2013年10エロパロ614: 風来のシレンでエロパロ (224) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

アクエリアンエイジハァハァエロパロスレ 3発目 (778)
【エロパロ】私と不二と幸村で三角関係【王子様】 (694)
[QMA]クイズマジックアカデミーでエロSS!九回戦 (213)
女の子に催眠、洗脳されてしまうスレ4 (621)
■ものすごい絶倫キャラが女を次々壊すエロパロ■3 (97)
男の娘でエロパロ! (565)
成人女性がショタに襲われるSS その2 (328)
煩悩の十二国記*十四冊目 (661)

風来のシレンでエロパロ


1 :2011/08/21 〜 最終レス :2013/08/16
昔あったのにスレ落ちてたみたいだから立てた

2 :
風来のぬるぽ

3 :
ケヤキたんかわいいよケヤキたん

4 :
ミナモ好きの仲間はいるか

5 :
あったなーこんなスレ

6 :
保管庫にも過去作品あるしな

7 :
なつい

8 :
保守

9 :
藤林丈司は裏切り者

10 :
アスカ「シレンドノー」

11 :
復活記念保守

12 :
また作家戻ってくるかなぁ

13 :
ケヤキのいやしウサギだったやつはストーリーとしてもエロとしても良かった気がする

14 :
>>13
あれは良かったね

15 :
保守

16 :
長さと質はノリと気分次第だけど適当になんか書いてみるよ
鬼畜に犯したいって女の子いる?もしくはエロに使えそうなアイテム・設定とか

17 :
>>16
お竜
ケヤキ
ミナモ(これはアスカ外伝だが)
ヒヨ(シレンモンスターズネットサルだが)
よければこの辺から誰かお願いします
設定は処女(貧乳以外)であってくれればそれで

18 :
過去作見れるとこない?
保管庫消えてる

19 :
保管庫消えてないっしょ
ダット落ちスレッドの部屋

20 :
見れる

21 :
シレンさんとケヤキのラブラブちゅっちゅする話がいいと思います!

22 :
鬼畜といえばアスカだろ

23 :
アスカとショタシレン殿のラブラブストーリーはいかがでござるか、ござるか!?

24 :
そういえばシレン2の時って公式設定ではシレンやアスカは何歳ぐらいなんだろうか

25 :
>>24
シレンが10くらいで、アスカは忘れたけど13〜15くらいだった気がする

26 :
アスカはシレンより4歳年上だから14歳

27 :
ど、童貞のシレンさんと、しょ、処女のわたケヤキのラブラブSSお願いします

28 :
ケヤキいいよね

29 :
妖刀かまいたち装備の影響で三方向同時射精するシレンも見てみたい
宿でシコってたら三方向に発射しちゃってお竜とかに相談する的な
もちろんアスカでもケヤキでもミリィでも可

30 :
>>29
何そのシュールなエロww
面白そうじゃんwww

31 :
このシリーズもけっこう続いてるし、ヒロインや女キャラもだいぶ増えたな

32 :
シレンのアレに印を追加するとしたら何がいいと思う?w

33 :
「必」だなw

34 :
スパークソードも面白そうだが

35 :
薬弟命で絶倫じゃね?

36 :

一突きごとにサイズが小さくなっていく

一定確率で服をはじき飛ばす

アッー

37 :
>>34
イクふり、イクふり、会心の一撃?ww

38 :
藤林丈司は裏切り者

39 :
>>38


40 :
藤林丈司は裏切り者

41 :
過去ログにあったので、まとめサイトぺたり。
ttp://database.f-adult.com/game12.html
ノロージョハウス懐かしいなぁ。6年前か‥。

42 :
だいぶ長いこと落ちてたからなあ

43 :
そもそも元のスレも過疎っぷりがぱねぇだったしな

44 :
そんなにマイナーなゲームじゃないと思うんだがな

45 :
そもそもゲームを題材にしたエロパロ自体が(ry

46 :
ミノタウロスに盛られるアスカとか、オロチに盛られるケヤキとか夜のモンスターに盛られるミリィとかが素敵だと思います

47 :
>>46
夜、必に脚を上げて1ダメージのキックを繰り出すミリィを見ると嗜虐心が疼くよなww

48 :
>>47
夜、ミリィがシレンとはぐれる

怖がる

とりあえずシレンを探す

夜のモンスターと遭遇

怖いけど強がって一発蹴り入れる

脚つかまえられてピンチ→服ビリビリに

犯されそうになって必に逃げる

やっとシレンと合流してホッとする

シレンがミリィの姿見て発情

強制ニャンニャン
こんな感じが素晴らしいと思います。

49 :
>>48
最高ww
逃げてる時に涙とか出てるとさらにいいよなww

50 :
>>48
お前とは美味い酒が飲めそうだ
下戸だけど

51 :
ドSが多くて楽しい

52 :
お竜が領主相手に無駄に抵抗しながらなぶられるというのも

53 :
ミリィとお竜には遊びでガッツリ中出し
ケヤキちゃんとなラブラブ中出しがいいと思います

54 :
ケヤキちゃんは戦えないヒロインだからな。なんか純愛の方が似合いそうだよな

55 :
シレンの初恋はケヤキなんでしょ
風来のミレン月影村の恋人たちだっけ?
年齢も設定上18とか19歳の盛りの年代だった気がする

56 :
>>55
まあそうなのかな?
テーブルマウンテンの加治屋の娘のは恋じゃないのかもしれないし

57 :
http://www.youtube.com/watch?v=-tDy105gWyQ

58 :
>>56
そんなイベントあったっけ?

59 :
>>58
ほら、最後に凄い鍛え上げられた武器が手に入るやつ

60 :
>>59
はて……?全く覚えてないな
シレン「俺のどうたぬきを娘さんの中に挿入して仕上げますね」ハアハア

シレン、男としてレベル上がる
的なことじゃないのか

61 :
>>60
お前は何を言っているんだww
ほら、娘さんが挫折とか味わいながらもシレンの励ましとかで立派な加治職人になって故郷に帰るみたいな話があったろうww

62 :
大人になったらミナモはどのくらい乳が育つだろう

63 :
多分、>>60はSFC版の話、>>61はDS版の話をしてる
確かあれDS版追加イベントだったはずだし

64 :
DSだと追加されてんのか

65 :
>>63
え、スーファミ版には無いイベントなのか、知らなかった

66 :
いまちょうどシレン5始めたんだけど、狐姉妹が獣耳しっぽ丁寧語かわいい

67 :
確か武具になるのがいるよね
そいつを股間に装備して……( ・`ω・´)ゴクリ…

68 :
その発想は無かったww

69 :
なにか書こうと思ったけど古風な衣装の描写とか難しいね
それにやったことのない作品はセリフ集でしか性格補完できないから薄っぺらくなっちゃいそう

70 :
俺は古風な描写とかはなくても全然構わないけどなぁ
ぜひこのスレの作者第一号になっておくれよ

71 :
とりあえず投下されたら誰も文句は言わないはずw

72 :
俺なんかロクに書けないもの

73 :
たまたまこのスレ見つけてなつかったので書いてみました
「少し疲れた。ここらで休憩することにしよう」
ひとりの女剣士はそう言うと、腰をおろし石壁にもたれかかった。懐から水瓶をとりだし
唇にもっていきひと口飲む。
 見目麗しきこの女剣士の名はアスカ。彼女はもっとも難関といわれるダンジョンを
攻略している最中だった。
 もうどれくらい深く潜ってきたのかわからない。敵は階下にいくほど手強さを増していく。
装備している武器を弾き飛ばす者。呪いをかける者。こちらの動きを鈍くしてしまう者……など。
未知の特殊能力をもつモンスターに対して、慎重に、臆することなく立ち向かってきた。
 アスカは腰に携えている道具袋を開いて中身を見た。アイテムはほとんど使い果たしてしまっている。
残っているのは薬草がいくつかと、ふきとばしの杖くらいだ。
「心許ない。これだけでは……」
嘆息とともにアスカは呟いた。まだまだ先は長いだろう。どこかに店でもあればいいのだが。
 アスカは道具袋の紐をしばると顔をあげた。その瞬間、素早く立ち上がり、鞘から刀を引き抜いて、
構えの姿勢をとる。
 薄暗い通路に、赤黒い口から舌をだらりと垂らした巨大なめくじが見えたからだ。
巨大なめくじは濡れた身体を地面に這わせてじわりじわりとアスカのほうへ近寄っていく。
「しおやだん!」
アスカは叫んだ。そう、この類のモンスターはこちらの力を吸い取ってしまうのだ。
まじしおの腕輪も封印の杖もない今、できれば戦わずに避けたいモンスターの一匹なのだ。
と、しおやだんはピンク色の身体を一瞬かがめると、アスカのほうへ向かって飛びかかってきた。
一閃、アスカは太刀をはらった。仕留めた手ごたえが柄を握りしめている手に伝わる。
ぼとりとふたつの残骸の落ちた音がなった。アスカは太刀を鞘にしまい、ひと息つくと
緊張に強張っていた表情を緩めた。
しかしその表情は瞬時に驚きの表情へと変わることとなった。
 真っ二つになったはずの残骸が、くねくねと動きはじめたかと思うと、みるみるまた
しおやだんの身体を形成していったのだ。
気づけばあっというまに二匹のしおやだんと対峙することとなってしまった。
「そ、そんな…」
これまでしおいやん、まじしおいやんと戦った時はこんなことはなかったのに。アスカは動揺を
隠せなかった。

74 :

そんなアスカにお構いなしに、またもやしおやだんは彼女に飛びかかる。今度は二匹同時に。
「くっ」
アスカは手練の太刀さばきで二つの肉塊を斬り裂いたが、それらはまたも分裂し、
4匹のしおやだんに囲まれる。一気に窮地に陥ったことを悟り、動悸が急速にはやくなる。
これでは対処のしようがない。焦るアスカの体をしおやだんの分厚い舌が舐めあげる。
「ううっ」
力が抜けていく。このままではまずい。アスカは刀を振り回すがその度にしおやだんは増殖していく。
部屋はあっというまにしおやだんで埋め尽くされてしまった。
しおやだん達はアスカに攻撃を加えながら力を吸い取っていく。
もはやなす術がない。アスカはを悟った。
 しかししおやだんらは弱り切ったアスカにとどめをささず、起用に口を使って
アスカの衣を脱がせていく。
「な、なに……」
す前に人間の女の肉体を堪能しようとでもいうのか。しおやだんらはすっかりアスカを裸にすると、
ベロベロと彼女の全身を舐めまわす。
「や、やめろ…」
アスカは抵抗しようとしたが、何度も攻撃を受けた身体では奴らをはねのける力もでない。
しかも全ての力を吸い取られてしまっているのだ。
いくつもの人間ではないものの舌が彼女の白い肌の上を蠢きまわる。乳房を捏ねまわされ
股間にぬめりと割りこんでくる。
「うぅ!……」
これまで感じたことのない感触に思わず悲鳴をあげた。秘部を舐めあげられているのだ。
おぞましい感触で肌が粟立つ。目が霞んでいく。じょじょに意識が遠のいていく。その時、
「アスカさんっ!」
幻聴か……? かすかに人間の男の声が聞こえた。
「アスカさん。しっかりするんだ」
今度ははっきり聞こえた。体を揺すぶられている。アスカはうっすら目を開いた。
そこにいたのは三度笠を被った凛々しい面立ちの青年だった。
かすかに面影を知っている気がしてアスカは小さくつぶやいた。
「そなたは……もしやシレン殿……?」
昔いっしょに冒険をしたことがある。そのとき彼はまだ幼い少年だった。
「そう、俺はシレン。アスカさん。すぐこれを飲んで」
そう言うと、青年は懐から何やら草をとりだしてそれを噛み砕き、アスカに口移しで飲ませた。
思わぬ彼の行動にアスカの心臓はドキリと打った。
シレンはいったん顔をあげると、
「これは弟切草。次はこのちからの草を飲むんだ」
また草をとりだして口にふくみ、アスカの口内に注ぎ込む。
ストックしておいたのだろう。彼は何枚もちからの草をもっていた。
シレンは次々とちからの草をアスカに口移しで飲ませた。
初めて知る唇の感触。温かくて、気持ちいい……。
 すべて飲ませ終わると、シレンはしおやだんの唾液でベトベトになったアスカの体を抱え上げ、
そばにある水路に彼女の体を浸した。
そういえば自分は裸だった。恥ずかしい……。シレン殿に裸を見られるなんて。アスカは真っ赤になった。

75 :

忌まわしい粘液がすっかり体から洗いながされると、シレンは彼女を石畳の上に座らせ、
自分のマントを取って彼女に羽織らせてやった。そしてにっこり笑って言った。
「間に合ってよかった。もうだいじょうぶだ」
周りを見渡すと部屋を埋め尽くすほどいたしおやだんは、あとかたもなくいなくなっていた。
「どうやってあいつらを……?」
「なあに、ねだやしの巻物を投げつけてやったのさ」
「ねだやしの巻物!? そんな貴重なものを私のために…」
「いいんだ。気にしないでくれ」
「でも……」
「アスカさん」
シレンの目が急に眩しいものを見るような目に変わった。
「アスカさんがこんなに綺麗な女(ひと)だとは気づかなかった。あのころ俺はまだ小さかったから」
「え?」
アスカの頬がポッと赤くなる。
しかしシレンは照れくさそうな表情を浮かべると、声の調子を変えて明るく言った。
「俺もお供するよ。またあの頃のように。いいよね?」
アスカはコクリとうなずき
「もちろん」
と答えた。
シレンと共にダンジョン内を歩きながら、アスカは胸を温かく疼かせるいままで感じたことのない感情を
感じていた。
それが「恋」と呼ばれるものだということに、彼女はまだ気づいていなかった。



終わり

76 :
エロ書こうと思ってたんだけどそこまでもちこめませんでした
あとねだやしの巻物はシレン2以外ではジェノサイドの巻物になっていると思います

77 :
つ・い・にきたああああああああああああ!
激しく乙!!

78 :
職人キテタ━━━━━m9( ゚∀゚)━━━━━ッ!!!!!乙!!

79 :
GJ!しおやだんはある種王道だと思うんだw

80 :
今スレ初職人でここから盛り上がるといいな

81 :
よーし。6年ぶりくらいにノロージョハウスの開幕だ!
----------------------------------------------------------------------
「ねぇ、お姉ちゃん。なんか面白いことないー?」
「なによ、急に。」
「最近ダンジョンも過疎気味だしー。つまんなーい。」
リビングでだらだらしてるのはノロージョ姉妹。
「そんなこといわれても。。あ、そういえば!?」
「なになに!?」
どれだけ暇なのか、姉の思わせぶりな言葉に飛びつくノロージョ。
「昔、ハンドベル貸してあげたでしょ。」
「えーと‥。ガマラのやつだっけ? ///」
「あのシリーズの新作が出たって話をこの前聞いたようなー。」
「ほんとに!? って、今、もってる訳じゃないのー?」
「あたしの趣味じゃないっぽかったからねー。
 今度、貸してもらってみようか?」
「うん!!」
***
そんなこんなで数日後。
渡されたポシェットを胸に抱え、自室に引きこもるノロージョの姿が。
「ふふふ〜。今度はなんだろー。
 あれ? 説明書ついてないのかな?」
まぁ、試してみればわかるだろうと、
とりあえず服を脱ぎ、ベッドの上にアヒル座り。
わくわくしながらハンドベルを振る。
りんりんりん。
軽やかな音色とともに現れたのは、1/8サイズのちっちゃなミドロとしおいやん。
むむ? と首をかしげつつ。
まぁ‥とりあえず胸でも舐めさせてみようかと、
それぞれを手に持ち、胸の近くに寄せてみると。
慎ましやかな胸には興味がないのか、ぴょんと太もものうえに飛び降り、
可愛らしいおヘソをぺろぺろ、ぬらぬらと舐め始める。
「きゃっ!! ちょっ! くすぐったいってば!!」
慌てて掴もうとするも、ぬるぬるとした粘液に包まれた両者の身体は
なかなかうまく掴むことを許さずに。
ぺろぺろ。
しおいやんが舐める。
「きゃははは! ダ、ダメ!!」
ぬらぬら。
ミドロがいぢる。
「く、くすぐったいって! やーめーてー!」
ある意味とても楽しそう。

82 :

だがしかし。これは期待していたのとはちょっと違うから!と
本気で一旦やめようとしたノロージョであったが。
「あ、あれ‥?」
なぜか力が入らずに、ようやく捕まえたしおいやんは
スルリと手のひらから逃げ出して。
ぺろぺろぺろ。
しおいやんが丁寧に舐める。
「あ‥‥、もしや、、脱力!?」
気付いた頃にはもう遅く、ノロージョの身体はすっかり弛緩して。
抵抗とは名ばかりに、弱々しく身体をねじるだけ。
どうしよーと悩み始めたその瞬間。
ピクン。
「え‥?」
なんだろう。いまの感覚は。
いままでは、単純にくすぐったかっただけなのに‥。
ぬらぬらぬら。
ミドロがゆっくりいぢる。
「ひゃんっ!」
微かな快感は徐々に強くなり始め。
「な、なにっ? えっ、守備力の減少って‥、えっ? うそっ!?」
耐久力の低下なのか、性感の開発なのか
今までに感じたことのない快感が、おヘソの奥からあふれ出し。
ぺろぺろ。
ぬらぬら。
「ちょっ! ちょっと待って!! くぅっ!」
ぺろぺろぺろ。
ぬらぬらぬら。
「きゃぅっ!だ、めっ‥ 、い、いっちゃう‥‥!」
ノロージョの意識は遙かな高みへと押し上げられた。

83 :

「はぁ‥‥はぁ‥‥‥。」
まさか、おヘソで逝くことになろうとは思わなかった、と
朦朧とした頭で考えていたノロージョであったが。
その意識の片隅に‥‥なぜか、太鼓の音が聞こえた気がした。
「‥‥え?」
嫌な予感を感じつつ。
おそるおそる目を開くと。
なぜか綺麗な水色に変色したしおいやんとミドロが
ゆっくりと足先に向けて移動しているのが視界にはいり。
「う、うそ‥‥。」
ノロージョはゆっくりと意識を手放すことにした‥。
***
それからどれだけの時が経過したのか、
ノロージョが目を覚ました頃には、召喚モンスターはすでに消え去っていて。
力の入らぬ身体をなんとか起こして、壁になんとか寄りかかる。
コンコン。
「ノロージョ、どうだったー?」
楽しげに部屋に入ってきたノロージョ姉の目に映るのは、
あられもない、妹の消耗し尽くした肢体。
「なんか‥ひどい目にあったよー。」
「やっぱり? なんか嫌な予感はしてたんだよねぇ。」
「うぅー。わかってたならいってよー。お姉ちゃんの莫迦ー。><」
力なく反論する妹に、優しい姉が投げかけるのは。
「でもさー、これ、初心者用なんだよねー。」
「へっ?」
きょとんとする妹に。
「初心者用はLv1と2、経験者はLv2と3。 マニア御用達はLv3と4の分裂地獄らしいよ?」
「いーーーーやーーーーーーー!!」
すでにトラウマ。
涙目になったノロージョの叫びが、ノロージョハウスに木霊した。
----------------------------------------------------------------------
ゲドロって青だっけ、紫だっけ‥‥。 いまいち自信ないので間違ってたらごめんなさい。

84 :
ノロージョの何がお前をそこまで突き動かすんだwwだが乙ww

85 :
ワロタw乙ですw
ミドロ→ゲドロ→オドロ→チドロだからゲドロは青いやつかな
俺もケヤキちゃんものでも書くか…

86 :
おヘソで逝かせるぺろぺろぬらぬらヤバスw

87 :
おかしい‥。>>79のいうとおりに王道で攻めてみたというのに、
73氏の書き込みの時と皆の反応がなんか違う気がする‥。なーぜーだー!!
----------------------------------------------------------------------
後日談。
今日も今日とてのんびりごろごろ。
ソファーの上でだらけまくりなノロージョは、
暖かな陽気に、うとうとすやすや。
そんなところにダンジョンから戻った姉が通りがかり
悪戯めいた笑みを浮かべるわけで。
こちょこちょこちょ。
上から覆い被さるように、無防備な脇腹をくすぐり始める。
「んゎ!? え? や、やめっ! きゃ、きゃははははは!」
うたた寝から叩き起こされたノロージョは
変な声を上げつつ、必に身をよじる。
そんな妹の抵抗をものともせず、脇腹をひたすら狙うノロージョ姉の手が、
暴れた拍子に、ノロージョのおヘソあたりに触れた途端。
「ひゃんっ!」
変な声がした。

「‥‥?」
びっくりしたのか手を止めて。
涙目になりながらおヘソをかばう妹を、じっと伺うノロージョ姉。
「な、なんでもないよ?」
引き攣った妹の笑顔を華麗にスルーし、
なぜか必にガードするその両手をどかして‥‥ゆっくりとおヘソを突つくと。
「あんっ!」
可愛い音がした。


88 :

「ふふーん。(にやり)」
「お、落ち着こう! ね? お、お姉ちゃん!」
「えぇ、落ち着きはとっても大事よね?」
「あ、そうだ! プリン! 冷蔵庫にプリンあるよ!」
「そうねー。プリン美味しいわよねー。でも‥ね?」
にぎにぎわしわしと両手をうごめかせる姿を前に必な妹。
だがしかし、その程度でいつもの姉妹関係が覆せるわけもなく。
「さてっと。(ちょん)」
「ひゃっ!!」
「あらあら。ノロージョったらー(つんつん)」
「やん! だ、ダメだって!」
「良い反応ねぇ〜(こしょこしょ)」
「ちょっ、ほ、ほんとにダメなのー!!」
「ふふっ。このへんがいいの?(こすこす)」
「くっ! ダメ、あっ‥!」
「こっちかしら?(ぐりぐり)」
「ちょっ! もうっ! 逝ッ‥‥!」
「え‥‥? うそっ?」
少しいぢる程度のつもりだったのに、
身体の下で絶頂にビクンビクンと身を震わせる妹の姿に、少し驚く姉。
「えーと‥‥。ごめん‥。大丈夫?」
そんな姉の問いかけにも返事すらできず、
虚ろに宙を見つめるその表情は、涙と汗とよだれにまみれ、なんとも退廃的。
うわー、やり過ぎちゃったかーと、慌ててタオルを取りに浴室に向かったそのあとには、
ハァハァと荒い息をつくノロージョが一人取り残されていた。
***
その夜。
回収済みのポシェットを前に。
「試すべきか‥‥試さざるべきか‥。」
真面目に悩むノロージョ姉の姿があった。
----------------------------------------------------------------------

89 :
キャラのチョイスが王道じゃないww
でもそういうのも嫌いじゃないぜww乙ww

90 :
後日談乙。とうとう姉もハマるのかw

91 :
もはやシレンエロパロスレの伝統ですなw

92 :
ところでこのスレって何スレ目なの?
>>1を見るとそれなりに歴史があるんだろうか?

93 :
5スレ目くらいだっけ?

94 :
最初に見たのは5年くらい前だった気がする

95 :
ケヤキのいやしウサギのやつは保管庫で見たなぁ、何年前だったかなぁ

96 :
あの作品は過去のシレンエロパロスレを語る上でほぼ必ず出るくらいの傑作だよなぁ
俺もすっかりケヤキ=いやしウサギってのがしっくり定着しちまった
他にはネットサルのヒヨ凌辱なんかもあったよなぁ

97 :
性欲盛んな学生の頃に癒しウサギケヤキのSS見て抜こうと思ってたのに抜かずに読み終わって感動した記憶があるわ

98 :
分かる

99 :
普通にシレン×アスカものを書いてみたから、投下するよ。
シレン2が舞台で本番はなし。
途中でPCがいかれるかもしれないから、その時はごめんなさい。

100 :
 自慢できるほどろくでもない日だった。
「今回の登山はひまじゃなかったぞ」
 いつもひまひま言っているカッパのひま吉、アヒル口をぐにっとゆがめて笑いこける。
歩くタンスのマーモは、ギシギシ音を鳴らしていた。当のシレンも傷を受け、地べたにごろりと寝そべった。
 そもそも最初から不幸だった。作動しなかったが地雷の罠。時間を置かずにモンスターハウス、
行商人に形見の壺を拾われて、マゼルンと思った相手はゴーレム、鍛えた剣は消えうせて
マーモのダジャレでずっこけた、苦戦しない敵の攻撃で壁まで飛ばされ、青い人はタベラレター。
 山の頂上シュテン村についたときには、不運のあまり落ち込んだ。特に気落ちしたのは、
仲間のアスカ。束ねた橙髪、鉢金、胴、はかまと女剣士の気丈な姿がぐにゃりとへたりこんでいた。
「拙者のせいでシレンどのが」
 落ち込むアスカの傍らに、語りいたちのコッパが跳ねてやってくる。
「アスカ、風来人やってりゃ、今回ぐらいの不幸なんかたいしたことないって」
「私のせいだ、私があのとき無闇に敵に突っ込んでいったからだ。
シレンどのは、私の下敷きになって、この剣が刺さって」
 鞘から出した剣には、シレンの血が付着して、刃に赤い雫を垂らしている。
「そんな、気にするなよ。大体アスカの剣はシレンがあげたんだぜ? 
もうちょっとかじれば無くなっちまう使い捨ての剣じゃないか。ほら、シレンも無事だって」

101 :
 尻尾でシレンをぽこっと叩く。こねるような乱撃に、シレンもうん、と呟いた。
コッパが口元に近づき、シレンの言葉を通訳する。
「な、シレンもアスカは悪くないって言ってるぜ!」
 といってもシレンは動かず、年端も行かないお腹が、僅かに赤くなっている。
アスカはぼろぼろ涙を流し、嗚咽を交えて言い放つ。
「もはやこれまで! 腹を、腹を斬るでござる!」
 介錯頼むとコッパに剣を渡すものの、重みに耐えられずコッパはぺしゃり。
マジでつぶれる五秒前、ひま吉剣を放り投げ、マーモが体に収納した。
自由になったコッパは、お腹を押さえてアスカに寄った。
「ほら、ひま吉も切腹なんてやめろってさ。それより次の冒険も頼むぜ」
「……そうでござるな。汚名を返上しなければならないでござる」
 アスカが命を惜しんだら、嗚咽もぴたりと止んだので、聞こえてくるのは轟々うねる滝の音。
頂上から下りに下った先にはナタネ村。いつもここから落ちて帰る。
「ああ、ひまだひま。わしは帰るぞ」
 カッパらしく水に飛び込む。ばしゃんと跳ねてすぐ、滝に飲まれて消えていった。
続いてマーモが飛び込んだ。
「マーモリー、ナイアガーラ」
 ぷかぷか浮いて去っていく。さて次はアスカの番だが、泣いて目頭真っ赤であった。
落ちればそのまま地獄行き、そんな気がしたのかしないか分からないが、
アスカはシレンに寄り添って、てこでも動かん、ずしんと構えた。コッパも頷く。
「なあ、今日はここに泊めてもらおうぜ。シレンがこの調子じゃ、戻るのも大変だしさ」
 シレンの方へと目をやると、既に目を硬く閉じ、ふっと大人しくなっていた。
滝の音に紛れるように、すぴーすぴーと寝息が聞こえる。
「決まりだな」とコッパが言うと、アスカも素直に頷いた。
「して、どこで寝るでござるか?」
「そんなのこれから決めるさ」
 尻尾をふりふり走り出す。アスカはシレンに寄り添いただ待っている。
……待っていても何も無い。


102 :
 シレンを見ても、あどけない顔が眠るだけ。滝から風が強く吹き、シレンの縞合羽が強くなびく。
寒くないかとアスカは胴を渡して被せ、自身は肌を擦って熱を作る。
 剣でも素振っていようと思うも、もらった剣は、マーモと共にナタネ村。シレンの剣を借りるは恥。
矢盾腕輪一つも手をつけず、ただただ待ってみたものの、一向にラチが開かない。
「少し、様子を見てくるでござる」
 強風に束ねた髪を揺れさせて、アスカは村を回ってみた。意外に早くに見つかった。
「あははあああぁあ〜ん」
 変な歌声こだまする。土偶大好き男とポエミーな所長の仕事場だ。
「というわけでさ、オイラの相棒が眠っちまったんだ。一晩だけでいいから貸してくれよう」
「そうは言われましても、所長がうんと言わないのでは」
「いいいい〜ええええ〜んん」
 気まぐれ所長が乗り気でなくて、うんと言いそうになかった。
アスカは悩まず飛び出して、コッパと共に頼み込む。
「拙者からもお願いでござる。この通り!」
 アスカが加わった途端に、嫌がっていた相手は手の平返してウンと頷く。
「あとで土偶の説明を、みっちり聞いてもらうことが条件ですよ」
 コッパとアスカは共に頷き、ほっとした。明日のことを考えると気が滅入るが、
宿場が決まってひとまず安堵。シレンの体を揺らさず運び、扉を閉めて遮断した。
「助かったよアスカ、あのまま断られていたら、オイラは語りいたちとして失格だったよ」
「仕方ないでござる、シレンどのをあんな場所に放置なんてできないし、
川を下っているときに、もしいかだに潰されでもしたら」
「いや、それは大丈夫だと思うけどさ」
 コッパは軽く口笛吹いて、ころりとうつ伏せ欠伸する。そのまま就寝と思いきや、
ずっと寝ていたシレンが起きた。アスカも驚き彼を見た。
 寝ぼけ眼のシレンはぼんやり、目を擦っているものの、眠気があってか虚ろな眼差し。
何するわけなく四つ足になり、縞合羽を引き摺りアスカに寄った。
「無事でござるな。一時はどうなることかと」
 アスカが微笑みを向けると、シレンはどさっと倒れこむ。頭が落ちたその場所は、
アスカの太ももピンポイント。

103 :
「何をするでござる」
 空手をぶんと振りまわす。手ぶらの攻撃は効果無く、シレンは股に顔をぐりぐり押し込む。
「な、い、いやでござる!」
「あれアスカ、顔を真っ赤にしてどうしたんだ?」
 コッパが目ざとく二人を見ると、ぴょいと飛んでシレンに寄った。
真ん丸お耳をシレンの口へ、ふむふむ頷きアスカに言った。
「アスカのことをサスミさんと勘違いしているみたいだぜ」
「サスミ? サスミとは、あの青い彼の姉君でござるか?」
「そうだよ、オイラも今知ったけどさ、いつもやってもらっているって。
膝枕だといつもよりよく眠れる気がするってさ」
「そ、そういうことなら、仕方ないでござるな」
 といいつつ、潜り込むシレンを引っ張り出した。膝枕以上は、乙女の誇りが許さない。
 そうこうしていたら、コッパは再び眠気でダウン。アスカも一旦がくんと意識が飛んだ。
どういうわけか眠気が不意にやってくる。
(しっかりするでござる!)
 頬をぴしゃんと叩いては、きりっと顔つき整える。覚めた眼でシレンを見下ろし、
寝ていることを確認すると、シレンの頭を僅かに浮かせ、すっと降ろして床につける。
(さすがにこれ以上は恥ずかしいでござるよ)
 袴についた髪の毛払い、シレンの隣で横になる。眠気は一度飛んだものの、時間が時間、
すぐに眠くなるだろうと思っていた。ところがいつまで経っても眠くならず。鼓動がどくどく胸を打つ。
シレンの隣にいるのが理由か、わからずアスカは離れるも、かえって気になり悪化した。
「さ、さっきの傷は、もう癒えたでござるか?」
 聞いてみても、タヌキ寝入りのように無反応。這って近づき見下ろすと、服の赤さに気がついた。
風来人たるもの、一日眠れば傷など治ると思うのだが、幼いシレンはどうなのか? 
気になって眠れない。きょろりと辺りを見回して、誰もいないと確信すると、
彼の帯を緩めて外す。青い肌着をちょいと捲ると、小さな傷がつんと一つ。
小指の爪で引っかいたような、細くて目立たぬ傷だった。

104 :
「問題はなさそうでござるな」
 ふうと安堵の息が出た。シレンがぶるっと震えていた。
「す、すまない。悪気はなかったでござるよ」
 アスカが驚き服を離した。不意にシレンが起き上がる。
「わっ!」
 あまりに突然、曲がり角にナメクジ居た気分。アスカの拳がうねりを上げてシレンの鼻に直撃した。
あっと思ってももう遅い。勢いそのまま頭を床にぶつけた。
「す、すすすすまぬ! 重ね重ね、本当に悪気は無いのでござるよ!」
 うんともすんとも言わないシレン。弟切草を食べさせようと思っても、シレンは口を動かさない。
口移しさせるのでござるか! と悩んだそのときだった。
 胸に、違和感を覚えた。シレンの小さな手の平が、アスカの胸に触れていた。
眠ったようなその顔で、乳房ふにふに揉みだした。
「な、にを」
 拳を作ってみたものの、シレンはまだまだ夢の中。さっき見舞った一撃で、鼻血がたらりと垂れている。
 手は変わらず膨らみに触れ、口はサスミと言っている。なんだかアスカは腹が立った。
手を剥がそうと力をうんと込めてみたが、シレンの力は意外に強く、引き剥がせずにまだ動く。
胴をつけないこの状態、衣一枚先の肌が、シレンの指を感じていた。不快感が来たと思ったら、
今度はふわりと包まれる。突起が指の間に挟まれ、ぴくんと体が跳ねた。
「こ、こういうの、あるのでござる、な」
 両目ぱちぱち瞬いて、手による快感受け入れる。体はみるみる慣れていき、
シレンに重ねるように手を置いた。自分の力で胸に触れ、シレンの指で包まれる。
高まる快感の一方で、恥ずかしさから煙が出た。けれども動きは止まらない。
 小指を支点に手の平当てて、くにゃりと小さな丘をなでる。
突起を下から擦り回し、胸の重みを感じつつ肋骨へ指を届かせる。
「あ、変、変になるで」ござると言う間もなく、悲鳴のような大声あげて、途端に顔を赤くした。

105 :
 人がいないか見回すが、鼠一匹居やしない(いたちはいる)。ほっとしたときシレンの指は、
アスカの支えを失い袴に落ちた。アスカは目をぱちぱちさせるだけ。
何がなんだかわからずいると、シレンの指に力が入った。
「そ、そこはダメでござる!」
 喘ぎ以上の声を出し、シレンの腕を遠ざけた。ところが余韻がとてもあり、息はますます荒くなる。
「な、なに、これは」
 滑っただけの手の軌跡が、アスカの弱いところを見事に通った。布一枚を隔てた先に、
女の場所が湿り出し、露を一滴出していた。へたっと足を崩して、守るように自分で覆った。
「だ、だめ! ここは、触ってはいけない場所だと教わったでござる!」
 口に出しつつ、猛烈に触れたい。いかんいかんと食い縛り、両手を離して寝そべった。
それでも堪えきれずに体が熱い。煩悩払うようにごろごろ転がる。
ゴツンと壁にぶつかり戻ってくると、ようやく衝動収まった。息切れしながらシレンを見ると、
悩みもなさそうに眠っている。あまりに無垢なその笑顔、アスカは腹も立たずにため息ついた。
「もう、何も起きないでござる」
 どんと固く腕を組み、ごろんと背を向けた。おしまいおしまいと口にして、
忘れてしまおうと努力した。ところが意識するあまり、かえって欲が湧いてきた。
スイカに塩ふったらこんな感じ。ちらっとシレンを見てみると、こちらに顔向け目を閉じている。
一時触った彼の指、目が留まって思い出した。
「いけない、だ、だめでござる!」
 時間が経てば経つほど体が疼き、止まらない。指が自ずと股間へ伸びて、すりすりなぞって上下する。
誰にも見られぬように、体を壁へと向けてから、動きはやや速くなり、躊躇もなくなる。
(や、やめないと)
 思いと裏腹、袴に液が染み出した。指を伝った湿り気に、気付くことなく指が動く。
形が袴に現れて、ぬるみが指に目立ったとき、アスカの体がぴくんと跳ねた! 
頭の中が真っ白に、雪原よろしく何も無い。口が小さく開いて、そこから息が甘く漏れる。
 指を顔に寄せてみると、ぬるっと湿って変に匂う。
暗闇に慣れたアスカの瞳は、袴の染みにすぐに気付いた。
「は、はしたない!」

106 :
 誰にも気付かれないように、体を丸めて固まった。
(さ、さっきまでのをもし、シレンどのに見られていたなら……。
もし、コッパに見られてシレンどのへ聞かれていたら!)
 苺のように顔真っ赤。ぷしゅうと煙が飛び出した。アスカの意識が遠くなる。
すぐにはっとしたものの、顔の赤みは一切衰えず。
このまま一人馬鹿になれば気が楽だ、と思ったら、シレンの足音がした。
 見ると、シレンが立って、寄ってくる。相変わらず半分起きて、半分寝ているような顔。
アスカは羞恥に耐えられず、顔を背けてより丸まった。シレンは頬が触れる距離にいて、
声を出すわけでもなく、ひたすらアスカを見つめている。顔から胸へ、さらに下へ。
彼を見ずともどこを見ているか分かる。どうかそれはやめてと、
縛った髪の毛振り回して、激しく顔を横に振る。シレンは首をかしげると、
アスカの手に指を沿えると優しく握った。子供をあやすその手つき、アスカは手を握り返した。
「お、落ち着く……」ほっとしたそのときに、シレンの小さな唇が、アスカの頬にくっついて、べろりと舐めた。
「きゃあああ!」
 らしからぬ悲鳴が響いたが、シレンは柳に風で止まらない。耳に唇運んでから、余った右手を首に沿え、
鎖骨のくぼみに手首を当てると、体温得るようにぴたりと止まった。
 アスカは知らない感覚に戸惑い、沈黙したまま目を伏せた。急にシレンの手が下がり、アスカの服に滑り込む!
 悲鳴をあげるヒマもなく、生の乳房に手が触れた。小指がチッと突起を掠り、
すぐさま小さなふくらみ全てがシレンの手に収まった。
 口をぴたりと閉じるだけで、アスカは何も言えなかった。シレンの手が乳房軽く揉み出して、
突起を指の間でねじる。段々アスカの額に汗が浮かび、目は固く閉じられた。
なおも止まらぬ指の動きに声出そうになるが、繋げた指に力を込めて我慢した。
 胸を堪能したらしく、シレンの指が服から出た。アスカは支えを失ったように力が抜けて、
彼にもたれこんだ。右の胸だけ異常に熱く、指の感触が残っていた。
 股間がまたもジクっと疼く。袴を濡らして浮き上がり、ももを伝って染みが伸びた。
涙が出るほど恥ずかしい、首まで真っ赤なアスカの体に、シレンの手が這いずった。
服の上からいやらしい手つきで下っていくと、袴の裾へとすぐに着き、
膝まで一気に捲り上げた。中へと手を入れ、揃いきらない茂みを撫でた。
「そ、それは嫌!」
 アスカは、遂に我慢できずにシレンを突き飛ばし、捲くれた袴を元に戻した。
腕一つ見せないように丸まって、涙混じりに声を出した。
「本当に……何もしないでほしいでござる……何が起きているのかわからないでござるが、
何をするにしても、早い気が……するので……」
 外観もなく必に言うと、シレンは頷き手を離す。体がころんと寝そべって、
すぐに寝息が立ち出した。アスカはシレンによって、傷が開いていないかと見たところ、特に問題ないようだ。
呼吸を整え横になると、安堵か疲れか、今までが嘘のようにすぐに眠った。

107 :
 翌日アスカが目を覚ますと、既に土偶講座は始まっていた。
真ん丸土偶と蛇の土偶、羊の土偶が並んであった。
「これが大バクハツの土偶。叩いたらドカーンとなる土偶です。地味に私も怖いです」
 シレンとコッパは、メモ取りふむふむ頷いている。アスカはシレンの隣に座るが、
昨日のことがあったから、頭に何も入らない。聞いた言葉はパコレプキン、耳から耳へと抜けていく。
コッパは元気に頷いて、いちいち質問出していた。
「じゃあ、この土偶は何なんだ?」
「それはイテテの土偶です。近づくと斬ってきます。固いです。そりゃもう、頭が割れるほど」
「じゃあこいつは?」
「これは眠りの土偶です。ガスがシュシュシュシュと出て、眠くさせます」
「へえ、眠りねえ」
 コッパが近づいた途端に、羊の土偶がぷしゅうとガス放出。店長気にせず眠らない、
コッパはぐっすり眠っている。アスカはシレンの隣でぎりぎり耐えて、
シレンはぱっちり目を開けていた。目の下はクマがいっぱいだったが。
「シレンどの、無事でござるか?」
 当然と首を縦に振る。さすがとアスカは褒め称えるが、彼の顔見てぽっと頬が染まった。
昨日の小さな接触で、アスカの女は目覚めてしまった。小さなきっかけがあれば、
同じことをするだろう。次にシレンが迫ってきたら、堪える自信は全く無い。
できれば未通女を通したいが、乙女を名乗り続けるのも恥ずかしい。うーむと悩んだときだった。
目の肥えた商人が、シレンの腕輪に注目した。
「おお、お客さんがその腕にしているもの! それはワナ師の腕輪ですね! 
それじゃあこの土偶があっても眠くなかったでしょう」
「え?」
 アスカはシレンをじっと見た。シレンは何も知らない無邪気な顔で、腕輪をつけたり外したり。
突然アスカをじっと見て、にこっと屈託なく笑う。
「い、いつからつけていたでござるか! 
それに、その目の下のクマは……も、もしかして、一睡もしていないのでは」
 シレンは口笛吹いて何も言わない。ひょっとしたら最初から? 
手をあちこち触れたのも確信犯? あどけなさとえげつなさは正比例? 
アスカは混乱して目を回したが、シレンは笑顔のままだった。


108 :
おわり。

では。

109 :
王道の主人公カップルきたあああああああああああ
乙!

110 :
ネットでお竜のエロ画像みて書いてみた
陵辱モノ。
村のイベントで男が多くお竜が負けたiF話


「てめぇ…さっきはよくも目つぶしなんてくらわせやがったな…」
「俺達をだますとはいい度胸じゃねぇか…」
「うるさいわね、やられるアンタ達がマヌケなんでしょ?」
お竜はけらけら笑う。余裕なのだろう、が今回ばかりは油断していた。
男は二人だけでは無かったのだ。
「――――――うしろ!?」
背後から棍棒を振り下ろそうとしている男を蹴り上げ、正面から迫ってくる
男達を続けザマに殴りつける。しかし、次の瞬間、お竜はぎょっとした。
左右の茂みから同時に男達が跳びかかってきたのだ。
「くっ…飛んで」
バックステップで回避したが、背後から襲ってきた男の回復がはやく、また別の
男達が現れた。対処が間に合わない。
足もとがぐらついたところを背後から男達に掴まれ地に叩きつけられた。
うつ伏せに押さえつけられたお竜を男達は取り囲んだ。
人数にして8人はいる。
「へっ…ザマァねェな…何が『目つぶしお竜』だ、粋がってんじゃねーよ」
「見ろよ、この身体いい尻してるじゃねぇか」
「ああ、エロイ身体してやがる…デカイ乳とむちむちな尻…ヤリてぇな」
お竜を囲んだ男達が下卑た笑みを浮かべながら言った。
「こういう生意気な女なんざ遠慮する必要はねぇな」
リーダー格の男が腰紐を緩め、
うつ伏せに押さえつけられたお竜の尻を乱暴に掴んだ。

111 :
「私に触るな!」
キッと顔を上げてお竜は声を上げた。
「うるせぇ、黙れクソアマッ!」
リーダーはお竜の顔を二、三度殴りつけた。
「ぐッ…がッ!?」
そして纏めた髪を鷲掴み、憎悪に満ちた声で言った。
「思わせぶりな格好しやがって…なにが「どーん」だ…むかつくったりゃありゃしねぇ!」
噛みつくように言うと今度は後頭部を掴み、地に何度も、何度も顔を叩きつけた。
「あっ…ぐっ…おぐっ!!」
リーダーはナイフを取りだし、お竜の帯を斬るとその肌にぴっちりと
張り付くタイツを一気に太腿までずり降ろした。
弾むようにして立派に熟れ盛り上がった尻たぶが現れた。
「くっ…お、お前ら!」
リーダーはその左右の丘稜に手をあて尻肉が割り広げた。
肉が押しのけられるように動いて、秘部と菊門が顔を出す。
「ひッ、何を――――――!?」
「へっ…今までの借りを返してやるぜ、『目潰しお竜』ちゃんよ」
リーダーは満足げにお竜の反応をみやり、肉棒に手をかけた。
お竜の柔らかく弾力にとんだ尻肉の谷間を眼下にして赤黒い肉棒は、
今にもはじけそうなほどそそりたっていた。
リーダーはソレを扱きながら背後から覆い被さった。
「てめェのマンコにこいつをぶち込んでやるんだよ!」
「なっ!?や、やめろ!わ、私――――」
ぶちっという音がお竜の耳に聞こえた。

112 :
そしてメリメリメリという感覚とともに身体の中心に熱く溶けた鉄の棒を突っ込まれたような激痛が走った。
「あがっ…はぐっ!ああああああああっ!!」
耳をつんざくような絶叫。
「おっ…んおお…いい締まりじゃねぇか…てめぇ、まさか初めてか?」
「う…うるさ…痛っ、う、動くなっ!!」
リーダーはお竜の尻たぶの弾力と肉棒をきつく締め上げる膣壁に
いやらしい笑みを浮かべた。
「ハッハッハ、どうだ?俺がてめぇの初めての男ってワケだ!」
「やめっ…うご…なっ…あ痛っ…いぎィ!!」
お竜は、自分の体ががくんと揺れるのを感じた。
視界が封じられ、目も、鼻も、顔中の穴という穴を押し広げて苦痛に耐える。
「忘れられねぇ思い出にしてやるぜ!オラ、オラ、オラッ!」
「あぎっ……ぎっ…や、やめ……痛…ンゥ!!」
乱暴な突きあげ。リーダーの腰が動くたびに身体が串刺しされているような衝撃が走る。
愛撫などない徹底した陵辱劇、膣壁を中から押し出されるような信じがたい激痛
お竜は痛みに咽び泣き、悶絶した。
「おい、こいつの乳も剥けよ!何人かで輪姦(まわ)さなきゃ気がすまねぇ!」
「おお、悪りィ悪ィ…そらよ!」
「あがッ!?」
リーダーは突き差したまま、お竜の身体を仰向けにした。
途端に引きちぎられる胸元。豊かに実った二つの果実が男達の眼前にさらされた。
「い、いやあああッ!」
「見ろよ!でけぇ乳、堪らねぇーな、んぐッ!」
じゅるると別の男がその乳首に吸い付いた。また別の男はお竜の手に肉棒を握らせ、
強制的に扱かせ始めた。
「いやッいやだぁ!やめろ!やめろ!お、お願いだからや、やめてぇぇ!」
「やっと自分の立場がわかってきたようじゃねぇか!お竜ちゃんよ!」
男が腰を振るたびにお竜の悲鳴が耳を突く
ずん、ずん、ずん。
リズミカルなタイミングで腰を奥に押しやりながら、リーダーは恍惚の笑みを浮かべていた。
最奥がえぐられ、お竜が激痛に泣く。
「ぐ…ぐ…うう…」
「オラッ、これで最後だ。ぶっぱなしてやる!」
リーダーの肉棒が奥底までつきこまれ、肉棒がビクビクと痙攣しだした。
「や、やだああ!な、中はやめて!中だけは、お、お願いだから!」
「うるせぇ!風来人風情が、どこで孕もうが知ったこっちゃねぇんだよ!」
膣壁を押し返し、爆発寸前の肉棒、内部にかかる衝撃はそれ以上だった。
「あ…あああっ!いやだ…いやだ、いやだああああ!」
「出すぞ、出すぞ、出すぞ!うおッ…おおおッ…」
ついにお竜の中に精液がぶちまけられた。熱い奔流が膣壁のヒダ一枚、一枚に隙間なく
浴びせられるドロドロの白濁液。女をしばらく抱いていないのであろう、それは液というより
白いゼラチン状の塊であった。
ぶりゅッぶりゅッと結合部からぬめった粘着音にお竜は目を見開いた。
「あ…ああッ…い、いや…な、中…で…」
「はぁはぁはぁ…へへ、てめぇの具合…よかったぜ」
ニ、三度、腰を押し込むとリーダーは萎えかけた肉棒を抜き、身体を上げた。
お竜の股は鮮血と精液にまみれ、無惨な姿をさらしていた。
「あ、あ…そ、そんな…あ…」
お竜は身体を動かそうとしたが力が入らない。手足が、きちんと動いてくれない。
頭もぼうっとして、まともに動いてくれない。
そうこうしている内に別の男が股を割って入ってきた。
「さんざん待たされたんだ。よろしくな、お竜ちゃんよォ」
「い、いや…も、もう…もう…いやあああッ!」
おしまい
お竜はたぶん逆レイプが似合うキャラなんだろうけどなぁ…
口調が間違っていたらごめんなさい。

113 :
>>108
GJ。シレンかわいいフリしてやるなぁww

114 :
>>112
ふふっ……恥ずかしながら…勃起してしまいましてね……
次作も楽しみにしてますよ

115 :
>>112
乙。ありがとう、いいオカズです。凌辱大好き
俺は砂漠の魔城から、お竜が凌辱されるのを似合うと思うようになった。領主に犯されるイラストも見たし
次回作も楽しみにしてます
ところで…今回見た画像とはどんな?

116 :
>>115
お竜がシレンの上で喘いでいる逆レイプ画像
あとはお竜の尻画像とか

117 :
乙。凌辱の才能があるんじゃないか?ww
次回作もぜひ凌辱系で行ってくれ

118 :
なるほど。時代は陵辱系だったのか‥。
-----------------------------------------------------------------------
「ふんふんふ〜ん。たっだいまー。」
ノロージョ母に頼まれ、お使いから戻ってきたノロージョが玄関をくぐると、
廊下に壊れかけたタンスが置いてあった。
「ねー? お母さーん。なにこのタンスー?」
「それ? なんかダンジョンに落ちてたから拾ってきたの。
 ほら、あなた、部屋にもうちょっと収納ほしいっていってたじゃない。」
「えー。なんか古くさくないー?」
「そのうち、巡回してるカラクリ屋に直してもらうから。
 それまで、ちょっとそこに置かせといてねー」
「はーい。」
直してもらえるなら、文句を言うのはやめよう。
それに、よくよく見れば味わいがあるってものかもしれないし。
と、ちょっぴり愛着を感じたノロージョである。
「あ。頼まれたの引き取ってきたけど、これ、どこに置くー?」
「そうねぇ‥。あ、それこそ、タンスの一番下に入れておいてもらえる?
 一応割れ物だから下に置いておきたいんだけど、蹴飛ばすと大変だし‥」
「はーい。」
かちゃかちゃと、ガラス瓶がぶつかる音が廊下に響く。
「んじゃ、手を洗ってらっしゃい。ババロア作ったから。」
「ババロア!? やったっ!」
ノロージョハウスは相変わらず平和である。
***
夜も更けた頃。
寝静まったハウスをゆっくりと動く影が‥。
「マ゛‥‥」
よろよろと動くその姿は、怪しい声を闇に響かせ。
ゆっくりと、ゆっくりと、その影を左右にゆらゆらと‥。
ガタンっ!
「モ゛ッ!?」
カシャン!!
曲がりきれず、廊下の角にぶつかった模様。
「んー。なにー?」
そんな廊下での騒ぎを聞きつけたのか、
ノロージョの部屋の扉がゆっくりと開き。
「‥? へっ?」
その視線の先には、ふらふらと揺れながら
廊下全体を塞ぐように迫り来る怪しいタンスの姿があった。
「きゃーーーーーー!!!」

119 :

金切り声を上げ、慌てて扉を閉めるノロージョ。
だが、その音に反応したのか、急に動きを早め近づく奇妙なタンス。
必に扉を押さえるノロージョの身体に、
がんがんと扉に攻撃を仕掛けてくる音が響く。
「な、なによ!? なんなのよこれーーー!!」
涙目になりながらも、揺れる扉を必に押さえるノロージョであったが
まだまだ非力なその細腕は、限界を超えてぷるぷる震えて。
「モ゛ーーー!!」
「キャー!」
突っ込んできたタンスにドアごと吹っ飛ばされて、自室をコロコロと転げる羽目になる。
5ダメージほどを受けつつ、
クッションとヌイグルミの山からなんとか這い出した目の前には、
んふーんふーと荒い息をたてながら、そびえ立つタンスの姿。

一体全体、なにがなにやらこれっぽっちも状況を理解もできず、
思考も身体も硬直していたノロージョであったが
「へ‥? な、なに‥? す、吸われてる‥!?」
謎の吸引力をその柔肌に感じたと思った瞬間。
急に勢いを増したそれに、髪を、腕を、足を巻き込まれ、
気付けば、きままに開いた引き出しに片足半分、右手半分吸い込まれており
荒れ狂う室内の空気に、乱れた髪は舞い踊る。
このままではタンスに飲み込まれてしまう!?と、
必に手足を突っ張って、
「お姉ちゃーん!! お母さーん!! 助けてーー!」
と叫ぶ間にも、揺れるお尻が徐々に引出の深淵に引きずり込まれていく。

恐怖に涙目になりながらも、必に手足を突っ張って、
圧倒的な吸引に耐えていたノロージョであったが。
ぺろり。
「ひゃん!?」
深淵の中でなにかがお尻を舐め。
ぬるり。
「きゃっ!」
暗闇のそこでなにかが指をゆっくりねぶる。
「な、なにかいるーー!?」

120 :

あまりの気色の悪さに総毛立ち、
半狂乱になりながら思わず手足をばたつかせてしまうが、
支えがなくなると、吸引に対抗できなくなる罠。
耐えきれずに下半身までが飲み込まれてしまうことになり
引出にしがみつく腕も徐々に限界を感じ始めてきた。
(私の人生ここで終わり!?)
 ┏━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ノロージョ Lv16 自室 23:42..  ┃
 ┃謎のタンスに飲み込まれた。 ..┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━┛
(そんなのいやー!!)
そんな乙女の散り際なんぞ認めてたまるかと、
泣き叫びながら、必にタンスにしがみつく。

そんな騒ぎを聞きつけた母と姉が、暴れるタンスを無力化して
ノロージョを助け出した頃には、汗と涙でぐちょぐちょに濡れたその表情は精根尽き。
視線は力なく宙を見つめ、言葉にならないうめき声を微かにあげるだけであった。
***
娘の世話は姉に任せ。
騒動の原因になったタンスを再生不能なまでにたたき壊したノロージョ母は、
娘の部屋から残骸を運び、玄関脇にその破片らを積み上げていく。
「さーて。これで最後っと‥」
よっこらせと持ち上げた引出の奥で、ガラスの破片がきらきら光る。
「あ‥、昨日の催淫薬。って、もしかして‥?」
ふと、娘にこっぴどく怒られる未来を幻視してしまった母は、
「そ、そうよね。ノロージョがこれを見たら怯えるかもしれないし
 朝一番に火炎入道さんに連絡して、早く燃やしてもらいましょ。」
なぜか冷や汗をかきながら、いそいそと家へと戻っていくのであった。
----------------------------------------------------------------------

121 :
活気付いているね

122 :
アスカは袴で見えないし尻はやはりお竜か……
いや、別にアナル好きじゃなくて純粋にお尻が好きなんだけどね

123 :
とあるダンジョン・・・。
そこに珍妙な服を着た女が歩いていた。
彼女の名はお竜今まで幾度となくシレンと旅をしてきた女風来人である。
しかし、いままでいくらアプローチしてもシレンはまったく反応してはくれなかった。
そんな時親指を立てグッドマークをするペケジにかけられた「元気出して」という言葉にさまざまな感情を感じ怒りと悲しみが1:1の状態でシレンたちから離れてきたところだ。
「なによ・・・、シレンたら同じ部屋で寝ても先に寝ちゃうし・・・。いくら私からアピールしても反応なし・・・。」
お竜は愚痴をいいながら闇雲に道を進んでいく。
すると古びた村に着いた。どこか不気味な雰囲気を放っており
お竜は引き返そうか迷ったがもう日が暮れた頃だったためお竜は宿屋を探すことにした。
「あのぉう・・・。すみません・・・。」
人の気配がまったくしない村にあるぼろい宿屋・・・。
もちろん人などいなく、どうやら廃村のようだった。
仕方がないのでお竜はどこか泊まれそうな小屋を捜していると立派な(それでも古いが)建物があった。
コレならば今晩泊まるには申し分ない。
お竜はうきうきしながら敷地に入った。

      【カチッ】


124 :
わっふるわっふる

125 :
ノロージョの人はなんか>>1000まで居る気がするww
>>123
ぜひ続きを

126 :
投下後二日ぐらいは我慢することも、風来人には必要ですぞ

127 :
>>125
「・・・・カチッ?」
お竜は恐る恐る下を見るすると足元には影縫いのわながあった。
まさか自分がわなにかかるとは・・・
「不覚ね・・・。まぁ、ここら辺にはモンスターの気配はないし別にいいか。」
お竜はそうつぶやくと地面にペタンと座り込んだ。
しかしこの選択がお竜をさらに苦しめることになった。
      【カチ カチ カチ カチ】
「えっ?」
大量のわなにかかる音に気付いて振り返ろうとするが身体がまったく動かない。
自分の今の状況を確かめようとするが首から下の身体がまったく動かないのでどうしようもできなかった。
おそらく今踏んだのも影縫いだろう。
二重わなだったのだ。
「まさかそんな・・・。」
お竜はそうつぶやいた。
(あきらめてここのままでいよう)
お竜はおそらく解けるには相当の時間がかかるであろうことを予測して無駄な期待をすることをやめた。
しかし地面に足とお尻がついて身体がやや空中にういた今の姿ではまったくリラックスはできない。
せめて誰も来ないことだけを祈って待つことにした・・・。
しかしそんな願いむなしくお竜の目の前に一匹のガマラが現れじっと様子を見ている。
ジーーーーーーーーーーーーーー
お竜はなんだか君が悪くなり目を背けた。
するとガマラはお竜の股下に移動してきた。
「ちょっと待って」
お竜がそういうより早くガマラはぺロリとお竜をなめた。
身体にぴったりは張り付いたスーツ・・・。
感触もガマラの唾液の温度もすべて伝わってくる。
その後お竜は逃れることのないガマラの攻撃(?)
にただただ声を上げるだけだった。
「はぁっ・・・はぁっ・・・ううっ」
それから1時間・・・。お竜はまだになめられ続けていた。
ギタンならあるというのにガマラはひたすらお竜をなめ続けていた。
体中ガマラになめられたため身体は冷え、唾液がべっとりとこびりついている。
ガマラのした使いは実にうまく、いこうと思えばいけるかもしれない。
しかし人としてのプライドがそれを許さない。
そしてしょせんはガマラ・・・。無理やりいかされることもない。
お竜は荒い息を整えるように深呼吸をする。するとガマラは飽きたのかお竜のもちがねすべてを食べ去っていった。
「あっ・・・。くそっ!」
お竜は行為が終わったのを喜べばいのか、5万近くの所持金すべてを奪われたことを悲しめばいいのか
よくわからなかった。しかし、過ぎたことは仕方あるまい。
体内にガマラの下が侵入したわけではないのだから・・・。
お竜はおそらく当分解けることのない罠にあきらめ寝ることにした。

深夜ふとお竜が目をさめた。なにやら男の声がする。
「おぉっ。人がかかってやがる。こりゃぁ、上物だな・・・へへ」
後ろから声と足跡が聞こえる。

128 :
唐突過ぎてわけのわからないお竜の胸を後ろから手が伸びてきてわしづかんだ。
         【モニュモニュ】
「ひゃあっ」
不意に叫ぶお竜、そしてゆっくりと味わうようにお竜の胸を揉む手。
「おおっ、こりゃたまらん」
男の声がお竜の耳元でした。お竜はよくわからないがコレはチャンスだと思い
勢いを付けて頭突きを食らわした。しかし、それがいけなかった。
「なんだてめぇ!!」
その声とともにお竜は不思議な力のようなものを背後に感じ吹き飛んだ。
吹き飛ぶ途中お竜が後ろお向くとそこには小汚い格好をした男が吹き飛ばしの杖を握っているのが見えた。
(ははぁ、あれで飛ばされたのか・・・。でもコレはコレで好機ね)
お竜は影縫いが解けたことを喜び空中で一回転して着地した。
が、地面はにゅるりとお竜を受け止めバランスのくづれたお竜は四つんばいのような格好で地面に突っ伏した。
起き上がろうとすると地面がまるでスライムのように動きお竜手首と足首を束縛した。
「へへへ、いい格好だなぁ・・・っと。」
男は地面を何かを避けるようにあるいてお竜の目の前に来た。
お竜は四つんばいの状態から見上げるように男をにらみつける。
が、そんなことしても男は少しも臆せず、逆に男に火をつけた。
「へへへ・・・。誘ってんのか?まぁ、それっぽい格好してるけどなぁ・・・。
お前、自分の状況理解しろよ。お前が今いるそこは地面でなく土をかぶったミドロたちさ」
男はそういうと地面に向かって金縛りの杖をふった。
「コレでよし」
男がにやりと笑ってお竜を見た

129 :
「な・・・、何をする気だ!!」
お竜が力いっぱい叫ぶが男は臆することなくお流の背後に回りこみ
お竜の尻をゆっくりなでた。お竜はその行為に対して身をよじる今年かできず、
逆にそれが男を誘っているようにも見えた。
そして、男の手は腰へ移りお竜の胸をと移動した。
男はお竜にまたがると胸をゆっくりと楽しそうにもみお竜の耳元へ顔を近づけた。
「お前なら高く売れそうだ・・・。その前に楽しませてもらうけどなぁ」
男はそういい終わると腰から小剣を取り出しお竜のスーツを切り裂いた。
あらわになるお竜の上半身・・。そして直接胸を揉む男。
「や・・・やめて!」
お竜の叫びは闇の中にこだまするだけだった。
強く男に胸をもまれお竜は歯を食いしばって耐えた。
「誰がやめるかよ・・・。おおっ、やっぱり直接揉む胸は違うな。もみ心地満点・・・、感度は・・・70点って所か。仕方ねぇ・・。」
男は懐から草を取り出すと口に含みすりつぶした。
そして男はお竜の目の前に回り強引にお竜の唇を奪うと草を口移ししてきた。
お竜はもちろん抵抗したが体勢が体勢なだけに力が入らなかった。
無理らり飲まされる唾液交じりの草・・・。それを飲み込んだ瞬間お竜の身体は一気に火照った。

130 :
「んんんん〜」
お竜に草を飲ませてもまだ進入し続ける男の舌にお竜はこの世のものとはいえぬ不快感を抱きなびだをうかベた。
お竜にとってのはじめ手がまさかこんな形になるなんて思わなかった。
できればシレンに・・・でなくてもちゃんとした人間にささげたかった・・・。
こんな下衆に汚された唇ではもうそのようなこと願えない・・・。
「お、まさか俺とのキスでそこまで喜んでくれるなんて感激だぜぇ・・・。」
男はお竜から口を離しお竜の尻をなでると一気にスーツをズリ下ろした。
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
お竜はもはやいつもの男勝りな性格とは間逆の乙女の声で悲鳴をあげた。
「お金ならはらいますから・・・。だからそれだけは許して!初めてなのぉ!」
お竜はこびるように、そしてわらをもすがる気持ちで懇願した。
が、しかしそれは叶うことがない願い・・・。
男はにやりと笑うと自らのズボンをさげ、天へそそり立つものをお竜の秘所へあてた。
「なるほど・・・。スバラシイ!!!初めては俺がもらってやるぜ!コレが愛の・・いや、ペットとご主人様のあるべき形さ!!!」
男はそう叫ぶと思いっきりお竜に差し込んだ。

131 :
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!しれっ・・・しれん・・・。」
無意識とも言える状態でシレンを呼ぶお竜。
「しれん?そりゃ、おめえの恋人かなんかか?おいおい、そんなヤツに今のお前の状況を見てほしいのかよ。この変態女!!!!」
そういって激しく腰を振る男。
ぱんっ ぱんっ とリズムよく発するニクとニクがぶつかる音。
「はぁっ、あぁっん、やっ・・やめぇぇん」
それにあわせてもれる女の声・・。
まさに最高の音楽だと男はにやりと笑った。
「こうなっちまった以上お前は俺のペットさ。ハハハ、たっぷりかせいでもらうぜ」
そういうと今までより大きな音がした。
それと同時にお竜の中へと流れ込むあついもの・・・。
お竜は白目をむき気絶するように力が抜けた。
それからは男の腰の動きに合わせからだが動き、胸は大きく揺れ髪は乱暴に舞っていた。

ペット・・・。
その響きが頭からとれず脱力するお竜・・・。
彼女は一体これから何人の相手をしていくことになるのだろうか・・・。

132 :
「はぁっ、いやぁぁぁっん」
とある小屋の地下よりもれる女の声。
地下へ入れるのは金持ちのみ・・・。
「君、本当に上玉なんだろうねぇ?あれほどの金を払って私を興ざめさせるような真似・・・するわけないよな?」
高貴な衣装をまとった30そこそこの男が小汚い格好をする男をにらむ
男はぺこぺことただ『商品』の説明をするだけだった。
「はい、はい。それはもう上玉でございますゆえあなた様も気に入ってくださるかと・・・えぇ。」
そういいながら地下へ移動する二人。
ちょうど先客が女を楽しんだ後のようで体中精液だらけだった。
「そうか・・・。それは楽しみだ。」
客はそういい名がら女のかみをつかむとぐいっと持ち上げた。
その顔は精液だらけで口はだらしなく開き、目は市を目を向いている。
「・・・れ・・・しれ・・ん。・しれ・・・」
女はなにやらぼそぼそとつぶやいているようであった。
「君、この『商品』何かいってるぞ。」
客が女から手を離し手についた精液を持っていた布でふきとりながら男に問う。
しかし男は桶いっぱいに入った水を女にかけるとにっこりと笑っていった。
「気にしないでください。ささっ、汚れはもう取りましたゆえ存分にお楽しみください。」
「そうか・・・、では早速・・・。」



「・・・しれん。」
女はぽそりとそう言うと身体に押し寄せる快楽に身を任せた。
The,END.

133 :
以上です^^
駄作ですが呼んでいただければ幸いです。
実は脳内ではこの後のお竜逃走編がすでに完成しています(笑)
まぁ、エロ要素なしの単なるお竜好きの私が
「お竜をにがしてやりたい」
という気持ちで脳内製作したものなのですがね・・・(^^;)
展開としては普通に脱走します。
そしてその後の復讐編(笑)ではなぜかはじめに登場したガマラ♂を
変化の杖で人間の少女(もちろん美女)にし、自慢のベロベロで男達のものを無理やり加えさせる。
なんて展開も考えていたりします(笑)
個人的に女体化系好きなのでコレも趣味ですね(^^;)
では皆さんアリガトウございました

134 :
乙。変換ミス多かったけど良かった
特に普段勝ち気なお竜が乙女な悲鳴をあげるとことかはいかにも凌辱って感じだよなぁ

135 :
>>134


136 :
勝気な女が凌辱されるってシチュはいいなあ

137 :
領主に追い詰められてるところとかなw

138 :
他に強気な女キャラっていたっけ?

139 :
シレン×ケヤキです。
長文の割にエロ成分が足りないかもしれません。
もし物足りないと思われてしまった場合は誠に申し訳ありません。

140 :
==============================
 ―1―
とある日の月影村の夜。
誰もが寝静まり、村中が穏やかな静寂に包まれている。
そんな中、宿屋ととやの一室からはうっすらと灯りがこぼれていた。
部屋の奥では少女が怪我人の看病をしている。
横たわる青年の身体には幾重にも包帯が巻かれていた。
傷の手当を終えてから暫く経っているのか、彼は穏やかな表情で眠っている。
その様子を見て、少女は安堵したように顔を綻ばせた。
「ケヤキちゃん、アンタまだ起きてたの? いい加減休まないと」
ととやの女将が心配そうに、部屋の中にいる少女へ声をかける。
「あ、女将さん。……大丈夫です。もうすぐ私も休みますから……」
ケヤキはそう言葉を返すものの、一向に青年の傍を離れる気配がない。
「シレンさんも大分元気そうじゃないか。もう大丈夫だよ」
「でも」
ケヤキの声を遮り女将は続けた。
「気持ちは分からなくもないけどね。このままじゃ看病する側がされる側になっちまうよ」
「……」
「シレンさんだって、アンタに倒れて欲しくないと思うけど」
ケヤキは無言のまま俯く。
女将がケヤキの心配をするのも無理はない。
シレンの手当てを終えてから、ケヤキは半日以上もシレンに付きっ切りで看病していた。
その表情からはうっすらと疲労の跡がうかがえる。
「……はい。分かりました。でも、もう少しだけ……」
寝ているシレンを見つめながら、ケヤキは女将に嘆願する。
「もう少しだけ、一緒にいたいから……」
そう言ってケヤキは、ただじっとシレンを見つめる。
その思い詰めたような視線に、女将はそれ以上かける言葉が見つからなかった。


141 :

「……仕方ないね。早く寝るんだよ」
「はい」
半ば諦めたような口調で女将は言葉を投げ掛け、その場を後にする。
ケヤキは気持ちを汲んでくれた女将に感謝した。

――女将さんは私のことを心配して言ってくれている。けれども。
  それでも私は少しでも長く、この人の傍にいたい。

眠っているシレンの額に手を当てる。熱はないようだ。
ケヤキは安心しつつ、そっとシレンの手に自分の掌を重ねた。
旅人らしい精悍な手。
目の前にいる青年への想いを募らせる。

――こうして触れていると、少しでもこの人を近くに感じることが出来る。
  私にはそれが嬉しい。
  でももし叶うことなら、この人の手で触れてもらいたい―――

いつの間にか不埒なことを考えていることに気付く。
そっと触れていた手を離し、シレンの表情を伺う。
安らかに寝息を立てる様子を見て、ケヤキは寂しそうに微笑んだ。


142 :
==============================
 ―2―
チュン、チュン……
翌朝、ケヤキは小鳥のさえずりで目を覚ました。
看病しているつもりが眠ってしまっていたらしい。
いつのまにか自分の身体の上には布団がかけられていた。
ゆっくりと身体を起こして辺りを見渡すが、シレンの姿は見えない。
何事もなく回復したことに、ケヤキは心から安堵する。
と同時に、一抹の不安がケヤキの胸をよぎった。慌てて部屋を飛び出す。
台所では女将が朝食の準備をしていた。
「おはよう、ケヤキちゃん」
「おはようございます。あの……シレンさんは……?」
「え?シレンさんならさっき出て行ったけど」
女将の言葉を聞き、ケヤキは急いで宿屋の外へ飛び出す。
辺りを見回してみるものの、シレンらしき人影は見当たらない。

 ヒュウウウウ……
突然風が吹く。
身体の熱を奪われてしまうほどに冷たい風だった。
ふと、ある考えがケヤキの頭をよぎる。
―――もしかして、もうシレンさんに会えないんじゃ……

まるでこの風と共に、あの人が遠くに行ってしまうような気がした。

―――そんなはずは。

「表にはいなかった?」
「……」
女将の問いに、ケヤキは俯きながら首を振った。
「朝までつきっきりで看てやってたんじゃないのかい?」
「それが……いつの間にか眠っちゃってて……。起きたら、私の身体に布団が掛けられてたんです」
「だから言わんこっちゃない、危うく風邪を引く所だよ。良かったね、今度戻ってきたら御礼を言っときな」
「女将さん……」
「ん?」
「もしシレンさんが戻ってこなかったら、どうしよう…」
ケヤキは今にも消え入りそうな声で話す。
声が震えていた。

143 :

「何だか、すごく、そんな予感がして……」
「……大丈夫だよ。そんな薄情な人じゃない事位、アンタだってわかってるだろう?」
「……」
迷いをかき消すように女将が答える。
確かに女将の言う通り、無口ではあるが礼節を重んじる人だ。
普段のシレンであれば、一言も声をかけぬまま旅立ってしまうということはありえない。
もしかするとまだ村の中にいるのかもしれない。
「ホラ、いつまでもクヨクヨ考えてないで、布団片付けて来とくれ。朝ごはんにしようか」
「……はい。すみません」
女将にたきつけられて、ケヤキは布団を片付けに部屋へ戻る。
その途端。
ふらっ、と前後の感覚がなくなり、ケヤキはその場に倒れこむ。
「……ちょっと!ケヤキちゃん!?」
「あ……」
倒れたケヤキに気付いて、女将は慌てて彼女の所へ駆け寄った。
すかさず額に手を当てる。
「すごい熱。ちょっと布団で休みなさい」
「ごめんなさい、大丈夫ですから……」
女将の言葉に、ケヤキは力なく答える。
「どこの誰がこんな状態を大丈夫だと言えるの!」
「………」
「いいから、奥で休んでなさい。これは命令よ」
女将はケヤキを奥の部屋に連れて行き、敷いてあった布団の上に横たえさせた。
「ここで寝てて。すぐ薬草取ってくるから」
「……ありがとうございます。ごめんなさい……」
「ちゃんと寝てるんだよ。戻ってきたら、ちゃんと布団敷き直すからね」
全くしょうがない子だね、と苦笑いしながら、女将はととやを出て行った。


144 :
==============================
 ―3―
誰もいない部屋の静けさの中に、ケヤキは一人残される。
「……何やってるんだろう、私……」
女将の言う通り、あのまま何もしなくともシレンは回復していただろう。
それは分かっていたのだけれど。
昨夜の女将の制止も聞かず、自分で無理をして体調を崩してしまった。
看病といっても結局少しでもあの人の傍に居たかっただけで、
つまるところは只の自分の我が儘だったのだ。
その我が儘のせいで、シレンの出発を見送ることが出来なかった。
われながら何て莫迦なことをしたんだろう。自業自得だ。
自己嫌悪がぐるぐると頭の中を巡り、自責の念に押し潰されそうになる。
「……しょうがないな……」
誰ともなく呟く声も、一人きりの寂しさを際立たせるだけだ。
いっそのこと、寝て忘れてしまおう。
きっと起きた頃には、何もかも忘れられてるはず。
そう思いながら布団の中に身を埋めると。
布団に染み付く微かな匂いに気付く。
村の外から来た異国の風を纏ったような。
なじみのない、でもいつも傍で感じていたような。
そんな匂い。
これは、あの人の匂いだ。
ケヤキはシレンの傍に近づいた時のことを思い出す。
出発前おにぎりを渡した時に浮かべていた、はにかんだ様な優しい微笑み。
それが自分に向けられていたときの嬉しさ。
気が付かないうちに、胸の鼓動が高まってゆく。
布団の匂いに包まれながら、彼のことを想像する。
身体の中が切なくなってくるのを感じる。
―――もし、シレンさんに抱きしめて貰えたら、どれだけ嬉しいだろう―――
身体の内側から溢れ出る想いを抑えられなくなる。
被る布団を抱き締めてみても、胸の痛みは強くなるばかり。
ケヤキはぼうっとした頭で、想い人の名前を呟いた。
「…シレン……さ…ん……」
名前を呟くだけで、愛しさがこみ上げてくる。
自分の心から湧き上がる感情で頭の奥が灼かれていく。
でもその名前を呼んだ人は、もう近くにいない。
満ち足りた感情が一気に喪失感へと変わる。

145 :

何で一瞬でも寝て忘れてしまおうなんて考えたんだろう。
あの人のことを忘れられるはずなんかないのに。
ケヤキは布団を自分の身体ごと、更にギュッと強く抱きしめた。
布団の匂いと共に、身体に圧力が掛けられる。
まるでシレンに抱き締めて貰えたような気がした。
「あ…………」
今までの寂しさがすうっと溶けていくような気がした。
すぐにそれは自分の錯覚だと気付くのだけれど。
それでも寂しさに襲われ続けるよりはまだ良いと思った。
「……ぁ…………、んっ…………………」
いつしかケヤキは自分自身を抱き締めながら、身体を布団に擦り付けていた。
己を慰めていくように、ゆっくりとその動きを繰り返す。
「……シレンさぁ……ん…………」
想い人の名前を口にしながら、彼の匂いに包まれていることを実感する。
身体中が彼への想いに満たされていく。思考は彼一色に染められていく。そのことがとても心地よい。
恍惚とした表情を浮かべながら、ひたすら快感を貪っていく。
「……………ぁ……………、んぁっ……………」
動きが徐々に早くなり、少しずつ高みへと昇り詰めてゆく。
もっと、もっと、もっと。
このまま壊れるほどに、力一杯抱き締めてほしい。
あと、もう少し―――
「―――――――――――――――ッ!!!」
一瞬身体が張り詰めるような感覚に襲われて、一気に身体の力が抜けてゆく。
「ぁ、はぁ……………、はぁっ……………」
吐息は荒く、また頬は赤く上気して、身体中にはじっとりと汗が滲んでいる。
熱を帯びた身体が暑苦しい。
布団を剥がし、ひんやりとした外気に身体を晒して、熱を冷ます。
多幸感と喪失感と疲労感がごたまぜになって、今は何も考えられない。
ケヤキは布団の上で脱力したまま、ぼうっと天井を眺めていた。


146 :
==============================
 ―4―
「………ん………」
暫くしてケヤキは目を覚ます。
自分が眠ってしまっていたことに気付くまで、幾ばくかの時間を要した。
―――なんで私はここに横になってるんだっけ。
眠りに落ちる前の行為を振り返ってみる。
シレンの看病をしていたこと。
朝起きたらシレンが居なかったこと。
台所で倒れてしまったこと。
女将さんに寝室まで連れていってもらったこと。
そのまま寝室で横になっていたこと……
「……………………!!」
……何てはしたないことをしてしまったのだろう。
「……ヤダ、もうっ!!…………」
恥ずかしさの余り布団に潜り込む。
―――何やってるの私ったらもう……
   こんな所シレンさんに見られちゃったらどうするの
   ……でもシレンさんはもういないんだっけ……
   いやシレンさんじゃなくても女将さんに見られただけで恥ずかしいのに……
   ……っていうか布団脱いでたはずなのに布団掛けられてたっていうことは
   もしかしてだらしない姿見られちゃった?
   ああ何とか早く言い訳しなくっちゃ―――
そんなことを考え、ケヤキは急いで起き上がると。
横に人の気配がする。
「……女将さん、ゴメンナサイ、あの……」
そう言いながら恐る恐る、気配のする方向へ振り向くと。
「おはよう」
「やぁ!具合はどう?」
目の前には見慣れた旅人と一匹のイタチの姿があった。
つかの間、時間が止まったような静けさのあと。

「きゃーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!」

ケヤキの声が村中に響き渡った。


147 :
==============================
 ―5―
「え、シレンさ、何で…………ぇえっ!?」
訳も分からず取り乱すケヤキの様子を見て、
シレンとコッパは戸惑っているようだった。
「いや、倉庫から戻ってきたら、ケヤキちゃんが横になってたから……」
「…………すっげー声…………」
先ほどの悲鳴が堪えたのか、コッパが頭を押さえてしかめっ面をしている。
「あ、ご、ごめんなさい……」
「布団の上で辛そうにしてたから、シレンが布団を敷き直したんだけど……そんなに驚かなくても」
「!!」
一気に恥ずかしさで顔が熱くなる。
「じゃ、じゃあ、もしかして……見た?」
「え、何を?」
「……う、ううん!いや、あの、その、……お、女将さん見たかな、って……」
「女将さんなら台所にいるけど……」
言わなくてもいいことを言ってしまい、完全に墓穴を掘ってしまった。
「それよりケヤキちゃん、どう?」
「えっ!?ど、どうって……」
「大丈夫?顔、赤いよ」
そう言いながらシレンがケヤキの額に手を当てようとする。
「……っ!!」
びっしょりと額に汗をかいているのがバレてしまう。
―――さっきの行為までシレンさんにバレちゃったら、恥ずかしくてんじゃう!
ケヤキは状況をまともに判断できなくなっていた。
「なっ、なんでも無いヨ、大丈夫!!」
突然ケヤキは立ち上がって気丈に振る舞った。
「ほんと大丈夫、ちょっと倒れちゃっただけだから……ホラ、もう全快!」
「……どうしたんだよケヤキちゃん?何か変だぜ……」
「そんなことないよ、今ぐっすり寝てたから、いつも通り!」
もうケヤキ自身も自分で何を言っているのか分からなくなっている。
「ごめんなさい、心配かけちゃって。もう大丈夫だか……」
そう言いかけた途端、目の前がくらっとして、ケヤキは目の前に倒れ込んでしまう。
「危ない!!」
コッパの声が聞こえた次の瞬間。

148 :

「……あれ?」
気が付くと、ケヤキはシレンの腕の中でしっかりと抱き止められていた。
「いきなり立ち上がるから……大丈夫?」
「……あ、う、うん、あの……だいじょう……」
―――もし、シレンさんに抱きしめて貰えたら、どれだけ嬉しいだろう―――
先ほどまで想像していた出来事が、現実になっている。
ケヤキは今の状況を認識するので一杯一杯になっていた。
「…ごめん」
「っ、ヒャッ!?」
シレンはケヤキの顔を覗き込みながら、額に手を当てた。
汗がシレンの手で拭われていく。
「…すごい熱だ」
「あ……その……」
ケヤキが恥ずかしさで気を失いそうなことになっているとも気付かず、
シレンはケヤキの体調を心配しているようだった。
腕の中に抱える彼女を、そっと布団の上に横たえる。
「あ……、シレンさん……、あの、その……」
「……決めた」
「え?」
「今晩はここにいるよ。ケヤキちゃんが元気になるまで」
「ええっ!?」
突然のシレンからの申し出に、ケヤキは目を丸くして驚いた。

149 :

「いつも看病して貰ってるからさ、少しでもお返ししたくて」
「それは、私が好きでやってたことっ…、……」
「?」
「あ、いや…ええっと……」
思わず自分から漏れた言葉に、声を詰まらせてしまう。
好き、という言葉だけが大きく響く。
それでも幸か不幸か、シレンは気付かれていないようだ。ケヤキは俯いた。
「それとも、迷惑かな」
「そんな事…!」
「なら、いいよね」
「でも…」
「俺がそうしたいんだ」
「……」
真直ぐな眼でシレンに見つめられ、ケヤキは答えに窮した。
―――こうなったのも、本当は私の自業自得なのに。
   こんなことで、シレンさんの大事な旅の足止めをさせちゃいけないのに。
そう頭では思いながらも、少しでもシレンと一緒に居たいと思う気持は正直で。
「お願い……します…」
「うん」
細々としたケヤキの声に返事をするシレンの表情は、
これまでケヤキが見た事もない位に穏やかで、優しかった。
「ちょっと待ってて。今手拭持ってくるよ」
「ちゃんと寝てなきゃダメだぜ〜」
そう言ってシレンは立ち上がり、台所へ向かった。
コッパも一緒についてゆく。
束の間の喧噪の後、部屋の中が静まり返った。

150 :

ケヤキはしばし呆然とした後、再び布団に横たわり、先ほどの出来事を反芻する。
予期せずシレンに倒れかかった時、おもいっきり体重を預けてしまった。
自分の体重など造作ないかのように、易々と受け止められて。
思っていたよりも、ずっと逞しい腕だった。
しっかり抱き締められた時の感触がまだ残っている。
―――あんなに間近でシレンさんの顔を見上げたの、初めてかも。
   抱締められながら、凛々しくて、それでいて優しそうな目で見下ろされて。
   ……恰好良かったなぁ……
シレンが微笑みかけてくれた時の表情を思い出す。
(俺がそうしたいんだ)
「…………」
誰にでも優しいシレンのことだ。
別にあの言葉に特別な意味がないということは分かっている。
そうだとしても、少なくとも今日一晩は、シレンと一緒にいることができる。
「……えへへ」
嬉しさの余り、ケヤキは枕を抱えながら顔を綻ばせる。
その表情は今まで誰にも見せたことのないような緩みきった笑顔だった。


151 :
==============================
 ―6―
しかし、一緒の時間を過ごせるというケヤキの期待は大きく外れることとなる。
その日のととやは一日中、人の出入りが絶えなかった。
看板娘のケヤキが倒れたと聞き、村中の人間が見舞いに訪れる。
またシレンが一日いることを知り、村の英雄と酒を酌み交わそうとする者達も現れた。
(それらの男達は女将がもの凄い剣幕で追い返すこととなった)
誰かが帰ったと思えば、新たに訪問者がおとずれる。
来客が全て引き上げた頃には、既に日が落ちてしまっていた。

その日のととやの夜。
「結局シレンさんも出発してなかった訳だし、良かったじゃないか」
「何だか夢みたい…。いいのかな、こんなにして貰って…」
「今まであれだけ世話してあげてたんだから。今日くらい働かせたってバチ当たんないよ」
寝室では、ケヤキが女将に身体の汗を拭いてもらっていた。
「大体ケヤキちゃんもシレンさんも来客の相手ばっかしてて、全然面倒みてもらってないじゃないか。もうちょっと甘
えなきゃ」
「でも、皆もシレンさんに会いたがってたし……」
「今日はアンタの看病で居るんだよ?ったくアイツ等も気の利かない男共ばっかだねェ」
「……でも良いんです」
「何が?」
「別に何をして貰わなくったって。今日一晩そばにいてくれるだけで、私嬉しいから」
「ケヤキちゃん……」
女将はふとケヤキの背中を見つめる。
同性の自分から見ても見蕩れるほどに、極め細やかな白い肌。
村の中でも一番の器量良し、そのうえ性格も素直だ。とても良い子だと思う。
この村に生まれてさえなければ……と思うと、女将はケヤキが不憫で仕方なかった。

「……何に遠慮してんだか知らないけど」
「え?」
「もっと自分の気持に正直になっても、構いやしないと思うけどね」
「女将さん……」
身体を拭き終えると、女将はケヤキに着物を着させた。
傍から見れば母子の様に見えたことだろう。

「……あの子達、何だか随分長風呂だねぇ。一体どうしたんだろ」


152 :
==============================
 ―7―
「…………」
「おいシレン、どーしたんだよ」
風呂でだんまりを決め込むシレンの様子を見て、コッパが訝しがる。
「おーい、シーレーンーってば」
コッパの呼び掛けも空しく、シレンは先ほどから掌を見つめてぼーっとしたまま、何も喋らない。

―――ケヤキちゃんが倒れてきたあの時。
   とにかく彼女を受け止めないとと思い、形振り構っていられなかったのだけれど。
   思いがけず胸を触ってしまった。
   ……柔らかかった。

「シーレンさーん?もーしもーし?」

―――あれ程近くでケヤキちゃんの顔を見たのって、初めてだよな。
   あんなつぶらな瞳で、上気した顔で見上げられちゃったら。
   よく平静を保てられたな、俺。

   ……かわいかったなぁ。

「おーーーーい!!!聴いてんのかーーーーー!?」

―――あのままギュッと抱きしめられたら、どうなってただろう。
   きっと柔らかいんだろうな。
   ………いい匂いだったなぁ。
   もっと

153 :

バッシャーン!!!!

突如、冷たい水がシレンの頭に掛かる。
コッパが湯桶に水を張って、シレンに浴びせかけた。
「……何すんだよ!」
「つうか!!!ヒトの話聴けよ!!!」
「……………………悪りぃ」
無視され続けて怒り心頭のコッパに、シレンはただ謝るしかなかった。
「一体何分入ってんだよ!もうオイラ上がっちゃうゾ!」
「……すまん、先上がっててくれ」
「入り過ぎてのぼせんなよ!!」
コッパが身体を拭いて部屋に向かったのを確認して、シレンは風呂桶から身体を出した。
先ほどケヤキのことを想像し始めてから、血が下半身に集まってきている。
シレンは湯桶に水を張り、それを何度も何度も自ら頭に被せた。
しかし自身は一向に収まる気配がなく、むしろ自己主張を強めている。
「……どうしよう……」


「随分長かったなシレン、大丈夫か?」
「……最低だ、俺」
「?」
風呂上りのシレンが何故か落ち込んでいるのを見て、コッパは不思議に思った。



154 :
==============================
 ―8―
「……有難う、もう大丈夫」
額の手拭を取り替えようとするシレンを、ケヤキは軽く制した。
「具合はどう?」
「だいぶ熱も引いて来たし、明日には普通に起き上がれそう」
「そうか。良かった」
穏やかなケヤキの表情を見て、シレンはほっとした様子だった。
「そういや大分顔色も良くなってきたぜ。俺がつきっきりで看病したお陰かな?」
「……何もしてないだろ、お前」
「何だかアンタら、漫談師みたいだねぇ」
女将の言葉に皆が笑いあう。
四人が集うその部屋は、とても和やかな空間だった。
「さて、それじゃあ明日の準備でもしようかね」
そう言いながら女将が立ち上がる。
「なんだよ女将さん、まだこんな時間じゃ……」
そうコッパが言いかけて、女将の視線に気づく。
少しの間を置き、コッパも得心したような表情で立ち上がった。
「……オイラもちょっくら厠に行ってくるわ」
女将がそっとケヤキの肩を叩きながら、耳元で囁く。
(じゃ、頑張ってね)
「女将さん……」
そう言い残して女将とコッパは部屋を出て行った。

騒がしい二人がその場を離れ、大人しい二人だけが部屋に残った。

「……」
「…………」

突然訪れた、二人きりだけの時間。
つい、意識をしてしまう。
一緒にいれる嬉しさよりも、緊張の方が勝ってしまう。
……このままじゃ駄目だ。
せっかく二人(正確には一人と一匹)が気を利かせてくれたんだ。
何とかして、想いを伝えなければ。

155 :

「……シレンさん」
「うん?」
「あの……お願いが、あるの」
「……俺が出来ることだったら、何でも言ってよ」
「本当?」
「うん。……俺にしてあげられることは、少ないかも知れないけど」
シレンはそう言って穏やかに微笑む。
その気持ちが、ケヤキにとっては本当に嬉しかった。
―――もし仮にこの場で『抱き締めて欲しい』と言えば、
   おそらくシレンさんは私のことを抱き締めてくれるかもしれない。
   そのままもっと求めれば、今晩だけでも私のことを愛してくれるかもしれない。
   でも。
   もし一度でも、シレンさんと繋がることが出来てしまったら。
   きっと私の気持ちに歯止めが利かなくなってしまう。
   
   私の我儘で、この人を縛りつけたくない。
ケヤキは、自分の中にあった迷いの感情が溶けてゆくのを感じた。
本当に今自分がしてほしいこと、それは―――
「これまでの旅のお話しを…聴かせて欲しいな、って」
「旅のお話し?」
「シレンさんがこれまで観てきた色んなことを、聞いてみたいの」
「いいけど、……そんな事でいいの?」
「私は…、この村を出ることは出来ないから」
「……………そっか」
「でももし話し辛いことがあるんだったら……」
「……いや、大丈夫。むしろケヤキちゃんに聞いて貰えるのは、……嬉しい、かな」
そういって、本当はこういうのはコッパのお家芸なんだけど、と前置きをした上で、
シレンはこれまでの旅の軌跡を語り始めた。
シレンが幼少の頃の話。
風来人になったキッカケの話。
シレンとコッパとの出会い話。
黄金のコンドルの話。
シレンの語り方はコッパのように流暢なものではなかったが、
その朴訥な語りは、道中の出来事をより生々しく感じさせるものであった。
道中出会った人達との出会いと別れ。
突然旅の途中で訪れる数々の困難。
そしてそれらを乗り越えた時の、言い表せないような喜び。
ケヤキはとても楽しそうに、シレンの話へ耳を傾けた。


156 :
==============================
 ―9―
「……っていうのが、テーブルマウンテンでの話かな」
「すごぉい……」
「またその後に面倒なことが待ってたんだけど……」
話を続けようとすると、部屋の灯りが大きくゆらぐ。
いつの間にかろうそくが燃え尽きようとしていた。
「……何だか随分話過ぎちゃったみたいだね。ごめん、病み上がりなのに」
思わず時間が経つのも忘れて、話し込んでしまっていた。
いつしか夜も大分更けている。
「こんな話でも、少しでも喜んでもらえれば、うれしいけど」
「ううん、すごく楽しかった!ありがとう!」
「なら、良かった」
ケヤキの嬉しそうな表情を見て、シレンは安心したようだった。

「……じゃあ、そろそろ俺らも寝ようか。ぶり返しちゃったら良くないし」
「うん。…………ねぇ、シレンさん。寝る前にもう一つ、お願いしてもいいかな……」
「何だい?」
シレンが部屋の灯りを消そうとした時、ケヤキが話し始めた。
「……私、シレンさんには、これからもずっと旅を続けて欲しい」
「……ケヤキちゃん」

157 :

ケヤキは言葉を続ける。
「私、村の外がどんなに広いものかなんて、これまで考えたことなかった。
けど、シレンさんの話を聞いてて、……辛いことも沢山あるのかもしれないけど、でも世の中には素敵なことも沢山あ
るんだ、って思った」

今し方聞かされた話の感想を、まるで自分の想い出のように、いとおしそうに話す。
「私はこの村を出ることはできないけど……。今日もどこかでシレンさんが、素敵な旅を続けてるんだって。そう思え
るだけで、なんだか嬉しくって……」
シレンはケヤキの言葉に、黙って耳を傾けていた。
「これからきっと風が吹くたび、シレンさんのことを思い出すと思う。どんな時でも、シレンさんと同じ風を感じてる
んだな、って。そうすればきっと、村の中から出れなくても……寂しくないって思えるような気がする」
「…………」

――それに、そうすればきっと、……ずっとあなたの傍で一緒にいられるような、そんな気がするから。

「……って、何だかこんなお願いするのも、変かもしれないけど……」
「わかった」
力強くうなずくシレン。
「これからも、俺、変わらず旅を続けるよ。ケヤキちゃんのぶんまで」
シレンはケヤキの目をじっと見つめて、誓うように答える。
「……ありがとう」
ケヤキはシレンの言葉に微笑んだ。

「シレンさん」
「ん?」
「起きてる間だけでいいから……手を握ってて」
そう言われて、シレンは何も言わずケヤキの手をにぎる。
布団の中から差し出された手は温かかった。
「ひんやりして、気持ちいい……」
ケヤキは心地よさそうにつぶやいた。


158 :
==============================
 ―10―
いつごろからか、ケヤキはすやすやと寝息を立てていた。
シレンはその表情を見る。
ととやに戻って来たときの思い詰めたような表情ではなく、安らかな顔だ。

眠っているケヤキの額に手を当てる。熱はないようだ。
シレンは安心しつつ、再びケヤキの手に自分の掌を重ねた。
女の子らしい可憐な手。
目の前にいる少女への想いを募らせる。

自分がもし風来人でなかったら。
珍しくそんな考えが頭をよぎる。
何を莫迦なことを考えてるのだろう。
シレンは自分の浅はかさを悔いた。
自分がもし風来人でなかったら、この村に来ることもなく、
彼女と出会うこともできなかったのだから。

シレンはケヤキの寝顔に顔を近づける。
「……ごめん」
そのまま、そっと唇を重ねた。


159 :
==============================
 ―11―
翌朝。
ケヤキは月影村の入り口で、シレンとコッパを見送っていた。
「それじゃ……」
「うん。……あの、シレンさん」
「?」
「最後に、渡したいものがあるの」
何故か恥ずかしそうにしながら、ケヤキが話す。
「でも、折角貰っても村の外には…」
「大丈夫。今度こそ村に戻ってこれないように、おまじない。
 ……ほんの少しだけ、目を瞑っててくれる?」
シレンは言われた通り目を瞑る。

すると、唇に柔らかい感触が当たった。


160 :

「…………!?」

驚いて目を開くと、ケヤキがちょっぴり舌を出しながら笑っていた。

「……昨日の、お返し!」

「〜〜〜っ!」
恥ずかしさの余り頭に血が昇っていくのが分かる。
「バレてやんのーー!」
肩の上でからかうコッパ。
照れ隠しに一撃をかますものの、頬の熱は収まりそうにない。
……とんだおまじないだな、とシレンは思った。
これじゃあ、すごすごとやられて帰ってくる訳にはいかない。
しかし、バレていたとは。
こんなことなら、あんなこっそりと卑怯なマネをしなければよかった、と後悔する。
ケヤキの方を見ようとするが、余りに恥ずかしすぎて、目の前にいる彼女を直視できない。
……何か、最後に伝えなければ。
「あ、あの」
焦る頭で何を話せばいいか分からないまま、シレンは言葉を口にする。

「「ありがとう」」

瞬間、二人の言葉が重なる。
その一言だけで、互いの心が通じあったような気がした。
思わず二人は笑い合う。

「……じゃ、いってきます」
「いってらっしゃい!」

ケヤキの眩しい笑顔を目に焼き付けながら、シレンとコッパは月影村を後にした。

 ―了―

==============================

161 :
以上になります。
ここまでお読み下さった方、誠に有難うございました。

162 :
>>161
うおおおおおおお!!
これは俺の中で1、2を争うシレンSS!
GJより上級な褒め言葉を使いたいがなんと言えばいいのかw
布団の匂いを嗅ぐくだりあたりからニヤニヤしっぱなしでした
甘酸っぱくてええなぁ
事後に最低だ俺…て思うときは本当に好きな人でしたときってのもわかるww
素晴らしい!
またケヤキSS期待しちゃいます!

163 :
ほのぼのエロとか素晴らしすぎんだろ
いや、もちろん激しいのも好きなんだがね
GJと言わざるを得ない

164 :
最高すぎるww
もうダメだ俺泣きそうかも
ケヤキには純愛が似合いすぎる・・・
GB版の「風来のミレン・月影村の恋人」思い出した。最後の薬草のくだりにも負けない感動だったよ・・・

165 :
こんな美しい恋がしたいわ

166 :
乙!!

167 :
乙っす!
にしても、5で初めてコハルが変化した刀を最高まで鍛えたんだが、
その過程で、始めは何も感じなかったのに、レベルが上がるにつれてシレンに握られると
感じちゃう、みたいな電波を受信しちまった…

168 :
よし、そのまま筆をとるといいよ

169 :
職人クルー?

170 :
こない・・・

171 :
と見せかけてからのー?

172 :
保守

173 :
ほしゅ

174 :
年末保守

175 :
そうか‥。時代は純愛だったのか‥。

176 :
あけおめ保守

177 :
辰年…オロチによるケヤキレイ…いや、ないな

178 :
ふむ、私は構わんよ、続けなさい(チラッ

179 :


180 :
辰年…水神龍とノロージョがくんずほぐれ…いや、嘘です。ごめんなさい。
----------------------------------------------------------------------
「はぅぅ‥。寒いねぇ。」
「まぁ正月明けだし、これからさらに寒くなるんじゃない?」
「うぅぅ。寒いのきらーい。」
今日も今日とて、リビングでだらだらするノロージョ一家。
「じゃあ、温泉でも行ってみる?」
「温泉!?」
「あるの!?」
「いくいくー!!」
母の提案に飛びつく姉妹。
「あるわよー。82Fの溶岩フロアのところに。
 そのままだとちょっと熱いから、水神龍さんに同行してもらうのよ。」
「へー。」
「今からちょっとお願いしてくるから、早くて明日の午後かしらねぇ。」
「うん、わかった!」
「温泉、温泉〜♪」

そんなこんなで夜が明けて。
「うぅぅ、重い‥。」
「我慢しなさいって。水神龍さんたちにお礼しないといけないんだから。」
「ほんとにこんなに飲むのー?」
「もう少しなんだから我慢しなさいって。ほら、この階段をあがれば。」
「ついたーー!!!」
「温泉どこーー!?」
「こらっ。走らないの。温泉はたしかこっちだったかしら?」
「あ、海龍さんだ!」
「お母さん、こっちだってー!」
「はいはい。あぁ、水龍さんもお久しぶり。」
そうこうするうちに、一行は温泉に到着して。
「温 泉 だ !!!」どぼーん
「ひゃっほーー!!!」どぼーん
「熱い!!」「熱い熱い熱い!!!」
飛び込んだ直後、慌てて飛び出す姿をみて溜め息を一つ。
「だからいったじゃない‥。
 そうですねぇ。この水量と水温だと4回くらいかしら?」
水神龍に氷結ブレスを4回ほどお願いする。
「どうかしら?」
「あ、ちょうどいいー。」
「じゃあ、再び‥。 温 泉 だ !!」どぼーん
「ひゃっほーーー!!」どぼーん
「本当、うるさくて申し訳ありませんね。
 え? 元気でいいって? もう元気すぎて困ってますよ。ふふっ。」
「お母さんも早くー!!」「良いお湯だよー」
「はいはい。」
***

181 :

「水龍さん、ごーごー!!!」
水龍の首根っこにしがみついて湖を疾駆するその姿。
まだまだ発育途中ながらも、柔らかさを感じさせる肢体。
その玉のような肌は水滴を弾き、無邪気な笑顔が光るノロージョLv16。
「海龍、負けたらどうなるかわかってるわよね!!」
海龍の頭に仁王立ちして、前をゆく妹を必に追いかける姉。
妹に比べメリハリのついたボディに小悪魔な視線。
きめ細かな肌が温泉の熱につややかに火照るノロージョ姉Lv18。
あ、落ちた。
「ほんと、騒がしくてごめんさいねぇ。
 あら、杯が開いていますよ。さぁさぁ、御一献どうぞー。」
そんな娘を見守りながらも、のんびりと水神龍に酌をすすめるその姿。
グラマラスな肉体は熟れた果実のようにこぼれ落ちそうで。
脂の乗りきったその姿は蕩けそうな柔らかさを感じさせるノロージョ母Lv(ピー
そんな感じで三者三様、ぞんぶんに温泉を満喫し。
持ってきた一斗樽3つを水神龍たちが飲み干したあたりで、宴はお開きとなる。
「水龍さん、まったねー!!」
「海龍!! もっと鍛えておきなさいよ!!」
「またよろしくお願いしますねー。」
水辺から名残惜しげにコチラを見つめる水神龍達に手を振って
ノロージョ一家は家路につく。
「温泉、楽しかったー!!」
「ほんと良いお湯だったしねー。」
「ふふっ。またきましょうね。」
「うんっ!」
「でも、なんの突発イベントもなかったわねー。」
「えー? のぞきとか? なくていいよぉ‥。」
物足りなさそうな姉に、嫌そうな妹。
「ふふっ。だって午前中に酒屋に寄ったときに『明日』って伝えちゃったから。」
「へ‥?」「それって‥?」
「今頃、みんな明日の準備で忙しいんじゃないかしら?(くすくす)」
「うわー。お母さん、悪女!!」
「いやねぇ。親をそんなに褒めるんじゃないの。」
「お母さん、かっこいー。私も頑張る!」
「そうねー。みんなで頑張りましょ。うふふ。」
火照った身体に、ひんやりとしたダンジョンの空気が心地良く。
3人はのんびりと家へと帰っていくのでした。
----------------------------------------------------------------------
ようやく規制解除されたというのに、中途半端に鯖落ちに巻き込まれてしもーた‥。

182 :
乙!今年も順調そうで何よりww

183 :
あげ

184 :
後 日 談 だ!(どぼーん)
----------------------------------------------------------------------
その翌日。
「おいっ。居たか?」「コッチニハイナイ」「畜生! このフロアじゃないのか!?」
「ダイレップウ先生、すいませんが上階をお願いします!!」
「あー、上のフロアはさっきファントムデビルにお願いしたけど」
「あいつじゃ、見つけても戻ってくるかわかんねーし!」「何っ? 独り占めだと!!」「えっ?」
「俺、ちょっと上のフロアいってくる!!」「俺も!」「階段どこだっ!?」「おまいら落ち着け‥。」
「熱いって! 誰か水で薄めてくれ!」ぴゅー。「おい、テッポーウオー、無理すんな! 茹だるぞ!」
「どしゃぶり先生、お願いします!!」シャー。「残念!! 全然足りない、まさに焼け石に水!!」
「ドレドレ?」「おい、マグマゴーレムはこっちくんな!」じゅわー「あつい!あつい!あつい!」
「ぬっふっふ。俺真っ赤。」「ヌッフッフ。オレサマモマッカ。」
「ほぅ。いい色じゃねーか、坊主ども」「えっ、メガの兄貴!!?」「ギガ師匠!?」
「どれ、一丁稽古つけてやろうじゃねーか。」「イエ、オレ、チョット湯アタリシタヨウデ‥」
「まぁ、そういうなって。な。」「いえいえ、兄貴の手を煩わ‥」「うるせぇ!」「ハ、ハイッ!」
「え? まさかこの程度で熱いとかいっちゃうの?」
「そうだよなー。グレートチキンならこのくらいへっちゃらだよなー。」
「おい、あそこなにやってるんだよ。」「まぁ、みてなって。」「あ、逃げた!」「pgr」
どかーん。
「うるせぇな。またイッテツの親爺かよ」「誰だよ、相手してるの」「かんにんぶくろらしいぜー」
「めんどくせえから、両方に水かけまくっとけー」「おーけー。ちょっとンドゥバ借りるわー」
「こら、暴れるな! 水を掬うだけだから! え? 熱い? 男なら我慢しろ! え? 今は♀? 知るか!!」
ぼしゃーん。ぼしゃーん。
「なんだよ、こっちもうるせぇな。」「あぁ、なんかアメンジャがデブートンをからかったらしい。」
「ちっ。相変わらずうぜぇな、あいつは。さっさと仕留られちまえっての。」「もっと右! あぁ、惜しい!」
「くそっ、すばしっこすぎる!」ががーん・ががーん♪「おぉ、ベアボーグの旦那だ!」「これで勝つる!」
「なぁ、あれなんだ‥?」「あー? プルンと‥Mr.ブーン?」「なにやってるんだ、あいつら?」
「きっと、あれだよ。あれ。波打ち際で追いかけっこしながら、きゃっきゃうふふってやつ」
「え、あいつらそういう関係なの?」「もげろ!!」「って、おい‥‥なんかプルンが近寄って‥」
「ちょっ! こっちくんな!」「やべぇ!逃げろ!」「水場で、ビリビリは嫌ぁーー!!」
「王子‥。そう落ち込みなさんなって。きっとまだ来てないだけですから。」
「そうですよぉ。温泉楽しみましょうよぉ」「え? ノロ姉に会うために頑張って顔出したのにって?」
「王子! なんか頭の上に数字がでてますって! ダメ! 後ろ向き思考ダメ!」「あぁぁ、数字減ってるし!」
「や、やめておいた方がいいっすよ!」「いくら沸騰してるとはいえ、水だよ! 100度しかないよ!!」
「いやいやいや、どんだけ心頭滅却しても水は水だから!!」「無理!無理だって!」 じゅわー。
「あぁ、火炎入道が!!」「ド、ドラゴン先生! 火を! 炎プリーズ!!」「プチフェどこー!?」
「早く! 火炎入道がんじゃう!!」 ぷすん 「ヒーポフ、おまえは帰れ!」
ちゃらりららら〜。
「うはっ! 正面戦士が脱ぎやがった!」「ひゅーひゅー」「汚いもんみせんなー!」「いいぞいいぞー」
「なんだあれ‥。」「あ、スーパーゲイズ先生‥」「って、イカってる?」「なんで!?」
「ちょっ! 誰だよ、デビカン呼んだの!!」「まぢかよ!!」「ねる! ねる!!」

不思議のダンジョンは今日も平和です。
----------------------------------------------------------------------

185 :
保守

186 :
遅れたけど乙ww
それぞれの個性がよく出てるわww
ファントムデビルはフラフラしてるからそりゃ戻ってきそうにないわなww

187 :
エロパロスレだが実に和ませて貰った
入浴時の描写にどきりとしたが元がノロージョだからな…w
ていうか所々思い出せないモンスターがいるな
久しぶりに引っ張り出してやってみるか…

188 :
シレン5やってみようかな。狐姉妹はエロいのかな

189 :
わー 全然更新されてないなーw

190 :
しゃーない

191 :
変化の壺って、アイテムいれたときに壺になることってあるっけ?

192 :
>>191
DS1は、倉庫の壺やら保存の壺、やりすごしの壺辺りが出た事ある

193 :
ほしゅ

194 :
ほしゅ

195 :
保守

196 :
test

197 :
「はぅぅ‥。暑いねぇ。」
「まぁ夏もたけなわだし、まだまだこの暑さは続くんじゃない?」
「うぅぅ。暑いのきらーい。」
まで考えたが、エロの気配がどこにも見つからなかった。

198 :
誰だw

199 :
キララ(12才)「シレン、子供の名前は何にする?」

200 :
呪 「きららー。まだ早いってー。あと3ヶ月後だよ?」
呪姉「しっかし、この年になって妹が一人増えるとはねぇ‥」
呪 「お母さん、わっかいー!」
呪母「あらあら、うふふ」

201 :
いつのまにか父親になってるシレン

202 :
>>184をみて、
そうか。ンドゥバも♀キャラだったか!
と考えてみたが、さすがに難易度が高かった。

203 :
サスミかわええ

204 :
わかる

205 :
サスミンゴwwwww

206 :
シレン3のアスカは谷間に挟んでシゴかせたり種付けして孕ませたりしたかったな。

207 :
なぜ?具体的には?

208 :
結論おれのよめ
アスカ

209 :
>>>206
なんで?

210 :
保守

211 :
「くっ、しまった」
地中から歯を見せたトラバサミに、アスカは焦りから声を漏らす。後方からは、しおやだんの群れが迫っていた。
アスカは持てる力を込めて、閉じているトラバサミの歯を開かせた。走り出すアスカだか、やはりその歩は遅かった。
よく見ると、アスカの身体には無数の傷がついていた。アスカは肩で息をするほどに困憊していた。
毒矢を受けた所為だったが、逃げなければと急く身体が毒の回りを早くして、アスカの顔色は見る見ると悪くなった。
朦朧とする意識の中で、アスカはことの始まりを思い出していた。
シレンの師であり叔父である男(シレンもアスカもセンセーと呼んでいた)に、剣術の指南を仰いだことが始まりだった。
面倒臭いと跳ねるセンセーに、アスカはしつこく食い下がった。彼女もなかなかの使い手だったが、弟子であるシレンと毛色の違うセンセーの剣に、アスカは惹かれたのだ。
センセーの剣は一言で表すならば剛だが、太刀筋の中に、シレンにも己にもない鋭さがあった。
アスカの押しに負けたセンセーだったが、条件を一つ持ち出した。
それは以前、洞窟へ入った時になくした酒を見つけてくるというものだった。
「罠だらけの部屋でなくした」と話してはいたが、アスカが想像していた以上にひどく、お陰様この様だ。
瓢箪は手に入ったが、この場を脱する道具もない。これで帰ったら「教えてやるのは下の剣術だ」と言われたらどうしようかと、アスカの頭に過ぎる。
掴めないあの男ならば言いかねないなと、アスカは苦笑した。
出口までもう少しという時だった。アスカの身体は勢いよく地面に叩きつけられてしまう。石に足をとられたのだ。
振り返ったアスカに、しおやだん達が襲い掛かった。アスカは、反射で刀を突き立てる。
三匹いたうちの一匹は仕留めれたが、残りの二匹が容赦なく襲い掛かる。アスカは突き刺した刀を抜き、振りかぶろうとした。
しおいやん系の上位種である、しおやだんの舌からは酸性の強い粘液が分泌されている。
しおやだんはその舌で、アスカが振り切る前に刀を巻き取ると、粘液の力で刀をぼろぼろに腐食させてしまった。
武器をなくしたアスカに、もう一匹のしおやだんが攻撃を仕掛ける。

212 :
逃げようとするアスカの左足は、倒したしおやだんの下敷きになっていて、危機を脱するすことが出来なかった。
しおやだんの舌がアスカを捉え、身に着けていた衣服や装飾品は瞬く間に腐食させられ、白い肌身が露わとなった。
穴だらけになった袴からは引き締まった太股が覗き、胴から胸元に至っては大部分が溶かされ、美しく整った二つの果実が揺れていた。
しおやだんは、アスカの肌身を執拗に舐め回し始める。酸性を弱めているのか、アスカの肌がただれることはなかった。
代わりに、段々と力が抜けてゆき、身体の自由が利かなくなってしまったのだ。
アスカの肉質でも確かめているのだろうか。二匹のしおやだんは舌を這わせるだけで、アスカの肉体に傷がつくことはなかった。
絡みつく生温かさに、アスカは気持ち悪さを覚えた。――このまま食べられてしまうのだろうか――アスカの脳裏に、の影が浮かんだ。
身体を舐め回す粘着質な音が響く中、アスカの視界に影が入り、閃光が走った。
直後に、アスカへのし掛かっていたしおやだんは二匹共々、真っ二つになってしまった。
毒の所為か、アスカの目は暗闇に覆われていた。刀を収める鍔の音が、アスカの耳に響く。
「心配して来てみりゃあ、なんてざましてんだよ。嬢ちゃん」
暗闇に沈みゆくアスカの意識は、その言葉を最後に途切れた。

痛みから目蓋を開けると、天井の木目がアスカの目に入った。……どうやら命を拾われたらしい。
意識が途切れる前に、言葉を聞いた気がする。アスカは記憶を辿ろうとしたが、頭が働かなかった。
身体もだるい。アスカは小さく息を吐いた。そして、再び目を閉じると、また深い眠りについた。
次に目を覚ますと、見慣れた顔がアスカを覗き込んでいた。
「よう。やっと目ぇ覚ましたか」
ああ、そうだった。洞窟で聞いた声に聞き覚えがあったと思ったら、この人だったか。アスカは少しだけ眉を寄せた。
アスカを助けたのは、発端となった無茶を言い出したセンセーだった。センセーは、自分の顎を撫でながらアスカを見ていた。
アスカから見てあまりよい性格とは言えないセンセーは、今回の失敗を弄るだろうとアスカは思った。
それはアスカの、剣士としての矜持が望まぬことだ。アスカは、弄られる前に礼でも言ってここから離れてもらおうと体を起こした。

213 :
携帯片手に寝てたら休日がなくなったでござるよ(´・ω・`)
続きはまた明日

214 :
「にしてもまあ、こっ酷くやられたもんだなあ。え? 嬢ちゃん」
 アスカが口を開くより先にセンセーが言った。センセーは酒を飲んでいたらしく、アスカの鼻に酒臭さが漂って来た。
 ただでさえ面倒な性格をしているのに、酔っ払った状態だとどこまで失態を弄られるものか。アスカは皺を寄せた。
「そう嫌そうな顔をするなって。これでもお前の命を拾ってやった恩人だろ」
 ――無茶な条件を出したそちらに原因があるのでは――とアスカは思ったが、自身の未熟さゆえにこうなった事実があるので、言葉は胸にしまっておくことにした。
「それは、そうですね。お恥ずかしい限りです。で、先程から飲酒しているようですが」
「おう、嬢ちゃんが拾ってきてくれたやつだぜ。やるかい?」
 遠慮させて頂きますとアスカはすっぱりと断る。センセーは「お固い嬢ちゃんだ」と漏らして、また瓢箪の酒を飲み始めた。
 この男は看護をする気があるのだろうかと、アスカは呆れた。竦めさせた肩を息を吐いて落とした。
「では、約束通りに指南をお願い出来ますよね?」
 アスカが言うと、センセーの片眉がぴくりと上がった。視線を逸らしてあからさまと嫌そうな顔をした。
「やだね、面倒臭い」
 漏らした言葉にアスカは「約束したではないですかっ!」と激昂した。然も五月蠅そうとセンセーは指を耳に突っ込んで顰める。
「確かに嬢ちゃんは酒を見つけて来た。だがな、それを誰の手も借りずに成し遂げる≠フが条件として言ったはずだぜ」
 センセーの言葉に、アスカは口を結んだ。
「嬢ちゃんは最後の最後で俺に助けられた。礼は受け取るが罵倒される筋合いはねえ。だろう?」
 アスカはなにも言い返せないと、目を閉じうつむいた。自分の情けなさと、いいように使われてしまったことが悔しくて、悔しくて。
 湧き出てきたが一粒、頬を伝った。それを見て流石に気まずくなったのか、センセーはボリボリと頭を掻いた。
「それよりもよ、嬢ちゃん。いい加減に前、隠したらどうだ」
 言われたことが理解出来ず、一拍遅れてアスカは自身が裸だということに気がついた。慌てて胸元を隠す。
「そんなに恥ずかしがるこたあねえだろう。傷の手当てをした時に全部見ちまってるぜ」
 乙女の羞恥をからかう言葉に腹を立てたアスカは、傍らに置いてあった空の桶をセンセーへ投げつける。「おっと」と言って、ひょいと躱されてしまった。
 いやらしい目で顎を撫で続けるセンセーに、アスカは手当たり次第と物を投げつけるが、ことごとく避けられてしまう。
 やがて投げる物がなくなり、アスカは早く出て行ってとセンセーを睨んだ。しかし、センセーは怯む様子もなくへらへらとアスカを眺め続けている。
「へっへ、お嬢ちゃん剣の指南して欲しいって言ってたよなぁ。いいぜ、教えてやるよ。下の剣術だけどな」
 なんて下品な男なのだろうとアスカは思った。こういう下らない返しをされるのが彼女は嫌いで、こんなことを平然と言う男だから、センセーのことを好きにはなれないのだと感じた。
 着流している上着を脱いで袴へ手を掛けたセンセーに、アスカは溜め息を吐いた。
「もうご冗談は終わりにして下さいませぬか? 私も早く身体を治したいのですから」
「ん? 冗談なんかじゃねえぞ。お嬢ちゃんの身体を拭いてる時に一度盛っちまったもんが、今のでまた元気になったんだよ。ほれ」
 ふんどし一丁となったセンセーの股間に、アスカはぎょっと目を見開いた。
 白い布地を突き破らんとする程の昂ぶりが膨れ上がっていたのだ。まさか本気だと言うのか? 困惑の音を心臓が打ち鳴らして、胸の内側から飛び出そうだった。
 センセーがふんどしにまで手を掛けたところで、自身の聖域に危機が迫っているのだと確信した。
「う、動けぬ娘を手篭めにするつもりでござるかぁ!?」
「ござるぅ? 面白い盛り上げ方だな嬢ちゃん。実は経験豊富だったりするのかい」
 やめたはずの口調が出てしまい、慌ててアスカは口元を押さえ「あるわけないでしょう!」と言い返した。「だよな」と裸になったセンセーが一歩、歩み寄る。
 センセーの一物はアスカから見て、刀の柄ほどに大きく反り立っていた。実際にそこまで過大ではなかったが、それでも十分に逞しいものであった。
 見せつけるように、センセーは何度も陰茎を縦に振り動かしてみせた。血液が集中しているのが分かるほどに膨らんだ亀頭に、アスカは恟恟と顔を歪めた。
 アスカは隣りに置かれていた刀を手に伸ばしたが、刀身を抜くよりも早くセンセーがアスカの腕を押さえこんだ。

215 :
「おいおい、下の剣術とは言ったが嬢ちゃんは振り回す役じゃなく受ける方≠セぜ」
 掴んでいる手に力を入れられ、万全でない体調と痛みからアスカは刀を離した。床に落ちた刀をセンセーは足で蹴飛ばし、そのまま力尽くとアスカを布団へ押し倒す。アスカは小さく悲鳴を上げた。
「嫌っ、さ、叫びますよ!?」
 両腕を押さえられたアスカは、八の字を寄せ睨んだ。
「いいぜ。シレンや他の連中と一緒に、嬢ちゃんの身体を堪能するだけさ。こんな別嬪さんの裸を前にしたら、混ざる側へ付く方が高いんだぜ? それでもいいのなら呼んでみな」
 男の性など理解出来ないアスカは、なにも言い返せなかった。あのシレンも、自分やそれ以外の女に対して、下心を持っているとは思えなかった。
 思っていなくとも、やはり声は出せなかった。見られたくないということもあったが、アスカの脳裏に、輪姦されてしまうのかもと浮かんだからだ。
 なにも言わぬのを良いことに、センセーはいきなりとアスカの唇を奪った。アスカは身動ぎ逃れようとしたが、力の差がそれを許さなかった。アスカはセンセーの唇を噛むことで、接吻から解放された。
「イテテ……気の強い嬢ちゃんだ。こりゃあ下の口も相当イケそうだな?」
 秘所へと伸びてきた手に、アスカは恐れと不愉快さから声を震わせた。「なあに、すぐ病みつきにさせてやっからよ」と、センセーは秘所をまさぐり続ける。
 アスカは逃げようとしたが、傷の癒えていない身体は痛みを発して彼女の動きを鈍らせた。腰元に回し込んだ手で、センセーはアスカを抱き寄せた。
 臀部に恐ろしいほどの灼熱と硬度を感じても、今のアスカには逃げる術はなかった。腰元の手を白く柔らかな乳房へと滑らせたセンセーは、手のひらへ収まり切らない弾力を揉みしだいた。
 センセーが圧力を加えるたびに、アスカの乳房は猥らと歪んだ。センセーは綺麗な背中へ何度も吸いついて痕を残してゆく。
 全身をいじくり倒されたアスカの身体は、だんだんと愛撫を受け入れるようにほとおっていった。
 頃合いだろうと踏んだのか、センセーは結われていたアスカの髪を解き、抱えていた身体を布団の上へ解放した。
「おおう、色っぽいねぇ。やっぱり女はこうでなくっちゃな」
 解かれた石竹色の長い髪は、薄っすらと汗ばんだ身体にくっついた。ほんのりと頬を紅潮させるアスカは色っぽく息を荒し、とろりと潤ませた瞳をしていた。
 艶やかな容姿に唸るセンセーは、アスカの足首を掴んで身体をひっくり返させた。背中をつけたアスカに、センセはー覆い被さる。
「いい具合に濡れてるねえ。それじゃあ、入れるぜ」
 センセーは秘所へと宛がった陰茎を、ゆっくりとアスカの体内へと沈めていく。自身の中へと埋没する陰茎を拒むためにもがくも、アスカの抵抗は力ないものだった。
 男性経験などなかったアスカだが、風来人としての過酷な生き方故に、処女膜は失われていた。それでも初めて迎える性器に膣が慣れているはずもなく、侵入してくる陰茎をその肉襞で締めつけた。
 一方のセンセーは慣れているのか、「こいつぁすげえ」と喜びの声を上げていた。どれだけ拒絶して膣の圧力が掛かっても、それは歓待しているだけにしかならなかった。
 初めての経験に感悦などあるわけはなく、アスカにとってはただただ痛みと異物感による不快さしかなかった。
 お構いなくと腰を打ちつけられては声が漏れ出、苦痛から発せられる喘ぎだとしても、センセーはそんなアスカの反応を悦んでいるようだった。
 限界が近づいてきたのか、センセーは快楽からその表情を歪ませる。
「そろそろイクぜえ……たんまり受け取ってくれよ!」
 センセーは打ちつける腰の速力を一気に上げ、その動きに合わせてアスカの乳房も激しく揺れ動く。
「い、嫌ぁ、中には出さないでぇ!」
 アスカが叫ぶと同時に、センセーは体内で灼熱を噴火させた。膨らんだ鈴口から何度となく種子が吐き出され、子宮の内側を水弾きのような勢いで打ちつける。
 センセーは精を吐き出し終わり一回、二回と腰を打ちつけて、最後の最後までアスカの身体を堪能するように、ゆっくりとその陰茎を引き抜いた。
 引き抜かれた結合部からは、どろりと白濁がこぼれ落ちる。
 息をついたセンセーは脱ぎ捨てていた着衣を拾って着直した。立て掛けていた刀を腰に差し、「また明日も来てやるからな」と言い、瓢箪を拾い上げて出ていった。
 残されたアスカは、ただ声をして涙を流した。

216 :
213で明日とか嘘いっちゃっててごみんなさい(´・ω・`)
3やったことないからセンセーの喋りとか違うかもしれないだけど、これでおわりノシ

217 :
おお、久しぶりに来たら投下が!
乙でありました
アスカの初もの、美味しくいただきました
ゴチでした

218 :
ヘビ年か。 シャーガと ムーロンがキャッキャウフフ!?

219 :
最近深夜アニメとか百合思考っぽいしミナモ×アスカをだな…

220 :
>>219
遠慮する事はない、さあ書け

221 :
エロいの書ける気しない、速報レベルなら…
ミナモのが年上ってマジですか?

222 :
>>221
>速報レベルなら
それでも書いてみたいと思うなら一度書くことをオススメしる
gj希望ならエロパロ自体が過疎で期待できんけど、案外書くことが好きになるかもしれんぞ

223 :
何故か銀猫魔天ティナ×マタギのゲンさんという
時系列・考え方で無茶苦茶にも程がある組み合わせが頭をよぎった

224 :2013/08/16
age
TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

日本一ソフトウェア総合エロパロスレ7 (544)
【電波的な彼女】片山憲太郎作品【紅】 5冊目 (525)
【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 38フラグ目 (425)
Phantom 〜Requiem for the Phantom〜でエロパロ (106)
BLEACH総合女の子ハァハァスレ 11th (577)
【スキビ】仲村佳樹作品のエロパロ 13【クレパラ】 (298)
【レシピ架空亭】草川為作品でエロパロ【パレット龍花】 (792)
男のプライドをズタズタにして屈服させる (81)


















さらに見る