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2012年7月エロパロ599: 【ピノコ】手塚治虫でエロパロ4【どろろ】 (613) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【ピノコ】手塚治虫でエロパロ4【どろろ】


1 :07/10/10 〜 最終レス :12/06/11
前スレがdat落ちしたので。
実は18歳だったピノコ、
実は女の子だったどろろ、
萌えの先駆者でもある漫画の神様、
手塚作品でハァハァしまくるスレpart4でごんす。
前スレ
【ピノコ】手塚治虫でエロパロ3【どろろ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1153127080/
前々スレ
【幼女も】手塚治虫でエロパロ2【ツンデレも】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128071930/
2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.arings2.com/

2 :
2get

3 :
3get

4 :
どろろー!俺は寂しいぞー!

5 :
スレ落ちてたの今頃気付いた

6 :
6get
今度は落ちませんよーに。

7 :
前スレの百どろ続きって もう永遠に来ないんすか

8 :
スレ保守と職人降臨祈願のついでに、読んでみたいSSを
みんなで挙げていこう
私は王道のBJ×ピノコはもちろんなのだが
火の鳥2772のゴドー×オルガなんかも読んでみたい
果たして機械とSEX可なのかという疑問は、未来だし手塚漫画だから無問題
あと漫画じゃないが、西武のレオとライナに最近注目してる
さすが手塚神、マスコットまでそこはかとないエロスを漂わせている。
ライナが中日のドアラに恋してる様子は、まさに手塚キャラだなあと思った

9 :
おれは「このキャラ・カプがいい」ってのは特にない
書き手さんが、それぞれ好きなように料理してくれたものをありがたく頂く

10 :
↑いや、それは分かっているうえで、あえて挙げていこうってことでしょ
保守する意味もあるだろうし、過疎ってると職人だって投下する気失くすだろうし
要望じゃなくて、職人が降臨するまでマターリ暇潰す感じでいいんじゃね
おれもBJ×ピノコ。
あと「アラバスター」の「シーン」場面をぜひww

11 :
ルートヴィヒ・Bのマリア?だっけか 小柄なネコ耳少女
めっさ可愛い 未完だからもう自由に書いて
BJなら OVA版でも個人的におk

12 :
「ミクロイドS」のアゲハたん……
登場からかなりの間全裸のままなんだ
しかも羽根つき

13 :
ユリ×ピノコを未だに待っている、俺がいる。

14 :
W3の真一×ボッコ隊長。
もちろんウサギの姿のままでなw
獣姦だって、手塚キャラならおkだw

15 :
>>14
自分も手塚アニマルならイケる口だ。
ボッコ隊長やユニコ、レオとか…ww
でも現実的に考えれば犬上しかSSが成り立たないかな

16 :
現実? そんなの関係ねー

17 :
hosyu

18 :
ttp://pinoko.sumomo.ne.jp/bj/
過疎ってる。絵師達よ来てくれー。

19 :
ここもまた過疎りはじめたなー(´д`)

20 :
職人降臨祈願age

21 :
>>14-15
ポゴはどうよ?
猿はダメか?

22 :
誰も来ないから、とりあえずポゴちゃんに挿入した奴うpしてくれないかなぁ?

23 :
俺のIDを見てくれ、こいつをどう思う?

24 :
>>23
凄く…
…ぬるぽです

25 :
ボッコ隊長のエロ絵は2,3枚あるな

26 :
とうとう師走だぜ

27 :
ファン大会記念保守

28 :
全裸で職人待ち

29 :
全裸で職人待ちage
アトムの話が読みたいが、801ネタ以外思い浮かばなくて
読んでみたいSSを希望できないorz
(因みに自分は男で、別に801ネタが好きなわけじゃない)

30 :
アトムと言えばアニメオリジナルだがアトラスとリビアンが好きだったな…

31 :
職人待ち

32 :
保守っといた方がいいのかな

33 :
保守

34 :
支援age

35 :
出でよ職人!
ちなみに趣味でぽちぽちとBJ×メルモ書いてるけど
難しいな、エロスな文章というのは…

36 :
BJ異常な愛情シリーズ書いてくれた神とか再降臨して欲しいなあ。
>>35は預言者ではなく神になれるはず・・・
その気になったらUPしてみて下さい!マターリ待ってますー

37 :
自分も頑張って何か書いてみようという気になった
うpするかどうかはわからんが。
他にも仲間きたれage

38 :
期待してます

39 :
初めまして。
ここの手塚スレでは初投下します。
需要があるのかないのかわからないですが、「どろろ(白黒アニメ版、でもノタは出てこない)」の、百鬼丸×どろろの話です。

40 :
「いつか、幸せにたどりつく」
戦乱の世は未だ終わらず、されど、その傍らで季節はめぐりくる。
白い月が表情もなく辺りを照らす夜。
とある山奥の廃屋に男が一人、座り込んでいる。
刀を抱きしめ、眼を閉じているが、どうやら眠っているわけではないようだ。ぼんやり眼を開けると、もはや形骸を留めていない窓から月明かりが差し込んでくる。
―いつまでこんな日々を繰り返すのだろう。
四十八の妖怪を倒し、自分の身体を取り戻した。しかし、その果てに何があったのか。
弟を斬りし、結果として自分が原因で母はに、そして…、どうしようもない男ではあったが実の父を…斬りした。もはや、誰とも会いたくなかった。だから、どろろとも会わずにあの村から立ち去った。

41 :
自らの手によるを考えたこともあったが、多くのを踏みしめてきた身としては、どうしてもできなかった。
野垂れにを願ったこともあった。醍醐の残党らしきものが現れた時期もあったが、さすがに侍なんかの手にかかって命を落とすのは嫌なので、適当に斬りはらっているうちに、そのうち現れなくなった。
霊も思い出すように現れた時もあったが、それさえ最近は姿を見せない。
俺がすでに人に近くなっているからかな。
自嘲のような笑みを浮かべる。だが、最後はどうしてもあの顔を思い出す。
―どろろ。
最初のうちは、うっとうしかった。でも、だんだんと傍にいないと、こっちが不安になった。あの生い立ちからは想像もつかないような屈託のない笑顔も、別れの時の胸元を隠そうとした、初めて見せた「少女」の表情も。
今はどうしているのだろう。
もう数年になる。きっと、どこかで女性として生きて、つれあいをみつけ、幸せになっているのだろうか。そうであってほしい。
自分があいつを幸せにできなかった分。

42 :
そんな物思いに百鬼丸がふけっていると、外に人の気配を感じた。破れ戸ががたがた揺れる。
反射的に刀を構える。
「おーい、誰もいないのかー!」
覚えのある声。そう、たった今、その声の主を想いだし、焦がれていた。だが、本当にあいつなのか?そんな、まさか。
「いないなら、入るぞー!!!」
昔のような大声で、されど昔とは異なる声が辺りに響く。
ぼろぼろの戸が揺れ、この廃屋の今晩の二人目の侵入者が入り込む。
小さい灯火が彼女の手の先でゆらめいている。
「あ、あ、…あ…に、き!?」
百鬼丸の想像はあたっていた。
彼の眼の前には、数年前まで共に旅を続けていた少女の姿があった。

43 :
「…ど、どろろ…なのか?」
どろろはどろろのままだった。
確かにあの頃よりも背は伸びていた。体つきも女性的になっていた。しかし、それでも、どろろはどろろでしかなかった。変わっていたが、何一つ、変わっていない。
「あ…にき?」
灯火と月光で百鬼丸であることを再確認した、どろろの次の行動は再会の抱擁でも歓声でもなかった。
衝撃が百鬼丸の右頬を、そして左頬を走る。何度も何度も。
よけることも止めさせることも彼にはできたはずだった。だが、あえてそんなことはしなかった。したくなかった。
「―何で、何で、行っちまったんだよ!」
百鬼丸の両頬を打ちながら、どろろの顔が涙でゆがむ。
「ずっと、ずっと…アニキはんだって思ってたんだぜ?」
頬の痛みが麻痺してきた頃、彼女もまた、百鬼丸のえりにしがみつき嗚咽を漏らした。
男はただ、泣きじゃくる娘の背をさすり続けた。

44 :
「…そっか、じゃ、最後の妖怪ってのはアニキの親父さんだったんだね。」
泣きはらした眼でどろろは百鬼丸の頬を今度はいたわるようにさすりながら、つぶやく。
「あんな男は父ではない。」
搾り出すような声で男は答える。
「……。」
しばし静寂が二人の間に重く漂う。
先に言葉を発したのは、どろろの方であった。
「でもさ、アニキ、どうして俺を置いていったのさ!?どうしてさ!?」
百鬼丸の胸板にどろろはしがみつく。
昔より少しは身だしなみを気にするようになったのか、それともやはり年頃になったせいか、以前とは異なる匂いを感じる。
「おまえこそ…、あの村にはいなかったのか?奴はんで、平和になったとばかり思っていたが。」
そっと、どろろの髪をなでながら百鬼丸は語りかける。
「しばらくの間はよかったけどな。」
娘は、へへへっと寂しげに笑う。
月の光がその表情に微妙な陰影をつけている。

45 :
どろろの話では一時、村は確かに平和になったが、まもなく新たな領主が現れ、そいつもまた醍醐のような悪政を強いたという。村は再び混乱に陥り、一揆を再度試みたが、今度は完全に壊滅され、多くは処刑、投獄、生き残ったわずかな者たちは逃げ散ったという。
どろろは、まだ若年ではあったが一揆の企ての主要な位置にいたため、あと少しでされそうになったが、何とか逃げ切り、各地を転々としていたという。
気が付くと灯の火は衰えてきている。
「―でさ、行く先々で日雇いの仕事やらして、旅を続けてた。ま、色々あったけどよ、へへへ。」
涙の跡のこびりついた顔をくしゃっとして笑う。どんなに辛くても、どろろは笑っている、それがこいつらしさだったな。
さらに言葉を続けようとするどろろを百鬼丸は抱きしめる。

46 :
「すまなかったな…。」
本当に久しぶりに自分以外のぬくもりを感じ、どろろの心の臓は早鐘と化す。
「い、いや、別に、その…。」
決して弱みを見せなかった男の、弱々しく震える声に、どろろもまた声がつまる。
「なあ、どろろ。俺は確かに身体を取り戻した、しかし…。」
さらなる宿命を背負い込んだ。だから、もう、誰にも会いたくなかったんだ。
わかるな?どろろ。
明日の朝、俺たちは別れよう。
お前は、いつの日か自分の居場所をみつけるだろう。しかし、俺は…。
途中から直接、どろろの心の中に百鬼丸は語りかけていた。
黒々とした樹の影がざわめくように揺れている。
百鬼丸は、どろろからそっと離れようとするが、逆に彼女に引き止められる。
腫れあがった右頬に、娘の唇がそっと触れる。

47 :
「俺はアニキがいれば、それだけでいいんだよ。」
頬に触れる唇が震えている。
「アニキと一緒に旅をしていた時、妖怪や侍の奴に追いかけられたり、村の奴らに嫌な思いをしたりしたけど、それでも、それでも…、俺にとってはかけがえのない日々だった。」
娘の嗚咽が響く。
「なあ、アニキ、…、俺、どうしても、アニキの傍にいちゃ…駄目…なのか…!?」
今度は百鬼丸がどろろを抱き寄せ、その唇をふさいだ。
いつも、どろろの先をさっさと歩いていた男の唇もまた震えていることに気付き、彼女はちょっと微笑ましくなる。
そんなどろろの心情を読み取ったのか、男は照れ隠しのように力強く抱きしめる。
―俺はおまえを幸せにできるか、わからないぞ。
―ああ、結構だ。俺は俺で勝手に自分で幸せをみつけるさ。アニキと一緒にさ。
夜風に樹々はざわめき、その黒々とした影は小屋の中に微妙な陰影をつけていた。

48 :
しばらく唇を合わせていた二人だったが、やがてどろろは意を決し、うつむきながらも、自ら帯を解き始めた。
「お、おい、どろろっ…。」
驚く百鬼丸の前で、どろろの着物が床に落ちる。晒で巻かれた胸が、月の光で白く輝いている。大胆な行動と裏腹に、どろろは両の眼をぎゅっとつぶる。
苦笑しつつも百鬼丸もまた着物を脱ぎ、それを床に敷き、どろろの身体を横にさせた。
百鬼丸の、どろろの晒を解く時のぎこちない指先や、冷静を装いながらも不器用な愛撫の姿に、彼女は男もまた自分と同じく初めてであることを察した。
アニキみたいないい男なら女なんていくらでもよってきただろうにな。
ふっと微笑むどろろの心の中を読み取ったのか、百鬼丸はどろろの唇を軽く塞ぐ。
…痛かったら、すぐ言え。
心の中に語りかける百鬼丸に、泣きたい位の愛しさを感じ、どろろは彼の背中に両腕を回した。

49 :
「はっ、は、あっ…!」
どろろの口から吐息とも悲鳴ともつかない声がもれでる。予想以上の痛みに思わず、身体を離してくれと叫びたくなる。
しかし、その傍らでこの熱情を失いたくない、それどころか、もっと感じていたいという貪欲な自分もいることに気付く。浅ましいのだろうか、いや違う。うまく言えないけど、そうじゃない、そうじゃないんだ。
ただ、アニキとともにいたいんだ。廃屋がぎしぎしと揺れる。土ぼこりの匂いや互いの汗の匂いにむせかえりそうになりながら、どろろは男の背中にしがみついた。
そんなどろろの表情に、百鬼丸は軽く口付けし、汗で額にはりついた女の髪の毛をそっとかきあげる。
「どろろ…。」
数年分の空白を埋めるように、そしてこれからの過ごす日々のためにその名を呼ぶ。
どろろの方は、ひとつの状態で自分の名前を呼ばれたことに今までにない照れを感じ、それを隠すようにわざと乱暴に百鬼丸を抱き寄せる。
「アニキ…」。
二つの影は与え合うように求めあい、貪るように愛しあった。

50 :
月の位置がさらに移動した時分。
「大丈夫…か?」
この質問を聞くのは、何度目になるのだろう。
厚い胸板に寄り添い、どろろは苦笑する。
苦痛がないわけではなかった。今も百鬼丸の存在が身体の中にあるような気がしてならない身体を物憂げによじらせる。
「まあ、大丈夫…、かな。多分。」
気が付くと自分も百鬼丸も髪がほどけ、互いの髪と髪が絡まりあうようになっている。
「…アニキ。」
「何だ?」
「もう、勝手にどっか行くなよ。」
返事の代わりに抱き寄せられ、さらにどろろは男の胸板に密着する。力強い鼓動に女は今まで味わったことのない安らぎを感じた。
「アニキ。」
「何だ。」
「ほっぺた、痛くない?」
「…痛くないわけではないぞ。」
「だったら、よければよかったのに。アニキならできただろ。」
「もう眠れ。あと少しで朝になるぞ。」
「はーい。」
窓からは月の光だけではなく、夜風も吹き込んでいたが、今宵の二人は寒さなど感じなかった。

51 :
翌朝、いつもより日が高く昇っている時分に、どろろは目覚めた。
百鬼丸の方はすでに着替えを済ませ、どろろの顔を見つめている。
「なーんだ。アニキ、起こしてくれればよかったのに。まさか、ずっと寝顔を見ていたのかよ。やな趣味だな。」
照れくささを隠すように、どろろは口を尖らし悪態をつくが、起き上がろうとした直後、とある部分に激痛が走り、顔をひきつらせる。
百鬼丸はそんな新妻の背中を無言でさすり、やがて、妻の表情が落ち着いたのを確認した後、懐から湿った小切れを取り出し、さっき、小川で浸した布だと説明した後、これで身体を拭くが良い、俺はその間に何か食い物を探してくると小屋を出て行った。
腫れぼったい眼で廃屋を出ていく男の後ろ姿に、何だ、アニキ、背中をなでてくれたのはうれしかったけど、新枕の後なんだから、もうちょっと、その、気の利いた言葉を言ってくれても良かったのにと、どろろはちょっとむくれ気味になる。
しかし、昨夜の交歓の痕跡を清めながら、小切れが川の水で浸したにしては、あまり冷たくないことに気付く。
…アニキがずっと懐に入れて温めていたのか?
夫の不器用な想いやりに、彼女は小さく笑った後、少し泣いた。
どこからか小鳥のさえずりが聞こえてくる。

52 :
廃屋の外で、捕まえてきた川魚を食べながら、百鬼丸が話を切り出す。
「なあ、どろろ。」
「何だよ。」
照れ隠しのように魚に豪快にかぶりつきながら、女は答える。
何だか数年ぶりの再会の翌日というより、ずーっとこうして日々を重ねてきた気がしてしまうのは自分だけだろうか?
「今後のことだが。」
魚を持つ手を止める。
「お前が、俺とともに生きてくれると言ってくれた後、俺はこれからのことを色々と考えた。」
今までは、野垂れにしか考えていなかったからなと、自嘲気味に軽く笑う。
そして、ひと呼吸の後、
「以前、お前に話したことがある、養い親の寿光の下で医師になろうかと思う。」
妻の顔を見つめる、彼の両眼には迷いの影はなかった。
多くのを踏み越え、さらなる宿命を背負い込んだ自分が果たして医者になる資格があるのかわからない。
しかし、この宿命を背負った身であるからこそ、医師としてできることがあるのではないか。
一方で今までの経緯を全て話した後、養父がどのような反応を示すのかわからない。あの厳しくも暖かい養父を傷つけることになるかも…。
「大丈夫だって、アニキ。」
夫の憂い顔に向かって妻は、にっと笑う。
「俺は、ずっとアニキの傍にいるぜ。」
まるで心の声を読んでいるかのような、どろろの反応に百鬼丸は眼を丸くする。
そんな百鬼丸に、どろろはアニキの顔を見ていれば心を読む術なんてなくてもわかるよと微笑む。
ああ、そうだな。そのとおりだ。泣きたいくらいの愛しさが胸の中に満ちてくる。
なあ、琵琶法師のおっさん、俺はどうやら幸せの国ってのにたどりついたようだぜ。
どこかって?こいつとーどろろと一緒にいるなら、そこは幸せの国にさ。
澄み渡る空を仰ぎ、百鬼丸は両眼を閉じる。
どろろも、そんな夫の表情に愛しさを感じ、ともに空を仰いだ。

53 :
<*>
戦乱はまだ終わらないが、それでも懸命に生き抜いた人々がいた時代。
とある村はずれに、寿光という医師が住んでいる。
数年前、長い旅から彼の「息子」がやたら元気な妻を伴い帰ってきた。
やがて「息子」は養父と同じ医師になり、戦乱で負傷した人々のために義手や義足も数多く製作したという。
そして、彼の妻は、夫の義手作りを手伝うと同時に、周囲の村と連絡を取り合い権力に立ち向かい、当時にしては珍しく、村の自治を勝ち取るに至ったという。
<終わり>
以上です。長文で失礼しました。

54 :
>>40-53
GJ!!!!!

55 :
ネ申 降 臨 !!ヽ(゚∀゚)ノ

56 :
>>40
GJ!
この二人にはやっぱり幸せになって欲しい
素敵なものを読ませていただきました
ありがとう!

57 :
>>40
神キター!!
GJ

58 :
保守しとく。

59 :
あにどろGJでしたー!
ホントにあの後こんな風に再会して幸せになってくれたらいいなあ…
すげえ素敵な話をありがとうございました!
あにどろ万歳!

60 :
>>40-53を書いた者です。
あの白黒アニメの最終回の後、百鬼丸とどろろは何らかの形で再会してほしい、そして幸せになってほしいという自分の中の願望というか祈りのような想いで書きました。
こんなに多くの方々から感想をお聞きすることができて本当にうれしいです。
ありがとうございました。

61 :
素晴らしいっす!!超GJ!
エロすくないけど、幻想的であったかくてよかったー。
どろろかわいいじゃんかよう(ノД`)
それにしても過疎ってますな……。

62 :
保守

63 :
初めてどろろにハァハァした。
手塚作品のエロって初めてだけどいいね。
もっと職人が出てくるとうれしいなあ

64 :
和登サン!和登サン!

65 :
BJ×大人の女が見たい
OVAにはエロパロに発展できそうな可愛いおなごがたくさん

66 :
保守

67 :
リボンの騎士がなかよしでリメイクされるそうだぞ!
リメイク効果で、リボンの騎士関係のエロパロが出てくるといいなw

68 :
>>67
しかしあの絵はな…。orz

69 :
あれはないわ・・・マジで・・・
侮辱を通り越してる。

70 :
頼むから 手塚治虫 の名前をはずしてくれよおー

71 :
保守

72 :
ブッダに出てくるアナンダ×リータがよみたい。

73 :
自分から和登さんを押し倒しておいて処女喪失の痛みに泣き出すツンデレ♀写楽と
悪魔のプリンセスに振り回されながらも彼女を愛する♂和登を書こうと思ってるんだが
いかんせん女体化写楽の髪型が思い付かなくて難航してる

74 :
>>73
めさ色素薄めの猫っ毛キボン
ショートでもロングでも可

75 :
>>74
サンクス!考慮に入れておく。
半日考えて黒髪ポニテもいいかなーって考えたんだ。三つ目隠さない程度におでこの出たようなの。
けど、どうしてもゴダルのハゲポニテが脳裏にちらつくのでやめようと思う…
しかし絆創膏の付いてるにょた写楽はこの板的な意味の危険に晒されそうだなあ

76 :
>この板的な意味の危険
前書きに注意を入れておいてくれればいいのでは
嫌な人はスルーするし 読みたい人もいるだろうし 
E-mail欄に sage も入れておいてくれれば尚いいよ

77 :
>>76
まだ書き手になって日は浅いけど心得てる。
女体化苦手な人もいるだろうから周囲の反応を見て投下するよ…。

78 :
流れを読まずに投下。
機を逃してしまった感がありますが、
リメイク騒動に便乗して「リボンの騎士」
フランツ×サファイア。
途中まで。甘々です。

79 :
二頭の馬が切る風は冷たく、国境の川は黒瑪瑙のようにしっとりと輝いていた。
サファイアは今夜、生まれて初めて、父親以外の男の腕に抱えられて、馬に乗った――自分の背後で
手綱を取るその人の――フランツの腕は、長くしなやかで、自分のものとは明らかに違う逞しさを
持っていた。
サファイヤの身体を支えながら、器用に馬を操ってきた隣国の王子は、海のように大きな川の畔で
その歩調を緩めた。
「この川を越せば、僕の国だ」
そう言ってフランツは、真っ暗な河流に挑もうとする勇敢な馬を、手綱を引いて止めた。
「君は、僕の国へは来たくはないだろうね……おめおめと捕虜になりに来るようなものだ」
彼の口調にはまだ刺々しさが残っている。サファイアは、恐る恐る後ろを振り返った。
「しかし、君の国に留まっていれば、いずれ君はされる。僕は君を犬させたくはないんだ」
サファイアは無言で唾を飲み、彼の目を見た。
無実の罪をなすりつけた敵として、自分の命を狙っていた人。それでも窮地から勇ましく助け出して
くれた人。そして、こうして両国が啀み合う以前には、身分を明かさぬ自分を、恋人と慕ってくれた人……。
まだ敵国の王子としての自分を恨んでいるのか、国の反逆者に囚われていたのを哀れんでいるのか、
フランツは、真剣な眼差しでサファイアを見つめる。サファイアは、急に心臓をぎゅう、と掴まれた
ような心地がして、彼から目を逸らしてしまった。
「だから僕は、どうしても君を連れてゆく」
微かに震える馬上でサファイアは、フランツのその言葉を、緊張と畏怖と、ほんの少しの甘さをもって
受け止めた。
「この道は、シルバーランドの追っ手も知りますまい。いかかでしょう、一旦、馬を休ませては」
もう一頭の馬に跨った大臣が、暗い茂みに潜む山小屋を見やりながら言った。
「……そうしようか」
信頼する側近の言葉に素直に同じ、フランツは、馬の鼻先を山小屋の方へと向けた。

80 :
山小屋は暗く埃にまみれていたが、反逆者に追われる身にとっては、かえって都合が良かった。
大臣が火を熾して、古びたランプに小さな灯りを燈すと、小屋の中に暖かな光が満ちた。
明るい場所で自分の着衣を見下ろしたサファイアは、みすぼらしいその身なりを恥ずかしく思った。
狡獪なナイロン卿に捕らえられ、石切り場で労苦を強いられていたサファイアは、王子のそれとは
似ても似つかない粗末な服を着せられ、髪や肌には砂が積もり、ぼろ布のように汚れていたからだ。
けれどもフランツは、そんなことは気にもかけていないようだった。
彼は小さなベッドに腰を下ろし、ほう、と溜息を吐いてマントを外すと、その日初めての笑顔を見せた。
「勝負はしばらくおあずけだ。今は、束の間の休息としよう」
サファイアは頷いて、ベッドの側にある小さな椅子に腰掛けた。
「すまないが、外で見張りをしていてくれないか。僕は“彼”とふたりで話をしたいんだ」
フランツは大臣にそう命じ、彼が小屋の外に出てゆくのを見届けてから、ゆっくりとサファイアの方へ
向き直った。
サファイアは今までに経験したことのない胸の高鳴りを感じていた。
それは、目の前のフランツが、いつまた自分に剣を向けるかもしれないという恐れと、ここへ来る前に
石切り場で放たれた「みんな聞いているぞ、お前は女だろう?」という言葉の衝撃、共に馬に跨って
彼の腕に抱かれた時のほのかなときめきとが混ざり合って、サファイアの鼓動を速めているのだった。
フランツは、自分に一体何を話すつもりなのだろう。
シルバーランドの国王害という無実の罪を着せたことを罵るのだろうか。こうなった顛末を問いただす
つもりなのだろうか。それとも――
サファイアは落ち着きなく身動ぎし、視線をあちらこちらへと走らせていた。
「緊張しているね」
フランツは真っ直ぐにサファイアを見て、さっきとは打って変わった優しい口調で言った。
「大丈夫、もう帽子を投げて決闘を挑んだりはしないよ」
サファイアは僅かに気を休め、フランツと目を合わせた。
「……でも」
フランツはサファイアの瞳を見据えながら、さらに言葉を重ねる。
「どうしても確かめたいことがある」

81 :
サファイアは心臓が跳ね上がりそうな心地がした。避けられない詰問がすぐ目の前に迫って、彼女の
最弱の部分を無遠慮に脅かす。
「僕が、石切り場で言ったことを覚えているかい?」
フランツの質問に対して、サファイアは、首を縦に振ることも横に振ることもできなかった。どう答えても、
自分にとって不利なようにしかならない気がした。
「僕だって、最初に聞いたときは信じられなかった……でも、今日君と一緒に馬に乗って、はっきりしたよ」
サファイアは、ごく、と喉を鳴らして、フランツの次の言葉を待った。
「君は女の子なんだね?」
頭の中で、大きな鐘の音が響いたようだった。それは、今までの人生の大半を王子として――男として
生きてきた彼女が、最も恐れていた台詞だった。そして、その秘密をこの世で一番知られたくない相手に
目の前で口にされてしまったのだ。サファイアは必で否定しようと試みたが、口元が強張って、うまく
言葉が出てこなかった。
「……何、を……」
フランツから視線を外して、せめて動揺を悟られないようにと努めながら、やっとの思いで口にする。
「何を言ってるんだ? 誰から聞いたか知らないけど、僕はれっきとした男だ。紛れもなく、シルバーランドの
王子だよ」
敗北は目に見えていた。けれど、彼の尋問を素直に認めてしまうことを、王子としての誇りが許さなかったのだ。
フランツは口角を少し上げて、まるで小さな子どもを見るような顔で笑った。
「ごらん」
そう言って、自分の上衣を捲り、片腕をサファイアの方へ差し出して見せる。
「君の腕とは違うだろう。これが男の腕だ。男の身体だ。君のその、ほっそりとして柔らかい腕は」
フランツは怯えたような瞳で彼を見るサファイアの腕を、ぐい、と掴んだ。
「君が女の子であることの、他でもない証拠だよ」
ふたりはしばらく、そのままの姿勢で対峙していた。
フランツは自身が言った通りの逞しい手で、サファイアの腕を握って離さない。
サファイアは、自分の腕にじわじわと染みてくる痛みを覚えて、我に返った。

82 :
「し、失礼な……! 放してくれないか!」
サファイアは慌ててフランツの手を振り払おうとしたが、それは適わなかった。
フランツはベッドから立ち上がり、顔を真っ赤にして抵抗するサファイアを引き寄せた。
突然のことにサファイアの足がもつれたので、彼女の腰掛けていた椅子が倒れ、けたたましい音が響いた。
「王子様、どうなさいました!?」
小屋の外から、大臣が声を上げた。
フランツはサファイアをしっかりと抱き締めながら、「大丈夫だ、何でもない」とドアの外に向かって言った。
大臣が安堵して引き下がる気配がする。
息が止まるかと思うほどの甘い驚きの中でサファイアは、上がってゆく息を必に堪えていた。
「ほら、こんなにか弱い身体の、どこが男だと言うんだ?」
フランツの囁きは、サファイアの自尊心をゆるゆると溶かしてゆく。
「違う、違うったら!」
サファイアは、それでも必に抗う。目をぎゅっと瞑り、大きく頭を振って、フランツを引き剥がそうとする。
けれども彼女が離れようとすればするほど、フランツは抱き止める力を強くし、サファイアの身体を
腕の中に絡め取ってしまう。
「そんなに言うなら……確かめさせてもらうじゃないか」
「何を……」
フランツはサファイアの簡素なシャツをウエストのあたりから捲り上げ、その中に素早く手を入れた。
「!!」
サファイアは息を飲んで身を硬くした。
フランツの手は、彼女の脇腹をするりと抜け、胸元まで一気に這い上がった。
「いやっ、何す……」
肩を捩って逃げようとするサファイアを強引に抱き寄せて、フランツは、シャツの下に潜んでいた小さな
胸の膨らみに手を当てた。
それは暖かく、柔らかく、確かな丸みを帯びていて、サファイアが紛れもない女の身であることを証明
していた。
フランツはサファイアの目を見た。
サファイアも彼の瞳を見て、ふたりは一瞬、しっかりと視線を交わした。
サファイアは僅かに唇を動かして、自分の乳房に触れたフランツに何かを言おうとしたが、声にならなかった。
《続く》

83 :
以上です。失礼しました。
続きはいずれ。

84 :
続きまってます!!

85 :
おお!久しぶりの投下
続きが気になるお(*´Д`)

86 :
ネ申キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
続きwktk!!

87 :
フランツなんだかカッコヨス

88 :
思いのほか早く書き上がったので、投下します。
82の続き、フランツ×サファイアです。

89 :
フランツの手は、柔らかな脂肪の丘をたどり、丸く包み込むように撫で回す。
手のひら全体で優しく掴み、皮膚の感触を確かめるように、指先でやわやわと捏ねる。
サファイアは、胸元からじわりじわりと上ってくるくすぐったいような甘い刺激に、思わず息を吐いた。
緊張と上がってゆく体温のせいで唇が乾き、頬が強張る。
フランツの顔を見ていることができなくて、目を閉じ、彼の手の感触だけに官能を任せる。
フランツは少しずつ指に力を込め、小さな乳房をゆっくりと揉みしだいていった。
そっと指を沈める度に、それは僅かに膨張して、手のひらに伝える温度を増してゆく。
そして彼の手の中で、乳房の頂にある小さな蕾が、次第に硬く尖っていくのが分かる。
フランツは徐々にその蕾を絞り込むようにして、周りの柔肌を揉み込んでいった。
サファイアはほんの少し眉を寄せ、唇を戦慄かせながら、この甘美な刺激に耐えている。
硬く熟した蕾の先を親指の腹でそっとかすめると、サファイアの肩がひく、と動いた。
フランツは親指と人差し指で、その小さな蕾をきゅ、と摘まみ上げた。
「あぁぁっ!!」
サファイアは高い声を上げて、その身体を震わせた。
彼女が、乳房を弄られて感じてしまっている証だった。
フランツはシャツの下に差し入れていた手を、すっと抜き取った。
肩透かしを食ったように瞳を揺らすサファイアを見つめながら、フランツは、
「……君が、自分を女の子だと認めるなら、もうこんなことをするのは止める。僕は君を苛めたいわけじゃ
ない。……さあ、本当のことを言うんだ」
サファイアは、すぐ目の前にあるフランツの顔を見た。
フランツは熱っぽいふたつの瞳で、彼女を真っ直ぐに見据えている。
彼に何かを言えるような気はしなかった。もう、自分が女だとか、男だとか、王子だとかいうことは
問題ではなかった。自分の胸に触れた彼の手は暖かく、優しく、はっきりそれと分かる熱情を身体の
芯に燈してしまったのだ。
彼に触れて欲しかった。焦れている自分の身体に、もっと、もっと、深く入り込んできて欲しかった。
サファイアはどうしていいか分からなくなった。流れている時間はほんの一瞬でも、彼女の脳裏には
様々な思いが押し寄せては消えてゆく。
ああ、自分が普通の少女であったなら、こんな風に迷い、苦しむことはないのだろうか。
それとも、女の子と呼ばれる生きものは皆、同じように、息もできない切なさに翻弄されるのだろうか。

90 :
サファイアは、無自覚のうちに首をふるふると横に振っていた。
何がそうさせるのか、彼女の唇は震え、目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
「サファイア」
フランツが彼女を名を呼ぶ。サファイアは潤んでしまった瞳を隠そうと、瞼を閉じた。
「サファイア」
サファイアは睫毛の根元に涙を滲ませたまま、首を振り続けた。ずっとこんな風に、名前を呼んで
欲しかったのだ。彼が恋をした乙女は、名もない自分の分身……どんなに近くにいても、思われている
ことが分かっていても、愛を語ることも、身を寄せ合うことも、名乗ることすらできなかった。
サファイアの閉じた瞼から、涙が一すじ零れ落ちた。
フランツは彼女の顔を両手で挟んで、親指で涙をそっと拭ってやってから、その唇に口づけた。
サファイアの唇は一瞬、驚いたように微かに動いて、それでも柔らかく重ねられるフランツの唇を
静かに受けた。
しばらくそうして唇を合わせてから、フランツはサファイアの身体を、まるで子猫でも持ち上げる
ように軽々と抱き上げた。
突然に自分の身体が宙に浮いたので、サファイアははっとして手足を縮めた。見上げるフランツの
顎や喉の線は、彼自身が言ったとおり、サファイアのものとは全く違う形を描いていて、背中と
膝の下に差し入れられた彼の手は、暖かくて力強かった。
サファイアは徐々に手足の力を緩め、フランツの腕に身を任せていった。
フランツは、先ほどまで自分が腰掛けていた小さなベッドに、サファイアの身体をふわり、と下ろした。
ベッドは木製の簡素な作りで、いつも彼らが寝台にしているものとは大きく違っていたが、
内に抱いている愛情だとか、高揚だとかを、どう表現して良いのか図れずにいる若いふたりにとっては、
むしろ相応の塒かもしれなかった。
サファイアはそのほっそりした肢体をベッドに横たえ、不安げな瞳でフランツを見上げている。
フランツはベッドに片膝を乗せ、サファイアのシャツの下にそろそろと両手を差し入れていった。
彼女は、さっきのように抵抗する素振りを見せたり、拒絶するような声を上げたりはしなかった。
その代わりに、小さな肩をもっと小さく縮めて、これから起ころうとすることへの緊張をひしひしと
伝えてくる。
フランツは、まるで瑞々しい果実の薄皮を剥ぐように、ゆっくりと、優しく、サファイヤのシャツを
捲り上げ、上半身から抜き取った。

91 :
ランプのおぼろげな光に照らされたサファイアの身体は、白く清らかで、柔らかな陰影を描いていた。
サファイアは両腕を胸の前で交差させて、彼の目から自分の胸元を隠そうとした。フランツはその腕を
解いて寄り添い、首筋に口づけ、片手で短いスカートの端を引っ張った。
「あ……だめ、だめ……!」
フランツが何をしようとしているのか悟ったサファイアは、フランツの手を握り、必でその進行を
止めようとする。
「あまり大きな声を出すと、外の大臣に聞こえてしまうよ?」
意地悪くそう言って、フランツはサファイアの手を外させた。
「あぁ……」
サファイアは自分で自分の肩を抱き、恥じらいに頬を染めながら、フランツの視線を避けようと身を
くねらせる。その仕草は、初めてのことに戸惑う乙女そのもので、かえってフランツの欲情を煽るのだった。
粗末な布でできたスカートを取り去ってしまうと、小さく薄い布だけを腰に纏ったサファイアの、伸びやかな
全身が現れた。そのほっそりとして一点の汚れもない身体に、フランツは思わず溜息を吐いた。
自らもシャツを脱ぎ、サファイアの初々しい熱情が待つベッドの上に跨る。
フランツは、かつて感じたことのない滾りを身の内に覚えていた。
フランツは両手でサファイアの乳房を包み、壊れやすいものを扱うように、じっくりと揉んだ。
手を動かす度に、その丸みの先にある蕾が、硬く熟してゆくのが分かる。
「ん……んっ」
サファイアは目を閉じ、喉の奥から甘えたような媚声を上げている。
フランツは蕾を絞り上げるようにして乳房を揉みしだき、その小さな果実が苺のように色づいたのを
確かめると、それを徐に口に含んだ。
「あぁっ!」
敏感な部分にしっとりとした唇と舌の感触が走り、サファイアは高い声を上げた。
フランツの唇はそこを軽く挟み、誘い込むようにして吸い立てる。舌を転がして舐め上げ、淡い桃色の乳暈を
舌先で辿ってゆく。

92 :
サファイアはもう、何も考えられなくなっていた。
フランツの手と口で与えられる淫靡な刺激に上せ、知らず知らずのうちに嬌態を曝してしまっている。
唇から零れる声は細く、甘く、彼の行為に感じてしまっていることをはっきりと示していた。
逆らおうと思えば、できたのかもしれない――けれども彼女は、初めて男性の手によって与えられた官能の
触手から、逃げることはできなかった。
そこには、王子としての誇りや、護らねばならない自国のこと、母と交わした約束などは、寸分も存在していなかった。
さっきまで自分を取り巻いていた羞恥の心すらも消えようとしていた。
サファイアの、たった今花開いたばかりの瑞々しい本能は、彼女の身も、心も、思考すらも押し流してしまったのだ。
彼女の中に残されたのは、女性だけが味わうことのできる真の悦び……それだけだった。
フランツの片手がそろそろと腹部を伝い、サファイアの腰のあたりまで下りていった。
その手は薄い下着の中に入り込み、サファイアの、まだ誰も触れたことのない秘めたる場所へと進んでゆく。
フランツの指先が、ぴたりと閉じられた秘谷の緒に触れた時、サファイアの身体はぴくん、と跳ねた。
そこは既に、しっとりとした熱を帯びていたものの、侵入者を拒むように固く結ばれていた。
サファイアは怯えたように目を瞑っている。けれどもその表情には、ほのかな期待の色が見え隠れしていて、
彼女が次の刺激を待ち侘びていることを物語っていた。
フランツは中指の先で、その谷間をそうっと撫でた、
サファイアの身体がまた反応する。指先を往復させて秘裂を割り、中に潜む花芽を探り出してゆく。
サファイアの秘部からは、彼女の愛欲の証がじわじわと染み出してきていて、それは花芽を弄ろうとする
フランツの指にぬるりと絡み付いて、その動きを滑らかに助ける。
中指の腹で芽を擦ると、サファイアが腰を浮かせて高い声を上げた。
「ああぁ……っ!!」
「サファイア……感じているんだね?」
フランツが耳元で囁くと、彼女は喘ぎ声の合間から、必に否定してみせる。
「んっ……ち、違……ぁ、ああっ」
彼女が紡ごうとする言葉と裏腹に、その声色はますます甘さを増してゆく。執拗に悪戯を繰り返すフランツの指に、
サファイアの淫らな愉悦は今にも極まろうとしていた。
フランツは一旦そこから手を離し、彼女を包んでいる最後の苞に手を掛けた。
薄い布地でできた下着には、うっすらと透明な染みができていて、サファイアが愛欲に溺れきっていたことを
示していた。
それはするりと彼女の両脚から抜け、儚い音を立ててベッドの上に落ちた。
全ての衣を剥ぎ取られたサファイアは、たった今、泡から生まれたばかりの女神のように美しかった。

93 :
フランツは腰のサッシュを解き、ズボンと下着を脱ぎ捨てて、サファイアの上に身を乗せた。
荒い息に上下するサファイアの胸元を見やりながら、その両膝に手を掛け、ゆっくりと開いてゆく。
彼女の身体からは力が抜けきっていて、フランツは容易に、サファイアを無防備な姿にすることができた。
明るみに曝されたサファイアの秘部は、彼女自身の愛液でぬめぬめと潤み、ふっくりと膨らんでいた。
フランツは中指を伸ばして、ひたひたとした花弁を捲り、愛欲の洞へと侵入させていった。
充分に潤ってはいるものの、そこはまだ無垢な固さを残していて、フランツの劣情を躊躇わせる。
それでも彼女から溢れ出る淫欲は、彼の指を飲み込むように誘い、いやらしい肉襞のうねりをもって
受け入れてゆく。
フランツは突き入れた中指を何度も往復させ、そこに淫猥な刺激を送り込む。くちゅ、くちゅ、という
水音が狭い部屋の中に充満する。
「あっ、あっ、あ……ぁぁ……ぁぁ」
サファイアは腰を揺らめかせて、その快感に翻弄されている。
サファイアの洞はひくひくと疼き、粘った蜜を溢れさせていた。
肉壁は次なる快楽を求めるように膨張し、蠢いている。
フランツはたまらなくなって、そこから指を抜き、とっくに硬く屹立した彼自身に触れた。
サファイアは、愛欲に潤んだ瞳で彼を見上げている。
眉を切なく寄せ、薄く開いた唇から熱い息を漏らし、何かを伝えたそうな表情を見せる。
フランツはサファイアの目を見ながら、自身の張り詰めた尖端を、彼女の入り口にあてがった。
サファイアの睫毛が震える。
「もう一度聞こう……サファイア、君は……女の子なんだろう?」
「……違……う……」
「……悪い子だ」
フランツはサファイアの腰を抱え、ゆっくりと彼女の中に押し入った。
そこは非礼な侵入者を通すまいと、幾重にもなった襞を硬くして拒もうとする。
それでもひたひたと溢れた蜜が手助けし、閉ざされた門が少しずつ開かれ、彼の侵入を許してしまう。
「い……痛い……っ」
サファイアの身体に、破瓜の痛みがじりじりと刻まれてゆく。

94 :
フランツのすべてがサファイアの胎内に収まると、彼の中に痺れるような快感が走った。
サファイアの襞は彼自身をねっとりと包んで、絞り上げるように舐る。
自分と同じく高貴な立場にある身、しかも自分を男だと偽って譲らなかった彼女に対する征服欲と
ほのかな憧れ、いつからか宿ってしまった愛慕の念が渦巻いて、喩えようのない愉悦とともに
身体の中を駆けてゆく。
フランツはゆっくりと腰を引き、また進めて、サファイアの中を何度か往復した。
サファイアは苦しみに耐えるような表情で、唇を噛み、その行為に耐えている。
それでもじっくりとした往復を繰り返すと、次第にサファイアは、あえかな声を発し始めた。
洞の中はますます潤み、膨らんだ襞はフランツの陰茎にじわじわと絡みつく。
フランツが耐えられなくなって腰を大きく動かすと、サファイアは首を仰け反らせて高い嬌声を上げた。
「あぁぁっ……んあああぁぁぁっ……!」
その声には快感を得た悦びの色が混じっていて、フランツは激しく腰を打ちつけ、湧き上がるような刺激を
貪った。
ふたりの交わる音と吐息が、部屋の中に充満してゆく。
重なり合った影はゆらゆらと揺れ、少し離れては結合し、跳ね返ってはまた吸い寄せられて、その度に
サファイアの喘ぎ声は乱れ、フランツの息は速まっていった。
「う……ぅぅ……もう……!」
フランツは高まる滾りを抑えられなくなり、自分自身を激しく往復させた。
サファイアはぎゅっと目を瞑って唇を開き、彼の最後の瞬間を全身で受け取る。
刹那、それはサファイアの中でびくびくと律動し、溶けた熱の塊を噴出した。
大きく息をしながら吐出を続けるフランツを、サファイアは不思議な気持ちで見つめていた。
頭の中にぼうっと霧がかかったようになって、夢の中で波に揺られているような、ふわふわとした心地よさが
全身を包んでいた。自分の身に何が起こったのか、まだ完全には理解できていなかったが、それでも、
フランツと結ばれたのだという喜びはふつふつと沸いて、心の中に少しずつ幸福の色を広げていった。
ふたりはそのまま、手を取り合い、身を寄せ合って、静かな眠りについた。
サファイアも、フランツも、この幸せな時が永遠には続かないことを知っていた。
いつ大臣が、追っ手の襲来を告げるかもしれず、もしかしたらたった今愛を交わしたはずの相手も、目覚めた
その瞬間には、また仇として自分に刃を向けてくるかもしれない。
運良く無事に国境を越え、フランツの国へ辿り着いたとしても、彼らは番として認められることもなければ、
人々に祝福されることもないのだ。
いつの間にかランプの灯は消え、ふたりを漆黒の帳が包んでいる。
たゆたう夢の中でサファイアは、守るべきものがひとつ欠けたような、増えてしまったような、奇妙な悲しさを
覚えていた。
《終わり》

95 :
以上です。
長くなってしまってすみません。
読んでくださった方、ありがとうございました。

96 :
楽しかったよありがとう…!次の仕事にも期待してます!
笑顔動画でアニメの三つ目がとおる見てたらみなぎってきたから何か書くかも。
やっぱ和登さんと写楽のコンビはたまんねえわ…
あと微妙にスレチで申し訳ないんだが、
アニメだとボルボック編の吾助ポジションで三つ目幼女が出てるってマジ?

97 :
OVA版のBJのがいいな…

98 :
            。    。
             \   /
キタ━━━━━━( ∀ )━━━━━━!!!!
神だ・・・すごすぐる

99 :
あげてしまった・・・吊ってくる

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