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2012年7月エロパロ662: 幻想水滸伝エロ妄想スレPart17 (218) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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幻想水滸伝エロ妄想スレPart17


1 :10/03/16 〜 最終レス :12/06/29
○男女・百合、和姦・強姦・輪姦・陵辱・3P等。お初神大歓迎。
○ヤヲヰは801板へ。
●粘着荒らし・煽りは通常の三倍無視
Part1
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1019/10194/1019466594.html
Part2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1029/10294/1029434140.html
Part3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1037/10371/1037166994.html
Part4
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1049/10494/1049446385.html
Part5
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1068221989/
Part6
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1095440482/l50
Part7
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1131718140/l50
Part8
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142156587/
Part9
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142759006/
Part10
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1143755558/
Part11
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1144663404/
Part13
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152015132/l50
Part14
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178528492/l50
Part15
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1229092583/
Part16
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1238818889/
貯蔵庫(要URLコピペ)
http://blue.ribbon.to/~suikodenem/
http://www28.atwiki.jp/gensui_eroparo/
幻水関連スレ
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Yoyo/8838/genso/#kan

2 :
幻想ぬるぽスレ

3 :
>>1
スレ立て乙

4 :
即回避はどうすればいいんだっけ?

5 :
条件は知らんけど、即回避の為になんの捻りもないネタを
リオン「王子、何を読んでらっしゃるんですか?」
王子「女性の胸を大きくする方法について」
リオン「……はぁ、胸ですか?」
王子「そう、この本によると女性の胸は…こうして!」
リオン「ひゃあ!」
王子「優しく揉んでやると…」
リオン「ちょ、おうじ、やめ…」
王子「効果があるらしいんだよ」
リオン「あっ…ん…」
王子「時には緩急をつけながら…」
リオン「はぁっ、んっ…んん」
〜5分後〜
リオン「はぁ、はぁ、はぁ」
王子「あれ、どうしたの?」
リオン「ど、どうしたもなにも…その、あの…」
王子「あ、これ毎日やると効果的らしいから、明日もやるからね」
リオン「ま、毎日…!?」

6 :
「胸が大きくなると動きが鈍くなるから護衛の任務に差し支えが云々」と
コンプレックス丸出しで小さいままでいい宣言してほしい

7 :
実はリムも毎日王子にしてもらっています

8 :
ミアキスはそれを覗き見て喜んでます

9 :
女王様とその旦那さんはその光景を微笑みながら見守ってます

10 :
ダメだこの家族(とその護衛)…w

11 :
久々に5をやりたくなってきた

12 :
ちっぱい……

13 :
巨乳リオンは想像もできない

14 :
ではここで自分の巨乳を恥ずかしいと思っているランを投入しましょう

15 :
むしろ揉もうとしても揉めないほど小さいスバルを投入

16 :
叔母上は姉夫婦と仲良く見守っているか
二日酔いでダウンか
王子の棒を大きくするために揉んでいます

17 :
めったにエロネタが書かれない女キャラ(年寄りとか除く)でエロネタやりたい
しかしさすがにネタが書かれないだけあって、上手いネタが思いつかない

18 :
>17
キャラクターガイドや、ネットに落ちてるセリフ集とかを漁ってると、
ピンと閃くときがある。がんばるんだ。
とはいえ。
洗濯屋セイラさん(I)とか、アレを鍛えてくれるアドリアンヌさん(IV)とか、
いろいろ考えてみたものの、なかなか書けないのも事実だったりする…。

19 :
>>17
3のアラニスでお願いします

20 :
メグが以外とない気がする
からくり丸を性的な意味で改造しておなぬーとか
無鉄砲な一人旅でゴロツキに捕まって姦されるとか
シチュエーションは豊富だと思うけど

21 :
カレン辺りも見かけないな。2種類も服装があるのにさ・・・

22 :
というかこのシリーズは主要キャラ除いてほとんどレアと言わざるを得ないだろ

23 :
裏の裏は表でリンファを虐めてたらなんか楽しくなってきた
でもレートが低いから終わらせた時の儲けが少なくて…
「相変わらずしみったれたボウヤだこと!」って、しみったれてんのはお前だろうがw
悔しいからリンファで小ネタ
借金のかたに売り飛ばされたリンファ。
さっそくエロい商売をさせられます。
「うへへへ、可愛いねーちゃんじゃねーか」
「うわ、頭悪そうなセリフ…あ、なんでもないのよ。じゃあさっそく始める?」
「あたりめーだろが。こっちは金払ってんだぞ。早く服脱ぎやがれ」
頭悪そうなゴロツキがリンファの服に手をかけるが、リンファはそれをやんわりと抑える。
「あら、そんな乱暴にしなくてもちゃんと脱ぐわよ。それよりも…ほら、この服装って結構ステキだと思わない?
 裸もいいけど、服を着たままするってのもまた違った味わいがあるものよ?」
スリットから伸びる脚を見せつける様にポーズを摂るリンファに、ゴロツキは口をポカンと開けて見とれている。
「フッ、ちょろいわね!」
「……ん?」
「あ、あら、なんでもないったら。それよりも…あなたも脱いでくれないと始められないんだけど…
 それとも、あたしが脱がせてあげましょうか?」
「ん…そうだな。そうしてもらおうか」
リンファは男の前にひざまづいて下半身をあらわにさせと、既に大きくなっているイチモツをゆっくりと撫で始めた。
「うぉ…結構ウマイじゃねーか!」
伊達にイカサマをしているわけではなく、リンファの手先は器用である。
その器用な手先をフルに活用すれば…
「ちょ、ちょっとまちやが…うぅっ!」
ゴロツキはあっけなく果ててしまい、白濁した液体がリンファの手や服に飛び散った。
「あらあら、ごめんね。気持ち良すぎたかしら?…ったく、出しすぎだっての。
 …え?なんか聞こえた?」
リンファは手を拭きながら立ち上がると、ゴロツキに向かって微笑みながら言った。
「はい、ありがとうございましたー」
「…は?」
ゴロツキがキョトンとしていると、リンファは笑みを浮かべたまま言葉を続ける。
「あなたが最初に払った料金は一発分なの。で、今ので一発だから、これでオシマイ。…わかる?」
計画通り手コキだけで終わらせられて良かった!
と、ほくそ笑むリンファであったが、世の中そう甘くはなかった。
「あぁ、そういうことか。じゃあ追加でとりあえずあと3回分な」
「…は?」
今度はリンファがキョトンとする番であった。
「俺ここに来るために一週間溜めてきたから、まだまだやれるぞ。金もまだあるし」
「げっ、サイテー。…じゃなくて、その…あ、じゃあ今度は胸で…それがいいわ、そうしましょう!」
胸をはだけてゴロツキの前にひざまづくリンファ。
しかしゴロツキは、リンファを抱えてベッドの上に投げ出した。
「きゃあっ!」
「金は前払いしといてやるよ。だから安心して3回やられるんだな」
ゴロツキはリンファの服を剥ぎ取り、金と一緒に部屋の隅に投げ捨てた。
そして、リンファの上に覆いかぶさるように身体を横たえるのであった。
ギシギシ アンアン
「ふぅ、良かったぜねーちゃん。また買いに来てやんよ」
「…次は溜めないで来なさいよね」
あーすっきりした

24 :
リンファ弱いw
顔に出すぎww

25 :
ああいう娘ほど実はウブい…というのがいい

26 :
ルクレティアとか案外ないよね
受けとなる余計に

27 :
毎回108人+αのキャラを作り上げているんだから、すごいもんだよ。
主要キャラはゲーム本編や関連本などで情報が吐き出されるけど、
マイナーキャラは、キャラガイド見てもショボーンな結果に終わることが大半だからなぁ…。
…ところで、ゼラセさんやゼノアさんに挑戦してみる勇者はいないか?

28 :
ゼラセさんとジーンさんの絡みとか見た あ、誰か来

29 :
3をやってると、ビッキーのおっぱい揉んでも「…???」とか反応するだけで
特に騒がれたりしなさそうに思えてくるなあ
5だと風呂でツヴァイクに乱入されてテレポートで逃げてたけど…

30 :
腕が…腕が痛くて書けないよ…

31 :
保守

32 :
むしろモブに近い方が次々手を出しまくるのには向いてるんだけどなあ
ミレイ、グレッチェンら近場から手当たり次第にハーレムを築いていく鬼畜王4様とか
いやまあ俺がその辺りが好きなだけなんだが
でもこれだけ人数いるのに基本カップリングで話が進むんだよなこのスレ

33 :
ルクレティアは意外と誰かに攻められるの待ってそう
まあ、あてもなく待ち続けたせいで今まで独sうわなにをするやめ(ry

34 :
ダイアルフを書きたいけど、サーヴィラ相手じゃどうしていいかわかんないなあ。
かといって種族を超えて、クロデキルドじゃ、なんてゆうか、愛撫とか無理っぽいし。
ティアクライスで書くとしたら、他には、んー、メルヴィス使って誰かと絡ませたいかなー。
だれにしよ?

35 :
メルヴィスならクロデキルドじゃないか?
それかフレデグンド
でもダイアルフ×サーヴィラ読みたいぞw

36 :
やっぱりメルヴィス×クロデで行きます。
半分くらいまで書いたので、とりあえず投下。
残りは、サッカーがない日に書きます!(`・ω・´)

37 :
上弦の月が、青白く細い光を放ちながら昇る、5月の夜。
本拠地の離れに造られたフューリーロアの居住区では、賑やかな夕食の風景があった。
「ハッハッハッ!クロデキルド殿もこの旨さがお分かりか!」
ダイアルフが、豪快にアバラ肉の炙り焼きをかじりながら笑う。
パチパチと薪が音を立て、肉の焼ける良い匂いが立ち込める。
「もちろんです。これだけ脂の乗ったベッカルスは、なかなかお目にかかれない。」
クロデキルドは、ジャナム風サラダと肉を交互に食べている。
「味付けはナイネニス産の岩塩だけだというのに、こんなにも旨いとは。。。。」
アスアドは、真面目な顔で肉を見つめる。
「余計な味付けは不要、だ。」
今宵初めてのジェイルの発言である。
「感動しました!」
ポーパスの戦士も絶賛だ。
「うまいっ。サイコーだニャー!!」
リキュアは文字どうり、骨までしゃぶっている。

38 :
一なる王の降臨を阻止するため、ベルフレイドとの戦いは、今もまさに続いている。
兵の訓練や戦の資金作りなど、戦いの準備にはいくら時間があっても足りない。
今宵ダイアルフの宴に招かれた面々も、夜が明ければまた多忙な日々に戻るのだ。
時には羽目をはずして鋭気を養うべし、というリーダーの方針も後押しして、
有志によるこのような宴が、ときどき催されている。
集まって、旨い料理に舌鼓を打ち、酒に酔い、会話を弾ませる。
そうして宴が終わったならば、みながそれぞれの住居へ戻り、明日のために休息をとる。
立ち向かっているのは、この世界が存続してゆくための戦い。
それは、それぞれが大事なものを守るための戦いでもある。

39 :
「ダイアルフ殿、今日はご馳走になった。貴殿のもてなし、心から礼を言う。」
クロデキルドの凛々しい声。
美酒に酔いしれ、上機嫌なやりとりが飛び交う場からは、惜しむような声が上がる。
困ったような微笑を返し、仲間たちに別れの挨拶をして、クロデキルドは席を立った。
付き合いで飲んだ一杯が、今宵はことのほか効いてしまっている。
外に出て、まだまだ盛り上がっている場の笑い声を背中で聞く。
いつの間にか月はその位置を空高くし、左側半分が綺麗に欠けた半円の輪郭を際立たせている。
目頭と頬が少し熱を持っているのを感じて、クロデキルドは両手で額を軽く押す。
「クロデキルド様ー!待ってください!あのっ、お送りしますよ!」
慌てた様子のアスアドが、入り口から声を上げる。
「いや、それには及ばない。」
クロデキルドはあっさり答える。
「で、でも!」
何か言いかけたアスアドに、振り返らずに片手を上げて別れを告げ、クロデキルドは歩き始める。

40 :
昼間の雨のせいだろうか。空気は、初夏の緑の匂いを凝縮した湿り気を帯びている。
時折吹く南風が、木々の若葉を揺らしながら、なまぬるい湿気を拡散させる。
月明かりの小道。
自らの根城へと歩を進めながら、クロデキルドは、仲間たちの熱気が胸の中に残っていることに気付く。
立ち止まり、ゆっくり、深く、呼吸をする。
森の土の匂いが流れ込んでくると、クロデキルドは自分の中の静かな場所に戻るように、そっと目を閉じた。
「メルヴィス。」
木立の間を突き抜けていくような澄んだ響きで、クロデキルドはその名を呼ぶ。
「おそばに。」
低いが、よく通る声が即座に返る。
「護衛などいらぬと言ったはずだが・・・・・まあ、仕方ないな。」
クロデキルドの微妙な行間を感じ取り、メルヴィスは折り重なる木々の間から姿を現す。
「姫様をお守りするのが、私の使命です。」
ポーカーフェイスで、決まりごとのセリフを言う。

41 :
27歳のこの男は、クロデキルドより3つ歳上ということになる。
冷静沈着で、頭も切れる。
アストラシア王国騎士団を束ねているのは、実質この男と言っていい。
うっすらと雲がかかった黄金色の月の下を、2人は歩いている。
先に行くクロデキルドから絶妙な距離を置いて、メルヴィスが続く。
沈黙の中、時折、クロデキルドの足音に不調和な旋律が混じる。
不自然とまでは行かなくとも、何かの違和感を覚えるような足取りだ。
長い時間を共に過ごしてきた間だからこそ、見せられる隙もある。
「クロデキルド様」
メルヴィスの呼びかけに、クロデキルドはビクッと身を硬くする。
柔らかい南風が、クロデキルドの髪を揺らす。
しばらくの間、木々の葉がさわさわと揺れる音だけが空間を支配する。
クロデキルドは振り向かずに、感情を押しした声で返事をする。
「今夜、来てくれ。」
うつむいてそう言った彼女の視線は、地面ではなく、自分のふくよかな胸元を泳いでいた。

42 :
クロデキルドから誘って、始まった関係だった。
冥夜の剣士団が、ジャナム帝国に身を寄せていた時だ。
アストラシア王国の王女として生まれ、クロデキルドは重責を背負って生きてきた。
しかし、困難に立ち向かう強さと不屈の気概の裏には、彼女の抑圧された女の部分が絶えず息づいていた。
22歳。健康な女性の体を持つクロデキルドは、ついに、性欲を押さえ切れない時を迎えた。
ある夜、木刀の鞘を自らの体に突き立てて、淫靡に乱れるクロデキルドを、警護に当たっていたメルヴィスが見てしまう。
いや、実は、それはクロデキルドの故意によるものだった。
女の魔の部分が仕掛けた罠だった。
その状況でもなお、何も見ていないような態度で警護を続ける部下に痺れを切らし、
主君であるクロデキルドはこんなふうに命じたのだ。
「わたしを姫としてではなく、おまえの求めるひとりの女として扱え。
何をしてもいいから、おまえの好きなように、女として、わたしのからだを抱きなさい。」
メルヴィスは、忠誠を誓った主君の求めに応じ、彼女を抱いた。
それから、2人のこの関係は続いている。
主君の求めが会った時には、メルヴィスはひとりの男になる。
クロデキルドとの情事を、彼が任務のひとつと捕らえているかはわからない。
しかし、ベッドの中のメルヴィスは、とても、いじわるなのだった。

43 :

× 主君の求めが会った時
○ 主君の求めがあった時
(ノ∀`)アチャー

44 :
>>43
GJ!
意地悪なメルヴィスに期待w

45 :
本拠地を訪れる客人や観光客のために用意された、宿泊施設。
5階建てのレンガ造りの1階が、温泉を引いた大浴場、それ以外は客室という構造だ。
ここの最上階には、要人の滞在のために作られたいわゆるVIPルームがある。
大浴場は広く一般に開放されており、誰でも利用できる。
表向きは入浴に出かける風を装い、クロデキルドは施設に入る。
入り口には、ここの管理を任されているドガと、熱すぎる温泉を薄めるためのスフィールがいる。
浴場が最も賑わうのは日没時で、この時間帯の人影はまばらだ。
「最上階は空いているか?」
ドガの横を通りすがる時、クロデキルドは視線を合わせずに尋ねる。
「フン、好きに使いな。」
ギロッと目だけを動かしてドガが返す。
「いつもすまない。」
「フン。」

46 :
もわんと立ちのぼる湯気の中、ひとり体を流すクロデキルド。
男達と対等に剣を交えてきた彼女の体に、無駄な肉は一切ない。
きめ細かな薄い肌を通して、美しく鍛えられた筋肉の流れが、なめらかな質感を醸す。
サイの角のように、つん、と上を向いた形の良い胸は、申し分なく大きい。
フレデグンドに貰った甘い花の香りの石鹸が、彼女をふわりと包む。
しかしクロデキルドの頭の中は、真っ白い泡とは別次元の、ねっとりした欲望で満たされていた。
目を閉じるクロデキルドの脳裏に浮かび上がるもの・・・・
大きな骨ばった手、薄く密度の高いくちびる、自在に形を変えて自分を溶かしてしまう舌・・・。
いつも自分を支えてくれる忠実な部下のメルヴィスではなく、
ひとりの男として自分を征服するメルヴィス。
まとうものをなくし、己の愛欲に切なく震える女に、冷たく鋭い光を放つ、男の目。
クロデキルドは内ももをつぅーっと愛液が伝うのを感知して、うつむく。
はやく、逢いたい。硬くて広い胸と、太くしなやかな腕の下に、組敷かれたい。
ズキン、ズキンと規則的に響く下腹部の甘美な拍動は、クロデキルドが背負う女王としての重荷を徐々に忘れさせていく。

47 :
ハァハァ

48 :
部屋を柔らかく照らす炎が、クロデキルドの潤んだ瞳を橙色に染める。
少し温度の下がってきた外気が、南向きの小さな窓から入り、灯りを揺らす。
ひとりきりで、来訪者を待つクロデキルド。
ローブの下は、薄絹のネグリジェだけで、下着はつけていない。
最上階への石段を昇ってくるカツ、カツ、という音が次第に大きくなり、
一瞬の間をおいてドアが開く。
「メルヴィス。」
クロデキルドは、思わずベッドから立ち上がってドアの方へ駆け寄る。
が、忠実な部下であるはずのメルヴィスの足は、主君の横を通り、広い部屋の中央に置かれた真紅のソファーに向かう。
普段束ねている髪を下ろし、綿のノースリーブを身に着けているポーカーフェイスの男は、
上等なクッションに乱暴に腰を沈めると、グラスにワインを注ぎ一気にあおった。
「ふう」
長い足を大きく開いた格好で座り、一息つく。
クロデキルドは泣きそうな顔でその様子を見ている。
メルヴィスがゆっくり顔を上げる。
頬にかかった髪が、サラリと耳の方へ流れる。
「姫。」
めったに表情を変えない冷静な男の口角が、一瞬、悪戯っぽく上がる。
「こちらへお掛けください」
言われるがままおずおずと歩を進め、隣に腰掛けようとするクロデキルドを、メルヴィスの右手が制する。
「ローブは不要、では?」
クロデキルドを見ることなく発せられた言葉に、女王は息をのむ。

49 :
まるで立場が逆転したかのような従順さで、クロデキルドはローブを取り、無表情な部下の横に座った。
なだらかな体のラインに沿って、薄絹のネグリジェが波形を描く。
「メルヴィス、貴殿は何を考えているのかちっともわから・・・」
女王の威厳をすっかり失った語気で、そう言いかけたクロデキルドの細い手首をメルヴィスが掴んだ。
同時に、もう片方の彼の手は、クロデキルドの背中に回る。
見慣れたはずの部下の顔が目前に迫り、クロデキルドは思わず目を閉じる。
しかしメルヴィスは、女王の唇を奪うことはしなかった。
彼は、額と額をくっつけた格好で、クロデキルドの震える唇を眺めているだけ。
そして、その切れ長の目は、いまだ表情を持っていない。
「っっぁ・・・ん」
腰に回された手が、すべりの良い絹の上をつつーっと滑り、まあるく形を強調している胸に至る。
その先端に向かうにつれ、使う指の本数は減り、2本の長い指が硬く突き出た突起に触れる。
「ああっ・・・・」
至近距離で甘い声をあげるクロデキルドを見て、メルヴィスは目を細める。
額と額を着けたままで、男は女に囁く。
「姫、目をお開けなさい。」
長いまつげが、にじみ出た涙でしっとり濡れている。
おそるおそる開けられたクロデキルドの目を、メルヴィスの鋭い視線が射る。
普段は爪を隠している鷹が、本性を、現す。
メルヴィスの指は、硬さを増す突起の上を往復し、それを挟み、力を加える。
「っんんんっ・・・ぁ・・ああっ」
呼吸を荒げていくクロデキルドの目はますます潤み、しかし、メルヴィスの目に捕らえられ、まばたきもできない。
ぶつかり合う視線と視線の下で、半開きになったクロデキルドの口から切ない声が漏れ続ける。
「あああんんっっ んぁ はあ・・・・」
透明な唾液がひとすじ、口の端から落ちる。
メルヴィスはそれをすくい取るように、クロデキルドにくちづけした。

50 :
くちゅぅっ、ぴちゅぅ
メルヴィスはとてもゆっくりと、クロデキルドのくちびるを味わう。
はぁっ、はぁっと、苦しそうに喘ぐクロデキルドは、待ちきれずに自分から舌を使う。
メルヴィスはそれを受け、しばし2人は絡み合うようにしてくちづけを続ける。
ふと顔を離したメルヴィスが、低く、なでるような声でクロデキルドに尋ねる。
「姫は、これからどのように、されたいのですか?」
クロデキルドの女の部分が感じていた疼きはますます増幅され、刺激を求めてさらなる粘液を分泌する。
「メ、ルヴィス・・ぃゃ・・ぃじわるしないで・・・貴殿の・・思うとおりに・・」
クロデキルドは今にも泣きそうな声を出す。
「ふ・・可愛い人だ」
メルヴィスはクロデキルドを軽々と抱きかかえると、広いベッドまで運んだ。
「本当に、貴女は可愛いらしい・・・・」
しかし、いつくしむような言葉とは裏腹に、メルヴィスはクロデキルドの体をよつんばいにしてしまう。
「こうすると、貴女のすべてを見ることができる」
ベッドに手を着き、猫のように、尻を高くあげるクロデキルド。
絹のネグリジェは、すべてを覆い隠すには短すぎた。
「メル、ヴィ、ス、ぃやっ ぁぁぁ、はずかしい・・・・」
突き出された尻が女らしいフォルムを描き、薄く陰部を縁取る柔らかい陰毛がじっとりと濡れて光っている。
クロデキルドが羞恥心から身をよじるたびに、くねくねと悩ましくヒップが動く。
愛液はすでに腿を伝い、ポタ、ポタとシーツに水玉模様を作っている。
「もう、メル ヴィス、もう、お ねがい・・・きて・・・」
首だけを後ろに向けて、途切れ途切れに懇願するクロデキルド。
しかし、メルヴィスの答えは、いじわるなものだった。
「2回、貴女が登りつめたら」

51 :
メルヴィスはクロデキルドの陰部を、後ろから指で広げる。
にちゃぁっという卑猥な音と共に、ぱっくりと口を開ける女陰。
「あっぁっぁぁぁ、ぅっ」
クロデキルドは狂いそうになりながら、直接の刺激を待ち続ける。
と、次の瞬間。
ずずぶぶぶぶっっ
「ああああああああああっっっっ」
突如メルヴィスが指を2本、クロデキルドに突き挿した。
びゅるびゅるっと勢い良く愛液が飛び散り、後ろ高く突き上げられたクロデキルドの腰が震える。
「きれいだ・・・」
メルヴィスはつぶやき、指を動かすことなく抜いた。
一度達したものの、クロデキルドの欲求はますます高まるしかなかった。
はぁっはぁっと、切ない喘ぎが続く。
もう、欲しくて欲しくてたまらなくて、男に身を任せるしかない一人の女。
メルヴィスはクロデキルドを抱き起こして座らせ、その足をMの字に大きく開く。
ぅっ、と、のどを詰まらせたような声を出し、クロデキルドは恥ずかしくて顔を背ける。
ざくろの実のように真っ赤に割れた女陰がむき出しになり、その中央で丸く顔を出したクリトリスが震える。
そこは、これ以上ないくらいに大きく膨らみ、快楽のはけぐちを探しているようにビクついていた。
メルヴィスは身をかがめ、熱い舌でクリトリスを嬲る。
先端に舌先を当て、舌自体を動かさずに顔を振るわせる。
「ぃぃぃゃあああああああああああああああっ、ぁっだ、だめぇぇぇっxxxxxxxxx」
さんざんじらされた後の待ちわびた刺激に、クロデキルドはすぐに絶頂を迎えた。

52 :
完全に火がついたクロデキルドの体。
「ぉっお  ねがぃ、もうっもぅっ、メ ルヴィスが 欲 しぃ がまん、、できなぃ・・」
もうどうにもならなく男を欲し、腰がカクンカクンと痙攣する。
そんなクロデキルドに、メルヴィスももはや雄の衝動を抑えられない。
着衣を脱ぎ捨て、熱くなった自身を正面からクロデキルドに突き立てる。
じゅぶじゅぶずぶぅぅぅ
粘膜が擦れ合う音。
しかしそれはすぐに、クロデキルドの歓喜の声で掻き消される。
もう止まらない絶頂の波がクロデキルドを飲み込む。
メルヴィスの激しい雄の衝動が、クロデキルドを突き続ける。
「あっっああああっ、メル ヴ ィス、っっうあああっ、ぃぃいいいんん」
達しては戻り、戻っては登りつめる淫靡な声に連動して、メルヴィス自身を締め付け、緩め、絞るクロデキルド。
快感に、メルヴィスの顔が歪む。
ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ、
肉と肉がこすれる音がスピードを増してゆく。
「メルヴィス、メルヴィス、ああああっんああんんっ!!!メ ル ヴィ ス!!!!!」 
メルヴィスはガクガクと大きく揺れるクロデキルドの肩を掴む。
押さえていた想いが、メルヴィスから溢れ出る。
「姫、ああ、姫、俺はっ、俺はっ!!!」
溶け合う2つの影が、橙色に染まる部屋の壁に揺れる。
傾きかけた半月の青白い光が、南向きの窓から弱々しく差し込む。
5月の、新緑の空気。
2人の熱気で密度を増した部屋に深い森の風が入りこみ、夜は次第にその濃度を増してゆく。

53 :
翌日。
空には雲ひとつない、まぶしいほどの快晴だ。
本拠地の屋上の噴水のベンチで、アストラシア王室騎士団の面々が戦術会議を開いている。
「だから、お姉さまは前線にまで出張ってはいけません!万が一ということもありますのよ?」
フレデグンドは、なぜか今日は不機嫌だ。
「そうです、姫さま、前線は俺たちに任せてください!」
諸刃の光槍を習得したばかりのロベルトは、威勢がいい。
「しかし、わたしとフレデグンドのディバインエッジなしでは・・」
クロデキルドは困惑気味だ。
不穏な彼らのすぐそばで、噴水が涼しげな水音を立てている。
「とにかくっっ!!!陣形にに関してはわたくしとロベルトで決めますから!」
「え?俺と?フレデグンドさま?」
「そうよ?何か問題でもあって?」
「いえ、そういうわけでは」
「フレデグンド、何をそんなに怒っているのだ?」
クロデキルドに心当たりはない。
「怒ってなどおりませんっ!!!!行くわよ、ロベルト!」
「あ、フレデグンド様」
ベンチの脇に立って一部始終を見ていたメルヴィスに肩をぶつけるようにして、
フレデグンドはズカズカと階段を下りて行く。
それを追いかけるロベルト。

54 :
「どうしたのだろう?フレデグンドは・・・」
ベンチに腰掛けたクロデキルドは、メルヴィスを見上げ、はっとして赤くなり、目線を泳がせる。
「気の済むようにさせてさしあげるのがよろしいかと思います。」
サラリと答えるメルヴィスは、冷静沈着だ。
「メルヴィス、何を言おうとしていたのか教えてもらえないか?・・・・あのとき・・・」
うつむいて口をモゴモゴさせるクロデキルド。
メルヴィスが首を横に振る。
「そうか」
しゅんとするクロデキルドにメルヴィスは照れもせず言う。
「姫様。俺は、命を懸けて、姫様をお守りいたします。」
主君に忠誠を誓う臣下の言葉だ。
「そして、俺の命は姫様と共にある、と、そう思っています。」
季節は5月。天気は快晴。
大空にはヒバリが飛び、風に吹かれた噴水は、少し軌道を変えて、キラキラと光を反射していた。

55 :
おしまいです。
サッカー見るからもう寝ます。
髪を下ろしたメルヴィス、きっとかっこいいとおもいます。
腹筋とか割れまくりだと思います。
そのうちゲオルグまたはフリックまたはビクトールで何かしたいと思っています。
案外長くなっちゃったけど、最後までお付き合いいただいた方ありがとーね( ´∀`)

56 :
>>55
乙!
メルヴィスよかったです

57 :
ふむ
良きかな良きかな

58 :
   ___l___   /、`二//-‐''"´::l|::l       l! ';!u ';/:::l ', ';::::::l ';:::::i:::::
   ノ l Jヽ   レ/::/ /:イ:\/l:l l::l   u   !. l / ';:::l ', ';:::::l. ';::::l:::::
    ノヌ     レ  /:l l:::::lヽ|l l:l し      !/  ';:l,、-‐、::::l ';::::l::::
    / ヽ、_      /::l l:::::l  l\l      ヽ-'  / ';!-ー 、';::ト、';::::l:::
   ム ヒ       /::::l/l::::lニ‐-、``        / /;;;;;;;;;;;;;ヽ!   i::::l:::
   月 ヒ      /i::/  l::l;;;;;ヽ \             i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l   l::l:::
   ノ l ヽヽノ    /:::l/:l /;;l:!;;;;;;;;;',               ';;;;;;;;;;;;;;;;;ノ    l:l::
      ̄ ̄    /::::;ィ::l. l;;;;!;;;;;;;;;;;l            `‐--‐'´.....:::::::::!l
   __|_ ヽヽ   /イ//l::l ヽ、;;;;;;;ノ....      し   :::::::::::::::::::::ヽ /!リ l
    | ー      /::::l';!::::::::::::::::::::  u               ', i ノ l
    | ヽー     /イ';::l          ’         し u.  i l  l
     |       /';:';:!,.イ   し    入               l l U
     |      /,、-'´/ し      /  ヽ、   u    し ,' ,'  l
     |        /l し     _,.ノ     `フ"       ,' ,'  ,ィ::/:
     |       /::::::ヽ       ヽ    /     し ,' ,' / l::
     |      /::::::::::::`‐、 し      ',  /    u   ,、-'´  l,、-
     |      ``‐-、._::::::::::` ‐ 、     ',/       , -'´`'´ ,-'´
     |      _,、-‐'"´';:::::::::イ:l';:::` ‐ 、._____,、-‐'"´  u /
   | | | |    \ l::/ l::::::/リ ';:::::lリ:::::l';:::l l:l:::::l\  u /

59 :
>>55
GJ!!!
メルヴィスいじわるだなw
ありそうでなかった組み合わせだが、クロデキルドのMっぷりが( ・∀・)イイ!!

60 :
GJ
面白かった

61 :
主従モノはええのぅ
ティアクラ未プレイだけど楽しませてもらったよ

62 :

暑いので団長×スフィールでお願いします

63 :
近い内、2主×テレーズかアンネリーを書く予定。
・・・マイナーが好きな人以外、喜ばん組み合わせだがな。

64 :
なんという俺得な組み合わせ

65 :
おや、俺はいつの間に書き込みを……
テレーズはターバンの人に片思いって感じだったからな
FEのターバンの人とは間逆だ

66 :
テレーズとシンは両思いだと思うが…
そこを2主が寝取る展開はまさに俺得

67 :
両思いだったけどシンが身を引いたって感じか
最後に旅に出て行方知れずになっていたし

68 :
本拠地の一室、そこに1組の男女がいた。
1人はハイランド王国打倒に多大な貢献を残し、都市同盟を統べる若き盟主リオウ。
1人はハイランド・都市同盟戦争中期から参戦したグリンヒルの市長テレーズである。
「・・・グリンヒルの様子はどうですか?テレーズ市長。」
「はい、やっと人々にも笑顔が戻り始めています。ただ・・・やはり「あの」被害は大きかったようで。」
「あの」被害とはグリンヒル奪還戦において王国将軍ユーバーが呼び出した、異形の竜ボーンドラゴンとの戦いである。
凄まじい一撃と高い魔力を兼ね備えた存在との戦いは、勝利したとは言えグリンヒルの市街地に甚大なダメージを与えていた。
家が崩れるなどまだ良い方で、下手をすれば周囲の木々ごと消滅した所も珍しくない。
そして学園都市とは言え、今現在のグリンヒルにそれだけの規模を修復する予算はないのである。
「では、今度の都市同盟会議でグリンヒル援助を呼びかけて見ましょう。」
「よろしいのですか?」
「構いませんよ。強制ではなく、あくまで協力を呼びかけるだけですから。」
リオウはそう区切ると、紅茶を口に運ぶ。
これは本心だ。実際、ミューズ市やトゥーリバー市等は数年経った今ではすっかり都市機能を取り戻している。
そんな中でグリンヒルだけが復興が遅れていると言う事実は、都市同盟が足並みを揃える上で不都合が生じる可能性があった。
盟主として、リオウには都市同盟を統べる責任とそこに住む人々の暮らしを守る義務があった。
「ありがとうございます、リオウ殿・・・。」
「紅茶が冷めてしまいますよ。暖かいうちにどうぞ。」
その言葉に「はい」と釣られ、笑顔で紅茶を口に運ぶテレーズ。
そう・・・それこそが自分を縛る鎖の先端だと言う事も分からずに。


69 :
静かになった部屋で、リオウは次の準備を進める。額にこっそり宿していた紋章を使う為だ。
その紋章の名は「催眠の紋章」・・・風の紋章にある「眠りの風」に催眠術の効果を併せ持つ、対象を意のままに操るもの。
この効果は以下の条件が満たされているのが絶対条件となる。
1、人が滅多に近寄る事がなく、静かな部屋・・・つまりは密室状態である事。
2、相手がリラックス・・・緊張等をしていない時と言う事。
本拠地なら盟主であるリオウが言えば緊急時以外で人が近寄る事はないし、リラックスさせる術については奔放な性格のナナミの面倒で慣れていた。
そして最大の難関であった護衛のシンは、テレーズが「久しぶりなのだからゆっくり散歩でもして来て」と出していた。
もっとも、彼が戻って来るまでには「かなりの時間」がかかるのだが・・・。
「さて・・・始めようか。」
薄緑色の光が部屋中を照らし・・・一瞬でテレーズに溶け込む。薄っすらと開かれた彼女の眼には、何時もの輝きはない。
「テレーズさん。貴女は今日、グリンヒルの予算の事で僕と話し合いに来ました。」
「はい・・・。」
「そして・・・貴女がここに来た目的はもう1つあります。僕と1つになる為です。」
「1つに、なる為・・・。」
ゆっくりと、確実にリオウの言葉は彼女を侵食していく・・・紋章魔法に対して耐性の高い者ならこの段階で抗う事も可能だが、戦いとは無縁のテレーズではそんなモノがある筈ない。
「そう・・・僕と愛し合う為に。」
「愛し・・・合う。」
リオウの言葉を反芻するだけの彼女に、リオウは満足げに頷く。
この「催眠の紋章」の最大の長所と短所はまさに表裏一体である。
デメリットは、魔力の量に関わらず1回しか使えない事・・・つまり使い捨ての紋章であると言う事。
メリットは、持続時間・・・1度しか使えない為か、継続時間がおよそ60年と非常に長い。
そして今・・・リオウは最後の仕上げに取り掛かろうとしていた。
「合言葉」を決めるのだ。その言葉を聞けば、彼女が自動的に自分だけの「人形」になるように・・・。
そして、リオウが決めた言葉は・・・「緑の才女」であった。
こうしてこの日から、テレーズはもう1つの人生を歩む事となる。グリンヒル市長として、そして1人の肉奴隷として・・・。

70 :
肉奴隷ハアハア

71 :
テレースいいな。アンネリーは貧乳パイズリを・・・

72 :
「テレーズさん、服を脱いで下さい。」
「はい・・・。」
自我をなくしたテレーズは、リオウの言う通りに全ての服を脱ぎ去っていく。徐々に露わになったその裸身は、リオウが今まで見たどんな女性より綺麗だった。
「そうです、そのまま僕とキスをしましょう。」
「はい・・・んっ・・・。」
テレーズは自分からリオウに唇を押し付け、リオウは唇を割ってそのまま舌を絡め合う。
彼女から漂う大人の香りと、普段からは想像すら出来ない姿勢・・・その2つでリオウの気持ちはかつてない程に昂ぶっていた。
「テレーズさん・・・。」
テレーズの腰に手を回し、そのまま彼女をベッドの上に優しく押し倒す。
「僕のを・・・咥えて下さい。」
「はい・・・。」
通常なら恥ずかしがってしないであろう事も、今の彼女には何の抵抗もなかった。リオウのモノを愛おしそうに撫で、亀頭を軽く咥え込む。
「・・・っ!?」
想像以上・・・と言うべきだろうか。彼女が自分のモノを丹念に、丁寧になめていく姿はリオウの劣情をそそるには充分過ぎる効果があった。
(もっと・・・もっとだ。もっと彼女を完全に落とすんだ・・・身も心も僕以外に向かないように。)
リオウはテレーズの頭を掴み、彼女の喉元まで自分のモノを押し込んだ。
「んぐ・・・ぐふっ!」
まさに至高の快楽を得たリオウはそのまま腰を振り続け・・・限界を感じ取っていた。
「テレーズさん・・・僕のおしっこを飲んで下さい!」
ビュッと言う音を皮切りに、リオウの肉棒から堰を切ったかのように黄金色の小水が溢れ出す。
テレーズはリオウの言うままにそれを逃すまいと亀頭を唇で包み込み、自分の喉に放たれる小水をゴクゴクと飲み下していく。

73 :
ふむふむ

74 :
テレーズがリオウと情事に至っている頃、シンは城から離れた小高い丘の上にいた。
見知らぬ女性から「テレーズ様からの伝言です、南西の丘で話したい事がある」と・・・。
その言葉を信じ、彼女に言われた場所に来たのだが・・・テレーズが来る様子は一向にない。
(騙されたか・・・私もまだ甘いな。戻るか・・・。)
どうせ彼女は逃げているだろう。そう思った瞬間・・・それは起こった。
地面から突き出たそれは、人の白骨。地面からアンデットの一種「スケルトン」が姿を現したのである。
シンは剣を抜き、構える。今の自分ならスケルトン如き一刀で切り捨てられる。
だが・・・スケルトンは確かに弱いが数が多い。元がルカ・ブライトとの戦場であった為か白骨は散在しており、その数は百を優に超えている。如何にシンと言えど、これを相手にするのは骨が折れる。
「(一刻も早く、テレーズ様にこの事を伝えねば・・・!!)」
最短の道は、様々な獲物を持ったスケルトン達が塞いでいる。これを突破するしかない。
意を決して、シンはスケルトンの群れへと飛び込んだ。

75 :
その頃、小水を呑み込んだテレーズはうっとりとした顔で、リオウの肉棒の後処理をしていた。
「クスクス・・・本当に、才能がありますね。」
「ふぁい・・・わらひはりほう殿の・・・。」
従順な彼女を尻目に、リオウは丘の方へと眼を向ける。
確実にテレーズを落とす為には、彼女の心を折らなければならない。その為にハイランド軍の元術師を呼び寄せたのだ。
「(彼は上手くやっているようだね・・・。)さぁ、そろそろ本番に行こうかな?」
全裸のテレーズをベッドに寝かせ、彼女の蜜壺にゆっくりと自身をあてがう。
「あ、ああ・・・。」
「いきますよ、テレーズさん・・・。」
少しずつ、ゆっくりと・・・膣内の具合を確かめるようにしてリオウは自身を埋めていく。そのゆっくりとした動作にテレーズもまばらに嬌声を上げる。
「凄いな・・・ここまで芸術品だ。動きますよ、っと。」
リオウが腰を振り、その度に埋没したリオウのモノは彼女の肉体を蹂躙し桃色に染め上げていく。
「あ、うぁ、ああっ!?」
「テレーズさん、最高ですよ!貴女は最高の女性です!!」
ゆっくりと楽しむ予定だったが、膣内の余りの心地良さに予定を変更した。
ここで彼女を落とそう・・・心身共に徹底的に落として、僕のモノにしよう。
欲望は加速し、それに応じたように息子の中に溜まっていたモノが彼女の膣内を目指し、徐々に溢れる。
「う、ああああっ!?な、何・・・この感覚!?怖い、怖い・・・!!」
「すぐに良くなりますよ・・・貴女はもう僕の女なんですから。」
ドクンッ!!白い濁流が、テレーズの子宮目掛けて放射され・・・ひときわ大きな声をあげてテレーズはリオウにしがみついた。
「はぁ、はぁ・・・り、リオウ殿・・・。」
「可愛いですよ、テレーズさん・・・これからもっともっと、調教してあげます。僕のものになるまで、ね。」
グタッとしたテレーズをベッドに寝かせ、リオウは後始末をして歩き出す。
術師に目的の「足止め」から「抹」への変更を伝える為に・・・。

76 :
シンカワイソスw

77 :
数ヵ月後・・・結果から言えば、リオウはテレーズの全てを手に入れた。
結局は魔力不足でシンを破れはしなかったものの、術師の機転によってシンを崖下へと落とす事には成功。
それを伝えた時、彼女の心の芯はポキリと折れたのである。
あとはリオウの思うがまま、全てを掌中に収めるのに苦労はなかった。
リオウ以外に事の真相を知る術師は報酬を受け取った後、いずこかへと姿を消した。事が済んだ以上、このまま居れば自分も消されると判断して逃走したのである。
そして今・・・リオウは真っ白な礼服に身を包んでいる。隣には膨れたお腹を幸せそうに擦るテレーズの姿。
真実を知らない同盟の面々はこの婚姻に驚きはしたものの、祝福と共にこの事態を受け入れていた。
「あっ、今・・・蹴った。」
「元気が良いね、男の子かな?」
「うふふ・・・。」
幸せそうに微笑むテレーズの頬にキスして、リオウは手を差し出す。
「行こうか、皆が待ってるよ。」
「ええ・・・あなた。」
リオウの手を取り、テレーズは歩き出す。
少年の歪んだ欲望が生み出した、1つの結果・・・真実を知る者はいない。
幸せのうちに潜んでいる闇には、誰も気づかない・・・。
初作で何つーモン書いてんだ、と自分でも思った。でもシンは嫌いでテレーズが好きだから書いた。後悔はしていない。

78 :
>シンは嫌いでテレーズが好きだから書いた。後悔はしていない。
正直で大変よろしいw

79 :
固有名詞を別に置き換えてもなんら問題のない
キャラも設定も薄っぺらな作品
ヘイト厨の書く物なんてこんなもんか

80 :
GJ!
こういう趣向もすき

81 :
フリック×リィナで落とします。
ながいです。
とりあえず、挿入一歩前くらいまで落とします。
のこりは今週中にまとめて投下します。
健全なえろです。(*´Д`*)

82 :
草原を吹き抜ける風が、10月の色づき始めた秋の匂いを乗せて抜ける。
グリンヒルから北へ向かう森を抜けて、平原と林が交互に続く一本道を一行は歩いていた。
ビクトール、フリック、リィナ、シロ、ムクムク。
「かーっ!もうドレミの精は腹一杯だ!ドーミーソー♪ってよ。
耳がおかしくなっちまうぜ。もう帰るか?」
ビクトールがボサボサの髪をぐしゃっとかきながら愚痴る。
「おいおい、おまえがサウスウィンドウの酒場で仕入れた噂を元に、こうしてはるばる出かけてきてるんだぜ?」
肩をすくめるフリックの青いバンダナが風になびく。
10月にしては気温が高く、青いマントは荷物袋に入れている。
「でも、本当にあるんですか?奇跡の水が湧く泉、なんて。」
リィナはサラサラの黒髪を揺らしながら、男たちの歩幅に難なく着いて行く。
「ああ。確かな筋から聞いた話だ。傷や怪我の部分をその水で洗うと、すぐに良くなるらしい。」
まるで、もうお宝を手にしたように意気揚々と話すビクトール。
「どーせ酔っ払って気が大きくなった誰かが、話を大きくしてるってだけじゃないのか?
行ってみたら、ただの温泉、なんていうオチかもな。」
実際、フリックは真に受けていない。
「まっ、それならそれでいいじゃねえか。ひとっ風呂浴びて、グラスランドの酒で一杯やろうぜ。」
ビクトールは重そうなリュックをぺしぺしと叩く。
「あら、ビクトールさん、お酒をお持ちになったんですね。フフフ。楽しみだわ。」
リィナの黒髪が秋の太陽に艶めく。
「おいおいビクトール、おまえそれが目的なんじゃないだろうな。
あと、リィナ、おまえまだ18だろう?」
フリックも酒は嫌いではない。
「ふふふ。」
リィナが口を開けずに笑う。
「おまえはそうやって固いことばっかり言ってるから女にモテないんだ。」
ビクトールには言われたくないだろう。
「・・・・・・・・まあ、無事たどり着ければいいがな。」
フリックは聞こえないふりをした。

83 :
「ワンワン!!」
と、その時シロが鳴き、勢い良く走り出した。
ムクムクが、猛スピードで飛んでくのを追いかけたのだ。
2匹は、木々が折り重なるようになっている林の一角に、獲物を追うかのごとく飛び込んでいった。
「??おいおい、なんだ!?」
「わからんが、とにかく行こう!!」
人間たちも、わけがわからないままに後を追う。
色づき始めた広葉樹と、カラス瓜のようなオレンジの実がたくさん房を垂れる果樹の間を縫って、3人は走った。
途中、緑のツルが絡まってできた大きな大きなトンネルをくぐり、麦の穂に似た黄金色の草が続く茂みをかきわけて進んだ。
熟れた果実のような匂いや、澄んだ小川の水しぶきの匂いや、雨で湿った土のような匂いを抜けていく。
先頭のムクムクは赤いマントを翻して飛び、そのあとに耳をピンと立てたシロが続き、
見かけによらず駆け足が早い熊のようにビクトールが追って・・・・・・・
「あっっ!」
どしん、という音でこの奇妙な追いかけっこは中断することになる。
「いったぁあい〜。」
最後尾のリィナが石につまづいて前のめりに転んだ。
右足首を押さえている。
「リィナ!大丈夫か?」
息を切らせて戻ってきたのはフリックだった。
額の青いバンダナに汗がにじんでいる。
「大丈夫、じゃないみたい。。イタタタ・・・・。」
起き上がろうとしてバランスを崩したリィナの体を、フリックが支える。
「くじいたみたいだな。無理するなよ。ほら、ゆっくり立って、せーのっ」
フリックはリィナを片手で押さえながら、スッと彼女の前に背中を入れる。
「いいか、この際遠慮は無用だぞ。しっかり捉まってろな。」
リィナの体を軽々と背負い、フリックは照れ隠しなのか早口で言いながら、
スカートから出る膝のあたりに腕を入れて固定した。
おんぶの完成だ。

84 :
「フリックさん、やさしいのね。フフ。ひろいせなか。」
リィナの低い囁き声が、フリックの右耳を間近で揺らした。
背中に女性特有のやわらかい肉感が張り付き、花の蜜のように甘い匂いが鼻腔をくすぐる。
白くて細い手が首に回され、色とりどりの宝石を埋め込んだ腕輪が揺れる。
「おいおい、大人をからかうもんじゃないぞ。」
反射的に言葉を返す。
彼女の赤いくちびるがハートのかたちに変わる様子を気配で感じ取り、フリックは苦笑する。
・・・・・まいったな。どうしてこう、女ってやつは・・・・・・
女・・・・もやがかかった昔の記憶が、フリックの脳裏に浮かぶ。
しかしそれが鮮明な形を持つことはない。
甘い密度を持った記憶は、彼の頭の中で封印されるかのごとく、奥深くにしまわれている。
記憶が色彩を取り戻そうとする時、フリックの頭の中には白い霧がかかる。
彼の欲望は、その本体を現すことがないまま、煙に巻かれるように霞んでいくのだった。
単純に、理性と欲望という話ではない。
軸の部分でフリックの生き方を決めているのは、自責の念だった。
それは理性と複雑に絡み合って、フリックのあらゆる欲望にブレーキをかける。
生涯をかけて、という決意を持って自らの剣に付けた名。
それは剣自身の重みよりも重く、フリックの心に存在していた。
オデッサ・・・・・・・。
一人の男として、守りたい女を守るということ。
それは、生きる証であり、生きてゆく目的であり、それを果たすことで初めてゆるしが与えられる・・・・・。
その熱い気持ちは、オデッサを失ったフリックの中で行き場をなくし、激しい戦いの中へと向けられた。
この数年間をこうして過ごして来たフリックの体は、鍛えられ、研ぎ澄まされた。
いまこうしてリィナを背負い森を行くことなど、まるで苦ではない。

85 :
ふぅ・・・・。
やっと頭の中の白いもやが去り、彼はため息をついた。
「あいつら、どこまで走っていったんだか。このまま闇雲に進んでも、合流できるかは微妙だな。」
ため息の理由とは、全く関係のないことを口にする。
2人は、折り重なる木々の林を抜け、ぶどうがたくさん垂れる甘酸っぱい匂いの場所を過ぎ、
地面に白い岩が多くなってきた森のはずれへと来た。
「そうですね、もうすぐ日も暮れるでしょうし、夜を明かす場所を探した方がいいかもしれないですね。」
おとなしくおぶわれていたリィナが同意する。
「それにしても、あいつら、俺たちを探しに来ても良さそうなんだがな。目当ての場所にたどりついたのかな。」
木々の影が少しづつ濃さを増して伸び、虫の声が薄いガラスのように透明な響きを奏でる。
秋の日暮れは、刻一刻と近づいていた。
その時。
「はっ」と、かすかな声をあげ、リィナが感覚を研ぎ澄ますように目をつぶった。
その指はフリックの肩ごしに、南東の方角を示す。
「フリックさん、あっちの方だと思うわ。」
カード占いを生業としてきた彼女の勘は、信頼できる。
フリックはリィナに言われるがまま、進路を変えて進んだ。
しばらく行くと、かすかに水の音がする。
「あそこ、なんだか不思議なかんじ・・・・・。
この森の神聖な空気には始めから気付いていたけど、あのあたりはなんだかそれが濃い・・・。」
「あのあたりって、おまえ、あれは岩にしかみえないぞ?」
リィナが指差した先にあるのは、白くごつごつとした1枚の大きな岩の壁だ。
そこには入り口らしきものも見当たらない。
「まあ、ともかく近くまで行ってみるか。」
地面からところどころ半輝石の岩肌がむき出しになっていて、フリックは足元に注意して進む。
「・・・・・・えっ???、これは??」

86 :
岩の目の前まで来た2人は、想像していた光景とまるで違うものを目前に、立ち尽くした。
そこには岩などなく、それがあるはずの場所には、洞窟があるのだ。
中央奥に、白くキラキラ光る輝石や乳白色の光を放つヒスイの原石で囲まれた、大きな泉。
その周辺には紫の小さな実をつけた植物が、垣根状に群生しているのが見える。
洞窟自体が光を放つ性質の岩でできているのか、中はほのかな明るさで満ちていた。
「ここは・・・・・、もしかして・・・。」
背中を押されるように中に足を踏み入れたフリックは、そっとリィナを降ろす。
空気は水辺特有の湿り気が全くなく、外気より数段暖かい。
「泉があるわ、確かに。」
リィナは地面に手を着いてゆっくりと起き上がる。
「あらっ?足が、全然痛くない・・・・・??」
そのままスタスタと歩き出す。
「リィナ・・・・。ここは、例の場所か・・・?まさかホントに・・・・。」
フリックは、頭がぼうっとしてくるのを感じていた。
呼吸がゆっくり深くなっていく気がする。
「フリックさん、この泉の水、飲んでみて。とても、おいしいわ。」
リィナが手招きしている。
吸い寄せられるように、女の方へフラフラ歩く。
身をかがめ、水を一口、すくって飲んでみる。
フリックは、その液体が喉を通過してゆくのと同時に、奇妙な感覚に襲われた。
水がいっぱいに入ったコップが、頭の中でたおれてしまったような感じ。
そして、サラサラとした透明な液体がこぼれ、それが脳にしみこんで、全身に拡散してゆくような不思議な感じだ。
無意識に、おいしい、という言葉がこぼれた。

87 :
吸い込まれるように、もう一度泉に手をいれ、たっぷりとすくって飲む。
今度は、しかし、先程と全く違う感触がフリックの体に流れ込む。
液体から固体への変化途中のような流体が、ぬるぅっと粘膜に跡を残しながら食道を通過して、消える。
消えたかと思えば今度は、まるでゼリーのように、ぷるり、ぷにゅり、とした質感を伴って、ずっしりと頭の中に現れる。
フリックは生まれて初めて感じる感覚に、自ら飲み込まれるように、目を閉じていた。
彼が女性に魅力を感じた時、それを避けようとするかのごとく、頭の中に立ち込めていた白いもや。
今、どこからかその大きな波がやってきて、彼をまた、大きく包み込もうとしていた。
しかし、彼の中に流れ込んだゼリーのような何かは、その白いもやを静かに吸収していく。
冷えた氷が発する白いけむりが、空気に吸い込まれてゆくように、密やかに。
空を目指して水しぶきをあげる噴水の、こまやかな水滴が風に乗って落下していくように、ゆっくりと。
フリックの中で、ひととおりのことが、始まって、終わった。
ゼりーのような塊は、白いもやを吸い取って、溶け、なくなった。
まるでいつも置いてある家具がなくなったように、
フリックの頭の中にある種の自由が戻った。

88 :
フリックは、静かに目を開ける。
リィナは、足を横に投げ出して無防備に座り、夢から覚めたような目のフリックに向かって視線を投げる。
「フフフ。おかえりなさい、フリックさん。」
歌うような調子で、語尾に余韻を持たせた甘い声が、フリックの耳に入る。
リィナは垣根状の木のそばで、紫色の実を親指とひとさし指でまあるく挟んで摘み取ると、
指ごと口に入れるようにしてそれを食べる。
白く細い指先が、木の実の汁で赤く色づいた唇に吸い込まれ、ちゅぷっと鳴る。
「この木の実、あまくて・・・おいしいわ。フリックさんも、ひとついかが?」
リィナは、紫の小さな実を差し出す。
まあるく形作った親指とひとさし指で、果実を掴む指のスローモーションがフリックを誘う。
深い緑色を帯びた妖艶なリィナの瞳や紫の実から染み出た赤い汁や泉に映る乳白色の岩やチラチラ視界に入るバンダナの青・・・
フリックは、目に入ってくる色彩が今までにないくらいくっきりと、その魅力を増したのを感じた。
彼はそして、リィナの方へ歩み寄り、目の前の女をまぶしそうに見た。
ちゅぷっ
リィナのひとさし指が果実ごと男の口に入れられる。
その指は意思を持って、男の薄い唇に留まり、それをなぞる。
フリックの眼差しが、熱っぽさを帯びる。
「ふふふふ。・・・・・フリックさんのそういう顔、見たかったの。ずっと。」
リィナがしっとりと潤みをもった眼でフリックを見上げる。
「おまえ、大人の男をからかうと痛い目にあうぞ。」
リィナの細い手首をきゅっと握りあげるフリック。
「もう遅いが、な。」
語尾にいくぶん微笑を含んだ言葉がリィナの耳に感知されるより早く、
フリックはもう片方の手でリィナのあごを持ち上げ、その赤いくちびるを奪った。

89 :
・・・なんだか変だわ・・・。
くちびるから伝わる優しい刺激に、リィナは違和感を持つ。
リィナの抱いていたフリックのイメージとは、何か違うのだ。
違うのだけれど・・・・・
フリックの腕がリィナの腰に回り、手のひらがくびれをなぞるようにゆっくりと這う。
「んっ・・・・」
とてもあまい声が、リィナの口からこぼれる。
リィナはフリックに好意を抱いていた。
大切な女性を失った過去があると誰かに聞いて、彼の抱えるものを思うと同時に、強く惹かれた。
惹かれたら、抱かれたいと思った。
過去を背負う男には、色気を感じる。
その男の身に起こったこと、くぐってきたつらさ、こらえている奔放さ、抱いている野望を知りたいと思う。
その男の腕や胸や腹、しぐさや手順や感触、汗や声や匂いを余すことなく味わいたいと思う。
誘惑することには自信があったし、フリックはそういうことに不慣れに見えたから、難易度は高くないと思った。
それに関しての読みは当たった。実際、こうして今、男の腕の中にいるのだし。
でも、なにか、違う。わたしが思っていたのとは、なにか・・・
「リィナ。綺麗だ・・・」
声色を持たない囁きが、熱い息に乗って耳の間近で放たれる。
やっとのことで立っているつま先に、力が入ってしまう。
「どうした?まだ足が痛いか?」
そうではないという答えを知っているくせに、微笑交じりにフリックが言う。

90 :
彼の右手は、おしりの肉感を楽しむようにリィナの体を這い続け、左手で黒く美しい髪をなでる。
「フフフ。」
挑むように男の目を見て微笑んでから、リィナは思う。
前のような余裕が失われたことが、フリックに伝わってしまうだろうか・・・?
リィナは、自分の理性がだんだんと溶け行くのがわかった。
でも、それは今まで彼女が経験してきた溶けかたとは、なにか違う。
理性が溶けて、自分が液体のようになってしまう過程がリィナは好きだ。
そしてその中に男を飲み込んで、自分という女を思い知らせてやりたいと思う。
数人の男の体を、リィナはそのやり方で征服してきたつもりだった。
・・・・くちびるをたくさん濡らしてペニスをくわえ、根元に指を這わせ、舌を太いすじに沿って移動し、
下から上までぬるぬるにして、その唾液が根元にとろとろ溜まってきたら、
先端を口に入れて根元から上まで一気に指をぬるっとすべらせる。
そしてその逆・・・・・・・
男の喉ぼとけが宙を仰ぎ、せつないため息と懇願の声が漏れると、リィナは満足だった。
ペニスに焦がれたことは、いままで一度もない。
男に抱かれていても、快感の絶頂に達したことが、リィナにはない。
18歳。大人びてはいるが、女として生きた年数はそう長いわけではなかった。

91 :
フリックの手は、おしりからやわらかい内ももに伸びる。
シルクの薄いスカートが、めくりあげられて不規則なヒダを作る。
「ぁ・・・・」
透けるように色素の薄い太ももがあらわになり、リィナのくちびるは唾液の糸を引きながらうっすら開く。
「・・・・・・・・・リィナ 」
そっとフリックが呼ぶ。
自分の名前が、こんなにもやさしく耳を満たすなんて、リィナは知らない。
「おまえが、欲しい。」
あ、もうだめだ・・・とリィナは思う。
フリックの瞳は、熱っぽく、強く、まっすぐにリィナの心に入ってきた。
ストレートな感情がストレートに乗った言葉とまなざし。
リィナの体は正直に反応する。
下腹部がズキズキとうずきを訴え、リィナの足に愛液が伝う。
2人は見つめあう。
こんなふうに、男の目に捕われるのは初めてだ。
自分は、瞳にギラギラした欲望を灯した男しか知らなかったのだと解る。
「そんなに綺麗な目をして求められたら、どうしていいかわからないわ。」
思ったことを口に出してみる。
フリックがリィナを抱きしめた。
そっと、やさしく、包むように・・・・・。

92 :
地面に寝具と青いマントが重ねて敷かれる。
そして、フリックはリィナのからだを組み敷く。
リィナは、もう何もつけていない。
「バンダナで縛っても、いいのよ。」
なにかを誤魔化すように、リィナが茶化す。
ふっ、とフリックが笑って、額のバンダナを取り、地面へ無造作に投げる。
くっきりと浮き出たリィナの鎖骨から、南国の花の香りが立ちのぼる。
フリックの舌が鎖骨に沿ってできたくぼみをなぞり、右手が胸に円を描く。
乳首が、桃色を濃くして尖る。
「っっっぁあ・・・・・」
リィナの背中が少し反ると、フリックは素早くその隙間に手を入れ、指を這わせる。
「・・・ぁ」
全身の触感が、次の刺激に備えて緊張する。
ツーっという線形の刺激がリィナの背から腰まで降りる。
「んっっぁ」
ますます弓なりになるリィナの体は、反るほどに桃色の先端を男の顔へと近づける。
フリックの尖らせた舌先が、誘うように目の前で揺れる乳首に触れる。
リィナの顔が宙を仰ぎ、腰まである黒髪が、流れるような旋律を奏でて青く敷き詰められた寝具に落ちる。
「リィナ・・・」
名前を呼ばれるたびに、腰の周辺がとろけそうになる。
前かがみになったフリックのシャツの胸元から、たくましい筋肉がのぞく。
リィナは眼を奪われ、それに触れたくて男の背中に手を回す。
シャツ越しに、硬い筋肉の流れがリィナの手に伝わる。
「・・・・・・・フリックさんのからだ、見せて・・」
消えそうな、リィナの声。
フリックはいったん体を起こし、自ら着ていたものを、すべて、脱ぎ捨てた。

93 :
無駄な肉のない、引き締まった戦士の体が現れる。
無言のまま、しかし照れることなくリィナを見つめるフリック。
「ああ、素敵・・・・わたし、とても、・・・・・」
リィナは立ち上がると、男の体に吸い寄せられるように、首に手を回した。
ハート形に形成された赤い唇が、フリックの首筋をなぞって肩まで降りる。
フリックはリィナの背中に手を回す。
なだれ込むように2人は青い寝具の上に重なり合う。
激しいキスに、唾液が混ざり合ってこぼれ、鼻がぶつかりあって形を変える。
リィナの太ももに、硬くなった男性器の熱感と、ぬるっとした体液の感触が伝わる。
フリックのペニスにリィナの手が伸びる。
「ぅっ」
小さくフリックが呻いた。
男の切れ長の目が心地よく閉じられる瞬間を、リィナは視界に捉える。
その様子が彼女を駆り立て、リィナのくちびるは必に男性器を求める。
ひざまずき、咥え、貪る。
「んぐぅ」
味覚が男性器の味を感知する。そしてそれは、とても甘美だ。
リィナの舌の奥からは、絶えることなくぬるぬるした唾液が分泌され続け、粘膜と粘膜を媒体する。
ぐちゅぅっ、くちゅ、くちゅ、くちゅ
リィナは無心にフリックのペニスを口に出し入れし、しごく。
ああ・・・わたし、これがすごく欲しい・・・・・・・・
ずちゅっ、くちゅぅ
・・・・これにわたしを全部奪われて・・・・
はじめての実感だった。
男性器が自らの身に沈むことを、リィナが欲したことはなかった。
だって、それに至るまでの過程が、一番楽しかったから。
今、リィナの花弁は哀れなほどにヒクついて、くねるような動きを繰り返す。
・・・・・ああ。。。。触れられただけで、しんじゃうかも・・・・
頭の中でイメージする快感の感触は、海辺のプルメリアの花のように純白だ。
でもそれとは対極の色彩を伴って、リィナの女性器は真っ赤に膨らんだクリトリスを覗かせていた。

94 :
wktk

95 :
フリックは、黒く艶やかな髪が上下に揺れる様子を見下ろしていた。
四つん這いで顔をうずめる女の体は、くねくねと左右に白いカーブ状の軌道を描く。
・・・・・きれいな女だ・・・・
そう感じるほどに、そのすべてを奪ってしまいたいという欲望が膨らんでいく。
顔中を唾液でべとべとにしたリィナの頭に、そっと触れる。
「おいで・・・リィナ・・」
フリックは立ち上がり、リィナを後ろから包み込むように抱くと、潤いが溢れる場所に手を伸ばした。
ぬちゃぁぁ
蜂蜜の瓶を傾けたような、ふくらみと艶を持った愛液に触れる。
リィナの女性器が、自分を求めている。
雄の衝動がフリックの全身を駆け巡った。
それをこらえるように、リィナのあごを引き寄せ、柔らかいくちびるに吸い付く。
「んっ、ぁぁ、フリックさん・・・あ、はやくぅ・・・」
フリックの顔にそっと手をやり、リィナがねだる。
「・・・・・・・まだだ」
短く男は答え、リィナの膨らみきったクリトリスの少しだけ右の部分にひとさし指をあてた。
!!
リィナが息をのむのが体越しに伝わる。
フリックの指の腹がクリトリスを横から、ゆっくり、圧迫する。
ぐ ちゅ
指は移動させず、右側から中心に向かって数ミリだけ角度をつけて押す動きを繰り返す。
「んんんんんぅぅ・・・・ぁぁああ」
リィナのクリトリスが、根元からぐぐぅっと硬さをまして立つ。
フリックは手を休めない。
クリトリスの付け根の右側に中心を置き、時計回りに、まあるく這う動きにシフトしている。
フリックの描く円が卑猥な音を紡ぐ。
ぐちゅり、ぐちゅり、ぐちゅり、ぐちゅり、ぐちゅり、ぐちゅり、ぐちゅり、ぐちゅり
「んくっっうううん、ああああっあっあっ」
女の膝がガクガクと震え、真直ぐに立っていた体はだんだんと内側に崩れる。
フリックはリィナの体を支えながら、片手のひとさし指と中指を女の口に入れる。

96 :
「んぐっ、ううっ、うっっ」
舌を使おうとするリィナ。
が、淡々と続いているクリトリスへの間接的な刺激は彼女に余裕を与えない。
ぐちゅり、ぐちゅり、ぐちゅり、ぐちゅり、ぐちゅ
緩急のない刺激が女の体を弄び、女はすがるような眼で首をイヤイヤと振る。
「リィナ。綺麗で・・・・いやらしいな、おまえ・・・」
掠れそうなくらい低い声でフリックが言い、リィナの耳の中に舌を入れる。
同時に男は、クリトリスの根元に置いていた指の腹を、その先端に向かってゆっくりとなであげた。
ぬるぅぅぅぅぅぅ
リィナが呼吸を止める。
フリックは、クリトリスの先端に柔らかい指の腹だけを残し、左右にほんの1ミリの触れ幅で、小刻みな刺激を与える。
「あっ、だ、だめぇ・・・っっあああああああああいっ、イクぅ・・・ああああああああああっっっ」
声が大きくなり、リィナの口もとから男の指がこぼれた。

97 :
女の眼が歓喜と空白の色を浮かべて、絶頂に達したことを告げる。
このタイミングだ。
経験が、フリックをすばやく次のモーションへ導く。
いまだ快感を体に残してガクガクと体を震わすリィナを、青い敷布の上へと押し倒す。
フリックは正面から折り重なり、力の入らない足を割って、一気に女を貫いた。
ずっちゅっっっっ
重みのある音とともに、女が嬌声をあげる。
フリックは最奥を確認し、その部分のさらに1点をイメージして腰をゆっくりと使い始める。
「ぃああっ!!ひっああああ!!!」
リィナの口が大きく開き、空をつかむように高く上がった手が行き場を求める。
フリックは女の体にかぶさり、くちびるを押し付けるような短いキスを繰り返す。
そうしながらも右手は女の黒髪をなで、視線はいやらしく女をなめまわす。
ずっ  ずっ  ずっ  ずっ  ずっ  ずっ
弱い秋雨の粒が岩を打つように、ゆっくりと、単調なリズムで出し入れされるペニス。
それは、男が狙った一番奥の1点を、やさしく、しかし確実に捉えて繰り返される。
「あんっ あっ ぅん あっ あっ んっ」
リィナは、自分の腰から下に、空間が広がっていくのを感じている。
ちょうどこの洞窟のように、やわらかいクリーム色の光に満ちた空間。
とろけるような腰から下の感覚と、はぁはぁと荒くなる自分の必な息遣いが相反するように存在する。
「ああっ、はっ、はっ、あっ、きっ、きもちいいぃ・・・・っ」
フリックの眼と、リィナの眼が、いきもの同士の会話を交わすようにつながり合う。
見えるのか感じるのかわからないけれど、瞳の深い深いところまで、たしかに。
「リィナ、とても、いい気持ちだ・・・・・・」
フリックが、リィナの顔に触れるか触れないかの距離で囁く。

98 :
言葉と瞳とからだで、お互いを伝え合う2人。
リィナの膣に、しびれる様な快感がじゅわぁぁっと流れ、ぎゅぅぅぅんと締まる。
それを感じ取ったフリックが眉間をゆがめて甘い声を漏らす。
ソフトに繰り返されていたフリックの腰の動きが強く早くなる。
「あああん、ああああああはぁっ、っあぁ、ああ!!」
リィナの声がボリュームを増してゆく。
つやつやしたくちびるは唾液にまみれ、涙がにじんだ眼は、すがるように男の顔を仰ぐ。
リィナの下腹部の中心のあたり、女性器の最奥よりももっと中の奥の方で、なにかが揺さぶられる。
それは、膨らみながらリィナの五感に迫ってきて、まるでリィナの体を奪おうとしているかのようだ。
体の中で風船が突然ふくらみはじめて、どんどん大きくなって、破裂してしまうような恐怖がリィナを襲う。
すごく感じているのだけど、でも、なんかこんなの、すごく怖ぃ・・・・・・・・・・・
腰を打ち続けるフリックを見上げ、眉間をゆがめながら首を横にぶんぶん振るリィナ。
「リィナ。はあ、はあ、だいじょうぶだから・・・・そのまま・・・・」
フリックの呼吸も、荒さを増してきた。
「ああああっ!!!!なんか なんか ぁだ だめっ ぇぇえええええっっっ!!!!!」
泣きそうな声をあげながら、リィナの体は大きな快楽の波にさらわれた。
なにかがはじけるようにリィナの膣から飛び出し、そのぶんの圧力を取り戻すかのように膣がぎゅううううっと締まる。
搾り取るような、内側に向かって全体が縮む女の動きは、フリックを限界に押しやった。
「リ ィ ナっ、リィナっ  ぅぅっ リィナ!!!!」
何度も女の名前を呼びながら、フリックは熱い熱いねつを解き放った。

99 :
ぐおーっ、ぐおーっ、ぐおーっ
地響きを通り越して地割れするのではないかというレベルのいびきを聞きながら、シロはうるさそうに片目を開ける。
小高い丘。クスの大木の根元に深緑の大きな酒びんと一緒に転がっているビクトールは、完全につぶれている。
ビクトールが寝そべるちょうど真上の枝に凛々しく立ち、煌々と照る満月を眺めているムクムク。
追いかけっこの発端となった彼は、多くは語らない。
風にはためく赤いマントと、卵の黄身のように輝く月が、たいへん鮮やかである。
やっぱり・・・。シロは思う。
やっぱり旅はキニスンと一緒がいい。
あのとき、自分は光り輝く洞窟がくっきり見えていたのに。
あっちへ行こうと何度も何度も吼えたのに。
「わーった、わーった、ハラ減ってるんだろ?ははーん、トイレか。ま、そのへんでやれや。」
ビクトールではまさに話にならなかった。
ムクムクはなぜか途中から眼を見て話してくれないし。
やっぱり旅はキニスンと一緒がいい。
シロが再び眼を閉じようとしたときに、びゅぅぅぅとやさしく東風が吹いた。
ざわざわざわっと木の枝がちいさく揺れて、雲の少ない秋の夜空がより一層くっきりと澄み渡る。
ムクムクがキーッっとひと鳴きして、ぼよん、という奇妙な音を残し飛び立つ。
彼は月に向かっているようだ。
ぐおーっ、ぐおーっ、ぐおーっ、ぐがぐぉっ、ごー
ビクトールが寝返りを打つ。
シロは両耳をパタンと閉じると、今度こそ、と目を閉じた。

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