2013年10エロパロ471: 【キノの旅】時雨沢恵一総合スレPart?【アリソン】 (231) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【キノの旅】時雨沢恵一総合スレPart?【アリソン】


1 :2011/10/19 〜 最終レス :2013/09/08
過去ログが見つからなかったので1から作成
新刊も出たことだしエロパロスレも久々に始動します。
ageろだとかsageろだとか無粋な事言って荒らすとパースエイダーで頭撃ちぬかれます。
保管庫2(1と3は消滅)
http://www.asahi-net.or.jp/~qv4a-skym/mono/kino/
テンプレ持ってる人は↓に適当に記載してね!

2 :
キノのぬるぽ

3 :
いやっふーーー!

4 :
新刊のフォトさんの前歴、頭に「肉」と書き込めば妄想の翼が羽ばたくな。
額にじゃないぞ。

5 :
マジかよ保管庫消滅してるとか…

師匠、どうにかならいんですかね?

6 :
4つめの保管庫がどこかにあるとか

7 :
作者さんの一人がブログで自分の作品載せてたような

8 :
>>7
URLはやく

9 :
ttp://ssarimasu.blog21.fc2.com/

10 :
>>9
グッド!

11 :
話題ないな

12 :
だって保管庫潰れて作者も居ないんだろ?

13 :
また神が来るように祈るのだ

14 :
以下作者待ちにて保守の嵐

15 :
ティーに初潮が来てシズ様が大慌てする光景を妄想

16 :
ttp://rabitsokuhou.2chblog.jp/archives/66401192.html

17 :
スレ立て乙。
もう見れないかと思った。
でも、保管庫はほぼ壊滅か……

18 :
ほしゅ

19 :
連投すまぬ
いつまでに何レスつけばいいんだっけ
ラ板から来たからよう分からん

保守!

20 :
ラ版ってどこだ
ラノベ?
とりあえずエロパロ版は適度に過疎ってるからそんな心配は無いよー

21 :
>>19 以下wikipediaの「2ちゃんねる」より転載
・即判定
>書き込み数が980回以上か、データ容量が板ごとに設定されたある容量以下(5KB以下、30KB以下など)
という条件を満たす時にこの判定が行われ、最後の発言から丸24時間以上経っているスレッドは
dat落ち状態になる。書き込みの多い板では最後の発言から12時間、6時間と判定がより厳しくなっている
所もある。
また、実況系板では一定の時間が経過するとスレの書き込み数に関係なくdat落ちする判定がある
 でも三十分に一度とか書き込む必要はないと思うな

22 :
萌えるエロシチュでも書き込んでみる。

乗馬マシンに体操服のキノ
乗馬マシンにスク水のティー
乗馬マシンにキャリア荷物満載のエルメス

23 :
>>22
乗馬マシン大好きとかどこの俺

24 :
「大丈夫、よっぽどのことがないかぎりボクは生きていますよ。」
キノ様が自分の肩に寄せられたシズ様の頭をなでながら、明るく答えた。
「こうして、またシズさん達に会えたし。けっこう運がいいんです」
シズ様はキノ様を抱き寄せたままで言った。
「キノさん、好きだ」
「……ありがとうございます。両思いだったんですね」
キノ様がくすぐったそうに笑う。
シズ様が手をゆるめてキノ様の顔を見る。
キノ様はそっとシズ様のくちびるにキスをした。
 私はどこまでシズ様といっしょにいたらいいのか分からなくなって、息をひそめてそばに伏せていた。
 白い雪の上なので、二人とも私のことなど忘れているだろう。
 断ってコテージに戻るべきか、黙っていなくなるか、このまま見守っているか。
 迷いながら成り行きを眺めている。
 シズ様は昔の似た様な出来事を思い出して、顔を曇らせた。
 キノ様が首をかしげてのぞきこむ。
「お腹、大丈夫かい?」
「夕ご飯、たくさん食べてますが、大丈夫です。なぜですか」
シズ様がキノ様のお腹をなでた。
「なんですか!」
さすがにおどろいてキノ様が声を出した。
「昔、俺にキスをしたあとお腹が痛くなった子がいて……。」
シズ様、いくらなんでもそんなことをこの場で言わなくても。
あまりの進展のなさに、私はますます自分がどうしていいかわからなくなった。

25 :
「こんな寒い中にいつまでもいれば、お腹も痛くなりますよ」
キノ様がおかしそうに答えた。
「そうだね。でももう少しこのままいっしょに居たい」
シズ様が、ただのわがままな子どものような事を言う。
「シズさん、ボクの部屋にもどりませんか?」
「え」
急に声をおとしてキノ様が続けた。
「油断して言っているのじゃなくて、
……ボクは誘っているんです」
私は伏せていた事を後悔した。
もういつ出て行っても、お邪魔になってしまう。
しょうがない雪の中から体を起こして声をかけた。
「シズ様、まだキノ様はお話があるようですからぜひお聞きになってください。
私はティーを一人にしておくのが心配ですので先に戻ります。
ティーにも遅くなる事は説明して聞かせますのでご安心ください。」
雪の中に膝をついて、キノ様を抱き寄せたままのシズ様は
驚いた顔をして私の姿を見て
「陸、すまない」
と言った。
「やはり忘れていましたね。」
駆け足で自分のコテージに向かいながらおかしくなって噴出してしまった。

26 :
END?
可愛いお話だなあ。記念すべき一作目だね! 乙おつ!

27 :
何故だ
何故誰も最新刊140ページ4行目の「時に陰湿な肉体への攻撃もあった。」に反応しないのだ!

28 :
>>27 リョナに反応しない賢者が今のとこいないんじゃね? 
 超個人的見解だけど「雲の前で」は読んでて正直辛かったわ。
それから>>24
 「キスしてからおなかがいたくなった子」って、シズさまこんな時にそんな事を言うなよ(涙)

29 :
反応しない× 反応する○

30 :
まだ終わってないんじゃね?

31 :
小説が途中で終わるのも間に会話が入るのも、エロパロ板ではよくあること
じゃね?
もし作者の方だったら、どうぞ気にせず続きを! 続きを!!!

32 :
>>26 
>>31
ありがとうございます。

33 :
書き込むたびID変わるみたいです。
今回初めての投稿なので、みなさん色々教えてください。
今日はこれだけです。

25続き
 寝室の中の小さなテーブルに小さなランプがおいてあった。
 リビングからもってきた瓶や水差しも並べておいてある。
 キノが直立してシズを見上げているので、シズは笑いかけてみた。
 はっと驚いたようにキノは動いて、あわててテーブルの上の箱を手にとってシズに差し出した。
「これ、使ってください」
ゴムが12枚入った箱だった。
「あ、やっぱり足りませんか?
薬屋のおばさんが
『一個だけ、恥ずかしそうにそっとわたすんだよ』
って教えてくれたんだけど……。
念のためにもう一個買ってあるので持って来ます。」
シズはさっきエルメスが『キノは初めてだから準備がたいへんだった。』と言っていたのはこれだったかのか、と気がついて笑い出してしまった。
「ええ、おかしかったですか?あれ?」
ドアをあけて出て行こうとするキノの腕をつかまえて笑いながら首をふった。
「充分だよ、薬屋のおばさんが言っていたのは正しいよ」
『ただし、箱の中身を一個だけと教えてくれたんだろうけどね』
と言う言葉は飲み込んだ。
「キノさん、可愛いよ」
抱き寄せてキスをする。

34 :
>>33 おおー神キターーーーー!!! おつかれさまです! 続きを全力で希望!
IDは書き込むたびではなく日付が変わるごとに(24時間ごと)変わるよ。
なのでコテハン(名前の欄に入力した適当なペンネーム)を名乗る人も、以前はよくいたよ。
違う小説の連載が同時に始まっちゃったときなんかに混乱するから。
最近は過疎っているので、特に気にする必要もないかも。
ただ、また違う小説をここで書く予定があるのなら、作っておくと「おおあの人!」と
読む側はわかりやすくて助かるかも。
とりあえず男前なキノに全力で萌えた。一個ってwwwwそれじゃないwww

35 :
>>33
グッド!
潔く続き待ち!
>>34
ナイスアドバイス
一応トリップの付け方は名前欄に
名前#好きな文字列
って打てば良い。

36 :
みなさん、ご親切にありがとうございます。
私も他の方の作品がとても読みたいので、一番はじめに書き込んだ番号が24だったのでそれを使って、間にはいりやすいようにして投稿します。

37 :
>>33 続き
 そのまま抱きかかえて、ベットに座る。
 キノがひざのうえに座る形になった。
 肩を抱いて、またくちびるを重ねる。歯があたるカチンという音がした。
「キス、はじめて?」
キノがうなずく。
「じゃあ、体の力を抜いて俺によりかかって、薄く口をあいてごらん。
舌を入れるけど、噛まないで」
 うなずいたキノのあごをシズはそっともちあげて、またくちびるを重ねる。
 シズはちゅっと音をたてて口を吸った。
 舌をキノの歯の間に差し入れる。
 緊張して硬くなったキノの舌をなめ、口の中をゆっくりと味わうように動かした。
「ん……」
 口の中を蹂躙するやわらかくて熱くぬめる感覚に、キノはくらくらしてきた。
 たまらず大きく口をあけると、シズはキノの舌をそっと甘噛みする。
 優しく噛まれた舌から、じんと頭にしびれるような快感がやってきた。
「は、」
 キノは思わずのけぞって顔を離すと、首の後ろを手で支えてそのままベットの上に横たえられた。
 うえから覆いかぶさるようにして再びくちびるをふさがれる。
 逃げ場のなくなったキノは、シズの深いキスをただうけとめる。
 シズの舌の動きでキノの口の中は上あごや下あごが軽くなったみたい敏感になって、小さな摩擦にも体にピリピリするような快感がやってきた。
「ああ」
切なくなって声がもれた。
「シズさん」
握っていた手をゆるめて、シズの首に手をまわす。
シズが微笑み返してから、キノの耳を軽く噛んだ。
「あ」
チカチカとまた快感がはじける。
シズの手はキノの胸を包んだ。

38 :
コテは言っちゃうとなりすまされるから注意してねー

39 :
http://www.youtube.com/watch?v=zykKyjoKj3c

40 :
何か変なの沸いたな

41 :
おまけ
キノはエルメスを店先に止めるとメインストリートにある小さな薬屋さんに入った。
エルメスがガラス越しにながめていると、小さな箱を1ダースほどもってレジに向かったようだ。
「どうやら弾丸を購入する感覚でいるみたいだね。」

「あら、お兄さんこんなにいっぱい必要なの?」
レジの小柄なおばさんがキノに問いかける
「えっと、必要ないですか?」
「あら、ごめんなさい、きれいな女の子じゃない。
男物なんか着てるから勘違いしちゃった。
これ、使い終わるのには普通は一年以上かかるわよ。
劣化もするから買いだめはお勧めしないわ。
いいとこ2個にしておきなさい」
「はじめてなんですけど、これどうやって使うんですか」
「あら、そうよね。ええと、これは男の人が使うのだから、女の子は渡すだけでいいのよ。
渡すときはね、いっぱい渡したりしないで一個だけよ。
ちゃんと使ってもらうためにも、か弱いところをアピールしながら渡すの。
恥ずかしそうにそっとね。
ちゃんとできる?」
「……はい、たぶん」
おばさんはポーズをとって、そのポーズをキノに真似をさせた。
「こうよ、こう。小首を傾げて目をそらしてね」
「こうですか?」
エルメスがガラス越しに二人をながめる。
レジをうちながらもおばさんのおしゃべりはとまらない。
「あなたみたいな、美人さんに頼まれたらいやがる男はいないから大丈夫よ。
がんばってね。
おまけにのど飴サービスしていれておくわよ。楽しい晩になるといいわね」
荷物を荷台に縛ってスタートさせるとエルメスが話しかけてきた。
「キノ買い物ちゃんとできた?」
「うん、渡し方も教えてくれた。親切なおばさんだった」
「見てた限り百戦錬磨のつわものだね」
「パースエイダーの有段者?」
「パースエイダー有段者たちを狩るほうだよ」
「シズさんみたいに刀つかうの?」
「キノ、カマトトもすぎるよ」
「魚のこと?」
「うわーひどい」

42 :
>>37 続き
 キスをしながら柔らかくもむ。
 弾力があって、手のひらでちょうど包めるふくらみが、手の中でゆれるたびにキノの口から声が漏れた。
 シズは、シャツ越しの感触がもどかしくなって、ボタンに手をかけ前を開けていった。
 肌着をまくりあげて直に手を触れるとキノの体がビクリとふるえた。
「恥ずかしい」
「きれいだよ」
荒い息の間にかすれた声をかわす。
捲り上げた肌着の下から白い肌の上にちいさなピンクの突起が見えている。
シズがつまむと
「あっ」
キノがのけぞった。

43 :
>>42 続き
 両手でふくらみをやさしくもちあげると、キノはせつなそうなため息をついた。
 キスをしながら声をかける。
「痛かったら言うんだよ。なんだか歯止めが利かなくなりそうで怖いから」
「はい」
乳首を親指で転がす。
「あっ」
首にまわした手にぎゅっと力が入る。
乳首を口に含んで吸い上げると、
「ああ」
髪の毛をくしゃくしゃとかきあげられた。
ふくらみをもみながら、左右の胸にキスをする。
乳首に手や口が触れるたびにキノは声をあげて背中をそらす。
シズは夢中になって、胸を弄った。
乳首を甘噛みすると、「あ!」キノがひときわ大きな声を出して体をふるわせ
しがみつく腕の力を強めた。
「くぅ」
しばらく硬く緊張していたがガクンと脱力し、はぁと大きく息をはいた。
「シズさん、熱い。」
息もきれぎれにキノが声をかける。
二人とも服を着たままだった。
キノは脱力してしまって手があがらないようだ。
シズがキノの服を手早く脱がせ、脱がせた服を椅子に掛ける。
キノに毛布をかぶせて自分のセーターを脱ぎながら、キノに話す。
「キノさんのこといつも思ってたんだよ」
キノはゆっくり起き上がって、ベット際で靴を脱ぐシズを見る。
「いつも?」
シズはTシャツを脱ぐとそばにきて、キノの手をとって腹にある傷跡をさわらせた。
「あのときの傷。消えないで跡に残ってるんですね」
「うん、キノさんに縫ってもらったこの傷を見るたびに、世話をしてもらったことを思い出して『どうしているかな』って、だからキノさんのことが頭から離れる事がなかった」
「そうですか……」
「キノさんが忘れていても俺はキノさんのことをずっと思っていたんだよ。
あのときいっぱいキノさんに飲まされた塩水の味もいっしょに思い出すんだけどね。」
「生理的食塩水です。出血がひどかったから脱水症にならないようにって」
「うん、ありがとう。本当に感謝してる」
シズはキノを抱き寄せた。
「また、こうしていっしょにいられるなんて夢みたいだ」

44 :
 シズはキノが体にあてていた毛布をどけた。
 キノの白い体のところどころに花が咲いたようにまだらな部分が出来ていた。
 まだ、なれていない体だと血がのぼってできる模様。
「きれいだ」
息をはきながら言う。
キノの胸を両手で思う存分揉むと、息があがってきた。
その唇を、シズが口でふさいで、口の中を舌でさぐる。
そして、きりきりと硬くなった、乳首を、指でつまみ、転がした。
「ああ!」
キノが、背中にまわしている手に力をいれた。
左の乳房をもちあげて、なめあげる。
右の乳房の乳首を転がしたり、つまんだりすると、そのたびに、身体がビクリとする。
「きもちいいかい?」
乳首をなぶりながら聞く
「恥ずかしい。」
小さい声が聞こえた。
「気持ちよかったら、声を出すんだよ。」
「んん…、だって、ずっと気持ちいい……。」
息をはずませながら、きれぎれに答える。
「してほしいことがあったら言って。」
「シズさん」
「ん?」
顔のそばに、顔を寄せる。
「さっき、してくれたみたいに、してください。」
「ああ、分かった。こう?」
きゅうっと乳房に吸い付くと、
「ああ、いい!」
ぐうっと背をのけぞらせた。
キノのにおいが強くなる。
脚の間に手を這わせてみると太ももで挟まれた。
指でさぐっていくと、キノの身体が緊張していくのが分かった。
もうすっかり出来上がって、やわらかくなっているその部分をシズは指でゆっくりとこすり始めた。
ひだをわけるようにして丁寧に触る
それから、また、乳房を吸う。
「あぁ。」
キノの脚の力が抜けたのでシズは身体を割り込ませて、身体を開いてしまった。
それでも、彼女は脚をとじようとして、シズの腰の辺りをひざでギュッと挟む。
「いいね、こんなになってる。」
手でゆるゆると、そこを触ると、
手の動きに合わせてキノは、腰をうごかしはじめた。
たっぷりと、感じてくれているのが分かって、シズはうれしくなった。
指を入れて、確かめる。
大丈夫そうだ。
「キノさん、触って。」
キノの手を、シズは自分の腰にもっていって、にぎらせた。
彼女が恐る恐る指でにぎる。
「こんなに大きいの」
本気で驚いた声をだしているのを聞いて笑ってしまった。
キノの手の感触がうれしくて、どんどん硬くなっていく。
「シズさん、これ形がかわる!」
驚いて、キノがつぶやいている。
彼女の白い柔らかい指で握ってもらっているのを見て、興奮が高まる。

45 :
 これ以上自分が我慢できそうにないと判断して、シズは体をおこした。
 キノがちょっと不安そうな顔で見上げている。
 さっきわたされた箱をテーブルからとりあげて「使わせてもらうよ」と言う。
 キノがうなずいたあとずっと見つめているのでシズは気恥ずかしくなった。
「キノさんちょっと手を貸して」
手に取った指先をキノの白い下腹部にあてる。
 おへその下のほうにちょっと固い部分がある。
「これ、なんだかわかるかい?」
「?」
「感じてるとこういうふうに子宮が持ち上がってきて、普通の人でもさわるとわかるようになるんだ。」
「え!」
キノは上半身をおこして不思議そうに自分の下腹部を押して確かめている。 
そのあいだに準備が出来た。
「キノさん、ちょっと無理な体制になるから枕をどけるよ。」
「あ、やめてください」
「?」
なぜキノが止めるのかわからないシズは手の力を緩めずに枕をひいた。
そこにはハンド・パースエイダー(注:パースエイダーは銃器。この場合は拳銃)があった。
『……俺より大口径。』

46 :
「ごめんなさい、習慣なんです。」
キノがあわててマットレスの下にハンド・パースエイダーを押し込んだ。
シズは思わず自分の刀の場所を目で確認してしまった。
(それは部屋の隅に危なくないように寝かせておいた。)
「降参を認めてくれるのかい?」
両手を肩まであげてシズが言うと,、キノが なつかしい と笑った。
数年前のキノの笑顔と重なって愛おしかった。
「さぁ、ちょっとがまんして。」
キノの身体をいっぱいに開かせて、雪明かりを頼りに確認しながら埋めていく
「う、痛い。」
スグに抵抗ある部分に行き当たった。
そのまま、グッと腰に力をいれて、身体を貫く。
「痛い、痛い、あっ」
ブツンと裂けるような感触がした。
止めずに根元まで埋め込む。
からだを倒して胸を合わせると、
キノは痛がって、シズにしがみついてくる。
胸と胸をすりあわせるようにして抱きしめる。
乳房が胸の下でつぶれる。
シズの腰の部分がしびれるような快感で満たされ、それが全身にまわってきた。
シズはやさしく、そっと動こうと思っていたはずなのに、全然我慢が出来なくなった。
「ごめん、ガマンできない。」
乱暴に腰を打ちつけ、彼女の身体の中の甘い感触を楽しんだ。
その奥にある快感がほしくて、ますます深く、強く埋め込む。
キノの、足首がシズの耳もとにある。
根元まですっぽりと包まれると、声が出そうなくらい気持ちがよくて、シズの腰が自然に強く動いてやめられなくなってしまった。
激しく動くと、そのたびキノが細い悲鳴をあげる。
それでも、シズはキノの身体に自分を叩き入れ、快感をむさぼる。
シズの突き上げる感触に、キノにも快感が登ってきた。
シズが身体を動かしながら、乳房に口を這わせ、キノはあんまり感じ過ぎて、その感触が痛いようなキシキシするような感じで頭に伝わってきた。
「あ、シズさんダメ、感じ過ぎて飛び…そう」
「うん?」
眩しそうな表情でシズがキノを見る。
「なんだか、浮くみたいです」
腕を首にまわしてキノがしがみついた。
シズの背中も肩も頬も汗で濡れている。
シズは息を荒げたままキノに聞いた。
「がまんできそうにない、行っていい?」
「?…はい…」
やっとでキノが答えると、動きが激しく深くなり、揺さぶられるようにされて、身体がポーンと投げ出され飛んでいくように感じた。
 怖いような感じがして腕に力をこめてますますしがみつくと、キノの目の前の景色が白くなっていった。
「ああ!」
 シズの動きが止まり筋肉がみんな固まったようになり、最後に大きく動くと苦しそうな声が出た。
 二人は同時に果てた。
 「キノさん…。」
 汗が冷えて、息も整ったころシズが名前をつぶやく。
 「ボクこんなふうになったの初めてです。」
とキノがいうと、さっきの興奮がよみがえってきた。
「なんだか、浮いてるみたいで不思議でした…。
 ところで、さっきシズさんが「行く」といったのは、どこに「行く」のだったんですか」

47 :
「あ、そうか知らないんだね。」
髪の毛をなでながらシズが答えた。
「たぶん、キノさんが感じた飛ぶような感覚と同じだと思うんだけど。
極まって目の前が真っ白になっちゃうことをそういうよ。」
キノはさっきの真っ白な景色を思い出した。
「じゃ、ボクもシズさんと同じところに行ったんだ」
うれしそうに笑った。
「上も下も真っ白で、この深い雪の国と同じ景色でしたね」
そうか、そうだね。シズも同意して笑った。
シズがシャワーを浴びて身支度を整えてリビングに立った。
「エルメス君、起きてるかい?
キノさん、寝てしまったんだけど鍵をかけないといけないよな」
エルメスが答える。
「……王子様帰るの?
そうかそうだよね。みんなまってるよね。
キノ寝てるの?」
「うん、あまり幸せそうにぐっすり寝ているんで起すのが忍びない」
「鍵なら鏡台の灰皿に入れてあるから、締めて新聞受けから入れればいいよ。
キノが起きてきたら言っておく。」
「ありがとう」
「こちらこそ、ありがとう。
キノが幸せそうに寝ているんだったらよかったよ。
明日もまたきて。」
「ああ、エルメス君おやすみ」
「おやすみ、王子様」
ドアの閉る音に続いて、新聞受けから鍵の落ちる音がした。
あとは雪のせいでとても静かになった。

48 :
 ご主人様の足音が近づいてきたので、私は目を覚ました。
 ティーはぐっすり眠っているらしい。
 そっとベットを抜け出して、お迎えに行く。
 「三度(みたび)負けた……。」と帰ってくるかもしれない、と思って心配していた。
でも、雪を踏む足取りが軽いのでご機嫌らしいのがわかってホッとした。
「ただいま、陸さっきはありがとう」
 ドアをそっとあけてシズ様が入ってきた。
 そして私の後ろをみてぎょっとした顔になった。
 ふりかえって私も驚いた。
 ティーが後ろに目をこすりながら立っている。
「起きてきたんだね。遅いからもう寝なさい」
シズ様が声をかける。
「こういうひは、いっしょ」
シズ様、ティーは一緒に寝ようと言っています。
「ティーはもう大きいじゃないか」
「……。」
「この前は雪の中にテントだったからみんなで暖をとるために一緒に寝たんだよ」
 ティーはシズ様のセーターの裾をにぎりしめていた。
 さきほどのティーの言葉を思い出してとりなす。
「シズ様、ティーはさみしいのをがまんしていたのですから今日は特別に」
 あきらめてティーの部屋のベットにみんなで寝ることにした。
 2人と一匹が並んで寝るのにはベットは狭い。
 しかもティーはそれこそ年頃になっているので、二人の間に私を挟んで寝ることになった。
 夜中に落ちたらしく朝起きたとき、シズさまと私は床の上に寝ていた。
 朝食の食堂で寝不足でぐったりした私とシズ様を窓越しに見たキノ様がぎょっとした。
「キノ絶倫だね」
「エルメスさすがにボクと陸君は関係ないよ」
おしまい。

49 :
グッド!
乙です!

50 :
ええわあ……甘酸っぱい
24さん乙―

51 :
>>49
>>50
 ありがとうございました。
 お二人だけでも、よろこんでいただけたようで、ほっとしました。
 これを書いていて気がついたんですが
「船の国」でお腹の傷をキノに縫ってもらったシズ。
 良く考えたら、お腹の傷なんて縫ってもそのあと動いたら大出血です。
 きっと縫った後で瞬間接着剤かなんかで固定したんだろうけど、しばらく絶対安静です。
 ということは、シズさんの清拭や下の世話までキノさんがやっていたってことですね。
 陸には出来ないし、あ、ティーも手伝ったのかな。
シズがうなだれて
「俺、お婿にいけない」
キノがぼそっと
「興味ないですから、粗相のないようにお願いします」
ティーが原因者のくせに
「はやくしろ」
とか
想像して笑ってしまいました。

52 :
>>24 俺も楽しんでたからなっww おつおつ!
しかし初っ端からハードルガン上げレベルのがすげーびびってる。本職の人?
細かい部分の描写まで楽しいエロパロなんて久しぶりに読んだわ。
最後のオチまで気がはいってる感じで、一本のお話としての愛を感じたわー。
本当におつ! 更新を待ってるの時間が楽しかったよー!

53 :
「ただいま!ソウ」
オレが、窓から差し込む穏やかな春の光にまどろんでいると、ドアを勢い良く開けて、この小さな家の主が戻ってきた。
黒く長い髪。色気のない作業着。そしてカメラ。
「はいよ。お帰り、フォト」
オレはそう言った。
彼女の名前はフォト。
もちろん本名じゃない。
単なる通り名だけど、この国の人は、みんな彼女をそう呼ぶ。
彼女が―――
あの商人たちに毎日のように陵辱されていたころ、こんな名前ができるなんて考えもしなかった。


54 :
フォトのいた国を出国して数日後、商人たちはオレの乗っているトラックの荷台に毛布を敷いた。
オレは何をたくらんでいるのか、初めはわからなかったが、商人たちがフォトを連れてくるのを見てだいたい察しがついた。
「あの・・・私は何をすればいいんですか?」
数人の商人たちに連れられたフォトが不思議そうな目で質問する。まだ察していないらしい。
「何もしなくてもいいさ。俺たちがお前を気持ちよくしてやるんだよ!」
性悪そうな中年の商人が答え、フォトを毛布に押し倒す。すぐにほかの若い二人の商人がフォトの両サイドに回りこみ、それぞれ腕を拘束した。
「ひゃっ!な、何するんですか!」
フォトは怯えた声をあげた。性悪そうな中年男が、気色の悪い笑みを浮かべながらフォトが着ていたぼろぼろの古着のボタンを開ける。フォトのみずみずしい若い
肌と、小さな胸を隠すブラが顕になった。
「いっ、いやあっ、恥ずかしいっ・・・」
フォトの顔が真っ赤になる。こいつはイカレた宗教にどっぷり浸かって生きてきたから、性に対する耐性はないらしい。
中年男がフォトの背中に手を回し、ブラを外した。少し小ぶりだが、確かにふくらんだフォトの乳房があらわれた。乳首は鮮やかなピンク色で、人間に興奮するはずの
ないオレでも少し刺激が強かった。
「ひいっ・・・見ないでえっ・・・・」
羞恥にふるえるフォトの表情が、商人たちをますます興奮させる。中年男がたまらずフォトの乳首にしゃぶりついた。
「あっ!やあっ!なんかヘンなのおっ・・・・!」
フォトが身をよじりながら喘ぐ。快感という概念がないからか、未知の感触に対して少し怯えているようだ。
中年男は、片方の乳首をいやらしい音をたてて舐めまわしながら、もう一方の乳房を手で揉みしだいていた。
「あっ!あああっ!ひゃあっ・・・!」
フォトの喘ぎ声は、だんだん恐怖心によるものから、新しい快感によるものへと変化していった。フォトを拘束している若い男がそれに気づき、
「どうだお嬢ちゃん、気持ちいいだろう?」
と、声をかける。
「きもちいい・・・?これが・・・?」
フォトは、新しい感触に答えを得たように、すこし納得した表情になる。オレはこいつを以前からバカだとは思っていたが、ここまでだとは思わなかった。

55 :
「さて、そろそろワシも耐えられんわ・・・本番といこうか!」
「ひゃあああああっ!?」
中年男が、フォトのズボンとパンツを一気に引き下ろした。うっすらと生える陰毛と、ピンク色の割れ目が男たちにさらされた。
「いやあああっ!そんなところ、見ないでえっ・・・恥ずかしいようっ・・・」
フォトは泣きながら足をじたばたさせて抵抗するが、中年男はかまわずフォトの秘部の中に指を突っ込む。
「ほう、もう濡れているな。淫乱な娘め・・・」
「やっ、触らないでっ・・・・汚いよおっ・・・」
「くっくっく・・・よく見ておけっ!」
中年男が自分のズボンを脱ぎ捨て、いきり立った剛直をフォトの顔に近づけた。
「な、何これ・・・大きい・・・」
「こんな大きいのを見たのは、初めてだろ?」
「孤児院で小さい男の子の入浴を手伝うときに見たことはあるけど、こんなに大きいのは初めてです・・・」
フォトがまじめに回答する。
「今から、こいつを嬢ちゃんのここに入れてやるからな!」
中年男が、フォトの秘部を指で広げながら言った。
「えええっ!そんなの汚いです!それに、そんな大きいの入りません!」
驚愕するフォトの秘部に、中年男が剛直を勢い良く突っ込んだ。
「やあああああああっ!痛い!裂けちゃうよおおおっ!」
フォトが泣き叫ぶ。中年男はかまわず、己の欲望にあわせて腰をふる。
「あっ、あっ、あっ、だめえっ、痛いよおっ!」
フォトの秘部から処女の血が流れだす。フォトが叫ぶたびに、中年男は興奮して腰の動きを早めた。
「どうだ?だんだん気持よくなってきただろ?」
「んっ、痛いっ、けど、ちょっと、気持ちいいのおっ・・・」
犯されているフォトが、徐々に快感を受け入れはじめているのが、モトラドのオレにもよくわかった。
「んっ、ああっ、変なのっ、気持ちいいのおっ・・・!」
中年男の腰の動きが早くなるにつれ、フォトは嘆美な嬌声をあげる。
「うおおおおっ、出すぞおおおおっ!」
中年男が、ラストスパートをかける。
「ああっ!ああああっ!何か、何か来る!きちゃうのおおおっ!」
フォトは全身を痙攣させながら、絶頂に達した。中年男も同時に力尽き、フォトの膣内に暑い精液を流し込んだ。
「ふああっ・・・何か、注ぎ込まれてる・・・熱いのが・・・」
中年男がペニスを抜くと、フォトの秘部から白い液体が流れ落ちた。フォトはすっかり脱力して、だらりと毛布の上に寝そべっていた。

56 :
中年男に射精されてぐったりと寝そべるフォトに、さきほどフォトの腕を拘束していた若い商人の男がつづいて挿入した。
「んああっ!ま、まだするんですかっ!?」
「ああ、俺たちが満足するまでな!」
若い男は、待ちわびたと言わんばかりに高速で腰を動かした。
「あっ、いやあっ、は、激しいのおっ!」
腰をふるたびにフォトの乳房が揺さぶられ、若い男をより興奮させる。
「あんっ、あっ、あぐうっ・・・・」
少しマンネリになってきた若い男は、挿入したままフォトの片足を持ち上げてぐるんと回し、いわゆる後背位の格好にした。
そしてフォトの腰をしっかりつかみ、フォトのいちばん奥までつき上げた。
「んああああっ!そんな奥までえっ!すごいのおっ!」
パーン、パーンと激しく音を立てながら、若い男は腰の動きを早める。
「あっ、あっ、ああっ、だめえっ、またきちゃうううっ!」
フォトが絶頂に達するとともに、若い男が射精した。
「ああっ・・・奥まで・・・注ぎ込まれてるのおっ・・・」
若い男はフォトの腰をしっかり抑えて、フォトの膣内に熱い精液を注ぎ込んだ。

57 :
その日以降、商人たちは毎晩のようにフォトを犯した。
ある者はフェラチオを教え、またある者はアナルを犯したりした。真面目でバカなフォトは、どこかで「こうすることで男を気持ちよくできる」
と吹きこまれたようで、抵抗をやめて男たちに献身していた。
商人たちが、毒のある草を食らって全滅するまでは。

新しい暮らしを手に入れたフォトが、いま性に対してどういう知識を持っているのか、オレにはわからない。
レイプされ、傷つけられたという事実をどう受け入れているのか。オレがあの現場を見ていたことを知っているのか。
あんなことがあって、どうしてあんなに明るく振る舞えるのか。オレにはわからない。ただひとつだけわかるのは、今の生活を手に入れられた
フォトはとても幸せだ、ということだけ。
オレが、そんなことを考えながら、窓から差し込む穏やかな春の日差しにまどろんでいると、
「ただいま!ソウ」
ドアを勢い良く開けて、この小さな家の主が戻ってきた。

58 :
>>24,>>53
GJ!


フォト……

59 :
>>53 GJ!!! 誰かがやってくれるとおもってた!

60 :
53さん 本当におつ!です。
一人で書いてて恥ずかしかったのでうれしいです。
>>52,>>58
ありがとうございます。
こんなにほめていただいて、プリントアウトして壁にはっておきたいくらいうれしいです。
 投稿した部分は話の一部で、前の部分を自分のブログに載せました。
 エロパロ部分は全部投下したので、エロじゃなくても読んでやるよ、というかたは遊びに来て下さい。
ttp://blog.goo.ne.jp/aiko2011_2011
 拙作、ご覧いただきありがとうございました。

61 :
シズキノ、奴隷ちゃんことフォト、ときたから、ちょっと師弟が読みたくなった。
書いてくる。

62 :
>>61
全裸で待機する

63 :
>>62 申し訳ないんだが今夜は冷え込むそうだから何か着て待ってくれ もうちとかかるから。
どなたか投稿しようとしていた方の出鼻をくじいてしまったんなら申し訳ない。
気にせず先に行ってくれ。

64 :
と思ったら昔の師弟ストックがあった。適度に書き直したのでうpしてみる。

65 :
 彼女の息遣いが変わったのが分かった。彼はにやっと笑った。
 二本の腕の間で小刻みに動き続ける彼女の裸体は、少しずつ熱を増している。目を逸らして、
何も知らないとでも言うように遠くを見ている顔も、いつもの無表情を装いきれていない。
 彼の背中に回った腕の力が少し強くなった。
 ここから先が彼の一番好きな時間だった。幾らやめるという素振りを見せても、身体がやめないでと
疼いている間は、彼女の身体は彼女のものではない。
 にっこりと微笑んだ彼は、華奢な腕を右手一本で背中からはがした。左手は彼女の秘部で地道な
仕事をしている。人差し指と中指で、小さな穴を柔らかく撫でたり、時々は挨拶のように爪の先だ
け中に入ったり、もっと時々は彼女の一番感じる部分を挟むように擦りあげたりした。その都度彼
女は声をして身をよじった。
 旅の途中、「治安がよい」「狙撃される確率が限りなく低い」「安い」と、彼女がお墨付きを出
した国のホテルで、何度か体を重ねていくうちに、彼女の体のどこが敏感で、どこか好きで、どこ
を触られるとオニの角のかどが丸くなってくるのかが、彼女のパースエイダーの癖同様、彼のよく
知るものになっていった。
 なされるがままの両腕をつかんで、背中からシーツに横たえると、久々に黒い瞳が彼を見た。こ
れからされる事を察して、不満を表明しているのは明白だったが、彼はあえてとぼけてみせた。
「ん、何ですか」
「今のままがいいです」
「気持ち良かったんですか」
「今のままがいいです」
「もっといい気分にしてあげますよ」
「今のままで……」
「やめます?」
 彼女は応えなかった。そういう事になった。

66 :
 背中から首筋に手をいれて、黒い髪をシーツに広げる。いやいやをするように彼女が抱き付いてきた
ので、大好き、愛してますよと強く抱き返して、そっともとの位置に戻した。ここで騙されるとお楽し
みがふいになる。
 彼女は少しすねたような顔をして、耳元で囁いてきた。
「……いじわるな人は……嫌いです」
「俺は大好きですよ」
 つんと上を向いた乳首を、彼はそっと口に含んだ。唇で吸い舌先で転がすと、みるみる硬くなる。彼
女の唇から一瞬、甘い声が漏れた。続けて軽く歯を立てながら吸い上げた。今度は静かだった。
 そのままの場所から顔色をうかがうと、彼女は口に手を当てて声をしていた。
「そう警戒しないで下さいよ。野戦地の真ん中で盛ってるわけじゃないんですから」
 応えはなかった。気恥ずかしさと心地よさの混じった熱っぽい眼差しで、彼女は彼を見ていた。こう
いう仕草は好意的に解釈する事にしていたので、彼は笑い返した。固くなった乳首をつんつんと指で撫でた。
「最高ですね。ゆでたてのエビみたいで、ぷりぷりして」
「……あまりくだらない事をすると、後でひどいですよ」
「刹那主義者なんですよね、俺」
「……享楽主義の間違いでは?」
「どう違うんですか? そもそも刹那主義って何でしたっけ」
「今話す事ではないでしょう」
「今教わったら忘れないと思うな」
 彼女の胸から体を起こした彼は、ベッドの上に座り込み、彼女の膝を撫で始めた。彼女は無視してため息をついた。
「分かりもしない言葉を使うのは控えなさい。今がよければそれでいい、というのが刹那主義です」
「へえ、じゃあ享楽は?」
 左手だけで愛撫していた膝を、彼は両手を使って撫で始めた。優しくつまむように、手招きするように、左右の膝を
ゆっくりと開いてゆく。

67 :

「………………何をして」
「キスがしたいな。しますね」
 面食らった表情も好意的に解釈した彼は、そのままぐっと両脚を持ち上げ、足の間に顔を埋めた。
 お目当ての唇をつ、と舌で撫で上げる。既に熱くなっていたものは二枚に割れて、濡れた内側をさらけ出していた。
彼女の体が一度ぴくんと震えた。
 太腿の一番柔らかい所にキスをしてから、彼は再び体中で一番熱い所に口付けた。唇をはすかいに重ねて、ほんの少
しだけ舌を差し入れる。食むように上下の唇を動かす。そのたび彼女の体もびくりと応えた。

 腰から下を彼に預けてしまった彼女は、体の向きを変えようと動いていたが、そのうち静かになった。嫌です、はなれなさい
と動いていた口は言葉を紡がなくなり、時折手の下から愛撫に応える声が聞こえてくる。
 やめなさいと言うかわりに彼の髪の毛をつかんでいた彼女の手は、いつの間にか、彼の舌が彼女の中で蠢くのに合わせて動い
ていた。ぴちゃ、という音がするたび、彼女が体を震わせる。
 息遣いの間隔がせばまってくるまで、彼は同じ事を続けた。きれいに開いた唇をなぞる舌に、じんわりと熱が伝わってくる。
肩にかけた太腿がこわばっていた。
 最後に深く口付けて、彼はそっと顔を浮かせた。
「続きですけど、享楽主義って何ですか?」
「…………しますよ」
 顔を覆ったまま起き上がった彼女は、太腿で彼の頭をベッドに静めると、そのまま胸の上に馬乗りになった。
「大胆ですねえ」
「少し甘やかすとすぐ付け上がりますね」
「何か機嫌損ねるような事しましたか?」
「惚けているならいい度胸です」
「したい事教えてくれたら何でもしますけど。抱っこしましょうか、耳にキス? 好きって言いまくるとか?」
「黙りなさい」
 彼がきょとんとして見せると、彼女はふいと視線を逸らした。

68 :

「何しましょうか」
「…………」
「恥ずかしい事ですか」
「だから…………」
 もじもじと腰を動かす彼女に、彼はにっこりと微笑みかけた。
「だから?」
「…………あなたが」
「俺が?」
「……欲しい、です」
「あー、残念。それはちょっと無理です」
 掌底を鼻に打ち下ろされて、彼はつぶされた小動物のような声をあげた。
 彼女は彼の胸から降りた。ふんと息をつく音が聞こえて、彼は痛みの中、噴き出しそうになった。
「……星が飛んでます。うひゃあ。強烈……」
「目潰しでなくてよかったですね」
「ぐきって言いましたよ……」
「つぶれて困るほどの顔でもありません」
「さすがです、こんな時まで打ち方完璧……」
「無理だそうですね。とても残念ですが今日はこれまでにしましょう。そのうちお医者さまに診てもらうといいので
はありませんか。特にその頭の」
 中を、と続けようとした彼女は、頬にかかった手に引きとめられた。振り向くとそこに顔があった。
 腹筋の力だけで起き上がった彼が、軽いキスをした。
彼女に押し退けられる前に離れた彼は、少しひるんだ彼女の前でにっこり笑った。鼻はまだじんじんしていたが、
痛みを気にしない事には昔から慣れていた。
「……何です」
「いや、それで結局、享楽主義って何かなって」
「またそれですか」
「気になるものは気になるんですよ。刹那主義が今日がよければそれで、でしたっけ」
 彼女は溜息をついた。華奢な手を取った彼は、そっと自分の首の後ろまで持っていった。そのまま額が触れ合う場所
まで彼女が近寄ってくれた。

69 :

「……知っているなら尋ねる必要はないでしょうに」
「何の事ですか?」
「享楽主義というのは、読んで字の如く、享楽にふけるのを目的とする態度です」
「すごいや。まだ我慢できるんだ。つまり?」
「気持ちが良ければそれでいい、という意味ですよ」
「ちょっと試してみません?」
 笑った彼は、再び彼女の背中をシーツに押し付けた。口付けると彼女の腕の力が強くなった。小さなあざのついた腿を
ゆっくりと開かせて、彼もその間に腰を据えた。
 『無理』だったのではありませんかと、呆れた顔で彼女が笑うと、もう大丈夫ですと彼が鼻を撫でた。
「俺まるごとは差し上げられませんけど、あなたの事は愛してますよ。だからできる事があるなら、何でもしたいなあと。
そういう意味です。はい」
「……不気味です」
「薄情者ー。そろそろ愛してるって言ってくださいよ」
「今更何かと思えば、私たちは極悪人ですよ」
 極悪人ねえ、と彼は首をかしげて見せた。ついでに一つ、嫌な笑みを浮かべた。
「ええと、それで、ですね。一つお願いが」
「…………言うだけ言ってみなさい」
「聞いてくれるなら言いますけど」
「このあと一緒にお風呂に、というのは却下です」
「……けっこう楽しんでたじゃないすか」
「また湯あたりしたいのですか。駄目です」
「今日はもっと簡単です。変な事させない、言わせない、ポーズもなし」
「かえって気味が悪いですね」
「簡単ですよ」
 俺だってそろそろ始めたいんですけどね、と彼はあさっての方向を見た。手は彼女の内腿をいじっていた。
視線を彷徨わせたあと、仕方のない人ですねと彼女が早口に言った。
 無邪気に笑った彼は、すぐそばにある唇に喰らいついた。さっき彼女の別の部分が味わっていたのと同じ刺激を与えると、
喉の奥で小さく唸った。
 顔をあげるとすぐ、口元に動いてきた細い手を、彼の手がつかんだ。
「ここからは口、ふさがないでくださいね」
 彼女が少し目を見開くと、彼はにやっと微笑んだ。
 その一晩、彼は彼女の喘ぎ声を堪能した。


70 :
以上です! 長くなってしまい申し訳ない。
もうちょっとエロエロに書けるようになるのが目標で御座候です。
読んでくださった方ありがとうございました。

71 :
これは良い
素敵師匠・・・

72 :
>>63
GJ!

73 :
>>71-72 ありがとうございますー!
 本当は本番ギシアンの入ったのを書きたかったんだけど予想外に時間がなくて
 お蔵入りしていたストックを出したら、ちょっとエロさが足りなかったなとorz
 暴力夫婦漫才みたいになってる気がしますw
 というわけでもっと師弟好きが増えるといいなー…という気持ちをこめての投下でした。

74 :
「は、あ、ああぁっ」
ボクは身もだえしながら何回目かの頂点を味わっている。
シズさんの指だけの刺激で、何度も何度も叫び声をあげさせられている。
背をそらして、あごをあげて、身をよじる姿をさらしている自分。
「苦しい……。」
息の合間につぶやくと、ほおにくちびるをあてながらシズさんが問いかける。
「やめるかい?」
間断なく指は動き続けて、その部分の熱はまた高まる。
横に首を振って続けて欲しいと目で言う。
シズさんはぬめるその部分を指で擦りながら、ボクの耳を噛んだ
「あ、あっー!」
また波が来てボクは意識を持っていかれる。
腰が自然に動いて、シズさんの手のひらにこすりつけるようにしてしまう。
恥ずかしい……でも、もっと続けて欲しい。
目は涙で潤んで部屋の中を見ても焦点が会わない。
「キノさん、可愛いよ」
はぁはぁと息を荒げているボクを覗き込むシズさんの眼差しは暗く冷たい。
乱れるボクの姿の向こうに何を見ているんだろう。
部屋に入ったとたん抱き合ったままベットにもつれこんで、ボクの下半身だけがさらされている状態。
 こんな不自然な姿なのに、シズさんの指だけでここまで出来上がってしまった。
 シズさん、ボクだけじゃなく……。そこまで声をしぼりだしたのに、また指が動いてボクの理性をふっとばしてしまった。
「あーっ」
 シズさんの膝の上に座っているので、彼のジーンズの上にだらだらとボクのものが落ちているはずだ。
「キノさん」
冷たい表情のままでキスでくちびるをふさがれた。
くちびるもつめたい。
ボクだけが熱くなっている……。
「シズさん、なんで冷静なの?」
ボクはシズさんの手をがんばって押さえて動けないようにし、やっとの思いで訪ねた。

75 :
「だめ、きたない」
あわててボクはシズさんの手を口から抜こうとする。
「せっかくキノさんが感じてくれたのに、もったいない」
今度は残念そうにする。
ボクのシャツのボタンに手をかけながら、思案するような表情になってシズさんが話す。
「たぶん、指にものすごく神経を集中させていたから、真剣な表情になっていたんだよ」
それで……。
「キノさんの反応があまりに良いんで夢中になってしまってて、
おびえさせたかな?」
「はい」
「すまなかった」
ボクの手をシズさんはまだ脱いでいないセーターの胸元に持っていく。
「ほら、俺もすごい心拍数になってる」
確かに、セーターの胸はドキドキとすごい速さで打つ心臓の動きが感じられた。
「冷静ではないよ」
またくちびるをふさぐ。
「きみに乱暴にしないで済むように自分を押さえるので精一杯だ。
キノさんの色っぽい表情と声に夢中になってた」
いいながらボクの服を脱がせてしまった。
「昨日、俺ばかりが楽しんだような気がして、
今日はキノさんをたくさん喜ばせようと思ってがんばっていたんだよ。」
優しい表情で笑いかけてくれた。
「はい」
ボクは心底ホッとした。
「もう少し、触らせて」
ベットに横たえるとシズさんの指はまたボクを探り始めた。
「は、」
ボクはまた身もだえる。
ただ、さっきと違ってシズさんの首にしがみつく事ができる。
「あ、あ」
指の動きに合わせて腰をふるボクにシズさんはキスをする。
「くぅー」
ああ、何度目の頂点だろう、こんなに何回も……。

76 :
「キノさんきれいだ」
 服を脱いだシズが、つぶやいて身体を重ねた。
「シズさん大きな手」
全身を撫でる手の感触が熱く、身体が火照る。
「よかった。
キノさん、ちゃんと楽しんでるね。」
「う…ん、そんな…、いじわる…。あぁ。」
指の感触に言葉が途切れる。
全体で包んでいるようにしていた手が指を開いて、さぐるような動きをはじめた。
 そうしながらシズはキノの耳を唇で刺激する。
 その音が耳に響いてキノは頭がボウっとしてきた。
 キノの声が赤ん坊の泣き声のようになって口から出て行き、シズの指が隅までなぞるようにして分けて入って行く。
 キノの腰がぐっとあがって手を迎えるように動き、シズが胸に唇を当てる。
 キノは息があがって、口の中がからからにかわいてきていた。
 指の感覚と、乳房へのしめったやわらかい舌の感触でしびれるような快感が頭に登ってくる。
 シズの背中に手をまわして、からだを引き寄せるようにすると、汗で手のひらがすべった。
 すると、シズは身体をおこして離した。
 指がキノのからだの中にずるずると入っていく。
「くう…。」
キノは気持ちがいいのに、まるで苦しいような声がでてくるのに自分でも驚いていた。
 シズの背中から落ちたキノの手は、キノの意志とは関係なくこぶしをつくる。
 シズの指が身体の奥まで入ると中をこすりはじめた。
「あぁ」
動きに合わせて、キノの腰が動いていく。
シズは左手でキノの胸を救い上げるように掴み、そして、吸い上げた。
キノはあまり気持ちが良くて、怖いようなせつない気分に襲われる。 
身体の輪郭が分からなくなったような、乳房を取り外してしまいたいような激しい快感で頭の中がクラクラしてきた。
「あ、怖い」
「怖くないよ、大丈夫だよ」
やさしいキスをしながらシズの指はますます激しく動き、その動きにあわせて、キノの身体が溶け出すような感覚がおこった。
 シズの手のひらに腰を押し付けるように動きながら、シズの胴を脚でぎゅうぎゅうと挟む。
とキノの足が拳骨をつくるように丸まった。
ドンと大きな快感がやってきて首を左右に振りながら声をだす。
「いい、すごくいい…あぁ」
シズの首に手をまわして身体を押し付けたが、ぐうっとキノの身体が弓なりになった。
快感が頭に登って全身が緊張し固まり、ビクビクとケイレンするように動いて息が止まった。
赤くてヤケドをするような快感に頭がいっぱいになる。
しばらくして、緊張が解けてキノの手足がシーツの上に落ちた。
息を深くしながら。「ああ、とても良い…。」キノは息も絶え絶えにつぶやく。
シズは次の動きをした。

77 :
「キノさんの顔を見ながらがいいな」
シズはキノのひざのウラに手を入れると脚を大きく開き、体重をかけて一気に身体に入った。
「あう!」
急に奥まで突かれてキノは声が出た。
「キノさん、すごく熱くなってる…。」
胸を重ねながらシズが言う。
「動くの、もったいない。もっと奥に入りたい。」
シズがキノのひざをを高く持ち上げて開き、腰をもっと深く落とした。
身体をいっぱいに開いて、シズの腹部がキノに密着し、キノが、はあ…と大きく息を吐いた。
するとますます深くシズの身体がキノの奥に入っていく。
キノは鼻にツンと刺激がきて涙が出た。
と、それまでただ奥に奥にと進んでいたシズがまるで腰をこするように動かし始めた。
身体の中ばかりではなく、密着している腰の部分まで激しく擦りつけるように動くと、キノの身体の中の刺激と、触れている外側をこすり上げる刺激が重なって、二重に快感が襲ってきた。
「いやぁ」
キノのかすれた声。
シズには聞こえてないようで、動きを止めない。
 キノはお腹の中をかき回されて、同時に外側まで擦られるせいで、触れ合っている部分がピンク色に丸く膨らんでいくような感覚になってきた。
キシキシと砂がきしむような刺激が鼻にツンとぬけて涙がどんどん出てきて、キノは目をあけていられなくなった。
 と、触れている部分がふわりとほどけて散っていくようなイメージがキノの頭にひらめいて光でいっぱいになった。
 耳鳴りがしているときのように、キノは自分でしゃべった言葉が聞こえない。
 自分でも何をいっているのか分からないうわごとを口走りながら、シズの肩をつかんで、はじめての感覚に翻弄されていった。 
 あごをのけぞらせると、シズの汗がキノの咽にぽたりと落ちた。
 シズは唸るような声を出し今までの動きとは違う動きになり、腰をゆっくりとキノに打ち付け、あえぐようにした。
 キノはそのシズの身体を、もっと深く受け入れたくて高く腰を上げるようにした。
「キノさん」
シズが叫んだ。
二人は同時に極まった。
 耳のそばに頭を落として、シズが荒い息のあいだにキノの名前をまたつぶやく。
 キノはこぶしを握っていた自分の指をほどいて、広い背中に腕をまわすとシズの身体がときおりケイレンするように震えた。
 「キノさん、大丈夫?」
シズがキノの顔を覗いて聞く。
「あ、うん、すごく気持ちよくて、ぼうっとしちゃってました…。」
「びっくりした。キノさんがこんなになるとは思わなかった。」
「…あの、ボクさっきなんて言ってましたか?」
「すごく、うれしかったよ」
「え、うれしいことを言ったんですか……」
「本当に無意識だったの?」
「ごめんなさい、本当に覚えてないです…。教えてくれませんか」
シズはキノを覗き込むようにしていた身体を横に落として寝そべりながら答えた。
 「あのね、キノさんはこう言ったんだよ。
『シズさんもっとボクをメチャクチャにして』
ってね。」
「え……」
「だから、うれしくて、それ以上ガマンできなかった…。」
キノは恥ずかしくてシズの顔を見ることが出来なくなった。
顔をそむけたままでポツリとキノが言う。
「シズさんにメチャクチャにしてもらいたかったんですよ、ボクは」
「キノさん」
「今のボクはシズさんだけのものです」
(だから暗い眼差しでボクを見ないでください。)
シズの肩にキノは額をコツンとあてた。

78 :
GJ!! キノ可愛い可愛い可愛い

79 :
すばらすぃー
キノカワイイ!

80 :
しかし復活祝いとはいえいまだかつてないスピードでスレ進んでるな!
めでたや

81 :
キノ可愛すぎる!

82 :
保守用に
コネタ投下
「キノ昨夜、楽しかった?」
朝たたき起こされたエルメスがキノに聞きました。
「うん、おかげさまでいろんなことわかったよ」
「どんなこと」
「うん、ここの部分に子宮があって、感じると外からわかるんだよ」
『王子様、教えるのは愛情とか快感で解剖学じゃないんだよ!』
「それから、ボクは注射のようにぷすっと刺して終わりだと思ってたんだ」
「だから、あんな買い物しようとしたんだ。」
「まさか、あんなに揺さぶられるとは思わなかった一回がすごく長かったよ」
『聞くんじゃなかった!』
「それから」
『まだ、王子様の恥をとぼけた顔で言うの?』
「ボク、シズさんとだったら何回でもいいなって思ったよ」
『最後オノロケでしたか』
「それは、本当に良かったねキノ」

83 :
おつおつ
このキノさんがいちいち可愛い。格好いいのに可愛い。prpr

84 :
メグのが見たいと思ったが、微妙に想像できないな

85 :
hoshu

86 :
ラリジェニとかラリナタなら想像できるが、メグセロはセロン停止のイメージしかない

87 :
せっかくいい槍を持ってそうな名前なのに、な……

88 :
>>63
そうそれ!

89 :
>>87 
同意!

90 :
メグ「ふふ、さすがセロン君いい槍を持っていますね。弟とは一味違います」
セロン「!? …………!!!」(メ、メグミカさん!?)
こうかい?

91 :
なんか噴いた

92 :
11/22, いい夫婦の日ですね!!!!!

93 :
テンプレもう貼られたか?
作品を発表してくれる神キテル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
神には感謝を忘れずにおながいします。
前スレ
◆□キノの旅でハァハァしよう□◆
ttp〜

94 :
hosyi

95 :
保守用にコネタ
>>41 >>82 続き
「キノ大丈夫?声がおかしいよ」
「昨夜、へんな声たくさんでちゃって声枯れちゃった」
「それなら病気じゃないから大丈夫か」
「そうだ、薬屋のおばさんから
のど飴をおまけしてもらったから使おう。……あ」
「それ!」
「エルメスの言ってた百戦錬磨……」
「ね、おばさん、おみとおし」

96 :
ちょww
エルメス今まで何人のH見てきたんや
あと24さん百戦錬磨……

97 :
おつおつ!
キノの旅 の主要キャラは一通りでた、のかな?
(シズキノ、師弟、奴隷ちゃんに、ティー陸エルメス)
アリソン を書く猛者はおらんかー! おらんかー!!

98 :
トレイズ×アリソン×セロン
が脳内で再生された

99 :
脳内じゃなくてぜひここでも再生してっ!

100 :
hoshu
100げと

101 :
クリスマスシーズン到来ですなあ

102 :
hosyu

103 :
もしかして鯖メンテナンスの時以来、本スレ落ちてる?

104 :
>>103
板移転してるので専ブラなら板更新ですよー。

105 :
>>104 ありがほー! 今気づいた!!

106 :
良スレ

107 :
誰か何か頼む!

108 :
「しょくにん」

「誰か何か頼む」と言ったときに、すぐ投下してくれる人はいない。
「こんなネタが読みたい」と思ったときに、希望通りのシチュを書いてくれる人はいない。

新しいSS職人が生まれるのは、こんな時だ。

109 :
そうなの?

110 :
運ばれてくるまでにシリーズのパロなんて初めて見たぞww GJ!ww

111 :
来年もよろしく!

112 :
メグミカさんってロクシェ語の時とベゼル語の時でギャップが激しくて萌える
ロクシェ語なメグミカさん
「あ、あの……セロン君?こ、この立派な槍はロクシェ語でな、なんと呼ぶんですか……?」
ベゼル語なメグミカさん
「セロン君の立派な槍が曲げ短刀になるまで今夜は寝かさないわよ……うふふ」

113 :
まだ姫はじめされていない事に驚愕した記念投稿あけおめ

114 :
アリソンってヴィルと再開するまで他の男とセックスしなかったの?

115 :
「んっ……リリアちゃんの、髪っ……ヴィルに似てるぅ!」クチュクチュ
「ママ、何やってるの?」

116 :
保守

117 :


118 :
 そこはボディチェックの厳しい国で、体のいたるところまで検査するといわれています。
 一人の女性がそこでチェックを受けていました。
 黒く長く、艶やかな髪を持った女性ですが、入国の時に女性用の検査室へ連れて行かれ、男達によるれっきとしたチェックが始まったのです。
「我々の国は治安の変化に敏感でしてね。なので、武器を隠していないかを旅人が来るたびに調べなければいけないのです」
「それはわかるのですが、調べる人は男性だけなのですか?」
 女性としては恥ずかしさがあるので、できれば同じ女の人に検査をしてもらいたいと表います。しかし、検査員はそれは駄目だというのです。
「旅人の中には危険な人間もいます。万が一暴れ出すような方が相手だった場合、取り押さえる必要があるため、全て男性がやることになっているのです」
 そう説明されて、女性はしぶしぶ納得しました。
 女性には若い連れがいますが、彼も男の手でチェックされているのだろうかと、ふと思いをはせてみます。
「それでは衣服を全て脱いで下さい」
「できれば、脱いでいる最中は向こうを向いていて欲しいのですが」
 女性は言いました。
 脱ぐ瞬間を見られることほど、恥ずかしいことはありません。
 しかし、検査員はそれも駄目だというのです。
「申し訳ありませんが、後ろを向いている最中に……という事例が過去にあるので、それはできないことになっています」
「それもそうですね、わかりました」
 女性は仕方なく身にまとうものを脱ぎ去っていき、下着姿になりました。ほどよい乳を包んだブラジャーに、黒いレースのついたパンツの二つは、男達を興奮させます。けれどれっきとした検査なので、みんないけない欲望は抑えていました。
「下着も脱いでいただけますか?」
「……わかりました」
 できれば全裸を見せずに終われればと考えていましたが、どうやらそれも駄目なようです。
 女性は顔を赤くしながら背中に手を回して、ホックを外し、ブラジャーを取り外します。パンツのゴムに指をかけ、ゆっくりと生のお尻を出しながら下ろしていきます。
 あくまで検査なのですが、男にはやっぱり欲求があるため、ぷっくりとした生のオッパイに目がいってしまいます。脱ぐために腰が曲がって突き出されたお尻にも、みんなの視線があつまります。
 女性はそれをひしひしと感じていたので、一秒でも早くこの時間が終わって欲しいと願っていました。
 脱ぎ終わった女性は両手で胸とアソコを隠し、恥ずかしいのを我慢して毅然と振舞っていましたが、「気をつけの姿勢でいるように」と注意されてしまいました。
 羞恥心の強さはそのまま性感に繋がります。女性の乳首は既に固くなり、アソコはじわじわと湿り気を帯びていました・
「ではまず、衣服の中に危険物がないかを確認します」
 男達は女性の脱いだものをテーブルに並べ、それを細かく検査していきました。ポケットに何か入ってはいないか、布が二重になって、そこに刃物などが入っていたりはしていないかの確認です。
 そのために、どう見てもパンツの布までもをじっくりと観察されてしまいます。
 しかも、衣類をチェックするあいだは、前と後ろに別の男性二人それぞれ立って、女性の動きを見張っているのです。女性からすれば視姦されているのと変わらないので、かなりの羞恥地獄です。
 パースエイダーなどの武器はとっくに預けてしまっていたので、衣類の中に危険なものはありませんでした。
「次は口の中を検査しますので、あけてください」
「どうぞ」
 女性は口をあけると、男はその中を指で探りました。人差し指と中指の二本を立て、ほっぺたの内側と舌の表と裏、奥歯の周りなどをチェックしますが、怪しいものはないのでスムーズに終わりました。
「今度は、乳房を手術して違法なものを持ち歩いた事例があるため、乳房のチェックも行わせてもらいます」
「構いませんが……」
 必要以上の行為は許しません、と女性は心の中で言いました。
 男の手が乳房を鷲掴みにして、ぐにぐにと揉みました。固くなった乳首をつまんだり、人差し指でつついたり押したり、下乳を弾ませぷるぷる揺らしたり、様々な触り方によって検査していきます。
 乳房を弄られている恥ずかしさで、アソコの湿り気もだんだん強くなっていきます。
 危険なものはないと認められて、次の検査へ移ることになりました。

119 :
「最後は下腹部の二つの穴を確認します。恥ずかしいでしょうが、あくまで検査ですので我慢していただけるようお願い致します」
「わかりました。そのかわり、なるべく早く終わってくださいね」
「もちろんです。では四つん這いになってください」
 言うとおりにすると、お尻の肉をつかまれて、割れ目をぐいっと開かれました。肛門をじっくりと観察され、人差し指でぐにぐにと弄られます。
 これにはとうとう愛液が垂れ、太ももをつたい始めました。
「それも検査の方法でしょうか?」
 何故ぐにぐにする必要があるのか、女性は尋ねます。早く終わって欲しいのに、やけに長くいじくってくるのが気になったのです。
「いきなり入れると痛いと思うので、少しマッサージをしただけです。すぐに中を確認して終わらせるので、どうかご辛抱をお願い致します」
 男は肛門に人差し指を立て、ずっぷりと挿入しました。複数の男性に見られながら、お尻の穴に指を入れられて、内側をかき回されているのです。
 女性にとって、この恥ずかしさは途方もないものでした。しかも肛門は肉体にとって性感帯の一部なので、そのせいか愛液の流れる量も増えてしまいます。
「この国は以前からここまで厳しいのでしょうか?」
 恥ずかしさを少しでも誤魔化したくて、女性は尋ねました。
「ええ、何十年か前までは民衆同士に派閥があって、そのあいだでの争いが絶えなかったのですが、安全運動が盛んになって争いも派閥もなくなっていったんです」
「争いの歴史から、市民の安全意識が高まったということでしょうか?」
「そうなんです。だから市民はみんな見知らぬ旅人への警戒心が強かったんです。何か危険な武器を持ち歩いているのでは、いきなり誰かをすのではという不安が大きかったんです。その不安を解消するために、ここまでのボディチェックが導入されたのです」
 喋っているあいだに肛門検査が終わり、指が引き抜かれました。
 次は仰向けになって両膝を抱え、カエルをひっくり返したような姿勢になるように、と指示されたので、女性は言われた通りの格好になります。
 アソコも胸もお尻も、恥ずかしい部分の全てが見える状態なので、女性はとっくに耳まで赤くなっていました。それでいて毅然とした振る舞いをするのですから、女性の精神力はかなりのものです。
「ではこれが本当に最後です。性器の中身を確認させていただきます」
 男は女性器の皮をぱっくりと開き、赤い肉ヒダを観察します。
「ここまでのチェックがあれば、確かに何も持ち込めませんね」
 女性は気を紛らわすために会話を続けました。
「そうでしょう? だから我が国は安全なんです」
 男は膣に指を入れ、内側を丹念に調べていきます。まるで手淫をかけるかのように、何度も何度も出し入れしてくるので、クチュクチュと水音が鳴っていました。
 こんなことで良い気分はしないのですが、肉体はそれでも反応を引き起こします。何人もの男に裸を見られ、なおかつ膣を刺激される気持ちよさに、息は淫らに荒れました。
 女性はかなりエッチな呼吸になってしまうので、男も欲求を抑えるので大変でした。
「ご苦労様です、膣にも何も隠されていませんでした。安全を認め、入国を許可致しましょう」
 ようやく終わったと女性はホッとしますが、男は親切のつもりだったのか、溢れた愛液を布で拭いてきます。股を人に拭いてもらうなど、まるで幼い子供みたいで逆に屈辱でした。
「では早く服を返してください」
「はい、我々は退室いたしますのでゆっくりお着替えになってください」
 検査員の男達はぞろぞろと部屋を抜け出し、女性一人を残していきました。
 脱ぐところを散々見られたのに、着るときになって気遣いをされても遅すぎます。しかし、それでも裸を見られる時間は減るので、よしとしました。
「ところで師匠、どうしてこんな国にわざわざ来ようと思ったんですか?」
 入国後、女性の連れである若いハンサムな男が聞きました。
「ここまで厳しいボディチェックがあれば、評判が広まって旅人が減るはずです。おそらく、そのために導入された仕組みなのでしょう」
「なるほど。その厳しい審査の内側には何があるのか、興味があったんですね?」
「それもそうですが、検査員は女性だと思っていました。思わぬ誤算です」
「ほんとですよ! 男の手であんなところを……。というか、ひょっとして女性にも同等の検査があったんでしょうか。師匠、どうなんでしょう?」
「セクハラですね。しましょうか」
「…………冗談です」
 二人はその国に三日だけ滞在し、そして次の国へ向かうのでした。

120 :
久々にキター! お疲れ様です

121 :
乙ありがとうございます。
>>118です。
誤字脱字があったので訂正します。

>女性としては恥ずかしさがあるので、できれば同じ女の人に検査をしてもらいたいと表います。しかし〜
×表います。
○考えました。

>そのために、どう見てもパンツの布までもを〜
×どう見てもパンツの
○どう見ても安全なパンツの


122 :
ほんとに久々!!!! おつかれさまー! GJ!!

123 :
これはなかなか。
原作でも入国身体検査はいくらでもありそうな話なのにあまり描写が無いんだよな。
そういう意味でもよかったよ

124 :
保守して待ってたかいがあったな
乙です

125 :
 とある国に辿り着いた黒髪の綺麗な女性と、その連れである若い男は困り果てていました。
 この国の風習では女にはケガレがあるとされ、入国のためにはそれを浄化する必要があるといわれています。
 その方法はなんとフェラチオなのだそうです。
 どうやら精液は神聖なものであり、女はそれを飲むことでケガレを浄化できるとされているそうです。
 あまり納得のいく話ではありませんが、民族の風習なのですから仕方ありません。
「どうしますか? 師匠」
 男が困りながら尋ねると、女性は言います。
「本来なら迂回して別の国を目指していますが、今は食料とお金が不足しかけています。ここで補充しないと、後々苦労することになりかねません」
「では、するのですか?」
「……不本意ですが、するしかないです」
 フェラチオに同意すると、女性は儀式の部屋へ案内されました。薄暗いその部屋の中央にはどんと大きな椅子が置いてあり、そこには一人の男がふんぞり返って座っています。
 いかにも偉そうな態度ですが、この国では彼がもっとも神聖な精液を出す聖人とされているそうです。
「さあ、旅人の女よ。さっそくもらおうか」
 やはり随分と威張りくさっていますが、それでも彼は聖人の地位にあるのです。
「ただ精液を飲めば、それでいいのですよね」
「そうだ。だが、出すためにはおぬしがそれなりに励む必要がある。ほれ、ここに座って我が一物をつまみ出さんか」
 聖人は自分の股間を指差して、股のあいだにつくように言ってきます。
 女性は指示に従いますが、股のあいだに座らされ、なおかつ上から見下ろされるというのは、なんとも屈辱なのでした。
「ほれ、はやく一物を出さんか」
「わかりました」
 上から命令してくるので、少々腹が立ちますが、やるしかありません。
 女性は言われた通りに聖人のズボンに手をかけて、チャックを外して肉棒をつまみ出しました。
 とても太く、そして固くそそり立った肉棒です。
 本当は触るのも抵抗がありましたが、嫌がっても入国はできないので、女性は毅然として肉棒を手に握ります。
「女よ、まずは先端に口付けせい」
「…………はい」
 女性はしぶしぶ唇をキスの形にすぼめ、先端にそっと押し当てます。自分の唇が亀頭と触れ合うのは気分の悪いものでしたが、こちらから同意した以上は仕方ないのです。
「ようし、今度は舌先を使うのだ」
 聖人は刺激の方法を逐一指示してきました。
 まずは舌をぐっと引き伸ばし、尿道口をペロペロと舐めるように言ってきます。
 その通りにすると、すぐに透明な分泌液が出て、その苦味に女性は顔をしかめますが、やめることは許されません。
 次は唇で亀頭全体を包み、口の中で先端をペロペロします。
 舌の両面を使い、亀頭まわりを舐めまわすようにして刺激します。
 奥まで咥え込み、陰茎を唇で締め付けながら頭を前後させ、同時に裏筋に舌を這わせます。
 聖人はさぞかし満足そうな顔をしていました。
 美麗な女を股下に従わせ、一物を口に含んだ顔を拝むことができるのです。艶やかな黒髪の頭が自分の股間の元で前後しているのですから、気持ちが良くて当然かもしれません。
 しかし、聖人は言いました。
「おぬし、下手だな」
 我慢してフェラチオに励んでいるのに、こんなことを言われたのです。
 女性は腹を立てて聖人を睨み上げました。咥え込んだままの顔で睨んでしまったので、それはそれで男の側には興奮材料です。
「続けていれば、出ませんでしょうか?」
 女性は一旦口を外して尋ねますが、文句を言われることを読んで手は肉棒を握ったままです。
「普通はそうだろう。だが、より神聖で濃度の高い精液を出すには、まだまだおぬしの努力が必要だ。上につけているものを全て脱ぐがよい」
「上半身裸になれというのですか? 口を使うとしか聞いていなかったのですが」
「口でするにもあらゆる方法がある。口と同時に乳房を使うのだ。とにかく脱ぐがよい」
 知らない男に裸を見せたくはありませんが、入国できるかどうかの問題がかかっています。
 もし国に入れなければ、旅の食料はおろか、お金を稼ぐことさえ叶いません。今のままでは命に関わるので、どうしても入国する必要があるのです。
 そのためなので、女性はしぶしぶ脱ぎ始めました。
 コートをはだけて下ろし、シャツのボタンを一つずつ外し、はらりと脱ぎ去ります。背中に手をまわしてブラジャーのホックを外し、ぱかりとカップを取り去り、上半身裸になりました。
「ではまず乳で我が一物を挟むのだ」
「こうですか?」
 女性は下乳を持ち上げて乳房を乗せ、両手で肉棒を圧迫しました。

126 :
「そのまましごいてみせい」
 女性はそのまま乳を上下に動かします。見事なパイズリでした。経験もないのに上手にコツを掴み、しっかりと乳圧をかけて肉棒に刺激を与えているのです。
「そのまま胸を使いながら口でするのだ」
 乳房でのしごきを続けたまま、女性は亀頭を口先でついばみ、先程のように舌と唇を駆使して攻めていきます。
 美人が胸を出し、口まで使っている有様を見ることができるのです。毅然と振る舞っていながらも頬は立派に紅潮しているところなど興奮ものです。
 しかし、それでも聖人はイきません。
 聖人は言いました。
「こんなもので精液を出しても神聖さが足りん。こうなったら奥の手だ。おぬし、もう全裸になるがよい」
「……そんな。どうしてもですか?」
「でなければ、より神聖なものを出すことができん」
 女性としては、できればこのまま済ませたいと思っています。
 元々、フェラチオも仕方なくやっているだけなのです。胸を使うのにも抵抗があったのですから、もうこれ以上は脱ぎたくありません。
 女性は何とか食い下がろうとしますが、聖人はまったく譲りません。
 入国がかかっているので、本当は嫌なのですが、従うしかありませんでした。
「わかりました。ただ、本番はやめてください」
「しきたりではそこまでせん。安心せい」
 女性はズボンのベルトを外し、ゆっくりと腰から下ろしていきました。パンツに包まれた下腹部が姿を見せてゆき、やがて太ももが曝け出され、そしてズボンは脱ぎ去られます。
 これで女性はパンツ一枚だけになってしまいました。
 そのパンツのゴムにも指をかけ、ゆっくりと下ろし始めます。女のもっとも秘密とされる部分があらわとなるので、女性は恥じらいでぎこちない動きになってしまいます。
 聖人はそれを満足げに見つめていました。
 ぎこちなさに恥じらいが見て取れて、加えて女の肌が少しずつ見えてくる光景は、男心を大きくそそるのです。
 ついに生のお尻が顔を見せ、パンツが足から引き抜かれました。
 全裸となった女性は真っ赤になり、恥ずかしそうに俯きます。
「では我の顔に秘所を乗せ、そして我が一物をさきほどまでのように慰めるのだ」
 聖人は奥にあったベッドに横たわって、それから言いました。
「こう……でしょうか?」
 女性は聖人の顔の上に下腹部を下ろし、肉棒の側へ近寄り、手でそれを握ります。立派なロクキューの体位です。
 秘密の部分を間近で観察されてしまうので、女性はかなり恥ずかしそうにしていました。
「これでよい。お互いに責め合うのだ」
 聖人は女性のお尻を抱えて、秘所に吸い付きました。尻肉を揉まれている上に、大事な部分を舌で舐められるのですから、ここまで来ると恥ずかしさでにそうになります。
 しかし、女性はそれでも耐えて、自分も肉棒への奉仕を再開しました。
 最初のように舌と唇を駆使し、なめずったり締め付けたりを繰り返します。時には乳房も使い、絶え間なく刺激を続けました。
 聖人も上手な愛撫を繰り出します。
 性器を指で押し開き、ピンクのお肉を指で弄くります。淫核に指の腹を当てられ、それから舌で小刻みにペロペロされました。
「んっ……んぐ…………」
 女性は喘ぎ声を出しそうになりますが、堪えます。
 咥え込んだまま声を出しては、間違って一物を噛んでしまうかもしれませんし、それに声まで聞かれたくはありません。だから声は我慢していました。
 しかし、下のお口は正直です。
 刺激の強さに愛液を分泌し始めて、既にたくさん流れ出ていました。膣を攻められる頃には、聖人の顔にポタポタ垂れていました。
「よい、よいぞ。これでようやく出すに値する。さあ飲むのだ」
 聖人は女性を降りさせ、仁王立ちになります。
 女性が先端を口内に含むと、聖人はドピュッと精液を放出しました。
「んんっ……ぐっ……!」
 あまりに大量だったので女性は嗚咽しそうになるますが、なんとか堪えて喉をごくりと鳴らします。
 それでも口から溢れてしまった分は、顎をつたって垂れていきます。
 口を離すと、亀頭と唇のあいだで唾液の混ざった精液が糸を引きました。とても色っぽい有様です。
 ようやくの終わりに、こんなことをしてしまった自分に対して悔しそうにする表情も、中々たまらないものでした。
「最後に掃除をしていけ」
 たくさんの精液を出した肉棒なので、さすがにふにゃふにゃになっていましたが、体液のぬめり気はたっぷり残っています。
 女性はそれを舌で拭き取り、それからようやく開放されるのでした。

127 :
師匠二連続でいきました。
気が向いたらまた師匠で書くかもしれない。
キノの旅とエロい風習は相性がいいと思うので他に書き手さんがたら是非。

128 :
GJ!面白かった!

129 :
バレンタインなので小話
エロじゃないです。ごめんなさい
 私の名前は陸。犬だ。 
 キノ様がとつぜん訪ねてきて、シズ様を雪の積もった公園に連れ出した。
「何事か?」
と取るものもとりあえず、出てきた私とシズ様。
 キノ様が防寒着のポケットから小さな赤い箱を取り出してシズ様に差し出し、ぼそぼそと言った。
「あの、今日はチョコレートを好きな人にプレゼントする日だと聞いたので、これをどうぞ」
「あ、ありがとう。開けてもいいかな?」
 そういう風習があることは聞いたことがあるので、シズ様はとくに疑問ももたずにうれしそうに箱をあけた。
 いびつな形のチョコレートがひとつ入っていた。
「トリュフというチョコレート菓子を、作ろうとしたんです。
 でもなかなか上手くできなくて、たくさん失敗してようやく一個だけそれらしく完成したんです」
 私の記憶ではトリュフというチョコレート菓子はキノ様のつくったイガクリみたいな形ではなかった……が黙っていた。
 シズ様はニコニコしながら
「そんな貴重なものをありがとう。さっそくいただくよ」
と口に入れた。
 キノ様は赤くなって不安げにシズ様を見ている。
 シズ様はしばらく咀嚼して、飲み込んだ。
それから
「甘辛くておいしかったよ」
と微笑んだ。
「甘辛い?」
キノ様が聞き返す
「うん、塩が入ってたよね、トリュフって面白い味なんだね」
 私は、シズ様が手にしている箱のにおいをかいで見る。
 たしかにチョコレートのほかに生クリームと塩のにおいがする。
 たぶん、キノ様は湯煎したチョコレートに「生クリームと砂糖」をいれるところを間違えて「生クリームと塩」をいれたのだ。
「わあ、ごめんなさい」
 キノ様はシズ様に抱きついて泣き出した。
「あれ、どうした?美味しかったよ?」
 塩と砂糖を間違えたキノ様もなかなかの料理ベタだが、「美味しい」と食べたシズ様もさすがの勇者だ。
 泣き続けるキノ様とそれをなだめるシズ様を、私は黙ってながめていた。
 雪がひらひら降ってきた。

130 :
乙乙乙ッッッ!!!

131 :
保守

132 :
過去ログ読み返して抜いた

133 :
捕手

134 :
神よ来い。捕手

135 :
お前が神だ

136 :
俺が神か

137 :
誰か過去作のデータ持ってない?
まとめサイト復旧できればうれしいんだけど。

138 :
ttp://kikuchi6kis.x.fc2.com/eroparo/yomi_eroparo1218463989n50.html
これでいい?

139 :
あれ、間違った?

140 :
差別を許さない国の入国管理官になりたい

141 :
補習

142 :
「シズさん、まってください」
ひざに座ったキノさんが俺のキスをそっと制した。
「ティーちゃんのパジャマなんです。汚しちゃ悪いので、脱ぎます」
膝から下りるとパジャマのボタンをはずしはじめた。
抱き寄せてしまいたくなるのをがまんして、キノさんの様子をながめる。
恥ずかしいためか横を向いて立っているので真剣な表情になっているのも分かった。
「シズさんそんなふうに見ないでください」
 キノさんはボタンをはずし終わってから部屋があかるいことに気がついたようで、ベットのサイドスタンドの光をしぼった。
 急に暗くなったので、何も見えなくなった。
 ほどなく、キノさんが俺の首に腕をまわして抱きついた。
 まだ目が慣れなくて、姿がはっきりしないが、キノさんの温かい肌の感触とにおいが心臓を高鳴らせる。
「ごめんなさい、おまたせしました」
さっきのように俺の膝の上にキノさんが座る。
「シズさんに抱き上げてもらっただけで、こんなになってしまったので、パジャマを汚したらって気が気じゃなくて」
 俺の右手をとって太ももの間に導いた。
 指で探ると、もうそこは熱くて深い沼のようになっている。
「ね」
同意を求める声を一言だしたあと、キノさんは俺の肩に顔をあてた。
「うん、そうだね。気がつかなくてごめん」
キノさんに答えながら右手に伝わる柔らかい感触を確かめる。
背中に左手をまわしてキノさんのなめらかな輪郭をなぞる。
闇に慣れてきた目で顔を見てキスをした。
「くぅ」
小さな声が漏れたあと、キノさんがふぅと息をする。
「キスだけで、すごくドキドキします」
「俺も……」
キノさんの肩を抱いて顔をひきよせ、もう一度キスを味わう。

143 :
 くちびるを割って舌を差し入れてみる。
 キノさんの小さな舌が応える。
 熱くなった息と唇の感触が、チリッと痛みに似た快感を呼ぶ。
 たっぷりと時間をかけて歯や上あごを味わい吸い上げると、時折キノさんの身体がブルっと震えるのが伝わってきた。
 なんだか、このままキノさんをむしゃむしゃと食べてしまい気分なってきて、あわてて唇を離した。
 キノさんの顔を覗き込むと、大きな潤んだ目で俺を見る。
「シズさん……」
 キノさんは俺の首に手をまわしてギュッと抱きしめてくれた。
 小さな肩に手をかけて、ベットに横たえた。
 滑らかな肌は仄かに灯を反射して起伏を主張する。
「シズさん、そんなふうに見ないでください」
キノさんはからだをねじって、うつぶせになろうとする。
「キノさん、見せて……」
手首をつかんでかきいだくと小さい声で「恥ずかしい」と言った。
髪の間から覗く耳たぶをそっと噛むとビクリと震える。
乳房をそっともちあげて舌でふくらみをなぞりあげる。
可愛らしい乳首のそばから乳房の下まで何回も唇で往復する。
柔らかい感触とキノさんの小さな喘ぎ声で興奮が高まっていく。
左右の乳房を舌でくまなく味わい、今度は手でそっと包む。
柔らかいふくらみに指が埋まる感触が気持ちがいい。
キノさんの息があがってくるのがわかった。
手で乳房の感触を味わいながら、またキスをして唇をふさぐ。
キノさんはキスの合間にあえぐように息をする。
手のひらの下でこりこりと硬くなっている乳首をつまみあげた。
「あっ」
声があがった。
くるくると転がすと、
悲鳴のような声を出して首を左右に振り、切れ切れに「いやっ」と声をもらす。
左の乳房にむしゃぶりついて、吸い上げると、キノさんは俺の髪の毛に指をいれてめちゃくちゃにかき回した。

144 :
もっと、キノさんの声が聞きたくて何度も指と舌で攻めあげる。
 すると、すすり泣くような声がしてそれが悲鳴のような細い声にかわり、俺の頭をかかえるキノさんの腕の力が強くなった。
 柔らかい胸の感触を唇と手の平で堪能し続ける。
 やがてキノさんは白い咽をのけぞらせ、全身をこわばらせると「ああ!」と叫んだ。
 ぎゅうっと頭を抱きしめられた。
 しばらくそのままで動かない。
「キノさん?」
少し心配になって顔をのぞいてみる。
眉根にしわをよせて苦しそうだ。
息をつめていたのか、大きな息を「はぁ」と吐くと急に身体が弛緩した。
戻ってきた息はハアハアと荒いが、顔の表情はゆるくなって上気した頬に開いた目はぼんやりと焦点を結ばない。
「大丈夫かい?」
問いかけると、くすくすと笑い出した。
「シズさん、そんな心配そうにしないでください。こんなふうにしたのはシズさんのくせに」
手を俺の頬にあてて言う
「気持ちが良すぎて、あっという間でした」
ふぅとため息をはく。
「シズさん、パジャマ着たままだったんですね。ボクだけ裸でいたんだ」
言われて、パジャマを脱ぐのを忘れていた事に気がついた。
「キノさんに夢中になってて忘れていた」
「お上手ですね」
キノさんが首に手をまわして言う
「いつもボクばかり良くしてもらってる」
「俺もキノさんと抱き合えてすごく気持ちがいいよ」
ベッドから降り、おそくなったが着ている物を脱ぐ。
「すごい……」
キノさんねそべったまま服を脱ぐ俺を見ていて驚いた表情になった。
「こんな大きいものが入るんだ」
脱いでいるのをじっと見られて恥ずかしくなってきた。
とキノさんが起き上がって、両手でそっと俺のものを包んだ。
小さな手で触られてビクリと動く。
「あ、動くんだこれ」
不思議そうな声を出して顔をちかづけるとチュッと音を立ててキスをしてくれた。
「キノさん?」

145 :
「上手くできるかどうかわからないんですが……痛かったりしたら言ってください」
キノさんは舌で俺のものを愛撫し始めた。
根本からゆっくりとなめ上げ、先へ先から根本へと往復する。
下半身につたわる小さな舌の柔らかい感触と、頬を赤くした一生懸命なキノさんの表情にみとれてしまう。
 短い黒髪の頭に指を入れてそっとなでると、キノさんが目をひらいて視線があった。
「気持ちいいですか?」
「……とても」
「よかった」
満足そうに微笑むと、口の中にずるずるとふくみはじめた。
キノさんの口の中に入っていくのを見ているだけで、終わってしまいそうだ。
咽の奥に当たる感触と、側面を包む口や舌の熱さとぬめりで腰の後ろに快感がのぼってくる。
キノさんはたどたどしく口を前後に動かし始めた。
時折あたる歯の感触が快感をより強くする。
だんだんもどかしくなって腰を乱暴に振って、キノさんの口にたたきつけてしまいたくなりそうだ。
 慌てて、そっと口から抜く。
 あれ?という顔でキノさんが俺を見上げた。
「痛かったですか?」
声を出そうとしたら、俺も息が切れていたことに気がついた。
ハァハァと息をしながら切れ切れに答える。
「あまり……良すぎて……終わっちゃいそうで。……ありがとう」
「口で終わっても、いいですよ」
キノさんが答える。
「キノさん、俺はキノさんの中に入りたい」

146 :
キノさんがうなずいた。
抱き寄せて、背中から腰へと手のひらをはわせる。
裸になった肌に、彼女の肌が触れる。なめらかで、気持ちがいい。
本当はもっとゆっくりと触っていたいのに、いつも俺の身体は早く早くと彼女を要求する。
彼女の小さな声やあえぎを聞いただけで、あっという間に急いてしまう。
今もそうだ。
腰からおしりにかけてのくびれに手を滑らせると、キノさんがビクリと震えるのがわかった。
キスをしようと顔を近づけると上気した頬のままキュっと子猫の鳴くような声を出した。
 その声を聞いとたん、俺はもっとやさしく触れようと思っていたはずなのに、手を太ももの間に割り込ませ、熱いぬめりの中に指を深く埋め込んでしまった。
 彼女の口から嬌声があがり、手のひらに熱い蜜があふれる。
 指を抜き差しするたびに蜜は熱とぬめりをまし、彼女の声も甘く耳を打つ。
 親指の付け根に、硬いつぼみがコリコリとあたる。ぬめる手のひらで擦るとキノさんの声が一段と高くなった。
 人差し指一本だけで内壁をこすり、キスで唇をふさぐ。
「ん、ん」
 彼女は無意識に俺の舌を吸い上げ、肩に手をまわしてしがみついた。
 顔を離すと「あ、また浮く!」と小さく声を出し頭を左右に振りたて、力いっぱい俺にしがみついて「いやッ」と叫び、身体が固まった。
 埋めた指にひときわ高まった熱と蜜あふれるのが伝わる。
 早く自分自身を突き立てたい……。
 キノさんの身体がゆるむのを待ってゆっくりと身体を離す。
「いいかい?」
 肩で息をしている彼女の耳に訪ねると、小さくうなずいた。

147 :
 ゴムをつけて彼女の足の間にゆっくりと腰を埋めていく。
「シズさん」
キノさんが俺の名前を呼んだ。
俺はつむっていた目をあけてキノさんの顔を見る。
キノさんは頬を上気させて潤んだ目で俺を見上げている。
「うれしい」
笑顔でそうささやいた。
「俺もだ」
彼女の熱い沼のようになった場所は、狭いのに蜜のぬめりで抵抗無く俺を受け入れる。
脚をおさえ深く深く中に進む。
彼女の手を取ってその部分に導いて触らせた。
「ああ、シズさんのが奥まで入ってる」
キノさんはその部分を指でなぞって確認している。
俺は身体を倒して寄り添うようにして言う
「動くよ」
うなずいて、キノさんは俺の首に手をまわした。
奥まで入れたものを途中まで引き出し打ち入れる。
キノさんの身体の内側の熱い柔らかさに、次はもっと奥まで、と引き出すたびに動きが強くなる。
「シズさん、……すごく深い」
「痛い?」
彼女が首を振って否定し、はぁはぁと息を切らしながら答える
「……いい。気持ちいい。奥まで全部…」
言葉で極まってしまいそうになって、あわてて目を閉じキスで唇をふさいだ。
「ん、ん」
キノさんがキスに答えて舌をからめてくれる。
唇も下半身も彼女の身体の熱いぬめりに溶け出しそうな気がする。
俺のからだをたたきつけるたびに、彼女が小さく声をもらす。
その声を聞くにつれ、快感がつのってきて腰に熱いものが塊をつくる。
「キノさん、キノさん」
自分がどんなに気持ちがいいか伝えたくて腕の中の彼女の名前を呼ぶ
キノさんが答える
「シズさん……ボク……ボク、変になりそう、あ」
あ、あ、と叫びながら彼女が腕の中でのけぞったとたん、俺も限界が来た。
のけぞった彼女の表情を見ていたはずが辺りが真っ白になった。

148 :
 そのままキノさんを抱きしめて眠っていたようで、目を覚ますと腕の中で彼女が寝息を立てていた。
 キノさんのちょっと汗ばんだ頬に唇をあてて吸って見る。
 くすぐったかったのか、彼女が眠ったまま笑顔になった。
 俺の唇に甘い味がしたような気がして、恋人は蜜の味 という言葉を思い出した。
おしまい

149 :
乙!
褒美にキノの手料理をやろう

フォトちゃんを騙くらかしてハメ撮り写真撮影したのをオークションにかけたい

150 :
キノが水浴びしてたら魚に触られた話って、あとがき以外にも載ってるの?

151 :
メグセロもすっきり終わって良かった

152 :
ほす

153 :
フロームマイコールド!デーッドハーンズ!!
だっけ

154 :
ティータイム

155 :
保守

156 :
ほすー
作者に書いて欲しいな

157 :
新刊いつだっけなー

158 :
保守がてらage

159 :


160 :
保守

161 :
ぽす

162 :
キノマダー?

163 :
ほっしゅ

164 :
消えたと思ってたけどこのスレ立ってたのか
気が向いたら何か書く

165 :
 幼い少女は呻き声を上げるように口をぱくぱくとさせていた。
 しかし声はもはや枯れており、その口から声は出なかった。
 それでも何を言いたいのかどうして欲しいのかは傍から見ても手に取るように分かった。
 何故なら少女は一糸まとわず露出したその秘所を、見せ付けるように腰を浮かしていたからだ。
 少年の一人が堪え切れず幼い少女の前に立つ。
「どうせ壊れているだろう?」
 他の連中にも聞こえるよう、わざと声を荒げて言い放った。
「見ろ、この姿を。これ以上小さくなることはないし、なるなら処分しかない」
 幼い少女の前の少年は周りの数人が頷いたのを確認した。
「だから今のうちに使ってやるのさ」

166 :
 一台のモトラド(注・二輪車。空を飛ばないものだけを指す)とその運転手は城門の前に立っていた。
 その城門の向こうには虚空が広がっているかのような静けさがあった。
「どう思う?キノ。廃墟なんじゃない?」
 モトラドが運転手に尋ねる。
「どうだろうねエルメス。さっき門番の人に『ちょっと待ってて』と言われた気がするけど」
 キノと呼ばれた運転手がモトラドに答える。
「きっと幽霊か何かだったんだよ。だって――」
 エルメスと呼ばれたモトラドが言葉を返そうとした。
 そのときギギギと音を立てて城門の下の小さな扉から門番と思わしき少年が姿を現した。
「いやいや大変お待たせしました旅人さん。入国審査が済みましたよ」
 門番は飄々とそういうと大きな方の扉を開けた。
 扉の先に虚空はなく都会の町並みが広がっていたが、門の前で想像できる程度に寂れていた。
 出歩いている人はそう多くなく、見渡せる範囲では少年が数人ほどいるくらい。
 逆を言えば少年しかいない。
 大人は見当たらないし、かといって少女もいない。目に付くのは少年だけ。
「失礼ですが、この国には大人はいないのですか?」
「いえ、そんなことはありませんよ。逆です。この国に子供はいません」
 キノが首をかしげて言葉を切らした。
 何を言いたいのか察したのか門番の少年が口を開く。
「ああ、すみません。私はこう見えて実は大人です。もちろんここから見えている彼らもね」
「えー!どうみても子供じゃないの?」
「そういう体質なのですか?それとも流行の病とか」
「いいえどちらも違います。これにはこの国のことを知ってもらわねばいけませんね」
 門番の少年がコホンと咳を立て、キノに改めてお辞儀をした。
「もう何年も前のことになりますが、この国は酷い疫病が流行してしまったんです」
「やっぱり病だったんじゃないの」
「しっ。それで?」
「はい、そのせいで国民の大半が病に冒されに絶えてしまいました」
「なるほど。それでこんなに寂れているんだ」
「エルメス」
 キノが語尾を強めて言った。
「いえ、いいんです。それが事実ですから」
「それでどうしたんですか?」
「このままでは国が滅びてしまいます。そう危惧した政府は人口を増やすことにしたのです」
 門番の少年が遠くを見るように空を見上げた。

167 :
「でも人口を増やすなんてそう簡単にできるものなの?」
「はい。まずこの国の科学者を集めて繁殖についての研究がなされました」
「繁殖、ですか?」
「一時とはいえ疫病が流行ってしまいましたし、他国からの入国者を集うのは絶望的でしたからね」
「なるほど」
「科学者たちの長年の研究の結果、見事繁殖を円滑にさせるための薬と装置を発明しました」
「へぇー」
「薬は妊娠を確実化させ、装置で胎児を早く成長させるのです」
「それは凄い発明ですね」
「ところが、この発明には大きな欠点があったのです」
 さも失敗談を語るように、少年はポリポリと後ろ頭を掻いた。
 少しの間、口を紡ぐような仕草を見せつつも少年は言葉を続ける。
「薬で生んだ子供は男しか生まれず、装置で成長させた子供も少年ほどまでで成長が止まってしまうのです」
「ありゃりゃ」
「なるほど。それでこの国には少年の姿の大人が多いのですね」
「はい。恥ずかしながらその通りです」
 少年が遠くの一際高い建物をそっと指刺す。その建物は見たところ病院のようだった。
「今でもあの施設で研究が進められていますが、欠点の解消はなかなか遅れています」
 しかし、少年は少し誇らしげに頬を緩めたように見えた。
「でもですね、ここ数十年、近年に研究は大きく進歩しました」
「それはそれは」
「旅人さんも一度見に行かれてはいかがですか?」
 再び例の建物の方を示すように手を差し出す。
 その目は一度は見ないと損だと訴えんばかりに輝かしく見えた。
 無人ではないとはいえ閑散としたこの国にある数少ない施設でもあるのだろう。
 寂れたこの国には不釣合いとさえ思えるほどの期待いっぱいの顔を裏切る理由はキノにもエルメスにもなかった。
 かといって、裏切らない理由もなかったわけだが。
「とりあえず料理がおいしい店を教えていただけますか」
 屈託もない顔でキノは静かにそう尋ねた。
「だよね」
 少年はビックリ箱の中身を当てられたかのようにガッカリしたようだった。
「まあいいでしょう、我が国の指折りのシェフが勤めるレストランをご紹介しましょう」
 そういって、懐から取り出したペンでメモに何かを書き始める。
 サッと書き終えて、メモを引きちぎると少年はキノに手渡した。
「ありがとうございます」

168 :
「ところでキノ、思ったんだけど」
 レストランから出たところで店の入り口の横に停められていたエルメスが聞く。
「なんだいエルメス」
「さっきの繁殖の話なんだけど」
「興味があるのかい?」
「いやそうじゃなくて、実質少年しか生まれない国だったらその母親ってどうなってるのかな、って」
「確かに大人も女性もいないのなら何処かで行き詰ってしまうだろうね」
 帽子をかぶり直しつつもキノが言葉を続ける。
「でもだからこの国には人口が少ないんじゃないかな」
 跨られたエルメスが返す。
「あの門番さんの話しぶりだと十年や二十年の話には聞こえなかったけどなあ」
「どういうこと?つまり何が言いたいんだい?」
「もしあの繁殖の話が本当だったとしてもこの国はとっくに滅びてるってことだよ」
 考えるまでもなく、男しか生まれなければそもそもの繁殖なんてできるはずがない。
 仮に母体となる女性がいたとしても人には寿命がある。
 どうあったってそれが何十年、何百年と続くことはない。
「実はこの国の人たちは百歳とか超えてるって説は?ずっと少年のままなんだから案外長命ってことも」
「それはないと思うよ。人の細胞には限界があってね。無理やり成長なんてされたら逆に短命になるよ」
 飲み込みかけた言葉を少しの間をおいて、キノは口から吐き出した。
「あまり考えたくはないけど、男同士でも繁殖ができる技術ができた、とか?」
「それもないと思う。それだったらこの国はこんな寂れてなくてもっと活気に溢れてるだろうし」
「それもそうか」
 キノはエルメスのエンジンを掛け、アイドリングのまま少し俯く。
「あの病院に行く?」
「ホテルを探すついでにね」
 寂れ苔むした石畳をならすようにタイヤが浅い線を作る。
 霜でも降れば少々走りづらそうな道路だったが、整備されてない土の道に比べればどうでもない。
 あの少年が指刺した建物からなるべく遠回りするように走った。
 おそらく中心街まで差し掛かっているはずなのだが、やはり目に付くのは少年の姿ばかり。
 五,六人ほどとすれ違った辺りでエルメスが一つ呟く。
「なんだかキノのことを見てるみたいだね」
「旅人が珍しいのかもしれないね」
「それにしちゃあなんだか血走ったような目をしてないかい?」
「よそ者が歓迎されることもそう多くはないだろ?」
 気にも近い視線は感じていた。自然とキノの意識が腰のホルスターに向く。

169 :
 そしてキノとエルメスは建物の前へと辿り着いた。遠目で見たとおり、やはり一際大きい。
 寂れていた町並みとは一転して小奇麗な印象さえある。
 まるでここがこの国の中心と言わんばかりだ。
「話聞けたらボクにも教えてよ。この国の仕組みについてをさ」
「すぐに戻るよ。ホテルのチェックインも済ませてないしね」
 エルメスを背に、キノはガラスの扉を抜ける。
 ツンとした病院特有の消毒液のような匂いや甘ったるい果実のような香りが鼻を刺激する。
 中は外観の通りに広く、外よりも大勢の少年たちが屯していた。
「やあ、貴方が旅人さんだね。門番の人から話は聞いているよ」
 受付向こうにいた少年がキノに気づくと立ち上がって声を掛けてきた。
「ここは我が国が誇る最新技術の宝庫。存分に見ていってください」
「あの門番の方も最近また進歩したと言っていましたね」
「はい!実はそうなんですよ!」
 その言葉を待ってましたと言わんばかりに受付の声のトーンが二段階ほど上がる。
「我が国で発明された薬と装置の話はもうお聞きになりましたか?」
「ええ、少年しか生まれず、成長も止まってしまうというところまでは」
「初めの五十年くらいはそんな欠点にも目を瞑り繁栄はしていたそうです」
「しかし、それではいずれ生む人間がいなくなってしまいますよね」
「はい、そこで当時開発されたのが生命維持装置でした。これにより母体となる人間を延命させていたのです」
 何かとてつもないことを一言で締めくくられてしまったような気がしたが、受付は言葉を紡ぐ。
「いつか母体となる女性が生まれる研究は長年続けられてきました」
 受付はあの門番のように遠い目をする。
「ところが、生命維持装置にもやがて限界が訪れ、母体も次々と使い物にならなくなってしまったのです」
 次第に受付は拳を握り、一層言葉に熱がこもってくる。
「このままでは国が滅びてしまう。そんなときに開発された技術は件のものです」
「女性も生まれるようになったということですか?」
「いいえ違います」
 きっぱりと否定する。
「生命維持装置をより高性能にし、できあがったのがそのものずばり若返り装置なのです」
「若返り装置、ですか」
「そうです。これにより母体は若さを維持し、ぬときまでほぼ半永久的に繁殖力を失わないままでいられるのです」
「つまりそれにより国は安泰となったわけですね」
「それがそうでもありません。この技術が開発されたまではよかったのですが母体も数が少なくなってしまいました」
 ふぅー、と深い深いため息をついて、受付は言葉を一旦とめる。
「若返りとはいっても不老不ではありませんからね。寿命がくれば当然にます」

170 :
 キノが周囲に不穏な気配を感じ取ったのはそのときだった。
 この建物の従業員だろうか。
 少し離れた位置の物陰からキノの姿を確認するように隠れ見ていた。
 視線自体には気づいていたが、何も行動を起こさなかったのは敵意はなかったと判断していたからだ。
 その数は数人程度。
 武器を構えている様子もなかったが、直感が察する。
 とっさにキノはホルスターのハンド・パースエイダー(注・パースエイダーは銃器。この場合は拳銃)に手を伸ばそうとした。
 その判断の切り替えはけして間違ってはいなかったが、キノの手はホルスターまで届くことはなかった。
 キノの目は焦点が合わなくなり、突然めまいを起こしたかのように前のめりになる。
「う……?」
「そこでですね、我が国は新たな母体を手に入れるべく他国の人や旅人でふさわしい者を探すことにしたのですよ」
 受付の男はキノの一連の行動がなかったかのように話を続けていた。
「合意など得られませんでしたから、手段は選ぶ余地もありませんでした」
「こ、これは……?」
「そう、例えば料理に少々細工をする、とかね」
 それは生まれたての仔鹿のように、キノの膝が折れて体は床に落ちた。
 この場所に訪れる前に立ち寄ったレストランでの食事に何かを盛られていたのだとようやく気づく。
 そうとも知らずにおかわりまでしていたことをキノは思い返し、顔を渋める。
 通りであんなに安価だったはずだと違和感を持たなかった自分を恨むように。
「迂闊、だった……」
「入国申請が遅いのを不思議に思いませんでしたか?」
 受付の少年はキノを見下ろし、話を切らない。
「あれはこちらの施設にある特殊なカメラで貴方の身体を調べていたからなんですよ」
 キノの手足は震える程度で、握りこぶし一つ作れない状態になっていた。
「検査の末、貴方が女性であると判断さえ、また母体への適正が認められました」
 周りの少年たちがキノを囲い、その中の一人がキノの腕をとる。
 近くに来て初めて気づいた。その少年たちの目はとても血走っていて、獣のようにも見えた。
 しかし、それは剥き出しの敵意というよりももっと別な何か。
 母体を獲得したことによる狂喜のそれだ。
 本能的に危険だとキノの頭は訴えかけていたが、どうもしようもない。
「この国の人たちは――」
「一先ず話の続きはこの奥でいたしましょう」
 キノの言葉をさえぎるように言葉を続けた。
「この国の誇る素晴らしいものをお見せしますよ」
 そして受付の男が合図を送ると、キノはまるで荷物か何かのように丁重に建物の奥へと運ばれていった。

171 :
「さあ、何処までお話しましたかね」
 建物の地下、粗末な明かりだけが照らす薄暗い部屋の中、ソファのような機械が置かれていた。
 横からパイプのようなものがはみ出していたり、背もたれに怪しげな液体の入ったガラス容器が備え付けられていたりと酷く不恰好な形をしている。
 そしてその中央のとても座り心地のよさそうなソファの部分にキノは鎮座していた。
 服も全て剥ぎ取られ、一見してみればゴミ捨て場に放り投げられた人形のようにも見える。
 その手足には黒い皮製のベルトが付けられ、腕や足の各所に点滴よりも少し太めのチュープのようなものが繋げられていた。
「この国の人たちは繁殖のことしか考えられないのですか?」
 ようやく薬の効果が抜けたのか、はっきりとした発音でキノが言い放つ。
 ただ今になってはもう遅く、完全な丸腰の状態でソファに拘束されているキノに抵抗の手段は残っていない。
「答えだけ言えばそうですと答えます。これも歴史が積み上げた賜物ですから」
 少年がいかにも無邪気そうな表情で笑う。
「疫病が蔓延し今に至るまで我が国の歴史は繁殖のみに塗りつぶされています。
 欠点のある薬や装置で無理やり繁殖させられ続けて、何処か壊れてしまっているのかもしれません。
 この国の歴代の偉い学者もそのような予見もしてきたようですしね」
 キノの周りにいる少年たちの視線がおぞましいほどに突き刺さる。
「さて、この装置の説明が足りていませんでしたね」
 少年が起動レバーと思わしきそれを倒す。装置がうなり声を上げ始める。
「うっ………」
「まず説明しましょう。今腕や足に取り付けられているチューブは丁度背後の薬品が入ったタンクへと繋がっています。
 そのタンクには様々な種類、効能のものが用意してあります。
 例えば、今流し入れた薬ですが―――」
「あ、あ、熱い……、あそこが……熱い……っ」
「もう体感していることでしょう。母体の発情を促す薬になります。
 ただ発情を促すだけではありません。排卵を誘発させる作用もあります」
「か…はぁ……だ、だめ…だ……疼いて……とまらな……」
「性交の後、受精が確認されましたら、装置からは特殊な電磁波が発せられ、胎児の成長を著しく早めます。
 その間、出産可能になるまで母体に負担を掛けないよう、栄養剤が投与され続けます」
 淡々と説明がされていく間もキノの体には薬の供給が止まることはない。
「この栄養剤も健康管理だけでなくアンチエイジングの効果もあり、供給し続けている間は事実上年をとらなくなります。
 これにより十年二十年三十年と変わらず出産に障害のない身体を保持します。
 おや旅人さん、どうかしましたか?」
「う、疼いているんです……とまらないん、です……お願いです、どうか……」
 キノの全身は滝のような汗が噴出しており、秘所からは洪水のような愛液が溢れかえっていた。
 そしてそれを見せ付けるように、キノは腹に力を込め腰を持ち上げていた。
 動かせない手足の代わりに腰だけ浮かせているその格好は身体をよじる芋虫のようで、滑稽だった。

172 :
「ボクもう限界なんです……頭がどうにかなりそうなんです……」
 顔中涙でぐじゅぐじゅになりながらも懇願した。
「しまった。濃度設定を間違えてしまいましたね。
 これは前に使っていた八十年目くらいの母体に使う濃度でした。これは失敬。
 やはり薬といえども抗体ができてしまうものですから濃度調整にも細心の注意が必要になるのですよ」
「あぁぁぁ…あはぁぁ……、あそこがとまらなくって……ぐじゅぐじゅにぃ……」
「と、もう聞こえていませんか。いやいやこれは失敗しました。
 母体に影響はないと思いますが、精神が触れるのも時間の問題ですね」
 少年が冷静に装置のレバーを戻す。
 ポンプの駆動音が徐々に弱まり、しばらくして供給がようやく途絶える。
「はぁ……はぁ……どうして……」
 息も絶え絶えに、キノがため息のような言葉を吐いた。
「いかがなさいましたか?」
「どうして……装置を止めたんですか?もう少しで……ぅぅ」
 その目にもはや光はなく、高潮しきった顔は何かを訴えていた。
 まるで美味しい料理や楽しい玩具を取り上げられた子供のように純粋で強い何か。
「この国の方針は非人道的であり他国の法すら破る行いもします。
 しかし、この国についてのことを説明することはこの国の義務です。
 あのままでは旅人さんも耳を傾けることはなかったでしょうから一時的に停止しました」
「そんなことはどうでもいいです……興味ありませんから、ですから……」
「えっと続きです。表面的な年齢を維持し続けるところまで話しましたね。
 ここまでの技術は長年行われてきたことなのですが近年になりまして――」
「うっ、ぐぅ……」
「――――の―――――が学会で―――――を発表し―――
 細胞から――――というもので――――――これが――――――」
 キノの言葉に対しては反応を示さず、少年は酔いしれたかのように説明を延々と続ける。
 その間も、キノの身体には薬の余韻が残り続け、脳髄ごと蝕まれるかのような陶酔に陥っていた。
「―――そして若返りの装置の完成となったわけです。
 寿命が続く限り、身体は幼退化し続け、より繁殖力を高めるのです。
 もう実践まで進んでおり、過去に母体となっていただいた実年齢八十数歳ほどの他国の人間も、
 十歳半ばかそれ以下の容姿で今も現役の母体として活躍しております。どうです。素晴らしいでしょう。
 おや?旅人さん?」
「……説明はもう、終わりですか?もう終わりですよね?終わったんですよね?終わっていいでしょう?」
 力ないか細い声を絞り出して冷静さのかけらもない悲鳴のような声でキノは叫んだ。
「ええ、終わりました。よってこれから早速繁殖に営んでもらいますよ」

173 :
「これが新しい母体か」
 先ほどまでの律儀で物腰柔らかい少年とは打って変わって、やけに強い口調の少年が現れた。
「装置使わなくても既に大分小さいみたいだな」
 ずっと息を潜めていたのか次々と少年がキノの前に姿を現していく。
「あなたがた、は?」
 聞くまでもない疑問が口から出た。
「何、この国の住人だよ。そしてお前も今日からこの国の住人になるんだ」
 キノの身体は震え上がっていた。それは恐怖ではなく期待込めた武者震い。
 少年たちの姿もキノと同じく一糸まとわず、繁殖の準備が整っていたからだ。
「繁殖ぅ……」
 想像だけで全身に電気でも走ったのか、キノの身体が跳ねる。
「もう知っていると思うがこの国の人間は短命でな、いくら増やしても減る方が多い。
 だから母体にはぬまで百人千人と孕んでもらわなければならない」
「記録では一つの母体で一万人ほど孕んだって記録もあるが、お前にもそうなってもらわないとな」
「なぁなぁ、早くしようぜ。もう我慢できなくてよぉ」
 何人居るのか、少年たちの息遣いが獣たちの唸り声が聞こえるほど部屋中に響いていた。
「お願い……します……」
 規定外まで濃縮された薬で強制的に発情させられ、焦らされ続けたキノの身体は、一秒の我慢も苦痛だった。
 もはや相手が何者なのか。何を言っていたのか。そんなことはどうでもよくなっていた。
 キノの脳が、身体が、本能が繁殖したいと訴えかけていた。
 隙を見てか競い合うようにか、少年たちが我先にとキノに詰め寄る。
 それはわずかな獲物を奪い合う獣そのもの。キノがここに来るまでに感じた視線そのものだった。
「ふわあぁぁぁ……っっ」
 誰かのそれがキノの秘所に突き立てられた。誰だか分からないままピストンされ、一分とも持たずに膣内に射精された。
 そう思った矢先に突き立てられたそれが一瞬で引き抜かれ、また違う誰かがキノに挿入しピストンする。
「あっ、あっ、ああ……?ああぁぁぁっっ……!はぁぁぁ……っ!!」
 十分二十分と経った時点でもう既にキノの秘所は精液が溢れかえるようになっていた。
 しかしそれでも少年たちはまるでそれがローションか何かのように気にも留めずピストンを代わる代わる続ける。
 乱暴に扱われるも薬の効力か、キノの表情に苦痛はなく、これでもまだ足りないと言わんばかりに紅潮していた。
 だらしなくよだれを垂れ流すその顔に普段の冷静さなど微塵も残っていなかった。
「おいおいあまり無茶すんなよ。後百年は使う大事な母体なんだからな」
 出遅れて挿入しそびれた少年が後ろの方で恨めしそうにぼやく。
 もはやキノの周辺は少年たちの山のようになり、何処の辺りに装置があったかも分からなくなっている。
 隅を見れば無理やり引き剥がされたのか、傷だらけの血まみれで横たわる少年の山も出来上がり始めていた。
「あーあ、こりゃ順番回ってくるのは明日かな。まあいっか」

174 :
 キノがこの国を訪れて早百年以上もの月日が経っていた。
 ただ、キノと思われる人影はそこにはなかった。
 あるのは装置の上に人形にように置かれたとてもとても幼い少女の姿のみ。
 息もか細く目も虚ろで、かろうじて生きているように見える。
 そして、その少女を囲うように装置の周りには何人もの少年が立っていた。
 みな、裸同然の姿で、餌をなくして飢えた野獣のような目をしていた。
「なあ、もう駄目なのか?」
 少年の一人が尋ねる。
「繁殖率が落ちた。もうそろそろ打ち止めだ」
 尋ねた少年が聞こえよがしに舌打ちする。

175 :
保守!
だ!

176 :
GJ!
久々にいいのを読ませて頂きました・・・

177 :


178 :
新作見たら単発かと思ってたフォトが普通に主人公やってた保守

179 :
ちょいと拝ませていただこう

180 :
フォトはのんびり屋で年下の男なんかと出会って幸せな家庭を築いて欲しいと妄想
築く行程についてはどうなるか
フォトはハマるととことんやるタイプだから色々なことをやりそうな

181 :


182 :
ほしゅ

183 :
落ちは思いついたのに開幕から終盤まで何一つ思いつかないっていう…

184 :


185 :
きたあああ
◆一つの大陸の物語〈上〉 〜アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他〜
著/時雨沢恵一 イラスト/黒星紅白
トラヴァス少佐は、最新鋭の高速旅客機に乗り旅立つ。しかし機体はその後、墜落してし
まい――。「アリソン」から続く“彼らの物語”完結編の<上>巻。

186 :
アアアア

187 :
>>185
どう考えても「ヴィルがんだ」と同じくらいの危機感しか感じませんw

188 :
ほしゅー

189 :
909 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ [sage] :2013/02/14(木) 02:35:56.59 ID:XuwzNB/c
美食の国
美食の国が生んだ偉大なる科学者によって美食界三大珍味が生まれた
一つ目:そこらへんにいる健康な一般男性の精液
二つ目:そこらへんにいる健康な一般女性の愛液
三つ目:そこらへんにいる一般人の尿
この国の人間の精液、愛液、尿はほとばしるほど美味い
酒と同じで免疫がある人とない人が存在する
因みに科学者が生んだ偉大なる発明とは精液、愛液、尿が美味くなる薬である
この薬をキノは服用し、自らの愛液や尿を好物としてぬまで食すようになる
美食の国滞在中は精液を狂ったように飲み明かしセックス三昧の日々を過ごしていた

190 :
あぁ、次はそのネタをSSに書き起こす作業だ・・・

191 :
フォトかわいいよ

192 :
なんかSSないのー

193 :


194 :


195 :


196 :
いじめの国
今日、ある国に旅人が到着した。
「三日間の滞在でよろしいですね」
「はい、お願いします」
「ではパースエイダーをお預かりしてよろしいですか」
「分かりました」
旅人はまずカノンという大口径のリボルバーを取り出し、次に森の人という自動小銃を取り出し、フルートというライフルを取り出した。
それらを全て差し出されたカゴに入れて渡すと、受付の人は少し驚いたような表情になった。
「お預かりしたパースエイダーは三日後に取りに来て下さい。」
「はい、ところで最後に一つだけよろしいですか」
「なんでしょう」
「この国はどんな所でしょうか」
受付の人はその質問に対し、少し考えた後に口を開いた
「国民全員がお互いの気持ちを思いやる素晴らしい国ですよ」
「そうですか、期待させて頂きます」
「えぇ、それではごゆっくりどうぞ、旅人さん」
旅人はモトラドを支えてゆっくりと歩きながら、街中を見て回ることにした。
レンガ作りの道路はゴミ一つ見当たらず、とても綺麗だった。
「ゴミが全然落ちてないや」
「うん、こんなに綺麗な街は珍しいね」
そんな事を話して歩いていると、歩いていた人が、手に持っていた飲み物の容器を地面に投げ捨てた。
その容器は地面に転がり、こぼれた飲み物が地面に染みを作っていく。
旅人はその光景をなんとも言えないような気持ちで見ていた。
すると、その容器を、少し恰幅の良い女の人がすぐに拾って、自分のカバンの中に放り込んで何事もなかったように歩いて行った。
近くを通った老齢の掃除婦ががレンガの染みを見ると、手に持っていたモップで綺麗に拭きとってしまった。
「へぇ、凄いね」
「うん、街中がすごく綺麗なのはこういう事なのか」
そして旅人は、綺麗なレンガの道を通り、食べ物と燃料を買い、ベッドとシャワーがついた安いホテルへとチェックインを済ませた。
旅人が泊まってくれた記念に食事をご馳走したいと宿屋の主人が申し出たので、夕食はごちそうになる事にした。
そして旅人は、お礼を述べた後、部屋に戻って熱いシャワーを浴びて、白いシーツのベッドに横になった。
「良い国だね、今の所は」
「うん、すごく良い国だ、今の所は」
旅人がベッドスタンドの明かりを消すと、部屋が真っ暗になった。
「おやすみ、エルメス」
「おやすみ、キノ」

197 :
「ねぇ、聞いた、今日旅人さんが来たって」
「あぁ、聞いた聞いた、うちの店の前を通ったよ」
「えっ、今日は旅人が来たのか、じゃあ何でうちの宿屋に入って来なかったんだ?」
「うちの料理屋は目の前を通っただけで素通りされたぞ」
「えっ、そんな事されたの?」
「わざと入らなかったんじゃないの?感じが悪い旅人ね」
「それにその旅人、目の前にゴミが落ちても拾わなかったらしい」
「何よそれ、この綺麗な国が汚れてもいいってこと?」
「ゴミが落ちても拾わないなんて、ゴミを捨ててるのと同じ事よ」
「許せないわね」
「あぁ、あの旅人だろ、汚い外の街を走ってきたモトラドを引きずってこの国を歩いてたんだぜ」
「俺も見た、泥だらけのタイヤがレンガに跡を作ってたんだぜ」
「その旅人さんなら、うちの宿屋に泊まってますよ」
「何で泊めたんだよ」
「え、いや、外から来た野蛮人を相手にヘタな事したらされるかも知れませんから」
「それなら仕方ないわね」
「全く、旅人は許せない奴だな」
「それにその危ない野蛮人が夜中に何をしでかすかわかりませんからね、放っておくのは私の正義感が許せなかったんですよ」
「なんて正義感に満ち溢れた宿屋なんだ」
「どこの宿屋だ、野蛮人がいなくなったら俺も泊めてくれ」
「それに、その野蛮人の汚いモトラドで他の宿を汚す訳には行きませんから」
「そこまで考えてたなんて、あなたはこの街の誇りね」
「危ないと思ったらすぐに助けを呼んでね」
「大丈夫ですよ、その野蛮人にはわざとカギの壊れた宿屋に案内しましたから」
「カギが壊れた?」
「あぁ、あの内側からは開かない部屋でしょ、一度そこに泊まった事があるわ」
「えぇ、その通りです」
「なんて準備の良い宿屋なんだ」
「凄いわ、野蛮人を相手にここまで完璧な対応が出来るなんて」
「それに、その旅人、個人的にも許せませんでしたからね」
「えっ、他にも何かされたのか?」
「えぇ、世間話のついでに、一応の挨拶として食事に誘ってみたんです、するとその旅人、本当に食事を食べて行ったんです」
「何よそれ、普通断るに決まってるじゃない」
「見知らぬ人から食事に誘われて、金も払わなかったんだろ、その野蛮人」
「なんて図々しい旅人なんだ」
「それで、あんまりにも腹がたったので、その旅人の食事にだけ、少し細工をしたんです」
「おお、一体どんな」
「気になるわ、早く教えて」
「簡単な事です、家中にある下剤をありったけ、その旅人の食事にぶち込んでやったんです」
「凄い、なんて発想力なんだ」
「転んでもタダで起きないなんて、まさに商人の鑑ね」
「おっと、野蛮人がこんな夜中に騒ぎ始めたようですぞ」
「夢遊病の気でもあるんじゃないか、こんな夜中に騒ぐなんて、周りの人の迷惑は考えないのか」
「やっぱり閉じ込めたのは正解ね、絶対に出しちゃダメよ」
「当然です。この街の安全は我が宿屋が守り抜きますよ、他のお客様はちょっと眠りづらいかもしれませんが」
「アンタ最高だよ」
「間違いなくこの街で一番の宿屋よ、ステキだわ」

198 :
また時雨沢のアイディアが減っていくのか

199 :
「うーん・・・」
旅人は、珍しく夜中にトイレへ行きたいと感じた。
スイッチを押してベッドスタンドを付けると、部屋の中を見回して、そういえばトイレは廊下にあるんだったと思い出した。
そしてドアノブに手をかけて開けようとした所で異常に気付いた。
「え?」
ガチャガチャッ、とドアノブを回すが、ドアが開かない。
カギを開けたり閉めたりして必に開けようとするが、開いてくれそうな気配が全く無い。
「え!?え!?」
そうこうしている間にも下の感覚はどんどん強まってくる。
とても我慢出来そうにないと感じた旅人は、どんどんとドアを強く叩き始めた。
「すみませーん、ドアが開かないんですがー」
どんどん、どんどん、どんどん。
何度もドアを叩くが、ドアの向こうで誰かが反応してくれそうな気配は無い。
「うるさいよー、どうしたのキノー?」
「え、エルメス。ドアが開かないんだ!!」
「ふーん、壊れてるのかもね、それがどうしたのさ」
「と、トイレに行きたくて・・・」
「それで助けを呼んでるのか」
「で、でも、誰も来てくれないし、もうそろそろ、限界がっ・・・」
「あらら、それはご愁傷様」
ぎゅるるるるる・・・
旅人の下半身は先ほどから限界を訴えていた。
それをありったけの理性と自制心で堪えているが、決壊はそう遠くないと感じていた。
「やっ、やだっ、エルメス、どうしよう、どうしたら・・・」
「うーん、この部屋シャワーはあったから、そこでしてくるとか?」
「え、あ・・・だ、だめ、もう・・・歩いたら・・・で、出ちゃ・・・うぅ・・・」
「あーあ、じゃあもうどうしようもないね、諦めて」
「そ、そんなぁ・・・」
ぐるるるうるるるうううるるるるぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「あっ・・・」
小さな声を上げた旅人は、自制心の敗北を悟った。
ドアノブに縋りつくような体勢で、恥辱の瞬間を迎えた旅人は、とてもとても悔しそうな呻き声を漏らしながら、ビチャビチャと汚物を吐き出していった。
部屋中に異臭が立ち込め、旅人の呻き声は嗚咽混じりの泣き声へと変わっていった。
「あーあ、やっちゃったね、キノ。」
「・・・・・・」
「それにしても凄い量だね、お腹でも壊してたの?」
「お願いエルメス・・・今は話しかけないで・・・」
旅人はシャワーで下半身の汚れを洗い流し、惨めさを噛み締めながら汚物だらけになったズボンをシャワーで水洗いした。
床に飛び散った分はどうしようもないので、仕方なく予備のタオルを一枚捨てることにして掃除した。

200 :
「旅人さん、なんてことをしてくれたんだ」
「・・・・・・」
「この宿が始まって以来初めてですよ、こんな事をされたのは」
「だって・・・ドアが・・・」
「ドアが開かないなら人を呼べばいいでしょう」
「何度も呼びました・・・」
「夜中なんですから、すぐに気付ける訳が無いじゃないですか、普通は何度も根気強く呼ぶものです」
「・・・・・・」
「それに、トイレが我慢出来なかったらそのまま漏らすだなんて、幼稚園児でもしませんよそんな事」
「う・・・うぅ・・・」
「いずれにせよこの部屋はもう使う事はできませんね、お客さんがウ○コを漏らした部屋なんて、人を泊める訳には行きませんから」
「・・・そ、その・・・」
床に正座した旅人の顔が朱に染まったのを見ると、宿屋の主人は、周りの人間によく聞こえるように更に声を大きくした
「一体どうしてくれるんですか、私の宿でウ○コを垂れ流した責任は」
「そんな・・・こと・・・いわれても・・・」
「ウ○コを我慢出来なかった旅人さん、早く答えてくださいよ」
「お願いします、もっと声を・・・小さく・・・」
「ウ○コを漏らしたのは事実でしょう、そんな大きなナリをしてウ○コ一つ我慢出来なかったんでしょう、旅人さん」
「うぅぅ・・・・・・」
ざわざわ、ざわざわ、と周りの人間がざわめき、ひそひそと旅人のことを話しているのが旅人の羞恥心をさらに煽る。
旅人は地面を見つめたまま、もう泣きそうになっていた。
そして、そのざわめきの中から、老人が進み出る。
「まぁまぁ宿屋の主人さん、怒るのは分かるがそういじめなさるな」
「ご隠居、しかしこの旅人さんは・・・」
「どうしても我慢し切れなかったんじゃよ、そうじゃろ?旅人さん」
「・・・は、はい・・・」
「仕方のない事じゃよ、誰しも出来る筈の事が出来ない人というのはいるものじゃ。」
旅人はやっと現れたように見えた味方に自分の羞恥心を思いっきり踏み躙られてる気分だったが、この場から逃げ出す事はできない。
「旅人さんが催したものを我慢出来ないのが今回の問題という訳じゃ、旅人さんが粗相をこらえていれば、こんな事にはならなかった訳じゃからな」
「それは、その通りですが・・・」
「人間誰しも間違いは犯す。大事なのは繰り返さない事じゃ、そうじゃろ、旅人さんはどう思う?」
「はい・・・もう二度とこのような事は・・・」
「いやいや、そんな言葉が聞きたいのではなくて、もう二度としない為に何が出来るか、という事を聞きたいのじゃよ」
「え・・・と・・・それは・・・その・・・」
旅人は言葉に詰まった。
もう二度としない、その為に何が出来るのか。
いくら考えても良いアイディアは出て来なかった。その間、重苦しい静寂と、ヒソヒソという陰口が場を支配し、旅人の精神をじくじくと苛んだ
「ふむ、考えつかぬか・・・」
「はい・・・申し訳ありません・・・」
「では、そうじゃな、あれを取ってこさせよう、おおい誰か、手の空いてる者はおらんか」
「何をするんです?ご隠居」
「ほっほっ、この旅人さんがもう二度と粗相をしないように躾ける道具じゃよ」

201 :
「では旅人さん、少し手を後ろに持ってきて頂けますかな」
老人は、指示して持ってきてもらった道具を手に持つと、旅人の手を要求した。
「はい」
「もう片方の手もお願いします」
「分かりました」
既に精神的に疲弊していたキノは、特に疑う事もなく温厚そうな老人の指示通りに両手を後ろに回した。
その手に老人は、持ってきた道具の輪っかを振り下ろすと、輪っかはがちゃっと旅人の手に嵌まった。
「なんですか?これ」
「今からする事はちょっと痛いかも知れませんからな、旅人さんが暴れないように押さえつける道具です」
「え?あぁっ!!」
旅人はがちゃがちゃと手を動かし、自分の手が完全に封じられた事を理解した。
「何をするんですか、外して下さい」
「事が済んだらちゃんと外しますよ、これは旅人さんが暴れないようにする為の道具ですので」
「・・・いえ、僕はもうこの国を出ます。今すぐに外して下さい。」
その声が聞こえなかったように、老人は周りに向けて指示を出した。
「さて皆さん、その旅人のズボンを脱がせて、だらしの無いケツの穴を見えるようにして下さい」
「ッッ!!!??」
「分かりました、ほら旅人さんじっとして」
「あっ、こら暴れるな」
「おい皆、この旅人さんを押さえつけろ、野蛮人だけあって凄い力だ」
「ふんっ」
「やった、蹴り飛ばしたら倒れたぞ。上から押さえつけろ」
「私は右足を抑えるわ」
「じゃあ俺が左足を抑えよう」
「よしっ、身動き取れなくなったみたいだ」
「ベルトを引き抜くんだ」
「よしっ、小汚い尻が見えてきたぞ」
両手が使えない上に、周りの大人たちによってたかって押さえつけられては、歴戦の旅人と言えど抵抗する事は出来なかった。
何人もの大人に押さえつけられ、床に押し倒され、ズボンを脱がされてしまった。
「こんな国だとは思いませんでした、僕は今すぐ国を出ます。離して下さい。」
「ダメじゃよ旅人さん。旅人さんが今いるのはこの国の中じゃ。この国にいる間はこの国の決まりに従ってもらわねばな」
「・・・・・・」
老人は持ってきてもらった道具から、細長い棒を手に持つと、コップに入ったぬるぬるとした液体をそれに塗りたくり、旅人の股間にあてがった。
「さて、ちょっと痛いかもしれんから、我慢するんじゃよ」
「えっ、冷ゃっ・・・ちょっ、えっ、痛いっや、やだあぁっ」
「うおっ、急に動くな」
「これこれ暴れるな旅人さんや、ヘタに動くととんでもない事になるぞ」
「中で折れたら二度と取り出せなくなるぞ」
「それどころかんじゃうかもな」
「えっ、やっ、やだっ、やめてやめてっ」
「ホラ、旅人さん動くな」
「それがいやならじっとしてろよ」
「自分が悪いんだから我慢しなさいよ、非常識ね」
「全く、こんなに常識知らずな旅人だと知ってたら国の中にも入れなかったのに」
つぷ、つぷぷぷぷ、と旅人の小便が出る場所へ、細く長い棒が差し込まれて行った。
「あっ・・・あ、あ、あ、ああぁぁぁぁ・・・・た、助けて・・・師匠・・・・・・キノさ・・・ん・・・」

202 :
飽きた。

203 :
?「どうして諦めるんだそこで!」

204 :
ほす

205 :
こんばんは24です。久しぶりにアップしてみます。
シズキノしかかけないのでご容赦ください。
 ベンチの背もたれの後ろに駐車された、銀のタンクを持つモトラドが声を出した。
「キノ、いつもの言えばいいじゃん」
 キノと声をかけられたベンチに座った旅人が振り向いて聞く
「いつもの?なんだい」
「シャワーとベッドのあるちょっと安くていいホテルにはやく行きたいんですって」
 キノは顔を赤くした。
「エルメス、今ここでそれをボクが言ったらダメなの、判らないかい?」
「なんで、ここに来る直前まで言ってたのに」
 キノの隣に座っている青年が言う。
「それは、失礼。
 キノさんは旅で疲れているんだから当たり前だね。
 じゃあ、いいホテルを紹介するよ」
「ありがとうございます。シズさん」
 バギーを取ってきます、とシズと呼ばれた青年が飼い犬である大きい犬を連れてベンチを立って去る。
 ほっとキノが安堵のため息をついて、エルメスと呼んだモトラドの横に立って行き、ポカンとタンクをたたいた。
「キノ、ひどいなぁ」
モトラドが言った。

206 :
205 続き
「シズさんが、良いほうにとってくれたからいいようなものの、そんなのハシタナイと思われるよ」
キノが言う。
「シャワーとベッドのあるホテルに行きたいってハシタナイかな」
 キノは怒った顔でモトラドを見る
「……ごめん、そうかキノ」
「そう」
「ちがう意味に取られたら、とんでもなくハシタナイね」
「そのとおり、国に入って真っ先にシズさんに会えたのはいいんだ。
 けど、いつものそれをシズさんに言って意味を取り違えたらとんでもないことになる」
「でも」
「?」
「キノはそういう気持ち、ちっともないの?」
 キノはちょっと困った顔になった。
「うん、実は、……あるかな」
 キノは口元を押さえてちょっと首をかしげて考えるしぐさをする。
 ベンチの側の木の梢がゆれて、木漏れ日がキラキラと光った。
「でも、シズさんに呆れられるのはイヤだよ」
「そりゃそうか」
「そうだよ。
 だから、とりあえず『今日の夜食事をごいっしょしましょう』って言ってみる」
「うん、それは穏便だね」
「それで、なごやかに食事が出来たら、そのときにがんばって誘うよ」
「がんばってねキノ」
 キノがエルメスの言葉にうなずいてきゅっとこぶしを握る。
 そして振りかえって驚いた。
 足元に毛足の長い白い大型犬がしっぽを振って座っている。
 さっきシズといっしょに居た飼い犬だ。
「陸君!……いつからそこに?」
 陸と言われた大型犬が答える。
「キノさんがモトラドをたたいた時からおりました」
 シズさんは?と問いかけながらキノが視線をあげると、陸の後ろの程近くに立っていた。
 シズは申し訳なさそうな顔をしていた。
 キノが帽子のひさしに手をやって下を向いた。
「……ごめんなさい」

207 :
206 続き
 シズがゆっくりキノのそばに歩いてきた。
「キノさんあやまることはありません。
 こちらこそすまない。立ち聞きするつもりはなかったんです」
 シズはこわごわとキノの肩に手をのせて、下を向いたままのキノが嫌がらないのを確かめてから、そっと抱き寄せた。
 耳元に顔をよせて小さい声で話す。
「今すぐキノさんを私の家に連れて行っていいですね」
 キノが小さくうなずく。
 シズはエルメスの荷台の荷物を、手早くバギーに乗せかえ、エルメスの後部にキノを座らせてエンジンをスタートさせた。
「陸、バギーの荷物番を頼むよ」
 シズは陸に声をかけると返事をまたずにエルメスに乗って走り出した。
「しっかりつかまっていてくださいね」
 シズはキノが身体に回した手を軽くたたきながら声をかけた。

208 :
207続き
 久しぶりのシャワーを念入りに浴び、キノは用意されていたシャツに袖をとおした。
「わ、大きい……」
 肩も袖もまるで大きさがあっていない。
 洗面所の鏡に写った、だぼだぼのシャツを着た自分の顔を見て、髪をもう一度ゴシゴシとタオルで拭いた。
 先ほどの自分の失態を思い出して、恥ずかしさに顔が赤くなる。
 タオルをタオルかけにひっかけて、廊下に出てすすむ。
 さきほどシズが居たリビングには誰もいなかった。
 キノは、ふっと息をはいてシズの部屋の前に立った。
 ちょっとドアをにらんでから、小さくノックをする。
「どうぞ」
 部屋の主の声がした。
 ドアを開けると、シズはTシャツにジーンズの姿でベッドに腰掛け新聞を読んでいた。
 窓のレースのカーテンからは太陽光が入ってきていて、清潔な部屋を照らしている。
 シズはキノに顔を向けてにっこり笑うと、膝の上新聞紙を畳む。
 キノはドアをひいた姿勢のまま動けなくなった。
「バギーに荷物を置いてきてしまったので、代わりにと思って俺のシャツを出したんですが、やっぱり大きすぎますね」
 新聞紙をサイドテーブルに投げるように置き、シズが言った。
 キノは、やっぱり動けないでいた。
 シズはちょっと考えるようにした。
 それから両手を広げて
「キノさん、おいで」
 と言った。

209 :
208続き
 キノは小さくうなずくと、部屋に入りシズの側に行く。
 キノが手の届く位置に来たところで、シズはキノを手で引き寄せてゆっくりと抱き寄せた。
 されるがままに抱きしめられ、キノはシズの首におずおずと手をまわした。
 シズはキノを、抱き上げて自分の膝の上に座らせ、キノの髪をやさしく撫でた。
「シズさん、ずるいですね」
 キノがつぶやく。
「え?」
 シズが驚いて身体を引いて、キノの顔を見た。
 頬を赤らめてキノはシズを下からにらんでいる。
「俺がずるいんですか?」
 不思議そうな顔でシズが聞いた。
 キノはうなずいて額をシズの肩に押し当て、そのまま、ぼそぼそと話した。
「ボクはこんなに恥ずかしいのに、シズさんはいつものままです」
 シズはキノの言葉に、驚いた表情をした。
 どう答えたらいいのか考えているようで、次の言葉まで間が空いた。
「……キノさん、俺がいつもどおりに見えているとしても、実際はそんなことはないんですよ」
「さっきボクが入ってきたとき、普通に新聞を読んでいたじゃないですか」

210 :
209続き 
「ああ、新聞……」
 シズは、新聞か、とつぶやき、はははと軽く笑った。
 キノが顔をあげてシズを見た。
 シズは頭をかきながら言った。
「広げていただけで、文字は全然読めませんでした」
 キノを膝に乗せたまま、腕を伸ばして先ほど置いた新聞を取る。
 そして自分でそれを見て、また声を出して笑った。
「なにがそんなにおかしいんですか?」
 キノが不服そうに聞いた。
 シズはキノに新聞を渡す。
 競馬新聞だった。
「シズさん競馬をするんですか?」
 シズは首を振った。
「それより日付を見てごらんよ」
 キノが新聞の印字を見る。
 一月前の新聞だった。
「なんですか?これ」
 キノが不思議そうにシズに聞いた。
「ティーが同級生から押し花を教えたもらったときに使った新聞紙です。
 サイドテーブルの花瓶を包んでしまうのに使おうと思って、ここに持ってきてたんだ」
 シズはキノの手から新聞を取るとまたテーブルに置いた。
 そしてキノの肩を抱いて話す。
「キノさんがこの部屋にくるのを待っているとそわそわして落ち着かなくなって、
とりあえず新聞を読んでるフリをして自分をごまかしてただけなんだ。
 文字が目に入らないから、『一ヶ月前の競馬新聞』なんて意味の無いものを眺めてたのに気付かなかった」
 キノが噴出した。
「あはは、本当に意味が無いですね」
「うん」
 シズはキノの笑顔をまぶしそうに見る。
「君と、こんなふうにしているのに、俺が冷静で居られる訳がないよ」 

211 :
210続き
 「そうですか、なんだかボクばかりのぼせてるみたいで恥ずかしかったんです」
 キノがシズの肩におでこをくっつけたまま言った。
 シズはちょっと迷ってからキノを抱き上げ自分の膝の上からベッドに下ろした。自分の服を脱いで椅子の上に置いた。
 キノをかき抱いて、ため息といっしょにつぶやいた。
「キノさん、会った時すぐにでも抱きたかったんだ」
 キノは、シズの首に腕をまきつけて言った。
「ボクも」
 シズはキノのあごを抑えて、キスをした。
 舌で唇をなぞると、キノが口を薄く開いて受け入れる。
 キノの小さな歯並びを舌で確かめてから、ゆっくりと中に押し入る。
 やわらかい唇の感触と、小さな舌のぬめりと動きに、ちょっと電気が走ったような快感を感じた。
 ちゅっと吸い上げて、顔を離すと上気したキノの表情を見る。
「シズさん」
 黒い潤んだ大きな眼がシズを見上げている。
「うれしい」
「俺もうれしいよ」
 もういちど唇をふさいで、深いキスをする。
 キノはのどを鳴らしてシズを受け入れる。
 シーツの上にキノの身体を横たえて、シズはシャツの上からキノの身体をまさぐった。
 細いからだは熱くなっていて、手のひらの動きに敏感に反応する。
 胸をまさぐると、乳首が硬くあたった。
 つまんで転がすと、キノはビクリと身体を振るわせる。
 シズはキスを終わらせて、顔を離してキノを見る。
 キノは恥ずかしそうに眼をそらした。
「脱がせていい?」
 キノは眼を閉じてうなずく

212 :
211続き
 シャツのボタンを二つあけて、手を差し入れる。
 やわらかい胸のふくらみをさぐりながらまたキスをした。
 手の動きにあわせて、キノの息が上がってくるのがわかる。
 硬くなった乳首をまたつまむと、ビクンと身体が跳ねる。
 シズはキノの着ているシャツのボタンを全部はずし、前をはだけるとキノの上に覆いかぶさった。
 両手でキノの胸を揉んで、キスを繰り返す。
 キノが荒い息をはきながら、シズのキスに応える。
「キノさん」
 シズはキノの顔から唇を離すと、キノの胸に唇をはわせる。
 シズが動くたびに、キノは身体を震わせた。
 シズはキノの胸をすくう様に持ち上げると、乳首に吸い付く
「あっ」
 キノは、我慢しきれず声を出した。
 シズはキノの声に促されるように、胸へ執拗な攻めはじめた。
 舌と唇と歯で、甘噛みをし、なめ、ねぶり、両手でなぶる。
 キノはシズの髪の毛に手を入れ、くしゃくしゃとかき回し、嬌声をあげた。

213 :
 強く乳房を吸い上げると、キノがひときわ大きな声を出し、指がシズの髪の毛のなかで硬くなる、そのあと全身が硬直した。
 シズはキノの顔を見た。
 眼をつぶって、息をとめている。
 すぐに弛緩がやってきて、シズの下でキノの身体から力が抜けた。
「キノさん?」
 頬に手を当てて声をかけると、キノは眼を薄く開いて、恥ずかしそうに笑った。
「久しぶりで、気持ちよすぎました」
 キノはくっくと声を出して恥ずかしさに笑い出した。
「ごめんなさい、ボクばかり……」
 そんなことないよ、シズは笑って謝るキノに頬をよせる。
 笑って上下するお腹を撫で、太ももに手をはわせる。
212続き
 汗ばんで熱くなった肌。
 キノがふうと息を吐くのにあわせて、シズはキノの膝を割って開き、自分の右足を割り込ませる。
 キノの脚の間に手を差し入れ、指をはわせると、キノはまたビクリと小さく痙攣した。
 キノは脚を閉じようとキュッと力を入れたが、既にシズの脚が間にあって、閉じられない。

214 :
213続き
 「シズさん」
 キノが小さく呼ぶ。
 ふっと息を吐いて
「キノさん」
とシズが応えた。
 シズの手はキノの核心を分け入って、指でひだを分け、なぞり始めている。
 シズは、顔をキノの胸に寄せて、ゆっくりとなめ始めた。
「いやっ」
 身体の敏感な部分を2ヶ所同時に刺激されて、キノが叫んだ。
 シズが顔をあげて、キノに聞いた。
「痛い?」
 キノは首を振る。
「痛くは無いです、でも刺激が強すぎて、変な声がでちゃう」
 シズが笑った。
「たくさん、声を出してください」
 言いながら、指の動きは止めない。
「え、でも、あっ」
「キノさんの声、聞かせてください」
 ほら、と言いながら、胸の乳首をきゅっとつまんだ
「ああっ」
キノが声を出した。
「イイコだ」
シズがほめてキスをした。
「どこが感じるのか、声で探っているんです。
 だから、どんどん声を出してください」
 言いながら、シズは胸の攻めを再開する。
 キノは、首を振り、イヤイヤをしながらシズの攻めを受ける。
 右手は外側をなぞるのをやめ、指が身体の中に入り始めている。

215 :
214続き
「中がこんなに熱い」
 シズがつぶやくのが聞こえキノは恥ずかしさと快感でおかしくなりそうになる。
「シズさん」
 キノが息のあいまに呼ぶ
「ん?」
「ボクも、なにかしたい」
 シズは、キノの手を取って導いて、自分のものを握らせた。
 そしてため息をつく。
「キノさん……とても気持ちいい」
 キノは相変わらず、シズのそれにまだ慣れない。
「シズさん、これ大きい」
 驚いてつぶやいている。
 シズはちょっと笑ってキノのほおにキスをし、差し入れた指を出し入れしはじめる。
 キノが指のうごきにあわせて小さな嬌声をあげはじめた。
 手の動きに合わせて、腰をくねらせる。
 シズの手のひらに柔らかい肉の感触のほかに小さくあたる部分がある。
 シズはちょっと不思議に思って手のひらのあたる部分を見た。
 キノの陰核が硬くとがって当たっていた。
 キノは無意識にその部分を手のひらに擦るように当てて来る。
 動きに合わせて、こねるようにしてやると、嬌声が大きくなった。
 シズの手のひらは、キノのせいでだらだらと濡れていく。
 ぬめりを使って指を熱い壁に擦るようにし、手のひらで外側を刺激する。
 キノの手がシズのそれからはずれ、シズの右手に添えられた。
「キノさん?」
 シズがキノを見ると、キノが眉根を寄せ歯を食いしばるようにして、シズの手のひらを自分に押し付け、指をめり込ませるそのまま手を脚ではさんでぎゅうっと締め付けた。
 と、しぼるような声をあげ、全身を緊張させた。
 あごをそらせ、両足脚をしめつけ、足の指がぎゅうぎゅうと丸まる。
 シズはキノの絶頂の姿をうれしさと不思議さの交じった気持ちで眺める。
「この人でもこんな風になるのだな」
 耳朶を打つ声が細くなり、緊張が解けて、キノは身体を緩める。
 小さい声で「ああ」と言いながらシズの首に腕をまわし、時折起こる痙攣を抑えるように腕に力をいれてきた。
 シズも左手でキノのビクビクと震える身体を抱きとめる。
 シズがゆっくりと指を抜くと、蜜がさらに滴り落ちた。

216 :
今日はここまで……。

217 :
お疲れさまです

218 :
おお乙ー
規制解除されたから俺も投下しようかな…

219 :
215続き
 上がった息を整ようと呼吸しながら、キノがシズを見て聞いた。
「シズさん、今指を何本入れたんですか?」
 ああ、指は一本です。
 え、一本ですか?
 はい、いつも一本しか入れていません。
 意外でした。でも充分きつかったように思うんですが。
 シズは微笑んでキノに聞いた。
 いいですか?
 キノは、不思議そうな表情をしてから、問われた意味に気がついて、うなずいた。
「さっきからボクばかりすみません」
 シズは身体を離しながら笑った。
 キノさんに感じてほしいからがんばっているんですから、謝らないでください。
 良かったですか?
 はい、とても……。
 キノはベットから降りるシズを眼で追う。
 シズが恥ずかしそうにしたので、キノはシズが用意をしている様子を見るのをやめ、シーツで身をくるんで背をむけた。
 キノさん、いいですか。
 シズがベッドに上がり、キノのシーツをめくる。
 キスをしながら、キノの脚に身体をわりこませた。
「キノさん」
 名前を呼びながら、シズは腰を落としキノの身体に押し入る。
 シズは、中の感触に身震いした。
「熱い」
 キノは眼をつぶって、息を吐きながらシズの身体を受け入れる。
 思いのほかするすると入ってくるそれがキノの中で強い圧迫感を持つ。
 両手をシズの肩に回し、その圧迫感に耐える。
 シズは、腰を落としきり、キノの奥まで自分の身体を埋め込んだ。
 ゆっくりとため息をついてキノを見る。
 キノはつぶっていた眼を開いた。
「キノさん」
 シズがもう一度名前を呼んだ。
 キノはうなずいた。
「とても、気持ちがいいです」
 シズはキノに口づけする。

220 :
219続き
 ただ、中に入っただけなのに腰に熱い塊ができたようになってシズは困った。
 動いてしまえば、直ぐに終わりそうな気にまでなってくる。
 キノの上気した顔を見ていると、ますます興奮が高まる。
 キスをして、表情を見えないようにし、そっと動き始める。
 浅い動きのはずなのに、キノが小さくだが、声をあげる。
 キスでふさいだ唇からあがる抑えた嬌声に背筋がゾクゾクとして、シズは動きが深くなる。
 キノと結びついた部分は、熱い沼のようで、奥へ進みたい欲望のほうが勝ってしまう。
 根本まで埋め、その柔らかさを堪能しまた攻め入る。
 深くすすむと、キノの声が甘くなり、だんだんすすり泣きのようになってきた。
「キノさん?」
 シズが顔を離して、キノの表情を確かめる。
 切なそうに眉根をよせているが、涙は見えない。
 名前を呼ばれたため、キノは眼を開く。
 潤んだ黒い瞳から焦点が合わない視線をシズになげる。
「泣いてるみたいな声が出てしまいます」
「いい声だ……」
 キノが戸惑っているようなので、シズは笑いかける。
 ただ、シズ自体もすぐに終わりそうで苦しい。
「キノさん、背中、いいかい?」
「?」

221 :
220続き
 シズはキノを抱き上げ、うつぶせにして腰を抱いた。
 今まで最中に体位をかえたことなどなかったので、キノは戸惑った。
「シズさん?」
 シズは後ろからキノを貫く。
「あーっ」
 初めての感触にキノが驚き声をあげる。
 シズは思いのほか強い快感に戸惑った。
 少しでも長くと思ったのに、背中から抱くと快感がますます強い。
 動けなくなって、息を吐きながら、キノの背中に口付ける。
「あ、シズさん、…ふ、深すぎます」
 キノが小さい声で言うのが聞こえた。
 うん、とシズが答える。腰を引いて、打ち付ける。
 キノが甘い声でうめいた。
 その声で、シズは自分の動きを抑えられなくなった。
「キノさ……ん」
 欲望のままに、深く、強くキノの身体に打ち込み始める。
「シズさん、深い、あ、奥まできてる……ん、ん」
 シズの動きに翻弄され、小さな身体を震わせながらキノは全てを受け入れていく。
 シズの顔からキノの背中に汗が落ちる。
 ぎしぎしとベッドのスプリングがきしみ、シズの動きがますます大きくなっていく。
 動きに合わせて、キノの身体の中もますます熱くなっていく、キノはその熱が耐えられなくなりそうになってきた。
「は」
 シズが大きく息を吸った。
 キノを抱き起こし、両手で胸を包んだ。
 ふーと息をはき、キノから身体を離す。
 はぁはぁと息を切らしているキノの身体を再び仰向けに横たえ、シズはキノに覆いかぶさる。
「やっぱり、キノさんの顔を見ながらが、いいな」
 荒い息の合間合間にシズが苦しそうにボソボソと言った。
 大きな声を出すと、終わりそうな気がしてシズは声を出せなかった。
 キノは焦点の合わない目のままでシズを見上げて少し笑った。
「シズさん、照れてますか?」
 シズが笑った。
「うん、恥ずかしいよ」
 二人は身体を重ねたまま笑った。

222 :
今日はここまで……。
>>217
ありがとうございます。
>>218
ありがとうございます。
投下楽しみに待っています。

223 :
221続き
 シズはキノの足首をつかんで開き、また身体を埋める。
「あ、シズさん」
 キノは不安そうな声を出し、シズの肩をつかむ。
「苦しい?」
 シズがキノの顔に顔を寄せてたずねると、キノは首をふった。
 はぁはぁと息を荒げながら、言葉を出す。
「あの、シズさん、入っているんですよね?」
 シズは、自分が彼女とつながっている部分を見る。
 彼女の蜜と、自分の体液でぬめり光っているそこに、自分のものが根本まで埋まっていた。
 キノが息をするたび、ちいさくその部分もゆれている。
「ボク、見えないので……」
 ああ、そうか。……ほら。
 シズはキノの手を握って、その部分に導く。
 キノの細い指が、シズと彼女の身体のつながった部分をなぞった。
「あぁ!すごい」
 自分の体にシズが埋め込まれているのを確かめて声を出した。
「本当に入っている……」
 シズは、キノが本気で驚いているのが、ちょっとおかしかった。

224 :
223続き
「キノさんの中、とても気持ちが良いです」
 耳元で言うとキノが息をふっと吐いてから笑った。
「ボクもこうして抱き合っているの、とてもいい」
 シズは彼女に深いキスをする。舌を吸い上げ、上あごを舐め、唇を軽くかむ。
 キノは荒かった息をますます荒くする。
 キノの興奮にあわせ、シズも熱くなり始める。
 シズは、キノの身体に自分を打ちつけはじめた。
 ゆっくりにしようと思いながら動き始めた筈が、抑えきれずに大きな動きになってしまう。
 身体から受ける快感で頭がいっぱいになってきた。
 キノはシズにしがみつきながら、だんだんに動きを合わせ腰を動かし始める。
「シズさん……熱い」
 キノが吐く息の甘さに、シズは眼が眩むような気がした。
 いつも冷静なキノが汗を流し、乱れて、自分に腕をまわし喘いでいる。
 シズは、胸がいっぱいになった自分の中の感情を探り、彼女の今の姿を見て湧いた気持ちを言葉にする。 
「キノさん、好きだ」
 キノはシズの動きに翻弄されながら、閉じていた眼をうっすらと開ける。
 そして、切れ切れに言葉を出す。
「シズさん、ボクも」
 波のように揺らされながら、キノはシズが全身に与えるあらゆるキスと愛撫を受ける。
 指がなぞり、唇があたる部分はそのたびチリチリとした小さな快感となり、キノは溺れたように息をつぐ。
 シズにつかまり、また手を離し、相手の動きを受け入れ、与えられる行為を感受し、咽の奥から甘い声をもらす。
 キノは上を向いているのか、下を向いているのか判らなくなりながら、シズの身体の感触を愛おしく感じ、求める。 
 あぁ、と小さく喘ぎ、キノはのけぞった。
 首をいやいやをするように振ってシズの肩に手をかけ、息を吐いたあとやっとで続きの言葉を出した。
「シズさんが好き」
 少しでも長く、彼女の様子を眺め、中に留まっていたいと思っていたが、声を聞いてシズの限界が来た。
「キノさん!」
 キノの名前を搾り出すように声にすると、大きく身体を打ち付ける。
「あー!」
 シズの動きに合わせてキノが嬌声をあげる。
 キノの中で、シズがひとまわり大きくなり激しく動く、その力強さに、快感に翻弄されていたキノも頂点に達した。
 キノはシズの身体を乗せたまま、背をそらし身体を硬くする。
 シズは、自らのほとばしりのためにゆっくりとした動きに変わった。
 キノに視線を投げながらシズの頭の中は真っ白染まる。
 シズのあごから汗がしたたり、キノの胸にパタパタと落ちていった。
 全身の筋肉を硬直させシズは苦しげな声をあげる。
 キノはまぶたに光が走るのが見え、自分ののどからすすり泣くような声が出るのをどこか遠くで起きている事のように聞いた。
 シズの声が切れるのと同時に、シズはキノの上に落ちてくる。
 キノはまだすすり泣きのような声を出し続けていた。
 シズの汗で濡れたほおがキノのほおに当たる。
 キノは、シズの髪に自分の指をゆっくりと入れて、髪をくしゃくしゃにした。
 しばらくしてキノの身体がやっとでゆるみだした。
 シズは身体を起こし、キノにキスをした。
「大好きだ」
 ため息といっしょにもう一度言った。
 

225 :
223続き
「キノさんの中、とても気持ちが良いです」
 耳元で言うとキノが息をふっと吐いてから笑った。
「ボクもこうして抱き合っているの、とてもいい」
 シズは彼女に深いキスをする。舌を吸い上げ、上あごを舐め、唇を軽くかむ。
 キノは荒かった息をますます荒くする。
 キノの興奮にあわせ、シズも熱くなり始める。
 シズは、キノの身体に自分を打ちつけはじめた。
 ゆっくりにしようと思いながら動き始めた筈が、抑えきれずに大きな動きになってしまう。
 身体から受ける快感で頭がいっぱいになってきた。
 キノはシズにしがみつきながら、だんだんに動きを合わせ腰を動かし始める。
「シズさん……熱い」
 キノが吐く息の甘さに、シズは眼が眩むような気がした。
 いつも冷静なキノが汗を流し、乱れて、自分に腕をまわし喘いでいる。
 シズは、胸がいっぱいになった自分の中の感情を探り、彼女の今の姿を見て湧いた気持ちを言葉にする。 
「キノさん、好きだ」
 キノはシズの動きに翻弄されながら、閉じていた眼をうっすらと開ける。
 そして、切れ切れに言葉を出す。
「シズさん、ボクも」
 波のように揺らされながら、キノはシズが全身に与えるあらゆるキスと愛撫を受ける。
 指がなぞり、唇があたる部分はそのたびチリチリとした小さな快感となり、キノは溺れたように息をつぐ。
 シズにつかまり、また手を離し、相手の動きを受け入れ、与えられる行為を感受し、咽の奥から甘い声をもらす。
 キノは上を向いているのか、下を向いているのか判らなくなりながら、シズの身体の感触を愛おしく感じ、求める。 
 あぁ、と小さく喘ぎ、キノはのけぞった。
 首をいやいやをするように振ってシズの肩に手をかけ、息を吐いたあとやっとで続きの言葉を出した。
「シズさんが好き」
 少しでも長く、彼女の様子を眺め、中に留まっていたいと思っていたが、声を聞いてシズの限界が来た。
「キノさん!」
 キノの名前を搾り出すように声にすると、大きく身体を打ち付ける。
「あー!」
 シズの動きに合わせてキノが嬌声をあげる。
 キノの中で、シズがひとまわり大きくなり激しく動く、その力強さに、快感に翻弄されていたキノも頂点に達した。
 キノはシズの身体を乗せたまま、背をそらし身体を硬くする。
 シズは、自らのほとばしりのためにゆっくりとした動きに変わった。
 キノに視線を投げながらシズの頭の中は真っ白染まる。
 シズのあごから汗がしたたり、キノの胸にパタパタと落ちていった。
 全身の筋肉を硬直させシズは苦しげな声をあげる。
 キノはまぶたに光が走るのが見え、自分ののどからすすり泣くような声が出るのをどこか遠くで起きている事のように聞いた。
 シズの声が切れるのと同時に、シズはキノの上に落ちてくる。
 キノはまだすすり泣きのような声を出し続けていた。
 シズの汗で濡れたほおがキノのほおに当たる。
 キノは、シズの髪に自分の指をゆっくりと入れて、髪をくしゃくしゃにした。
 しばらくしてキノの身体がやっとでゆるみだした。
 シズは身体を起こし、キノにキスをした。
「大好きだ」
 ため息といっしょにもう一度言った。
 

226 :
あれ、二重投稿してしまいました。ごめんなさい。

227 :
224続き
 身体をよせて二人は少し眠った。
 シズが目を覚ますと、キノが大きな眼でシズを見ていた。
「起きてましたか?」
「いえ、今さっき起きたばかりです。
 それまでぐっすり寝ていました」
 シズはキノの肩を抱いて言う。
「旅の疲れもあるでしょうからゆっくり眠ってください」
 キノはうなずいてから、もじもじとした。
「あの、シズさん」
「はい」
「いつも最後とても苦しそうなんですが、苦しいんですか」
「最後?」
「はい、最後に唸り声を出して……」
 シズは『ナンてことを言うんだろう、この娘は、』と恥ずかしくなった。
「キノさん、俺が苦しそうに見えてたんですね」
 キノは真面目な顔でうなずく。
 シズは『キノさんは、どこまで知らないんだ』と困った。
「あの、あれは……」
 キノは真剣に聞いている。
 シズは恥ずかしさに赤くなり、キノを抱きしめ自分の顔を見られないようにしてから言った。
「とても強い快感で、そういう表情になってしまうんです」
 キノはシズの髪を撫でた。
「そうなんですか?
 それなら安心しました。
 ……苦しいんだったら申し訳ないなって思ったんです」
 シズはキノの答えに、はははと声を出して笑った。
「ボク、バカみたいな事、言ったんですか」
 キノが聞いた。
 シズは身体を離し、問いかけるキノの顔を見てまた笑って言った。
「知らないとそんなふうに思うんだなって。
 それが可愛いくて笑っただけですよ」
おしまい。お粗末様でした。

228 :
おつー ごちそうさま

229 :
ほす

230 :
乙!

231 :2013/09/08
東京オリンピックまでに女性専用車の廃止させよう

<女性専用車両にはこんな女が生息しています>
 東急東横線沿線に生息、女性専用車両を利用する男性客に暴挙謀略しまくりのおばさん
 http://www.youtube.com/watch?v=Jf0qxSGr7fs&list=PL1k4xaNSVVuMH4s3w1YOTynHcO6CM1cgp
  オリンピックで来日した海外の男性にまでも及ぶ男性への侮辱
  女のわがままを許容してしまった日本の恥
 
男性を差別した悪質な女のわがままである女性専用車両をを廃止させよう
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