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2013年01月エロパロ61: 甘えんぼうな女の子のエロパロ 糖度13 (717) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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甘えんぼうな女の子のエロパロ 糖度13


1 :2012/02/18 〜 最終レス :2013/01/04
ここは甘えんぼうな女の子のエロパロスレです
人前だろうと関係なしに抱擁や接吻、あるいは性交を求めてくる娘はもちろん、
恥ずかしがりながらもぺたぺた甘えてくる娘、
ある一定の条件を満たしたときに激甘化する娘、等々大歓迎です。
エロは必須ではありませんので、ラブラブオンリーな話もOK。
ただし特殊なシチュを含む場合は事前にきちんと注意書きを。
なおこのスレを見て虫歯になった、糖尿病になったという方は保管庫へ行きましょう。必ず悪化します。
それでは、甘美なるひとときをお楽しみください……

〜ちゅういがき〜
このスレは基本的にsage進行です。
投下、感想、雑談問わず、書きこむ際にはメール欄にsageと入れましょう。
血糖値はいくらでもageてもらって構いません。

過去スレ
甘えんぼうな女の子のエロパロ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1182244124/
甘えんぼうな女の子のエロパロ 糖度2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1216485751/
甘えんぼうな女の子のエロパロ 糖度3
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1223287918/
甘えんぼうな女の子のエロパロ 糖度4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1228057798/
甘えんぼうな女の子のエロパロ 糖度4(実質5スレ目)
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1232112947/
甘えんぼうな女の子のエロパロ 糖度6
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1239180765/
甘えんぼうな女の子のエロパロ 糖度7
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1250764530/
甘えんぼうな女の子のエロパロ 糖度8
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1258542249/
甘えんぼうな女の子のエロパロ 糖度9
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1276653991/
甘えんぼうな女の子のエロパロ 糖度10
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1296296894/
甘えんぼうな女の子のエロパロ 糖度11
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1308826161/
甘えんぼうな女の子のエロパロ 糖度12
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1318202868/l50

保管庫
http://wiki.livedoor.jp/amae_girl/
保管庫(7スレ目以降)
http://w.livedoor.jp/amaenbou_aroparo/

2 :
>>1乙そして前スレ>>769引用
ヤンデレ→ドM甘えっ子の筈が。ドMって、なんですかー

 メール送ればそれで連絡完了、とはいかないことも世の中多い。
 たった今この瞬間、悠貴は痛い目を見ることでそれを思い知っていた。長い前髪で瞳を隠した、年上の彼女に詰問されてる最中である。
 白ブラウスに黒のプリーツスカートといった、シンプルかつ清楚なモノクロの装いの彼女の背後では、禍々しい気配が蛇のように纏わり付いている。
 好き好き大好き超愛してるとでも言わなきゃ括りされそうな雰囲気では、睨まれた蛙が生き延びるには、従う以外の道など存在する筈もなかった。
「……言ったよね。わたし言ったよね?
 いつもユウキと一緒だって。
 いつも――そう、いつでも」
「は、はい……」
 淡々と語る冷たい声色は、しんと空気を震わせていた。冷たい色の指も手持ちぶさたか、中空をひらひらと泳いでいる。
「通った時期は違っても大学だって同じでしょう? だから、これから一生、二人で歩む未来だって同じなの。
 旅行だって職場だってご飯だってお風呂だってトイレだって」
「あの、最後は個人のプライバシーに関わる所じゃ」
 反射的に抗弁が漏れたのを後悔するよりも早く、髪に隠れた瞳が見開き、彼女の言葉が先手を制した。
「人が話をしている時に口を挟むのは失礼って教わらなかった? ユウキ、悪い子になっちゃったの?
 ――ダメだよ、そんなの」
「い、いえ、黙ります黙りますから静かにするのでどうかお話続けて下さい!」
 怒らせると鬼のように恐かった。感情の振れ幅が激しいらしい。その分、他の感情も負けず劣らず過剰気味で――。
「……誰も怯えさせるつもりなんか、無いのに。
 そんな、ユウキまで怖がらなくても……ぐすっ、ひくっ」
「……茅乃さん?」
 ただでさえ俯き加減の顔が、頭を深く下げていく。
 何事かと構えた悠貴が次に目にしたのは――。
「うっ、ぐすっ……寂しかったのお……! ユウキと離れて、ずっと悲しくて……。
 ゆーきのばかぁっ! うああああん……!」
「な、泣かないでよおっ! ごめんなさいごめんなさいっ! もうずっと離れないからっ!」
 子どもみたいに顔を涙でぐしゃぐしゃにして、両手を肩に乗せてすがりつく、年上のお姉さんの泣き顔だった。
 前髪が開けば、まん丸の瞳が滴の海で潤んでいたのがよく見える。胸に抱き留めて慰めること数十分、悠貴の服が十分涙に濡れた頃、彼女もようやく泣き止んでくれた。

3 :
「……悠貴が、いじわるしてきたのかと思ってた」
「しないよ、いじわるなんて。……ほんとに連絡確認しなくてごめんなさい、僕のミスです許して下さい」
 前髪に櫛を差しておでこを見せたせいか、鼻を鳴らして真っ赤な顔でぽつりぽつりと語り出す茅乃の表情は、あどけない少女のようだった。
 悠貴のあぐらの上に乗っかって、頭を撫でられながら、背を丸めている。
 憑き物が落ちるように怒りのオーラはすっかり消えて、纏うヴェールを脱ぎ捨てた素の茅乃は、すっかり萎れてしまっていた。
「だって、ユウキ……いつもわたしのこと、いじめるし。年下のくせに、ベッドヤクザだし……」
「そ、それは別にいじめとかじゃなくてですね! ……って、茅乃さん?」
 もじもじと、落ち着きのない体が、悠貴の膝の上で身を捩らせている。
 平静を保とうとしていた健全男子の敏感な箇所に、大人の女性の重みが、じわじわと加算されていた。
 柔らかい感触に身悶えて、困惑に頬を染めた少年に追撃は尚も続く。
「……乳首がとれるくらい、吸われたりしたし」
「ぶっ!? そ、そんなことっ!? ……取れそうだったんですか?」
「と、取れないけど! ……い、痛かった、です」
「そ、それはごめんなさい……。今度からなるべくしないように……」
「……しない、の?」
「……え?」
 聞き間違えを確かめて、間違って無くて――気付いた瞬間、悠貴の頭の中がフリーズしてしまった。
 前に座った人の表情を、そっと覗き込んでみると。
 ぎゅっと目を瞑って震えた顔が、悠貴よりももっと真っ赤に染まっていた。
「……大人のくせに、寂しいってぴーぴー泣いて。自分より年下の彼氏に……甘えて、寄っかかってるんだよ。
 お、おしおきっ……必要だと、思うけど……。
 ――な、なんでもないっ、あ、あはは、そうだよね、別にそんなの」
「……悪い子なんですね、茅乃さんは」
 背中越しに伝わる鼓動と、胸の奥に爆ぜる鼓動が、重なり合う。
 肌に触れた熱い体温が愛おしくて、前に伸ばした腕を、ぎゅっと彼女のお腹に巻き付けた。
 優しい弾力が、ふにゅんと腕を受け止めてくれる。加減を忘れて強くしてしまいそうな程、許してくれる器があった。
「あ……、う……うん。悪い子、だから……。
 だから……。いっぱい……」
「しつけ直して欲しい?」
 小さな顔が、こくん、と頷く。その顔が見たくて、抱いた体をくるりと回した。
 視線は恥ずかしそうに宙を泳いでいたが、やがてゆっくりと、悠貴のまなざしへと繋がっていく。
「あ、あと! 頑張れたら……、ご褒美、欲しいよ。
 こんな風に、いっぱい抱きしめて、あ、あとは……ちゅーとか、し、して欲し――」
「こんな感じ?」
 挨拶みたいな、浅い啄み。一瞬に過ぎた感触は、唇にも残らなかったのに。
 今度は、茅乃が不意打ちに固まっていた。時計の針が動き出すと、拗ねた感じの瞳の中に、眩いばかりの星が瞬き始めている。
「――っ! だ、だめだよっ! ご褒美が先とかその、おしおきになってないからっ!」
「だって、恥ずかしがる茅乃さんが見たかったんだもん。可愛いのになー」
「か、可愛いとかっ……、お、大人の女性に言っていい台詞じゃないから、それっ!」
「じゃあ、今日のおしおきはそーやって恥ずかしがって貰うことで」
「うう、や、やっぱユウキが、いじわるするう……」
 不平不満を伝えるのは、言葉にするのが精一杯らしい。
 すっかりにやけて蕩けた顔では、説得力なんて皆無だった。

4 :
新スレももっと甘くなりますよーに

5 :
乙乙!

6 :
スレ立て乙
いきなり甘えん坊がいる!
いいはじまりだな

7 :
「…とまぁね、甘いものを食べた後はちゃんと歯磨きするように。です。」
「先生!甘えん坊は甘いものに含まれますか?」
「はい!…って、トシくん?甘えん坊って人…ですよね?」
「はい。」
「う〜ん、どうなんでしょ…」
「ねぇ萌せんせー!せんせーは孝彦せんせーに甘えてるって本当?」
「なななっ!ハジメくん…何を言って…」
「あー!そういえば孝彦先生が前に虫歯が出来たって言ってた〜」
「ナナちゃん?!?」
「萌せんせーってらぶらぶなの〜?」
「ちっちがうよ!先生たちはそんなラブラブなんかじゃ…」
「でもお母さんが仲良く歩いてる二人を見たって言ってたよ?」
「Σえっ!見ら…れ…え…ぁぁ……みんな…みんな、先生をいじめるんだ…たかくぅん助けてーー!!!」
その昼、教師二人が校長に呼び出された。

8 :
幼馴染「結局、甘えん坊が甘いものかどうか分からなかったね?」
男「そうだな」
幼馴染「私、今から甘えるけど、帰ったら一応歯を磨いてね?」
男「・・・面倒だから甘えるな」
幼馴染「ええ!?・・・ぐすん」
男「・・・冗談だから泣くなよ。甘えていいよ」
幼馴染「・・・えへっ♪」
幼馴染は男と腕を組むと嬉しそうに帰って行った。
男が帰宅後すぐに歯を磨いたのは言うまでもない。


9 :
すでに総入れ歯の俺は圧倒的勝ち組

10 :
>>9
一周回って負けてるよ、それ

11 :
>>9
全滅という敗北の極致じゃねぇか
負けたことない奴見たことないが

12 :
「痛ててて」
「どうしたの!ほっぺた抑えて、大丈夫!?」
「いや•••、虫歯かなぁ?」
「めずらしいね、歯磨ききちんとしてるのに」
「珍しいって•••、誰のせいだと思ってるの••」
「ふぇっ、?誰のせいってむしばいきんのせいでしょ?」コクリ?
「いや、まぁそれもあるけど•••
それ以上に君のせいだよ
君がいつも甘いもの僕に口移しするからでしょっ!」
「えへへ、誉められちゃった。」
「誉めてない!だいたい君の味覚もどうかしてるよ。
カルピス原液が愛用品だなんて•••」
「•••」
「まったく」
「•••」
「•••」
「ねぇ、」
「ん?」
「怒ってる?」
「いや、まぁ」
「私、もう口移ししないほうがいい?」ウルウル
「•••」
「ねぇ」
「あぁ、もういいよ、怒ってないから。そんな泣きそうな顔しないで」
「これからも口移ししていい?」
「まぁ、•••••••••••••••••、ほどほどに。」
「やったぁ」
こうして総入れ歯なら勝ち組ですね

13 :
>>12の歯磨き粉を練乳に交換していた女の子を見たが
気のせいか

14 :
こんな板でカルピス原液とか練乳とか言えば普通はアッチの方を思い浮かべるもんだが、
おかしいな…虫歯が痛む

15 :
2月23日
ねえ兄さん♪
こっち向いて♪
恥ずかしがらないで♪

16 :
前スレの前回のあらすじ
カレーを食べました
終わり

17 :
>>588 続き
「は〜おいしかった」
「それはどうも。ごちそうさま」
「いまのは?」
「食べ終わった時の挨拶だよ」
「へ〜ごちそうさま!」
「んじゃ・・・えと・・・り、莉音・・・ちゃん・・」
「なに?しゅう」
「先に風呂入ったら?」
「ふろ?」
「体を洗うところ。またそこに入ること。あったかいお湯に入るんだ。さっぱりするよ」
「あ〜まくうかいにも、にてるのある」
「そうなの?」
「まくうかいでは、あったかいくもにはいって、からだあらうの」
「あ、そうなんだ。雲で洗うのか」
「えっと、おふろだっけ」
「そ。お風呂」
「じゃいっしょにはいろ!」
「えぇ!?」
「どしたの?」
「いや、それは、い、いろいろとまずいような」
「なんで?まくうかいでは、ふうふではいるんだよ」
(なんという文化だ・・・)
「だけどなぁ」
「しゅうは、いやなの?」
「ぐっ」
莉音の目は涙ぐんでいた。その目に、愁は負けてしまった。
「い、いい・・・よ」
「わ〜い!じゃ、はいろっ」
(小5で女の子とお風呂って・・・でも、なんでこうもすんなり受け入れてるんだ俺?)

18 :
愁が莉音と自分の着替えを持ってくると、すでに風呂の中ではバシャバシャという豪快な音が聞こえてきた。
「わ〜い!」
(すげーハイテンション・・・)
愁も渋々服を脱ぎ、いつものところに置こうとしたとき、その場所には今まで見たことのない下着があった。
(うっ、気にするな気にするな・・・あ、上はつけてないんだ・・じゃなくて!)
「ハァ〜」
服を脱いでそれらを隠すように上に重ねた。
「しゅう、はやく〜」
「わ、わかったから」
(家で腰にタオル巻いて入るなんて初めてだな)
そう思いながら、おそるおそる風呂のドアを開けた。
「しゅう、くらえ!」
バシャッ
「ぬわっ!?」
「あっははは!びっくりした?」
「まったくも・・・って、ちょっ!」
「ん?どしたのしゅう?うしろむいて。それになんでぬのまいてるの?」
愁は、莉音がタオルを巻いていないことをなぜ考えなかったと自分を恨んだ。そしてその隙を突かれた。
「ぬのなんてじゃまだよ。そりゃ!」
バッ
「へ?うわ!!」
愁の唯一の防具はあっさりとはがされてしまった。
「ちょ、何してんの!」
愁は慌てて手で隠して、莉音からタオルを奪い返し、急いで巻き直した。
「なんでそんなことするの?」
「こ、こっちではこれが普通だから!」
「へ〜まくうかいでは、なにもつけないよ」
恥じらいの感情が薄いのだろうか。大変な文化と交流することになったのかと、愁は実感した。
そのあとも莉音は、壁まで水浸しにするわ、シャンプーで遊んじゃうわ、愁を溺れかけさせるわで大変だった。

19 :
「あ〜きもちよかった」
「ほら莉音ちゃん、服着る。湯冷めするから」
愁は莉音には少し大きい自分の服を着せた。
「ぶかぶかだね〜」
「髪乾かすから、リビング行ってて。ドライヤーそこだから」
「どらいやー?」
「髪を乾かすときに使うやつ」
「へ〜」
「魔空界だとどうすんの」
「おかあさんのまほうで」
「一瞬か、便利だな。まあいいやリビング行こう」
「は〜い」
「あ、裾ふんでこけ」
「ぬわっ!」
遅かった・・・。
リビングのソファーに二人は腰かけて、愁は小さい頃母親にやってもらったのを思い出しながら、莉音の髪を乾かしていった。
「おでこ大丈夫?」
「うん・・・」
「ごめんね、服大きいのしかなくて」
「ううん、わたしがどじなだけだよ」
(・・・なんて言っていいかわからねえ)
「でも、どらいやーってめんどくさいね」
「へ?あぁ、まあ魔法に比べたらそりゃな」
「そっか。そうだね・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・ん?」
莉音の髪を乾かしきった愁は、莉音の様子に気付いた。
「・・・おかあさんたちと・・・はなればなれなんだね」
「あ〜そう・・・だね・・・」
「・・・いつも・・・いっしょなのに・・・」
(・・・え、これってまさか、ホームシック!?え、え〜と・・・)
愁は悲しそうにしている莉音のために、何かできないかと考え、すぐ前のテレビにつながれっぱなしだったものに気付いた。

20 :
「あ、あのさ、ゲームしない?」
「ん、げーむ?」
「そ、魔空界にあるかわかんないけど、結構面白いよ」
愁は持っているソフトから、複雑な操作のいらないゲームをチョイスした。
「これやる?モリオゴーカート!」
「なにそれ?」
「やってみりゃわかるって」
ゲームを起動させて、愁はゲームをやって見せた。
「っほ、よっ、そりゃ」
そのゲームは愁の圧勝だった。しかしこれに莉音はのってくれたのか、莉音の方をみてみると
「はわ〜〜〜」
莉音は目を輝かせて、画面を見ていた。
「ねぇ、やってみなよ」
「いいの?」
「ゲームは一緒にやった方が面白いよ」
「わ〜い!」
それからふたりは他のゲームもプレイして、ふたりで対戦したり、協力したりして、いつの間にか莉音からは、寂しいという
感情はなくなっていた。

「莉音・・・突然のお泊りだったけど、大丈夫だったかしら・・・」
翌日になり、魔空界から人目につかないよう朝早くに、莉音のもとへと向かう奈瀬。愁の家の前に着いて、呼び鈴を鳴らす。
ピンポーン
「は〜い。あら、奈瀬さん」
「朝早くにすみません」
「大丈夫ですよ。私もいろいろあって、さっき帰ってきたところですから」
「あぁ、そうですか。本当に愁君に迷惑かけてしまって」
「いえ大丈夫ですよ。愁は意外としっかりしているし、それにちょっと来てくださいよ」
「はい?」
奈瀬は愁の母にリビングをのぞいてみるように言われた。そこには
「・・・あらあら」
「クカー・・・」
「・・・スゥ・・」
そこには、ゲームコントローラーを持ちながら、並んで眠っている二人の姿があった。二人の上には、愁の母がかけたであろう
タオルケットがかかっていた。その様子を見て奈瀬はここに向かって来るまでの不安は、全く持って無意味であったのだと安心した。

21 :
二人が目覚めてから奈瀬は話し出した。
「それじゃ、ふたりにこれからのことを話すわね。まず莉音、私たちは家族で愁君の家のお隣に住むことになりました」
「「え!」」
「もう朝のうちに引っ越しは終わったわ。魔法でね」
「じ、じゃあ、こっちにすむの?がっこうは?」
「学校は愁君と同じ、こっちの学校に転校することになったわ」
「「ええ!?」
「愁君。莉音のこと助けてあげてね」
「でも、だいしさいさまは?」
「これは大司祭様の決定なのよ」
「ふぇ!?」
「魔空界も人間との交流について考えられていたから、これを機会に人間の皆さんとの交流を深めていこうってことなの」
「そうなんだ・・・」
「莉音、やっぱり不安?」
「そうじゃなくて、こわくてとべないから、まくうかいにもどれないもんね・・・」
「莉音、魔空界にはすぐにでも戻れるわよ」
「へ?」
「家の中に転送魔法の部屋があるから、魔空界に行くことができるわよ。空を飛ぶ練習は魔空界でやるからね」
「そうなの?うん!わたしがんばる」
「ということなんだけど愁君、これからよろしくお願いね」
「しゅう!これからよろしくね!」
「え!?あ、はい?」
(なんか話についていけねぇ・・・)

あの時は莉音も素直で可愛かったのに、それが今は
「いたっ、ちょっとしゅう、かみのけひっかかってる」
いつの間にかこんなひねくれた子に・・・どこで俺は育て方を間違えたのだろう。
「もう終わるわ、お前は食べきったのか」
「うん、まぁまぁのあじね」
「偉そうに。ほれ終わったぞ」
「うん、ありがと」
「まったく・・・・って莉音、時間!」
「ん?・・・うえぇ!!?もうこんなじかんじゃない!!」
「莉音!カバンは?」
「もってきてる!」
「じゃ、先行っとけ!あと俺やっとくから!」
「わ、わかった!」

22 :
「ほい、ふたりとも遅刻な」
閉ざされている校門の向こう側から、ジャージ姿の教師が無感情にそう告げた。
「・・・くっそ」
「ほんのすうびょうじゃない・・・」
「遅刻は遅刻だ。それよりお前ら、生徒会長と副会長だろ。もっと生徒達の模範らしくしろよ」
「だそうだ、模範になれよ生徒会長」
「なっ、しゅうもだろおぉ!」
「俺が遅刻した要因はお前だけだ」
「なんだとぉ〜!」
「お前ら、校門前で騒ぐな!ほら、さっさと生徒手帳出して教室行け」
ふたりは、いがみ合いながら教室へと向かった。教室に入っていってもいがみ合っているふたりを見て、まわりが
「朝から夫婦喧嘩ですか ニヤニヤ」
「遅刻してきたのも何かあったんじゃないの ウフフ」
とからかったのは言うまでもない。

23 :
最後sageミスった すみません
とりあえず完結しました。
もっと短くまとまればよかったんですけどね
余談ですが 登場人物の名前はティッシュからとりました
襟江 愁 (エリエール ティッシュ)
華神 莉音 (鼻紙 クリネックス)
   奈瀬 (鼻セレブ) 

24 :
襟江 の部分でティッシュなのは感づいてた。
ひとまず完結乙。
なんていうか、
魔法関連の説明に大半を飲み込まれているというか…
結局、この話って二人のことじゃなくて魔空界の異文化についてだよね。

25 :
意見は話が完結してから!
おにーさんとの、約束だぞっ!

26 :
ねートシー、タバコ買ってきて」
「自分で行ってこいよ」
パソコンを見てる俺の後ろで寝っ転がりながら週刊誌を読んでいたレンが
そんなふざけた事を言ってきた。
「なによケチー」
「甘ったれんな」
付き合うようになって分かったが、こいつは面倒くさがりだ。
初めのうちは喜んでくれるのがうれしくて言うことを聞いてあげたりしたが
甘やかしてたら調子に乗ってきやがった。
なにか文句を言っていた様だが、とりあえず無視してパソコンを見る。
「ねートシ、こっち向いて」
「今度はなn!」
振り向くと同時に目の前に広がるレンの顔と唇に触れる柔らかい感触。
啄むように、俺の唇を吸ってくる。
レンの吸うチョコレートフレーバーのタバコの甘味と苦味の混ざった匂いが
俺の鼻と口に広がる。
「…何してんの?」
唇を離してレンに質問する。
「口が物足りなくなったから」
当然のように言ってのけレン。
「甘えん坊め」
「嫌いじゃないでしょ?」
まあ、そうなんだけどな。
こういう、たまにデレてくるところがずるいと思うよ。
でも、
「俺的には、この先のほうが好きなんだけどな」
「…エッチ」
「嫌いじゃないだろ?」
軽くお返し。
「うん、んんっ!」
今度は俺から唇を合わせる。
甘くて苦いレンの唇を味わいながらゆっくりと彼女の身体を横たえる。
「…背中が痛くなるからベッドまで抱っこして」
「…甘えん坊め」

27 :
ここではタバコ=ココアシガレットでいいんだよな

28 :
非行に走る甘えっこという新ジャンルの入り口なのか?
ふつうのタバコが無理だったので
電子タバコで代用…するものの結局むせる。
そして泥酔で甘え度アップ
がんばって解釈してみたけど、誰得?

29 :
金か茶の長髪おでこのヤンキー系で、退廃的に生きてるけど
実は寂しがりやで人恋しさを紛らす為、っていうやさぐれ少女で
偶然知り合ったハードボイルドな男の包容力と安心感に惹かれて、甘えっ子性質が開花していく
マイナーな邦画にありそう……?

30 :
過去スレでヤンキーっ娘がいたがあれは何かが違うな、タバコやめてたし

31 :
「ねえ〜ってば〜」
「頼むからちょっと静かにしてくれ」
「なんで休日なのに遊んでくれないの〜」
「明日までにこれ仕上げないといけないからだよ。これ出さないと単位もらえないの」
「あとどれくらいかかるの?」
「さあな、俺もわかんねぇ」
「う〜〜〜・・・」
「唸るな」
「私と課題どっちが大切なの?」
「うわ、男が嫌いな質問だな」
「どっち?」
「今は課題」
「う〜〜・・・なんで・・・」
「なんでって・・・」
「ねぇなんで!」
「・・・課題は一時のもの、お前は一生のものだから。課題出来るのは今しかないんだ。だから譲ってくれよ」
「・・・!え、あ、あれ!?」
「なんだ?」
「・・・い、一生のもの・・・って・・・」
「ん?ああ、えっと・・・」
「それって・・・ぅ、ぅわぁぁぁぁ・・・!」
途端に彼女は顔を紅くして、ベッドの上の俺の枕を顔に押し当てながら部屋を出ていき、彼女自身の部屋に入っていった。
「・・・なんか俺今すごく大切なこと言ったような・・・ま、いいや。さて課題やんねーと・・・」
その後、彼女が部屋に戻ったおかげで課題に集中することができ、思っていたより早く、夕食前に終えることができた。
そしてその日の夕食は、どうしてか手の込んだ料理が並び、遊べなくて不機嫌だったはずの彼女は、なぜか終始笑顔だった。

(〜♪フフッ、なんか怒っていたのがウソみたいに思えてくるなぁ。・・・・・・私は一生のもの、か。ものって言い方は
あれだけど・・・でも、やっぱりうれしい!・・・あっ、枕、部屋にもってっちゃった・・・)

(あとで・・・返しに行かなきゃいけないね♪)

32 :
ここは甘えスレだろ!!!
タバコじゃないココアシガレットだ

33 :
「ねぇしゅーちゃん。春なのに寒いね。」
「そう思う原因は、おまえがこたつから出て俺の背中にしがみついているからではないかと思うのだが。」
「いや、ね?春になったんだよ?もう冬の風物詩とはお別れせねばと思うわけですよ」
「何言ってるんだ?まだ2月だぞ2月。29日。」
「…へ?」
「いやだから2月。」
「…」
春奈は目を白黒させながら後ずさりしていく
「…」
「シュウドノ ハ オモシロイコトヲ オッシャイマスナァ…ウソデショウ?エイプリルフー…」
「それは1ヶ月と1日先な。」
「ははは…そんな頑なに嘘を押し通そうとしても春奈ちゃんとディジタルは騙せないのです!!」
そういって春奈は電波目覚まし時計の音声ボタンを押す
ーー現在、2月29日、午前0時50分です。
「…」
彼女の顔が(・ω・`)を体現し始め、俺と時計を交互に見る
そして、
「はっ!危うく信じるところでした!ここはしゅーの家、つまり時計さんも私を騙そうと!」
「往生際の悪い…」
「私の携帯ならば!」
そういって携帯の画面を見た彼女は一瞬固まった後、
目を潤ませながら俺を見つめてきた。
(かわいいなこれ、何時まで虐めようかな、次どうしよう)
夜は更ける

34 :
タバコだと思ったらバニラビーンズの枝だった

35 :
>>31
結婚式には呼んでくれよ!
>>33
これはいじめたくなるアホの子www

36 :
>>1 新スレ乙です。
小ネタ3レスほどいただきます。
・彼女でなく彼女の妹とべたべた
・ゆえにエロ無し
ではどうぞ。


37 :
〜・〜
ぴろりろりん。
ぴろりろりん。
まどろみの向こうで、単調な電子音が連続して響く。
どうやら知らない間に、僕は眠ってしまっていたらしい。
「んー、なんか違うなぁ」
ぴろりろりん。
眼を開くのも億劫な気だるい眠気。
それと戦っている僕の耳に入ってくるのは、先輩ではなく、小宵ちゃんの声だろうか。
僕のお付き合いしている先輩はこんなに快活な声は出さないはずなので、きっとこの予測は当たっていることだろう。
「あ、そうだ」
ぴろりろりん。
ぴろりろりん。
そんな声とともに、急にその音の発信源が近くなってきた。
何やら妙な起こし方を企んでいるんじゃあるまいな……と。
最近何故だか妙に僕との距離感が近い小宵ちゃんを警戒して、僕が目を開くと。
すぐ目の前に、小宵ちゃんの顔があった。
「〜〜〜!!?」
思わず絶句する僕。
比喩でもなんでもなく、僕の顔と小宵ちゃんの顔、もっと言えば僕の唇と小宵ちゃんの唇は、ほぼゼロ距離だった。
ほんの少しでも僕が前に体重を傾ければ、口付けてしまいそうなほど近い距離。
そんな位置で当の小宵ちゃんはと言えば、目をつむって右手に携帯電話を握っている。
改めて状況確認。
ここは、僕がお付き合いしている先輩の部屋……のはずだ。
今日は僕の誕生日会を開いてくれるということで、上がらせていただいたのが今日の放課後すぐ。
しばらくは先輩や小宵ちゃんや、僕が勉強を見てあげている小宵ちゃんの友達やらと食べたり飲んだりして。
けれど最近委員会の仕事で寝不足続きだった僕は、どうやら寝てしまったらしくて。
そして目を開けてみれば、先輩の妹とキス一歩手前……って。
いやいやいや。最後の一つが明らかにおかしいでしょう。
そんな風に混乱している僕をよそに、ほどなくして再び、小宵ちゃんの携帯電話からはぴろりろりん、という音が鳴った。
ってこのシチュエーション、まさか……
「あ、お兄ちゃん起きちゃったの? ざんねん。でもま、いっか」
「こ、小宵ちゃん? まさかとは思うんだけど、ちょっと何をしていたのか聞かせてもらっていいかな?」
「え? んー……」
内心冷や汗をかきつつ発した僕の問いに、小宵ちゃんは言いよどむようにしながら、かこかこ、と携帯電話をいじった。
嫌な予感がする。嫌な予感がする。
小宵ちゃんの前で無防備な姿をさらした僕が悪いとはいえ、もうこの時点で嫌な予感しかしない。
刑宣告を待つ気分で小宵ちゃんの言葉を待っていると、やがて携帯電話を操作する手が止まり、ぱぁっと小宵ちゃんの表情が輝いた。
続いて、即座にその画面を僕の方へと見せてくる。

38 :

「じゃーん。今日のべすとしょっと!」
「っな!? えええ??」
そこに表示されていたのは、僕と小宵ちゃんが互いに目をつぶり、キスをしている写真だった。
「え? え? え?」
寝そべった体勢のまま後ろへと後ずさり、思わず唇に手をやる僕。
そんな僕の様子に、小宵ちゃんはいたずらっぽい笑顔を浮かべて言う。
「どう? ちゅーしてるように見えるでしょ」
「み、見える……けど。見える、ってことは……?」
「この角度、苦労したんだよー。結局近くで撮るのが一番よかったんだ!」
「か、角度、ね……。はは……」
その言葉に胸を撫で下ろしつつも、背筋を襲うひんやりとした感覚がいまだ抜けないでいる僕。
当然だ、こんなところを先輩に見られていれば、僕はどうなることかわからな
「小宵、約束どおりそれ、転送してよ」
「りょーかい! お姉ちゃんも頑張ってね!」
い……?
一瞬、目の前で交わされた会話の意味が分からない。
変わらず携帯電話をいじりながら喋った小宵ちゃんに、僕は一瞬自分に話しかけられたのかと思った。
しかし、返事をしたのは別の人物で。
寝ぼけていた頭の回転が、急激に加速していく。
目覚めてから通常より早いビートを刻み続けていた心臓の鼓動が、嫌な感じでもう一段テンポを上げる。
そして。
おそるおそる視線を上へと上げると、そこには腕を組んで部屋の入り口にもたれかかる、先輩の姿があった。
呆れたようにくい、と眼鏡を持ち上げるその動作が、何やらとても恐ろしい。
「お兄ちゃんお兄ちゃん! 待ち受けできたよ!」
固まってしまっている僕をよそに、小宵ちゃんはそんなことを言いながら僕の方へとにじり寄ってくる。
そして僕の隣に座り、まるで恋人のように腕を絡めて僕に携帯電話を見せてきた。
そこには、さきほど突きつけられたばかりの写真が大きく映し出されている。
「む。小宵、それはくっつきすぎ」
「別にいいでしょー。そんなこと言うんだったらお姉ちゃんもすればいいじゃん」
「ちょっ……」
火に油を注ぐような小宵ちゃんの言動に、僕は再び戦々恐々としながら先輩の方を見上げる。
が。
「ふうん。本気出してもいいんだね?」
当の先輩は、納得いったような表情で一言呟いただけだった。


39 :

そして、そこからの行動は早かった。
しゅるりという擬音がつきそうなしなやかな動きで僕の方へと距離を詰めると、
「っ……!?」
あろうことか、僕の上へと乗っかってぎゅうと抱きついてきた。
左腕を小宵ちゃんに取られてしまっている状況、右腕一本では二人分の体重を支えることができず、僕は後ろへと倒れこむ。
「独り占めできないのは、しょうがないけど」
僕の腕の中にすっぽりと収まった先輩。
その髪からはいつも使っているシャンプーと、わざわざ作ってくれたというケーキの甘い香りが残っていて。
「小宵に独占は、させないから」
「ど、独占って……小宵ちゃんとはそういうのじゃ」
耳元で囁くようなその言葉に、僕はもうノックアウト寸前だった。
上半身、そして左腕に感じる柔らかい感触に、酔いしれそうになる。
そして、気付いたときには右頬に口付けられていた。
「あーお姉ちゃんずるい! 今日は小宵の日なのに! お姉ちゃんには作戦あげたでしょ!?」
言いつつ、小宵ちゃんも左頬へと口付けようとしてくる。
「ってこらこらこらこら! どさくさに紛れて何しようとしてるの!」
「ちぇー、この流れならいけると思ったのになあ」
「何でそれでいけると思うのかが不思議だよ……」
「なるほど、この押しが大事なのですね」
そんな様子を、どう思って眺めていたのか。
これまで一言も発さずに居た小宵ちゃんの友達の、呆れたような憧れているような視線を浴びながら、ため息をつく僕だった。
〜・〜


一つ目にタイトル入れ忘れましたごめんなさい。少しでも糖分補給していただければ幸いです。
お目汚し失礼しましたー。

40 :
GJと共に恒例のもげろを送るぜ

41 :
こなさんみんばんわ、名前と台詞のないアレの人です
エロほのかにあり、本番なし、グロその他なし
ではどうぞ

42 :
「アキ君」
 揺り動かされて渋々目を覚ます。ファンヒーターのお目覚めタイマーを仕掛けていたはずなのに室内は寒い。
いつもより早い起床のせいでまだ暖気が室内に行き渡っていないのだ。
 だというのに彼女は既に出かける準備を終えていた。コートを着て、手袋とリュックと小さなスーツケースを
足下に用意している。
「じゃあ、行ってきます」
 彼女が大学で所属するゼミは今日から1泊2日、大学の合宿施設を使ったゼミ合宿を行うという。当然彼女も参
加するとのことで1週間ほど前から楽しみにしているようだった。
「合宿、楽しんできますので」
 楽しみにしているのは分かったが、まだ普段起きる時間より30分くらい早い。静かに準備をしてくれたのは嬉
しいが、出来ればそのまま出て行ってほしかった。微妙に寝不足だ。
「だってアキ君、お仕事、寝坊したらいけないでしょう? だから起こしたのに文句ばっかり言って」
 眠気に開かない瞼を彼女が撫でていく。言葉とは裏腹に、掌は優しかった。
「アキ君、私がいなくても平気ですか?」
 とりあえず、朝起きるのには目覚まし時計も携帯電話のアラームもあるし、朝夕のごはんは最近近所に出来た
コンビニが手助けしてくれる。むしろダブルベッドを占有して伸び伸び眠れるようになるのが楽しみだ。彼女に
はこのまま実家へ戻ってもらってもこちらは一向に構わないのだが。
「酷い物言いですね。私、悲しくなっちゃいますよ?」
 そう言われても、同棲生活も4年目に突入して、その間毎日一緒に眠っているのだ。いい意味でも悪い意味で
も彼女のいない生活というのは想像が出来ない。
 身体を起こして伸びをする。一つ欠伸をすると彼女にも伝染した。
「くぁ……。私も眠いんですよ?」
 だから俺も起こしていいという理由にはならない。とはいえ彼女の言う通り、俺一人では寝坊をしていたかも
しれない。昨日も彼女に『一日も離れて眠るのですから、私にアキ君を刻みつけて下さい』なんて言われて頑張
ってしまったのだ。こうなることが薄々分かっていたくせにまともに取り合ってしまった自分が、つくづく単純
に出来ているのだとうんざりする。
「私も単純ですよ? アキ君が好きで好きで堪らないせいで、一晩と離れて過ごせなくなっちゃってます」
 それはアルコールや麻薬の中毒症状とどこが違うのだろう。自分で言うのもなんだが、俺は比較的人畜無害な
ほうだと思う。だというのにこんなのに変に依存されてしまうなんて人生お先真っ暗ではないか。
「……じゃあ、アキ君の明るい未来ってどんなのですか?」
 そんなの決まっている。美人のおねーさんに囲まれていつまでも幸せに過ごすことだ。そう返すと彼女は顔に
笑顔を貼りつけたまま、ずいとこちらに身を乗り出してきた。
「私はその取り巻きに入ってますか?」
 さあどうだろう、と答えると掛け布団がめくり上げられる。急に下半身が外気に晒され思わず身体を竦めてし
まう。
「その未来像をよく確かめて私の姿を見つけてください。でないと――」
 冷えた指先がパジャマ代わりに着ていたTシャツの襟刳りを押し広げる。
「――もっと目が覚めるようなことしちゃいますよ?」
 正直今の時点でもかなり目が覚めてしまっているし、そんなことは冷静に考えれば分かってくれていそうなも
のだが、彼女は俺が目覚めているかどうかなど本当はどうでもいいらしい。ニコニコしながら襟をぱたぱたと動
かして内部に冷気を送り込んできた。冷え性の指を押しつけるのではないのか。
「だって、いくら私の指が冷たくても室温の10度より低いってことはないですから」
 彼女が冷静に考えて出したのは、最高に目が冴える嫌がらせだったらしい。ひどく寒い。

43 :
 * * * * * *
 彼女が出て行ったその日の夜。夜のニュースショーが始まる頃に携帯に着信が入った。画面を見るまでもなく
彼女だと分かる。着メロを『ワルキューレの騎行』に設定しているのは彼女の携帯からのものだけだ。
 何かあったのかと電話に出てみると、果たして彼女の声が響いてきた。
《夜分遅くに済みません、アキ君》
 言うほど遅い時間というわけではない。それに普段通りなら俺はまだ眠っていないことを彼女も分かっている
はずだ。だからメールで済ませるのではなく、わざわざ電話をかけてきたのだろう。一体何があったのか、と用
件を尋ねる。
《実は、アキ君の声がどうしても聞きたくなってしまったんです。――切らないで下さいね?》
 呆れて通話終了ボタンに指をかけたが、彼女がそう言うので気乗りはしないが話を聞いてやることにした。
《ありがとうございます。今まで毎日アキ君の声を聞きながら眠っていたせいか、今日はなんだか落ち着かない
 んです》
 それは枕が変わったから寝付けないとかそういうアレということでいいのだろうか。
《そんな感じだと思います。でも枕よりもっと深刻です》
 もっと、の辺りに特に力を込めて彼女が語る。
 そんな馬鹿な。俺の声に安眠効果があったなんて初耳だ。俺がそう返すと、彼女が拗ねて唇を尖らせたのが見
えた気がした。
《茶化さないでください。本当に落ち着かないんです》
 確かにいつもの冗談混じりの口調ではなかった。だが、だからといって俺がしてやれることは何もない。彼女
が身体を寄せてきたのなら抱き止めることくらいならしてやれるが、電話の向こうとこちらではそういうわけに
もいかないのだ。
 どうしたものかと考えていると、ふいに彼女が言葉を継いだ。
《……えっと、その、本当に我侭なんですが聞いてもらえますか? 一言、私のことを好きだって言ってくれれ
 ば、それで我慢します》
 まるで名案を思いついたかのような彼女の語り口に、俺は閉口してしまった。そんな言葉、俺に抱かれている
ときだって聞いていて、言えば言うほどもっともっとと欲しがっていたではないか。一言だけで彼女が落ち着く
とは到底思えなかった。
《本当です。我慢できます》
 そんなの説得力がまるで無いだろう、と溜息を吐きながら、しかし俺は深呼吸をする。こんな恥ずかしいこと
は目を見て言えるものではない。電話越しでちょうど良かった。

44 :

 二度と思い出したくない、歯の浮くような台詞を一通り言い終え、落ち着いたなら電話を切るぞと一方的に通
話を叩き切ると、再度彼女から電話が掛かってくる。
《い、今の、もう一回言ってくれませんか?》
 我慢するのではなかったのか。我侭は許容範囲だが嘘吐きは嫌いだぞ、と返す。
《じゃあ違う言葉でいいですからもっと好きって言ってください。今のは録音しそびれました。アキ君急に喋り
 出すんだもの》
 それこそ絶対にゴメンだ。コイツのことだ、文字通りメモリーが擦り切れて再生不良を起こすまで何万回だっ
て再生するに決まっている。放っておいたらコピーを大量に取ってぬまででも聞いていそうだ。
 そもそも好きだよだの愛してるだの、俺のガラじゃないのは彼女だって分かっていることではないか。こんな
ことで俺を辱めてどうしたいのだ。
《アキ君、私のことを好きだって言うのは恥ずかしいことなんですか? 私、悲しくなっちゃいます》
 出た、し文句だ。二人きりのときにこんなことを言われてしまっては、こっちだって恥ずかしい台詞を言わ
ざるを得なくなってしまう。彼女自身、俺が『彼女が好きなこと』が恥ずかしいのではなくて、『好きだと言う
こと』それ自体が恥ずかしいと感じていることを分かっているのだから始末に負えない。
 まったく、俺の彼女様はズルく出来ているものだ。コイツにかかったら、俺はなんでも言いなりになってしま
う。いつか詐欺か何かに引っかけられてしまうのではないか。
《ズルくなんてないです。私はアキ君が好きなだけ。その証拠に、私達だけのときにしかおねだりしたことない
 でしょう?》
 嘘を吐け、以前に百貨店の人気の少ない通路でいきなりキスしろと迫ってきたことがあったではないか。そし
てなかなか折れない彼女にこちらが折れて仕方なくさせられたではないか。結果、偶然その場に居合わせた知り
合いにばっちりその場を抑えられ、大いに慌て、そして現場を目撃した連中に弄られたではないか。
 あのときの悲劇は二度と繰り返してはならない。例え一時の気の迷いであってもああいう目に遭うのだ。
《おねだりしなくなったのは、あのときから、です。アキ君、見ていて可哀想なくらい慌てていましたから》
 それなら嘘ではない。あの頃から、彼女は人前でそういうことを求めなくなった。
《だから、私はアキ君とずっと一緒にいて、いつでもおねだり出来るようにしているんですよ? ……待ってく
 ださい、切らな》
 まったく、碌でもない奴だ。手の中の携帯をベッドへ放り投げて溜息を吐く。

45 :
 三度目の着信を予想してベッドへ腰掛けて待機していると、先程よりも時間を開けて予想が当たった。
《……アキ君、どうしてすぐに電話を切ろうとするんですか》
 どうしてすぐに電話を切ろうとするのか、と訊かれても、切りたくなったからとしか答えられない。
《どうして切りたくなるのか訊いているんです》
 それはお前が碌でもない応答を繰り返すからではないか。時間と、あと電話代がもったいない。
《別にいいじゃないですか、それくらい。普段は毎晩……くちっ!》
 彼女は控えめにくしゃみをすると、続いて鼻をすする音が響いた。
 そう言えば、彼女はどこから電話しているのだろう。合宿と銘打っているからには、普通ならこの時間は布団
を敷いて寝る準備でもしているのではないだろうか。
《……トイレです。広間は布団を敷き詰めて、みんなで雑魚寝しようってなってますから》
 なら電話はこれでおしまいだ。暖房も効いていないようなところに長居させるのは悪い。風邪を引いてしまう
ではないか。
《大丈夫ですよ。ちゃんとコートを着込んでいますから》
 大丈夫な奴が鼻を垂らしたりするか。何にせよ、これで終わりだ。風邪を引いてほしくない。
《アキ君、私のこと心配してくれているんですね。嬉しいです》
 寝言は寝て言え。てかさっさと寝ろ。俺なんかに心配されるようなことをするな。
《もう、どれだけ我侭言えば気が済むんですか》
 どっちが我侭なんだか分かったものではない。合宿中なら合宿中らしく、大人しく集団行動をしていろ。
《大人しくしていますよ。だって、本人もいないのに『アキ君好きです』なんて言い出したらただのイタい子
 じゃないですか》
 一応自覚があるのは結構だが、大人しくする基準をそこに求めるのは間違っている気がする。というか本人が
いたらいきなりそんなことを言い出してもイタくないと思っているのだろうか。
《アキ君が好き過ぎて、学校にいる間は辛いんです。お部屋ならベッドとかアキ君の脱ぎ捨てたシャツとかの匂
 いを嗅いで鎮められるんですけど》
 ……頼むから部屋でも大人しくしていてくれ。
《大人しくしていますよ? 掃除も洗濯もキチンと済ませてからシてるから大丈夫です》
 何を以てして大丈夫と判断しているのか定かではないが、とりあえず彼女は万年発情期なのだと結論づける。
それくらいしか結論が見当たらなかったとも言うが。

46 :
《……じゃあ、アキ君。万年発情期の私からのお願い、聞いてもらっていいですか?》
 俺からの罵倒を意に介す様子もなく、彼女は逆に俺へおねだりをしてきた。悪い予感はしたが、一応聞くだけ
聞いてやる、と先を促す。
《なんだか落ち着かないのでこれから自分で鎮めようと思うのですが、聞いていてくれませんか? あ、電話
 取ってくれるまで掛け続けますからね?》
 こちらが電話を切ろうとしたのを察したのか早めに釘を刺してきた。だがこちらもお願いを聞き入れるとは一
言も言っていないのだ。馬鹿なことを言っていないでさっさと寝ろと言い返す。風邪を引くと何度言わせる気
だ。
《アキ君こそ、風邪風邪としつこいですよ? それにこれは私のアキ君への好意の発露です。それを馬鹿だなん
 て言いかたをされるとは思っていませんでした》
 大嘘吐きめ。こう言われるのを見越していたに決まっている。そうでなければそんなにスラスラと言い訳が出
てくるものか。
《まあ、いいです。もう準備は出来てま……す、から、ぁっ……》
 ちょっと待て、こちらの意志は無視なのか。そう訊くと、決まっているではないか、と返してくる。どれだけ
我侭なんだ、こいつは。
《我侭、に、も、なります。だって、アキ君、の声ぇ……》
 喉を絞るような嬌声が通話口から漏れてくる。俺の声がどうしたというんだ。
《危険、で、すよ? 私、すっかり中毒に、なっちゃって……ダメですもの。声、聞くだけで……あっ、感じ
 てぇ……》
 鼻を鳴らすような喘ぎ声と一緒にザラザラと擦れる音が耳に残る。両手を使うために携帯は頭で挟み込んでい
るようだ。
《き、こえ、ますか? 私が、えっちになっちゃった、音……》
 恐らく自分の中をかき混ぜているのだろうが、そんな小さな水音が聞こえるわけがない。だというのに俺は想
像して喉を鳴らしてしまった。こちらはしっかり向こうへ届いたようだ。
《あ、聞こえ、たんだ? そんなに耳、澄ませちゃっ、あっ、ふぅ、んっ……》
 彼女の語尾が震える。
《くっ、あぁっ……すご、く、気持ちいい、ですよ? 私、アキ君が想像してるみたいに、足を開いた、恥ずか
 しいポーズでいるんです》
 こちらの想像を的確に言い当てつつ、尚も続ける。
《そうして、開いちゃった、トコロに、自分で、指、挿れちゃって。いっしょに、クリ、も、いじって。いつも
 アキ君が、してくれてるみたいに、してるんですよ?》
 目の前にその光景が映し出されるようだ。眩暈がしてきた。
《アキ、くん、興奮して、くれてますか? わたし、はアキ君にされてるって思うと、ゆび、とまらなくなっ
 ……て、ます》
 もう、勘弁してほしい。これ以上続けられたらおかしくなってしまう。
《おかしくなっちゃうの? ……いいですよ? アキ君もオナニーしても。それとも、もうこすってますか? 
 わたし、は、アキくんが、シてくれてる……って思って、シちゃってますよ……ぉっ……》
 思わず、もういいから帰ってこい、と呟いてしまう。そんな馬鹿なことをするために合宿へ行っているなんて
無駄もいいところだ。
《で、無駄な合宿を早く切り上げて部屋に戻って……アキ君は私に何をしてほしいんですか?》
 ……そんなこと、答えられるわけがないではないか。お前を調子づかせてしまう。
 彼女はそんな俺を笑いながら挑発し続けた。

47 :
 不意に電話の向こうの彼女が短く息を吐き、身構える。
《――ん、大丈夫。……ん、寒いけど。うん……ん……》
 どうやらなかなかトイレから戻ってこない彼女を案じた同級生が声を掛けにやってきたらしい。先程までの艶
っぽい声を押し隠すためなのか、随分低い声で応対している。
 普段の俺に対してはもっと女の子女の子したような、聞きようによってはブリっ子とも取れる口調だったとい
うのに、普段はこんな風なのかと再確認してなんだかおかしくなってしまった。
《なんでアキ君笑って……? え? ……うん、彼氏。……それはそうだけど。ん、もう戻るから》
 会話が終わったのを見計らって呼びかけると、彼女は明らかに機嫌を悪くしていた。気づかない振りをして、
風邪を引いてしまうし早く部屋に戻れ、と諭す。
《……やっと、盛り上がってきてたのに》
 その気持ちは分からないでもない。中途半端に終わらせるともやもやするのは男も女も同じだろう。
 とはいえ、彼女が陣取っているのは寒いトイレの個室の中だというのを忘れていた。本当にこれで終わりだ。
《残念です。こういうの初めてだったから、どうせなら最後までシたかったな、って》
 相変わらず馬鹿なことを言う奴だ。最後までと言うが、どこがゴールなんだかも分からない。
《当然、私が満足するまでです。アキ君、いきなり切らないでくださいね?》
 お前が満足するまでなんて、明日の朝まで続けるつもりだったのか。そう返すと、それも悪くないかもしれま
せんね、なんて返してきた。いい加減自重という言葉を覚えてほしい。
《それじゃ、名残惜しいですけど……おやすみなさい、アキ君》
 風邪引くなよ、とだけ返して通話を終えた。
 * * * * * *
 テレビを観ながらベッドに横になっていると、彼女が帰ってきたらしい。寝転がったままおかえりと声を掛け
る。
「ただいま戻りました。――アキ君!?」
 膨らんだ鞄を引きずりながら彼女がこちらを向くと、途端に素っ頓狂な声を挙げた。
「どうしたんですか、それ」
 いいから騒がないでほしい。黄色い声は頭に響く。ちょっとパジャマなんか着込んでいるだけではないか。普
段はTシャツや短パンで眠ってしまう俺にしては珍しいっちゃ珍しい格好ではあるが。
「そうじゃなくて……」
 どさりと荷物を足下へ落とすと、彼女はそのままベッドへ飛び込んでくる。
「……熱いです、アキ君」
 今まで外にいたお前に比べれば、体温は高いに決まっている。それにこちらは、まだこんな時間だというのに
布団にくるまっていたのだし。
「馬鹿。そういうことなら言ってくれればよかったのに」
 何を言っているのか分からないが、いきなり抱きついてくるのは勘弁してほしい。せっかく暖まっているのに
寒いではないか。
「ごめんなさい」
 口ではそう言っているが、彼女は身体を寄せてくるのをやめようとしない。
「熱過ぎるから、冷ましてあげますね?」
 冷えた彼女の手指が俺の身体を舐めていく。帰ってきた途端スる気満々だなんて。そう呆れた風に呟くと、彼
女は謝りながら俺のパンツを脱がせにかかる。
「昨日の夜からずっと我慢していたんですよ? ……けど、今日は徹底的にアキ君を絞ることにしました」
 どうしてそうなる、と唸ると、彼女が怖い顔をして握りしめてきた。軽い悲鳴を上げてしまう。弱点を握るな
んて酷い奴だ。
「いいから、今日は私が全部シます。隠しごとなんて出来ないくらいトロトロにしてあげますから」
 どうしてこんなに怒っているのだろうか。何も、怒らせるような隠しごとなんてしていないというのに。
 彼女は俺の額からずれ落ちた冷却シートをゴミ箱へ投げ捨てると、俺を押し倒した。彼女自身の着衣はタイツ
ごと下着を下ろしただけ。そこをこちらの太腿へ押し当てている。
「……アキ君が泣いて謝っても、絶対許してあげません。さあ、覚悟はいいですか?」
 最高の笑顔で言うなり、倒れ込んでくる。
 そして予告通り、彼女は朝まで俺に遠慮しなかった。……本当に酷い奴だ。

48 :
と以上です
即って40あれば回避できるんでしたっけ?一応回避用ということで軽いのを一つでした
(前略)
主にウイルスの感染による上気道(鼻腔や咽頭等)の炎症性の疾病に掛かった状態の事であり、
咳嗽、咽頭痛、鼻汁、鼻づまりなど局部症状(カタル症状)、
および発熱、倦怠感、頭痛など全身症状が出現した状態のことである。
(以上wikipediaより)

49 :
>>48
GJ!

50 :
ねーねー、お兄ちゃん、今日ね比奈の誕生日だからね、遊んでほしいの!ひな人形ごっこ!
比奈はもちろんおひなさま、お兄ちゃんはおだいりさまね!


だれだこんな電波飛ばしてきた奴は

51 :
「ふっふっふ。この日光堂WM-800改の電波発信機をつかえば、
ヒナ的に堅物でお馴染みの隣りの真お兄ちゃんの脳髄にちょくせつヒナのお願いを聞かすことが出来るに違いない!」
…とかじゃ、おや、誰かk

52 :
酔っ払ったフリしてさらに甘えるんですね分かります
甘酒っておいしいねー。ヒナぁ、なんだか暑くなってきちゃった…
おにーちゃんも、脱ご、ね?

53 :
ふぇぇぇ
こんな熱くて白くてドロドロしてるの、のめないよぅ
…まで読んだ

54 :
ひゃっん! おにーちゃんも、白いのだしちゃうんだぁ…
うぅ、にがいよぉ…でもでも、こうやって甘酒と一緒だと、ごくごくっ
甘くてぇ、おにーちゃんの味がする、よ?
だからね、もっと欲しいなぁって…だめ?

55 :
5レス (割と)子ども同士
完全におふざけなノリなのでご注意ください

56 :
 ぴんぽーん。
「所出谷くん、ところでや ひのえうまくん! 遊びに来たよ!」
 がちゃ。
「んー? ……なぁんだ。女子と遊ぶかよ」
「え? いけないよ男女キャベツは。キャベツも良いけどレタスもね!」
「……」
・所出谷丙午くんと土耳古人形(とるこびと かたち)ちゃん
「ね、おじゃましても良い?」
「まず電話で今日ひまか聞いてから来るだろふつー」
「え、ひまじゃないの?」
 がちゃん。
「……デデデデン」
 こん、こん。
「デデデデン」
 こん、こん。
「デデデデン デデデデン デデデデン」
 がちゃり。
「アダムス・ファミリーはやめて」
「遊ぼうよ」
「女子と何して遊べっての。おままごとか?」
「じゃあバーリトゥードで!」
「バーリトゥードの意味分からないけど、ヤバいのは分かるからやめて」
 かちゃり。
「ここが所出谷くんの部屋なんだ」
「で、何を期待して俺と二人で遊ぼうと思った訳?」
「やだなぁ、女の子が男の子と二人っきりになりたいって言ったら……」
「言ったら、何だよ」
 どきどき。
「――宿題、教えてほしいからだよ?」
「宿題かよ!」
「あはは、半分じょーだん。リアクション面白いなぁ」
「からかいに来たんだったら帰れよ。俺は忙し「あ、面白そうな本発見」
 ”魔法少女のすべて”
「って、布団を勝手にめくるな!」
「表紙の絵が可愛くて、ちょっとエッチな感じだね」
「……!」
 しおしおしお。
「あ、ああー! ごめん! 所出谷くん気をしっかり! わたし人に知られたくないぷらいべいつな趣味を勝手にのぞいてしまったの!?」
「はは、こんなマンガ読んでたって噂が広まったら、クラスの皆にバカにされて……ああ、俺の人生オワタ」
「ここ二階なのに何窓開けるの寒いのにやめていやな予感しかしないからごめん誰にも言わない約束する」
「……」
「ごめん。わたし、ほんとはちょっと、所出谷くんに興味あるから、デス」
 ぽふ。
「ベッド柔らかいね」
「どういたしまして」
「怒ってる?」
「別に」
 ふぅ。
「言っとくけど、俺の趣味じゃないから誤解するなよな。姉ちゃんが貸してくれただけだから」
 ぽん。
「うん、分かった。……所出谷くん。わたしね、転校してきたばっかじゃない。まだちゃんとした友だちがいなくてさ」
「女子と仲良さそうにしてんじゃん」
「途中から入り込むのって、難しいんだなこれが」

57 :
「そうなの?」
「ほんとは、無理してるんです。無理無理なんです」
 ぐっ。
「はあ」
「そもそも事の始まりは三年前、わたしがお土産物屋さんで見つけたカレイドスコー「ええーっと?」
 きょとん。
「……だからそのつまりですね、所出谷くんと仲良くなりたいの」
「理由が全然分からなかったぜ」
「ところで所出谷くん」
「ん?」
 もじもじ。
「好きな子とか、いるの? よーするに家内」
「そこまで!? そこまでいくの?」
「いなかったらわたしと……タッグを組んでほしいんだ」
「バーリトゥードにタッグって、何か格闘技な響きがするんだけど」
「バッテリーでも良いよ?」
「野球かよ!」
「わたし、幼馴染を作りたいんだ」
 おさななじみを、つくる。
「作るもんなのか、それ?」
「だよね。自然とできるものかもしれないけど、わたしには足りなかった」
 ぽふん。
「困った時に心の支えになって、助け合えて、時々甘えられるような存在……甘いのはぜんざい」
「ぜんざいって」
「うらやましいな、って。でも、今からじゃ遅いかなぁ?」
「俺に聞かれたって困るんだけど」
「そうか、やっぱり遅いかぁ」
「聞いてないし」
 びしっ。
「ほら。所出谷くん、わたしと息ぴったりじゃん」
「そうなのか?」
「そうなんです」
「何じゃそりゃ」
「という訳でね。強引に幼馴染になってしまおうと思う訳でして」
 ぽかーん。
「いろいろすっ飛ばして、いきなりきせーじじつなるものを作ってしまいます」
「……はい?」
 ちゅ。
「……!!」
「ふ……、えへへ〜、ファーストキスだったなぁ」
「何すんだよ!」
「まだこれからだよ?」
 どん!
「じゃなくて、何でそんなことに付き合わなきゃいけないか!」
「わたしなりの、所出谷くんへの気持ちだよ」
「俺の気持ちは無視かよ。それに――」
「あばれないで。初めにきっかけが何かないと、不安でしょ?」
「だから! 俺の話も聞け!」
「……聞いたら、わたしのこういうやり方を、分かってくれるの?」
 ぐっ。
「押しきらせて。わたしのこと、きらいじゃないなら好きになって?」
 どき、どき。
「今、少しでも後ろを見たくない。所出谷くんにしたこと、全部後悔しそうだからね」
「バカ、もう、あぁぁ……」
 ちゅー。
「ん、ん……」
「……!」

58 :
 ぎゅー。
「ねぇ」
「何」
「わたしを幼馴染にしてくれる?」
「土耳古人さんは幼馴染じゃない」
「えーっ!?」
「……でも、どちらかと言えば、好き、だから、そういう意味で、付き合うのは――」
「それよりも幼馴染が良い〜! あこがれの、便利で役立つ幼馴染ぃ〜!」
「下心丸出しじゃん!」
 ちゅ。
「でも、所出谷くん――いいや、これからはひーくんって呼ぼう。ひーくん?」
 かぁっ。
「これから、いっぱい幼馴染っぽいことしようね」
 ……くらくら。
「土耳古人さん……もう好きにして」
「私のことは、形様で良いよ」
「様呼びかよ!」
 ×削除パート×
「はむ……ふ」
 もみゅもみゅ。
「お前のおっぱい、柔らかいな」
「やだっ、ひーくんのだって固くなってるし」
「すごい変な気分」
「わたしも……ん」
 とろん。
「いきなりこんなことから始めるのって、おかしい、よな?」
「そう? わたしはすごく、うれしい」
「俺なんかで?」
「うん! 勇気出したカイがあった。ね、もっとさわって?」
 ふつふつ。
「わっ」
「脱がすぞ? 俺の、変なとこ見られたんだから、お前のも見て良いだろ?」
「じっとりねっとり見ないでね」
「見てやる」
「お前のここ、こんなになってるんだな」
「このたいせいだと、ひーくんのもよく見えるよ」
 すんすん。
「変なにおいなのに、何だろ、この気持ち。ひーく――ひゃっ」
 べろん。
「お前が言う幼馴染ってのは、当然こんなこともやるよな?」
「やるよぉ。負けないよっ」
 れろ、れろ。
「きもち、い……」
 しゅっ、しゅっ。
「あ、何か、出そう」
 ぴちゃ、ぴちゃ。
「――うくっ!」
「やんっ!」
 どくどくどく。
「あぁぁっ……」
「ふぁぁ」
 けほ、けほ。
「はっ、ほへぇ……ひーくんの、口に入っちゃった」
「かたち……」
「どうしたの?」
「何でもねーよ。ちょっと、嬉しかっただけ」

59 :
「やぁ、また会ったね」
「緊張感ねーなお前」
「いやぁ、ほんとは恐いよ。でも顔見えていたら大丈夫そう」
 ちゅー。
「……っぺ、俺のが混ざってんのか」
「ひーくんからも、わたしの味が、するのかな?」
「……」
 ちゅ、くちゅ、ちゅぱ。
「ふぅぅ……いれて?」
「分かった。覚悟は良いか」
「おーけい」
 ず、ぷっ!
「おっ!」
「くっ」
「ううう、うっ」
 つー。
「いいい……ひー、くん」
「かたち、俺っ」
「これで、良いよ。今はちょっと痛いけど、ちゃんと見てて?」
「――ひーくんの、入った?」
「入った。かたちの、中に」
「えへへ……良かった。わたしたち人間同士だから、何回かやったらきっと慣れるよね」
「相変わらずすごいこと言うな」
「それに、ひーくんがわたしの目、真剣に見ていてくれたおかげ。そういうの、好き」
 ぐぐっ!
「うあ、大きくなった?」
「かたち……俺も――」
 ちゅ、ちゅ。
「動かしてみて」
「言われなくても」
 ずず、じゅぷっ!
「わうっ! いい、みたい」
「はぁ、はぁ」
「……もっと、ね?」
「いい、よっ……ひーく、はぁんっ」
「かた、ちっ」
「ひーくん、わたしの、んっ! なかで、あばれるの、いいっ」
「俺、また、出そう、だっ」
「いちばんいいとこ、こすってるっ! ……ひーくんのっ」
「抜くよっ」
「!」
 どくん!
「っっ!?」
「やぁっ! あっ……はぁぁ……!」
「……っ!!」
 どくん、どくん、どくん。
「な、何で、だよっ!」
「ふあぁ……だって、授業で、習った通り、だよ」
「だったら、はぁっ、余計ヤバいだろ!」
 くらくらくらくらくら。
 ばたんきゅー、ごろん。
「あっ、まだ、入った、ままなのに」
「もういい。こーふんしすぎて、きついんだよ」
「えへへ……ひーくん、へんたいだね」
「おい……」

60 :
「落ち着いてきた?」
「お前は、よく平気だよな」
 にこにこ。
「そんなことないよ。ひーくんの、ハダカ……」
 たらぁっ。
「は、鼻血っ! 大丈夫か形!」
 しゅっ、ふきつめ。
「ひーくんのハダカ……エッチ……」
「……?」
「……恥ずっ!! うわあ恥ずかしいぃぃぃ!」
 がくっ。
「わたしの体、まったりぐったり見ないで」
「何かもうめちゃくちゃだぞそれ」
「じゃ、えいっ」
 がばっ。
「ちょっ、もう無理だぞ?」
「違う。こうすれば、体は見えないから恥ずかしくなーい」
 ぽっ。
「見えないけど、感じるんだけどな」
 ×削除パート おわり×
「最後に、ひーくん」
 すりすり。
「ん?」
「頭、なでて?」
「……よしよし」
「ふぁぁぁ〜」
 ……きゅん。
「あ〜、良いこれ。毎日一回はやってもらおうっ」
「押しきられっ放しだったけど、これで良いのかな……」
「えへへ〜、イインダヨ」
 ぎゅー。
「これからずっと、幼馴染だよ? 大人になったら、子どもは4人くらい欲しい!」
「もう幼馴染をいろいろこえてるって!」
 
――

61 :
Great job!
it is a so sweet.

62 :
キャッチャーのことを女房役とも言うからあながち間違いでもない
要するにもげろ

63 :
甘酒甘酒と言ってるが、
ひな祭りって甘酒じゃなくて白酒じゃないか?
昨日姉貴に「ちょっと白酒出しな」って言われたから買ってきたら殴られた。
なんでじゃ

64 :
>>63
この朴念仁め。
もげてしまえ!

65 :
こんなランキングあったけど
甘えたがりが多いな
http://ranking.goo.ne.jp/ranking/017/hope_language_2012_male/

66 :
甘えられるよりも
甘えたいマジで

67 :
聞き間違いでショックを受けてる甘えっ娘ってかわいくないか?

68 :
「全く、お前は仕方のない奴だな。よしよし」
「だっ、誰が救いようのない甘えんぼうだ!?」
「言ってないから」
みたいな会話好きだ。聞き間違いどころじゃない話

69 :
「お前もうちょっと甘えるの控えてくれよ。恥ずかしいから」
「前から甘えられるの好きで好きでたまらない大好きだ、なんて、貴方様は相変わらずストレートですね」
「違うって。気づいてやってる?」
「誓いのキスしてやろうか? 是非に!」
「言ってないから!」
「え? イかせたい? そんな……ぽっ」
「寧ろ聞こえてない! 何この変換装置!」
「寧ろエッチしたい、何かここで変態スイッチ入れてぐちゃぐちゃに犯したい――そう聞こえました」
「……」
「照れなくても良いですよ。それなら、さぁ貴方様、わたくしを思いっきり甘やかしてくださいませ?」
「もうダメだこの人」
「モノに溜めたこのリビドーをぶちまけたいなんて(ry」

70 :
>>66「甘えられるよりも甘えたいマジで 」
甘えんぼ「そうかそうか。いつも>>66くんに甘えてばかりだもんね……今日は特別に甘えさせてやろう!」
>>66はぎゅーされて甘えんぼのおっぱいで息ができなくなった
もげろ

71 :
「というわけで、今日一日だけ俺には甘えないでくれ。こっちから甘える」
「うん……うん?」
「えーっと……手始めに」ギュッ
「ふわっ!?」
「やっぱり抱きつかれるのと抱きつくの違いだと感触が違うな……うん、中々心地良い」ギュー
「ふわわわわっ!?」
「それに腕の中にすっぽり入っちまったしな……温いし落ち着くなぁ……って」
「……にゃ」プシュー
「あれ、大丈夫か?おい、おーい?」
「…………ふにゃ」
何か違うな……立場逆転というか甘えっ娘の方が恥ずかしがり屋になってる

72 :
入れ替わっちゃえ

73 :
ベタだけど、膝枕とかもいいな

74 :
起立!ガシッ
気をつけ!ムギューッ
礼!スリスリ
着席!ベタベタ

先生「おい女、せめて授業中は男から離れんか」
女「!?」
男「……」

75 :
そんな注意を促す先生の横に同僚の女先生がいたらどうなるんだろうか
取り敢えず、もげてもらおう

76 :
毎日奥様が作りたての愛妻弁当を学校にもってきて
職員室であーんさせて食べさてるかもしれないぞ!

77 :
学校で部活の先輩としていたのを見つかって、部長に呼ばれた
「コンドーム――今回君たちが使ったものね、あれどうやって着けたの?」
「どうやってって……右糖さんが」
「不妊は欺くんではなくて、欺かれるの」
「欺かれる?」
「自分の甘情をごり押ししたいから」
「自分の甘情って」
「コンドームには穴が開いていたのよ。あの段階で君にそんなつもりあった?」
「……」
「明らかな既成事実だよね。それも重大な――あれ? 飴山くんは何も知らなかったの?」
「……」
「猫下の甘えは時に暴走するよ? 君も大怪我する前に、身の振り方を考えた方が良いんじゃないかな? ボクで良かったら相談に乗るよ?」
「…! 失礼します」
「あ、先輩」
「どうしました? 飴山くん」
「……いえ、何でも」
「責任取ってね」
「え?」

何だこりゃ

78 :
>>74
ロリ体型な甘えっ子を、背面から包みつつ授業受けたいな

79 :
お互いにドキドキしちゃって授業が頭に入らなくなっちゃうな

80 :
まわりの男子共の意の波動で男がもげる

81 :
「今日はホワイトデーだよな」
「うん」
「あたしは一ヶ月前にチョコを一つももらえなかったあんたにチョコをあげたよな」
「うん、おかえしは何がいい?」
「いや、物じゃなくてその、ちょっとあんたの膝の上で抱きしめてほしいかな」(小声でキスも・・・とか聞こえたが気にしない)
「なんですと?」
「あはは、なんて冗d」
「いや、別にかまわないが」
「え、マジ?」
「うん」
「じゃあちょっと失礼して・・・」
「座り心地は?」
「なかなか、悪くないと思う」
「じゃあ次は・・・(ぎゅー)」
「あ・・・///」

普段勝ち気な姉とこんなやりとりをした今日の朝

82 :
ちくしょう!こいつらもいでももいでも生えてきやがる!

83 :
ふはは・・・
我がもがれても、必ずや第二第三の甘えっ娘が誕生し
この世界を砂糖の渦に沈めようぞ
楽しみに待っているがよい

84 :
>>81
お前んちの姉ちゃんかわいいな。
昨日姉貴に、
「おい、ホワイトデーだ。
 わかってんだろうな?
 お前の白いの出しな。」
って言われたから、
用意しといたホワイトチョコレートをあげたら殴られた。
白酒といいホワイトチョコレートといい、なんでじゃ

85 :
翌日、幸せそうにお腹をさする甘えっ娘が

86 :
>>84
いや、結構大変だったんだぜ
〜朝食〜
「そろそろ降りてくんない?」
「あんたはあれだけの時間でお礼ができたと思ってんの?」
「だからって移動が抱っこしながらはないだろう」
〜朝食中〜
「マジで食べづらい」
「そう?そんなことないけど」
「姉ちゃん、あんたのせいだよ。まあ体は大きくないし胸がn」
「だまれ」
「ガフッ」
〜朝食後〜
「ごちそうさま」
「ごちそうさま、毎朝のブラックが飲めない日がくるとは」
「あんたよくあんな苦いの飲めるね」
「苦いのがいいんだ、なのに勝手に大量のミルクと砂糖を入れないでくれ」
「おいしいからいいじゃん」
「・・・いつまで続けんの、これ」
「今日中ずっと?」
「俺の一日が・・・」

87 :
〜昼食〜
「昼飯作りたいから姉ちゃんどいて」
「断る、と言いたいけど邪魔になるよね」
(そう言いながら降りることなく背中に回ってきた、器用なものだ)
「これでいいでしょ、ちゃっちゃと作ってよ」
「へいへい」
〜昼食中〜
「あんたチャーハンだけは上手いよね」
「そりゃどうも、ってかマジで降りて、食えねぇ」
「しょうがないなー、はいあーん」
「なんとなく予想はしていたけどな、降りてくれないことを改めて実感したよ」
〜昼食後〜
「ちょっとトイレ」
「降りないから」
「はぁ!?どうすりゃいいんだよ!」
「このままいけばいいんじゃない?」
「できるわけねぇだろ!」
「それなら漏らしちゃえば?そうなったら一生からかってあげるけどね」
「っち!屈辱的だがそれだけは避けるしかない」
思ったより多いので少しまとめて続きは後で投稿します

88 :
>>87
まってる

89 :
>>87続き
〜トイレ〜
「姉ちゃん、ベルトはずせない、降りて」
「断る、はずしてあげるからまってなさい」
(そう言うと降りてベルトをはずし始めた、自分から降りるのはいいのか、よくわからん)
「はずれたよ、このまま脱がしてあげ・・・る・・・?」
「ん?どうかした?顔青いけど」
「・・・大きすぎない?」
「そう?そんなにでかい?」
「だって昔、お風呂で見たときはちっちゃくて皮のかぶったかわいい感じだったじゃん!」
「そりゃ、俺だって成長してんだし普通でしょ、それより早く用をすませたいんだが」
「あっごめん!」
(こうして生まれて初めて若い女性に凝視されながら用を足したわけである)
〜コンビニ〜
「姉ちゃんコンビニ行きたいんだけど」
「行けば?」
「このまま行けるわけないだろ!降りてくれよ!」
「もー、わがままだなー、はいこれでいいでしょ」
「・・・この手は解放されないのでしょうか」
「だめ、このまま行くこと!」
「家の中ならともかく外でできるわけないだろ!」
「大丈夫でしょ、別に変に見えないし」
「もういいや、抱きついたままじゃないだけマシか」
(知り合いと出会わないことを祈りながらコンビニへ向うのだった)

90 :
〜昼寝〜
「すっげー緊張した」
「誰にも見つからなくてよかったね」
「やばい気使いすぎて眠くなってきた」
「じゃあ昼寝でもする?」
ー移動中ー
「やっぱり布団の中もか」
「文句言わない」
「で、その口は何ですか」
「おやすみのチュー」
「できるわけないだろ!一応俺初めてなんだし!」
「えっ!ふ、ふ〜んそっか、初めてなんだ・・・よかった・・・」
「わるいかよ!」
「しかたないなー、じゃあほっぺにでいいよ」
「まあ、それなら・・・(チュッ)」
「うん、ありがと、お返し!(チュッ)」
「ちょっ、なにするんだよ!」
「男の子なんだし文句は言わない!いいこと教えてあげるから」
「なんだよ」
「いまのあたしのファーストキス」
「えっ」
「それだけ!おやすみ!」
「姉ちゃんそれってどういう・・・」
「すぅ、すぅ」
「もう寝てるし・・・俺も寝るか」
「すぅ・・・んぅ、好きだよ弟」

小ネタにするつもりだったのに長くなりすぎた、バイトなんでまた時間が開きます今日中に終わらせます

91 :
続きです
〜風呂〜
「風呂にまでついてくんなよ」
「いいじゃん昔はよく一緒に入ったんだし、それにホワイトデーで一日中あんたはあたしにくっつかれてなきゃいけないんだし」
「いつそんな契約が交わされたんだ、あとこの年で一緒にはいるのは非常識だと思う」
「そんなに一緒が嫌なら仕方がない今日のことをあることないこと混ぜて言いふらすしかない」
「わかったよ!入るよ!だから言いふらさないで!」
「素直でよろしい」
「覚えていろよ、いつか復讐してやる」
〜入浴中〜
「それにしてもあんたの体たくましくなったね」
「姉ちゃんは変わらないね(なでなで)」
「やめろーなでるなー」
「うれしそうなのでやめる」
「えぇっ!?ま、まあいいけど別にうれしかった訳じゃないし」
「だけど本当に変わらないね成長期こないの?」
「うっさいだまれ、・・・でもほんとにねー昔はあたしの方が大きかったのに」
「あのころは毎日が恐怖だったよ、でも今は変わらない姉ちゃんが好きだよ」
「えっ!?それってこ、告はk」(かなり真っ赤な顔で倒れた)
「ちょっ、姉ちゃん!?」

92 :
このあと昼と同じように夕食食ったりゲームしたり(前に座られているので邪魔で俺連敗)その罰ゲームでちゃんとしたキスをさせられたり
寝るとき姉ちゃんの匂いかいで勃っているのが見つかって口で抜いてもらったりするんだが時間とまとめる才能がないので
俺のホワイトデーはここまで
ちなみに今夜DTが卒業できそう相手はもちろん・・・

さあ、思う存分もげろと言ってくれ!

93 :
「ねーおにーちゃん上の階にばかっぷるがいるよ?」
「んあ? どーせちんこもげるからほっとけ」
「もげ?」
「こっちも見せ付けてやろーぜ」
「んあぁぁんっ!」
もげちん野郎めが!
ちゅっちゅして窒息しれー

94 :
齢18にして重度の糖尿病にかかった男
「はは…俺、このままぬのかな…」
「えぇっ!?男くんんじゃやだーっ!」ぎゅうううぅぅぅ
「うわちょやめ」
糖尿病の原因が自分の甘えすぎにあると知った女は男にたくさん甘えたいが甘えたら男がんでしまうという葛藤に苛まれる

などというビター窮まりない電波を受信した

95 :
投下してみます。題名は日記です。よろしくお願いします_(._.)_
「あの、手繋ぎませんか?」
「まぁ、べつにいいけど、珍しいね。あんま、そういう事言わないのに。」
「ちょっと色々ありまして…でも、いいんですね」
「そんなに目をキラキラさせるなよ。
はい、手、どうぞ」
ゴシゴシはぁーはぁー
「そんなに手ゴシゴシしたりしなくていいから、早くしないと、手、どっかいっちゃうよ」
「えと、それでは失礼します」
ギュッ
「暖っかいです」
「そうかい、そりゃよかったよ」

96 :
秋菜日記
〇月×日
今日、先輩と手が繋げました。
本当に嬉しくって、どれくらい嬉しいかって言う(書く)と日記に書いちゃうくらいで。
ヤバイです。ニヤニヤが止まりません。
学校の帰り道に手を繋がましたがはたからみれば恋仲の男女に見えたんでしょうか?
見えれば嬉しいですけど恥ずかしいですね。
でも見えなかったらそれはそれで悲しいです(;_;)
(私ってワガママですね)
さてと、私としては前々から手を繋いだりキス(路ちゅー、って奴ですか)とかしたかったんですけど、
勇気が湧かなくできなかったんすが(まぁ今後見る未来の私ならわかってくれると思いますが)
今日私に勇気が湧いてくる出来事がありました。
(勇気が湧く、というと若干語弊在りなんですけれど)
今日、学校で先輩が吉野先輩と歩いているところを見かけしました。
なんだか女の子の話をしてるしくって。
気になったので後をつけたんですが
…今すごい事書いちゃいましたよ…
消しゴム消しゴムっと
って、あぁ!。これボールペンじゃないですかッ!
うぅ〜p(´⌒`q)…
しゃあない。(弁解しよう)
仕方ないでしょ!
先輩がいたんですよ。しかも女の子のの話をしていたのに。
けっこう硬めな先輩が女の子の話をしていたんですから付けるのも仕方ないでしょう!(錯乱)
失礼!錯乱してました。お話を戻しましょう。
で、後を付けていった訳ですが聞き耳を立てて聴いてみると
「ねぇ、、あなたってどんなことに萌える?」
「萌、萌え?うーんとしぐさみたいなこと?」
「そうそう。
ちなみに私はちょこちょこご飯食べるところね。前に鏡の前でやったんだけど途中で面倒になったわ」
「そうかい。」
「そうだ!今度、あなたの彼女さんにやってもらおう!」
「まぁ、ほどほどにね」「って、話しが逸れたわ。
あなたの趣味よ」
っていう話しをしていました

97 :
で、次の句が
「そうだな…。甘えん坊な子・・・とか?」
とか?じゃなーーい!
それって甘えられたいってことですよね?
ヤバイです。私恥ずかしくって甘えたりしてません。
せいぜい寝ている先輩の、肩に寄りかかったり、頭寄せたり、指触ったり、いじいじいじくったくらい…。
しかも先輩が気付いたらすぐに離れたし。
(多分気付いているのでしょうけど話題にしない先輩には気を使わせっばなしですし。)
どうしましょうと悩みまくった私は今日遂に決心して言ってみましたら。
手を繋ぎませんか
って。
・〜・〜・〜・〜・
秋人日記
〇月×日
今日、彼女から手を繋ぎませんかと言われた。
とても嬉しかった。
《多分、学校での話を聞いていたんだろう。
(話をしているときは気が付かなかったが後から吉野が教えてくれた)
悪いことをしてしまった。
今度謝ろうか?それとも話題にしないほうがいいだろうか?》
前々は自分の趣味はどちらかといえばお姉さんに甘えたいっていう感じであったが、
彼女の恥ずかしながらのタッチや彼女の喋り方、
それから彼女が貸してくれたり彼女の部屋で見た恋愛ゲーム
(なぜR18のを持っているんだろう?)
が僕を変えちゃったみたいだ。
そう思うと僕を変えたのは全部彼女だったりする。
彼女に「手を繋ぎませんか」
って言われたとき
ハートがバクバクして頭の真ん中がキューっと締め付けられた。
弱った。
よっぽど彼女が好きみたいだ(笑)

98 :
帰り道
〇月×日
ふぅ、
内の後輩ちゃんも困る子だわ。
自分からアクションすればいいのに、相談してくるから解決に手を貸してあげたくなる。
それにしてもあんだけ可愛くて私よりもオタクな子が三次元にいるなんてびっくりした。
そして、奥手なあの子に彼氏が出来るなんてね。彼は普通だし。
「…そういえば。」
彼、趣味が甘えられたいとか言ってたわね。
今度エロパロでスレ立てでもしようかしら?
〜甘えん坊な女の子のエロパロ〜・・・とか?
以上です。流れを読まず長々と失礼しますた

99 :
投下乙

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