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2012年09月エロパロ392: ウレロ☆未確認少女でエロパロ (108)
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ウレロ☆未確認少女でエロパロ
- 1 :2012/01/09 〜 最終レス :2012/09/09
- 事務所内、メンバー同士、百合も可
需要ないですか?
- 2 :
- しえん
- 3 :
- 枡野さん×あかりちゃんとか?
- 4 :
- プロデューサー×あかり
作曲家→あかり←バイト
社長×ゴリナw
とりあえず思いついたのをつらつらと
あとはUFI内の百合とか?
ラジオ聞いてないからよく知らないけど
- 5 :
- 升野×あかり書きたいし読みたいけど全く想像できない
- 6 :
- 13話のマスノとあかりちゃんに期待
- 7 :
- 豊本28号×13号がいいな
- 8 :
- 「うるせえんだよ、このチビ!」
「お前がデカ過ぎるんだよ!!」
「黙れチビが、チ〜ビ」
ソファの前であかりと升野が言い争いをはじめた。
デスクで企画書を読んでいた飯塚はまたかと言う表情で見ている。
ガチャとドアが開いた。
「おかえりなさい、角田さん。曲できました?」
「そんなことより、また二人ケンカしてるの」
角田はギターを置いて、にやけながら豊本の席に座った。
「何ニヤニヤしてんですか」
「本格的に仲違いしたりして」
「今はケンカしてますけど、あの二人最近仲がいいんですよ。
よく二人で食事に行くみたいだし」
「えーっ」
角田は目を見開いて二人と飯塚を交互に見つめた。
「もう諦めましょうよ。角田さんの入る隙無いですよ」
「二人で?食事!?ってことはあれか?そのあと・・・あんなことや、こんなことも!?」
「何想像してんですか、気持ち悪い」
飯塚は呆れ顔でコーヒーをすすり、再び企画書に目を通しはじめた。
角田はケンカを続ける二人をちらちら見ながら、なおも飯塚に話かける。
「やっぱさあ、あかりちゃんて夜もSなのかなあ?それともドMかなあ。
『あかりのこともっといじめてください〜』とか甘い声だしてさあ」
角田を無視して飯塚は仕事を続けるが、角田の妄想は止まらない。
- 9 :
- ベッドの上に体を横たえているあかり。
恥ずかしそうに伏し目がちにしている。
スカートから伸びるすらりとした足を撫でると、かすかに吐息を洩らす。
もう片方の手で頬に触れると、潤んだ大きな瞳でまっすぐに見つめ返してくる。
「キス…して…ください」
とぎれがちな声でキスをねだる。
唇を奪いながらブラウスの裾から手を入れ、脇腹をくすぐるように指をすべらせると唇の端から喘ぎ声が溢れだす。
そのまま指先を胸元へ持って行きブラの隙間に押し込むとビクリと体を震わせる。
「角田さん、角田さん、もうその辺で」
「うるせぇなあ飯塚。今いいところんんだよ」
「全部声に出ちゃってます、きこえちゃってます」
角田がハッとして振り返ると、あかりが汚物を見るような目で「最っ低・・・」とつぶやいた。
と同時に「角田てめえ!」と叫ぶ升野のソバットがあざやかにきまり、椅子ごと地面に蹴倒された。
「升野さん、キモいから外に行こう」
「お菓子買いにいこうか」
あかりと升野は早足で事務所を出ていった。
角田の横を通るとき、あかりは角田にだけ聞こえる声で「ね」と吐き捨てた。
角田は心底傷ついた表情で立ち上がりながら、
「プロデューサーがさ、担当のアイドルに手を出すなんてさあ」
とふてくされた。
アンタだって専属の作曲家だろうと思ったが飯塚はにこやかに、
「良いじゃないいですか。事務所のみんなが仲良く働けるなんて。この事務所は本当に素晴らしい」と遠くを見つめた。
- 10 :
- 「おれさっきねって言われたよ…。やっぱり納得できねーよ!」
と角田が机を叩いた拍子に飯塚のコーヒーカップに手がぶつかった。
コーヒーがこぼれ企画書やスケジュール帳を濡らした。
「あーーー!ってめえ、いつまでもグチグチ言ってんじゃねえよ。ブチすぞ!!」
飯塚に胸ぐらを掴まれ平手打ちを喰らい、角田は再び地面に倒れた。
そこにちょうど社長が帰ってきた。
「おお、角田。事務所で寝てるってことは新曲ができたのか」
その後ろから【保守】の文字が入った豊本も現れた。
おしまい。
本格的なエロはほかの方にお願いします。。
- 11 :
- 過疎かと思いきやリアタイでSSが投下されていただと・・!
ありがとうマジありがとうm(_ _)m
- 12 :
- GJ!!
最後の「保守」もセンスあるな
- 13 :
- 2月14日 、夜。
マネージャーが打ち合わせを終えて事務所に戻ると、
デスクの上に小さな包みがいくつも置かれていた。
「ああ、今日はバレンタインデーか」
包みをひとつづつ見ていく。
「これは、ももりんのかな」
オーソドックスなラッピングに添えられたメッセージカードには
『いつもありがとうございます』とあった。
そのとなりには派手なパッケージのチョコレート缶が無造作に置かれている。
「これはキャサリンが好きなチョコだから、たぶんキャサリンからだろう。
で、これはさーやだな」
ピンクのリボンが巻かれたケーキボックスには、手作りのチョコパウンドケーキと
ネコのキャラクターが『ありがとー☆』と言っているカードが入っていた。
そして有名ショップの包装紙に包まれたチョコには、
『お疲れっす。お店で待ってまーす』というカードが乗せてあった。
「ゴリナのは店で配るチョコじゃねーか」
そして階下のローソンで買ってきたと思われるチロルチョコ缶には
『いつもお世話になっていますが、これは義理です』とあかりからメッセージがあった。
「別に、義理って書かなくてもわかってるよ」
とツッコミつつも、みんなからチョコと感謝の言葉をもらえたことに満足していた。
しかしひとつ足り
ないことに気づいた。と同時に誰かが事務所に入ってきた。
- 14 :
- 「あ、マネージャー!会えて良かった」
「たまちゃん、どうしたの? 今日はレッスン無いよ」
学校帰りとおぼしき制服姿である。
たまちゃんはマネージャーのデスクにあるチョコの山を見ると目を輝かせた。
「マネージャー、このチョコ全部くださーい」
そう言うより早くさーやのパウンドケーキをほおばり、
残りのチョコレートを鞄に詰め込んだ。
「ダメだよ!せっかくメンバーみんながくれたのにー。ケーキは食べちゃうし〜」
マネージャーはたまちゃんの鞄からチョコを取り返すわけにもいかず、
困った表情をしていた。
水分の無いパウンドケーキを口に詰め込んだため、たまちゃんは口をもふもふしている。
やっと飲み込み終え満面の笑みを浮かべマネージャを見た。
「代わりに、これ!」
鞄の中から先程詰め込んだチョコとは別の包みを取りだし、マネージャーに突き出した。
その勢いにマネージャーが驚いて受け取れずにいた。
たまちゃんはほほを赤くして、
「私からのチョコです。ぜーったいに食べてください!」
とマネージャーの手にチョコを押し付けて、逃げるように事務所を出ていった。
マネージャーはあっけにとられたまま、たまちゃんの後ろ姿を見送った。
そして手の上に乗せられた包みを開いてみた。
『いつもありがとう。これからもずっとずっとよろしくね』
ハート型のカードにはそう書かれていた。
料理慣れしていないながらも、一生懸命作ったであろう手作りトリュフチョコ。
食いしん坊のたまちゃんらしく、箱にぎっしり詰め込まれていた。
マネージャーはなんだかほほえましい気持ちになって、チョコをひとつつまんだ。
みんなのチョコに添えられた感謝の言葉がチョコをもっとおいしくしてくれた。
「なんで誰もチョコくれねーんだよお」
そう言いながら事務所に入ってきた作曲家の姿を見て、
マネージャーはそっとチョコを引き出しに隠した。
- 15 :
- エロなしですみません。
- 16 :
- 乙!
エロパロ板とは思えないほのぼのでなんか和んだぞw
- 17 :
- 投下乙!
SS見られて幸せだー
- 18 :
- 萌えた!SSのおかげでももクロまで好きになりそうだ。
- 19 :
- 「升野さん、聞きたいことがあるんですけど?」
「なに?」
ソファーでくつろぐ升野にあかりが声をかけた。
「ミネルヴァって誰ですか?」
「は?」
升野はコーヒーをすする手を止め、カップをゆっくりとテーブルに置く。
「な、なにそれ…?アニメのキャラかな?……豊本に聞かないとわかんないな」
「………アニメのキャラからこんなメールくるんですか?」
そう言うと、あかりは升野のケータイをポケットから取り出した。
「えっ!?あ、あれ?……ケータイがない!なんで!?」
動揺する升野を尻目に、あかりはメールを読みあげる。
「『今夜会えますか?私、升野さんの言う事なら何でも聞きます。』どういう事ですか?これ!!」
「えっ?て言うか、なんで持ってんの?ダメじゃん、返せよデカ物!」
「ちゃんと答えたらなっ!チビ!!」
「と、豊本13号だよ……スパイの」
「なんでメールしてるんですかっ!?って言うか、あの人ミネルヴァなんだ。菜々緒って名前だと思ってた」
「色々と名前持ってるんだよ。スパイだから」
「そんな事どうでもいいです!!」
升野を見るあかりの表情がだんだんと険しくなっていく。
「な、なんだよ!」
升野は訳がわからないといった表情を見せる。
「違うんだよ!偶然、商店街で会って。で、交換して。で、それで……」
「なんで交換するんですか!?」
「いや、その〜」
「美人でスタイル良いからでしょ!」
「そう!おまけにエロいって言う……」
「最っ低!」
「ウソ!ウソ!ごめんごめん!」
あかりは升野を睨むと、ソファーのクッションを投げつけた。
この空気に耐えられない升野は後退りながら事務所を出て行く。
あかりはクッションを抱え追いかけるが、ちょうど事務所に入ってきた飯塚にぶつかり升野を逃がしてしまう。
- 20 :
- 「うわっ!?あかりちゃんどうしたの?怖い顔して」
床に落ちたクッションを拾い上げる飯塚。
「チッ!」
「えっ!?こわっ!?なんで!?」
驚く飯塚からクッションを奪い、ソファーに座るあかり。
飯塚は注意を払いながら自分の席に座ると、もう一度あかりに尋ねた。
「ねえ、どうしたの?」
「メール!」
あかりは怒鳴るように答えた。
「へ?」
「升野さんが菜々緒さんとメールしてたんです」
「あの超美人スパイと?なんで?あいつ敵だったでしょ」
と、驚く飯塚。
「今夜会うつもりですよ!」
「それはうらやま……、ダメだよね!」
「ですよね!このままだと、菜々緒さんの古来より伝わるお色気作戦でいろんな事喋っちゃいますよ」
眉をひそめ不快な態度を示すあかりに飯塚は苦笑いを浮かべた。
「って言うかまだスパイやってるのかな?」
「え?」
「案外升野さんの事気に入っちゃったんじゃない?あいつ」
「ま、まさか……」
「まあでも、升野さんはダメ人間だけど、事務所を裏切る様な事はしないよ。あかりちゃんもそう思うでしょ?」
黙って頷くあかりに、飯塚は続ける。
「きっと言い寄られて仕方なく交換したんだよ。だってあの人が聞く?自分から」
「そっか」
「でしょ?それに升野さん、UFIの打ち合わせで飲みに行ってもあかりちゃんの事しか話さないんだよ」
「……え?」
「だから心配いらないよ。升野さんが安心して居られるのは、あかりちゃんだけなんだから」
飯塚がそう言うとあかりはソファーから立ち上がった。
「私、升野さん探してきます」
出ていくあかりを見送る飯塚は「中学生みたいな二人だな……」と、心の中でつぶやいた。
- 21 :
- 引き出しから書類を取り出していると、そこに角田が現れた。
「おい飯塚、今あかりちゃんにどこ行くのって話しかけたら、すごい顔で睨まれたんだけどなんで!?」
「生理的にムリだからじゃないですか?」
書類に記入しながら面倒くさそうに答える飯塚。
「なんであかりちゃんはオレを生理的にムリって言うんだ?オレのなにがダメなんだ?」
「色々思い当たる節はありますけど……」
「なあ、どうしたらあかりちゃんに好きになってもらえるんだ?」
「もうなにやってもムリですよ。諦めましょう!」
しかし、角田は聞いていない。
「そうだ!升野さんがあかりちゃんに嫌われれば、まだオレにチャンスはある!!」
自信たっぷりに言い切る角田。
そんな角田に飯塚は呆れ顔で言い返す。
「角田さん、僕、あの二人が下のローソンで仲良くお菓子選んでるの、ちょいちょい見かけますよ」
「ええっ!?」
「あと、昨日ソファーでぴったり寄り添ってましたよ」
「ウソだ!!」
「ホントですよ!二人でアイドルスマイル読んでましたもん」
「そ、そんな」
「あ、角田さんの特集記事は飛ばしてました。あかりちゃんが『キモッ』て言って」
「うわあああー!!!」
ショックを受けた角田は、ギターを持つとけいこ場へ駆け上がって行った。
飯塚は窓の向こうに見えるスカイツリーに目をやると「本当に気の毒な人だ……」と、心の中でつぶやいた。
しばらくして帰ってきた二人は、お菓子を巡ってケンカをしている。
「オレの勝手に食うんじゃねえよ!」
「は?チビがなんか言ってんですけど!」
「ふざけんなデカ物、最後までとっといたんだぞ!」
「ごちゃごちゃうるせえよ、チビ!!」
飯塚は二人をボンヤリ眺め「やっぱり小学生以下かな……」と、心の中で訂正した。
おしまい。
エロなしですが…。
- 22 :
- GJ!
あかりちゃんとますのさんかわいいー
- 23 :
- 投下乙です!
この2人は喧嘩ップルかわいくてええのう
- 24 :
- 読んでてほっこりするわー。
- 25 :
- ますのさんはあかりちゃんに
「デカ物のくせに胸だけは小さいよな!」ぐらい言っちゃいそう
その後ビンタされそう
- 26 :
- 乙でした!ウレロのほのぼの最高だ。
>>25
それなら升野さんはチビなのに下だけジャイアントロボっていうのも期待できるな
- 27 :
- 2NDシーズン決定おめ
- 28 :
- 「俺の女になれ」って言われたり、いきなりプロデューサーを抱きしめた菜々緒に
まんまと嫉妬してて欲しい
- 29 :
- 「あれ?マスノさん?」
UFIのメンバーと夕食を食べに行った帰りにふと立ち寄った、いつもの道とは逆方向にある書店でのこと。
店に入った瞬間目に飛び込んできた、見慣れた黄色いカーディガン。
二階のレンタルビデオコーナーから心なしかウキウキとした顔で降りて来る、
青色の袋を持った少しだけ小柄な男の姿をあかりは見逃さなかった。
あかりと目が合った瞬間、プロデューサーの顔はみるみる驚きの表情に変わった、
「あかり…なんでここにいんの?」
まず彼の口から出てきたのは、挨拶ではなく疑問の言葉
「なんですかその言い草。…ユーフィーのみんなとご飯食べに行った帰りです」
動揺を隠せないプロデューサーに、あかりは少し苛立ちを覚えた。
「…そうか。じゃ!」
ひとつ頷き、するりとあかりの横をすり抜けようとするプロデューサー…の腕をあかりはがしりと掴む。
「なんですぐ帰ろうとするんですか」
「いや、急いでるから。じゃ!」
無表情を装い、必にあかりから逃れようとするプロデューサー。
それが気に食わないあかりは必に引き止める。
「なんですか!なんでそんな逃げるんですか!」
「ちがうの!なんか急にお腹いたいの!」
そんな明らかな嘘に騙される訳もなく、あかりの手は全く緩まない。
…と、つかんだ腕の先にある青い袋があかりの目に入った。
「マスノさん、なに借りたんですか?」
「えっ!?」
「映画?」
「…う、うん」
プロデューサーの声が上ずる
「珍しい…そうだ!面白そうな映画なら、折角だからみんなで稽古場で観ません?」
「えっ?」
「まだみんな近くにいるはずだし、今日金曜日だし」
事務所の上階にある@川島プロの稽古場には、社長がゴリナと映画を観る為「だけ」に購入したプロジェクターがあった。
プロデューサーの動きが止まる。
向き直る二人、数秒の沈黙。
「…いや、グロいやつだから!」
「グロいやつ!?」
「うん、…グロい虫のやつ」
「そんなDVDあるんですか!観たい!」
「グロい虫好きなの!?」
「うん!」
- 30 :
- 見てる人いるかわかりませんがつづきます。
@微エロ
Aエロなし
Bエロ
この二人なら需要的にはBより@かな?
※本作品に登場する人物は全てフィクションのものであり、
18歳以上です。確認してよね☆
- 31 :
- 期待
- 32 :
- もっとくれもっと
- 33 :
- エロでも微エロでもバチコイヤ!
- 34 :
- テンションが一気に上がったあかり。
眉をひそめるプロデューサー。
「あかり、敬語。『うん』じゃなくて…」
「あ。…はい」
「それになんだよ『グロイ虫のDVD』って。…そんなのねーよ!」
時折あかりはプロデューサーに対して敬語を使わなくなってしまう。
無意識に、でもどこか楽しそうに。
年齢差や身長差、そして立場の違い。そんな「最初の立ち位置」から距離を一歩ずつ縮めるように
プロデューサーに対して振舞い、話しかける。
もともと極度の人見知りだったあかり。
それを変えたのはたくさんの偶然と、必然だった。
「じゃあ、なんのDVDなんですか?隠すことないでしょう」
やれやれ。と言った感じであかりがようやく手を離す。
よし、これで逃げようと思えば…いや、メガネを外したあかりからぐっと見つめられ、
プロデューサーは全く動けずにいた。
大きくぱっちりとしたあかりの瞳。
思わずあかりに聞こえないように、こくりと唾を飲み干す。
元は単なる好奇心とはいえ、彼女にそんな風に見つめられて逃げられる訳がなかった。
…それが自分の惚れた相手なら、尚更。
どんなに可愛くても、どんなに近くにいても
プロデューサーがアイドルに…そんな事は許されるはずもない。
ただの事務所の事務員だった頃とは違う。だからと言って、あの頃のあかりに今のような感情を抱く事はなかっただろう。
「いや、別に普通の…」
「普通の?」
「普通の…」
- 35 :
- 『普通』ってなんだ?
なんか哲学的だな。と思いながらも、プロデューサーは
ここから逃げる上手い言い訳を必に探していた。
中身を知られたら、たぶん
自分の思いも知られてしまうはず。
「ふ、」
息をいつもより意識して吸う
心拍数が一気に上がるのがわかった
「普通の、エロいDVDだから!」
「…は?」
「普通のというか、エロい。ものすごーくエロいやつ」
「…」
「もうね、物凄いよ」
それよりは、引かれる方がいい。
それがプロデューサーの答えだった。
どうせ手が届く相手ではない。
一瞬の沈黙の後、あかりが気まずそうに話し出す。
「す…すみません…。ま…まぁ、マスノさんも男ですし、そういうのも観ますよね!」
あかりが一歩身を引く
それ以上になにかの距離が開いた気がした。
「…すみません。なんか。」
二回目の謝罪の言葉に、プロデューサーはもう苦笑いするしかなかった。
- 36 :
- も少し続きます。
エロなし(後日談で少しあり?)の予定です。
多少の違和感はスルーして頂けると助かります。
- 37 :
- 乙!楽しみにしてます
- 38 :
- 乙です。
雑談。
さーやの想い人は角田じゃないのか。
未確認ラジオを聞くまで期待していたのだが。
- 39 :
- 続きが楽しみだー
- 40 :
- 見てる
- 41 :
- 二日後
気まずいまま別れた二人。事務所で顔を合わせても、どことなくよそよそしいままだった。
お互いの定位置、ソファーと机でそれぞれの作業をしていても
相手の気配と動きを常に気にしているような感じで、なんだか二人とも落ち着きがない。
それを敏感に察した角田が、事務作業中の飯塚に耳打ちをする
「なんかさ、あの二人最近変だよな」
「そうですか?」
「もしかしてあいつ、あかりちゃんに何かしたとか…」
また始まった。と飯塚が資料に目を通しながら答える。
「またそんなこと言って…」
「いや、俺にはわかる!きっと二人の間になにかあったにちがいな…っ!」
言い終わるか終わらないかのうちに、角田の背中に綺麗な蹴りが入った。
「ぅるせえ」
不機嫌そうに一言呟き、そのまま事務所を出るプロデューサー。
いつもより強い勢いでドアが閉まった。
「ってえなー。なんだよ…」
「今のは角田さんが悪いです」
そう言いながらも、飯塚は手元の資料から目を離さない。
「最近機嫌良さそうにしてたのになー」
「ああ、珍しく角田さんの話を聞いてましたね」
角田が愛用のギターに手を延ばしながら得意げに答える。
「そうなんだよ!」
UFIの曲のイントロを引き鳴らす角田。
「あいついつまで経ってもユーフィーのメンバーとまともに話せないから、『お前少しは女心を理解しろ!』って言ってやったんだよ」
「…女心と、升野さんがメンバーと話せるようになるのにどんな関係があるんですか?」
冷静に返す飯塚
「これだから結婚した事ないやつは…」
やれやれ。という感じで角田がギターを置き、得意げに飯塚の肩をポンポンと叩いた。
- 42 :
- 「いいか!理解することで、徐々に苦手意識がなくなっていくんだ。いいか、相手を理解すれば必ず」
「離婚した人に言われたくないです」
続く言葉を遮るように飯塚が言った。
「…でもちゃんと一回結婚してますからー!離婚もしたけど、結婚もしてますからー!」
「で、何を勧めたんですか?」
作業が一段落ついたらしく、飯塚が角田に向き直った。
得意げに立ち上がる角田
「女心を理解するために、まず恋愛映画でも観て勉強しろ!って言ってやったんだよ。
もし好きな子がいるなら、その子と自分に似たシチュエーションの奴がいいぞ!ってな」
「…大口叩いた割にはベタな話ですね」
「だからさ、あかりちゃん。アイドルと作曲家が恋に落ちる映画があったら…」
「観ません」
間髪入れずにあかりが答えた。
角田が崩れ落ちる。
改めて聞く事もなかったな。と飯塚が新たな作業に取り掛かり始めた。
…なんとなく。そう、なんとなく、角田のさっきの言葉が引っ掛かったが、
あかりは気にしない事にした。
…そんなの、それこそ、ベタな話じゃないか。
仕事に集中しないと…仕事に…集中…。
「…かり…ん、…あかりちゃん?」
飯塚が話しかけて来ていた事に全く気づいていなかったあかり。慌てて瞬きを数回して、飯塚の方を見た。
「は、はい?」
「…なにこの、『恋愛映画 アイドル プロデューサー』って」
「かっ…勝手に見ないでください!」
パソコンのディスプレイを覗き込まれ、慌てて画面を隠そうとするあかり。
検索履歴には「恋愛映画 プロデューサー 事務員」「恋愛映画 プロデューサー 女スパイ」といった文字が並んでいた。
- 43 :
- 見てるよ
- 44 :
- 萌えてるよ
- 45 :
- ありがとうございます。
次の投下で終わらせたいので、もう少し時間かかります。
ただ、この後はエロパロの域を超えた自作の設定がいくつか出てくるので、
ちょっと嫌な人は嫌かもしれません。すみません。
- 46 :
- 待ってるお
- 47 :
- 乙です。
続きを待ちわびながら、小ネタ投下
- 48 :
- ダメですよ。
ムリです、絶対にムリですよ!
やめてください。
キャッ。
服、脱がないでください。
......絶対ムリですから。
は、早く服を来てください。
誰かに見られたらどうするんですか?
あ、ダメです。
トヨモトさん、大きいから、は、入りませよ......。
壊れちゃいます。
イヤ、イヤ、イヤ。
あ、ダメですよ......ダメ......。
あ、あぁ。
うぅ、あぁぁ。
はあ......。
やっぱり入らないですよ。
はあ......。
ヒドイですよ、こんなの。
服、破れちゃった。
どうして無理矢理......。
泣かないでくださいよ。Shit!って言われても。
なんですか?泣いていないではっきり言ってください。
......わかりました。そこまでお願いされたら......。
うまくできるか分からないけど......。
だけど、もう、無理矢理はやめてくださいね。
待ってください、準備しますから。
ここでできる事まではします......。
私だってどうしていいかわからないんです。
......こんなの初めてだし。
- 49 :
- ーー衣擦れの音と男の呻き声
こういうの初めてだから緊張します。
すごい......。
こんな触り心地なんだあ。
もっと固いのかと思ったけど、すべすべで柔かいですね。
あ、きもちいい〜。
ごめんなさい、気持ちよくって夢中になっちゃいました。
ちゃんとやります。
ーー男の呻き声と女の吐息
やっぱり難しいですね。
練習はしてるんですけど、ホンモノは違いますね。
コレ、どうやったらいいのかなあ?
ーー女のため息が続く
やだ、服が汚れないようにしないと。
ーー音を立てて何かを飲み込む音
ど、どうですか?
うまくできてますか?
ーー男の悦び声
あんまり自信ないですけど......、満足してもらえて良かったです。
続きは私のうちで。
え、本当ですか?
ありがとうございます。
じゃあ、いっぱいお願いしちゃおうかな。ふふ。
- 50 :
- 「何してるんですか。事務所に入れないんですか?」
イイヅカがエレベーターから降りると、マスノがドアにもたれてうずくまていた。
マスノの目の焦点が微妙に合っていないことが気になる。
「うん、ちょっと......」
蚊の泣くような声で答える。
「来客ですか?」
「うん、トヨモトが裸で、あかりと......」
「冗談でしょう」
「ふたりでずっと何かやってる。エロいこと......」
マスノは涙目になっている。
「ありえないでしょう、よりによって事務所で、しかも相手が......」
「だって俺、ずっとここで聞いてたもん」
腑に落ちない表情のイイヅカ。
「音だけですか?」
うなずくマスノ。
「現場を見てはいないんですね」
再びうなずくマスノ。
マスノは今まで聞いた音についてぽつりぽつりと説明する。
イイヅカはいまいち信じられなかった。
耳をそばだてても音はもう聞こえない。
「わかりました、事務所に入って確かめましょう。ほら、立ってください」
イイヅカはぐにゃぐにゃに脱力しているマスノを抱え上げて立たせる。
そしてそのまま勢いよくドアを開けた。
そこにはヒラヒラとしたスカートを抱えたトヨモトがいた。
ソファに気怠く寄りかかるあかりを見留めたマスノが、トヨモトに詰め寄る。
「てめえ、何やってた!」
「......」
マスノの勢いに気圧され、トヨモトは何も答えない。
その横でイイヅカがオロオロしている。
「事務所でいかがわしいコトしやがって、最低だな。キモオタ!エロ女!」
マスノが怒鳴る。
「はあ?誰がエロ女ですって」
ソファから立ち上がったあかりがマスノをにらむ。
「エロ女じゃないなら、ど淫乱女か。事務所でエロいコトしやがって。キモオタ相手に昼間っから」
「何言ってるんですか、このちびは」
マスノを指差し、イイヅカに問う。
「あかりちゃんとトヨモトが、今ここで、淫らな行為をしている音を聞いたと......」
イイヅカが言い辛そうにマスノから聞いたことを答える。
トヨモトは無言でスカートを紙袋にしまう。
「なんで私がトヨモトさんと!?」
あかりは目を丸くした。
- 51 :
- 「トヨモトさんが、今日届いたマサコの特注コスチュームを自分で着たいって言い出したんです。
どう見てもサイズ的にムリなんで止めたんですよ。
でも無理矢理着ちゃて、案の定破けたんです。
そうしたらトヨモトさん泣き出しちゃって。
直してくれって頼まれたんですよ。
特注品だから生地も仕立ても特別で、しかもコスプレ衣装を直すのも初めてですごく緊張しました。
高級な生地なんで手触りがすごくいいんですよ!
シルクにベルベット、リアルファーが惜しげもなく使われてるんです。
つい夢中で触っちゃって、「早く直せ」って言われちゃいました。
仕立てもいいから着心地いいだろうなあ。
それを直すのって結構プレッシャーですよ。息が詰まりました。
のどは乾くし、服を汚さないように気を使うし。
スカートのホック部分は手で直せたんですけど、上着はうちでミシンを使わないとムリですね。
トヨモトさんはずっとベソかいていて鬱陶しかったけど、お礼してくれるそうです。いろいろお願いしちゃいました。
はあ〜、すっごく疲れちゃいましたよ。
そこにマスノさんとイイヅカさんが来たんです」
あかりの説明が終わるとマスノは床にへたりこんだ。
「変なコトしてなくて良かったじゃないですか」イイヅカがマスノの肩を叩く。「マスノさんはあかりちゃんのことになると冷静じゃなくなるから」
トヨモトはいつの間にか居なくなっている。
「マスノさん、そんなこと想像してたんですか。イヤらしい」
あかりはソファに座り、マスノを見下ろした。
「イヤらしいのはマスノさんだけじゃないですよ」
イイヅカが給湯室のドアに視線を向けた。
細く開いたドアの隙間にICレコーダーがはさまっていた。
イイヅカがドアを開けると、ジャージ姿のカクタが立っていた。
「居たんですか!?全然気付かなかった」
あかりが驚く。カクタは無言でうなずく。
「録音してたんですか、イヤらしく聞こえる音を」
イイヅカの問いにも、カクタは無言でうなずく。
「俺は今夜、この音を聞きながら眠る!そして、夢のなかであかりちゃんを抱く!!」
カクタは満面の笑みで高らかに宣言した。
あかりの顔が引き吊ると同時に、マスノがすごい速さでカクタとの間合いを詰めた。
深夜、作曲データごとメモリを全消去されたICレコーダーが事務所の冷たい床の上に投げ捨てられていた。
おしまい。
- 52 :
- >>48
投下乙です
勘違いマスノさんなんかかわいいなw
- 53 :
- あと二ヶ月ちょっとでシーズン2だ:
- 54 :
- 飯塚がキッチンでコーヒーを煎れていると、角田がやってきた。
「なあ、飯塚。あかりちゃんの対人恐怖症って深刻だよな」
視線をソファに向けると、升野とあかりが並んで座り一冊の雑誌を覗き込んでいる。
「そうですか? ほとんど治ってると思いますけど」
「そんなこと無いね。俺が近付くとスッと後ろに下がるんだよ」
飯塚は『それは対人恐怖症ではなく、生理的に無理だから』という答えを心にしまった。
相変わらずソファの二人は放課後の女子高生の様にキャッキャッと話している。
飯塚が同意しないのを不満に思ったのか、角田は『見てろ』と言い残しあかりの元に歩いて行った。
「あかりちゃん、俺……」
あかりはソファから立ち上がり、角田との間合いを広げる。
「あ、私……下のコンビニに行かないと」
「あかりちゃん、俺のことを避けてない?」
間合いを詰める角田。一歩下がるあかり。
「そ、そんなこと無いですよ。……ほら私、対人恐怖症だから……ははは」
作り笑いを残してあかりは事務所を出て行った。
角田が飯塚の方を向いて『俺の言った通りだろ』という表情をし、あかりの後を追って行った。
飯塚は苦笑したままデスクに戻った。
- 55 :
-
升野は雑誌を読んでいる。
「升野さんは美人と話すのは平気になったんですか? あかりちゃんとはすっかり打ち解けてますけど」
飯塚の質問に升野は視線を上げる。
「あかりは平気。でも美人は苦手だな」
そう答えて再び雑誌に目を落とした。しかし考え込むような表情をして
「いや、あかりも苦手かも」
と訂正した。
「何かあったんですか?」
飯塚が興味深そうな顔で、事務イスを転がしてソファに近付く。
「二人で話してるとき、あいつ俺のことをでっかい目でじーっと見てくるんだよ。
それを見て、『うわ、かわいいな〜』とか、『俺の理想のアイドル像だ』と思うわけ」
飯塚にはのろけ話にしか聞こえない。
「そういうときに限って、腹というか、みぞおちのあたりが、ギュ〜って痛くなるんだよ」
「それって、苦手じゃなくて……」
飯塚が答えを言いかけたところで、升野が時計を見て立ち上がった。
「ヤベ、こんな時間か。おれ打ち合わせに行って来る」
と事務所を出て行った。
升野と入れ替わるようにあかりが戻ってきた。
「おかえり。角田さんは?」
「さあ」
あかりの返事は素っ気ない。
「かわいそうだよ。対人恐怖症を使って角田さん避けるなんて。対人恐怖症は殆ど治ってるんでしょ?」
「そうですね。ん〜、でも角田さんだけは対人恐怖症っていうか、生理的に」
「ダメ、それ以上言っちゃ。かわいそう」
飯塚はいたたまれないと言わんばかりの表情で首を振る。
「あ、でも対人恐怖症は治っていないかもしれません」
「どういうこと?」
「最近、升野さんと話をしていると、たまにお腹というかみぞおちのあたりがギュッとなるんですよね」
あかりが真剣な顔になる。
「どんなとき?」
「ふたりでおしゃべりをしていて急に沈黙したときとか。笑ってるときに不意に目が合ったときとか。楽しいのに、なんだかギュッて苦しくなるんです」
飯塚には恋の相談にしか聞こえなかった。
飯塚はどんな返答をするか少し考えた。
「同じ様なことを升野さんも言ってたよ。二人で話をしてみたら解決するかもね」
敢えて自分からは答えを教えない。ふたりがお互いの気持ちに気付くよう導くことこそ、裏方であるマネージャーの美学である。
飯塚は自分の回答に満足し、気の利いた恋の橋渡しをした気になっていた。
- 56 :
-
翌日。
飯塚がキッチンでコーヒーを煎れていると、升野とあかりの会話が聞こえてきた。
「升野さん。話があるんですけど」
「なんだよ、改まって」
「升野さんは女の人に慣れましたか?」
飯塚はついに二人が気持ちを伝えるのではと、他人ごとながらどきどきした。
「慣れては無いけど、何でそんなこと聞くの?」
「私、最近升野さんと話をしていると楽しいのに、みぞおちの辺りが苦しくなることがあるんです。
そのことを飯塚さんに話したら、升野さんが同じ悩みを持っているみたいだって言われたんです」
その痛みはいわゆる恋なんだよ! いい加減気付けよ。と飯塚は心の中でツッコミを入れた。
「おれもだよ。話しているときとか、急にみぞおちのあたりが締め付けられるような」
「そうそう」
あかりが頷く。
「今までこんなこと無かったんだけど、これって……」
『恋だよ、恋!』と飯塚は心の中で升野の言葉の続きを叫ぶ。
「対人恐怖症の一種だと思います」
あかりは真剣な眼差しで升野を見つめる。
升野も納得の表情を浮かべる。
「そういうことか。美人に会う機会が無かったから怠けてたけど、耐性をつける訓練を再開するか!」
「そうしましょう!」
盛り上がった勢いで互いに手を握り合い、至近距離で見詰め合った。
その途端にはっとして手を離し、互いに一歩下がる。
少しの沈黙のあと、恐る恐る升野が切り出す。
「今、ドキッとした?」
「升野さんも?」
あかりが伏せていた瞳を見開く。
「こんなことで動揺してたらアイドルのプロデューサー失格だな。さあ練習だ」
「私もがんばらなくっちゃ」
そう言ってキャッキャとはしゃいでいる。
至近距離でにらめっこしたり、ハイタッチをしたりと対人恐怖症を克服するための練習とは思えない、仲良しの小学生が遊んでいるようなことをしている。
飯塚はふたりが出した結論にがっかりしながらデスクへ戻った。
そこに角田がやってきた。
「あかりちゃん達、なにやってるの?」
状況を理解し角田は練習に付き合うと言い出した。
「あ、大丈夫です」
あかりは冷たくあしらい、升野と盛り上がっている。
何も変わらない平和な午後だった。
おわり。
- 57 :
- 「あの…その…えっと…これは…」
これは、出来心にも満たないような、ただのちょっとした思いつきだ。
ただ、でも、もし。
彼の借りたDVDが何なのかを知る機会ができたとして、
更に「プロデューサーと事務員の恋愛映画」が存在するとして。
…それを彼が観ていたら。そう思うと、なんだかドキドキした。
そして「プロデューサーと女スパイの恋愛映画」なんて映画がもしあったとして、
角田に唆された彼がそんな映画を観ようとしていたら…と思うと、
なぜだか少し胸が苦しくなった。
仮定に仮定が重なるくだらない話なのに
なんだか心がザワザワしてしまった。
そういう映画が存在するのかと、調べずにはいられなかった。
そんな中、空気を読まずに角田がパソコンの画面を覗き込む。
「なになに?見してよ、あかりちゃんの恥ずかしい部分…ってなんだこれ!」
「かっ、勝手に見てんじゃねーよこの…このハゲジジイ!」
角田を罵倒する声にも、いつもより迫力がない。
「あかりちゃん、俺…」
数秒の間の後、画面とあかりを交互に見ながら角田が絞り出すように言った。
「角田さん…」
そんな角田を慰めるように、飯塚が呼びかける
…が、今回ばかりは次の言葉が見つからずにいた。
「俺……プロデューサーじゃないよ?…作曲家だよ?間違ってるよ?」
「角田さん!」
同じ台詞だが、先ほどとは明らかに違う。
あまりの諦めの悪さに呆れるような、軽蔑するような声のトーンだった。
「ほら、グーグルにちゃんと入力し直して?」
縋るようにあかりに話しかける角田
「角田ぁ!…現実を見ろ!」
飯塚の声を合図にするように、角田が崩れ落ちた。
恋愛映画
プロデューサー
事務員
普通の人なら、「なんとなく」こんな検索をしていてもおかしくはないかも知れない。
ただ、もともと他人にあまり興味がなく、対人恐怖症だったあかり。
そんな彼女の行動の理由がプロデューサーに恋愛感情を抱いたからではないかと
周りの人間が疑ってしまうのは仕方のないことだった。
ゆっくりとあかりに向き直る飯塚。
「あかりちゃん。…もしかして…マスノさんのこと」
思い当たる節が無いわけではなかった。でも、なんとなく信じられずにいた。
噛みしめるようにあかりに話しかける飯塚。
堪らず男泣きを始める角田。
「ち…違います!私、あんな小さい人…」
「じゃあ、背が小さくなかったらいいのか?」
何時の間にか事務所に戻って来ていた川島が、少し強めの口調で話に割り込んで来た。
- 58 :
- 「社長…。お、おかえりなさい」
あまりのタイミングの良さに驚きつつ、社長に会釈をする飯塚。
「飯塚、例の資料に目は通したかー?」
「あ、はい」
川島は軽く頷くと
上着を脱ぎ、彼の定位置である社長のイスに座った。
「飯塚」
「はい」
「さっきの資料をあかりに見せろ」
「え?でもこれは」
「いいから」
「…はい」
『社外秘/取扱注意』とだけ書かれた数枚の資料が飯塚からあかりへ手渡される。
その表紙をめくった瞬間、事務所に豊本が入った来た。
「なんだよ…折角マサコを大画面で観ようと思ったのに…」
そんな風にいつもの口調でブツブツ言いながら四人の間をすり抜け、
事務所のDVDプレーヤーに購入したばかりのDVDをセットする。
いかにも深夜帯のアニメというような、明るいノリのオープニングが始まり
画面に流れるようにロゴが表示され、そして消えた。
「…ダメだ…やっぱり迫力が全然違う…稽古場のプロジェクターは化物か…」
悔しそうに呟く豊本に川島が問いかける。
「なんだ豊本、稽古場のプロジェクター使えないのか?」
「…僕がマサコを観ようと思って稽古場に行ったら、マスノさんがいて、ひとりで何か観てたんですよ」
画面から目を離すことなく豊本が答える。
「なんだ、あいつは上にいるのか」
じゃあ好都合だ。とばかりにあかりに向き直る川島。
「あかり」
「…はい」
資料を読んでいたあかりの目の動きが止まる。が、顔を上げることが出来なった。
「この資料は社外秘!口外禁止!…間違ってもユーフィーのメンバーには言うな」
「…なんで…」
「あいつは確かに背低いかも知れない。でも、ユーフィーやお前の為にデカい決断をしたんだぞー」
「……ユーフィーの…私の為に…?…なんで…」
「…ったく、ドーンと儲けられると思ったのに…」
背もたれに一気に寄りかかり、天井を見上げる川島。
呆れているような、それでいて全てを見越していたような、少し嬉しそうな表情すら浮かべていた。
「私、マスノさんと話してきます」
そう言い終わる頃には、あかりはもう事務所のドアを開け、階段に向かって走り出していた。
- 59 :
- 大画面に、女性の演技が映し出される
表情は硬く、演技はまだぎこちなかったが、『何か光るもの』がそこにはあった。
「マスノさん」
稽古場に入ってきたあかりの呼びかけに、プロデューサーは振り返らなかった。
アカネサヤカ
日本一のアイドルグループ「ビクトリア」を電撃脱退し
兼ねてからの夢だった女優への道を進み始めた不動のセンターであり、元・トップアイドル。
彼女が初主演した映画はよくある青春モノで、
幾つかのミニシアターで上映され、それ程大きなヒットを飛ばすこともなく
スケジュール通りの日程で公開を終えた。
稽古場の壁に映し出されていたのは、レンタルされたばかりのその映画のDVDだった。
「あの資料、読みました」
「…そうか」
「なんで…アカネサヤカの移籍希望を断ったんですか?」
「…」
「クイーンステージから何かされると思ったからですか?」
「…」
口調が段々強くなるあかり。それでもプロデューサーは答えない。
「ユーフィーがIQGで2位になれたとは言え、まだまだ小さいうちの事務所に
あんなトップアイドルが来れば、社長が『金が無い金が無い』って言うこともきっと無くなります」
一呼吸置いて、あかりが続ける
「…マスノさんももっとプロデューサーとして有名になるし、
それで事務所も有名になればユーフィーだってきっと…もっと…」
「彼女は、アイドルを辞めて女優になりたがっていたんだ」
あかりの息が切れるのを待っていたかのように、
しかし、まだ振り返らずにプロデューサーが優しい口調で切り出した。
「でも俺は、アイドルのプロデューサーで、しかも今はユーフィーのプロデューサーだ。
彼女がうちの事務所に来ても、ユーフィーに全力を注ぐつもりの俺は彼女の面倒を見てやることは出来ない」
「…」
「それに、うちの事務所が忙しくなっちゃったら、お前デザインの勉強する暇なくなるだろ」
その言葉に驚くあかり
「…知ってたんですか!?仕事中にもデザイン描いたりしてるって」
「あのなぁ…俺がお前のことどれだけ」
見ているか。勢いで出そうになったその言葉を必で飲み込む
「…とにかく、彼女はうちの事務所よりも女優業に向いた事務所にちゃんと入れたんだよ」
稽古場の壁いっぱいに、女優への一歩を踏み出したばかりの彼女の笑顔が映しだされていた。
- 60 :
- 「『元・トップアイドル』を売りにするような事務所じゃない。だから王賀龍一も放っておくだろう」
どこか寂しそうにプロデューサーは笑った。
「だから、彼女は俺達の元じゃなくても、きっと大丈夫だ」
プロデューサーがリモコンを手に取り、DVDを停止すると
遮光カーテンを引いた稽古場は、昼間とは思えない薄暗い空間になった。
「…お前、ちゃんとうちの事務所やユーフィーのこと考えてくれてるんだな」
「それは…事務所が潰れちゃったら、事務員の仕事が無くなっちゃうから…」
薄暗い中向き合う二人。電気をつけようとか、カーテンを開けようとか
そういった気分にはならなかった。
「でも、社長は反対しなかったんですか?」
「アカネサヤカがうちに入ったら、ゴリナの人気が更に落ちるぞって言ったらすぐ納得した」
「…相変わらずですね」
ふふ。とあかりが笑う。
「映画、どうでした?」
「オープニングしか観てないけど、なんかね、すげー駄作っぽかった」
笑いながらそんなやり取りをしつつ、DVDを取り出そうとするプロデューサーと
その近くで照明のリモコンを探すあかりの距離が
いつもよりほんの少しだけ近くなっていることに、二人はほぼ同時に気づき
柄にもなく微笑みあった。
今回のことで初めて気づけた相手への気持ちを今伝えることよりも
相手が自分へ向けてくれた思いやりにもう少しだけ浸っていたかった。
いつもよりドキドキするけど、薄暗いから大丈夫。
「角田さんが『恋愛映画観て勉強しろ』ってマスノさんに言ってやったって言ってましたけど」
「あいつの言うことなんか真面目に聞く訳ねーじゃん」
「確かに…ていうか、お店で会った時、何でこのDVDを借りたこと隠してたんですか?」
「…なんか、昔の女に未練がある男って感じでかっこ悪いじゃん」
「なにそれ。ユーフィーと私は『今の女』ですか?」
「あ、これ返却する時、ついでにグロい虫のDVDがないか探しとくから」
「…返事になってないです」
自分の望んだ質問の答えは引き出せなかったが、それでも良いかと
あかりは思った。
- 61 :
- 「…角田さん、もう諦めましょう」
「キスでもしない限りはまだ俺にもチャンスが…」
「いやこれ、『下手にキスなんかしなくても既にかなり深い絆で結ばれてる』パターンですよ」
稽古場の外からこっそり様子を伺っていた角田と飯塚。
…角田を慰めながらも、飯塚はこの状況を見て『今夜は良い酒が飲めそうだ』と思っていた。
少し離れた階段の手すりに寄りかかり、ゴリナに今夜の予定を伺うメールを送信する川島と
今度はDVDの解説本から目を離さない豊本。
「早く大画面でマサコを観たい…」
「まぁ、二人がくっつけば、『事務所内恋愛禁止!』なんてバカな風潮もなくなるだろ」
「いや、もうあかりちゃんはアイドルじゃないし、この二人の関係は社長とゴリナのとはまた違いますから!」
冷静にツッコむ飯塚。
「『超激似AV!!未○認少○隊U○I ミ○X!!』…なんだこれ」
そして、床に落ちていた『レンタル専用』と書かれたアダルトDVDのディスクを拾い上げ、佇む角田が
まんまと『AVを借りて来て稽古場で観ようとした』という濡れ衣を着せられ、
プロデューサーがAVを借りることについては寛容だったあかりから『最っっっ低』の男だと言われ、
真犯人であるプロデューサーを含む全員から吊し上げられることとなったのは言うまでもなかった。
おわり
- 62 :
- 完結乙!
面白かった
キャラの台詞が脳内再生余裕で良かったです
- 63 :
- 以上です。
最初の投稿では角田に唆されてまんまと恋愛映画借りちゃって
好意がバレそうになる話を考えていたのですが、
ミスXの激似AVを思い付いてちょっとツボってしまったのでオチに使ってしまいました。
その辺の「UFIが売れたら」や「アカネサヤカの夢」等は勿論公式ネタではないので、パロディとして楽しんで頂ければ幸いです。
ありがとうございました。
- 64 :
- 乙です
思いのほかSSがたくさん読めて嬉しいなあ
- 65 :
- 脳内再生される
- 66 :
- 乙です
どれも萌えるなぁ
P×あかりが多くてたまらん
- 67 :
- UFIとマネージャーの中の人がコントをやったと聞いて、
振り回されるマネージャーとアイドルのラブコメを想像して萌えた。
- 68 :
-
菜々緒『豊本法!その弐、“孔雀”』
- 69 :
- 保守ネタ。
エロなし。すみません。
マネージャーとたまちゃんの話。
+++++++++++++++++++
マネージャーが外出先から事務所に戻ると、たまちゃんがソファに座っていた。
退屈そうに足を投げ出しケータイを見ている。
「あれ、練習じゃないの?」
「早く来すぎて、まだ誰もいないんだ」
「ふーん、そうなんだ」
特に気にする様子もなく、マネージャーは席に座り仕事を始める。
「他に誰もいないの?」
「社長さんたちはみんな、おでかけしました」
行き先掲示板は全員“外出”になっていた。
マネージャーが書類の整理をはじめるとスーツの裾がひっぱられた。
振り向くと、バイトの席に移動したたまちゃんが腕を伸ばして指先で裾をつまんでいる。
そしてニコニコしながら、コロコロとマネージャーの席に近づいてきた。
「マネージャー、どっか連れていってー」
少女は甘えるような口調で掴んだ裾を左右に揺らす。
「地方営業に行きたいの?地方は美味しいものがいっぱいあるからね」
マネージャーは、相変わらず食欲旺盛な娘だなと思った。
「違うよー。仕事じゃなくて、美味しいものを食べに連れていって」
さらに裾をぶんぶんと左右に振る。
その動きに合わせて座席部分が左右に回転し、少女の体が揺れた。
「ご両親にお願いしなさい」
スーツがシワになるなと思いながら、仕事の手を止めずに答える。
「そうじゃなくて、デートだよ。デート!」
「え、彼氏できたの!?」
マネージャーが驚いて振り向く。
「ちがーう。ちゃんと話聞いてよー」
「今、デートって......」
「マネージャーさんとだよー」
マネージャーの表情に疑問符が浮かぶ。
「アイドルに恋は厳禁でしょ。だからマネージャーさんに美味しいものを食べに連れていってもらいたいの」
「美味しいものを食べたいなら、ご両親に……」
「それじゃデートにならないじゃん!」
少女はスーツの裾を強くひっぱる。
「さっきからデート、デートって、何の影響を受けたの。友達?マンガ?さーや?」
「影響なんて受けて無いよ」
「デートって、なんで俺に言うの?」
マネージャーの問いにしばし沈黙する。
- 70 :
- 「それは……、......好きだからだよ......」
演技なのか本気なのか分からない曖昧な笑みを浮かべた。
「大人をからかうんじゃありません」
マネージャーはすぐに冗談と判断した。
少女たちがおっさんをからかう姿をよく目にするが、おっさんを困らせて何がおもしろいのかと常々思う。
自分は若いつもりでいたが、もうおっさんだよなあ。とため息をついた。
「たとえアイドルとマネージャーの関係じゃなくても、いくつ離れてると思ってるの」
「年齢は関係ないよ。ハゲ雑巾は事務のあかりちゃんを追いかけ回してるじゃん」
ハゲ雑巾?
マネージャーは何のことか分からなかった。
しかしすぐに、そう呼ばれているであろう人物の顔が浮かんだ。
「ダメ!そんな呼び方しちゃ。君達の作曲家さんなんだから」
「みんなそう呼んでるよ」
「みんな?」
「うん、みんな」
少女は愉快そうに無邪気な笑顔を見せる。
「でもダメ。ちゃんと名前で呼びなさい。あの人は傷つきやすいんだから」
マネージャーはこの事務所に来てから頻繁に、小学校教師のような気分になる。
事務所もUFIも誰も小学生はいないはずだが。
「はーい」
少女はつまらなそうに返事をする。
話が終わったので、マネージャーは仕事に戻った。
「それなら、アルバイトさんに連れていってもらうもん」
少女が足をパタパタさせて、拗ねはじめる。
少女の中で話は終わっていなかった。
「写真撮られてやるー!スキャンダルだー!」
マネージャーの気を引こうと、騒ぎはじめた。
「UFIメンバー、スタッフと密会!深夜のデート!」
「マネージャーの責任だぞー。監督不行届きじゃないかー」
「スタッフと一緒にいてもスキャンダルにはならないよ」
しばらく放っておいたが、ついにマネージャーが返事した。
マネージャーが反応してくれたことに少女の表情が明るくなる。
パタパタしていた足をピタリと止め、再びマネージャーのそばにコロコロと寄ってくる。
「バイトさんとイチャイチャしちゃうもん。もしかしたらあんなことしたり、あんなとこ行ったり……」
もっとかまってもらおうと、少女は挑発的な言葉を繰り返す。
- 71 :
- マネージャーは考えた。
アニメオタクであかりのことが好きなバイト。
あいつがこの少女に変なことをするとは思わない。
しかし、笑ったり拗ねたり表情をコロコロ変える少女のかわいらしさを思うとだんだん心配になってきた。
仕種や言動は子供っぽいが、体は大人である。
そういったアンバランスさがオタクの琴線に触れる可能性があるのではないか。
「俺が食事に連れて行けば、バイトとは出かけない?」
「お、ヤキモチですか?」
少女は嬉しそうにマネージャーの顔を除きこむ。
「違います。ただ、バイトよりマネージャーと食事をしているほうがいろいろと安全だからです」
マネージャーは真顔で答えた。
冗談が通じない人だなと思ったが、どうやら食事には連れて行ってくれるようだ。
さらに表情が明るくなる。
「じゃあ、今度の日曜日!仕事がオフの日!!」
マネージャーの心が変わらないように、左袖をギュッと握った。
「分かった。だけど遅くなるといけないから、お昼ごはんだけだよ」
「えー。夜景の見えるロマンチックなレストランとか......」
「それと、俺はどんな店が良いか分からないから、自分で調べてきてね」
「えー。彼氏のセンスの見せどころじゃん」
「彼氏じゃないからね」
「ん〜まあいっか。じゃあ……指切りしよう」
少女は袖を掴んでいた手を離して、ゆっくり小指を差し出した。
少女趣味な行動に少し戸惑いながら、マネージャーは差し出された白い指に自分の指をからめた。
少女の指は折れてしまいそうなほど細く、少しひんやりしていた。
少女は互いの指が触れると恥ずかしそうに笑った。
- 72 :
- 「指きった!」
そう言うと少女は椅子から勢い良く立ち上がった。
椅子だけがコロコロと後方に転がった。
少女は指切りした小指を胸にあてたまましばらく立っていた。
触れた部分の温度を逃がさないように。
そして一息つくと、自分のかばんを拾い上げた。
「そろそろレッスンに行くね」
「頑張ってね」
年甲斐もなく照れたことを隠すように、書類に目を落としたまま応えた。
「デートにはオシャレしてきてね」
「いつものスーツで行きます」
「なんでー」
少女はくちびるを尖らすが、笑顔は変わらない。
「何?何?楽しそうだね」
「あ、ハゲ雑巾」
事務所に戻ってきた作曲家を見て、少女の口が滑った。
「何か言った?......雑巾?」
「何でもないです。たまちゃんは、はやく行きなさい」
マネージャーが二人の会話に割り込む。
「はーい」
少女はニッコリ笑って手を振り事務所を出て行った。
「ハゲ雑巾て……もしかして」
「何でもないです」
マネージャーは何事もなかったのかのように仕事を続ける。
「デートとか聞こえたんだけど」
「角田さんには関係ないです」
「何話してたんだよ、おしえろよー」
真横で騒ぎ始める。
「うるせー!黙れ、ハゲ雑巾」
「ハゲ雑巾て、やっぱり俺のことか.......」
よろよろとソファに倒れ込み、ちくしょーと騒ぐ角田。
少女たちの相手も大変だが、こいつの相手も面倒くさいとマネージャーは思っていた。
おしまい
- 73 :
- 保守乙
S2情報はやく来い
- 74 :
- シーズン2まであと1ヵ月記念カキコ
- 75 :
- GJ!
シーズン2が始まったら、ここの人も増えるだろうな
- 76 :
- シーズン1の再放送もやってくれるといいな
両シーズンのSSがたくさん読みたい
- 77 :
- BSジャパンで再放送するね
大元はもちろんだがここも盛えるといいのう
- 78 :
- 設定はどうなるんだろ
- 79 :
- いよいよ2NDシーズンだな
- 80 :
- −−事務所にて
マネ「みなさん書けましたか、短冊?」
作曲家「おう!これを見ろ」
マネ「『あかりちゃんと幸せになる』って、そんな難題は織姫と彦星がかわいそう」
社長「ねえねえ、どっちがいいかな?『ゴリナ命!』と『Loveゴリナ』」
マネ「どっちでもいいです」
社長「投げやりだな。じゃあ両方飾ろう♪」
バイト「マサコの二期と映画化……マサコの二期と映画化と……」
マネ「お前何枚書いてんだよ!さっきから独り言をぶつぶつと、気持ち悪っ」
社長「そういうお前は何をお願いしたんだよ」
マネ「僕は『UFIの更なる躍進と@川島プロの繁栄』ですよ」
社長「つまんねー」
マネ「つまんねーって何だよ。普通のお願いじゃないですか」
作曲家「もう一枚あるじゃん。なになに……痛っ!」
マネ「勝手に見るんじゃねーよ」
作曲家「殴ることないだろ」
あかり「マスノさんは何をお願いしたんですか?もっと背が伸びますようにとか?」
マスノ「そんなわけ無いんですけど。デカブツは発想が大雑把だな」
あかり「は?どうせチビらしい、みみっちいお願いだろうな」
マスノ「何だよ。人の願いを勝手にみみっちいとか決め付けるなよ」
マネ「何で短冊飾るだけで揉めてるんだ、あの二人は」
社長「一枚くらい、『あかりとマスノが仲良くなりますように』って短冊に書くか」
作曲家「ダメだ!そんなの飾っちゃ、絶対ダメだ」
事務所メンバーの短冊が何枚も飾られた笹の中に、目立たないようこっそり吊された二枚の短冊。
『もう少し優しく、素直になれますように あかり』
『ケンカの回数が減りますように マスノ』
おわり
- 81 :
- GJ!季節ネタをありがとう
お互いの短冊を見て照れたりしてほしい
それはそうとシーズン2始まったな
OPみると写真だけ出演してたが、UFIもちょっとは出るんだろうか
- 82 :
- 乙です
UFIはシーズン1みたいに最終回だけ出演と予想
先週の無料配信やBS再放送で新しいファンが増え、職人が来てくれることを期待
- 83 :
- >>82
そうか、サンクス
ここにいるとマネとたまちゃんの絡みを見てみたくなってな
職人が来るまで保守がてらの小ネタ
中の人ネタだが、金麦のCMがプロデューサー×事務員だったら
あ「今日さぁ」
P「うん」
あ「一緒にお風呂入ろっか?」
P「え?なに、もう一回言って?」
あ「やだ(笑)」
P「え?今日何?」
あ「やだぁw」
P「今日、おふ?」
あ「や、やぁだ」
P「一緒にお・ふ…?」
あ「やぁだ」
P「今日一緒におふ?何に入るの?」
あ「やだ、もう言わない!」
P「え、あ、ちょっと」
あ「もう離すよ」
P「あ、ああ、あーだーだーあーちょっと、ごめんごめんごめんごめん」
- 84 :
- >>83
今度からそのCM見るたびその二人を思い出してしまいそうww
- 85 :
- >>83
脳内再生してニヤニヤした
- 86 :
- 見てすぐ来たわw
マスノがミスXの肩組んでたな
人違いだったがあんなに接近してて萌えた
- 87 :
- ラストのアニメ観賞シーンでは二人並んでソファーに座ってたね
- 88 :
- 録画見てきたが、今日は萌えポイント的なものはあんまり見いだせなかった
誰か何か見つけたか?
未完成TVを本当にやっちゃうところがウレロのおもしろいところだと思う
ゴリナはキャバ譲の方じゃないんだなww
- 89 :
- >>88
確かに…今回Pとあかりちゃんでも腹パンぐらいしか絡みなかったしなあ。
- 90 :
- 今のところ事務員とPの絡みが少ないね〜
- 91 :
- 公式HPのメニューに相関図があるから期待してる
早く公開してほしい
- 92 :
- 相関図なかなか公開しないね
何か秘密があるのかな
二代目ミスXとプロデューサーの仲を疑って事務員が嫉妬すればいいと思うよ
または二代目と社長にゴリナ嫉妬でもいい
- 93 :
- 社長×ゴリナは毎週安定供給だから良いかもw
- 94 :
- 今週おもしろかったー!
事務員かわいいよ、事務員。腐女子だけど……
- 95 :
- 公式サイトのフォトギャラリーでPがミスXの手を引いている写真にちょっと萌えた
中身が茜さやかだと思うと胸が熱くなる
- 96 :
- PVのあかりおどろくほど可愛かった
今週は面白かったし萌えもあったし良かった!
- 97 :
- 釘バットでマスノの頭を殴ったあかりの心境を
「私というものがありながらナンパなんかして!(キーッ」に脳内変換した
- 98 :
- >>94
いや、どうやら書いてる漫画は男女のラブコメみたいだから腐女子ではないぞ
しかし、あかりちゃんの絵の升野さんがイケメン過ぎて吹いたww
あかりちゃんやっぱ升野さんの事好きだろw
- 99 :
- あかりがBLマンガ書いてる小ネタ書いたんだけど
マンガの中身の描写でBLがあるのはマズいかな
注意書きあればOK?
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