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2012年7月エロパロ528: 【高津カリノ】WORKING!!エロパロNo.8 (671) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【高津カリノ】WORKING!!エロパロNo.8


1 :10/09/11 〜 最終レス :12/06/28
ヤングガンガン連載中のファミレスバイト4コマ漫画WORKING!!の他
web上で連載中のブタイウラ/WORKING!!などの高津カリノ作品の総合エロパロスレです。
【スレ住人達のお約束】
・かりのん(現隠しページ)は簡単に見つかります。がんばって。
・旧隠しのログは現隠しのどこかにうpされてます。
・が箱はサイトのどこかにあります。
・同人誌、裏設定、隠し、旧隠しの話題のネタバレOK。
・うろん内のアドレスを貼るのと現在見られない画像のアップはやめましょう。
・801ネタはヤオイ板でお願いします。
・荒らし、煽り、誹謗中傷等はスルーでお願いします。
・sage進行でお願いします。
・エロパロ、恋パロ以外のパロの投下もOKです。
・絵はまとめサイトかまとめwikiの絵板に投下してください。
・投下された作品の転用、転載はやめてください。
◇前スレ◇【高津カリノ】WORKING!!エロパロNo.7
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1275622770/

2 :
                    ___________________________
                      f
    , ⌒ r ― ― -- 、      | 【YG版WORKING!!】 (通称犬組)
   /          ` 、     | ヤングガンガン連載中の働かないファミレス4コマです。
   l    /ハルWVNwv !    |
   |    _l、┃  ┃ r´  _ < 【うろん版WORKING!!】 (通称猫組)
  ノ   ( ヽY  r┐〃!ヽi/ノ  | うろんなページ連載中のやっぱり働かないファミレス4コマです。
  i     i リー ゝ' -イ,. リ/    ! 犬組と微妙にリンクしてたりします。
  !ハ    | <)\‡‡jV〈 /      |
  ヽ`l  .ノ | _|,    Y .       | 【サーバント×サービス】 (通称鯖)
  、__ノ 「 ̄Τl ォ゙  ''i゛         | 増刊ヤングガンガンに掲載の公務員4コマです。
   ̄ ! |.  | | |||""`ゝ、       |
    リト‐-∪」l  ノノミ      | 【ブタイウラ】 (通称ブタ)
     <三三三彡イー'.     | うろんなページ連載中のサーカスしてないサーカス4コマです。
         |::::| |::::|         |
         |::::| |::::|         | 【がはこ】
         l::/. ヽ::! .       | 高津カリノと同一人物です。
                     ヽ___________________________

3 :
◇原作本スレ◇
【WORKING!!】高津カリノ総合part88
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/comic/1282651412/
◇アニメスレ(流れが速いのでしばしばURLが変わります)◇
WORKING!!68品め【ワーキング!!】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1283956576/
◇桃色の雑談がIDなしでできるスレ◇
なくなってた

4 :
◇次スレへの引継ぎについて◇
450KB を超えたら残り容量に注意しながら投下してください。
480KB を超えたら次スレが立つまで投下は控えてください。
    f  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
    | ☆外部サイトもよろしくねっ!!                            |         _
    |                                               |   匚 ̄|┌(_・)
    │ ○WORKING!!データベース                                |   // l 、\  l´'‐┐ l`7  / 7
    │  ttp://51209.web.fc2.com/                                    |  ( (   丿 ノヽ! _| l二 .| L  /_/
    │ ○高津カリノのパロディまとめwiki(関連スレログに過去ログがあります)   |   ヽ、二 /   i´o ,‐┘ レ'´
    │   ttp://wiki.livedoor.jp/gahako_uron/d/FrontPage                 |            ` -―‐- 、
    │ ○偽ヵ(お絵かき掲示板)                                   |         /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:..ヽ
    │   ttp://netgame.mine.nu:10017/lpbbs/f1173696302/             |         _/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::..゙、
    ヽ_______________________________/   _.. -:':':"::::::::::::::::::::::.. :;;;;;;;;;;;;;;::..'、
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                                                 !  l リ l:::::i  ┃        ┃  〉:::::!;;;;;;;;,:::i =―
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                                                i.   |  '( | 〃   ┌┐    〃 i^);;;;;;;;;;;;;::!−‐―

5 :
>>1の神様、乙です
職人さんも戻ってきてくれ〜

6 :
>>1
もう立たないかと思ってたよ

7 :
>>1
GJ

8 :
てst

9 :
>>1
誰か保管庫も更新してくれまいか

10 :
>>1おつ
前スレ 1 2010/06/04(金) 12:39:30〜843 2010/09/04(土) 09:19:06 のdatなら持ってる

11 :
即判定とか大丈夫だっけ?

12 :
もうんでいる

13 :
葵フラグたった?

14 :
スレ移行に失敗するとこんな過疎るのか

15 :
たかいな話を期待してます

16 :
保守がわりの小ネタ
種島「こんなに頑張ってるのに、なんで背が伸びないんだろう…」しゅーん
小鳥遊「しゅーんってなってる先輩可愛い!」
種島「もー! カタナシくん、 私は真剣に悩んでるの!」
小鳥遊「すみません、先輩。では、罪滅ぼしにお手伝いさせていただきます」
種島「ほんと!? でも、どうやって?」
小鳥遊「ほぅら、高い高ーーーーーい」
種島「もーーーーーっ!!」

17 :
Windows 7の謎のプチフリーズ
タスクバーのアイコンをポイントして。小型ビューアを表示するときに、
たまに数秒間、画面が固まる事があります。XPのプチフリーズに似ています。

18 :
お前はだめだ

19 :
さとやちを待ってます。

20 :
保守

21 :
いまの原作いなみんが小鳥遊以外の男に迫られるとどうなっちゃうんだろう

22 :
今は殴るより気絶するみたいだから、その間に手をワイヤーで縛られてあんな事やこんな事を…

23 :
相馬さん相手に殴りそうになって、デイジーが犠牲になっただろ
小鳥遊は殴りたくないから我慢して気絶する
他の相手じゃそこまで我慢することはできないから殴る

24 :
デイジー…
いたましい事故だったよね…

25 :
>>21
小鳥遊が切れて警察にいろいろやばいもの持ってる相馬さんが捕まる
かわいそうまさん
>>24
でもデイジーは強いし大丈夫

26 :
ところでエロが書けないけど投下してもいいの?

27 :
どんとこい

28 :
投下してくれたらナデナデしてやろう。

29 :
むしろエロ無しの絡みが好きだ

30 :
どっちでも構わないです

31 :
今日はオンリーの開催日か
サークル参加の人も一般参加の人も良い一日をノシ

32 :
@Reply>>18
だめと言われたため、やっぱり一本いっとく?
そう言って、左手のワイシャツの袖をまくり上げて、
医療用メスの刃を自分の左手首の内側に当てて、さくっと…。
♪テレレレ〜テ〜レレテ〜レレテ〜レ〜♪

33 :
お蔵入りにしてたさとやち投下
糖分控えめ。つまり佐藤控えめ
お店で実際こういう事をするのかは知りません

34 :
 痩せたかもしれない、と八千代は思った。
(どれくらい減ったかしら?)
 何故かあったヘルスメーターを引っ張り出してきて床に置く。八千代は太ってはいない。むしろ少し痩せ型だろう。
 八千代理論はこうだ。
 若い頃は痩せていても、三十を超えると肉がつきやすくなるという。そうぼそりと杏子が呟いていたのを聞いたことがある。
 ということは太る前に出来るだけ痩せておけば、貯金になるのではないだろうか。
 あの行為は全身運動だ。減って軽くなっているかもしれない。
 つま先がヘルスメーターの上に乗り、数字が動いたところで八千代は固まった。
 それはつまり、減った分だけ行為を行った。ということにならないだろうか。
 このところ続く朝の行為を思い出し、八千代は全身の血が沸騰した。
「ち、ちが」
 そういうつもりではなかった。あの人が望むからしたことで、決して自ら進んでやりたいわけでは――つまり積極的に喜んでいるのではない、と声を大にして言いたい。
 ここは大事なところだ。八千代は喜んでいません。八千代は喜んでいません。
「違うのよ!」
「何がだ」
 べし、と頭を叩かれた。気がつけば、傍には呆れた顔をした佐藤が立っていた。
「あら佐藤くん」
「あら佐藤くん、じゃねー。サボってないで働け。休憩終わっただろ」
「そうね、そうするわ。ごゆっくりどうぞ」
 そそくさとヘルスメーターをしまい、八千代は仕事場へと急いだ。
 休憩室を振り返ると、佐藤は煙草に火を着けた所だった。ぐったりと椅子にもたれかかっている。大分疲れている様子だ。
 佐藤の姿を認めると、八千代はまた血が集まるのを感じた。
 そう、今朝も佐藤とふたりで――
「違うの!」
 思わず口走ると、ホールスタッフがぎょっと足を止めた。
 丁度、皿を下げてきた松本が不安げに言う。
「何かミスでもありました?」
 八千代は焦った。
「ち、違うの。そうじゃなくて、こっちの話」
「そうですか?」
 松本は不思議そうな顔をしたがそれ以上追求してこなかった。
「それにしても盛況ですね」
「そうね。大変だけど、ありがたいわ」
「頑張ってますもんね。キッチンスタッフも、チーフも」
 松本の言葉に、八千代はびくりと震えた。
「そ、そうね」
 青ざめ狼狽えたり真っ赤になって照れる八千代をなるべく見ないようにして、松本は言葉を続けた。
「毎日うどんを打つ、なんて言い出した時はどうなることかと思いましたが」
「え、ええ……本当にね」
 今度こそ八千代はのた打ち回りたくなった。

35 :

 そう、このところ毎朝、八千代は佐藤達とうどんを打っていた。
 連日の重労働の為か佐藤は日に日にやつれていく。しかし一度も休まない。佐藤はああ見えて真面目な青年なのだ。
 八千代は手打ちうどんを楽しみにしていた。何をやらせても器用な佐藤に教えてもらいながら、懸命に打った。最初は上手くいかなかったが、このところ次第に形になってきた……ような気がする。
 杏子にも褒められた。八千代の作った駄目なうどんも杏子は食べてくれる。そのことを佐藤に報告すると、ひどく疲れた様子で「良かったな」と言ってくれた。
 うどんを打つと全身運動になり、痩せて、杏子に褒められる。八千代は俄然張り切っていた。
 佐藤と会うことを楽しみにしているわけではない。佐藤のことは好きだが、そうじゃない。違う。
「そうなのよ。違うんだから」
「えっと、チーフ? お客様がお待ちですよ」
「あ……っ! 今行くわ」
 松本の怪訝な視線が痛い。
 テーブルに向かいながら、八千代は心の整理を始めた。
 朝のうどん打ちは杏子が食べたいと望むからしたことで、本当は惰眠を貪っていたい。決して自ら進んでやりたいわけでは――つまり積極的に喜んでいるのではない。
 客の前に立つと、八千代は反射的に笑顔になった。
「いらっしゃいませ、メニューを伺います」
「えーと、私はキツネうどん1つと――」
「……うどんっ」
 八千代の肩が小さく震えた。同時に腰の剣が揺れ、客がびくりと怯えた。
「お、オレンジジュース1つと……」
 身体をこわばらせた客の注文をとりながら、八千代もまた動悸が治まらなかった。
 うどんを玉にする際、八千代の作った塊は力が足りなくて不恰好になってしまった。杏子にたくさん食べてもらおうと欲張ったのがいけないのだろう。
 佐藤は黙々と自分の作業をこなしていたが、見かねて最後は手伝ってくれた。
 佐藤は優しい。そのことを最近強く意識するようになってきた。
「繰り返します――」
 ……体重が減った分だけ、佐藤との逢瀬を喜んでいたような気がする。
(ち、違うわ! 私は杏子さんが一番なのよ。佐藤くんだって好きな幽霊さんがいるもの。だから、だから……佐藤くんは違うの!)
「――では出来上がるまで、お待ち下さいませ」
 テーブルを離れると、八千代は全身上気していことを自覚した。
(私ったら仕事中に佐藤くんのことばかり……どうしちゃったのかしら)
 杏子への好意ならいくらでも叫べるのに。杏子のことならいつでも考えていると胸を張って言えるのに。
 それが佐藤になると、どういうわけか恥ずかしくてたまらない。服を着ているのに裸を見られているような、隠したくてたまらない気持ちでいっぱいだ。
 なのに大声で佐藤の名前を呼んでみたい。どんな風に振り向いてくれるのか、佐藤の反応が知りたくてたまらないのだ。
 気持ちを八千代は中々認めることができなかった。認めてしまえばあっという間に呑み込まれてパニックに陥りそうだから。
 抜き差しならない程の思いに急成長しそうな予感がする。そんな気持ちは処理できない。こわい。それなのに佐藤のことを考えることをやめられない。
(ちがうのよ……)
 不思議な微熱は小さな痛みを持って胸の奥に根付き、どれだけ否定しても冷めることがなかった。

36 :
終わりです
相馬妃か桐生&小鳥遊伊波かミリの話が読みたいです

37 :
超GJです!!!!
これでスレが復興してくれたらいいなぁ

38 :
すごくいいっすね〜w
八千代かわいい世や千代

39 :
投下しまっす。
さとやちだけど八千代と小鳥遊しか出ないというw
八千代がおかしくて、小鳥遊が相馬っぽいけどよければドゾー

40 :

「さとーくんかわいい」
「あのー……チーフ?」
「だって今日だってね、さとーくんがね、さとーくんはね、さとーくんでね……」
 珍しくチーフと二人で裏で作業をしていた俺はいきなり始まった惚気にあっけに取られて固まっていた。
 佐藤さんがチーフに片思いをしているのは知っているが、チーフはその想いを微塵も感じていなかったはずだ。
 俺の主観では少なくともこんな感じだ。
 それなのにチーフは店長ではなく、佐藤さんの惚気を次から次へと文字通りマシンガンのように語っている。
 
 ……ここまで語られると。
 佐藤さんには申し訳ないが、俺も目の前にある好奇心に確信を突く質問をしてみたくなる。
 すみません佐藤さん!
「ちょっといいですか?」
「その時のさとーくんがしゅんとしていてかわいくて……うん? 何かしら小鳥遊君?」
「佐藤さんの事、好きなんですか? その……異性として」
「そうやって言われると恥ずかしいけど。そうね、男の人として好きよ」
 俺の質問によって改めて認識をしたようで、紅く染まった頬を手で押さえながら答えるチーフ。
 これはしかし意外というか、想像もしていなかった展開だ。
 
「俺が言う事じゃないかもしれないですけど、佐藤さんもチーフの事が好きですよ」
 我ながら山田を怒れない程の口の軽さだと思う。
 それでも言いたかった。
 ぶっきらぼうに見えていつも優しくて良い人な佐藤さんが少しでも報われてほしかったのかもしれないし、興奮した好奇心の延長だったのかもしれない。
「知っているわ」
「え? じゃあ……」
「でもね。ふふ、それは言ってあげないの」
「どうしてですか?」
「だってさとーくん、すごくかわいいんだもの!」
 さっきから言っているが、どういうところが可愛いと言うのだろう?
 もう何だか佐藤さんがやっぱり不憫としか思えない方向に片足を突っ込んでいるような気がするが、今更チーフを止めるのは無理だ。 
 




 

41 :

「それは……どういう時ですか?」
「私と話している時とか、ちょっと頑張っている時とか、他にもたくさん」
「そうですか……」
「もっと積極的でも私は全然構わないのよ? でもヘタレなさとーくんもかわいいの」
 佐藤さん、貴方の想い人は貴方の想像以上に黒いというか悪女かもしれないです。
 俺も内心、ちょっとショックです。
 後、やっぱりチーフから見てもヘタレみたいです。
 しかもそこが可愛いらしいです。
 いや、そこも、か。
「じゃ、じゃあチーフから佐藤さんに何か言うという事はないと……?」
「言おうと思えば言えるのよ? だけど、今の関係やさとーくんも好きだし……」
 すごく……漢前です……
 ヘタレて乙女やっている場合じゃないですよ佐藤さん。
「それにね?」
「それに、何ですか?」
 ────ピンポーン
「あら、お客様ね。私が行ってくるわ」
「すみません、ありがとうございます」
 計ったかのようなタイミングで鳴ったベルは、会話を切り上げさせるのに充分な理由となった。
 最後まで聞いてみたかったような気がしないでもないが、後からぶり返す程の事でもないと思う。
 俺の好奇心もここでおしまい……かと思われた。
「いいのいいの。それとね小鳥遊君、さっきのベルが鳴る前の話なんだけどね」
「は、はい」
「やっぱり好きな人から言われたいじゃない。そういうのって」
 最後の最後でチーフはさっきのあの漢前から一転して、大多数の女性が望むような、好きな人から告白されたい、との願望を口にした。
 その表情は先ほどの紅を保ちつつ、一人の人を想うはにかんだ乙女のようで。
 きっとチーフには。
 好きだからこそ、不器用ながらも有りのままの想いを伝える格好良い佐藤さん、が見えているに違いなかった。


「だから小鳥遊君もまひるちゃんを待たせてちゃダメよ?」
「え、えぇ!?」
 やはり俺はチーフが苦手みたいだ……


42 :
タイトルは「さとーくんかわいい」で。
漢前八千代と乙女佐藤が書きたかったのですが、斜め上の方向に軟着陸してしまいましたorz
次は書き易い付き合っている設定で書こうかなと言うだけ言ってみる
新スレになって過疎っているみたいですが、どんどん盛り上げていきましょう!

43 :
GJ!
佐藤があわれすぎるが、そこがまたいい!
新スレになって過疎ってるかと思いきや、エンジンかかってきましたな!

44 :
乙!
男前と乙女っていうと
「佐藤くんは会うたびに素敵になるわね」
「ついさっき会っただろう」
*・゜゚・*:.。「その間に素敵になったのよ」..。.:*・゜
「えっ…///」ドキーン
※ただしイケメンに限る
(某映画パロ)

45 :
GJ!!
シュガーかわいそうすぎるw

46 :
SSスレにとって500KB超えで止まるのは御の字なんだけどなぁw
今回は無警戒だったね

47 :
アニメの恩恵もあったし、お題の人の投下も凄かった

48 :
逆で考えてみよう。
小鳥遊 宗太=岸谷 新羅
佐藤 潤=平和島 静雄
相馬 博臣=折原 臨也

49 :
前スレはまだ纏められてないんだね…読みたいのがあるんだけど…

50 :
>>50
グーグルキャッシュかタイトルなどでググる
投下したのを自分でまとめている人もいるみたいよ

51 :
猫組で進藤が志保を……したのに静かだのう。

52 :
>>51
その話題でみんな本スレにいってるんだろう

53 :
(志保はかわ…可愛嘘! じゃない可愛いな)
 もじもじ人差し指を合わせ、こちらの反応を伺っている志保。真っ黒の瞳が熱で濡れていた。
 生まれたてのタテゴトアザラシのようにふるふる震えていて、つついたらきゅうきゅう鳴くかもしれない。
 なんと心揺さぶられる姿だろうか。
 ごくり…
(はっ――いかんいかん。良く考えろ)
 一時の感情に流されてはいけない。あれは本性S女だ。札束で殴られたこともある。
 いくら可愛い志保に本気告白されたって忘れるな。あの屈辱の日々を。よく見ろ、絶対何か企んでる。
(…………)
 頭の天辺からつま先まで志保はカタカタと揺れていた。つついたら鳴く前にくにゃりと崩れ落ちてしまいそうだ。
 タテゴトアザラシのようだった白い肌が今はベニイロフラミンゴのようで、志保をそんな風にさせているのが俺だと思うと
なんだまぁ悪い気はしないような……待て!! そっちは明らかに亡フラグ方面だ。今旗が立ちかけた。父親たちの星条旗並に立ちそうだった。
 惑わされるな。眼を閉じて考えろ。何がベストか? どうしたら生き残れるのか? 簡単だ。
 志保を上手くあしらいつつ、逃げる。これだ。
 少々気が咎めるが、それは志保が今ちょっと可愛いように見えるからだ。大丈夫、今までのお返しだと思えば余裕だ。
 さあ、憎め! 憎悪するがいい俺!! こいつは、こいつは――
「ふ、あぁう」
 本能が(ry

54 :
うおおおおおおおおお!
よし、よくやった!
はやく本能の続きを頼む!
ユータ×志保のせいで日曜日がニヤニヤの日になっちまったぜ

55 :
>>53
gj!!
志保ちゃんが可愛いすぎる…ユータ君もっと本能に従って!

56 :
ユー志保で盛り上がっているところ悪いけど投下しておk?

57 :
大丈夫

58 :
じゃあ注意事項
・佐藤と種島の話
・さとやち要素のぽぷ→さとだから苦手な人はスルー推奨
それでは投下

59 :
 あなたはショートケーキの苺、先に食べますか? 後で食べますか?
「あれー? さとーさんも休憩?」
「おう種島。悪かったな俺も休憩で」
「そんな事を言うからさとーさんはいぢめっこなんだよ」
「背が高いから狭くなってしまってすまんな。でもお前は小さいからバランスが取れてちょうどいいだろ?」
「んもー!」
 ある日のお昼過ぎ。
 珍しく忙しくて、お昼御飯を食べていなかった私は、遅い休憩に入ろうとしていたところを休憩時間が被った佐藤さんと出くわした。
 いつも通りと言えばいつも通りのやり取りをすると、私はお昼御飯をどうしようかと考える。
 普段なら家から持ってきたり賄いを作ってもらったりするけど、佐藤さんは休憩中だし、他の人に頼むのもあの忙しさの後では気が引ける。
「お昼、どうしようっかな」
「用意してないのか? 何か作るか?」
「ううん、いいよ。さとーさんも休憩中だし。お菓子か何か食べるよ」
 こういう時や友達と食べたりする時の為に、鞄の中にはちょっとしたお菓子が入っていたりする。
 今日は夕方までのシフトだし少しぐらい我慢しようかな。
「俺を労わるとは良い心掛けだな種島。そんなお前に御褒美をやろう」
「なになに?」
「ほら、これだ。開けてみろ」
「もしかして……うわぁー!」
 鞄を取りに行こうとすると佐藤さんは、まるで初めからそうしようとしていた、と言わんばかりにその理由を棒読みすると、紙袋から手提げの付いた白い箱を取り出して開けるよう促してきた。
 その箱が何を容れる為の箱なのか認識した瞬間、心が躍らんばかりの気持ちで私は中身を確認しようと開けていた。
「苺ののったショートケーキだ! これどうしたの!?」
「あ? あぁー……えっとな、ここに来る前に実家に用があって寄った時に貰った」
「ふーんそうなんだ。ねえ食べていいの?」
「いいから、さっさと皿とフォークを持ってこい」
「はーい」
 佐藤さんの嬉しいサプライズに思わず顔が綻んでしまって、上手く喜びが隠せなくて。
 だって、そうでしょ?
 好きな人からのプレゼントはどんな物でも形でも、例えそれが八千代さんとは違う感情だとしても、嬉しいから。 
 その反面、佐藤さんの優しい嘘にどこか冷めた気持ちの自分がいて、上手く哀しみが隠せなくて。
 だって、そうでしょ?
 好きな人からの嘘はどんな物でも形でも、例えそれが私への気遣いだとしても、寂しいから。

60 :

「いただきまーす!」
「どうぞ」
「はい! う〜ん……美味しい!」
「そりゃ良かったな」
「うん! そう言えばさとーさんは食べないの?」
「自分の分の食器しか持ってこなかった奴が今更言うセリフかよ」
「う、仕様がないじゃん。さとーさん何も言わないし、言ってくれたら今からでも持ってくるよ?」
「いや、俺はもう食べたからいいんだ」
 皿とフォークを持ってきて箱から移して。
 卵黄色のスポンジに真っ白なクリームにそれに映える目を惹く赤い苺。
 そのケーキ部分を一口。
 感想は空腹と相まってただ一言の感嘆。
「さとーさんはさ、ショートケーキの苺、先派? 後派?」
「後、かな」
「私も! 好きな物って最後まで取って置きたくなるんだよね」
「それで俺に食べられると」
「ダメだよ! さとーさんでもこれはあげない!」
 ショートケーキを食べる時によく話題になる、苺の食べる順番。
 先に食べる人は好きな物は先に食べて、後で食べる人は好きな物を後に取っておくタイプっていうアレ。
 佐藤さんはどうやら私と一緒で後派みたい。
 こんな細かくてどうでもいい事でも、今の私にはとても大切にしたい事だ。
「取らねえよ。あんまり好きじゃねえから、どっちも。食べられる事は食べられるが他に誰かいたらあげるな」
「こんなに美味しいのに? 八千代さんにあげたりするの?」
「……そうだな。八千代は先派らしいから」
 言ってちょっと後悔して、聞いた後で追い討ちでもっと後悔。
 佐藤さんと八千代さんは付き合っている事を隠しているわけじゃない。
 八千代さんはバイト中でも佐藤さんを名前で呼んだりするし、佐藤さんと話をしている時は心の底から楽しそうな笑顔をするし、惚気話をしている時は幸せに溢れていると思える。
 佐藤さんの方はというと。
 なるべく公私混同をしないように気を使っていて、特に私と一緒にいる時は八千代さんの話題を出さないような気がする。
 ほら、今だってばつが悪そうな顔をしている。

61 :

 何故だろう? 
 佐藤さんが私に気を遣う必要なんて何もないのに。
 八千代さんも好きだから、悩みなんか話してくれて、それでアドバイスなんかしちゃったりして。
 それが、良いのに。
 それで、良いのに。
 
 だから私は。
「へえーじゃあ二人は相性が良いんだね」
「そうなのか……?」
「そうだよ。もう、ダメだなぁさとーさんは」
「ダメな俺の方が背は高いけどな」
「だから背は関係ないでしょ!」
 
 だから私はこれで良いんだと思う。
 佐藤さんは後で苺を食べて。
 私も後で苺を食べて。
 八千代さんは先に苺を食べて。
 相性が良い二人には必然の結果で。
 好きな人との心地良い関係が壊れるのが怖くて後回しにした私には当然の結果で。
 私はまるで。
 このもろくて崩れやすいショートケーキのよう。
 一人で最後まで残った苺のよう。
「種島」
「なーに?」
「今度は俺が選んだのを持ってきてやるよ」
「……うん! でも出来ればさとーさんの手作りが良いなぁ」
「作れん事はないが……そう言えば知り合いに、ケーキを買いに行くのが恥ずかしいから自分で作ったバカがいたな」
「すごいね!?」
 
 けれど、ねえ佐藤さん。
 どれだけ平気に振舞っててもやっぱり助けてほしいよ。
 この永遠の片想いから助けてよ!

62 :
タイトルは Strawberry On the Shortcake で。
ぽぷ→さとなんて原作でも否定されちゃったほどの誰得ですけど、でも正直堪りませんw
このスレも他のカプももっと盛り上がっちゃえばいいよ!

63 :
原作カプ萌えの俺としては辛い
けどGJ

64 :
お久しぶりに参上です。
「衝動ごと抱きしめて」「名前を呼んで」「こっち向いてハニー」「花火大会に連れてって」の作者です。
というわけで、また行き帰りの電車で携帯電話をぽちぽちして書いてた小鳥遊と伊波の話の続きです。
私にしては自重した長さで、5分割です。
よろしければお読みください。

65 :
「ねえ、宗太くん」

伊波まひるは、マジックハンドを挟んだ、奇妙な距離感の下、隣を歩く少年、小鳥遊宗太に声をかけた。

「何ですか、まひるさん」

小鳥遊宗太が慣れた様子でにこりと微笑むと、伊波は胸を高鳴らせる。
数々の強力なまでの物理的接触を重ねてきた2人は、紆余曲折あって晴れて好き合う仲になれた。
その結果、お互いを下の名前で呼ぶようになり、以前に比べてぐっと中睦まじい様子を見せるようになった。
とはいえ伊波にしてみると、まだ小鳥遊とのその関係性が自然なものではなく、
気を抜くと見惚れたあげく腰まで抜けてしまうのが頻発するようになっているため、余計に気を張ってしまう。
一緒にいられること自体はうれしくても、体力と気力がすり減る矛盾が最近の伊波の悩みの種だったりする。
が、彼女が今どきどきと胸を鳴らせるのはそういったときめきだけではなく、別に気になっていることがあるためだ。
それが災いして今日はバイト中もミスが目立った。
その最たるは、ぼんやりと歩いていたため同僚の種島ぽぷらにぶつかってしまい、

『あ、ごめんね、見てなかった』

と、背の低いことを痛く気にしている彼女に小さくて見えなかったと思わせるような発言をしてしまったことだ。
一瞬泣きそうになったぽぷらの顔で我に返って弁解したため、ややこしいことにはならずに済んだとはいえ、
自らのこんな調子が長く続くのはあまり喜ばしいとは言えるはずもない。
だからこそ伊波は一念発起して、小鳥遊に自分の疑問をぶつけることにしたのだ。

「宗太くんは私とエッチなことしたい!?」

意外と小鳥遊の足は止まらなかった。
正直こんなことを聞いてしまうなんて、はしたない女だと思われて引かれてしまうのではと恐がっていたのだが、
未だに微笑みを絶やさずいてくれる彼に一瞬安心した。
けれど、すぐに妙なことに気がついた。
小鳥遊の微笑みは確かに変わらずそこにあるが何歩歩いても、一切表情が動かないのだ。
それこそ凍り付いてしまったかのように。
一抹どころではない不安が伊波の中に生まれたところで、小鳥遊が表情を崩さないまま告げる。

「 ナ ニ ヲ イ ッ テ イ ル ノ デ ス カ ?」

その様子から伊波ははっきりと小鳥遊の動揺を悟った。
そしてあまり芳しい反応ではないことも。
それ故、伊波は弁解しなければと口を開く。

「あの、その、さっきのはね。変な意味とかではなくて、たた単純に興味があって知りたかったと言うか、
あ、これじゃ私がそういうことしたいみたいになってない? じゃなくてね、えっと、えーっと…」

とはいえ、テンパリスト伊波にスマートな切り返しができるわけもなく、状況は全く進展しない。
が、そんな彼女を見ていて、小鳥遊の方が冷静さを取り戻していた。
自分の知っている伊波まひるは男が苦手で、奥手で恥ずかしがり、だけどそれよりも優しい人だ。
だからきっとこんなことを聞いてくるのは自分のためなのだと何となく察した。

66 :
「まひるさん」
「はひっ!?」
「何かあったんですか?」
諭すような彼の声に伊波も落ち着きを取り戻し、一度大きく深呼吸してから頷いた。

「う、うん…。この間、宗太くんの家に行ったじゃない」

言われて小鳥遊はその時のことを思い出し、少し顔を赤くする。
伊波が帰りぎわにキスしてきたことを思い出してしまったせいだ。
けれどそれを蒸し返すと自分も彼女も照れてそれどころではなくなり、
話が進まないのが予測できたため、すぐに返事をすることにした。

「あの時はお世話になりました。おかげでしっかり休めました」
「あ、いいよ、そんなの。気にしないで」

手をぱたぱたさせて、何でもないんだからと伊波が言うと、小鳥遊が次いで質問する。

「それで俺の家がどうかしましたか?」

ズバリ聞かれた伊波は頬を紅潮させるが、慌てまではせずに何とか答える。

「う、うん…。あの日ね、宗太くんが起きる前に家のお掃除もしておいたんだ。って言っても片付けくらいなんだけど」
「ああ、そういえば覚えがないのに整理整頓されてました。まひるさんがやってくれてたんですね、ありがとうございます」
「いいの、手持ちぶさただっただけだから。えっと、それで宗太くんの部屋も勢いで触ってたんだけど…あの…その時…見つけちゃって」

そこまでで止まる彼女の言葉。
小鳥遊は焦らせはしないように出来る限り優しく質問を重ねていく。

「何を、ですか?」

問われるのは予測できていたものの、口にするにはやはり恥ずかしく、
伊波は小鳥遊にじっと見つめられ続けている時のように顔をゆでダコにする。
小鳥遊はゆげゆげとする彼女に無理はしなくても、と伝えるが、
伊波は熱を冷ませるように首を振り大丈夫だと告げてから本人にしてみれば禁断の領域を口にする。

「ぇ、ぇぇ、え、エッチな本…」
「えっ!?」

またも小鳥遊は背筋が凍るような錯覚にとらわれる。
果たしてまずいことなのかどうか、とりあえず小鳥遊の知識のデータバンクには存在しえない情報だ。
伊波が怒っている様子はないけれど、心中穏やかではないことはまず間違いはないだろう。
先ほどのような質問を伊波からしてきたのは自分が、本当は姉の梢が勝手に持ってきたものなのだが、エロ本を所持していたことが原因なのだから。
それゆえ、何と言ったものかと頭を悩ませていると、俯いたままで伊波がまくし立てる。

「べ、別に持ってたのが嫌とかじゃないの!
ただ…その…宗太くんもいろいろもっと、したいとか…あるのか気になって…」

67 :
そこまで聞いて小鳥遊はごくりと唾を飲み込む。
いくら伊波に慣れているとはいえ、眼前でもじもじしながらそんな発言をされては精神と肉体が疼かずにいられるはずもない。
それでも手が出そうになるのを理性の縄で縛り付けて何とか会話を続ける。

「い、いろいろですか?」
「う、うん。…き、キスだけじゃなくて、もっと先のこととか…」
「あー、えー…」

気のない返事をしつつ、小鳥遊は煩悩という名の本能がこれ以上膨張しないようにするので精一杯だった。
それが伊波にとっては不機嫌にさせたように見え、慌てて言葉を接ぐ。

「ご、ごめんね、無理に答えないでいいから! わ、私が知りたいだけだし!」

わたわたしながら手を振る彼女を前にして、小鳥遊は嘆息するしかなかった。
伊波は自分のためを思って慣れない話題を持ちかけてきたのだ。
であれば、それに誠心誠意答えるのが自分に課せられた使命なはずだ。
それが伊波のためなのであれば、余計な雑念など振り切って答えてみせなければならない。

「……知りたいんですよね?」
「え、あの…?」
「まひるさんは俺がどうしたいか知りたいんですよね?」

先ほどとは打って変わった様子の小鳥遊に戸惑いつつ、伊波は小さく頷く。

「は、はい…、知りたい、です…」

すると小鳥遊は一拍置いてから、伊波の目を捉えて力強く言ってみせた。

「ぶっちゃけるとしたいに決まってます!」

その宣言により少女は腰が抜けそうになるが、どうにか近場の電柱に手を置いて踏ん張る。

「ふえぇぅぇ!?」

が、少年からすればその反応は予定調和であったらしく、落ち着いた様子で言葉を続ける。

「だってまひるさんのことが好きですから」
「あ……」

優しい声だった。
何よりうれしい一言だった。

「好きな人に触れたいと思うのは当たり前じゃないですか」
「……」

彼の言う通りだ。
私だって、この人のことが好きだ。
だから、一緒にいたいと思うんだ。

68 :
「ですから手もつなぎたいし、キスもしたいです。その延長線にあるエロいこともガンガンにしたいです!」
「あ、ぅ……」

だけど、そんなことを高らかに言わないで!恥ずかしくなるから!
そう思いつつも、目はそらせなかった。
きっと真正面から見ていたかったのだ。
小鳥遊の自分への改めての言葉を告げてくれる彼を。

「だけど、急ぐ必要なんてないです。俺はまひるさんと並んで歩きたい。ただそれだけで十分楽しいですから」
「宗太くん…」

伊波は幸せだな、と思った。
世界で一番幸せかどうかなんてわかりようもない。
それでも今が人生で一番幸せだ、それは間違いなかった。
今までも小鳥遊といる時はいつもその連続で記録を更新してばかりだけれど、それでも今が一番幸せなのだから仕方ない。

「ありがとう、宗太くん」
「いえ、とんでもないです。まひるさんこそ俺のためにありがとうございます」

溢れだしたうれしさからこぼれた伊波の笑顔。
今日も見られてよかった、と少年は思った。
彼女と付き合い始めてわかったことがある。
伊波はあまり素直に笑わない。
周りに合わせた笑顔というか、手放しに喜ばないというか。
とにかく自分だけでいい気分に浸ったりするのが上手ではない。
きっと付き合う前は自分との会話でこんな笑顔を見せてくれたことはほとんどないのだろう。
でも今は違う。
楽しそうに、純粋に笑ってくれる。
小鳥遊にはそれが何よりうれしいことだった。
だから、他人から見ればマジックハンドを挟んだ奇怪な距離感でも構わない。
一番近くでこのまぶしい笑顔を浴びるのは自分だけなのだから。

69 :
「宗太くん」
「はい」
「私、がんばるから」
「一緒にがんばりましょう」
「ちょっとずつでも宗太くんに近づきたいから」

そう言って伊波はマジックハンドの柄を掴む手を緩め、握りこぶし一つ分小鳥遊と距離を縮める。

「今日は、これで…」

何かに耐えるように、はにかむ彼女。
気付いているだろうか、と小鳥遊は思う。
あなたはずいぶん前から自分から何かをしようとして、俺を殴ることはしなくなったことを。
気恥ずかしさが勝って、身動きが取れなくなっているだけなことに。
気に病む必要なんてないほどに、しっかりと一歩ずつ前に進んでいる。
だから俺は何にも苦しくはありません。
あなたが手をつないでくれるのを待つ、ただそれだけのことなのだから。

「また一つ前進ですね」
「小さいけどね」
「いいんですよ、それで」
「小さいから?」
「というより、前みたいに心の準備もないままにキスとかは流石に俺がもちませんから」
「ご、ごめんね、何か気持ちが先走ると歯止めがきかなくて…」

心底申し訳なさそうに謝る伊波を見て、小鳥遊は堪え切れずに声を出して笑う。

「そ、宗太くん?」
「まひるさんは気持ちのままに動いてくれればそれでいいですよ。俺は全部受けとめますから」

けろりと言ってのける彼を見て、心が軽くなった気がした。
好きになってよかった、伊波はそう思った。

「どうかしました?」
「ううん、何でもないよ。ただ…」
「ただ?」
「宗太くん、大好き…」
「!」

それだけ言うと、伊波は朱を帯びた顔で、えへ、と微笑んでみせる。
それを目の当たりにした小鳥遊は再び唾を飲んでから、前言撤回をするしかない、と苦笑する。
あなたから出るその言葉はやすやすと理性を飛び越えて、自分の深くにある急所に突き刺さる。
その度生まれる堪えがたい衝動に、自分は果たしてどこまで抗うことができるのやら。
だけど、こんな悩みを持てるのもまた満ち足りたことなんだろうな、そう思って小鳥遊は伊波とまた同じ道を歩き始めるのだった。


70 :
以上ですー。
キスしといて手はつなげんのかい、と思いつつも、きっと伊波のテンションがMAXまで高まった時にだけ
二人はそういった行為を行うことができるんだ、と自分でフォロー。
今回の話はラブロマっていう漫画のオマージュをしていたりします。
まあ、中途半端な感じにやっていて気づきにくい感じですが。
WORKING!!とは毛色は違いますが、あれもいい2828できるものでした。
さて、そろそろ次あたりで話をちゃんと進めようかと思います。
そのためにはせめて2、3日休みが欲しいところですが…。
そして、伊波と志保がかわいすぎて生きているのがつらい…。

71 :
GJ!
盛り上がってキタ―――(・∀・)――――!!!!
邪道?カップルもいいが、やっぱり正統カップルもいいな!
はやく小鳥遊がユータ君みたく本能に従って行動する話が
読みたいです。
職人の皆さん乙です

72 :
GJ!
ラブロマ良いですよね。バイク屋の息子×チュッパとか他のカプも好きですw
見てみると☆ネギとたかいなって重なる部分がありますね
これは近い内にみかんフラグですね分かりますw

73 :
GJ!
相変わらず萌えにそうな話をありがとう!

74 :
「た、小鳥遊くんって誰かとおつき合いした事とかって…あるの?」
「それは…男女交際という意味ですか?」
「う、うん…」
「ありませんよ。…急にどうしたんですか?伊波さん」
「ちょっと気になったの。ありがとう」
「ちなみに伊波さんは…って、そのご病気だと無理ですよね?」
「うん。まだ…」
「その…好きな人とは…最近どうですか?」
「どうだろう?難しいかも…」
「そうですか。頑張って下さいね」
「…え?」
「もしも、その相手と駄目になってまた男嫌いが悪化すると俺も困りますし」
「…うん、そうだね」
「あ、でも駄目になっても落ち込む事ないですよ。伊波さんはご病気さえなければ気遣いが出来る優しい年増だと俺も思いますから!」
「えっ!」
「あっ!…いや、その…」
「…小鳥遊くん」
「はっ、はい!」
「まだ…告白とか出来そうもないから…もう少しお世話になってもいいかな?」
「はい、伊波さんの係は俺ですから」
「ありがとう。いつか、頑張るから」
「…ゆっくりでいいですよ」
「うん。ありがとう、小鳥遊くん」

75 :
新スレにやっと気づいたので、勢い投下。
自分の過去にはこんな高校時代なかった!
ちくしょおおお!

76 :
>>45
よくやった

77 :
>>76
間違えた(´・ω:;.:...
>>75
よくやった(`・ω・´)

78 :
山田、頑張って保守します!

79 :
>>78
働け山田

80 :
最新号の妄想佐藤さんが素晴らしい。
素晴らし過ぎます。

81 :
保守

82 :
「ないいなみの日って、何がないんですか?」
「えっ!?小鳥遊くん急に…何で?」
「山田が以前言っていたのが気になって」
「なっ、ないしょだよ!」
「どうしてもですか?」
「うん…恥ずかしいもん」
「?恥ずかしいことなんですか?」
「だって……ちいさいから…」
「小さいことはいいことです!!」
「えっ?」
「よくわかりませんが、小さい事の日なんですね?」
「えーっと…そう、かな?」
「じゃあ、いい日ですね。伊波さんがちいさくてもいい日です!」
「小鳥遊くん…」
「あ、でも小さいのとないのはやっぱり違いますね」
「ひっ…ひどい!小鳥遊くんのばかっ!」
ばこーん!だだっ(殴って逃げる)
「いてて…結局なにがないんだよ…」

83 :
保守したかっただけで意味はないです。

84 :
いや、素晴らしい。いい感じにかみ合ってない。

85 :
本編にありそうな噛み合わなさだw

86 :
GJ ありそうだな〜
このスレ職人さんはあまりいないけど見てる人はたくさんいそうだな

87 :
いなみんかわいそうw
GJ!

88 :
>>86
少数の職人さんで固定化されていると勝手に思っているよ
ここ、ピクシブ、ノベリスト、ガンガンサーチに登録している個人サイトを見ておけば同人はほぼ把握できるほど狭い
そのうちの何割かは上記で被っているんじゃない?

89 :
山相がみたい

90 :
「山田さん、あんまりそうべたべたされると……」
「異性として意識しますか!? 山田にときめきましたか?」
「いやそれはないけど……邪魔っていうか」
「邪魔というほど胸はまだ……これから成長余地ありです」
「そうじゃなくて、相変わらず話をきかないなぁ」
「それにここだけの話、伊波さんよりはありますよ」
「あぁ、そうかもね……」
「な、なぜ知ってるんですか? さては……」
(いやしょっちゅう抱きついてきてるし……伊波さんはああだし……)
「相馬さん、まさかそんな目で山田を……」
「見てない見てない」
「す、少しぐらいだったら山田も興味ないわけじゃありませんし……あ、相馬さんそんな大胆な!」
「おーい、もどってこーい」
「もう、大胆すぎです! 厨房からみんな見てるじゃないですか……」
「え? ……どこでいつなにをしてる設定なの?」
「そ、相馬さんのマニアック!」
「いや君だよ!」
「えぇ? そんなことまで!? 私たちは兄妹ですよ!? 相馬さん!!!」
「兄妹違うから」
「もー相馬さん酷いです! 想像の中とはいえ……あんなことまで……
もう山田は相馬さんの妹になるしかないじゃないですか」
(何をしたんだ想像の中の俺ーっ っていうかなんで妹なんだ……)

91 :
これはうざい(※誉め言葉です)
そして相馬はもっと不幸になれ(※誉め言葉です)

92 :
ユータ君はおでこにキスしてたが
両手はしっかり志保の頭に添えていたな
ということは、そのまま唇→舌→胸(ry

93 :
それなら手は頭から肩に移動してエプロンをずらして(ry

94 :
ほっ、保守っ!!!

95 :
ヤンガンの展開にwktkがとまらない
ついにさとやちにもエロパロ妄想可能な展開が来るか…!?
今まで妄想しようにも手を出すシュガーが想像できなくて_だった

96 :
さとーはやるときはやる(※ただし、片言に限る)

97 :
さとー君がやるのは
本音ぶちまけ

え?

内心の慌てがばれないようにフォロー
ちっこい頃の回想から察するにすでに↑が様式美の域に達してる気がするんだ

98 :
以外と姉モノないんだな。期待してきたが

99 :
そもそも作品が少ない気がする。
それはそうとユータは結局臓器を売る羽目になるのか、というか売る場合は親父のだろうが。
お花畑でもやっぱり志保は志保だな。原因はユータだから自業自得だが。

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