは楽しそうに言葉を続ける。その行為に、エルザの中で何かが弾ける音がした。
「一度出したら消えてしまった、とかじゃ私が抱いてもらえませんから」
「……」
一度達したらしいそれはしかし、完全に萎えることはなく大きさと固さを取り戻しつつあった。
クラリーチェの指が動くたびに脈打ち、濡れたそれが怪しく光る。
まじまじと見つめたのはこれが初めてか、と思いながらエルザは意識に凶暴なものが混じりつつあるのを感じていた。
よく見たそれは存外綺麗なものだった。もっとグロテスクなものを想像していたのだが、異常である分美化されているのだろうか。
しかしそんな事はどうでも良くて、
「もう一度くらい、ご奉仕しても大丈夫そう……え?」
再び顔を下ろそうとするクラリーチェの顎に指を添えて顔を上げさせる。
そして戸惑った表情のクラリーチェに口付け、勢いに任せて舌を滑り込ませた。
「ん、う……?」
硬直したクラリーチェの舌を難なく絡めとリ、頭の後ろに手を回して引き寄せ繋がりを深くする。

250 :
「ん……っ」
引き寄せた体の中心から、クラリーチェの早い鼓動が伝わってくる。
クラリーチェもまたエルザの背に腕を回し、縋るように自分からも舌を絡めだす。
暫く小さな吐息と水音だけが部屋に響き、じわりと拡がる快感に二人は酔いしれた。
やがてどちらからともなく離れ、二人の間に銀色の糸がかかるがすぐに途切れる。
ぼんやりと開いた視界、映るエルザの瞳は鋭く。
「ぁ……エル、ザ……」
その視線に射抜かれて、クラリーチェは目眩を起こした。
自分をすのではないかと錯覚しそうになる程鋭く、強く自分を射抜く視線。
体の位置をひっくり返され、深くベッドに押し倒されても抵抗する気になれない。
寧ろ望んでいる、この行為を、支配される事を。
「エルザ……」
うわごとの様に呟くクラリーチェの白い首筋にエルザが吸い付く。
大袈裟なくらいに身を震わせたクラリーチェの首筋を味わいながら、ゆっくりと舐め上げて耳をくすぐる。
「ふ、ぁああ」
耳を甘噛みされ、その奥へと這ってくる舌と吹き込まれる熱い吐息に全身が震える。
くすぐったさともどかしさの入り混じった感覚に、クラリーチェは身を捩ってその感覚から逃れようとするが、しっかりと抱きすくめられて動けない。
「ぁあ、エルザ……気持、良いです……」
熱い息と共に零れる言葉、理性はまだあるが、体はすっかり出来上がっているらしいという自覚がクラリーチェにはあった。
こんなにも待ち焦がれている、きっと前戯などなくても自分はすっかり受容れられる体勢になっている。
けれどエルザは例え理性を失いかけていても、クラリーチェの体のあちこちに触れてくれる事を知っていた。
耳、首筋、肩、腕。胸、お腹、太股、膝、爪先――。
ゆっくりと、壊れ物を扱うように優しく、指と舌で、時に歯を立てて軽く刺激を与えながら。
クラリーチェの意識を翻弄しながらエルザの行為は続く。
こういう関係になった始めの頃はもっと乱暴だったのに、今では本当に理性が飛びかけているのかと疑うほどに丁寧で、しかしどことなく必さが伝わってくるのは変わらない。
そんな事を考えていると、チュク、と何かが鳴った気がした。
「あぁ……っ」
ついで、じわりと体に拡がる快感の波。
「ん、ううっ」
エルザのしなやかな指が、入ってくる。
痛みは殆どない、指はいきなり二本入れられていると言うのに。
「あぁ……エルザ、もっと、奥に……」
断続的に体内を走る快感に震えながら、クラリーチェは欲望の赴くまま願った。
エルザもまた息を荒げながら、自分の欲望が求めるままにクラリーチェを貪る。
限界まで指をねじ込み、柔らかな中を擦り責め立てれば、クラリーチェはか細い悲鳴と共に身を仰け反らせた。
「あ……はぁっ……!」
意識が白く染まり行く、背筋を駆け抜ける寒気にも似た快感に耐え切れず、仰け反らせた体を捩る。
しかし急激に昇ってきた快感は不意に上昇を止め、今度は下に引きずられるように抜けていく。
「ぁ、はぅっ……!?」
指が引き抜かれたのだと理解するのに僅かな時間を要した。
力が抜け、ベッドに深く沈みこんだクラリーチェの体に、エルザは軽く体重をかけて圧し掛かる。
「………クラリス」
「あ……は、い?」
「…………行くよ?」
指を引き抜かれ、内に快楽の余韻を残すのみになったそこに、熱いモノが触れていた。
知らずクラリーチェの喉は鳴り、これから起こるだろう事態に心が震える。
「ええ……大丈夫ですわ、エルザ」
エルザの首に腕を絡めそっと小さく足を開く。
既に両足の間に体を入れていたエルザだったが、圧迫されていた感覚が消え、腰が自由に動かせるようになった。
「お願い、します」
触れるか触れないかというくらいまで近くに唇を寄せ、潤んだ瞳でクラリーチェは懇願する。
未だ躊躇いに影響していたエルザの理性は、それで殆どが押し流された。
先程よりも固く、大きくなったモノに手を添えて、エルザは濡れそぼったそこへと自身を進めていった。

251 :
「ん……っ!」
流石に指とは訳が違う質量に、クラリーチェが顔をしかめた。
「ぅ、ぁ……っ」
しかし、それこそ今まで感じた事のない感覚を伝えてくるそこに、エルザはどんどん余裕を失っていく。
まだ僅かに残る理性を総動員してクラリーチェが辛くないようにと加減しようとするが、それを良しとしなかったのは誰でもない、クラリーチェ自身だった。
「エルザ……私は大丈夫、ですから」
腰をかすかに揺らし、エルザを奥へと誘う。
「は……クラリス……っ」
熱を帯びたエルザの顔にはまだ躊躇いの色が見えた。未知の感覚への戸惑いもあるのだろう。
理性が大方流れているとは言え、そこにはまだ遠慮が存在していた。
「もっと、貴女が思うままに……んっ」
首に絡めていた腕に力を込め、濡れた唇を引き寄せる。口付けると同時に舌を滑り込ませ、躊躇いに硬直したエルザの舌を絡め取る。
餌をねだる雛鳥のように、クラリーチェは下からエルザの口内を犯した。
「ん、ふぅ……」
やがてエルザも舌を絡めだし、その体をどんどんクラリーチェに突き進めて行く。
暫くすると何か固いものにふれ、エルザは口付けたまま眉を顰めた。
「構いません、から……エルザ……っ」
少し離れたクラリーチェの唇から、懇願するような声が漏れる。
熱さに蕩けた心の片隅でそれが意味することを悟ったような気がしたが、あえて眼を向けず、一度少し腰を引いた。
そして、躊躇いなく、理性の声が届く前にクラリーチェを刺し貫く。
「――――ッ!!!!」
一瞬にして駆け抜けた痛みと快感に、クラリーチェが声なき声を上げ大きく背中をのけぞらせた。
「あ、はぁ……っ!」
エルザもまた下腹部からせりあがってきた強烈な刺激に、たまらず声を上げる。
中にあるモノが、柔らかく温かなモノに締め付けられる。それがもたらす感覚は、一気にエルザの全身を駆け上り脳髄に響いた。
しばらく互いに未知の感覚に耐え、震えながらこらえきれない声を零していた。
「あ、はぁ、エルザぁ……っ」
意識があるのかないのか、エルザの下でクラリーチェは悶え身を捩った。
その声に意識を導かれ、エルザは自らの下で喘ぐクラリーチェを直視する。
「……は……っ」
ほんのり赤く色づいた白い肌にはうっすらと汗が滲んでいる。
荒い呼吸と共に上下する胸と腹は艶かしく蠢き、熱い吐息は甘い声を乗せてエルザの胸をくすぐった。
そして視線をおろせば、異常な自身がクラリーチェのそこを凶暴に貫いているのが見えた。
「――――っ」
そこに、僅かに赤いものが見えたとき、エルザの頭の中で何かが切れる音がした。
罪悪感が広がるより前に、本能が理性を焼ききる。
「クラリス……っ」
自分の下に組み敷いた大切な存在。
労わりたい気持ちもまだ存在していたが、それを含めた意味合いで大切だからこその支配欲が全身をめぐる。
それは衝動となって、エルザの体を突き動かし、
「ん、あぁっ!?」
結果、クラリーチェの中を深く深く、抉りながら突き上げる行為となる。
「あ、ああっ、エルザっ……!」
容赦のない動きにクラリーチェはたまらずエルザに縋り付く。
しかしその表情は苦しげでありながらもどこか恍惚としていた。
「は……あっ、クラリス……っ」
うわ言の様にいとおしい相手の名前を呼びながら、エルザは夢中で腰を動かし続けた。
クラリーチェの声は耳に、意識に届いてくる。
甘い喘ぎ声、普段聞くそれより一段階ほど高く聞こえるそれが意識を犯す度、腰や下腹部から快感の波が押し寄せてくる。
そしてそれ以上に、熱く柔らかなクラリーチェの中が己を締め付けて来る度に、気が狂いそうなほどの快感が背筋を白く焼いている気がした。

252 :
どうしたらいいのか、なんてことはわからなかったし、もう考えている余裕もなかった。
ただエルザは望むがままに腰を打ち付け、ひたすらにクラリーチェの中を抉りながら堪能する。
クラリーチェもまた「どうされたい」などという考えは最早浮かばず、震える膝を抱え上げ、より深く押し入ってくるエルザの存在に酔いしれた。
エルザが動くたびに声が漏れる、エルザが動くたびに快楽が打ち込まれる。
規則性などない動きに抉られ、突き上げられ、捻じ込まれて、初めの内は少し感じていた痛みはいつしか消え、下腹部から広がる快感だけが彼女を支配していく。
「あ、ふぁ、エルザ、んっ!!」
「クラリス……クラリス……っ!!」
太ももを抱えあげながら全身を乗せ、エルザはクラリーチェに密着しその体を抱きしめて更に腰を蠢かす。
繋がった箇所から響く水音がお互いの耳に届き、心のどこかに羞恥心が生まれるが、それすらも快楽を助長させる要素にしかならない。
気恥ずかしさはこそばゆさやもどかしさに変わり、意識をくすぐって感覚を麻痺させてくる。
互いに名を呼び合い、ふと触れ合えば貪るように唇を重ね、揺れる胸はお互いの頂を擦りあう。
クラリーチェは快楽に翻弄される意識の中に、震え始めた何かを感じた。
「あ、ああぁ、エルザ、私……少し、怖いですわ……っ」
「どうし、て……?」
それはおそらく「恐怖」という感情。
本来ならその感情によって震える体や心が、逆に震わされて存在を示してきたのか。
「な、んだか、気分が……っ!」
「大、丈夫。私も、なんだか……あちこち、変だ」
何が大丈夫なのか、そんな事はわからないのに。その言葉だけでクラリーチェの中に安心感が宿る。
曖昧な意識は最早何を求めているのかも判らず、それを知る為にとでもいうかのように、エルザはより強く強く繋がりを求めた。
「あ……ああっ!!」
容赦するどころか激しさを増してきたエルザの動きに、クラリーチェはたまらず背に回していた手を離し、シーツを握り締めてベッドに深く深く沈んだ。
エルザが動く度にベッドにより深く沈み、また浮上する。
二人の体の動きにあわせてベッドは軋み、吐息と水音とベッドの軋む音が複雑に絡み合って一種異様な音楽を奏でている錯覚に陥った。
「ふ……うっ!?」
「ん、ふぁ、ああんっ!!!」
不意に下腹部に強烈な寒気を覚えて、エルザは背を仰け反らせた。
しかしもう意識はどこかで切り離されてしまったのか、クラリーチェを貪る体の動きだけは止まらず、相変わらず無茶苦茶に彼女を犯していた。
その動きがもたらす快感はエルザの意識をも犯して行く。そしてエルザは自身に訪れる「限界」を感じていた。
クラリーチェもまた同じ、ひたすらに打ち抜かれながら落ちてきたエルザの体に再びしがみ付き、終わりへ向かって腰を押し付ける。
「もう、だめ、だ。クラリス……っ」
意識が白く染まりかけ、エルザは頭の片隅に最後に残っていた理性に衝動を任せ、体を大きく引こうとした。
――しかし、
「ええ、エル、ザ、このまま……ッ」
「う、あぁっ!?」
クラリーチェは残された力全てをエルザにしがみ付く行為へと使い、それに驚いたエルザは引こうとした腰を強く元へ……クラリーチェの腰へと反射的に叩き付けていた。
「う、あぁあああっ!!!!!」
何かが、自分から放たれていく感覚。それは言葉にできない感覚をエルザにもたらす。
「あ、はぁああんっ!!!」
何かが、自分に注ぎ込まれる感覚。それは表現しがたい感覚をクラリーチェにもたらす。
未知の感覚は二人の意識を焼いていく。
お互いの意識が全て白に染まり、溶け合っていく。
全身の力が抜け、エルザは崩れるようにクラリーチェに覆いかぶさった。
互いの熱が移りあい、意識だけでなく体も溶け合っているような錯覚に陥る。
体が震え、余韻が全身を刺激する。
二人は消えそうになる意識を強引に呼び覚まし、どちらからともなく頬に手を添え唇を重ねた。
そして柔らかく温かな感触に幸福と愛おしさを感じると同時に、二人の意識は白に支配されていた。

253 :
「………なんだか、なぁ」
どれほどの時間が経ったのだろう。
エルザは薄暗い室内でぼんやりと天井を見上げていた。
先に目を覚ましたのは自分だった。
妙にけだるい体は、しかしこの上ない幸福感に満たされていた。
何があったのだったか、と思い出そうとして頭を振ったところ、視界いっぱいにクラリーチェの幸せそうな寝顔が飛び込んでくる。
その見覚えのある表情に、「これは、また夢の続きだろうか」、と現実逃避を仕掛けたエルザだったが、連鎖反応のごとく思い出された現実に危うくベッドから転げ落ちるところだった。
それを引き止めたのはしっかりと、縋るようにエルザの腕を掴んでいたクラリーチェの白く細い手だ。
そのクラリーチェはエルザが目を覚ましてから十数分が経過しただろう今も、まだ目覚めない。
魔族的な血がもたらす夜行性の習慣は人化してからも消えなかったが、しかしやはり元エーテル体としては物質界での生活に馴染みきらないのか、体力的なものは普通の人より低いらしいクラリーチェは、エルザより先に目を覚ますことは殆どない。
だからこの光景は、「目覚め」の状況としてはいつもとさして変わらない、といえなくもなかった。
ただ時刻は夜であり、クラリーチェは全裸、そしてエルザは乱れた寝巻きで同じベッドの上、というのが異常ではあったが。
「……はぁ……」
掴まれた腕はそのまま。ころりと転がってエルザはクラリーチェの寝顔を見つめる。
すうすうと寝息を立てて眠るクラリーチェに少し胸の鼓動が早くなったが、「あの」強烈な感覚はもうない。
目を覚まし、事の次第を思い出したエルザが真っ先にしたのは「確認」。
自分の股間に突如として現れた異常。それが事を終えて眠りに落ちた後でも残っているのか否か。
それはあらゆる意味で重大なことであり、かくしてそこにあった異常は綺麗さっぱりなくなっていた。
「うぅ、夢、だったらいいのに」
頭を抱えたくとも片腕を拘束されてはそうもいかない。
そして拘束しているクラリーチェの姿から、自分の記憶に残る夢のようでありながらもはっきりと思い出せる情景から、
「夢じゃ……ない、よねえ」
それが現実であった事を疑う事は出来なかった。
小さくため息をついて、クラリーチェの髪をなでる。
ぴくぴくと耳が動き、くすぐったそうに笑いながらクラリーチェはエルザにすり寄ってきた。
それを見て、エルザの頬も自然に緩む。
そっとその身を抱きしめれば、小さな声を零してクラリーチェがゆっくりと目を開いた。
「……おはよう。起こしちゃったね」
「おはようございます、エルザ。構いませんわ」
時間に合わない挨拶を交わして、二人は自然とお互いを抱きしめる。
「体、大丈夫?」
「ええ、いつもみたいに、少し疲れてるだけですわ」
「そっか……ならよかった。いや、疲れてるなら良くはないのかもしれないけど」
相変わらずの真面目な言葉にクラリーチェは苦笑した。
エルザは照れくさくなって、その頭を胸に抱く。

254 :
ふと、下半身に触れる手の感覚。
「消えてしまったんですのね」
明らかに残念そうな色を乗せた声で、クラリーチェが言う。
エルザは吹き出しそうになるのをこらえて拗ねたように唸った。
「……消えてくれなきゃ、困るよ」
「そうですわねえ。ですけど、ちょっと残念ですわ、なんて」
言いながら、クラリーチェはそっとエルザの胸に唇を寄せる。
不意にエルザに対するいとおしさがこみ上げ、欲望が湧き上がりつつあった。
「クラリス……?」
「今度は、私が貴女を抱いて差し上げたいですねえ……」
妖艶に笑いながら、その頂に舌を這わせる。
「……っ!?」
突然の事に背筋を震わせながら、エルザは言われた言葉の意味を必に理解しようと思考をまわす。
「く、クラリス……どういう……っ」
「そのままの意味ですわ。あぁ、私にもあんな奇跡が起こらないかしら」
「お、起こらなくていい……よっ!」
戸惑うエルザを置き去りにして、クラリーチェはエルザの体を責め立てる。
混乱に抵抗する事が遅れたエルザは、その動きに捕らわれもう逃げられない。
「そんな事言わないでくださいな。とりあえず今は……これで我慢してくださいな」
「んっ……ぅ!?」
唇を重ね、潤みはじめていたエルザの秘所に指を添えて軽く擦る。
先刻までの行為の名残なのか、クラリーチェの言葉に想像が働きすぎてしまったのか、前戯もそこそこに体が出来上がっていく。
「く、クラリス、待って……よっ」
「嫌ですか?」
「そ、そうじゃない、けど……」
「じゃあいいじゃないですか。大丈夫ですわ、いつも通り力を抜いてくださいな」
「う……」
最早絶対に逃げられないと観念したのか、エルザは脱力してベッドに沈み込んだ。
そう、いつも通りのことだ。触れて触れられてが同時にある、そんな日だってたまにある。
望んでいない訳ではないのだ、エルザはクラリーチェに身を委ね、クラリーチェは今できる限りの全てを以ってエルザに触れ続けた。

255 :
――外は静かで、しかし漏れる声はどこにも届かない。
そんな閉鎖された空間を見つめる、異世界からの視線があった。
「なーミルド、じゃあ今度はあっちにイタズラしてやろうか」
「……姉さん、あまり趣味がいいことじゃないと思うよ」
聖霊界、フィオナ・メイフィールドが老竜に借りている小さな家。
その中で、アンジェリアとミルドレッドのアヴァロン姉妹が、魔術師マーリンの水晶球から西欧聖霊庁の一室を覗き込んでいた。
とはいってもミルドレッドがどうにかたしなめ、窓に映る影をどうにか捉える程度に留まっていたが。
「お前が邪魔するから肝心な所を見られなかったんだぞ、折角私が気を利かせてあいつらの仲をもーっとよくしてやろうとしたのに。“あれ”をやったのはマーリンだけど」
「必ずしも繋がる事が仲を深める為に必要という事じゃないよ、勿論それで深まるものもあるかもしれないけれど」
言葉を選びながら言う妹に、アンジェリアは頬を膨らます。
「それに、仮にそれが二人の為になったとしても……覗き見は良くないよ」
「つまんないなー、私だってそういうことが気になるお年頃なんだぞ」
「お姉さま、お姉さまのお姉さま、お茶が入りましたー。……ほぇ? なにか難しいお話中でしたか……?」
一応現状この家の主といえるフィオナが湯気の立つカップを運んでくる。
しかし、二人の間に流れるただならぬ空気に、邪魔をしてしまったかと一歩退いた。
そんな心配を打ち消すように、ミルドレッドは穏やかな微笑を浮かべて見せた。
「なんでもないよフィオナ。ありがとう、お茶にしようか。ほら、姉さんも」
「仕方ないなー……でもそうだな、いっそミルド、お前このベソかきメイドのこと――」
「姉さん、さすがに私も怒るよ」
「……まだ最後まで言ってないぞー」
眉間に皺を寄せて珍しく姉に僅かな怒りを見せたミルドレッドに、フィオナは一度は消えた不安を再び抱く。
「ほえ……? お姉さまが私を、なんでしょう……?」
おずおずと問うフィオナに、ミルドレッドはわざとらしい位の笑顔を向けた。
「なんでもない、大丈夫だよフィオナ。私はそんな事望んでいないから、ね――」
「????」
気のせいだろうか、その笑みが強張っている様にも感じたが、フィオナはただ敬愛するミルドレッドの笑みを信じ頷いた。
冷める前にとカップをテーブルに並べ、何事もなかったかのようにいつものティータイムが始まる。
水晶の向こうではヴァチカンの夜明けが近づいていた――。

256 :
以上です、お粗末さまでした。
お読みくださった方々、ありがとうございましたー。
もうすぐすごカナ、ここが活性化してくれることを祈りつつ。
また何か出来れば投下しにくるかもしれません、それでは。

257 :
お疲れ様、GJです!ラブラブなエルクラにときめいたわー
自分もまた何か書こうかな、盛り上がるといいね

258 :
お疲れ様です、あなたが神か。
俺の理想とするエルクラがここにありました。読んでる最中何回「そうだよそれなんだよ…!!」と手を叩いた事やらwww
ああくそ、マジで語りたい…
次も楽しみにしてますよ、ありがとうございました!ノシ

259 :
ちょっとお久しぶりです。ふたなりエルクラ書いた奴です。
前回感想くださった方々ありがとうございます。
自分も語りたいもので御座います。
さて今回はというか今回もと言うか、やっぱり双璧組ネタです。
双璧組というかクラリス受難篇、相手がオリジナルなキャラなんで苦手な人は避けてやってください。
では前回と同じく注意事項を。
・しょっぱなから襲われてる為、クラリスが全然クラリスっぽくないです終盤まで。
・とりあえずもう全然余裕ないクラリスと思ってください。
・相手が獣人型魔族、狼男みたいなものをご想像下さい。名前は特にない。
・ただ酷い感じのエロに挑戦したので前半はやたら淡々としております、萌え度は低いかも。
・後半はエルザ出てきますがエロはないです。というかエロは中盤まで……。
・でも二人の関係は前の話と同じです。
・長さはそれなり?
以上です、投稿規制に引っかからない限りは一気に行きます。

260 :

日も差さず、外の音は殆ど聞こえない暗く冷たい世界。
その奥で、異様な熱が蠢いていた。
熱は不自然に広いその場所で、その周囲だけを僅かに温もらせている。
しかしその世界に満ちているのはあくまで冷たい空気。
祈りも願いも救いも届かない、閉ざされた牢獄。
「ぅ………ぁっ」
何かが軋む音と淫猥な水音、獲物を貪る獣の気配と荒い声、そして途切れ途切れに零れる女性の小さな呻き声。
今はそれが、黒い獣に組み敷かれたクラリーチェ・ディ・ランツァにとっての世界の全てだった。
「大分、慣れてきたな?」
あざ笑う色を含んだ声で黒い獣が言う。
獣人に類するその魔族は今、とても満足そうに笑っていた。
目の前には捕らえた獲物、傷ついた白く細い体は血と汗と白い液に汚されながらうっすらと赤く色づいている。
自分よりも頭二つ以上大きいのではないかという相手に組み敷かれて、クラリーチェはなすすべもなく激しい暴行を受けていた。
意識はとっくに理性を手放しかけている、僅かに残る理性で唯一つの事を守りぬきながら、クラリーチェは涙を零していた。
黒い獣の姿をした敵は、一般的な人間の頭くらいなら握りつぶせそうな手で容赦なく彼女を責め立てる。
決して体を閉じる事を許さないかのように巨体を両足の間に割り込ませ、そして、
異常なまでに太い獣自身のモノをその中ほどまで、クラリーチェの秘所に突き刺していた。
「ぁ……ぁあ……っ」
無残なほどに拡げられたそこは、彼女が零す血と溢れる交じり合った互いの白濁液で怪しく濡れ光っている。
許容できる質量とは思えない獣のモノはしかし強引に彼女の中を中途半端な位置でかき乱す。
侵され続けるその部分から聞こえてくる水音は次第に大きさを増していった。

261 :

山奥に現れた獣人型魔族の群れを単独で討伐せよ、という危険な任務の果て。
ほんの些細な失敗から捕らえられたクラリーチェがここにつれて来られてから何時間経ったのか。
つい一時間ほど前まで気を失っていた彼女にはわからない。
ただ彼女は目覚めてから今まで、最終目標であった群れのボスである黒い獣にひたすらに犯され続けていた。
そこに深い理由はない、獣は捕らえた獲物に欲情したから襲った、ただそれだけだ。
初めの頃はそれを罵る事も出来た、しかし今はもうそんな気力さえなかった。
犯され始めて既に一時間は経過しているだろうか。
存外律儀なのかいたぶる為だけなのか、最初の数十分はその手と舌だけで責め続けられ、しかし抵抗すれば爪を立てられ時には軽く殴られた。
着ていた衣服は無残に破り捨てられてしまった、薄暗い世界でも獣の目を持つ相手には彼女の裸体がはっきりと見えるらしい。
意志とはずれ始めた体の反応を逐一告げられ、次第にその意志さえ犯されていく感覚にクラリーチェは恐れを抱いた。
四つん這いになった獣の剛毛に覆われた足で顔を挟みこまれ、そそり立つモノが目の前にさらされて。
顔を背ける暇も与えられずそれを無理矢理口に押し込まれ、滲み出すモノが喉に絡みつきながら落ちていった。
むせて吐き出す事も許されず、ままならない呼吸が意識を奪おうとした瞬間に、生暖かいものが彼女の敏感な部分を刺激し無理矢理に意識を覚醒させる。
獣の舌は何度もクラリーチェの芽を潰し転がし、やがてうっすらと濡れ始めた秘所へと伸びていった。
嫌悪感と緊張と、頑なに反応している事実を認めない強靭な意志によって、最後の抵抗といわんばかりに今までさほど反応していなかったそこ。
だが獣のぬめる舌と口に押し込まれたものによって奪われていく余裕に、ついにその最後の抵抗も破られようとしていた。
支配された口の端から零れる小さな喘ぎ声を、獣の聴覚が捕らえる。
その反応に満足げに笑い、獣は潤み始めたそこをくすぐり、舐めあげ、侵入する。
零れる声が少しずつ大きくなっていくのを感じたのか、ようやく口が開放された事に安堵する間もなく、
目の前に現れた、先程より更に大きさを増していたそれにクラリーチェの心と体は恐怖で震えた。

262 :
それからはあっという間だった。
無駄だと心のどこかで感じつつも、身をよじって獣の下から逃れ攻撃を試みようと小さく言葉を紡ぎかけ、
しかし瞬時に体制を変えた獣はすかさず手を伸ばし腰に爪を立てた。鋭い痛みに魔方陣を展開する為の言葉は途中で途切れる。
思わず背は仰け反り、跳ね上がりかけた足を掴まれ体を開かされる。
驚きに慌てて足を閉じようとするが間に合わない、両足の間に体を滑り込ませた獣はクラリーチェの細い腰をがっしりと掴み、そして。
熱く猛るモノを濡れそぼっていたそこへと押し付けた。
ひっ、と小さく喉が鳴る。それに獣はにたりと哂い、
「いっ……やぁっ!!」
無理矢理に体を押し進め、膨れ上がったモノを緩慢に、しかし確実にクラリーチェへと埋めていった――
激痛が全身を巡る、濡れてはいても大きさが非常識過ぎた。
引き裂かれるような痛みに声なき声をあげ、クラリーチェは首を振り溜まった涙が頬を伝い落ちていく。
途中まではあくまでゆっくりとした侵入。そこで獣は一度動きを止め、暫くそこでだけ腰を蠢かした。
半分ほど突き刺されただけでもクラリーチェの中は限界だと、そう思えた。
しかし退くでもなく押し込まれるでもなく、かすかに突き上げるように動くモノに、痛みは増していくが別の何かも腹から全身に広がっていく。
その事実にクラリーチェは硬く目を閉じて思考を閉ざそうとした。
あざ笑う獣の言葉、飛びかける意識をどうにか持ち直す。
いっそ気を失ったほうが楽になれる、そんな気もしていたが、途中からクラリーチェは僅かに保たれる理性を唯一つの事を守るためだけに使っていた。
聞こえる水音が大きさをどんどん増していく、それが意味する現実は彼女を羞恥心で責め立てる。
限界だと思ったのに少しずつ緩やかになっていく感覚に、目の前の獣が凶暴な光を瞳に宿した気がした。
一度大きく中にあるモノが退いていく。
それがもたらす感覚はクラリーチェの体から力を奪った。
「あ……ふっ……!」
急激な脱力感にたまらず、薄汚れたシーツともつかないものが申し訳程度に敷かれた硬い寝台に沈み込む。
しかし、腰を掴まれていて完全に落ちるには至らない。そして、
「いい声で鳴け」
低い命令の言葉が聞こえたかと思うと、次の瞬間引き戻された倍以上のモノが、一気に彼女を刺し貫いた。
「――か、はっ」
全身が痺れたように引きつった。
ぎち、という音が聞こえた気がした。
溢れ出た血と白い液が腹や太股を汚していくのが解った。
「あ……ぅ、ぁっ」
「……待ちかねたか?」
腰を掴んでいた手を離し、獣はクラリーチェの乱れた前髪を掴んで引っ張る。
首が強引に引き起こされて、霞む視界の先に獣を根元まで飲み込んだ自分の秘所が見えた。
手を離され、力なく頭が落下する。緩やかな落下に軽い衝撃。
その衝撃の直後、獣が動き始める。
「あ……う、くぅ……っ」
体と共に意識が揺さぶられる。獣は左の胸を強く絞るように揉みしだく。
更なる痛みに零れる悲鳴、もう片方の手で右足だけを掴まれて更に体を開かれて、根元まで埋められたモノは更なる深みを望むように強く強く押し付けられる。
掴まれた右足に舌が這う、次いでもう一度大きく腰が引かれ瞬時に叩きつけられた。
「ん、ぁあっ!」
その衝撃と痛みを超えて来た快楽に、理性ははじけ飛んだ。
しかし同時に、彼女が守ろうとした唯一の事を記憶から奪い去って行く。
そうして、クラリーチェは意志を手放す、いや、手放さざるを得なかった。
その瞬間に、守ろうとしたものを守れたという確信にほんの少しだけ安堵しながら。
それがなんだったか、今はもう思い出せなくなっていたけれど。

263 :
ぼんやりと目を開き虚空を見つめながら小刻みに震えるクラリーチェに、獣はその欲情を一層掻きたてられた。
膝立ちになり上から打ち込むように激しく蹂躙し始めれば薄く開いた口から甘く短い声が漏れる。
事を始めた時の強気な彼女はもうそこにいない、軽蔑する言葉ももう紡がれない。
完全に屈服させた相手を、獣は容赦なくそれ以上に壊そうとする。
本当に壊れた所で構わない、この欲情が、熱が獣を動かし続ける限り彼女が解放されることはない。
獣の侮辱の言葉に意識を犯され、何度も硬くなるモノと吐き出しても直ぐにまた満ちる白い液に体を犯され。
彼女はゆっくりと確実に、その身も心も壊されていく。
揺れる胸には牙が立てられ血を流す、ぽたぽたと落ちる獣の涎が交じり合って全身を汚す。
そうして、何度永遠とさえ感じられる痛みと快楽を注ぎ込まれただろう。
囚われて始めての夜が終わったのは果たしていつだっただろう。
クラリーチェはいつしか意識を失い、獣はそれでも暫く彼女を犯し続けていた――
しかしようやく落ちた意識の先にも救いはなかった、恐怖は悪夢を呼び起こし、彼女は決して長くない眠りから覚める。
そして待つのは悪夢と同じ現実。
それは時にはいつもの獣だけがもたらし、時には複数の群れを成す獣達がもたらしてくる。
クラリーチェの体が気に入ったのか、獣達は毎日彼女を犯した。
既に感覚は全て麻痺して快楽に慣らされ、痛みさえ全身を震わせる。
乱されるままに喘いで、しかし彼女の元来の精神力の強さゆえか、決して獣達に自ら縋ることはなかった。
そんな彼女をどうにか屈服させようと、繰り返される暴力と陵辱。
クラリーチェはされるがままに乱れる事で、それ以上から抵抗する。
同時に心は、記憶から奪われた唯一つのよりどころに、知らず縋っていた。
思い出せないというその欠如こそが、彼女の最後の希望だったのかもしれない。
そんな心より先に、終に体に限界が訪れたのか。

その日、彼女の体は酷い熱に侵されていた。
寧ろ今までこれだけの暴力を受けながら、何事もなかった方が奇跡なのだろう。
このままではぬだろう、そんな確信がぼんやりと脳裏を掠める。
今日もこの体はその熱などお構いなしに犯されつづけている。
熱がもたらす辛さに加え、いつものように打ち込まれる快感。
自ら縋りこそしないものの、体はもう獣達に飼い慣らされている。
いやらしく反応する彼女の体を、今日は群のボスである黒い巨大な獣だけが抱いていた。
「ん……ぁあ……」
四つん這いにさせたクラリーチェの腰を抱えて後ろから突き上げる。
いや、熱病に体を支配されぐったりと寝台に伏す彼女に「突き入れる」方が適切な表現か。
甘い声は何度聞いても耳に心地よい、今までどんな人間を襲ってもここまでの興奮は得られなかった。
未だに強制以外の奉仕を行わないその精神力も評価に値するし、それさえもいずれ屈服させるという暗い願望がある。
何が彼女をそこまで強くするのか、獣は知らない。

264 :
獣は暗い天井を見上げた。
窓のないこの牢獄では時間の感覚等失われるだけのもの。
クラリーチェは自分がここに来てからどれ程の時が経っているのか見当もつかないだろう。
「喜べ、女。今日は貴様がここに来てちょうど一ヶ月になる、外は気持ちがいいくらい高揚する満月だ」
満月。その言葉にクラリーチェの記憶が呼び覚まされる。
そう、自分が任務に赴いた日……つまり、囚われの身になった夜も、空に浮かんでいたのは狂おしいほど紅い満月だった。
「俺は貴様だけで構わんが、手下どもはもっと自由に出来る女が欲しいらしい。ちょうどいい夜だ、今日にも貴様に仲間が増えるぞ、嬉しいだろう」
勝手な言い分に久しく感じ得なかった怒りの感情が生まれる。
体が熱いのは熱のせいだけではあるまい、自分のような存在が増える、そんなものを見るのはごめんだった。
――しかし、
「ん、っくぅっ!」
既に体で最も感度のいい場所を把握され、事在るごとにそこを突かれて責められる自分に何が出来るというのだろう。
「既に下の村には手下共が出向いている。新しい獲物がしっかり恐怖に染まるように、貴様はそいつの前で俺に犯され続ければいい。今夜は気を失えると思うな」
「ぁ……あぁっ……!」
同じ場所を何度も突かれるが、決してその動きは激しすぎない。適度な衝撃と打ち込まれる快感が意識を焼いていく。
毎日陵辱され続けた体は今の今まで暴虐に慣れる事はなかった、それは未だに保たれる理性と共に奇跡とも言えることかもしれない。
しかし、だからこそといえるのだろうか。
考えなしに責めてくる部下達と違い、この黒い獣はどうすればクラリーチェが「狂うか」を理解しているようだった。
現に今も、漏れる声は少しずつ高く、甘く変わっていく。
消えていく理性を感じながら、クラリーチェはふと牢獄の外に意識を向けた。
「……ぁ」
人の気配がする。
どんなに痛めつけられようと、彼女の力全ては失われていない。
訪れる人の気配を感じるくらいのことは、完全に狂っていなければまだ普通に行える事だった。
しかし、だからなんだというのか。
ここに誰かが訪れるという事は、自分に対する責め苦がやってくるという事だ。
しかし今日はまた条件が違う、今日、今この時間訪れる人の気配、それは襲われた人間が連れてこられるということではないだろうか。
「ぅ……っく」
連れて来られた人間が遭う境遇を予想し、クラリーチェの目尻から涙が零れた。
感じられる気配がやけに少ないような気がするのは引っかかったが。
「――フン、一度だけ、頼みごとを聞いてやろうか」
「……え?」
思いもよらない言葉に軋む首をどうにか回して見やれば、獣の顔は笑いの表情に歪んでいた。
「貴様が俺に完全に忠誠を誓うなら、今日来る奴は逃がしてやってもいい」
そこに信用できる要素などない、それでも期待に少し胸が高鳴る。
体が熱い、上がり行く体温は正常な思考を奪っていく。
これ以上汚されようもないと思っていた、けれど最後の砦はまだ確かに残っていた。
それを崩してしまえば、自分のような存在は増えない。
今までの自分だったら、特定の誰か以外の為に自分を棄てるなど考えなかったかもしれない。
しかし今の自分にはもう、ここ以外に在れる場所などない。
「さあ、どうする」
そう思うほどに、彼女の精神は限界に近づきつつあった。
いつも以上に優しく突かれながら決断を迫られる。
溢れる涙が止まらない、封じた記憶が疼いた気がした。
この条件を飲むということ、それは、
それにすらもう二度と、縋れなくなるだろうという事。

265 :
「……わた、くしは……」
何もかもを棄てる覚悟をして、見知らぬ誰かの為に。
もう二度と会えない誰かを想って涙を零しながら、その誰かの為に屈辱にまみれた世界で生き続ける事を決意して。
「あなた、に……」
獣の表情が歪む。
楽しそうに、嬉しそうに。
その顔を、最後の抵抗として思い切り睨みつけて言葉を続けようとした時、
――扉の外から何かを弾いたような澄んだ音が響き、クラリーチェは目を見開いた。
「Agnus Dei――
ついで聞こえてきた声に、獣ははっとしてクラリーチェから自身を引き抜き扉を睨みつけ、
そして彼は最大の過ちを犯す。
――dona eis」
倒れこむクラリーチェを放り出し、扉を開けてきた相手を瞬時に取り押さえられるように、その前で身を屈めて構えたのだ。
扉から獣の立つ場所まで、この広い牢獄では4Mはあるだろうか。
彼にはその距離を一気に縮める自信があった、事実それは可能だっただろう。
しかし、
「Requiem!!」
轟音と共にその距離を打ち抜いた聖なる力を放つ何者かは、彼の予想を裏切り扉を開くことすらしなかった。
扉ごと打ち抜いてきた光に獣の体が貫かれる。
たった一発の聖霊力を纏った銀の弾丸はしかし、彼のような魔族には驚異的な武器だった。
「が……っ」
血を吐き出しながら、しかし獣は倒れない。
その力は強大ではあったが、やはり扉越しでは致命傷には至らなかったのか。
扉に開いた大穴の向こうに見えた人影、それに襲い掛かるべく残された力で駆け出した。
「この手に力を――」
手負いの獣は咆哮しながら傷を負ったとは思えぬ速さで前方に飛び、
「――貫けっ!!!」
それを狩る為に放たれた猟犬と交錯した。

266 :
ぞぶり、という音。
互いの勢いを乗せ、獣の爪は猟犬の肩を裂き、
猟犬の突き出した聖なる槍は、獣の胸を正確に貫いていた。
「……きさ、ま」
「返してもらうよ、私の半身。そしてキミには消えてもらう……キミの様な存在には、安息なんて訪れて欲しくない。
だけど私は彼女との約束を守る、二度と我を失う事のない様に……その為にどんな相手であれ、安息が訪れるのを私は祈ろう」
自身の血と獣の血に汚れながら、「猟犬」は言葉を紡ぐ。
かつて「狂犬」と呼ばれたことのある彼女の目には、狂気など宿っていなかった。
そこに在るのはただただ静かな怒りの色。
虚空を見つめ、寝台に沈むクラリーチェの事はまだ見ない。
「エル……ザ」
名を呼ばれ、ようやく視線を下ろしたエルザは哀しげに、しかし安堵したように柔らかく微笑む。
「ごめんね、クラリス。遅くなって……」
刺し貫いた獣が小刻みに震える、その命は放っておいても失われていくはずだが、魔族という事もあり油断は出来ない。
それに気付いたクラリーチェは今すぐ息の根を、と言おうとした。
しかしエルザがあまりに遠い存在に感じられて、言葉を紡ぐ事は出来なかった。
エルザは、そんなクラリーチェの意を汲んだのか、ゆっくりと頷いてみせる。
「さぁ、キミに与えられる罰は終っていない。でもそれは私がやることじゃない」
ずるり、とクルクスを引き抜けば獣は膝を折り崩折れた。
「聖なる息吹よ、我が内に――」
静かに言葉を紡ぐエルザを見上げる獣にまだ気力はあるらしい。憎悪に満ちた目で彼女を睨みつける。
エルザはそんな獣を冷ややかに見つめた。彼女の周囲の空気が渦を巻いていく。
「もしもキミがクラリスを盾に扉の前に立ったなら……とにかく、彼女を人質に取ったとしたら私も危うかっただろうね。
それだけはキミに感謝してる。それを差し引いたとしても、どれほどの罰がキミに与えられるんだろうね?」
血にまみれたクルクスを掲げ、少し飛び退って獣と距離をとる。
そして瞳を閉じ、彼女は高らかに祈りを捧げた。
「厳然たる剣をもって、全てを打ち砕け」
その姿は無防備だ。
どこにそんな力が残っていたのか、それを見た獣は弾かれたように飛び出し拳を突き出す。
しかし、クラリーチェの悲痛な叫びが響き渡るより早く、
「カシマール!!!」
エルザの背後に現れた巨大な蛇女の聖霊が巨大な剣を振り下ろし、獣を叩き潰すように両断した――

267 :
「クラリス……っ!!!」
自分達以外の気配が掻き消えたのを確認して、エルザはその表情を一変させクラリーチェに駆け寄った。
クラリーチェは自らの意志で封じていた記憶……誰よりも大切な相手であるエルザに抱き締められ、呆然と虚空を見つめる。
「ごめん、本当に、ごめん……」
汚れた頭を抱くエルザは泣いていた。クラリーチェは少しずつ視線を動かし、その懐かしい姿を改めて認識する。
万が一にも夢で彼女の名を呼ばないように。
もしも呼んでしまえば獣達の手がエルザに伸びる気がしていたから。
だから、その名も存在も、記憶から消そうと試みた。
しかしてそれは上辺上成功し、けれどやはり完全に消せるものではなくて。
成功したと思っていた事実こそ、クラリーチェの強靭な意志に寄る本当の意味での最後の抵抗だった。
……身も心も汚されきった自分が、彼女に縋るという事が許せない、そういう気持もあったのだけど。
「エル、ザ」
「なんだい……クラリス」
彼女が助けに来てくれた事は嬉しかった、けれど自分はあまりに汚れすぎた。
だからそっと、その抱擁を押しのける。
エルザの顔が不自然に歪んだのが解った。
「駄目、ですわ」
「何がだい……?」
その声にわずかばかり怒りの色が含まれていると思うのは、気のせいでは無いだろう。
「私は……汚れすぎました。貴女に抱き締めてもらえる資格なんて――ッ?」
全てを言うよりも早く、強く固く再び抱き締められる。
その締め付けてくる力に一瞬獣に押さえ込まれた恐怖を思い出しかけて、
「馬鹿……っ!」
しかし、直ぐに聞こえた優しい叱咤と労わりながら抱きしめてくる柔らかい温もりに、その恐怖は溶け消えていく。
「キミは汚れてなんていない、ううん、そう言い張るのならそれでも構わない。けど私は君を連れて帰る、聖霊庁に……いや」
そこでエルザは抱擁を一度緩め、汚れたクラリーチェの頬に両手を添えた。
「私達の、家に」
自然、熱い涙が零れた。
「エルザ……っ」
もう、抑えることなんて出来なかった。
「帰ろう、クラリス……」
「は、い……ッ」
降りてくる口付けは、甘く、心地良い温もりに満ちていた。
後日、西欧聖霊庁対策実行本部特務一課所属長、ペトラ・ヨハンナ・ラーゲルクヴィスト直々に、二人に対して公休が与えられた。
他の西欧聖霊庁幹部達は最後まで反対したが、同時期に発生した二つの聖霊事変を危険と認識しつつ、それぞれに単独で任務を与えた上の言葉に、ペトラは聞く耳など持たなかった。
独断に近い行為、しかしペトラ程の実力者にそれ以上の異を唱えられる者など存在しない。
「あの日」から一ヵ月後。その公休を利用して、クラリーチェとエルザはある村を訪れていた。
クラリーチェがあの夜、任務の為に訪れた小さな村。
今は人がいないが魔物の脅威は既に消えているため、じきに村人達が戻ってくるだろう。
あの日二人に与えられた任務は、二人に忘れることの出来ない災難をもたらした。
エルザもまた別の場所で任務に当った際相当な深手を負い、命に別状こそなかったものの暫く長い眠りに落ちていたのだという。

268 :

「いい天気ですわね」
「うん……」
天気は快晴、クラリーチェは青い空を見上げてにこにこと、エルザとの休息を楽しんで笑う。
しかし対するエルザの表情は暗い。当然といえば当然だ、ここはクラリーチェが捕えられ、心身に深い傷を負うきっかけとなった場所なのだから。
「その、クラリス……」
この場所にはある日を境に定期的に次元の歪みが生じていた。
あの日はそれがいつも以上に強く観測された日だった。
決まって満月の夜、それ以外は静かな物で、
「なんですの?」
故に、このあたりに巣食った魔物達は満月の夜以外は息を潜めていたのだ。
――それが、クラリーチェを助けに行く手掛かりをつかめなかった原因。
「……大丈夫、なのかい」
それが悔しくて、エルザはここで笑うことなど出来ない。
しかしここを訪れるのを希望したのは他でもない、クラリーチェ自身だ。
「……ええ」
忘れられる訳はない、あれほどの屈辱と恥辱にまみれた一ヶ月。
今でも時折悪夢にうなされる、しかしその時は決まってエルザが手を握ってくれた。
「大丈夫、ですわ」
それは本心からの言葉。あの日から一月を経た今日は夜になればまた満月を空に浮かべるだろう。
クラリーチェはエルザと共に、静かにその時を待つ。
やがてゆっくりと日は沈み、代わりに白い月が浮かんでも、周囲に魔族の気配が生まれる事はなかった。
「ちょっと、手酷い失敗をしてしまいましたけど」
静かな風と虫の鳴き声。それにクラリーチェは心の底から安堵する。
「任務完了、ですね」
そう言って笑ったクラリーチェに、エルザも今度は笑って頷いた。
夜が明けるまで、許可を得て借りられた家で静かに二人の時を過す。
ただただ静かに、温かなお茶を飲みながら。
眠る時は二人寄り添って。
また次の日の朝を、二人で迎えられる事に感謝しながら――

269 :

以上でした。
なんか後半のエルザが特に書きたかったんですかって感じですが。
本当クラリスが全然クラリスじゃなくてすみません、あらあらとか言ってない!
次があるならエルザ受とかも書いて見たいですねえ……。
それではまた。

270 :
クラ「あらあら」
アル「ぷいにゅ」

271 :
過疎スレ晒しage

272 :
さ、晒しageなんて単語、すげー久し振りに聞いた…

273 :
ここあんまり百合無いのな。
スレ見回したら過疎の理由が何となくわかった

274 :
アルカナハートで百合
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1167896101/

275 :
>>273
例えばどんな理由? 百合がないから?

276 :
オリ男×なずなとか思いついたが、絶対に叩かれそうなので逃げるw

277 :
同人だと百合より男の入ったエロが売れてるという不思議
裏切り者め

278 :
売り上げを重視するなら男入り
愛を貫くなら百合
でも男入りで貫ける愛もある
フッ、そういうことさ……

279 :
男性自身が愛乃を貫くのは当然じゃん

280 :
言ってる意味がよくわからないんだけど…

281 :
愛が欲しいよ

282 :
今一応ノーマルとエロの比率が8:2か9:1くらい(純愛ぽい雰囲気)のオリジナル男×舞織ものを書いているけど、百合がメインストリームのアルカナにおいて需要ないですか?
つか投稿したら問答無用でフルボッコされますか?

283 :
age忘れた。沈み過ぎだ。

284 :
俺は百合の方が好きだが、需要はあるんじゃないの?

285 :
書き方、見せ方次第だと思う、特にオリキャラは
が、少なくとも「百合じゃないから叩かれる」ということはないので(叩かれたとしたら別の理由)
自分なりの挑戦として投下してみると良いのではないかと

286 :
すごカナのせいなのかスレの勢いが無くなってるな

287 :
投下する人がいなければどこもこんなもんよ
>34-37の人帰ってきてくれないかな・・・。

288 :
保守してみる
ここ何日ぐらいもつのかな2週間ぐらいなら大丈夫なのか?

289 :
age忘れ沈みすぎだろ

290 :
はぁぁ、今日も見つからなかったなぁ……こっちへ来ても、面白いテレビは木曜9時の8チャンネルしかないし……。
ううん、嫌な事はシャワーを浴びて忘れよう!くよくよしたってしょうがないさ!
僕は服を脱ぎ捨てて、髪を下ろしてシャワールームへ向かう。
……。
……大分、伸びてきたなぁ、髪の毛。
裸の自分を見ていると、まるで女の子みたいだ。女の子だけれども。
それに、何だか胸のあたりも膨らんでるような気がする。
自分でつまんで見ても、段々柔らかくなってくるのが解るんだ。
それに……。
最近、月に一度くらい、ものすごくお腹と頭が痛くなって、気持ち悪くなる時がある。
足元を見たら、ズボンの下から血が流れてて、どこか切ったのかと思って最初は焦ったけれど、
帰ってママに見せたら、優しく看病してくれて、特製のハンバーグを作ってもらったっけ……。
 鼻歌を口ずさみながら、ぬるめのシャワーで丁寧に身体を流す。
 長い髪は丁寧に、シャンプーとリンスで。
 決め細やかな白い肌は、日本製の「牛乳石鹸」で洗い流す。
 ミルクの甘い香が肢体を包みこむようだ。
 透き通るような幼い肌が水を弾き、薄い桜色の乳首は幼く小さいのにつんと上を向く。
 流れた泡が白い太腿を伝って排水溝へ吸い込まれていく。
 幼い割れ目には毛の一本も生えてはいない。
 華奢で、小さな幼女の身体を湯気が包み込む。
フカフカのタオルで身体を拭いて、リフレッシュする僕。
暖かいココアが飲みたいな。
でもその前に、寝る前に、キミに言っておきたい事があるんだ。
「なんで僕のシャワーを覗いてるのさ、変態っ!」

291 :
全然投下が無いから予告抜きでドロシーがシャワー浴びてるだけのSS投下すまんこ。
とりあえず覗きの疑似体験、みたいな。

292 :
素まんこ OK

293 :
バレンタイン過ぎちまったが、まおりんとチョコを使ったのを書いてる。
もしかしたらホワイトデーまでかかるかも知れないが、おまいら期待しないで待っててくだしあ

294 :
まおりんの胸からホワイトチョコだって?

295 :
鼓音「ご安心ください。春日のココ、開いてますよ」
小糸&小唄「「ふさがってた事ないんだけどね〜」」
舞織「やめなさい!姉さんも、すぐ影響うけるんだから…」

296 :
春日wwwww

297 :
age 保守

298 :
存在すら忘れてたわw

299 :
したらば妄想→したらばSS→ここ
と、誘導されてきました
以下、微修正して転載
「おねえちゃんピンチー!」
二人で買い物に出かけた帰り、綺麗な夕焼けの見える時
わざとなのか、反射的にそう言ったのかは分からないが
塀の上から落下したアンジェをしっかりと抱きとめる
身体はとても軽い。髪からは良い匂いがする
「ありがと」
「はは、あんまり高いところに登っちゃ駄目だぞ」
ミルドレッドの姿が見えなくなってからというもの、アンジェはかなり素直になった
……と、いうよりはアンジェがなんだかんだ頼りにしていた者。
ミルドレッドの代わりとして頼られているだけかもしれないが
「ミルドはいつになったらかえってくるんだろう……」
アンジェは少し寂しそうに呟く
「さぁな、そろそろ帰ってくるんじゃないか」
俺はいつも通り当たり障りの無い回答をする
家に帰るとアンジェが早速口を開く
「なぁ○○?おなかがすいたな」
「だな。晩ご飯を作るとしますかね」
「……しがつくる……」
「ん?」
「あたしがつくる!」
「はぁ?」
アンジェの提案、もとい思い付きに俺は素っ頓狂な声を上げる
「つくるったら、つーくーるー!」
「何言ってるんだよ。包丁も握ったことないくせに」
アンジェの要求を聞き流し、手際良く食材を切っていく
「いいからやらせろー!」
アンジェが声を張り俺の腕にぶら下がる
「や、やめろ!危ないから……!」
その刹那、包丁が指に触れた
「っ……!」
「あ……ごめん……」
「大丈夫……少し切っただけだ」
幸い傷はあまり深くないようだが、指先にはじわりと血がにじんでいる
「じっとしてて……んっ、ちゅ……ちゅぱ……」
そう言って腕を取り俺の指の傷を舐めた
少し体温の高いアンジェの口からは優しさも伝わってくる気がした
俺は何か満たされた気分になり、アンジェの柔らかな髪を撫でた
「ん……」
怒られるのかと思ったのだろう。
アンジェは始めにビクッと身体を震わせたが、自分が撫でられていることに気付くと
気持ち良さそうに目を細めた
「……ち、とまった?」
指から口を離したアンジェはどこか恥ずかしそうに尋ねてきた
「あぁ、止まったよ」
鼓動が早くなっていたからだろうか。
血は止まっていたが、指はズキズキと痛んだ

300 :
>>299
何となく手が離せなくなり、俺は髪を撫で続けていた
アンジェも気持ち良さそうにして、体重もこちらに預けてきている
「なんだかなつかしい感じがするぞ……あたたかいような……」
「もっと暖かくしてやろうか?」
俺はアンジェの背中に手を回し、その小さな身体をギュッと抱きしめた
「お、おまえ…なにをするんだ…!」
始めこそ、少し焦った様子で胸をポカポカと叩いてきたが
精一杯腕を伸ばしてギュッと抱きかえしてくれた
かなり長い間抱き合っていただろう
「ありがとう……あたしも元気がでた……」
顔を赤らめながらそう言った
「おれいに……何かしてやる。なんでもいいんだぞ……?」
「アンジェ……こっちを向いて……」
俺はアンジェを抱きよせ、唇を奪った
「んっ……!」
驚いた様子のアンジェの口内に舌を進ませると
ちゅぱちゅぱと舌を絡ませてきたが、身体はずっとこわばらせたままだった
やがてどちらからともなく唇が離れると
そこには息を切らし、うるんだ目をしたアンジェが居た
「お……おまえ……なにしたんだ……?」
「キスだよ」
俺は正直に答えた
「キス……キス……ぅ……うっ……」
アンジェは神妙な顔で呟いていると思いきや、今度はポロポロと涙を流し始めた
「お、おい。いったいどうしたんだよ」
「だって……キスってたいせつな人とやることなんだろ……?」
「ん、まぁ、そうだが……」
「あたしは……○○にそんなにたいせつにされてたんだ……」
「……あぁ、そうだよ。俺もミルドレッドもアンジェの事が大切さのさ」
俺は目の前で涙を流すアンジェの頭をクシャクシャと撫でた
「○○……」
アンジェは涙目でうっとりとした表情で俺の名を呟く
「アンジェ……」
俺はアンジェの胸に軽く触れてみた
「や……」
嫌がるような素振りを見せたが、アンジェは抵抗はしない
触っているうちに顔も少し紅潮したように見える
「アンジェ……いいか……?」
俺がそう問うと、アンジェは無言でコクリと頷いた

301 :
寸止め…だと……?

302 :
>>299
>>300
これから行う行為の意味をアンジェが分かっているのか
聖女としてのアンジェはどうなるのだろうか
アンジェはどんな気持ちで俺の望みを受け入れてくれたのだろうか
巡る思考の中に罪悪感はあったものの、俺はいつかこうなる事を望んでいて
アンジェの事を心から愛しているということに偽りは無い
不安そうにしているアンジェの胸を服の隙間から触ってみる
「ぅ……」
緊張している為か、アンジェは身体を硬直させている
そんなアンジェの緊張をほぐそうと再び唇を塞いだ
「んっ!……ちゅぱ……ちゅる……」
アンジェは最初のキスの時より積極的に舌を絡ませて来てくれた
つたない動きだったが、俺にはその気持ちが嬉しかった
口を離したアンジェは少し緊張も解けた様子だった
「下も触るよ」
俺がそう言うと、また何も言わずにコクリと頷いた
さっきの胸の愛撫のおかげか、アンジェのそこは少し濡れている感じがした
「あっ……あ……ぁ……!」
撫でるように触ったり、やわやわと陰核を愛撫する度に敏感に反応してくれる
だんだんとアンジェの声が艶っぽくなってきた所で俺は手を止め
お姫様抱っこの状態でベッドまで連れて行く
ヒョイと持ち上げた時、アンジェは少し嬉しそうな表情をしていた
ベッドにアンジェを寝かせた俺は一言だけ問う
「いいんだな……?」
「ん……」
アンジェはまた頷くだけの返事をした
「痛っ!……っ!……ぅ!」
少し力を入れて挿入していくとアンジェは声にならない悲鳴を上げる
俺のモノが特別大きい訳では無かったが、身体のサイズそのものが違いすぎるのだ
キツい膣内を押し広げるように進んでいくと、何かに当たる感覚があった
そこで一瞬躊躇したが、俺は思いきり深く腰を沈める
「……あぁぁぁぁぁぁぁっ……!!!」
相当痛かったのだろう、アンジェが大きな声を上げる
アンジェのそこは小さく、俺のモノを全部飲み込む事は出来なかったが
繋がる事が出来たという気持ちで幸せだった
「ありがとう、頑張ってくれて」
「えへへ……」
本当は痛くて仕方がない筈なのに、アンジェは目尻に涙を浮かべながら微笑んでくれた
そんな表情を見せてくれるアンジェの事が余計に愛しく思えた

303 :
>>229
>>300
>>302
熱くキツいアンジェの中は少し油断すれば出てしまいそうなぐらいに気持ちが良い
アンジェはまだ痛みの方が強いらしく、俺が動く度に苦悶の声を上げていた
そんなアンジェの痛みが少しでも軽くなるようにとなるべくゆっくりと腰を動かす
だが繋がったところは動きやすいとは言えず、無理をさせているという感覚が心苦しかった
俺が不安そうな表情をしていたからなのか、アンジェは両手を伸ばし、言った
「あたしは……ギュっとしててくれれば大丈夫だから……」
「アンジェ……泣きながら言ってもなんの説得力も無いよ……」
だが今してやれることはそれぐらいの事なので、俺はアンジェの言う通りに抱きしめる
体勢を変えた時にアンジェは表情を歪めたが、すぐに安心したように安らかな表情になった
「ありがと……」
アンジェが落ち着いた様子だったので俺は動きを再開する
「うっ……痛……あっ……あっ!」
「ごめんな……アンジェ……」
先ほどよりは若干動きやすくなっており、痛みも些か楽になっているようだ
ただ、アンジェはまだ少し震えていて、グッと手を握っていたので
俺は少しでも不安を取り除いてやろうと、固く握っている両手をほどいてグッと掴んでやった
するとアンジェは幸せそうに微笑んだ。その笑顔は俺の心に暖かく染み渡るものだった
ゆっくりと動いてはいたものの、アンジェのキツい中は刺激が強い
動く度にピチャ、クチャと水音も響いている
「んっ……!……ぁ……」
表情を強ばらせることはあまりなく、痛みはだいぶ軽くなっているようだった
俺は自身の限界が近かったので少しペースを上げ、アンジェの中を突く
「あ……んっ!……」
そうしてゆっくり動いているうちにアンジェが不安そうな声を上げ
膣内をキュと締め付けてきたように感じた
俺はアンジェが時おり上げる甘い声に酔いながら一心不乱に腰を動かす
自身の限界を悟った俺はグッとアンジェの中にモノを突き出す
その時がアンジェの身体がビクッと震えた
「ア、アンジェ……イクぞ……!」
「ぇ……ぁ……あっ!……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ドクッ!!
物凄い快感が突き抜け、目の前が暗くなりかけた
ガクガクと震える身体を何とか支える
アンジェの中に想いの全てを解き放つと、俺はその小さな身体を再び抱きしめた──

304 :
>>229
>>300
>>302
>>303
「おきろー、朝だぞー」
「あー……おはよう、アンジェ」
「ん。おはよ。早く服を着てこっちへ来い」
俺はアンジェの声で目を覚ます。アンジェが俺より早く起きているのは久しぶりだ
徐々に覚醒していく中、俺は何か物が焦げたような臭いに気づいた
「なぁアンジェ、何か焦げ臭くないか?」
「焦げ臭くなんてないぞ!」
アンジェは一瞬で否定するアンジェはどうも怪しい
俺は身支度を済ませると、逃げるようにリビングへ行ったアンジェを追いかける
するとそこには焦げた臭いに混じって、香ばしい良い匂いがしていた
「おぉ……この朝飯、アンジェが作ったのか?」
「そーだぞ。早く食べるといい」
アンジェが作った朝食はトースト、目玉焼きといった基本的なものだったがとても美味しかった
台所の片隅にゴミ袋いっぱい溜まっているギーァの様な塊は見て見ぬふりをしておいた
「おい、○○。後で買い物に行くぞ」
「ん。じゃあ行くか」
俺はアンジェの意図を察し、買い物に行くことにした
「そこにしゃがめ」
出かける時にアンジェがしゃがめと言うのでまたいつもの肩車だろうと思ってしゃがんでやると
アンジェは前に回り込み、正面から抱きついてきた
「おい、肩車じゃないのか?」
「肩車はミルド用だ。○○はこれからは抱っこにする」
「抱っこって……さすがにちょっと恥ずかしいのだが……」
「子分はおとなしく言うことを聞けー!」
久しぶりに俺のことを「子分」と呼び、アンジェが手の中でバタバタを暴れる
アンジェも恥ずかしいのだろう、顔を真っ赤にしていた
「わーったよ、それでいいから」
「そうか。それなら早く出かけよう」
俺は少し甘えんぼになったアンジェを抱っこしたまま家を出る
やはり少し気恥ずかしかったが、それも悪くない
アンジェはずっと嬉しそうな表情をしたままだった
─おしまい─
いや、寸止めのような形になってしまって申し訳なかった

305 :
鳥も付け忘れてるし安価もミスってるしもうね……orz
>>299
>>300
>>302
>>303
>>304
で全部です

306 :
うわああああ!(じたばたじたばた

307 :
>>306の身に何が起きたんだ?

308 :
萌え転ぶ。

309 :
俺がアンジェに萌えただと・・?

310 :
おおお…

311 :
話がある程度纏まったら投下しようと思います。一応コテつけました。


312 :
影ながら応援してるぜ、頑張ってくれ。
家庭用のすごカナ2発売されるんだからもっとこのスレも活気でないかな

313 :
悪い意味で…

314 :
職人カムバック!
そして落ちちゃうー!という事で定期ageするけど良いよね?答えは聞いてない!

315 :
間違えたw

316 :
test

317 :
皆さんこんにちは。とあるSSサイトを見ていてふと思ったのですが、投下量はワード7〜8枚くらいで良いでしょうか?
それとも一話ごとの展開をさくさく進めるために1.5倍くらいにした方が良いでしょうか?

318 :
ワードで、と言われても分からんがなw

319 :
枚数は改行と空行でいくらでも変わるからな
キロバイトで言ってくれ。そしてここには君の投下を遮る者はそうそういない
汝の欲するところをなせ

320 :
おっと危うく落ちるところだったぞw
age

321 :
ageないと落ちるの?

322 :
いや? まったく関係ない>上下
良くいる、下に行くと墜ちると思ってる馬鹿だな

323 :
ふぅ……

324 :
どれで抜いたんだ。おじちゃんに教えてみ

325 :
別所に投稿されていた……浣腸モノ、です……す、すみません……ごめんなさい・・・…

326 :
>>325
kwsk

327 :
保守

328 :
書き込み無いねぇ・・・
このまま皆デモブラに流れるのだろうか

329 :
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=big&illust_id=237356
この絵からSSを書く、
標的をすため現地に向かった少女だが、任務を達成したものの敵との対戦で
服を無残にも破かれてしまい裸に、そしてなんとかギーァの力を借り脱出に成功した
「…どうしよう・・・」
今の状態と言えば裸にブーツしかない。そんな状態でいればおかしな子供と思われるだろう
「・・・とりあえずなにか・・・・」
両手の鎖はこのさいどうでもいい、今は何か着る物が必要だ。それに
人形も返してもらわなければ・・・・
肌寒い、それに下も何も穿いてはいないブーツだけがなんとか寒さをしのいでいる
アルカナである、ギーァは何もできない

330 :
わっふるわっふる

331 :
保守しとくか

332 :
>>34-37の人続き期待してるんだぜ

333 :
わっふるわっふる

334 :
誰かアンジェとラブラブえちぃな話書いてくれ

335 :
>>334
>>299-305

336 :
和む話だ

337 :
アンジェを抱っこ・・・
うわああああああああああ!!!

338 :
>>337
マーリン乙

339 :
男がアンジェをだっこして
アンジェがマーリンをだっこしてるんだから問題無くね?

340 :
男の有無は本当に意見が分かれる…

341 :
主人公含めてオリキャラの主張が強い作品は詰らんが
こういうエロゲの主人公みたいな感じなら俺は構わん

342 :
そもそも投下量自体少ないんだから一言注意書き添えてオリ男出てます嫌いな人はNG云々な感じでやれば波風立たないんじゃないかね

343 :
男性キャラがいないわけじゃないしなー。
うまく使えば面白そうだ

344 :
ほす

345 :
あげとく

346 :
アンジェwktk

347 :
あげ

348 :
キャラデザインの瑞姫さんの同人がどんどんエロくなっていって困るぜ!
もっとやってくれ

349 :
まるちすんなw

350 :
保守

351 :
あるかな? ないかな?

352 :


353 :


354 :


355 :
700台だとdat落ちなのか分かり辛いなw

356 :

                 彡    彡ノ /   /ヽ
========== . ノ彡≡ 彡彡   _..:ン  ノ′
|| ダイゴ・ザ・ビースト印‖丿  彡  _,,..-'彡ニ--‐'´
||アルカナキャラ強姦許可証‖ノ  彡 ;;;;;"  _,    ,,.   _,,、
||     ノ⌒`´⌒ヽ.  ‖ ミ ノ::::;_,..-イ 、  ,| ;1  _,,-ナヾ
||    ノ_ノノノ/ヽヽ`>. ‖''彡 ミ;|:;;/__;--二`ー-'; レ";∠'';;-
||  ∠、|ー .||,ー`/、> ‖ヽ、ミ |:::;;;´ -=・=-./=ミ,>-=・=-
||   ∠.ヽ  ム />  ‖   >ミ |、;;   彡.》{  };巛ミ
||    彡.\= /ゞ   ‖  ' 、ミ |、;;     ' .{、 .}:j  ヽ
||      ノ  ̄|    ‖  ヽ.._ミ;| ;;;;;;;;    r';;j ^ゝ、
||>ン⌒l.期間無期限!‖    `゙'l ;;;;;;;  〆ゝ、_,,...-' ;;ゞ、
/  ; 丿氏名○○○○‖     l、;;;;;,!!!i||||illlllllli||||lll|||l
.  ./ ::=======     _,,..|;;;;;;;゙l|l~~~~゙゙゙゙~~゙~||l′
;/ /              /  ;`-.;;|′`゙''‐‐'''´ |


357 :
                      _,,:-ー''" ̄ ̄ ̄ `ヽ、
                     ,r'"           `ヽ.
                   /" ::.    _ _      ヽ
                   |  ::    \◎/      ゙)         
==========    .l  ::   /;i   ∨    ∧     ,l
||   シグマ印      ‖  /;;l  _;; /::::l       /::::',   ヒ:::::`i
||アルカナキャラ強姦許可証‖ l,:::::l "-ー:ェェヮ;::)   f';;_-ェェ-ニ ゙l:::::::::|
||    ,,------ 、   ‖  |:::::l"::::''  ',;/  .::;i,  i `''\/   r::::::::.|
||   /: ____▽,,,,,,_ヽ ,  ‖ .゙l::::::l ::.  ....:;イ;:'  l 、     ,l,:::::::ノ
||  }ミi::ェェヮi ト.ェェ-iミ{  ‖  ゙|_i"ヽ;:...:::/ ゙'''=-='''´`ヽ.  /i:::::l"
||   ヾ::/イ__l丶 r'1ノ.  ‖   .| ::゙l  ::´~===' '===''` ,il" .|'"
||    }::l:: ゝ--イ :l :{.   ‖    .{  ::| 、 :: `::=====::" , il   |
||    ト!;;_`二´_,,!イ   ‖   /ト、 :|. ゙l;:        ,i' ,l' ノト、
|| ン⌒l.期間無期限! ‖ / .| \ゝ、゙l;:      ,,/;;,ノ;r'" :| \
/  ; 丿氏名○○○○‖'"   |   `''-、`'ー-⊥-─'";;-'''"  ,|   \
.  ./ ::=======
;/ /

358 :


359 :
アヴァロン三姉妹の日常が見たい今日この頃

360 :
ふむ

361 :
三姉妹?

362 :
お姉さま、お姉さまのお姉さま、メイド。

363 :
アンジェ可愛いよぉぉぉぉぉぉぉ
今更っちゃあ今更だが、あのダボダボな服がまた可愛らしい

364 :
ガラッ(AA略

365 :
ほす

366 :
保守。ホント書き込み無いなぁ

367 :
ヴァイスのSS書いてくれ

368 :
口調すら分からないのに書けだなんて…

369 :
「行くでヴァイス」
「そうでヴァイスよ」

370 :
どかーんと

371 :
まおりんまじあいしてる

372 :
アンジェ可愛いよアンジェ

373 :
保管庫更新されてないじゃん
管理人以外更新できんの?

374 :
ゲームが稼動しても静かなもんだな

375 :
age

376 :


377 :
AH3やったかい?

378 :
新ネタかぁ
ヴァイス×シャルの鉄板
まおりん×エルザ×クラリスの変則

…えこ×カズニーサンはちょっとマズいか流石に

379 :
シャル解禁したのに触りにいけないジレンマ。
ゲーセンいきてぇぇ!!

380 :
保守
えこもいいけどやっぱりアンジェリアだわ……

381 :
eraカナハートいいな

382 :
書き込みで存在を知った。いいなぁこれ、すごくいいなぁ!
eratohoは派生が多すぎて途中で追いかけるのやめたけど今度はこっちをお供にしよう。

383 :
もっと口上が充実するといいな
自分でやれって話ですねそうですね

384 :
ゼニアちゅっちゅ

385 :
ほげ

386 :
重いなあ

387 :
保守

388 :
新参者ですが、書いても良いんですかね?
きら様かあかねか、なずなか迷ってるんですか?

389 :
是非にっ!

390 :
是非にですよ

391 :
あかね×きら、投稿します。
まだ始めて日が経たないので口調がおかしいなどは、多少多目に見てくださいな。

392 :
「やれやれ、退屈なものよ……」
 水の塊のような物体の上に寝転んで、後頭部で腕を組んでいる紺のスクール水着を着た女性。
 彼女の名は大道寺きら、今日も平和すぎる日々に呆れにも似た感情を抱きながら、大きな口を開けてひとつあくびをする。
「何やらキテレツな出来事でも起こらぬものか、このままでは暇すぎてんでしまうわ……」
「やぁ、ずいぶん暇そうだね。きら」
 暇そうなあくびをしたきらの横に現れたのは、犬耳の生えた女性、犬若あかねだった。
 相も変わらず赤い短めのスカートを穿き、白を基調とした上着に身をまとっていて、快活な雰囲気が漂っている。
 しかしきらはそうはいかない、不機嫌そうな表情のまま面倒くさそうにあかねの方に首を傾けて口を開いた。
「むっ? 貴様、確か犬若……あかねだったか、何か用か?」
「何か用かって、ひどい言いぐさ。暇そうだからお姉さんが来てあげたのに」
「貴様が来てどうなるというのやら、何か私の暇を解消してくれることでもあれば話は別だが。どうなのだ?」
「う〜ん、無くはないよね。それじゃあちょっと失礼して……」

393 :
 あかねはそう言って不意に体を屈めると、きらの乗っている水色の巨大な水玉(以下スライム)に何かをささやく。
 何をしているのか気になったのか、きらがわずかに体を起こそうとするとあかねはきらの横に飛び乗った。
 そしてあかねがきらをスライムに再び押し付けると、きらの体が徐々にスライムに沈み始める。
 一瞬、驚きと恐怖に表情を歪めたきらは、慌てて横に立つあかねを見上げて言った。
「こ、こら貴様! こやつにいったい何をしたのだ!?」
「少し遊びましょってお話。まぁまぁ、スライムに身を預けてれば分かるよ」
 あかねはそう言ってスライムの上に立ち続けたが、沈んでいくのはきらのみ。
 やがて下半身が完全に沈んでしまったきらは、スライムから出てきた腕によって仰向けに押さえ付けられた。
 そしてきらの顔の前に、スカートをたくしあげながらあかねが膝をつき、きらの眼前にはあかねの女性器が映る。
 かすかにきらから見られるあかねの表情はわずかに紅潮し、恥ずかしがるようにしてあかねが口を開いた。
「ね、きら。私のここ、舐めて?」
「ぬぁっ!? あ、阿呆! 何故女である私が、いや、女でないにせよ……!」
「ふ〜ん……舐めてよ」

394 :
「んぶっ、ぐっ!」
 あかねは突然冷淡な声で言うと、冷たい表情を見せてからきらの顔の上に思いきり腰を下ろした。
 するとあかねに押し付けられるようにして、きらはそのままスライムの中に沈み、苦しさからかきらがジタバタともがく。
 しかし足はスライムの中でゆっくりと動き、手はぺちぺちと力なくあかねの太ももを叩くだけ。
 やがてきらの動きが鈍くなってくると、あかねは腰をあげてきらの腰に腕を回し、きらをスライムから引き上げる。
 きらは少しの間焦点の合わない瞳で空を見上げていたが、正気に戻るとむせこみながら勢いよく水を吐き出した。
「ぐっ、ぁっ! げほっ、ごほっ! げ、下郎が、この私になんたる狼藉を……!」
「だってなめてって言っただけよ」
「し、沈めるなど正気の沙汰ではない! スライムも何故私に歯向かうのだ!? っ、げほっ!」
「あぁ、ほら。急に騒いだら体に悪いってば、結構水飲んじゃったんだから……私が、助けてあげる」
 あかねはそう言い、きらを押し倒すようにして唇を優しく重ねた。
 突然のことにカッと目を見開きながらあかねを突き放そうとするきらだが、もちろんスライムに足を押さえられ、手も後ろに伸ばした体勢で捕まれている。

395 :
 もはや四肢の自由はきらにはないも同然であり、きらはあかねに良いように口の中を蹂躙され始めた。
 唇はもちろんのこと、歯、歯茎、舌、口だけにおさまらずあかねはきらの顔中をべろべろと舐めていく。 やがてその舌は徐々に首筋を伝い、きらの控えめな胸の突起をとらえた。
「うひゃんっ!」
「あはは、良い反応だね。もう乳首もビンビンだよ、もしかして沈められたことに感じちゃった?」
「そ、そんなわけ……!」
「本当、かなぁっ!?」
 あかねは叫ぶようにそう言うと、今度はスライムを蹴って飛び上がり、きらの頭上に飛び乗った。
 濡れた髪の毛は滑りやすいものだがその辺りはさすが天性の足癖の悪さを持ち、足技を欲しいままに操るあかねである。
 軽々ときらを踏みつけてスライムに沈めると、自らもきらに股がる形でスライムの中に沈んだ。
 何かを訴えるようにあかねをにらむきら、しかしあかねは至って楽しそうに笑みを見せると、キュッときらの両乳首をつまむ。
 その衝撃に身を震わせるきらに構わず、あかねはそのままきらの股間に指を突っ込んだ。
「〜〜〜〜〜〜〜〜!」
 きらは大量の空気を吐き出しながら、スライムの中で激しく果てた。

396 :
「まったく、近来稀に見る阿呆だな、貴様」
「も〜、ごめんってば。調子に乗りすぎたのは謝るよ〜、でもきらだって気持ち良かったんじゃないの?」
「なっ……! き、貴様と一緒にするな! 断固そんなことはない、私は……!」
「じゃあそういうことにしておこうかな、また来るね〜」
「に、二度と来るなー!」
 今日も平和すぎる日々、しかしきらはそんな日常を少しずつだが受け入れつつあるのだった。

397 :
以上です。
拙い文章ですが楽しんでいただければこれ幸い、では失礼。

398 :
保守
アンジェ可愛い。なでなでしたい

399 :
保守
リリカのアソコをスパッツの上から擦ってイかせたい

400 :
>>339
パパ以外なんて許しませんっ!

401 :
>>399
んっ…あっ…やぁ……そんな……
スパッツの上から…アタシの…んんっ!
アタシの……触っちゃ…ひっ…やっ…ダメ…!
そんな…イヤラシイ触り方…するなんて…!
んんっ…あっ…ああっ…ふあっ…!
やだ…さっきからずっと擦ってるから…
スパッツ…もう…汚れちゃってる……んうっ!
アタシのアソコから…いやらしい…液が出て……
は…恥ずかしい…よぉ……
っ! や…やだ……そんなに…お豆…弄っちゃ…!
そこは…敏感だから…! やあっ…ダメ…ダメ…っ…!
強すぎるよっ……アタシの弱い所…そんなに苛めたら…
あっ…くうっ……もう…もう…アタシ……!
イ…イっちゃう……んあっ…!
スパッツの上からアソコ擦られて…イっちゃうよぉ…っ!!
あっ…あっ…あっ…もう……イくっ…!! ふあああぁぁぁっ!!!

セリフだけなら楽で簡単だと思ったが、そうでもなかった。意外に難しい…

402 :
>>401
F☆ネロフさん、娘に何やってんのw

403 :
両手を拘束したシャルをヴァイスと一緒に踏みたい
ヴァイスに「シャルはこうしてあげると喜ぶ変態さんなんだよ」って教えてあげつつおっぱい踏んだりあそこに足の指入れたりしてシャルの悲鳴を堪能したい。
最初は控え目に足先で弄る程度だったヴァイスも次第にきもちよくなっていってシャルに足を舐めさせたりおっぱいを踏んづけたりするようになる。

404 :
アンジェとオリ男の中身入れ替わりエロスでも書こうかと思ったが
アンジェの格好した男と男の格好したアンジェとか
どっちにハァハァすれば良いのかと考えたら筆が止まってしまった

405 :
アンジェリア物ある?

406 :
>>405
昔書いた>>299-305ぐらい

407 :
犬若あかねのパンチラ話を書いてくれないかな?

408 :
シャル×ヴァイス、きら×美鳳のSS書きたいが文才がない。漫画は良く描くのになして文にするのは無理なんだ。
ところでスレチかもしれないですがGGキャラ×アルカナキャラって需要あるかな?

409 :
何気にする事は無い
汝の欲することを成せ

410 :
じゃあ好きに陵辱して良いのか…
ちなみに女なんだけど書いたりして良いのかな?やっぱ女が書いた奴見るの嫌な人居るよね。

411 :
俺は別に気にせんけどなー
内容によって好き嫌いはあるだろうけど。

412 :
貴重な意見有り難う〜前に女は来るなみたいなの見たから心配だった。
しかしアレだね、絡みじゃなきゃ駄目かな。一人であはーんみたいなのは駄目かな。

413 :
犬若あかねのパンチラ話を書いてくれないかな?

414 :
はいてないとおもってtr

415 :
挿絵付きの官能小説風に頼む

416 :
保守

417 :
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1249660878/l50

418 :
保守

419 :
保守

420 :
基板「どいつもこいつも移植!なぜだ!なぜ移植は認めてこの俺を認めねえんだ!」

421 :
移植はアークがやってくれるからあの惨事にはならないだろう・・・多分

422 :
このまま終わらない!

423 :
保守! 冴姫ちゃんの大事なところをパンストの上から愛撫したい

424 :
保守

425 :
保守

426 :
>>425
       / ̄ `ー-、
      /||| ||| ||| |||\
     /|||  /\|||  ||| \
.     |||| /   \||| ||| |
.    | /        \||| .|
    | /___,,;;ヽ,`` /;;,,,___ヽ|
   ヽ|{;;;;;;;;;;;;}/||ヽ-=・=-|
   (`|  /  ||||` \ `|´)
   ヽ、| ミ´  ノ、,,ゞヽ  |, )
    ヽ、   ._,==-,彡 /|,ノ 時が来たのだ…
      |丶  .二二´ /;;;| 戦神ウメは俺に味方した
      | \___/;;;;;|
      |   ;;;;;;;;;;;;;/;;;;;|
     /     ;;;;;;;/;;;;;;;ヽ


427 :
保守

428 :
ここまだSS書いてもいいの?

429 :
もちろんっ

430 :
>>429
じゃあ年内に1つは書く
とりあえずほっしゅほっしゅ

431 :
年内…

432 :
お、生きてたのか

433 :
もう いくつ 寝ると お正月
次のお正月が来るまでに新作SSが読めると思うと眠れません。

434 :
>>429かわいいな君。俺も>>428みたいな問いにはそう返すことにする。

435 :
あけまして申し訳ございません、書き上がりませんでした
さらに、せめて途中まででも年内にと思ったら、何故か帰省先からここに書き込み出来なくて乙ってた
もうちょっとで終わりそうだから終わったらまとめてうpします

436 :
今年も良い年になりそうだ

437 :
霙に近い横殴りの雪が、街のイルミネーションを曇らせる。
リリカと頼子は、強い風が雪を投げ散らかす荒れた空模様を、暖房の効いた快適な部屋の窓からのんびり眺めていた。
「すっごい雪ー。外出なくて良かったね、アタシんでたかも」
「リリカのご両親、大丈夫かな?車で出かけてるんでしょ?」
「さぁねぇ。いっそ雪に埋もれちゃえばいいんだよ、カワイイ娘をほったらかした罪で」
「とか言って、淋しいくせに」
「べっつにー。だってヨリ・・・いや、何でもない」
頼子がチョンと首を傾げるが、見なかった事にする。
ヨリコがいるから、と続くはずだった台詞は、気恥ずかしさで未完成のままコーラと一緒に喉へ流し込んだ。
リリカの両親は、今年最初のラブラブ夫婦旅行と洒落込んで出払ったまま、三が日を過ぎた今日も帰宅していない。
実際、一人放置されて淋しくもあったが、冬休みの終わりを前に暇を持て余したリリカにとっては、頼子を泊まりに誘う好都合とも言えた。
頼子も快諾し、彼女がリリカの家に入り浸りになって、今日が二日目。
夜はいつも二人で出かけてこそいるが、リリカの父親が帰宅するまでというタイムリミット付きである。
一晩中一緒に過ごす機会は、そう多くはない。連泊となれば尚更だ。
嬉しいはずの非日常。初めは浮き足立っていたリリカだったが、今は心中穏やかでない。
昨夜、頼子との間に起こった無言の駆け引きが、リリカの心を掻き乱していた。
――ヨリコ今、何考えてんのかな。
「ん?私の顔、なんか付いてる?」
「い、いや、別にっ」
横顔を見つめる視線に気付いたのか、頼子はこちらへ振り向いて、先程と同じように微笑みながら首を傾げた。
普段と全く変わらない態度。自分の考え過ぎだろうか。
リリカはどぎまぎして、何気なく時計に目を遣った。
1時過ぎ。ちょうど、昨日ベッドに入った時間と同じ頃だ。
元はと言えば、自分から仕掛けた事。それで何故、自分がこんなに悩んでいるのだろうか?
リリカは、雪を眺めるフリをしながら、昨夜のことを振り返った。

438 :
昨日、同刻頃。
眠気は感じていたものの、現在は冬休み。
昼まで寝ていても構わない事を考慮すれば、時間はまだまだあった。
何をして遊ぼうかと、様々なプランが頭を駆け足で過ぎ、だんだん考え過ぎて面倒になってくる。
どれも楽しそうで選べない。つまるところ、頼子と一緒ならいつどこで何をしても楽しいのである。
程なくその結論に辿り着き、結局、自分の欲求に最も忠実な案を提示した。
「ヨリコ、そろそろ寝よっか?」
「うん・・・ふぁー」
頼子も眠かったらしく、欠伸を漏らしながら眼鏡を外して目をこすっている。
明日もたっぷり自由に過ごせる時間はあるのだから、無理をして起きている理由もない。お喋りはベッドの中でも出来る――
――ベッドの中?
ふと、お泊まり初日で浮かれたリリカに悪戯心が湧き上がった。
――そうだ。いつもより濃密な身体検査してやろっと。
普段から時々、頼子が困り顔でたしなめて来るのが楽しくて、頼子の胸をつつく程度のちょっかいは出している。
今日は優秀な空調のお陰で、リリカは薄手のパジャマ、頼子はロングTシャツに緩いジャージという軽装である。
否が応にも頼子の身体のラインが目に入り、リリカはそれが気になっていた。
ちょっと激しく揉んででもやろうか。いっそ生でもいい。どんな反応をするだろう?
そうと決めれば行動は早い。心躍る企みは秘密にして、さりげなくシングルのベッドを整え始める。
その様子を傍観する頼子が疑問を投げかけて来るのも、予想の範疇である。
「リリカ、そのベッド一人用でしょ?私、床でいいよ」
「いやいやいや。こんな寒い日にお客を床で寝かすとか外道っしょ。風邪ひいちゃうよ」
「でも、そしたらリリカが・・・」
頼子は本気で悩んでいる。
妙な所で生真面目な彼女にとってみれば、シングルベッドはあくまでも一人用らしい。
本来のベストアンサーは、不在である両親の寝室を利用する事だ。
そこにセミダブルのベッドが二つ並んでいる事を、リリカは当然知っている。
しかし、頼子にはそれを教えない。代わりに、柔軟な思考の手本を見せた。
「うん、アタシも床はイヤ。だから、狭いけど一緒にベッドで寝よっ」
有無を言わさず電気を消し、先に毛布へくるまって手招きをする。
こちらの意図に気付いた様子もなく、他にアイディアも閃かなかったらしい頼子は、おずおずとリリカに従って隣に横たわると、背を向けて縮こまった。
リリカよりも一回り小柄な頼子が丸まると、さらに小さく見える。
小動物のように従順な様子に愛おしささえ感じ、手が自然に頼子の頭を撫でた。
「へへ、ヨリコってば照れちゃって。かーわいーぃ」
「うぅ・・・なんか、ペット扱いされてるような気が・・・」
「そんな事ないって」
リリカは笑い、後ろからふんわりと頼子を抱き締めた。
片腕を腰の下へ差し込み、完全に包み込む形を取ると、頼子の背中に仄かな緊張を感じると同時に、制服にセーターを重ね着している時との感触が違う事を改めて実感する。
薄い布地を通して伝わってくる肌の温もり、柔らかな弾力。
主導権を握りながらも、鼓動が一つトーンを上げ、頼子の耳元で囁く声に多少の湿り気が加わったのは、リリカの意図した所ではなかった。
「ね、ヨリコ。・・・このまま、だっこして寝ていい?」
「ん・・・え?」
「――だいじょーぶだって、別に取って食ったりしないから」
返事は無言の頷きのみ。
最後の台詞で身体を強ばらせた頼子が思い浮かべたのは、悪魔の食糧にされる凄惨な光景か、それとも別の何かか。
語り掛けながら、さり気なく吐息を吹き込んだ耳が熱に染まるのを認め、後者だと踏んだ。

439 :
――へぇ。ヨリコも"そういう想像"するんだ?
自身も自慰の経験程度しかないものの、頼子は自分よりも性に疎いはずだと決めつけていたリリカは、少し意外に思う。
――アタシに何かされるかも、なんて、思ってるのかな?
そう考えると、くすぐったいような嬉しいような気持ちが湧いてきた。
頭を撫でる手をゆっくりと滑らせ、頼子の長く豊かな髪に、這うような速度で指を通していく。
腰と布団に挟まれた方は、二の腕から先しか自由が利かない。何となくもぞもぞと動かすと、臍の辺りを弄るような形になった。
「ん・・・ちょ、リリカ・・・?」
僅かに頼子が身を捩る。
背を向けたままで表情は見えないが、少し上擦った声からは、彼女の動揺が読み取れた。
「くすぐったい?」
「う、うん、ちょっと・・・」
「ごめんごめん。ヨリコのお腹、なんか気持ちいいから」
「!ど、どうせぷにぷにですよ・・・」
「はは。そーいう意味じゃないって」
困惑している癖に、何とか普通に会話をしようとする頼子の努力がいじらしい。
可愛い。止められない。もっと反応が見たい。
少し強引に腕を押し込み、今度は無遠慮に脇腹へ触れた。脇の下辺りまで到達し、蕩けそうな柔らかさを堪能する。
もう片方の手も髪だけでは飽き足らず、時々うなじや耳朶を掠めては、頼子の微かな反応を楽しんだ。
初めの企みとは大分違う淫靡な雰囲気。リリカも徐々に酔っていく。
徐々に、頼子から伝わってくる体温が上がる。
「ん・・・っう」
「!」
耐えかねた頼子が声を漏らして少し大きく身動ぎした事で、リリカは我に返った。
リリカの拘束を解いて半分ほど体をこちらに向けた頼子が、じっとリリカを見つめている。
顔は耳まで真っ赤。浮かべているのは、困惑に少し恨みがましさが加わった表情。
気まずくなってリリカが目を逸らすと、頼子はボソリと呟いた。
「・・・リリカのばか」
――やば。怒らせちゃったかな?
彼女らしからぬ辛辣な台詞に一瞬たじろぐ。さらに、その隙を突いて頼子が取った行動に驚き、リリカはますます言葉を失った。
――な、なんでアタシしがみつかれてんの!?くっ、くるし・・・!
素早く寝返りを打った頼子が、怯むリリカを全身で包み込むように抱きかかえたのだ。
一瞬で立場が逆転し、完全に出方を見失ったリリカは、されるがままに頼子の胸の中で硬直した。
顔に似合わぬ豊満な身体に埋められ、思考が混乱する。
――あ、柔らかい・・・じゃなくって!どうしよう・・・ドキドキして、にそう・・・
心臓の音が、頼子に聞こえるのではないか。そんな不安に駆られるほど、鼓動が大きく、速くなっていく。
緊張で研ぎ澄まされて敏感になった耳がトクトクと鳴る胸の高鳴りを捉え、恥ずかしさで一瞬気が遠くなったが、すぐに、それが頼子の物だと気付いた。
――ヨリコも、すっごいドキドキしてる・・・?
頼子は黙っている。今も、困った顔をしているのだろうか。
表情は見えない。触れた頬は熱い。
耳孔を頼子の吐息が掠め、全身に心地良い鳥肌が立った。

440 :



「・・・リリカ?どうしたの?ボーっとして」
「え!?いっいやっべべべ別にっ」
「?」
頼子の声で回想から引き戻され、リリカは慌てて平静を装った。
自分の様子を伺い見る頼子の視線を感じる。
無垢なその目に全てを見透かされているような気がして、思わず顔を背けた。
結局あの後、リリカは抱き竦められたまま動けず、髪を梳かれ身体を撫で回され、耳元に散々息を吹きかけられ・・・と、それまで自分が頼子にした事を一通り"お返し"されたのだった。
頼子が寝息を立て始めた所で攻め手は止まったが、頼子の思い掛けない逆襲は、リリカに大きな後遺症を残している。
思い返すだけで身体が熱を帯びる。頼子の様子が気になって仕方がない。リリカは一人、興奮の淵に取り残されていた。
一方の頼子は、あまりにもいつも通り。
昨日までと変わらず穏やかな彼女を見ていると、あれは自分の夢だったのではないかとすら思う。
――なんか、アタシ一人で空回りしてる・・・何やってんだか。
リリカは一つ溜息を吐き、改めて時計を見上げた。
回想に耽っている間に半刻ほどが経過し、針は1時半を少し過ぎた辺りを指していた。
普段ならとうに寝ている時間である。それを見た途端に眠気がふんわりと瞼を包む。
リリカが無意識に目をこすると、視界の外から頼子がクスリと笑う声が聞こえた。
続く彼女からの提案にドキリとする。
「・・・明日まではお休みだから、起きてからまたお話でもしよっか」
「え?」
「リリカ、眠たいんでしょ?今日はもう寝ようよ」
「あ、う、うん・・・」
自分を気遣う頼子の優しい声が、耳元を擽った息遣いの記憶と重なり、リリカはますますペースを乱された。
昨日は思い及んだ両親の寝室の存在も、今日は頭から消し飛んでいる。
――どーしよ。こんなんで一緒に寝たら余計おかしくなりそう。でも、床で寝るワケにも・・・
「どうしたの?先に寝ちゃうよ?」
「えっ」
迷っている間に頼子を見失った。
見回すと、彼女はさっさと寝る支度を整えてベッドへよじ登り、キョトンとしてリリカを見下ろしている。
昨日はあんなに渋っていたのに、今や一緒に寝て当然という顔だ。
頼子の高すぎる順応性に脱力して再び溜息を吐き、それと同時に腹を括った。
「・・・ハイハイ、今上がるから」
そう言って、明るく笑いかける。
これは、自分から仕掛けたゲーム。旗色は悪いが、盤上の駒はもう下げられない。
逃げの思考は止める事にした。
――もう、どうにでもなれっ!
自棄気味に胸の内で呟き、ベットに飛び乗って頼子の隣へ潜り込んだ。

441 :

数分後。
豆電球だけに照らされた薄闇に包まれながら、予想外の展開にリリカは困惑していた。
解せないのは、頼子が黙って大人しく寝そべっている事ではない。
そんな頼子に対し、何かを欲している自分の感情だ。
一体何を?自問自答すれども、答えは出ない。
――ヨリコ、寝ちゃったかな。
手持ち無沙汰で、行儀良く天井を向いた横顔を盗み見る。いつもと幾らか印象が違う。
可愛らしい鼻やふっくらとした唇は少し幼げで、睫毛は思ったよりも長く、僅かに震えている。
リリカの身動ぎに気付いたのか、不意に見つめていた瞼がふわりと開いた。
逸らす間もなく、頼子の栗色の瞳と視線がぶつかる。これも、リリカの知る物より少し大きく、心なしか潤んで見えた。
眼鏡が無い影響だろうか。
「なぁに?」
「いや、ヨリコってこんなに可愛かったかなぁと思って」
問い掛けられて、勢いで本音を口走った。口にしてから、あまりの恥ずかしさに後悔する。
照れてリリカがそっぽを向くと、頼子は笑って視線を天井に戻した。
「気のせい気のせい。リリカの方が可愛いよ、どう見ても」
「そ、それはそれ。これはこれ」
「あはは、何それ。ヘンなの」
――ヘン、か。確かに。
全く別のところでリリカは納得する。そう、自分は今、変なのだ。
頼子が再び目を閉じてしまった事を、心底残念に思っている。
これから寝るのだから、何も問題ないはずなのに。眠いのだから、自分もそうすべきなのに。
眠いということは、寝ぼけているのか。そうかもしれない。
それなら、少しくらい寝相が乱れても、言い訳が利くかもしれない。
最早まともな理屈を組み立てられなくなった脳でそう答えを出し、リリカは徐に、頼子に抱き着いた。
身体全体を少し枕側へ押し上げて頼子の首の下へ腕を押し込み、強引に腕枕の体裁を取って頼子を包み込む。
空いた手を背中へ回して抱き締めると、薄い背中を通して心臓の鼓動が伝わってきた。
トク、トク、トク。昨日と同じ音がする。
顔を直視できなくて、思わず喉を大きく逸らして上を向いた。
「・・・ヨリコ、あったかい」
「・・・うん」
何の脈絡もないリリカの言葉に短く答えると、頼子も向き合い、リリカの身体に腕を回してきた。
リリカがしているのと同じように、背中で聴診する。きっともう、脈も取られているだろう。
診断結果は伝えられない。代わりに、敏感になった背中を服の上からすっと撫でられた。
そのまま数度撫で摩られ、たまらずリリカの口から切ない吐息が漏れた。
「リリカもあったかいよ」
「・・・・・・」
リリカの首元に顔を埋めたまま、頼子が呟く。
指摘された内容に自覚があり過ぎて、返事は出来なかった。
頼子が触れる箇所に点々と熱が灯っていく。
――参ったな。アタシの負けだ。
眠気と熱気に絆された頭で、ぼんやりとそんな事を考える。
ほんの火遊びのつもりが、間違った導火線に着火してしまった。
燻っているのは、頼子ではなく、自分。
与える側でなく、欲する側に堕ちている。
身体も心も、燃やし尽くして欲しいと無言で懇願している。
でも、言葉にはしない。その必要がないのは、頼子の掌が服の中へ潜り込んできた事で確認出来たからだ。

442 :
「・・・っは・・・ぅ・・・」
直に脇腹へ触れられ、ついにか細い声が喉を震わせた。
手付きが不安げなのを感じ、一層背中を反らして正解をアピールする。
胸の奥から湧き上がってくる生暖かい感触は、一人で興じる秘密の遊びの時に感じる物とは明らかに異質だ。
堪えていなければそれが全て声になって溢れ出しそうで、リリカは必に息を吸った。
時々きゅっと抱き締められると、張り裂けそうな胸の膨らみが軽く押し潰され、ここからもじわりと快感が滲む。
もっと欲しくて、自分から頼子に縋り付いた。
「ん・・・り、リリ、カ・・・」
途切れ途切れの呼び声。腕を緩めると、頼子がぷはっとリリカの首筋から顔を上げた。
頬は上気して桃色に染まり、瞳は先程よりも更に湿り気を帯びている。
シャツの襟元から覗く鎖骨と相俟って、頼子の姿はリリカの眼に、この上なく扇情的に映った。
何か言いたげな表情は敢えて無視し、再び抱き寄せてほとんど無意識に、頼子の細い首筋へ唇を這わす。
「うくっ・・・あ」
今度は頼子が息を詰まらせて呻いた。
見ると、慌てて呼吸を整えようとする頼子の唇が目に入る。
リリカの視線に気付いた頼子が顔を上げた。ごく自然に、二人の距離が縮まる。
唇同士が、触れる。
触れた所に微弱な電流でも流れたかのような緊張が走る。
離す。もう一度触れる。
思い切って舌を伸ばすと、リリカを求めてきた頼子の柔らかい先端が触れた。
初めて味わう他人の粘膜は、蕩けるような甘さをもってリリカの脳内を蹂躙する。
――ヤバいこれ、カラダもアタマも溶けそう。気持ちいい・・・・
知ってしまったらもう止められない。目を閉じ、ゆっくりと、しかし夢中で絡み合う。
口内の感触に加え、頼子が自分を求め、受け容れてくれる喜びが全身を満たし、身体の中央に新たな熱を生む。
拡散して体温を上げては、凝縮して胸や腹に満ちていく。
それに突き動かされるように、二人の手が互いのより敏感な箇所へ伸びた。
「んっ!」
重ねたままの唇の隙間から、どちらの物ともつかないくぐもった声が漏れる。
「っは、はぁ・・・」
息苦しさに耐えかねて唇を離すと、力なく開いた口から声と息が同時に零れた。
脱力した舌もすぐには収納できず、先端が銀の糸を引く。
掌に心地良い重みと柔らかさを感じると同時に、痺れるような感覚が胸から腰までを一気に貫き、リリカは思わずピクンと身体を震わせた。
就寝前であるから、当然ブラジャーなど着けていない。
普段守られている部分を薄い布一枚の上から撫で摩られ、自分の頂上が、頼子の手の中で存在感を増していくのが分かる。
欲情を隠せない自らの身体を恥じるも、その羞恥心が尚更にリリカの劣情を掻き立てた。
それはどうやら頼子も同じらしい。しきりに身を捩って、リリカの攻撃から逃げ回る。
逃げられると追いたくなる性分が、受身一辺倒になっていた気持ちを少し立ち直らせた。
腕を捻じ込んで追跡すると、自分よりも豊満な胸の真ん中に、自分と同じ興奮の証を発見する。
――ヨリコのさきっぽも固くなってる・・・
「ん、ヨリ・・・〜〜っ!?」
指摘してやろうという意図が顔に出たのか、再び唇を塞がれて二の句が継げなくなった。
頼子の強引さに驚き、とりあえず顔を離そうとするも、後ろに退こうとして、いつの間にか頼子が横から半分覆い被さるような姿勢になっている事に気付く。
逃げるのを追っていたつもりが、巧妙な罠にかけられた気分になった。
対抗しようと試みたが、徒労に終わる。
――あれ・・・力、入んない・・・
息を吹き返しかけた精神とは裏腹に、筋肉は解れ切って、拳を握ることもままならなくなっていた。
誰に対しても攻めてばかりのリリカは、攻められる事に対する免疫がほとんどない。
一方、頼子は元気なものである。惑うリリカを抑え込み、敏感な所を狙ってどんどん侵攻してくる。
普段から彼女をいじくり回して耐性をつけた筆頭者は、紛れもなくリリカだ。
心について来ない身体を自覚して慌てるリリカを他所に、頼子が口を開く。
「・・・リリカ?」
「は、はい!?」
「いつもされてる分、まとめてお返しね」
その口調とニッコリ笑った顔は穏やかなようで、どこか悪戯めいた色も含んでいた。

443 :



頼子が一旦決意を固めた際に見せる異様な積極性は、リリカが一番よく知っている。
リリカの焦りは最高潮に達した。
「ちょ、ま、まとめてって・・・」
「・・・リリカみたいな可愛い子に胸とか触られてたら、誰だってうずうずするよ。昨日なんてもう、頭ヘンになっちゃうかと思った」
「あの、え?ヨ、ヨリコ?うずうず・・・?」
「私、リリカのこと大好きなんだからね。今までずーっとガマンしてたけど・・・リリカがあんな事するならもうガマンしないっ」
「・・・・・・・」
何をガマンしていたのか。仕返しとは、何をするつもりなのか。
そんな事はもう、どうでも良くなった。リードを奪われたパニックも消し飛んだ。
ドが付くストレートな告白と宣戦布告を同時にぶつけられ、リリカは頭が真っ白になった。
空っぽになった心にじわじわと、歓喜と安心が湧き上がってくる。
――なんかもうワケわかんないや。でも、ヨリコになら。
何をされても構わない、して欲しい。言葉の代わりにキスで返した。頼子も応える。
呼吸を妨げない程度に軽い口付けを繰り返しながら、リリカのパジャマを脱がしにかかった。
決して器用だとは言えない頼子の手付きは、案の定もどかしい。
リリカも微妙に体勢を変えながら協力する。徐々にボタンが外され、やがて、熱の籠った身体が解放された。
普段は誰にも見せないチューブトップの下、白い素肌、まだ未熟な膨らみ。上半身全てが頼子の視界に晒されている。
しかしすぐには触れてこない。ただじっと見つめられて、再び顔に血が上る。
「・・・ちょ、ちょっとヨリコ・・・そんなに見ないでよ・・・は、恥ずかしいじゃん」
「だって、綺麗だから。ずっと見てたいな。――あ、そうだ」
「?」
不意に頼子が密着状態から離れ、何やら枕元をゴソゴソと探り始めた。
何かを見つけて、すぐに戻ってくる。
目が合ったのは、見慣れた彼女の顔。どうやら、眼鏡を探していたようだ。
得意げな頼子の表情が示す意図に気付き、リリカは又しても狼狽えた。
「ちょ、なんで眼鏡かけるの!?いらないっしょ!?」
「かけてないと顔とかよく見えないから」
「みっ、見えなくていいよぉ!取れ、とれっっ」
「えへへ、だーめ。えいっ」
「ひゃあっ」
闇雲に暴れて眼鏡を奪い取ろうとするが、普段の頼子からは想像もつかない俊敏さで両腕を捕まえられ、更に脇腹をくすぐられて、リリカはすぐに骨抜きになった。
やる気だ。こうなった頼子には、敵う気がしない。
諦めて視線を逸らし、万歳の姿勢を取らされたまま頼子の視姦にひたすら耐える。
直接触れられている訳でもないのに、無防備に晒された肌はどんどん敏感さを増した。
両胸の蕾が疼く。自分の意志とは無関係に立ち上がって存在を誇示するそれが、猛烈な羞恥心を掻き立てる。
「・・・ぅー・・・や、やだ・・・」
「ホントに?こんなにドキドキしてるのに」
「っ!」
心臓の辺りに軽く手を押し当てられ、思わず背中が反った。
そのまま、無造作に撫で回され、ランダムに口付けられる。丘の周囲、鎖骨、腹。体温が右肩上がりに沸騰する。
頂点の欲情が極限まで張り詰める。しかし、進軍は何故かそこへは及ばない。
時折、頼子が動いた拍子に気まぐれで流れる彼女の髪が、微かに触れるだけ。
永遠にも感じられる、あまりに優しすぎる愛撫。気が狂いそうだ。
「んっ、あ、んぅ――よりこ・・・〜〜っ」
淫らな懇願が喉の手前まで漏れかけるが、プライドが邪魔をして名を呼ぶに留まる。
それでもきっと今、自分の目はいやらしい"おねだり"の色を写しているに違いない。
名前に反応して、頼子が顔を上げた。目が合う。必のアイコンタクトに対する返答は非情だ。
「なぁに?」
「な、なにっ、て・・・」
「ちゃんと言ってくれないと分かんないよ?」
「・・・・・・・・いじわる・・・っ」
「顔真っ赤だよ。かわいいなぁ。でも、リリカが言ってくれないなら、私の好きなようにするもん」
「〜〜〜!」

444 :
くすくす、と、リリカの肌を這いながら頼子が笑う。
発達の具合に違いこそあれ、同じ身体を持っているのに、今のリリカの状況が理解できない道理がない。
一瞬、頼子の微笑が悪魔に見えた。
しかし次の刹那、すぐにそのイメージが霧散する。
捕んでいたリリカの両腕を解放した頼子がぐいと身体を下へ移動させ、何の前触れもなく下着の中に手を突っ込んで来たからだ。
――いろいろスッ飛ばし過ぎっしょヨリコ!?
全力のツッコミを口頭に持ち出す暇は無かった。
リリカの脚の間に頼子が自分のそれを割り込ませ、強引に開かせる。
思わず息を飲み、全身を強張らせてシーツを握り締めた。
くちゅ。粘り気のある水音が届いた瞬間、恥ずかしさで耳が燃える。
「・・・聞こえた?」
「・・・・・・・知らない」
「うそ」
ぴちゃ、ぴちゃ。蜜壷の入り口を執拗に弾き、わざと音を立てる。
「や、ぁ、あぅっ・・・」
「私にはよく聞こえるけどなぁ」
「や・・・しっ、知らない・・・っ!」
自らのはしたない情欲を突きつけられ、一番柔らかい場所を嬲られて、リリカは心身ともに悶えた。
ここでも、尖り立って刺激を欲しがる核は置き去りのままだ。
上半身も相変わらず弄られているが、やはり大事な所には触れてもらえない。
まさか、焦らすだけ焦らして終わりにするのが頼子の"仕返し"だったら?
そう考えて気が遠くなる。このままにされたらんでしまう。本気でそう思った。
一方の頼子は、そんなリリカの様子に知らんふりを決め込み、空いた自分の手を眺めて何か考えている。
暫し悩んだ後、リリカの思考とは全く違う方向からの疑問を投げてきた。
「リリカ、タンポン使う人だったっけ?」
「――へ?う、うん・・・」
思わず素直に答え、すぐに自分の手をしきりに眺めていた頼子を思い出して、疑問の源泉を察した。
常に軽装で駆け回っている為、確かにその生理用品は愛用している。しかし、自慰はいつも"外"だけだ。
慌てて腰を引く。追って来る。身を捩る。ズボンと下着に引きずられて、追っ手もついて来る。
どこにも逃げ場が無い。
「じゃあ大丈夫だよね、あれよりは細いはずだから。ここの準備も、出来てるもんね?」
「だっ、だいじょぶじゃない、ちょ、まっ・・・―――っぅあぁっ!!!」
ゆっくりと、頼子の中指がリリカの中心へ沈んでいく。
順番を明らかに無視した行為はしかし、リリカの身体を十分すぎる程に蝕んだ。
悪寒にも似た快感が、ぞわぞわと背筋を駆け上がる。
頼子が深度を進める毎に、内臓から込み上げてくるような劣情の波が、喉から溢れて嬌声に変わった。
「いっ、ぁ、んあぁっ!」
「すごいよ、柔らかくて、あったかくて・・・」
ぬるぬるしてる、動いてる、と、中の様子を逐一実況される。
頼子に全てを掌握されているような屈辱感が、殊更に激情を煽った。

445 :
「はっ、やっ、やば・・・きもち、いいっ・・・!」
本音を隠す余裕も無く、無意識に頼子の頭へ縋り付いて鳴く。
胸元に触れる頼子の頬が、灼けるように熱い。額には微かに汗が浮かび、前髪の一部を濡らしている。
未知の感覚に酔いしれているのは、リリカだけではないようだ。
「私も気持ちいい・・・なんでかな・・・なんか、溶けちゃい、そう」
「よ、ヨリコも・・・?」
びくんと脚が震える。
頼子が自分の身体で、一緒に感じてくれている。その事実を告げられ、歓喜で快感が増幅された。
それを察したか、頼子がリリカの細腰に腕を回して抱きすくめ、今まで放置されていた胸の頂に顔を近付ける。
頼子の少し上がった息がそこを掠め、リリカの全身に鳥肌が立った。
「私もこれ以上ガマンできない・・・意地悪してごめんね、リリカ」
「いっ――あああぁっ!!」
痛いほど敏感になった尖りを吸われると同時に、挿入している手の親指で陰核へ溢れた蜜を塗り付けられた。
喉を反らして高く悲鳴を上げる。散々焦らされた部位へ同時に受けた刺激で、瞼の裏には花火のような閃光がちらついた。
「リリカ・・・気持ち、いい・・・?」
「ん、うんっ、んぅっ」
「そっか・・・良かった」
喃語交じりの返答をターニングポイントに、攻め手が激しくなる。
舌先と指先で上下それぞれの芯を転がされる。解れた身体の中を蠢く指は二本になり、無遠慮に胎内を掻き回される。
何もかもが緩みきっていく。ついに、光差す頂上が見えた。
「やっ、ヨリコ、も・・・ダメッ」
「うん・・・一緒に、いこ?」
「―――ッッ!!!」
頼子の優しい声が、最高で最後の愛撫。
強く抱き締められた身体がガクガクと震え、完全にリリカの統制下を離れた。
急激に眠気が襲ってきて、脳がクラリと揺れる。
頼子の腕の中で、幼い子どものように頭を撫でられながら、まだ息も整わないままに、リリカの意識は遠のいていった。


446 :


結局、二人が完全に眠りに堕ちたのは、午前3時も近い頃。
当然翌日は揃って昼前までんだように眠った。
先に頼子が目覚めてリリカを起こし、顔を見合わせ気恥ずかしさに小一時間ほどドギマギし、それにも何とか慣れてやっと今、遅めの昼食を摂っているところだ。
ここまで来れば昨夜の淫靡な空気はどこへやら、すっかり普段のだらけた雰囲気に戻っている。
「・・・それにしても、いくらアタシからちょっかいかけたとは言え、ヨリコがあんな事するとはねぇ」
お手製のおにぎりを頬張りながら頼子の顔をまじまじと眺めて、リリカは唐突にぼやいた。
頼子がぶっとお茶を吹き出す。
「うわっ、ヨリコきたなっ」
「・・・食事中にいきなり振る話題じゃないよねそれ」
「いいじゃん別に、味変わるワケじゃなし」
「そ、それはそうだけど」
情けなく眉を八の字に垂らした頼子を見ていると、とても昨夜の刺激的な夜伽の相手と同一人物だとは思えない。
しかし、この頼子に未体験の絶頂まで連れていかれたのは厳然たる事実である。リリカは思わず苦笑した。
「ヨリコはえっちな事とか、まだまだ興味ないと思ってたからさ。びっくりした」
心外だと言わんばかりに頼子が頬を膨らます。
「私だってリリカと同じ年なんだから、リリカと同じくらいにはあってもヘンじゃないでしょ?」
「アタシと同じくらい、ねぇ・・・」
頼子が自分にした仕打ちを鑑みるに、同じくらいでは済まないようにも思う。
ついでなので、気になっている疑問も解決しておくことにする。
「ってことは、ヨリコも自分でしたりするんだ?」
「えっ・・・・―――ま、まぁ・・・少しは・・・・」
「・・・昨日ヨリコがアタシにした事は、アタシが自分でするより随分すごかったよ。アタシ自分で入れた事ないし」
せっかく拭いたテーブルに、再びお茶が吹き散らかされる。
先程よりも派手にやらかし、頼子は目を白黒させながら咳き込んだ。
「げほっ、んくっ・・・そっ、そうなの!?」
「そーだよ。可愛いアタシのバージンは、思い込みの激しい親友に奪われてしまいました・・・」
「えっ、ええぇぇ・・・ご、ごめん・・・」
涙目なのはお茶のせいもあろうが、謝罪の言葉は紛れも無く本心だ。
リリカの予想通り、自分がしているのだからリリカも当然経験済みぐらいに思っていたらしい。
そうでなければ、頼子があんな暴挙に出るはずがない。
そんなに驚くくらいなら初めからきちんと確認すればいいものを、一度思い込んだら突っ走るタイプの彼女には、そこまで考えが及ばなかったようだ。
自分より大人びた部分も、幼い部分も持ち合わせた親友。頼子から見た自分も、きっとそうなのだろう。
絶妙にバランスが取れているから、一緒に居て心地良いのかもしれない。
リリカは改めて嬉しくなった。
「いーよ、ヨリコなら。その代わり・・・」
ヒョイと頼子の顎を捕まえ、軽くキスをする。
「今度はアタシの番ね?どう考えてもやられすぎっしょ、あれは」
眼鏡の奥の栗色の瞳が真ん丸になり、困った眉が一層垂れる。やっぱり頼子のこんな顔が好きだ。
冬休みも今日で終わる。次の連休までに予習をしておこうと、リリカは思った。

447 :
>>437->>446
以上です
とことん焦らしプレイを目指すついでに、頼子に眼鏡かけさせたり
JCだってオナニーするだろアピールしたりしてたらクソ長く&遅くなりました
本当にすみません

448 :
(゚∀゚)ktkr
焦らし具合が最高すぎる。
いやあ、さーたんみたいなガチレズも良いけど、ほんのりまったりとした百合もニヤニヤできてイイっすね


449 :
すみませんついでに真面目な話なんでちょっとageます
もしかしたらSSの文体で気付かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、すっかりんでる保管庫の管理人です、大変ご無沙汰しております
諸所の事情により2スレ目半ば頃からすっかりアルカナ離れしておりまして、最近やっと出戻りしました
3スレ目でもテンプレに保管庫のURLを貼って頂いてる上、時々保管庫に関する書き込みもある事に気付き、恐縮するやら申し訳ないやらで胸が一杯です
本当にご迷惑をおかけしました、すみません
しかし、前スレで言い遺した通り、現保管庫はパスワード紛失により管理人ページにすら入れないままであります
何とかログインしようと奮闘している所ですが、正直言ってもう登録メールアドレスすら分からないので、探り当てられる気がしませんorz
幸い過去ログも全て掘り出せましたし、この板に足を運ばれる方もまだいらっしゃるようですので、もしまだ需要があるならば、新たに保管庫を作り直すなり何なりしてお詫びしたいと考えてます
今なら暇なので、おそらく数日あればこれまでの投下作品をまとめるくらいは出来ると思います
しかし、URLが変わることでかえってご迷惑になるかもしれないとも思いますので、必要がなければ大人しく名無しに戻る所存です
よろしければ、皆さんのご意見をお聞かせ下さい

450 :
URL変わってもまとめ作ってくれるのはありがたい

451 :
>>450
了解しました、ありがとうございます
2スレ目までテキスト化完了 あとは貼るだけ
明日には2スレ目までの作品を読めるようにして新URL晒せ・・・たらいいな
あまり期待せずにお待ち下さい
もう当時の書き手さんのほとんどはここを去ってしまわれてるだろうと思うのですが
もしまだここを見てて、過去の作品を掲載されたくないという方がいらっしゃいましたら、
出来るだけ早めにその旨をお伝え下さい

452 :
いつの間にやらアルカナ3発売されてたんだな。
すごくないアルカナ2までしかやってないから色々と情弱すぎたぜ。

453 :
保管庫やっと形になりましたー
ttp://arcanaero2.exblog.jp/
2スレ目までに投稿された作品は基本的に全て保管してあります(会話調の物など一部は除く)
過去ログ見れない方など、どうぞご利用下さい
明日には当スレにこれまで投下された作品も保管できそうです
>>452
自分も3からの出戻りですよ
今からでも間に合います、一緒に頑張りましょう

454 :
保管庫 ttp://arcanaero2.exblog.jp/
ここまでの作品全部入りきってしまいました
仕事がなくなりました
誰か何か書いて下さい
では、何もなければここからは名無しに戻ります
あげまくってすみませんでしたノシ

455 :
わーお、自分の投稿したSSが載ってる
嬉しいけど気恥ずかしいww

456 :
大昔の未完SSの続きって今書いてもいいんでしょうか
投げ出してた事すら忘れてた・・・

457 :
どれだか知らないけど書いちゃいなYO!

458 :
保管庫作成乙

459 :
>>456
こんな過疎なんだ。嬉しいひともいるだろ。待ってる人もいるかもしれない
>>34からのさーたん痴漢モノの続きを待ち続けている俺のように

460 :
このゲームって陵辱要員は誰なんだろう?

461 :
ミケ…?

462 :
フレンチクルーラーであっさり懐柔される凌辱要員ってのも……

463 :
はぁととか、ある意味で精神的陵辱を撒き散らしているわけで

464 :
ドレクスラー機関の構成員とか架空キャラで攻めるしか…

465 :
てすと

466 :
ホスト規制に引っかかっててずっと書き込めなかった・・・
以下、>>456で言ってた昔のやつの続き
またリリカと頼子でマジごめん、次は別のやつにする
投げ出す前の部分短いから最初から全部あげます

467 :
――今日は、サボっちゃえば良かった。
リリカは、定番の位置となった旧図書準備室のロッカー上で寝そべりながら、柄にも無く後悔していた。
授業が行われている時間帯にここにいる時点で立派なサボリなのだが、そんな些細な事はどうでもいい。今日は、学校に来るべきでなかった。
彼女が落ち込んでいる理由は、親友の頼子にあった。
常々、頼子から「たまには時間通りに学校へ来い」と説教されていたので、今朝は珍しく定時に学校へ到着したのだ。
遅刻寸前ですらない。むしろ、少し早過ぎるくらいだ。自分より早くリリカが登校したと知ったら、きっと頼子は驚くだろう。そう思いながら、リリカはウキウキと校門へ向かっていた。
そしてそこで、見てしまったのだ。
校門の前で、頼子が男と親しげに話しているのを。
年の頃はおそらく自分達より少し上、世間ではハンサムと評されるであろう男の、爽やかな笑顔。軽く頬を赤に染めながら、楽しそうに談笑する頼子。
友達が男と喋っていた――それだけの事なのに、何故かリリカは胸が締め付けられるような思いに駆られ、頼子に声をかけもせず彼女たちの隣を走り抜けた。
リリカに気付いた頼子が何か言ってきたのは分かったが、無視してしまった。そして、陽も傾き始めた今になるまで、ずっとここに引き篭もっている。
ホームルームもそろそろ終わった頃だろうか。窓の外から、ちらほらと帰宅する女学生の声が聞こえ始めた。
「はぁ・・・アタシ、何してんだろ。せっかく遅刻せずに来たのに」
思わず独りごち、くしゃくしゃと前髪を掻き回す。さらに、もどかしくなって何も考えずに寝返りを打ったら、ロッカーから転げ落ちた。
慌てて魔力で浮遊する。空中で体勢を立て直しふわりと着地した所で、準備室のドアが、重苦しい音を立てて開いた。
「リリカ、いるー?・・・あれ、床に立ってるなんて珍しいね」
見慣れた眼鏡と長い髪、聞き慣れた声。普段なら安心を誘う頼子の登場が、今日はリリカの心を大きく掻き乱す。
「いや、さっきまでは寝てたんだけどさ。寝返りしたら落ちちゃった」
「ぷっ!何してんの」
柔らかな笑顔で笑いながらドアに鍵を掛け、机に本を広げ始める頼子。今朝のリリカの態度については、何も言ってこない。
忘れているのだろうか?不意に、朝の頼子たちの姿と、いつも仲睦まじい両親の姿が脳内で重なる。
『パパー、今夜はアタシのトリックに付き合ってくれる?新しいの考えたんだよー』
『しかしリリカ、パパは今からママとイチャイチャするのだ。悪いが部屋でウィルドの改造でもしてなさい』
『・・・はいはい、ごゆっくり』
確か3日前くらいにも、そんな会話をした。愛し合う二人の間にリリカの入り込む隙間がない事は、よく理解しているつもりだ。
両親が仲良くしている様子を見て、不快な筈はない。時々ある「ママが怒っていなくなる夜」より、「リビングに自分の居場所がなくなる夜」の方が、リリカは好きだった。
そんな、ちょっと愛にボケた両親の事も大切に思っているのと同じ。頼子も何があろうと大切な友達だ。その友達が一歩オトナに近付いた事を、素直に祝福しなくてどうする?
理性は、リリカにそう訴える。でも。
――アウトオブ眼中。
そんな淋しい語が、頭を過ぎった。


468 :
1>>467
もう一度ロッカーに登るのも面倒だ。手持ち無沙汰になったので何となく本棚に背を預け、頬杖をついて本と向かい合う頼子を眺めてみる。
少し赤み掛かった、長い髪。その前髪の間に見え隠れする、伏し目がちの大きな栗色の瞳。文脈を辿る視線の動きに合わせて小さく震える睫毛は、よく見ると割と長い。
すっかり見慣れた筈の夕日に照らされた横顔が、今日は不思議と綺麗に見えた。
――こっち見てよ、ヨリコ。
上機嫌で鼻歌混じりに本を読んでいる頼子は、リリカの寡黙な心の叫びになど気付かない。
代わりに、ふと思い出したように顔を上げて立ち上がり、リリカの脇をすり抜けてドア近くの本棚に手を伸ばしながら、唐突に切り出した。
「ああリリカ、そういえば今朝――・・・」
「!!」
ガタ、ドンッ!
聞きたくない。
そう思ったら、口より先に体が動いた。頼子を、ドアに押し付けるような体勢になる。
本棚から取り出しかけていた分厚い辞書が、頼子の手を滑って足元に落下した。
「ちょっ、リリカ!?何!?」
驚いた頼子の顔が、目の前にある。ぽかんと半開きになった唇は、あまりに無防備で。
それが目に入った瞬間。
――ぱちん。
リリカの中で、何かが音を立てて弾けた。
無意識に、吸い寄せられる。
「ん――ッ!?・・・」
頼子は一瞬びくんと肩を震わせて目を見開いたが、すぐに瞼を降ろす。リリカの腕に身体を任せるように、力が抜けた。
始めは浅く、徐々に深く。がむしゃらに舌を貪る。初めてのディープキスは哀しいほどに温かく、リリカの思考を蕩かした。
「・・・ふぁ・・・―――リリカ・・・?」
長い長い蹂躙の末、ようやく唇を解放すると、困惑しながら自分を見つめる、とろんと潤んだ頼子の瞳とぶつかった。
まるで、餌を前に飼い主の指示を待つ子犬のような、従順な視線。頼子のこんな表情は、見た事がない。
胸に安堵と嗜虐心が同時に沸き起こり、リリカは思わずにやりと微笑んだ。
頼子の身体を抱き寄せ、耳元に口を寄せる。ふっと耳へ息を吹きかけると、頼子の肩がピクンと震えた。
無言で、唐突に手を胸へ。制服の上からでも分かる豊かな膨らみを握り締める。僅かに身じろぎした頼子の心臓が、リリカの手の中で大きく鳴った。
クスリと笑い、一層耳へ唇を寄せて、小声で囁く。
「ねぇ。えっちな事、しよっか」
「んっ・・・――え!?」
慌てて逃げ出そうとする。させない。自らの身体で頼子をドアへ抑え付け、サマーセーターの中へ両手を滑り込ませる。
背中と胸に同時に触れ、無遠慮に撫で回す。薄いカッターシャツの生地を通して、少し上がった頼子の体温が伝わって来た。
友達に、こんな事するなんて。最低だ。そう思っていても、説明の出来ない感情を止められない。
今だけだから。そう自分に弁明しながら、リリカは頼子のセーターを一気に引き上げた。


469 :
1>>467 2>>468
「えっ!?ちょっ、やめ・・・!」
「ヤダ」
制止しようとする頼子の声に、耳は貸さない。
頭を抜き、更に無理やりセーター上に向かって引っ張ると、袖に引き摺られて頼子の腕が上がる。
ふと思いついて引き抜くのを肘の辺りで止め、手首も巻き込んでセーターでぐるぐると縛り上げた。
頭の後ろで腕を曲げた姿勢のまま拘束され、頼子が顔を引き攣らせて身を捩る。
頼子の背中に押されて、古びたドアの窓枠がガタガタと揺れた。
「ちょっとリリカ、何考えて・・・んむぅっ!?」
マトモに聞いたら胸を抉られるに違いない非難の台詞は、二度目のキスで封じた。
両頬を挟み込んで舌で頼子の唇をこじ開け、闇雲に中を引っ掻き回す。
いっそリリカの舌に噛み付きでもすれば、この陵辱から脱することが出来るのに、頼子はそうしない。
逆に、顎がだんだん緩んで来た。まるで、強引に押し入るリリカを傷付けまいと気遣っているように。
重ねた唇の隙間から頼子の苦しそうな吐息が漏れ、それが嫌でも耳に入ってますます切なくなる。
胸を刺す罪悪感を頼子の味で拭い去りたくて、舌を絡め取り歯の内側を嘗め回し、それでも飽き足らず舌を思い切り吸い上げた。
「ふぇ・・・ぅく、ん・・・――!」
痛かったらしく、悲鳴じみた声が混じった。
ようやく解放して頼子の顔を見る。頬は真っ赤に茹で上がり、必に空気を求める口元は緩く開いている。
ギュッと引き瞑ったままの目の端には、小さな涙の粒。
ぞくっ。リリカの背筋を、寒気にも似た劣情が駆け抜けた。
顔を寄せてペロリと目尻の水滴を舐め取り、耳元で囁く。
「ヨリコ、可愛い」
「り、リリカ・・・だめ、ダメだよ、こんなの・・・」
「・・・そーだよね、分かってる」
――分かってるよ。だって、ヨリコは・・・
分かっていても、その先は考えたくなかった。
考えてしまったら、頼子が自分の隣から居なくなってしまう。
手の届かない所へ行ってしまうから。
勿論、どれだけ思い悩もうと、現実は覆らない。それも分かっている。
けれど。だからこそ。
せめて心の中でだけは、もう少し二人きりで居たかった。
「・・・分かってるけどさ、もう止めらんないから」
自分に言い聞かせるようにそう呟き、徐に頼子のカッターシャツへ手をかけた。
綺麗に結ばれたネクタイを解いて投げ捨てる。
悲しい未来予想図も一緒にかなぐり捨てる。
乱暴にボタンを外す。
シャツが肌蹴ていくのと一緒に、校門の前で見た多幸図がバラバラになっていく。
傍若無人に振る舞えば振る舞うほど、心から余計なイメージを追い出せるような気がした。


470 :
さっきのは3だごめん
1>>467 2>>468 3>>469
頼子の身体と自分の心から、要らないモノを剥ぎ取っていく。
残ったのは、腕を縛り上げられたまま顔を真っ赤に染め、白い柔肌を晒した親友の扇情的な姿。
心臓がめちゃくちゃに暴れる。リリカの頭は頼子で一杯になった。
「キレイだよ。もっと見せてよ、ヨリコ」
「なっ・・・なんで・・・?リリカ、リリカぁ」
目に涙を溜め、必に抵抗しようとする頼子。しかし腕の拘束は解ける気配もなく、弱々しく首を振るしか出来ない。
ドアに預けられた背中に片手を回し、器用な手付きで、ブラジャーのホックを外す。
薄い桃色の締め付けが緩み、頼子はビクッと身体を強張らせた。
背中に回した手は腰を抱き寄せたまま、反対の手でブラジャーをずり上げると、頼子の豊かな身体と、その先端の尖りが露わになった。
胸が高鳴る。興奮で、身体の中心が疼く。これじゃあまるで、男になったみたいだ――男?
そう、今から自分が頼子にしようとしている行為は、同性同士でするコトではない。
本来ならこの絶景は、自分が見るべきモノではない。
じゃあ、――・・・誰が?
――イヤだ。嫌だ嫌だ嫌だ!
ぱちん。
また一つ、リリカの中で何かが壊れた。
「きゃんっ!」
短い悲鳴が上がる。
頼子の弱い所に、思いっきり噛み付いた。
わざと尖った八重歯を立て、周囲を握り潰さんばかりの力で揉みしだく。
頭に過ぎった不吉な光景を、ぐちゃぐちゃに引き裂いてやりたかった。
リリカの手に余る豊胸がぐにぐにと無残に歪み、その度に、頼子の眉間に深い皺が寄る。
「・・・痛い?」
答えの分かりきった質問を投げかけると、声を上げる余裕すらない頼子が、息を詰まらせながら小さく頷いた。
歯を食いしばって耐えるその表情は、痛々しくもどこかエロティックで。
嗜虐心と罪悪感が胸を引き裂く。その感覚すら快感に変わる。
もっと、もっと壊れてしまえ。ヨリコも。アタシも。
「そっか」
ふっ、と、掌に込めた力を抜く。頼子の顔が、一瞬明るさを取り戻した。
やめてくれるの?そう言っているように見えたが、止めるはずもない。
頼子の肩から緊張が抜けるのを確認して、もう一度唇を寄せた。

471 :
1>>467 2>>468 3>>469 4>>470
「――じゃあ、痛くないようにしてあげる」
少し大きく口を開き、柔らかく丘の中央を咥え込む。添えた手は、力を込めずにゆるゆると這わせた。
途端、頼子の顔色が変わる。驚きと困惑、それに少しの色情が混じって、目を真ん丸に見開いた。
リリカの舌先が敏感な所を掠める度に、ぴくん、ぴくんと肩が震える。
次第に、柔らかく平らだったそこが歪になり、舌の上に存在感を持ち始めた。
「く、ふぁ・・・っ」
「これでも、痛い?」
「・・・い・・・痛くは・・・ないけどっ・・・んっ!」
「けど?何?」
「・・・〜〜〜〜ッッ」
頼子は答えない。わざわざ聞く必要もなかった。
顔は真っ赤、息も明らかに上がっている。直接触れている肌は熱くなる一方。
甘美で素直なその反応だけで、リリカは満足していた。
そもそも、何と言われようと、頼子を今だけ独り占めするという決意は変わらないのだ。
ここまでやってしまった以上、どうせ何もかも今日で終わりである。
だったらむしろ、下手な追求はしない方がいいような気もする。
拒絶の台詞でも吐かれようものなら、頼子に何をするか自分でも分かったものではない。
母親に縋る幼児のように、ひたすら頼子の胸にしゃぶり付きながら、極めて冷静に思う。
――アタシ今、おかしいよね。絶対。
分かっているのに。大好きなヨリコが今にも泣き出しそうなのに、止められない。
もっと見たい。もっと聞きたい。ヨリコが欲しい。全部、全部欲しい。
どうして?――そんなのもう、どうだっていいよ。
「んぅっ、はぁ・・・あ・・・リリカぁ・・・っ」
「・・・・・・ッ」
頼子の切なげな声が、リリカの理性を着実に崩していく。
余裕ぶった口調とは裏腹に、心は感情の波でどんどん溢れ返った。
「ねぇ、ヨリコ・・・好き」
俯いた頼子にキスをする。我が侭な本音が零れて流れ出す。
「好きだよ」
身勝手に抱き寄せる。柔らかくも華奢な細腰に、痛いほど愛おしさが込み上げる。
「・・・だいすき」
スカートを捲り上げて、下着の中へ滑り込む。
ビクッと、ひときわ大きく頼子が震える。
頼子の一番大事な"そこ"は、ねっとりと濡れそぼっていた。

472 :
1>>467 2>>468 3>>469 4>>470 5>>471
「やっ、ダメ!あぅ・・・ぅむぅっ」
身を捩って逃げようとする。させない。
少しでもたくさん頼子を感じたくて、ぴったりと全身を密着させた。舌を絡め取って言葉も奪う。
口内まで頼子の味で一杯になり、息苦しさと興奮で眩暈さえ感じる。
息継ぎの度に、リリカの口からも僅かな喘ぎ声が溢れた。
「っぷは、はぁ、あ・・・んっ」
「ふぅっ!んんんっ、むぅーっ!」
自分のそれよりも幾分か成熟した秘所は、力を込めたら形を失うのではないかと思う程、ぐちゃぐちゃに乱れ、蕩けている。
蜜が溢れる裂け目の中央に指を潜り込ませ、敏感な突起を擦ると、鼻を抜ける頼子の喘ぎが頭に響いた。
粘度を増して溢れてくる頼子の唾液が口へ流れ込む。喉を鳴らしてそれを飲み込む事さえ、胸を満たす快感になって神経を焼き尽くす。
ぴちゃ、くちゅ、ぴちゃ。
上から下から聞こえる艶かしい水音が、燃える劣情に油を注いだ。
「んむっ、はっ、リ・・・うっんっ、りり・・・っんぅうぅっ」
隙さえあれば、頼子はリリカの名前を呼ぼうとする。しかし、リリカは執拗にそれを遮った。
自分は今、ヨリコの親友である"リリカ"なんかじゃない。
ヨリコの身体を貪って食い散らかす、嫉妬に狂ったケダモノだ。
そうでも思っていなければ、気が狂いそうだから――いや――既に、十分すぎるほど狂っているから。
狂い過ぎてもう、心が粉々になりそうだから――"トモダチだった"頃の名前なんて、呼ばれたくなかった。
親友の呼ぶ声すら拒絶するリリカの心にはもう、頼子が何を思ってそうするのかを察するだけの余裕もない。
自分の指使いで淫らに乱れる身体。それさえあれば、もうどうでもよかった。
「んんっ、ふぁ、くぅっ、んっ、ん、ん、ん――ッ!!」
徐々に、塞がれた口から響く頼子の声が鋭く甲高くなり、断末魔の様相を呈し始めた。
膝が笑う。リリカが抱き止めていなければ身体を支えきれない程に、全身が震えている。
終わりが近いサインだ。
この陵辱の時間。これまで培ってきた温かな時間。ヨリコが自分だけの物である時間。
全て終わってしまう――でもまだ、足りない。
――・・・ゴメンね、ヨリコ。
一瞬だけ過ぎった躊躇は、欲望にかき消されて儚く砕け散った。
身体を頼子の脚間に割り込ませ、ろくに力の入っていないそこを僅かに開かせると、柔らかく溶けきった頼子の中へ、一気に二本指を突き入れる。
ぬめる内壁がリリカの指に絡みついた瞬間、頼子が大きく背を反らした。
「ふあぁぁっ!!」
口が離れた拍子に悲鳴じみた嬌声が上がり、リリカの指が強く締め付けられた。
抱きすくめられたまま目を引き瞑り、頬を真っ赤に染めてリリカの腕の中で悶える頼子。
その姿が愛おしすぎて、切なすぎて、リリカは闇雲に頼子の中を掻き回した。
優しさも労わりもあったものではない。ただただ頼子が欲しいという純粋な情欲を、唇へ、胎内へ、乱暴に刻み込んでいく。
「んうぅーっ!むーっ!んんんーーっっ!」
リリカの視界の端で、堪えていた涙の膜が決壊し、大粒の涙がポロポロと頼子の目尻から溢れては散った。

473 :
1>>467 2>>468 3>>469 4>>470 5>>471
6>>472
頼子の綺麗な頬が、みるみる内に涙で濡れていく。
舌で拭ってやろうと、手で愛撫を続けながら何気なく目尻へ唇を寄せ――それが、大変な失策である事に気付く。
唇の自由を取り戻した頼子が真っ先に口にした言葉に、これまでの努力を全てぶち壊されたから。
「やっ、やあぁっ!リリカ!リリカぁっ!!」
「!!」
しまった。
「リリカぁ・・・あっ、あうっ、リリカ、リリカ・・・っ!」
――そんなに切ない声で、呼ばれたら。
「――〜〜〜ッ!」
不意に、リリカの視界が大きく滲む。――気付いたら、泣いていた。
胸に押し込めていた、募る頼子への想い。離れていってしまう悲しみ。懺悔。後悔。
一度吹き出したら、もう戻らない。とめどもなく溢れて、止まらない。
「っく・・・う・・・あ・・・」
とうとう喉から嗚咽が漏れ始めた。
顔もビショ濡れだ。我慢しても、泣いている事がバレるのは目に見えている。
名前を呼んでくれた事に対する歓喜。残酷な仕打ちをした後悔。離れていく頼子にこんな事しか出来ない、胸を掻き毟る程の歯痒さ。
一気に爆発した様々な感情が完全に理性を突き崩し、口をついて出たのは、自分勝手に頼子を責める言葉だった。
「・・・お・・・怒ってよ・・・ッ」
自棄になり、頼子を甚振る手をさらに速める。
絡み付いてくる粘液を擦り付け、ぐちゃぐちゃと派手に音を立てて掻き回すと、それに合わせて頼子の身体がガクガクと震えた。
完全に背をドアとリリカの腕へ預け、今にも崩れ落ちそうだ。
「ねぇ、怒ってよ・・・!こんなのっ・・・ダメっしょ・・・!?・・・ひくっ、・・・ヨリコ、ねぇっ!」
自分でもめちゃくちゃだと思いながら、リリカはヒステリックに涙を散らして喚いた。
自分で縛り上げてここまで乱れさせた頼子を責めるなど、筋違いもいい所だ。
しかし、責める口調も、攻める手も止められない。
リリカにはもう、自分が悲しいのか怒っているのか、サディスティックな興奮に酔い痴れているのかも分からなくなった。
ただ、胸が痛い。熱い。痛い。熱い。痛い。痛い。痛い――
「っぅ・・・ダメ・・・なのに・・・!――大好きなのっ!」
「ッあああぁぅっ!」
搾り出した想いの丈と共に、三本目の指を捻じ込んだ。
泣き叫ぶ声に胸を引き裂かれながら、全て壊れてしまえと言わんばかりに、押して引いて掻き混ぜる。
ずっと頼子の身体を片手で支えていた腕も、もう限界だ。
最後の力を込めて、折れるくらいに抱き締めた。
「ヨリコ、ヨリコ・・・ッ!!」
「うああっ、あっ、あ、あぁっ・・・――――ッ!!」
頼子の声がんだ瞬間、膣内が一瞬緩み、指の間から熱いものが吹き出してボタボタと垂れた。
その後、急激に締め上げられる。ぐいぐいと、指を飲み込んでいく感触。
暫しの間それを味わい、名残惜しさを感じながらゆっくりと引き抜くと、二人は力尽きてズルズルと床へ座り込んだ。
――全部、終わった。

474 :
1>>467 2>>468 3>>469 4>>470 5>>471
6>>472 7>>473

頼子は肩で息をして、へたり込んだまま呆然としている。
虚ろな表情からは、彼女の心模様は不明だ。
何はともあれ、縛ったままの腕を解放してやらなければならない。
涙も拭わず声を掛ける事もせず、リリカは頼子の腕に巻きつけたセーターへ腕を伸ばした。
身体はまだ興奮を残し、熱く火照っている。
しかし、何もかもを吐き出して空っぽになった心は、既に冷え切っていた。
心臓は口から飛び出しそうな程に暴れ回っているのに、思考回路はどんどん凍りついていく。
頼子を失う恐怖が、寒気となってリリカの身体を襲った。
震える手で、結び目を緩めていく。
頼子の必の抵抗を阻止し続けたセーターは、少し伸びていて――
拘束は、簡単に解けた。
ふ、と、頼子の腕が自主的に動いたのを感じて、リリカは静かに身構えた。
突き飛ばされる。そう思ったからだ。
当然の報い。目を瞑って、来るべき断罪を待つ。
しかし、頼子が取った行動は、リリカの予想を大きく外れていた。
「ふぇっ、ぐすっ・・・リリカ、リリカ・・・っ!」
「・・・・・・・・・え?」
頼子は、ボロボロと泣いて自分を呼びながら、縋り付いてきたのだ。
思わず目を見開いた。驚きで涙も引っ込む。
無心にリリカを求める頼子の腕で全身もみくちゃにされ、リリカは軽くパニックに陥った。
「ちょ、ちょっとヨリコ・・・え・・・なん、で?」
「ず・・・ひくっ・・・ずっと、ぅ、こう、したくて・・・触りたくてっ・・・ぐすっ」
「えっ、えぇっ!?」
困る。
自分は、怒られなければいけないのだ。
突き飛ばされ、罵倒され、一人ここに取り残されて、それから目一杯泣く予定だったのだ。
なのに、そんな可愛い顔でふれあいを求められたら――困る。
ますます離れられなくなるじゃないか。
頼子の前で、大泣きしてしまうじゃないか――

475 :
1>>467 2>>468 3>>469 4>>470 5>>471
6>>472 7>>473 8>>474
考えた時には、もう手遅れだった。
一度はなりを潜めた涙が、堰を切って再び溢れ出す。無我夢中で抱き締め返した。
顔をぐしゃぐしゃにして泣きながら、最後の理性を振り絞る。
もう自分からは離せなくなった腕を振り払ってくれるようにと、願いながら叫んだ。
「っうぁ・・・ヨリコの、バカぁっ・・・!ダメじゃん、こんな事してちゃ・・・!!」
「・・・なんで・・・なんでそんな事言うの・・・?」
「なんでって!ヨリコにはもう・・・アタシより、大事なヒト、いるっしょ!?」
「ほぇ?」
場違いに素っ頓狂な声を上げ、頼子がこちらを見つめてきた。
今度はあちらが、驚きで涙に濡れた目を丸くしている。
何の話だ、とでも言いたげな表情に、少し苛立ちを感じた。
まさか、とぼける気なのか。
リリカがまだ気付いていないとでも思っているのだろうか。
これ以上ない程の淋しさで胸が一杯になり、目から溢れて頬を伝う。
「朝・・・いたじゃん・・・門のとこで・・・っく、うぁ、ひくっ」
言いながら今朝の光景を思い出し、さらに悲しくなってきた。
「・・・見ちゃったから・・・ヨリコが・・・、取られたって、おもって・・・それで・・・ふぇ、うっ、ううーっ」
「校門・・・?・・・あ」
本格的に泣き出したリリカを他所に、頼子はようやく事情を飲み込んだようだった。
しかし、動機が明らかになろうがいくら泣き喚こうが、リリカがした事が許される訳ではない。
子どものように泣きじゃくりながら、リリカは裁きの言葉を待った。
「・・・なるほどね、それで・・・。・・・えーと、リリカ?」
来た。
心臓が跳ねる。
「・・・こっち、向いて」
涙は止まらない。従うしかない。
二人の関係を断ち切るギロチンへ、ゆっくりと首を差し出す――

むに〜〜〜〜っ

「!?!?!?!?」
執行されたのは刑でも全力の拒絶でもなく、悪戯の後に時折使われる"ほっぺた引き伸ばしの刑"だった。
涙で歪んだ視界に広がる、苦笑する頼子の顔。
――苦笑。なぜ。
混乱したまま間抜け顔を晒すリリカに、頼子は言った。
なんだか、どこかで聞いた事のあるような口調で。
「・・・バカはっけ〜ん♪」

476 :
1>>467 2>>468 3>>469 4>>470 5>>471
6>>472 7>>473 8>>474 9>>475
――それから、十分ほど後。
「――全く。ちゃんと授業出ないからこういう事になるんでしょ?もうっ」
「ハイ・・・仰せの通りです・・・」
リリカは、床に正座して力なくうな垂れていた。
眼前には、服を整えた頼子が立っている。が、顔を上げる事は出来ない。
果てしない申し訳なさと猛烈な恥ずかしさで、リリカはただただ、自分より少し小さめサイズの頼子の上履きと見つめ合っていた。
――切腹したい・・・
先日観たドラマのワンシーン。そのキャストを脳内で入れ替える。
白い装束に身を包んで、小刀を手に正座するリリカ。傍らに日本刀を掲げて佇む頼子。
しかし、躊躇っていくら待てども、介錯人が刀を振り下ろす気配はない。
にたい。いっそ一息にしてくれ。願えど、頼子は黙っている。
無言の圧迫が、リリカの全身を締め上げる。
頼子は、すぐには泣き止めずしゃくり上げ続けるリリカを抱き締め、散々宥めてくれた。
リリカが落ち着くのを辛抱強く待ち、それから彼女が語ってくれた"真実"はこうだ。
―今朝の男は、2日前から教育実習に来ている大学生で。
―校門前で立ち話をしていたのは、名簿に名前はあるのに一度も姿を現さない幻の生徒=リリカ・フェルフネロフについて、色々と尋ねられていたからで。
―質問に答えていたら「リリカの事を語る表情が恋する乙女みたいだ」と揶揄されて。
―あながち間違いでもないと思ったからつい真っ赤になったけれど、なんだか嬉しかったんだよ。
ゆっくりとした口調は普段の彼女と何ら変わらず、嘘偽りの類は全く感じられなかった。
教職員もほとんどが女性で構成されるこの学園に、イケメン教育実習生が来校したとあれば、一般的な生徒にとってはトップニュースである。
そんな事態にも取り残される程、授業をサボリまくっていた件はさておき。
そんな話を聞かされれば、自主的に正座もする。本気で消えて無くなりたいとも思う。
自分の入る隙間などないと早とちりした世界は、ほとんどが自分の名前で埋め尽くされていた。
男に取られたどころか、頼子はリリカが居ない所でも、リリカのことで頭が一杯だった。
最早、さりげなく告白されているようなものである。そこまで想って頂いてたのに、自分ときたら。
気まずさ極まり、つい独り言が漏れる。
「・・・・・・アホかアタシは・・・」
「ん?何か言った?リリカ」
「いっいえっ、何でもないです、ハイ」
思わず背筋をシャンと伸ばし、またも敬語で返事をしてしまった。
おかしいですか。ですよね。自分でもそう思う。
案の定、頭の上から、プッと吹き出す声が降って来た。
「・・・リリカ、顔上げて」
「う」
「怒ってないから、ほら」
悩む間も与えられず、膝をついて正面にしゃがみ込んだ頼子に、両頬を包み込まれた。
恐る恐る視線を上げるとそこには、いつも通りの穏やかな微笑み。
安心したのも束の間、視界の中で頼子がぐんと大きくなる。
目を真ん丸に見開いたまま、キスされた。
「ふみゃっ――ん、ぅ・・・」

477 :
1>>467 2>>468 3>>469 4>>470 5>>471
6>>472 7>>473 8>>474 9>>475 10>>476
自分が頼子に押し付けたのとは違う、労わるような優しい口付けが施された。
ゆっくり、ゆっくり、リリカの口内と心が溶けていく。
「・・・リリカ」
「・・・ふぁい?」
こつん。
額同士が触れ、頼子と目が合った。
相変わらずの優しい顔は、リリカの不安を吸い取る真綿。
心がスウッと軽くなっていくのを感じた。
「・・・リリカ・・・ごめんなさいは?」
「うっ・・・ご・・・・・・・ごめん、なさぃ・・・」
「・・・はい、よろしい」
ちゅ。
またキスされた。
今度は短い。
「――リリカは、私のこと、好きなの?」
「・・・うん」
「だからこんな事したの?」
「・・・・・・・・・うん」
睦言の最中に散々伝えたのだから、今更嘘をつく理由もないし、ついでに今はその権利もない。
わざわざ確認するなんて意地悪だとは思いながらも、リリカは100%の本音で答えた。
言葉で足りない分は、潤んだ瞳で必に訴える。
好きだ。好きに決まってる。大好き。――それはもう、狂おしいほどに。
リリカの熱烈な視線を受け止め、頼子が嬉しそうに少し頬を赤らめる。
ニッコリ笑って、優しい抱擁と共に、とどめの一撃を繰り出した。
「私もリリカのこと、大好きだよ。どこにも行かないよ。――だから、心配しないで。ね?」
「・・・・・・ぁ・・・」
切ないほどの歓喜と安堵に胸が締め付けられ、自然に、涙が出た。
心臓が、先程までの緊張の旋律とは違った、高い音を奏で始める。
とくん。とくん。どくん。
心も身体も頼子に抱き締められ、頼子の温かさに思考が溶けていく。
気持ちいい。一つになりたい。
そんな想いに衝き動かされ、唇を再び、重・・・・・・ねようとした瞬間。
コンコン。
ノックの音が、二人の甘い時間をぶち壊した。

478 :
1>>467 2>>468 3>>469 4>>470 5>>471 6>>472
7>>473 8>>474 9>>475 10>>476 11>>477
「安栖さーん」
「はっはははははい!!!」
バッ!ダダッ、ガン!ズザッ、ドン!
呼ばれた頼子は弾けるように立ち上がり、勢いで足を滑らせてひっくり返り、ドアに頭を打ちつけた。
リリカは忍者も顔負けのスピードでロッカーの上に滑り込み、勢い余って壁にぶち当たった。
『〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ』
悶絶する二人の頭上に、お星様とひよこがピヨピヨと舞う。
リリカが何とか伏せて身を隠したのを確認し、頼子が涙目で頭を擦りながら鍵を開けると、怪訝そうな表情を浮かべた司書教諭が顔を覗かせた。
「今なんか凄い音がしたけど・・・何をしてたの?」
「あっあのっ、ちょっとまたいつもの、その、ま、魔術を」
「――・・・ふ〜ん、そう。で、成功したのかしら」
「いえっ、まだ途中でしたっ」
「ぷっ」
「・・・あら、フェルフネロフさんも居たの。今日はお休みなのかと思ってたわよ」
「あ」
「途中でした」に思わず吹き出し、あっさり見つかってしまった。
なんでそこだけ本音なんだ。てゆーかまだ先があったのか。マジか。
正直すぎる親友と間の悪い教師を恨みながらすごすごと姿を現し、しょぼくれた体を装って頼子の隣に立つ。
何故か目を合わせようとしない不審な二人を交互に見比べ、司書は苦笑して言った。
「・・・ほら、もう下校の時間よ。仲良しの魔法はまた明日になさい」
「はーい・・・・・・え?」
「・・・戸締りはしっかり、ね、安栖さん?」
意味ありげ過ぎる台詞にウィンクを一つ残し、全知の賢者は軽やかに去っていった。
どちらからともなく、軋む首を回して顔を見合わせる。
「・・・ヨリコ、やっぱアタシ切腹するわ」
「・・・私もそうしようかな」
キーン、コーン。
長い今日の終わりと、昨日よりさらに仲良しになった二人(教師公認)の始まりを告げる、最終下校のチャイムが鳴った。
おしまい

479 :
ヨリリリ! ヨリリリ!
待ってた! いやあ全くもってラブですなあ。

ヨリリ・リ! ヨリリ・リ!


480 :
ヒャッハー!頼リリだー!
この…なんだ…こう…この胸から迸るパッションをどう言葉にしたらいいのかわからんけど、
ともかく超GJ!

481 :
パッションありがとうwww
過去に誰も書いてないキャラにチャレンジしてみようと思ったんだが…
さすが前人未到の地、さっぱりネタが浮かばんw
ペトラ、キャサリン、なずな、ヴァイス、シャル、えこの誰かが登場する萌えシチュを、どなたかご教授下さらぬか
あんまりスレ占有するのも悪いし、かつての神々が降臨してこいつらをSSにしてくれ…たりしないかなー

482 :
無機物やら絵やら動物やらに、アレコレされるシチュとかいいよね(`・ω・´)

483 :
>>481
ヴァイスが好きでたまらないシャルがうっかりヴァイスを押し倒したところにえこが居合わせるとかお約束だと思うんですよ

484 :
だめだぁー全然ss書いてるヒマがねぇー
読むヒマくらいならあるんだけどな、誰か書いてくれないかな

485 :
バレンタインSS書いたけど、規制で書き込めなかった
時期を逸した気がするけど、暇だったら読んでみてください
エロ薄めでセリフのみですがorz

486 :
まおりんバレンタインネタ(セリフのみ)
急に呼び出したりして、ごめんなさい
あなたに渡したい物がありまして…
はい、これ…バレンタインのチョコレートです
一応、私の手作りなんですけど…
ふふっ、受け取ってもらえて良かったです
…え? 今ここで食べたいのですか?
ふふっ、いいですよ。さあ、遠慮なく召し上がれ♪
……あれ、急に止まってどうしたんですか? 食べないのですか?
……せっかくだから、私に食べさせて欲しい?
くすっ…いいですよ。それくらい、お安い御用です
はい、それじゃあ……あ〜ん
……美味しいですか?
…ふふっ、ありがとうございます
では、もう一つ……あ〜ん
………
……

ん…と……もういいのですか?
…え? 今度は口移しで食べさせて欲しい?
……………
あ…いえ……すみません。ちょっと驚いただけです
大丈夫、怒ったりしてませんから…
えっと…それじゃあ…行きますね?
あむっ……んっ……
んっ…ちゅっ…くちゅ……んっ……れる……ちゅっ……
………
あぅ……何だか、恥ずかしいですね…
えっと…それじゃあ、もう一口…
んっ……
んっ……ちゅぶ…んんっ……れる…んむ……ちゅっ……
はぁっ……んっ…んっ……ちゅ…ちゅく……れろ……
んっ………んんんっ…!
んっ…ぷはぁっ…!
………
もう…いきなり…こんな……
ずるいです。不意打ちだなんて…
………
んっ…!
んんっ…ちゅっ…ちゅっ……ん…れる…れろ…ちゅく…ちゅ……
んっ…んっ…ちゅ……ちゅぶ…ちゅぷ……んんっ……
んん〜〜〜っ!!
……っ……はぁ……はぁ………
チョコレートの味と…あなたの味が混ざって……何だか…変な感じです……
………

487 :
きゃんっ…!
あ…もう……今度は胸ですか…?
もう…仕方のない人ですね。えっちなんだから……
んっ……続けても大丈夫ですよ。私も……えっちな気分になっちゃいましたから♪
んっ…あっ……あっ……ああんっ……
あっ…あなたって…本当に…胸が…んっ…好きですよね…
私の胸…あなたに揉まれて…あんっ……どんどん…大きくなってる気がします…
先日も…ブラがきつくなっちゃって……新しいの…買いに行っちゃいました……んっ…♪
んっ…ふっ……あっ……そんな……そんな事は…ないです…
あっ…あなたが喜んでくれるから…嫌じゃ…ないですよ…
それに………
えいっ♪
うふふ……やっぱり…
もうこんなに大きくして…んしょっと…
それに、こうやって…
あなたのを胸で挟んで…あなたに御奉仕できるんですから…♪
んっ…はあっ……すごい……
あなたの…私の胸の中で…どんどん…熱く…硬くなってますよ…?
こうやって動かしたら…もっと…?
あはっ…♪ ピクピクしてます。何だか可愛い…♪
んしょ…んしょ……んっ……
私の胸…気持ちいいですか…?
……うふふ、ありがとうございます
うれしいから、もっと頑張っちゃいます♪
んっ…んっ…んっ……ふぅっ…よいしょっ……それっ……
おっぱい、ぎゅ〜ってした方がいいですか?
それとも、たぷたぷさせた方がいいですか?
………
……

んっ…はっ…はあっ……あはっ…♪
先っぽが濡れてきて…ビクビク震えてますよ
そろそろ…出ちゃいそうですか?
ふふっ、いいですよ。いつでも、あなたが好きな時に射精して下さい
んっ…全部……あなたの…全部……受け止めてあげますからっ…!
んっ…んっ…んっ……んしょっ……
はぁ…はぁ……んっ…んっ……
下さい…あなたの…熱いの…! いっぱい…私にかけてぇっ…!
………
……

はあっ…あっ……すごい……いっぱい…出てます…
ああ…この匂い…あなたの匂い……癖になっちゃいそうです…♪
ふふっ、私の御奉仕…どうでしたか? ご満足いただけましたか?
……そう、それは良かったです
………
……

ん…と……後片付けはこんなものですかね…
それでは…今日は、この辺で……
あ、チョコレート、残さず食べてくださいね♪
(おわり)

488 :
セfリフが脳内再生出来れば勝ちだな

489 :
復帰

490 :
オホツチ様ェ・・・

491 :
家庭用発売でもあまりはじけなかったのか

492 :
アルカナはなんかエロいことするのに抵抗があるっていうかー。
さわやかすぎてねー。

493 :
じゃあガイストでやればok?

494 :
はぁとはオカズにはしたくない

495 :
謎の女「メインディッシュで」

496 :
ほす

497 :
ずばばばーん

498 :
保守

499 :
      \                     /
       \                  /
         \               /
          \            /
            \         /
             \∧∧∧∧/
             <    俺 >
             < 予 し  >
             <    か >
─────────< 感 い >──────────
             <   な >      
             <  !!! い >       
             /∨∨∨∨\
            /  ∧_∧  \
          /   ( ´_ゝ`)    \
         /    /   \     \
       /     /    / ̄ ̄ ̄ ̄/  \
      /    __(__ニつ/  FMV  /_   \
               \/____/

500 :
(;^ω^) …。

501 :
      \                     /
       \                  /
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            \         /
             \∧∧∧∧/
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             < 予 し  >
             <    か >
─────────< 感 い >──────────
             <   な >      
             <  !!! い >       
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      /    __(__ニつ/  FMV  /_   \
               \/____/

502 :
拙い文章ですけどリーゼ×きらSS書いてます…
カップリングもプレイもどマニアックですが。
今月中くらいに完成を目標にしてます。
出来たら晒させてもらっていいですか?

503 :
…たった今書き上がっちゃいました。
晒させてもらいます。
ちょっとSMチックでリョナ入ってますので苦手な方はご注意を。

504 :
「このきら様がーっ!?」
 深夜の外人墓地に、旧型スクール水着に身を包んだ少女…大道寺きらの悲鳴が響く。
世界征服を企み行動を開始した若干11歳の天才児きらは、しかしその1日目にして
日本に来日していた”緋目の人形遣い”リーゼロッテ=アッヒェンバッハ(10歳)の
手によって完膚無きまでに叩きのめされていた。
「…無様だね、自称天才」
 漆黒を基調としたゴシックロリータの衣服に身を包んだリーゼロッテは、聖霊力で動く
スライムの残骸まみれで横たわる旧スク水ランドセルの少女博士を、初来日とは思えない
ほど流暢な日本語で詰り、嘲笑った。きらは思いっきり石畳に叩きつけられたせいで満足
に動かせない四肢をひくつかせ、なんとか動く口で反撃を試みる。
「うるさいっ!聞く所によれば貴様ろくに学校にも行ってないそうじゃないか!
そんなド低脳に馬鹿にされる筋合いは無いわっ!」
「…うるさいよ」
 さすがにカチンときたか、リーゼロッテは仰向けに倒れたままのスライム塗れのきらの
側まで行くと、その脇腹を思いっきり蹴飛ばした。きらは「うぐっ」と呻き声をあげると、
そのまま数十センチ転がって、うつ伏せのままヒクヒクと身体を痙攣させた。
「聞く所によるとあなた『出る杭は打たれ、出過ぎた杭は打たれない』ってうそぶいて
いるらしいね。でも、それ間違い。出過ぎた杭はどうなるか、その身体に教えてあげる」
 そう言うとリーゼロッテはつかつかときらの頭の上に立ち、その後頭部を踏みつけた。
「出過ぎた杭はね、出切って倒れても放っておかれるんだよ。役立たずだからね」
 そのままぐりぐりときらの頭を踏み躙るリーゼロッテ。きらは「やめんか…バカ者…」
などと唸ってはいるが、はっきり言って説得力が無い。
「それから雨曝しになって…子供に傘で突付かれたりするんだよね。こんな風に」
 リーゼロッテは持っていた傘の先できらのお尻の間をスクール水着越しに突付きはじめた。

505 :
「ぎゃあああああっ!!やめろ、やめろばか者っ!!」
 ズブリ、と傘の先端がきらのアナルに突き刺さる。突然の事にきらは半狂乱になって
泣き叫ぶ。
「ひぎゃあぁぁぁぁっ!!やめ…かっ!さっ、裂けるぅぅっ!!!」
「…壊れろ」
 グイ、とリーゼロッテは傘を横倒しにした。アナルに突き刺さったままのそれは、その
先端できらの腸壁を掻き、抉る。
「っ〜〜〜〜……っ!!」
 もはや声とも呼べないきらの絶叫。が、リーゼロッテは無表情のまま淡々と、その無情
なる責めを続ける。リーゼロッテは傘を手放すと、再びきらを足蹴にして仰向けに返す。
アナルに突き刺さったままの傘はきらの体重を受け地面に沿う形となり、反対側の腸壁を
抉る事となり、しかし無理な負荷が傘の先端を押し戻した。しかし、きらはもはやそれに
痛みを感じる事も、開放感を得る事も無く憔悴しきっていた。
「いい物見つけた」
 リーゼロッテは、はぁはぁと荒い息を吐くきらの横に屈み込むと、きらが背負っていた
ランドセルから縦笛袋を引き抜いた。
「出過ぎて放っておかれた杭はね、子供のおもちゃにされて、それも飽きられると」
 リーゼロッテはその小さな手できらのスクール水着の水抜き穴をグイと開くと、袋から
取り出した縦笛をスッと持ち上げ…。
ズブッ!!
「うああああああああああああああっ!!!」
 きらの絶叫が木霊する。リーゼロッテは、剥き出しになったきらの秘裂を指で開き、
露になった尿道口に、縦笛の先端を力一杯突き刺したのだ。
プシャァァァァ…!!
 縦笛の穴という穴から、きらの小水が吹き出し、スクール水着を色濃く染め上げ、きら
の顔にも飛沫が掛かる。とうとうきらは白目を剥き口から泡を吹いて失神してしまった。
「野良犬に小便を引っ掛けられる。覚えておくといいよ、バーカ」
 リーゼロッテは完全に抜けた傘を拾うと、漆黒の闇の中へと消えていった。
 こうしてある意味世界は救われた訳だが、その事を語る者は一人として存在しない…。
終わり

506 :
お目汚し、失礼しました。
よろしければまた何か書かせていただきたいと思います。では。

507 :
傘プレイか……ごくり。

508 :

     ...| ̄ ̄ |< >>502 ご苦労であった 次回も期待しているぞ。
   /:::|  ___|       ∧∧    ∧∧
  /::::_|___|_    ( 。_。).  ( 。_。)
  ||:::::::( ・∀・)     /<▽>  /<▽>
  ||::/ <ヽ∞/>\   |::::::;;;;::/  |::::::;;;;::/
  ||::|   <ヽ/>.- |  |:と),__」   |:と),__」
_..||::|   o  o ...|_ξ..|:::::::::|    .|::::::::|
\  \__(久)__/_\::::::|    |:::::::|
.||.i\        、__ノフ \|    |:::::::|
.||ヽ .i\ _ __ ____ __ _.\   |::::::|
.|| ゙ヽ i    ハ i ハ i ハ i ハ |  し'_つ
.||   ゙|i〜^~^〜^~^〜^~^〜|i~
   ...||            ||
   ...||            ||

509 :
感想ありがとうございます。
もう1本書きました。舞織(とリーゼ)物です。前回の続きになるのかも。
骨組みは前から出来ていたのですが、夕べと今朝で書いた突貫物なので荒いです。
あとちょっと前フリ長いので勘弁して下さい。では行きます。

510 :

『緋袴の人形』
 深夜の横浜外人墓地、舞織達春日四姉妹は、アッヒェンバッハ姉妹に辛くも勝利した。
「これ程の念動力の使い手とは……。”緋目の人形遣い”の名は伊達ではありませんね」
 四姉妹の実質的リーダーである舞織は、吹き出た額の汗と付着した砂埃を拭き払い、
そう感想を漏らした。それを聞いて、倒れていたアッヒェンバッハ姉妹…端的に言えば
リーゼロッテと彼女が姉と言い張る人形なのだが…を代表して、リーゼロッテが憎々し気に
口を開いた。
「うるさい。私をどうするつもり?」
 リーゼロッテは、弱冠10才の身でありながら、その聖霊力を駆使し、裏稼業を生業と
して孤独に生きてきた。端的に言えば、暗稼業である(実際には”精神的にす”事を
してきた様だが)。その為、世界各国の聖霊庁から最重要危険人物として指名手配されて
いた。無論、ここ日本の聖霊庁も例外ではない。そして、春日四姉妹は日本聖霊庁お抱え
の”協力者”である(正確には非正規臨時職員的存在)。つまり、ここでリーゼロッテを
捕縛しないといけない訳であるが…しかし。
「どうもしません。ただ、これからは真っ直ぐに歩んで、その力、正しく使ってください」
 舞織は武器である独楽を仕舞い込むと、リーゼロッテに微笑みかけてそう言った。
「…いいのか?舞織」
 舞織の姉・鼓音が問い掛ける。日本聖霊庁からはリーゼロッテ捕縛の命は受けていない
…いや、ひょっとしたら彼女が来日した事すら掴んでいないかもしれない。しかし、今
ここで彼女を逃がしてしまう事が知れては、各国聖霊庁から突き上げられた日本聖霊庁が
舞織を糾弾するかもしれない。そう心配しての事だ。しかし、舞織は首を横に振って微笑み
返した。言葉はいらなかった。
「…………………………大きなお世話」
 リーゼロッテはムクリと起き上がると、大きなトランクを持ってフラフラと歩き始めた。
そして一旦立ち止まり、舞織達の方に振り向いて、ポツリと言い放った。
「…………貸しなんて気持ち悪い」

511 :
 後日、とある聖女の活躍により東京上空に現れた謎の城と魔方陣は何処かへと消え去った。
そして春日四姉妹は、その後始末…この騒動によって現れた次元の歪みへの対処…に連日駆り
出されていた。そんな折りだった。日本聖霊庁にてこんな会話がなされていたのは…。
「…では、”緋目の人形遣い”がミルドレッド=アヴァロンの手引きによって来日していたと?」
 よくあるオフィスビルの会議室…の様に見える一室。ただ1つ違うのは、窓が全く無い事である。
詳しい場所は明かせないが、ここで、日本聖霊庁は今回の事件の対策本部を置いていた。中央にて
立っている一人の女性を見つめる壮年の女性達。各国聖霊庁は基本、ほぼ女性だけで組織されている。
そして、壮年の女性達はその重鎮、中央の女性は春日姉妹担当職員の一人である。彼女は、今回の
事件の全容を知りたい日本聖霊庁の意向で、春日姉妹サイドの情報を客観的に知る者として、その
活動の一部始終を報告させられているのだ。
「はい。そして”緋目の人形遣い”は大道寺博士に襲いかかった後日、春日姉妹と交戦しました」
「それで、どちらが勝ったんだね?」
「春日姉妹です。しかし、事もあろうに春日舞織の独断によって”緋目の人形遣い”は開放、
後逃走。彼女は相手がかのリーゼロッテ=アッヒェンバッハと知った上で見逃したのです!」
 ざわざわと、日本聖霊庁の重鎮達が騒ぐ。無理も無い。世界規模で指名手配されている”緋目の
人形遣い”リーゼロッテが英国聖霊庁元長官ミルドレッドに雇われて来日した、いや、させて
しまったというだけでも失態だというのに、よりにもよって日本古来よりの聖霊事件のエキス
パート、春日一門の当代による失態(もしくは裏切り行為)が明るみになったのだから。
「決定的証拠を掴めなかった為、本日まで状況証拠による証拠固めをせざるを得ず、報告に時間が
掛かってしまいましたが…提出させていただいた資料で、十中八九容疑は固められると思います」
「ご苦労。春日一門当代・春日舞織を連行、尋問する。この提案に賛成の者は挙手を」
 …その提案は満場一致で可決した。

512 :
 翌日。数日振りに美苑女学院に現れた舞織であったが、久方振りの級友達との再会は、聖霊庁
からの緊急の呼び出しによって遮られる事となった。
「えぇ〜、まおりん今日も仕事なの?せっかくまおりんのお茶が飲めると思ったのに」
「ごめんなさいね、はぁとちゃん。この埋め合わせは必ずするから…」
「はぁと、無理言って舞織を困らせないの。…舞織、無理、しないでね」
「ありがとうございます、冴姫さん。春日舞織、行って参ります」
 更衣室で手早く巫女装束に着替え、早足で校門前の車に向かう舞織。しかし、姉や妹達の姿が
見えないのに車のドアが閉められ、ロックを掛けられた事に不信感を抱いた。舞織は顔見知りの
春日家担当職員に詳しい話を聞いてみる事にした。
「あの、姉さんや小糸、小唄は…?」
「次元の歪みは千年守様とそのお付きの者が対処しています。本日は貴女一人に用があるのです」
「私一人に…?いかなる御要件でしょうか」
「我々はただ、貴女を本部に連れて来る様に、との指示を受けただけです。質問は聖霊庁に着いて
から、担当の者にお願いします」
 その後車が発車し、美苑女学院を遠く離れて行く。舞織はなんとか情報を得ようと何度も職員に
問い掛けてみるものの、聖霊庁管轄の建物に着くまで、私は詳しい話を聞いていないの一点張り
だった。流石にここまで来ると、舞織には一つの引っ掛かる事柄があった。”緋目の人形遣い”、
リーゼロッテを見逃した事であろうと…。

513 :
 都内某所、一見箱物の建物に見えるビルの某階へと連れて来られた舞織。ここからでないと、地下に
ある日本聖霊庁のオフィスへの直通エレベーターが使えないのだ。春日家担当職員は場を離れ、舞織
ですら1・2度顔を合わせただけの(はずの)職員が代わりを引き継いだ。おそらくは彼女が今回の
呼び出しの担当職員の一人なのだろう。舞織は、その職員から今回の件について聞いてみる事にした。
「あの、今回はいかなる御要件で私だけが呼ばれたのでしょうか?」
「とりあえずエレベーターに乗って下さい。お話はそれからにしましょう。…おそらく、必要無いと
思われますが」
「それはどういう意味でしょうか」
「……来ましたね。どうぞ中へ。お話はそれからです」
 舞織は渋々とエレベーターに乗り込む。そして職員も乗り込み、扉を閉めると、まるでパスワードを
入力するかの様にコントロールパネルのボタンをいくつも押した。こうする事で秘密の地下オフィスに
辿り着けるのだ。足元で何かが開く音がし、エレベーターが動き始めると、職員は口を開いた。
「まず、ご学友との憩いの一時を邪魔する様な真似をして申し訳ございません」
「いえ、聖霊庁よりの呼び出しとあらば。…それで、本日”私だけが呼び出された理由は”?」
 舞織は少し、語気が荒くなった事に気付いて、いけない、いかなる時も冷静さを保たないと、と
思った。しかし、語気が荒くなった事など職員は気にする事も無く、その予想された答えを紡いだ。
「…”緋目の人形遣い”リーゼロッテ=アッヒェンバッハ…ご存知ですね?」
「……えぇ。その名は。それで?」
「その”緋目の人形遣い”が、先日のミルドレッド事件に深く関わっているとの情報を得まして…
そして春日舞織、貴女と接触したとの未確認情報も同時に入って来たのです」
「接触…ですか。そうですね、ひょっとしたらどこかですれ違う事もあったかもしれません。
ですが、私はその”緋目の人形遣い”の顔を知りませんので、わからずに見過ごしてしまったかも
しれませんね」
「そうですね。…朱い瞳に、強大な聖霊力。それだけの情報では、わからないかもしれません」
 …そう言うと職員は、徐ろに舞織の背後に回った。そして、気を感じた舞織が身構えたその瞬間
プシュッ
 舞織の首筋に1本の細い注射が突き刺された。職員はその中の薬液を舞織の体内に注入していく。
「あ、あ…ぁ」
「…自白剤を射たせてもらいました。これでもう、貴女は我々の操り人形です」
 瞳が輝きを失い、四肢から力が抜け、どさっと床に崩れ堕ちる舞織。その姿を、職員は冷たい瞳で
静かに見つめていた…。

514 :
「う、うぅ…」
「………」
 窓の無い会議室。その中央に用意された椅子に、舞織は拘束されていた。そして身動きの取れない
彼女の身体を、3人の若い聖霊庁職員がまさぐっている。その周りには、無言で痴態を見つめる
聖霊庁重役達の姿。舞織は朦朧とした意識の中、その自由の利かない身体を精一杯よじり、愛撫から
逃れようとしていた。が、その抵抗は無意味な物と化していた…。
 と、その様子を見ていた重役の一人がスッ…と手を上げる。少し頬を赤らめつつも愛撫を繰り返して
いた職員達はその手を止め、重役が口を開くのを待った。
「そろそろ教えてくれはしないかね、春日舞織。君は”緋目の人形遣い”と接触、交戦。そしてこれを
一度は拘束するも開放し、逃がした。そうだね?」
「う…あ、ぁ…」
 愛撫を止められた舞織は、顔を耳まで赤らめ、瞳は焦点を失い潤み、口の端から涎を垂らすという
無惨な様相を呈していた。
「あ…わ、わた、し…は…なにひと…つ、間違…った、こ…となんて…」
「その返事は、認める…という事だね?」
「ぅ…あ、あんな…小…さな、子…を、国際…しめ…い手配、する、なんて…絶対、間違って…ます」
「君の意見を聞いているのではない。本当かと聞いているのだ」
 ぶんぶんと、首を横に振る舞織。それが今の彼女にできる抵抗…だが。
「…続けろ」
「はい」
 3人の職員による愛撫という名の拷問が再開される。一人は耳を甘噛みし、息を吹きかけ、瞼を舐める。
そして時々その唇を吸い上げ、口を開かせ、舌を絡ませ、唾液をたっぷりと飲ませていく。舞織はイヤイヤ
をし、何とか口を離そうとするが、頭を抱えられ、ゴクリ、ゴクリと唾を飲み下さされる。
 一人は舞織の背後から、その中学生の物とは思えない豊満な乳房を巫女装束の上から、そして襦袢の中
から揉みしだく。ブラジャーのホックは巫女装束の中で外され、くしゃくしゃにされてしまった。そして、
その布地の感触すら、舞織の乳房を責め立てる道具となった。
 最後の一人は袴を捲り上げ、股間の秘裂を指と舌で責め立てる。自白剤と愛撫の効果、そして舞織の経験
の無さが災いしてか、ショーツは汗と唾、愛液によってしとどに濡れ、まるでお漏らしをしたかの様に
なっていた。
「う、うぅ…ぅ〜〜〜〜〜っ!!!」
プシャアァァァァ…
 …訂正。たった今、舞織は耐え切れなくなり本当にお漏らしをしてしまった。股間を舐め責めていた職員は
その小便を口に含むと、舞織にキス責めをしていた職員を離れさせ、小便を含んだ口を…
「ぷはっ!はぁ…はぁ、は、あ…い、イヤ…イヤ……んーっ!!!」
 舞織の口に合わせ、その口内に中身を注ぎ込む。舞織も抵抗し、息を吐く事で何とか小便の侵入を拒もうと
するが、はっきり言って意味は無かった。僅かな量だけが口の端から漏れ、大半は容赦なく喉の奥へと注ぎ
込まれて行く…。こうなったらもう、舞織は飲み込むしか無い。
「う、う、うぅ…」
ゴク…ン
 涙を零し、自分の小便を飲み込んでいく舞織。その間も乳房、秘裂への愛撫は止む事は無い。ビクン、
ビクンと舞織の身体が激しく痙攣する。絶頂が近いのだろう。と、そこでまた重役の一人がスッ…と手を上げ、
愛撫をやめさせる。

515 :
「…どうだね、春日舞織。これ以上強情を張るというのなら、君の姉妹にも同じ目に遭ってもらわないと
いけなくなる…私達としても、その様な真似は出来る限りはしたくない。真実を、話してくれるね?」
「はぁ、はぁ、はぁ…は…は……」
『どんな話が聞きたいの?』
 突如、会議室に響きわたる感情を感じない少女の声。騒然となる職員達。
「何だ、この声は?!」
「侵入者!?馬鹿な!!」
『慌てて探す事は無いよ。今、姿を見せるから』
パチッ…
 突如、室内の照明が落とされた。そして数秒後、非常用電源が入る。と、明るくなった室内には…!
「…久しぶりだね、春日一門当代。借りを作ったままだと気分が悪いから、来たよ」
「り…リーゼロッテ、さん…」
「ひぃっ!!ひ、ひ、”緋目の人形遣い”!!」
 少女の声の正体は、舞織のすぐ傍にいた。”緋目の人形遣い”リーゼロッテ=アッヒェンバッハ。
「邪魔」
 リーゼロッテは手にしたトランクを大きく一回転させ、舞織を責めていた職員達を壁に吹っ飛ばす。
「セキュリティが甘いね、日本聖霊庁の建物は。機械に頼りすぎるからこうなる」
「まさか…ガードを全て突破してきたと言うのか!?」
 リーゼロッテは何も答えない。その代わりに、ボソリと呟く。
「我が血に宿る盟約よ、形を成せ」
 そして親指の腹を犬歯で傷付け、血を一滴床に垂らす。
「ギーァ、血の契約を行使する。あいつら、壊しちゃえ」
 意識を失いかけた舞織が最後に感じた感触は、自分の拘束が解かれる感触。そして聞いたのは…
「か、影が…影が!ぎゃあああああああああ!!!!」

516 :
「舞織、おい、舞織!!」
「「おねえちゃん、大丈夫?!」」
 …舞織が目を覚ますと、そこは自分の部屋だった。そして心配そうに自分を見つめる姉妹の顔。
「姉さん…小糸…小唄…?」
「やっと気付いたか。お前が家の前で倒れていた時はビックリしたぞ」
「家の前…?うっ、頭、痛い…」
「おねえちゃん、暑さでやられたんだよ」
「今日は東京で最高気温を記録したんだって」
「暑さ…で?……本当に?」
「舞織、今日は私が夕食と弁当の準備をするから、お前はゆっくり休んでいるんだ。そうだ、何か
食べたい物とかはあるか?」
「はーい、パスター!」
「私はかやくごはん!」
「ふたりには聞いてない。舞織、遠慮しなくてもいいんだぞ?」
 軽い頭痛を抱え、舞織は何か大切な事を思い出さないといけないと思っていた。だが、それが何か、
頭の中でモヤがかかった様な気がして思い出せないでいた。大切な、大切な何かが…。
「これで借りは返したよ、春日一門当代。………お姉ちゃんの手料理、食べたいな…」
終わり

517 :
『緋袴の人形』 >>510-516
えちぃシーン >>514
以上です。文章が拙い上にえちぃシーンが少なく、舞織が巫女装束なのにあまり意味なくてすみません。
私はどっちかというと美苑女学院の制服まおりんが好きなので、タイトルを『緋服の人形』にして
制服まおりんを苛めてみたかったのですが、巫女装束も大好物なので今回はこちらを取りました。

518 :
うむ、実にすばらしい。

519 :
住人は居ないけど需要はあるぞぉぉぉ

520 :
>>519
供給源も一応いるぞぉぉぉ
キャサリン物でよければプロット&骨組み完成しました。
近日晒します。
文章レベルは…前2作を見ればわかる通り期待はできませんがそれでもよければ。
関西弁(キャシーは大阪弁か?)難しい…。

521 :
…近日どころか、ついさっき書き上がっちゃいました。
私、こんなのばかりですね。
早速晒します。キャサリン物です。
大阪弁、所々変だと思いますが、勘弁して下さい。

522 :
 よう来たなあ!ウチが講師を勤めさしてもらうキャサリン京橋や。今日はよろしゅうな!
 そやけど自分、変わりモンやなー。や、ウチが言うのも何やけどな。せやけど男で聖霊学、
それも聖霊機工学に興味あるて。人間国宝に指定されてもええレベルのレアさやでホンマ。
 ま、グダグダ喋っとんのはウチの性に合わへん。Time is money、いうヤツや。
ちゃっちゃといこか。ほな、まずは聖霊力っちゅーもんの基礎からやな。
 …って、何や自分?目つき怪しいで?ってコラ!何立っとんねん!講義中は席座っとかんかい!
え?「立っとんのはココも」やて?な、何のこっちゃ?!コラ!レディの前でズボン下げな!!
何猿股まで脱いどんねん!!何するつもりや自分ら!!コラ!!腕押さえんな!!脚掴むなー!!
いややー!!きら、たーすーけーてー!!!

523 :
 ウ、ウチを壁に押し付けて何するつもりや自分?!え?「レオタードでスマタ」?何やそれ?
ウチの着とるレオタードに関係しとるんやろけど…な!?何押しつけとんねん自分!「チ○ポ」て
…そらネンネやないからわかるっちゅーねん!!そーゆー意味やのうてやな、ソレをココに当てる
いう事はつまり……「博士はよくご存知で」って、当たり前や!!こーゆー知識は乙女の嗜みや!!
へ?「子供はできへんから安心せえ」?そーゆー問題とちゃうわ!!…ってコラ!!擦りつけな!!
 ん…んっ…なんや自分、痛そうやで?そらそやな、レオタードの生地に敏感なトコ擦りつけとるんやもんな。
そら痛いやろ。何や?「博士は感じてられませんのか」ってか?当たり前や、こんなんで何感じんねん。
「その割には乳首勃っとる」…て、何見とんねん自分!!こ、これは当たり前や!!生理現象いう奴や!!
「ちょっと失礼して」…てコラ!!何しおんねん!!ふとももの間にチ○ポ突っ込んで来て…。
「ふとももとレオタードに包まれたオ○コの作り出すデルタ恥帯における聖女の聖霊力の測定」ィ?
嘘こくなや自分!!そんな方法した事も聞いた事あらへんわ!!
「まあまあ、大人しいしとったらすぐに気持ち良おしたる」?やめんか!!ウチは気持ち良おなりたない!!
何や?チ○ポビクビクして…え?「出そう」??まさかアレやないやろな!?いややーっ!!
え?「ハッキリ言うたら出さんと我慢したろ」?う……ゆ、ゆ…言うたらええんやろ?
い、行くで。言うで。一回しか言わへんさかいな。ちゃんと聞きぃや………ざ…ザー○ン…や……。
言うたで!!言うたったで!!早よ止め!!え?!「もう止まらん」!?嘘やろ!?そんなん詐欺やん!!
嫌や、やめて!!ウチ、ウチ…そんな、いややぁーーーーーーーっ!!!

524 :
 うぅ……レオタードもふともももベトベトやぁ……て言うか途中でも引っこ抜けたやん自分……
なんで出す直前で引っこ抜くねん自分……顔までちょっとかかってもうたやないか……。
へ?「今度はしまいまで引っこ抜きません」て?そーゆー意味やあらへんわ!!
「ほな御開帳〜」て、やめんか自分!!「興奮してきた。スマタだけで済む思たら大間違いや」?
なんやその理屈ーーー!!!結局オ○コヤりたかっただけやんか自分!!!
「博士、ココも濡れてまっせ」って、そら自分の汗と汁のせいやっちゅーねん!!
「こんだけ濡れとったら破るのも楽やわ」って、破る?!破るてか!?そら二重の意味っちゅーやつか!!?
「ナイス☆ツッコミ」って自分!!そらツッコミ養成ギブスや!!ウチもよー大阪でコイン一個入れた!!
横○た○しひ○し師匠のネタは鉄板やな!!…って、そーゆー問題やあらへん!!やめんかーっ!!!
 うぅ、破られてもうたぁ……もう外歩かれへん……こんな股んトコ破られたレオタード着て歩かれへん……。
「ほな、もう一つも破らせてもらおか」って……本気か自分!?そんな事させへんで!!
ウチかてナニワ女の端くれや!!目一杯抵抗すんで!!きら直伝の蹴りや!!うりゃうりゃうりゃ〜っ!!
痛!!痛たたたたたた!!足の付け根捻んなや!!「あんまおイタが過ぎると…関節外すで」?!
自分、関節技まで使えるんか!?嘘やろ!?痛!!グキ言うたでグキて!!あ、アカン、脚動かへん…!!
「ほないただきます」て…やめーっ!!そんな、ウチ、聖女やなくなって……痛ぁーっ!!!!!
 あが…あが、おなか、ゴリゴリ言うて、るぅ…いたいぃ…やめてえな…後生や……。
「中、狭ぅて暖こうて気持ちええ」?……おおきに。…アカン、ウチ、もう何が何やら……気持ちえぇ……。
「今度は最後まで抜きませんからね」?……うん、ウチに射精して…一杯射精して……。
あ……チ○ポ、ウチのオ○コの中で…ビクついてるぅ……近いんか?射精そうなんか……?
ええよ……ほんで、赤ちゃん作ろ……次代の聖霊機工学の権威……作ろ……。
あ、何かクる!!「それがイクいう事」?そうなんや、これが……あ、イキそ…や……
イク、イク、イクイクイクイクイってまうーっ!!!!!
 …今日の講義はこれでおしまいや。次回の講義は大道寺きら博士と華明芳博士も呼ぶさかいな…
いっぱい人集めときぃや…。

525 :
『京橋ゼミ』
>>522-524
以上です。お目汚し、大変失礼しました。
…京橋ゼミ、って実在しそうな名前だけどいいのかなー…。

526 :
あ、ミス発見。
最初は集団レイプ物にしようとしていた名残りです。
気にせず読んで下さい。

527 :
なんかワロたw 文章描けるのはいいねぇ…うらやましす。

528 :
>>527
なんかウケたw 感想ありがとうございます。
私なんてまだまだですよー。
今回のでいえば、キャサリンが感じはじめてからイクまで駆け足すぎですし、
その前の舞織物は前フリが長すぎですし…エロとそうでない文のバランスって難しいです。

529 :
保管庫にリンクの無いアルカナ3の新キャラ組3人に、アンジェリアとさらに某エロゲを足す事で
SSのプロットが出来上がりました!早速執筆中!
…が、メインとなるヴァイスの戦闘マシン的喋りが難しいのなんの…。
難産になる事必至なので、期待しないで気長に待ってて下さい…。

530 :
(0゜・∀・)ワクテカして待つ

531 :
お待たせしました!
アルカナ3のエンディングの後に、魔界天使ジブリール1を足してみました。
ジブリール知らない方、ごめんなさい。
あと、色々実験や小ネタに挑戦してみました。
…おかげで前3作より読み辛い内容に…。
それと、アルカナ3新キャラ勢は資料不足なので台詞回しが変かもです。
では、投下いきます。

532 :
 ある晴れた休日のショッピング街。近くの中学生と思わしき、制服を着た少女と、
この暑いのになぜか紺のマントを羽織った同い年位の赤毛の少女、そして
どこからどう見ても幼稚園児の女の子と…なんだ?目の錯覚か?4人…3人?あれ?え?
まあ、とにかくその3(4?)人が仲睦まじく歩いている。んんー?
 …仕方無い、今見ている事を、ありのまま話すぜ!
「はあ…せっかくソフィーと二人きりで出かけられると思ったのに…
えこはともかく、なんでアンタがついてくるわけ?」
「ぷぷー♪赤毛のお前、女のヒステリーはみっともないぞ♪
私はヒマ潰しのためにわざわざお前達に同行する事を選んでやったんだ。
感謝して当たり前だぞー?」
 仏頂面の赤毛の少女が愚痴を漏らす。どうやら、裸Yシャツで頭に輪っかを浮かべた
金髪の半透明少女(な、何を言っているのかわからねーと思うが、私も訳がわからない…
頭がどうにかなりそうだ…催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わっているぜ…)がついて来ている事にご立腹らしい。
「シャルラッハロート、アンジェリア=アヴァロンが我々に同行してきた現状において
今、異議を申し立てる事は得策では無い…じゃない、えぇっと…
今更文句を言っても、ついて来てしまったのなら仕方無いでしょう?…出来た」
「あかいおねえちゃん、たびはみちづれよはなさけ、なの」
「ほー、お前、ちびっこいクセに難しい言葉を知ってるじゃないか。さすが私の子分だ。褒めてやるぞ」
「わーい、てんしのおねえちゃんにほめられたの」
「よかったな、えこ。アンジェリア=アヴァロン、感謝する」
「あー…もう!わかったわよ!同行を許可したげる。でも、私とソフィーの邪魔したら…すわよ」
「ぷぷー♪いつぞやのリベンジってかー?いいぞ、ケンカならいつでも買ってやる。
今、私はとーっても気分がいいからな♪」
「シャルラッハロート、アンジェリア=アヴァロン、この時間帯における当区域での戦闘行為は
近隣の一般人にまで危害を加えてしまう危険性がある。得策ではない…じゃない、えぇっと…
二人とも、やめなさい。関係無い人達まで巻き込んでしまうから…出来た」
「でもしろいおねえちゃん、あっちでせんとうごっこやってるの」
「何…戦闘だと!?不覚だ、気付かなかったとは。えこ、カズと一緒にここで待っているんだ。
行こう、シャルラッハロート。私達の力が必要になるかもしれない」
「私もついて行ってやるぞー。感謝しろ」
「アンジェリア=アヴァロン、協力の申し出、感謝する。行こう、二人共」

533 :
 あ、ありのまま、今起こっている事を話すぜ!『公園に巨乳悪魔メイドコスのオネーチャンが居て、
「色っぺーなー」と思って見ていたら、なぜか触手が大量に出てきて地の文担当の私が襲われている』
「ミスティメイ!また性懲りもなく!行くわよ直くん!ラヴちゃん!」
「はいな!」
「いくぞ、リカ!」
「えんじぇる・あも〜れ〜!!」
 で、『ショートカットの女の子とピンクツインテのロリとオマケが現れたと思ったら、ショートの方が
白スク水姿に変身した』
「秋物買いに来てみたら、またまたワンパターンにも淫らな触手で一般の人を襲うエロティカル!
エッチな犯罪、許しません!」
「ジブリール、ワンパターンなのはそっちだよ!行け、エターナルワーム!!」
 そいから、『白スク水少女が触手と戦って…とっつかまった』
「んっ…この、離しなさい!」
「この展開も飽き飽きだねぇ…今日は一思いにってやろうか!?」
『待て!!』
 んで、『さっきの女の子達がやって来た』…あ、ダメだ、意識ヤバ…飛ぶ…地の文、書けな(がくっ)
「一般人を巻き込んだ白昼の戦闘行為に武力介入、これを強制停止させる…ラーゲルクヴィスト司令官殿も
理解していただけるだろう」
「で、私達はどこのバカを相手にすればいいわけ?さっさと終わらせたいんだけど」
「状況から推測するに…あの、黒を基調とした給仕服を着た女性が元凶と見た」
「おー。真っ先に頭を潰す、ケンカの基本だな♪わかってるじゃないか。それじゃ早速…」
べちっ
「いたっ!やりやがったなー!下等生物のくせに生意気だぞ!」
「…だが、あの触手器官の集合体が最大の障害と見た。まずはそちらを排除する。
行こう、シャルラッハロート」
「OK、ソフィー」
「待て待てお前ー!今、私がやられるのを見てそう判断したなー!!」

534 :
「リカっ!!おいラヴ公、なんとかならないのか!?」
「お兄ちゃん、さっきからラヴ以外の天使の気配がしてますの!きっと天界からの増援ですのー!」
「マジか!で、どこに居そうなんだその天使は!?」
「ええっと…アソコですの!」
「何でわざわざカタカナにしたのかは聞かないでおいてやる…あの娘達か!?…制服と、マントと、
裸Yシャツぅ〜??」
「頭に輪っかもついてますの!天使なんですの!おーいですのー!」
「あの白い水着姿の女性は味方と判断…その傍にいる男性1名と、先程から呼びかけてきている
女性1名は彼女と同じ所属と判断。速やかにこの3名を救出し、共闘するのが最善の手か」
「そんな事しなくても、私とソフィーがいれば大丈夫に決まってるじゃない」
「こらー!私を無視するなー!さっきのはほんのちょっとだけ油断し」
「いや、シャルラッハロート。えこが待っている。ここはなるべく私達の被害を抑えて、えこの元に帰るのが
最優先事項だ。それにあの少女…先程からアンジェリア=アヴァロンに話しかけている様に思われる」
「おおー、耳がいいなお前。確かに『そこの天使さん』と呼ばれているぞー。どれどれ…ふむふむ…何っ!?
そんな事出来るかーっ!このバカ!常識で物を言え、常識で!」
「…行こう、シャルラッハロート。戦局は一刻を争う」
「ソフィーとなら何処だって!」
「お前らも無視するなー!!」
「むーっ、ラヴはバカじゃありませんのー!!それに、あの白い髪のお姉ちゃんから感じるのは、
リカお姉ちゃんと同等…ううん、それ以上のアモーレですの!これを使わない手は無いですのーっ!!」
「おい!ラヴ公!!早くしないとリカが…くそっ!こうなったら俺の手で!!」
「駄目ですの!エターナルワームは人間の力ではどうにも…って、お兄ちゃんもピンチですのー!!
いいからラヴの言う通りにして欲しいんですのーっ!!って…鎖と、黒い、剣?!」
「…目標を保護。シャルラッハロート、私は他の一般人の救出に向かう。だから」
「私がソフィーを守る!ソフィーを傷付ける奴を許さない!…それ以外は知らない」
「それでいい。サポートは任せた!」
「けほっ、けほっ…君達は?」
「我々は元ドレク…いや、私達はただの通りすがりの者…です。この場は我々が引き受け…じゃない、
どうかお気になさらずに…よし」
「何だかよく分からないが…助けてくれてありがとう」
「いえ、感謝には及びません。我々には敵の倒掃という任務がありますので、あなた方は一刻も早く
ここから離れてください」
「それはできない。リカを助けないと!」
「リカ…あの女性の事ですね。お任せ下さい」
穿剣フリーゲン!
「ごほっ、ごほっ…な、直くぅん…」
「リカ!良かった…ありがとう、本当ありがとう!」
「私の操剣術が効く…データは皆無だが、戦えなくはない相手という事か。シャルラッハロート、
そちらは?!」
「こっちは相性最悪…操鎖術じゃ触手を捌ききれない!ソフィー、道を開いて!」
「了解、シャルラッハロートが敵中枢へ接近する為の進路を切り開く…剣よ、行け!」

535 :
「むぅ〜っ…あいつらー、この私を差し置いて活躍するとは生意気だぞ!こうなったらとっとと触手と
召喚主をとっちめて、あいつら共々お尻ペンペンの刑だ!いじょ。…おーい、さっきから訳わかんない事
言ってるホニャララ天使、あいつらをやっつける為なら話を聞いてやってもいいぞー」
「ラヴの言う事を聞いてくれるですか!?じゃあ…」
「…ふんふん、これを白髪頭に貸してやればいいんだな?わかった。おい!白髪頭ー!こっち向けー!」
「アンジェリア=アヴァロン、今は触手器官への対処という作戦行動中…何?頭に、輪っかが?
な、何だ?!インナーが、制服が、消滅していって……この格好は!?」
「ソフィー!どうし…ブッ!!(鼻血)ななな、何よソフィー、その格好…」
「わからない…アンジェリア=アヴァロンが私に向かって頭の輪っかを投げつけたと思ったら…
なぜか彼女と同じYシャツ姿になった…んっ!!?」
「ソフィー!!…きゃぁっ!?」
「忌々しいガキ共が…もう少しで真辺リカを堕とせる所だったのに…お仕置きしてやるよ!!
まずは、そこの色々あたしと被っている鎖の赤毛、お前からだ!!」
(何だ…?何かが、頭の中に…これは…いつかの、記憶…!?)
『ソフィー…お願い、私、もう我慢できない…』
『よせ、シャルラッハロート。これは健全な行為では無いと、理事長閣下からお達しが…んぅっ』
『ちゅ…ちゅく…ちゅぅぅ…ぷあ……ソフィーの唇、美味しい…もっと、もっと味わいたいよ…』
『だめだ、シャルラッハロート…えこが、起きてしま…う……ん、ちゅぷ…ちゅ…ん…』
『ん…うん…はぁ…ねぇ…ソフィー、コレ…使っていいよね…?』
『はぁ…はぁ…な、何だそれは?!ま、まるで…男性器…(かあぁぁっ)』
『あは…ウブなソフィー…なんにも知らない…コレ、ディルドーっていうのよ…女の子同士で、
セックス…(かあぁぁっ)…する時、使う道具…。ねぇ…これを使って、ソフィーと、私の…初めて、
交換しよ?そうすれば、ずっと二人でいられる気がする…一つになれる気がする…』
『二人で…一つに……うん…しよう、シャルラッハロート……怒られても構わない。一つに、なろう』
『うれしい…うれしいよ、ソフィー…それじゃ、アソコを濡らしてから…』
『待って。私が…シャルラッハロートのを濡らすから…シャルラッハロートは、私のを…濡らし合おう…』
『うん…じゃあ、体制を変えて…こう、かな。どう?』
『いいよ…シャルラッハロートの…よく見える…綺麗だ…』
『ソフィーのも…ピンク色してて、可愛い…れろっ』
『ああんっ!い、いきなりなんて…ずるい…私も』
『んんっ!!』

536 :
「やめろぉ!!このっ…離せぇっ!!ひぁっ!?ホットパンツの…裾からなんて…っ!」
「まずは尻の穴にブチ込んでやるよ!次はその減らず口だ!」
「くぅぅぅぅっ!!さ、裂け…ふぐぅっ!?んぐーっ!!んーっ!!んげぉっっ…」
(喉の…奥にっ…!!)
ビチャ、びちゃっ!!
「あっはは!!吐いた吐いた!!でも、これで済むと思わない事だよ!胃の中でエターナルワーム同士、
握手させてやろうじゃないか!!尻から入ったワームと口から入ったワームが…感動モノだねぇ!!」
「んんーっ!!」
(嫌だ、やめろ、そんな…)
ぼごっ!!
「ふんぐぅぅぅぅぅっ!!」
(胃…胃が、破け……!!)
「胃の中でワーム同士がくんずほぐれつしているよぉ!!まるで妊娠したみたいな腹だねぇ!!
どれ、苦しい腹を緩めてあげるよ!!」
ブチィッ!ビッ、ビリビリィッ!!
(ホットパンツが!ショーツも!やだ、見るな、見るなぁーっ!!)
(そうだ…これは、例の神霊兵器が破壊されて数日後の…そして、この後…)
『(ぶるるっ)あ…ごめん、ソフィー…お漏らし、しちゃった…』
『ううん、構わない…シャルラッハロートのなら、私は…』
『ありがとう…ねぇ、そろそろ…しよ』
『…うん』
『体制を変えて…と、ふたりで、同時に…』
『わかった…同時に…』
『っ…!痛い…っ』
『キツイ…裂ける…』
『ハァ…ハァッ!!もっと、奥ぅ…』
『ハァ…ハァ…入る…の…?』
『入れて…みよ?…ンッ!!』
『私も…ウ、ウゥン!!』
『全部…入った…?』
『ああ…感じる…でも、血が出ない…初めての時は血が出ると…本に…』
『ソフィーったら…そんな勉強して…でも、私も…出てない…』
『もしかして…記憶を失う前に…ドレクスラー機関に…』
『かもしれない…あいつら…何もかも奪った…』
『でも…私にとっての初めては…今夜、シャルラッハロートとだ…』
『ソフィー…うん…私も…初めては、ソフィーとだ…』
『ふふ…初めて同士だ…』
『そう…初めて同士だよ…』
『んん…おねえちゃんたち…どこなの…』
『『え、えこ!!』』
「どうしたんだよラヴ公!!あの娘、頭抱えて苦しんでるぞ!!」
「きっと、天使の秘技の使い方が一気に脳内に流れ込んでいますの!それだけこなしたプレイが
多いって事なんですの!あのお姉ちゃん、可愛い顔してきっと物凄いビッチですの!!」
「天使がビッチ言うな!!(エンジェルアッパー!!)」
「(ドオオオオオオン!!)天使が鳴らしてる大好きの合図ですのーっ」

537 :
(そして、えこが起きて…それで、私達3人は…)
『むにゃ…おねえちゃんたち…なにしてるの?』
『えこ、これは、その…(ソフィー!)』
『わ、私達は…その、一つになったんだ(正直に言うしか無いだろう)』
『そーなの…?えこもひとつになりたいの…』
『え!?それは…その…』
『えこ、もう少しおおきくなったら一つになろう』
『やーなの!えこ、おねえちゃんたちとかぞくなの。かぞくは、ひとつになるの!』
『えこ…』
『えこ、ごめんね…わかった。えこも、私達と一つになろう』
『ちょ、ちょっとソフィー!えこにはまだ…』
『シャルラッハロート、ここは私に任せてくれ…えこ、お姉ちゃん達のおしっこをする所に、
何か刺さっているのはわかるな?』
『うん、わかるの。いたそうなの』
『ああ、痛いんだ。だからえこ、お姉ちゃん達のここを舐めてくれないか?』
『わかったの!(ぴちゃ、ぴちゃ…)』
『ん…あっ、う、上手いぞ…えこ』
『えこ…凄いィィ…』
『おねえちゃんたちのおしっこ、しょっぱいの。でもあまいの。ふしぎなの。(ぺちゃ)』
『えこ、そのまま…もっと』
『もっと、舐めて…』
『(ぴちゃぴちゃ、ぺちょぺちょ…)』
『ああっ…ソフィー、えこ、私…』
『シャルラッハロート、えこ、私も…』
『『い、イ、イクゥゥゥゥゥッ…!!』』
「一つになった…。そうか…わかった、わかったぞ」
「ほー、飛行機が空高く飛べる理由でもわかったか?」
「アンジェリア=アヴァロン、協力、感謝する。シャルラッハロート、今、助ける!!
天使の究極秘技が一つ…エンジェル・プレミアムハート(乙女心、という奴らしい)は不安定なの!!」
 げほっ、げほ…あ、ありのまま、今起こった事を話すぜ!
『でっかい時計台が空から落ちてきて、巨乳悪魔メイドのオネーチャンを押しつぶした』
な、何を言っているのかわからねーと思うが、私も何が起こったかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだ…落下中は0Gで破壊力や!とか時計台だッ!!URYィィィブッ潰れろ!だとか、
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。
「お、覚えておいで!!」
「ハイハイ忘れた忘れたでーすの!…お姉ちゃん達、ありがとうですの」
「いや、礼には及ばない。私達に出来る事をしただけだ。…それより、この格好はどうにかならないか?」
「そうだ白髪頭!輪っか返せ!…ふぅ、これが無いと落ち着かんぞ」
「あ、服が戻った。どういう理屈なのだ?この様な現象、機関でも聞かなかった…」
「ちょっとあんた達!私の服は戻らないワケ?」
「ちょっと待っててくださいの。今元通りに戻しますの!それと、記憶も消しちゃいますの」
「記憶を?それはやめてもらいたい。今回の様な事象が多発しているとなれば、速やかに聖霊庁に
戦闘データを持ち帰り」
「それは困るですの。天界の規則なんですの。だから…これにてサヨナラですの!」
「…あれ?」
「どうしたのよ、ソフィー。ボーっとして」
「しろいおねえちゃん、だいじょうぶなの?」
「心配無い、えこ。シャルラッハロート、新しいホットパンツを買いにいこうか」
「へ?…いや、まあ、パンツも欲しいけどトップスも…ってソフィー!待ってってば!」
「えこをおいていっちゃやーなのー!」
「うん、なかなか面白い退屈しのぎだったぞ♪そろそろ聖霊界に戻るか。ミルドとメイドが
待ってるからな。しっかし、この輪っかにあんな使い方があったとはなー。
今度、アホ毛の連れのヘアバンド女に使ってみるか。面白そうだ♪いじょ」
終わり

538 :
『魔界天使ちゃんも居た!』
>>532-537
…以上です。重ね重ねお目汚し、申し訳ないです。
あとはペトラとなずなかぁ…なずなは(ピンと立った犬耳萌えなので)いけますがペトラは難しいなぁ…

539 :
あ、保管庫管理人様はまだここ見てらっしゃいますでしょうか?
1つお聞きしたい事、というかお願いがありまして…急ぎでは無いんですが。
書き込み、お待ちしております。

540 :
ほほえましいですなw

541 :
>>540
感想ありがとうございます!
微笑ましいですかwまさか(一応)触手物でそういう感想をいただけるとは…恐縮です。
えこをどうエッチシ−ンに絡めるか迷いました。
挿入は無理だし…攻めに回してもやりすぎたらア○ネスに怒られるし…。
あと、地の文無しでどこまでやれるかに挑戦してみました。
結果は…惨敗ですね。読み辛い。やっぱり地の文は欲しい。
それと、アルカナ関係無いですがジブリール名物ツッコミ拳をやりたかった。
これは自然な形で入れられたかと思います。
あと、保管庫管理人さんへ。
これまで投下した4編を、修正・改訂していつもお世話になっているサイト様に
投稿させていただきたいのですが…構わないでしょうか?
お返事、お待ちしております。

542 :
もっと凌辱臭バリバリで誰か書いてみたらどうかな

543 :
そういえばガチガチな陵辱とかレイプみたいな内容は今まで見た記憶が無いな

544 :
そもそも百合れずじゃなきゃ受け付けられない

545 :
あるゆりか…

546 :
フィオナが好きだから今からフィオナものを書いてみることにする
時代ははぁ冴姫よりサキフィオナ

547 :
鋼×フィオナもありかなあ

548 :
できました
フィオナもの
設定を網羅してるわけじゃないのでおかしなとこがあるかもしれません
長文で思いの丈を書きなぐるのははじめてでした、ゆるしてね
これから投下します

549 :
―時々、無性に寂しくなる。
こっち側にきてから、だろうか?あの時までの…「彼女」に出会う前に感じていた寂しさとは違った感触のある寂しさだった。
ホームシック…?「お姉さま」に出会ったその日から忘れていた気持ち。
「お姉さま」が出会った頃の姿から少し変わってしまってから、独りの時間が増えた…気がする、からだろうか?
―「お姉さまのお姉さま」に「お姉さま」をとられてしまった―それは私の本心?これは嫉妬?よくわからない…ないまぜになってお腹の中がもやもやする。
きっとホームシックとは、こういうどうしようもないもどかしい寂しさに包まれるときのことをいうのだろう。
そんな日はなぜだか、なにもやる気が起こらない。ベッドにひとり…独りで、寝転んでばかりいた。
「サキちゃん…」
そして決まって「彼女」の名前を呼んでしまう。呼んだところで…わかってる。
…わかってるのに。
名前を呼んでしまう…「彼女」との思い出が勝手に頭の中でリフレインする。
元の世界へ…その一心だけで頑張れるはずだったのに。
「……サキちゃん…」
嗚呼、なぜあそこで「彼女」と再開してしまったのだろう?


550 :
わかっていた、ただ「彼女」のことを思い出したくないから。だから「お姉さま」との時間はとても素敵だったし
「お姉さま」といる時間は私の本当の本心を誤魔化してくれていたから。
でも、どうして。「彼女」に再開してしまってから、必に隠そうとしていた寂しさが再び頭をもたげたのだ。
―遭いたい。触れたい。声を聴きたい。耳元で優しく囁いてほしい。
私が初めて知った親友という温もりをまた味わいたい。
「サキちゃん……私…寂しいよ」
大切な「彼女」の名前を呼ぶ度に寂しさがつのる。でも…やめられない。
溢れてくる涙で世界が滲み、なにも見えなくなる。目を閉じると「彼女」の姿が勝手に頭に浮かんでくる。
「ん…サキちゃん……っ……ん…」
頭の中で「彼女」の姿を鮮明に思い出してしまった…もう、止まらない。止められない。いや…止めたくもない。
「ふぁ…っあ!……ん…ふぅ……っ」
思い出す。頭によぎる。笑顔、綺麗な指、美しい声、優しい吐息。
「サキちゃん…サキちゃんサキちゃん…っ」
罪悪感?胸が熱い。親友なのに。私は、なんてことをしているのか。でも…それすら心地良い。
「ぃいっ…!そこ……んッぁ…もっと、触ってぇ…」


551 :
私の指?違う、これは「彼女」の指。私の吐息……違う、これは「彼女」。
…「彼女」が言いそうもない事を「彼女」の言葉だと勝手に妄想する。耳元で愛を語らい、その細く綺麗な指で私の触れてほしい場所を苛めてくれる。
こんなこと、「彼女」がする筈もない…それなのに、私はやけにリアルで嘘っぽい
私にとって都合のいい「彼女」の姿を妄想する。
背徳感が快楽に変わり、私ははっきりと「廿楽冴姫を想いながら自慰をしている」ことを自覚する。
タガが外れふっきれてしまった私は、より一層激しく指を動かすようになる。
「サキちゃ…っ好き、好きなの……っんぅぅ……ッ!」
「彼女」…いや、「サキちゃん」が、私の胸を…大切な部分も…優しく、激しく愛撫してくれてる。
『フィオナ…かわいい……かわいいよ。少し触られただけで…こんなに気持ちよさそうにして……フィオナって…Hなのね』
「ちが…ふっ…ちがうの…!サキちゃん…っサキちゃんだから……サキちゃんの指だからいいのっ…!」
『…そう?フフ…嬉しい……それじゃ…こうしたら…もっと良い…?』
「ぁッんあぁあっ!…気持ち、っいいよぉ……サキちゃん…もっとっ、強く触ってぇ……」


552 :
私が勝手に作り出したサキちゃんを私の都合のいいように動かして
私が聴きたい台詞を喋らせながら、私のしてほしいように指を侍らせる。
本当にサキちゃんが私のベッドの中にいて…私とエッチなことしてくれてる。そんな風に、自分勝手なシチュエーションを作り上げる。
「サキちゃん…はげしぃよぉ……もっとッ…ぁ…ちゅ…くちゅ…れろ、…もっろ…んっ、してぇ…」
胸を愛撫していたほうの親指を口にくわえる。これは…サキちゃんの舌。
大好きなサキちゃんとキスしてる…舌を絡め合いながら、サキちゃんといやらしいキスしてる…。
目は開けない。現実に引き戻されるから。私の目の前が涙に覆われ、目を閉じ真っ暗な世界にいる限り
私のすぐ隣にはサキちゃんがいて、私を愛してくれてる。
『もう…イきそ?…身体中びくびくして……フィオナ…可愛い』
「サキちゃんっ…サキちゃん!…きちゃうよ…私っもう…きちゃうぅ…っ」
『いいよ……フィオナのエッチな姿…全部、私に見せて…』
サキちゃんの指が…私の中に入ってきた人差し指と、上から親指でクリトリスを押し潰すように…
私がイくときの合図。「私の」サキちゃんはいつもこうやって私に絶頂を迎えさせてくれる。


553 :
「サキちゃん、サキちゃんっ!ん…っく、…ん…ふぅんんん…ッ!」
『好き…大好き…愛してるよ……「フィオナ」』
「んッ!……―――――――――っッ!!!」
「私の」サキちゃんの言葉がトリガーになって、腰が勝手に浮いて、痙攣する。
…この永遠にも近い一瞬のひとときが好き。
「本物のサキちゃん」と、本当にひとつになれたような錯覚―
「…っ…は……はぁ……っ…はぁ……」
「フフ…あんなに激しく絶頂を迎えるなんて……そんなに気持ちよかったかな?フィオナ」
「は……ぁ…………ぅ…うん……」
「私の」サキちゃんは、最後に優しく言葉をかけてくれる。
肩で息をしながら、快楽の波が少しずつ引いていく余韻に身を任せる。
同時に「私の」サキちゃんの存在は薄らぎ、また独りであることを自覚する……

あれ?

違う…、最後のは、違う…?「私の」サキちゃんの声ではない。
いつもと違う…ずっとリアルで、僅かな愛おしさが…でも、サキちゃんの声とは…全然違う。
涙の壁が薄らぐと同時に、目の前が鮮明になる。…愛おしい香り。でもサキちゃんじゃ…ない
「可愛かったよ…フィオナ。ふふ…もう、終わりなのかな?」
「………っ」
お姉さまが、いた。


554 :
――言葉にならない叫び声をあげていた。こんなに大声で叫んだこと、これまでなかった気がする。
「えっ、あっ、どうっぅお、おぁ、おね、おっ、おねへさまっ!?」
「大きな声をあげるな。びっくりしたじゃないか」
応えたのは、お姉さまではなくお姉さまのお姉さま。
あれ?つまり、2人に…?えっと、どうして、なんで。混乱してる。顔が熱い。目を見開いてるはずなのに目の前が見えない。
真っ赤だ。頭も、画面も、世界が。
「えっとあのですねこれは」
「わかってるさ」
「ふひぇっッきゃあ!?」
お姉さま。目の前に。顔が近い。押し倒された?まだ世界が赤い。でもお姉さま。
まだ混乱。お姉さまのお姉さまは、ベッドの隣。お姉さまは…私の上に居た。
「えと…えっと…あの、いつから」
「『サキちゃん……私…寂しいよ』からかな」
「〜〜〜〜〜〜っ」
ずっと?見られてた?気づかなかった?何故?それよりも今の状況は?
お姉さまが私の上に、私のベッドの上にいて、嗚呼、顔が近い。お姉さま。
「ずっと、そうやって寂しさを紛らわせていたんだろう?私はフィオナの主なのに…フィオナとの時間が少なくなって、フィオナに寂しい思いをさせてしまったね…」
「い…いえ、そんなことは」
私はなにを言ってるんだろう?
「ごめんねフィオナ……もう、フィオナに寂しい思いはさせないと誓うよ。今日は姉さんもいるし、2人でフィオナのことを慰めてあげようじゃないか」
…お姉さまはなにを言ってるんだろう。
「…でも、フィオナにとっては私より廿楽冴姫への想いのほうが強かったかな…?少し妬けてしまうね」
……お姉さまのお姉さまは、ずっとベッドの隣に座ってニヤニヤしていた。
「フィオナ…好きだよ…、私のほうが、フィオナをずっと愛していることを証明しよう」
「あ…おね……さま…」
頭がぼーっとする。ああお姉さまの顔、近いですってば、吐息が、胸が当たってます、あれ?こんなことしてる場合じゃ――

いじょ。

555 :
以上です
だれかアヴァロン姉妹にゆりゆりされるフィオナとか書いてくれないかなあ

556 :
すばらしいね!

557 :
投下キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
冴フィオかとおもったらミルフィオだったでござる

558 :
>>556-557
レスありがとう!
はじめてだったけど見てもらえてるのがわかると嬉しいね

559 :
久し振りに来たら職人さんキテタ━(゚∀゚)━!
長文初めてって本当ですか?ウマスギル。ウラヤマシス。
よーし、こっちも負けない様に頑張って書きなぐるかあ!…年内完成を目標にね。

560 :
>>559
ゆりゆりしいのをまってるぜ

561 :
>>560
ゆりゆりしいのですか!?了解しました。ゆりゆりしいの…うーん…いけそうかな。
今の所、なずなの誘い受け物を構想しているんですが、相手は神依さまとねーちんのどっちにするか…。
奇をてらってカヤツヒメたんというのもアリか…?ババ様は…読みたくねーし書きたくねーですね。却下。

562 :
>>561
個人的にはあかねーねーと姉妹百合がイイ(・∀・)!!
が、かむかむ先輩との主従百合も捨て難い・・・

563 :
かむかむなら、アヌス……アヌトゥパーダ責め…が……
まおりんにオホツチ2本も捨てがたいしなあ……うーむ。

564 :
自身の恋愛がうまくいかず悩むサキちゃんが人生経験豊富なクラリーチェおば…お姉さまに
意気投合したついでに恋愛相談しにいったらお酒を飲まされて酔っ払っちゃって
エルザと最近ご無沙汰だったものですから、同じ志を持つ者同士今夜は楽しみましょうね♪と
2人っきりで慰め合うクラ冴姫百合百合エロSSとかを頼む

565 :
大変ご無沙汰してます。保管庫管理人です。
危うくまたIDとパスワード忘れて管理できなくなる所でした。
何とか思い出したので、ここまでの作品は全部保管いたしました。
もし転載拒否される職人さんがいらっしゃいましたら、早めに連絡頂けるとありがたいです。
保管しながら読んでてニヤニヤしちゃいました。いいよね百合っていいよね。
>>541
レスが遅くなってしまって、申し訳ありません。
作品の権利はあくまでも職人さんの物ですから、こちらに許可などを得て頂く必要はありませんよ。
むしろこちらこそ、保管庫に入れさせて頂いちゃって良いのでしょうか?
今のところ、ここに掲載された状態のままで転載していますが、もし修正したい部分などがあったら、保管庫の方でお知らせ頂ければ、保管庫も修正かけます。

566 :
おお、管理人様降臨!乙&返答ありがとうございます。
では修正版については保管庫の方で…ホントにちょっとした修正なんですけどね。

567 :
度々すみません管理人様。
コメントを書く場所がわかりません〜←阿呆丸出し
ご意見・ご要望のページのどこをクリックすればいいですか?

568 :
場所によっては、他で投稿したものは受け付けないとか、
のちのちパクリ疑惑に発展する場合があるので、一言添えておくのが吉か。

569 :
>>567
すみません、コメント欄に書いて下さいっつってんのにコメント禁止になっていました。
書く場所が分からなかったもは貴殿でなく自分のせいです。申し訳ない。
設定変えましたので、今は「コメントを書く」みたいなボタンが付いてるはずです。
そちらからお願いします。
大変失礼しました。

570 :
>>568
その件につきましては先方のサイト管理人様に先に掲示板にて連絡させていただいてありますので大丈夫です。
>>569
こちらのブラウザからは何も変わって無い様に見えるのですが…。
まあ、大して差し障りの無い、ほんのちょっとした誤表記の訂正なのであのままでもいいです。度々ありがとうございます。

571 :
>>565
管理さんおつ
俺のも保管してくれてありがとうね
せっかくだから何か書くかな
クラリスと冴姫の百合同盟絡みからひとつ書こうかと思ってます

572 :
>>570
ホントですね…何故だ。
すみません、じたばたしてみますので少々お待ち下さい。

573 :
>>572
了解です。ではまったりと全裸で正座待機しつつ、なずな×神依の主従百合のプロット練って待ってます。あかねファンの人ごめんなさい。
これであとはペトラだけか…ペトラは個人的にいまいちソソられるモノがないんだよなあ…(ファンの皆さんごめんなさい)。
……いや、アンジェリア事件(アルカナ2)の時に冴姫を捕縛したペトラがHな尋問を、というので1本いけるか…冴姫受け好きだし。

574 :
>>573
今度こそコメントできるようになりました。多分。
少し小さくて見つけ辛いかもしれませんが、下の方にCommentsって出ているはずなので、探してみて下さい。

575 :
>>574
要望、書き込ませていただきました。ご苦労をおかけしました。
細かい変更ですが、よろしくお願いします。

576 :
ほしゅ

577 :
ちまちまとなずな物を書いてはいますが、未だに文末に「わふ。」を付ける法則がわからない…。
語尾が大体「です」なのはわかるんですが…。
と、泣き言つぶやいて保守。

578 :
ためいきっぽく入れるとらしくなるんじゃね

579 :
そうね、wikiのセリフ集とか見てもため息とか驚き叫び声喘ぎ声が「わふっ」になるイメージ
普段の会話は「です」なもんだからこのはみたいに多用はしなさそう
個人的な妄想だけど息づかいをセリフで表すときに「はぁ…はぁ…」が「わふ…わふぅ…」になったり
喜怒哀楽をそれぞれ「わふっ」「わふ!」「わふ…」「わふぅ…♪」と使い分けそう
今はぁ冴姫を書いてるけどえっち導入部直前で筆が止まって
もうこのままとりあえずあげようかと思ってるほしゅ

580 :
ご意見ありがとうございます。
何分アルカデ'10年7月号の特集くらいしか手軽に読める資料が無いもので…(家庭用すごカナ2やアルカナ3は持ってますがやる気と時間が…)。
で、アルカデのキャラインタビューを見る限り、どうも「えっへん」のかわりに「わふ。」と言ってる様なので、これと喘ぎ声に「わふ」を使いたいと思います。
では、書いてる内に「なずなかわいいよなずな」になってきた私でした。では。
追記
正月に春日姉妹ネタを投下したらおめでたいだろうか…?
執筆時間がとれるかどうか微妙ですが。

581 :
期待保守

582 :


583 :
  る

584 :
こーあるこーワタシはーげーんきー

585 :
なんでさんぽになるんだよ!?

586 :
ゼニペトの組み合わせで妄想する日々

587 :
どーも、502でっす。ようやく神依×なずな物が書けました。というかなずなが一方的にエロいです。
今回は痛いのグロいの無しの甘々エッチです。でもお漏らしはあります。お漏らしははずせません。
では、駄文投下いきまーす。

588 :
 このはを完膚無きまでに叩きのめし、神依さまの第一の側役になるには、この方法しか無いのです。
この犬若なずな、例え蛇蝎と罵られようと、この計略を達成させていただくのです。わふ。

 朝早い時間を狙うのです。剣の稽古をなさる為、神依さまの朝は早いのです。夕べは計画を練る為に
遅くまで寝られなかったのですが、その分計画は完璧なのです!
 屋敷の庭から、神依さまの声が聞こえるのです。早速計画を実行するのです。
「神依さま!…とこのは、おはようございますです」
「おはよう、なずな」
「なずなどの、おはよございまするー」
 む、なんでこのはがいるのですか。相変わらず空気の読めない奴なのです。
「なずなどの、このはは神依さまと手合わせをさせていただいておりまするー。光栄でございまするー。
なずなどのも一緒にいかがでございまするかー?」
 空気は読めないくせに勘だけは鋭いのです。
「そうだな。どうだ?なずな。手合わせ願えないか?」
「神依さま、大変光栄ではごさいますのですが、はやたとふすみがまだ寝ているので今日はご遠慮させていただきますです」
 …仕方無いです。今朝はあきらめるのです。でも…神依さまと手合わせ、したかったです…。

 お昼です。学校での昼食の時間です。今朝は事が上手く運べませんでしたが、今度はバッチリなのです。
一早く神依さまと合流し、昼食をご一緒するという体で二人きりになるのです。
「あ、いたいた。おーい、なずなー!一緒にお弁当食べよー!」
 …お姉ちゃんの声です。相変わらず空気の読めないお姉ちゃんなのです。無視して神依さまの所へ行くのです。
「今日はねーちん特製の梨の寒天寄せもあるよー!」
 ……お姉ちゃんの作る和菓子は美味しいのです。悔しいですが釣られてあげるのです。

 放課後です。神依さまの教室前に行って、二人きりで帰るのです。本当はいけない事ですが寄り道もするのです。
「なずなずはっけーん♪」
「あ、愛乃はぁと先輩!?」
 これは困りました。愛乃はぁと先輩はいい人なのですが、お会いする度になずなをなでなでもふもふするのです。
急いで立ち去らねばとは思ったのですが、愛乃はぁと先輩の運動能力には敵いませんのです。なずなはたちまち
捕まってしまったのです…。
「なずなずかわいいよ〜なでなでなでなで〜」
「わふーっ!やめてくださいですーっ!」
「はぁとー…って何やってるの?!」
 廿楽冴姫先輩です。助け舟なのです。
「冴姫ちゃん!あのね、なずなずをなでなでしてたの」
「そうなの…はぁと、今日は私、生徒会があるから」
「そうなんだ…じゃあなずなずと一緒に待ってるよ。なでなでなでなで〜」
「そう…じゃ、はぁとをよろしくね、犬若さん」
 廿楽冴姫先輩〜!待って下さいです〜!何故か廿楽冴姫先輩はなずなに鋭い視線を向けて去って行ったのです…。
この後、神依さまとこのはが来るまでなずなは愛乃はぁと先輩になでなでもふもふされ続けたのです…。

589 :
 そんなこんなで神依さまのお屋敷に帰宅したわけですが…いけません。このままでは完璧な計画も無意味です。
何か良い手立ては無いものかと、なずなは新聞を読みながら考えていました。その時、ふといつもは軽く流し読み
するだけの海の情報欄が目に入りました。
 これです…これは使えるのです。わふ。

「まだ起きていたのか、なずな」
 深夜、なずなは庭先の厠へ続く縁側にいたのです。そこを神依さまに見つかりました。計算通りです。わふ。
「はい、神依さま。今宵は満月、霊力が漲る夜なのです。なずなはいつもこうして、霊力を高めているのです」
 嘘です。いつもなずなは夜眠くて寝てしまうのです。
「そうか…そういえば小犬若の先代もそうしていたな」
「先祖伝来の修行法なのです。わふ」
 なずなは今日が初めての挑戦ですが。…このははお姉ちゃんが起きてくる気配はありません。今です。
「…神依さま、なずなの願いを聞いて下さい」
「何だ?私に出来る事なら善処しよう」
「ありがとうございます。では…」
 なずなは立ち上がると寝巻きを脱ぎ捨て、庭に下りました。垣根が被っているので、外から見られる心配は
ありません。
「この満月の下で…どうぞ存分になずなを抱いて下さい。なずなは、初めてを…神依さまに捧げとうございます」
 …い、言ってしまいました!なずながこのはを出し抜くには、もうこの手しかありません。
「なずな…意味は、分かっているのか?」
「はい。なずなは…神依さまになら、悦んでこの身全てを捧げる、その覚悟で来ました」
「…いいんだな?」
「はい。神依さま、どうか、なずなの、全てを」
 神依さまがなずなの寝巻きを持ってこちらに来ます。なずなは残った下着に手をかけます。
「ご覧になって…あ」
「…夏とはいえ風邪を引く。羽織っておくといい。そして」
 神依さまはなずなに寝巻きを羽織らせて下さった後、ぎゅうっとなずなを抱きしめてくれます。
「お前の決意を貰うぞ…なずな」
 なずなの目尻に、涙が溜まるのがわかりました…。

590 :
ぴちゃ…くちゅ…
「神依さま、気持ちいいです…わふぅ…」
 満月の夜の庭で、神依さまの舌が、なずなの乳首を舐めて下さります。なずなは寝巻きを羽織ってはいますが、
帯は締めていません。袖を通しただけです。なずなも、神依さまの胸元へと手をやります。
「なずな…いいぞ。私のも…してくれるか?」
「はふ…それが神依さまの…御命とあらば…」
 なずなは神依さまの寝巻きの上から、胸乳を愛撫します。柔らかい感触が、手いっぱいに広がります。
「神依さま…トクントクンいってますです…ぁ」
 神依さまの心臓の鼓動を伝えると、神依さまはまるで「言うな」と言わんばかりになずなの胸の横、肋骨の
辺りに舌を這わせます。なんで…なずなの弱い所、知ってるですか…神依さま…?
「ふぁん…神依さまぁ…」
「なずなは…一生懸命寄せて上げているんだな…」
「なんで…なんでそのことを…はぅんっ!」
「かわいい側役の事は良く知っておきたいからな…」
「かわいい…?なずなの事、かわいいと言って下さるですか…?」
「ああ…こんなかわいい側役が居てくれて、私は幸せ者だ…」
「神依さま…なずなも…なずなも幸せでございます…」
ぺちゃ…ちゅっ…
 神依さまはなずなの肋骨の辺りや腋の下にまで舌を這わせて下さいます。なずなは、感激と、興奮で、もう…
「あふぅ…わふっ…神依さま、なずな…なずなはっ、もうっ!」
ビクビクビクンッ!!
 なずな…イっちゃったです…身体から力が抜けて、膝立ちになり、お股からジョロジョロとまるで赤ん坊のように
おしっこを垂れ流しているのに、止める力すら湧きません…。

591 :
ピチャ…
「…わふっ!?か、神依さま、そこ、汚いです…っ」
 突然、神依さまがなずなのお漏らししたばかりのお股に指を這わせて来ました。なずなのおしっこで、神依さまの
指を汚してしまう…。そう考えると、なずな、思わず腰を引いてしまいます。でも、力が入らない状態でそんな事を
したものだから、なずなは、バランスを崩して尻餅をついてしまいました。
「なずな…今、お前の全てを捧げてもらうよ…」
 月光を背に、神依さまがそう告げます。なずなは、ちょっと怖くなって、身をきゅうっとしてしまいます。
「力を抜いて…なずな…」
「は…い…」
 恐る恐る、なずなは力を抜いていきます。神依さまの指が、なずなの一番恥ずかしい所をまさぐっているのが
わかります。その間なずなは、とてもくすぐったくって、でも、幸せな気分で…。やがて、神依さまの指が入り口を
捉えました。くっと、指が入ってくるのがわかります…。

 神依さま、なずなは、世界一の果報者です…。

 翌朝。なずなは自分に割り当てられた部屋の布団の中で目が覚めました。寝巻きは…昨夜着ていた物とは違います。
そして、お股に走る鈍い痛みが…昨夜の事が夢でなかった事を教えてくれます。
 なずなは庭へ向かいました。そこでは、神依さまがいつも通り剣の稽古をなされていました。でも、いつもと
違って一つの洗濯物が干されていました。…昨日、なずなが着ていた寝巻きです。
「神依さま、おはようございますです!」
おわり

592 :
『仁義無き華のお側役、全部仕切らせていただきます。わふ。』
全部>>588-591
コメディシーン>>588
告白シーン>>589
エッチシーン>>590-591
今回は私の悪い癖である前フリの長さをなるだけ削ってみたつもりですが…長いですねー…。
ところで、どなたかクリスマスにエルザ・クラリーチェのシスター物を、お正月に春日姉妹の巫女物を投下してみません?
私は…他所でもSS書く約束してるのでそっちを果たしてからですが、できたら新年に春日姉妹物を書けたらいいなあ、なんて思ったり。
…思ってるだけですが。ペトラ×冴姫の身柄拘束尋問物も書きたいですし。なにより時間が…。

593 :
なずな




ぞーーーーーーーーっ(はぁと)
短くても起承転結まとまっててゆりゆりしくてよかったです。
今はぁ冴姫書いてる身としては早めにあげときたいとこだけど
えっち前の導入部で4レスもつかって以来まったく進まず・・・
もういっそ保守代わりにえっち前だけあげちゃおうと思うんだけどどうだろう

594 :
ピロリロリン(ニュータイプ的なアレ)!
くそうっ、読み返して誤字を発見した時にネタが!
「あかねーねーをなでなでもふもふする内にエスカレートするはぁと」に、
「大岡越前のお裁きの場で貧乏長屋の娘が『そうだ…朱鷺宮神依という女剣士様を呼んで下さい!あの方ならきっと、証人になって下さいます!』
『何、朱鷺宮神依とな?(加藤剛声で)』『へっ、お奉行様、どうせこいつの口から出任せの嘘に決まってまさぁ!』『そうだそうだ!』
『さあさあ、その神依様ってお方を今すぐここへ呼んでもらおうじゃねえか!』『どうだ、○○、その朱鷺宮神依という女剣士の居場所は知っているか?(加藤剛声で)』
『いえ…それが、また長い眠りに就かれるとかで…』『お奉行様ぁ、ペテン話もこれくらいにしてもらえませんかね?』『ペテン…らしいですぞ、千年守殿(加藤剛声)』
シャッと開く大岡越前の背後の襖『まだ眠れぬのでふらりと来てみれば…そうか、私はペテンの産物か』『な…お、お前は!!』『朱鷺宮様!!』『大岡殿、この娘が申す事、全て真の話以下略』」
だとう!?…くっ、執筆に取れる時間も限られてるってのに、良さげなネタばかり浮かびやがる!
>593様
感想ありがとうございます!
エッチシーン、書けない時は書けない物ですよねー。私も今回コメディシーン書いただけで詰まって(展開は出来ていたんですが)、
その先を書き始めるのに一月以上かかりましたから…。
でも、導入部分が本番にどう影響するかわかりませんし、書き上がってから上げちゃう方がいいかと思います。
上げちゃった物は書き直しができませんからね…(保管庫では修正させていただけますが)。
しかし冴姫ちゃん物ですかー。瑞姫先生の描かれる冴姫ちゃんの黒タイツ脚スキーな私としてはwktkしながらモニター前で正座で全裸待機決定ですよ!
楽しみにしてます。

595 :
期待保守

596 :
アルカナハート同人リスト
http://doujinlist.info/arcanaheart

597 :
俺の本があってにたくなった。

598 :
>>596
はアフィっぽいので消すべし。

599 :
〜予告〜
年越しまおりん物SS投下します。
ただし突貫なので出来はイマイチ&昔、某スレで書きかけで終わったSSの再利用なので既視感アルカナ?
時刻はPM11:55分頃。では。

600 :
 …いつまでこの責め苦は続けられるのだろう。私の乳房を強調するかの様に雁字搦めにした荒縄は、
いくらもがいても緩む様子は無く、むしろ更にキツく食い込んでくる。そして逃れられない私の身体を、
三人の男達が無遠慮にまさぐってくる。せめてその手からだけでも逃れようと身を捩っても、いたずらに
荒縄が食い込んで痛いだけ…。
「やめて下さい!どうしてこんな事を?!」
 私は必に問い掛ける。でも、男達は終始無言でひたすらに私の身体を、特に乳房をまさぐる。
 私の名は春日舞織。ここは奈良の雑木林の中。人の通る姿は見えず、昼下がりだというのに薄暗いこの場所で、
私の声などは無意味な物に過ぎなかった。どうして、こんな事に…。
 私は無慈悲な蹂躙からせめて意識だけでも逃そうと、今日の出来事を思い返していた…。

「奈良とうちゃーく♪奈良と言えば可愛い鹿さんだよねー、冴姫ちゃん、まおりん」
 御苑学園中等部2年生の社会科見学の場所は奈良。Jライナー奈良駅の出口を出た私達一行を出迎えて
くれたのは、東京よりひと足早い梅雨明け快晴の青空だった。私と同じ班の友達・はぁとちゃんは、奈良でも
元気一杯だった。
「はぁと、私達は遊びに来た訳じゃないのよ?わかってる?」
 はしゃいで先に公園へと続く大通りへと駆け出そうとするはぁとちゃんを止めようとする冴姫さん。でも、
すっかりテンションの上がったはぁとちゃんを止めるのは無理な様で…。結局、私達3人ははぁとちゃんに
引っ張られる形で、奈良公園への大通りを行く事となった。
「あ、冴姫ちゃん!書道用具の専門店だって!…うわ、すっごい大きい墨!」
 途中、書道道具の専門店を見つけたはぁとちゃん。早速中へと入って行き、品物を見始める。
「はぁと!…もう。舞織、あなたも何か言ってあげて」
「はぁとちゃん。…奈良は良質の鹿の毛がたくさん取れるから、良い筆の産地でもあるんですよ」
「あ、なるほど。それで書道屋さんがあるんだね。納得」
「舞織…あなたまで」
 さすがに諦めた冴姫さん。まぁまぁ冴姫さん、今日は特別な日なんですし、いいじゃないですか。
「でも本当に良い筆ですね。…千年守様とこのはさんへのお土産に買って行こうかしら」
「わ〜、見て見て冴姫ちゃんまおりん!墨汁もおっきい!」
「ちょっとはぁと!せめて店内では大声で騒がないの!」

601 :
 …そんな楽しい事もあったな…。でも、私の意識は痛みで現実に引き戻された。制服のスカートの中に、
無遠慮に差し込まれる手。股間を割くかの様にキツく通された荒縄の下から、無理矢理力づくで私の穿いている
純白のショーツを引き抜こうとしているらしい。
「い、痛いっ!やめて下さい!」
ビッ…ビリビリィッ!
 男の腕力に耐えられなかったショーツの布地が裂け、ゴムだけが残される。私の恥ずかしい所は、いまや
私を責め立てる荒縄だけになってしまった。と、そこへ私の鞄を物色していた男が、2本の筆を持って来た。
私が千年守様とこのはさんへのお土産にと買っておいた筆だ。何を…するつもりなの?
 その答えを、私はこの身でもってすぐに思い知らされた。
こすっ…
「ひゃうぅぅぅっ!!?」
 男は筆で、私の秘裂と不浄の穴を同時になぞってきた。その後男は一本の筆を他の男に渡し、無言で襞をなぞる。
筆の毛が襞をなぞる度、私の背や頭に電流が走った。胸への責めも、続けられた状態で。
「やめて…はうっ!やめてぇ…っうっん!!」
 やがて私の秘裂を筆で嬲っていた男は、充血し勃起した…その…私のクリトリスを筆で責め始めた。
くりっ…
「あっ!ああんっ!!あっ、あ…いやああっ!!」
 同時に、不浄の穴を嬲っていた男が窄まりの皺を丁寧になぞり始める。胸をまさぐっていた男は、乳首を口に含む。
こすこす…ちゅぱちゅぱ…
「嫌ですっ!!はぁああんっ!やめてっ!!きゃうぅぅんっ!お願いです、もう、ひうっ!や…も…やめて…」
 まるで赤ちゃんの様に泣きじゃくり、言葉の体を成していない哀願の言葉を必に紡ぐ。けれど、男達の非情な
責めは止む事無く黙々と続けられた…。
「いや…いやぁっ!!何か、何か、来ちゃう…きちゃうよぉ…ひあぁぁあんっ!!も、もう…ああああーっ!!」

602 :
じょろ…っ
 尿道から、おしっこが漏れ出すのを感じる。このまま責め続けられたら、私、恥をかいて…嫌ぁっ!!その時、
私の秘裂を筆で責めていた男が筆を離し、私の秘裂に口を付けた。そして…!!
じゅるるるるるっ!!
「ああああーっ!!いやああああーっ!吸わないでっ、おしっこ、吸い出さないでぇーっ!!」
 激しい音を立てて、男は無情に私のおしっこを吸い出し、口に含んでいく。腰がガクガクと痙攣し、尿道に
激しい痛みが走る。私の意識は、もう、限界に、達しようと…
ぶちゅるるるっ!!
「ううっん!?んぐーっ!!んんーっ!!ん、んうーっ…」
 突然、私のおしっこを吸い出していた男が私の唇に吸い付き、私の口をこじ開けてその中身を…私のおしっこを
無理矢理に飲ませようとする。私は首を振って抵抗しようとするけれど、力が入らない上に、男に髪を掴まれて
逃れる事ができない。こんな、こんな生き恥を晒すのならば、いっそ、ー
ズブっ…
「んぐーっ!!」
ゴク…ゴクンッ
 私の不浄の穴に、筆と思しきが差し込まれる。その衝撃に私の喉が開き、口中に注ぎ込まれたおしっこが
喉を鳴らして通って行く…。私の唇を吸っていた男はそのままの姿勢で、またも私の秘裂を筆でなぞる。もう…
私、もう…
『ヴァンリー!!』
 …突如、男達の頭上に雷が落ちる。ヴァン…リー…冴姫さん?
「助けに来たよ、まおりん!!」
「大丈夫?!舞織!!」
「はぁとちゃん…冴姫さん…」
 私の友達が…助けに来てくれた…!
「よくもまおりんを…お願いパルちゃん、ドカンとやっちゃえーっ!!」
 男達目掛け、巨大な光の玉が襲いかかる。そしてー…

「ミルドレッド長官、奈良地区で強力な聖霊力を感知しました」
「そうか…ありがとう」
(春日一門当代が単独行動を取る今回が、彼女らを潰す良いタイミングだと思ったが…そう簡単にはいかないか。
”緋目の人形使い”…やはり協力してもらうとしよう。フフフ…)
終わり

603 :
『奈良で春日を青縛り〜♪(小島預かり)』
>>600-602
と、いうことで皆さん明けましておめでとうございます。
年越しアルカナエロパロは巫女のまおりんに担当してもらいました。巫女服着てないけどね!
この話は、以前に投下させていただいた『出過ぎた杭は』『緋袴の人形』の前日談としてもお楽しみいただけます。
また、『出過ぎた杭は』は、その続編を某サイト様で書かせていただいてますのでお暇でしたらググって見て下さい。
次作はペトラが冴姫を監禁しイヤラシ尋問するエロパロ(仮)の予定です。では。

604 :
ついでにおみくじ。大吉大吉中吉ときて、さてこのスレの運勢は?

605 :
新作キテタ━━━(゚∀゚)━━━!!気付かなくてスマソ
まおりんエロース!!冴姫たんとぺとらん物もwktk期待保守

606 :
>605
感想ありがとうございます!気付いてもらえてよかった…。
ペトラ×冴姫物は来月くらいに完成を目標にしてます。これで全キャラコンプリート、かな?

607 :
保守

608 :
アンジェがイキまくって気絶するまでクンニしたい

609 :
検索してたら出てきた拾い物。数年前の格ゲー板に晒されてたSS。きら×冴姫。未完。

アルカナの加護を受けた者同士が戦闘を行う場合、元々の身体能力の差はさほど勝敗を左右しない。
特に、少女が互いに戦闘に縁の無い一般人となれば尚更である。
現在公園で交戦中の廿楽冴姫と大道寺きらは、まさにその「一般人」であった。
かたや中学生、かたや小学生。
純粋な力比べとなれば、体格で劣るきらが勝つ見込みは皆無であろう。
しかし――アルカナを用いたこの戦闘では、きらが冴姫を圧倒していた。
「なんで……!?」
「なんで、だと?そんな事も分からん愚民がきら様に逆らおうなど100万年は早いわっ!!」
きらが叫びと共に放つ無数の水の塊を避ける為、冴姫は大きく飛びずさる。
標的を見失った水玉は、破裂するとともに地面に大穴を開けた。
冴姫の体がアルカナの力を得ているとはいえ、まともに食らえば相当のダメージを受けるだろう。
「ヴァンリー!」
冴姫は反撃に雷を飛ばすが、それはきらの周りを浮遊する水玉に吸い込まれ、音も無く消えてしまう。
「何度やっても無駄だというに」
「くっ…!」
そう。
冴姫のアルカナによる攻撃は、いくら繰り返そうと同じように防がれてしまうのだった。
「電気なんぞ水に通してやればこの通り……私はお前に攻撃できて、貴様の攻撃は私には届かんのだ。
 そろそろ我が軍門に降ったらどうだ?奴隷長ぐらいにはしてやらんこともない」
人格には大いに問題があるが、大道寺きらは確かに天才なのである。
アルカナという未知の力の扱いに関しても、その才能を遺憾なく発揮していたのだった。
きらは完全に勝ち誇り、奴隷兼移動手段兼戦闘員のスライムの上でふんぞり返る。
そんな彼女を睨み付け、冴姫ははっきりと拒絶の意を口にした。
「誰があなたの奴隷になんかなるもんですか!」
先ほど出会い頭に「おい貴様、私の犬にしてやる!」と言われた時、冴姫は迷うことなく背中を向けた。
変質者にはなるべく関わらない主義なのだ。
だが、その後に続けられた
「ほーう、戦わずして逃げるか。
 それならあの『愛乃はぁと』とかいうふざけた名前の女から屈伏させてやるとするか」
という言葉には足を止めざるをえなかった。
今この場で屈するなり逃げるなりすれば、きらは迷うことなくはぁとの元へと向かうだろう。
それだけは避けなければいけない。
「年長者をあまり甘く見るんじゃないわよ!」
冴姫は地面を思い切り蹴り、全速力できらへと突っ込んだ。
(強引に近づいて、力技で片を付ける!)
もはや、なるべく怪我をさせないように……などという余裕はない。
自分だけが攻撃を避けるために動き回らされ、体力もそう残っていないのだ。
近距離での取っ組み合いならば、元の力で勝っている分だけ有利に戦えるはず。
そう信じ、何発かの水玉をその身に受ける覚悟を胸に、冴姫は間合いを詰める。
青い髪が地面と平行にたなびいた。
「笑えるほど……いいや、呆れるほど単純な思考回路だな」
冴姫の鬼気迫る特攻を認識しても、きらは一歩も動くことはなかった。
水玉を発射することもなく、涼しい顔で冴姫の接近を待つ。
「ふっ……!」
きらの眼前まで近づくと、冴姫は鋭く息を吐いた。
本気で自分と親友の体がかかっているかもしれないのだ、手加減などしない。
「たあぁぁっ!」
骨の一本や二本折ってしまっても構わないつもりで拳を打ち出した。
そして、その一撃がきらの腹に触れようとした瞬間。
「たわけめ」
それまで何の動きも見せなかったスライムから一本の腕が生え、冴姫の拳をがっしりと受けとめた。

610 :
「っ!?」
スライムは硬くはなく、それどころか液体であるような肌触りだ。
あまりの抵抗の無さに、冴姫は一瞬、攻撃を空振ったのかと錯覚したほどである。
しかしそれでいて攻撃の勢いを完全にし、冴姫の右手をしっかりと捉えて離さない。
「近づけばなんとかなると思ったか?ん?」
スライムの異質な感触に困惑する冴姫を見下ろし、肩を竦めて嘲笑うきら。
「っ……このっ!!」
右手を封じられたまま、今度は左足でハイキックを繰り出す。
が、それもスライムが生やした新たな腕に阻まれてしまう。
「あっ……」
こうなってしまえば為す術がない。
スライムから新たに2本の腕が伸び、残った左腕と右足をしっかりと拘束した。
「いい格好だな、廿楽冴姫よ。少しは力の差が理解できたか?」
「ふざけないで!」
手足に力をこめるが、スライムはびくともしない。
逆に手首足首を引っ張られ、体を大の字にぴんと伸ばされてしまった。
「ぐっ…」
まだだ。
この距離ならば電撃が当たるかもしれない。
きら本体にまでは届かずとも、スライムの側にダメージを与えられる可能性は高い。
「喰らいなさいっ!」
一発逆転をかけて精神を集中する。
が、冴姫の体から電撃がほとばしることはなかった。
「んん?あぁ、雷を出そうとしているなら無駄だぞ。このスライムに掴まれている以上はな」
「なっ…!?」
絶望的な宣告に、冴姫は言葉を失った。
「貴様に仕組みを説明しても分からんだろうな。
 まぁ、早い話が電気を作っても全部こいつに吸収されるということだ」
「そんな…」
認めたくはないが、万策尽きてしまった。
無力さを痛感させるように、きらはいかにも見下した笑みを浮かべる。
「こんな勝負、最初から詰んでいるんだよ。お前は私にひれ伏す運命だったのだ」
「私をどうするつもり?」
アルカナも素の力も通じないこの状況は、どうやっても打開できそうになかった。
だが、心まで屈してはならない。
冴姫は自らを奮い立たせ、きらの視線を正面から受けとめた。
「私は絶対にあなたの奴隷になんてならないし、はぁとにも手出しはさせない!」
「くっくっく……いつまでそう言っていられるか見物だな。
 私はな、お前みたいなお高くとまった奴を泣かせるのが大好きなんだよ」
堂々ととんでもないことを言い放ち、きらはひょいとスライムから飛び降りた。
そして冴姫の周りをぐるぐると回り、全身をじろじろと観察する。
「さぁて、どうしてやろうか。
 全身雑巾絞り、電気あんま地獄、くすぐり尽くし…尻叩き千連発なんてのも悪くはないな」
何をされても耐える覚悟はしたものの、きらの呟く単語に背筋が寒くなる。
基本的にごく普通な女子高生である冴姫にとっては、どれもあまりに辛い刑だろう。
「よし、決まったぞ!」
冴姫の不安をよそに、きらはこの上なく嬉しそうに宣言した。
「たっぷりと屈辱を味わわせてやるからな。せいぜい無様に鳴くがいい」
「…好きになさい」
なるべく感情を押ししたつもりだったが、その声は僅かに震えていた。

611 :
「ふん。言われなくても好き勝手にしてやるわ」
きらは冴姫の背後で立ち止まると、その場にちょこんと屈みこむ。
当然ながら、その姿は冴姫からは確認できない。
「いくぞ」
不自然に低い位置から聞こえた声に身を強ばらせた次の瞬間。
ドンッ――!
身体を真下から突き上げる衝撃に、冴姫の視界がガクンと揺れた。
「が……っ…!!」
まともに声も出せない。
一瞬頭の中が真っ白になり、何をされたのか認識するには更に数瞬を必要とした。
「こ……こんな…っ…」
「いい角度で入ったなぁ。どうだ、プライドの高いお前にはぴったりの躾だろう?」
きらはにんまりと笑い、合わせた両の人差し指をぐっと押し込んだ。
そう。
きらはスカート越しに冴姫に浣腸をしたのだった。
スカートとタイツ、そして下着を巻き込み、細い指が冴姫の尻の穴に刺さっていた。
「ほれほれ、逃げんと奥までブッスリだぞ?」
逃れようと必に身を捩る冴姫を嘲笑うかのように、きらはぐりぐりと指をねじ込む。
「…あぐっ……やめ…なさい……っ!」
完全に想定外の仕打ちであった。
あまりの異物感に鳥肌が立ち、額にじわっと脂汗が浮かぶ。

612 :
きら×冴姫(タイトル不明、未完)
>>609-611
あくまで格ゲー板での拾い物。倉庫入りさせるかどうかは管理人氏に任す。

613 :
保守

614 :
保守

615 :


616 :
まだ存在していたのか。

617 :


618 :
うふん

619 :
あはん

620 :
意外とゼニアと舞織って並べてみると似合いじゃないかと思い始める俺。
妹関連で相談するならっていうことで、神依から紹介されて付き合っていくうちに舞織がゼニアに惹かれていくパターンで。
根は優しいし、子供好きで、稼いだ金のほとんどで孤児院の世話してて、妹いて……って、傭兵っていう世間の話をとっぱらったゼニアは舞織にどう映るか想像すると面白くなってきた。

621 :
乳サイズに決定的な差が…

622 :
舞織ならぜにやんのイディナロークをしっかりはさめるはず!
アッヒェンバッハ姉妹と、春日姉妹でイチャイチャすれば、男前も、巨乳も、ぺたんこも、元気なのも落ち着いてるのも揃って大変賑やかでございますな!

623 :
最近ちょっとした事情からアルカナハート系のキャラを知ってwikiで色々と調べてみたんだけど、設定の解釈次第ではペトラが一番アルカナとの契約を破棄されそうなのは気のせいか?
ユニコーンって処女にしか懐かないって何かで聞いたことがあるから、
ペトラがモンスターに襲われて処女を奪われる→処女でなくなった事でユニコーンの本能としてペトラに興味をなくして強制的に契約解除→モンスターの母胎ルートなんて妄想が余裕だったんだが。
こういった解釈ってアリ?

624 :
>>623
子供は優れた子を養子にすればよいし、セックスはアナルでやればいいんよ(キリッ

625 :
旦那と娘が普通にいるけど現役の聖女です、みたいな人もいるらしいから
なんとでもなりそうな気がしないでもない。

626 :
ほす

627 :


628 :
舞織にイディナロークしたい

629 :
はぁとママ「最近あなた様子が変よ、あのイベントで何かあったの?」
はぁと「今のお母さんは処女膜から声が出てない」

630 :
リーゼとラブラブえっちしたい

631 :
きら様に特濃ミルク飲んで欲しい

632 :
下半身に

633 :
ぶっかけ小ネタ
タイトルは『牛乳買ってこい』
名無し男×きら様

634 :
世界征服の計画を練りつつ街を徘徊していたきら。
ちょっと喉が渇いたので、手近にいた男性Aに声をかけた。
「おい、そこのお前。牛乳買ってこい。5分以内だ」
「了解です、きら様!」
男性Aは即答すると、どこかへとダッシュしていく。
きらは男性を見送ることなく、再び世界征服について思案し始めた。
「牛乳買ってきました!」
男性Aが戻ってきた。
きらはさっそく牛乳を受け取ろうと手を伸ばすが、男性Aは何も持っていない。
しかも、きらは大勢の男に囲まれていた。
「「牛乳お待ちどうさまです!」」
「……なんだ貴様らは?」
牛乳が無いこととバカに囲まれていることで、きらは不機嫌になっていくが、
男たちはそれに気づいていないのか、ただにやにやしている。
「ではさっそく」
ボロン!と音がしそうな勢いで、男たちはズボンを下ろし、ペニスを取りだした。
これにはさすがのきらもちょっと焦り、頬を赤らめて憤った。
「ちょ、貴様ら、なんのつもりだ!」
だが男たちはきらの抗議に耳を貸さず、ペニスをしごき始める。
シコシコシコシコ…
そして。
「お、おい!やめろ馬鹿ども!汚いモノをこっちに向けるな!やめ……」
…ドビュルルルルルルルルッ
「ひぁっ……!」
たくさんのペニスから吐き出された白濁液が、きらの幼い顔を、髪を、肌を、
スク水を、ランドセルを、縦笛ケースを…全身くまなく汚していく。
突然のことに、さすがのきらも成す術なく、精液をかけられるがままになっていた。
呆然とするきらに、男性Aが声をかける。
「ダメじゃないですかきら様。せっかく牛乳持ってきたんですから、ちゃんと飲んでくれないと」
男性Aの声で我に返ったきらは、わなわなと震えながら、今度は怒りで顔を赤く染めた。
「この馬鹿どもが、飲めるかーっ!…ニプトラ!餌だ!食え!」
『……』
「おい!どうした!グズグズするな間抜け!早くこいつらを食え!」
『……(ニヤニヤ』
ニプトラはニヤニヤしたまま見ているだけで、言うことを聞かない。
男たちは、きらの迫力に一瞬気圧されていたものの、何も起きないと見るや強気になり始める。
「どうしたんですか、きら様。今度は牛乳のお返しに、俺たちにきら様を食べさせてくださいよ」
そう言ってきらのスク水に手をかける男性A。
「何様のつもりだ!」
ウルトラー!パーフェクトー!ジャンピーング!…バスタァァァァ!
「ぎゃー!」
突如現れたスライムと融合したきらのアルマゲドンバスターが炸裂し、男性Aは天に召された。
蜘蛛の子を散らすように逃げていく残りのバカども。
あとには精液まみれにされたきらだけが残されたとさ。
「結局、牛乳は無しか!ふざけるなっ!」

635 :
男性Aェ……

636 :
きら様にぶっかけたいな…

637 :
性器招来 精子招来

638 :
明芳は美凰の胸から母乳が出るように改良して、その母乳を毎日きら様に飲ませるべき

639 :
実はもう出せる上に博士が飲んでる

640 :
彼女の頭脳ですら、絶壁を越えることは出来なかったんだね…

641 :
博士は乳のアルカナと契約する手段を探していると聞いた

642 :
大変ご無沙汰しております。
長らく放置プレイの保管庫を作った者です。
http://arcanaero2.exblog.jp/
皆さんの相変わらずの発奮ぶりに触れ、
ノスタルジーな感傷に浸っております。
保管庫の最終更新の後も、いくつか作品が増えていますので、
本来ならそれもまとめなくてはならないのですが…
大変申し訳ないことに、私の一身上の事情で、
これ以上の更新は難しい状況です。
正直、最近は存在からして忘れ去られている事が容易に想像できますので、
潔く削除してしまおうかとも思ったのですが…
何だかんだで初代スレの分からの歴史が詰まっていますので、
消してしまうのも職人さん達に申し訳ないかと悩んでおります。
1.これを引き継いで下さるという勇者がいれば託す
2.いなければ葬り去る
3.居なくてもとりあえずこのまま置いとく
現在のところ、上記のような処遇を考えております。
貴重な妄想戦士の皆様、ご意見をお聞かせください。

643 :
>>642
お疲れさまでした
と言っても自分は最近スレに来た新参ですが…
個人的には3でお願いしたいです
もちろん引き継いでくれる方が現れれば言うこと無しですが

644 :
どーも、ここ数ヶ月どーにも筆が進まない奴です。
管理人様、その節はお世話になりました。
保管庫の管理が厳しいとの事で、私に出来る事があれば…と思ったのですが、
どうにもお力にはなれそうもなく、申し訳ないです。
私も643氏と同じく、引き継いでいただける方が現れるのを気長に待ちつつ3、でお願いしたいです。

645 :
ご意見ありがとうございます。
では、ひとまずこのままひっそりと置いておきますね。
このスレより前の物は全て保管してありますので、
もしどなたか、新しく保管庫を作られたりするような事があれば、
ぜひともご活用頂きたいと思います。
ありがとうございました。

646 :
保守

647 :
りぜっちを一日中クンニしたい

648 :
ネタはあるけどスランプ中保守

649 :


650 :
「数字コテ化するのが嫌で名無しで書き込んでる某駄文書き、スランプってるのに保守レスかい?」
「ああ…エリア88のA-10を買い付けに行くマッコイネタでな!!
 『よーし、あとペトラんとパラセで倉庫の主要キャラは制覇だ!頑張るぞー!!』ってよ…まったく…愚痴と替え歌ばかり筆が進むくせに、その上コピペ改変まで…
 アルカナ3ラブマ!!!!!発表&配信直前なのに、人っ子ひとり来てないってのに…
 常時脳内情事でネタのストックは万全…か!!ありゃ今の自分の腕じゃ言い過ぎだと痛感しとるのに、まだ書こう、筆を進めようとみっともなく足掻いてやがる!!
 ま、心でならどんな大きな鼓ねーねーのおっぱいやえこたんのちっぱい、ムチムチのあかねーねーのふとももにカヤツヒメたんのたぶんほっそり御々脚すら揉めるとダイ・ソードが言っとったからな!!何とかなるさ!!
 !!ふふふふ…書けない物と勃たない物がそれぞれ1つづつあった…
 ペトラん受けと…エルザは…な…前者はイメージ、後者は性的興奮対象として見る事が不可…だ!!」

651 :
保守

652 :


653 :
あけおめ保守

654 :
【Q】便所飯疑惑が浮上していますが事実ですか?
【A】そんなのした事ないよ。でも、リリカの使用直後だったら
ご飯3杯はいけるかな。

655 :
保守

656 :
直腸にエーテルチャージしたらどうなるの?

657 :
ようやく再び書き始められたんで保守。
近い内にバレンタインまおりんネタ投下いきます。
時期逃してしまいましたが…。

658 :
お待ちしておりまおりん

659 :
ほす

660 :
約1週間前にパソクラッシュでデータ全消去…僕もう疲れたよ…
まあパソは今日へっぽこあんてぃ〜く(同名の作者が出版元と喧嘩して打ち切ったラノベとは関係皆無)だったXP搭載ミニノが
無料で倍スペック倍値段の7搭載型おνノートに生まれ変わって来たし、
大まかな筋はオフラインで残してあったんで、
これからもう一度伊達じゃないνパソのボードに慣れる訓練と
忍法帖レベルを愛用アルカナのモリオモトでフォース展開して春日姉妹要塞〜ガン逃げして回復しつつ
あわよくば種蒔きと糸たん唄たん姉さんで固めてブレイズに誘い込んでパックンチョ〜化するように待ちがてら
まおりんをヒンヒンイわせてきますノシ
バレンタインどころかホワイトデーも過ぎちゃいましたけどね…
あとバクスペキーの位置がわからない?つか無いっぺれー?から
通常の3倍時間がかかるというね…。

661 :
     ...| ̄ ̄ |<  ま っ て い る ぞ!
   /:::|  ___|       ∧∧    ∧∧
  /::::_|___|_    ( 。_。).  ( 。_。)
  ||:::::::( ・∀・)     /<▽>  /<▽>
  ||::/ <ヽ∞/>\   |::::::;;;;::/  |::::::;;;;::/
  ||::|   <ヽ/>.- |  |:と),__」   |:と),__」
_..||::|   o  o ...|_ξ..|:::::::::|    .|::::::::|
\  \__(久)__/_\::::::|    |:::::::|
.||.i\        、__ノフ \|    |:::::::|
.||ヽ .i\ _ __ ____ __ _.\   |::::::|
.|| ゙ヽ i    ハ i ハ i ハ i ハ |  し'_つ
.||   ゙|i〜^~^〜^~^〜^~^〜|i~
   ...||            ||
   ...||            ||

662 :
zelrr
EXVS特有の雑魚、クシィでOH連発で敵にダメ与えられず落ちてステゲー
その次は升で前格と横格しないでダメ与えられず落ちてシャゲダンしてステゲー
升のCP500()升もクシィもどっちも弱い癖にステゲーだけはできるのな

663 :
保守ついでにGW中に投下するかもしれない。

664 :
     ...| ̄ ̄ |<  そうか……。
   /:::|  ___|       ∧∧    ∧∧
  /::::_|___|_    ( 。_。).  ( 。_。)
  ||:::::::( ・∀・)     /<▽>  /<▽>
  ||::/ <ヽ∞/>\   |::::::;;;;::/  |::::::;;;;::/
  ||::|   <ヽ/>.- |  |:と),__」   |:と),__」
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\  \__(久)__/_\::::::|    |:::::::|
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.||ヽ .i\ _ __ ____ __ _.\   |::::::|
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.||   ゙|i〜^~^〜^~^〜^~^〜|i~
   ...||            ||
   ...||            ||

665 :
規制されてなかったら今からドロシーの小説を投下する。

666 :
『ある画家の依頼』
ラスベガスのとあるホテルにあるカジノ施設。
大人達がルーレットやスロットに夢中になっている中、カウンターの一角では一人の少女がテーブルマジックを披露していた。
「さぁ、こちらのコイン、今こうやってボトルの中に入って取れません、だけどこうやってポンと叩くと、ワン、ツー、スリー!ほ
うらこの通り飛び出した!」
緑と白を基調とした男性物のステージ衣装にシルクハット、赤いマスクをつけた一見男子に見える小さな少女が披露するマジックに
大人達は拍手喝采。そこへカジノには似つかわしくない、暑苦しいコートとサングラスをかけた一人の男がやって来る。
「あ、はい。何でしょう?」
男はマジシャンの少女に一枚のメモ用紙を手渡した。
メモにはこう書かれている。
『とある画家から絵を盗んで欲しい』
その一文から少女は何かを察したようだ。
「おい、ドロシーちゃん、何て書いてあるんだい?」
客の一人が少女に尋ねる。
「うーん、それは言えないなぁ、何せプライバシーに関わる話だからね」
ドロシー、と呼ばれた少女はそう言いながら渡されたメモを両手でくしゃくしゃと丸める。丸めて丸めて、丸め尽くしたかと思えば
両手を開き、見れば先程まで丸めていたメモ用紙が何処かへと消えてしまった。
ギャラリーがざわつく中、ドロシーはメモを渡した男性をステッキの持ち手で差す。
「お兄さん、そこのポケットの中を見てごらん」
男は言われた通りにポケットの中を弄る。すると二つ折のメモ用紙が一枚出てきた。おおおと歓声が沸き拍手が巻き起こる。
「それじゃあ今日はここまで!又のご清聴を!」
丁寧にお辞儀をするドロシー、ハットの中にはドル紙幣やお菓子が投げ込まれる。
ドロシーは手を振り会場を後にする。男もまた、メモ用紙を読みながら会場を去る。
では、男が手にしたメモには何と書いてあったのだろう。
『ホテル地下駐車場106番までお越し下さい。怪盗オズの仲間がお待ちです』

667 :
依頼の内容を簡単に説明する。
ターゲットの名はケヴィン・ロウ。若くして天才画家として名を馳せる彼だがその出自は紛争に巻き込まれ家族を失った難民の生き
残りであり、自身もまた難病に犯されている身である。その悲劇性も相まって作品は高く評価され、個展では連日大入りを記録する
人物だ。
しかしながら依頼者が言うには、彼の作品の殆どは贋作もしくは盗作であり、それを検証し立証する為に絵を盗んで欲しいとの事だ

男は上記の説明を三人の、いや三匹、あるいは三体と言えばいいのか、怪盗オズの仲間たるライオン、案山子、ブリキに持ちかける
。怪盗オズ本人は姿を現さずに、仲間の三匹が、依頼者と鏡を交互に見ながらやりとりをする。時折、案山子は鏡に頷き、依頼者と
意思疎通を図る。
「怪盗オズはOKみたいだよ。もう暫く待ってて」
ブリキが男にこう答える。男は満足したのか、一つこくんと頷くと止めておいた車の鍵を開け、駐車場を後にする。
「……本当に受けるのか?この話」
ライオンが全身を移す鏡に向かって問いかける。いや、鏡と言うのは間違いで、実際はヘリオガバルスというテントウムシのような
聖霊が擬態していたものである。擬態が解けると、ステージ上の衣装とは違う、髪を下ろしパーカーにショートパンツという年頃の
少女のようなラフな格好のドロシーが、客から貰った菓子を頬張りながら現れる。
「悪い話じゃなさそうだからね。それに今回は僕ひとりだけで行ったほうが良さそうだ。あんまり人数が多いと却って目立つよ」

668 :
ネバダ州郊外にあるハッピー・バレー・アベニュー。空き地だらけのこの一角に目的の場所がある。
ケヴィン・ロウ所有の画廊。有名な画家の割にはそのアトリエは小ぢんまりとした慎ましやかな民家である。セキュリティもなにもない、一般の防犯レベルしか備わっていない家に侵入する事などドロシー、いや、怪盗オズには容易い事である。
(本当に僕が必要なのかな。それにしても無用心だなぁ……)
不思議に思いつつもドロシーは目的の場所に辿り着き、引き出しを開けて依頼されていた殴り書きの絵を手に入れる。
(そう言えば、やけにこの家に詳しいけれど、知り合いなのかな……?)
疑問は数あれど、依頼は依頼と割り切り、その場を後にしようとするドロシー。
「流石だよ、怪盗オズ」
静かな声と共に、懐中電灯の灯りがドロシーに照らされる。
(ガチャリ)
「!?」
ドロシーの息が止まる。完璧に仕事をこなしていた筈なのに、何故、それよりも、一体何者なのか。
とっさに逃げる事も考えた。だが一瞬聞こえた金属音、それは間違いなく拳銃の撃鉄が引き起こされた音だ。ドロシーの顔に緊張が走る。
「怖がらなくてもいいよ、僕は絵を趣味にするただの病人だ」
声の主は、ケヴィン・ロウその人である。
「その病気の人が、どうして僕の事を突き止められるのかな?」
「それは……僕が依頼主でもあるからだよ」
「……!」
ドロシーがあの時であったコートの男もまた、ケヴィン・ロウ本人だった……依頼主とターゲットが同一人物では、流石の怪盗オズも舌打ちをせざるを得ない。

669 :
「生きているうちに怪盗を生で見たかったんだよ、二十一世紀にそんな人物がいるなんて興味が湧いてね。でもまさかあの時のマジシャン本人が怪盗オズだったなんて思わなかったよ。もっと大人の人かと思った」
「それはこっちの台詞だよ、自分で依頼して自分の物を盗ませるなんて、怪盗を騙すようじゃ御終いだよ」
ひと呼吸置いてから、ドロシーは続けて投げかける。
「そもそも、どうして僕にわざわざ自分の絵を盗ませるの?」
「絵の内容を見れば解るよ……」
「……?」
ドロシーは暗闇の中、恐る恐る目を凝らしながら手に持っている絵を見る。
「……うわぁ……」
普段、ケヴィンの絵と言うのは上品かつ繊細な絵が殆どである。しかしドロシーが今手にしている絵は、裸の女性が胸や性器を見せびらかしている、お世辞にも上品とは言えない鉛筆の殴り描きばかりだ。
(気持ち悪い……)
口を抑え、眉間にしわを寄せて絵を見つめるドロシー。
「軽蔑するだろう?」
つかつかと、ケヴィンがドロシーに向かってくる。
「全部僕の願望だよ。女の人の裸を見たり、触ったりしたいって……そう、君みたいな可愛い女の子を、ね」
(ぎゅっ!)
「ひゃっ!?」
絵を眺めているドロシーを正面から抱きしめるケヴィン。
「凄い……いい匂いがする……」
強く抱きしめながら、すーはー、すーはー、とドロシーの服に顔を近づけて匂いを嗅ぐ。洗いたてのブラウスの香りは、石鹸と柔軟剤の匂いがほのかに香るとても清潔感漂う匂いだ。

670 :
「ゃ、やめ、離してっ……!」
嫌がるドロシーの体を無理やりベッドに押し倒し、ケヴィンはベストの上からドロシーの胸を触る。カサカサとしたブラウスの生地が少女の柔肌に擦れ、敏感な体にこそばゆい感触が伝わる。
「ゃ、ん、ひぅ……」
「女の子の体って、こんなに柔らかいんだ……」
何の気なしに、ケヴィンはドロシーのマスクを外そうとするが。
「駄目っ!」
ドロシーはとっさに手を振り払う……。
「顔は……絶対、駄目……」
「じゃあ顔以外ならいいんだ……」
「……」
小さく、こくりと頷く。
ケヴィンがドロシーの蝶ネクタイを解き、ベストのボタンを外し、ブラウスのボタンを外されても、ドロシーは何も言わない。「怪盗オズ」としての、精一杯の妥協点だった。
「ああああ、いい匂いがする、凄い、やーらかい、手に吸い付くよ……」
まだ微かにしか膨らんでいない胸を、血行の良くない手が弱々しく触る。それでもケヴィンは、まるでナメクジでも這い蹲るかのように舌でドロシーの胸元や腹部を舐めまわす。
「うえええええええええ……」
背筋に嫌な寒気が走るドロシー。あまりの気持ち悪さに、唇が震えて顔が強ばる。
ケヴィンの手は次第にズボンへと伸び、ホックを外し脱がし、柔らかい生地のパンツが見える。

671 :
「ここ、どうなってるのかな……見たこと、無いから」
ドロシーの大事な部分を、指でなぞる。ここで初めて、ドロシーがびくんと反応する。
「ひゃっ!?や、そこ……」
本来なら小水を排泄する場所であり、同時に、ごく希に指で弄り快楽を得る場所である。ケヴィンはドロシーのパンツを脱がせると、まだ毛の生えない幼い部分がいよいよあらわになる。
「へぇ、女の子のここって、こうなってるんだ……ダーガーが描けなかった訳だ」
「や、も、もうやめ、そこは駄目だってぇ……!」
ドロシーの抵抗も虚しく、ケヴィンが顔を近づけて舐めまわす。
「んふ、んふー、んー、ふー……」
「や、駄目、駄目、ひぐっ、んっ!」
幼い部分を荒々しく舐め回され、先程まで気持ち悪がっていたハズなのに、段々とうっとりしてしまい、次第に湿り気を帯びてしまうドロシー。
「はー、はー……」
「これ……ここに入れるんだよね……よく、解らないから……」
ズボンのファスナーを下ろし、いよいよケヴィンはドロシーの中に侵入せんとする。
(ぴとっ)
「ひっ!」
(ずずずっ……)
「いぐっっっ!?」
(ぐいぐいぐいっ!)
「ぁがっ!?」
「……はー、はー、全部、入った……」
「……ーーーーーーーー!!!!!!」
大きく深呼吸するケヴィンと、声にならない声で絶叫するドロシー。
「ぁがっ、んぐぅ……!」
まるで股間の奥をドリルで削られるかのような強烈な痛み、それも股間に入ったケヴィンのモノは徐々に大きくなりさらに拡張する。その上、ケヴィンはさらに前後に動き始め、モノが出たり入ったりし始める。

672 :
「暇を見つけてはあんな感じで、女性の裸の落書きを描いてたんだよ」
「周りが聖人のように持て囃し、次第に世間のイメージと本来の僕の間に大きな溝が生まれて」
「僕は聖人なんかじゃない、人間だ……そんな葛藤があったのかもしれない」
「だけど万が一、あの絵がうっかり公表されてしまったらどうなるだろう」
「病気を患っている僕が長生きできる自信はないし、自分がんだら、あの下品な絵が晒されたら……そんな恐怖が、僕の心のなかにあった……」
「だからあの絵を君に盗まれた事にして、封印しようとしたのさ……」
ケヴィンは淡々と、ドロシーの肢体を犯しながら、事の顛末を語る。
「ひぎ、ぅお、んぐああああっ!」
「あー。あー。気持ち、気持ちいいー……」
ケヴィンにしてみれば一人でするよりは何百倍も気持ちが良いのだろう、だがドロシーには苦痛でしかない、ハンマーでどすどすと股間を殴られるような痛みが連続し、耳鳴りと頭痛もする。
「ゃ、も、抜いて、抜いてえええええ」
「あー、ごめん、あー、オズ、駄目、出る、出ちゃうー、あっ」
気の抜けた声で腰を振り続け、ケヴィンは果てた。
「はー、はー……」
力の抜けたモノを取り出すと、中からは真っ赤な地に混じった白い液体が溢れ、ベッドを染める。
「ぅ……ひぐ……い゛っ、い゛っ、………ーーーー!」
気持ちのいい思いをしたケヴィンとは対照的に、ドロシーは唯唯苦痛、さらに気持ちの悪い余韻しか残らない。大粒の涙と、震える足腰、それでもドロシーは全身が痺れる中で脱がされたパンツとズボンを再び履き直す。
気持ちのいい思いをしたケヴィンも、ようやく我に返り、ドロシーの方を振り向いた。
だが。
そこにドロシーの姿はなかった。
もっと言えば、依頼したあの裸の絵も全てを奪われていた。
只、一枚だけ、トランプのカードが床に落ちていた。
ケヴィンがそれを拾うと、ウラ面にはこう書かれていた。
「ご依頼の品、盗ませて頂きました。 怪盗オズ」

673 :
暫くして、ケヴィンの個展が開かれた。展示場ではケヴィン本人も立会い、絵の説明をしていた。
そこへ、長い金髪の女児が仕立ての良いドレスでやって来た。女児は花束を手に、ケヴィンの元へやって来る。
「ロウ先生、初めまして」
「やぁ、お嬢さん」
「わたくし、先生の大ファンですの。是非とも受け取って下さいませ」
上品な仕草の女児はその花束をケヴィンに手渡す。
「有難う、お嬢さ……ん?」
何故か、花束にトランプのカードが挟まっていた。まず花束に相応しいアイテムではない、しかも、絵柄はジョーカーである。
「え、まさか……」
恐る恐る札をひっくり返すと、裏にはこう書いてあった。
「あの絵をバラまかれたくなければ、僕の正体を誰にも言わないで 怪盗オズ」
花束を投げ、慌てて女児を追いかけるケヴィン。だが時既に遅し、女児の姿はどこにも無かった。
「僕だって痛かったんだからね、これでイーブンさ」
あの絵のある場所は、未だに誰にも知られない。

674 :
以上です。
怪盗でマジシャンなら、これくらい用心深いのではないかと勝手に推測。
AH3LM楽しみ。

675 :
     ...| ̄ ̄ |<  ほほう…なかなか凝ってますな。
   /:::|  ___|       ∧∧    ∧∧
  /::::_|___|_    ( 。_。).  ( 。_。)
  ||:::::::( ・∀・)     /<▽>  /<▽>
  ||::/ <ヽ∞/>\   |::::::;;;;::/  |::::::;;;;::/
  ||::|   <ヽ/>.- |  |:と),__」   |:と),__」
_..||::|   o  o ...|_ξ..|:::::::::|    .|::::::::|
\  \__(久)__/_\::::::|    |:::::::|
.||.i\        、__ノフ \|    |:::::::|
.||ヽ .i\ _ __ ____ __ _.\   |::::::|
.|| ゙ヽ i    ハ i ハ i ハ i ハ |  し'_つ
.||   ゙|i〜^~^〜^~^〜^~^〜|i~
   ...||            ||
   ...||            ||

676 :
gj!

677 :
おおっ、新作GJ!
勝負師、っつーか真剣師ドロ子いいですねー。カッコイイ!9歳なのに。
アブマ!!!!!(絶対にキンターズよりも広まらないであろう略称)なー…。
地元のアルカナプレイヤーが何人戻ってきてくれるか…。
リハビリ兼ねて3やすごカナしてても誰も来ないし…。
無印1で桜花ループでタイムアップ逃げしてたツケで対戦拒否されてるだけならいいんだけど。
(え、桜花ループって相手の体力じゃなくてタイムカウントを削る為のものでしょ?)

678 :
>>663氏のSSにケツ鞭喰らって重い筆を動かし、ようやく(一応)完成しました。またもまおりん物です。
チョコレートが鍵アイテムなんでバレンタインかホワイトデーには、と思ってましたが結局GWラスト、アブマ!!!!!正式稼働直前になっちゃいました…。
では『山と里と村と嬲られし巫女様』、お楽しみいただければ幸いです…の前に注意書きをば。
・これはフィクションです。実際の宗教・儀式・お決まり事・史実・お菓子・黒歴史等とは一切合切カンケーないのでキレてテロられても困ります。
・ハウトゥ巫女の役割〜古来編…時の神主や宮司等がやれ神様じゃ門外不出の神事じゃ表に出したら神様の機嫌を損ねるんじゃバチが当たるんじゃ何じゃと言って
 他人に探りを入れられないようにし、貞操(あるいは処女、もしくは神主・宮司等専属精液便女契約)を守らせた子飼いの巫女とズッコシバッコシ、
 という可能性もひょっとしたらアりえルカナハート、萌え尽きる程にヒート!!
 あと山伏や修験者達がムラムラきたら村の手近な娘を気難しい山の神様や怒りやすい天狗様等が住む女人禁制と定めた山の奥に連れ込
 (以下、話が長くなる上に色々とヤバイので 省 略 ! !
・これはフィクションです。実際の宗教・儀式・お決まり事・史実・チョコレート菓子・揉みくちゃにされてポイされた研究レポート等とは
 一切合切カンケーないんだからっ!カン違いしないでよねっ!!
・大事を避けるための大事な事なので2回言いました。
これだけ抑えておけばまあOK。では早速イッてみよー!

679 :
「は…ふぅ…あ、ああ…っ……」
 月夜の暗い森の中、その少女は甘い痺れに体を震わせ熱い吐息を吐いた。これでもう何度目だろう?
 何度達したのだろう。
 自分の手で。指で。
 胸乳を揉み。秘裂を撫で回し。
 よく知る男の人達に見られながら。
「も、もう…いいですか…?」
 ブルッと身を震わせながら、巫女装束を纏った少女…春日真織は男達に問いかける。いや、装束を纏ったとは言い難い。上は開けその小柄な体躯には不釣り合いに豊かな胸乳を露わにし、袴は秘められているべき場所を覆い隠す任務を放棄していたのだから。
「こらこら真織ちゃん、まだ止めていいとは言ってないよ?」
 男達…壮年の者から二十歳代半ばくらいまで十人弱…の内、一層恰幅のいい男がニタニタと下卑た薄ら笑いを誤魔化そうともせずにそう断ずる。真織にとっては刑宣告よりも重く、冷たい言葉。
「で、ですが私、もう…っ、できません…」
「今更恥ずかしがっても遅いよ。舞織ちゃんのとってもいやらしい姿はちゃんと見たし、撮影だってしているからね」
「そうそう。これをおじさん達だけのお楽しみにするか、それとももっとたくさんの人達に見てもらうかは、舞織ちゃん次第なんだよ」
「お姉さんの鼓音ちゃんはどうしても舞織ちゃんに見てもらいたくてお兄さんを殴ろうとしたけれど、舞織ちゃんは小糸ちゃんや小唄ちゃんに見て欲しいのかな?」
 大人達の言葉選びは優しいが語気のキツイ文言に萎縮してしまう舞織。舞織は、今日見せられたのだ。
 武術の修行と称して時折どこかに向かう姉・鼓音がどんな事をしていたのか。
 そして、自分の母が妹達を身篭った身で何をさせられていたのか。

680 :
 巫女装束を纏っての公開自慰。夫となる相手ではない男の人達にもみくちゃに触られる胸乳やお尻や太もも。望まぬ接吻。
それも口と口ならまだしも、口で━━
 姉と母の、痴態の記録の数々。春日神宮が都内でも有数の大きな神社である事の理由。親の居ない自分達姉妹が全員名門私立の美苑女学園に通えている理由。毎日の糧の出処。
母が肥立ちを悪くしに至った原因に繋がるやもしれない事…。
 大口の氏子達の前で━━巫女による淫らな舞の披露。
「でも、私…こんな事、もう…」
 舞織にとって自慰は今回が初めてだった。姉や母の『記録映像』の真似事をしてみてはいるものの、
初めてである事、開発など一度もなされてない事、大勢の男性に見られながらである事等の事情で、達するとか濡れるとか以前に感じる事など無理な話であった。
 懸命に弄り回されたソコは赤く腫れ上がっているが、一向に蜜を分泌する気配を見せない。さらしを解いて露わにした乳首も、
勃つどころか陥没しており、同じく腫れ上がっている。
「仕方ないね。それじゃおじさん達が手伝って」
「嫌っ!いや、です…そんな、他の男の人の手で…」
 それが自分が愛し自分を愛してくれている相手ならば、舞織も怖くはあれど拒まなかったであろう。
しかし、野獣を思わせる眼光を滾らせた、親子程にも歳の離れた男相手では…明らかに自分を欲望の捌け口として見ている者となど、舞織には耐えられない。
「ふぅん…『男』の『人』の『手』ではいやなのかい?」
「ひっ…」
 舞織を脅すかのような低く強い語気で恫喝する男。舞織はすっかり参ってしまい、大粒の涙を零す。だが、
「わかったよ。それじゃ、舞織ちゃんの大好きなチョコレート…コレを使ってみようか」
「チョコ…レート…?」

681 :
 きょとんとする舞織に、男は3種類のチョコレート菓子を見せた。茸と筍と杉の子の形を模した、舞織も好きなチョコレート菓子…によく似たパッケージ。
しかし、そこには本当はいないはずの姿が描かれていた。
 ━犬である。
 そして、どこから出したのであろうか?小型犬用のキャリーケージが数個、用意されていた。
「『男』の『人』の『手』が嫌なんだよね?だからここにかわいい雌犬を何匹か連れてきたんだよ。この子達は舞織ちゃんと同じで、チョコレートが大好物でね…」
 舞織は彼らの狙いがわかった。犬に、身体を好き放題にされているという映像が欲しいのだと。
「さあ、『雌』の『犬』の『口』でしてあげるよ。舞織ちゃんの気持ち良くなるはずの場所に、茸と筍と杉の子を付けてあげるから。きっと大喜びでむしゃぶりつきに来てくれるよ」
「や、いや…いや…」
 逃げ出そうとする舞織。しかし、はだけさせた巫女装束が絡まりうまく逃げられない。
そして3人の男によって身体を掴まれ、胸と股間を晒す…幼児に用を足させるような格好にされてしまう。
「離して、離して下さい!こんな格好…」
「まずは筍からだよ舞織ちゃん。筍は乳首に埋め込んであげようね…」
「ひっ!や、やめ…痛っ!」
 右の乳首の中央に、筍の形のチョコレート菓子の先端が突き当てられた。腫れた乳首からの痛みに舞織はもがき抵抗するが、男は無遠慮に筍を突き刺していく。
やがて筍の2/3が埋没し、それが舞織の乳首のようになってしまう。
「はあっはあっ…、と、取って下さい…痛いぃ…」
「いやいや、もう片方もしてあげるからね、痛いのは我慢してね…」
ズ、ズズッ…
 左乳房にもめり込んでいくチョコレートの筍。舞織はただ首を振ってイヤイヤをするしかできない。やがて右同様に菓子の乳首が出来上がる。
「さあて、次は茸だよ…これはおち○ぽに似ているから…赤ちゃんのお部屋への道に入れてあげるよ…」
「い、いやぁ…もう、もうやめて…」
「大丈夫、処女は大事に取っておいてあげるからね。いくら舞織ちゃんがチョコレート大好きでも、チョコレートに初めてを捧げたくないでしょ?おじさん達は舞織ちゃんの事、ちゃんと考えてあげているんだよ…」
 実際のソレのデフォルメ縮図といった形の、チョコレートと焼き菓子で出来た茸が、まだ開いてもいない舞織の産道口に宛がわれる。男は赤く腫れ爛れたそこを強引に開くと、1つ茸を埋め込んだ。
「あぐっ!!や、なか、中入って…!!」
「もう1個いけるかな?いけるよね?舞織ちゃん」
 問いかけは、しかし返答を求めるがための物ではなく、舞織のソコにもう1つ茸が差し込まれる。
これは全て入りきらず、肉襞の代わりのように焼き菓子部分の先端が見える。
「さて、最後は杉の子だけれど…舞織ちゃん、ファーストキスはもう済ませたのかい?」
 ふるふると、違うという意思…に取れる微弱な抵抗の意思を見せる舞織。実際キスの経験は無いが、それをはっきりさせたところで、この状況が好転するとは舞織には思えなかった。
そして、男はニヤリと笑みを浮かべ、杉の子を模した細く、つぶつぶの付いたそれを
ズブッ…
「あああああああっ!?」
 舞織の不浄の穴に突き刺した。経験した事の無い異物感に舞織は悲鳴を上げる。しかし、男達はニヤニヤと笑うだけで、何もしてはくれない…
いや、胸・産道・菊門の3ヶ所にチョコレートを埋め込んだ舞織をドサリと地面に落とす。

682 :
「さあ、お前達…あの娘がチョコレートを食べさせてくれるぞ…」
 次々に開け放たれるキャリーケージ。舞織は再度逃げようと試みるも、
主に股間からの異物感で立つ事すらままならず、赤ん坊のハイハイのように這って進むが…
「ひ、ああああああっ!!」
 犬のスピードにそんなので逃れられる訳が無く…1匹、2匹と、舞織の身体に埋め込まれたチョコレートめがけて飛びつき…。
「や、やめてっ!そんな、そんなところ…いやあっ!!」
 犬達に拒絶の言葉など通じない。しかし叫ばずにはいられない。ただ言葉だけでなく、犬達を何とか引き剥がそうと奮戦する舞織。
しかし犬達はそんな舞織の都合など知ったことかとチョコレートの杭の打ち込まれた箇所にむしゃぶりつく。
 まず最初にチョコレートの杭が抜かれたのは左胸であった。犬がその前肢で乳房を押さえ込み、
陥没した乳首の代わりだったチョコレート菓子を掘り出そうと舌を伸ばし舐め出そうとした。
 その愛撫とは呼べない文字通りケダモノの欲望の成果か、埋もれていた乳首がプクリと膨らみ、
チョコレート菓子を押し出したのだ。胸を執拗に責め立てていた犬は地面に落ちたそれにかぶりつく。
 そして、犬の唾液と舞織の体温で溶けて付着したチョコレート塗れの勃った乳首に、他の犬が舌を這わせに来る。
やがて右乳首も同じ運命を辿り、舞織は乳首からの初めての性感にただ身を震わせる事しかできない。
 産道と菊門に埋め込まれたチョコレートの杭はもっと凄惨だった。つい数分前まで固く固く閉ざされていた場所の奥にあるのだ。
舞織と犬の体温によって少しはチョコレートが溶けて滲み出るのだが、焼き菓子部分は残ったままだ。そして、犬の中にはその焼き菓子部分が好きなのもいて…。
「あひゃん!ああっ、あん、あ!!」
 両乳首からの初めての性感と、股間を容赦なく責め立てる犬達の舌によって、舞織の意識の殆どが吹っ飛ばされたと言っていいだろう。顔は涙とよだれと少々の土埃で塗れ、
表情はいつもの穏やかさも戦闘時の凛々しさも無く、初めて1人の雌となっていた。そう、先だって見せられた母や姉のように…。
 固く閉ざされた肉の門から、何とかして『本命』を取り出そうと躍起になる犬達。前肢を、舌を、これでもかと強く押し付けるが、それらはなかなか出てこない。だが
「は、はっ…ほ、ほら…」
 舞織自身、自分が一体何をしてどのような行為を導こうとしているのかわからなくなっていた。
ただ、これ以上の責め苦を味わいたくない…という思いは微かにあったかもしれないが。
 舞織は、自分の手で両の門を開いてみせたのだ。見られている恥ずかしさや走る痛みは、もう微塵も感じられない。
 犬達はそこに舌や前肢の先を…と言っても先程までよりもより深く…突き入れた。舞織の頭の中を何か、
白い閃光、或いは靄のようなものが支配して行くのが感じられた。
 しかし、舞織は何もかもがもうどうでもよくなっていた。それ程までに、先程まで自慰すら知らなかった巫女少女にとって犬達の責めは激しく…。
 …やがて3つ目の、最後の焼き菓子が犬の胃袋に収まる頃、舞織は乱れに乱れた巫女装束と、それに負けないくらい淫れた己の身体を投げ出して、
ただ荒く息をしているだけであった。
 だが、ひと呼吸ごとに、頭を覆っていた白いものが取り払われていく気がして…舞織は、自我でそれらを理解出来てしまう。
 自分がどんな目に遭わされたか。どんな事をしたか。そしてそれらが男達の記憶や映像記録として残されたという事実。
「良かったよ舞織ちゃん」
「いい物を見せてくれてありがとう、舞織ちゃん」
「ちゃんと全部録画したからね舞織ちゃん」
「これをどうしてもらいたいか、そのためにはどうしたらういいか、わかるよね?舞織ちゃん…」
 ……男達の言葉に、大声を上げて泣き喚くしかできない舞織であった。

683 :
以上です。お目汚し失礼しました。
うーん、本当は焼き菓子が中で砕けてそれをベロベロと…というのも考えてはいたのですが、上手く入れられず無念の断念。
あと個人的に陥没乳首きょにうというのはお初の試みであったんですが、あまり上手く表現できてないし活かせてない…。orz
インスパイア元の陥没乳首きょにう絵も描かれるH輪N先生の様には一朝一夕ではなれませんねやっぱり。
あと神社の収入ってマジで大口氏子(議会議員やJA・旧郵政省系の息のかかった役員等)の寄付頼みです。
ソースは私も一応役員やってる地元のそれなりに大きい神社。
春日神宮(たぶん明治神宮や出雲大社クラスよりやや下)の収入源って、
おそらくは日本聖霊庁(政府)からの予算(有事対策費用と報酬)が殆どで運営されてるんでしょうが。
しかし氏子役員さんはいる、とどこかで見たような…というあやふやな記憶或いは電波と春日ママの因を合わせてみて、
そこに不明瞭な春日一家の収入を混ぜ、舞織のチョコ好き設定をスパイスにすると…こうなりました。

684 :
遅ればせながらGJ
絶望感がたまりませんな。
関係ないけれどここのスレの新しい保管wikiありますた。
欠けてる奴とかあったら保管して、どうぞ。
ttp://arcanaeroparo.wiki.fc2.com/

685 :
>>684
いえいえ、感想どもです。
そして新しい保管庫キタ━(゚∀゚)━!作られた方&見つけられた684さんGJ!
アブマ!!!!!(まだ広めようと必かおのれは)稼働前に泰山鳴動?!いや、その例えはダメだろ。
某所でも私みたいな第一回チキチキアブマ!!!!!公式大会会場だったり喫茶あいの期間限定OPENだったりな
首都東京が今日も悲しいくらいに遠い地方のアルカナ者にとって勇気の源みたいな人達も復活したし、
こりゃもう明後日が楽しみで楽しみで仕方なくなる以外無いっしょ!アルカナ者の端くれとしちゃ!!
しかし…ホムペ制作の知識0の身では編集や投稿の方法がワカラナイというね…。orz
私の書いた分だけは某所でディレカ版(大層な物言いしないのなら誤字脱字修正と言う)載せて頂いてますが…。

686 :
いい恥辱にあふれるさまが想像できる。

687 :
ほしゅ

688 :


689 :
保守

690 :
PCトラブって忍法帖大丈夫かなチェック

691 :
はぁとはぁとはぁとはぁと!

ふぅ…

692 :
hosyu

693 :
新PC導入!忍法帖も1から!
しかしアルカナ3ラブマックス(に限らずですが)だれもやってないよ地元のゲセぇ…
無印で私のまおりんリーゼをバッサバッサとやってくれた神依やブン投げまくってくれたきらの人どこへ?

694 :
age

695 :
age

696 :
age

697 :2013/10/04
りぜっちに紅茶をたっぷり飲ませて
街中の人通りの多い場所でおもらしさせたい
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