2013年10エロパロ71: 【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 38フラグ目 (425) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 38フラグ目


1 :2013/03/13 〜 最終レス :2013/10/04
ここは鎌池和馬氏著作、『とある魔術の禁書目録』『とある科学の超電磁砲』『ヘヴィーオブジェクト』のエロパロスレです
カップリングやシチュエーション、エロの有無を問わずSSは常時大歓迎。

ただし、特殊だったりや好みが分かれたりするシチュは投下前に警告しましょう(例 百合や調教、鬼畜や陵辱物など)。
投下前にカップリングの表記があるとなお良いです。
このスレは基本的にsage進行です。レスしたり投下したりする際はメール欄に半角で『sage』と入力しましょう。

次スレは要領が480KBを越えるか、レス数が950を突破した辺りで立てましょう。焦って重複しないように注意。
荒らし煽りはスルー。雑談は雑談スレに行きましょう。
ルールを守って、気持ち良く楽しみましょう。
前スレ
【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 37フラグ目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1335949204/
2chエロパロ板SS保管庫
(ライトノベルの部屋>とある魔術の禁書目録の部屋)
http://sslibrary.gozaru.jp/
総合データベース
http://www12.atwiki.jp/index-index/
過去ログは>>2以降

2 :
とある魔術の禁書目録
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1144682421/
とある魔術の禁書目録 2フラグ目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1160741334/
とある魔術の禁書目録 3フラグ目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168450515/
とある魔術の禁書目録 4フラグ目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173925452/
とある魔術の禁書目録 5フラグ目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1184435294/
とある魔術の禁書目録 6フラグ目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1191802991/
とある魔術の禁書目録 7フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1197245107/
とある魔術の禁書目録 8フラグ目
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とある魔術の禁書目録 9フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1210639825/
とある魔術の禁書目録 10フラグ目
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とある魔術の禁書目録 11フラグ目
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とある魔術の禁書目録 12フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1229736089/
とある魔術の禁書目録 13フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1233681145/
とある魔術の禁書目録 14フラグ目
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とある魔術の禁書目録 15フラグ目
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とある魔術の禁書目録 16フラグ目
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とある魔術の禁書目録 17フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1245347100/
とある魔術の禁書目録 18フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1247681121/
とある魔術の禁書目録 19フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1250227058/
とある魔術の禁書目録 20フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1252893000/

3 :
とある魔術の禁書目録 21フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1256077315/
とある魔術の禁書目録 22フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1260208744/
とある魔術の禁書目録 23フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1262184828/
とある魔術の禁書目録 24フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1265879380/
とある魔術の禁書目録 25フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1268258778/
とある魔術の禁書目録 26フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1270447978/
とある魔術の禁書目録 27フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1276411604/
【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 28フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1280839493/
【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 29フラグ目
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【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 30フラグ目
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【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 31フラグ目
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【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 32フラグ目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1296966129/
【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 32フラグ目(実質33)
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1302298202/
【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 34フラグ目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1311846477/
【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 35フラグ目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1316527845/
【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 36フラグ目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1327793654/

4 :
「ク、ハァ……!」
一方通行は大きく息を吐き出した瞬間に、インデックスの頭を引き寄せて欲の塊を吐き出した。
「んぶっ! ……んくっ、ちゅぅ……こくっこくっ……」
ペースが乱されたため、インデックスは少しだけ驚いたが、すぐに対応し喉を鳴らして精液を飲み込み続ける。
鼻が一方通行の腹に押し付けられて若干苦しそうだが、嚥下は止めない。
白い首筋が詰まった肉で僅かに膨らんでいて、喉の動きは着実に精液を胃へと送り込んでいく。
食道から胃への射精は深く、インデックスは精液を舌で味わえない代わりにプルプルとした喉越しを楽しんでいるように思えた。
「んちゅっる……れろれろっ……ちゅぶっ、ぇぅー……」
そんな風に一方通行が射精してる間も、絹旗は緩んだ肛門を舌で押し広げ、ねっとりと直腸を掻き回している。
前立腺のごく近い所を刺激しているためか、射精は続いており、一方通行は息を止めたまま、ひたすらに精をインデックスへと注いでいく。
射精しながらも、暖かく柔らかい舌で責められていると、快感で溶けていくよう。
排出と肉の感覚だけに包まれて一方通行は長い射精を終えた。
「ゥあ……はァー……もういィぜ」
ねちゃりと湿った音をたて絹旗が離れ、インデックスが首を引くとずるりといった感じで肉棒がまろびでる。
「ご馳走様なんだよ! なんかとうまとせーえきの味が違うかも」
「第一位は偏食してそうですしね。気持ちよかったでしょう?」
「ハッ、最悪なほどォになァ……」
憎まれ口を叩きながらも一方通行はソファに座ると、ピクッと身体を震わせ、腹の辺りを確かめた。
どうも行為の影響で感覚が変わっているようだ。
「ねえねえ、とうまとうま。私も『さんぴー』してほしいんだよ」
「おう、わかった」
「インデックスはタフだなー」
「私も超混ぜてくださいっ」
快楽に貪欲なインデックスがおねだりして、上条と浜面が返事をすると絹旗も参戦希望してきた。
「いいぜ、って言いたいとこだが人数合わないな」
穴はあれども棒は三本しかないのだ。
順番を変えるか、一対一でしようかと上条が言い出そうとする所に
「なンなら、いィ棒要因を呼ンでやる。アイツ以上の適任者はいねェ」
なにやら一方通行が携帯を取り出し電話をかけはじめる。
誰かいたっけ、と上条が疑問を告げる間もなく、入り口のドアがガチャリと開いて
「うわっ! なんだこれ」
なにやら白くて、でかくて、ゴツゴツとしたカブトムシが入ってきた。
「どうも、学園都市第二位、出張都市伝説の垣根提督です」
しかも普通に喋り出す。
「あーなるほどねぇ。いっぱいいたもんな」
「話には聞いてましたが……超UMAですねこれは。E.T.路線っぽいですが
 やっぱり出演するならパニックホラーですよ。人を食べて増殖するカブトムシ!
 超意味わかりませんが、むしろそれがらしいです!」
すでに事情を知っている浜面は頷いて、絹旗は別方向に興奮している。

5 :
「えーと一方通行、こいつ何?」
「元つーか新生第二位で棒要因だ。オマエは右手で触るなよ。コイツは能力の塊だから。とりあえず見せてやれよ」
「任せてください」
言葉と共にカブトムシの白い艶々とした表皮が盛り上がる。
先端が卑猥な形をしている、数え切れないほどの触手がカブトムシの至る所から出現して
うねうねうねうねと、これまたいやらしく蠢きはじめた。
「なるほどー」
「いっぱいあるんだよ!」
「いい感じですよ! 無駄なエロスも盛り上がりには必要ですからね!」
上条は納得して、インデックスはご馳走を並べられた時と同じ顔で喜んでいて、絹旗はもう色々と違っている。
「それだけではありません!」
カブトムシの言葉と共に、幾つもある触手の先端がメタモルフォーゼを起こした。
亀頭を模した触手がブブブブッと振動してモーター音が起動、先端がドリルのように回転。
先端が球に変化し、さらにそこから少しずつサイズを縮めた球が連なって発生。
先が真ん中からくぱぁっと割れたかと思えば、無数のツブツブで覆われて震える。
人差し指と中指だけを立てた右手が、やたら早く上下にピストンを繰り返した。
太い注射器の形に変わると、得体の知れない白い液体が先から断続的に飛び散る。
ただでさえモザイクものの触手が、とても教育に悪そうなモノへと姿を変えていた。
ちなみにサロン入室の際は、鍵に変わっていた
「……消せるからって、超能力舐めてたよ。俺が思っているより学園都市進んでた」
「とうまとうま!」
「もうHollywood狙えるんじゃないでしょうか!」
ウキウキとインデックスと絹旗が目を輝かせている。
カブトムシから誘引物質でも出ているのか、少女二人は興奮状態だ。
「いーけど、どっちか一人は俺達のほうに来てくれよ。番外個体は寝てるし」
そう浜面が声をかけた所で
「まった、まったー! ミサカもやりたいー!」
番外個体も立ち上がる。失神慣れしてきたのか、回復が早い。
だがしかし、カブトムシが複眼を向けると、へにょりと1mはある角が中折れする。
「申し訳ございません。貴方は対象外です」
「なんで!?」
「はい。容姿造形が友達・庇護グループ管轄から除外されていますので。そちらのお二人はイケます」
それを聞いて、浜面が手をポンと叩いた。
「ああこいつ、打ち止めとフレメアを助けたくて仲間になってくれたからさ、やっぱそういう娘がいいんじゃない?」
「じゃあしょうがないな」
「だな……オマエじゃ無理だ。あきらめろ」
「そこ納得しちゃうとこなの! やっぱりこのミサカを蔑ろにしてるだろ!」
あるあると、頷いている少年らと地団駄踏んでる番外個体だった。
なおインデックスと絹旗は今日初めて露骨に嫌な顔をしている。
エッチは好きでも、幼女扱いはなんかこう我慢ならないらしい。
と、なんだかんだ騒ぎながらも、カブトムシを交えた乱交がまた始まるのだった。

6 :
終了
すみません、kb確認してませんでした。
好きなタイプのエロだと、ストーリーが作り難かったりします
今度書くならインデックスと絹旗のどちらかが書きたい

7 :
GJ
途中で終わってて何事かと思ったけど最高だったわ
こんなもんが見れるなんてまだこのスレ見ててよかった…

8 :
いいねいいねぇ
レベル5の乱交とかも読んでみたいかも

9 :
誰か上条×アリサで18禁なの書いて欲しいです

10 :

これだからこのスレに来るの止められない

11 :
GJ

12 :
乱交モノを書ける人って尊敬する
何度筆折ったことか

13 :
乱交すげえ

14 :
原作準拠の性格での乱交とか不可能に近いんだろうか
できそうなカップリングってあるのかな

15 :
一方通行×番外個体×打ち止め、とか
シスターズ×上条の襲われ受け、とか?

16 :
>>14
上条さんにアニェーゼが先導する感じで、ルチアンジェレネがおそるおそると手伝ったりとか
浜面に番外個体が先導する感じで黒夜が強気に見せかけビビリつつ色々したりとか
真に問題なのは男が多い場合で、これは変えないとむりめー

17 :
>>14
上条×妹達

18 :
原作読み返したらインさんって上条さんのベッドに潜り込む習性あったんだな
これ絶対誘ってるよね
とんだ淫さんだね

19 :
「いやー今日は宿が見つかってよかったんだよー」
 そう呟いて、三蔵法師は托鉢の成果をたんまり溜め込んだおなかをさすり、嘆息しました。彼女の前には弟子三人の
総計よりも多い量の器が、ひとつ残らずスッカラカンになって転がっていました。
「…お師匠。豚の妖怪の俺より多く喰うってのも修行僧としてどうなんですかね」
それがいつもの事だとは分かっていても、呆れ果てた口調で黒髪の少年は返しました。
「まぁまぁ八戒さん。法師がご満足なさる量のご飯が食べられるってことは、それだけこの村が平和だってことじゃ
 ありませんか。ここの治安が良いということは、今日は安心して眠れるってことですよ」
「…そういうもんかね、悟空」
「そうなんだよごのー。一杯のお茶、一椀のご飯が食べられることに感謝しなくちゃいけないんだよ。仏様のご加護が
 私たちについているんだよ」
「へいへいわかりましたよお師匠さん。あと悟能言うな悟能て。原作読んでない読者が混乱するだろ」
「もう八戒さんったら、メタいことは言っちゃダメですよ」
苦笑いしながら黒い髪の少女は器を重ね、井戸へと向かっていきました。
屋外では一足先に食事を済ませた赤髪の巨漢僧兵が煙草をふかし、夜空に輝く月を眺めていました。
「沙悟浄さん、椀を洗いますから少しどいてくださりませんか」
「ん。ああ、悪いね悟空。こういうのは君が一番得意だからね」
そう言うと沙悟浄と呼ばれた赤毛の大男は井戸の端から腰を上げ、「馬に飼葉やってくる」と言い残してそのまま厩の方に
歩いて行きました。
その後ろ姿を見やり、悟空は小さく呟きました。
「本当に、安心してぐっすり眠れそうな夜だ…」

彼女たちは唐の皇帝から「天竺まで行って経典を取りに行ってほしいって余は余は言ってみたりー」との勅銘を賜り、
東海竜王より遣わされた天下一の名馬と共に旅をしている道中でした。途中九九八十一の災難を乗り越え、立派な僧となって
天竺に着くという過程が大事なのであり、「悟空が筋斗雲でとってくればいいって余は余は(ry」などと野暮なことを考えては
いけないわけですね。
三蔵法師=禁玄奘は当時まだ14歳の女の子でしたが、天が遣わした彼女を守護する三人の妖怪との出会いにより、閉ざされた
部屋の中しか知らなかった彼女の世界は、大きく広がっていきました。
一人は、赤毛がトレードマークの巨体の和尚、捲簾大将沙悟浄(=ステイル・マグヌス)。
一人は、(誰もやりたがらなかったのでくじ引きで選ばれた)馬鍬使いの武僧、天蓬元帥猪八戒(=上条当麻)。
そしてもう一人は、三大妖怪の紅一点にして天下無双の如意槍の使い手、斉天大聖孫悟空(=五和)。
かくて四人と一頭は、襲いくる妖怪変化魑魅魍魎を千切っては投げ千切っては投げ(語)ながら、天竺のお釈迦様の元へ
ありがたーい経典を取りに今日も旅を続けていたわけです。

20 :
さて、満天の星空にぽかりと空いた銀の穴が頭上に来た頃、三蔵法師一行は宿の主人から貸し出された四組の蒲団を綺麗に
川の字(+1)に並べ、眠りについていました。弟子の三人は後退して馬番兼三蔵の護衛として起きていたのですが、今夜その
役目を果たしているのは八戒でした。中華風というよりアラビアンな印象を受ける衣装を身にまとった少年は、九歯の馬鍬を
携えあくび交じりに縁側に腰掛けて庭園を眺めていました。残りの面々はこの世の春と言わんばかりに爆睡していました。
「ここでも桜は烏斯蔵(うしぞう)国と変わんないんだな」
故郷の事を思い出しながら、八戒は頬杖をつき、月明かりに照らされた桜の木をボーっと眺めていました。
その時です。
「_____________ッ!!」
不穏な気配を感じ、八戒は馬鍬を手に取り後ろを振り向きました。
そこには寝間着姿の悟空が、にこやかな顔を浮かべて立っていました。
ほっと胸を撫で下ろし、八戒は「脅かすなよ」と馬鍬を握る力を緩めました。
「もう交代の時間だっけ? いつもより早くないか?」
「いいんですよ八戒さん。昨日は私明け方しかやってませんでしたし」
月光を受けて、悟空の頭にはめられた禁固呪(注1)がキラリと光りました。
離れの白壁と月の銀の光に照らされた悟空の扇情的なボディラインに、八戒は少しだけドキリとしました。しかしその直後に
自らの名前(注2)を思い出し、コホンと咳払いしました。
「じゃ、じゃー俺寝るよ。明けになったら沙悟浄起こしといてくれ」
そう言って八戒が悟空の横を通り抜けようとした瞬間に、彼女は笑顔を崩さずに口早に告げました。
「あら八戒さん、何故眠る必要があるんですか?」
「え」
キョトンとした顔で、八戒は真横に立っている悟空の方に首を向けました。
「いや、何でって。俺もう18時間くらい寝てないし」
「ふふふ、無粋ですね八戒さん」
口元に手を当て、上品そうに悟空は笑い、庭の桜の木を指さしました。
「こんなにきれいな夜桜と望月のコントラスト、そうそう見れるものじゃありませんよ。もう少し眺めていませんか」
何だコイツ、と八戒は胸の奥で訝しがりました。
このエテ公は(酔った勢いで)天上界をメタクソに破壊しつくし、(下界に天上のイザコザを持ち込ませないために)
道教仏教連合軍相手に無双し、敵と見るや否や(三蔵を守るという名目で)生身の人間だろうがボコボコにするようなヤツ
なのです。
それが何をトチ狂ったか急に花鳥風月にワビサビなどを求めだしたのだから、共に旅を続けてきた八戒にとっては不思議で
なりませんでした。

21 :
「…あんたもそういう所見せることあるんだね」
「はい」
笑みを浮かべ、二歩進んで悟空はその場で足を止めました。
見張り交代と判断した八戒は馬鍬を室内の壁に立てかけ、そのまま歩を進めて行きました。
そのことを見届けて、悟空はニィッと口角を吊り上げ、夜空の月めがけてクイと指を2本立てました。
   「あなたといっしょだと、ね……っ!」

              バキコォン!!

実際にそんな音がしたわけではありませんでしたが、八戒の脳裏にはそのような音が響きました。
次の瞬間、八戒の全身の骨格筋がコンクリートのように固まりました。
「な…ッ!! な、何しやがったんだ、テメェ!」
自らの背後で天の道を往き総てを司る男のポーズを取る姉弟子に対し、硬直を免れた声帯筋を振るわせて八戒は声を荒らげ
ました。それに対して悟空はフッと小さく吐き捨てるように笑い、流し目で八戒の後姿を見ながら告げました。
「…須菩提流七十二変化、鬼鋼金縛の術」
そう答えるとくるりと踵を返し、悟空は石像のように動けなくなっている八戒にゆっくりと歩み寄りました。
「あ、先に言っておきますがどんなに大きな声を上げても無駄ですよ。私が髪の毛を抜いて変化させた眠り虫を、母屋にも
 離れにも飛ばしておきましたから…」
言い終わる頃には、悟空の柔肌はぴったりと八戒の背に押し付けられ、彼女の細い両腕は八戒の腰と胸に絡みついていました。
はぁ、と熱い吐息が八戒のケモノ耳にかかり、暖かで豊満な双丘が薄い寝間着と僧衣越しに彼の体に密着しました。体中の
血管に海水が流し込まれたような感覚に八戒の心臓は高鳴りましたが、金縛りはその感覚に体を震わせることすら許しません
でした。
「ねぇ八戒さん・・・寝ずの番をやってみませんか・・・? この空を覆い尽くす星々と、桜吹雪を目に焼き付けて…」
 月影で黒く覆われた彼女の口角は、天に輝く月と同じように不気味なまでに吊り上がっていきました。

「互いに肢体を絡ませて、夜が明けるまで愛し合いながら、ね」
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 |(注1)観世音菩薩が『悟空が暴走しつる時にはこの金輪をば締め付けし呪文を言ひけるのよー』と三蔵法師に渡した金輪。|
 |(注2)八戒とは僧侶が守るべき八つの戒めの事。覚えてないけど確か貞操についての言及もあったと思う        |
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

22 :
と、一応ここまで書いてみました。
気が向いたら続き書くかもしれません。この面子ならある人物が抜けているような気がしますが、ちゃんと登場していますよ。

23 :
話自体はいいんだけど、名前が名前なので禁書じゃなく一般的な西遊記のキャラが頭に出てしまう クロコダインー

24 :
ねーちん……(´;ω;`)ウッ

25 :
何と言うか、マジでコメントに困る
禁書二次創作を読んでる気がしない

26 :
サンドリヨンさんネタが欲しい今日この頃…
インデックスが当麻のソーセージをゴチになるネタも欲しくなる。

27 :
サンドリヨンさんは意志の疎通が出来ないから進めるのが面倒そうだね

28 :
>>26
上条さんのってどれくらいなんだろ?
温泉回
モノの大きさで張り合う上条&浜面
そこに現れたアックアさん
絶望する2人

29 :
絶対小さそうな一通さんがかわいそうだからやめてあげるんだ

30 :
つまり一方さんが打ち止めラブなのは実は幼女が相手なら自分の小さなアレデモ充分だから…
おや、こんな時間に誰

31 :
今あるかわからないけど
小枝ってチョコのお菓子があったな
あれくらいの大きさじゃね

32 :
大樹の小枝

33 :
よく考えたら御坂妹って上条さんより強いんじゃね

34 :
何?
一通さんの小さな小枝が毎晩黄泉川先生や芳川さんや番外個体の玩具にされてるって?

35 :
血流操作での無理し過ぎで海綿体が破裂する一方通行とな?

36 :
マリアンに陵辱された挙句人間テーブルにされるサンドリヨンのSSが見たい

37 :
初めてこのスレきたんだけど
当麻と美琴の和姦、初物って長いこのスレのなかでオススメある?

38 :
どんなものが好きかなど人それぞれなので
自分で保管庫にいって手当たり次第漁ってくださいとしか言い様がございませぬ

39 :
上条さんがレイプする話が読みたい

40 :
保管庫漁ったら一つくらいあるじゃん?

41 :
黒子ちゃんが中だしされる話が欲しい

42 :
つまり総合すると上条さんによる黒子中だしレイプってことだろ?
…無理だな

43 :
黒子の謀略として、類人猿にわざと犯される → 美琴激怒して上条さんへの好感度マイナス&お姉様に慰めてもらう流れなら!

44 :
失敗してスルー→再トライ→スルー→再トライ→スルー
繰り返しているうちに目的がかわる

45 :
学園ギャルゲーなら間違い無く攻略キャラだもんな黒子

46 :
みさきちはレイプして屈服させたい。

47 :
みさきちさんは能力取り上げた上で全校生徒の前で悪行を告白させたい。涙目で

48 :
投下します
眠っている一方通行の汗を打ち止めが拭いてあげたりする話です 微エロ

49 :
電灯が頼りない光を灯し、人も車も通らない深夜を通り過ぎた時間。
一方通行と住んでいるマンションで寝ていた打ち止めは微かな音を聞き、目を覚ました。
(……?)
音は小さいがはっきりと聞こえる。
身を起こして耳を澄ますと、隣の部屋から低く届いてくる声なのがわかる。
「……ぁ、うっ……くゥ」
音を立てないように薄暗闇の中を歩き、隣の部屋のドアを開けると苦しそうな声が鼓膜を震わせた。
見れば、ぼんやりとした闇でもわかるほどに、寝ている一方通行が苦悶の表情を浮かべているのだ。
被っていたシーツは千々に乱れて、熱くもない気温なのに大量の汗をかいている。
身を強張らせて自らを掻き抱き、搾り出すように唸き声をあげる。
密着する肌着は苦しみに比例するかのよう、汗で濡れて、柳のような細いラインが浮き出てしまっていた。
尋常ではない様子に、打ち止めが駆け寄ろうとして
「わりィ……」
言葉に足が止められる。
ゆっくりと歩み寄り、見下ろした先には泣きそうな一方通行の素顔があった。
(あなたはまだ苦しんでいるのかな……)
哀切と後悔に満ちた表情。一万と三十一の生贄。背負った罪。
苦しまないでと伝えた所で意味なんて何もなく、救いなんて求めてもいない。
憎まれ口を叩き、何も気にしてないとでも言うように仮面を被って、一人で苦しみを抱えてる。
自業自得と断ずるのは容易い。
けれども、うなされている顔を覗き込むと、その表情はあまりに無防備だ。
飴細工のように繊細で、指先で触れただけで砕け散りそう。
悪夢に震える姿は幼子のようで、打ち止めよりも小さくて脆くて儚く感じられた。
けれど苦痛も罪も背負ってはあげられない。
きっと望んでもくれていない。
差し出した手は邪険に払われ、必要ないと嘯くに違いない。
「それがあなたの選んだ道だから。……でも、傍にいるのはいいよね。
 それぐらいならあなただって許してくれる、とミサカは信じてみたりする」
さしあたって、少しでも苦しみを和らげてあげれないかと
「タオルを持ってきてあげるから、とミサカはミサカは洗面所に行ってくる」
寝苦しそうな汗を拭くために出て、戻ってきた。
ベッドの傍に立って、白い髪を湿らせるほどの汗をタオルで拭き取り始める。
人は寝ている時、コップ二杯分の汗をかくとは言うけれど、喉元まで拭いただけでタオルがもう湿っぽい。
「汗を拭きたいけど、あなたのシャツをどうしようかなって
 ミサカはミサカは焦ってみたりする……」
恥ずかしげに小声で呟いた。
べったりと薄い胸板に張り付いたシャツは汗で濡れ透けていて
陽に焼けていない白い肌が本人の知るところなく、晒されている。
体臭が薄い一方通行だが、ここまで汗を掻いていれば匂いが漂いもする。
揮発した汗を鼻で感じたのか、打ち止めの顔が少し赤くなった。
普段は一緒にお風呂へ入ったりしていて、気にならない裸を今夜は不思議と意識してしまう。
苦しそうに震えている一方通行が可哀想という想いに加えて、打ち止め自身にもわからない気持ちが胸に宿っている。
「えーい、ままよーってミサカはミサカはシャツ越しに汗を拭いてみる!」
一応小声に抑えつつ、肩や胸板へタオルを滑らせた。
シャツと一緒ではあまり効果がみられないのだが、打ち止めが必に拭いてる最中
「ひゃ」
指が素肌に触れて、思わず声をあげて離れてしまう。
慌てて自分の口を両手で塞ぐが、当然意味はない。
見ると一方通行は起きなかったようで、心なしか、汗を拭いた分表情が安らいでいるように思えた。
視線を外して、触れた指先をじっと打ち止めは見つめる。
まるで火傷したかのように熱く感じたのだ。
触れた瞬間に、熱が染み込んできたと思った。
確かめるため、また一方通行の胸元へ恐る恐るとした動作で指をくっつける。

50 :
「熱く……ない……」
それどころか、汗の気化熱で若干冷えていると感じる。
拭いた素肌はしっとりとした感触で、浮き出た鎖骨は筋肉や脂肪が薄く痩せているというのがわかった。
無意識に一本の指を二本にして、三本にして、掌を載せて
「冷たいんだねってミサカは、ミサカは……」
言いよどんだ。
言葉にする前から、もう打ち止めは行動に移していて、一方通行の傍らに脚を乗せ真横へと座る。
ふっくらとした頬を赤く染め、どこか陶然とした表情で少年の胸元をさすっている。
その瞳が情欲に色づいてるのを、本人は気付いていない。
撫でるような、くすぐるような動作は愛撫によく似ているが、無意識なものだ。
もし一方通行が起きていれば、何をしてでも止めていただろう。
だが、しかし皮肉にも一方通行本人が、打ち止めの行動を加速させてしまう。
「ふぁ……!」
眠ったまま、不意に動いた左手が腿辺りに触れたのだ。
さきほどの熱とはまた違っており、ピリッと弱い電流が流れたかのよう。
驚きはあるのだが、初めて享受したその刺激は酷く甘美なものに打ち止めは思えた。
「これはなんだろうってミサカはミサカは自分で触ってみる、ぁ……」
くすぐったさを強くしたような感覚。
指を動かすと膝側よりは付け根側のほうが強く、脚の外側より内側のほうが感じるものがあった。
小さな手の、指だけを立てて自らの脚を撫でていく。
「んっ、やぁ……!」
そうしてる内に指が感じるほうに進んでいって、ついにはコットンの下着の中心へと触れた。
「ここ、なんか変なんだよって、んぅ……」
わからないままに指で撫でる。
ソフトな動きだが十分に刺激があるようで、打ち止めは口をあの形に開いて荒い呼吸を繰り返す。
自慰という単語の意味を知らずとも、身体は反応しているのだ。
指を動かしていると、少しだけ声が高くなった。
下着が小さな縦線の形に浮いていて、指がそこに引っかかったのだ。
ピリピリとした感覚がまた流れたと感じた。
「でもさっきと違うってミサカはミサカはあなたの手に触れてみる……」
熱っぽい眼差しと手が一方通行の指を捉えた。
爪が少し伸びている。指は白くて細長く、痩せているためか少し節ばった印象がある。
普段、何気なく繋いだりしている手が酷く魅力的に思え、打ち止めはこくりと唾を飲む。
身を乗り出し膝立ちになってそれに跨った。
何かわからないけれど、悪い事をしているんではないかという罪悪感がある。
けれどもそれ以上に、触れられたいという欲求が増していって。

51 :
「ぁっ……!」
両手で一方通行の片手を握ったまま、腰を下ろすと押しした嬌声が放たれた。
尖った爪先が掠ると、自分の指とは全然違う硬い感触に、打ち止めの身体がブルブルと震える。
(そうか、これ気持ち……いいんだ……)
ある意味子供らしいと言えるのか、理解した打ち止めは快感に逆らわないまま、身体を前後に揺らし始めた。
クロッチに、立てた爪がひっかかり、指の腹がすじの部分にわずかに沈んで、湿った音を立てる。
それだけで腰が浮き上がり、大きく声をあげそうになる。
飲み下して、一方通行の顔を打ち止めは見つめた。
険は残っているが落ち着いてきている表情を見ると、愛おしい気持ちと抗いがたい誘惑に囚われる。
好意と性欲を併せ持った感情を理解しないまま、逆らえないまま、一方通行の指先を使った自慰を続けてしまっている。
包皮に覆われた小さな豆に指を押し当てる。
コットン越しでも快感は大きく、引き締めようとしている口元は震え、うっすら開いた唇からは甘い吐息が漏れ出す。
身体の中が熱くなってきて、幼い秘裂からわず
打ち止めの手が刺激にブレて、でもその動作自体が更に快感を増幅させる。
「あ、んぅ……なにかきちゃうって、ミサカはミサカは、おしっこする所をクチュクチュって、んあぁあ……」
何かが迫ってくる。
そんな切迫感に急かされるまま、擦らせる動きは止まらずにいると
「ふ、ぅぁっ……!」
一方通行の指が微かに動いて、打ち止めの全身が痙攣した。
上体が伸び上がり、握った両手に力が篭る。
暗い視界に一瞬光が走って、涙でぼやけ散っていく。
指を咥えたすじはきゅんきゅんと収縮して、甘噛みするように締め付ける。
恍惚とした表情のまま打ち止めは一方通行の横へと、軽い音を立てて倒れこんだ。
しばし、一方通行の安らかな寝息と、打ち止めの荒い呼吸だけが室内に響いている。
たいした時間も経ってないのに、泥が纏わりつくような疲労を打ち止めは感じていた。
それでも、のそのそとした動きで一方通行へ寄り添い、顔を見ると打ち止めの頬が真っ赤に染まる。
苦しそうな表情は引いていて、静謐な寝顔だけがあったからだ。
(いけない事をしたんじゃないかって、ミサカはミサカは罪悪感に囚われてみる……)
今更ながらそう思ったのだが、愛おしい人の手で(勝手に)初めての絶頂を迎えた幸福感と
倦怠感に包まれる打ち止めには、深い思考ができるわけもなく。
「明日謝ろうって、ミサカはミサ……すぅ……」
頭のどこかでそれはしないほうがいいぞ、という声もあったのだが、打ち止めにはもう聞こえてなかった。

52 :
「……クッッソあちィいっ」
朝になって、一方通行が目覚めたのはそういう理由だった。
「……新種のコアラがいるからここは熱帯ですかァ」
身体を起こそうとすると、半身が重く、見れば左腕に手と足をがっちりと絡めている、打ち止めの姿がある。
「おいクソガキ。動けねェだろうが」
抱きついているというよりは、全身で締め技でもかけているような体勢で
打ち止めの両腕と両膝、両腿に挟まれた左腕は動かせない。
左手の甲がきわどい所に当たっているのだが、特に一方通行は気にしていないようだ。
「……チッ」
幸せそうな寝顔の打ち止めを見て一方通行は起こすのを諦める。
無理矢理持ち上げようと思えばできるが、行動には移せなかった。
打ち止めのいかにも何も考えていませんという寝顔を横目で見た後、右手で自分の顔を隠して嘆息する。
悪夢――実際に一方通行が起こした一万と三十一回の出来事だが――を視ていた。
繰り返す虐を行っている一方通行と視ているだけの一方通行。
光景は凄惨なもので、シスターズが一人、また一人と失われる度に二人の自分は、返り血に塗れていく。
止めようとしても、視ている一方通行には手出しができないままだ。
いつしか、血は冷たく寒々しくなっていき、纏った赤は凍えと変わって、寒さで夜が明ける前に何度も起きてしまう。
一方通行にとって珍しいものではなく、何度もみた夢だった。
嫌だし、好んで見たいとは思わないが、悪夢を見ることはストレスや不安の発散に成りえる。
夢も見ずに溜め込むよりは落ち着くものだろう。
そう夢を分析すること自体が、一方通行には罪に思えたが、今日は事情が違っていた。
冷たかったはずの血液がだんだんと暖かく感じてきて、暗い路地裏や廃墟の風景が切り替わって
気付けば引っ張られる感覚と共に、血まみれの空間から抜け出していた。
陽だまりだけが差しているそこは安らかで暖かく、不安は何時しか消えてしまっていた。
途中で暖かいから暑いに変わっていったとはいえ、朝までぐっすりと寝ていたのだった。
何時からかはわからないが、打ち止めコアラの影響なのは想像に難くない。
「はァ……情けねェ。ガキに子守されてるようなもンじャねェか」
まず夢でしている自分と視ている自分を、わざわざ分けているのが業腹ものだ。
今は違うとでも言いたいのかと一方通行は思う。
そのうえ、夢の中まで打ち止めに助けられているようでは、甘ったれているとしか言いようがない。
「クソッ、にしても、あちィなァ……汗くせェンだよクソガキ」
誤魔化すようにぼやく一方通行が、汗に混じった別の匂いに気付く事はなく
本人から昨夜の行為を知らされるのは、数時間ほど後の事であった。

53 :
終了
不思議と一方さんは受けっぽい

54 :
乙ー!!

55 :
良いロリコンだな乙

56 :
アニメのみさきちが可愛過ぎてエロい事したい。

57 :
上条×食蜂増えてくれ

58 :
食蜂×美琴が見たいです

59 :
学園での訓練で生挿入して射された瞬間にテレポートする訓練をしている黒子ちゃん希望

60 :
上条×婚后さんも良い

61 :
麦野と浜面の関係が分からなくなってきた
原作何度も読み直してもSSの読みすぎで、偏った見方してるきがする
実際どんな関係なのか分かる人、教えて

62 :
ウィキれ

63 :
>>61
限りなくヤンデレに近い妄執。
なお最近は落ち着いてる様子。

64 :
みさきちもいいけど、縦ロールも可愛い。
洗脳されてひどい目に遭いそう。

65 :
上条×食蜂のSS増えろ〜!

66 :
>>65
能力が通じないことをいい事にレイプするゲス条さんが思い浮かんだ。

67 :
ものすごく陰湿でその汚顔同様の醜いいじめをした平野和馬
まわりの人から被害者は私だけではないと聞いた常習犯
大病を乗り越えてやっとおだやかで平和な生活を取り戻したと思ったのに
それをめちゃくちゃにした平野和馬を絶対許さない
このキチガイの連日の嫌がらせに我慢に我慢を重ねたけど
とうとう耐え切れなくなって
「私はあなたに何かしましたか?」と聞いたら
「俺は誰にでもこんなふう」と馬鹿にしたように言って鼻で笑った
その後いじめ嫌がらせはますますひどくなった
今でもあの時の事を思い出すと苦しくて涙が出る
人の体を傷付けたら刑事事件になるのに
心に消えない傷を付けても何の罪にもならないのはおかしい
平野和馬は今でも反省も謝罪もしないでのうのうと生きている
私の生活をめちゃくちゃにした平野和馬をんでも許さない
絶対許さない

68 :
この子、佐天さん並みにレイプされる図しか思いつかねえ
上条さんと接点ないし、仲良くなるには性格もアレだし

69 :
みさきちとやっているところを美琴が目撃して3Pの流れで

70 :
超電磁砲S始まった流れで続々とみさきちの薄い本が出てきたが
凌辱系が出るかと思いきや、むしろ自分から嬉々として男をくわえ込むビッチ系ばっかだったでござるw
殆どオリアナ姉さんの路線じゃねえかw

71 :
心は操れるから信じられないが、身体は嘘をつかない的な方向で一つ

72 :
>>66
「いざとなったら能力でどうとでもなるし」って男を喰いまくってるみさきちが、能力通じないガチゲス相手にどうなるかというのはとても面白そうだなw

73 :
上条さんて食蜂みたいな小悪魔系の子に弱そう

74 :
>>73
身近な異性がツン多くてビリビリしてるのと大喰らいシスターだしなぁ
素直に好意を言われるとコロッと落ちそう。

75 :
他には常に帯刀してる暴力女と自分に好意を欠片も見せないサプリ中毒とか
確かに食蜂にアタックかけられたらそのまま落ちそうだな
それでも老若男女平等暴力装置のカミやんなら余裕でブン殴れるんだろうけど

76 :
遅刻の罰として小萌先生直々の鞭打ちの刑が導入される。

なぜか導入前より遅刻者が増えました
ってシチュを考え付きしました

77 :
学校で雲川先輩にからかう感じで好意を伝えられてそうだけどなぁ
それでも落ちてないんだから食蜂に軽い感じでアタックかけられたんじゃ無理そう

78 :
ロリみさきちをレイプしたい。
小学生なのに中学生よりおっぱい大きいんだぜ。

79 :
ドリー「みーちゃん今日も遊ぼう」
ロリみさき「う、うん……////」
ドリー「じゃあ今日もお医者さんごっこで私お医者さんね、みーちゃん患者さん♪」
ロリみさき「………うぅ…////」

うん、ありか?

80 :
比較
ttp://mar.2chan.net/may/b/src/1367596147894.jpg

81 :
オリアナと食蜂が
学園都市の男共を漁りまくるのを見たい
そして最期はよりによって
上条ちゃんのそげぶで完

82 :
>>81
むしろ上条の下条を食べるだろ

83 :
>>82
むしろ上条Jrを作りそうな
固法とかシェリーとかヴェントとか砥信とかも…

84 :
記憶喪失前上条が食蜂に性的に手ぇ出してたら……

85 :
上条さんと食蜂さんが何回出会っても「初めまして」な関係ってので
なんか旧約1巻の「何回忘れても、それでも何回でも友達になってやればいいだけだろ!」を思い出した
皮肉なのはこれを言った本人が何回も忘れてるってことになるわけだが

86 :
何回出会っても「初めまして」な関係ってのは切なくなってくるね

87 :
禁書さんの記憶喪失関連の切なさ+御坂さんのスルーされっぷり
この両方を兼ね備えるとか隙が無さ過ぎるだろ学園都市第五位

88 :
>>87
五和を思い出せ
想像を膨らませるのはいいが期待しすぎるとロクなことがないぞ

89 :
禁書の使い捨てされるキャラは初登場時がピークよ

90 :
みさきちはまだまだこれからだよ

91 :
みさきちの活躍は始まったばかりだ!

92 :
記憶喪失前の上条さんがみさきちの処女を奪ったなら責任をとれ

93 :
処女を奪ったという記憶を植え付けて……

94 :
植え付けた記憶をブチされる

95 :
ゲス条「処女は奪ってない。膜残したままヤれることはあらかたヤったが」

96 :
>>79 配役が逆ならなお良し

97 :
わざわざ早起きして外に美琴探しにいって世話役とか布束って美琴に気でもあるのかな?

98 :
学校内で犬条がドSになった吹寄と姫神に調教される日記が観たい。

99 :
上条さんにご奉仕するメイド操祈が見てみたい。

100 :
数時間後には麦のんの画像が溢れかえっているだろう。

101 :
アイテムなんかカケラも出てこない最悪の糞回だったよ
貴重な一話をこんな百合百合糞オリ展に費やすとか何考えてんだ

102 :
エロネタならまだしも本編に関する愚痴は別スレでお願いします

103 :
最初はレベルの低かった御坂美琴からDNAマップを取得したのが納得いかなくて
ネタばれ見てきたけど後付け設定ひでぇとしか言いようがなかった。
この設定だったら能力者は生まれた時にすでにどのレベルか決まってるようなもんじゃん。
学園都市ではそのレベルにあったカリキュラムをこなすってじゃあ能力をあげるカリキュラムって
やらないのか?
でもほとんどは能力者はのレベルを上げるのに躍起になってるし矛盾というか辻褄が合わない
もう学園都市の存在理由や能力者達の世界観がぶち壊されてるよ

104 :
原作読んでください
別スレにいってください
以上

105 :
>>103
スレチもいいところだけど原作知らんみたいだから
後付けか後出しかは作者しか知らないからともかくとして
能力者がどのレベルまでいくかは機密事項に触れられる研究者は知ってる
一般の教員や生徒はそんなこと知らされていない
よって彼らはレベルをあげることに必になってるし
努力でレベルは上がると喧伝されているモデルケースで成功例が御坂美琴だし
逆に努力してもレベルが上がらない学生がスキルアウトに身を置いたりする
でも実は素養格付けによって「こいつはここまでしか上がらないから適当に」
「こいつは育つから環境を整える」という割り振りが行われていたわけだ
資金も施設も限られているから効率的にっていうゲスい大人の都合で
美琴が幼少時にDNA採取された事は原作3巻刊行当時から疑問をもつ人もいた
お前の幻想は壊れたかもしれないけど学園都市の存在理由はそんな所にないよ

106 :
>>104
あ、すまん、さわっちまった

107 :
すまんで済むのでしたらジャッジメントもアンチスキルも要りませんの

108 :
これは>>105に責任を持ってえっちいSSを書いてもらうしかありませんの

109 :
責任とって浜面と滝壺で小ネタ

いったいこの肌は何で出来ているのか。
浜面は不思議でならない。シーツの上で滑らかな白を暴いていく。
声を漏らす少女の細い喉を猫にやるように指の甲でくすぐった。
小さく肩を震わせた少女がまばたきをする。
「にゃー?」
彼女もその仕草から連想したものは同じだったらしい。浜面はぎこちない鳴き真似を笑った。
「俺は『がおー』か?」
「はまづらはライオンに似てるけど。オオカミなら『わおーん』かな」
お互い何も身につけていない素肌に手指を這わせた。
「じゃあ、ワオーン」
細い手が浜面の頬を包みこんだ。
「はまづら」
「ん?」
「鳴き声じゃいや。ちゃんと呼んで」
拗ねた唇を軽く吸った。至近距離で目を合わせて名前を呼ぶ。
「理后」
滝壺はほほえんで瞼を下ろした。細い指が後頭部から撫でるように動いて首の後ろで組まれる。
引き寄せられるままに深く唇を合わせた。
挿し込んだ舌から逃げる動きにムキになった時「はまづら」とその口が動く。
いつもの呼び名が艶めかしく聞こえるのも一部分を元気にするのも気のせいではないのだろう。
(ケダモノになっちまうのは絶対俺の責任じゃねえぞ)
諸々をまとめて投げ出した浜面は行為に専念しはじめた。

ID変わってるだろうけど正直スマンカッタこれが限界ですの
えっちいのは職人さんにまかせてROMに戻らせていただきますわ

110 :
録画のを見たんだけど、なんか話の持って行き方が意味不明。
少なくとも今よりもっと科学技術が高く、個人識別能力もあるであろう社会形成がなされている街で、
御坂に好きなように破壊活動させてる。
データ収集だとしても非効率的・警備員の配置等怠りすぎ。
超能力持たない連中がスラム化してるくらいだし、多少何らからの防衛手段はあって当たり前なのに。
ジャッジメントって結構忙しそうなのに、業務時間中に私的感情で行動しすぎ。
組織そのものの意味がよくわからない。
偶然居合わせ無ければ好き放題出来るってことでしょ?
年端もいかない女子中学生を犯罪者と対峙させるとか、非現実的。

111 :
>>110
とある魔術の禁書目録 愚痴スレ19
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/6947/1368940754/

112 :
この流れでは布束さんバイブ責めにあうの小ネタが投下できないでござる

113 :
図書館での態度みると美琴さすがにつっけんどんすぎるよな。
初対面の高校生にもいきなり「あんた」呼ばわりしてカバンで殴られているぐらいだし。
もっと名門校に相応しい礼儀作法を身につけるべき。

114 :
>>112
何も問題ない
書け
書いてくださいお願いします

115 :
「……う……くぅ」
菌灯だけがついた薄暗い部屋の中で、シェーバーのそれにも似た振動音が鳴り響いている。
入口の真向かいの壁際には椅子が設置され、そこに学生服の少女が一人座らされていた。
両腕は椅子の背もたれごと後ろ手に縄で縛り付けられ、同様に左右に開かされた足は、紐のようなもので椅子の前脚に固定されていた。
卑猥な格好を強いられているせいで、ブラウスの下にある胸が自然と前に張り出され、合わせボタンの隙間が窮屈そうにたわんでいる。
丈が短い紺のブリーツスカートは左右に開かれた太腿の上で捲れ、中央から白いレースの下着が微かに覗いている。
スカートの内側、桃色の蝶を思わせるリボンの飾りがついた下着の中では、黒い楕円形の物が蠢動していた。
それがくっきりと見えるくらい、少女の穿いている下着は濡れほそっていた。
「くっ……う……んふぅっ」
真一文字に結ばれた唇の奥から、苦しげとも切なげともつかぬ吐息が漏れる。
座らされている椅子からは絶えず愛液が滴り、微かな跳ね水の音が響く。
ドアのガラス越しにその様子を眺めていた研究者風の男が、ゆっくりとした足取りで室内に入っていく。
「ひっひっひ、頑張るなぁ、布束君。まぁだ吐く気にならんのか?」
不精髭を生やした背の低い中年の男が、にたにたと笑いながら拘束されている少女に歩み寄る。
布束砥信は閉じていた目を薄らと開き、近づいてきた男に視線を投げた。
その眼光の鋭さに、男がたじろくように一歩後ずさる。
「……時間の、無駄よ」
「……まったくもって気に食わん小娘だ。まだ反抗的な態度が治らんとはな」
男は白衣の胸ポケットから覗いているリモコンに手を伸ばし、強気な態度を崩さぬ少女に向けた。
ぴくり、と布束の頬が微かに引き攣った。

116 :
やっつけで書いてみた
駄文でスマソ

117 :
妹達2万人作る→一方通行にされる→布束が心変わりしてマネーカードばらまく→スキルアウトがベラベラ話すのを美琴が聞く→美琴が量産能力者計画を知る
→外出中の妹達に出会う→一方に喧嘩売ってされずに済む→ハッキングしたり研究所潰し→黒子に不審がられる
→黒子が上条を部屋に上げる→上条が美琴のベットの下に隠していたクマのぬいぐるみの中にあったレポート読む
→上条が風力発電のプロペラの動きだけで美琴を見つける→上条が10億ボルト食らってもなない→上条が一方通行を倒すことを思いつく→上条が一方通行を倒す
ここまで偶然が重なってやっと絶対能力者進化が止まる
絶対能力者進化は上条に止められるのが前提っていうのは無理がありすぎ
まだ15巻に出てきた複数のプランを並行していて一つが失敗しても大本のプランに戻るようになっているという後付けの方が理解できる

118 :
窒素コンビが二人で浜面のチンポしゃぶるような展開にならないものか

119 :
ビッチっぽいから、そこらの男を適当に引っ掛けてそう

120 :
>>115の続き

「……またそれ? 芸がないわね」
「そう強がって、完全に耐えきれたことがあったかのねぇ?」
その言葉に布束が何かを言い返そうとした。が、男に発せられるはずの侮蔑は小さな喘ぎ声に転じた。
男がスイッチを入れるや否や、布束のブラウス、両脇と乳房の先が微かに震え出した。
保護テープで貼りつけられていたローターが一斉に作動したのだ。
「くっ……あぁ……んっ!」
休む間もなく秘部を責められた後で、さらに違う場所から快感を引き出されては誰だって溜まったものではない。
何とか刺激を緩和しようと体を左右に揺するも、床に固定された椅子の脚はほとんど動かない。
「うむうむ、苦しそうだねぇ。どれ、少しずつ目盛を押し上げてやろう」
「い、いい加減に……ふぅんッ!」
男の親指がじりじりと上がっていくに連れ、ローターの震動音が大きくなっていく。
先ほどより顕著になってきた刺激に、布束は下唇を咥えて耐え忍ぶ。
恥辱と未知の感覚に耐えんとするかのように瞳がきつく瞑られ、目に溜まっていた涙が頬を伝う。
自分の前で、眉目秀麗にして年頃の少女が屈辱に打ち震えている。
そうした状況に嗜虐心をそそられたのか、男が唇を大きく歪めながら、ブラウスの盛り上がった部分に手を伸ばす。

121 :
窒素コンビと番外はビッチに見せかけて男を知らない耳年増だよ派だっているんです!
ここに一人な!

122 :
「……ンッ!?」
「くくく、控えめだと思っていたが、なかなかどうして」
「……ッ」
すんでのところで布束は言葉を飲み干した。
拒絶の言葉を吐き出したところで、この手の男は調子づくだけだ。
犬歯で唇を強く噛み締め、手にありったけの力を込め、世にもおぞましい感触にじっと耐え続ける。
男の指がブラウスに埋もれる度に布地の下で胸が形を変える。
「……ッ、……ん……ふぅ」
散々胸をもてあそんだ男は、その手で布束の胸倉を掴み、作動中のローターが滑り落ちない程度に引っ張り上げる。
首元と襟の隙間からは、汗ばんだ鎖骨と谷間が覗いていた。
「くっく、ずいぶんと体を火照らせて、そんなに気持ち良かったか? 淫乱な小娘よ」
「……んっ、薬を使ってこの程度って、ふふっ、よっぽどの下手くそってことね」
「……なにぃ?」
「動けない女にこんなことしてる、暇があるならっ、……っ、論文の一つでも書いたら、どう? そのうち研究に落伍してしまう――」
「黙れッ!」
唐突に顔を叩かれ、布束の顔が横を向く。
平手ではなく手の甲だったことから痛みは倍増しだったが、布束は態度を緩めず男に向き直る。
「……indeed、図星を突いてしまった、みたいね」
「……よかろう。貴様があくまでそういう態度を貫く気なら、相応の扱いをしてやろう」
苛立たしげに男が携帯電話を取り出し、パネルを弄り始めた。横目で今も快感に耐えている布束を見下しながら、こう言い放った。
「手の空いている研究者たちで慰み物にしてやる、覚悟しておけ」
その暴言に、布束の目が大きく見開かれた。予想内の、しかし最悪の言葉に驚きを隠し切れなかった。先ほどまで感じていた快感を束の間忘れてしまうくらいには。
微かに震えた唇から男もそれを察したのだろう。口の端を吊り上げて勝ち誇る。
「我々の研究を踏み躙ろうとした罰だ。そう嫌な顔をせず、丁重に受け取ってくれたまえよ」

123 :
弱味を見せてはならない。布束はなおも自分にそう言い聞かせた。必に。
だが、それでも体の奥底から来る恐怖を止めることはできなかった。
カタカタと、椅子の足が小刻みに鳴っている。男も当然、それに気づいているだろう。
「おめでとう。名実共に、君の人生は終わる。研究者としても、女としても」
「……くっ」
十数回にわたって鳴り響いていた携帯のコール音が消え、男が受話器に耳を当てた。
「ああ、私だ。お前たち、これから――」
だがしかし、男は要求を最後まで伝えることができなかった。
ドアの開閉音がし、男の目が緩慢にそちら側へ動いた。
次の瞬間、男の視界の中に何かが勢いよく割り込んできた。
「ぐへッッ!!?」
部屋の外から走り込んできた少年の右拳が男の左頬に深々と突き刺さり、いきおい、男の両脚が地面から離れた。
そのまま数メートルほども後ろに弾き飛ばされ、半身を壁に強かにぶつけてずるずると地に沈んだ。
白目を剥いた研究者の姿を見て、布束の表情に、監禁されてから初めて希望の色が浮かんだ。
まさか、助けが来たのか。
有り得ない可能性に、それでも胸が躍るのを止められない少女は、突如予想だにせぬ感覚に襲われた。
「やっ、やぁぁっ!? ――これっ、何でっ、あッ、あ゛あ゛ッッ!?」
拘束された布束の体が大きく戦慄き、椅子がギシギシと軋んだ音を立てる。
不運なことに、男が殴り倒された拍子に手の中にあったリモコンが床と接触し、目盛が最大にまで押し上げられていた。
髪の毛を振り乱して何とか快感に抗おうとするも、助けに入った少年を見て気を抜いた直後では容易に持ち直せない。
一旦は静まっていたはずの、度重なる陵辱によって引き出された快感が、バイブの振動によって一斉に芽吹いた。
思わず口を噤もうとするも、腹筋が勝手に律動して歯の根が合わない。
異変に気づいたツンツン髪の少年が慌てて足元に駆け寄り、拘束を解こうと四苦八苦している最中、それは来た。
「う゛あ゛ッッッ!!!」
先ほどとは比較にならぬ快感の渦に意識が飲み込まれた。

124 :
布束の白い喉があらわになり、背骨が弓のように大きくしなる。
連動して、豊かな双乳が天に向かって何度となく跳ね上がる。
細い腰の下では、飛沫となった愛液が何度となく下着を叩く様子が、跪いた少年からもはっきりと窺えた。
「あっ、はあっ! う゛あ゛ッ!! と、止まらなッ、あ゛はッッ!! 嫌ッ! も……ぉ、無理、いい゛ぃッッ!!」
プシャッ、プシャアッ!
十秒近くも続いた連続絶頂の後、布束の体が背もたれに全体重を預けるかのように弛緩した。
完全に、完膚なきまでに、見られてしまった。自分より年下と思しき少年の目の前で、みっともなく果ててしまった。
椅子に接触した下着からは、むっとするような熱気とともに、お漏らしをしたかのように愛液がとめどなく溢れている。
さらにはスカートに大きな染みを作りながら、床に向かって小さな滝を作っていた。
ちょろろろろ。
断続的に耳を叩く淫らな水音に少女の頬が紅潮する。
涙顔で絶頂の余韻に全身を痙攣させている布束から少年は顔を逸らし、黙々と拘束を解く作業を続ける。
気まずさはどうやらお互い様らしかった。
その間にもバイブの音は鳴り止まなかったが、さすがに下着の中に直接手を突っ込むわけにもいかないようだ。
幸か不幸か、よほど先ほどの衝撃が大きかったのか、再度の波はまだ来ていないようだった。
ややあって、両足が自由になったことに気づいたのか、天井を向いていた布束の顔がゆっくりと少年の側に傾く。
当然のごとく顔は真っ赤で、涙と涎の痕が見るも痛々しかった。
「……ご、ごめんな、さい。……こんな、無様なところを、見せてしまって」
しゃくるように、それでも辛うじて気丈さを失わずに謝意を述べた布束に、少年は「いや」と小さく首を振る。
手足ともに非常にきつく拘束されていたせいで、縄の跡が痣となってくっきりと残ってしまっている。
阻害されていた血流が再開するまでには、今しばらく時間がかかりそうだった。
ふと少年の方を見ると、おそらく思いついているだろう不遜な提案をするべきか否か、頭を掻きむしっているところだった。
「……はしたないことを言うようだけど、取ってくれない、かしら?」
何を、とはさすがに聞かれなかった。その程度の分別は少年にもあるのだろう。
「……その、手が痺れていて、思い通りに動かないから」
現状を把握し、葛藤した上での頼み事だった。
少年は黙って膝をつき、布束の下着の中で蠢いている物をつまもうと、そっと下着の横から指を差し挿れた。

125 :
押ししたような声が布束の口から漏れたが、少年は構わず指を奥へ動かした。
濡れた指先にわだかまる熱を、固い感触を感じたところで、親指で下着と腿の隙間を押し広げた。
それから人差し指と中指の隙間でローターをつまみ、丁寧に引き抜いた。
貼られていたテープはびっしょりと濡れていて、もうその役割を果たそうとはしなかった。
てらてらと濡れ光ったローターを地面に放り捨て、やはり無言で踏み潰した。
「……あ、ありがと」
顔もまともに見られないというふうに、布束が俯き気味に礼を述べた。
「……私、布束砥信。あなたの名前は?」
「か、上条当麻だ」
「……そう、何年生?」
他にも色々聞くべきことがあるのだとわかってはいたが、頭が回らなかった。
着ている制服からとある高校の生徒だということはわかっていた。上条と名乗った少年もそのことに気づいた様子で、
「一年っす」
そう短く返してきた。
「……indeed、なら、上条君ね。私は三年だけど、この先あなたにだけは長幼の序を守りなさい、とも言いづらいわね」
「ん、何でだよ?」
「……だって、こんな無様な姿を晒しちゃったわけだし」
「心外だなぁ、先輩。俺が人の弱味につけこむような真似をする野郎に見えますか?」
「……見えない、というか、そう願いたいけど」
「なら良かった。んなことより、歩けそうか?」
少年の言葉に、布束は一瞬顔を上げ、小さく首を振った。
「……無理ね、足に全然力が入らない。一週間近く、この姿勢だったから」
「……そっか。じゃあ、おんぶとお姫様だっこと、どっちがいい?」
あっけらかんとした言葉に、布束の眉根がひどく狭まった。

126 :
「ちょ、ちょっと。まさか担いでいく気なの!?」
「これでも体力には自信があるんだ。まぁ大船に乗ったつもりで」
「そ、そうじゃなくて! ……いや、それもないことはないのだけど」
体重は、ここ一か月の監禁生活でかなりやせ細っている自信はある。だが、それでも――
「……さっき言ったでしょ。一週間、シャワーもろくに浴びてないの。さすがに、女として抵抗が」
身を抱きすくめるようにしながら、布束が消え入りそうな声を出した。当の上条は肩をすくめるばかりだった。
「別に、臭いなんて気にしねえけど?」
「わ、私が気にするのよ! ……いや、その、私のあ、あれとかで、服だって汚れてしまうでしょう」
さすがに淫語をそのまま口にするのは恥ずかしかったのか、布束がもごもごと言葉を濁した。
「四の五の言ってる暇はねえぞ? また捕まって、今度こそ取り返しのつかないことされちまったらどうすんですか?」
「……そ、それは、そうなのだけど、でも」
「あぁ、そうだ。ちょっと待ってくれよな」
おもむろに上条がポケットに手を入れ、何か白い物を取り出した。見ると、ドラッグストアなどで売られているデオドラントシートだった。
「あ、あの、これは」
差し出されたビニール製の容器に、布束が小首を傾げた。
「残り少ないから全部使っていいぜ。それで拭けば、少なくとも臭いはマシになるだろ?」
布束は一瞬躊躇う素振りを見せたが、やっと得心したのかシートを受け取った。
「……少しの間だけ、後ろ、向いててくれる?」
上条は黙って扉の方に向き直った。遅れてしゅるりと、衣擦れの音が響いた。

127 :
夜光が差し込んでいる。外は近い。
本当に、逃げられるのだ。その実感がようやく激情となって込み上げた。
腕の中で再びしゃくり始めた布束に、上条が気遣うような視線を寄せる。
「ご、ごめんなさい。ここから出られるんだと思ったら、急に」
「……ずっとあんな暗いところで、ひどい目に遭わされてたんだもんな。無理もねえよ」
何の変哲もない、しかし優しさのこもった言葉に、布束は胸が熱くなるのを感じた。
上条は視線を前に戻しながら、微かに笑みを浮かべ、
「もう大丈夫だ」
力強く頷いた。
「……ありがとう。助けてくれて」
感謝の言葉に応えるように、腕に込められた力に、布束は逆らおうとしなかった。
ただ、されるがままに涙ぐむ顔を、その半身を上条の胸板に委ねた。
上条の鼓動が一段と早くなる様子が、押し付けた乳房から伝わってきた。
意外と可愛いところもあるのかも知れない。
以前同級生たちの前で公言した好みの男性のタイプを、今日から撤回しなければならないだろうか。
場にそぐわぬことを脳裏に浮かべつつ、布束は上条の腕に抱かれたまま、深い眠りに落ちていった。

128 :
以上です、エロ成分少なめですみません

129 :
割り込みみたいになってごめん!
そしてGJ

130 :
続き!
上条の戦いが久々に見たい!

131 :
みさきちはよ!

132 :
久々にSSきた!GJ!!

133 :
みさきちを孕ませたい。

134 :
本当、みんな金髪巨乳が好きなんだね

135 :
アリサが見たい

136 :
ショチトルとかヘンな宇宙人みたいな奴ってなんなの?
禁書読んでいなくてもわかるのが電磁砲の美点だったのによくわからないキャラを説明もなしに出すのはいい加減にして欲しいもの
そりゃ、ずっと読んでりゃわかるんようにはするんだろうけど、ただでさえ連載スピードが遅すぎてイライラするわけだし

137 :
今更じゃない?そもそも超電磁砲のみのメインキャラは佐天さんくらいだし。
美琴、黒子、初春、婚后、一方通行、妹達、アイテム、馬場、ショチトルといい超電磁砲の半分以上は禁書キャラじゃん。

138 :
超電磁砲のオリキャラは
佐天、春上、木山、固法、鉄装、テレス、警策ぐらいかねえ

139 :
婚后さん……

140 :
初出は禁書8巻>婚后

141 :
いちいち触るなですの
スレチは放っておけですの

142 :
原作10巻まで読んだんだけど小萌先生はだれとフラグ立ってるんだ?
上条でもステイルでも誰でもいいけど、
ラブラブイチャイチャエッチが読みたい

143 :
麦野とかいうオバサンのビームって、はっきり言って「妥協」そのものだよね
なんで「原子崩し」がビーム出すねん、考えるの嫌になっただけだろこれ
単なるビームを能力と言い張る図々しさに悪い意味で感動するわ
とにかく火力過剰のバランスは依然変わらないから
もう建造物を如何にぶっ壊すかに全力を注いだ方がいいんじゃないか?
人体に当たれば確実にもげるしそっちはまるで期待出来ん

144 :
そんなことよりアニメの滝壷が巨乳なことはどう考えてるんだよお前ら
俺は浜面爆発しろと思ってる

145 :
隠れ巨乳属性が消えちゃったね。浜面爆発しろ末永く。
あと関係ないけど、食蜂の能力が動物に通じないから薄い本的にやばいな。(獣かry

146 :
スフィンクスの出番ですね

147 :
上条×食蜂はないのでせうか?

148 :
>>147
今のところないねぇ、(保管庫には

149 :
>>147
頑張って書くんだ!!

150 :
メルトダウナーって原子をプラズマ状にしてビームにできるなら、中性子ビーム
にすりゃ美琴の電場磁場で妨害されずにイチコロだったのにな。
麦野はどうせ常盤台とか出てない馬鹿だから高校物理のレベルもわかってないんだろうなあ(笑)
まあ作者自体が熱膨張も怪しい理科オンチだからダメか(笑)

151 :
御坂妹のラブラブエッチが読みたい
無表情なのにデレ全開だと可愛い

152 :
食蜂さん×五和とか見てみたい

153 :
思いついたままテキトーに言ってるだろお前
何の関係も無いキャラ絡ませたってくだらんSSしか出来んわボケ

154 :
何をどうすれば絡ませられんだよその二人w

155 :
>>154
女の子好きな食蜂が上条とイチャついてる五羽を寝取る…とか?

156 :
(*´∀`)初春はかわいいなーもう!(´∀`*)
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157 :
中の人が巨人族フンスではあかん、交代してほしい。

158 :
ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね

159 :
あかん

160 :
>>152-154
上条さんに会いに学園都市を訪れた五和を見かけた食蜂が、ただ上条さんとの関係を聞き出すだけではつまらないと、能力で五和に自分を上条さんと思わせる。
五和をあちこち連れ回した挙げ句にホテルに連れ込んでボディチェックがてら、さて何から聞き出そうとしたところで異変が。
実は常日頃から用意周到な天草式。物理防御のみならず精神防御術式もばっちり。
んで、中途半端に洗脳が掛かった五和が暴走して…。
ってこんな感じでいけるか、な?

161 :
>>160
よし、それで一本書いてくれ。

162 :
麦野を頭ゴチンで気絶させるのはいいけど、ちゃんとそのあと止め刺しておかなきゃ
だめだよな。「あれえ、いない?」とか寝ぼけてるのかと。
そういうところがやっぱ美琴はまだ中学生でアホだなあ。

163 :
仲間に回収されたという可能性を考えたのではなかろうか
そういうことで美琴さんのNTRもん書いちくり〜

164 :
滝壷をアニメで見るたびにイライラする
なんであんなエロい身体してんだよ
ちんちんがイライラすんだよ
浜面爆発しろよマジで

165 :
それはイライラやのうてムラムラや

166 :
むぎのんレイプしたい

167 :
イライラ、ムラムラときてオラオラ

168 :
ヤンデレ化した滝壺さんが浜面を犯してほしい。

169 :
顔違いすぎィ!!
ttp://long.2chan.tv/jlab-long/s/long1371828296584.jpg

170 :
妹の目にハイライトを入れた理由を伺いたい
他全体的に本編のほうがよかった

171 :
>>109
今更だが乙!
浜滝好きなんだがやっぱり何気ないカップルのいちゃいちゃっていいな
すごい好みだったありがとう

172 :
食蜂にはレイプが似合う。

173 :
心理定規さんの出てる話ってありますか?

174 :
>>172
食蜂には上条さんが似合う。

175 :
投下します
原作一巻のifで上条さんが記憶喪失をインデックスに話して
また仲良く思い出を作る話です。
エロなし コメディとシリアスあり 原作設定を変えているところがあります。

176 :
上条当麻の再誕 前編
雲一つ無い夏の空の下、白い壁紙を基調とした、大学病院の病室に少年と少女がいた。
少年はベッドに上半身だけを起こした体勢で患者衣を着ており、頭には包帯が巻かれている。
少女は少年の傍らに立っており、白い修道服に金色の刺繍が織り込まれた
どこか豪華なティーカップを連想させる、シスターの格好をしていた。
堅い表情の少女が言葉を問いかけるが、少年の返事は短く、申し訳なさそうに首を振るばかりだ。
「……ねえ、覚えてない? とうまはね、私を助けてくれたんだよ」
少女の何度目かになる問いは、酷く張り詰めている。
「とうまって俺の名前……かな? ごめん……助けたというのも覚えてないんだ」
少女の唇が戦慄くように震え、抑えるよう強く引き結ばれる。
そうしなければ、出したくもない嗚咽が漏れそうだから。
ほんの一メートルも離れていない距離が、あまりに遠く感じられた。
それでも少女は問いを重ねるのを止めれない。
「……ねえ、覚えてない? インデックスはね、とうまの事が大好きだったんだよ」
それは過ぎ去った思い出を語るような、告白というにはあまりに透明な響き。
そこにはあるべき、少女の想いにはあってしかるべき、恥ずかしさや思慕が含まれていない。
理解しているのだ。
出会って十日にも満たない、色褪せるには短い記憶を、少年が永遠に失っているという事に。
少年の顔に迷いが浮かび、目線を少女から外す。
しばしの逡巡の後、しっかりと少女を見据えてから告げた。
「……ごめん。君がインデックスって名前で、俺を大事に思ってくれているのはわかった。でも、覚えてないんだ」
声にならない、呼気だけがヒッと音をたてて少女の唇から漏れ出す。
それを堪えるため、唇を閉じ無理矢理に端を上げて、目を細めた笑みの形だけを作った。
涙は見せない。見せれない。忘れられて悲しいから。
そんな自分勝手な想いで、少年に心配などかけたくなかった。
「ううん。とうまは悪くないんだよ」
少年を心配させないとした微笑みは、逆に、刺さりそうなほど痛々しい。
隠し事ができない少女の肩が、堪えきれない悲しみで、小さく震えている。
駄目だ、泣いてはいけない。
そう思っていても、目の奥が熱くなってきて、震えは全身へと伝わっていきそう。
「無理しなくていいよ」
決壊する直前、少女が造形し象っただけの笑みに、少年の右手が触れる。
暖かく大きな手が、少女の頬を慈しむように撫でた。
「君を忘れてる俺じゃ、説得力が無いかもしれないけど、そんな顔されると俺も辛い」
「う……ぁ……」
もう耐えられなかった。
少女の瞳から、大粒の涙が零れ落ちて、透明の滴が止め処なく少年の右手を濡らしていく。
少年の右手に自らの手を重ね、少女はすがりつくようにすすり泣き、溢れた嗚咽が静寂な空間へと響き渡る。
「ごめんなさ……い……! ひっ、ぅ……とうま! わ、わたしの、せいで……!」
「先生から少しだけ成り行きは聞いた。全然覚えてないし、気にしなくていい」
「いいわけ……ないんだよっ……! ぜ……んぶ! 全部とうまは忘れちゃったんだから……!」
少年は、医者から記憶を失った理由を聞いている。
でもそれは、少年を病院に運んだ魔術師と名乗る二人組みが医者に話したもので、又聞きにしか過ぎない。
失った記憶は、欠片も残っておらず、喪失した自覚すら少年には許されていない。
「でもさ、俺は君を助けれたんだろ? だったら、それでいいじゃないか。
 きっと、そうしたかったから。そうしないといけない訳があったんだ」
「……駄目なんだよ……すんっ、とうまが犠牲に、なる理由なんて……ないんだよ」
少年は困ってしまう。
少女の言うとおりなのかもしれないが、失った意味そのものを無くした少年には、それがわからない。
どちらかと言えば自分の記憶よりも、少女が悲しんでる事のほうが、辛く思えるぐらいだ。
けれど少年が気にするなと幾ら言っても、少女の罪悪感は消えず、忘れられた悲しみは癒えやしないのだろう。
(……そんなんじゃ駄目だ)
以前の自分が何を考えていたかなんてわかる訳がない。
けれども、想像する事ぐらいはできる。
きっと上条当麻という少年はインデックスという名の少女に、泣いてほしくないと思ったはずだ。
ましてや、記憶喪失の責任を少女に背負わせたいなどと考えるわけもない。

177 :
「じゃあさ、俺達が初めて出会った時からの話をしてくれよ」
「ん、ぐすっ……話?」
「ああ。なんでもいいんだ。いい思い出でも悪い思い出でも
 インデックスと俺が知り合ってからの話を聞きたい。
 忘れてしまったのは悲しいけど、それで俺達の関係全部が駄目になるわけじゃないんだろ?」
「そ、そんなの当たり前なんだよ!」
まだ涙を流していて、頬は真っ赤になっているが、少女は意気込んで答える。
「安心した。これではいサヨナラですよーって言われたら、人間不信になっちまう」
「とうまにそんなこと言う訳ないんだから!」
怒っているような返事は、少し元気があって少年も安心する。
無理はしないで欲しい。でも泣いてばかりなのも見たくない。できれば笑っていてほしい。
混ぜこぜになった感情は今の少年自身のものか、以前の上条当麻が持っていたものかはわからない。
ただ少女を見ていると、そんな想いが沸いてくるのだ。
「だから思い出を話すだけじゃなくて、これから先の思い出も作ろう。
 覚えてないからこそ、俺もインデックスを知りたいし、仲良くしたい」
少年は気づいていない。
記憶喪失になる前、少年と少女が最後に語ったものはそういう夢だった。
上条当麻がついた優しい嘘は、少年から真実の言葉となって放たれている。
「とうま……うん、うん……そうだね……私も思い出作りたい……」
ごしごしと少女は目元を袖で擦って顔を上げると、まだまだ瞳は赤く
涙の残滓が残っているが、顔には笑顔が浮かんでいる。
割り切れるものではないが、少年の言葉は確かに少女へと届いている。
「とうまと初めて会ったのは、とうまのお家のベランダなんだよ」
泣き笑いの笑顔のまま、語り出した声色は見違えるように明るくて、少年はそれが嬉しいと思った。
「……それで俺が先生から聞いた話に繋がるわけか」
「途中からはよくわからないんだけどね」
出会ってから、上条が記憶を失うまでの、短いようで長い話を語り終えたインデックスはそう締めくくった。
インデックスが怪我をしたり、魔術に蝕まれて気を失っていた時の記憶はないのだが
魔術師が残した言葉である程度の補完はできていた。
「でも実感が沸かないな。魔術なんてものがあって、インデックスが凄い力を出せて、それを俺の右手が消せるだなんて」
「私の力というのはわかんないけど、魔術は確かに存在するんだよ。
 とうまも、その……魔術のせいで記憶喪失になっちゃったんだから……」
また振り返ってしまって、インデックスの瞳が潤んだ。
「あーいやいやいや、疑ってるわけでもインデックスを責めてるわけでもない。
 なんでこんな力を俺が持ってるんだろうなーって。
 えっとなんだっけ、歩く教会ってその魔術絡みの修道服壊しちゃったんだよな」
「…………」
適当に誤魔化そうとする上条と、何故か俯き無言になるインデックス。
「あれ? 服が壊れて……それをいっぱいの安全ピンで繋げてるから……」
慌てながらも上条は余計な事に気付いてしまった。
目の前の少女の格好は、服というよりはシーツっぽい布を巻きつけ止めているようにしか見えない。
右手で触った結果、安全ピンで縫いとめないといけない事態がインデックスに起きたという事は。

178 :
「……とうま」
「はいぃ!?」
悲しんでいると思っていたインデックスから、やたらと低くて、重々しい呼びかけ。
「とうまはやっぱりとうまなんだね。変わってないかも」
「あ、ああ……」
顔をあげたインデックスは微笑んでいるのに、強烈なプレッシャーを感じる。
さっきまではとても笑顔が見たくて、見れたら嬉しいはずなのに、今は酷く怖かった。
それは今とか前とかの自分とは関係ない、根源的な恐怖なのか。
「あえて軽く流した恥ずかしい部分に触れちゃうデリカシーのない所……」
笑顔の隙間からギラリと歯が輝いた瞬間
「変わってなさすぎるんだよ! がぶっ、がぶっ、がぶぅ!」
「ぎゃあぁぁ……! 何も覚えてないのに理不尽だあぁぁぁ……!」
生々しい咀嚼音が白い病室に響いたりしていた。
わりと洒落にならないぐらい痛いのだが、インデックスが元気なのが嬉しかったり。
「って無理! 嬉しくない! 不幸だー!」
「がうぅぅぅっ……!」
「上条ちゃん! ってあれーですー?」
そこへ医者から入院の連絡を受けたのだろう。
騒がしくしている所に、慌てて駆け込んできた月詠小萌が見た光景は、以前と変わらなく見える上条の姿だった。

「……先生を忘れちゃったのは、ぅぅ、すん……本当なんですねー」
「はい、すみません……」
「ぐすっ……上条ちゃん、色々出歩いて慌ててましたし、先生もついてあげるべきでした……」
「先生のせいじゃないですって。むしろ助けてくれたとインデックスに聞きましたよ」
「でもでもですねー……」
どう見ても小学生ぐらいにしか見えない、担任の先生である小萌は瞳を潤ませている。
先日、上条から脳と完全記憶についての電話を受けた後の事は何も知らず、アパートに
大穴が空いたのをどうしようかと考えていたら、生徒が事故で記憶喪失になったと連絡を受けたのだ。
負うべき負債などはないのだが、身近にいただけに責任を感じてしまっている。
なんと言えばいいか上条が悩んでいると
「こもえ。きっと大丈夫なんだよ。とうまはとうまなんだから」
インデックスが先に声をかけた。
「シスターちゃんは強いですねー」
「さっきは泣いてましたけど」
「とうまっ!」
「自分の記憶喪失をネタにして、からかうのは流石に悪趣味だと先生は思いますー……」
どうもこんなキャラのほうが、いいのではないかと上条は考えているのだが、小萌は複雑な顔を見せている。
「それは置いといてですね、確かに上条ちゃん、入学式で初めて会った時と同じ事言ってました。
 なんで高校に小学生がいるんだ、迷子にでもなったのかって」
「以前も勘違いしてたんですね俺」
小萌の容姿を見ればしょうがないものがあるだろう。
記憶喪失じゃなくとも、初対面で先生とわかるほうがおかしい。
「本質的な意味で、上条ちゃんは上条ちゃんのままということでしょう。先生もそう信じたいですー」
「そうだったらいいんですが」
「はい。それでは改めて自己紹介しますね。先生の名前は月詠小萌といって
 上条ちゃんのクラス担任です。よろしくお願いしますねー」
「えーっと上条……当麻です。よろしくお願いします」
「インデックスなんだよ。……自己紹介ってなんか面白いかも」
インデックスにつられるように二人も笑う。
小萌はまだ、瞳を濡らしている泣き笑いで。
インデックスは希望に満ちた笑顔で。
上条は二人が笑ってくれているのが嬉しくて。
インデックスの言うとおり、きっと大丈夫だと、上条は自然にそう思えた。

179 :
「こっちなんだよ」
「わかった」
数日経ち、上条とインデックスは第七学区にある寮への道のりを歩いていた。
少し曇り気味だが、強い夏の日差しが遮られている、散歩にはよい日で
インデックスが先導し、上条が後からついていくような形だった。
まだ通院する必要はあるのだが、一刻も早く日常生活に復帰するため、早い帰宅を上条は望んだのだった。
インデックスはインデックスで上条が記憶喪失なため、リハビリに協力する気満々で意気込んでいる。
「とうま。この扉開かないんだよ?」
「スイッチ式だって。ほれ」
とは言っても記憶喪失の上条以下の常識だったりするのだが。
二人は帰る途中、インデックスの退院ぱーてぃなんだよっという主張に引っ張られて手近なスーパーへ寄っていたのだった。
「インデックスは料理作れるのか?」
「ちっとも」
なんでこの子、外国人なのにカタカナがひらがなっぽいんだろうと思いつつも聞くと、力強いご返事。
「俺は作れそうだけど、自信ないな」
「料理の作り方は覚えてるの?」
「ああ、俺も医者から聞いただけなんだけど、エピソード記憶って言って脳の中の思い出を司る部分だけが壊れたらしい。
 料理みたいに、手順が決まってる奴は思い出じゃなくて意味記憶か知識として覚えてるんだ。
 でもそれがどんな味かは覚えてない」
「そうなんだ……しょうがないね」
「だから、色々食べて覚えてから今度インデックスに作ってやるから」
「うん! 少ししか食べさせてもらえなかったけど、とうまに作ってもらった野菜炒め美味しかったんだよ」
「お、おう……」
出会った直後、お腹を空かせたインデックスへ自分が作ってあげたと聞いている。
ただ酸っぱい味で、食べてる最中に上条が奪い取って全部食べたとの事だ。
味は覚えてなくても、知識として、野菜の状態が悪かったというのは想像がつく。
色々と自分にも葛藤があったのだろう。
深く問い詰めるのもなんなので、そこは流してみた。
上条にだって、敢えて触れない部分はあるのだ。
しかし、そんな事より上条にはもっと知っておくべきものがある。
「あの、インデックスさん? 惣菜を買うのはよろしいんですが、その量は一体?」
「主は仰っています。人はパンのみに生きるにあらずと……ぱーてぃだから、いっぱい食べないと!」
惣菜コーナーのワゴン棚から取り出された、骨付きチキン、唐揚げ、トンカツ、チキン南蛮
などなどの高カロリーな肉類が買い物カゴへと積み重ねられていく。
「待て待て待て。記憶喪失だからって適当言ってんじゃねえ。
 知らないけど絶対違う意味だろそれ。大体こんなに幾つも食えるかよ」
「食べれるよ。うーんとね……」
インデックスがワゴンに並べられた惣菜らを指差してぐるぐると一回り二回り。
「二周分ぐらいなら」
「単位が違う!?」
財布を鑑みた上条は、すぐにも料理を作れるようになろうと、堅く誓ったのだった。

180 :
「……ホントに食べきりやがった」
「美味しかったねとうま!」
帰宅して夕食パーティを始めると、あれよあれよと言う間にインデックスは平らげてしまい
若干引き気味の上条を尻目に、食後のお祈りをしていた。
(俺んちなんだよな)
上条は、適当に食事の後片付けをしながら室内を見渡すが、これといった実感が持てなかった。
もちろん自分が住んでいた部屋だという証拠はある。
学生寮には上条と表札があるし、学生手帳には自分の写真も載っている。
けれども、他人の家にいるような居心地の悪さを感じてしまうのだ。
「……気にしてもしょうがないか」
誰からも文句がくる訳でもなし、すぐに慣れるものなのだろうと上条は結論づける。
「どうしたの、とうま?」
「なんでもねえよ」
返事をしながら上条は浴室に向かい、湯を張り始めるとインデックスもついてきて目を輝かせた。
「私もお風呂入るかも!」
「ああ、わかってる。先に入っていいから」
「うん! ありがと!」
湯が溜まる間、ずっとウキウキとしてるインデックスが微笑ましくて、上条もなんだか気分がよい。
「もう入れるぞ」
「わかったんだよ」
そう言いながらも座ったままインデックスは動かない。
「…………とうま」
上条が疑問を感じるほどの間があって、先ほどのテンションとはまるで違う、思いつめたような硬い声で、呼びかけられた。
「な、なんだよ」
「私ずるいのかも」
「へっ?」
突然の言葉に上条は疑問符を浮かべる。
「病室で、私の事は話したよね。一年前に気づいたら日本の路地裏にいて、魔術師から逃げまわってたって」
「……ああ。俺なんかよりずっと辛いんじゃないか」
とても苦しく、辛かっただろうという想像しかできない。
ゴールすら定まらず、ただ頭のなかの禁書目録を守れという、強迫観念にも似た動機で逃げるだけなのだから。
上条は病院で目覚め、インデックスと小萌と医者がついてくれたというのに、彼女には助力など一切なかった。
「比べるものじゃないかも。それでね、とうまと出会って初めて人に助けてもらって
 すっごく嬉しくて。でもとうまは私のせいで記憶を失っちゃって……
 魔術師が襲ってきたら、また巻き込んじゃうかもしれない。私はそれをわかってるけど、とうまと一緒にいたいんだよ」
「いいじゃん。巻き込んじまえよ」
「え……?」
即答すると、緊張と自省を含んだ表情が、きょとんとした顔へと変わるのが若干面白い。
「気にしすぎなんだって。忘れた俺が言うのも変だけどさ、やりたいからやった事まで
 お前の責任になったら、前の俺が救われない。今、こうしてるのだって、俺とお前が望んだからだろ。
 どんなに危なくても、魔術師と戦う事になっても、簡単には捨てれない。 
 もしお前が、私のせいで俺が危ないから、やっぱサヨナラつったら、それこそ責任逃れじゃねえか。約束破る気かよ」
「約束を破るのはよくないね……でも、とうまは怖くないの? もっともっと酷い事があるかもしれないんだよ」
「正直実感が沸かない。魔術師が怖いってのがよくわからねぇ。強いて言えば
 インデックスが噛み付いてきたり、食い過ぎなのが、色々な意味で怖かった」 
「もう! 真面目な話してるんだよ」
「一応真面目なんだって」
上条は嘆息して怖さというものを想像すると、たいした時間をかけることもなく、結論に達した。

181 :
「今はお前がいなくなるのが一番怖い。多分インデックスならわかるだろ。
 お前と出会ったのが前の俺だったとしたら、今の俺が出会ったのもお前なんだぞ」
「あ……」
上条が自分をどう思っているか、インデックスには想像ができてなかったのだろう。
自分の中の感情と理屈を制御するのに精一杯で、そこまで気が回らなかったのだ。
一年前の自分と同じ不安と恐怖を、上条が感じているというのが、わかっているようで全然わかっていなかった。
目の前の少年が自分だと言う事に、インデックスは気づいていなかったのだ。
もしもインデックスが一年前に上条と出会ったとすれば、独りでまた逃げるだけの毎日にきっと耐えられないだろう。
だって、こんなにも離れ難く想っているのだから。
「いなくなったりなんかしない。ぜったい、ぜったいに、とうまと離れたくなんかないんだよ」
「……ありがとな」
自然に口から言葉が紡がれて、少しだけ弱気になっていた上条の顔が明るくなったように見える。
「ううん。私こそありがとう。辛いのはとうまなのに、私の事情ばかり考えてたんだよ」
「気にすんな。お互い様だ」
「……あのね。とうまは、もっと自分の事を考えたほうがいいんだよ。
 記憶喪失になったばかりなのに、優しすぎるかも」
「何言ってんだ。目茶苦茶テメエの事しか考えてねえよ。たった今、ガキ染みた事言っちゃったし。
 ボクを離さないでーってか。……うわ、思い返すとホント恥ずかしいな。忘れよう」
「ふふーん。完全記憶能力があるから、絶対忘れないんだよ。甘えんぼなとうま可愛いかも」
「ぎゃぁぁっ! これから先ずっとからかわれるぅぅぅー!」
上条が頭を抱えてしゃがみこむと、インデックスは微笑みながら背と頭を抱きしめ囁く。
「よしよし、とうま。いっぱい、いっぱい考えてね」
「あっ……あ、ああ」
「お風呂入ってくるんだよ」
不意の抱擁と、思いのほか真剣な声音に戸惑いながらも上条は頷きを返した。
インデックスが浴室に向うのを見送って、座ったまま上条は唸る。
「自分の事つってもなー、なにがある…………っていうか、こんなんで考えられるかよ……」
背中に感じるインデックスの残滓で、思考そのものがまとまらない。
胸の内に芽生えた感情は、忘れたくても忘れられない。
心を象ったパズルのピースは、自分ではない誰かで敷き詰められているようだった。

明朝のそろそろ昼間にさしかかろうとする頃、上条は自分が通っていた学校の教室にて、小萌とこれからについて話していた。
設備の確認や、同級生へ記憶喪失をどう伝えるか、授業勉強はどの程度覚えているのか。
当然ながら記憶喪失になった人間が、蓄えないといけない情報は沢山にあった。
「ひとまずこんな所でしょうかー」
「すみません。色々とありがとうございます」
「何を言っているんですか、私は先生なんですよー。当然の事です。
 それよりもですね、上条ちゃん、なんだか顔色が悪いです。まだ退院は早かったのではー」
「いえ、体調が悪いとかじゃありません。ちょっと睡眠不足気味で」
それを聞いて小萌の表情が翳った。
「そうですか……記憶を失ったばかりなので不安なのも当然です。なんでも先生に相談してくださいね」
「……大丈夫ですよ。多分」

182 :
実際のところ寝不足と記憶喪失は、なんの関係もなかったりする。
昨夜、上条はインデックスにベッドを譲り、自分は床に布団を敷いて寝ていた。
そこで寝ぼけているインデックスが、寝床へ入り込んできてしまう事態が発生してしまったのだ。
しかも上条に真正面から抱きつくような形で。
暗闇に慣れた目は、長い睫毛や整った顔がはっきりと映った。
鼻や頬が触れ合うくらいに密着してる身体は、細くて軽いくせにやたらと柔らかい。
薄手のパジャマの隙間から触れた肌は、すべすべとしていて、指に絡む髪は絹のようにしなやか。
呼吸すれば、同じシャンプーとソープを使ってるとは思えないくらい、甘くていい匂いがする。
年下の少女と言えども、女の子という存在を如実に感じさせられた。
これは誘われてる!? みたいな妄想をしつつも、そんな訳がないと否定する。
いや大好きって言ってくれたから問題はないはずだ。
違う。それは前の俺だろうが、っていうか問題ってなんだよ。何するつもりだ。そんな事考えるわけないだろ。
自己問答をしつつも、このままぎゅっと抱きしめたいなとか思ったりもして。
ぐちゃぐちゃとした思考に襲われながらも、空が白むまで待って
起きそうなインデックスに合わせ、寝たふりしたのはきっと褒めるべきなのだろう。
驚きの悲鳴を上げインデックスが離れた後、たった今起きたかのようにおはようと告げた。
恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながらも、はにかんでおはようと返すインデックスに、自分は正しかったと確信していたものである。
「上条ちゃん、本当に大丈夫ですー?」
「ぜ、全然平気ですことよ!」
「だったらいいんですがー」
少しばかり思考がどこかに、飛んでいってしまっていたらしい。
寝不足も相まって、目を瞑れば今にも感覚や匂いが蘇って来て……
「寝ちゃ駄目ですっ」
「うぉっ」
幼いながらも、ピシャリとした声で呼びかけられ、今度こそ上条は我に返る。
「大事な話がまだあるんです。上条ちゃんのご両親と連絡がつきました。
 先生の勝手な判断かもしれませんが、記憶喪失になったというのも伝えてあります。
 明日学園都市に着くそうです」
「あ……」
想像もしていなかったのだろう。上条はぽかんと口を開き戸惑いの色を見せる。
生徒が事故によって入院して、記憶喪失にまでなれば伝える義務が学校にはある。
だが上条本人は、両親に伝えるどころか、自分に家族がいるということすら思い浮かばなかったのだ。
「忘れてしまっているので、会いにくいかもしれませんが……」
「……もちろん会いますよ。覚えてなくても俺は俺なんでしょう?」
「そうです。と簡単には言えません。けれど上条ちゃんなら大丈夫と先生も信じたいです」
二人の声には少しばかり力が足りていない。
上条は両親という大事な存在を、忘れてしまっているのを自覚して。
小萌は親子に起きてしまった不幸を想像して。
思い出の重みを感じながらも、小萌は話の続きを始めた。

183 :
上条は学校からの帰路を歩きつつ、悩んでいた。
両親に、なんと言って会えばいいのか、どのような対応をしていたかがわからない。
両親が子から忘れられているという心情も、想像できない。
もし記憶喪失でなければ、会うのに気負いも何もなかったに違いないのに。
そこまで考えた所で上条は顔をしかめた。
たかが会うだけで、対応だとか気負いだとか、身構えて親を迎えるのが申し訳ないと思えたのだ。
「どうっすかなー。まあ、いつも通りでいれば……ん、雨が降らなきゃいいけど」
なんとはなしに上を向けば、厚い雲が空を覆っていて、昼なのに薄暗くて夕方のよう。
「ちょっと待ちなさい! 無視すんじゃないわよ!」
唐突に後ろから呼びかけられて上条は後ろを向いた。
茶がかかった髪の女子中学生と思われる少女が、眼光鋭くこちらを睨みつけている。
わりと可愛いのだが、目つきが妙に怖い。
「あー……」
「あーじゃないわよ! 真正面の相手が見えないなら視力矯正しろやゴラァ!」
やたらとドスの効いた恫喝。
どうやら正面にいた少女の横を、知らずに通り過ぎてしまったらしい。
言われてみれば、視界の端で手か何かが動いていた気がするが、思考の範囲外にあった。
以前からの知り合いなんだろうけれども、このケンカ腰はよほど仲が悪かったのだろう。
全然覚えていないので、上条は説明のために口を開いた。
「えーとだな……最近事故にあって記憶喪失になったから、悪いけどお前が誰か覚えてないんだ」
告げ終わった後沈黙が続き、真面目な顔の上条を少女がじっと睨みつけて
「そう……そんな嘘をつくくらい、私が疎ましいってわけね……」
「あ、いや違う、ちょっと待て」
双眸が稲妻のごとき、蒼い輝きを宿す。
「上っ等じゃない! アンタの脳みそに、私の電流を刻みつけてやろう!」
なんだかラスボスっぽい怒声と共に、雷光とゴロゴロ音が少女から吹き荒れた。
「うわっ!」
「へっ?」
上条は無意識に動いた両手で身を庇ったまま、放電の衝撃に弾き飛ばされ、尻餅をついた。
痛みは一瞬でたいしたものではない。
けれど、電流を受けた両手はショックで、意思と関係なく痙攣している。
一緒に触れた左手はもちろん、右手もなんの自由も利かず、伸縮する筋肉の誤作動に逆らえていない。
「なんで……だ……」
上条は自分の右手を呆然と見つめる。
能力者と思われる少女の電気を受け、右手は動かせなくなっている。
この右手は、神様の奇跡だって打ち消せる、魔術師を退け、インデックスを助けた右手だというのに。
少女もまた、驚きで上条を見つめて動けない。
攻撃どころか牽制ですらない、ただの威嚇で上条を倒してしまったのだ。
上条をつけ狙っているのは、戦って倒すためという理由ではあるが、こんな勝利は望んでいなかった。
「……もしかしてアンタ、本当に事故にあったの?」
少女は労わりの眼差しで上条を助け起こした。

184 :
腕の痺れがまだ消えていない上条を、少女こと御坂美琴が喫茶店へと連れていった。
そうして自己紹介や以前出会っての話をし、上条のほうは魔術の説明は省いて
事故と部分的な記憶を失ったというのを伝え終わる。
「……しかし話を聞く限り、ガキ扱いしたからって、何度も喧嘩売られてる理由がわからん」
「アンタねー、人のプライドとかわかんないわけ。まあいいわ。記憶なくしたくせにそういうとこは変わんないのね……」
美琴は憂いを帯びた表情で上条を見つめている。
上条からすると、能力で喧嘩を売られていただけとしか思えないのだが、忘れられるというのは誰であれ、思う所があるのだろう。
先ほどの肉食獣っぽい形相とは大違いだとも、上条は思ったが言わないでおいた。
それぐらいの分別はあったりする。
「大方アンタの事だから、何かに首つっこんでそうなったんじゃないの?」
「そんな感じかもな」
「やっぱりね」
美琴はお見通しと得意げに笑う。
「前に事件があって、能力で爆弾を作る男がいたの。そいつが洋服店を爆破しようとして
 友達と女の子が巻き込まれそうな所に、ちょうどアンタがいたのよ。
 で、私はそいつを止めようとしたんだけど、ヘマしちゃって。爆発が起きたのをあんたが守ったわ」
「へー……」
自分が覚えていない上条当麻は、よそでも同じような事をしていたらしい。
「結局、私が爆弾魔を捕まえたけど、洋服屋の件は私が女の子を助けたみたいになっちゃってね。
 いなくなったアンタを問い詰めにいったら、誰が助けたかなんてどうでもいい事だろって。
 スカしちゃって。カッコつけてるのが蹴りたくなるぐらいムカついたわ」
「怒るとこじゃねえだろ」
上条も唇の端をあげた。
過去の自分の武勇伝染みた話は、他人事とも言えずむず痒い気分になる。
「だから今回もそうじゃないかって…………うん。私の話はもういいわ。
 それより能力のほうが気になるんじゃない?」
美琴は頬を軽く叩き、何かを振り払うように軽く首を振ってから上条に問うた。
「ああ。自分でもどうしてなのかわからない」
「普通に考えると、事故直後で不調だと思うんだけど……」
「頭と身体が治れば右手も戻るかもしれないか」 
「……ただ、アンタ本人が言ってたけど、身体検査では無能力者扱いらしいのよね。
 私の電撃に対抗できるなら、そんな訳がないのに。……っていうかアンタの力はなんなのよ。覚えてるの?」
ずずっと美琴が上条へと顔を寄せ、近づきすぎたのか少しだけ引かれる。
「……俺の右手は幻想しと言って、学園都市の開発を受ける前から持ってて
 異能とか超能力みたいもんなら、神様の奇跡だって消せるらしい」
「はぁっ?」
なんだか馬鹿にされてるような響き。
自分で言ってても可笑しく聞こえる。でも実際そうだったのは間違いないのだ。
「……うーん、そうね。どこの学校でも、能力を消す能力者なんて聞いた事ない。
 アンタと戦ってた時、右手で触れられた瞬間に、私の操作している力も物も全て無力化されたわ。
 そこらへんの不良から逃げてたのも、単なる喧嘩には役に立たないって訳ね。
 でも……そうするとさっきの話は関係ないのかもしれない」
上条がよくわからないと首を傾げる。
「学園都市以外の能力機関で開発を受けてたのか、そんなものがあるのかは知らないけど……
 それともそういう才能があるのか、どちらにしても、私の知識じゃアンタの能力を測れないし、治るかもわからないってことよ」
「そっか……」
沈黙が降りた後、美琴はグラスを持ってジュースを飲み、上条は握力がまだ弱いため、顔だけを近づけストローで吸う。
お詫びと言ってはなんだが、一応美琴の奢りになっている。
「まあ……あんまり深刻にならなくていいんじゃないの? 誰だって調子が悪い時もあるわよ。
 大体記憶喪失になるだけの怪我しといて、すぐ出歩いてるほうがおかしいでしょーが。もう少し休んで様子を見なさい」
「むむむ……」
もっともな意見ではある。
身体に異常はないようだが、自分の記憶がわからないぐらい、自分自身をわかってないのも確かだからだ。

185 :
「それにね……」
ガタンとテーブルをずらしながら美琴が立ち上がると、瞳には挑みかかるような熱が感じられる。
「何かまた事件があったら、アンタは能力が使えなくなったからって、濡れた犬みたいな
 情けない顔しっぱなしのまま、黙っているような奴じゃないでしょう?」
「てめぇ……人を暴発寸前の鉄砲玉みたいに言いやがって……」
買い被りすぎじゃないかと思う。
けれど記憶を失ったばかりの自分を、美琴は信じていてくれる。
ならば、上条当麻がそういう人間だと、上条当麻が証明しなくてどうするというのだ。
「どうなのよ?」
悪戯した子供のように美琴は笑っていて
「ドヤ顔してんじゃねえよ。言われなくてもやってやるぜ」
上条も立ち上がり、歯を剥き出し不敵な面構えで笑う。
「その意気よ。……なんならリハビリに私も付き合ってあげるから」
「それは断る」
「なんでよ!」
ビリビリと稲光が飛び散り、上条が身を伏せた。
「だって危ないだろ。さっきの話だけど、人に雷落とすとか普通しねーぞ。
 なんかお前、線を越えて力を取り戻せっ! とかいいそうだもん」
「なぐっ! リ、リハビリでそんなもんやるわけないでしょーが!」
元々、努力家の美琴は女子中学生にも関わらず、決闘とか修行とか少年漫画のノリが大好きだったりする。
興が乗ってシチュエーションが噛み合えば、言っちゃうかもとか自分を疑ってみたり。
「と に か くっ! 能力を確かめたかったり、聞きたい事があれば力貸してあげるから。ほら」
携帯が突き出される。
「記憶無くしても携帯ぐらいは使えるんでしょ? いつでもいいからかけてきなさいよ」
「あ、ああ」
勢いに押されて上条も携帯を取り出し通信で番号を交換する。
「これでよしと。さて私はもう行くわ。アンタも早く帰って休みなさい。
 こうしてる間も、忘れちゃった脳に負荷がかかってるかもしれないわよ」
美琴は立ち上がって伝票を取った。
上条が壁にある時計を見ると、話し込んでいたためかおやつの時間が近くなっている。
昼には帰るつもりだったため、朝食しか食べていないインデックスがお腹を空かせているだろう。
「そうだな。俺も帰るよ。サンキューな御坂」
「なっ……! た、たいした事じゃないわよ」
追っかけっこばかりのせいか、名前を呼ばれたのは初めてで、慌ててしまう。
手を振って出て行く上条に、美琴は変な顔をしながらも手を振り返し見送った。
「うーなんか変な感じ……勢いで番号交換しちゃったじゃない……
 ま、まあ、あいつも大変だから、助けてやらないとねっ」
なんだか言い訳してるかのように呟いてから
(にしても、記憶喪失か……)
美琴は上条について思考を巡らせた。
脳の異常や疲れで、演算や出力が低下するのはよくある。
けれども、健康体に見える状態で全く使えなくなる事はあるのだろうか?
美琴の知る限り、能力開発というのは新しい学問で、病に関した情報はそう多くはない。
記憶喪失が能力に影響した前例も、またない。
美琴は考えながらも会計を済ませて、外へのドアを開いた。
記憶と言えば、専門家といっていい能力者もいるのだが。
(無いわね。あんな奴に何かさせたら、能力どころか遊び半分に記憶を無茶苦茶に改竄されかねないわ。私の知り合いってだけでなんかしそうだし)
そこまで、考えた所で美琴は脚を止めた。

186 :
「記憶の改竄……アイツがアイツじゃなくなる……」
自分だけの現実『パーソナルリアリティ』
もしも記憶を失ったことで、それが改変されていたとしたら?
精神の変質に伴って能力そのものが変化・消失してしまう可能性が考えられるのではないだろうか。
前述の通り、能力開発の歴史は浅く、パーソナルリアリティを見出した先、それを変容させる所までは進んでいない。
突き詰めれば、能力を変えるために記憶と精神を操作するという非人道的な研究に辿り着くかもしれないが、美琴にはそこまでの発想はなかった。
慌てて携帯を取り出し連絡しようとしてる途中で、動作を止める。
推測というよりは、当てずっぽうな妄想でわざわざ不安にさせてもしょうがないからだ。
それに記憶喪失になった人間へする話でもない。
お前が別人になったから、能力が消えたとでも言えばいいのか。
(アイツの力は学園都市とは関係ない。考え過ぎよ。アイツは全然変わってなかったじゃない)
美琴は自分に言い聞かせるよう心の声にしがみつく。
けれど一度宿った不安は、鉛のごとく胸の中に重く沈み込んで、再び浮かび上がる事はなかった。

午後六時を過ぎた頃、上条は米袋と他食料品を両手に持って、一人でスーパーから学生寮へと帰る最中だった。
夏の空はまだ明るくて、人通りも多くにぎやか。
「米が安くて助かったな。インデックスがすげぇ食べるし」
最初は第一印象と結構違うなーとか思ったりもしたが、美味しそうに、嬉しそうに、食べている様子を見るのは嫌いではない。
病室で会った時の、脆さを感じさせる笑顔よりは、ずっとよかった。
昼間も素麺を作ってあげると、1kg近くは食べたものだ。
「でも、この米ホントに大丈夫かぁ……?」
『私たちが作りました!』と、大々的に写真が貼ってあったのだが、写っている場所は
どこかの研究所みたいなとこで、白衣とマスクとゴーグルで完全武装した人達が
稲をわんさかと握っているのは、なんというか洒落が効き過ぎてる感がある。
人工栽培100%という謳い文句が通じるのは流石学園都市と言ったところなのだろうか。
そんな益体も無い事を考えていると遠目に、学生寮が見えてくる。
上条はまだ、インデックスに右手が使えない事は伝えていない。
それを伝えるのは若干の恐怖がある。
魔術師との戦いに巻き込みたくないというインデックスが知ったら、上条を案じて離れようとするかもしれない。
それが間違いというのはわかっているのだが、言えない。
今は時間が解決するのを祈るばかりだった。

187 :
「久しいね。上条当麻」
「え」
そう考えていた矢先、赤髪の、黒衣を纏った長身の男が目の前に立っていた。
よく見れば上条よりは年下に見える。
けれど、そうとは思わせない異質な雰囲気を纏った異様な少年だ。
「誰だお前……!」
瞬きする間に、影から湧き出たかのような出現に上条は叫び買物袋を捨てる。
身体が勝手に動いて、そうするのが当たり前かのような無意識の行動。
「ふむ。そう答えるのか。……なら初めましてとしか言いようがないね。
 僕はステイル=マグヌス。禁書目録に関わった魔術師の一人といえばわかるかい?」
「……話には聞いてる」
上条はそう言われても、睨むのをやめない。
その言葉が本当ならば、上条と戦ったものの最後は共闘してインデックスを助けたらしかった。
ただ、あまりに胡散臭い見かけと突然の登場に警戒が先に立っていた。
「悪くないね……いい緊張感だ」
「……お前があまりに怪しいからな」
「科学最先端の学園都市では、浮いているのを認めるよ」
「お前はどこでだって、浮くんじゃねえか」
白人で、2メートルはある身の丈を覆う漆黒の修道服に、五指にゴテゴテしく嵌められた銀の指輪。
染めた赤髪や、目の下にあるバーコードの刺青を持つ少年が相応しい場所など、上条の知識には存在しない。
人通りは多かったはずなのに、気付けば浮いたステイルの姿を見るものは上条以外いない。
「さて……世間話はどうでもいいんだ。君が記憶喪失になったのと同じくらいね」
「……なんだと」
記憶喪失を知っている事と、あまりな物言いに上条は気色ばむ。
「大事なのは、君が記憶と一緒に落っことした、右手の力さ」
「なっ……ッ……!」
反応できなかった。
ステイルの片手が振るわれ、右手へカードが飛び燃え上がったのだ。
炎は一瞬で消えたが、煙草でも押し付けたかのような、小さな火傷痕が残っている。
「ぐっ、テメェ……なにしやがる……!」
「やれやれ。情報通りか。本当に幻想しは使い物にならなくなったみたいだね」
「記憶喪失といい、何故、お前がそれを、知って―――」
「囀るなよ一般人」
「う……っ!」
冷たい声と共に、視界が赤く染まった。
爆音と共にアスファルトが焼け焦げて、辺りに熱気と悪臭を飛び散らせる。
ステイルが、上条の足元にカードを投げて炎の壁を作ったのだ。
業火はカードから絶え間なく噴き出して、二人の間を完全に遮っている。
仮に液体燃料か何かをカードに染み込ませていたとしても、こうは燃えないだろう。
上条の脳裏に、人払いや炎のルーンを使っているという知識が勝手に浮かび上がった。
謎の知識に混乱するが、ステイルの言葉は続いている。

188 :
「僕が一時でも、あの子を、インデックスを預けた理由は、君が魔術師を追い払う程度には
 使えると判断したからだ。それが、これはなんだ? 子供騙しにもならない
 かんしゃく玉程度の火で火傷するなんて。おちおち監視もしてられないよ」
つまり、上条がインデックスを守れないだろうから、現れたと言っている。
反論しようとするが、熱気に押されて、上条は数歩ほど無意識に後ずさった。
魔術による高い熱量は、並みの人間ではその場にいる事すら許されない。
炎の壁は、力有る者と無い者を、はっきりと分け隔ててしまっている。
上条の様子を見て、ステイルの口が皮肉げに弧を描いた。
「まあ……危機に対処する能力も何も無いなら、そんなものだろうね。誰だってそうだろう。君も例外なく」
笑っているのに、つまらそうな言葉の響き。それが何故なのか、上条にはわからない。
ステイルは軽く腕を振っただけで炎を収め、背を向け歩いていく。
「お、おいまて、テメェどうするつもりだ!」
「別になにもしないさ。君はあの子と適当に、仲良くやっていればいいよ」
揺れがある上条の問いに、ステイルは首だけで振り向き、どうでもよさそうに答えた。
「だって、お前は、俺が無力だから、インデックスを連れて行こうとしてるんじゃ―――」
「そうしたいならば連れて行ってもいいけど、そういう命令は出てないからね。
 あの子も望んでいないだろう。君の力がチェックできたから、もう用はないよ。
 あの子が魔力を感知して、来るかもしれないし」
「待てよ!」
「まだ何かあるのかい」
上条が更に呼び止めると、立ち去ろうとするステイルが面倒そうに向き直った。
「俺が力不足なのはわかっている。でも、インデックスを守りたいのは俺も同じだ。
 今の俺だって、何かあれば手伝えるかもしれない。だから―――」
「ふうん……君は今にもあの子をさらおうとする魔術師にも、同じように訴えるのかい?
 自分が何かできるかもしれないから、待ってくれと」
「なっ……!」
最後までステイルは言わせない。言葉にはなんの価値も無いと断ずる。
「君は何もしなくていいよ。敵の魔術師が来たなら、僕が処理すればいいだけだ。
 役目が欲しいって言うならさ、せいぜいあの子のご機嫌でもとっておいてよ。
 あの子は優しいから。君も楽しいんじゃないかな」
そのまま薄暗がりへと消えていくのを、上条は呆然としたまま、見送るしかなかった。
ステイルの言葉には皮肉の色がない。
本当に、それがいいと判断したからそう言った。そのように思えた。
だからこそ、苛烈なほどの事実に、上条は打ちのめされる。
お前はいらない。守れないなら、代わりに子守りでもしていろ。
危険は退けておいてやる。お前も楽でいいだろう。
そう言われてるも同然だからだ。
けれど、何も言えなかった。
俯いた目で見れば、地面のアスファルトは焦げ溶け、炎があった所は、真っ黒く抉れた溝を曝け出している。
もしも、先ほどの炎がアスファルトではなく、上条の真下で巻き上がっていたらどうなっていたか。
インデックスを狙う魔術師が敵だとしたならば、被害は上条だけでは済まないのだ。
「ち、くしょうっ……! 勝手な事ばかり言いやがって……!」
気持ちとは裏腹に、身体に力が入らない。
まだ熱気が残る道路は熱いのに、恐怖で凍えて震えている。
インデックスに、美琴に、大きな口を叩いてこのザマだ。
精神論や気持ちでは追いつかない、インデックスを守るどころか、自分の身すら覚束ない絶望的な戦力差。
力が欲しい。上条は無力な右手を強く、強く、握り締めた。

189 :
終了
後編バトルに続きます。それと上イン展開

190 :
乙です
えーっと、そもそもKJさんはなんで記憶喪失を周りに隠してるんだっけ?
負担かけたくないとかそんな感じ?

191 :
>>190
なんとなく、インさんの悲しむ姿を見たくないと思ったから

192 :
お、おおぅ…
これは大作…
後編待ってます

193 :
お、おおぅ・・・
これは大作じゃなくて超大作です

194 :
期待。

195 :
レベル高ぇ

196 :
お疲れ様です。
続き期待してます。

197 :
これは期待!ERO無しでも全然良い!

198 :
小島太一(逢山)
こいつ↑の事嫌ってる人、他にも沢山いるからな
宮村和希 木村美穂 中屋晴香 佐藤茜 城地希美 平野和真
脇坂翔太 平野和馬 井上 瞳(川口) 磯貝勇気 小黒佳奈 三田村洋子
花田明奈 柴田翔太 馬場裕矢 佐々木直樹 松本和也 谷口亮介
岡山悠太 吉田真弓 高橋唯 小酒亜由美 北村美香子 竹内祐樹

こいつらの名前見るだけで憎悪が消えない
全員ね
心の底から「ね」

199 :
誤爆かな
MNWのSS見てから妹達が可愛くてヤバい
上条さんのことを考えて1人でしてるところを御坂に見つかるようなのがみたい

200 :
>>199
書くがよい

201 :
妹達100人以上による上条当麻集団逆レイプ腹上事件が発生

202 :
>>201
腹上ってか100人にのし掛かられて圧した上条さんが思い浮かんだw

203 :
なかじまさん上食の薄い本出してるじゃないですかやったー

204 :
美琴「週末は アイツの部屋で しっぽりと」
http://elephant.2chblog.jp/archives/52041774.html

205 :
>>203
なかじまゆか様以外で上食の薄い本を出してらっしゃる御方は居ないのでせうか?

206 :
上食ちゃんと描くには原作全部追わないと厳しいから
その絶対数自体がそんなに多くないから…

207 :
みさきち人気マジ半端ねぇ
夏コミのみさきち本の多いこと多いこと
上食も増えてきたが、結構美琴絡めての3pってのも見かけるね
まさか早くも新約7巻ネタまであるとは

208 :
超電磁砲2期に出てくると思って先走って本作ってた奴涙目だよな

209 :
1話にしか出てないしね
妹達編以降のオリジナルには出ないらしいし

210 :
コレ以降は出ませんってきっちり言われてるし
…なぜ出した

211 :
上琴アンチSSか。
露骨に非難するSSは止めて欲しいわ。
上琴が大好きな人が多いって事も考慮して頂きたいネ。

212 :
せっかく女超能力者が3人もいるんだから超能力者乱交物よろぴこ

213 :
どうあれ、みさきちには上条さんだな。
上条さんとみさきちの同人誌もっと増えてくれ頼むから!

214 :
上条さんとみさきちの絡みは同人誌の著者が原作の最新巻まで読んでいないといけないけど、原作を読んでいる著者なんて少ないだろうから殆ど無いんだろうな…

215 :
一人称が違うと気になって抜けないよな

216 :
新巻ネタやってる本で御坂の部屋で食蜂に襲われてる上条さん

217 :
>>211は某SS投稿掲示板で書き込まれたもののコピペ
タイトルだけ見て内容を読んでいないと思われる書き込みを面白がって拡散させている奴がいる

218 :
漫画『とある科学の超電磁砲』最新話で美琴の姿が凄いことに・・・
http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-17638.html

219 :
食蜂本言うほど多いかね 出番の割には多いだろうが

220 :
夏のコミケはフレンダと食蜂本が激増だろうな。

221 :
今年の夏コミマジでみさきちブースト掛かってるよ
アニメにはたった一話しか出てないのによくもあそこまでブームに火がつくものだと
半ばビックリするくらいに
・・・あと、フレンダどころかアイテム本自体がそんなに出てなかった

222 :
みさきちは上条さんがいるけどフレンダは相手がいないのがな…
浜面とはファミレスでしか絡んでないし、アイテムで唯一フラグが立っていなさそう
佐天さんみたいにレイプ本ばっかりになるのかね

223 :
おっさんレイプすんのかよ、高度過ぎてついていけない

224 :
みさきち本でオススメなのは

225 :
>>217
一瞬レイプ後の放心状態みたいな画像かと期待したのに(´・ω・`)

226 :
>>222
相手がいないけど薄い本が多い初春と佐天は
すっかり百合と凌辱の華になっておられますぜ旦那

227 :
その目気色悪すぎこっち見んなね。その目気色悪すぎこっち見んなね。その目気色悪すぎこっち見んなね。
その目気色悪すぎこっち見んなね。その目気色悪すぎこっち見んなね。その目気色悪すぎこっち見んなね。
その目気色悪すぎこっち見んなね。その目気色悪すぎこっち見んなね。その目気色悪すぎこっち見んなね。
その目気色悪すぎこっち見んなね。その目気色悪すぎこっち見んなね。その目気色悪すぎこっち見んなね。

228 :
フレンダが麦野にふたなりチンコ突っ込まれてる絵を見たな

229 :
ムギのんはやはり処女じゃないというか、早漏の彼氏とかと付き合った経験が
あってトラウマになってるんだろうな。あの罵倒語彙からすると。

230 :
みさきちはよ!はよ!

231 :
みさきちは美琴を利用して3Pするのも観てみたい気もするな。

232 :
冬にみさきち本だしたら遅いよなー
出したいなー

233 :
中学生がすっぽんとかおかしいだろ
あれは精力減退した中高年が喰うもんだ

234 :
 上琴の方は注意
 最初の産業で察してね
 仄かに混じった寒さがまだ温もりがなかったときのことを思いださせてくれる。
 けれどもこの風が、咲き誇る桜をも刈ってしまいそうで不安だった。
 神の衣のように揺らめく雲霞がマンション街の夜空をぞっと包み込んでくる。
 そのたびに上条はその手を力強く握り締めた。
「ねえ」
 温かみの主がそう言ったのも花冷えが攫ってしまう。
「明日は?」
「……そういうアンタは来週からテストじゃなかったかしら」
「不出来な彼氏としては出来た彼女との時間が大切なんですよ」
「だったら赤点なんて取らないように一人の時でもちゃーんと済ませておきなさいよ」
「最近はそこそこ頑張ってるじゃねえか。だから明日はどこかに遊びに行こうぜ。息抜きも必要だって言ったのはお前だろうが」
「やらない環境にする癖を直しなさいとも口酸っぱく言ってんでしょ」
「……ダメ?」
 ちらっと見るとこれでもかというくらいの渋面だった。
「本当にできるんでしょうね? 明日はその前払いだから」
「素直じゃないよな。お前って」
「うっさい! そうと決まれば問題集を買いに戻るわよ。教科書の問題はもう終わりそうだしね」
「今度は赤丸先生かよ。俺のペースでやらせていただけませんかねえ?」
「だーかーらー、それじゃ一年のときの焼き直しになるだけじゃない。日曜までにチェックしておいた問題を潰しておくの」
「へいへい、できた彼女を持って彼氏冥利につきますよ」
 静かな道は心が落ち着くけれども、明るい場所は胸が踊った。
 ときおりすれ違うカップルに自分たちを見ているようで気分が良い。
 街というのは煌めく鏡だ。星空のなかだ。
 煙草や酒のこがれた香りが自分たちをひとつ上の段階に連れて行ってくれる――そんな気がする。
「参考書ってなんでこんなに高いんだろうな」
「呑気なこと言ってんじゃないわよ。とりあえず今晩はここからここまでやっておくのよ?」
 どっしりとくる重さにはうんざりだ。
 見上げればうっすらと、――星。
 都会の光でも、汚い雲でも、決して霞まぬ美しい星。
 かつてあの星が御坂美琴という存在だった。
「なあ」
 雪のように冷たく感じられる。
 過去を塗り替えていいのなら、これから先も塗り替えてくれるか?

235 :
 才色兼備すぎるせいで錯覚しがちだけれども、美琴は来年やっと義務教育を終える身だ。だから上条にとって美琴とは未来を約束された綺羅星であり、自分がその輝きを霞ませる雲であるのは許されない。
 しかしそれは理屈の上での話だった。街に来れば少女は目を宝石のように輝かせる。むろん少年にもそういう気持ちはあるものの、少し目を背ければ光の当たらぬ路地裏に誘われる。
 美琴をあそこに引き摺り込むのは容易いだろう。けれども多分、そこには美琴の心までは連れて行けない。
 美琴の体とともに心をも――奪い去ってしまいたかった。
 けれどもこれもまた花冷えに攫われた。
「こっちは遠回りじゃねえか。いいのか? まーた寮監さんに叱られちまうぜ」
 この交際に否定的な同居人の存在を仄めかした。
「あー、うん……そうね。叱られちゃうかもしれない」
「そういうことは早く言えってんだよ」
 歩の向きを変えようとすると美琴は路地裏に半歩進んだ。
「おい?」
「そういうアンタは自分の心配をしなさいよ。まったく、自分を蔑ろにしてたんじゃ話にならないでしょうが」
 その斟酌を思い違ったらしい。早々に急ぎのポーズになったものの、ふと何かを思い返したように目を背けた。
「どうした?」
「あー、うん。自分で言うのも何なんだけどー、実は私、そろそろなのよねー」
「そろそろ? 何がだ?」
 美琴はえへへと苦く笑う。
「た、誕生日――」
「……あー、すんません、一生の不覚でした」
 忘れていたのではなく知らなかったのだ。
「悪い! 自分から言わせるようなことして。ちゃんと聞いとけばよかったな」
「それはもういいんだけどさ。言わせたからにはもちろん、アンタからも何かもらえるのよね?」
 急に言われてもそんなものは思い浮かばない。
「じゃあ、アレちょうだいよ、アレ」
「アレってなんだ? さっきから妙な日本語を使いやがってますな」
「アレはアレよ! その……」
 生唾を飲む音が聞こえた。
「ちゅー……とか」
「ちゅう? 何だそりゃ」
「だから――もぉ! キスしてって、こと、なんだけど」
「このお嬢様、何を仰ってやがるんですかねえ……」
「じゃあアンタ、私が満足するもん用意してみなさいよっ」
 美琴の姿は街灯に照らされてこそいるけれども、すでに路地裏に入り込んでいる。
 引き寄せられたせいで伸びている影はほとんど一つだった。
「……目、閉じろよ」
「え、ちょ――」
 そこに美琴を押し込んだ。影が一つになった。
 遠くでクラクションが鳴り響いた。
「……馬鹿、初めてだったのに」
「ちゃんとしたもんはまた日を改めてな」
「いいわよもう。これ以上ちゃんとしたもんなんてアンタの貧相な財布じゃ買えそうもないからね」
 泣きそうな顔はやがて満面の笑みに様変わりした。
「言ったところはちゃんとやっとくのよ。明日もいつもの場所ね。今度遅れたら承知しないからぁ!」
「わーってるよ。でも明日は雨らしいからなー」
「わかってるぅ!」
 小走りで遠ざかってゆく後ろ姿が見えなくなるまで見送った。
 その時――びゅうと、白い風が、美琴の背中を追うように路地の奥へと吸い込まれた。
 擦半鐘のような空き缶の音に胸騒ぎを覚えたものの、それは過ぎたるは猶及ばざるが如しのはずだ。
 美琴が自ら入っていた路地裏を否定するように、上条は街並みにその姿を眩ませた。

236 :
 冷えた手のような寒さに小股をねぶられ、美琴は思わず身震いした。
 何の進展性も見せないヘタレ彼氏にしては大きく出たものだと思う。
「私たちもとうとうキスまでいったかぁ。ま、誕生日なんてまだ一ヶ月以上先なんだけどね」
 そのことを打ち明けた時の、虚を突かれた顔が目に浮かぶようで笑いを堪えられなかった。
 それにしても寒い夜だった。服の隙間から入り込む風に全身を触られているようだ。
 いくつもある戸のひとつから『衣』を被せられたとき、美琴には声を上げる暇もなかった。
「―――!? ―――……ッ」
 天地が逆転した。かさかさという足音が近づいてくる。まるで魂が飽和した感覚が全身を包み込んでいった。
 それから、夢を見た。悪い夢だった。
 蜘蛛が出てくる。その蜘蛛にのしかかられる夢だった。
 逃げようとしても何もできなくて、上条の助けを胸のうちで叫び続けている。
 ………………
 …………
 ……
 試験最終日の放課後に待ち合わせをしていた。
 先日の埋め合わせをと、少しハードルの高いカップル専用の喫茶店にやってきていた。
 生憎の曇り空。今はやんでいるが正午まで降っていたせいで窓ガラスは灰色にぼやけている。
 そこから美琴は努めて目を背けていた。幽霊が映ってしまいそうで怖かった。
 いっそのこと拭きさってしまうと自分の姿が映りだし、すぐにその曇りが美琴の姿を白く犯してゆく。
「お弁当作ってみたり、一緒に下校してみたり、あとはそうね、上条先輩って呼んでみたいし」
 現か夢かどちらもありうる未来に上条の表情は軽く苦笑いだ。
「しかしだなぁ、ムチャクチャ似合ってるもんですからなんといいますか」
 今日は初めてのデートらしいデートだったから少しおめかしをしてきていた。
 春を思わせる薄桃色のワンピースと体つきを柔らかく見せる羽織りが美琴本来の良さを引き出しており、芯の通ったお嬢様の気品を漂わせている。事前告知はしなかったから不意打ち的なお披露目となり、上条などは出会い頭どちらさまですかと漏らしてしまうほどだった。
「そう? ふーん、アンタってこういうのが好きなんだ」
「いやその、普段からも俺には不釣り合いなくらいだぜ?」
「不釣り合い?」
「あーいやそうじゃなくて、俺なんか今日も学ランだしさ」
 素直にかわいいと言えばすむものをと美琴は微笑んだ。
 取りにカップルパフェというものを注文してみた。多種多様なフルーツで華やかに彩られ、下層には白い生クリームが詰められていた。下に行くほど細くなっているのが何故か切なく思える。
「これもセルフで食べるべきだと思うのですが?」
「何言ってんのよアンタ。ここまで来といて」
「だってこれ少女漫画でよくやるあれだろ」
「そのあんなもんを注文しといてセルフでだなんて、かえって恥ずかしくなるだけだと思うけど? ほら……」
 すっかり舞い上がって自分だけの世界でいっぱいいっぱいだったが、美琴とのやり取りを周囲の客が微笑ましそうに眺めていた。
 スプーンを先に取ったのは美琴だった。イチゴを一切れ掬うと喉を低く鳴らして突きだした。その切れ口が、見たこともない美琴のあそこに見えてしまい、上条は勃起してしまった。
「ほら。早くしなさいってば」
「……照れてる美琴たん萌えー」
「ご、ごちゃごちゃ言ってないでさっさと食べ――あっ」
 腹が小さいスプーンだから長い時間つりあいを保つのが難しく、声を出した拍子に零してしまった。
 落ちたイチゴを拾って食べた。おいしいけれども、かえって万全の味が惜しまれた。
「今度は俺の番だな。あーん」

237 :
「あ、あーん」
「顔、真っピンク色だぞ」
「う、うっさいわねっ。ええい、貸しなさい。私が食べさせてあげるんだから!!」
 思わず、まだ残っているフルーツと生クリームとが絶妙に絡みあった味に思いを馳せてしまう。最後まで飽きさせないよくできた構造になっていた。スプーンに残る微熱が全身を痺れさせてくれる。
「次は私の番! ふふ、なんかこれ嵌っちゃったかも」
「ダーメだ。まだ俺の番が終わってねえ」
「ふふ、ケチ」
 クリームの部分を掬い上げ、それを美琴に差しだした。美琴の舌が感じるであろう味が伝わってくるようで唾液が必要以上に分泌される。
 しかしそのクリームのなかで――何かが蠢いていた。桃色のクリームのなかから徐々に姿を現す黒いなにか……なんと子蜘蛛だった。
 上条は目を疑う程度だったが、いままさに食べようとしていた美琴の衝撃はおおきく、驚きのあまりスプーンを振り払ってしまった。
「どうかなさいました?」
「えーと……く、蜘蛛が入ってたみたいなんですけど」
「蜘蛛がですか? 大変申し訳ございませんッ、ただいま店長に掛けあって参りますのでっ」
 すぐさま店長がやってきた。
「このたびは大変申し訳ございませんでした。もちろんお代は結構です。お口直しと言っては失礼かもございませんが、ヨーグルトのタルトなどはいかがでしょう?」
 その真摯な態度に感動さえしつつ、微妙な物言いに違和感があった。
「何かあったんですか?」
 経営難から仕入先を変えたこと、その仕入先がまだ開業したてだったことを説明された。
 気弱そうな人柄を見ていると事情が事情なだけに同情を禁じえなかった。
 とはいっても食べ物に生き物が混入してしまうというのはさすがにどうなのか。
「結構です。私たち、このあと用事がありますので」
 冷たい声で美琴は言い切った。気を害しても仕方がないだろう。
 さっきまでおいしく食べていたパフェもこうなっては吐き戻してしまいたいほど受けつけない。
 そのあと娯楽施設や洋服店に行ってはみてもあの動揺が収まらず、何をやっても不要な気を遣っている自分が恨めしかった。
 ふと美琴を見ると携帯と向き合っていた。なんだか引け目と嫉妬を混ぜたような複雑な心境になってくる。
「もしかしてなんかあるのか?」
「え!? あーいや、そういうのじゃ、ないわよ」
「帰った方がいいんじゃないか? 今日はもうこんな時間だし、この続きはまた後日ってことにしようぜ」
「あ……うん……そうね、そうよね……」
 手を繋いでいると安心できた。
「ここでいいわよ。次のまで二〇分くらいあるみたいだから」
「明日は?」
「うーん、どうだろう……大丈夫そうだったら連絡するわ」
「そうか。じゃ、色良い返事を期待してんぞ」
 つまるところ、今日はもっともらしい理由をつけてさっさと帰ってしまいたかった。
 街灯には蜘蛛の巣が張られていて、弱り切った蝶々が今まさに食されようとしている。
 雨が再び、降り始めていた。

238 :
 もう何分、携帯電話を凝視しているだろう? 美琴が見ていたのはただ一通の写真だった。
 暴れる美琴の衣服を男たちが破いているところ――。
 その後美琴が何をされたか想像に難くない写真だった。
 ここ一週間、まいにち呼び出されている。
 『子作り』と称される乱交の集まりだった。美琴と同じ境遇の者が夜を日に継ぎ慰みものにされている。
 用心のためか場所は日によって異なり、案内人と合流してから赴くことになっていた。
 表通りだった。上条との罰ゲームの待ち合わせをしたこともある。時の流れというものはけだし落花流水だ。あのときも確か、美琴は待たされている側だった。違うのは街並みが街灯で照らされているのと、そして――
「悪い悪い、待ったか?」
 あの頃の思い出が蘇る。しかしこの声は紛れもない現実だった。どういうわけか、目の前にいる男は上条当麻その人だった。
「え? あれ? アンタ――」
「どうかしたのか? 御坂」
「どうしたって、なんでアンタがここにいんのよ?」
「なんでってお前から呼びだしたんだろうが。さ、さっさと行こうぜ」
 強引に引っ張られる。何が何だかさっぱりだった。
 しばらく歩いているうちにふとこんな考えが頭をよぎった。
 やっぱり夢のなかだから意味がわからないことが起こるのだと。
 この手に感じる温もりも、肌に感じる夜風も、耳を劈く騒音も、実にリアルに感じられるけれども、全ては幻、夢なのだと。
 けれどもそうなるといったいどこからが夢なのか、今度は線引きができなくなってしまった。ついあの夜が始まりでそれ以前は現実だと思いがちだが――果たして本当にそうだろうか?
「えーと、確かこの辺りだったような。ああ、ここだここ」
「ここって?」
 その灰色の行進が止まった場所は光の当たらぬ路地裏だった。
 改めて見てみると路地裏というのはたいそう不気味なところだった。
 店中の空気を入れ替える換気扇、廃棄物をまとめるゴミ箱、行く宛もなくなった自転車。
 現実と夢とを分かつ・色の境界線。悪意を育む場所だった。睨み合うべき場所だった。
 そしてこここそは――
「一週間前、お前と別れたところだよ」
「……」
「行くぞ」
「待ちなさいよ。私はアンタに連絡なんてしてない! いい加減、答えてよ……」
 それさえも答えず上条はゆっくりと路地裏に足を踏み入れる。まるで古びた時計の振り子だった。温かったはず手は北風のよう冷めていて、美琴は今にも泣きだしてしまいそうだった。
 表通りは時の流れを戻して雑音で溢れかえる。
 二人が今いるのは隔離された場所なのだ。
 白い扉を開け放つ。ぐいぐいと進み、やがて――あの場所だ。
 上条は手を離して床を見下げた。その目はまるで、恋人の墓前に立つ悲劇の男だった。
 そんなところ、見ないで――。
 ずっとそこを見つめられていると不安になった。自分が自分でなくなるようだった。そっと手を伸ばすと乱暴なくらいに受け入れてくれた。上条の手のなかにいる自分は御坂美琴ではない別のなにかだった。

239 :
「御坂」
「うん」
「助けてやれなくて、ごめん」
「うん」
「ごめん、ほんと、ごめん……」
「いいのよ、もう……終わったこと、なんだから、ね?」
 急に、抱きしめられた。初めての胸のなかは、本当に温かくて、男らしかった。
 滅茶苦茶に泣きじゃくる上条を、美琴は聖母の如く抱きかえした。
 どうして、こんなことになっちゃったんだろう。
 私が御坂美琴だったから? 私が超電磁砲だったから? 私が幸せだったから?
 自分が幸せになるのを恐れてしまう上条の、そんな心が今ならわかる。この胸がそう教えてくれるから。この鼓動が現実を指し示してくれるから。
 自然と、唇が重なる。
「いいの? 私……」
「そんなもん関係あるかよ。俺は、御坂が好きだ」
「私も、世界で一番、アンタが好き――」
 だから、と、か細く言った。
「私に、セックスして……」
 ………………
 …………
 ……
 目が覚めると自分のなかに力強い上条の存在があった。
 今の美琴には肌寒さはなかった。上条の体温だけがあった。
「やることやったら今日は一日遊ぼうぜ」
「学校は?」
「行くつもりなのかよ」
 苦笑いで言われた。
「いつもはお前が教える側だったけど今日はこの上条さんがグレ方ってやつを教えてやろう」
 しかしそれから三日間、美琴は入院することとなった。
 退院の日、二人は一日物見遊山に興じることにした。
「体の方は大丈夫か?」
「どうってことないわよ。私を誰だと思ってるの?」
 いつも通りの勝気な振る舞いが、上条にはかえって痛かった。今日は一日安静にしていた方が懸命だろう。
「本当に大丈夫だっつの。アンタの過保護もここまでくると病気よ?」
「いいから今日は大人しくしてろよ? 白井の奴に顔見せてやれ」
 か弱い返事だった。
「ねえ。本当に私で、いいの……?」
「あん? なんだよ」
「だって……私……」
 美琴は、弱々しくお腹に手を当てた。
 華のような表情が萎れるように、陰る。
 長大息をつきながらその頭を撫でてやった。
「良いも悪いも、お前を逃したら俺の婚期が伸びるだろう」
「馬鹿っ」
 小さな声でありがとうとも、美琴は言った。
 午前中だったから白井の姿はまだなかった。たった四日間のことなのにずいぶん懐かしく感じる。
 しかしその夜も美琴は呼び出しをされた。どこで知ったのか入院の期間のみお咎めなしだったものの、堰を切ったように男たちはのしかかってきた。

240 :
 薔薇の情愛深い赤色に、桜の花びらを散らせたブラジャーの上から、その胸をそっと揉む。
 甘い香りを胸いっぱいに吸い込み、今はもうない桜吹雪を愛でるは夏の戯れだろう。
 着衣を乱してゆく美琴の艶姿が愛しすぎ、頭の血管がズキズキと疼く。
 この美琴の胎内に初めて射精した男が俺じゃない――。
 美琴はどんな風に喘いだのか。叫んだのか。犯されたのか。
 そして顔も名前もわからない男はどんな風に犯したのか。感じたのか。妊娠させたのか。
 底なし沼に消えた美琴の処女を追い求め、放蕩の限りを尽くしていた。
 月夜に彩られた白い肌と赤い下着。
 乳や膣をあらわにされ、目を背けて赤面する顔……
 このあられもない姿を、一度は他の色に染められた御坂美琴の子宮を、快楽と精液で溺れさせたい。
 それだけでも達してしまいそうな艶かしい愛撫で竿をこすられる。触れるか触れないかの力なのにおそろしく気持ちよかった。そのまま秘所に充てがわされ、肉と肉とがなまなましく交わる。
「――来て。当麻の赤ちゃんだったら、いいよ……」
 上条のなかの何かが、弾けた。
 目が覚めれば深夜、繋がったままの美琴を力強く抱いていた。亀頭の余熱が同じ夢をともに見ていたような一体感を感じさせる。
 うなじの甘い香りが漂ってくる。腕のなかで寝息を立てているこの存在が世界で一番、大切で愛しかった。
 汗で吸いついている乱れ髪を整える。暗闇の中でも異彩を放っていた。白く輝くこめかみがこの世のものとは思えぬほどに美しい。
 少し視野を広げればその白は下の方までずっと続き、ぼうっと光を滲ませて、視界に入るたびやわらかみとみずみずしさを訴えた。
 この柔肌に触れていると思ってしまう。この血の通った存在をずっとずっと抱き締めていたいと。若気の至りと言われても今すぐにでも籍を入れてほしい、と。赤ん坊をあいだに甘えてくる妻が春の陽射しのように温かい。
「うッ、美琴っっ……美琴っ……愛してるっ……愛してるっ」
 何もかもが美琴のなかに吸い込まれてゆく。再び究極の快楽が亀頭に宿り、上条を陶酔してやまなかった。
 美琴の寝顔が愛おしい。美琴の体温が愛おしい。美琴の匂いが愛おしい。美琴の愛が愛おしい。美琴の質量が――狂おしい。
 拙い腰使いで女体を貪るその姿は快を覚えてしまった猿だった。
 ………………
 …………
 ……
 いまさらながら、裸で寝るというのは夜の静かな空気に肌が触れ、新鮮だった。
 劣情を駆り立てた赤色のブラジャーが、再び眠りにつこうとする今、深海の底のようなこの空間には似つかわしくなかった。
 深く暗い――危険な色。体も心もともにできたはずなのに、再びの夢は、血を滲ませた美琴が海の底へ消えてゆくというものだった。

241 :
美琴NTRもんでした
原作あんまり読んでないから一人称違ってたらスマンね
美琴かわいいよ美琴

242 :
第一章が抜けてたww
とある初だから間違ってたらこええ
続編は反応しだい

243 :
・・・うん。とりあえず、「原作あんまり読んでない」「とある初」とか
言い訳するのはカッコ悪いからやめてね

244 :
スンマソン(´・ω・`)
上条の一人称オレだったかな?

245 :
>>241
>>1より
ただし、特殊だったりや好みが分かれたりするシチュは投下前に警告しましょう(例 百合や調教、鬼畜や陵辱物など)
投下前な。
後、掲示板形式で構ってちゃんは嫌われますよ。
投下したら作者としては必要最小限の発言にした方が好ましいです。(これはマナーの範囲なので絶対ではありませんが)

あなたは渋か個人サイトの方が良いと思いますよ。

246 :
こんなやつはどこのスレにも湧くな

247 :
NTR厨ってこんなんばっかだよな

248 :
NTR自体はいいけど、ビリビリしなかったのかな

249 :
電撃で撃退されて終わりやん、という疑問を完全スルーですか
適当にごまかされるよりはマシかもしれないが

250 :
誰も突っ込まないから言うけど
これNTRじゃなくね?

251 :
最近のNTRは自らの意志で男のところに行ったくらいだからまあ範疇だろう
やたら不評だけど文うまいしエロイしこれからお世話になっちゃうかも

252 :
ジャンル的に苦手なので流し読みしちゃったけど文章は上手いと思う
ただしっかり注意書きは書かんとこういう面倒くさいことになるんやで…

253 :
抜ければいいのさ抜ければ

254 :
こんなんで抜けるかゴルぁ((((;゚Д゚)))))))

255 :
でも読んじゃう不思議

256 :
抜けもしなかったし、勃ちもしなかったし、読めもしなかった・・・・・・
これは多分俺が真性の童貞だからなのだろう。理解できないんだ、すまん

257 :
なんとなく不思議とした感じのSSだった。

258 :
>>254
日本語勉強しろ

259 :
現在氾濫している薄い本における食蜂操祈のキャラ付け
Aタイプ .超ビッチ。SEX大好きでちんこならキモ面ブサ面問わずなんでも咥え込む淫乱女
      
Bタイプ 超腹黒。能力を悪用して超電磁砲女キャラをとことん凌辱させて楽しむ悪女
Cタイプ 超純情。基本S気質なのに攻め返されるのに慣れてなく受けに回ると果てしなく甘々
Dタイプ 百合。能力の件もあって男性不信になり、女性ハーレムを築こうとするレズの女王

何で二次作家によってこんなに異常にキャラが違うんだよと

260 :
そりゃ絵だけ書いて楽しむ人は見た目よければ全て良しだしな

261 :
食蜂本ってそんなのあるの?アニメ効果か
麦野さんも増えたのかな、画像とかも色々探したけど少なすぎる

262 :
麦野及びアイテム本は殆ど無い・・・
現在とある本新刊の8割以上がみさきち本という超ブーム旋風が巻き起こっている

263 :
見たところみさきち本は多くても30くらいしかないように思うが…
せいぜい4割くらいじゃね?

264 :
食蜂本最高だったわ

265 :
>>264
題名は?

266 :
ラブ♥ど〜じん

267 :
>>176-188の続きを2ちゃんねる規制のため、別の板へ投稿しました。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376365827/
続きは9レス目からになります。

268 :
>>265
D.L. action78
モロ俺が求めていた物。
作者様には感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました。

269 :
>>268
それ77と前後編みたいな形になってる(もちろん単体でも楽しめるが)
デジラバはこういう構成が多い。なかじまゆかはストーリー構成とエロの魅せ方が
巧いから相当数のファンがついてていつも売り上げ上位だよ

270 :
食上琴本は普通の食蜂本・美琴本・上琴本に比べて捌けが悪かった印象だがなー
いざ買ってみても中身が全部カラオケ対決みたいので笑ってしまった

271 :
>>270
>全部カラオケ対決
楽しそうやん

272 :
まあ美琴とみさきち戦わすにはカラオケが妥当点になるわなw

273 :
だが待ってほしい
美琴とみさきちがカラオケ対決したら、
ハッキングで満点にする美琴VS全力で満点だったと誤認させるみさきち、
のチート対決になるのでは?

274 :
>満点だったと誤認させる
美琴に効かないから……

275 :
お互い95点以上しか出ないガチ対決の可能性は…無いのか?

276 :
上条さんを審査員にすれば万事解決

277 :
上条さんに音楽の良し悪しを理屈で説明できる感性はない
無ければ、結局どっちが良かったかを主観で決めるしかないわけで
結局最終的にはどっちを選ぶかのド修羅場に直面するだけなのだ

278 :
アリサ「よしきた」

279 :
>>277 上条さんらしくていいじゃないか(ゲス顔)

280 :
アリサの当麻くん呼びが可愛かった

281 :
インデックスだけの特権にして欲しかったのに

282 :
上条さんの事を下で呼ぶのは両親、インデックス、アリサくらいか
他のキャラはフルネームや苗字やあだ名呼びだし

283 :
>>277
青ピ「とりあえずカミやんは爆発すべきだと思うんよ。」
土御門「右に同じだにゃー。」

284 :
レディリーに救いはないんだろうか

285 :
エロパロ的には、生きることの素晴らしさを
主に上の口でなく下の口で説教してあげればいいんだ

286 :
>>285 そっち方面で生きることの素晴らしさを知っていればあんな悲惨な結末にはならなかったかもしれないな

287 :
あのサイズで無限再生するなら痛いだけだったり
子供とか出来てたらもっと悲惨だわな みんな先に逝く

288 :
青ピは関西弁じゃね

289 :
>>287 なんというか難しい問題ですね。それと避妊具は必須ということみたいですね。

290 :
【とある科学の超電磁砲】フレンダは大能力者(レベル4)と判明
http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-18095.html
フレンダって能力者だったんだ。
なんなの、無能力者ってドヤ顔してた一部禁書信者って?

291 :
>>290 雑談スレにレッツゴー!

292 :
>>285 >>289 レディリーに下の口で説教するためにコンドームを懐に入れてエンデュミオンに向かう上条さんってどうなのかなあ?

293 :
まずインデックスさんと神裂さんに先にされますな

294 :
レディリーは不身→傷は再生する→破っても元に戻る→あっ(察し

295 :
>>294 なんということでしょう・・・orz

296 :
そ、そうだ!レディリーは攻めに回ればいいんびゃないかな!(必)

297 :
たしかにレディリーはドSだよね

298 :
今脳内に浮かんだレディリーのイメージがまんまバードウェイになってしまったんだが

299 :
>>296 相手はシャットアウラかな

300 :
>>293 インデックスと神裂さんにボロボロにされた上条さんがそのままシャットアウラを説得している様子を想像したら不覚にも吹いてしまった

301 :
ちなみにだけどここってとある系以外でも鎌池作品ならいいんですよね?

302 :
>>301
簡単なアンケートですか?

303 :
みさきちが上条さんにベタ惚れがほぼ確定した件について。これはマジで元カノ説あるかね

304 :
どこで確定したのー?

305 :
>>304
デレてたよねぇ

306 :
新訳七巻とかみると絶対にみさきちは以前から当麻と交流あるよな。

307 :
原作超電磁砲の最新話でデレデレだったらしい
新約禁書でも上条さんをかなり信頼してたし、過去に何かあったのは間違いないかと

308 :
三木「はいむらさん!!」
はいむら「どうしたの三木さん、そんなに慌てて?」
三木「とある作品の大総選挙のことなんですが・・・」
はいむら「ああ、あの1位になったキャラで私がメッセージカード書くっていうあれね。どうせまた美琴が独走するんでしょW」
三木「火野です」
はいむら「え?」
三木「現在1位は火野神作です」
はいむら「・・・・・・は?」
かまちー「なにそれウケるWWW」

309 :
すまん、つけたすの忘れた。俺はこの状況を嘆いている。なんで上条さんが15位やねん

310 :
これならゲコ太が1位の方がマシだなw
みさきち11位だったなー頑張れ

311 :
そうだ!このスレの住人総出で人気投票に突撃しないか!

312 :
まあツールがあれば少人数でもいいところ行けるかも

313 :
すこし小ネタ思いついたので1レスもらいます

314 :
忍「もう限界だ・・・」コホー
縁「忍、ちょっと落ち着きなさい」
忍「毎夜毎夜、人様の布団に潜り込みやがって」コホー
縁「忍、残念だけど私にそんな気はないわ」
忍「そんなこと分かってるよ!お前が俺に向ける想いが弟に向けるようなものだってことくらい、俺もそう思ってた。でも、もう限界だ。お前は思春期男子の性欲をなめた」コホー
サキュバス「おやおや、これは大変なことになってますね」
縁「サキュバス・・・。あんた、忍になにしたの・・・」
サキュバス「私はなにも。ただ、前にご主人様のお腹を刺してしまったお詫びにちょっと元気になる薬を差し上げただけです」
縁「それただの媚薬でしょ!?」
忍「うがー!!」コホー!
縁「待ちなさい忍!ホント洒落にならないから!!」
雪女「・・・・・・なにしてるんですか?」ゴゴゴゴゴゴッッ!!
猫又「修羅場だね・・・」

315 :
http://i.imgur.com/CyBouIL.jpg
みさきち最高や!!
上条さん幸せにしたってや!!

316 :
>>315
恋する乙女やん

317 :
禁書意外にもSS書きたいけど小ネタしか思いつかないし、需要の前に知名度ないし
ここ見ている人で何人いるよ、禁書意外読んでるやつ

318 :
とある以外ならヘヴィーオブジェクト、ヴァルトラウテ、インテリビレッジ、アンケート、モニターだけよんでる、

319 :
人鬼除けば全部じゃないですかー

320 :
>>317
Gカップの巨乳に埋もれる少年のSSをお願いしますわ

321 :
オホホのことか?でもあれ3D・・・

322 :
美琴も黒子の相手が面倒なら、クリに電流を流して行かせて気絶させればいいのにw

323 :
一方通行って妹達の演算代理がなきゃ立つこともままならないんだろ?だとしたらそのうち妹達に演算代理ボッシュートされて輪姦されてもおかしくない気がする

324 :
発想が気持ち悪い

325 :
妹達がそんな陰険な真似するわけないだろ
普通に不快

326 :
と思ったがここエロパロか
ならいいや

327 :
まず、自分の好きなキャラクターを頭の中に思い浮かべてみて下さい
…浮かべましたか?

では次にそのキャラの性別を反転させた新キャラを作ってみてください
出来上がったキャラの事がまだ好きなら
貴方の愛は人間的なものです
もしも受け入れられ無いのならば、貴方の愛は性的なものです

インデックスが男の子だとしたら……  エロパロ的には性的が普通だし!(逆ギレ)

328 :
つまり上嬢さんでも愛せる俺の愛は人間的なのか

329 :
出来上がったキャラが性的に好きな俺はどうしたら…

330 :
なんか小生意気な男の子ばかりか、パンツ見たくない兄貴ばかりになりそう

331 :
逆に考えるんだ。男キャラを反転させれば良いんだと考えるんだ。
血の繋がらない弟が好きで好きで堪らない凄腕スパイ土御門春子(仮)さんとかすごく萌えないか?

332 :
性別が変わったらその時点で経歴も思考も変化し少なからず別人になる筈だから性別が変わったキャラは愛の対象ではない
こういう理由で愛せない場合はどうなんだよ

333 :
木原数多って女性化したらどうなるんだろうか?

334 :
>>333
ファンが居なくてあまったんじゃないかな

335 :
>>334 誰が上手いこと言えとwww

336 :
>>334 女性化すればもっと引くてあまたになるかもよ?

337 :
>>331 浜面仕上子(仮)も萌えると思うぞ!

338 :
では仮に黒子が男になったとしたら…あんま変わらん気がするなw

339 :
>>338見て思いついたが、海原が女性化したら黒子のライバルになるんじゃね?

340 :
変態同士で意気投合してしまうかも知れんぞ?

341 :
結締が性転換したら、一方通行の理解者になれそうな気がするな

342 :
もういっそ、百合子が第一巻で当麻の家のベランダに引っかかってればええんじゃ。

343 :
どうして一方通行女性化論はよく出てくるのに、なんでていとくん女性化論は出てこないんだ?

344 :
女性化した可愛いていとくんがイメージできないんじゃないかな
ステイルだけを女性にしたら1巻が楽しそう

345 :
>>344 ていとくん女性化は未元物質とかで一番自然にできそうなのにね。

346 :
>>344 ステイル女性化には賛成。なんつーか残念な美人になりそうな気がするな。

347 :
女性化ステイルって母性が強そうなイメージがあるんだよなあ。

348 :
>>346 連動して小萌先生には合法ショタになってもらってもいいかも。

349 :
関係ないがインデックスのエロ媒体が少なすぎて、性的に好きなキャラなのにインデックスを使えるチャンスがない。
それに比べて食蜂さんときたらもう

350 :
>>349 よし、考えてみよう

351 :
王子様大好きなお嬢様が、ふと王子様の家を拝見したら見知らぬ女の子が親しげにいるわけじゃん
そりゃあもう、ぶちきれるわけよ
あとは心理掌握してさ、わかるだろ?

352 :
恋する操祈は切なくて王子様を思うとすぐ洗脳しちゃうの

353 :
>>351 むしろ心理掌握に頼らずに奪い返すのがロマンだろ?

354 :
それだったら食蜂さんが主役になるじゃないですか やだー

355 :
>>353 美琴に挑発されて、心理掌握を使わずに上条さんをものにしようとする食蜂さんとかいいと思うけどなあ。

356 :
>>348 子萌のアパートが危険地帯と化すな(結標的な意味で)

357 :
>>337 セクハラされまくりだと思うな。

358 :
>>345 未元物質で肉体再生するときにうっかり女性の体を構築してしまったていとくんってよくないか?

359 :
うっかり……どじっ娘万歳
女の子になりたくて……それはそれでベネ
誰かの策略……涙目でくってかかる美少女って素敵やん?

360 :
最新作で妊婦幼女だと……マニアック過ぎる!!
そしてオティヌスがエロすぎる(服装的な意味で

361 :
上条さんが触ったら全裸になるんだろうな…
http://iup.2ch-library.com/i/i1002382-1379000997.jpg

362 :
この状態でもほとんど全裸だろ……

363 :
いくらなんでも服の局部のデザインおかしいやろ

364 :
やっぱりレベルの高い魔術師ほど露出度って上がるもんなのかなあ?

365 :
そうか、だからステイルは…

366 :
ステイル14歳も
パンツ一丁になれば…

367 :
むしろ必要悪の教会なら破ければ破けるほど纏うものを強くする服ぐらい用意してそうな気がする。

368 :
>>366 それじゃあ強くなれても全身に火傷しちゃう・・・

369 :
>>323 打ち止めが代理演算ストップした上で一方通行に夜這いをかけるってシチュならいけるのでは?

370 :
>>369
それはとてもいいシチュだな
打ち止めちゃん逆夜這いとか幼女最高やん
はよ誰か書いてたもれ

371 :
そういう発想は昔からあったしそこそこ書かかれてたはず

372 :
>>371
マジか
俺が見逃してただけだな
漁るか

373 :
>>369 一方通行との間に既成事実を作ろうと奮闘する打ち止めってなんかいいよな。

374 :
滝壺が悪い奴らに捕まって、輪姦されそうになったら
浜面がヒーローみたく現れて救ってくれるかな?
その前に麦野か、その他メンバーが来て解決する図しか見えないが。

375 :
>>374
滝壺を助けるために浜面が悪者と戦う

浜面がされそうになる

アックアさん「惚れた男のピンチに駆けつけるのは当然である」

アー!!
だろ

376 :
浜面はアイテムに逆レイプされる図がよく似合う

377 :
いつまで雑談スレなんだよここ
もう本スレでやれよ

378 :
アイテムってなんだかんだでメンバーに人間味があって好感が持てんだよな。

379 :
じゃあ>>380×>>381で何か書くからネタ振りよろしく

380 :
アックア

381 :
ヴィリアン

382 :
>>381をキャーリサにしても可

383 :
一方座標キボンヌ

384 :
にしてもアックアっていつからホモになったん?

385 :
>>367の霊装を破きながら戦うアックアさんという電波を受信してしまった件について。

386 :
>>385 むしろレッサーが霊装の実演と称して上条の目の前で破く方がいいな

387 :
>>367 しかしそのうち本当に同じようなのが本編で登場しそうで怖いな

388 :
つまんねー流れ

389 :
そうかねえ?

390 :
禁書・超電磁砲SS雑談スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1378484094/

391 :
心理定規は風俗店みたいなとこで働いてるが経験なしでカウンセリングみたいなのやってんだよな ヤラセテクレナイかのじょに下世話な妄想抱いた男とかヤラナクテイイ彼女に先輩女がいたぶられるとかみてみたいな

392 :
お前が書け

393 :
食蜂「御坂さぁん、コレ見て欲しいんだゾ☆」
美琴「?DVD?何で私がこんなもん見なきゃいけないのよ?」
唐突に目の前に現れ、珍しく取り巻きを連れない食蜂操祈が御坂美琴に声をかける。
差し出されたのは2枚のとある記録媒体。
『外』では広く流通しているが、科学の最先端を突っ走る学園都市では半ば骨董品と化しつつある一品である。
確執……とまでは行かないが決して友好的では無い、とある人物を巡っては公私にわたって宿敵とも言える。
そんな微妙な関係性である目の前の人物に御坂は怪訝な眼差しを送る。
美琴「まさか見ると洗脳されるとか言うんじゃないでしょうね?」
食蜂「グスン……悲しいわぁ、折角、御坂さんの為に持ってきたのに、幾らなんでも酷いんだゾ☆」
その白々しい態度に舌打ちし、次いで声を張上げたくなるが、校内という事を思い出しぐっとその衝動を抑える。
美琴「……で?結局、何なのコレ?」
食蜂はウソ泣きを止め、怒りを堪える御坂を一瞥すると、嬉しそうに近づき耳元でそっと囁く。
人を喰った様な態度に逐一腹立たしさを覚えるものの『レベル5の中では』常識的である事を自覚する御坂は更に耐える。
食蜂「ふふ、怒っちゃイヤなんだゾ☆見てもらえば分かるわぁ、だけど、白井さんや他の人には見せない方が良いんだゾ☆」
美琴「……要らないわ、ロクでも無さそうだし、何よりアンタがくれるもんなんて信用出来ない」
近付いた食蜂に触れず、不快な表情を隠す事も無く、御坂はニ歩ほど下がる。
食蜂はその態度に一瞬目を細めるが、表面上は気にしたそぶりも無く、思いがけない一言を放った。
続けて良いですか?一部NTR、ヤンデレ、百合ですが、Happy endになる予定です。

394 :
おk

395 :
全然ストック無いんで書き貯めてきますね、一応タイトルだけ
『とある食蜂の御坂調教SM』

396 :
書くんならちゃんと書いてからにしろ馬鹿
オマエみたいな中途半端な誘い受け野郎が一番嫌われるんだよボケ

397 :
>>396
それお前しか思ってなくね?

398 :
2chスレによくいる馬鹿なDQN書き手の特徴
・台本形式で地の文を全く書かない
・むやみにキャラの口調を真似し誇張しすぎて語尾を頻発してくるため流れがかえって不自然になる
・全く原作を読み込まず表面しかなぞってないために台詞回しも行動パターンも全てが薄っぺらい
・スレの嗜好も空気も読まず自分だけの嗜好を全面に押し出してドン引きされてることにも気づかない
・一流の作家気取りでワザと途中まで投下し、スレ住人の反応を伺いながら小出しにしようと目論む
・自演を繰り返しながら「需要がある」と思わせようとする

399 :
問題ないし、需要はある
投下は待ってるからよろしく

400 :
まあ、言いたいことは両方分かるから、
切りの良いところまで書き上げてから来る(+要前書き)か、じゃなければ速報とか適切な場所でやるべきかと

401 :
オティヌスって今中に出したら避妊失敗率100%で絶対妊娠するんだよね

402 :
>>401
禁書・超電磁砲SS雑談スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1378484094/

403 :
>>401
腹ボテロリ痴女……

404 :
>>403
それにドSも付きそう。

405 :
オティヌスのようなドS幼女を屈服させながら孕ませて涙目にする……興奮するな。

406 :
>>405 バードウェイにも同じ事がいえるな

407 :
投下します。
内容は一人で街にいるインデックスが、小学生の超能力者の少年二人に騙され能力を使われて快楽責めされるものです。
陵辱・NTR・鬱要素を含みますが、苦痛などの描写はありません。
前編は愛撫と本番がメインになってるもので、後半に続きます。

408 :
【抗えぬ快感】寂しがりやのインデックス
「とうまが、また外国にいっちゃったんだよ」
「学校はお休みだから別にいいんですけれど、上条ちゃんはいつもどこかに行ってますねー」
とある昼下がり、ボロアパートの部屋でインデックスが小萌へと愚痴っていた。
例によって上条は事件絡みで海外へ行ってしまい、留守番になってしまったのだ。
「そう。いっつもなの。作り置きしてくれてたご飯も無くなっちゃうかも」
薄汚れた畳に座っているインデックスがぷりぷりと頬を膨らませる。
「……先生は上条ちゃんのお家で、シスターちゃんが何しているかのほうが気になりますねー」
「んーとね、テレビ見たり、ご飯食べたり、漫画を読んだり、スフィンクスと遊んだりしてるんだよ」
「そうなんですねー……」
公然の秘密とでも言おうか。
男子の住む学生寮に生徒外の、しかも外人銀髪碧眼少女が暮らしてるっぽい言動に、暑くもないのに小萌の額から一筋の汗が流れた。
「たまにまいかも来てご飯作ってくれたり遊んだりしてるんだけど、メイドさんの学校で忙しいのかも」
「なるほどー、ではシスターちゃんが今日来たのはどうしてでしょうかー」
「暇だからきたのかも」
「……頼もしいほど素直で先生感心しちゃいます。けれど今日は学校に行かないといけないんですー」
「休みじゃないの?」
「教職は生徒が休みの時こそ、忙しいものなのです。今日は午後からなので楽なほうなんですけどねー」
「そうなんだ……」
インデックスは顔を伏せた。
実の所、姫神や風斬とも会えなくて街をうろついていた最中なのだ。
携帯を持ってはいるがインデックスは上手く使えないし、番号の交換もしていない。
「本当にすみませんねシスターちゃん。今度お詫びにお食事にでも行きましょう」
「うん……またね。こもえ」
お別れしてインデックスはアパートから退出する。
小萌は、食事の誘いでもテンションが低いインデックスの様子に少しだけ疑問を覚えたが、仕事もあり深くは考えなかった。

「むー。とうまは五日もいないし、誰も遊んでくれないし……」
家にただいるだけなのもつまらないし、テレビを見るのもいい加減飽きる。
スフィンクスも退屈なのか、寝ている事が多くて連れてきていない。
「今日もとうまに会えないのかなあ……」
不満を上条のせいにしてはいけないのはわかっている。
上条が誰かを助けるために国外へ旅立っているのを、他ならぬインデックスが一番知っている。
それでも置いて行かれるのは寂しくて、ままならない思いがあった。
溜息をつき、明るい日差しとは裏腹に重い足取りで歩くインデックスはいつしか第六学区につく。
娯楽施設が多い六区は、多数の店が構えられていて、人通りが賑やかだ。
誰も彼も二人以上のグループで歩いているか、インデックスとは違い目的が決まっているのか、足取りが早い。
インデックスも歩き回るもののピンとこなかった。
お小遣いも多少はあるが精々買い食いできる程度の金額で、たいした買い物はできなかったりするし
なにより一人でうろついても、楽しいものではないからだ。

409 :
「……そうだ。図書館に行くんだよ」
学園都市というだけあって、そういった公共施設は学区の何処ででも事欠かない。
本を読むのが大好きなインデックスにとっては、これ以上ない娯楽施設であったろう。
難点は学生である上条がいないと本を借りる事が出来ないところだが、少なくとも夕方までは楽しめる。
『あ……』
そう考えたインデックスがくるりと振り向いた。そこに二人の少年がいた。
目を引くのは二人共が同じ容姿をしている事だ。
幼く整った二つの顔が、突然に振り向いたインデックスを見つめ驚いている。
「……双子の女の子?」
『違うよ!』
呟きを否定する二人は148cmのインデックスよりも幾分か小さな背丈で細い。
よく見ると男の子なのだが中性的で整った容姿は、ボーイッシュな女の子のようだ。
一人は黒髪をナチュラルにふわりと遊ばせていて、もう一人は薄く染めた茶髪を肩の位置まで長く伸ばしている。
髪や服装以外はそっくりで、二人が双子であるというのが容易に想像できた。
「勘違いしちゃうかも」
「ねーねー」
「ちょっとまってよ」
インデックスが呟き通り過ぎようとすると、引き止められる。
「なにかな?」
するとあまり興味なさげなインデックスの様子に少年達は少しひるんだようだった。
可愛らしい容姿のためか、女の子に話しかけて無碍にされた経験があまりないらしい。
生憎インデックスは図書館のほうへと関心があった。
『お姉ちゃん、一緒に遊ぼ!』
「んー?」
動揺に負けじと二人は、予め決めていたらしい言葉を放つ。
自身への呼称に、インデックスは疑問符を浮かべた。

「一緒に遊ぶつもりだった奴がさー、彼女できたとかで遊べなくてさー」
「暇してたら、お姉ちゃんが歩いてたから、遊べないかなって」
「ふーん」
少年達の努力により、一応は話を聞いているインデックスは生返事を返す。
図書館に行こうと決めたので、そちらに意識が割かれているのだ。
それでも話を聞いていると彼らは小学生の高学年らしい。
少年らから、インデックスが聞き慣れていない単語がちらほら放たれる。
服のブランドとか、人気があるお店だとか、学園都市に何ヶ月も在住しているが、そのどれもが縁のないものだ。
「ねーお姉ちゃん、僕思ったんだけどさー、もしかしてナンパされてるって気付いてないー?」
「ふぇ!?」
茶髪のほうの聞き慣れていない所ではない問いに、変な声を上げてしまう。
「あーやっぱりー」
「お姉ちゃん天然って奴?」
「え、だって、君達小学生だし……」

410 :
インデックスはナンパの意味ぐらいは知ってはいるが、それが自分を対象とする可能性と
小学生がそれを行う発想には及ばなかったようだった。
「さっき彼女ができた奴がいるって、言ったっしょ。それぐらい当たり前だよ」
やれやれとばかりに黒髪のほうが首を振る。
「どうしても忙しいならしょうがないけどさー。お姉ちゃんと遊びたいなー。
 ナンパって初めてなんでしょ? 遊ぶだけだから記念だと思ってさーお願いー!」
茶髪の少年が、頭の上で両手を合わせて頼み込んできた。
軽薄でひょうきんな拝み方だが、そうまでされると悪い気分になってくる。
忙しくもないし、暇だから
「…………別にいいかも」
『やったー!』
そう答えて、大げさに喜んでくれると、それは少しだけ嬉しい気分だったかもしれない。

「お姉ちゃん可愛いのに、今までナンパされてないの不思議だねー」
「か、可愛……!」
連れられて通りを歩いていると、茶髪の少年がさらりと呟く。
異性から言われた覚えのない言葉にインデックスは動揺して少しだけ顔を赤らめた。
「空柾(うろまさ)、お姉ちゃんの格好見てりゃわかるだろ。シスターだから……うーん、ナンパされたりしないんじゃ?」
黒髪の少年が適当な事を言って
「そ、そういうものかも」
インデックスも乗っかった。
もちろんシスターの格好が敬遠されるというのもあるが、交友・移動範囲の狭さが主な原因である。
学園都市にはインデックスとさほど歳が変わらないくせ、ナンパを通り越した誘いを受けやすい女子中学生がいたりするものだ。
「それじゃー彼氏はいるのー?」
「ふぇ……! シ、シ、シスターは主に仕えるものだから……!」
「だからやめとけって」
「そんな事よりも! 二人の名前聞いてなかったんだよ。私はインデックスって言うんだよ」
誤魔化すように自己紹介するインデックスに二人の少年が答える。
「へー面白い名前ー、僕は室拡空柾ー(むろかくうろまさ)、インデックスお姉ちゃんよろしくねー」
茶髪の少年が間延びした語尾でそう言って
「俺は室拡千草(むろかくちぐさ)、インデックスって呼んでいい?」
黒髪の少年が少しぶっきらぼうに続く。
「よろしくかも、うろまさ。別にいいんだよ、ちぐさ。……ちなみにどっちがお兄さんなの?」
二人共が自分を指差し、お互いをむっとした目で睨んだ。

411 :
どちらが兄かは置いといて、三人は夕方になるまで六区を散策していた。
アミューズメントセンターでゲームをする時は、店の会員になっている少年らのおかげで
カードを通すだけで無料で遊んだりできた。
インデックスときたら、少年らをほっといて上条の家にある数十年以上前に
作られたゲーム機の筐体版を、一時間はプレイしたものである。
おやつどきでお腹が空けば、食べ物を奢るぐらいは兄弟にとって些細の事だ。
能力者である二人は学園都市から援助がある。
インデックスは相手が年下というのもあって、少しは遠慮はしていたが押し付けられるように
渡されると、捨てるわけにもいかずペロリと十品は食べたものだった。
流石に、服やアクセサリーまで買おうとしてくるのは断ったが。
歩き回り店を見る度に、インデックスは少し外れてしまった事を言ってしまい、少年らが笑いながら返事をする。
どちらが年下かわからないような会話は終始笑顔のまま、楽しく時間が過ぎていった。
「そろそろ遅いから帰るかも」
「えーまだいいじゃんー」
「俺もまだインデックスと遊びたいよ。門限とか早いの?」
「えーと、そういうのは無いんだけれど……」
帰ろうとするインデックスを引き止める室拡兄弟。
困るインデックスだったが家に帰ってもあまりやる事はないし、上条から連絡も無い。
一緒にいてニコニコと、嬉しそうに楽しそうにしている二人に、少しだけ離れがたい気持ちもあった。
自覚はないのかもしれないが、デートを楽しんで終わってしまうのを惜しむような気分だ。
お姉ちゃんと言われたためか、本当に弟がいたらこういうものなのかも、とも思ってしまう。
「……それじゃあ、あと一つだけどこか行くんだよ」
『やったー!』
喜ぶ兄弟に連れられて行った所はカラオケボックスだった。
「こういうとこ初めてきたのかも」
「ゲームセンター以外知らなかったし、シスターさんはあんまり遊んだりできないんだねー」
「……それほどでもないかも」
実際の所、六区であるような遊びをしていないだけなのだったが。
「えっと……」
「僕ここー」
「こら、てめぇ」
「むー。狭いかも」
インデックスが座ろうとすると空柾がささっと横に行こうとし、千草が押しのけ座ろうとする
おしくら饅頭が起きようとした結果、腕置きのない二人掛けのソファに、インデックスを中心に三人が座る事になった。
テーブルの周りにはソファが三つあるが二つは空っぽの状態だ。
異性に挟まれている状態だが、子供ということもあってインデックスは意識しておらず、二人に問うた。
「カラオケって歌う所なんだよね? どういう風にするのかな」
「ふふー」
「すぐわかるって」
少年らの瞳に、遊んでいた時とは別種の輝きが宿ったのにインデックスは気付いていない。
もしもインデックスが、自分の容姿や魅力にもう少し自覚があれば。
もしくは少年達に、少しでも警戒心を持っていれば、このように無防備な状態にはならなかっただろう。

412 :
「ねーお姉ちゃん、僕の事好きー?」
「え」
右側から、まだ声変わりもしていない女の子のような空柾の声。
言葉の意味よりも、声そのものに含まれた何かにインデックスの胸が少しだけ鼓動を早める。
「ねーってば」
「ん……それは……」
右手を握られる。鼓動の影響か、何故か顔まで血が昇り熱く感じた。
空柾に特別な感情を持っているはずもないのに、ほんの少しの好意が突然に膨れ上がったかのようだ。
「……そ、そんなのわかんないんだよ」
何かがおかしいと立ち上がろうとしたら
「待ってよインデックス」
「ひゃんっ」
左手を千草に握られた。
ただそれだけなのに、声をあげてしまった。
まるで皮膚をめくられて、神経を直接触られたかのような刺激だ。
しかしそれは痛みではなく、くすぐったさにも似たもので、インデックスを束縛する。
「俺達、インデックスが好きになっちゃって。インデックスのキモチも知りたい」
「ぅ……ぁ、んんっ……」
千草の指が左手首から、撫でるように袖の中へと登っていく。
そうすると、触られた部分全部の皮膚が塗り替えられていくようだ。
味わった事のない刺激に立っていられずインデックスはソファに腰を下ろしてしまった。
「空柾どうしたんだ?」
「なんかねー効きが悪いかもー。お姉ちゃんは超能力者じゃないよねー?」
「ち、ちがう……んだよ……」
単なる問いすら心地よく感じて、恋人に愛を囁かれているような多幸感がインデックスを襲う。
トクン、トクンと心臓が波打って、隣の少年を愛しく思ってしまう。
「効いてきた効いてきたーほらこっち向いてー」
空柾が顔を寄せてくると、自分もそうしないといけない気分になってくる。
まるでこれは、寓話であるような恋心を操る魔術の効果にも似ていて―――
そうインデックスが認識した瞬間、少年の頬でパシッと肌を打つ音が響いた。
「うっそー……」
「うろまさっ、私に超能力をかけたんだね!」
インデックスが、声を媒体とした超能力である精神操作を破って叩いたのだ。
インデックスは禁書目録を保管する身であり、脳に高度な防壁を持っている。
超能力という慣れぬ力とはいえど、精神に働きかける効果には自覚できれば強い抵抗力があった。
「離して! 君達とはもう会いたくない!」
振りほどき、今度こそ立ち上がろうとするが
「無理だよ」
「ぅっ、や……!」
千草の手がインデックスの足に触れると、電気ショックでも受けたかのようだ。
腰が落ちソファに尻を付けて、這い回る指からは痺れにも似た感覚が広がっていく。

413 :
「インデックスの服はスカスカでエロいから、触りやすいんだよね」
「っエロいって……」
触られ辱められてインデックスの顔が羞恥に染まる。
そんな風に思われていたなんて考えてもいなかった。
着ている修道服は、白いシーツを大きな安全ピンで繋げ合わせたような形になっていて
子供の手なら簡単に隙間へ入れられるのだ。
「空柾のは頭の中弄れる能力で、俺の能力は身体を弄れるから、こんな風にするだけで……」
「んんぅっ!」
横から服の中に忍び込んだ指が、脇腹辺りをつーっと撫でる。
ぞくぞくぞくっと、またも微電流を感じてインデックスは声を出してしまう。
肉体的にはなんの力もないインデックスは、触れる事を媒体にした超能力に逆らう術はない。
「こんなの……へん、なんだよ……」
「千草の能力いいよねーこんな簡単に感じさせてー」
「空柾の能力だって、簡単に恋人になれるからいいだろ。インデックスには効かないみたいだけど」
「……おねがい、だから……やめて……こんな事しちゃいけないんだから……」
切なげな顔で懇願するインデックス。しかし能力で身勝手を通す兄弟が聞き入れるはずもない。
元々の性質もあろうが、高レベル相当の能力者である二人は能力を使う事により歪んでしまっている。
「すべすべー」
「いやっ! んっぅ……!」
空柾が脇辺りの安全ピンを幾つか外し、服の中へ手を入れる。
脇から腹にかけて無遠慮に撫でられると、千草の能力の影響か、空柾でも同じような強い感覚があった。
カラオケボックスの薄暗い室内でも、白い肌にほんのりと赤みが差していくのがわかる。
「ひやぁっ……!」
続く千草が襟元を開いて首筋を撫でた。
触れた所の感覚がまた鋭敏になり感じやすくなっていく。
指から逃れるように仰け反った首筋には、しっとりと汗が滲み出ていた。
「気持ちいい?」
言われてインデックスは、この感覚が快感だと言うものに初めて気付いた。
そういう風に肌が反応する事すら知らないのだ。
「……きもちよくなんてないんだよ!」
それでも否定する。
今日出会ったばかりの少年らに与えられる快感など、心には不快しか生み出さない。
とはいえこの状況では、強がりなどなんの意味もなかった。
「千草ーやっぱり本気でやらないとダメだよー」
「みたいだな」
「やっ、な、なにしてるのっ!」
千草はソファを降りインデックスの足元に屈むと、修道服の長い裾をめくって入り込んだ。
抵抗しようとするがろくに力は入らず、簡単に足を開かれてしまう。
「地味だなぁ」
「やっ……!」
インデックスの顔は羞恥で真っ赤だ。
千草が飾り気のない薄緑い下着に顔を寄せると、頭でスカートの部分が歪に盛り上がって見えた。

414 :
「動いちゃダメー」
インデックスは千草を叩こうと手をあげるが、それは空柾に止められる。
動揺しているためか、能力を帯びた言葉はインデックスの動きをわずかに束縛し
同時に抱きつかれれば、体格がさほど変わらない空柾に抗する事はできない。
「いい匂い……」
「いやぁあぅっ……!」
インデックスは千草の行動が信じられなかった。
太股を割り開いた少年が、股間に顔を埋めてきたのだ。
香にも似た甘いインデックスの匂いを嗅いで、千草は口元を緩ませる。
「ひぁっ……!」
いやいやと首を振るインデックスの下着を下ろし、千草が鼻先で触れると高い声が上がる。
「インデックスはここも可愛いね。前のとは大違いだ」
「あの女の人のグロかったし、ちょっと臭かったよねー」
ぷっくりと柔らかく盛り上がった、毛も生えていない幼く一本の線のようなそこを見て呟く千草。
兄弟がこういった事を常習的にやっているのがわかり、インデックスはぎゅっと目を瞑った。
子供という外見に騙されたというのもあるが、悪意に気付かなかったのだ。
しかしインデックスに自省する時間は与えられない。
「ちょっと強くするよ」
「え……ひっ、ああぁあぁっっ……!」
敏感なそこを舐められた瞬間、頭の中まで突き上がるような快感が走った。
足に力が勝手に入り、挟み込んだ顔をぎゅっと圧迫し、千草は柔らかさと反応に笑う。
しばらく経っても快感は後を引き、インデックスの全身を苛んでいる。
「少しイっちゃったみたいだねー」
「いっちゃっ……て……?」
言葉の意味も起きた現象もわからないインデックスは蕩けた顔で復唱した。
「すっごく気持ちよくなったってことー。イったお姉ちゃん可愛いー、ちゅーしちゃおー」
「……! んっ! んんっ……!」
焦点が定まっていないインデックスへと、空柾は不意にキスをする。
子供染みた物言いながらも手馴れているのだろう。
能力による快感で満たされた身体は、敏感な粘膜同士を擦り合わせる行為を快楽と受け取ってしまう。
空柾の両手で顔をしっかりと掴まれ、舌で口内を掻き回される行為を気持ちよく思ってしまう。
「……ひぅ、うっ……」
瞳に涙が溜まった。胸の内に悲しみが広がっていく。
年頃の少女らしく、インデックスはキスという行為について一種の信仰めいたものを持っている。
それを大好きな上条としたいとまでは思っていなくとも、心のどこかで近い事は考えていただろう。
以前、上条に噛み付こうとして、偶然に頬へと唇が触れてしまった時は恥ずかしさでいっぱいいっぱいになってしまった。
それからは噛み付く時も、意識してそうはならないようにしていた。
キスするにしても、怒っている時や事故なんかでしたいとは誰だって思わないだろう。
しかしそうして守っていたものは、あっさりと空柾に奪われた。
失意とショックで噛み付く事もできない――心理的にも上条以外には抵抗がある――まま
好き放題に口内を嬲られて、それを気持ちいいと感じてしまう。

415 :
「べーってしてよー」
「……っ」
ショックを受けているインデックスには空柾の要求に答えられない。
例え答えられてもそんな気にはならない。けれども相手は空柾だけではなかった。
「ひゃっぅ……!」
千草がじゅじゅっと音を立てながらすじのようなそこを舐めしゃぶったのだ。
薄く全身に広がっていた快感が腹の下へ集中し、千草の舌の動きを嫌でも感じさせられる。
「……んっあっああ! んんっ……んぇ、んぶぶ……」
そうして悲鳴と共に突き出してしまった舌を空柾に吸われた。
空柾の口内に舌が飲みこまれている様子はインデックスがディープキスを望んでいるように見える。
ジュースと少女の味が残る甘い柔らかな舌を吸い、粘膜を絡めあう快感を空柾はたっぷりと味わっている。
「ん、やぁっ、んんっ……!」
キスだけではなく千草からの刺激によって、くぐもった喘ぎ声が空柾の口中に響いた。
包皮に覆われた、未熟ながらも固くなっている陰核を舌で弄ばれている。
意識して触れた事がないそこは、自分にそんな部分があったと信じられないほどに気持ちがいい。
千草がただ舌で転がすだけで腹の中まで電流が走り、音を立てて吸われれば
集中した快感に、意識ごと持っていかれそう。
襞がほとんどない幼い膣口は、そうされるのを喜んでいるかのように粘る透明な液を零していた。
「すっげぇ濡れてる。インデックス感じやすくてエロい」
「おっぱいもすっごく尖ってるよー」
気付かないうちに胸元の安全ピンはほとんど外されており、肌が露になっている。
飾り気のない白いブラも同じく外され、少年の掌中に囚われていた。
「ちっちゃいけど、思ったよりはあるかもー」
「あぁ! ぅん……さ、さわら、ぅぅっん……!」
白人であるインデックスの、陽に当たらない乳房は白磁の陶器のように白い。
空柾の指が、淡い膨らみに食い込むと肌の質の違いがよくわかった。
くすぐるように指先が肌で踊ると、その白が熱を持ち、うっすらとした朱の色へ変わる。
中心にある小さな乳首が人差し指と中指に摘まれて、一際鮮やかな紅へ染まりつつあった。
「うっわー、すっごくいやらしー。外人の女の子、っていうか、お姉ちゃんの身体きれいー」
異国の少女を相手にしたのはインデックスが初めてなのだろう。
感嘆しながらも、少年は少女の胸を思う存分に弄っている。
「おっぱいちゅー」
「ふっ、ぁあっ……! か、噛まな……ひぃぁあぁっ……!」
空柾は覆い被さってインデックスの左胸を吸った。
快感の強さを表しているかのように、固く主張する乳首を唇で啄まれ舌で転がされる。
固くしこった乳首を甘噛みされれば、嬌声をあげ快感の涙が零れ落ちる。
インデックスは意思表示でしかなかった噛むという行為が、甘美な快楽に繋がるというのを初めて知った。
「一緒にやろうかー」
「オッケー」
そして、それを同時にされれば、もっともっと気持ちがいいと思い知らされる。

416 :
「ひぃ、あはあああぁあっぁぁ……!!!」
身体の中で、もっとも柔らかく敏感な乳首とクリを兄弟に食まれ、大きく仰け反った。
ぞくぞくぞくっと全身が震えて、蕩けた顔で堪えようもなく喘ぐ。
無意識に力み暴れる身体を空柾に抱きしめられた。
同時に手で右胸を優しく撫でられ、時には強く揉まれて、単調にならないように責められた。
千草が暴れるのを舐めにくいとでも言うように、下からさし上げた両腕で太腿をしっかりと抱き抱える。
小さく固くなった陰核を唇と歯で刺激して、たまに舌で膣口を舐め解される。
二人の少年に、強弱を交えながら舌と歯で丹念に愛撫される快感。
拘束されるように抱きしめられている事すら、被虐的な快楽へと繋がっている。
能力の影響とはいえ、インデックスの様子を見ればこれが無理矢理にされているとは思えなかっただろう。

「そろそろいいか」
「そろそろいいよー」
「ぁ……」
合図と共に兄弟の長い愛撫が終わって、抱きしめられていた身体が放される。
インデックスは小さく吐息を吐いて、崩れ落ちるようにソファへ倒れこんだ。
表情は陶然となったままぼやけていて、淡い白熱灯の光を照り返す碧眼は虚ろに輝いている。
ふっくらとした頬は赤く染まっており、涙の跡で作られた道が唇の端に続いて、自身と空柾の涎と混ざって零れ落ちていた。
フードは脱ぎ捨てられ、安全ピンが幾つも外された修道服は、もうただの布切れにしか見えず、服という用途を果たせていない。
露出した素肌は、高められた快感によって薄桃色になっており、しゃぶられツンと尖った
小粒の乳首は、インデックスの荒い呼吸に合わせ上下して、汗の珠が流れていた。
少し強めに噛まれた乳房には、歯形がうっすらと残っており、茫洋とした意識の中で
痛みにも似た、じんじんとした快感が胸に残っているのを感じている。
幼くすじのようだった膣も陰唇が唇を開けていて、何かを欲しがっているよう。
覗かせた膣口や、まだまだ成長していない襞は分泌した液で艶めいたピンク色を晒している。
淫核も散々に弄られたためか、包皮は唾液と愛液でふやけて、わずかに実を露出させていた。
息も絶え絶えのインデックスは、時間の感覚もわからないくらいに、何度もイカされ続けたのだった。
「千草が先でいいよー」
「ああ」
インデックスは、服を脱ぎだす兄弟から発せられる言葉の意味がわかっていない。
痺れとくすぐったさと小さな痛みをカクテルした感覚が全身に染み付いている。
酔いが優しく溶けていくような心地よさで、耳から脳へと情報を伝えきれていないのだ。
千草が腰辺りに跨るように座り、脚を開かせると感じやすい内股がぴくりと動いた。
「……?」
インデックスの眼差しが見慣れないモノに反応する。
ズボンとパンツを脱いだ千草は、大人の中指ほどの太さと長さを持つ、毛も生えていない肌色の性器を張り詰めさせていたのだ。
少年らしくなく、皮はしっかりと捲りあがっていて亀頭を剥き出しにしている。
インデックスは上条と一緒に生活をしているが、インデックスが上条に全裸を見られる事は多々あっても、その逆はほとんどない。
小学生と言えども、男としての機能を十分に持ち合わせた性器を見たのは初めてだ。
「あ、ぁ……だ、だめ……」
それがぴとりとインデックスに当てられ、いやいやと首を振る。
インデックスは見かけよりも幼い少女だが、今行われているものが
何を意味しているかわからないほどに子供ではない。

417 :
「大丈夫だって。絶対気持ちいいから」
「……だめ、ああっ、や、やだ、たすけてと、とうっ―――ぁん、んんぁぁぁっっっ……!」
制止する間もなく、千草は腰を推し進めていった。
インデックスは激感に悲鳴をあげ、上半身ごと大きく頭を仰け反らせた。
熱く、硬いモノが裡を貫く感覚に息すらできなくなる。
「うわっ……すげぇいいよ……」
小さなインデックスの小さな膣へと、肉の竿が飲み込まれていき、千草は思わずと言った様子で呟く。
ぬめる柔らかな肉襞は、千草に至上の悦楽を送っていた。
「インデックスのすっげぇきつくて、ぎゅってしてきて……その癖柔らかくて……最高……」
呆けたように呟く千草が、閉じていた膣を押し開き、どんどんと侵入してきた。
能力によって丹念に解されたそこは痛みもなく、初めての挿入でも歓ぶように蜜を流している。
「……ひゃぅっ!」
モノが根元まで挿入されて、インデックスから裏返った悲鳴。
まだ陰毛も生えていない未熟な性器がぴったりとくっつきあい、ぐりぐりと擦りつけられる。
亀頭のくびれの所まで引き抜かれ、また根元まで突っ込まれて。
「ふぁ、あっ、んぅ、あ、あ、あ、んんっ!」
千草の腰の動きに合わせるようなリズミカルな声。
ぐちゅりっ、ぶちゅりっ、と結合部から湿った音を響かせて
インデックスの甘い喘ぎと千草の荒い息が、部屋の中で唱和している。
「気持ちよすぎ……もう……」
インデックスは自分の中で千草のモノがビクビクと震えているのを感じた。
それが何を意味しているのか理解できず、振動が気持ちいいとだけぼんやりと思う。
インデックスの意識とは関係なく、膣内は千草のモノを気持ちよくさせていって
「いくっ……!」
「……! ぁあっ……! ぅぁぁあっぁっ!」
あっさりと射精された。
未熟ながらも肉棒はびゅくびゅくと精液を撃ち出し、インデックスの中を白濁で満たしていく。
熱い迸りに答えるようにインデックスの身体が痙攣するように震えた。
膣内部も千草の肉棒を絞るように蠢いて、精液を搾り取っている。
「あっっ……―――――!」
止めのように千草が腰を突き出し最奥で射精。
インデックスは掠れるぐらいまで高く高くソプラノを響かせた。
貫かれて、熱くて、声が止まらなくて、苦しくて。
酸欠で頭の中が煙るように白くぼやけてくる。
なのに繋がった感覚だけは、火花のように強く激しく弾けていて、絶え間なくインデックスを苛んでいた。
「あーあ、いきなり中出ししちゃってー」
「あ、……ああ、ごめん。インデックス可愛いし、今までの女よりもよくてさ……」
我に返った千草は言い訳をして、身を離した。
ぬちゃりとした音が抜く時に響き、インデックスの身体が震えている。
しどけなく開かれた脚の中心から、呼吸に合わせて白く濁った液が溢れ出していた。
能力で自身の身体を強化しているのか、量がかなり多いようだ。

418 :
「いーけどねー。お姉ちゃん落ちそうになってるよー」
ソファの縁から首がはみ出て、小さな頭と長い銀髪がだらりと垂れ下がっている。
はぁはぁっと荒く息をつき、なおも残る快感の残滓によって、自分の体勢など気にしていられないようだ。
空柾はインデックスの身体を引いてから、双子のためか千草とそっくりな肉棒を取り出す。
「ん、あぁっ!」
前置きもなく、あっさりと少女に二人目の男を刻み付けた。
「ほんとにお姉ちゃんのあそこ気持ちいいねー。きついのにぐちゃぐちゃでトロトロしてて凄いやー。」
楽しげに、空柾はインデックスの状態を味わっている。
絶頂を何度も迎えているインデックスの膣内は、先程まで処女だったとは
思えないほどにこなれてきて、空柾に快感を与えている。
「ふぅ、んんっ……だ、だめなんだよ……や、やめてっ……赤ちゃんできちゃう……」
「えー?」
貫かれてから、ろくに言葉も出せなかったインデックスが、空柾の腹辺りを押すように手を伸ばす。
快感に負けじと口元を引き締めて、潤んだ瞳ながらも空柾を睨みつけている。
「ふーん。僕の能力効かないし、千草みたいにお姉ちゃんを気持ちよくできないから余裕あるんだねー」
「……っん、うぅっ……」
空柾を拒否しようとするが、快楽で弱った手では子供を押し退ける事すらできない。
そんなインデックスは空柾を面白くなさそうに見る。
「じゃあテクで対抗だー」
「おねが、いだから……き、きいて……ほしいん、ぁっ……!」
単純に抜き差していた空柾が肉棒を先端付近まで引き抜き、インデックスの腰辺りを抱き上げた。
頭と背中がソファに接したまま、腰と尻を浮き上がらせる姿勢になる。
「ん、んぅっ……!?」
空柾は深くまでは挿入せず、浅い所をこねくるように腰を回した。
そうすると亀頭の丸みが膣の腹側を擦ってきて、先程とは別種の快感があった。

「ここ気持ちいいでしょー? ほら、ぐりぐりー」
「……っぁ! んぁぁあぁぁぁぁぁぁっ……!」
快感が、もっと深い所まで掘り進んでくるような感覚に、インデックスの口があの形に開かれ長い嬌声をあげる。
尻が高く腹が低い位置にあるため、上向きの亀頭がクリトリスの裏側を押すように擦ってきているのだ。
今までのが粘膜の摩擦だとしたら、快感を生み出す内臓そのものを責められているように感じてしまう。
(こ、んなの……で、気持ちよくなっちゃ、いけないのに!)
心中とは裏腹に、インデックスは快感のあまり、自身を抱く空柾の腕を強く握りしめていた。
握った腕を支点にして、空柾の腰の捻りや抽送で、浮いた丸い尻が揺れている。
裸足の指がソファの背もたれに引っかかって、合皮から鈍く擦れる音が響く。
そんな風に喘いでいるインデックスの様子は、押し退けたり逃げようとしているようには見えない。
すでに、空柾の責めを受け入れ、合わせているようにすら見えた。

419 :
「じゃー僕も一回出すかなー。ちゅー」
「え……んむっ……!? んんぅっ……!」
空柾が姿勢を変えて本格的に犯しにかかった。
上から覆い被さるように、少年の細い身体が少女の身体に密着して、淡い乳房を押し潰す。
キスをしながら、撃ち付けるように腰を振り始めた。
「ふ、んぅぅっ! んっぇ!」
ぐじゅ、ぶじゅっ、じゅぶゅっ、と速いペースで濁った音が続いている。
インデックスは、自分より小さいのに激しい空柾のセックスに、翻弄されるがままだ。
膣を掘削する肉棒は、ピストンの度に気持ちよく、頭の中がいっぱいになる。
ただ腰を振っているようで、インデックスの反応を見ているのだろう、微細に動きを変えて責めてくる。
キスもまた気持ちがいい。
空柾の舌で縦横無尽に口内を掻き回されると、頭の中までぐちゅぐちゅといやらしい音がする。
舌を触れ合わせたくないと、縮こまらせようとしても舌が長いのか絡み取られる。
犯され喘ぐ呼吸すらも空柾に吸われて、快楽の材料にされてしまう。
腹の中を貫かれ、キスでひたすらに貪られて、粘膜を触れ合わせる快感を、ひたすら身体に刻み付けられていた。
「イくねー」
「、んぅっー……!」
合図と共に、キスをされながら深い所まで肉竿が沈められ、精液が放たれた。
インデックスはぎゅっと目を瞑ったまま、必に快感と精液の奔流に耐えている。
股間ではびくん、びくん、と肉が脈動しており、膣も締め付けながら液を飲み込んでいる。
口のほうでは、絡めた舌を通じ送られてくる唾液を飲み込まされていた。
二つの穴を犯され、両方から注ぎ込まれて、インデックスはただ受け入れる事しかできなかった。
「すっきりー」
「……ひく、うぇ……う、うぅぅぅぅうぅぅ……!」
ようやくといってもいいほどの時間が流れて、空柾が身を離した。
徹底的に犯され汚されたインデックスは嗚咽をあげ泣き出してしまう。
「あっちゃー泣いちゃったー」
「やっぱり空柾の能力もないとダメだな」
「お互い気持ちいいからWin-Winって奴なのにねー」
兄弟のやり口は、空柾の精神操作で二人を恋人のように誤認させて、千草の肉体操作でどんな女だろうと感じさせるものだ。
そのため陥れた女から、このように泣きじゃくられた経験が無かった。
ただあまり気にしてはおらず、面倒くさいぐらいにしか思っていない。
超能力で人を陥れる事に、些細な罪悪感すら持ち合わせていない。
「ひぅ、ひっく……もう、やだ、よう……助け、て……、とうまぁ……」
助けてほしくとも彼はいない。日本にすらいないのに、言葉が届くはずもない。
空柾はすすり泣くインデックスを見つめ、何かを考えているようだ。

420 :
「……えー、男の名前ー? ナンパされてないし彼氏いないんじゃなかったのー?
 うーん、お姉ちゃんは能力も効きづらいし、そういうのちょっと面倒なんだよねー
 それじゃ、あと少し言う事聞いたら帰してあげるー」
「ん……ほんとに……?」
「いいのかよ」
空柾は可愛らしいと評してもいい笑顔を浮かべて指を振る。
「ふぁ……!」
その手で不意にインデックスの胸を掴むように揉むと携帯を取り出して、インデックスの痴態をカメラで撮り始めた。
「えっ……あ、……ぃやっ……!」
機械に疎く、すぐに判断できなかったインデックスが慌てて身体を隠そうとするが、遅かった。
シャッター音が続き、未だ行為の残滓が残る裸体を、余すところ無くデジタルデータに収められてしまう。
「ただし、終わる前に今度は僕らを気持ちよくしてねー」
「……や、やだっ! もうこんなの―――」
「お姉ちゃんはよくわかってないみたいだけどー
 今の写真はインターネットのクラウドサーバーに送ったからねー。
 学園都市、ううん、世界中にばらまいちゃうこともできるんだよー」
「え……」
赤かった顔がみるみる青ざめていく。
インデックスの保管する知識は科学に関してはなんの役にも立たず、データを奪い取る事も消去する事もできない。
単語の意味もわからない。
わかるのは、そうなれば今日遭った出来事が他人に知られてしまう事だけ。
そしてなによりも。
(とうまにも知られちゃう……!)
「彼にも知られたくないんなら、わかるよねー。ほらー」
蒼白になった顔へと、体液がこびり付いた肉棒が突きつけられても、背ける事はできなかった。


終了
フェラとかイラマ重視の後編へ続きます。

421 :
されるがままのインさんもかわいいな
いつも描写がエロ美味そうです

422 :
復讐されるまでがNTRだと思ってる

423 :
上条さんが知ったらすごいことになりそうだ

424 :
別に今の上条さんはそこまでインさんに執着ないから
旧約22巻を経て、もう記憶喪失バレ関係の伏線も消化して
インさんに対する負い目とかもう無いもの

425 :2013/10/04
まあ負い目は無いだろうが
相変わらず執着はあると思う
新約のこれからに期待
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