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2012年5月エロパロ30: 男装少女萌え【11】 (307) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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男装少女萌え【11】


1 :11/01/29 〜 最終レス :12/05/04
前スレがDat落ちしたので建てました。
前スレ
男装少女萌え【10】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1219568508/
初代 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114770971/
【2】http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1123336678/
【3】http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1124861558/
【4】http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1126773753/
【5】http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128756966/
【6】http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1132134142/
【7】http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1135621044/
【8】http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163153417/
【9】http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1191752856/
男装少女萌え倉庫
ttp://www.usamimi.info/~dansou/
2chエロパロ板SS保管庫
ttp://green.ribbon.to/~eroparo/

2 :
>>1おつ

3 :
>>1


4 :
>>1乙!

5 :
>>1
乙です

6 :
>>1


7 :
>>1

8 :
>>1乙ついでに即回避うめ

9 :
そういえば、男子制服を着た女子高生をこの前見かけたな(即回避梅

10 :
即防止に今読んでいる角川ビーンズの男装モノが非常に萌えたので書き込んでおく。
主人公は生まれたときに悪魔に目をつけられて、花嫁にされることになって、
それから逃げるために男として育てらたんだけど、
その状況に絶望して荒れてた時期もあったりして、性格がもろ一昔前の不良な一人称「僕」で、
普段は助祭として男装してるんだけど、悪魔に見つかって結婚させられて、
離婚するために、善行を行わなきゃいけなくなって、怪盗として夜は修道女姿で正義の味方をやるってな話
主人公に片思いする女の子がいたり、悪魔が魔力失ってて普段猫の姿で「我輩」といって妙に可愛かったり、
悪魔祓いの司祭に追われるけどその司祭とは一つ屋根の下で正体隠す、とか大好物過ぎた…
敵に捕まって僧衣裂かれて、さらしまいた胸見られそうになって震えたり、(ちなみにその胸は林檎級)
司祭が男なのにドキドキする!と悩んだり、
正体ばれそうになって教会の衆人環視で服を脱げといわれたり、
ばれるかばれないかの緊張感が男装モノとして非常に良かった…!

11 :
>>10
タイトル書かかずに作品紹介とな!?

12 :
>>11
忘れてた…
シスター・ブラックシープって小説
意外と女性向けでも燃える男装ってあるな〜と思って盛り上がってしまった
なんかこう、燃える男装物が読みたい

13 :
ビーンズっつーと某孫言うなしか知らんかったがそんなのもあるのか
ちょっと買ってくる

14 :
小ネタレベルだけど投下するよー。
・FT風
・エロどころかラブもちょっとしかない

15 :
第一王子、ユリウスが急病に倒れたという知らせはたそがれ時にとどいた。
「ユリウス様……」
王子の侍従、ジークは急いでいた。一刻も早く主人の安否を確かめなければならない。
王子の姉君が出産し男児を授かるやいなやの凶事である。不安感ばかりが彼の心を煽る。
王宮の廊下をできる限りの速さで歩き、主の部屋の扉の前にたどりついた。
「大丈夫ですか! ユリウス様!」
主のベッドには誰もおらず、その代わり二人の女性がそこにいた。
一人は知っていた。ユリウス付きのメイドで、古くからの顔なじみだ。
もう一人は貴婦人である。
今時のドレスに身を包み、うっすら化粧を済ませている。わなわなと震えているのはいったい何事だろうか。
その黒髪に黒い目をもつ顔は誰かにそっくりだが……まさか。
「ユリウス様?」
とたんに『彼女』はびくりと顔を上げ、顔を真っ赤に染めた。
「せ、いっそせ!」
「落ち着いてください! ユリアナ様!」
メイドが彼女の腕にすがる。
「侍従にこんな姿を見せて落ち着いていられるか!」
ジークの思考は停止し、しばらく使い物にならなかった。
「取り乱してすまなかった」
その後部屋を追い出されたジークは、およそ着替えの音とは思えないどったんばったんという音を聞きながら、部屋の前で待っていた。
再び部屋に招かれたときユリウスはいつもどおり男物の服を着ていた。
「はあ……」
ジークの思考はまだ回らなかった。
「で、これは一体何事なのです?」
「まだ気づかないのか」
「鈍感にもほどがありますね」
メイドが後ろから口を出した。ユリウスはそれを目で制する。
「まあ端的に言うと……私は、女なんだ」
「えっ」
少し冷静になりかけていたジークの思考は再び混乱した。
幼いころはともに戦争ごっこや剣技の真似事で遊び。
長じてからは影となり日向となりユリウスに従ってきた。
彼の高潔さを尊敬し、ぬときはともにと思うほど忠誠を誓う存在。
それが。
「女って……」
「私は周りの国につけいれられないための偽の跡継ぎだった。父上に男子が生まれなかったからな」
ユリウスは淡々と言う。
「姉に男子が生まれて、私はお役御免ということだ」
「そんな……」
「騙された気分だろうな」
ユリウス――いや、もはやユリアナは、哀れむようにジークを見た。
「無理もない」
「いいえ。ユリアナ様」
ずいっとメイドが前に出てきて、ユリアナに意見した。
「ここまで長い間お側にお仕えしていらっしゃるのに、気づかないジーク様にも問題があります」
「そう言うな」
ユリアナは優しく言うと、ジークに向き直った。
「そういう訳で、お前も私の侍従の役目は終わりだ。父上に他にいい職がないか聞いておこう」
話を終わらせようとするユリアナにジークは尋ねた。
「ユリウス様」
「何だ?」
「これからどうするおつもりですか?」
ユリアナはため息をついて、答えた。
「私も決めていない。ただ、尼にでもなろうかと思ってる」
「修道院……ですか」
「私はもう王宮に必要ない存在だからな」
その目は今まで見たことのない、光のない目だった。
それがユリウスのんだ日だった。

16 :
「奇妙なものだな。自分の葬式を見るというのは」
ユリアナは隣のメイドにぼんやりとつぶやいた。
街は第一王子の喪に服している。王宮の窓からは、人望の厚かった王子の不幸を嘆く人民の姿が見える。
「今日から新しい人生が始まるということですよ」
「新しい人生か……」
自嘲するようにユリアナは繰り返した。
「どうしろと言うんだ。私は男としての人生しか知らない」
「本当に……尼になる気なのですか」
「ああ」
ユリアナは答える。
「王宮にいてもどうせ囚われの身だからな」
『ユリウス』がんでから、ユリアナの部屋は王宮の奥深くへと変わった。
メイドはそのユリアナを残念そうに見つめる。
「ユリアナ様は素敵な女性ですのに」
「お前はどうして私をそう女にさせたがるんだ。この間なんか赤っ恥をかいたぞ」
「あなたの美しさを証明してあげたかっただけですわ」
「ジークはひっくり返りそうになっていたぞ」
「あんな空気の読めない侍従もう知りません」
ユリアナはふふ、と笑った。
「今頃奴はどうしているかな」
「気にしていらっしゃるのですか?」
「兄弟みたいなものだったからな」
「兄弟……ですか」
メイドは何か残念そうにユリアナを見る。
「どうした?」
「いえ、なんでも」
そのとき、怒声が急に部屋に飛び込んできた。
「おい! 何をしている!」
「何事だ?」
ユリアナの目が鋭くなる。
ざわざわと怒鳴りあう声。その中に、自分の見知った声が混じっているのに気づいた。
「ジークか?」
ユリアナは跳ねるように立ち上がり、外に向かって駆け出した。
「いったい何をしているんだ奴は!」
ここは選ばれた人間しか入れない場所である。一介の侍従の身分であったジークが入れる場所ではない。
石造りの廊下を走ると、ジークがいた。
衛士に槍で止められて……。
「ジーク、お前は何をやっている!」
「ユリウス様! いや、ユリアナ様! 私は貴方を誇りに思います!」
「は?」
衛士に押しのけられそうになりながら、ジークは続ける。
「貴方はその身を犠牲にして国を守った! それは褒められこそすれ貶められることではありません!」
半ば切れ切れに、ジークは叫ぶ。
「だから、私は騙されたなどと思いません!」
「やめてやってくれ」
ユリアナは衛士にそれだけ言うと、しばらくジークを見つめた。そして尋ねる。
「お前それを言うためだけにここに来たのか?」
「はい」
ユリアナは目を押さえた。
「お前は馬鹿だ」
「ユリアナ様……泣いていらっしゃるのですか?」
「泣いてなどいない!」
ユリアナは怒鳴った。鼻をすすり上げると、こう言い放つ。
「尼になるのは保留にする。礼儀を知らん侍従がいるからな。責任を持って教育しなおさねばならん」
ついてこい、とユリアナが言うのを、ジークは安堵をもって聞いた。
主人に追いついた彼は、ユリアナがほんの小さな声でささやくのを聞いた。
ありがとう、と。

17 :
「ところでユリアナ様。もうあの格好はなさらないのですか?」
「あの格好って……あの格好か? する訳ないだろう。恥ずかしい」
「いえ……それは、少し残念です」
「なっ……何を言い出すんだお前は。冗談は止せ」
「いえ、冗談のつもりはないのですが……」
「馬鹿言うな! あんなふざけた格好二度とするか!」
二人はまた、一緒に歩いていく。
ここまで。
ありがとうございました。
できればエロとかラブラブとかも書きたいんですが……

18 :
投下wktk
これは続きも読みたい
むしろ仕えずに嫁にもらっちゃえよ!
>>13
ビーンズで男装ものはけっこうあった
兄の身代わりやる「身代わり伯爵」とか
女が芸をできない時代に男の振りして能舞台に立つ「花は桜よりも華のごとく 」
女なのもろバレで軍人やってる女性キラーな男装の麗人主人公の「レッド・アドミラル」も入ることは入る
「彩雲国」ですら主人公が一時的に男装してたしな…
ただ、萌えるかどうかというと別物なんだよな…当たり前だが
強いて言えば能の話がバレるまでの状況とかよかった…エロかったし
2巻はすでに男装の意味がなくなっているので1巻だけ読みゃいい話だがw

19 :
GJ!
以後はどうやってユリアナ様に女装させるか知恵を絞るわけですね
>>10さんの文庫買ってきた
最近こんな感じで雑談にあがった本を購入するパターンが多い
ほかのスレのやつとか
それぞれ面白いんだけど、きっかけが2ちゃんというのは秘密だw

20 :
ISのシャルが男装キャラらしいな

21 :
即回避って何レス埋めりゃ良いんだっけ
念のため保守

22 :
30だっけ?

23 :
じゃあ保守ついでに男装少女の胸について語ろうか。
ひんぬーか着やせか巨乳か

24 :
とりあえず何であれサラシは欠かせないよな
個人的には着痩せ派

25 :
やっぱりサラシいるのそれ? みたいな子がいい

26 :
巨乳をサラシで押さえてるのがいい

27 :
敢えて言うなら成長中派
で、だんだん大きくなって来る自分の胸を持て余し始めるあたりがたまらぬ

28 :
>>27
それで鏡を見る度に「また大きくなってる…」といいながら悩む姿も萌えるな
そういえば胸もだけど髪はどうだろう
ベリショかショートかロングか
ロングなら髪を結うかそれとも帽子で隠すか

29 :
胸はぺたんこで「気持ちは乙女なので成長しなくて複雑」派
髪はショートで「伸ばすと男に見えないから切らなきゃ」派
だが帽子に隠したロングの髪がこぼれ落ちるのには萌えざるを得ない

30 :
保守

31 :
なんか過疎ってるな
ISもだけど放浪息子もアニメ化されたから前に比べたら
少しは今期のアニメの話も出て活気づくと思ったが全く出ないし

32 :
好き好んで男子制服きてる不良少女萌え

33 :
>>31
放浪息子欲しいんだけど近くに良い書店がなかったり
なんか書きたいけど書けない…

34 :
過疎対策にはもっと妄想を垂れ流すんだ!
私は旅のために男装する女の子とか好きだな!

35 :
>>34
それなんてキn…うわやめて撃たないd
普段は男前なのに二人っきりになると急に甘えだすのとか良いと思う

36 :
>>34
僕はウリックちゃん!
なぜ女装に戻ったし
評判の悪い乙女ゲーだが、遥5の都は見た目は好みだ。
ルートによって男共と良い仲になったりすれば萌えられた。

37 :
保守あげ

38 :
お富さんとゆうゆと麻子タンの学生服に萌えたがなぜルリルリだけ普通にセーラー服なんだろうか

39 :
突然ですが投下します
・FT風
・媚薬ネタ

40 :
「君はいつになったら旅を終わらせる気なんだ?」
「俺?」
ユーイは思いもよらないことを聞かれたという顔をした。
「そうだなあ。そんなこと考えもしなかった」
「そうかい」
がたがたと道を走る乗り合い馬車の中で、僕は予想通りの答えに首をすくめた。
「お前は? ジュノ。お前は旅を終わらせることを考えることがあるのか?」
「何度もあるさ。僕は君ほど行き当たりばったりではないからな」
「相変わらず、むかつく奴だな」
そう言ってユーイは頭を掻き毟る。よく実った小麦のような金髪が、さらさらと指の間から零れ落ちた。
「うん、やっぱり金はいいな」
狩ってきたモンスターの類を商人に売った後、少しいい宿に泊まった。
「……無駄遣い」
「いいじゃんかよ。しばらくねぐらにするんだから」
僕たちはこうやって生きている。モンスターを街から街へ追いかけて、それを狩る。
モンスターの皮や爪や歯などは重要な資源なのだ。
「こいつのお陰だな」
ユーイは腰の剣を軽く叩く。ユーイの得物だ。
僕は?
ユーイはそんなことまったく気にしない。精悍な顔に走る笑顔は太陽のように見える。
「ユーイ」
「何だ」
「背中」
「……ああ、忘れてた」
たぶん嘘だ。ずいぶんひどい傷だったからまだ痛いだろう。
やせがまんめ。
「って、いきなり脱ぐなよ」
少し考えがそれた間だけでユーイはシャツを脱いでしまっていた。さらしを巻いた胸があらわになる。
「何をいまさら。何年の付き合いだと思ってんだ」
「恥じらいはないのか。恥じらいは」
さらしを解きながらユーイは憮然とする。
「気持ち悪いこと言うなよ」
僕はため息をついてうつむく。
「何だよ」
「何でもない。後ろ向いて」
再び顔を上げるとユーイが背中を向けていた。
滑らかなミルクのような肌に走る線。
僕がそれに触れると、ユーイがびくりと体を震わせた。
かまわずそのまま両手をかざす。

41 :
低く呪文をつぶやきながら手のひらから押し出すように、魔法をこめていく。
彼女のもちもちした肌に、食い込む指。
「だいぶよくなってきたな」
「もっとぱーっと治んないのかよ。めんどくせえな」
「魔法はめんどくさいものなんだよ。僕がいなかったらんでたんだからな」
「でも、儲かったじゃん」
「知ってるか。あの世にはお金を持っていけない」
「……悪かったよ」
ユーイがぼそっとつぶやいたのが聞こえた。僕は頷く。
「明日も狩りに出る気なのか」
「うん。まあこの辺強いの出ないし」
「ついて行こうか」
「足手まといだ」
はっきり言われた。
「お前は俺の怪我治してりゃいいんだよ」
「そうか」
せっかく人が心配してやってるっていうのに。なんだよこの仕打ち。
次の日。ユーイは大量のぬめった何かをかごいっぱいにして宿に帰ってきた。
夕闇に染まるそれはとても、
「気持ち悪い」
「食うとうまいらしいぞ」
蛍光ピンクのそれをつまんで僕に見せた。
……ナメクジみたい。やっぱり気持ち悪い。
僕が道で見つけた薬草やそれを使った薬なんかを売り払っているうちに、ユーイはわけのわからないものを手に入れていた。
「お前が心配性だから弱い奴だけにしといたんだからな」
そりゃ、殊勝な心がけだが。
ユーイはその蛍光ピンクをしばらく見つめると、ひょいと口に入れた。
「あ、結構うまい」
軽く引いた。
「君はそれでもお……」
一瞬で剣がのど元に突きつけられる。
「それ以上言ったら剣の錆にするぞ」
「悪かった。君は立派な男だ」
すぐに降参して手を上げる。子供のころからやりなれた応酬である。
ユーイはすばやく剣をはずす。その手がふらりと揺らいだ。
「ん?」
ユーイはそのまま剣を杖にしたが、それでも体を支えきれない。
そして地面にひざをつく。
さっと血の気が引いて、僕はユーイのとなりにひざまずいた。
「ユーイ、どうした?」
「なんか、体熱い。ふわふわする……」
よく知らないものを食うな。旅人の鉄則だというのに!
だからこいつは馬鹿なんだ!
ユーイをベッドまで運んでやると、僕は鞄から本をあさった。
「待ってろ、今調べてやるからな」

42 :
"リクウミウシ"
森林地帯に生息。希少。
食用になるが、女性には生だと催淫効果があるので注意が必要。
僕はキレた。
「ちゃんと調べてから行けええええ!」
ユーイはベッドの上で妖しい声を上げている。
「あつい……脱ぐ……」
「脱ぐな!」
「何で?」
「やかましい! とにかく脱ぐな!」
「うう……」
ユーイの息がだんだんいやらしくなってくる。
ああ、これが桃色吐息というやつか。
幸い時間がたてば勝手に効果は切れるようなので、一晩このまま放っておけばいいだろう。
問題は僕だ。
「ジュノ……ジュノ……」
「話しかけるな」
「何で?」
「どうしても!」
ひっく、としゃくりあげる声が聞こえた。見るとユーイは泣いていた。
「お、おい、どうした?」
僕はかなり困惑した。こいつの泣き顔を見るのは久しぶりだ。
「ご、ごめん……いっつも迷惑ばっかりかけて」
「そんなことはいいから寝てろ!」
こんなときに限って素直になるなよ。僕はそのまま後ろを向く。
「ふえ、ど、どうしてお前、……こっち向いてくれないんだ?」
それはお前の欲情した姿を見たらそれはもうやばいことになるからだ。
と言いたかったがやめておいた。
しかしこれはまずい。真剣にまずい。
さっきちらっと見えた分だけでも、青い目はとろんと潤んでいて、肌は薄紅に色づいていて、非常にまずい。
たぶんこのままだと僕……。
僕は立ち上がった。
「おい……ちょっと。どこ……行くんだ?」
「野宿する」
「僕がいると気が散るだろうから。ゆっくり治せ」
そういい残してすたすたとドアから出ようとする。
「い……いかない……で……」
か細い声が背後から聞こえてきて、僕は足を止める。
「切ないんだ……怖い……だから」
半泣きの声。甘い、蜜のような声。
「謝るから……いくな」
悪魔が僕にささやいた。
――これだけ我慢してきたんだから、少しは報われてもいいんじゃないか。
僕はユーイのベッドに身を乗せた。
「な、何だ?」
「何とかしてやるよ。おとなしくしていろ」

43 :
「ん……んっく。ん……」
彼女の唇は甘かった。
すぐにもっと欲しくなって、唇をこじ開け口内へ入る。
ユーイは少し抵抗したが、すぐに粘膜をこすり合わせる快楽に身を任せた。
招くようにして、彼女の舌を自分の口の中に入れてやり、挟み、甘噛みし、丁寧に吸った。
やっと口を離してやると、だらしなく唾液が彼女のあごを伝った。
僕はそれを舌でぬぐってやる。
「ん……ジュノ、脱ぐなって言った」
シャツのボタンを外しているのに気づいてユーイが言う。
「僕はいいんだ」
そううそぶいて僕はシャツをはぎとる。
彼女の白い地肌が出てくると、そのいとおしいわき腹部分をつっとなでた。
「ひっ……」
ずいぶんと敏感になっている。その事実は余計に僕の理性を脇に追いやった。
僕がさらしを解くときも、ユーイは言いつけどおりおとなしくしていた。
その左の先端を口に含み、ちゅっと吸い上げた。
彼女のおとがいが伸びる。
「だめだ……ジュノ。さっきから、余計、切ない……」
「大丈夫」
何が大丈夫なのか自分でもわからなかった。涙目のユーイは黙って頷く。
舌で押しつぶしてみたり、転がしてみたりすると泣き声が変わる。
面白い。
さらに右手を使ってもう片方の胸の突起もつまんだ。
「ひあっ、あああっ!」
ちょっと刺激が強すぎたみたいだ。
力を少し緩めて、ついでに手のひら全体で胸自体を揉んでやる。
「ふあ、あ……あん……ああん」
いやらしい声だ。
これがハンターの声か。
僕はだいぶ彼女の声にやられていた。
ズボンの金具を外し、剥く。
「いやあ……」
抵抗もとろけて形になっていない。
僕はかまわず、下着に手をかけた。
薄い布地に手をかけ引きおろすとそこから粘液が零れ落ちた。
そこを確認するようになでさする。
「ぐちゃぐちゃじゃないか」
「ふえ……っ」
ユーイは小刻みに震える。
かわいい。
そのまま茂みを分け入って、指を一本潜り込ませた。
「や……そんなとこ……」
「大丈夫」
僕、こんなに嘘つきだっただろうか。
男ってひどい……。
一度離れて足を開かせる。彼女のそこがあらわになった。
そんな理性の責めにはまったく屈しない僕の本能は、彼女の中をくちゅくちゅかき混ぜる。
「……まだ足りないか?」
ユーイは素直に頷いた。
「あ……足りない。足りない……」
「そうか」
当然だ。
僕も足りない。
「もうすぐ楽にしてやるから」
僕はズボンの前をくつろげる。

44 :
「ひやぁあっ? ううっ……」
僕は彼女を一気に貫いた。そのまま耳元にささやく。
「痛いか?」
「わ、わかんねえ……あつい……」
「そうか」
僕はそう言ってユーイの中を一突きする。
「ひゃ、ひゃあああん!」
奥まで挿したまま、弱い律動で動かしてやる。
同じリズムでびくりびくりとはねる彼女の腰をしっかり捕まえた。
柔らかな肌に指が食い込む。
「かわいい……」
僕はそう口走っていた。
ずっと求めていたものが手に入った喜びに、頭がおかしくなっていた。
「何言って……ああああああっ!」
もう一度突いてやった。
そのままずっくずっくと腰を使い始める。
「あ……ああっ……ひゃ、うう……んー」
唇を奪って口内を舐めあう。粘膜をもっとこすり付けたくなる。
ぐるりと自身で中をかき回すと、ある一点でユーイが一際高く鳴いた。
「ここ?」
「ああっ……そこ、そこはやめろ!」
かまわずそこを突いてやると、そのたびに彼女の中はきつく締まる。
今すぐ出してしまいたいところだが、出すのがもったいないくらい気持ちいいのも確かだ。
あえぎで口がふさがらないユーイの、形のいい唇を指でぬぐってやった。
「うう……もっと、ゆっくり……」
「無理だ」
そう言って僕はもっと腰を激しくする。
彼女の体から快楽をむさぼろうとする。
「うあぁああっ……ジュノ、怖いっ……」
限界が近づいている。
僕も、彼女も。
一緒に果てたい。すべてを出し尽くしたい。
その思いが僕の体を動かしていた。
「うわあっ……あ、ああああああああああっ」
一際大きな痙攣、そして収縮。
僕は思いのすべてを吐き出す。
征服感が胸いっぱいに広がって、幸せだった。

45 :
僕たちは行為の後もしばらく繋がっていた。
やがて彼女の青い目に少しずつ正気がもどり始めた。
「お前、いったい……」
汗ばんだ桜色の肌。まだとろみの残った目。やわらかさと硬さが交じり合う体の線。
僕は起き上がりかけたユーイを組み伏せた。
「ごめん。僕がまだ足りない」
「へっ?」
「もうちょっと付き合って」
再開される突き上げ攻撃。そして再び嬌声が部屋に響いた。
結局「もうちょっと」も嘘だった。気づいたら彼女を明け方近くまでかわいがっていた。
「すまない」
「俺はそういうことに疎いんだが……」
僕たちは昼過ぎに起きた。
「これはすまないで済まされるもんじゃないよな?」
ユーイが鞘から剣をすらりと抜く。それは皮一枚ほどの距離で僕の喉に突きつけられた。
「覚悟はいいな」
ユーイが剣先をほんとちょっとだけ進める。
「待て。責任はとる」
そこで僕は本当に覚悟を決めた。
「どうやって?」
「結婚しよう」
「……は?」
「二人分養うくらいなんとかなると思う」
沈黙が走った。それからユーイは言った。
「頭大丈夫か?」
「少なくとも君よりは大丈夫だ」
「冗談じゃねえ! この男女と生涯を共にすることができると思うか? あと孕む前提かよ!」
「そんなことができるのは世界に僕だけだと自負している」
「てめえ、俺のことがそんなに嫌いか!」
「好きだ」
「……は?」
沈黙再び。
ユーイはそこで剣を外した。
「……ちょっと待ってくれ。話を整理しよう」
「端的に言えば、僕が君を愛しているということだ。もちろん性的な意味でだが」
ぼん。
ユーイの顔が真っ赤になった。
照れか、混乱してそうなったか、あるいは両方か。
そのまま床に伏せて頭を抱える。
「えーどうしよう。どうしよう……」
「…………」
こいつ、こういう話はとんと苦手だからな。
しかし。僕もどうしよう。
ここで振られたら一生立ち直れない気がするが、相手はユーイだ。
簡単にうんとは言ってくれないだろう。
まったくやっかいな女に惚れてしまったものだ。

46 :
おわりです。
中途半端なとこで終わってすいません。
時間があれば完結編書きます。

47 :
GJ!
チクショウ可愛いじゃないかこいつら

48 :
ぜひ続きを


49 :
GJ!
えろいしかわいいし萌える

50 :
実際男装してる女子ってブサとかオタが多いんだよなあ
やっぱ現実の一番女ッカーだな

51 :
烈風の騎士姫とかは駄目なのかな
個人的には騎士とか武士とか男性的な職業につくために男装するのが好きだ
髪は長髪を後ろで結ぶのがいい

52 :
>>46
GJ!女性の方が一人称俺で目茶苦茶自分の好みだった

53 :
>>46
GJ。最後かわいい。欲しい。
そういえば最近重い話無いね。「お前男なんだろう?」みたいな
ああいうのも個人的に好きなんだけどな

54 :
かっこいい女の子がかわいそうな目に遭うのは萌えるよね

55 :
次週のサンデーの新連載は男装した寿司職人が主人公っぽい

56 :
hosyu

57 :
少女漫画だけど、「プレゼントは真珠」って漫画に男装女子が。
妾の子で、男と偽って男爵家に渡された女の子。
主人公(男)が好きだけど、主人公には既に相手がいるため片思い。
貴族としての体裁を気にしているため、女に戻れないってところが個人的にツボ。
女の格好をするのに自分で『女装』って言うところも好きだ。
男として育てられて、女扱いされるのが苦痛って言う男装女子がいい。
そういう子ほど、ムラッと来る。

58 :
シャルロット・デュノアタソ(*´Д`)ハァハァ

59 :
>>55
今時「寿司の道を究める為にに女を封じた」と言うのも何か複雑だけど
相方が少しいい加減な性格と言うのを考えるとこのギャップが味…と言う事かも
とりあえずばれるまでがドラマと言う事で…?

60 :
導入しか書けてないけど投下。
学園もの。
**************
「圭太。話がある」
「俺はありません」
はっきりと断った後輩に対して、女好きでトラブルメーカーと名高い先輩はチッと舌打ちを返す。
「何だよつれねーな。せっかくロマンのある話をしようと思ったのによ」
「直也先輩のロマンは女だけじゃないですか。いや、女はいいんですけど、大体その後先輩のたくらみに乗るといいことないじゃないですか。」
昼休みも終わろうという頃になって圭太の教室を訪ねた直也は、思い当たる節がいくらでもあるはずなのだが、ちっとも懲りていない様子で直也の肩を抱く。
「まぁそー言うなよ。今回のロマンはお前にも関係あるんだから」
「関係あるって……俺、別に仲いい女子とか好きな奴とかいないですよ?」
「いるだろ、一人。ややこしいのが」
言って直也が視線を向ける先には、圭太も想像がついた、一人の男、いや、女がいた。
机に突っ伏して寝ている、圭太の友人。
女のクセに、女の格好をするのが嫌だからという理由で、服装にうるさくないこの学校を選んだという、変人。
啓太はそうとは知らず入学式で意気投合し、実は女だったとさらりと告白され、学校中でも周知され、それなりに有名人になっている。
見た目は男子生徒の制服を着ているし、髪も今時の男子高校生らしく、少し軟派に伸ばしてワックスで整えたりしているおかげで、男性アイドルのように見えなくもない。
が、確かにというか、一応は女だ。
「……楓ですか」
「そう。なぁ、あいつが祐樹と付き合ってるって噂、聞いたことないか?」
「はぁっ!?」
思わず大声を上げた圭太に、クラスの視線が集まる。
なんでもないなんでもない、と慌てて、隣でニヤニヤしている直也に小声で問いかける。
「祐樹先輩って、あの祐樹先輩ですか?学校一もてると噂のあのイケメン生徒会長が?あの可愛げのない男女と?」
「そ。祐樹の家からあいつが出てきたとこ見たって奴がいるんだけどよ、親友の圭太クンが知らないってことは、やっぱデマか?」
「そりゃそーですよ。大体アイツのこと、女として見れますか?」
「何の話?」
いつの間にか二人の後ろにやってきていたのは、話題になっていた楓だ。
大あくびをして不遜な態度で現れた友人に、圭太は慌てて手を振る。
「な、なんでもねーよ」
そのあからさまに挙動不審な様子と、隣にいる先輩を眺めてふうん、と気のない返事をして一言。
「直也先輩の片棒担ぐと、ますますもてなくなるぞ」
「おいおい、俺を何だと思ってんだよ。大体な、俺たちは男のロマンの話をしてるだけで」
後輩の失礼な一言に、直也が口を尖らせる。しかし楓はいっこうに気にした様子を見せない。
「ロマンを追求した結果が盗撮とアゲマンランキングですか。ンなことやってるからもてないんですよ、先輩」
「ぐっ……そ、それは」
ロマンを追い求めた結果の芳しくない(実績自体は満足だが、その後の評価とかあれやこれやが酷かった)過去をほじくりかえされると、返す言葉がない。
その横で、今度は圭太が楓に噛み付く。
「つうか待て。それじゃ今でも俺がもてないみてーじゃねーか」
「もてないだろ実際。俺よりは」
一刀両断にできるだけの人気が、実際楓にはある。そして圭太にはない。
圭太のスペックは平凡そのもので、せいぜい中学時代に野球部で熱血教師に走りこまされて少々体力に自信があるくらいだ。
見た目も学力も至って平凡そのもので、女子からの人気といえば、うざくはないけどもてない、そんな中途半端な状況だ。
一方楓は前述のとおり、わりあい男としては可愛げがあるし、実は頭がいいのに制服うんぬんのために特待生で入学してきたし、体力が男子としては足りなくても、その辺は周知の事実なので許容されてしまう。
そして男子には毒舌だが女子には優しいので、あからさまに女子からはちやほやされている。
いや、お前も女子だろうというつっこみは、口にした瞬間に楓の鉄拳制裁を食らうので言ってはならない。
「お、お前のモテは俺たちの言うモテとはべつもんだろ!」
「ま、お前がこれ以上もてなくなっても俺はかまわないけどな」
さらりと言い放って自席に戻る後姿は、あからさまに憎たらしい。

61 :
「先輩。やっぱ無理じゃないですか?あれを女だと思うのは」
「そうか?俺はいけると思うけどなー」
大あくびをして机につっぷす楓を眺めながら、割合まじめなトーンで直也がつぶやいた内容に、思わず圭太もつぶやきかえす。
「そりゃ顔は悪くはないからいけなくないですけど、って、先輩本気ですか?」
「何だよ、お前もいけるんじゃんか」
問いかけにさらりと返して、直也は口の端を吊り上げる。言われてはっとした圭太は、慌てて次の言葉を捜す。
「いやいや、今のは会話の流れで!ていうか先輩、女に貪欲すぎますよ」
「そうか?まぁいいや。で、ロマンの話の続きだが」
「へ?」
急に話題を引き戻した直也は、そう言えば楓の噂話しかしていない。間の抜けて返事をした圭太も、間抜けな声を上げたあとでそのことを思い出す。
そして、直也はどこか悪役のような笑みを浮かべて後輩に耳打ちする。
「あいつが女かどうか、確かめねぇ?」
「楓は女ですよ生き物としては」
「そこで天然ボケとかいらねーんだよ!だから、楓をだな……」
ごにょごにょと耳打ちされた内容に、圭太は思わず声を上げる。
「いやっ、ちょっと待ってください!?てゆーかそれ、無理ですよ!俺らの薄い友情が木っ端微塵に……」
「大丈夫だって。相手はあの楓だぞ?うまくやりゃ冗談で済むって」
なぜだか自信満々に、直也は圭太の肩をたたく。
「いや、うまくいかなかったらそれ、犯罪じゃ……」
「ま、とにかく。詳細は後でメールするから、な!」
圭太の呟きを無視し、予鈴とともに直也は教室を後にする。
ため息をついた圭太の視線の先には、しごくふてぶてしく惰眠をむさぼる、楓の姿があった。
「いくらあいつでも……なぁ」
**********
とりあえずここまで。

62 :
期待

63 :
待機中
乙女ゲー遥か5の都が男装女子だったが見事に百合でがっかりした

64 :
男装美少女が百合とか誰得
ときめもの伊集院が俺を男装に目覚めさせた

65 :
>>64
おまおれ。今考えてもすげー萌え設定だよな、あれ…

66 :
「で、なんで俺らは直也先輩んちに向かってるんだ?つーかアホだろ。あの流れの直後にとか、考えられん」
「俺もそう思う。けどしょうがないだろ、和也先輩からの招待なんだから。」
 名前の挙がった和也は直也の兄で、噂の祐樹のようにハイスペックなうえに人間が出来ていて、それこそ人望の厚い校内のスターだった先輩だ。
 圭太と楓も、1年生のときに世話になった恩人であり、尊敬する先輩である。
 その先輩からのお招きメールをシカトできるほど、ふたりは薄情な後輩ではない。
「そーだけどさ……不自然じゃね?しばらく連絡なかったし、俺たち二人だけって」
「って、俺に言われてもな……。とにかく行くぞ。ほら」
 不服そうにしている楓を促して、なんとか目的地まで連れて行く圭太の脳裏には、先ほどから非常にいやらしい映像が浮かんでは消え浮かんでは消えている。
 と同時に非常に恐ろしい状況も想定していて、顔色が赤くなったり蒼くなったり、落ち着きがなく不審なことこの上ない。
「お前、絶対なんか企んでるだろ。つーか直也先輩にそそのかされてるだろ」
「え?!いや、そんなことは」
「別にいーけどさ。俺相手にお前がどーこーできるとも思えないし」
 さらりと言ってのけるこの自信が、たまに小憎らしい。
 けれどそんなところも妙に魅力的で、そばにいて飽きない。
 だからこうして、やっかいながらも友人として付き合ってきたのだが、その関係にヒビを入れるようなことをしようとしていることが後ろめたく、圭太はまともに楓の顔を見ることが出来ない。
 そうこうしているうちに二人は豪邸の前に立っていた。割合普通なインターホンを鳴らすと、家政婦らしき女性が応答する。
「はい。和也さまからお伺いしております。今開けますので、少々お待ちください。」
 和也の名前が出たことで、圭太はほっとし、楓は意外そうな表情を浮かべる。
「……まさか、和也先輩が直也先輩のいたずらに乗っかるとも思えないしなぁ」
「だから、和也先輩が招待してくれたんだって。お前が疑り深いだけなんだよ」
「うーん……」
 まだ納得がいかない表情の楓に内心はらはらしながら、広い応接間へと通される。
 一般家庭にはまずない“応接間”の雰囲気の飲まれがちな圭太に比べ、楓は落ち着いて見える。
 圭太は楓の家に行った事はないが、こういう落ち着きを見るとそこそこ良い家なんじゃないかと思ったりもする。
 服装を見ても、圭太はパーカーにジーンズなのに対して、楓はチェックのシャツにベストを羽織って、同じジーパンでもいわゆるキチンとした雰囲気のあるものを選んでいるあたり、この家の格に合わせて服装を選んでいるのがわかる。
 こういう良家の子女っぽいところを見ると、ますます男の格好をしているのが不思議でならないのだが、圭太が深く聞こうとしても毎回「趣味だから」の一言で片付けられてしまう。
 なんでなんだろう、といつもの疑問を頭に浮かべた圭太の目の前には家政婦の淹れたコーヒーが置かれ、コーヒーが苦手な楓には紅茶が出される。
 熱い中身を冷ましながら家政婦と共に和也を待っていると、落ち着きのない、そして予想より大きな声がかかる。

67 :
「よう!よく来たな!」
「きゃあっ」
 直也の突然の声に家政婦が悲鳴を上げ、手元にあったポットから熱湯がこぼれ、楓の肩から太ももまでを濡らす。
「あつっ……!」
 思わず立ち上がった楓に圭太が声を掛ける前に、家政婦がばねの様に頭を下げる。
「あぁ、も、申し訳ありませんでした!今すぐに、あぁ、まずは冷やさないと!」
 慌てる家政婦に笑みを向けて、大丈夫ですから、と言う楓は男らしく寛大だ。
 しかしその男らしさとは裏腹に薄い肩を直也が押す。
「火傷になるぞ。ほら、こっちこい」
「え?ちょ,先輩っ!?」
 その様を眺めている圭太は複雑な表情を見せている。
 そして、家政婦は慌てて違う部屋へと向かう。
「今、お着替えをお持ちしますので」
「ほら、行くぞ」
 何か言いたそうにしている楓は、促されるままバスルームへと向かう。
「ちゃんと冷やせよ。着替えはその間に用意してくれるだろうから」
 さらりと言い放って、楓を残して直也は脱衣所を去る。
 その様子にあっけに取られながらも、わずかに痛み始めた自分の体をないがしろにも出来ず、楓は衣服を脱いで浴室に入り、冷たいシャワーで皮膚を冷やす。
 幸い、さほどの熱湯ではなかったので、肩のあたりが少し赤くなった程度で済んだ。
「うーん。ただのアクシデント……か?」
 ぽつりと呟き、脱衣所に誰かが入ってくる気配を感じる。
「申し訳ありませんでした。こちらにお着替えを置いておきますので、しばしお召しになって下さい。
 汚れたお洋服はこちらで洗っておきますので。」 
 申し訳なさそうな家政婦の声を聞くと、疑っていた自分を反省してしまう。
「いえ、大丈夫ですから、おかまいなく」
「そうはまいりませんので、お洋服はお預かりいたします。」
「……わかりました」
 妙に強硬な言い様に不安を覚えて、家政婦が出てすぐに脱衣所に戻る。
 そこに用意されていた衣服を見て、楓は絶叫した。
「なんだよこれぇ――っ!」
 その叫び声は離れた部屋にいた直也と圭太の耳にも届いた。
 圭太はびくりと肩を震わせて、直也の表情を伺う。
「計画通りだな。じゃ、アイツが戻ってきたらネタばらししてやるか」
 圭太は、あくどい笑みを浮かべる先輩の誘いに乗ってしまったことを、そろそろ後悔し始めている。
 それでも乗りかかった泥舟から降りるわけにもいかない。
「そうですね。……で、ネタばらしの後は、どうするんですか?」
「うん?計画通り、だ。そう不安がるなよ。お前だって楽しみに……」
 怒りの足音が近づき、応接間の扉が開く。
 見ればそこには、服の上からバスタオルを巻いた、奇妙な格好の楓が仁王立ちしていた。
「先輩。これはどういうことですか」

68 :
「おー、そうきたか。ガード固いっつーか期待を裏切るっつーか、お前はほんとにおもしろいな」
 はらはらしている圭太をよそに,直也は悠々と楓に近づく。
「こんなことのために和也先輩の名前を借りたんですか!?いいから服を返し――!」
「よっと」
 直也が無理やりバスタオルをずりおろすと、ミント色のキャミソールと、白いミニスカート、白いニーハイソックスが現れる。
 普段隠しているだけあって絶対領域や胸元の肌は白い。慌てて胸や肩を手で隠そうとする仕草が、初めて楓を女らしく見せる。
「おー。可愛いじゃん。けっこう似合ってるぞ。俺の見立ては正しかったな、圭太」
「まぁ、思ったよりは」
 振られて、正直に答えてしまった圭太に、楓の視線が刺さる。
「やっぱりこーゆーことか。来た俺が馬鹿だった。」
 ぱっと手を広げた直也は、楓の怒りは気にもとめず、満面の笑みで説明を始める。
「とゆーわけで、ネタばらしー。家政婦は偽者でした。メールは俺が兄貴のいない隙に勝手に送って履歴を消しました。もちろん圭太は全部知ってました、と」
「わざわざこんなことにこんなに手間かけないで下さいよ!とにかく服返して下さい!」
たしかに、一般的には考えられないくらいの手の掛けようと金の掛けようだ。ボンボンはこれだから困る、という非難が、直也以外の全員から聞こえてくるようだ。
「そりゃ無理だな。もう洗濯機にぶっこんであるもん。あとでちゃんと返すから、このまま帰ればいいじゃん」
「なっ、だ、だってっ……!」
 言いよどむ楓の様子に、圭太は首をかしげる。
 この悪びれない先輩を相手にしているくらいなら、一時の恥をしのんで帰ると言い出しそうな楓が何を言いよどむのか、彼には検討もつかない。
 その横では、直也がいやらしい笑みを浮かべている。
「ま、そーだよなー。いくら貧乳とはいえ……」
 無理やり、見ている圭太が心配するほど乱暴に、楓の腕をつかむ。
「これじゃはずかしーよなー」
 そうして露になった胸元は、その下に何も着ていないことがわかる、二つの突起がうっすらと浮かんでいた。
「おっ……」
 思わず声を上げてしまった圭太は、慌てて楓の顔に視線を戻す。
 唇を噛んで、直也とは反対側に顔を向けている。泣き出しそうで、それでいて悔しそうな表情は、妙に胸をざわつかせる。
「……ま、この辺にしとくか」
 直也が腕を放すと、すかさず鋭い肘鉄がみぞおちに入る。
「ぐっ……」
「ふ・く・を・か・し・て・く・れ・ま・す・か?」
 疑問系だが疑問系ではない。胸の前で腕を組んで、怒りのオーラに包まれた楓は、力の限り暴れだしてもおかしくない。
 恐れおののく圭太をよそに「いい肘鉄だぜ……」なんてふざけていた直也は、ようやく楓に答える。
「悪かったって。俺の服貸してやるから来いよ。」
**********
エロまでもう少しお待ちを

69 :
 疑問系だが疑問系ではない。胸の前で腕を組んで、怒りのオーラに包まれた楓は、力の限り暴れだしてもおかしくない。
 恐れおののく圭太をよそに「いい肘鉄だぜ……」なんてふざけていた直也は、ようやく楓に答える。
「悪かったって。俺の服貸してやるから来いよ。」
 無言で直也をにらみつける楓の中には、疑心暗鬼がうずまいている。肩をすくめる直也は、圭太に視線を移す。
「なんだよその目は。わかったよ。圭太も一緒に来いよ。それでいいだろ」
「片棒担いだ時点であいつも同じです」
 その一言が、背景と化していた圭太の胸に刺さる。
「そう言うなよ。俺だって……」
 先輩に強引に誘われて、だいたいここまでするとは思わなかったし、という言い訳は、聞かなくても予想がついていたのだろう。
「もういいよ。とにかく、着替えさせてもらいますからね。一応圭太もついて来いよ」
 まだわずかながら信頼されていたことに、圭太はほっとしつつも後ろめたさを感じ、三人で連れ立って直也の部屋に向かう。
「わざわざ人雇ってまでやることですか?」
 ぶつぶつと文句を言う楓の前を歩く直也は上機嫌だ。
「おう。俺にはでかい収穫だったぜー。思ってたより可愛いし、なかなかのエロさ……ぐっ」
 言葉途中で背中に一撃をくらい、直也は黙るほかない。一方最後尾を歩く圭太は、落ち着きなく視線をさまよわせていた。
 階段にさしかかった今、目の前には楓の尻がある。距離を近づければ体に触れそうだ。
 普段は何の気なしに肩も組むし腕もつかむし、触ってどぎまぎすることなんてないのだが、格好が女だというだけで、妙に緊張してしまう。
 かといって距離をとると、今度は視線が下に行き過ぎて、スカートの中が見えてしまいそうで、それはそれでなかなか難しい。
 覗き込んでみたい気持ちは山々だが、見つかれば階段から全力で蹴落とされて大怪我必至だ。それは厳しい。
 これが直也の言う男のロマンか、などと煩悶しているうちに、階段は終わり、直也の部屋に着く。
「じゃ、適当に服みつくろうから、そこで待っててくれよ」
 いち学生の部屋には不似合いなソファに、楓と圭太は並んで腰掛ける。
 ほんの数秒の沈黙の間にも、気まずさは増していく。
「なぁ」
 それを打ち消すように、意を決して圭太が口を開く。
「実はさ、直也先輩がこんなこと言い始めたのには、一応理由があって」
「へぇ。思い付きじゃないんだ。」
 やっと服を着て帰れると思ったのか、楓の声からは怒りが消えている。
「あぁ。その、まぁ、噂なんだけどさ……お前が、祐樹先輩とデキてるとかなんとかって」
 恐る恐る楓の顔を見ると、一瞬固まって、その後、視線が泳ぐ。
「なんでそんな噂がたつんだよ。委員会は一緒だったけど、別に――」
「何もないかどうかは、今から確かめさせてもらうぞ」
 いつの間にかソファの後ろに回った直也が、油断していた楓の腕の下から手を差し入れ、胸を掴んで上半身を吊り上げる。
「よーし。圭太、下頼む」

70 :
「……」
「なっ……ちょっ、ちょっと待て!圭太っ!」
 騒ぎ抵抗する楓の足を抱え上げて、孝也とともにベッドに移動する。
「よっと。んー。貧乳もなかなか、たまにはいいもんだな」
 直也が後ろから楓を抱え込み、胸をまさぐる。
 圭太は足の間に体を入れたまま、楓の腕を押さえ込む。
「なっ。何するんですか!先輩っ!いたずらにも限度が……圭太もこんなこと手伝って!」
 騒ぎ暴れる楓も、執拗に胸をいじられ、男二人に押さえ込まれては思うように動けない。
「すまん。楓。俺も先輩のロマンに逆らえなかった」
「と、ゆーわけだ。まぁ、祐樹とのことが事実か確認出来ればいいと思ってたんだけど……」
 話しながら、指先は服の上から二つの突起をひっかく。
 楓の抵抗は止み、ぐっと口を結んで耐えている。
 その表情に、圭太はのどを鳴らす。
「さっきから言ってるよーに、思ったより可愛かったしエロかったし、というか、その顔、エロいし。
 ちょっと恥ずかしがってもらおうかなぁ、と」
 べろりと、耳をなめると目をつぶって身を震わせ、圭太をにらみつける。
「何でお前まで!」
「いや、その……」
 言いよどむ圭太に代わって、直也が口を開く。
「圭太も最初は嫌がってたんだけどさー。俺が色々吹き込んだら、妄想が止まらなくなっちゃったみたいで」
「せ、先輩っ!」
「いーじゃん、やってることは俺と変わらないんだから。ほら」
 胸をまさぐっていた手を楓の腕に移して、直也が促す。
 わずかなふくらみといやらしく立ち上がった頂に、圭太は恐る恐る手を伸ばす。
 ぴくりと楓が震えるのが、また申し訳なく、いやらしい。
 くりくりと先端をいじってやると、わずかに息が乱れる。
「ん。ふ……は……」
 足を開いたままでいるのが嫌なのか、足を閉じようとして身をくねらせ、圭太の腰に足を絡ませるのもまた、そそられる。
「さーて。それじゃ質問してみようかなぁ。楓ちゃんは祐樹君と付き合ってるのかな?」
「つ、付き合ってません!」
 はっきりと答えた楓に、ふうん、と気のない返事をして、べろりとうなじをなめ上げる。
「ひっ……」
「お。首弱い?じゃあ質問の方向を変えてみようかな。楓ちゃんはエッチしたことあるのかな?」
「な、んなこと、先輩に答える義理はっ」
「言いたくないなら直接確かめちゃうけど、いいのかな?」
 するりと、ニーソックスのふちをなぞりスカートの中に手を差し入れる直也は、心底楽しそうだ。
「や、やめ……い、言いますから!」
「よしよし。じゃあ教えてもらおうかな?」
 目の前にある圭太の顔も見ようとはせず、視線を泳がせたまま、言葉をもらす。
「あ、あり、ます……」
「おー。じゃあここを触った男もいるわけだ」
 するりと、下着の上からそこを指先でなぞる。
「やっ……」
 漏れた声は、いつもより一段高い。
 男として生活しているときは、意識して低い声を出しているのだろう。
 たまに出る地の声は、楓に悔しそうな顔をさせる。
 そして、声を出すまいと唇を結んで、じっと誰もいない場所をにらみつけるあたり、やっぱり負けず嫌いだ。
 その間も、圭太は控えめな胸を思うままにいじり倒していて、苦しげな息が漏れる。
「じゃ、次の質問ー。楓ちゃんは、祐樹君にこんなことされちゃったりしたのかな?」
 言いながら、直也はわざわざ圭太にも見えるようにスカートをめくる。
「おふっ」
 思わず奇妙な声を漏らしてしまった圭太の目に入ったのは、白いレースのヒモTバック。
 これを目にした瞬間の、そしてそれを着るほかないと悟ったときの楓の怒りと落胆はすさまじかった。
 そして今、それを目の前にした圭太の興奮もすさまじかった。
 女のスカートの中を見るのが初めてというわけでもなく、一応さくらんぼは卒業しているわけだが、これほどまでに。
「さすがは先輩……男のロマンをみっちりつめこんでますね」
 などと感嘆の声をあげると、大人しかった楓の足が蹴りを入れようと暴れる。
「何がロマンだっ!こんなモン履かせて何考えて――!」

71 :
「おっと、あんまり暴れると」
 つい、と下着の上をなぞっていた直也の指先が、下着の中にもぐりこむ。
「指がすべっちゃうよな。うん。」
 そして、遊び人らしく慣れた手つきで、秘所をいじり始める。片手の戒めが解けた楓は抵抗しようともがいていたのだが、その手がやがて、口を押さえる。
「っく……ふ……」
 白い布の向こうでうごめく指が、圭太の中でよくお世話になっている動画と重なる。
 となれば、苦しげな吐息はよくお世話になっている女優さんのそれと重なるはずなのだが、圭太の中ではそれがなかなかつながらない。
 何せ目の前で身を震わせているのは、どうしようもなくよく知っている男、いや、女、とも表現しにくいが、とにかく、圭太がよく知っている友人のはずなのだから。
「さて。もっかい聞くけど、こーゆーこと、祐樹君にされたことがあるのかな?」
 ひくひくと震える楓の体を後ろから抱え込んでいる祐樹も、それなりに興奮し始めて、熱い息を楓の耳に吹きかける。
「い、言ったら……は、ん、やめて、くれるんですか……?」
 震えや吐息を押さえ込もうとしながら搾り出した問いかけに、直也は一度手の動きを止め。
「……いや。その言い方で答えはわかった。なければないって断言するもんな、さっきみたいに。というか、相手が祐樹でもそうじゃなくてもいいんだけどさ」
 直也の言葉に、圭太はいぶかしむような視線を投げかけるが、問いかけるより早く、楓の体が跳ねる。
「ひあっ!?」
 唐突に、直也の指が楓の中に押し入る。
「入れてもいないのにこんだけ濡れてるんだもん、処女じゃねーし、どー考えても頻繁にヤってる体だよな」
 下着の中で、わざとらしく水音を立てて動く指に、楓は体を震わせ、必で息を飲む。いよいよ体温が上がって、鼓動が早くなったのが圭太にもわかる。
 それでも、泣き叫ぶわけではないので、まだ大丈夫かもと都合よく解釈して、思うまま胸を弄る。
「や、ん、やめてくださいっ……」
 もう、どうしたって男とは思えない声で止めようとしているようだが、その効果はまったくない。返ってこのシュチュエーションへの男二人の興奮を高めるだけだ。
「やだよ。俺たちがよく知らないような男としてんだろ?だったら俺らとしてもいいじゃん、なぁ?」
「ですよね。つーかほら、3Pなんてなかなかできないし、いいじゃんか。貴重な経験だぞ。というわけで先輩、剥いていいですか」
「おう。わかってるだろーが、脱がすなよ」
「当然です」
勝手に話を進める二人に抗議しようと楓も口を開くのだが、体の中に進入したままの直也の指が動き出すと、出したくない声ばかりが漏れてしまう。
「あ、ふっ、や、あ、あっ」
 いよいよ声を抑えきれなくなった楓のキャミソールを捲り上げて、露になった胸に圭太が口付ける。散々服の上から弄り回した突起は硬く立ち上がっていた。
 舌先で弄ったり吸い付いたりと、したい放題弄り倒す。
「んっ、圭太っ、やめっ、あ、あっ」
二人がかりで責められては、平然としていろという方が無理だ。普段は飄々としている楓が、今となっては身をよじり、あえぐことしか出来ない。
「おー。中、すごい良い感じだぞ。あれ、エロマンガとかの“キュンキュン”って感じ?」
 あえて布の少ない下着を脱がすこともせず、指一本で中を蹂躙している直也は、膨らみ始めた自身を楓の尻に押し当て、べろりとうなじをなめ上げる。
「ひゃあっ!や、首、ダメですっ!」
 首を振ると、柔らかな髪が揺れる。
 短く切ってワックスを付けて、男として形を整えているからこそ男に見えるけれど、きっと伸ばせば柔らかく揺れて、男を喜ばせるに違いない。
 むくむくとやる気を出しつつある下半身の分身が、ほのかな期待を口にさせる。
「楓がこんなにエロいとはな……その、口で、とか……」
「やめとけ圭太。こんなエロくても楓だぞ。うっかりしたら」
 神妙な面持ちで止める先輩のありがたい言葉にかぶせるように、かわいらしく喘いでいたはずの楓の低くおそばしい声が響く。
「食いちぎってやる……」
 ひぃ、とかなんとか、情けない声をあげる圭太をよそに、直也は平然と手を動かし、恨みがましい目をしていた楓を悶えさせる。
「だからやめとけ。ま、まずは楓ちゃんにその気になってもらわないとな。ほら」
 言って、圭太に目で促して指を抜く。圭太が空いた場所に手を滑り込ませると、熱いぬめりがまとわりついてくる。
そのぬめりをまとったままの直也の手は、圭太が空けた胸にうつって、温かな粘液をぬりたくって、遊ぶように先端を摘む。
「んぅっ……」
 まだ声を飲み込もうという意識があるらしい。楓は、自分の手を噛んで耐えようとしたのだが。

72 :
「はいはい、我慢しないの。声出したほうが気持ち良くなるぞ?」
「あ」
 あっさりと直也に腕を掴まれ、一瞬悲しげな表情をしたのに、直也がぽつりと「いい」と漏らしたのまで、楓に聞こえていたかどうか。
「あ、あぁっ、んっ、んふ……は、うぅ」
 すぐに、圭太の指が動き出して、ひくひくと身もだえ、悩ましげな声をもらす。
「うわ。まじでイイ、中。指に絡みつくっつーか……」
「だろ?できあがっちゃってるよな。男がほしいです、って感じ。」
 感嘆の声を上げる友人と、辱めるような言葉ばかり吐く先輩に攻められて、楓は次第に自分自身の抑制が効かなくなっているのを感じていた。
「ち、ちが、そんなことっ……んぅっ」
「違わないだろ?指入れる前からびしょびしょだったじゃん」
「とゆーわけで先輩、指動かしづらいんでそろそろ脱がせていいですか?」
 圭太の指が頼りないヒモをつまむ。一時的に開放された楓の体からは力が抜け、直也は自分によりかかってきた体をベッドの上に横たえて、腰を持ち上げる。
「まぁ待てよ。何のためにこれを履かせたと思ってるんだ?」
 半ば呆然としている楓は、腰だけを高く上げてうつぶせになっている。
 そのでん部を隠したスカートをめくれば、そこには少し肉の薄い、それでも男にはない丸みと柔らかさの塊が姿を現す。
「おぉ、流石先輩。最初からこの画がほしかったわけですね」
 圭太の声で我に返った楓が慌てて身を起こそうとするが、あろうことか濡れそぼった白い布の中心に、直也が吸い付く。
「っ!せ、先輩っ……!」
 強く吸い付き、花弁を食むように口が動く。
「っ、やめ……っ!」
 ぎゅっとシーツを握り締めて、びくびくと震えるからだがいやらしい。直也はすぐに口を離し、圭太に視線をやって。
「んじゃ、開けるぞー」
 手が伸びたのはヒモではなく、先ほどまで口を付けていた場所。もはや抵抗は無意味と悟ったのか、楓はシーツに顔をうずめている。
 そのまま直也は小さな布を横にずらし、さらに周辺の皮膚を左右に引っ張って、楓の中心をあらわにする。
 糸を引いて開いたそこは淫靡に光っていて、生々しい肉の色が男を誘う。
「おー。いいな。すげーエロい。どーよ楓、親友に恥ずかしいとこ見られちゃう気分は」
 流石にその物言いは、と圭太が心配するのをよそに、楓はシーツを掴む手に怒りをこめて低い声で答える。
「最悪です」
「そうか?興奮しないか?けっこうこーゆーの好きそうだと思ったんだけど、な」
 言い切らぬうちに指をいれ、蜜をかき出すようにひとしきり動かした後、すぐ上のすぼまりに指を滑らせる。
「せっ、先輩!そこはっ……」
「したことないのか?でもなぁ、男のロマンとして、3Pやるなら当然ここを使わないと。なぁ?」
 同意を求められた圭太はというと、流石に少々引いている。
「いや、先輩、そりゃさすがにイキナリは無理じゃないですか?」
「まぁまぁ、その辺は俺も準備してあるから。圭太、しばらく好きにしていーぞ。」
 言うなりベッドを降りた直也に生返事をして、圭太は先ほどまで直也がいた場所―つまり、楓の尻の前に移動したのだが、その間に楓はスカートを下ろし、上体を起こして圭太に向き直っていた。
 顔が見えなければある程度好き勝手にできるのだが、正面から睨まれると流石に気が引ける。
「圭太。お前本当にこのまま先輩とするつもりか?」
「いや、その、まぁ、ここまで来たら……なぁ。」
 と、視線が泳ぐ。本人も下にばかり意識がいっているのか、胸はさらけ出したままだ。そんな格好で男らしく詰問されても、脳裏にちらつくのはいやらしく喘ぎ悶える姿だけだ。
「……」
 この隙に部屋を出ることなど簡単なはずなのに、楓は圭太の答えを聞いてからしばし考え込むような様子を見せ、視線を圭太に移す。
 これから悪事を働こうとしている男の視線は泳いでいるが、下半身は臨戦態勢に入っているのがよくわかる。
「あれ?何で重い空気になっちゃってんの?」
 能天気にそう問いかけながら部屋に戻ってきた直也の手には、指先より少し大きいくらいのボールがつながった、いわゆる開発目的のおもちゃが見える。
「だめだな圭太。ここで流れを止めちゃーテンション落ちるだろ。勢いも大事だぞ」
「はぁ、はい」
 返事に窮している圭太をよそに、警戒心を取り戻した楓の横に腰を下ろし、これみよがしにおもちゃを舐める。
「さて。逃げなかったってことは、やる気ありってことだね。楓ちゃん」

73 :
アホのように長くなって申し訳ない。というかアホだ。
あんまり男装関係ないうえにエロの後も異様に長いが、多分これで折り返したと思うので、もう少しお付き合いいただけると幸い。

74 :
GJ
大丈夫、男装モノはバレてからなんて大概二話目普通と変わらないから

75 :
3Pとか誰得

76 :
二日に分けずに一気に投下すればよかったのに

77 :
>>75
俺得
ってことで>>73、GJ
こんな感じのも良いよね!

78 :
>>73
事前に和姦ではないとか 3Pとかの注意書きが欲しかった

79 :
萌えスレにNTRや乱交とかマジやめてほしい
せめてNGできるようにキーワードお願いしたい
スレ荒れちゃうよ?

80 :
あとは、「次レスから投下します」とかの注意書なかったのとかね

81 :
テンプレに初心書き手向けの注意書きを入れた方がいいかも

82 :
今書いてるの強姦モノなんだけど…
注意書きに何書けばいいか教えてくれると有り難い
このスレに投下するのは初めて

83 :
似た傾向の他スレとか、過去スレのログ見て決めて
それも判断できないようならまだROMってたほうがいい

84 :
他スレと方式変わらないならOK
ありがとう

85 :
3Pも結構あれだが、全然いける。だが非処女に全俺が泣いた

86 :
>>79
さすがにそれはワガママ

87 :
おお…意外と人いるじゃないか。安心したw
とりあえず3PやらNTRやら強姦でも別にいいが、注意書きは欲しい派。

88 :
>>86
NGぐらいはいいんじゃないか?
てか人いて俺も安心w

89 :
エロパロ板久しぶり過ぎて色々忘れてました。すいません。次回投下時は注意書きいれるようにします。

90 :
投下します。
入りだけちょっと(かなり?)強姦気味
NGの方は「無題α」でお願いします。

91 :
放課後の教室で、黒木 真二(くろき しんじ)は人を待っていた。
HRが終わり一時間程で人はいなくなり、ただ無為に窓の外を眺めていた。
グラウンドでは野球部が汚れたユニフォームに身を包み、健康な汗を流している。
『彼女』は部活に入ってはいないはずなんだけど、と思いながらいかにも高級そうに光る腕時計――確か、九十万くらいだったか――を見る。約束の時間からは二十分が経過しようとしていた。
ベタながらも下駄箱に入れておいたラブレターを見ればすぐに来ると思ったけどな、と彼が心の中で呟いた時、閉まっていたドアが静かに開いた。
高校生にしては珍しく第一ボタンまできっちりと閉め、校章は正しく真っ直ぐに、目を完全に覆い尽くす程、男子生徒にしては長い黒髪。
男子14番、楠木 眞白(くすのき ましろ)。真二のクラスメートであり、名字の関係から何かと隣になることが多かった。
最初の印象は、『暗い奴』。初めて話しかけた時、彼は口を動かすこともなく真二を向いてから、やがて視線を反らした(目が露になっていないために感覚だが)。
それから、真二は話しかけてはいない。必要性を感じなかったから。
それどころか、声もろくに聞いたことが無い。授業で先生にあてられたりしない限り喋らないのだから。
二人の間には沈黙が流れる。
眞白は憮然とした顔で、真二はその端整な顔に薄ら笑いを浮かべて互いに見合う。
やがて、堪えきれなくなった方が口を開いた。
「僕に…何の用……?」
「見て来たんじゃないの? ラブレター」
体の小ささの通り、少し高めの眞白の声が響く。
真二は決してホモな訳ではない。むしろ女癖の悪さで有名な位だった。
口をつむぐ眞白に、真二が声を上げて笑う。
心なしか怒ったような雰囲気を醸し出すクラスメートに近寄り、真二は小さな肩を抱く。
「面白いことしてるじゃん」
「……」
肩を掴む手を払おうとするも、力強く掴んでいるそれは離れなかい。
震え出した眞白を優しく押さえるように真二は力を込めていく。逃がさないように。
「男のフリして何やってるの?」

92 :
「……してない」
「嘘吐き」
ぱっ、と手を離す。と同時に眞白は距離を取る。
相変わらず笑みを浮かべている真二が近場にあった椅子を引いて座った。
「先週…あれ、先々週だったっけ……生理用品、買ってたでしょ」
「……で? 姉さんに頼まれただけ」
「姉さん? 一人暮らしでしょ、君。それに……家族なんて皆『亡くなってる』」
不味い、こいつ全部知ってる――眞白が身構える。
「動くな」
不意に強く言われ、動きを止める。
一歩ずつ歩み寄り、数センチの距離まで近付く。眞白は真二よりも頭一つ分低い。
真二が眞白のつむじに指を入れて、髪の流れに沿って動かす。
右へ、左へ。
髪の向こうの秘密が暴かれた。
「……ビンゴ。クラスの女子なんかよりずっと可愛いじゃん」
「うるさい」
「……勿体無い」
露になった容貌、化粧っ気が全く無くともつややかな肌に小さな鼻、少しつり上がった目からは怒り、いや、敵意を剥き出しに垂れ流す。
十人が十人振り返る、紛う事なき美少女の完成された可愛らしさがあった。
真二が今までとは違う、爽やかとは言い難い笑みと共に唇を舐めた。
嫌悪感を示す彼女をものともせずに笑みは貼り付いている。
数秒の沈黙の後、真二が時計を見やり、言う。
「おっと……俺、これから用事あるから、詳しい話はまた夜……眞白ちゃんの家で、ね」
「……入れるとでも?」
「もちろん」
間髪入れず答える。

93 :
眞白が舌を鳴らす。
「逃げんなよ?」
楽しそうに言い放ち、去っていく真二。
視界から悪魔が消え、足音も聞こえなくなったところで、立ち尽くしていた彼女が思いっきり机を蹴り飛ばす。
大きな音を立てて転げる机を見下ろしてから、髪をかきむしってもとの髪型に戻してから、『彼』は静かに教室から出ていった。
                     □
夜、閑静な住宅街にそびえ立つマンションの一室。
簡素な折り畳み式の机を挟んで二人は相対していた。
一方は家主であるが縮こまって正座を貫き、もう一方はふんぞり返って出されたお茶に口をつけている。
「いやホントこんな遅くに申し訳無いねーお茶まで出してくれて」
「……」
男の軽口に返答は無い。再び沈黙が続く。
――こんな遅くにのうのうとやって来たくせに、何を黙ってやがる。
だいたいお前みたいな何でもまかり通ると思ってるボンボンも大っ嫌いなんだよ。
口を開けばそんな思いが濁流の様に出てきそうだったが、静かに深呼吸してからそれを飲み込み、覚悟を決めて眞白は切り出した。
「何のよぅ」
「子供の時にさ、虐待受けたコってどうしてるんだろうね」
眞白を遮り、急に真二は語り出す。
彼の顔にはいつも通りのつかみどころの無い笑顔があった。
「突然、何を」
「知り合いにさ、家族を交通事故で亡くしちゃって、叔父さんに引き取られた子がいてさ。五、六年前かな」
真二がコップを置き、視線を部屋の上隅に向ける。
眞白がうつむきがちに、机の下で拳を握りしめた。

94 :
真二は語り続ける。
「その叔父さんが酷い奴でさ、その子に性的虐待を加えて、さらに売春までさせてたんだと」
「……で?」
「はぁ……何も思わない? 可哀想な話だよねぇ……」
目頭を押さえて泣くフリをするが、口元は相変わらず。
言外にその話を止めろ、と言ったつもりだった眞白は飄々と受け流す彼に唇を噛み締める。
不意に、泣き真似を止めて真二が前に出る。体を乗り出して、あと少しで触れ合う距離まで。
「少しでも血ィ繋がってるとやっぱ良いもんなの?」
「……黙れ」
「六年前……ってーと、小学五年生か四年生? 六? 聞きたいなぁ、その時のはな」
ぱしゃっ、という水音が響き、調子よく語られていた話が止まる。
滑らかな黒い髪は濡れ、顎から滴が垂れた。真二が口の回りを舐める。
――お茶をかけられたのか、成る程、触れられたくない所らしい。
人の過去に無遠慮に踏み入っているのだから当然だけど、ちょっと……やりすぎじゃない? 少しだけ、真二が笑みを崩す。
眞白が立ち上がる。
「……そんな話をしに来たんだったら、帰れ」
「おいおい、そりゃないっしょ……」
「黙れ。寝る」
真二の嘆願を一瞬で切り捨てて、居間から続くドアを開ける眞白。ベッドが見えたから、寝室だろう――
振り返る様子も無く消えていく彼女を見て真二は思う。
参った、ここまで女の子に冷たくされるのは初めてだな。
それも今まででトップクラスに可愛い子――
諦めきれない。
「仕方ない」

95 :

あまり後に残すような事はしたくなかったけどな――真二は覚悟を決める。
為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり、とは誰が詠んだんだっけ? まぁいいや、俺、世界史選択だし。
勢いよく閉まるドアに駆け寄り、足を突っ込んで止める。苦痛に顔を歪める真二。
閉まった音が聞こえず、鈍い音がしたことに驚いた眞白は振り返る。
「冷たくない? まだこっちの要求も言ってない」
「黙れ。聞く必要ない。帰れ」
先程と同じ言葉を返すも勢いは無く、顔に焦りを浮かべて後退する。
同じように、ゆっくり真二は前進する。距離は詰まらず、離れない。
「やめろ……来るなッ!」
「ここ、セキュリティとか防音が自慢なとこなんだよね……可愛い声が聞きたいなー」
軽く笑い、変わらない速度で近付く真二、遠ざかる眞白。
しかし、限界はある。
「わっ!」
壁際に置かれたベッドに躓き、上手いこと腰を落として転ぶ。
真二は止まらない。行き場を無くした眞白との距離は縮まり、遂にゼロになる。
動かない眞白に、昼間にやったように髪をより分ける。
現れた焦げ茶色の瞳には涙が溜まり、今にも零れそうなそれ。
「俺の要求は……君が、俺の彼女になること」
「ッ……ふざけェッ…む…うぅ…ッ!」
顎をつまんで無理矢理上を向かせて強引にキスをする。
両手を突っ張り必で押し退けようとするも、力では敵わない。足は抑えられ、動かない。
歯並びをなぞり、唾液を啜りきり、ようやく口を離す真二。
一息ついてから目の前の表情を凍てつかせた彼女を困惑して見つめる。
「どしたの」
「信じ…らん、ない……けッ警察呼ぶぞ! 離れろよッ!」

96 :
「やだ」
「やだ、って……」
驚愕、という言葉がしっくりくる眞白を抱き寄せて押し倒す。
「呼ばせないし、チクっても揉み消す。金とコネは金持ちの特権」
「最ッ…低だ……!」
「どうぞ、ご自由に罵りください。俺もう止まれないから」
太股の上に乗り、左手で両腕を押さえて右手で器用に眞白の寝間着のボタンを外していく。
半分ほど外したところで面倒になったのか、口で片方を、手で反対を押さえて引っ張る。
ボタンが数個弾け飛び、白い肌が外気に触れる。
胸には幾重にもサラシが巻かれ、真二が露骨に嫌そうな顔をした。
「これ、サラシ? めんどくさ……外しといてくれれば良かったのに」
いそいそと結び目を解く真二を尻目に、眞白は力を抜いて壁の一点を見つめる。
幼少の頃の苦すぎる思い出から、抵抗が無意味なことを知っていた。
『クソガキが……こっちは金払ってヤってんだ! 暴れんじゃねえ!』
頭の中で勝手に再生する記憶。
「っと……やっと解けた」
小振りではあるが女性的な膨らみが露になり、その桜色の頂点は冷たい空気の中で存在感を放つ。
上半身を遮るものは無くなり、真二は一旦思考に留まる。
ガリガリと言うほどではないが、薄く浮いたあばらや小さい肩、すらりと伸びる細い腕はか弱い。
屋内型なんだろう、全く焼けていない肌が眩しい。
すぐに壊れてしまう陶器の様な姿は、ますます女らしい。
――どうして男の恰好なんかしていたんだろう。
触れるか触れないか程の距離で、指をあばらの輪郭に沿って動かす。
「もうちょっと肉つけた方が俺は好きだなぁ……今度ご飯にでも行く?」
「……ん、じまぇ…んッ!」

97 :
乳首をつまんだ瞬間に、眞白が小さく声をあげた。
めざとくそれを見つけた真二は、優しく乳輪の回りをなぞる。
中心には触れないように。
「はッ…ん、う……」
「…ははっ、柔らか……」
遊び道具を見つけた子供の様に、つついたり、揉んだりと兎に角弄り続ける。
一番反応した所はかすりもせず。
そんな中、眞白に生まれる奇妙な期待。
それが顔に現れた途端真二は口を寄せて、少しだけ固くなったそれを甘く噛む。
「ひゃッ!」
「おー……やってほしそうな顔してたよ、眞白ちゃん」
「しッ…してなぁッ! 〜ッ……」
反論する眞白をよそに今度は強めに。大きな声をあげた。
抵抗する気はなさそうだな――そう感じた真二は眞白から降りて太股に手を添える。
ゆっくり、ゆっくり付け根へさかのぼり、こする。
「ッ……ッ! ふ、ぅ……」
「あ、口押さえたら駄目じゃん」
放された両手で声をあげそうになるのを止める眞白を見て、急遽秘所をさする手を止めて引き剥がす。
しかし、これでは手が使えない。いぢめることが出来ないじゃないか。
思考の末、真二はベルトを引き抜いた。
「ひゃ…やめッ……!」
「だーめ。その殻が外れた可愛い声が聞きたい」
普段はまるで喋らない。喋っても、こんなに脳がとろけそうなくらい甘い声じゃない。
無理に低い声を出していたんだろう。
そう頭の片隅で思いながら、眞白の腕を捻りあげて、後ろ手に縛りつける。
一個の芸術だった。
赤く泣き腫らした目は潤み、壊れたシャツから覗くなだらかな曲線は優美で、ぶかぶかの男物の寝間着とのアンバランスさが何とも言い難い。

98 :
意識せず、真二は唾を飲み込んだ。
暴れまわったせいか微かに見える尻の割れ目に指を入れて、下着ごと下ろす。
「うわ……」
なんてやらしいんだろう、と真二は思う。
胸同様柔らかそうな綺麗な形に、痩せているために出来た腿の隙間から見える割れ目。
不覚にも暫く見入っていたことを悟ると、仰向けにして足を広げる。
秘所を覆うように生える毛は薄く、その奥まで見えてしまっている。
「……おっぱいと同じで、毛の生えかたまで子供っぽいね」
「う、うるさい、って、おい! もしかしてッ…口つけェッ!?」
遠慮無く顔を寄せて、閉じているそこに舌をつける。
きつい肉をたち割って進み、舌を伸ばして流れ出てくる液体を掬いとる。
目に見えて体を震わせる様になってきた眞白の女らしい姿を更に見たい、その一心で柔らかい秘所をえぐり続ける。
最後に、舌を抜いてから少し上、小さくともしっかり固くなった蕾を音が聞こえるくらいに強く吸い上げた。
「ひ、あ、ひゃああッ!」
どろりと零れた少し濁ったそれを指ですくい、多少オーバーに口に入れる。
「甘い」
「ッ……馬鹿ッ!」
「嘘じゃない」
真っ赤になって顔を反らす眞白に、珍しく真面目くさった顔で言う真二。
言われたこと無い、そんなこと。
比較対象なんて思い出したくもない過去の奴らしか居ない、けれどもそんなこと、況してやそんなとこに口をつけた奴だって少ない。
自分の中の男のイメージが崩れる。
眞白の暴走する頭は、唇に感じる感触で止まる。
湿った舌が歯を小突いて開けろと告げていた。

99 :
数分前なら噛みきってでも拒否していたかもしれない、数分前なら。
眞白は静かに歯の力を緩めた。舌が入り込んで、舌に絡まる。
「ん…ふぅ…」
変な味、でも嫌いじゃない――かもしれない。
認め始めている自分が恥ずかしいのか、取って付けたように曖昧な言葉を続ける眞白。
そんなことなど露知らず、真二は舌に吸いつき、一通り賞味した所で口を離す。
唾液が二人の間に伸びた。
「どうだった?」
「……は?」
訳がわからない、そういった表情を浮かべる眞白に困惑して真二は更に詳しく言う。
「自分のいやらしいお汁は美味しかったですか?」
「やらし……ッ!?」
そこで漸く意味を理解する。
口移し。
慌てふためく眞白を見て、いつも通り楽しそうに笑う真二。
「あー、そう。美味しかったんだ」
「そ、そんなこと言ってない!」
可愛すぎる、こいつ。
顔を火どころか血が出るんじゃないかというくらいに赤くさせて反論する眞白を見て真二は思った。
秘所に手を伸ばして、少し乱暴に指を突っ込む。
「ひゃッ!」
「うわぁ……どっろどろ」
「ひっ、ちょ、ちょっと! せめて、も、少し、優し、くぅぅッ!」
体を軽く痙攣させ、肩で息をする眞白。
より分けた髪は暴れる内にもとに戻り、首から上を見れば男か女かなど見分けがつかない。

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