2013年10レズ・百合萌え224: BAMBOO BLADE(バンブーブレード)百合スレPart2 (440) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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BAMBOO BLADE(バンブーブレード)百合スレPart2


1 :2008/06/08 〜 最終レス :2013/09/10
前スレが終わりそうなので立ててみた。

2 :
マンコ丸見えババア
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

3 :
>>1
乙!!!

4 :
>>1
乙です

5 :
>>1
乙!神SSがきますように

6 :
支援

7 :
早速で悪いのだが、SSを投下してもいいだろうか。

8 :
イイヨイイヨー
お願いします(・∀・)

9 :
>>8
d。じゃあ投下。
サヤ→キリノなテイストで。
ありとあらゆるところ、脳内補完よろ。
↓↓以下本文↓↓

10 :
あなたじゃなきゃ駄目なんて、そんなことないと思う。
あたしこそがあなたに相応しい。そんなこともないと思う。
それでもあなたの隣にいたいと思うのは、多分あたしの我が侭なんだ。
なんでそんな我が侭があたしの中にあるのかと言うと、それは・・・。

どうしようもないくらい、
心底あなたに惚れているからでしょう。


‐ここが最後の場所じゃなくても‐


シャープの芯を出したり仕舞ったりしながら、
あたしは自分の感情の輪郭を捉えるのに必だった。
カチカチと安っぽい音が響く。
周囲の「うるせぇよ」っていう視線なんて気にしてはいけない。
こういう時はいかに自分の世界に入れるかが鍵になるのだ。

11 :
つまり、周りの目を気にしては負け。
そう、堆くマイワールドを構築するのだ。
頑張れ、あたし!

スパーン

「桑原ぁ!さっきからうるさいぞ!随分と退屈そうだな、さぞかし予習も完璧なんだろうなぁ!」
・・・痛い。
教科書の後ろで殴られたけど、小さくて厚い教科書だったからさり気なく攻撃力は高い。
さらに明らかな嫌味攻撃。
あたしは黒板の前に突っ立って訳のわからない暗号を解読する羽目になった。



12 :


「きー!さっきのアレ何!?」
「まぁまぁ。ヤツはサヤのこと目の敵にしてるから。」
「なんで!?」
「ちゃんとガッコに来ないからだよ。」
放課後、あたしの席をぐるりと囲んだクラスメートは苦笑しながら答える。
そして案の定、先程の体罰について触れてくる。
痛かったでしょ!?だとか、大丈夫??だとか。
あたしはもちろん、へらへらしながら大丈夫だよ〜と返す。
そんなやり取りの中でも、あたしは先程自分が紡いだ思考の終点を探していた。
何を何処まで考えていたのか。結論は出たのか。
それを思い出すと編み物の続きを編むように、あたしは続きを考え始めることができるのだ。

感情は理解している。
きっかけなんて思い出す必要はない。
ただ、その自分の感情を言葉として頭の中に残しておきたかった。
そうすることで自分を理解したつもりになれるだろうから。
ようやっと思い出した思考の終点。
あたしはどうしようもなくあの子に惚れている。

13 :

そう、そこまで頭の中で文字に変換した。
改めて文章化すると胸の奥の奥がこそばゆい。
こうやって自問自答して、全てを認めて、受け入れてるつもりでも・・・、
それでも尚あたしはこの感情を檻の中に入れた気になれなかった。
あたしの中でただただ広く、強く、高く、その全体像すら掴めないこの感情を、
正直な話、持て余している。
あぁ、もう。
どうしたらいいんだろう。

クラスメートの声なんて今のあたしには届かない。
あたしにだって、放って置いて欲しい時がある。
みんな分かってないんだよ。
でも、キリノだけはそれを知っている。
だからあたしを温かく見守ったり、あえて放置したりしてくれる。
だけど・・・。
矛盾しているけれど、あたしはどんなときだって・・・。
キリノに放って置いて欲しい瞬間なんてないんだよ。
キリノにだけはどんなあたしにも踏み込んで欲しいんだよ。
やっぱりみんな分かってないんだよ。


14 :

あたしがそんな思考を巡らせている間にクラスメートはまばらになっていた。
ほとんどの生徒が部活に、帰路にと教室を後にしたようだ。
それでもあたしはまだ道場には行かない。
いや、行けないのだ。
特に天気が悪いわけではないのに、どうしてだろう。
あたしの体はぬほどダルい。
これを世の中では無気力状態と言うんだろうね。
こんな状態でキリノに会ったら、ボロが出るに決まってる。
そればかりか、タマちゃんやさとりんにまで心配されてしまいそうだ。
あぁもう、いっそここで寝てしまおうか。
あたしは机に突っ伏して目を瞑った。
その時キリノの顔が浮かんだような気がしたけど、
見なかったことにしたのは内緒だ。




15 :


『お〜い!サヤ〜??』

そんな間の抜けた声で目を覚ます。
顔を上げると、会いたくて会いたくてどうしようもなくて。
だからこそ会いたくなかった人がいた。
キリノがあたしの顔を覗き込んでいる。
近すぎる距離にあたしは一瞬たじろいだけど、負けじと見詰め返してみた。
訳のわからないところで意地を張るのはあたしの癖なんだろう。
そしてそんなあたしすらもキリノは理解しているのだろう。
おでこをこつんとぶつけて、おはようとだけ言うあなた。
あたしは息を呑んで、動けなかった。

やられた・・・。

こんなの、ときめくなという方が無茶だ。

でも、今気付かれる訳にはいかない。

あたしは誤魔化すようにキリノの手を引いて教室を出た。


16 :

夕方のこの街はとても感傷的で、何故か今にも泣き出したくなりそうになる。
オレンヂの世界は青空にも宵闇にも負けそうで、儚くて愛おしいと思った。

『止まない雨なんてない。』
みんなそんなの知っている。
だけど、『翳らない空なんてない。』
人は何故かそれを忘れてしまう。
つまりは身の丈に合わせて、何かを頑張ったり何かを諦めたりしなくてはならないのだ。
なのに、あたし達は何かを諦めたつもりになって心の何処かでまだ縋っている。
諦めて、諦めきれなくて。
そのくせして、縋って、縋りきれなくて。
どうしたらいいかわからないまま、今日を生きていく。
どうなって欲しいのかわからないまま、明日も生きていく。

部活もベンキョも全部擲って。
こんな曖昧な日もたまにはいいかなぁ、なんて思ってしまうあたしは重症だろうか。
右手が空いてるんだから、少しぐらい・・・なんて思ってしまうあたしは貪欲だろうか。

明日も明後日もよくわからないけど。
キリノの右手を意識しながら。
こうなったらいいなぁなんて思いながら、きっと今を生きている。

17 :

以上。
お目汚し失礼。
こんなSS書いといてなんだが。
キリノはサヤの心を弄びつつ、ちゃんとサヤを愛してると思う。
キリノの方が一枚上手だと思うのは自分だけか・・・?

18 :
おおお!GJ!!!!!
やっぱりキリサヤはいいなー

19 :
ちょwwwwGJすぐるwww
↓は俺の勘違いだったらスルーしてくれ。

おかえり。

20 :
GJ!
こんな感じで盛り上がってくといいな

21 :
>>20
ageると板荒らしくる>>2
からsageがいいお

22 :
前スレ
BAMBOO BLADE(バンブーブレード)百合スレ
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1193439504/

23 :
うああこんな基本的なことを忘れるなんてorz
すみません。以後気を付けます;

24 :
トリつけました。初サトミヤ投下します。gdgdなのは仕様ですww

25 :
昨夜、重大なことに気付いた。重大すぎてどうしたらいいものかまったくわからない。
あたしはサトリが好きだ。
その所為で昨日は眠れなかった。嫌になるほど羊を数えたのに眠れなかった。隈できてないかな?くそ…なんなんだ!

「宮崎さん!おはようございま…うわぁ!」

びくっと体が反応する。聞きたくて、でも聞きたくない声。愛しいはずなのに、むかつく声。
なにもない所で蹴躓いてスッ転んだこのドジ女。サトリ、今日も飛ばしてるなぁ。…怪我してないかな。

まん丸だて眼鏡を拾ってサトリの前に立つ。えへへ、と照れたように笑いながら立ち上がったサトリはメガネに手を伸ばす。すかさずあたしはサトリからメガネを遠ざける。
こいつメガネしてない方が可愛いな。ってそうじゃなくて。
あぁもう!そうじゃないでしょ。意識するといつもこいつとどう接していたか忘れちゃった。
ここは笑顔でおはよう?違う。メガネ握り潰してブン投げる?やりすぎか。

「宮崎さん?」
「えあ、あ、あ゙ぁ゙ん!?」
「ひぃっ!すみません!」
「あ、違う。ごめん、サトリ」
「びっくりした…。そだ、宮崎さんメガネありがとうございます」
「はい、気を付けなよ」
「すみません。宮崎さんが見えてうれしくなって走っちゃいました」
「は…?ば、ばか?」
「馬鹿ですけど今のは馬鹿じゃないですよぅ」

26 :
唇とんがらしてんじゃないわよ!可愛いのよ、あんた!あぁもうどうしよう。ほんとにどうしよう。可愛い、好き、大好き。
挙動不審だったのか、サトリは不思議そうにあたしを見てくる。そのあと意味深ににやりと笑う。むかつくなー。かわいいなぁ、いや、むかつく。

「こっち見んな」
「真っ赤ですよ?」
「は?暑いんだよ」
「ふーん。暑いねぇ」
「なによ!なんか文句あんの?」
「ふふ、別に何もー」
「あ、あんた!サトリのくせに生意気」
「宮崎さんって解りやすいですね」
「は?」

「今の宮崎さん、私と同じ顔してます」

なに、こいつ。どういう意味?
ぐいっと、ほんの一瞬。強い力で腕を引かれてあたしはサトリに倒れかかる。
サトリの顔がすぐ横にある。息ができない。

「恋してる顔ですよ」

やっぱ、むかつく!
おわり

27 :
以上です。お粗末さまでした。

28 :
すみません。ageてた…。以後気を付けます

29 :
GJ!!
ごちそうさまでしたw

30 :
おお…あなたが神か…!

31 :
GJ!!!萌えますた!!

>>19
ただいま。

32 :
サトミヤ投下しまー

33 :
「ん…」
眠れない。
まわりはみんな寝てるのに。夜の学校って気味が悪いから早く寝ちゃいたいのに。
寝たい寝たいと思えば思うほど目は冴えてしまう。昼間あんなに練習したのになんでなんだよ。
家に帰りたい。いつものベッドで眠りたい。たった一泊でホームシックとは。あたしもまだまだ子供だ。

「みやざきさん」

みんなを起こさないように小声で呼び控えめに肩を叩かれる。
振り返るとサトリがにっこり笑っていた。

「眠れませんか?」
「今から寝るとこ。話し掛けんな」
「あ、ごめんなさい。てっきり…」
「なによ」
「おうちが恋しくなったのかと思って」

う。気付かれてる。サトリはすごい。あたしのことは何もかもお見通しなんだ。あたしがサトリを好きなことも気付かれたし…。
今回はホームシック。すっげー格好わりー。自分にも見透かすサトリにも腹が立ったのでにこにこ笑うサトリに一発蹴りを食らわせてみた。

「いでっ」
「あんたむかつく」
「痛いけど…ミヤ気持ちいいです!」
「きしょっ。Mかよ」
「宮崎さん限定で」
「ますますきしょいから。つーか早く寝なよ。明日早いんだから」
「そーですね。じゃ宮崎さん、ちょっと手だしてください」
「は?」
「いいからいいから」


34 :
なにこいつ。ほんときしょいなぁ。かわいいけど。
右手をあいつの目の前に出す。するとサトリは自分の手のひらをそこに重ねた。

「宮崎さん、きれいな手のひらですね。指も長くてきれいです」
「あんた普通の手。感想なし」
「ひどい…」
「で?なにこれ」

ただ手のひらを重ねただけ。繋ぐわけでもなく、ほんとに重ねただけ。
それにしても、暗くてよかった。多分今のあたしの顔は最高に赤いから。あいつに見られた日には「照れてるんですかー」とか言ってからかわれるからな。むかつく。
なんてことを考えてると布団と体操服の擦れる音がする。サトリが少しだけあたしのいる場所まで来たみたいだ。
サトリは話し声の所為でだれか起きちゃうといけないからーなんて言ったけど、あたしの傍に来たかっただけでしょ。
いつの間にかサトリはあたしの布団に入ってきていた。うーん、邪魔。

「これ、おまじないです」
「おまじない?」
「手と手を合わせると楽になるって聞いたことがあって」
「楽になるわけないでしょ」
「あぁ、わたしだとドキドキしますもんね」
「はぁ!?」
「しー…」
「あーうざい」
「まぁまぁ。とにかく目を閉じてみてください。わたしもそうしますし。一緒にイきましょう!」
「その言い方やめて…」
「ははっ、とにかく言ったとおりにしてみてください」
「寝れなかったらハッ倒すからね」
「はい。宮崎さんにならハッ倒されても平気です」
「……ま、寝てみる」
「おやすみなさい」

たぶんすぐに寝ちゃったんだと思う。
そして先に指を絡めたのはどっちなんだろう。なーんて、考えなくても解っちゃうのが悔しい。
ベタ惚れじゃないのよー、あたし!

35 :
「キリノーキリノー」
「あいよ?」
「ミヤミヤがさとりんの手をぎゅーって」
「およ、ラブラブだねー」
「あたしにもして!」
「今から?」
「今から!カモーン!」
「とりゃっ」
「げえぇぇぇぇっ!誰が乳をぎゅーしろ言ったぁぁ!?」
「おとなしくするんだな、サヤー」
「のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉー!」


おわり


36 :

以上ですー。
おまじないでググったらネタの宝庫だったww

37 :
なんてラブラブなんだこいつらw

38 :
姐御に続き新たな匠の業を見た

39 :
サトミヤ二本ともGJ!
このニヤニヤをどうすればw

40 :
こんなところにバンブレのスレが!
サトミヤって人気あるんだなぁ。
レイミヤ好きなんだがあんま人気ないの?

41 :
需要はあるとは思うがサトミヤのイメージが強いのかな?
レイミヤだとヤンデレフラグしか思いつかない

42 :
小説がまさかのタマミヤで驚いた。

43 :
kwsk

44 :
>>43
小説?
ミヤ:たまちゃんかわいいかわいいかわいい
タマ:宮崎さんは私が守る
ラブ要素はないぞw

45 :
>>44
ラブ要素満載ジャマイカww

46 :
今から小説を買いにいかねば

47 :
>>44だがあまり期待するなよ?フィルタかかってるから。

48 :
キリサヤ小ネタ投下 

「サヤぁー、手つなご?」
「うん!」

部活終わりの帰り道。キリノの手をとって疲れがスーッと取れていくような気がする、そんな帰り道。
数えきれないほどに繋いだはずなのに、毎回ドキドキするのはなんでなんだろ?初めて恋した男子中学生みたいだ。

「ごめんね、キリノ」
「なにが?」
「手、汗でベタベタ」
「全然だよー」
「あと指がぷにぷに」
「あは、確かに」
「ほんと嫌なんだよぅ、このぷにぷに指」
「可愛いよ?」

角を曲がったところで背中に冷たい感触。キリノはあたしの肩から手を離すと、その手でほっぺを撫でる。
ゾクッとした。そのあと、今日一番のドキドキ。
唇に柔らかいものが当たって、それがキリノの唇だって解るのにちょっとだけ時間がかかった。

「どんなサヤでも可愛いよ」

不意打ちは、やめてくれ…

おしまい

49 :
随分と傷能力の高い小ネタだなwww魂持ってかれそうになったぞこのGJ野郎め!

50 :
>>48
久しぶりにキリサヤ読んだ気がする。 GJ!

51 :
西山って原田のこと何て呼んでたか分からなかったんで「原田さん」いーや、と勝手に決めた。後悔はしていない。
というわけで西山×原田投下。

52 :
「はら、は…原田さんっ!」
「なに、西ちゃん」

誰も居ない中庭に呼び出されたのは今日で5回目。名前を呼ばれて返事をして、だけど西ちゃんは口籠もっちゃって黙り込む。膝を抱え込んで俯く西ちゃんはなんだか可愛くみえる。
西ちゃんが言いたいことはわかってる。あたしのことが好きだって言いたいんだって事。
あたしも同じ気持ちだから、こっちから「好きだよ」って言うのもアリなんだろうけど、横たんが「西山は自分で言いたがってるからお前からは言うな」って釘をさされたから西ちゃんの言葉を待つ。ただ、ひたすら待つ。今日で5日目。


53 :
待つのは全然嫌いじゃない。
胸に手を当てて深呼吸する西ちゃん、困ったように笑う西ちゃん、なかなか好きっていえなくて泣きそうになってる西ちゃん、他にもいっぱいの表情が見れるから。結果がわかってるから余裕を持って眺めていられるこんな時間はちょっとした楽しみになっているのです。

「西ちゃん、いい天気だね」

そっと手を握ってみると戸惑いながらも握り返してくれたことがどうしようもなく嬉しい。
あたしが好きな人はあたしのことが好きだという奇跡みたいなことが嬉しい。
まだ望んでいる言葉が聞けなくても、手を繋いでいられる。それも嬉しい。
だからまだ待っていられそうな気がした5日目の午後でした。

おしまい

54 :
以上です。町戸はみんな可愛いですなー。
横尾×安藤とかね。腹黒かわいいよ腹黒

55 :
5日目に吹いたのは俺だけでいい。チキンな西ちゃんかわいいよチキンな西ちゃん

56 :
なんとほのぼのした組み合わせ(´Д`*)

57 :
hosyu

58 :
マイナーCPだけどタマメイが好きだな

59 :
横たん総受け化計画

60 :
西ちゃん総受け化計画。

61 :
西ちゃん総攻め化計画。

62 :
町戸大人気だなオイ

63 :
町戸は全員百合要員

64 :
西山×サトリン

65 :
浅川はどうすんだ

66 :
横尾×浅川

67 :
横尾×ミヤミヤ
横尾はヘタレ彼氏。

68 :
>>67
やばい、萌えそう

69 :
>>67
ふむ、悪くない

70 :
西ちゃん×ミヤミヤ
とか

71 :
ぶっちゃけ、ここってまだ人いるの?

72 :
いないよ

73 :
姉御がいないとどうにも……

74 :
妄想書くのに照れたら負けだ
今はこっちは特にないけど生暖かく見守ってるよ

75 :
保守

76 :
>>67
これ見てみたい

77 :
>>76
わかった。頑張る。

78 :
なんと!(゜∀゜)=з

79 :
姉御復活の予感を感じた

80 :
姐さんフッカツと聞いて(ry

81 :
お前らな、あんま姐御姐御言うのは止めなさい
他の書き手が出てこないのも多分それが原因だぞ?
そんな名乗ってもないのに姐御復活だのなんだの言って…勇気を出してくれた名の無い人だっていいだろうに
とにかくだな、俺も姐御のSSが好きだからあえて言うが、あんまり固執するのは止めとけ

82 :
ってかあの流れでなんで>>77=姉御なんだ?
マイナーカプだからか?w

83 :
横ミヤSSの投下をwktkで待ってる俺が通りますよー

84 :
妄想で飢えを凌ごうと思ったけど横ミヤって結構むずかしいな

85 :
>>77だが、一応書けた。
横ミヤ、書きたいことが多すぎて上手くまとまらん。
微妙かもしれん。
それでもよければ・・・
投下、おk?

86 :
おk!

87 :
かもんだ、兄弟

88 :
なんかアク禁食らった・・・orz
とりあえずもう大丈夫。
ほんじゃ投下。
・横尾×ミヤミヤ
・無理があるけどスルー&脳内補完ヨロ
↓以下本文

89 :
「・・・遅い。」
「あたしは遅くない。お前が早いの。わかるか?」


彼女と彼女。



電話で『今週末、暇?』とぶっきらぼうに聞かれたのが、このあいだ。
あたしが誘おうかどうか悩んで、毎晩ケータイを見詰めていたのは教えてやらなかった。
ただ一言。『あー、うん。暇だけど。』と。
誰かさんのぶっきらぼうが移ったような言い方をして。
楽しみにしてると感づかれるのが嫌で
『じゃあ土曜日、だっけ?まぁ忘れてなかったら行くよー』なんて憎まれ口を叩いてすぐに電話を切ってしまった。

そして冒頭。
あたしがこいつの第一声に怯むことなく言い返した昼下がり。
『あたしが早く来るのくらい計算して来なさいよ』だの『大体待ち合わせでアンタが先に居た試しがないじゃない』だの。
隣でグチグチ言ってるのが聞こえるがそんなものは勿論聞こえないフリだ。
そして何事も無かったかのようにあたしは切り出す。
「んで、どこ行きたいんだよ?」
「・・・はぁ??アンタ、馬鹿じゃないの?」

わからない。こいつはいつもこういうタイミングで頓知めいたことを言う。
会いたいというから来てみたらこれだ。
待ち合わせも時間も結局向こうが指定したのに。
わっかんねぇ〜・・・と頭の中で考えを巡らせていると不意に少し怒った声が聞こえる。

90 :
「あんたはあたしを何処に連れてきたいのよ。」
・・・いやいや、だからさ、お前が何処か一緒に行きたいところがあってあたしを誘ったんじゃねぇのかよ。
でも言わない。っていうより言えない。絶対怒るから。
もしかして、ただ会いたかっただけなのか?
・・・駄目だ、堪えろ。ここでニヤついてはいけない。
「うーん、じゃあ、とりあえずなんか食うか?」
「・・・うん。」
なんだ。適当な提案に難癖つける訳じゃないのな。
あたしはなんとなく納得して、目の前の喫茶店に入る。
メニューを頼んだら後は来るのを待つだけだ。
そんな状況が何故かあたしに小さな開放感を与える。
そっぽ向いたまま無口な彼女。
だが不思議と気まずくはない。
恐らく、傍から見たら険悪なムードなんだろうが。
あたしらは普段から必要以上に会話をしない。
寧ろ心の何処かでこの無言のコミュニケーションを楽しんでいる、と思う。
だからどちらかが唐突に会話を始めても全く違和感などは感じない。
例えばこんな風に。
「なぁ。あたしら、付き合って一ヶ月くらい経つよな?」
「・・・あー、それくらいだったわね。」
「だよなー、確かそんなもんだよな。」

何気ない会話に見えたかもしれない。
だが、今あたしは猛烈に恥ずかしい気持ちに見舞われている。
『いや、そうだよな、それが普通なんだよな。』
そんな風に自分を落ち着かせるがあまり効果はない。
実は付き合って今日で丁度一ヶ月なんだが・・・。
そうか、普通そんなもの覚えてないよな。
恥ずかしいというか、ショックというか。

91 :
とりあえず今は『今日で一ヶ月になるな!』って言わなくてよかったと思う。
うん、心からそう思う。
それで『・・・?そうだっけ?』なんて言われたら・・・。
ショックで20分くらい黙り込むだろうな。

「・・で・・・ど・・・つ」
今何か言ったな。全く聞こえなかったけど。
・・・聞き直していい、のか?

「んあ?ゴメン、今なんつった?聞こえなかった。」
「今日で丁度一ヶ月って言ったの。なんでこんなことあたしに言わせんのよ。」

怒られながらも、
‐あたしも目つきは悪い方だと自覚はあるが、こいつ程じゃないな‐
なんて他人事のように考える。

「えと、あの、ごめん。」
「聞こえない。」
「ごめんなさい。」
「・・・忘れてたんだ?」
「違っ・・・!覚えてたよ!?
覚えてたけど、お前が忘れてたらって考えると、その、自分からなんて言い出せねぇよ。」

92 :
「・・・このヘタレ。」
「・・・悪かったな。でも覚えてたのはホントだからな!」
「じゃあ・・・本当は今日凄い楽しみだったとか?」

都の目が期待の色を秘めて揺れている。
『うん』って言って欲しいっていうのが伝わってくる。
でもここで素直になれないというか、本心を隠してしまうのがあたしだったりする。

「っていうかあたしは楽しみじゃないなんて言ってないだろ?なんでそうなんだよ。」
「だって・・・電話のとき、素っ気無かった。なんか、どうでも良さそうだった。」

目を伏せたまま都は言う。
確かに素っ気無かったかもな。
ふと、長いまつ毛に感心する自分。
いや、そんな悠長なこと考えてる場合じゃないっつの。
それにしても不意打ちでこの仕草、正直反則だと思う。
あーもう・・・どうしろってんだ。
その場しのぎの何ものでもない。
あたしは自分の浅はかさに気付かないまま、言葉を発した。

「バーカ、あれはな、その、照れ隠しだ。そう、照れ隠し。」
「・・・摩耶ってさ、馬鹿だよね」
台詞とは裏腹に都は笑っている。
それは作り物の笑顔ではない、と思う。
それでもあたしは尋ねずにはいられない。

93 :
「馬鹿って、なんだよ。」
「照れ隠しって普通自分から言わないわよ。っていうか自分から言ったらそれこそ恥ずかしくない?」
本当に楽しそうにケラケラと笑っている。
そう言われると確かにだんだん恥ずかしくなってくる。
照れ隠しの件もそうだが、自分の失態そのものもかなり恥ずかしい。
あたしが何も言えずにいると、その状況をガラリと変えたのは予想外のものだった。

〜♪

「あんた、ケータイ鳴ってるわよ?」
都があたしのケータイに目を落とす。
あたしはおもむろにそれを手に取る。
「あぁ、きっとアラームだ。消しとく。」
「アラーム?」
「3時になったんだろ?」

自分でもまた馬鹿なことを言ったなと思う。
都は・・・恐らく感づいたんだろう。
ニヤニヤしながらあたしに問いかける。

94 :

「3時になったらアラーム鳴るの?そのケータイ。」
「いや、違う。」
「じゃあなんでアラームが鳴ったのかしら。」
「お前・・・わかってて聞いてるだろ?」
「えぇ。言わせたいの。言って欲しいの。・・・文句ある?」
あぁこりゃもう、駄目だな。
観念するしかないようだ。
あたしは吐露した。

「・・・あの日、電話を切ってすぐにケータイのスケジュールに登録しました。」

しかも何故か敬語で。
都は目を細めて言った。
「ふぅん?それでよく『忘れてなかったら行く』なんて言ったものね?」
「はい、すみませんでした。本当は無茶苦茶楽しみでした。」

都は・・・何かのスイッチが入ってしまったのだろう。
あたしに手を差し出して言った。
「ちょっとそのケータイ、寄越しなさい?」

・・・冗談じゃない。誰が渡すもんか。
こんなの見られたら絶対馬鹿にされる・・・!!
都を睨みつけようと若干下向きだった顔を上げる。
そして目を見て言ってやるんだ。
『嫌だね』って。

95 :
どんと来い!

96 :
顔を上げた瞬間、その目論見は何処かに吹っ飛んだ。
駄目だ、目が据わってる。勝てる気がしねぇ。
気がつくとあたしはケータイを差し出していた。

「わかればいいのよ。わかれば。」
カチカチと何かをチェックしている都。
しゅんと小さくなる自分。
気が済んだのだろうか?都はケータイをテーブルの上、あたしの傍に戻した。
表情は・・・どことなく満足げだ。
言い訳をしようとした瞬間、先に言葉を発したのは都の方だった。
「・・・三ヶ月、半年、一年。」
暗号のように唱えられた、その言葉。
あたしはそれだけでピンときた。
カレンダーに登録している予定のことだろう。
もちろん、恥ずかしさのあまり悪あがきをする。

「わー!!ち、違うぞ!?あれはだな・・・!」
「摩耶って、割と女の子なところあるんだねー。」
「うう、うるさい!違うってば!」
「記念日かー。そっかー。」

駄目だ、こいつあたしの話を全く聞いていない。
いや、あたしが言おうとしてるのは言い訳だから、耳を傾ける必要はないんだが・・・。
都はこの状況を思う存分楽しんでいるように見える。
あー!もう!だから見られたくなかったのに!!

97 :

「ば、馬鹿にするならすればいいだろ!?」
「なんで?」
真っ直ぐあたしを見据える都に一瞬言葉を失う。
だが、ここまで来たら言うしかない。
「だって、お前明らかに楽しそうなんだもん。からかってるんだろ?」

すると都は鼻で笑ってのたまった。
「ホント、あんたは馬鹿ね。楽しんでるんじゃない。・・・嬉しいのよ。」
「嬉しい、のか?」
「・・・そりゃ、嬉しいわよ。」
「そっか、都、あたし」
あたしの言葉を遮って都が溜息交じりで更にのたまった。

「そんなこともわからないなんて・・・。女心がわからないと、この先苦労するわよ?」
これは・・・反論していいんだよな?
あたしは『いつものあたし』で精一杯言い返した。
「あたしだって女だー!!!!!!!」


98 :


そして。
しばらくの沈黙。
時間にして5分くらいか?
あたしはずっと考えていたことを、口に出そうか迷っている。
「・・・言いたいことがあるなら言いなさいよ。」
都が促す。
あたしはそれに甘えて言葉にしてみる。

「あぁ、あのさ。さっき『そんなこともわかんねぇの?女心がわからないと〜』って言っただろ?」
「言ったけど、それが何?」
「あれってさ、もしかしてお前なりの照れ隠しなのか?
話の流れからいってさ、素直になった直後、恥ずかしくなったから憎まれ口叩いたとか?」

あたしの言った言葉は思いのほか核心に触れていたらしい。
急に都の顔が真っ赤になる。
「べ、別にそんなつもりじゃないわよ!」
「あーはいはい。そうですねー。」
「摩耶のくせにー!」
こんなやりとり一つ一つが嬉しいなんて、あたしはホントにガキだな。
つくづくそう思う。

その時、今度は都のケータイが鳴った。

99 :

直感した。なんとなく。
アラームだ。
「おい、お前のケータイも鳴ってるぞ?」
そう言いながら都のケータイを勝手に開く。

「ちょっ!まって!」

やっぱり。

スケジュール機能が記念日を知らせていた。


「なんだよ、お前だって一緒じゃん。」
「返しなさいっ。」
ケータイはすぐにぶんどられてしまった。
元々都のケータイだけど。

なんとなく幸せで。
なんとなくお互いに笑い合った。

今までのあたしには目標があった。それは、
ずっとこいつと一緒にいること。
単純明快なことだった。
でも、今日。それに小さな目標が加わった。
それはやっぱり恥ずかしいからちゃんと言えないけど。
それはどうすれば達成できるのか、皆目検討がつかないけど。
こいつの長いまつ毛が悲しい涙で濡れないようにすること。
どうにかして守り抜けたらな、と思う。

さてと、今日はこれから何処へ行こうか。

終わり。

100 :
投下終了と共に100ゲト!
うーん、いつかリベンジしたいカップリングだなorz
おやすみ。

101 :
GJ!!ニヤニヤが止まらんw
あと途中邪魔してすんません。

102 :
ちょwwwすげぇwww違和感ねぇよwwww
GJ!GJすぐる!

103 :
マヤミヤGJ!!
すごいな、違和感どころかすんげー萌えたw
妄想ってすばらしいな(´Д`*)

104 :
コジロー先生のあの顔が「計画通り」にしかみえんw

105 :
すげーな。乙!!

106 :
マヤミヤの破壊力がこれほどだったとは・・・!!
それにしてもリアルにこういう百合カップル居そうだなww最高に萌えた!

107 :
マヤミヤいいなあ

ってかそれ以前に都にはだn…
おっと誰か来たようだ、ちょっと出てくる

108 :
>>107
都にはだんなの横尾

109 :
>>108
何をおっしゃる
サトリであろう

110 :
>>109
サトリがダンナって頼りないなww

111 :
でも、ダメメガネな旦那にはちょいヤンキーな奥さんが付き物なイメージはある

112 :
横尾といいさとりんといい、ヘタレ系に行きがちだなぁ。
なら西ちゃんとかもいけんじゃね?

113 :
>>112
いけるでしょ、普通に。

114 :
西ちゃんは見た目かっこいいのにヘタレというとても使いやすいキャラではある

115 :
二人黙って並ぶとサマになるな。でも中身はw

116 :
>>111
それなんてジャガー?

117 :
横尾のアニキよりも西ちゃんのがデカいよな、確か。
バンブレの女性キャラの中で一番デカいのって西ちゃんか?

118 :
屈強女子じゃない?

119 :
>>118
屈強女子ww
インパクトが強いのになんで今まで忘れてたんだろうww

120 :
屈強女子www
誰のことかと思ったら東(仮)のことかwww

121 :
つまり西ちゃん×屈強女子ですね、わかります。

122 :
>>121
しかも西ちゃん攻めかよww

123 :
まさかの屈強女子出現に吹いた。

124 :
いかん、夜桜四重奏が気になってきた…
ネットで出会った職人さんの影響って甚大だな

125 :
>>124
ちょwwスレチなのにある意味スレチじゃない発言すんなww

126 :

いきなりですが、サヤキリ(サヤ→キリノ?)投下いてもおKですか?
無駄に長いので結構分けての投下になってしまいますが・・・しかも携帯から・・・

127 :
投下する、じゃなくて投下した、なら言ってもいい

128 :
過疎ってるし感想は多分全投下してからになるので注意。
で、かもん!!

129 :
初心者なんで色々変かもしれませんがよろしくお願いしますm(__)m
では、次から投下始めます

130 :

「それでね〜」
こんな日がずっと続けばいいななって思ってた
「もうあの時は笑ったよ〜」
ずっとこうやって笑いながら側にいて、話をしていたい
「でね〜」
それだけで良いから、それだけで。
――私の気持ちを伝えたら、きっと今までの様には、戻れないだろうから
せめて、出来るだけ長く側にいさせてよ
――――キリノ



「のわっ!?雨降ってきた・・・」
「本当だ〜雨だねー」
部活終了後、珍しく私とキリノだけで話をしていると雨が降ってきた
・・・天気予報の嘘つきめ。降水確率10%だって言ったじゃん!!

131 :
「キリノ、濡れて帰ろうか・・・」
あーでもキリノが風邪引いたらどうしてくれる・・・。
何か・・・何か方法はないのか・・・。
あ、私のセーター(エアコン対策)を被せれば良いか
すくなくともキリノの霰もない姿
(濡れた髪とか髪から滴り落ちた水がうなじを伝っていくのとか・・・!!)
「キリ「サヤ〜置き傘してたのすっかり忘れてたよ〜
ささっ、入りたまえ!」

132 :
「あぁ、うん。そうだね。よかったよ、うん」
・・・うん、良いよ、キリノが風邪ひかないなら。
てか寧ろ相合い傘だから置き傘GJ。
「じゃ、お邪魔しますー」
「狭いですがどぞー」
私は相変わらず派手な傘に入って私達は結構な量降っている雨の中に入って行く。
「傘、私が持つよ」
「ん?なんで?」
「身長私の方が高いから頭に傘があたりそうなんだよ」
「あ、そっか〜。じゃ、よろしくね〜」
私は傘を受け取るとキリノの方に傾ける。
傘を持つのを代わった理由は、それ。
キリノは私の方に傘を傾けるから、肩が濡れそうになる。
だから私がもってキリノが濡れないようにしようと思ったのだ。
自分?そんなの関係ねぇってもう古いか。

133 :
「そういえば〜」
ふとキリノが思い出したかの様に話し出した。
「隣のクラスの○○君と××ちゃん付き合い出したんだってね〜」
「そうらしいねー。でも前からお互い意識してたよね」
「サヤも気付いてたんだ〜。良いよね〜青春だよ〜」
「お、何々、キリノにも春な感じか!?」
いつものように聞いてみる。
心臓は何だか痛い位ドキドキ言っている。
慌てるな、落ち着け。いつもと同じ様にしろ
「いや〜微妙なんだよねぇ〜・・・」
「え〜なんだよそれ〜誰さ?」
・・・聞きたくない。けど聞きたい。
どうしよう、汗がヤバイ、心臓が煩い。頼むから静かにしてよ。
「教えないよ〜」
「いいじゃん教えてよ〜。応援するからさ!特徴とかだけでも!」
本当はしたくはない
けれど、それでキリノが幸せになるなら・・・私は、応援するしかない。

「ん〜とね。身長は私より高くて、面白くて、カッコよくて、」
そこまで言ってキリノは空を見上げながら、
「私の事よく分かってるくれてる人、かな」

―――雨は、更に強くなった。

134 :
「あれ、キリノーサヤはどうしたんだ?」
「それが学校にも来てないんですよ〜」
「・・・5日連続で?」
「連続で。」
「あーあれか、ギターか?小説か?」
「いや〜でも今回はにます的メールも来ないし、メール送っても返ってこないから、病気なんですかね〜」
「あー、したら部活終わったら様子でも見に行ってやれ。」
「りょーかい。」
話が終わると同時に一年生組が道場に入ってきた
「さて、部活始めますか!」

135 :
「「お疲れ様でした〜」」
「おつかれ〜」
部活が終わり皆それぞれ各自の帰路につくなか、私はサヤの家に向かう。
5日間ずっと休みで部活の皆も心配しているのに、メール一つさえ寄越さないとは、少しお叱りが必要かな?
とか考えながら向かう。今日は雨が大丈夫そうだけど、風が嫌に向かい風だな〜・・・
――ピンポーン
「サヤ〜?」
家のインターフォンを鳴らしてみるがなんの反応もない。
留守?もしかしてお土産買うのをケチって黙って家族旅行か!?いや、まさかね〜
「サヤ〜?」
試しにドアノブを捻ってみる
―――あれ?
「おーい・・・」
鍵は開いていた。
・・・まさか・・・強盗!?
一瞬嫌な光景が頭に浮かぶ。
いや、まさか・・・でもそうだとしたらサヤは・・・!?
私は思わず人気のない家に(勝手にでもちゃんとお邪魔しますと言って靴を揃えて)入った。
荒らされた様子はない。
とにかくサヤは・・・サヤの部屋はっ・・・
「サヤ!!」
バンっとドアを開けると
「っ・・・!」
ベッドに横たわるサヤがいた。

136 :
「サヤっ!?」
体を揺するが返事はない。まさか本当に・・・?
「サヤ〜!!」
返事のない体を抱きしめる。
なんで返事してくれないの?
なんで・・・なんでなんでなんでなんでっ
「まだこんなにあったかいの・・・に?・・・ん?温かい・・・ってか息してる?しかも、なんか軽くいびきかいてる?」
・・・・・・・・・。
「おーきーろー!!サヤー!!!!」
「んぁ!?」
ガクガクと揺さぶりながら怒鳴るとマヌケな声と共に復活。
私は思わずベッドに突っ伏した。

137 :
夢を、見ていた
それはいつもの様にキリノやタマちゃんや皆と部活やって、終わったあと無駄話して・・・
キリノが笑って私も笑って、そんな、なんて事は無い私がずっと続けば良いのに、って思っていた日常。
下校の時間が来て皆校門でそれぞれ別れてそれぞれの帰路につく。
私はいつもの様にキリノと帰ろうとすると
「ごめん、サヤ。私△△君と帰るから・・・」
そう言ってキリノは待っていた△△君に駆け寄ると、笑って私に手を振って、その人と並んで帰って行く
―――私達と話てるときと何となく違う笑顔を浮かべながら
私はただ何も出来ず呆然とその後ろ姿を見ているだけ
動けず、声も出せず、手をギュッと握るだけ
悔しくて悔しくて
悲しくて悲しくて
でも、
キリノが幸せそうに笑ってたから、良いかなってそんなことをぼんやり思ってる自分がいた。
悔しくけれど悲しいけれど、
キリノが幸せならそれで。
それで、良いんだ

―――あの時の様に雨が降ってきていても、隣にキリノはいなかった

138 :
いっそこのままこの想いも雨に流されてしまえば良いのに
そして、キレイサッパリ流れてキリノを祝福してあげられれば良いのに
夢だって分かってるのに、こんなにも胸が痛む
あぁ、ダメだ。
私こんなにキリノが好きなんだ
そう再認識させられた時に、キリノの声が聞こえた気がする
――好き過ぎてとうとうここまできたか

本当、私は・・・
「おきろー!!サヤー!!」
「んぁ!?」
目が覚めるとそこには、
「はーびっくりしたよ〜」
――本物のキリノがいた


「な、なんでキリノがいるの!?」
「なんで、はこっちの台詞だよ〜・・・。学校来ないし、メール返信こないし。心配して家に来たら鍵は開いてて、誰もいないし、サヤはすぐに起きないし・・・。強盗でも入ったのかな〜って」
「そういえば鍵しめてねーって言われた気がする・・・。私以外旅行に行ったから・・・」
「も〜心配させないでよ〜」
そう言ってキリノは突っ伏したままだった顔をあげると
「んで、サヤコさんや。何故五日も学校を無断欠席したのかね?」

139 :
うっ・・・
・・・なんて答よう。
まさか、『キリノに好きな人が居るのを知ってショックで休んでました』なんて言えないし
「ほ、ほら、小説がうまく書けなくて・・・」
「その割には紙散らかってないねー」
「えーとギターのFコードが・・・」
「出来るようになったって言ってたよねー」
「じ、じゃ、春眠暁を覚えずで・・・」
「今夏だよ?」
「うっ・・・」
ま、まずい・・・。どうしよ・・・
「で、サヤ本当の所は?」
「・・・・・・。」
「サヤ?」
「・・・別に・・・ただ学校が怠かっただけ。」
「嘘はいけないよーサヤ。」
「なんで嘘だって思うのさ」
「だってサヤの事だもん。サヤそんな理由じゃ学校休まない子だもん」
・・・サヤの事、か。
ははっ・・・
「分かってないよ・・・」
「へ?」
「キリノは、私の事なんて、全然分かってない!!!」
私は、キリノから逃げる様にフトンを被った。
これが精一杯の私の拒絶
こんな薄いフトン一枚でしかキリノを拒絶できない自分に腹が立った。
―――キリノは、分かってないよ、なにも

140 :
「サヤ・・・」
「帰ってよ・・・頼むからっ・・・」
頼むから泣かせてよ・・・。
今は、優しくしないでよ
また明日から学校行って謝るから。また部活やるから。前と同じようにするから。
だから
だから、今は一人にしてよ
「やだよ・・・」
「なんで」
「心配だから、サヤが好きだから。だからちゃんと話してくれるまで、例え火事が起きても雷が落ちても、爆弾が投げ込まれても、帰らない。」
そう言ったキリノの声は真剣で、きっと、いや、絶対話すまで帰らないだろう。

―――好きだから、か

その好きは、一体どんな好きなんだろう。
考えなくてもそんなの友達としての[好き]だろう
分かってる、そんなの。
なのに

―――胸が、痛いよ

「私の事なんて良いから、好きな人の所に行きなよ。」
「え?」
――面白くてカッコ良くて、
―――私の事よく分かってくれてる人――・・・
「私の事なんて、良いから」
「・・・・・・わかったよ」
ギシッとベットが軋んだ
――キリノが離れた
これで良いんだ、これで。
私はそう自分に言い聞かせる
胸は痛むけど
キリノが、幸せならそれで良い

141 :
これで良いんだ、これで
フトンを握りしめる
寒くなんてないのに、体は震える。
私はただ、フトンを握りしめるしか出来なかった
――キリノを拒絶したフトンを

バサッ・・・
「っ・・・?」
フトンを剥がされた。
あんなに強く掴んでたフトンが呆気なく、紙の様に。
暗かったフトンの中とは逆に部屋に差し込んでる夕日独特のオレンジの光が目に染みて痛い。
「来たよ」
そう言ってキリノはベットに上がって

――私に覆いかぶさってきた。

私は訳が分からずただキリノを見上げるだけだった
「好きな人の、所」
――キリノの髪とオレンジの光はよくあうな、なんてぼんやり考えながらキリノが言った言葉を信じられずにいる自分が居た。

142 :
「ちょ、キリノ、何言って・・・」
「カッコ良くて、楽しくて、私の事分かってくれてる人なんて、サヤ以外に誰がいるの?」
と、何いってんの?言わんばかりにキリノは首を傾げながらいつもの様に聞いてくる。
「いるよ、キリノは人気あるし」
「いないよ、サヤ以外」
「何言って・・・」
嘘だ。
こんな訳ない。
こんなベタなどっかの昔の漫画みたいなベタな展開なんてっ!!
もしそうだとしたら強力なライバルタマちゃん(仮)
とか現れてキリノを取り合って部活がめちゃめちゃになって
終いにはタマちゃんを狙ってたゆーじ君(仮)も混ざって
なんだかややこしい昼ドラ顔負けのドロドロシリアス少女漫画にっ・・・
「おーい、サヤ、なんか変な事考えてなかったかい?」
「え!?い、いや!!なんにも!!」
「とにかくね、サヤ」
キリノは私の目を見て、
―――なかなか見れない真剣な顔で、有無を言わせない口調で
「私、サヤの事好きだよ」
私が夢にまでみた台詞を私に言った

143 :
「キリ、ノ?」
「ずっと言えなかったから・・・。もし言ったら元に戻れないんじゃないかなって思って・・・」
キリノはそう言って顔を伏せた
私はあまりの突然さに、「え、マジ?」と頭の中で繰り返し考えてた
「サヤ、ごめん」
「な、なんで謝るのさ」
「だって迷惑だよね?こんなこと言われて・・・」
・・・あ。
根本的な事言ってないじゃん、私。
い、今更言うのか?本当ベタなこっ恥ずかしい台詞を?「実は私も・・・」とか言うのか?
で、でも今言わないと、でも・・・ああ、もう!こうなったらベタだろうが何だろうが関係ねぇ!!
「キリノッ」
「えっ、ん!?」
頭をあげたキリノに私も上半身をを起こして
――キリノの唇に私の唇を重ねた
軽いキスだ、つまり。
「サ、サヤ・・・?」
「・・・・・・だあぁぁぁぁ!!」
「うひゃ!?」

144 :
私はキリノの肩を掴んで横に転がる。
今度は私がマウントポジション。
「なんでこんなベタな展開なのさ!!や、結果はGJだったけど!!でもこんな本読んだら吐き気がするようなベタな展開なんて!!」
私は誰に言うでもなく一気にまくし立てる。
だってだってだってだって!!!
「サヤ、とにかくまとめると、サヤも私が好きって事でもーまんたい?」
「モーマンタイ」
「サヤ・・・」
「なに・・・」
「ここ喜ぶとこだよね」
「そーだねー」
「なんでそんなにテンション低いのさ?」
「だって・・・こんなベタな・・・もっとこう・・・」
そんな私を見てキリノはしかたないなみたいにため息をつくと
「あのねーサヤ」

145 :
キリノは私の顔を両手で挟んで
「いいじゃん、ベタで。そっちの方が私達らしいよ〜」
と、ニヘッといつもみたいに笑うから
「そーだね」
私も笑ってしまった
ベタな展開でもなんでも私が望んでた事は叶ったんだ。
これからもずっと、卒業しても一緒にいられる。キリノの隣は私で、キリノも私も笑って過ごせるんだ。
「キリノ」
「ん〜?」
「好きだよ」
ベタでもなんでも良い。
キリノが側にいれば、笑っていれば
私はキリノを抱きしめながら、思った

――それが、私の幸せだから


(終)

146 :

以上になります
連続書き込みでエラーが出てしまって途中で途切れてしまいましたorz
誤字脱字も多かったですが、勘弁してくださいι
無駄に長くてすいませんでしたm(__)m

147 :
乙!
王道のはずなのに久々にこの二人をみた気がするのは何故だろうw

148 :
>>147
ありがとうございますm(__)m

王道過ぎて逆にマイナーな方に行ってしまうんですかね(^^;

149 :
うおい、久々に覗いてみれば、なんちゅうもんを読ませてくれたんや…(誉め言葉)

150 :
この調子で職人が増えるといいな

151 :
王道いいよ王道
王道といえばミヤサトも王道だよな

152 :
ミヤサトといえばどっち攻めが人気なんだ?
シチュがあれば書いてみたい。

153 :
>>152
ミヤサト

とみせかけてサトミヤ、みたいな感じが好きだ

154 :
ミヤ×西

155 :
キリサヤ来てたー!!
GJ!!
>>154
すげー気になる

156 :
>>152
どっちも好きだ!
はなしか

157 :
あえて言おう。
ミヤレイ、と……!

158 :
レイミヤじゃね?

159 :
あまり見かけんね。

160 :
>>159
レイミがあんなにもミヤミヤLOVEだというのにな・・・

161 :
そういや次の巻でレイミがミヤミヤに何かやらかすみたいだが、
百合的な何かを期待しちゃだめなんだろうな・・・

162 :
>>161
今すぐヤンガンを買ってくるんだー

163 :
サトミヤのようななにかにレイミを混ぜたらこうなった。
ほんとはエロに持ってく予定だったんだがな…

164 :
「さて、研究も終わったし、帰ろうかサトリ」
「えーもう帰っちゃうのー都ちゃーん」
「うぎゃー!くっつくなー!!」
「うへへー都ちゃんの匂い、やっぱりええわー…都ちゃーん」

何故だろう。
いらいらする。
レイミさんが宮崎さんにくっついている姿を見ると、いらいらする。

「サトリー…助けて」

この感情はなんだろう。
宮崎さんが、私達の仲間だから?

「柔らかくて気持ちいい…ミヤキモチイイ…都ちゃーん」
「サトリー…」

頭の中が混乱状態で動くことができない私。
その時、助けを求める宮崎さんの手が私の手に触れた。

165 :
わかった。
この感情の意味が。
…多分。

私は宮崎さんの手をぎゅっと握ると宮崎さんをぐっと引き寄せた。
ぽすん、と宮崎さんは私の胸の中に抱きとめられた。
「あ゛〜…都ちゃーん」
「宮崎さん、こんなにも嫌がってますよ。やめてあげてください」
「なんで?なんであんたにそんなこと言われなきゃいけないわけ?」
「宮崎さんは室江高剣道部の仲間だからです」
「だから?」
「えっ…」

レイミさんの眼が、変わった。
鋭い眼光で、私を突き刺してくる。

「私は都ちゃんが好き。大好き。部活の仲間だからって、そんな理由であんたら都ちゃん一人占めしていいわけ?」
「えっと…」
「好きだから、嫌われてるってわかってても都ちゃんのそばにいたい。だって大好きだから」

好き、だから。
レイミさんはそう言い切った。
私は?
宮崎さんは大切な仲間で、悪態をつきながらもドジな私の面倒をいつも見てくれて、それで、それで…

「サトリー…」

胸の中でうずくまっていた宮崎さんが私を見上げた。
涙目になっていた。
宮崎さんの手が、私の手をぎゅっと握った。
私の頭の中でぐちゃぐちゃになっていた宮崎さんへの思いが、ひとつになった。

166 :
「わ、私だって、宮崎さんのこと好きなんです!大好きなんです!!レイミさんの想いに負けないくらい、大好きなんです!!」
「へっ…」

呆然とするレイミさん。
同じく呆然とする宮崎さん。

「私はドジで、馬鹿で、いつも宮崎さんに助けてもらって、すごく感謝してます。
でも、この気持ちはそこからきてるんじゃない。それを今、あなたが教えてくれました」
「私は宮崎さんと一緒にいたい。ずっと、ずっと。これから先、いつまでも。それじゃ理由にはなりませんか?」
「うっ…」
「レイミさん、あなたと私はライバルです。私、絶対に負けませんから」

そう言うと私は立ち上がり、宮崎さんを立ち上がらせた。

「それじゃあ帰ります。研究資料、ありがとうございました。さようなら」

宮崎さんの手を引っ張って部屋を出ていく私。
後ろから「都ちゃんは絶対渡さないんだからねー!!!」と叫ぶ声がした。

167 :
レイミさんの家を出たところで、私はへにゃっとアスファルトに座り込んでしまった。

「サトリ…あんた大丈夫?」
「あはは…なんだか、力抜けちゃいました」

宮崎さんも腰をかがめてくれた。
目と目が合った。
今更ながら恥ずかしさが込み上げてくる。
好き。
私は宮崎さんが好きなんだ。
そう心の中で唱えると、顔を近づけた。
ちゅ
宮崎さんは顔を真っ赤にしている。
かわいい、そう思った。

「私は宮崎さんのことが好きです」

宮崎さんは顔をぷいっとそむけて、立ち上がった。

「帰るよ、サトリ!」

顔はあっちを向いたままだけど、宮崎さんの手はあたしに差しのべられていて。

「はいっ!!」

私はその手をぎゅっと握りしめて立ち上がった。



アニメ見て途中書きでほっぽってたやつ掘り起こしてみた。
やっぱSSはむずいな。

168 :
えぇわ〜…えぇわ〜…
やっぱりstmyはえぇわ〜……
ちょっとレイミが気が強すぎ?って気もしたけど

169 :
サトミヤって今まで興味なかったけどこの三角形は萌えた

170 :
ミヤミヤってドSなのに何故か受け属性だなw

171 :
普段は強気、でもベッドの上ではにゃんにゃん
ギャップに皆萌えるからな

172 :

懲りずにまた投下させていただきたいと思います
今回はミヤサトです。
誤字脱字はあったら勘弁してくださいm(__)m

173 :

「サトリ」
「は、はいっ!」
「喉渇いた」
「ただいまお持ちします!」

部活が無い日曜の私の家
姉もいなくてする事がなかったのもあってサトリを呼んだ
呼んだと言うより強制的に来させたが正しい
電話は、ただ一言
『来い』
それだけだったのだが、サトリは息を切らして来たのだ
で、特にすることもなくだべったりさっきのようにパシリをしている。
それもよくあることで、うちに何が何処にあるかなんてサトリはよく知っている
立場が逆だろうけど、いつもの事だ
「お待たせしましたー」
お盆に麦茶を一人分乗せて部屋に入って来る

174 :
「サンキュ」
私はサトリから手渡されたコップを受け取り一気に半分程飲み干した
「あんたは飲まないの?」
半分程残ったグラスを軽く振り聞く
「二つ乗せたら落っことしそうだったので・・・」
そうなんか照れた風に笑った
まぁ、ありえる。サトリなら。
寧ろここまで運ぶのにも転ばなかった事が奇跡だ
「ほら、飲みな。」
私はグラスを差し出す。
「え、でも・・・」
「飲め」
「はいっ!」
サトリもまた一気に飲み干した
・・・何もそんな一気に飲まなくとも

175 :

「み、宮崎さん・・・」
「ん?」
「半分だけで足りるんですか?」
「あーそうだね。足りないかも。」
「じゃ、もう一杯持って・・・」
「サトリ」
私はサトリを手招きする。
サトリは、ん?って顔をしながら近くに来る
私はそのサトリの手を引っ張る
「わっ!?」
当然サトリはよろける訳で、それを私は抱き止める
そして、
「ん!?」
サトリの唇に私の唇を重ねる

176 :

「ふっ・・・」
サトリの口内に舌を侵入させて舌を絡ませる
「んんっ!」
何度してもサトリは慣れないらしく、苦しそうにするから長くはしない。少なくとも今は。
「っざ、きさん?」
「これで良い。」
私はそれだけ言うとサトリを抱きしめる
自分でもなんだ私はとも思う
一体中学の時の自分は何処にいったんだ
「サトリ」
「は、はい」
でも
「・・・離れるんじゃないわよ」
「・・・はい!」
こいつが、こうやって側にいて笑ってるんだから今の方が良いか。
そんな事をサトリを抱きしめながら思った。

177 :

以上です。
なんか、色々とすいませんorz
都の口調とか色々違いますι

178 :
GJ!
さとり犬すぎだよさとり

179 :
GJ
にやにやが止まらないぞこの野郎

180 :
GJ
萌えたぜ

181 :
9巻発売したのに過疎ってんなー…

182 :
SSが投下されたときだけちょい盛り上がるくらいだよな・・・w

183 :
9巻に百合ネタになりそうなのなかったし・・・

184 :
>>183
そうか?
サトリにフラグ立ってる気がしたんだが…

185 :
でもミヤミヤが活躍してたからそれで万歳な自分。

186 :
>>185
俺も万歳

187 :
西ちゃんとミヤミヤだとどっちが受けになると思う?

188 :
どっちも受けだな。受け×受け

189 :
デート行きたいけど言い出せずお互い誘いを待ってる、とかか

190 :
キリノとタマちゃんは和む

191 :
保守

192 :
キリタマ同人ゲットage

193 :
>>188
それ成り立つのかよww

194 :
誘い受け×襲い受け
でどうよ

195 :
>>194
始まるかもしれないがそこから進まないなww

196 :
最新号を読んで密かにウラ×タマを期待してた俺亡

197 :
やっぱキリタマだろ…
「タマちゃんタマちゃん、手握っていい…?
「はい、いいですよ。
「今夜はタマちゃんの部屋でふたりきりだよね〜、ドキドキだよね〜
「はい、ドキドキですね。
「それでさ、今夜こそ、キキキキスを…
「あ、そろそろギャバンの変身シーンです!
「……

198 :
さて、ウラがえらいことになってたわけだが、彼女を全うな道に引き戻すには正当な女子との恋がいいのではないかと。

199 :
じゃあ引っ張れそうなキャラ。
キリノ、横尾あたり?

200 :
サヤが反発してケンカを売ったのをきっかけにキリノがなんだかんだで気にかけるようになり、それに嫉妬したサヤが反発してケンカを売ったのをきっかけにキリn(ry

201 :
バンブレの百合ゲまだー?

202 :
キリノ「タマちゃんは可愛いねぇ〜」スリスリ
タマキ「そ、そんなことないです…///」

サヤ「…」ギリギリ
キリノ「このぷにぷにのほっぺがたまんないよねぇ〜」プニプニ
タマキ「はあ…///」
サヤ「…」プツンッ
キリノ「ん?なんかが切れたようn「キリノおおおおおおおお!!!!!「うひゃあ!」
ミヤミヤ「はーい、ちょっとタマちゃんはこっちに来てねー」
タマキ「へ?あの、先輩たちは…?」
ミヤミヤ「いいのいいの」
キリノ「ちょっとサヤ落ち着い…」
サヤ「キリノを渡すもんかああああああ!!!!!」
キリノ「にゃああああ!!」

なんかようわからんものができた。(^q^)

203 :
ユージ「栄花くん、平和だね」
ダン「そーだなー、俺らはどーせいらないもんなー」
キリノ「ちょ、さ、サササヤ!!落ち着いて!!おちつ、ムグーーーッ!!」
サヤ「じゃ、みんなあたし達、早退するから!!」

204 :
雑誌読んでないコミック派なんだが・・・
ウラとの接し方がわからないよ・・・

205 :
>>204
よう、俺。

206 :
PSPのゲーム、スクショ見た感じだと百合要素なさそう。
>>205
想像を絶するキャラだったな。あんなにかわいいのに…。

207 :
なんてことない姉妹愛になってしまったミヤ×ミヤ姉投下。
自分ミヤミヤ好きすぐるwww

「眠れぬ夜は」
夜中にハッと目が覚めた。
体中の汗が気持ち悪い。
なんで今更あんなやつの夢を見たのだろう。
ふざけんな。
「・・・ふざけんな」
声に出すと、なぜか涙が零れてきた。
なんだよこれ。
なんであたしが泣かなきゃいけないんだ。
「ダンくん・・・」
携帯を握りしめ、愛しい彼へと電話をかける。
「ただいま、電話に出ることが」
すぐさま電話を切った。
そりゃそうか。
夜中の3時だし。
ダンくんも寝てるよね。
布団にもう一度もぐりこむが、寝付けない。
なんであたしがあんなやつにこんなに振り回されなきゃいけないんだ。
なんで、今更・・・
いい加減止まれよ涙。
いらつく。
なんで、あたしはあんな人の子どもとして生まれたんだろう。
「都ー、寝てる?」
突然開いたドアに、少し驚いた。
「なに、姉ちゃん。寝るとこなんだけど」
「いや、ね、お姉ちゃんちょっと夢見ちゃってさ」
「・・・どんな?」
「ちっちゃい都がね、おねーちゃーんって泣いてる夢。だからなんか心配になっちゃって。電気つけていい?」
「ダメっっ!!」
泣き顔なんて、見られたくない。
「なんでー?」
「なんでも!」
姉貴は遠慮もせずあたしの部屋に入ってくると、あたしの隣に腰かけた。



208 :
「正夢だったんだねー」
「なにが」
「だって都泣いてるもの」
「泣いてない!」
「だってほら、ほっぺたで涙がきらきらしてるよ?」
「馬鹿、見るな!」
必至で涙を拭っていると、姉貴はあたしを抱きしめてきた。
「泣いてもいいんじゃない?無理に我慢することないよ」
「だから泣いてなんかいないって!」
「はいはい、わかりましたー」
それでも姉貴はあたしを抱きしめたまま離さなかった。
あたしも、それを拒まなかった。というか、拒みたくなかった。
姉貴の肩で、またあたしの涙は溢れ、嗚咽をもらした。
姉貴は何も言わずに、まるで幼い子どもをあやすように、あたしの背中を優しく叩いてくれていた。

209 :
どれくらい時間が経ったのだろう。
あたしは姉貴の温かさで大分落ち着いた。
「ごめん、変なとこ見せて」
「あたしとしては嬉しいけど?こうして都が甘えてくれて」
「甘えてないっ!」
「じゃあ、このあたしを抱きしめてる腕は何ですか?」
そのことに気がつくとあたしはさっと腕を離した。
「離さなくてもいいのにー」
「姉ちゃんになんて甘えてないからっ!」
「じゃあそういうことにしとく」
そういって姉貴はあたしの頭を撫でてきた。
「どうしたの?都が泣くなんて。何かあったの?」
「・・・夢を見た。お父さんが出てった時の」
「あー。あの時ちっちゃい都はわんわん泣いてたもんねー」
「そんな昔のことなんか知らない!・・・ただ、顔もよく覚えてないお父さんが夢に出てきて、あの時と同じように家を出てって、それで・・・」


210 :
「さみしい?」
「へ?」
「お父さんがいなくて、さみしい?」
「さみしくなんて・・・ないよ」
「強がっちゃってー。都は甘えん坊さんだもん」
「誰がっ!」
するとまた姉貴はあたしを抱きしめた。
ぎゅっと、力強く。
「大丈夫、お姉ちゃんがいるから。都にさみしい思いなんて、させないから」
やっぱり姉貴の体は温かくて。
「お姉ちゃんがお父さんの分まで都のこと守るから、ね?」
そう言うとあたしごと姉貴はベッドに横になった。
「今日は一緒に寝よっか」
「えぇ!?」
「ちっちゃい頃は一緒に寝てたでしょー」
「だー、もう小さい頃の話なんでしないでよ!」
「大きくなっても、都はあたしの大切な妹だもん」
掛け布団をかけると、さっきまで冴えてた目が急に眠たくなってきた。
無意識に、姉貴に手を伸ばしてくっつく。
いいよね、今夜くらい。子どもに戻っても、いいよね。
まどろみながら、あたしは眠りに落ちた。

以上です。

211 :
イイ!GJ!
この組み合わせは思いつかなかったw

212 :
ミヤミヤの姉ちゃんが始めて姉らしく思えたぜwww
GJ!!

213 :
>>210
GJ!姉ミヤいいね。
甘えるミヤミヤってのが激しくいい

214 :
サトミヤでも書いてみようかなー
なんかいいシチュないですか?

215 :
おお…もう…サトミヤが無理ならミヤサヤを書いてくれてもええんやで…(その眼は優しかった)

216 :
さとりーむ

217 :
>>210GJ
私もミヤミヤ大好きです

218 :
>>214
サトミヤ大好き!読みたい!
お互い好きな事に気づいていて、ミヤに対して強気なサトリ。
「サトリのくせに…。ムカつく!」と言いながらもデレるミヤ。
みたいなシチュが好きだな。

219 :
サトミヤ好きです

220 :
タマミヤ

221 :
過疎りーぬ

222 :
妄想はいろいろしてるけどSSとか書けねーしなぁ

223 :
カプとシチュを指定してもらえば…書けるッ!

気がする

224 :
>>219>>220のGW

225 :
>>224
とりあえず書いてみるがクオリティの保障はしないwww

226 :
>>225
待ってます

227 :
>>226
ごめんなさいごめんなさいご(ry
最近忙しくて筆が進まないwwもうちょい待ってwww

228 :
まあこんな過疎スレだしな
俺、気だけは長いからゆっくり待ってるぜ!

229 :
>>228が涙で霞んで見えない件
なんとか途中まで書いたけど
投下した方がいい?

230 :
俺はまだ待てるよ。

231 :
投下してくれるだけでありがたいんだ。
納得するまで時間かけてほしい。

232 :
おおう…意外と見てくれている人たちがいた
ありがとう!
少し長めになると思うから書けたところを投下するよ!

233 :
「サトリ」
意味も無く名前を呼ぶ。
「はいっ宮崎さん!」
こいつも意味も無く嬉しそうに答える。
そんなところが腹立たしく――

そして、愛おしい。

最近のあたしはおかしい。おかしいといっても別に突然自転車を引っ張り出して奇声を発しながら河川敷を縦横無尽に駆け回るとか、そこまで人間をやめているわけではない。
ただ、あいつを見ていると無性に苛々してくるのだ。あたしの視線の先には、先輩たちと談笑しているサトリがいた。楽しそうに笑っている。人の気もしらないで。
稽古が終わり、みんなで着替えている合間の他愛も無いおしゃべり。しかしそれが、なぜかすごく勘に障る。
…頭、痛くなってきた。
まったく、明日からGWなのに、なんだっていうのよ。
そんな言葉をぶつぶつと吐きながらあたしは一人で道場の出口へと歩き出す。すると、
「宮崎さん!まってくださ…ひゃあっ!」
ああ、こいつは人の気も知らないで。
派手にすっころんだサトリを無視して外に出る。むかつくぐらいの快晴。
まってくださいよー、と必になって追いかけてくるサトリの声を聞きつつ、歩調を速める。
「みっ宮崎さーん!」
まだついてくる。
いらいらと速歩き。もはやほとんど走っているような状態だ。後ろからする情けない声が鼓膜を震わせた。なぜだかどうしようもなく切なくなって、立ち止まる。
「わぷっ!」
背中に軽い衝撃。どうやらすぐ後ろまで迫ってきていたらしいサトリは、急に止まったあたしに反応できずぶつかったらしい。後ろを振り返ると、サトリはしりもちをついて悶絶している。
遥か下にある、眼鏡の奥の瞳を睨みつける。
「何でついてくるのよ」
サトリが顔を上げる。視線と視線がかち合う。何が嬉しいのか、少し頬を染めて微笑んだ。
「宮崎さ―」
ああ
「うるさい」
「すみません。でも―」
本当に
「あんたさぁ」
あたしは、
「もう、かまわないでよ」

あたしはおかしくなっている。

234 :
とりあえず書いた部分
改行とかうわあああああああああってなってるけど
気にしないでもらえるとありがたいww

冒頭は最後あたりにつなげる予定

235 :
wktkが止まらないぜ…!

236 :
わはっはーい!久々にテンション上がってきたZE!
続き待ってます!

237 :
>>235>>236ありがとう!
こんな改行も書き方もなってない文章にwktkもらえるとは
思ってなかったwww
次からはちゃんとやるから待っててくれww

238 :
>>233
久々に見に来たらこんなSSが…!
自分も続き待ってます!楽しみすぐるw

239 :
質問なんだけど、
安藤と浅川は、お互い相手の名をどういう呼び方で呼んでるのかな?
もしくは、どう呼んでそう?
同学年同士、絡みがあってもいいと思うんだ。
原作やアニメ見てても名前呼んでるトコない気が…
自分は、「明美ちゃん」と「優梨」かなと妄想。

240 :
>>239
安藤は「浅川さん」って呼んでそうな気がする
浅川も「安藤さん」? あー、でも優梨呼び萌えるわ!

241 :
>>239
発売中の増刊ヤンガンの「アンドーブレード」になかったかなー

242 :
>>241
増刊ヤンガンGETー!!
浅川は「ユーリちゃん」って呼んでたww
残念ながら安藤が浅川のこと呼んでるトコはなかったけど、
なんか仲良さそうだったのでニヤニヤ。
妄想が膨らむww

243 :
>>242
まじで!?妄想がひろがりんぐではないか!

244 :
よくあるこねた
「宮崎さんっ」 
「…」
「宮崎さんってば!」
「…」
「みや、宮崎さま!」
「…」
「み…みやこさんっ!」
「…、」
「都ちゃ」
「そ れ は や め ろ」
「ひっ…、宮崎さん!?」
「…」
「……」
「……」
「………都」
「!」
「やっぱり無理ですよぉ! 恐れ多くて…」
「サトリの馬鹿」
「え?え、馬鹿って、まさにその通りですけ…」
「ばーか」
「あ、宮崎さん! 耳が…真っ赤…」
「うっさいばか!」
「かわ…かわいいです」
「あ、待って! 逃げるんですかっ」
「追ってくるな!!」
「宮崎さ〜んっ」

キリ「仲いいね〜お二人さんω」
サヤ「そーねぇ。若いっていいなあ…」

245 :
>>244
萌えた

246 :
この流れなら…いけるッ!
前回のはミヤミヤ視点だったけど
今回はサトリ視点にしてみたよ!
―駄文注意!―

「サトリ」
意味も無く呼ばれた名前。
「はいっ宮崎さん!」
私も意味も無く微笑みながら答える。そんな無意味に笑える時が―
たまらなく、愛おしい

最近の私は、どこかがおかしい。おかしいといっても、
テストで100点をとったりとか、先生に褒められたりとか、
そこまで大げさなものでは無いのかもしれない。
ただ、あの人を見ていると、異常に顔が赤くなるのだ。
私の視線の先には、どこか不機嫌そうな顔をした宮崎さんがいた。
少し、こちらを意識している。…気がする。
稽古が終わり、みんなと着替えている間の他愛も無いおしゃべり。
そこに参加していない宮崎さんのことが、なぜか気になる。
…なんでだろう。

247 :
明日からしばらく宮崎さんに会えないのに、話せないのは嫌だ。
なぜかそんな想いが心を締め付ける。
ふいに、宮崎さんが背をむけて歩き出す。
宮崎さんがいってしまう
ほぼ反射的に、後ろを追おうとする。
「宮崎さん!まってくださ…」「にゃー!」
ふいに、足にぐにゅっとした感覚。
「ひゃあっ!」
同時に転倒。
気付いているのかいないのか、宮崎さんはさっさと
道場から出て行ってしまった。
「まってくださいよー!」
なぜか知らないけど、宮崎さんは歩調を速めてしまった。
「みっ宮崎さーん!」
振り向いて。私の名前を呼んでください。
そんな想いも虚しく、ほとんど走っているような速度で
歩を進める宮崎さん。私は、そんな彼女を、情けない声を出しながら
追うしかない。それでも、なんとかすぐ後ろまで追いすがることができた。
宮崎さん
「わぷっ」
名前を呼ぶかわりに、変な擬音が口から出た。おしりに衝撃が走る。
「あぅぅぅ」
声にならないうめき声を口の中で響かせる。ものすごく痛い。
「なんでついてくるのよ」
待ち望んだ、声。視線と視線が絡まりあう。走っても走っても
追いつけなかった人が、目の前にいる。自分でも、
顔が赤いのが分かる。照れくささと嬉しさで、少し頬が緩む。
「宮崎さ―」
「うるさい」
遮られる。いつものことだ。
「すみません。でも―」
そこで言葉を切る。今更ながら、宮崎さんの様子が
いつもと違うことに気付く。
「あんたさぁ」
宮崎さん
「もう、かまわないでよ」
どうして、泣いているんですか?

248 :
わっふるわっふる

249 :
続きは一週間くらいあとになるwwサーセンwww
>>248
もうお前大好きだ!

250 :
11巻はネタになりそうなのがなかったな…

251 :
うーん、人が少ない…
二期やるとしたら漫画が完結してからなのかな

252 :
西ちゃん

253 :
ミヤミヤ

254 :
横たん

255 :
タマちゃん

256 :
ミヤサト好きだー

257 :
「宮崎さん…、すごく、きれいです」
「…そんなにじろじろ見るな」
「肌、すべすべ。私にはもったいないくらい」
「ばか、あんただって…」
「え?」
「……きれいよ(小声)」
「み、宮崎さんっ」
「何よ。見るなっつってんでしょ!」
「いやです、見ちゃいます。宮崎さん可愛いんだもん」
ぎゅっ
「ば…っサトリ、…」
ばっ
「え、」
ちゅ
「みみみ宮崎さん!?」
「キスしただけじゃない。なにあわててんのよ」
「そりゃあわてますよっ」
「ふぅん」
「あ。その顔。私知ってますよ?――宮崎さんが照れ隠しするときの顔です!」
「黙れ」
「ほら、顔真っ赤」
「サトリこそ」
ちゅ
「あは、サトリへんなかお!」
「目をあけないでくださいっ!!」

ミヤ受けが好きだ。ミヤは上の立場にいたいんだけど、でも相手に圧倒されて受けになっちゃう的な。

258 :
もちろんミヤ受け好きですが何か。

259 :
サヤ「もうあたしお嫁に行けない……」
キリ「よしよし そうなったらあたしがもらったげるから」
サヤ「えーん ありがとキリノ」
原作で百合ゼリフが出るとは……

260 :
>>259
まじか!!

261 :
そっとSSを置いていきます
バンブレのSS初めてなんでいろいろおかしいかもしれんが…
キリノ→サヤ
で二人の中学時代の話

262 :

「へへんっ!」
夕焼けに染まる通学路。あたしの隣には自慢げに笑う幼なじみ。
「いやぁ〜、やっぱりあたしは天才だねぇ。そう思うでしょ?キリノ。」
「そうだねぇ〜。1年でレギュラーとっちゃうなんてすごいよ。」
目を細めて猫口。
うん、いつものあたし。
「こないだの練習試合でさー」

そうやって自身の活躍を臨場感たっぷりに語り始める。
あたしは耳を傾けながら。
でも頭は何か違うことを考えてた。

あー、サヤと一緒に帰るの久しぶりだなぁ。

自信満々の横顔に目をやった。


263 :

中学生になって半年が過ぎた。
サヤはソフトボール部の期待の星。
1年生でレギュラーになって大活躍中。
あたしは剣道部で地道に活動。
もちろんまだ団体戦には選ばれない。

あー、サヤの身長また伸びたなぁ。

こうやって知らない間に少しずつ遠くにいっちゃうのかな…?
気付いたらサヤはあたしの知ってるサヤじゃなくなっちゃうのかな…?

「で!ここであたしが…って!聞いてる?」
はっとして顔を上げるとそこにはぶーって子供みたいにふて腐れた顔があった。
初めて会った時から変わらないサヤの表情。
「ちゃーんと聞いてたよ。それはファインプレーだったねぇ。」
目を細めて猫口。
ねっ、いつものあたしでしょ?
「今はあたしのバッティングの話をしてたんだよ?キリノ〜…聞いてなかったなぁ!!」
サヤはそう言って肩を組んできた。
子供の頃から変わらないあたしたちのスキンシップ。
だけど、なんだろう?この気持ち。
心地よくて、ドキドキして、だけど胸が締め付けられてる…変な気持ち。


264 :

「ねぇキリノ?」
「んん〜?」
「大丈夫?」
サヤの言葉にドキッてした。
目を細めて猫口。
ちゃんといつものあたしのはずなんだよ?
「な、なんで?」
「んー、なんとなく。」
あー、サヤには敵わないや。
だけど今は嘘をついてもいいかな?
だってこんな気持ちサヤに話す勇気まだないもん。
「なぁ〜んでもないよ。」
猫口じゃなくて微笑んだ。


265 :

肩を組んでるからいつもよりゆっくり歩く。
サヤともう少し一緒にいたくてまた少し歩く速度を落とした。
「なんかさ、久しぶりだよね。キリノと帰るの。」
「そだねー。」
サヤは肩を組んだままあたしに顔を向けて笑った。
「やっぱりキリノと一緒に帰るのが1番いいわー。」
たぶん、それに深い意味も何もない。
ただ幼なじみでずっと仲良かったから言ったんだと思う。
だけど…、嬉しくて仕方なかった。
「あたしもサヤと帰るのがいいよー。」
目を細めて猫口。
冗談っぽくした本音。

ちょっとだけ肩を組む手に力をこめてみた。
今日はもっともっとゆっくり歩こう。
そう思いながら。


266 :
おしまい
なんかすいませんでした

267 :
イイヨイイヨー

268 :
>>266
をっ、このスレに人がw
GJ!!素朴ななかにもキリノの感情の動きがあらわれてるかんじ。素敵でした。

269 :
人いなそうだからまたそっと下手だけどSSおいていきます


270 :

「サード!!」
「はいっ!」
中学校に入学して半年が経ったわけで。
「次の試合のスタメンを発表する!」
あたしはソフトボール部に入ったわけで。
「…5番サード、桑原!」
1年生にしてレギュラーをとっちゃったりしたわけで。
「さすがサヤだねー。」
「1年生でレギュラーだよ!?」
「しかも5番!」
そんなわけで、あたし桑原鞘子は栄光時代を進みはじめた。

*******

「サヤ、帰ろー?」
ある日、本日の練習を終えたあたしは部活の友達と帰るところだった。
…が。
「あぁーーー!!」
「サヤ?どうしたん?」
「ない。ない!ない!!」
「え?」
「自転車の鍵がないー!」
こんなわけで。
「ごめん!探さなきゃいけないから先帰ってて!」
「一緒に探そうか?」
「大丈夫!!たぶん教室にあるからさ!」
あたしは友達と別れ、一人校舎に走り出した。


271 :

*******

さすがのあたしでも練習後の全力疾走は体にきた。
へとへとになりながらやっと教室に辿り着いた時、中から男子の話し声が聞こえた。
「やっぱこの学年で付き合いたいのは千葉だなー。」
「まじ?俺も!いつも明るいし優しいし…」
「いいよな、千葉。」
「3組の佐藤ってわかる?」
「あーあの女子に人気の?」
「そー。あいつも千葉狙いらしいぜ。」
「うわー、そら敵わねぇな。」
「なっ。」
「ははっ。」
その会話にあたしは硬直した。
千葉…千葉キリノ。
あたしの幼なじみ。
教室に入りづらくて、あたしは逃げるようにその場を立ち去った。
筋肉痛の足も自転車の鍵も、何も気にならなかった。

*******


272 :

可愛くて、いつも明るくて、誰にでも優しくて、頭もよくて、運動だってそこそこできるし、料理も得意。
キリノはモテる。
本人に自覚はないけど。
でも確かに彼女にしたくなるよ。
あたしが男だったら彼女にしたいもん。
ってあたし何考えてるんだろう。
これじゃあまるで…。

「あれー?サヤー?」
そこまで考えたところで後ろから声をかけられた。
「ぅおーい!」
小走りで近寄ってくる気配。
「サヤー!」
今まで何回、何十回、何百回呼ばれたかわからない。
だけど今、つついたら涙が出そうなくらい愛おしく思えた。


273 :

「キリノ!」
「今帰り?ってあれれー?自転車はどうしたの?」
出会ってからずっと変わらない笑顔。
今はそれに目が眩む。
なんだろう?
変な気持ち。
「鍵なくしちゃってさー」
あははって笑って返事をする。
「サヤらしいよ。」
キリノは目を細めて猫口で微笑んだ。
そういえば一緒に帰るの久しぶりだなぁ。
隣を歩くキリノをちらりと見てみた。
やっぱり可愛い。
自分がガタイがいいからかもしれないけど、やっぱりキリノは可愛いなんて改めて思った。
「ってサヤー?聞いてる〜?」
「えっ!?えぇ…。き、聞いてるともよ!」
ぼーっとしてたみたい。キリノが何話してたかもわからないくらい。
「でもサヤはすごいよね。」
「え?な何が!?」
「部活だよ〜。あたしと違ってもうレギュラーじゃん。」
あぁなんだ部活か。
「期待の星だよ!このサヤがさー。」
キリノに褒められたのが嬉しくて。
「へへん!いやぁ〜、やっぱりあたしは天才だねぇ。そう思うでしょ?キリノ。」
「そうだねぇ〜。1年でレギュラーとっちゃうなんてすごいよ。」
キリノもキリノでまた褒めるから、あたしは調子に乗って自分自身の活躍について話し始めた。
図に乗ったっていうのもあるけど、あたしは知って欲しか

274 :

あたしは気付いた。
キリノが何か変だって。
キリノは変わり者だけど、今のキリノはいつもの変とは違う変だ。
気付いて、話すのを止め、キリノに話し掛けた。なるべく自然に…。
「…って!聞いてる?」
一瞬ハッとしたような表情をしたけど、すぐ目を細めて猫口っていういつもの顔を作った。
「ちゃーんと聞いてたよ。それはファインプレーだったねぇ。」
あたしはキリノの肩に腕を回しながら、言ったんだ。
「今はあたしのバッティングの話をしてたんだよ?キリノ〜…聞いてなかったなぁ!!」

やっぱり何か変だ。
何がって言われたらなんだかわからないけれど。
「ねぇキリノ?」
「んん〜?」
自分から呼んでおいて頭に何も浮かばない。
結局出てきたのはありきたりな言葉。
「大丈夫?」
キリノは目を細めるのも猫口も崩して目を見開いた。
「な、なんで?」
「んー、なんとなく。」
うん、なんとなく。
深い意味は…ない。
だけど…、そんな反応されたら…。
「なぁーんでもないよ」
猫口じゃない、キリノが微笑んだ。

*******


275 :

肩を組んだまま歩くあたしたち。
普段よりゆっくり歩く。
キリノがどこかおかしいのが気になって、聞き出したくて、もう少しゆっくり歩いた。
とりあえず何か話そうと口を開いた。
「なんかさ、久しぶりだよね。キリノと帰るの。」
「そだねー。」
キリノはいつものキリノに戻ってるように思えた。
だからあたしは切り出すことができなくて。
「やっぱりキリノと一緒に帰るのが1番いいわー。」
その代わりに出てきたのはこんな台詞。
確かに本音だけどさ。
キリノは目を細めて猫口だけど、いつもより少し嬉しそうに笑った。
「あたしもサヤと帰るのがいいよー。」
なぜかその言葉であたしの中で安心感が生まれた。不思議。なんでだろ?
肩を組んでるから近くにある、キリノの笑顔を見たらそんな不思議はどうでもよくなって。
ただただ、キリノの隣がやっぱり1番いいなって。
誰にもこのポジションは奪われたくないなって。
そんな考えだけが頭の中に巡ってた。


そのためにはとりあえず…。
明日から帰り剣道場にキリノを迎えに行こう。
そう心の中で決めて、あたしはキリノに合わせて歩いた。



276 :
規制orz
おしまい

>>273
の最後の部分が切れてるorz
正しくは↓↓↓

図に乗ったっていうのもあるけど、あたしは知って欲しかったんだ。
キリノに、あたしのことを。

です
なんかすいません

277 :
サヤ目線か。
なんかこう付き合う前の、お互いに片想いってのは切なくていいな。

278 :
ちょっと甘酸っぱい。いいね
GJでした!

279 :
ほしゅ

280 :
サヤキリの中学時代の話
たぶん今中2くらい
>>275
の続き?

281 :

あれから道場に迎えに行くのがあたしの日課になっていた。
キリノも部活があたしより早く終わった時でもあたしを待っててくれていた。
「先に帰っててもいいのに」
って言ったらキリノは
「サヤと帰りたいからさ〜」
なんて言って微笑んだんだ。
あぁ不思議だね。
変な気持ち。
キリノがそういうことを言ってくれるから、こんな気持ちになるのかな?

そんな感じで毎日部活が終わると道場に迎えに行ったあたしだけど、この日は違った。

********

あー今日も待たせちゃってるかなぁ?
今日の部活は長引いて、ソフトボール部以外誰もいないグラウンドを見渡しながらそう思った。
「はい、上がろー。」
部長の言葉で練習は終わりあたしは出来る限りの速さで着替え、キリノを迎えに行った。
体育館を曲がり、剣道場が見えたときだった。

「どうしたの?佐藤くん。」
体育館の脇から声が漏れた。
誰の声?
そんなの考えなくても分かった。
あたしはそっと体育館の側に近付いた。
体育館の陰に立ち目をやった。
やっぱりそこにいるのはキリノ。
そして…
「千葉に言いたいことがあってな。」
学年でトップ3に入ると言われるイケメン、佐藤くんだった。
あたしはあの放課後の教室で交わされていた男子の会話を思い出した。


282 :

「俺、千葉のこと好きだ。俺と付き合ってほしい。」

頭の中が真っ白になった。
チャンスで凡退したときエラーをしたとき、そういうときにも同じように頭の中が真っ白になったりした。
だけどこの衝撃はそれの比じゃなかった。

「ご、ごめんなさい。」

放心状態のあたしに今度聞こえてきた声はキリノのものだった。
キリノは頭を下げてたからどんな表情をしていたのかはわからない。
あたしの心のはただただ安心感だけが広がっていたんだ。
「あたし…。気になる人がいるんだ。」
だけど、キリノのこの言葉はあたしの中で生まれた安心感を簡単にかき消した。

********

気付いたら道場の前にいた。
いつもキリノがそうしてるみたいに座ってた。
あたしはいたたまれなくなってあの場から逃げ出したんだ。
キリノの気になる人か…。
キリノが気になるくらいだから、そうとうな変わり者なんだろうな。
なんか胸が締め付けられるように苦しくて、キリキリする。
なんで?
キリノは恋愛なんかしないとか思ってたのかな…?
そんなわけないじゃん…。
「ぅお〜い」
本当に涙が出る寸前だった。
キリノがいつもと変わらない表情で手を振りながら現れた。
「あれれ〜?今日は待たせちゃったね。ごめんごめん。」
そう、いつもと変わらない、何事もなかったような表情で…。
そんな表情で現れたから、あたしは走った。
今にも泣きだしそうな表情を見せないために。震える声を隠すために。
「ごめっ!ちょっと水道行ってくる!そこで待ってて!」
キリノの返事を待たずに走った。

*********


283 :

冷たい水を顔に浴びせて。何度も何度も浴びて。
「はぁ〜。あたし、何やってるんだろ…。」
空を仰いで呟いた。
「顔洗ってる。」
声と一緒に視界に入ったのはキリノの顔。
目を細めて猫口でにやにやしてる。
「もぉ〜遅かったから迎えに来ちゃったよ。さぁ帰ろー。」
そう言ってキリノはハンカチを手渡した。
あたしはそれを受け取って、いつも通りのあたしを作った。
「そういえばさ、キリノ。道場の前にいなかったけど、今日はどうしたの?」
本当はなんで道場の前で待ってなかったかを知っていた。
だけど、キリノの口から聞きたいって思ったんだと思う。
思うなんて言い方はおかしいけど…。
だって、この日のキリノとの会話はあまり覚えてないし、あたし自身が何を思っていたかもわからないんだから。
「う〜ん?ちょっと用事があってさ〜」
キリノは言わなかった。
あたしには言えないのかな…?
ずっと一緒にいて幼馴染で親友なのに…?
思った瞬間胸がズキッてした。
「変なサヤ。」
変なのはキリノの方だよ。
心の中で呟いた。

*******


284 :

それからあたしたちはいつものように一緒に帰った。
いつもの他愛もない会話をして帰った。
何かの話題が一段落したところで、あたしの口は動いていた。
「ねぇ、キリノ。」
「ん〜?」
「キリノさ、好きな人、いる?」
キリノの方を見るのが怖くてあたしは前を向いたまま質問してた。
あわよくばキリノの気になる人っていうのを教えてほしかった。
「んん〜。いないよ。…今は剣道が恋人って感じだもん。」
「…そっか。」
それからの会話は覚えてない。キリノの表情も、周りの景色も。
ただ気付いたら家にいて、夕飯も食べ終わっていて、あたしはベッドに寝転んでいた。
なんで教えてくれないの?
あたしたち親友なのに。
――ズキッ
告白のことも、気になる人のことも。
あたしたち親友なんだよ。
――ズキッ
あぁ、そっか。
今、唐突にわかってしまった。
この胸の痛みはある単語に反応していたのだと。
“親友”
キリノが告白されていたことも、気になる人がいることも、それを教えてくれないことも。
なのもかもがショックだった。悲しかった。
だけどこの胸のズキズキは、たぶん違う。
単純なことだ。
あたしはキリノのことを親友だと言い聞かせてたんだ。
それで本当の気持ちとの矛盾が胸をズキズキさせていたんだ。
でも、もう遅いよ。
だってキリノはもう誰かのことを好きになっているんだから。
親友って自分に言い聞かせなくちゃ。
でも今は素直でいいよね。
明日からはちゃんといつも通り、親友だから。

「あたし、キリノのことが、好き…。」


285 :
おしまい。
人がいないからって調子こきすぎかな
なんか、すいません

286 :
いやいやGJです!

287 :
>>285
キリノ視点的な何かです

288 :

あれからサヤと毎日一緒に帰るようになった。
サヤの所属するソフトボール部はこの辺りでは強豪ということもあり、練習が終わる時間がずれることは多かった。
だけどあたしは待っていた。
サヤが迎えに来てくれるから。
一緒に帰れるから。
そんな些細なことに幸せを感じるから。
ある日サヤはあたしに
「先に帰っててもいいのに」
って言ったから、あたしは猫口を作って笑った。
「サヤと一緒に帰りたいんだよ〜」
冗談めかして本音を言うのも多くなったな。
こうやって言った後、サヤがどこか嬉しそうに見えるのがまた嬉しかった。

この日もいつも通り、道場の前でサヤを待っていた。
いつもと変わらない放課後のはずだったんだ。

*********

グラウンドの方から威勢のいい声がして、まだソフトボール部が活動中なんだってわかる。
最近はこうやって座って待ってる時間も好きになっていた。
「千葉、ちょっといいか?」
そんな風に待っていたあたしに話し掛ける人がいた。
「ん?佐藤くん?」
女子に人気の佐藤くんだった。
「どうしたの?」
あたしに何か用事があるのかな?
「いや、ここじゃちょっと…。ついてきてもらっていいか?」
あたしの頭に浮かんだのはサヤで、ちょっとグラウンドの方に目をやるとユニフォーム姿が見えた。
たいした用事じゃないでしょ。サヤが迎え来るまでには終わるよ。
なんてあたしは考えて、佐藤くんの後に着いて行った。

*********

289 :

佐藤くんは体育館の傍で足を止めた。
なかなか話し出さない彼に改めて尋ねた。
「どうしたの?佐藤くん。」
佐藤くんは少し顔を赤くしてあたしを見た。
「千葉に言いたいことがあってな。」
はて、なんだろう?
何かしでかしたかな?
首を傾げながら浮かんだ考えは簡単に吹き飛んだ。
「俺、千葉のこと好きだ。」
はい…?
「俺と付き合ってほしい。」
これは…告白?
驚いて顔を上げると、真剣な瞳があたしを見下ろしていた。
「…ご、ごめんなさい。」
あたしは頭を下げた。
告白の作法なんてわかんない。
したこともされたこともない。
ましてや断ったことだってない。
ただこういうときは謝るようだっていうのはテレビで覚えた。
あたしは佐藤くんのことを嫌いなわけではない。
ただ、今のあたしには…。
「あたし…、気になる人がいるんだ。」

*******


290 :

それから佐藤くんと何を話したかは覚えてない。
10分以上話したかもしれないし、10秒も話してないかもしれない。
だけど、気付いたら話は終わってて、あたしは道場に向かったんだ。
気になる人…、サヤのもとへ。
別に名前を出したわけじゃない。だけど、改めて気になる人だって認めたらなぜか気持ちは楽になった。
やっぱり…、あたしはサヤが好き。
そんなことを考えていたら、道場の前に座っているサヤが見えた。
「ぅお〜い」
待ってる時間も好きになったけど、迎えに来るっていうのもいいね。
だって、待っててくれてるんだもん。
「あれれ〜?今日は待たせちゃったね。ごめんごめん。」
手を振りながら近づくと、サヤはいきなり立ち上がった。
「ごめっ!」
そして走り出した。
「ちょっと水道行ってくる!そこで待ってて!」
返事をする間もなかった。
サヤはあたしの顔を1回も見なかった。
待っててって言われても…。
何もすることがないよ〜。
というわけで、あたしはサヤを追って行った。

********

291 :

水道にたどりつくとサヤは水浴びするかのように顔に水を浴びせてた。
あたしがいることにも気付かないくらい一心不乱に。
ちょっと驚かせるつもりでサヤの後ろに立ってみた。
…気付かない。
うぅ〜む。ここはべたにひざかっくんか…。
なんて考えていたら、サヤが顔を上に向けて呟いてた。
「はぁ〜。あたし、何やってるんだろ…。」
「顔洗ってる。」
サヤの顔を覗き込むようにして答えてあげた。
サヤは驚いて動かない。
あたしは驚かすという当初の目標を達成したのでにやにやしながら話しかけた。
「もぉ〜遅かったから迎えに来ちゃったよ。」
顔をびっしょり濡らしたままぽけっとしてるサヤにハンカチを手渡した。
「さぁ帰ろー。」
顔を拭くサヤをにやにやしながら待っていると、
「そういえばさ、キリノ。」
サヤがあたしに問いかけた。
「道場の前にいなかったけど、今日はどうしたの?」
あたしはなんて答えればいいかわからなくてサヤを見た。
サヤは顔にハンカチを乗せていて表情が見えなかった。
告白されてたから、だなんてサヤにはなんとなく言いたくなかった。
好きな人に、告白されたなんて話したくなかったんだと思う。
「う〜ん?ちょっと用事があってさ〜。」
間違ってはいないでしょ?
告白という用事ってことでさ、なんて自分の中で屁理屈をこねてあたしは曖昧に返事をした。
サヤはハンカチを顔からとっていた。
なにか考えたような、いろんな感情が交じっているような不思議な表情をしていた。
「変なサヤ。」
サヤに呟いてみたけど、サヤはどこか遠くを見ているかのように反応しなかった。

*********

292 :

「ありがと。」
サヤからハンカチを受け取ってあたしたちはいつものように帰り始めた。
いつものようにいろんな話をしていたけど、サヤの反応がいつもと違うし、自分からあまり話をしない。
本当に、変なサヤ。
「ねぇ、キリノ。」
「ん〜。」
「キリノさ。好きな人、いる?」
久しぶりにサヤから話題を出したかと思ったら…。
サヤはまっすぐ前を向いていて、その表情からは何の感情も読み取れない。
「んん〜。」
好きな人はあんただよ。
なんて言えるはずないよ。
「いないよ。」
だって言ったら、言っちゃったら、全てが消えちゃうかもしれない。
こうやってサヤと過ごす日常を失うかもしれない。
だったら、あたしは親友でいい。
それで一緒にいられるなら、それがいいんだよ。
「…今は剣道が恋人って感じだもん。」
「…そっか。」
サヤはサヤらしくないひどく元気のない声で呟いた。
それからの帰り道、サヤから何か話題を出すことはなくて、あたしの話に相槌を打ってばかりだった。
本当に、変なサヤ。
いつもはすごく短く感じる帰り道が今日はやたらと遅く感じた。

サヤと別れあたしは1人考える。
今日、サヤになんかあったのかな?
部活で大ポカをやっちゃったとか?
いやいや、サヤはそんなことがあっても今日みたいにはなったことないし。
あんなサヤを見るのは初めてだった。
あたしの見る初めての表情だった。
もしかして…、あたしと一緒に帰りたくないとか?
頭に浮かんだネガティブな考えに首を振った。
きっと明日には直ってるよ…ね。


293 :
おわり
これまだ続くんかな
たぶん続きます
すんません

294 :
存分に続いてくれ!

295 :
一応続きっす
なんかぐだぐだだ…
キリノ視点です

296 :

次の日のサヤはいつもの、いつも以上にテンションの高いサヤだった。
「おっはよー!キリノ!」
うん、いつも以上。
だけど一つだけ違和感。
「おはよ、サヤ。ところで…目どうしたん?」
瞼が少し腫れていて、目は少し充血していた。
「え?あぁ…いやぁ…。昨日夜更かししちゃってさっ」
ははっって笑ってサヤはトイレに向かった。
ほんとにそれ以外はいつものサヤで、昨日のサヤが偽者なんじゃないかって思うくらいだった。
今日もあたしは道場の前に座ってサヤを待つ。
そこにサヤは
「ごめーん。遅くなったー。」
なんて手をひらひらさせて、笑いながら迎えに来てくれるんだ。
毎日話しているのに、絶えない話題、飽きない会話。
こんな日々がずっとずーっと続くって、そう…思ってたんだ。

********

「え?」
中学校最後の学年になって1ヶ月が過ぎた頃だった。
「いや、もう大会も少ないし…。勝ちたいからさ。」
隣を歩くサヤが言ったんだ。
「だからやれることはやっときたいんだよ。悔いは残したくないもん。」
サヤの所属するソフトボール部はこの辺りでも強豪で、その中でサヤはソフトボール部の星。
「それでさ、放課後自主練しようと思ってるんだ。」
分かってる。
サヤが本当に勝ちたいんだってこと。負けず嫌いだもんね。
だけど、だけどさ…。
「だから、これから一緒に帰れない。」
素直に分かった、頑張れって言えない自分が嫌になるよ。
あたしはサヤと一緒に帰りたいよ…。
…でも、あたしは親友として、親友として…。
サヤを応援するんだ…。
「うん、分かった。頑張ってね。」
笑顔を作り出して。

*********

297 :

「はぁ〜」
溜息が勝手に漏れた。
あれから2週間、道場の前に座っていてもサヤは迎えに来ない。
迎えに来ないって分かってるのに待っているのはなぜだろう。
わかっていたことだけど…、やっぱり寂しい。
グラウンドにソフトボール部の声が響く。
「…寂しいよ。サヤ。」
声に出すと余計寂しくなるのに、分かってるのに口から出てしまう。
…もう帰ろう。
そう思って立ち上がった時だった。
グラウンドでの声が一瞬途切れた。そして、
「サヤッッ!?」
「桑原っ!!」
「先輩!?」
嫌な予感がした。
あたしは走った。
頭の中にはサヤしかいなかった。
サヤのことが心配だった。

********

「…っ。」
「サヤ…。」
「どうやら足首をやっちまったようだな…。おいっ!氷持って来い!」
ソフトボール部が何かを囲むように円になっていて、そこから時折漏れ出す声にあたしは不安を募らせた。
バケツやら氷やらを持った1年生らしき子が円の中に入って行く。
「とにかく、桑原!お前んちに連絡して迎えに来てもらうから、ちゃんと病院に行くんだぞ。」
ソフトボール部の顧問が円から出て行き、そこにはソフトボール部員とあたしが残った。
「サヤ…。大丈夫?」
「捻ったの?」
「っあはは。大丈夫だってちょっと捻っただけだからさ。すぐよくなるよ。」
人だかりの隙間から笑うサヤが見えた。
あれ…?
小さい頃からずっと一緒だったからわかる。
「じゃあ保健室行こ。肩貸すね。」
「ごめん、ありがと。」
円が割れて、片足を引きずりながら支えられているサヤが現れた。
「あれ、キリノ?」
サヤはあたしに気が付いて笑いかけた。

298 :

「まだ残ってたの?ってかなんでここに?」
「なんか騒ぎが聞こえたからさ。それより…大丈夫なの?足。」
あたしはなんで残っているのか、というサヤの問い掛けには答えなかった。答えられなかった。
サヤは笑ったままの表情で言う。
「ん…、大丈夫だって!たいしたことないよ。」
あ…また。
「んじゃあ、キリノ。あたし行くから。気をつけて帰りなよ。」
サヤとサヤを支える影があたしから遠ざかって行く。
サヤ…。
あたしには分かった。
サヤが無理して笑っていること。
本当は痛くてしょうがないだろうに、我慢してること。

「一時はどうなるかと思ったね。」
「ねっ。サヤ先輩はうちの部に欠かせない存在だもんね。」
「今度の大会どうなるかなぁ」
残された部員達の会話が聞こえて、理解する。
あぁ…サヤはそういう子だよね。
サヤはああ見えて頼られるのが嫌いじゃないもんね。
期待されてるって分かってるもんね。
でもサヤ…。
無理しないで。

*******


299 :

気付いたら足が勝手にサヤの家に向かっていた。
チャイムを鳴らすと弟くんが現れた。
まだサヤは帰って来てないと言う。
たぶん今頃病院に行っているんだな、と思い、帰ろうとしたら弟くんに呼び止められた。
「姉ちゃんが帰って来るまで待ってれば!」
弟くんはあたしが返事をする前にあたしの腕を引っ張った。
せっかくだから弟くんの言葉に甘えよう。
「あ、電話借りてもいい?」
一応家に連絡しとかないとね。
「キリノ姉ちゃん!」
電話を終えると弟くんが呼んだ。
小さい頃からサヤと仲がよかったから、あたしもサヤの家族と仲が良かったし、サヤもあたしの家族と仲が良かった。
「ん〜。どうしたの?勉強なら教えてあげないよ。」
あたしが猫口を作って笑うと、弟くんは首を振った。
「なんか、最近の姉ちゃんが変なんだ。」
「え?」
「まぁもとから変なんだけど…。」
弟くん、かずひこくんは少し俯いた。
「なんか張り合いがないというか…。おとなしいというか…。元気がないというか…。キリノ姉ちゃん何か知らない?」
あたしの脳裏に浮かんだのは、あの日のサヤ。
いつもと違う変なサヤ。
「キリノ姉ちゃん?」
かずひこくんに呼ばれて現実に戻される。
だけど、サヤはあの日以来そんな様子はなかった。
「う〜ん…。学校とかではいつもと変わらなかったよ。」
かずひこくんは少し首をかしげてから口を開けた。
「ね、ね、ね…。」
「ね…?」


300 :

「ねえちゃんがーーーーー!!!!」
???
「ねえちゃんにーーーーー!!!!」
目の前で叫び出した少年にどうしていいかわからず、ただ?が頭に浮かぶ。
「あぁぁぁぁーーー!!!!」
「えぇと…。もしも〜し!かずひこくん?いったいどうしたのかな??」
別世界に行ってしまったような少年をこっちの世界に引き戻そうとしてみた。
「キリノねえちゃん!!大変だよ!!」
「な、何が?」
「ねえちゃんに好きな人ができたんだ!!!!!!!あのねえちゃんに!!!」
え…?
「あれが恋煩いというやつなのかーーーー!!!!」
えらく興奮した様子で叫び続けるかずひこくんの隣であたしは動けなくなっていた。
サヤが恋してる…?
誰に…?いつから…?
あたしの知っている人?知らない人?
ねぇ、サヤ。
やっぱりサヤも女の子なんだね。
でも、ごめん。
あたし、素直に応援できないよ。

********


301 :

「ただいま〜。ってキリノ!?」
「あ…。おかえり、サヤ。」
あれから何十分たったのだろう…。
気付いたら、弟くんは叫ぶのをやめてゲームをしていた。
あたしはというと、玄関が開く音がするまでずっと別の世界に行っていたようだ。
「あら、キリノちゃん、こんにちは。」
「こんにちは。」
「なんで、キリノがここにいるの?」
サヤは松葉杖を端におきながらあたしに尋ねた。
「心配してたんだよ〜。で、どうなの、足はさ?」
サヤは包帯で巻かれた足を見せながら笑った。
「ん〜?大丈夫だよ、大丈夫!もう、みんな大袈裟なんだから。」
「でも、松葉杖とかさ…。」
「念のため借りてきただけだって!ほんと大丈夫!心配してくれてありがとね、キリノ。」
サヤの笑顔はいつもと同じ。
ってたぶんほとんどの人はそう思う。
だけど、やっぱりいつものサヤとは違う。
「あらあら、もうこんな時間ね。キリノちゃん。もう外も暗くなってるし、送っていくわよ。」
サヤに何を言えばいいか考えていると、サヤのお母さんがそう言って立ち上がった。
「いいえ、大丈夫ですよ。」
「夜道にこんな可愛い子がいたら、不審者はほっとかないわよ!うちのサヤじゃないんだから。」
サヤのお母さんは陽気に笑う。
あぁ、やっぱり似てるな。
その笑顔がサヤの笑顔なんだよね。

*******

302 :

そんなわけで、あたしはサヤのお母さんに車で送ってもらってる。
「ねぇ、キリノちゃん?」
「はい?」
助手席に座るあたしからは、サヤのお母さんの表情は半分しか見えない。
「キリノちゃんのことだから気付いてると思うけど…。」
車が赤信号で止まった。
「サヤの足思ったより悪いのよ。捻挫は捻挫なんだけどね。お医者さんが言うには重い捻挫らしくって。」
やっぱり。
サヤは無理して笑ってるんだ。
「今度の大会、あの子はきっと出られないわ。サヤは負けず嫌いだし、ああ見えて繊細なところもあるから…。」
車が発進する。
もうすぐうちが見える。
「きっと傷付いてると思うの。」
チームメイトからの、顧問からの、後輩からの、卒業した先輩からの…たくさんの期待があっただろう。
頼られていただろう。
そしてサヤはそれに応えようと必だったはず…。
ただ傷付いてるだけじゃなくて、期待への裏切りを感じたり、責任感を感じたりしてるかもしれない。
「だから、キリノちゃん。あの子を、サヤを支えてやってね。」
ちょうどあたしの家に到着した。
「任せてください!あたしはサヤの親友ですから。」
サヤのお母さんに笑顔でそう言って、送ってもらったお礼をした。
走り去る車を見送りながら、あたしは立ち尽くしていた。
サヤが恋をしてるかもしれない、とか今は関係ない。
今はただサヤを支えなくちゃ。
自分に言い聞かすように何度も何度も心の中で呟いた。


303 :
以上っす
こんなに長くなるとは…
駄文長文失礼しました

304 :
GJ!!!!!!!!!!!

305 :
今週のミヤサト描写に身悶えしてるのは俺だけなのか?

306 :
来週発売の新刊で見れるのか?

307 :
ウメウラの百合展開ktkr!!

308 :
過疎ってんなー

309 :
新刊出たのにな

310 :
人いねえ・・・・・
山田が一人でめっちゃフラグ立てがんばってるのに
でも、とりあえずはウラ様の反応待ちかな
「逃げたとかふざけんな」OR「いいから松本を殴らせろ」どっちだろう

311 :
ウラ「松本アナを殴るためには、ウメをレイプして大人しくさせないと無理」
ラストの不気味な笑顔はこう思っているものと解釈

312 :
ウラまだ壊れてんのかw

313 :
山田が1本とったけど
バラモスを倒したと思ったらゾーマが出てきた、みたいな感じww
ウラと山田はどうもくっ付けられそうにないな
>311みたいにウラが鬼畜レイプする展開しか想像できん

314 :
もう色んな設定を無視して
ウラ様が松本アナ神に返り討ちにあって調教されるSS書こうかな

315 :
山田レイプはじまた
頬染めて吐息を漏らして感じまくりの山田さん


316 :
トーコとみるかは過去のトラウマのせいで震えが止まらないようで
ウラ様、あなた二人にどんな鬼畜プレイをなさったんですか?

317 :
ウラ様と山田さんの濃厚百合プレイを見てタマちゃんは何思う?

318 :
みやみやと百合プレイ

319 :
リョーコが完全に山田さんに陥落
タマちゃんもウラが翼の生えた天使様に見えて落ちつつある
百合のバーゲンセールだな…

320 :
>>319
詳しく

321 :
まんま今回の話なのでヤンガン見てくればいい

322 :
リョーコ目覚めたwwwガチっぽい方向でwww
さわやかなウラ様と泣きじゃくる山田さんも可愛かったです

323 :
新郎・山田梅子、新婦・榊心の結婚式会場はどこですか?

324 :
もう既に試合が結婚式みたいなもんだったろ

325 :
という事は新婚初夜はダブルダウンした後に運ばれたロケ場所の別室か
誰もいないのを確認した後に嫁の体をむさぼるウメ様と
あまりの快楽に喘ぎ声を我慢できずに喘ぎ続けるウラちゃん
ごゆっくり!そしてお幸せに!

326 :
リョーコ涙目

327 :
負けたら私の元を離れてしまうから勝つとか
いざ負けた時の泣きそうな顔といい山田心は健気だな

328 :
なんか知らんが早く新刊読みたい

329 :
ウラウメは早く敬語をやめてお互い呼び捨てで
バカップルみたくいちゃつけばいいのに

330 :
敬語でいちゃつくのが萌えるだろ

331 :
タマちゃん→見てるとわくわくしちゃったから、呼吸が乱れて汗グッチョリになるまで…
ウラ様→タキジュンごときに浮気した罰として強姦気味に・・・、その後は大人のテクで優しくお互い果てるまで…
リョーコ→憎まれてはいたが、達人クラスの剣道を見せてメロメロになった所をを…
あれ山田さん、もしかしてハーレム物のエロゲの主役してない?

332 :
やっと新刊来るで

333 :
新刊読んだ
なにあれすげぇ!
梅心やべぇ

334 :
俺も買ってきた
なんだこれすげえ!

335 :
数年後にはタキシード姿の山田さんとウェディングドレス姿のウラ様が
幸せそうにしてる画が浮かんでニヤニヤしてしまった13巻でした
あれ?逆?それとも両方ともドレス?
まあいいや、とにかく二人には幸せになってほしい

336 :
くそ、まだ買って無いのになんか楽しそうじゃないか…

337 :
終盤に来てまさか大物カップルが誕生するとは

338 :
憧れのウラに片思いしていたウメは一生懸命頑張ったけど自分じゃ釣り合わないと思い逃げ出した
でも既にウラにとって自らも気づかぬうちにウメは大きい存在になっていて心にぽっかり穴があく
そこで傷心ウラの心の穴を埋めた都合のいい男タキジュン
彼に溺れて落ちぶれてしまったウラのことを知ったウメはウラの目を覚まさせ
ウラはウメを愛してると気づき見事結ばれたわけだな

339 :
これ絶対に謝罪の振りして末野さんに見せつけてるよね?
ttp://www.rupan.net/uploader/download/1274882899.jpg

340 :
ウメウラ新婚(っぽい)カップルをキリサヤ熟年(の貫禄がある)カップルが
時にはおちょくったり時には優しくアドバイスする展開になんねーかなー

341 :
ウラとウメに媚薬を飲ませてから一つの布団に枕が二つあって防音対策は万全な部屋に二人きりにして
ガチ百合もののハードなAVを強制的に見せつけてやりたい、もちろん映像は途中で消せないようにして
二人は何分我慢できるんだろうね?

342 :
>>335
間違いないのはウラ様は黒いウェディングドレスだということだ

343 :
ウラの性格からして、ウメが他の人間と手をつなぐのすら許さないような超ヤンデレになる予感

344 :
>>343
でもタマちゃんだけは可愛いから許す
というか自分から抱きしめる

345 :
そして「二人はとても仲良しさんですね、結婚してるみたいです」と突然タマちゃんに言われ
嬉しくも「えっ?ふぇっ!?」と小動物のように挙動不審にテンパり出す山田さんと
喜びと恥ずかしさの余りに耳まで赤くなってうつむいたまま無口になるウラ様

346 :
タマちゃんみたいな子供が欲しいなぁ…とおねだりするんですね分かります

347 :
このまますんなりいくマンガに思えなくてちょっと怖いんだが

348 :
ウラにタマちゃんが惚れて、ウメにリョーコが惚れて四角関係になるってことか
確かにいろいろと怖いな

349 :
>>342
異議あり!
黒髪ロングなウラには純白のウェディングドレスが相応しい
黒のドレスはエクステを外すとボーイッシュなショートカットのウメが似合うと思う

350 :
リョーコの「かっこいい・・・!」の顔がどうみても性的な意味で興奮しています本当にありがとうございました

351 :
俺はウラタキシードでウメドレス派
ウメの憧れの人と対等になるために頑張るサマが少女っぽい

352 :
ドレスで思ったけど山田さんに桃竜学院の制服、ウラ様にコアミルクのCM衣装を着せ替えっこして
似合うね似合うねと褒めあってイチャイチャすればいいんじゃないかな、このバカップルは
(コアミルクは借り物の衣装に決まってるから厳しそうだが)

353 :
リョーコがウメに転向してしまったから
TVで二人が仲良くしてるのを何週も見てしまって
タキジュンx松本アナがウメxリョーコに置き換わって
ウラはまた病んでしまうんだな

354 :
リョーコ逃げてー
そしてタレントを守るために…さよなら黒岩さん…

355 :
ということはウラの部屋が今度はウメの写真でウメ尽くされるんだな

356 :
再会して相思相愛なのを確認したウラウメもただの学生と芸能人という立場、
住んでる所が離れ過ぎているせいでいつまた会えるかわからないのも皮肉な話だ

357 :
そして>>353-355みたくウラが再暗黒化する可能性もあるからな…

358 :
再暗黒化したあとに
バニ学のなかでウラxエリナ戦の話が出て
榊さんのことはどう思われてますか
って聞かれたウメが
憧れの人で大好きです
とか裏表のない笑顔で答えて、それを見たウラが
ドラマの中のタキジュンの好きと全く違うモノと気がついて
真ウラに覚醒するんだ

妄想吐露終了
仕事に戻る(`・ω・´)ゞ

359 :
それはリョーコ暗黒化フラグ

360 :
梅子苦労人すぎるwww

361 :
だからこそウラ様とリョーコちゃんの二人を惚れさせたとも言える
そうだ、重婚すればいいじゃん!二人がどっちか選べという暇を与えない位に
愛情注いでメロメロにすればいいじゃん!山田さんなら出来るよ!

362 :
3P・・・だと・・・

363 :
拘束された上にウラ様に顔騎されてリョーコに下半身をオモチャ責めされる姿しか浮かばない…

364 :
性的な絡みもいいけどウラウメのデートが見たい
ウメは剣道以外の世界をウラに教えてあげてもっとラブラブになればいいさ

365 :
ウメにデートに誘われてウキウキ気分のウラだが、リョーコも付いてきて修羅場とか

366 :
最初は意の波動むき出しで睨み合ってるウラとリョーコだけど
ウメの笑顔を曇らせたくないという点は一致してるので最終的には仲良しに
nice boat.にはならない…はず、たぶん、おそらく、きっと、そうじゃないかなぁ
…自信を持て俺

367 :
いや、だって……ウラ様だぞ?

368 :
nice boatの場合は対象がクズだったからな
裏表のない山田さんと比べちゃいけない

369 :
山田さんと剣道をずっと楽しむ仲になりたいなら
ウラ様もバニ学でアイドルデビューすればいいのに

370 :
「私はそんな意味のないことはしません
 だって私達は心がつながっているのですから……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

371 :
今度の夏コミでウメウラ(+リョーコも?)を取り扱うサークルが
出てくる事を祈る、もちろんできの良いやつを

372 :
どっちがタチでどっちがネコなんだよ

373 :
試合の流れを見るに、最初は圧倒的にウラのペースでウメはされるがまま
「本当、あなたとするのは楽しい」なんてにっこり言われて涙とかアレとかでぐちょぐちょになったまま
「私も楽しいっ・・・!」って笑い返すんだけど
ウラの想いとかアレとかを受け止めて大人になった瞬間から互角のせめぎ合いになり
最終的にはタチネコ逆転するもフィニッシュはほぼ同時という理想的なパターンで終了

374 :
>>370
「心でつながっているのもいいけど…」
「…山田さん?」
「やっぱり好きな人とは一緒にいたいし
 何より、剣道だけでない榊さんの世界を全て知りたいな…」
ゴゴゴゴゴゴ………
「だから、もう我慢できない…いいよね?」
……………キュン
「……優しくしてください(/////)」

ウラ様(ネコ)のヤンデレに目が行きがちだけど
試合中の熱血振りを見るに、山田さん(タチ)もかなりアグレッシブな人だと思うんだ

375 :
家康 明智殿の感想をお伝えいたす
    ウメウラの キャッキャウフフに 心満ち
利休 下の句(エロパート)は?
家康 エロパートなど蛇足、と
利休 (なんと……なんと明智様が……
     エロパートを排するまでに 百合を極めておられたとは……)

へうげもの読んでたらこんなの思い浮かんだ

376 :
エロが蛇足だとすれば
やはり伝家の宝刀「しまむらデートでバカップル」の巻か

377 :
馬鹿なこと言ってる奴は
13巻のウラウメバカップルのイチャイチャを見て萌えんでろ

378 :
次に強烈な百合が見れるのはいつになるのだろうか
キリサヤでもミヤサトでもタマメイでもウメウラでもいいから

379 :
ただいま山田さんから絶賛放置プレイを受けてるウラ様

380 :
いまさらだがウラウメに萌えた。
ウラがバ○テスの翔子みたいにウメに凄まじいアタックをしかけるところが目に浮かぶ
ウメならそれを受け止められるはず。

381 :
試合という名の愛の告白合戦がバニ学で放送されたら
ウメウラはもう交際を世間に認めて同棲するしかない

382 :
>>379
放置されてる方もしてる方も色々溜まって
再会したらファーストキスぐらいはまじでしそう

383 :
高みを目指すには力量が似た相手が必要
というのを言い訳にしてウメの学校へ転校してくるウラ
下宿先はウメ宅
ウメの仕事がないときは道場で竹刀で会話
お風呂でどっきり→背中流しっこ
部屋間違え→(中略)→一緒に寝る
オフにエリナに会いに来たリョーコがウラに鉢合わせ
意の波動をぶつけ合う間にいてなお
ラオウの闘気を受け流すトキのごとく平然としているウメ
     ?
(`A) (´∀`) (A´)

384 :
ウラ様と山田さんはお前らの中でどんだけ肉食獣なんだよwww

385 :
山田夫妻がLOVELOVEだから仕方がない

386 :
女同士なんだから夫妻というより婦妻

387 :
ウラウメは剣道にイチャイチャに百合エッチに全力注ぎ過ぎて
1ヶ月に一度ぐらいWダウンしそう

388 :
今日発売の号はウラウメ派必見

389 :
剣道の稽古をタマちゃんにつけようと道場に向かった山田さん
そこでウラ様との関係を察していたタマちゃんに
「自分の気持ちに素直になった方がいいですよ」とアドバイスされ…
事務所に頭を下げてオフを作ってもらい九州の榊家まで行き
「娘さんを私にください!」
とお義父さんに土下座
ウラ父も山田さんの素直な性格と娘への強い気持ちに心打たれ結婚を承諾
こうしてウラ様は嬉し泣きを浮かべながら山田家に嫁ぐ決意をするのであった…

と今日発売号を読んで妄想するほどに悶えまくった

390 :
>>389
先生!ウラウメがそんなベタに結ばれるとは思えません!

391 :
かつてキャラ板にあったウラスレの変態レスの大半はウメ

392 :
ウラウメのイチャイチャ画像待ち

393 :
目指せ全日本選手権なんて実現したらリョーコが発情しすぎて大変じゃん

394 :
発情して襲い掛かろうものなら
九州から光り輝くバカなお方が飛んでくるぞ

395 :
http://viploader.net/anime/src/vlanime026844.gif
山田さん、恋人がまた壊れたから放置プレイしてないで
会って滅茶苦茶に愛してやれ

396 :
ウラ「あなたと戦いたかった」
リョーコ「チキショー可愛いなァ」
ウメもてもてだなおい

397 :
ウラ様とリョーコちゃんの間に危惧してた意の波動は無さそうなので一安心
ただオフも剣道の稽古で大変そうなウメちゃんが二人の愛を受け止め続けたら
倒れるんじゃないかと新たな心配の種が

398 :
こんな暑い日はサヤの汗まみれの巨乳を一日中くんかくんかしてるキリノ

399 :
一緒に温泉入るとスキンシップと称して後ろから抱きついたり胸の成長を
確かめるために揉んだりしてキャッキャッするキリサヤ
一方恥ずかしさのあまり鉄壁のガードで胸や股間を
隠して顔を真っ赤にするウメウラリョーコ

400 :
ガードが解けて恥部が見えた瞬間に
残りの二人に美味しく食べられちゃうからな

401 :
ウメウラという生きがいを見つけた途端に最終回かよorz

402 :
山田さんは室江高剣道部みたいな楽しい家庭をウラ様と築きたいのか

403 :
ウメウラにこれぐらいの度胸はあるのか!?
ttp://www.restspace.jp/gazo/img-box/img20100830222858.jpg

404 :
>>403
>ウメウラにこれぐらいの胸はあるのか!?
おい、やめろ

405 :
シコンファイブ撮影現場の楽屋
ウメ「あのーすいません、シコンシルバーの衣装何とかならないでしょうか…」
(生地が薄いのかな、これじゃ胸の形がくっきりと強調されちゃう…。今までもこれぐらい、いや、
これ以上露出度が高い衣装は着てきたけど、榊さんが目の前にいると恥ずかしくて…///)
別の楽屋
ウラ「…衣装を変えてください」
(何で芸能人でも無い私がシコンシルバーの姉とかいうキャラを?
エキストラだけって聞いていたのに…。それに衣装のスカートが短すぎます、
山田さんの目の前で下着が見えたらどうするんです!…///)

406 :
a

407 :
うちの地元には梅浦(ウメウラ)という地名があってね
出勤時近くを通るだけで何だか幸せな気分になれるんだ

408 :
>>405
最終回冒頭の特撮か、ウメウラを実の姉妹に留めやがって
わかってねぇな脚本家の牛松!

409 :
私達にふさわしい地名があると聞いて日本地図から梅浦(ウメウラ)を発見
結ばれるのは運命であったと確信した山田婦妻
そして顔を赤らめながらも、「これからもよろしくね」と笑みを浮かべ見つめ合うのであった…

410 :
つまり山田さんがタチでウラ様がネコなのも運命で決まっていた事なのあ

411 :
最終回の後にウメウラはどうなったんだろう?
すごく気になって寝れん

412 :
11月発売の小説でイチャイチャしまくる予定

413 :
ウメ
私の榊さんがこんなにかわいいわけがない
ウラ
私の山田さんがこんなにカッコいいわけがない

414 :
お互いのパートナーの事自慢しあってるよ
何このバカップル早く結婚すればいいのに

415 :
銭湯回のサービスシーン無しに絶望した。
キリノとサヤに身体をもてあそばれ、新たな快楽に目覚めるタマとか妄想してたのに・・・・・・・・・

416 :
DVD特典でも銭湯シーンそのものはあったが弄んだ描写は無し
他校の皆さんがいるからさすがに自粛したのか、町戸も交えた結果DVDでもアウトな程カオスになったのか

417 :
キリサヤとウメウラかわいいよ

418 :
http://adultbody.info/ に別タイトルの同動画があって困ってるんだけど。正しいのどっち?

419 :
山田さんとウラ様のハメ撮り動画の100万分の1も価値無いんだけど

420 :
ハメ鳥はぶれるのが嫌

421 :
ウラはちゃんとウメにチョコ渡せたか?

422 :
ほす

423 :


424 :
>>176
サトミヤいい

425 :
ttp://img32.pixiv.net/img/takeobcg/18864994_m.jpg

426 :
山田さんがイケメン過ぎて生きるのが辛い

427 :
山田さんとウラさんが剣道以外の部分でも仲良くなっていく様が見たい

428 :
>>426
ウラ様乙

429 :
@igarashi_aguri 五十嵐あぐり(タヌキ)
今度小林せんせーと組むし、百合の要素も勉強するべきか!? と思ってレズの体位の写真集も買った…オワッタ
後に冗談だ新連載には使わないとあぐりは弁解した…
さあバンブーのどのカップルに使う気なのか白状してもらおうか?

430 :
保守

431 :
http://nekora.main.jp/comic/thumb/BAMBLA/all/

432 :
おお・・・ウラウメについて語れるスレが残っていてオラ嬉しいぞ。
独り言状態ではあるがw
アグリさんにまたウメウラ書いて欲しいなぁ。

433 :
ウメウラ結婚しろ

434 :
バレンタインはウラとウメのどっちがチョコ渡すんだろ

435 :
>>434
2人とも持ってきてはいるものの、どうにもわたせずモジモジ

436 :
ウメウラでポッキーゲームやらすか

437 :
今度ビックガンガンで始まるバンブーCでは
ウメウラが同棲してる…かも

438 :
惣菜ちばで一緒に働いてるキリノとサヤも

439 :
ウメとウラはエッチしまくり

440 :2013/09/10
そして子供を授かるウメウラ
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