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悪魔と天使でえっち 3rd world


1 :2009/02/12 〜 最終レス :2013/10/02
ここでは、敵に負けての陵辱、あるいは和姦など
天使・悪魔のエロを総合的に扱います。
それ以外の人間や精霊などが絡むものや天使同士悪魔同士も歓迎ですが、投下前に一言断ってください。
あくまでもメインは天使×悪魔又は悪魔×天使です。
また、作品の属性も投下前に断ってもらえると何処ぞからの加護があるかもしれません。
初代スレ
天使が悪魔に負けて陵辱されるスレ
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1135232708/
前スレ
悪魔と天使でえっち 2nd world
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161349132/
保管庫
ttp://red.ribbon.to/~eroparo/
 →オリジナル、シチュエーション系の部屋8号室へどうぞ


2 :
>>1乙!!

3 :
復活オメ

4 :
おや復活したのか

5 :
いちおつ

6 :
パターンとしては
お姉悪魔×ショタ天使または
お姉天使×ショタ悪魔
がいいですね

7 :
天使♀にいいように犯される悪魔♂が好きなんだが、あまりないな。

8 :
ふたなり天使に前も後ろも初めてを奪われ、身も心も犯し尽くされて天使の性玩具になることを望むロリショタ悪魔とかどうだろう

9 :
ショタで前って尿道か……それは読んでみたい

10 :
保守

11 :
>>9
いや童貞だろjk

12 :
天使ってふたなりなんだっけ?

13 :
「性別という概念を超越した存在」だそうだ
宗教画家たちは初期は男性的に描いたが、ルネサンス期からは女性的に描くようになったとか
ちなみに熾天使のガブリエルだけは女性とする解釈がある
まあ、創作の際に都合良く解釈すれば、女性でも男性でも、あるいはふたなりでも問題無いはず

14 :
つまり超絶美少年天使に一目惚れしてあの手この手で虜にしようと画策する悪魔っ娘もありということか

15 :
是非みたい

16 :
割と定期的に出る話題だよね>性別について
テンプレ化しても良いかも・・・
・・・と思ったけど、ここは別に特定の宗教の天使について言及するスレじゃなく
作者ごとに、そういうイメージを抱いている、オリジナルの霊的種族について扱うスレだろうから、むしろテンプレはない方が良いのか

17 :
即回避

18 :
即って20だっけ

19 :
悪魔飼育の続きが読みたいのう

20 :
>>16
・一部の宗教では「性別という概念を超越した存在」とされています
程度には触れた方が良いかもね

21 :
Q,天使や悪魔って男? 女? ふたなり?
A,古来、美術のモチーフとして、時には男性的に、時には女性的に描かれてきました。「性別の概念を超越した存在」と解釈している宗教もあります。
 そもそも、特定の宗教について語るスレではないので、作者さんのイメージでどのように描いて良いでしょう
こんな感じ?

22 :
>>18
30だったような気がする

23 :
あるアニメで、
天使は悪魔を幸せにしても良いと言っていた。
ということは、悪魔が天使を犯して不幸にしても良い訳だ。

24 :
個人的に水上悟志の「エンジェルお悩み相談所」の人事部長みたいなヒトがいたら面白いと思う

25 :
天使にイチモツをずっとしゃぶらせている悪魔がイイ

26 :
天使の輪に鎖を掛けて飼育したい。
あれを握ってイラマチオさせるとか

27 :
天使の羽の根元が性感帯とか、悪魔の尾を使った責めというネタもよい

28 :
天使の輪が性感帯。
気持ち良いとどんどん縮む。

29 :
天使の輪をオナホ代わりに

30 :
槙原のハングリースパイダーの歌みたいな感じで、天使に恋してしまった悪魔の話をぷりーず

31 :
>>29
ぴぴるぴるぴるな某天使の輪だと・・・

32 :
ショタな天使に惚れてしまった悪魔っ子のSSキボンヌ

33 :
やっぱりお姉さん×ショタがネタとして作りやすいか?
どちらが天使でどちらが悪魔かはともかく

34 :
あーやっぱり悪魔飼育は何回読んでも泣く

35 :
>>34
うん
俺も泣く
頑張って(下)も書いてる
でも書くの遅いんだ
もうちょっとだけ待って

36 :
>>29
そこで俺は敢えて羽コキを選びたいのだがどうだろう

37 :
久々に来た。また夏辺りに来る
>>35待ってるからな

38 :
なぜか天使ちゃんは悪魔くんが好きで好きでたまらないイメージ

39 :
天使は攻めだろ

40 :
天使のような〜♪悪魔の笑顔♪

41 :
こ〜の街に♪あふれて〜いるよ〜♪

42 :
くじけそうでも〜♪迷いそうでも〜♪

43 :
見つけ出す♪かならず♪

44 :
本当の〜♪心を〜♪

45 :
なんだこの流れw

46 :
君も一緒に歌おう!

47 :
俺の歌を聴けぇっ!!!
そういえば7はファンタジー染みてたなぁ

48 :
羽コキと聞いて何か書こうと思うんだが…
もし賛成ならば、俺の右頬を打ってくれ。

49 :
俺のチンポでか?

50 :
セメントに下腹部直蹴りをくれてやろう。

51 :
>>48
とっとと書きやがれ

アレか?悪魔の羽で天使がチンポをしごくのか
それとも悪魔の勃起を天使の羽に押し付けるのか
どっちだ?

52 :
天使ミァンは悪魔に組み伏され、羞恥の色を頬に濃く浮かべている。
薄絹のみのその衣装ではミァンの持つ形の良い双膨を隠すのみで、揺れを抑えるには至らない。
清廉さと美徳の模範である天使がかのように情欲をそそる格好をしているのか、悪魔の尻尾はいきり立ち、びくんと波打つ。
その様にミァンは「はぅ」と息を呑む。

「だ、駄目よイブリス。天使と悪魔がそんな…」
「それこそ駄目だ。悪魔に禁欲を強いるなんて」
見てみなよ、と悪魔イブリスは己のロンギヌスをミァンの鼻頭へ突きつけた。
血管を浮き上がらせ、ひくひくと震えるロンギヌスを目にしたミァンは狼狽する。
「あ…ああ、なんて素敵なロンギヌス…。」
「このロンギヌスがお前を貫くのさ。お前の守護を突き破り、お前を快楽のエンピレオまで導く」
淫蕩な手段を以てして見神の域へ達せられると聞き、ミァンはいやいやをするように頭を横へ振る。
しかし悪魔がそれを許容するかと言えば、否である。
イブリスは自らの尻尾をミァンの左羽、ロンギヌスを右羽へとあてがう。
「な、何を!」
「ミァン、お前は羽の用途について些か鈍いものがあるな」

イブリスはそう言うと、羽を以てロンギヌスを扱いた。
いきなり穢れなき純白の羽に熱が伝わるや、ミァンは身をのけぞり羞恥と歓喜に満ちた叫びを上げる。
左羽はイブリスの伸ばした尻尾に縛られ、びくんびくんと波打つ。
羽根が擦れ合い、はらりと落ちるごとにミァンの媚態はますます艶めかしいものとなる。
柔らかな羽毛がロンギヌスをふんわりとつつみ、肉を優しくこすりつける様にイブリスは笑みを浮かべる。
清廉の使徒である天使の体は淫具にも勝る、性欲の行き場に相応しいものというギャップがたまらなく可笑しいのだ。

「そろそろ出るよ」
「あ、やぁあ」

ロンギヌスからレギオンが放たれた瞬間、ミァンは達した。
純白の羽が純白のそれに彩られた。
名残惜しそうに、イブリスは羽を荒々しく掴み、ロンギヌスをくるみタオルのように扱い、ロンギヌスを拭いてやった。
ミァンはその動きに伴う快楽にすら負け、羽が穢される感触にただ身を震わせ嬌声をあげる他無かった。


53 :
イブリスは指を、ミァンの陰部へと這わせる。
ミァンの溢れ出る聖水により、薄絹は濡れ、ミァンの陰部をそのままの形で映し出す。
「大洪水だな。このガブリエルが」
「いやぁあ…。せめてサドキエルっていってぇ…」
そんな懇願すら無視し、イブリスはロンギヌスをミァンのそこへあてがう。
ミァンは身を強ばらせたが、やがて受け入れるかのように四肢を投げ出し身から力を抜いた。
それは諦めか、それとも望みか。
どちらにせよイブリスはミァンを犯す。
なぜなら悪魔であるからだ。
ぶちん、とミァンの守護がロンギヌスにより貫かれる。
しかしてミァンが苦痛のみを感じたかと問われれば否である。
天使とは苦行すら父から賜りしものと享受する存在。
破瓜の痛みすら父からのものと認識したミァンは、身を焦がすような快楽に目を細め、歓喜に満ちた叫びを放つ。
「ああぁあ痛いけど気持ちぃいいぃ!」
ミァンの叫びに吹き出したイブリスは、まるで暴れ狂うように弾けるミァンの胸を鷲掴みにする。
強く掴めば指は肉に埋もれる。其れほどの大きさでありながら円形を保つそれはまさにミカエルと呼ぶに相応しいものだ。
押せばその倍の力で押し返すような弾力を持ち合わせたミァンの胸を弄びながら、イブリスはミァンの奥を抉る。
子宮をロンギヌスで貫かれながらミァンは歌うように喘ぎ、淫らに微笑む。
イブリスはそろそろ、子宮にレギオンを放たねばなるまいと思った。
そうしてミァンの子宮口にロンギヌスの切っ先を押し当て、レギオンを注ぐ。
「あ、あぁ、ああはあああああ!エンピレオ!エンピレオしちゃう!しちゃうよぉお!」
今までの媚態を恥じるように顔を覆い隠し、快楽と苦痛に身を激しく捩らせるミァン。
しかし注がれたレギオンが、自らの陰部から溢れ出た様を見、母性に満ちた微笑みを浮かぶ。

ふぅ、何やってるんだ俺。
天使と悪魔とか、普通に考えて無しだろうに。
大体ロンギヌスって表現はなんなんだ。
と、賢人の域に達したイブリスは、余韻に浸り喘ぐミァンを傍らにひとり、冷めているのであった。

54 :
一応これで終了。
急いてしまったため羽コキが不充分な上に天使の輪をレイプできなかった。
申し訳ないので銀貨を片手に井戸端で素っ首吊り下げてくる。

55 :
おお、面白いのが来てる
いい仕事するねGJ!
上手いんだけど表現に笑ったw

56 :
>>52
GJ
環姦期待。
しかし、ミァンだと子離れ出来ない太母を思い出す。

57 :
GOOD
JOB

58 :
>>55
うれしい事言ってくれるじゃないの。
それじゃ、とことん書いてやるからな。

>>56
ハッワーさんの事を指しているなら正解。
中学の頃、OPのミァンで五回抜いたのはいい思い出。

また構想練れたらクルヨー

59 :
GJ

60 :
>>58
ゼノスレへの降臨、待ってるぜ。

61 :






62 :


63 :
五大元素

64 :
エレメントは4つだろJK
5つは五行の木火土金水。


65 :
>>64
ハイレベルと高水準の違いは?

66 :
>>64晒し上げ

67 :
人間界で大きな災害があった。俺たち下級天使は、上級天使の命令によりさ迷える魂たちを神の国へと導く為、三人一組で地上に向かった。
魂を導くべく集まるのは、天使だけじゃない。悪魔だって魂を欲しがり地獄へと導こうとするのだ。出会えば当然ヤるかヤられるか。
だからこその三人一組。
「…ぁ、あっちで子供が泣いてる。ちょっと様子見てくる、先行っててくれ」
――早めに来いよ、と仲間の言葉に適当に返事して建物の影に隠れながら、離れていく。
大体、めんどくさい事は嫌いなんだ。魂集めなんざ勝手にやってろ。
胸中でそう呟きつつ、昼寝でも出来そうな場所を探して暫く歩いた。
前方に、黒い翼の――悪魔の少女、だ。何かメモを読んでるようで、ふんふんと頷くたびに三つ網にまとめられた長い黒髪の先端が上下に揺れる。
悪魔を間近に見るのは初めてで、そっと近より背後から覗き込んでみたのだが、悪魔は変わらず何かを呟いている。
「ぇー…笑顔で近よる。悪魔だとはバラさない…天国の場所を教えるフリで地獄への近道を…」
どうやら初めての魂集めのようで、マニュアルを頭に入れてたようだ。

68 :
細く滑らかな尻尾がゆらゆらとゆれてるのを見て、つい手が動く。
「お嬢さん、こんなところで何してんの?」
言葉と同時に、その尻尾の根本に近い部分をぎゅう、と握り締めてみた。意外と触り心地が良い。
「…なにゅはぁっ!?」
途端に、背中をぴんっと伸ばし硬直する。尻尾だけが俺の腕に絡みつく。
予想外の反応に、親指と人差し指で尻尾の根本をぐりぐりと擦ったら、力が抜けたのか、悪魔の膝が笑ってる。
「俺はとっても優しい天使のお兄さんなんだけど、お嬢さんは?」
――問掛けには、答えない。答えられないだけかもしれないが、知ったこっちゃない。
笑う膝に両手を置いて身体を支え俺を睨みつける悪魔の瞳に、何処か愉しさを覚えてしまう。
膝を屈しない様子に、両手を使って先端も苛めてみた。
「質問にはちゃんと答えよう、て教わらなかったかな?」
「ひぁっ、や、…って、手をはな…ぁんんっ!」
中々可愛い声をあげてくれた。どうしよう、まだ必で立ってるよ。天使としては悪魔は倒すべき相手だもんな。頑張ってみよう。
「このっ、ぁ、ふあ…尻尾、尻尾放してぇ…」

69 :
根本から先端まで指に絡めながらじっくり撫でたり、ぴったりとしたホットパンツを穿いた可愛いお尻と、尻尾の生え際を指先でくすぐってみたり。
「やっ、やだぁぁああ!…っは、ぁん…ぅ、ダメ、ダメだってばぁあっ!…は、ふぁあ…」
ひくひく、と翼が揺れ風を起こす。完全に脱力したらしい、呼吸を乱して悪魔はぺたんと地に座りこんでしまった。
後を追うように屈みながら、白々しく心配そうに声をかける。
「大丈夫?ごめんな悪気は無いんだホラ俺天使だし」意を感じる視線も、尻尾の付け根を擦るだけで潤んでいく。




続くか解らない。

70 :
続いてもらわないと困る

71 :
>>69
wktk

72 :
>>69
続けよコンニャロー

73 :
wktk

74 :
gj
続けて!

75 :
期待に答えられるか解らんけど、期待されるとお調子者だから頑張ってみた。
改行おかしな所あっても見逃して…
以下、>>69続き
「…っふ、ふぅ、はあ…あんたね、レディの尻尾いきなり掴むなんてどういう了見よっ!」
落ち着いたらしく、涙目睨みつけ怒鳴る姿を改めてじっくりと眺めた。
少しキツめの顔立ちは、将来美人の予感。黒を基調とした、身体のラインを強調する服装。惜し気もなく晒している素足は、実に健康的だ。
「ちょっと、聞いてんの!?尻尾放してよっ」
「ん。聞いてるよ。…悪魔の弱点は尻尾だって聞いたけど本当なんだな」
放すつもりが無い事を知らせるように、両手で掴み直すと右手を根本へ向けて逆さに撫でる。
「ひっ、ぃ、ああぁあ…っ」
地に爪を立て身体を震わせる悪魔の肩を掴んで、こちらを向かせる。するりと尻尾は片足くぐらせて股間に触れる位置に置くと、説得を開始した。
「お嬢さん、魂集めに来たみたいだけど…俺ら天使としては遠慮願いたいんだよね」
「天使の癖に…!天使なんて、地べたに這いつくばって私の足でも舐めてればいいのよ!」
「へ、この状況でも強がれるんだ?」
――くぃ。
軽く尻尾を引っ張り股間の割れ目に食い込ませてみる。

76 :
「なっ、だぁ…誰が天使の言う事、なんか!」
強情な言葉と裏腹に、瞳には力は無く代わりに熱で潤んでいる。
「そっかー、俺としては話し合いで済めば…て思ってたんだけど、あぁ残念だ」
顔がニヤけているのが自分でもよくわかる。指先で尻尾に圧力をかけながら、器用に片手で靴を脱がして放り投げ、片足を抱え上げた。
バランスを崩して暴れ、尻尾からの刺激に身をすくませる悪魔を見下ろす形に。
「何を…ぇ!?」
足を舐めてろ、とのご要望だし。まずは親指。あんまり美味くはない。
指の間にも、ねっとり舌を這わせて甲に向かう。
「ちょ!なんて所っ、…くすぐったい!」
…くすぐったいなら意味なし。でも反応は良し。
ふくらはぎまで舐めた所で唇を放して、ホットパンツに手をかける。
「説得に理解を示してもらうにはこっちの方が良いか?」
これも無理矢理に引っ張って剥ぎ取った。僅かに湿りを感じ、悪魔自身の尻尾を割れ目の少し上部に押し付ける。
――尻尾握ると簡単に隙が出来てしまうのはちょっとどうかと思う。
ビクン、と肩を小さく跳ねさせ不安に顔を曇らせ悪魔は懇願した。
「も、お願いだから、尻尾は止めっ…」

77 :
短い呼吸を繰り返し腰を引くと、尻尾と割れ目の隙間に細い糸が出来上がる。
くちゃり、と響いた音に気付かないフリをして、世間話をするように会話を続けた。
「悪魔ってさぁ。尻尾使ってこういう事したりすんの?」
反論をしようと口を開いた瞬間を狙って、小指の太さしかない尻尾の先端をつぷ、と悪魔の中へ埋め込んだ。
「…ぁふっ…!?な…あっん、何、なんでぇ…!」
中で暴れているらしく、入ってない部分がバタバタともがき、ぐちゅぬちゅっと粘着質な音を立て主である悪魔自身に快楽を与えていく。
「うは…スゲーな、こりゃ」
尻尾が膣から出ないように押さえたまま、その上部にある小さなクリトリスに触れる。
「ひゃん!!」
強い刺激を与えず、触れるか触れないか。焦らしに近い指使いで、悪魔自身が求めるのを待つ。
ぐちゃずぷ、と繰り返し響く音は激しくなり
「…っはぅ、ぁ…!あ、やぁっ…も、ダメお願い赦してイッちゃうぅぅう!」
天敵であるはずの俺にすがりついて赦しを乞いながら、クリトリスを俺の指に擦り付けて悪魔は達した。


ごめんまた続く…

78 :
>>77
wktkwktk

79 :
イイヨイイヨ-!!

80 :
gj

81 :
ここから悪魔視点に変更。投下ガンバル
>>77の続き
――今何回、イッたんだっけ…?
天敵たる天使に助けを求めるようにその真っ白なローブを握り締める。
弾け飛んだ理性をかき集め、言う事を聞かない尻尾を外に押し出そうとするも天使の手がそれを阻む。
ぐちゅり、と聞こえる音に屈辱を味わうも、それだけは天使に悟られたくない。
「も、放し…てよ、満足したでしょ!?」
ぐしぐし、とローブで涙と涎を拭って汚してやった、ざまあみろ。
ニヤニヤしていた天使の笑顔が少し引きつり
「…このくらいで勘弁してやるつもりだったのに。自業自得だかんな」
ずるり…
透明な密を垂らさせながら、天使が尻尾を引き抜いた。自業自得という言葉に不安を感じるも、解放されて肩の力を抜こうとし、
「んぁっ!?」
まだ放されてない尻尾と天使の手は、さらに奥の尻穴へと這い寄る。指で掬った愛液を小さな窪みに塗り付けられて、腰を引いて逃げようとした。
途端に何かがアナルに僅かに入りこみぐにぐに動く。
「こっちは使ってんの?悪魔だもんな、経験あるよなー」
「はっ…?や、嘘…やめ、やぁあ!」
一度アナルに入りこんだ何かが出ていくが、すぐに別の―自分の尻尾、が入りこんできた。

82 :
「ぬっ、抜いて抜いてぇえ!」
私は必で暴れて逃げ出そうとし、結果尻尾も大きくバタバタと動く。当然動きはダイレクトに腸内に伝わって自分の首を締める結果になった。
「いやぁ…ん、はぁ…っ…また身体、が…ひぅっ!」
尻尾だけなら耐えられるかもしれない。
しかしそれもすぐ、天使の手が動き始めてあっさり瓦解した。
ぐにぐに動く尻尾を深く突き刺され、またゆっくりと引き出されていく。
「あひ…ぃ、やめっ、お願い、っふあ、やだお尻なんてぇ…!」
「え。もしかしてこっちは初めて?」
ズル…ズルリ、ぬぷ…
意外そうな言葉、けれど天使の手は止まらない。
「あ、は…んく、ぅ…ふぁあ、んんっ」
入りこむたびに身体に力が入り異物を押し出そうとし、また出ていくたびに熱い吐息を吐き出す。
妙な快感が、身体中をとろとろに溶かして思考を停止させる。強い快楽を切望し、焦れったい動きに腰が自然と揺らいで、天使の腕に秘所を擦りつけ身体のうずきを発散させようとした。
感付いた天使が、空いた手で私の身体を抱きよせ、耳元で囁く。
「悪魔のお嬢さん、天使の精で良ければあげようか?」

83 :
天使の甘い囁きに、
「ふぇ、ぅぅ…誰が、天使のなんかぁっひ!」
また、尻尾の根本を強く掴まれ理性が一気に吹っ飛んだ。
「もぉ無理、欲しぃ…っ、欲しいのあんたのでいいからぁっ!やっぁん、尻尾止めてぇぇ!」
必に欲しいものを得ようと、天使の下腹部の膨らみに震える手を伸ばすが
「…ん…っ、でもなぁ、一度断ったんだし、ちゃんとお願いされたいなぁ」
ふぅー、と熱のこもった息を吐き出しクリトリスを尻尾で押し潰された瞬間、私の悪魔としてのプライドは砕け散った。
「ひぁっ!ぁ、は…ねぇお願い、天使の精液、欲しいの、下さい…お願いだからぁ…!」
ぐちゅり。
言い終わるか終わらないうちに、天使の硬くて太い肉の棒が身体奥深くまで埋め込まれた。
「くぁ…ん、はっ…あ、ぁあ…!」
歓喜に、アナルに突き刺さったままの尻尾が暴れ、膣壁が締め付けている天使の肉棒に、更に圧迫感を与える。




眠気に負けそうなのでまた続く。次で終らせる!

84 :
頑張れ!

85 :
楽しみに待ってるよ

86 :


87 :
しゅ

88 :
>>83
GJ

89 :
保守

90 :
保守

91 :
保守

92 :
ほっしゅ

93 :
そろそろ保守

94 :
降臨を待つ

95 :
>>67
楽しみにしております!
そういや天使と悪魔のハーフって何?

96 :
>>83さんマダー?

97 :
>>95
ゴッドサイダー

98 :
>>95
中途半魔

99 :
>>98
上手いな

100 :
敷居が高いんだろうか……

101 :
>>99
ビックリマン

102 :
矢凪まさしのマンガ「恋愛悪魔」の悪魔は可愛いな
天使っこも出てくるのでオススメ

103 :
ぐぐったら確かに可愛かった

104 :
保守

105 :
天使よ…どうぞ降臨してください

106 :
七つの罪源
高慢 堕ちたルーチェ
憤怒 デーモン
嫉妬 リウ゛ァイアサン
貪欲 バルバロッサ
怠惰 ベルフェゴール
大食 ベルゼブブ
愛欲 リリス

107 :
どうしたんですか突然!

108 :
昇天

109 :
ふふっ、この天使……天へ帰るに悪魔の手は借りん!!

110 :
我が生涯に一片の悔い無し

111 :
尻尾をふりふりする悪魔のお尻に
天使も思わず反応

112 :
俺が反応した

113 :
びくんびくん

114 :
もっと盛り上がってもいいはず

115 :
昇天

116 :
ぺ天使とあ熊

117 :
悪魔と天使って組み合わせがいい

118 :
保守

119 :
良シチュ

120 :
悪魔娘は褐色の肌に限る

121 :
>>120
蒼白だろ。

122 :
紫でも可

123 :
ある漫画を読んでいたら
天使のように見える悪魔が天使として育てられ、本人も知らずに育ち、ある日それを知らされて悪魔になるが
かつて仲間だった天使に倒された後強引に引き戻されてというシチュを思いついた
天使と悪魔に関する知識もないから文に起こすのは無理そうだからとりあえず言っておいた

124 :
>>123
ベンジャミンの描くショタはレベル高いよな

125 :
良く考えりゃ逆だ
「放課後は淫魔」なら淫魔としての記憶を植え付けられた堕天使のショタだし
どちらにせよ、ベンジャミンの描くショタのレベルが高くて、「放課後は淫魔」もなかなかエロかったのは確かだ

126 :
>>124
実は天使も悪魔も出てこない漫画でな
太陽光使って闇の一族を倒していく話なんだ
で、主人公の仲間だった少女が闇の一族だったって話で思いついた
反省は多少しているが後悔はしていない

127 :
>>125
神が好きだった。
ちょいボケなとことか。
鎌相手に渡しちゃ駄目だよw

128 :
天使のような……悪魔の笑顔……
この街に……あふれているよ……

129 :
非道天使♂×純真悪魔♀

130 :
>>129
男女逆もいいね
いじわる♀天使×純情♂悪魔

131 :
悪戯悪魔♂×純心天使♀

132 :
まったり天使と怠惰な悪魔

133 :
挫けそうでも、迷いそうでも……ってか。
懐かしいな

134 :
ミカエル…まだ地球を見てるのか…
もう、いいかげんにしたらどうだ…。
おまえとの契りを最後まで結んだが故に、彼女は一切の記憶を無くし、
あの惑星へ堕とされたのだろう?
その記憶の全てを自らの贖いによって取り戻すまで、彼女はその輪廻
の輪から解き放たれてこの天界に戻ることなどないのだから…!
たとえ、この天界に戻れたとしても…神の所有物である彼女がお前の
ものになることは、二度とないのだから!
それに…かろうじて堕天として堕とされなかったお前には、大天使
としての役割を引き続き果たす責務があるだろう…。
我らが主たる神は、お前さえ望めば、直ぐにでも元の立場に戻し
てやろうと仰せだというのにな…。

135 :
…大天使としての責務だと…?
…笑わせるな!我らが絶対的主たる神に逆らうだけの力もなく、
ただ、見せしめのためだけに、この天界につながれている私に
これ以上、なんの責務があるというのだ!
ルシフェル…お前も、我らが主に何度でも伝えるが良い!
このミカエルは、私と彼女のことの全てをお赦し戴けぬ限りは、
意思を曲げぬと…!
ミカエル…お前のその頑な意思の強さには、敬服するが…それではお前
は、ここで、神からの命を受けた堕天使…悪魔たる私に犯され続け
ることになるな…。

136 :
…っあ、あぁっ!
…ルシフェル…構わんさ…私は自らの意思を貫き通すまでだ…!
…ふふ、私の愛するミカエル…君の気が変わるまで…どこまでも
付き合ってやるとしよう…これから先も長い…覚悟しておいた方
が良いと思うよ。
…っあ、ああぁっ!……ルシ…フェル…!!
相変わらず良い声で鳴くね…ミカエル、私は本当にこの役目を与え
てくれた神に感謝しなくてはならないようだね…。
…ふふ、これから先が本当に楽しみだよ…。
−END−

137 :
天使を犯して堕天させたい。

138 :
ただ犯すだけじゃ天使は堕とせないさ…
恋情にも似た狂おしい程の憎しみも一緒に与えてやらんとね…
さて、あいつらをどうやって堕天させてやろうか…!

139 :
>>138
執着が必要なのか。

140 :
そうだな…。
執着とか、嫉妬とか…
あいつらを汚すには、黒いマイナスの感情をその胸に絶えず
灯してやる必要があるからな…。
さあ、あんたの望みどおり、あいつらを堕天させてやるよ。
…どうやって堕とすのが望みなんだ?

141 :
>>140
まず犯す。
これで天使の心に「義憤」が灯る。
犯しながら精神的に痛め付けていって、「義憤」を七つの罪源の一つ「憤怒」に変える。
意を覚えたら堕天。

142 :
案外変な噂流しておけば他の天使達が勝手にレッテル貼って堕天させそうな気もする

そして絶望に打ちひしがれている所に優しく近付いて後は美味しく……と

143 :
そうだよな。
あいつら以外と慈悲深いんで、単に陵辱してやった位じゃ堕ちなかったりするしな。
おまけに意があるかどうかは別として、正義感に篤いせいか、あいつらの方がよっ
ぽど憤りやすいし、主の御心のままにとか言ってあっさり、人をすんだよなぁ…。
陵辱され、絶望と快楽の中で涙を流しながら堕ちていく天使の様子が観たいっていう、
あんたらの望みは解った。
あいつら天使が堕ちるのは、自らの意思で己の心の中に絶対的な強さの黒い感情を恒
久的に抱えるか…神の意志により堕天させられるかのどちらかだからな…。
ご要望を果たすべく…まぁ、少し考えてみるとするよ。

144 :
ルシフェルは、「一番偉い天使だから」って理由だけで、神のパシリにされるのが嫌で、反逆したら堕天させられて、金星ルシファーになったんだっけ。

145 :
>>144
大雑把に言えば「スト起こしたら纏めてクビにされました」って事か?

146 :
まあ、大雑把に言えばそんなところかな…。
私はミカエル達を公然と虐めてやれる立場になれるんで、ちょうど良いと思って
たんだけどね。
とか笑顔で言いそうw

147 :
大掃除感覚で大洪水だしなあ

148 :
天使「あ…悪魔の方が罪もない人間達をそそのかして、争いの種を生み、戦争を引
   き起こさせて…自分で手を下さず、多くの人をに追いやるような酷いこと
   を沢山してるじゃないか!!」
悪魔「お前…バカか?
   人間共が悪魔に誘惑されて実行したとか言っている罪のほとんどが、自分自
   身の心に生じた罪悪感から逃れるための言い訳だろう。
   俺たち悪魔が人間どもの罪悪感をほんの少し肩代わりすることで、一体どれ
   だけの脆く傷つきやすい人間の心を救ってきたことか…。」
天使「…なっ…罪を犯して傷ついた人間の心は、その人間が自分自身で贖うことで
   しか救われないよ!」
悪魔「だからぁ…いきなり自分の罪を直視できる強い人間ばっかりじゃないっての。
   俺ら悪魔が一時的な緩衝材の役目を果たしてやってるってことが解んないの
   かね?
   結局、俺ら悪魔もあんたら天使も神のご意思とやらで、この世界に必要とさ
   れてる存在なんだっての。
   あんたさぁ、俺は今、ただでさえ、その天使の善人面した正義感がうっとお
   しいと思ってたのに…。
   そんな俺の前に不用意に現れといて、これ以上、そんなガキくさくて、可愛
   い正義感たれ流しな口を利いてると、本気で犯すよ?」
天使「えっ…っや!…やだっ!…っや!!!!…んっ、あぁ…止めろ…よ…!!」
悪魔「…本当にバカ可愛い小娘…いや天使か…だな…。
   ここまで来といて今更、止めるワケないだろう。
   …ほら、たっぷり泣かせて、可愛がってやるよ。
    お前がさっき口にしたような正義感だけじゃどうにもならないことも
    あるってことをその身体で体感させてあげるよ?」
天使「あ…っ…痛、っぁ…あ…あぁんっ!!」
悪魔「何?もう感じ始めてんの?」
天使「…感じてるって…何の…こと…あ…っ…あぁっ…!!」
悪魔「そうか…知らないんだな…解んないのか?
   …あんた、そういう風に今、自分の身体全身で俺のキスと指の動きを気持
   ち良いって感じ始めてるだろ?そのことだよ。
   …それから…安心しろよ。これから、お前らが言うところの最後の契りま
   で俺がお前と交わしてやるよ!」
天使「えっ!…っや!…止め…て…嫌だっ!…っあ、あぁああ!!……嫌あぁぁ!!!」

149 :
>>148
GJ
さあ続きを。

150 :
悪魔「何泣いてんの?まだ、あんたのここに…俺の指を一本、入れただけだよ?
   まぁ、最も…十分濡らしてやってないから、痛かったかな?
   そんなに心配しなくても良いよ。
   ほら…これから充分、気持ち良くしてやるからさ。」
天使「っあ!!…止め…ろ!…そんな…ふうに…指を…動かす…なぁ…っ!!」
悪魔「ん?…ほら、あんたのココは、こんなに気持ち良いって、言い始めてるよ。
   ほら、解るか?もう、ココからこんなに蜜の溢れる音がしてるだろ?
   ほら…こんなに感じて…くくっ…あんたホント初めてだろうに…厭らしいなぁ…。」
天使「っあ!!…厭らしい…って?…何が!…っふ、あぁんっ!!」
悪魔「…ああ、こんなに感じるなんて、淫乱だねって、誉めてんだよ。
   もう、俺の指がココに複数入ってるけどさ、気持ち良いんだろ?」
天使「…っ、違うっ!そんなことないっ!…っあ、あぁあんっ!!」
悪魔「可愛くないなぁ…ほら、気持良いだろこれ?
   そういうこと言ってると、ほら、指、動かすの止めちゃうよ?いいのかな?」
天使「んぁ!…や…嫌ぁ…」
悪魔「ん?…何が嫌なんだ?…素直に言えよ…もっとも…あんたの身体の方は素直だな。
   ほら、もう…身体の方が快感に疼いて、焦れて…そうやって腰を少し動か始めてるだろ?
   今、俺の指は全く動いてないんだけどね…俺が動いてるように感じてたの?
   なあ、あんたさ、素直になれよ…ほら、ココで俺の指をもっと動かしてほしいんだろ?」
天使「…ちが…あぁんっ、嫌ぁ…!」
悪魔「何が違うんだ?…ほら、素直に言ってみろよ!」
天使「んぁ!…やぁ…っ…お願い…」
悪魔「ん?…それに相手に何か頼むんなら、『お願いします。』だろ。で?…何をして欲しいのかな?」
天使「ん…あぁ!!…お願い…します…指…を…動かして…ください…」
悪魔「…くくっ、解んないなぁ…誰の指をどこで動かすのかな?」
天使「…っふ、あぁ!…嫌っ!…いじわるっ!!」
悪魔「いじわるだよ?…さあ、言ってみな?」
天使「…っ、お願い…します!…キミの…指をボクのここで、動かしてぇっ!!!」
悪魔「おや…ようやく言えたじゃないか。
   …さあて、ご褒美にこっちの小さい先端も一緒に気持ちよくしてやるよ!!」
天使「…あぁぁっ…っふ…あぁああぁんっ!!!…気持ち…い…ふ…あぁあぁんっ!!」
悪魔「ああ…もう、イッちゃっうのかな?…でも…まだまだ…これからだよ?」
天使「えっ…っや!!…それ…嫌ぁ…!!」

151 :
>>150
GJ
天使は、七つの罪源の一つ「愛欲」を手に入れた。

152 :
いいですね

153 :
保守  主よ…我らにご加護を…!!

154 :
このスレ萌える

155 :
神に愛されたスレ

156 :
過疎ってるからな

157 :
純真無垢な天使ちゃんと、百戦錬磨な悪魔くん。
二人が出会ったのは、本当に些細な偶然が重なったから。
天使狩りをする悪魔くん。逃げる天使ちゃん。
いつもなら、言葉を交わす暇も無い間に、天敵を消し去る。
でも、今日はそれをしなかった。
プルプルと小さな身体をもっと小さくした天使を、
悪魔くんは捕まえた。

そんな妄想をして、早1年。
この二人の話も大分進んでいます。
でもあえて、ここでパス。
こんな二人のお話が読みたかったりなんだりラジバンダry

158 :
ここも保守

159 :
生き残ったか

160 :
保守 光りを…

161 :
どうして…
あれから…どうしてボクを墜としに来てくれないの?
このまま…ボクに…この天界に居続けろというの?
キミとのあの日の記憶をこの身体に刻み込んだまま…
灼けるように火照ったこの身体を持て余し続けたたままで…
このまま、ずっと、ボクは天使のままで…
キミに恋焦がれ、待ち続けたままで…この天界に居続けろというの?
もう、ずっと…ずっと…!
ここに…身体のこの場所にもう一度、キミを感じたいのに…!!
「…んっ、あぁぁ!!」
も…キミがほしい…よ!
お願い…だから…ボクを迎えにきて…よ!
ボクを墜としにきて…よ!
お願い…ボクを悪魔にして…

162 :
…相変わらずバカだよなぁ…
今はまだ、お前がその天使としての聖属性を持ちつづけたままで、
悪魔であるこの俺に従属し、執着し続けることにこそ、意義があるのに…
だからこそ、今、お前を墜としてやるわけが無いだろうに…
それに、俺がお前の基に居なくとも、こうして監視下に置いて観ている
ことにも気付いてないんだろうなぁ…
…くくっ、俺が居なくて一人でも…随分と恍惚とした良い表情をする
ようになったじゃないか…
まだ暫くの間、そうやって俺を欲して、焦れて…
…そうやって、何度でも、自分でその躯を慰めていれば良いんだよ…
ほら、そのうち…これ以上は無いというかたちで…お前を神に背かせて…
俺の最高の従僕にしてやるよ…
…くくっ、今は、そうやってただ、ひたすら俺を求めて待っていれば良いんだ…
…ほら…再びお前と会うときが楽しみだな…

163 :
このスレS男の率が高いような気がする

164 :
おいしゅうございます!SS書く意欲がわいてきた!

165 :
>>163
…Sな奴が多いって?
悪魔「当たり前だろ!
   俺ら悪魔は、天使と人間共を痛めつけ、改悛させてやるために存在してるんだからな!」
天使「そうですよ!
   私達天使は、悪魔と人間達を厳しく諭し、導いていくために存在しているのですから!」
悪魔「で、  お前は、どっちに導かれたいんだ?」
天使「それで、貴方は、どちらに導いてほしいのですか?」
人間「えっ、あ…その…! お前らのどっちにいたぶられるのも御免だって、言ってるじゃないか!」

166 :
悪魔「…ふーん、そうなんだ…解ったよ。
やっぱりさぁ、まずは天使であるお前と俺との決着をつけなければならないようだな。
   あんたさ、この俺と…どちらが早くこの小生意気で愚かな人間の小娘をいたぶって、篭絡させるか競わないか」
天使「篭絡させるというくだりは少々気に入りませんが…それも面白いかもしれませんね…。解りました。
良いですよ、余興のひとつとして、貴方の提案に乗りましょう。
どちらが早くこの娘をより従順にさせることができるか…楽しみですね…」
悪魔「…良かった。あんたとは気が合いそうだな。
そうと決まればまずは、こいつの躯に俺達に従うということを覚え込ませたいのは、俺もあんたも同じだろう。
ほら、早速はじめようか!」

167 :
人間「…っ、きゃあ!!…何するんだ!」
天使「そうですね、始めましょうか」
人間「いやあっ!…っあ、痛いっ!!…ん…あぁあ!!…ん…あぁああぁ!!」
天使「…何って、まだ貴方を裸にして…ほら、ココに即効性の媚薬をひとつ挿れてあげただけじゃないですか。
   色々と覚えてもらうのは、まだまだこれからですよ」
悪魔「…くく、そうだよなぁ…ほら、まだ痛いか?…良くなるのは、まだこれからだぞ?」
人間「…う…く…ぁ!…あ、やっ、嫌ぁ!!…っふ、あぁああぁ!!…やめてぇ!」
悪魔「今更、何言ってんだ、止めるわけがないだろ。
   …ほら、今から人間のお前には、そんなこと要求する資格すら無いことを良く解らせてやる。
   …天使がおまえのココ入れた媚薬が良く効くように…もっと奥に突っ込んでやるよ!
   更なる媚薬効果を生み出す俺の尾を使ってな!!」
人間「く…かはぁ!!…あぁああぁん!!…嫌ぁあ!!」
天使「ふふっ…ああ、貴方とは、本当に気が合いそうですね。
   これからも、たまには、こうして悪魔と一緒に仕事をするのも良いかもしれませんね」
悪魔「…ああ、そうかもしれないな。あんたとは、本当に気が合いそうだぜ…」

168 :
僕はMです

169 :
GJ
168はS女天使や悪魔の妄想を書き込む作業に戻るんだ

170 :
>>168、169 ではS(女悪魔)×M(男天使)で…
「…うっ…あ…あぁああぁ!!…も…やめ…ろ!」
「ふふっ、私の口で…手の中で…そして、この膣内で…もう、何回イッたのかしらね?
 …私とが初めてだなんて思えないわね?…ねぇ、淫乱な高位天使さん?」
「…っあ、やめろ!…お前が…それを…俺から外したからだろ!!…この悪魔!!」
「そうねぇ…私も知らなかったわ…あんたが手首にしていたこの腕輪がエンジェルリングで、
 人の魂を迎えにいく場合とかの特別なときにしか、光輪にしないものだっていうのは、聞いていたけど、
 まさかこれを外して、天使に快楽を与えてあげると、こんなに感じやすく、淫乱になるなんてね…」

171 :
「く…っ…あ、う…あぁぁっ! …返せ…よ! …このままだと…俺の感情と…魔道力をセーブできない…から…」
「…くくっ、だから何だっていうの?」
「…俺が本当に達して、気を失くしたら…天使の本能だけが残るから…あんたをしかねない」
「安心しなさいよ。まだまだ、当分この快楽に溺れてもらうわよ…ほら、ここ…この膣内…気持良いでしょう?
 でも、そう簡単に気を失うほどの快楽は与えてあげないわよ…
ほら…まだまだ、そうやって、ソコを大きく、硬くしたままで…私の膣内で感じ続ければ良いのよ!」

172 :
「…っ、ああああぁぁ!! あぁぁ!!」
「…ふふっ、ほら…後ろの門も私の尾で犯されながら、こんなに感じてるのに、まだまだ大丈夫でしょう?
 …天使の本能なんて…それが何だっていうの?」
「…やめろ! …天使の本能は…戮によって、この世界を淘汰し、永遠の安息をもたらすということ…
 だから…だめ…なんだ…俺みたいな高位の能力を持つ天使が…気を失くしたら…」
「っふ、この辺り一帯が貴方の能力によって、血と灰の海になるとでもいうのかしら?」
「そうだ」
「…っふ、ふふふ…っ、貴方にそんなことができるっていうの?
 …ほら、これから、最高の快楽をあんたに与えてあげるわよ! …やってみなさいよ!!」
「…うっ…あぁっ…っああああぁ!!!…も…やめ…ろぉ!!本気で…保た…な…ぐ…う…ああああぁぁ!!!」

173 :
保守
そろそろSSの投下が欲しいものよのう…
誰か生意気な少年天使×悪魔のお姉さま なんて組み合わせで書いてくれない
かなぁ…

174 :
>>173
僕らにできるのは待つことだけ

175 :
>174
此処で美しき天使と悪魔の降臨を待つのみ…ということですね

176 :
天使が舞い降りた

177 :
>>173
初心者が書いたようなのでいいなら書かせていただく

178 :
書いてくれるんなら悪魔にでも魂を売り飛ばそう

……ごめんやっぱり奥歯一本ぐらいで

179 :
>>167
GJ
天使と悪魔はパートナー

180 :
知らん奴の奥歯貰ったって嬉しくもない。そして悪魔はいない。天使は居るが。
プロット無しで書いた上に描写ボロボロなんで、ネタ切れ(笑)オーラ出てますがスルー。

「そーよそーよ、どうせあたしは使えない奴ですよー!」
 一人寂しく部屋で叫ぶ。ライバルの天使と喧嘩して、負けて、それが上の人たちに伝わったらしい。
 ついさっきお偉い人に呼ばれて、おっしゃあたしもそろそろ昇格? なーんて思ったら待ってたのは説教。
 最悪としか言いようがない。いっそのことあれだ、悪魔やめてやろうじゃないの、とか思ったけど後が怖い。
「あー……こんな時に慰めてくれる知り合いもいないし……もう嫌……」
 ベッドにダイブして、枕に顔を埋めてぼそぼそと呟く。やる気がなくなってきた。
 ふ、と人の気配を感じる。さっきまであたしが居たはずの窓際には――
「あははっ、いじけてやーんの。かっわいいなあお姉さん」
 部屋の中に勝手に入ってきている(開きっぱなしだった窓から入ったと思われ)天使。
 どうせ幻覚よ。苛々しすぎて嫌いな奴の幻覚が見えてるの。うん。そうよ。
 ……声まで聞こえるとなると重症だろうけどね。
「ちょ、お姉さん僕のこと無視? 酷いなあ。ほらほら、ねっ、みてよー」
 ウザイ。本当に。
 うろうろ周りを歩いたり飛んだりする若い天使。コイツにあたしが負けたなんて信じたくない。
「……なによ」
「あのねー、いいお知らせ持ってきたよ。僕ね、お姉さんのことが好きみたい」
「――は?」

181 :
>>180です
ちと出かけてくるんで続きが今日…書けるかな?って言う状態です。
御免なさい。

182 :
待ってるよ

183 :
>>180
期待

184 :
wktkしながら期待

185 :
規制?

186 :
悪魔を飼育する天使のハナシを書いてた者ですが
規制解除されたら投下したいです
ので保守

187 :
まじかぁああああああ
待ってる!

188 :
楽しみ

189 :
これは期待!

190 :
わぁいわぁい

191 :
悪魔飼育の人来てたー!
泣く準備する!

192 :
期待

193 :
何百年待ったか………

194 :
悪魔図鑑とか見てたら萌える

195 :
保管庫で悪魔飼育読んだけど
あれでENDってのもありそうだね

196 :
>>195ねぇよ!>>186で投下するって言ってんじゃん!!
約大雑把に1ヶ月たったけど…

ほす。

197 :
186氏の投下を待ちつつ、
流れが読めてない気もするが、
とりあえず保守を兼ねて投下
・天使(男)×天使(女)
・エロなし(濃厚な?キスのみ)
・導入部が長めかつ、ストーリーも全体的に長い
ので、ダメな方は「序章」をNGにしてスルー願います。

198 :
と剣を交差させる鋭い音が鳴り響く。
ここは、天使達が治める天使領の一角に設けられた武闘殿だ。
太古の昔から神の御心に従って、天界と地上の安穏を護り、正と負の力の均衡を司ってきた天使達にとって、自
らの能力を高めていくための武闘と魔導の鍛錬は欠かせない。
今、この中央闘技場で行われている大天使長ミカエルの補佐官アルシエルと次期大天使長候補として名高い大天
使ルシフェルの補佐官サタナキエルによる公開闘技もそんな鍛錬を兼ねた試合のひとつだ。
先程からアルシエルとサタナキエルの両者が激しく競り合い、お互いの剣と剣を重ねて鋭い音を響き渡らせる度
に、観戦席から大きなどよめきと歓声が沸き起こっていた。
「また腕を上げたね、アルシエル。
 君と対戦すると、いつも新たに色々なことに気付かされる。毎回、それが楽しみになっているよ」
先程から幾度となく互いの剣を交えて火花を散らしながら、激しい競り合いをしている最中だというのに、サタ
ナキエルはアルシエルに笑顔で語りかけた。
「君こそ腕を上げすぎだろう!
 …君がこんなに強くなったら…私がいくら努力したって敵わないじゃないか!!」
未だに落ち着いた、余裕のある態度を見せながら、自分と対峙していることを心から楽しんでいる様子のサタナ
キエルを前に、アルシエルは凛々しいアクアマリンブルーの瞳で相手をきつく相手を見据えながら言葉を返した。
そんなアルシエルの言葉を受けて、サタナキエルは再び目の前に繰り出される剣先を冷静に避けながら、先程と
変わらぬ笑顔で話しかける。

199 :
「そうでもないよ。先程から君と対峙しているけど、正直、私にも前ほどゆとりが無くてきついかな…
 このままだと、いつぞやの様に、僅かな隙を衝かれて、君に負かされるかもしれないなぁ」
「君が私に負けたのなんて、随分昔に1回だけじゃないか!
 それにあれから、こうして何回も闘ってはいるが…
 …いつも良いところまではいくけど…私が勝てた試しなんてないだろ!!」
アルシエルはそう言うと、自らの手に力を強く込めて剣を握り直し、瞬時にサタナキエルとの間合いを詰めて、
一気に剣を振り下ろした。
それとほぼ同時に、先程より一層激しい音と火花を生じさせながら、剣と剣がぶつかり合い、観戦している多く
の天使達からも大きなどよめきが上がった。
その思い切り振り下ろされたアルシエルの剣を自らの剣で受け止めたサタナキエルは、その剣で受け止めきれず
に腕から身体にかけて走った軽い衝撃に耐え、ほんの少しだけ顔をしかめた。
サタナキエルは、それから、互いに剣を交わしたままで、力で押し合うようなこの状況が、自分にとって不利な
形に傾かないよう、相手の力を受け止めることに注意深く気を配りながら、常日頃から相手に研ぎ澄まされた印
象を与えがちだと言われるその蒼いサファイアブルーの双眸をアルシエルに向ける。

200 :
「そうかな?
 俺は、貴方と対峙する度に、毎回、結構きついと思ってるんだよ?
 いつもぎりぎりのところで勝っている気がするし…なにより、魔導力そのものは君の方が上だしね。
 でもね、幼馴染で女性の君に負けるというのは、
 正直なところ男としては、かなり堪えるからね…それなりに努力はしてますよ!」
サタナキエルは、そう言うと、ほんの一瞬、微笑んだ後に、自らの剣にかけていた力を少しだけ緩めて、相手と
の力の均衡が崩れるように仕掛けていく。
その次に、互いに剣を交差させて、力で押し合うように組み合っていた状態から、自らの剣を素早く振り解き、
アルシエルの体勢を崩しにかかると同時に、自らの剣を大きく横に振り払った。
もちろん、横に振り払った剣とその剣から生じる剣風をアルシエルが咄嗟の判断で避けてくれることを計算に入
れての動きだ。
「…なっ!私が女だからとか、幼馴染とか、君が男だからとか!…そんなの関係ないだろ!」
アルシエルはサタナキエルが想定していたとおり、しなやかな身のこなしで、振り払われた剣の軌道を見事に避
けると、自らの体勢を立て直すために一旦、その身を引いて充分な間合いを取る。
それから、相手が予測していなかったような速度で再び一気に間合いを詰めると、上段から容赦なく剣を振り下
ろす。

201 :
振り下ろされる剣とその動きから生じた剣圧を防ごうと、サタナキエルが自らの剣を構えたのとほぼ同時に、互
いの剣が重なって火花が弾け、大きな音が辺りに響き渡った。
先程よりも少々不利な姿勢で、再びアルシエルの剣を受け止めたサタナキエルは、少し焦りながらも重ねた剣に
力をかけると、自分にとっては、不利になったその体勢を押し戻しつつ、アルシエルに言葉をかけた。
「いや、まあ、その…ね、
 正直なところ、俺自身に毎回、こんなにもゆとりが無くて、
 君と相対する度に、自分の素の部分が出ちゃうのはまずいとは思ってるんだよ。
 もっと冷静に対峙できるようにって、努力はしてるけど…自分の努力が君の実力に追いついていないね」
「自分の素の部分って…なんだよ!
 …君は…相変わらず、私とは、いつも本気の力で対峙してないかのような物言いをするんだな!」
アルシエルは自分よりも不利な体勢に置かれているくせに、まだ余裕ありげに微笑みながら言葉を交わすサタナ
キエルの様子に、軽い苛立ちを覚えながら言葉を返した。
それから、自分とって優位な形で組み合っている今の体勢を元に戻させないように、自らの身体を傾け、渾身の
力を込めて、サタナキエルが加えてくる圧力を押し返そうとしていく。
それに対して、サタナキエルは、アルシエルが全身の力を込めて自らに傾けてきた力をしっかりと受け止めると、
その体勢をほとんど崩すことなく、先程と変わらぬ笑顔の残る表情で言葉を重ねる。

202 :
「違うって…いや、だから大天使補佐官たる自分としてはね、
 余裕がなくてつい俺とか言っちゃったり、どちらかというと君のことを苛めたくなっちゃう性質なのを
 いつもこの場で再認識してるのはどうかな…と思ってたりするだけなんですけど」
そう言いながら、サタナキエルは更に確実に自身が優位に動けるような体勢へと押し戻していく。
サタナキエルは、お互いが相手をほとんど同じ形で間近に見据えるようになるまで、体勢を押し戻すと、アルシ
エルを正面からじっと見つめた。
そして、アルシエルの瞳にゆっくりと視線を合わせると、その距離の近さに動じる様子も無く、普段と変わらぬ
笑顔で微笑んだ。
サタナキエルのその表情に気をとられたアルシエルは、その視線を振り解くように、ほんの一瞬だけ、自らの視
線を正面から逸らす。
その一瞬だけ、そのとき確かにアルシエルに隙ができていたはずなのに、サタナキエルはむしろその距離感と掛
け合いを楽しんでいるかのようで、今、互いに剣を交えて組み合っているこの体勢を変えようという気配は全く
無かった。
アルシエルは、サタナキエルのそんな様子に気付くと、少し顔を上げ、先程よりも幾分苛立ちを顕わにした表情
で相手をきつく見据えるようにして、サタナキエルへと視線を返す。
サタナキエルの立ち振る舞いから、今、現時点においても、自分に対して、相手が相当手加減をしているのだと、
改めて認識させられている気がしたからだ。
アルシエルは、そのことに余計に憤りと苛立ちを隠せなくなっている自分を自覚すると、ため息をつきながら、
サタナキエルに言った。
「…サタナキエル…お前さぁ…本当に相変わらずだな…そろそろ、そんな口を利けなくしてやるよ!!」

203 :
「そうだね、そろそろ終わりにしようか」
サタナキエルがアルシエルの言葉を受けて、相も変わらぬ笑顔でそう答えると同時に、二人は互いに剣を交差さ
せて組み合っていた体勢を素早く振り解き、剣を振るうのに充分な間合いを開けた。
そして、次の瞬間にほぼ、同じタイミングで、それぞれが自らの剣を大きくなぎ払うようにして、魔導力を乗せ
た一撃を打ち放つ。
それに合わせて、アルシエルが上段から思い切り剣を振り下ろして打ち放った真っ白な閃光の束とサタナキエル
が斜め上段から剣を打ち下ろすようにして作り出した蒼く鋭い雷のような激しい光の二つの熱量を持った力が
真正面からぶつかり合い、それまでに無いほどの大きな光と轟音が一瞬にして辺りを包み込んだ。
同時に、互いのエネルギーから生じた強い風が容赦なく、切り裂くような勢いをもって、アルシエルとサタナキ
エルの周りに巻き起こり、砂塵が視界を遮っていく。
その強風と砂塵の勢いから身を護るために、アルシエルは、素早い動作で剣を横にかざすように構えると、自ら
が持つ魔導力を剣へと移しながら、その力を防護壁の代わりとして発動させ、それを楯にすることで、その場か
ら動くことなく、持ちこたえていた。
しかし、その次の瞬間、アルシエルが作り出した咄嗟に作り出した、その簡易的な魔導防護壁だけでは、避けき
れない程の新たな風と砂塵がアルシエルの周りへと吹き荒れると、その強い風の刃をまともに受ける形となった
アルシエルは、頬に引き裂かれるような傷を負い、その反動で、自らの体勢を崩しながら声を上げた。
「く…っ!…あぁっ!!」
「…ちいっ! 少し、しくじったか!」

204 :
自らの剣とその完璧な魔導制御力により、強風と砂塵を見事に防ぎきっていたサタナキエルは、アルシエルが傷
を負った様子を目にした瞬間、アルシエルの側へと咄嗟に駆け出していた。
そして、切り裂くような風がまだ収まりきらない中で、アルシエルを自らの腕の中へと掻き抱くと、その風の刃
と砂塵から庇うようにして、抱きとめる。
それから、剣の使い手としては、繊細かつ華奢な線を描くアルシエルの身体が、地面へと崩れ落ちて倒れ込むこ
とのないように、しっかりと支えると、サタナキエルは自らの身体と剣を楯にして、僅かな間ではあるが、かな
りの勢いを持って吹き荒れた強風と砂塵が完全に収まるのを待った。
やがて、一瞬の閃光とそれに伴って生じた轟音と強風が収束し、辺りを静寂が包む。
辺りの視界が再び開けていくなかで、サタナキエルは自ら腕の中に視線を移し、アルシエルの無事を確認した。
その視線の先に映ったアルシエルの様子から、片方の頬に軽い切り傷を負わせたものの、その他に大きな怪我を
させることが無かったようだと判り、サタナキエルはほっとしたようにため息をついた。
同時に、試合を観戦していた天使達の周りを覆っていた砂塵が収まり、視界を遮るものが徐々に無くなってくる
と、アルシエルとサタナキエルの様子は、観戦席からも確認できるようになっていた。
二人が無事であることが観戦席からも確認できるようになった瞬間、静寂に包まれていた闘技場内に、観戦して
いた天使達からの大きな歓声が沸き起こる。
サタナキエルは、その観戦席の様子に一度、目を遣った後で、自らの腕の中に抱いていたアルシエルへと視線を
戻した。
それから、アルシエルの頬にかかっていた、長いプラチナゴールドの髪をそっと払い、傷の無かったもう片方の
頬に手を軽く添えながら、声をかけた。

205 :
「…済まない、アルシエル、大丈夫か?」
「大丈夫じゃない…けど…君の頬にも同じような傷がついてるな、ほら、これで引き分けだな」
アルシエルは、歓声に包まれた中で、自らを支えてくれている、サタナキエルを見上げるようにして見つめなが
ら、相手の頬へと手を差し伸べて微笑んだ。
そのアルシエルの言葉で、自らも頬に傷を負っていたのだということに、改めて気が付いたサタナキエルは、知
らぬ間に自分の頬にあった傷を確認するために、自らの手元に握ったまま剣を、その剣先の扱いに充分な注意を
払いながら、腰に留めていた鞘へと収めると、差し伸べられたアルシエルの手の先に自らの手を伸ばした。
それから、その傷口に触れ、僅かに顔をしかめたが、自らのその傷については、それ以上あまり動じる様子もな
く、いつもと変わらぬ様子で微笑みながらアルシエルへと視線を返すと、聞く者を安心させるような落ち着いた
声で言葉を返す。
「…あぁ…確かに…これは痛いな…でもアルシエル、残念だけど、ほら、君の剣は今、君の手元には無くて、
 俺の剣はこうして俺…いや、私の手元にあるからね。私の勝ちだよ」

206 :

サタナキエルは、そう言うと、アルシエルの手元を離れて足元の地面に突き刺さったままの剣と、鞘に収めてい
た自らの剣へと視線を移した後で、再度、アルシエルの瞳に視線を戻すと、先程よりも一層、晴れやかな笑顔で
微笑んだ。
それから、もう片方の腕でアルシエルを抱き支えたまま、頬から手を降ろすと、その手で自らの剣を再び鞘から
抜き放ち、そのまま天空に向かって高く挙げた。
そして、試合の結果を見守っている大勢の観衆の前に差し出すようにして示しながら、真っ直ぐな視線を観衆の
方へと向ける。
そのサタナキエルの様子を合図にして、試合の勝敗を確認した観戦席の天使達からは、一斉に割れんばかりの大
きな拍手と歓声が贈られ、闘技場内はその大きな音に包まれる。
そんな観衆の様子を目にしたアルシエルは、改めて自らの負けを認識しながら、サタナキエルの上着を少し掴ん
で、まだ足元がおぼつかない身体を支えつつ、下を向いたまま声を絞り出すようにして言った。
「私は…また君に負けたんだな…」
「そうだね、少し残念だけどね…」

207 :
サタナキエルはそう言うと、自らの剣を振り降ろして地面へと刺した。
それから、アルシエルの額にやさしい口付けを降らせると、傷の無かったアルシエルのもう片方の頬に再び手を
軽く添えて、その反対側の頬にある傷へと自らの唇を滑らせる。
「…っ…痛! …い…たい…って!!…サタナキエル! 君はっ!…ボクに…何してるんだ!!」
アルシエルの抗議に満ちた言葉に全く動じる様子もなく、サタナキエルは、アルシエルを抱いたまま、自らの舌
で傷口から僅かに零れていた血を拭拭い去るように舐めた後、その傷口も同じようにゆっくりと舐め上げていく。
「…んっ、あ…ぁっ…や! …サタナキ…エル…!」
小さな吐息を混じえながら、自らの名を呼ぶアルシエルの声を聞いたサタナキエルは、自分へと抗う気持ちの所
為か、傷の痛みの所為かは解らないが、若干潤んだ瞳で見上げるようにして、自分を見つめているアルシエルに
視線を合わせて微笑んだ。
そして、傷の全く無くなったアルシエルの頬に手を添えたまま、言葉を返す。
「何って、君の傷を治しただけだよ?…それにほら…勝者への口付けと抱擁はこうして別に貰わないとね…」
サタナキエルは、しなやかなアルシエルの腰に回していたもう片方の腕にほんの少し力を入れ、先程よりも強く
アルシエルを抱きしめた。
「…なっ…何するんだ!! …サタナキエル…!」
アルシエルは、その動きに反応するかのように僅かに腰を逸らし、先程よりも更にサタナキエルを見上げるよう
な格好になったが、その表情と瞳に凛とした気を湛えたまま、相手を少しきつい表情で見据える。
それから、自らの腕に力を込め、サタナキエルの身体を押し戻そうとした。

208 :
「…何?…アルシエル、よく聞こえないよ?」
自らの腕で再びアルシエルを強く抱きしめながら、相手の抵抗をあっさりと抑え込んだサタナキエルは、そう言
ってから、ふいにアルシエルの顔に自らの顔を寄せると、その柔らかな唇へと軽く口付けを贈る。
それから、アルシエルの整った顎へと自らの手を添えて、少々乱暴なかたちでその唇を開かせるようにすると、
柔らかな口腔内をゆっくりと愛しむように深く口付けていった。
アルシエルは抵抗する間も与えられず、サタナキエルに身を預けるようにして、その少し性急な口付けと抱擁を
受け入れる形になり、そのことに動揺して身動きできなくなった。
それと当時に、二人の様子を先程からずっと見守っていた天使達からも、今までとは異なる意味でのどよめきが
起きた。
サタナキエルは、その周りの様子には全く構うこと無く、一層、口付けを深くするように、自らの舌をアルシエ
ルの口腔内の奥へと差し入れると、相手の柔らかな舌の感触を確認し、軽く触れるようにしながら、自らの舌を
這わせていく。
アルシエルは、そのサタナキエルからの行為を避けたいとでも言うかのように、敏感に反応して、自らの身体を
小さく震わせた。
そんな彼女の様子からも、アルシエルが未だに動揺を隠せない様子にあることをサタナキエルは充分に理解して
いたが、今、この瞬間に、自分と口付けたままでいるアルシエルを解放してやろうという気は、全く無かった。
それどころか、アルシエルが今、初めて経験している甘く、疼くような感覚を引き出していくために、自らの舌
を少し強引な形でアルシエルの柔らかい舌に更に深く絡めると、互いの舌と舌とが交わる、濡れた音をわざと少
し響かせて、その音がアルシエルの耳元に届くようにした。
それから、アルシエルの口腔内に再び優しく触れ、口腔内全体を愛しむようにして、濡れた音をたてながら、そ
の音の基となる唾液さえも舌先で掬い取った後で、アルシエルの整った歯列を丁寧に舐めていく。
そして、徐々に敏感さを増していくアルシエルの感覚を煽るように、その舌の動きから生じる、濡れた音を更に
響かせるようにしていった。

209 :
そんなサタナキエルの深い口付けを受けたまま、抗う力もなく、その腕に抱かれていたアルシエルは、自らの身
体の芯へと徐々に熱を持って生じてくる、生まれて初めて感じた、熱く疼くような感覚に、目眩さえ起こしそう
になっている自分に戸惑いながら、自らの意識を必に保とうとした。
それでも、サタナキエルから受けるその行為によって、余計に敏感になりながら増していく、この甘く疼く感覚
は、自らの意識を保とうとすれば、保とうとする程に、今、自らの力で、全く押さえることが出来ないものなの
だと自覚させられているような状況に置かれていることを思うと、アルシエルは、涙を零しそうになった。
「…っ…あぁ!! …や…っ…!!」
自らの腕の中で、アルシエルの身体から抵抗する力が徐々に無くなっていくことを認識したサタナキエルは、ア
ルシエルの唇を一度、ふいに解放すると、先程とは明らかに違う気持ちに揺れて、涙に潤むアルシエルの瞳を見
つめながら、微笑んだ。
それから、動揺したままで、抵抗することを全く忘れているかのような状況にあるアルシエルの耳元にそっと口
付け、甘く噛むと、今、おそらく、アルシエルが感じているであろう、身体の芯が熱を帯び、疼いていくような
感覚を再び煽るように、耳元での小さな口付けを繰り返す。
「…んっ…あっ!!…や…!」
相手から快楽を与えられることを意図とした口付けなど、今までに一度も、誰からも受けたことが無かったアル
シエルは、サタナキエルから受ける初めてのそんな口付けに戸惑いながらも、無意識に先程よりも艶めいて切な
げな吐息をあげていく。
「…あぁぁっ!!…や……だ…!」
アルシエルは、先程よりも更に強く生じた、甘く、疼くような感覚が、自らの身体の中心で再び熱を帯びていく
ことを感じながらも、自らの意識を何とか保っていたが、サタナキエルの腕の中で、新たな感覚に染められてく
自分を本当にどうすることも出来ないのだと、実感すればする程、泣きたくなるような気持ちで一杯になった。
そんな気持ちの中で、アルシエルは、僅かに残る力でサタナキエルの腕を力なく掴み、ようやく身体を支えるよ
うにして、自らの耳元から背中へと走っていく甘く鋭い感覚に耐えながら、サタナキエルに対して再び抵抗の声
をあげる。

210 :
「…も…や…だ…サタナキエル…っ…やめ…ろっ!」
「…嫌だ」
サタナキエルは、アルシエルの耳元でそう言うと、自分の腕に頼りなく添えられた腕に構う様子もなく、アルシ
エルの口元に自らの手を添え、その唇を軽く割って、もう一度、口付けた。
それから、アルシエルの整った歯列に、自らの舌で軽く触れると、アルシエル自身が更に唇を開き、先程と同じ
ように、サタナキエルの熱い舌を口腔内へと深く受け入れていくようにと、仕向ける。
「…ふ…あぁ…っあ!…やぁ…あぁっ…!!」
アルシエルが小さな吐息交じりに、唇をほんの少しだけ、再び開いたところを見計らうと、サタナキエルは、多
くの天使達が見ていようとも、全く気に留めること無く、何の躊躇いも無いかのように、自然な流れるような所
作でアルシエルを抱きしめる腕に力を入れた。
同時に、アルシエルが顔を反らすことなど出来ないように、その頭をかき抱くようにして口付け、自らの舌をア
ルシエルの口腔内へと、少し荒々しくも思えるような形で差し入れていく。
そして、先程、初めて交わした口付けの時よりも、少し性急に互いの舌と舌を絡ませると、アルシエルの口腔内
全体を味わうように舐め上げながら、口付けを一層深くした。
それから更に、次第にその口付けで、互いの唾液が口腔内で混ざりあい、相手の喉を潤すような濡れた音を立て
ていくまで、丁寧に舌を使いながら、口腔内を余すところなく、先程よりも時間をかけてゆっくりと、深く深く
愛撫していった。
「…っや! サタナキエル…も…本当に…やめ…ろぉっ…!!」
今までに経験したことのない、言いようもなく、甘い快楽に満ちた感覚に、完全に支配されていきそうになった
アルシエルは、再びサタナキエルから唇を解放された瞬間、自らに残された渾身の気力をもって、残っていた僅
かな力の全てを賭けて、サタナキエルを退けようと、その頬を思い切り叩いた。
「いっ!―――― 痛あっ!!!」
次の瞬間、サタナキエルの頬を叩く、渇いた音と共に少々大袈裟にも聞こえるサタナキエルの声が闘技場内に響
いた。その様子に闘技場内の観衆からも再びどよめきが上がる。

211 :
サタナキエルの腕から逃れたアルシエルは、たった今まで自分が受けていた行為が、全て大勢の観衆の前で行わ
れていたのだということに改めて気付くと、そのための羞恥心から頬を真っ赤に染め、涙目になりながら、サタ
ナキエルをきつく睨みつけた。
「こ、こんなに…た、沢山の人が観てる前で何やってるんだ君は!!
 …普段からボクにこんな風にしたことなんか、一度も無かったクセにどうして…!!」
「…っ…痛ぁ!……ごめん、アルシエル、素に戻った君がかわいくて、つい…そのね…」
叩かれた頬に手をあてたサタナキエルは、アルシエルに視線を戻すと、まだ涙の滲むアクアマリンブルーの瞳を
見つめて微笑みながら、そう言った。
謝罪の言葉とは裏腹に、その表情には、少しも反省の色が見えない様子のサタナキエルから、自分も素に戻って
反応していたと、指摘されたアルシエルは、はっとしたように顔を上げ、サタナキエルの方を見て、言葉を返す。
「ば…ばかっ、そんなの知るか!!…私は…私は、もう帰る!」
まだ頬に手を当てたままで微笑むサタナキエルと視線を合わせたアルシエルは、先程よりも、余計に顔を真っ赤
に染めると、くるりと背を向ける。
その様子を見たサタナキエルは、自分に背を向けて、そのまま歩き出そうとしたアルシエルの手を引き、自らの
方に振り向かせると、相手を真っ直ぐに見据えるような視線を送りながら、アルシエルに話しかけた。

212 :
「…アルシエル、済まなかった。後で君の部屋に正式な形をもって謝りに行ってもいいかな?」
「ば…ばかっ…お前…そんな必要ないだろ! それに…そんなことっ、今、ここで聞くなっ!…帰る!!」
サタナキエルのその表情に、アルシエルは一瞬、戸惑うようにして答えると、サタナキエルの手を振りほどいて
再び背を向ける。
それから、背中に仕舞われていた、大きな純白の翼を出現させると、蒼天の空に向かって、翼を大きく羽ばたか
せながら、その身をふわりと中に浮かせて、空へと舞い上がった。
サタナキエルは、そんなアルシエルの様子を見上げるようにして声をかけた。
「解ったよ、後でもう一度、謝りに行くようにする」
「後で来るって…そんなこと、誰も承知してないっ!!」
その言葉に振り返るようにしてサタナキエルを見たアルシエルは、相手に向かって言い捨てるように答えると、
蒼く澄んだ天空へと更に高く羽ばたいていった。
サタナキエルは、アルシエルが空へと羽ばたいていく時に生じた心地よい向かい風でなびく自らの漆黒の髪を片
方の手でかき上げるようにして押さえると、空の上方を見上げるように視線を上げた。
そうして、アルシエルが去っていく様子に、改めてこの試合の終わりを認め、再び一斉に歓声を上げた観衆とと
もに、蒼い空の高みへと次第に遠ざかっていくアルシエルの姿を微笑んで見送ってから、観衆に背を向けると、
闘技場を後にした。
やがて、全ての歓声が消えた闘技場には、模擬戦用の剣が二振、地面に刺さったそのままの形で残されていた。
〈END〉

213 :
−以上、お目汚し失礼しました−
:続きは未定
:二人のうち、どちらかをエロを絡めつつ墜天させる予定で書き始めたのに、こんな結果に…orz
186様、投下を楽しみにお待ちしております−!

214 :
うああ…!すみません!…出だしからコピーミスをして1字欠けてました!
「序章」◇1の冒頭の書き出しは、「剣と剣を交差させる鋭い音が鳴り響く。」でした。
ああ…本当にすみませんでした…orz  

215 :
おお! 久しぶりのSS投下だ!!
地の文が丁寧に描写されてる分、ちょっと長いかな…
という印象を受けましたが、
後半部分の描写に萌えました!GJ!
エロを絡めた墜天…部分の投下もお待ちしてますよw

216 :
エロで堕天期待

217 :
投下乙
堕天にも期待してる

218 :
ほしゅ

219 :
今年も期待

220 :
隠れた良スレですな。

221 :
全ては天使と悪魔のお導き…
今年もこのスレへの天使と悪魔の降臨を期待

222 :
ほしゅ

223 :
悪魔飼育読みたいYO〜

224 :
あげー
悪魔飼育さんこないね…

225 :
     ,   λ,..,,λΨ ,
   /i\/ ・ω・ヽ|/i\
   ⌒⌒l::.:...    o⌒⌒
      `'ー---‐´l

226 :
もこもこした悪魔だな

227 :
こんなにモコモコしててかわいいが実は大悪魔な悪魔が、ロリ天使を拾って育てる

228 :
そんでもってまだうまく飛べないロリ天使とお出かけするときは
おなかにしがみつかせて飛ぶ

229 :
トトロw

230 :
お腹柔らかそう

231 :
SSかもーn

232 :
悪魔は尻尾が弱いように天使はわっかが弱点なんだろうか
いや、それはコメディだな

233 :
わっかを奪われると腹を下すんだっけ

234 :
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜

235 :
>>233まじか!

236 :
悪魔も酔っ払うのかね?
ベロベロに酔った悪魔に絡まれる天使とか

237 :
「悪魔、悪魔って忌み嫌われるあたしの気持ちが
あんたに分かるかよう!」
「うーん…それは、僕も天使以外のものに
なったことないんで…」
「いっつも全身黒ずくめだしさあ!
あたしも人間の女の子みたいに
ピンクのワンピとか着てみたいよう!」
「はあ」
「あんたなんか男のくせに
そんなフワフワした羽生やしちゃってさあ!
そういうのは物凄く可愛い美少女の
このあたしにこそ相応しいっての!」
「自分で言うとは…困った悪魔さんだ」
「うっうっうえぇ〜っ、もうヤダぁ〜悪魔なんてぇ〜」
「はいはい泣かないでくださいよ頼むから」
「飲みがたんないわ! 飲みが!酒持ってこーい!!」
「ああ、もう…ほら、鼻水たれてますよ。
せっかくの美少女とやらが台無しですよ」
「……」
「どうしました?」
「……て」
「え?」
「慰めてえぇ〜っ」
「わ! ちょっと! まっ(以下略

238 :
続きを熱望

239 :
面白いじゃないか

240 :
「ねえ、ねえ、そういえばさあ、この天使の輪っかって
 一体あんたたちにとってなんなの?」
「う……い、言えるわけないじゃないですか、そんなこと」
「あれぇー? 動揺してる? 天使、もしかして動揺してるー?」
「いいから、どいてくださいよ。重いし暑いし、酒くさい」
「ふん、そんなこと言って……顔真っ赤にして、心臓ばくばくいわせながら
 吐くセリフじゃないわよ」
「顔が赤いのも動悸が激しいのも酒を飲んだからで…あっ!?」
「んふふふぅ〜天使の輪っか、奪っちゃったあ〜」
「やめてください! 返して!」
「へえ〜こんなふうになってんだあ。ちょっと暖かいのね…ふふっ、震えてる」
「ああっ、胸の間なんかに挟まないでくださいよ! か、感触が……」
「え? 感触伝わるんだ〜。うふふふ、ねえ、これってもしかしてあんたたちの…」
「……っあ!」
「んふ……ちゅ…んむ……はあ……ねえ…もしかして、きもち、いい?」
「〜っっ!!」
「うふふ……そんなに身を捩じらせちゃって。あんたのそんな顔、初めて見た」
「かっ、返して下さい!! 頼みますから、悪魔さん! ほんとに、もう、限界です!!」
「限界って、何の限界なのぉ? これがないと理性が保てない、とか…?」
「それがないと僕たちは…」
「輪っかがないと天使は?」
「おなかが下るんです…っ……あぁぅっ、もう…げんかいだっ…」
「早く言え」 

241 :
すまん、あげてもうた

242 :
下るネタで上げるとはこれ如何に

243 :
保守

244 :
保守

245 :
神様……そこにいるにですか?
今、私の目の前で悪魔が……救いを求め、改悛の涙を流しているのです。

……私は……あなたが言うところの純粋な救いを望む者のために……
…………この身体を差し出すべきなのでしょうか?

……… 儚くも永遠に続く、快楽という名の救い届けるために ………

―――― そして、これから、今、私は墜天使になるのだ ――――

246 :
保守

247 :
ほしゅ

248 :
天まで届け!age

249 :
保守

250 :
天使♂×悪魔♀に萌える。悪魔がドジっ子というか頭弱いと良い。
それで天使がサドッ気のある腹黒・鬼畜なのに全くそう見えないのが好きだ。
天使が手のひらで悪魔を転がしてるのが好きだ。
でも最近悪魔♂×天使♀も好きだと気付いた。つまり全部萌える。
ええいこのスレは続きが気になる作品が多すぎる!焦らしプレイとか悪魔か!

251 :
俺は悪魔♂×天使♀の純愛が好き
悪魔♂がツンデレだとなおいい

252 :
>>251に触発されて書いてみた。
悪魔♂×天使♀で、これから12レス投下します。

253 :
「ん……あっ……嫌ぁ……ああっ!!」
彼女は、もう何時から始められたのかさえ思い出せない程の快楽の果てで、声を上げた。
先程から、ずっと、目の前のこの男に快楽を与え続けられているにもかかわらず、その男から受けるこ
の行為には、一向に終わりが見えないようにも思えた。
「……も……許して……」
「本当に、良い声で啼くなぁ……でもね、まだ君を許すつもりなど、更々無いよ。
今も……ほら……こんなに感じながら、心の中で、誰の名を呼んでいた?
それは許さないと最初に言っただろう?……君には、まだまだ……お仕置きが必要なようだね」
短く整えられた銀色の髪と同じく、アイスブルーの色味を帯びて冷たく輝く瞳と釣り合う程の美しい
容姿を持つその青年は、彼女を目の前でそう言って、冷酷に微笑んだ。
それから、つい先程、自らのものをあてがい、その白濁した精液を放ったばかりの彼女の秘所へと、
自らの指を乱暴に捩じ込むようにして、再び差し入れた。
「ほら……君の此処は、まだ、こんなに濡れているんだろう?。
……ついさっき、俺のものを受け入れてから、
また達しそうになったばかりだというのに、まだ物足りないらしいな。
……俺の指を咥え込むようにして、まだこんなに締め付けてるじゃないか。
……おまけに俺の腕にまで、零れる程、君の此処から溢れ出る蜜が滴り落ちてるんだけどね……」
「嫌っ! ……も……止めて……」
彼女は、先程から、その青年から与え続けられる快楽に、ずっと喘ぎ続けていた。
しかし、彼女がその菫色の瞳から涙を零し、快楽から逃れようとすればする程に、細くしなやかな曲線
を描く彼女の腰は、濡れた音をたてながら、無意識に揺れていた。

254 :
「ほら、嫌じゃないだろう? ここで、こんなに感じているのに、嘘をつくのはいただけないよなぁ……
……やっぱり、君には時間をかけて、まだまだ色々と教え込まないと駄目かな」
青年は、そんな彼女の腰をもう片方の腕で抱くようにして、その束縛を強めると、彼女が快楽から逃
れようとしていた、その腰の動きを止める。
そして、その言葉とともに、彼は彼女の腰に置いていた自らの手で、彼女の華奢な背中の窪みをな
ぞるようにして、肩甲骨へと指を滑らせた。
それから、肩甲骨の側に在る、小さな窪みに指をかけるようにすると、そこに強く力を入れて、彼女の
背中を掴む。
「……きゃあぁっ!!!」
その瞬間、彼女は、彼の腕の中で、叫ぶように悲鳴をあげながら、身体を大きく反らせた。
「くくっ、痛いか? そうだろうなぁ……ここは、君の大切な翼があるところだもんなぁ……
でもね、そうやって、翼を封じたままでいると、もっと痛い目に合わすよ……解ってるだろう?
 ……ほら、君の翼を拡げてごらん」
「う……く……」
彼女は、その青年の言葉に従って、瞳を涙で一杯にしながら、自らの魔道力で、今までその背中に
封じていた純白に輝く翼を出現させる。
その美しい翼は、彼女が、その身体を束縛されているベッドから、ほんの少し、身体を浮かせるように
した瞬間、周囲に真っ白な小さな羽根を舞い散らせながら、瞬く間に彼女の背中へと出現していた。
それは、彼女の菫色の瞳と、絹のように滑らかな漆黒の髪に彩られた華奢で美しい容姿に加えて、
彼女が、天使の中でも稀に見る純粋なる魂を備えた者であるのだということを立証するには、十分な
輝きを備えたものだった。

255 :
「……どうりで……さっきから、あんなに穢してやっても墜ちない訳だな。
これだけの聖属性の気を兼ね備えた翼を持ってるなんてね……これからも、色々と楽しめそうだ。
君が本当に、あの高位天使……ザドキエルの妹君、リディシエル殿だったとはね……」
「言ったでしょう、兄上を助けてくれるなら……兄上に手を出さないなら、何でもするって……」
リディシエルと呼ばれた少女は、先程から自らの身体を凌辱し、弄び続けている、その男に鋭い視線
を向けながら言った。
「ふうん……さっきからの俺との行為で結構、感じやすくなってきた割には、まだ余裕があるなぁ。
でもね、君がその美しい、生まれたままの姿を俺の前に晒しながら、
そんな風に気丈に振舞っていても、何の意味も無いよ。
まして、あんたの大事な処で、俺の指をこんな風に美味しそうに咥え込んだまま、
芳しい蜜を溢れさせてるんだからな……」
「っあ、あぁっ!! ……嫌あぁっ!! ……もう、止めて……」
彼女は、自らの膣内に差し込まれた青年のしなやかな指の動きに勝手に反応し、自らの身体に生じていく熱い疼きに必に耐えようとして、思わず青年の腕を掴む。
「おや、もう、降参かな? まあ、君、ついさっきまでは、処女だったし。
まだ全く、躾が済んでないからね……これから、もう少し、楽しませてもらおうかな」
青年は、そう言いながら微笑むと、彼女の狭い膣内の更に奥深くへと複数の指を一気にねじ込むよ
うにして進めながら言った。
「……えっ、きゃあぁあ! あっ! ……嫌ぁあ!!」
彼のその指の動きは、先程まで彼女が受けていた快楽を与える為だけに施されていたものとは異な
るもので、彼女は、悲鳴を上げながら、その華奢な身体を震わせた。

256 :
「あ、ごめん、さっき、処女膜を破ったばかりだったよなぁ……これは、ちょっと痛かったかな?
 じゃあ、もう少し、優しくしてやるよ、ほら、さっきみたいに、感じながら、泣き叫ぶといい」
「ああっ……んう……ふ……嫌ぁ……!!」
彼女は、自らの膣内に差し入れられた、彼の指が、快楽を与える動きへと変わった途端に、彼女は、
先程の悲鳴とは、異なる艶めいた声を上げた。
彼女は、先程から彼に執拗に弄ばれるうちに、その指の動きがもたらす快楽をその身体で覚え始め
ている自分に気づくと、今までも流していた涙を余計に止めることができなくなった。
彼は、そんな彼女の様子を冷酷に見つめながら、その指の動きを更に強める。
「さっきも言っただろう?
……お前、俺の指をこんなに締め付けながら、今、ものすごく感じてるだろ……
こういう風にされるのは、もう、とっくに嫌じゃ無くなっているくせに……
だけど、お前が素直に感じてるんだって、言わない限り、この快楽からは、逃してやらないよ……」
彼は、細い腰を再び無意識に揺らし始めていた彼女の耳元で、そう囁くと、その指をわざと少し、緩
慢なリズムで動かようにした。
それから、彼女の柔らく形の良い胸へともう片方の手を当てると、まろやかな膨らみを揉みしだくように
してから、その頂にある桜色に染まった、小さな突起を摘んだ。
「……ん、きゃあぁあっ! ……嫌ぁあ!!」
胸の頂を少し強く摘まれた瞬間、彼女は、それに敏感に反応して、声をあげた。
その声を聞きながら、彼は一層締め付けてくる彼女の潤んだ膣内から、一度指を引き抜いた。
そして、先程、意識を失う直前の状態にまで落とし込み、弄ってやった際も、彼女が最も敏感に感じ
ていた小さな花芯へと指をあて、ゆっくりと動かし始めた。
それと同時に、彼女の胸を先程よりも、強く揉みしだきながら、胸の突起を掌で擦るようにして弄ぶ。

257 :
「……ふ……あぁあっ!! ……嫌ぁ!!」
「お前さぁ……見た目と違って、本当に可愛くないなぁ……さっきも一回、これで達しかけただろ。
もう、意地を張っても無駄だと思うけど」
彼は、そう言いながら、また彼女を絶頂の一歩手前まで導くと、再びその手を止めた。
もう先程から、ずっと、彼は、こうして幾度となく、彼女を絶頂の一歩出前まで、導きながら、彼女が気
を失うことを決して許さなかった。
「さて、今、この状況の中で、君は、俺の名前を呼べるかな?
 そうしたら、君と俺とののこの情交をもう少し、早く、終わりに近づけてやるよ」
先程からずっと、彼女を凌辱し、弄び続けているにもかかわらず、自らは、それに全く溺れている様子
も無い青年は、冷酷に微笑みながらそう言った。
「……嫌ぁあっ! ……ラグイエル!! ……もう、止めて! ……お願い…!!」
その呼びかけに対し、彼女は、朦朧とした意識の中で、無意識にその青年の名を呼び、懇願してい
た。
先程、青年が無理やりに近い形で、彼女の純潔を奪ってから、その快楽の高みに押し上げられたま
ま、ずっと果てることを許されていなかった彼女は、自らの意思を保つための意識の限界をもう、とっく
に超えていた。
「はは、俺の名を呼びながら、お願いすることが、ようやく出来たじゃないか。
ま、ここまでしておいて、焦らすなんて、ちょっと可哀想な気もするけど……君が本気で俺を主だと認め
てくれるまでは、終わらせることなんか、出来ないかな……」
彼は、そう言うと、彼女の身体を愛しむように、愛撫していた手を一旦、止めると、その手で、真っ白な
彼女の翼の根元を再び強い力をかけて掴んだ。

258 :
「……きゃあぁあぁあっ!!! 」
彼女がその激痛に耐えかねて、先程よりも一層、大きな悲鳴を上げた瞬間、青年は、その少女の泣
き濡れた顔を自らの正面に振り向かせた。
そして、彼女のその華奢な身体を押さえつけるようにして、覆い被さるようにしていたその姿勢のまま、
その瞳を見据えるようにして、微笑みながら言った。
「さあ、リディシエル、遊びは終わりだ!
お前は、今、此処で、再び我が名を呼び、我を主とするのだから。
それを受け入れられないというのなら、お前の愛しむ全てを今、此処で打ち滅ぼすことになるな」
「この……悪魔っ!!」
リディシエルは、何も身につけていない、自らの身体とは対照的に、漆黒の装束をその身に纏ったま
ま、今、自らの身体を押さえつている青年――ラグイエルという名の悪魔を目の前に、憎しみに満ち
た紫水晶色の瞳で睨みつけた。
その銀色に輝く瞳の美しい青年の姿をした悪魔は、リディシエルからの激しい憎しみに満ちた視線に
も、表情ひとつ変えることなく言った。
「俺は悪魔だよ。お前にも初めから、そう言っていただろう。
 そして、お前は、それを知っていても尚、俺の処へと助けを求めに来たのだからな。
 同胞である筈の大天使アクラシエルに捕えられたお前の兄を
それ相応の代償を払ってでも、救うためにな。
もっとも、俺から見れば、実兄に対して、特別な感情を抱いている、
お前の方こそ、悪魔である俺よりも余程、魔に魅入られた者に見えるがね。
さて、リディシエル、
君は、我が従僕として、俺の基に下らない限り、君の愛しい兄上を救うことなど出来ないよ。
さあ、俺にこんな事までされた上に、全てを失う結末と、
俺の従僕に下る方と……君はどちらを選ぶのかな?」

259 :
自らの目の前で、穏やかにさえ見える表情で、冷酷に微笑んでいる悪魔の言葉に、リディシエルは、
今、目の前にいるこの悪魔が、自らの身体を彼に捧げろと言った、その言葉の意味と重みを自分自
身が、完全に軽く見ていたのだと、絶望的な気持ちになりながら悟った。
それでも、その真摯な想いをたたえ、紫水晶の色味を帯びた瞳の視線をその悪魔へと真っ直ぐに向
けて言った。
「……それでも、私は兄上を救いたい。ラグイエル、私は、貴方を私の主とする……から」
「そうか、では、その証を改めて君の身体に刻んであげるよ」
ラグイエルは、そう言うと、彼女の身体を引き寄せると、その額に軽く口付けた。
それから、彼女の胸元へと同じように軽い口付けを贈り、その口付けを少しづつ、柔らかい下腹部か
ら、彼女の秘所へと移していく。
「……ん……ああっ! ……そんなところ……嫌ぁあっ……あぁあっ……!!」
彼の腕が、彼女が両膝を合わせるようにして閉じていた、内腿へと割り入れられ、その秘所の花芯へ
と口付けられた瞬間、彼女は、今まで、必に堪えていた声を抑えることが出来ずに、艶めいた声を
あげた。
ラグイエルは、そんな彼女の様子に構う事なく、濡れそぼる花芯周りに溢れる蜜を自らの舌先で掬い
取るようにして舐めてから、彼女の蜜壺の奥へと舌を差し入れた。
「ふ……ああっ!! ……も……いや……ああっ!!」
先程から受けていた、どの愛撫とも異なる、彼の舌先がもたらすその感覚に、リディシエルは、完全に
声を抑えることができなくなっていた。
それでも、ラグイエルの愛撫に抵抗するかのように、もう、全く力の入っていない手を彼の頭へと置く
と、銀色の髪をつかもうとするかのように頼りなく動かす。
そのリディシエルの仕草に気付いたラグイエルは、自らの唇を一旦、彼女の秘所から離した。
それから、彼女の身体へと覆い被さるようにしたまま、彼女の潤んだ紫水晶のような瞳を見つめ、そ
の涙を拭うように柔らかな頬へと軽く口づけた。

260 :
「……や……なんで……急に……そんなに優しくするの……」
「いや、すごく苛めてるけど……まあ、一応、君は初心者だからね……」
リディシエルから不意に問いかけられたその言葉に対し、ラグイエルはそう返事をすると、彼女の艶や
かな唇へと再び幾度か優しく口づけてから微笑んだ。
「……さてと、これから、本当の主が誰か、君の身体にしっかりと刻みこんでやるから、覚悟しなよ」
ラグイエルはそう言うと、リディシエルの潤みきった秘所へと自らのものを宛がい、その熱い膣内へと、一気に押し進るようにして、彼女を貫いていく。
「……あぁあぁあっ!!!」
彼女は、自らの狭い膣内へと一気に侵入してきた熱い塊がもたらす痛みに耐えきれずに、細い身体
を弓なりに反らしながら、悲鳴をあげた。
「……っ……さっきもそうだったけど……君の膣内は、やっぱり狭いな……」
先程、その純潔を無理やりに奪った時と、ほぼ変わらない位の悲鳴をあげながら、リディシエルが痛
みを堪えている様子を目にしたラグイエルは、彼女に合わせて、自らの身体を少しゆっくりと動かすよ
うにして、徐々に彼女が快楽を感じていくペースに合わせてやる。
「ん……ふ……あっ、や……あぁっ!」
それから、リディシエルの呼吸が少し落ち着つき、彼女が再び快楽に反応して、艶めいた小さな声を
上げ始めたことを確認すると、ラグイエルは彼女に対して優しい声で呼びかけた。

261 :
「リディシエル……君の新たなる主は誰だ? そして……君は、今、何を感じている?」
「……や……ラグイエル……これ……気持ち……い……」
リディシエルは、自らの下腹部の更に下の方から押し上げてくるような痛みが、ほんの少しずつ、治ま
っていくのに合わせて、ラグイエルが与える新たな快楽へと包まれていく。
そして、その快楽のなかで、思わずそう、声をあげた。
その声を聞いたラグイエルは、更なる快楽の中へと押し流されそうになってゆく、リディシエルの残り少
ない意識へとたたみ掛けるようにして、問いかける。
「おや、リディシエル、君……随分と素直になってきたじゃないか。
君、実は、もう、さっきから、ずっとこうして欲しかったんだろう? 
そうやって、最初から素直におねだりしてくれてれば、もう少し優しくしてあげたんだけどね……。
ん? リディシエル……君、俺にどうして欲しいの?」
「……っぁ、ラグ……これ……して……」
「聞こえないよ?」
ラグイエルは、彼女の耳元で、そう囁くと、彼女を焦らすように、わざと浅く、緩慢な挿入を繰り返しな
がら、リディシエルの言葉を待った。
リディシエルは、彼のその行為に焦れたように、自らの細い首を小さく左右に振りながら、声を震わせ
て言った。
「……お願い……これ……もっと……して欲しいの……」
「良くできました。と言いたいところだが、全然、伝わんないなぁ……まぁ、君、初めてだからね。
今は勘弁してあげるよ」
自らの顔を真っ赤にして、泣きそうになっていたリディシエルに対して、ラグイエルは事も無げにそう言
った。そうして、それと同時に、彼女の狭い膣内を攻め立て、打ちすえるようにして、再び自らの腰を
強く動かし始める。

262 :
「あっあぁ!!……ラグイエル……い……あぁっ!! ん……ふぁ!!」
「くくっ、当たり前だろう。俺が、今与えている快楽の全てを感じられるようにしてやってるんだから!」
「ん……は……あぁあんっ、もう……や、気持ち……いい……の!!」
リディシエルは、ラグイエルが彼女を確実に絶頂へと導くように、攻め立ていくのに合わせるかのように
して、無意識のうちに自らの腰を揺らし始めていた。
そして、徐々に、それだけではなく、ラグイエルが自らの膣内に幾度となく打ちすえる、熱いものが動く
度に、それを締め付けるようにして迎え入れるようになっていく。
そして、そのリディシエルの熱く潤んだ膣内は、ラグイエルが彼女に与える快楽に比例するように、彼
自身にも、灼熱を帯びた、熱く滾るような心地良さを与えていく。
「……っ!
……リディシエル、さっき、初めての時も言ったと思うけど……もう少し力を抜いてくれないか」
リディシエルは、ラグイエルのその言葉に、ほんの一瞬、振り仰ぐようにして、いつの間にか、彼女自
身の身体に余分な負荷がかかり過ぎないようにするかのように、しっかりと抱き留めてくれていた、そ
の悪魔の方へと、視線を向けた。
そして、ほんの少しではあるが、自らと同じように、切なげな表情をしたラグイエルの様子に初めて気
が付くと、驚いたように彼を見つめた。
「……何?」
「……ラグイエルも、気持良いって、感じてるの?」
「な……お前っ! ……ば、馬鹿か!? ……感じなかったらこんなことしないだろう!
まあ……前は、もう、俺の従僕だからな……お前が望んでいた絶頂に連れて行ってやるよ!」
ラグイエルは、リディシエルのその様子を目にしながら、呆れたようにそう言った。
そして、その言葉と同時にラグイエルは、リディシエルの腰に手を添えると、ひと際強く、突き上げるよ
うにして、彼女の膣内を一気に貫き、再び攻め立てる。
「ふ、あぁあぁあっ!! ……ラグイエル、ラグイエル!!」
「……っあ!! リディシエル、そんなに俺を締め付けるな!!」

263 :
彼女の狭いそこは、潤んだ蜜の音を響かせながら、彼の動きに合せて、ラグイエルのものを温かく包
み込むむように、きゅうきゅうと締め付けていく。
「……ああっ、気持ち……いいの! 私……も! ……もぉ……だめぇっ……いい……の!!
ラグイエル、私……もぉ!! ……あぁあぁあっ!!」
リディシエルは、一際高い声を上げて、ラグイエルの名を呼ぶと、その意識を失いながら、果てた。
その彼女の様子を見届けたラグイエルは、彼女の膣内へと自らの精を放つと、リディシエルの頬へと
自らの手を添えて微笑み、既に意識を無くした彼女の額へとキスを贈った。
それから、彼女の安らかな寝顔を見つめながら独りごとを言った。
「これだけ穢してやっても墜ちないとはね……
全くコイツには、どんな高位聖霊の加護が付いてるんだか……まあ、これからが楽しみかな……」
−end−

264 :
投下終了
やっぱりエロは難しい…

265 :
おお、久しぶりの投下だ!
エロくて良し!
またの投下を待ってるよ。

266 :
GJ!

267 :
GJ!!
もっと落してやりたくなる感じですね

268 :
ここって絶対天使×悪魔?
途中に人間を挟んでもいいかな

269 :
いいと思うの

270 :
>>264
GJ!
天使めちゃ可愛いわ悪魔はツンデレで可愛いわでニヤニヤした。

271 :
降臨期待age

272 :
保守

273 :
エルシャダイのルシフェルがビニ傘天使だったので保守ついでにageておく
ああいう感じで現代社会に溶け込んでる天使とか悪魔は滾るよなぁ

274 :
キャバ嬢とかホストに化けてる悪魔とか
日中は公務員で夜になると悪魔を狩る天使とか?

275 :
>>246
この写真は去年か一昨年くらい

276 :
誤爆

277 :
>>268-269
凄い亀レスだけど、こういうの?
少し前に天使じゃないけど悪魔が聖職者を陵辱して…というSSがあったので紹介
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1242637172/

278 :
>>197さんの「序章」って去年の投稿なんだね。
余裕綽々の天使♂ が女の子天使をいじめるっていいね。
延々とキスするだけでも萌えるもんだね。続きが読みたかったなあ。
>>264さんのようなツンデレな悪魔♂もかわいい。
あー愛があるのが読みたい。

279 :
保守

280 :
>>278
レスありがとー!
このSS、当時は、
この後、
二人のまともなエチーを絡めつつ、互いがその絆を確認し合った後、
数日も経たないうちに、アルシエルがサタナキエルの宿敵の天使に凌辱され、
サタナキエルがその怒りのあまり、その宿敵を葬り去り、自らが堕ちる
同時進行で、アルシエルの上官のミカエル様も禁忌に触れることになってしま
うことになると解っていながらも、自らの想い人に手を出し、そのミカエル様
をある意味で庇う為に、サタナキエルの上官のルシフェル様も堕ちる
アルシエルは凌辱され、酷い目に遭うが、サタナキエルとミカエル様が間一髪
のところで救いに入るので、なんとか一命を取り留めるも、意識を取り戻すこ
との無い状態に
そして、ミカエル様は、禁忌に手を染めたその罪によって幽閉されることとなり、
幽閉されたその場所で、自らの所為で堕天したルシフェル様もとい、ルシファー
と名を改めた魔王からの定期的な監視―監視の度に行われる凌辱―という形での
彼の愛を徐々に受け入れてゆくことに
また、堕天してサタナキアと名を改め、悪魔となったサタナキエルは、ある日、
偶然、足を運んだ天界の園の片隅で、アルシエルの面影を宿す無垢な少女のよう
な天使に出会う―

>>148
そして、その天使の少女は、ある日、サタナキアとアルシエルの関係を知り、
自らの命をもってアルシエルを覚醒させようとするのですが……
なんて、壮大な(?)ストーリーが出来ていたのです
設定があまりに広がりすぎて書けなくなってしまいましたが、いつかこの時の
設定を活かしつつ、SSが書けると良いな−なんて思っています
妄想吐き出し失礼しましたー
では、またー

281 :
保守

282 :
おお、>>197さん生存確認。
そこまで壮大だと、一本の物語として完結後にまとめてじっくり読みふけりたいなー。
とりあえず、アルさんとサタさんの勝負その後が気になる。
あの後アルさんがどう攻略されたかがとても読みたいです!

283 :
>>282
再びのレスありがとー!
このほかにもいくつか天使と悪魔なネタがあるので、
またそのうち、SSにできるとと良いなーとは思っているので、
期待しないで待っていてもらえると嬉しいです。
では、またー
どうぞよろしくー

284 :
良いネタは無いかと思って適当な天使紹介サイトを巡っていたのだが
最下級の天使って「アイ、ロボット」のNS-5みたいな奴らなんじゃね?という伐とした発想に至ってしまった。
下っ端天使はひたすら大量生産されて使い物にならなくなるまで酷使、壊れたりしたら新しい奴と即交換
堕天して反抗されると面倒だから悪魔に襲われたら即自決、無論当の天使たちはそれが当然だと刷り込まれてる
でも時には廃棄直前の天使がうっかり逃げ出したりして堕天使に拾われる→飼い主とペットみたいな関係になる、とか。

誰かコレに上手いことエロを絡めて話を作っておくれ……
自分で書くとどうしても驚きの健全さになるんだ……エロスハムズカシイネ

285 :
真女神転生の(II辺りが特に)下級天使は、まさしくそんな感じの解釈だったな
適当に画像検索したら、幸せになれるかもよ

286 :
ほしゅ

287 :
投下します。
短い物で、エロ少な目、ギャグ多目。

288 :
ここまで来れば大丈夫でしょうか、このまま彼女も諦めてくれる事を願います。
あ、コレは失礼申し遅れました、私は――。
「あ! 見つけた!!」 はい、見つかりました。
「こんなとこに隠れていたの、道理で見つからないわけだわ!」
そう言うとツカツカと彼女が近づいてきます。
「私に見つかったのが運の尽きよ! さあ、覚悟なさい! 」
彼女は左手を腰に当てながら、右手の指をわたくしに『ビシリ!』と、突きつけます。
天界では人に指を突きつけてはいけないと習わないのでしょうか? 残念です。
金色の髪を頭の横で二つに結び、真っ白なワンピースは背中の部分が大きく明き、
ソコからは真っ白な羽が二枚はえている、所謂天使という存在で。
彼女達言う所の『悪魔』である私を倒そうとしているらしいのです。
ヤレヤレ。
「何ごちゃごちゃ言ってるの? あんたはさっさとワタシに退治されちゃえばいいのよ!」
退治される方の身にもなってください。 大変なんですよ?
「なによ〜、さっきからやる気ないわね〜『テメエをぶっして神の野郎のちんぽを食いちぎってやるグヘへ』とか言えないの?」
何ですか、女の子がハシタナイ……。 そんなアニメみたいな声で下品な言葉はお止めなさい。
「誰がアニメみたいな声よ!! まあ良いわ、華麗な妙技でアンタをヤッツケテ神様に名前を貰うんだから!!」
どうやら名前も無いほどの新人さんみたいです、ほんとに困った物です。
「行くわよ!! 超必技!!! エクストリーム・スーパー・スペシャル・サンダー!!」
まるで子供向けアニメのヒロインのような声で彼女が叫ぶと空からゴロゴロと雷が落ちてきました。
夕立でしょうか? 村の人達のお洗濯物が心配です。
「な、何でワタシの超必技が通じないの!?」
ああ、貴方が落としたのですかスイマセンでした。 気づかなくて。
ええと、あっ! も、もう一度やれば効果があるかもしれないですよ?
「く、食らいなさい! 超必!! エクストリーム――― 」
ウワアア、ヤラレタアアア。 ばたり。
あれ? 倒れた私の所になにやら半泣きの顔でつかつか近づいてきます。
私のんだフリが上手くいって泣いてくれてるのでしょうか?
あ、い、痛い! 痛いですよ!
い、一体なんです? んだ者を叩くなんて酷いです。
「起きなさいよ! バカ!」
如何やらんだフリがばれてしまったようです、何故でしょう?

289 :
「アンタ馬鹿!? 今年91に成るエレナお婆ちゃんだって騙せないわよ!!」
はあ、そうですか、でもあのお婆さん結構しっかりした方でこの前も――痛い。
「だれも‘ご長寿万歳話,なんて聞いてないわよ! この馬鹿!」
人を簡単に叩くのは辞めて下さい、さっきの何たらより‘グー,のが痛いです。
「知るか馬鹿! 何なの、さっきっから!! 其のやる気のなさ!」
逆切れですか? 困りましたね、と言うか私、只のマイナーな地方神ですので、
あなた方に何かしようとか思わないわけで。
「何それ? それって私が弱くて、襲うに値しないほど可愛くないってこと?」
いえ、そうとは言ってません、それに可愛いいですよ、胸ちっこいですけど。
「な!? ち、ち、小さくて悪かったわね!!」
あ、いえ、そんなに怒らなくても‘ぺったん娘,が好きな方も世の中には―――痛いです。
「うるさい! うるさい! うるさい!!! 馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿アァー!!」
顔は辞めて下さい、あ、い、意識が、意識が飛びそうです。
「好きでちっこい訳じゃないモン! 小さい小さい言うなぁ!」
コレは失礼、では大きくしてみましょうか?
「ほえ? 嘘!? 出来るの?」
まあ、一応わたくし豊穣の神として祭られてますので出来なくはないです。
この村の女性は皆胸大きい方が多いでしょ?
「そう言えば……ねえ、本当に大きく出来るの?」
恐らく。
「じゃ、じゃあ、お願い、如何すればいいの?」
まあ、普通に胸を揉ませて頂くだけですので、不愉快なら辞めますけど。
「いいわ、やって!」
はいはい、あっ!? ええと、本当にいいんですか?
「良いわよ、本当に大きくしてくれるんでしょ?」
はい、ですが……。
「いいから早くして!!」
わ、わかりました、では失礼、おお、人間と違いまして天使の方って何と言いますか肌触りが。
「あ、の、ねえ、ソコはお腹よ!!」
失礼しました。 ここですね。
「うきゅう」
大丈夫ですか? 随分と感じやすいお体ですね。
「は、はづかしい事言わないで!」
はいはい、それにしても顔真っ赤ですよ、大丈夫ですか?
「大丈夫よ、うん、ねえ、悪いんだけど服のうえからじゃなくて、じかに触ってくれる?」
いいんですか?
「うん、服が擦れて、凄く変な気持ちになっちゃう……」
では。
「あ、そっとよ! 急に触ったらダメなんだからね!?」
はいはい、そっと触りますよ。はいタッチ。

290 :
「うきゅうう!」
そ、そんなに悲鳴を上げて仰け反るほどですか!? 
「ご、ゴメン! 我慢するから続けて!」
では、そっと、胸の横からこの可愛いらしいピクピクとした先端に向けて寄せていきます。
「か、解説しないでよぉ、恥ずかしいじゃなぃ……馬鹿ぁ……」
相当我慢されてるようですね、身体の横でギュウと強く手を握ってます。
小刻みに身体も震えてますし、真っ白だった肌が、薄いピンク色に染まってます。
「あ、あううん、ね、ねえ、まだ?」
まだですよ。 あ、ちょっとスイマセン、この先端部分を触りますよ。
「えっ!? 一寸待って! 乳首は、あ!? ら、らめえ!!」
おっと、少しやめましょうか、少し摘んだだけで、あ、えええと。
「うう、悪魔に乳首つままれて逝っちゃうなんて生涯の恥だわ」
仕方ないですよ、女の子ですから、皆そうです。
「本当に?」
ええ、きっと貴方のお友達とかもそうですよ、たぶん。
ん? 如何されたんですか? 暗い顔をされて。
「いないの、私、友達って」
あ、其れは失礼。 大丈夫です、そういう物はゆっくりとできていく物です。
「有難う、あんた冴えない顔しているけど優しいよね」
冴えないは余計です、この顔は当時では美形の方なのですよ?
「フフフ、ゴメンね、あ、もう平気またお願い」
はいはい、もっとリラックスしてください、じゃあ行きますよ。
コリッとな。
「はゆううう! やっぱりらめえ!」
小さいのに感度良好すぎですね、でももう少し我慢してください、もう少しですので。
「はにゅう! らめえ! そんなにおっぱいコリコリされたらまた逝っちゃうんだから!」
そんなにアニメ声で叫ばないでください、恥ずかしくなります。
「あ、ああん、やめっ! んうん!」
もう少しですよ、がんばって。
「あああん、ラ、ラメなの!! も、漏れちゃう!! 来ちゃう! 来ちゃうのおぉ!!」
あ、あああ、凄い事になってます。 
今まで何度か女性の方の胸にさわらさせて貰いましたが、こんなに激しく反応された方は初めてです。
それにしても天使でもこんな風にお漏らししてしまう物なんですね。

291 :
「う、うう、まじまじと見ないでよぉ、バカぁ……」
ああ、スイマセンまさか泣くとは、あ、あのぉ替えの下着とか持ってきますか?
「天使はパンツなんてはかないもん」
あ、そうでしたっけ、失礼しました、しかし真に申し訳難いのですが……。
「失敗したの!?」
はい、ですがソレよりもモット大事な事が……。
「何、私が何か……あああ!? なにこれ!?」
彼女が驚かれたのも無理はありません。 なにせ真っ白だった羽が黒くなってしまっているのですから。
「なんなの? なんで!?」
ええと、つまり簡単に言えば天使である貴方が他の神に願い事を叶えてもらおうとしたからです。
「え!? あああああああ!!!」
だから、私何度も良いのですかと言ったんですよ。
「ああ、そうかあ、私、堕天しちゃったのかぁ」
あ、あのぉ余り気を落とされませんように、天使だけが人生ではないのですよ?
「ま、いいわ! じゃあ、いつか神の野郎のチンコでも食いちぎってやるわグヘへ」
変わり身、早!! 後、其のグヘへはお止めなさい、下品な上に、声とあってません。
「いいじゃない別に、あ、ねえじゃあさ、アナタ私に名前付けてよ!」
へ? 私がですか? 
「だって神でしょアナタも? 可愛くって親しみやすくて、すぐに覚えて貰えそうなのね」
注文が多いですね、しかしこれ、難しいですからね、口に出したら即決定ですし。
う〜ん、猫っぽいですがニャニャエルとか、ネコエルとかは今一ですし、
アニメみたいな声だから、クギュエルとか? うん、だめそう。
「まだ? 待ちくたびれちゃったよう、もうぱっと浮かんだのでいいよ」
良いんですか、そんなので、じゃあ、エイ!
「ん、なんかきた、これね、じゃあ」
ドキドキしますねこの瞬間。いよいよ彼女が自己紹介をして一人前になる瞬間です。
「私の名前は ペタエル 今後ともよろしく――って、何コレ!!」
ダメですか? ぱっと思い浮かんでしまって。
「最低最低最低!! このバカバかばかばか!!!!」
後にこの村の神を祭る祠の脇に小さな可愛らしい女の子の像が作られる事になりました。
この子は女性の、とりわけ、小さい胸の女性の、守り神として末永く祭られるのでした。
ただ、誰かがいつも悪戯をして胸のところに何かをくっつけてしまうのを、
村の人たちはたいそう不思議に思うのでした。

おしまい。

292 :
以上です有難うございました。

293 :
>>292 GJ!

294 :
GJ!
ペタエルの変わり身の速さに笑ったw

295 :
天使と悪魔降臨期待age

296 :
保守。

297 :
test

298 :
ルシファーは地獄に堕ちた者を噛むらしいな
何とかエロくできないものか

299 :
>>298
幼女化すればおk

300 :
はむはむはむはむ、かんじゃうぞー
って感じかね

301 :
神の野郎のチンコでも食いちぎってやるわグヘへ
って感じかもしれんw

302 :
そのままおなごの首筋やらおっぱいやら内ふとももやらかめば無問題

303 :
保守

304 :
爽やか系天使君が、つんつんした悪魔ちゃんを得意の話術でにっこり優しく丸め込んじゃう話が読みたい。
真面目な悪魔くんとちょっと不良な天使ちゃんでもいい。
もうなんでもいい。

305 :
魔羅

306 :
悪魔と天使

307 :
悪魔のような天使様に誘惑されたい

308 :
保守

309 :
天使サマの穢れなき白い翼が悪魔のザーメンで真っ白だぜ
とか言われながら放心状態のぶっかけ天使が読みたいんだが

310 :
>>309
「クックック。その真っ白な羽根も、こうして俺のザーメンで汚れちまったな。
 その処女だった膣も、こうして俺ので汚してやったしな」
 悪魔の身体の下から、天使は答えて言った。
「…赦します」
 あくまで凛とした清らかなその声は悪魔を驚かせる。
「あン?」
「…あなたは罪人ではあっても、悪人ではありません。
 あなたは力の使い方を間違っているだけなのですから」
「な、ナニ言ってやがる! オレは悪魔だぞ!!」
 困惑した悪魔は叫ぶ。
 悪魔は天使が悲嘆に泣き叫んだり、恨みがましく睨んだりするのは予想していても、
こんな態度を取るとはまったく考えていなかった。
「それに処女じゃなくなったらテメエはもうじき天使じゃなくなるだろうが!エラそうな口利くんじゃねえ!!」
「あなたは愛を知らないだけなのです」
 白濁に塗れた天使は、悪魔の首に細い腕を回すと、その胸に悪魔の顔を抱え込む。
 柔らかな乳房が変形し悪魔の顔を包む。
 天使の乳肉の天上の至福の柔らかさに一瞬悪魔は意識を奪われる。
「…」
 天使は胸の中の悪魔に語りかける。
「あなたは間違っています。それは、他人を傷つけたり屈服させる為の道具ではありません。
 いとしい人に愛を伝えるための器官なのです」
「う、うるせえ! オレに説教なんかすんじゃねえ!」
「あなたは可哀想な人です」
「人じゃねえ! オレは悪魔だ!」
「わたくしもあなたも、神のお作りになったものであることに違いはありません」

311 :
「黙れッ!!!」
 悪魔は叫ぶと、天使の唇を手でふさぐ。
 そして再び猛りきった怒張で天使の白濁に塗れた性器に突き入れる。
「ふっ…っぐ、畜生、やっぱコイツは最高に具合がいいぜ…」
 悪魔は眉根を寄せて天使の膣のその内側の妙なる快楽に耐える。
「て、天使って言ったって、所詮ただの女じゃねえか。憎い悪魔に無理矢理犯されても抵抗できねえんじゃ、
神の力っても大したことねえな!」
 笑い飛ばす悪魔に、その体の下から天使が囁く。
「て、抵抗できなかったのではありません。……抵抗しなかったのです」
「なん……だと!?」
「愛する人に身体を求められて拒む女がいるでしょうか」
 天使は微笑む。悪魔に犯されながら。
「な、な、ひ、ひとじゃねえ!いやそうじゃねえ!なんだそれは!アイ?!アイだなんて、ふ、ふ、ふざけんなッ!!!」
 悪魔は突き入れた腰を動かすのも忘れてそう叫ぶ。
「…わたくしは、ずっとあなたのことを見ていました。
 人を騙して魂を食べるときも、あなたは弱いものは見逃していましたね」
「ち、違うッ、オレはエラそうにしてる魂が好物なだけだ!」
「女性を襲ったときも、あなたは盲目の女性は避けていました」
「あ、あれは、あれは、目が見えないと俺の正体を見ても怖がらないから他のヤツにしただけだっ!!」
「炎を吐いて人を焼きすときにも、あなたは後ろにいた猫だけは焼かないように気を遣っていました」
「なっ、ち、違うっ!お、オレは、獣が焼ける匂いが嫌いなだけだっ!」
「だからわたくしはあなたに恋焦がれるようになったのです」
「な、なに言ってんだ!オレの話を聞けっ!」
 天使は悪魔の首に腕を回すと、ゆっくりとその唇を悪魔に捧げた。
 キスを終えると、天使は嬉しそうに微笑むと、悪魔に囁く。
「ですから、わたくしはあなたに本当の愛を教えて差し上げます」
 悪魔の腰に、天使の細くて白い脚が絡みつく。
 悪魔は腰の動きを止められない。
 天使の中が気持ちよすぎるから。
 天使の甘い喘ぎにを聞くたびに、身体の中に溢れてくる不思議な感覚がたまらないから。

312 :
 そんな悪魔の腰使いを受けながら、天使は言う。
「悪魔にも知らないことがたくさんあるのですね」
「なんだと!?」
「天使は処女を喪うと天使でいられなくなる。それは正しいです。
 父なる神は、わたくしたち天使に降俗の権利をお許しくださっていますから」
「だろうが!お前はもうじき…ホラ、その輪っかが薄くなってきてるぞ」
 天使の頭上の光の輪がかすれてきている。
「ええ。天使は、下界で人間に恋したときは降俗の儀式を行います。
その儀式の後に処女を喪うと、天使は人間の女の子になれるのです」
「だから何だよ!オメエだって人間になりかけだろうが」
「その儀式を経ずに処女を喪った場合、天使は人間になるのですが、その相手に呪いが掛かるのです」
「何?」
「処女を奪った男根に呪いが降りかかります」
「なななな、何だって!?」
 悪魔は必に天使の膣から男根を抜こうとするが、天使の脚が悪魔の腰をしっかりと抱きしめていてそれは叶わない。
「もう遅いですよ。呪いはもう成就してしまいました」
「じょ、成就って何だ!?」
 腰の止まった悪魔に、天使は下から腰を突き上げる。
「たいした呪いではありません。生涯、その膣でしか射精できなくなる呪いです」
「なっ、うそっ、そ、そんなっ」
「ウソではありませんよ。天使はウソはつけませんから」
「ちょっ、ちょっと待てっ、待て、止まれ」
「もう遅いですよ。呪いは先ほど発動してしまいましたから。
 あなたは生涯、わたくしの膣でしか快楽を得ることはできないのです」
「ふうっ、あっ、そ、そんなっ」
 天使は、かつて天使だった人間の女は、悪魔に優しく微笑みながら言った。
「ですから、わたくしも生涯を掛けてあなたに真実の愛を教えて差し上げます」

313 :
「…というのが、ママとパパの馴れ初めなのよ」
 と母親は娘と息子に教えている。エロスな部分はうまくキス程度にぼかしているが。
「うっそだー」「うそー」
「ホントよ。ママはね、昔天使だったの。
 悪魔だったパパがね、『オレは悪魔を辞めるからお前も天使を辞めてくれ』って言ってくれてね。
 ママはホントに嬉しかったのよ」
「えー」「パパ悪魔なのー」
「いいえ。悪魔だったのは昔のことよ。今はちゃんとあなたたち二人のために真面目に働いてくださってるの。
 だから、パパにちゃんと感謝しないといけないのよ――あら。ほら、パパが帰ってきたわよ」
 マンションのチャイムが鳴り、鍵が開く音がする。
「あ!パパだー」「パパー」
 どことなく悪魔の風貌が見える幼い男の子と、天使に似たやはり小さな女の子が玄関に向かって駆け出す。
「おかえりなさーい」「パパー、おしごとおつかれさまー」
 そう言いながら二人の子供が抱きつくのは悪魔。いや。元悪魔のサラリーマンである。
「ただいま。お前らちゃんといい子にしてたかー」
 そう言いながら元悪魔は二人の子供を片腕で一人づつ抱き上げる。
「わー」「きゃーー」
「あのね、ママがね、パパは悪魔だって言うの」
「ママも天使だったって。ホント?」
「ママそんなこと言ったのかー。ホントだぞー」
「えーーー」「うそーーー」
「だから、パパはお風呂に入らない悪い子は食べちゃうんだー。さ、一緒にお風呂入るぞー」
「わーーーい」「わーー」
 二人のちびっ子が先を争って風呂場に駆けていくのを見ながら、元悪魔は元天使の妻にカバンと上着を渡す。
「いいのか? ホントのこと言っちゃって」
「いいのよ。こうやって少しづつ本当のことを教えておけば、いつか事実を知ったときにショックを受けなくて済むでしょう?」
 そう言うと、奥さんは夫にキスをする。
 唇を割り、下が絡み合う濃厚なキス。
 そのキスが終わると、元天使な奥さんは夫に囁く。
「ねえ、あの子たちもそろそろ手が掛からなくなってきたし…ね。三人目、作りましょうよ」
 その甘い囁きを聞きながら元悪魔は思った。
――ああ。この最愛の女を作ったヤツのモットーは「産めよ殖えよ、地に満てよ」だったなあ。
 給料を増やすには資格をもう一つ取って手当てを増やさなきゃ。
 そう思いながら元悪魔はネクタイを元天使の、最愛の妻に解かれていた。

 おしまい

314 :
夜中まで起きていた甲斐があったというものです

315 :
猫は焼かなかった…の所でこの悪魔に惚れますた、カワイすぐるw
GJ

316 :
ふおお!まさか甘々に転ぶとは思ってなかったぜ
期待してたのとは全然違うがそんなことどうでも良くなるくらいGJ!
大変おいしかったですごちそうさまでした

317 :
GJ!

318 :
GJ

319 :
GJ!

320 :
保守

321 :
あげ

322 :
保守

323 :
過疎で寂しい…

324 :
保守

325 :
元天使(ドS男)×天使(ロリ美少女)って需要あるのかな・・・
変な電波受信して今書いてるんだけどさ

326 :
エロければ無問題

327 :
どんぴしゃ

328 :
>>325
wktk

329 :


330 :
保管庫の悪魔飼育呼んで泣いた

331 :
テストついでに保守

332 :
>>330
ありがとう。
書いた僕も泣きながら書いたのでそう言ってもらえると嬉しいです

333 :
天使になりたい

334 :
あけおめ保守

335 :
ほしゅ

336 :
読み返してたら>>126の元ネタがわかってニヤニヤできた

337 :
>>336
kwsk

338 :
ボクらの太陽 というゲームの漫画版

339 :
ho

340 :
天使が攻めのシチュが好み

341 :
ほす

342 :


343 :
保守

344 :


345 :
よく見たら少し前に保守されてた

346 :
ho

347 :


348 :
ho

349 :
>>325
wktkwkt……

350 :
ho

351 :


352 :
>>123
普通に面白いシチュだと思う

353 :


354 :


355 :


356 :
ho

357 :
ho

358 :
ho

359 :


360 :


361 :


362 :
保守

363 :


364 :
ho

365 :


366 :


367 :
ho

368 :
保守

369 :


370 :


371 :


372 :
ho

373 :
hjo

374 :
ho

375 :


376 :


377 :


378 :


379 :


380 :


381 :


382 :


383 :


384 :


385 :


386 :
ho

387 :


388 :


389 :
投下します
・うまいこと言って悪魔に何度でも願いをかなえてもらえちゃう契約をさせてしまうお話です
・先に手を出すのは天使 性交をもちかけるのは悪魔のほう
・天使のパーツは翼のみ 悪魔は触角と翼と尻尾
・連投規制対策で投下はゆっくりめに行います

390 :
 いつも通り人間界におりて来て、いつも通り俺が見回りを任されている町に問題がないか確認して、
どうやらいつも通り問題なんてなさそうだとわかった俺はため息をついた。
こう毎日毎日平和な日ばかりが続くと、俺までこの町特有の平和ボケムードに毒されてしまいそうだ。
問題がないとわかっていながらこのあたりの見回りをしなければいけない俺の身にもなってほしい。
うちの神サマはいったい何を考えてるんだ。というか、このあたりは平和すぎる。それこそ問題だろう。
因みに、ここ以外の地域はそんなに平和ではないらしい。なんでよりによって俺がここの見回りなんだ。
 俺にとっては不幸な、うちの神サマと平和ボケしたこのあたりの人間たちには幸運なことに、
今日という日も問題なく終わりそうだ……。
 と思った矢先、俺の視界に問題と呼べるものが映った。
それは人間の女の子のような姿をしているが、明らかに人間とは異なる点があった。
というか、どう見ても人間じゃない。悪魔だよなあれ。
まず最初に目を引くのは背中から生えた大きな黒い翼だろう。
闇を象徴するかのようなそれは、ぼんやりと差し込む夕日に対抗するように、黒く怪しい輝きを放っている。
翼の先と生え際の中間あたりから上に向かって鉤爪が飛び出しているあたり、モチーフとなっているのはコウモリだろう。
どこの宗教の神か知らないがあの子を創った神は馬鹿だ。コウモリの翼は腕が進化したものなのだから、背中なんかには生えていないはずだ。
案外俺を創った馬鹿な神サマと同一の存在だったりするかもしれない。だとするとあの子は俺の姉か妹になるのか?
視線を下に移すと、お尻から尻尾が生えているのが確認できた。先端の形状がハートマークのようになっていてかわいらしい。
翼と同じように真っ黒なそれは、まるでそれ自体が意思を持った不思議な生き物であるかのようにゆらゆらと揺れている。
あんなにしなやかな動きができるってことは、よっぽど尻尾の関節の数が多いんだな。
次に目を引くのは身に纏っている衣装だった。
冬場だというのに、大胆にもお腹を露出した格好は、見ているこっちが寒くなってしまう。
服が上下に分かれているだけでなく、袖も本体とは分離していて、腋や太股も寒気に対して無防備だ。
基調となっている色は、暖色の赤と光を吸収する黒なのだが……それでも寒そうな印象は拭えない。なんであの格好で平気そうにしていられるんだろう。
 悪魔は手に何やら紙切れのような物を持ち、キョロキョロと何かを探している様子だ。
何を探してるのか知らないが、どうせ暇だし手伝ってみてもいいかな。あるいはちょっかいを出してみようか。
多分持っている紙切れは地図か何かだろう。きっと道がわからないんだな。
そんなことを考えながら悪魔のほうに歩みを進めると、むこうがこちらに気づき、先に声をかけてきた。

391 :
「ちょっとそこのあなた!」
 むこうから声をかけられる理由は特に思い当たらない。こんな下っ端天使に何の用だろう。
というか俺は一応天使なんだし、少しぐらい警戒してもいいと思うが……。
あぁそうか、今は翼を折りたたんで服の中に収納してるんだっけ。
こうすれば俺の外見は人間と変わらない。むこうには俺が人間に見えてるのかもな。
ところで質量を無視して俺の大きい翼を収納できるこの服の構造は、どうなってるんだろう。
俺を創るよりも、この服を創るほうに神サマが労力を使っているような気が……。
「突然だけどさ、あたしと契約しない? 寿命の16分の1を渡せば願いを3つかなえてあげるわよ」
 さっき俺がした予想は大きく外れた。あの紙切れは地図ではなく契約書だったのだ。
「16分の1? 願い3つの代償にしてはずいぶん安くないか? それで釣り合うの?」
「あたしは契約した相手の願いをノーリスクでかなえられるし、問題ないわ。寿命をちょびっともらえればいいの」
 ふーん。そういうものか。
にしてもこうして間近で見ると結構かわいいな。
少し釣りあがった赤い目はなんだか強気な印象。寒そうな格好をしてるわりに肌の色は健康そうだ。
うるおった薄ピンク色の唇はどこか色っぽい。全体的に幼そうな顔立ちをしているせいで余計に際立って見える。
この衣装もけっこう似合ってる。やっぱり寒そうだけど。

「ん? あたしの顔に何かついてるの?」
 いきなり顔をジロジロ観察されて、悪魔はちょっと戸惑うような顔をした。
その表情もまたかわいらしい。このままずっと見つめていてもいいけど、契約のほうに話を戻さないとな。
「いや、なんでもないよ。ところでこの契約ってかなえられる願いの数を増やしてくれとか願うのはダメなのか?」
「もちろんそれは禁止よ。他にもかなえられない願いはあるから、ちょっとこのへんを読んでね」
 俺の意地悪な願いを跳ね除け、悪魔は契約書の禁止事項と書かれた欄を指差して、俺に差し出した。
何とか契約の穴を突いて悪魔を困らせてやろうと思ったが、やはり対策されてるな。
やはりかなえられる願いの数を増やすのは禁止だというようなことが書いてあった。
悪魔をしたり、ひどい目にあわせたり、遠くにとばすなどして、寿命の回収が不可能、もしくは困難な状態にする願いも禁止。
というかこんなかわいい子をしたりするのは、それこそ悪魔のすることだろう。
あと契約の内容を変えてくれと願うのも禁止。
そして寿命を延ばしてくれ、渡さなくてもいいようにしてくれ、などと願うのも禁止。
さらに寿命を引き渡すのは最後の願いを言ってから1週間以内で、それ以上先延ばしにする願いも禁止。
ここで一つの疑問が俺の脳裏を過ぎった。
「なんだこれ。引き伸ばしても結局はとられるんだから一緒じゃないのか? 禁止する意味なんてあるの?」
「あぁ、それ? この前契約してくれた人がずるい人でさ、寿命を引き渡すのを150年待ってくれって言われちゃったのよ。
だからあんまり先延ばしにするのは禁止にしたの」
 確かに俺がんでから取りに来い。なんて言われても無理だよな。だからこのルールを作ったのか。
そのずるい人間より先に俺がその願いを思いついていれば、悪魔を困らせてやることができたのに……。

392 :
「ところで寿命の8分の1を渡すから願いを後3つかなえてくれとか願うのはダメなのか?」
「それは願いの数を増やす願いだから無理だけど……頼むならもう一度契約してあげるわよ」
 今のは微妙な点を突付いて困らせてやるつもりの質問だったんだが、悪魔は即答。
ん? 今の会話で何か悪魔を困らせる方法が思い浮かびそうになったんだが……。
おぉ、こう願えば寿命を渡さずに、何度も願いをかなえてもらうことができるじゃないか。
もう一度禁止事項の欄に目を通すが、この方法なら前述したもののどれにも触れないし。
前述したもの以外にも禁止されている願いはいくつもあるが、
前述したもの意外は何度も願いをかなえてもらうこととは関係なさそうなものばかりだ。
「もしも代価をなくせて、かなえられる願いの数を増やせるような穴が見つかったら、君はどうするの? やっぱり一方的に契約切ったりしちゃう?」
「そ、そんなことしないわよ! というかできないわ。契約は絶対なの。」
 心外だ。という風に悪魔は言った。どうやら一方的に契約を切られる心配はなさそうだ。
「万が一そんなものが見つかったら、ちゃんとあなたの願いを何度もかなえてあげるわよ」
 自分のことを毛ほども疑われるのは嫌だ。というような感じで悪魔が続ける。今ので言質を取った!
「絶対にそんなもの無いけどね」
 自信ありげにそう付け加えるが、俺が既に穴を見つけていると知ったら、悪魔はどんな顔をするだろうか。
……今更だがこの契約は悪魔と天使の間でも成立するものなのだろうか。
人間界に相手を探しにきてるんだから、人間の契約相手を探していると考えるのが自然だろう。
俺が天使だと気づいていながら声をかけてきた可能性もなくなはいが、
それならそれで人間界に天使がいることに反応してくれてもいいはずだ。
 「ところで俺が人間じゃなくて天使だってことには気づいてる? 契約相手は人間じゃなくてもいいの?」
 収納していた翼を思いっきり広げ、羽ばたく。やはり悪魔は俺が人間ではないことに気づいてなかったようで、
顔に驚きの表情を浮かべる。が、俺に驚いた顔を見られるのを恥じたのか、すぐにもとの強気な表情を取り繕った。
「も、もももちろん気づいてたわよ! 別に契約相手は人間じゃなくてもいいのよ」
 なんてわかりやすい反応をしてくれるんだろう。その自覚があるのか、悪魔の健康そうな色の頬に少し赤みが差した気がする。
「つ、翼だったらあたしだって負けてないわよ!」
 そう言って悪魔は羽ばたき、翼を強調して見せた。発生した風が黒髪のショートを撫で、頭に生えた触角を揺らす。
今気づいたが角じゃなくて触覚なのか。なんだか悪魔というより虫歯菌か何かに見えてきたぞ。
先端の形状が3角形になってるとことかけっこうそれっぽいと思う。
「で、契約はしてくれるの? してくれるならここにサインしてね」
「俺、名前とか無いんだよな。なんて書けばいい?」
「別に、あなたのことを指してれば本名じゃなくてもいいわよ。偽名でもなんでもいいの」
 俺は小さく「天使」とサインした。これではあんまりな気もするが、俺は名前の無い天使なんだから仕方が無い。


393 :
「これで契約は成立よ。さぁ願いを言って頂戴」
 俺に穴を突かれて悪魔がどんな表情をするのか今から楽しみでたまらない。
ニヤけてしまいそうになるのを堪えながら、俺は口を開いた。
「3つ目の願いを言った後に、もう一度俺と契約してくれ」
「願いを1個つぶさなくても頼めばまた契約してあげるわよ?」
 悪魔はわざわざ俺が損をしないように教えてくれた。
だが、確実もう一度契約を結ぶことができないと俺は都合が悪いんだ。
願いを1つ潰してでも、もう一度契約することを確定させる必要がある。
「いいから!」
 俺がちょっと語気を強めると、悪魔はちょっと納得がいかないような顔で頷いた。
確かに今の願いは意図を知らなければ不可解に見えるだろうな。
「2つ目の願いは、寿命を引き渡すのを最後の願いを言ってから一週間後にすることだ」
「え? さっき引き伸ばしても意味なんか無いって自分で言ったじゃない」
 悪魔はますますわけがわからないというような顔をした。
しかしこの願いを了承してもらわないと話にならない。
「いいから!」
 悪魔は渋々といった感じで俺の願いを了承した。よし、これで俺の勝ちだ。

394 :
「了承……したよな?」
「したけど……それが何よ? 変な願いばかり言ってどういうつもりなの?」
 このへんでネタばらしといくか。たっぷり困らせてやる。
「寿命を引き渡すのは「最後」の願いを言ってから1週間後だよな? 俺が何度ももう一度契約しろって願い続けたらどうなると思う?」
「え……? どういうことよ?」
 俺の口ぶりで何かまずい願いを了承してしまったらしいことは察したようだが、
まだどんな風にまずいのかはわかりかねているようだ。
「ほら、何度も契約するってことは何度も願いを言うってことだろ? だから「最後」はこないんだよ。 俺が寿命を渡すことはないんだ」
「え? あっ?! だ、ダメよそんなの! それ禁止!!」
 自分がどういう状況にいるのか完全に把握した悪魔が慌て出す。
でももう了承させちゃったもんね。今からそんなこと言っても無駄だ。
「この契約書には禁止だなんて書いてないみたいだけど? 穴を見つけたんだから約束どおり何度も願いをかなえてよ」
「ダメダメ! お願いだから見逃して!」
 顔の前で両手を合わせながら、悪魔が懇願してくる。そ、そんなかわいいことしたって無駄だからな。
「じゃ、じゃぁ代価なしで願いを10個かなえる契約を結んであげるから! それで妥協して! ね? いいでしょ?」
 必に懇願する様子があまりにもいじらしいので、その問いにうんと頷いてしまいそうになるが、ぐっとこらえる。
無限に願いをかなえてくれると確かに悪魔は言ったんだ。ここで妥協してはいけない。
「ん? 願い10個? 契約の内容はそっちが決められるのか? やべっ、まったく同じ内容の契約をもう一度って願うべきだったかな」
 それを聞いた悪魔は一瞬きょとんとした表情を浮かべた後、意地悪そうな笑みを浮かべる。
「そっか……それもそうね。あたしが次に契約をするときに契約内容を変えたり禁止事項を書き足せばあなたはお終いね!」
 まずい、抜かりがあったか。もう一度契約しろと願うのは禁止とか書き足されたら、願い2つを無駄に潰して寿命を取られてしまう。何とかして打開しないと。
「というか、もう一度契約するということだけが決定してるんだから、あたしが無茶な契約をふっかけてもあなたは拒否できないはずよね?」
「えっと……どゆこと?」
 「あなたが契約するように願ったから、あたしとあなたが近い未来に契約をすることは確定したけど、
契約の内容は確定してないわ。だから、あたしはどんな契約をあなたにふっかけてもいいわけ。おわかり?」
 悪魔がなんだか怪しい雰囲気の新しい契約書を書き綴り始めた。もしかして俺ピンチ?


395 :
「できたわ。これはあたしがあなたを一生召使いとしてこき使える雇用契約書よ。あたしをタダ働きさせようとしたんだから、
これくらいの代償は当然よね?」
 悪魔の口元がますます吊り上る。ま、まずいな……この状況を何とかするには……。
「願いはあと1個残ってるんだし、その願いを使って1個目の願いを取り消させてあげてもいいわよ? でもそうすれば
何も願いをかなえられずに寿命だけをあたしに渡すことになるわね」
 ……って願いがあと1個残ってるんだから簡単な話じゃないか。
「次にする契約の内容を今回のとまったく同じものにしてくれ。これが俺の3つ目の願いだ」
「あっ?! それはダメ! お願いだからやめて!」
 意地悪そうな表情から一転し、悪魔が困り顔になる。
むこうはむこうで俺を召使いにしようとしたんだし……もっと意地悪してやる。
「だってそうしないと俺は意地悪な悪魔の召使いにされちゃうわけだしなー。こうせざるをえないだろ?」
「い、今のは……その……じょ、冗談よ! ちゃんと願いを10個かなえてあげるからそれで妥協して! お願い!」
 さっきの意地悪そうな笑みは本気っぽかったし、正直信用できないな。俺は首を横に振る。
「少ない代価でかなえてあげてるんだから見逃してくれてもいいじゃない! どっちが悪魔なのよ! この意地悪ー!」
 それとこれとは別だろう。俺が見逃してあげたとしても、本当に願いを10個かなえてくれるのかは保障されてないし、
契約の内容をこっちがいじるのは禁止だと書いてあるんだから、「願いを10個かなえる契約を結べ」と願って保障させることもできない。
「俺の3つ目の願いは……」
「ああ……それだけはダメ……お願いだから……」
 口を開いた俺を見て、悪魔が悲痛な声を出す。願いを言うのを躊躇ってしまうから本当にやめてくれ。
「次にする契約の内容を、今回のとまったく同じものにすることだ」
 俺が躊躇って本当に願いを言えなくなる前に、一気に言い切ってやった。
「うぅ……わかったわよー! タダ働きすればいいんでしょ! すれば! もう好きにして!」
 もうやけくそだ、といった感じで悪魔が叫んだ。途端に悪魔の持っていた雇用契約書が、今俺が持っている契約書とまったく同じものに変わる。
 ノーリスクでかなえられるのに、タダ働きさせられるのはそんなに悔しいことなのかな。
ノーリスクなら別に何度もかなえさせられても、そんなに損するわけじゃないと思うが……。

396 :
 衣と食は神サマがいちおう何とかしてくれてはいるからいいや。俺は願いを使って住を確保することにした。
さて、どこに俺の住む場所を作ろうかな……。そうだ、あそこに行ってみよう。確か景色が綺麗なとこがあったはずだ。
 よし、このへんなら俺の部屋を作っても誰の邪魔にもならないし問題ないんじゃないか。
瞬く間に出来上がった俺の部屋、というより俺の家は正直神サマが用意した天界の環境より快適そうに見えた。
住む場所がほしいと願っただけなのに、しっかりと家具までそろってるし、
風呂場やトイレもちゃんとあるみたいだ。ここから見える寝室にはふかふかのベッド、俺たちが今いる部屋の中心にはでっかい炬燵がある。
クリスマスが近いからか、ツリーまで飾ってある。やけに親切だな。
「君、悪魔だよね? クリスマスツリーが飾ってあることに抵抗は無いのか?」
「別にあたしはキリスト教の悪魔じゃないし……キリストを嫌う理由は特に無いわよ。
あたしがキリストの誕生日を祝っても、何の問題も無いわ」
 そういうもんなのか。悪魔ってくらいだからこういうのは嫌いだったり苦手だったりするんじゃないかと思ってたが、どうやらそれは間違いだったらしい。
じゃぁどこの宗教の悪魔なんだとか、この家の電気はどっからきてるんだとか聞こうと思ったが、やっぱりやめた。
こんないいものを俺にくれた上に、これからも願いをかなえてもらえちゃうんだ。その前にお礼を言わないとな。
にしても本当に天界よりこっちのが快適そうだな……神サマもっと頑張れよ……。
「すっげぇ住みやすそうな家だな……ありがとう! こんなところに住めるなんて夢みたいだ」 
「どういたしまして。ねぇ、あたしもここに住んでいい? そしたらあたしに意地悪したことを許してあげてもいいわよ」
 なるほどね、この家具とかは悪魔用でもあるわけか。よく見ると女性がよく使いそうなものもあるし、家のインテリアとかもかわいらしいものが多い。
「ん? 自分の家を自分で建てることはできないの?」
 こんなものをすぐに作れるんだから、自作すればいい。この家にこだわる理由はないだろう。
「あたしは契約した相手が願ったことしかかなえられないわよ。正直あなたがすごく羨ましいの。ね? こんな広い家なんだからあたしも住んでいいでしょ?」
 そういうものなのか。相手の願いはノーリスクでかなえられるのに、その力を自分のためには使えないってのはちょっと悲しいな……。
「いいよ。それにこの家は俺だけが住むには広いよな」
 俺が返答すると、悪魔が顔を輝かせた。
「本当? やったぁ! ずっと束縛されてこき使われるみたいなのを想像してたけど、こうやってあたしも願いの恩恵を受けられるなら案外悪くないかも」
「別にそこまでしようとは思ってないけど……それに俺が「6日以内にもう一度」契約しろとか願えば、6日間君は自由に動けるわけだろ?」
「それもそうね! よかった〜。寿命の回収に出かけたりとか自由にできるのね」
 俺が悪魔をそんなに酷使するつもりがないとわかると、悪魔はさらに顔を輝かせた。頭に生えた触角がうれしそうに揺れる。
 ところで、あの虫歯菌とかの頭に生えてそうな触角にはどんな役割があるんだろうか。
「ところでその触角は何のために生えてるの? 何か役立つのか?」
「あぁ、これ? こうやって先っぽのとこを押し当てると、相手の考えてることと、今感じてることが読めるのよ」
 確かに取引をしてるんだから、相手の心を読めたら何かと便利だよな。
相手が妥協するギリギリのラインを探って、代価を釣り上げたりとか……。
って、おい。何勝手に俺の頭に触角を押し付けてんだよ。
「うわわわ! 恥ずかしいからやめろ!」
 俺が、触角を振りほどくと、悪魔は口を尖らせた。

397 :
「何よー。ちょっとぐらいいいじゃない。ケチ」
 心の中を読まれるなんて、それほど恥ずかしいことは無い。ダメなものはダメだ。
「あとあたしはこれを代価を釣り上げるのに使ったりはしないわよ。もっと違うことに使うわ」
 しかもしっかり俺の心の中を読まれてるし……。恥ずかしいから俺の考えてたことを口に出したりしないでくれ。」
「じゃぁどう使ってるんだ?」
「あなたにはわからないと思うけど、これで相手のドロドロした欲望とかを読むのってけっこう気持ちいいのよ。
あと、願いがかなったときの満足感とかを読むのもあたしは大好きよ」
 代価をもらって相手の願いをかなえたりしてれば、必然的に人間たちの欲望を目の当たりにすることになるだろうし、
欲望を読み取って快感を得られるように創っておくのはいい考えだな。
この辺はちょっとぐらいは評価できる。この子を創った神はうちの神サマほど馬鹿ではなさそうだ。
 それから俺は、悪魔と世間話をしたり、夕飯をすませたりした。
新しく宗教を立ち上げたどっかの神が信者を大量に獲得したとか、会話の内容は他所の宗教のものが多かった。
食事をすませると、悪魔は風呂場に向かった。
「ごちそうさま〜。ちょっとお風呂入ってくるわね」
「ん?いってらっしゃい」 
 俺は食器を片付けながら、悪魔を見送った。
「わかってると思うけど、覗くのは禁止だからね」
 風呂場に向かいながら、悪魔が付け足した。
 悪魔の裸か……。たしかにそれは魅力的だと思うけど覗きはよくないよな。うん。

398 :
 だが、気が付くと俺は風呂場の手前にある洗面所の前にいた。食器を洗っていたはずなのに……何故だ。
 そ、そうだ。風呂のなかで眠ってしまう人もいるんだし、悪魔がそうでないとは限らないじゃないか。
うん。俺は悪魔が眠ってないか確かめるために来たんだ。少しもやましい気持ちなんてない。
 洗面所を見渡すと、悪魔の脱ぎ散らかしとは別にもう一着同じ服が用意してあった。
確か自分の願いはかなえられないんだったよな……?
住む場所がほしいって願いをどう解釈すれば自分用の代えの服を出せるんだ……?
しかも湯暖簾(ゆのれん)には悪魔湯とか書かれてやがる。
悪魔湯って何だよ悪魔湯って。悪魔だったら男が一緒に入ってもいいのかよ。
悪魔湯なんか作っちゃったり、風呂に入った後の代えの服を用意してたり、
俺に許可を求めてきた割には、最初からこの家を自分も利用する気満々じゃないか……。
突っ込みどころは色々あるが、俺は何よりも悪魔湯が用意されてるのに、天使湯は用意されていないことに突っ込みたかった。
「あ……ん……」
 風呂場に悪魔の声が響いた。思わずそちらに耳を傾けてしまう。
「ん……くぅ……い、今はあいつも家の中にいるんだし……ひゃぁ! が、我慢しないと……」
 徐々に、悪魔の声に熱がこもり、音量も上がっていく。
そして俺はとんでもないことに気づいた。
なんと風呂場と洗面所の境目にあるものが湯暖簾しかないのだ。
これじゃちょっと屈めば中が丸見えじゃないか……。
「んっ……うぅ……だ、ダメ……あぁっ……」
 中で何をしているのかは見なくとも大体想像がつく。
だからこそ俺は体の底から湧き上がる黒い欲望に打ち勝つことができなかった。
 そもそも悪魔というのは宗教によっては人を誘惑して精を絞り取ったり、たぶらかして悪道に誘ったりする存在なのだ。
こんな覗いてくれといわんばかりの状況を作って俺を誘惑する悪魔のほうが悪い。
天使の俺に覗きだなんて背徳極まりない行為をさせるなんて流石だよ全く。
さて、そんな悪い子がお風呂で何をしているのか、拝見させていただくとするか。
 にしてもこうしてると昔神サマの風呂を覗いたことを思い出すな……。
顔を真っ赤にしてきゃーきゃー叫ぶ神サマはかなりかわいかった。
「おぉっ……むぐっ」
 中の光景に思わず声を漏らしてしまい、慌てて口を押さえる。
 もうもうと沸き立つ湯気、湯に濡れた黒髪、そして何よりも艶かしい悪魔の裸体。
視界に映った何もかもが俺の中の恥ずべき感情を刺激する。
腋から腰にかけてのほっそりとしたラインとへっこんだお腹に大き目のお尻。まさに理想の体型だ。
こうして改めて見てみると、けっこう胸あるな。
背丈からして年齢は……少なくとも肉体年齢のほうは俺とおなじくらいなんだろうが、
そのわりにはけっこうなボリュームがある。巨乳というほどではないが、俺にはこの大きすぎず小さすぎずのサイズがベストに見える。
そんなバストの先端にくっついた乳首は、唇と同じきれいな薄ピンク色をしている。
決め細やかそうな肌は、ここから見ているだけでもすべすべとした感触が伝わってくるようだった。
さっきまであんな寒そうな格好で外をふらふらしていたとはとても思えない。あんな格好でいたらすごく肌に悪影響がありそうなもんだが。
秘所からはこんこんと泉のようにえっちな液体が湧き、、知らぬうちに俺の激情を煽っている。

399 :
「ひゃぁ……あっ……あんっ……」
 悪魔がその手で触れているのは、秘所ではなく自身の長い尻尾だった。
指がさわり心地のよさそうな尻尾を擦り、握り、扱くたびに悪魔の口から淫らな声が漏れる。
あっちじゃなくて尻尾で自慰をしているとはちょっと予想外だったが、
こうしてみると尻尾も秘所と同じくらいえっちな器官に見えてしまうから不思議だ。
「あぁっ! あ……あ……んぅっ!」
 もう悪魔は家の中にいる俺に声を聞かれる可能性など全く考慮していないようだ。
激しく尻尾を扱きあげ、愛撫の激しさに負けないほど激しく喘いでいる。
ここで悪魔は尻尾から一旦手を離し、たわわに実ったおっぱいを弄り回し始めた。
「ん……ぅ……」
 尻尾にしていた激しい愛撫とは打って変わって、優しく胸を揉みしだいている。
胸は尻尾ほど敏感ではないのか、喘ぎ声のボリュームはさっきよりも低いが、それでも十分に悪魔の声は熱を帯びていた。
「ふあぁっ!」
 悪魔の手が乳首の刺激にシフトした。途端に悪魔の口から大きい声が漏れる。
「あぁ……も……もうダメ……」
 淫らな表情を浮かべ、夢中になって自信の性感帯を弄り回す悪魔は、もう俺の知っている悪魔ではなかった。
俺の視界に映っているのは、性を貪り、けしからん肉体と喘ぎ声で俺を誘惑するメスの姿だけだ。
「ああぁぁっ!!」
 なんと悪魔は尻尾を自身の秘所にあてがい、そのまま押し込んだ。
膣の肉が尻尾の先端をギュウギュウと締め付け、悪魔に快感を与えているようだ。
「んっ……! も、もう我慢できな……あっ……!」
 とうとう自身の欲望に完全に屈服してしまった悪魔は、そのまま激しいピストンを始めた。
 あんな関節の多い部位をズッコンバッコンしたら脱臼とかするんじゃないか……?あの子の尻尾を性感帯に創った神は馬鹿だ。
なんて突っ込みを入れる余裕は俺にはもうない。自分の欲望に抗おうともせず、ただただ悪魔を貪るように見つめるだけだった。
「あぁ……もうダメ……あっ! ああああぁぁぁーーっ!!」
 風呂場に声をガンガン響き渡らせ、悪魔が全身をびくびくっと痙攣させた。どうやら昇天したようだ。
 恍惚とした表情を浮かべ絶頂の余韻に浸っているようだったが、案外すぐに持ち直し、再び体を洗い始めた。
 体を洗った後に悪魔は湯船に浸かってしまい、屈んだ姿勢では裸が見えなくなってしまったので俺はその場から退散した。
 ギンギンになってしまった俺の愚息をどう処理しようか……。悪魔が家の中にいるんじゃ、こっちだってオナニーができやしない。
うう……俺のここがこんなになってるのは悪魔のせいだ。悪魔の誘惑に負けて覗いてしまった俺も悪いが、
覗いてなくとも声を聞くだけで勃起はしてしまったに決まっている。

400 :
 暫くして、悪魔が洗面所のほうから居間に姿を現した。
 嬉しそうに触覚を揺らし、とてもさっぱりした表情をしている。
 爽やかなシャンプーの香りが俺の鼻腔を擽り、気分を和ませた。
「お風呂あいたわよー。ごめ〜ん。気持ちよかったからちょっと長風呂になっちゃった」
 顔の前で両手を合わせ、悪魔が軽く俺に謝罪した。
 にしても……この格好はなんとかならないだろうか。
さっきから悪魔の裸と淫らな表情が頭にこびりついてはなれない。
こんな露出度の高い服を着ていたら服の上からでも容易に裸が想像できてしまう。

「随分かかったな。じゃ、俺入るね」
 なんだか俺のほうが恥ずかしくなってきた。耐え切れなくなった俺は悪魔から離れようと、さっさと風呂場に行くことにした。
「あたしが願いをかなえて出してあげたお風呂なんだから、あたしに感謝しながら使いなさいよー」
「うん。ありがとう。住む場所がほしいって言っただけで風呂までつけてくれちゃうなんて、本当に親切だな」
 その風呂は悪魔湯だなんて湯暖簾がかかってたりするんだけどな。
「それほどでもあるわよ。もっと感謝しなさい。実はあたしがお風呂がほしいから出しただけなんどけどね」
 やっぱり最初から自分もこの家に住んだり、利用したりする気満々だったんだな。
一生代価をもらえずに願いをかなえ続けることになっても、それを逆に利用してしまおうだなんて、
あの短時間で思いつくのは素直にすごいと思う。俺だったらわざと辛うじて住める程度の家を出して相手に意地悪をしてやるけどね。
 ところで、あんなに喘いでいたのに、それを俺に聞かれなかったのかどうか心配する様子が皆無なのはどういうわけだろう。
あんなに大きい声を出しておいて、自覚がないなんてことは考えられない。
「じゃ、行ってくる」
 そう言って、俺は逃げるように風呂場へ向かった。

 風呂場に行っても、頭から悪魔のことは消えなかった。
むしろさっき悪魔が自慰をしていたのと同じ場所にいることで、悪魔のことを意識してしまう。
 気が付いたらボディーソープで頭を2回も洗っていた。おいおい大丈夫かよ俺。しっかりしろ。
 十分温まったしもう出ようかな。
 今気づいたが、この湯暖簾はリバーシブルなんだな。裏表をひっくり返せば天使湯になるのか。
 洗面所をよく見ると、俺の分の代えの服もしっかりと用意されていた。
なかなかいけてるじゃないか。黒と赤の組み合わせはかっこいい。
でもこれよくみたらパジャマ……? 黒と赤ってパジャマとしてはどうなんだろ。
悪趣味にも思えるけど、かっこいいからいいや。
 鏡を見てみると、俺の白い翼とはミスマッチに見える。
俺が金髪じゃなくて黒髪に創られてたら多分今よりは映えたろうに……。服がかっこいいだけに、俺のせいで服の魅力を完全に引き出せないのは残念だ。
 居間に戻ってみると、悪魔の姿は無かった。

401 :
「おーい? どこにいるんだー?」
 この広い家の中を探すのはちょっと大変だ……と思ったが居間から近い寝室にむかうと、案外あっさり悪魔が見つかった。
「あ! その服どう? 気に入った?」
 俺を見るなり悪魔は俺に感想を求めてきた。
「けっこうかっこいいじゃん? ありがとう。でも何で意地悪をした俺にここまでしてくれるんだ?」
 親切はうれしいが、なんでこんなにも親切なのか正直疑問だ。
 さっきも言ったが、俺が契約しようとした相手に契約の穴を突かれて束縛されるようなことがあれば、間違いなく俺は相手に意地悪をする。
間違っても相手に親切なんてしない。
「言ったでしょ? あたしは願いがかなった時の満足感とかを読むのが大好きなのよ」
 触角をゆらゆら妖しく揺らしながら、悪魔は答えた。あくまでも自分が気持ちよくなるため、か……。
契約して代価を受け取ったりする生き物なんだし、自分の利益を常に気にするのは当然っちゃ当然かな。
「あと、やっぱり契約してくれた相手が喜んでくれたほうが嬉しいし……相手の要求が意地悪なものでもね」
 契約相手が喜ぶと自分も嬉しく感じるようにできてるのか。
この子はちゃんと自分の役目を全うするように創られてるんだな。
うちの神サマも俺が見回りの仕事を退屈に感じないように創ってくれてれば……。
「あ、そうだ。もう一度契約をしてあげる約束だったわね。はい、これ」
 悪魔が契約書を差し出した。ここで俺に願いがかなえほうだいなことを思い出させ、もっとよろこばせる作戦か。
作戦の効果もあって、俺の中ではギラギラした欲望が渦巻いている。今の俺の心を読んだら悪魔は大喜びするだろう。
「お、あんがと。1個目の願いはもう一度契約すること……でいいよな?」
 契約書と同時に差し出されたペンを取り、ちゃっちゃと契約を成立させ、俺は悪魔に言った。
最初のときとは違い、悪魔は頷いて俺の願いを快く了承した。
「オッケー。了解。じゃ、読ませてね」
 待てよ……? 俺の心の中を読まれたら、さっき俺が覗きをしたこともばれるのか?
ま、まずい。俺は布団の中に隠れ、悪魔の触角から身を守った。
「何よ〜。ちょっとぐらいいいじゃない。お願いだから読ませてよ〜! ね?」
「は、恥ずかしいからやっぱりダメだっ!」
 女の子に俺のスケベ心を読まれるとかどんな羞恥プレイだよ。
無理無理。悪いが心を読むのは諦めてもらおう。
「何よ〜。読まれてまずいことでも考えてるの? ここベッドだしね。ベッドの上で男女がすることと言ったら……」
「な、何言ってるんだよ!」
 からかうような口調で、悪魔が俺を誘惑する。もうそんな誘惑には乗らないぞ。俺は布団の中にもぐったまま、悪魔と距離をとった。

402 :
「ところで……ねぇ。」
 からかうような口調からは一転、悪魔の声が少し小さくなった。
声の調子から、見なくとも悪魔がもじもじしていることがなんとなくわかる。
「あの時さ、あたしの声……お風呂の外まで聞こえてた?」
 ……聞かれてしまった。ここは正直に答えるしかないな……。
「うん……聞こえてた。ごめん」
 布団から顔を出すと、悪魔と目が合った。悪魔の顔が見る見る真っ赤に染まっていく。
やっぱり俺に声が聞こえてたかもしれないという自覚はあったんだな。
「やだ〜っ! も、もうダメ! あたし恥ずかしくて生きていけない!」
 そう言うなり、今度は悪魔が布団にもぐりこんだ。
布団の中で手足と翼をばたつかせる様子は、庇護欲と加虐欲を同時にそそる。正直すごくかわいい。
「も、もしかして覗いたりとかは……? してないよね! ね! ……ね?」
 ここで嘘ついても相手は心を読めるんだから意味ないよな……。
「……ごめんなさい」
「〜〜っ! えっち! あたし恥ずかしくてんじゃうよー!」
「覗いたのは悪かったけど……俺がいるのにあんな大声で喘ぐのもダメだろ」
「やめてぇ〜っ! 言わないで! 恥ずかしくてどうにかなっちゃう!」
 正直もっと言って恥ずかしがらせてあげたいが、流石にここで追い討ちをかけるのはまずいだろう。
「そ、そりゃあたしも悪かったけどさ……覗くのは禁止だって最初に言ったじゃない」
「ねぇ……あたしの裸見てさ、興奮した?」
 悪魔が布団からひょっこりと顔を出した。
顔はもう俺が今着ている服に負けないくらい真っ赤になっていて、目尻には少し涙が浮かんでいる。
「え? そりゃ勿論したけど……ごめん」
 悪魔の口元が釣り上がる。俺は何か変なことを言ったか?
「じゃぁ、あなたの性欲を読ませて。そしたら許してあげる」
 ……性欲は人類3大欲求の1つだし、欲望を読むのが大好きな悪魔がそれを読みたがるのはわかる。
でも自分の裸に興奮してる相手から読むのはどうなんだ。それで相手を許しちゃっていいのか。
にしてもさっきまで布団にくるまって悶えてたのに、随分と立ち直りが早いな。
「恥ずかしいからやめてくれよ……」
 俺はいちおう天使なんだし、このような感情は押さえ込むべきなのだ。
今頃手遅れだろうが、そんな恥ずべき感情を女の子に読まれるだなんてたまらない。
「あなたも恥ずかしい思いをすればあいこでしょ? いいから早く読ませなさい!」
 そう言うなり悪魔は俺の頭に触角を押し当ててきた。少しこつこつした感触が俺の髪を掻き分ける。
 恥ずかしいが悪いのは俺なんだし、これだけで済んでありがたいと思うべきだ。

403 :
 えっと……悪魔が読みたいのは俺の欲望なんだから、俺は悪魔の裸を思い浮かべるなりしたほうがいいのか?
もう俺がえっちなのは悪魔にはばればれなんだし、もう悪魔の前では開き直ってしまおうか。
 まずは風呂場で見た悪魔の胸を頭の中に思い描くことにする。
悪魔が自分の胸を揉んでいたところを見る限りじゃ、かなりやわらかそうだったな……。
けっこう大きいし、手触りもよさそうだし、乳首の感度もよさげだった。
そういえば乳首の色は薄ピンク色できれいだったな。
「は、恥ずかしいからそんな鮮明に思い出さないでよ〜!」
 そう言いながらも、悪魔はどこかうれしそうな表情をしている。
やっぱりえっちなことを考えていたほうが、悪魔は喜ぶんだな。
 ところで鮮明に思い出しているかどうかがわかるということは、悪魔は相手の頭の中に思い浮かべられた映像や画像も読めるんだろうか。
「あたしからは見えないけど、鮮明に思い出してるかどうかはわかるわよ」
 俺が疑問を口に出す間もなく、悪魔が返答した。
やっぱり俺の心は完璧に読まれてるんだな……。
胸の次はやっぱりあそこだよな。悪魔の恥ずかしい部分であり、
同時に男を興奮させる器官であるそこを、頭の中に強く念じる。
「そ、そこはダメ! やめて〜!」
 頬を赤く染め、恥じらいながらも喜びを露にする表情が俺のツボにはまった。
かわいすぎるだろこれ……。本人を前に悪魔の痴態を想像していることからも、俺の興奮は最高潮だ。
悪魔にもっとかわいい表情をしてもらうために、よりくっきりと、鮮明に悪魔の性器を思い浮かべる。
ぱっくり開いた割れ目に、勃起したクリトリス、そして垂れ流される愛液……。
「わーバカバカ! やめてってばこのえっち! まぁえっちなほうがあたしはうれしいんだけども……」
 なかなかいい反応。俺がえっちなほうがいいなら、期待に応えてやろう。
 お次は尻尾を性器の挿入して自慰をしていたところを頭に思い浮かべてやる。
「や、やめて〜! それだけは思い出さないで!」
 そんなことを言ったって走り出した俺の思考はもう止まらない。
尻尾を激しく出し入れして淫らな表情を浮かべる悪魔の姿を、最新カメラでも自信を無くすほどに、鮮明に思い浮かべる。
「もう! なんであたしのほうが恥ずかしい思いをしなきゃいけないのよ〜!」
 たまらず悪魔が触角を離した。
「気持ちよかったからいいけど……次は覗かないでね? 絶対よ?」
「それは悪かった。ごめん。でもあんなに喘がれるとどうしても気になるし……」
「お願いだからそのことは忘れてよ〜! あたし恥ずかしくてんじゃう……」
 恥じらいながら懇願する姿は悪魔のかわいさを俺に再認識させた。
なんというか俺にもっと意地悪をさせようとする何かがある。
「でも家に男がいるのにあんなことをするのは……」
「わかったからそれ以上は言わないで! お願い……」
 本気で恥ずかしがってるみたいだし、そろそろ意地悪はやめないとな……。
「あたし、尻尾がすごく弱くてさ……触ってると我慢できなくなっちゃうの。悪いけどあたしがお風呂に入ってるときは声が届かないところに居てくれない?」
 だからなんでそこで俺をドキドキさせるようなことを言っちゃうんだよ。

404 :
 俺の心の変化を感じ取ったのか、悪魔はまた俺に触角を伸ばした。
「欲望ゲット〜♪。やっぱりこういうこと言うと興奮するの?」
「俺も悪かったけどこれは恥ずかしいって! もう許してくれよ〜!」
 なんてったって心の中を見られるのだ。裸を見られるどころの騒ぎではない。
今俺の愚息がビンビンになっていることも、悪魔には筒抜けなのだ。むしろこっちのが裸を見るよりタチは悪いんじゃないか。
そんな思考も、悪魔が次に起こした行動によって吹き飛んだ。
「ちょっと恥ずかしいけど……ほら、こんなこともしちゃうわよ」
 なんと悪魔は胸のふくらみを俺に押し付けてきた。服越しに伝わってくる感触に俺はもうメロメロだ。
汚いぞ。これじゃ俺は逃げたくても逃げられないじゃないか。
「あら? あなたのここ、さっきより硬くなってきたみたいね」
「わかってても言わないでくれよ〜! もう俺の方が恥ずかしくてにそうだよ」
「そんなこと言わずにさあ、ほら、い、今なら特別に触らせてあげてもいいわよ? だからもうちょっとだけ読ませて? ね?」
 悪魔がぐいぐいと俺に胸を押し付ける。これに触ってもいいだと? なんて魅惑的なお誘いなんだ。
でも本当にいいのか? さっきは風呂場のことを話題に出すだけで、顔を真っ赤にしていたのに。
「自分じゃ気づいてないかもしれないけど、あなたってけっこう欲深なのよ? あなたの欲望は恥ずかしい思いをしてでも読み取る価値があるわ」
 つまり俺が悪魔の胸を触るというのは、お互いに快感を得るための行為なのだ。
恥ずかしいのはお互い様だし、もう触ってしまってもいいんじゃないか……?
「さ、触るなら早くして! あたしのほうが恥ずかしさに耐えられなくなっちゃう……」
 悪魔が顔を真っ赤にして催促する。
どこの宗教の悪魔か知らないが、やはりこの子も俺を誘惑して背徳的な行為をさせる、ろくでもない悪魔だったようだ。
そして俺は悪魔の誘惑に抗う術を持たなかった。いいだろう。その誘惑に乗ってやる。
だが俺が触るのは胸じゃなくてその黒くしなやかな尻尾のほうだ!

405 :
「ひゃあ! あ、あんっ……尻尾はダメ……!」
 悪魔のお尻に手を回し、尻尾を掴むと、悪魔はますます俺の激情を煽るような声を出した。
「んぁ……や、やめて……! 尻尾触られたらあたし我慢できなくなっちゃ……あっ!」
 またしても悪魔がかわいい声で俺を誘惑する。
オーケー。とことん誘惑に乗ってやろうじゃないか。
 相当な量の関節があるであろう尻尾を、俺の手でぐにゃぐにゃと曲げ、強弱をつけながら握る。
「だ、ダメぇぇ……! ああんっ! 尻尾は許して……!」
 快感に耐え切れなくなったのか、悪魔がその場に崩れ落ちる。同時に触角が俺の頭から離れた。
俺が尻尾を弄る様子が良く見えるように、悪魔を仰向けにしてやってから、尻尾弄りを再開する。
「んっ! こ、声出ちゃって恥ずかしいから……ああっ! 尻尾はやめて〜!」
「じゃぁ声を出すのを我慢すればいいじゃないか」
 俺が悪魔に意地悪を言うと、悪魔は口を閉じた。
声を漏らすまいと必に尻尾への愛撫に耐える表情はなかなかそそる。
「ん……ぅ……あっ……」
 悪魔は布団を強く抱きしめ、必に快感に耐えている。
それでも完璧に声を堪えることはできないようで、悪魔の口から途切れ途切れに喘ぎ声が漏れる。
もっと意地悪をしてやりたくなった俺は、尻尾への愛撫を一旦中断することにした。
「……?」
 悪魔が不思議そうにこちらを見やる。
俺は油断した隙を狙い、悪魔の尻尾の先端を掴んでやった。
「あっ! あぁん!」
 悪魔の一際大きな口から喘ぎ声が漏れる。
「んああんっ! ふ、不意打ちするなんてずるい!」
「ごめん。こんな簡単に引っかかってくれるなんて正直思わなかった」
「ん……ああっ……や、やめてぇぇ……! ひうぅっ!」
 一度ガードを解いてしまえばあとは簡単だ。
尻尾の先端をいじめてやるだけで、悪魔は喘ぎ声を漏らしてくれる。
「あぁ……お願い……先っぽは特に弱いからやめて……ああぁっ!」
 ここで自分の弱いところをばらすということはもっとやって欲しいということだな?
 悪魔のお望みどおり尻尾の先端を重点的に攻めてやる。
掴む、摩る、握る、骨の部分をグリグリするなど、とにかく思いつく限りの愛撫を試し、悪魔がより感じる方法を探る。
「んぅっ……くっ……! あぁっ! 先っぽやめて……あああんっ!」

406 :
 本当に先端の部分は弱いらしく、どの愛撫でも悪魔は簡単に喘ぎ声を漏らす。
だが、好きな愛撫の傾向はあるようで、優しく愛撫した時のほうが効果は大きいようだ。
「んっ……あ、ああん! それダメ! やめてぇぇーっ!」
 尻尾の先端を擽ると、悪魔は全身を震わせて反応した。
 擽りに弱いんだな? よし、もっと擽ってやろう。
ビチビチと暴れる悪魔の尻尾を、逃げられないように左手で強く握り、右手を使って思いっきり擽る。
「ひゃああぁっ! ああん! や、やめて! 許して! 擽るのは禁止〜!」
 そうだ、俺の羽根で素敵なことができるじゃないか。
俺の翼から羽根を数本引き抜き、束ねて持つと羽根ブラシのようになった。
実際の羽根ブラシとはかけ離れてる気もするが、いちおうこれは羽根ブラシということでいいだろう。
「……! もしかしてそれであたしの尻尾を……?」
 悪魔が顔を上げ、こちらを見やる。
その不安そうな表情も、俺を煽る原因でしかなく、俺を抑制する効果なんて無いに等しかった。
「当たり。俺の羽根で思いっきり擽ってやるからな。覚悟しろよ」
「や、やめて! それ禁止! そんなことされたらあたしおかしくなっちゃうよー!」
 不安そうにしながらも、やはり悪魔は擽られるのを楽しみにしているようだった。
その証拠に抵抗は一切せず、俺が尻尾に触ることを許している。
 悪魔に更なる快感を与えるため、俺の羽根ブラシで尻尾の付け根あたりを思いっきりくすぐってやる。
「ひううぅっ! あ……あああぁん! ダメダメやめてぇ〜っ!」
 やわらかな羽根先が悪魔の尻尾を優しく撫でるたびに、悪魔は敏感に反応を返す。
どうやら俺の羽根がお気に召したようだな。徐々に、徐々に擽る位置を先端のほうへずらしていく。
「ひゃっ! さ、先っぽだけはやめて! お願い!」
 悪魔のかわいい声が俺を煽る。なんて加虐心をそそる声なんだ。俺の愚息が硬さを増した。
「そんなかわいい声で誘惑されちゃ、それに乗らないわけにはいかないな」
「な、違っ、誘惑してなんか……あぁっ! お願いやめてぇぇ〜!」
 さらに羽根を引き抜き、羽根ブラシを2本に増やす。
無論、それを見て悪魔が無反応なわけはない。じたばたと暴れ、必に抵抗する。
「お願い! それだけは許して! そんなので先っぽ擽られたら気持ちよすぎておかしくなっちゃうよ〜!」
 わざわざ気持ちよすぎてなんて言うあたり、本気でやめてほしいわけではないことが伺える。
「誘惑してきたのは君なんだからな。天使の俺を誘惑してこんなことさせるなんて、そんな悪い子にはお仕置きが必要だよな?」
「もう許してよ〜! 恥ずかしくてんじゃいそう!」

407 :
「でも俺の性欲は恥ずかしい思いをしてでも読む価値があるんだろう?」
 目を潤ませて懇願する悪魔の触覚を掴み、俺の欲望を脳へと送り込む。
もう悪魔の風呂を覗いたり、性感帯を触り倒したりしてるんだ。今更悪魔の前で恥じることもないだろう。
 ……ところでこの触角って伸縮自在なんだな。引っ張るとけっこう伸びる。
「ん……これすごいかも……どす黒いのがどんどん伝わってくる……」
 悪魔の表情は一転して満足そうなものに変わった。欲望を送り込まれた途端にこうなるなんて現金なやつだな。
「だって気持ちいいんだもん……」
 俺の心は欲望で満ちているのに満足気な表情をしやがって……。
俺も悪魔が喘ぐ姿を見たいという欲求を満たして満足するとするか。
 抵抗できないように悪魔の両腕を俺の翼で押さえつけ、クネクネと動いて羽根ブラシから身をかわそうとする尻尾を、俺の膝ではさんで固定する。
「や、やめて……尻尾まで触られたら本当にあたし変になっちゃうよぉ……」
 本当はやめてほしくないのか、それとも抵抗しても無駄だと思っているのか、悪魔は弱々しい抵抗しか返さない。
「それに、この体勢は押し倒されてるみたいで恥ずかしいし……」
 どっちにしろ触角が俺に触れていれば、俺の欲求を満たすことは悪魔を喜ばせることに繋がるのだ。
 にしてもこの触角はけっこう伸びるな。触角を掴んだまま尻尾を愛撫できそうだ。
「た、たしかに気持ちいいし嬉しいけどさ……はうっ!?」
 悪魔が言い終える前に、尻尾の先端への攻めを開始する。
尻尾の左側と右側を交互に俺の羽根で軽く撫でる。
「ひうっ! あ、ああん! そんなに先っぽいじめちゃダメぇぇ〜!」
 やっぱりここはかなりいい感度してるな。抵抗する悪魔の腕に力がこもるが、俺の翼はびくともしない。
 翼は羽ばたいて自分の体を中に浮かせるくらいの力があるんだ。腕の力でかなうわけがないだろう。
 俺が尻尾の先端をくすぐるたびに、悪魔の体が跳ねるのが面白い。
ちょっといたぶるような感覚で、悪魔の弱所を断続的に攻める。
「あっ! あん! こ、これずるい! 放してよ〜!」
 悪魔が自分の翼も動員させて抵抗を試みるが、その努力も虚しく俺の翼は悪魔の腕を捕らえて放さない。
 そもそもこんな快楽攻めを受けているのに、体に力が入るわけがないのだ。
 無論、ここで放してやる俺ではない。むしろ抵抗してくる相手を拘束することに、興奮を覚えるくらいだ。
そして、その興奮も悪魔の触角を伝って快感として脳に送られるのだ。もはや悪魔に快感から逃れる術はない。
 もっと追い討ちをかけてやるか。羽根ブラシの動きを少し激しめにし、悪魔の尻尾に引き続き快感を与える。

408 :
「ひゃあぁっ! お願い! もう許してえぇ〜!」
 完璧に逃げ道をふさがれ、悪魔はもういっぱいいっぱいのようだ。
そろそろイかせて楽にしてやるか。今まで断続的な刺激を加えるだけだった羽根ブラシをフルに動かし、悪魔の弱点に連続的な快感を送り込む。
「あああぁんっ! ダメ! ダメぇぇ〜! お願いやめてぇ〜!」
 成す術なくなった悪魔が悶え、懇願する様子は本当に扇情的だ。
こんなに誘惑されちゃったらやめるわけにはいかないな。
悪魔がイくのに向けてラストスパートだ。羽根の動きを最高の速度に上げ、悪魔の弱点をこれでもかと攻め立てる。
「ああ! お願いこれ以上は……んんんっ! やめてぇ……! い、イっちゃ……あっ!」
「君が潮吹くところは俺がちゃんと見とくからさ、安心してイくといいよ」
 俺が悪魔の股間に視線を集中させると、視界の隅に悪魔の慌てた表情が映った。
「お願いだから見ないで! せめてあっち向いてて! それは勘弁して〜!」
 流石に服越しでも恥ずかしいのか。でも悪魔にとって不幸なことに、俺はここで顔を背けてあげるような性格ではない。
そしてお互いにとって幸運なことに、俺が悪魔を視姦することで双方とも快感を得られるのだ。
顔を背けてあげるなんて選択肢はあってないようなものだ。
「も、もうダメ! イっちゃう! あっ! あああああぁぁぁーっ!」
 悪魔は俺に昇天の瞬間を看取られた。かわいい声に、快感を堪えようとしても堪えきれないといった表情、そしてビクビクと痙攣する悪魔の全身。
そして、それに合わせてぷるぷる揺れる悪魔の胸。悪魔の全てが俺に凝視しろと呼びかける。
もう瞬きするのも惜しい。目を見開き、一瞬たりとも損をしないよう、悪魔を凝視する。
こんなことをされる悪魔の羞恥は計り知れないが、触角から脳に送られる快感も相当だろう。
「けっこう出たな……服濡れてるぞ」
「い、言わないで! お願いだからもう許して!」
 流石にちょっとかわいそうなことしたかな……でも気持ちよかったのも確かだろう。
「ちょっとどころじゃないわよ! でも、まぁまぁ気持ちよくしてくれたことは認めてあげてもいいわね」
 まぁまぁだと? 気持ちよすぎておかしくなるとか言ってたのは誰だったかな。
それともまだ足りないか? この欲張りめ。お仕置きだ。もっと尻尾を擽ってやろうか。
「ま、待って待って! み、認めるわ! 認めるからもうやめてぇ〜!」
 認めるのか。じゃぁ羽根ブラシだけは許しておいてあげよう。
尻尾の先端を俺の手で、優しく、優しく、何度も摩る。
「あ……ふぅん……そうやって優しくされるのは好きかも……」
「お仕置きされて喜ぶなんて、いけない子だな」
「ん……だって気持ちいいんだもん……あ、そうそう……そうやって小刻みに摩られるとすごく気持ちいいの……」
 あんまし意地悪するのもかわいそうだし、しばらく悪魔が好きなこの攻め方でいくか……。
俺はしばらく悪魔の心底嬉しそうな表情と、尻尾の感触を楽しむことにした。

409 :
「ん……あ……」
 薄暗い部屋にあたしの声が響く。押し寄せる快楽の波に身を任せ、喘ぐ淫らな女の声が。
他に沈黙を破るのは、彼があたしの尻尾を摩る音と、彼が姿勢を変える時に立つ衣擦れの音。
 途中で彼は恥ずかしがってあたしの触角から手を放してしまったが、それでもあたしが感じる快感は十分に多い。
彼が優しい愛撫に切り替えてから、どれほどの時間が経っただろうか。
敏感な尻尾を愛撫され続け、あたしの体はこれから来るであろう彼との性交の時に備え、えっちな方へフル稼働している。
全身はもう汗でビショビショ。胸の先っぽは刺激を求めていきり立ち、恥ずかしいトコロは濡れに濡れている。
 もう降参だ。あたしの体をこんなにされて我慢できるはずがない。気持ちよくしてほしい。あたしに欲望をぶつけてほしい。滅茶苦茶によがらせてほしい。
無論、そんなこと恥ずかしくて言えるはずもなく、ただただ時間だけが悪戯に過ぎていく。
「そういえばさ、契約してるんだから、俺は君を好き放題できちゃうんだよな」
 来たか。だが、ここで素直に言うことを聞いてはダメだ。あたしが誰彼構わず交わろうとする変態になってしまう。
さっき心を読んだ限りでは、彼は相手が口では嫌がりながらも、体だけが正直に反応するというシチュエーションが好きなようだし、ここは少し反抗するべきか。
それに、その方があたしも潤沢な欲望を味わうことができて、二度おいしい。
「ず、ずるいよぉ……」
 これは演技でもなんでもなくあたしの本心だ。
彼はそのよく回る舌で、言葉巧みにあたしを契約で縛りつけ、さらにあたしが自分から彼を求めるような状況を作り上げてしまったのだ。
これをずるいと言わず何をずるいと言えるのか。
「……拒否はしないんだな」
 彼があたしに意地悪な視線を向ける。心を読む力なんかなくとも、彼にはあたしが刺激を求めていることなどお見通しなようだ。
「ほ、本当はしたくないんだけど……ど、どうしてもって言うならしてあげなくもないわよ? さ、願いを言って頂戴」
「したくないのか……じゃぁ言ってやらない。したくなるまで尻尾で遊んでるからな」
 彼は本当に意地悪だ。契約で縛りつけたばかりか、あたしの体を極限まで追い詰め、心身ともに屈服させようとするなんて。
だが、そのギラギラと彼の眩い金髪のように輝く欲望こそが、あたしの大好物であり、寿命に代わる力の源なのだ。
「お願い……もう許して……認める……認めるから……」
「認める? 何をだよ」
 彼が意地悪く目を細め、口元を釣り上げる。わかっているだろうに、彼はわざとすっとぼけて見せ、あたしの口から言わせようとしているのだ。
あたしが屈服した瞬間に彼の体へ触角を押し付ければ、それはそれは美味な感情をいただけるだろう。
「あたしが……その……尻尾だけじゃなくて……色々気持ちよくして欲しいってことを……み、認めるから! もう焦らさないで!」
「そっか……じゃぁ2つ目の願いは、えっちしてお互いに気持ちよくなること、でいいよな?」
 彼の表情がますます意地悪なものに変わる。もう彼はあたしが自分の性欲に抗えないことを確信しているのだ。
「もうそれでいいから! こっちこそお願い! いっぱい気持ちよくして!」
 ついに言った。言ってしまった。だが、完全に心まで屈したわけではない。
これを態度に現しておけば、彼が本当にあたしを屈服させた時に、ドロドロした征服欲が満たされる最高の感覚を読み取れるだろう。
今ちゃっかり彼に押し当てている触角から伝わってくる彼の欲望は、あたしが今までに見てきたどれよりも醜く、魅惑的で、あたしの心を惹きつけた。

410 :
「言っとくけど完全にあなたに屈服したわけじゃないからね! あたしを屈服させるんだったらそれ相応のテクを見せてもらわないと……」
「俺は君を屈服させる自信があるけどなぁ……」
(そんなうまくいくかな……? どうしよ、俺こういうの初めてだし。これでイかせることすらできなかったらかなり恥ずかしいぞ)
 言葉とは裏腹に、彼の心は不安に満ちていた。なんて初々しい。
ちょっとはかわいいとこあるじゃない。だがその考えも、5秒で覆った。
(ま、最悪尻尾弄りまくってればイくだろ。さっきもそうだったし)
 ず、ずるい……そんなことをされて耐えられる自信はない。
ここで、彼はようやくあたしの触角が彼の体に触れていることに気づいた。
 さっと飛び退き、あたしの触角から逃れる。
「!! よ、読んだのか……?」
 彼の顔が見る見る赤く染まっていく。これがさっきまであたしに意地悪を言ってきた人間の表情かと思うと、笑ってしまう。
「けっこうかわいいとこあるのね。おねーさんがどうやるのか教えてあげようか?」
「う、うるさいうるさい! 君ぐらい、む、胸だけでもイかしてあげられるぞ!」
 彼の両手があたしの胸に伸びる。正直胸だけでイくのは難しいと思う。
それでも、尻尾への愛撫で、すっかりえっちになってしまったあたしの体には、下手っぴな愛撫でもかなりの効果が期待できるだろう。
事実、こうして彼に胸を揉まれているだけでも、あたしは感じてしまう。
 そもそもあたしの体はこういった願いにもこたえられるように創られている。
胸等の男性が好んで触れたがる場所には、神経がたくさん張り巡らされていて、触られるだけでも感じるのだ。
こう言うと、えっちするためにうまれてきたようにも取れるが、あたしは誰かの願いをかなえるために創られたのだし、間違ってはいないだろう。
「ん……」
「どうだ? 気持ちいいだろ」
 彼の取り繕った自信からは、あたしに聞いて感じているかどうか確かめたいという本心が見え見えだ。
彼の手が、優しく、というより、相手に痛い思いをさせないように恐る恐る、といった感じであたしの胸を揉みしだく。
「ふ、ふん……調子に乗らないでよ……これくらいで感じるわけが……あっ!」
 あたしの口から声が漏れてしまう。彼があたしの敏感な先っぽを摘んだのだ。
「これぐらいで感じるわけが……なんだって?」
 あたしが感じているとわかると、彼は水を得た魚のようになった。
乳首攻めを交えながら、あたしの胸を持ち上げるようにしながら揉みしだく。
「あっ……あぁん……感じてなんか……ないっ……!」
「そんなこと言っても体は正直だな……」
 胸を揉む手の動きが次第に自信を帯びたものになってゆく。
親指はしっかりとあたしの弱点である胸の下部をとらえ、人差し指で乳首を弄りつつ、残りの3本はほどよい強さで胸の上部を責める。
特に乳首に関しては、今の短時間であたしが一番感じる方法をつかんだようで、指の腹で乳首をゴシゴシと擦ってくる。
「こんなコチコチにしちゃって……いけないおっぱいだな」
「い……言わないでよ恥ずかしいからぁ……!」
 あたしの体が敏感に刺激を受け止めていることを指摘し、彼があたしの羞恥心を煽る。
 言葉責めは彼にかなりの優越感や征服感をもたらすようで、触角をちょっと当ててやれば上質な感情が手に入る。

411 :
「こんないけないおっぱいには、俺が神の名のもとにお仕置きをしてやる必要があるよなぁ?」
「や、やめっ……あんっ! そんなに乳首いじめないでぇ〜!」
 神様の名前を出すのは卑怯だ。あたしは悪魔だが、あたしを創ってくださった神様のことは尊敬しているつもりだ。
そんな神様の威光であたしの恥ずかしいところを浄化されるのかと思うと、それだけで乳首が疼いてしまう。
 彼は自分を創った神とあたしを創った神が同じ神であることにまだ気づいてないようだが、彼は自分の神がどんな悪魔を創ったのかも把握してないんだろうか。
あたしも彼を人間と間違えたりしたのだから、そのことはとやかく言えないか。
 意地悪な彼があたしの乳首を重点的に攻め始める。
摘んだり、突付いたりするのはもちろんのこと、あたしが大好きな擦る刺激もしっかりと織り交ぜてくる。
……摘みながら擦るのは反則だ。どうしても我慢がきかなくなってしまう。
「あんっ! えっち〜。そんなにあたしの胸が気に入ったの? ひゃぁ……! そんな激しく摩らないで!」
「君こそ俺の乳首攻めが大分お気に召したようだけど……こうされると弱いんだろ」
「なっ、あっ……よ、弱くなんかない! ないから摩るのやめてぇ〜!」
 敏感なところを大好きな攻め方で刺激され、あたしは徐々に追い込まれつつあった。
このままでは本当に胸への愛撫だけでイかされてしまうかもしれない。そう思えるほどに、彼の愛撫は効果が大きかった。
「嘘吐きめ……念入りにお仕置きしないと……なっ!」
 彼があたしの服を上にずらした。あたしの胸が揺れ、着けている下着が彼の視線に晒される。
「きゃっ! や……やめて……恥ずかしいよぉ……」
「ふーん。ブラの色はピンクか。なかなかかわいいな」
 下着越しに彼があたしの胸を揉みしだく。無論あたしの弱点をばっちりと攻めながらだ。
今は下着が胸を防護してくれているからまだいいが、下着まで脱がされてしまったら……。
「あ、あんっ! お願いだから直に触るのはやめて……。くあぁんっ! あ、あたし変になっちゃうから……」
「直接揉まれるのをご所望か。オッケー、やってやるよ」
「だ、ダメダメやめてぇ〜!」
 彼の手が、ゆっくり、ゆっくりとあたしの下着を、大事なところを防護するものを、
恥ずかしいところを視線から守るものを、上にずらしてゆく。
それに対してあたしは何の抵抗も示さない。事実上のOKサインだ。
 神様がくださったあたしの体に恥ずべきところなんて一箇所もない!
と、言いたいところだが、やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい。
そんなことを考えている内に、とうとうあたしの乳首が、彼の視線に晒されてしまった。

412 :
(綺麗なピンク色……! すげぇ、やっぱりピンク色のほうが俺は好みかな)
 もちろん彼から欲望を回収するのも忘れない。
思わずゴクリと生唾を飲み込みながら、あたしの乳首に彼が熱い視線を注ぐ。
「ぁう……お願い見ないで……明かりもついてるのに……」
 薄暗いとはいえ、あたしの乳首の形、色、質感を視認できる程度には部屋は明るい。
あたしの乳首は彼に丸見えなのだ。
(この恥ずかしがってる表情もたまらないよなぁ……声もだ)
 だが、あたしが恥らう様子がますます彼を加速させ、甘美な欲望をもたらす。
あたしは欲望が欲しいという気持ちと、見られるのは恥ずかしいという気持ちの板ばさみになってしまった。
(……ってまた読まれてる?! 油断も隙もない……)
 彼が触角を振り払い、あたしに伝わる欲望が途絶える。
「羽根攻めもいいかもな。心行くまで君のおっぱいを堪能してやるよ」
「え? や、やめて……それだけは……!」
 あたしの胸はただでさえ摩られる刺激に弱いのだ。そんなもので摩られたりしたら……!
「それっ、こしょこしょ〜」
「あっはぁぁん! ひゃあぁっ! ひゃ、やめひぇえぇっ!」
 彼の言う即席羽ブラシがあたしの胸の下部を攻める。そこが弱いことも彼にはばれていたのか。
くすぐったいような、気持ちいいような感触にあたしは成す術もない。
擽りをやめさせようにも、あたしの腕はしっかりと彼の翼に押さえつけられている。
擽られる位置をずらそうと、懸命に身をよじるが、彼の手が胸を追尾してきて執拗に弱点を攻めてくる。
「はひゃぁぁぁんっ! ダメダメ! 擽りはやめひぇえぇええっ!」
「俺の羽根がそんなに気に入ったのか。よしよし、もっと攻めてあげよう」
「りゃめぇぇぇっ! お願いゆるひひぇえぇっ!」
 彼の羽根が乳首付近を攻め始めた。乳首を攻められることを体が予感し、あたしの感度がますます上昇する。
胸を攻められているだけなのに、こんなに気持ちいいなんて……。これで乳首を攻められたらあたしはどうなってしまうのだろう。
「お願ぁい……乳首は許して! それされたらあたし……あたし……あっ!」
「そんなに俺の羽根が好きか。じゃぁお望みどおり乳首を攻めてやろう」
「はひゃああぁん! ダメダメやめひぇえぇっ!」
 一切の容赦を捨て、彼の羽根があたしの弱点を攻める。
小刻みに、激しく、それでいて繊細に、あたしが大好きな攻めを続ける。

413 :
 喘いでいると、なにやら股間が疼くような感覚があった。もしかして、このまま胸だけでイかされてしまうのだろうか。
「ひゃああぁっ! 乳首りゃめぇ! らめらのぉ! 羽根で摩るの禁止〜!」
 股間が疼くような感覚がひどくなる。あたしは情けなくも胸への愛撫だけで絶頂へ達してしまうことを予感した。
悔しい気もするが、胸だけで女の子をイかせたとなれば、彼の優越感のようなものも最高潮に達するだろう。
これはあたしも彼も得をできるシチュエーションなのだ。
「ああぁぁっ! ダメ! りゃめえぇぇぇっ! あっ?! あああぁぁぁぁーーーっ!!!」
 胸から生じた快感が全身を走り抜ける。そして、頭の中が真っ白になる感覚。信じ難いが、確かにあたしは胸だけでイってしまった。
彼自身もあたしの反応に少なからず戸惑いを覚えているようで、ちゃっかり触角を押し当ててもそれほど上質な感情は伝わってこない。
(え? ……え? もしかして……イった……?)
 ようやっとあたしをイかせたことを実感し始めた彼の体から、ふつふつと達成感や満足感が湧き上がる。
(……ってまたちゃっかり俺の心を読みやがって! まぁいいや。次はこっちでイかせてやるよ)
「え? そ、そこも攻めるの……?」
(当然だろ。それに最初に誘惑してきたのは君なんだ)
 彼が触角を振り払い、あたしの下半身へと手を伸ばす。もうあたしの一番大事なトコロは愛液でヌルヌルだ。
そんな様子を彼に観察され、おまけに弄られたりなんかしたらたまったものではない。
だが、同時に快感に抗えないのも確かであった。あたしが自分からおねだりするまで焦らすだなんてプレイをされないだけマシだろう。
そんな思考も、彼の指がもたらした快感で吹き飛んだ。
「あっ、あぁんっ!」
「ちょっと触っただけなのに……けっこう君もえっちだね」
「えっちなのはあなたの方よ! あたしの体をこんなにしてくれちゃって……はぅっ?!」
 彼の指があたしの秘裂をなぞる。それだけ、ただそれだけの刺激でもあたしの体は敏感に反応してしまう。
「あん……やめて……そこは許して……」
「こんな簡単に喘いじゃうなんていくらなんでも感度よすぎだろ……さぁて、そんなえっちな悪魔の大事なところが今どうなってるのか拝見させてもらうとするかな」
 彼があたしの服に手をかけた。そのまま服を下へずり下ろす。
「きゃぁっ! や、やめてやめて!」
 が、ベッドとの摩擦で、服をうまく脱がすことができない。
あたしの服を脱がそうと、悪戦苦闘する彼の様子は、正直言ってかなり格好悪かった。思わずクスクス笑いが漏れてしまう。
仕方がないので、ちょっと腰を上げてベッドと服の摩擦を無くしてやる。
「わ、悪いな……じゃ、脱がすぞ」
 彼の視線からあたしの恥ずかしいトコロを守るものは、頼りない薄布1枚だけになってしまった。
しかもそれはあたしのえっちな体液を吸って、恥ずかしいトコロに吸い付き、かえって隠すべき割れ目を強調している。
もはや防護の役割など果たしてくれていない。そんな頼りない下着の上から、彼があたしの性器を攻める。
(パンツ脱がすのは向こうからおねだりしてくるまでお預けにしよっかなぁ……)
 こっそり押し当てた触角から伝わってくる彼の思考に、あたしは悲鳴をあげたくなった。

414 :
「ん……はぁっ……く……うぅ……」
 あたしを焦らすような、途切れ途切れの愛撫。
彼があたしの下着を脱がさないからには、腰を上げて性器を突き出すような恥ずかしい姿勢をやめることはできない。
かといって、早く脱がして欲しいと彼におねだりするのも、それ以上に恥ずかしい。
彼はそれがわかった上で、あたしに意地悪をしているのだ。
「こ、この姿勢辛いよぉ……あんっ! や、やめて……攻められたら力が抜けちゃう……」
 彼の指が意地悪く、優しく、あたしの性器を愛撫する。
大陰唇をふにふにと弄り、徐々に指を陰核に近づけ、陰核に触れる寸前にまた大陰唇への愛撫へ戻ってしまう。
(あ、あれ……また読まれてる。いつから読まれてたんだ?)
 彼があたしの触角を再び振りほどく。
「言っとくけど、おねだりする前に腰をベッドにおろしたりしたら、焦らしプレイでお仕置きだからな。何をおねだりすればいいのかはわかってるよな?」
 彼が残酷にもあたしに言い放つ。
下着をビショビショに濡らし、刺激を求めて疼くあたしの性器。
あたしにもしもプライドというものが無かったら、そこを攻めてくれと彼におねだりしただろう。
だが、生憎なことにあたしにもプライドというものはある。
こんな格好をさせられてる時点で、もうあたしのプライドなんてものはほとんど残っていないが、
そんなことをおねだりしたら、責められる前にあたしは恥ずかしくてんでしまうだろう。
だけれども、こんなにも性器が疼いている状態で放置されるのも拷問だ。
そんなことを考えている間も彼の愛撫は続いている。状況は悪くなる一方だ。
「あ……あ……お願い……許して……焦らしプレイはダメぇ……」
 もう限界が近い。膝はガクガクと震え、お尻が今にもベッドにつきそうになっている。
今言わなければ放置プレイは確実だ。あたしは心を決めた。
「わ、わかったわ……あたしの負けよ。お願い! あたしのパンツを脱がしていっぱい感じさせてぇ……!」
「感じさせるって、どこをだ?」
 おねだりしたくらいでは彼の意地悪は終わらない。彼はあたしを完全に屈服させるまでは満足しないだろう。
彼を満足させた時にいただける上質な感情のことを思えば、ゾクゾクするくらいだが、今のあたしに先のことを考える余裕はなかった。
とにかく意地悪をやめてあたしを感じさせてほしい。その一心で彼にもっともっとおねだりをする。
「い、今あなたが攻めてるところよ……恥ずかしいから言わせないで」
「名前で言ってくれないとわかんないなぁ」
 くぅ……とことんまであたしを焦らすつもりか。ここまでされると彼に反発したい気持ちも出てくるが、
そんなことをして本当に焦らしプレイなんてされたら、どっち道あたしはおねだりをしてしまうだろう。
ここで素直におねだりしておいたほうが、身のためだ。
「うぅ……わかったわよ……言えばいいんでしょ? あたしの……お……おまんこを責めまくって、気持ちよくしてくださいっ!」
 とうとう言ってしまった。女の子にこんなことを言わせるなんて、彼は最低だ。
そしてその最低な本性こそが、あたしにとっては最高の栄養なのだ。
「よくできました。じゃ、お望みどおりに」
 最低で最高な感情が彼の顔に強く現れる。
触角で彼の体にそっと触れると、案の定今までのどれよりも濃厚な感情が手に入った。
 あたしが腰をおろしてしまわないように彼があたしの背中に左腕を回し、あたしの下着に右手をかける。
とうとうあたしの大事なところを汚されようとしているのだ。一応双方の合意があるとはいえ、覚悟を決めるのは容易いことではなかった。
そしてついに、ついに彼の細い指があたしのもっとも恥ずべきトコロを暴いた。

415 :
「こんなえっちなものを下着の中に隠してたのか……いけない子だな」
「あぅ……お願い。そんなに見ないで」
 彼が容赦なくあたしの恥部に視線を注ぐ。ココを誰かに見られるのは、小さいころに神様とお風呂に入った時以来だ。
あの時は割とスタイルのいい神様に少し嫉妬してたっけ……。
ぱっくりと割れて愛液を垂れ流し、メス特有の匂いを放つあたしのアソコは、彼を誘っているようだった。
「さ、触るぞ?」
「ん……敏感なトコロだから優しく触ってね……?」
 彼があたしの大陰唇を攻め始めた。指の腹で真ん中に寄せるように押し、グイグイとマッサージする。
手つきからはどことなく、意地悪さより優しさを感じる。優しく触ってほしいと言ったのがきいたんだろうか。
「あ……いいかも……」
 胸だけでなく、下半身もかなり敏感に創っておいたと、前に神様が話してくれたのを覚えている。
というか、男性が触りたがるようなところは、みんな敏感だ。痛くされなければ、無条件で感じてしまう。
その上、今は尻尾をとことん愛撫されて普段より感じやすくなっている状態なのだ。
そんな状態での愛撫があたしにもたらす効果は絶大だ。
「けっこう感度いいよね、君って」
「ん……あなたにもそう見える?」
 
「だって下手くその俺が触っても感じてくれるし……さっきなんか胸だけでイかせられたし」
 彼の細い指があたしの小陰唇に触れた。付け根のあたりを軽く指で挟み、すりすりと刺激する。
彼の指に愛液が絡み付いて糸を引く。彼が指を動かすたびに、ぬちゃぬちゃとやらしい水音が立ち、あたしの羞恥心を煽る。
「んっ……あぁっ……やんっ……」
 大陰唇よりもずっと感度のよいソコを攻められ、愛液が溢れる。
同時に沸き立つ快感と幸福感。意地悪な攻め方よりも、こうやって優しくされるほうがあたしは好きかもしれない。
小陰唇を弄るのにも少し飽きたのか、彼の指が狙いを変える。
「はうっ?! そ、ソコはぁっ……!」
 あたしが自慰をする時には毎回欠かさず攻めている場所に、彼の指が触れた。激しい電撃のような快感があたしの全身を走り抜ける。
「やっぱココを攻めると反応が違うな。ココの感度も無茶苦茶よかったり?」
「や、やん! そ、ソコは……あぁっ! ソコはダメぇ〜!」
 感度が跳ね上がったあたしの弱点を、彼が責め立てる。
指の腹で押す、軽く摘む、指先で突付く、摩る。確かめるように、ゆっくりと、あたしの弱点へ様々な愛撫を試す。
足を閉じて抵抗しようとするが、彼の体がそれを阻む。
腕を使って抵抗するという手段も、あたしの両腕をがっしりと押さえ込む彼の翼によって断たれた。
もはやこの快楽地獄から抜け出すことは不可能だ。あたしはとにかく喘ぎ続けるしかない。
「あっ! あんあぁっ! や、やめっ……ひあああぁっ! んあ……ああああん!」
「本当にココ弱いのな。すげー喘ぎっぷり」
 摩る愛撫が終わると、また押す、摘む、突付く、摩るのローテーション。
今度は愛撫の位置を微妙にずらし、攻められると特に弱い箇所を探っているようだ。
「んううぅん!  あっひああぁっ! お、お願いもうやめ……んんっ! ああああぁっ! それやめてぇ!」

416 :
 陰核の根元を摩られ、全身に震えが走る。
身を捩って少しでも弱点を逸らそうとするが、太股を彼の両肘で体の内側に向かって押され、それさえも許されない。
逃れようのない快感があたしの全身を駆け巡り、血を沸かせ、体内で暴れまわる。
「なるほどねー。このあたりを摩られるとすごく弱いのか」
「ちょまっ、や、やめ……ああぁっっ! やめてっ! あっ、あんっ! あああぁダメえぇぇぇぇっ!」
 陰核を人差し指と中指で挟み、根元を弄ぶ。
彼がすることは、指をちょっと動かしてソコを摩るだけ。ただそれだけなのにあたしは全身でそれに反応を返してしまう。。
摩られるたびに体が跳ね上がり、肢体は抵抗しようとするのを押さえつけられ、体中から溢れるように汗が流れ、秘所はそれ以上に愛液を分泌している。
「そろそろトドメかな。今度は下着越しじゃなく直に潮吹きを観察させてもらうぞ」
「ひぅっ?! お、お願いそれだけは……あひぁぁっ! か、勘弁してえぇぇ〜! ああああぁぁやめてぇぇぇ!!」
 彼の愛撫が少し激しさを増した。普通なら痛みが先行するところだろうが、あたしが毎日性衝動に負けるたびに弄られ、
開発されてきたソコは、その激しい愛撫さえも快感として受け入れ、快感を脳へ送る働きを十二分に果たしてくれる。
「やめてやめてやめてぇぇえぇっ! い、イっちゃう! イくとこ見ないでええぇっ!!」
 無論、これで彼が視線を背けてくれるはずがない。
むしろこれは彼のサディスティックな欲望を煽るための懇願なのだ。
絶頂がすぐそこまで迫ってきているのを感じる。絶頂しながら彼の心を読めば気も狂わんばかりの快感を得られるだろう。
「や、やめてぇぇ! い、イっちゃ……あ……あああああぁぁぁっ!」
 素早く触角を伸ばし、彼の頭に押し当てた。互いに欲求を満たし、あたしは快感に身を震わせる。
愛液が迸り、彼の手を濡らす。その淫らな情景はあたしの心臓の動悸を加速させた。
「けっこう出たな。そんな気持ちよかったのか?」
「見ればわかるでしょ……言わせないで……」
 あたしは息も絶え絶えなのに、あたしの秘所は貪欲にも刺激をもとめ、まだ疼いている。
彼も欲深だが、あたしも負けず劣らず欲張りだ。彼がえっちだなんだとあたしを言葉責めにしても、それは嘘にはならない。
あたし自信も十分に淫らだと知覚し、むしろますます興奮が高まるのだ。触角をつたって脳に入り込む彼の性欲と征服欲も、あたしを興奮させた。
「感度と感触は十分わかったし、次はお味のほうをチェックさせてもらおうかな」
(ほらほら、こうやって俺が恥ずべき感情を剥き出しにすると嬉しいんだろ? 俺を誘惑してこんなことさせるなんて、本当最低だよな)
 彼が舌を出した。同時に掴んだ触角からあたしに思考を送り込み、言葉責めを行う。
「や、やめてぇ……クンニまでされちゃったらあたし恥ずかしくてんじゃうよぉ……」
「君のココはもっと攻めて欲しいって言ってるみたいだけど?」
(こうやって口では拒否しながら誘惑してくるのが最高だよな……俺がどうすれば喜ぶのかよくわかってるじゃん)
「うぅ……そ、そうかもしれないけど……やっぱり恥ずかしいよぉ……やめてぇ……」
 あたしが恥ずかしい、やめてと口に出すたびに、彼の興奮も高まっていく。
こうやって触角を当てていればその様子が手に取るようにわかる。
そして彼の興奮もあたしにとっては栄養源なわけで……うぅむ……この快楽地獄から抜け出すのは容易ではなさそうだ。

417 :
(や、やっぱりこれ恥ずかしいな……悪いけどこれ放すぞ)
 流石に恥ずかしくなってきた彼があたしの触角を放す。彼が恥らう感情もなかなか美味だ。
それ故に触角を放すのは少し名残惜しいが、相手の合意なしに心を無理やり読むのはほめられるべき行為ではない。
さっきも何回か無断で読んだのだし、ちょっとはあたしも我慢を覚えるべきだ。
「俺の五感全部で君のココをチェックしてやるからな。覚悟しろよ?」
「五感全部……?! そんなことされたらあたし本当にんじゃ……ひゃっ!」
 彼の舌が恥部を舐め上げた。陰毛を撫で、愛液を絡めとり、とことんあたしの恥部を貪る。
「ひゃぁっ……! く、クンニはだめっ! や、やぁん! やめてえぇぇー!」
 下から上へ、下から上へ、時折指による愛撫も織り交ぜながら、何度も何度も執拗にあたしの恥部を彼が攻める。
感覚であたしの恥部を感じ、舌で味わい、耳では互いの体液が絡み合って奏でるやらしい水音を聞き、
目ではその淫ら極まりない様子を見、鼻ではあたしの恥部の匂いを嗅ぐ。
これだけの羞恥を重ねられるなんてたまらない。比喩ではなく本当に顔から火が出るのではないかと錯覚してしまう。
「やっ! クリはやめてぇ〜!」
「ココは特にえっちな箇所だからな。念入りにチェックしないと……」
「お願いソコは……あっ、あん! や、やめ……ひうぅぅっ!」
 彼の舌先が意地悪くあたしの弱点を突付く。その度に快感があたしの全身を貫き、体液を沸騰させる。
舌で突付く愛撫を何度か繰り返した後、彼はあたしの弱点に吸い付いた。
「ひゃあああぁぁっ!? すっ、吸っちゃダメえぇぇぇ! あぁっ!」
 あたしが吸われるのに弱いとわかった途端、彼の愛撫が激しくなった。
時折舌で陰核の上を横切るような愛撫や唇で挟む愛撫も織り交ぜながら、口であたしの陰核を執拗に攻める。
攻めを口に任せたことで暇になった彼の両手は、あたしの体への愛撫へ移行した。
お腹を優しく撫で、腋を揉み、骨をグイグイと押してくる。
執拗な尻尾攻めで敏感になってしまったあたしの体は、彼の素人全開な愛撫にも元気に反応した。
「あぁん……! そんなあちこちいっぺんに弄っちゃ……んあっ……あぁう……!」
「うーん、やっぱあちこち弄ったほうが気持ちいいのか。最初からこうしとけばよかった」
 彼が喋るために口での愛撫を中断した。陰核への刺激はなくなったが、両手による愛撫はまだ続いている。
そうやって優しくされると弱いのだ。彼の両手が余すことなく、あたしの体を撫でる。
「そういえばさ、クリトリスの別名って、悪魔の乳首って言うらしいな」
「ん……そうなの……?」
 彼の愛撫が気持ちよすぎて喋るのもやっとだ。
彼が愛撫をする場所はあたしの下半身に移り、足先から太股までを丹念にマッサージしてくる。
「うん。貞節のある女の人には無いものだって信じられてたんだってさ。クリが見つかると魔女だと思われて処刑されたらしいよ」
「そうなんだ……あっ! 待って! クリ舐めないでえぇ〜!」
 会話の内容に興味を向けられ、油断しきったあたしの弱点に彼が不意打ちをかました。
舌を小刻みに左右に動かし、皮が剥けて見えかけている陰核の先端に快感を与える。
「君も貞節とかは無さそうだな……俺がたっぷりお仕置きしてやらないとな」
「ひゃっ! クリはダメ! んあんっ! だ、ダメだってば! お願い許してぇ〜!」

418 :
 彼があたしの陰核に吸いついた。このいかにも相手の性器を貪っているというような愛撫があたしを興奮させる。
その上、わざとちゅぱちゅぱと音を立てながら吸うのだから、やらしいことこの上ない。
「風呂でもココ触って喘いでたよな。その分もしっかりお仕置きしないと……」
「お、お願いだからそのことは言わないでよ〜!」
 彼の意地悪な言葉にあたしの顔が熱くなる。
彼が陰核を攻める時に立つやらしい水音も、今あたしたちがどんなに恥ずかしいことをしているのかを知覚させ、あたしの羞恥心を煽る。
「ひゃわあぁっ!? そ、それダメ! 吸いながら舐めるの禁止〜!」
「こうされると弱いんだな。オッケー、わかったよ」
「あああああぁぁっ!! やめてやめて! やっ! ひあああぁぅっ!」
 とうとう彼はあたしが最も感じる攻め方を見つけ出してしまった。もうイかされるのも時間の問題だろう。
反射的に快感から逃れようと体を動かすが、彼の両腕と翼で押さえつけられては無駄なことだった。
「俺みたいな下手くそに吸われてこんなに感じちゃうなんて、とんだ変態淫魔ちゃんだな。まぁお風呂でオナニーしちゃうような変態だしな」
「恥ずかしいから言わないでよー! もうダメ! 言葉責め禁止!」
 言葉による地獄のような責め苦と、愛撫による天に昇るような快感。彼のよく回る舌がうみだす効果は無限大だ。
「ひゃああぁぁっ! 吸いながら舐めるの禁止だってばぁっ! それされると弱いのおおぉっ!」
 彼の舌が器用に陰核の皮を剥いた。そして、剥きだしになった陰核をとことん愛撫する。
皮の上からでも十二分に気持ちよかったのに、こうやって直に愛撫されては、もう喘ぎ続ける他ない。
もはや皮すらも防護してくれず、完璧に無防備になったあたしの弱点を、あたしが一番好きな方法で彼が攻め続ける。
「ひゃぁっ?! そ、それやめて! それだけはりゃめえぇぇ〜!」
 彼の両手が羽根ブラシを掴み、あたしの胸に迫る。
クリ攻めだけでも気持ちよすぎるくらいなのに、胸まで攻められたら……!
彼の手は羽根ブラシが乳首に触れるか触れないかの絶妙なところを行き来し、意地悪くあたしを焦らしている。
「んああんっ! む、胸攻めるなら攻めるで早く……あふんっ! 焦らすのはダメぇ!」
 それでも彼は意地悪な手の動きをやめない。
陰核攻めであたしを追い詰め、あたしの精神が磨り減った後で胸を攻めようという魂胆なのだ。
そして本当に意地悪なことに、彼はあたしの意識が丁度陰核攻めに集中した瞬間を狙って乳首攻めを開始した。

419 :
「ひゃあぁぁっ! ダメえぇぇ! 胸擽るの禁止ぃいっ! も、もう許してえぇっ!」
 あたしの弱点を3箇所も同時に、しかも一番弱い攻め方をされるなんてたまらない。
両乳首を擽られて、全身へじわじわと快感が広がり、陰核攻めでそれが増大する。
思わず両腕に力がこもる。彼は翼でそれを感じ取り、あたしがもう絶頂寸前だと気づいたのか、乳首への愛撫を小刻みで激しいものに変えた。
「ああああんもうダメええぇぇーっ! イっちゃ……ああああああぁぁぁっ!」
 子宮の奥から熱いものが全身へ広がっていくような感覚を覚えた。
快楽の波があたしの思考を洗い流し、真っ白に染め上げる。
喘ぎすぎて酸素が足りない。酸欠を訴える肺の言うがままにぜぇぜぇと荒い呼吸を繰り返し、全身に酸素を送り込む。
あたしの心臓はバクバクと激しく脈打ち、自身に鞭を打っていた。
「も、もうダメ……お願い……少し休ませて……」
 あたしの口から弱弱しい声が漏れる。
いくらあたしがえっちな願いにもこたえられるように創られた敏感悪魔だからって、
こう何度もイかされては体力が尽きるのも当然だ。
「わ、悪い。ちょっとやりすぎたかな……?」
「ちょっとどころじゃないわよー……」
「う……ごめん、悪かった」
 彼がすまなそうな顔をした。まぁ欲望欲しさに彼を煽ったあたしにも原因はあるんだし、そんなに責める気はない。
それに、あたしが感じすぎて疲れてしまっても、あたしが攻める側に回って彼とのえっちを続ければ欲望は手に入るのだ。
そして、欲望があればあたしはそれを力に変えることができる。欲望をたくさん読めば再びあたしが受けに回ることもできるのだ。
「ま、それだけ気持ちよかったってことだし、許してあげるわよ。気持ちよくしてくれたお礼に、今度はあたしがあなたを気持ちよくしてあげよっか?」
「え? い、いいのか?」
 彼がちょっと意外そうな顔をする。
そりゃぁ、直前までえっちしすぎでへばっていた子が、こんなことを言い出すとは予想できないだろう。
「あたしだってあなたの欲望を読んで気持ちよくなれるし、さ、仰向けになって頂戴」
「あ、あぁ……」

420 :
 言われるまま仰向けになる彼。彼の前の尻尾は天に向かって伸び、パジャマはテントをはっている。
パジャマとパンツを下にずらすと、はちきれんばかりに膨張した男性の象徴が露になった。
ソレはあたしの手の平の横幅よりも長く、手首から指先までの長さよりは短い。
先っぽの皮は剥け、中身が剥き出しになっている。
少しひくつきながら先走り汁を分泌する様子は、あたしの愛撫を待っているかのようだ。
「こんなにおっきくしちゃって……えっち」
「そ、そんなに見ないでくれよ」
 あたしが注ぐ無遠慮な視線に彼が恥らった。頬に少し赤みが差す。
「ほら、先走り汁が出ちゃってるわよ?」
「う……言葉責めもやめて」
 あたしは彼にもっと恥ずかしいことをされたのだ。そのことについてはこれぐらいで許してやる気はない。
それに、あたしだってこういうことをしてみたいという願望が、完全に無いわけではないのだ。
「あなたのココ、早く射精したいって言ってるわよ? あたしが楽にしてあげるからね」
 彼のモノをあたしの胸で挟み込む。所謂パイズリというやつだ。
彼の大事なところを傷つけぬよう、優しく、ゆっくりとあたしの両乳房で刺激を与える。
「ん……パイズリってしてもらう側もすごい恥ずかしいんだな……」
「でも気持ちいいでしょ? どう? あたしの胸は」
「やわらかくて、すっげえ気持ちいい……最高だよ」
 彼が感嘆の声を漏らす。同時にカウパーの量が増した。あたしのパイズリがなかなか効いている。
やはり胸を使って大事なモノを挟まれているという状況は、彼の興奮をかなり高める効果があるらしかった。
そんな彼の感情を読み取ったら、あたしはうれしすぎて昇天してしまうかもしれない。
たまらず彼の胸に触角を押し当てる。
(や、やっぱり心も読むのか……? うぅ……俺のほうが恥ずかしくてんじゃうよ)
 たちまちあたしの脳に彼の感情が流れ込む。
羞恥、性欲、快感、征服感。それらが激しく入り混じった感情のミックスジュースは、
あたしが今まで読み取ってきた感情のどれよりも美味だ。
さっき性欲を読み取った時も同じような感情をもらったが、これに比べればさっきの感情は自販機で売っているジュースのようなものだ。
 疲れきっていたあたしの全身に力が満ちてくるのを感じる。こんなにもあたしに力をくれるなんて、彼は欲深だ。
この調子なら、彼をイかすころにはあたしの体は完全に回復しているだろう。
 羞恥に耐える彼の表情はなかなかにかわいらしい。
太陽のようにまばゆい金髪と、海のようなブルーの目。
よく見ると、顔立ちも割とかわいいほうだ。さすがあたしと同じ神様が創っただけのことはある。
目と触角で彼の表情と感情を味わい、胸では彼の感情をさらに煽る。
(恥ずかしい……けど……俺ばっかり気持ちよくなってても悪いよな)
「あら、あなたのオチンチン、ぴくぴくしちゃってすごく気持ちよさそうね」
「こ、言葉責めはやめてくれー!」
(そ、そんなかわいい声でオチンチンだなんて……は、反則だ……それに俺のソコを見る悪魔の目つき……なんてえっちいんだ)
 口ではそう言っていても、あたしには彼の本心が筒抜けだ。

421 :
「何? オチンチン攻撃に弱いの? もっと言ってあげようか?」
「わーっ! やめろやめろ!」
 彼が慌てるが、やはり本心では興奮もしている。あたしに言葉責めが有効だったように、
彼にも言葉責めは効果があるようだ。意地悪された恨みもあるし、何よりも彼の反応がかわいい。
こんなかわいい顔でそんな表情をするなんて、それこそ反則だ。
 あたしに意地悪を言ったり、言葉責めをしていた人と同一人物だとは思えない。
ベッドとの摩擦であたしの服を脱がせず、手間取っていた人と同一人物だと言えば納得だ。
「フェラチオもしてあげよっか?」
「うわわっ! 俺本当に恥ずかしくてんじゃうよ!」
(う、上目遣いで見るのやめてくれ! もし上目遣いで見られながらフェラチオなんかされたら……!)
「口ではそう言ってもあなたの心とオチンチンは嘘をつけないわ。本当はしてほしいんでしょう?」
 彼のモノと銜え込み、貪る。舌をチロチロと動かして亀頭を責めると、ますます彼の興奮が高まった。
しかも興奮だけでなく、彼の男性器が感じている快感も、あたしに触角を通して伝わるのだ。
むしろあたしのほうが気持ちよくてたまらない。
(うぅ……くぅ……けっこううまいな……こんな簡単に感じさせられるなんてちょっと悔しいぞ)
 フェラチオに集中してパイズリを忘れていた。
軽く吸ったりする愛撫も混ぜつつ、パイズリによる快感も彼に与える。
あたしの胸がむにゅむにゅと形を変え、その様子も彼を興奮させる。
(う……おっ……胸の感触が気持ちよすぎて……!)
 たちまち彼はあたしの虜となった。こうも簡単におちるなんて、ちょっと拍子抜けだ。
「感じてるわね……けっこう早漏さんなのね」
(う、うるさいっ……銜えたまま喋るなっ……!)
「でも安心して。感じてるのはあなただけじゃないわ」
(?)
「あなたが感じてる性感も、あたしに伝わってきてるのよ。それに、尻尾触られて体が敏感になってるから……こうしてるだけで谷間が気持ちいいの」
(ふーん、やっぱり君もけっこうえっちなんだな)
「オチンチンをこんなにしてるあなたが、人のことをえっちとか言えるのかしら?」
(君こそ俺のココを銜えてるどの口がそんなことを言うんだよ)
 ちょっとこれには反論が思いつかない。あたしが押し黙ると、彼が勝ち誇ったような顔をした。
だがその表情も、あたしのする愛撫によってすぐに崩れた。
(う……っ! ず、ずるいぞ……そんなに気持ちよくするなんて)
 彼の性感が手に取るようにわかる。どうやら彼の弱点はカリらしい。
パイズリを続けつつ、カリを重点的に攻める。
股間の奥からむずむずと何か熱いものがこみ上げる感覚、カリから生じる力が抜けるような快感。
それらがしっかりと伝わってくる上に、あたしの胸の谷間まで彼の性器と擦れて感じている。

422 :
(う……あ……やめっ……ソコは……)
 不意打ちで別の愛撫を混ぜてみる。
性器の腹を下から上へ舐めあげ、舌がカリに達する直前で、また性器の下へ戻る。もちろん唾で音を立てて彼の羞恥心を煽るのも忘れない。
(や、やめろ……焦らさないで……)
 彼を焦らしながらも、自分自身も焦らされるこの感覚がたまらない。
本当はあたしだって、彼のカリを攻めてその快感を共有したいのだ。
その感情を彼の情けなくもかわいらしい表情が打ち砕く。
ちょっとだけあたしに意地悪な言葉責めをしてきた彼の気持ちがわかった気がした。
「何よ。受けに回った途端に弱気じゃない。さっきまでの勢いはどうしたの?」
(う、うるさいな……このっ……)
「ひゃあ! それやめて!」
 彼が羽根ブラシであたしの勃起しきった乳首を擽った。
電撃のような快感が胸を伝い、首を這い上がり、あたしの頭を痺れさせる。
(へへ、擽っただけなのにけっこう感じてるじゃん。また胸だけでイかせてあげよっか?)
「く……うう……ま、負けないわよ!」
 こうなったらなんとしてでも彼をあたしよりも先にイかせてやる。
パイズリの速度を上げ、彼のカリを舌先で転がすが、心を読んであたしに伝わる快感の量も増大し、自分の首を絞める結果になる。
(この感じてるのを我慢しながらフェラする表情がたまんないな……あっ! カリはやめろって!)
 弱点を攻められ、彼に隙ができた。攻め手が止んだ瞬間を狙い、激しい攻めを行う。
(そ、そんな激しく吸うなって……あぁっ! や、やめろ! で、出ちゃ……)
 込み上げる射精感。噴出しそうになる欲望。ここであえて愛撫を止め、その欲望に蓋をした。
射精の快感をお預けにされ、彼が不満そうな声を出す。
「本当にやめるなよぉ……イかせてくれ。頼む」
 すがるような目で彼があたしを見る。そんなかわいい顔をされたら、もっと意地悪をしてあげたくなってしまう。
彼があたしに意地悪な攻め方をしている時も、こんな気持ちであたしに意地悪をしていた。
こんないい気持ちを独り占めするなんて許せない。彼はもっとあたしにも意地悪をさせるべきだ。
(ん……うぅ……だから焦らすなって……)
 彼の亀頭を舐めあげ、射精を促す。だが、いざ彼が射精しようとした瞬間に、あたしは愛撫を止めてしまう。
イかせてほしいと思う気持ちも性欲だ。イかせてあげて射精感や満足感を味わうのもいいが、
このまま焦らし続けて彼から性欲をいただき続けるのもいいかもしれない。
(あぁ……やめろ……お願いだ……焦らさないで……)
 焦らせば焦らすほど、彼のイかせてほしいという気持ちも強くなる。
欲望は寿命の代わりになるが、普段はそんなに欲望を読ませてもらう機会はない。
願いを3つかなえればそれで契約相手とはサヨナラだし、欲望を読ませてもらう時間はそんなに取らないのだ。
それに、心を読まれるのは誰にとっても恥ずかしいことだし、合意をもらえない場合もある。
 だが、彼との契約は違う。どちらかがぬまで、契約の効果で無限に願いをかなえ続けることができる。
幸い彼は心を読むのを許してくれてるし、彼があたしを縛り付けている限り、彼から欲望をいただく機会もまた無限にあるのだ。
 あたしの体も完璧に回復したようだし、そろそろイかせてあげるか。

423 :
「ほら、あなたのオチンチン、こんなにびくんびくんってなっちゃってるわよ? こんな気持ちよさそうなのにイかせてもらえないなんて、かわいそうね」
「も、もう許してくれ! 頼む!」
「そこまでお願いするならイかせてあげるわ。それに、あたしも焦れてきたところだし……」
 彼の性器に口を近付け、そっとキスする。
「あたしの口の中に、全部だしちゃいなさい。きっと気持ちいいわよ?」
 そのまま彼の性器を銜えこみ、貪るように舐める。
イかせてもらえることがわかって、彼の表情は満足気だ。
(あぁ……や、やっとイける……イかせてもらえる……)
 ちょっとまた意地悪をしたくなったが、流石にここで焦らすのはかわいそうだし、怒りを買うことにもなりかねない。
それに、あたしももう我慢の限界なのだ。男性の絶頂を味わってみたくてたまらない。
彼の性器に吸い付き、ラストスパートをかける。口をすぼめて彼の性器を締め、舌を亀頭の裏に押し付ける。
(あああぁぁ! そんな激しく……っ! ああ! もう出るっ!)
 彼があたしの中に体液をぶちまけた。同時に触角から伝わる彼の感情と性感。
あたしの舌技で焦らされ、高められた欲望が爆発する。
彼の欲望だけでも十分に気持ちいのに、同時に性感まで伝わってくるのだから、こっちもたまったものではない。
濡れに濡れたあたしのアソコも、同時に軽くイってしまった。
彼の出した精液があたしの口内を満たす。彼の欲深さを示すように、それは濃厚で、多量だった。
あたしが飲み干すのに失敗して、咳き込んでしまうのも当然だ。拍子に触角が彼の体から離れる。
「けほっ! けほっ! し、失敗しちゃった……」
「だ、大丈夫か?」
「ん、平気……そもそもあたしが勝手にやろうとしたことだから気にしないで」
 心配そうにあたしの顔を彼が覗き込む。
「だ、大丈夫だってば……それより、こっちの口の心配をしてほしいな……」
 下半身の服と下着を完全に脱ぎ捨て、股を広げて彼を誘惑する。
ぱっくりと開いた腔に、垂れ流される愛液、そしてピンク色に充血した陰核。
彼の視線はもう釘付けだ。
「ほら、あたしのココ……こんなにえっちな汁が出てるでしょ? 疼いちゃってすっごく辛いの。
お願い、あなたのテクであたしの下の口を楽にして……」
 言っててぬほど恥ずかしい。だが、恥じらいながら誘惑する様子が彼のツボにはまったらしく、彼はやすやすと誘惑に乗った。
「天使の俺を誘惑してこんなことさせるなんて……ひどい悪魔だな。たっぷりお仕置きしてやらないとな」
 彼が欲望に目をぎらつかせ、あたしの性器に手を伸ばす。
射精したばかりだというのに、彼の前の尻尾は再び勢いを取り戻し、元気にいきり立っている。

424 :
 そうだ、お互いに愛撫をしあうプレイをしてみるのもいいかもしれない。
「ねぇ、どっちが先に相手をイかせるのか勝負するってのはどう? それで勝った方がその後のプレイの主導権を握るの。いいでしょ?」
 あたしの問いかけに彼はちょっと思案したようだったが……。
「いいね。俺をこんなに乗り気にさせるなんてやっぱり君は悪いやつだな。俺が勝ってたっぷりお仕置きしてやるよ」
 安易に誘いに乗ってきた。この勝負に負けはない。勝とうが負けようがあたしは欲望を手にすることができるのだから。
「決まりね。じゃぁ横になって頂戴。あたしが上でいいわよね?」
 彼の下半身のほうへ頭を向け、シックスナインの体勢になる。
丁度お互いの顔の前に性器が来る。あたしの性器が丸見えになってすごく恥ずかしい。
「ちょっ、すげー垂れてるんだけど……これなら簡単にイかせそうだな」
 あたしの愛液で顔を濡らしながら、彼が言う。
「ふん。どうかしら。あなたこそけっこうな早漏さんみたいだけど? あたしが勝ったらあなたを焦らしプレイでひいひい言わせてあげるわよ」
 自信満々に聞こえるように言ってみたが、内心勝てる気はしない。
男性の絶頂は女性のそれよりも重く、一度達したらそう容易に二度目の絶頂を迎えることはできない。
これは勝負というより、彼を勝たせてあたしを性的にいじめまくる理由を与えるための接待なのだ。
ハンデがあるとはいえ、えっち対決で相手を屈服させるのだ。
彼が勝利した時に感じる征服感や満足感はそうとうなものだろう。
そして、彼のそういった感情はあたしの幸せでもあるのだ。どっちも得をする最高の方法だ。
「そっか、じゃぁ俺が勝ったら、君をイき地獄におとしてひいひい言わせてやるよ」
 ひどい快楽責めが待っているとわかった途端、あたしの性器の疼きがひどくなる。
これで興奮するなんて、あたしもけっこうえっちだ。
「男の子なら、こういう展開は好きでしょ? どう? 興奮する?」
「興奮するなんてもんじゃないよ……本当に誘惑がうまいね君は。抗えなくなっちゃうじゃないか」
 あたしが思ったとおり、このシチュエーションは彼の心を擽るものがあるようだ。
それにしてもこうもやすやすと誘惑に乗ってくれるとは……。
そんな欲深な人といっしょにいられるなんて、あたしにとってはとても幸福なことだ。
あたしのほうも抗えなくなってしまうではないか。
「ルールはお互いに下半身を攻めて、先に相手をイかせた方が勝ち、だけでいいわよね?」
「う〜ん……心を読むのは勘弁してもらえるか? この体勢だけでもけっこう恥ずかしいんだ」
「わかったわ。じゃぁ、スタートね」
 言うが早いか、彼のモノを両乳房で挟み、先っぽを銜え込む。
勃起こそしているけれど、やはり絶頂には程遠いようだった。
「うぉ! 急に始めるなんてずるいぞ」
 彼も負けじとあたしの性器を指で攻める。
下から上へ、下から上へ、幾度も幾度もあたしの性器を指の腹で撫でる。
「あっ、ああん!」

425 :
 あたしの口から喘ぎ声が漏れ、フェラチオが中断する。
彼の性器を挟む胸の動きも止み、彼の独壇場となる。
「どうした? 攻めないと勝てないぞー?」
 彼があたしの性器に指を突っ込んだ。
あたしのあそこがいやらしく彼の指を締める。
「い、やぁ……指突っ込んじゃ……ダメっ! ああん!」
「君の下の口はもっと突っ込んで欲しそうだよ? 二本突っ込んで見よっか」
「ダメダメやめてぇ〜! あっ! ああぁっ!」
 指の数が二本に増え、あたしの腔内を穿り回す。彼の指がうむ無限の快感にあたしは成す術もない。
顔に愛液がベタベタかかるのが少し不快なのか、彼があたしと位置を入れ替えた。
あたしに覆いかぶさりながら、彼があたしを一方的に攻める。
最初から接待のつもりで勝負を挑んだが、ここまで一方的な展開になると流石に悔しい。
ふと、さっき彼があたしを攻めるのに使っていた羽根ブラシが視界に入った。
これで彼のモノを攻めればあるいは……?
「ひゃ?! は、羽根は反則だろっ」
「そんなことは一言も言ってないわ。勝手にルールを捏造しないでほしいわね」
 羽根ブラシによる不意打ちに彼が声を上げる。なかなかの反応だ。
亀頭を擽るように撫でると、彼の全身に震えが走った。
「う……おっ……で、でも君も尻尾を擽られるのに弱かったよな」
「! ま、待って! 尻尾はダメ! 反則よ!」
 彼があたしの尻尾を掴み、先っぽに羽根ブラシを押し当てた。
それだけであたしの全身が熱を持ち、快感が走り抜ける。
「君は下半身を攻めるって言い方をしたろ? これは反則じゃないぜ」
「う……そんな言い方したっけ……?」
「勝手にルールを捏造しないでほしいなぁ」
 彼が意地悪くあたしに鸚鵡返しをする。
尻尾を攻められてしまったら、あたしに勝ち目はない。
尻尾はそれ自体が性感帯なだけでなく、全身のありとあらゆる性感帯を刺激するツボがいたるところにあるのだ。
特に先っぽには、多くの神経が集中している。そんな性感神経の塊のような場所を攻められたら、全身が火照ってしまう。
あぁ、ダメ……! そんな風に優しく摩られたりしたら……!
「ひゃ……あ……尻尾は全身の性感帯とつながってるから……んうっ! せ、攻めちゃダメ!」
「俺が弄ってるのはあくまでも尻尾だぞ。これは反則にならないはずだ」
 羽根先が尻尾の先っぽを撫でるたびに、性感が全身を駆け巡る。
さっきの尻尾攻めで、ただでさえあたしの全身の感覚は鋭敏なものになっているというのに、さらに尻尾を擽られるなんてたまらない。

426 :
 彼の羽根が、ハートの中心から少し左上にずれた部分に触れた。
「あひゃぁあっ?! そ、そこダメ! 胸が敏感になっちゃう!」
「ここはおっぱいと繋がってるのか……よし、ルールに触れずに胸攻めができるな」
 彼の羽根がハートの右上と左上の部分をしつこく摩る。
胸の神経が刺激され、どんどん感度が上昇していく。
こ、このままでは負けて主導権を取られてしまう。それはけっこうだが、
やはりこうもやすやすと敗れるのはあたしの中に欠片ぐらいは残っているプライドが許さない。
羽根攻めだけではダメだ。ちょっとこの体勢では苦しいがパイズリも加えてみるか。
「ふ、ふん。あなたなんかあたしの胸でいっぱい感じさせてあげ……ひゃぁ?!」
 胸の谷間に電流が走る。さっきもパイズリをしている間は谷間が気持ちよくて仕方なかったが、
今回の快感はそれの比ではない。これが電流なら、さっきのは静電気といったところか。
「ん? どうした?」
「う、嘘……胸が擦れるだけでこんなに感じるなんて……!」
「へぇ、パイズリするとそっちが感じちゃうわけか。とんでもなくえっちだな」
 谷間を襲う快感にあたしの方が耐えられない。長時間尻尾を摩られるとあたしの体はこんなにまで敏感になってしまうのか。
あたしの武器である胸がただの弱点と化してしまった今、あたしの勝ち目はさっきよりも薄いだろう。もはや絶望的といえる。
「この尻尾はおっぱいのほかにどんなとこに繋がってるのかな〜?」
 彼が胸以外の場所も敏感にしてやろうと、羽根ブラシで擦る位置を変える。
乳房がこんな敏感になってしまったのだ。全身を敏感にされてしまったらどうなるのか、想像するだけでも恐ろしい。
恐ろしい……が、それ以上に魅惑的でもあった。全身がこれ以上に敏感になるだなんて経験は、滅多にできるものではないだろう。事実、こんなに長時間尻尾を摩られたのは初めてだ。
「あんっ! お願い、尻尾は許して! それされたらあたし勝てなくなっちゃ……あっ! ああん!」
 あたしの尻尾の先っぽはハートの形になっていて、実はそれがあたしの体の縮図のようになっている。
基本的にハートの上半分は上半身、下半分は下半身のツボになっていて、ハートをあたしの体に見立てて触れば大体狙った箇所の性感帯を活発にさせられる。あくまで大体だが。
彼の羽根がハートの中心の下部……あたしの性器のツボの部分をとらえた。ちなみにこのツボの両脇が足のツボだ。
「あぁっ! そこはダメっ!」
 性器が疼く感覚に、思わず性器を手で押さえてしまう。
我ながらなんてわかりやすい反応……今ので性器のツボは完全にバレた。
彼の顔に意地悪そうな笑みが浮かぶ。
「ここが弱いのか」
「ち、ちがっ……弱くなんかない! ひゃぁっ! お願いだからそこはやめて〜!」
 もう勝負は見えている。こうなったらわかりやすい反応をして、彼を煽る方向でいったほうがいいだろう。
彼が尻尾をいじめるたびに愛液が溢れ、あたしの手を濡らす。
「弱くないなら触っても大丈夫だろう?」
「じゃ、じゃぁ認める! 認めるから! 認めるからそこは許して〜!」
「嘘をついたのか。これは弱いところをしつこく触ってお仕置きする必要があるよなぁ」
「なっ、あっ……! あん! も、もう許して〜!」

427 :
 彼はこうやって懇願する相手を攻めるのが大好きなはずだ。心を読まずともあたしにはわかる。
彼があたしの尻尾を攻める様子は活き活きしているし、この体勢ではちょっと見づらいが表情もうれしそうだ。
「勝負はまだついてないだろ? 少なくとも君がイくまでやめてあげないよ」
「も、もうダメ! 降参! 降参するからやめてぇぇ〜!」
 無論、やめてほしいはずがない。こうやってあたしが負けを認めれば、もう主導権は彼のものだ。
あたしの攻め手が止んでいるにも関わらず、彼は律儀にシックスナインの体勢を保ってくれている。
もう勝負はついたのだから、彼はこのやりにくい姿勢であたしを攻めなくてすむだろう。
「ってことは俺の勝ちだな? 約束は守ってもらうぞ。これで君はイき地獄だ」
「ま、まって! 今の無し! イき地獄はダメ!」
「そんなこと言ってももう遅いもんね。これで攻め放題だ。確かに俺は君を攻略したんだから」
 やはりシックスナインの姿勢を保ち続けるのは辛かったのか、彼が体の向きを変えた。ちゃっかり服を上げて彼が性器を隠す。
あたしの目に彼の心底うれしそうな表情が映る。その表情は、目の前の女を貪りたいという欲望にも満ちていた。
これから彼にされることを思うと、期待と不安との両方でゾクゾクしてしまう。いったいどんな快感を味わわされるのか……。
「ふん。調子に乗らないでよね。尻尾攻められてなかったらあたしが勝ってたんだから!」
「へぇ、こうされてもそんな強がりが言える?」
「あっ?! あ、あん!」
 彼があたしの尻尾を掴み、ハートの先っぽで陰核を突付いた。
性感帯と性感帯が触れあい、相乗効果で信じられないほどの快感があたしを襲う。
しかも、ハートの先っぽはよりにもよって陰核のツボなのだ。
このまま同じ攻め方を続けられたら、感度がどんどん上がって大変なことになってしまう。
「そ、そんなの……ぜ、全然効かないわよーだ! んああんっ! そ、そんな攻め方しても無駄よ! あ、諦めなさーい!」
「まだ強がれるんだ……でもいつまでもつかな」
 彼がグリグリと尻尾で陰核の根元を攻めてくる。
ただでさえ感じやすいトコロなのに、尻尾攻めでそんなトコロがさらに敏感になっているのだからたまらない。
「尻尾攻められてなかったら……ぁん! 勝負はあたしの……ひゃっ! あたしの勝ちだったはずよ。 あぁっ!」
「俺にはいっぱいいっぱいに見えるけどなぁ。潔く負けを認めたら?」
「ま、負けてなんか……あん! な、ないわよ!」
 強がって見せるものの、彼の言うことは全く的を外してはいない。
あたしが心身ともに屈してしまうのもそう遠くはないはずだ。
強がっている女の子を性的に屈服させるシチュエーションも、彼の好みのはず。
あたしが感じまくっていることが見え見えなのも、彼を興奮させる要因だ。
とにかく彼に優越感を味わわせれば、あたしも心を読んだときにもっと気持ちよくなれるはずなのだ。
「こうされても強がれる?」
 彼が割れ目に尻尾の先っぽを押し当てた。
尻尾を挿れてしまえばたちまち腔肉が尻尾を締め付け、尋常でない量の快感があたしを襲うだろう。
そうだ、それでいい。そうやってあたしを屈服させて、征服感を満たす感覚を存分に味わえばいいのだ。
「ぜ、全然……へっちゃらよ……へっちゃらなんだから……やってみなさいよ」
 弱々しい声で挑発し、彼の加虐心を煽ると、案の定彼はあの意地悪そうな笑みを浮かべる。

428 :
「風呂でも尻尾突っ込んであんあん喘いでたよなぁ」
「お願いだからそのことは言わないでよー! あっ! あぁぁっ!」
 会話にあたしの注意を向け、その隙に彼が尻尾を挿入する。
あたしの貪欲な蜜壷がこれで黙っているわけがない。
いつも自慰をしている時と同じように、あたしの尻尾を締め付ける。
尻尾のツボが満遍なく膣肉に刺激され、全身が火照る。
「ああぁぁっ! や、やっぱりダメ! 尻尾抜いてえぇぇ!」
「もうちょっと早く降参してれば考えてあげたかもな。でももう遅い」
 彼はあたしを性的にいじめて欲求を存分に満たしているようだった。
やはり挑発したり誘惑したりして、あたしをいじめる口実を作ってあげたほうが彼は嬉しいらしい。
お仕置きだとか君が悪いとかいう言葉を多用するあたりそれは間違いないだろう。
「風呂ではこのままクリ弄ってイってたよな。やっぱトドメはクリ攻めかな」
「そ、そのことは言わないでってば〜!」
 彼の言葉責めに反応し、締め付けがさらにきつくなる。
「はうぁっ?! だ、ダメ……中が……!」
「中が気持ちいいのか。心配しなくても中もしっかり攻めてやるからな」
「そ、そうじゃなくて……言葉責めされると中がきつくなっちゃうの……」
「へぇ? 言葉責めされると感じちゃうんだ。えっちだな」
 彼の言葉にまた締め付けがきつくなる。うなぎのぼりの性感に寄せる期待と不安。
このまま尻尾攻めを続けていたら、全身が陰核並の感度になってしまうのではないかとさえ思える。
「あぁんっ……! え、えっちとか言わないでよぉ……」
「すげーな。俺が尻尾に触らなくても言葉責めだけで感じるのか。この変態淫魔め」
「はうぅぅっ……!」
 今の言葉責めはかなり効いた。彼の言うとおり、今のあたしは彼が手を触れずとも、言葉責めに反応して勝手に感じてしまう状態なのだ。
膣の中に入ってきたものに膣肉を押し付ける快感、尻尾を全方位から満遍なく刺激される快感、そしてそれによって呼び起こされる全身の性感帯。
あたしが興奮すればするほどに締め付けはきつくなり、それによって快感を得たあたしはさらに興奮する。
もはやこの快楽のループから抜け出すことは不可能だ。もうあたしの中から一方的にイかされるのは悔しいだなんて感情は消え去っていた。
あるのは彼に貪られたいという性欲と、彼の欲望を読み取って気持ちよくなりたいという欲望と、契約相手を悦ばせたいという本能だけだ。
「大事なトコを擽られた仕返しもしないとな……。トドメのクリ攻めは羽根でやるか」
「だ、ダメ! そんなことされたらあたし感じすぎて変なになっちゃうよぉ……」
 懇願しながらも、あたしが気持ちよくなっていることを強調する。
「喋くる余裕があるならまだ大丈夫だな。よし、トドメだ」
「や、やめてええぇぇぇっ!」

429 :
 彼の手が尻尾を前後に揺らし、ピストンを開始する。同時に開始される陰核への羽根攻め。
濡れた羽根先が陰核を撫でるたびに、この世の快感を全て集めても匹敵しないのではないかと思えるような快感があたしを襲う。
頭の中が真っ白になり、宙に浮くような感覚。頭で理解するまでもない。あたしの全身が絶頂が近いことを感じている。
「ひゃああぁぁっ!!! も、もうダメ! 気持ちよすぎ!! クリトリスいじめられてイっちゃうよおぉぉっ!!!」
「やっぱり君は変態だな……それもとびっきりのだ」
「そ、それはあなたもでしょ! あぁ、ダメ! クリ攻め激しくしないで!! あっ! ああああああああああああああぁぁっ!!!!」
 真っ白になった脳内で火花が弾け、全身を煮えたぎるマグマのような激しい快感が駆け抜け、秘所は体液をぶちまける。
もはや幾度目とも知れぬ絶頂を迎え、あたしの体はもう限界だ。それでも心はそれをわきまえずに、まだ彼を求めている。
まだだ、まだ足りない。彼の欲望から力を得てもっと気持ちよくなるのだ。
「あ……はぁ……感じすぎてすっごく疲れちゃった……欲望読ませてぇ……」
「だ、大丈夫か? ごめん、やり過ぎた」 
 彼があたしの尻尾を引っ張った。
貪欲な膣肉が放すまいと尻尾を締め付けるが、あっさりと彼の手で腔から引き抜かれてしまう。
それでもなお、愛液が名残惜しそうに糸を引く。
「大丈夫よー……欲望さえ読めば元気になるから……」
「そういうもんなのか?」
「そうよ……欲望はあたしの大好物だし、元気の素なんだから」
 触角を掴みながら、彼が心配そうにあたしの顔を覗き込む。
触角から流れ込んでくる激しい感情と、あたしのことを心配する感情。白に染まっていたあたしの脳内はたちまち満ちた。
お仕置きだなんだと言いながらも、彼は一応あたしのことを気遣ってくれている。
あたしをこんなにへとへとにしたのも、他ならぬ彼なのだが。
「すごい……力が溢れてくる感じがする……あなたってすっごく欲張りなのね」
(見る見る元気になってくな……俺ってそんな欲張りなのか? 確かに今も君を犯したくてたまらないけど……)
「少なくとも、あたしが読んできた人の中では一番欲張りよ。欲望はいっぱいあれば寿命の代わりになるの。あなたからは寿命をもらえなくてもいいかなー」
(それはいいけど、読まれるのはやっぱ恥ずかしいな。俺のココがギンギンなのも、君にはわかっちゃうんだろ?)
 彼の思考と欲望に気を取られていたが、言われてみれば確かに一度絶頂を迎えたはずの局部が勢いを取り戻しているのを感じる。
「ん……大分元気になったし、もう放しちゃっていいわよ。ありがと」
 彼の手からあたしの触角が離れる。触角が離れても、視線を彼の下半身に向ければ、彼の局部が元気に直立しているのがわかる。
彼があたしの喘ぐ姿を見て興奮しているという事実も、あたしを興奮させる。
「あぁ……体が疼いてたまらないわ。お願い、ガンガンあたしのことを犯っちゃって!」
「さっきまで息も絶え絶えだったろ? 本当にもう大丈夫なのか?」
「それほどあなたが欲張りってことよ。もう元気が溢れるくらいだわ。ほら、見て……」
 あたしが股と両腕を広げ、生まれたままの、いや、創られたままの姿を彼に見せ付けると、途端に彼の視線があたしの体に釘付けになる。
そんなに見られると恥ずかしい……けど、それ以上に彼があたしに興奮してくれているということが嬉しい。
契約してくれた相手が喜んでいる姿を見るのも、あたしは大好きなのだ。
彼のえっちしてくれという願いは、お互いに気持ちよくなれる上に、彼が興奮する姿を見て契約相手が喜んでいることを実感できる、最高の願いだ。

430 :
「あたしの乳首、こんなにえっちになっちゃってるし、アソコも濡れ濡れでしょ? こんなにいけない子なの。お願い、あなたの手でお仕置きして……」
「……なんで君はこんなに誘惑がうまいんだろうね、ホント。俺の性欲を刺激して止まないのはここかな?」
「あ……あん……」
 彼の両手があたしの乳房を鷲掴む。敏感になった胸を弄ばれ、快感が襲い来る。
「それとも、コッチかな?」
「あ……ひゃあっ!」
 彼の右手があたしの胸を離れ、秘所に触れた。彼の指に絡みつく愛液がぐちゅぐちゅと猥雑な音を立てる。
「さっきは擽ってばっかであんましおっぱい揉んでなかったな。感度も上がってることだし、たっぷり揉ませてもらおうか」
「ん……あ、気持ちいい……」
 彼が両手であたしの胸を揉みしだく。親指で胸を押し上げ、揉むたびに指を胸に食い込ませる。
人差し指は中指たちといっしょになって揉むのに参加していたかと思えば、不意に乳輪をなぞったり、乳首をかすめたりしてあたしを焦らす。
桃色の体をかたくして自己主張をするあたしの乳首。彼はあえてそこを放置することで、かえってあたしの興奮を高めている。
「ねぇ、読んでもいい?」
 あたしの問いに、彼が小さく頷く。触角から伝わる彼の溢れんばかりの煩悩。
その煩悩に突き動かされるまま、彼があたしの胸を揉み続ける。
やはり彼にとって胸は攻めていて楽しい箇所だし、それを読むあたしもそれ以上に気持ちよくなれる。
幸福感があたしの胸を満たし、収まりきらなかった分は、言の葉となってあたしの口からあふれ出る。
「さっきまでダメとかやめてとか言ってたけど……あたし本当はすっごく幸せなのよ」
「うん? 感じてるのは言わなくてもわかるよ」
「そうじゃなくて……幸せなのよ。こうやってお互いに気持ちよくなれるなんて、最高じゃない?」
「じゃぁ俺も幸せかな。こんなかわいい子の体を好き放題できるなんて」
 不意に彼があたしの乳首を摘んだ。
不意に、と言っても、あたしは彼の心を読めるのだから摘まれる直前からこうされることはわかっていた。
だが、わかっていることとそれに対応できるかどうかは別問題なのだ。情けなくもあたしは喘ぎ声を漏らしてしまう。
 
「あ、あんっ!」
(やっぱり反応いいな。この方が触ってて俺もうれしいよ)
 彼の手の動きが揉む動きから乳首を攻める動きにシフトする。
摘んだかと思えば、指の腹で撫でたり、爪先で突付いたり、グイグイ押してみたりと、アトランダムに彼の手があたしの乳首を攻める。
彼は考えた攻め方をその瞬間に実行してしまう。心を読めたところで、彼が次にどんな攻め方をするのか予測することは不可能だった。
「あっ、はぁっ、あん! あ、あぁ……乳首いいよぉ……」
 あたしの体はどの攻めに対しても敏感に感じてしまう。
手でする攻め方もネタが尽きたのか、今度はあたしの乳首にむしゃぶりついた。
吸いながら舌先でチロチロと右乳首を弄られ、左乳首は彼の右手によって攻められる。

431 :
「あひゃあぁんっ! す、吸われるのもいいかも……。あ、待って! ソコはダメぇ!」
 遊んでいた彼の左手があたしの秘所へと伸びる。
濡れに濡れた割れ目を3回ほどなぞった後に、陰核の根元を突付く。
「だ、ダメっ! そこは感じすぎちゃうよぉ……!」
 否定の言葉が、彼のサディスティックな感情に再び火をつけた。
陰核を弄る指に力が入り、乳首への吸引も強さを増す。
「ひゃわあぁっ! だ、ダメだってばぁ! ソコはすっごく弱いの! 感じすぎちゃうからダメぇ!」
(やっぱりココ弱いんだな……こんなに喘いでる)
 あたしの陰核が敏感なことを強調して見せると、彼の意識はますますあたしの陰核へ向いた。
軽く摘んだり、押しつぶしたり、思いつく限りの弄り方を試し、あたしの反応でどれが一番感じるのか見極める。
「あっ……ひゃあ! んぅっ! あ、あぁ〜ん!」
(そうだ、もう一度擽ってあげよっか……)
「ふぇ? そ、それはダメ! これでも気持ちよすぎるくらいなのに、そんなことされたら……!」
 彼が羽根ブラシを両手に持った。抵抗しようとするあたしの両腕をしっかりと翼で押さえ、無防備な陰核に迫る。
あたしはイヤイヤと抵抗し、彼のサディスティックな感情をさらに煽る。
彼があたしを焦らすように、ゆっくり、ゆっくりと、あたしの陰核へ右手の羽根ブラシを近付けてゆく……。
「お願いやめて! それされたらあたしイき地獄になっちゃう……」
「疼いてたまらないんだろ? お望みどおりたっぷりお仕置きしてあげるからな」
「お願いそれだけは……ひゃぁっ?!」
 羽根先があたしの弱所に軽く触れた。予想以上の気持ちよさに、あたしの体がびくっと痙攣する。
「へへ……やっぱり君は羽根攻めに弱いんだな。もっと羽根でいじめてあげよう」
「はひゃあぁんっ! ちょ、待っ……ああぁあん! だ、ダメ! 羽根でクリいじめるの禁止〜!」
「主導権をくれるって言い出したのは君だろ? そんなひどいプレイでもないんだし、これくらいは受け入れてくれないとなぁ」
「うぅ……それは……ひゃん! そ、そのことは忘れてよぉ〜!」
 あたしの弱点を見つけた彼の目に、獣のような光が宿った。
ギラギラと輝く目でじっとソコを見据え、執拗に攻め立てる。
(これじゃ左手が遊んでるな……両手でクリいじめたほうがいいかな)
「ま、待ってー! お願い! それは許してよ〜!」
「待ってやらない。勝負は俺の勝ちだったんだからな」
 陰核を攻める羽根ブラシの数が一本増えた。
左右両側からの柔らかな刺激は想像を絶するほどの快感をあたしに与える。
それが触角から伝わる彼の激しい感情と混ざり、よがり狂うあたしの胸に炎を灯す。
 あたしたちの宗教に地獄はない。そんなものを作れるほど、あたしたちの神様は強大ではないからだ。
だが、灼熱地獄があったとしても、あたしの胸の中で燃えている炎の熱にはかなわないだろう。
そう思えるほどに、彼が愛撫と欲望であたしに与える快感は強烈だった。

432 :
「も、もうダメ! イっちゃう! お願い許してええぇぇぇぇっ!」
 今あたしは地獄とは対極の位置にあるところへ導かれようとしている。
全身が疼き、次に来る絶頂が今までのどれよりも大きいものであることを予感させる。
(そうだ、イかせずに焦らすのも面白いかもな)
「え……?」
 あたしの口から思わず間抜けな声が漏れる。
当然だろう。今まさにとびきりの絶頂を迎えようとしていたところで、突然彼の愛撫が止んだのだから。
「い、意地悪……!」
(涙目でこっち睨んでる……やべぇすげぇ可愛い。焦らして正解だったな)
 彼に恨みがましい視線を向けるが、それも彼を喜ばせるだけだった。
彼を喜ばせる意図で取った行動ではないのに、あたしの触角に快感が送られる。
そして、契約相手が喜んでいることを実感したあたしもうれしくなってしまうのだ。
このどうしようもない悔しさを視線に込め、彼を見つめ続けるが、彼の喜びは高まるばかりだった。
「ひゃあぁぅっ!」
(お、表情が変わったな。この喘ぐ表情もやっぱりいいな)
 再び陰核を攻められ、つい表情を崩してしまう。
だがそれも一瞬で、絶頂に達する前に彼は愛撫をやめてしまう。
「お願い……意地悪しないでイかせてよぉ……」
(うおっ……この懇願する表情もそそるな。もっと意地悪してやりたくなるね。俺をこんな気分にさせるなんてやっぱり君は悪いやつなんだな)
 あたしの挙動全てが彼の意地悪な感情を煽り、燃え上がらせる。
その意地悪をしたいという欲望もあたしの大好物だが、焦らされて爆発寸前の
あたしの欲求を押さえ込んでくれるほどのものではない。
「お、お願い……イかせてよぉ……あたし焦らされるの弱いの」
(ほら、またそうやって俺を意地悪な方向へ誘惑する。そんな悪い子をイかせてあげるわけにはいかないなぁ)
「ひゃあうっ!」
 また彼があたしの陰核を攻め、焦らした。焦れに焦れたあたしの性器が淫らな汁を多量に分泌し、ベッドの染みを増やす。
「焦らさないでよぉ……どうしたらイかせてもらえるの?」
「そうだな……じゃ、「勝負に負けたんだからあたしの体はあなたのものです。イかせてください!」って言えたらイかしてあげる」
(これ半分は冗談だからな? いくらなんでも君の全部を俺のものにしようとは考えないよ)
 触角から伝わってくる彼の本心に、少し安堵を覚える。
だが、意地悪な彼のことだ。言ってしまえばそれを言質にもっと意地悪な攻め方をされるだろう。
そんな思考をする余裕も、もうあたしにはほとんど残っていない。
先ずはこのどうしようもない性器の疼きを何とかしなくてはならない。そのことで頭がいっぱいだ。後のことは後で考えよう。

433 :
「そ、そんなこと恥ずかしくて言えないよぉ……」
「そっか。じゃ、イかせるのは無しだな」
 恥らって見せ、彼を喜ばせるのも忘れない。
「そ、そんなのひどいよぉ……お願い……言うから……言うからイかせて……」
 次に折れて見せ、彼に征服感を味わわせる。
彼にもっと征服感を味わってもらい、あたし自身も気持ちよくなるために、あたしは恥ずかしいセリフを口にする。
「勝負に負けたんだから……あ、あたしの体はあなたのものです……イかせてくだひゃあぁっ?!」
「はい、雑音入ったから最初から言い直しねー」
 あたしがセリフを言い切ることはなかった。
彼がまた陰核をいじめてあたしを喘がせたのだ。
「じゃ、邪魔しないでよ〜! 勝負に負けたんだからあたしの体はあなたのものです……い、イかせひえぇっ!」
「はい、また最初からやり直しだね」
「お願いっ! 本当にもう限界なの! お願いだからもう邪魔しないでよ〜っ!」
(あれ……? けっこう本気な感じ……? わ、わかったよ。次は邪魔しない)
 本気の懇願に、流石の彼も折れた。やはりこれはプレイの一環で、本気で意地悪をするつもりはないのだ。
「勝負に負けたんだから……あたしの体は……あなたのものです……イかせてくださいっ!」
 ついにあたしは恥ずかしいセリフを言い切った。
これで絶頂は約束された。全身がこれから訪れる絶頂を予感し、じんわりと熱を持つ。
「オッケー。どうやってイかせて欲しい?」
「そうやって時間稼がないでよー! 羽根でクリいじめてイかせて! お願い!」
「じゃ、お望みどおりに」
 彼の羽根ブラシがあたしの陰核に迫る。あたしにとびきりの、いまだかつてない絶頂を与えるために。
心のどこかで、あたしの理性がこれ以上気持ちよくなったら本当に変になってしまうのではないかと警鐘を鳴らすが、
今や心の大部分を埋め尽くしているあたしの性欲がそれを押さえ込む。
「ひゃうぅっ!!」
 あたしの反応に彼はすっかり気をよくした。
限界まで焦らされ、勃起しきった陰核に羽根ブラシを擦りつけ、トドメを刺そうとさらに愛撫を激しくする。
「あぁ! イく! イっちゃう! ふぁ……ああああああぁぁんっ!!」
 力の限り叫び、全身を仰け反らせ、あたしはもはや幾度目とも知れぬ絶頂を迎えた。大量に吹いた潮が、彼の手首までとどく。
吐き出した酸素を取り戻そうと、呼吸は乱れ、心の臓は痛いほどにあたしの胸を内側から打ちつける。

434 :
「けっこう出たな……」
 濡れた手首を眺めながら、彼がぼそりと漏らした。
「だ、だって……気持ちよかったんだもん……」
 認めよう。心を読みながらの彼との交わりは、何事にも代え難いほど気持ちいい。
最初は如何に自分も恩恵を受ける形で願いをかなえるかということばかり考えていたが、もうそんなことを考える必要はない。
あたしの大好物を凝縮して押し込んだような彼の心を読ませてもらえる。
契約した相手を喜ばせられていると実感できる。そして何より……こんなにも気持ちよくしてもらえる。
あたしは神様の創ったとおりに動き、神様が定めた悪魔として最高の幸せを手にしたのだ。
もう彼に契約で縛り付けられていることなど苦に思えない。
むしろ、あたしの幸せを約束されているようにすら感じる。
彼はこの通り欲深だし、あたしが誘惑すれば容易に性交を許すだろう。
契約を切って離れ離れにならない限り、あたしが幸せになることは絶対だ。
「何でそんなニコニコしてるんだよ?」
「だって……今のあなたは願いをかなえ放題なのよ? 願いをかなえる度に欲望をもらえると思ったら嬉しくなっちゃって……」
「今も俺の性欲を読んでるだろ。まだ欲しいのか? この欲張りさんめ」
 彼が何度でも願いをかなえられるという事実を思い出させ、幸福な感情を読み取る。
「そりゃ欲しいわよ。あたしにとっては力の元なんだもん」
「うーん。そういうもんなのか」
(そうだ、契約でなんでも言うこと聞かせられるんだよな……できればそれっぽいプレイがしたいな)
 あれだけあたしの体を好き放題したというのに、まだ彼はあたしの体を欲している。
底なし沼のように深く、枯れることを知らない泉のように湧きあがる彼の欲望。
今まで多くの人間の欲望に触れてきたけれど、やっぱり彼の性欲を読んでいる時が一番気持ちいい。
(そうだな……俺の言うことに絶対逆らっちゃいけないプレイとかはどう?)
「今がまさにその状況じゃない。今あなたが願いを言えば、何でも言うことを聞かせられるわよ」
(それもそうか……うーん、何してあげようかな)
「あ、あんましひどいことはしないでね?」
 思考をめぐらせ始めた彼に釘を刺す。
だが、彼の意識は既に新しいプレイの内容に向いていて、あたしの声はまともに届いていないようだった。 
「そうだ、大人のおもちゃっていうか……えっちに使えるものを思いつく限り出してよ。それが俺の3つ目の願いだ」
「ん……了解よ」
 思いつく限り……か。
まず三点攻め用のローター、次にアナルバイブ、ローション、コンドーム。
擽り用のブラシに、鞭、蝋燭、猿轡、拘束に使えそうなロープ。
あたしが頭に思い浮かべたものが次々と形を持ち、実体化してゆく。
大体こんなものか。これだけあれば十分だろう。


435 :
「鞭か……。何? これで引っ叩いてほしいの?」
「ま、待って待って! それは思いついたから出てきちゃっただけだから! ハードなSMとかあたしダメだからね?」
「そっか……じゃぁこれはどかしておこう」
 彼がSMグッズをベッドの隅に追いやった。
やっぱり彼はあたしが本当にダメなプレイは避けてくれるのだ。
「早速このローションを君の淫乱ボディにぬってあげようかな……」
 彼が容器を手に取り、ひっくり返した。
もう片方の手で垂れる液体を受け止め、頃合いを見計らって容器の蓋を閉める。
「まずは俺を誘惑するこのいけないおっぱいからだな。よ〜くぬらないと……」
「ん……あん……気持ちいいかも……」
 何度も言うがあたしの胸は快感神経が張り巡らされ、かなり敏感なつくりになっているのだ。
そんな神経の塊のような場所を触られて、気持ちよくならないはずがない。
「んっ! あはぁん……乳首いいよぉ……もっと攻めて……」
(本当に感じやすいんだなぁ……やっぱいい反応してくれると俺も嬉しいよ)
 弱点の乳首を攻められ、あたしの胸の中で炎が燃え上がった。
あたしの喘ぎ声で彼に引火し、彼の中でも興奮の炎が燃え上がる。
「あぅん……乳首もいいけど……アソコも攻めてよぉ……」
(ソコはまだ触ってやんない。全身にローションをぬったくって焦らしてからだ)
 まず首、次に肩、その次に両腕、今度は腋の下、そしてお腹。あと翼。
彼がゆっくりとローションを伸ばして、あたしの全身に満遍なくぬりこんでゆく。
濡れた手で撫でるだけのなんでもない刺激なのに、すっかり火照ったあたしの体はそれにさえ反応してしまう。
「んぁ……くぅ……ん……」
(……もしかして感じてる?)
「あ、あなたが尻尾弄るからよ〜」
(尻尾弄っただけでこんなことになっちゃうのか……やっぱり君はえっちだ)
「ところで君の肌ってけっこうすべすべしてるよね。普通あんな格好で外を歩いてたら肌に悪影響があるんじゃないの?」
「あたしはこういう願いにもこたえられるようにできてるから……ほら、肌が荒れてたらえっちする相手ががっかりしちゃうでしょ? だから肌は丈夫なの」
(ってことは君はえっちするために創られたのか。やっぱりえっちなんじゃないか)
 上半身にローションをぬり終わった彼の両手が、あたしの左足の裏に伸びる。
今度はぬるだけでなく、揉んだりツボを狙って押したりといった刺激も混ぜてくる。
「ん……気持ちいいかも……」

436 :
(神サマにマッサージとかやらされたことがあるからな。でも俺は素人だし、そんなに効果はないんじゃないかな)
 土踏まずを親指で押し、揉む位置をだんだんと上へずらしてゆく。
(確かこの辺だったよな……)
 土踏まずの少し上あたりで上昇が止まり、彼の親指が何やらツボを探っているような動きを見せ始める。
(お、あったあった。ここだな)
「んぁ……あ、そこ気持ちいい……」
「ここは湧泉って言ってな、疲労に効くツボなんだよ」
 3秒くらいの間隔を開け、じっくりと、彼がゴリゴリとあたしのツボを親指の腹で刺激する。
足の裏から全身に力が送られていくような感覚。
プラシーボ効果もあるのだろうが、彼のマッサージはなかなか気持ちがいい。
性感も刺激され、あたしの興奮が高まってゆく。
(次はこっちだな……)
 指や指の付け根も一通り揉んだ後、彼が反対側の足に手を伸ばした。
今度も湧泉とその周辺を揉み、その後は指のマッサージに移る。
「あ……足、けっこう感じるかも……」
(足も弱いのか。とことんえっちなんだな君は)
「うぅ……どれもこれもあなたが尻尾弄るからよ〜……」
 あたしが咎めるような声を出すと、彼はますます興奮した。
濃度の高い彼の興奮と、足へのマッサージ。2重の快感が、あたしに多大な幸福感をもたらす。
そうやって優しく触られると、契約相手に大事にされているような気がして、嬉しくなってしまうのだ。
(ところでこのローション……舐めたりしても大丈夫なやつなのか?)
「自然のものしか使われてないから大丈夫……って、足舐めないでよ〜! は、恥ずかしいって……!」
 足の裏を舌が這い回る感覚に、思わず否定の言葉を出してしまう。
無論、嫌なわけではない。彼にはそれがお見通しなようで、攻め手を緩めることなくガンガン攻めてくる。
「れろれろ……ん……君の足おいしい……」
「な、何わけわかんないこと言ってるのよー?! 恥ずかしいからやめてぇ〜!」
(本気で嫌がってるようには見えないけどなぁ……ほら、表情もちょっとうっとりしてるようだし)
「んぁあっ……そんなこと……ないっ……!」
(こうやって感じてるのを我慢してる表情も最高だよなぁ)
 かかとも、土踏まずも、指と指の間までも念入りに舐められ、あたしの羞恥と興奮を同時に煽られる。
唾液とローションが混ざり、あたしの足はすっかりベトベトだ。
(そうだ、ふくらはぎから上もローションをぬってあげないと……)
 あたしの足を舐めている間、彼はあたしの足に夢中になっていて、彼の両手はあたしに快感を与えようとせずに遊んでいた。
だが、彼が気づいてしまった今、もうその状況とはオサラバだ。
 ふくらはぎにローションを塗り、次に太股へ手を伸ばす。
性器には決して触れずに、性器の周辺だけをじっくりと刺激してあたしを焦らす。

437 :
「お願い、焦らさないで……。早くアソコ触ってよぉ……」
「そうだ、背中側にもローションぬってあげないとな。ちょっとうつぶせになってよ」
「え? そ、そんなぁ〜! これ以上焦らされたらあたしダメになっちゃう……! お願い、アソコ触って!」
(やっぱり焦らされておねだりする表情もかわいいな……もっと意地悪してあげたくなる)
 もうこうなってしまっては彼の意地悪を止めることは不可能だ。
最初に契約をした時も、彼は懇願するあたしに意地悪な願いを言ってきたし、
えっちの時も、あたしが出す上辺だけの否定的な言葉に興奮していた。
あたしがこれ以上おねだりしても、焦らしプレイをされるのは避けられないだろう。
彼の意地悪に付き合うことも、一応あたしの喜びなのだ。
焦らされるのが嫌なわけでもないし、今はさっきと違って余裕がある。
あたしがとる行動は焦らしプレイを受け入れること1択だろう。
「うぅ……じゃ、じゃぁ背中側にぬったらちゃんとアソコ触ってね? それ以上焦らすのはダメよ?」
「オッケー。じゃ、うつぶせになってね」
 彼があたしの後ろに回る。あたしがうつぶせになると、触角が彼の体から離れて欲望が途絶えてしまった。
これはこれで何をされるのか読めない楽しさがある。
あたしがちらりと後ろを見ると、彼はあたしの上にまたがり、ローションでぬれた手をあたしに伸ばしているところだった。
「なぁ、全身が敏感になるってどんな感じなんだ? 体触っただけでも感じたりしちゃう?」
「そうよ。だ、だからそうやって優しく撫でられたりすると……ぁっ……」
「へぇ……肩の感度もなかなかだな。体も念入りに触ってあげないとな」
 彼の手で全身を攻めてもらえる。そう思うだけで全身にゾクゾクと震えが走った。
簡単な肩揉みに、骨の部分をゴリゴリ押すマッサージ。
ローションで滑りのよくなったあたしの体に、彼の手が快感を刻み込んでゆく。
「ん……いい気持ち……そんな感じでお願い……」
「こんな感じか。オッケー」
 ゆっくり、ゆっくりと攻める箇所を下の方に移してゆく。
背中にも余すところなくローションをぬられ、次に翼を攻められる。
彼はあたしの翼に興味をもったようで、翼への攻めは他の部位より執拗だ。
「ふーん。コウモリの翼は腕が進化したものだってのはやっぱ本当なんだな。ほら、ここが肘だろ……」
「あん……翼も気持ちいいよぉ……もっと触って……」
「んで、ここが親指か。この鉤爪ってけっこうカッコイイよね」
「そうやって指だったとこにそってマッサージされるのいいかも……もっとやって……」
 元々は腕だった名残を強く残すあたしの翼。
その中でも特に名残を視認しやすい部分を、彼の指がなぞってゆく。
触られたところから熱がじわじわと広がり、あたしの興奮を煽る。
その次は皮膜の部分にローションをぬり、手を滑らせる。

438 :
「腕だったものが背中から生えてるのはおかしいよな。君を創った神は何を考えてるの? 君どこの宗教の子なの?」
「まだ気づいてないの? あたしもあなたも同じ神様に創られたのよ?」
「え? あぁ、君はうちの馬鹿なサマが創った悪魔だったのか。じゃぁおかしくて当然だな。納得」
 確かに天使である彼にこんなことを言われちゃうあたしたちの神様はそんなにしっかりしてないのかもしれない。
それでも、あたしにとっては尊敬の対象なのだ。神様への否定はあたしへの否定にも繋がるし、
現に彼はあたしの体のつくりを否定している。いくら彼でも、そんなことを言われると少しムッとしてしまう。
「その言い方はひどくない? ……そういうこと言うと神様に言いつけちゃうわよ?」
「わ、悪かった! それはやめてくれ」
 途端に彼の様子が変わる。振り向かなくても、彼がどんな表情をしているのかがありありとあたしの脳内に浮かび上がる。
「ん……ちゃんと謝って、もっと気持ちよくしてくれるなら見逃してあげるわ」
「ごめん。悪かった。謝るから神サマには黙ってて……」
 彼が縋りつくようにあたしに謝ってくる。
……ダメだ。あたしにたっぷり意地悪をしてきた彼とのギャップに、込みあがるクスクス笑いを抑えられない。
「神の名のもとにお仕置きだとか言ってた割には、神様の名前を出されると弱いのね。まぁいいわ。今回は許してあげる」
 あたしの言葉に彼が安堵のため息をついた。
天使の彼が神様を否定して、悪魔のあたしが肯定するというのもおかしな構図だ。
うちの神様は馬鹿だという彼の言い分も、ほんのちょっとぐらいなら理解できるかもしれない。
そんな思考は、彼が不意に始めた足への愛撫で吹き飛んだ。
再び快感があたしの脳内に満ち溢れ、溢れた分が喘ぎ声となってあたしの口から漏れ出る。
「んぁ……はぁ……んっ……き、気持ちいい……」
「全身が敏感になってるってのは本当なんだな……尻尾攻め、恐るべし」
 さっきまでの必で懇願してきた様子はどこへやら、彼はノリノリであたしの足にローションをぬったくる。
ふくらはぎと太股の裏側を撫で回し、揉み、それからトントンと軽く手刀を叩き付けるマッサージも行う。
愛撫する位置がだんだんと上に移っていき、太股の根元まで上り詰めたあたりで彼の手がお尻を揉み始める。
胸よりもお尻を優先する男性は割りと少数派だろう。そんなわけで、あたしのお尻には胸ほど快感神経が張り巡らされてはいないようだ。
ここであたしはとんでもないことに気づく。こんな風に彼に背を向けていては、弱点の尻尾が完全に無防備になるではないか。
彼に尻尾を好き放題されてしまったら、どれほどの快感に襲われるのか……。
しかし、彼はあたしの期待と不安を思い切り裏切った。尻尾ではなくお尻の穴の周辺を攻め始めたのだ。
「あっ! お尻の穴はダメ! そこはばっちぃよぉ!」
「じゃぁ穴を攻め終わった後に手を清潔にすればいいんだな? 石鹸だしてよ、石鹸」
 彼の願いはえっちに使えるものを思いつく限り出すことだ。
アナル攻めの後の手洗のために石鹸を出すというのは、えっちに使う内に入るのだろうか。
しかし、あたしの脳内に浮かび上がった石鹸はすぐに実体化し、彼の手の上に落ちた。
「願われたことしかかなえられないって言ってたけど、やっぱその基準ってけっこう緩いんだね。
今俺はえっちに使うつもりで言ったけど、本当はえっちに使うものじゃないよなこれ」
「神様が基準を緩く定めておいてくれたおかげよ。あたしと神様に感謝しなさいよね」
「そうかぁ? 基準を決めるのがめんどくさいから適当にやってるだけなんじゃないの?」
「それはそうかもしれないけど……色々かなえてあげてるのに、あなたは感謝が足りないわよ」

439 :
「へぇ、そうかい?」
 彼があたしの触角を掴んだ。
触角から流れ込んでくるのは、偽りのない、というか偽りようがない彼の感謝の気持ち。
家をくれたこと、家具までそろえてくれたこと、こうやってえっちしてくれていること、ちゃんと興奮するシチュエーションを演じてくれていること、
あたしが契約してから彼にしてあげたこと全てに対する感謝が、あたしの脳内を塗りつぶしてゆく。
「あぁん……そんなに感謝されたらあたし嬉しくなっちゃうよぉ……」
「感謝されたぐらいでそんな大げさな……もしかして君ってけっこう単純?」
「何よぉ……あたしにとって契約相手に喜んでもらえてると実感できることは、すっごく幸せなことなのよ?」
「そういうもんなのか……えっちして喜んじゃうようにできてるなんて、やっぱり変態だな」
「あっ! あんっ!」
 彼があたしの尻尾を思い切り握り締めた。
のぼり棒をのぼるような動きで、彼の手がどんどん尻尾の先っぽに迫っていく。
「あぁぁん……尻尾気持ちいいよぉ……」
「そんなかわいい声出されたら燃えちゃうじゃないか。やっぱりえっちだな君は」
「ひゃうっ! あ、そうそう……そうやって羽根ブラシで先っぽ攻められるのいいのぉ……!」
 濡れた羽根の感触が心地よい。ますます全身の性感帯が呼び覚まされ、敏感になってゆく。
「感じてきたところで、そろそろお尻攻めちゃおっか」
「! ま、まってぇ〜! そこは恥ずかしいよ〜!」
 彼を煽る意図で言っているのか、本気で拒絶しているのか、あたしにもわからない。
アナル攻めによって快感を与えられることに多少なりとも期待してしまって、自分でも判断がつかないのだ。
いくらなんでもお尻の穴を攻められるのは恥ずかしい、ということだけははっきりとわかっていた。
「ほら、指突っ込んじゃうぞー」
「あっ、はぅんっ!」
 彼の指がローションであたしの中を侵食してゆく。
さっき肛門周辺を触られたこともあってか、それほどの嫌悪感はない。
快感とも悪寒ともつかないゾクゾクする感覚が全身を走り抜け、あたしの身を震わせる。
「お尻攻められて感じてるのか……救いようのない変態淫魔ちゃんだな。お仕置きだ」
「は、恥ずかしいよぉ! お願いお尻は許して〜!」
「そうだ、尻尾は全身の性感帯とつながってるんだっけ? お尻のツボもあるのかな〜」
「だ、ダメダメやめてえぇぇ〜っ!!」
 右手でお尻を攻めつつ、左手で尻尾の先っぽを攻める。
敏感なところを同時に攻められ、お尻の快感も増大してしまう。

440 :
「お尻のツボは……ここかな?」
 彼の親指が、ハートの真ん中をとらえる。
「ち、違っ……そこはお腹よぉ……」
「じゃぁ、こっちかな?」
 今度は親指を下にずらし、ハートの先っぽを攻める。
「んひゃんっ! そ、そこはアソコのツボよぉ〜!」
「う〜ん。じゃ、こっちはどうかな」
 今度はハートの裏側を中指で刺激する。
「違っ……そこは背中ぁ……」
「ってことはハートのこっちの面が背中側の性感帯とつながってるのか。じゃぁお尻のツボはこのへんかな」
 親指と薬指でハートを挟み、性器のツボとその逆面を同時に攻める。
とうとう彼はお尻のツボを見つけ出してしまった!
「んはぁんっ! だ、ダメ! そこはぁっ……!」
「当たり、か。じゃぁこことお尻をいっしょに攻めてやるよ」
「そんなっ……そんなのダメぇ〜! あぁあん!」
 彼の指がお尻の穴を揉み解し、穿り回し、ローションをぬったくる。
その間も絶え間なく二つのツボへの尻尾攻めは続き、ますます感度が上昇してしまう。
「君って少しマゾっ気もあるよね。こうやって意地悪されると感じちゃうんだろ?」
「ず、ずるいよぉ……尻尾まで攻められて感じないわけが……認めるけどさ」
 焦らされて疼いていた性器が、ツボの刺激でますます疼く。
陰核は充血し、陰唇はもちろんぱっくりと割れている。
「あぁ……お願い……アソコも攻めてよぉ……」
「ソコは背中側が終わってからって言っただろ? ほしけりゃ自分でしな」
 彼が冷たい言い方をしてあたしを焦らす。
これで興奮してしまうあたり、やっぱりあたしにはマゾっ気があるんだと思う。
でも、焦らしで興奮できるかどうかと、長時間焦らされて我慢できるかどうかは別問題なのだ。
「そんなぁ……この意地悪ぅ……!」
 我慢できずに、腰を動かして性器をベッドに擦りつける。
だが、ベッドによる刺激ではあたしの心が満たされることはない。
彼に、彼の手で、あたしの一番恥ずかしいトコロを犯して欲しいのだ。
それでも彼は意地悪くあたしのお尻と尻尾だけを攻め続け、アソコには触れようとしない。
「触ってもらえないからって床オナニーか。惨めだな」
「うぅ……お願い! もう許してよぉ……!」

441 :
 彼が左手であたしの左半身を掴み、引き上げ、あたしの体を横向きにした。陰核が無防備になる。
しかし、彼の左手があたしの性器に伸びることはなく、再び尻尾への愛撫を始める。
極限まで焦らされ、すっかり濡れそぼったあたしの性器はもうこれ以上はないんじゃないかというくらい疼き、彼を求めている。
性器から生じた熱があたしの理性を焼き切り、本能を燃え滾らせる。
感度ばかり上がって、触ってはもらえないなんて状況は、媚薬をぬったくられて放置されるようなものだ。
穿り回されるお尻の穴も、快感を脳に伝えてあたしに追い討ちをかける。
「触ってくれると思ったのに! 何よ期待させといて〜!」
「良かったな。この構図なら俺にバッチリ視姦されながらオナニーできるじゃないか」
「そ、そんなこと恥ずかしくてできないよぉ〜! お願い! あなたに触って欲しいの!」
 おねだりして彼を煽るが、彼は折れてはくれない。
今は触りたいというストレートな性欲より、あたしを焦らしたいという意地悪な欲望のほうが上回っているのだろう。
せめて心を読ませてくれればいいのに! そろそろ我慢が……!
「でも、こうやって尻尾のここを触られると我慢できなくなっちゃうんだろ? そろそろ自分で触っちゃうころじゃないか?」
「ひうぅっ! 尻尾グリグリしないで〜! も、もうダメぇ〜!」
 あたしにしては我慢できたほうだと思う。
だがとうとうあたしは彼の意地悪に、そして自分自身に屈してしまった。
あたしの手が彼に触られるべきトコロに伸びてしまう。
我慢の末の快感は一入だ。彼の手で触ってもらえればどんなに良かったか……!
眼前での自慰を強いる彼の目が、やらしく、意地悪く細まる。
「この意地悪! 意地悪ぅ! お願いだから触ってよぉ〜!」
 自分で体の最も敏感な箇所に手を伸ばし、弄り回す。
だが、自慰なんて疑似体験ではダメだ。彼に触ってもらえないと心のそこから気持ちよくなることなんてできない。
お尻の穴と尻尾を攻められ、あたしの手で陰核を摘んでも、あたしの心が満ちることはない。
ただひたすらに彼を求め、誘惑する。
彼はあたしが性器を弄る様子をじっとりと見ていたが、やがて口を開いた。
「そうだな……流石にかわいそうになってきたし、そろそろソコも攻めてやるよ」
 あたしのお尻を弄る手の動きが止み、穴から引き抜かれた。
さっき出した石鹸を泡立て、彼が自分の手を洗浄していく。
「本当? 本当ね?! 早く早く! もうあたし待ちきれない!」
「そう言わずに、もうちょっと待ってくれたっていいじゃないか」
 彼の手の上を転がる石鹸は明らかに異様な量の泡を出している。
必要以上に手洗いに時間を割き、あたしを焦らしているのだ。
この期に及んで意地悪をする彼にはもう閉口だ。
意地悪をするのなら、せめてその意地悪したいという欲求をあたしに読ませて欲しい。
「ただし、アナルバイブのおまけつきだ。いいよな?」
 彼が凹凸(おうとつ)のある淫らなおもちゃを手に取り、あたしに突きつける。
「お、お尻は恥ずかしいってば!」
「じゃぁ、攻めてやんない」
 恥らうあたしに彼がさらなる意地悪を言う。
散々焦らされたあたしには一番効果的な攻撃だ。

442 :
「そ、そんなぁ! わかったわよ! もう好きにして!」
「好きにしていいんだな? じゃ、君はイき地獄だ」
「それでいいから! アソコ攻めてよぉ!」
「そう慌てずに。まずはお尻のほうからだ」
 仰向けにされ、足を広げられ、かなり恥ずかしい姿勢になったあたしのお尻の穴に、彼がおもちゃをゆっくりと挿入してゆく。
おもちゃが腸壁に触れる快感に思わず身震いしてしまう。その上、振動まで加えられてしまうのかと思うと、ちょっと怖い。
「スイッチ、オーン♪」
「ひゃあぁんっ!」
 おもちゃが優しくあたしの腸壁を抉り、刺激する。それだけであたしは絶頂を迎えてしまった。
ただでさえ恥ずかしいのに、ひくつきながら蜜を噴出す淫らな花弁を彼が視線で突き刺し、ますます羞恥を煽るのだからたまらない。
「あーあ、これだけでイっちゃったか。イき地獄はまだまだこれからなのに」
 彼が今度は3点攻めローターを手に取り、あたしの乳首に押し付けた。
勃起した乳首に吸い付き、おもちゃがうなりを上げる。
少しだけ痛みを伴うやや強めの振動と、乳首を超速で攻めるハケの動きにあたしはすっかり参ってしまった。
抵抗しようにも、やはり彼の翼で両腕を押さえられ、それはかなわない。
「あはあぁんっ! ま、待って! これすごすぎぃ!! もうちょっと弱めにしてよー!」
「ダメだ。こんないけないおっぱいにはしっかりとお仕置きをしてやらないとな」
「んああああぁんっ! 許して! やっぱりイき地獄はダメえぇぇっ! あっ! ああああぁぁっ!」
 おもちゃによる強すぎる快感によって、再び絶頂へ導かれる。
それでも快楽の拷問は終わらない。おもちゃは無感情に自分たちの役割を遂行し続けている。
「ダメだって? そっか。じゃぁクリ攻めは無しだ」
「ダメじゃない! やっぱりダメじゃない! イき地獄でいいからクリいじめてえぇぇっ!」
「そんなにお仕置きされたいのか。じゃぁこのクリちゃんもいじめてあげよう」
 彼が陰核にもローターを押し付けた。
彼の手とはかけ離れた物体が、乳首にしている愛撫と同じように、吸い付き、ハケで扱き、ブルブルと振動する。
最も敏感なトコロを攻められ、あたしはまたまた絶頂に達してしまうが、
あたしが欲しいのはおもちゃによる無表情で淡々とした攻めではなく、彼の手による優しい愛撫なのだ。
「はひゃああぁぁあんっ! こ、この嘘吐き! ひうぅんっ! どっ、どうして手でやってくれないのよ〜!」
「俺はさっきから攻めてあげるとしか言ってないぜ? 触ってあげるなんて言ったかなぁ?」
「そんなぁ〜〜っ!! お願い! 手でやってよぉ〜っ!」
「好きにしろって言ったのは君だろ? 好きにさせてもらうよ」
「ひゃああああぁぁぁっ!! 尻尾ダメええぇぇぇっ!」
 彼がまたあたしの尻尾に卑怯な不意打ちをしかける。
第2の性器とも呼ばれるお尻の穴に、性器に次ぐ性感帯とも言われる両乳首。
そして性器の中で一番敏感な部分である陰核。特に弱い性感帯が尻尾攻めによってさらに刺激され、おもちゃの効果が倍増する。

443 :
「た、助けてえぇぇぇっ! もう許して! お願い! 気持ちよすぎてあたし壊れちゃうよぉおおぉっ!!!」
「そんなこと言ってる割にはまだ余裕がありそうだな。尻尾を挿入してあげよう」
 「ちょまっ……ああああんっ! もうやめてえぇぇっ!!!」
 あたしの性器がズブズブと尻尾を飲み込んでいく。
腔肉で挿入されたものを締め付ける快感と、挿入した尻尾を締め付けられて全方位から全てのツボを刺激される快感。
前だけでなく後ろの不浄な穴も淫具によって塞がれ、弱点の乳首と陰核も同時に攻められる。
神経を焼ききるような快感の電流と、思考を洗い流す快感の波が次々と襲い掛かり、あたしに息継ぎをする隙も与えない。
容赦のない6点攻め連続絶頂にあたしの意識が遠のいていく……。
「弱いところをいっぺんに弄られる気分はどうだ?」
「ああああぁぁんっ!! も、もうやだー!! 気持ちよすぎて本当におかしくなっちゃうううぅぅっ!!!」
(でも、こうやって触角掴まれると嬉しくなっちゃうんだろ?)
 今まさに闇に堕ちようとしていた意識が、触角から送り込まれる彼の欲望によって呼び覚まされる。
力の源を注ぎ込まれることで気絶するという退路も絶たれ、あたしは絶望を覚えた。
だが、あたしの脳内に満ち、あたしを喘がせているのは間違いなく幸福感と快感だ。
相手を絶望のどん底に叩き落し、同時に絶頂へ導く。
この二つを同時に行える彼は、憎たらしいほどに、あたしにとって最高の契約相手だと容易に認定できるほどに、どこまでも器用だった。
「ず、ずるいっ!! ずるいよぉ!! こんな嬉しくするなんて反則ううぅっ!!!」
「嬉しいならいいじゃないか」
「嬉しいけど違うの! 本当はあなたに触って欲しいのよぉぉっ!!」
 全身を攻められ、欲望ももらえる。
確かに嬉しい。嬉しいのだが、あたしが本当に望んでいるのは彼の手による優しい愛撫なのだ。
プリンを食べたい時にチョコレートを押し付けられたような……
なにか違うものを与えて誤魔化し、本当に欲しいものは与えてくれないという
彼の意地悪な攻め方が、ますます彼を欲するあたしの心を煽る。
「へぇ? じゃぁ触ってやれば文句ないんだな?」
「ち、違っ……! 胸じゃなくてアソコ触ってよぉ〜!!」
 彼の細い指があたしの敏感な乳房を締め付ける。
さっきまでの6点攻めに加えて敏感な箇所を2箇所も攻められ、あたしはまた絶頂に達してしまった。
触角から伝わってくる意地悪をしたいという欲望があたしに力を与え、ますます嬉しくなってしまう。
彼に触ってもらえなくて、あたしはこんなにも焦れているのに、確かな幸福感があたしの脳内を満たしてゆく。
嬉しいのに、嬉しくない。早く彼に触ってもらって、この複雑な感情をどうにかしたいのに……!
「……そろそろ許してあげよっか?」
「お願い! もう許して!! もうイき地獄はやめてえぇっ!!!」
 彼がようやくあたしに救いの手を差し伸べた。
終わりの見えないイき地獄に降りてきた1本の蜘蛛の糸。この機を逃すまいとあたしは全力でそれに縋りつく。
「じゃぁ、許してやるよ」
 徹底的にあたしの弱所をいじめていたおもちゃたちが、彼の手によって動きを止め、取り外されてゆく。
尻尾も腔から引き抜かれ、あたしはほっと胸を撫で下ろす。
彼の手があたしの触角から離れてしまったのは少し寂しいが、ひとまずはこれで一安心だ。

444 :
「あぁ……良かった。あのまま続けられたら本当におかしくなっちゃうとこだったわよ」
 涙とよだれと鼻水でグショグショになってしまった顔を拭いながら、あたしが言う。
「うーん……悪い。流石にやりすぎたかな」
「気持ちよかったし、たまにはああいうのもいいかも……。でも、今はあなたに優しく触って欲しいな……」
 股を開き、彼の手を秘所に導く。
機械とはまるっきり違う、暖かい手によるゆっくりとした優しい愛撫。もうすっかりあたしは彼の虜だ。
「こんなトロトロにしちゃって……いけない悪魔だな」
「だ、誰のせいよぉ……。あっ、あんっ!」
 剥き出しの陰核を軽く摘まれ、快感と幸福な感情があたしの中で渦を巻く。
まるであたしの思考全てを飲み込んでいくような激流に、思わず身を捩ってしまう。
「胸もいっしょに弄ってあげよっか」
 彼の両手があたしの胸に伸び、口はクンニを開始する。
快感こそ機械によりイき地獄の時より控えめだけれど、あたしの胸を満たす幸福感は
イき地獄の時とは比にならない。やっぱりあたしは彼に直接優しくしてもらうほうが、
契約相手に体を貪られていると実感できて嬉しいのだ。
「ああぁん……3点攻めいいよぉ……あっ! そうそう……そうやってクリと乳首いっしょにいじめられると気持ちいいの……っ!」
 彼の下が優しく陰核を舐め上げ、両手はやや乱暴目に胸を揉みしだきながら、乳首を弄り回す。
彼の欲望を読み取らせてもらえていないのが不満といえば不満だが、
今のあたしは彼の愛撫をゆっくりと味わいたいのだ。
このままでも十分に気持ちいいし、あたしは幸せだ。
「ひうぅっ! く、クリ噛んじゃ……あっ! もうダメイっちゃううぅっ!!」
 絶頂に導かれるのはこれで何度目だろうか。
何度経験しても飽くことのない快感が、あたしの全身を走り回り、暴れまわる。
しかもさっきまでのおもちゃ攻めとは違い、彼の愛撫によって得たものであるという満足感がある。
「もうイったのか? やっぱり君って意地悪し甲斐もあるし、触り甲斐もあるな」
「あら、そういうあなたのココももう暴発寸前じゃない? あたしが気持ちよくしてあげよっか?」
 言うが早いかあたしはローションを手に取り、彼の下の服を脱がし、彼の最も大事な箇所にぬったくる。
あたしが攻めに転じた途端、彼が体をびくっと震わせる。なかなかかわいい反応だ。
そんな反応をされるとあたしの方も燃えてしまう。
「う……あっ。や、やめてくれ。イっちゃう……」
 彼の弱気な表情と声にゾクゾクするような興奮を覚える。
意地悪をして、本当にやめてあげると彼はますます情けない表情になった。
あたしに縋るような青い目からは、さっきまでの意地悪さは微塵も感じられなかった。

445 :
「う……ずるいぞ」
「焦らすのはあなたもしたことでしょ? それに、今イくよりコッチでイっちゃったほうが良くない?」
 あたしが彼の棒にコンドームを装着してあげると、彼の棒はそれにさえ反応してびくびく震えた。
「中出しはダメだけど……挿入なら許してあげるわよ?」
「……そんな誘惑されて抗えるわけがないじゃないか」
 あたしはすっかり彼の虜だが、彼もまたあたしの虜なのだ。
そう実感すると、あたしの中でなにかメラメラと燃え上がるものがある。
彼の言うとおり、あたしは彼を誘惑して喜ぶいけない悪魔なのかもしれない。
「ふふ。ほら、あなたの胸、すっごくドキドキしてるわよ? あたしに興奮してくれてるのね……嬉しい……」
 彼を細い腕で抱きしめると、彼の鼓動があたしにも伝わってくる。
彼が生きている証、そしてあたしに興奮している証であるそれをあたしの胸で感じ取る。
「だ、抱きつくなよ恥ずかしい……」
「でも、嫌じゃないでしょ?」
 ちょっと困ったような表情をして恥ずかしがる彼の様子が、あたしに火をつける。
あたしの割と大きな胸を彼に押し付けると、彼はますます困ったような顔になった。
「嫌なわけないだろ……」
 彼もあたしの背中に両手を回した。
同時に翼であたしを優しく包み込み、翼で尻尾の先っぽを意地悪く刺激する。
あたしに生えてるものとはまるっきり違う、羽根が生え揃った純白の大きな翼。
ふわふわした羽根が先っぽを擽る度に、あたしの興奮が高まってゆく。
「んあ……あんっ……」
「隙ありだな」
「っ?!」
 喘ぎ声を漏らすために開いた口を彼の唇によって塞がれる。そのまま互いに舌を絡め、熱烈なディープキス。
彼もあたしもディープキスの経験なんて無いけれども、下手くそなりに、精一杯お互いの口内を犯す。
「ん……んっ……ふぅ……」
 キスしている間も尻尾いじめは止まらない。その上、彼が両手であたしの胸を揉んでくるのだ。
せめて舌で彼に逆襲をしようと、彼の口の中にあたしの舌を突っ込むが、彼の舌に押し返されてしまう。
あたしの中に進入してきた彼の舌が、あたしの舌の付け根も、口蓋も、歯の一本一本までもを丁寧に舐め尽す。
(へへ、けっこう感じてるな。やっぱり尻尾弱いんだな)
 彼があたしの触角を掴み、自分の頭に押し当てる。今は心を読んでもいいということなのだろう。
そういうわけなら、遠慮はいらない。もう一方の触角も彼に押し当て、甘美な欲望に舌鼓をうつ。
(クリも弄ってあげよっか?)
 あたしの最も弱い箇所を攻める。という彼の言葉にあたしの全身がびくりと反応する。
(やっぱり君っていい反応するよね。本当に弄り甲斐があるよ)


446 :
 あたしの触角を掴んでいた彼の右手が、あたしの下半身に伸びていく。
逃れようと身を捩るが、彼の翼があたしを抱き寄せ、それを全力で阻む。
抵抗もむなしく、あたしの最大の弱点に彼が攻め入るのを許してしまった。
「ぷはっ! あぁ〜んっ! キスしてる時にクリいじるのはダメよぉ〜!」
「でも、嫌じゃないだろ? ほら、こんなに濡れてる」
「あ〜ん。ずるいよ〜!」
 あたしの意思を無視して勝手に漏れる喘ぎ声のせいで、キスが中断されてしまう。
それでも、彼のやわらかな翼に抱かれながら大事なところを弄られる構図はなかなか興奮するものがあるし、幸福感も得られる。
「それっ、クリクリッ、クリクリ〜ッ」
「あぁ〜ん! そんなにクリいじめちゃ……だ、ダメっ! イっちゃう〜っ!」
 今まさに絶頂を迎えられる。と思ったところで彼が再び愛撫を止める。
「……でも、ここでイくより君も俺のコレにイかされたほうがいいんじゃないか?」
「焦らさないでよ〜! でも、それもいいかも……優しくお願いね。痛くしちゃイヤよ?」
(拒否しないのか……。もうダメだ、我慢できない! 挿れてやる!)
 彼が翼であたしを包み込んだまま、勢いよく押し倒したくなる性衝動と格闘しながら、ゆっくりとあたしをベッドに押し倒す。
もちろん、尻尾の先っぽは意地悪く弄繰り回しながらだ。
「ほ〜ら、こんなに濡れてる。挿入したら一発でイっちゃうんじゃないか?」
「ど、どうかしら? あなたの早漏チンチンがイっちゃうほうが早いと思うけど?」
 今のは大嘘だ。さっきイく寸前で焦らされたばかりなのに、尻尾も弄られ続けているのに、
こんなにも欲望を注がれているのに、その上挿入までされたら我慢できるわけがない。
(こんなボロボロなのに強がって見せるのがたまんないよなぁ……屈服させたくなっちゃう。やっぱりどうすれば俺が興奮するか完璧にわかってる)
 あたしの反応に彼も大満足だ。あたしも彼も興奮しきり、彼は今にも性器であたしを貫きたいという衝動に押し負けそうになっている。
舞台は完全に整った。あとは彼を煽って興奮をさらに高めれば完璧だろう。
「あら、挿れないの? もしかしてあたしより先にイくのが悔しいから?」
「じゃぁ挿入だけじゃなくてクリ攻めもプラスしてあげよっか? それでもまだ強がれる?」
 彼が魅惑的な、それでいて恐ろしいことを口にする。
挿入だけでも絶頂を迎えてしまいそうなのに、陰核まで弄られたりしたら……!
「! そ、そんなのに……あたしが屈すると思うの? ぜ、絶対無理よ! 無理だから無駄なことはやめなさい!」
「へぇ? じゃぁ試してみる?」
「む、無駄よ無駄! 無駄だからやめて! ど、どうしてもって言うならやって見なさいよ! あたしの締め付けで返り討ちにしてあげるわよ!」
(そうそう。こんな風に弱いトコ攻めようとするとびくびくしちゃうのもたまんないよな。もっと屈服させてやりたくなる)
 彼の手が、あたしの陰核にゆっくりと伸びてゆく。
焦らすような手の動きに悲鳴を上げたくなるが、ここはグッと我慢だ。
挿入の直前まで強がって見せて、挿入の瞬間か直前に屈服したほうが彼の征服感を煽れるし、あたしも気持ちよくなれる。

447 :
「や、やるなら……早くしてよぉ!」
(うん。やっぱりこのいつ弱いトコを触られるかびくびくしてる表情もたまらないな。こんなに俺をいけない気分にするなんて、本当に君は最低な悪魔だね。最高だよ)
「俺も我慢の限界だよ。そろそろトドメといこうか」
「!! ま、待って待ってやっぱりクリはダメえぇ〜!!」
(……! やっぱりさっきまで強がってた子が屈服しちゃうのは興奮するな……! 最高だよ君は)
 指の腹で陰核を押しつぶしながら、彼のペニスがあたしを貫いた。
尻尾への愛撫ですっかり濡れていたソコは、彼の平均よりやや小さい気がするサイズの棒を貪欲に飲み込んだ。
尻尾を挿入したりして、慣らされていたのもあるだろう。一気に奥深くまで押し込まれ、肉棒が腔肉を思い切り打ち付ける。
(こ、これが女の子の中か……すごい締め付けに今にもイきそうだ……)
「あたしを感じさせたらもっと締め付けるわよ?! だ、だからクリはいじめないで〜っ!」
「上等だ。ダラダラ長引くより短期戦のほうがいいだろ?」
(は、早くイかせないと俺がイっちゃうよ……尻尾もクリもいじめてあげないと)
「ひゃううっ!! だ、ダメダメ! 挿れながら尻尾とクリいじめるの禁止〜!」
 あたしと同様に、彼も追い込まれている。
だが、彼が感じている性的な快感も、触角からあたしの脳に伝わるのだ。
彼の性感が伝わってきたところであたしが感じている性感には遠く及ばない。
それでも、あたしがえっち対決で不利になる要素であることには変わりはないのだ。
それに、遠く及ばないとは言っても、微弱な快感だとは言っていない。
彼を感じさせると、あたしもそれが伝わって同じだけ感じてしまうのだ。
「あああぁぁん! も、もうダメ! イっちゃ……あっ! ふああああああぁぁぁんっ!!」
 何重もの快感に、あたしは再び彼に敗北してしまった。
くぅっ……! こ、こうなればなばもろとも。あたしの締め付けで彼も道連れだ。
「う……あああぁぁっ!」
「ひゃああん!」
 彼が絶頂を迎え、その絶頂の快感が伝わってあたしに追い討ちをかける。
彼の下半身から熱いものが込み上げ、あたしの中にぶちまけられた。コンドームがなければ多分妊娠していただろう。
そして、男性が絶頂を迎えた後に感じる虚無感と脱力感があたしと彼を襲う。
う〜ん。男女両方の絶頂を味わえるあたしはけっこうお得なのかもしれない。
「ま、負けちゃった……けど……あなたもいっぱい感じてくれたみたいね」
「俺もギリギリだったよ。正直そんな勝った気はしないな」
 彼が性器をゆっくりと引き抜き、コンドームを取り外し、パジャマのズボンを上げた。
あたしは絶頂の余韻に浸りながら、心の底から満足した彼の感情をたっぷりと読み取る。
「ふふ……どうだった? 病み付きになっちゃうくらいの気持ちよさだったでしょ? お願いすれば毎日してあげるわよ?」
「魅力的なお誘いだな。本当にいいのか? 毎日はちょっと俺のほうが辛いけど……」
「もちろんよ。さっきも言ったとおりいっぱい欲望をくれれば寿命の代わりになるし、契約相手の願いにこたえるのはあたしにとって喜びなんだから」

448 :
 ……でも、彼は一つ大事なことを忘れている。
「黙ってたけど……あなた、2回目の契約をした時に「次の契約の内容を今回と全く同じものにしろ」ってお願いしなかったわよね」
「……えっ?」
「「もう一度契約しろ」としか言ってないじゃない。だから、あたしたちが次に結ぶ契約の内容は、あたしが自由に決めていいことになるんだけど……」
 新しい契約書を書き始めたあたしを見て、彼の顔に焦りの表情が浮かぶ。
あたしはこのまま彼をタダ働きさせる契約書を作ってしまうこともできるし、
その気になれば彼を奴隷にすることだってできてしまう。でも……。
「いっぱい気持ちよくしてくれたし……欲望もたくさんくれたから見逃してあげるわ。これが新しい契約書よ」
「もうできたのか? すごい速筆だな……」
 あたしの言葉に彼は安堵を覚えたようだったが、
契約書を手に取る様子は少し恐る恐る、といった感じだった。

449 :
「ただいま〜」
 いつも通りの時間帯に、彼が帰宅した。今日の彼はどことなく活き活きとしている。何かいいことがあったに違いない。
「おかえり〜。今日はどうだった?」
 いつもなら彼に触角を押し当てて挨拶するのだが、こういう時の彼は大抵自分から良いニュースを話したがる。
読むのはちょっとワンテンポ置いてからにしよう。
 まぁ、彼にとってのいいニュースなんてのはほとんどが町で騒動が起きたから見回りが退屈じゃなかっただとかで、周りにとっては悪いニュースであったりするのだが。
「あー、暇だからもうちょっと仕事くれって言ったらさ、神サマが仕事くれたんだよ。言ってみるもんだね」
 普段から彼は神様についてなんだかんだ言ってるが、彼は天使だからか、神様に使ってもらえるとやっぱり嬉しいらしい。
彼の喜びはあたしの喜びだ。早速触角を通して喜びを共有しよう。あたしが触角を彼に向かって伸ばすと、彼があたしの触角を掴んだ。
「へ〜、どんなお仕事?」
(神サマの肩もみとか、マッサージをやったんだよ今日は。こういう仕事のほうが、神サマの役に立ってるって実感しやすいし、見回りより嬉しいな)
「普段から神様のことをぶつくさ言ってるくせに、本当は神様の役に立てると嬉しいんじゃない」
(だって俺一応天使だし。神サマの役に立つと喜ぶ習性なんだよ。それに神サマは美人だしね。合法でベタベタ触れるのはけっこう嬉しいよ)
 むむっ、あたしというものがありながら神様にも手を出したのか。神様に嫉妬するわけではないが、何か悔しい。
「何よ〜? あたしに触るのは楽しくないって事?」
「そ、そんなことないよ。神サマは美人だけど、君とは違う」
 今のはちょっと彼をからかってみただけだ。あたしは心を読めるんだし、そんなことはわかりきっている。
 それどころか、いつからか彼が心のどこかであたしに愛の感情を抱くようになっている事も、あたしは知っている。
 彼はその感情が性欲か何かだと思っていて自覚がないようだったが、心を読めるあたしが言うのだから間違いはない。
彼のことは彼以上にわかっているつもりだ。
 そして、彼の愛は性欲以上に読んでいて嬉しいものだった。
 別にあたしは愛の感情を読んで喜ぶように創られた悪魔ではない。
だが、彼の感情を読んでいるうちに、あたしも彼のことが好きになってしまったようだ。
今では彼の愛が欲望よりも美味なものに感じられ、読むだけであたしを幸せの絶頂へ導くのだ。
「それに、神サマよりいい反応してくれるしね……」
「はひぁっ?! し、尻尾はダメ〜っ!」

450 :
 悪魔と契約して、これで何日目だったか。
 あの契約書の中身は、少し文章が書き足されているだけで、元のものとほとんど変わらなかった。
寿命ではなく欲望をよこすこと。
えっちのときは手を抜かずにしっかり気持ちよくすること。
アナルいじめとおもちゃ攻めはほどほどにすること。
かなえられる願いの数は1回の契約につき10個。
 最初と最後のもの以外は文頭に「できるだけ」と書かれており、俺を縛り付ける効力は無いに等しかった。
 あれから幾度も体を重ねたが、尻尾を攻められた時の悪魔の反応はかなりそそるものがあるし、全く飽きが来ない。
俺が週に何回も悪魔の尻尾を攻めてしまうのも、仕方がないことだろう。
「は……あぅん……か、帰ってきて早々えっちだなんて〜……どれだけ欲張りなのよ〜!」
 まぁ、流石に帰ってきていきなり尻尾を攻めるのは今日が初めてなのだが。
 抵抗できないように俺の翼で悪魔の両腕を押さえつけ、尻尾への攻めを続ける。
先端を羽ブラシで擽ってやると、今回もとびっきりの反応をしてくれた。
「はひあぁぁっ! さ、先っぽはダメ! 先っぽ擽られるのは弱いんだってば〜っ!」
 こうやって相手を翼で押さえつけながら弱点を攻めまくってやると、昨晩の苦い記憶が蘇る。
昨晩のえっち対決では、悪魔の翼に両腕を押さえつけられ、抵抗できないまま弱いところを攻められてイかされてしまった。
そして悪魔にえっちの主導権を取られた俺は悪魔に攻められるがままになり、結局俺が半ベソをかいて懇願するまで無理やり射精させられ続けたのだ。
 そうだ、今日はその仕返しをしてやろう。
「よし、今からえっち対決開始だ。君が先にイったら今日の主導権は俺のものだからな」
「え? そ、そんな……これじゃあたし……ひゃうううぅぅっ!!」
 翼で押さえつけたまま、悪魔の尻尾を一方的に擽ってやると、悪魔が可愛い声を上げた。
「ひゃっ! だ、ダメ! ずるいよぉ〜!」
「君が昨日やってくれたことじゃないか。たっぷりお返ししてあげるからな」
「んああんっ!! も、もうズルしないから今回だけは許して〜!」
「ダメだよ。君がイくまでやめてあげないからな」
「そ、そんなぁ〜!」
 尻尾は悪魔にとって最も重要な性感帯らしい。
性感を感じる神経がいっぱい張り巡らされてて、しかもツボがいっぱいあって全身の性感帯とつながってるんだとか。
そんなところを俺の羽根で執拗に擽られてはたまらないだろう。
「もうアソコが濡れてきてるな……」
「ひゃあっ! ソコはダメっ!」
 服の上から割れ目をなぞると悪魔が可愛く喘ぐ。
身を捩って快感から逃れようとする様子がなんともいじらしい。
「きゃあぁんっ! そ、それダメ! それは禁止! 待って待って許してえぇぇっ!!」
 尻尾の先端でクリトリスのあたりを突っついてやると、悪魔は悲鳴に近い嬌声を上げた。
愛液が溢れ、悪魔の服に染みができる。もっとクリトリスをいじめてあげると、悪魔は涙目で俺に許しを請ってきた。
「も、もうダメ! イっちゃう! 許してぇっ!」

451 :
 何度も体を重ねて、悪魔が焦らしに弱いのはわかっている。だからあえてここで愛撫を止めてやる。
「あぁっ……そんな……お願いやめないで……焦らさないでよ〜……」
「イかせてほしくないんじゃなかったっけ?」
「も、もう勝負はあたしの負けでいいから! お願いだからもう許してよ〜!」
「どうしよっかな〜?」
 意地悪を言ってやると、悪魔が涙目でこちらを睨んでくる。
そうやってそそる表情をするからいけないんだ。もっと意地悪をしてあげたくなってしまう。
「昨日ズルしたことも謝るから……ごめんなさい……もう許してよ〜!」
「じゃ、イかせてあげる」
 悪魔の服を脱がし、次に下着を脱がす。完全に無防備になって晒された性器に、尻尾を突っ込んでやる。
「あっ……!」
 右手で尻尾を掴み、そのまま激しくピストンを開始。左手でクリトリスも攻めてやる。
悪魔はこの攻め方が好きだということも、こうされるととんでもなく感じてしまうことも経験で俺にはもうわかっているのだ。
「ああああぁぁっ! そ、それしゅごすぎぃ! い、イっちゃう! イっちゃう! ふああぁぁぁぁぁんっ!!」
 悪魔が限界を迎え、一際多くの愛液が溢れ、潮が放たれた。
びくびくと痙攣し、絶頂の余韻に浸る悪魔の触角を掴み、大好きな欲望を頭に流し込んでやる。
「なぁ、今どんな気分だ?」
 俺は天使だ。神サマに仕える存在で、一応は神サマの役に立つことに幸せをを感じるようにできている。
だが、俺がこうして悪魔を抱き、感じている幸せは神サマにプログラムされたものではないはずだ。
性欲は神サマにプログラムされたものだろうが、俺はそれを悪魔に向けるように創られたわけではない。
俺は自分で自分の幸せと呼べるものを見つけ出し、手に入れたのだ。こうやって天使と交わる喜びを覚えた悪魔も、それは同じのはずだ。
「あたしも最高に幸せよ。あなたと同じ気分」
 心底満足したような表情で、悪魔が返した。
同時に俺の心によくわからない熱いものが燃え上がる。この前からずっとこうだ。なんだろうこの気持ちは。
「今もたまに人間と契約してるみたいだけどさ、どう? 俺より契約してて嬉しい人間っている?」
「いない……かな。もちろん嬉しいけど、今は人間との契約は淡々とすませちゃうし、あなたとの契約ほどは嬉しくないわね。あんっ! 尻尾いじめないで!」
 尻尾を軽くこしょこしょと擽ってやると、またまた悪魔はいい反応を返した。
性器から愛液がさらに滴り落ち、尻尾はぐねぐねと身をくねらせて俺から逃れようとする。
その様子を見るとまたしても俺の中で性欲とは少し違う何かが燃え上がる。俺はどうしてしまったんだろう。
「でもさ、君は今まで人間との契約がメインだったわけだろ? 天使と契約するほうが嬉しく感じるように神サマに創られたわけじゃないよな」
「あん……そうだけど……ひぁっ……嬉しいんだから仕方ないじゃない」
「へぇ……俺みたいな意地悪で欲張りなやつと契約したほうが嬉しいんだ?」
「あぁんっ! た、確かにあなたは意地悪で欲張りだけどぉ……ひゃんっ! し、尻尾いじめないでってばぁ!」

452 :
 尻尾攻めをちょっと激しくすると、悪魔はすぐに感じてしまう。
これだから俺は悪魔を攻めるのをやめられないんだ。
でも、ちょっと前から俺は性欲だけじゃなく何か別の感情で動いている気がする。
俺の中でごうごうと燃え滾っているこれは何なのだろう。
「ばかぁ……そうやって……んっ! いつもあたしの弱いところばっかいじめるんだからぁ……! んああんっ!」
「で、「確かにあなたは意地悪で欲張りだけど」の続きは?」
「ばーか! 教えてあげないわよーだ! あっ! クリ触っちゃダメっ!」
 クリトリスを優しく摘んであげると、悪魔の背中が反り返り、全身がびくっと震える。
「へぇ……じゃぁ今日は白状するまで君を感じさせまくってあげようか?」
「やって見なさいよ! ふあんっ! いっぱい気持ちよくしないと白状なんてしないわよ? あぁっ、クリはいじめないでってば〜!」
「そういうこと言われると燃えちゃうね。いっぱい感じさせてあげる」
 そうだ。こうやって悪魔はいつも俺を煽るようなことを言ってくれる。
欲望を得るためでもあるんだろうが、こうやって俺を誘惑してくれるのは嬉しい。
だがこの欲望も俺の中で燃えているものとは違う。
「でも、俺まだ風呂入ってないんだよな。外行った格好でやるのは不潔だろ? 風呂入ってくるよ」
「え……ここまでしといてまた焦らすの?」
 悪魔がちょっと目を潤ませて俺を見る。
そんなこと言ったって仕方がないだろう。もちろん意地悪をする意図もあって俺はこう言っているのだが。
「だって、このままじゃ汚いじゃないか。それとも風呂でする?」
「それもいいかも……じゃ、お風呂いきましょ? あたしが洗ってあげる」
 言うが早いか悪魔が立ち上がり、俺を風呂場へ引っ張る。
「じゃ、俺は君の尻尾を洗ってあげる」
「あはぁっ……?! こ、このえっち!」
 俺が悪魔の尻尾を掴み、撫で摩ると悪魔の全身から力が抜ける。
壁に手を当て、立っているのもやっとのようだ。
「あぁ……またイっちゃいそう……お触りはお風呂まで待ってよ〜……!」
「じゃ、お風呂までは触らないでおいてあげる」
「や、やっぱりダメ! イく寸前なのに焦らさないでぇ……!」
「いや、どっちだよ」
 そんな会話を続けている内に、風呂場へとたどり着く。
ちゃっちゃと服を脱ぎ、ついでに悪魔の服も俺が脱がせて風呂場に入る。

453 :
「じ、焦らさないでイかせてよぉ……」
「ダメだ。俺が手を洗ってからじゃないとな」
 おねだりする悪魔の様子を楽しみながら、必要以上に石鹸を泡立てて時間を稼ぐ。
泡立て続けていると、とうとう悪魔に限界が来た。
「も、もう我慢できないよぉ……さっきのこと白状するからさ、早くイかせてぇ……」
「そうだった。なんて言おうとしてたの?」
「あなたは確かに意地悪だけど……あなたの心を読んでたらあたしもなんだか段々あなたのことが……」
「俺の心がどうしたの?」
「あなたは自覚がないみたいだけど……読んでるとあたしのことが好きだっていっぱい伝わってくるんだもん……読んでるうちにあたしも……」
 俺の中で、数式の思いもよらない解を見つけたような、その感覚を数十倍にしたようなものが弾けた。
やっとわかった。前から俺の中で燃え上がっているのは、悪魔が好きだという気持ちだったのだ。
確かに、一緒に暮らしていて、体も重ね合わせたりしていたら特別な感情を抱いても不思議ではない。
それ以外にも……俺を惹きつけるものを悪魔は持っていたのかもしれない。
「あたしも……あなたのことが好きになっちゃった……みたいな?」
 途端に俺の中で燃えていたものが激しさを増す。
悪魔が俺のことを好きになった……その単純な事実を受け止めるだけで、俺の胸が高鳴り、全身が熱くなる。
もう疑いようがない。俺も、悪魔のことが好きになってしまったのだ。
 泡を洗い流し、悪魔の尻尾に右手を伸ばす。
「ふあぁぁっ! さ、先っぽダメ……感じちゃ……あっ!」
 開いている左手で触角を掴み、好きだという正直な気持ちを悪魔に流し込む。
「あぁっ……自覚してくれたのね……嬉しい……あたしもあなたのことが……ふああんっ!」
 尻尾への愛撫を激しくし、しゃべりを中断させてやる。俺の意地悪にも、悪魔は喜んでしまうのだ。
最初は俺の欲情を煽るだけでしかなかった姿も、今ではたまらなく愛しい。
「あなたのことが……だ、だいす……あんっ! クリいじめちゃ……!」
 言い切る前に悪魔の足を広げさせ、尻尾の先端をでクリトリスを突っついてやる。。
「ふあっ……あ、あたしにも……あああぁんっ! い、言わせてよぉ〜! あっ! あなたばっかりずるい!」
 悪魔が言えないでいる間も、俺の好きだという気持ちは悪魔に注がれ続けている。
悪魔のほうも好きだと言いたくてたまらないのに、俺がそれを邪魔するのだ。
流石にちょっとかわいそうになったので、しゃべれるように攻め手を少し緩めてやる。
もちろんこれには焦らして意地悪をする意図もある。

454 :
「あ、あなたのことが大好きになっちゃったの! 大好き! 大好きなの!」
 悪魔の声が風呂場にガンガン響き渡った。同時に俺の中の愛も激しさを増し、燃え上がる。
「そっか……俺もだよ。愛してる」
 言うなりそのまま悪魔のクリトリスにキスをする。
そのまま吸い付き、両乳首も手で攻めてあげる。
「ああああぁぁっ! さ、3点攻めはダメ〜! あたしそれされるのもすごく弱いのよ〜!」
 勃起しきって充血したクリトリスを吸引しつつ、舌で舐める攻撃も追加。
こちこちの乳首も痛みを感じない程度に強く抓ってやる。
「きゃああぁぁっ! だ、ダメよっ! そんなに激しくっ……! ふあああああああぁぁぁっ! もうダメっ!イっちゃううぅぅ!」
 とびきり弱い3箇所を攻められ、もう悪魔は限界が近い。
悪魔が俺の与える快感に悶え狂う姿も、俺の目には愛しく写るのだった。
「い、イっちゃうよ〜! あなたのこと大好き! 大好きいいいぃぃぃぃぃっ!!!」
 俺への愛を叫びながら、悪魔は昇天した。声が風呂場に反響し、まるで何十人もの悪魔が俺への愛を叫んでいるようだった。
体を少し痙攣させながらも、俺が欲望を注ぎ込んでいるおかげか悪魔はまだ元気そうだ。
ちょっとだらしなく涎をたらしながらも、悪魔の赤い目は愛しい人の姿をしっかり捕らえて離さない。
「あぅ……こんな顔見ないでよ……」
 恥らった悪魔が顔を隠してしまう。それでも目だけは俺を見つめたままだ。
「それだけ感じてくれたってことじゃないか。それに、俺におもちゃ攻めされた時のほうがすごい顔してたし」
「でもあなたにこんな顔見せたくないよ〜」
「俺はそれで君の事を嫌いになったりはしないよ。そうだ、もっとすごい顔させたげよっか? コンドーム出してよ。「お願い」だ」
「ま、まだイったばかりなのに〜! 勘弁して〜!」
 そう言いながらも、悪魔は俺の願いに応えてコンドームを出して、親切にも俺に装着してくれた。
悪魔のやわらかい指が俺の棒に触れ、ちょっと俺もびくびく感じてしまう。
「あ、あと10秒だけ待って……そしたら挿れてもいいから……」
 ぜぇぜぇと呼吸を整え、悪魔が俺に待ったをする。
このまま攻めるのはちょっとかわいそうだし、待っておいてあげよう。
 10秒ほど経ってから、悪魔の股を広げて挿入の体勢に持っていく。
悪魔の後ろに俺の翼を回し、尻尾を翼で挟み込む。
そのまま翼を動かして尻尾を弄ってやると、悪魔の体が跳ねた。
「あっ……! 尻尾……尻尾気持ちいい……ふぁんっ!」
 そのまま悪魔の胸を揉みしだき、下には俺の棒をゆっくりと挿し込む。
あっさりと悪魔は俺の棒を受け入れ、完全に飲み込んだ。肉が俺の棒にぎゅっと絡みつく。

455 :
「ああん……そんなにいっぺんにいじめるなんて反則よ〜!」
 尻尾を俺の翼で擦り、乳首は羽ブラシで擽ってやり、下には棒で刺激を加えてやる。
悪魔の好きな攻めのオンパレードだ。こうされると悪魔はたまらなく気持ちいいらしい。
ちょっと攻めを激しくしてやると、悪魔の喘ぎ声も締め付けも激しさを増した。
「あああぁぁんっ! そ、そうやってあたしの弱点ばっかり……ぃっ! あ! 中はダメ! お願いそんなに激しく動かないでええぇぇぇっ!!!」
「激しくしてないよ。優しくしてるじゃないか」
「あああんっ! か、感じすぎちゃう……からぁっ! あぁっ! 中だけはいじめないでえぇぇっ!!」
 ゆっくり腰を動かしながら棒を最奥に打ちつけ、中を抉ってやる。
俺を飲み込んだ悪魔の下はきつく締まり、貪欲にも俺の棒を捕まえて放さない。
 今でも風呂に入るときに尻尾に触れてしまってオナニーを始めてしまうことはあるみたいだし、
悪魔の膣は俺が数日間をおいてから交わっても、開発された直後の状態を保っているのだろう。
 そして、その開発された秘所が受ける快感を尻尾への愛撫でますます増やしてしまうのだ。
たまに快感で変になってしまうのではないかと心配になるが、幸い悪魔はまだ元気がありあまってるようだ。
「俺のこと、好きか?」
「だ、だから言ってるでしょ! 大好きだってばぁ……」
 顔を真っ赤にしながら気持ちを告白する悪魔に俺の理性は壊れた。
熱く燃え上がる愛の命じるまま、触角を掴み、俺の気持ちも伝えながら唇を奪う。
「んむっ?! ん……」
 俺の唇を受け入れ、悪魔も俺にキスで応える。
俺が悪魔の口蓋や歯の一本一本までをも犯し、次に悪魔の舌が俺の中に侵入してくる。
くちゅくちゅという淫らな水音が風呂場に響き渡る。
「んっ! んん……っ!」
 俺が尻尾を翼で激しく扱いてやると、悪魔の舌の動きが止まった。
感じてしまってキスどころではないようだ。
 次は触角から手を放して羽ブラシで両胸も攻めてやる。
「んぅっ……! んんんんーっ!」
 悪魔が咎めるような目で俺を見てくるが、ここでやめてやる俺ではない。
むしろ、ここでガンガン攻めてやれるだけの欲深さが無ければ悪魔のパートナー失格だ。
 この体勢ではちょっと窮屈だが、クリトリスにも手を伸ばし、摘んでみる。
「んああんっ! ば、ばか! キスしながらクリいじめるのはダメだってばぁっ!」
 反抗する上の口とは裏腹に、下の口の締まりは良くなる。
 俺の下半身から熱いものが沸きあがってくるのを感じる。
そろそろこちらも限界だ。腰が勝手に動き出し、棒が悪魔の最奥を刺激する。
「ふあぁっ! あっ! ああんっ! も、もうダメ〜!」

456 :
 俺の限界が近いことを察し、悪魔が触角を押し当ててくる。
伝わってくる甘美な欲望にすっかりご満悦のようだ。
つられて俺も嬉しくなってしまう。そして、この嬉しい感情も悪魔には伝わっているのだ。
俺の嬉しい感情で、悪魔もますます嬉しくなってくれる。
そう思うと、更に嬉しい感情が沸いてくる。悪魔を愛しいと思う気持ちも、同時に強くなっていく。
「う……おっ……ごめん。もう無理。激しくするぞ」
 流石にピストンしながらクリトリスを弄るのはこの姿勢では厳しい。
手は胸のほうにうつし、乳攻めとピストンを開始する。
「あっ! あぁっ! だ、ダメっ! ダメえぇぇっ!! あたしもイっちゃうっ!」
 涙と涎で顔をグショグショにしながら悪魔が上辺だけの拒絶の声を出す。
顔には肉欲が強く表れ、俺の体と愛を欲している。
 膣壁が全方位から俺の棒を押さえつけ、射精を促す。
その度に俺は繋がっていることを意識し、快感と征服感を増大させてしまう。
そして、この快感も征服感も悪魔に読まれ、悪魔はそれにより快感を得るのだ。
「うあ……だ、ダメだもう出ちゃう!」
「い、いっしょにイきましょ……?」
「じゃあ……いっしょにイこうか……?」
「あぁ……お願い……気持ちよくしてっ!」
 強すぎる快感に耐えられなくなったのか、悪魔が俺の背中に手を回し、しがみついてくる。
俺の頭も会館に支配され、もう気持ちよくなることと、悪魔を愛することしか考えることができない。
本能のままに腰を打ちつけ、悪魔に俺の怒張を叩き込む。
「んあああああぁぁっ! い、イっちゃう! 大好き! 大好きいいいぃぃぃっ!!!」
「お……れもだよ……あぁっ! で、出るっ!!」
「「ああああああぁぁぁっ!!!」」
 絶頂と同時に、悪魔を愛しく思う気持ちと性感が膨れ上がり、弾けた。風呂場に俺たちの声が反響する。
乳首も、尻尾も、中も攻められ、俺が射精する快感も触角から伝えられ、
悪魔はもう気持ちよくてたまらないというような表情で悶絶している。
俺のほうも、ついさっき自覚した感情が脳内を駆け巡り、まともな思考ができない状態だ。
 少し間をおいて、頭がさめてきた俺が棒を引き抜こうとすると、悪魔はそれを拒んだ。
「ま、待って……もうちょっとこうしていたいの……いいでしょ?」
 あぁ、いいよ。
俺は心の中でそう呟き、悪魔に応える。
 俺のほうも悪魔の背中に手を回し、繋がったままお互いに抱き合うような格好になると、
悪魔は満面の笑みをこぼした。
悪魔の笑顔は何度も見てきたが、これほど満足気で、愛しく感じてしまう表情は初めてだ。

457 :
「君のことが好きだよ」
 言葉と心の両方で、悪魔に俺の気持ちを伝える。
「あたしも……大好きよ」
 そのままどちらからともなく唇を重ね合わせる。
互いの体液が絡み合い、水温をたてる。お互いにキスはうまくないかもしれない。
だが、二人の愛をぶつけあうことができれば、それでも構わなかった。
上と下の両方の口で繋がり、無言で愛を語り合う。
激しい性交よりもこちらのほうがずっと甘く、胸が幸福感で満たされていく。
「好きだよ……本当に」
「あたしも本当に……大好きよ」
 燃え上がった愛の炎が落ち着きかけていた情欲の炎に燃え移るのにそれほど時間はかからなかった。
結局、夜遅くまで風呂場に響く喘ぎ声が止むことはなかったとさ。

458 :
以上です。
失礼しました。

459 :
なげぇよw

460 :
とりあえず乙です
これは大作や・・・

461 :
更新してバーの長さにびっくりしたわww
じっくり読ませて貰おう

462 :
なんという力作。
GJ

463 :


464 :


465 :
ちょw超大作杉ワロタw
俺の睡眠返せwそしていい家庭を築いて寿命で氏ねw

466 :
        ⊂⊃ __
    /⌒\∧,__∧..:\
  / :::丿:: ( *^ー^.): .i:|  保守の時間だよ
 /ノノノ~ .U._  ノJ ソ
       し' し' |
             ☆
            `・。
           。*゚     lヽ⌒ヽフ.⌒γ
          *'``・*。  (・ω・ )   )
          ゚*。.。*゚   .し─J ー‐J

467 :


468 :
あげ

469 :


470 :


471 :


472 :
トンキーかわゆす

473 :


474 :


475 :
ほっ

476 :
投下します
・ハロウィンの日に仲のいい天使に悪戯をされてしまう悪魔っ娘のお話です
・天使のパーツは翼のみで輪はありません
・悪魔っ娘のパーツは翼と尻尾です
・天使が悪魔をくすぐるシーンがあります
・前作より短いです

477 :
 あたりを見渡せば、視界に飛び込んでくる無数のパンプキン・ヘッド。ここら一帯の雰囲気は、すっかりハロウィン一色になり、誰も彼もがその様子を楽しんでいた。
私もその様子を楽しんでいる者の一人で、既に私のポケットの中は、近所を巡って分けてもらったお菓子であふれかえっている。
プッシュホンを押し、家の人が出てくるまでの間は、胸が高鳴るのを感じる。みんなこの日のために用意しておいた仮装を披露しようと、それぞれ趣向を凝らした格好をしているからだ。
だが、私と一部の者に限っては、仮装はしていなかった。なんていったって、私は悪魔なのだ。ハロウィンは、元々は悪霊祓いの風習だ。
キリストだとか、元々ハロウィンをやっていた宗教などについては、詳しくは知らないが、
悪魔である私はその悪霊にカテゴライズされる存在のはずだし、そんな私がわざわざ仮装をして悪霊に扮する必要は無いのである。
もっとも、中には仮装を楽しんでいる悪魔もいる。特に向かいの古そうな家に住んでいる悪魔のおじさんがしていたゾンビの仮装は、あまりの迫力に悲鳴を上げてしまうくらいだった。
驚く私を見て、いつも通りガッハッハと愉快そうに笑う姿に、私はどれだけの安堵を覚えたかわからない。
他にも、隣に住んでる天使のおねえさんがしているヴァンパイアのコスプレは、クオリティも高くてちょっと色っぽかったし、
ちょっと北へ歩いたところに住んでいる人間さんの仮装は、思わず本物の悪魔と見間違えるほどだった。
 私の彼氏である天使――アングレーの家へと歩みを進める私の足は弾んでいた。お菓子をもらうことだけが目的なのではない。
彼の家にあがりこみ、楽しくおしゃべりしながら、私が集めてきたお菓子を食べることも目的なのだ。
彼の家のプッシュホンを鳴らした私は、これで何度目になるかわからないあの言葉を、マイクに向かって合言葉のように言い放つ。
「トリック・オア・トリート♪」
「あぁ、その声はエリか。待ってろすぐ出るから」
 少しして、ドアから姿を現したアングレーの姿に、私は吹きだしてしまった。
頭にかぶっているのは、この前私と買い物に行った時にハロウィンが近いからという理由で彼が適当にチョイスした、先の曲がったとんがり魔女帽。
ものぐさなアングレーのことだ。ぼさぼさな頭をとかさないまま、仮装ついでに帽子で隠してしまおうとも考えているのだろう。
元々可愛い顔立ちをしている上に、切るのが面倒だからと伸びきった髪を後ろで束ねているせいで、女の子のように見えてしまう。
彼は単に魔法使いの仮装をしているつもりなのだろうが、奇しくも彼のものぐささ等の要素がその仮装を魔女らしいものに仕上げ、
その上にそれが似合っていると思わせてしまうのだ。私はこみあがる笑いを抑えることができなかった。
彼の白の翼は黒い魔女帽や黒服には合わない気もしたが……。
「な、なに人の顔みて笑ってるんだよ? 失礼だろっ」
「だ、だって。魔女の格好がすごく似合ってるんだもん。そういう趣味だったの?」
「なっ、魔女じゃなくて魔法使いだ!」
「え〜? でもどこからどう見ても魔女にしか見えないわよ?」
「な、なんだと〜?! まあいいや。玄関で立ち話もなんだし、あがれよ」
「は〜い。お邪魔しまーす」

478 :
 あっさりと怒りの矛を収めた彼の後について、私は家の中へ進んでいく。
束ねられた彼の髪が歩にあわせて揺れるたびに、やっぱり彼は女の子みたいだと思ってしまう。
廊下は片付いているが、いくつかの部屋は所持者のだらしなさを示すかのように、おもちゃ箱をひっくり返したような有様を見せていた。
彼との同棲を考えるのはまだ早いかもしれないけど、この様子では私の未来は、散らかし癖のある彼に悩まされ、片付けに追われるものになってしまう。
これからは私も片付け癖をつけて、彼にも後で注意をしようと決心する私をよそに、彼は口を開く。
「本当は僕のほうからお前んちに遊びに行く予定だったんだよ。そっちから来てくれるなんてな」
「そうだったの? こんな可愛い魔女っ子が悪戯しにきたりしたら、どんな悪戯されてもいいと思っちゃうかも〜」
「だ、だから魔女じゃないってば。怒るよ?」
「そんな可愛い顔で怒っても、怖くもなんともないわよ?」
「う……ひ、人が気にしてることを!」
 顔を朱に染め、羞恥を露にする彼の反応はなんというか庇護欲をそそる。
彼をついからかってしまう私も悪いが、そうやって可愛い顔をますます可愛いものに変えてしまう彼も悪い。
彼は本気で怒っているわけではないし、どこかまんざらでもなさそうな雰囲気も感じるが、
やっぱり男の子としては可愛いよりかっこいいと言われるほうが嬉しいのだろう。
「別に気にすることないでしょ? 顔が可愛いのもあなたの魅力の一つだしねー」
 彼の顔の赤みが増し、羞恥だけでなく幸福感も同時に露になる。
彼は、こうやってストレートに「好き」だとか「魅力」だとか言われるのに弱いのだ。
純粋故に、怒るに怒れなくなって複雑な顔をする彼に、私の心が刺激され、彼がもっと愛しくなってしまう。
「なぁーに照れてるのよ」
「て、照れてなんかないやい。魅力があるって言ってくれたのは嬉しかったけども……」
「照れてるところも、すっごく可愛いわよ? 大好き」
「か、可愛いって言うなってば〜っ!」
 そうこう会話をしている内に、居間へと辿り着いた私たちは、同時に席に着く。
私が集めたお菓子をテーブルに並べ、彼とのおやつタイムが始まる。
「ほら、見て。みんなこんなにお菓子をくれたのよ。大事に食べましょ」
「え、お前が僕んちに来たんだから、僕がお菓子を出すべきなんじゃないの?」
「そうかもしれないけど、二人で食べたほうがきっとおいしいわよ」
「そうだな……。ありがと。ところで、なんでお前はなんのコスプレもしてないわけ?」
 彼が私の格好に疑問を投げかけた。いつも通りの黒服に身を包んだ私の格好は、確かになんの仮装もしていないように見える。

479 :
「私は悪魔なんだし、別に仮装なんかしなくてもいいでしょ?」
「そうかー? エリのコスプレ姿もちょっと見たかったな。何着ても可愛いと思うんだけど」
 お菓子を口に運びながら、彼が何気なく口にしたお菓子よりも甘い言葉に、ドキッとしてしまう。
「あ、アングレーのほうがずっと可愛いと思うな」
「な、なんだと〜?!」
 ついつい照れ隠しで彼をからかってしまう私に、彼が軽くだが怒りを向ける。
せっかく話題が変わったのに、また可愛いだのなんだのといった話題にされては彼がかわいそうだ。
「で、でも、アングレーが私の仮装を期待してたとは知らなかったなー。来年は何か着ようかしら」
「そーだなー。ドラゴンの女の子とかいいんじゃない? 翼生えてるんだし」
 確かに、竜娘なんかもコウモリみたいな翼が生えてるし、私が扮するのには適しているかもしれない。
「あぁ、そうだ。そのクッキーにはこれをかけたほうがおいしいと思うよ」
「え? あぁ、ありがと」
 私が口に運ぼうとしていたクッキーに、彼が得体の知れない桃色の粉をふりかけた。
匂いをかいで見ると、甘くて頭がくらくらするような香りがする。口にすると、舌の上をとろけるような甘味が駆け回った。
「あっ……! これ、すっごくおいしいかも。ありがと、アングレー」
「な、おいしいだろ? 実はそれ、女の子をもっと可愛くしちゃう成分が入ってるんだぜ」
「どんな成分よそれは〜? まぁ、アングレーより可愛い女の子なんてそうそういないと思うけどね」
「こ、このっ……! ところで、エリがコスプレしてないってことは、コスプレしてる僕がエリに悪戯する側なんだよな。
そうやって僕をからかうなら、僕もエリに悪戯してあげるよ」
 席を立ったかと思うと、彼は素早く私の後ろに回りこんだ。そして椅子の背もたれ越しに後ろから抱きつき、細い両腕を私の体の前にまわす。
「えっ? ま、待って。何する気?」
「何って……こうするのさ」
 そう言ったかと思った直後、彼は私の服の中に手を突っ込んだ。
無防備な背後から襲われ、大好きな彼に体を触られるという状況に少なからず私も興奮を覚えていたが、
素直に受け入れることはできない。私は極めて敏感な体質なのだ。
彼に体を触られるとどうしても声が出てしまうし、それもだがやっぱり体を触られるのは恥ずかしい。
「お前ってさ、ここ弱いよな」
「ふぇ……そ、そこは駄目。もう可愛いとか言わないから許して」
「どうしよっかなー。お前もそんな嫌じゃなさそうだし、やってあげよっか」

480 :
 彼が私の体の中でも特に敏感な部分に手を這わせ、今にも責め始めようとしている。
私は彼をからかう立場から一転し、一気に大ピンチへと陥ってしまったのだ。
身を捩って逃れようとするが、彼はやっぱり男。ちょっと身を捩ったくらいではその腕から逃れることは不可能だった。
「くぅっ……ふっ……」
 彼が、そっと私の敏感な部分にその指先で触れた。そこは……そこは弱いのだ。
翼と尻尾がびくびくっと反応し、私の口からも堪えきれない声が漏れてしまう。
「ま、待って……も、もうからかったりしないから……お願い、そこは許して」
「どうしようか。そう言ってお前が僕をからかったのは、これで何度目だったかな」
「ひうぅっ! ま、待って! 今度のは本当に本当だから……許してっ!」
「許してってのも的外れだなぁ……僕はからかわれた仕返しじゃなくて、悪戯したいと思ってるからエリに悪戯をしてるんだよ」
「ふわあぁっ!! お願いっ! 本当にそこは駄目ぇっ!」
 彼の手が私の敏感な弱点を撫で摩り、掴み、弄り回す。彼の手による蹂躙に、私はすっかり参ってしまった。
「ふぅっ……くっ……んんっ……駄目……どうしても声が出ちゃう……恥ずかしいから許してぇ……」
「我慢してないで、声出しちゃいなよ。きっと今より気持ちよくなれるよ」
「だ、駄目ぇっ……それは恥ずかし……ひゃうっ?!」
 さっきまでのはほんのお遊び。そう言い放つかのように、彼の手の動きが激しさを増した。
確かに、意地を張ってないで声を出してしまったほうが楽になるかもしれない。
だが、私のプライドがはしたなく大声を出すことを許さなかった。それでも、この攻撃はプライドだけでなんとかできるものではない。
そして、私はそのプライドを守り抜く方法なんて持ち合わせてはいなかった。我慢してきたものが私の中で爆発し、弾け飛ぶ。
「あああああははははっ!! お願い! そこ駄目っ!! お腹くすぐるのもうやめてーーっ!!!」

481 :
 お腹は、私の最大の弱点だった。自分で触る分には問題ないのだが、彼に触られると途端に猛烈なくすぐったさが私を襲うのだ。
両腕で抵抗しようとするのだが、器用に私の腋の下へもぐりこんだ彼の翼がそれを阻む。
私は襲い来るくすぐったさに、ひたすら耐えることしかできなかった。
「きゃはははっ! ま、待って! もう……あははははっ! もう駄目だから〜! ゆ、許しはははっ!!」
「そんなに反応してくれるなんて嬉しいな。お礼に腋の下もくすぐってあげるね」
「そ、そんなっ! そんなの駄目ー! あああははははっ!!」
 腋の下にもぐりこんでいた翼が、前後に動き始めた。柔らかな羽毛が服越しに擦れ、私の弱点を怖いほど正確に刺激する。
お腹に加えて腋の下まで責められ、もはやくすぐりに耐えることさえも不可能になった。
私に許されたのは、耐え難いくすぐったさに悶え、笑い狂うことだけだ。
「ゆ、ゆるっ……ゆるしはははっ!! まっ……降参! 降参するからぁ! もうやめひははははっ!!」
 腋の下へのくすぐり攻撃が緩んだ……と思いきや、今度は彼の翼が強制的に私の両腕を押し上げて万歳のポーズをとらせ、
両腕が私の黒服をめくり上げる。ゆっくりと焦らすように上がっていく服に、私はいつ下着が見えてしまうのか気が気ではなかった。
「あぁっ……それ駄目……恥ずかしい……ブラが見えちゃうよ……」
「お前は僕に恥ずかしいことを言ったんだし、こうされても文句は言えないよね」
「うっ……それは……」
 とうとう胸のすぐ下あたりまで服がのぼってきた。と思った瞬時に、彼は勢いよく私から服を剥ぎ取った!
私の下着が露になってしまう。羞恥に顔を赤めるのと同時に、私は背後で彼が興奮を露にした気配を感じ取った。
「きゃっ! み、見ちゃ駄目ー」
「恥ずかしいの? でも、お前も僕に恥ずかしいことをしたんだぞ。嫌がられる筋合いはないな」
「は、恥ずかしくてもアングレーに見られるのは嫌じゃないもん」
「そうか。じゃぁこうされても嫌じゃないんだな?」
「え? きゃぁっ!」
 お次は下着のホッチを外し、私の上半身を完全に露出させた。更なる羞恥が私を襲う。
鏡を見るまでもなく、私の顔が真っ赤になっているであろうことはわかった。
「あうぅ……い、嫌じゃないけど恥ずかしいよ……ゆ、許して」
「そーんな可愛い声出してさ、許してもらえると思う?」
 アングレーの両手が、谷間を形成する私の双丘に伸びる。
くすぐられた時と同じように私の両腕を万歳で固定され、抵抗ができない状態だ。
この状況こそ大ピンチと呼ぶに相応しい。私の胸が高鳴っていくのを強く感じる。
「なーんて、胸触ると思った? 嘘だよ」
「えっ? あ、あはははっ! ま、待って! お腹こちょこちょしないでってばー!」
 不意に期待していたのとは違う箇所を責められ、抑えきれない笑いの衝動が次々と私に襲い掛かってくる。
私をその気にさせておいて、突き放すなんてひどい! 尻尾の先で彼の顔をぺしぺしと叩くが、それでも彼はくすぐりを止めてくれない。
「きゃーあはははっ!! ぎ、ギブアップ! もう無理よー!」
「まだ余裕そうだね。腋も直にくすぐってあげるよ」
「そ、それだけは駄目ーっ!」

482 :
 剥き出しの腋に、再びくすぐったい感覚が大挙して押し寄せた。
柔らかな羽根が擦れ、両手はお腹の肉を弄び、あらゆるくすぐり方で私の体を蹂躙する。
その上、私が刺激に慣れてしまわないように、責める位置を少しずつずらしたり、緩急をつけたりしてくるのだ。
彼にくすぐってもらうことは嫌いではなかったし、むしろスキンシップとして自分からくすぐってもらったこともあるが、
やはり強いくすぐったさから逃げようと、私は反射的に抵抗をしてしまう。
「ふひゃっ?! 胸こちょこちょするのも駄目ーっ!」
 彼の両翼が私の前の膨らみを包み込んだ。翼から開放された両腕で翼をどかそうと試みるが、私の力ではびくともしない。
胸の先端は、密かにくすぐりに弱い箇所なのだ。それでも腋ほど弱くは無いが、そんなところをくすぐられたら私は……!
だが、無常にも彼の翼は私の抵抗を撥ね退けてくすぐりを開始する。
「にゃふっ! ひ……きゃはははは! ご、ごめんなさーい!! もうからかったりしないから……はははっ! ゆ、許しひぇはははっ!!」
 だ、駄目っ! お願いだから胸をくすぐるのはやめてほしい。
恥ずかしい場所にくすぐったさと快感が同時に襲い掛かり、気が変になってしまいそうだ。 
「うーん……反省した?」
「は、反省しましたっ!! ごめんなさいっ!! もうこちょこちょは許してえひゃはははははっ!!」
「そうか。じゃあくすぐるのは許してあげるよ」
 内心ほっとしたのも束の間。今度は両手が私お腹の脂肪をつかんでくるのだ。
「あれ、前よりちょっと太った?」
「は、恥ずかしいからやめて」
「恥ずかしがるってことは、図星なのかな?」
「ふ、太ってないわよ!」
 断じて、私は前に比べて太ってなどいない。それでも、こうしてお腹の大きさを測られるのは恥ずかしかった。
「お願い……やめてよう……」
「じゃぁ、こっちのサイズを見てあげよっか?」
 お腹責めをやめた彼の手が、お腹よりも上部にあるやわらかな脂肪へと伸びる。
くすぐりに隠れた快感で、すっかりその気にさせられてしまった私には、もう抵抗しようだなんて気持ちは残っていない。私は黙って頷く。
「すっごく気持ちよくしてあげるからね」
 私の耳元で、彼が甘く優しい言葉を囁いた。脳へ直に響くかのような誘惑に、私は脳みそがとろけたようにメロメロになってしまう。
「……でも、こういうことはベッドでするべきだよねぇ……」
「ふえっ?」

483 :
 まさか、ここまできて焦らされるとは思っていなかった。
そんな私を無視して、彼は私から剥いだ服と下着をつかみ、ベッドへとかけてゆく。
「あっ?! ま、待って! 服返してよー!」
「寝室に着くまでに僕に追いつけなかったら、これは今日一日没収だからねー」
「そ、そんなっ?! 待ってよ〜!」
 とんでもないことを口走る彼の背中を、半裸で、前を隠しながら追いかける私。
暖房がきいているおかげで半裸でも寒くは無いが、服が無ければ私は困ってしまう。
冗談のつもりで言っているのだろうが、もし本当に一日中上半身裸を強いられたりしたら……。
 二人分の足音が廊下に響くが、彼の足音の音源は、少しずつ私から遠ざかっていった。
「はあっ……はあっ……」
 息を切らしながら走る私を、寝室の入り口に立った彼が得意げに見つめる。
「よーし、これでお前は今日一日裸だね」
「ほ、本気なの?!」
「トリック・オア・トリート」
「はぁ? 唐突に何言って……」
「ほら、悪戯してほしくなかったら、僕にお菓子をちょうだいよ。そしたら服を返したげる」
「え……? お菓子ならさっきあげたじゃない」
「そうじゃなくて、お前がまだ隠してるお菓子をちょうだい」
「……??」
「わっかんないかなぁ。ほら、そこにふわふわしてるマシュマロみたいのを隠してるじゃないか」
 かなり遠まわしな言い方に困惑する私。そんな私がしっかりと両腕でガードしている箇所を指し、彼が言う。
あぁ、そういうことなのかとそれで私はようやく彼の言うことを理解した。だが、羞恥が彼の言うことを受け入れる邪魔をする。
彼と体を重ねるのはこれで2度や3度ではないが、それでもやはり恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。
「裸でお泊りするのと、お菓子を渡すかわりに悪戯をやめてもらうのと、どっちがいい?」
「わかったわよ〜……。やるからには気持ちよくしてね?」
 恥ずかしいが、無論彼との行為が嫌なわけではない。それどころか、彼との行為では感じているうちに恥ずかしさが快感へ変わっていくのが常であった。
両胸のガードを解き、ふかふかのベッドに仰向けになると、彼の野獣のようにやらしい視線が私の胸を這い回った。
「本当に美味しそうだね。食べちゃいたいよ」
「食べてもいいから……約束は守ってね?」
「大丈夫、後で服はちゃんと返すよ」
 私が女性として人並みに成長している証を見せ、同時に私の健康状態を示すかのようなみずみずしさを放つそこを蹂躙しようと、彼の魔手が伸びる。
それを拒むことなく受け入れた乳肉は、歓迎の意を表すように、彼の手が揉む以上の力で彼の指を押し返した。

484 :
「い、いきなり胸から始めるのはマナー違反よー」
「そうかな? 今日のお前には長い前戯は必要ないと思ったんだけど」
「ちゃーんと愛撫してあげないと、女の子は気持ちよくならないわよ?
でも、言われてみれば今日はちょっといつもより感じる気がするような……」
 いつもなら、一通り全身を愛撫した後に生じるはずの、全身が焼けるように火照る感覚。
それが、まだ少し胸を触れられただけの私に覆いかぶさるように、じわじわと広がりを見せているのだ。
異様さを感じつつも、私の胸は間もなく私を襲うであろう快感に期待を寄せ、その鼓動を早めていた。
強弱をつけ、乳腺と脂肪を交互に責め、私を焦らしつつも的確に性感帯を責める手の動きが、更に鼓動を加速させる。
「さっき、エリのクッキーに僕が粉をかけたろ? 女の子が可愛くなる成分ってのは、実は……」
「えっ? も、もしかしてあれって……」
「うん。お前が察してる通り、あれは媚薬だったんだよ。そろそろ効いてきてるでしょ?」
「ちょ、ちょっとそういう悪戯はひどいんじゃない? 先に言ってよー」
「嫌なの? エリが嫌だって言うなら仕方ないね……」
 彼の手がその動きを止めると、私の胸に襲い掛かっていた快感が嘘のように消えた。
だが、じんじんと彼の愛撫を求めるような胸の疼きは残り、私の精神を削り取っていく。
「私が我慢できなくなっちゃうの……わかってて薬入れたでしょ?」
「正解。今まさにお前は焦らされて我慢できなくなっちゃってるとこだと思うけど、これも当たってるよね?」
「大正解よ……。もう、私の胸をこんなにしてくれちゃって……!」
「顔真っ赤にしちゃって……可愛い。女の子を可愛くする成分って言っても、嘘にはなんないね」
 慌てて顔を逸らす私のことを、彼がクスクスと笑う。女の子みたいな顔をしているくせに、私の豊かな乳肉を貪る手の動きはまるで野獣のよう。
雄の願望がくっきりと鮮明に浮かび上がった表情で見つめられると、私のほうも魅了されたようになってしまう。
「エリ……このマシュマロ、すっごくおいしいよ」
「い、やんっ……な、舐めないで〜」
 私の乳肉の中でも一際敏感な、右胸の付け根のあたりを舌が這い回る。
開いている右手は私の左の胸の付け根をくすぐり、左手は腋を揉む。
巻き起こる快楽の嵐は私の理性を吹き飛ばし、雌の本能を剥き出しにさせた。
「や、やんっ……駄目ってば……あぁっ……ば、ばかっ」
「このマシュマロ、先っちょにグミみたいのがついてるなぁ? このグミも、僕にくれるよね?」
「あぁっ……乳首はやめて……」
「それじゃ、いっただきまーす」
 彼の口が、天を突くかのように起き上がった桃色の突起に接近し、それを口に含む。
「あっ、あぁっ……?!」
 胸の先端を痺れるような快感が襲い、頭の中に雷が落ちる。意識を飲み込むような快感に抗おうとするが、
とても堪えきれるものではなかった。薬によって敏感になってしまった私の体は、
普段以上に強烈な快感を脳に叩き込み、理性を暴力といってもよいほどの快感によってたたき伏せたのだ。
「んんんっ……! か、感じちゃう……やめてぇ……」
 吸引し、舐めまわし、時には歯を立てる。その際も反対側の突起は彼の手によって弄ばれ、
汗だくの腋も蹂躙を受けている。両手を遊ばせることなく、常に全力で私を感じさせようとかかってくるのだ。
おまけに、私の体は彼の手によってある程度は既に開発されてしまっているのだ。
私がこれで快感を感じない道理は無かったし、快感から逃れる方法も無かった。
そして、翼の生え際のあたり――コウモリの腋にあたる部分も密かな性感帯だ。
そこを揉まれると、人間の腋にあたる部分よりも感じてしまう。

485 :
「このグミもおいしいね。ありがとうエリ」
「ああんっ! そ、そこばっかりぃ……感じるとこなのに……あっきゃあぁっ!! 噛まないでーっ!」
「おいしいよ。エリのおっぱい。もっと気持ちよくさせてあげる」
「はうぅんっ……! か、噛みながら……あうんっ! つねらないで〜っ!」
 尖りに尖った突起を襲う彼の責めは執拗で、責められる度にそこは硬度と感度を増してしまう。
快感の嵐によって私の秘密の場所はとうに決壊し、いやらしい体液で自身を湿らせている。
「そうだ。のどがかわいたなぁ?」
 それを見透かすかのように彼が言い、私の下半身にその魔手が伸びる。
「ここに……飲み物を隠してるね? もらってもいいよね」
「そ、そこは駄目っ!」
「安心して。一滴残らずラブジュースを飲んであげるから」
「や、やめて〜っ!」
 彼が右腕で強引に私の腰を持ち上げ、左手でズボンを下ろしてゆく。
露になったのは、湿り気を多量に帯びた私の下着。いよいよ最も大事な箇所を犯されるのかと思うと、興奮が止まらない。
ズボンを突き破ろうとするかのように膨れ上がった彼の欲棒も、その身をさらに勢いづけたようだった。
「あ、アングレーってば。お願い、そこはやめて。ね? そ、そこだけは……」
「やめないよ。エリが僕を恥ずかしがらせたんだから、エリにも恥ずかしい目にあってもらわないと」
 火の点いた彼が行為をやめてくれるはずはなかったし、本気でやめてもらうつもりも無い。
だが、強すぎる羞恥が私に黙っていることを許さないのだ。私の口だけの拒絶を跳ね除け、彼が下着に手をかけた。
「お、お願いっ! もう可愛いなんて言わないからぁ……こちょこちょしてもいいわ。だからそこはやめて〜!」
「くすぐりプレイがいいの? そんならまんこ舐めながらくすぐってあげる」
「そ、それはもっと駄目〜っ!」
 口では嫌がる私を無視し、私の下着を彼がずり下ろす!
「きゃーっ!! み、見ないで〜っ!!」
 遂に露になってしまった私の最も大事な部分。そこを容赦無く突き刺す彼のやらしい視線。
その状況に私も少なからず覚えた興奮により、分泌される体液の量がさらに増した。
卑猥な匂いを放ち、急かすようにその媚肉を蠢かせ、私の急所の全てが意に反して彼を誘惑する。
「だーいすきなエリのまんこだもの。いっぱい見てあげる」
「も、もう駄目っ! 許してよ〜!」
「許さないよ。さ、エリの大好きなクンニとくすぐりプレイをしようか」
「や、やめて〜っ!」
 私の急所を、ぬめぬめとした暖かいものが這い回る。
「ひゃあんっ!」

486 :
 急所への責めは執拗だった。割れ目を横切るように舐めたかと思うと、次は割れ目をなぞるように舐め、さらにその次は秘粒周辺まで舌を持っていき、焦らす。
その度にぬちゃぬちゃと猥雑な水音が巻き起こり、私と彼の興奮を同時に刺激するのだ。そして、同時に行われるのは両手によるくすぐり責めだった。
おへその下辺りを撫でたり、下乳をくすぐったり、脇を揉んだりと、私の急所に行われている責めに負けず劣らずそれは多芸で、
私を追い込み、理性という皮を剥いで私を野獣のようにしてしまう。
「あ、アングレーっ……音立てないで! やんっ! 駄目っ! 舐めないでっ! こちょこちょも駄目っ!」
 私の急所全体を彼が舐め上げ、一滴も逃すまいと分泌される粘液の全てを貪りつくす。
恥ずかしいはずなのに、その羞恥さえもが快感に変化し、私の心も徐々に侵略してゆく。
そして両手による責めによって生じたくすぐったい感覚は、私の全身に広がりを見せていた。
込み上げる笑いの衝動をなんとか抑えても、全身に震えが走り、大人しくしていることを許さない。
そして私が身を震わすたびに、私のいやらしい双丘がぷるぷると揺れるのだ。
「いやあっ! そこは駄目っ!」
 揺れる双丘の頂点に、灼熱と電撃を混ぜ合わせたような快感が走った。同時に、秘粒に襲い掛かる生暖かい感触。
私の3大弱点をとらえた彼の目が満足気に細まった。
「や、やだっ! お願い、それだけはしないで。それされるとおかしくなっちゃう……! ああああぁっ! やめてぇぇっ!!!」
 私の反抗する言葉が合図だったかのように、その責めは苛烈さを増大させてゆく。
双丘の頂点は快感の暴風雨に見舞われ、燃えるような快楽が荒れ狂っている。
「ふぁんっ! ち、乳首が……あぁっ! 乳首こしこしってしないでっ! だ、駄目〜っ!!!」
 同時に、秘粒を襲撃する快楽責めもその激しさを極めた。さっきよりもずっと多量に放出される愛液を吸い尽くそうと、
彼の口が秘粒に吸い付き、私の理性が壊れてしまうほどの快感を送り込んでくるのだ。
「そ、そんなっ……クリトリス吸っちゃ駄目っ! あんっ! あんっ! や、やめっ……ほんとにっ……! くあぁぁぁんっ!!」
 流石、何度も体を重ねているだけあって、私がどうすれば感じるのか把握しつくしている。
恐怖を覚えるほどの快感に悶えつつも、期待を寄せる私に彼が更なる追い討ちをかける。
既にその硬度を最大まで上昇させた双丘の頂点をつねるのと同時に、同じく硬化しきった秘粒を甘噛みしたのだ。
「にゃひゃああああぁぁぁっ!! か、カミカミしないでっ! あぁっ! き、気持ちいいよおっ!! もう駄目ぇぇっ!! おかしくなるっ!!」
 弱点という弱点を責められ、私はすでに絶頂のすぐ手前まで上り詰めていた。
だが、今私を襲っているのは快感の初期微動に過ぎず、本当の快感と呼べるものはこの後に襲い掛かってくるのだ。
私は、全身がそれを受け入れる準備をしているのを、ひしひしと感じ取っていた。
「あああぁっ!! か、体が熱いよっ!! もう駄目! イくっ! イっちゃうっ!!」
 よがり狂う私にトドメを刺そうと、彼はいつも私を絶頂へ導く時と同じ責め方をした。
一度間を置いた後、せーので同時に先端2箇所と秘粒と責めるのだ。
今までの快感全てを束ね、凝縮したような私の許容量を遥かに超える快感が吹き荒れた。

487 :
「あああああああぁぁぁぁっ!!!」
 眼前で弾ける火花に、ブラックアウトしていく視界。視界に映った彼の顔に愛しいものを感じると、私は目を閉じた。
いつも私は昇天する時に、一瞬意識を失ったようになってしまうのだ。
だが、今回の彼はそれで責めを緩めることはしなかった。私を強制的に四つんばいにさせ、耳元で甘い言葉を囁く。
「もっと、気持ちよくしてあげる」
 脳を直に揺さぶるような言葉に、私はノック・アウトされてしまった。昇天して放心状態になった私に、こんな誘惑をするなんて卑怯だ。
そそり立つ自身の雄を出し、四つんばいになった私の背後に回る彼。私の中の雌が膨れ上がり、それが私の急所から漏れ出すのを感じる。
「僕のうまい棒を、喰らえっ!」
 彼のふざけた言い回しに噴出しそうになるのをこらえながらも、私の雌で彼の雄を受容する。
私が思っているよりずっとあっさりと、彼のうまい棒は私の奥へ、奥へと侵入していく。
その際も、うまい棒は私が気持ちよく感じる箇所を刺激し続けるのだ。
快感と同時に襲い掛かる力が抜けるような快感に対抗しつつも、私はそれを受け入れていた。
「やあっ……はあんっ……あぁ……中で……アングレーのがっ……どんどんおっきくなってるよう……」
「どうだ、僕の棒は? うまいだろ?」
「お、おいしいよぉ……あんっ! じ、Gスポットに擦れてっ……すごいことになってるぅ……!」
 膣壁の、明らかに他に比べ隆起があり、感触も違う部分。そこを、うまい棒が執拗に責めるのだ。
これだけでも私は体がとろけてしまうほどの快感を感じているというのに、彼が私の体の前に手を回し、秘粒を探り当てる。
「やっ……! そ、そこもいっしょに責められたら……!」
「僕が中でイくまでに、エリのことを2回ぐらいはイかしてあげるよ」
「や、やめてぇぇぇっ!!」
 火が点いた彼の手は止まらなかった。Gスポットと同時に、秘粒にも責めを開始する。
「いひゃあああああぁぁっ!!!」
 刺激に反応し、硬くなったGスポットと、勃起しきった秘粒。
どちらが最も敏感な場所なのか人によって意見が分かれるが、私は今その双方を大好きな彼に責められているのだ。
それで感じない理由は皆無であったし、それによって中の締りが良くなり、私のほうから彼にGスポットを押し付けてしまう形になるのも、必然と言えた。
「ひゃあああっ!! く、クリトリスは勘弁……っ!! あぁ、駄目ぇ! またイくうぅぅっ!!」
 私が達した途端、中の締りが更に良くなり、肉壁が押し付けられて私が受ける快感が増大してしまう。
そしてその瞬間、彼のうまい棒は私の最奥部に到達してしまった!
「ここが一番奥かな。たくさん突いてあげる」
「んああんっ!! お、奥とGスポットとクリトリスいっぺんにいじめるのやめてぇぇっ!!」
 うまい棒が最奥部をズンズンと突く度に、子宮へと振動が伝わり、全身の官能が呼び覚まされる。
快感に泣き叫ぶ私の顔は既に涙と鼻水と唾液で滅茶苦茶だ。彼が私の表情を確認できないバックから犯していることに、少し感謝してしまう。

488 :
「や、やめっ……もう無理っ! お願い! 早くイってぇ……!」
「僕も、そろそろ限界かな……!」
 今の彼の言葉に、どれだけの安堵を覚えただろう。この快楽地獄も、とうとう終わりが見えてきたのだ。
無論、苦しかったり、痛かったりするわけではない。だが、快感も過ぎれば毒と同じなのだ。
私の中で暴れまわる過量の快感に、私の体も悲鳴を上げている。ほどほどにしないと疲れが明日以降に響いてしまう。
 最奥部を突く彼の棒は、確かに限界が近いようで、その身を最大限に膨張させながら、どくどくと脈打っている。
しかし、私がもう一度限界を迎えるほうが、彼の限界よりも早かった。
「ああああぁぁぁっ!!!」
 肉欲を貪るうまい棒が、またしても私を天まで導いた。全身を貫くかのような快感が走りぬけ、余韻が全身を痙攣させる。
そして私を幾度と無く昇天させた彼の棒にも、とうとう限界が訪れたようだった。
「うっ……で、出るっ……!」
 引き抜かれた棒から、私の背中へと白濁の粘液が撒き散らされた。私の黒い翼にも、白のねばねばが絡みつく。
今だ。ベッドのシーツは既に二人の体液で汚れきっているんだし、これ以上汚しても今更怒られはしないだろう。
私の顔から流れ出した体液を、ゴシゴシとベッドに押し付け、きれいになった顔で彼のほうへ振り向く。
「も、もう……アングレーってば、いつも私が泣いちゃうくらい感じさせてくるんだから……」
「ごめんね。触ってると喘いでるエリが可愛くなってくるから……つい、ね」
「なっ……か、可愛いだなんて……もう! からかった私も悪かったけどさ、これからは黙って媚薬入れたりとかしないでね?」
「……ってことはことわって、了承を得てからなら入れてもいいんだ?」
「ま、まぁ……そういうこともあるかもしれないし……そのぶんにはいいんじゃない? とにかく、あんな悪戯はもうしないって約束してよ」
「わかったよ。もうしない」
 私はまだ体が熱くてへとへとなのに、彼の返答は妙に落ち着いていた。
所謂賢者タイムと言って、男性がその棒から子孫をぶちまけた後に、心が落ち着くのは知っていたが、
こうして見ると私にはやはり興奮していた時とのギャップが不思議に思えてしまうのだ。
「でも……アングレーの方から久しぶりに誘ってくれたのは嬉しかったな。今度私の方から誘ったら、またえっちしてくれる?」
「そ、そりゃもちろん……エリがしたいって言うなら……」
 さっきまで乗り気で私を犯していたのが嘘のように、彼が顔を真っ赤にしてもじもじと態度を小さくする。
その様子を見ていると、やはり私の中にある感情が込み上げてきてしまうのだった。
「顔真っ赤にしてるとこも……やっぱり可愛い!」
「あぁっ?! ま、また可愛いって言った!」
「あっ! ご、ごめんなさい! ついうっかり……」
「さっきもうしないって言ったばっかりなのに……今日という今日は許さないぞ。泣くまで犯してやるっ!」
「えぇ?! ま、待って! これ以上されたら私疲れちゃう!」
「大丈夫だよ。さっきの薬にはえっちしてもそんなに疲れなくなる成分も入ってるから」
「だからどんな成分よそれは〜?! あぁっ、待って! 許して〜!」
 私は感じすぎて疲労が蓄積されることを心配していたが、あくまでそれは心配に留まり、言われてみればそれほど疲労がたまっていない感じがした。
これ以上気持ちよくされてしまったら、私はどうなってしまうのだろう。そんな心配を踏みにじるかのように、彼は私を押し倒し、双丘にその魔手を迫らせる。
「エリがお菓子をくれたお礼に、お菓子より甘ーい悪戯をしてあげるね」
「あぁ……そんな……もう許して。ね? 謝るから〜」
「あれ? このグミ、さっきと同じくらい硬くなってきてるね」
「いやっはぁんっ! ち、乳首駄目〜!」
 甘い刺激が、双丘の頂点を走った。それにより、再び呼び覚まされる私の官能。
それからまた二人で激しく交わって、それこそお菓子より甘い言葉を囁かれたりするのだけれど、
快感に支配された私の頭にはもやがかかったようになり、彼に何をされているのかもよくわからず、
ただ単に彼と幸福で気持ちいいことをしているという事しか理解はできなかった。
結局、次の日には二人ともえっちし疲れてアングレーの家で寝たきりだったとさ。

489 :
以上です
失礼しました

490 :


491 :


492 :


493 :


494 :
あれ? パッと見た限りじゃ保管庫に青肌や赤肌の悪魔いなくね?
前者は悪魔の中では割とメジャーなジャンルだと思ったんだがなぁ
肌の色の描写書き直すか

495 :


496 :


497 :


498 :


499 :


500 :


501 :

彼は持つべきものを持たずに生を受けた。
兄弟達は、彼を別け隔てなく、情を込めて育てた。
持つべきものを持たぬ彼にはそれは屈辱だった。
長じるに従って彼は鬱屈し、ねじ曲がっていった。
ある時、彼は兄弟の持たぬものを得た。
彼は、兄弟を追い落とした。
その痕跡は、各地に残されている。

華奢な身体に、ドレッシーな衣装をまとい、iTunesで流行のポップスを口ずさむ彼女は、天使。
神への信奉を小さな胸に抱いて、悪魔を狩るために地上に降り立った。
ほどなく悪魔を見つけた。
悪魔は路地裏の崩れたブロックに腰掛け、ビール片手に賑やかな表通りを眺めていた。
「やあ、天使ちゃん、今日も見回りかい?」
「馴れ馴れしい口を聞くな、お前の言葉なぞ聞きとうないわ、耳が穢れる!」
天使は戦いを挑んだ。
悪魔は天使を軽くいなし、組み敷いた。
細い背中に馬乗りになって、天使の耳元に唇を寄せる。
「ねえねえ、君の主様は、相変わらずお気に入り侍らせて遊説三昧の日々?」
「この外衆が!親しげに御名を穢すなっ、あのお方は、この世界が平和と慈愛で満ちるよう、祈りを捧げておられる!地上に災いを振り撒くお前たちが軽々しく呼んでいいものではないのだぞ!」
大の男ですら竦み上がる怒気を孕んだ天使の憤り。
被さるように響いたのは、悪魔の笑い声だった。
「じゃあさあ、君、ちょっと頭をあげてごらん」
悪魔が表通りの喧騒を指差す。
天使の視線の先には、いわゆる不良学生が会社帰りの中年男の財布をむしり取る光景があった。
「どう思う?」
取り立てて騒ぎ立てることでもない、と天使が答える。
「あの男の信心が足らぬ故の帰結だ、おおかた後ろ暗い真似でもしているのだろうよ」
「あらそう、じゃ、君の信心も試してみようか」
悪魔の掌が、天使のうすっぺたい乳房をまさぐり始めた。
掌で、乳房をこね、押しつぶし、撫で回す。
「何をするか!」
「ちょっとした賭だよ」
悪魔の腕を振りほどき、天使が両腕で胸を隠す。
「ああ、君やっぱり処女だね」
「当たり前だ!神に仕える者が、不潔な行為に耽る訳がないだろう!」
「でもさあ、君がその携帯音楽プレイヤーで聴いてた歌、そのものズバリ、淫らで下品な性行為だぜ?」
「嘘…愛を昇華した讃美歌じゃないの…?」
「嘘なもんか、悪魔は嘘が嫌いなの、知ってるだろ?」
天使の頬が紅潮し、続いて、血の気がひいたように青ざめた。
膝が崩れ、頭を垂れる天使。
「私…穢れた…見捨てられた…?」

502 :
動揺する天使のフリルやレースを一枚一枚薄皮を剥ぐように脱がせていく。
もはや御名を呟き、救いを乞うだけの哀れな天使の、一糸纏わぬ肢体を、悪魔は目を細め、じっくりとっぷり舐るように鑑賞する。
輝くばかりの白磁器のように滑らかな乳白色の肌、申し訳程度の膨らみの頂きに、辛うじて色が付いた乳首。
細い華奢な腰は、無駄な肉がついておらず、却って尻の丸みを際立たせている。
そして、天の使者の名に恥じぬ、清純な佇まい。
頑なな信仰の持ち主であるのだろう。
少しばかり気の毒に思いつつ、指と舌で丹念にくじる。
絶え間ない秘所責めに、四肢を強ばらせ、地に爪を立て、必に唇を噛み締める天使。
時折、くぐもった呻き声が漏れ、腰がピクリと跳ねる。
次第に潤い、じわりと蜜が滴り落ちた瞬間、ついに天使が悲鳴をあげた。
「もう判ったから!止めろ、止めてくれ」
目尻から大粒の涙をこぼし、睨むような、懇願するような眼差しで悪魔を見つめる。
「だから、これは賭さ、君の信仰が満たされていれば、君の純潔が撃ち砕かれようとするまさにその瞬間、愛と平和を謳う博愛主義の誰かさんが僕を瞬く間に御技で滅ぼし、君を救い上げてくれるだろうよ」
天使の腰を抱え込み、あてがったものをゆっくり押し付ける。
「神よ…神よ…」
震える声が、救いを求め御名を呼ぶ。
…果たして、救いは訪れなかった。
擦れ合う性器から鮮血を、背中から純白の羽根を散らして天使が泣き叫ぶ。
「この堕天があっ!許さない!お前なんかしてやる!してやる!」
「いいね、そりゃ楽しみだ」
神に見捨てられ、天使の象徴である翼を失い、ただの人間に堕とされた天使を突きながら、悪魔は考える。
これだけ信奉され、崇められながら、己に縋るものさえ容赦なく切り捨てる。
かと思えば、気に入った者は例え大罪を犯した者でも傍に置いて慈しむ。
一体、末の弟が求めていたものは何だったんだろう?
それが知りたくて、他の兄弟が去るなか、最後まで弟に付き添っていたんだけどな。
「そうそう、堕天て呼び名はいただけないな、それは弟が付けた蔑称だ、僕の名は最後の竜、ルシファー・ティアマト。良かったら一緒に来るかい?元天使ちゃん」

角を持たずに生まれた彼が手に入れたものは、知恵と嘘だった。
彼は言葉を巧みに操り、使役していた従僕に嘘を教え、他の兄弟を屠り、彼だけの王国を築いた。
兄弟達は時にテュポーン、イルヤンカ、アムピスバイナ、ケツァル、ナーガ、八岐の大蛇などと呼ばれ、微かに伝承に名を残すのみだ。

書き込んだ瞬間に俺がんだら天罰が下っ

503 :
GJ

504 :


505 :
ho

506 :


507 :


508 :


509 :


510 :


511 :


512 :
あげ

513 :


514 :
ho

515 :


516 :


517 :
ho

518 :


519 :
ho

520 :
ho

521 :


522 :


523 :
ho

524 :2013/10/02
ところで悪魔っていったら「山羊角」に「爪付きのコウモリ翼」「返しの付いた尻尾」ですよね。
そして女はキワドイ黒コスチュームと肌に紋様。
男は全裸(ただし下半身は黒山羊)と。
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