2013年10エロパロ596: Angel Beats!でエロパロ 7 (201) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

【ブラスレイター】BLASSREITERでエロパロ (441)
勇者シリーズ&エルドランシリーズ総合スレ4 (321)
【ポケダンも】ポケモン同士総合スレ16【本家も】 (660)
ライトノベルキャラで抜こう! 7th (580)
【お焚き上げ】投げSS供養スレ【墓場】 2 (315)
キャットファイト小説 (70)
おむつ的妄想8枚目 (432)
逆転エロパロ第17法廷 (813)

Angel Beats!でエロパロ 7


1 :2012/06/05 〜 最終レス :2013/06/18
ここはアニメ『Angel Beats!』のエロパロスレです。
カップリングやシチュエーション、エロの有無を問わずSSは常時大歓迎。

ただし、特殊だったり好みが分かれたりするシチュは、
苦手な人がスルーできるように投下前に警告を(例:百合や陵辱物など)

このスレは基本的にsage進行です。レスや投下する際はメール欄に半角で『sage』と入力。
次スレは容量が480KBを越えるか、レス数が950を突破した辺りで宣言をして立てましょう。
荒らし、煽り、遊佐姫や過度なクレクレはスルー。NGに追加で。


■前スレ
Angel Beats!でエロパロ 6
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1314289207/

■保管庫
http://wiki.livedoor.jp/yurikanade/d/
http://www29.atwiki.jp/angelbeats/pages/75.html(旧)
投下があれば追加していきましょう。

2 :
>>1
何もなかった

3 :
こっちもスレストしとけよ
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1338805044/

4 :
お前の目は節穴か

5 :
>>3は立てた本人なんでしょ
遊佐姫スレはここが立って即削除されたみたいだから余程気にしてた人じゃないとURL持ってこれないよ

6 :
ゲーム化はよ

7 :
希望通り新スレ立ったんだから早速投下してもらおうか

8 :
>>5
本人じゃねえよ
スレスレされたスレでURL見つけてブタ姫がまた鬱陶しいスレ立ってたから
前スレスレスレされたならこっちもスレスレしとけって言ってみただけなんだが

9 :
さあ、新しい投下を待とうじゃないか

10 :
のんびり待てばいいんだよ便乗カス

11 :
本当に速攻で削除されたみたいでワロタ
416 :”削除”依頼:2012/06/05(火) 23:53:18.54 ID:KXUPHf320 削除対象アドレス
【遊佐姫】 Angel Beats!でエロパロ 7 【あひぃ】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1318648704/
【遊佐姫】 Angel Beats!でエロパロ 8 【あひぃ】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1338805044/
削除理由・詳細・その他:
3. 固定ハンドル(2ch内)に関して
固定ハンドルが題名に入っている
6. 重複スレッド(上:512 下:5で誘導済み)
417 :Misuzuya ◆59RRzBueiU :2012/06/06(水) 00:03:11.21 ID:y7TJnT3H0
>>416
さすがにこれは真っ黒なので削除です

12 :
そして来週一番くじくるのな

13 :
>>11
こんなあっさりと片付く糞コテスレをなぜ一年近くも放置してたんだ…
改めてオワコンぶりを痛感した

14 :
けっきょく遊佐姫の最後の投下は保管庫に収録されずじまいか

15 :
戦犯・遊佐姫

16 :
新スレ立ったら書くとか言ってた奴は当然準備してるんだろうな?
このまま投下無かったら荒らすからな

17 :
なんやて

18 :
荒らしはあきませんなぁ

19 :
なんにもしてない奴が偉そうにしてるのが笑えるw

20 :
俺が書いてもいいんだぞ?

21 :
新スレ立っても過疎だろうことはわかってたけど
削除される心配がない分今の方がマシだな

22 :
変な空気になる前だってそこまで盛んだったわけじゃないんだしこれでいいんだよ

23 :
こいよ>>20 元ネタなんか捨ててかかってこい!

24 :
野郎ぶっ結婚してやああああああある!

25 :
>>24
とりあえず落ち着け

26 :
>>25 ?!んだんじゃ・・・

27 :
新作投稿します。新参者ですが良かったら見てください。
タイトル「二人の記憶」

28 :
「ねぇ〜?日向せんぱ〜い、今日はどこに連れていってくれるんですか〜?」
「ん?…そうだな〜じゃあ野球観戦だ!」
「え〜…またですか〜?この前も行ったじゃないですか〜…もっとセンパイは女心ってものを勉強すべきだと思うです…」
「ぐっ……ユイに女心なんてあるとは思えないが……っ…て…何でもないっす…」
「……ふん!日向センパイなんて知らないです!ば〜か…」
「てめっ…センパイに向かってバカとはなんだ!?」
…………これはある男子高校生と体が不自由な女の子の物語
二人の出会いは偶然だった
野球部に所属していた日向は練習中に近所の窓ガラスをボールで割ってしまった
「やっべ〜…でも謝りに行かないと…」
チャイムを押すと年はわからないが綺麗な女性が向かえてくれて、さほど怒ってないように
「私の家に飛び込んで来たのは始めてですよ?近所の家は数回あるんですけどねぇ…」
「本当にすいませんでした!」
頭を下げる日向に対し
「いえいえ、私の娘も喜んでいましたよ…いつも遠くから眺めているだけでしたので…」
「いつも…?」
「あ…気にしないで下さい。さぁ上がって?ボールは二階ですよ?」
不思議に思った日向はそのまま二階へと案内される
「この部屋に飛び込んで来ましたね…ちょっと娘もいますが気にしないで下さい。」
「…?分かりました…失礼します…」
ドアを開けると部屋の中には飛び込んできたボールと…ベットの上で微笑んでいる少女の姿が…横には車椅子があり、その子の今の状況がわかる
「あ〜…えと…今日は…ごめんね?びっくりしたでしょ?怪我はない?」
「こんにちはお兄ちゃん!びっくりしたけど大丈夫だよ!?」
「そっか…良かった……えと…君…ずっとこの部屋にいるの?」
「うん…昔…ちょっと…ね?だから友達もいなくて…良かったらお兄ちゃんが友達になってくれない?」
「…え?…う…うん…俺で良かったら…俺は日向、歳は18…君は?」
「ユイ!歳は16歳だよ?よろしくね?日向センパイ!」

それが二人の出会い…これがきっかけで日向は寝たきりのユイの話し相手になろうと毎日のように家に遊びに行った 色んな話をした…ユイの夢…思いっきり体を動かしてスポーツがしたいとか バンドのボーカルとリードギターをやってみたいとかそんな話
時は進み、二人が出会って2ヶ月がたとうとしていた。ユイの母親は日向にとても感謝してこんなことを言ってきた
「ユイを色んな場所に連れていってくれませんか?私は全然連れていってあげられなかったので…」
「わかりました!任せて下さい!」
それが1ヶ月前の話 この1ヶ月で二人は色んな場所にいった。動物園 スポーツ観戦…など。日向は野球部だったので野球観戦が主な比率をしめていたのだが今日も野球観戦にいくと言う日向に対し、膨れっ面のユイ

29 :
日向「…たく…わかったよ…じゃあ…そうだ!こんなのはどうだ?」
ユイ「…なんですか?どうせろくな考えじゃ………面白そうですね!?そうしましょうよ!」
日向「そうだろう!見直したか?」
ユイ「ええ!日向センパイにしてはまともな案だと思うです!」
日向「…なんか引っかかる言い方だな…まぁ良いけど…じゃあ早速出発するか?」
ユイ「はい!」
そんなやり取りの後二人は近くの駅にいた。日向の案とは今日中に帰れる距離で二人の知らない場所にいって散歩しようというものだった
二人は電車に乗り込むと外の風景が段々と都会から離れて、緑が多くなっていくのを見ていた…そうして1時間後
日向「この辺りでいいか?これ以上遠くなると遅くなりそうだからな」
ユイ「そうですね!ここにしましょう!」
そう言って二人は電車から降りると改札を出た。駅名もあまりきかない名で本当に見知らぬ場所…何故だか引き寄せられるような感覚でこの場所を選んでしまった
駅から少し進むともう緑に囲まれた自然そのものという感じな場所に二人は癒されていった
日向「はぁ〜なんかこういう場所もたまにはいいな〜」
ユイ「そうですね!なんか心が癒されていくみたいです!」
日向「まったくだ……ん?」
ユイ「どうしたんですか?日向センパイ?」
日向「なぁ…ユイ、あれを見てみろ…」
ユイ「なんですか〜?そんな神妙な顔で……?…え?なんですかあれ…」
二人の視線の先にはこの場所には似合わない大きな学校の用な建物があった。大きなグラウンドに大きな校舎、明らかに不気味だが外見は新しいもので
日向「なぁ…あそこ行ってみないか?」
ユイ「ええ〜!?…やめましょうよ?」
日向「いいじゃんよ?もしかして怖いのか?」
ユイ「こ…怖くなんかないですよ!じゃあ行きましょうよ!」
日向「じゃあ決まりだな?しゅっぱ〜つ!」
ユイは乗り気ではなかったが日向の提案であの場所に向かうことになった。近づくにつれて二人は妙な感覚に襲われた
日向「なぁ…ユイ…俺なんかあの場所…知ってるような感じがするんだ」
ユイ「センパイもですか?実はわたしもなんですよ…」
日向「ユイも?」
全く知らない場所なのに何故かそんな感覚になる二人、近づくに連れてその感覚は大きくなり遂にその場所…やはり学校につくとそこは…

30 :
そこは不思議な学校だった。人の気配もなければ使っている様子もない、だが校舎の外見は綺麗で、グラウンドもちゃんと手入れしてあるように綺麗だった。
二人はキョロキョロと辺りを見渡して
日向「やっぱり学校だよな…でも俺こんな場所来たことないのに…なんで知ってるような感じがするんだ?」
ユイ「私もです…なんか妙に懐かしいっていうか…ねぇ日向センパイ…見学していきません?」
日向「そうだな?ちょっと見てくか?」
二人は校門からその学校の敷地に足を踏み入れる。少し歩くと広いグラウンドがあった…そこで不意に
???「…………………」
日向「……ん?」
ユイ「どうかしましたか?日向センパイ?」
日向「いや…何でもない…さぁもっとみていこうぜ?」
日向は誰かに話しかけられたような感じがして振り向くが誰もいない。だが怖い感じはなく不思議な感覚だった
校舎につくと扉が開いていたので
日向「よし、入ってみるか!」
ユイ「はい!行きましょう!」
二人は好奇心で校舎に入る、少し進むと一階の掲示板みたいな場所にポスターみたいな紙が貼ってあったが途切れ途切れで少ししか読めない
日向「えっ…と…G…D…M?なんだこれ?」
ユイ「………………」
日向「ん?ユイ?大丈夫か!?」
ユイ「え?…あ…すいません…何でもないです」
ユイもそのぼろぼろなポスターをみて不思議な感覚…懐かしい感じがしたがまだ希薄で
二人は二階に進む…そこには教室が並びひとつだけ「音楽室」という看板が…そこを覗くとユイは不意に
???「……ら…イ!?…ギターと歌がバラバラだよ?何回いったら分かるの!」
???「えぇ〜?そうですかぁ?」
ユイ「え…なに…?今の…」
日向「どうした?なんかあったか?」ユイ「なんか声が聞こえたような…」日向「そういえば俺もさっきグラウンドで聞こえたような気がしてな…」
ユイ「日向センパイも…?何なんだろ…この学校…」
二人は不思議に思いながらも音楽室を後にして上の階へと足を進ませる

31 :
上の階へと進むとそこにも教室があり、ひとつだけ「校長室」とかかれた部屋があって自然に日向はその扉をあけると、日向の目の前に急に暗くなり謎の風景が写し出される…
何人もの男女が制服を来ており、部屋の校長室にあるような机には一人の女の子が座っていて
???「……さぁ本日のオペレーションは…っ…て……なた君?ちゃんと聞いてるの!?」
???「……なんで俺だけ!?他にも聞いてなさそうな奴いるだろ?訳わかんねぇぜ!」
???「問答無用!」
ユイ「…パイ…日向センパイ?大丈夫ですか?なんかぼーっとしてますけど…」
日向「…あ?あぁ…大丈夫だ…なんか変な光景が目に浮かんでな…これで上はもうないみたいだし…降りるか?」ユイ「はい!」
校長室の扉をバタンと閉める…二人が去った部屋では窓際に大きなスクリーンが映し出され、「SSS」の文字が入ったエンブレムが姿を現す
二人は下に降りると校舎からでる…そこには大きなグラウンドと別の場所に体育館のようなものがある
そこで次にユイが日向と同じように目の前に不思議な光景が…
???「ほら……もうバテたのか?お前の夢はそんなものだったのか?」
???「そんなことないです!まだまだ〜!…わっ…!」
???「全然ふり遅れてるぞ!?もっとボールを良く見てだな…」…………

???「センパイ…私の夢…叶えてくれるって言いましたよね?」
???「あぁ…次はなんだ?」
???「結婚」
???「はぁ…?結婚って…」
???「結婚は女の夢ですよ…ねぇ…センパイは私と結婚してくれますか?」
???「それは……っ…」
???「俺がしてやんよ…俺が結婚して………」

日向「ユイ?ユイ!?大丈夫がなんで泣いてるんだよ…?」
ユイ「…えっ?…あ…なんでだろ…凄く嬉しい夢を見ていた気がして…」
日向「全く…びっくりさせんなよ…」ユイ「ごめんなさい、センパイ…」
ユイにも走馬灯のように鮮明な光景が映し出されて何故か涙が溢れてしまった…
日向「じゃあ…ここで最後にするか…」
ユイ「はい!」
そこは校舎を出たときに見えた体育館…二人は自然にその扉を開ける


32 :
体育館の扉を開けると二人同時に違う光景が映し出された
ユイ→……
???「無限に生きたい…無限に生きられたら…全て叶う…でも色んなものが私を追い込んでく……」
???「わぁ〜!!ガルデモ最高〜!ユイ〜!ひさ子〜……」
それは体育館で行われてるバンドのライブだった…今回の光景ははっきりと見えて声もちゃんと聞こえる。そのバンドのボーカルはユイにそっくりだった…歌ってギターも引けて…
まさにユイの昔話していた夢を叶えたような光景…更にバンド名は「Girls Ded Monster」…略してガルデモ…一階の掲示板で見たGDMの文字と一致した…
その光景にユイは言葉も出ずにただそれを見つめて涙を流していた

日向→………
???「これより、んだ世界戦線の卒業式を始めます…」……

???「じゃあ私が先に行きます…泣いた女の顔など見たくないのでね」
???「……おとなしさん…っ…おとなしさんがいなかったら…ぼく…」
???「お前が一番泣いてるじゃないか…」

???「じゃあ…次は私ね……みんな…色々ありがとう…かなでちゃんも…本当なら良い友達になれたのに…ごめんね?」
???「ううん…ゆり…楽しかった…」
???「…っ…全く…ゆりっぺなんて…ふざけたアダ名よね?」

???「じゃあ次は俺だな…?」
???「ひなた…色々サンキューな?助かったよ…」
???「気にすんなって…じゃあ…またな!?親友!」

二人の走馬灯は同時に覚めた…そこにはなんの変てつもない只の体育館が広がっていた…ただ気になるのは前の方に置かれた4つの椅子…それがなにかは二人には全くわからないままで…
日向「じゃあ…帰るか…ユイ…」
ユイ「そうですね…」
二人はその学校を後にする、一度だけ振り替えってそこを見ると何故だかたくさんの生徒が楽しそうにしているような気がして…
日向「なぁ…ユイ…?」
ユイ「…なんです?センパイ?」
日向「ここって…もしかして…」
ユイ「…そうかも知れませんね?」

…それがこの場所で二人が交わした最後の言葉、帰りの道中二人は無言…だったがなぜか二人の表情はとても晴れやかなものだった……


33 :
以上になります。非エロですが、なんかこんな話があったらいいな〜ということで書いてみました。
過去に同じようなものが出ていたらすいません。

34 :
本をもっと読むといい具合に掴めると思うよ
あなたの勇気に敬服

35 :
普通な感じに戻って良かった…
なんだったんだよ前スレ。一人の作者ばっか叩きやがって

36 :
>>33
よくやってくれたな
このまま初期の頃の雰囲気に戻ってくれればいいが、多くの書き手は嫌気がさして消えちまったろうな…

37 :
前スレはクソコテスレじゃなくて6だろ!いい加減にしろ!

38 :
蒸し返すなカス共

39 :
>>33です
拙い文章ですいませんでした。
こんな感じで良ければまた書いてこようと思います。


40 :
>>33
このまま普通に戻ってくれればいい

41 :
拙いと思えるなら改善すべきだよね
期待しています

42 :
>>33 乙っした
初めてにしてはいいと思うよ。今後も期待してます

43 :
さて、投下を始めるか ※非エロ ほのぼの日常系

44 :
「私たちって本編で出番少なかったですよね」
空き教室での練習の最中、入江が唐突に言った。
「いきなりメタな話だなオイ。つか練習しろ」
「でもどうしても気になっちゃって」
ひさ子のツッコミに動じない入江。
ドラムスを叩く手が止まってしまってる。
同じようにベースをさぼった問題児の関根が絡む。
「あたしも気になっちゃいましたー。マジ出番少なすぎです。
 視聴者に入江っちと名前逆に覚えられてたりしてー」
「そうだよねしおりん。気になったんだけど、あだ名はしおりんで
 あってるよね? 私たち出番がなさ過ぎてセリフほぼなかったもんね」
「たぶんしおりんであってるよ入江っち。てかみゆきって呼ぶべきかな?」
完全に練習する気のない入江と関根に、もう一度注意を
入れようとしたひさ子だが、ユイに阻まれる。

45 :
「なに変な話してるんですか先輩たち。
 ぶっちゃけどっちでもいいんじゃないですか?」
「ほんとにどうでもいいよ。
 SSSなんて大半が脇役ばっかりだし、考えるだけ無駄だよ」
「でも私たちって存在する意味あるんでしょうか?
 視聴者に顔や名前も覚えてもらえないってひどすぎます」
聖母マリア像を見上げるような視線で問いかける入江。
あまりにも悲観的な考えにあきれたひさ子が優しく諭す。
「入江。よく聞けよ? 第一話からライブで盛り上げたのは
 他の誰でもないあたしたちガルデモだ。その後も何度か
 演奏シーンもあったし、結構目立ってるじゃないか。
 作画も気合入ってたんだし、もっと自信持っていいんだぞ?」
「そうでしょうか?」
「そうだよ。誰がなんと言おうとあたしたちは重要な存在だ。
 岩沢がいなくなってもまだまだこれからさ。
 もっと校内を盛り上げていこうぜ」

46 :
ひさ子の強い言葉に励まされる入江。
憂鬱だった彼女の顔に光がさす。
他のメンバーも同様に明るい雰囲気になった。
んだ世界では深く考えてはいけないのだ。
マイペースが一番。
「おーし一件落着っすね。それじゃ練習しますか♪」
「おまえが仕切るな関根」
ひさ子がつっこむ。お調子者の関根はいつもこんな感じだ。
「さすが関根先輩。
 密かに次のリーダーの座を狙ってるだけありますね」
ユイのセリフに驚くひさ子。
「なにぃ? おまえそんなこと考えてたのか」
「ええっ、何のことでしょうかー」
関根がとぼける。

47 :
「しおりんがリーダーのガルデモとか嫌だな。
 とんでもないグループになりそう」
「正直言うとあたしも将来が不安です」
「ちょっとー。なんでみんなあたしをいじめるのー? うええん」
入江とユイからも信頼のない関根が嘘泣きする。
またしても練習は進まない。
次のライブがもうすぐ迫ってるというのに。
でもまったりした感じの方が、
ギスギスしなくてちょうどいいのかもしれない。
良い演奏の秘訣は心を豊かにすることなのだから。
                                   おわり

48 :
投下を終える

49 :
台本形式に地の文が悪い方向に作用してるとおもうの
どっちかに統一したほうがいいとおも

50 :
ここって前に投下したやつを手直ししたやつを投下すんのOK?

51 :
いいと思う

52 :
じゃあ投下なんかアドバイスとか次のリクとかあったら書いて。

53 :
「かなで…愛してる…ずっと一緒にいよう…」
こみ上げる涙を拭いもせず、俺はかなでに思いを告げた。
「うん…ありがとう、結弦…」
「ずっと、ずっと一緒にいよう…」
「うん…ありがとう…」
「愛してる…かなで…」
「うん…すごくありがとう…」
「かなでぇ…」
「愛してくれて…ありがとう」
彼女は微笑みながら、自身の終わりを受け入れようとしている。
「消えないでくれ…かなで…かなでぇ…」
そして彼女は、生前も、この後の学園でも何ヶ月も、何年もその心に秘め続けていた言葉を。
自身の命と引き換えに、彼女に青春をくれた恩人への感謝の言葉であり。
同時に、自身をこの世界から消し去るであろう一言を口にした。

54 :
「命をくれて、本当に…ありがとう」

その言葉を最後に、かなでは、sssの連中たちと同じように跡形もなくこの世界から消えて行く…
俺はそう思い、彼女の顔を最後に目に焼き付けようとした。
しかし、その時は訪れる気配はない。
「なんだ?かなで…お前の願いは叶っただろ?」
思わず俺は、かなでに聞いた。かなでも、きょとんとしながら、
「ええ、そのはずなんだけど…」
と言った。
こんなことはあり得ない。
ただ一つ考えられるのは、他に何か心残りがあるか。
それかここにある何かに未練があるかだ。
かつて俺が、sssの連中を卒業させたくてこの世界に残ったように。
しかし、今のこの世界には、俺とかなでしかいない。
「かなで、他に何か、やりたかったことがあるのか?」
俺はかなでに聞いてみた。
「ううん…何も…な…いや、一つだけあるわ」
「そうか!じゃあそれを叶えよう!」
俺はかなでにそういった。
しかし、かなでは首を振った。
「結弦、大丈夫よ。だって…
その次の言葉が俺たちの運命を決めた。

55 :
 「 貴方と一緒に生きていきたい」だもの。

その言葉をきいた瞬間、また涙がこみ上げてきた。
「ねえ結弦、さっきのセリフ、もう一回言って…」
俺は、震える声でさっきの告白の言葉を告げた。
「ああ、かなで…愛してる…ずっと一緒にいよう…絶対に離さない。永遠にだ。」
「うん。結弦、ずっと、ずっと一緒にいましょう!」
かなでも、珍しく涙しながら答えてくれた。
ふと周りをみると、いつの間にか復活していたNPC達が、
「おお、ついに生徒会長にも春がきたか」
「ずっと狙ってたんたがなぁ…畜生!」
「あの人、音無さんだっけ?すごくお似合いね〜」
「うん、まるで魂同士で引き合ってるみたいね〜」
「本当に、二人で一人って感じね、一心同体を体現してるみたいね〜」
などの声が聞こえてきた。
かなでの心臓は元々は俺の心臓だし、一心同体は間違ってはいないが…(一つの心臓を共有しているという意味で)
「結弦、私の部屋でお話ししない?NPCの子達も居て恥ずかしいし…」
「そうだな」
そう言って、俺たちはかなでの部屋に行った。
まあ下心が全くなかったとは言えないが…

56 :
かなでの部屋のベッドに並んで座ると、かなでは何気なく言い出した。
「ねえ結弦、私達って、お互いに、お互いをこの世界に縛りつけてるのね」
「そうだな。まあいいじゃないか、片方を残して消えずに済む。」
俺はかなでの言葉にそう言った。
かなでも、微笑みながら、
「そうね」
と同意してくれた。
「ところで…かなではこの世界に来るまではどんな人生を送ってきたんだ?」
「小さい時は心臓が悪かったからずっと病院にいたわ。結弦の心臓をもらってからは、楽しい青春を送れた。ただ…高校の卒業式の前にんじゃったけど…」
「そうか…」
何も成し遂げられなかった俺の命は、短い間でも。
かなでに素晴らしい日々をあげられたんだとちょっと感動した。
(ってよく考えたらセンター試験の日にんだから俺も高校の卒業式には出てなくね?)
そんなことを考えていると、唐突にかなでがいいだした。
「けど、一度も彼氏はいなかったから…いろいろ新品よ?」
まさかの発言だった。
「ちょ、おま、ナニ言い出すんだよ。」
「?、男の人はやっぱり処女の方がいいんでしょ?
結弦はそうじゃないの?」
いやまあ否定はしないが…
かなではかなりの天然キャラだということを忘れてた…
「結弦、今の私は貴方の物だから、何してもいいのよ?」

57 :
何だろうか…これは遠回しに、
「私を食・べ・て♡」
とでも言ってるのだろうか…
目の前に天使(初音)と悪魔(ゆり)が浮かぶ。
(初音)「お兄ちゃんダメだよ!いくらこの世界では幾らヤっても妊娠はしないとは言っても、かなでさんはただ、お兄ちゃんに好きだって言いたいだけかもしてないじゃない!純粋なかなでさんを裏切る気!?」
(ゆり)「いいんじゃないの?これはかなでちゃんなりのOKサインよ!据え膳食わぬは男の恥って言うじゃない!いっちゃいなさいよ!そして男になっちゃいなさいよ!」
そ、そうだよな。俺は初音を弾き飛ばすと、かなでに向き合った。
「なあ、かな…」
言い終わる前にかなでに口を塞がれた。
「ん、ふ、ちゅ…」
しかも、舌をいれてきた。
息苦しくなったのか唇を離すと、かなでは、
「どうだった?結弦、私の舌の味は?」
答えは、かなでと同じことをしてやることにした。
「ん、は、結弦…美味しい…」
かなではトロンとした目をして、そのままベッドに寝転がった。
「ねえ結弦、私の他の所も味見しない?」
「いいのか?」
「貴方がしたいならどうぞ。」
お言葉に甘えることにし、俺はかなでのブレザーとブラウスのボタンに手をかけた。

こうして改めて見ると、生前に病院暮らしだったせいなのか、雪の様に白く、決めの細かい肌だった。
ブラをずらすと、やはりと言うか、胸も小ぶりで、そのてっぺんにはうっすら赤い果実が乗っていた。
「ゆ、結弦…あんまりまじまじ見られると恥ずかしい…」
「ああ、悪い」
そういうと、俺はかなでの左側の実を口に含んだ。
同時に、右側を左手でいじくりつつ、
右手をかなでの秘部に手を伸ばす。
左胸からはかなでの、(俺の?)心臓の鼓動が聞こえた。
何となく、
(お前もお疲れ。これから先も頑張れよ)
と思った。
そういえば、この世界で俺はどうやって血液を廻してるのだろうか?
俺の心臓はかなで曰く無いらしいが。

58 :
そんなことを考えていると、
「ん、あ、結弦…何か変な感じ…くすぐったいような…頭に直接響くような…」
とかなでがつぶやいた。
とりあえず、きちんとかなでに快感を与えられていると分かり、俺は手と舌の動きを早める。
「あ…結弦!何かこみ上げてくるっ結弦っ!結弦ぅ…」
それとほぼ同時に、かなでの下着も湿り出す。
どうもイったらしい。

59 :

「かなで、どうだった?気持ちよかったか?」
「うん、とっても。ただ、私ばっかり気持ちいいのもずるいから…仕返し」
かなではそう言うと、俺のズボンのチャックを開け、パンツから俺の息子を取り出し、おもむろに口に含んだ。
「かなで…」
「ゆふる、ふぃもふぃい?(結弦、気持ちいい?)」
気持ちいいとかそれ以前に、かなではフェラが異様に上手だった。
裏筋を舌全体で舐める。
尿道の穴を舌先で突く。
吸う。
etc…
どこで覚えたのか、あっという間に達してしまいそうになる。
「あっ…かなで。イっちまう…あっっ」
「ゆふる、いっふぇいいふぁよ。あふぁふぃのくふぃにゆふるのふぇーふぃいっふぁいだふぃて。
(結弦、イっていいわよ。私の口に結弦の精子いっぱい出して。)」
言葉に甘えて、俺はかなでの口の中に精液を出した。
そのままかなでは俺の精液を飲むと一言
「麻婆豆腐よりは美味しくないわね…苦いし、何か不思議な香りだし。」
と言った。俺はつい
「そりゃそうだろ。飲むものじゃないし…」
と言った。

60 :
いきなりかなでは立ち上がり、
「ちょっとうがいしてくるわ。ちょっと待ってて。」
「ちょ…」
俺のセリフを無視すると、
かなでは部屋のミニキッチンの水道でうがいをして戻ってきた。
「ただいま。」
「えーと…おかえり。」
「じゃあ、結弦、続きお願い。」
「ああ、わかった。」
かなでの言う通りに、俺はかなでのスカートとパンツを脱がせた。
かなでのあそこの毛は髪と同じく白く、あそこは薄いピンクだった。
すでにあそこはヌルヌルで、花弁もうっすら開いていた。
「一応聞いとく、本当にいいのか?」
「うん。結弦、来て。」
俺はかなでのあそこに息子をあてがうと、ゆっくりと押し込んだ。
かなでの中はヌルヌルとしていて、しかも襞が絡みついてくる。
そのまま俺はかなでの純潔の証を刺し貫いた。


61 :

「痛くないのか?」
詳しいことは知らないが、女の破瓜はかなり痛いと聞いたことがある。だがかなでは殆ど眉を動かさずにいった。
「痛くない訳ではないけど…何処かの戦線と戦って、誰かさんにお腹を銃で撃ち抜かれたり、地下の燃え上がっているギルドに突き落とされたりしてるうちに、痛覚が鈍くなったみたいね」
無表情のまま言われてしまい、俺は何も言えなくなってしまった。
ならばと俺はゆっくりとした動きをやめ、一気に本能のままに激しく動いた。
「あ、結弦、ちょっと激しす…あっ、あっさっきよりすごく気持ちいい!あっ結弦!イっちゃう!イク!」
「俺もだ!かなでの中すごく気持ちいい!出すぞ!」
「結弦!一緒にイきましょう!あ、結弦っ!結弦!ああ!」
その言葉と同時に、かなでの中が俺の息子を急に締め上げてきた。
それと同時に、俺もかなでの中に精を放った。

「結弦、私、結弦に処女を奪われたのね…」
「嫌だったか?」
「ううん。結弦に処女をあげられて嬉しい…こんな私を愛してくれて…ありがとう…」
 
事後の気だるさと共に、俺とかなでは何気ない世間話をする。
「そういえばかなで、副会長の直井がいなくなったが…生徒会はどうするんだ?」
「???結弦が会長か副会長になればいいじゃない。そろそろ選挙の時期だし。」
「ええ!じゃあ俺は副会長になるかな。」
「いや、結弦が会長で私が副会長でいいじゃない。」
「いやいや、俺には無理だよ。」
「結弦ならできるわよ。頑張って。」
「いやいや…
男女の事後とは思えない会話だったが、多分俺はこれから先、何日も何ヶ月も何年もこの、
俺の心臓を胸に持つ、天然クーデレで麻婆好きなこの天使と共に生きていくのだろう。
この、青春のロスタイムを永遠に許された世界で。
時には新たな生に向かって行ったあいつらを交えたり、まだあったこともない連中の転生の手伝いをしたりしながら。
ずっとずっと、かなでと一緒に、生きて …いくんだ。
いつか、俺たちが共に手を取り合って、新たな生に向かって行く。その日まで。

62 :
「ところで…結弦、もう一回どう?」
「マジかよ…」
「だって気持ちいいじゃない」
「そりゃそうだが…」
そんなことを繰り返して、俺は赤い玉を見ることになり。
太陽が黄色に見えるようになったが、それは別の話。

63 :
終了です。所々誤字脱字があるのは勘弁して。
次のリクとかあったらどうぞ。

64 :
テンポが悪い

65 :
>>65
読み返して自分でもそう思う

66 :
うひ。とにかく書くべし

67 :
投下してないやつがいうようだけど、書いてちゃんと批評してもらって推敲していけばいいのができると思う

68 :
>>33です。新しいのが出来たので見てください。ちょっと長いかもしれませんが…今回はエロが入っています。
タイトルは「結婚式?…その後に」

69 :

…ここはんだ後の世界…生前に未練を残したままんだ若者達が集まる…そんな世界
ここではんでも直ぐに生き返る、だが本人が満足してしまったらその人は消えてしまう。
最初の頃は「生きた心地がしない戦線」とか「んだ世界戦線」などのチームを作って敵と思われていた「天使」と戦っていたが、後の方になってくると害がないことがわかり皆が仲良くその世界の生活を楽しんでいた。
音無結弦はこの世界を疑問に思い皆を満足させてこの世界から卒業させようと頑張るが、皆がこの世界が好きだと言うことでそのままいつもどうりの生活に戻ってしまった。因みに誰も消えていない
まぁ変わったと言えば、日向のあの「俺が結婚してやんよ!!」の大胆発言の後のユイといえば……
ユイ「日向せんぱ〜い!あの時ゆいにゃんと結婚してくれるって言ったじゃないですか〜?だから結婚式しましょうよ〜!?」
日向「またそれかよ……だから側にいた音無は置いといて…他の奴に知られたら何を言われるかわかったもんじゃないだろ……はぁ…」
ユイ「良いじゃないですか〜!?ゆいにゃんは気にしませんよ!」
………そんなやり取りがあったと後で日向に聞かされた音無…
結局ユイは強引に日向の手を引っ張り、戦線メンバーの集まった校長室で堂々と結婚発言をしてしまった…
そんなこんなで即興で結婚式をやることになった日向とユイ…皆は面白半分でそれを見にグラウンドに集まる

70 :

そしてどこからともなく結婚式で流れるような、お決まりの音楽がかかり二人が歩いてくる
二人の服装は日向がピシッとしたタキシード
ユイはユイの身長にぴったりなウェディングドレスで現れる
音無はゆりに耳打ちして
音無「なぁ…よくあんなの作れたな?」
ゆり「忘れたの?この世界はそのものの記憶さえあればなんでも作れるのよ」
音無「それにしても…すごい精細だな…いったい誰の記憶だよ?」
ゆり「わたしのよ?」
音無「へっ?ゆりのかよ…なんであんなに精細に覚えてるんだよ?」
ゆり「えっ…?ま…まぁ…良いじゃない…」
音無「??」
そんなやりとりが行われている中、結婚式みたいなものは進んでいく
まぁ音無の最初の開催の挨拶だけで他はユイ本人が、あ〜だのこ〜だの日向の告白に至るまでのエピソードをしゃべっていただけだが
そしていよいよ結婚式の一番の見所の誓いのキスの場面になり…
日向「なぁ…本当にここでするのかよ…?」
ユイ「しますよ!なんのための結婚式ですか?」
日向「まぁそうだか……しゃあないな…ほら…」
そういうと日向は小さいユイの身長にあわせる為に、中腰になりユイの顔の方に顔を向ける
ユイ「な…なんか…いざとなると恥ずかしいですね…」
日向「さっきまでの強気はどこいったんだよ…?」
ユイ「ほっといて下さい!…じ…じゃあ……ん…っ…」
日向「うっ……」
ユイは意を決して目をつぶり唇をちょっとだけ突きだす。その姿に日向はドキっとして
日向「よ…よし…いくぞ?」
ユイ「は…はい…!」
日向もやっと決心して目をつぶり、ユイの頬に手をあてがいゆっくりと唇を近づけていく…
見守っている戦線メンバーも真剣にその姿を見守る…が、決心したはずのユイが何故か体を震わせていて…
ユイは恥ずかしさのあまり目をちょっとだけ開けてしまい、日向の顔を見てしまう。近づいてくる日向の唇に恥ずかしさの限界がきて…
ユイ「やっ……やっぱりダメ〜!!」日向「ぶっっ!な…なにしやがる!人がせっかくだな…お…おい!待てよ!ユイ〜……」

71 :
ユイは日向にビンタを一発くらわして走りさっていく。それを追いかけるように日向も…
その二人の姿を唖然と見ている戦線メンバー…ゆりは呆れたように
ゆり「は〜い解散〜みんな今日はお疲れ様」
音無「なんなんだいったい…」
戦線メンバーはため息をつきながらグラウンドから去っていく。そこには音無とかなでが残された。かなでがクイッと音無の袖を引っ張る
音無「なんだ…かなで?」
かなで「…私も今のやりたい…」
音無「はぁ?ちょ…それは…」
かなで「ゆづるはイヤ?」
音無「イヤじゃないけどよ…」
かなで「もっと今のしりたいからユイに聞いてくる…」
音無「お…おい…?かなで?」
そう言うとかなでは大きな白い羽を羽ばたかせて二人が走っていったのを追いかけるように飛んでいってしまった………音無は少しの間、かなでを待っていたが一向に帰ってこないので先に帰ってしまった。

そして誰もいない夜の学校の教室…かなではキョロキョロしながら二人を探していた。するとひとつの教室から明かりがもれている…そしてそこから声が……その教室を覗いて見ると…

72 :

少し暗い教室の中で日向とユイの姿を見つけたかなで…だがなにか様子がおかしいので陰から見ていると…
ユイ「んっ…ちゅ…っ…ひ…なたセンパイ…」
日向「っ……ん…ちゅ…ユイ…ここだと大胆…だよな…キスなんてもう何回もしてるのに…」
ユイ「っ…//…だっ…てぇ…なんか恥ずかしかった…んだもん//」
日向「全く…本当に可愛いな…ユイは…」
ユイ「あっ…//センパイの手が…私の…胸…に…」
その行為は、かなでの全く知らないものだった…二人はお互いの体を愛しいもののようになで回している
二人の行為は更にエスカレート、ユイが日向の股間をなで回していたかと思うと…
ユイ「あっ…日向センパイの…大きい…//」
日向「ちょっ…ユイ…そこは…」
ユイ「んっ……舐めてあげますね…?」
ユイは日向のスボンのチャックを降ろして、日向の股間のものを取り出すとそれを手で上下に擦りながら…さきっぽに舌を這わせてなめ回しながら奥までくわえていく
ユイ「んっ…くちゅ…っ…ぁ…ろうれふか…?」
日向「っ…く…ぁ…ユイ…やば…それ…気持ち良い……」
ユイ「っ…ん…は…っちゅ…れろ…」
ユイは日向のものを丹念に舐めていく…舌を亀頭や裏筋に這わせて、日向の反応の楽しみながらその行為を続ける
かなではその姿をじっと見つめていた…何故かかなでのある部分がキュンとしてしまう…自分でも不思議に思っていた…なにせ生前にはそんなことをしたことがなかったから知識がまったくない状態だった

73 :
かなでは無意識のうちに自分のキュンとしてしまった部分を指で触っていた…そこはしっとりと湿っていて、ゆっくりと擦るようにしてみると今までに感じた事がないような快感を感じて…
いつの間にか日向とユイの行為を見ながらずっとその部分を弄ってしまっていた…
かなで「んっ…や…っ…ぁ…」
かなでの小さい喘ぎ声…それは日向達には聞こえていないようだった…そして二人の行為は…
日向「やばっ…ユイ…口離して…出ちまう…」
ユイ「んっ…は…ぁ…何でですかぁ…?出しても良いのに…」
日向「タメだって…出すのは…こっちだろ?」
ユイ「あっ//そんないきなり……っ…ん…ぁ…」
日向はユイの秘部の割れ目をショーツの上から指先で擦っていく…かなでには細かくはわからないが、自分と同じ所をユイは触ってもらってるのだけはわかった…
そのユイの気持ちよさそうな声と表情に、かなでも自分の動かしている指を早める…するとかなでの指にはヌルッとしたものがまとわりついてくる…
それが何かは分からなかったが、強く擦った方が気持ち良かったのでそのまま擦っていく
かなで「あっ…やっ…ん…気持ち…良い…」
日向「すげ…ユイのここ…もうぬるぬるじゃん?」
ユイ「そ…そんなこと言わないで下さいよぉ〜//恥ずかしいんですから…」
日向「悪い悪い…ユイがあまりにも可愛かったから…つい…な?」
ユイ「っ…もう〜//…日向センパイのバカ…」
日向「なぁ…ユイ…俺もう我慢できない…」
ユイ「……私もです…日向センパイの…欲しい…です」
かなでが見ているとは夢にも思わない二人…日向はユイのスカートとショーツを脱がしていく…そしてユイに机に手を着かせ、お尻を突きだす格好にして…
ユイ「…ぁ…日向…センパイ…恥ずかしいです…こんな格好…」
日向「ん…?凄い良い眺め…ユイのお尻とアソコがまる見えだ…」
ユイ「っ〜〜//早く…して下さいよぉ…」
日向「あぁ……じゃあ…挿れるぞ?」
かなでから見てもユイの股間からはトロっとした液体が垂れてきてるのが分かる…かなでも自分の指を止めることなくその行為をジッと見つめている

74 :
そして日向は先程ユイに舐めてもらったものをユイの秘部に押しあてて…
日向「ユイ…いくぞ?」
ユイ「うん…//」
そのまま腰を突きだしてユイの小さな秘部にそれを挿入してしまう…ユイの体は入れられた瞬間にビクッとしていて…
日向「っ…ユイ…ちょっと…力抜いてくれよ…キツ…」
ユイ「んっ…っ…そ…そんなこと…言われてもぉ…日向センパイの…いつもより大きくて…」
日向のものが半分くらい挿入されているがそこで止まってしまう…日向がユイの力を抜こうと、ゆっくりだがその状態で動いていく…するとユイに快感が伝わってきて自然と力が抜けていく。
そのまま日向はものは全部ユイの秘部に収まった…
日向「ユイ…全部…入った…どうだ?気持ち良いか…?」
ユイ「っん……は…い…大きくて硬くて…凄い…//んぅ…ぁ…」
そのまま日向はユイの秘部を犯していった…部屋には肌と肌がぶつかる音と、ユイの喘ぎ声…それに結合部からは卑猥な水音が響いていく
それを見ていたかなでは無意識に下着の中に手を入れて、直接自分の秘部を慰めていた…するとさっきとは比べ物にならないくらいの快感がかなでを襲っていく
その為、かなでの声も自然と大きくなるが二人は夢中な為全く気付かない。
かなで「ぁ…っ……ん…ゆずる…っ…ぅ…」
何故か無意識にゆずるの名前を口にしてしまうかなで…やっぱり好きな人にしてもらった方が気持ち良いのかと思いながら、自慰行為を続ける
日向とユイの行為はいつの間にか終わりを迎えようとしていた…その為、日向の腰は最初とは比べ物にならない程速くなっていた

75 :
ユイ「あっ…っ…あ…ん…日向…センパイ…激しいですよぅ…」
日向「…はぁ……はぁ…悪い…気持ち良すぎて…止まんない…もう限界かも…」
ユイ「あっ…ん…あっ!…わ…わたしもぉ…イッちゃいそうだよぉ…//」
二人の荒々しい吐息…どんどん激しくなる行為…その光景にかなでも自分の指を激しくしていく。
そして遂に
日向「くっ…ぁ…すまん…ユイ…もう…」
ユイ「あっ……んっ…!い…いいです…そ…そのまま出して…下さい//」
日向「はぁ…っ…ゆ…ユイ…!くっ…イク…っ!」
ユイ「わ…わたしもぉ…イッ…くぅ//イッちゃうぅ!」
そうして日向の熱い白濁液がユイの膣内に放出されていく
その傍らでかなでも声を押ししていたが
かなで「んっ…ぅ…ぁ…ゆ…ゆずる…ぅ…んぅぅっ//」
ユイと同じくらい大きな声を出してイッてしまう…肩で息をしながら呼吸を整えていく。そして二人を見ると
日向「はぁ…はぁ…ユイ…大丈夫か?」
ユイ「う…うん…もう…出しすぎですよぅ…」
日向「悪い…ユイのが良すぎたから…」
ユイ「バカ…//」
日向「はは…抜くぞ?」
ユイ「うん…ぁっ…溢れてきちゃう…」
そして日向はゆっくりとものを引き抜くと出したものがユイの秘部から溢れてくる。二人は後始末を済ませると、かなでがいる方とは別の扉から出ていく…校内は暗かったので二人はかなでに気付かないままで
かなでもピクピクしている体が収まるのを待って、自分の部屋に戻っていった…。

76 :
あの夜から一夜あけた次の日…かなではユイの所にいた。そしてこんな質問をしていた
かなで「ユイ…ちょっといい?」
ユイ「なんですかぁ?生徒会長さんが私に話しかけるなんて珍しいですね?」
かなで「昨日の夜、学校の教室で日向君としていたこと…あれはなに?」
ユイ「えっ……?…えぇ〜!?も…もしかして…み…見てたんです…か?」
かなで「……コクッ」
ユイ「うひゃ〜〜!…ぜ…絶対他の人にはナイショですよ…?」
かなでは無言で頷くとユイは顔をみるみる赤くさせて恥ずかしさのあまり叫びだす
かなで「ナイショにしてもいいけど…条件がある…」
ユイ「な…なんですか…?なんか凄いイヤな予感がするんですけど…」
ユイは後退りして、ドキドキしながらその答えを待つ。
かなで「何個か質問がある…それに答えて欲しい」
ユイ「えっ…?そ…それだけですか?」
かなで「そう」
ユイ「な…な〜んだ…それならゆいにゃんに任せなさい!」
かなで「じゃあ質問する…あれはなんと言う行為なの?」
ユイ「…え?そそ…そんな質問なんですかぁ…?まぁ…ばらされるくらいなら……えっと…エッチ…とか…セックスとか言います」
かなで「セックス……あれは好きな人同士でするものなの?」
ユイ「そ…そうですよ…?まぁそうじゃない人も…って何でもないです…」かなで「じゃあセックスは気持ち良いの?」
ユイ「えっ…え〜と……」
かなで「昨日のユイはとても気持ち良さそうな声を出していた…」
ユイ「あ〜〜っ//もう!気持ち良いですよ!だから昨日の話はやめて下さい…」
かなでの質問に慌てたり、恥ずかしそうにしながら答えていくユイ…かなでの質問はどんどんエスカレートしていく
かなで「じゃあ最後の方にユイが日向君に何かを入れられていた…あれはなに?」
ユイ「えっ…ちょ…っ…そ…それは…//…その…」
ユイは辺りをキョロキョロしながら誰もいない事を確認して小さな声で
ユイ「お…男の人に付いている…お…ちんちん…です…//」
かなで「…おちんちん…それをどこに入れられていたの?」
ユイ「…っ…えっと…お…おまんこ…に…//」
ユイの顔はもう真っ赤だった。ほとんど羞恥プレイみたいな感じになってしまっていた

77 :
かなでは興味津々な様子でユイの言葉を聞いていく…まぁいつもどうりの無表情だが
かなで「わかった…じゃああと二つ」
ユイ「はぁ…はぁ…わかりました…なんでもこいや〜!」
ユイは明らかに無理して強がっている身構えてその質問を待っているとかなでから
かなで「おちんちんが付いている場所は昨日見たから分かる…だけどおまんこはどこか分からなかった…ユイのを見せて?」
ユイ「え?…えぇ〜!?そ…そんなの無理ですよぅ…あっ!おちんちんとほとんど同じ場所ですよ!?」
かなで「駄目…ちゃんとユイがどこに入れられたか知りたい」
ユイ「うぅ〜…で…でもぉ…」
かなでの予想外の質問に狼狽えるユイだけど質問に答えなかったら皆にばらされると思って…
ユイ「わ…かりました…ち…ちょっとだけですよ?」
かなで「…コクリ」
ユイ「うぅ〜…」
ユイは自分のスカートをたくしあげてショーツをまる見えにする…かなではしゃがみこみ、その部分を凝視して…ユイはショーツをずらして自分の秘部を晒して…指で左右に開いてその部分をかなでに見せる
ユイ「こ…ここ…です…見えますかぁ?」
かなで「ちょっとよく見えない…もっと開いて」
ユイ「そ…そんなぁ…んっ…ぁ…これで…良いですかぁ…//…ひ…日向センパイにもこんなに…見られたことないのにぃ…」
かなで「…………」
かなではその無表情な顔でユイの開かれた秘部を凝視する。まじまじと秘部を見られてユイの秘部からはトロッと愛液が溢れてきて…
かなで「わかった、もういい…」
ユイ「はぁ…はぁ…ぁ…つ…次で最後ですね?」
かなで「そう」
ユイは急いで元の格好に戻るが、あんなに見つめられては秘部がウズいてしまうのも止められなく…この後日向センパイのとこに行こうと思ったユイであった。
かなで「じゃあ最後の質問」
ユイ「な…なんですか?」
かなで「セックスの最後にユイは何かを日向君に出されて気持ち良さそうにしていた、あれはなに?」
ユイ「うぅ〜…本当に最後まで見てたんですね…あれは…精液…です…」
かなで「精液?」
ユイ「え〜っと…赤ちゃんをつくる為に必要といいますか…」
かなで「赤ちゃん……」
かなではその言葉を聞き満足したように
かなで「わかった、ユイ…ありがとう」
ユイ「い…いえいえ…なんのこれしき…」
かなで「じゃあこれからゆずるのとこに行ってくる」
そう言うとかなではそそくさと走っていってしまった…後に残されたユイは
ユイ「ゆずるって…音無センパイ?なんで…って…もしかして…」
色んな妄想が膨らむがそんなことを考えてる余裕もなく
ユイ「日向センパ〜イ!?ちょっと聞いてくださいよぉ〜!」
そんなことを叫びながら遠くから歩いてきた日向に向かって走っていくユイだった。


78 :
以上になります。


79 :
いる。する。だ。が語尾に続くのは文のNG筆頭だってどっかで読んだ

80 :
もっと盛り上げていこう

81 :
野ゆりを書いてくれる神はいませんか?

82 :
ゲーム発売されたら全力で岩沢さん攻略しようとしてBADで成仏させちゃって泣くんだろうなあ

83 :
いつでも投下を待ってるぞ

84 :
急に駄目だしする人増えたなぁ
遊佐姫効果か

85 :
アドバイスとダメ出しは違うよね

86 :
むしろダメ出ししてるのは遊佐姫本人ではないか?
謎のクソスレ立てる荒らしとか皆同一人物に思えるんだが

87 :
>>84>>86
もうその話題ウザいから名前出すな

88 :
いいから早く投下しろ

89 :
さして流れも早くないスレで急かす意味がわからない

90 :
こんな態度悪い奴がアドバイスとか言ってもダメ出しと受け取られてもしかたないな

91 :
あーおっ

92 :
あー

93 :
保管されてないって聞いたからwiki更新してた人が成仏したのかと思ったら新スレになって普通に更新されてるね
癌細胞が故意に省られてただけだったんだね

94 :
( ;∀;) イイハナシダナー

95 :
再放送今日は岩沢さん回やで

96 :
直井が輪姦される話ください

97 :
再放送♪

98 :
再放送♪

99 :
>>96
男に用はねえ

100 :
>>99
やろぉぶっ輪姦してやらああああああああああ!

101 :
落ち着け

102 :
ε=ε=(。・`ω´・)〆

103 :
にしても静かだなあ

104 :
\(^o^)/

105 :
遊佐のSSってないかな・・・

106 :
それは禁句だ

107 :
おいやめろ

108 :
遊佐のssかきため中

109 :
>>108
期待。

110 :
新シリーズである。これより投下を始める

111 :
「ん? ここはどこだ?」

音無が目を覚ましたのは夜の校庭だった。
見たことのない校舎だった。
外灯と月明かりがあたりを照らしている。

「目覚めた?」

ライフルを構えた少女がすぐ横にいた。
腹ばいになってスコープを覗き込みんでいる。

「おまえは誰だ? 俺はどうしてここで寝てたんだ?」
「はぁ」

質問に対して溜息。

「目覚めたばかりの奴はみんなそういう反応するのよね」

聞けば音無はすでにんでいるのだという。
ここは後の世界で人間は魂の状態だと説明された。
簡単に納得できる話じゃなかった。

112 :
「私はんだ世界戦線に所属してるの。
 あなたも抵抗しないと消されるわよ?」
「消されるって誰に?」
「あの女によ」

ゆりという名の少女が指す先には一人の女の子がいた。
天使と呼ばれて仲間内から恐れられてる存在らしい。
どう見ても普通の人間にしか見えなかった。

「あの子が天使なのか?」
「そうよ。信じられないなら話しかけてみれば?」
気になったので天使のそばに行き、事情を聞いてみる。
すると天使もここが後の世界だと言うので混乱した。
「なら証明してみせろよ!!」
「……いいわよ? ちょっと痛いけど我慢してね」

グサリ。
冗談のような音がして音無しの胸を刃が貫いた。
CGで合成したような光の刃だ。

113 :

音無は出血多量でんでしまった。

「はぁ……。それで生き返ったってわけか」
再び目が覚めると保健室のベッドの上。
シーツや床に自分の血がしたたり落ちてて気味が悪かった。

「くそ……誰か大人はいないのか? まともな奴は……!!」

保健室を飛び出して廊下へ。
あちこち探し回るとまたゆりに会った。
勧誘されるがままに戦線の本拠地へと案内された。

「ようこそ、我らが戦線へ」

リーダーのゆりは多数の生徒たちを従えてるようだった。
そのほとんどは男子生徒だ。
癖の強そうなメンバーばかりだが、悪い奴らには見えない。
ハルバートや刀を持っている奴が少し怖かった。

114 :
椎名の健康的エロスと遊佐遊佐の犯罪的エロスの融合が見たい
4コマってまだ連載してる?

115 :
つーか愉快犯の偽物やな
あの文体はそうそう作れるもんじゃないで

116 :

ゆりは後の世界について教えてくれた。
要約すると以下の三点。
・この世界ではは存在しないが、消えることはある。
・一定の条件を満たせば魂ごと消滅するらしい。
・天使という存在は神に等しい力を持っている。
「私達が力を合わせれば、この世界を乗っ取ることだって出来るわ。
 まずは天使を倒すことが第一目標ね」
音無は強い疑念を抱く。
ゆりの言葉は憶測ばかりで根拠に乏しい。
ここにいるメンバーたちは盲目的に
ゆりを信仰してるだけではないかと。
思考停止だけはしたくなかった。

「悪いが俺は入団を拒否するぜ」
「あらそうなの? せっかく生き返ったのにもったいないわね」
「……自分の進むべき道は自分で決めたいんだ」
「一か月だけでもいいから一緒に行動してみない?
 もし嫌だったら最終的に断わってもいいからさ」

117 :

音無は首を縦に振らなかった。
むしろ天使と呼ばれる生徒に興味があった。
彼女が生徒会長だということが分かったので
近づいてみることにした
「生徒会に入れるのは学業成績が優秀な生徒だけなの」
天使にそう言われてからは真面目に過ごすことにした。
彼女の本名は立華かなでというらしい。
しばらく真面目な学生として学業に励み、
この世界の構造を探ることにする。
それから三ヵ月が過ぎた。
「なあ立華さん。この世界の人間は成仏するのか?
 俺のクラスから少なくとも何人かが消えてしまったようだが」
「ここは卒業していくための場所なの。
 生前に未練のある人は、思い残したことをすれば消えるの」
音無は学期末のテストで好成績を収め、
強い熱意を買われて生徒会の一員に選ばれた。
今は生徒会室で立華かなでと二人きりだ。

118 :

「そうか。あの時ゆりが言ってたことは本当だったんだな。
 だが君を神だと勘違いしてるバカ集団だ。
 今思えばあんな怪しい集団に入らなくてよかったぜ」
「あの人たちは今でも生徒会の敵よ。
 私の顔を見るたびに襲ってくるから迷惑してるわ」
「明日あいつらの基地に忍び込んで探りを入れてくるぜ」
「校長室に行く気? あそこは危険よ?」
「かまうものか。俺だって生徒会の一員だ。
 治安を乱す奴らに容赦する気はない」
「そう……。そこまで言うなら止めないわ。
 私は仕事がたまってるから助けてあげられないけど」
「一人でもなんとかなるさ」
「……うん。本当に気を付けて」
「なあ……それより下の名前で呼んでもいいかな? 
 俺たちもずいぶん親しくなったと思うんだ」
「別にかまわないわ」
「ありがとな。俺のことも結弦って呼んでくれ」
「うん」

119 :

二人の仲は友達以上だった。
つまらない雑務ばかりこなす毎日だったが、
一緒にいる時間が増えると会話も増える。
二人きりの時は大胆な行為をするときもある。
「こ……こんなとこじゃ駄目よ」
「お前だって嫌じゃないだろ?
 下校時刻はとっくに過ぎてんだから誰も見てないって」
「あっ……」
かなでの無防備な身体をまさぐり、唇を奪った。
かなでも最初は嫌そうな顔をしてても、
気分が乗ってくると熱っぽい吐息を吐くようになる。
「んっ……ゆ、結弦……」
まだ呼び慣れない彼の名を口にしながら喘ぐ。
ショーツを脱がされ、秘所を愛撫されていた。
音無に抱き寄せられ、ただ快楽に身を任せるのみ。
彼女は行為の最中は抵抗しないタイプだった。

120 :
音無は夢中になってかなでを抱き続けた。
堕落してると分かっていても、彼女の憂いを秘めた瞳を
見てると我慢できなくなってしまうのだ。
男女の交わりが終わった後は、外がもう暗くなっていた。

「おまえだって生前の未練はあるんだろう?
 ぬ前に男はいたのか?」
「いないわ……。私はずっと孤独な生活だった。
 心臓が弱いから入院生活が続いてたの」
「そうか。独りは辛いよな?」
「最初はね。でもいつか慣れるわ」
「俺はおまえの人生に同情してしまう。
 下手に生き返るより
 この世界にいる方がましなんじゃないか?」
「そうかもね。でも今はまだやるべきことがあるから」
かなでは服を着て生徒会室を後にした。
残された音無は窓から外を眺めていた。
現実世界そっくりに作られた偽物の世界。
全てに疑問を抱いてしまう。存在そのものに。

121 :

腹が立つけど仕方ない。
それにかなでと体の関係を持つと気がまぎれる。
ちょっとした憂さ晴らしみたいなものだ。
しかし、本当に気になる少女は他にいた。

「やあ遊佐さん。また会ったね」
「……」
「無視か? 君はいつも冷たいじゃないか」
「……特に話したいこともありませんから」

翌朝、ベランダで偵察中の遊佐に話しかけていた。
彼女は校内で異変がないか常に目を開かせているのだ。
かなでに劣らない美しい容姿の少女だった。
「君みたいに有能そうな人があんな戦線にいるなんて
 もったいないよ。俺たちのところに来ないか?
 生徒会は常に生徒のことを第一に考えてるぜ」
「生徒会は戦線の敵です」

122 :

「またそれか。君はゆりっぺに騙されてるだけなんだよ」
「私にはゆりっぺさん以外に信じられる人はいません。
 今までそうやって生きてきましたから」

勧誘しても無駄なことは分かっていた。
ただ遊佐と話せるだけでもよかった。
極端に口数の少ない少女だから、
積極的に話しかけないとうまく会話にならないのが難点だが。

遊佐がこのあと屋外を捜索することを確認して
別れると、音無はこっそりと校長室に入る。
椅子の下や壁の隅に爆弾を設置していると、
藤巻と大山に発見されてしまう。

「てめえ!! そこで何してやがる!!」
「この人の顔覚えてるよ。
 この前ゆりっぺが勧誘してきた人じゃないか」
ドスのある声を張り上げる藤巻と、
落ち着いた様子の大山が対照的だった。

123 :

大山が通信機で連絡すると大勢が集まってきた。

「あなたは音無君だったわね?
 私たちに刃向うなんていい度胸してるじゃない」
見下ろすゆりの目は冷たかった。
後ろ手に縛られ、部屋の中央に座らせられた音無。
彼を囲むように戦線のメンバーが配置しており、完全に逃げ場はない。
「ゆりっぺ。こいつを拷問するべきじゃないのか。
 爆弾を設置するなんてとんでもない野郎だ」
と野田。
「いいえ。そこまではしないわ。
 彼も生徒会の人間とはいえ一般生徒に違いない」
「ですが戒めのために制裁は必要でしょう」
メガネを知的にあげて話すのは高松。
「そうだそうだ!! ここで逃がしたらまた
 何するか分かったもんじゃないぞ!!」
温厚な人柄で知られる松下ですらこの怒りようだった。
他のメンバーも音無をリンチする方向で意見がまとまっていた。

124 :

「確かに音無君が天使の手先である以上、
 無事で返すわけにはいかないわね」
ついにリーダーのゆりも非道な決断を下す。
音無は別の部屋に連れて行かれて酷い暴行を受けた。
制裁に加わったのは主に藤巻と野田だった。
松下やTKに両手を押さえつけられ、腹部に思い拳を喰らう。
息が出来なくて苦しんでいると今度は蹴りが飛んでくる。
あらゆる箇所を滅茶苦茶に殴られ、
休む間もない暴風のような制裁が続いた。
ぬ直前の状態まで衰弱させられると解放させられた。
「これに懲りたら二度とふざけた真似するじゃねえぞクズが」
「ぐっ……」
ドアから弱った身体を投げ捨てられる。
音無は土の上にぶざまに横たわった。
身体のいたるところが痛んで使い物にならなかった。
こんな屈辱を味わったのは生まれて初めてだった。

125 :

(ちくしょう……あのクズどもめ。
 絶対に許さねえ。皆しにしてやる……!!)
きょう設置しようとした爆弾は、友人の直井と共同で作った。
直井は傲慢だが頭は良いため、
音無とは盟友といってもいい間柄だった。
実は二人とも世界を改革したいと思っていた。
停滞と堕落だけを生み続けるこの世界の真相を暴こうと企んでいた。

「……酷く殴られたようですね」
何の冗談かと思って見上げると、遊佐がハンカチを差し出していた。
今でも自分の目が信じられなかった。あの遊佐が自分を気遣うなど。

「すまないな遊佐さん。ハンカチはあとで洗って返すぜ」
「勝手に処分してくれて結構ですよ。私はあなたに同情しただけですから」
「それでもうれしいよ。君みたいな美人に優しくされると
 嫌でも勘違いしそうになっちまう」

遊佐は無言で立ち去ろうとした。色恋沙汰には興味ないらしい。

126 :

追いかけようと思った音無だが、あいにく身体は動かない。
最後の力を振り絞って口だけを開いた。
「待ってくれ。君は本当にゆりっぺの考えが正しいと思ってるのか?」
「……さあ。本当は考えるのがめんどくさいのかもしれません。
 人は他人の意見を自分の考えだと勘違いしやすいですから」
「そっか。それだけ聞ければ十分だ。今日はありがとうな。
 何らかの形でお返ししようと思ってる」
「……そうですか。期待しないで待ってますね」
再び歩みを進める遊佐。彼女にしては人間らしい返答だった。
音無にとってうれしい予兆だった。遊佐は以前のように
氷のような態度を見せる機会が減ってきている。
もしかしたら少しは自分にも興味を持ってくれたのかもしれない。
そう思えるほどに。もし嫌いならハンカチを差し出したりしないだろう。

身体から痛みが消えてから生徒会室に顔を出す音無。
今日は会議が行われていた。
かなでが多忙な毎日を送ってることを
思うと敗戦の報を届けるのが残念になる。

127 :

会議終了を待って廊下で佇んでいると、直井が歩いてきた。
「音無しさんじゃないですか。例の爆弾はどうでしたか?」
「すまないな。途中で見つかって失敗しちまった」
「失敗ですか……。高性能爆薬を用意したのに残念ですね」
「本当にすまないと思ってる。一緒に頑張って作ったのにな。
 オペレーターの子から情報を得て留守を狙ったんだが、
 やはり正攻法じゃ通用しないのは明らかだった」
直井は副会長の身だが、会議などには参加せず、
自由な毎日を送っている。めんどうな仕事は
基本的に部下任せなのだ。彼には特技の催眠術がある
「連中の一人を操作しておびき出すのはどうでしょう?」
「いいな。一番意志の弱そうな奴を懐柔しよう。
 おまえの部下たちを使えば一網打尽に出来るぞ」
「けっこう大がかりな作戦になりますね。
 傷者はかなり出るでしょう。
 立華さんの許可を得ないとまずいですよ」
「なら俺に任せろ。かなでは俺の説得なら聞いてくれる」

会議が終わったので音無はさっそく頼んでみた。

128 :
「そんなに大勢を動員するの? 催眠で操ってる
 直井君の部下だけでも五十人はくだらないでしょ?」
いきなりの提案にかなでは難色を示してる。
「大丈夫だよ。まずは一人だけをさらって洗脳し、
 そいつを餌にクズどもを呼び出せばいい。
 最後は大勢で囲って一斉射撃だ」
「僕も戦線の奴らは気に入りませんから、
 ぜひ制裁を加えたいと思います。
 作戦はしっかり練りますから心配には及びません」
音無と直井の強い要望を断り切れなかったかなでは許可した。
音無もかなでが人の良い生徒会長なのはよく知っていた。
だから強引に頼んでみたのだ。
「本当に大丈夫なの? 相手も同じ生徒なんだから
 手荒な真似はできるだけ控えてね」
「おう。直井も一緒だから大丈夫だよ。
 詳しい案がまとまったら提出するからな」

それから音無と直井は毎日密会して今後の方針を練った。
恐るべきことに事後処理のことを最初に考えていた。
具体的な内容は以下のとおりである。

129 :

@戦線に所属する者は全員捕える。
A監禁場所は校内に作られた地下牢。
B場合によって尋問や拷問を行う

繰り返すが、これは相手を打倒した後の話だ。
まずは敵の戦闘力を奪わなければならない。

直井はガルデモのメンバーに目をつけた。
関根が呑気そうな顔で廊下を歩いてるところを
襲撃して強引に催眠を施した。
関根も音無と直井二人を相手にしては全くの無力で
殴られたり蹴られりした末にあっさりと洗脳されてしまった。
人質の完成だ。
そして校長室へ脅迫状を送って全員を校庭におびき出した。
「こんなことして何のつもり?
 まさかこの前の復讐なんて考えてるじゃないでしょうね?」
鋭い眼光で睨むゆりっぺ。一方の音無は余裕の笑みだ。

130 :

「まあ復讐も少しあるが、それ以上におまえらの
 存在は学校にとって不要だ。生徒会に盾突いた時点でアウトだな」
「ふざけないでちょうだい。私たちは確かに不良を演じてるけど、
 これは神に逆らうためなの。現に一般生徒には手を出してないわ」
「神なんてどこにいる?」
「え?」
「仮に神がいるとしたら、おまえらの行動にも一定の正当性がある。
 だが実際にやってることは全て憶測を元にしてる」
「この世界の仕組みを理解してる人なんていないわ」
「だろうな。だがおまえらは間違ってると思う」

これ以上のやり取りは不要だろうと野田が怒鳴り、
ハルバートを音無にぶん投げようとした時だった。
パァン
突然銃弾が鳴って野田の頭を貫通した。
直井の部下が撃ったのだ。

131 :

「え? 嘘でしょこいつら。いつからこんなに集まってたの?」
ゆりっぺが周囲を確認すると、校庭のいたるところに
武装した生徒たちがいた。目はうつろでライフルや
ハンドガンを構えており、今にも撃ってきそうだった。
音無は内心笑いながら言った。
「ゆりなら今の状況がよく分かるだろ?
 彼らは一般生徒たちだ。抵抗できるか?」
「くっ……卑怯じゃない」
「どこが卑怯なものですか。生徒会長の立華さんに
 不当な暴力を振るったあなた達の言えるセリフですか?」
直井も便乗する。
余計な血を流さずに降伏しろと迫るが、
無謀にもゆりっぺの軍勢は最後の抵抗をしてきた。
ダダダダダッダダダダダダダダダッ
耳をつんざくような連射音が鳴り響き、血だまりができた。
抵抗者たちに容赦のない弾丸が撃ち込まれたのだ。
自らの血の上で倒れこむメンバーたちは悲惨だった。
「……ぐ……あ……」

132 :

男たちは絶望のうめき声をあげている。
一人につき五発以上は命中してる。
内臓をぶちまけていたり、首に弾丸が命中して
地獄の苦しみを味わっている者もいる。
痛みにのた打ち回れるならまだ幸せかもしれない。
直井に顔を踏まれ、涙を流してる者もいる。
「……どうしてこんなことを?」
一人だけ無傷の少女が口を開いた。
遊佐である。直井との事前の取り決めで彼女だけは
生かして生徒会へ誘導することになっていた。
音無は恐れおののく遊佐に近づき、優しい口調で話しかけた。
「生徒会のためには必要なことだったんだよ?
 分かってくれ。俺はおまえだけは傷つけたくない」
「まさかこの前のハンカチのお礼ですか?」
「それもあるけどな。俺は個人的におまえが気に入ってるんだ。
 聞くとこによると優秀なオペレーターらしいな。
 ぜひとも我が生徒会へ席をうつしてほしい」

遊佐は長考した。

133 :

他のメンバーは一人残らず血だまりに伏せている。
本来は戦闘メンバーじゃないガルデモの人員も同様だ。
岩沢は先月成仏したばかりだから、今はユイがボーカルを務めてる。
遊佐はガルデモとは特に仲が良かったらショックだった。
くやしさで奥歯を噛みたくなる。
だが目の前の男たちにはどうやっても勝てっこなかった。

「……分かりました。生徒会に入ればいいのでしょう?」
「おお、認めてくれたか。ありがとう遊佐。
 立華会長もきっと君を認めてくれるよ」
音無の顔が一気に明るくなる。
彼のひそかな野望が一つ叶ったのだ。
「遊佐さん。我ら生徒会は、生徒の敵のみを罰する組織です。
 決して理不尽な暴力は振るわないので安心してください。
 立華会長は特に人の出来た人ですから」
直井の言葉を聞いてもまだ半信半疑の遊佐。

134 :

しかしこれ以上考えても無駄なのは確かだった。
最悪の場合は脱出すればいいと思うことにした。
だがそんな考えは甘かったと、あとになって気づくことになる。
音無はもっと残酷で壮大な野望を持っていたのだ。

                             (つづく)

135 :
以上で投稿を終える
次回からエロと鬼畜展開が本格化していく

136 :
>>135
乙。
続きが楽しみ。

137 :
またお前か
せっかく糞スレを黒歴史にして再び歩み出そうという時に戻ってくんなよ。
VIPに帰れ

138 :
スルー検定実施中

139 :
今vip見れないの俺だけ?

140 :
なんてこった
せっかく遊佐ss書き溜めたのに、遊佐姫が復活してしまった……しばらくROMります。

141 :
>>140
気にしないでいいのよ
途中で切れるなら、次回投下の時に○○の続きとか書いて欲しいけど

142 :
>>140
精神病患者の戯言だと思ってスルーしてりゃいいのよ

143 :
<(゚ロ゚;)>ノォオオオオオ!!

144 :
これより投稿を開始する
※人によっては残酷と感じるシーンが含まれてる
※十八禁シーンあり

145 :

>>134の続き

囚人のが始まった。
生徒会室にゆりだけが代表して呼ばれ、
他の者は牢屋に閉じ込められていた。
「我が生徒会に対する度重なる妨害行為。
 および体育館の不法占拠、銃器使用による器物破損……」
直井が淡々と起訴状を読み上げている。
「数えきれんほどの内容だ。貴様らの行っていたことはテロだが、
 テロリストにはどういう罪が課せられるか分かるか?」
「……知るわけないでしょ」
手錠された状態で椅子に座っているゆり。
数日にわたる拷問の末、無理やり法廷に連れて行かれた。
不の魂だから身体は回復したが、精神的には限界に近かった。
「刑は確定だ。すでに弁護の余地がないほどの大罪だ。
 貴様らは後の世界を自分たちの者にしようと企んでいたそうだな?
 危険な思想犯でもある。だがしたところで消えてくれないのは困った」

146 :

「だから牢屋に閉じ込めるってわけ?」
「その通りだ」
直井はちらりと生徒会長の方を見たが、
気まずそうにしていて目を合わせてくれなかった。
「血気盛んな貴様らのことだから脱走を考えてる者もいるだろう。
 まあそれはいい。以前から貴様らの戦闘力には不可解な点が多かった。
 まずは尋問を始めさせてもらう」
「尋問とは笑えるわ。ただ痛めつけたいだけでしょ」
「何の事だか。我々はただ質問するだけだ。
 不測の事態があれば道具を使うこともあるだろうが、
 それは貴様の不手際だから仕方あるまい?」
「……あんたたちは最低よ。生徒会に刃向っただけで
 ここまでされなくちゃならないの?」
「まず最初の質問だ。戦線は膨大な武器を所持していたが、
 武器弾薬等はどこで調達していた?」
「これはなんでしょ。尋問に答える必要はないわ」
「なら検察側からの被告人質問ということにしよう。
 それでいいですよね立華官?」
かなではまた気まずそうな顔をして首を縦に振った。

147 :
まだ小説来ないな

148 :

「被告人ゆり。あなたは武器や弾をどこで手に入れましたか?」
「……んでもあんた達には教えたくないわ」
「残念ですね。ただでさえ刑が確定してるのに
 そのような態度を取られるとは」
直井は音無とアイコンタクトした。
音無は拷問用の茨の鞭を用意し、遊佐に持たせた。
そしてゆりを痛めつけるよう指示した。
「……私がゆりっぺさんを叩けばいいんですか?」
「ああ、今のお前ならきっとやってくれるって信じてる。
 相手は刑になるほどの悪人なんだ。容赦する必要はないぞ?」
重みのある鞭を手にした遊佐は、恐怖のあまり凍りつきそうになった。
音無は本気でゆりを拷問しろと言っている。
現に音無は期待に満ちた目で見てくるし、
直井は鋭い視線でそれを観察してる。

「はは。その顔は緊張してるんだな?
 じゃあ俺がお手本を見せてやろう」

149 :

ひゅん。
空気を切る音がした。

「ぎゃあああああああああああああ!!」

背中に鞭が直撃し、絶叫を上げるゆり。
鋭い茨の棘が制服ごと肉を裂いてしまった。

音無はわくわくしながら遊佐に振り返る。
「あまり力を入れる必要はないんだ。
 相手に向かってそっと振り下ろせばいい」
「は……はい……」
「そんなに脅えるなって。きちんと振り下ろせば
 自分のほうには跳ね返ってこないから大丈夫」

遊佐は観念して片足を前に出して鞭を構えた。
できるだけゆりの方を見ないようにして鞭を振る。

150 :

「うあああああ!!」
左足の太もものあたりに命中した。
軽く触れただけなのに、鞭にはどす黒い血がこびりついてる。
今目にしてるのは人間の血なのだ。
遊佐は自らの行いを悔いて自したくなるほどショックを受けていた。
「い、痛い!! 本当に痛いの!! ぬほど痛いのよ?
 もう十分でしょ!? お願いだから許して!!」
半狂乱になって遊佐を見上げるゆり。
部屋の隅に追いやられているので逃げ場などない。
遊佐の慈悲の心に期待して恥も外聞のなくわめく。
しかし遊佐に自由意志など存在しない。
直井が睨んでくるので続けて鞭を振り続けた。
十回、二十回と回を重ねるごとに悲惨さは増した。
血が飛び、皮が裂けて肉が露出する。
ゆりは次第に声を出す気力もなくなり、
腕を天に伸ばしながら倒れこんでる。

151 :

その手は神に救いを求めているかのようだった。
人間というより体に近い状態まで痛めつけられたところで、
尋問のためのやむを得ない制裁は終わる。

「やればできるじゃないですか遊佐さん。見直しましたよ?」
直井が手を叩きながら賛辞を送る。
無視の息になったゆりの顔を踏みながら、再度質問する。
「そろそろ武器の隠し場所を教えてもらえないかな?」
「ギ……ギルドよ……地下のギルドで武器を作ってる……」
「ほう。それはどこにある?」
「体育倉庫の床に……地下へ行ける穴があるの……。
 場所なら……現地へ行けば分かるわ……」
「大変に結構。よく教えてくれたな。あとはゆっくり眠ってくれ」
直井は懐から銃を取出し、ゆりの頭に銃弾を浴びせた。
本来なら即だが、この世界ではわずかな
睡眠の時間を与えられたに過ぎない。

152 :

音無たちはさっそくギルド殲滅作戦を練った。
次々に計画される制裁の嵐にかなでは難色を示したが、
音無の言うことには逆らえなかった。
確かにギルドの存在はかなでにとって不要の存在だった。
むしろ敵と言い換えても良い。
「これで校内の治安が確保される。
 みんなが安心して学校生活を送れる世界を作れるんだ」
音無の言ってることが綺麗なのは分かっていた。
生徒たちを問答無用で処罰する生徒会に
正義があるとは思えなかったからだ。

でも断われない一番の理由があった。

「んっ……あんっ……結弦っ……もっときて……」
「もうこんなに濡れてるなんてすごい淫乱じゃないか……」
「んああっ……結弦の大きいのが奥まで入ってくるっ……!!」

153 :
ベッドの上で激しく乱れるかなで。
ここは深夜の女子寮。
意中の男をこっそり部屋に通して関係を持っていた。
こんなことをするのは何回目になるだろうか。
数えるのも面倒になった。
最初は生徒会役員と会長の関係だったのに、
気づいたら男女の交わりをするほどに進展していた。
かなでは音無のことが好きだった。
彼の甘い言葉に誘惑され、身をゆだねて快楽に酔う。
彼に愛撫される度に電流のような刺激が全身を駆け巡り、
日常の不安など消し去ってくれた。
「あっ……ああっ……すごいっ……またイッちゃうよおっ……」
男の前に晒した裸体。開かれた足の間には
音無のモノが激しく出し入れされてる。
この瞬間だけは生を実感できた。
女としての悦びを感じるからだ。
んでることなんて関係ない。
音無だけがいてくれれば、それでいいと思うようになっていた。

154 :

事が終わってから音無は相談事を持ちかけた。
「今度攻略するギルドって場所は難攻不落だぞ。
 敵の数も多いし武器弾薬も揃ってる。
 おまえのハーモニクスって能力を使えば一番効率が良い」
「そうね。分裂した私達なら武装した相手でも一瞬で
 殲滅することが可能よ。改良したから分身も
 消すもの自由。便利な能力よね。でも本当にいいのかしら?」
「頼むよかなで。これはおまえにしか出来ない仕事なんだ。
 おまえならやってくれるって信じてる」
「あっ……」
甘い言葉と共に抱きしめられては断わるものも断れなかった。
結局かなでは音無しの言いなりだった。
堕落してると言われればそれまでだが、
彼を落胆させるようなことはしたくなかった。
今彼を失ったら自分はどうなるんだろうと考えるとゾッとした。

ハーモニクスによってギルドが滅ぼされたのは数日後だった。
生み出されたかなでの分身の数は二十。
それだけの数がいれば工員たちを皆しにするのは簡単だった。

155 :

途中でいくつも仕掛けられたトラップの情報は
事前に遊佐から聞いてたから問題なかった。

「ぐああああああああ!! ああああああああああああ!!」

生徒会室でまたしても絶叫が響く。
今回にかけられたのはチャーだった。
彼はギルドの管理人だったので法廷に呼ばれたのだ。
簡略で一方的に起訴内容だけが述べられ、終身刑が宣告される。
そして戒めのためと称されて拷問を受けていた。

「ああああ!! もうやめてくれえええええ!!」

彼は高校生とは思えないほど屈強な意思を持つ男だったが。
ペンチで爪を剥がされる拷問は過酷を極めた。
時間をかけて一本一本の指から爪を剥がされていくのだ。
痛みで震える指を無理やり机に押し付けられてる。
背後から銃を突きつけられてるので抵抗などできない。
剥がされた爪の内部が恐ろしくて直視できなかった
この苦痛の時が早く終わることだけを願っていた。

156 :

「くくく。いい気味じゃないか。野郎も戦線とグルだったんだ。
 当然の報いだと思わないか遊佐?」
「……そうですね。悪い人は裁かれるべきです」
残酷なことがさらっと口から出たことに自分で驚く。
遊佐はかつての仲間が痛めつけられるのを
目にする度に少しだけ感覚が狂い始めていた。
ゆりを自分で拷問した日は罪の意識から
眠れない日が続いたのだが、最近は血を見ることにも慣れてきた。
相手は人間じゃなくて犬や猫なんだと思うようにすると
気が楽になることに気づいた。
それは人間らしい感情が失われていることの証でもあった。

数日してから音無の部屋に呼び出された遊佐。
軽い挨拶の後に唐突に抱かれた。
「音無さん……? これはどういう意味ですか」
「そのままの意味だよ。俺はおまえのことが好きなんだ」
「……音無さんは立華会長と付き合ってるのかと」

157 :

「その通り。だが本命は遊佐なんだよ。
 今日のことは誰にも言うなよ?」
キスされて胸を触られる。
男のごつごつした腕で愛撫されるのは
初めてだったので動揺する遊佐。
ベッドに押し倒され、下腹部も触れられた。
制服はあっという間に脱がされ、下着だけの姿にされてしまう。
下着越しに秘所に触れられただけで感じてしまう。
音無は乳首に吸い付き、遊佐の敏感そうな部分を次々にまさぐっていく。
彼の愛撫は的確に遊佐を責めていた。
こんなことしたら駄目だと分かってるのに、
頭がふわふわして余計なことは考えられなくなってしまう。
「あんっ……音無さんはっ……いけない人なんですね……」
「そうさ……俺はおまえのことしか見てなかった……。
 始めからおまえのことが好きだったんだから……」
「立華さんに……知られたらどうするんですか……」
「その時はその時だ。今はただ楽しもうぜ?」

158 :

男を迎え入れる準備ができた遊佐の秘所に
さっそく挿入される音無のモノ。
「ああっ……だめええっ……!!」
強力なピストン運動に揺れまくる遊佐の身体。
美しい金髪の髪を振り乱しながら喘ぎまくる姿は扇情的だった。
やはりかなでとは感触が違うなと音無は思った。
浮気してる時特有の背徳感はあるものの、
それ以上に本命の女の子を抱けたことに喜びを抱く。
遊佐が立てなくなるくらい出し入れの運動を繰り返し、
己が満足するまで欲望を吐き出してやった。

やがて快楽が時が終わると、遊佐はベッドで寝息を立ててしまった。
初めての体験に加えてここ数日の疲労がたまっていたせいだ。
彼女としてもこんなにぐっすり眠れるのは久しぶりだった。
音無は遊佐の寝顔を頬ましく見守りながら、
次の制裁対象を誰にするか考えていたのだった。
   
                             (つづく)

159 :
以上をもって今回の投稿を終える
次回以降もグロとエロ描写は過酷さを増していく

160 :
今度はスレ名乗っ取るんじゃねーぞ
手前の妄想ぶちまけるためだけのスレじゃねーからな遊佐姫

161 :
周りのレスが見えない病気なんだから構わなければ一人で投下と自演だけして去って行くよ

162 :
俺はわりと遊佐姫好きだ  続きを頼む 

163 :
またかよ…せっかく元通りになったと思ったのに…

164 :
┛)"0"(┗ オーマイゴーッド!!

165 :
途中までで良ければ投下する

166 :
この流れを断ち切ッて欲しいから途中でも頼む!

167 :
。(≧ω≦) 。

168 :
>>161
そういえば誰からも相手してもらえなくて発狂したのが荒れた原因だったなw

169 :
岩沢&ひさ子&ユイ
ifストーリー百合風味注意、途中まで

170 :
「こっちがたしかガルデモの皆さんの……ごくっ……。」
散々迷っては引き返してたけど、今日こそ決心しました!
楽しみな気持ち、反面ちょっとだけ不安な気持ちを抱えて廊下を歩いていく。
この先にはガルデモの皆さんが練習に使っているという教室がある。
だってガルデモですよガルデモ!緊張しないはずないじゃないですか!
あぁう、そんなふうにして歩いてたらいつの間にか部屋の前まで着いちゃいました……!
大丈夫かな、嫌われたりしないかな……とりあえず深呼吸をして……。
「すぅ……ふぅ……し、失礼しますっ!」
意を決して、教室の扉を開けた。

「ほら岩沢、口開けな。」
「あ、あぁ……ん……なぁひさ子…あたし達なんでこんな事してるんだ?」
あたしが差し出したオムライスのスプーンを銜えたところで岩沢が訊いてくる。
「ん?なんでかってそりゃあ……気分転換?せっかくの休憩時間だしな、なんかいつもと違う事して遊んでもいいだろ?……ほい次。」
「そういうもんなのか……ん。」
釈然としない顔を見せながらも次を飲み込む。
関根と入江は二人して食堂、今は教室で岩沢と二人きりで、こうして岩沢で遊ぶのは……まぁ楽しい。
「ははは、なんつーか、二人っきりになるのが久々な気がしたからさ。こういうのも悪くないだろ?」
「悪くはないけど……子供じゃないんだから……。」
困ったような顔をしながらも付き合ってくれるこいつは本当にいい奴だと思う。
その時教室の扉が勢い良く開いた。

171 :
「あっ……!」
「あ。」
「ん?」
三者三様の反応を見せながら数秒間の沈黙が続く。
一番最初に復活したのは、扉を開けた張本人だった。
「あっ、…しししっ、し失礼しましたぁっ……!」
開いた扉がまた凄い勢いで閉まって姿が見えなくなる。
「やっべ……ちょっと見てくる!」
「……そんなに見られて困るような事してたのか、あたし達は……。」
慌てて入り口の方に駆け寄っていったあたしに、やや遅れて岩沢がついてくる。
扉を開けてみると、さっき扉を開けた人影が腰を抜かしてへたり込んでいた。
伸ばした髪を両サイドで小さく結わえた、まぁ可愛らしい奴だ。
「さっきの奴……あ、いた。えっと……大丈夫か?」
「いや、あのっ……す、すみませんっ!なんか邪魔しちゃいけない時に入っちゃったみたいで……。」
「い、いやっ?全然そんな事無いぜ?ちょっと遊んでただけだし……。」
「え、でも……」
さも訳アリな二人を見るようにあたしと岩沢を交互に見比べる。
「だから違うって!別にアヤシイ関係とかそういうんじゃないから!」
「そ、そうなんですか……。」
「ところで、何かあたし達に用事があったんじゃないの?」
場の空気怪しくなりかけた所で岩沢が口を挟む。ナイスだ、岩沢。
「あ!そうでした……実はあたし、ガルデモの大ファンで、折り入ってお願いがありまして……その、サインください!」
へたり込んだ姿勢からバッと立ち上がって四枚の色紙を差し出してくる。
「「サイン……?」」
異口同音に言って岩沢と顔を見合わせる。一般生徒はそんな事言ってこないし……サインをくれなんて言われるのは初めてだ。
「別に構わないけど……カッコいいのとかは書けないよ?」
「ホントですか!?ありがとうございますっ! いいんですっ、皆さんに書いてもらったものを貰えるのが嬉しいですから!」
まぁ、それでいいなら……と、岩沢と色紙を一枚ずつ受け取る。
普通に名前を……いや、ちょっとそれっぽく流れた字で書いておく事にする。
「そういえば、えっと……名前は?」
「あ!申し遅れました、ユイって言います!」
「オーケー、ユイへ、っと……。」
岩沢がスラスラと色紙に書き込んでいく。……バンド名と名前、宛名、あたしと大して変わらない。と、あまり差異の無い岩沢のセンスに少し安心する。
「はい、これでいいかい?」
「ありがとうございますっ!……関根先輩と入江先輩はいらっしゃらないんですか?」
嬉しそうに笑いながら両手で色紙を受け取ると、ふと教室の中を覗き見て二人しかいない事に気付いたらしい。
「あぁ、あいつら二人で食堂にメシ行っちまったから。その内戻ってくると思うぜ。」
「そうなんですか……。」
サインを受け取って体全体で喜びを表していたのが、二人がいないと知るや急にしょぼくれる。
そんな姿がちょっと不憫で、同じ事を思ったらしい岩沢が一つ提案をした。

172 :
「じゃあ、二人が戻ってくるまでの間、何か聴いてくかい?」
自分でも何故こんな事を言ったのかは分からない。
「えっ……いいんですか……?」
しいて言えば、目の前で落ち込んでいる女の子を放っておけなかった、からかもしれない。
「いいのか?せっかく長めに休憩取ったのにさ。」
「別にいいんじゃない?せっかくこうやってわざわざ来てくれたんだからさ。ひさ子は休んでる?」
「はぁ……バーカ、んなわけあるかよ。付き合うぜ。」
「じゃ、決まり。さ、入って入って。」
「や、やったっ……し、失礼しまっす……!」
ユイと名乗った女の子を部屋へ招き入れ、椅子を引っ張ってきてあたしとひさ子の対面に座ってもらう。
「そうだ、リクエストとかってある?」
「い、いえっ、そんな……じゃあ、お二人が一番だと思う曲でお願いしますっ……!」
「んー、一番か……。」
そう言われると、やっぱりあれか。
ひさ子に目で合図、小さく息を吐いて意識を高める。
あたし達のはじまりの歌、Crow Song。
あたしにとっての一番は、やっぱりこれしかない。

「――どうだった?」
一曲熱く歌い上げた岩沢さんが尋ねてきた。
いつもあんなにたくさんの観客の前で歌っているのに、なんだか表情が硬い。
あたしは途中からは夢中で聞き入ちゃって、ぼぉっと口を開けて呆けた顔をしちゃっているかも。
「すっ……ごくよかったです!感激しました!」
「そっか、…よかった。」
安堵した岩沢さんが手首で額の汗を拭う、そんな仕草もカッコいい……!
「ったく、いつもより緊張してたんじゃねぇ?何ヶ所か危なっかしい所があったような。」
「それはひさ子がいきなり初めてのソロを挟んだりするからだ。……あたしの方がびっくりした。」
「でもでも、カッコよかったですっ。あたしもお二人を目指して練習してるんですけど、まだ上手に出来なくて……。」
「……ユイもギター弾くのかい?」
岩沢さんが食いついてきた!
「はいっ!まだまだ下手っぴですけど……。」
「そっか……ギターも持ってきてくれれば一緒に出来たのに……。」
確かに岩沢さんと一緒に歌うのは夢だけど……色紙だけでも精一杯だったのにギターを持ってくのは恐れ多過ぎます……!
残念そうに言った岩沢さんは何かを考えているみたいだった。
「もしよかったら、明日また来てみない?練習終わった後なら付き合えるからさ。」
「えっ……いいんですか……?」
半分無意識の内にそんな提案をしていた。
音楽好きの血が騒いだのもあるし、大ファンだと言ってくれたこの子がどんな歌を歌ってくれるのか、とても気になったからだ。
「いいよね?ひさ子。」
「そうくると思ったよ。…でも、まぁいいさ。あたしも付き合うよ。」
「じゃあ……そうだな、夕方ぐらいには終わりになるから、それくらいの時間に。ギターを持ってこの教室ね。」
「ホントにいいんですか……?やっ――たーっ!!」
全身を使って喜びを表してくれる、この子を見ていると、何故か色々してあげたくなってくる。
今までそんな事は殆ど無かったのに、どこか不思議な気持ちだ。
「ただ今戻りましたー!って誰ですか?その人。」
「おかえり。あたし達のサインが欲しいんだってさ、書いてあげなよ。」
「サイン!?あたし達の?――っくぅーみゆきちぃ、あたし達もビッグになったねぇ!」
「ちょっ、しおりん、そんなに叩いたら痛いよっ。」
「あ、は、はじめましてっ!あたし――」
「ふふ……。」
ハイになった関根にバンバン肩を叩かれる入江、またたどたどしく自己紹介を始めたユイ。
そんな光景を見ていたら自然と笑いが零れてくる。脇を見たらひさ子も同じような顔をしていた。

173 :
透き通るような歌声がいつもの練習部屋に響いていた。
目を閉じてその歌声に耳を傾けながら、最後のギターの響きの余韻に浸る。
生まれた一瞬の静寂の後、自然と手を叩いていた。
「結構上手じゃない、練習してたの?」
「それはっ、えっと……ちょっとだけ……。」
「そっか……ふふ。」
きっと嘘だ。ちょっと練習しただけで出せるような音や声じゃない。
「ま、あたしからしたらまだまだだな。弾きながら歌ってるとリズムがよれてくるだろ?」
「まぁまぁ、そう厳しい事言うなって。でもそうだな……あたしは好きだよ?ユイの歌声。」
「ほ、ほんとですか……!?ありがとうございます!」
横からひさ子が口を挟む。さすがにそれはちょっと野暮だと思う。
緊張に染まっていた顔がぱっと笑顔に変わって、何故かあたしがお礼を言われる。
「ふふ、まぁでも……練習は必要だよ。」
「はいっ!頑張ります!」
ころっと表情を笑顔に変えて言う。うーん、くるくる態度が変わるのがおもしろい。
ユイの歌声を聴いて一息ついた所で書きかけの楽譜を取り出す。
「あれ、今日は練習ないんですか?」
「今日はお休みだよ。関根も入江もいないでしょ?」
ひさ子はいそいそと弦を張り替え、チューニングを始めている。
今日一日はみんな自由に過ごす日にしてある。あたしは書きかけの曲の作詞だ。
「そうですかぁ……せっかく生でガルデモの演奏が聴けると思ったのに……。」
「それはちょっと、みんなに対しても不公平だからね。こんなふうにしてるのだって特別なんだよ?」
何故かこの子には特別にしてやりたくなる。本当は良くない事なんだろうけど……。
「…………。」
あ、考え事をしてたら譜面を見られちゃってる。
「……読める?」
「はいっ!?あ、あっ、えとっ……ちょっとだけなら……。」
「んー……じゃあ、さ。」
覗き見をしていたのを見つかって飛び上がっているユイを尻目に、一つ思いついた。
「この楽譜、曲は大体出来てるけど詩はまだなんだ。だから、これをコピーして持っていって詩を付けてみてきてくれないかな。」
「えぇっ!?そんな事……いいんですか……?」
「お、おい岩沢、それ新曲だろ!?外に出すのはまずいだろ……!」
「んー確かに良くないかもしれないけど……ユイの世界も見てみたいんだよ。何かこう新しいガルデモが開けそうっていうか……まぁ、正直詰まってるからってのもあるんだけどさ。」
今はもうユイはあたしにとってただのファンじゃなくて、音楽好きの、人間として興味を持てる対象になってる。
慌ててひさ子が止めに入ってきたけど、なんというか……誘惑にも近いものを感じて提案してみた。
「その代わり、この曲の事は他のみんなには絶対内緒。それを約束してくれるなら、持って行ってもいいよ。」
「もちろんですっ!い、岩沢さんの新曲……良い曲に出来るように頑張ります。」
「うん、じゃあ決まり。そうだなぁ……出来が良かったらそっちをライブで披露ってのもいいかもね。」
「…………。」
早速楽譜を手に取ってコピーを取りに席を立つ。
ひさ子はまだちょっと不満げな顔をしていた。

174 :
「なぁ、岩沢……。」
「ん?どうかした?」
しばらく経ったオフの日、ひさ子が話し掛けてきた。
「あいつだよ、あいつ。もう二週間だぜ?もう来ねぇんじゃねーの?」
「あいつ?……あぁ、ユイの事か。んー、どうかな……あたしはまだ待ってみてもいいと思ってるけど?」
確かにあれ以来まったく音沙汰が無い。あの時詰まってた曲ももう完成させた。
「どうしてそんなに落ち着いてられんだよ……せっかくの新曲、誰かに漏らされでもしたらパーになるかもしれねーぜ?」
「パーって事は無いだろ?それに、ダメになったらまた作ればいいよ。」
「はぁ……お前ってホント、お人好しっつーかなんつーか……。」
ひさ子が頭を抱えた瞬間、勢いよく扉が開く音が響いた。
「すみませんすみませんすみません失礼しますお待たせしましたっ!」
肩で息をしながら一息で色んなセリフを吐き出す姿を見た時、まるで待ち焦がれたプレゼントが届いたような気持ちになる。
「ね?」
「いや、「ね?」じゃなくてな……おい、お前、ちゃんと詩付けてきたのか?」
「は、はい!時間掛かっちゃいましたけど……一生懸命考えてきました……!」
「出来たんだ。見せて見せて。」
お辞儀をしながらラブレターでも出すように両手で差し出された楽譜を手に取り、ユイが付けた詩を見てみる。
「Thousand Enemies……。」
丁寧に曲名から振られた詩、こんな世界でもあたし達と同じように戦ってるユイの世界が少し、見えた気がする。
かけがえのないパートナーと生きて、戦って、進んでいく。そんな詩。
もしかしたらそういう相棒になれる人がいるか、探しているのかも。
「ど、どうですか……?」
ラブレターの返事を待つ時のような、緊張に満ちた面持ちで訊ねるユイ。
そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。
「……うん、あたしは好き。ひさ子は?」
「ま、まぁ……悪くはないんじゃね?客がどう思うかは分かんねーけどな。」
あたしの後ろから覗き込んでいたひさ子も、まぁ満足な出来らしい。
「ほ、ほんとですかっ……?よかったぁ……。」
一世一代の宿題に合格点を貰って、腰まで抜けそうな勢いでユイが胸を撫で下ろす。
「やっぱ他の人に曲を作ってもらうと脱マンネリっていうのかな、こう、新しいガルデモの世界が開けるっていうか……」
ついに完成した曲を手にしたこの感覚、心に湧き上がる感情。これは……。
「そうだ……ねぇ二人とも、ライブをしよう。」
「へっ!?」
「はぁ!?」
ひさ子とユイが揃って驚愕の表情を浮かべる。
きっと鳩が豆鉄砲食らったような、っていうのはこういう顔の事を言うんだろう。
「ライブだよ、野外ライブ。昔はよくやってただろ?」
「いやそりゃそうだけど……こんないきなりか?」
「前はいつだっていきなりやってたじゃないか。」
「ま、まぁ、確かにそうだったけどな……。」
どうやらひさ子は納得してくれたみたいだ。あとは……。
「と、いうわけで。今から野外ライブをしようと思うんだ。一緒に来てくれる?」
ユイは少し呆気にとられていたけど……。
「ぁ……は、はいっ!」
すぐにかわいらしい笑顔を見せて頷いてくれた。

175 :
とりあえずここまでで、続きは未定です

176 :
乙です。
視点がコロコロ変わるのでちょっと分かりにくいかなと思いました。
これなら三人称(神の視点)の方が良かったかも。

177 :
「」と地の文の間は一行またはそれ以上空けるといいよ

178 :
あひぃあひぃうんこまん

179 :
遊佐姫まだー?

180 :
保守

181 :
天使

182 :
そして二ヶ月経った……

183 :
なんで落ちないんだよ!こんなに過疎なのに

184 :
テスト

185 :
かなで「あんっ!あんっ!すごいっ!気持ちっいいよっ!ゆづるっ!」
音無「俺もだっ!かなでっ!かなでぇ!」
直井「ぐああぁ…音無さんんっ…!すごいしまりだっ!おああっ…!」

186 :
>>185
最後まてwww

187 :
遊佐姫まだー?

188 :
>>185
一人ホモがいるぞww

189 :
誰か、音無×岩沢お願いします。
できれば、投稿もしたいです。
新参者ですがよろしくお願いします。

190 :
おー
脱ぎつつ待っていよう

191 :
もうだめか...

192 :
まだまだッ!!

193 :
遊佐姫さん早く来てくれ〜!!!

194 :
まだ

195 :
リトルバスターズのスレはないんですか?

196 :
・メインカップルが不人気だから
・VIPで間に合ってるから
・ノンケより同性同士のエロスのが需要あるから
・主人公がヒロインだから
好きな理由を選べ

197 :
> ・主人公がヒロインだから
ファッ!?

198 :
遊佐姫さんが書かないからだろ

199 :
>>196
おう腐女子
来るスレ間違ってるぞ

200 :
>>196
こんな所にまで妄想を振り撒くな腐女子

201 :2013/06/18
音無×岩沢書くって言ってた人早く書いてくれ〜
TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

女装SS総合スレ 第9話 (280)
【キャサリン】 アトラス総合 Part3 【デビサバ】 (247)
4コマ漫画でエロパロ 3コマ目 (261)
◆◆たまゆら 〜hitotose〜 でエロパロなので◆◆ (66)
ブギーポップのエロパロが自動的なスレなんだよ3 (115)
乙女ゲーエロパロ総合 5スチル目 (121)
少女漫画・少女小説全般スレ 5 (691)
強気な女が堕ちていくSS二人目 (179)


















さらに見る