2013年10エロパロ642: 【瀬戸の花嫁】木村太彦総合6【ズシオ・アーティ】 (572) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【瀬戸の花嫁】木村太彦総合6【ズシオ・アーティ】


1 :2009/08/04 〜 最終レス :2013/09/06
木村太彦総合エロパロスレじゃきん!!
ガンガンJOKER連載の『瀬戸の花嫁』はもちろん、
『余の名はズシオ』『アーティファクト・レッド』など以前の作品でも SSやエロ妄想を楽しもうな。
*sageようがageようがアンジュ様にはお見通しですー
*ヅカネタドンと来い、こんのドサンピンがぁ!!
*女体化もこの際有りじゃ〜(注意書きはすること)
*荒らしは川に流そな
*801は801板に行ってつかーさい
*次スレは>>980にお願いするきん
*たまにはアーティファクトのことも思い出して欲しいきん…
前スレ
【瀬戸の花嫁】木村太彦総合5【ズシオ・アーティ】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1228636603/
907 ◆HighSE./jE氏による保管庫
http://www38.atwiki.jp/t-kimura_ss/

2 :
          _人人人人人人人人人人人人人人人_
         >      ごらんの有様だよ!!!  <
           ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^
_______  _____  _______    ___  _____  _______
ヽ、     _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、   ノ    | _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ  、  |
  ヽ  r ´           ヽ、ノ     'r ´           ヽ、ノ
   ´/==─-      -─==ヽ   /==─-      -─==ヽ
   /   /   /! i、 iヽ、 ヽ  ヽ / / /,人|  iヽヽ、   ヽ,  、i
  ノ / /   /__,.!/ ヽ|、!__ヽ ヽヽ i ( ! / i ゝ、ヽ、! /_ルヽ、  、 ヽ
/ / /| /(ヒ_]     ヒ_ン i、 Vヽ! ヽ\i (ヒ_]     ヒ_ン ) イヽ、ヽ、_` 、
 ̄/ /iヽ,! '"   ,___,  "' i ヽ|     /ii""  ,___,   "" レ\ ヽ ヽ、
  '´i | |  !    ヽ _ン    ,' |     / 人.   ヽ _ン    | |´/ヽ! ̄
   |/| | ||ヽ、       ,イ|| |    // レヽ、       ,イ| |'V` '
    '"  ''  `ー--一 ´'"  ''   ´    ル` ー--─ ´ レ" |

3 :
レス500未満で500KB超えるとは思わなかった
これも大作を投下してくれる職人さんのお陰だな

4 :
>>1様乙です、スレ立て助かりました
ありがとうございます

5 :
>>1おつ
>>4 つ、続きを・・・

6 :
注 前スレで途切れた部分の続きから投下させていただきます
  ご了承下さい

改めて永澄とのキスの幸せを実感した燦はそのまま
永澄の舌に己の舌を絡ませる。
僅かにざらつき熱を帯びた永澄の舌の感触がとてつもなく心地いい。
くちゅくちゅと卑猥な音を立てながら燦は永澄とのキスに夢中に
なっていった。
明乃もまた、ぴちゃぴちゃと永澄の体中を伝う汗を舐め取っていた。
密かに漂う男臭い匂いがたまらない、何よりも永澄の汗がとても
美味しいのだ。明乃は初めて知る永澄の汗の味に打ち震えながら
己の陰部から何か熱いものが流れているのを感じていた。
 「ふぅ…はぁ…大丈夫か瀬戸燦?無理をしなくてもいいんだぞ?」
 「はぁ…んはぁ…明乃っちこそ、大丈夫なん?ここからが本番なんよ?」
永澄とのキスをたっぷりと堪能した燦と明乃が少し身体を起こして服を脱ぎ始める。
パンティ一枚を残して他の部分を惜しげもなく露出させた燦と明乃の容姿は
とても艶っぽく永澄の性欲を掻き立てるには十分だった。
女としてのライバル意識からか明乃が意地悪げな笑みを浮かべて燦を挑発する。
燦もまた永澄の女としての、または嫁としてのプライドを刺激されたのか不適に笑い
明乃を挑発し返した。
 「燦ちゃん、不知火さん、二人とも仲良くしようね」
 「永澄さんがそう言うのなら…」
 「お前に言われてしまっては仕方ないな…」
バチバチと火花を散らして睨み合っていた燦と明乃は、永澄の一言で
素直にすんなりと元に戻り仲良く永澄の身体に抱きついて
愛おしそうに撫で始める。
無自覚のうちに明乃はすっかりと、燦はより一段と永澄に従順になっていた。
ご褒美とばかりに永澄の手がすっと燦の煌びやかな亜麻色の髪を、
明乃の艶やかな黒色の髪をすくと二人はうっとりと幸せに顔を緩ませる。
 「燦ちゃん、不知火さん、可愛いよ…」
 「あぁん、永澄さぁん」
 「満潮…永澄ぃ…ひゃう…」
永澄の腕が燦と明乃の下半身へと伸ばされ、汗と愛液で
ぐっしょりと濡れたパンティの中に進入して来る。
股間の中央に位置するわれ目をなぞられて、伝わってくる甘い快感に
燦と明乃は何とも悩ましい声色で喘いだ。
 「二人とも、もうこんなに濡らして…エッチだなぁ…」
 「やぁ…こんなに好きにさせた永澄さんいけんのじゃぁ…もう私今は…
  少しでも永澄さんの事考えただけで…あそこが濡れてしまうんよ…」


7 :
はぁはぁと息を切らしながらも、永澄の胸元に燦の程よい
弾力性のある乳房が押し当てられて、むにゅりと歪む。
それだけでなく燦は既に固く尖った自分の乳首を永澄の乳首へと
擦り付けていた。
 「永澄さんと…あはぁん…乳首が擦れ合ってぇ…すごく
  気持ちいいんよ…ひぅんっ…!」
燦の表情はすっかりと恋する乙女のそれになっている。
明乃も負けじと永澄にその豊満な乳房を押し付けながら
燦と永澄の様子を見てふと思った。
この二人を別れさせる事はもうどんな手を使っても不可能だろう、と。
 「あっ、ああっ、永澄さぁん…!私の身体…は…
  永澄さん専用じゃきん…!
  もっと…好きなようにして下さいぃ!」
今も永澄に陶酔し、快感に身を震わせる中でも燦の瞳には絶対的な
永澄への信頼の色が宿っている。
また燦を見つめる永澄の瞳も、同じように燦を信頼する色を
宿しており二人の生半可な力では壊せない強固な絆を感じさせた。
元より色恋沙汰には疎い方だったし、永澄と燦を別れさせる事など
最初から無理な話だったのだと自嘲気味に明乃は心の中で笑う。
 「はぁ、あぁん…満潮…永澄ぃ…!」
しかしもう、任務がどうとかそんな事はどうでもいい。
あるのはただ永澄からの愛や優しさに溺れ続けたいという欲求だけだ。
クリトリスを弄られて明乃は更なる快感の渦へと落とされながら
自分の心が永澄一色に染まっていくのを明乃は痛感した。
永澄にぐいっとパンティが引っ張られ、燦と明乃の尻に食い込む。
ただでさえ心が昂ぶり身体が敏感になっている所に強い刺激を受けて
一瞬、びくっと燦と明乃は身体を震わせたもののすぐに快楽に身を委任せた。
 「燦ちゃん、どう?こうされると気持ちいい?」
 「うん、うん!気持ちいひぃぃ…永澄さんにパンツ
  食い込まされてぇ…いいの…気持ちいいのっ…!」
 「不知火さんは?」
 「気持ちいいっ、気持ちいいぃぃ!だから…もっと
  パンツお尻に食い込ませてくれぇ…!」
燦と明乃がおねだりする様は、もう芯の強い二人の少女の本来の姿の欠片も無い。
永澄からの怒涛の攻めにより、燦と明乃はすっかりと理性を手放し
快楽の奴隷へと成り果てていた。
今の二人の美少女はまるで本能の赴くまま、ひたすらに肉欲に
溺れてよがり続ける雌獣のようだ。
それほどまでに燦たちを狂わせることが出来る永澄のテクニックはまだ未熟な
面もあると言えど見上げたものである。


8 :
永澄が燦と明乃の望みどおりに更に強く、尻にパンティを食い込ませると
二人の心をより大きな悦びが支配し、絶頂へと導かれる。
噴出した蜜により濡らされて張力を増したパンティがぴったりと
お尻の真ん中に挟まれた。
パンティと肌の間にうっすらと出来た隙間からは燦と明乃の
アナルが顔を覗かせてひくひくと蠢いて存在をアピールしている、
まるで永澄に指を入れて欲しいと言わんばかりに。
 「燦ちゃん、不知火さん、ココもマッサージしてあげる」
 「ひゃぁぁ!…永澄さんの…旦那様の指が…お尻の中にぃ…」
 「ああ、好きなだけ…弄ってくれ…」
絶頂の余韻に浸る間もなく、永澄の人差し指が燦と明乃のアナルに
押し込まれる。初めて尻をいじられる感触に明乃は不思議な
心地よさを感じた。普通なら嫌がってもおかしくないはずなのに永澄に
弄って貰えるというだけでこんなにも気持ちよくなってしまう。
燦はどうなのだろうかと、視線を向ければ案の定ふにゃふにゃに
ふやけている姿が明乃の目に写る。
それどころか、燦は自らその見事な形の美尻を押し付けてより深く
アナルの奥へと永澄の指を押し込ませていた。
 「二人のお尻が、ひくひく締め付けてくる…!」
 「旦那様ぁ…!わたひぃ…お尻イク…いぐぅ…いっちゃうぅぅ!!」
 「あぁん、あぁっ、お尻痺れりゅぅ…満潮…永澄さまぁ…!」
今や永澄への愛情が深く心の奥底にまで刻まれた燦は感極まった状態になると
永澄を旦那様と呼ぶようになっていた。
明乃もそんな燦に感化されたらしく、永澄を様付けで呼び始める。
それは明乃が完全に永澄のものとなった証拠でもあった。
 「「あぁぁぁあああああん!!」」
ずりゅっと一際強くアナルに指を出し入れさせられた燦と明乃は、大きな
喘ぎ声を発しながらビクリと身体を仰け反らせてすぐに
二度目の絶頂を迎えた。
燦と明乃は多くの汗や愛液を滴らせながら永澄に、ぐったりとして
その身を委ねる。
 「はー、はー、どう明乃っち…永澄さん最高じゃったじゃろ?」
 「あぁ…もう最高すぎて……癖に…なりそうだ…」
 「ふふ、私も明乃っちもすっかり旦那様の虜じゃね…」
永澄に抱きついたまま燦が問いかけると明乃は
息も絶え絶えと言った様子で答える。
燦はもう何回も経験を重ねているからなのか明乃ほどは息を切らせていない。
しかし未だに冷めやらない永澄を欲する身体の疼きはなまじ経験を
積んでいる分、燦の方が明乃よりも数倍激しい物だった。
早く永澄と触れ合いたい、愛し合いたい、ついさっき果ててしまったばかりだと
言うのに燦はもうこんなにも永澄を求めている自分に苦笑する。

9 :
「ほら明乃っち起きて、今度は私らが永澄さんに
  この身体でマッサージしてあげる番じゃきん…」
 「ああ…私達のおっぱいやお尻でいっぱい気持ちよくなって
  貰わなければな…」
今から自分達がこの豊満な肢体を使って愛する永澄にご奉仕する、なんて
素敵な事だろうと明乃はこれからしようとしている行為に
うっとりと想いを馳せた。
 「二人とも大丈夫…?少し休んでからの方が…」
少し無理をさせ過ぎたかと永澄が心配そうに声をかける。
あくまでも自分達を気遣ってくれる永澄を見て
燦は嬉しさに心が弾んだ。
 「…もう永澄さんったら、何処まで私を好きにさせたら気が済むん?」
 「燦ちゃん…んっ!」
熱っぽい瞳で永澄を見つめながら、燦は優しく微笑み唇を重ねる。
そのまま永澄の股間へと手を伸ばし、ズボンのフックを外して下にずらす。
燦が眼で明乃に合図を送ると、明乃は永澄の前に跪きながらトランクスに
手を掛けて一気に引き摺り下ろした。
赤黒い色を宿し、固く、大きくなってそそり立つ永澄の男根が露になる。
唇を離し、つつ…と永澄との間に唾液の糸を引きながら燦は永澄の
股間へと視線を移す。
 「永澄さんの…いつ見ても逞しいなぁ…はやく咥えたいきん…」
 「こ、こんなに…大きいなんて…すごい…」
永澄の男根を見た燦はまるで大好物を目にしたかのい様に
じゅるりと舌なめずりをする。
明乃は初めて見る永澄の男根の大きさと、逞しさに圧巻されて
息を呑んだ。
燦は言葉通り、今すぐにでも永澄の男根にむしゃぶりつきたい
欲求を抑えて明乃の隣、永澄の前に跪く。
 「でも……旦那様をないがしろにして自分ばかりが気持ちよう
  なるなんてゆーたらそら…瀬戸内人魚の名折れじゃきん!」
何処からとも無く桜が降り始めて、燦は欲望に負けてしまいそうになる
自分に喝を入れるように啖呵をきる。
 「任侠と書いて人魚と読むきん!」
永澄と明乃が見つめる中で、たぷんたぷんと乳房を揺らしながら
びしっと燦はお決まりの台詞を決めた。

10 :
「旦那様、ご奉仕させていただきます」
 「…私も、が、頑張ってご奉仕します…」
一拍おいて、燦は啖呵を切ったときとは別人の様に
甘い声で永澄に告げる。
明乃も精一杯の甘い声色で燦に対抗した。
 「まずはパイズリからじゃきん」
 「パイズリ…?瀬戸燦どうすればいいんだ?」
 「大丈夫、私が教えてあげるきん…見ててな」
聞きなれない単語に明乃の顔が困惑の色に染まった。
燦は明乃を安心させるように言うと、両手で乳房を抑えながら
永澄の男根に近づけていく。
燦の二つの乳房の間にすっぽりと永澄の男根が包まれて
上の乳房の隙間からにゅるっと亀頭が顔を覗かせた。
燦は涎を永澄の亀頭に垂らして滑りを良くしてから
乳房を上下に動かし始める。
永澄の男根が燦の乳房の動きにビクビクと反応して
震えるのが見て取れた。
 「こうやって、はぁ、はぁ…おっぱいでアソコを挟んで
  しごく…これをパイズリって言うんじゃきん…
  あ…永澄さんの熱ぅていい匂い…もうたまらんよ…!」
 「な、成るほど…分かった、早速私もパイズリとやらを
  させて貰おう」
 「明乃っちはそっちから挟んであげて…二人で永澄さんを
  いっぱい気持ちよくさせよな…」
燦の反対側から、明乃が永澄の男根に己の乳房を押し付ける。
乳房に押し当てられるぬちゅりと濡れて固くなった男根の感触に
明乃は、はぁぁと熱い息を吐く。
燦と明乃の柔らかくもしっかりとした質量持つ乳房に男根を
完全に挟まれて永澄はうっと快感に悶える。
永澄がちゃんと自分たちで感じてくれることを嬉しく思いながら
二人の美少女は激しく胸を上へ下へと揺さぶり始めた。
 「あっ…くぅ!燦ちゃん、不知火さんも…気持ちいいよ…!」
 「あぁっ…永澄さんの、アソコから…お汁がいっぱいぃ…!」
 「これ…すごいぃ、おっぱいがぬるぬるになって…」
激しい快楽の波に襲われて、永澄の男根からカウパー腺液が
分泌されて燦と明乃の乳房に滴る。
つんとした牡の匂いが燦と明乃の鼻を満たし、二人の心が
とろとろに溶けていく。
奉仕をしながら、頭の中が永澄一色に塗り潰されていく感覚に
燦と明乃はうっとりと酔いしれた。

11 :
「永澄さぁん…気持ちええ?…はぁはぁ…!
  あん…私らのおっぱい…気持ちええ?…」
 「うんっ!…くぁ…燦ちゃんのおっぱい、最高だよ…!
  も…勿論、不知火さんのおっぱいも…」
 「あはぁ!…う…嬉しいぃ!…満潮…永澄さまぁ…!」
 「わたひもぉ…旦那様にぃ…!喜んでもらえて、嬉しいっ」
永澄に褒められたことで、燦と明乃は乳房の動きを更に激しく
ぷるんっと永澄の男根を乳房をなぞる。
肉欲に溺れながら三人で昂ぶりあい、絶頂に向けて
永澄たちは上り詰めていく。
 「もう…駄目だ…出すよ…燦ちゃんっ…!不知火さん…!」
 「あぁんっ…出してぇ…永澄さんの…旦那様の精液ぃ、私の
  顔にいっぱいかけてぇ…!」
 「私にも…あぁ…満潮…永澄さまの精液…!たくさん…下さいぃ…!」
遂に我慢の限界へと達した永澄が、射精の宣言をする。
燦と明乃は自分の方がよりたくさん永澄の精液をかけて
貰おうと懇願する。
そして、びゅるっと勢い良く天に向けて永澄の男根の先端から
白濁とした液体が溢れ出す。
燦と明乃の顔が、ねっとりとした永澄の精液によって汚されて
何とも言えない色気を醸し出していた。
 「はぁはぁ…旦那様の精液、いつ飲んでもおいしいなぁ…
  明乃っちもおいしいじゃろ?」
 「はぁ、はぁっ…ああ…こんなに美味なものは…初めてだ…」
うっとりと息をつきながら燦は頬や額、髪の毛にかかった精液を指で
なずり取って自分の口へと運ぶ。
上の口でも下の口でも甘美な快感や幸福を与えてくれる
永澄の精液は、燦にとって極上のご褒美だ。
好物の食べ物を頬ぼる子供の様な燦の姿を見て、明乃も自らの
口へと精液を運んだ。
口内にねっとりとした感触と甘美な味が広がり、すぐに
永澄の精液は明乃の好物となってしまった。
 「永澄さんの精液、まだ奥にいっぱい残っとるぅ」
 「あっ、ずるいぞ…瀬戸燦…私だって飲みたいのに」
自分の身体に付着していた精液を食べ終えた燦が、今度は
残った精液を吸い尽くそうと永澄の男根へとしゃぶりつく。
それを見た明乃もまた急いで、自分の身体に注がれた精液を
食べ終えて永澄の陰毛などに残った精液を舐め始める。
こうして燦と明乃は奪い合うように永澄の精液をぴちゅぴちゅと
すすり、味わっていく。

12 :
二人の美少女が己の精液をすすると言う、なんとも悩ましい風景に
再び永澄の男根が力を取り戻し始めた。
いきなり口内で肥大化した永澄の男根に、驚きつつも燦は
行為を止めようとしない。
明乃は永澄の身体に残った精液を味わいながらも羨ましそうに
燦を見つめていた。
しばらくしてから燦がやっと口を離す、そこから永澄の男根が
ぬっと垣間見えて明乃は心を奪われてしまう。
 「瀬戸燦…こ、今度はどうするんだ…?」
わくわくと期待を抑えきれない声色で、明乃は燦に次に行為を問う。
しかし燦から帰ってきた返答は明乃の期待を見事に裏切る
ものだった。
 「明乃っち、残念じゃけど…今日はもう遅いからお開きじゃきん」
 「そうだね、もう外暗くなって来ちゃってるし…」
 「そ、そんな…!」
燦の言葉に明乃は絶望的な声を上げた。
見ればもう外は夕暮れ時を過ぎて、夜へと変わり始めている。
確かにこれ以上遅くなれば永澄の家族達が二人を心配するだろう、
その辺りは明乃にも分かっているつもりだ。
しかし、と明乃は思う。こんなにもギンギンに勃起したいかにも
美味しそうな獲物をみすみす逃すなんて…と。
もう既に永澄を求めて、身体が疼き始めてしまっているのだ。
悶々と悩む明乃の姿に見かねて、燦が声をかける。
 「なぁ明乃っち、今は無理じゃけど…また家に遊びにこん?
  今度は留奈ちゃんも誘ってたっぷり永澄さんに愛して貰うきん」
 「い…いいのか?」
 「うん、だってもう明乃っちも永澄さんの女じゃきん」
 「お…お手柔らかにね…」
燦からの誘いに暗かった明乃の表情に明るさが戻る。
永澄もどうやら自分が行くことを拒否する気は無さそうだ。
我ながら単純になったものだと思いながら明乃は心が歓喜の
声を上げるのを感じた。
 (しかし…江戸前留奈も、既に堕とされていたのだな…)
不思議と驚きはしなかった、完全では無いと言えど一度永澄を
味わってしまった身としては留奈が永澄に堕とされるのも
当然の事だと思えてしまう。
帰り支度を始めながら、燦と談笑しあっている永澄に敬愛の
眼差しを向けて明乃は来るべき素晴らしい日を想って
己の身体を震わせた。

13 :
 「…で、明乃の奴すっかり堕ちちゃったんだ?」
 「明乃っち、すごいエッチに乱れとったよ」
 「燦ちゃんも凄かったけどね」
 「な…永澄さんの意地悪…」
夜、満潮家の風呂場の浴槽の中で、永澄の前身に人魚の姿に戻った燦、背中には
燦同様人魚に戻った留奈が抱きついた状態で三人は入浴していた。
燦と留奈が永澄の虜となって以来、日課となった習慣だ。
燦は永澄の胸元に頭を預けて、乳房をやわやわと揉まれながら今日の
出来事を留奈に報告していた。
 「…って言うか私様も誘いなさいよ…下僕ぅ
  …私様だってアンタにまだまだ可愛がって
  欲しいんだから…」
最近、うっすら膨らんできた胸を永澄の背中に押し当てながら
留奈は永澄の肩にあごを乗せて不満を漏らす。
 「ご、ごめん留奈ちゃん、仕事終わって家に帰ってる
  なんて知らなくてさ…」
 「まぁいいわ、その分次は覚悟してなさいよ下僕…!
  アンタは…永澄は私様のご主人様でもあるんだから」
 「むーっ、留奈ちゃん、永澄さんは私の旦那様なんよ?」
素直に謝る永澄に、「私様の」と言う部分を強調しながら留奈は
気をよくして永澄の耳たぶに甘噛みをし始める。
聞き捨てならない台詞に燦は対抗するかの様に、「私の」と言う
部分を強調してジト目で留奈を睨んだ。
 「ひゃぁん!?な、永澄さぁん…?」
そんな燦の胸に突然の甘い痺れが走る。
燦は思わず声を上げた。
 「大丈夫、俺はずっと燦ちゃんのお婿さんだから…」
 「あぁぁああああん、永澄さぁああああんっ!」
 「はぁ…全くアンタ達は…」
何かと思えば永澄が器用にも燦の乳房を揉みこみながら
乳首も弄り倒していたのだ。
永澄からの愛情に満ちた台詞と快感を心身共に受けて、
すぐに心の昂ぶりを抑えられなくなった燦は悦楽と幸せが
入り混じった様な声で叫んだ。
永澄と燦の相変わらずの、交わりっぷりや燦の惚れ具合に
苦笑しながら留奈は永澄の耳穴に自分の舌を進入させていく。
自然とそう言った行為に走ってしまうあたり、留奈もまた他者から
見れば呆れてしまうほどに永澄に見事なまでに惚れこんで
しまっているのだが…。 

14 :
 「はぁ、はぁ、永澄さんに揉んで貰えるおっぱいは
  やっぱり最高じゃあ…」
 「うふふ…相変わらず下僕の耳の中、美味しくて
  私様も…掃除のし甲斐があるわ…」
永澄との交わりを堪能しつつ燦と留奈は、自慢の尾鰭を使い
永澄の身体を愛撫していた。
永澄に身を委ねながらふわふわと頭を撫でられている燦と、
頬を優しく触られる留奈、二人はとても穏やかな笑顔を浮かべている。
顔が赤いのは長時間、入浴していたのだけが原因ではないだろう。
風呂場には燦と留奈の甘い雌の香りが入り混じって漂っていた。
 「明乃っち、今頃身体が疼いて大変じゃろうなぁ…なんせ
  こんなええ男に可愛がってもろたんじゃきん…」
今、自分達はこうして永澄を味わい可愛がって貰っているが
今頃一人、家で身体中に巡る熱と疼きに悩まされているであろう
明乃の姿を想像して燦は同情にも似た響で心配げに呟く。
 「まぁ、仕方ないわよね…下僕を…永澄を一度味わっちゃったんだから
それにしてもあの堅物を堕とすなんて…流石は私様の下僕ってとこね」
 「さ、燦ちゃん、留奈ちゃんも…俺なんかまだ全然たいした事無いよ」
燦と留奈、永澄は傍から聞けば惚気にしか聞こえない様な会話を交わす。
二人の少女から褒められて永澄は気恥ずかしくなり謙遜する。
 「ううん、永澄さんは私が惚れてしもうたすっごくええ男じゃよ」
 「そうよ、私様や燦をここまで夢中にさせたんだから胸を張りなさい!」
 「あ、ありがとう二人とも、俺…もっと頑張るから…!」
燦と留奈から、びしっと断言されて永澄は嬉しさとむず痒さに
顔を赤くしながらも強い意志を宿した声で答える。
永澄の決意を込めた瞳に、燦と留奈は魅入られてしまい
心を熱くときめかせた。
 「今頃、明乃の奴だってアンタの事で頭が一杯に
  なっちゃてるわよ」
留奈もまだ、永澄のものとなって間もない頃は身体中を支配する
永澄への激しい情欲や喉の渇きを抑えられなかった物だ。
永澄の傍にずっといる燦でさえ最初のうちは、そんな状態に
陥っていたのだから明乃が永澄と言う潤いを得られずに、苦しむのは
当然の事と言えた。


15 :
「三人で永澄さんに、可愛がって貰える日が待ち遠しいなぁ
  …なぁ、留奈ちゃん?」
 「当たり前じゃない!どうせなら全員頭に
  ネコミミでもつけて可愛がって貰っちゃう?
  下僕が言うなら明乃もきっと喜んで付けるでしょ
  他にもアンタが下僕に言われて着てたの色々あるし…」
 「それええねぇ、留奈ちゃん、明乃っちもきっと
  永澄さんの好みの女になれるきん」
今の時点で明乃は完璧に永澄へと堕ちている。
後は明乃を永澄好みの女に仕上げるだけだと燦と留奈は
計画を練り始めた。
 「…永澄さんが望むなら、私どんな恥ずかしい格好でもええよ」
 「決まりね…下僕、どんな服装がいい?どんな姿でも
  私様も燦も永澄の望むままなんだから…」
 「ふふ…そうじゃね、私も留奈ちゃんも…
  もっと旦那様好みの女になるきん」
 「そうだね、じゃあ俺はー……」
 
勿論、自分達ももっと永澄好みの女に変わろうと
永澄にリクエストを聞ききながら燦と留奈は心に誓う。
エロ澄と言うあだ名に恥じない永澄からの中々にエロティックな返答に、
燦と留奈は恥かしそうに頬を染めて、しかし躊躇うことなく素直に、
そして嬉しそうに頷いたのだった。

16 :
エピローグ
同時刻、明乃の部屋、簡単にパサリと敷かれた布団の上で
明乃はなんとか身体の底から湧き上がる情欲を抑えようと
必になって自分の胸や股間をまさぐっていた。
 「はぁ…はぁ…満潮…永澄ぃ…!」
今までろくに自慰などした事のなかった明乃をこんなにも
変えてしまうほどに永澄から与えられる快感や悦楽は
強大だった。
しかし、いくら永澄を妄想しながら自分を慰めても心の渇きは無くならない。
大量の汗を流して寝巻きをぐっしょりと濡らしながら
明乃は一心不乱に自慰にふけるものの、いくら自分で乳房をいじっても
ただ空しさが込み上げてくるばかりで、永澄に温かな手を欲する気持ちが
募るばかりだ。
たが、逆に一つだけ良い事があった、それは
 「いっぱい…あの方に…満潮永澄様に気に入ってもらえる様に
  …もっと…いやらしい身体になるんだぞ…」
明乃は自分の身体に言い聞かせる。
永澄に褒められ可愛がられたことで、昨日まで己の乳房に
対する不安や懸念が吹き飛んでしまったのだ。心なしか肩も軽い。
今は逆にもっとこの乳房を大きくして、永澄の視線を釘付けにしたり
頭を、腕を、あの忘れられない男根を包み込んであげたい。
朦朧とする意識の中で明乃は真にそう思った。
そんな風に明乃が妄想の中にトリップしていると、突如パソコンから
メールの着信を告げる音が鳴る。
気だるい身体を何とか動かして、パソコンの前に移動した明乃は
画面を覗きメールを開く。
明乃の予想通りメールに書かれていた文章は、永澄と燦を別れさせる事を
催促する様な内容だった。
 「はぁ…もう私はあのお方のものだと言うのに…」
明乃は不機嫌そうに息をついてパソコン画面を鋭く睨む。
なんの迷いも抱かずに明乃は、カチカチっとパソコンを
素早く操作してメールを削除した。
こんな物はもういらない、欲しいのは永澄から与えてもらえる
身を焦がすような愛情と快楽だけだ。
今の明乃にとっては永澄こそが自分の全てだった。



17 :
しろまる
「とんだ邪魔が入ってしまったな…あぁ…満潮…永澄様ぁ…」
今度は邪魔が入らないように、ブチッとパソコンの電源を落としてから、
明乃は再び永澄の妄想の海へと溺れて行った。
しかし結局、朝までたっても身体の疼きを押さえる事が出来なかった明乃は
どうしても早く永澄に会いたくて堪らなくなり一緒に登校しようと
満潮家まで出向く。
明乃が満潮家の玄関の前までやってくると丁度、燦や留奈と共に
永澄が家から出てくるところだった。
明乃は永澄を見た瞬間、己の身体が熱くなり乳首が急速に
尖っていくのを感じる。
さらしをいつもより多めに巻いて置いて良かったと心の中で
安堵し、それらを悟られないように、明乃は永澄へと吸い寄せられるように
近づいていく。
 「おはよう…良い朝だな、満潮永澄」
熱のこもった朝の挨拶と共に永澄へと向けられた明乃の顔は、まるで最愛の人に
逢ったかの様にうっとりとしていて、どこか安心したように穏やかだった。


                                              おわり

遅ればせながら続きを投下させていただきました
皆さんどうかロマンティックなサマーを過ごしてくだせぇ!




18 :
途中で名前入れるの何度かミスってる…
すいやせんでしたっ!

19 :
乙!
続きありがとうございます!
ただ、投稿が長くなるのなら、次レスを用意しておいてください

20 :
ご迷惑をおかけしてすいませんでした
次からは気をつけます

21 :
G…GJ…
何だこのスレは…初めてきたが、全ての作品が化け物じみてやがる…(かなり良い意味で

22 :
GJ!
このスレ大作ばかり投下されるな
嬉しい限りだ

23 :
個人的に明乃は自分の立場と燦との友情そして永澄への想いで板挟みになって欲しい

24 :
>>23
このドSめw

25 :
俺は燦ちゃんと明乃っちのおっぱいの板挟みにあいたいです

26 :
古本屋で三巻まで買い集めて面白かったから来たが、間違えてエロSSスレに迷い込んでしまったようだ

27 :
いや、何も間違えてはいない
ついでに言うと漫画よりアニメの方が面白いよ

28 :
漫画も面白いけどアニメは神がかってる面白さ

29 :
9巻以降は黒歴史

30 :
今の時期エロパロスレは過疎るんだよね保守

31 :
原作14巻は面白かったよ

32 :
プールの話は特に面白かった

33 :
>>32
面白かったが、あの話には要らない子のさーたんとユピテルが絡んでないと成り立たないジレンマ

34 :
さーたんはいてもいいんだが、ユピは明らかにキャラ設定失敗したな

35 :
そんなことよりおっぱいについて語ろうぜ

36 :
おっぱいに貴賎なし

37 :
なんでアニメで巡のおっぱい縮んだん?

38 :
某所の公式配信見たら瀬戸熱がまた再燃して来たぞ
>>37
スタッフの趣味

39 :
保守

40 :
保守

41 :
>>38
Nではじまるとこか?

42 :
>>41
そう。
公式って銘打ってるから名前出しても問題はないんだがな

43 :
鮫は鼻が弱いらしいので、巡に鼻攻めされる藤代きぼん

44 :
鼻攻めって何だ?

45 :
お巡りさんSSが読みたい今日この頃

46 :
>>45
書くんだ

47 :
巡がお巡りさんのコスプレして…とかがいいな

48 :
最近、過疎ぎみ…

49 :
投下無いとどこもこんなもんだろ

50 :
     マ ワ
巡をお輪姦りするSSキボン。

51 :
>>50
基本だよな

52 :
エラ呼吸という適任な奴らがいるしな
ギョギョ言っててギャグになりそうだが

53 :
「巡が4Pのルール教えてあげるわ!」

54 :
保守じゃきん

55 :
そろそろアゲ

56 :
さーたんのグッモーニンマゲッツ?を聞くと元気になる

57 :
OVAのサーたんカワイイよな

58 :
ほし

59 :
エロの渇きを満たしてくれるSSキボン

60 :
渇くね

61 :
注1 オリジナル設定が有ります。
注2 ほんの脇役ですがオリジナルキャラ有り。

「んんっ、はぁぁ、んhん……、も、もういいの?」
鮮やかな赤い首輪をした少女は、校舎裏の林の中で少年の剥き出しの股間から顔を離して、何処か物足りなさそうに囁く。
その可憐な口元は白い液体で汚れ、程よく日に焼けた伸びやかな四肢と見事なコントラストを描く白桃のような安産型な尻が、少年を誘惑するように左右に揺れる。
「うん、はぁはぁ、上手になったよ、あ…」
秋を漂わす風に吹かれた落ち葉が少女の髪の毛にかかり、少年の手が優しく葉を振払う。
少女は、首輪に繋がれた鎖をジャラジャラと鳴らし、乳房を上下に弾けさせながら嬉しそうに立ち上がると小柄ながらも整った裸体を晒した。
陸上で鍛えたられた身体は、無駄なく締まり、幼さの残る容姿にそぐわない豊かな乳房や細い腰を、ことさらに強調させていた。
その飢えたような視線は彼の股間に張り付いたままで、唇についた白い液体を舐め取る。
「もっと、しゃぶりたそうだね」
「うん、でも、こっちの方にも欲しいよ」
少女は、少年の為に綺麗に脱毛処理をした剥き出しの股間に手を置くと恥ずかしそうに頬を染め、密やかに盛り上がる扉を開き、赤味を帯びて濡れる泉の入口を露にした。
「後ろから、して……」
少女は、少年の返事を待たずに、美しい手足が土で汚れるのを厭わないで犬のように四つん這いになる。
まだ若い乳房は、ゴム毬のような弾力をみせ、垂れ下がろうという重力に抗いながらも、少年の果てない性欲を駆り立てるように震えた。
少女は、股間の中央に鎮座する深い切れ込みのある小さな脹らみを見せつけるように肉惑的な尻をあげる。
餓えた裂け目からは、粘液が滴り落ち、少年は、その猥雑さと卑猥さに、そして、この位置から眺める彼女の肢体の形容出来ない淫らさに、いつものように感嘆の溜息をついた。
普段は、快活で清く正しく、はち切れんばかりの健康美を誇る少女なのだが、その敏感過ぎる貪欲な躯も、彼だけを欲する淫らな心も全て少年のモノなのだ。
「は、早くして、もう欲しくて、気が変になりそうだよ」
少女が切なく呟く。
だが少年は、じらすように少女の淫らな肢体を眺め続ける。
「ど、どうしたの……お願い!」
少女の黒めがちの大きな目から、貪欲な肉欲に疼く躯に耐えかねて涙が滲み出す。
「ゴメン、魅とれていたんだ」
「………バカ」
少女の顔は耳まで赤く染まり照れ隠しのように、頭を横に振り鎖を鳴らして、勃起するペニスの挿入の催促をする、少年は、溜息にも似た熱い吐息を漏した。
少女が身に着ける赤い首輪も鉄の鏈も、少年の隠された願望を叶えるために、彼女が自ら用意したのだ。
少女にも十分過ぎる程の素質があったとはいえ、自分の欲望が、彼女をこんなにしてしまった。
手に握りしめる鎖の重さに罪悪感と後悔が心をよぎるが、地面に乳房を押し付け、白く円やかな尻を高くあげて、淫らに腰を振る少女の獣じみた仕草に息を飲み、
少女の深い飢えを満たすために、そそり立つモノで彼女の膣を貫いた。

62 :
それは、夏休みも8月に突入した蒸し暑い登校日のことだ。銭形巡は今にも泣き出しそうな、重く垂れこめた空を眺めては、溜息をついていた。
今年は夏になっても雨続きで、たまに雨があがったとしても、一旦水浸しになった校庭は、数日はろくな整備も出来ず、殆ど走る事が出来ない。
しかし、ここ3日程は、珍しく晴天が続き雨が降らなかったので、今日は久しぶりに走ることが出来るのではと期待していたのだが、
「はぁ……」
彼女は、また溜息をついた。この分だと今日の部活も中止になりそうだ。
「巡〜 どうしたの、また溜息なんかついて?」
そんな巡の様子が気になったのか、帰り支度を終えた委員長が不思議そうな表情を浮べて聞いて来る。
「ウン、今日も部活はダメかな〜 って」
「ふ〜ん、雨、降りそうだもんね、でも巡、受験勉強はいいの?」
「ん、ふぁ〜ぁふぅ〜……あ〜あ、梅雨に逆戻りしたみたい」
巡は窓から外へと顔を突き出したまま、生返事共に大欠伸をして独り言のように呟き、委員長は呆れて話を続けた。
「もう3年生で、部活に出ているのは、巡ぐらいのもんだよ?」
この中学では3年生に進級するとすぐに新2年に引き継ぎ、大抵の新3年生は部活に出なくなってしまう。
まして、もう夏休だ、3年でありながら、トラックを疾走する巡の姿は、かなり目立っていた。
「ふぁ〜ぁ……」
巡は再び欠伸で返事をし、委員長は顔をしかめる。
「欠伸ばかりして、巡、聞いているの?」
「ん、ごめん、ここんとこ、ずっと眠れなくて、はぁ…ぁ、この空、まるで……私の、心の…中…みた……い、だ」
「え、何?」
巡の言葉は尻すぼみとなり、最後まで聞き取れなかったのか委員長がメガネを光らせ覗き込む。
「ん、なんでもない、ごめん、私、もう少し様子をみてから帰るから、委員長、夏期講習があるんでしょ? 先に帰っていいよ」
「ううん、判った、ねぇ…ところで、巡…」
「ん?」
ようやっと空を見上げるのを止め、窓から顔を引っ込めた巡に、委員長がためらいがちに聞いてきた。
「最近、なにかあった」
「え? ど、どうして」
あったというより見てしまったのだが、あんな事、委員長に言えるわけがない。巡の目は戸惑うように宙をさまよい、委員長の視線から目を逸らした。
「いや…あのね…最近の巡……」
「な、なによ?」
怪訝そうな表情をした巡に、委員長が勿体ぶるように小さな声で囁く。
「なんか、その、時々……、色っぽい、というか、大人っぽい表情をするように、なったな〜 って……」
「な、なに、言ってんのよぉ!」
「ほら、お、男の子達が見てるよ」
え?
巡は、思わず教室を見回してしまい、今まであえて視界にいれまいとしていた永澄の姿を見てしまった。
彼の背中で巡の視線が止まってしまう。
そして、からかうように彼女を見つめる委員長に気がつき、カッと頬を赤く染める。
「い、委員長っ!」
「ふふ、じゃぁね、巡、バイバイ、またね、あ、永澄君! お先に〜」
「えっ? ぁ、ちょっと委員長、もうっ!」
私が大人っぽいだってぇ?
委員長ったら、何を言ってんだろう……

63 :
逃げるように出て行く委員長を睨み付けた巡は、永澄を、そっと横目で伺った。
永澄の制服は、あちらこちらがほつれて泥だらけで、顔の中央には鼻血を止めるために詰めたティッシュが白く目立つ。
今日も、いつものように担任である瀬戸豪三郎と体育教師の藤代に追い掛け回されたのだ。おまけに娘が不在だというのに何故か江戸前留奈の父親まで乱入して騒ぎは拡大し、毎度のことだが不知火明乃と瀬戸蓮によって収拾されたのだ。
永澄は、ホームルームで配られた三人分のプリントをまとめて鞄にしまっている。
ぁ、そっ…か……燦ちゃんと留奈ちゃんは登校日だというのに休み……だったのよね。
巡は、永澄の横顔を見つめながら、やるせない複雑な表情を浮かべた。
こうして永澄の姿を見ていると、夏休み前日に目撃した、出来事が、今でも信じられないのだ。
どうしようか、声を掛けようか?
巡は、窓を閉め、体操着の入ったスポーツバックに手を置いて顔をしかめる。
こうして避けているのも不自然だし…
声を、かけ辛いなぁ、でも……彼と話がしたい……
一旦、目を閉じ、唇を噛み締めてから永澄に声を掛けようとした……が
「永………ぁ…」
あとを続けることが出来なかった。
溜息をついた巡の目に涙が滲む。
先日、目撃した、あの生々しい光景が、彼女の脳裏に鮮烈に蘇ってしまったのだ。
考えてみれば、あれを見て以来、永澄とはろくに口を聞いていない。
巡は、唇を噛み締めると天井を仰いで、自席から立ち上がった永澄の姿から目を逸らした。
教室で、あんな非常識なことをヤルのは如何なものか、巡が社会の常識を教えてあげたい。
……ははは……
巡は苦笑いをして、耳を両手で塞いで目を閉じる。
そして、まだ耳に木霊している、彼の悩ましい喘ぎ声を振払うように首を横に何度も振ってから決心すると、引きつった作り笑いを浮べ永澄に声をかけた。
「な、な、永澄君っ」
「ん?」
彼女は振り返った呑気そうな永澄を見て、息が詰まりそうになる、
以前と違い、最近の永澄の考えていることや気持が判らない、
昔は、もっと、いや手に取るように理解できていた気がした。
ねぇ、わ、私、見たよ、永澄君!
キミ、誰もいない教室で……オ、オナニーしてたでしょっ!
わいせつ物陳列罪でタイホーだぁ!
なんて、さすがの私でも、い、言えるわけないよ……ね?
巡は皮肉な微笑みを浮かべ言葉を続ける。
「きょ、今日は、え〜と、その、元気そうだね、じゃなくて、あ、さ、燦ちゃんと留奈ちゃんは、ど、どうしたの?」
なんと、自分らしくないセリフ……
「あ、その、ちょっと二人共、な、夏風邪でぇ……で、でも、な、な、なんで、そ、そんなことを?」
「し、心配して、聞いているだけなんだけどな……」
「うっ……ぁ、ごめん、そ、そういうわけだから、じゃ、じゃぁな、あ、雨が振りそうだから、巡も、は、早く帰れよっ」
「あ……ちょっとぉ……」
ここのところ、燦が頻繁に欠席する理由を、巡以外にも何度も聞かれているので、さぞかし永澄もうんざりしているだろう。
冷汗をかきながらも面倒くさそうな表情を浮べた永澄は手を振って、慌てて出ていった。

64 :
もう8月だというのに、ずっと雨の日が多いもんね……
芸能活動に忙しく、元から休むことの多い留奈はともかくとして、燦は、何故か雨の日に、あるいは確実に雨が降りそうな日は、必ずと言っていいほど登校しない。
だから梅雨入りして以来、雨の度に休むので、かなり欠席が目立っていた。
燦ちゃんの正体や秘密? を探ろうと、猫の群れを、けしかけたり、水をかけようとした事もあったよね……
巡の心の中に、甘酸っぱく切ない思いが込み上げてくる。
なんで燦ちゃんの事が、あんなに気になったのだろう?
いや、今でも気になっているか……
「はははは……」
巡は力無く笑った。
昔は、よく一緒に下校したのに、そうして帰りには、お互いの家に寄り、カルタ遊びをしたのに……
幼馴染みなんだから、たまには、二人で一緒に帰ろうと言ってくないのかなぁ?
はぁ……でも、
「なんで、だろう……」
彼は、
教室であんな変態な事をしている男なんだぞ?
なのに、なんで永澄へと一緒にいたいと思うのだろうか、潔癖性気味で人一倍正義感の強い彼女は、その矛盾に心を悩ますのだ。
彼女は校庭の状態を見ようと窓際に立つ、すると丁度、永澄が玄関から出て来るところで、
もう一度、彼に声をかけたいいと願うが、何とかけたらいいか再び迷う。
このままだと永澄は行ってしまう。巡は窓を開け彼の頭上から、思わず大声で叫んでいた。
「さ、燦ちゃんって、雨の日だと必ず休むよねっ!」
彼は驚いたように躯を竦ませ、後ろを振り返りながら校舎を見上げる。
「ま、巡ぃー!」
その永澄の驚いた表情に、無性に腹が立ち、
「雨や水に触れると、何か不味いことがあるのかなぁ?」
つい意地の悪いことを言ってしまう。
永澄は盛大に慌てた表情をして
「うぅう、あ、いや………身体が弱くて、そ、その、し、湿気に弱いんだァ!」
と叫ぶ。
し、し、湿気?
あ、あのね…
よりによって湿気……
しかも、あの燦ちゃんの身体が弱いだって?
もう少し上手い言い訳をしなさいよ……
手を横に振り回し、首を何度も振る滑稽な永澄の仕草に、巡は脱力しながら苦笑いを浮べた、
尚も彼女を見上げ、まだ何事か言い訳を続けている永澄の情けない姿に巡は、溜息をつく。
やれやれ……状況証拠は十分なんだけどな〜
瀬戸燦に、何か秘密があると自ら証明しているようなものだ。
巡は、軽く手を振り、さっさと燦の元へ帰れっ、と合図をする。
まったく、そんなことじゃ、燦ちゃんを守れないぞ……
でも、また燦ちゃんの事でしか、話し掛けられなかったよ〜
彼女は、自己嫌悪を感じながらも呆れた微笑みを浮べ、校庭を駆けていく永澄を見送り、独りきりとなった教室を見回す。
ふと、燦の机が目に入り、彼女は、なんとなしに近付く。
はぁ、非常識にも、ここでオナニーをしていたのよネ……
やっぱり永澄君、燦ちゃんのことを……はぁ、そんなこと、当に判っていたけどさ……
ふむ、何故か留奈ちゃんの名も呼んでいたけど、まぁ、どちらにしろ、風紀委員としては、絶対に許しがたい行為だ。
こんなところで、しかも燦ちゃんの席で、するなんて、男って汚い、不潔、『巡が社会の常識を、叩き込んであげようかっ?』
と、乱入してオナニーを中断させ、ビンタを……そんなもんじゃ生易しい、この拳を2〜3、いや10発くらいは叩き込んでやろうかと思ったほどだ。

65 :
「ああ、もうっ! 思い出しちゃったじゃない!」
巡は、永澄の股間で揺れるペニスを思い出して叫び声をあげ、嫌悪感に躯をブルブルと震わせる。
そして振り向きざま、永澄の机を殴りつけ、その痛みに顔をしかめた。
「オナニーね、エロ澄とはよく言ったものね、まったく非常識だよ、永澄君、性欲を持て余して、このまま性犯罪に走んなきゃいいけど……ね」
はぁ、そりゃぁね、オナニーくらい、わ、私も、ちょっとは、する、けどさぁ……いくらなんでも教室では、普通しないよ……
巡の顔に朱が射す。ここのところ、彼女自身も、する回数が増えてきているのは、永澄のオナニーを見てしまったせいかもしれない。
でも、教室でするのってどんな気分なのだろう。
ハッ! い、いけない、私とあろうものが、そんな不健康で社会の常識に反するようなことを………
などと、芽生えた好奇心を押さえ付け、思わず下半身を見ると永澄の机の角に股間が軽く触れている。
「……………」
何となく窓の外を少し眺めると、彼女は頬を仄かに染め、我知らずに、そっと体重をかけ、
あ……
と小さな声を漏す。
なんで、こ、こんな時に……
幽かに疼くアソコを自覚した彼女は、股間に手を置き、声に出して呟いた。
「で、でも、は、性犯罪者の心理を、知る事も、じ、重要かもしれいわね、す、少しだけ検証して……みようかな〜 なんて、あははは……」
そうすれば、永澄のことも、多少は理解出来るかもしれない。
巡は、他には誰もいない教室を、ぐるりと見回し、前後の扉を閉めると永澄の席に戻り、沸き上る背徳感をゴクリと飲み込み、スカートをたくし上げて、そっと角に股間を押し当てる。
少しだけ、ん……こんなもん?
角度を調整するように机の縁を持ち、初めはゆっくりと静かに、そっと腰を動かし始めた。
んんっ……学校の机って、ちょっと硬過ぎるかなぁ……
彼女は、腰をモゾモゾさせ、もう一度、当たる箇所を確かめ、机の感触を味わうように目を閉じる。
はぁ…あ、ん、んん、はぁぁ、んっ
頭に浮かぶのは、彼の禍々しいモノ……
わ、私、なにやってんだろう。
で、でも、やぁ、あ、これ、割れ目が、当たって、ちょっといいかも……
巡は、頬を真っ赤に染め、腰を左右に蠢かせながら、次第に強く押し付け、小さな喘ぎ声をあげはじめた。
「んんっ、あぁ、いい、んん、ひん、捲れて、か、角が、ァ、角が、んっ、ク、クリにあたるぅ、ァ、なが、すみ、ァ、くんっ、ぁ……ああ……ダメェ、止まらなくなるぅ」
溢れる快感にたまらなくなり、いつも自慰をしている時のように乳房も刺激しようと、思わず胸元から制服の中に手を入れ時、突然、教師を呼び出す校内放送が鳴り響き、夢中になって大胆に腰を動かしていた彼女は、悲鳴をあげて机から離れ尻餅をついた。
「はぁはぁはぁ……もうっ! なにやってんだ巡っ!」
我にかえった巡は、慌てて自分を怒鳴り付けスカートを捲り、そして股間をみると、
「あ〜ぁ……」
下着は、ぐっちょりと濡れて張り付いて透き通り、密やかに盛り上がる淫らな形状が見事に露になる。
我ながら、なんてエッチなの……
「くぅっ、わ、私がこうなったのは、みんなキミのせいよ!」
巡は自分のアソコの嫌らしさに、罪悪感と切なさを同時に感じ、怒りにまかせて、永澄の椅子を力一杯蹴りあげた。

66 :
荒い息をついて時計を見ると、もう午前11時をまわっている。
「うぁ、もうこんな時間、急いで、部活に行かなきゃぁ!」
雨が降る前に、少しでも身体を動かして、まだ火照る躯とモヤモヤした気持をすっきりさせたい。
巡は、股間に張り付く下着を気にしながらも体操服の入ったスポーツバックを持って教室を後にした。
「わぁ〜 降ってきた」
途中から部活には出たもの、数分も持たずバケツをひっくり返したような土砂降りの雨となった。
一応の顧問であるシャーク藤代は早々に引き上げている。
巡は、荒れる空を、睨みながら溜息をついた。
最近、ついてないなぁ〜
「先輩〜 今日はもう中止ですね」
胸を手で隠し、男子部員の視線をやたら気にしている2年女子の新キャプテンが、期待の表情を浮べ巡の顔を伺う。
「そうだね、仕方ないわね」
新キャプテンが巡の返事にホッとした表情を浮べ、彼女の知り合いなのか、二人にジロジロと視線を投げかけながら通り過ぎた男子生徒の尻を蹴っ飛ばした。
二人の白い体操服は雨でかなり濡れていて、くっきりと下着のラインや色が浮き出ている。
巡達、女子部員の横を駆け抜けて行く男子部員達は、他の女子には目もくれずに、いかにも弾力がありそうに盛り上がる巡の胸や、水滴が弾ける眩しい太ももを盗み見みていくのだ。
永澄といい、まったく男っていうものは……、
タイホーだ!
まとわりつく視線に憤然とした巡は、胸も隠さずに心の中で叫ぶのだった。
実は、巡を遠巻きに見ている男子が結構いる。
その光景を見ていた新キャプテンは、白い体操服の下に浮き出る下着を隠しもしない巡の胸を凝視して、羨ましいそうに呟く。
「銭型先輩、胸が大きくて羨ましいです、スタイルもいいし、知ってます? 最近、先輩目当てのギャラリーがいるんですよ」
え、ギャラリー?
呑気に周囲を見回していた巡は、目をパチクリした。
昨年に比べて背が伸びて、胸も大きくなった自覚はあるもの、今までスタイルが良いなんて、ついぞ言われたことがない。
「な、なに言ってるの、そ、そんなことはないよっ、ま、巡、なんてっ!」
巡は顔を赤らめながら自分より上背のある後輩の背中をバシバシ叩き、
「さ、さぁ、ちょっと気温が下がってきたし、夏とはいえ風邪をひかないうちに着替えましょう」
さすがに顔を赤らめて、胸を腕で覆った。
後輩は咳きをしつつ、よろけながらも、
「はぁ、私も銭型先輩のように、プロポーション、良くなりたい」
と、憧れの眼差しで彼女を見つめるのだった。
「うわぁー」
雨はさらに強くなり台風のような風が吹き荒れる。
巡は、もはや用をなさない傘を、雨風に向って懸命にさしながら駆けてゆく。
「もうダメぇー」
巡は寂れたビルに駆け込んだ。
そのビルは、かつて幾つもの商店が入っていて、地元の買い物客で賑わっていたのだが、街道沿いに大規模なショッピングセンターが出店され、ついには寂れてしまっていた。
傘の水滴を払い、壊れてないか点検しながら人気のないビルの入口で暗くなっていく空を眺めていると、
「あれ、巡……」
後ろから聞き慣れた声がした。
ひぃっ!
「な、永澄君っ!」

67 :
驚き振り向いたそこには、先に出たはずの全身ずぶ濡れになった幼馴染みがいた。
「キ、キミ、どうしたの、こ、ここ、こんなところで!」
「そ、そんなに驚かなくてもいいだろう、お前と同じだよ、雨宿りだよ、大体、最近、お前、俺に対する反応がおかしいぞ?」
「え、そ、そんなことないって、あははは……」
巡は、ぎこちなく笑って誤魔化し、妙に大人びて見える永澄は髪の毛から雫をたらしビルの外を眺めた。
「あ、雨、ど、どんどん強くなるねぇ」
「うん…すげぇーなぁ、まだ昼前だというのに、もう夕方みたいだ」
「う、うん」
嫌だな……どうしても、あの時の生々しい光景と、永澄の机でオナニーをしてしまったことが頭に浮かんでしまう。
だけど……
思っていたよりも普通に接することが出来ることに、巡はホッと溜息をつく。
そういえば永澄君と二人だけなんて、随分と久しぶりだなぁ〜
いつもは常に彼の傍らには燦がいるからだ。
風と雨音に耳を済ませ、空を見上げる永澄の横顔を、見つめる巡は、自分の鼓動の速度が次第に高まっていくのを感じた。
はぁ、永澄君、随分と男らしくなってきたなぁ……
もう、私の知っているキミじゃないみたい。
陸上部の女子達にも、満潮君って、どんな男の子と聞かれることがある。
瀬戸燦が転校してきて以来、つねに騒動をおこしているので、ある意味、有名人になってしまった永澄は、いつのまにか注目の的になってしまっていて、実はクラス、いや、中学全体の女子の間でも、意外にも人気が高い。
実際に彼の周りには、燦や留奈を筆頭に美少女だらけで、
知らないのは永澄本人ばかりだ。
巡といえば、評価があがっていく永澄に、嬉しい反面『なによ、本当の永澄君を知らない癖に、実は彼はエロ澄なのよ』と内心面白くなかった。
しかし本当の彼を知らないのは自分なのかもしれない。
この女たらしめ!
彼女は、心の中で呟き永澄の横顔を睨み付けた。
ふと、気が付けば彼の白いシャツは雨で濡れ、肌が透けて見え、彼女の心を妖しい気分へと誘う。
下着を着てないのか永澄の乳首までが透けている、その悩ましさに巡は思わず目を逸らす。
不意に、彼の乳首に指で触れてみたくなる衝動に駆られてしまったのだ。
永澄君の乳首、な、舐めてみたら、どんな味がするだろうか?
巡は、心の内に突如と沸き上がる妄想を振払おうとして、水滴を巻散らしながら頭を横に何度も振った。
「ん、どうしたんだよ、巡?」
「え、な、なんでもない、そ、それより、もう鼻血止まったんだね?」
「あぁ、制服の汚れも、この雨で綺麗になったぜ」
「ははは、今日の瀬戸先生も凄かったもんね」
「はぁ、そろそろ勘弁してほしいところだけどな」
そう、今日もとんでもなかった、あれは永澄を本気でそうとしていたようにしか思えない、燦の父親と、突然乱入してきた留奈の父親が暴れまわったあげく校舎の壁が崩壊し、3階から投げ出されても、父親二人はかすり傷一つしない。
さらに下半身が人間、上半身が鮫という妙な生き物の影や、巨大なタコの足のようなものが、目の隅を横切ったような気もした。
毎度の事とは言え、瀬戸燦の関係者と思われる連中は、とても人間とは思えないし、騒ぎが日常茶飯事になってしまい慣れてしまったが、よくよく考えてみると異様なことが多すぎる
まったく、瀬戸燦が転入してきて以来、自分達の中学校はまるで異世界に取り込まれてしまったような気がする。
そういえば、永澄が巨大化した姿を見たり、自分が人魚になってしまいカルタ賭博を行なったりした、リアル過ぎる夢を見たこともあった

68 :
あれは、本当に幻影や夢だったのだろうか?
巡は、不意に目眩に襲われた。
この世界は何があっても、おかしくない。
………だったら、今ここで、永澄君が私と……
あ、
な、なにを考えているのだ、
今日の私は、どうかしてる、ホント、この荒れ模様の天気のようだ。
巡は、陰鬱な空を見上げ、仄かに熱くなる躯を抱きしめた。
建物の前の道路は濁った水が流れ、川といってもいいほどになってきた。
「どうしようか?」
「う〜ン、しばらく、様子を見るしか……ないよな」
溜息をほぼ同時についた二人は、目を合わせ思わず笑い、叩き付けるような雨に呆れたように、途切れ途切れに会話を続ける。
「こ、ここ、懐かしいね」
「うん…小さい頃、良く来たよなぁ」
巡は、後ろを振り返り、閑散としシャッターがしまったままの店鋪が並ぶ通路を寂しそうに眺めた。
昔は、ゲーム店に玩具店、それに菓子屋が入っていて、子供達の溜まり場のようになっていた。
「ホント、二人で一緒に、良く来たね〜」
巡が永澄の顔を、恥じらいながら下から覗き込む。
こうしてみると、いつもの永澄となんら変わらないような気がして、ホッと胸を撫で下ろす。
あんな情けない格好でオナニーをしていても、彼の本質は変わっていない。
そう、さっき、教室でオナニーをした私と同じよネ!
巡は、言い訳でもするように拳を硬く握りしめた。
だけど、いつから永澄を見上げるようになったんだろうか……
幼い頃を思い出して、切なくほろ苦いものが込み上げて来る。
学校帰りに、この小さなショッピング−センターに寄りたがる永澄と、一旦帰宅してから来ようという彼女は、この入口でよくケンカをしたのだ。
ついこの間の事だと思っていたのだが、永澄は覚えているだろうか?
雨風は、なおも勢いを増し、扉の隙間を通り抜ける風が、次第に途切れがちになる会話を掻き消すような音を運んで来た。
ねぇ…
雨と風の音に負けないように大きく息を吸って、永澄の躯に触れるように、恥ずかし気にそっと身を寄せ、声をかけようとすると、彼が顔を真っ赤にして、巡から顔を逸らしているのに気がつく。
「……?」
巡は、不思議そうな表情を浮べて永澄を見上げた。
………なんだろう?
永澄は、あきらかに彼女を見ないようにしている。
私、どこか変……?
と、永澄に問いかけようとした時、通路奥の階段から複数の話声が響いてきた。
振り向こうとした巡は、いきなり永澄に腕を掴まれる。
「巡! ちょっと来いっ!」
「えぇ、えっ、ちょっっとぉ!」
「声を出すなよ」
「コ、コラァ、待ちなさいよ!」
「いいから、来いって」
巡は、そのまま永澄に腕を引っぱられ、かつて菓子屋の物置として使われていた隙間へと連れ込まれた。
なっ、なっ、なぁー!
何?
何をするのっ、よぉ?
突然のことに理性はスパークし、タイホー と叫んでいる。
動転した巡の心は、まるでパトカーの赤い回転灯のように目まぐるしく高鳴る。
「なにするのー いきなり女の子を、こんな所に引っぱり込むなんて、巡が、社会の常識を教えてあげようか!」
「いいから、だ、黙ってろってっ」
永澄が、抵抗し暴れる巡の口を押さえ、強引に奥へ奥へと引っぱっていく。

69 :
まさか、永澄君、ま、巡を?
彼の意図は判らないのだが、どうしても淫らな方へと想像が脹らむ。
キ、キ、キキキ、キミィ! いきなりは、ダ、ダメだよ!
永澄が、無闇に、いや絶対に女の子を襲う人間でないということを信じてはいるが、教室でオナニーをしていた永澄の姿が脳裏に鮮明に蘇った。
燦の席に下半身丸出しにして坐り、
『うぁっ、も、 もう、我慢の限界だぜぇ、俺だって男なんだぜ、る、留奈ちゃんも、勘弁してくれぇー』
と叫んで、股間からにょっき、とそそり立つ生々しいモノを盛んにしごいていた。
しかも『燦ちゃ〜ん、んぁ…ああ』と叫び、『留…奈ちゃん』と呻くように喘ぎ声をあげる彼の ――燦は判るが、何故、留奈の名まで呼ぶのかという疑問はあるにしろ―― 彼のモノの先端から何かが迸るのまで見てしまった。
むろん彼女にもそれなりの性知識はあり、頭の中では永澄もオナニーくらいしていてもおかしくないとは思っている、が!
男のそれは、実際に見るのと妄想するのでは、天と地、程の開きがあった。
もっとも、彼女も今日、同じ事をしてしまったわけだが……
巡の中にいる満潮永澄は、そんな世界とは無縁な勇敢で正義感に溢れた男の子の筈なのだ。
だから巡にとっては、かなりのショックで、永澄の顔を、まともに見られなくなってしまい、
そう彼は、もう、巡の知っている幼馴染みではない。
れっきとした男で、その気になれば彼女とセックスが出来るのだ。
巡の脳裏に、あの時の永澄の表情と喘ぎ声が鮮やかに蘇る。
あの醜いモノがここに入るのか?
やっぱり、
恐い、た、助けて……
い、嫌ぁだぁ!
彼女は、降って沸いた恐怖と嫌悪感に焦ってもがき、彼の顎に1発喰らわせようと拳を握りしめるが……
突然、目を見開くと躯を痙攣させるように震わせ、抵抗をやめ黙り込んだ。
あ……ヤダ……躯が、み、密着してるぅー
躯が勝手に反応し、巡の息が、どうしようもなく乱れはじめる。
「くぅ……嫌っ!」
通路の方へ、視線を向けて、まるで巡のことに眼中にないという表情の永澄の顔が、あの日に見た、青い静脈が浮かび、今にも破裂しそうだったペニス、そのものに見えてしまい、
彼女は、思わず喘ぐ。
濡れた夏の薄い制服は肌に張り付き、躯は嫌がおうにも密着してしまい、永澄の肌の感触までも感じ取れそうだ。
永澄君、ど、どういつもりなんだろう? 
そして私、どうしちゃったんだろ?
密着する永澄の肉体の生々しい存在感に、つい先程までの恐怖や嫌悪感は、跡形も無く吹っ飛び、代わって心臓が飛び出しそうなくらいにドキドキしている。
ああ、喘ぎ声をあげながらオナニーをしていた永澄の事を、あんなに怒っていたのに、これでは自分も同じだ……
彼女は、火照る顔を永澄に見られまいと通路の方を振り返る、すると隙間から何人かのガラの悪い男達が見えた。
上の階で営業している、喫茶店か、麻雀店から出てきたのだろう。
彼らも雨に閉口しているのだろうか、なにやら怒鳴るような声が聞こえて来る。

70 :
永澄と目が会うと、トクンと心臓が強く打つ、彼は唇に人指し指を当てて、さらに奥に入ると、積み上げたダンボールの陰に座り込み通路から見えないように位置を変えた。
「巡、お前も、坐れって」
「え、で、でもぉ」
永澄に引っぱられた巡は、彼のいうとおりに坐ろうとして戸惑う。
この狭い空間に坐ると必然的に、さらに永澄の躯に触れてしまうことになる。
今でさえ理性が飛びそうなのにぃ?
そうなったら自分はどうなってしまうだろう。
「早くっ、あいつらに見つかる」
「あ、……ちょ、コ、コラ…ダメだ、って…」
永澄に腕を引っぱれた彼女は弱々しく抗うが、狭い空間に尻餅をつくように坐ってしまった。
あっ……
尻の下の感触に呻き、彼女の顔が真っ赤になった。
よりによって胡座をかいている永澄の足の上に両足を広げて坐ってしまったのだ。
な、なによ、この体勢……
焦りまくる巡は、なんとか永澄から身体を離そうとするが、
却って正面から抱き合って坐り込む形になり、彼女の心臓は爆発寸前だ。
ドキドキさせながら見上げれば、壁を背にして坐る永澄の頭の上の窓からは相変わらず陰鬱な空が広がり、雨風が叩き付けられ、寂し気にガタガタと揺れて音を立てた。
な、永澄君、ホントに、巡を、ま、まさか?
で、でも…いや……しかし、
彼女の頭は、荒れ狂う空模様のように徐々に混乱していくのだった。
巡は、尻の下に感じる永澄の太ももと体温に居心地わるそうにモジモジさせると、顔を赤らめて、なんとか口を開く。
「あ、巡、重くない……キミのその足、い、痛くないかな?」
「え、大丈夫だよ、このくらい、よっと」
彼が重心を安定させよう身体を動かす度に、彼女の股が大きく開いていき、かなりヤバい体位になっていくのが判る。
巡の脳裏に、性交時の、ある体位の名前が浮かびあがる。
永澄君、ひょっとして、わざとしている? や、やっぱり、巡をっ?
ど、どうしよう…
巡は永澄の胸に両手をつき、なんとか乳房が彼の胸に触れないようにして、
わ、私、ま、ままだ、心の準備がぁー
と、心の中で叫んだ。
彼女の頭の中を、目まぐるしく思考が走る。
噂では、クラスの女の子達の中には、もう処女を喪失した子が何人もいるらしい。
今日の部室で着替える時も、後輩がヒソヒソ声で、そんな噂話をしていた。
誰々が、ついに、あの先輩と最後までいった、っと、
オナニーで汚れた下着を気にしながら、聞いてないふりをしていた巡も、知っているクラスメートの名前に、思わず耳をそばだててしまった。
で、でも警察官を目指す身としては、こんなエッチなことはしてはいけないっ!
しっかりしなきゃぁ、巡、雰囲気に弱いところがあるから、流されてはダメ!
で、でも警察官だって人間よっね、自分に正直にならない時もあるわよね?
初の女性警視総監を目指す彼女とて、年頃の女の子、性への感心も性欲も人並みにある。
それどころか、密着している永澄の躯の悩ましい感触に心は乱れて、教室でしたオナニーの快感が蘇り、耐えるようにぐぐっと顎を引いた。

71 :
性交、セ、セックス……か……
ここに、ア、アレを入れるんだよね?
中に入れて、い、痛くないのだろうか?
陸上部の巡は、試合等の時にはタンポンを使用する。
実感のわかない彼女は、まだ慣れない頃の膣に入れた時の違和感と異物感を思い出し、背中をゾクゾクさせる。
彼女は頬を染めて至近距離にある永澄の顔を見上げた。
永澄君だったら、初めてでも痛くしないでしてくれるかな?
私だって、絶対に結婚まで処女を守らなきゃ、というところまでは考えてないし、出来れば、初めては、好きな人に捧げたい……ぁ、
す、好きな人……?
掌に感じる永澄の筋肉と体温に、つい甘い溜息をつく。
好きな人……処女を捧げたい程に好きな人……
瀬戸燦と二人でいる永澄を見た時のあのモヤモヤとした気持……
私、あの二人が羨ましかったんだ。
巡の目から涙が滲む…
ああ、巡、永澄君のこと……
目の前の永澄の逞しい胸、白いワイシャツに透ける肌が巡の切ない心を掻き立てる。
永澄のオチンチンを、こ、ここに入れたらどうなるんだろう?
彼女は永澄の匂いに心をときめかせ、そしてあらぬ妄想に生唾を飲み込んだ。
それに……
巡は唇を、強く噛み締める。
都心の進学校へと進むことを決めた彼女は、もう遊んでいる時間もない、こうして永澄と二人きりでいられるのも、これが最後ということも十分にあり得る。
いや、燦や留奈が現れて以来、二人だけになれたのは初めてだ。
こんな、チャンスは二度とないかもしれないし、やがて別々の高校へと進学して、二人の道は、もう二度と交わらないかもしれない。
今までと違って彼と会えない日常……
もう彼の、笑顔も、声も……ついでにエロ顔も…
見られない、聞けなくなる。
心と躯が引きちぎられるような想いに、巡は、無意識に永澄の胸に顔を寄せた。
巡は、彼の匂いを嗅ぎ、そっと自分の左乳房を押さえ高まる鼓動を確かめると、その感触に熱い吐息を漏す。
だ、だったらせめて、巡の大切な初めては……
大好きな幼馴染みの永澄君と……
お父さん、お母さん、今日だけは、ふしだらな巡を許して、
彼の躯に、銭型巡を刻み込みたい。
私の躯に、満潮永澄を刻み込みたいの!
巡は顔を染め、今日、ここで初体験を済ます覚悟を決め、目を閉じる、この際、正義感も倫理観も忘れようと息を深く吸ってから彼の背中に腕を回そうとしたが……
「あのな、な、なんで、ノーブラなんだよっ」
怒った表情をした永澄に肩を掴まれた。
え……
巡は、思わず点検するように自分の上半身を見た。
さすがの彼女も火がついたように赤くなる。
まるで全身水に浸かったかのように、夏用の薄く白いセーラー服はびっしょりと濡れて、肌にピッタリと張り付いている。
こんがりと日に焼けた四肢と違って、白く滑らかな肌の色が、はっきり判る程に透けしまっている。
当然、悩ましく盛り上がる丸い乳房はくっきりと浮き出ており、こんな暗がりでも小さめの乳輪と可愛らしい乳首の色まで判ってしまう。
ある意味、全裸でいるより、イヤらしくエッチな姿……
「良くこんな格好で歩いてきたよ……殆ど裸と一緒じゃないか……よ」

72 :
うぅうう……こ、こんな姿で通りを歩いてきたのか……
わ、わわ、私としたことがぁ!
こ、これでは、こ、公然わいせつ罪じゃないかぁ!
呆れ果てた永澄の目の前で、恥じらい耳まで真っ赤になった。
ヤレヤレと首を振る永澄を前にして、羞恥心のあまりに巡は涙目になって俯く。
体操着から着替える時に、濡れた下着が気持悪くて制服が濡れるのが嫌で取ってしまったのだ。
当然の事ながら豪雨で制服も濡れてしまったので、なんの意味もなかったのだが……
巡は、永澄から隠そうと両手で丸い双丘をぎゅっと覆うが、かえって圧迫された乳房が盛り上がるようにはみ出し、濡れた制服から余分な水分がにじみ出る。それは艶かしい淫らさを誘い、しっかり見てしまった彼が息を飲むのに彼女は、気が付かなかった。
で、で、でもどうして、こんな所に連れ込むようなことを?
多少、冷静になった巡は顔を赤くしたまま恐る恐ると永澄を見あげる。
「さ、最近は、女の子のエッチな姿を携帯で盗撮して、ネットに流すヤツがいるんだぞ」
「え……」
そうなんだ、世間の道徳心の欠如は困ったもんだ。
巡は、むぅ、と考え込む。
「あいつらに、巡の、今の姿を見られたくないだろ、そんな格好では、自分から襲ってくれっ、て、言っているようなもんだぜ?」
永澄は、通路の方へ目を遣り、怒ったような表情を浮べる。
うっ……
真っ赤になっている彼女は項垂れた。
それで、私をこんなところに連れ込んだんだ…
ちょっと、いや、かなり、がっかりしたような気もするが、
で、でも永澄君、巡の事を!
心配してくれるんだ。
通路の方へ視線を向けたままの永澄を、ポーとのぼせていく頭で見つめる。
鼓動の音が彼に聞こえてしまうのではないかと思う程、激しくドクンドクンと打つ。
そして彼女はある事を思い出した
ハッ! し、し、下も、はいてなかった……け…!
ま、不味い!
僅かに顔を下げ、そっと下半身を見ると、狭い隙間に座り込んだせいだろうか、短いスカートが捲れて腰に巻き付いている。
「!!!」
オナニーをした時の粘液が、たっぷりと染み込み匂いが気になるのと、やはり濡れたままでは気持悪いので、自宅も近いし、どうせなら、えいっ! とばかりに脱いでしまったのだ。
いくら、なんでもこれを永澄に見られたら……
巡は、恥ずかしさの余りに失神しそうになった。
彼女は大股を開いて、胡座をかいている永澄の太ももに股がっている。
しかも陸上で鍛えた、自慢のムチムチな太ももの付け根が剥き出しになり、日焼けしてない箇所の白さが浮き立つように目立ってしまっていて、薄らと生えたヘアまで覗いている。
自分で見ても、エッチというより、とても卑猥だ。
さ、さすがに、これは恥ずかしい……どころではない。
幸い永澄は、彼女の剥き出しの下半身にまだ気が付いてない。
彼女は永澄に気がつかれないようにスカートを下げるために手を、ゆっくりと移動させていく。

73 :
「あのさぁ……いくら体育会系のノリっていうのも限度があるぞ」
うっ……
彼女は聞こえてないふりをしようとしたが、
「聞いているのかよ?」
「う、うん…」
「大体、風紀員の癖に、巡は、大雑把すぎるし……」
今回ばかりは、彼が正しいだろう。
巡は、一旦手を止め、彼に目を合わせ素直に頷いてから、再びスカートを降ろそうとする、が
永澄が身じろぎして、前につんのめってしまう。
結果、彼の躯に、よりくっつく格好となり、彼女の下腹部も彼の下半身に密着した。
あぁ……
彼女は、男らしい匂いに思わず顔を擦り押し付ける。
「あ、ご免、巡、大丈夫か」
永澄の手が頭に、そっと触れる。
懐かしく優しい手の感触に巡は全身が沸騰するかと思った。
巡、変になりそう。
彼女は、躯の熱が、密着した下半身の一部部へと集まっていくのを感じる。
その熱は小さく固まり、ジンジンと疼きはじめた。
己の躯のエッチな反応にたまらなくなった彼女は、どちらかといえば安産型の豊かな尻をモジモジとうごめかす。
股間の、こんもりとした脹らみが永澄のズボンのジッパーでめくれるように擦れ、巡は、思わず熱い吐息を漏し呻いた。
はぁはぁ、どうしよう、もう覚悟は十分に出来ているのに……、
しかしと、巡の中に不満が芽生えはじめる。
女の自分が、こんなにもドキドキとしてエッチな気分になって、しかも永澄に処女まで捧げてもいいとまで思いつめているのに?
彼は、自分と、こんな状況で抱き合って密着してもなんとも思わないのだろうか?
永澄の説教が、まだ続いている。
「もう子供の頃と違うだからさぁ、巡も、いい加減、気をつけなきゃ」
「う、うん…」
もう永澄君、いつも、いつも五月蝿いなぁ…
「もしお前1人で、あんな奴らに、こんな所で、そんな格好で見つかったら……」
通路からは、時おり雨の音に混じって、まだ雑談する声が聞こえて来る。
「どうなると思ってんだよ?」
永澄の言葉に不満が渦巻く。
キミの方はどう思っているの、わ、私にエッチなことをしたいと思わないの?
「いいか、これからは、お前も自覚して、気をつけろよ」
子供を諭すような永澄の言葉に、
女としての自分を否定されたみたいで、とてもムカつく……
それに思い出してみると、永澄が教室でオナニーをしていた時、燦と留奈の名を呼んでいたが、巡の名を呼んで、いなかったではないか……むぅうう。
実はかなりの負けず嫌いな巡は、それとなく永澄の躯に体重を預け、ゴム毬でも入っているように盛り上がる見事な乳房を押し付ける。
一瞬、永澄の言葉が途切れ、吃りがちになる。
さらに強く押し付けると……
彼の躯がビクと震える。
き、効いている?
巡は、捲り上がったスカートの事を忘れ、いや、もう直す必要などない、完全に彼に体重を押し付け下腹部の一部分をぐりぐりと蠢かせながら隙間が無い程に密着させた。

74 :
ついに永澄が黙り込む。
狭い空間に二人の荒い呼吸が響く。
激しい雨の音が遠くなり、通路にたむろする男達の会話が聞こえなくなる。
巡は、密着した下腹に感じる違和感に気がついて、そっと指を忍ばせると、さすがに永澄が呻いた。
「あ、あの巡……さん、な、なにをして…い、いるのかなぁ……くぅ…ぁ、や、やめー」
こ、これ、永澄君のアレだよね……やだぁ、硬くて大きいい?
「あ、ち、ちょっとダメ やめてぇー」
巡は膨れ上がる好奇心に、悲鳴をあげる永澄を無視して彼のズボンの上から撫で回す。
こんなに、なっている、ということは、巡を感じているといいうことよね?
巡のだって、こんなに、濡れているんだから、当然よね。
濡れた股間を自覚した巡は、息を深く吸うと目を閉じて、狼狽している永澄の耳元に囁いた。
「私、ま、まだ女の子に見えない?」
「な、なな、なに、いい、い、言ってんだ、よ……」
永澄が、しどろもどろになって答える。
「騒ぐと、通路の男達に見つかっちゃうぞ?」
「なぁっ、あ……」
「こんなところ見られたら、私達どうなるんだろうね?」
あ、永澄君の、さっきより硬くなって、きてる?
「うううっ、えぁ、やめっ……てぇ」
「私、アイツらに、見つかって、襲われるかな……」
「あ、ちょ、なに脱いでいるんだよぉー」
巡は、止めようとする永澄を無視し、彼を仰け反らせるようにして身体をくねらせると、水滴を巻き散らしながら濡れたセーラー服を脱いだ。
乳房が揺れシコり始めた乳首が永澄の肌を擦るのを感じ、永澄が呻くのと同時に巡は、熱い吐息を漏した。
「こ、これなら、巡、女の子に見えるよね?」
「いや、そ、そそ、そういう問題じゃない……だろうっ!」
「お、大きな声を出さないでっ……て…言ったのは、キ、キミだ、よ?」
巡は、身体を細かく震えさせながら乳房を押し付け、無我夢中で、永澄の口を塞いだ。
巡からの半ば無理矢理なファーストキス……
こうゆうのも自分らしくて、悪くないかもしれない。
唸りながら永澄は逃れようとするが、彼の背中は壁に拒まれ、どうしようもない、巡は顔を離し、呆然としている永澄の肩に両手を預けて立ち上がると、スカートのホックを外して、一気に引きずり降ろしてムッチリとした肉惑的な下半身を、彼の顔の間近に晒す。
私、一体、なにやってんだろう、恥ずかしくて、にそうなのに、
でも……はぁはぁ、ゾクゾクする、永澄君の息使いが、アソコで感じ取れそうで、ああ、誰か、巡を止めてぇ!
もし、このまま、腰を前に突き出したら、ゴクリ、
巡は、目を閉じて、股間を永澄の顔に押し付けたいという、淫らな衝動をなんとか押さえ、片足をあげると陸上で鍛えられた伸びやかな足からスカートを抜いた。
息を乱した永澄は呻きながらも、巡の躯を見ないように顔を横に向け、怒った口調で囁く。
「ま、巡、なんのつもりなんだよ、い、い、一体、ど、どうしたんだよ?」
「私だって、もうよく判らないもん……で、でも、巡を見て、ほらぁ、もう子供の頃と違うでしょ?」
そう、自分が、こんな淫らでエッチで破廉恥な行動を積極的にしているなんて、とても信じられない。
「そ、そんなこと出来るかぁ!」
「な、永澄君、はぁ、暴れると段ボールが崩れて、つ、通路にいる男達に気が付かれるよ」

75 :
巡は腰を降ろして、彼に全体重をかけ、剥き出しの股間の中心部を、ズボンの上から永澄のモノに擦り付けて喘ぎ、何度目かの質問を繰り返す
「はぁはぁ、巡、んんっ、ま、まだ女の子に見えない?」
「くぅ、ま、ま、巡、へ、変だぞ…らしく、ない、ぞ…大体、なんで、し、し、下も穿いてないんだよ」
「そ、そんなの、どうだっていいじゃない」
元から下着を着けてなかったことを知られて真っ赤になった巡は、苦悶にも似た表情を浮かべる永澄のズボンのベルトを外しシャツのボタンをも外していく。
「巡っ、考え直せっ、お前、混乱してるだけなんだよ」
ついに耐えかねたのか永澄が彼女に手を押さえ鋭い声が響く。
「違うよ、も、もう、こ、混乱してないよ、覚悟を決めただけだよ、だからさ、巡の本当の姿を見て……キミの知らない私を…」
巡は、永澄の手を振り解くと、自分の乳房をゆっくりと揉みはじめる。
「えっ、か、覚悟って、ちょっと、オイ、なにをするつもりなんだよ」
「オナニー」
「オ……や、やめろっ、お、お前、やっぱり、お、おかしいぞォ!」
慌て絶句する永澄を余所に、柔らかく変形する乳房を、下から、上へと持ち上げるようにしては押しつぶし、何度も繰り返す。
偶然とはいえ、彼のオナニーを盗み見してしまったのだ。
やはりここは、自分がオナニーをしているところを、永澄に見せないと公平ではない。
「ほら、私だって、巡だって、女の子なんだからぁ」
指を股間に這わせ、腰をくねらせて、叫んだ。
永澄が何事か呟いているが聞こえないふりをして、恥ずかしさを忘れるためにも自慰に集中していく。
はぁはぁ、私ってこんなにエッチで敏感だったのだろうか。
巡は、次第に息を乱しはじめ、喘ぎ声を幽かに漏す。
上半身が揺れると、勃った乳首がぷるんと震え、永澄が短く息を飲むが聞こえた。
巡は永澄の目を見つめ、どうしようもなく震える声で囁く。
「い、いつもこうやって、キミのことを思い浮かべてオナニーしているんだぞ、お、驚いた……?」
永澄が、かろうじて頷いている。
「巡……」
「どう、ま、巡の躯、もう昔と違うよ?」
大人しくなった永澄の背に腕を回すと、喘いだ彼が戸惑いの表情を浮べながらも遠慮がちに腕を回してきた。
「うん、判ってるよ、ま、巡は、はぁはぁ、もう、ちゃんとした女の子だよ……だから、もう、や、めようぜ……」
「イヤだよ、巡の初めてを貰って……私、キ、キ、キミが欲しい……」
背に回された手がビクと止まり、驚くように永澄が巡を見つめる。
「なっ! そ、それは……あ、お、俺には、燦……ぁ」
「燦ちゃん? あれ、燦ちゃんは、ただの親戚なんじゃない……」
「うぅ、そ、それは、その、つ、つまり…」
巡は、言葉に詰まる永澄に構わずに震える指で、たどたどしくズボンのジッパーを降ろして、中に細い指を入れる。
「あのさ、それって燦ちゃんの秘密と関係があるんじゃないの?」
「ううっ」
永澄が喘ぎながらも目を逸らすのを見て、彼女は背中がゾクゾクするのを感じた。
彼女の僅かに残った理性が囁いている。
いつもの彼女に戻れと、引き返せる最後のチャンスだ、こんなのは、本来の銭型巡じゃない、と
だけど、
巡は、トランクスの上から永澄のモノを、そっと握りしめる。
もう……手遅れなのよ…
どうしようもなく躯が震え、頭に血が昇り、もはや、自分が何をしようとしているのか判らない。
ただ、本能の、欲望の命じるままに……するだけだ。

76 :
「こ、これが、永澄君の、オ、オチンチン、へ、変な感触、い、意外に硬いよね?」
教室で見た時よりも、かなり大きく感じる。
巡は、形状を確かめるように、じっくりと撫で回した。
「くぅ、そ、そんなに、に、握らないなでぇ」
「巡に、もっと、み、見せて」
巡は永澄の返事を待たずに引き出すが、
「うぁ、もっと、優しく、って、ぁ、いや、そうじゃないだろ、や、やめろって」
あぁ、こ、こ、これを、ココに入れるんだ。
気が急いて、もはや永澄の言葉を聞く余裕も、ペニスを観察する余裕もない。
「凄い…ぁあ、キミだって、これを巡のココに入れたと思わない?」
「巡、頼むよ、そ、そんなことを言わないでくれ」
「大丈夫、巡、気にしないから、そうだ、さっきの質問に答えてくれる?」
「えぁあっ、あ、なにが?」
「燦ちゃんの、ひ み つ に関係があるんでしょ」
「そ、そんなこと、言えるわけ、ないだろう…」
「じゃ、じゃぁ……」
巡は、言葉を一旦区切る。
「その、して……」
巡は、中腰になって永澄の頭を掴むと、弾ける乳房に力一杯押し付けた。
「むぅう、くぁー、ダ、ダメだって、い、息がぁ、ハァハァ、お、俺、じ、自分を押さえられなく、な、るよ」
「いいよ、今日はタイホだぁ、なんて不粋な事、言わないから……」
「巡、やめて、くれ、そんな、の、お、お、お前らしくない、ぞぉ」
「う、ん……判ってる、でも、も、もう、止められないよ」
「ま、巡つ、ダメだって、 ホントに、お、おお、俺だって男なんだぞ、本当に、も、もう押さえ切れなくなるぅ」
窓の外では稲妻が煌めき、永澄の悲鳴のような声が雷に掻き消された。
「……ッン!」
突然、股間に感じる指に、巡は躯をピクンと痙攣させ目を閉じる。
ん、んんっ、ああ…
永澄の指だ、口ではい未だに必に拒んでいるが、彼の指が彼女の股間をまさぐっているのだ。
ああぁ、いゃぁあー
永澄の指が、慣れた指使いで、二つのぷっくらした扉を、軽く押しつぶすようにクニャクニャと擦る。
んんっ、あぁ、もっと、やぁ、優しくして、ああっ!
息があがっていき、彼女は日焼けしてない白い下腹部を見下ろす。
我ながら、なんて、卑猥なのだろう。彼女は、永澄の指の淫らな動きに嘆息した。
ぁ、くん…
巡の躯が小さく仰け反る。
永澄が彼女の乳首を吸い、彼の指が侵入しながら扉を広げている。
粘液で濡れた縁を拭うように擦られ、その、たまらない快感に、彼女は腰をよがらせて囁いた。
「永澄君、もっとして、もっと、弄ってぇ、いいよ」
「ダ、ダメだよ、巡っ、お前がいけないんだ、ぞぉ、畜生っ!」
この後に及んで抗う、彼に、彼女は妖艶に笑った。
「ひっぁ、あぁ、そ、そこぉ!」
巡は思わず腰をあげ永澄の首にしがみつく。
永澄が、クリトリスを探し出して根元から先端まで、ゆっくりとなぶっている。
自分で弄っても、かなり感じる器官だが……
彼女は、今まで味わったことのない快感に、電流が通じたようにビクビクと痙攣した。
はぁはぁ、巡、永澄君との、想い出のビルで、淫らでエッチな行為をしている……彼の指が触れる度に背中がゾクゾクするの……

77 :
永澄の手が、乱暴に乳房を、こね回し揉みしだいている。
「はぁはぁ、すげぇ、弾力だぁ」
怒ったような口調ながら永澄の称讃する声が聞こえて来る。
「クソォ! 巡、お前、いつから、はぁはぁ、こんなにでかくなったんだぁよっ!」
「し、知らないっ」
巡は、乳首を強く摘まれ悲鳴をあげる。
「ひぃっ、い、い、痛い、ダメ、やめてっ!」
「いつも、いつも、はぁはぁ、これを、ブルンブンルと揺らしながら、こ、校庭を走りやがって、はぁはぁ、男子の気持を考えたことがあるのかよー」
え……
彼女は耳まで赤くし、永澄の掌で揉みくちゃにされている乳房を見下ろし
「そ、そんなの、んんっ、わ、私のせい、ぁ、あっ、じゃないわよー」
永澄の指で乳首をクニクニと執拗に揉まれ、痛みに躯を弓なりに反らせる。
「お、俺を、誘惑して、ほ、本気にさせた罰だ、乳首だけで逝ける躯にしてやるかなぁ」
やぁあああ……ん
でも、あ、んん、巡が、部活で走っている、はぁはぁ、姿を、見てくれたんだ。
あぁ、巡、ん、ぁ、はぁはぁ、う、嬉しいぞ、
押し寄せる痛みと快感に身悶えする彼女は、彼の耳元に、
「はぁはぁ、ダメ、あ、いいよ、も、もっと、やめて、痛い、んん、いいの、巡を、嫌、もっと、エッチにしていいよ」
と囁き続ける。
「いいのか、ダメなのかどっちなんだよォ」
永澄の、もっともな突っ込みに、巡は、喘ぎ声で返した。
ああ、もう永澄君に全てを与えてもいいと思える。
いや、彼の望むままの躯になりたい。
乳房が下から上へと引き絞るように持ち上げられ、限界に達し永澄の手の中から逃げ出して弾けるように揺れる。
敏感に反応する巡が背中を大きく仰け反らすと、すかさず永澄が彼女の胸に顔を埋め乳首を頬張った。
はぁはぁ、永澄君の舌がぁー
次第にぬるぬるになっていく彼女の乳房、乳首が舌で擦られ、巻き付くように絡み付かれ、思わぬ快感に喘ぎ声を漏す。
胸を弄られるのが、こんなに気持が良いなんて……
「ひんっ」
彼女は幼子のような短い悲鳴をあげた。
胸を口で弄られながらも、股間をまさぐっていた彼の指が膣に侵入してきたからだ。
硬い筋肉をほぐすように念入りに、うごめいていた指は、ゆっくりだがグリグリと膣壁を押し広げながら入ってくる。
自分でも入れてみたことがあるが、痛くて人指し指の第2関節までがやっとだったのに。
だが、永澄は、たいして痛みを感じさせなで簡単に根元まで入れてしまう。
嫌だぁ、慣れているぅ! エロ澄君、ひょっとして燦ちゃん……もしかしたら留奈ちゃんにも、同じことをしているんだろうか?
「ま、巡、そ、そんなに指を締め付けるなって」
し、締め付けてなんかないもん。
と、心の中で叫ぶのが、やっとだった。
「はぁはぁ、巡の中、せ、狭くて、感度も具合も、よ、良さそうだな」
ほ、褒めているのだろうか?
「2本に増やすぞ」
う、うん……
彼女は快楽に耐えるように永澄の乳首を唇に含むと、目を閉じて歯を食いしばる。
「あ、巡、そんなところぉ」
永澄は身悶えするが、構わずに指を中に確実に侵入させる。
んんぅ、くぅぅ、
異物が侵入する感触に、たまらなくなり声をあげた。

78 :
「巡、通路まで喘ぎが聞こえるぞ、し、しかし感度すげぇなぁ!」
そうだ、私、処女なのに、なんでこんなに感じるのだ?
ひょっとして、巡って淫乱なのだろうか?
巡は、声を押しし、羞恥心を露にして身悶えした
「お前が、ハァハァ、こ、こんなにエッチなんて知らなかったよ、かなりオナニーしてるんだろう?」
「ち、違ぁ、むぅぬうう、うー ぬぅ」
いきなり永澄が口を塞ぎ、抵抗する間も無く舌が侵入してくる。
やぁ、永澄君の舌がぁ、舌がぁ…
異物感に反射的に舌を追い出そうとすると、待っていたように絡み付いてくる。
なんなの、この感触ぅ…
なんか舌の動きがとても、卑猥……
なんとも言えない嫌らしい音が頭に響き頭の奥がジンジンとしてくる。
気が付けば、彼女は拙いながらも永澄の唇を貪るように頬張っていた。
腰が砕けそうになるようなキスが終わり、彼女は残念そうな表情を見せて股間から沸き上がって来る快感に集中する。
き、気持いいっ!
彼女は身を捩りながら股間を見下ろした。
見れば、永澄の指が、嫌らしい音を立てながら自分の大事な所を、粘液を垂らして出入りしていて、自分の腰も合わせるように、よがっている。
いやぁ、嫌っ、巡、処女なのに、中でも感じてる?
ち、違う、きっと永澄のせいだ!
あぁ、キミ、上手すぎるよ、どうしてこんなに上手いのぉ…
巡が、エッチなのは、キミのせいだ。
羞恥心に身悶えしながらも、股間を永澄の指に押し付けるような動きは止まらない。
「はぁはぁ、お、おっぱい、を、も、もっと弄ってぇ」
敏感に反応して、ぴんとシコる乳首に、思わず懇願する。
「ま、巡、あ、慌てるなって、もっと楽しませてやる」
はぁはぁ、永澄君、人格、代わってる?
いや、変わっているのは、自分の方かもしれない。
永澄の指が、きつく締まる肉筒の中をほぐすように押し広げ、何度も掻き混ぜながら、クリトリスを押しつぶし圧迫する。
あ、ぁあああああー
彼女は、躯の中から浮上してくる得体の知れないものに躯を弧の字にのけ反らす。
「いやぁあああああー」
窓からは稲妻の光りが漏れ、雷鳴に紛れて彼女は初めての絶頂に叫び声をあげた。
ふと、気が付くと永澄に抱き締められていた。
あ、ひょっとして、巡、逝ったの?
これが、オーガズム? イクということなのか?
彼女は、恥ずかしそうに永澄の顔を見上げる。
「巡、はぁ、はぁ、こ、この辺にしておこうぜ、もう、はぁ、いいだろう」
永澄が、諭すように話しかける。
冗談じゃない!
永澄のモノは、こんなに大きく勃っているではないか、
巡は、永澄の肩に両手を乗せ、細い腰をくねらせながら浮かせると、
「い、入れて、いいよ、キミの、逞しい警棒を、お、奥まで……」
「け、警棒って、あのね……いい加減にっ……」
巡は乳房を震わせ、永澄の言葉を遮るように彼の額に自分の額を重ねる。
「ま、巡?」
「君が、はぁはぁ、巡……わ、私のことを幼馴染みとしか思ってないことは、はぁぁ、知っているけど」
「ま、巡……」
苦しそうに永澄は、呻いた。

79 :
「ご免ね、私、キミを、苦しめているよね、でも、終わらせて、最後までいかないと、私、この気持を終わらせないような気がするんだ」
「ダ、ダメだよ、俺には、燦ちゃんが……いる」
「うん、」
「じ、実は燦ちゃんは俺の…よ、嫁さんなんだ」
嫁とまでは思わなかったが、永澄の言葉をなんとなく予感していた巡は、驚きながらも笑顔で返事をし、
「そんなこと知っているよ?」
と、平然と答えた。
「でも、それとこれは別なの、巡は、燦ちゃんとキミを祝福するぞ」
永澄は沈黙した。
そして、その彼の表情に彼女は、心を掻きたられ、たまらなくなるのだ。
なおも、ためらう永澄に、巡は、ふと、思いついた事を囁いた。
「燦ちゃん、……達は、実は人間じゃないんでしょ?」
「!」
永澄の躯がギクと震え、真顔になる。
「ま、巡、どうして、それをっ!!」
へ?
…………
ほ、ほ、本当なのォ? おっ、驚いたのは、私の方よぉー!
巡は、これにまでになく真剣な永澄に、心の動揺を、なんとか隠し囁く。
「き、決まっているじゃない、簡単な推理よ、だけど、だ、大丈夫だよ、絶対に、な、内緒にしておくから」
「絶対にだぞ、金輪際、その事は口にするなよ、命に拘わるからな」
そ、そんな……大袈裟な
あ……!
警察官の神様、ごめんなさい、今だけ許して……
永澄の反応に半信半疑な巡は、ある邪な考えを思いつき、半ば冗談で囁いた。
「じゃぁさ、絶対に誰にも言わないから、巡を、私を、抱いて……くれる?」
「ぇえええ!」
「だ、だ、抱いてくれたら、誰にも言わない、忘れる、で、で、でも、してくれないのなら……喋っちゃうかも……」
「うううっ、し、しかし、くぅー ま、巡、汚いぞっ」
永澄が苦しそうに文句を言いつつも巡の腰に手を添える。
「い、一度だけだからなっ、約束だからなぁ」
え?
思わぬ効果に巡は、身体を駆け巡る欲望を一瞬、忘れそうになった。
そんなに重大なことなのだろうか?
燦の秘密に思いを巡らしていた巡は、急に腰を持ち上げられ身体を震わせる。
「きゅぁ、えぁ、……ちょっと、んんっ、ぁ……いいの……」
「し、仕方がないだろう、お前を、アイツらに、こ、させる、わけにはいかないだろ、はぁはぁ、それに、これは、もう、ご、拷問だよ、じ、実は、お、お、俺も、我慢限界だぁー」
「あっ…キャァ…ヤァ、んん、」
「巡、尻を後ろに突き出すように腰を少し引いて…」
彼女は永澄の肩に手を置くと、素直に誘導に従った。
「や、約束だぞ……」
永澄に目を真直ぐ見つめられ、巡は頷く。
うん、絶対に言わない、守るよ!
以前にも約束していたし、元々、燦のことを追求する気は毛頭なかったのだ。

80 :
それよりも今は………
んんっ
彼女は永澄の躯に体重を預け、腰に添えられ彼の手の動くままにプリプリとした尻を降ろしていく。
はぁはぁ、ひん……ああ、当たってるぅ
「巡、そのまま腰をゆっくりと降ろして……」
くぅ、巡は、歯を食いしばる。
粘液が滲み出す扉が、彼を迎え入れようと大きく開かれる。
「む、無理するなよ」
「うんっ、くぅ、な、がすみ、くぅん……ぁ、ん…」
ああ、筋肉が押し広げ…入って来るよぉー
「はぁはぁ、な、永澄君……」
「ま、巡、くぅ、はぁはぁ…」
くぅ、やぁー 痛ぅ…ぁんんっ、大きい、ぁああっ、
はぁはぁ、ああ、じわじわと入れるより……くぅあああ!
巡は、目を閉じ躯を震わせながら一気に腰を降ろした。
「お、おい、ゆっくりと言ったのに、ま、巡、だ、大丈夫かぁ?」
「うん、はぁはぁ、んっ、くっ、ぁ、だ、だ、大丈夫、はぁはぁ」
下腹部を、密着させた巡は、顔を真っ赤にして歯を食いしばり永澄の胸に顔を押し付けていた。
呼吸をなんとか落ち着け、そっと下腹部を僅かに離し結合部を見る。お互いの毛が絡み合って、とても、嫌らしい。
はぁ、でも、私、永澄君のオチンチンを本当に入れたんだ……
巡は、結合部に僅かな血が付着しているのを認めて、目に涙が滲むのを感じ、彼の手が頬を優しく撫でるのに任せた。
それにしても……
初めては、かなり痛いらしいという話を聞いているが……
なんで? こんなに、き、気持がいいの?
自分は異常なのではないかと巡は狼狽しながらも、熱い吐息を漏した。
「い、痛くないか?」
永澄が耳元で囁く。
痛いことは痛いが、こうして永澄の胸に抱かれている安心感と、膣を満たす充満感の方が大きく、気持が良い。
「だ、大丈夫かぁ?」
返事をしない巡に永澄が心配そうに聞いてきて、増々彼女の顔が赤く染まる。
『大丈夫、気持が良いから動いて欲しいのぉ、巡に永澄君の躯を教えて』なんて、処女、いや、もう処女ではないが、とても言えやしない。
やはり……乙女の嗜みとして、ここは……
「う、うん、結構、い、痛い…けど…」
と言わざるをえない。
「ほらぁ、痛いなら、もう、やめろって、ぬ、抜くぞ」
あ、やだ、せっかく入れたのに、
慌てて永澄にしがみつくと中でモノがうごめき、彼女は、喘ぎを漏した。
ぁ、んん、なんとも言えずに、いい、たまらない、はぁ、はぁ……
で、でも初めてで感じるなんて、は、は、恥ずかし過ぎるっ。
しかし……
彼女の複雑な乙女心とは裏腹に、腰がモゾモゾと少しずつ動き始める。
はっ、んん、んぁ、
「お、い、無理するなって、あ、くぅ、こら、そ、そんなに腰を捻るなぁ」
だ、だって、腰が勝手に動くんだもん。
やぁ、巡って、痛いのに、こ、こんなに感じて、ひょっとして色情狂か淫乱なのぉ……
あああ、ダメ、また腰が勝手に動いちゃうよ、さっきまで処女だったのに、は、恥ずかしいよぉ
これじゃぁ、はぁはぁ、エロ澄君と同じじゃないかー

81 :
巡は、熱い吐息を漏しながら、永澄の耳に囁く。
「あ、あのね……、い、痛いけど、はぁはぁ、永澄君、んん、だ、大丈夫、痛いけど、キミの好きのように動かしてぇ……痛いけど、いいよ、お、お願い、う、動いてぇ……」
でないと、自分から腰を振ってしまいそうだ。それは、彼女としては避けたい。
あくまで永澄から動いてくれないと、乙女として恥ずかしい。
「な、永澄く……ん、は、早く……して」
「うん、ぁ、くぅあ、はぁはぁ、そんなに……締め付けるなぁ、ちょと、待って、あぁ、はぁはぁ、くうぉそぉ、う、動くぞぉ!」
半ばヤケになったような声と共に、永澄が動き始めるのだった。
「はぁはぁはぁ、やぁ、んんっ、はぁはぁ……」
キ、キミ、もっと、突き上げて、
痛みすら、気持良くて……
巡は乳房を激しく震わせて永澄の動きに合わせていき、それだけでなく、もっと快感を得ようと腰を左右に振り、クネクネと円を描くように捻る。
「ま、巡っ、お、お前っ、す、凄えぇえー 初めてなのに、ぁああ、こんな、淫らな躯になりやがってぇ…」
永澄の堪え難い叫びに、巡の顔が、あっというまに朱に染まる。
「か、感じてないもん、我慢しているだけ……ぁああ」
「嘘をつけっー」
あ、乳首噛んでいる、あぁあぁ、やぁ、はぁはぁ…ああっ
「はぁはぁ、こんなに、はぁはぁ、こんなに、か、感じているじゃんかぁ、イタイイタイと、はぁ、はぁ、言いながらだ、こんな、に、俺のモノを、し、締め付けてぇ…くぅ、お、俺、はぁ、はぁ、た、たまらないよ…」
「違うから、はぁはぁ、ま、巡、初めてなんだから、処女だったんだからネ、い、淫乱じゃないからぁ、」
「だ、誰もそんなこと言ってねぇってー、で、出そうだぉー」
永澄が怒鳴るように叫び、いきなり巡の白い尻をムンズと掴むと段ボール箱をなぎ倒しながら立ち上がる。
「ヒィゥァ!」
悲鳴とも喘ぎとも、聞き取れる声を上げながら彼女は永澄からずり落ちないように太ももを胴体に絡ませ、必に腕で彼の頭にしがみついた。
「いやぁー な、な、なにすんの、あっ、あぁ、ずり落、ちる、んん、こらぁ、ぃやぁー、い、入れたまま、はぁはぁ、た、立ち、立ちあがるなんて、巡が、しゃ、社会の、常識、を、はぁはぁ、教えて、あ、げ、よ……はぁはぁ、か、はぁはぁ」
苦しくて、感じ過ぎて、い、息が続かない、で、でも、凄い、永澄君、こんな体勢で、巡りを軽々しく持ち上げるなんて………
なんて、冷静に言っている場合じゃない!
「馬鹿、馬鹿ぁー あ、あっ、やめて、あ、痛っ、お、降ろしなさいよっ、ああっ」
あ、下にずり落ちそうになる度に、奥へと打ち込まれ、さすがに激痛が走る。
「うぉ、あ、暴れるなぁ、ね、根元が痛い、ちょっと我慢しろ」
永澄が巡の躯を持ち代えるように、揺らすと彼女は悲鳴をあげた
「はぁはぁ、巡、はぁはぁ、少し、耐えてくれぇ」
へ……な、何を?
「はぁはぁ、ここは、せ、狭すぎて、ご免、つ、続けると、俺の、こ、腰が、背中が、もたない、はぁはぁ、くぅ、はぁはぁ,お前の、中、凄い、はぁはぁ、はぁはぁ…こら、巡、そんなに腰をクネクネさせるな、よ、良すぎて、俺、な、中にだしちゃうじゃないかぁ……」
そんなぁ、だってぇ、やぁ、捻って、ないもん……
声を言葉にしようとしても出来ない、出るのは痛みと快楽に打ち震える、喘ぎ声だけだ。
「あ、えぁ、んん、はぁはぁはぁ、ああ、ふっ、はぁはぁ、ふー」
永澄が巡の体重を支える為に、白く円やかな尻の肉に指が食い込んでいく。
あぁ、ちょっと、はぁはぁ、やめなさい……お尻を、そんなに強く握りしめるなー

82 :
「ひぃっ、ぁ、ふっ、ぁ、あっ、」
永澄が通路へ向って歩く度に、ズン、ズニュウと、膣の中のモノが捻るように奥へと突かれ、巡は乱れ狂いはじめる。
これは、ヤバイ、このままだと、自分の中で何かが壊れてしまう。
だが巡の腰は刺激を楽しもうとするかのように永澄の腰に密着しようとする。
ああ、永澄君、動かないでぇ、はぁはぁ、ぁ、お尻がずり落ちちゃう、永澄君の、に、肉警棒が抜けちゃうよ、ああ、落ちる、ひぃ、お、落ち、堕ちる、巡、初めてなの、に、堕ちちゃうよー
まるで、灼熱のモノで串刺しにされ、永澄の身体に固定されているような感覚だ。
このまま股間を貫かれたまま彼から離れられなくなるのではないかと錯覚に囚われ、彼女は身体の中を吹き荒れる感覚に、自分は壊れて狂っていくのが判った。
巡は痛みと快感の両方に悶絶して頭の中が真っ白になり、もう誰もいないビルの通路に出たとたんに、一瞬、気を失い崩れ落ちた。
「はぁはぁ、、も、はぁはぁ、もう、はぁはぁ、巡、ダ、メ………」
巡が、そっと目をあけると永澄が、白い精液を、彼女のお腹にぶちまけているところだった。
「はぁはぁ、あ、危なかった、もう少しで、中に出すところだった、ぁ、お、おい、巡、だ、大丈夫かぁ?」
「う、ん……」
な、中に出さなかったのか、なんか残念……
「ご免、抜いた瞬間に、出ちゃって、腹にぶちまけちまった…」
そ、そんなこと……構わないよ。
「もう、一つごめん、お前、初めてで、出血もしてたのに、俺、つい、無理なことを、ご免な……」
「だ、大丈夫だよ」
「ほんとか、お前が、燦ちゃんや、留嘗ちゃんと違って、人間だってことを、わ……! あ、ぅあぁ、いい、今の忘れてくれぇ!」
巡に向って手を合わせて拝む永澄にコクンと頷いた。
「う、うん、や、約束だもんネ」
はぁ、やっぱり、燦ちゃんと……留奈ちゃんとも? して、いるんだ、でも、私と違うって、どんな風に違うだろう?
巡が、下腹部に掛かった粘つく精液に指をやり、周りを見回せば、誰もいない通路で股を盛大に開いて全裸になって仰向けになっている。
「……………!」
な、なぁ、なんだー いやぁ……外から丸見えじゃないのー
永澄君の馬鹿ぁ!
一体、何を考えているんだー。
股間の中の残留感を、気にしながらも彼女は、慌てて起き上がり、まだ熱い躯を丸め、出来るだけ身体を小さくして隠す。
外を見れば、弱まったとはいえ、まだ雨が振っている。
「キミ、服っ、服を取って来てー」
「あ、わ、ご、ごめん」
永澄は、今気がついたと言わんばかりに慌てて服を取りに行き、巡は、躯を丸めたままズリズリと移動して柱の裏へ隠れ、
「まったく、気が効かないだから、さ、燦ちゃんに振られちゃうぞ」
と、苦笑いしながら、精液のついた指をペロと舐めた。
「おい、巡、今度はちゃんと、その……下着を付けているよな」
濡れたままの制服を着終わると永澄が、ためらうように声をかけて来た。
まだ顔を赤くしたままの巡は、俯き永澄の方へ胸を見せるように向き、黙ってコクと頷く。
行為中の自分の姿を思い出し恥ずかしくて、彼の顔が見られないのだ。

83 :
「あ、あの、巡、え〜、と……」
永澄が言いにくそうに口を開く……
「ん?」
こんな時、どんな表情をしたらいいのだろうか、巡は恥じらいながら永澄の表情を伺う。
「そ、そのブラ、ち、ち、小さくないか?」
「う……ん、最近、また、成長しちゃって、ははは、ぬ、濡れると、増々、きつく感じて……」
「そ、そうか、女の子も、た、大変だよな」
『あはははっはっ……』
二人は顔を見合わせて同時に笑い、彼女は安堵の溜息をそっと漏した。
「巡……ゴメン…俺、自分の欲望を押さえ切れなかった……その…謝っても済むことじゃないけど……」
え……
巡は、土下座をして謝る、その言葉に後悔に匂いを感じて、思わず顔をあげ永澄の顔を見た。
ああ、そうだよね……
巡は、永澄の言葉を思い出す。
永澄には燦ちゃんという、彼女……嫁がいたのに裏切らせてしまったんだ……
あれ、実際のところ留奈ちゃんの立場って? どうなんだろう。
まぁ、いいか、エロ澄さんだもんね……二人共かもしれない。
ははは、こんなことを知っても、なんで平気なんだろうなぁ、私も、変わってしまったみたいだ。
「お、俺、せ、せ、責任……あ……むぅ」
彼女は永澄に最後まで言わせなかった。永澄に抱きつけ唇を奪う。多少の罪悪感は、お互い様だ。
拒否されるかと思ったが、優しく背中に手を回し、抱きしめてくれた。
「責任なんて、軽々しく言うな」
「ご、ごめん…」
「ふふふ、謝るのは、巡の方だよ」
ありがとう、永澄君……とても嬉しかった。
誘惑したのは私、キミが抱いてくれなかったら、無理矢理、巡の方から犯していたかも……
巡は、永澄から躯を離すと、再び強くなってきた雨を睨み付け、
微笑んだ。
「ねぇ、もう諦めて、帰ろうか」
「え、お、おい、い、いいのかよ…」
「うん、この雨、やみそうもないし、どうせ、もうこんなに濡れているんだから……」
「ま、巡っ」
「えっ……ぁ、ハッ、そ、そんな意味じゃないぞ、どうせもう『雨で』濡れてんだから、その……」
彼女は頬を膨らませ、怒ったようにそっぽを向く。
中にはまだ何かが入っているような異物感が残り、いまだにジンジンして濡れているのは、確かだし……腰も足もガクガクで、まるで100メートルを全力疾走したみたいだ。
あ、そうだ、雨で部活が出来ない時には、永澄に抱いて貰うというのも、良い筋トレになるか……な?
「い、いや、そのことじゃなくて……」
永澄もまた、照れているのか不安なのか、あるいは怒っているかのか、顔を赤くし、アホな事を考えている巡から視線を逸らしている。
「じゃぁ、なんのこと……二人で雨宿りしていた、だけでしょ」
「えっ、ま、巡……お前……」
巡は、小悪魔のような笑みを浮べ、永澄が持っていた彼女の鞄を奪い取るように受けて耳元で、小さく囁いた。
「そういう事にしとこう、それでも気が咎めるのなら、またエッチしよ」
「え、な、なに言って……」
「燦ちゃんの例の事については、もう二度と言わないと約束したけど、エッチはしないと約束はしてないもん」
「え、ちょっと、そ、それはないぞ……あ、待てよ」

84 :
巡は、永澄を無視して、ずっしりとした重いガラス扉を開く。
午前中より気温が上がったためか、やけに生暖かい風が雨を伴って吹き込み、二人は、ほぼ同時に顔を逸らした。
「それに、巡には、キミが性犯罪を起こすのを未然に防ぐ義務があるのよっ」
「なんのことだぁ!」
永澄が、雨風の音に負けないとばかりに怒鳴り声をあげる。
「キミの、あの溢れる性欲を、押さえ切れなくなったら、巡にぶつけるのだ!」
「ま、巡っ!」
「燦ちゃんだけじゃ……、もしかしたら留奈ちゃんも、だけど、キミのエロには二人でも手に負えないんじゃない?」
「うっ、そ、それは、忘れてくれぇ」
「ふふ、図星?」
「あ、いや、それは……」
「ははは、ねぇ、まだ時間あるし、途中の交差点の、あの公園に寄って、話はそこでしましょ」
「公園って、あそこのか? 今から? あ、おい、こらぁー それより、巡、お前、様子が変だぞ?」
「どこも、変じゃないぞぉー」
雨の中に飛び出した巡を追い掛けるように永澄も雨の中に飛び出す。
あぁ、火照った躯にあたる強い雨が気持いい。
この快感は、やめられなくなりそうだ。
巡は、彼女の家と、彼の家とに左右に別れていく交差点の外れにある周囲から隔離されたような小さな公園に着くと、人気のないことを確認して、一向に冷めない熱い躯を両腕で抱きしめ永澄が追いつくのを待った。
彼女は、追いついて驚愕している永澄に顔を向ける。
「はぁはぁ、ま、うぁー巡……お、お前っ、な、なに、脱いでんだよ」
「だって躯が、燃えるように熱くて、巡、我慢できないんだ、雨が気持いいよ、キミも、脱いだら」
「正気かよ、いいから、ふ、ふ、服を着ろって」
「大丈夫、ここには、雨宿りするような場所もないし、こんな天気、誰もこないよ」
「そんなこと、言っている場合かぁ、とと、とにかく着ろよ」
「嫌っ」
「駄々をこねるなぁー」
ダメだよ、私……心と躯のどこかのネジが飛んで、壊れちゃったみたい。
でも、気持がいいんだ、なんか開放された気分!
「永澄君!」
「なんだよ」
「ここで、もう一回、セックスしよ、土砂降りの中でしたら、どんな感じがするだろう?」
「お、おお、ど、どうたんだよ、ま、わり……しっかりしてくれ、変になったのは、お、俺の、さっきのアレのせいか……」
永澄の、狼狽した表情を見て、思わず笑いそうになるが、なんとか堪えて、巡は真顔になり囁いた。
「……きっかけになったけど、違うと思うよ、きっと、これが私の本当の姿の一つだと思う」
「そんな、絶対違うぞ、俺の知っている、お前は違う」
「そんなの、当たり前じゃない、キミは私の一部分しか知らなかったし見てなかったんだと思う、ねぇ、キミの本当の姿はどうなの?」
「うっ」
巡が、胸を張り、降り続ける雨水で濡れた熱い躯を押し付けるように詰め寄ると、永澄は彼女の躯に目を見張り、数歩下がる。
「巡………お前……本当に巡か……」
「うん、キミの幼馴染みの銭型巡だよ」

85 :
小さな公園の空を覆うように枝を広げる巨木の下で、彼女に降り注ぐ雨は、豊かで淫媚な躯の起伏を強調するように沿って流れ落ち、若く健康的な肌は水を弾き、濡れた乳首は透き通るように震える。
ついに黙り込み、荒い息をつきはじめた永澄を見て、巡は身悶えするように美しい躯を震わせ娼婦のように囁いた。
「キミの性処理は、任せて、巡、キミの言う事だったら、なんでも聞くから……ほら、キミのココだって、こんなに勃っているじゃない、今度は、巡の中に全部だして……」
そして魅入られたように佇む永澄を優しく抱き締め、彼の雨に濡れた髪の毛を手で軽く鋤き、自分の股間に薄く萌える毛の水気を絞るように撫で付けて、
激しい雨と荒れる空を掻き消すような、素晴らしい笑顔で笑った。
                    完

86 :

御苦労さまでした

87 :
毎度毎度えろいな!

88 :
また同じパターンか…




だ が そ れ が い い

89 :
お疲れ様です
GJ

90 :
GJ!巡が可愛いすぎる!!
だがGJすぎて藤代×巡が好きな自分は失恋したような気持ちになってしまったよ…

91 :
圧縮近そうなので保守

92 :
注 オリジナル設定あり
「な、な…がすみさ…ん、へ、部屋に、あ…がって、いい?」
床に四角く開いた出入り口から、息を押さえるような声がして、俺は天井を仰いで小さく溜息をついてから上半身を起こす。
はぁ、ま、ま、また今夜も……かぁ…
窓の向こうの暗い夜空に視線を向けると、銀色に輝く満月が陰鬱な顔を地表に向け浮かんでいた。
俺が燦ちゃんを部屋に迎え入れることを躊躇していると、彼女の切なく悩まし気な囁きが聞こえて来る。
「な、永澄さ…ん…お願…い」
泣きそうな気配すら感じる囁きを聞いた俺は、月光の中で快楽を貪り乱れ狂う彼女の白い肢体を思い浮べた。
俺の身体は、それだけで熱くなり股間がムクムクと勃ちあがっていく。
ああ、俺は彼女の麻薬のような躯に、逆らうことが出来なくなってきている。
「な、永澄さん……寝とるの?」
俺は溜息をついた。
「い、いいよ」
「ぁ、ええの? あ、上がるきんよ」
諦めた俺の言葉に、ほっとしたような吐息と共に、彼女は足を忍ばせてゆっくりと俺の部屋にあがって来る。
そう……
輝く太陽が沈み、月の銀光に支配されるかのように、まるで別人のような女の子へと豹変した燦ちゃんが、梯子を軋ませ、俺の目の前に姿を晒した。
薄暗い部屋にあがった彼女は、出入口の蓋を音も立てずに閉めると俯いていた顔をあげる。
妖しく濡れたように光る唇を半開きにして、普段の彼女からは想像できない程に妖艶で淫らな表情を浮べ、俺の脳みそを蕩かせてしまうような吐息を漏らす、
そうして『もう我慢ができないきん』とでも言いたげに潤んだ目で俺を切なさそうに見つめた。
くぅ……負けては、ダメだ、今夜は、ゆっくりと1人で過ごそうと思っていたはずだ。
俺は、なんとか欲望を押さえようと歯を食いしばる。
だが、天窓から差し込む月明かりが艶かしい陰影を描き、際どい裾のラインからは眩しい太ももが、むっちりと剥き出しになっているのを見て、いつものように無駄な努力だと悟った。
「永澄さ…んっ…」
燦ちゃんは、可憐な声で俺の名を囁く、頬を朱に染め、細い腰をくねらせて、ことさらにプリプリした白い尻を強調させる……
羽織っただけのパジャマの下からは悩ましい乳房が子兎のように震えていた。
はぁはぁ、も、もう、たまらない……
「ま、巻、は……?」
燦ちゃんの白い太ももに一筋の粘りのある液体が流れ落ちるのを見た俺は、彼女の淫乱さに圧倒され声が掠れそうになる。
「もう眠っとる、だ、だから……朝まで、しても大丈夫きん」
恥ずかし気に顔を赤く染めた燦ちゃんは、わざわざ部屋の明かりを灯し、均整のとれた艶かしい躯を俺に見せつけるように上着を脱ぐ……
風呂上がりなのか部屋の中に石鹸の良い香が漂い、燦ちゃんの白い肢体からは、ほのかに湯気が立つ。
とても中学生とは思えない発育の良い肢体に、毎度のことだが俺は目を細める。
男の、いや俺の肉欲を挑発し悦ばせるためだけに存在するような彼女の淫美で整った肢体。
はぁ、はぁ、ああっ、この、魔性の躯が俺を狂わせていくのだ。
俺は、禁断症状のようにペニスを膨張させ躯を振るわせた。
「な…が、はぁ、ん、すみ…さ…ん…好きにして、ええよ」
燦ちゃんは熱い吐息を漏しながら俺の耳元で囁き、両手でこぼれ落ちそうに揺れる乳房を抱えて膝をつき、太腿のムチムチした肉はプルッと振動して生暖かい躯の香りが匂い立った。

93 :
うぅっくぅ〜 いつもながら、な、なんてイヤらしい体付きなのだろうか……
ふと、気が付くと、床には、たたまれたままのパジャマと下着が落ちている。
俺は思わず呆れた声をあげ、俺の視線に気がつきいた彼女は羞恥心に身悶えをして自らの躯を抱きしめ俯いた。
そうか……
今夜のような満月の夜は躯が激しく疼いて、もうどうしようもなくなるのだろう。
躯の奥から沸き立つ肉欲を我慢しきれなかった彼女は、風呂から上がってすぐ上着を羽織ったまま、俺の部屋にやって来たんだ。
やれやれ、家族の誰かに見られたらどうするつもりだったんだ?
俺は燦ちゃんの望みを叶えるために毛布から出てゆっくりと服を脱いだ。
彼女は俺が服を脱いでいくにつれ次第に息を乱し、目を輝かせながら俺の股間を見つめ、喘ぎ声を漏らしていく。
「はぁはぁ…ながすみ…さん…も、もう…我慢で…きん、身体が疼いて、頭がおかしくなりそうじゃぁあ!」
彼女は、艶かしく淫美な乳房を重量感たっぷりにと揺らして、切なさそうに自ら揉みはじめる。そして細くくびれたしなやかなウエストを捻り、淫媚な白い尻を左右に振ると大きく股を開いた。
「燦ちゃん……もうぐしょぐしょだよ……」
俺は、熱を持ち熟れた果物のように果汁が滴る彼女のアソコへ手を触れる、そして申し訳程度に生えている柔らかな薄い恥毛を撫で付けて、中指で下から掬いあげるようにして、柔らかく小さな脹らみの割れ目に沿って這わせ、クニャクニャ揉みながら沈ませる。
「ぁ、んぁ、だって、永澄さんのせいじゃもん、やぁ、わ、私は、はぁっ、ぁん、んん、永澄さんの、嫁さんじゃきん、やぁ、はぁはぁ、な、なんでも言う…ぁあ、ままじゃよ?」
彼女の言い訳のような言葉に俺は思わず苦笑いを浮かべる、どちらかというと、俺が燦ちゃんの言うがままなのだが……
「うん、判っているよ、どこを、苛めて欲しい?」
「うん、ここ………を苛めてぇ」
燦ちゃんの要望通りに俺がクリトリスを剥き出して指でこね回すと、彼女は腰をよがらせて喘ぐ。
「んっ、んんぅ…ぁ、…はぁはぁ、やぁ、んんっ、もうダメッ」
ああ、燦ちゃん、俺もたまらないよ……
敏感に喘ぎ反応する彼女の甘い吐息に頭が痺れてしまうのだ。
燦ちゃんが囁く
「はぁはぁ、永澄さん、もっと、してぇ」
俺は、燦ちゃんの悩ましい誘惑に対するせめての抵抗とばかりに彼女の顎を掴んで引き寄せ、耳元で小さな声で意地悪く囁く。
「え、ここを名前を言えって?」
燦ちゃんは目を見開き、俺に問う。
俺は声に出さずに頷き、勃起した密やかな突起から指を離す。
「あ、あ…ぃやぁじゃぁ、意地悪せんと、はぁはぁ、お、お願い、い、 もっと、弄ってぇ……」
俺は首を横に振り、同じセリフを囁く。
「も、もうっ、永澄さんのエッチ! はぁはぁ、言わんとダメ」
「ダメ」
俺の答えに彼女は頬を脹らませるが怒ってはいない。
その証拠に目は潤んで、息は乱れて、柔らかい豊満の乳房を擦りつけて俺の躯にしなだれ掛かってくる。
はぁあ……乳首が潰れるように俺の肌を這い、燦ちゃんの熱い吐息が耳に掛かり、俺の股間を直撃する。
そうして彼女は、俺の耳たぶを甘噛みしながら囁いた。
「な、永澄さん、淫らでエッチな私の、 ク、クリトリスと、お、おまんこの穴を、い、弄ってくださいっ!」
はぁ、ぁああ、せ、背中がゾクゾクして俺の股間は暴発寸前だ。

94 :
俺は、彼女の餓えたような肉欲に応え、蜜の溢れる裂け目に深く指を入れ、
「はっ、あ……んんっ、永澄さん、私、も、もう、が、我慢できない、きん……」
彼女は、嬉しそうに躯をビクビクと痙攣し喘ぎ声をあげた。
餓えた目をした彼女は、俺に覆い被さるように抱きついてくる、さらに快感を得ようと、燃えるように熱い躯を執拗に押し付けてくる、柔らかく張りのある乳房は潰れぐにゅぐにゅと変形した。
「ぁあっ…はぁはぁ、永澄さんっ…はぁはぁ」
やわらかな肢体を抱き締めると、彼女のすらりとした足が俺の両足の間に、無理矢理、割り込んで来る。
なんとも言えない彼女の太ももの感触に俺が喘ぐと、彼女は汗で湿りはじめた肌を擦りつけながら密着させ、俺の片足を股間に挟み、腰を前後に蠢かせ濡れた陰部を執拗に擦り付けた。
はぁ、燦ちゃんのアソコから溢れる粘液で俺の太ももが、こんんなにもヌルヌルと……
「はぁはぁ、んん、ぁ、永澄さんの、…もうこんなに固ぅなっとる」
ここまで来てようやっと彼女の優しい指が俺のモノに触れる、
うっ、くぅ……
そして燦ちゃんの、ツンと突き出した敏感な乳首が俺の心臓を撃った。
「あぁあ、永澄さん…」
燦ちゃんは、そっと目を閉じると、俺の唇を貪るように頭を蠢かせてキスを求める、俺はまた意地悪をして唇を固く閉じ彼女の舌を拒む。
「ッ…!」
彼女の目が驚いたように見開き困惑し、みるみるうちに涙が溢れてくる。
悪戯っぽく片目をつぶり微笑んで口を薄くあけると、もう馬鹿、と呟いて俺の口の中にイヤらしい舌を入れてきた。
燦ちゃんの、汗ばんだ小さな手を握りしめ応じると、淫らな吐息を漏らし俺の舌を求めて深く深く差し入れて来た。
そっと彼女の舌に応じて絡ませると夢中になって貪り、俺の手をぎゅと握りしめるのだ。
俺は、いやらしい音をたてる彼女の淫らで執拗な舌使いを堪能する。
「ムゥウ、ンン、ヌぅぁ、はぁぁっんん、はぁはぁはぁ、永澄、さ…ん」
俺が強く舌を吸うと彼女が陰部をグニグニと押し付けて来る。
暗に、もっと愛撫してと要求しているのだ。
俺は心の中だけでそっと溜息をつくと、彼女の股間を捏ね繰りまわしながら、脈動する濡れた肉筒へと深く指を侵入させる。
「はっ、ん……やぁ、んっ」
柔らかくヌメヌメした粘膜に包まれた指をグリグリと何度も曲げると、愛液がたっぷりと滲み出した。
「はぁぁっ、ぁ、くっん、はっんん…嬉しいん、もっとして、はぁはぁ、私は、んんっ、…私が、み、淫らになるのは、旦那様である永澄さんの前だけじゃきん」
そう言って彼女は俺の鎖骨にキスをし悩ましい身体を弓なりに仰け反らせた。
「んんっ、あっ、はぁはぁ…んっんん………なぁ、ア、アレしていい……永澄さん?」
俺の指で逝った彼女が躊躇いがちに俺に囁く。
彼女が、例のプレイを望んでいるのはこの部屋に来た時から判っていた、人魚の夫となった俺には、拒否権などない。
「うん、燦ちゃんの好きにしていいよ」
「わ〜 あ、ありがとう、永澄さん」
彼女は快楽に喘ぎながら俺の耳元で英雄の詩を低く歌う。
うっううう、ぉぉおおおおー!
英雄の詩を耳元で囁かられた俺の躯は否応なく超戦士形態へと変化していった。

95 :
「はぁっ…んぁはぁ…あ…すごい、お、大きい…もう、こんなに鋼鉄のように硬くなっとる…」
変身した俺の躯を見て、昼間の清楚で可憐な顔を完全にかなぐり捨てた彼女は、うっとりとした淫媚な表情で舌舐めずりをし、中学生離れ、いや人間離れとなった巨根になった俺のモノに頬をすり寄せた。
「はぁはぁ、ああぁ、いつ見ても大きくて……太い…きん…な、永澄さん……早う、机に…坐って…はぁ…」
「え、う、うん…」
低い机の上に両足を開いて坐ると、彼女は、俺の超戦士時のアレに…いや、もはや肉の棍棒となっているペニスに軽くキスをする。
そして美しい胸を揺らしてケモノのように四つん這いになると俺の股間に顔を接近させて、根元から上へと顔を輝かせて見つめた。
「はぁはぁ、んん、はぁはぁ、永澄さんの、超戦士、お、おちんちん、はぁぁ〜 硬くて、あ、熱い、んんっ、素敵じゃぁ」
熱い息を漏らすと唇を触れてキスをすると舐め始め、彼女の舌が、浄めるように、舐め取るように、俺のモノにまとわりついていく。
ああ、濡れたように光る唇が、ねっとりとした舌が、彼女の熱い口の粘膜が……
俺は、強烈な快感の渦に引き込まれながらも、彼女のはしたなくも淫乱な姿にクラクラと目眩を覚えた。
一体、誰が彼女のこんなに淫らで、ケモノのような姿を想像しただろうか…
天然だけど芯が通っていて真直ぐな性格で、誰にも優しく聡明で太陽のように明るく清楚な彼女が……
俺の目の前で、正に雌犬のように背中を弓なりに仰け反らせ、円やかな白桃のような尻を高くあげて淫らに身悶えしている。
この快楽に狂った姿をクラスの皆が、いや燦ちゃんの父親が知ったら、な、なんて言うだろうか……
美しい髪を肢体にまとわりつかせ夢中になって舐めている燦ちゃんの顎にそっと手を当て、上を向かせる。
「んっ、ぁ、はぁはぁ……?」
俺のモノに夢中になっている彼女は、せっかく味わっているのに邪魔をしないで、というような卑猥な表情を見せた。
ああぁ……燦ちゃん、君はなんてエロいんだ……
一年前の俺には、君のこんな姿は、とても想像できなかっただろうね……
「邪魔をして、ご免」、
耳元で囁き、優しく頭を撫でてあげる。そして俺の感慨を余所に、犬が伸びをするように背中を反らせ、細い腰をくねらせて、再びプリプリした白い尻を高くあげる、そうして淫らで美しい乳房をたゆんと揺らし、乳首が床に当たる感触に身悶えした彼女は、可憐な口を大きく開く。
「はぁはぁ、はぁはぁ、変身した永澄さんの……チンポ、美味しいん」
頬を歪ませ惚けた表情で俺のモノを、しゃぶるの再開し、今度は、同時に空いた手で自分の股間を弄りまわしはじめた。
しかし……
そ、そんなに美味しいのだろうか……
その姿に思わず自分自身のモノを舐めてしまいたくなる衝動を覚える程だ。
「はぁはぁ、はぁはぁ…ながす…んん、みさん…気持ええ?」
「え、うん、凄い…よ…上手くなったよ」
彼女のテックニックを褒めたたえると嬉しそうに身体を揺らし、猛り狂っている俺のモノを両手で包み込み、小さな口を限界まで大きく開け、顔を捻るようにして頬張り目を蕩けさせていく。
くぅ……彼女の、ぁ…あ、熱くにゅるとした舌がぴちゃぴちゃ、と先端を……ぁ…あ…

96 :
はぁああ……俺の嫁さんは、い、いつから、こんなに淫らでエッチになってしまったんだろう…
俺は抗えない快楽に酔いしれながら、政さんと会話を思い出していた。
あれは、もう半年以上も前のことだ
「永澄さ…ん…」
「…………」
「な、永澄さんっ!」
「あ〜 政さん……先生、元気でふか…」
「……永澄さん、いったいどうしたんでやすかい?」
けだるい疲労感と無気力感にボー として学校の廊下を歩いていた俺は、呆れたように首を横に振る政さんに呼び止められた。
「しっかりしてください」
「は…ぁ…」
「最近、どうしたんですかい」
「はぁ…」
「遅刻に、居眠り、宿題忘れ……体育での覇気のない態度…」
「はぁ…」
「他の先生方も言ってやしたぜ、永澄さんは、成績はともかく、授業中の態度は悪くはなかったのに、どうしたのかってね……」
「はぁ…ご、ごめんなさい」
「永澄さん………あっしはこっちですぜ、どこを向いて頭を下げているんですかい?」
「あぅぅ…ご、ごめん、政さん……お、俺……」
「どうしたんです? おやっさんですら、ボウフラに、なんかあったんか、と言ってくる始末でさァ?」
「えぁ? はぁ……」
「困りごとでもあるんですか、相談に乗りやすぜ?」
「じ、実は……さ、さ……あ、いや、すみません、ごめんなさいっ」
とても他人には相談できそうもない悩みに、俺は慌てて逃げ出そうとした。
「おっと…逃がしやせんぜ」
しかし、ガッシ、と政さんに素早く腕を掴まれてしまう。
「政さん…お願い…離してぇ……」
「いえ離すわけにはいきやせん、ここ最近の永澄さんは、とても見ていられませんや」
そして腕を掴んだ政さんは、しばらく何も言わないで俺の目の奥をジッと見つめた。
ぁ…あ、政さん……そ、そんなに見つめないで!
おっとまた再発してしまった。
俺は、キラキラとトキメク顔を元の表情に戻すために、自由になる方の手でパシパシと叩いた。
「…永澄さんは、今にも倒れそうで、随分と『精気』の無い顔してやすぜ」
性器いや、精気という単語に俺の身体がビクッと震える。
「原因は、燦……お嬢ですね…」
うっ…はぁ〜…さ、さすが政さん…でも…
「み、見逃してよ…政さん…」
あんな理由なんか言えるわけが無い。
しかし…
「ここじゃ不味いですから、屋上に行きやしょうや、永澄さん…」
サングラスの奥から心配そうに俺を見つめる政さんに、トキメク、いや、ち、違うっ、俺は頷くしかなかった。
確かに、この状態が続けば日常生活も、ままならなくなりそうだったのだ。
「永澄さん、ようやっと燦お嬢と結ばれなさったんですね」
燦ちゃんの笑顔のような太陽が、燦々と降り注ぐ屋上に出てすぐ、開口一番に政さんが俺に尋ねた。
俺は赤くなりながらも、正直に頷くしかなかった。
「ご、ご免なさい…」
「目出てぇことじゃないですか、なにを謝ってんですかい?」
「え、でも…」
「親っさんは、ともかく、あっしや、姐さんは、二人のことを心から応援してますぜ?」
「あ、ありがとう政さん」

97 :
「で、永澄さんの悩みですが、その状態はアッチの、つまり夜の夫婦生活のせいですかい?」
政さんは、言いにくい微妙な問題をさらりと言ってのけた。
うっ…さすが大人だなぁ……
俺は話ことを覚悟した、そして半ば諦めたように事の次第を正直に話したんだ。
実際に俺は、かなり追い詰められていからだ。
「そうですかい…実は、お二人が結婚すると決まった時に、いくつかのことを危惧していたんですが……」
俺の話を聞いた政さんは、サングラスに太陽を反射させて、呟く。
き、危惧って…
「もちろん、親っさんのことも、人間と魚人の生活習慣の違いもありやすが、我々魚人の知能や身体能力は、人間より遥かに上というのはご存知でやしょ?」
政さんは再確認するように俺に話し掛け、軽く咳払いをした。
「え…うん…まぁ…」
「では体力や持久力も遥かに上というもの理解できやすね?」
「は…い」
「そこで言いにくいんですが、性欲とか、アッチの方も当然、その、アレでやして……あくまで人間から見てですがね…」
アレって……
俺の脳裏に、燦ちゃんの淫らに乱れる姿が浮かぶ……
「その……まぁ、なんというか、我々にとって当たり前でも、人間の基準から見てかなり、激しくて、濃密なんでさぁ…」
「…か、かなり……激しく…、の、濃密……」
俺は、冷汗を流し、ごくりと生唾を飲み込む
「ええ、夜の生活……つまりセックスに対する考え方も……躯も、当然、違いやすし、そもそも、並みの人間ですと、人魚相手には、体力も、精力も…到底、続かんでしょうね」
「……………」
俺は…
人魚と結ばれるということを、ちゃんと理解していなかったのかもしれない……
ふと、燦ちゃんのお母さんの蓮さんや、留奈ちゃんの母親の相模天王さんのほっそりとした姿が浮かんだ。
校舎の屋上から落ちても擦り傷程度で、コンクリートのぶ厚い壁をも平然とぶち破る、燦ちゃんのお父さんやルナパパさん。当たり前だけど、あの化け物のような二人と行為……セックスをしても、蓮さんや留奈ちゃんの母親は、全然、平気なんだよな……
と、当然、その娘の燦ちゃんも……
俺は、瀬戸内で燦ちゃんと巻と海に行った時の事を思い出した。
当然だけど人魚達って、人間には耐えられないあの深海の水圧でもなんともないんだよな。
はぁ……
政さんの、話しを聞いていたら疲労がどっと襲ってきて屋上のフェンスに寄り掛かり痛くなるほどの眩しい青空を見上げた。
「それに一言、魚人と言っても数多くの種族がいやす、そのせいなのか、なかなか子供が生まれないんでさぁ」
え、そ、そうなんだ…
そういや、燦ちゃんも留奈ちゃんも1人娘だもんな…
あの夫婦達なら、あと一人か二人ぐらい子供がいても良さそうな気がする。
「特に人魚ってぇのは、それを本能でも判ってんでしょうね……自分の遺伝子を残そうという本能……子を孕む為にアッチの欲望が、かなり強いんでさぁ」
逝っても、逝っても、何度も俺を求める燦ちゃんの姿……を思い出し思わず俺は、政さんの言葉に納得していた。

98 :
「我々魚人にとっては切実な問題なんですが、人間から見たら、相当な絶倫というか、かなりの好きモノというか……そ、その恥を晒すようやすが、下手をすれば色情狂にすら見えるんでしょうなぁ…」
政さんは、黙りこくって話しを聞いていた俺から目を逸らし溜息をつくように空を見上げた。
…し、色情狂ってそこまで……
でも俺は、行為中の燦ちゃんの顔と肢体を思い浮べ、頷きそうになってしまった。
そう言えば以前に、総魚人口は人間に比べると、ほんの僅か1%に過ぎないと聞いたことがあった。
そうか……
人間なんて増え過ぎて困っているのになぁ〜
「…………さ……ん…」
「……………」
「もう…永澄さっん!」
「あっ…ご免…」
「はぁはぁはぁ、エッチしとる時に、なんか…考え、ご…と?」
「え…いや…」
「それとも……わ、私の…ご奉仕に……飽きたん?」
「そ、そ、そそ、そんなことあるわけないよ!」
冷汗を流し慌てて言い訳をする俺を、咎めるかのように、下を向く柔らかい乳房が美味しそうに震える。
うぅ、眺めていると躯の奥がざわざわしてくるぜ、
燦ちゃんはセックスをするようになってから、増々、光り輝くようにエロくて綺麗になっていく。
特に腰付きが、尻が、より女らしく淫らになってきたような気がする。
こうして猥雑な音を立てて俺のモノを一心不乱にしゃぶり、必に口をあけて頬張ろうとする姿ですら下品では無く、可愛くてエロくて、俺の頭の中は沸騰して、彼女とやる以外のことを考えられなくなってしまうのだ。
俺は、なんとか理性を保とうと首を振り燦ちゃんに言い訳を続けた。
「違うって、燦ちゃんのテクニックが凄く気持いいから、と、陶酔してたんだよ…」
「本当?」
「うん…」
燦ちゃんは俺のモノを味わうのを中断し、俺の太腿に肘を乗せて頬杖をつき、可愛く見上げた。
「夫を満足させるんわ、妻の務めじゃきんな、もし出来んとしたら瀬戸人魚の沽券に関わるきん」
ああぁ、くぅ、そんなにエッチな仕草で可愛い真剣な眼差しで見つめないくれぇー
そのなんとも形容が出来ない程の可愛く淫媚な仕草に俺は生唾を飲み込むしかい。
最初の頃の、控えめで恥じらいまくる彼女にも萌えたが、
「燦ちゃんは、凄いエッチで淫らになっていくね」
これはこれで、すごいエロ萌えなのだ。
「えっ…み、淫らって、言わんといて永澄さんのエッチ…もう、私をエッチにさせるんは永澄さんがいかんのじゃぁ」
自分のしている行為を余所に、燦ちゃんの顔が真っ赤になり俯き、照れ隠しでもしているように俺のモノを優しく握り上下にしごき始めた。
「う、ぁあ、さ、燦ちゃん、それ効くぅ、くぅ〜ぁあ!」
顔を真っ赤にした燦ちゃんは、俺の反応を見て楽しそうに微笑み、上唇を舐めると脈打つペニスの裏を辿り敏感な傘の部分を撫で回す、その優しくもエッチな指使いが、俺の快楽中枢を直撃する。

99 :
初々しさを失わないくせに、淫乱な仕草は、する度に増していく。
「さ、燦ちゃん、俺、もうぅっ、限界だよ」
「はぁはぁ、う…ん、まだ、待ってェ!」
彼女は頷くと、左手で玉袋を持ち上げ優しく揉み右手で竿を握ると、舌を出して唾液を垂らしながらカサの裏側を、先端で舐め取る。
「っくぁ、はぁ、ぁあ、燦ちゃんっ!」
ぁあ、燦ちゃんは、俺の弱点を知り尽くしてる。
彼女は、念入りに唾液でヌルヌルにした俺のモノを柔らかく生暖かい乳房で優しく包み、赤味を帯びる尿道口に舌の先を這わせた。
「うっくぅ、はぁはぁ、出すよっ」
「んう、はぁはぁ、く、口…の中、にぃ!」
余りの快感に俺の身体が震え、思わず腰を浮かす、燦ちゃんの可憐な唇が亀頭を覆って、さらに音を立てながら舌で刺激し、気が付けばいつのまにか燦ちゃんの指が俺の肛門に侵入していた。
「ひうっ、ぐぅううぅ、はぅっぁあ」
はぁはぁはぁ、俺は、たまらなくなり燦ちゃんの口の中に大量の精液を注ぎ込んだ。
はぁはぁはぁ……
な、なんてことだ、どんどんテクニックが向上していくよ……
「はぁはぁ、さ、燦ちゃん、後ろは、うぅ、は、反則だよ」
俺の言葉に目で微笑み、顔をしかめながら口の中に放出された精液を飲み下す燦ちゃんの姿に、セックスをし始めた頃のことを思い出した。
最初の頃、俺は、2年以上の同居により溜まりに溜まった欲望を爆発させるように、機会をみては毎日のように燦ちゃんを抱いた。
彼女も嫌がりもせず積極的に俺に応えてくれるし、やりたい盛りである俺は、この悩ましくてエロい身体を前にして肉欲を押さえるだけの自制力なんてなかった。
俺は脳天気にも、エッチで敏感に反応する燦ちゃんの躯を貪るようにして喜んだ。
そして、俺は、彼女の本能を呼び覚ましてしまったんだ。
所詮、人間である俺は、人魚を満足させるような持久力と瞬発力を持ち合わせてなんかいないのに、次第に快楽に慣れ楽しむようになってきた燦ちゃんの肉欲に火を付けてしまったのだ。
気がつけば次第に彼女からセックスを誘うようになっていた。
やがて燦ちゃんは信じられない事に、学校の裏や屋上、トイレ等、人目のつかないところだったら、どこでも誘惑し要求してくるようになった。
そうして果てない彼女の性欲に応え続けて、溜まっていく一方の疲労に、俺は次第に行為をすることに躊躇しだしたのだ。
だが……彼女は、
押さえ切れない疼く躯を鎮めるために、俺をあの手この手で誘惑し始め……
あの恥辱に耐えるように頬を赤く染めた表情で、伏せ目がちに潤んだ目で俺を見つめ、そ、そして、この柔らかくてはち切れるような乳房をムニュウウと押しつけ、悩ましい腰をくねらせつつも美味しそうな太ももでスリスリする。
そして、とどめの可憐でエロい声で『抱いて…お願いじゃぁ、もう身体がジンジンして火照って、我慢できんの』とかエロく囁かれたら……
はぁ……
それでも疲労のあまり俺が応じないでいると、今度はスク水を着たりコスプレをしたり、おまけに猫耳まで装着して――
『永澄さんは、エッチな妻は嫌い…きん?』
――なんて涙目で誘惑されたら、拒むことなんて出来るわけがないじゃないかーぁ!
で、俺は燦ちゃんを満足させるために、日々、ユンケルの高いやつまで飲んで応じ、疲れ切ってしまったのだ。
はぁ、こんなことで悩んでいる中学生なんて俺くらいだろう……

100 :
「あ、きゃぁ…はぁはぁはぁ………はぁはぁ」
超戦士形態となっている俺は、甘い声をあげる燦ちゃんを軽々持ち上げると、胡座をかく、そして俺の胡座の上に後ろ向きに坐らせた。
「んぁ…永澄さんの…凄いのが、はぁはぁ、背中にあたってる…きん」
「燦…ちゃん……の、ここもうトロトロ…だね…」
「あぁあ、はぁはぁ、もう……永澄さん…変態でエッチ…なんじゃから」
「ふ〜ん…そんなこと言うなら…やめようかな〜?」
俺は、燦ちゃんの顎に指を回し、強引に俺の方へ向かせる。
「あっん……い、また、意地悪し…ん…といて」
「じゃぁ、何をして欲しいか言って…」
空いている方の手で、後ろから軽く乳首に触れると燦ちゃんの息が、すぐに乱れ荒くなる。
「あっふ、んん、も…もっと、はぁはぁ、ぁ…」
「もっと、何…?」
俺は、さらに触れるか触れないかの微妙な指使いで乳首を撫で焦らした。
「やぁ、ん、はぁはぁ…もっと強く…乳首を、い…弄ってぇ…きん…」
俺は、耳まで赤く染めた燦ちゃんのうなじに、そっとキスをしたあと、感度の良い彼女の弾力のある乳房を後ろから鷲掴みして、モミュモミュと揉みほぐし、荒々しく乳首をいじり倒す。
「燦ちゃん、はぁはぁ、おっぱい、いじられるの、はぁはぁ、好きだね、」
「はっぁ、うん、んっ…し、下もぉ…して、はぁはぁはぁ……激しいのぉ、好きぃじゃぁ…」
俺は要望に応えて、淫美に悶える燦ちゃんの股間に手を差し込み、大事な所を揉みほぐすように愛撫をした。
「んんっー ぁ、はぁはぁ、はぁはぁ……あっ…永澄さんの指、太ぅて…優しくて、ええ…はぁはぁ」
燦ちゃんは、俺が弄りやすいように目一杯に股を開くと悦びの声をあげた。
さすがに発情した燦ちゃんでも、超戦士となった俺のモノをいきなり受け入れるわけにはいかない。
「はぁはぁはぁ、ああっ、永澄さん、んっ、んん…」
俺は、具合を確かめるように指を二本、燦ちゃんの中に入れ撹拌する。
「あっあっ、んん、もっとぉ、あぁあ、掻き回して…」
生暖かい肉筒は、断続的にヒクヒクと痙攣し指をきつく締め付け離そうとはせず、淫らに蕩けていた。
「…はぁはぁ…うん、はぁはぁ、私、はぁはぁ…」
俺の指で、簡単に逝ってしまった燦ちゃんは、いきなり振り向き、俺の唇をペロペロっと舐め回す。その獣じみた仕草は、何故かキスよりも淫媚な感じがした。
政さんが言った色情狂という言葉が俺の脳裏に浮かぶ。
「はぁはぁ、永澄さん、入 れ てぇ、早く、入れてぇ」
天使のように微笑んだ燦ちゃんは、そのままの体勢で前に伏せるように倒れて、予め用意していた俺の枕に顔を埋めて呟いた。
「はぁはぁはぁ、はぁぁ、永澄さんの…髪の匂いじゃぁ……この匂いを嗅ぐと…私……はぁはぁ…もうもう…」
そしてプリプリとした白い尻を俺に向って突き出し、プクッと盛り上がった恥部の全てが目の前に曝け出される。
ゴクリ…はぁはぁ、何度、見ても、すげぇ、いやらしくてエッチだ。
「はぁはぁ、燦ちゃんの、はぁ、エッチなところ全部見えてる」
「嫌じゃぁ、はぁはぁ、そんなん言わんで、恥ずかしいん!」
燦ちゃんはそう言いながらも、恥辱に身を震わせ、さらに良く見せようとするかのように背中を弓なりにして反らし俺の目の前に、盛り上がった恥部を突き出す。
俺が、なんともいえない柔らかい感触の膨らみに指を触れると、もの欲しそうな蜜がツゥーと垂れ落ち、燦ちゃんの快楽に餓えた腰が悩ましげに揺れた。
俺は再び屋上での事を回想する。

101 :
「だったら、ほらァ、前に変身した、例の、あの、ごっつい姿になったら、ええんじゃない?」
どうしたもんかと俺と政さんが、黄昏れたように屋上から校庭を眺めていると、後ろから突然声がした。
「ぅああっ、姐さんっ!」
政さんが珍しく驚く。
ぐあー さ、さ、燦ちゃんのお母さんっっ!
「まったく! 男二人で、なんの話しをしとると思うたら…」
そこには、頬を赤く染めた蓮さんが立っていた。
「は、話しを聞いてたんですかい?」
「ああ、ホント、男ってぇのは、あ〜 心配せんでええよ、やっと夫婦になったというのは、燦から聞ぃとるから…」
えぇえ! 燦ちゃん、蓮さんに話してっ、たのかぁ!
「あ、あ、あの、さ、燦ちゃん…なんて……いや…その…すみません……」
俺は、やばい相談事を聞かれてしまった恥ずかしさよりも、燦ちゃんが、どこまで話しているのか、とても心配になった。
まさか、俺では、満足できないとかって話してないだろうな?
「気にせえんで、ええよ、おめでとう、燦、とても嬉しそうじゃったよ……こんなに幸せでいいのかってさぁ…」
「そ、そ、そうですか…」
「ふふ、ウチも嬉しいんよ」
俺は恥ずかしさの余りこのまま屋上から飛び降りたくなったが、顔が真っ赤になりつつもホッとし、同時にもの凄く嬉しかった。
「でもまぁ…夜の夫婦生活の事は、私もちょっと心配じゃったんよ……ここのところの婿さんの体調もね…」
妖艶に微笑んでから俺にウィンクし、蓮さんの顔が真剣になる。
「…え…はい…で、で、でも…」
「だからさぁ、今は、あの、変身? した姿になればいいんじゃないのかね…」
「えぁ、超戦士形態ですか?」
「そうそう……へぇー 超戦士って言っとるんか?」
「は、はい仮称ですが、だ、だけど…」
「心配せんでええよ? そのままで燦を満足出来んのは、悔しいかもしれんけど、なに、あの姿は君の本質の一つじゃきん、そのうち変身しなくても大丈夫になるきんよ…」
「でも、どうやって……」
「燦に英雄の詩を1〜2小節も歌ってもらいな、今の君なら簡単に変身できるさぁね」
「し、しかしぃ……そんなことを…」
出来るのだろうか…大体、燦ちゃんが承知するだろうか…
「大丈夫、あの暴力的なまでに圧倒的な大きさじゃったら1発で燦をメロメロにして昇天させられるきんよ」
って、蓮さん超戦士になった時の俺のアレをいつ見たんですか?
「そりゃ、いい考えかもしれやせんね、その、超戦士ですか、あの時の永澄さんは、ある意味、並みの魚人を超えてやすから」
「ま、政さん、まで…」
あ、いや…そんなことをマジに答えられても……何と言うか…魚人ってこうゆう微妙な話題を平気で話せるの…か?
俺が、どう返事をしていいか困惑していると、蓮さんは、政さんの方を向いた。
「政っ」
「ヘイ」
「ちょっと席を外しておくれ……」
「しかし…」
「ちょっと燦のことでね、アンタがいると話がしにくいんでね…」
「…わ、わかりやした」

102 :
政さんの姿が屋上から消えると、蓮さんは俺の目を見つめ、心配そうな表情を浮べて言った。
「疲れた顔をしとる、ほんとに、大丈夫?」
俺の顔にそっと手を伸ばす…
「うん…へ、平気ですよ……」
「そう……目の下に隈が出来てる…ね」
俺の頬に触れる優しい指遣いに、なんか心が和らぐ。
「はぁ…一度、赤ん坊を産むと落ちつくんけどな…ウチもそうだった…」
「え? あ、赤ちゃんを!」
「そう、でもな…まだ中学生だからねぇ…」
「うん……」
燦ちゃんと俺の子か……
時々、燦ちゃんは顔を赤らめながら、男の子と女の子の、どちらが欲しいかって聞いてくるけど。
この歳で親になるのは、さすがに勘弁して欲しい。
「でもね、永澄君、こんなことで燦のことを嫌いにならんといて…」
「なぁ、何を言ってんですか、そんなこと無いよっ!」
「そう? 良かった」
「うん、俺、燦ちゃんに、心底、ほ、ほ、惚れてますからっ」
俺は蓮さんの強い眼差しを正面から受けて応えた。
蓮さんは顔をほんのり赤く染めて囁く。
「まぁ、もうっ…ふふ、熱いわね、ご馳走様、燦を、お願いね、でも実際のところどうなの」
「え…、いやあの〜、その……」
話しの内容が内容だけに目を伏せて俯くと、蓮さんは俺の頬を両手で包み込み無理矢理正面を向かせる。
「恥ずかしがらないで、さっき、政に、話していた通りなの?」
「は…い…」
「ふ〜ん、そうか、なんとか永澄君が主導権をとらないかんね〜」
「え、ええ、でも、まあ構わないんですけど」
「そんなわけには、いかん、このままだと永澄君の精力と体力が持たん」
「だ、だ、大丈夫ですよ……」
「ウチら魚人の体力と精力を舐めとたっら、ダメっ、下手するとセックスで過労してしまう」
「うっ、そこまで、で、でも、そんな事てっ」
「あるっ………だってあの娘は、ウチとあの人の血ぃ引いとるしね」
赤くなりながも蓮さんは、深刻そうに顔を横にふる。
血を引いているって娘なのだから当たり前なのだが、俺は思わず蓮さんの、ほっそりした躯を眺め、豊かに盛り上がる胸に目がいってしまった。
この躯で、あの全身凶器みたいな燦ちゃんのお父さんに抱かれているんだ……
「やっぱり、例の超戦士形態とかで、やってみるしかないじゃないかな?」
「はぁ…でも、」
「そうしてさぁ、あの娘を、永澄君の好きなように、滅茶苦茶にしてやって…」
「えぇえ? め、滅茶苦茶って…、な、なんのことですかぁ!」
「ん? なんのことって、言葉、通りの意味よ? ウチもそういうのが好きじゃきん、あの娘も……きっと」」
す、好き! って、なんで下半身をモジモジさせてるんです?
「あるいは、ど れ い のように犯すと…か……」
あ、蓮さん、耳に息を吹っかけないで、ちょっとぉー
はぁはぁ、さ、燦ちゃんより大きな胸を押し付けきて、な、なにを言うとんですかー!!
で、でも、奴隷? ウチも好きって?
俺は、思わず首輪に繋がれた、全裸の蓮さんを想像してしまった。
うわっ、鎮まれ! 股間が反応してきだじゃないかー

103 :
1「永澄君、知っとる?」
「な、なにがですか?」
蓮さんは俺の耳に唇を触れんばかりに近付けて囁く。
俺は腕をがっちり掴まれているので逃れられない、熱い吐息が耳にかかり、あぁ、背中がゾクゾクする。
「人魚にとって人間の男の身体は、強烈な媚薬と同じで、一度味わったら、麻薬のように肉欲の虜になってしまうの」
「えっ…そ、そうなん…ですか」
「うん、でね、精液や分泌物を一度味わってしまったら、その男無しでは生きていけんようになるんよ」
「そ、そ、そんなことって、あ、ある、あるわけが……」
ない、と言いたいところだが、雌猫みたいに発情し俺の精液を飲みたがる燦ちゃんの姿が思い浮かんだ。
蓮さんは腕を離し、ヨロヨロと数歩下がった俺を、その悩ましい身体でスリスリし追い詰めるように言葉を続ける。
あ、蓮さん、そんなに身体を擦り付けてこないで欲しい。
「それだけでないんよ、人間の男にとっても同じなの、人魚の躯という禁断の果実を抱いたら、もう最後、人間の女なんか物足りなくなり、二度と抱けなくなるんよ?」
お、思い当たるふしが…
ぐぁー、有り過ぎる、確かに燦ちゃんの見事な裸体を思い浮かべるだけで、もう我慢できなくなり、一刻も早くキスをして舌と唾液を味わい、あ、あの生暖かくてギュウキュッと何度も締め付けて来る燦ちゃんの中に入れたくて、どうしようもなくなる。
はぁ、あの飢えのような肉欲は中毒症状と言ってもいいかもしれない。
それでも男である俺は、自分で何度か処理すれば、なんとか我慢できるけど、女の場合はどうなるのだろう……
「ほ、本当なんですかぁ?」
「うっそっ!」
「……… な、な、なんだ、お、驚かさないでくださいよっ!」
思わずホッとし苦笑いするが、俺には今の話が、単なる嘘とは思えなかった。
「あら? 永澄君、人間の女の子と浮気する予定あるん?」
「ち、違いますって、そんな意味じゃないですって」
「ふふふ、冗談よ、でもね、まるっきり、嘘っていうわけでもないんよ、実は、そういう説もあることはあるのよ」
「………」
「だから魚人と人間の、結婚、……性行為は公には認められてないという噂もあるんよ、まあ、元から基礎体力が違うし、人間が魚人に体力的についてこられなくなるというものあるでしょうけどね」
「…………」
俺は、燦ちゃんの要求についていけなくなってきているのか……
「あら、黙っちゃって、まさか、思い当たる節がるの?」
「えっ、ま、まさかぁー あはははは………」
「そうよね……はぁ、でも本当だったら凄いわよね、あ、なんだか、燦が羨ましぅなってきた、な、なぁ永澄君、ウチ、変な気分になってきたんよ!」
「な、なにを言っとるんですかー」
蓮さんの手が俺の腰を彷徨い、尻を撫でる。
「や、止めてください!」
「永澄君、ウチの胸と腰ばかり見とったじゃろ?」
「うっ…あ、あの…それは」
「最近、あの人もしてくれないんよ、私も躯を持て余してな、永澄君、なんなら超戦士になってウチの躯で試して……みない?」

104 :
『ええっ!』
とんでもないことを言い出し、さっさと白衣を脱いで、薄いセーターまで脱ぎはじめた蓮さんに、屋上から出ていったはずの政さんの声と俺の声が見事にハモった。
「姐さん……な、なにを仰っとるんですかぁ…」
「まっ、政ぁっ! な、なんでアンタ…」
「上着を忘れたんで取りに戻ったんでさぁ…」
屋上のフェンスに掛けていた上着を取りながら政さんは、顳かみに指を当てて呟いた。
「政っ、今のことは他言無用じゃきんよ」
「……ヘイ…言えるわけありやせんぜ……はぁ、戻ってきて良かった……」
溜息をついて返事をした政さんを、蓮さんは顔を赤くしながら睨み付けたのだった。
「じ、じゃぁ…永澄さん…燦お嬢に、しっかりと精のつくもんでも作って貰って、頑張ってくださいや…さぁ、姐さんっ、白衣をちゃんと着てくださいやし!」
「こらぁ政! お離し…可愛い娘の為に身を挺して具合を確かめるのが、どこが悪いんじゃぁー」
――と開き直ったかのように叫びながら蓮さんは、政さんに腕を引っぱられ降りていった。
やれやれ……
はぁ、今から考えてみれば、とんでもない会話だったよな。
「はぁはぁはぁ…んん…やぁ、んん、ひぃ…」
俺は熟れた桃のようになっている燦ちゃんのアソコを、超戦士の太い指でいじりまわしていた。
「はぁはぁ、んっ、んっ、はっ恥ずかしい、はぁはぁはぁ…」
悶える燦ちゃんの密やかな突起を剥き出しにして、何度もグリグリと弄り回す。
「……ひぃっん、んぁあああ、ああっ」
何度めかの絶頂で燦ちゃんの腰がガクガクし、俺はちょっと乱暴にお尻をペシペシと叩いた。
「燦ちゃん、もっと腰あげて…よ」
「やぁ〜…永澄さん、はぁはぁはぁ、い、意地悪じゃあ、私…そこダメなのにぃ……」
「じゃぁ…入れるの……やめようか…な…」
「…な…ながす…みさんの…馬鹿ぁ……はぁっっん!」
俺は、いきなり猛り狂っているモノを粘液が滴る秘所に当て、
こじるようにクニュクニュと押し付ける。
「んんぁ、はぁはぁ……」
「燦ちゃん…入れてくださいと、言わないと止めちゃうぞ?」
「…………ど、どうして……苛めて、いつも焦らすん?」
う、ごめん、でも淫乱な燦ちゃんに対する、お、俺のせめてもの抵抗なんだ。
「ほら…好きな子は苛めたくなるっていうやつだよ…」
「はぁはぁ…そんなん、自分…で、んっんん、言うことじゃない…きん」
俺は、燦ちゃんの言葉を無視して入りそうになると引くという動作を繰り返した。
燦ちゃんは、焦れったさに腰をクネクネと、よがらせ、俺の枕に顔を押し付けながら、切ない快楽に喘ぎ声をあげた。
「やぁ…お願いじゃ…ぁ、んんぁ、ああ、ん、欲しい…じゃぁ…あぁ…永澄さん…んん…入れてぇ…」
あっ…不味い…燦ちゃんの目に涙が浮かんで来た。
絶倫で敏感過ぎる燦ちゃんのエロい躯は、もう逝きたくてしょうがないのだろう。
俺はぐっと腰に力を入れる。
「はっぁ! ふっぁ…あっ、は、入って、はぁはぁ、来る、ん〜、ああっあっ、あああー」
燦ちゃんの熱を帯びた小さな二つの扉が無理矢理に割れて、貪欲に俺のモノを迎え入れ飲み込んでいく。
「くぅ…あっ、あっ、hぅ、んぁ、はぁはぁ…お、大き…い…」
ようやっと先端が入った所で、俺は指で濡れた接合部をそっとさすりながら、腰を捻るように揺らした。
「あ…嫌…んん、はぁはぁ、はー はー ダメ、永澄さん…逝ちゃう、ああっ、あっ…」

105 :
燦ちゃんは、逝きそうになるのを、唇を噛み締めて必で耐えて、喘ぎ苦しそうに脇腹を大きく上下させている。
俺は、そっと囁く。
「つ、続けるよ……」
「ん…」
抵抗するように激しく締め付ける燦ちゃんの熱い中を、上に持ち上げるように、ねじ込み突入した。
はぁはぁ…
相変わらず燦ちゃんの中は熱く締め付けて俺の脳は蕩けてしまいそうになる。
「…はぁはぁ、あ、当たってるぅ、いいっ、コレ、私のっじゃぁ……いいの、太いきん、んんっ、いいのぉ、はぁ、もっと、な、中を、抉って……」
うわ言のような燦ちゃんの喘ぎ声を聞きながら俺は、きつく狭い中をグイグイと強引に押し広げた。
「あっあっ、ふっぁ、ひぃ、広がるきんっ、はぁはぁ、硬いん、はぁ、ふぅっ、はっ、あっあっあああー」
枕を抱きしめた燦ちゃんの背中がぐぐっと反り、丸い尻が高くあがった、そして俺のモノが、まだ根元を残して奥まで収まると膣壁がビクビクと痙攣して、筋肉が、何度も、何度も、収縮しきつく締まり…
……そして燦ちゃんの躯から力が抜け、腰が砕けた。
燦ちゃんは、ハァハァハァと全身で息をしている。
「…はぁ…んく…さ…燦ちゃん…また、い、入れただけで…い、逝ったの?」
「はっ、はっ、はっ、うっん…はっーはー…」
燦ちゃんは俺の呼びかけに、やっとのことで、短く荒い息で応え、俺は強制的に腰を立たせゆっくりと動かしはじめた。
「ヒィイッ! hっあっ、痛っ、あっ、あっ、いい、はっ、はぁはぁ、hくっぅ、はぁぅ…ひっん…めく…れ…る、んん…」
燦ちゃんは、掌を硬く握りしめ床に押し付けて歯を食いしばって顎をあげる。
「はっ、んん、んっ…お…く…に…はぁはぁ、んぁ」
俺のモノが、完全に抜けそうになるくらい引くと、燦ちゃんの中はモノを逃すまいとするように痙攣しながら凄く締め付け、叫ぶ。
「やぁ、はぁはぁ、抜いたら、はぁはぁ、いやぁじゃぁ」
「まだ、はぁはぁ、ぁ、うっくっ、はぁはぁ、だ、大丈夫、抜かない、よ、はぁはぁ」
超戦士の時の俺のモノは大き過ぎて、燦ちゃんの中には収まりきれないのだが、ぱぁん、と音を立てて激しく燦ちゃんの尻にぶつかると一瞬だけ根元まで収まる。
そして彼女は、全身を激しく震わせると顔を大きくのけ逸らせて口をあけて涎を垂らし、舌を突き出し恍惚したように喘ぐのだ。
「ひぃぐぅ、ふっ、はっ…h、はっ、はっ、やぁ、太いの…もっとぉ、ああっ、突いて…はぁっ、ふっ…し、子宮が壊れ…る…くらい突いてぇ、んん…ぁ…あああ」
「はぁ、ん、はぁはぁ…さ、燦ちゃん……盛った…猫…みたい…だぁ」
「はぁはぁ…私、猫は…苦手…じゃぁ……う…ん…私は…犬じゃ…はしたなく発情した…ひぅ、はぁはぁ、雌犬じゃきん!」
燦ちゃんは乱れ喘ぎながら悦び叫ぶ。
俺は、蓮さんの『滅茶苦茶にしてやって、多分、そいうのが好きだから』という言葉を思い出し、納得してしまう…
あ…また燦ちゃんの中が…凄い力でぎゅぅうううと締め付けてくる……
お、俺も燦ちゃんのために盛り発情し狂った雄犬になろう。
そして燦ちゃんは痙攣し何度も逝きながら、サラサラの長い髪を汗まみれの白い裸体に張りつかせ、俺に合わせて腰を貪欲に振り鳴き喘いだ。
「燦ちゃん…俺…そろそろ…」
「はっ、んっん、ひぃ、んん、ああ…はぁはぁ、出…し…んん…て…」
快楽にむせび泣くように、燦ちゃんは返事をした。

106 :
燦ちゃんが超戦士となった俺のモノを初めて見た時の事を思い出す。
あの時、彼女は悲鳴をあげて後ずさりし、怯えて拒絶反応を起こした。
当然だよな、俺だって、でかすぎると思ったんだ。
でも超戦士の姿は、すぐに解けるというわけにはいかないので、その日はエッチを止めようということになった。
そうしたら燦ちゃんは、せめて胸と口でしてあげる、と言って、怯えて震える指で俺の太いモノに触れた。
あの時の事を、今でも鮮明に浮かべることが出来る。
俺の巨大化したモノを舐め回すうちに、次第に興奮し息を荒くして、まるで哀れな獲物を狙う肉食魚のような熱くねっとりとした目付きをした燦ちゃんの姿を……
あの時の俺は、燦ちゃんの豊かな乳房と、ピンクで可愛い舌と細い指を駆使した、まだまだ拙かった愛撫に、たまらなくなって彼女の顔に盛大に射精してしまった。
謝る俺をしり目に彼女は、涙目になりながらも掌で大量の精液をぬぐうと匂いを嗅いで、苦手な猫のように指に付いた精液をペロペロと舐め取った。
そのあまりの淫媚な燦ちゃんのエロさに耐えかねて、俺のモノが、すぐに復活してしまうと、彼女は自分の躯を抱きしめ、うっとりと酔ったような表情をして俺の股間を見つめて囁いたんだ。
「永澄さん…これ…ここに欲…し…い…きん……」
そして俺を床に仰向けにさせると、ギチギチと反り返るモノをしげしげと眺め掴み、俺の腰に股がった。
「はぁはぁ、やぁ、お、お父ちゃんくらいある」
「えっ!」
俺は妙な事を想像してしまい、ぎょっとして声をあげる。
「あっ、一昨日の放課後、偶然、お母ちゃんがお父ちゃんを襲っとるとこ覗いたんよ」
「な、なんだ……そう……な、ええっ!」
燦ちゃんが覗き!
彼女が顔を赤らめて弁解する。
「わ、わざとではないんよ? お母ちゃんに避妊のこと聞きたくて保健室、行ったら……」
やれやれ、一昨日って、蓮さんと屋上で話した日の午後かぁ!
蓮さんの色っぽい目付きを思い出した、この娘にして、あの母親か、しかも保健室でとは、一応とはいえ教職につく身で……
俺は思わず溜息をついた。
それにしても以前の燦ちゃんだったら、いくら天然でもそんな事態に遭遇したら慌てるか、怒っていただろうに、今は平然としている。
彼女は息を荒く乱れさせ、汗で身体を艶かしく光らせて、腰を、捻りながら、ゆっくりと降ろし股間の裂け目に、敏感な俺の先端を当てた。
「はぁはぁ、んん、超戦士永澄さんの凄いん」
俺を上から眺め、舌で上唇を舐めた燦ちゃんの表情に、俺は自分が調教されているような気がした。
「はぁ、っくぅ、燦ちゃんっ、はぁはぁ」
俺の喘ぎに満足した笑みを受かべると、痛みを堪えるような表情を浮べ、ただ逝くためだけに乱れ狂いながら腰をおろしていったんだ。
あれから数ヵ月たった今、俺の前では、脇腹を激しく上下させ半ば気絶したような状態の燦ちゃんが横たわっている。
何回も逝きまくり、挿入している時は、ほぼ逝きっぱなしなっていたようだ。
ゼィゼィと肩で息をして、股間からは大量の精液が漏れ出ているのを見て、俺は思った。
超戦士化することは、本当に良かったんだろうか…

107 :
「な…が…す…みさん…」
意識が戻ってきたのか燦ちゃんが俺の名を呼んだ。
「元の姿に戻って……抱きしめて」
燦ちゃんが、囁くように眠りの詩を歌った。
4〜5小節も歌うと、どのような作用か解らないけど俺の躯が元に戻っていく。
初めて超戦士化して行為をした後、興奮が治らなくて眠れなくなってしまった俺に、燦ちゃんに歌ってもらったら不思議と元に戻ったんだ。
俺の複雑な表情に気が付いたのか燦ちゃんは、まだ興奮さめやまない、しなやかで熱い躯を密着させて囁く。
「私、いつもの永澄さんに抱かれる方が、ずっと好きじゃよ…?」
「ん?…ああ、ありがとう…」
それは、さすがに俺だって判るんだ。
燦ちゃんの反応は、超戦士の時より、普段の俺とした時の方が気持良さそうで敏感に反応して格段にエロいのだ。
今だって、彼女は俺の体温を味わうように喘ぎ、俺が柔らかい乳房を優しく揉むと、敏感な躯は痙攣するように反応する。
「はぁはぁ、ぁあっあっ、ダメぇ、今は感じ過ぎて、永澄さんっ」
そう言いながらもしっとりとした肌を恥ずかしそうに押し付け、俺の股間には、燦ちゃんの細く優美な指が優しく這い回る。
燦ちゃん曰く、超戦士化した時の行為は魚人としての逆らえない本能を満たすため、そして普段の時は、女としての快楽を味わい愛を交わすためとか……
燦ちゃんはそう説明していた。
実際、超戦士の時は、あまりに圧倒的すぎて、最初はともかく入れたら最後、気持良いというより意識が殆ど飛んでしまい、ただ、ただ果てなく逝くだけなんだそうだ。
月に2〜3度、超戦士化して行為をするようになってからの彼女は、以前のように躯の疼きに耐えられなくなって発情しっぱなしということはなくなり、俺も自分のペースで燦ちゃんの肉欲を、なんとかコントロールして抱けるようになったのだ。
俺は燦ちゃんの匂いを嗅ぎながら抱き締める。
蓮さん、いや、お義母さん、貴女の言っていた、人魚が人間とセックスをすると、その男の虜になってしまうという話は、まんざら噂には思えないないような気がする。
燦ちゃんは、俺に抱かれるためだったら、俺の言うことを何でも聞きそうだ。
そして、それは俺も同じで、もう人魚の身体が無ければ生きていけないだろう。
「はぁ…永澄さん…好きじゃぁ…、はぁはぁ、こうして抱き締められると、凄く気持良ぅて、幸せ過ぎて、にそうになる、はぁはぁ、んん……」
俺は、燦ちゃんを、思いっきり強く、抱きしめた。
俺もだよ、燦ちゃん!

108 :
そして、また満月の夜が巡ってきた。
「なぁ、中秋の名月じゃきん、今夜は、特別にアレして」
熱くなった躯で燦ちゃんが俺の耳元で囁く。
「え、でもアレは……」
「大丈夫じゃきん、永澄さん、お願いじゃぁ」
俺は、諦めて彼女の願い通りに濡れた不埒な膣の中に挿入する。
そして、奥深くまで収まると
「はぁはぁ、じゃぁ、んん、あ、動かんといて、う、歌うきんよ」
そして彼女は、挿入したままで英雄の詩を歌い。
「がっ、はあっ、ひぃー、やぁー こ、壊れるぅー、あっあっ、あぁっー、あひぃー」
俺のモノが燦ちゃんの中で急激に巨大化し、痙攣する彼女の背中が折れそうなくらい弓なりに仰け反り、悲鳴が屋根裏に響き失神した。
「はぁはぁはぁ、はぁはぁはぁ、これ、んぁ、ふー、いつしても、hぅはぁー、す、凄いきん、私、な、永澄さんの虜じゃぁ、もう、絶対に離れられん、はぁはぁ、永澄さんも私のモノじゃぁー よ?」
燦ちゃんの淫らな痴態に興奮しながらも、彼女の肉食魚のような眼差しに、俺は何故か、背筋に冷たい物を感じた。
                          完

藤代×巡さんは、以前投下したものの続きを考えているのですが、エロまで、どうしても辿り着けけなくて……
でもワンパターンだよね……誤字も脱字も多いし…
原作再開しないかな〜

109 :
>>108
GJ!!
あまりレスに敏感にならない方がいいんじゃないか?
俺は好きだぞ!!

110 :
いやぁ…いつもながら乙です
燦ちゃんも可愛いがちゃっかり自分もしようとする蓮さんも好きだ
『人間の男の身体は強力な媚薬で…』てのは実体験ですからね>蓮さん

111 :
いつもいつもGJ!

112 :
圧縮が来そうなので保守

113 :
>>108
GJ
毎度毎度設定が細かく描かれてて、職人さんは原作が本当に好きなんだな
藤代と巡の続きは読んでみたいが、無理に書かなくてもいいんじゃないか?

114 :
毎度のことながらGJ!

115 :
最近ハマって来てみたが、やっぱり永澄が多いのな。
政でも三河でも猿でも父ちゃんでも良いじゃないかっ

116 :
>>115
藤代だったらそこそこあるぞ
三河が燦を寝取るとか読んでみたいなー
自分の妄想力では三河がいい奴過ぎて無理だった

117 :
24話観て三河×巡が読みたくなった

118 :
俺は三河×留奈キボン

119 :
三河いいキャラだもんなw
ああいう脇キャラってすごく好きだ。

120 :
猿×巡とか

121 :
明乃と三河もいいんじゃないかと思ってる

122 :
保守

123 :
人が来ないな……

124 :
投下があれば…投下さえあれば!

125 :
ほしゅじゃよ

126 :
ほしゅあげ

127 :
注1 オリジナル設定が大量にあり、もはや原作の世界観から逸脱しています。原作準拠を望む方は、ご免なさい。
注2 淫らな〜 シリーズ? と言っていいのか判りませんが、個々のSSは、同じようなオリジナル設定を使用していても、特別な注がない限り繋がりはありません。
全裸になった永澄母は、胸をときめかさせつつ、今日も喘ぎながなら彼を抱き締める。
自宅の小さな庭の木陰で、隠れるように絡み合い、息子と同じ年齢の少年が彼女の躯をまさぐりながら、赤ん坊のように一心不乱に乳首を吸っている。
その端正な横顔に、頬を赤らめながらも、さすがに後悔の念と罪悪感が沸き上ってしまう。
まだ14才という、まだ若い、いや幼いと言っても良い少年なのだ。
それにしてもと、永澄母は苦笑いを浮べ溜息をつく。
黙ってじっとしていれば、イケメンな男に子なのにと………
少年の事を知ったのは、瀬戸燦が、満潮家に同居して数か月程、経った頃のことだ。
息子達が学校から帰宅してから、入れ代わりに彼女が外出すると、あるいは洗濯物を取り込むためにベランダに出たりすると、道角から我が家を見つめる怪しい人物、いや妙な宇宙服のような物体がいる。
その物体は隠れているつもりらしいが、こちらからは丸見えで、
――驚愕して避けているのだろう―― 傍を歩いている通行人の異様な挙動まで、観察することが出来た。
魚人の存在を知る以前の彼女だったら、即、警察か保健所にでも通報しただろうが、
「はぁ……」
あの時、永澄母は盛大な溜息をついたものだ。
あれも、きっと魚人関係者に違いない。
また近所で噂が立つだろうが、『もう今更よね』と永澄母は、諦めることにした。
まぁ、30分程、我が家を眺めては溜息をついては立ち去るという程度だったのと、常軌を逸した状況に、もういい加減に慣れてしまったのだ。
永澄母は、胸から顔を離して惚けた表情を浮べる三河海の手を握り囁く、
「本当に、おっぱい吸うのが好きよね?」
彼は頬を僅かに染め、プイッと顔を逸らせ地面を見つめる。
「あら、違うの、それとも、こんな関係になった事を後悔してる?」
彼は激しく顔を横に振ると、彼女の躯を乱暴に持ち上げつつも怒ったように頬を脹らませる。
「きゃぁ」
永澄母は、微笑み、そっと剥き出しの胸に、彼の顔を押し付けをぎゅっと強く抱きしめた。
「まったく、照れ屋さんなんだから、んんっ、あ、噛んじゃぁダ、メ、そ、それとも、私みたいなおばさんでは、不満? やはり燦ちゃんの方がいい?」
「そ、そ、そんなことないだぎゃぁー」
「きゃぁー」
ようやっと返事をした三河海は、股間にそびえ立つ巨大なモノをブラブラと揺らしながら、永澄母にのしかかった。
「あ、コラ、やぁ、もう、復活したのぉ、あ、ちょっと、そこ違うー hぁ、あああっ、やぁ、そこ、違うってぇー」
彼が、三河海という魚人の少年で、一応、燦を巡って永澄のライバルだと知ったのは、中学での体育祭でのことだった。
永澄によると、広い所が苦手、つまり広所恐怖症で、燦のストーカーが趣味で、金持ちであることを常にチラかせる嫌な奴ではあるが、実は意外と善人であるとのこと。
「あ、ダメだって、
いい加減にしなさいっ、そ、そそ、その穴は違うでしょっ」
「うごぉぁ!」
永澄母は、三河の顎にアッパーを喰らわせて思わず微笑んだ。
そういえば、あんな宇宙服のような服を着ていても溜息をついていると判ってしまう程の大袈裟な仕草 ――永澄から、本当に宇宙服だよ―― と聞いた時には、大笑いをしてまった。
やはり魚人は、変だ。

128 :
「あ、す、すまんだがや」
「ご免なさいは?」
「はい、ごめんなさい」
永澄母は、素直な彼の耳元で囁く。
「もっと慣れて上達したら、後ろで、させてあげる」
「えっ、えっ、肛門でぇだがや!」
「ふふふ、知らないと言わせないわよ? 興味津々で、私のお尻の穴を見ていたでしょ」
「うっ……」
三河は真っ赤になって俯いて、呟く。
「で、でも、何故なんだろう、貴女といると、こんな広い所でも恐くないだぎゃぁ、あっ、ぐっぁ」
永澄母は、三河海のモノを、ぎゅっと握りしめる。
この子、マザコンよね…
「海君、いつものように母上と呼んでもいいのよ?」
モノを握られ喘ぎながらも、まだ顎を押さえている彼の顔を覗き込む。
一見、外見も精神的にも大人びて見えるが、永澄母の見立てによると三河海は、かなり子供な部分がある。そこを、なんとか知識と財力で補っているのだろう。
実際は素直で純情で、常に他人との繋がりを求めている寂しがり屋で、虚勢を張りながらも、かなりのドジで抜けているところが、母性本能をいたく刺激する。
反面、同世代の女の子には、物足りなく欠点に映ってしまうかもしれない。
はぁ…、でも、なんて、大きくて、長いの?
これで、中学生なんだから!
そ、それに、なんといっても、上に反り返りカーブするこの形、初めて入れた時の、あの膣の上部を無理矢理、抉られるような感触、あの時、入れただけで、あやうく逝きそうになってしまった。
彼の本来の姿はシャチだが、かの海棲ほ乳類も、かなり巨大で一見、触手と見間違えるような長い生殖器を持つと言う。
今度、是非、拝んでみたいものだ。
永澄母は、握ったペニスを上下に擦りながら、自らの淫らに蜜を滴らせる穴へと誘導した。
彼と初めて会話したのは、
炎天下の夏の日だ。
買い物帰りの永澄母は、目の前に陽炎を纏って立つ、三河海を見つけた。
知らない振りをして通り過ぎるか、どうしたもんかと、悩んでいると、自宅の二階の扉が開き、燦が出て来て永澄と自分の洗濯物を干し始めた。
あら、と彼女は考え込んだ。
朝、早くに洗濯物して干し、ベランダの物は出かける前には、全て取り込んだ筈なのだが……
永澄母は、やれやれと頬を染め苦笑いをした。
燦が手に持つ服は、白衣にチャイナ服に……
まったく変態息子の奴、
自分が不在の間に、燦にコスブレしてセックスでもしたのだろう。
二人は、ひた隠しにしているが、あんな激しいプレイに永澄母が気がつかないわけがない。
しかし、あの変態息子についていけるとは、さすが魚人だわ、と感心していると、
目の前の宇宙服が、激しく震えている。
な、なに?
永澄母が、驚いていると手に持った長いものから銀色に光るものが抜き放たれた。
「ひぃ、か、刀? し、真剣よね?」
まさか、この往来で白昼堂々真剣を抜くなんてー
永澄母は、嘆息した。
やはり、魚人は変だ。

129 :
「さ、燦ちゃん、ここ、だぎゃー」
くぐもった声が、炎天下に響き渡る。
しかし、燦は淡々と洗濯物を干す。
刀に太陽の光りを反射させ、なんとか気付かせようとする。
だが、努力空しく、燦は永澄と自分の下着を干すと窓を閉めて姿を消した。
宇宙服が細かく震えている。
泣いているのかな?
永澄母は、憐憫の表情を浮べた。
こればっかりは、仕方がないわよね……
永澄母は、彼に声をかける、決心をした。
荷物を持ち代え、硬質な肩をノックするように叩く。
コツコツと音が響き、驚いたのか三河海が飛び上がりよろめくように後ずさりながら振り向く、
が、その時!
「あっ、あ、危ないっー!」
激しい金属音が響き渡り、宇宙服は空を舞った。
「バッキャロー、こんな所に、人形なんか置くんじゃねー」
そして怒鳴り声を残してトラックが走り去っていた。
た、た、たたた、大変!
驚いた永澄母、三河海に駆け寄る。
焦った永澄母は、助けに息子達を呼ぶのも忘れて、汗だくになり家の前まで引っぱっていき、
苦闘しながらも、なんとか宇宙服のヘルメットを外した。
見たところは大丈夫、怪我もしてないし、息も正常なようだ、さすが魚人と、感心したところで、海が目を覚まし彼の悲鳴が木霊した。
そして、ヘルメットを抱えて飛び起きると、真っ青な顔で永澄母の顔をマジマジと見つめてから周囲を見回し、再度、悲鳴をあげて、あっというまに走り去ってしまい、永澄母を呆然とさせたのだ。
今でも、あの時の事を思い出すと、自然と笑いが込み上げて来る。
「な、なにが、可笑しいんです?」
下半身をだらしなく剥き出しにしながらも、顔だけは凛々しく格好をつけて真剣な表情な三河海に、永澄母は優しく笑い、彼の硬いモノに2回目のコンドームを嵌めた。
トラックにはねられてから数日後、巨大な花束を持って、お詫びと礼に来たのは、かなり驚いたが、礼義正しく紳士な彼に、少年とはいえ思わず頬を染めてしまったのは、ちょっと不覚だったかもしれない。
それ以来、永澄母は、三河海を見かけると、ちょくちょく話かけて、いつしか三河海を家に招いて、お茶などをするようになっていった。
くぅっ、
彼の長いペニスが膣の壁を抉る。
三河海は、激しく腰をピストンさせ、永澄母の豊かな乳房は踊るように激しく上下する。
あぁ、やぁ、こ、壊れそう…
はぁっ、んっ、あぁ、くぅ!
筋肉をグイグイと押し広げ、余りの太さに、肉に埋もれたクリトリの根元までが圧迫され、永澄母は痙攣するように仰け反る。
「はぁはぁ、海君、む、んんっ、胸も揉んでぇ」
しかし腰を振ることに夢中な彼は、
「くあ、は、母上、母上ム」
と叫び続け、三河海の躯が仰け反った。
「はぁはぁ、最高、はぁはぁ、だぎゃぁー」
もう、1人で満足して、また逝きそこねたじゃない!
はぁ、早漏なのが、難点よね、入れる事ばかりで、入れたら最後、腰しか振らないし……まぁ、まだ中学生だもんね。
永澄母は3回目のコンドームを取り出して苦笑いをする。
でも、若いだけあって体力もあり、何回も出来るというのは良い点だわ。

130 :
彼と会話をしていて、気がついたことがある。
海は祖父以外の家族の話はしないのだ。
彼の両親は、どうしたのだろうか?
好奇心は増すが、三河海の深い孤独感を感じ取り、彼女は、ただ彼の話を聞いていた。
「この地上に貴女のような、人間がいるとは、思いもよらなかった、人間にしておくには、実に惜しいですよ」
次第に打ち解けてきた海は、永澄母を絶賛して慕い、彼女もまた崇拝の眼差しで見つめられるのは、悪い気がしなかった。
折しも、永澄と燦が本当の意味で結ばれ、息子の世話は本格的に燦がするようになった。
その様子は、『ままごと』のようで、見ていて微笑ましいが、馬鹿息子とはいえ中学生にして、母親の手を離れてしまったことに、思いのほか寂しく感じてしまい、いつしか三河の来訪を楽しむようになってきたのだ。
そして、そこまでは良かったのだが……
永澄母は乳房をもみくちゃにされ、喘ぎ声をあげた。
はぁはぁ、やぁ、この子、確実にうまくなっている。
少年の繊細な白い指に、自分の指を重ねる。
「も、もっと、あっ、丁寧に、扱って、ぇんんっ」
「う、うん」
彼女の乳首を指で転がすように弄る少年は、コクリと頷いた。
ある日の曇天のことだ、買い物帰りに、いつものように三河海が自宅を伺うようにしているのを見付けて手招きをした。
今日は燦も永澄も家にいる。
「今日は、燦ちゃん達、家にいるわよ、上がっていかない」
声をかけると、三河海は「知っています」と呟き、いつものように首を横に振った。
こうして、ストーカーのように跡をつけて満潮家を伺いながらも、そのまま家にあがるのはプライドが許さないらしい。
はぁ、よっぽど、燦ちゃんのことを好きなのね、変な所で意固地だし……
そこで立ち話もなんだからと ――実は宇宙服を着てる彼と一緒にいるところを近所の人に見られたくない―― 三河海を小さな庭に招き入れると、
「今日は、貴女に会いに来たのです」
宇宙服のヘルメットを脱ぎ、突然、赤い薔薇を差し出す。
永澄母は、彼の大袈裟でキザな仕草に、心から込み上げる笑いを押ししながらも、顔を赤く染めた。
は、花を貰って、嬉しくない女っていないわよね……
「あ、ありがとう」
花を受け取る永澄母に悪戯心が持ち上がる。
「そうだ、このこと燦ちゃんに言っちゃおうかなぁ?」
どんな反応を示すかなと、ワクワクしながら待っていると、三河海は、彼女の目を真直ぐ見ながら言った。
「構いませんよ」
えっ!
瞳の奥を見透かすように強い視線に永澄母の心臓がドキと小さくときめく。
「満潮永澄の、お母様、いや、よろしければ、これから、母上と呼ばせてください」
え、ええ?
三河海は、永澄母の手を取ると腰を屈めて口づけをした。
永澄母は、舌を巻いた、息子にはこんなエレガントな振る舞いは、到底出来ないだろう。
まぁ、かなりクサイけどね……
それでも永澄母は、顔を赤らめて応える。
「ど、どうしたの、海君、そんなに畏まって」
「いえ、こうして、空の下でもヘルメットを外せて、空気を吸えるようになったのは、貴女のお陰です」

131 :
三河海が頻繁に訪れるようになってから、永澄母は、彼が広い所でも平気になるようにと、徐々に訓練させて、三河海は一応ヘルメットを外せるようになった。
もっとも、永澄母の前だけという限定付きだが……
「海君が、頑張ったからよ、次ぎは、私がいない所でも出来るようにならないとね」
永澄母は、宇宙服を脱いで、いつもの軍服のような姿を晒した彼の頭をエライエライと撫でた。
「子供扱いしないでくだいよ」
三河海は頬を膨らませながらも、何処か嬉しそうに頬を染める。
その時だ。
永澄家から幽かに悲鳴なような声が響き、窓ガラスが揺れる。
「ん、なんだ?」
三河海は永澄母を庇うように身を移動させ刀の柄を握る。
そして思わず振り向いた二人の目に、カーテンの隙間から燦の白く美しい裸体が映った。
あちゃぁー
永澄母は目を覆う。
あの子達、なにもこんな時に、しなくてもいいのに……しかも、よりによって居間で。
あっ!
永澄母が止める間もなく、三河海がフラフラと窓に近付いていく。
ダメー 見てはダメよっ!
彼女は心の中で悲鳴のような叫びをあげた。
燦はネコ耳をつけて、しきりに永澄にねだっている。
夢中になっているので、カーテンが捲れているのにも気がつかないのだろう。
永澄に乳房を揉みくちゃにされたあと彼の足元に跪いて顔を、股間に埋めた。
「こ、これは、ど、どぎゃんとしたと?」
「海……君…」
あ〜ぁ、見せたくなかったのに。
「う、ぅううう……ぼ、僕、何を見てるんだぎゃぁー!」
永澄母は三河海が崩れ落ちるのを胸で抱きとめ、彼の溢れる涙を拭った。
「ご、ご免ね、海君、ごめん、ごめん……」
うかつだった……
最近の燦は、発情期でも迎えたように永澄をねだるようになっていた。
密かに燦の母親の蓮に相談した所、なんでも魚人の本能のようなモノだという。
余りに凄いので、永澄母まで、あてられてしまい、久しぶりに夫に要求したりしたのだが、仕事に疲れた夫は応えてくれず、結果、毎夜オナニーをするようになってしまっていた。
永澄母が、そのこんもりと盛り上がる胸に彼の頭を強く抱きしめて慰めようとした時、雨がポツポツと降り始めて、
「……………」
数分後に呆然と佇む永澄母と、力なく横たわるシャチがいた。
あ、3回目にして、やっと、い、逝きそう、
三河海に抱きしめなれ永澄母の背が弓なりに仰け反る。
はぁ、はぁはぁ、いい、若い子の、チンポ、はぁはぁ、ああ、もっと突いて、激しくして…
永澄母の両足が三河海の腰を強く挟み込む。
あぁ、どうしても声が漏れ出る。
今日は、子供達三人が家にいる。
「はぁ、はぁ、お願い、口を塞いで、ひぃん、家族に知られちゃう」
「は、はい、んぅくぅ、母上、はぁはぁ、ぬむぅ」
だが永澄母は三河海の口づけを待つことなく、自ら彼の口を塞ぎ、舌を深く差し入れると貪った。

132 :
小雨に打たれシャチになった三河海を、永澄母は、渾身の力を振り絞って庭の角に引っぱると、物干竿にかけてあった息子用のバスタオルで、慌てて拭いていき、
「さぁ、雨も止んだし、もう大丈夫でしょ?」
呼び掛ける
しかし、シャチ、いや三河海はんだように微動だしない。
「…………」
「お願い、戻ってぇ……このままじゃダメでしょ」
巨体を激しく揺すり、何度目かの呼びかけで、ようやっと鈍い光を放ち、彼は人間の姿に戻った。
裸体になってしまった三河海の顔は、涙と鼻水で汚れ、その目は光りがなくんでいる。
身体を揺すっても、顔をピタピタ叩いても、一切反応しない。
まるで息まで止まりそうだ、
どうしよう…
普段の彼の行動を観察していると、刀を振り回し、暴れまわりそうなものだが、よほどのショックなのだろう、外界からの、全ての刺激を拒否しているかのようだ。
まるでんだように横たわりながらも、若さ溢れる逞しい躯を心配そうに見ていた永澄母の表情が、急に赤く染まる。
「やぁね……」
視線の先には、彼の躯で唯一反応しているモノがあった。
はぁ、やっぱり年頃の男の子よね……
ショックを受けながらも燦の淫らな肢体と仕草に反応しているのだ。
それにしても、
ま、まだ、皮を被っているけど、かなり大きいわ。
状況を忘れて、永澄母は、マジマジと観察してしまうのだった。
永澄母は、ふと思いついて、そっと、彼のモノに触れる。
このまま、ほっとく訳にはいかないし医者を呼ぶのも不味いに違いない、第一こんな状況を息子達に、いや燦に知られたら、プライドの高すぎる彼は二度と立ち直れないだろう。
だから、一番、敏感なところを刺激して……
その硬く弾力のある感触に思わず身震いしつつも、案の定、反応しはじめた三河海の姿に、微笑んだ。
「海君、起きて、起きないとこのまま、手でしちゃうぞ?」
左手で、柔らかく包むように皺のある袋を持ち上げ、できる限りの優しさで二つの暖かい玉をコロコロと転がす。
右手は指を駆使して竿の裏スジを辿るように撫で付ける。
次第に血色が戻ってきて彼の呼吸が荒くなり、胸が大きく上下し、形の良い口からは喘ぎ声が漏れはじめる。
「うぅぐうぁ」
三河海の口から短い悲鳴のような喘ぎが漏れ、白く粘つく液体が、大量に永澄母の服に掛かった。
は、早いわね……
ちょっとした罪悪感のようなものを感じながらも彼女は苦笑いした。
「こ、ここは? あっ」
三河海は呆然とし上半身を起こして、自分の惨状に気がつく。
「くくうっ」
唇を噛み締め膝を抱えて小さく縮こまり、静かになった満潮家の居間を睨み付けてから、沈黙した。
「い、今、なにか着るものを持ってくるからね」
「………」
「大人しくしているのよ」
永澄母が戻って来ると、宇宙服と彼の姿は、なかった。
「はぁはぁはぁ、こ、今度は後ろからして」
永澄母は彼のモノを手で刺激して復活させたあと、4回目のコンドームを口に喰わえると、そっと彼の股間に顔を近付けて、指を使わずに器用に、彼のモノに嵌めていく。
「くぅ、はぁはぁ、すごい、母上のテクニック、ああぁ」
唇の形を彼のモノに合わせるように密着させて喉の奥へと飲み込んでいく。

133 :
はぁはぁ、何度、口に含んでも凄い、口に入り切れない。
彼女は、初めて口に頬張った時の感動を思い出した。
あの時から、このペニスに魅了されてしまったのだ。
コンドームを竿の半ばまで、はめ込んで口を離した。
「あ、あとは自分でやるぎゃ」
三河海がはにかんで、囁く。
「ふふふ、そう、破かないようにね」
根元までぐぃと、避妊具を伸ばす三河海を見て永澄母、熱い躯を抱き締める。
「母上」
「うん?」
そういえば、この子に母上と呼ばれることにも、大分慣れてきたわね……
「本当の……、歳は幾つなんです」
「もう、女に年齢を聞くの、失礼だと、何度言えば……」
永澄母は彼に背を向け家の壁に手を付いて尻を突き出す。
「そ、それは、十分に承知の上ですよ、この、美しくて張りのある豊満な乳房、この、きめ細かく滑らかな肌、この、細く締まった腰、そして、この、白くて見事に引き締まったプリプリな尻と太もも!、はぁ、若々しくて素晴らしい!」
「な、なに、言ってんの、そんなに褒めても、何もでないわよ」
「いえ、僕の所の一番若く美しいメイドと比べても、なんの遜色もない」
耳まで赤くした永澄母は、尻を撫で回されて喘ぐと、彼を振り向き、嬉しそうに小悪魔のように笑い囁く。
「あら、そのメイドともしているの」
「ち、ち、違うだぎゃ、ぼ、僕が躯を許しているのは、あ、貴女だけがや」
ちょっと慌てると方言が出るとことも可愛い。
「冗談よ、あっ」
後ろから乳房を鷲掴みにされ永澄母の躯がビクと痙攣する。
んん、やぁ、
亀頭で、秘所をじらすように擦られ、腰をよがらせる。
「コラ、大人を、ま、待たせないで」
「はぁはぁ、燦ちゃんと変わらないような童顔で、僕を惑わせて、貴女はいけないヒトだぎゃぁ」
「生意気なことを言って、はぁはぁ、ないで、は、早く入れなさいっ!」
「ハ、ハイ、母上!」
永澄母は膣一杯に広がる充満感に、熱い喘ぎ声を漏した。
三河海が、息子夫婦の営みを見てしまってから、1ヶ月ほど経ったころだろうか、買い物帰りの永澄母の横に、黒塗りの高級車が停まり、後部座席の窓がスルスルと降りた。
そこに現れた顔に、永澄母は顔を捻る。
誰?
見た事のない顔だ。
それが変わり果てた面相をした三河海と気が付いたのは、彼が口を開き話始めてから数分後のことだった。
「ご無沙汰をして、おります」
表情のない平坦な声で、彼は会話を続ける。
「この度、海に帰ることにしました」
え?
「一応、僕みたいな情けない男に親しくしてくれた貴女に、お礼だけは言っておこうと挨拶に来ました」
「海……君……」
永澄母は、彼の暗い眼差しに激しい憎しみを感じて、背筋を凍らせた。
「でも、貴女を恨みます、あの二人が、あのような関係になっていたことを、ご存知だったんでしょ?」
あっ…
永澄母は両手で口を押さえ小さく声をあげる。
「僕は、やはり、人間なんか、大嫌いだ、僕がもっと力をつけて、お祖父様の跡をついだら……」

134 :
車の中で刀の鞘を握りしめブルブルと躯を震わせる彼を見て、永澄母は思った。
この子を、このまま帰らせてはいけない。
人間を強く憎んだまま海の世界に帰らせるわけにはいかない。
あまりに可哀想だ。
「お願い、話を聞いて、時間を頂戴」
気が付くと窓から手を入れ、彼の服をつかんで揺すっていた。
しばしの押し問答のち、
「や、やめてください、判りました、す、少しだけですよ」
基本的にフェミニストの三河海が折れて、居間にあがった。
「ねぇ、いい加減、宇宙服を脱いで」
ソファに窮屈そうに坐り、頑な態度を崩さない三河海を見て、永澄母は溜息をつく。
「私達、友達だったはずでしょ、お願い、ヘルメットだけでいいから」
しかし三河海は彼女の言葉を無視して、居間を初めて見たかのように見回す。
「海君、ごめんなさい、永澄と燦ちゃんのこと、いつか話そうとしていたのよ」
「………」
「でも、機会が掴めなくて、まさか、あの時に、あの二人が、あんなことを……ご免なさい」
永澄母は、三河海がヘルメットに下で何事かを呟くのを見て、溜息まじりに首を横に振った。
多分、恨み言に違いない。
どうしたらいいのだろう。
「もう、貸す耳はない! これからは、僕は人類の敵だ、満潮永澄の天敵になってやる!」
子供のような言い方に永澄母は背筋を、ぞっとさせた、今までの経験で魚人の生物学的な優位性は十分に理解している。
しかも実は人類社会を裏から操っているとか、裏社会も彼等の掌中にあるとか……他にも沢山あるが、
とにかく三河海の実家は、地上の人間社会でも有名過ぎる程の財閥で相当な影響力がある、その未来の当主が人間と息子に激しい憎しみを抱いたまま人間界を去るということは………
彼女は顔を蒼くする。
あの時、彼を庭に招き入れたのは私の失敗だ。
燦ちゃんが発情状態になっていて、息子が居たのを知っていたのに……
私に何が出来るだろうか……
三河海が立ち上がる。
「待ってぇ、お願い」
永澄母は思わず、三河海にすがりつき、二人の足が縺れて転び、
彼女は宇宙服の重さに悲鳴をあげた。
「あっ、あっ、あっ」
三河海のモノが強く奥底を抉る。
はぁはぁ、当たるぅ、奥に当たるのぉ……
「いいのぉ、もっっと、突き上げてぇ」
永澄母は、プルプルと肉が振動する円やかな白い尻を、左右に捻るようによがらせ喘ぎ声をあげる。
必に腰を振る三河海の表情には、以前の暗さはもうない。
満潮家で、たまに燦と会ってもニコやかに会話し、いつものように永澄を邪険にからかい扱う。
こうして溢れる快感に浸りながらも、永澄母の脳裏に、彼が燦を見る、あの憧れの眼差しが思い出さられる。
あの若さながらに溢れる母性を感じさせる燦に、彼は異性としてだけでなく母親の姿を重ねていたのだろう。

135 :
今だに、燦のことを思慕していることに嫉妬のようなものを感じて、永澄母は膣の中のモノを締め付けながら囁く。
「まだ、はぁはぁ、んんっ、燦ちゃんの、ぁ、ひぃ、こと欲しい?」
「んぁ、くぅ、そ、そんごと、ど、どうして聞くん、はぁはぁ、だぎゃぁっ」
「んくぅっ、あっあっー」
少し怒ったのか、ドンと深く突かれ永澄母は腰が砕けそうになった。
「あ、ご免、だぎゃぁー、だ、大丈夫がや」
下敷きになった永澄母から慌てて三河海は退いた。
「う〜ん、い、痛い」
永澄母が苦しそうに唸ると、彼がぎょっとしてヘルメット取り彼女の傍らに坐る。
「はぁー そ、その服、重いわね、一瞬だったから大丈夫よ」
「本当ですか、何処にも怪我が……」
「やっと、顔を見せてくれたわね」
永澄母は笑顔を見せて囁き、三河海は、その痩せ細った顔を逸らせる。
「こんなに痩せて、お願い、もっと話させて、人間を恨まないで」
「も、もう、話すことはないだぎゃ」
「あ、ま、待ちなさい!」
永澄母は、再び立ち上がろうとする三河海の腕を掴み抱き寄せる。
「さ、燦ちゃんに会えなくなっても?」
三河海は一瞬、沈黙して、引き絞るように言葉を紡ぐ。
「も……もう、あ、あんな女っ! 人間ごときに……身体を売り渡し、腰を振る、魚人界の裏切り者の、さ、燦ちゃん、なんて」
「ち、違うわ、あの二人は、愛しあっているわ、燦ちゃん自身が望んで」
「嘘だぎゃぁ、下等な人間である満潮永澄が無理矢理っ!!」
三河海は絶句し永澄母を引きずるように立ち上がる。
「わ、私も下等な人間よ、私も嫌い?」
「うっ、離せっ」
「お願い、待ってぇ!」
「!」
三河海は、突然驚いたように目を見開くと、永澄母の手を振り解こうとして乱暴に腕を引き、床に尻餅をつく彼女を置いて、開いたままの窓から転げ落ちるように庭に出た。
「えっ、ちょっと海君、いきなり、ど、どうしたの」
庭に立つ、彼の顔は、何故か真っ赤だ。
「む、胸ぇー」
顔を背けながら叫ぶ声に、永澄母は自分の胸を見た。
きゃぁー
「あら、やだ」
彼女の服がはだけ下着がずれて、豊満で見事な形状を誇る乳房が、こぼれ落ちるように覗いていた。
「ご、ごめんなさい、へ、変な物を見せて」
頬を染めた永澄母は、慌てて両手で胸を隠して立ち上がり、裸足のまま庭に出て、純情な三河海を見つめた。
あの時、どうしてあんな事をしたのか、今でも良く判らない。
ただ、彼の激しい憎しみを、なんとかしたくて、そして彼の深い孤独を少しでも満たしてあげたかったのかもしれない。
気がついた時には、永澄母は服を脱ぎ始めていた。
「ねぇ、見て、海君、私も下等な人間?」
「!」
上着を脱ぎ、スカートがストンと地面に落ちる。
「燦ちゃんには、かなわないかもしれないけど、同じでしょ?」
「な、なにをするんだぎゃぁー」
目を離したくても、出来ないのだろう、
三河海は、下着一枚となった永澄母を見つめながら、恐れるように後ずさりしていく。
「どう、自慢じゃないけど、まだまだ、いい腺いっているでしょ?」
永澄母が、しなやかな整った躯をくねらせる。

136 :
「あ、判っただぎゃぁ、だ、だから服を着てくれぇー」
「え、もう見てくれないの?」
永澄母は、数歩で三河海に詰め寄り、ツィと彼の宇宙服にしなだれ掛かる。
三河海の顔は、爆発しそうな程に真っ赤だ。
「あ、そうだ、宇宙服を脱いだら、服を着てもいいかな」
永澄母は、彼の顔に誘惑するように息を吹き掛けた。
「はぁ、はぁ、ぼ、僕、くぅ、もうダメです…限界ですぅ」
三河海が、押さえた叫び声を、あげる。
「いいわよ、んんっ、逝ってぇ、ぁあっ、私も逝きそうっ!」
小さな庭の片隅で、二人は絡み合い痙攣するように躯を震わせて地面に横たわった。
肩で荒い息をつきながら、永澄母は三河海を胸に抱きしめ囁く。
「はぁはぁ、とても、はぁ、上手くなったわ…」
「本、当ですか……僕は、あ、貴女を満足させられているがや?」
「うん、十分、だからもう一回、しよ」
「えっ」
三河海の額に冷汗が流れるのを見て
「冗談よ」
と頬に口づけをした。
「約束だがや!」
初めて三河海の目の前に裸体を晒した日、彼がそう叫んで宇宙服を脱ぎ終わると、タイミングを計っていた永澄母は勢い良く彼に抱きつき、剥き出しの地面に押し倒した。
「な、なにをするんだぎゃぁー」
すかさず、暴れる三河海に股がり、彼の勃ち上がったモノと袋を力を込めて握りしめる。
「ぎゃあっー、な、なにを、するんだぎゃあー」
はぁ、やっぱり、大きいっ!
ひょっとして、これからする行為で、三河海の人間不信がもっと増すかもしれない。
でも、何も、しないではいられない。
人間だけでなく、息子に対する激しい憎しみを、なんとかしなくては、
そして魚人の彼を人間に繋ぎ止めるために、今すぐ出来ることは、もう、これぐらいのことしか思いつかない。
呆然と永澄母を見つめる三河海の耳に唇を寄せて囁いた。
「アナタの絶望を、私が癒してあげる、憎しみも消してあげる、だからその想いを、私にぶつけて……」
そうして彼のモノを剥き出しにして口に含んだ。
「ふぅ」
永澄母は、三河海の気づかうように自分を抱く腕を、優しく振り解き、
「さぁ、もう、日も暮れるし、お迎えを呼ぶ時間よ」
「うん…」
三河海は、素直に頷き、笑顔を浮かべる。
永澄母は精液の詰まった7個のコンドームを手にぶら下げ、
「随分と出したわね〜」
と呟き、三河海と初めて身体を重ねた時のことを思い出し、笑みが浮かべた。
あの日、この庭で、硬直する三河海のモノに向って無理矢理、腰を降ろして、たっぷりと挿入感を味わい ――理由はどうあれ少年を犯すという行為に、ついドキドキ心臓を高鳴らせ、彼の怯えた表情に萌えてしまった―― 喰わえこんでしまい。
彼女が、ちょっと腰を動かしただけで射精してしまった彼は傷つきやすそうな顔を歪めていた。
「どう、もう一回したい?」
と呟く彼女に、赤く頬を染めコクリと頷きながらも、慌てて憎しみの表情を思い出したかのように浮かべる。
「あの息子にして、この母親だぎゃぁ、この淫乱で卑しい売女めぇ、僕の憎しみを思い知らせてやるぅ!」

137 :
だが、そのきつい言葉とは裏腹に、彼は永澄母の為すがままだった。
「そ、そう、大切に揉んで、あ、強くしすぎ、あ、いいわ、その調子よ、んんっ」
乳房を揉まれ、永澄母が喘ぎ声あげる。
「はぁはぁ、な、舐めて、いいがや」
三河海の物欲しそうな視線に、
「吸っていいわよ」
「本当にい、いいだきゃぁ?」
叫んだ三河海は、先ほどまでの憎しみを忘れたかのように、乳首を喰わえ、一心不乱に吸い付いた。
あっ、あっ、やだ、この子、赤ちゃんみたい!
か、可愛い!
やがて十分吸ったのだろうか満足したような溜息をついて顔を離し、
「はぁ、はぁ、今日の所は、これで許す、しかし、こんなもんで、僕の恨みと悲しみが晴れると思うな」
と言い放つ三河海は、永澄母から身体を離し立ち上がろうとする。
が、永澄母は、しかと彼の下半身に抱きつく。
じょ、冗談じゃないわ、まだ、私、逝ってないのよ?
火照って熱くなった、この躯、どうしてくれるのよ?
オナニーじゃ、とても収まらない。
責任とって貰うからね!
永澄母は、怯えて叫び、もがく三河海を強引に押し倒して、再び股がった。
私の躯に溺れさせて、燦ちゃんの事も、永澄に対する恨みも、全て忘れさせてやるわ!
そして……
はぁ〜 いい運動をしたぁ、すっきり!
今では、もはや三河海の、ましてや息子と燦のためでなく、自分のフラストレーションの発散と快楽を楽しむための行為となってしまった。
「あ、あの、母上ぇ」
おずおずと躊躇いがちに三河海が声をかける。
「なぁに?」
「そ、その、これから寒くなりますし、いつも庭というわけには……」
「え、そうよね〜」
そういえば、初めてしたのが、庭だったためか、この密やかな逢瀬は必ず、この場所だ。
「でもね……」
家の中でするのは、どこか憚れる。
「ええ、判っています、だから、貴女のためだけに、秘密の家を用意しました」
「ひ、秘密の……私の為だけに?」
「はい、そこには、居心地の良い豪華な部屋と、新たに採掘した温泉を使用した巨大なプールが用意されていて………」
「へぇ、プール?」
さすがは、三河財閥、永澄母は幽かに溜息をつく。
でも、そこまでして、貰うのも気が引ける。
「そ、そこで、お願いが、あるんだがや」
甘えるように、恥ず気にモジモジさせる三河海の姿に、どうしても笑みがこぼれてしまう。
普段は背伸びして、精一杯に大人ぶっている彼が、彼女だけに見せる、年相応の、いや幼児のような幼い仕草。
今の永澄には到底、望めまい。
「ん? お願い?」
三河海は、顔を真っ赤にしてコクコク頷く。
「早く、言いなさいって」
「ハ、ハイ、そのプールで、本来のシャチの姿になった、ぼ、僕の背中かに、は、裸になって乗って欲しいんだぎゃぁ!」
「……………」
「あ、……ダメ…がや?」
「アハハハハハ………」
三河海の、なんともいえない不安そうな表情に爆笑してしまう。

138 :
永澄母は、子供のシャチの背中に全裸になって乗った自分の姿を考えて、ワクワクさせる。
うん、悪くないわね!
「海君、おいで」
「は、はい」
素直に永澄母の前に立つ彼を抱き締め、冗談めかして尋ねる。
「これからも、私の言う事を、何でも、どんな事でも、きいて
くれる?」
「ええ、もちろんです、貴女のためなら、鯱族の沽券に誓って」
三河海は永澄母の言葉を本気に受け取り、片膝を地面に付くと、聖なる誓いを守るというような、しごくまじめに舞台がかった仕草をし、自分の持っている刀を彼女に差し出した。
彼女は半ば呆れつつも刀に触れて答える。
「はぁ、そこまでしなくても、でもありがとう、いいわよ、海君の望みを叶えましょう」
「本当、だぎゃぁ?」
「うん、じゃぁ、今度の日曜日でいい? 私もピルを飲んでおくから、たっぷりと生でしましょうね」
有頂天になって宇宙服を着込み、庭を出て道路を歩きながらも、何度も振り返って手を振る三河海に、永澄母は、楽しそうに
微笑んで部屋へと戻る。
「燦ちゃんは、と、あらイヤだ、今日は留奈ちゃんもか、まだ屋根裏部屋かな、まったく、いつのまに3人でするようになったのかしらね、我が息子ながら乱れているわっ、さて、汗もかいたし、シャワーを浴びようっと……」
それにしても、
ふふ、なんというか、彼ってシャチというより犬よね、つい可愛くて構いたくなる。
はぁ、私、子供の頃犬が欲しかったんだわ、海君、顔だけでなく、いい躯をしているし、アレも十分に大きいし、もっとちゃんと仕込まなければね。
クスクス、でも、いいペットが手に入ったわ……
「……なんてね!」
永澄母は、当初の三河海の恨みを消し去り心を癒すという目的を頭の隅に押しやり、シャチとなった三河海を自在に扱うという妄想に背中をぞくぞくさせて笑うと、シャワーを浴びるために浴室へと向った。
                 完

遅くなりましが、レスをありがとうございました。

139 :
ママンだと…GJ!
三河って早漏ぽいって俺も思ってたw

140 :
この発想は無かった
しかしGJ!

141 :
ママンwwwww
GJ!!!!

142 :
やっぱりママンが一番可愛い

143 :
うむ

144 :
そういや10巻で蓮さんがメイド服を着たいって永澄に言ってたな

145 :
いくら美人でも義母にそんな恰好されたら引くわw

146 :
まぁ、実際永澄さんも引いてたしな

147 :
永澄ママンなら着てても違和感無さそうだな

148 :
スク水も着てたしな

149 :
>>148
ヒロイン達がスク水でねっころがってる原作のイラストか?
あれ初出は何だったんだ?

150 :
あの、まだプロットの段階なのですけど、寝取られ寝取りとか、鬼畜陵辱とか 鬱とかは、大丈夫でしょうか……
例えば、豪三郎に陵辱される永澄ママンとか、アニメ版魚義の復讐で囚われてしまい奴隷市場に売り出される燦&蓮とか……

151 :
>>150
NTR読んでみたい!

152 :
個人的には永澄さんが主体の作品がいいなーと。
豪ちゃんや魚義に感情移入して彼らの視点に立てれば寝取り陵辱も楽しめるんですが、
今まで永澄さんメインでやってきたので急にぽっと出のキャラに視点を振られても……という思いがあります。
ただ、作者氏がマンネリになるのを嫌って新機軸でやりたいというのなら読者としては反対するべくもありません。

153 :
自分も個人的に言わせてもらえば永澄はもう飽きたかなぁ
でもこういった個人の意見聞いてたらキリがないし、リク受けみたいだから聞き流して貰っていい
同じ作者だからって全作品が繋がってるというわけではないだろうし、
藤代先生と巡さんも、永澄ママンと三河のボンボンの話もエロ面白かった
注意書きがあれば駄目な人はスルーのルールだから、好きに書いて良いと思う

154 :
あまり、名も無いモブキャラにヤられるってのはどうかと思う
陵辱、寝取られも出来れば既存のキャラでして欲しいな…
例えばサーたんやユピテルみたいに男に興味ないやつを暴走永澄が陵辱とか
ジェンダーXで男になったユピテルが明乃を襲うとかね

155 :
ジェンダーXで男になったユピテルが明乃を襲うとかね ←そ れ だ !

156 :
正直永澄だけでいいと思う

157 :
あんまり明乃がごねるので処女は永澄さんが後ろがユピテルが取るということで決着が付きました
ちなみに、永澄さんはユピテル♀もしっかり頂きました。

158 :
レスを、ありがとうございます。とても参考になります。
ここのところネタが出なくなってきたのと、今まで一度も寝取られ寝取り、鬱、陵辱等を書いた事がなかったので、ついでに苦手意識も無くそうと試しにチャレンジして書いてみようかと思ったのです。
そこで、このスレ的には投下しても大丈夫だろうかと聞いてみた次第です、でもSSを書き上げてから伺うのが筋でしたね。誘い受けになっていたら、ご免なさい。
原作世界から遠く離れてしまった感のある、俺のSSですが、登場人物を、どんなに酷い色情狂や、節操のない淫乱にしても、『悪人』だけには(原作も基本は悪人いませんから)したくないと思いがありますので、寝取り寝取られ、鬱、陵辱系を書くのは、なかなか難しそうです。
例えば、嫉妬に狂った豪三郎が、永澄に娘を奪われるくらいならと、二人の初夜を強襲して、燦を永澄の目の前で犯す、なんて話を思いついても……豪ちゃんを極悪非道の悪人に書けません。
それとエロ澄さんSSが多いのは、どちらかといえば巻き込まれ体質のキャラなので、中心にすえると周りのキャラが勝手に動いてくれて、とても書きやすいのです。
政さんや、猿さんを含め、他のキャラ主体のSSの構想もあるにはあるのですが、なかなか書けません。単に未熟だけなのかもしれませんが。
スレの皆さん、拙いSSを読んでくれて、ありがとう。
保管庫の管理人さん、保管を、ありがとう。

159 :
職人さんもいろいろあるんだな…
次回作楽しみにしてるよ!!

160 :
期待あげ

161 :
保守じゃよ

162 :
あげ

163 :
原作どうなっとるん?

164 :
作者が病気らしいが詳細は知らん

165 :
さぁ、私様のためにSSを投下しなさい下僕!

166 :
ハイル・ルナ!ハイル・ルナ!!

167 :
保守

168 :
なんだかんだで燦ちゃんが一番可愛い

169 :
悩まし気に保守

170 :
ルナママのエロきぼん

171 :
ルナママって?

172 :
保守じゃよ

173 :
>>171
ルナのママ
あのセーラー服の人じゃないよ

174 :
BD発売記念で誰か投下ないかな〜

175 :
BDかぁ
新作のピクチャードラマがあるようだから欲しいけど、高いんだよなぁ…

176 :
『燦ちゃんと一緒!〜お風呂編〜』



 「永澄さん、入るよ…?」
 「さ、燦ちゃん!?ちょ…ちょっと待って…!」
少しだけ戸を開けて、顔を半分のぞかせた燦の可憐な声が浴室に響き渡る。
浴槽に浸かってのびのびとしていた永澄は突然の燦の来訪に驚いたものの、
湯を手ですくい取り自分の顔に浴びせて気合を入れるようにパンっと頬を軽く叩いた。
 「いいよ、燦ちゃん」
 「あ…ありがとう永澄さん」
永澄の返答を聞いて、燦が恥かしそうに、また嬉しそうにしながら
ヒタヒタと可愛らしい足音を立てて浴室へと入ってくる。
燦は髪を結わえて、身体にはバスタオルを巻いている。
そのバスタオルの隙間からまるで永澄に見せ付けるように露出した
むっちりとした胸元や太ももは永澄の性欲を刺激するには十分だった。
 「でもどうしたの燦ちゃん?お風呂はもうすませたんじゃ…」
 「うん、もう入ったんじゃけど…その、久しぶりに…永澄さんと一緒に入りとうて…」
口に手を当てて足をモジモジとさせながら、伏目がちに大胆な事を言う燦に
なかばのぼせて赤くなっていた永澄の顔がさらに熱を持って真っ赤になる。
 「母さんとかおきて来ないかな…?」
 「大丈夫じゃと思うきん、だってもうこんな真夜中じゃし…」
燦の言うとおり、今の時間帯は深夜で家族は全員深い眠りについていた。
と言うのも永澄が悪友の猿から借りた格闘ゲームに熱中しすぎていた為である。
夕飯時などは留奈や巻にTVを独占されてしまっていたので皆が寝静まった後に
せっせっとプレイしていたのだが、さすがに夜がふけ過ぎたかと思い寝る前に風呂へと入っていた。
 「永澄さん…もう身体洗ってしもうた?」
燦が不安げに永澄に尋ねる。
 「ううん、まだだけど…?」
 「良かったぁ、それじゃあ私が洗ってあげるきん」
 「そ、そう?それじゃあお願いしようかな…」
バスマットを敷いてうきうきとしながら永澄を催促する燦。そんな彼女の様子に微笑ましく思いながら
永澄は浴槽から上がり腰にタオルを巻きつけて風呂場にある小さな椅子を手に取り
燦の前まで行き、そこに腰をおろした。
立ち上がった永澄の裸体を見て燦は興奮してきたのか熱い息をはいた。

177 :

 「もう永澄さん、そんなタオルで前隠さんで…」
 「え?」
目の前に座り込んだ永澄の膨脹した股間部分を見ながら燦は不満そうに呟いてから、
すっと彼の腰に巻かれていたタオルをもどかしそうに剥ぎ取った。
タオルを取られたことで永澄のギンっと勃起した肉棒が露になる。燦は肉棒に顔を
近づけるとすんすんと匂いを嗅いでから愛おしそうにちゅっと一度キスをする。
 「あぁ、永澄さんの逞しいおちんちん…いい匂いじゃあ…いっぱい綺麗にしてあげるんよ…」
 
肉棒から糸を引きながら口を離す、上目遣いで永澄を見つめながら燦はペロッと口周りを舐めまわした。
 「燦ちゃん、もうすっかりエッチな女の子だ」
お返しとばかりに今度は永澄が燦の身体を隠していたバスタオルに手を掛ける。
勢いよくバスタオルが引っ張られ一瞬にして燦の美しい肢体が永澄の眼前にさらされた。
大きくぷるんっと燦の乳房が揺れる、燦は目を細めてあんっと軽く声をもらした。
 「ぅん…私…エッチなお嫁さんになってしもたきん…永澄さんのせいじゃよ?」
 「そうかな?きっと燦ちゃんにもエッチな素質があったんだよ」
 「そ、そんな事ないきん…!」
燦は咄嗟に反論するものの永澄からの飢えた牡の視線に快感を感じて、さらに自分が
極自然に彼を誘惑するように腰をくねらせていてはあまり説得力が無いのだが…。
ながらく燦の美しくしなやかな裸体に見とれていた永澄だったが、そろそろ我慢が
出来なくなったのか彼女を抱き寄せるとすかさず乳房に手を伸ばし少し強めに揉みほぐす。
 「きゃっ…あぁん…永澄さんの手が…あったいくて…気持ちええんよ…」
 「燦ちゃん、いつの間にかこうしておっぱいを弄られるのが好きになったね」
 「あっ、あんっ、うん…私…永澄さんにおっぱい揉んでもらうの大好きじゃきん…」
いきなり抱き寄せられ胸を揉まれて少し驚いたものの、燦はすぐさま甘い快感に酔い始めた。
ぐにゅぐにゅとこねまわされる乳房は自在に形を変えて絶えず燦の快楽神経を刺激する。
それでもさらに快感を求める燦は自ら永澄の手のひらに乳房を押し付ける。
 「永澄さぁん…ここも、乳首も苛めてぇ…こりこりってしてぇ…」
 「すごい、燦ちゃんもう乳首こんなに固くなってる」
永澄の胸板に頬ずりをしながら燦は甘い声で切なそうにおねだりをした。
燦からのおねだりに永澄はつんっと尖って固くなった乳首を中指と人差し指で
くりくりと執拗なまでに擦り続けたり、乳首を乳房の中に押し込んだり様々な方法で応えていった。
 「はぁっはぁっ…あぁん…永澄さん、また上手になっとる、す、すごいぃ…」
ひとしきり乳房を弄り倒された燦は、はぁはぁと息を荒くして永澄の上達し続ける
テクニックにし感嘆しながら甘えるように彼の身体に抱きついていた。
永澄が優しく頭をなでてやるたびに燦はんっと気持ちよさ気な声を上げて嬉しそうに身を震わせる。
燦の頬に永澄の手が添えられてくいっと顔が持ち上げられる。永澄が何をしようとしてるのかを
理解した燦はそっと目を閉じて唇を少し突き出して準備をする。
間もなく永澄の唇の感触が燦の唇にやって来た。燦はすぐに永澄の口内に舌を入れて
彼の舌を見つけるとぐちゅぐちゅと絡ませる。
 (あぁ…幸せじゃあ…永澄さん、好きぃ…!もう私…永澄さんが傍におらん
  人生なんて考えられんきん…)

178 :
永澄の少々ざらりとした舌の感触と涎の味を燦はひたすら堪能していく、燦の攻めが
終わると永澄もまた同様に彼女の口内を堪能した後に涎を送り込んだ。
 「はぁっ…ふぅ…燦…ちゃん」
 「んっ…んくっ…あぁ、永澄さんの涎…美味しい…」
口の中に送り込まれたきた永澄の唾液を言葉通り美味しそうにごくっと飲み干した。
 「永澄さん…そろそろ身体洗うきんよ」
 「うん、頼むよ燦ちゃん」
燦はにっこりと微笑むと、容器からボディソープを二回ほど出して自身の胸に
念入りにまんべんなく塗りたくる。何度か自分で胸を揉みボディソープを泡立たせた燦は
永澄の胸板に乳房をぴとりとくっつけた。圧力で燦の柔らかな乳房がぐにゅりと潰れる。
 「それじゃあ、始めるきん…」
開始宣言と共に燦は身体を大きく上下に動かした。
豊満な乳房をスポンジ代わりにして永澄の胸板から腹部にかけて
すいすいと滑らせる様に擦り付ける。
ボディソープのにゅるにゅるとした感触と、燦のやわらかな乳房の感触が絶妙な快感を紡ぎだす。
燦の乳房が胸板に戻ってくるたびに、未だに尖った、いやさらに固さをました気のする
彼女の乳首が永澄の乳首と擦れ合う。
 「はぁ…はぁ…あぁ…永澄さん、気持ちええ…?」
 「うん、燦ちゃんのおっぱいスポンジ…すごく気持ちいいよ」
 「あぁん、嬉しい…!だ、だって私のおっぱいは…あんっ…永澄さん…専用じゃもん
 永澄さんに気持ち良うなってもらうために…あるんじゃきん…」
普段の彼女を知る者からは、絶対に想像できないであろう淫らな台詞を
はきながら燦はさらに動きを激しいものにしていった。
燦が夜の淫らで情欲に染まりきった表情を自分だけに見せてくれることにどこか優越感を
感じながら永澄は彼女の奉仕に身を委ねる。
 「んっ、あぁ…くぅ…永澄さぁん…」
と、突然燦が苦しそうな声を上げる、何事かと思えば彼女のつま先や太ももが
いつの間にかしっとりと濡れていた。
湯船からあがり立ての永澄にぴったりと抱きついていたのだから当然と言えば当然である。
 「さ、燦ちゃん、そろそろ足が限界みたいだね…元に戻ったら…?」
 「う、うん…でも…ちょっと恥かしいきん…」
裸体を見られるのは快感となっているのに、人魚姿に戻るところを見られることを未だに
恥かしがる燦に永澄は魚人との感性の違いに苦笑する。
 「じゃあ、手伝ってあげるよ」
 「え?永澄さん何を…ひうぅん!?」
燦の質問を遮るようにして永澄は彼女の尻に両手を回すと、片方の手で揉み解し、
もう片方の手の指をアナルに入れてこね回し始めた。
燦の尻の中はまるで逃さないとでも言うようにうごめいて永澄の指をひくひくと締め付ける。
 「燦ちゃんのお尻の中、すごいひくひくしてる」
 「あぁ…!永澄さん…お、お尻、くちゅくちゅしちゃ、らめぇ…!
  い…いまそんな…されたらぁ…」

179 :
言葉ではそう言うものの、身体の方は正直なのか燦は自分でも気付かぬうちに腰を振っていた。
それに気付いた永澄が手の動きを止めても、指は自然にずぶずぶと燦のアナルに
出たり入ったりを繰り返す。
 「あぁ…あ、ああぁぁあああん、い、いくぅ!!」
そうしてついに限界を迎えた燦が叫ぶ。
燦の陰部からは大量の愛液が溢れ出し太ももを伝って足を濡らす。
さらに絶頂を迎えたことによって緊張の糸が切れてしまい燦の足がまばゆい光を
放った後、ボンッと音をたてて人魚のそれへと戻った。
人魚に戻ったことでバランスを崩し倒れそうになる燦を、永澄は人間時には尻にあたる
部分であっただろう箇所に素早くに手を回して抱きかかえた。
 「足、元に戻っちゃたね」
 「もう…な、永澄さんがあんなことするからじゃもん…エッチ…」
 「もしかして、嫌だった?」
 「うぅ、意地悪な質問せんで…い、イヤな訳ないきん……
  永澄さんにお尻くちゅくちゅされるのも…だ、大好きじゃきん…」
永澄からの意地悪な質問に燦は恥かしげに答える、しばらくそのまま見つめあった後
二人はもう一度唇を重ね合わせた。
 「永澄さん、じゃあ次はあそこを洗ってあげるきん…」
名残惜しげに唇を離した燦は、妖艶な目つきで永澄の未だに衰えを見せず
ぐっと反り返っている肉棒をしげしげと見つめた。
燦はゆっくりと身体を下にずらしていき肉棒の前に乳房ををよせてそのまま挟み込む。
むにゅっとした燦の乳房のあたたかな感触から発せられる快感に永澄はうっと身悶えた。
 「くぅ…燦ちゃん。そこ気持ちいいよ」
 「ふふふ、永澄さんのおちんちん…最高じゃあ…もう匂いを嗅いだだけで
 イってしまいそうになるんよ…」
完全に牝の本能に支配されたような目で、燦は乳房をゆさゆさと揺らして永澄の肉棒をしごく。
永澄の肉棒がびくびくと脈打つたびに燦の鰭が嬉しそうにぴちぴちと動いた。
 「はぁはぁ…永澄さんのおちんちん…逞しくて…暖かくて…好きぃ…永澄さんのここ、私のものじゃあ…
  私のあそこも…永澄さんだけのものじゃきん…」
パイズリだけでは物足りないと思ったのか、燦はときおり肉棒に熱い吐息を
吹きかけて別の刺激も織り交ぜていく。
燦がもっとすべりを良くしようとして垂らした涎が永澄の亀頭にぴちゃりとかかる。
今までの一度も射精をしてなかったこともあり思わぬ刺激に永澄の限界が一気に訪れる。
 「さ、燦ちゃん…だ…だすよ…!」
 「うん、出してぇ!永澄さんの精子、いっぱい欲しいぃ!」
永澄が、ぐぐっと身体を身震いさせるのを見計らって燦は口を大きく開き亀頭の前で身構えた。
そしてすぐに永澄の肉棒の先端から燦の口内目掛けて精子がびゅっと勢い良く溢れ出る。
どろりとした感触と独特の精子の味が燦の口全体に広がった。
燦は口の中でじっくりと永澄の精子を味わいながら、ゆっくりと飲み干していく。

180 :
永澄が、ぐぐっと身体を身震いさせるのを見計らって燦は口を大きく開き亀頭の前で身構えた。
そしてすぐに永澄の肉棒の先端から燦の口内目掛けて精子がびゅっと勢い良く溢れ出る。
どろりとした感触と独特の精子の味が燦の口全体に広がった。
燦は口の中でじっくりと永澄の精子を味わいながら、ゆっくりと飲み干していく。
 「はぁ、はぁ…永澄さんの精液…美味しぃ、もう私これ無しじゃ生きていけんよ…」
 「そ、そんなに美味しいんだ…?」
 「………えいっ♪」
 「!?」
自分の精液を飲んで恍惚とした表情を浮かべる燦に、永澄は素朴な疑問を問いかける。
すると少しの思案の後、返ってきたのは燦の幾度となく味わった唇の感触と
どろりとしたなんとも言えない味の液体だった。
 「どう?永澄さん美味しい?」
 「…うぇ、な…なんか変な味…」
 「ふふ、私にとっては最高の味なんよ?だって…愛しの旦那様の精子じゃもん」
くすっと悪戯好きっぽい笑みを浮かべて燦は永澄に微笑みかけた。
天使のようでもあり、また小悪魔的なようでもある燦の笑顔に永澄は思わず見とれてしまう。
口で受け止め切れずに乳房や顔にかかった精子も燦の艶やかさをさらに引き立たせている気がした。
 「でもいっぱいでたきんね、おっぱい鰭もべとべとじゃあ…」
 「それなら今度は俺が洗ってあげるよ、おいで燦ちゃん」
 「あぁん、永澄さん…嬉しいっ!」
永澄からの提案に心底、幸せそうに微笑んだ燦は彼にぴったりと身を預けて
甘えるように乳房や鰭をすりすると擦りつけた。
そのあと、燦と永澄の二人は朝まで一緒にお風呂に入っていたとかいなかったとか…。



                                                    おわり

以上です、久々に投下させていただきました。
保管庫管理人さま毎度のことながら保管ありがとうございます。
そして前スレではご迷惑をおかけした事をもい一度お詫び申し上げます。
本当にすいませでした。

181 :
ちょっとミスって文章が重なってるとこがありますね、ちくしょう
迷惑かけて投下もミスるって…もうなんか本当にすみません

182 :
GJ
人魚とお風呂入りたくなってきた

183 :
GJです。
嫁とお風呂でイチャイチャウラヤマシスなぁw
今度は悩まし番長との混浴風景も見てみたいです。

184 :
保守

185 :
エロ澄職人さん、きてくれんかいのぅ…

186 :
政さんの話とか読んでみたい

187 :
上手く言えないけど政さんは何か違うんだよなぁ
アニメでキャラを超えてしまってるからか、村瀬さんのイメージが強いからか
政さんのエロ話はどんなに絶賛されてても俺は読まないな、たぶん

188 :
保守じゃよ

189 :
この寒い冬に暖かいSSを恵んでくだせぇ

190 :
政x組長が見たいです

191 :
本物本物本物本物本物本物

192 :


193 :


194 :


195 :


196 :
    ___
   /⌒⌒\\
  /    丶丶
  |     | |
  /へ _ ノ丶丶|
 ( ノ・) ・丶 |6)
 |  (..)   /
 丶_ノ_丶_ノ|
  ∧ 丶ニ>  /\
 / |\___// | 丶
`/へ|\___/へ| |

197 :
帰れ

198 :
クリスマスに自分をプレゼントしようとする留奈
それに対抗心を燃やした燦が同じように永澄に迫るとかそんな妄想してます

199 :
ミニスカサンタな蓮ママンを所望する。
下着はアンダーヘアーと具がはみ出そるほど下品なの白いマイクロビキニ。
ムチムチのおみ足には目の粗い網タイツ、腰にはAV女優がつけるようなアクセを装備で。
ちなみに、2頭立てのトナカイは豪三郎と政さんです。
女王様然とした蓮ママンがトナカイにムチ打ちながら永澄さんへプレゼントを届けに来ます。
蓮ママンが大人の色気で永澄さんを篭絡……と思いきや、覚醒したエロ澄さんにあっさり主導権を奪われ、
(省略されました続きを読むには蓮ママンのクリトリスをクリックしてください)

200 :
クリクリック!

201 :
クリスマスだけにか…

202 :
ジェットラムクリック!

203 :
ここでまさかの
ズシオ×人魚

204 :
>>203
文字どおりズシオが人魚食うんだな?

205 :
※ネタ振りエロなし
※性転換ネタ
※燦ちゃんキャラ崩壊
「留奈ちゃん、ワシを男にしてくれぇ!」
 カーペットに押し倒された少女は、驚愕と言うよりは思考停止に近い表情で覆い被さる親友の顔を凝視した。
「さ、燦?!アンタな、なな…何やって…!」
「堪忍じゃあ留奈ちゃん!堪忍してつかぁさい!」
 間にして数瞬の後、理解し難い状況を理解した彼女の思考は、カオスの極みであった。
(なにこの展開?!
 話ってそれ?!
 何で私を押し倒してんの?!
 男?!男って何?!ためらわない事?!!
 私はアイドル。1タス1ハ2……)
 次々と沸き上がる思考に対し、口に出すことが出来た言葉は殆ど無い。
「や、やめて燦!ちょっ…ダメっ!」
 上体を起こそうとするルナの肩を燦が抑えつける。
「ワシゃあもう、こうするしかないきん!勘弁じゃあ!!」
 言うが早いか、燦の手が荒々しくルナの寝間着変わりのTシャツを掴み、引き裂いた。
「キャアアアア!!」

206 :
 寝静まった満潮家に響く絹を裂くような悲鳴に一階の寝室と屋根裏部屋の窓に灯りが灯る。
 床を踏み抜かんばかりの足音が二階の子供部屋…燦とルナがシェアしている一室に到した。
「燦ちゃん!今の悲鳴は……」
「私様がヤメロっ!!っつーーのがっ!聴こえないのかァアア!!!!」
 ドアを開け放った永澄はルナの声圧に圧倒されその場に固まった。
 駆けつけた永澄の両親も入り口で互いに抱き合った形で氷つく。
 袈裟懸けに裂かれたTシャツをまとい、肩で息をするルナと、股間を抑えながら苦悶する、先程の悲鳴の主―瀬戸燦。
 状況の把握出来ない永澄は青ざめた顔で震える指をルナに向け
「え〜〜と、、加害者で…」続いて燦を指差し「被害者?」
「違ァ!!」

207 :
「「「男になったぁ?!!」」」
 急遽開かれた深夜の家族会、燦のカミングアウトに皆が異口同音で驚愕する。
「学校での事じゃ…」
「ああ…アレ…」
 永澄は白昼の悪夢と呼ぶに相応しい昼間の出来事を思い出し、深い溜め息を付いた。
(ラスト・アマゾネスの矢…燦ちゃんに当たってたのかァ…)
 事の発端は不明だが。突如校内に現れた(自称)女好き好き女傑族最後の生き残り『ラスト・アマゾネス』が
生徒を次々と矢で射るという怪事件が永澄達の通う中学校で発生した。前代未聞のこの騒動、しかし傷者は皆無であった。
なぜならアマゾネスの矢に貫かれた者は一様に傷を受けることはなく男は女に、女は男へと変貌を遂げたのでる…。
「ワシは永澄さんのお嫁さんじゃのに…こんなんになってもーた…」
 燦は口の周りに生えはじめた武将髭(?)をさすりながらそう呟いた。
「で、でもそれで何でルナちゃんを…!?」
「…兄弟じゃ…」
「「「はぁ?」」」
 四人の声がまたハモった。
「ワシは永澄さんを…離したないきん!お嫁さんが無理じゃったらもお、兄弟の契りしか残っとらんきん!!」
「きょ、兄弟の契りって?」
「そりゃあ勿論……同じ『穴』の共有じゃあ!!」
 燦の叫びと同時に永澄の体と前歯が宙を舞った。
「「痛くない…」」
 互いに拳を見つめる永澄の両親は、焦点の合っていない目でそう呟くと寝室へと向かった。
「母さん。これは夢だ…寝よう」
「ええアナタ…」
 ヨロヨロと居間を去る二人の後ろ姿を見届けた燦は、両頬を抉られ伸びている永澄
そして塩の柱と化しているルナを見やる。
 目を瞑り数秒の思案の後、燦はポンと手を打った。
「ほな、始めよか!」

208 :
エロ展開期待(#・∀・)

209 :
カオス過ぎて何と言ったら…

210 :
メインヒロインが大変なことにwww

211 :
 ふぅ。と、ため息をひとつ吐くと、少女は日報に走らせていた筆を止めた。
 深い緑色をした瞳が、12時を回った事を告げる掛け時計に止まる。
 たいして凝ってもいない肩を揉みほぐしながら、またひとつため息を吐き出した。
 今日の出来事を数行の文章にまとめる…普段の彼女ならば造作もない事が妙に億劫に感じられる。
 十四歳という若さで同い年の『生徒』に教鞭を振るう自分を誇るでも、嘆くでもなく客観的に考えさせられるこの時間が今日はたまらなく嫌だった。
「委員長怒っとるじゃろか…」
 悪魔の副担任として1組に君臨する普段の彼女からは考えられないか細い声色は、しかして生来の内気な性格を顕にしていた。
 友達を作ろうとしない自分を心配してくれた唯一の『友達』の顔を思い浮かべると胸の奥がズキンと痛んだ。
 教師となった理由は彼女のその気持ちに応えたいとの想いからでもあったのではないか…。
「暇つぶしにはなったけど、人の趣味に水をさすよな事してもーた」
 当の本人が聞いたら泣いて否定する様な気の回しに、彼女は真剣に思い悩んでいた。
 彼女の名は『サーたん』ラストアマゾネス(委員長)の正体を知る唯一の存在。
 そしてネットオーク

212 :
彼女の名は『サーたん』ラストアマゾネス(委員長)の正体を知る唯一の存在。
そしてネットオークションで手に入れた『性転換弓―ジェンダーX』をアマゾネスに渡し、事の発端を生んだ元凶である。
「正義の変態にジョブチェンジさせてもーたけど…やっぱ無理あったじゃろか…」
ジェンダーXを渡した数分後、あっと言う間に不良共三人と親友の巡を性転換させた手際にサーたんは正直舌を巻いた。
たまっているストレスの発散(本当は違う)に暴れ回る彼女には、おおいに楽しませてもらった。
しかし、女好き好きと言う設定(アイデンティティー)を揺るがし兼ねないのではないか?
「私…やっぱり先生は無理かなァ…」
ポツリと呟いたいつかのその言葉
(サーたん一所懸命先生しよんじゃろサァ?)
あのときの言葉が蘇る
(ほんなら、なんちゃ問題ないサァ!)
彼女の友人、瀬戸燦の言葉…。
「そうじゃな燦ちゃん…私、一所懸命好き勝手するきん!」
脳内の悪魔(サタン)がそう応えた。
生気を取り戻したサーたんは力強い筆致で日報を書き記した。
『今日、委員長の弱味を握る。
燦ちゃんは今日もfucing great!!』
そんな彼女がちょっぴり後悔するのは翌朝の事であった。

213 :
※エロくない
※モトネタは原作42話
※ミスだらけorz

214 :
こういうカオス展開好きだwww

215 :
度々申し訳ない。
↑の駄文を書いてる者です。
後ほど続き(未完)を投下させて貰います。
7個に別けて投下予定。
※ちょいエロ
※キャラ崩壊
※携帯から失礼

216 :
「燦ちゃん…本当にいいんだね?」
「永澄さん…いや、兄貴!男に二言はない…!」
真っ直ぐに見返す瞳…曇りの無い琥珀色の虹彩は今、決意の火を映し出していた。
(ふっ…かなわないな)
諦めのつもりで心で呟いた言葉。しかしその意味は敗北ではない。
瞳を通して送られた移り火に心を染められて出た、感嘆の言葉だ。永澄は、決意を固めた。
「兄貴…ワシを…ワシを漢にしてつかぁさい!!」
そう、今夜彼らは兄弟の契りを交わす。
「「押忍!」」
ガシッと組まれた互いの腕。プンと男の決意が匂った。

217 :
「ふざけんなぁぁぁあ!!!!」
「おう!留奈ちゃん。気ぃついたか!」
「ア…アンタ達、私様を挟んで何盛り上がってんのよぅ…」
泣き笑いならぬ、泣き怒りの顔で顔面筋を強張らせたルナは青ざめる。
…手足が動かないのだ。
「燦…サン!冗談よね?何かの間違いよね?」
力を込めるもガッチリと結わえられた四肢からは痺れと痛みしか返ってこない。ルナの防衛本能は警鐘を鳴らす。
「留奈ちゃん…ホンマすまん思うとる」
「燦ちゃん…」
「スマンと思ってんなら今すぐ止めなさいよ〜!」
グズグズと鼻を啜るルナ
「ここで引き下がるんは侠が立たん!」
「オトコってなんなのよォ?!アンタはオンナじゃないのさぁ!!」
(ああ、そう言えばルナちゃん居なかったっけ…)
仕事により欠席した彼女はあの惨状を知らない。
「下僕、ゲボクぅ…!お願いよォ…た、助け…ひぁ!」
手首を握られたルナは反射的に身をすくませる。急に接近した永澄の体に堪らず目を伏せた。
「!!…………っん?」
自由になった両手をキョトンとした目見つめる。
「永…兄貴が無理矢理はイカン言うたきん」
ふへへ…。と、はにかむ永澄。
自由を取り戻したルナの足がそのニヤケ顔にめり込んだ。

218 :
「燦…どうしてアンタの胸はそんなにまっ平らなの?」
「漢じゃからの!」
「燦…どうしてアンタの顔に髭が生えてきてんの?」
「漢じゃからの!」
「燦…どうしてアンタはフンドシ一丁なの?」
「漢じゃからのぉ!!」
「い、いやああああ!!!!」
シャンプーの匂いのする絹糸のようなサラサラの髪。きめの細かな純白の肌。
少年と言うにはあまりにも女性的な肢体。胸板も、髭も、褌も、まるで下手なコラージュのように異質であった。
プロのアイドルの目で見ても、嫉妬を覚える容姿の持ち主であった燦は性転換を果たした今でさえ、女性であった。
汚された!ルナはその姿の燦を本能的に拒絶した。
「夢よ!何かのとっても嫌な悪夢!とにかくなんかの悪い夢…あふっ!」
這うように逃げ出そうとしたルナは背後からの抱擁に言葉を失う。
「優しくするきに…大人しゅうしとってや」

219 :
(へ、変なトコ触んないでよぉ!)
出かかった言葉は続いて襲いくるモノに飲み込まれた。
白い喉を仰け反らせ敏感な反応をしめす躯はただ甘いあえぎを出すだけだった。
「留奈ひゃん…ほこがええのんかはぁ…?んン…」
項をねぶりながら肩甲骨の後ろを、指の腹で擦る…腰に回した手が括れ始めた身体のラインをなぞり、横隔膜の動きに合わせ上下に揺れる。
ルナの顔が見る間に桜色に染まり、目頭に涙が滲み始めた。
「な…ンてとこ……舐めて…はぁん!」
パクパクと口を開け見事な反応を見せるルナに燦は確信を深める。
「ここが留奈ちゃんの性感帯なんな?」
耳元で囁きかける。
このポイントはお風呂を共にした時に気付いたものである。
気を良くした燦は、それなら…と、もうひとつの『ココロアタリ』に舌を這わせていった。

220 :
ううん。と唸って永澄は今夜二回目の目覚めを向かえた。
眉間の痛みに目眩を覚えたが、それが生きているとの身体のOKサインである事を彼は『経験により』学んでいた。
脳の働きが正常に戻るにつれ、今ある事態に陥るまでの記憶が朧気に戻ってくる。
「ああ…そう言えば…」
永澄は場違いに呑気声色で目の前の光景に視線を送る。だらしなく開いた口から涎が落ちる。
そこに有るのは見事なオブジェであった…美しく、心奪われるアート…。
中学生の彼には芸術と呼ばれるモノの良さは解らない。ワビだのサビだのよりも、ワサビ抜きのサラダ軍艦が美味しい年頃である。
そんな彼にもこの光景が溜め息が漏れ、心奪われる魅力があるものと感じられた。
永澄…いや、エロ澄にとってはこれこそがアートである。

221 :
「ああん!らめ!らめえぇぇ!!」
脇を開けられ、二の腕の内側を吸われたルナは恍惚の咆哮をあげた。
「留奈ちゃんの胸ビレ…んじゅツツ…おいひぃン…」
桃色に染まった肌と肌が触れ合い。まだ幼さの残る熟れかけの丸みが睦合うように重なる。
ダブダブに伸びたTシャツを通しても皺の動きでその下で官能的に蠢く躯の動きをみせつけた。
汗に濡れ、肌に吸い付く胸元に二つの頂を見るにつけ、永澄の理性がメルトダウンしそうになる。
「永澄の兄貴…留奈ちゃん。大人しゅうなったで…」
燦に呼ばれ、永澄はサルアイズと化していた顔を人のソレに振り戻した。
「はぁ…はぁ…げ…ぼく?」
魚類特有の性感帯(なんじゃそれ)を責めたてられたルナは、まな板の上の鯉よろしく布団に力なく横たわった。
ゴクリと永澄は唾を呑む。
「ルナちゃん…燦ちゃん…」
「いんや、永澄さん…ワシは今から瀬戸燦を辞める…!」
燦はムンズと褌に手をかけると、
「ワシは永澄さんの舎弟、瀬戸島燦八じゃあああ!!」
漢の名乗りをあげ、その裸身を露にした。
「「!!」」

222 :
「「か……可愛い…!!」」
二人の声が重なった。
「えっ…!?コレが燦のオチ…」
ハッ!マズイことをくちばしった!と、ルナは自分の口を押さえた。
「………」
瀬戸燦改め『瀬戸島燦八』はバッと身を翻すと、机に向かい、何事か書きとめると部屋を飛び出そうとする。
「待ちなさいよ。燦八ちゃん」
そんな燦の肩をルナの手がガッチリと掴み止めた。永澄は机上のメモをチラりとみやる。
『探さんでつかーさい。サン』

「アンタ、男になりたいんでしょう?」
「は…はいですぅ…」
ドカっとルナの足が燦の横の壁に叩き込まれる。
「何?そのポークビッツは?」
「あううう…」
「そんなんで私様を満足させられるとても思っているの?!」
「ああ…言わんといて…言わんといてつかぁさいぃ〜!」
「下僕!!」
「はうあ!!」
忍び足でその場を去ろうとしていた永澄がアホ毛を掴まれ大根人形と化す。
「ナ、ナンデゴザイマショウ…ルナサマ」
ふぅ。とルナは溜め息を吐くと、足元で震えている燦と手元で揺れる永澄大根を一瞥する。
ゴクリと唾を飲みこんだ永澄は、ルナの言葉を待った…。
「あ、あんた達の兄弟の契りとやら…こ、この私様が…や、やらせてあげる…」
言葉とは裏腹な乙女の顔で…である。

223 :
お目汚し失礼…嫌な方が居るならば続きは遠慮したいと思います。
では、職人さん方のクリスマスネタを期待しています!

224 :
>>216-222
GJ!
まさかの攻守交替に吹いたw
続き期待アゲ

225 :
いい展開だ!

226 :
メリクリ〜
過疎を口実に需要の無さげなSSを投下させてもらいまさぁ
※『エロくない』ので悪しからず
寛大な気持ちでよろしくお願いします。

227 :
※非エロ
※喫茶店のマスターはOVA準拠
※原作54話より
彼女、不知火明乃が働く喫茶店はいつにも増して盛況であった。
普段であれば、メイド長として入店する客一人一人に『ご挨拶』をしている彼女であるが、今日は注文取りに品出しにとてんてこ舞いで店内を右往左往していた。
メリークリスマス!
方々のテーブルでその言葉を合図にドッと歓声が上がる。
いまここはメイド喫茶としての本来の姿とは別のもうひとつの表情を見せていた。
…それはすなわち、学校公認の『たまり場』としての姿である。
同じ中学校の生徒が働いている気楽さからか、ちょっとしたパーティー会場として使われるようになったのだ。
特に今日は、12月24日。クリスマス・イブという恰好のお題目と、
明日の終業式で冬休み突入と言うコンボに青春真っ只中の中学生達は沸き返っていた。
厨房では休む間もなく料理が作られ、メイド服を着た明乃と悟、
そして臨時の助っ人として学生服にエプロンを付けたエラ呼吸三人衆が皿運びと食器の回収に追われている。
メリークリスマス!
またひとつ、開戦の号令が響いた。
戦場と化した店内で、店長だけがいつもと変わらぬ佇まいで洗い上がった皿を拭いていた。
「二人とも。ご苦労様」
厨房から出てきたサーたんにそう声をかけられたのは、いつもの閉店時間の1時間も後の事であった。
「俺達にも言って欲しい魚〜」
心底疲れ果てたと言う声でマグ郎が溢した。
それに便乗しパクパクと愚痴を言うアジ太郎とブリ夫。
普段ならば客として我が物顔で騒いでいたであろう彼らだが、今日休みを取っている燦とルナの穴埋めとして『臨時徴用』されたのである。
不平不満の権化と化した彼らだったが、フワッと鼻孔くすぐるコーヒーの香りが店内に広がるに従って口数はどんどんと減っていった。
すっと出されたコーヒーカップに三人の顔が見る間に弛緩した。
まるで魔法だな…。
明乃はマタタビに酔う猫の様にコーヒーを啜る三尾の魚人の姿に目を細めた。
テーブルを挟み疲労感と充足感に浸るサーたんと明乃の前にもコーヒーが置かれる。
あっ…と言い募ろうとした明乃だったが、マスターの人差し指が口髭の前で『静かに』
と言うジェスチャーを作るのを見て、いつの間にか隣に座る悟が寝息を立ている事に気が付いた。
マスターの開いているのか閉じているのか判別がつかない目の奥がキラリと光った。

228 :
「お姉様!お迎えにあがりました!」
ユピテルが現れたのは疲れて眠ってしまった悟を家に送る為に、サーたん達を先に見送った直後の事である。
「すまんなユピテル。呼び出してしまって」
「いえ、めっそうもありません!お姉様から頼まれ事をされて自分…!」
嬉しいであります!と顔面に打ち付けようとする拳をやんわりと押さえた。
こんな所で鼻血を出されては困る。
「ん?」
触れていた手が小刻みに震えているのを感じた明乃は、
どうした?と聞こうとした。が、パッと回れ右をしたユピテルにそのタイミングを外される。
「タクシーを停めて来るであります!」
彼女の妹分は、そう言うや否や軍隊式駆け足で通りに走っていくのだった。
その後、悟の着替えと荷物をタクシーのトランクにテキパキと仕舞う彼女は、いつもの姿に戻っていた。
猿飛家に着くと、店長から連絡を受けていたであろう兄の秀吉が玄関の外で待っていた。
たまたまだと言い張る彼であったが、煙の様に白い息を吐く彼女達に対して、
彼の息は細い半透明なものだった。
ブランケットにくるまれたメイド服姿の悟を抱き受けた時の彼の顔が忘れられない。
明乃にはその安堵と幸福感がないまぜになった『兄の顔』がとても頼もしく、そして懐かしく見えた。
秀吉の両親とのお辞儀合戦を終え、目を覚まして手を振る悟の姿が扉の内に消えた。
振り向くと、店長から渡された財布で支払いを終えたユピテルが敬礼でタクシーを見送っている所であった。

229 :
「お姉様!ミポポ教会はここから歩いて10分程だそうです!」
ユピテルは右向け右で明乃に向き直るとタクシー運転手から聞いた事を手短に伝える。
「大分遅れてしまったな。もう始まっている頃か?」
「はッ!開始時刻は本日1930ですから、現20分遅れとなります!」
「うむ。では急ごう」
「はい!お姉様!」
?明乃は一瞬違和感を感じる。
しかし、それを確認する前にリュックを肩に掛け、踵を返して行進していくユピテル、
明乃はつられ、そのまま歩き始めた。
街灯の灯る明るい道路に出ると、備忘帳に何事かを書こうとエンピツを握ったが、それが何かを忘れた事に思い当たりその手を下ろしたのだった。
「悩ましい…」
彼女は目的の教会の前で、独りゴチた。
「お姉様、お下がりを…私が先に入ります」
踏み込むまでもなく只ならぬ事態が起こったであろう事が見て取れた。
砕けた聖堂の天井。穴の空いた壁…ステンドグラスの奥で、鐘の音に合わせてブラブラと上下に揺れる大きな人影…。
非キリスト教徒にとってのクリスマス・イヴとは、ケーキを食べる日以外の何か特別な意味があるらしい。
荒れ果てた聖堂を抜け、漏れ出る明かりと喧騒を頼りに明乃とユピテルはパーティー会場へと辿り着いた。
「お待ちしておりましたわ。修練剣士・不知火明乃様」
会場を満たす異様な騒がしさに、明乃は軽い目眩を覚えた。
戸口に佇む三人をパーティーの主催者。緒呆突丸子が招き入れる。
「う、うむ」
事の如何によっては、人魚試験官の名の元に、場の『制圧』も考慮に入れていた彼女だった。
しかし、おびただしい血を衣服と床に広げ、青白い柔和な笑顔で佇む丸子の姿に明乃は掛けるべき問いを失った。
「ソチラのお方は?」
「ハッ!明乃お姉様のお供として参りました、駿河由比であります!」
事情を説明しなくては。
どうにかそう思考を転換した明乃は「彼女は…」とユピテルを一瞥をする。だが、
「貴女はたしか…燦ちゃんの学校の警備員の…」
「メリクリであります!シスター!」
あっ…。
明乃の心に唐突な既視感が蘇る。これは…。
しかし、彼女の思考はまたしても途切れる事となる。

230 :
ガキョン!
敬礼の拍子にユピテルが背中に担いでいた『荷物』が機械音を響かせて床に落ちた。
「ん…?なにやってんのよパパ」
明乃の登場にも気付かずに一心不乱に瀬戸燦を問い詰めていた江戸前留奈が、
今気付いたと言う顔で、呆れ声を上げた。
「あっ!明乃っち!今きよんな!」
顔に飛んだ唾液を拭いながら瀬戸燦はルナの拘束から抜け出した。
「ルナちゃんのお父さん、どうしたん?」
此方が聞きたい。と明乃は心で呟いた。
「あ…ああ、何故か下の聖堂で首を吊っていた」
心臓音がしないであります。とユピテルが付け加える。
「そう言えば、すっかり忘れてたね」
顔に付いた足跡を拭きながら満潮永澄がルナの足の下から這い出して来た。
そしてHAHAHAと仲良く笑う夫婦の姿。
悩ましい…。
ふぅうと溜めに溜めた溜め息を吐いて明乃は改めて会場を見渡した。
日本を四分割する極道の雄。緒呆突組と瀬戸組の親睦会との話であったが、
見た限りでは、緒呆突組は組長の丸子を除く構成員は蕗と呼ばれる彼女直属のボディーガードの『小女』しか見当たらなかった。
どうやらこれは組と組としてよりは、幼少の頃瀬戸家に世話になったと言う丸子が
彼女の崇拝するミポポ聖教流のクリスマスパーティーに恩家である瀬戸組の構成員を招いたと言う事が実態であるようだ。
備忘帳をめくりながら明乃は、
それにしても…と思う。
ダイハチ車に乗ったマグロの頭が生えた特大のケーキ。
頭から木の枝が突き出たサメの着ぐるみ…。
世事には疎い明乃から見てもミポポ教のパーティーは異様なモノに感じられた。
『ミポポ祭…常人の集まりには見えないが、人魚の集まりにも見えない』
お呆突丸子のページにまたひとつ特記事項がふえた。
悩ましい…。

231 :
「メリークリスマスであります!お姉様!」
ユピテルがそう言って模様紙に包まれた箱を差し出したのは、ひととおりのイベントが終わり、
明乃が切り分けられた生臭い生クリームケーキをつっついている時の事であった。
周りを見ると会場のあちこちでプレゼントの受け渡しが行われている。
イビツなマフラーを嬉しそうに首に巻く燦と、DVDソフトを困り顔で眺める永澄。
それを見たルナが再起動を果たした父親に拳をプレゼントしている。
切り分けられたマグロの『カマ』をプレゼントされたのがよほど嬉しいのか、マグロ郎が泣いていた。
平和のシルシにと緒呆突丸子が永澄と握手をする姿は何故だかジンと来るものがあった。
ギリギリと軋む永澄の手に丸子が一杯のシャンメリーを手渡すのが見える。
「きっとお幸せに」
丸子の口元がそう怪しく歪んだ…と、
「お姉様?」
しばし現実から逃避していた明乃は冷や汗を浮かべた顔で、視線をユピテルの持つ包みへと戻した。
コホンと一つ咳払いをすると、明乃は出来るだけ冷たく聞こえるように言い放つ
「スマンが、それは受け取れない」
心の中でゆっくり十を数えると、明乃はユピテルの様子を横目で伺った。
「………」
先ほどと寸分違わぬ恰好で包みを差し出している少女がそこにいた。
瞬きひとつしない無表情が明乃を見つめる。
「い、いらんと言っているのが解らんか!」
プイと今度は背中を向けた。今の彼女にはユピテルの瞳を直視出来なかった。
これで良い…これで…
「はは〜ん?さてはお返しのプレゼント用意するの忘れたわね?」
突然の言葉に明乃は氷ついた…。

232 :
「な、え、江戸前留奈!な、何を言う…!」
「図星なんだ?」
見ると、赤ら顔のルナがケラケラと笑いながら二人の様子を観察していた。
「お姉様。お返しなどお気になさらずに…」
「い、飲酒か。未成年の飲酒は人魚試験以前の問題だぞ。江戸前留奈」
ことさら冷静を装うと、明乃は少々強引に話を変える。
「お姉様。これ…」
「まったく!担任に父親まで来ていると言うのにハメを外し過ぎだぞ!」
「ふぅ〜んだ!今飲んでるのはお酒じゃにゃ〜いもん」
ルナはそう言うとグラスを口に付け、傾けた。
「この…!」
何事か言い返しそうとするも、言葉につまってしまう。
清廉潔白こそ武人の生き様と心に誓った明乃にとって、今の自分は…。
「私は!…私、は…」
「お、お姉さま?」
「……帰る!」
そう言や明乃はルナに背を向けた…
「…逃げるんだ?」
ルナの手からグラスが消えた。
無言で手に握るグラスを見つめると、明乃はその中身を一息に飲み干した。
明乃はクルリと背中を向けると、
「すまなかった…ありがとう」
そう言って、歩きだした。
「帰るぞ!ユピテル!」
「は、はい!お姉様!」
「素直じゃない奴…」
少女は扉の向こうに消えた背中にポツリと悪態をつく。
『お前が言うな』
事の成り行きを見守っていたギャラリーの心が一つになった。

233 :
明乃の住むアパートはミポポ教会から少々距離があった。
徒歩での移動にたっぷりと一時間はかかる…。
その道中。明乃とユピテルは一言も会話をしなかった。
明乃はもくもくと歩を進め、ユピテルはもくもくとその後ろに付き従った。
明乃のアパートに着いたとき、ユピテルはようやく口を開いた。
「本日はご同行出来て嬉しかったであります!」
そう言ってユピテルは敬礼する。
「駿河由比」
「は、は!何でありましょう。お姉様」
ユピテルを本名で呼ぶのはいつ以来だろうか?
決心をつけた明乃は、この一時間ずっと考えていた事を改めて思い出す。
この無表情で従順で自分勝手な少女がどんな反応を見せるのか…『あの顔』をしてくれるだろうか?
自分の顔が赤くなっていくのが良く分かった。
「プレゼントをくれないか?」
その言葉は彼女が考えていたよりもすんなり口を出た。
「……は?」
静寂は数秒間続いた。
何処かから、声が聞こえる。英語の声だ。明乃は知っている…しかし何と言うタイトルだったか?古い映画だ。
たしか…
「素晴らしき哉(かな)、人生…」
ポツリとユピテルが呟いた。
「メリークリスマス!お姉さま!」
彼女は満面の笑みでプレゼントを差し出した。
「ありがとう。ユピテル」
「あっ…」
明乃は箱ごと彼女を抱き締めた。
そう、この顔だ…。
「メリークリスマス…ユピテル」
妹はやはり笑ってこそ可愛い物だ。
おわり

234 :
※おまけと言う名の蛇足的駄文
※続かない
「首尾はどう?」
最後まで後片付けを手伝ってくれた藤代と、エラ呼吸三人衆を見送った丸子に天井から声がかかる。
「手筈通りにすませましたわ」
驚いた様子も見せずに丸子はそう返した。
「貴女こそ、ずいぶんと自信がお有りの様でしたが、本当に上手く行くとお思いで?」
「相談をして来たのは貴女の方よ。マルちゃん?」
スルスルと降りて来た声の主がそう言うと視線を走らせた。
片付けの済んだパーティー会場の一角。大量の酒瓶に紛れてその空き瓶が置かれていた。
『欲望解放薬 ウオ一発!(遅効性)』
「永澄さん、何しよん?」
ペットボトルの中身を流しに捨てようとした永澄は、突然の声に目を白黒させた。
「あっ!いや、これはそのー…パーティーの前に喉乾いたなぁと、買ったのは良いけど、飲みきれなくて…ハハハ」
「ふーん」
気のない素振りでそう言うと燦は首元のマフラーに顔を埋めた…。
『夜の12時。永澄君が部屋に来てくれ言うとったわ』
サーたんから伝えられた言葉がぐるぐると彼女の頭を回っていた。
それってつまりは…少女の頬がサッと赤くなる。
「どうしたの、燦ちゃん?顔…赤いよ」
家でマフラーはちょっと…忘れてるのかな?言うべきだろうか…。
「う、ううん…何でもないきん…!」
永澄さんはイジワルじゃあ…わかってて焦らしよる…。
モジモジと見つめあう二人だったが、
「下僕ー!!」
居間からの呼び声に、永澄は「ちょっと行ってくるよ」と去ってしまった。
取り残された燦は気を落ち着けようと深呼吸をする…
「永澄さん…」
彼の手編みのマフラーに顔を埋めると、彼の匂いがする気がした。
流しの横には彼の飲み残しのペットボトルが口を開けて置かれていた…。
「永澄くんと江戸前留奈がくっつけば、燦ちゃんは解放されるわ」
「でも、それだけじゃ駄目よ。燦ちゃんに満潮永澄と言う男を諦めてもらわないと」
「そうね…そう。もし。もしも燦ちゃんが、永澄くんと江戸前留奈との情事を目撃したとしたらどうかしら?」
「…薬の効き目が出てくるのはいつ頃でして?」
「通常なら一時間後…アルコールと同時に摂取した場合は三時間後と言ったところね…」
「あと一時間後…ね」
「後悔してる?」
「……全ては主の御手に…」
時計は夜の11時を回った処であった。

235 :
聖なる夜に、お目汚し失礼しました
良いイヴを!

236 :
遅ればせながらGJ!
いいクリスマスプレゼントでやした

237 :
ユピテルで妹ネタって発想は無かったわ!

238 :
GJ!

239 :
保守じゃ〜

240 :
GJです!

241 :
あけおめじゃきん

242 :
新年ほしゅ

243 :
あけおめ〜
>>222の続きを投下させてもらいます。
手持ちのエロ漫画に影響されてる描写が多いんで、
ネタパクを気にする方には、あらかじめご容赦を。
↓↓

244 :
※引き続き性転換ネタ
※各キャラ崩壊気味

「燦パチちゃんの髪は、どーしてこんなにさらさらなのかしら?」
「これは…お手入れを欠かさんきん…」
「ああら、燦パチちゃんのお肌、スベスベ〜」
「肌が日に弱いきん、大事にしよったら…こうなってもうたん…」
「あら?燦パチちゃん、こんな所に可愛いウィンナーがあるわ!」
「そ、それは…『ボク』の…オチ……じゃき…」
「照れちゃって、か〜わい〜〜!女の子みた〜〜い」
「うわぁぁん!永澄さぁん、留奈ちゃんがイジメるぅ〜〜!」
 髭を鼻水で濡らして、胸にすがりつく燦に永澄は複雑な照れ笑いを浮かべる。
 ルナはやれやれと首を振ると、ジェスチャーで『コレはナニ?』と永澄に問う。
「あぁ…アマゾネスに性転換させられると、男らしくて下品であれば女らしくて上品になっちゃうんだ…だから」
「男らしくて単純な燦は、女々しくて繊細になっちゃったってこと?」
「留奈ちゃんひ、ひどぃ〜」
 永澄によしよしと頭を撫でられて燦は赤く腫れた目を上げる。
「ボク頑張ったんよ?一所懸命頑張ってたんよ?」
 潤んだ目で訴える燦は。優しく頭を撫でる永澄に甘える様にそう言った。
「ルナちゃんだって悪気があって言った訳じゃないと思うから…」
「うぅ…ホンマ?」
「本当だって。だからほら、泣かないってお兄ちゃんと約束したろ?」
「……うん」
 お兄ちゃんて、アンタ…。
 燦の先程までからの変わりようにルナは深々と溜め息を吐いた。
 ああもう、疲れる奴ら…
 半ば以上呆れつつも、仲良く抱き合う二人に、ルナは何とも言えない疎外感を感じ、口を尖らせた。
「永澄さん…」
「燦ちゃん…」
 見つめ合う目と目…永澄の手が頬髭を撫でる…。
「もう!あんた達、男同士で何やってんのよ!」
 ルナはそう言うと永澄の顔に蹴りを見舞う。
 私は『穴』呼ばわりのくせして!
「私様も仲間に入れなさいよ!」とは口が裂けても言えないルナであった。

245 :
「うっあ…!こ、れ…すごっすぎぃぃ…ん!」
 下半身から伝わる生まれて初めての感覚に燦は身悶えする。
 熱いモノが敏感な部位を撫でる度に、ドッ!と、押し寄せては消えていく快楽の波。
 充血した雄角が燦の意思とは別にビクビクと震えた。
「ンふっ…ん…れる……んんっ」
 燦の反応に触発される様に拙い口での愛撫は、徐々に理性を離れたものになっていく。
 口内を逃げ回り、弾かれ、歯や頬肉を叩いていた茎を、舌が捉え始め、
その先端がより反応の強い部分を求て厚皮の中に潜り込む。
「あああ!ダメ!ダメぇ!」
 言葉とは裏腹に、伸びた両の手が、求める様にルナの頭を抑えこむ。
「あっ!あっ!おっ!あぁ!」
「んっぐ!んんんん!!」
 ペニスと唇の隙間から、ルナの苦悶の声が漏れる。
 何を?!と、問う間もあればと、その行為は始まった。
 上に下にと掴んだ頭を揺さぶり、舌の上をリズミカルに滑らせる。
「留奈っ、ひゃんのっ!くち!くひぃ!」
 親友の口を犯しているという背徳感に、燦の中のヤクザな衝動が刺激される。
侠気と狂気の板挟みに、抗い難い快楽が背筋を撫でる。
「ボク、もうらめぇ〜!」
「んぶっ!ぶっ!おぶっ…!」
 乱暴に打ちつけられる腰に咽を突かれ、ルナは反射的に頭を反らせた。しかし、
掴まれた首は逆方向の力に引き戻され、弾みの付いたピストル運動により、更に奥まで犯される事となる。
「あっ、あつい!くる!いっ…!ああぁ!!」
 衝動に突き動かされるように、燦は吠えた。暴力的な動きでルナの粘膜を削ぎ、
一際深く突き入れる…ギュッという締めつけを感じたとき、快感は絶頂を迎えた。
「ぐっ……ぷっ!んくっ…ぶっぷ!!」
 咽奥に生まれた熱の固まりに、ルナはむせた…気管へ進入した異物を押し出す為の生理反応である。
「あお!うっあっ!…あっ!…は、あっ!」
 燦が身を震わせる度に、撃ち出される様に大量の粘液が咽の奥に流し込まれる。
「げおっ!ぐっ!ぶぐ…ん!」
 むせる度、逆流するソレは口を、鼻を、出口を求めて駆け巡る。
「えふっ!げほっ…はっ…ぶっ!か、ふ…!はーっ」
「だ、大丈夫っ?!ルナちゃん!」
 永澄がルナの背を擦る。
 ルナは激しく咳き込んだ。ボタボタと涙と涎とハナと精液とが止めどなく溢れ出る。
「まっ、まっひろに…とんらおもたら…どぷぷって爆発ひてぇ…」
 全てを出しつくし腰砕けになった燦が呆けた様に座り込む。
「はーっ。はーっ。凄い…匂い…」
 呼吸を整えようと肩を上下させるルナは鼻を突く独特の匂いに顔を歪める。
 吐き出したモノがドロリと太ももを伝い落ちる。
「ルナ…ちゃん」
 永澄の咽がゴクリと鳴った。

246 :
  濡れた太ももをティッシュで拭かれても抑まらないムズムズ感。ルナはその脈動の震源地に手を伸ばす。
 クチャリ…とショートパンツに触れた指先が、水分を含んだ布の感触を伝えた…。
  あれ?私、いつの間におもらししちゃったんだろう?
 特有の匂いのしないその液体はジワジワとシミを拡げている。
 ウソ…私…コレ…
「る、ルナちゃん!」
 あえ?と呆けた顔が声の方を向いた。
「も、もう…俺!」
 永澄はそう言うと、張りつめたイチモツをズボンから引き抜いた。
「俺のもっ…一週間もたまってて!」
「えっ…えっ!ええっ!!」
 弓形に天を向くソレは、鋼の様に黒々とルナの目の前にそびえ立っている。
 表面に血管と筋を浮かべ、限界まで鬱血した幹は苦しそうに脈打っていた。
 燦の可愛いらしいペニスとは比べ様もなく、醜悪で貪欲な肉の角。
 こ、コレを今みたい……に…?
 ルナは身震いした。止まった筈の涙が視界を滲ませる。
 やだ!また、あの!
 くるしくて!痛くて!
 ニガくて…!生温かく…て!
 変…なっ、匂い…がしてっ!
 え、エッチな、味が、して…
 硬く…て…エッチで…
 甘くて…エッチで…
「………」
 身体の奥が熱い。内腿を熱いモノが濡らしていく。
 今度は…じっくり……
「る、ルナちゃ…っ!うぐぅ?!」
 自身を掴まれた永澄はそのあまりの快感に悶絶した。
 ごくり。さわさわと形を撫でるルナの咽が鳴いた。
「げ…下僕の分際…で……!ご主人様に、おねだりしてんじゃないわよ……!」
「は…はっ!はいぃぃぃ!」
 優しい愛撫が一転、潰れよと言わんばかりにルナの手に力が入る。永澄は苦痛と快楽に天を仰いだ。
「燦!ほら、アンタも私様に……ご、ご奉仕なさいっ!」
 四つん這いになると、永澄と燦の間に身体を移動させる。
「ああんっ!、留奈ちゃあぁん!」
 物欲しげに見ていた燦は、嬉しそうにルナの足に抱きついた。

247 :
「留奈ちゃんのココ…大洪水じゃあ…」
 ショートパンツの下から現れた木綿のショーツは、クロッチを中心にたっぷりと水分を含み、
突き出された腰を、張り付くように覆っている。
 上半身の緩やかな前後運動に合わせ揺れるそのライン。愛液を滲ませる様は、まるで熟れすぎた果実だ。
「んンっ…!ひょっと、け僕っ!ひゃんの言ろばに興奮ひてんじゃらいわよ!」
 口内で尚も膨張する永澄のモノは、モゴモゴとした粘膜の動きに反応を強める。
「む、無理だってルナちゃん……くあっ!」
「んむむ…むっん」
 永澄自身でも見たことが無い程に硬度を増し、膨れ上がったソレは、もはや理性でコントロールの出来る状態では無かった。
 ブラウン管越しに一目惚れをした少女が、
写真集が擦りきれる程見つめたその唇が、
脳内で何度も何度も犯したその口が、
今、醜いモノを啜っている…。
 エロ師匠…俺、もうこの幸せを噛み締めながらんでしまいたいっス!
 興奮を超越した感動をエロ澄は感じていた。が、
「ンんん!!」
「おおう!」
 唐突に歯を立てられた永澄は反射的に腰を引く。
「んッポ…んああぁあ!!さ、燦!直はダメェ!!」
 永澄の腰に抱きついたルナは堪らず喘いだ。
「あはっ。留奈ちゃん、擦っただけで軽くイってもうた…」
「あう…あああ、う…!」
「留奈ちゃんの貝、ヒクヒクいうて美味しそうじゃきん…ボク…もう…」
「〜〜〜っ!!」
 充血した陰核に燦が吸い付いた。その瞬間、ルナの身体が大きく戦慄く。
「あっ!あぁっ…っつぷ!んーーっ!んーーっ!」
「おあ…っ!ルナちゃん急にっ…あつっ!うあ…超音波!ちょ…」
 絶頂の中、ルナは半狂乱で永澄自身に喰い付いた。
「ん〜〜〜〜っ!!」
「音…波っ、がっ!」
 皮を抜け、肉を抜け、防御不可能な振動が永澄の神経を直撃した。
「で、出る!でで、出で!で、でででで…」
 未曾有の快感に永澄の意識に火花が散った。快楽神経直撃の『喘ぎ声』に、永澄の脳が悲鳴をあげる。
「だひ、て!にゃがしゅみの……を!…おくひ…に…」
「壊れ…こわ…!…出…るっ!」
 ブグッ!
 ルナの口からこぼれ出たソレは液体と言える物では無かった。
 半固形の濁ったゼリーを少女は口に受け止める。
「出てっ…ルナちゃ…が…飲んで、る…ぐうっ…!」
「ごぶっ!んぐっ…!イクぅ…ゴク…イ…くううぅ…」
 マズイ…臭い…
 彼女は口内の濁りを味わい、飲み干した。

248 :
 イってる…私、今…イってる…燦にアソコ舐められて、
お口に精子出されながら…永澄の精子飲みながらイってるよ…
 口から永澄のモノが抜かれたとき、ルナは陶酔感の中にいた。
 むせ返るような精液の匂いも、口に残る味も、まるで媚薬の様に快楽神経を蝕む。
「留奈ちゃん、気持ええ?」
 余韻に身体を震わせるルナは燦の問いに、ただ呻くことしか出来なかった。
「留奈ちゃん…ボクもう、我慢出来ひん…入れてもええ?」
 そう言う燦の声も苦しげだ。
 え、何?イレル?
 言葉の意味が理解出来ないルナだったが、背後から抱きつく燦に硬い感触を押し付けられると、その顔が青ざめた。
「いや、だ、駄目!」
「また、せつなくなっとるきん…後生じゃ…」
 逃げようにも後ろを取られた体制では勝目が無い。
「留奈ちゃんのココ…欲しそうにパクパクいっとるやん」
「いやっ!ダメ!」
「留奈ちゃん…留奈ちゃん!」
「初めては…!げ、下僕!見てないで助けて!」
「あ、そのぅ…」
 助けなければ!そう思う永澄だったが、思わず口ごもる。萎んでいた肉欲が首をもたげた。
「バカァ!私様の貞操の危機にチン〇膨らませてんじゃないわよォ!…変態っ!!」
「うっ…」
 変態と言う単語がグサリと胸に刺さる。
 ああ、だけど…
「変態!変態!役立たず!!」
 組敷かれたルナの腰に燦が重なる。
「う、あああっ!永澄のバカぁぁ!」
 こんなルナちゃんも…やっぱ、俺って変態?
 ………なら、
「…待つんだ、燦ちゃん」
 変態は変態らしく…
「な、永澄さん〜」
 寸での所での待ったに燦は哀願するような目を向ける。
「げ、げぼくぅ〜」
 助かった。そう思い気を弛めるルナだった。しかし、
「燦ちゃん…ルナちゃん『前は』嫌なんだってさ」
 へ?
 ルナの身体がピクリと反応した。
「…え?ちょっ…」
 全くの無防備になったソコにあてがわれる感触。
「ウソっ!まっ……!〜〜〜〜!!」
「うああっ!入ってく!留奈ちゃんの中に入ってく…ん!!」
「お、し…り…あああ!」
 ズブズブと進入する異物感。その痛みと快感に少女は身を捩った。熱い迸りが下腹部に感じられる。
 直腸からの刺激を受けたルナの中心からおびただしい量の愛液が溢れた。
「はぁ、はぁ…留奈ちゃん締め付けるきん…出してしもたやん…」
 燦はそう言うと、ルナの身体を自分ごと仰向けにする。
「でも…まだ足りひん…動いて、ええ?」
「うっ、はっ。…は、あ…」
 下から貫かれた姿勢のルナは、息も途切れ途切れに頷いた。
 変態に抱かれる女もまた変態でなくちゃ…
 エロ澄も満足気に頷いた。

249 :
「あ゛っ!あ゛あ゛あ゛…がっ!」
 背筋をゾクゾクとする震えが駆け抜ける。
「おし、り、留奈、ちゃ、あっ!ああぁ!」
 ゴリゴリとしたピストンにルナの尻肉が弾む度、燦の肉茎がその奥の熱い部分を突き、
突かれた肉はそれに応える様に押し返し、締め付ける。
 燦のオチン〇ンが、私のお尻にぃ…!
 ルナは声も出せずに打ち上げられた魚の様に空気をついばんだ。
「燦ちゃん…そのままルナちゃんをおさえてて」
「?!」
 霞んだ視界が迫る永澄を捉える。一度射精をしたとは思えない程に怒張したモノも…。
「ウソ、ダメ…やめてェ!」
「は、ひっ!ナガスミさん!」
 燦がハァハァと浅く早い息を繰り返す。ルナの膝裏に手を滑り込ませると、永澄に見せつける様に抱え上げた。
「ルナちゃん。入れるよ…」
「やっ、、メっ!」
 グッショリと濡れたソコはルナの言葉とは裏腹に、あてがわれた永澄の肉棒を吸い付くように呑み込んだ。
「あ、あぁん…」
 ルナの声が甘く震えた。
 永澄は絡み付く肉のヒダの奥に一際強い抵抗のある部分を見つけると―
「…ルナちゃん…やめようか?」
 耳元で囁く永澄にルナは「バカ」とだけ溢し、抱きついた。
―永澄は、一気に奥まで貫いた。
「入って、はいっ…いぎいぃぃぃんっ!」
「入っとる!永澄さんのが…入って来とるぅ!」
「あっ、が、ああ!」
 アナルヴァージンを失った時の数倍もの激痛と快楽に、ルナの顔が歪む。
「は、入ってる…永澄のも入ってるうぅ」
「繋がっとる…永澄さんとも、ああ…」
 ハァハァと息をする永澄は、ルナと燦のその顔に惹かれる自分を改めて自覚した。
 重なった月と太陽の引力に潮が勝てる道理はない。

250 :
 挿入を果たした永澄は、下腹部に伝わる脈動と圧迫感に身悶えた。
 呼吸も脈拍も爆発するように乱れている。気を落ち着けようと深呼吸をするが、
身体の下からの甘い匂いを吸ってしまい、興奮は更に高まるばかりであった。
 穴の空いた器の様に満たされないモヤモヤ巻が胃の腑をくすぐる。
 愛しい
 永澄は強くその事を実感した。
 惚れたアイドルと、髭面の舎弟。並ぶ二つの顔に、注がれる視線は一つ。
「燦ちゃん…」
「永澄…さん?」
 永澄の視線と燦の視線が重なった。
「性別は変わっても燦ちゃんへの思いは変わらないよ…」
「一つに…なれたんじゃね?」
 吸い寄せられる様に近付く顔と顔。
 その唇と髭が重なった。
「何でそうなんのよ〜〜ぅ!」
 永澄と燦の濡れ場に挟まれて、ルナは叫んだ。
「う、動くよ!燦ちゃん!」
 膣壁に伝わる燦の脈動に永澄は理性の鎖を断ち切った。
「来て!来てぇ!永澄さん!」
 ルナを通して感じる永澄。燦も本能のまま、それに応えた。自身を犯されている様な錯覚に情欲が昂る。
「この、変態バカップルがーーっ!!…あっ!ああああ!!!」
 阿呆二人に具が一つ。
「永すっ、みさぁぁん!」
「俺も、もうっ…!燦ちゃん!燦ちゃん!」
 燦は夢中で直腸を犯し、永澄は貪るように膣を擦る。
 少しでも互いの距離を縮めたいとでもいわんばかりだ。
「無視っ!すんっ!じゃっ…!あっ、あうっ!くううぅ!!あっ!あっ!あっ!」
 前後から突かれたルナは、痛みとは別の熱い感覚に意識が呑み込まれていく。
「だっ!だめっ!もっ…!!」
「「!!?」」
 瞬間、燦と永澄を渾身の力で締め付けたのはせめてもの抵抗か、はたまた…。
「母さんっ!これは!夢っ!なん!だ!」
「ええっ!アナタ!夢…ゆ…ああん!そこぉ…」
「「「「「イクぅぅう!!!!」」」」」
 満潮家に今夜何度目かの絶叫が響いた。

251 :
「ワシが瀬戸燦改め、瀬戸島燦八じゃあい!」
 1組の教室に大きな声が響いた。
「…キミはたった一晩でそんなにヒゲが生えるのか?」
「漢じゃからのオ!!」
 学ランの二人をサルと永澄が見つめる。
「燦ちゃんも流れ弾に当たってたんだ…」
 悪友に事情を説明する永澄。
「困ったわねェ」
「…お前もな」
 語尾に見えるハートマークは何を意味するのだろう?
 永澄は、言い様のない喪失感に涙した。
 その後、ゴワーッハッハ!と笑う燦八が、再び現れたラストアマゾネスにより、
彼女好み(?)の『男らしい女』に戻されるのは、朝のホームルーム前の出来事である。
 夕方近くまで寝込んでいた永澄の両親は女に戻った燦を見て、互いを抱いて涙を流し、
ウキウキ顔で仕事から帰って来たルナは、それを見て永澄を蹴り倒す。
『嫌なママ対決』に一晩中付き合わされていた巻は疲れ果てて眠り、明乃は不在。
巡は学ランを脱ぎ、戦乙女の園は閉園を迎える。委員長が泣いていた。
 一通りの視察(ストーキング)を済ませたサーたんは、鼻歌混じりに机に向う。
 日報に筆を走らせる彼女は、
「あっ!サーたん、私、女に戻れたサァ!」
 嬉しそうにはしゃぐ燦を思い出す。
「やっぱり燦ちゃんは、燦ちゃんのままが一番じゃ」
『平穏な一日。
 燦ちゃんは今日もFucking great!!』
おわり

252 :
長々と駄文を失礼しました。
職人さん方の新作、心待ちにしています。
以上。

253 :
GJ

254 :
GJじゃきん

255 :
ほしゅる

256 :
ほし

257 :


258 :
やっとこ規制解除
職人さんGJです

259 :
保守じゃ、おんどれぇ

260 :
最新刊の発売はいつに…

261 :
連載再開しないとなぁ

262 :
職人さん居ない?

263 :
本編無いから燃料不足なのだろう・・・
サーたんが人見知りを治すために永澄さんと…なんて考えてた日もありました

264 :
政×明乃(幼児退行)なんて需要あるだろか?

265 :
あるある!

266 :
ちょっと書いてみるノシ

267 :
>>266
wktk

268 :
マダカナ マダカナ

269 :
ほす

270 :
永澄×燦で妄想しても、全然エロまで行かないなー
婚前交渉しなさそう、こいつら。

271 :
委員長も永澄と付き合いたいならジェンダーXを有効に活用しなきゃ…
ラストアマゾネスは女好きじゃなくて好きな相手を女にしてアマゾネスにするとか言ってさ

272 :
>>270
婚前交渉ではないはずなのだが不思議だな

273 :
>>270
萌えるラブラブ話ならエロ無くても読んでみたいなぁ

274 :
保守

275 :
燦ちゃん留菜様の誕生日ネタが投下されるのを丸二日全裸待機してたのに…

276 :
誕生日ケーキを食べよう
     ↓
燦がつまづいてケーキが宙を舞う
     ↓
永澄の顔面にケーキがクリーンヒット
     ↓
そのまま食べればじゃないとか
留奈が言って燦がそれを真に受けて
二人からダブル顔面ペロペロ攻撃を受ける永澄
って言うのを書こうとしたけど
うまく文章にできんわぁ…

277 :
ho

278 :
じゃきん

279 :
最近投下ないのぅ…

280 :
保守代わりの即興SS
※勝手な解釈あります、あと短め
「はい、不知火さんこれ」
放課後、窓ガラスからさしこむ夕日に照らされながら帰宅しようとする
明乃にすっと渡されたのは、リボンでくくられた小さな包みだった。
突然の永澄からの渡し物に明乃は不思議そうな顔をする。
「?…これはなんだ満潮?」
「何って、バレンタインデーのお返しなんだけど」
ああ、そう言う事かと明乃は苦笑した。以前のバレンタインにチョコを
渡したことがあった。無論それは、燦と永澄を別れさせるための策略で
渡したもので他意はなかったものだ。
だからお返しなんてものは期待していなかったし
そもそも今までそんなコトと無縁だったのでホワイトデーなんて日があることも忘れていた。
「うまく出来てるといいんだけどさ」
永澄が照れくさそうに、ポリポリと頬をかきながら笑った。
「なんだ満潮、お前が作ったのか?」
「うん、まあ」
明乃は彼の言葉が以外だったらしく、珍しく驚いたような顔をして聞いた。
永澄はうなずいて、「燦ちゃんにも、いろいろ教えてもらってさ」と付け加えた。
燦と永澄の二人が中睦まじく、お菓子作りに励んでいる様子が簡単に
想像できてしまい、明乃はふっと呆れにも似たため息をついた。
その際に、自分の胸がチクリと痛んだことは気のせいだと思い込む。
「お前だけで作ったのならともかく、瀬戸燦が手伝ったのならとりあえず
 安心できそうだな」
「うっ、そこまで?」
「ふっ、冗談だ…すまなかったな」
「………」
済ました顔で、答える明乃を永澄はポカンと眺めた。
「……どうした?」
「えっ、あ、不知火さんでもそんな冗談言うなんて意外だったからさ」
「そ、そうか?たっ、たまにはそう言うのもいいかと思っただけだ」
ごほんっと、わざとらしく咳払いをして明乃は少し強い口調で答える。
そうだ、たまには自分が冗談を言う事だってある。決して、決して永澄から
お返しを貰えたことが嬉しくて気持ちが緩んでいる訳ではない。
明乃は赤くなった顔を、悟られぬ様に必にそう自分に言い聞かせた。
しかし、胸の置くから湧き上がるドキドキとした感情は抑えられなかった。
そして、もう一つ……

281 :
「それじゃあ、そろそろ行くね、燦ちゃんと留奈ちゃんも先に行って 
 待ってるし…」
「あっ、ああ、ありがとう満潮、美味しく食べさせてもらうことにする」
「うん、それじゃあ…って不知火さん?」
立ち去ろうとする永澄の肩を、明乃の手がつかんだ。
どうかしたのか、と永澄が明乃の方を振り返る。
見れば、顔を下に向けて足をもじもじとさせる明乃の姿があった。
その妙に性的な明乃の様子に、永澄はドキリとしてしまうと同時に既感を感じる。
「し、不知火さん…?」
永澄は明乃の、様子を窺いながらはっとその既感の正体に感づいた。
そう…これは、燦と留奈がすっかり発情してしまった時の様子に似ていた。
前に燦と関係を持った時に、彼女の母親からこの時期は人魚にとっての
発情期にあたるため何かの拍子で発情するスイッチが入ることもあると
話を聞いていたのを思い出す。
その証拠に、燦や留奈にお返しを渡したさい二人はすっかり発情してしまい
永澄はひたすら彼女たちを静めるのに苦労した。
「お、お前が悪いんだぞ満潮…お前がこんな時にこんな嬉しいことをするから…」
「お、落ち着いて不知火さん、ほらここ教室だし…!」
「…すっかり遅くなってしまったからな、もう私とお前以外残っていないぞ?」
「い、いやでも…!」
「……い、一回だけでいい、食べさせてくれ」
そんな事を考えている間に、明乃は包みの口をあけて、チョコをひとつ
つまみだすと自分の口へと咥えて永澄の前に近づけた。
明乃の、潤う唇に挟まれたチョコがわずかに濡れている。永澄は、迷いに迷って
やがて諦めたように明乃に顔を近づけた。
「……い、一回だけだからね?」
そう言うと、明乃の口にそっと口付けをして舌をのばしそこに挟まれていた
チョコを押し出してやる。永澄の舌が自分の唇を擦れる快感に
明乃はぞくぞくと身を震わせた。
しかし、それもつかの間、永澄はすぐに口を離してしまう。
明乃はあっと、残念そうな声を上げた。そしてお互いに赤くなった顔で見詰め合う。
しばらくして、少し落ち着いた様子で明乃が口を開いた。
「…いまさら、そんな照れるな、瀬戸燦と、江戸前留奈にも同じコトをしたんだろう?」
「な、なんで不知火さんがそれを!?」
「…これも冗談のつもりだったのだが…満潮…お前と言う奴はまったく」
「ご、ゴメン…じゃあ、その不知火さん、また!」
冗談交じりでいった言葉を肯定されてしまい、明乃は一瞬驚いたものの
呆れた様子でやれやれと首を振った。
そんな明乃を余所に、永澄は逃げるように教室を後にする。
永澄の慌てざまに、おかしくなってくすりと静かな笑いを浮かべたあと
明乃は人差し指で口元をなぞったあと呟いたのだった。
「美味しかったぞ、満潮」

282 :
〜蛇足〜
「下僕!」
「永澄さん!」
「わっ!さ、燦ちゃん、留奈ちゃん」
慌てて教室をでて少し行ったところの廊下の曲がり角で、永澄の
二人の少女が腕にしがみついてきた。突然のことに永澄が驚く。
しかし、次の留奈の言葉に永澄はさらに驚かされる。
「下僕、見てたわよ〜……」
「み、見てたってまさか…!?」
「明乃っち、羨ましかったきん…永澄さん、帰ったら私にも…食べさせて?」
留奈はにまにまと意地悪そうな笑顔を浮かべて、
燦は永澄の胸板に頬ずりして甘えながらおねだりする。
「私が先よね、下僕?」
「むぅ、永澄さん、私が先じゃよね?」
「あ、あははは……」
潤んだ目で、妖艶な雰囲気を纏わせながら自分を見やる燦と留奈の
様子に今日の夜は、眠れなくなるかもしれない。そう思いながら
永澄は帰路についたのだった。

                                             おわり

283 :
GJ!
この後永澄はホワイトデーだけにホワイトなものを燦留菜に…ということですね

284 :
GJ
後日談キボン

285 :
保守代わりの即興SSその2
>>280の続きみたいな感じです
深夜。明乃との一軒を燦たちに知られて、二人から熱心なおねだりを受けた
永澄は、布団の上で胡坐を書きながら燦と留奈が来るのを待っていた。
 「朝まで、眠らせてもらえないだろうなぁ…」
ぽつりと呟く。事実、瞳を潤ませて頬を赤くしながら身体を擦り付ける
ようになった彼女達とエッチをした時は眠れたためしがない。
自分が限界になって、倒れ付しても燦たちはただひたすら
口付けや、愛撫を繰り返して快楽を得ようとする。
嬉しくないわけではないが、やはり疲れる。贅沢な悩みだと思いながら永澄は苦笑した。
 「永澄さん、入るきんよ…?」
 「入るわよ、下僕」
と、声がして部屋の入り口からパジャマ姿の燦と留奈が入ってきた。
ただし、着ているのは上半身だけで下のほうは穿いておらず下着が丸見えだった。
留奈のは淡いピンク、燦は純白の下穿きそれにフリルが付いている。
二人の性的な姿に、さっそく永澄の股間が反応する。ズボンの中央辺りが
むくりと膨らんだのを見て留奈はにやりと笑い、燦は目を伏せて恥かしそうに首をふった。
 「ふふ、下僕…どうやら私様の下着姿を見て我慢できなくなっちゃったみたいね?」
 「留奈ちゃん、そこは…うっ!」
留奈は、扇情的な笑みを浮かべながら永澄にすりより股間に指を這わす。
ズボン越しとは言えいきりたった肉棒をつつっとなぞる彼女の指の
感触に永澄はうっと身を震わせる。
 「永澄さんは、私に興奮してくれたんじゃもん」
 「燦ちゃん、うん燦ちゃんの下着姿…とても綺麗だよ」
 「あん、永澄さん。嬉しい」
留奈に対抗するかのように、燦もまた優しく永澄の股間を撫でながら耳元に
顔をよせて囁いた。ふっと熱いと息が耳にかかる。
永澄はそんな燦の髪をすきながら優しく微笑んだ。永澄の手の暖かさに燦の頬がふにゃりと緩む。
 「はいはい、それじゃあ約束どおりチョコを食べさせてもらうわよ下僕」
永澄と燦のやりとりを軽く流して、留奈は永澄にキスをしながら言う。
ちなみに燦は髪をすかれて永澄の胸板に顔を埋めて、しきりに何度も擦り付けていた。
 「うん……って、あれそう言えばチョコは?」
燦の頭をなでながら永澄が留奈に問う。口移しでチョコを食べさせるとは
約束したが、肝心のチョコレートが見当たらない。
自分が作った分は、もうお返しに全部使ってしまった。だからいまここにはチョコがない。
しかし留奈は、永澄の質問に逆に?マークを浮かべていた。そして涼しい顔で言う。
 
 「あるじゃないそこに、アンタのホワイトチョコが」
 「……へ?」
留奈がそう言って指差した先は、永澄の股間のふくらみだった。
予想外の彼女の言葉に永澄は思わず間抜けな声をだしてしまう。そんな永澄を
余所に留奈は彼のズボンをひっぱりおろして、先ほどからその存在を
主張しているペニスを露にさせた。
むわりとペニス特有の匂いがたちこめ、留奈は指先を唇にあてがいごくりと喉を鳴らす。
燦も匂いに気付いたらしく、そちらに視線を向けて陶酔したような表情を見せた。

286 :
 「あぁ、永澄さんのホワイトチョコ欲しいきん…はやく…食べさせてぇ」
まるで空腹の犬が餌を懇願するように、興奮からはぁはぁと意気をきらして燦は永澄にねだる。
留奈も、もう待ちきれないといった風に期待をこめた視線を永澄に向けた。
ここまで来ると、二人の少女はもう止まらない。何度も経験を重ねた永澄にはわかりきったことだ。
ふぅ…ひとつ息を吐いて燦と留奈に「いいよ」と目で合図をする。
その瞬間、二人の少女は永澄の肉棒に吸い付いた。
 「はぁ、はぁ、んぅ…ちゅう…永澄さぁん…いっぱい出してぇ…」
 「ん、んぅ…ちゅ…下僕ぅ…」
夢中になって永澄の肉棒を嘗め回し、すすり、吸い付き、キスをしてと休む暇もなく
刺激を与え続ける。永澄の視線の先では頭の動きに合わせて二つの桃尻がくねくねと動く。
燦の柔らかな唇の感触に身をよじれば留奈のねっとりした舌づかい
に背筋をびくっと反応させる。
日々、上達していく人魚の少女たちのテクニックに永澄は驚きを禁じえなかった。
 
 「うふふ、永澄さぁん…出しても……ええんよ?」
 「そうよ、んっ…下僕…早くいっちゃいなさいよ…!」
うっとりとした表情を浮かべながら、上目遣いで燦が永澄を見上げる。
留奈も、挑発めいた表情で永澄を見やる。
確かに燦たちの言うとおり、永澄は限界寸前だった。最後のトドメとばかりに
燦が亀頭のスジに合わせてキスをして少し強めに舌でぺろりと舐め上げる。
そうして永澄は、うっと声を上げて身体を強張らせた。
 「だ、出すよ燦ちゃん!留奈ちゃん!」
永澄のペニスがびくっと一際大きくうごめいて、先端から白濁した液体が溢れ出す。
それは燦と留奈の、顔や髪にとびちってふりかかった。
 「永澄さんのホワイトチョコ…いっぱいじゃきん」
頬に付いた精液を指ですくい取って、口へ運んで燦は美味しそうにそれを味わう。
留奈も同じように、永澄の精液を食べ始めた。
一度果ててしまった永澄は、ぼんやりとその様子を眺めていたが燦と留奈が
自分の精液を美味しそうに味わっていると言うシュチュエーションに再びあそこが反応し始めてしまう。
 「まだまだ元気そうね、下僕?」
 「い、いやこれは…」
 「ホントじゃあ、これならまだまだいけるきんね」
 「さ、燦ちゃんまで…」
永澄のアソコが再び膨らみ始めたのを見て、燦と留奈は目を輝かせながら永澄に
ぴったりとくっついて胸や太ももを擦りつけ始める。
すると永澄は自分の膝元がじわりと湿っていくのを感じた。見れば燦と留奈の
下着はぐっしょりと濡れて愛液染みができていた。
恐らくフェラチオをしている内に、感じ入ってきてしまったのだろう。
 「フェラしただけでそんなに濡れてるなんて…とんだ変態人魚になったわねぇ、燦?」
 「ええもん、永澄さんは変態な私好きって言うてくれるきん」
軽口を言い合いながら、燦と留奈は笑いあった。
永澄に抱きついたまま、二人でくすくすと微笑んだあと彼女たちは永澄の方へと向き直った。

287 :
 「さてと…当然、おかわりはあるわよね…永澄?」
 「る、留奈ちゃん、おかわりって…?」
 「なによ、まさかあの程度で私様たちが収まると思ってないでしょうね?」
 「それに、まだ…こっちの口に貰ってないきん、ね?永澄さん」
一気に服と下穿きを脱ぎ捨てて、燦と留奈がうつ伏せになり綺麗に整った尻を
上げて自分たちの秘所を指で広げながら永澄に言う。
観念して永澄は立ち上がり、二人の膣内に指を入れて中の具合を確かめた。
 「あんっ、永澄さんの指がぁ…私の中に…気持ちええよ…」
 「さてと…当然、おかわりはあるわよね…永澄?」
 「る、留奈ちゃん、おかわりって…?」
 「なによ、まさかあの程度で私様たちが収まると思ってないでしょうね?」
 「それに、まだ…こっちの口に貰ってないきん、ね?永澄さん」
一気に服と下穿きを脱ぎ捨てて、燦と留奈がうつ伏せになり綺麗に整った尻を
上げて自分たちの秘所を指で広げながら永澄に言う。
観念して永澄は立ち上がり、二人の膣内に指を入れて中の具合を確かめた。
 「あんっ、永澄さんの指がぁ…私の中に…気持ちええよ…」
 「あっ、下僕!そんなに中で指動かしちゃ……らめぇ…!」
 「可愛いよ、燦ちゃん、留奈ちゃん」
中で少し指をうごめかして、燦と留奈の反応を楽しむ。
いい感じに濡れてふやけていた膣内は永澄の指の動きによって、
さらに柔らかさを増しびくびくと痙攣する。これなら挿入しても大丈夫だろう。
 「大丈夫そうだね、じゃあ入れるよ」
 「永澄さぁん、私から先にしてぇ…!」
 「わ、私様からに決まってるわよね、下僕?」
 「じゃあ…燦ちゃんから入れるよ」
 「あぁ、嬉しい…永澄さん…ううん、旦那様ぁ」
指を抜いてすかさず永澄は、いきりたったペニスを燦の肉筒に押し込んで腰を打ち付けた。
留奈の方には人差し指と中指をそのままに、中をぐちょぐちょと掻き回す。
燦を先に選んだことに文句を言い暇もなく、すぐさま留奈の理性がとんだ。
 「あっ…あぁん、気持ちいいぃん!永澄さん、永澄さぁん…大好きじゃあ…!」
 「あん、いい…下僕…好き、大好き…永澄ぃ…!」
理性のなくなった二人は永澄への想いと秘所からの
愛液を止め処なく溢れさせながら快感にふける。
大変なホワイトデーになったものだと思いながら、永澄は燦と留奈の二人を
ただひたすら快楽の渦へと引きずり込んでいく。
そして永澄、燦、留奈の三人のホワイトデーは、朝方まで続いたのだった。


                                                  おわり
                          

                           時期も過ぎた挙句にこんな短いSSですみません…

288 :
GJあげ

289 :
GJ!

290 :
もぎゃー! 可愛すぎるgj!!

291 :
HOSYU

292 :
そろそろ藤代巡が読みたいな…保守

293 :
保守

294 :
ところで原作どうなった

295 :
○○の花嫁って漫画がジョーカーで始まったぞ

296 :
来週のガンガンONLIYNEで何かあるとか

297 :
Y?

298 :
なんの発表か楽しみなのだが、もう一方で不安もある…

299 :
祝・連載再開決定!!
…って事で、ここへの新作が投下される事を夢見つつ
「燦〜ん!来月から連載か再開だそ〜じゃ〜!」
「うわぁ!やったー!!」
「また、お父ちゃんとの楽しい毎日が始まるゾー!」
「やったー!お父ちゃん大好きじゃー!」
「手始めに瀬戸内戻って、瀬戸組だけでパーチーじゃ〜!」
「やったー!お父ちゃん大好きじゃー!」
「邪魔なボーフラは、江戸前にのしつけてポイじゃあ!」
「やったー!お父ちゃん大好きじゃー!」
「さぁ、お父ちゃんとちょっと早いロマンチックサマアじゃあ!!」
「やっtt
メコっ
「ぐぉお…っ!れ、蓮…何を…」
「イイ歳した親父が、娘ネタに何やってんの」
「エエじゃろが…空想の中でくらい、燦と仲良ぉ遊んだったって…!」
「はぁ…アンタねぇ、そんな落書きみたいなモン、人様の目の届く所に
 …だいたいねぇアンタが投下しようとしとるトコ…」
「ん?このアジ太郎に教えてもろたコレがどないし…」
「あらヤダ、このSSとか…うわぁ…」
「…っな!なんじゃいこりゃあ!!」
「わっ、こんな事まで…」
「さ、燦が…燦がボーフラと!じゃとおぉ……!!
 これ書いた奴見つけ出してハラワタえぐったる!!」
「もう…いいじゃない。空想の中で…じゃろ?」
「っ!けど、蓮…!!」
「ねぇ…それより、コレ……どぉ?」
「どーってお前……っつ!!」
「ねっ…?こんなのとかぁ…」
「蓮…よりによってお前、ボーフラと…燦の…」
「アラ、察しの良い☆」
「ンぐぐ…!」
「じゃあ、こ・こ・か・らっ!」
「…とりあえず、終わったら、ボーフラどつく!」
「元気があればねっ?
 さ、永澄くんの台詞から!」
続かない
お目汚し失礼

300 :
連載再開ってマジか!

301 :
怪我治ったのかキムタコ
待ってた甲斐があったぜ

302 :
留奈が、永澄母を『ママさん』と呼ぶようになった日
注 小ネタ、全然エロくないよ
仕事帰りの留奈は、泣き叫ぶ子供の声に足を止めると、その光景から視線を外せなくなってしまった。
視線の先では、小さな女の子が泣きながら母親の掌を握りしめている。
何も握りしめるものがない留奈の華奢な手は、空(くう)を握りしめるしかなく、彼女はアスファルトで塗り固められた地面を睨んだ。
なんで、こんなにも心が軋むのだろう……
よくある光景じゃない!
これから帰る家には、燦と下僕がいて、
お茶目で優しく暖かい下僕の母親に、どこか間が抜けていながらも安心感を抱かせる永澄の父親もいる。
おまけに、こうるさい巻までもいるのに、
今の私様は、家に帰っても独りぼっちじゃない……
なのに、何故?
「ほら、ちゃんと掴んでないから迷子になっちゃうのよ?」
耳に届く優しげな声に、留奈はハッとして顔をあげる。
なかなか泣きやまない娘に溜息をついた母親は、しゃがみ込むと娘を優しく抱きしめ、
「ほら、怒ってないから、鼻をかみなさい、あ、こらぁ、もう泣かないの! そうだ、アイス買いに行こうか!」
泣きやまない子供に、うんざりした表情を浮べながらも、溢れんばかりの優しさを含んだ母の言葉に、女の子は、ようやっと片手で目を擦り、母親の手を握っている手に力を込めた。
ママ……
留奈は、小さな小さな声で呟き空っぽの掌をみると
唇を固く噛み締め、涙がこぼれないように空を睨み付けた。
「留奈ちゃんっ!」
え……?
「あ、永澄のお母さん!」
後ろから自分の名を呼ぶ声に慌てて振り返ると、そこには息を弾ませながら駆け寄って来る永澄の母親がいて、
「やっぱり留奈ちゃんだ〜 はぁ、ふぅ〜、し、仕事帰り?」
「う、うんっ」
目を少し赤くした留奈は、永澄の母親に顔を見られないように俯きながらも素直に答える。
「でも、こんなところにボ〜と突っ立て、どうしたの?」
「な、なんでもない、下僕の…じゃなかった永澄のお母さんは?」
「ふふ、下僕でいいわよ、これから夕食の買い物に行くのよ」
買い物か……
赤く染まり始めた空を見上げてから、留奈は永澄の母に小さな声でおずおずと尋ねる。
「あ…のね……わ、私様……、私も一緒に行ってい……い?」
「ん、大丈夫? 疲れてない? 今日も、お仕事、大変だったんじゃないの……」
「ううん、大丈夫!」
元気にガッツポーズを取る留奈に、朗らかに笑った永澄の母は、
「そう、じゃぁ一緒に行きましょうか」
まるで当然のように手を伸ばし、留奈の手を握りしめて歩きだす。
「……!!」
永澄の母の手が留奈の手に触れて握った瞬間の留奈の様子は見ものだった。
身体が飛び跳ねるように硬直して、湯気が出ているのではないかと思わせる程、耳まで赤くなり、
永澄の母は微笑みながら留奈に頷いた。


303 :
留奈は顔を赤らめたまま、まるで幼子のように手を引かれていく、永澄の母と笑顔で会話し少々大袈裟に頷いている。
スーパーの自動ドアをくぐって階段を上り、留奈の足が僅かに遅れると、留奈は思わず離すまいと握っている手に力を込めた。
永澄の母は留奈を待つように歩を緩めて、同じように強くギュッと握り返し………
「……!」
留奈は突然、階段の途中で立ち止まってしまった。
「ど、どうしたの?」
永澄の母は、俯いてしまった留奈の顔を、そっと覗き込む。
留奈は声を出さずに泣いていた。
目立たないように、変装のためにかけた伊達メガネの奥にある、大きな目から涙をボロボロと溢れ出させ、声を押しして泣いる。
「留奈ちゃん……」
永澄の母は、何事かと、じろじろ見ていく通行人達を気にもせずに、そっと優しく留奈を抱きしめる。
なにも言わず聞かず、そのまま永澄の母は留奈か泣き止むのを静かに見守っていた。
当の留奈は困惑していた、悲しいわけではない、それどころか照れくさくて、恥ずかしくて、そして凄く嬉しいのに、ただ手を握り返されただけで、なんでこんなに涙が出るのだろうと。
しばらく永澄母の豊かで暖かい胸に顔を埋めていると、次第に泣いてしまった理由が判ってきたような気がした。
それはギュッと握り返してくれた永澄母の掌の温もりの、あまりの優しさに驚いてしまい、そして、あまりにも嬉しくて………
ふと、先程の母娘を思い出してしまい、迷子になって泣いていた女の子の姿に自分が重なり涙が溢れてしまったのだ。
そういえば、このように人から手を握られたのは、いつの日以来だろうか……
ふっと気がつくと永澄の母が優しく見つめている。
突然に泣き出した自分の事をどう思ったのだろうか心配になった留奈は、恐る恐ると上目遣いに永澄の母を見た。
「今夜の夕食は留奈ちゃんの好きなものにしましょうね」
永澄の母が、にこりと微笑む。
再び留奈の顔が茹でたように赤くなり、
そのまま永澄の母は、留奈の手を優しく握って歩きだした。
留奈は、泣いてしまった恥ずかしさに俯いたまま、永澄母の手をしっかりと握りしめてついて行く。
まったく下僕の母親にはもったいない、この優しい母親から、どうしてあのような息子が―― などと、考えながら、ふと、ある事が気になった。
「あ、あの……永澄のお母さん」
「なあに?」
「私様、あっ、わ、私、こんな格好……、変装しているのに、何故、後ろ姿だけで、私だってすぐ判ったの?」
さすがの留奈も、1人で人の多いところに行く時には正体を悟られないように変装をしていて、今は地味なジャンバーに、だぶだぶの帽子を深くかぶり、おまけに伊達メガネまでかけていた。
永澄の母は立ち止まり、留奈の正面を向く
「当たり前でしょ! 留奈ちゃんは家族だし、今はもう、私の大事な娘の1人だからに決まっているじゃない」
「え……」
「だから、留奈ちゃんが、どんな格好しても私には判っちゃうのよ!」
「あ、あ、ありがとう、永澄の、お母さん……」
「あ、それ、待った、もう『永澄のお母さん』という呼び方はやめにしましょうよ」

304 :
「えっ…」
永澄母の気を悪くしてしまったのかと、留奈の顔が蒼白になる。
「あ、じゃぁ、ど、どう、呼べば……」
「二人でいる時だけでもいいから、燦ちゃんみたいに、『お義母さん』と呼んでくれないかな?」
「え、 で、でも、でも…わ、私……」
「ダメ? あ、『ママ』でも良いわよ?」
「あ…ぅ…ぐす…私、だって、だって、ヒック………」
再び留奈の大きな目からボロボロと涙がこぼれ落ちた。
「あ! わ〜、な、泣かないで、私、無神経だったわね……
留奈ちゃんのママは、本当のママだけだもの……ご免なさい」
「ち、違うの……う、嬉しくて…」
留奈は伊達メガネを外して、涙でぐちゃぐちゃになった顔で、なんとか微笑もうとするが、ハンカチを差し出す永澄母の掌を、すがるかのように強く握りしめると、とうとう大声を出して泣いてしまった。
母がいなくなった幼き日のことが鮮明に浮かぶ。
ママと呼びながら泣きじゃくり、何度も広い屋敷を捜しまわった。
父親は忙しく、毎日、毎日、誰もいない冷たく暗い玄関に立ち、帰ってこない母親を、いつの日も、いつの日も待ち続けた……
留奈は、おずおずと震える声で呼んだ…
「…マ…マ……さ…ん」
「ふむ…『ママさん』か…うん、じゃぁ、今からママさんって呼んでくれる?」
永澄の母の笑顔に、留奈は涙で目を真っ赤にし、精一杯の笑顔で永澄の母親を呼んだ。
「うん! ママさん」
そして二人は本当の親娘のようにして売り場へと入っていった。
その日の夕食の後
「今日、留奈ちゃん、もの凄く機嫌がいいよね」
「そうじゃな、何かいいことでもあったんじゃろか」
「二人共、ヒソヒソと……私様に何か、文句でもあるって、いぅの〜 !」
「ひっ!」
睨みつける留奈の迫力に、永澄と燦は同時にブルブルと顔を横に振り、キッチンからは母親が、楽しそうに三人の子供達の様子を見守っていた。
留奈は壁に掛かったカレンダーを見上げて顔を綻ばせる。
もうすぐ母の日だ。
今年はカーネーションをプレゼントをする『母』がいる。
彼女は、その日が来るのを、心を踊らせて待つのだ。
        完
チラ裏
長期研修から帰ったらSSや草案を書き留めていたノートPCのHDDがんでいたでござる……

305 :
おおお!GJ!
キムタコ復活に新作投下と、至れり尽くせりですぜ

306 :
>>301-303
GJ&乙っつー
こっちでもシリーズ復活とはめでたいw

307 :
GJ
連載再開と同時にこのスレも前みたいに賑わうといいな

308 :
ルナパパとルナママの話誰か書かんかな

309 :
注 申し訳ないけど、あまりエロうないよ!
「あっ!」
「あ……燦」
「る、留奈ちゃんも、買い物?」
「え、ま、まぁね……」
ある日の昼下がり、二人の少女は量販店の下着売り場で、ばったりと会った。
彼女達の目の前にあるワゴンには、本日限りに特売の、地味で実用本位な下着があるのだが、
二人はバツが悪そうに、ほぼ同時に伸ばしかけていた手を引っ込める。
「ふ、ふん、燦、あんた、こんな安物、使っているんだ……」
「だって、留奈ちゃんこそ、買おうとしてたんじゃろ」
「わ、私様は、下賤な人間が、どんなもん使って……いるか見ようと……」
「だ、だけど、留奈ちゃん、これ意外と可愛いんよ?」
「ほっほほほほー こんなのが、可愛いとは、お里が知れるわね、燦!」
「……る、留奈ちゃん、そんなん言わないでも……」
『あっ……!』
二人が睨み合っている間に、次々に客がきて品物をカゴに入れていく。
慌てた燦がゴソっと掴み品物をカゴに入れると、続いて眉間に皺を寄せた留奈も手に取り、二人は顔を見合わせると頬を朱に染めて溜息まじりに愛想笑いをした。
「ふ、ふん、どうせダメになるもんに、お金をかけるなんて馬鹿らしいじゃない……」
何処か言い訳じみた留奈の言葉に燦は、笑いをかみして黙って頷く。
ここで下手な事を言えば、留奈が怒るのに決まっている、同じベッドで枕を並べ寝起きするようになって2年にもなれば、さすがの燦も、そのぐらいの空気を読めるようにはなった。
ようやく、留奈と普通の友達……いや、仲の良い姉妹と言ってもよい程に ――二人でいる時だけ、あるいは永澄の母を加えて三人でいる時だけという限定つきだが―― 話せるようになったのだ、わざわざぶち壊す必要もない。
それにしても、埼玉に来てからというもの下着の消費量が多い、ブラとのセットになった可愛い下着を買いたくても人化が解ける時の衝撃で破れ、下だけが使い物にならなくなることが多いので結局は上だけが空しく余っていく。
もちろん、燦にしても留奈にしても、経済的には、かなり裕福で、実の男親もまた溶けてしまうほどに甘いので買おうと思えば高級品など、いくらでも買える、
しかし現在は、永澄の母親という良き保護者に恵まれたお陰で……特に留奈は人間社会で生きていくうえでの常識というものを、急速に身につけ始めていた。
「ところで、燦、あんた、学校はどうしたの?」
二人仲良くレジに並び、留奈が壁に掛かった時計を眺めながら尋ねた。
「え、うん、今朝、雨が強ぅ降とぉたから……でも昼ぅから晴れて……」
「あ、そうか……雨が降ってたんだっけ、私様、夕べからスタジオに缶詰めだったから……」
燦と燦は、深く深く溜息をついた。
今年になってから、やたらと雨が多く、二人共、学校を休まざるをえないことがよくある。元来、真面目な燦としては辛い所だが、今朝のような強風の伴う雨の日は特に危険だ。
それこそ、パンツ、いやショーツが何枚あっても足らなくなる。
「はぁ、早く大人になりたい……」
袋に品物を詰める留奈の呟きに燦もコクリと頷いた。
永澄に、これ以上、負担をかけるわけにはいかない。
なにしろ彼は、人化が解けるという非常事態に備えて、常に何枚かのタオルだけでなく留奈と燦の下着までをも常備するようになってしまった。
年頃の男の子として女物の下着を常に複数、持ち歩くというのは、相当の恥じだと思うのだか、
――さすがの留奈も、そのことで、永澄をからかったり弄ったりして遊んだりしない――
永澄といえば、侠の努めと言って笑うのだ……

310 :
だけど……
燦は悩ましげに吐息を漏し、スカートを押さえて顔を赤くする。
今まで何度、ここを! ……見られただろうか?
永澄は、可能な限り顔を背けて目を閉じ、見ないようにしてくれてはいるが、そういつも都合のいい状況で人化が解けるというわけにもいかなく、彼は、確実に自分の大事な所を見ているのに違いない。
それだけならいいのだが……いや、まだ結婚前の乙女として決して良くはないのだが、
燦は、下半身を拭く夫たる男の優しい指遣いを思いだした。
鱗の上だからといって感覚がないわけがない。
燦とて年頃の女の子、同世代の男の子と暮らすようになってからは人並以上に性に対して興味が生まれ、当然のことながらタオルを通してだが、自分の下半身を弄る永澄の指を意識しないわけがなく。
彼の指を思い浮かべた燦は、密かに甘い吐息が漏れ出るのを押さえることが出来なかった。
それは優しく波のうねりのように、時には急を要する為に激しく荒々しい海のように情熱的に擦られ、最近は人化が解ける時では無く、拭かれる時に我慢し切れずに声をあげてしまう。
はぁ……
永澄に下半身を拭いてもらう事に、甘酸っぱいトキメキとエッチな興奮を覚えるようになったのはいつの頃からだろうか?
太ももに触れる彼の人指し指、尻を撫でる彼の掌、ふくらはぎを滑り足先……尾の先まで、
燦は、そっと豊かな胸を押え、下着と擦れる乳首の感触に目を閉じた。
下半身が触れる度に、身体が勝手に彼の指を感じ取ろうとして、次第に鋭敏に感度が良くなっていくのが判る。
ああ…永澄さん……
一昨日、太ももに水をこぼしたのは、わざとじゃないきん……
べ、別に、拭いて欲しいからじゃなく、触って欲しいからでもないんじゃー
で、でも……
あの時、姿勢を変えたのは、何故じゃろうか?
人化した時に、そっと太もも僅かに開き、タオルからはみ出した彼の小指が、大事な所に強く押すように直に触れ……
もう少しで……あ……
燦の顔が真っ赤になる、
実は今朝も、そのせいで、永澄が学校へと登校した後の部屋を掃除しながら、つい自慰にふけてしまったのだ。
彼の枕に顔を埋め残り香を嗅ぎ、そっと右手中指を秘裂に沿うように当て、ぷにょっっーとした大陰唇を人指し指と薬指で挟み揉むようにして中指を幾度となく折り曲げながら擦り裂け目の中へと、指を沈めていく……
『ああ、これが永澄さんの指じゃったら……』
自慰を続けながら、わ、私、なんてはしたないことを妄想して、などと思うが彼の小指の感触が忘れられない。
あの時、確かに、あの小指は秘裂に触れ、ぷにょ……と
ああっ、んん……
燦は股間を弄りながら左手を下着の中に入れ乳房を強く押さえる、まだまだ成長盛りの乳房は快感に固く張り、彼女は思わず痛みに身悶えし、
永澄さ……ん
喘ぎ越えを漏さないようにする為に唇を枕に強く押し付けると、かえって快感が増していくのは、気のせいだろうか、
はぁ、
自分を、こんなにも淫らでエッチにしてしまう永澄が少々恨めしい、埼玉に来てから自慰を覚えたのは、絶対に彼のせいだ。永澄さんは、こんなエッチな自分を知らない、もし知ったら、どんな表情をするだろうか……
「な、なに、顔を赤くしているのよっ」
「ひっぇ…あ…え……!」
淫らな白昼夢にふけていた燦は慌てて周りを見まわし、膨れっ面の留奈を見付けた。
見れば彼女の顔も随分と赤い。
「エッチなこと考えてたでしょっ!」
――留奈ちゃんこそっ(多分)
と言いたいのを堪えて燦は恥ずかしさに火照る顔を横にブンブンと振った。

311 :
でも……
同じ想いを持つもの同士、顔を赤らめたまま、どちらからともなく姉妹のように、そっと手を握り合いヒソヒソと顔を寄せあう。
「燦のエッチ!」
「留奈ちゃんだって!」
留奈の暖かい掌の感触に、燦は数日前のことを思いだすと自分のことを棚にあげ、
「留奈ちゃん、この間の、わざとじゃろ」
と留奈の耳元で囁く。
「ふ、ふん、なんの、ことだか……」
留奈は、思い当たることがあるのか頬を朱に染めて視線を逸らせる。
「この前、歯を磨く時、太ももに、わざと水をこぼしたじゃろ? おまけにタンクトップのシャツにノーブラときたもんじゃぁ!」
「そ、そんなことない、もん……ブ、ブラ付けてないのは風呂上がりだったし、燦だってっ、一昨日、太ももに水をこぼして、私様の下僕が拭いてあげる時、エ、エッチなとこに手がいくように、姿勢に変えたでしょっ」
「うっ、あれは、偶然……る、留奈ちゃんって、変なとこばか見てるきん、もうっ!」
「ふん、抜け駆けはさせないからね!」
二人は顔を真っ赤にしながら睨み合うと、一転して朗らかに笑い声をあげた。
二人の美しい人魚達は、廻りの視線を二身に集めているのを知ってか知らずか手を繋いだまま店を出ようとしたが……
『あ〜 雨じゃぁ……』
うんざりしたように顔を見合わせた。
「留奈ちゃん、どうするん?」
店内に戻った二人は窓際にあるベンチに坐り、ビニール傘を手に持ちレジに並ぶ客達を眺めた。
まだ成人していない彼女達にとって雨は天敵といってもいい気象現象だ。
傘をさしていても、少しでも油断すると雨で足が濡れてしまう。
「う〜ん」
留奈が背中越しに身体を捻り、額にひさしのように手を当て空を覗き込む、その仕草は、同性の燦から見ても抱きしめたくなる程に可愛く、
さすがアイドルだけのことはあると内心、感心する。
「空は明るいし、すぐにやみそう、もう少し待ちましョ、ところで、あの五月蝿い巻は?」
「うん、永澄さんと一緒じゃぁ!」
「へ〜 巻の奴、最近、いつも下僕と一緒よね」
「うん、仲良うなったんで、私も嬉しいきん」
「はぁ〜 あんたはっ、呑気なんだから……巻だって人化出来るようになったんだから、うかうかしていられないんじゃない?」
「え、そ、そうじゃろか……」
確かに以前に一度、巻は永澄に告白じみたことをしていたが、
あれは、どう考えても本気だとは思えない。
留奈は肩を竦めて溜息をつき、尚も巻の事を油断のならい奴め、とブツブツ呟き、燦は苦笑いを浮べ彼女の整った横顔を見つめた。
そういえば、巻が、
燦が学校を休んでも永澄に憑いて……いや、鞄やポケットに忍び込んで登校するようになったのはいつの頃だろうか?
巻本人は、『フナムシを監視するためじゃー』と言ってはいたが……
まさかね……
だ、大丈夫じゃきん、もしそうなら巻ちゃんだったら正直に私に言ぅてくれる、
ねぇ…
「る、留…」
「あぁ〜、あっ、あれぇっ あっんの糞餓鬼の野郎めェ!」
燦の声は、アイドルにあるまじき留奈の叫び声で掻き消された。

312 :
なぁ…
「な、なにごとじゃぁー!」
燦は、怒り心頭に達したというような表情の留奈の視線の先にあるもの見て、
あ……
幽かに口を開き、そして黙り込んだ。
そこには学校帰りなのか、一つの小振りな赤い傘の下で、制服を来た少年と少女が仲睦まじく信号が変わるのを待っていた。
少女の名は、銭型巡
少年の名は、満潮永澄
燦は唇を強く噛むが、怒りというよりも、どちらかといえば羨望の眼差しで相合い傘の二人を見つめた。
「下僕っ、の奴ぅ〜!!」
「待ってぇ!」
燦は飛び出していこうとする留奈の手首を掴むと押しとどめた。
「さ、燦、放して、ほっといていいの?」
「永澄さん、今朝、遅刻しそうになって、雨の中を傘も持たずに走っていったから、お巡りさんは幼馴染みじゃし、困っている人を見たらほっとけない性格じゃから……じゃから……」
「で、でも、燦……」
「ま、まだ、雨降っとるし、あ、ほら、もう信号が、変わって二人は、行ってしもうたから……」
「燦……」
燦は視界の端で信号を渡り切る赤い傘を確認しながら、留奈の手首を握る手に力を込めた。
「もう、お人好しなんだからっ、燦は〜 そんなことじゃ下僕の奴、あの人間に取られちゃうわよ……」
「だ、大丈夫じゃきん、私は永澄さんを信じるだけじゃきん」
「もう、燦は、そればっかり」
遠ざかる赤い傘を見て不安げに呟く留奈の頬を膨らませ怒った表情に、燦は少し強張った微笑みを返した。
銭型巡、彼女もまた彼のことを憎からず想っているのに違いない、なんといっても幼馴染みで、しかも自分や留奈と違って同じ人間同士だ、燦は、巡の永澄を見る切なくて何が言いたげな表情を思い浮かべた。
まったく、永澄さんは、私の夫は、罪な、お人じゃ…
でも今は、それよりも、
「あぁ〜 私様も下僕と相合い傘をしたいな……」
え?
内心を言い当てられたのかと燦はびっくり眼で留奈を見た。
「え、えええぅあ〜、さ、燦。い、今のは、無し、無し、忘れてぇ〜!」
つい口が滑ったという風に口元を両手で塞ぎ、耳まで真っ赤になり、全身で言い訳する留奈に、
――私も、いつかきっと永澄さんと相合い傘をするきん……
と心の中で呟き掌をぎゅっと握りしめ、
「そうじゃね、留奈ちゃん!」
にこやかに笑い返事をした。
「あ。雨が、あがった留奈ちゃん帰ろう!」
「う、うん……」
まだ顔を赤くして答える留奈は、
「その前に傘を買って行く」
「え?」
まさか永澄さんと相合い傘用の?
しかし、それは、まだまだ自行為だ、例え大きな傘を使用したとしても、二人で一つの傘に収まれば足元が濡れる危険は倍々増してしまう。
燦の怪訝そうな表情に留奈がニヤと笑った。
「もちろん下僕用よ、私様達を差し置いて、他の女と相合い傘なんかさせてやるもんか!」
「あ……」
燦もニコと笑う。
「そうじゃね、置き傘用に折りたたみ傘も必要じゃきんね」
二人は、手を繋ぐと雨用品の売り場を目指した。
               完

313 :
GJ!
良いSSがリアルタイムで読めたことに感謝でさあ

314 :
GJ!
このスレの住人でい続けて良かった

315 :
こういった微エロっぽい話もいいね

316 :
再開記念保守

317 :
マジだった

318 :
連載再開記念のSSマダ-?

319 :
ほしゅ

320 :
よし、誰か新キャラで書いてくれ!!

321 :
マキ・ユリだけに百合で

322 :
瀬戸は〜

323 :
日暮れて

324 :
夕波小波

325 :


326 :
『ハガレンが終わったと思ったら瀬戸の花嫁がハガレンになってた』
な、何を言ってるかry

327 :
だが皇帝の花嫁ほどポルナレフじゃないな

328 :


329 :
みんな、夏真っ盛りになるまで待ってるのかしら

330 :
ho

331 :
永澄と燦ちゃんの初々しい物語がよみたい

332 :
ほしゅじゃきん

333 :
今日は“海”の日
海くんの妄想爆発話マダ-?

334 :


335 :


336 :
エロ無くても投下していい?

337 :
ひゃっほう、大歓迎でさあ!

338 :
エロ無し投下しようとしたけど、読み直したらエロがねじ込めそうなのでちょっと推敲してみます

339 :
wktk

340 :
いつの間にか原作が再開しとる

341 :
hosyu

342 :
hosyuu

343 :
※ 独自設定が有り、キャラが崩壊し原作世界観を著しく損なっている恐れがあります。
※ 以前、投下した『淫らでエッチな留奈はお好きですか? トイレの惨劇編』の、その後のつもりだったのですが、細かい矛盾は無視してください。前SSは >>1 の保管庫に置いて頂いていますので、気が向いたらどうぞ。
※ 毎回、同じ展開でご免なさい。今回は特に『トイレの惨劇編』の焼き直しみたいな内容になってしまいました。
立秋を過ぎてもなおも真夏のように照りつける太陽、目の前に広がるのはどこまで続く白い砂浜と水平線まで見渡せる淡い青色をたたえる母なる海。
そして彼女の目の前には……
はぁ……ぁ〜
留奈は耳に響くカシャカシャというシャッター音に
悩ましげに溜息を漏し髪留めを外すと、肩まで伸ばした髪の毛を海風が弄ぶに任せ、手を額にかざして眩しい太陽を見上げた。
あ〜あ……
日焼け止めを塗っているとはいえ、
肌が焼けちゃうな〜
マネジャーに怒られるかな?
「留奈ちゃん、水平線を見つめて!」
「ううん」
いっぱしのカメラマンのつもりなのか、目の前の少年から指示が飛ぶ、以前の彼女だったら『下僕の癖に、何故、私様に指図をするぅ!』と蹴りの一つも飛ばしただろうが、今は、ただ従うだけだ。
ふと、脳裏に父親の無愛想な後ろ姿が浮かぶ。
こんな島に二人だけにして、
……一体どういうつもりなんだろう?
まさか、私様と下僕の関係に気が付いて……、 いるわけがないわよね〜 あの馬鹿父親が……
ここは江戸前組がというより、彼女の父親が個人で所有する絶海の孤島だ。
二人は夏を追い掛けるようにしてこの島に連れて来られた。
「あ、留奈ちゃん、その表情、凄ぇ、いい!」
「え、うん」
自他共に認めるトップアイドルである彼女は素直に少年の言葉に耳まで赤く染めながらも、その可憐で整った容姿に相応しくない言葉を使い毒づく。
『まったく余計な事をしやがって、あの糞親父がぁ……』
今の私様は下僕の逆らえないのよ、こんな孤島で二人だけになったら、私様……
私どうかなっちゃうよ……
「な、なに?」
彼女に向けて重そうなデジカメのシャッターを切っている少年が怪訝そうに口を開き、
「なんでもないわよっ、この私様の表情がいいのは当たり前でしょ!」
「ははは……」
罪作りな少年は無邪気に笑う。
その笑顔に子宮のあたりが疼くようにキュンと反応してしまい、思わず太ももを摺り合わせて、刹那さに全身を身震いさせた。
せっかく私様と二人だけなのに……
彼は、いつまでもシャッターを押し続けている……
こんな機会は滅多に無い。
頬を膨らませ不満そうな口調で
「下僕の鈍感!」
と小さく呟いた。
現在の彼女は、あの『トイレの惨劇』以来、少年に尽くす、いや性奉仕するためだけに彼の傍にいるといってもいい存在だ。
奉仕することの悦びと快楽を熱望する彼女の躯は熱く疼いている。
それとも、私様の躯に飽きた?
一瞬、留奈の心を不安がよぎるが
海パンをはいた彼の股間に目が止まり、彼女の顔がカーッと赤くなる、

344 :
す、す、凄く、た、勃っているぅ……
最近、彼が身に付けた人魚しの必技、
『秘技、アレだけ超戦士』
を思い描きゴックンと生唾を見込む。
彼女に巨根願望はないが、あの圧倒的な暴力といってもよい破壊力には、もう全を投げ出して触れ伏すしかどうしようもない。
あの燦ですら、彼に逆らうことが出来ないのではないか?
ああ!
私様のご主人様ぁ!
今すぐにでも駆け寄って派手な黄色をしたセンスの欠片も無い海パンを引き降ろして、あの硬く熱い肉棒を口に含んで、たっぷり舌触りを味わいながらしごき、あの妙な味の液体を飲み干したい
彼女は飢えのような乾きを覚えて、
思わず胸を押さえ、なんとか平常心を保とうとする。
留奈は以前に疑った事を再確認した。
彼の精液には、覚醒剤のように強烈な習慣性があるのではないか?
でなければ、まだ僅か15歳にして性愛の虜になり、この強烈な乾きと性欲に苛まれるこの躯と心を説明できない。
定期的に彼の精液を呑み、犯されることでのみ癒されるのだ。
『ああ、呑みたい、しゃぶりたい、そしてここが壊れるくらいに犯して狂わせて欲しい!』
留奈は、
これから二人でするであろう、ふしだらで淫らな行為を期待し、どうにも顔が綻んでしまうのが止められずに表情を隠すために足元に打ち寄せる波を見つめた。
留奈は、冷や、とした海水の感触に吐息を漏す。
もう足が水に濡れても人化が解ける心配をする事も無く、
洗浄装置付きトイレを恐れる事もない。
そのため、仕事の幅まで広がった。
今までは、足が水に触れる可能性のある仕事は全て避けていたのだが、もはや問題ない。
先週、発売され、
爆発的に売れている留奈の写真集にも、海で戯れる彼女の姿が載り、眩しく際どい姿に男性ファンは股間を膨らませ生唾を飲み込んでいるはずだ。
留奈は小首を傾げる、これも彼のお陰と言えなくもない。
片足をバシャバシャとさせ海水と砂をかき混ぜて、
彼女は表情を綻ばせると見事な脚線美を描く、すらりとした長い足を自慢げに蹴りあげて、砂と共に海水を少年へと飛ばす。
「えいっ!」
「うぁ、って留奈ちゃん!」
少年はシャッターチャンスとばかりに彼女の下半身を狙いシャッターを切ってから、デジカメを濡らしまいと庇い、仕返しにと片手で海水を救い彼女に勢い良く浴びさせる。
「きゃぁ……ば、馬鹿、私様、下には何も着けてないんだから!」
「だったら足も、あげなくても……へへ、際どいところまでばっちり撮れてるよ」
少年の弾む声に
『ま、まるで恋人同士みたいじゃない?』
と、留奈の顔がカーと赤くなるのだが、同時に密かにホッと胸を撫で下ろしていた。
寝ぼけたままの少年が、朝早く屋根裏部屋からこの浜辺に拉致されて来た時には、しばしボーゼンとし立ち尽くし留奈に視線を合わせもしなかった。
彼女が呼びかけても躯を擦り寄せても、どこか上の空で、留奈は、彼の機嫌が良くならないのではないかと心配していたのだ。


345 :
だが午後には必ず迎えに来ると聞いて、さらに留奈の夏の思いで出の撮影をして欲しいという申し出を聞き、ようやっとのこと納得し……いや諦めたようだ。
今では、夢中になって留奈の写真を撮っている彼に
「げ、下僕、まだ怒ってる?」
彼女は、はにかみ気遣うように尋ねてみた。
「ん? 最初から怒ってないよ、ちょっとびっくりしただけだよ、でも燦ちゃんが法事で帰っていて、よかったよ」
「うん……」
彼も彼女の関係と我が儘に、そして彼女の父親の強引さには、いい加減に慣れてきているのだろうし、
デジカメで留奈を撮っているうちに乗りも良くなってきて、今ではエロ澄という二つ名の由来をいかんなく発揮していた。
まぁ元来、乗りも良く明るい少年で、留奈の熱烈なファンでもある。
彼女は海水に濡れて透けてしまった自分のTシャツを見下ろして、
『でも、私様も、堕ちるとこまで堕ちたわよね?』
と首をヤレヤレと横に振り小さな溜息を漏してから
足元に落ちている美しい貝殻に気がついて拾おうと屈んだ隙に、大きく開いた胸元を狙われてシャッターを切られ、赤く紅潮している頬をさらに赤くして脹らませた。
いっそうのこと全裸を撮ればいいのに ――不思議とその方が恥ずかしくない―― と思うのだが、何故か彼がとめたのだ。
もうエッチなところばかり撮りやがるんだからっ!
でも、と
彼女は微笑んだ。
下僕が喜んでくれて私様も嬉しい!
昨年、トイレに嵌まってしまい危機一髪の所を目の前の少年に救出されて以来、感謝の余りに彼女は無理矢理に迫り、ついに彼のモノとなり、半年前には念願かなって処女を捧げた。
その時以来、もう身も心も彼の虜だ。それこそ肉奴隷という言葉すらも相応しい。
波が一際大きく打ち寄せ踝まで濡らす。
白い波が引いてゆくと足元の砂が崩れる妙な感触に、
『人魚が大人の女になる』というのは、こういう事なのかと、今さらながらに思う。
ふと、視線を感じて顔を上げると、少年が慌てて視線を逸らせる。
「なによっ!」
彼女は控えめに盛り上がる胸を見せつけ挑むかのように睨みつけた。
留奈の出立ちといえば、ダブダブの白いTシャツを一枚だけ、もちろん、永澄のチョイスだ。
「目、目の遣り場に困って……」
嘘をつけない少年が赤く染まった顔で俯く。
「…………あのね……」
彼女は顳かみに指を当て、彼に浴びさせられた海水で濡れてしまい胸に張りつく薄い布を意識して挑むように胸を張る、あれだけシャッターを押しておきながら、何を今さらと思うのだ。
しかも、
この1年の間に散々に、この躯を弄んで……
いや、正確には彼には選択権が無く半ば以上に彼女が強制したともいえるが、とにかく――
こんなにも敏感で淫乱な躯にしたのは、一体、何処の誰なのよ!
こうして永澄に撮られているだけで、彼女の股間が、濡れに濡れて、さらに乳首までも固くなっていくのが、ファインダーを覗いている彼には、はっきりと見えている筈……だ。
「で、でも、留奈ちゃん、裸よりもそっちの方が凄ぇエッチだし、それと、あのさぁ、可愛くて、き、綺麗だ……よ」
「な、な、なに言ってんのよ」
「ははは、その髪も似合ってる、随分、伸びたよね」
髪を伸ばし始めた時、ファンの間でも話題になり、かなり大騒ぎになったものだ。
「そ、そう?」
「うん、とても可愛いよ!」
「ば、馬鹿ぁ!」
むろん悪い気はしない。
耳まで赤くし彼女は無意識にポーズを取りながら肉欲を込めて彼を睨み付ける。
早く抱いて、奉仕をさせて、そして滅茶苦茶にしてよ、と……

346 :
私様の夏の思いでと下僕だけの写真集を作ってと渡した高級一眼レフデジカメのAFが音を立てて忙しく作動し、凄まじい連写音が二人以外に誰もいない海岸に鳴り響く。
まったくコアなファンというものは……
彼女が呆れるように首を傾げると海風が裾を巻きあげ、白く輝く艶かしい太ももと、剥き出しの股間をカメラの前に晒す。
「あっ……やぁ、下僕の馬鹿……」
立続けのシャッター音に、
慌てた留奈は、彼の視線とレンズから隠すように裾を隠した。
しかし
強烈な太陽の下では薄く白い布地など簡単に透けてしまう。
留奈の優美でエレガントな躯の線が必要以上に強調されて、己の淫らな性癖が赤裸に曝け出されているようで、彼女は太陽だけでなく彼に撮られ視姦される事で、沸き上る劣情にも身を焦がす。
彼女は掌で隠した乳房を、そっと握りし締め、その感触に喘ぎ、ホッと息をつく。
燦や、その他の少女よりも控えめな乳房が、それほどコンプレックスでは無くなったのは、彼―― 別名エロ澄のお陰だとも言える。
乳房の大きさを気にする彼女に、エロ澄は股間を力強く勃起させ拳を握りしめて妙に納得力のある言葉で力説したあげく、
おっぱいは、大きさではなく、触り心地と形状とバランスだっ!
特にエッチな感度が大切なんだぁ!
留奈ちゃんの乳房は、形、乳輪、乳首、感度、天下一品!
貧乳万歳!
と彼女を押し倒し、
「馬鹿野郎! 私様は貧乳じゃないもん!!」
留奈は力一杯、彼を殴り蹴りながらも嬉しくて、つい頷いてしまった。
実際のところ、彼女の躯のラインは他の人魚達にも引けを取らない。それどころか身体バランスは一番良いかもしれない。
特に細い首から肩へと鎖骨、そして胸のラインへと見事に整った躯、もちろんそれだけでなく形の良く感度がエッチな乳房は彼の広げた片手に丁度良く納まる大きさで
――永澄は意外に『ある』と驚いていたが、彼の悪友である猿曰く、彼女の年齢では平均以上のサイズはあるらしい―― 
控えめであるが故に醸し出す絶妙な美しさ、豊かな燦や巨乳である明乃でもなく、細すぎる躯に豊満な丸子や標準サイズのサーたんでもなく、もちろん、ほぼ平らに近い巻蕗姉妹でもなく、彼女だけが持つ絶妙な美と悩ましさ。
丸く半円を描き乳首がツンと上を向き、彼女が砂浜を走るとプルンと小刻みに弾み、
舐めるような彼の視線に快感を感じ躯が熱くたぎる。
ああ、それを、満潮永澄はお思いのままでに出来るのだ。
留奈は乳首をそっと自分の指で撫でる。
彼に吸われ舌で捏ね繰りまわされ続けた結果、敏感過ぎる性感帯として開発されてしまった、この乳首、
はぁ、ああ、早く、舐めて、吸ってぇ……
そして、ダンスで鍛えた臍回りの滑らかさと、幼いさを残した未成熟ながらも、既に大人の女を漂わせる、この細いくびれから魅惑の腰付きの艶かしい動き、
しっかり肉の付いている太ももには適度なムチムチ感があり小振りなプリプリした円やかな尻、そして足首にかけての背徳的でエレガントなラインは燦にも負けてないつもりだ。
「はぁはぁ、る、留奈ちゃん両手を砂について」
「え、うん……」
彼女は、より一層に頬を染める。
このポーズは胸が大きく見えるので嫌いではない、が、でも……
ダボダボなシャツの襟首からは、彼女の蕾みのような可憐な乳首までが見えてしまうだろう。


347 :
あっ……
裾から除く健康的な太ももに流れる一筋の液体を感じて
彼女は、両足を摺り合わせモジモジさせる。
たまらなくなった留奈は、犬のように両手足を熱い砂浜に付けて、野良猫のように背中を反らしながら伏し目がちに彼の表情を伺う。
いつまで、私様の撮影をしているのよ!
彼も、彼女が強い肉欲を感じて焦れているのを理解しているはずだ。
彼女は熱く悩ましい息を吐いた。
はぁ……、
全身にくまなく日焼け止めオイルを塗った彼のイヤラシイ手つきを思いだす。
まるでマッサージ、いや、愛撫そのものの手つき、うつ伏せになった彼女の尻を執拗に撫で回し割れ目まで丹念に指を滑らせる。
むろん股間の ア ソ コ にも指が伸び、
切なく喘ぐ彼女の反応を楽しむように彼が笑う。
乳房を持ち上げ絞るようにオイルを塗られた時には、彼の股間のモノがびんびんに勃っているのが見てとれ、そのまま淫らな行為になだれ込むのかと思ったのだが……
塗り終わると彼は耐えるような熱い溜息と共に彼女の躯から離れたのだ。
はぁ、彼女は疼く下半身に溜息をつく、
私様って、淫乱?
色情狂?
最近、彼を想うだけで肉欲に躯が疼き、酷い時には動けなくなってしまう、
棒状の物を見れば、彼のペニスを想像してしまう。
実のところ、キッチンに置いてあったキュウリやナスを入れてしまいそうになったことすらある。
初期の頃は、
彼女は性的快楽を決して好きではないと思いたかった、どちらかといえば永澄にエッチな奉仕をして、彼が悦ぶのを見て感じる事の方が大好きだったはずだ、
しかし、
一度スイッチが入ると、もう止められない。
性愛の淫美に頭が熱くなり、性の悦楽を味わう以外に何も考えられなくなる。
はぁ〜
下僕の奴、
私様を焦らしているの?
それとも、
男と女の関係になったことを、まだ後悔して罪悪を感じているのだろうか?
もちろん彼女の心の片隅にも、痛みに似た感触が、今だに残っている。
なにしろ、大事な友人である燦に満潮家の家族、そして、ここ数年夏休みが取れないと嘆く留奈のために、彼女と共に永澄を無理矢理、この島に拉致してきた、あの親馬鹿親父を裏切っているのだから……
でも……
だって仕方がない……じゃない。
あんな経験をしてしまったら……私様でなくても、どうかなるのに決まっている。
だから今の私様は、こ、こんな恥ずかしい事も言えるし出来るんだから……
彼女は、いつまでもカメラを構える彼の顔から視線を逸らして囁いた。
「ご、ご主人様、私様、おしっこしたい」
「え、ええ!」
「させて……」
「しかし、る、留奈ちゃん」
もう慣れたとはいえ、彼女の心臓はバクバクと激しく高鳴り顔がボっと真っ赤なる。
留奈が、彼の事をご主人様と呼ぶのは、エッチな事をしてという彼女なりの精一杯の合図だ。


348 :
彼女は、
あのトイレの惨劇以来、洗浄付きのトイレがトラウマとなった。
今では時間が経過して多少は克服しているが、
ライブやコンサートの時でも、わざわざ洗浄装置の付いてないトイレを密かに用意させる始末だ。
この時ばかりは、さすがの彼女も父親が江戸組の長であることを感謝した。
江戸組の力と瀬戸組の上をいく財力を使えばたやすい。
だが困ったのは満潮家だ、1階も2階も最新式のトイレを備え、いくら彼女でも理由を説明せずに洗浄装置を外して欲しいなどとも言えず、
それを理由に満潮家を出なければならないかと真剣に悩んだものだ。
「る、留奈ちゃん、ここにはウォシュレット付のトイレなんか無いから大丈夫だって、自分で出来るよ」
「おほほほほ!」
留奈は高笑いした後、
「ご主人様って馬鹿? 鈍感?」
もう、私様の気持を察しなさいよ!
周りを見回して大袈裟に溜息をつく、
後ろに樹木に覆われたなだらかな山が迫り清らかな湧水が流れている。
ちょっと脇には、夕方までには迎えに来ると言って、彼女の父親が置いていった派手なビーチパラソルと発電機を備えた豪華で快適なテントが張られており、中には1週間は困らない贅沢な生活物資がある。
彼女は、妙なところでズレてる過保護過ぎる父親を想い、もう一つ溜息をつく。
「そもそも、ここには、ちゃんとしたトイレなんて無いじゃない!」
「え、そんなの判っているよ、だから、そ、その、ここに来てまで………なんで俺……が……どこかそこら辺でするか、簡易トイレじゃダメ?」
「ダメ、私様、ご主人様に抱えて、させて貰わないとダメなの!」
デジカメをパラソルの下に置いて困ったように横目で周りを見回す彼だったが、留奈の肉欲に満ちた目は彼の手がそわそわと動くのを見逃さなかった。
彼が、このような恥辱プレイが嫌いでないのは良く知っているし、そのように仕向けたのは彼女だ。
もちろん彼女自身も好きだと自覚しており……いや彼に無理矢理強制させて恥辱感を味わうのが好きなのかもしれない。
「お願い……下僕……ご主人様ぁ」
彼女は媚びるように営業スマイルで両手で裾を持ち上げ、羞恥心に腰をよがらせて淫らで美しい股間を剥き出しにする。
もちろん人魚である彼女のアソコには恥毛などという卑猥な毛は生えてなく、プックラと盛り上がった恥丘と淫美な秘裂が見事としか言う言葉がない程に剥き出しになっている。
「hぅ、留奈ちゃん……」
強烈な性淫力に永澄の視線が股間に釘付けになる。したい盛りの少年が彼女の淫らで、彼専用の貪欲な秘裂に逆らえるわけがないのだ。
そう、性格はともかくとして稀にみる美少女が強制でなく、自ら躯を差し出し、望んで性奴隷になるというのだ。
いくら永澄でも、堕ちるのは仕方がなかろう。
しかも彼女は彼のどんな要求をも拒んだことがないときている。
ふっ、もう一押し!
彼女は、淫らな心で微笑み、
「ルナの、願い聞いてくれないの?」
と、とっておきのスマイルで彼を見つめた。


349 :
強い日射しと海風に乾きはじめたシャツをゆっくりと脱いで、はにかみ恥ずかしそうに俯く姿は可愛くも淫美で、
「私様を、こんなにしたのは下僕なんだから責任取って……もうルナ、漏れそうなんだから早くしてよ!」
彼の熱を帯びた目が、彼女の躯に釘付けになるのが判る。
「お、俺のせいって……責任って……?」
「なによ?」
「ま、まぁ、し、仕方が無いなァ……る、留奈ちゃんは……こんな所に来てまで……」
「ふ、ふん、なにが、仕方がないよ」
彼女は文句を言いつつも背中に回った永澄に抱きかかえられ、彼の熱い身体にうっとりとすると、初めて彼に抱えられて用を足した時の事を思いだして目を閉じた。
あのトイレ事件のあった日の深夜の事だ。
夜中に尿意を催して、ほぼ全裸に近い姿でトイレの前に立つと、激しい動悸と目眩に身体が竦んで動けなくなった。
な、何故?
このままじゃぁ、漏れるぅ!
だが怯え震える彼女の前に、
満潮家のトイレの扉が処刑場へと続く重い鉄扉のごとく迫って来る。
「い、いやぁ……恐い!」
悲鳴のように響く声と共にトイレに嵌まった時の恥辱が鮮やかに蘇り、思わず唸り声が漏れ出る。
だが彼女は挫けてなるものかと尿意に抗い、腰を屈め苦しそうに呻く。
永澄に初奉仕した後に、そのまま彼の屋根裏部屋で眠ってしまい、尿意に目覚めてから、ずっと堪えてきて限界なのだ。
このままでは漏れる。
あのような失態と恥辱を晒したあげく、再びアイドルが廊下で失禁!
ひぃいいいい!
しゃがみ込む留奈の顔が青ざめた。
い、嫌だ!
それでも、
なんとかトイレのノブに手を掛けて、やっとの思いで開くと、永澄母が家族のためにと常日頃磨き上げている、アイボリーに輝く便器が姿を見せる。
美しい!
留奈は、一時見とれて、尿意を忘れそうになった。
それは中央に透明な水を静かにたたえて、永澄母親手編みの弁座カバーが清潔さを添えている。
その便座の隣に鎮座するのは、かつて憧れていた最新式の洗浄装置のコントロールパネル。
「あ、ぁああ、私……私……」
我慢に我慢を重ねた時の、甘美な放尿感を思いだす。
ああ、しかし、これは罠だ、
未成熟な人魚達を捕らえ嘲笑う、地獄の罠だ。
留奈は、震える手で無意識に尻を擦った、
そう、あの時、ここがピッタリとはまってしまい、
「嫌ぁ……」
かくも悲惨で滑稽な光景が走馬灯のごとくフラッシュバックする。
なにしろ金色の鱗を持つ、美しい人魚が、よりによって便座に挟まっていのだ。
おまけに、あの不様な己の姿に下僕に見られたという、自を考える程の堪え難い恥辱、廊下にしゃがみ込む彼女の躯がワナワナ震える。
「助けてぇ……」
便座に、それはそれは見事に嵌まり、もうどうしようもなくなった時に、颯爽と白馬に乗った王子のごとく現われた永澄の身体に藁に縋るようにギュっとしがみついて、惨めにも情けなくも助けを乞い。
そのあげく、好意を寄せている彼に抱きかかえられての失尿と失便だ、続いてトイレが恐くて再び廊下で失禁ときたら……

350 :
留奈は、耳に残り続ける自分自身の放尿と便の落ちる悲しくも臭い音に、目から涙をボロボロ流して耳を塞いだ。
あの時の、タイル壁に囲われた狭い静寂の中で沈黙している下僕の、どうしたらいいか判らないという困惑の表情……
漂う匂いが、さらに恥辱を増していた。
なんという恥辱! なんという屈辱!
嫌だ、嫌だ。バッキャロー 糞ォー 何でぇ! 何で私様がァ!
留奈は迫る尿意に苦しみながら唸り呟く、
あの後の、永澄に対する決の奉仕。
自慢の躯を曝け出し、彼の性器まで口に含んだ。
なのに、迷惑そうな彼の表情。
今から思えば、あの行為は正常な心を保つための究極の現実逃避だったのは理解出来るが、
お願い、助けてよ、私様の事、嫌いにならないで、下僕、こんなウンコアイドルを嫌いにならないで!
彼女は尿意に耐えながら悲鳴をあげ続ける。
そうだ!
いっそうのこと、
「に、庭で……」
いや、それもあんまりな姿だ、じゃぁ、この際、ビニール袋で……
「くぅ、hぅ……」
そうこう悩んでいる内に、
「もう、限界、臨海点突破するぅ、ダメェー」
悲鳴をあげ続ける膀胱に、意を決した彼女はビニール袋を捜そうとしたが、う、動けない!
と、その時、
「留、留奈ちゃん?」
「あぁっ下僕、嫌ぁー」
「うぎゃぁー」
絹を裂くような超音波が永澄を吹っ飛ばしたのは言うまでもない。
しかし、さすがは超人ともいえる永澄だ、慣れてしまっているのか、
廊下を転がるようにして見事に立ち上がり、フラフラと頭を振りながらも心配そうな表情を浮べ、廊下の床にしゃがみ込む彼女に慎重に駆け寄り、
そっと優しく声をかける。
「い、いきなり、くぅ、留奈ちゃん、なにがあったんだよ、トイレに……、あ、ひょっとして、こ、恐いの?」
え?
彼女は涙目で彼を見上げた。
な、なんで、こんな時だけ察しが良いのよ!
私の想いに気がつきもしないのに……
「hうう……」
彼女は首を横に振ろうとして唇を噛み締めると、
――そう今さらよね、どうせ、おしっこするとこも、ウンコするとこも、見られちゃっているんだから――
思い直してコクンと頷いた。
「た、助けて……なんとかして」
そう、彼にトイレから救って貰った時に、プライドなど粉微塵に砕けたはず、かろうじて人格が崩壊しなかったのも彼のお陰、その優しさは甘美な毒となって留奈の全身に染み渡り、今は心を犯し始めている。
「留奈ちゃん立てる?」
ムゥ!
そのいたわるような口調に捻くれて月よりも高いプライドの欠片が抵抗するように蠢き、
ダメ!
私様って、あんな恥ずかしい痴態を晒したというのに、なんで学習しないの?
もはや、私様には恥ずかしがる所なんて残ってないのよ?

351 :
いや、今はそれどころではない、下腹の切迫感は手遅れの予感がする。
彼女は呪詛を吐くように囁く。
「りょ、両足が動かないのぉー」
留奈は涙が溢れる大きな目を見開いて、真っ青な声で悲鳴をあげる。
「え、あ、足が?」
「そうよ、悪かったわネ、恐いのよ、ト、トイレが恐くてぇ、身体が動かない! あっああ、ダメェ、ど、どうしよう、た、助け、hあぁ、出ちゃh〜よ!」
「る、るぅ、留奈ちゃぁ〜んっ、よ、よし、俺が抱えて便座に腰掛けさせてあげる!」
そ、そんな恥ずかしいことぉ!
「ひェー、いやぁー げ、下僕の馬鹿ァー!!!」
「で、でも」
「わ、判ったわ、お、お願いっ! ひぃ、漏れちゃうぅ!」
しかし、彼女はなんと間の悪い星の下に生まれたのだろうか?
冷汗を流した永澄が、慌てて彼女を抱きかかえた途端に彼女はなんとも言えない甘美な開放感と爽快感、そして全てが終わったという虚無感と共に失禁していた。
ふと、我に返ると頭にクッションが当てられ、彼が、そっとタオルを彼女の腰にかけている。
彼の手許には、おろしたての雑巾。
彼女の視線の先には床に溜まった、小さな、小さな水溜まりがある。
仄かに湯気がたっているのは、彼女の目の錯覚だろうか?
う、嘘っ!
嘘じゃないの?
留奈は、二度と帰れない戦場に向う兵士のようにうわ言を繰り返す。
これは現実じゃないの、
私様は夢を見ているのよ〜
だから、ホラ、下僕が私様のために……
しかしっ 現実というものは、いつも残酷で無情だ!
留奈は、
彼の寝巻き代わりの短パンはぐっしょりと濡れているのを発見し、
永澄が床を拭くのを見ながら人魚に戻っている下半身に気がつき失神しそうになる。
も、も、もう、今度こそ、本当に耐えられない!
下僕の下半身にお漏しだとぉぉおお!
彼女の理性が絶叫をあげ、無気味な乾いた笑い声が深夜の廊下に響き渡った。
「おっほほほほっ、ほほ……ほほほほほー」
「る、留奈ちゃん!」
水の入っているバケツを倒しそうになった彼がギョッとして視線を向ける。
「ギャァハハハハハ、ア、アイドルルナの、尿をぉ、下半身に浴びたのよ、光栄でしょっ! アハハハッハハ、ふははっ、可笑しい、滑稽よね、ホホホホホッホホー」
「る、留奈ちゃんっ、うあ〜 し、しっかりして」
「アハハハハハ、トイレに嵌まってウンコアイドルになって、次ぎは、お漏しアイドルよ、して、今度こそ、もう私様をしてぇー」
「留、留奈ちゃん、しっかりしろ、うわぁ〜 戻って、じゃないと、え〜と、さ、燦ちゃんに連絡するよ!」
ふん、燦に連絡するって、今さら燦に知られるのを嫌がると思って?
ふふん、好きにしていいわ、その前に私様は舌を嚼んでぬから!

352 :
もう、ホント、どうなってもいいわ……
薄れゆく理性の片隅で、彼女は肩を揺らす手と鈍い痛みを感じる、小振りだが自慢の形状を誇る乳房も、なにかの前触れのようにプルプルと揺れている。
人化が解ける前は、確か自分は下着一枚のはずだった。
すると下僕に胸を晒しているということだ。
ふん、どうでもいいか?
元々、彼に見せる為にショーツ一枚になっていたのだから、
痛いわね、もうやめて、私様の頬をペチペチと叩くのは、もう放っておいてよ、私様の高貴なブライドはもう限界なの……
でもだからと言ってこんな悲惨な屈辱を忘れ去るなんてこと、出来るはずもない。
ああ、意識が遠のいていく……
「ちっ、る、留奈ちゃん、ご免!」
えっ!
今まで経験したことがない感触を感じて彼女の崩れていく人格が蠢く、
なによ、これ?
口を覆う優しくも柔らかい感触に目を見開くと、
間近に永澄の顔が迫っているのだ、
と理解するのに数秒いや数分かかった。
ええ!
キッ キキ…
えええええ!
キスゥ?
あ、いやぁ!
さすがは留奈も年頃の女の子、お漏しをしたとはいえ、好きな少年からキスをされれば乙女心がざわめき、眠り姫のように目も覚める、
――実は発作のように笑い続ける留奈の呼吸が一瞬止まったように見えて、大いに慌てた永澄が人口呼吸しようとしただけなのだが――
空気を口の中に吹き込まれた次ぎの瞬間、胸の上に置かれた永澄の手に可憐な乳房ごと胸を強く押され、思わず頬を染めた留奈の両手が彼の胸を突き飛ばして、
「な、なにするのよ、この変態野郎!」
「うがぁ! 痛てぇ、あ、よ、良かった、留奈ちゃんが正気に戻った!」
「しょ、正気……?」
彼女は思わず胸を隠して回りを見回し、まじまじと彼の顔を見つめた。
あ……私様……
全身が熱くなり留奈の目から大きな涙がボロボロと、こぼれ落ちたのは無理もない。
激しい羞恥心と共に、何故か永澄に対する想いが溢れ出す。
「き、嫌いにならないで、ルナを嫌いにならないで、hわ〜ん」
「うわ〜 泣かないでよ、留奈ちゃん、大丈夫だって、『今度の事』も、誰にも言わないからさぁ、さぁ、また、お風呂に入ってきてよ、着替えの用意もしてあるから」
「ぐす……で、でも、私様、ぐす、ひっく、もうダメ、hあ〜ん」
「大丈夫だから、ねぇ?」
「で、でも、トイレから助けて、も、貰った時、ひっく、ぐす、下僕の言う事、何でも聞いてあげ、hぅう、あげると言ったのに、突き飛ばして、ご免なさい、ひっく……私様のことを嫌いにならないでぇ!」
「そんなこと、どうでも良いから」
彼女の眉がぴくりとあがる。
どうでも、いいだってぇ!
あ……私様……!
かなり自分を取り戻していることに彼女自身、少し驚く。
彼女の強張った表情に気が付いたのか永澄の顔に冷汗が流れるのを見て、
彼女は、その表情に救われるような気がした。
『私様、下僕の言うこと、なんでも聞いてあげる!』
彼女は剥き出しの乳房を両手で覆い、『トイレでの惨劇』の後、永澄に告げた言葉を心の中で何度も繰り返す。

353 :
「下僕……」
「うん?」
彼が優しく微笑む
恐る恐る永澄の肩に腕を回し、ここのところとみに逞しくなってきた胸に顔を埋めると彼は拒むこともなく受け入れくれる。
留奈は小さく呟く
燦は……、
「いいの?」
と、
しかし永澄は
「何が?」
と返事をして彼女の裸体を抱きしめた。
「んん、うん…」
留奈は幽かに首を横に振って永澄の胸で、
下僕……永澄、聞こえているはずなのに狡い……でも……
その狡さが、崩壊した心にしみ入る
留奈が、また泣いた途端に、
ふぁと身体が優しく持ち上がる。
彼が彼女を、優しく抱き上げているのだ、
ああ、また……
彼女はトイレから助けだされたあとと同じようにして風呂へと運ばれたのだ。
今度は人化が溶けてしまっているのと、既に全裸だったので着替え場ではなく、お湯をたたえた湯舟にそっと静かにに降ろされた。
暖かいお湯が疲れ切った身体と、壊れてひび割れた心にしみ入る。
「留奈ちゃん、腕を離して……」
え……あっ!
彼女は彼の首に腕を巻き付けたままだった。
「い…や……」
「うわ、留奈ちゃん、苦しいって」
「ねぇ、下僕、私様と一緒に入って?」
「あ、いや、だ……め……」
「どうして、下僕だって、その……短パン……汚し、ちゃ……」
彼女の目に再び浮かぶ涙に彼が口をつぐんだ。
留奈は、強張った顔で僅かに微笑むと、
「えぃ!」
小さな声で囁き、両手に体重をかけて、彼を引きずり込んだ。
「うわぁ、ってはぁはぁ」
頭から突っ込んだ永澄は、顔を真っ赤にして水面に顔を出し
「留、奈ちゃ……って、なに脱がしているの!」
彼女は、お湯の中で器用にも次々と彼の濡れた服を脱がしてしまった。
「下僕……」
「な、な、なんですか?」
「浴槽とはいえ、水の中では人魚の私様にかなうはずがないのよ……」
「留奈ちゃん……」
「お願いよ、私様と、hう、ひっく、一緒にいて、もうホントに心が壊れそうなの……折れそうなの、ぅうう、わ〜ん、下僕、な、な、永澄〜」
「わかった、判ったよ、でも今回だけだからね」
「うん、ひっく、下僕、優しいね……グス」
「そ、そんなことないって、る、留奈ちゃん、今回のことは、忘れよう、ね?」
「うん、グス、ねぇ、下僕、ぐす、でも、コレ、こ、こんなに固くて大きくなっているは……わ、私様の躯のせい?」
「ひぃ、あああ、ちょっとぉー そこダメぇ、る、留奈ちゃん、今は、エッチは、なし!」
「じゃぁ、今度は?」
「hっ……」
留奈は、涙を溢れさせながら微笑み、永澄の頬に口づけをした。


354 :
その翌朝だ。
留奈は、永澄の枕元に立ち、彼を揺り起こす。
「う〜ん、なに、留奈ちゃ……うぁっ〜!」
永澄はバネ仕掛けのように飛び起きた。
「し、下着、留奈ちゃん、下着っー!」
留奈は、ニコと微笑む。
「うん、着けてないよ」
「な、なんでぇ!」
「もう、朝から、うるさいわね、それよりトイレに連れて行って!」
「え?」
「早く、1人じゃ恐くて行けないし、漏れそうなの」
漏れそう、という言葉で思いだしたのか、永澄の顔が、あっとなる。
留奈は、泣き腫らしたのか赤い目で、爽やかに微笑んだ。
二度あることは三度ある、もうこうなったら開き直るしかない。
こうなったら三度目からは自ら迎え撃つのだぁ!
そのためには私様の躯も心も全て、もう下僕のモノ、満潮永澄に捧げるのよ。
だから、私様の全部を曝け出せる!
「下僕、私様、そ、その、あの、ウ、ウンコしたいの、だ、だから、している間、後ろから抱きかかえていて」
「そっ!」
絶句している永澄に
「そ、それともここでしていい?」
下僕はブルンブツンと顔を横に振り
冗談?
と聞いてきた。
以前の永澄だったら、絶対に拒否するだろうか、昨夜の今朝だ、留奈の2度も続いた排泄関連の災難と、彼女の錯乱振りを見ているだけあって、あからさまな拒絶はしない。
いや出来ないのだろう。
留奈としては、そこが狙い目だ、
実際に、トイレは恐いし、身体が竦んでしまい、昨夜の恥辱をくり返しかねない。
だったら、こちらから開き直ることにしたのだ。
永澄は優しい、しかも強く頼もしい優しさだ、どん底に落ちた人を、一緒に落ちながら助けようとする気概がある男なのだ。
だから、
トイレの中までつきて来てくれるのに違いないし排泄まで付き合うに違いない。
永澄にとっては、かなりな迷惑な確信だが、
もはや彼の前で排便することも、恐くない!
文字通り、臭い仲となるのだ!
「馬鹿、冗談でこんなこと言えるわけがないじゃない、あ、ダメ、漏れる」
留奈は本気で、永澄の部屋にしゃがみ込み。
「わぁー 判ったぁっ、俺の負けだっ、い、今、トイレに連れていくぅ!」
そうして慌てて、さすがに切れそうになった永澄に、背中から抱えられたままトイレに運ばれたのだ。
下半身裸で、彼に後ろか抱かれを大きく股を広げて姿は
決して格好のいい姿でない、いや非常に不様ともいえるが留奈は、心の安らぎを感じた。
「このままの格好で、させて。」
「ぐっ、ほ、本当にいいのか!」
「うん!」
留奈は、不思議なことに羞恥心に苛まれることもなく、最後まで安堵の気持で、トイレで、目的を果たした。


355 :
「ま、まさか、俺に拭け とまで言わないよね?」
「ダメ?」
「ダメ、絶対にダメっ!」
「ケチ!」
「ケチってなんだよ、それェ?」
「だって、アイドルルナの肛門を拭けて、アソコにエッチな悪戯をし放題なのよ?」
「る、るる、留奈ちゃん、本当に大丈夫か、正気なの?」
「お、ほほほほほ、私様は正気よ、いったって正常よ」
「あのね……」
呆れる永澄に、
留奈は、不満そうに頬を膨らませ、目をそむけている彼の前で尻と前を処理し、紙を水で流し終わり、最上の笑顔を浮べた。
これで私様、名実と共に、ウンコアイドルね。
異論はあるだろうが今となっては微笑ましい? 経験だが、今の二人の立場を決定付けた出来事だ。
他人の目があるときは、以前の傲慢でだらしない留奈だが二人だけになる主人に忠実な性奴隷。
もっとも永澄に言わせれば、どっちの留奈も基本的には変わらなく、いや余計に酷いとの見解だ。
「はぁはぁ」
留奈の呼気が荒くなる。
海に流れ込む湧き水に向って大きく大股を開いている。
もちろん永澄に後ろから抱えられて尻にあたる彼の太いペニスの感触を楽しみながらだ。
ああ、なんて恥ずかしいのだろうか?
留奈は恥辱に悶えながら放尿した。
それはチョロチョロと小さなア−チを描き太陽に反射して虹をかける。
「下僕、こ、興奮した?」
留奈が永澄振り返ると、彼は留奈を抱えたまま腰を降ろした
な、なにをするつもり?
留奈が問いかけようとすると、
「ひやぁー」
彼女は仰け反るように痙攣した。
もう少しで人化が解けるとこだった。
永澄が湧水を手ですくって彼女のアソコを洗っているのだ。
な、ななな、なにを!
叫ぼうとした留奈は真っ赤になった。
いつのまにか彼が海パンを降ろしてモノを剥き出しにしているのだ。
しかも、ぁああ!
『秘技、アレだけ超戦士!』
永澄が雄叫びをあげる。
「留奈ちゃんは、コレが欲しくてたまらないんだろ?」
コクリ
彼女は素直に頷く。
目が彼の股間に釘付けで、視線を外せない!
やっと永澄の獣なる本能が目覚めたのだ。
嬉しさと欲望の高まりに留奈がキスをねだると永澄は、
「トイレの後は手を洗ってから」
と、のたまう。
獣が目覚めたにしては情けないが、
もう、いつまでで焦らすのよ!
熱い吐息を漏し、鼓動を高鳴らせる留奈はブツブツ言いながらも涌き水で手を洗い、目を閉じて彼の唇を待った。
なにしろ夕方までは、まだ時間があるのだ、留奈は舌を絡めながら彼のモノを優しく握りしめた。
                完

356 :
久しぶりの投稿、乙であります!

357 :
GJ!
今回も楽しく読ませて頂きましたぜ

358 :
GJ 久しぶりの投下ありがたやー

359 :
遅ればせながらGJ

360 :
久々に保守以外が投下できるぜ
GJ!

361 :


362 :
しゅ

363 :
しゅー

364 :


365 :
しゅ

366 :
hosyu

367 :
原作もそろそろクライマックス?

368 :
最終回予告はしてないぞ

369 :
ほしゅ

370 :
最近見直したらルナが好きになった
けど永澄の嫁は燦ちゃんさん

371 :
そして巡は俺のお嫁さん

372 :


373 :
ズシオのエロまだ?

374 :
読んでたはずなんだがキャラとか覚えてねーや

375 :
言われて読み直した。
うむ、ズシルリでなんか書くか

376 :
漫画終わったのか

377 :
原作最終回だったのか
このスレが無くなる前に頭の中の妄想を文章にしてみるか…

378 :
wktk

379 :
ほしゅ

380 :
燦ちゃんと結婚したい

381 :


382 :


383 :
保守。

384 :
性転換のアイテムあるけど
猿女体化と三河はどうだろう

385 :
>>384
BL臭がするから注意書きがあったほうがいいな

386 :
今年も良作が投下されますように

387 :


388 :
しゅ

389 :
尼で最終巻の予約受付始まったか

390 :
単行本未収録の燦とルナの誕生日の話は収録されるのだろうか

391 :
保守

392 :
そろそろあげ

393 :
燦ちゃんと結婚したい

394 :
最終巻そろそろですな

395 :
政さんの誕生日もな

396 :
政さん…ハァハァ

397 :
政さん…

398 :
原作最終巻発売前に書いてたSSを投下しようとしたらPCが規制中…
規制解除4月って…
携帯では難しいのでもうちょっと保守し続けます

399 :
いつまでも待ちまさあ

400 :
適当なロダに挙げて欲しい

401 :
ほしゅじゃきん

402 :
保守ましい…

403 :
気がついたら燦ちゃんの誕生日過ぎてた…

404 :


405 :
平和を願って保守じゃきん

406 :
ほしゅ

407 :


408 :
hosyu

409 :
保守

410 :
保守

411 :


412 :


413 :


414 :


415 :


416 :


417 :
ほしゅ

418 :
5月じゃきん保守

419 :
hosyu

420 :
久しぶりにこのスレに来たよー。
ところで、原作は復帰したのかい?

421 :
最終巻とその前が2冊同時で発売されてるよ…俺の周りでは売ってないけどorz

422 :
SS来なくなって久しいのぅ……

423 :
ほしゅ

424 :
hosyu

425 :


426 :


427 :


428 :
hosyuu

429 :
アニメスレおちた……

430 :
hosyuu

431 :
アニメスレの二の舞にならないように保守しとくか

432 :
原作最終巻読んだら豪ちゃんと蓮さんが駆け落ちという事実が発覚
誰か書いてくれないものか…

433 :


434 :
もう人居ないのかな?

435 :
男体化明乃っちと女体化三河って需要ありますかね? というかどんなカップリングが需要あるんでしょーか

436 :
>>435
読んでみたい
頼みます!

437 :
巻&蕗&永澄で

438 :
王道の永澄×燦で

439 :
ほしゅ

440 :
ほしゅじゃきん

441 :
人がおらんのぅ……

442 :
完結したからね・・・
巻×永澄とか見たいけどねえ

443 :
マキ×マキって需要ある?

444 :
もちろんでさぁ

445 :
>>443
マキフキでなくマキマキとな!?

446 :
保守じゃきん

447 :
SS作ったこと無いけど巻×永澄を作ってみようと思う
お盆過ぎあたりまでには作る予定

448 :
楽しみにしてまさぁ

449 :
wktk

450 :


451 :


452 :
>>447だけど作ってみた

453 :
ひゃっほー!

454 :
で、いつまで全裸で待てばいいのかね

455 :
永澄「燦ちゃん、燦ちゃん、燦ちゃん助けてぇー」
永澄は夢の中でうなされていた。
巻が永澄の声に気づき、燦を起こす。
巻「燦さま〜。永澄さんがまたうなされているですぅ」
燦「巻ちゃんいつもありがとうな。永澄さん、今助けるきん」
燦は永澄のいる屋根裏部屋へと向かう。
巻は燦の部屋で待っている。燦が永澄にやることに不満があるからだ。

SSの作者は凄いギョ!自分じゃ作れないギョ。

456 :
続き!続き!

457 :
続き書いてみようと思ったが需要がなかった

458 :
あるよ!

459 :
ほしゅ

460 :
陽射しが差さず空気も悪い屋根裏は、内密に事を進めるには最適の条件が揃っていた。二人で胡座を掻いて、互いに聞こえる程度の声で会話を続ける。巻は俺を見上げながら時折、首の後ろを揉んでいた。刺すような視線は依然として途切れず、またそんな視線を俺は楽しんでいた。
「俺は燦ちゃんが好きなんだよ。出来る限り大切にしたいんだ」
「わ、分かっとるわ! ワシだって燦様が大好きじゃ」
「それなら利害が一致するよな?」
こンのフナムシの分際で偉そうなことを、とブツブツ呟く巻を尻目に、すでに熱り立った中心を晒した。
「んじゃ、頼むよ」
「ふん」
巻が俺の足に登り、中心を目指して歩き出した。こそばゆい足裏の感覚が劣情を煽る。小さな五本の指が触れた。やけに冷たく鮮明に手のひらの温度を感じるのは、俺が興奮しているからに違いない。

461 :
「あ、服脱げよ」
背伸びをして頂点に口を付けようとしている巻は――やはりというべきか――八重歯を剥き出しにしながら真っ赤な顔で抗議を始める。
「何でワシがフナムシなんぞに柔肌晒さないけないんじゃあっ!」
「おいおい勘違いするなよ。早く終わらせるためだって」
むっとした表情で、いつしかふざけてしたように着物を脱ぎ肩を晒す巻を見つめながら胸中で劣情を膨らましていった。

おわり

462 :
終わっちゃうのかよ!

463 :
ワッフルワッフル

464 :
エロのシチュは浮かぶんだけど、全く文章にできない
文にできる人ってすげぇな

465 :
そのシチュを書き込めばエロい人が書いてくれるかもよ

466 :
ほしゅー

467 :
じゃきん

468 :
三河が明乃にイタズラされる話読みたい
誰か書いてくれ

469 :
明乃が3兄弟にイタズラされる話が読みたい

470 :
あげ

471 :
仁侠と書いて

472 :
人魚と読むきん!

473 :
読めないきん

474 :
ほしゅ

475 :
最初の頃の舞台って何県?
あの方言がタマランね

476 :
香川だっけか

477 :
>>476
そうなんだ、ありがと
蓮さんも同じ言葉かな?ちょっと違う気がするんだが

478 :
同じじゃないか
讃岐弁の指導は 蓮役の声優さん(香川出身)がやったそうだし
蓮さん エロくて好きだ

479 :
そうか、中の人の事忘れてた
自分が違うって思ったのは単に可愛らしい話し方と大人の女の人の話し方の違いっぽい

480 :
アニメやってる頃同人少なかったのは訛りが難しいからだと思ってる

481 :
そうか?
健全は知らんが、エロいのは結構みかけたぞ?

482 :
ヒカパンは良かった

483 :
保守じゃけんのぉ

484 :
不味いっ!
永澄は校内を全力疾走で走りながら燦を探しまわっていた。
今日は2回も人化が解けてしまったので、もう替えの下着は無いはずだ。
当の燦は慣れているのか、呑気なもので人間の足に戻ったあとで、
「燦ちゃん、もう着替えが無いよ、大丈夫?」
「う、うん、気をつけるきん」
と笑顔で巡や委員長達と教室から出ていった。
くぅ〜 さ、燦ちゃん、だったら下半身に水がかからないように、気をつけてくれよ〜
とボヤきながら悪友の猿飛の言葉を思い返していた。
「な、永澄、ちょっといいか」
「な、なんだよ、猿」
「お、俺、聞いたんだけどよ、さ、燦ちゃんって……は、はいてないんだって」
「……な、なにが、はいてないって」
「お前、馬鹿かぁ、『はいてない』って言えば、アレだよ、アレ」
「アレ……」
永澄の顳かみに冷や汗が流れる。
ヤバイ!
「だ、誰に聞いたぁ!」
と気が付くと、目の前に猿がいない。
「俺、確かめて来るっ!」
「あ、おい、ちっ、馬鹿野郎っー」
永澄は猿の背中に怒鳴ると燦を捜しに走り出した。

485 :
「まったく燦ちゃんは天然にも程がある」
彼女と生活しはじめて、しばらく経った頃、人化が解けた後に恐る恐る尋ねたことがある。
「さ、燦ちゃん、そ、そのゴメン、聞きにくいことなんだけど」
「なんじゃぁ?」
「え、え〜と、そ、その……」
永澄は、思わず周りを見回す、巻に聞かれたら、どんな制裁を受けるか、判ったもんじゃない。
「ん? どうしたん、永澄さん変じゃきん」
「あ、いや、その、パ、パ、パパパ……」
「ん? 義父さんがどうしたんじゃ?」
「ち、違う、パンツをはいてなくても大丈夫って言いたいんだ、あ……」
一瞬、気まずく重い空気が流れ、燦の顔が真っ赤になり俯いてスカートを押さえる。
「ご、ごめん」
永澄は、慌てて謝るが、
「だ、大丈夫じゃないけど、な、慣、れてい、る、きん」
燦の小さな声が聞こえてきた。
「そ、それに私、人魚じゃきん、人化してない時には、はいてないのが、ふ、普通、って、永澄さんのバカァー な、なに言わせるのぉ〜」
な、なるほど、と頷く永澄を残して
燦はスカートを押さえながら家に向かって走っていった。
あれから月日が経ち、燦や留奈の足を、いや下半身を拭くのも慣れたものだ。
今までの経験だと腰から下が濡れるとヤバイみたいで、濡れた部位によってはムッチリとした尻や太もものスベスベした感触も味わう余裕も出て来た。
留奈などは、永澄に弄って欲しくて、もとい、拭いて欲しくて下半身を濡らしているのではないかと疑いたくなる。
「下半身を濡らしてか、くぅ、我ながら淫らでエッチな表現だぜ」
永澄は昨日の留奈の太ももの感触を反芻しながら股間が硬くなるのを意思で押さえ込もうとした。
今は、そんな時ではないのだ。
だがしかし、
き、昨日は特に腰のあたりが濡れたからなぁ、
ああ、あの柔らかくて張りのある尻に、プヨプヨした太ももの内側、
そして、留奈ちゃんのエッチな声っ!

486 :
「あ、いや、ちょっと、下僕、もっと優しく拭いてぇヨ」
「こ、こう?」
「んんっ、もっと下、ぁ、そこじゃなくて、んぁ、やぁ」
「も、もう、かか、乾いた?」
「ダメ、もっと、んっ、拭いて、奥も、濡れてんだから」
ああ、あの至福!
『奥も濡れているっ』って
なんて、エッチで淫らなんだぁー
留奈ちゃんも、あれは絶対に、わざとやっているよなぁ〜
彼女は母親と再会してからは、以前よりも素直に永澄に気持ちをぶつけてくるようになった。
さすがに今では留奈の『好き』が友達のものではないくらいは、永澄も判っている。
「永澄さん、なにニヤニヤしとるん?」
振り返ると燦が朗らかに微笑みながら永澄を見ている。
「ハッ ゥワァ〜 て、燦ちゃん、な、な、何でも、ってそれどころじゃないんだ!」
「なに、慌ててるん?」
「じ、実は……」
どう言ったものか?
永澄の態度に首を傾げる燦が、余りに可愛らしいので溜め息をついて、
「いや、何でもない、それより、やっぱ俺、ウチに着替えを取って来るよ」
明日からは持ち歩く替えの下着の枚数を増やせばいいだけの事だ。
「あ、そ、そのこと」
非常に珍しいことだが永澄の言い損ねた言葉を察したのか燦の顔が真っ赤になる。
「え、……」
「うん、巡りさんがね……そ、その、う、噂を教えてくれたんよ」
「そ、そうなんだ」
「うん、だからお母さんの替えを借りてきた」
「えええ、蓮さんのっ」
どうして、大人の人魚なのに下着の替えが必要なのだろうか?

487 :
またまた珍しいことに
「時々、放課後にお父ちゃんと……あ、きゃぁー、わ、わ、私、な、な、何言っとんじゃぁー」
耳まで真っ赤になり燦は俯いてしまった。
ええ!
まさか、あの豪三郎と蓮さんがぁ!
あ、いや夫婦なだから、当たり前だけれど、いや放課後の保健室でなんて、当たり前じゃねぇし、不味いでしょっ!
永澄の頭の中では白衣を着た蓮が豪三郎に無理矢理要求され犯されている、構図が浮かぶ。
鼻血が出そう。
いつしか、大きく開いた胸元から見えてしまった蓮の豊満な乳房が脳裏に浮かぶ。
屈みながら重い荷を持ち上げていた為にブラが歪み、オマケに肩ひもまで外れ透明感のある型の良い乳首まで、ばっちりと見てしまった。
あの乳房を握りしめ、乳首をしゃぶりたい!
「な、永澄さん、今の私の言葉、忘れて〜 あ、きゃぁ!」
思いっきり妄想に浸っていた永澄の耳に燦の悲鳴が響く。
慌てて見れば、女子生徒と燦が廊下に転がっており、隅に花瓶が転がっている。
「くっ」
妄想している場合じゃない。
永澄は、いつものように人間離れした早さで燦を抱き上げると保健室へと走った。
昼休み中の札が掛かっている保健室には誰もいなく、
永澄は、素早く扉の鍵を締め、タオルを手に取ると
「燦ちゃん、今、拭いてあげるから」
「……」
「さ、燦ちゃん」
振り返れば燦がスカートを外して美しい下半身を晒している。
もちろん人魚姿だか……
「な、永澄さん、ふ、拭いて、昨日の留奈ちゃんにしたみたいに」
震える声で、そう言うと僅かに息を乱し頬を染めた燦は目を閉じて、
「は、早く、昼休みは短いきん」
と濡れたような唇で囁いた。
 
                     完

488 :
久々のSSだー!感謝&乙!

489 :
ヒャッハーやっぱり瀬戸は良いものだ
なんか熱が再燃してきそうだ
乙!!

490 :
GJ!! マジそそるっす!

491 :
久しぶりのGJ!
またアニメやってほしいなぁ

492 :
ほしゅじゃきん

493 :


494 :
しゅ

495 :
じゃきん

496 :
あけおめー

497 :
ことよろ保守

498 :
ほしゅ

499 :
じゃきん

500 :
たま

501 :
寒さに負けず保守

502 :
豪ちゃんと蓮さんの馴れ初め話とか知りたいな

503 :
ほー

504 :
しゅ〜

505 :
保守

506 :
過疎ってるきん……

507 :
寒さに負けず保守じゃきん

508 :
昔友達に借りたズシオが、今猛烈に読みたくなったのでほしゅ

509 :
燦ちゃん&留奈様、誕生日おめでとう保守

510 :
ほしゅ

511 :
じゃよ〜

512 :
保守しなさい、下僕!

513 :
留奈様ー!

514 :
燦様ー!

515 :
ほしゅー

516 :
じゃきん

517 :
駿河屋で14、15巻が2000円とか・・・
そんなにレート高いんじゃろか?

518 :
ほっしゅ

519 :
じゃきん

520 :
燦ちゃんの鱗に頬ずりしたい保守

521 :
ほしゅじゃきん

522 :
「お義父さん、おはようございます」
休日の朝、いや、もう昼近くに遅く目覚めた永澄父が顔を洗っていると背中から朗らかな声が聞こえる。
水を垂らしながら顔をあげて洗面台の鏡を見ると、義理の娘が長い髪をかきあげるところだった。
シャワーを浴びてきたのか髪はしっとりと濡れよい香りが漂う。
「燦ちゃん、おはよう」
永澄父が鏡越しに挨拶を返すと燦は律儀にもう一度深く頭を垂れる。
お、おおおぉ!
鏡に映る至福の絶景に思わず感嘆の声が漏れでそうになる。
とても中学生と思えない大きさと、十代の若さが弾けるような美しくも艶かしい双丘に目が釘付けになる。
今朝の義理の娘は、風呂上がりのためか胸元の緩い服を着ているので谷間が、
いや、今朝は下着を着けてないのか危うく乳輪どころか乳首まで見えそうになり、不意に沸き上がる罪悪感に慌てて目を逸らしながらもメガネを掛けてないことを後悔した。
 永澄父は股間がざわつくのを自覚しながら平静を装いつつも、慌てて洗顔の続きをすべく顔を洗面台へに向けた。
しかし、
 この娘の警戒感の無さは一体なんなのだろう、今日のようなニアミスは日常茶飯事だから、もうたまらない。
これで武道の達人だというのだからわからない、それとも、それだけ心を許してくれているということだろうか……
「お義父さん、朝……あ、もう昼食じゃね、準備できてるきん」
「うん、ありがとう、燦ちゃんも、寝坊?」
「え……」
鏡に映る顔が、たちまち朱に染まり、
「う、うん、味噌汁がさめるきん、急いで、お儀父さん」
恥ずかしげに洗面所を出ていく後ろ姿を横目でチラと見て、その服の上からも判る見事な躯の線に溜め息をつき、
ハッと、
彼女の顔が朱に染まったわけに思い当たる。
いつもは家族一番に早起きをして朝食の準備をしている彼女が、今頃にシャワーを浴びてきて、身だしなみにも気を遣う彼女が何故、ノーブラなのか、に羨望の溜め息が漏れ出る。

523 :
あの大きさであれば、乳房で男のアレを挟んで愛撫できるに違いない。
エロ澄の二つ名を持つ我が息子、この娘にどんな事をさせているのだろうか?
脳裏に犬のように四つん這いになり後ろから突かれる燦の姿を妄想する。
パン!
と部屋に響く程の音を立てて奥まで突かれる度に、ユッサと乳房が揺れ接合部から愛液が一筋滴り落ちる。
腰を引こうとすると、もう二度と離さないとばかりに吸い付くような肉筒はギュッと強く締まり、彼女は背中を弓なりに反らせ、全身に満る快楽に咽び泣く。
ああ、
いけないと判っていても妄想が止まらない。
「くっ〜 永澄の奴、中学生の癖にっ!」
息子の永澄を2〜3発、いや悲鳴が出るまで殴りたくなる衝動にかられるのも無理もないだろう。
なにせ燦とだけでなく、いつのまにか、あのアイドル留奈とも関係を結んでいたのだから……
「あ、パパさん、おはよう」
留奈の、あのしなやかな肢体を妄想しているとタイミングよく、当の彼女が眠そうな目を擦りながら現れ可愛らしい声で挨拶をする。
「おはよう、留奈ちゃん、今日は仕事は?」
平静を装いつつも、つい彼女の頭から足先までに、さっと視線を走らせてしまう。
相変わらず幼さを漂わせながらも、いい躯をしている。
今朝は大きめのタンクトップに短パンというファンが見たら卒倒しそうなラフな服装で、思わずギュッと抱きしめたくなるような、眠たさの残る可愛らしい笑顔で、
「うん、今日は休みを貰ったの」
と返事をして脇にどいた永澄父の横で顔を洗い始めるから、細く綺麗なうなじがあらわになり、もう辛抱たまらなくなる。
小柄ながらにすらりとした伸びやかな四肢、意外にムッチリとした下半身に腰回りのエロさは燦にも負けてない。
思わず横目で見下ろすと、この娘もブラをしていないようで、美しい胸元の奥まで見えそうになり、断腸の思いで無理矢理に視線を引きはがしタオルで顔を拭いた。

524 :
胸こそ、大きさでは燦に負けるが、スタイルの良さは、さすがにアイドルとしてトップを張っているだけのことはある、この、触り心地のよさそうな小さめの乳房を両手で、激しく揉みしだいて、舌先で刺激しながら歯でコリコリと甘噛みして留奈を悶絶させたくなる。
思わず胸の辺りを見してしまい、ゴクリと生唾を飲み込む。
薄いシャツの上からボチと明らかに判るほどに見えている。
くぅ〜
永澄父は思わずうなり声をもらしそうになり洗面台から顔をあげた留奈から慌てて目を逸らして、
「る、留奈ちゃん、飯の準備出来てるって」
「う〜ん、汗かいたし、やっぱシャワーを浴びてからいくから、パパさんも、先に食べていて」
留奈は胸元をパタパタさせて無邪気にも永澄父を見上げて微笑む。
こ、こりゃ、たまらん!
留奈の後ろ姿に溜め息を漏らして廊下に出てると、
「アナタ、さっきから何を見ていたの?」
「ひぃっ!」
そこには、首を横に振る巻を肩に乗せ、般若と化した妻がいた。
「アナタ、食事前に少し話し合いましょう。巻ちゃん、悪いけど降りてくれる、燦ちゃん達と先に食べていて、さぁ、あなたは、こっちに、いらっしゃい!」
「は、は、話せば判る、ふ、不可抗力なんだって、 だ、誰か、た、助けてっ、ぎゃぁー!」
永澄父の悲鳴が木霊し、先に食卓についた、永澄と燦は思わず顔を見合わせたのだった。
               おわり

525 :
GJ!久々のSS、しかと読ませていただきやしたぜ

526 :
保守

527 :
GJ

528 :
保守するんじゃあ!

529 :
ほしゅ

530 :
じゃきん

531 :
保守

532 :
>>524
遅いけどGJ!

533 :
保守

534 :
保守

535 :
そろそろ原作の続編とかないの?

536 :
保守

537 :
保守

538 :
保守

539 :
過疎じゃねえ

540 :
ほしゅー

541 :
またアニメ化でもすれば盛り上がるかねえ

542 :
ロマンティックサマーの季節ですなあ

543 :
ほしゅましい

544 :
燦ちゃーん!

545 :
留奈様!

546 :
明乃っちー

547 :
保守

548 :
ほしゅじゃきん

549 :
保守ー

550 :
お前らたまにはアンジュさまの話もしろよ

551 :
今更だがデビュー作のズシオのキチガイっぷりから思うと瀬戸花みたいな作品を描けたことが信じられん

552 :
シャーク藤代さんと巡の組み合わせで誰か書いてくれ(無茶ぶり)

553 :
巡ちゃんは永澄三河藤代の3名といい感じになってた淫乱

554 :
ほしゅじゃよ

555 :
保守

556 :
保守なんじゃよ

557 :
保守
>>551
アンジュ×通常瑠璃家やヅカ瑠璃家×アンジュとかか
瑠璃家がふたなり化でもすれば、アンジュ様もエロいことをしてくれそうな気がする

558 :
すまん>>550だった

559 :
ほしゅー

560 :
保守の花嫁

561 :
12月保守

562 :
保守

563 :
1ヶ月書き込み無いとは…

564 :
hoshu

565 :
保守

566 :
保守

567 :
hoshu

568 :
保守

569 :
保守

570 :
保守

571 :
保守

572 :2013/09/06
保守
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