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2012年09月エロパロ616: (マーチ)ガンパレードシリーズのエロ小説その1(オーケストラ) (326)
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(マーチ)ガンパレードシリーズのエロ小説その1(オーケストラ)
- 1 :2009/01/06 〜 最終レス :2012/08/11
- 無かったので立てました。
- 2 :
- ありゃ、アルファシステム総合ってもう落ちてたんだな
- 3 :
- >>2
11月の半ばくらいに新スレが即したのが最後じゃないかな
- 4 :
- 糞スレ立ててんじゃねぇ
この蛆虫が
- 5 :
- >>1乙と言ってみるテスト
- 6 :
- ふと瀬戸口と壬生屋でぐっちょぐちょの小説見たくなったんだが
どうやって探せばいいんだ
- 7 :
- エロパロ保管庫のゲームの部屋→アルファシステム作品の部屋
でじっくり探してみればいいんじゃまいか
ところで俺は即したアルファスレ5の>>1なんだけど、前スレに誘導つけなかったことには深く反省している
これからはスレの残り容量を考えて投下しようと思った
あと黒百華続き書いたらみてくれる人イルー? ……いやまあ、書けたら勝手にまた来るわ
- 8 :
- 待っているよ!
- 9 :
- >>7
是非読みたいです
次の生贄はやはり石田隊長なのだろうか
- 10 :
- ほしゅ
- 11 :
- スレ立て乙
黒百華も期待してます
- 12 :
- >>1乙!
絢爛や式神はだめぽ?
- 13 :
- よいではないか 保守
- 14 :
- >>7
あれエロかった。まじありがとう
ガンオケ白をあのメンツではじめてモヤモヤしてる。
- 15 :
- マーチ完結記念age
- 16 :
- オケ白の章限定で悪いんだけど
男子
岩崎、上田、竹内、谷口、野口
女子
工藤、山口、横山、吉田、渡部
以上の奴らはキャラ把握してるんで書けると思う。
こいつらで読みたい組み合わせとか色々あったら書いちゃって下さい。頑張るから。
- 17 :
- 岩崎×横山っていいと思うんだけどな。
「ど、づ、どど、どうして貴方という人は、すぐそうやって心にもないことをっ!」
「ええっ。心にもないだなんて。全部本当さ。誰が見たって君は美人だよ、うんうん」
とか。
横山の「調教していたつもりが調教されていた……? いやそんなまさか……」のセリフとか、色々納得できると思うんだ
- 18 :
- 自分は上田×横山。
お互いのイベントが結構噛み合うと思うんだよなー。
まあ、初期値が最悪だけど。
というか、かわいいよね横山かわいいよね。
相手が誰と限らず。
- 19 :
- 横山人気なんだねー
上田×横山は保管庫にあるから、岩崎×横山書いてみたいな。
待ってて。
- 20 :
- ワクワクテカテカ
- 21 :
- hosyu
- 22 :
- 俺も石田中隊長に叱られたい
- 23 :
- 過疎っぷりにフイタw
- 24 :
- >>22
さぁ、俺と一緒に青森へ行こうか
- 25 :
- >>24
俺も混ぜてくれよ。
- 26 :
- 保守。
eraのガンパレバリアント作成中なんだが中々進まないぜ。
- 27 :
- マーチはアホみたいにハマったのう。懐かしいのう…。
それにしても、寂しいのう…。
枯れ木も山の賑わいと言うし、何か投下するかのう。
- 28 :
- …誰もおらんようじゃのう。
したっけ、投下するなら今じゃのう。
【投下ネタ】
マーチで性格黒めなあっちゃんが、5121小隊の女性とうふんあはん。
NGワードは「鬼司令あっちゃん」で。
- 29 :
- 速水は「そろそろ、生き方を変えようかな」と思った。
これまで、自分自身はもちろん、舞で幻獣完全撃滅プレイや、来須で絢爛舞踏や、
田辺で玉の輿プレイや、中村でソックスハントも経験した。
再び速水に戻った以上、ファーストのようなぬるい学園生活に別れを告げて、
勢力を増す幻獣どもと戦いながら、ドキドキの学園生活を満喫したっていいじゃないか。
その過程で、気に入った娘と、この部隊と、この国を守ってやればいいのだろう。
今までとは少し違った学園生活を、楽しもうじゃないか。
後に、史上最悪の小隊司令と呼ばれる、青ではない、黒の厚志誕生の瞬間だった。
「僕も、頑張らないとね」
【ルールまたは注意書き】
・5121小隊の結束を固めるため、隊員(主に女性)との友好関係を深める
・司令と隊員の間はもちろん、隊員間の友好関係の維持促進にも努力する
・幻獣には負けないように、それなりに力を入れる
・仕事をがんばってくれた隊員には、積極的にご褒美をあげる
- 30 :
- 田代が突き出した腕から、ウサギのキーホルダーを受け取ったのがきっかけだった。
素直に受け取り、例を言う。
「ありがと」
田代はあさっての方向を向いたまま、無言。
「……昇進祝い?」
田代が、小さくうなずく。
「……ウサギ」
田代は、きっとにらむと、光る右ストレートで速水を殴って、肩を怒らせて去っていく。
はずだった。
速水が、見事に避けなければ。
「な!?」
避けられると思っていなかった田代の目が、驚愕で見開く。
避けた速水に追い討ちをかける田代。だが、速水は田代のパンチを次々にかわす。
「よ、避けるな!」
「そんなこと言ったって!」
いくらなんでも、喜んで殴られる奴はいない。
しかも、殴られる理由が、昇進祝いにウサギのキーホルダーを受け取った。という
ものなら、なおさらだ。
「ま、待ってってば!」
速水の声も聞かず。田代の拳は、だんだん剣呑なものになっていく。
「クソッ!ちょこまかと!」
突き出された田代の拳を、身体を開くことでかろうじて回避する。速水もそろそろ、
余裕がなくなってきた。
「逃げるな!男ならちゃんと勝負しろ!」
プレゼントを受け取っただけのはずなのに。いつの間に勝負になったんだ?
避けきれなくなった速水が、繰り出されたパンチを受け流しながら。
「だって、女の子を殴るなんて、できないよ!」
「ば、馬鹿野郎!恥ずかしいこと言うな!」
一体、僕にどうしろと?
- 31 :
- このまま互いの体力がつきるまで、延々とほぼ一方的な殴り合いを続けるわけにも
いかないので。
速水は、田代の拳を懐に入ってかわしつつ、田代の勢いをうまく生かして、脚払いを
かける。勢いよく地面に倒れることがないように、手首をそっとつかみながら。
ふわっと地面に倒された田代の上に、速水が跨って。
何が起きたのかわからずに、あっけに取られている田代のおでこに。速水の拳が、
こつんと当たる。
勝負あり、一本!
審判がいたなら、そう宣言したであろう。
だが、実際は。
田代は、身体を起こしてから。じっとこちらを見た後、その目に涙を浮かべた。
「ふぇぇん……」
泣き出す田代。
戸惑う速水。
というか、僕が悪いんですか?この状況は?
しかし、田代が泣いている。という状況は動かしようがなく。
「た、田代さん!?」
「ふぇぇん……」
普段の威勢のよさはどこへ行ったのか。まるで親に酷く叱られた娘のように、か弱い
声で田代は泣き続ける。
女の子がよくやる、正座の下側の足を外側に出してお尻を地面につける座り方のまま。
これは、善行を蹴落として司令に就任し、万翼長に昇進した僕への罰ゲームか?
でも、こんなときに男が取れる行動はひとつしかない。
あやまる。
「ご、ごめんね。田代さん」
田代は泣き止む気配が無く。
周囲を通る尚敬高校の女子生徒たちの視線が痛い。
速水は田代の手をそっとつかみ、立たせようとする。
一応、立った。
田代の片手は頬に添えられて。もう片方の手は、速水が引く。
このまま、ここで衆人の晒し者になるのだけは避けたい。
引けばついて歩いてくれるようなので、とりあえず田代を司令室へと連れていく
ことにした。
まあ、間違いなく、明日の教室の噂はこの件になるだろうな。
- 32 :
- 司令室は、事務官の加藤も不在で無人だった。
こんな姿の田代を衆目に晒すわけにもいかないので、とりあえず扉に鍵をかける。
それにしても、驚いた。
あの田代が、こんな姿を見せるなんて。
椅子に座らせて。少し落ち着いてきた田代に、速水は精一杯優しい声で話しかける。
「ごめんね、田代さん。その、痛かった?」
田代は首を横に振る。
「……そ、その……」
やたらとか細い声で。
「……あ、あやまります。あやまりますから……」
普段とまったく異なる口調。
「その……おしおきは……やめてください……」
はじめ、その言葉の意味がわからなかった。
だが。
あまりにも弱々しい田代の姿を見て、速水の心の中で何かがささやく。
「意外と可愛いところがあるじゃないか。せっかくだから、美味しくいただいちゃおうかな?」
どうやら、悪魔。
だが、そんな悪魔のささやきを押しのけるかのように、別の声が聞こえてくる。
「何を言ってるんだ!こんな田代の姿を見て、他に思うことは無いのか?むしろ、ここは、
もっといじめるべきだろうが!」
結論。どちらも、悪魔。
速水は田代の視線と同じ高さになるようにかがむと、田代の前に顔を突き出した。
瞳を涙で潤ませた田代が、こちらを見ている。
まるで、何も知らない初心な生娘のような表情。
すべてを、奪ってしまいたい。
速水は、口の端に笑いを浮かべる。
「ダメだよ。いけない子には、おしおきが必要だね」
脅えた田代の表情を楽しみながら。そのまま、田代の唇を奪う。
- 33 :
- 抵抗はなかった。できなかったが正解かもしれないが。
田代の身体は硬直している。あまりのことに、思考が追いつかないらしい。
田代の下唇を吸うようにして味わうと、少し開いた口の中に、舌を差し込む。
田代の口腔内へと侵入した速水の舌が、田代の舌にあいさつをする。
はじめは反応がなかったが、やがて、ややぎこちなく、速水の舌に田代の舌が答える。
田代の舌を貪るように蠢く速水の舌に、田代の舌はされるがままになっていた。
田代の呼吸が徐々に荒くなるのを感じた速水は、絡めていた舌と唇をさっと引き離す。
唾液が速水と田代を結び、名残惜しそうに最後に離れていく。
離れた瞬間、田代が切なそうな声を発したのを、速水は聞き逃さなかった。
「ねえ、田代さん?」
「はい……」
「おしおきされてるのに、なんでそんな声を出すの?」
「あ、あの……」
田代の顔がどんどん赤く染まっていく。
その姿に、速水の中の嗜虐的な性質が膨れ上がる。
「もっと、キツいおしおきが必要かな?」
「……え?」
田代が速水の言葉の意味を理解する前に、田代の唇を塞ぐ速水。
そして、今度は両手で田代の胸に触れる。
びくん!と身体を硬直させた田代。
これまでの言動からすると、暴力的なおしおきをされたことはあるようだが、こういった
性的なおしおきは未体験だろう。
そう値踏みした速水は、あくまでもソフトに田代の胸を愛撫する。
予感は的中したようで。田代の目は恐怖から戸惑いに変わり、今では呆けている。
口が塞がれているので、呼吸は鼻でするしかないのだが、田代の呼吸が乱れてきて。
制服の隙間から、手を侵入させると同時に、するすると脱がせていく。
肌に直接触れられていることに驚く田代だったが、自分がすっかり下着姿になっている
ことに気づくのは、もう少し後のこと。
速水の手が、ブラ越しに田代の胸に触れる。
微かに、先端の感触が感じられるので、そこをじっくりと愛撫する。
そこは徐々に隆起して、硬くなる。
- 34 :
- ピンク色の可愛らしい田代のブラを、背中のホックを外してゆるめる。
できた隙間から、硬くなった先端に直接触れる。手のひらは乳房全体を愛し、指先の
腹で乳首を軽くつまみながら、揉みほぐす。
ようやく、自分が脱がされていて、きちんと身に付けた服がアンダーショーツしかない
ことに気づいた田代。声をあげようとするが、口は速水が塞いでいるので「んー!」と
篭った悲鳴しかあげられない。
不意に、速水の唇が田代の口を塞ぐのをやめて。
「何をするの?」と聞こうとした田代の視界に、自分の胸へと顔を近づける速水の姿が映る。
「あ、は、速水、く……んッ!」
問いかけようとする間もなく。速水の唇は、田代の右の乳房の先端を、そっと包み込む。
先端の、さらに先端に触れる舌先。
「ふ、あ……あン!」
指とは違う新たな刺激に、それまで塞がれていて出なかった口から、自分でもびっくり
するくらい艶のある声が漏れて。
ちらっと見上げた速水の目が、少し喜んでいる。
左の胸は速水の右手。右の胸は速水の口と舌。そして、下腹部に速水の左手が伸びてくる。
ショーツの生地越しに、速水の指が田代の秘所を探るように動く。
「だ、ダメ。は、速水く、ん……や、やめて、ください」
すっかり乙女と化した田代が、精一杯の勇気を出して、速水に呼びかける。
「田代さん……」
にっこりと笑う速水。
「そこでそのセリフは、逆効果だと思うよ」
「う……」
田代の目に涙がたまる。
泣き出す前に。
「昇進祝い。僕、嬉しかったんだよ」
速水の思わぬ言葉に、田代の涙が一瞬とまる。
「なのに、なんでああなっちゃうかなぁ……」
「ご、ごめんなさい……」
あやまる田代。
まあ、照れ隠しに殴りかかる。というのは、普段の田代からすると、らしいのだが。
- 35 :
- 速水は、田代の眦にキスをして、涙をぬぐう。
「おしおきのつもりだったけど。やっぱり、お礼がしたいな」
田代の唇が、再び塞がれる。
速水の手が、田代の最後の砦を脇へとずらし、秘所に直接ふれる。
声を出したくても、出せない。
割れ目をかきわけ、肉襞とその奥の入り口にたどり着くと、そこは男を受け入れる
ための準備が整っていた。
速水の指が、しっとりと濡れる。
唇を離すと、その指を田代の前に持ってきて、指と指の間にできた愛液の糸を見せ
つける。
「田代さんも、喜んでくれているみたいだし」
田代の顔が一層朱に染まる。
まあ、やってることは、おしおきと何も変わらない。
「じゃあ、おねだりしてね」
「おね、だり?」
田代が聞き返す。
「ご主人様。私を愛してくださいませ」
「あ……」
普段の田代なら、絶対に言えないようなセリフ。
速水は、それを言わせようとしている。
当然、田代はそれを言えない。
はずだった。
田代の唇が、何度か開閉してから。
「ご、ご主人、様」
途切れ途切れに。
「わ、私を……あ、愛して、ください。ませ」
耳まで真っ赤に染めながら、速水の要求したセリフを田代は言い切った。
「よくできました」
速水は微笑むと、田代の最後の砦に手をかけて、するりと脱がせた。
田代の恥ずかしい所が晒されている。
- 36 :
- 空気にふれたから、ひんやりとした冷たい感覚が襲っているのだと、田代は思った。
だが、視界を自分の下腹部にうつすと。
自分の足の付け根に、顔を埋めている速水がいて。
ぺろり。
「あ!」
田代の身体が硬直する。
状況を把握するまで、かなりの時間がかかって。
その間、速水はずっと、田代の秘所を指と舌で丹念に愛撫していた。
そして、気づく。
「や、やめて。ください。あ、あたし……」
整備の仕事を終えた直後だったから、汗もかいたし、油だって身体についてる。
キレイじゃない。
速水は視線だけ田代に向けて、行為自体はまだ続けている。
「あ、汗、かいてるし、その、汚い――」
続けようとした田代の、陰核を速水が舌でつついた。
言葉が、途切れる。
普段ですらあまり触れたことのない部分を、速水の舌が愛していて。田代の身体は、
これまでに感じたことのない甘美な感覚が駆け巡っている。
思考が溶けて、自分の身体が自分の身体ではないような感覚になる。
気がつくと、速水の顔が田代の目の前にあった。
「ご主人、様……」
そんな言葉が、自然と出る。
「キス、して、ください……」
速水は微笑んで。
「それ、おねだり?」
田代は頷く。
「可愛いね。香織」
初対面のときに、絶対に呼ぶな。と言ったはずの下の名前で呼ばれて。
田代の胸を、電撃のような衝撃が襲った。
嬉しい。
喜ぶ田代の唇を、速水の唇が塞ぐ。
- 37 :
- 「そろそろ、もらっちゃっていいかな?」
そう言いながら、速水はズボンのベルトに手をかけている。
何が行われるか、一目瞭然。
田代は、小さく頷いた。
「あ、あたし、初めてで……」
言うのも恥ずかしかったが、あまり乱暴にされては、速水を拒否してしまいそうだったから。
そんな田代の言葉に、速水は田代のボサボサな髪をなでながら。
「大丈夫。わかってるよ」
と、優しく頬にキスをした。
体格から言えば、田代の方がやや大柄で。線が細いはずの速水が。
軽々と田代をお姫様だっこ。
あっけに取られている田代を、司令の椅子に座らせる。
こちらの方が、事務官の椅子よりは座りやすくて。
肘をかける部分に脚をのせられて、大きく脚が開かされていることに田代が気づく前に。
速水は、田代の中へと入ってきた。
しかも、一気に。
「痛!」
強い痛みが田代を襲い、つながった場所からズキズキと痛みが襲ってくる。
でも。
一気に貫かれたのが幸いして、激しい痛みが一瞬襲った後は、耐えられる痛みが心臓の
鼓動にあわせるかのように襲ってくるくらいで。
さらに、速水は田代の他の部分を丹念に愛していた。
胸を。
唇を。
つながった秘所の周囲や、興奮して露出してきた陰核を。
その効果もあり、痛みと一緒に喜びも感じられることができていた。
「大丈夫?」
心配そうな速水の顔。
田代は、頷いた。
「ちょっと、動くよ」
もう一度、田代は頷く。
- 38 :
- 速水の動きはゆっくりと探るようなもので。
田代があまりに痛みを感じるようであれば、すぐにでも動きを止めようとするような
様子だった。
痛みはまだ続いているが。
抱きしめてくれている速水の体温が、田代の心を満たしていた。
「速水くん」
呼びかけた田代を、微笑んだ速水がたしなめる。
「だーめ。ご主人様」
それで、田代は悟る。
二人の間にあるのは、愛ではないかもしれないけれども。
それでも、いい。
この人と、一緒にいたい。
この人に、求められたい。
田代は、受け入れた。
「ご主人様……」
速水の耳元でささやく。
「私を、愛して、くださいませ」
言わされたのではなく。自分から。
「僕も、がんばらないとね」
速水の動きが、少しずつ速くなる。
田代は、結合部の痛みと、それを上回りつつある全身からの喜びに、自然と声を
あげていた。
「いくよ、香織」
速水が田代の耳元で。
「お、お願い、します。ご主人、様……」
田代も答える。
今では激しく動いている速水の腰が、田代と密着した状態で止まる。
田代の奥を、速水から吐き出される白濁液が汚していく。
速水の欲望の波が途切れ、田代の中で暴れるのをやめてから。
田代は、もう一度だけ、速水にキスをねだった。
- 39 :
- 脱がされた服をひとつひとつ着なおしながら。
田代は、契約内容を聞かされていた。
「とにかく、与えられた仕事には全力で臨むこと。手を抜いちゃダメだよ」
「はい……」
速水の顔が、田代に近づいて。
「あと、二人きりのときと、特に僕が命じたときは、僕をご主人様と呼ぶこと。
それ以外は、今までどおりの付き合い方でいいから」
「はい……」
田代は思う。
この人は。
こんなに純粋そうな目をしているのに。
「以上のことを守ってくれれば、ご褒美をあげるからね」
「はい……」
その中にいるのは、悪魔。
「契約成立。で、いいかな?」
ステキな笑顔。
でも、田代は知っている。
この人は悪魔かもしれないけど。
少なくとも、悪い悪魔ではない。
ならば。
「はい。ご主人様」
迷いはなかった。
「よくできました」
満足そうに頷く速水。そして。
「これからもよろしくね。香織」
と言いながら、田代の唇を奪った。
一人目、陥落。
- 40 :
- まあ、こんなものかのう…。
保管庫とか参照しておらんので、ネタ的にカブっておったら、すまん。
スレが活性化するといいな。的なネタとして投下しておるので、他にも
鬼司令あっちゃんを描写してみたい方はガンガン書いてくだされ。
あ、茜×森、祭ちゃん、本田先生はワシ用に取っておいてくれると嬉しいのう。
少しばかし、書き進めておるでのう。
では、また気が向いたら投下しに来ますぞ。
- 41 :
- わーい!ありがとう
田代のHな雰囲気はどうにもえろいよね。
- 42 :
- 静かでええのう。
>41さん
ガンパレのHな雰囲気。あれはいけませんな。
「あの人のセリフと、あの人のセリフが合わさると、そ、そんなことをしてたのかー!」
みたいな妄想が広がりますからな。
- 43 :
- あげ
- 44 :
- エロいのぅ
GJ!!
原さんなんかも堕して欲しいな
- 45 :
- ご飯3杯逝けました。
次楽しみっす
- 46 :
- おい、SSきてんじゃねーか!
- 47 :
- 静かでええのう。と言ったのが悪かったかの。
あまり上げすぎても、アレじゃからのう。なるべくsageて行きましょうか。
さて、続いて行きますかの。基本ネタは>28-29を参照してくだされ。
NGワードも同じですぞ。
では。
- 48 :
- 兵員の確保も問題だが。結局のところ、戦争とは金がかかるものだ。
芝村準竜師直属の強みで、他の小隊に比べれば潤沢な補給が約束されてはいる
ものの、熊本が本州から切り離されて、孤立化を高めている現状では、今後も
補給物資が要求するだけ手に入るとは限らない。
となれば。
正規の方法では入手が困難なものも、裏では手に入ることもある。
盗んで員数あわせ。というのは本末転倒だが、必要になるならば、それも考慮に
入れねばならないだろう。
そう言った意味では、今の小隊事務官である加藤は優秀だった。
小隊を飢えさせるような事態や、武器があっても弾薬がなかったり、あるいはその逆。
といったこともおきていない。それは、物資調達などに非凡なセンスを発揮している、
加藤のおかげだった。
もしも。
彼女が、より自分の任務に精励してくれれば。
5121小隊は、兵站についての悩みから開放されるかもしれない。
これはすこぶる魅力的だった。
逃げるように本土に戻る善行が、罪滅ぼしのように送り付けてくる武器弾薬よりは。
他の周回では、それなりに役には立ったが、小隊員が減るのはいただけない。
なので、今回は回避する方向で考えている。
まあ、他に手段がないなら、善行に原をくっつけて、本土に送るのもいいが。
今はまだ、他の手段があるのだから、その方法を使うまでもないだろう。
次のターゲットは決めた。
あとは、行動する機会を得るのみだ。
- 49 :
- 放課後。
授業が終わり、学兵たちは学生から兵士に切り替わって各自の仕事を進めていた。
5121小隊の司令室では、小隊司令の速水と事務官の加藤が、それぞれの机に向かって
山と積まれた書類とにらめっこをしていた。
「ふう……」
加藤。本日、幾度目かのため息。
小隊の状態を常にベストに維持管理するためには、これを無視するのもいけないな。
ある意味、これはチャンスかもしれないし。と思った速水が、声をかける。
「加藤さん、大丈夫?」
肩をぐるぐる回していた加藤が、我にかえる。
「え?」
速水の視線は書類の上から離れていない。が、書類にサインをすると、まっすぐ
加藤を見つめてきた。
「ため息。今日はなんだか多いからさ。僕に話して楽になるなら、何でも言ってよ」
思いっきり直球ストレートで投げかけられる視線に戸惑いつつ、せっかくだからと
ギャグを言う。
「ほな、100万円貸して!」
心配してくれた速水に対して、いくらなんでも酷い言い方だな。と思いながら。
そんな加藤に、速水は。
「いいけど」
あまりの即答に、加藤が固まる。
「じょ、冗談に冗談で返すんか。司令もなかなかやりますなー!」
そんな簡単に、100万円などという大金を「貸そう」なんて言えるわけがない。
そう、これは、冗談。
自分のギャグに、冗談で答えてくれたのだ。
大体、そんな簡単に手に入る金額ではないことは、守銭奴呼ばわりされてまで必に
金を貯めている加藤には、十分すぎるほどわかっている。
だが、速水の視線は真剣そのもの。
「いや、本気だけど」
さらなる追い討ち。
「な、速水くん。じょ、冗談やて。そんな、ウチ、100万円なんてあっても……な」
加藤は言葉に詰まる。
私、なんて嫌な女なんだろう。
- 50 :
- その言葉に、速水の視線が少しだけやわらかくなる。
「お金で解決できることならいいんだけどさ。そうでもないなら、話を聞くよ」
その視線と言葉に、ちょっと、グラっとくる。
速水くんは優しいな。なっちゃんも、こんな感じでウチに接してくれればな。
などと、あらぬ妄想を繰り広げた後。
「ほ、ほな、ちょっとだけ、グチ、聞いてくれる?」
速水をぽややんだが頼れる人物と見た加藤が、自分の胸に秘めた思いを語り始めた。
自分と狩谷が同じ中学にいたことや、狩谷が前の学校ではスポーツ万能で人気者
だったことは以前話したから。今は、誰にも言っていない秘密を。
「なっちゃんの足な、ウチのせいやねん……」
「え?」
速水が聞き返す。
「ウチのせいでな、なっちゃんの足、動かなくなってしもうてん……」
不幸な事故だった。
抱きつきながら、元気に挨拶したつもりだったのに。
本来、そこにいるはずの狩谷はなく。
進入してきた電車と、何かがぶつかる音が。
その日以来、狩谷は車椅子生活を送っている。
当然、加藤には常に罪の意識がつきまとっていて。狩谷に、医者に診てもらわないのか?
と聞いてみたこともあった。
狩谷の返事は、どこかあいまいだった。
そのため、加藤は狩谷の主治医に問い合わせてみたことがある。
狩谷の足に、治療の見込みはあるのか。歩けるようになるのか。と。
答えは、YES。
ただ、成功率は一割程度。しかも、手術に100万円かかると言われた。
その日からだ。
加藤が、守銭奴と陰口を言われるような行動に出るようになったのは。
「せやから、ウチ、速水くんに100万円貸して。なんて、思わず言ってしもうたんや。
ホンマに、ごめんな……」
しょぼくれる加藤。
- 51 :
- 速水の視線が、真剣なものに戻る。
「でも、100万円で狩谷君の足が治る見込みがあるのなら、本当に貸すよ?」
手を入れた懐から、ぽとり。と机の上に落とされるものが。
札束。
帯がついているから、あれでぴったり100万円だろう。
驚く加藤。
「な、なんで、そんな大金持ってるん?」
それだけの金額を集める苦労を知っているだけに、驚く以外の感情が出てこない。
「いろいろと、ね」
速水は言葉を濁す。
公園のゴミ箱に入っていたり、遠坂の所持品と交換してもらった金ののべ棒を、
裏マーケットでさくっと換金。などということは、秘密にしておくに限る。
「で、でも、ウチ、こんな大金、すぐには返せへんし……」
すでに半分は貯まっているので、残りの半分を借りる。という選択肢もある。
「別に、出世払いでもいいし、利子をつける気はないから、気長にゆっくり返して
くれればいいよ」
速水の言葉の誘惑に、加藤は心が動きかける。
けど。
できれば、自分で稼いだお金で、なっちゃんの足を治したい。
「でも、ウチ、やっぱり……」
言いよどんだ加藤の側に、いつの間にか速見が立っていて。
「まあ、今すぐ対価をもらうって方法もあるんだけど」
そう言いながら、速水の顔が加藤の首筋に急接近していって。
加藤がその行動に反応する間もなく。
唇が、触れた。
首筋に、キス、されている。
「は、速水、くンッ!」
抗議の声をあげる前に、制服越しに胸をさわられ、語尾が不自然に跳ねる。
制服、ブラウス、ブラと重なった分厚い布地を通して、どうやって判別しているのかは
わからないが、先端の特に敏感な場所を中心に、全体にやさしく甘い刺激を与える。
「あ、アカンて、ウチ、こんなことする女や、ないッ!」
それまでは左の胸だけだったが、右の胸にも手が伸びる。
左右同時にではあるが、微妙に変化の付いた異なる刺激が、加藤を襲う。
「だ、ダメや、て。……い、嫌や」
速水は、加藤の必の抗議を、まるで無視。聞こえないふりで、そのまま続ける。
- 52 :
- 抵抗しようと腕に力を入れるが、腕力も体力も歴然たる差があるために、抵抗に
ならない。
加藤の身体は、蹂躙されようとしている。
「い、や。……嫌や。な、なっちゃん……」
自分が想う人の名を呼ぶ。
「狩谷君がどうしたの?」
服越しに遠慮ない愛撫を続ける速水が、首筋から唇を離して問う。
「たす、けて……なっちゃん……」
胸から手を離さずに、速水は加藤を正面から見つめながら。
「どうせなら、初めては狩谷君がいい。ってことかな?」
そんな恥ずかしい質問に、答えられるわけがない。
だから、もう一度、その人の名前を呼んだ。
「なっちゃん……」
不意に、加藤を押さえつけながら胸への執拗な攻撃を続けていた速水が、離れる。
司令室の扉へと歩いて行って、無造作に扉をあけると。
そこには、加藤が名前を呼び続けていた人がいた。
顔を怒りに染めながら。
「聞いてた?」
平然と問いかける速水。
「ふ、ふさけるな!呼ばれたから来てみれば、お前、加藤に何をしてた!」
当然、狩谷はご立腹モード。
速水が頬を指で掻く。
「今のところ、問題になりそうなことはしてないけど」
「十分問題だろう!」
狩谷の怒りはおさまらない。
「……そうかもね」
とぼける速水。
「というわけで、加藤さんは君に預けるから。悪いけど、フォローしてくれる?」
いきなりの話の展開に、付いていけない狩谷。
そんな狩谷を車椅子ごと小隊司令室に押し込んで。
速水は外から、扉に鍵をかけた。
「ごゆっくり」
扉越しにそういい残して、立ち去っていく。
- 53 :
- 室内に取り残された二人。
気まずい雰囲気。
狩谷が加藤に何か言おうと口を開きかけたとき、加藤が狩谷の胸に飛び込んだ。
「な、なっちゃーん!」
大粒の涙を、ぽろぽろこぼして。
心底、怖かったのだろう。
狩谷は、そんな加藤の頭をそっと抱きかかえる。
「大丈夫か?」
「うん。でも、ウチ……」
何かを言いかけた加藤をさらに抱きしめて、体で何も言うなと伝える。
「あまり、心配かけるなよ」
なるべく優しくなるように、口調に気をつけながら。
「ご、ごめんな」
あやまる加藤。
そして、沈黙。
何か言わないと。この空気は重い。そう考える狩谷。
視線を動かすと、そこには思いつめた表情の加藤が。
「なっちゃん……」
「何だ?」
少しぶっきらぼうな言い方になってしまったことを後悔する狩谷。
そんな後悔を吹き飛ばすような爆弾発言が、加藤の口から飛び出した。
「ウチの、初めての人になって、くれる?」
加藤は、驚く狩谷の返事を待たずに、狩谷の唇を自分で奪った。
「んッ!」
重ねて驚く狩谷。
速水から受けた刺激が、加藤を暴走させていた。
長い間、唇を重ねる。
狩谷の唇を解放すると同時に、照れ笑いで。
「ウチの、ファースト・キス。や」
「ば、バカなことをするな。もっと自分を大切に――」
最後まで言い終わらぬうちに。
「ウチの大切なものやから、大好きななっちゃんにあげたいんやけど……」
狩谷は思う。それを上目遣いで言うのは、卑怯だと。
そうつぶやかれたら、何も言えなくなるじゃないか。
「だからな、なっちゃん」
加藤は自分の上着に手をかける。
「抱いて、くれる?」
- 54 :
- するすると服を脱ぎ、下着姿になった加藤は、狩谷のズボンに手を伸ばす。
狩谷に本格的な介護は必要ないので、自分でできることは狩谷自身がやる。だから、
加藤はそこを見るのは初めてで。
ズボンのボタンをチャックを外し、ずるずる引っ張って脱がせる。
露出したボクサーパンツも引っ張ると。
狩谷のモノが登場する。
まだ、硬くなっていない。
加藤がそれに触れると、その部分に血が流れ込み、徐々に硬さを増して。
少しずつ、立ち上がりはじめる。
「当然やけど、こんなことするのも、初めてやから」
加藤は、狩谷の少し硬くなってきたモノに、恐る恐る唇で触れる。
下半身からあがってくる初めての感覚に、狩谷は呻いた。
「ウチで、感じてくれてるん?」
狩谷は頬を赤く染めながら、そっぽを向いた。
「嬉しいなあ……」
立派なものになりつつあるそれを、加藤は口に含む。
舌先で敏感な先端部分を愛して。
一所懸命にそれを愛そうとする加藤を、狩谷は頭を押さえて一時的にとめる。
「歯が、あたって痛い」
「ほへん」
咥えたままなので、何を言ったかわからないが、多分、「ごめん」だろう。
加藤の右手は、キュロットと下着の内側に入れられて、自分の蕾や襞や入り口を弄び。
左手は狩谷のモノをしごいて。口は、先端を丹念に味わっている。
一体、どこで仕入れた情報かはわからないが、ひどく気持ちがいい。
気を抜くと、果ててしまいそうになる。
とはいえ、我慢し続けるわけにもいかない。
狩谷の背筋を、発射の合図が駆け巡った。
「祭、離れろ!」
狩谷に言われて、離れるどころか吸い付くようにモノを咥えた加藤。
吐き出された白い欲望の液が、加藤の口腔内を満たしていく。
狩谷から吐き出されるそれを、最後まで吸いあげた後、口を離した加藤は、それを飲み込む。
ごくり。と喉が動いて。
「あんま、美味しくないな」
そう、笑顔で言う。
- 55 :
- ふと、何か思い出すような表情を見せる加藤。
「そういえば、なっちゃん。ウチの名前、呼んでくれた?」
「し、知らん」
赤くなって照れる狩谷を、加藤は嬉しそうに眺める。
「なっちゃん。好き……」
アンダーショーツに手をかけて、あっさりと脱ぎ捨てる。
そして、ブラはつけたままの状態で、狩谷に抱きつく。
「ウチの初めて、なっちゃんにあげるな」
加藤の問いに、狩谷は腕を伸ばすと、加藤の頭を引き寄せて唇を重ねた。
「ほな、いくで」
車椅子の上で体をずらし、何とかスペースと角度をつけた狩谷の上に、加藤が跨って。
先端を、自分の入り口にあてがう。そして、ゆっくりと、腰を落とした。
「い、痛ッ!」
加藤の顔が苦痛にゆがむ。
「バカ、無理はするな!」
狩谷の制止も聞かずに、加藤は自分の中に狩谷を埋めていく。
少しずつ。
だが、確実に。
腰を完全に落とし、狩谷のモノをほぼ根元まで飲み込む。
「入ってる。ウチの中に、なっちゃんが入ってる……」
目に涙をためた状態で、無理に微笑む。
「嬉しい……」
痛みに涙を流し、愛する人と一つになれた嬉しさで微笑む。
狩谷は何も言わずに、加藤のブラをたくし上げると、露出した胸に触れた。
「あ……なっちゃん?」
そっと、やさしく刺激する。手のひら全体で包みながら、中指の腹で先端の突起を弄ぶ。
徐々に隆起して硬さを増したそこを、ボタンに見立てて押してみる。
「う、んッ!」
加藤の体が、ぴくんと反応して。
「なっちゃん。それ、気持ちいい……」
加藤のその言葉に触発されて、狩谷は貪るように胸に喰らいつく。
「あ、ダ、ダメ。なっちゃん……。ヘンに、なる」
結合部の痛みが、胸からの快楽で、和らぐ。
- 56 :
- 狩谷の愛情が、胸を通して伝わってくる。
加藤が、少しでも気持ちよくなるように。
痛みが、和らぐように。と。
その思いが、加藤の胸を、別の意味であたたかくしてくれた。
だから。
「なっちゃん。動くで」
加藤は、覚悟を決めた。
「祭、無理するな」
心配そうな狩谷の顔。
「まだ、痛いけど、なっちゃんが、ウチを愛してくれてるから、大丈夫」
そう言って、少しずつ腰を上下に動かし始める。
加藤が動くたび、車椅子に二人分の体重がかかり、ギシッギシッと音をたてる。
結合部から、大量の水分を含んだ音が響く。
狩谷はその間、ずっと加藤の胸を愛しつづけていた。
そのおかげで、傷みよりも喜びが勝ってきたのか、加藤の動くピッチが少し早くなって。
「ああッ!な、なっちゃん……。なっちゃーん!」
結合部の上下動も、大きくなってきた。
二人の呼吸が徐々に荒くなり。
呼吸に合わせるような上下動が、二人をさらに快感に導いていく。
「好き。好きや、なっちゃん!」
「祭……。僕もだ」
言われたら、どれだけ嬉しいだろう。
そう、想像していた言葉を言われて。
「う、嬉しい……。嬉しい!」
加藤の動きは狩谷を限界に導いていく。
「ま、祭!」
「そ、そのまま!」
腕で加藤の腰を動かし、引き抜こうとする狩谷に対し、加藤はより深く腰を沈めた。
「ううッ!」
「あ、ああ、んッ!」
加藤の中を、狩谷の精液が満たしていく。
- 57 :
- 視線が交わる。
「なっちゃん……」
「祭……」
キス。
唇が触れるだけのソフトなものから、舌をからませて口腔内を探りあう深いものに。
事後の余韻にひたりながら、互いの愛を確認していると。
かちり。と鍵が開く音の後、扉から速水が顔を出す。
「速水!」
「速水くん!?」
突然の帰還に驚く二人に対し、速水は満面の笑顔で。
「どうかな、楽しめた?」
「「え?」」
加藤と狩谷が同時に声をあげる。
「どんな苦労も、君たち二人なら乗り越えられると思うから。がんばってね」
平然と、そんな言葉を言う。
頬を染める二人。
「狩谷君の足に治療の見込みがあるのなら、僕も協力するから。遠慮なく言ってね」
「余計なことを……」
狩谷のつぶやきを、意図的に無視して。
「恋人同士、何をやっても文句は言わないけど」
ここまでは笑顔だったのに。急に、真面目な表情で。
「小隊のみんながなない程度に、仕事に励んでくれると嬉しい」
そこだけ、小隊を案じる司令の表情になっていた。
そして、いつものぽややんな表情に戻って。
「わかった?」
笑顔で問う。
「うん」
加藤は笑顔で。
「……ああ」
狩谷は憮然とした表情で。
それぞれ、肯定の返事をした。
- 58 :
- 後日。
悩みが解消されたわけではないが、前途がそれほど困難なものではないらしいと悟った事務官は、仕事中にため息をつくようなことも無くなり、短時間で今まで以上の能率で仕事をこなすようになった。
車椅子の整備士も、以前のような厭世的な雰囲気が消えて、少し丸くなったようだ。
それと、あの夜の事件がきっかけとなり、狩谷と加藤は恋人関係となった。
狩谷も。加藤も。それなりに幸せにやっているようだ。
職務に奨励すれば、狩谷の脚の手術の面倒を見てもらえるように、準竜師に掛け合ってみよう。という言葉も、加藤にとってはプラスに働いた。
現在、我が5121小隊は、物資、食料、武器、弾薬の配備状況は、非常に満足すべき状態を維持している。
当初の目的は十分に達したと判断できよう。
二人目(+相方)、陥落。
ん?
これだと竜が出てこないかな。
……まあ、そうなったら、そのときだ。
- 59 :
- (11)だけ、改行入れ忘れてしもうたわ。
いや、失敗、失敗。
>40指定ネタ以外に、石津さんも飛び出しつつあるでな。
じゃが、マーチの女性陣全員を、ワシ一人で書ききれるかはわからんので、
お仲間が増えてくれると嬉しいのう。
では、また。
- 60 :
- アニメの原さんってエロいよな。
- 61 :
- キテタ!
ガンパレをもう一度やってみようかな。
- 62 :
- >60
アニメの原さんも、ゲームの原さんも、十分エロいと思いますぞ。
ゆっくりたっぷり、とろとろと白状させられてしまいますしのう。
>61
書くネタを引っ張り出すために、ソフト、メモカ、電プレの攻略本を
本棚の奥から取り出しましたぞ。
ちとプレイしただけで、かつて何週もしたときの記憶がよみがえって
きましたわい。
- 63 :
- しかし、狩谷×速水だと、ガンダムSEEDを思い出すんだが…。
SEEDが始まった頃に、電撃大王の漫画でBLシーン(三巻12-13頁)があったのでびっくりした思い出がある。
- 64 :
- アニパレのののみはなぜか腹黒く見えるから困る
- 65 :
- 流石に、あっちゃんにののみの相手をさせるのはマズそうじゃな。
というより、ワシの思考回路では二人をうまく絡ませることができん。
ときどき、ソフトから吸い出したあっちゃんの「ダメだよ、サボっちゃー」の
声を聞いて、自分に「逃げちゃダメ」と言い聞かせておるでな。
次を投下するまで、しばしご歓談を。
というか、誰かがんばれ。
- 66 :
- ほす
- 67 :
- 保守
- 68 :
- 保守ばっかり続けさせてごめんね。週末には投下できるように、がんばるから。
- 69 :
- アニメの原さんはおれのファム・ファタルだ。
全方位で女っぽい。
- 70 :
- >>69
七夕の話はヤバかったな…
ゲーム版の森さんは俺の女神
- 71 :
- ちと、間が開いてしまいましたのう。規制には、逆らえませなんだ。
すっかりお忘れかもしれませんが、鬼司令あっちゃんの続きを持ってまいりました。
NGワードは、「鬼司令あっちゃん」
基本的なネタ展開は、>28-29を参照していただければ。
今回は石津さんを美味しくいただきたく思います。
話の展開的に、原さんと森さんと新井木さんには損な役回りを演じていただいてますので、
上記キャラがお好きな方は、1〜2レス目と飛ばした方がいいかもしれませんな。
後日、汚名返上、名誉挽回の機会を取れればと思うております。
では。
- 72 :
- 気づいてしまったからには、注意せざるを得ない。
それは、よほど耳をすますか、気配に敏感な者しか気づけなかっただろう。
場所は校舎の倉庫。
扉を開けると、そこに森がいた。
いきなり踏み込んできた速見をみて、固まっている。
「森十翼長。ここで何をしている?」
速水は強い口調で詰問する
「はい、いいえ、司令。別に、何も……」
敬礼しながら答える森だが、明らかに何かを隠している。
「そうか。僕は奥に用事がある。下がりなさい」
咄嗟のことで、何をすればいいのか迷う表情を見せる森。
彼女が、速水を奥に入れては拙いと思っているのは明白だったし、
速水は奥に入らねばならない理由があった。
「下がりなさい。これは命令だ」
その言葉に観念したのか、素早く身を引いて通路を空ける。
奥には、速水が想像していたものとあまり違わない光景があった。
整備班長の原。二番機整備士の新井木。
そして。
全裸で呆然と立ち尽くす、衛生官の石津。
速水の心を、怒りが支配し始める。
「原百翼長!」
「はい!」
背筋を真っ直ぐ伸ばし、直立不動の姿勢を取る。
「説明して、もらえるな?」
「はい、司令」
詰問しながら上着を脱ぐ速水を怪訝に思いながら、原はもっとも穏便に事を済ませる
ことができる言葉を捜していた。
そんな原を半ば無視する形で、速水は石津に歩み寄ると、そっと自分の上着をかけた。
石津の服は、石津の足元に置いてあるバケツの中で、水に浸かっていたからだ。
「石津戦士の職務態度について、指導をしておりました!」
- 73 :
- 原の返答に、速水の表情がさらに冷たいものに変わる。
「指導?」
「はい、司令」
原の目の前に、速水が立つ。
「これは」
石津を指差しながら。
「指導とは言わない」
もはや、速水という名の嵐を乗り越えるには、沈黙するしかなかった。
「頭の悪い兵隊に、頭ではなく身体に覚えさせるためには、多少の暴力を行使するのは
仕方の無いことかもしれない。それは認める。だが」
石津を何度も指差して。
「これは、指導として、適切な方法ではない」
「はい、いいえ。司令」
何か反論をしようとした原の声を遮って。
「そもそも、出撃直後で士魂号の整備が必要なこの状況下にあって、整備士たる諸君らに、
このような"指導"をしている余裕があるのか。僕にはまったく理解できない」
「はい。司令」
すでに、反論しようとすること自体が、速水の怒りを増幅させるに違いない。
そう悟った原は、「はい」と答える以外の選択肢を失っていた。
「僕は、このような方法でしか"指導"できない士官を心から軽蔑する。これはまるで、
"私的な感情から行われている制裁"にしか見えないからな」
「はい、いいえ、司令。決して私的制裁などでは……」
その行為が"指導"ではなく"私的制裁"と受け取られれば、軍法会議ものだ。原は再度、
速水の言葉を遮って反論するという行為に出ようとしたが、速水はそれを受け付けない。
「原百翼長」
「はい」
「僕は、このような行為を心から忌み嫌っている。そして、僕が指揮する小隊で、
このような行為を二度と見たり聞いたりすることは無い。と思っているが?」
次は無い。という冷酷な宣言。
「……はい、司令」
「よろしい。森十翼長と新井木戦士にも、よく言い聞かせておいてくれたまえ」
「はい、司令」
「では、仕事に戻りたまえ」
速水と石津を残し、三人は逃げるように倉庫から立ち去って行く。
- 74 :
- 石津は、完全に心を閉ざしていた。
そうすることで、つらい現実から逃げているのだろう。
「石津さん?」
速水は、自分の出せる限り優しい声で、石津に呼びかける。
反応は無い。
倉庫の中に積んである毛布をひとつ取って、石津の肩にかける。
とにかく、ここから連れ出した方がいいだろう。
それにしても、俺もずいぶんと優しくなったものだ。
速水は石津をひょいとお姫様だっこで抱きかかえると、倉庫を後にすることにした。
石津の服は、後で回収するしか無さそうだ。
倉庫から出ると、そこに善行と若宮が立っていた。
速水と石津を見て、直立不動で敬礼する。
無視するように立ち去ろうとした速見が、善行の前で立ち止まり。
「君は、彼女の友人だったかな?」
「はい、司令」
ため息。
「責任を感じているなら、向こうの面倒を見るように。原因は、多分、君だろうから」
「はい、司令。おそらく、そうなのでしょう」
善行も、ため息で応じる。
「あと、彼女の服が、倉庫のバケツの中でずぶ濡れになっている。回収しておいてくれると、
大変ありがたいのだが」
「了解しました」
そう答えたのは、若宮だった。
それだけ言うと、立ち去ろうとする速見に。善行が声をかける。
「司令」
「何だ?」
「彼女は、その、大切な友人です」
その言葉に、速水の目が鋭くなる。
「ならば」
一呼吸。
「自分が原因で、大切な友人を傷つけたりしないように、十分に気をつけるんだな」
「……はい、司令」
敬礼する二人を残し、速水は石津をお姫様だっこのまま連れていく。
- 75 :
- 石津の仕事部屋に入ると、石津をベッドに横たえた。
そして、紙に赤マジックで大きく「使用中・立入禁止」と書いて、扉に貼り付けた。
時間も遅いし、今からこの部屋を利用しようという人はあまりいないと思うが。
ただ、5121小隊に与えられた数少ない情報端末はここにしかないので、
電子妖精やブレイン・ハレルヤを作りたい人間が、いつ訪れるとも限らない。
扉にしっかり鍵をかけると、ベッドに横たわる石津のもとに歩み寄った。
ベッドの端に、そっと座る。
石津の目は、虚空を見つめていた。
あまりの痛ましさに、速水は石津の髪をそっと撫でる。
ふわふわしていた。
ふと、石津の目が、焦点を取り戻し始めて。しばし逡巡した後、石津の視線が、
速水の視線と重なった。
そこで、止まる。
笑顔、笑顔。と、自分に言い聞かせながら。
「大丈夫?」
と、問いかける。
焦点を取り戻した視線が、じっと速水を見つめて、自分が置かれた状況を把握するのに
十分な時間が過ぎたあと。
石津は、声を出そうとした。
「あ…………あ、あっ……………………う…………!」
何かを言おうと、必に努力している。
その努力が実を結ばないとわかると、石津は自分の喉を掻きむしり始めた。
それこそ、出血しそうな勢いで。
速水はあわてて止める。
「大丈夫。大丈夫だから。落ち着いて、ね。石津さん」
そう呼びかけながら、石津を腕ごと抱きしめる。
喉に手が届かなくなって、石津の動きが止まる。
そして。
石津は、ずっと速水を見上げていた。
速水は、精一杯の笑顔を見せる。
「落ち着いた?」
しばらく固まっていた石津は、小さくうなずいた。
「よかった」
- 76 :
- 石津は、速水の問いかけに思わずうなずいてしまった。
だが、正直に言えば、落ち着いてなどいなかった。
いつになく、胸がドキドキしている。
速水に、抱きしめられているからだ。
石津も年頃の女の子だから、5121小隊の男性陣ならば誰がいいか。なんてことを
考えたりもするわけで。
瀬戸口は、他の女性に接するのと変わらない態度で、自分に接してくれる。
来須は、あくまでも無口で、会話もまったくしないのだが、彼の側にいるときは、
いじめられる心配はない。
そして、速水。
初対面で、気持ちの悪い物を見たかのような態度を取ることもなく。
いたって普通に接してくれた、数少ない男。
彼は、自分に優しかった。
いつの間にか、医務室から消えている救急箱の補充を手伝ってくれたり。
なかなか言葉を紡げない私に、しゃべる練習でもしようか?などと言いながら、
他愛もない話に根気よく付き合ってくれたり。
意識して、そうしているのかはわからなかったが。
そんな速水を、石津は、いいなぁ。と思っていた。
恋心。とは言えないかもしれないが。
あこがれ。くらいは言ってもいいだろう。
その速水が。
いじめの現場に飛び込んできたかと思えば、あっという間にその場を収束させてしまった。
救世主。
囚われの姫を助けに来た、白馬に乗った王子様。
それに類する行動を取った、あこがれの人に抱きしめられているのだから。
落ち着いてなど、いられない。
だから。
胸に、頬を埋めてみた。
頬から伝わる温もりが、心地よい。
いつの間にか、速水の手が、石津の頭を子供をあやすように撫でている。
- 77 :
- ゆっくりと。だが、確実に。言葉を紡ぐ努力をする。
いつも、二人で練習していたときのように。
「は…………や、み………………く……ん…………」
「ん?」
「あ、り…………が……と……」
「どういたしまして」
さらっと言ってのける速水を、石津はかっこいいな。と思った。
まるで、太陽のように輝いている。
闇の中にいることを好む私とは、違う。
そんな思考に沈む石津を、速水は呼び戻す。
「石津さん?」
石津が見上げると、そこには微笑を浮かべる速水がいて。
「困ったり、助けが欲しいときは、ちゃんと言わないとダメだよ」
石津はわかっていた。速水からは、来栖と同じ雰囲気を感じる。
だから、この人は、誰かを心から好きになったり、愛したりはしないと。
でも。
私が好きになるのは、別の話。
じっと見つめられて。いじめられていた小隊の仲間を保護した。という立場にあった
はずの速水は、ちょっと困っていた。
思っていたよりも、可愛い。
このまま、食べちゃいたい。
こんなとき、速水の心には悪魔と悪魔がささやいてくれるのだが。今日はそれがない。
どうしたものかと悩む速水に、石津はそっと目を閉じて、おとがいを少しだけ上げる。
それは、おねだりかな?
そう思ったので、素直に唇を重ねてみる。
石津は、速水の唇を受け入れた。
「萌」
名前を呼ぶと、石津の頬は朱に染まっていく。
よろしい。ならば、美味しくいただいてしまおう。
- 78 :
- 倉庫から連れ出すときにかけてあげた毛布と、自分の上着とをそっと外す。
かけてあげたときは見ないように努めていた萌の身体は、とても華奢で。
ただ触れるだけで、もろく壊れてしまいそうだ。
そして、肌が、とても白いことに気がついた。
とても、綺麗だ。
思わず見とれてしまう。
じっと見られていることに気がついた萌は、自分の身体を腕で隠そうとする。
その腕を、そっとつかむ。
「う……」
怯えを見せる萌の頬に、唇でやさしく触れてから。
「すごく、綺麗だから。隠すの、もったいないよ」
萌の頬が朱に染まっていく。
「き……れい?」
「うん」
素直にうなずく速水に、萌は今にも消えそうな笑顔で答えた。
「……好きにして……いいの……よ……」
速水は思う。言われなくても。今は、そのつもりだ。
限りなく唇に近い頬に、唇をよせる。
ついばむようにしていると、萌が首をわずかに傾けて。その結果、
唇と唇が触れ合うこととなった。
触れるだけの、ソフトなキス。
それを幾度か繰り返した後、速水はおもむろに萌の口内へと舌を侵入させる。
萌は驚きの表情を見せた。それ以上に驚いているとわかるのは、彼女の舌だ。
奥の方に引っ込んでしまい、固まっているそれを、速水は舌でつついてみる。
何度かつついてみると、萌の舌が恐る恐る動き始めて。
速水の舌に、触れようとする。
そんな萌の舌を、速水は存分に味わった。
口がふさがれているので、呼吸は鼻でするしかないわけで。
徐々に呼吸が乱れてきた萌の息は、舌と同じくらい甘く感じた。
- 79 :
- サイズは控えめだが形のととのった双丘を、手のひらで包み込む。手のひらにピッタリ
おさまったそれを、円を描くように弄ぶと、硬くなってゆく部分を感じる。
手をはずすと、そこには可愛らしいピンク色の小さな突起がある。
抗いがたい魅力に引き寄せられて。速水は、その突起を口に含む。
「ん……」
萌は、自分がそんな艶のある声を出したのが信じられない。という表情を見せてから。
それを抑えようとするかのように、指を噛む。
それを見とがめた速水が、味わっていた胸の先端に別れを告げて。
萌が噛んでいる指をくわえて、美味しそうにしゃぶり始める。
萌がくすぐったさに手を引っ込めると、速水は素早く萌の唇を奪った。
「萌」
「は、やみ……くん……」
「せっかくだから、声を出してみようよ」
「……え?」
「これも練習だよ」
そんなことを言いながら、速水は萌の首筋から胸へとキスの雨を降らせながら、
そのまま萌の身体を下へ下へと移動してゆく。
唇と舌が這い回った跡が、ひんやりと冷たい。
速水は萌の足の付け根に顔を動かして、薄い茂みの奥にある谷間の香りを嗅いでいる。
萌は、顔を両手で覆い、いやいやと首を振る。
恥ずかしい。
そんな萌の様子を見ながら、速水はほのかにメスの香りが漂う場所を味わうために、
秘所に舌を這わせた。
香りと同様、味も薄め。だが、それがたまらない。
少しでも長く味わっていたいかのように、襞のひとつひとつを丹念にかき分けていく。
「ふ……あ?」
好きにしていいと言ったものの、そんな場所を舌で愛されるとは思ってもいなかった
萌の身体は強ばって、その行為を拒絶しようとする。
入り口に舌を侵入させると、奥から味と香りがより濃くなった愛の証があふれてくる。
それを、わざと音をたててすする。
「い……や。はず…………しい……」
だが、とろとろとあふれてくる蜜の量は、増える一方だ。
- 80 :
- 「あ……んッ!」
今日、一番大きな声が出る。自然とは言えないが、いつも努力して出している声よりは、
いくらか鮮明で、聞き取りやすい声が。
そんな萌の様子を見た速水は、萌の入り口に自分の先端をあてる。
その意味を悟った萌は、小さくうなずくと、速水にその後の行動をうながした。
「大丈夫、かな?」
心配そうにたずねる速水に、萌は再びうなずいた。
「き、て……」
その返答に、速水は奥深くにゆっくりと侵入することで応えた。
「あ……う…………」
つらそうな声に、速水は動きをとめる。
「無理しないほうが、いいよ」
そう言いながら、髪をなでて香りをかぐ。
萌は、初めてではないが、初めてだった。
厳密に言うと、いじめの度を越した行為によって、幾度か強制的に経験させられた
ことがある。
もっとも、心を閉ざしている間に行われているから、そういうことをされていると
不鮮明に感じる以外は、意識を取り戻したときに、自分の奥から白濁液がこぼれてくる
ことで知るのだが。
だから、初めてではない。
だが、意識があるうちに男女の営みをするのは。
これが、初めて。
萌は、人生で初めての経験にとまどっているのだ。
自分の中の奥深くに侵入しているものがあって。それが、とても温かい。
それに。
萌の閉ざされた記憶の中で、行為に及んでいる男たちは、自分の欲望を満たすため
だけに動いているのだが。
速水は、違う。
萌の反応を見ながら、少しでも喜んでもらえるように努力しているのがわかる。
それも、初めての経験だ。
速水の動きに合わせて、萌は可愛らしい小さな声を漏らす。
自分が喜びを感じていることを証明する、淫らな声を。
- 81 :
- 萌は、自分の身体が喜んでいることに驚いていた。
こういうものなのかと。
心を閉ざしているうちに、一方的に行われる気持ちの悪いものではなく。
お互いの肌と肌。心と心。喜びと喜びを重ねるものなのだ。
「ふ……う、うッ…………」
結合部からは湿った音が挿入の動きに合わせて響き、荒い吐息が、頬と頬を寄せあう
二人の耳元でささやかれ。
身体から発散されるほのかな香りが、鼻の奥をくすぐる。
恥ずかしい。
でも、それが気持ちいい。
萌がどこまで耐えられるのか、探るような動きだった速水のペースが、徐々に速く、
強さを増してゆく。
特に、萌が奥の奥をつつかれたときに一際反応することがわかった後、速水は、
その刺激を中心に行為を組み立てることで、萌の快楽を極限まで引き出そうとしていた。
奥を押さえたまま、ぐるぐると円を動くような動きをされて、萌の頭の中は真っ白に
なっていた。感じる喜びが大きすぎて、他に何も考えることができない。
自然と、背中が反ってしまう。
喉の奥が、声にならない声で震える。
その感覚が急に怖くなって。萌は、速水にしがみつく。
だが、速水は動きを止めない。
今度は前後に大きく動きながら、抜けんばかりに下がったかと思うと、奥まで届けと
突き入れる。
「あ…………あッ!」
「萌。い、いく、よッ!」
抱きしめた背中にうっすらと汗が浮かんでいる速水が、萌につぶやく。
「い……いわ……。お、ねが……い…………」
速水の動きはいつになく激しくなり、一気に萌に突き入れたかと思うと、急に動きを止める。
逆に、結合した速水のモノが、ぴくん、ぴくんと脈動して、萌の奥を汚してゆく。
萌は、速水の唇を欲した。
それに気づいた速水が、萌と唇を重ね、舌をからめて貪りあう。
たっぷり余韻を楽しんだ後、速水が萌から引き抜く。
萌が速水を受け入れた場所から、白濁液が少しずつ漏れ出してきた。
- 82 :
- 萌は速水をじっと見つめていた。
きっと、誰かを好きになったり、愛したりすることは無い人。
でも。
少しだけ、優しい。
だから。
私が、胸の内に淡い想いを抱いていても、きっと許してくれるだろう。
そんな萌の気持ちを知ってか知らずか、速水は萌をそっと抱きしめながら。
「困ったときや、誰かに助けてもらいたいときは、迷わず僕に言ってね。それから……」
少し、照れた表情で。
「また、一緒に。しゃべる練習、しようね」
そう言いながら、萌の頭をなでる。
その言葉が、とても嬉しくて。
思わず、涙がこぼれる。
「あ、こ、今回みたいなのじゃなくて、次は普通に――」
萌の涙の意味を取り違えた速水が、あわてて慰めようとする前に。
萌は、なけなしの勇気をふりしぼった。
自分から、速水に唇を重ねる。
驚いた表情の速水は、それで急に冷静さを取り戻した。
そして。
「じゃあ、また、練習しようね」
素敵だな。と、素直に思える笑顔を見せてくれる。
萌は、こくりとうなずく。
恋人ではないが、何かお願いしたり、頼ったりしてもいい人ができた瞬間だった。
三人目、陥落。
- 83 :
- 以上じゃよ。
冒頭部分は不快に思われるかもしれませんな。申し訳ない。
「イジメ、カッコワルイ」ということで、お願い致しますぞ。
あと2〜3回はネタを出せそうじゃ。気長にお待ちくだされ。
- 84 :
- >77でぎんちゃんの苗字間違ってるよ…。
"来栖"を"来須"に訂正してくだされ…。
- 85 :
- あと一息ですが
- 86 :
- >83
毎度毎度すばらしいものをありがとうGJ
次は原さんですか?善行×原さんですか?ハァハァ
- 87 :
- 石田が隊員(美少女に限る)を次々に喰っていく話が読みたいお
- 88 :
- ほ
- 89 :
- 最近オケを始めたばかりのにわかだけど投下するよ
- 90 :
- いつからそんな関係になっていたのか、そんな事は何度も肌を重ねる内に忘れてしまった。
ベッドの中で裸でもつれ合う内に、世の中の全てがどうでもよく思えて来て、ただ目の前にいつも居る彼女と溶け合う事ばかり考えている。
指を絡めては放し、唇を吸い、舌で舐め合い、少しでも触れ合う面積を増やそうと身体をくねらせては、甘い吐息を漏らしている。
私は、石田咲良は、私の上で不敵に微笑みながら、私を虐める事で悦楽を得る少女に夢中だった。
彼女になら何をされてもいい。
彼女の望む事なら全て叶えよう。
おおよそ指揮官らしからぬ考えが、彼女を見ているだけで私を支配する。
それだけ、菅原乃恵留は私を虜にしていたのだ。
- 91 :
- 「石田・・・いやらしい顔してるわよ」
胸を擦り合わせ、愛しそうに指を絡ませる。
乃恵留は時折乳首を舐め上げたり啄んだりしながら、私の身体に痕を残していく。
それが増える度に、私が彼女の所有物である事を感じさせられ、マゾヒスティックな喜びが私を熱くする。
「いやらしくなんて・・乃恵留が、虐めるから・・・あぁっ!」
私が喜びを含んだ鳴き声をあげると、彼女はにんまりと笑った。
虐められて感じてるなんて、十分いやらしいじゃない、と耳元で囁かれ、私は真っ赤になって顔を逸らした。
- 92 :
- 「認めなよ」
ぎゅっと私を抱き絞める。
「石田はいやらしい娘なんだってさ」
反論しようとしたが、私の口の中を犯し始めた彼女の舌によってそれは防がれた。
舌と舌がねちっこく絡み合ったかと思えば、頬肉や舌の裏を丁寧に舐め回される。
まるでマーキングでもされるかのようにくまなく犯され、私の口内は彼女の唾液で満たされてゆく。
「ん、ぁ・・・はぁ・・・ぁん、・・・・んん!」
時折漏れる吐息には、完全に欲情したメスの声が混じっていた。
- 93 :
- 嬲られ、犯され、愛され、存在理由もその価値も全て剥奪され、ただただ彼女のお気に入りの玩具として遊ばれ、壊されていく。
それはどうしようもなく屈辱的で、同時に背徳的な気がした。
本来飼い慣らさねばならない存在に飼われている、これ以上に惨めで官能的な関係を、私は他に知らない。
「咲良・・・」
ふいに、名字ではなく、名前で呼ばれる。
途端に私は身震いを起こした。
あぁ、今日もまた始まるのだ。
酷く乱暴な彼女の愛情表現が。
心で、身体で、立場で、私と彼女とを取り巻く全てを繋げる最高の行為が。
「咲良、私だけの女。私だけの玩具。私だけの…」
まるで陶酔したかのように呟きながら、菅原乃恵留は石田咲良に首輪をかけた。
あぁ、今日もまた、私は彼女の全てに隷属する一匹の雌犬となった。
もう、彼女無しでは生きられない。
- 94 :
- 以上で今回は終わりです
百合って需要少なそうだがまぁ気にしない
- 95 :
- 百合はむしろ好物かのう
- 96 :
- 好物だねえ
Sな乃恵留もいいのお
- 97 :
- 百合SMきたー!大好物ですねえ。思い切りマニアックプレイきぼん。
とげ付きブレスレット+靴下だけで腰に手当てて立ちはだかる乃恵留の前で、全裸四つんばい前伏せの咲良の目の前の餌皿に犬餌ビーフ味とか…プルプルマッサージはオケだと売ってないかな。
- 98 :
- 常識的に考えて、糞寒そうな青森で首輪プレイなんてやって大丈夫なんだろうか
露出調教とか書きたかったけど無理ぽ
- 99 :
- 青森で屋外露出調教は普通に凍すると思うけど、寒冷地の建物は断熱して暖房が思い切り効くように出来てるから、屋内で全裸首輪プレイならなんの問題もないのでは?
小隊まとめて、1/1に海開きやる父島に転属するって大技もあるし。
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