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2013年10レズ・百合萌え435: 【ナチュラル・ウーマン】松浦理英子【親指P・犬身】 (322) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【ナチュラル・ウーマン】松浦理英子【親指P・犬身】


1 :2008/02/04 〜 最終レス :2013/06/02

読売文学賞受賞おめでとうございます、理英子様!<(_ _)>

スレタイ検索で来られた方へ
ここは2chではなく18歳未満立ち入り禁止のBBSPINKです。
18歳未満の方はこちらのスレッドへどうぞ。
(変なスレタイですが、一応本スレです)
【文学】- 【デカパイ】松浦理英子は抜ける!!!【最高】
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/book/1045622271/

2 :
著者略歴
松浦 理英子 
1958年 8月7日 愛媛県生まれ。青山学院大学文学部仏文科卒業。
1978年「葬儀の日」で第47回文学界新人賞を受賞し、デビュー。
1994年「親指Pの修業時代」で女流文学賞を受賞。
2008年「犬身」で読売文学賞を受賞。
著作リスト
「葬儀の日」河出文庫
「セバスチャン」河出文庫
「ナチュラル・ウーマン」河出文庫
「親指Pの修行時代(上下)」河出文庫
「裏ヴァージョン」文春文庫
「犬身」朝日新聞社
エッセイ
「ポケット・フェティッシュ」白水Uブックス
「優しい去勢のために」ちくま文庫
「おぼれる人生相談」角川文庫
対談集
「おカルトお毒味定食」(笙野頼子との共著) 河出書房新社

3 :

翻訳
「たけくらべ 現代語訳・樋口一葉」河出文庫
文芸マガジン
「en-taxi」扶桑社に執筆中(らしい。未確認)
参考までに
「松浦理英子」清水良典(編集)鼎書房 ※論評集
「松浦理英子とPセンスな愛の美学 ― ゆらぐ性差の物語 」
  トーキングヘッズ編集室 (著・出版)※絶版?
「大原まり子・松浦理英子の部屋」旺文社 ※これも絶版かも
DVD「ナチュラル・ウーマン」(出演:嶋村かおり、緒川たまき) 販売元ケイエスエス
松浦理英子Wiki 
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%B5%A6%E7%90%86%E8%8B%B1%E5%AD%90

4 :
文学板のスレタイがあまりにも何だったので、こちらに立ててみました。
こんなところにスレッドを立てられるのは松浦さんにとって不本意かも知れませんが、
どうかお許しを。
では、皆様方、御自由に語って下さいませ。

5 :
本スレが5年で400レスちょっと・・orz
ここでやっていけるのか、不安になってきた。

6 :

何気に葬儀の日にが一番好きだ

7 :
>>1
スレ立て乙です。
私はやっぱりナチュラルウーマンで知りました。

8 :
おお、人生初の1乙だ。ちょっと感動。・゚・(ノ∀`)・゚・。
昔、知り合いにナチュラル・ウーマン貸したら、返ってこなかった。トレヴィルの初版だったのに・・
それ以来、文庫を「返さなくていいから」と配ってるよ。
まるで松浦教の布教活動だなw

9 :
あートレヴィル版が返って来ないのはツライかも…
でもファンが増えたと思えばなんとかw
読売日曜版にインタビュー掲載されてたね

10 :
>>1
乙かれさまです。
皆こまめにチェックしてるんですね。
怠っていたら犬身の初版を買えず、サイン会にも行けず…
行かれた方いらっしゃいますか?
いらしたら、松浦さんの声はどんな感じなのか教えて下さいませんか?

11 :
>松浦さんの声はどんな感じ
私も実際に聞いたことはないけど、松浦さん御本人が「牛みたいな声」と言ってたような・・
きっと落ち着いた話し方をされるんじゃないかと思います。
テンプレはアマゾンとかから引っ張ってきただけなので、
間違ってたら訂正よろしくです。
ちなみにノンケの友人に「ナチュラル・ウーマン」を読ませてみた感想。
「おもしろかった」
「ちょっとエグイ。SMっぽいのが受け付けない」
「女同士の嫉妬とか、微妙な感情のやり取りが書かれてて良かった」
「漫画の同人っていう設定はどうかと」
「掃除機のノズルを冷静に見られなくなった」
などなどでした。

12 :
>>11
情報有難うございます。
以前そっくりな方を見かけた事がありまして、
その時に運よく声を聞くことが出来たんですけど
ご本人か否か判断する術がなく悶々としていたんです。
牛w は言いすぎですけど、とても低い声だったので
ご本人だったと思うことにしますw

13 :
>>11
>「掃除機のノズルを冷静に見られなくなった」
ワロタwwww

14 :
私も結構いろんな本を読むんですけど、掃除機のノズルでというのは初めて見ましたw
そういえば、エリカ・ジョングの「飛ぶのが怖い」の続編で、
ドンペリの空き瓶を使ってというのもありましたね。
生で松浦さんに遭遇したら、私も声かけられない気がします。
大きい本屋さんで普通に本選んでても、誰にも話しかけられないって、
本人がインタビューで言ってましたし。会ってみたいような、みたくないような・・
でも、12さんはラッキーでしたね。

15 :
>>6
「葬儀の日」読み返してみました。
処女作特有の熱っぽさがあるものの、理知的な文体や、
関係性を見極めようと模索する姿勢はデビュー当初から一貫していますね。
倉橋由美子をよく引き合いに出されるのも、これを読むと納得です。
私は「ナチュラル・ウーマン」の中の「微熱休暇」がいちばん好きですね。
あと、本に収録されていないものではsale2に連載されてた「天上の愛・地上の愛」とか。
でもあれを読んだことがある人はいないような気がするorz

16 :
復刊ドットコムに「大原まり子・松浦理英子の部屋」発見。
古書だと高値なのですね。
復刊ドットコム リクエスト投票
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=2402

ついでに朝日新聞社のインタビューも。著者近影つきです。
性も種も超える愛「犬身」松浦理英子氏、7年ぶり長編小説
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200710310092.html

新潮新人賞選考委員としての松浦理英子様のお言葉
「書く動機は問いません。金のためでも見栄のためでもけっこう。
 でも、才能はきちんと見せてください。世間をなめても文学はなめないでください。
 剃刀をくわえて読みます。つまらなかったら恨みます。五徳をかぶって読みます」
怖すぎです、理恵子様・・

17 :
うっかりhを抜き忘れました。こちらからどうぞ。
復刊ドットコム リクエスト投票
ttp://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=2402
性も種も超える愛「犬身」松浦理英子氏、7年ぶり長編小説
ttp://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200710310092.html
そういえば、私がナチュラル・ウーマンを知ったのは、
今は亡き如月小春さんがお書きになった朝日の書評欄がきっかけでした。
「女子プロレスは明るい肉の饗宴である」という松浦さんの文章を引用して、
とても好意的な文章だったと記憶しています。

18 :
今日、買ってこようと思ったら売ってなかった・・・マイナーな作家さんなのね

19 :
>>18
知る人ぞ知るって感じだからね。
私も初めは本屋で探したけど見つからなかった(小さな田舎の本屋だからかもしれないけど…)。
ネットで注文するのがいいよ。

20 :
レズ・百合萌えねえ…
そういう読み方をしたことがないから違和感あるなあ

21 :
>>20
文板からお越しの方ですね。いらっしゃいませ。
スレ立てた者ですが、小倉論争のときのヒステリックな反応を見ても、
松浦さん本人には非常に迷惑な読み方なんだと自覚しています。
外部の方にこの板の状況を説明いたしますと、
本来ならレズ(*´Д`)ハアハア なノンケ同士が語る萌え板のはずが、
同板の伐から逃れてきたリアルビアンが同居しているという不思議な板なのです。
801板にリアルゲイの男性が住み着いているようなと例えれば分かりやすいでしょうか。
本来なら同サロあたりに立てるべきだったかも知れませんね。
文学板でビアンが顔を出すのもどうかと思ったので、
ビアンから見た松浦作品を語る場があってもいいかなと、ここに立ててみました。
作者が同性愛者でなくても、同性愛者のファンが存在することまで否定はできませんし。
無論、異性愛者の方とその文学的解釈を排除する意図は毛頭ありません。
その読みは違うだろうなどと、思う存分、つっこみを入れて下さいませ。
ところで松浦さんはネットをなさるんでしょうか?
真性VIPPERのねらーだったら、どうしよう・・
うえっw、うえっw、理英子様とかキモ過ぎwwwwwww
崇め奉ってないで、ちゃんと嫁よ、レズヲタ超ワロスwwwwwwwwww
とか煽られたりしてw
でも考えたら、ひとこと、
「仕事しろ」
で撃退できますねw

22 :
うわっ、長文ウザ! と自分で言ってみるテスト。
保守がてら、松浦理英子に関するトリビアをカキコしますね。
松浦さんと言えば女子プロレスのファンで有名ですが、
中でもお気に入りの選手はブル中野さんでした。
今ではプロレスは引退なさって、プロゴルファーとして活躍しているようです。
ブル中野さんの愛称:パンダにちなんで、パンダのぬいぐるみをプレゼントしたそうです。

23 :
好き嫌い以前に、まず知っている人が少ないのか_| ̄|○
人が大勢いる中山可穂スレが眩しいなあ。
知名度向上age(ノ゚∀゚)ノ

1958(昭和33)年、戌年の生まれの松浦さん、そのせいかどうか大の犬好きだそうです。
犬を扱った小説としては、フィリッパ・ピアスの「まぼろしの小さな犬」がお好きとか。
そういえば、いちばん好きな小説(児童文学だっかかな?)にも、
「トムは真夜中の庭で」をあげていましたね。
稲垣足穂を敬愛しているというのは、最近、初めて知りました。
A感覚つながりなのでしょうか。

24 :
あ、私もフィリッパ・ピアス大好き
嬉しいな

25 :
フィリッパ・ピアスのWiki貼っときますね。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BB%E3%83%94%E3%82%A2%E3%82%B9

>フィリッパ・ピアスは決して多作な作家ではないが
>2004年、彼女は20年がかりの初めての長編小説
 『川べのちいさなモグラ紳士』(The Little Gentleman)を出版している。
いくらフィリッパ・ピアスが好きでも、こんなところまで真似ないで下さいね、松浦さん。
7年でもファンには十分過ぎるほど長いです( TДT)

26 :
次も7年後だと思ってるファンを驚かせたいって言ってたから
案外早いんじゃないかなw

27 :
逆パターンもありえるけどなw

28 :
>>25-27
ワラタ

29 :
普通に考えて、年齢を重ねるにつれて寡作になる作家はいても逆はないようなw
うんと長生きしてマイペースで執筆してくれれば、ファンとしては良しとします。
文学板の過去スレからの抜粋です。

29 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 2001/04/29(日) 13:45
中上健次の後の、熊野大学セミナーで本人を見かけました。
煙草を吸いながら低い声でしゃべっていた。
中上作品における女性についてしゃべっていたけど、
ディープな中上ファンからの質問を、はっきり「わかりません」とつっぱねていた。
当時、中上作品における女性像をフェミニストが批判していて、
浅田彰とかが「読解が浅い」と擁護していたのだけれど、
松浦理英子の出席が、なんだかフェミニストへの牽制にも見えてしまった。
たしか中上が「ナチュラルウーマン」を評価したのだったと思うのだけど。

松浦さんはアンチフェミニスト扱い???
「非性器主義」を掲げては男根至上主義の男性から叩かれ、
「レイプは大したことではない」発言でフェミからは袋叩きで、
微妙な立場のような気がするんですけど、どうでしょう?
「実生活レベルでの運動には賛同するけど、
 上野千鶴子みたいなフェミニズムには賛同しない」
と本人は言っているらしいですけど。

30 :
普通に考えて、年齢を重ねるにつれて寡作になる作家はいても逆はないようなw
うんと長生きしてマイペースで執筆してくれれば、ファンとしては良しとします。
文学板の過去スレからの抜粋です。

29 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 2001/04/29(日) 13:45
中上健次の後の、熊野大学セミナーで本人を見かけました。
煙草を吸いながら低い声でしゃべっていた。
中上作品における女性についてしゃべっていたけど、
ディープな中上ファンからの質問を、はっきり「わかりません」とつっぱねていた。
当時、中上作品における女性像をフェミニストが批判していて、
浅田彰とかが「読解が浅い」と擁護していたのだけれど、
松浦理英子の出席が、なんだかフェミニストへの牽制にも見えてしまった。
たしか中上が「ナチュラルウーマン」を評価したのだったと思うのだけど。

松浦さんはアンチフェミニスト扱い???
「非性器主義」を掲げては男根至上主義の男性から叩かれ、
「レイプは大したことではない」発言でフェミからは袋叩きで、
微妙な立場のような気がするんですけど、どうでしょう?
「実生活レベルでの運動には賛同するけど、
 上野千鶴子みたいなフェミニズムには賛同しない」
と本人は言っているらしいですけど。

31 :
すみません、専ブラの不調で二重にカキコしてしまいました。
(_ _ )
 ヽノ)
  ll

32 :
松浦さんは釣り師なんじゃないだろうかw

33 :
    _
   / /|) まさか自分のレスをあぼ〜んしてたとは・・アフォですか、私は。
   | ̄|    
 / /
確かにワザとやってる気はします。
レズビアンがテーマの小説でアナルセックス、
おまけに描写は硬い文章でポルノとしては全く使えないw
もっと萌えるの書けと言った小倉千加子に、
あたしはレズビアンポルノ作家じゃねえよヽ(`Д´)ノバーヤバーヤ
って激怒してたし。
 ┌──────────────┐
 │ ::::::::::::::::::lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll│
 │ :::::::::::::::::::::llllllllllllllllllllllllllllllllllllll::│ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 │ ::::::::::::::::::::::lllllllllllllllllllllllllllllllllllllll│< でも、ビアンを釣るのはよくないと思うク・・ます。
 │ :::::::::::::::::::::lllllllllllllllllllllllllllllllllllllll:│ \____________________
 │ :::::::::::::::::lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll│                        
 ├──────────────┤
 │    (___)   / (_/    .│ ※ プライバシー保護のため
 │     |       /         │     音声は変えてあります
 │     |  /\ \        .|
 │     | /    )  )        |
 │     ∪    (  \        |
 ◎.           \_)       ◎

34 :
文学板の人たちって真面目だなあと思ったですよ。
「理英子たん萌え〜」な、お気楽萌え板住人とはえらい違いだ。
しかし、ID出ないと誰と誰とが喋ってるのかサパーリ分からん。
「ナチュラル・ウーマン」の映画はどこに行ってもクソミソに貶されてますね。
「微熱休暇」をメインにして、過去はフラッシュバックで処理して、
「ヴァージニア 」や「エコエコアザラク」の佐藤嗣麻子に監督して貰ったら、
結構いい映画になるんじゃないかなあ。

35 :
誤解を招く表現をして申し訳ない。
>>34
>「理英子たん萌え〜」な、お気楽萌え板住人
とは、このスレを立てた私自身のことであって、
カキコして下さる皆様方のことを揶揄した訳では決してございません。
ここに訂正して深くお詫び申し上げますm(_ _)m

文学板の松浦スレも本が出るたびに立っては落ちを繰り返しているみたいですね。
次スレは
【7年に1冊】松浦理英子【セミ?】
でよろしく
というレスに吹いてしまいました。
3年や5年周期のセミもいるですよ。
間違っても、13年や17年ゼミにはならないで下さい。
お願いしますね、松浦さん。

36 :
松浦さん、アニースのインタビューなんて受けてたんですね。
レズビアンかどうかと聞かれて、
「どうせみんなそう思ってるんでしょ〜。いいよ。それで」
と皮肉っぽく答えたとか。
「すべての人間はセクシュアル・マイノリティーであるという自覚を持つべきなんですよ」
という発言からも、カテゴライズされることを嫌っているのは確かですね。
何て言うか、ドーナツの穴みたいな人ですよね、松浦さんて。
ノンケでもなくビアンでもなく、SでもなくMでもなく、
何かに対するアンチテーゼでしかない存在みたいな。
文壇的には笙野頼子と立ち位置が似てるような気がします。
どう扱っていいのか分からないので、誰も真正面から評価しないというw
笙野さんの作品は、図書館で見かけたら読むという程度のファンなんですけど、
「母の発達」と「幽界森娘異聞」は面白かったですね。大笑いしました。

37 :
テンプレから抜けてたものを追加。
「女性作家シリーズ 21 山田詠美・増田みず子・松浦理英子・笙野頼子」(角川書店)1999/7
小説トリッパー冬季号[松浦理英子x星野智幸/蓮見重彦] 週刊朝日別冊 2007/12/15
ttp://www.jbook.co.jp/p/p.aspx/3060252/s/

「大原まりこ・松浦理英子の部屋」で松浦さんが、
「思春期の仄暗い迷路の中、成熟への正しい道に半身を預けつつ、
 もう半身では幼年期と直結した欲望の萌芽と無邪気に戯れる<少女>の姿を、
 篠有紀子ほど優しく描く人はいない」
と絶賛していた篠有紀子さんという方を名前で検索してみたのですが、
少女漫画家さんみたいですね。
そういえば題名も名前も忘れてしまったのですが、
ちくま文庫の漫画の本にも解説を書いていたような気がします。
結構、漫画好きなのかな。
間違っても、大島弓子や萩尾望都みたいな王道にいかないあたりが、
松浦さんらしいというか何というか・・

38 :
書評サイトを幾つか読んでみたんですけど、
おおまかに言って、女性やビアンには「ナチュラル・ウーマン」が人気、
男性読者や批評家には「葬儀の日」の評価が高いという印象を受けました。
「裏ヴァージョン」は賛否両論ですね。
「犬身」がどう評価されるのか、とても楽しみです。
「私はパンダのファンである。あのシックさとユーモアを兼ね備えた外観も、
 非攻撃的で大らかな性質も、メスがペアリングの相手を厳しく選別し、
 たとえ身近に一頭しか雄がいなくても
 その雄が気に入らなければ断固として独り身を保つという性行動のスタイルも、
 大いに気に入っている」
黒柳徹子さんもパンダ好きでしたね。
ペンギンでもいいような気がするけど、
ブル中野さんのイメージと重ね合わせているのかな。

39 :
>>38
>メスがペアリングの相手を厳しく選別し、
 たとえ身近に一頭しか雄がいなくても
 その雄が気に入らなければ断固として独り身を保つという性行動のスタイルも、
 大いに気に入っている
ワラタ
裏ヴァージョン好きだよ。ナチュラルも葬儀も。
親指P、犬身より上の3つの方が好きだ。

40 :
うふ〜ん

41 :
てす

42 :
>>40のリンクはグロ。
鑑定スレ住人なので、確認してみました。
中国における動物虐待を扱ったまじめなドキュメンタリービデオです。
PC無害ですが、動物好きの方はクリックしない方がいいと思います。
今は「中国」と入っているのは皆グロだと思ったほうがいいです。
怪しいと思ったら鑑定スレへ。
ウィルスやブラクラチェックにこのURLをお気に入りに入れておくのをお勧めします。
ソースチェッカーオンライン
ttp://so.7walker.net/
このURLも直接踏まずにググって確かめるくらいの慎重さがあると被害には遭いにくいでしょう。
荒らしが出てきたので、以下「sage」進行でお願いします。
変なレスは専用ブラもしくは脳内であぼーんでスルー、
ひどくなるようなら、レス削除を依頼します。

43 :
自信を持って世に問うた「ナチュラル・ウーマン」が無視されて、
「親指P」で評価されたのは松浦さんにとって不本意だったみたいですね。
松浦さんにとって「食事はエサ」なんだそうです。
文壇のパーティは嫌いで、めったに顔を出さないけども、
たまに出席すると、普段食べられない高級料理のみに狙いを定めて食べるとか。
「裏ヴァージョン」の文庫版を本屋で見かけたので買ってきました。
少しはエサ代の足しになったかな。相変わらず松浦教にお布施状態w

44 :
松浦さんは、よくインタビューで、
「誰か私の代わりに書いて欲しいわよ」と口癖のように言うんですけど、
一ヶ月に一冊ぐらいのペースで本を出すベストセラー作家ならいざ知らず、
七年で一作の人がゴーストライターを使ってどうするんだと。
あの文体って、わりと簡単に真似できそうな気がするんですけど、
私には、お尻にヘッドホンのプラグを挿して、
「何も聞こえない」なんてボケをかます才能はないなw

45 :
>「誰か私の代わりに書いて欲しいわよ」
産みの苦しみを散々味わったんだろうね。
でも、そんな風に思っているのに何で書くんだろう?
書かずにはいられないと言うには無理がある出版ペースに思えるし。
まさか、ただ単にエサ買う為なんじゃ…

46 :
このペースではエサ代にも事欠くようなw
文学板の本スレには、親指Pの印税を数年で食い潰して、
若い女の子の部屋に転がり込んでるなんてレスがあったけど、
「ちょw、それ何ていうリアル裏ヴァージョンwww」って突っ込みたくなった。
よく出版社に前借りしてるという話は、笙野さんとの対談で出てた気がします。
あれだけ量産する笙野さんですら、デビュー当時は実家からの仕送りと前借りでしのいでいたらしい。
「裏ヴァージョン」第十三話の、何で小説書かないのかと新聞記者に聞かれて、
「ゴーストライターがんで、次が見つからない」と冗談で答えたら怒られたって・・
そりゃあ、向こうは真面目にインタビューしてるんだから、怒られても当然でしょう。
編集者に締め切り破った言い訳をするのとはワケが違うw
書きたい設定はいろいろ思い浮かぶんだけど、
自分で設定したハードルが高すぎて思うように筆が進まない、みたいな感じなのかな。
「裏ヴァージョン」の作中人物は、小説に対しても、恋愛や人間関係に対しても、
期待値が高すぎて自縄自縛に陥ってますよね。ちょっと昌子に同情してしまいました。

47 :
「裏ヴァージョン」の「友達がお金で買えるなら」って・・
お金で買ったら、それはもう友達じゃなくて、友達役を演じている使用人ですよね。
「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンが演じてたみたいな。
もし私がビル・ゲイツみたいな大金持ちだったら、
松浦さんに生活の心配しないで執筆活動に専念できるようにしてあげたいけど、
そうしたら絶対に書かなくなるだろうな。
「腕のいいゴーストライター雇って」とか言いそうだ。
そういえば、過去ログで、
「私、文藝に応募しました、第二の松浦理英子になります!」
って言ってた人がいたんだけど、その後どうなったんだろう。
まさか「これが後の赤坂真理であった」とかいうオチじゃないですよね?
読んだことないから、よく分からないけどw

48 :
少し前に、新芥川賞作家の川上未映子が、
NHK-BSの週間ブックレビューの書評ゲストに出てましたね。
松浦さんも過去に出演していたと過去ログにあったのですが、見損なってしまいました。
旅番組までオファーを受けてたとは意外でした。素顔の松浦さんも見てみたかったな。
「犬身」で特集コーナーに出てくれないかなとちょっと期待してます。

49 :
2000年までの詳しい年譜を見つけたのでURLを貼っておきます。
松浦理英子 年譜
ttp://wa.ctk23.ne.jp/~lala/matsuura/pro/nenpu3.htm
SALE2やGSの連載まで載ってる!!と驚きました。
老舗のファンサイトみたいですけど、すごいですね。
「親指P」って仏語訳や伊語訳まであるのか・・今度、アマゾンで探してみよう。

50 :
SALE2の編集長は赤坂真理だったのか。「ボンデージファッションと思想の雑誌」って・・
素直にSMエロ雑誌と言えと(ry
>>49の年譜から
一九七三年(一六歳)
丸亀図書館に通い、ヌーボー・ロマンやヌーボー・ヌーボー・ロマンを愛読するようになる
先日ヌーボー・ロマンの代表作家アラン・ロブ=グリエが亡くなりましたが、
ヌーボー・ヌーボー・ロマンなんて恐ろしいものが実在するのですかorz
卒論も超マイナーな作家だったみたいだし、仏文専攻じゃない人間には、
何のことだかさっぱり分からないような小説を読んでそうだ。

一九七八年(二一歳)
*ゼミのコンパで茅野裕城子と知り合う
茅野さんって女優になって、中国に留学して何とかかんとかっていう人ですよね。
松浦さんが1958年、茅野さんが1955年生まれだから、ゼミの先輩か・・
かなり前に「韓素音の月」を読んだけど、ちょっとビアンっぽい要素があったような記憶が。
ジェンダーとかアイデンティティにこだわってそうなところが似ていると言えば似ているかも。

51 :
見棄てないで、ダーリン。
ちょっと引用してみましたw
「裏ヴァージョン」というタイトルが何を意味しているのか、色々意見が分かれているみたいですね。
私は三島の「仮面の告白」みたいな意味で、今までの作家生活を表として、
その舞台裏を描いて見せたから「裏ヴァージョン」だと受け取ったんですけど、単純すぎるかな。

52 :
作品はあんまり好きじゃないけど、人生相談の奴は好きだ。

53 :
マリア様が表紙だったけど、どんな相談者も突き放さずに真面目に回答する姿はまさにマリア様だなと。
人生相談の回答者って、上から説教する一刀両断タイプと、
相談者と一緒になってウダウダ悩むタイプがあって、
相談する側には後者が圧倒的に人気が高いと内館牧子のエッセイに書いてありました。
現実的な解決策を求めるというより、話を聞いて共感して欲しい人が多いってことですね。
ところでアマゾンで検索したら、えらいものが出てきた。
Encyclopedia of Contemporary Japanese Culture (Encyclopedias of Contemporaryculture)
by Sandra Buckley (Library Binding - Dec 14, 2001)
Excerpt - page 290:
"... explorations of alternative sexualities blossomed.
Matsuura Rieko publicly proclaimed herself a lesbian. ..."
世界に向かってカミングアウトしてますがな(´・ω・`)

54 :
>Matsuura Rieko publicly proclaimed herself a lesbian. ..."
ちょwwwwwwwwwwwwwwwwこれは何かの間違い?ww

55 :
Matsuura Rieko lesbian の検索結果 約 471 件中 1 - 10 件目 (0.40 秒)
the hermaphroditic gender identity in the pioneering works of the critically acclaimed,
self proclaimed lesbian writer, Matsuura Rieko, ...

Japan's, most famous; lesbian author Rieko Matsuura ;

Matsuura Rieko - Japan's most famous lesbian author
>>36のアニースのインタビューの発言を真に受けてるのかもw
でも、文壇では公然の事実みたいですね。
福田和也がイニシャルトークで暴露して、松浦さんが激怒したとか。
金井美恵子の名前も一緒に挙がってたと思う。

56 :
こういうのって、文壇プロレス的なはったり発言かも知れないですけどね。
「男に媚びない女流作家は全部、同性愛者扱いしとけ」みたいな。
金井美恵子は、自分の姉以外のすべての人間を馬鹿にしてる人間嫌いだし、
松浦さんは同性愛者というよりは「異性愛に障害を持つ人」とでも表現したほうが的確だと思う。
新潮新人賞の選考委員って、福田本人と松浦さんと、
同じく福田にバイだと言われた浅田彰が顔を揃えているんですよね。
お互いの推薦作品を皮肉の応酬でけなしてそうだ。
選考会場の料亭に、お運びさんになって潜り込みたいな。

57 :
笙野頼子スレに本人が降臨して、罵倒レスに応酬してるw
あの闘魂はすさまじいなあ。女子プロレスに参戦して欲しいくらいだ。
既女板で暴れてる某女性芥川賞作家には全く同情できないけど、
笙野さんは陰ながら支援したいと思ってしまった。
女子プロレスの試合会場で松浦さんを見かけた人とかいないんだろうか。
本屋ですら気付かれないんだから、なおさら無理?

58 :
2002年の現代思想・別冊「プロレス」特集に、
エッセイと長与千種へのインタビューが載っている模様。
本当にプロレス好きなんですね。
私も格闘技は結構好きなんだけど、プロレスは守備範囲外…
極真空手の女王ヴェロニカ・ソゾベトスたん萌え〜(*゚∀゚)=3ハァハァ
ところで「裏ヴァージョン」の第十三話に出てくるアルバイトの女の子って、
「ナチュラル・ウーマン」の由梨子のモデルですよね。
脳内でなぜか深キョンに変換されてしまったけど、
天然で色気があって、かつヤンキーって女優でいうと誰なんだろう。
飯島直子? 瀬戸朝香??

59 :
正直「裏ヴァージョン」を読んで、「ナチュラル・ウーマン」の後でこれはないよなあと思ってしまった。
ファンだから楽屋オチも面白いけど、あれだけの小説が書ける人なのに何やってんだと歯痒くなってしまう。
文学界新人賞の選考委員で「葬儀の日」を激賞した田久保英夫さんが、その後の短編を読んで、
「女性作家には珍しく抽象的な観念小説の書き手が現れたと期待したのに、こんなことでは困る。
 下手に現実につこうとせずに「葬儀の日」の文体で書き続けて欲しい」
といった趣旨の苦言を呈してたのを思い出した。
「ナチュラル・ウーマン」の続編を読みたいのは私だけではない筈だ!

60 :
映画「ナチュラル・ウーマン」のあらすじを読んで、

「何じゃこりゃあー!!」

と松田優作状態に…
ストーリー変わり過ぎですよね。
脚本担当した松浦さんも「監督の要請で仕方なく」と語ってますが、
原作のまま映像化したら18禁どころではないエロイことになってしまうし、
AV女優でもない限り、役を引き受ける人はいなくなるだろうから止むを得ない…
いや、やっぱり納得がいかん。
そんなにあっさり主要登場人物をさないでくれ〜ヽ(`Д´)ノウワァァン!!

61 :
肥満体恐怖症はニヤニヤしながら読んでたよ

62 :
あれは「まんじゅう怖い」ですよね。
アマゾンのレビューで「痴人の愛」と比べてた人がいたけど、
谷崎の主人公もマゾヒストでわざと自分が虐げられる方に仕向けているとしか思えないし。
谷崎は特定の女性に一対一で虐待されるシチュエーションが好きみたいですね。
私はツルゲーネフの「初恋」みたいに一対多数で、
大勢のライバルに紛れて好きな人に無視される方がむしろ萌えるというか。
松浦さんは美人だから、小説の主人公はあっさり両思いになりますよね。
ちょっと違和感があるというか、もったいないような気がします。
そこのところの葛藤をもっとkwsk!とリクエストしたくなるけど、
本人はそういうのはもう古いと思ってるみたいですね。
まあ、もてないビアンの片想いの話を読んで誰が得するんだよと怒られそうですけど。

63 :
「もう性愛を書くのは飽きた、これからは友愛だ!」みたいなこと言うのって、
浅田彰にフーコー読まされて洗脳されたんじゃないかと、ふと思ったりして。
「ナチュラル・ウーマン」の続編はやっぱり期待できないのかな。
全然エロくなくても構わないから、花世がその後どうなったのか是非読んでみたい。
「裏ヴァージョン」の二人も、石井桃子の「幻の朱い実」の明子と蕗子みたいな関係になりたかったのかな。
病気だった蕗子のモデルの人を喜ばせるために翻訳したのが「クマのプーさん」だったとは。
女の友情ものも、なかなか泣かせますね。

64 :
花世のその後を想像すると「天上の愛・地上の愛」の「結石」に出てくる人と、
何となくイメージが重なるんですよね。
今、雑誌が手元にないので曖昧な記憶なんだけど、
確か、学生時代の女友達から葉書がきて海の近くの辺鄙な田舎に会いに行く話で、
その友達は昔、主人公と男とどっちを取るかみたいな三角関係の挙句に男と二人で崖から飛び降り自を図って、
結果、男はんで彼女は大怪我をしたものの生き延びるわけです。
その後、彼女は実家に戻って、ちょっと不気味な独身の弟と一緒に暮らしていて、
飛び降りたときに裂けたお腹から入った婚約指輪のダイヤが腎臓結石になって出てきたものを主人公に見せて、
自分はやっぱりんだ婚約者を愛していたんだみたいなことを言って、主人公はむかついて帰る、
と大体こんな感じのストーリーだったと思います。
花世も物語の終わりの方で、知り合いの店でウェイトレスとかやってたけど、
男には不自由しないっていうキャラ設定だから、きっとその後、結婚してると思うんですよね。
でも旦那には友情しか感じないとか、何かしら空虚さを抱えてて、
始終家を空けて出て行って、ときどき戻ってきては喧嘩したり、仲直りしたり、
そんな夫婦関係になってそうな気がするんですけど、皆さんはどう思いますか?

65 :
amazon.frで検索したら「ナチュラル・ウーマン」の仏語訳(゚∀゚)ハケーン!!
「親指P」は"Penis d'orteil" って、直訳すぎw 修行時代はどこへ行ったんだ?
リストマニアのところにレズビアン小説やら映画がリストアップされてて、
そのなかに"Blue" de Kiriko Nananan とかあって笑いました。
QAFがあるのは分かるけど、ツイン・ピークスとか、クレア・デインズのDVDが入ってるのは何故だろう?
今、アマゾンのリンクを踏む気にはなれないと思うので、気になる方は検索して見て下さい。

66 :
四方田犬彦が「赤坂真理の出現で松浦理英子の抱える問題が古びてしまった」
と発言していたのが気になって、赤坂真理を読んで見たんだけど…
う〜ん、あっさり忘れてしまおうかと。
全く方向性が違うし、比較するなら田口ランディとか山田詠美だろうに、と思ってしまった。
「犬身」再読中。
犬臭いカクテルって、いったい何をブレンドしてるんだw

67 :
            ようこそバーボンハウスへ
       ∧_∧  この犬の蜜は私のオゴリだ
       (`・ω・´)  シュッ
      (つ   と彡 ./
          /  ./
         /   ./
       ///  /
      / 旦  /
     /      /

68 :
        ∧_∧
         (´・ω・) バーボンハウスじゃなくて<天狼>だった…
         (つ と彡 /
          /  ./
         /   ./
       /    /
      /     /
    /       /
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
   |   __   | ガシャン
   |  (__();o。|
       ゜*・:.。 コロコロ

69 :
スペイン風オムレツって「トルティージャ」じゃなくて「トルティーリャ」じゃないのかと、
ググってみたら、スペイン訛りだと"tortilla"を「トルティージャ」と読むのもアリなんですね。
さらに"tortilla"を辞書で引くと「トルティーヤ:メキシコの伝統的な薄焼きパン」と出てきて、
???状態に。似てるからって同じ名前にするとは、いい加減な。
松浦さんの小説に出てくる食べ物って、凄くおいしそうですよね。
「微熱休暇」を読むとタコを食べたくなるし。

70 :
「犬身」再読終了。
感想を短くまとめると、確かに面白いんだけど、
こういう面白さは松浦さんの小説に求めてないんだよなあ、という感じです。
ちょっと、ずるいんじゃないの松浦さんと言いたくなってしまう。
「ナチュラル・ウーマン」の中で花世が容子に向かって、
「あなたが可愛い仔犬だったらそれでいいけど、
 人間なんだから頭を使ってどうすればいいか考えろ」
みたいに言ってたけど、それに対して、
容子「あ、じゃあ人間やめます。犬になりますんで。それじゃ」
花世「ちょww 待てwwww」
ってなるのを想像してしまった。
犬になってしまったら、エサ代も稼がなくてもいいし、社会の偏見からも逃れられるし、
現実的な問題はほとんどクリアできてしまいますよね。
おまけに梓さんはお金持ちのお嬢様で食うには困らない設定だし、
フサはオスになって去勢されてるから繁殖の問題も回避されてる。
出てくる男性キャラは頼りないか、非人間的かのどっちかだし、
二組の夫婦の家庭は両方とも無残に崩壊してしまう。
「幼態成熟(ネオテニー)」という概念を持ち出すあたり、
松浦さんの文学のテーマは「結婚・出産を通じてのみ女性は成熟する」
という社会的な通念に異議を唱えることにあるのではないかと思うんだけど、
現実の生活で生じる摩擦や衝突を描く気はないのかと問い詰めたくなる。
たぶん松浦さんの側からは、
「それはあなたがLGBT的なポリティカリー・コレクトネスに囚われ過ぎている。
 私はレズビアン・フェミニズムのプロパガンダ小説を書く気はない」と反論されるんだろうな。
でも、今、日本に同性愛者が現実的にぶつかる問題をリアルに書く作家なんて一人もいない状態で、
幻想小説ばかり書かれても、という不満をどうしても感じてしまう。
長々とすいません。
もう誰も読んでないかも知れないけどw

71 :
いや、面白いですよ。自分は犬身は未読ですが
> 松浦さんの文学のテーマは「結婚・出産を通じてのみ女性は成熟する」
> という社会的な通念に異議を唱えることにあるのではないかと思うんだけど、
私は松浦さんのインタビューなどは読んだことがないので的外れかもしれませんが。
そういう一般的な観点に対して、異議というより彼女本人は明確な立場は取って無くて
ただ単に「本当にそれだけなの?」と疑問を投げ掛けるのが目的かなとも思いました。
意見の提示ではなくて、疑問符の提示というか。
カテゴライズを嫌ってそうな辺りが、自分の意見を押し通すのが目的ではなくて
意見を押し通そうとする人を揺さぶるのが目的に見えるのかもしれないです。
よくわからない意見だったらごめんなさい。
ナチュラル・ウーマンの続編が読みたいのには同意w

72 :
未読の方への配慮が欠けていましたね。ごめんなさい。
今後、ネタバレはちょっと気を付けるようにします。
的外れどころか的確な指摘だと思います。
動かない敵に対して遊牧民的にあちこちから攻撃を仕掛けているような、
強制異性愛社会の中にも、そのコードから外れた多種多様な人たちがいて、
色んな人生の選択肢があるんだと例示しているような感じですね。
私は日本の同性愛者の問題は、「祖先を崇拝し、子孫を残す」という、
日本人にとって唯一の宗教思想であり、
生活の信条でもある伝統から切り離されてしまう点にあると思うのです。
ただ、それに対抗する価値観を打ち出すことは非常に困難なのですね。
これは子供を持たない夫婦や独身者にとっても人生の課題であるわけですけど。
松浦さんが笙野頼子に親近感を抱くのも、おそらくその辺りに理由があるのではないかと。
そして松浦さんと桐野夏生の関係は、三島由紀夫と松本清張の関係に似ているような気がします。
今は純文学の作家より、エンタメ系の作家の方が、
現代社会の問題点を作品化しようという意欲があるのかも知れませんね。

73 :
犬身読みながらなぜか少女革命ウテナがよぎった。

74 :
ウテナ×アンシー
   ↓
 フサ×梓
植物尽くし
  ↓
 犬尽くし
が共通点?
 
ウテナはYouTubeでちょっと見ただけで、
実はよく知らなかったりするんだけど(汗)
梓の兄のセリフを読んだとき、天童荒太の「永遠の仔」に出てくる、
自分の娘を性的虐待してた父親を思い出したなあ。
ところで、話が変わりますけど、石井桃子さんが亡くなりましたね。
朝日賞受賞の言葉が遺言めいていて、何だか嫌な予感がしたんだけど、
101歳だったとは! ご冥福をお祈りいたします。
「幻の朱い実」は"斜めから書かれ"たレズビアン小説と受け取れなくもないですよね。
生涯独身を通した石井さんが、ぬ前にどうしても彼女との交情を書き残しておきたかったのではないかと。
松浦さんには、こういう書き方もありますよと余計なおせっかいだが教えて差し上げたひと思ふ。
無理に同性愛者やフリークスを題材にしなくても、
異性愛を内側から描いてその崩壊っぷりを曝け出すことができますよんと。
今はレベッカ・ブラウンの「私たちがやったこと」を再読中。
「葬儀の日」が好きな人は嵌るんじゃないかな。


75 :
『少女革命ウテナ』はアンシーの成長物語で『犬身』は梓の成長物語だね。
ウテナ「ボクは王子様になりたいんだ」に対し、房子「好きな人の愛犬になりたい」
アンシーの兄と梓の兄のヘタれ具合がそこはかとなく似てた。
それにしても松浦さん...例の彬の戯言に対して安っぽいエロゲーみたいってw

76 :
ブログの文章を「通俗」とかって貶してるわりには、
「犬身」のストーリー展開自体がものすごく通俗的ですよねw
「親指P」のときのインタビューで、
「あのくらい分かりやすく書かないと一般読者に通じないんだ」
みたいに言ってたから、わざとやってるんだとは思いますが。
ノンケの男の人は松浦さんの小説読んで、
「何でこんなクソみたいな男ばっかり出てくるんだ。
 一人くらいはまともな男性キャラを出せ」
と思ったりしないんだろうか。
私は「ナチュラル・ウーマン」に出てくる夕記子を見て、
「こんなスチュワーデスはいねえwww」と思ってしまう。
看護婦ならまだしも、上昇志向の強いあの連中が、
女同士の恋愛なんて何の得にもならないことに時間を費やしたりしないだろうと。
松浦さんのことだから、知っててわざと悪役をやらせた可能性も否定できないけどw

77 :
むしろ犬身がエロゲシナリオみたいだと思う。良い意味で。

78 :
過疎ってるね。
好きな作家だけど、寡作なのが寂しい。
新作でたのも知らなかった。
女二人のどうしようもない関係を書かせたら一番だよね。裏バージョン読むと親友を思い出します。
もりもり書いて欲しいなぁ

79 :
お友達の笙野さんは年に一冊ペースで書きまくっているというのに…(ノД`)シクシク
それにしても飼い主のセックスを横目で見ながら、
「左手が遊んでる! このヘタクソ!」
とかって内心でツッコミ入れる犬は嫌だなあw

80 :
しかも兄妹の
カオスだぜ。えろげチックだぜ

81 :
え〜、このスレは松浦教信者の1の独断と偏見と妄想によるレスでお送りしています。
スレを見て、読んでみようかなと興味を持ってくれる人が一人でも増えればいいなと。
松浦さんのエサ代の足しにもなりますしw
「犬身」の印税でしばらくはエサ代に困らないや、と休眠モードに入ってそうな悪寒が。
編集・出版関係者の皆様方、書評とかインタビューのお仕事を発注してあげて下さい、おながいします<(_ _)>
新作が出るまで特に話題もないので、松浦さんが好きな作家の話とか、
他のビアン系の作家さんとの比較なんかをしてみようかと思っています。
「そんなのはお前のチラ裏ブログにでも書いとけ!」と怒られそうですが、
ときどきレスして下さると1は喜んでいろんな情報を出すと思われますw
カキコするのは面倒だとお思いの方のために、このスレ用のコピペ置いときますね。
<コピペ用テンプレ>
理英子たん(*´Д`)ハァハァ 
新作マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 理英子たん! 理英子たん!
 ⊂彡
     ∧_, ,_∧
     (`Д´ ∩ <新作出ないなんてヤダヤダ
     ⊂   (
       ヽ∩ つ  ジタバタ
         〃〃

☆ チン     マチクタビレタ〜
                      マチクタビレタ〜  
       ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ヽ ___\(\・∀・) < 新作まだ〜
            \_/⊂ ⊂_ )   \______
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
       |  温州みかん |/

82 :
ぶっちゃけこんな所に落とすの勿体無いよ
マジでファンサイトとかやるつもり無いの?

83 :
では、このスレは以下、「理英子たん(*´Д`)ハァハァ で1000まで行くスレ」に変更します(嘘)
もったいないと言って頂けるほどのものでもないですけど、
検索してみたら更新してるファンサイトがないみたいなんで作ってみようかな。
ブログもやったことない初心者なんで、サイト開設までは遠い道程になりそうだけど、
松浦さんの新作よりは先に出来そうな気がしてきたw
ちなみに、松浦理英子 の検索結果 約 62,200 件
       笙野頼子 の検索結果 約 168,000 件 でした。
松浦さんも笙野さんも作者本人の公式サイトってないんですね。
エンタメ系の作家さんとかは結構凝ったサイト作ってる人多いのになあ。

84 :
公式も生きてるファンサイトないんだもんね…
これは1さんへの期待が高まっちゃうよ!

85 :
×ファンサイトない
○ファンサイトもない

86 :
「HTMLとは何ぞや?」というところから始まるので、本当に出来るのはいつになるやら。
老舗のファンサイトさんが「ナチュラル・ウーマン」と「親指P」からサイト名を取っているので、
それに習って「犬」絡みの名前にしようかなとか、英語版も作って世界に発信だ!とか、
構想(というか妄想w)だけは膨らんでるんですけどね。
で、試しに「犬の蜜」でググッてみたら、全5件の最後にこのスレが出た。で、その上が…
> その間も、可愛い牝犬の蜜壷は、大人のオモチャの振動でなぶられて、淫らな動きをしている。
>「・・・そうよ」 唇が離れた時、妻のつぶやきが聞こえた。
>「だって、私は嫌だって言ったの・・・だけど、あの人が無理やり・・・んぐぅ」 ...
ググル先生(p∀・)エロス!

87 :
「親指P」のイタリア語訳があるってガセだったのかと思いきや、本当に(゚∀゚)アタヨ!
Non solo Manga - Matsuura Rieko, L'alluce P
ttp://www.nonsolomanga.it/scrittrici_saggi/rieko_alluce.htm
「ナチュラル・ウーマン」も "Corpi di donna" というタイトルで出てます。
でも英語訳が一つもないのは何故なんだぜ。
十年後には誰も読まないようなベストセラーが世界中で翻訳出版される一方で、
部数が伸びない純文学系の作家は翻訳どころか、日本での出版すら難しくなってるのが現状。
それを象徴してるのが笙野さんが巻き込まれてる一連の騒動なんだろうな。
"Matsuura Rieko" で検索すると、各国語で日本文学を紹介してるサイトか、
ビアン・百合萌え物件紹介サイトか、どっちかに辿り着くね。
クロアチアのビアン系サイトとか出てきてビックリした。

88 :
松浦さんの小説に出てくる人物の中じゃ背理が一番好き
思いっきり虐められたい

89 :
私は夕記子をしばき倒したいw
作中人物より作者本人萌えだから、松浦さんとひとつ屋根の下で、
朝から晩までトムとジェリーみたいに仲良く喧嘩したいな。

90 :
「犬身」の梓をあまり魅力的だと思えないんだけど、
ああいうタイプの女の人に保護本能を刺激される人もいるのかな。
でもフサは"献身"するどころか、結果的に梓の破滅に手を貸してしまったのでは?
梓がスーツケースを買った時、
「未澄のところへ逃げ出したいけど、犬は連れて行く訳にはいかない。
 でもフサとも離れたくない。ああ、どうしよう…」
とグズグズしているうちに、ああなってしまったんですよね。
フサが本当に忠犬なら、家出するなり何なりして身を引くべきじゃないのか?
「ナチュラル・ウーマン」の容子といい、「犬身」のフサといい、
自分の快楽にとらわれすぎて、他人のことを考えてないような気がする。

91 :
ちょっと古いけど読売新聞の記事。
YOMIURI ONLINE 出版トピック 性の問題 ユーモラスに
ttp://www.yomiuri.co.jp/book/news/20071023bk04.htm?from=goo
> 美容整形の先生に、頭だけ犬の姿に変えられないかと冗談で聞いたことがある。
それなんていうアヌビス神(ry
>「『親指Pの修業時代』を発表した当時、社会は男性中心主義的で、
> 私にとって戦うべきものに映った。だがかつての嫌な男の多くが引退し、
> 現在は女性蔑視(べっし)的なことを大きな声で言えなくなった。
> 男性中心主義が社会の表面から見えにくくなったことが、作品に反映されたかもしれない。
> だが、どんな時代になっても女性を嫌いなマッチョな男性がいることも分かった。
> 彼らを変えようとか、変えられるとまでは思わないが、
> 時には批判し、嫌みを言いたいという気持ちはずっと持ち続けている」
やっぱり彬みたいなキャラには「天誅を加えてやる!」ということですね。
確かにストーリー展開としては、「ああ、すっきりした!」と胸のすく思いをした読者が多いんだろうけど、
あれが現実だったら他にもっと取るべき道があっただろうにと、ついつい考え込んでしまう。
真面目に受け取り過ぎかな。そもそも人間が犬になる小説だもんね。

92 :
おお、何気に今年で作家デビュー三十周年だ。おめでとう、理英子たん!
三十年で小説が六冊ということは、五年で一冊の計算になるのか。
やっぱりセミ(ry

93 :
ナチュラルウーマンとセバスチャン読んで面白かったから
葬儀の日も買ってみたけど、なんかあの年代特有の文学臭さというか哲学めいた表現が全面的に現れててそれが鼻についてあんま楽しめなかった・・・。

94 :
「セバスチャン」好きな人、意外と多いんですね。
私は「ナチュラル…」も「葬儀の日」もOKだけど、「セバスチャン」は正直、
「"俗人"とか"背理"とか、うわぁ、こっ恥ずかすいぃー!」と思ってしまいました。
確かにあの時代背景とか考えると、松浦さんが気負ってしまうのも分かる気はするんだけど、
今、読み返すとちょっと厨二病っぽいと言うか何と言うか…
でも、Steve Harley の SEBASTIAN のCDまで買ってしまったことはここだけの秘密だw

95 :
「ナチュラル…」と「セバスチャン」が好きなら、次は「裏ヴァージョン」を読むと幸せになれるかも。
「葬儀の日」がいちばん好きという人は、倉橋由美子とか他の作家を読むほうが満足できるような気がする。
松浦さんが解説を書いてる文庫本みっけ。
桐野夏生 「天使に見捨てられた夜」 (講談社文庫)
桐野夏生 「OUT(上下)」     (講談社文庫) ※解説は下巻
近藤ようこ「見晴らしガ丘にて」 (ちくま文庫) ※絶版らしい。古本屋さんで。
松浦さんに解説とかインタビューをしてもらえる作家さんは幸せだなあ。
ものすごく丁寧に作品を読み込んで評価してるのが文面から滲み出てる。
斉藤美奈子の「犬身」の書評とか見て、松浦さん怒らないのかな。
ただいま「犬でも分かるHTMLにうもん」みたいな本でお勉強中。
いろんな作家さんのファンサイトを見て回ってるんだけど、
二年や三年、新作が出なくても更新できるコンテンツを作らないと、サイトを維持できないと悟りました。
でも、ビアン小説紹介は同じサイトでやると激しくマズーな気がしてきた。
管理人ブログでやって、リンクしようかなと。

96 :
久しぶりにセバスチャン読み返してみた。
初めて読んだときは高校生だったから、ビアン小説!ムハぁ〜って感じだったけど、
今、読み返してみると、みんな誰とも深く相手と関わってない気がして寂しくなるなぁ。
あと、裏バージョンのセックスを金で買うの嫌!って試してもないのに
解らないじゃんって思っちゃうし。
頭でっかちな感じがする



97 :
それにしても「微熱休暇」で容子が由梨子に惹かれていく心理描写は物凄くリアルだ。
ビアンがノンケに惚れるときって、本当にああなんだよね。
「裏ヴァージョン」で「トニオ・クレーゲル」を引き合いに出してたけど、
”屈折せずに伸び伸びと育った理想の自分”を相手に投影してるのかな。

98 :
スマソ、リロってなかった。
>>96
思い返せば、自分も高校生の分際で「ナチュラル・ウーマン」読んでたw
「セバスチャン」は一見、いじめにしか見えないような主従関係が、
実は当事者同士には愛情表現という、いつも松浦作品に通低するSMテーマですよね。
女子プロレスとか見ても、やっぱりいじめにしか見えない自分には、
中々理解するのが難しいのですが…
セックスをお金で買うと聞いて、頭に浮かんだのが岩井志麻子だったw
あの人みたいに、特定の相手をお金で愛人にする女の人は結構いるけど、
男みたいに一時的に性欲だけ処理すればいいって割り切るタイプの人は少ない気がする。
ある種のゲイみたいに誰彼かまわずハッテンするっていうのも難しいし。
松浦さんみたいな人はフェミ的な観点から買春はしないと思う。
子供の頃に変質者に遭って、凄く嫌な思いをしたみたいだし、
日頃、自分が軽蔑してる団塊オヤジと同じ行動は取れないでしょう。
頭でっかちはインテリの宿命ですね。
だから見る前に跳んでしまう行動人タイプに惹かれるんだろうな。

99 :
久しぶりに文芸雑誌で松浦さんの特集が。これは本屋にダッシュせねば!
「文學界」2008年5月号
ttp://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai/
特集 松浦理英子の宇宙
【対談】
「性の呪縛を越えて」松浦理英子×川上未映子
樋口一葉の時代から続く「女流」という枷を超克し、セックス抜きでいかに女体を描くか
【作品論】
『犬身』、闘わない犬の物語 斎藤美奈子

斎藤美奈子の「L文学完全読本」に松浦さんの本が紹介されてるってブログで読んで、
「Lの世界」の "L" かと思ったら、"Lady" や "Love" "Live" の "L" なんだとorz
紛らわしいタイトルつけんじゃNeeeeeeeeee!!

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