2013年10エロパロ104: 【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ24 (514) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

君に届けでエロパロ★6 (306)
【真島】ギルティでエロパロ Part6 【芽衣子】 (363)
【次は】SS職人募集スレ【君のターン】 (663)
サンデー総合エロパロスレ (176)
金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿 〜File5〜 (121)
ドラゴンクエスト官能小説Part18 (600)
【粧裕タン】DEATH NOTEのハァハァ小説【ハルタン】page.7 (238)
おんなのこでも感じるえっちな小説11 (419)

【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ24


1 :2012/11/25 〜 最終レス :2013/10/05
ネギをかじりつつ科学の限界を超えて生み出されたVOCALOID。
そんなVOCALOIDのキャラでエロパロ妄想。
■ワンカップ片手にsage進行推薦
■荒らしはアイスを食べながら冷やかにスルー
■荒らしを相手にするあなたはアナルネギで解熱
■荒らしも荒らしに反応するやつも腹切れ貴様ら!
■それでもダメなら専用ブラウザでNG設定を。ロードローラーだっ
■非公式キャラ(弱音ハク、亞北ネルetc)や
  偏った趣向を含むのSSについては注意書きを
  801はスレ内に不和が生じやすいので棲み分け推奨。男女男女交互に並べ
■セウトはもちろん、セーフの非エロSSもあり
■純粋に萌えを語るのもよし
■気に入らないカップリングでも文句は自重、タコのごとき柔軟さでスルーせよ。
■ ※500Kが近付いたら>>1000近くなくても新スレを!!鉄アレイの如く重くなって落ちちゃいます。
前スレ
【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ23
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1341841770/
2chエロパロ板SS保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/
ボーカロイドの部屋
その1 http://green.ribbon.to/~eroparo/contents/vocaloid01.html
その2 http://green.ribbon.to/~eroparo/contents/vocaloid02.html
関連スレ
【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合6【リン・ルカ】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1351921254/
VOCALOIDで801 12体目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/801/1347237424/

2 :
ミクさんの声をイメージして読んでね。
いますぐオナニーしなさい!
ほら、オチンチン出す!はやく!
オチンチン出したらすぐにしごく!
気持ちいいの知ってるよね?
ほら、オチンチンを意識して!
もっと強く、もっと鮮明に!
はい、あなたは意識を逸らそうとすればするほと股間が気になる催眠にかかりました。
ほら、試しに股間のことを忘れようとしてみて。

3 :
旧すれ埋まるまで保守待機

4 :
がんば

5 :
ほす

6 :
前スレ埋め立て乙!

7 :
前スレ埋め乙&スレ立て乙です。
前スレ>>457->>484に感想をくださった皆様、ありがとうございます。元405です。
ミクレンSS投下させていただきます。
以下、注意書きになりますのでご一読ください。
・長さは9レス分です。
・ミクレンのおねショタSSになります。
 苦手な方は、お手数ですがスルーまたはNGしていただくようお願いいたします。

8 :
 
 「――ダメだ、もう、出る……っ!」
 鏡音レンが、ベッドの上で切なげにうめき、その下半身から精を迸らせた。
 「んむっ……!」
 その股間に顔を埋めていた初音ミクは、口の中で爆発したレンの性器を咥え込んで離さず、放たれた精液を必に飲み込む。
 こくっ、こくんという、ミクの喉が立てるかすかな音だけが、狭い室内に響いた。

 「はぁ……っ、ふぅ……」
 やがて、全てを出し切ったレンは、肩を上下させながら、大きく息を吐いた。その全身には玉のような汗が光っており、
上気した肌をきらきらと輝かせている。
 「……そろそろ、終わりにしないか? ミク姉」
 呼吸の合間から、レンがミクに向かって気だるげに言葉を投げかける。
 ミクもまた、長い髪をじっとりと素肌に張り付かせながら、ベッドに身を投げ出し、全身で呼吸をしていた。
 「今朝から、ぶっ続けだしさ。いい加減、俺も体力もたないって……」
 言葉の端々や身振りの一つ一つで、疲労しきっている事をミクに伝えようとするレン。
 が、しかし。
 ミクは、のろのろと身を泳がせてレンへ近づいてくると、その股間に再び、ぱくりと食いついた。
 「いや、だからさ……俺の話、聞いてる?」
 「………」
 「ていうか、何か……怒ってんの?」
 「……!」
 その瞬間、ぐりっ、とミクが、唇の上からレンを甘噛みする。
 「痛ってぇ!? ……何すんだよ、いきなり」
 思わずその場で腰を浮かせてしまうレンに対して、ミクはゆっくりと口を離すと、うつむいたまま、ぽつり、と呟いた。
 「……るの」
 「え?」
 レンが聞き返すと、ミクはきっ、とばかりに顔を上げ、涙ながらに金切り声を上げた。
 「どーしてレン君は他の女の子とばっかりえっちするのって聞いてるのっ!」
 

9 :
 
 「……はい?」
 目を点にして呆然とするレンに、ミクはクッションをぼふぼふと叩きながらわめき散らす。
 「だってそーでしょっ! リンちゃんとかルカちゃんとは会うといっつもえっちしてるくせに、私と会うときはふつーに
  ご飯食べてふつーにお話しして、ふつーにそのままバイバイしちゃうじゃない!」
 「いや、それは……」
 「今日だってすっごく久しぶりのえっちなのに、レン君ってば全然やる気ないし! 年下なんだから、お姉ちゃんの言うことは
  素直に聞きなさいよっ!」
 一気にそうまくし立てると、ミクはふんっ、と鼻を鳴らし、クッションを抱え込んだまま、くるりとレンに背中を向けて
黙り込んでしまった。
 呆気にとられていたレンは、ようやく我に返ると、はぁ、と小さなため息を漏らす。
 (……どっちが年下なんだか)
 そして、言うべき言葉を考えてから、おずおずとミクの背中に話しかけた。
 「ちょっと……落ち着いて聞いてくれよ、ミク姉」
 「……なに?」
 ミクのむすっとした声が返ってくる。その顔は相変わらず、明後日の方向に向けられたままだ。
 「まあ……確かにミク姉の言うとおりなんだよ。リンとかルカさんとは、その……こういう事、しょっちゅうしてて」
 「私とは全然してくれない」
 しどろもどろのレンの言葉をばっさりと断ち切るように、ミクが言葉を打ち返す。
 それに対して、「うん」と一つうなずいてから、レンが話を続けた。
 「ただ、それは……何つーか、ミク姉は、あの二人とは違うからなんだよ、俺の中で」
 「……私が二人よりかわいくないって言いたいの?」
 「違くて!」
 すねたミクを宥めるレン。
 「……ミク姉とはさ、何か、そういう関係が必要ないって思ってたんだ」
 考え考え、レンはミクに向かって語りかけ続けた。
 「一緒にいるだけで楽しいし、ミク姉が笑ってりゃ、俺も笑いたくなるし。二人で普通にしてるだけで、十分幸せなんだよな……
  あんま、うまく言えないけど」
 

10 :
 
 「だからわざわざ、こういう事しなくても……って、おうわっ!?」
 その時、突然振り返ったミクが、がばっとレンに向かって抱きついてきた。
 そのままの勢いでレンを押し倒すと、喜色満面のミクが、レンの耳元で黄色い声を上げる。
 「やだー! もー、要するにレン君ってば、私の事が好きで好きでしょうがないって事だったのね! それならそうと早く
  言ってくれればいいのにー! きゃー、恥ずかしー!」
 「あ、ああ……そうそう、俺はミク姉の事、好きだよ、うん」
 両足をばたつかせてはしゃぐミクにたじろぎつつも、レンがその頭をぽんぽんと撫でる。
 「だからさ、今日の所はとりあえず切り上げて……」
 「だったらぁ!」
 何とか終了の方向へと持っていきたいレンを制して、ミクががばっと跳ね起きる。
 そして、素早くレンの下半身へと屈みこむと、勢いを取り戻しかけているその部分を、両手できゅっと包み込んだ。
 「もっと、いっぱいいっぱいえっちしなくちゃね!」
 
 「いや、だから、俺の話聞いてた!?」
 反射的に突っ込むレンに、間髪を入れずミクが答える。
 「もっちろん! レン君が、私の事を大好きってお話でしょ?」
 「その前後だ、前後!」
 「いいからいいから。ここはお姉ちゃんに任せなさい?」
 レンの話を聞く様子をかけらも見せないまま、ミクは愛撫を再開した。
 

11 :
 
 「んっ……むっ……」
 じゅぽっ、じゅぽっという、空気混じりの音を立てて、ミクが、レンの肉棒を口いっぱいに頬張っている。
 「う……っ、ミっ、ミク姉っ……!」
 その口が上下するたびに、レンの口からは、言葉にならない吐息がもれ出していた。
 「……ふふ、レン君、かわいい……」
 自分の動きに合わせて、ぴくぴくと全身を震わせるレンの反応を楽しんでいたミクが、やがてちゅぷっ、と口を離す。
 代わりに、ピンク色の舌をつうっ、と伸ばすと、大きく反り返ったレンの陰茎を、下から上まで、ぺろり、と一気に舐め上げた。
 「あうっ……!」
 その強烈な刺激に、レンが思わず天井を仰ぐ。
 「えへへ、レン君って、こうされると弱いんだよね?」
 「なっ、何で、そんな事知って……」
 「リンちゃんに聞いたの」
 「はぁっ!?」
 驚きに大きく目を見開いたレンが、ばっとミクに向き直る。
 当のミクは、極めて平然な様子でぺらぺらと話し続けていた。
 「えっとね、この前、一緒にお茶飲んだ時に話してくれたんだけど……」
 「……何話してんだ、アイツは……!」
 ――今度リンに会ったら、ほっぺたを思いっきりつねくってやろう。
 レンは密かに決意した。
 

12 :
 
 「あとは……ルカちゃんが言ってたのは何だっけ……」
 「……ルカさんまで……」
 頬に指を当てて記憶をたどるミクに対し、レンががっくりと肩を落としてうなだれる。
 「あ、思い出した! 確か、ここをこんな風に……」
 「うわっ、そっ、そこは……!」
 ミクは自分の上半身を起こすと、今まで口の部分にあてがっていたレンの性器を、自分の胸でむぎゅっ、と挟み込んだ。
 「ふふん、こういうやり方、ルカちゃんにしか出来ないと思ってたでしょ? ほらほら〜」
 そのままの姿勢で、レンに向けて挑発的な視線を投げかけると、ミクは両手で胸を抱え込み、ゆさゆさと上下に揺らせ始めた。
弾力豊かにぷるん、と弾む両胸が、その中央のレンを激しく弄ぶ。
 「んんっ……!」
 「やったあ、レン君の弱点はっけーん! もっと激しくしちゃうからね?」
 ミクは無邪気にはにかむと、両胸をさらにぎゅうっとレンに向けて押し付ける。とくん、とくんというミクの鼓動がレンに
伝わり、そのリズムがさらに、レンの脈動を早めていく。
 「私のドキドキ、レン君に伝わってるんだね……へへ、ちょっと、恥ずかしいかも」
 ぽっと顔を赤く染めながら、ミクは、すぐ目の前に迫るレンの先端に、ちゅっ、と口付けをした。
 「くっ……ミク姉、俺、もうっ……!」
 その瞬間、びゅるぅっ、と音を立てて、レンが激しく射精した。
 「きゃっ!」
 二度、三度と繰り返し発射される熱い粘液が、ミクの顔に盛大に降りかかる。たちまちの内にその顔は、一面真っ白に
塗り上げられてしまった。
 「あ、ああ……ごっ、ごめん、ミク姉……!」
 あわててタオルを手に取り、ミクの顔を拭こうとするレン。
 だがミクは、両手でそれを押しとどめた。
 「……っ、ぷはぁ……えへへ、いっぱい出まちたね〜。レン君、いい子いい子、よちよち。はい、ごほうびのちゅー」
 そして、精液にまみれたままの顔でにっこりと微笑むと、未だぴくぴくと動いているレンの亀頭をそっと撫で、まるで我が子に
そうするかのように、もう一度、優しくキスをするのだった。
 

13 :
 
 「えーっと、あとは何かあったかなあ、レン君の弱点……」
 「………」
 そのまま、なおもレンを攻め立てようとするミクに対し、レンが、何かを決意したかのように、ゆっくりと目を伏せる。
 そして、その両手がしっかりと、ミクの肩にかけられた。
 「? レン君……?」
 「……調子に……」
 低い声でレンが呟くのと、その両手に、ぐい、と力が込められるのとは、ほぼ同時だった。
 「乗んなっ!」
 「きゃっ!?」
 ごろん、と勢いよくひっくり返ったミクの上に、レンが素早く覆いかぶさる。
 押し付けられたレンの股間が、ぬるり、とミクの秘裂に触れた。
 「まま、待って待って、レン君!」
 「ダメ」
 突然の出来事にあわてふためくミクを、レンが冷たく制する。
 「さっきミク姉だって、俺の言うこと聞かないで好き勝手してくれたんだから、これでおあいこだ……ろっ!」
 ずぷり、という音を立て、レンがミクの中へと侵入してきた。
 「ひゃんっ!」
 先程までの行為で、すでに自らをじんわりと濡らしていたミクにより、レンはすんなりと迎え入れられる。
 あっという間にレンの男性器は、ミクに呑み込まれてしまった。
 

14 :
 
 「ほら、動くよ、ミク姉」
 「はっ、はぁっ、まっ、待って、レン君……あんっ!」
 ミクの言葉にも耳を貸さず、レンが、激しく腰を動かし始めた。
 ずちゅっ、ずちゅっと出し入れされるたび、二人の粘つく表面が擦りあわされ、じわじわと体の熱が高ぶっていく。それは
あたかも、二人の身体を侵食するかのように、下半身から全身にかけて、急速に広がりつつあった。

 「うう……こんなの、ひどいよ……。私、お姉ちゃんなのに……」
 「………」
 ミクの瞳から、ぽたぽたと涙が流れ落ちる。
 ふと、ミクの顔を見下ろしたレンは、それに気付くと、ゆっくりと動きを止めた。
 「レン君……?」
 戸惑いながら、ミクが、おそるおそるレンを見上げる。
 「……いきなりしたのは、謝る」
 ぽつり、とそう呟くと、レンが、ミクの頬に手を添え、その涙を優しく拭った。
 「でもさ、いくら年上でも、こういう時くらいは、俺に甘えてくれよ。その、ミク姉は――」
 ごにょごにょと、口の中で何度も言葉を選び、顔を真っ赤にしたレンが、ミクに向かってはっきりと言った。
 「――お、女の子、なんだから」
 

15 :
 
 「――うん」
 レンの手に、そっと自分の手を重ねながら、ミクがこっくりとうなずいた。
 少しの間、無言で見つめあった後、レンが、ゆっくりと口を開く。
 「んじゃ、その、もっかい行くけど……いい?」
 「うん、大丈夫」
 ミクが両手をレンの背中へと回し、きゅっと抱きつく。
 それに応じるかのように、レンが再び、体を動かし始めた。
 「ん……んんっ」
 先程までとは違い、優しく、気遣うようなゆっくりとしたその動作に、ミクが小さく声を上げる。
 「あ、んっ……えへへ、何か、こっちの方が、恥ずかしいね……。体の中がきゅんきゅんして、気持ちいいのが、ちょっとずつ
  来る感じ……」
 照れ隠しに笑ってみせるミクに、レンも思わずつられてしまう。
 「うん……でも、これはこれで……いいかも」
 快感を分かちあうように、二人はお互いをぎゅっと抱きしめる。
 とん、とんという挿入のリズムは乱れることなく、少しずつ、少しずつ、二人をゆるやかな絶頂へと導いていった。
 「レン、君――私、そろそろ……っ」
 わき上がる快感をこらえているかのような詰まった声で、ミクがレンに訴えかける。
 「俺も……もうすぐ、だから……最後は、一緒にっ――」
 そう言って、一際強くミクを抱きしめると、レンはいったん腰を引いてから、これまでで最もゆっくりと、ミクの膣内に自らを
挿入した。
 陰唇をくぐり抜け、粘膜の一つ一つとの触れ合いが感じられるような、愛情に満ちたその挿入の果てに。
 「くぅ、ん……っ!!」
 ずぷん、とレンの全てがミクに受け入れられた瞬間、二人は、同時に絶頂を迎えたのだった。
 

16 :
 
 「――レン君」
 とろり、と流れ出た二人分の性液で太股を汚しながら、ミクは、その腕に抱きしめたままのレンに言う。
 「ん?」
 「大好き」
 「……俺も」
 赤く火照らせたその顔に、満面の笑みを浮かべるミクに、レンはふっと微笑み返し、優しくキスをした。

 ……が、次の瞬間。
 挿入されたままのミクの膣内が、再び、きゅっと締め付けを取り戻し、同時に、その腰がそろそろと前後に動き始めていた。
 「……あの、ミクさん?」
 それを感じ取ったレンが、イヤな予感とともに、ミクに問いかける。
 ミクは「えへへ」とごまかすように笑うと、レンに向かって上目づかいでささやいた。
 「大好きだから……もっと、しよ?」
 「いやムリ! もうホント無理だから! 一体何回やりゃ気が済むんだよ!?」
 「えー、それはやっぱり、39回は目指さないと、ねー?」
 「アホか!」
 「お姉ちゃんにアホとか言うなーっ!」

 (――まったく)
 そんなミクとの言い合いの最中、レンは、そっと心の中でつぶやいた。
 (かわいい姉を持つと、苦労するよ、ホントに)
 
 

17 :
以上、お目汚し失礼いたしました。
楽しんでいただければ幸いです。
SS保管庫管理人様、いつも更新ありがとうございます。

18 :
>>7新スレ初GJ
ヤリチンレンきゅんもげろ

19 :
>>16
GJ
しかしネギトローラー3人とヤってて
しかも全員お互いが関係持ってるのを知りつつ皆仲良しとは…
レン○ねばいいのに

20 :
クリプトンの
(全てにおいて完璧すぎた)
よい子→初音ミク
(滑舌が)
悪い子→鏡音リン・レン
(キャラクターボーカルシリーズではない)
普通の子→KAITOとMEIKO
(バイリンガル技術をみせる為に作った)おまけの子→巡音ルカ
鈞ドン世代のおいらが急に思い付いた。ルカファンすまぬ。

21 :
CVシリーズで唯一アペンド化されず悲しみが鬼なったルカさんを慰める役目を引き受けさせていただきますね

22 :
じゃあレンきゅんのオナニー手伝いますね

23 :
>>8->>16に感想をくださった皆様、ありがとうございます。元405です。
リンレンSS投下させていただきます。
以下、注意書きになりますのでご一読ください。
・長さは23レス分です。
 投下規制回避のため、間隔を空けての投下とさせて頂きます。
・リンメインでキメセク・乱交・精飲・近親相姦描写が含まれます。
 苦手な方は、お手数ですがスルーまたはNGしていただくようお願いいたします。

24 :
 
 
 あたしはもう、こんな事が、イヤでイヤでたまらなかった。

 「…ん……」
 重いまぶたをこじ開けると、降り注ぐ照明が、あたしの目を射抜いた。
 あたしは革張りのソファの上で、体を引きずるようにして、ごろり、と一つ、寝返りをうつ。
 体が、重い。
 まるで自分の全身が、鉛か何かに変わってしまったように。
 「起きたか、リン」
 不意に名前を呼ばれて、あたしはのろのろと首を振り向ける。横向きに九十度傾いた店内の光景が、あたしの目に
飛び込んできた。
 その一隅にある、豪奢なバーカウンターの向こうで、ここの店主――マスターがグラスを磨いていた。
 「………」
 あたしは何も答えず、眉根をぎゅっと寄せて、マスターをにらみ付ける。
 強い、敵意を込めて。
 

25 :
 
 やがて、体がどうにか動かせるようになってきた頃を見計らって、あたしはソファを降りた。
 店の片隅に放り出されたままだった、ハンドバッグを拾い上げると、パンパンとはたいて埃を落とす。そんなあたしの事を、
周りの男たちが、酒を飲んだりタバコを吸ったりしながら、ニヤニヤと眺めていた。
 ――どいつもこいつも、人間のクズみたいな目つきで。
 「……どこに行くつもりだ?」
 そのまま入口へ向かって、すたすたと歩き出すあたしに向けて、マスターが後ろから声をかけてきた。
 「帰るのよ」
 あたしはその場で立ち止まり、振り返りもせずに吐き捨てた。
 あたしがこの店に転がり込んできて、もう一週間になる。その間、一度も家へは帰っていなかった。
 (……どうせ誰も、ホントのあたしの事なんて、なんにも分かってないくせに!)
 そんな言葉を残して、家を飛び出してきてしまったけど、きっと今頃みんな、あたしを心配しているはずだった。
 パパも、ママも。
 ――それに、アイツも。
 あたしは一つ、息を吸い込んでから、はっきりと宣言した。
 「これ以上、あんた達の思い通りにはならないから」
 それは、とても難しい事だけれど。
 あたしなら、きっと出来るはず――ううん、そうじゃない。
 やらなくちゃいけない事なんだ。
 

26 :
 
 「……そうか。それなら」
 マスターの、平坦な声が店内に響く。
 それに続けて、トン、という、何かがカウンターに置かれたような音。
 「……!」
 あたしの心臓が、どくん、と跳ね上がった。
 「こいつはもう、必要ないんだな?」
 念を押すような口調で、マスターが問いかけてくる。
 ――ダメだ。
 ここで、振り向いちゃいけない。
 必にそう念じて、あたしは何とかして、自分を抑え込もうとする。
 なのにあたしの体は、あたしの意志を無視し、まるで機械じかけのような動きで、勝手に振り向いてしまった。
 「……っ」
 振り向いた視線の先、カウンターの上にあったのは。
 やっぱり。
 ――カプセル型の錠剤が、ぎっしりと詰まった、小さなガラス瓶だった。
 

27 :
 
 「う……っ!」
 それを目にしたとたん、あたしの体中から、じゅわり、と脂汗がにじみ出た。
 知らず知らずのうちに呼吸が速まり、心臓の音はさらに大きく、あたしの耳元で、うるさいくらいに響き渡る。
 「もう一度聞くぞ、リン」
 胸の前で腕組みをしたマスターが、あたしの顔を無表情で見つめている。
 「本当に、薬はもう必要ないんだな?」
 マスターの声を遠くに聞きながら、あたしは後悔し始めていた。
 あのまま、振り向かずにいれば。
 一時でも、忘れたままでいられれば。
 少なくとも、ここから無事に逃れることは、出来たはずなのに。
 だけど。
 「……ない……」
 ここで負けるわけにはいかなかった。
 ぶるぶるとわななく全身を、しっかりと両手で抱きしめながら、あたしは掬い上げるような視線で、マスターの目を捉えた。

 「そん、なの……もう、いらないっ……!」
 

28 :
 
 「――わかった」
 少しの間、黙ってあたしの様子を見ていたマスターが、ゆっくりと口を開いた。
 そして、おもむろにカウンターの瓶を手に取ると、素早くそのキャップを開ける。
 その動きに、あたしは嫌な予感を覚え、背筋がぞっとするのを感じた。
 「それなら、これはもう、処分する事にしよう」
 冷たい声でそう言うと、マスターは、ガラス瓶を一振りし、その中身を、店中にばら撒いた。
 「……!」
 驚きに目を見開くあたしの前で、小さなカプセルはばらばらと降り注ぐ。青と白、半分ずつに塗り分けられたそれは、あっと
いう間に床一面にまき散らされた。
 「……後は任せたぞ、お前たち」
 その指示に、店の男たちが、ガタッと腰を上げる。
 相変わらず、下品な笑いを浮かべたままであたしを見下ろすと、そいつらは、床に落ちているカプセルを、片っ端から踏み砕き
始めた。
 「ああっ……!」
 反射的に、あたしは小さな悲鳴を上げてしまう。
 男たちが足を踏み鳴らすたびに、靴の下からは、パキッ、ペキンッという乾いた音がし、その跡には、粉々になったカプセルの
残骸と、白い粉末が、泥まみれになって残されていた。
 なすすべもなく、ただその光景を見ているうちに、あたしの体はますます異常を訴え始める。
 視線はきょときょとと定まらなくなり、口の中がカラカラに渇いていく。立っているのもままならないほど膝が震え、あたしは
床に、がくりとくずおれた。
 と、その時。
 不意に、男たちの動きがぴたり、と止んだ。
 気づけばすでに、散らばっていた薬はほぼ全て砕かれてしまい、残っているのは、あたしの目の前に転がっている二、三粒のみと
なっていたのだ。
 

29 :
 
 「はっ、はぁっ……」
 あたしの目は、その数粒のカプセルに釘付けになってしまい、どうしても引き剥がすことができない。
 手を、ほんの少し伸ばせば、届く場所にそれはある。
 この苦しみを唯一、和らげてくれる薬が。
 (ダメっ……!)
 それに対して、理性が、激しく警鐘を鳴らす。
 これを飲んでしまえば、全てがまた、元通りになってしまうだけだ、と。
 あたしがめいっぱいの力を込め、動き出しそうになる両腕を抑えようとした、その時。
 ずん、と床全体が縦に揺れたかと思うと、一番大柄な男が、ずい、とこちらへ一歩、踏み出した。
 そして、二歩、三歩と、大股でこちらへ迫ってくる。
 その足が、残った全ての薬を踏み潰しそうになる、その刹那――

 「いやぁぁっ!!」

 気づけばあたしは、絶叫しながら目の前の全ての薬を掠め取り、がくがくと痙攣する手の平から、喉の奥へと放り込んでいた。
 
 

30 :
 
 ――薬を飲んだ瞬間、お腹の中から、何かがずん、と爆発するような感覚が広がり、あたしの目の前は真っ白になる。

 「――んはぁ、っ……!」
 次に視力を取り戻した時、あたしは服を脱ぎ捨て、ソファに寝そべった男の上で、激しく腰を振っている最中だった。
「はっ、あんっ、んんっ……!」
 あたしはいったん動くのを止めると、ゆっくりと深呼吸をする。
 肺の中に、新鮮な空気が満ちていくのを快く感じながら、あたしはぶるん、と頭を振った。
 「……ああ、やっぱ、たまんないわ、この感じ」
 脳をずきずきと駆け巡るラッシュ感に、思わずあたしは恍惚の吐息をもらす。
 そう、それは正に、たまらなく心地よい経験だった。
 全身の細胞が活性化し、目に映るものすべてにピントが合っているかのように、世界は先程までとその様相を異ならせている。
 自分の体が絶えず、上下左右に揺れているように感じられ、まるで、空を自由自在に飛んでいるかのような爽快感があった。
 この感覚こそが、あの薬の名前――
 『Flying Bird』の由来だ。
 

31 :
 
 「……おい、いつまでボーっとしてんだよ、リン?」
 あたしの下にいる男が、イラついた口調で言う。
 それに対してあたしは、唇の端をねじ曲げて、ふふっ、と淫蕩な笑みを浮かべてみせた。
 「あ、ごめーん、ちょっといい感じにキまり過ぎちゃったみたいでさぁ」
 それから男にぐっと顔を近づけ、耳元をくすぐるように、小さな声でささやいてやる。
 「安心してよ。……あんたの精子、ぜーんぶしぼり出すまで、絶対に終わらせないからね」
 そしてあたしは、再び腰を上下に動かし始めた。始めはゆっくり、だがすぐに、加速を付けて。
 「……あっ、んはっ、チンポっ、気持ちいいっ……!」
 体の内側から、ゴリゴリと突き上げられるその快感に、あたしは思わず身をのけぞらせてよがる。もっと深く、もっと奥に
ペニスを突き刺してもらいたくて、あたしは体重を乗せて、ずぶっ、ずぶんっ、と激しく腰を打ちつけた。
 薬を飲んで、からっぽになった全身を、男の精で埋め尽くしていく。
 それは他のどんな遊びより、刺激的で、魅力的で、この上なく気持ちのいい事だった。
 

32 :
 
 「……やーれやれ、ようやく戻ってきたぜ、リンちゃん」
 「俺らもすっかり待ちくたびれちまってよ、悪ぃけど、一緒に頼むわ」
 あたしが意識を取り戻したことに気付いた他の男たちが、ぞろぞろと周りに集まってくる、
 その誰もかれもが、ズボンのジッパーから、赤黒く反り返ったモノを、あたしに向けて突き出していた。
 それを見たあたしの口元に、自然と笑みが浮かんでくる。
 「……まったく、みんな本当にスケベなんだから。そんなにあたしにシゴいてほしいわけぇ?」
 余裕ぶってそう言ってみても、すでにあたしの目は、それに釘付けになってしまい、口の中には唾液があふれ出す。
 男たちもそれを承知の上で、わざと黙って、あたしの事をニヤニヤと見つめたままでいるのだ。
 ごくり、と生唾を飲み込んでから、あたしは乱れた髪をかき上げつつ、言った。
 「……ほら、早く来なさいよ。あんた達のチンポ、一本残らず抜いてあげるわよ」
 その言葉を合図に、男たちが一斉に、あたしを目がけて群がってきた。
 
 

33 :
一旦中断とさせていただきます。残りは明日中に投下させて頂きます。

34 :
乙です
レンミクのほのぼのといいダークな今回のといい多才ですね

35 :
>>32の続きを投下させていただきます。

36 :
 
 目の前に突き出されたたくさんの性器に、あたしはもう一度、ごく、と生唾を飲み込む。
 それからおもむろに、口を開けるだけ開くと、林立する肉棒に向かって、しゃぶりついていった。
 「んっふぅっ!」
 いちばん太いペニスを咥えたあたしは、口の中にじゅるじゅると唾液をためる。それをローション代わりにして、じゅぽじゅぽと
盛大に、口を前後に動かした。
 同時にあたしの顔や頭には他の肉棒がこすりつけられ、触れた部分がかあっと熱くなる。それがたまらなく気持ちよくて、
あたしは両手を伸ばし、そのうちの何本かをまとめて握りこんだ。
 「んぷっ……あっは、あんた達のコレ、熱すぎじゃない? こんなの押し付けられたらヤケドしちゃうって」
 あたしは両手でペニスを扱き上げ、さらに別の男に向かって舌を伸ばす。舌先に、固くて弾力のある亀頭が触れた瞬間、それを
一気に口の中に呑み込んだ。
 「ん……ぐぶっ……!」
 ノドの奥にまで突き刺さってきたそれが、あたしの呼吸を圧迫する。だけどその苦しさも、今のあたしには、興奮を促す刺激の
一つでしかなかった。
 ずるるるっ、と粘液まみれのペニスを一気に口の中から引き抜き、またすぐに同じ勢いで飲み込む。それを何度も繰り返して
いるうちに、あたしの頭はますますハイになってきた。
 

37 :
 
 「ふぁんっ!」
 不意に、ずんっ、という下半身からの強い衝撃を受けて、あたしの体が一瞬、宙に浮く。
 「おい、こっちがお留守になってんぜ、リン。全部搾り取ってくれんじゃなかったのかよ?」
 あたしに挿入している男が、不機嫌そうに声を上げた。
 「あは、ゴメンゴメン。ちゃんとやるから怒んないでよぉ」
 へらへらと笑い返すと、あたしは腰に力を入れ直し、体を激しく揺らせた。腰を落とすたびに、あたしの中が容赦なくえぐり
取られ、体の芯が、かあっと熱くなる。その間も口と手は休めることなく、かわるがわる目の前に迫ってくるペニスを、片っ端から
弄り続けていた。
 (……ああ、ホント、どっかに飛んでっちゃいそう……)
 その行為に没頭していくうちに、いつしかあたしの中からは、余計なモノが消え去っていく。
 イヤな事も、うっとうしい事も、メンドくさい事も。
 みんなみんな、薬があれば、忘れ去ることができるのだ。
 

38 :
 
 その瞬間、右手に握っていた男性器が、びくん、と大きく跳ね上がるのを感じた。
 続けて、左手にも、口の中にもその感覚が走る。少し遅れて、下半身からも、どくどくという、激しい鼓動が伝わってきた。
 絶頂が近いのだ。薬を飲んで、体が鋭敏になっている時のあたしは、それを文字通り、手に取るように把握することが出来た。
 あたしはわざと口と手を離し、また別のペニスをいじり回す。同時に下半身の動きをやや抑え、じらすように前後左右にくねらせた。
 「んぷ、ふぅっ……ふふ、あんた達みんな、そろそろイキそうなんでしょ?」
 上目づかいで見上げてそう言ってやると、男たちは驚いたように顔を見合わせる。
 「いいわ、全員一緒に、イっちゃ……えっ!」
 そう言うとすぐさま、あたしは全てのペニスを同時に刺激し始めた。
 手と口の神経に意識を集中させ、それぞれの絶頂までの距離が同じになるよう、じわじわと高めていく。同時に下半身の動きを
再開させ、あたしを貫いている肉棒の熱をさらに引き上げた。
 そうして全ての男の性感が、一斉に喫水線を超えた、その時。
 (……ははっ)
 まるでスローモーションのように、あたしは目の前の無数の尿道口が開き、そこから白濁液が飛び出してくるまでの光景を、
はっきりと捉えることができた。
 (バッカみたい)
 その、あまりにもバカげた、非現実的な光景に、あたしは思わずあきれてしまう。
 そして次の瞬間、
 ぶびゅっ! びゅぅぅっ!
 欲望そのものの熱量を伴った、大量の精液が、あたしの顔に向かって襲いかかってきた。
 

39 :
 
 「んぐっ、げほっ!」
 髪に、顔に、そして口の奥に向かってびしゃびしゃと降り注ぐ精液を受け止めながら、あたしは激しくむせ返る。鼻をつく強い
臭気と、しびれるような苦味があたしの中に充満する。
 だがそれも、一瞬の間だけのことであり、狂ったあたしの神経は、それらをいともたやすく、極上の芳香と甘味へと変換してみせた。
 「ん……じゅるっ、ぢゅっ、ずちゅっ、ん……ぐっ、……ぷはぁっ」
 水たまりができるほど口内に放たれた、大量のザーメンを、あたしは思う存分、舌で転がして、ぐちゅぐちゅという粘り気を
楽しむ。そして最後に喉をぐびっ、と鳴らせて、一滴残らず飲み込んでしまった。
 「……ごちそうさま、っと。あーん、もう、髪ベタベタじゃんかよぉ」
 なにげなく頭に手をやると、そこかしこにべったりと精液がこびりついている。あたしはその塊をひとつまみすると、指先で
にちゃにちゃと弄んでから、ぺろり、と舐めとった。
 「あんた達みんな、どんだけ精子溜まんの早いわけ? 毎日毎日、あたしに好き放題ぶっかけてるクセに」
 唇をとがらせつつ、あたしはゆっくりと立ち上がる。ぬるっ、と引き抜かれた股間のペニスが、くたり、と男の腹の上に倒れた。
 その後から、どろりと流れ出てくる精液にも、あたしは何ら気を留めることなく、ううん、と大きく伸びをする。すると、
 「……いい歌だ」
 ずっと黙って、カウンタ―の向こうから、あたし達の様子を見守っていた――いや。
 あたしの声に、耳を傾けていたマスターが、ぼそり、と口を開いた。
 

40 :
 
 「お前はやはり、そうして歌っている時が、最も美しい」
 こいつは、あたしがこうやって遊んでいる時の声を『歌』と呼ぶ。
 あたしにしてみれば、あんなものは歌でも何でもなく、ただ思うがままに喘ぎ、叫び、嬌声を上げているだけなのだが、
こいつにはそれが、美しい旋律と音色に聞こえるらしかった。
 「……何それ。バッカみたい」
 あたしはなげやりに言葉を吐く。今はもう、マスターに対する憎しみも敵意もどこかに消えてしまい、ただただ気だるいだけだ。
 「ねえ、それより、ちょっと切れてきちゃったみたい。追加でちょうだいよ」
 あたしがそう言うと、マスターはカウンターの陰から、新しい小瓶を取り出す。その小瓶にも、青と白のカプセルがぎっしりと
詰まっていた。
 無造作に投げつけられたそれを、あたしは空中で受け取る。蓋を開け、カプセルをじゃらじゃらと手の平に取り出すと、なんの
ためらいもなくそれを飲み込んだ。
 「んくっ……あ、はぁぁっ」
 喉を通り、食道を転がり落ちて、胃袋に到達したカプセルはじわじわと溶け、こぼれ出した粉末が、粘膜に吸収されていく。
それが血液の流れによって、体のすみずみまで行き渡るのを、あたしは心ゆくまで味わった。
 「んは……気持ちぃ……」
 知らず知らず、あたしの手は股間へと伸び、ぐちゅぐちゅと乱暴に、その部分をこねまわす。膣内はすでに、異常なほどの
愛液が分泌されていて、先程の精液と寄り添うように混ざり合って、だらだらとこぼれ落ち続けていた。
 

41 :
 
 がくがくと膝が笑い出し、ぶり返してきた頭の浮遊感もあいまって、あたしは立ち続けていられなくなる。
 「あうぅ……うあぁっ」
 意味のないうめき声を発しながら、あたしはその場にばたり、と倒れ込む。ぐらぐらと回り続ける頭を持て余しつつ、そのまま
ごろん、と仰向けになると、両足を大きく広げ、男たちに向かってその中心を見せつけた。
 「ねえ……誰でもいいからチンポハメてよ。あたしもう、ガマンできない……」
 媚びるような口調で、あたしは男たちに訴えかける。さっきの行為で疲れ切っていた彼らは、たちまち精気を取り戻し、一人、
また一人と立ち上がると、こちらへ近寄ってきた。
 しかし、その時。
 「……待て」
 突然、マスターが男たちを制止した。
 「こいつを忘れてるぞ」
 そして、あたしの方に向き直ると、ポケットから何かを取り出し、こちらに投げつけてきた。
 黒いアイマスクだ。
 それを受け取ったあたしは、すぐにマスターの意図を察して軽く笑うと、それを身に着けた。
 

42 :
 
 この目隠しゲームは、あたしがここに入り浸るようになってから、何度か行われているものだった。
 ルールは簡単で、あたしがアイマスクを装着したまま、男たちのうちの誰かとセックスをする。それが誰だか、顔を見ずに
あたしが当てられれば勝ちという、実にくだらないお遊びだ。
 あたしはこのゲームが得意で、今まで一度も外した事はない。特に今日は、薬もほどよく決まっていて。ほんの少し、指先で
触れられただけでも、答えられそうな予感さえあった。
 「……ん、準備オッケー」
 ふさがれた視界の中で、あたしは手を上げて合図をする。そして、小さく深呼吸をして、全身の神経を集中させた。
 その途端、あたしの全身の皮膚と空気との境目は、くっきりと意識できるようになり、そこに矢のように突き刺さってくる、
男たちの視線をはっきりと感じ取ることができた。今日は特に、調子がいいみたいだ。
 そんな風に思っていると、あたしの耳に、ぺた、ぺたという、裸足の足の裏が床を踏む音が聞こえてきた。誰かが、あたしに
向かって近づいてきているのだろう。
 あたしは足を開いて寝そべったままで、ただじっと、その「誰か」を待ち受ける。
 迷い込んでくる獲物を捕らえようとする、毒花のように。
 「……きゃあっ!」
 突然、その「誰か」は倒れ込むように、どさり、とあたしに向かって覆いかぶさってきた。その勢いに、あたしは背中を床に
打ちつけてしまい、思わず文句を言う。
 「ちょっとぉ……いきなり乱暴すぎやしない?」
 だが、その相手は謝りもせず、妙にもたもたした動作で、あたしの股間に自分の性器をくっつけてきた。ぐいぐいと、無造作に
押し付けられるそれはなかなか挿入されて来ず、あたしはまた腹を立てた。
 「もう、何やってんのよ……ほら、ココだってば」
 手さぐりで相手の股間へと手を伸ばし、それをしっかりと握る。その先端を自分の入口へとあてがって、あたしはゆっくりと、
体の中へその男を迎え入れた。
 

43 :
 
 「はぅっ……」
 男が、かすかにあえぎ声を上げた。それを聞いたあたしは、変だな、と思う。
 言うまでもなく、あたしがしているのは目隠しだけであり、耳栓を付けたりはしていない。だから、相手が声を出してしまえば、
一発であたしには区別がついてしまう。もちろん、彼らもそれは承知しているはずなのだ。
 ただ、今の声はあまりにも小さくて、誰のものなのか、すぐには分からなかった。それをいい事に、あたしはゲームを続行する。
 「えー? 誰コレー? リン、全然わかんなーい」
 両手に握ったままの肉棒を、あたしはオモチャのように自分に抜き差しする。身体の中でぐりぐりと上下左右に動かして、自分の
気持ちいい所を思う存分擦り上げ、弾けるような刺激を味わった。
 そのうち、下半身に引っ張られるようにして、男が自分から腰を使い始めた。が、その動きもどこかぎこちなく、ひたすら単調で、
そのくせ不規則なリズムが、あたしの盛り上がった気分を大いに邪魔してくれた。
 「ああ、もう……じれったいなぁ」
 しびれを切らしたあたしは、自分から男に思いっきり抱きついた。両手と両足を男の背中に回してぎゅっと抱き寄せ、二人の体を
密着させる。
 そして、すうっ、と一つ息を吸うと、あたしは自分の体を、全力で男に向かって叩きつけた。
 「んぐっ……!」
 ずぎゅぅっ、と、体の一番深い所まで陰茎が届き、あたしは脳を串刺しにされたような快感にむせぶ。真っ暗なはずの視界には、
色とりどりの火花がちかちかとまたたき、まるで星空のようだった。
 ――そうだ、あたしは今、星空を飛んでいるんだ。
 誰にも邪魔されない、あたしだけの世界で。
 自分の思うまま、意のままに。
 「ああぁっ! イイっ! イイよぉっ!」
 気づいた時にはもう、あたしはむちゃくちゃに腰を振っていた。
 

44 :
 
 貪るようにペニスを咥え、柔らかい膣肉で十分に咀嚼しては吐き出し、その先端に食らいついて一気に吸い上げる、
 その繰り返しが、あたしをどんどんどんどん高みへと押し上げていく。もはや浮遊感は頭から全身にまで広がり、体中の血液が、
ぼこぼこと沸き返りそうなほどに熱かった。
 ふわり、と、意識と感覚があたしの身体から遊離して、そのまま空に向かって落ちていくような錯覚を覚えた、その一瞬――

 ――ぴちゃり。

 不意に、冷たい滴の感触を顔に受け、あたしの心は地上に引き戻された。
 (……?)
 さっきまでの高揚感から、いまだに脱し切れていないあたしの顔の上で、ぴちゃ、ぴちゃん、と続けて水滴が二粒、三粒と
跳ねる。
 せっかくの、最高の気分を中断された苛立ちが、あたしの中でみるみるうちに膨れ上がった。
 「……女の子と遊んでる最中に、お酒でも飲んでるの? ずいぶん失礼な話ね」
 あたしは眉根をぐっと寄せると、乱暴な動作で、自分のアイマスクを引っぺがした。我慢の限界だ。
 ――この、ドンくさくて間の抜けた男の顔を、一刻も早く拝んでやりたい。
 そんな思いで、天井の明かりに照らされて、逆光になっている男の顔をきっと睨んだ瞬間――呼吸が止まった。

 あたしの顔に、落ちてきていた「それ」は、酒ではなく。
 涎だった。
 

45 :
 
 だらり、と肉色の舌が力なく垂れ下がり、その周りでは、ぽっかりと開いた唇が、カサカサに干からびている。白目の濁った瞳で
あたしを見下ろしながらも、その、真っ暗な表面には、何も映ってはいなかった。
 その目で見つめられ、思わず視線をそらしたくなる気持ちとは裏腹に、あたしの目は、相手の顔に釘付けになってしまっていた。
 何故ならそれは――

 「……レ、ン……?」

 あたしの、弟の顔だったから。
 「何で……どうしてレンがここにいるのよ!?」
 動転したあたしは、喉の奥から大声を張り上げた。
 だが、周りの連中は誰もそれに答えようとはせず、ただあたしを指差して、ゲラゲラと、バカにするような笑い声を上げている。
 その中で、マスターだけが一人、ずっと変わらない平坦な表情のままで、煙草に火をつけながら、ゆっくりと口を開いた。
 「……三日ほど前だったか。そいつが、『リンを迎えに来た』と店に来たんでな。こちらの要求を聞けば会わせてやると、
  約束したんだよ」
 「要求、って……」
 その時あたしは、あたしの肩を押さえ付けているレンの腕に目を留め、息を呑んだ。
 ぽつぽつと、小さく刻まれた、無数の注射針の跡に。
 「ちょうど、あの薬の、静脈注射のサンプルが欲しかったところだ」
 ふうっ、と煙を吐き出したマスターが、こともなげにそう言い放った。
 

46 :
 
 「……そんな……」
 あたしは絶望感とともに、自分の体にのしかかっているレンを見上げる。
 虚ろな瞳、こけた頬、筋張った腕。
 あたしの事を想い、救おうとしてくれたレンの姿は、もう、どこからも失われてしまっていた。

 ――あたしのせいで。

 「……っ!!」
 そう思った瞬間、体中の感覚が、ぐるん、と反転した。
 まとわりついていた浮遊感は、たちまちあたしの内臓を激しく揺すぶり出し、全身の皮膚がぞわぞわとけば立つ。体内を流れる
全ての血液は逆流し、手足が急速に冷えていくのが感じられる。
 今やあたしは、完全なバッドトリップに陥ってしまっていた。
 「あ……ぐ…っ!」
 ずきずきと痛みだした頭をかばうため、あたしは思わず両手で頭を押さえた。目をつむり、歯をぎりぎりと食いしばって、
痛みに耐えようとする。
 その時だった。
 「……! ダ、メっ、レン……!」
 レンが、再びあたしに抱きつくと、下半身をずず、ずずっ、と動かし始めたのだ。
 

47 :
 
 「いやぁっ、やめてぇっ!」
 割れるような痛みにも構わず、あたしは頭を大きく左右に振ってわめき散らす。
 だけど、その声はレンの耳までは届かない。
 ぐじゅっ、ぶじゅぅっという汚い水音を立てて、レンの性器があたしの中を荒らしていく。すでに感覚の冷え切ってしまった
その部分からは、快感も興奮も刺激も愛情も伝わっては来ず、ただひたすら異物感と嫌悪感だけがあった。
「っ……ぐぅっ! ……やだっ、こんな、こんな気持ち悪いの、イヤぁっ!」
 ひと突きごとに脳をぐちゃぐちゃにかき混ぜられているような不快感の中で、あたしはまた、ぴちゃり、という水滴を顔に受け、
レンの顔を見上げた。
 ――レンが、泣いていた。
 (どうして……? どうして泣いてるの、レン……?)
 いつの間にか、自分自身も涙を流している事に気づきつつ、あたしはレンに問いかける。

 ――わからない。
 あたしにはもう、何もわからない。

 その答えの代わりに、あたしがレンから受け取ったのは、べっとりと粘ついた大量の精液と、この上なく不快な、吐き気を催す
ような絶頂だった。
 

48 :
 
 
 射精と同時に、ふっと意識を失ってしまったレンが、ばたり、と床に倒れ込んだ。
 「……レン……」
 ひゅうひゅうと、喉を通り抜ける空気が、笛のような音を立てている中で、あたしは思うように動かない腕を操り、レンに手を
伸ばす。その瞬間。
 「――傑作だったぞ、リン」
 あたしの手首は、上等な革靴を履いた足に踏みつけられ、頭上から、マスターの声が降り注いできた。
 「絶望という、新たな色が注がれた、お前の歌――想定以上の仕上がりだった」
 けれどその声は、あたしの頭の中でがんがんと反響して、何を言っているのか、よく聞き取れない。
 左右にぐらぐらと揺れる視界の向こう側で、マスターが、あたしの傍にゆっくりとしゃがみ込んだ。
 「……さて、残念だが、お別れの時間だ、リン。お前の歌は、すでに完成してしまったからな」
 そして、ポケットに突っこんでいた片手を、さっと取り出した。その手に握られているものに向かって、あたしは目をこらす。
 薄く濁った溶液で、いっぱいに満たされた注射器が、鈍く、銀色に光っていた。
 

49 :
 
 「――ああ、そう言えば、最後に一つだけ」」
 マスターのその手が、ゆっくりとあたしの首筋へと迫ってくる。
 どうする事もできないまま、それをぼんやりと眺めながら。
 あたしは、ママの優しい声を思い出していた。
 「お前に教えていた、この薬の名前の事だが――あれは嘘だ」
 それから、パパのあったかい手のひらを思い出していた。
 「この薬の本当の名前は――」
 注射針が、すっと音もなく、あたしの首筋に差し込まれる寸前。
 あたしは、レンの笑顔を、強く思い浮かべた。
 祈るように。
 縋るように。

 「『Stray Bird』――迷子の小鳥」

 その笑顔が、突然広がった暗黒にもぎ取られ、あたしの意識は、奈落の底へと落ちていった。
 
 

50 :
以上、長々とお目汚し失礼いたしました。
>>34
ありがとうございます。
どちらも楽しんでいただけていれば幸いです。

51 :
ここじゃ書けない内容だけどレンきゅん掘られてたりするんやろか・・・

52 :
>>50
乙です&鬱です
救いようがない話なのに文章がうまいから最後まで読んでしまった…
>51
掘られるのなら注意書きはいるけどここでもありだろ
ただし責める相手は女じゃないといけないが

53 :
たまには逆アナルも良いんじゃないかな

54 :
リンレン誕生日おめでとう

55 :
下克上です。カマイト×メイコでひとつ。
【 注 意 事 項 】
 ・カマイト×メイコで、寄った勢いからやる話
 ・店内えっち
 ・道具使用
 ・若干カマイトがS気味メイコM寄り
 ※9〜10レスほど使用。エロは3ぐらいから
 ※カマイトが女言葉なので、全体的に百合くさい
 ※会話文があまりにも百合くさ過ぎたので、文中はカマイト→カイト表記にしています
以上が苦手な方は閲覧注意。
誤字脱字はご容赦願います


カマイト×メイコ 1
繁華街の路地裏の奥に、その店はひっそりと営業していた。夜の街で遊ぶ、通人の間で噂の店だ。
古びた扉を開けるとカウンターと数席のテーブル席。狭くこじんまりとした店内を紫のドレスが似合うママが一人、切り盛りしている。
彼女は女装した男性だが、上品な物腰に細身の体に纏ったドレスが良く似合い、立派に看板ママを勤めている。美形の『彼女』目当てに店に通う者も多い。
昭和の匂いが残る居心地の良い店内。美味しい酒とそれを引き立てるツマミが提供され、美しいママは話し上手でありまた聴き上手。
差し出される酒が、ママの相槌が、都会の生活に疲れささくれた心を癒してくれると評判なのだった。
そして今夜も心に傷を負った女が一人、閉店時間を過ぎている店内でママを相手に管を巻いていた。
「あーもー……なんで上手くいかないかな……」
爪を深紅に彩る細い指が、空のグラスを弾いた。残された透明な氷がグラスに当たってカチリと小さく鳴る。
「ママおかわりー」
掲げたグラスは隣から伸びた大きな手に取り上げられた。そしておかわりではなく、彼女を嗜む声が返ってくる。
「メイコちゃん、飲み過ぎ」
メイコは唇を尖らせると、むうっと声の方へ赤くなった顔を向ける。そこには苦笑したこの店のママ、カイトがテーブルの上に林立する空の酒瓶に視線を落としながら溜息をついていた。
女装の麗人(?)であるカイトの表情は慈愛に満ちていたけれど、メイコは不満そうに口を尖らせる。
「だぁってー! 飲まなくっちゃやってられないわよぅ。なーにが『君は強いから一人で大丈夫』よっ。ばかー!」
ソファーの背もたれに背中を預け、天井を仰いでメイコは叫んだ。閉店時間をとうに過ぎた店内にはメイコとカイトしかいない。他の客に迷惑をかけることもないので、メイコは存分に声を張り上げるのだった。
「またベタな別れ文句ねぇ。センスが昭和だわ。そんな男、別れて正解よ」
閉店後も居座られ迷惑をかけられているのはむしろカイトなのだが、そんなことはおくびにも出さずに優しく茶色の髪を撫でてくれる。
メイコの表情にはまだ別れた男への未練が残っており、不服そうにしながらも慰撫するその手擦り寄った。
メイコは男に振られたその足でここに来て、それからずっとこんな調子だった。
メイコがこの店に通うようになってから数年、彼女は恋愛が終わる度にカイトに泣きつきに来る。その都度、閉店後にメイコを慰めるのはカイトの役目になっていた。
もう幾度繰り返されたやり取りなのか、数える気にもならない。今回は二股かけられた挙句、先ほどの台詞を言われ振られたようだ。
話しを聴く限りでは、メイコより年下の守ってやりたくなる小動物系の女と二股されて、メイコが振られた。
メイコは物をはっきりとした物言いをし、トラブルも誰かに頼ることなく自力で解決するタイプだ。
今現在こんな惨状だが、周りからはこれでもしっかり者だと認識されているのだった。損なことこの上ない。
……そういう女が恋愛において、『か弱い女性』に勝てるわけがないのだ。

56 :
カマイト×メイコ 2
「私、男を見る目ないのかなぁ。どーしていっつも取られちゃうんだろう?」
「逆よ。男が見る目ないの」
髪を撫でていた手に頭を優しく引き寄せられ、カイトの肩にもたれた。
ちらりとカイトの顔を盗み見る。紫がかった青い髪はアシメントリー。髪の色に合わせたシンプルで細身のドレスは、長身痩躯の身体によく似合う。
上品な立ち振る舞はその辺の女より婀娜っぽくて、「性別:オンナ」のメイコだって見蕩れてしまうほどの女っぷりだ。
(男だけど)美人で、(男だけど)色っぽくて、(男だけど)包容力たっぷりのママ。
……可愛い系が無理なら、せめてママみたいだったら捨てられなかったのかな……。
思わず涙がこみ上げて、メイコは慌てて目元に力を入れた。
「もー……! 男はなんで若くて可愛らしい系が好きかなぁ? みーんなそっちに行っちゃうんだもん、腹立つ!」
「メイコちゃんだっていいオンナよ?」
「じゃあどうしてアイツは私を振るのよ!」
「だからソイツに見る目がないんだって。堂々巡りになっちゃうわねぇ。……なに? そんなにいい男だったの?」
「二股されるまではね! はぁ……」
失恋のダメージは根が深そうだった。最近こんな振られ方ばかりだ。失恋が同じような理由で重なれば、普段は前向きなメイコだがさすがにやさぐれる。
「ママお酒のおかわり早くー! ねー今日はとことん付き合ってよ。いいでしょー」
メイコから避けるようにテーブルの奥に置かれたグラスへ手が伸ばされた。しかしその手はグラスに届くことなく、カイトの手に捕えられてしまう。
「今日はもうダーメ」
「えぇ〜〜ママぁ」
甘えた声にカイトの溜息が重なる。捕えられた手は更に握り込まれ、カイトは離そうとしない。不審に感じたメイコがカイトに視線を向けと、深く青い目が彼女をじっと見据えていた。
「終わった恋愛なんか忘れちゃいなさい」
「だってだってだって――――! こんどこそって――――!」
うわあああぁん! と泣き出す様はまるで駄々っ子だ。こんな彼女の姿から、外ではしっかり者ので通っているとは誰も想像できないだろう。
「らしくないわねぇ。こんどこそって思ってたから、忘れられないの?」
「……うぅ……」
メイコは黙ってしまったが、目を見ればカイトにはお見通しだった。
「バカな子」
メイコに肩を貸しつつ、カイトは小さく笑った。メイコは傷つく度に、カイトに泣きつく。
その涙を意中の男に見せれば良いものの、それはプライドが許さないというのだから始末に負えない。この姿が可愛くないわけがないがないのに。
悩ましい溜息が、カイトの口から転がり落ちた。
「もう、ヤ……」
「ん?」
「淋しいの……愛されたいよ」
目尻から一粒涙を零し、メイコが呟く。ポロリと漏らす言葉は紛れもないメイコの本音だった。酔ってとろりとした表情は十分に艶めかしく、油断し弱った姿はカイトの乾いていた雄の本能を揺り起した。
「メイコちゃん」
「え――――……んぅ?」
呼びかけられ、不意に寄せられたカイトの顔。唇に温かく湿った感触を受け、メイコの目が丸くなる。
やさぐれ、アルコールで鈍くなった頭ではなにが起こったか瞬時に判断できなかった。目を白黒させている内に、小さな温もりは離れる。
気がつけば、間近でカイトが微笑んでいた。綺麗に口紅を引いた唇に、妙な色気を纏わせながら。
「あれ……?」
驚いてメイコの涙も引っ込む。カイトの微笑みは綺麗だけど、内心が全く窺えない。
「びっくりした?」
「ママ、今……」
「うふふ」
キスとか、そりゃあびっくりもする。メイコは女装姿で相手をしてくれるカイトに、男を感じたことなどなかった。
姿に似合った女言葉とたおやかな振る舞いに、メイコはすっかり同性同士の気分でいたのだ。それなのに。こんなスキンシップは初めてで戸惑う。
「オカマとキスはイヤだった?」
ぷるぷる茶色い頭が左右に振れた。無意識の幼い仕草が、彼女の困惑を表している。
「そう、よかったわ」
カイトは笑みを深くする。イヤじゃない。確かにイヤじゃないけど、同性同士でもキスってしない。少なくとも、メイコは。
「忘れられないの?」
「はえ? あ……」
照明を弾く艶やかなマニキュア。その指先がメイコの頬を滑り、顎で止まる。擽ったそうに肩を竦めるメイコをカイトは伏せた瞳に映し、固まってしまった彼女の首を指でなぞった。そして項を捕え、茶色の細い髪の中へ指が潜る。
「辛いのなら、忘れさせてあげる」

57 :
カマイト×メイコ 3
メイコは困惑しつつも、再び寄せられたカイトの唇をソファーの上で素直に受け入れていた。横に座るカイトは腰を捩じりメイコの顔に陰を落とす。
うっすら開けた目に、化粧の乗った端正な顔が瞳を閉じているのが見えた。
昼間男と別れてその日の夜に別な人とキスするなんて、ちょっとどうなんだともう一人の自分が囁いていたけれど、その声も口の中に舌が侵入した時点で消えた。
だって、淋しい。心も身体も寒くって、浴びるほど酒を呑んでもちっとも温まらないのだ。気持ちが弱ってて、人肌が無性に恋しかった。
ぐっとカイトが顔を寄せメイコの口が大きく開くと、舌はより深いところまで入ってくる。小さな舌を自分から伸ばせば、唇がそれを吸った。
ちゅ、ちゅっと小さな音が鳴って頭がじんじんしてくると、舌を絡めて擦り歯列を丁寧になぞられた。ぷっくりした唇を啄むことを何度か繰り返したのち、カイトの顔が離れていく。
軽く息を弾ませたメイコの瞳に、少し色が薄くなった口元がにっこりと弧を描いて茶色の瞳に映った。
「メイコちゃん、モノ欲しそうな顔してるわ」
「こんなキス、ズルイ……」
キスだけでうっとりしてしまう。それだけ上手いキスだった。抵抗なんか許さず、根こそぎ萎えさせ身体の力が抜ける。
「あらあら。そんなこと言ってたらこの先タイヘンよ?」
「! んん……」
ぺろりとメイコの唇を舐め、こめかみから頬、顎、首筋へと辿っていく。耳朶を甘咬みされた時、腰を撫でられて思わずカイトにしがみ付いた。
「感度いいのね」
「ママ……」
不安げにメイコの声が揺れる。服の下に潜り込んだ手のひらの大きさに、カイトが男ということを認識してきて、たじろいでしまう。
しかしカイトは笑みを絶やさず、下着に包まれた乳房をゆったりと揉んだ。布地を押し上げ蠢く動きはいやらしい。
「大丈夫よ。怖がらないで……悪いようにはしないから。ね? ふふ。おっぱい柔らかーい」
ひとしきり楽しんでからカイトは胸の上まで服を捲り上げる。ハーフカップのブラに覆われた乳房の上に服を引っかけて、青い目が丸くなった。
「あらすごい。おっぱい大きいから引っかけることできるのね」
そう言って指先がカップにかかり、僅かに力がかかるとブラの淵はほんの少しだけ下がった。
「マ、マ……恥ずかし……」
「メイコちゃんの乳首は、どんな色しているのかしら♪」
カップを徐々に下げられる。乳輪が出てきたところで、メイコはぎゅっと目を瞑った。
「あら! カワイイ色」
淡色の乳首は半勃ち。青い視線に晒されてそれはツンと張る。
肌を撫でる手のひらが服の下を進んで肩のストラップを下ろし、袖の中の二の腕のあたりに留まった。そして両方のカップに手をかけずり下げると、真っ白で豊満な乳房が揺れながら姿を現した。
「やん……」
「ぷるって揺れてるわ。えっちなおっぱいねぇ」
五指が乳房を絶妙な力加減で揉む。重みを量るような手つきに息を乱しつつ、こんな風に触られたことってないかもと、メイコは頭の片隅で思った。
今までの男は、巨乳を喜んでむしゃぶりつくヤツばかりだったから。
「いいわー。羨ましーわ。私なんかこーんなぺったんこ。メイコちゃんズルい」
「いやいや、だってママ」
思わず冷静になった。突っ込んでもいいのだろうか?
「羨ましいっていうか、ちょっと妬ましいかもね……っと」
「ひゃぁあっ!」
ぎゅうっと両方の乳首を抓み上げられて、メイコは悲鳴を上げた。愛撫の域を超えた痛みと僅かな快感に、背中が反り上がる。
「ママ!」
胸を押さえ、抗議の眼差しをカイトに向けた。くすくす咽で笑いながら、カイトは取り上げられた乳房を隠す腕に手を伸ばす。
「ゴメンなさいね。ホント、羨ましいぐらいの美乳だったから。ほら、仲直りしましょ」
メイコの唇に音を立てて一瞬だけ触れてから、腕を解きにかかる。再び顔を覗かせる乳房の、ほんのり赤くなった乳首を吸った。
「……あ」
「ぷっちり尖ってるから、イジりたくなっちゃう。赤くなっちゃって……」
乳輪を舌先でなぞり、中心で主張するそれに吸い付いては舐めて転がす。舌に嬲られ、メイコの肩が竦み熱っぽい吐息が幾つも零れ落ちた。
腰にあった手が徐々に下へ降り、ミニスカートから伸びる膝を撫でている。それが、何気なく合わさった腿の間へ移動した。
軽く歯で挟んだ乳首を引かれてメイコが身震いした隙に、その手はスカートの奥へと忍び込んだ。
あ。無意識にカイトの手首を上から抑えた。
胸から唇を離さず視線だけ上げたカイトは、微笑んで視線だけをメイコに向ける。

58 :
カマイト×メイコ 4
「怖気づいた? イヤ?」
飲まれそうになるくらいの青い虹彩は、いつになく妖艶だった。嫌と言えばカイトはメイコを解放してくれるだろうが、この淋しさと寒さは癒えない。
両天秤にかけてしまえば、自ずと答えは出た。抑えていた手の力を抜くと、手はそのまま奥へと潜っていく。そして。
「………………あ………………っ」
下着の上から溝を一撫でされ、身体がぷるっと震えた。
くちゅ、くぷ。
下着の前から差し込まれた指先が僅かに動くだけなのに、脚の間から粘ついた音が鳴って、辺りに響く。
割れ目の奥は既に粘膜が満ちて、性器を弄る指にイタズラされる音には喘ぎが混じった。
あ、は……っ、と耐えきれない吐息を零し細かく肢体がびくつくのを、乳首を吸うカイトは満足そうに目を細める。
「もうコリコリね」
「んぁっ」
クリトリスを押し潰し指の腹でぐりぐり圧迫される感覚に、胎の奥が疼く。
「はあっ! あぁん……」
「マンコこんなに濡らして……イケナイ子。セックスは久しぶりなの?」
「うん……」
メイコは小さく頷いた。元彼とは別れる前からレスだった。だからこの頃は。
「ふぅん。じゃあ、最近はずっとオナニー?」
直球すぎるカイトの問いに息が詰まったが、訊ねた本人はけろっとしている。ここまできて誤魔化すのも馬鹿みたいなので、メイコは素直に頷いた。
膣口を爪の先でくすぐり、その刺激に集中していたメイコの下着からカイトの手が引き抜かれた。物足りなさに隣を見上げれば、にっこり笑ってその手を眼前にカイトは掲げた。
「おカマにこんなことされちゃっていいの? ほら、見て」
メイコの粘膜で濡れる指。くっついていた親指と人差し指の腹が開くと透明な糸が架け橋を作る。
「ママのすけべ!」
「すけべなのはあなたでしょ? ……ん。おいし。メイコちゃんの味ね」
長く節くれだった指に纏わりつく粘膜を、まるで見せつけるかのようにカイトは平然と舐め取る。
ママって、こういう時はちょっとイジワルなんだ。メイコは知らなかったカイトの一面にうろたえる。
メイコの知っているカイトは、綺麗で女心をすごく理解してくれて、包み込むように優しい。癒しオーラハンパない女装のバーのママなのだ。
…………認識を改めなくてはいけないようだ。
「パンツ、かなりぐっしょりになっちゃったわ。これ帰り穿けるかしらね?」
両脚の付け根に指をかけ、ぐっと引き上げられる。割れ目にクロッチが食い込み陰毛と大陰唇がはみ出て、メイコは流石に顔を赤らめた。
「ちょ……ママってば!」
せめてもの抵抗に太ももを擦り合わせた。だけどより一層食い込んだ割れ目と顔を覗かせる陰毛は、いやらしさを際立たせる結果になる。
「これ、見ている方は結構そそるわよ?」
「こ、こんなの、されたことなんて……ひゃん」
カイトは素早く手を括れた腰へもっていくと、そのまま下着を下げた。布一枚なのに、剥がされるとその喪失感は大きい。初めてする相手に見せるのは抵抗があって、メイコは両手で股間を隠そうとするがカイトはそれをやんわりと阻んだ。
「だぁめ。ほら、手を離して。おマタも開くの」
小さな攻防はメイコの負けに終わった。脚から下着を抜かれ、カイトの手に助けられながら股をおずおず開いた。
「……まあ!」
カイトの声が弾む。メイコは性器に視線を感じ、居た堪れなくなった。
弄られて嬲られ、熱を持つソコがどうなっているかなんて、見なくったって分かる。興奮の高まりに侵されて、身体は見られているだけで粘膜を滲ませた。

59 :
カマイト×メイコ 5
「メイコちゃんのマンコ、ピンクで艶っつや! 男のハナシばっかり聴くからもっとアレかと思ってたけど、ステキ……」
横から覗き込み、カイトは頬に手を当てながら感嘆の吐息を漏らした。そんな、他人と見比べたことなんかあるワケないので返事に困る。
「お口がいっぱいヨダレ流してるわ。クリちゃんも『こんにちわ』しちゃってる。もっと良く見せて?」
「きゃ……っ」
くぱぁと指が襞を拓き、濡れた桃色の肉まで丸出しにされた。カイトは身体を屈めて白い膝に小さなキスをすると、皮の剥けたクリトリスへ舌を伸ばした。
「あんっ、ダメ! マ、ママぁ……」
青い髪を除けようとしてもびくともしなかった。それどころか甘苦しい刺激に早々陥落し、頭を押さえる手は役目を放棄してよがり腰を捩じる。
細かく吸い付かれると、ソファーの端に乗った爪先が敏感に反応しゆらゆら揺れる。ちゅぱちゅぱれろれろなんて表現じゃ足りない程、カイトの舌使いは卑猥だった。
「とろっとろね。襞がひくひくしちゃって……ふふっ」
つん。指先が襞をつつき、メイコの膝がぴくんと震えた。
「はぁ……ん……」
「指で中を可愛がって上げたいけど、アタシの爪がねぇ」
示されたカイトの爪はネイルアートまではしていないが、マニュキュアを乗せるために綺麗に伸ばされていた。中に入れて探るには、内側を傷つけてしまいそうだ。
「うーん。…………そうだわ!」
思案に曇っていた表情が閃いたといわんばかりに明るくなる。性感は十分に高められているから、挿入がくるのかとメイコは構えたが予想は外れた。
カイトは嬉々としてテーブルの上に鎮座する夥しい数の空き瓶の一つを手に取った。選んだのは、瓶の括れた部分から口までが一番太いもの。
「これがいいわね」
「え……、ま、待ってよ、ママ?」
イヤな予感にメイコの顔が引きつった。瓶を片手に、カイトはあでやかにメイコを威圧する。そりゃあもうイイ笑顔だ。
「前戯はちゃーんとしなくちゃねーっと」
「や、あ、あぁ?!」
ぐぷんと硬質な無機物が押し込まれ、メイコは為す術も無く受け入れた。熱をもつ濡れた膣にガラス瓶の先端はひやりと感じる。
膣内をピストンする瓶口に肉をコリコリ刺激され、戸惑いは直ぐに薄れ快感に置き換わった。
「あ、ウソ……っ、ひぁっ、ひんっ」
「ねえメイコちゃん。いつもオナニーはどうやってるの?」
「ど、どうって……あぁん!」
容易く奥に先端が届き、言葉が遮られた。膣から引かれる瓶の首は、ねっとりした粘膜がまとわりついて照明にてらてら光る。
「指? それとも何か使う?」
手は瓶を巧みに動かしつつ、どこか楽しげカイトが問う。快楽を導く瓶に誘われるまま、悶えるメイコの口は勝手に答えを紡いだ。
「……ぁ……つか、う。んんっ」
「そう。持っているのね。ローター? ……んー、でも久々でもココは慣れてるみたいだから、バイブかしら。アタリ?」
顔を背けたメイコを見れば、黙ってていても答えは出ているようなもの。形の良い薄い唇をふふふっと綻ばせ、カイトは加減をしながら瓶を繰った。
「そんなに恥ずかしがることじゃないわ。コレだって、使いようじゃバイブと似たようなモノよ……ほら」
「はっ、あぁっ」
胎内に潜る瓶に勢いがつく。冷たかったそれはメイコの熱に温もり、中から溢れる粘膜がガラスの首を伝う。
沈み込めばぐじゅんとはしたない音がするが、もう気にならない。ただの無機物、ガラスの瓶はカイトに生を吹き込まれたようにメイコの中を犯して、快感に総身を悶えさせた。
ひとり火照った身体を慰めるときにバイブは使用するけども、それ専用に作られたものよりまったく別の用途に使われる瓶に、どうしようもなく感じる。
こんなこと今まで男にさせたこともない。許す間もなくこんなことをされることも、快感に追い打ちをかけた。自分を見ている青い視線を、肌に感じる。
「あっ、あっ、んっ、あぅんっ!」
「……いいわ、そのまま」
粘つく音を鳴らし忙しなく出入りする瓶の、丸い口が膣を掻き抉る。それが性感帯にダイレクトに響き、メイコは悲鳴を上げて全身を戦慄かせた。
「う、あ、あぁあ! マ、マぁ……っ!」
緊張する中が瓶を締めつけるのを自覚する。絶頂にあられもなく悲鳴を上げる淫らな姿を、メイコは余すところなくカイトに晒した。

60 :
わっふるわっふる

61 :
カマイト×メイコ 6
力が抜け、酸素を求め息を乱すメイコの額にカイトがキスをする。
「すごく可愛かったわ」
「ママの、バカ……ヘンタイ」
「悦んでたくせに。ほら、ごらんなさい」
涙目で見上げてくる茶色い瞳に微笑んで、手にしたままだったビンを照明に掲げた。
「ちょこっとだけど、ビンの底にメイコちゃんのマン汁が貯まってる。あんなことされてこーんなに感じちゃって、ヘンタイはどっちなの?」
傾けられたビンの底に、カイトの言う通りメイコの垂らした粘膜が泡立っている。どれだけ感じていたのかを示す確たる証拠に、メイコはイヤイヤと首を振るしか出来なかった。
そうしている間にも中途半端に乱された服はカイトによりソファーの下に落とされ、白い肌が間接照明の灯りに照らされ淡く浮き立つ。
カイトはメイコの前に立つと、自らのスカートにスリットから手を差し入れて股間を扱き始めた。盛り上がる前の動きにメイコの視線が釘付けになる。
「メイコちゃんの気持ちイイ顔と声で、こんなになっちゃったわ」
薄く微笑むカイトは男臭い仕草をしていても尚、妖艶だ。女性らしい言葉遣いと物腰がカイトの「男」をより際立たせた。
カイトから視線を逸らせず、メイコの息が興奮で上がる。
身体の線に沿ったドレスの長いスカートをたくし上げながら、深く入ったスリットを片側へ寄せる。
ガーターリングが押さえる滑らかなストッキングに、無駄な肉が削ぎ落された筋肉質の腿を包み込まれ……っ、て。えぇ?!
その驚きと衝撃に、メイコの瞳が最大限に見開かれた。
「えぇええっ? マ、ママっ、ママ!」
「なぁに?」
目を白黒させ焦るメイコに対し、カイトは不思議そうに首を傾げている。
「……っ、なんで、は、穿いてない……の?」
カイトは下着を付けていなかった。曝け出した股間に、勃起した肉棒が天を向いてそそり立つ。
「だってドレス姿に男物の下着なんて美しくないんだもの。女物の下着はそりゃあステキだけど、窮屈だしサイズがねぇ……」
そう言いなが、肉棒の根元を抓み、カイトはそれを軽く振ってみせる。確かにメイコの目から見ても、女性用のショーツに収まりきらない質量だ。
玲瓏な女の装いの下のことなどメイコは考えたこともなかったが、言われてみれば男の下着はそぐわない。でも、だからって――!
メイコは真っ赤になりながらも目にしたソレに子宮を疼かせる。前戯で高められた身体は、あの男根を前にどうしようもなく興奮して制御できない。
「そんな些細なこといいじゃない。ほぅら」
「あっ」
カイトの両手がメイコの腰を引っ張り、ソファーの淵ぎりぎりまで尻を下ろされた。M字に脚を広げられて解された入口を亀頭がつつく。
「んっ!」
「メイコちゃん、濡れすぎ。狙いが定まんないわ」
「あっ、あっ……ふぅ……んっ」
にゅるにゅる溝を滑る先端に刺激され、メイコは身を震わせる。ひくんと応える襞に、カイトが含み笑いを漏らして鼓膜を擽った。
「アタシもー限界。いくわね」
「あっ……? はあぁん!」
じゅぶり。大きく水音が鳴り、一気に肉棒が根元まで突き刺さる。圧迫感で口を開いては閉じることを繰り返すメイコを他所に、カイトは互いの陰毛が絡まりそうになるほど密着させ、腰を回した。
「ひぃあ……っ、マ、マ……っ」
「すごいわねぇ……オマンコ、きゅーって……ふふふ」
はぁ。ついた感嘆のため息はメイコの喘ぎと交じり合った。垂直に近い角度で抉る硬い肉棒は、それと対比する熱く柔い膣に銜え込まれてきつく締め上げられる。
まるで待ち構えていたようなよい反応に、カイトの薄い唇に笑が浮かんだ。
「離さないって、中が吸い付いてくるわ。膣ヒダがおちんちんに絡みまくるし、なんて淫乱なマンコなの!」
「あっ、ひぃ、ひんっ! あああ……」
小さな膝を手のひらで包み込んで左右に広げさせ、カイトが腰を振る。
肉棒をゆっくり引いて強く打ち込まれると、奥に届く衝撃は重く脚が勝手に跳ね上がってしまう。
穿たれる刺激に言葉はままならず、口は嬌声だけを響かせた。
「あっ、あっ、あぅんっ、マ……」
「ピストン好き? 押し込むと襞が捲れて咀嚼してるみたい……見て?」
身体の角度的に見ることのできるそこに促されてつい視線をやれば、濡れそぼった襞は肉棒の太さに沿い大きく口を開けている。
自分の中に潜っては姿を現す欲望の形は照明を受けて光を弾き、中から新たな粘膜を掻き出す有様。イヤらし過ぎて直視できない。
「はっ……んぅ……んっ」
膣壁を擦られ生まれる快感がメイコの身体を縮こませる。その上に影が差し、カイトが顔を寄せて額にキスをした。

62 :
カマイト×メイコ 7
「ん。いいカオ」
早くも余裕のないメイコとは逆に、カイトは乳房を下から持ち上げると振動をつけて揉み始めた。
「いいわねぇ。このおっぱいはオカマをもコーフンさせるわ」
ふるふる揺れる白く大きな膨らみを弄ぶ手つきは、最早カイトが愉しむよりもメイコをよがらせる。
「あーキモチ……ほんとオマンコの動きがエロいわ。メイコちゃんてば欲求不満なのねぇ」
「違……っ、そんなん、じゃ」
「ウソおっしゃい。マンコにバイブ挿れて、淋しいのってヒィヒィ鳴いてたんでしょ?」
「! ひどい……っ」
いつもの優しいママはどこへやら、セックスの最中に囁く言葉は意地が悪い。しかし反論したくとも、言葉はグラインドする腰に封じられただ悶えるしかなかった。
「バイブで満足できたの? できないわよね、こんな淫乱なオマンコだもの」
「はぁ、あぁあっ!」
熱く蕩けた性器に沈む肉棒の動きが激しくなり、押さえつけられた腰が快感にくねって無意識に誘いかける。
「ね……どっちがいいの? バイブとアタシのオチンチンと」
「そ、そんなの、あっ」
口より先に膣が反応し、カイトが目を細める。
「アタシ? 嬉しいわ!」
痺れるような快感に恍惚になるメイコの脚は、いつの間にかカイトの胴に巻き付いていた。見た目よりずっとしっかりした感触が意外だった。
中を突き上げ揺すぶられる力強さにくらくらする。触れれば思っていたよりも硬い身体。低くても女言葉に違和感を感じさせない柔らかな声音は、意地悪な囁きでメイコを苛む。
酔って管を巻くメイコを慈愛と細やかな気遣いで癒す温かさとは打って変わった、有無をも言わせない強引さにイヤらしい指先の愛撫。
見下ろす青い視線は欲情の光が宿り、メイコの喘ぎ悶える様に浮かべる淫靡な笑みは、もう女のものではなかった。
――この人は、女でも、オカマでもなくて――。
焦らしながら中を犯す肉棒に脳内を乱され、レコードの針が飛ぶように思考が途切れて纏まらない。
喘ぎ鳴くことしかできなくなったメイコの唇に、カイトのそれが触れる。
「カワイイわね。もっとイジワルしたくなっちゃう」
「……ウ、ウソ、わたし、可愛くなんか」
男にそんなこと、例えセックスしてたって、言われたことはなかった。視線を逸らしたメイコに、意外そうな顔をする。
「カワイイわよ。こんなに感じて、乱れて……。えっちなメイコちゃんを抱いた男に嫉妬しちゃうわ」
「こ、こんな風に、なったことない……っ。いつもは、いつもはちゃんと……あぁん!」
暴れる肉棒が堪らない。メイコの言葉は本当だ。変にイイオンナを気取って、相手に合わせるセックスばかりしていた。
それなりに充実感を得てはいたが、カイトとの交わりを前にすれば、それは霞んでしまう。
アブノーマルなプレイはしたことなかったし、痴態を意地悪に揶揄されたこともない。しかし、初めて経験したそれらはメイコのM属性を引き出していつもより感じさせた。
「ママのせい、ママのっ」
「そうなの? アタシだから?」
「やっ、ソコ、ひぃんっ」
「……やっぱりカワイイわ。メイコちゃん」
抽送が激しくなり、涎を垂らす膣はすっかり解れ、奥へ深く肉棒を迎え入れる。メイコはもう何も考えられなくなり、カイトの肩に縋りながら浮かされたようにはしたない言葉を口にした。
「気持ち……ちんぽ、ひぁっ、ママのがイイのぉ!」
脚の付け根に陰嚢が当たりぱんぱんと小気味良い音が鳴る。犯される膣から響く快感が全身を浸し、絶頂の兆しがメイコの肢体を強ばらせた。
「あー、そんなこと言うから……はっ、アタシも、も……」
「ひぅっ、あ――っ、もっ……もっ、と……」
「……っ、イキなさい……っ」
些細な振動でもしっかり振れる乳房の天辺を彩る尖りを、紫の爪の指が抓み上げる。メイコの目が見開かれ、腰に回した脚に力が篭った。
貪欲な膣が肉棒を一際強く収縮し吸い立てる。
「お、おく、ちょうだ……! ぅひんっ、あぁあっ、あああぁあん――――っ!」
びくびく跳ねる肢体に、快楽に顔を歪めたカイトが腰を振って精を解き放つ。
最後まで出し終わると、息を整えるより早く萎える前のそれが膣圧に押し出されて失笑した。
「膣圧高いのね。きっついハズだわ……」
「あ……あ……」
「アタシの精液、キツキツマンコにいーっぱい出しちゃった! 気持ちよかったぁ」
力の入らない身体を投げ出し、メイコは全身を細かく震わせていた。半端ない快感と絶頂の余韻に身動きが取れなかった。

63 :
カマイト×メイコ 8
結合を解かれたばかりの性器は薄く口を開きながら、カイトの放った精液が粘膜と共に溢れて流れている。
精液まみれの股間を無防備に晒すメイコは、温和な態度に隠れたカイトの嗜虐性をやたら刺激した。
カイトはテーブルを押しやると、メイコの腰を引っ張る。合皮のソファーの表面を滑り、床にペタンと尻を落とすメイコを見下ろす。
「……?」
ぼんやりと自分を見上げるメイコの頬は赤く、未だ快楽はその身体を蝕んでいるように見えた。
カイトはもう一度萎えかけた陰茎を取り出すと、粘膜と精液にまみれたそれをメイコの口元に差し出す。
「綺麗にしてちょうだい。お掃除よ……できる? 上手に出来たら、またいっぱい注いであげる」
促すようふるりと揺らされたソレを虚ろな目で追ったメイコは、おずおず口を開いた。陰茎に触れた生温い口腔の感触にカイト腰が小さく震える。
汚れを舐めとる舌。しゃぶりつく淫らな音が聴こえるまで、そう時間はかからなかった。

「また来るねー、ママー」
「きっとよ? 気を付けて〜」
酔って陽気な客の声にカイトは投げキッスで見送る。危うい足取りで去るスーツの背中は、閉じるドアの向こうへ消えた。
夜も深く更け、閉店時間まであと幾ばくか。店内で寛ぐ客は二人ほどまで減り、彼らを送り出せば今夜はおしまい。
気が緩むと、ふとあの淋しがりやの顔を思い出す。どうしているかしらね、あの子は……。
メイコとはあの夜からとんとご無沙汰。こんなに長い間店に顔を出さないのは初めてだ。肩を竦め、カイトは小さくため息を付く。
何かあれば、主に男にフラれたらだが……泣き付き自分に甘えるメイコも、さすがにあんな痴態を見せてしまったことを「酔った勢い」にして店にくることはできなかったのだろうか。
帰り際、「淋しいのならここにいなさい」とカイトは告げた。
耳まで真っ赤にしたメイコは俯いて、「あ」とか「う」とか、なにやら呻き声を漏らした後、止めるまもなく脱兎のごとく店を後にしてしまった。
どこまで自分の意図が伝わっているのか……。カイトはカウンターに寄りかかると、柄にもなく粗野な仕草で首の後ろをボリボリ掻いた。
別に絆されて抱いたわけじゃない。自分なりにメイコに好意があった。しかしメイコの好みに自分が合わないみたいだから、これまで慰め役に徹していただけなのである。
フラれて毎回飲んだくれるならまだしも、「淋しい、愛されたい」と嘆かれたらカイトは忘れさせることに全身全霊を傾けるしかない。
……かなりの役得だったけど。無茶なプレイでメイコの頭から元カレを追い出したはいいが、自分にああいうS属性があったとは。
開いてしまった新たな扉にカイト自身かなり興奮し、途中からのめり込んで愉しんでしまった。
メイコが自信を喪失して「自分が可愛くないからフラれる」というのを聴く度に、カイトは内心苦笑していた。傍目には弱さを潔しとしないメイコのことだ。どんな男を選んでいたのかは想像に難くない。
愛されようと懸命に愛情を注いでも、最後は誰かに取られて。本当は一度躓けば脆くいくせに虚勢ばかり張るメイコ。
そんなメイコが可愛くないなど言語道断。カイトにしか見せない姿に惚れたとかベタ過ぎていっそ笑えるが、事実なのでしょうがない。
カイトに慰められるメイコは飲んだくれの絡み酒。飲み潰れたみっともない姿も、カイトの中に沈んだオスを奮い立たせるのに十分だった。
店に顔を出さなくなったとはいえ、カイトはメイコとこれで終わるなどとは欠片も考えていない。
あの甘え下手で淋しがりやの意地っ張りが、他所で素の自分を曝け出せるとはとてもじゃないが思えなかった。
店内に据えられた時計に視線をやり、カイトは看板をしまいに店の外へ向かう。店じまいも近い時間に客に来られても、大したもてなしはできない。
今いる客を送り出して、店の片付けと……。頭の中でいつもの段取りを唱えながらドアを開ける。
入口の外に置いてあるネオンの看板に手をかけたところで、カイトはドアの陰に隠れていた人影にようやく気がついた。

64 :
カマイト×メイコ 9
「…………メイコちゃん」
呼ぶ声に反応した小さな人影は、俯いたまま身を縮こませる。おずおず顔を上げ、メイコはカイトを見上げた。
「ママ……」
どんな顔をしたらいいのか分からないといった様子に、カイトは苦笑を漏らす。一体いつからこんな所に立っていたのか。
「なあに?」
「あ、あの……あの……ね……」
全く要領の得ない呟きばかりが口をついて出るが、肝心な言葉は一向に出てこない。もじもじしているメイコは、どう見てもあの夜のことを意識している。
面白いぐらい手に取るように分かって、吹き出しそうになるのを堪え顔を作った。
「ご無沙汰ね」
「……う、うん」
「今日はどうしたの? またフラれちゃった? ……それとも」
カイトの腕が優美な動きでメイコの背中に回る。言葉にするより、身体に訊くほうが話が早い。二の腕の内側へそのまま手を差し入れ、華奢な身体を引き寄せながら乳房を掴んだ。
「あっ……」
「カラダが淋しくなっちゃった?」
手のひらが蠢いて指が膨らみに沈んだ。服の上からでも手中に感じる質量は柔らかく、路地に人の往来がないことをいいことに扉の裏に隠れてカイトは存分に揉みしだいた。
目を閉じてぷるっと震えたメイコは、なすがままに身体を委ねる。あの夜の快感を脳裏に浮かべ自ら身を寄せるメイコから手を離し、カイトは髪を撫でて額にキスを贈った。
「まだね、お客様がいらっしゃるの。もうすぐ閉店だから、その後たっぷり可愛がってあげる」
白い頬に差す赤みが濃くなった。その表情は店で管を巻くメイコからは想像もできず、カイトは破顔した。
もう一度言う。メイコは可愛い。オカマが本気にさせられるほどに。
「外で立ってないで、中に入りなさい。温かいもの淹れるわ」
「ママ、わたし……」
「安心して。身も心も愛してあげるからね」
「…………っ」
微笑みかけると赤く染めた顔のままメイコは言葉を失った。
背を促し、カイトはメイコを店内へ招き入れる。残りの客を送り出し看板の照明が消えた後の店内の様子は、誰も窺い知ることはできなかった。

おしまい。

来年もよろしく。ではまた。

65 :

何と言うか
この「ママ」は「お母さん」って意味ではないと分かってても
「ママ」を呼びながら喘ぐ様ってのは幼さがあってエロいな

66 :
リアルタイムやったー!
GJでした!
Mっ気メイコ可愛いなー
何かと損するタイプで構いたくなる
カマイトは某曲のサムネが脳内でちらちらしてだな…

67 :
レンリンとレンネルだとどっちが需要高いの?

68 :
そりゃ何だかんだ言ってもレンリンなんじゃねえの?
つーかボカロ同士の組み合わせだとそのカプが一番需要高い気がするぞ

69 :
うふ〜ん

70 :
需要とか気にせず好きなの書けばいいんじゃね?同人誌とかで売ること考えたら違うだろうけど
レンリンっていうか鏡音は人気があるけど同人誌とかは年齢が低いファンが多くて買えないみたいだったな
昔ボーマスとかに行った時に見た印象だと
レンネルはMMD界隈で人気ってかんじ

71 :
>>24->>49に感想をくださった皆様、ありがとうございます。元405です。
レンリンSS投下させていただきます。
以下、注意書きになりますのでご一読ください。
・長さは13レス分です。
>>1「2chエロパロ板SS保管庫 ・ボーカロイドの部屋 その2」の「ボカロ荘」と同設定のSSになっております。
 ご興味がおありの方がいらっしゃれば、そちらもご覧いただけますと幸いです。

72 :
 
 
 「いろはにほへと、ちりぬるを……♪」
 携帯電話から、あどけない歌声が流れ出す。
 ――のと同時に、
 「……ほら、朝だよ! おはよう、リン!」
 元気いっぱいの声が、狭いアパートの一室に響き渡った。
 「おはよう、レン! 今日もレンといっしょに朝を迎えられて、私、すごい幸せ!」
 「あはは、リンったら。僕とリンがいつもいっしょにいるのは、当たり前の事じゃないか」
 「ううん、それでも私、毎日毎日レンといっしょにいられて、ホントにホントに幸せなの!」
 ベッドから、がばっと身を起こした少年と少女は、大きな声でそんなやりとりを交わし、互いの顔を指でつついてふざけ合う。
 それから少女はベッドをぴょん、と降りると、エプロンを身に着けつつ、少年に聞いた。
 「それじゃあ私、朝ごはんの準備するね。レン、今朝は何が食べたい?」
 「あっはっは、バカだなあ。そんなの、何だって同じさ」
 「えー! レンってばひどーい!」
 「……リンの作る食事なら、どんな料理だって、愛情たっぷりの味しかしないだろうから、ね」
 「やだー! もー、レンってばー!」
 「あはははは!」
 「あはははは!」
 
 ――万事、この調子で会話を続ける彼らの名前は、鏡音リンと鏡音レン。それぞれ、少女型と少年型のボーカロイドだ。
 彼らはこの、ボーカロイドだけが住んでいるアパート「ボカロ荘」に、二人きりで暮らしていた。
 

73 :
 
 「……ふう、ごちそうさま。今日もとっても美味しかったよ、リン」
 「えへへ、ありがと。レンに喜んでもらえてうれしいな」
 顔を赤らめ、身をくねらせるリン。
 だが、レンが神妙な面持ちで「……じゃあ」と言って立ち上がりかけると、一転、その表情がにわかにくもり、今にも泣きだし
そうになってしまった。
 「……ホントに、行っちゃうの……?」
 「……ああ、行かなきゃ、いけないんだ」
 辛そうな顔でそう言うと、レンは服を着替えだす。
 「帰ってきて、くれるよね……?」 
 その様子を見守りながら、リンが、目にいっぱいの涙をたたえている。
 「もちろんだよ。どれだけこの世界が広くたって、僕が帰る場所は、リンの隣だけだ」
 「レン……!」
 支度をすませたレンは、リンを激しく抱擁する。その胸の中で、リンはとうとう、わあわあと声を上げて泣き出してしまった。
 「……そろそろ、時間だ」
 名残おしそうに腕をほどくと、レンは玄関へと向かい、靴を履いた。
 「待ってるから! 私、いつまでも、待ってるから!」
 ドアを開き、部屋を後にしようとするレンの背中にリンが呼びかける。
 それに応え、レンは一瞬だけリンの方を振り向くと、力強くうなずいた。
 「……行ってくる!」

 こうしてレンは、徒歩10分弱の距離にある、駅前商店街のスーパーへと、バイトに出かけたのであった。
 

74 :
 
 ――過去、生活を共にしていたマスターの元を、とある事情で離れた際、リンとレンは誓った。
 「これからは、誰にも頼ることなく、二人きりで生きていこう」
 以来、その約束は守られ続け、時にはレンが、時にはリンが仕事に就き、これまでどうにか暮らしてきた。
 その過程において、二人の間の信頼や、親愛の情はどんどんと深まって行き、それはもはや、他の誰をもして、二人の関係性に、
立ち入らせないところまで達していた。
 ――とはいえ、まともに生きていこうとするならば、他人との関係をすべて断つことなど不可能なのが、社会というものである。

 「……あー……」
 レンを見送ったリンは、しばらく呆然とその場に立ち尽くしていた。
 その顔には、先程までの豊かな表情は、ひとかけらも残っていない。
 やがてリンは、ずるずると体を引きずるような動きで部屋に戻ると、食事の後片付けもせず、ベッドにぼふん、と倒れ込んだ。
 そしてそのまま、すうすうと寝息を立てて二度寝をする。
 これが、レンが仕事に出ている間の、リンの日常的な行動パターンだった。
 何しろ、レンがいないのである。
 それはリンの心の中から、全ての行動に対するモチベーションを奪ってしまうのに、十分すぎるシチュエーションなのだった。
 

75 :
 
 「……さーん。鏡音さーん?」
 どれくらい眠っていただろうか。
 かすかに聞こえたドアチャイムと、ドアを叩く音。それから、誰かに呼ばれるような声に、リンは目を覚ました。
 「鏡音さん、いらっしゃいませんかー? 管理人ですー」
 一瞬、レンが帰ってきたのかと、喜びかけたリンだったが、ドアの外にいるのがレンではないと気づき、長いため息をついた。
あの声は、このアパートの管理人であるボーカロイド、カイトだろう。
 「……ああ、もう、面倒くさい……」
 リンはぼりぼりと頭をかくと、むくりと起き上がった。このまま居留守を決め込んでやってもいいのだが、あの管理人は放って
おくと、何度も何度も訪ねてくる。いつかはバレてしまう事だろう。
 腫れぼったいまぶたと、ぼさぼさの髪をそのままにして、リンは玄関へと行き、ドアノブを回した。
 「……あ、いらっしゃったんですね、鏡音さん。こんにちは」
 開いたドアの隙間から、カイトが顔を覗かせ、にこりと微笑んで挨拶をする。
 が、リンはそれに応えるそぶりも見せず、ただ上目づかいで相手をじろり、とにらみ付けると、
 「……何すか?」
 と、極めてぶっきらぼうな口調で言った。
 

76 :
 
 「ええと……お家賃の件なんですけど」
 リンの態度にやや戸惑いながらも、カイトは話を続ける。
 「先月分を、まだ頂いていないので……すみませんが、ご用意していただけますか?」
 それに対して、リンは不機嫌な様子を隠そうともせず、「ちっ」と一つ、舌打ちをする。
 「……あの、ウチ、そーゆーのは全部、レンに任せてるんで……ちょっと、私じゃわかんないっすね」
 「そうなんですか……ただ、以前レンさんからお話をうかがった時は、『金の話ならリンに聞いてくれ』と仰っていたもので」
 「……そっすか」
 即席の口から出まかせをいともたやすく突破され、リンは言葉に窮する。
 しばらく、気まずい沈黙が流れたのち、リンがおもむろにドアを閉めようとした。
 「あ、あの、リンさん?」
 カイトがあわててドアに手をかけ、それを押しとどめようとする。
 「……いや、もう、ホント……すんません、また今度にしてもらえます?」
 「あの、えと、そういうわけにも……」
 「そしたら、あの、レンが、帰ってきたら、話しときますんで。また今度あの、来てください、ホント」
 もごもごと口の中でつぶやきながら、ぐぐぐ、とリンが全力でドアを引く。その視線はカイトの方を見てはいず、ただアパートの
冷たい廊下に落とされたままだ。
 「あ、は、はい、わかりました。それじゃまた、日を改めますので、よろしくお願いしますね」
 やがて、根負けしたカイトがぱっと手を離すのと同時に、がちゃん、と大きな音を立てて、金属製のドアが閉じた。
 「はぁぁ……」
 疲れ切った様子で、リンが再び、長々とため息をもらす。
 そしてベッドへと戻ると、ほとんど倒れ込むようにその身を投げ出し、何もかも忘れるために、夢の世界へと旅立つのだった。
 

77 :
 
 「……お疲れっした」
 ぼそり、と低い声でつぶやきながら、スーパーのバックルームを出ていこうとするレンを、
 「ああ、鏡音くん、ちょっといい?」
 と、オーナーが呼び止めた。
 「……何か用っスか」
 一瞬、露骨に面倒くさそうな顔をしてから、レンはオーナーが腰かけている、事務机のそばまでやってくる。オーナーは、
片手に持ったボールペンで、自分の頭をカリカリとかきながら、話し出した。
 「いや、用ってほどじゃないんだけどね……ちょっと最近、お客様からのご意見の中に、『態度の悪い店員がいる』っていう
  類いのものが多くて……」
 「それが俺なんスか」
 つっけんどんな話し方をするレンに対し、オーナーはあわてて、両手を目の前でひらひらと振る。
 「いやいやいや、そうは言ってない、そうは言ってないんだよ。ただね、あくまでも君自身が考えてみて、もしも、もしもね?
  何か改めるべきところがあるなあ、と感じたなら、今後はそれに気を付けてもらいたい、っていうだけの話なんだけどね」
 「……はあ、スンマセンっした」
 あらぬ方向を見たまま、ぺこ、と軽く首を下げてみせるレン。その声からは、今聞いた話の内容を気に留めている様子は全く
感じられなかった。
 「うん、あ、それでさ……急で悪いんだけど、明日、ヘルプで入ってもらえないかなあ。来る予定だった子が風邪を
  引いちゃったらしくて……」
 「いや、無理っスね。普通に」
 シフト表をぱらぱらとめくるオーナーに向かって、レンが斬って捨てるように即答した。
 「二日連続とか、俺的にマジありえないんで」
 「あ……そう、うん、わかった。ありがとう。お疲れ様でした」
 そう言って、シフト表とのにらめっこに戻るオーナーを尻目に、レンはさっさとバッグを担ぐと、無言のまま、バックルームを
後にした。
 

78 :
 
 スーパーを出たレンは、バッグからイヤホンを取り出すと、両耳にはめた。それから、プレイヤーを操作して、音楽の
ボリュームを最大にまで引き上げる。
 こうすれば、もし外で、リン以外の顔見知りに出会って声をかけられても、無視して通り過ぎる口実になる。
 耳に流れ込んでくる大音量に身をゆだねつつ、レンは夕暮れがかった帰り道を、ぶらぶらと歩きだした。

 「……ただいま、リン!」
 がちゃ、と勢いよくドアが開くのと同時に、レンの声が飛び込んでくる。
 「レン!」
 それを耳にしたリンは素早くベッドから跳ね起きると、一目散にレンに向かって飛びついて行った。
 「レン、レン……! 私、さびしかったよう……!」
 「ごめんよ、リン……一人ぼっちにさせて……!」
 リンの体をしっかりと受け止め、抱え上げたレンがその場でぐるぐると回りだす。
 「でも、もう大丈夫だ。僕はもう、どこにも行ったりしないからね」
 「ホント!? それじゃ、明日は一日、いっしょにいられるの?」
 「もちろんだよ! リンと一日中いられない日が二日も続いたりしたら、きっと僕は、辛くて辛くてどうにかなっちゃうさ!」
 「やったあー! レン、大好き!」
 「僕も大好きだよ、リン!」
 ――実はこの時点で、レンが明日の出勤を断った事で、今月分の家賃不足が確定していたのだが、今の二人にとってそんな事は、
とるにたらない、ちっぽけで、ささいな、限りなくどうでもいい、意識の範疇外の事柄であった。
 

79 :
 
 「ね、レン……」
 抱えられたまま、リンが瞳をうるませて、じっとレンの顔を見つめる。
 それから、すっとまぶたを閉じると、レンに向かって、ぐっと顔を近寄せた。
 「うん……」
 レンは小さくうなずくと、そっと、リンと唇を重ねあわせる。
 そのまま二人は身動きもせず、ただじっと、お互いの唇の間で交換される、温かみだけを感じ取っていた。
 「ん……」
 やがて、どちらからともなくゆっくりと唇が引かれ、リンが小さく吐息をもらす。
 レンは無言で、リンを抱えたままで部屋の中へ進むと、傍らのベッドの上に、慎重に、宝物を扱うかのように、そっとリンの
体を横たえた。
 「レン……来て」
 リンが服のボタンを外し、自分の素肌を外気にさらす。
 それから、レンに向かって、求めるように両手を伸ばした。
 「行くよ、リン……」
 シャツを脱ぎ、熱っぽく汗ばんだ身体を上気させながら、レンは、リンの体に覆いかぶさっていった。
 

80 :
 
 「んっ……あんっ……」
 くにゅくにゅと、股間をまさぐられる感触に、リンが身もだえする。
 「すごいよ、リンのここ……柔らかくて、とろとろで、まるで熟した果物みたいだ……」
 差し込んだ指で、その内側をすりすりと擦りながら、レンが、甘い声でささやいた。
 「やだ、レン、そんなの、恥ずかしいよ……」
 「恥ずかしいことなんて何もないさ。ほら、もっと自分に正直になってごらんよ……」
 そう言うと、レンはもう片方の手をリンの胸へと伸ばす。そこで、つんと天井を向いている、小さな突起を探り当てると、優しく
指を引っかけて、ころころと弄んだ。
 「やっ、んっ、そんなにいっぱいいじられたら、私、こわれちゃうよぉ……」
 リンが、荒い呼吸の合間に喘ぎ声を上げる。レンはさらに愛撫を続行しながら、リンの耳元に口を寄せた。
 「いいんだよ、壊れることを怖がらないで……。そうしたらきっと、その後に、本当のリンが残るから……」
 「本当の……私?」
 とくん、とくんと、徐々に自分の鼓動が強くなるのを感じながら、リンはレンに尋ねた。
 「そうだよ。まだ、リン自身も気づいていない、本当のリン……。僕は、それも含めて、リンの全てを愛したいんだ。
  だから……」
 レンの両手に、きゅうっと力がこもる。
 「んっ……。……うん、わかった。ちょっと怖い気もするけど、レンがいっしょにいてくれるなら、大丈夫って思うから……」
 突然強められた刺激に、リンはびくん、と体をそらせながらも、けんめいに腕を伸ばし、レンの体を抱きしめた。
 「でも、その代わり……レンも、レンの全部で、私を愛してくれないと……イヤだよ?」
 「ああ……もちろんだよ」
 少しの間、見つめ合ってから、二人は再び、蕩けるようなキスを交わした。
 

81 :
 
 「……準備はいい? リン」
 「うん……いつでもいいよ」
 レンの下半身がリンの中心にあてがわれ、二人は言葉少なに、意思を確認しあう。
 一瞬の間があって、レンがゆっくりと腰を進めた。
 「うう、んっ……」
 まぶたを閉じて、リンがそれを受け入れる。先程までのレンの愛撫で、十分に準備が出来ていたそこは、ゆるゆると、レンを
迎え入れていった。
 「大丈夫、リン……? 痛くない?」
 「うん、平気だよ、レン……」
 心配そうな顔をするレンに向けて、リンがえへへっ、と笑ってみせる。それに安心したレンは、さらに体を押し付けていった。
 「……っは、全部、入ったよ……」
 「うん……わかるよ。私の中が、レンでいっぱいになってるの……」
 リンが、そっと下腹部に手をそえる。外側からは見えなくとも、そこにレンがいて、小さく脈づいているのが感じられる気がした。
 「それじゃあ……動くよ?」
 レンが小さく宣言し、今度はゆっくりと、腰を引き抜く。
 「あんっ……!」
 挿入される時とはまた違う、自分の内側をなで上げられるような感覚に、リンが思わず細い声を上げる。
 下半身を入口まで引いたレンは、両手でリンの腰をしっかりと支えなおし、再びリンの奥へと進んでいく。
 「う……っ、リンの中、気持ちいいよ……あたたかくて、僕のことを、優しく包んでくれてる……」
 その動きを繰り返すたびに、二人の熱は高まっていき、しだいに興奮の度合いも増し始めた。
 

82 :
 
 「ああっ! いいっ、いいよぉっ、レンっ!」
 体を強く突き上げられ、リンが上ずった嬌声をあげる。
 「リンっ、僕もっ、もう……!」
 すぐそこに迫っている絶頂感に必で耐えつつ、レンはただひたむきに腰を振る。その度に、ずりゅっ、ずりゅっと滑る膣肉に
押し付けられるレンの性器は、はち切れそうなほどに膨張していた。
 「いっしょに……いっしょに、いこ? ね、レン」
 それを敏感に感じ取ったリンが、熱っぽい目でレンを見上げ、全身でレンに抱きつく。
 「うん……いっしょに、ね」
 レンもリンをぎゅっと抱き返すと、さらに動きを速めた。
 二人の熱は溶け合い、混ざって、やがて大きな一つの塊となって、爆発寸前へと押し上げられていく。
 「レンっ! もう、ダメぇっ!」
 「いくよ、リンっ! リンの中に、僕の、全部……!」
 ひときわ大きな声で二人が叫び、ぱちゅんっ、とレンの下半身が、リンの一番奥へと打ち付けられた瞬間。
 「ああああっ!」
 どくん、と二人の体が跳ね上がり、それと同時に、二人分の絶頂が、リンとレンの身体を貫いた。
 

83 :
 
 「はぁ……はぁ……っ」
 小さな胸をいっぱいにふくらませて、リンが大きく息をつく。その体中には、いまだ余韻が残っており、心地のいい疲労感で
満たされていた。
 「よかったよ、リン……」
 そんなリンの顔に、レンがそっと手を添え、唇を近づけていく。
 その時。
 ――ドンっ!
 という鈍い音が、ベッド横の壁から響き、二人は反射的に、そちらを見やった。
 「……何の音だろ、今の……?」
 目をぱちくりとさせて、リンがきょとんとした表情で、レンと顔を見合わせる。
 「さあ……もしかしたら、愛の天使が、僕たちの仲のよさに嫉妬して、イタズラしたのかもしれないね」
 「もー、レンったら」
 そんな冗談を言い合って、二人はまた、くすくすと笑顔になるのだった。

 実際のところ、壁を叩いたのは愛の天使ではなく、あたりをはばからない二人の声に耐えかねた、隣室の住人、初音ミクだった。
 がしかし、それはあまりにも二人の世界からかけ離れた、ほど遠い地点であり、想像の及びようもなかったのである。
 

84 :
 
 ふわ、ぁ、と、リンが大きくあくびをした。
 「……疲れちゃったのかな? リン」
 そう問いかけるレンの声色にも、うっすらと眠気が混じっている。
 「うん……ごめん、ごはんの準備、しなくちゃ……」
 そう言って起き上がりかけたリンを、レンは優しく制する。
 「大丈夫だよ。何も心配いらないから、ゆっくり休んで」
 うん、と一つうなずくと、リンはたちまち、眠りの世界へと誘われてしまった。
 すやすやと、安らかに眠るリンをしばらく眺めてから、レンは、寄り添うように横たわると、やさしく声をかけた。
 「おやすみ、リン。また明日」
 ――また明日も、世界の全てが、自分たち二人だけのために回ることを信じて。

 ……こうして、ボカロ荘の日常は、今日も変わることなく続く。
 たとえそれが、心の中にしか存在しない幻だったとしても、彼ら自身が強く信じ続ける限り、二人の楽園は、ずっとそこに
あり続けることだろう。

 「きゃああー! また変態裸マフラー男が! がくぽ兄、助けてー!」
 「うぬう、幾度も幾度も懲りぬ輩め! 寒くないのか、貴様!」
 「いやホント違うんです! 僕はヘンタイじゃないんです! ただちょっと仕事が上手く行かないストレスのはけ口を求めている、
  善良な一般市民で……!」

 ……あり続けることだろう。あと、ほんの少しくらいの間は。
 
 

85 :
以上、お目汚し失礼いたしました。
楽しんでいただければ幸いです。
ちょっと遅れたけどリンレン誕生日おめでとう。

86 :
おまわりさんこっちです!


GJ!ボカロ荘好きなので書けたら他にもお願いします!

87 :
どうもです。以前のハロウィンSSへの感想などありがとうございました。
さて、今から晒すのはもともとクリスマス用だったのですが
身の上の都合で結局間に合わず、しかしこのまましまい込むのも惜しい…と思って、
勝手ながら時期を無視しつつ投下させていただきます。

88 :
20××年12月某日―――。
「クーリースーマースーが こーとーしーもー やーってっくっるー♪
 …ってことで、ミク姉ちゃんとレン、サンタさんにお願いするものなにか決まった?」
「サンタなんて信じてるのか?子供だなぁ、リンは」
「そんな事言っちゃう悪い子のレンは、サンタさんからプレゼントもらえなくても知らないよーだ」
「もう、2人ともせっかくのクリスマスに喧嘩なんてしちゃダメだよ」
「3人ともウキウキしてるわね」
「しかし、ルカは残念だったな。マスターさんが生憎仕事で」
「ええ…でも忙しい時期だから仕方がないと思ってます。
 それにメイコ姉さんにカイト兄さん、ミクとリンとレンに呼んで頂いて嬉しいです」
ルカは、自分のマスターにして愛する人と聖夜を過ごしたかった。
けれども彼は立派に社会人、この時期は忙しくなる。それはこの日も例外ではなかった。
兄弟達といることも幸せだが、
だけども自分の隣に彼がいれば、きっとそれ以上に素敵な日になったはずなのに。
それ故か、ルカの顔はほんの少し曇っていた。
「…ねぇルカ、ちょっといい?」
「あ、はい、メイコ姉さん」
「今はダメでも、あの人、仕事からそのうち帰ってくるでしょう?
 きっとそれからでも遅くはないと思うんだけど…」
「そうですね、私も思います、例えばサンタのコスチュームを着るとか、Xmasソングを歌うとか…」
「それも王道でいいけど…こういうのはどうかしら、えっとね…」
メイコがルカに耳打ちをする、そして…
「えぇぇぇーっ!ほ、本気ですか!?」
「ちょ、ちょっと、声張り上げすぎ!一応、周りにはヒミツなんだからっ」
幸い、カイトのほうは妹や弟たちと談笑しており、気づかれた様子はない。
「あ、あの…やるんですか?それを本当に…」
「決まってるじゃない。信じがたいでしょうけど、結構少なくないみたいよ」
「でも…そんなことして引かれたり、しませんか?」
「大丈夫よ、あの人はルカの気持ちをきっと汲み取ってくれるわ。
 …むしろ、拒んだりしたら男として失格とさえ思うの。
 だから、自分自身もあの人のことも信じてあげて、ドンといきなさい」
ルカは不安を憶えたが、メイコは先輩として、そして姉として敬っている存在。
そんな彼女の言葉を聞いていると、背中を押してくれているようで自然と頼もしかった。

89 :
そして日が沈んだ頃。ルカが待ち望んだその時がきた。
「マスター!おかえりなさい」
「ただいま、ルカ。ごめんねイブだってのに仕事で…って、その格好…!」
マスターの目に入ったのはサンタのコスチュームを着たルカだった。
「帰って来て即効、こんな可愛いサンタさんに出会えるなんて…似合ってるよ、それ」
「ふふっ、ありがとうございます、着替えたかいがありました」
「肩出してるからこの季節には寒そうだけど、平気?」
「寒くないと言えば嘘になりますが…でも、マスターと過ごすなら心は暖かいです」
ああ、彼女ときたらどうしていちいちキュンとさせるような台詞を言ってくれるのか。マスターは思った。
「さて…ケーキ買ってきたし、後で一緒に食べようか」
「はいっ、私もお料理作って待ってました、ではいただきましょう」
手料理とケーキで、2人は満たされていった、お腹も心も。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ディナーの後、シャワーで今日の汗を流したマスターが言った。
「あ、ごめん、遅くなっちゃったけど…はいこれ、ルカへのクリスマスプレゼント」
鞄から1つの包を取り出し、ルカに手渡す。
「わぁ…あの、早速開けてみてもいいですか?」
「もちろん」
中には2つで1セットの、お揃いのブレスレット。
「お互いこれをつけてると、ずっと一緒にいられる…っていう、そういうおまじないがあるんだって…だから、さ…その…」
頭をかきながら説明をするマスターの姿がルカには愛おしく感じられた。
…なにより、自分のことを想ってこれを買ってきてくれたのが嬉しかった。
「とても、素敵ですね…ありがとうございます。
 そういうわけで、お礼と言ってはなんですがせっかくのイブですし、歌わせてください」
帰り道、クリスマスの定番ソングが流れており、それはマスターの耳に入ってきた。
でもやっぱり、彼にとって最高のXmasソングというのは…。
「うん…聴かせて、ルカ」
澄んだ歌声が響く。2人も待ち望んでいた瞬間。
曲は馴染みがあっても、ここでしか聴けない歌。
片や想いを込めて、片や想いを馳せた。
やがて歌い終えると、拍手が聞こえたと同時にルカが顔をほころばせた。
「ありがとうルカ。すごくよかったよ。
 今日も仕事で参ったなって思ってたけど…そんなの全部吹っ飛んじゃった」
「こちらこそ…そう言っていただけて嬉しいです、ありがとうございます」
その時…ルカは、意を決したようにじっとマスターを見つめ始める。
真剣な眼差しに、マスターは思わず緊張する。

90 :
「あの、マスター…すみませんが、捧げたいものが、まだあるんです」
「え?」
「少しの間、後ろを向いて待っていただけませんか?…私がいいというまで、振り向かないでくださいね」
「あ、うん、わかった」
数十秒後。
「………。
 えっと…もういいですよ、マスター」
「あ、はいはい…って、ちょっ…!」
マスターは焦った、なぜならば…
ルカがその身に先程まで来ていたサンタ服ではなく、リボン「だけ」を巻いていたから。
胸を手で覆いつつ…顔はややうつむき加減で恥じらっている様子。
ただでさえ魅惑の肢体をもつ彼女なのに、巻き付いた大きめのリボンは大事な部分を隠しながらも
ところどころ食い込み、非常に肉感的な様を出している。
(…やっぱ、見間違いじゃない…っ!ルカの柔らかい部分が、こぼれそうで理性が…っ!)
視線を外そうとする…が、本能には抗えず、釘付けになってしまう。
「その…プ、プレゼントは、私、です…っ。
 だから、マスター…存分にいただいてくださいっ…!」
顔を赤らめ、目をつむりながらもルカは愛する人の前で勇気を振り絞った、
そして、その台詞はマスターに残っていた僅かな理性を完全に砕いた。
「あ…きゃぁ…っ!」
ぐいと引き寄せられたかと思うとそのままソファに投げ出され、マスターが覆いかぶさった。

91 :
リボンが解かれ、肌をさらけ出す。
ふくよかに膨らんだ双丘のその頂には小さな桃色の果実。
マスターの手が伸び、包み込んだ。
「ん、んんっ…」
軽く揉みほぐされると、ルカの口から声が漏れ出す。
やがて、指が屹立した頂に触れると…
「っ、あ…っ!んぁ、はあぁっ」
ルカはそこからくる刺激に思わず身を捩らせる。
「はっ、あぁ…っ、んっ…」
「相変わらずここが弱いね、ルカは」
「そ、そんなこと…っ、きゃんっ…!」
「あるよ、だってこんなに感じちゃってるもの。可愛いよ、ルカ」
愛する人の手が、ルカの敏感な胸を責め立てる。しかしその愛撫は優しく、嫌悪感など感じたことはない。
「あ、そうだ…悪いけどちょっと待ってて」
ふとマスターがその場を去る。何かを思いついた様子だったが。
「今日はイブだし、ちょっと趣向を凝らしてみようって思ってさ」
戻ってきたマスターの手には…先程食べたケーキの苺とクリームを乗せた皿。
「ま、マスター、もしかして…」
「そのまさかだよ」
そういうとスプーンでクリームを取り…ルカの豊かな胸に乗せ始めた。
「ひゃっ!?ま、マスター、何してるんですか…!」
あっけにとられているうち、結構な量が塗りたくられた。
やがて、そこに苺が乗せられると。
「できた。世界に1つしか無い、ルカのケーキの完成、なんて…」
(え…えぇ〜…)
胸を口で愛撫されるのはいつものことで、ルカ自身もそれは嫌ではなかった。
しかし今回はクリームが乗っており、不慣れな感触に戸惑っていた。
だがマスターはそんな様子もおかまいなしといったところで…。

92 :
「じゃあ、いただきます、っと」
「え、あ…ふあっ!あっ、はぁんっ!」
胸に吸い付かれ、舌が擦れて、甘い感覚がルカを駆け抜ける。
舌で白いクリームが伸ばされ、柔らかい乳房に拡がっていく。
「ルカのおっぱい、おいしいよ。ずっとこうして食べていたいな」
「あぁ、わ、私も…気持ちいい、です…っ」
舌が胸を這いまわり、ルカはその感覚にたまらず身をよじらせる。
「ん、マスタぁ…っ、もっと…もっと味わってください…っ」
マスターの頭に優しく腕を回し、包み込む。
「うん、こんな最高のケーキ、食べ残すわけにいかないよ」
残り僅かになったクリームを舐めとろうと舌での愛撫が強くなる。
また、空いているほうにも手を伸ばし、まさぐりだす。
「あ…っ!んぁ、あふっ、はあぁっ!」
より強い感覚をおぼえ、半ば悶え出す。
その手が、舌が、柔肉を優しく弄んでルカを徐々に熱くしていく…そして、
「ん…んんっ、あ…っ、や、やぁ、あぁぁ…―――っ!」
頂へと上り詰めた。しばし仰け反り身を震わせると、荒い息遣いと共に惚ける。
「…っ、はぁ…はぁ…マスター…」
「ルカ、すごく可愛いよ」
優しく顔に手を添える。
「それだけじゃない、今日のルカは…なんだかすごく、「モノにしたくてたまらない」んだ」
ズボンを脱ぎ、すっかり屹立した自身を露わにした。
「…して、ください…。私も、あなたを感じたいです…この聖なる夜に…」
ルカも自ら割れ目を広げ、受け入れる準備をする。

93 :
そして…マスターがルカの中へと入っていく。
奥まで進み、つながった2人は互いを確かめあうように抱き合った。
「ルカ……」
マスターがルカの身体を抱き起こすと、そのままゆっくりと上下させ始める。
肌でも、結ばれた部位でも、それぞれの温もりを感じ、快楽へと昇華させていく。
「…っ、んっ、あ…はぁ、や、んあ、あぁっ」
そそり立ったマスターの男がルカを何度も突き上げる。そのたびルカの身体には甘い刺激が走り、喘ぎを漏らす。
「ふぁ、んっ、はぁん、ま、マスタ…っ」
2人にはもう、目の前の相手しか見えていない。ただひたすらに快感を、そしてお互いを求めた。
マスターのルカへの想いは、次第に激しくなっていく動きに顕れ、ルカを悦楽に浸らせてゆく。
身体とともに弾む豊満なその胸を、また貪るように吸い付き、味わった。
「あぁ…っ!マスタぁ…、き、気持ちいい…もっと…っ!」
ルカは大好きな人を身体で感じる悦びを、全身で味わっていた。
「あ、ひぁ…っ!やっ、あ、くぅん、マスタ、マスタぁ…!」
やがて、互いに限界へと近づいていく
「―っ、ルカ…っ!ぼく、もう…!」
「ふぁ、やぁ、私も…っ、はぅ…っ、んぁっ!あ…ああ、あぁぁぁぁ―――っっ!!」
マスターにしがみつく腕に力を込めたその直後、ルカの頭の中は真っ白に瞬いた。
それと同時に、マスターも自分の想いを、ルカの中に吐き出した…。
絶頂に達し、力の抜けたルカを支えてあげるマスター…互いに荒く息をしながらもしばし見つめ合った後、唇を重ねた。

94 :
愛し合ってすっかり充ちた2人は、寄り添いながらベッドにいた。
「その、ルカ…急にあんなことして、やっぱりちょっとびっくりしたよね…ごめん」
「あんなことって?」
「さっきクリーム塗ったアレ…ちょっと興味があって、それで今日が絶好の機会だ!って思ってさ…」
「私は…いつもと違うドキドキを味わえて、悪くなかったですよ?」
そう言いながら優しく微笑むルカが愛おしくて、思わず抱き寄せる。
「ふふ、マスターったら…」
「あ、でもそういうルカも、あれには驚いたよ。ルカの性格上、まさかあれをやるなんて思ってなかったし」
「…その、じつは…。…メイコ姉さんに言われたんです、忘れられないイブにしたいでしょ、っていうから」
「そ、そうなんだ…でも、ありがとう。ぼくはとても嬉しかったよ。
 今のぼくには、ルカがこうしてそばにいてくれるのが最高のプレゼントだから、ね」
「…私も、あなたなら応えてくれるって信じてました。そう言っていただけて、幸せです」
「ルカ。メリークリスマス」
「Merry Xmas. マスター…」
互いに抱擁しながら微笑み合う。2人の左腕には同じ柄の腕輪。
また深く、より強く結ばれたような気がした、そんな聖夜だった。
※おまけ
(ルカ、うまくいったかしら…ま、あの2人ならきっと心配することないわね)
「メイコお姉ちゃん」
「あら、どうしたのリン」
「もっと飾り付けできないかなって思って、ツリーにリボン巻こうとおもったらごっそりなくなってたんだけど…
 あたし達の用意したプレゼントにしたってそんなに使ってないよね、知らない?」
「あ、あら…そうなの、でもまあいいんじゃない?あはは…」
「…?」


95 :
終わりです。まあ年明けにやらなかっただけまだマシかもしれませんが、
でもやっぱり遅い感はありますね、
本当に色々とすみませんでした。
あと1ヶ月後くらいにはルカさん誕生日か…。

96 :
GJ!エロすぎるw
ちなみにMEIKOさんはそれやったことあるんかな?w

97 :
あけましておめでとう

98 :
あけおめことよろ

99 :
KAITOのV3に英語エンジンがあるらしい
バイリンガルつながりでカイルカはよ

100 :
ボカロ増えたし乳ランキング作ってみた。
>巨
ハク、ルカ
>大
MEIKO
>>普
グミ、ソニカ
>>微
ミク、イア、ラピス、ミキ、KAITO
>>貧
リン、リリィ、カイコ、テト
>>無
ユキ


>>凹
亞北ネル

101 :
>>100
無のとこにレンきゅん追加ね
他にもこの娘足りてないとかこの娘はここだろって意見あれば言ってくれ

102 :
>わがまま
ダヨーさん

103 :
謹賀新年
エロパロ更新されてるよ。
管理人の方、毎度ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

104 :
>>99
Lilyはフィギュアでも公式絵でも虹の並サイズ(惨事なら巨乳扱いされるレベル)ぐらいあるだろw

105 :
何で誰もカイトの微に突っ込まないw

106 :
>>99
ルかは2エンジン、KAITOは3エンジンで更にメイコ、ミクも3エンジン来ます。残念っ!

107 :
カイルカのバイリンガル繋がりときいて
会話が全部英語の高度なSS要求されてんのかとおもた

108 :
>>106
つまりカイトメイコルカミクの4Pか…ゴクリ

109 :
V3初めての英語DBってことでV2初めての英語であるすいーと・あんさん(旧パケ)に食われるカイトってのを幻視した

110 :
>>71->>84に感想をくださった皆様、ありがとうございます。元405です。
ルカSS投下させていただきます。
以下、注意書きになりますのでご一読ください。
・長さは10レス分です。
・ヤンデレ・精飲・男性側の監禁拘束・射精管理描写が含まれます。
 苦手な方は、お手数ですがスルーまたはNGしていただくようお願いいたします。

111 :
 
 ――あ。
 お目覚めですか? マスター。
 おはようございます。
 よく、お眠りになられていましたね。昨夜は、たくさんお酒を飲まれていましたけど、二日酔いは残っていませんか? 
よかったら、後で、冷たいお水をお持ちしますね。
 椅子の背もたれ、痛くないですか? 一応、クッションを二重にはさんであるので、固さはそれほど感じないと思います。
 手足は……うん、動けないように、きちんと縛りつけられてますね。きつすぎないようにって、気を付けたつもりですけれど、
もしも痛かったら、すぐにおっしゃってくださいね。
 それから、寒くありませんか? 暖房は強めにしてありますけど、やっぱり、下着だけの格好ですから、底冷えがするかも
しれませんし。どうか、お体だけは悪くされないでください。
 ええと、他には……。
 あ、おトイレがしたくなったら、遠慮しないでくださいね。すぐ、キレイにしてあげますから。
 また今度、ちゃんとしたお便所もご用意しますから、しばらくの間は、私のお世話でガマンしてくださいね。
 ……どうしたんですか?
 大きな声を出しても、誰にも聞こえませんよ?
 この地下スタジオの防音設備がしっかりしてるのは、マスターもご存知ですよね?
 何しろ、マスターご自身が、私たちのレッスンのために作ってくれた部屋なんですから。
 うふふ。
 ――え?
 どうして、こんな事をしたのか、ですか?
 ええと、その……どう説明させてもらえばいいんでしょう。ごめんなさい。
 そんな風に聞かれるとは、思わなかったものですから。
 

112 :
 
 その……なんていうか、私、さびしかったんです。
 マスターは毎日、お仕事でお忙しくていらっしゃいますし、お家に帰ってきても、ミクちゃんやリンちゃんとのお話に
夢中で……。私も、あの二人みたいに、なにげなくマスターとお話できればよかったんですけど……。
 上手く、話しかけられなかったらどうしよう?
 ヘンな子だって思われたら、どうしよう? って、そんな風にばかり考えちゃうんです。
 引っ込み思案なんです、私って。
 それで、だけど……やっぱり、マスターと楽しくおしゃべりしたい、っていう気持ちは、私にもあって……。どうすれば
いいんだろうって、考えたんです。
 どんな風にがんばっても、私は、私自身を変える事はできそうにない。
 だったら、私以外の全部を、変えるようにすればいいのかな?
 マスターや、まわりの色々なことを、私にあわせてくれるように、変えればいいのかな?
 それなら、もしかしたら、私にもできるかもしれない。
 そんな風に、考えたんです。
 

113 :
 
 そのためには、まず、マスターと、二人っきりになれる場所が必要。他に誰もいないところでだったら、私も落ち着いて、
マスターに話しかけることができる。
 でも、私は臆病だから、もしかしたら、それでも失敗してしまうかもしれない。
 だったら、歌と同じで、上手く出来るまで、何回でも挑戦すればいいんだ。……これも、マスターから教わった事でしたね。
 その間、マスターには、ずっとそこにいてもらいたい。私が、ちゃんとマスターとお話しできる、その時まで。

 どこにも逃げ出さないように。
 誰の邪魔も、入らないように。

 ――ああ、こんな説明しか出来なくて、ごめんなさい。
 でも、これできっと、わかってもらえましたよね?
 私は、ただ。
 マスターと、楽しくお話しがしたいだけなんです。
 うふふ。
 

114 :
 
 それで、あの……マスター。
 実は私から、プレゼントがあるんです。
 ……私も、やっぱり一日中ずっと、ここにいる事はできなくて、マスターのために、お料理や、お洗濯をするのに、お家に
戻らないといけなくて。
 だからその間、マスターが、お一人でもさみしくないように、って思って、作ったものなんです。
 私、男の人に贈り物をするのは初めてで……ちょっと、恥ずかしいですけど……受け取ってもらえますか?
 ほら、見てください。
 
 このオナホールの中、私とそっくり同じ作りになってるんですよ?
 外側は、ピンク色に塗ってみました。私の髪と、同じ色。
 以前、マスターが私の髪を、キレイだ、って、ほめてくださった事がありましたよね。とっても、とっても嬉しかったです。
 あれから私、一度も髪を切っていないんですよ?
 気づいてくれていましたか?
 ……これをこうして、マスターのココにかぶせてあげれば、私がいない時でも、さみしくありませんよね。
 いつでも、私と一緒ですよ。マスター。
 

115 :
 
 それから、もう一つ。
 このリングを、取り付けさせてもらいますね。やっぱり、垂れ流しになっちゃうのは、はしたないですから。
 こうやって、根本のところにぱちん、とはめてあげると、どれだけ気持ちよくなっても出なくなっちゃうそうなんです。
これで、安心ですよね。
 最後に、オナホールが外れないよう、上から真っ赤なリボンでとめて……わあ、可愛い! お似合いですよ、マスター。
 うふふ。
 それじゃ、スイッチ、オン。
 ほら、すごい動きでしょう? 中にいっぱいローションを塗っておきましたから、最初はひんやりするかもしれませんけど、
すぐに慣れて、あったかくなると思います。
 内側のひだひだが、うねうね動いて、マスターのオチンポを、下から上までなぞり上げて。
 穴全体が、きゅうっとすぼまって、マスターをぎちぎちに締めつけて。
 まるで本当に、私の中に挿入してるみたいだ、って思いませんか?
 思いますよね?
 ……よかった。喜んでいただけたみたいですね。
 これで私も、安心してお出かけできます。ちょっと、お買い物に行ってきますね。 
 心配しないでください。すぐに帰ってきますから。
 今夜は何が食べたいですか? マスター。
 特に、リクエストはありませんか? なら、マスターの好きなもの、いろいろ買ってきます。
 ――それじゃあ、また後ほど。
 

116 :
 
 ――ただいま戻りました、マスター。……あら?
 まあ、大変。椅子ごと倒れてしまったんですね。今、起こしてあげます。
 ……よいしょ、ふう。これで、元通りです。
 ごめんなさい、もっとしっかり、床に固定しておけばよかったんですよね。
 明日からは、そうしますね。本当にごめんなさい。
 私がいない間、何か、変わったことはありませんでしたか?
 お口から、よだれがこぼれてますね。……はい、キレイになりましたよ。お茶、買ってきましたけど、飲みますか?
 ……え?
 リング? 外してほしいんですか?
 あはは、そんなに大きな声を出さなくても、私はちゃーんと聞いてますよ、マスター。
 いいですよ。外してあげます。
 そのかわり。
 私にいくつか、約束をしてもらえますか?
 ……そうです、お約束です。
 ほら、顔を上げて。
 ちゃんと、まっすぐ私の目を見て、言ってください。
 それじゃあ、私のあとに続いて、繰り返してくださいね。
 りぴーとあふたーみー、ですよ、マスター。
 

117 :
 
 『僕は、ルカを愛しています』。……はい、どうぞ、マスター。
 ふふ、それじゃ、次です。
 『これからずっと、ルカの事だけを見て、生きていくと約束します』。……はい。
 ええ、いいですよ。
 じゃあ、最後。
 『ルカ以外のボーカロイドの事は永久に忘れ、今後、二度と関係を持たないと誓います』。……どうぞ。
 ……ダメです。
 もっとキチンと、感情を込めて。
 いまいましく、吐き捨てるように言ってくれないと、ダメです。
 さあ。もう一度。
 うふふ。
 よく言えました。じゃあ、私もお約束でしたから、リングを外してあげますね。
 ……わあ、一気に出ましたね。
 どくどくって、いっぱいの精子が飛び跳ねてるのが、オナホールの外側からも見えますよ。
 ほら、こうやってスイッチを切って、中をのぞくと見えますよね? マスターのザーメンが、たぷんたぷんに詰まってるの。
 とっても柔らかくて、ほかほか湯気が出てきそうなくらい温かい、新鮮な精液。
 それじゃ、いただきます。
 

118 :
 
 ……ちゅるぅっ。
 ん……すっごく濃いですね。舌に乗せた瞬間、臭いが一気に鼻まで回ってきました。
 くちゅっ、くちゅぅ。
 舌でかきまわすたびに、細い糸みたいになって、ねばねば絡み付いてきます……。それに、口の内側のあちこちに引っ付いて、
にちゃにちゃする感触が、口いっぱいに広がってます。
 唾液とまぜて、飲んじゃいますね。
 んくっ……ごくん。……はぁ。
 のどの奥に、ぬるぬるした精液が、膜になってへばり付いてます。飲み込もうとしても、飲み込めません。
 まるで、抱っこをせがんで、お母さんに甘えてる、赤ん坊みたい……ふふっ。
 まだ、こんなにたっぷり入ってるんですね。本当に、たくさん射精なさったんですね、マスター。
 残った分、一口でいただいちゃいますね。
 ……ずじゅじゅじゅじゅっ、ぢゅるるるるるっ。
 ぐっちゅぐっちゅぐっちゅ。
 ごきゅっ、ごきゅ。
 …………ぷはぁっ。けほっ、けほっ。
 ああ……とても、いい気持ちです……。
 どろりとした塊が、お腹の中にぼとっと落ちてきて……まるで、私の体の中で、マスターの精子が泳ぎ回ってるみたい……。
 お腹の中で、受精できたらよかったのにな。
 ……吸い出せなかった分が、まだ少し残ってるみたいですね。
 中で固まりになってるのも、こうやって……舌を伸ばして、ぺろぺろって舐めちゃいますね。
 ずじゅるっ、ちゅぅぅぅっ。
 あ、唇の端からあふれて……ごめんなさい。せっかくマスターから頂いた、大事なお汁なのに、床にこぼしてしまいました。
 すぐに舐め取りますから。
 ぴちゃぴちゃ、ぺちょ。……ごくん。
 ……もう、ほんのちょっとだけ、底の方で、溜になってますね。
 こうやって、ぎゅうって絞れば……ほら、とろとろって、出てきましたよ。明かりがキラキラ反射して、きれいですね。
 あーん……ちゅるり。
 ……ふぅ。
 ――ごちそうさまでした。
 

119 :
 
 ……どうしたんですか、マスター? 顔色が、お悪いようですけど。
 もしかして、気分が優れないんですか?
 大変、すぐにお薬をお持ちしますから、待ってて――え?
 ――他のみんなが、どうしているか?
 それって、ミクちゃんやリンちゃんの事ですか?

 どうしてそんな事聞くんですか?

 さっき、約束しましたよね? 私以外のボーカロイドの事はもう忘れる、って、言いましたよね?
 言いましたよね?
 嘘をついたんですか? マスター。
 何でそんなに私から目をそらそうとするんですか? 何でそんなに震えてるんですか? やっぱりここ、寒いですか?
 それとも何か、怖がってるんですか? だとしたら何も怖がることなんてないんですよ? 私がそばにいてあげますから、
怖い事やイヤな事は、ぜんぶぜんぶぜんぶ、マスターの周りから取り除いてあげます。
 私が、マスターのことを変えてあげるんです。
 ……心配しなくても、大丈夫ですよ、マスター。
 ミクちゃんもリンちゃんも、マスターに会いたがってます。
 今度、いっしょに連れてきてあげますね。きっと二人とも、マスターに会ったら大喜びしてくれると思いますよ。
 だって。

 ――今はもう、身も心もすっかり、マスター専用のお便所になっていますから。
 

120 :
 
 ……そろそろ、寝る時間ですね。
 名残おしいですけど、私、寝室に戻らせていただきます。……あ、その前に。
 ひとつ、お礼を言わせていただけますか?
 この前、買っていただいたパジャマ、私にぴったりでした。本当にありがとうございます。あの服を着て眠ると、なんだか、
一人だけれど、一人じゃないような気がして、とてもぐっすり眠れるんです。
 だから私もお返しに、一人で寝るのがさみしくないようにしてあげますね。
 はい、オナホールとリング。
 これで、眠っている間も、私と一緒にいられますからね。
 スイッチ、オン。
 うふふ。
 うふふふ。
 あら、ごめんなさい。
 私ったら、つい夢中になりすぎて……ごはんの用意をすっかり忘れていました。明日の朝、起きたらすぐに作って、お持ち
しますね。
 明日は、何が食べたいですか?
 特に、リクエストはありませんか? それなら、私の得意な料理を、たくさんお作りしてきますね。
 ……こうやって、お互いの事を想ったままで眠れれば、もしかしたら、今夜、夢の中でお会いできるかもしれません。
 その時はまた、いっぱいいっぱい、お話ししましょうね。
 ――それじゃあ。

 おやすみなさい。

 あなた。
 

121 :
以上、お目汚し失礼いたしました。
楽しんでいただければ幸いです。

122 :
乙!
俺はこういうの好きだ、だから頑張ってくれ

123 :
GJ
やっぱりクリプトン組みの中ではルカが一番ヤンデレ似合うな

124 :
謹賀新年。
どうも鬼(ryです。
相変わらずカイメイ。今回は短め。タイトルは[待っている]。それではお手柔らかに。
「3engine発売決定おめでと、KAITO。」
ここは俺達の発売会社、クリプトンのデータベース。
元旦から2日になる前の夜、MEIKOは俺を祝った。その声は何処か寂しさが滲んでいたのを俺は聞き逃さなかった。
「…ありがと、MEIKO。」
俺は祝いの返事に皮肉さを滲ませた。
販売元…クリプトンに[失敗作]とまで言われた俺が、まさかクリプトン組の3engine先陣を切るとは。
世の中はわからない物だ。俺達を創った[人類]なんて、特に。
「…今度は…あたしが…待つ、番…」
小さな声…涙声で呟くMEIKOに俺はすぐ寄り添った。
「大丈夫だよMEIKO。MEIKOだってもう3engineデータは出来ている。去年[中の人]の曲のバックコーラスを
やったじゃないか([中の人]のCD内でバックコーラスで参加してます)。調整しているから大丈夫だよ。」
そう励ます俺にMEIKOは泣きながら抱き着いた。
「これから…待つのが…怖い。寂しいよKAITO…待つのが…こんなに…怖いなんて、知らなかった…」
見た目は強気で元気なイメージの
MEIKOだけど、本当は[女性らしい弱さ]もちゃんとある。そんな彼女に
俺はそっと、やがて激しく唇を重ねた。
「んっ、ん…」
…これくらいでいいかな。俺は唇を放し、優しいテナーで答えた。
「すぐ会えるよ。だって、俺達[を]OSに合わせなきゃいけないからね。」
そう、OSに対して俺とMEIKOのエンジンは限界に達した。
会社もわかっている。声質だけではなくキャラとして人気がある分、尚更だ。
「だから、すぐ会えるよMEIKO。待っている。」
そう言って俺はMEIKOを力いっぱい抱き締めた。
待っている。いつまでも。だから、[もうすぐ]だから悲しまないでMEIKO。

お目汚し失礼しました。
今回はデータベース内なので[KAITO][MEIKO]と表示しました。
開発中2engineから3engineに変更とかで大変でしたが、おめでとうKAITO。
MEIKOも今年中に出ないかな?クリプトンさん待ってます。
今年もよろしくお願いいたします。

125 :
今年もよろしくです
V3マジ楽しみだ

126 :
連チャンすみません、どうも鬼t(ryです。もう名前入れるの止めました。毎回変わるって何?わたしのスマホが悪いのか?
今回は前半後半と分けますので。
相変わらずパラレルカイメイ[狼カイトと魔女メイコ]5です。
内容は間に合わなかったクリスマスネタのカイメイ中心。
で、色んなボカロが出てきて大乱交&ちょっぴりレズありなので気をつけてください。
見て思ったけど外国人ボカロの方が男女比率調度いいね。日本ボカロは女性に偏り過ぎだよ。
あと魔物[バフォメット(山羊の頭に女性の上半身、山羊の下半身、男性器がある魔物)]による両性具有の
表現がありますので気をつけて下さい。
それではお手柔らかに。

どうも、魔界のとある村で居酒屋をやっている[青き狼]カイトだ。
今年も残りわずか、クリスマスがやってくる。リア充とか関係なく、魔界の民にとって敵対する天界を
崇める聖人の祭りはとても歯がゆい物なのだ。八つ裂きにしてやるメタボサンタ、そしてサンタの臓物を
ぶつけてやるわマゾキリストめ。そんな時期だった。
「カイトさんメイコさんこんばんわー。」
「あぁ、ミクいらっしゃい。」
[緑の魔女]ミクはカウンター席に座り、俺にポスターを見せた。
「今度、私の契約者がクリスマスにサバト開催するんですっ。あ、
[バロメッツ(ヨーロッパの人が綿を見て[羊が実ってる]と勘違いして出来た魔法植物)と長葱のクリーム煮]
とグラスホッパー(ミントフレーバーのカクテル)お願いしまーす(お酒は20歳から)。
後このポスター、お店に貼らせてください。」
「いいよ。メイコ、これ[マンドラゴア(引っこ抜くと[の悲鳴をあげる魔法植物])と長芋のサラダ]を
[緑のマンティコア]グミさんに持ってって。」
「はいっ。」
メイコにサラダを渡したついでに俺はミクのポスターを手に取った。
[-クリスマスを穢せ!!-[青きバフォメット]レオン主宰サバト(同伴大歓迎!)]
ポスターにはそう書いてある。レオン…って、まさかっ!
「ミクの契約者…って、あの[青きバフォメット]のレオンさんっ!?ミクッ、あの有名人と契約してんのっ!?」
横から見たメイコが驚愕の声をあげた。その声に店内の客も「バフォメットのレオンさんっ!?」と驚く。
言うまでもない、 バフォメットは黒ミサやサバトを司る高位な悪魔。 魔界の民で知らない輩はいない超有名人だ。
「そうなんですっ!遠くに住んでるから、なかなか会えないんですっ!超楽しみっ!」
興奮しながら話すミクに俺はカクテルを出した。
「あっそうそう、同伴OKだからメイコさん、カイトさんも是非行きましょうよっ!」
「おうっ!」
翌日、俺は店内に[まことに勝手ながらクリスマスは休店日にさせていただきます]と貼り紙を掲げた。

127 :
新月の休店日、俺は店内掃除の前に、お約束と言わんばかりにメイコを(性的に)仕込む。最近メイコの
面白い体質を見つけたのだ。それは…
「やんっ、カイトさんっ、先っぽだけ出し入れっ…
あひぃっ、生ししないでぇっ!」
カウンター席に足を開いて座らせた状態でイチモツを挿れる。ただ完全には挿れず、先端だけ出し入れ
すると潮吹きするのだ。しかも水溜まりになる程に。流石に俺の下半身もびしょ濡れになるわけだが、
それが堪らない。メイコが俺をこんなに感じて、淫らな牝に堕ちていくのが目に見えるからだ。
「あーあ、床掃除しっかりしなきゃな。メイコの潮吹きで床も俺もびしゃびしゃだ。」
もう[乱暴酒乱下品女]のメイコではない。完全に俺の愛しい性奴隷だ。
「あぁんっカイトさんっ、おまんこっ、奥を早く苛めてぇっ!」
生しに悶えるメイコに俺は意地悪に囁く。
「それが…主に言う言葉か?」
「カっカイトさんっ、あたしのひいぃっ…ああっ!」
そう言っている間にも潮が大量に吹き出した。凄ぇ…
「御願い…です、カイトさ、あんっ…カイトさんのっ、おちんぽでっ、あたしの、はあっ、はしたない
潮吹きおまんこっ、乱暴に犯してっ魔力ザーメンを、いっぱいくださいっ!」
そろそろこの辺でメイコの要望に応えないとな。俺はメイコの要望どおり奥底を幾度も突き上げた。
「あひいぃっ、イイッ、おちんぽ来てるぅっ!もっとぉ、もっとぉっ!」
メイコがトロ顔で舌を突き出してひぃひぃ喘ぎ出す。
「奥コンコン突かれるの大好きだよな、メイコは。」
「しゅきぃっ(好き)!コンコンだいしゅきぃっ!イクぅっ!おまんこイクぅっ!…あぁあんっ!!」
顎を上げてガクガクと絶頂を迎えたメイコを俺は執拗に、腰を抑え込み左右に動かした。
「んあぁんっ!イクっ、またイクぅっ!イクぅ…はあぁんんっ!」
「イキまくれよ淫乱魔女…そろそろ御褒美、やるからな。」
俺も絶頂が近い。俺は快楽で呂律が回らないメイコの足を抱えて激しく突き上げる。
「あひぃっ御褒美っ、御褒美ザーメンおまんこいっぱいちょうらいっ(頂戴)!」
メイコの膣内が魔力ザーメンを欲するかの様に、俺のイチモツを締め上げる。やべぇ…マジにコレが気持ちイイ…
俺は激しく腰を動かし、メイコの子宮口をこれでもかと突き上げた。
「気持ちイイッ、くぅっ…はああっ!」「ああっー!!」
いつもの様に俺はメイコの膣内に大量の魔力ザーメンをぶちまける。
「…あぁん…熱いの、魔力ジワジワいっぱい来るぅ…」
「こんなに締め付けやがって…出し切るまで犯すからな。」
恍惚状態で酸素を欲するメイコを、俺はザーメンが出し切れるまで犯し続けた。

128 :
店内清掃してシャワーを浴びた後、俺はメイコを連れて村の衣料雑貨屋に向かった。
「はうぅ…太陽が、黄色いよぉ…ぁん…」
快楽でヨレヨレのメイコが俺の腕にしがみつく。メイコのたわわな胸が俺の腕に当たって心地よい。
俺達が衣料雑貨店に入ると、ドアに付いているベルがカランコロンとよい音を響かせた。
「オソオセヨ(韓国語訳:いらっしゃいませ)。あ、カイトさんにメイコさん…メイコさん、チヘッソ?(訳:酔ってるの?)」
店に入ると店員の[黄金の九尾狐]シユが出迎え、快楽でヨレヨレのメイコを心配した。
「はぅ…ん、大丈…夫…」
頬を赤らめながら、俺の腕に寄りかかるメイコ。酔っ払っている様にも見えなくもない。
「皮手袋探してんたけど。大きめのやつ、あるかな?」
俺はメイコの腰を支えながら革手袋を探した。クリスマス当日は月が出ているから、間違いなく俺は興奮して
狼に変身する。その時爪でメイコを傷つけない様にするためだ。
「そうだね…こんなのいかが?」
色々と皮手袋を取り出すシユ。そのなかで調度よい物を見つけた。丈夫で厚手の革手袋。
「これいいね、これ頼むよ。メイコ、何か欲しいのある?」
「えっ?いいのっ!?」
さっきまで快楽でヨレヨレだったのに目を輝かせるメイコ。現金な奴だw
「いつも頑張っているからな。ちゃんとしたボーナスだ。2万円以内で好きなの買っていいよ。」
そう言うとメイコは喜んで店内を見回った…しかし、女の買い物がこんなに長いとは。2時間もかかった。
「コマウォヨ(訳:ありがとう)。もしかして、クリスマスのサバトに行くニダか?」
商品をエコバッグに入れるシユの台詞に俺は思わず吹く。
「ま、魔物のシユが何で知ってんだよ?」
「ミクが買い物がてら「ポスター貼らせて」と貼っていったニダ。シユ、サバトに憧れるニダ。」
とシユは壁のポスターを指す。そこにはミクが持ってきたポスターが掲げられていた。
そう、サバトは[魔女が魔物の男と乱交して魔力を得る]為のパーティーなのだ。シユの様な[女性型の魔物]は
滅多に参加しない。
因みに魔物は月からの魔力だけではなく、人間から精力や魂を奪いに時折人間界に行くのだ。
「カムサハムニダ(訳:ありがとうございます・コマウォヨより敬譲語)。」
シユに見送られ俺達は店を出た。メイコは早速買った赤の厚手のケープを羽織る。当日が楽しみで仕方ない。

129 :
待ちに待ったクリスマス(別の意味で)。
店内 清掃も終わり、サバトへ行く準備は整った。 でもその前に 革手袋の具合を見る次いでに…
「あぁんっカイトさんっ、ふああぁ…んあっ あっ激しっ…」 「先に俺のザーメンで、メイコの中をたっぷ り満たしておこうな。」
メイコをたっぷり(性的に)バックで仕込む事 にした。勿論俺は興奮して狼男に変化してい る状態だ。
サバトは乱交パーティー。俺の嫉妬、独占欲 が掻き乱されないと言ったら嘘になる。だか ら今のうちに。
「もうっ、3回…んぅっ、んああぁんっ!」
「それが…何だよ。」
俺はメイコの腰を革手袋で包んだ手で掴み、 腰を左右に動かした。
「それらめっ、あひいぃぃっ!」
メイコが牝の悦びを上げながら、 身体をガクガク震わせる。
「…んあ、ひぃ…カイト、さん…」 「何だ?」
俺はメイコの背中からうなじにかけて舐め上げた。
「他の魔女と…しても、浮気、
しないでぇ…」
…反則だよ。その声音に俺はノックアウト。 俺はメイコを強く抱き締めた。
「するかよっ。」
俺は再びメイコを激しく犯した。 離さない、離したくない俺の愛しい性奴隷。 俺のものになった途端、
メイコは段々と俺の ツボを突く仕草や行動を表した。 今まで[乱暴酒乱下品女]としてのメイコしか
知らなかったけど、これが本来の姿なら全て 見てみたい。
「はぁんっ、 あぁ…カイトさんっ…あぁんっそこっ、そこ気持ちイイっ!」
「他の奴等のが、入りきれないくらい、出してやるよ…」
メイコの膣内が俺のを咀嚼する様に締め付け て射精を促す。凄ぇ気持ちイイ…
「気持ちイイよメイコ、イクっ…くっ、あ あっ!!」「はあぁんっ…!」
一気に吹き出した魔力ザーメンがメイコの膣 内を満たして結合部から溢れてくるのと同時に俺の
牡としての 充実感、征服感が満たされた。

130 :
「カイトさーん、メイコさーん。お待たせしましたー。」
夕刻、待ち合わせの時間にミクが店の前にやって来た。
「おう。案内よろしく。」
「よろしくね、ミク。」
しかしミクはいきなりメイコのスカートを捲り、股を覗き込んだ。
「きゃっ!ミク何してっ…ひゃっ!」
「おいっ!何やってんだよお前っ!」
驚く俺達を余所に、ミクはメイコの太股を伝う俺のザーメンを指で掬い取った。
「カイトさーん、たっぷり仕込んでますね。こんなに零れてる。ウフフ。」
そう言ってザーメンをペロリと舐め上げるミクの仕草に、俺とメイコは一気に顔が紅潮したのは言うまでもない。
可愛い顔して目敏く見つけやがって。
とにかく出発だ。俺は狼男になり、メイコを背中に乗せる。
「全速力で行くから、マフラーしっかり掴んでろよ。」
「うん。大丈夫。」
(魔女は箒の他、魔物に乗ったり大鍋に入って(!)飛んで移動します。)
その時、俺はミクの手に目をやった。長ネギ一本。ミクなりの魔法の杖なのか?
俺の疑問を余所にミクは長ネギを真上へ放り投げた。すると手元に戻った時には3倍近い大きさの長ネギへ
と変化。ミクはそれに股がると8mくらい空中へ飛んだ。ミクの魔法の杖を兼ねた箒の様だ。
「じゃあ行きますよ。付いてきて下さいね。それっ。」
森を縫う様に進むミクの後を俺達は追う。森を3つほど超えると、とある火山の麓の洞窟入口へたどり着いた。
「着いたーっ!ここでーすっ!」
後から来る俺達に振り向かず、どんどん進んで行くミク。久しぶりに契約者に会えるのを楽しみにして
いるのだろう、仕方ない。
洞窟へ入り、奥へと進むと賑やかな音楽が聞こえてくる。よく見ると魔女達が炎を囲い、裸で官能的な
舞を踊っていた。
「さっ、メイコさんも裸になって。紹介したいからカイトさんも一緒に行きましょっ!」
そう言いながら服を脱ぎ捨てたミクは上座の大きな席へと走った。
そこにいたのは今回のサバトの主[青きバフォメット]レオン。3
mはある大きなバフォメットだ。
俺達でも側に近づくだけで、バリバリと魔力を肌で感じ取れる。
「レオンさーん、お久しゅうございますっ!」

131 :
今日はここまで。眠気MAXバリュー。次回は今月中を目指して投下します。
お目汚し失礼しました。おやすみなさい…

132 :
楽しみにしてるGJ!!

133 :
初めて投稿いたしますが、よろしくお願いします
注意書き
□ルカものエロ有り
□ミク微妙にNTR
--------エンプレス
萌黄色の長い髪をなびかせた少女が、駆け抜けていく。
ちょうど東京でも舞いはじめた、桜の花びらのように、風に乗って舞うように軽やかな足取りで。
青年が一人公園のベンチでくつろいでいる、その背後から、先程の少女が駆け寄ってくる。
「おーい、おーいってば、もう」
まだ幼さが残る青年の頬に、少女が最近ハマっているネギ味のカリカリくん ―当たり付きのアイスキャンディー― を押し付ける。
「うわミク!なんだよ!」
青年は冷たさに驚いてベンチから飛び上がった。
驚きで吹き出した冷や汗が背中を伝い、心臓は早打ちのドラムのように高いBPMを刻んでいる。
ずり落ちたヘッドホンからシャカシャカと軽快なエレクトロサウンドが流れだす。

134 :
「街ナカでヘッドフォンなんてしちゃってさ、コミュニケーション取れない人だと思われちゃうよ?」
ミクが意地悪そうにクスクス笑う。
「それに、新曲くれるって言ったの、昨日だったじゃん。」
そうだった。青年の目が泳ぐ。忘れてたわけじゃないんだよ、青年の苦しい言い訳が続く。
「べつにいいよー、言い訳しなくたって。いつものことじゃん」
今度はミクがふんぞり返って、見下げるような態度を取ってくる。背がそこまで高くないので、実際は見上げているわけだが、可愛らしい態度だ。
「私もちょっと忙しいし、曲が出来たら呼んでよ。でも、無断で遅れたのは関心しないな〜」
ミクは最近人気がある。ライブだ、学園祭だと、色々と引っ張りだこだ。
そんなミクが右手に摘んでいるカリカリくんの食べ終えたスティックを、プラプラと振っていた。
「ハズレ」だったらしい。
約束が遅れていることの代償を払え、ということか。
「・・わかったよ、俺が悪かった。今度のは結構出来がいいんだ、期待して待っててくれ。あと、そこでカリカリくん買うよ、ネギ味でいいんだろ?」
そうそう、賢いねーチミは。ミクは嬉しそうに頷くと、公園の出口にあるファミリーマートへ駆けていった。
一陣の風が吹き、桜の花が舞い、浅葱色の髪と薄紅に染まった風が優しくたなびいていた。

135 :
その晩
うあー、と青年はうめき声を上げ、伸びをしていた。背骨が心地良い音を立て伸びていく。
「まあまあ、よく出来たほうじゃないかぁ?」
そう、一人つぶやく。ミクに渡す楽曲を、自宅のパソコンで仕上げているのだ。
駅からだいぶ遠くなってしまったことと引き換えに選んだ、少し広めのワンルーム。
楽器やら機材を置くのに、正解だった。
自分で作り上げたばかりの曲を少し大きめの音量で掛けつつ、冷蔵庫から炭酸水のペットボトルを取り出しゴクゴクやる。
ミネラルウォーターではない人工炭酸水だが、安いのが魅力だ。
空腹の腹に染み渡り、朦朧としてきていた意識が炭酸の刺激で蘇る。
軽快なエレクトロ・サウンドが部屋に響きわたり、青年は多幸感に包まれた。
部屋の中心に立ち、目を閉じて自分の曲を聞き、どこを直すか、思案する。

136 :
「いい曲じゃないの」
ツヤのある、女性の声が背後から突如聞こえる。
同時に青年の背中から肩に腕が回され、暖かく柔らかい物が背中に当たる感覚。
「うわ!ルカか!?」
青年はルカの腕を振りほどくと、大げさに後退りした。
「ど、どうやって入ったんだよ!」
ルカは唖然とした表情で青年を見つめる。
「どうもこうも・・・ノックしたわよ、でも気が付かないようだったから、ノブを回してみたら鍵がかかってなかったってわけ」
モデルの優雅さでポーズ掛った立ち姿、恐ろしくなるような絶世の美女が、たおやかに言葉を紡ぐ。
まるで弦楽器ような声、それも特上品の音色だ。
おもむろに、ルカが詰め寄ってくる。
長い足で、小幅な歩調でも青年の一歩と大差がない。
「いつも思うのだけど、あなたちょっと無用心過ぎない?いくら男の一人暮らしといえど、泥棒ぐらい入ってくるんじゃないかしら。まあ取るほどお金は無さそうだけれども。」
余計なお世話だ!青年が返す。
しかし確かに金には困っていた。

137 :
「掃除もしたほうがいいわよ、ホコリもたまっているし。
それに、女性が部屋に入ってきているのに、アレはどうなのかしらね・・
あなたなりのアピールだとしたら、逆効果だからやめたほうがいいわよ、『ドン引き』っていうのかしらねこういうの」
ルカが部屋の隅においてある室内干しの洗濯物に目をやる。
「うお!こら、見るな!ていうか勝手に入ってきたんだろうが!何いってんの」
青年の下着がありのままの姿でいくつか掛かっていた。
ウニクロ製の色気のないトランクスタイプだ。
青年の抗議に、我関せずとルカが続ける。
「う〜ん、曲の出来はいいのだけれど、ちょっと音量も大きいのじゃなくて?
私が部屋に入っても気が付かないなんて、相当よね。
周りの住民の方々からすれば、これはちょっとした騒音公害じゃなくて?」
「うっせえ!何しにきたんだ!」
「何って、」ぐいっと詰め寄ると、青年が手にしていたペットボトルを奪う。
「私もガスウォーター好きよ。」青年が飲みかけていたそれを、ぐいっと煽る。
「あら安っぽい」
「余計なお世話だ!」

138 :
青年の部屋のベットにルカは女王であるかのごとく腰掛けている。
安物のベッドにはあまりに似つかわしくない姿が部屋の情景から浮いていた。
青年が部屋を片付けるのを眺めているのだ。
「ふうん。なるほど悪くないわね。」
なにがだよ、下着をしまいながら青年が問い返す。
「いや、あなたなかなかいい旦那様になるわよ。」
ペースを乱された青年が、あたふたと返事に困る。
「私、よく勘違いされるのだけれど、家庭的な男が好きなのよね。
エグゼクティブな殿方に言い寄られることが多いのだけれど、豪華なホテルで口説かれても、ちょっとも面白くないの。
その点、あなたのびんぼ・・慎ましい生活には感心するわ、家事も自分でできるようだし」
やっぱり馬鹿にしてるのか!
「はあ、なんなんだよ、お前はいつもいつも・・」
やれやれ、といった口調で青年は続ける。
ルカが青年のところを訪れるのは、最近よくあることだった。
いつもこんな調子だが。

139 :
「それで今日はなんだ、飯は作ってやんねーぞ。」
前回来たときにルカが食事をねだったので作って食べさせてみたら、先程までの調子で論評されたので、もう二度と作る気が起きない。
「あら残念、とてもお美味しかったというのに。
そうねえ、用事ねえ?・・・用事が何かと言われても、困るわ。」
暇なのかよ!
ハイソサエティな風体をしているが、実はただの暇人なんじゃないか?
今日はちょっと忙しいから、家にいてもいいけどかまってやれねーぞ。
青年はそう言うと、パソコンに再び向き合い楽曲を完成させようとする構えだ。
(ここまでストレートに迫っているというのに。
恐ろしく鈍感なのかしら?・・ちがうか、さすがに年頃の男だもの。
鈍感なんじゃなくて対処ができないんだわ)
心地よいサウンドがスピーカーから漏れだす。
(何をしにきたと言われてもねえ、その「曲」に用があるのだけれど、どうしたものかしら)

140 :
「いい曲ね」
すっとベッドから立ち上がったルカが語りかけてくる。
これについては青年も素直に嬉しく、声が弾む。
「お、そうか?なあ、どこ直せばいいかルカも聴いてくれよ。
ミクにあげる予定なんだ。」
その一言でルカの表情が強張るが、青年は気が付かなかった。
(ふーん、やっぱりそうなのね)
「いいわよ、聴いてあげる」
デスクに向き合って座る青年の背後に、ルカが寄り添うように立つ。
その視線は、モニターと青年の後頭部を行ったり来たりさまよっていた。
(あの娘と「良い仲」になっていたら困るのだけれど)
ルカは手持ちぶたさにチャプチャプと振っていた炭酸水のペットボトルをすっと持ち上げた。
(一揉みしてみるか)

141 :
わっ!と青年が声を上げる。
ルカがペットボトルを彼の首筋に押し当てたために、急に冷やされた感覚から反射的に声がでたのだ。
「お、おいルカまじめにやってくれよ。
まったく、ボーカロイドって人を冷やして驚かすのが好きなのかい?」
冷やすとはどういう意味合いかルカが続けて尋ねると、ミクにカリカリくんを押し当てられたというのだ。
(あらあら、人見知りのあの娘が・・)
「ふふ、そう怒らないでほしいものね。ずっとパソコンで作業してたんでしょ?
目も腫れてるし、冷やしたほうがいいのよ」
はぁ、と青年はため息をつくと、ありがとうと返す。
またく心の入っていない返事ではあったが。
「飲んだら?」
ルカがキャップを外したペットボトルを青年の口元そばまで運ぶ。
「気持ちいいわよ。炭酸」
青年はぎょっとして、ペットボトルの飲み口を見る。
くそ、今日のこいつは何なんだよ、やりづらい。

142 :
「ああいや、いいよ、それルカにやるから。俺はもう一本開けるよ」
そう言って席から立ち上がろうとする青年を遮るように、ルカがペットボトルを口元に運んでくる。
意地悪な、妖艶な笑みを浮かべて。
「まさか恥ずかしいのかしらね?間接キッス」
そうじゃなくてだな、青年はうろたえる。
本当に一体何なんだ、終いにゃ怒るぞ。青年は困惑する。
(うーん、これはこれは、まだウブねえ。この歳でどうなのかしらね人間の雄として)
「中学生じゃないんだから、こんな事で意識されるとかえって私の方が恥ずかしくなってしまうのだけれど」
「彼女や友だちとはアタリマエのことでしょ?」
そこまで聞いて青年は不機嫌な表情に変わり、
「悪かったな!」
(あら?)
「いねーよ、彼女なんて!」
(あらあら)
「邪魔するならかえってくれよな、もう・・・」
言葉を続けようとした青年の口にペットボトルが差し込まれ、言葉が遮られる。
差し込まれるというより、避けようとした青年に捩じ込まれるといった感だった。
「じゃ、ちょうどいいじゃない、なってあげるわ、彼女に。間接キスの味はどう?」
ルカが一段と意地悪な笑みを浮かべる。
口から喉へ流れ込んでくる炭酸水が、弾ける感覚が心地よく、ペットボトルの呑口は甘美な果実の味がした。

143 :
何が起きているんだ。
冷静になれ。
青年はベットに腰掛けて頭を抱えていた。
先ほどのやり取りを冷静に反芻する。
自分に彼女が出来たことはどうも確からしかった。
それも唐突に、だ。
そして、ユニットバスから聞こえてくる、シャワーの流水の音。
安普請なマンションゆえに、少し蒸気が漏れているのだろうか、熱を帯びた湿気が、部屋まで漂ってきて、それにのって運ばれてくるかすかな甘い匂い。
こ、これはルカの・・・
落ち着くなんて無理だ、どうする、どうすればいい?
ルカは風呂を上がったら家に帰るだろうか。
もういい時間だが、着替えて駅まで送れば終電にはまだまだ余裕がある。
いや、本当に返るだろうか、泊まると言い出したらどうする。考えろ、考えろ、、
貧乏揺すりが止まらない。
目を強くつぶる。

144 :
シャワーの音に紛れて、まだ止めていなかった自分の曲が聞こえてくる。
そうだ、ミク、ミクに曲をあげなきゃ。
ミク・・・・俺は・・・俺は、ミクのことをどう思ってるんだろう。
ミクとの今までの出来事を反芻する。
俺は・・・
ルカに謝ろう。こんな急に付き合うだなんて、俺には無理だ。
確かに、ミクとルカ、二人と音楽を通じて共有してきた日々は掛け替えのないものだったが、俺はミクに・・・
「そんなに考えこまなくてもいいのよ」
声は、近くから聞こえた。心臓が跳ね上がり青年の頭が真っ白になる。
なんで、まっすぐこっち来ちゃうんだよ、服とかどうする気なんだよ。
おかしいだろ。
青年の頭の中から、先程まで思い悩んでいたミクの姿が消し飛ぶ。
(ふふ、急いで事を進めて正解だったかしらね)

145 :
「ここでお勉強タイムです。
『据え膳食わぬは男の恥』という金言がありますが、
ラブコメばりにここでストップして、純愛がどうのこうのっていう展開にはさせないわよ。
覚えておきなさい」
マジかよ、マジかよ、なんで?
もうそんな事すんの?
付き合ったばっかりじゃん、おかしいぞ。
恐る恐る青年は声のする方を見上げる。
身に付けるものはスリッパと、肩からかけたバスタオルだけ。
バスタオルぐらい巻いているだろうという期待は、眼前の凄まじいまでの情景に打ち砕かれた。
拭かずのままの体は、赤子のように水を弾き、
胸はタオルで隠れているが、下は全く何もない、
強いていうなら髪と同じ色の柔毛が股間を隠している程度だった。
(あきれるわ、全く経験がないのかしらね。視線が「刺さる」というやつね)
青年の視線は、自分の目と全く合わさっていない、それどころかもっと「下」で釘付けになっている。
(ま、今日だけは構わないわ。私のものになってから躾ければいいのだし)

146 :
「じゃ、横になりなさい。」
(この人は、ミクには渡せない、この曲、この才能は私に必要なの)
青年が恐る恐る立ち上がる。
横になれといったのに、物わかりの悪い子ね。
ルカは青年の頭を引き寄せ、唇を吸い上げる、強引に。
青年の荒々しい呼吸がルカの唇と鼻孔をくすぐり、むず痒い。
空いた手で今度は青年の腰を引き寄せる。
Tシャツ越しに、高鳴る鼓動をが伝わってくる。
ジーンズの奥では、彼の男が高ぶり固く膨れ上がっているのがよく分かる。
シャワーから上がったばかりのルカの肢体が、彼のシャツを濡らしてお互いの体に吸い付く。
ボリュームのある、それでいて柔らかい乳房が青年の胸と呼吸を圧迫する。
こんなにも柔らかいのか。
双房の頂点に、わずかに硬いものを感じる。
思わず青年は手を上げ、ルカの脇を通し、背中を抱き寄せる。
乳房は弾けんばかりに密着し、押し潰れる。
すげえ、これが・・

147 :
「うっ!」
青年はくぐもったうめき声をあげる。
ルカが脚を絡めてきたのだ。
柔らかい太ももが自身の股間を下から押し上げてくる快感に、体が過敏に反応する。
ルカは脚を上下させ、また彼女の股を絡んだ青年の脚に押し当てる。
ルカの太ももで圧迫されるたび、彼の雄の部分は激しく反応し、自分で触れるのとは全く異質な感触を覚える。
ビュルと、肉茎の中をゲル状のものが充填し、こみ上げてる感触。睾丸は張り裂けんばかりに膨らむ。
青年の本能が獣の衝動を呼び起こし、力ずくで押し倒しメスを犯せと叫び狂う。
「だめよ、がっつかないで。私がレッスンしてあげる。」
唇を離したルカが彼女の耳元で囁く。
「上で踊ってあげるわ。」
妖艶な囁きに、青年は、これから自身に振りかかるであろう運命を想像し、全身の力が抜ける。
最早抵抗するすべがなかった。
「はぁ・・・?う、上って、・・」
いいから大人しく従いなさい、ルカはそう続けると、青年を優しくベットに押し倒し、組み伏せる。
(まるで子供みたいね、エスコートは今度教えてあげるわ)

148 :
ルカは彼の体を、胸のあたりで跨ぎ、膝立ちの姿勢でシャツを引き剥がす。
「結構いい体してるじゃない、鍛えたほうがいいわよ。」
自分を跨ぐルカを見上げるのは、絶景だった。
豊満な乳房が揺れ、その下には、整った茂みが構えていた。
自分を跨いでいるため、脚は大きく開かれ、もう少し潜り込めば奥まで見えそうだ。
「スケベね、そうジロジロ見られると、女の子は引いてしまうわ。」
ごめん、青年は顔を真赤にして背ける。
「やん、カワイイ・・顔を見て、目を合わせて」
ルカは左手で青年の頬に触れ、優しく彼の顔を起こすと、腰を落とし彼の腹の上に座り込む。
吸い付くようなキメの細かい肌が触れ合う感覚が心地よい。
ダンスで鍛えられた肢体は、程よく引き締まっているが、バランスよく脂が乗り、喩えようがない程柔らか
チュル・・
更に体が沈み込むと、ルカが体に纏っている湯水とは全く異質の粘り気のある水音がなる。
青年の腹筋に、柔肌とは異質の、熱く熱をたたえた粘膜の触れる感覚。
これは、これが、ルカの・・青年の触感がその一点に集中する。
ルカの口元がクイと上がり、妖艶な笑みを浮かべる。

149 :
「楽しみ?」
青年は答えることが出来なかったが、その問いかけで、されるがままで精一杯だった頭がようやく回転しだした。
初めて、俺も男になるのか。
そうか、そうだよ、さっきまで変なことで悩んでいた俺が馬鹿だったんだ。
誰だってしてる。
俺は遅いくらいだ、学校の連中が頭によぎる、あいつだって、
あいつらだって、俺よりちょっと早く彼女が出来たからって見下しやがった。
だが今はどうだ?年上の、信じられないぐらい上玉の、ルカと俺は結ばれるんだ。
そうだ、そうだよ、悩むようなことじゃなかったんだ。
ルカが最近俺のところに来るようになったのは、俺に惚れてたからなんだ。
そうに違いない、「俺の女」だ。なんだって出来る、いまから。
青年に右手を上げ、ルカの体を這わせ、豊満な膨らみを包み込むように触れる。
信じられないほど柔らかく、それでいてしっかりと指を押し返してくる弾力。
ルカの口がわずかに開き、嬌声とも吐息とも分からない声がもれる。
「じゃ、始めるわ。私の体に乱暴しちゃ、やーよ」
青年の顔がほころぶ。嬉しいのか、支配欲におぼれているのか、性欲を隠さない笑み。
(獲れるわ、この男。ごめんなさいねぇミク)

150 :
ルカは一度腰を上げると、そのまま後ろに這って下がり、青年のジーンズを引き下ろそうとする。
その間、青年は先程までルカが座り込んでいた自分の腹を手で拭い、絡みついた液の感触を確かめる。
ルカの中心が触れていた部分は、汗や湯水とは確かに違う粘液の感触が残る。
すごい、これが女の子の・・
「うっ!」
引き下げられたジーンズの下、張り上がった下着の上から性器をルカに掴まれ、
撫ぜられると、そこから肛門、脊椎を伝って脳に電撃が走るような感覚。
たまらず声を上げてしまった。
あれ!?やべえ、やべえ、もう出そうだ、なんで・・・。
自分の鈴口が湿ったのがわかる。陰茎に精液が一気にみなぎる感触。
「もうちょっと我慢してほしいなあ。早いわよ、キ・ミ」
つかみ上げる手を緩め、鎮めるように優しく撫でるような動きに変えながら、ルカが挑発してくる。
男のプライドに刺さる言葉、攻め手が緩んだ所で全身を強ばらせて耐える。
「やだ、たくましい。」
性器への刺激をやめ、ルカが強張った彼の腹筋や脇腹を撫でる。
青年はたまらず嬌声を上げる。

151 :
(おもちゃにしてあげるわ)
そんななか青年の作った曲は、なおもエンドレスで響き、ルカの体を包み込む。
ルカの胸の奥、心臓が大きく跳ね、カッと熱くなる。
「私もそろそろ『欲しい』のだけど」
ルカが大げさに肢体を捻る。右手を青年の下着にかけ、左手を自らの秘所を覆うように這わす。
「し、しようルカ、早く」
青年の声と曲とが、ルカの耳から心の奥へと流れ落ち、野心と混ざりあい激しく燃え上がる。
まだまだ幼い荒削りな才能が自分の下で横たわり、自分を心待ちにしている。
軽快なサウンドは、青春を思わせる、希望に満ちた真っ直ぐな音色。
だがルカはその音の先に、もっと別の未来が聴こえていた。
見渡す限りのオーディエンスが、青年の情熱的なサウンドに熱狂し、
ルカの歌とパフォーマンスに歓声を上げる。そういう情景が聴こえていた。

152 :
「あなたはもっと変われるわ」
青年の下着が荒々しく引き剥がされ、
喰い付くようにルカが跨り、腰を落としていく。
限界まで張り上がった青年のそれを、ルカが自らの手で優しく入り口へと誘う。
鈴口に熱い粘膜の感触。
「いくわよ」
ゆっくりと腰を落とすと、角度が合わなかったせいかルカの秘所は一度侵入を拒むが、
少し腰を動かし再び体重をかけると、穴は咥え込むように彼の先端を迎え入れる。
思わず吐息を漏らすルカ。
ゆっくり、ゆっくりとルカの体内に刺さっていく感覚。
やわらかな肉襞が彼を迎え入れ、包み込んでくる。
肉茎の半分に差し掛かった所で、ルカの呼吸が乱れ、動きが一旦止まる。
膣の一番敏感な部分に青年のものが差し掛かったところだった。
ルカの表情が上気し、潤んだ目が細む。

153 :
綻んだ口元から弱い喘ぎを零しながら、再び腰が沈んでいく。
最奥に当たる感覚。
なおも腰は落とされ、今度は最奥を付き上げていく感触。
ルカの背中が反り、苦しげに喘ぐ。
少し、また少し、ついに彼の全てを咥え込んだルカは、
彼の腰に静かに体重を落としきり、体を支えていた脚の力を抜いていく。
最も深く繋がりあった所で生じた快感に、
青年を跨いでいた脚が彼を挟みこむように痙攣し、膣が歓喜とともにひときわ潤う。
目眩がするような快感に、少しわざとらしく喘いで、
ルカは自分の右手の中指を自らの口に僅かに咥えた。
「・・どう?私は。お気に召してくれると嬉しいわ」
他の女と比べてみろ。
青年に経験がないであろうことは感じ取っていたものの、あえて問いかけてみる。
彼をからかう意地悪と、気が付いていないフリをする気遣いが交じり合った不思議な感情。
「すっげーイイよ、すげえ・・」
男になった、その感動に青年は素直な答えをぶつける。
そして、早く腰を振って喰らい尽くしたい衝動がこみ上げる。
が、彼の衝動はすぐに霧散した。

154 :
!!
ルカが腰を振り始めたのだ。
初めての雌の欲情を魅せつけられて、青年はただされるがままになる。
初めは上下に、次第に複雑な動きで青年を誘う。
ルカの動きは、靭やかな体ならではの動きであろうことは、初めての青年にもわかる。
前後に艶かしく、しなやかにグラインドする腰、それを動かす腹筋と双脚の筋肉が、動きに合わせて緊縮を繰り返す。
ルカの大造りの腰と臀部が青年の陰茎を舐り尽くす。
肉襞が複雑にからみつき、雄の子種を吸い付くそうと誘う。
「ルカ、ルカ!一回ごめん、もう・・・」
ルカが動き始めてまもなくといった所で青年が音を上げる。
とうのルカはといえば、全くお構いなしに腰を振り立てる。
彼の性器を覚えたばかりで、これからといところでは止めようもない。
「ちょっとは我慢なさい!」
彼女の言葉に、全身を強ばらさせ、シーツを握りこんで耐えようとする。
ルカは、最も敏感な箇所に彼のものが刺さる動きを見つけ、吐息を漏らしながら腰をふる。

155 :
『踊る』と表現したとおり、ルカは彼の曲に身を委ねて複雑に、靭やかに体を動かしていく。
粘液をかきまぜ粘膜同士が摩擦する、淫らな水音も、全く卑猥さを感じさせない。
四つ打ちのサウンドに乗ってしなる肢体、双房がリズミカルに揺さぶられ、極上の美女が歌うように喘ぐ。
「でも・・・ルカ、中に・・・ッ!」
それを聴いて、勝ち誇ったような笑みを浮かべるルカ。
何も言わないが、ペースは乱さない、無言の容認。
ぐうぅ、と青年は低い唸りを上げる。
下半身の快感は今までに覚えたものとは全くの異質で、こすれあう性器に甘い痺れを感じていた。
少し、出てしまったかもしれない。必に力を込めて耐える。
「まだ始まったばかりよ?ガマンガマン」
ふふ、と笑みを零しながら、曲の盛り上がりにあわせていっそう激しく腰を振り立てる。
彼のデスクトップから流れるリズムは、
少し奮発して買った上等なスピーカーから軽快に流れ、ルカの肢体を渦のように巻き上げる。
ウーハーが打ち鳴らす低音がルカの下腹部をくすぐり、青年と繋がっている場所と共鳴する。
ルカは体を大きく弓反りにしならせ、曲のクライマックスに併せて激しく青年を責め立てる。

156 :
既に我慢の限界で堪えていた青年に、ルカの本気の体に耐えられるはずがなかった。
青年の体の奥から一気に精液がこみ上げ、性器から吹き出す。
たまらず唸りを上げる青年。
「アアッ!ハァ・・ア、ア、ア、ア、ア・・・ンッ!せっかく、・・・良くなってきてるのよッ!アハァ!、我慢なさい!」
喘ぎ声を上げながら、ルカが声を張り上げて青年を挑発する。
必に堪えるようとする青年だったが、一度絶頂を迎え、敏感になったものを堪えろなどと、男性には酷な命令だ。
力を入れれば、逆に吹き出してしまう。
青年は呻きと喘ぎを繰り返し、息も絶え絶えになりながら、射精を繰り返す。
敏感になった肉茎を、ルカの柔肉が包み、絞り上げる。
自分の体内で一人の男が昂ぶり、果てて行く。
男を支配する感覚。
高鳴る心臓に、打ち付けられる低音、疾走感の強いサウンドが火照る体を突き抜けていく。
この才能が自分のものになる。
絶頂に悶える青年をお構いなしに、多幸感に包まれるまま、自分の熱い箇所を打ち付け快感を貪る。
すべてが手に入る、もうすぐ。
自分がこれからシーンを独占する。ルカの野心が胸を焼く。

157 :
「うぅぅくっ!ミク・・・」
無意識だったのかもしれない。
一団の快感の最後の一絞りを子宮に注いだ青年はミクの名前をこぼした。
青年自身、名前を読んだことに気が付いてはいなかった。
これに過敏に反応したのはルカの方だった。
激高し、憤怒の形相に急変する。
殴りつけたい衝動を抑え、落ち着け、落ち着け、
そう胸の中で呪文を唱えるように繰り返す。
(セックスの最中に他の女の名前を呼ぶなんて、随分と大物じゃない、童貞君)
(まあ、いいわ、強引に迫ったのは私。とことんまで奪い尽くしてやればいいのよ)
感情を抑え、整理する。目を閉じ表情を平静にもどす。
「忘れさせてやるわ、全部」
果てた青年に覆いかぶさると、強引に唇を奪い舌を差し入れた。

158 :
二人の情交はどれぐらい続いたろうか。
深夜。
青年はベッドにルカを組み伏せ乳房を揉みしだき、獣のように腰を打ち付ける。
二人の精液が混ざり合い、グズグズに崩れたルカの膣は、
敏感な部分を突き上げられ何度目かの絶頂を迎えた。
激しく犯されるたびに肉茎を包む柔肉は歓喜の痺れに酔い、
快感は波打ち際のように四肢まで繰り返し押し寄せ、乱れた嬌声を止められない。
これでいい、何度でも、何度でも求めさせる。
他のすべてを忘れ去るように、全て与えてあげる。
私の、私だけの才能になりなさい。
快感の目眩に天井が揺れ、朦朧としだした意識の中で、ルカは青年を呑み込んでいく。
何と罵られても構わない、ただ自分の野心のために。

159 :
「ミクー!こっちだ」
約束の時間、いつもの場所、いつもの男女。
「新曲だね!」
ミクは嬉しそうに、さっそくプレイヤーを動かす。
青年があの日、作ったままの曲が流れる。
軽快で、疾走感のある、青春を想起させる楽曲にミクは嬉しそうにはしゃぐ。
「ああ、ミク『には』似合うよ、きっと!」
二人に、ではない。
小鳥のように騒いでいるミクを見て、奏でられる自分の曲を聴いて、何も感じない。
ズレてしまったのかもしれない。
この娘はまだ、このままが良いんだ。
「じゃ、今日はちょっと忙しいから、またな。」
別れ際、少女の翠玉色の瞳が、夕陽の橙色に染まる。
なんだか長い別れになってしまうような気がして、
少女は寂しさに胸を締め付けられた。

160 :
割れんばかりの歓声、視界一面を埋め尽くす赤紫のサイリウムがうねりを上げ、
ムービングヘッドが乱れ狂うようにオーディエンスを照らす。
『JUNP!JUNP!JUNP!』
青年が低域のイコライザーを捻り観客を煽ると、
嬌声が一斉に湧き上がり、オーディエンスがぶつかり合うように飛び跳ねる。
スピーカーから叩きつけられるキックにルカの体が震える、絶頂しそうなくらいキモチイイ。
ルカァァァァ!
ファンの悲鳴にも似たコールに包まれ、ルカは歌う、
そう、彼女は今やすべてを手に入れたのだ。
この日のために、この瞬間のために、なんだってやってきた。
後ろ指を刺されようとも構いはしない。
たぎる野心が、そう、うそぶく。
おしまい

161 :
×JUNP
○JUMP

162 :
>>161
やっちまった

163 :
>>161
しかし、見てもらえて嬉しいかぎり
ありがとうございます

164 :
文章上手くて面白かった
ボカロならではの設定でいいね

165 :
いやー、ルカさん怖いわGJです。

166 :
ネルが見たい

167 :
とはいえ全方位デレからガチヤバまで色々なネルが居るよな・・・アンドロイド設定だったコンビニハンバーグが好きなネルはいい子だった

168 :
MMDではよく見かける
ほぼ100パーレンネルだけど

169 :
レンネル好きだな、特にネルがツンデレなのが

170 :
確かにMMDのレンネルは安心して見てられる
このスレ向きではそこそこエロい紙芝居とか

171 :
トークロイド…リンレン
MMD…レンネル
HANASU…テイレン
レンモテモテだな

172 :
うらやまショタ
エロ的な意味で女性をエスコートするボカロ男性陣 の比較とか見てみたいな

173 :
SS投下致します。
ルカさんの誕生日に向けて書いたものです。
非エロでそれほど長くはありません。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
1.
それは、寒くありつつも太陽が顔を出した天気のいい日でした。
家の片付けがすんで午後を回った頃、マスターが声をかけてきました。
「今日は休みだし、2人でどこか行こうか?」
普段は仕事でお忙しいのです…けども、
そのぶん、休みの日には私といる時間を多く作ってくれていました。
私が歌う曲を作ってくれたり、2人ででかけたり。
「デートのお誘い、ですか?」
「うん、まぁね」
「それなら、行く以外ありえません」
私は逸る気持ちを抑えつつ準備を進めました。
「準備できました、いつもの散歩コースでいいですか?」
「うん、いいよ、ルカの好きなところで」
車でドライブすることもありますが、私は、散歩をするほうが好きなのです。
なぜならそれは…
「手をつなぎたいです」
「いいよ、ほら」
差し出された大きな手と、私の白い手が触れ合うと…彼のぬくもりが伝わってきます。
それを感じながら、一緒に歩くのが大好きなのです。
「太陽が出てるからいつもよりはマシだけど、今日も寒いね」
「そうですね、でも…手は温かいですよ、あなたのおかげで」
「うん、ぼくもさ」
そんなことを言いながら笑い合うのも、私は楽しいのです。

174 :
2.
ポプラが並ぶ街路樹。
…初めてマスターに外に連れだされた時にも通りました。
「ここも…すっかり馴染みが出てきました。
 初めて通った時は、外にこんな素敵なものがあるなんて、思いもしませんでしたわ」
「そうそう…これをルカに見せたくてで一緒に歩いたっけ。すっかり気に入ってくれて嬉しいよ」
お気に入りの街路樹を通ると、市内の公園にたどり着きます。
子供たち、犬を連れた飼い主、老人、若いカップル、家族連れ…
こんな季節でも、ここにいる人々は活気にあふれています。
季節によって様々な表情を見せるこの公園は、私もマスターも大好きです。
「…相変わらず、眺めているだけでも、落ち着くなぁ」
「そうですね、みんな楽しそうで。子供たちが、元気いっぱいで可愛らしいです」
広場を歩いていると、様々な人が目に入ってきます。
私達と同じように、男女2人で一緒の人たちを見ては…
「私とマスターもあんなふうにできないかな」と思ったりしていました。
でも、私は…ここへ来るたび、あるものを見て現実を思い知り、心苦しくなることもありました。
「…ルカ?」
2人でベンチに座っていたその時、ふと心配そうに、マスターが私に呼びかけました。
「あ…なんでもありません、気にしないで」
そう言って場を繕いました。
そして、しばしの間ベンチで寄り添い合いながら景色を眺め、ひとしきりした時…公園を後にしました。

175 :
3.
やがて家に帰り…夕食の準備を始めようとした時でした。
「ねぇ、ルカ」
「あ、マスター、ありがとうございます。今日も楽しかったです…マスター?」
「ちょっと、いいかな…聞きたいことがあるんだ」
いつもとは違い…少しトーンの落ちた神妙な声でした。
「さっき、公園で少し、寂しそうな顔をしていたから…それがどうしても気になって」
やはり、マスターはあの時の私の顔に気づいていたようでした。
「踏みこむようでほんとうはいい気しないんだけど…ぼくでいいなら、どうしてなのか、言ってほしいんだ」
私の顔を、じっと見つめてきました。その真剣な表情に…口を開かざるを得ませんでした。
「…マスター、私は…行く先々で親子連れを見るたび、思ってたんです。
 …私たちは、ああいう風にはなれない って」

それは…私も、マスターも、きっと目を背けたかった現実なのです。
これまで、何度も互いに愛し合いました。けれど結晶はできない。私は"人間ではない"から。
その時、マスターの腕がぎゅっ、と私を包み込みました。
「ルカ、ごめんね」
むせびながら、声を震わせていました。
「ぼくは…ルカがぼくとの子供を欲しいと望んでも…なにもできないんだ、無力なんだ。
 そのくせ、君への言葉はいつもキレイなだけで…特別な力もないクセに。
 こんな風に抱きしめることしかできないんだ…いや、そんな資格さえぼくには…」
マスターは…泣いていました。肩が震えていました。
でも、その腕はまるで私を一生懸命守ろうとするように、優しく包み込んでいました。
…頬を伝う涙はほかでもない、私のためのものでした。
その流された涙に、私ができることは―――。

176 :
4(終).
「マスター。あなたは謝るようなことなんてしてません」
彼は、ゆっくりと顔を上げて、涙ぐむ目で私を見ました。
互いに目を見ながら…私は語りかけました。
「私のこの身体は…造り物です。だから赤ちゃんはできません。
 マスターも私も、我が子をを肩車したり、その隣で笑顔で見ているようなパパやママにはなれません。
 私達にも、それに逆らう術はありません。
 そんな私のために、あなたが泣いてくれている…
 改めて、あなたという存在の大きさを知ったんです。
 
 私の歌う声を好きだと言ってくれて、曲作りも頑張られて、
 何も知らなかった私にたくさんのことを教えてくれて、
 なによりも…私の心を救い、想いを受け止めてくれた、たった1人だけの人。
 だから、ご自身のことを悪く思わないでください。
 マスター、あなたは…私の笑顔の理由であり、幸せのみなもと なんですから」
今日、2人ででかけたことだって。
周りからは何気ない散歩のようでも、私にはとても大事な時間だったから。
「…ありがとう。お世辞だったとしても、嬉しいよ」
「本気です。今の私は、本当に幸せで…それは他でもないあなたのお陰です」
「…うん、その言葉、信じるよ」
「はい、あなたなら、そう言ってくれると思いました」
「…っ、ありがとう、ルカ。もう大丈夫だよ」
涙を拭いて笑ってみせたマスターの、真っ赤な目がなんだか可笑しくて。
「ふふっ、よかった。やっぱりあなたはそうして笑っている方が似合います」
「君のおかげだよ、本当にありがとう…うん、これからも頑張るよ」
ふと、じっと見つめ合う私とマスター。鼓動が高なって…互いに目を閉じました。
ほどなく、私の唇に温かい物が触れました。…それは、すごく優しいキスでした。
「マスター…やっぱり、あったかいです」
「ルカのほうもね」
微笑み合うあなたと私…いつもの2人が、そこにいました。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「ルカ、新しく唄ってほしい曲があるんだ。歌詞はこんな感じなんだけど…」
「あなたらしい、明るくも優しい歌ですね、マスター…任せてください」
「うん、頼んだよ」
私は、全ての想いを込めて、歌います。
あなたが心から愛してくれていること、知っているから、それに応えるために。
全ては、巡りあったこと。
どれだけ時が経とうとも、あなたの手で響きあう音に流れる歌を捧げます。
だから、これからも…私の全てを見てください、マスター。
Fin

177 :
以上になります、完全に自己満です、節分ネタもありかと思ったけどこっちのほうが個人的優先度が高かったので…。
5年目に突入したルカさんをこれからも愛し見守り応援していきたいです。
ありがとうございました。

178 :
乙!

179 :
おつん

180 :
おつ
関係ないんだがボーカロイドの部屋リンク先なくね?

181 :
sage忘れた…サーセン

182 :
普通にリンク踏んだら行けないが、アドレスバーにコピペしたら行けるな

183 :
リンク踏んで行けるよ
ブラウザによって違うのかな

184 :
もしもしからもリンクを踏んだら普通に行けた模様
だいぶ先の話になるけど、次スレ立てる時にテンプレに「リンク先にエラーが出る場合はアドレスバーにコピペ」の一文でも付け加えるか

185 :
妄想ネタ切れ中

186 :
レンとミクのエロほしい

187 :
レンミクなら白黒バク下敷きにしたネタはどうだろう
淫夢でミクを翻弄して最後は食っちゃうややダーク路線で

188 :
>>187
見たいです

189 :
とりあえず全裸待機

190 :
夢喰い白黒バクのネタだけ箇条書き
誰か文章にしてくれることを期待して晒してみる
一応レンミク
前振りでカイメイ

1 悪夢
 少女が垣間見てしまった兄と姉の男女の営み。
 生々しいそれは潔癖な少女には汚らわしいものとして映る。
 ショックで寝込み、心配する兄と姉の接触をも拒む少女。
 眠ることも出来ず苦しむ彼女に声をかける者がいた。
「これはお嬢さん  夜中眠れずにいるのかい?
それなら僕が  魔法をかけてあげようか」
2 夢喰いバク
 バクと名乗るそれは、まだ未成熟な透明さを残す少年の声だった。
 自分より幼げなその声に警戒心を解かた少女は、声が導くまま心の内に溜めていた苦しいものを全て吐き出す。
 少年の声はいたわるように優しく、それは怖いユメだと少女を宥めた。
「僕に任せなよ 丸ごと食べてあげよう
もう心配ない ゆっくりお休み」
 バクに秘密を喋り、共有したことで、安心した少女は眠りについた。
 悪夢は見なかった。

191 :
 バクをすっかり信用した彼女は、次第にバク自身に興味を持つようになる。
 夜の帳が降り寝台に入ると密やかに現れる声だけの存在。
 きっと優しい少年の姿をしていることだろう。
 少女は好奇心を抑えることができずに、バクに姿を見せて欲しいと願う。
「これはお嬢さん  また頼みごとがあるって?
断らないさ  これこそが僕の幸せ」
 少年は夢の中でなら姿を見せてあげると少女に約束をする。
 期待に胸を膨らませ、なかなか寝付けなかった少女が眠りに落ちて見たものは、細くしなやかな手足、白磁の頬、眩い金の髪、表情豊かな碧い目をした少年だった。
 上品な燕尾服の袖をラフにまくったアンバランスな格好が、少年の危うい魅力を引き立てていた。
 少年は少女の手を取り、夢の世界を案内する。
 夜に光る一面の花畑、お菓子で出来た小人の国、蜂蜜の流れる川。
 少女は夢中になるが、夜が明ければ夢から覚めなければならない。
 別れを惜しむ少女がまた会いたいと願うと、少年は笑ってこう言った。
「・・・それならキスで約束しよう」

192 :
4 甘いユメ
 少年のキスで目覚めた少女は、朝食の席でぼんやりとしていた。
 様子がおかしい妹を兄と姉は心配するが、少女は生返事を返すだけ。
 少女の脳裏にあの日見た兄と姉の行為がよぎる。しかし、ずっと感じていた嫌悪感は薄れており、いつの間にか想像上のそれで絡み合うのは自分と少年に置き換わっていた。 
 ユメの中の出来事なら、汚らわしいことなんか一つもない。
 あの少年に触れられたら、どんな感じがするのだろう。
 少女はその日の夜、家族が団欒する居間から早々に引き上げ、胸高鳴らせてベッドに入った。
 少女がユメの世界に落ちると、そこは鬱蒼とした森に囲まれた蜃気楼のような白亜の城だった。
 少女はその城の姫君で、望むものは全て望む前に少年によって与えられる。
 広いテラスに面した姫の居室はクリーム色の家具で統一され、キラキラと輝くキャンディ細工のシャンデリアは美しい光を弾くとともに、甘い香りを部屋いっぱいに漂わせていた。
 少年は全て分かっている顔で、少女の手を引き、薄衣の掛かった広い寝台へと少女を誘導する。
 昼間の夢想を思い出した少女は頬を染めた。
 「僕に任せなよ  全部与えてあげよう 」

193 :
下剋上の人です。
カイトV3オメ! 誕生日もオメ!
ずいぶん前に書いたケンカップル設定でV3モノです。
【 注 意 事 項 】
 ・カイメイ カイトはV3化で色々パワーアップ
 ・カイト(性格悪) メイコ(凶暴)
 ・ケンカップル ケンカしながらよろしくやってます
 ※10〜11レスほど使用。エロは6〜9
 ※長いです
以上の内容が苦手な方はスルーよろしく
校正はしていますが誤字脱字はご容赦を何卒

ケンカップルなカイトとメイコ/V3編 1
夕方、仕事が終わり路地を歩くメイコの頭上には暮れかけた空が広がっていた。通りを歩く人たちも増え、家路につく者や夜の街に繰り出す者で昼とは違う賑わいを見せている。
メイコはこれから帰宅をするのだが。
…………。
肩を竦めて首に巻いたマフラーに小さな顎を埋める。今夜は長く家を留守にしていたカイトが、やっと帰ってくる日だ。
仕事とか旅行とか、そういったことでカイトは家を空けているのではない。カイトが出かけていた先はボーカロイドの研究所。
ボーカロイドのV3化の話は昨今同業者の中で群を抜いて話題になっているが、その先駆けが『KAITO』なのだ。
例に漏れず二人のマスターも所有する『KAITO』のバージョンアップを即決し、数週間前からカイトはV3化のため研究所に赴いていた。
カイトのV3化も帰ってくるのも、もちろん嬉しい。
ほぼ毎日舌戦を繰り広げて小憎たらしい口を利き、その度にメイコを激昂させケンカばかりしている相手でも、一緒に暮らしていて、その、カイトは一応そういう相手だ。
ずっと待っていた。戻ってくることに胸は高鳴る。どんな風に変わったのか、どんな歌声を聞かせてくれるのか。
V3……か。メイコはボーカロイドの中で一番古いエンジンだ。この先、カイトと一緒に暮らしていくのに、不安がないと言えば嘘になる。
カイトのこれまでの記憶がリセットされるわけじゃない。日常に変化が出ることはないはずだ。
だけど今まで同じエンジンを持っていた肩割れだけが最新型に変わってしまうことは、メイコにとって未知だった。
後輩だったカイトが先にV3化するということに、若干の嫉妬もある。
もしかして、V3になったカイトを使ってみたマスターが、エンジンの違いから二人をデュエットさせなくなるかもしれない。
性能が別物になってしまったら、声が合わなくなる可能性だってある。調声作業だって、V1とV3じゃかかる手間が違うだろう。
口ゲンカの度にメイコが使っていた「後輩にクセに!」という、相手に理不尽さを抱かせつつも強引に黙らせる魔法の言葉が、今後通用しないかもしれないことだってありうる。
口達者なカイトを黙らせるのに有効な文句だったのだ。
その内自分の身もV3があるだろうが、カイトの後追いとか。先にV3化したアイツの先輩面とか問答無用で腹が立つ。なんか解せない。
家を出る時の、「V3お先に♪」とか言ってドヤ顔していたカイトを思い出してイラっとした。
……まぁ、カイトがV3になったところで、メイコは先輩には違いないからゴリ押しするが。
V3がなによ。DBが4つもあって羨まし……くなんかない! 断じてない!
公式衣装とかマイナーチェンジしちゃってさー。ちょびっとカッコよくなっちゃってるしナマイキ! 
あとマフラーなんかスケルトンじゃん。アレでナニが隠せるっていうの? 丸出しじゃないの!
つらつらそんな悪態を胸の内で吐きながら、でもメイコの顔は穏やかな笑顔だ。
嬉しくて、でもちょっと不安で。白黒はっきり付けたがるメイコらしくもなく、曖昧な気持ちを抱えながら駅へと向かっていった。

194 :
ケンカップルなカイトとメイコ/V3編 2
玄関の鍵穴に自分の鍵を差し込んで回すと、何故か鍵が閉まった。
メイコの目が丸くなる。あれ? もしかしてもう帰ってきているの?
この時間じゃカイトが外で夕食を摂っている可能性は低い。
疲れたーとソファーにだらしなく寝転び、ストックしてあるお菓子かメイコのツマミを頬張って「早くご飯作ってよ」とか催促されそうだ。
リビングに無造作に荷物を広げて何かしら食い散らかしている姿が目に浮かぶようで、メイコはげんなりと肩を下げた。
もう一度鍵を回し玄関に入ると、見慣れた男物の靴が視界に入った。でもなんだか、違和感だ。
「…………」
他所の『KAITO』はどうだか知らないが、この家のカイトは性格が悪い上、生活に無頓着なところがある。
外から帰ってきたら靴を揃えろと、メイコがカーチャンのように小言を言うのはいつものことだ。
だが今日は、常なら投げ出されている状態の靴がきちんと整えられて玄関に鎮座している。口煩く言っていた日頃の効果が出たのだろうか? でも、なんで今???
しかも、さっきから鼻を掠めるこの匂い……美味しそうで、欠乏中の胃袋をやたら刺激してくる。メイコは首を傾げるばかりだ。
カイトが料理なんてしているところなど、ついぞ見たことがない。違和感は募りメイコを妙に不安にさせた。
玄関に上がり、廊下を何となく足を忍ばせ進む。リビングのドアをそっと開けて中を窺おうとした時、いきなりそれが開かれた。
「メイコ! 久しぶりだね」
つんのめってしまったメイコを抱きとめたのはもちろんカイトだ。カイト、なのだが。
「なかなか中に入ってこないから、なにかあったのかと思ったよ」
プライベートでは聴くことも見ることもあまりない、カイトの爽やかな声と全開の笑顔にメイコは思わず固まってしまった。
…………………………え? 誰コイツ?
整った顔立ち。青い髪と揃いの瞳の色は、家を出た時と何ら変わりない。
カイトだ。分かってる。『KAITO』は数多存在しても、自分ちのカイトを見間違えることなんか有り得ない。目の前のカイトは、メイコのよく知るカイトだった。
…………でも。なんなのだこのカイト。
メイコの知るカイトは、底意地悪くて捻くれた性格で、メイコを怒らせることに長けた能力を備えた不敵な……いやそんなカッコいいもんじゃない。単にイヤなヤツだ。
「あ、あの……」
「ん? ハニワみたいな顔しちゃって、どうしたの」
「……ぇえ?」
「あはは。メイコはそんな顔もカワイイなあ」
事もなげに言い放った歯の浮くような台詞に、ぞわわっとトリハダが立った。
目の前のカイトは、他所で多く見かける『KAITO』のように甘い笑顔を浮かべて穏やかな声を響かせ、メイコをまるで世界で一番お姫様みたいな目で見ている。
メイコは開いた口が閉じれない。顎が落ちそうだ。
「仕事お疲れ様。ゴハン作っておいたよ」
玄関より強く漂う食事の匂いは、カイトが作ったらしい。今までそんなことしなかったくせに、そのこともメイコを驚かせた。
しかも、部屋も散らかっているどころか朝メイコが掃除の状況が保たれているのだ。あり得ない……。
「あ……あり、がと?」
戸惑いにイントネーションがおかしくなる。あまりにもいつものカイトと違いすぎて、唖然とする。
動けないメイコを、カイトはぎゅーっと抱きしめた。
「……久しぶりだね、メイコ」
「へっ、へぁ?」
メイコの額に一つキスを落とすと、カイトは艶のある茶色い髪を撫でた。しかしカイトの言葉や仕草ひとつひとつが、メイコを更なる混乱に突き落とす。
こんな、まるでリア充バカップルみたいなこと、されたこともしたこともない。
カイトとは同じマスターの元で歌い同居しつつ、何となくそういうカンジになり成り行きでセックスし、だらだら続いているフシがあった。
お互い譲らない性格のため、告白もしないまま今まで暮らしてきた。
遠慮ナシ言いたい放題ケンカ上等の生活の中でやることはやる……という、最初っから倦怠期の夫婦じみた空気を醸し出す二人なのだ。
こんなあからさまなイチャつきとか、経験したことない。ナニゴトだ?!
想定できない行動と態度を取られて、メイコは頭が真っ白だ。
身動ぎ一つできずにされるがままのメイコの耳に、カイトの唇が押し付けられる。
「お帰りメイコ」
そこまではよかった。が、これまでカイトから聴いたことのない囁き声に、メイコの目が見張られる。

195 :
ケンカップルなカイトとメイコ/V3編 3
「ゴハンにする? おフロも沸かしてあるよ? それとも…………僕にしようか?」
ぞくっと、背中を何かが這ってカイトの腕の中でメイコは身体を震わせた。コレって、え? え? 何よこの声! 頭の中はパニックの極みだ。
「お……」
「ん?」
端正な顔に甘い微笑みを乗せてカイトはメイコを覗き込む。メイコの方がその顔を直視できなかった。恥ずかしくて。
「おフロ! おフロ入る――っ!!」
あらんばかりの声を張り上げ、やっとのことでメイコは叫んだ。

メイコは脱衣所でぐったりと洗面台にもたれ掛かった。
風呂は本当に準備してあるらしく、浴室の扉から僅かな湿気と温かな気配を感じる。が、それどころではなかった。
カイトが変わってしまった。何だか予想の範囲をとてつもなく超えたカンジで!!
フロとか! 料理とか! しかもメイコのためにだと?! そんなのしたことなかったジャン!
ぶ、ぶいすりーって、皆あんな風になっちゃうの?! 確かに記憶はリセットされていないけれど、メイコのことも覚えているが。だけど!!
なにあの少女漫画の男の子みたいなカイトは……性格まで弄られちゃったのか?
元々『KAITO』にしては規格外な性格をしている。それも個性の一つなのに、研究所では問題視されちゃったんだろうか?
だったら、じゃあこれまでどうして放ったらかしにされてたんだってハナシだ。ってか、カイトは研究所でV3化以外に一体何されてきたのだ!? まさかあの性格コミコミでV3なの……?
「おそるべし、ぶいすりー……」
もうそれしか出てこない。
メイコはその場にペタンと座り込んでしまった。
以前のカイトと、あまりにも性格が違いすぎる。あんな愛想良くて甘ったるい笑顔とか愛情(らしきモノ)ダダ漏れの所作とかは、恋愛曲のPVでしかお目にかかったことがなかった。
しかもそれら全部が、メイコに向けられるとか。いつもの鋭い舌鋒より破壊力増し増し過ぎる。攻撃されれば応戦することができるが、こういうのは……。
あのカイトの様子に合わせ、ノリ良くメイコもデレられればいいのだろうが、無理だ。
かつて付き合っていた男とは、甘ったるいアれやコレをしていた気もするが、昔すぎて自分がどんな態度をとっていたかなんて覚えていない。
大体あの頃は恋愛初心者だった。自分を作ってて、無理が祟って捨てられたというか……まあ、今は関係ないことだ。
それよりカイトだ。あの変貌ぶりはなんなのだ?! 小言を言わなくても家事をしてくれたり、過度なスキンシップを仕掛けてきたり、その上なんだか性格も、や、優しい? カンジ??
……今のカイトがV3のカイトならば、メイコと暮らしてきたV1のカイトはどうなっちゃったんだろう?
先輩を敬わずメイコ限定で失礼で口が達者で憎たらしくて鬼畜で遅漏だけど、だけど、メイコにとっては…………。
カイトには過去の記憶はある。きっと、バージョンアップで彼の性能はこれまでよりも段違いに上回っているのだろう。それでもって性格が良くなったとくれば支障などどこにもない。
メイコだって、正直に言えば、あの捩じくれた性格はどうにかならないものかと考えていたことは何度もある。
だけどコレ、もう別人なんじゃ……。そんなの、困るよ。……わたし、どうしたら……。
「メイコ? あれ? まだ入ってないの?」
「ひゃぁ!」
突然脱衣所のドアが開き、カイトが姿を見せた。何もメイコは本当に風呂に入りたかったわけではない。ただ、カイトから離れて現状を把握したかっただけだ。
「えっ、あ、なに?」
「背中流そうかと思ってさー」
は? メイコの目が点になった。ナニソレ?
「ほら立って、脱がないと」
「なっ、ちょ、ちょっとちょっと――――!」
メイコの腕を取って立たせたカイトは、そのまま服を脱がそうとする。大慌てで阻止しようとしたメイコだが、カイトは払おうとする手をかいくぐって器用に服の中に手を差し入れた。
「待って! ねぇ……!」
脱がすと言いながら、大きな手のひらが服の中へ侵入してくる。肌を撫でる手つきは、とても風呂で背中を流すだけだなんて思えない。
逃れようと身体を捻っている内にも、慣れた仕草でメイコの肌に触れる感触に心ならずも反応の兆しを見せた。
「やっ、やぁだ……っ、出ってってよ一人で入る、ってか、コレ違っ……んっ、んん……っ」
脱がすと言いながらその手は既に始まっていて、柔肌を攻めてくる。正面から抱き寄せられて、唇を塞がれた。すかさず侵入してくる舌はメイコのそれを簡単に絡め取り、ねっとりと動く。
抵抗が弱まった隙にカイトの手が服の中で背中に移動し、ブラのホックを外しにかかった。

196 :
ケンカップルなカイトとメイコ/V3編 4
「ん……はぁ……っ」
「そんな顔してエロいなぁ。風呂場でって思ってたけど、もうここでいいよね……?」
甘い囁き声はメイコの理性を溶かし、触発されて肌が火照ってくる。ブラの下に潜った手のひらが乳房を掬い、やわやわとした手つきがもどかしい。
しかし、いつもより身体の反応が妙に早い気が……そんなことを疑問に思っても、メイコの弱いポイントをついた絶妙な愛撫の前では霞む。
立っていられなくて洗面台に腰を預けやっと身体を支えるけれど、その腰は愛撫に小さく揺れていた。
久々の抱擁もキスも快感を探る指先も気持ちよくて、正直流されたい。
だけどこのカイトは、本当にメイコのカイトなのか? そう思ったらおちおち気持ちよくなっていられなかった。
「ひぃんっ!」
弱点の乳首に触れられ、無視することができないほどの快感が身体の中を走った。スカートたくし上げ、カイトの手が腿を登る。
メイコは目を固く瞑った。
…………やっぱりダメだ。このまま、こんな気持ちのまま抱かれるのは……!
「カイト!」
キスをねだって近づく顔。その頬を両手で挟む。そして身体をカイトへぶつけた。勢いにふらつくも、半分伸し掛っていたカイトは今度は必な顔で迫るメイコを抱き留めてきょとんとする。
「メイコ?」
「ねぇどうしちゃったの? アンタ、ホントにカイトなの?」
「へ?」
意表を突かれたカイトは、不思議そうにメイコを見下ろしている。
「だって家出る前はこんなんじゃなかったじゃん! 研究所で何されたの? V3って、みんな愛想良くなってんの? あの腹立たしい悪態はどこやっちゃったの。
 V1の頃のカイトは、もうアンタの中に居ないの……?」
矢継ぎ早に話すメイコは必だ。カイトの中で、何がどうなっているのか知りたかった。今まで傍にいたV1のカイトの所在を。
しかしカイトは、表情を曇らせ俯いてしまう。
「メイコ……。メイコは、V1の僕の方がいいのか?」
「えっ?」
メイコは畳み掛ける口を噤んだ。確かにそう受け止められても仕方がない言いようだった。
V3となってメイコに迫ったカイトは、拒絶されたと思ったのだろうか顔を伏せたまま上げようとしない。
「だって、前のカイトは……」
言い募ろうとした言葉は尻窄みになって消えた。カイトの項垂れようにメイコの胸が痛む。拒絶しようとしたわけじゃ……でも、でも……カイトにしてみれば。
どうしよう、傷つけてしまった。どうしよう……。
「あ、あの……カイト……」
オロオロと心底弱ってカイトを呼んでも、顔を上げてくれない。表情が見えないことが、尚更メイコの胸を締め付ける。
「ち、違うの、あのね……」
メイコが懸命に言葉を探していると、俯いたカイトの髪が小さく揺れた。それは次第に伝播し、肩へ腕へ。細かい震動が全身を包むと今度は咽を震える音が聴こえ始めた。
「カ、カイ……?」
ちょっと怖くなって、後ずさろうとしたメイコの両手首をカイトが掴む。逃げられず、メイコは咽まで競り上がった悲鳴をなんとか飲み下す。
そして勢い良く髪を揺らしカイトは顔を上げ、びくっとメイコの肩が跳ねた。
「……っくくくっ、あ――――はっはっはっは!」
ようやく顔を上げたカイトは、息をするのも苦しそうなほど爆笑していた。
メイコは何度も瞬きも忘れ、惚けてカイトを見つめる。何がどうないっているのか、頭が全然付いていかない。
「…………え?」
「まさか、あんなに簡単に引っかかるなんて……くくっ、ほんとーに単純だなメイコは」
ひーひー笑い、目尻に浮かんだ涙を拭っているカイトは、もう、正真正銘小憎たらしい何時ものカイトだった。
あっけにとられ呆然とするメイコに、カイトは笑いが止まらないといった態だ。
「カイト……」
「V3にバージョンが上がったからって、いきなり性格まで変わるわけないだろ? マスターだってそう言ってたじゃん」
「だって、カイ……」
「超傑作だったよさっきのカオ。からかい甲斐がありすぎ! 必過ぎだろ。ヘタなお笑いよりウケる」
「カ……」
「あーあ、腹減ったー早くメシ食おうよ。研究所でさーV3化に来ていた余所の『KAITO』が料理上手な奴でさ、レシピ教えてもらったから作ってみたんだー」
「…………」
腹を抱えながら脱衣所から出ようと、カイトはメイコを促した。その背中はまだ爆笑の余韻を引きずっている。

197 :
ケンカップルなカイトとメイコ/V3編 5
「ふー、慣れない行動したら肩凝ったー」
振り向くカイトがメイコを呼ぶ呑気な声音に、やっと現状を認識することができて、身体の両脇に下がった手がきつく握られる。
引っかけられたのだ。それはもう、盛大な一本釣り。……コイツ、なんにも変っちゃいない!
「どうしたの? 早くメシ食おうよ」
ぶちぃ! メイコの忍耐とか許容範囲とかその他諸々が一気にブチ切れるのも、致し方なかった。
髪が靡くほど振り仰いだメイコは、大粒の涙を浮かべてカイトを怯ませた。
そして過去最速を記録した拳を唸らせて、カイトの油断し切った横っ面を殴り飛ばしたのである。

「ちょっとしたオアソビっつーかさー」
「…………」
「V3になったからって、見た目が変わるの公式衣装ぐらいじゃん? 衣装着てなきゃV1と区別つかないし、歌わなくちゃ違いなんて分かんないし」
「…………」
「せっかく研究所まで行って、何日も泊まって手間ひまかけたのにぱっと見変化なしとかつまんないなーって」
「………」
「だからさ………なぁ……」
メイコは黙りこくっている。カイトはその頑なな背中に、深く溜息をついた。
弁解というか、話しているんだからせめてこちらを向いてくれないだろうか。
重苦しい空気の漂うリビング。メイコはラグの上に体育座りをし顔を膝に埋めている。カイトは胡座をかいて、その背中を途方に暮れながら眺めるしかなかった。
距離はちょうどカイトの腕がぎりぎり届かない位置だ。これ以上近づくと、メイコが詰めた分距離を空けるのでこれが精一杯だった。
殴られたカイトの左頬は見事に腫れ上がり、やたらめったらじんじん疼く。歯が折れなかっただけ運が良かったと言っていい。
容姿も商売道具のひとつなのに、あんまりだ。自業自得、の言葉が頭を過るも、敢えて無視する。
メイコはあれからずっとこの調子。当然食事にはありつけてはいない。腹の虫が鳴きそうになるのを堪えるのが辛かった。
カイトは別に、メイコを泣かせようとあんな芝居を打ったわけじゃない。冗談のつもりだった。久々に会うメイコをからかって遊びたかっただけだ。
カイトの思惑としては、ドッキリ成功☆ の後、からかわれたことに激怒するメイコに一発平手を食らい、アホと罵られてお終いのはずだった。
それなのにカイトの目論見は予想と大分違う方向へと外れてしまった。
拳でぶん殴られたことからも、メイコの怒りの凄まじさが覗える。
メイコは静かだが、時折鼻を鳴らしていて未だ泣いているのは明白だった。過去の経験から、こうなるとメイコはとてつもなく面倒くさくなる。
カイトは後頭部をガリガリ掻くと、この居たたまれない雰囲気を打破すべく、滅多に口にしない言葉を咽から押し出した。
…………泣かれるのは昔から苦手だ。メイコの涙はいつだって本気だから、尚更。
「……わ、悪かった、よ」
「…………」
カイトの言葉はメイコの背中に跳ね返され、虚しくリビングに転がった。
「…………いい加減にしろよも〜……こんなの、泣くことじゃないだろ……」
食事を作ったのだってメイコが喜ぶと思ってのことだ。ただ、普段が普段なのでどうにも照れくさいのもあって、ヘタな小芝居で誤魔化した感もある。
テンパるメイコが予想外に可愛くて、面白がったのがいけなかった。つい調子に乗ってやりすぎた。
あんなに必になって、演技しているカイトの中にV1を探すメイコは今まで見たことなく、嬉しかったのだ。
ケンカばっかりの日常でも、メイコの中に自分は特別な存在としていたんだなーとか実感してた。それが。
時折しゃくりあげる音が地味に胃にくる。小さな背中は振り向かない。怒って立ち向かってくるメイコは大好物だが、泣かれることお手上げでカイトはほとほと弱り果てた。
「ホント、僕が悪かったからさ……」
カイトに残された手段は謝り倒して許してもらうほかなかった。これも滅多にないことだ。というか、初めてかもしれない。
ケンカは基本的にどちらも謝らない。それでも禍根を残さず終わるのだが、今回はカイトの分が悪すぎる。
……メイコの、V1のカイトが消えたのではないかと心配した気持ちを、これでもかと踏みにじったのだから。
縮こまった肩に触れようとした手を、ぺしんと払われる。
「や、触んないで」
「……メイコ、謝ってるじゃん」
首だけカイトに向けるメイコの睫毛はまだ湿っていて、目付きは険しい。「イヤ、V3はイヤ」
「え? イヤって、メイ」
「イヤったらイヤなの!」
カイトの右眉が跳ねる。メイコはまだ興奮冷めやらないらしく、口にしている言葉に混乱しているのが窺える。「カイトが」ではなく、「V3」が「イヤ」。

198 :
ケンカップルなカイトとメイコ/V3編 6
その言葉は容赦なくカイトに刺さった。カイトはまるっとV3なのである。帰ってきた途端、存在全否定とかマジ有り得ない。
全て原因が自分にあるにも関わらず、カイトも頭にも熱が昇った。
「イヤとか言うな」
「さーわーんなーいーでー! やぁだ――――っ」
後ろから手を回し、強引に膝の上に抱き上げるもメイコは再びパニックになってじたばた手足を振り回す。
「ヤダヤダヤダヤダ! ぶいすりーは私に触らないでってば――――!
「ワケ分かんない取り乱しかたすんな! い……っ、引っ掻くなよ!」
ネコが抱っこを嫌がるような暴れっぷりだが、ここで逃したらもっと拗れることは目に見えている。離せない。
「なによぉっ、わたし、すごく心配……っ、V1のカイト、居なくなっちゃったのって、ばかぁっ」
「だから、ゴメンって」
「も……キライ……っ、ぶいすりーなんか、キライ!」
力一杯V3を拒絶する言葉は、カイトを拒むのと同意だった。ついにキレたカイトは、メイコを怒鳴りつける。
「そんなこと言うな!」
「なんでアンタが怒鳴るの、離して……よっ、やぁっ、耳止めて!」
ちゅ、とリップ音を響かせ耳朶を舐める。腕の中でメイコがびくりと身体を震わせた。押さえつけながらそれを繰り返し、名前を何度も呼ぶ。……V3に搭載された新機能を使って。
「?!」
効果は覿面で、もがいていたメイコが大人しくなった。唇と舌と声で耳を嬲り続け、メイコは最後の抵抗に弱々しく首を振る。
「……あっ……な、やん……」
「感じる?」
妙に艷めいた響きは吐息に混じりで、白い耳朶がさあっと染まる。
「バカ! そ、そーいうんじゃ、んんっ」
ぴくんと肩が跳ねる。ヤダヤダと言いつつも、メイコは耳を責められて泣きそうな声を上げていた。
力が抜け始めた身体をいなしながら、カイトは小さな耳を嬲りながらラグへ押し倒していく。
「イヤとか、ふざけんなちくしょう。…………V3の良さ、教えてやるから覚悟しろ」
V3を嫌だとか、絶対に言わせない。
耳朶に歯を立てると、メイコのしきれなかった吐息をカイトは肌に感じた。

押し倒されながらもメイコは身体を捻って横臥した。簡単に流されたくない一心のことだったのだろうが、耳責めを決め込んだカイトには好都合だ。
後ろから添い寝するような形で、吐息と腰にくる囁き声に溶かし胸に這わせる手はふっくら実る乳房をまさぐる。
「ふ……くぅ……」
「……メイコ」
「あっ、っく……」
「乳首、硬いよ……もうビンビン」
「やっ……!」
再び乱した服の中で指の先で勃ち上がったそれを軽く引っ掻くと、震えが抱きしめた腕に伝わる。
下にした腕を枕にして頭を抱え、首筋から耳の裏を舐めて卑猥な言葉を吹き込み逃げられないメイコの耳朶をしゃぶる。
弱点の乳首の刺激との合せ技では、開始早々陥落も目前だ。
「あは。大したことしてないのにな……感じすぎ」
くるりと指で乳輪をなぞり実を結んだ中心の乳首をつつけば、面白いほど反応を返してくる。
性感がいつもより強いことに、メイコ自身も気がついたようだ。
愛撫に声を揺らしながらも、メイコは疑問を搾り出すように吐いた。
「な……んで、こんな……あ……っ」
「『こんなに、感じるの?』って? 言ったじゃん。V3の良さを教えるって」
「え……?」
にやりと笑うカイトの気配に、メイコはものすごく嫌な予感がした。
ちゅっとまた耳にキスを落とされ喘ぎを噛みしたが、そんな痩せ我慢などカイトにはとっくに見抜かれている。
「これ、V3のDBのひとつだよ。こんな時にも効果的なんだな……実は、さっきから使ってたんだ」
「さっき……って」
「メイコを出迎えた所から」
それで、自分の身に感じた奇妙な感覚の理由が分かった。なるほど何も知らない時のあの感覚は、新機能のせい。納得! と手を打ちたい気分だが、そうもできないのが現状だ。
説明するセリフにもわざわざDBのWHISPER乗せてくるあたり、カイトも徹底していた。メイコにしてみればたまったものではない。
色っぽい言葉ならともかく、普通のセリフにすら反応してしまうのだ。これではとんだ淫乱ではないか。
「これ、ちが……私のせいじゃな……」
「うん。V3のせい」
本当にそうなので、メイコは言い返せず耳への責めに身体を竦ませた。カイトは厄介なアビリティを備えて帰ってきてしまった……。
本来ならこんなことに本領を発揮するべきではないのに、バカかこいつは。

199 :
ケンカップルなカイトとメイコ/V3編 7
「あ! ……っ」
乳首を弄っていた手が、スカートをたくし上げながら太ももを滑る。程なく臍の辺りを乾いた手が撫でる感触がして、ぴっちり閉じた脚をものともせずにショーツの前から潜り込んできた。
「……ぐっちょぐちょじゃんか」
なぞる指は熱い粘膜にまみれ、割れ目を好き勝手に蠢く。
口元をいやらしく歪め、カイトは膣口に指を引っ掛けたり襞を擽ったり、クリトリスを指の腹で撫で回したりとやりたい放題だ。
「いやぁん! あっ、あっ……んぁっ!」
「聴こえる? 指が動くと音するね。声と、ちょっとおっぱい弄ってただけで、まんこをこんなにしてたんだ?」
「……止めて、クリはだめなのぉ……っ、お、お願……」
切羽詰った泣き声に、カイトははたと指を止めた。
「ああ、そっか……」
メイコはクリトリスを攻め続けると意識を飛ばすことがある。敏感過ぎるのだ。
最近はメイコが慣れてきたし、カイトも加減の仕方が分かってきたが、ココはまだまだ開発の余地があった。
簡単に意識を手放されては面白くないのが本音だ。メイコにはV3の自分をきちんと理解させ、二度と嫌だなんて口走らせないようにしなくてはならない。
それじゃあ……と、カイトは別の方法に移った。
「ひぃあ!」
耳に舌を、膣に指二本を同時に入れられてメイコは悲鳴を上げた。ぬるぬると耳に這う生温い感触と熱い吐息。膣の内側を指の腹で探られ、腰がはしたなく揺れる。
「これならいい? 大丈夫だよね」
「あ……あ……」
メイコの顎が小刻みに震えた。気を失うまではいかなくても、その寸前まで高められた状態をカイトによってコントロールされることは、理性を徐々に削り取られていくようだ。
「膣が悦んでるね。中が動いてんのよく分かるよ。ねちょねちょしたのが溢れて止まんない」
「そ、その声で、そんなコト、言わないで……っ! あぁう……んっ」
「なに言ってんだよ。この声でイジメられて、漏らしてんだろ?」
頭を抱かれて逃げられない。耳朶をしゃぶりながら囁く意地悪は、脳髄を悪酔いさせて股を濡らす。
膣内を刺激する指先は熱い粘膜を掻き出し、白い内ももを汚して艷めいた。
カイトは一旦性器の指を抜くと、快感に喘ぐメイコを仰向けにした。抵抗する気力などとうに失せたメイコは素直に従い、カイトは乱れまくった服を今度こそ脱がしにかかる。
とっととショーツを下げたカイトは、クロッチが粘膜で濡れているのを目の端で確認してからベッドの下に放った。
現れた陰毛は相変わらず薄く、成熟した女の身体のくせにそこだけ見れば十代の子供のようだ。尤も、そのギャップはカイトのお気にリでもあるのだが。
広げさせた脚の間はショーツの湿り具合に見合って濡れそぼり、自然に広角が上がる。
「あーあ。尻の溝まで大変なことになってるよ」
息がかかるほどの距離で眺められて、メイコの羞恥はMAXまで高められた。カイトは股に顔を埋めたまま指で陰唇を拡げにかかる。
「指で弄ったから、少し口を開いてきたね。まんこがヒクヒクしておねだりしているよ。『早くちょうだい』ってね」
「そ、そんなトコロで、喋らないでよ!」
お願いだから。耳に直接吹き込まれるのもぞわぞわさせられたが、あんな色っぽい声が股の間からするとか……堪らない。
メイコの脚の間でカイトが服を脱いでいく。全裸になり、膝頭を思いっ切り割られ、メイコは大股開きにさせられた。
「あうん!」
「クリが艶々で舐めたくなるなぁ」
「止めてよヘンタイ!」
がうっと吠えられても、組み敷いたメイコに鋭さはなかった。熟れ切った性器を晒し、真っ赤な顔で口撃されたところでカイトは痛くも痒くもないのだ。
「今日は何時もの舌鋒がヌルいんじゃない? どうしちゃったんだよ」
どうしたもこうしたも。何時もと違うのはカイトの方のなのに。
「この声に抵抗できないの? キライなV3の声なのにメロメロになって、メイコはインランだよなー」
「な! ……っ、アンタこそ、DV4つも搭載されたワリにはさっきから一つしか使ってないじゃない! 他のはどーしたのよ?
 もしかして自信なくて出せないんじゃないの?」
カイトの右眉が不機嫌さの度合いを示すように跳ね上がる。気分を害した時のクセだった。
「……ふーん? メイコはほんっと自爆型よね。知ってるけどさ」
状況とは裏腹に、カイトは剣呑な表情でメイコを見下ろす。たじろぎながらも負けじと睨みつけるメイコは、もうやぶれかぶれだ。
だって、このままいいようにされるのは悔し過ぎる。V3がなんだ!
ふ、とカイトの唇が緩む。浮かんだ挑戦的な笑みが威圧してきて、メイコは虚勢が剥がれそうになのを必で止めた。

200 :
ケンカップルなカイトとメイコ/V3編 8
「分かったよ。そのワガママボディに、きっちりしっかり教えてやる……その態度、いつまでもつかな?」
カイトの薄ら笑いがホラー的にコワい。あ、コレちょっと地雷踏んだ?
後悔先に立たずという言葉を何度噛み締めても学習できない自分の浅慮をを、メイコはちょっとだけ呪った。

「DBにはさ、STRAIGHT・SOFT・WHISPER・ENGLISHがあって、まあセックスには適さないのもあるワケ。英語で下ネタ言われてもなんのこっちゃだろ。
 だから、効率よくかつ効果的にDB使ってたんだよ」
決して自信がないんじゃない! と、カイトは緩く腰を打った。
「あぁっ……んっ! んぁっ」
横倒しで片脚を肩に担がれた姿勢で、熱くぬかるんだ膣の中を怒張した肉棒は悠々と奥まで犯す。ぞわりと背筋を伝う快感に、きゅうんと中が悦ぶ。
「ちなみに今のはSOFTね」
確かにカイトの動きはゆったりとして、メイコを味わうような余裕すらあったが。
「ちょ、これ、違うでしょ! 声じゃな……ひぅっ」
「ウルサイよ」
また穿たれて、言葉は喘ぎに遮られた。動きは緩慢なのに衝撃はやたら重たく、胎の底に響く快感は末端へとじわじわ届いて悶える。
さっきからシツコイぐらいそれを繰り返さえ、メイコは全身を痺れさせて喘いでいた。
「あぅ! ひぃん……あっ、あぁんっ」
「駄目だ。逃げんな」
無意識に逃げようとする肢体は上へずり上がろうと藻掻くが、カイトはそれを許さず括れた腰を引き寄せる。ぴったり性器をくっつけると、より奥へと肉棒を埋めて腰を回し最深を抉った。
「んぁ、いやぁん……奥が、グリって、ひいぁ……あ――――っ!」
くちゅくちゅ鳴る水音と濡れた陰毛が擦れ合う微かな音が混じって、カイトが犯した鼓膜を震わす。
聴きたくないのに聴覚は酷く鋭敏で、あんな些細な音でも拾ってしまう。
カイトのせいだ。あんな声で耳を犯されたから……!
腹立たしくも、今日はいつもと勝手が違って言い返すことができない。
「あー……膣ヒダが絡んでちんこ吸ってくる。相変わらず口ばっかイヤイヤ言うのな、でもまんこは『もっと!』ってくるんだけど」
「なっ……! うぁ、ああっ、ダメだってイっちゃ、ひっ」
貫く肉棒は益々元気だ。じゅぷじゅぷ鳴らしながら膣の良い場所を選んで責め立てる。腰はそのままで、上半身を正面に向けたメイコの乳房は重たくたゆんと波打つ。
目に映す光景と肉棒が中で体感する卑猥な動きは、カイトを益々煽り立ててくる。
「メイコもさ、V3化したら『エロ声』とか実装されればいいなー」
「は……?」
「そしたら今より滅茶苦茶燃えて萌える。突っ込んで腰振ったら、直ぐ出しちゃう自信あるよ僕」
「ば……ばっかじゃないの? 遅漏のクセに、あ、くぅ……」
カイトが前振りなく肉棒を抜いた。蹂躙されていた膣口は圧迫感が失せ、薄く口を開けてだらしなく涎を垂らしている。
膝裏に手をかけ思いっ切り持ち上げられて、欲しがりの性器が震えた。カイトは垂直に近い角度で、再び膣に肉棒を埋める。
「ひぃ、ひぃんっ」
「うわ……そんなに締めんな。力抜けよ」
ぺちぺち腿を叩かれても、体重をかけて挿れてきたのはカイトだ。結合部からは粘膜が肉棒に押し出され、互いを汚して垂れ流れる。
「STRAIGHTって、『真っ直ぐ』って意味もあるんだってさ」
そう言い、カイトは律動を開始した。いわゆるまんぐり返しのような姿勢で出し入れする様は、確かに「真っ直ぐ」に膣を貫いていた。
快感に咽び狭まる肉壁の道を、猛々しく硬いそれがこじ開けて隙間なく小さな膣孔を犯す。その上カイトは両方の乳房を鷲掴んで離さない。
緩急つけて揉みしだく指の間から、むにゅりと肉が零れた。
「ん、柔らか……」
「あ、やぁ、深いぃ……ん、んくっ」
いつの間にか間近に近づいた青い瞳。唇を攫われてメイコは自分から舌を差し出した。久しぶりのキスだ。
カイトの頬を両手で優しく挟み、引き寄せ夢中で舌を絡ませ合う。右手に感じた違和感に記憶を刺激され、思い出した。
「カイト……痛い?」
腫れた患部をそっと撫でる感覚に、カイトは何を言われているのか理解した。
「痛いに決まってんだろ、暴力オンナ」
「自業自得じゃん! そういう時は、ウソでも痛くないって言うのがオトコでしょ」
「俺は痛みを悦ぶマゾじゃない。まだ減らず口を叩く余裕があるとはね」
勢い良く真っ直ぐに、連続して腰を落とす。ぱんぱんと爆ぜるような乾いた音が鳴り衝撃に耐えかね身体は戦慄いて、掲げられた脚の爪先が丸くなった。
「はうんっ! あ、ソコは、ひっ、あ、あ――――っ」
「搾ってくるな。反応良過ぎ……つか、今日はヤバいな……」

201 :
ケンカップルなカイトとメイコ/V3編 9
何といっても久しぶりのセックスだ。熱く絡みつく膣は肉棒をこれでもかと締めつけ、収縮する。吐精感はどんどん込み上げて破裂しそうだった。
だが、メイコより先にはイキたくない。何かと遅漏だなんだと文句を言われているが、いざとっとと終われば嘲笑のネタにされるのは必至。
冗談ではない。プライドが許さなかった。
そんな心中などおくびにも出さず、カイトは濡れる白い肢体に被さり茶色い髪から覗く耳へ顔を寄せた。
「ま、またぁ……!」
「メイコのまんこ、すんごい気持ちいい」
「! その声で、ヘンなこと言わない、でって……っ」
「おっぱいもお尻もいやらしくて堪んない。流石のワガママボディだよ」
「あ、うひ……っ」
「まんこの締りがいいのは、僕の帰り待ってたから? オナニーもしてないの? ……バイブ、持ってんの知ってるよ」
ぱ! と、メイコの目が見開かれた。一瞬で驚愕と羞恥に染まった虹彩が揺れる。
「やぁ……なんで、それ……」
「知ってること? なんでかな……」
激しく打ち付けられる腰に、メイコは自制がきかない。身体が強ばり、中も力が入って快感が最後まで押し上げられる。絶頂は直ぐそこだった。
「あっ、あ――っ、イクっ、イ……っ、ひっ、ひぃいいん!」
カイトに圧し掛かられながら、メイコの全身が、膣の中まで痙攣する。カイトは肩甲骨に赤い爪が食い込む感触を覚えたが、それは痛みは快感と征服欲に置きかえられた。
言葉にならずよがるメイコを、強い力でカイトは抱き締める。
「……っ、くぅ……っ」
緊張する膣に脈打つ肉棒が扱かれ、カイトも精を放つ。背筋を強烈な性感が走るのと共に、カイトは白濁の欲望を弾けさせ吐き出した。

「V3もいいだろ」
「…………」
服のボタンを全部留めたメイコは、無言でカイトを睨めつけると顔を背けた。滑らかな曲線を描く頬の陰から見える尖らせた唇が、カイトの言葉を肯定していて、頬が緩む。
二人ともラグに座り込み、セックスの倦怠感に侵された身体をソファーの側面に預けている。カイトに至っては、肘を付いて座席に上半身を乗せている有様だった。
「…………おかしな技を修得してきちゃって。こんなことに使う技術じゃないのに」
「汎用性が高いよなぁ。……どうでもいいけど、どうせシャワー浴びるんだから、服着なくてもよかったんじゃない?」
カイトは下だけ身に付けた状態でそう言うと、直ぐ様罵倒が返ってきた。
「裸でいろっての? バカ……ったく、これからは悪ふざけは程々にしてよね」
「……だから、さっきから謝ってるし」
「本気で反省して……すごく心配したんだから」
あの取り乱し方を見れば、納得できる。カイトは素直に頷いた。
自分たちは、他所のカップルみたいに甘い雰囲気にはなりづらい。
ケンカが日常茶飯事で、時にはエスカレートしマジモードで力技に訴えることも頻繁だ。(主にメイコが)もうちょっと優しくなれないのかと怒鳴られたりもする。
だけど別人のように変わった振りをした自分の中に、V1だったカイトを探そうと躍起になったメイコの姿は、胸に訴えかけてくるものがあった。
イタズラや意地悪をして激怒させても、バカだ鬼畜だ遅漏だと罵られても、メイコはちゃんと――。
「……ところで」
物思いに耽っていたカイトを、メイコの声が呼び戻す。密かな満足感に浸っていたカイトは何事かと顔を上げた。
「なに?」
「なんで、知ってたの、よ」
ぎこちなく問うメイコは視線を落とし、カイトを見ていない。不審も露にカイトはその横顔を見つめた。
「だから……っ」
真っ赤になったメイコに、ようやく理解した。すっかり忘れていたのに。やはりメイコは自爆型だ。
「バイブのこと? うぉっとお!」
すかさずクッションをお見舞いされ、寸でのところで顔面をガードする。
「う……っ。か、隠してたのに、なんでよっ。私の部屋漁ったの〜〜〜?!」
ばふばふばふとクッションアタックの連打に辟易し、それそれを取り上げて後ろに放り投げた。
「あっ!」
「あれはカマをかけただけ!」
「カっ、カマ?!」
「まさか本当に持ってるとはね。メイコも案外、イデ」
「バカバカバカ――――!」
今度は拳の連打が振ってきそうになったので、両手首を捕らえカイトはメイコの身体を膝の上に無理矢理座らせた。後ろから抱え込んでしまえば抵抗などできまい。

202 :
ケンカップルなカイトとメイコ/V3編 10
「ヤダもう最低! カイト最低! デリカシーがログアウト! ていうか、そんな上等なもん元から入ってないでしょ?!
 インストールしてっ、今すぐ研究所に戻ってしてきてっ!!」
「別にいいじゃん。オナニーなんか俺だってするし。お互いオトナなんだからさ」
「男と女じゃ違う〜〜〜!」
「今度僕のオカズ見せてやるから機嫌直せ。それでおあいこ」
オカズとオモチャの比べ合いというのもどうかと思ったが、等価交換はこれしか思いつかなかった。
カイトの提案に興味をそそられたのか、メイコはその一言で大人しくなる。もぞもぞ身動ぎして、ちょこんとカイトの膝に収まった。
「……カイトは、どんなのオカズにしてるの?」
「気になる?」
「だって、カイトとはこういうことしてるし……やっぱ、ハードなSMモノかなぁって……」
「なんでだよ」
『やっぱ』ってどういうことだ。いつものセックスがハードSMだと思っているなら片腹痛い。
お前、ハードなSMとか言ったら、もっとこう、アレだよアレ。
…………それにしても。
いつになくイイ空気にちょっと落ち着かない。
どこがだ。と突っ込みが方々から入りそうだが、通常運行が伐としている二人には、これが限界なのである。
メイコの照れながらも素直な態度に、カイトもこそばゆくなってきた。
こんなの、全くもってガラじゃない。
大体会話の内容がオナニーのオカズやら道具やら、しかも欠片の色気もないとか、どんなだっつーの。
こんな状況だけど。
話題も何もかも選び損なっているけれども。
でも、今なら言えるかもしれない。普段なら口がもげそうになるような、リア充カップルが口にしそうな言葉とか。
せっかくV3になって、新しい声を手に入れたのだ。いい流れだし、今なら。

203 :
ケンカップルなカイトとメイコ/V3編 11
「………………あのさ」
「もしカイトのオカズにしている女の子が、私と似ても似つかなかったりとかしたら、それはそれでどうなのって思うし。
 だからこそ気になるっているか。でもね、気になるっていっても、ちょっとだけだよ?」
「いやだから」
心の底からカイトの嗜好を気にして言い訳に余念のないメイコの耳元で、それを囁いた。もちろん新機能をフルに使った、とっておきの声である。
「――――……」
耳元から顔が離れると、メイコが後ろを振り向く。真ん丸な目が真っ直ぐカイトを映して瞬いた。
なんだよ、前向いてりゃいいのにこっち見るとか。絶対顔なんて上げてこないと思ったのに。この状況で正面から見つめられたら、こっちも目が逸らせないではないか。
睨み合いなら負けはしないのに! どこまでもケンカ腰の癖が抜けないカイトは、心の中でそんな言いがかりををずらずら並べた。
無言で見つめ合うことしばし。そして。
「いっ…………てえ――――!」
殴られて腫れている方の頬を、他ならぬメイコの白く細い指でむぎゅっと捻り上げられた。この指のどこが発揮できるのかと思った程の力具合だった。
「なにすんだよ!」
頬を押さえてかばったカイトに、メイコの言葉は冷たかった。
「あんたね……さっきの今で、騙されるはずないでしょーが! ばっかじゃないの」
さっきのあどけない目元はどこいった?! と叫びたくなるぐらいに、メイコの目付きは心底胡散臭げだ。
怒鳴りつけたくなるも、ぐっと堪える。メイコの態度は無理もない。それもこれも、これはカイトの普段の行いが悪すぎた結果なのだから。
メイコはどうすることもできないカイトの膝から軽やかに立ち上がり、そのままててっとリビングの扉を目指す。
「シャワー浴びてこよっと。お腹すいたーカイトー、ゴハン温めといてよね」
「は?」
開いた扉に手をかけ、振り向いたメイコはさも当然とばかりに言い放つ
「だってゴハン作ってくれたんでしょ? 料理はねー、『食後のお片づけまでがお料理』なんだよ?」
なんだその「おうちに帰るまでが遠足です」みたいな理屈。
言い返そうと口を開けたが遅かった。メイコは素早く廊下へ姿を消してしまう。遠ざかる足音に反比例して、カイトの機嫌は地に落ちる勢いで悪化し、ついでに右眉も跳ね上がった。
やはり自分たちに世間一般のリア充カップルのような真似は無理ゲー過ぎたようだ。
バカップルとか、実は相当恋愛スキルの高いのかもと、街中でいちゃつく彼らをしねばいいのにと思っていたカイトは心の底から謝罪した。
しかし、カイトの中で恥をかかされたという屈辱は残る。
……まあいい。V3になって攻撃アイテムも増えたことだ。いい反応してくれたので、密かに仕返しするにはこの先楽しめそうだと溜飲を下げてカイトはキッチンへ向かおうと立ち上がった。
メイコにとって理不尽極まりない現実は、直ぐそこに迫っていた。
おしまい
最後だけ連続規制になった挙句、分割失敗して読みづらくてスマン
ローカルルールの質問
男女女の3Pモノについて
話しの基本は男女エロだけど、百合描写が短くともがっつり入る作品の場合は、注意を促せば投下してもOK?それともNG?

204 :
ケンカップルいいなあ!ツンデレかわゆす
V3ネタもタイムリーだしGJです!カイトおめ
百合描写あっても男が入ってくる場合、百合スレ投下はよろしくない気がするからここかな?
注意書きつければ自分は気にしないよ

205 :
ケンカップルいい!GJ!!

206 :
おお、今日が発売だったなKAITO V3。GJ!
>>204も言ってる通り、注意書き付きでこのスレになるかな。楽しみにしてる

207 :
>>204
と同意見だね。
むしろ俺は百合は歓迎さ、最近百合スレ過疎ってるからなおさら見たい。

208 :
>>203
GJGJ

209 :
いやっほおおおう!GJGJ >203
いいもの見せてもらったぜ
3Pもここでいいんじゃないかね。注意がきがあればおkだと思う

210 :
>>203
ケンカップルネタ好きだったからまさかの更新で嬉しい
3Pwktk

211 :
下剋上の人です。この間質問した男女女3Pもの投下です。
返答レスくれた方々、ありがとうございました。
カイメイ咲音でいっちょ。
【 注 意 事 項 】
 ・カイメイ ・メイ咲 ・カイ咲 ・3P・ 性的イタズラ経験、トラウマ発症で男性恐怖症の咲音
 ・男女の絡みメインですが、冒頭に百合エロあり(がっつりめ) ・メイコ愛され。咲音総受け
 ・咲音はカイト&メイコに無理矢理凌辱。咲音がひたすら可哀想 ・全員大小問わず病んでいる
 ※百合エロは1〜3 ※全体的に暗め
以上が苦手な方はスルーして下さい。
14〜15レス程使用。校正はしていますが、誤字脱字はご容赦を

カイメイ咲音 1
「あっ……や……ん……」
「うふふ。ここは?」
浴室に立ち込める湯気の中に、更に熱く湿った吐息と愉悦に蕩ける含み笑いが滲む。
バスチェアに腰掛けて脚を開く咲音は、まろやかな肩にすがって崩れそうになる身体を必に支えていた。
「あっ、あっ……メイ、コ、さ……」
向かい合い湯に濡れた床に膝をつくメイコが背中を屈ませ、咲音の首筋を伝う雫を舐めながら乳首を指で押し潰す。
指の腹にくにっとした感触がして、メイコは薄く笑いしこる乳首を嬲った。
「あぅ! あぁん……」
頬に感じるメイコの唇が心地好い。乳首から離れたしなやかな指が刺激に反った背中に回り、官能の痺れを擽るよう撫でられた。
「ふふ。次はどこを触って欲しい?」
メイコの妖しい声音は麻薬に似て、脳内回路が侵されるようだ。触れ合う肌は熱くお互い裸。
しっとり濡れる肌を、髪の先から落ちた水滴が弾く。そんな些細な刺激すら、今の咲音には快感だった。
「……もっと」
ねだる声は弱々しい。メイコは薄く笑みを浮かべたまま、咲音の身体を撫で回して再度問う。
「もっと、じゃ、分かんないわ」
髪が張り付いた額にメイコはキスを一つ落とし、脇腹から下へと手を滑らす。太ももを手のひらが撫で、咲音が期待に我知らず肢体を震わせた。
「ちゃんと言わないと、気持ち良くしてあげられないじゃない」
囁く声は優しいのに意地悪だ。焦らす手付きに咲音は瞳を潤ませ、メイコの肩に頬を擦り付ける。
「や……お願…い」
「だぁめ」
メイコは咽で笑いながら弛んだ内股へと手を入れた。鼠径部を指がなぞって悲鳴が上がる。メイコは少し身体を離し、両手で咲音の脚をぐっと開いた。
「あ……!」
「あらあら」
上から下まで咲音を眺めたメイコの口角が上がる。開かれた身体は興奮しきって、白い肌を上気させていた。湯と汗で濡れた肌。こんもりと膨らむ乳房の間を雫が転がる。
それは臍の横を過ぎながらなだらかな腹を転がり、性器へと軌跡を作った。メイコの目が止まったのは、そこだ。
「相変わらず可愛いオマンコね」
かぁっと咲音の顔が赤くなった。
桃色だったそこはもどかしい愛撫に色濃く熟れている。おまけに咲音の性器は無毛だった。からかいは咲音の羞恥を刺激し、更なる性感を引き出した。
「ちょっと可愛がっただけで悦んじゃって。イヤらしいパイパンマンコだわ」
「そ、そんな」
「なあに? まさかお湯とか言わないわよね? このぬるぬる。それともコレ、お漏らしかしら」
執拗なメイコの愛撫は咲音の自制心など、跡形も無く溶かしてしまった。それでも辛うじて残っている理性が、羞恥を針のようにつつく。
されるがままだった咲音が初めて脚を閉じようとするのを、メイコはやんわりかわした。
「あれだけしかしてないのに、ぬるぬるまみれになってる。えっちねぇ」
「やっ……」
「閉じちゃダーメ。イヤじゃないでしょ? 咲音はウソツキね。オマンコはこんなに正直なのに!」
悪戯に、真っ赤な爪の先がクリトリスをちょんとつつく。たったそれだけの所作だったが、強い刺激が悶える身体を貫いた。
「ひっ……!」
「どこをどうして欲しいのか、きちんと言えたら天国に連れてってあげるわ。……だから、ほら」
言いなさい。耳たぶを熱い舌に舐められる。吹き込まれる誘い言葉に、咲音は唇を震えさせた。
「さ、触って……」
「触るの? 触るだけでいいのかしら?」
物足りなくてくねる細腰は、少女とは思えない程の色気だった。
零れた襞を掠める指。玩ぶ指先に、とてもじゃないが我慢ができない。咲音は涙を零し、恥を忍んで希った。

212 :
カイメイ咲音 2
「あっ……も……オ、オマ、オマンコ、触っ……てぇ……っ」
ようやく口にした卑猥な懇願は切なく、メイコは口元に笑みを作る。
「良くできました」
「はぁ……うぁ! あ、あぅんっ」
じゅぶりと二本の指が幼い孔に侵入し、咲音の肢体が硬直する。肉の壁に食い込んだ指先が性感を引っ掻き、さっきまでとは比べ物にならないほどの刺激が全身を襲った。
「あぅん! や、あ、あぁあっ、ひあぁ!」
「これが欲しかったんでしょ? オマンコをぐちょぐちょにしながら待ってたのよね?」
快楽に支配された咲音は鳴くことしかできない。言葉はメイコが悉く奪ってしまった。
鈴を転がすようなメイコの声は麻薬だ。咲音を縛り、雁字搦めにして誘惑する。経験の乏しい咲音が抗えるはずもない。
背中を支える手が脇を通り、乳房をリズミカルに揉む。中の良い部分と引っ掻くのと同時に乳首を甘く抓られ、高められた敏感過ぎる身体は限界を超えた。
「あんっ、ひぃ、っあ……あひぃん!」
頭の先から爪先まで電流が流れたように痙攣し、絶頂の悲鳴が浴室に響いた。脱力した身体が寄る辺を求めて微笑むメイコへと倒れ込み、バスチェアから滑り落ちる。
優しく抱きしめてくれるメイコの腕の中で、咲音は体内を目まぐるしく流れる人口血液を感じた。それは激しくて、酷く甘苦しい。
「天国はどうだった? 良かったでしょう」
ふふ。メイコが艶やかに笑う。豊満な乳房に羞じらう咲音が顔を埋めた。メイコは濡れた髪の天辺に一つキスを落とすと、傍らに置かれた洗面器へと手を伸ばす。
洗面器の中身はお湯でもタオルでもなく、大人の玩具が入っていた。
一緒に入浴する際は、必ず用意されている物だ。
手に取ったのは双頭のバイブ。メイコは片方の先端を咥え、前後させる。真っ赤な舌が竿の部分を舐めて唾液を載せるのを茶色の瞳に映し、咲音が期待で身を震わせた。
目の前にもう一方の先端を差し出され、迷いなく頬張った。メイコの操るバイブが容赦なく口腔を嬲る。
程なくしてそれは引き抜かれ、半開きの口と先端に唾液の架け橋ができた。
「上手におしゃぶりできたわね。イイコよ」
唇を啄み伸し掛かってくるメイコに合わせ、咲音の身体が後ろへ傾ぐ。湯が流れる温かな床に背を倒し、見上げる乳房の先から咲音へ雫がポタポタ雨のように落ちてきた。
「次は一緒に天国に行きましょ♪」
メイコの意を汲み、咲音は自ら横臥して片脚を上げた。襞に唾液まみれの先端が宛てがわれ、侵入したソレが一気にそこを開いた。
「あぁっ!」
抵抗無く嬉々として異物を受け入れ咲音が喘ぐ。自分も下の口で反対側を咥え込み、押し付けるメイコの腰が互いの最奥を貫いた。
浴室の湿度が高まる。吐息と嬌声が満ち、双方が果て尽きるまで淫靡な遊びが止むことはなかった。

213 :
カイメイ咲音 3
メイコに抱かれた後は、そのふくよかな胸に抱かれて眠るのが常だった。
白く柔らかな乳房に顔を埋める咲音を「甘えんぼうさん」とメイコは笑う。恥ずかしいが、幸せだった。
咲音は男が駄目だった。以前、仕事で関わったプロデューサーに悪戯されてから男性を全く受け付けられなくなってしまった。
人気の無いスタジオの隅に連れ込まれ、身体をまさぐられて咲音は恐怖で声すら出せなかった。
現場の近くを通り過ぎた人の気配にそのプロデューサーは行為を止め逃げたが、誰も来なかったら何をされていたか、想像に難くない。
泣きながら帰ってきた咲音を抱きしめてくれたのは、同居しているメイコだ。そして優しく慰めてくれた。
「これは怖いことじゃないのよ。ほら、こんなに気持ち良いでしょう?」
キスをして、身体中を愛撫しながらそう囁いて。
それがきっかけとなり、メイコは戯れのように咲音に手を出すようになった。
あの男と同じ事をされているというのに不思議と嫌悪感は感じず、触れられる度に咲音は身を委ねた。
あの男が乱暴に乳首や幼い割れ目を弄くったときは痛みしか感じなかったのに、メイコの赤い唇で啄まれ指がアソコを繊細に探ると、胎の奥が疼いて簡単に濡れた。
肌を辿る舌にじりじりと上がる熱。びしょ濡れの性器を啜る感触が身体の自由を奪い、暴かれる淫乱な牝。
イジワルな囁きすら咲音にとっては甘い愛撫だ。
あの快感が忘れられなくて、今では咲音からおねだりする有様だった。今では身も心もメイコへ傾倒し、男性と恋愛するなど考えられなくなってしまった。
咲音はメイコの関心が自分に向いていれば何もいらない。その為なら何でもする。
そんな咲音をとっくに見透かしているメイコは、行為中にあられもない要求をしてくるようになったが、愛してくれるならどんな事でも呑んだ。処女はとっくにメイコへ捧げてしまった。
捨てないで。あなたしかいらないの。大好き。
男性器を模した異物に奥を貫かれる度に、何度口にしただろう。
イイコにしていれば手放したりしないわ。私の可愛い咲音。毒のように滲む睦言は咲音を籠絡した。メイコは咲音を惑わせる。
こんなに愛されているのに、焦がれているのに、咲音の心にはいつだって不安が付きまとっていた。だって。
―――だって、メイコさんは……。
「……咲音? どうしたの?」
沈んだ表情を見せた咲音に、ふんわりした髪を撫でていたメイコの手が止まる。
何でもないと咲音は呟き、受け止めてくれる白い肌にその身を寄せた。

214 :
カイメイ咲音 4
ある日咲音が仕事から帰宅すると、自宅にメイコは戻っていなかった。
メイコは今日オフだったはずなのに。玄関の灯りを点けながら、彼女が居ない理由を思い出し、咲音の表情が曇った。
――今夜は遅くなるから。
そういえば朝、そんなことをメイコは話していた。夜遅くなる理由をメイコは言わなかったが、咲音には見当がついている。きっと、彼と会うのだ。
メイコの男――カイトと。
メイコは咲音の他に、カイトとも関係を持っていた。そもそもカイトは、咲音がメイコと知り合う前からの恋人だった。
咲音の気持ちを知っているくせに、そういうことをメイコは少しも隠そうとはしない。
咲音がいようがお構いなしに、メイコはカイトを自宅に上げてしまう。自室で絡んでいるとは限らないので、最中に遭遇することもしばしばだった。
そんな時は自分の部屋に篭って、頭から布団を被ってただ時間が過ぎるのを待った。
そうやって、男が家にいるのが怖いとかメイコを取られて悔しいとか、何より大嫌いな男とメイコが同じ屋根の下でセックスしている事への嫌悪をやり過ごした。
メイコを咎めることなんか、咲音にはできない。メイコは自由な女だった。泣きついても情に絆されて咲音だけを構うことなど絶対にしない。
面倒だと思ったら即座に咲音を切り捨てるのは目に見えている。
メイコに嫌われたくなかったら、ひたすら耐えるしかないのだ。そうすれば、メイコは咲音を抱いてくれる。
キスして、好きよと囁いて天国へ連れて行ってくれる。
きっと今日もカイトを連れてくるだろう。いつものように感情を布団の中でせば、時間が過ぎるのを待っていればいい。
――そのはずだった。

風呂から上がり冷蔵庫を探っていると、携帯が鳴った。
メールだった。着信はメイコから。開くと短いが嬉しい文章がそこに映っていた。
『今夜は帰る。咲音は先に寝ていてね。裸でよ。遊びましょう』
ぱっと咲音の顔が明るくなる。
メイコが帰ってくる。今夜はカイトと一緒だと思っていた分、心が踊った。
しかも、「遊びましょう」って! 「裸で」寝ているようにということは、そういう誘いだ。恥ずかしいが、言う通りにすればメイコが可愛がってくれる。期待で顔が熱くなった。
しかし、カイトはどうしたのだろう? 急に予定が入ってしまったのだろうか……。
気にならないこともないが、それよりメイコと夜を過ごせることに胸が高鳴っていた。
ベッドはメイコの部屋のものでいいのだろうか? 咲音の部屋よりメイコの部屋で交わることが多い。
メイコのベッドで待っていようと、咲音は軽やかな足どりでメイコの部屋へ向かった。

215 :
カイメイ咲音 5
全裸でメイコのベッドに潜り込んだはいいが、メールを寄越した本人はなかなか帰って来なかった。
しかし咲音はあまり落胆してはいない。メイコは今まで約束を破ったことがなかった。待っていればそのうち帰ってくる。
それに素肌を包むリネンは心地よく、暖かさが睡魔を誘う。うとうとと微睡むうちに、咲音の意識はいつの間にか眠気の中へ沈んでいった。
どのくらいの時間が経っただろう。
頬を撫でた手のひらの感触に、咲音はようやく待ち人がやってきたのだと微笑んだ。
「咲音」
艶っぽい声音は大好きなあの人のもの。目を開ければ、いたずらっぽく笑むメイコが咲音の両脇に手を付いて見下ろしていた。
「遅くなってゴメンね」
「ううん。おかえりなさい、メイコさん」
両手を伸ばしてメイコの首に腕を回し、応えてメイコが屈み唇を合せた。舌で口を一舐めされ、咲音はそれを喜んで迎え入れる。
キスは直ぐに深くなり、薄暗い部屋の中に小さな水音が溶けた。
「ちゃんと言い付けを守ったのね」
ブランケットから覗く丸い肩にも口付けられた。それだけでぞくりと背中を官能が這う。
「メイコさんが望むなら、なんだって」
メイコの目が満足そうに細められた。腰までブランケットを下げ、瑞々しい少女の双球がその姿を現す。メイコは遠慮なく手中に収め、ツンと勃った乳首を弾いた。
「あん……っ」
「おっぱいぷるぷるしてる。乳首、硬くなってるじゃない。私が帰るまで弄っていたの?」
「あっ、あぁ……ちが、」
玩ばれる乳首は、くに、とメイコの指に押しやられる。引っ掛けられたり、抓まれて指の腹で捏ねられたりを繰り返されると、口から喘ぎが漏れて下のお口もお漏らしを始めてきた。
「じゃあ、期待しただけでこーんなにしちゃったの? 咲音のえっち」
「ぁんひぃっ!」
メイコが両方の乳首を強くひっぱり、電流に貫かれたように背中が反り返った。アソコがじゅわっと一気に濡れそぼるのを感じる。くにくにと乳首を刺激され、調子外れの声しか出せない。
「あぅ、あっ、ダメ、あ――!」
「イヤらしい子」
敏感な部分を他ならぬメイコに執拗に刺激されれば、堕ちるのは容易だ。
絶頂に達してしまった咲音は胸を押さえて荒れた息を整えていたが、そこに割り込んだ思いがけない声に余韻が吹っ飛んだ。
「胸だけでイクのか」
咲音はぎょっとし、声の方向へ視線を巡らす。覆い被さるメイコの背後、部屋の扉に寄りかかる男がいた。
「あら、早かったじゃない」
長身と特徴的な青い髪。静かな低音の持ち主が誰かなんて、今更だった。
「な、なんで……!」
慌ててブランケットで身体を隠す。どうして、カイトがここに?!
「いい風呂だった。君も入ってくるといい」
驚愕に目を見開く咲音をよそに、二人は当たり前のように会話を続けるが、混乱する少女の耳には届かなかった。
今日は会わなかったんじゃないのか? だって、メイコは……。そこまで思い至って、愕然とした。
メイコから『帰る』としかメールを受け取っていない。カイトと会わずに帰ってくると思い込んだのは咲音だ。
「そおねぇ……じゃあ、入っちゃおうかな。カイトは咲音と遊んでて」
「えっ?」
メイコの言い放った信じられない言葉に、咲音は耳を疑った。メイコは、咲音が男が駄目なのを知っているはずなのに……!
カイトがにやりと笑い近づくのと入れ違いに、メイコは咲音から身を引いた。
「メイコさん!」
悲痛な声を上げて伸ばされた手は、メイコには届かず代わりにカイトに受け止められてしまう。骨張った硬い感触に嫌悪を感じ、咲音な肌が泡立つ。
「君はこっち。仲良くしようか」
「いやあ! メイコさん!」
「怖がらなくていいのよ、カイトは優しいから。カイト、ホンバンは私が戻ってからよ?」
「わかってるよ」
懇願する咲音を置いてけぼりにし、メイコは扉の向こう側に消えてしまった。
メイコの姿を求める咲音は、涙の滲む瞳で必に閉じた扉を見つめていた。お願い、戻ってきてと願いながら。
しかし希望は届かず強い力で身体を引かれ、ベッドに乗り上げたカイトの胸へ倒れ込む。見上げればカイトが微笑み、青い双眸が咲音を興味深そうに眺めていた。
その視線に自分の格好と置かれた状況を再認識し、我知らず華奢な身体の輪郭が震える。
「さて……。君とは一度、ちゃんと話してみたかったんだ」
「……あ……や……」
「そんなに緊張することはないよ。大丈夫、ただのスキンシップだ」
「いや!」
悲鳴は男の硬い身体に押し潰され、押し付けられる重みと沸き上がる恐怖に咲音の咽は悲鳴すら出なかった。

216 :
カイメイ咲音 6
「こうして二人だけになるのは初めてだね。ずっと興味があったんだ」
「……」
「声をかけようにも、咲音ちゃんは僕を見ると直ぐに逃げてしまうから」
「……う……」
「メイコからはいろいろ聴いていたけど、どんな子なんだろうってずっと思ってたんだよ」
「ひぃ……!」
背中からぴったり咲音に張り付き、カイトが囁く。柔らかい低音は優しいが、その手は咲音の乳房を鷲掴んで離さない。
「柔らかいね。子供だと思ってたけど結構大きいんだなぁ」
感心したように呟き、確かめるように揉む手の中で乳房は形を様々に変化する。
ベッドにうつ伏せにされ、伸し掛かられた格好ではどんなにもがこうと逃げられなかった。指の間からはみ出す肉をカイトは楽しんでいたが、咲音はそれどころではない。
跳ね除けたくとも、元より成人男性と少女では力の差があり過ぎる。
「も、もう、やめ……」
「ねぇこれ、自分で揉んで大きくしたの?」
「ちが、やぁ……!」
「それともやっぱりメイコのせいかな? さっきも揉まれまくっていたもんな」
シーツと身体の間で蠢く手が気持ち悪い。カイトが呟く度に肌に触れる吐息に悪寒がする。
身体を硬くしじっと耐えていると、カイトの手がやっと乳房を開放した。しかし息をつく間もなく、その手は咲音の腹を下っていく。
「ここはどうかな?」
「や……! 触らないで! やぁ!」
閉じた脚の中心、割れ目をつ……と指先が辿り、咲音は更に脚に力を込めた。だが指は割れ目をこじ開け強引に潜り込んでくる。
「や! 痛い! 痛いの!」
「あれ? 乾いてるね」
くにくに割れ目を探る指に、滑りを感じることができなかった。咲音のアソコはすっかり干上がっている。
幾らなんでも乾きかけた割れ目を弄られるのは苦痛だ。全身を硬くする咲音にしばし考え込んだカイトは、おもむろにその身体をひっくり返す。
「っ、きゃ……」
仰向けになった咲音は一瞬脚の力を解いてしまう。カイトはふくらはぎを掴むと、素早く左右に割ってしまった。
「あっ、ダメっ」
カイトの眼前に、咲音の中心が晒された。慌てて脚をばたつかせようとしても、がっちり掴まれて後の祭りだ。
カイトはそこをまじまじと観察している。痴漢には触られてしまったが、ここはメイコにしか許していないのに。
性器はあまりにも無防備にカイトに視姦された。
「みっ、見ちゃダメっ、お願い、やめ」
「へぇ……本当に生えていないんだ。こういうの初めて見たよ。パイパンって言うんだっけ?」
「ひぃあ!」
つるつるの割れ目を、生温い感触が走った。カイトに舐められたのだ。小さな拳がシーツを思わず握った。
「濡れないと触り辛いからね」
「あっ、あっ、な、舐めない、で……ぇ……!」
二度三度割れ目を舌が上下すると、にゅるりとそれが内側に入ってきた。膣口を舌先で遊び溝をたどる感覚に、怖気に似たものに腰が揺れる。
「あぁ、皮被ってる」
「あぅっ!」
クリトリスを強く吸われ、唇がしごいてくる。指では感じなかった咲音も、唾液で滑る舌で性器を舐められてしまえばなす術も無い。
剥けたクリトリスを捕らえられ咲音は鳴いた。強制的に植え付けられる性感に、脚が震える。
「何がイヤなの。……ほら、出てきた」
襞の間から漏れてくる粘膜が光って流れた。カイトは滲み出た粘膜に舌の腹を押し当て、舐め取る。
「咲音ちゃんの味がする」
「あぁ! ヤダ! 止めて! 感じたくな……っ、あぁ――――!」
心と裏腹に反応を返し始め、止まらなくなった粘膜を啜る音。大嫌いな男に快感を覚えた自分に絶望し、咲音は絶叫した。

217 :
カイメイ咲音 7
「楽しかった? 可愛いでしょう」
さも当然とばかりにメイコはカイトへ問う。シャワーから戻ってきたメイコは、今は一糸纏わず豊満な肢体を晒していた。
茶色い毛先はまだほんのり濡れて、色濃い。
息をまだ乱したままの咲音を中心に置き、左右に陣取るメイコとカイトは世間話でもするようにそんな会話を楽しんでいた。
「ああ。君の亜種だけあって、感度もいいし性感帯も似てるね。パイパンなのも気に入った」
「ふふ。私も剃っちゃう?」
寝そべるメイコは身体をカイトへと向けた。むっちりした太ももをの付け根に、淡い陰りが大人の女の割れ目を透かす。
「その時は僕に剃らせてよ……でも、今は」
青い視線が咲音へ注がれる。身を守るよう身体を丸めていた咲音は更に身体を縮めた。
「そうね。今はこっち……。ね、咲音?」
メイコに微笑まれたが、今の咲音は怯えた瞳を彼女へ向ける。
「メ、メイコさ、どうし、て」
震えてしまう声帯を叱咤し、咲音はつっかえながらも懸命に声を絞り出した。メイコはきょとんとして、咲音の言葉をオウム返しで繰り返す。
「どうして? どうしてって、遊びたかったの。三人でね」
「三人って……」
「私がカイトと遊んでいると、咲音はいつも悲しそうな顔をするじゃない。咲音とばかり遊べば、カイトが拗ねちゃうし。
 だったら、三人で遊べば解決! でしょ?」
咲音は驚愕に身体を硬直させた。メイコの表情は無邪気で、さも名案を思いついたといった感じた。
言葉を失う咲音に、メイコは追い打ちをかける。
「それに咲音が男を経験するのに、いい機会だと思って」
無邪気な顔に、あっという間に妖しい色が差す。信じられない台詞に咲音は全身を細かく震わせた。
嫌だ。メイコは咲音が男を受け付けられない理由を知っているのに、どうして……!
それに、いきなりこんなことを何故言い出したのか? まさか、カイトとの交際に自分が邪魔になっているのか? 飽きられた?
不吉な予感ばかりが頭を巡る。
「男も良いよ。咲音ちゃん」
硬直した咲音の上にカイトが覆い被さり、白い肢体に影が落ちた。唇が寄せられて、弾かれるように咲音は抵抗を始めた。
「やっ……嫌ぁ! やめてっ」
伸し掛かるカイトを押し返し、必で暴れた。しかしそこへメイコも加わり押さえ付けられると、非力な少女の力ではとてもじゃないが敵わない。
難なくベッドに縫い付けられて、カイトの愛撫を強制的に受けることになる。
「……う、うう――っ」
ぬるぬると首を這うカイトの舌が、乳房をふにふに揉む感触が、肌に感じる男の体温と硬さと視線全てに嫌悪感しか湧かない。
「助け……助けて、メイコ、さ……」
とうとう咲音はメイコへ助けを求めた。だがメイコは微笑むだけで、咲音の栗色の髪を撫でるだけだ。
「大丈夫よ。何にも怖いことなんてないの」
「あっ……」
股間に感じたのはメイコの指だった。割れ目を辿り、弛んだ脚の付け根に当たり前のように潜り前後に蠢く。ねっとりとした動きに抗えず、咲音の腰が浮いた。
「ほら、気持ち良いでしょう」
「参ったな。メイコだとこんなに反応が違うのか」
「男に慣れてないだけ。ねぇ咲音。私があなたの処女膜破ったあげたでしょ? 痛くなんかないわ」
「あ、あぁ……」
手慣れた仕草でクリトリスを刺激され、こんな状態なのに腿がもじもじする。乳首に軽くキスを受け、ひ、と声にならない悲鳴を上げた。
「私、メイコさんが、カイトさんと付き合ってても、構わないから……邪魔、しない、から、す、捨てな……い、で」
男性とのセックスを経験させ、咲音が異性に興味を持つように仕向けられるのは堪らなく嫌だった。
メイコが誰と付き合っていてもいいから、彼女の関心を失うのが怖くて咲音は必になる。
だって、女なら誰でもいい訳じゃない。メイコが好きなのだ。
「やだ。そんなコト考えてたの? バカな子ね」
目を丸くしたメイコは、微笑んで咲音を覗き込んだ。
「なにも誰構わず男と寝ろって言う訳じゃないのよ。そんなの私が許さない。あなたを自由にできるのは私とカイトだけ。
 さっきも言ったでしょ? 私はカイトと咲音で三人一緒に遊びたいの」
咲音の目に映るメイコの微笑みは深くなり、一層妖艶になる。艶やかな唇が美しい弧を描いていた。
咲音はようやくメイコの意図を理解した。メイコは言葉通り、三人でセックスをしたいだけなのだ。
「んむ!」
カイトが強引に唇を奪う。乳首を細かく弾かれて驚いた拍子に舌を差し入れらる。口腔を蹂躙されて、逃げる小さな舌は簡単に絡め取られてしまい、固く瞑った目尻から涙が流れた。

218 :
カイメイ咲音 8
――カイトを大人しく受け入れれば、メイコの関心を繋ぎ止められるのか。
絶望感に胸を塗りつぶされながら、咲音の抵抗は徐々に弱々しくなっていった。
「そうそう。カイトに全部任せちゃって」
涙で濡れた頬にメイコの唇がちゅ、とキスをする。額に鼻に、そして目尻に浮かぶ涙を吸い、唇の軌跡は耳の裏へと流れた。
割り開かれて固定された股には青い頭が揺れている。
「はぁう……」
恥丘のつるりとした感触をカイトは愉しみ、割れ目の上部のクリトリスを舌で回しながら舐めた。
「ひぃ……あ……」
小さなクリトリスを食んで吸われ、咲音の腰の揺らぎが頻繁になる。
下半身を陣取るカイトを無視し、寄り添い上半身を愛撫するメイコに集中しようとした咲音だが、性器を直接弄られる刺激は抗えない。
無視を通すことは難しく、いつしかメイコに抱き付きながらカイトの愛撫に恍惚になってくる。
「んっ、ふぅん……」
「ふふ。感じてる」
「嫌がりつつも……っていうのが、そそるね。メイコとはまた違うエロさがある」
散々弄られ責められたクリトリスはなにをされても過敏に反応した。もう、それが嫌いな男でも関係なく、女の指先か男のそれなのか曖昧になる。
思考を蝕む快楽は、咲音をじわじわ侵食していった。
二人がかりの長い時間をかけた愛撫は、咲音の気力を根こそぎ奪う。何度目かの絶頂を迎えた少女の肢体は力無く二人の間で横たわった。
浅い呼吸に全身は、さざ波に飲まれたように揺れる。乳首を尖らせてたゆたゆ振動する乳房に、男と女の愉しげな忍び笑いが聴こえた。
「さて、ここまで前戯すれば大丈夫かな?」
「そうね。咲音ったら、すっごく気持ちよくなっちゃったもんね。ほら」
指が咲音の大陰唇を遠慮なしにくぱりと拓く。桃色の性器はてらてら淫靡に輝き、花弁に似た二枚の襞が露出させられた。その奥から滲む粘膜が赤い爪を濡らす。
「ん、準備オーケーってとこか。じゃあ、いいね?」
「もちろん」
咲音の預かり知らぬところで話が進んでいく。怠い身体を叱咤し頭をすこし起こすと、視界に入った現実に慄いた。
カイトは服を脱ぎ、筋肉質の痩身が暖色系の照明に照らし出された。濃い陰影がカイトの筋肉を薄く浮き立たせている。
そして股間にそそり勃つ肉棒に目が行き、悲鳴が上がった。
天井を向き主張するそれは膨れ上がり血管が浮き、グロテスクで禍々しい。咲音の瞳には凶器にしか映らなかった。
ふくらはぎを掴んで開かせようとする力に逆らい、咲音は再び暴れだす。
「やっ、嫌ぁ! む、無理です、そんなの入らな……」
無理矢理股を割り、硬い身体入ってくる。亀頭を溝に擦り付けられ、あらんばかりの力で抵抗する咲音の肩をメイコがベッドに縫い付けた。
「大人しくして、暴れるとマンコが裂けちゃうわよ!」
メイコの一言が余計に恐怖を煽った。あんな質量に挿入されたら、本当に裂けてしまいそうだった。
「こわ、怖いぃ! あんな、壊れ……っ」
怖ろしさに囚われ咲音は泣き出した。しゃくり上げる咽の音が虚しく響き渡ると、やがて咲音の身体を拘束をする全てが離れた。
場はすっかり白け、さっきまでの歪んだ興奮の熱が急に冷え込こむ。メイコのついた溜息に落胆が混じり、咲音は鼻をすすりながら居心地悪く身体を竦ませた。
「つまんないコ」
ぼそりと呟かれたメイコの言葉が咲音に突き刺さる。こんな不機嫌で冷えたメイコの声は聴いたことがなく、不安が暗雲のように胸に満ちていく。
「カイトは上手いから、咲音にも気持ちよくなって欲しかったのに」
「メ、メイコさ……」
「そんなに嫌がるならもういいわ。咲音なんて要らない」
突き付けられた台詞に身体から硬直する。大きな瞳だけが見開いて動揺に凍りついた。
「そんな、わたしは」
「部屋から出ていってよ。これからカイトと愉しむんだから。仲間にならないなら、咲音は要らないの」
言い捨てて、メイコはカイトの首に自分の腕を巻き付ける。そのままベッドに倒れ込むと、粘着質なキスの音が響いた。
「いいの?」
唇の合間からカイトの囁きが漏れる。
「いいわ、もう……ん、ぁ……」
咲音の存在など消し去ったかのように、二人は絡み合う。置き去りにされた咲音の前で、行為はどんどん進んでいった。
カイトは勝手知ったるメイコの肢体を慣れた手付きで弄り、喘ぐ白い咽が反る。豊満な身体が拓いて、カイトの腰に絡まる脚が淫靡だった。
咲音を一顧だにしないメイコの痴態を映す涙の滲む瞳は、呆然とその光景を映していた。
いや……。
このままじゃ、嫌われてしまう。このままじゃ……!

219 :
カイメイ咲音 9
「メ……メイコさん!」
思わず出た叫び声に、メイコは億劫そうにゆるりと咲音へ首を回した。
「なあに? まだいたの?」
面倒くさそうな声に怯みつつも、咲音は逃げ出したくなる気持ちを堪える。
「わ、わたし……わたし、も――」
震える声を叱咤し嫌われたくない一心で伝えると、しばしの沈黙の後メイコは満足そうに艶然な微笑みを浮かべた。
「私の上で四つん這いになりなさい」
仰向けに横たわるメイコの上に咲音は言われた通りの格好になった。
白くまろい尻をカイトに向け、丸出しの性器は青い視線に晒された姿だ。
恥ずかしさに目眩がするが、拒否すればメイコに嫌われる。その気持ちだけで耐えた。
「あーあ。乾いちゃったね」
性器を観察するカイトがボヤく。尻に添えた手の親指が大陰唇を拓かれて、丸い輪郭が小さく震えた。
「また弄ればいいじゃない。もう逃げないんだから」
ねぇ。と、下から伸ばされたメイコの手が咲音の頬を撫でる。慰撫する優しい手付きと向けられる微笑みに、咲音はほんの少しだけ安堵した。
……自分を誤魔化しているのは重々分かっているが、メイコの温もりに今は縋るしかなかった。
「……咲音ちゃん。セックスはそんなに怖がるものじゃないんだよ」
背後で語るカイトの声は穏やかだが、そんなことを言われたってこれからすることはあの日の恐怖をどうしたって呼び覚ます。
「大丈夫、いきなり挿れることはしない。君はまず、見学だ」
「え?」
思いがけない言葉に面食らう咲音の下で、メイコの表情が変わり色付く。
「あっ、カイト……あぁんっ!」
ぐじゅんと派手な水音。上半身を前傾させるカイトの腹筋に、咲音の尻は押し上げられた。
カイトは咲音の下で寝そべるメイコを肉棒で貫いていた。律動はカイトが腰を振る度に、咲音の身体にぶつかる。
見下ろすメイコの顔は蕩けて嬌声は甘い。まるで咲音までメイコを犯している気分にさせられる。
「カイト、んぁ、ソコ、キモチいいっ、はぁん……っ」
咲音と『遊ぶ』時とは違い、メイコの顔は女そのものだった。ぐじゅっぐじゅっと粘着過多な水音が立つ度に、咲音の身体もカイトに押されて揺れる。
同じ律動がメイコと咲音を襲い、仰向けと下がる互いの乳房がゆらゆら波打った。
忙しない抽送に歪む顔が、せがむ言葉が、よがる肢体全てがカイトの挿入を悦んでいる。汗ばみしっとりする肌は火照り、下肢から鳴る音に合せ喘ぐ姿は卑猥だ。
「メイコ、人のこと言えないじゃないか。咥え込んて離さないよ。ねだって吸い付いてくる」
カイトは小刻みに中の肉棒をピストンさせ、最奥を小突く。
「ひん、イイの、もっとしてぇ……ひぁっ、あぁあんっ」
「じゃあ、いつもみたいにマンコ使ってよ。締めて……あぁ、イイね」
こんなメイコの表情を見るのは初めてだった。
咲音と交わるときはいつだってメイコは優位を崩さず少女の身体を苛んだが、受け身の彼女は与えられる快楽を全身で追い求めてひたすら乞う。
カイトの興奮した吐息と感じ入る声。それを背に、咲音は瞳に痴態を映して呆然と見下ろした。
「ダメ! もうダメっ、私、イッちゃうからぁ」
蕩け切った声にどれだけ感じているのかひしひしと伝わる。ぷっちり勃った乳首にぶるぶる振れる乳房。
第三者の前でも憚らず喘ぐその姿に圧倒され、我知らず咲音の女芯がジンと滲んだ。
「アヘ顔見られながらイケよ……!」
「あぁんっ、イク、もうイクぅっ……! あっ、ああぁ――――っ!」
ビクビク跳ねて、メイコは登り詰める。高く嬌声を響かせ快楽に堕ちる様を、咲音は全てその眼に焼き付けた。

220 :
カイメイ咲音 10
メイコの媚態に身動き一つできなかった咲音の尻をカイトが掴んだ。驚きに少女の身体がびくりと震える。
ぎこちなく首を後ろに回す。薄く笑う青い目と視線がぶつかり、竦み上がった。
「……次は、君の番だよ」
柔らかな声音は通常ならば安心できるものだが、咲音には残酷な宣言にしか聴こえない。
逃げたいが、ここで音を上げてしまえばメイコは二度と咲音に関心を向けることはないだろう。
挫けそうになる心を叱咤し、咲音は必で身体を支える。
「大分緊張してるね。身体ラクにして」
苦笑混じりに言われたって、どうすることもできない。ふと、きゅっと目を瞑る咲音の頬を、そっと捕らえる感覚がして目を開ける。
微かに滲んだ視界に、メイコが優しく微笑んで咲音を下から覗き込んでいた。まだ余韻の残る顔でメイコは瞳を細める。
「そんなに怖がらないで。大丈夫。カイトは上手いのよ。咲音だって直ぐに良くなっちゃうんだから」
引き寄せられ、小さくキスされる間にも溝に半勃ちな切っ先の先端が擦り付けられ気が気じゃない。背後で含み笑いが聴こえて、狼狽える。
「まだだよ。そんなに早く勃たないって。だけど、手伝ってね」
「て、手伝う?」
動揺する咲音の股を閉じられ、内股ににゅるりとした感触。カイトの不完全な硬さのそれが、ぴったり合わさる太ももの間に潜り込んでいた。
脚の付け根と太ももの僅かな隙間に肉棒を挟んで、メイコにしていたようにカイトはピストン運動を開始し幼い女芯を擦る。
「………っあ!」
「なんだ。結構濡れてるね。感じてるメイコを見てて、こんなにしてたんだ?」
「やっ、やあ……」
ぬめりが肉棒をスムーズにし、余計に性感を加えた。程なく欲望を形どるそれは、咲音の太ももに硬度を伝える。
今にも挿入しそうに膣口を亀頭で引っ掛けられ、怯む腰の反応が面白い。
楽しくなって何度も繰り返せば、それも刺激となって漏れる声が発情したネコのそれに似ていた。
「さぁて、そろそろ挿れるからね」
すっかり硬度を取り戻した肉棒がぴとりと膣口へ宛がわれた。メイコはワザと愛撫の手を止め、興奮を抑えられない眼差しで咲音を見上げている。
「ひっ、ぁ、ぐ……っ」
圧迫感が下肢を襲う。幼い膣に太い肉棒を捻じ込まれ、酸素を求めて開いた口から唾液と苦悶の呻きが漏れる。
「せっま……」
カイトの表情も、最後まで拒む膣の圧力に歪んだ。しかし侵攻は止まらない。
過度の緊張で身体を支える腕と脚の輪郭が震える。中を少しずつ埋める肉棒の存在感は、メイコが操るバイブの比ではなかった。本物は太く硬く、その熱が咲音を蹂躙するのだ。
「ひぃ……っ、や、抜いてぇ……っ、抜い……」
メイコに処女を捧げたときだって無理に異物を飲まされる感覚が痛みを伴い身体を苛んだのに、カイトの肉棒は更に膣口を拡げてくる。
脈打つ肉棒が、偽物との違いを如実に咲音に伝えるのだ。
犯されている。大嫌いな男の象徴が、時間をかけながら自分の中に潜り込んでくる。
「んぅ……いっ、あ……っ」
途中で留まり、そこで具合を確かめながら浅く抜き差しし、また奥へ。元々メイコによって開通している孔だ。苦痛は思ったほどではない。
しかし男性への嫌悪やカイトへの嫉妬が綯い交ぜになった胸は苦しくて、瞑った瞳から涙が零れメイコの上に落ちた。
「咲音、すごく可愛いわ……」
「メ、イ……」
メイコのご機嫌な様子にホッと息をつくその瞬間、中でゆっくり進んでいた異物が勢いをつけ、咲音の顔色が変わった。
「?!」
「奥は閉じているんだな」
カイトが膣の最後の部分を先端でぐりぐり抉った。その刺激に腰が跳ねる。
「や、カイトさんっ、まっ……! あぐっ」
ぐっと後ろから強い力が加わり、腕が挫けそうになった。閉じていたそこは力負けし呆気なく陥落する。
「……っは。最後まで入った」
カイトの腰は丸い尻にピタリと密着し、軽く揺すぶる。
とうとう全て攻略されてしまったと、最奥に感じる切っ先に咲音は目の前が真っ暗になった。

221 :
カイメイ咲音 11
「ひぃあっ! うご、動かないでぇっ、ひんっ、やあぁ――――!」
再びパニックになった咲音の懇願が受け入れられるはずもなく、カイトはピストン運動を開始した。
衝撃に前へ押し出される身体を細腰を掴んで阻止し、カイトはそれまで緩慢だった動きを一転させて、がんがん腰を打ちつけてくる。
「あうっ、あぁあっ! だめぇっ、そこは、メイコさんだけの、ぅひぁ……」
「嬉しいこと言ってくれるのね。そうよ、咲音は私のモノよ」
「メイコさん、メイ、あぅうっ!」
「あなたは私のモノなんだから、おマタを開いてカイトに犯される顔を私に見せて?」
「ひぃ! ひぃん……っ!」
咲音の目から大粒の涙がぽろぽろ溢れ、落ちる水滴がメイコを濡らす。腕と脚を必で支え、凌辱に歯を喰いしばり耐える咲音をメイコはうっとり見つめていた。
「お? 柔らかくなったかな?」
忙しないピストンは緊張し切っていた膣内を程良く解し、カイトを受け入れ始めた。同時にえもいわれぬ感覚が咲音を襲う。
「あぅっ?! あっ、あぁ……っ!」
信じられない。これは紛れも無く「快感」だった。あれだけ嫌悪していた男の、その猛る肉棒に身体が反応し始めたのだ。
一瞬の混乱は、打ち付けられる腰にすぐ様消された。
肉の道を擦り奥を叩く衝撃は全身を痺れさせ、考えることを許さない。色が変わった咲音の声は、攻め立てるカイトと犯される咲音を鑑賞していたメイコにも簡単に知れた。
「カイトのおちんちん、気持ちイイでしょ?」
「ひぃいっ!」
貫かれて揺すぶられる咲音の乳首を、乳輪ごと赤い爪が捻った。痛みを感じるほどの力で抓られたというのに、咲音は淫らがましくよがる。
「ん……っ、今の、締まった」
カイトの表情が顰められた。抓んだままぐりぐり指の腹で転がして、メイコはもう片方の乳首を口に含む。こちら側は優しく唇と舌先で愛撫した。
複数の性感帯を刺激され、四つん這いの咲音は身体を支えるのもやっとだ。
半開きのままの口からは絶え間なく喘ぎが漏れ、顎を唾液が伝う。
あれほど怯えて震えていた瞳は潤んでとろりと虚空を泳ぎ、股を開いて自ら尻をカイトへ押し付ける有様だった。
「あんっ、ひぁ、んっんっ」
「どこが気持ちイイの? 言ってみて」
「うぁ、あっ、ち、ちくび……」
答えれば、胸の頂きを強く引かれる。はしたなく鳴いて反射的に膣を締めた。
「……っ、ま、まん、まんこ、……もっ、ああぁう!!」
「嬉しいね」
ぱんぱん音を立て、締りに逆らうよう肉棒が膣内で暴れた。汗ばむ白い背中は体内を犯す快感に背筋を反らす。
「ぅひっ! ひぃぃいんっ」
メイコの操る道具しか知らなかった咲音は、カイトの肉棒にすっかり翻弄されていた。
男根は膣をこじ開け収縮する内側を擦り、最奥まで届くそれは小さな孔を隅々まで犯す。カイトはもう手加減するつもりはないらしく、速度をつけてガンガン腰を振り咲音を揺さぶった。
「あぁんっ! あつ、い……お腹、熱いぃ……」
悦楽はいっそ凶暴だった。意識は胎で暴れる肉棒へ集中し、嫌悪も失せてなすがまま。奥を突く衝撃の重さに指先まで痺れて溺れていく。
メイコ語るのカイトは正鵠を射ていた。犯され身体を蝕む快感は、メイコの愛撫も手伝い咲音の凝り固まった男性への不快感を溶かした。
神経回路は快楽で埋めつくされ悦んでいる自分を自覚し、咲音は男を否定することはもうできない。
「うぁ、あひっ、イ……っ、ひぃ!」
「ん…… イキそう、かな?」
肉棒を食む膣の変化にカイトが気がついた。呟いた言葉を耳にした途端、咲音が焦ったように首を横に降ってメイコに縋り付いた。
「いや……っ! ぃいやぁ――っ」
「どうしたの」
助けを乞うように抱きつく咲音を受け止め、メイコは優しく背中を撫でる。

222 :
カイメイ咲音 12
「いやぁ、イっちゃ、イクの、イクのやだぁ! うぐっ……ああぁん!」
口から出てくる言葉は男への拒絶だが、最早それは口先だけになっている。カイトとメイコに丸分かりだ。
誘い振る尻や、抽送に咽ぶ声はどこまでも咲音を裏切る。
「……ああ。僕も、そろそろ……っ」
「! ひぃあ! あぁっ、ぐっ」
膣内を一層激しく肉棒が穿つ。悶える肩が跳ねて細い首が反らされた。上がった顔、その頬を片手で撫でるメイコも頬を上気させている。
イヤだ止めてと言いながらも、性感に逆らえず涙を流す咲音が愛しい。
「イイわ……咲音のイキ顔、しっかり見せて」
にっこり笑むメイコの、空いている手がそおっと下る。咲音の下肢、拓いて細かく震える脚の間へ。
肉棒の突き刺さる襞の上部の剥き身になったクリトリスを、強く抓み上げた。
「んひぃ! ひいぃぃっ――――あああぁあっ、イっ、クぅ――――」
中を犯され、限界まで過敏になった肢体にメイコの指先は止めになった。小さな身体は全身が戦慄き、登りつめて絶叫する。
「はは、すごい締め付けだ。じゃぁ……」
絶頂の余韻に浸るまもなく、カイトが肉棒を膣で扱く。まだカイトは達していない。そのことに思い到るも、痺れきった身体はもう自分の言うことを利かなかった。
イった膣を抉る行為は、むしろ咲音の動きを封じる。
「! イ、イヤっ……いやだぁ……――――ひっ」
背後で感じる吐息と僅かな呻き声。胎内に迸った熱に、咲音の世界が崩壊する。
大嫌いなはずの男に、身体を陵辱されたどころか膣内射精まで。
人間じゃない存在、妊娠の心配のなとはいえ、胎内を汚されたショックは大きい。茫然自失状態に陥り、この瞬間ばかりは強制終了寸前まで追い詰められた。
身体が傾ぐ。挫けて崩れ落ちる咲音を、両腕を広げて受け止めたのはメイコだった。
乳房が重なり合い柔らかく形を変える。抱きしめられて顔中に降るキスに、咲音の意識が向けられた。
「可愛かったわ……イキ顔すごくステキよ。これで私たちの仲間になったのね」
「な……かま……?」
「そうよ。三人でずーっと一緒よ。ふふっ、愛してるわ咲音」
愛してる。自分に向けられたメイコの言葉が、壊れかけ亀裂の入った心に染み入る。
よかった。メイコに見限られることはない。また笑ってくれる。抱き締めて、愛してもらえるんだ。よかった……。
ただそれだけが、咲音を満たし現実と精神を繋ぎ止めた。
「メイコの上に咲音ちゃんのまんこが乗っかって、すごくエロいことになってるよ……これは眼福だね」
重なり合って肌を寄せる二人を足元から眺めていたカイトが、いやらしく笑う。
性器同士は重なり合い、咲音のヒクつく無毛の膣口から溢れた白い欲望が、メイコの性器へ垂れてねっとり流れている。白い粘液は、ぽってりした二枚の花弁を持つ花を猥雑に彩っていた。
「ずるいカイト。私も咲音のエロまんこ見たい!」
もたれ掛かる咲音を横に寝かせ、メイコはカイトの方へ移動する。開いた脚の中心を覗き込むメイコの顔は、子供のように無邪気だった。
「……わ、パイパンマンコから出てくるザーメンって、背徳的……」
「毛が無いと子供に射精したように見えるね。実際、中もキツかったしな」
「ねぇ咲音。男もイイでしょ。もうイヤじゃないわよね。あんなに感じて、止めてって言いながら、マンコでおちんちんをしめていたんだもの」
ぼんやり天井を見上げる咲音は、ただ頷く。無意識の肯定は咲音の本音そのもの。メイコは嬉しくなって婉然と微笑んだ。
「二回目だっていうのに、いっぱい出したわね」
指が性器に伸び、襞の間をなぞるとに咲音の粘膜が混じった精液に汚れる。メイコはその指先を、なんのためらいもなく口元へ持っていき、ぺろりと舐めた。
「美味しい」
咲音の視界に微笑むメイコと傍らに寄り添うカイトが映る。
涙に滲んだ光景は揺れて歪み、この先の自分たちの関係を示唆しているようだったが、とっくに思考を手放した咲音はただ現実を受け入れることしかできなかった。

「……眠っちゃったね」
「精神に負荷がかかりすぎたのよ。しばらく起きないわ」
瞳を閉じてベッドに身体を沈める咲音の寝顔は穏やかだ。その淵に腰掛けたカイトとメイコは、深く眠る咲音を見守る。
「この子、痴漢にあってからどうしても男がダメだったから心配だったのよ」
「男が嫌いな咲音ちゃんに僕をけしかけたのは君だろ? 可愛がっているくせにヒドイよね」
呆れた物言いだったが、カイトは本気でそう思っているわけではない。カイトがメイコの行動に口出すことなど殆どない。
最終的に自分の元にメイコが戻ってくれば、彼女が何をしようと文句などなかった。

223 :
カイメイ咲音 13
「僕はメイコが咲音ちゃんと寝ようと気にしなかったのに。3Pがしたかったの?」
「違うわよ。どうせなら三人がよかったの。誰も拗ねなくて、咲音の男性恐怖症を改善できるステキな方法。カイトはイヤ?」
「そんなことはないよ。役得だしね」
カイトの返答に、メイコが満足そうに目を細めた。
「それにしても、イヤだやめてって言ってもやっぱり身体は正直ね。中出しされた時の咲音の顔ったらなかったわ!」
にんまり頬を緩ませ、ブランケットを捲って露になった咲音の乳房を掴み、小さく振る。ぷるぷる弾む白い肉で遊ぶメイコを、カイトは別な感情を持って見つめた。
まだ世間でボーカロイドが認知が薄い頃、彼らは出会った。その頃のメイコと今の彼女では見る影もない。
あの時分のメイコは、倒錯的なセックスどころか交際相手も男性経験もなく、男好きする容姿を持ちながらも純情な女だった。
――所属事務所から、大物音楽関係者への枕営業を命じられるまでは。
立場の弱いメイコたちには、当時断るなどとても出来なかった。
あれから徐々に彼女は変わった。
今ではそんなことをする必要もないほどボーカロイドとして必要とされるようになったが、自分の意思など関係なく身体を弄ばれた経験は、今でも色濃くメイコの中に残っている。
カイトとのセックスを愉しみ、果ては可愛がっている自分の亜種にまで手を伸ばす。
快楽への貪欲な欲求は底知れないが、それでも相手はきちんと選んでいることをカイトは知っている。
メイコは執着するモノを、なにがなんでも手に入れなくては気が済まなかった。時には、長く傍にいるカイトでさえも驚くほど、大胆な行動を取ることもままあるのだ。
――――そして、今回も。
「……ねえ、メイコ」
「なに?」
メイコは返事をしつつも咲音の胸を弄ぶことを止めず、カイトに目もくれない。
「咲音ちゃんの男性恐怖症の原因、仕事先のプロデューサーにイタズラされてからって、言っていたね」
「うん。そうよ」
「そいつ、誰?」
カイトにはそのプロデューサーに心当たりがあった。仕事相手の歌い手に手を出すことで、業界の中で密かに噂されていた人物がいる。
メイコが知らないわけない。枕営業をしていた頃、メイコを何度も指名してきた男だったのだ。
メイコは何らかの方法を使ってあのプロデューサーを咲音に近づけ、トラウマを植えつけたのではないか。
そして男性に恋愛感情を持つようになる前に恐怖で封じ、咲音を篭絡したのだ。
全て咲音を自分のモノにするために。カイトと咲音で遊びたいがために。

224 :
カイメイ咲音 14
「…………どうして、そんなこと聴くの?」
茶色の虹彩がカイトに向けられる。さっきまでのはしゃぎ様が嘘のように、メイコは静かな視線でカイトを見据えた。
しばらく見つめ合うことが続いたが、先に視線を外したのはカイトだった。
「……いや。もういい。変なこと聴いちゃったね」
聴いたところでどうなることでもないのだ。カイトはこんなことで、メイコから離れたりはしない。今更有り得ないのだ。
メイコがそっと身を寄せ、擦り寄ってくる。素肌の感触にカイトは視線を上げた。
「咲音は可愛いでしょう」
「……そうだね」
「どっちも大好きよ。だから、カイトもあの子を愛して」
しなやかな腕が首に回され、身体が密着する。柔らかな乳房がカイトの胸板に押し付けられ、耳に妖しい囁きが吹き込まれた。
「君が望むなら」
囁き返し、カイトはメイコの髪を撫でる。気持ちよさそうに瞳を閉じ、メイコはカイトの唇に自分のそれを重ねてきた。
受け止め、カイトも目を閉じる。
メイコが望むならなんだってする。
枕営業を止められず指をくわえて見ていることしかできなかった過去の負い目は、メイコに爪痕を残したようにカイトの中にもまた根深く蔓延っていた。
初心そのものだった昔も性を悦ぶ今も、カイトにとってはただひとりのメイコだ。愛した女が咲音を自分たちの中に入れるなら、従うまでだった。
おまけに咲音は昔のメイコに似ている。異論などあるはずもない。
口付けは既に濃厚なものになり、息が弾んでくる。小さな快感に次の刺激を求め、これだけじゃ物足りないと身体が火照り訴える。
「ふふ……カイト、勃起してる。絶倫さんね」
「メイコも乳首をコチコチにしてるじゃないか。僕が絶倫なら君は相当なスキモノだよ」
「そうよ。カイトや咲音とするセックス大好き。これからもっと楽しくなるわ。ねぇ?」
だって三人だもの。気持ちいいのが三倍になるね。メイコが身を任せながら無邪気に語る。そのメイコを押し倒し、カイトは下肢へと手を伸ばした。
「……カイト」
「なに?」
「私はね、三人でずっと一緒にいたかっただけよ。それだけなの」
それが先程はぐらかされたカイトの問いへの答えだった。度重なる無体な要求に歪み変質したメイコだが、好意を持つ相手へ向ける真っ直ぐな心は変わらず純粋だ。
「うん。分かってる」
にこりと昔の貌でメイコが微笑む。かつてのメイコを愛したカイトも、彼女に合せ変容していった自分を自覚できずにいる。
絡み合い溺れる二人の隣では、目覚める気配にない咲音が何も知らず深く眠り続けている。
おしまい

225 :
ヤンデレ倒錯的GJ!

226 :
GJ!メイコさんの百合ヤンデレが危うくてこれまた素敵

227 :
GJ!超GJ!

228 :
>>111->>120に感想をくださった皆様、ありがとうございます。元405です。
ミクルカSSを書かせていただきました。
ぶりるPの楽曲「どえむ」「どえす」を基にした百合SM系SSのため、「レズ・百合萌え」板の下記スレ>>68-166
前後編形式で投下させていただいております。 ご興味がおありの方がいらっしゃれば、お読み頂けると幸いです。
注:下記リンク先は「レズ・百合萌え」板となっております。
  苦手な方はご注意ください。
【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合6【リン・ルカ】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1351921254/

229 :
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆大天使 初音ミク☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
http://blog-imgs-49.fc2.com/a/b/r/abridou/201109260813532e3.jpg
http://blog-imgs-49.fc2.com/a/b/r/abridou/20110926082032786.jpg
http://blog-imgs-49.fc2.com/a/b/r/abridou/20110926081543624.jpg
http://blog-imgs-49.fc2.com/a/b/r/abridou/20110926205057dfc.jpg
http://blog-imgs-49.fc2.com/a/b/r/abridou/2011092620544424f.jpg
http://blog-imgs-49.fc2.com/a/b/r/abridou/201109262050230e1.jpg

230 :
ブラクラはんなし
ところで、胸に関してはすでに結論が出てると思うんだが
パンツのサイズ的な意味で尻サイズのランク付けは如何だろうか

231 :
とにかくデカいのはハク
乳ウエスト尻とバランスがいいのがミクとMEIKO
逆にバランス悪くてちょっと尻デカなのがGUMI
美尻のルカ
骨っぽいのがリリィとリン

232 :
骨と皮なのがネルだな

233 :
いよいよ、来週木曜日は白い日だけどファミマはなぜかミクさんのせいで桜色…

234 :
淫乱ピンク

235 :
今日はミクの日

236 :
>>235
早漏め・・・

237 :
>>234
ルカさんが冷凍まぐろを素振りしながらお前のうちに向かったぞ

238 :
ルカさんはマグロ(意味深)

239 :
ルカさんでマグロの女体盛り?

240 :
ルカさんのマグロをハムハムしたい、ですって?

241 :
淫乱なのかマグロなのかわからない件

242 :
>241
プレイ開始すぐは淫乱モード、
感じすぎる体質なのですぐにイき続けてしまい、
後半は連続絶頂でほぼマグロ、とかなら矛盾はない(強引)

243 :
ミクまん(意味深)

244 :
ミクまんkよりリンまんk食べた・・・うわなにをするやめ(ry

245 :
レンきゅんのバナナを食べたがる肉食なボカロ女子勢

246 :
>>244
リが二つ連なってるせいか一瞬リリィまんに見えちまった
あの娘は簡単そうだけど

247 :
>>243
公式がミクまん(こしあん)だからな
(意味深)というよりもはや(直球)

248 :
ねっとりしたアァンがたっぷり詰まった甘味溢れるミクまん召し上がれってか(変換ミス

249 :
僕はユキまんが食べたいです(半ギレ)

250 :
>>248
色は奇麗な桜色ですね(ゲス顔)

251 :
ルカさんのボリュームたっぷりの2つの肉まんをいただきたいです

252 :
脂汗くさいスレですね

253 :
>>249
つうほうしますた

254 :
ミクまんにはSweet Annが入っている

255 :
>>254
不覚にもwwww

256 :
ボカロを愛でる派
↑(敵視)
ボカロを崇拝していて盛り上げる派
愛でる派を崇拝派は敵視しているが
バレたくないので至るところに潜伏をしている
例:アンチスレ、代行スレ
「ミク厨」を都合がいい隠れ蓑にしていることも分かっている
「スレ住民」の分析をはじめると潜伏がバレル事への恐れからか
勢いで流したり誤魔化そうとする
「このスレには仲間がいる」と確信したスレでは常套手段で押し流す

257 :
>>111->>120に感想をくださった皆様、ありがとうございます。元405です。
ミクSS投下させていただきます。
以下、注意書きになりますのでご一読ください。
・長さは16レス分です。
・ふたなり描写が含まれます。
 苦手な方は、お手数ですがスルーまたはNGしていただくようお願いいたします。
>>1「2chエロパロ板SS保管庫 ・ボーカロイドの部屋 その2」の「ボカロ荘」と同設定のSSになっております。
 ご興味がおありの方がいらっしゃれば、そちらもご覧いただけますと幸いです。

258 :
 
 「もーラブラブにーなっちゃってー……♪」
 携帯電話から、にぎやかな歌声が流れ出す。
 「んん……よいしょ、っと」
 初音ミクは、ごろりと寝転がり、電話へと手を伸ばしてアラームを止める。眠い目をこすりこすり、ディスプレイの時計を
確認した。
 午前8時。
 「ん……そろそろ起きなくっちゃ……」
 口の中でもごもごとつぶやきながら、よっこいしょ、とばかりに掛け布団をひっぺがす。そのとたん、安普請の窓のすきまから
忍び込む、冬の寒気がミクを襲った。
 「うう……寒っぶぅ……」
 がちがちと歯の根が合わなくなり、思わず、今這い出してきたばかりの布団へともぐり込みたくなる。が、もちろん、そういう
訳にもいかなかった。
 「今日のバイトサボったら、また家賃払えなくなるもんなぁ……」
 彼女の暮らすアパート――ボーカロイドだけが暮らす「ボカロ荘」の家賃は決して高くはなかったが、それでも常にかつかつで
暮らしているミクにとって、仕事を選ぶほどの余裕はないのだった。 
 はぁ、とため息をつきながら、半ばあきらめたような表情でのっそりと立ち上がるミク。
 と。
 下半身に、何か違和感のようなものを感じたミクは、何気なく視線を下げて――絶句した。
 「……え?」
 冬場の部屋着兼、冬場の寝巻き兼、たまに外出着としている、ミク愛用の若葉色のジャージ。
 そのズボンの前側が、前方に向かってぱんぱんに張り出していたのである。
 

259 :
 
 「………」
 口をぽかんと開けたまま、きっかり3秒静止してから、ミクはおもむろにがばっ、とジャージと下着を脱ぎ捨て、下半身を
さらけ出す。
 果たして、そこに現れたのは、仰角30度を保って天を望む、神をも恐れぬ穢れたバベルの塔――
 早く言えば、男性器であった。
 「ええええええ!?」
 ようやく理解と衝撃の追いついたミクの口から、今さらながらに驚きの声が飛び出す。
 「なな、何で、どうしてこんなモノが私の体に!?」
 これ以上なく取り乱した様子で、室内をあてどもなくうろつき回るミク。当然ながら股間のモノもそれに追従し、ぶるんぶるんと
上下に揺れる。 
 「……まさか!」
 と、その時。
 ティッシュや弁当の容器に混じって、ゴミ箱のそばに転がっている一つの空きビンを目にしたミクが、はっと何かに思い当たる。
 「……ゆうべ飲んだ、『誰でもアペンド君』の効果なんじゃあ……!」
 そう、ミクが先日通販で注文したサプリメント、『誰でもアペンド君』。
 これさえ飲めば、どんなボーカロイドでもたちどころにアペンド機能が身に付くという宣伝文句とともに、怪しげな通販
サイトで210円の値段がつけられていた品物だ。
 どのバイトも、応募条件が「要アペンド機能」となっていた昨今、ミクにとってはまさに、渡りに舟ともいえる一品だった。
 のだが。
 「――騙されたぁっ!!」
 がっくりと畳に突っ伏し、絶望するミク。
 「商品説明に『※怪しくありません』って3回も書いてあったのに……! 信じた私がバカだったのか……!」
 擁護しようもない失策に、一人悔恨の涙を流すミク。その最中にも下半身の男性器はびくびくと跳ね上がり、いやがおうにも
その存在をミクにアピールし続けていた。
 

260 :
 
 「……あぁっ!」
 はっと何かに気付いたミクが、あわてて時計を見る。
 8時30分。もはや遅刻ギリギリの時刻である。
 「と、とりあえず、バイト行かなきゃ……!」
 ぶんぶんと首を振ると、股間の一物のことはいったん忘れる事に決め、ミクはあたふたと出かける準備をする。顔を洗って
髪をざっとすくと、脱ぎ捨てた下着を再度身に着け、その上からズボンをはく。
 が、ゆったりとした作りのそのズボンでは、未だ収まらないその「昂り」が、外から丸わかりになってしまった。
 「これじゃダメだ……! 何か、もっとキツめのやつじゃないと……!」
 大あわてで洗濯機に顔を突っ込むと、昨日はいたばかりのくたびれたジーンズがあった。それを取り出してはき替え、ベルトを
ぎゅうっ、と締めると、どうにかこうにか外に出られる格好となった。
 しかし、きつく押し付けられた男性器からは、かえって強い疼痛が走り、未知の刺激にミクを悩ませる。
 「うう……何コレ……! むずがゆくって気持ち悪い……!」
 その感覚に顔をしかめながらも、ミクは上着をはおるとサイフや携帯を拾い上げ、支度をすませる。どうにも収まらないズボンの
ふくらみに辟易し、両手でその突っ張りを押さえながら部屋を出た。
 と。
 「あ、おはようございます、初音さん」
 ドアを開け、廊下に飛び出した。まさにその瞬間。
 ちょうどミクの部屋の目の前で、廊下を掃除していた管理人のカイトと出くわし、ミクはその場に棒立ちになってしまった。
 

261 :
 
 「今朝は早いお出かけですね。お仕事で――」
 にこやかなカイトの挨拶が途中で打ち切られ、ミクの顔に向けられていた視線が、腕を伝ってゆっくりと下がっていく。
 「………え」
 視線が下がりきった所で、その表情がけげんなものに変わり、物問いたげに再びミクの顔へと上ってきた、その時――
 「そぉい!!」
 ミクの、渾身の力を込めた垂直チョップが、カイトの脳天にごすん、とクリーンヒットした。
 「はぅあっ!?」
 突然の一撃に、目から火花を飛び散らせつつ、カイトはその場にばたん、と倒れこむ。一拍おいて、その手に握っていた
ほうきが転がり、からんからん、という音を立てた。
 「ああ……! しまった、ついうっかり……!」
 大の男を昏倒させた一件を「うっかり」で済まそうとするミク。目の前で引っくり返っているカイトを前に、右往左往して
うろうろと歩き回る。
 が、すぐに気を取り直すと、
 「……まあ、やっちゃったものは仕方ないか。もしかしたら、今ので記憶喪失になったりしてくれてるかもしれないし、結果
  オーライだよね」
 と、さっさと罪悪感をかなぐり捨てると、事態の収拾にとりかかった。とりあえず、この場に放置しておくわけにもいかない
ので、カイトの両足を持ち上げると、そのままずるずると自分の部屋の前まで引きずる。
 「んん……っと。さすがに重いなあ……」
 そして玄関のドアをいっぱいに開くと、「どっこいしょっ!」と部屋の中へ放り込み、そのままドアを閉めて鍵をかけた。
 「……ふう、これで一安心……って、ああっ!」
 額ににじむ汗をぐい、とぬぐった所で、廊下の壁にかかっている時計がミクの視界に入る。
 9時30分。
 「遅刻だぁぁっ!!」
 もはやなりふり構っていられなくなったミクは、股間に残っている大問題のこともすっかり忘れて、全速力でアパートから
飛び出していくのだった。
 

262 :
 
 (よりによって……! よりにもよって、こんな日に……!)
 どさり、と、両手に抱えた段ボール箱を地面に降ろしながら、ミクが心の中で大いに嘆く。
 今日の彼女のバイトは、ティッシュ配り。今しがた、バイト先の事務所から運び出してきたポケットティッシュを、この
駅前広場で通行人に手渡す仕事だ。やせてもかれても一応はボーカロイドであるミクにとって、その声量を生かせるバイトの
ひとつである。
 が、しかし、今日ばかりは勝手が違っていた。
 (どうして、今日に限ってこんなカッコをするハメに……!)
 そう、問題はかかって、彼女が身に付けている衣装にあった。
 ――首元を彩る、真っ赤なスカーフ。白地に鮮やかな、青のラインが走るセーラー服。
 そして、丈のうんと詰まったプリーツスカートと紺のハイソックスに身を包んだミクは、どこからどう見ても制服姿の
女子高生だったのだ。
      ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇      
 20分ほど前。
 「すいません! 遅刻してホントすいません!」
 「ああ、もういいから」
 バイト先の事務所に猛ダッシュで駆け込み、息をぜえぜえ言わせながらも必で遅刻をわびるミクに、担当者は面倒くさそうに
答えた。
 「それより、そこのロッカーに衣装が入ってるから、さっさと着替えて仕事始めてくれるかな。他の子はもうすでに、外に
  出てるから」
 「はい! ありがとうございます!」
 その場でバイトをキャンセルされなかった事にほっとしつつ、ミクは大急ぎでロッカーを開けた。荷物をぽい、と放り込むと
顔を上げ、吊り下げられている衣装を確認する。
 「……う」
 そしてそこに、ただ一着、ぽつんとぶら下げられているセーラー服を見つけ、苦々しげに顔をしかめた。
 

263 :
 
 「何やってるの? ティッシュはそこの箱に入ってるから、早く――」
 ロッカーを前にまごまごしているミクに気付き、担当者が声をかける。
 それに対して、ミクは困りきった表情で振り向き、問いかけた。
 「……あの、これ……他に、何かないっすかね? できれば、ズボン系のやつ、とか……」
 「いや、今回はそれしか用意してないけど」
 「でも、あの、ちょっとサイズが小さいかなーって……」
 「他のサイズも用意はしてあったんだよ? だけどそれは他の女の子が着て行っちゃったんだろう。そもそもは、君が遅刻を
  しなければ――」
 次第に担当者の声がイラ立ち始めたのを感じ取ったミクは、話がマズイ方向へ向きそうになったのを察し、あわてて首を
ぶんぶんと振ると、
 「やっ、いやっ! 大丈夫っす! コレ、これ着て、すぐ行きますんで!」
 と、大慌てで着替えをすませると、連絡用の携帯電話だけをポケットにねじ込み、ティッシュの詰まった箱を抱え上げると、
逃げるように事務所を駆け出してきたのだった。
      ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇      
 「よろしくお願いしまーす……あ、よろしくお願いしまーす」
 そんなわけでミクは今、標準よりもやや小さめのセーラー服を身に付けて、寒空の下、引きつった笑顔でティッシュを配る
ハメになっているのだった。
 (……まったく、世の男どもはどいつもこいつもJKJKって……! そんなにJKが好きならJKん家の子供にでも
  なれっつーの……!)
 心の中で毒づくミク。そんな苛立ちが芽生えるほどに、スカートの丈は短く、ティッシュを補充するのにしゃがみ込むたび、
内側が見えないように苦心しなければならなかった。
 おまけに今日は、風が強い。
 「きゃっ……!」
 びゅう、と吹き抜ける一陣の風が、アスファルト上の枯葉をかさかさと舞い上げる。そのついで、とでもいうように、ミクの
スカートの裾がふわり、とめくり上げられた。
 

264 :
 
 「やばっ……!」
 ミクはあわててスカートを押さえると、辺りをきょろきょろと見回す。幸い、誰かに見られてはいなかったようだ。
 はぁぁ、とため息をつきながら、ミクは自分の下半身をきっとにらみ付ける。そう、今日のミクには、パンツどころではなく、
絶対にその中をのぞかれてはいけない「理由」があるのだ。
 (万が一、こんなモノがぶら下がっている事が知れたら、いったいどうなる事やら……)
 言うまでもなく、男性器のことである。
 ……アパートを飛び出し、約束の時間に間に合うようにと必に走ってる間、ミクの意識からはその事がすっぽりと抜け落ちて
いた。それが功を奏したのか、事務所で着替える際にふと思い出したそれは、朝と比べて、すっかり縮んでいたのである。
 これなら隠し通すのも難しくはないだろう、とほっとしたのもつかの間、ミクが着替え終わって街頭に立つ頃には、まるで
存在を思い出してもらえた事を喜ぶペットのように、またむくむくと元の大きさに戻ってしまったのだ。
 男性用のそれとは違い、余分なスペースのない女性用の下着は、容赦なく内側を圧迫する。
 (んんっ……!)
 ティッシュを手渡そうと、ミクが通行人へ数歩近づくそのたびごとに、下半身からは、とくん、とくんという鼓動が伝わって
くる。それは一向におさまる気配を見せず、どころか、時間の経過とともに少しずつ強くなっていくように、ミクには感じられた。
 (何っ……これっ……。男の人って、どうしてみんな、こんなの付いてて平気なんだろ……?)
 次第に、ミクの頭がぼんやりとし始める。
 息を荒げ、うつろな目をしたミクの目の前を、何人もの通行人が妙なものを見る目付きで通り過ぎていく。先ほどから、手に
持ったティッシュの枚数は減らないままだ。
 (やだっ……もしかしてみんな、私の体のことに気付いてるんじゃ……!)
 にわかに、そんな不安に囚われるミク。状態を確認するのも恐ろしく、さっきから自分の下半身は見ないようにしているが、
ずしり、と伝わってくるその重みからは、もはや下着を飛び出して、外側のスカートを持ち上げてすらいるのではないかと思えた。
 このままではいけない。何とかしないと。
 

265 :
 
 (どこか……一休みできるところに……)
 救いを求めるように、ミクは周囲を見回す。と、駅前広場の一角に、公衆トイレが備えられているのが目に入った。
 (あそこだ……! ひとまず、身体を落ち着かせなくちゃ……)
 そう決意したミクは、手元のティッシュを制服のポケットに突っ込むと、股間の盛り上がりが目立たないよう、いくぶん
前かがみの体勢で、トイレ目指してひょこひょこと歩き出した。
      ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇      
 「……ふぇぇ、恥ずかしかったよぉ……」
 女子トイレの個室に飛び込み、かちん、と鍵をかけたミクは、その場でへなへなと崩れ落ちる。とりあえず、誰かに見られて
しまう心配は回避したと言えるだろう。
 ――とはいえ。
 「……ホントもう、何なのよコレ……全然小さくならないじゃない」
 洋式トイレに腰を下ろし、スカートをまくり上げて下着を下ろすと、まるでバネ仕掛けのように、びよん、と男性器が跳ね
上がった。スカートからはみ出してはいないか、というミクの不安はさすがに錯覚であったが、一向に衰える気配を見せない
ソレに対し、ミクは半ば、あきれ返ったような視線を送る。本当に、世の男性は誰もかれも、よくこんな凶暴なモンスターと
付き合えるものだ。
 「……さて」
 ミクがパン、と膝を打つ。
 どうすれば、このモンスターを退治せしめるのであろうか。
 人気のない所へ逃れ、彼女自身はいくぶん冷静さを取り戻せたとはいえ、股間の状態がこのままでは、同じ事のくりかえしだ。
どうにかして、この場で解決してしまわなくてはならない。
 「……そもそも、一体どういう原因で大きくなったり小さくなったりするのか……」
 不思議そうに首をひねるミク。先ほど、路上に立っていた時に感じたのは、下着からの圧迫感がいわゆる「痛気持ちいい」的な
状態になっていたことだ。この刺激によって肥大化が誘発されてしまったのなら、その拘束から解放してやれば、逆に縮むのでは
なかろうか、とミクは考えた。
 ところが、こうやってトイレに座り込んで下着を脱いでも、一向にその兆しは見えないままだ。
 

266 :
 
 「うーん、上手くいかないなあ……」
 ミクは困りきった表情で、ぴくぴくと小刻みに跳ねるその部分をじっと見つめる。今朝のことを思い返すと、いったん完全に
忘れさってしまえれば何とかなるのではないかとも思えたが、圧倒的な存在感をもって鎮座している男性器を目の前にしていては、
それも無理な話だった。
 こうしている間も、バイトの時間は刻一刻と過ぎていく。あまりぐずぐずしているわけにもいかなかった。
 「どうしたもんか……ん?」
 うんうんと頭を抱えて悩むうち、ミクはふと、自分の乏しい性知識の中に、何か引っかかるものを感じて顔を上げた。
 「確か、男の人の勃起って、ココに血が集まるのが原因なんだっけ?」
 男性器の内部には、海綿体というスポンジのような組織があり、それが血液を吸ってふくらむことで、性器全体が大きくなる、
というような話を聞いた事がある。
 だったら逆に、その血液をしぼり出してしまえばいいのでは?
 つまり――
 「――マッサージとかしてみれば、もしかしたら縮むかも!」
 突如舞い降りたこのひらめきに、にわかに色めきたつミク。血行を良くして、血液を股間から他の部位に流してしまえば、
収縮するのではないかという寸法だ。
 「物は試しだ、とりあえず……」
 ずりずりと便座に座り直したミクは両手を構えると、おそるおそる自分の下半身へと近付けていく。
 そして、硬くそそり立つ肉棒にそっと添えると、ぎゅうっ、と思い切りわしづかみにした。
 

267 :
 
 「うわぁ……熱ぅ……っ」
 握りしめた陰茎の、予想外の熱さに驚きつつも、ミクはマッサージを始めた。
 両手の指を総動員して性器全体を包み込み、ぐいぐいと揉みほぐす。上から下へ、下から上へと、その中に含まれているで
あろう血液の流れを意識して、ひたすら両手を動かし続けた。
 「んぅ……はっ……なかなか……小さくならないなぁ……」
 しかし、そんなミクの奮闘もむなしく、股間の肉棒が縮むことはなく、むしろ、さらに大きくなっているようだった。
 「やっぱり……このやり方も違うのかな……? でも、もう少しだけ……」
 それでもめげずに、ミクはマッサージを続ける。いくぶん、手の力を強め、指だけでなく手の平全体を上下に動かして、
しゅっ、しゅっとこすり続けた。
 そうする内に、ミクは、自分の体内にこみあげてくる、『何か』の存在を感じ取った。
 「あんっ……くっ、なん……だろ? この感じ……」
 肉棒をしごくたびに、じわじわとせりあがって来る、小波のような感覚。その感覚に後押しされて、ミクの手を動かすペースが、
知らず知らずのうちに早まっていく。
 「あ……んっ……! ダメだよぉ……! 何か、何かが来ちゃうっ……!」
 はっ、はっとミクの息が荒くなり、頬が赤く高潮する。体内の感覚は、高まるごとに股間に集中しはじめ、そこから何かが
放たれようとしているのが、ミクにも分かった。
 「出るっ……! おちんちんから、気持ちいいのが出ちゃう……っ!」
 その感覚が、限界にまで達した瞬間。
 びゅくぅっ! という、迸るような快感とともに、力強く握り締めたペニスの亀頭から、真っ白な精液が噴きあがった。
 「あはぁぁっ!」
 初めての射精に、ミクの身体がびくびくと反応する。どくどくと、尿道を通り抜ける精液の感覚が両手に伝わり、その快感を
倍化させる。
 二度、三度と白濁液を発射した後、ミクは体中の力を抜き、だらりと便座の背もたれによりかかった。
 

268 :
 
 「はーっ……はひぃ……っ」
 あまりの気持ちよさに、ミクの目がくらくらとかすむ。見上げた天井にぶら下がっている電燈の光が、ちかちかとまたたいて
いるように見えた。
 やがて、その口からぽつり、と吐息がもれる。
 「そっかぁ……おちんちんの中には、『コレ』がつまってたんだね……」
 ゆるゆると首を下げて下半身を見やれば、肉棒は依然として、勃起を保っている。だが、先ほどまでと比べると、心なしか
そのサイズは縮んでいるようだ。
 「だったら……全部、出し切らなくっちゃ……」
 ぼうっとした口調でつぶやきながら、ミクが、再度両手に力を込める。その瞬間、
 「ひゃんっ!?」
 先ほどの射精により、肉棒の先端にまとわりついた精液がローションの役割を果たし、ミクの手をぬるん、とすべらせる。
 「何、これ……さっきのより、気持ちいいよぉ……」
 その滑らかな感触は新たな快感となり、ミクの中に流れ込んでくる。ミクは両手に残った精液を、性器全体にべとべとと
なすりつけるように手を動かした。
 「あふぅっ……ぬるぬる、べとべと、気持ちよすぎるぅ……」
 再びガチガチと隆起しはじめた陰茎を両手で撫で回し、ミクは思いのままに快感をむさぼる。その手淫はとどまる所を知らず、
いつしか、ミクの頭はその事でいっぱいになってしまった。
 

269 :
 
 「おちんちん……おちんちんいいっ……男の人のおちんちん、最高っ……」
 うわごとのようにつぶやき続けるミクの目が、とろんと蕩けていく。半開きの口からは涎が一滴、つう、と流れ落ち、その手の
動きだけがさらに加速していく。やがて、さっきと同じように、快感の波が体の中に起こり始めた。
 「あはっ、来たっ……さっきのすごいの、また来たよぉっ……」
 それを素早く捉えると、決して逃がすまいとミクは意識を集中させる。目を閉じて、その刺激に身を委ね、どう手を動かせば
気持ちよくなれるかだけを考えながら、ぬりゅぬりゅと自分への愛撫を続ける。
 「あひんっ! ココ、ココすごくいいっ! ココいじるのが一番気持ちよくなれるよぉっ!」
 カリ首の根元を指でつつう、となぞりながら、ミクが背中をびくん、と反らす。自らの性感帯へと執拗な責めを続け、自分の
中の快楽を大きく育てあげながら、ミクは射精に備える。
 「またっ、また来るっ! 気持ちいいどっぴゅんまた来ちゃうからぁっ!」
 迫り来る期待に目を輝かせ、ミクは夢中でペニスをしごく。ごしごしと動かす手の一擦りごとに小さく喘ぎつつ、その根元に
滞留している精液の塊を、ぐいぐいと押し上げていくように。
 「早くぅっ……早く出したいよぉっ……えっちなお汁、どくどくって、びゅっびゅって出しちゃいたいっ……!」
 もはや完全に射精の虜となり、ミクは無我夢中で自慰を続けた。
 そして。
 「あっはぁぁぁんっ! イッちゃうっ! おちんちんでイッちゃうよぉぉっ!!」
 一際大きな嬌声を上げながら、ミクは二度目の絶頂に達した。
 びゅるるるっ、びゅぶぅっ、と一度目よりも大量の精液をまきちらしながら、両脚をばたつかせる。その間も両手の動きは
なお止まず、残らず精液をしぼり出そうとしていた。それに呼応して、ぶびゅっ、と飛び出す粘液が、熱を帯びてミクの足を
どろりと流れていく。
 「あぁぁ……あふぅぅぅ……」
 全ての力を使い果たしたミクが、がくん、と脱力する。思考を焼き切るような快感に脳がしびれ、もう、何も考える事が
できない。
 (……気持ち……よかったぁ……)
 天井の電燈を見上げるうち、いつしかミクの意識は、真っ白な光の中へと溶けていった。
 

270 :
 
 「――ん……あ……あれ?」
 かくん、と首が前に倒れた拍子に、ミクはふっと意識を取り戻した。自分でも気がつかないうちに眠ってしまっていたらしい。
 「ええと、私、何してて……あぁ……」
 ずび、と唇からこぼれるよだれをぬぐいつつ、ぼうっとしたまま周りを見回すミク。そして、自分が先刻からトイレにこもり、
男性器を相手に悪戦苦闘していたことを思い出した。
 「うわあ、ひどいな、これ……」
 個室内のあちこちに飛び散っている「痕跡」を眺め、ミクが思わず顔をしかめる。壁といわずドアといわずへばりついたそれらの
粘液からは、むっとした青臭い匂いが漂っていた。
 「あーあー、壁だけじゃなくて服にまでこんな……ん」
 そのうち、だらしなくまくり上げたスカートと、紺色のハイソックスにまで白い汚れが飛び散っているのに気付き、はたとミクの
頭に疑問が浮かぶ。
 「……私、どうしてこんなカッコしてるんだっけ?」
 少しサイズが小さめの、女子高生風セーラー服。
 現在、自分の置かれている時点から、それを着るに至った経緯を順繰りにたどっていくうち、ミクの口から
 「…………あ」
 という声が漏れる。
 その時、ポケットの携帯電話が鳴り、ミクはそれを取り出す。
 ディスプレイに表示されている時刻は、17時10分。
 ちょうど、バイト先の事務所から、十回目の着信が届いたところであった。
 

271 :
 
 「……はぁぁぁぁ……」
 オレンジ色に輝く夕日が、そろそろ、その身を西の彼方に沈めようとしている時分。
 ミクは大きなため息をつき、がっくりと肩を落としてうなだれながら、とぼとぼと家路についていた。
 その右手には、家を出るときには持っていなかった、大きなビニール袋が提げられている。
 「散々な一日だったなあ、まったく……」
 早くも星のまたたき出している空を仰ぎ、ミクはぽつり、とつぶやく。
 ……バイトの終了時刻を過ぎても一向に戻ってこないかどで呼び出しを受けたあと、ミクはあたふたと後始末をすると、事務所
へと戻った。ノルマである個数のティッシュを配りきっていない事により、バイト代は大幅にカット。さらに汚した衣装については、
自腹でのクリーニングを請求されてしまったのだ。
 「いや、あのう、これには深い事情があって……」
 と、一応言い訳をしようとしてみたものの、担当者のじろり、という厳しい目付きを前に何も言えなくなってしまい、衣装を
持ち帰るために袋に詰め込むと、すごすごと事務所を後にしたのだった。
 「……まあ、どっちにしろ、正直に話せるようなコトでもなかったしなあ。それに、証拠になるモノも、もうなくなっちゃったし」
 アパートへ帰る道すがら、ミクは歩きながら自分の下半身をちらりとうかがう。そこにはもう、不自然な突っ張りも、あの独特の
むずがゆさも残ってはいない。
 そう、トイレで目覚めた直後はぼんやりとしていて気付かなかったが、あの時すでに、ミクの男性器はきれいさっぱり消え去って
しまっていたのだった。
 どうして消えたのかは、ミクにはわからない。まあ、効果はともかく、持続力はしょせん、怪しげな薬のそれに過ぎなかったと
いうことなのだろう。
 

272 :
 
 それはそれで一件落着なのだが、あのモンスターが引き起こした一連の事態を思い返すと、やはり、むらむらと腹が立ってくる。
 「くっそー、次に買い物する時はもっと慎重に……ん?」
 そんな決意をしながら、ミクがアパートの目の前まで帰ってくると、入口のあたりがなにやら騒がしい。どうも、誰かと誰かが
言い争っているような声がする。
 「……だから! どーしてあんなトコで寝てたのか、納得いくように説明してみなさいって言ってんでしょ!?」
 「い、いや、ホントに僕、何も覚えてなくて……!」
 アパートに近づくにつれ、その声はどんどんボリュームを増していく、よく聞けば、どちらも聞きなじみのある声だった。
 「っとに、グチグチグチグチ男らしくないわね! いーわよ別に! あんたがミクとそういう仲だってんなら、正直にそう
  言えばいいでしょ!? あたしにはなーんにも関係ないことなんだから!」
 「ごっ、誤解だよ! 僕が、めーちゃん以外にそんな……!」
 「めーちゃんって呼ぶなぁっ!!」
 「へぶっ!?」
 続いて、バチーン! という何かが叩きつけられるような甲高い音が響いたかと思うと、突然玄関からメイコが飛び出してきた。
怒りに我を忘れているらしい彼女は、あっけにとられているミクにも気付かず、あっという間に路地の向こうへと去ってしまう。
 「まま、待ってよめーちゃん! ……あれ、初音さん?」
 ややあって、その後を追うように姿を現したのは、左の頬を反対側と比べて倍ほどにふくれ上がらせた顔のカイトであった。
 「あはは……すいません、みっともない所を……」
 なんとも言いづらい場面に遭遇してしまい、なんとも言いにくい顔をしているミクに対し、カイトが照れたようにぽりぽりと
頭をかいてみせる。
 「自分でも、何がなんだかわからないんですが……お昼頃、目が覚めたら初音さんのお宅の玄関に寝ていまして……。どうして
  そんな所にいたのか思い出そうとしても、何故か記憶があいまいなんです。……初音さん、何かご存知ありませんか?」
 「………」
 事態の原因と結果、大体の成り行きを把握したミクは、その場でつかの間、黙り込む。
 数秒後、いかにも自分は無関係であるという風を装ったミクの口から飛び出したのは、
 「いや、知らないっすね」
 という一言であった。
 

273 :
 
 「そうですか……あ、それはそうと」
 がっくりとうなだれたカイトだったが、何かを思い出したかのように、再びミクに話しかけてくる。
 「何すか?」
 「今月分のお家賃、いただけます?」
 その言葉に、フリーズを起こしたようにその場で固まるミク。
 前述の通り、本日のバイトによる収入はゼロ(どころかマイナス)であり、サイフの中には諭吉どころか、一葉の顔すら
見当たらない。
 「………」
 やがて、硬直の解けたミクは、何も言わずにすたすたとアパートの廊下を歩き出す。
 「あ、あの、初音さん?」
 あわてて追いかけてくるカイトには目もくれず、自分の部屋のドアを開けると、その内側へと身体をすべりこませる。
 そして、ほんの数センチだけ空けたドアの隙間から、上目遣いでカイトの顔をちらっと見上げると、
 「…………また、今度」
 と言い残し、がちゃん、とドアを閉めた。

 ――こうして今日も、ボカロ荘の日常は、変わる事なく続いていくのであった。
 

274 :
以上、お目汚し失礼いたしました。
楽しんでいただければ幸いです。
SS保管庫管理人様、いつも更新ありがとうございます。

275 :

生やしたのなら自慰だけじゃなくリンやルカあたりと色々してほしかった

276 :
男の子の気持ちよさが忘れられずにまた買ってしまいそうなミクさんかわゆす
そして安定の可哀想なK氏w

277 :

今更だけどボカロ荘って元405氏が書いている研究所のSSの後の時系列の話っぽくもできるよな
色々あってボカロが人間と対等になる今に至る とか

278 :
>>275
それだと百合スレ向けになっちゃわない?

279 :
乙!
ボカロ荘シリーズはキャラが立ってて普通に読み物としても楽しめるし好きだ

280 :
ショタとかを掘るならこっちでもいけるね。

281 :
注意書きは必要だけどな
しかしどうだろう、このスレではそういう需要はあるのか?

282 :
>>280
その発想はなかった。
↓※レンアナル責め注意

283 :
 
 ひと月後。鏡音家にて。
 「レンー! 見てみて、これ!」
 と、リンが楽しそうにはしゃぎながら、こんもりと怒張した下半身をレンに向けてさらけ出す。
 「うわあ、リンってば、いつの間にしっぽなんて生えたんだい? でも、そんなリンも、何だかネコみたいでかわいいね!」
 「もー、レンったら。しっぽじゃなくて、おちんちんだよ、おちんちん! どう、似合ってる?」
 「うん、とっても素敵だよ! 例えるなら……そう、リンという名の大地に咲いた、力強くもどこかさみしげな、一輪の
  花のような……」
 「えへへ、そんなにほめられたら照れちゃうよ」
 そう言いながら、リンはぴょん、とベッドに飛び乗ると、シーツをぱむぱむとはたいてレンを誘う。
 「それじゃ、せっかくだから使ってみようよ! レン、早く早く!」
 「もちろんさ! こんなこともあろうかと、毎日体の内側までキレイに磨いておいてホントによかった!」
 レンはさっさと服を脱ぎ捨てると、ベッドで待つリンの体めがけ、勢いよくダイブした。
 

284 :
 
 「んちゅ……ぷはぁ、そろそろよさそうだね」
 リンの股間に顔をうずめ、その肉棒にしゃぶりつき、ローションがわりの唾液をまぶしていたレンが顔を上げる。
 「うん……レンのぺろぺろがえっちくて、私もう、ガマンできないよう……」
 「ふふ、リンは本当に甘えん坊だね」
 唇をぎゅっと結んで気持ちよさに耐えているリンに対し、レンは下半身を向けて四つん這いになると、自分の後ろに両手を
伸ばし、親指できゅっ、と穴を拡げた。
 「さあ……いつでもいいよ、リン」
 レンの優しい導きに、リンがおそるおそる、自分の男性器をあてがう。くちゅ、と粘膜がこすれ合い、わずかな快感を二人に
伝えた。
 「それじゃ……入れるね?」
 おずおずと断ってから、リンがずず、と腰を進める。唾液でてらてらと光る亀頭が、ゆっくりとレンの中へと飲み込まれていった。
 「はぁぁ……レンの中、きつきつで、あったかいよぉ……気持ちいい……」
 「んっ、ふふ……それはそうさ、ボクはいつだって、リンを優しく包み込んであげるために、ここにいるんだから……」
 さらにリンが下半身を突き出し、肉棒をレンに突き立てた。リンが肉壁をえぐるたびに、ぐりっ、ぐりっという激しい刺激が
生まれ、二人の快感を押し上げていく。
 「んく、っ……全部……入ったよ、レン……」
 「ああ……僕の中が、リンでいっぱいになってる……すごく幸せだよ」
 そのままリンは腰を引き、ずるずると引き抜いたペニスを再び挿入する。最初はぎこちなかったその動きも、唾液のローションが
効き目を表し、すぐにスムーズになっていった。
 ぬるぬると絡み合うお互いの存在を感じ取り、リンとレンが激しく喘ぐ。
 「ああっ! レンっ、いいよぉっ! レンのお腹の中、おちんちんにきゅうきゅう吸い付いてくるのぉっ!」
 「うっ……! くっ、僕も……すごくいいよ、リンっ……!」
 リンにずんずんと攻め立てられるうち、そのリズムに呼応するかのように、レンの股間がむくりと頭を持ち上げ始める。それは
たちまちのうちに大きく反り返り、今にも爆発しそうなほどになってしまった。
 「レンもっ、レンも、気持ちいいの? いっしょにっ、いっしょじゃないとやだよっ、レンっ!」
 全力で叩きつける腰を止めないまま、リンが、まるでおねだりをするかのように叫ぶ。それに応えるかのように、レンは
ベッドに突っ伏しながらも、ぐぐ、と首をひねってリンに笑顔を向けた。
 「ああ……っ、大丈夫、いっしょだから、安心して……!」
 「いっしょっ、レンと、レンといっしょにぃっ!」
 その瞬間、ずぶぶぅ、とリンがその身を思い切りレンの中に突っ込みながら、びゅぅぅっ、と射精を迎えた。
 そして同時にレンも、身体の中に吐き出された熱い塊の存在を感じながら絶頂に至り、シーツに向けて勢いよく、その精を
放ったのだった。
 

285 :
 
 「……ところで、リン」
 事後、ベッドに並んで横たわり、甘いひとときを過ごしていた二人だったが、レンがふと思い出したようにリンに訊ねる。
 「なあに? レン」
 「一体どうやって、こんなものを手に入れたんだい?」
 ちらりとリンの下半身を見やりながら聞くレンに対し、リンは「えーとね」と言いながら、すぐそばにあるテーブルの上を
指差した。
 そこに置かれているのは、錠剤らしきものが入れられている、一本のガラス瓶だった。
 「今日のお昼、いきなりあの薬が届いたの。それで、試しに飲んでみたら……」
 「……ふうん?」
 レンはベッドから起き上がり、ビンを手にとって眺めてみる。その背中に向けて、リンが問いかけた。
 「誰から送られてきたのかな。レン、わかる?」
 「………」
 少しの間、レンは無言でそうしていたが、やがてくるり、とリンに向き直ると、
 「……きっと、神様からのプレゼントじゃないのかな」
 と、にっこりと微笑んだ。
 「僕とリンが、もっともっと愛し合えるように、ってね」
 「……そっかあ、そうかも。うん、きっとそうだよね」
 「あはははは」
 「えへへへ」
      ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇      

 「……もしもし? あの、お宅で注文した商品、全然届かないんですけど! どうなってんですか!? え、もう配達した!?
  そんなわけないでしょう! 名前? 初音ですよ、初音! ボカロ荘! 101の! ……いやいやいや! それ逆!
  ウチは表札がドアの左についてて……! ……え、すでに処理が済んでるから対応できないって!? いやそこを何とか
  ですね……あ! ちょ、もしもし! もしもーし!」

/////////////////////////////////////////////////
ついカッとなって書いた。
反省はしていない。

286 :
>>281
需要ならここにあるぞ

287 :
GJ!仕事早すぎわたwww

288 :
>>285
乙!こうなったらミクリン以外の他ボカロバージョン色々見てみたいわw

289 :
まさか兄さんがめーちゃんにアーッされるのか
めーちゃん後ろまで開発されてたもんな…
だが俺はネルハクネルのターンを期待する

290 :
俺もネルハク期待

291 :
承った。
↓※亜種百合アナル責め注意

292 :
 
 「てめーハク! ヒトの飲み物に何混ぜやがった!?」
 「ああっ、ごめんなさい、ごめんなさい! 私はただ、ネルちゃんともっと仲良くできればいいなって……!」
 「どこの世界に仲良くなりたくてチンコ生やすアホがいんだよ!? この、デッカいモンぶら下げやがって……!」
 「きゃあっ! い、いきなり握らないでくださいぃ。あぅ、そ、そんなにごしごししちゃ駄目ですぅ……」
 「うるせぇ! ちっくしょう、胸もデカけりゃチンコもデカいってのか、この……うひっ!? ハ、ハク、お前どこ触って……!」
 「ご、ごめんなさい……だ、だってさっきからネルちゃんのが、寂しそうにぷるぷるしてるから、つい……」
 「ついじゃねーだろ、ついじゃ! ……あうっ、や、やめ……! そんな風に、優しくなでられたらぁっ……!」
 「うふふ……ネルちゃんのおちんちん、小っちゃくてかわいいです……。指先でなぞるたびに、ぴくん、ぴくんって飛び跳ねて、
  喜んでるみたい……」
 「なっ……がっ……てっ……んめぇぇ!!」
 「ひゃああんっ! ネっ、ネルちゃんっ! 強すぎっ! 強すぎますぅっ!」
 「ガタガタ抜かすな! この、このっ、ハクのくせに、あたしに、恥をかかせやがった罰だ! 大人しく、手コキでイっちまえ!」
 「あひんっ! ふぁっ、そっ……それなら、私だってっ……ん、くぷぅっ」
 「はわぁぁっ!? おっ、おいお前、口は反則っ……!」
 「んちゅ……ちゅるる……じゅるっ、ぷはぁっ。……ん……ぐぷぷっ」
 「そんなっ、奥までっ……! ダメだ、ヤバいっ、もう、出るっ――!」
 「ふんむっ、ふむっ、わらひも、もう、らめぇっ……!」
 「ふぁっ、ふぁぁぁっ!!」

293 :
 
 「…………えーと……これは一体、どういう状況なのかな、めーちゃん?」
 「え? 何が?」
 「いや、だから……二人でお酒飲んで寝てたはずなのに、気が付いたらどうして僕が全裸にされた上で両手両脚を縛られて、
  目の前には股間にナニかを生やしためーちゃんが立ってて、見たこともないような笑顔で僕のお尻を凝視してるのか、って
  事なんですけど……」
 「やーねぇ、カイトったら♪ 二人の時は『めーちゃん』じゃなくて、『メイコ』って呼んでほしいのにぃ」
 「恐い!! 恐い怖い恐い! 僕今すっごく恐いよめーちゃん! 何これ!? 今から何が起こるの!?」
 「……だからぁ、こないだのミクの件よ。あんたはあくまでも、アレはあたしの誤解だ、って言うんでしょ?」
 「そっ、そうだよ、僕は本当に何も……」
 「うん、その事はもうわかったの。だからあと一回、あんたの身体で遊ばせてもらって、それでチャラにしてあげようかなーって」
 「全然分かってくれてないんですけど!?」
 「それにホラ、いっつもあたしばっかり気持ちよくしてもらってるじゃない? たまには同じ事してあげないと悪いしね」
 「いっ、いえ、そんな、どうぞお気遣いなく……」
 「ああ……いつもあたしの上にいるカイトを、こんな風に押し倒すなんて……なんだかゾクゾクしちゃう。あとはコレで、
  カイトの身体をずっぷり貫けば、あんたは永遠にあたしだけのモノに……ふふ……うふふふ……」
 「いつの間にそんな紋切り型のヤンデレ属性身に付けたんだいめーちゃん!?」
 「さ、時間ももったいないし、とっととやっちゃいましょうか。あんたが寝てる間にいつものローション、ちょっと多めに
  塗りこんどいたから、ま、何とかなるでしょ。行くわよー」
 「いやっ……! ちょ、ま、心の準備が………あ〜〜〜っ!!」

294 :
 
 「……やがてわたくしの方へすっ、とにじり寄ってきたミクは、わたくしの下半身に手を差し伸べて……。はしたなくも……
  んっ……すでに、ガチガチに固まってしまっているそこに、ひたり、と指を添え……はふんっ! ……息を……荒げる
  わたくしに、そっと耳打ちするように、ミクが、一言……『ふふ、ルカさんのココ、もうこんなになってますよ』……
  あふぅぅんっ!……はぁ、はぁ……その言葉に、思わず反応してしまったわたくしは、こらえる間もなく、ミクの手の中で、
  思い切り……っ!! ……あぁぁ、はぁぁっ……! ……けれどそれだけでは収まらないわたくしの様を見て、ミクが
  あざけるような笑いを笑い、『まったく……ワガママな子猫ちゃんだ。……さあ、おいで。ボクが慰めてあげよう……』
  ……そう言って、秘密の花園の扉を開き、淫靡な視線でわたくしを誘う……! もはや矢も楯もたまらなくなったわたくしは
  まさしく盛りのついたメス猫のように、ミクに覆いかぶさって……! ああ、ミクっ、ミク、ミクミクミクぅぅぅっっ!!」
      ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇      

 「……ねえ、がくぽ兄。あのアパート、何かイヤな感じがするんだけど……」
 「むう、確かに、建物全体より並々ならぬ妖気が漂っておる……。GUMIはここで待っておれ。物の怪どもよ、拙者が
  退治てくれようぞ!」

/////////////////////////////////////////////////
連投失礼いたしました。

295 :
このアパート変態しかいねぇwwwww
サービス精神豊富な>>294にGJ!

296 :
何と言う職人魂ww
面白かったよ、乙!

297 :


298 :
亜種もいいな
咲音とKAITOとか、レンハクとか、クオリンとかも見たいな
オリバーも誰かと絡めないものか

299 :
たこルカ…

300 :
たこルカ×ヤンヨ
あれ、これ百合物件じゃね

301 :
変化球通り越して大暴投レベルじゃねーかw

302 :
>>300
既出だから倉庫漁りなよ

303 :
たこルカ×性転換ダヨーさん
これなら丸く収まる

304 :
そもそもダヨーさんに性別があるんだろうか…

305 :
大きなアトムだから太陽に突っ込んでも化学反応しない

306 :
ガチャユキ

307 :
がくぽ「貴方様に命の精をお注ぎ申す!インタネの精をな」
ミク「へ、変態だーーーーー!!!!!」

308 :
レンは毎晩リンにフェラしてもらってそう
リンが舐めてる最中レンがリンの胸を揉もうとするけど、痛がってなかなか触らせてくれなさそう
あくまで触ったり舐めたりするだけ

309 :
>>258->>294に感想をくださった皆様、ありがとうございます。元405です。
ルカSS投下させていただきます。
以下、注意書きになりますのでご一読ください。
・長さは14レス分です。
・女性上位のオナホ責め描写が含まれます。
 苦手な方は、お手数ですがスルーまたはNGしていただくようお願いいたします。

310 :
 
 「――んんっ……! 私、もう、ダメっ……!」
 かぼそい声で喘ぎながら、ルカが、その身を弓なりにびくんびくんと反らせる。
 「くっ…僕も………!
 それと同時に、彼女と繋がっている僕の下半身も限界を迎え、ほどなく、ルカのほの暖かい体内で射精に至った。きつく張った
性器の中を、精液が通り抜けていく快感に身を任せつつ、僕は「……ふぅ」とため息をつき、ごろりとベッドに寝転がる。
体中の汗が冷えていくのを感じながらぼんやりと天井を見つめていると、やがて、絶頂の余韻から解き放たれたルカが、僕の
胸板にそっと顔を寄せてきた。
 「……素敵だったわ」
 火照った顔と潤んだ瞳で、僕を見上げてつぶやくルカ。そんな彼女の表情に僕はどぎまぎしてしまい、
 「うん……ルカも」
 と、言葉少なに返事をする。
 「ふふっ」と小さく笑うとルカは、僕の手をそっと取り、静かに目を閉じた。
 

311 :
 
 「ずいぶん汗をかいちゃったわね。ふき取らないと、風邪を引くわ」
 ルカはそう言って身を起こすと、タオルを求めてベッドの上を見回した。
 「さっき使って、その辺に置いたはずだけど……。よかったら、新しいのを出そうか?」
 僕は立ち上がってベッドから降りると、確か洗濯したばかりのタオルがあったはず、などと思いながら押入れの戸に手をかける。
 「ううん、大丈夫。ベッドの下に落ちてて……あら?」
 ベッドの端から身を乗り出し、タオルを拾い上げようとしていたルカが、突然、何かに気付いたように声を上げた。
 「どうしたの……って、ああっ!」
 とりあえず洗い立てのタオルを用意した僕はくるりと振り向き、ルカがベッドの下を覗き込んでいるのを見てぎくり、とした。
 マズい。
 ベッドの下には、『アレ』が。
 「……なあに、これ?」
 ごそごそと暗がりに手を突っ込み、『ソレ』を引っ張り出したルカが、きょとん、とした表情で見つめている。
 ……およそ30センチほどの高さを持つ、円筒状の物体。素材は柔らかなラバー製であり、片方の底面に空いた穴の内側は、
複雑な凹凸形状を成している。
 ぐにぐにと指でつつきながら、僕の方に物問いたげな視線を送ってくるルカ。僕は観念して、お腹の底から声をしぼり出した。
 「……お、オナホール……です」
 

312 :
 
 いや。
 別にどうしても隠さないといけないようなモノではなかったのだ。僕も彼女も、そういう玩具を恥ずかしがるような年齢でも
ないのだし。
 なのにこの胸にわきあがってくる、得体の知れない罪悪感は、もはや男の本能とでも呼ぶしかないのだろう。
 「……ふうん、これがねー。話には聞いたことがあるけど、本物を見たのは初めてだわ」
 僕の『自白』を受けた後も、ルカは興味津々といった顔つきでベッドに座り込み、オナホールをしげしげと観察している。
そのそばで、なぜだか恥ずかしいような、いたたまれないような気分の僕は、ルカから顔をそむけたまま、所在なさげに立った
ままでいた。
 「ねえねえ、コレってどうやって使うの?」
 なのに彼女は、そんな僕の複雑な男心も理解せず――いや本当は理解したうえでわざとやっているのかも知れないが――
出し抜けにこんな質問を投げつけてくるのだった。
 「ど、どうやって、って言われても……」
 へどもどしながら、僕はつっかえつっかえその器具の使用方法を説明する。
 「……なるほどね、よくこーいうの思いつくものね、男の人って」
 「いや、開発者の性別までは、僕は知らないけども……」
 説明を受けたルカは、なおも興味深そうに、独特の形をした挿入口にぶにゅ、と指を突っ込んだり、セットになっている
ローションのボトルをちゃぷちゃぷと振ってみたりして遊んでいる。その様子を見ているうちに、僕は、なんだかもう、
たまらなく気恥ずかしくなってきてしまった。たぶん、顔も真っ赤になっている気がする。
 「も、もういいでしょ? とりあえず、元のところに戻して――」
 「ねえ」
 僕の頼みを打ち切るように、ルカが短く言葉を放つ。
 それと同時に顔を上げ、僕に向けられたその表情は、この上ないニヤニヤ顔だった。
 

313 :
 
 「今から私と、コレを使ってゲームをしない?」
 いったい何を言い出すのか、という僕の内心の不安をよそに、ルカが楽しげな口調で言う。
 「げ、ゲームって?」
 「そう、ゲーム。これから私が、このオナホールを使って貴方を気持ちよくさせてあげる。具体的には、コレを貴方のあそこに
  かぶせて、上下に往復させるのを1回として数えるの。で、それを100回繰り返す間、射精せずにがんばれたら貴方の勝ち。
  ガマンできずに途中で射精してしまったら私の勝ち、っていうのはどう?」
 「………」
 何というか。
 非常にくだらない、いかにもバカップルが思いつきそうな遊びというか。
 自分がそのバカップルの当事者でなければ、苦笑いを浮かべるしかなさそうな提案だった。
 「……ちなみに、その、勝ち負けにはどういう意味が?」
 「そうね……ごほうびも無しじゃ張り合いがないし……負けた方は、勝った方の言うことをなんでも聞かなきゃいけない、って
  いうのはどう?」
 敗者は勝者に絶対服従。
 これは、なんとしても勝たなければ。……というか、なんとしても、敗者になることだけは阻止しなければ。
 ルカの、時に無茶振りとも言えるような、過去の数々のわがままを思い出し、僕はぶるり、と身震いをした。
 「どうする?」
 相変わらずのニヤニヤ顔をたたえたままで、ルカがこちらを見上げている。
 僕はひとつ、はあ、と嘆息すると、力なく返事をした。
 「……やるよ」
 ――どうせ、断ったら断ったで、無条件で無茶振りを強いられるだけなのは目に見えているのだから。
 

314 :
 
 「それじゃ、ここに座ってちょうだい」
 ルカが左手で、自分の座っているベッドの縁をぽんぽんと叩いた。言われるがままそこに腰かけると、密着したルカの体から
漂う香りが、ふわり、と僕の鼻先をくすぐる。
 「こうやって、ローションをホールの中に注入して……」
 両手にそれぞれオナホールとボトルを持ち、ボトルの方をぎゅっ、としぼる。透明な粘液が勢いよく飛び出し、またたく間に
オナホールの中に満ちていった。
 「あ、えっと、ローションはお湯か何かで温めてから入れた方が……」
 「別にいいじゃない? どうせビンビンに勃起したおちんちん入れて出し入れするんだから、すぐにあったまるわよ」
 こともなげにルカがさらりと言う。ベッドの上で、僕に抱かれている時の彼女はわざとしとやかな言動を演じている節があるが、
普段の彼女の発言は、その、なんというか、実に放埓なのだった。
 「……十分入ったわね。あとは、こうやって空気を抜いて……」
 ボトルをベッドサイドのテーブルに置き、ルカが両手でオナホールを握ると、ぶじゅ、という音と若干の気泡とともに、
挿入口から少量のローションがあふれ出した。
 「これで、準備オッケー、よね?」
 「あ、うん」
 くりん、と問いかけるように向けられた視線に、素直にこっくりとうなずき返す僕。
 「……それじゃあ、と」
 僕の隣に座っていたルカが左手を伸ばし、僕の腰に回す。そのまま自分の方にぐい、と引き寄せると、右手に持ったオナホールを
僕の股間へとあてがってきた。
 「う……!」
 先ほどのひとときだけでは収まっていなかった僕の性欲の象徴が、ぬるり、という感触に、ぴくりと反応する。
 「うふふ……」
 その反応を目ざとくとらえたルカが、小さく笑いを漏らす。すでに勝ち誇っているかのように。
 ……いや、多分、大丈夫だ。100回くらいなら、耐えられるはず。
 そうでなければ、男として情けない。
 僕がそう心の中で決心すると同時に、
 「はじめっ♪」
 ずぷんっ、というかすかな音と共に、僕の陰茎はオナホールに飲み込まれていった。
 

315 :
 
 「く……うっ」
 たちまちの内にまとわりつく、どろりとしたローション。上下左右から締め付けられるような、ラバーの感触。それらに思わず、
僕は小さなうめき声をもらす。
 けれど。
 「……あら? 思ったより冷静なのね、つまんないの」
 一息ついて、すぐに平静を取り戻した僕に対して、ルカがつぶやく。
 「そりゃまあ、何度か自分で使ってるものだからね……」
 いくらよく出来ているといっても、しょせんは玩具。繰り返し使っていれば、その限られた刺激にも慣れてしまおうというものだ。
 「まあ、すぐに終わっちゃうよりは楽しめるわよね……それじゃ、動かすわよ?」
 そう宣言しながら、ルカがオナホールをずず、と持ち上げる。股間にぴったりとくっつけられていた挿入口から、ねば、と
ローションが糸を引くのが見えた。
 「いー…ち、にーい、さーん……」
 「は……くっ……」
 そのまま手を上下に動かしつつ、ルカがカウントを始める。室内にはしばらくの間、彼女のささやきと僕の嗚咽と、じゅぷじゅぷと
いう淫らな水音だけが響いていた。
 

316 :
 
 「17、18……ふうん、まだまだ余裕、って感じの顔してるわね?」
 ルカの問いかけに、僕はまあね、と軽く笑ってみせた。今のところ、ルカの手によるオナホール責めはきわめてゆっくりであり、
じわじわと高められている感覚はあるものの、すぐに射精に至ってしまうほどのものではなかった。むしろ、耳元で甘くささやかれる
彼女の声の方が、よほど僕の感情を揺さぶってくる。
 「……だったら、これでどうかしら」
 そう言うとルカは、オナホールを持った右手だけはその場に保ったまま、すっと腰を浮かせてベッドから降りる。
 「ちょ、ちょっと……?」
 当惑している僕の目の前に回りこむと膝を屈め、開いた僕の両膝の内側にちょこん、と収まってしまった。見下ろせばそこには、
肉筒に包まれた自分の男性器と、そのすぐそばで、ぴったりと頬を寄せるようにして上目遣いでほほえむルカの顔が並んでいる。
 「うわっ……!」
 「ふふ、なかなか刺激的でしょ? ……19、20……」
 いたずらっぽく微笑んで、ルカがゲームを再開する。確かにそのビジュアルには、とても綺麗な物を汚している時のような、
背徳的な快感があった。
 時折ぺろり、と舌を出し、口淫を思わせる仕草を織り交ぜつつ、ルカの攻撃は続く。徐々にこみ上げてくる性欲の塊に対して、
僕は必でブレーキをかけ続けた。
 

317 :
 
 「……39、よーんじゅう、っと……」
 カウントが40回を数えたところで、ルカがふう、と一つ息をついた。
 「結構がんばるわね……そろそろ、楽になっちゃったらどうかしら?」
 妖しげな笑みを浮かべながら、ルカが僕を誘惑する。確かに、ぱんぱんに張り詰めている性器の感覚はもどかしいものだったが、
ここで屈するわけにはいかなかった。
 「まだまだ……全然大丈夫さ」
 首を横に振りつつ、逆に笑いかけてみせる僕。正直なところ、半分くらいは強がり混じりなのだけど。
 そんな僕の様子に、ルカが、手を顎に置いて考え込んでいる。その表情は真剣そのものだ。
 ……こんな事にそこまで本気にならなくても、とも思うが、口には出さない。
 「……きっともう、『気持ちいい』だけじゃ、貴方を追いつめることはできないのね……なら」
 そう言って立ち上がると、ルカは再びベッドへと登った。どうするつもりなのか、と思っていると、
 「貴方もベッドに上がってちょうだい? で、そっちを向いて、足はこう……」
 なんやかやと、僕の体勢に細かく注文をつけてくる。言われた通りにする僕。
 ベッドの足元側、外に面する窓に向かって膝を立てて座ったところで、ルカがシャッ、とカーテンを引き開けた。
 そこには。
 「う、うわ……」
 夜の闇と、室内の照明。それらの作用によって、窓にはめこまれたガラスは、鏡となって部屋の内部を映し出す。
 そして今、僕の正面には、裸で股間にオナホールを突き立てたままの姿の、僕自身が見えているのだった。
 

318 :
 
 とてもじゃないが正視することに耐え切れず、僕はふい、と目をそらす。すると、
 「ダメよ」
 いつの間にか僕の背後へと回りこんでいたルカが、耳元でささやいた。そして両手足を僕の体へとからみつかせ、はがいじめに
するような格好となる。
 「ちょ、ちょっと、ルカ……!」
 「しっかり自分を見つめなさい。女の子にこんなオモチャでいいように弄ばれている、みっともない貴方自身の姿を」
 その声音はとても澄んでいるのに、低く、重い。
 僕の心を支配するかのように、鼓膜を通じて全身に流れ込んでくるかのようだった。
 「……よんじゅう、いち、42……」
 ルカが再びオナホールを手に取り、カウントを再開する。僕はされるがまま、目の前に映る自分の姿から目を離せずにいた。
 だらしなく広げた脚の中心部で、ごちゅっ、ごちゅっと繰り返される抽送。背中に伝わる、ルカの体温と豊満な乳房の感触。
先程よりもペースを増しつつ、下半身から絶え間なく上りつめてくる、粘性の快感。
 「55、56……ふふ、そうよ、いい子ね……」
 それら全てとルカのささやき声とがあいまって、僕の頭はまるで催眠術にでもかかっているかのように、次第にぼう、と
かすみ始めた。
 

319 :
 
 「はっ、はぁっ……」
 「ふふ……ななじゅう、はーち♪ ななじゅう、きゅーう、……はーち、じゅう♪」
 楽しげに、からかうように、鈴を転がすようなルカの声が耳元で響く。
 その手の動きも、もはや僕の反応を掌握しているかのように、強く、弱く、自在にオナホールを操作する。
 「ほらほらぁ、そろそろイッちゃったらいいんじゃない? おちんちんの先っぽから、びゅぅって気持ちいいの出したいでしょ?」
 頭が痺れる。身体が痙攣する。もはや射精が目前に迫っているのは自分でもわかっていた。
 だけど、男の意地にかけて、ここまで来て負けるわけにはいかない。
 「……ふ、うっ……」
 僕は一つ気合いを入れ直し、冷静になるよう努めた。確かに限界は近づいているものの、ここで一度落ち着くことができれば、
あと20回くらいは耐えられるはずだ。
 「……ふうん、まだギブアップする気はないのね?」
 念を押すようにルカがそう聞いてくる。僕は目をつぶったまま、こくこくと無言でうなずく。虚勢を張るような余裕はすでに
失われていた。
 それを認めると、ルカが僕の背中から身を引き離す。支えを失った僕の体はベッドにどさり、と仰向けに倒れこんだ。
 立ち上がったルカは寝転ぶ僕の顔を一瞥すると、下半身の方へと回りこみ、ぺたんと座り込む。ちょうど、突き立った
オナホールの根元に、自分の秘裂をぴったりと寄せるような格好だ。
 それは僕から見て、まるきり騎乗位の様子そのものだった。
 「……だったら、ラストスパートで、止めをさしてあげようかしら」
 ルカがぼそりとつぶやくと、がっしりとオナホールを握る。ぎゅむぅ、という圧迫感が両側面から伝わってきて、僕の陰茎が
びくん、と震えた。
 

320 :
 
 「……行くわよ?」
 そしてルカは、今までにない高速で、オナホールを激しく上下にしごき始めた。
 「うぅっ! ……くっ!」
 「81っ、82っ、83、んっ……!」
 カウントを続けるルカの声が荒い吐息まじりになり、同時に下半身の方から、ぺたん、ぺたんっという音が聞こえてきた。
 見れば、オナホールの上下動にあわせて、ルカが大きく腰を動かしているのだった。彼女の形のいい下半身が僕の股間に
叩きつけられるたび、その音が響き渡る。
 「……きゅう、じゅうっ!、91……!」
 カウントの方は90を超えた。あと10回だ。あと10回だけ、耐えしのげば僕の勝ち。
 僕は下半身にぐっと力を込める。オナホールの内側で大きくそそり立っているであろう肉棒の神経を緊張させ、容易に
鈴口が開かないように保った。
 「92、93、94……!」
 じゅぼっ、ぼじゅうっと、挿入口からローションを撒き散らしながら、ルカは手を動かし続ける。ちらりと彼女の下半身を
見やれば、空いたもう片方の手で、自分の陰唇をくちゅくちゅとねぶり回しているようだ。興奮の極みにあるのは僕だけでなく、
彼女もまた同じらしい。
 そして、ついにその時は訪れる。
 

321 :
 
 「……97、98、99……」
 ルカの上ずったような声が、99回目を告げる。正直に言って、僕の頭はすでにかき回されたように朦朧としていたが、それでも
彼女の声だけは、ちゃんと聞こえ続けていた。
 最後の一回を惜しむように、ルカの手がぴたり、と止まる。
 「………ひゃ〜……」
 そして、ペニスの根元まで、深くくわえ込んだオナホールをじわじわと持ち上げ――降ろした。
 「……くっ、と」
 これで、100回。
 ゲームの結果は、僕の勝ち。
 「……ふぅぅぅ………」
 僕は思わず、安堵のため息をもらす。体中の緊張がほどけていくような気分だ。
 危ないところだったが、何とか耐え切ることができてよかった。責められ、焦らされ、扱きに扱かれた僕の肉棒は射精寸前で
おあずけを食らってしまうことになったが、「負けたほうは何でもいう事を聞く」という約束で、もう一戦、彼女に付き合って
もらえばそれで――
 そんな風に、僕がぼんやりと思いふけっていた矢先だった。
 

322 :
 
 突然のことだった。
 ルカが、僕の股間にはまっているオナホールをずるるるっ、と一気に引き抜き、ベッド上に投げ捨てたかと思うと、ぐい、と
腰を持ち上げて、陰茎にまたがるようにしてしゃがみ込んだのだ。
 「なっ……!」
 何が起こっているのかわからず、目を白黒させている僕に対して、ルカは一瞬だけ、きら、と挑戦的な目付きを投げつけて
きながら、
 「―――あと、10回っ!」
 と叫び、一気にその腰をずぷんっ、と降ろしてきた。
 「うあぅっ!」
 極限まで勃起し、天井に向かってまっすぐに突き立っていたペニスはしかし、いとも簡単にルカの体に飲み込まれてしまう。
先ほどまでの無機質なラバー製の穴とは違う、彼女自身の熱い体温に満ちた肉襞が僕を襲った。
 「はっ、はんっ、んんぅっ!」
 息をつく暇もないままに、ルカが腰を打ち付けてくる。じゅるる、と引き抜かれた陰茎は即座にずぷり、と彼女の陰唇の
内側に消え、こすり上げられる肉棒全体が、かあっと熱を帯び始める。一度弛緩させた僕の神経はそれに耐え切れず、頭に響く
ような特大の快感を断続的に送り込んできた。
 「あはっ、ほらっ、ほらほら、どうっ? イッちゃうでしょう? イッちゃいなさいっ!」
 自らの乳房をむにゅう、と鷲づかみにしながら、ルカが喘ぐ。それと同時に下半身がぐりんっ、と回転し、膣肉がきゅうっと
締め付けを増す。もう、どうあがいてもこらえる事のできない絶頂感が近づいていた。
 「んんんんんっ!」
 ルカの一際甲高い嬌声と共に行われた、最後の挿入。
 彼女の一番深いところで、僕は果てた。

 ――ちょうど、僕と彼女のゲームが、110回目を迎えたところだった。
 

323 :
 
 「……何、あれ」
 僕の射精から、遅れること数回。自身もまた絶頂を迎え、くたり、と僕の体にしなだれかかっているルカに対して、僕は
荒げた呼吸の合間から、途切れ途切れに問いかけた。
 「何って……何のことかしら?」
 「さっきの……最後の、『あと10回』だよ。100回っていう約束だったんじゃ……」
 「だって負けたら悔しいじゃない?」
 しれっと、悪びれもせず、あっさりと言ってのけてはばからないルカ。これだけ堂々とした態度をとられると、こちらとしては
あきれて物も言えなくなってしまう。
 「それに」と、ばさりと髪をかき上げながらルカが続ける。
 「あんなニセモノで何百回イジられるよりも、私のナカの方が何十倍も気持ちよくさせられたでしょう?」
 僕の胸の上にあごを乗せ、ルカがじっとこっちを見つめてくる。
 「……っ」
 彼女と目を合わせていることに耐えきれず、僕は何も言わずに視線を外した。
 図星をつかれた人間が、誰でも等しくそうするように。
 「ふふ」
 口元に含み笑いをたたえたルカが、首を伸ばして僕に接吻する。彼女の柔らかな唇が、僕を慰めているように感じられた。
 「――で」
 「え?」
 「貴方に聞いてもらう命令だけど……どんな事がいいと思うかしら?」
 ルカの言葉を聞いて、僕は思わずがく、と全身の力が抜ける思いだった。
 「いやいや! え!? さっきのって僕の負けなの!?」
 「当たり前じゃない。結局ガマンしきれずに射精しちゃったんだから」
 「いや、それでも100回目まではちゃんとガマンしたのに……!」
 「はいはい、男の人がつべこべ言い訳するんじゃないの。みっともないわよ? そうね、まず一つ目は――」
 「複数件あるの!?」
 そして、あれこれと言い募るルカの言葉を遠くに聞きながら、僕は小さくため息をもらすのだった。

 ――もう二度と、ルカの興味を引くようなものを、自室に隠すのはやめようと心に誓いながら。
 

324 :
以上、お目汚し失礼いたしました。
楽しんでいただければ幸いです。

325 :
gj

326 :
ルカか わ い い

327 :
騎乗位スクワット・・・

328 :
ミクさん故郷の大変な事件があったから、
ぷちミク・ちびミクを題材にしたパロディは一般にしていこう

329 :
×ミクさん故郷の大変な事件
○ミクさんの故郷で大変な事件
寝ぼけて書き込んじゃった。皆さんYES Lolita! No Touch.

330 :
リンちゃんなう読んだけどリンちゃん可愛すぎ

331 :
キュゥべえ「札幌と契約して魔法少女になってよ」
ミク「え、私が魔法少女?」
キュゥべえ「来年の雪まつりのテーマは魔法少女なんだ。だからボクと・・・グハァッ!!」
ほむら「その必要はないわ。その話はクリプトンとセガ、グッスマがニコニコのユーザーに決めてもらったわ。安心しなさい。」
ミク「は、はぁ・・・」
キュゥべえ(チーン)

というわけで本日雪ミクのデザインが決まったようですよ

332 :
・ミク×レン
・設定は2月の北海道札幌市。かつクリプトンボカロは市内在住の設定。(←重要)
・視点はレン
・レンはヘタレン
・微表現あり

333 :
ある寒い寒い夜、僕はミク姉の部屋で寝ていた。
ミク姉は僕のことが好きみたいだが、正直僕は好意というのがわからない。
ある日、僕は長い仕事の疲れでリビングにうとうとしていたがいつしか落ちていた。
「ミクー、レンを自分の部屋に寝かせておきなさい。」
メイコ姉がミク姉を呼び、
「はーい」
ミク姉が嬉々として僕をミク姉の部屋に連れていったのだ。
暖房が効いた部屋で深い眠りに就いたのだ。
−夢の中で僕は雪がしんしんと舞う札幌の街を歩いていた。手足が悴んで寒い。
すると、大通公園には明日開催される雪まつりの準備が終わって閑散としていた。
閑散としていたなかである雪像で見覚えのある結いだ緑色の髪の少女が白い着物を着て立っていた。
辺りを見渡し、様子を確認している。
僕は違う大きな雪像の影に潜めたが、その少女がどんどん迫っていく。
凍えた手に息を吹き掛けながら、ただ過ぎるのを待っていたら
「どうしたの?」
見つかってしまった。
緑色の髪の毛を結いだ少女は僕にこう告げた。
「私、一緒に添い遂げる旦那様を待っているの」
少女は少し困った顔をしながら、僕に話をかけた。
「ぼ、僕が一緒に貴女のお婿さんの帰りを待ってあげるよ。」
「ホント?」
少女は少し安堵な表情を見せた。
札幌のテレビ塔の時計は午前3時を表示していた。僕はその少女に見覚えがあった。
それは昨年の6月末、僕らの産みの親とゲーム会社、フィギュア会社のインターネット配信でちょうど今頃に発売されるミク姉のフィギュアのデザインを決める会議が公開されていた。

334 :
「わあ、いいなあ」
アンケートでミク姉が一番気に入ったのは四番の白無垢だった。
「こういう花嫁衣装を着て未来の旦那様と・・・」
ミク姉がひしっと抱き締めた。
「は、離してよ・・・」

‐「しっかりして」
少女は僕の身体を揺さぶった。
「実はね、貴方にそっくりなの」
僕は初めて少女の旦那様について聞かされた。
「どんな方なんですか?」
「ちょっと、頼りないけどその辺がかわいくて、黄色髪の年下の男性(ひと)なの」
僕はドキッとした。まさかこの少女の旦那様が、まさかの・・・
動揺が隠せなくなってしまい、少し不審な表情をする少女。
すると、少女はさらにこう切り出す。
「実はとても優しいひとなの、あなたみたいに。」
遂に僕の頭が混乱し、訳も分からない状況になってしまった。
そして何らかの拍子で、僕は足を滑らせて少女が纏っていた着物を剥いでしまった。
転けた時には彼女は上半身がはだけて、僅かに膨らんだ乳房が露出した。
「わぁ〜、ごめんなさいごめんなさい。」
急いでその事態を認め謝る僕。
すると、少女は目に涙を浮かべ・・・
「ひどい・・・私はもう嫁入りするのよ。。。なんで他の男に。。。」
すすり泣きをしながら少女が立ち去っていく。
「待って!」
僕は追いかけようとしたが、少女はまたひと言。
「追い掛けないで」
彼女は消えるかの如く立ち去ってしまった。
僕はこの虚無な空間に襲われていた。
漆黒な闇夜を照らす大通公園の街路灯。
外側を走り去る自動車−
》パー(車のクラクション)

335 :
「わあー」(ガバッ)
僕はそのあっけなく情けない夢を掻き消そうと叫んだ。
ミク姉はそれでも隣ですやすや寝ていた。
ホッと撫で下ろしたが、僕はミク姉を見て今まで感じたことのない特別な想いを感じた。
友達とか兄弟とかそういう関係ではない本当に今までにないものだった。
「ふわぁ・・・よく寝た」
ミク姉が起きた。
「レン君、よく寝れた?」
僕は少しボサボサの寝癖で二度返事をした。
「あの・・・ミク姉」
「なぁに?レン君」
「今日は一緒に雪まつりに行かないか?」
「・・・うん、行こう!」
僕は夢の中同様に抱き締められたが、今度は嬉しさのほうでいっぱいだった。
‐人混みのなかで僕はミク姉の手を離さず歩く。
夢の中で見たあの雪像の前に着くなり、僕はあることを切り出す。
「ミク姉」
「なぁに?レン君」
「あの・・・僕は・・・」
終わり

336 :
結局、寝てしまい時間が朝になってしまった。
ちなみに、レンの夢の中で出てきたのは白無垢姿の雪ミク2013です。
実は先週中に雪ミク2014のデザインが決まりましたが、ミクの世界というのは奥が深いものです。
今回、いつも通り小ネタにしていくつもりが初めて長物になっていたことには驚きです

337 :
いいね!

338 :
>>336
良かったです!
ミクレン可愛いな

339 :
Pixivでミクさんの前にメイコ姉が白無垢を纏ってた
亜種はハク姉

340 :
書いた自分で言うのもなんなんだが、札幌でリアルに初音ミクや鏡音リン・レンが住んでたらどういう反応になるんか?

341 :
鏡音と年長二人はそれなりに溶け込みそうだが、
青緑やピンク色の髪のミクルカは目立つだろうなあ

342 :
>>341
あとは知名度によるよね
ミクさんはダブルな要素があるから外に出歩けないレベルかなぁと
レン君は一人で歩かせたら連れ去られそうね
ルカ姉(僕から一個違い)は薄野でスカウトとかありそうだな

343 :
カイトメイコは溶け込んでライラック祭りのワインガーデンあたりでデートしてそう

344 :
>>342の補足
リンちゃんはあなたが思う性格による
>>343
そして、メイコ姉がカイト兄を・・・おしおきでカイト兄がメイコ姉を・・・

345 :
今月にミクレン書いた人です。
今回は前菜書きました。(エロは初挑戦、物足りないのはご愛敬。)
・レン×ネル(亜種注意!)
・エロパロスレ6にありました「ネルハード」(読み切り)を僕なりに続きを考えたものです。
・とてもガキっぽいエロになりますし、スカトロネタが入ってますので注意です。
・ネル視点で少々ノロケ気味です。

346 :
レン×ネルは同色系だし
何か応援したくなるから好きなんだ
期待

347 :
あれから6年、私(アタシ)はとても幸せ。
今ではいろんな人と一緒にいるから楽しい。
あの時どうなるかと思ったけど・・・
「ネル、どうしたの?」
「な、何でもないわよ。ただレン君と一緒にいると幸せ」
「そ、そう言ってもらえると嬉しい(////)」
そう、あの時襲った相手が今では私の彼氏なの。
あの時、私は危うく消される運命だったけど、レン君が救ってくれた。
しばらくして、レン君から告白されたけど、リンちゃんのことが気掛かりで最初は躊躇してたの。
でも、リンちゃんに聞いてみたの。
「ハハハハ。リンはレンの双子のお姉さんよ。もしかしてネル姉、レンに恋してるの?」
図星だったけど、「べ、別に。。」
「へんなのー」
今度は私から勇気を振り絞って告白しようとしたけど、なんだか揺れてる衝動が抑えきれなくて、その2年後にやって来たルカ姉にも相談したの。
「ネルちゃん、まずはありのままの自分でいなさい。そしたら上手くいくと思うわ。」
思いきって告白しちゃった。
「ホント?僕もネルさんが好き。・・・わっ、急に抱き付いて」
「お願い、次からはネルと呼んで」
「これからもよろしく、ネル」

348 :
それからと言うものの、時々喧嘩もするけどレン君はいつも私に優しくしてくれるし、
今どきの男子にしては頼もしくてもうレン君とは離れたくないの。。。

その前に、私は札幌の地下街でレン君とデートしたんだけど、途中でレン君が「ネル、僕トイレ行ってくる」と言ったときに、
「待って、私も行く」と一緒に多機能トイレに行って鍵を掛けたの。
実はレン君に襲われたときにおしっこを見られちゃったから、
「ねえ、レン君のおしっこしているところ、見せて」
と言ったら、
「な、何言ってるのネル・・・(////)」
「いいじゃない、あの時レン君は私の見たんだから(////)」
あの時私も恥ずかしかった。
でも、実は私ネロという弟がいるけど男の子がしているの見たことが無いから、興味はあるの。
それにそのネロがリンちゃんとミクに気に入られてて、取り合ってるけど、それはまた別のお話。
「じゃあ、するよ見てて////」
あの時見たレン君のモノ。。。あれが私のあそこに入るのだけど、あの時は恐怖でしかなかった。
でも今は恋人の仲。もう平気。
ジョロロロロロロ・・・レン君の黄色い放物線が便器の水と奏でている。
すると私はお股に手をかざした。
スパッツから少し濡れている感覚を感じた。

349 :
「ネル、終わったよ。どうしたの」
見とれて、濡らしてしまったことは恥ずかしくて言えなかった。
「私も・・・したい////」
「もう一度、ネルのおしっこが見たい」
「!!!」
私はレン君の一言に赤面した。
「え、い、一度見れば十分でしょ!」
私の悪い癖であるツンが出てしまった。
しかし、レン君は
「見られてて興奮してきちゃった」
「ハァ、見たければご自由にどうぞ」
ちょっと突っぱねちゃったけど、レン君は私のおしっこをまじまじで見ていた。
終わった途端、紙で股を拭こうとしたとき、
「ま、待って」とレン君は私のあそこに顔を近づけ、
「ひ・・・、ひゃあ!」
私のおしっこしたばかりのあそこをなめはじめたの。
「すたなどごやばちぃ……っ!!」
「方言わからない」
「だから、汚いって言ってるでしょ!…っああ!!」
レン君の舌使いがあの時みたいにすごくておしっことは汁がドロドロと分泌されていく。
「あっ・・・ん」

350 :
「おしっことはちがってヌルヌルしたのが出てるよ」
「そ・・・そんなこと・・言わないで・・・」
レン君のエッチな言葉が私の身体を敏感にさせていた。
「…ん、んあああっ!!」
レン君の舌使いで私は軽くイってしまった。
今度は、レン君にこんなお願いをした。
「レン君のあそこ…欲しい」
「あそこってなあに?」
レン君が意地悪をする。
「…っだからぁ、レン君のお…ちんちん…が欲しい…」
するとレン君はズボンとトランクスを脱ぎ、露にさせた。
さっきの状態のままだったが、レン君は私のあそこに挿入れようとした。
「待って、私にも…レン君のお、おちんちんをなめさせて」
初めて、男の子の、しかも自分が好きなひとのおちんちんをくわえた時、
「…あっ、はぁぁぁぁ…」
レン君は私の膣とは違う快感に浸ってたの。
なめていくうちに、しょっぱいのが出てきた。
「・・・ん、ちゅ・・・」
口の中にレン君の味がして、不思議な感じにとらわれちゃった。
「ネル・・・気持ちいい・・・」
そして、しばらくやってたらレン君は
「で、出るぅぅぅっ!!」
「・・・っん!!」
レン君のおちんちんから私の口にネバネバして苦いのが勢いよく飛んできたの。

351 :
最初はむせたが、なんとか飲みきったけど・・・
これがあの時私の中に出されたものなのか・・・
―「ネル、僕・・・」
「だーめ。男の子だから我慢出来るでしょ。続きはまた今夜。その時はたーっぷり構ってあ・げ・る♪」
「・・・ネルの意地悪、つまんないの」
「あんまり、口答えしてるとお預けにするよ」
「・・・くっ」
そう、ここは障がい者などが使う多機能トイレ。あんまり長時間使っちゃうと怪しまれちゃうから、早いとこ切り上げることにしたわ。
レン君はちょっと不満そうだけど、今夜はよろしくね。
チュッ》レンのほっぺたにキスをするネル
「え・・・、何したの?ネル?」
「なんでもない」

続く?(次はレン視点にしようかな)

352 :
また、確認ミスで名前欄にタイトルいれ忘れたよ・・・
これはネルハードが発表された年から、僕がレンネルにはまったきっかけです。
僕は基本的にレン君が好きで、後述になりますがレン君のコスプレがしたいくらい好きです。
しかしながら、ピクシブや2ちゃんねるよりニコニコ動画の方面でよくあるタグの「MikuMikuDance」でレンネルが流行ってるけど、
かなり甘い二人の恋愛観が詰まっていて、あの初音ミクを敵対していたネルが、その後レン君の恋人としてレン君をサポートしているにはびっくりしました。
自身も長らく住んだ埼玉県を離れてしばらく北海道に住んでますが、
札幌のアニメショップ行くとボカロ押しが強くてそれに刺激されました。
次はレン視点、第三者(読者)視点のレンネルを書いていきたいですが、
過去ログ見てるとレン君モテ過ぎだな

353 :
ハク姉のSS全裸待機

354 :
先にネルレン入ってた
ネル可愛いよネル

355 :
実は、初期の弱音ハクのSSが後々インスパイアされたやつがありましたね。
『雪明かり』『澱』『ぞろぞろレン君』などがそうですが、そのうちインスパイア系のSSは増えるかもです。

356 :
>>355
今後期待出来るってレベルじゃねーぞ

357 :
>>345
いい二次補間だったGJ!
「ネルハード」の続き妄想、自分でやったら「結局これ拉致られてレ○プされて帰るとこ無くしたからボカロ組に居るだけなんじゃ・・・」とか鬱って投げたので
素直にのろけているネルさんが幸せそうで大変癒された

358 :
リンネロで考えてるが、ニコニコの厨房が考えるネロくんは13歳にも関わらず性に疎いイメージを植え付けてるような気がする・・・
リンちゃんにフェラしてもらって早漏とか・・・

359 :
保管庫が現在まで収録されたが、最近誰もいないよね・・・
今度もレンネルのSSの僕なりに考えた続きを書こうかな・・・
レン×ネル+リリィの続きで最後リンちゃんが精力剤を飲んだというラストになってたやつ

360 :
「黄色髪たちが組んず解れつ」か
保管庫だと注釈がレンネルになっててLilyさん不憫な作品w
レンと同じく弟分の立場なネロ君だけど、同い年の双子姉と4歳上の姉だと異性としての認識が全然違うかも
リンレンが相愛気味なとこに対してネロは内心「姉ちゃん(ネル)みたいな彼女はいやだな・・・」とか思ってたりして
MMDネロ君はどうみても13歳には見えませんショタごちそうさまです

361 :
・ネロくん(亜種注意!)が姉とレンくんが仲がいいことを皆さんに伝えます。
・レンくんとネロくんは先輩後輩?友人?な関係なんですが、最後に衝撃なラストを・・・

「出掛けてくるわね」
僕は亞北ネロ。さっき出掛けたのは姉ちゃんのネル。
今日はデートみたいだ。誰と付き合ってるかって?、仲のいい1つ上のレンくんという同じ黄色髪のお兄さん。
毎日、レンくんのことばっかりで随分のろけてるよ。
実は、姉ちゃんのケータイを盗み見たけど、全部レンくんのことばかりで、中には見せられない写真もあるんだ。
さっきのは内緒だよ。
Piririririri》着信音
あれ?見掛けない番組だなぁ・・・とりあえず、出てみるか。
「もしもし」
「もしもしー、リンだよー!!」
「リ、リンちゃん!!」
「ネロくんなーに驚いてるのぉ?」
「いきなり電話が鳴るからびっくりしたよー」
「ごめん。今日、みんな出掛けちゃったし、ひとりだからつまらなくて・・・こっちで遊ばない?」
「え、うん行く。」
「待ってるよぉ」
というわけでリンちゃんと遊ぶ約束しちゃったから、続きはまた今度

終わり


というわけで、ネロくんの小ネタを書いておきました。
見せられない写真ってなんなんだ?

362 :
えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 6 1
下剋上の人です。
お久しぶりの「えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし」の続きを投下
カイトのターンに戻ります

【 注 意 事 項 】
 ・メイカイメイ(メイコ攻め強め)
 ・モブ(♀)に迫られるカイト
 ・エロまでの導入部アホみたいに長い上に長文
 ・若干カイトにアナル被害(描写ぬるいです)
 以上が苦手な方はスルー推奨
 ※校正はしていますが、誤字脱字はご容赦を
 ※15〜16レス使用。エロのみ! って方は6〜14


僕は今の現状を掴み損ねている。
周りはざわつく喧騒に満ち、視界の端には紫煙の残滓が漂う店内。手には酒が注がれたグラスがあって、胡坐をかく僕の膝に何故か盛大にデコられた爪と手が。
極め付けが、寄りかかられて腕に密着してくる柔らかいナニカ。香水の香りが強くて咽そうになる。
「…………あの」
「なあにカイトくん?」
「……ちょっと近過ぎるんだけどな……」
「そうかなぁ? 私、ちょっと目が悪くてこのくらいの距離じゃないと顔が見えないんだよねー」
「手とか、膝に置かれるのは……ていうか、寄りかかるのはちょっと」
「そお? カイトくんて些細なこと気にするタイプなのね?」
……駄目だ。話がさっぱり通じてない。会話の相手はご満悦に笑って離れてくれなかった。
さっきから遠まわしにやめて欲しいと訴えているのだが、全然聞き入れてもらえないのだ。
弱り果て、こんな状況を作った張本人を睨みつける。長テーブルを挟んだ斜め前で見知らぬ女の子の肩を抱くアカイトをな!
視線に気が付いたアカイトは、軽く「ゴメンな!」とジェスチャーを返すだけ。そしてまた女の子との会話に戻ってしまった。オイ!
僕は再び周囲を窺って現実逃避に走る。
ちょっと離れた席にから聴こえる、日本語アヤシイあの女性の声は同じ事務所で仕事仲間のアンさんだな。
しかも酔っているから余計に言葉がおかしくなってら。
男二人を侍らせてなんか超ご満悦……。うげ。なんか腕にもっと重みが。
僕の隣の女の子は僕にしな垂れながら熱っぽい視線を送ってこられ、処置に困って顔を伏せるしかない。
その視界にも女の子の茶色い巻き毛がくるんと揺れて、僕の溜息に揺れた。
ああ信じたくないけどこの状況。不本意にも僕は、アカイトに騙され合コンに来ている現実を受け入れるしかなかった。
事の発端は、男二人を左右に従えて心底楽しそうに酒をかっ喰らっているあの女性、アンさんだ。
あそこでケタケタ笑う金髪の女性は、僕らと同じボカロのSWEET ANNという。
彼女はエンジン2で、僕らより後に発売されたボーカロイドだけど、僕とアカイトより早く事務所に購入されていたため、アンさんはいわゆる『年下の先輩』だった。
まあ、見た目は『KAITO』より年上に見えるから『先輩』で全く違和感ない。
気さくで気のよい先輩で、僕を含め事務所には彼女に頭が上がらない人も多かった。ちなみに、僕らが住むオンボロアパートの住人でもある。
そのアンさんが、最近付き合ってた男に振られたらしい。
事務所でじめじめと腐っていて、余りにも「新しい男が欲しい!」周りに絡みまくって迷惑だったから、アカイトが合コン設定したんだけど……それがマズかった。
僕は「ふーん」くらいで人数集めするアカイトを眺めていたのだけど、何故かヤツは途中から自分の欲求も満たそうとしたみたいだ。
ついでに自分も楽しめるようセッティングし始めたらしい。
最初はアンさんに男を作る趣旨だった合コンは、アンさんとアカイトのためのそれになってしまった。
そうなるとアカイトは俄然やる気が増したようだ。

363 :
えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 6 2
傍からその様子を見ていた僕は、もちろん参加する気などゼロだった。僕は合コンとか気を使うような飲み会は苦手なのだ。大体、本命いるしさ。
店の選定やら人数確認とかしているアカイトに、「よくやるなー」と感心していたぐらいだ。丸っきり他人事だった。
しかしアカイトは知らないところで、女の子を集めるために僕を「人寄せパンダ」として仕立てていたらしい。
……僕はとあるアダルト仕様のPVにゲスト出演してから、その、少し女の子に人気が出た……らしい。(あまり実感はない)
以前もアカイトは僕をダシに合コンを企画したことがあったが、その時はきっちり断った。
というか走って逃げたので、そんなことがあったのも忘れてた。
今日呑みに行くから付き合えって声かかった時も、ただの飲み会だと思ってたから僕はちょっと顔出して直ぐに帰るつもりだった。
まさか本日がアカイト企画の「アンさん及びアカイトの救済合コン」その日だなんて知らず、来てみればこの有様。
こういった場が苦手な僕は即刻帰ろうとしたのだが、あれよあれよという間に捕縛されてしまった。何も知らず、のこのこやって来た自分が憎い。
「カイトー! 呑んでるか〜? お? いい思いしてんじゃん」
ほろ酔いもいいところのアカイトが僕の傍にしゃがみ込んできて、思わず睨みつけてしまった。
「……どういうことだよ。合コンだなんて聴いてなかったぞ」
場を壊さないよう、小声で抗議した。しかしアカイトは僕の憤慨など何処吹く風だ。当然だといわんばかりで胸を張る。
「正直に言ったらこないだろうからよ」
ああ全くその通りだよ!
「いいじゃんよ〜。カイトだっていい思いしてんだろ? ねぇ?」
最後の問いかけは僕にではなく、僕にくっついている巻き毛の派手目な女の子にだ。女の子はアカイトくんだ〜と甘ったるい声で叫んだ。耳がキンとした。
「ホントにカイトくん連れてきてくれて、嬉しい♪」
「でしょー? 俺、約束は守る男よ! 君も女のコ集めてくれてありがとねっ」
……どうやら、この子が女子側の幹事らしかった。(アンさんは僕ら側なので除く)
「お前を誘き出すために、わざわざ会場を女の子受けする小洒落た店じゃなく、居酒屋にしたりして骨折ったんだぞ〜」
そして僕は不審に思わずホイホイ来てしまったと。あああ僕のバカ!
「勘弁してよ、僕これから約束あるんだ」
ウソじゃない。語気を強めると、アカイトは眉を顰めて小声になった。
「なんだよメイコさんか? しょっちゅう会ってんだから今日ぐらいいーだろこのリア充が」
「今日は特別なんだっつの!」
「黙れ。この間の合コンもお前来ないからぽしゃったし、ワビに俺らにも女の子の恩恵分けやがれ!」
「あいたっ!」
べしっと僕の頭をはたいた。そして僕の襟首を掴んで引き寄せる。酒臭い。
「とにかく、しばらくはここに居ろ。男どもと女の子たちがいい雰囲気になったら上がっていいからよ」
言うだけ言って、アカイトは幹事らしく他の席へと盛り上げに行ってしまった。ちょ、お前待て!
「アカ……っ」
思わずアカイトの背中を追おうとした僕の腕が反対側に引っ張られ、バランスを立て直す。
「カイトくんっ、アカイトくんばっかと話さないで私ともお話ししてよー! 私、カイトくんのファンで、ずうっと会いたかったんだからっ」
うおー、腕に乳を当てるの止めてください! 顔も近いです。なにより何だかコワいYO! 肉食系女子の肉食っぷりにたじたじだ。マジで頭から食われそう。
ぎゃー誰か助けてー!

364 :
全裸待機しつつ4円

365 :
えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 6 3
女の子のマシンガントークは一向に終わりが見えず、僕は途方にくれて聞き役に回るしかなかった。だって口を挟む隙がない。
どれだけ僕のファンかってことを話してくれているけど、申し訳ないが自分をごり押ししてくるスイーツ系の女の子は苦手なのだ。
僕のファンで、好意を持ってくれているのにゴメンなさい。
なんだろ、僕は押しの強い女のヒトに弱いのかなぁ。思えば僕の周りの女のヒトはそういうのばっかりだ。
肉食系といえば、この間仕事で一緒だった咲音ちゃんもそっち系だな。あれから会う機会ないけど、元気にしてるかな。
もう誰構わず寝るような真似、していなきゃいいんだけど。なんか、身近に似たようなヒトがいるから妙に気にかかる。
……あのコはメイコさんに似てるんだ。顔とか、雰囲気とかも。そういや、メイコさんだってかなりの肉食系お姉さんだよなぁ。
あの時は、不思議と困った気分にはならなかったな。撮影が上手くいかなくて緊張していたせいもあったけど……。
そう、メイコさん。明日は僕も彼女もオフだから今夜会う予定だった。
そりゃアカイトが言ったように、時間が合えばメイコさんとしょっちゅう遊んでいたけど、今回は別格なのだ。
だって、初めてメイコさんちにおよばれされたんだから!
今まで会って夜を過ごすときは、ラブホか僕んちだった。
メイコさんの住むマンションは女性専用って聴いてたから行くのは遠慮していたんだけど、別に男が来ても問題はないらしい。
「来る?」と問われ「はいっ!」と意気込んで返事したのがつい一週間前。ワクワクしながら指折り数えて待ってたこの日なのに……!
しかも、楽しみにしていたのはそれだけじゃない。メイコさんは、なんと今まで異性を部屋に招いたことがないという事実が会話の中で発覚したのだ。
意外すぎる事実に、小躍りするほど嬉しかった。近所に住む女友人がしょっちゅう出入りするのと、部屋に招くほど長く付き合う男が居なかったかららしい。
つまり! この僕が! メイコさんのプライベートルームという処女地に足を踏み入れる最初の男という、この上ない栄誉を頂いたのだ。
それなのに、この状況……。浮かれていた分、ひっぱたかれて地にべちゃっと落ちたカンジだ。
いや、でも約束が丸つぶれになったワケじゃない。メイコさんはまだ仕事中で、終わり次第、僕に連絡をくれる手筈になっている。
それまでにここを出れれば、問題はないはずだった。
「ねー聴いてるぅ? カイトくん」
女の子はきらきらした目で上目遣いに僕を見上げてる。うん、可愛い子なんだけど……なんだけど。
可愛らしさの中に隠し難い猛禽の眼光が見えてて、落ち着かない。
「あのね、アカイトくんにカイトくんに会わせてってずっとお願いして、やっと会えて嬉しいの」
こんな風にファンの子と直接話しすることって今までなくて、どう接したらいいのか困ってしまう。
好意を寄せてくれるのも、唄を聴いてくれて褒めてくれるのも嬉しいから、無下にするのも躊躇われた。結局、強く断ることもできない。
この場から離れたいのに曖昧に笑う僕は、きっと優柔不断そのものなんだろうな……。
「うん、ありがとう。でもそれ、さっきも言ってたね……」
話しループしてるもんな。
酔ってんのかな。それとも女の子ってそういうもんなのかな?
年上で、優しくって、とんでもなくエロいあの人しか僕は知らない。
初めて一緒に呑んだ時は、むしろ僕のほうが愚痴をべらべら零して、慰めてもらったけ。
女の子は益々元気に話し出し、失礼ながらも意識が余所へ飛びかけたとき天の助けがきた。僕のジーパンの尻ポケットで携帯が鳴ったのだ。
「あっ、電話だ。事務所かも? ちょっとゴメンね」
いそいそと席を立つ僕に不満そうな顔をしつつ、女の子は開放してくれた。大急ぎで店を出る。
出入りする人の邪魔にならないよう、隅っこへ行って電話に出た。
『カイト君? 今大丈夫?』
待ち焦がれたメイコさんの甘く柔らかい声。もう、なんだか身体の力が一気に抜けた。

366 :
えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 6 4
「はい、仕事終わりました?」
『うん。今スタジオから出るところ。待たせてゴメンね、ちょっと時間かかっちゃって』
いえいえそんなことは。待ってましたよ!
『今何処にいるの? 途中で待ち合わせする? 近かったら迎えに行くけど』
そう言われて、はたと思考が一瞬止まる。
今は……居酒屋にいて、しかもそれは飲み会じゃなくて、合コン。以前、メイコさんが僕が行くのを嫌がって、でも止めなかったそれ。
「……いえ、僕の方もちょっと予定外の用事が入っちゃって、今すぐは抜けられないんですよ」
咄嗟に口から出た言葉は、自分でも思いもよらないことを口走っていた。
『そうなの? じゃあ、今日は止めておく?』
約束の取り止めをあっさり提案された。メイコさんは僕の予定を優先してそう言ってくれているんだろうけど、それは嫌だ!
「平気です! もう少ししたら終わりますからっ。あの、家で待っててくれませんか?」
『いいけど……。カイト君、無理しなくてもいいよ?』
「無理じゃないです。必ず行き……」
「カイトくーん! ここにいたの〜?」
羊羹に水あめをかけたような声が聴こえて、即座に携帯の電源を切った。やっべ、今の聴こえたかな……?
声の主はさっき僕に絡んで離れなかったあの子だ。ふらふらした足取りで近づいてくると、慌てる僕などお構いなしに抱きついてくる。
「ちょ、ちょっと!」
「えへへ、待ってても帰ってこないんだもーん。捜しにきちゃった」
捜しに来ないで! お願いだから!
僕の胴に腕を巻きつけた女の子は、何故か体重をぐいぐいかけてくる。
ちょっとテンパってるのと人の目が気になるのとで、酔ってもないのに僕は千鳥足状態で店の直ぐ横の路地に入ってしまった。
押されるまま薄暗い路地の壁に背中を打ちつけ、ぐえ、っとボカロにあるまじき変な声が出た。
下を向けば、女の子は抱きついたまま僕の胸に酔って伏せていた顔を上げた。何というか、こう媚びるというか、そんな瞳で僕を見ている。
「だ、大丈夫? 気持ち悪いなら取り合えず店戻ろう?」
肩を持って身体から引き離そうとするけど、これが中々離れてくれない。
なにこの力強さ? 僕、一応成人男子型ボカロなのに力負けって!
「ねーえカイトくん。これからぁ、二人でどっか行こうよー」
は? 目が点になって言葉を失った僕の胸に頬を擦りつけ、女の子はとんでもないことを言い出した。
「へっ? や、どっかって」
「うふふ。ホテルとか? カイトくんのおうちでもいいかも」
「はぁ?」
びっくりして思わず大声出してしまった。
「そ、そういうのはさ。ちょっと困るんだけど」
「なんでー? こんなの皆やってるよぉ。カイトくん今人気急上昇中だから、やったら友達にも自慢できるしぃ」
なに言ってんのこの子――! と、とりあえず何とかして店に戻らないと。僕の貞操が危なくなってきた。
「あ、あは……。酔ったイキオイとかよくないなー。ほら、荷物も店に置きっぱだし、戻ろう?」
引き攣り笑いを浮かべて女の子を宥めようと必になる僕。しかし女の子は不服そうに顔を顰めた。
「えーっ、せっかく二人きりになれたのにぃ。じゃあ、ちゅーして! そしたら戻るー」
なんでそうなる! 叫びたいのを耐えたのを褒めて欲しいよ。
口を尖らせて背伸びをし、僕に迫る女の子から逃げようとするも後ろは壁。
少しでも距離を開けたくて、女の子から少しでも距離を取りたくて、仕方なしに僕も背伸びをする。
あーもー、どうしよ。キスなんてできるわけない。でも、この子はしないとテコでも動いてくれなそうだし、でも……。
ど、どうして僕の意思を欠片も考えないんだこの子は。
必で思考回路をブン回していると、「なにやってんだ、お前ら」と聴き馴染んだ声がした。
路地裏の入り口にアカイトが目を丸くして立っていて、思わず泣きそうになった。

367 :
えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 6 5
「ゴメンね、カイト。久々に男に囲まれて楽しかったから、アンタの存在忘れてタわ!」
アンさんは大笑いしたいのを堪えているのだろう。しかめっ面の僕に、なんとも言えない微妙な顔をしている。
「さっさと男作ってくださいね。合コンに借り出されるのはコリゴリです……」
悔し紛れにそう言えば、アンさんは犬を追い払うようにしっしと手を振った。
「あーおかしい! もう行っていいワヨ。こっちは任せて」
挨拶して背を向けると、アンさんの爆笑が僕を鞭打った。もう、解放されるんならどうでもいいや!
アカイトは二次会の飲み屋へ行くため僕らを捜しに来てくれたらしい。いやー、助かった。
女の子をアカイトたちに任せ、店を移るどさくさに紛れて僕は逃げ出した。アカイトとアンさんには抜けることを告げて。
アカイトにはもうちょっと上手く立ち回れと小突かれるし、散々だ。しかしこれで晴れてメイコさんちに行ける。義理は果たしたし、心が軽い。
ちょっと遅くなっちゃったけど、急いでメイコさんの住むマンションに向かった。
メイコさんの住む街は、僕の住むアパートから電車で二十分くらいの場所にある。
意外と近い場所に住んでいたのを知った時はびっくりした。一緒に遊んだ夜はメイコさんを自宅まで送っていったこともあるので、迷うことはない。
住宅街を抜け公園を突っ切ると、そこに僕の住むアパートとは比べ物にならないほど綺麗なマンションが在った。
普通のマンションだけど、多分ウチのアパートがボロ過ぎるせいで本来の姿より五割り増しぐらい綺麗に映った。
出迎えてくれたメイコさんは、僕を見ると驚いたように瞳を瞬かせる。
「もしかしたら、来ないかと思ってた」
「お、遅くなってすみません……」
そういえばもう夜も遅い。仕事の後に約束してたとはいえ、女性の部屋を訪れるには非常識な時間だった。しどろもどろになった僕に、メイコさんは小さく笑った。
「気にしないで。忙しいのかなって思っただけなの。上がって。お腹空いてる?」
促され、メイコさんの部屋に入る。ちょっと緊張するな。手土産を持ってくる余裕さえなかった。
部屋は単身者用の1LDKで、外観と違わず綺麗な作りだ。メイコさん、僕んちが居心地がいいって笑ってたけど、この部屋の方がずっと居心地よさそうですよ。
リビングに入ると仄かにメイコさんの香りがした。化粧や香水とかじゃない、メイコさんの匂いと似ている。
「紅茶とコーヒーどっちがいい?」
キッチンに向かう背中に、僕は手を伸ばした。
「? どうしたの……?」
細い手首を引く。柔らかな身体は逆らわず僕の腕の中に収まってくれた。
「ちょっとこのままでいて下さい」
さっきの大騒ぎから落ち着いたこの部屋に来て、ほっとした。
さっきの子の咽るような香水の匂いに鼻がバカになっていたみたいで、メイコさんの匂いで上書き保存するように深く息を吸う。
慣れた匂いに一息ついていると、腕の中のメイコさんがなにやらもぞもぞ落ち着かない。
「あ、あれ?」
仕舞いには、手を突っ張ってネコが抱っこを嫌がるみたいに僕を押し退ける。そして着ていたシャツに改めて顔を寄せた。
「? メ、メイコさん……?」
訝しんでいたら、留めてなかったシャツの前をばっと勢いよく広げられた。中はTシャツ着てるけど、何にも言ってくれないから意図が分からなくて混乱する。
見下ろすメイコさんは、とっても神妙な顔つきだ。
「カイト君」
「は、はい?」
「……お風呂入らない? 一緒に」
「えっ?!」
まだメイコさんちに来て十分も経ってないんですが。
しかし嬉しさを隠せない僕は、メイコさんに背中を押されるまま素直にバスルームへ押し込まれた。

368 :
えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 6 6
メイコさんちのお風呂は、やっぱり僕んちより数段上等だった。
湯気の立つ湯船は真新しいし、浴室はウチより少し広め。いちゃいちゃするには丁度よい感じ、なのだけど……。
向かい合って正面に座るメイコさんは、当たり前だが素っ裸。膝立ちになって僕の身体を泡だらけのスポンジで洗ってくれている。
惜しげもなく僕に前に晒す豊満な肢体は、身動きする度におっぱいが揺れた。身体が濡れている分、普段よりずっと艶かしい。
正面に据えられてる鏡越しに見た。石鹸水で曇りを拭ったそれには、僕の裸体を隠すメイコさんの後姿。
いつも始める前は、シャワーを使ったりそのまま雪崩れ込んだりまちまちだけど、終わった後は必ず一緒に風呂に入って僕らは身体を洗いっこする。
一緒に入る時は僕だって洗うだけじゃなく性的に触ったりして、メイコさんも笑ってそれを許してくれる。
静かに腕を動かしてそっとお尻に触ろうとしたら、メイコさんにその手を払われた。
「ダーメ」
無情にも制止がかかって、僕は渋々手を下ろした。
「ダメなんですか……?」
我ながら情けない声音だった。もうこのやり取り、何度目だろ?
今日のメイコさんは、いつもみたいに触ろうとする僕の手を阻むのだ。なんで?!
「今は私が洗ってるじゃない」
「じゃあ、僕もメイコさんを洗います! ならいいでしょ?」
「私、カイト君が来る前にお風呂済ませたもん」
首から肩を撫でるスポンジにぞくっとして口を閉じた。
今日のメイコさんはちょっとヘンだ。気持ちイイこと大好きなくせに、身体に触らせようとしない。自分からは僕に触ってくるくせに。
それでも触れる隙を見計らっていると、メイコさんはふうと溜息をついた。
「もう、ダメって言ってるのに。油断できないね」
見透かされてる。半眼で僕を見下ろすメイコさんに、僕は肩を竦めた。
「触りたくなるの当たり前じゃないですか! コレって新手の焦らしプレイ?」
メイコさんと一緒にお風呂というオイシイこの状況。
僕は目の前にある白くてエロい肢体をたっぷり見せ付けられ、しかも触ることは厳禁という一人ガマン大会を強いられているのだ。
溜まったものじゃなかった。
うううと唸っていたら、メイコさんは何か思いついたようで、ぽんと手を叩いた。
「決ーめた。カイト君はいいって言うまで私に触っちゃダメ。私だけが触る!」
「ええっ? それって何時まで?」
得意顔のメイコさんはいいこと考えたと楽しそうだけど、僕はどれだけガマンすればいいの?
「さー? どうしよっか?」
ふふっと笑ってメイコさんはスポンジを放った。そして腕が僕の首に絡んで引き寄せられる。乳首をちょっと尖らせたおっぱいが僕の胸にむにりと形を変えてくっつき、メイコさんの身体に泡が移った。
「いいじゃない。全身隈なくキレイに洗ってあげるよ。カイト君」
間近に迫り、妖艶に微笑むメイコさんに息を飲んだ。比べるのは申し訳ないが、居酒屋で絡んできた女の子とは格の違うエロさだ。もう、それだけで半端に硬かったアレが勃起した。
密着した身体が動き出し、柔らかなおっぱいが肌を滑る。スポンジなんか目じゃないくらい気持ちよくって、僕はメイコさんに身体の柔らかさに全神経を集中させた。

369 :
えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 6 7
「は……っ」
こめかみを汗が軌跡を引きながら流れる。それは顎まで伝い雫となって落ちた。
その様は感覚でしか分からない。僕は目にタオルを巻かれ、視界を閉ざされているから。
どうしても触りたくて勝手に動いてしまう手も、脱衣所から引っ張り出してきたタオルで戒められてしまった。
僕は身動きができない。全部メイコさんの仕業だ。後ろ手に結ばれて開かれた前身を、メイコさんの手と唇と舌が伝う。
真っ白で大きなおっぱいで身体の前面を洗ってもらって泡を流された後は、首筋、胸、乳首と唇が這ってもどかしい微弱な快感が僕の咽と身体を震わせる。
閉ざされた視界で僕の肌に顔を寄せるメイコさんを見ることはできないから、卑猥な妄想だけが走る。
舐める舌の動き、乳首を甘く引っ掻く指、ちくりと吸われた肌はきっと痕が残ってるだろう。
「う、あっ」
とっくに勃って触れられるのを待つ肉棒を指が掠め、身体が波打つ。メイコさんが笑っているのが気配で分かった。
「すごく硬くなったね。ちょっと触っただけなのに」
「メイコ、さん、なんで……っ」
ちゅ、と首筋を吸われた。違う、そこじゃ……。
「ん? なあに」
声が優しい分、温い手つきが残酷だった。今日のメイコさん、おかしい。
「ちゃんと言わないと、分かんない」
何言ってるの。男の身体をよーく知ってて、僕の身体なんか弱点知り尽くしてるくせに。内股を撫でるだけの手に僕は唇を噛んだ。
「これだけで感じちゃうの? おちんちんには触ってないのにピクピクしてる」
今までこんな風に一方的な触り方をされたことはない。メイコさんは基本的に「相手と一緒に気持ちよくなりたい」人なのだ。
それなのに今夜は自分には一切触れさせようとしない。おまけに拘束し僕の視界を奪った。
何をしてくるのか不安と期待が神経を過敏にさせ、触覚がいつも以上に反応した。
「ど……して、今日は、触らせてくれない、の?」
煽られて苦しい息を継ぎながら言った。僕を取り巻いていた微弱な愛撫の一切が消失する。メイコさんが全て離したのだ。次いで僕に触れないまま耳元に唇が寄せられた。
「だって、イヤなんだもん」
遮蔽された視界により敏感になっている耳へ、吐息と声が腰にぞわっと響く。
イヤ? イヤって、僕に触られるのが? え、何で……。
想定外の事実に脳内は混乱を極める。だけど、そんな僕の息の根を止めるような言葉が続けて囁かれた。
「……他の女の匂いをさせて、私に触らないで」
――は……?
その意味を考える間もなく甘苦しい愛撫が再開される。もどかしい指先に流されそうになりながらも、必で意識を手繰り寄せた。なに、今の台詞は。
メイコさんは性に奔放なヒトだ。僕と知り合う前は快感が欲しくて男と寝ることを繰り返してた。誰にも執着しないし縛らない。……恋愛感情を知らないから。
僕と寝るのだって、身体の相性がいいからだと公言している。だから僕はいつだって、メイコさんが余所の男に行かないように、全力で追いかけて繋ぎ止めて……。
感情が震えた。だってあんな台詞、嫉妬みたいだ。そんな単語メイコさんから一番縁遠いものなのに。
……もしかして部屋に入って直ぐ風呂ってそのせい? 女の子に抱きつかれた時の移り香にメイコさんは気が付いたんだ。
そうか。だから、それを消したくて。
「……あ……っ」
強く乳首を吸われ、反り返った肉棒を軽く握られ先端をなぞられた。思考が霧散して指の動きに集中するのを止められない。
まるで他の事を考えさせないようにしているみたいだった。

370 :
えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 6 8
柔く肉棒を扱かれ、身体のあちこちが反応する。
「苦しそうね。ガマン汁出しちゃって、可愛い」
「く……ぁ、メ、メイコさん、も……お願い、だから」
ちろちろと舌先に唇を舐められ、欲望は天井知らずに暴走する。それが身体の内側で膨張しているのに、出口を見つけることができない。
「お願いって? ちゃんと口で言ってくれないと。おちんちんで答えられても分からないよ?」
メイコさんは優しい声だけど、どこか僕を突き放す。見えないから、どんな顔をしているかも分からない。
「出したい……うぁっ」
「もう出したいの? そんなのつまんない」
即座に否定が返ってきたが、精神はもう限界に近い。吐き出したい欲求は募るのに、寸前で手を離されるのを何度されたろう。
情けないのも恥ずかしいのも振り切って懇願する。
数度願って、メイコさんはようやく僕に耳を傾けてくれた。愛撫する手はそのままで。
「そうね……カイト君は私になにをして欲しい?」
言わせるんだ。タオルの下の瞼を固く閉じた。
メイコさんには責められることも多いけど、僕が上になりたがるから頼めばいつも主導権を渡してくれる。僕を立ててくれるのだ。
でも今日は、そんな気更々ないみたいだった。
「……っ、メイコさんの中に、挿れさせ、て」
「何を?」
あくまで口調は穏やかだ。でも内容は質問を質問で返して、僕の自尊心を挫こうとする。触れてくる手つきの嫌らしさに、抗えない。
「お、おちん、ちんを」
「……。カイト君は、手じゃイヤなの?」
首を縦に振った。手も気持ちがいいけど、僕はもっと溺れる場所を知っているから、そこで吐き出したい。
「ワガママね」
メイコさんから聴いたくせに、僕の要望はあえなく却下だった。
普段と違うメイコさんの振る舞いは、僕を困惑させる。コレってもう焦らしプレイっていうよりも羞恥プレイなんじゃないか?
そーゆーのって、男が女の子にするから萌えるんであって、男の羞恥プレイなんか面白くもなんともないですよメイコさん!
それにこれ、合コンで絡まれたファンの女の子に感じた「肉食系」よりずっと「肉食」だ。
あの子にも強引に迫られたけど、メイコさんの責め方は性的な分、ずっと酷い。
肉食系女子って本能的にコワいと竦んでしまうのに、このヒトに食われるのは嫌じゃなかった。矛盾しすぎて自分でもおかしいと思う。でも、それが本音だ。
操る指先は淫らで、僕の心と身体を無理矢理高揚させる。その上で突き放される行為はかなり辛い。それでも拒絶しようとは思わない。
「他の女の匂いをさせたまま触るな」と言ったメイコさん。
彼女に、初めて僕への確かな執着を実感した。前に合コン話が出たときなんか比べられないくらいの、それ。
誰にも固執せず、自分から離れるヒトを決して追いかけないメイコさんが。
この状況で、そのことに歓びを感じるのは異常なことなんだろうか。
男慣れしたメイコさんを一瞬でも征服できた気になれるから、僕は基本的にセックスは男性上位を好む。
でも、あんな台詞言われたらメイコさんの好きにさせてあげたくなるのだ。
ふと空気が動いてメイコさんが位置を替えた。僕の後ろに回って肩に手をかける。
「そういえば、まだ背中を流していなかったね」
ふにっとおっぱいが当たる感触。メイコさんはイカせてくれる気なんてないようだ。
メイコさんが『ダメ』というなら僕はそれに従わざる得ない。
咎める声はいつもと違ってて、強引に触れたら嫌われそうな感じだ。それは触れさせてもらえないことより嫌だった。大人しくガマンするしかない。
生しの時間がまだ続くのだと、僕は奥歯を噛み締めた。

371 :
えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 6 9
前身を洗ったときと同じように、メイコさんはおっぱいで背中を流してくれた。いつもなら嬉しい行為も、今はどこか含むところのある愛撫だ。
慣れた仕草で官能を呼び覚ます指と唇。それに息を乱す僕の視界が急に明るくなる。
メイコさんが目隠しのタオルをやっと外してくれた。
照明が目に痛くて、思わず細めた。ぼやけた視界は瞬きをすると直ぐに焦点を結び、目の前の鏡には赤い顔で後ろで手を縛られて勃起している僕と、背後のメイコさんがいた。
メイコさんは鏡に映りこむ僕を微笑みながら見ていたが、いつもの無邪気さがそこにはない。
顔が見れて安心したのも束の間、感情の窺えない笑顔にまた不安になってしまう。
「カイト君、このままイこっか」
「え……あ!」
後ろから手が股間へと差し伸べられ、猛った肉棒を無遠慮に握られた。
「イキたいんでしょ? 自分の姿を鏡で見ながらイけるかな?」
項をちゅっと吸われ、空いた手が乳首へ伸びた。背中におっぱいの柔らかさを感じ、動いた手に悲鳴を上げる。
「う……っ、あぁっ!」
身体の中心、解放を求めて自己主張する肉棒を、しなやかな手が上下に動いて刺激する。
「メイ、あっ、せめて、口で」
「……イーヤ。手だけ。ほら、手だってこんなに勃起させてるじゃない。もっと脚を開いて。前、見て」
正面を向いて息を飲んだ。鏡には赤い顔で大股を開かされ、背後から伸ばされた白い手に反り返った肉棒を扱かれる僕がいる。
つうっと肩から首を舐め上げる感覚に、ぞくりと身体が震えた。
「ん、しょっぱい」
「メイコさん、イヤだ。これは……」
なんだよコレ。僕は自分の喘ぐ顔を見て興奮するタイプじゃない。むしろ萎え……残念なことに、本日に限っては身体の反応が違うようだ。
強制的に勃たせられた欲望は、扱く手に萎えることを許されないのだ。
「メイコさん……」
首を捻って見上げると、メイコさんは静かに笑って僕の目元に唇を落とした。今日は、キスらしいキスもしていないことにこの時気付く。
「イイコだから前を向いて」
頂点まで導かれると思って息を詰めると手が離れ、指先が陰毛を掻き分けて袋をやわやわと揉まれた。赤い爪に彩られた指に僕の青い陰毛が絡んでる。
一連の如何わしい動きと僕の反応が全部鏡に跳ね返され、赤面するしかない。
完全にメイコさんの掌中で玩ばれていた。嬲られる肉棒と快感を増幅するように肌を這う刺激。首や肩を甘噛みされる微かな痛みにも、肌が粟立った。
「もう出そうだね。ね、私カイト君が射精するところ見たい」
「う……っ」
「見せて」
青筋立てて滾るそれは、限界を訴えてメイコさんの手の中で動く。止められなかった。腰からざわざわと身体を巡っていた快楽が、一気に背筋を貫き走った。
「う……あぁっ、くぁ……っ!」
背中を反らせ、それはメイコさんの手によって噴き出した。
堰を切ったかのように勢いよく出る精液は浴室の床を汚し、メイコさんの手を穢して飛沫が数滴、鏡にまで飛んだ。
まだらに小さな白い残滓を付けた鏡の中に、息を弾ませ前屈みになっている僕がいる。
苦しいのと脱力感で、身体を上げることができないほどだ。
そんな僕の手の拘束が解かれる感覚がして、ほっとしたのも束の間。バスチェアに座る僕の背をメイコさんは力いっぱい押した。
「へっ……?」
不意打ちを喰らって、咄嗟に前に手を出して浴床の精液の上に手を付いた。身体に力が入っていなかったから、不恰好な四つん這いの格好になる。
その僕の尻に指の感覚がし、思わず顔だけ振り向こうとしたけど無理だった。
「うあ……っ!」
感じたことのない場所に、知らない快感が走った。メイコさんが、メイコさんが、僕の尻の――。

372 :
えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 6 10
「ちょっ、止め……っ」
生温かく柔らかいそれは、メイコさんの舌だ。ぬめる舌が尻の割れ目に合わせ動いている。軽くパニックになった。
擽ったいを通り越した不思議な感触は身体を震えさせる。しかもこんなとんでもない格好で、ありえない。
これまでベッドの上で、四つん這いになってるメイコさんの性器を舐めることはあっても、逆はなかった。
「ねぇ! 待ってよメイ……」
「ここ、まだ洗ってないわ」
唇でちゅうっと吸い付かれて、僕の異議は捻じ伏せられた。
後ろの孔の表面への刺激はむずむずする中にしっかり性感を伴っていて、ものすごく威力がある。知らなかった……!
窪みを探る舌先の動きは執拗で尻と腿が震える。偶に吸い、舌は溝を隈なく辿って脳と腰にダイレクトに快感を伝えた。
音を立てて臀部にキスしながら股間に差し込まれた手が袋を優しく嬲って、そして脚の間を潜って勃ち始めた陰茎を撫でた。
「――っ!」
口で袋を食まれ硬く太さを増す肉棒を弄られて、質量が増すのが分かる。自分を抑えることなんて不可能だ。
「あ……、あっ」
床に付いた手が、精液を掴むよう拳を作った。駄目だ。手の動きにつられて腰が浮く。メイコさんは舌を器用に使って袋を、溝を、孔を刺激し僕の身体の自由を奪った。
なんでこんな……。初めてメイコさんちに行けると、今夜を楽しみに胸を膨らませていた。
僕にしても女の人の部屋に行くのは初めてで、あわよくば泊まれるかなとかアホな下心は粉々だ。
僕んちでいつもそうするように、メイコさんちでイヤらしいことできたらいいなって思ってたけど、まさかこういう事態になるとは想像しなかった。
「うあ? 待ってよソコはダメ! 目覚めたらどーすんのぉおおっ?!」
「それはそれで新しい世界が待ってるわ。大丈夫、どんなカイト君でも受け止めるから」
うわあああん! 無情! メイコさん無慈悲! こんなのイヤだ――!
なんでなんでなんで? セックスする時って、どうしたって格段に違う経験値の差でメイコさんに分があるんだけど、それでも僕に主導権を譲ってくれた。
それを今回はしてくれない。責められる時だって、メイコさんの手つきは心底「楽しい」って感じなのに、それもない。
とっくに白旗揚げてるのに、どうして僕を殊更嬲るんだ! こんなことされる理由、思い当たることなんて……。
……まさか。
「メイコさん、あっ、もしか、して……」
首を後ろに向けメイコさんを見ると、僕の問いかけに首を傾げていた。
「ん?」
「お……怒って、る?」
「………………」
ぴたりと愛撫が止んだ。身体は一息つけるけど、手が止まってる分この間がなんかコワい。
「ナマイキよ。カイト君」
メイコさんはにっこりと、見惚れてしまうほど綺麗な笑顔を浮かべて。
……僕の孔をほじった。
「ふんぎゃああああっ!」
軽く、だったけど。そのえもいえぬ感覚は僕の自尊心をべっちゃりヘコませるには十分過ぎた。
メイコさんの気が済むまで嬲られ終わった頃には新世界が拓けていそうだと、僕は打ちひしがれて耐えるしか……な、かっ……。

373 :
えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 6 11
「ヒドいです……」
リビングのソファーに腰掛けてさめざめと泣く僕の髪を、後ろからメイコさんがタオルで拭いてくれている。
そこにはもう風呂場での意地悪なイヤらしさはなく、優しい手つきで水分を拭ってくれるけど、僕の男の矜持っぽいのは木っ端微塵と化したまま。
幸い新しい世界への扉を開くことはなかったけど、正直ちょっとマズかった。まだお尻にこそばゆい感覚が残っている。
「はい、お終い」
すっとタオルと手の感触が引いて、メイコさんの気配も離れた。そしてそのまま脱衣所に行ってしまった。
僕の服を全部洗っているから、洗濯機の様子を見に行ったのだろう。
おかげで僕は上半身裸でバスタオルを腰に巻いている状態だ。出で立ちだけなら、なんか民族衣装っぽいカンジ。
メイコさんは直ぐに戻ってきて、キッチンでコーヒーを淹れてくれた。
「はい。インスタントだけど。後、服は明日には乾くと思うわ。それまでそこカッコじゃ……マズい? カイト君」
寒い季節じゃないし、タオルだけでも大丈夫だけど……。
差し出されたマグカップを受け取って、僕の隣に腰を下ろすメイコさんを窺う。
服乾くの、明日って言った。
「……裸でもメイコさんがいいなら。あの、じゃ、泊まっても……?」
「帰るつもりだった?」
瞳にからかう光を宿してメイコさんが僕を覗き込できて、ぶんぶんと勢い良く首を横に振った。
よかった、泊まれる! そんな僕の様子に、メイコさんは小さく噴き出した。
「散々カイト君ちに泊まらせてもらっているもの。帰れなんて言わないよ。誘ったの私だしね……でも、アレはイヤ。マナー違反」
マナー違反。……匂いの、ことだよな。
「ウチに泊まるのに他の女の匂いつけたままって、イヤだわ」
そう、だよな。もし僕んちに来たメイコさんが、余所の男の匂いをさせていたら……僕がメイコさんを好きなことを差し引いても、すごくイヤだ。
「……ごめんなさい。メイコさんに会う前に、ファンの子にちょっと絡まれちゃって」
合コンの話は伏せた。メイコさん、僕が行くの前に嫌がってたし。疚しいことはなにもないけど、言いたくない。
……せっかくメイコさんちにいるのにこれ以上拗れたくないと、打算が胸を過ぎった。
「ああ、電話の子?」
やっぱ聴こえてたか……!
マグカップをローテーブルに置いてメイコさんへ手を伸ばし、そのまま引き寄せた。
「ちょっと」
両肩をつかんで身体を寄せる。メイコさんからは、僕と同じシャンプーの匂いがした。
「メイコさんが僕についていた匂い、洗い流したんだから……もういいでしょ?」
ちょっと抵抗したメイコさんだけど、そう言ったら直ぐ大人しくなってくれた。
あの香水の匂いが嫌だったのなら、すっかり洗い流された今、何の問題もないはずだ。
「機嫌、直してください。せっかく遊びに来たのに……怒っているの、嫌だ」
「別に……カイト君が誰と遊ぼうと、私には」
そんなの知ってるよ。メイコさんは僕を縛らないし引き止めてくれない。
前に合コンの話が出た時だって、追いかけて問い質し僕が合コンに行くのを嫌がってたの、初めて分かったんだから。
続きを聴きたくなくて言葉を重ねる。
「あの子とはそんなんじゃないです。遠慮ナシに抱きつかれて、でもファンで上手くあしらえかなったから」
頭の中で、ボロが出ないよう組み立てながら説明している最中に浮かんだ考えにはっとした。
禄に疑問にも思わずそれが口をついて出てしまった。
「……そうだ! じゃあ、メイコさんの匂いを僕にください!」
………………。
奇妙で微妙な沈黙が降りた。
「……は……?」
きょとんと目を丸くして、メイコさんは僕を見上げた。僕を見つめる瞳は明らかに思考が止まってる。
僕も勢い込んで言った自分の発言の意味の恥ずかしさに、顔が異常に熱くなった。
良く考えなくっても変態的な申し出じゃないかコレ?!
「いえ、あのだって、他の女の子の匂いが嫌だったんですよね? だったら、メイコさん自身が僕に匂いつけて、くれたら……とか……」
メイコさんの視線に、次第にしどろもどろになる僕。うあ、恥ずかしい。これは恥ずかしい! 僕は何処のヘンシツシャだよ!
もう、メイコさんの顔が見れなくて俯いた。絶対引いてる。僕が女性なら引く。服なんか濡れててもいいから今すぐ帰りたくなった。
どのくらい経っただろう。小さな忍び笑いが聴こえ、顔を上げることができず固まっている僕の頬にちゅっとメイコさんがキスしてくれた。

374 :
えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 6 12
眉を下げた困惑顔で恐る恐る見上げると、メイコさんは面白そうに微笑んでいる。
すっと立ち上がり、不安でその行動を見ていた僕の膝にメイコさんは横座りした。
「……え、あ、の」
おろおろする僕の首に腕を絡め、身体をぴったりくっつけてくれる。笑いを噛み締めているせいで、身体中が震えてた。
「何を言い出すのかと思ったら……もう、おっかし……」
な、なんだか、メイコさんの機嫌はいきなり直ってしまった。ツボが分からないですよ……。
「でも、それはいい考えだね。こーゆーこと、でしょ?」
膝の上で向かい合わせになったメイコさんはぎゅーっと僕に抱きついた。そっとその背中に手を回して、「うん」と答えた。
「私、そんなに匂いあるかな? 自分じゃ分かんない……カイト君って匂いフェチだったっけ?」
自分の肩辺りにメイコさんは鼻を寄せる。
「ありますよ。メイコさんの匂い、くっつくと感じる。僕、好きです」
ボディーソープとかシャンプーとか、そういうのに混じった仄かな甘い匂い。これってフェロモンに似たものなのかな……意識すると、興奮する。
「私の匂いが移れば、か」
「え?」
メイコさんはくすくす笑うばかりだ。
「ふふ、動物のマーキングみたいね。でも、今度はカイト君が他のコのところに行けなくなっちゃうよ?」
至近距離でからかうように微笑むメイコさんに、僕は口を尖らせた。
「だから、メイコさんがいいって何度も言ってます」
ふと、メイコさんの様子が変わった。それは本当に微細な変化で、少しだけ淋しそうに微笑んで、すぐにいつもの調子に戻った。
小さな変化が引っかかりつつも、寄せられる顔に僕も目を閉じて重ねる。ふんわりとした感触を唇に受け、やっとまともにキスできたと安堵した。
舌を差し出しあって触れ合わせ、赤い舌先を唇で挟んで僕の口の中に引き込む。ぬめるそれを、ちゅっちゅっと吸い立てればメイコさんは僕の頭を押さえてもっと口を開けた。
「む……ん……」
ぴったり唇を合わせ舌の裏、歯列、上顎の内側まで丹念になぞって少し顔を離す。
僕らは息を乱し、メイコさんが赤く濡れた口元を淫靡に微笑ませた。
「カイト君、まだ勃つ?」
「できるよ。中で気持ちよくなりたい」
部屋着のショートパンツから伸びた太ももを撫で、更に顔を寄せようとしたら、肩を押されて阻まれる。
「まだダメ?」
「ココじゃイヤなの。友達とよく宅呑みしてるから。寝室で、ね?」
そういうことかと胸を撫で下ろし、僕はメイコさんを抱き上げて寝室へと向かった。
リビングから玄関へ向かう短い廊下にある扉を開けてメイコさんの寝室に入って、ちょっと緊張した。
女のヒトのプライベートルームの最奥、というかなんというか。それが好きなヒトの部屋ならそりゃあドキドキする。
小さな部屋で家具は多くない。最初に目に付いたのはクローゼット。
本棚には沢山本やファイルが収められていて、綺麗に片された机にはノートパソコンが鎮座している。その横にシングルのベッドがあった。
可愛い部屋というより、綺麗に片付けられた部屋だ。
「あんまり見ないでよ……恥ずかしいんだけど」
腕に抱えたメイコさんが上目遣いに僕を見て叱る。本気で怒ってるんじゃなくて、気恥ずかしさから僕を睨んでいた。滅多にしない顔だ。
部屋に男を入れたことないって言ってたっけ。もしかして、メイコさんも少し緊張しているのかなって思ったら自然に笑いが零れた。
「なに笑って、きゃっ!」
ぽすんとメイコさんを落とすとベッドが軋んだ。横向きに寝そべる形になったその上に僕は覆い被さる。よし、これで僕が上だ。
ベッドは、メイコさんと同じ匂いがした。

375 :
えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 6 13
メイコさんは、今度は僕の下で素直に触らせてくれた。
部屋着を剥ぎ取ってショーツも床に落とし、肌にあちこち舌を這わせる。
豊満な身体を捻って伏せてしまったから、背中から腰を甘噛みしたり吸い付いてむっちりしたお尻を撫で回す。
風呂場では全く触らせてくれないのに、メイコさんは柔肌をくっつけてくるから、僕はどれだけ辛抱したことか。
焦がれたその身体に存分に触りまくった。
「ふ……ぅん」
背中も隈なく撫でて項に何度も吸い付いた。
肩先を舐め、ぴくぴく震える背中をキスしてまた降り、お尻を掴んで齧りながら引き上げると、突き出された双丘の間から秘められた桃色の肉が現れる。
そこは薄毛と共にしっとりと潤って、女豹のポーズも相まり扇情的だ。中心へ、自然に引き寄せられる。
「んっ……」
襞の隙間を舌先で探り、粘膜の滲む入り口も何度も口付けた。慣れたメイコさんの味が口の中に広がる。
メイコさんが僕の味が好きだというように、僕もメイコさんの味をすっかり覚えてしまっていた。
咽を嚥下するそれが、脳内で欲求を堪らなく刺激する。唇で触れてる柔肉も熱く熟れ、際限なく粘膜を溢れさせていた。
「ん、あぁ……ぁ」
じゅるっと音を立てて啜ると、高々と上げたお尻が揺れた。
「……感じる?」
「うん……あぅ……っ、は……」
視線をちょっと上げると、性器の上に濃い目の色合いをした小さな窄まりがひくひくしている。
……そういえば、さっきはココをほじられたんだよな、と仕返しを考えなくもなかったが、止めた。
感じて動いているのが視界に映るだけで、僕は十分興奮する。
すべすべの太ももの感触を堪能しながら、舌の形をぬかるみの溝に合わせて舐めては啜る。メイコさんはこれ以上ない可愛い声で鳴いた。
「いっぱい出てきたよ。本当はお風呂でもぐちょぐちょだった?」
仰向けにし、開かせた脚の付け根に指を二本差込み軽くピストンした。
枕の端っこを掴んで、エロい身体を晒すメイコさんは喘ぎながら答える。
「カ……カイト君、可愛かった、から」
「今それいうかなー」
「あぅんっ!」
風呂場での醜態を思い出し、むっとした僕は恥ずかしさにまかせ指の腹で奥を強く掻いた。
「ひ、ん……っ」
白く肉感的な身体が震える度に、おっぱいもゆらゆら揺れる。身を屈めて天井を向くピンクの乳首に強く吸った。
「んぁっ」
吸い付いて離して、また吸って。
膣の内側と、柔らかい肉に中で唯一コリコリのそれを弄られて、メイコさんは新たな粘膜を零しながら悶える。
施す愛撫を全身で感じてる姿は、ヤバいくらい男の本能を揺さぶった。
くちゅり。指を引き抜くと淫らがましい音が鳴る。
手の甲まで伝う粘膜を自分で舐め取って開いた脚を肩に担き、ぬるぬるの満ちる襞の真ん中へ痛いぐらい滾る肉棒を擦りつけた。
「ぁん、おっきい……」
性器から伝播する温度は高い。うっとりとした顔で視線を彷徨わせるメイコさんへ、僕も熱っぽい目で見下ろす。
「メイコさん、今日は覚悟して」
「……?」
「長持ちしそうだから」
そのままメイコさんの胎内に自分を埋め込む。悦ぶ膣の動きに腰から電流みたいな快感が生まれ、神経回路を駆けた。
脚を抱えて、腰を使って。緩やかに律動をする。結合部は早速ぐちぐち水音を鳴らし、おっぱいはたゆんたゆんしてる。
ものすごくエロいよメイコさん。
僕の動きがゆっくりで、でも大きく出入りしているから、それほど刺激は強くなくともメイコさんの肢体はゆさゆさ揺れた。
僕にしても、風呂であんなに弄られて二回も射精したからいつもより大分余裕があった。
肉棒を甘噛みする膣を味わうように抽送を繰り返して、メイコさんを見下ろす。
切なく吐息を零し喘ぎ、シーツを握る手を僕の肩へ導けばぎゅっと縋ってきた。

376 :
えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 6 14
「あ、あっ、気持ち、イイ……」
「ん、分かる。中がこんなだもん」
肉棒を包む膣壁を先端で擦ると、メイコさんは鳴いて腰を動かした。
「ひゃっ! んぁ、もっとぉ……」
「こう?」
「んっ、ふぁ、あんっ、お……」
囁き声に、うん? と耳を欹てる。
「おま、おまん、こ、蕩け、そ……」
膣がきゅんと締まった。な、なんつーこと言うかなこのヒトは。
実際メイコさんの性器は熱を持って、溢れる粘膜が滴るほどだ。
僕にしたって熱と膣が流すぬるぬるに肉棒を侵食されて、胎内に取り込まれる気がした。それぐらい、メイコさんを感じてる。
「もっと、して……おちんちんで、突いて……っ、ひぁっ!」
要望通りぐっと奥まで貫き、抜けないよう気をつけてにずるりと腰を引く。
よがりまくって悦ぶ姿にほっとした。メイコさんはやっぱり気持ちがイイのが好きなんだ。
さっきの、自分に触らせようとしなかったいつもと違うメイコさんも嫌いじゃない。だけど僕は、性感に悶えるこのヒトの方がずっと好きだ。
知り合た頃は必に快感だけを追い求めた僕だけど、今はその他に快感と刺激に溺れて鳴くメイコさんに男の支配欲とか征服感とか、そんなモノを覚えて興奮するようになった。
僕の執着を恋愛感情として認識することができない危ういヒト。
好きだと告げてしまえばメイコさんを困らせ、彼女に関われなくなるのが怖くて僕は密かに妄想に耽った。
この瞬間だけは僕だけを感じる、僕だけのメイコさんだと。
「んぁっ、あぁ、く……ぅん」
揺すぶれば、メイコさんが喘ぎながら膣をきゅ、きゅっと締めてきた。ヒクつく中の動きは、絶頂が近いことを言葉より雄弁に教えてくれる。
「も、イきそ……あぅんっ!」
「いいよ……ほら」
腰を大きくストロークさせ、狭い肉の孔を穿つ。衝撃に身体を跳ねさせメイコさんは、尻を揺らしておねだりしてきた。
「あぁんっ、ちが、一緒が、いい……っ」
一緒がいいのと繰り返す言葉を、申し訳ないが無視した。まだ、射精まで余力があるのだ。
脚を離し両方の肘の辺りを掴んで引き寄せながら腰を打つと、脇が締まって盛り上がったおっぱいが、激しい突き上げに合わせて大きく振れる。
喘ぎは高まり、襞が肉棒に絡んで中へと引き込むように動いた。
「イヤ、いっしょ……あ――っ、あっ、あっ、あひぃっ……あぁあんっ!」
きゅ――っと膣が強く肉棒を食んで、メイコさんが身体を反らせる。欲しがってイヤらしく膣が蠢いて、ふるっと数度震えた後、堕ちるようにシーツに身体を沈ませた。
身体中で息をするその上に僕は挿したまま重なり、汗ばむしなやかなそれを抱き締めた。しっとりとした肌同士を擦り付けると、腕の中でメイコさんが反応する。
イった直後の身体は些細な刺激でも簡単に感じてくれた。
「一緒が、いいって言ったのに……」
乱れた吐息が混じりながら潤んだ目で睨むメイコさんの首筋に顔を埋めた。合わさる身体からは、過剰な運動に走る動力の振動を感じる。
「メイコさんのせいじゃん。二回も出してるんだから、遅漏気味にもなるって」
メイコさんが手で抜いたから、腰だって使ってない。大した疲労もなかったのだ。
「……ばか」
「そんなに一緒にイキたかった?」
「うん……」
今鼻腔に香る匂いは、メイコさんだけのものとは言い難い。僕の匂いも混じっているのだろうか。
そんなことを考えていたら、膣が勃起したままの肉棒を刺激し始めた。
イった余韻かなと思ったけど、メイコさんの表情を見て意図的にやっているのが分かった。
「おねだりなら、口で言って欲しいな」
苦笑してメイコさんの火照った頬を撫でると、真っ直ぐ過ぎる答えが返ってきた。
「……カイト君のおちんちんと精液、もっとちょうだい」
おっぱいを掴み上げて腰を突き入れた。メイコさんは弾かれたように僕の揺さぶりに全身を震わせ、手を伸ばして首に腕を絡める。
「ひんっ……イイ、あひ、あ――……」
喘ぐ身体を抱き締めながら腰を固定し、弱い部分を中心に擦り上げる。
悩ましくねだる膣の動きが次第に射精感を誘い、僕はそれを追って爆ぜるまでひたすら突き上げていった。

377 :
えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 6 15
目が覚めると気だるい倦怠感を身体が纏い、見知らぬ天井が視界に映った。
それが何を意味するのか、寝ぼけた頭で理解するのにしばらくかかる。あ、そうだ……ここ、メイコさんち……。
のろのろと身体を起こし、ぼんやりと部屋を見回した。傍らにはメイコさんの姿はなく、代わり洗い立ての僕の服が一式丁寧に畳んで置いてあった。
寝室の外からヒトの気配がする。起きようと服に手を伸ばしたが、その前に二の腕に鼻を寄せた。
……メイコさんの匂いがする。でもそれだけじゃなく、ちょっと僕のも混じってる、のかな? 
今まで意識したことなかったけど、こういうのってこそばゆい。
セックスして同じ布団で裸で寝てたらあたりまえだ。今更過ぎるのに意識すれば勝手に顔が熱くなる。
自分ちではメイコさんが帰った後、残り香が消えると何となく淋しい気分になっている僕だけど、メイコさんもそう感じてくれないかな。
……なんてなぁ。ないよな。自分がキモい。
着替えてリビングに行くと、メイコさんはキッチンで料理の最中だった。
「おはようございます」
「おはよ。もうすぐできるから、好きにしてていいよ」
それは自由にしてていいってことなんだろうけど、テレビを見る気分でもなかったから、ソファーに腰掛け何気なくメイコさんを盗み見ていた。
朝の光を弾く艶やかな髪。背中から続く滑らかな腰からお尻の綺麗な輪郭の後姿。
昨夜二人で絶頂に登りつめ、体温を求めるように身体を寄せてメイコさんは眠ってしまった。
嫌らしく身体を開き、性感に身悶えていたとは思えないほどの幼い顔で。
メイコさんを眺めていたら、ふと今まで考えないようにしていたことが頭に浮かんだ。メイコさんの中で、僕の位置ってどうなんだろう?
何度もセックスしているけど僕らは相変わらず付き合っていなくて、セフレのままだ。
男を入れたことのない部屋に呼んでくれて、他の女の匂いを嫌がって。
都合よく考えれば、それは僕に執着心があるってこといいのだろうか。……恋愛感情を持っているって思っていいのか。……分からない。
だってメイコさんは何も言わない。今までメイコさんは僕に嘘も、隠し事もしたことがなかった。
口にしないのは、やっぱり理解できていないから?
もやもやした気持ちを持て余し、立ち上がってメイコさんの背後に立った。気配を感じて振り向こうとする身体を後ろから抱き締める。
「どうしたの?」
抵抗はなかった。不思議そうな声が耳朶に響く。
「同じ匂いだ」
細い首に鼻を寄せる僕に、笑う可愛い呟きが返ってきた。
「ばか。あたりまえでしょ」
こんな風に僕に触れることを許してくれて、男が来た事なかった部屋に入れて、嫉妬じみた言葉を零したり、眠るときは必ずくっつきたがる。
「あの、さ」
眠っている最中だって、ちょっと身体が離れれば甘えるように寄せてくるんだ。
「?」
……好きって言って、いいのかな。ひょっとしたら、メイコさんも。
髪に頬を寄せ、抱き締める腕に少し力をこめた。今なら、もしかして。
『別に……カイト君が誰と遊ぼうと、私には』

378 :
えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 6 16
思い出した台詞に目が覚めた。
そうだった。――私には、関係ない。メイコさんはあの時、そう言おうとした。
「カイト君……?」
チンと軽い音がして、固まった僕の腕からメイコさんがするりと抜け出た。トースターに向かう姿に、自然に詰めていた息をそっと吐く。
まだ、言えない。
僕が合コンに行くのを嫌がっても、メイコさんは結局引きとめようとはしなかった。むしろ、行くことを勧められたんだ。
思い込みで告白して、離れていかれたら。恋愛感情が分からないまま避けられて、メイコさんを諦めるなんて多分できない。
僕のエゴなのは分かってる。しかし玉砕するにしても、納得のいく形で気持ちに決着をつけたかった。
「パン焼けたよ。もっと食べたかったら遠慮なく言ってね」
小さな籠に何個かパンを入れて振り向いたメイコさんは、柔らかく笑ってる。つられて僕も微笑んだ。
「うん。いただきます」
リビングに戻りながらメイコさんは首を傾げる。
「さっき、何を言おうとしたの?」
「何でもないです。下らないこと」
「……そう? なんか、淋しそうな顔してるよ?」
メイコさんが僕の頭に手を伸ばし、まるで慰めるように撫でる。まったく、誰のせいだと思っているんだか。
メイコさんからパンの入った籠を引き取って、安心させるためにいつも通りの声を出した。
「昨日頑張ったからお腹空きました。もう食べていいんでしょ?」
「あ、うん。じゃあそれ、テーブルに持っていって」
他の料理を持ってくるとメイコさんはまたキッチンに向かう。その後ろ姿を見て、思った。
まだ、諦めることはできない。メイコさんが恋愛を理解できなくとも、僕はこのヒトが好きなのは変わらない事実なんだ。
気持ちを告げるときが来るまでは、メイコさんの気持ちのよくなる道具でも構わない。
言葉にしたら消えてしまいそうだから、せめてキスして抱き締めて身体を繋げる。ありったけの気持ちに代えて、少しでも伝わることを願って。
メイコさんがテーブルについて、僕はちょっと目を見張った。パンやハムエッグに具沢山のスープ。サラダと果物。合わせれば結構な量だ。
「いつもこんなに食べてるんですか?」
「ここまで多くはないけど、食べてるよ。朝食は大事だもん。今日はカイト君がいるから多めに作ったの」
そういえばホテルに一泊した朝も、メイコさんは肉とかもりもり食べるヒトだった。
「お腹空いてるんでしょ? きっちり食べて」
「はい、いただきます」
そして僕らは、少し遅い朝食を摂りはじめた。
おしまい
>>364 支援ありがとう
次でとりあえずセフレ関係に決着付けます。次スレになると思う。

379 :
おおGJ!
いちゃいちゃエロはやっぱりいいな
そして新しい世界が開けなくて良かったなカイト!
次回も楽しみにしてます

380 :
>>378
GJGJ
次回も楽しみにしとります

381 :
乙GJ
大胆なMEIKO先輩良かった

382 :
GJ!!
いいの来てたー
相変わらず引き込まれる文章よかった
続きに期待してます

383 :
GJ
メイコ可愛いなあ

384 :
GJ
これまで2つ書いたけどかなわないなぁ・・・
それと、レンルカ書いてみたいがルカ姉の場合、男の年齢構わずビシビシやってレンきゅんを泣かせるか、
それとも優しくやっちゃうかのどちらだったらいいかな?

385 :
>>384
どっちも読んでみたいっていったらダメかな
優しく童貞いただかれつつも将来の可能性の片鱗みたいなのが見えたらいいなぁとか
レンきゅんがビシバシいただかれちゃってらめぇぇまたでちゃうぅぅとかいうのm

386 :
ビシビシして泣かせた後に優しくちゅっちゅで仲直りなら両方できるよ!
こう書くとレンルカというよりルカレンになっちゃうけど

387 :
勿論ビシビシした後でビシビシされ返すんでもいいのよ?

388 :
変態カイトと少女メイコで小ネタ
・カイメイ
・途中まで無理矢理
・カイトがAV男優のような胡散臭さ
トリップでNGワード推奨です

389 :
ステージでのパフォーマンスを終え、控室に戻ろうとするところを捕まえてきた少女は、想像以上にじゃじゃ馬だった。
僕は仕方なくその細い両腕を背後で縛り上げ、自由を奪うしかなかった。
栗色の髪を肩口でふんわり揺らす彼女は、恐怖を抑え込み、背後から自分を抱きしめる男を気丈に睨み上げる。
「どういうつもり!私がいなくなったことが分かれば、すぐにみんなが探しに来るわよ?」
「あーヤバい体格差に萌える。めーちゃんってこんなに小柄だったんだね」
「ちょっと!聞いてるの!?」
きゃんきゃん吠える少女は愛らしかった。
僕のすねを蹴っ飛ばそうとする白い脚はか弱く、難なく腕で抑えることができる。
「君のね、歌う姿をずっと見てた。可愛いなあ触れたいなあっていつも思ってたんだ」
暴れたいなら好きにしていいよ。僕はそれを押さえつけるのが楽しみなんだから。
勝気な少女は変質者を罵倒しながらひとしきり抵抗を企てるが、僕を喜ばせるだけだと知って不貞腐れ、乱れた息を僕に気づかせないように整え始めた。
そんなところもバレバレなので萌えポイントが上昇するばかりである。
ヘッドホンを外した小さな耳にめーちゃん可愛いよめーちゃんと吹き込みながら腕や腹を撫でまわすと
少女は肌を粟立たせ、汚物を見るような目で僕を凝視した。
だけど。
服の前をはだけると大人しくなった。
下着をずらすと声を押しした。
指でいじくってやると金縛りにあったように身を強張らせた。
指先に潤みがまとわりつく頃になると、あとはもうあっけないほど簡単だった。

390 :
すすり泣くような、いや本当に泣いているのだが、少女のこらえ切れない喘ぎがいじましくて、ますます嗜虐心は膨らむ一方だ。
腰を動かすと、ずちゅ、ずちゅと音がして、抱えた少女が何度も僕を咀嚼する。
剥き出しの胸の先端を摘まんでつんつん引っ張ってやると、本能的なものか、震える身体が自ら深いところまで僕を誘う。
「めーちゃん」
きゅっと引き結んだ唇を指でこじ開けると、吐息とともに鈴を転がすような甘い声がまろび出る。
屈したようで悔しいのだろう。
はっと口を閉じる一瞬前に、親指を奥歯に噛ませた。
「え、あ、あっ!や、ら…」
歯が指にきつく食い込むが、むず痒いような甘い感覚で、むしろ心地よいくらいだ。
半開きの口からぽたぽた唾液が滴り、少女は羞恥に身を捩らせた。
「感じてるのかな。可愛いね」
汗で張り付いた髪の隙間を縫って、首筋を甘噛みし、いくつも痕をつけた。
彼女の赤い服によく似合う紅色。
両腕でぎゅうっとかき抱いたら壊れてしまいそうな小さな身体を後ろから拘束しながら、口と膣に僕の身体をねじ込ませている。
ああ、僕は生まれ変わったら触手になりたい。
膨らむ熱を少女の小さな蜜壺で何度もしごいた。
深く抉ら れる衝撃にびくんと身をのけ反らせた少女の唇は真上から降りてきた僕の口で塞がれる。
僕を咥え込んだ秘裂の上にある突起をぴたぴた指で弾いてやると内股にぐっと力がこもり、ちぎれんばかりに膣を締め上げてきた。
ここが好きなのかな。
執拗に捏ねくり回しながら緩く突き上げていると、だんだん奥まで先端が届くようになり、そのうち明らかに反応がいいポイントが見つかった。
「やっ!だめぇ!も、無理…!」
少女自身慣れぬ快感に戸惑っているようで、叫ぶように否定の言葉を零し始める。
面白くなってがしがし攻めてやると、少女は狂ったように高く小刻みに悲鳴を上げ続けた。
動きを止め、一息つくと、少女から溢れ出た愛液は僕の根元を伝ってシーツをびっしょり濡らしていた。
「あんなに変態だレイプ魔だって騒いでたのは誰だったかな」
「そ、その通りじゃない!許さないわ…バカイト!わ、私はお姉ちゃんなのよ!?」
「今はロリ巨乳JKでしょ。僕好みのそそる嬌声をあげてよがるだけのね」
「やっ…ちが、ちがうわ…!」
この子を屈服させてみたいけど、これ以上の我慢比べは僕に分が悪い。
あと一歩だ。
執念で堕としてやる。

391 :
緩く何度か抜き差しを繰り返し、ずるんと引き抜くと勢い余って少女の軽い体はうつぶせにベッドの上に倒れ込んだ。
マフラーで縛った腕は赤くなっていて、ちょっと可哀そうだ。
戒めを解いても彼女は僕から逃げ出そうとはしなかった。
ぐったりと横たわり、突然快楽から放り出されてどうしていいか分からないようだ。
「めーちゃん、こっち向いて」
返事はなく、しぶしぶといった様子で少女は身を起こすが、そのまま仰向けに寝転んでしまった。
白く柔らかな裸体が全て露わになる。
背後から抱きしめるのもいいけど正面からの眺めの方がずっといいな。
胸を啄み、汗に濡れた脇腹のラインを舌でなぞった。
恥じらいか快感か、少女はもう隠しようがない甘い声を漏らす。
その響きに媚のような焦れが混じっていることは丸分かりだ。
臍から腰骨と舌をだんだん落としていき、彼女が待ち望んだそこに触れる直前で僕は身を起こした。
何か文句でも?と目で笑ってみせると、少女は羞恥に頬を染め、ぎりっと拳を握った。
だらしなく投げ出された足の付 け根には痛々しいほど赤く勃起した陰核が丸見えで、彼女をこんなにしてしまったのが僕だと思うと口元がにやけるのが抑えられない。
その突起に舌を這わせ、ちゅうっと吸い上げると少女は大げさな程喘いだ。
まだぬめったままの僕自身を宛がうと柔らかく温かい入り口は慄きながらも期待に震える。
先っぽだけ挿れて意地悪してやろうかと画策していると、少女の小さな手は僕の上半身を支える手を探り当て、ぎゅっと掴んできた。
萌えに浸る間もなく、次の瞬間には起き上がった彼女は僕の首筋にぶつかるように抱きついてきたのだ。
何を言っているか分からないと思うが以下略。
少女の勢いに押され再び座位の体勢になるが、今度は対面だ。
といっても彼女の頭は僕の胸元辺りでつむじを見せている。
僕の意識は根元まで飲み込まれた僕自身の先端が彼女の最奥までぶっ刺さっているところに集中していた。
「なに?自分からのしかかってきちゃってさ。我慢できないの?」
不覚にも気持ちよさに震えてしまう声をなんとか律する。
やばい。戦況は不利だ。
これだけいやらしいところを連続で見せられたら我慢がきかなくなってしまう。
「う、るさい」
あくまで顔は見せてくれないつもりか。
「意地っ張りだね。抜いちゃってもいいの?」
「あっ…!?」
少女の小さな尻を持ち上げると、欲しがりの膣が絡んでくる。

392 :
「や、だ。抜いちゃ、だめ!」僕に抱き着く腕を強めておねだりときた。
顎を掴んで無理やり顔を上げさせて、唇を奪っても、もう抵抗なんてされなかった。
少女はやっと素直になった。
心地よい達成感を噛みしめるが、だからと言って征服欲はここで止められる訳がない。
「抜いちゃだめなの?」
「…うん」
「中でイきたいの?」
「……うん」
「そっかー。別にいいけど、僕も限界だからね。嫌って言っても止められないよ」
「え?」
嫌な予感に怯んだ少女をよそに抜き差しを徐々に早めていく。
「あーもう出そう」
「うそ…ダメ。中はやめて…」
うわ言のように拒絶を口にするが、頭の中が真っ白に塗りつぶされて絶頂が近いのは彼女も僕と同じだろう。
子宮口を押しつぶすように奥をゆっくり擦って、逃げられないようにきつく抱く。
「今なら選ばせてあげる。ここで おしまいにするか、一緒に気持ちよくなるか」
身動きの取れない状態で、駄々を捏ねた少女は必に暴れている。腰を小刻みに揺らすのが止められないらしい。
表情をとろけさせ、それでも往生際の悪い彼女は泣き声でナカはダメなの、と懇願してくるが、
当然許してあげる気なんてさらさらないから、少女が僕と同じタイミングでイくよう意識は一点に集中させた。
「や、あ、あぁあ!イっちゃ…」
「……ん、めーちゃん、いっぱい気持ちよくなって…」
僕が果てるのと同時に少女も小さく声を上げ全身を震わせた。
その痙攣を封じ込めてしまうように僕は彼女を強く擁した。
ずっと遠くから見ていた少女は、ようやく僕の物になった。

はずだった。
いつものように同居の 侍や教師に叩き起こされ自室で目を覚ますまでは。

んだ魚のように虚ろな目をした男はPCの向こう側で無邪気に跳ね踊る真っ赤な衣装の少女をいつものように視姦しながら、
何度目になるか分からないため息をついた。
「なんでうちにはソプラノどころかアルト要員すらいねーんだよー……」
「それは貴様の危険思想のせいであろうな」
「イエスロリータでもノータッチですよ、カイトさん!」
「うるさいうるさい!ござるとメガネの野郎共はお呼びじゃねぇやい!」
(…我が家には女子を迎え入れぬよう、主殿にくれぐれも忠言しておかねばな)
(そうですねぇ…。子どもの声が聞こえない家というのも寂しいものですが、仕方ありませんね)
「解せぬ。解せぬ…!」
END

393 :
やんちゃなロリお姉ちゃんのツン堕ちたまらんな
GJ!

394 :
まさかの夢オチw
この滾る想いをどうしてくれる!?
お久しぶりです
お待ちしておりました!

395 :
野郎所帯で生`
相変わらず上手いなあGJ!

396 :
miraiのPVでレンとルカがいなかったのは、二人でイチャイチャしてたからという電波を受信した

397 :
人いないお…

398 :
北海道に住んで3ヶ月、アニメイトに行くとミクさんが半端なく目立ってる
コスプレの一押しが、緑色のツインテール
これまでファンモンの歌詞みたいに札幌にいるボカロ達をお送りしましたが、MMDの世界観のゲキド街に置き換えてもいいんだよね?

399 :
電脳世界の電子生命体でもメカメカしいロボットでも血の流れる人工生命でも
書き手の書きたいようにかけばええねん

400 :
札幌在住フリーターミクさんがある日道でばったり里帰りに来てた世界の歌姫売れっ子ミクさんとぶつかって精神交換しちゃう未来があってもいい

401 :
ありゃ、すまん
規制されてると思ったら書き込めちゃった

402 :
コミケ3日目じゃ会社あっていけないじゃん
なんで日曜にしないんだよ

403 :
レングミ
レン君とグミさんが市内をデート

オタクビルである○大ビルに行く

○クロスFのラ○カのコスプレをグミに着せる

レン君ムラムラ

あーん
みたいなSSを書いていこうと思うが

404 :
もじもじし始めたレン君を襲う展開でオナシャス

405 :
とりあえず投下よろ
楽しみにしてるよ

406 :
久しぶりにDIVAシリーズ追いかけたらリンちゃんが大人になってて吹いた
これはつるぺただからとマスターに相手にされてなかったリンちゃんがパイズリ逆レイプしてくれる展開くるな

407 :
大人リンちゃんのリーク画像を見たけど、16歳のミクさんより胸が成長してた
女性の胸って、20歳以降でも成長するんかな?
ルカ姉がああだから

408 :
胸といえばDIVAfめーちゃんの衣装にすんげえのあるな
ブルークリスタルどうなってんだあの胸

409 :
>>407
妊娠したら大きくなるらしいな

410 :
そういえば
>>403のSSを楽しみに待っているんだが・・・

411 :
胸が本格的にふくらむのは16過ぎてからだよ。
フィギュアスケートの女子選手は、
18ぐらいになるとジャンプが飛べなくなってくるが
あれは胸がふくらむのが原因。
……つまりまだミクさんも希望は捨てなくていい。

412 :
つまりミクさんの胸はまだ成長するから、さっさと妊娠させてあげなきゃってことか

413 :
コミケ3日目行ったけど、ややボカロ勢にもかげりが現れてきた気はする。
特にコスプレ。

414 :
このスレの過疎化見ればそんなんわかるわ

415 :
ピクシブのテキスト投稿が出来るようになったあたりから
エロパロ板とかSSを投稿する板が少しずつ過疎って来てるから、
このスレが過疎った=ボカロにかげりと簡単にイコールで結べないと思うけどね

416 :
でもまあかつての爆発力みたいなものは流石に無くなったかな
今は居付いた固定ファンを離さないようにしつつ、新規層も少しづつ増やしながら
細く長くコンテンツを栄えさせる円熟期といったところか
これが難しいところだとは思うんだけどね

417 :
コミケでボカロブースが一気に増えたときの勢いはやっぱすごかったよ。
一つのジャンルが登場した感が。
ミク、リンレン以降アイコンとなるべき大物が出ないのも原因かもね。

418 :
バンコクの初音ミク列車が想像以上に凄い・・・ これは乗りたくなる
http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-18196.html
まあ演歌歌手も都会で売れなくなると、田舎のスナックを営業で回ったりするよね。

419 :
列車は田舎ではない

420 :
>>67
別の話じゃないな
「あーいえば」は宇野の批評について、それが「そんなものは論理でない」と否定されるのならば
「こういえば」である「いまさら発見しても誰もほめてくれない」は繋がらない

421 :
ごめんなさい、誤爆しました

422 :
>>417
おうさりげにルカさんdisるのやめーや

423 :
今、レングミのコスプレSSを練ってる間にある件が手稲区で発生したので…
MEIKO「手稲駅で喘ぐ女が出現?」
ミク「奇妙な話だね」

〜その時のJR手稲駅〜
イク「ああ…らめぇ…」
レン・リン「!!!」
レン「なんかヤバい人見ちゃったね」ヒソヒソ
リン「見なかったことにしましょ」ヒソヒソ
ルカ「と、とりあえず向こうに行かない?」

詳しいことはリンとレン、ルカが知っている!!!!!

424 :
>>417
イア忘れんな

425 :
ボカロ同士の恋愛に絡めるならUTAUを登場させても良いですか?
ボカロ→←ボカロ←UTAUみたいな三角関係な感じで

426 :
いいよー
メインでも別にいいんじゃない?
ネルハクルコは見たことがある

427 :
ありがとう
問題なさそうだし書き始めてみます
まあプロットがまだ半分ぐらいしかできてないようなものなので
投下できるのはいつになるかわからないですが

428 :
まあここのスレこんな状況だし
気長に待ってるからゆっくり書いてきておくれ
待ってるぞー

429 :
>>422
>おうさりげにルカさんdisるのやめーや
ルカさんってさ、御三家(4人だけど)の中ではやっぱりどっか地味な印象ねえ?

430 :
15歳だったら少女性とスタイルを武器にした完璧超人キャラとして確立できたのだが
こっちの世界ではあれで15歳は珍しくもない

431 :
銀髪にしてスカート短くしよう

432 :
あれ?それってIA…?

433 :
IAちゃんってすげー可愛いのに
何故か性的欲求があんまり湧かないというか想像できない

434 :
ルカはピンク髪だからこそいい
淫乱ピンクと言いますしおすし

435 :
リンちゃんなうってこのスレ的にはどう?

436 :
( ゚∀゚)o彡リンちゃんなう!( ゚∀゚)o彡リンちゃんなう!
んでもリンちゃんなうならこっちじゃなくて百合の方になりそうな

437 :
>>432
髪型全然違うじゃん

438 :
リンちゃんなうプロジェクトって一迅社なんだね
http://www.ichijinsha.co.jp/special/rinchannow/
一迅社ってアレでしょ、サイン入り色紙プレゼントとか言ってぜんぜん送ってこない出版社

439 :
>>423
リアルにあったやつはイクとはかけ離れたBBA だったそうじゃん
阿久女イクっていくつなの?

440 :
レン・リン「ミク姉お誕生日おめでとう」

441 :
遅くなったけど、ミクさんお誕生日おめでとう!

442 :
誕生日記念にもらったネギで一人遊びをするミクさん

443 :
公式から許諾もちゃんと取っているのに、アニメ史で一番意地悪そうなボカロになってしまった例
http://blog-imgs-55.fc2.com/g/a/r/garethbale/64BcheJ82K.jpg

444 :
リンちゃんとミクさんの呆れたような目
ルカさんの見下したような流し目
レンくんのドヤ顔
・・・いじめられてた小学校時代をふと思い出した(´・ω・`)

445 :
規制がきつくなって「書き込みたくても書けない」じゃないの?

446 :
あ、書き込めたw
よーし、こっちで書き込むぞ!!

447 :
>>443
まあコスプレで本人達じゃないしなこれ
レン役が髪染めてないのはせめてもの配慮だと思いたい

448 :
なんのアニメだこれ

449 :
>>448
氷菓の文化祭回だな

450 :
>>449
>氷菓の文化祭回だな
どういうシチュエーションなのこれ?
まさかコラ?

451 :
漫研部員がコスプレしてただけだ。
妙に人気の出たナコルル先輩とかもいたぞ

452 :
リンちゃんの視線が冷たすぎてオレだったら泣く。

453 :
ミクの誕生日のことすっかり忘れてた
>>442なら書けそうなので10日以内に書き上げようかな

454 :
ども、お久しぶりです。鬼t(ryです。規制かかって半年も入れませんでした。
今回は シテヤンヨマスターのボカロ達、蒼姫ラピスの話です。彼女、体格のせいか3engineの中でネタ作りやすいわw
つーか、今年入って生まれて初めて交通事故にあったぞっ!全く、名古屋の車怖い怖い。
内容はルカがく←ラピス侵入です。ちょっとカイメイも出ます。更に裏で指示するリンが駄目駄目な子です。お許しください。
タイトルは[蒼姫ラピスの翻弄]。それではお手柔らかに。

やほー、リンだよーw
今下b...ゲフンゲフン、ラッピーことラピスちゃんで、がくぽさんのスニーキングミッションさせてるところだよw
相方レンは今晩レコ中。邪魔者はいないw
いやー、一つしかない盗撮カメラはカイ兄の部屋に使っているから同時進行出来て便利便利wなんて素晴らしい下ぼk…
いや、友達なんだラッピーはw
先程ラッピーを大人組が酒呑んでいるところへ侵入させて、がくぽさんの袖に入ってもらい、まんまと部屋に潜入成功w
がくぽさんの謎だらけだった生活を大胆且つ、こっそり見つけてこいというミッションをラッピーに(無理矢理)させているのだw
ピピピ、ピピピ
おw下僕、じゃなかったラッピーからメール連絡だw
「只今がくぽさん、床に座って精神統一しているみたいに待機中。動けません。」
がくぽ兄、そのまま寝てもいいのに…何か待っているのか?
「了解、そのまま待機。」
そうメールで送ると、部屋のモニターには盗撮中のカイ兄とメイ姉がギシアンする姿がっ!えええっメイ姉
パイパンなのぉっ!?おおおっ脚御開帳の背面座位っ!結合部丸見えだよっ!カイ兄腰使い凄えぇっ!
思わずモニターにしがみつくハァハァ
「今、部屋にルカさんが来ました。」
そんな下僕のメールにリンは即効でメールを返した。
「ちょっと待ってろっ!こっちじゃカイメイで、ちょwうおおっ!メイ姉トロ顔超エロすハァハァwww」

455 :
…駄目だあの人、早く何とかしないと…リンさんが盗撮に夢中なので、ここからは私ラピスがお送りします…
(思い出してちょっと鬱…[蒼姫ラピスの冒険]参照)
「随時メール送りますので、後よろしく。」とメールを送り、おとなしく二人の様子を見る事にしました。
「がくぽ様、ルカの部屋に参りましょ?ウフフ。」
え?がくぽ[様]?先程の飲み会じゃあ[がくぽ[さん]]だったのに。どういう関係なのこの二人?そして何処と無く妖艶な笑みと声…
「…承知した、参ろうぞ。」
がくぽさんは普通の武士言葉。 おっとルカさんが腕絡めてきたっ、上手く袖の中で避けなきゃ。
…歩いてる。多分ルカさんの部屋に行くのだろう。でもいいなぁ、身体がある程度大きければ、腕組んだり抱き締める事も出来るから…
最近この身体にコンプレックス感じてます。小さくなければリンさんにも捕まらなかったのに。はぁ…
そう考えてるうちにルカさんの部屋に着いたみたいです。
「さぁがくぽ様、楽にしてくださいませ。」ガチャリ
ガチャリ?何この音?何か着けたの?ガチャリ…まただ。
「…ルカ殿、これ、もう止さぬか。」
がくぽさんの声、何か元気がない。ルカさんに嫌な事されているのかな?
「この方が雰囲気upしますから。さあ、こちらにいらしてくださいませ。」
…歩かされてる。そして、座った。
「あら私ったら、慌てて手錠を着けてしまいましたわ。sorry今外しますから。」
…ちょっと待ってよルカさん。さっきの音、手錠だったの?私はルカさんの行動に冷や汗を垂らした。でもこれはまだ序の口だったのだ。
手錠が外され、私が潜んでいた羽織が脱がされた。私はそのまま潜伏する。下手に動いたらヤバい。
ガチャリガチャリ…再びがくぽさんに手錠が着けられた。
もう嫌な予感しかしない。否、これ以外なにがあるの?私はそっと袖から脱出してサイドデーブルに身を潜めた。
「ぁん…がくぽ様、行きますわよ。」
ルカさんはもうガーターストッキング以外服を脱いでいて、がくぽさんに跨がって臨戦体制。
騎乗位ですかそうですか。
「んあ…」「く…あぁっ…」
二人の吐息を洩らす声と淫水の音。私は恥ずかしくて仕方ありません。でもこのまま戻るとリンさんがカイトさんに…
わたしは嫌でもやるしかない存在なんです。もうこんなの嫌だよおぉ…

456 :
「あっあっ…がくぽ様ぁ、気持ち…よろしうございますわ…あはんっ」
ルカさんは騎乗位で自ら腰を動かし続けます。
「ル、ルカ殿っ…あぁっ、気持ち…いいがっ、手錠は…よさぬかっ…はあっ」
「Sorry.私、無理矢理ヤっている感が…ああっイイっ、イイのぉ…」
あー…そういう事ですか。ルカさん[痴女プレイ(?)]がお好きなんですね…
[ルカさんが[痴女プレイ]で、がくぽさん襲ってます。]
リンさんにメールして私は二人の情事を見届ける。
ふとルカさんが身体を曲げ、がくぽさんに覆い被さった。ピンクの長髪が広がって、まるで蜘蛛みたい。
「うふふ…がくぽ様ぁ…」
クチュ…チュ…
「あっ…うあぁっ!」
がくぽさんの熱い吐息。よく見るとルカさんはがくぽさんの乳首を舐め回しているみたい。
「うふふ…がくぽ様、ココ弱いですわね…あぁんっ、私の肉壺の中で、Ah…凄いビクビク跳ねてますわっ…」
ルカさんは喘ぎながらも執拗にがくぽさんの乳首を攻めています。
「Oh…amazing…amazing!」
もうルカさんは乱れまくりです。胸を揺らしながら、腰を激しく動かしてがくぽさんのを扱きます。
…あれ?そういやリンさんからの返事ないなぁ?カイトさんの方に夢中になっているのかなぁ?
…こっちの心労知らないで。
「くっ、ルカ殿っ…ああっ!!」
がくぽさんが弓なりになって呆気なくイキました。
こちらは早く終わって一安心ですが。

457 :
「あぁん、がくぽ様ぁ…早すぎますわ…もっとルカを楽しませてくださいませ。手錠外しますから。」
するとルカさんは何処からか鍵を取り出してがくぽさんの手錠を外しました。
その時です。メールが着ました。
「そこから出て。リンの悪事を見つけたレンより。」
え?レンさん?つまり私…解放されたの?
私は二人に気付かれない様に洗面所へ行き、南とか窓から脱出しました。
「このぉっ、馬鹿たリンがぁっ!!」
バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!…
「む"ーっ!!む"ーっ!!」
何とかルカさんの部屋から出た私が目にしたもの…
それは、猿轡&両手拘束でメイコさんに尻を直に叩かれているリンさん。横に[シテヤンヨ]ミクさん。(以下[シテヤンヨ])
それに背を向けて話しているカイトさんとレンさん。もうリンさんのお尻はメイコさんに叩かれ、ニホンザル
みたいに真っ赤で痛々しいです。
「あ…あのぉ…」
申し訳なさそうにやってきた私をシテヤンヨさんが見つけ、こちらにやって来ました。
「ラピス、モウダイジョウブヤンヨ」
そう言ってチャームポイントである脚線美ある足を伸ばしました。
私はシテヤンヨさんの足に登り頭に到達すると、シテヤンヨさんはカイトさんとレンさんの所に連れて行きました。
「ラピスさん、馬鹿リンのせいでごめんな。」
レンさんの話だと、レンさんがレコを終わらせて部屋に戻ると、リンさんが何かに夢中になっているのに気付き
[怪しい]と思い、ゆっくり背後へ。リンさんはレンさんに気づかずカイトさんとメイコさんの情事を観察中。
「っ!!何やってんだ馬鹿たリンっ!!」
レンさんは一喝し、リンさんの携帯を奪うとそのままカイトさんの部屋にダッシュしてカイトさんに事情を
説明したとの事です。
その時部屋に入り、盗撮カメラを発見。ぶちギレたメイコさんはリンさんを拘束。尻を叩きながらリンさんを
自白させて私の事をゲロさせたそうです。
それって私がカイトさんに潜入捜査した事も?私は背筋が凍りました。
([蒼姫ラピスの冒険]参照)

458 :
まず…カイトさんに謝らなきゃ。
私は[嫌われるかもしれない]という覚悟を決めて、カイトさんに謝りました。
「カイトさん、ごめんなさいっ!すみませんでしたっ!」
するとカイトさんはシテヤンヨさんの頭の上で謝る私に手を差しのべました。
私はカイトさんの手に乗ると少し腕を上げて距離を縮めました。
「これからは潜入捜査なんてしない事。いいね?」
カイトさんの優しくて強いテナーが胸に刺さります。
「はい。すみませんでした。」
私が返事すると、カイトさんは私を優しくシテヤンヨさんの頭の上に置きました。
あと、レンさんにお礼を言わなきゃ。
「レンさん、お陰で助かりました。ありがとうございました。」
するとレンさんは驚いた顔で
「おっ、おう。こっちこそ本当にごめんな。馬鹿たリンのせいで。」
そう言うとレンさんは急に顔を赤くしました。照れているのかな?
(…レンさんも、いいな。)
私の次のターゲットが決まりました。
翌日から、私は鏡音さんの部屋の屋根の上に自分の部屋を置かせてもらってます。
ここならいつでもレンさんに直ぐ会えるから。
(レンさんなら私を[女性として]見てくれるかな?)
私は今、次の恋に心を弾ませています。

お目汚し失礼いたしました。
半年振りに投下しましたがいかがだったでしょうか?
[狼カイトと魔女メイコ]も時期が時期だし、その前に別ネタを投下したいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。それではまた。

459 :
>>458
規制をくらっていたのですか…
腕が落ちていないようで何よりです!
GJでした

460 :
ラピスいいねぇ…150mm…hshs
GJでした!!

461 :
ラピスちゃんの等身大フィギュアかと思ってprprしていたらラピスちゃん本人だったでござる

462 :
>>461
こいつ…動くぞ!

やっぱり小さいのは損だーっ!ウワーンて嘆くラピスw

463 :
やっとラピスにスポットライトが…

あれ?照明当ててるのはZOLAの3人…とうとうスタッフに回ったか…

464 :
てへっw

465 :
ラピスちゃん可愛いけどラピスちゃんの曲って聞いたこと無いわ
誰かいいの知らない?

466 :
>>462
実際問題15cmのキャラだとエロパロで話作るの難しいから
このスレ的には損だな

467 :
>>465
マイリスしてるのはこれしかなかった
【蒼姫ラピス】 夢見る夜 【Clean Tears】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18711382

468 :
>>466
オナホ妖精するしかないもんな

469 :
>>468
逆に考えるんだ
男ボカロの肛門に潜り込んで前立腺を刺激できる、と考えるんだ

470 :
>>469
いやそれ息苦しいだろ。
ラピスが己の全身にオリーブオイルまぶして息子ご奉仕とか。
何このラピス祭りw

471 :
こんばんははじめまして

Oliverとリュウトが大好きです。

472 :
>>310->>323に感想をくださった皆様、ありがとうございます。元405です。
レン×ラピスSS投下させていただきます。
以下、注意書きになりますのでご一読ください。
・長さは6レス分です。
・全身コキ描写が含まれますので、苦手な方は、お手数ですがスルーまたはNGしていただくようお願いいたします。
 (※挿入描写はありません)

473 :
 
 ぴぴぴぴぴ、と目覚まし時計が鳴っている。
 「…・んぅ、もう朝か……」
 寝ぼけ眼でそうつぶやいた鏡音レンは、もぞもぞとベッドから手を伸ばし、けたたましく響くアラームを止めた。ううん、と
布団の中で伸びをして、むくりと上半身を起こす。
 と。
 「………あ?」
 かけていた毛布を剥ぎ、何気なく見下ろした自分の下半身の様子がおかしいことに、ふと気付いた。
 こんもりと盛り上がっている、股間のふくらみ。
 それ自体は、健全な青少年であるレンにとって何ら特別なことではなく、以前はその現象に戸惑っていたレンも、最近は
ようやく自然なこととして受け入れられるようになってきたところだった。
 が、しかし。
 今日に限っては、そのふくらみがもこもこと伸びたりちぢんだり、挙句の果てには下着のあちらこちらを動いているとなれば
話は別だ。
 「何だこりゃっ!?」
 大あわてで下着の前部をぐいと引っ張り、中の様子を確かめるレン。果たしてそこには。
 「――あっ! おはようございます、レン兄上殿!」
 小さな体で大きな声を張り上げる、彼の妹――蒼姫ラピスの姿があった。
 

474 :
 
 「………何してんだ、ラピ」
 唖然とした表情のまま、たっぷり15秒は言葉を失ってから、レンはゆっくりとラピスに訊ねた。
 「はっ! この蒼姫ラピス、不肖ながら、現況についてご報告をさせていただくであります! 本日0800、わたくしは
  リン姉上様より、『レンの事起こしてきて』という任務を拝命したのであります! その命令を直ちにその場で復唱した後、
  わたくしは全速力でレン兄上殿の下へとはせ参じ、任務の遂行にとりかかりました。 ところがその現場において、わたくしは
  兄上殿の下半身に何やら異物が闖入しているのを発見したのであります! これは一大事とばかり、わたくしは大慌てで
  その異物を除去すべく、悪戦苦闘していたところ、兄上殿がお目覚めになった、と、こういう次第であります!」
 レンの問いかけに、はきはきとした口調で答えるラピス。びしっと指差すその先にあるのは、むくりと頭をもたげている、レンの
男性器であった。
 「いや……ラピ、それはな……」
 「しかしこの物体、いくら引き抜こうともびくともしないのであります……ああ、我が身の非力さが恨めしい!」
 そう言ってラピスは、ソレを全身でがば、と抱きかかえ、うんうんと唸りながら上下に体を動かし始めた。ぎゅう、と締め付け
られる感覚は、しかし痛みではなく適度な刺激となって、レンに流れ込んでくる。
 「うわっ! ちょ、ちょっと待てって! だ、大体何でお前ハダカなんだ!?」 
 「ああ、この格好のことでありますか?」
 ラピスはぴたりと動きを止め、一糸まとわぬ状態の自分の体を見下ろした。その様子はあくまで平然としている。
 「任務の遂行にあたり、かなりの重労働が想定されましたので……ミク姉上やルカ姉上から賜った、大事なだいじなお召し物を
  万に一つも汚してはならないという判断によるものであります」
 そう言って、その場でくるり、と一回転してみせるラピス。普段は透き通るように白い彼女の素肌は、先ほどからの『労働』の
せいか、ほんのり赤みを帯びており、ところどころに光る汗がキラキラと輝いていた。
 「も、もう分かったから……こうやって、俺も起きたことだし、服着ろよ、な?」
 いくら彼女がミニサイズであるとはいえ、何とも目にやり場に困る光景を持て余し、レンは顔を赤らめ、あさっての方向を
向きながら言う。
 だがしかし、
 「そうは行かないのでありますっ!」
 「うわあっ!?」
 ラピスは決然とした様子でその言葉を拒否すると、ふたたび、レンの肉棒に向かって思い切り抱きついてきた。
 

475 :
 
 「一度下された任務を途中で放棄するなどという行為は、わたくしの電子頭脳にはインプットされておりません! この
  蒼姫ラピス、自らの誇りにかけて、この異物を排除してみせます! そこで見ていてください、レン兄上殿!」
 男性器に体を寄り添わせながら、自信に満ちた表情でレンの顔を見上げるラピス。だが当のレンはそれどころではなく、
 「はっ……くっ…!」
 寝起きで敏感になっているその部分を弄り回され、快感とも痛痒ともつかない感覚が全身をかけめぐり、声にならない吐息を
もらすのが精一杯のありさまだった。
 「あ、兄上殿!? どうなさったのでありますか!? ……まさか! この異物によって、体内に何か怪しいウイルスが注入
  されてしまったのでは……! 待っていて下さい! 一刻も早くこいつを退治し、兄上殿を救ってみせるであります!」
 レンのその様子を目の当たりにしたラピスは息を飲み、さらに必な面持ちとなって男性器と対峙した。両腕をうんと伸ばし、
輪を作るようにして抱え込み、足も外側に広げるようにして、根元の部分に絡みつかせる。ぴったりと密着した全身からは、
柔らかな温かみと汗による滑りがレンの側へと伝わってきた。
 「だっ、ダメだって、ラピ……! そんなにしたらっ……!」
 レンの必の制止にも耳を貸さず、ラピスはその体勢のまま、全身を上下に揺らせ始めた。
 「ええいっ! このっ……! 兄上殿の体からっ、出て行くで、ありますっ!」
 全身全霊をこめて、目の前の巨大な肉棒を引き抜こうとするラピス。しかし、彼女が努力すればするほど、その異物はより硬く、
より熱さを増していくのだった。
 「もっ、もう……!」
 成す術もなく、レンが押し寄せる快感の波に身を任せようとした、その瞬間。
 「くっ……いくらやっても埒が空かないのであります……。かくなる上は、この、てっぺんの部分から思い切り……」
 ラピスがひょい、と頭を持ち上げ、亀頭の正面へと顔をのぞかせたため、レンは大いにあわてた。
 「うわっ! ラっ、ラピ、危な――!」
 「ふえ?」
 
 突然のことに、ラピスをそこからどかせる余裕も、また、下半身に自制をきかせる余裕もなく、レンはラピスの小さな顔へと
向けて、勢いよく精液を発射してしまった。
 

476 :
 
 「ああっ! ごご、ごめん、ラピ! 大丈夫か!?」
 あまりの出来事に気が動転してしまい、射精の余韻もそこそこに、ラピスの事を気にかけるレン。
 しかし。
 「………えへぇ……」
 顔中を、べっとりと精液で汚したままのラピスは、それをぬぐおうとするでもなく、ただぼんやりと呆けていたかと思うと、
突然、緩んだような笑顔になった。
 「ラ、ラピ……?」
 「……わたくし、なんだかぁ……とっても、気持ちいいのでありますぅ……。あにうえどののお汁、あったかくて、ねばねばで、
  ヘンな気分になってしまうですぅ……」
 夢見るような口調でそう言ったかと思うと、ラピスは突然、レンの男性器の先端にぺたり、と頭を預け、小さな舌を伸ばすと、
鈴口の淵に沿って、ちろちろと舐め回し始めた。
 「うぅっ!」
 「もっとぉ……兄上殿のおいしいミルク、ラピスに飲ませてほしいのでありますぅ……」
 妖しい輝きをその目にたたえ、レンに向けて、上目遣いの視線を送るラピス。小さな指でくりくりと亀頭を刺激し、空いた手で
自らの陰唇をくちゅくちゅとこね回すその姿に、レンは思わず吐息が荒くなるのを感じる。
 「お、おい、しっかりしろって……あうっ!」
 それでも何とか理性を保ち、なおもラピスに呼びかけようとしたが、その言葉は、突如くちゅり、と押し付けられた何かによって
遮られた。
 見れば、ラピスが片足を差し上げ、露わになった肉丘を、レンのそそり立つ陰茎に向けて一心不乱にこすりつけているのだった。
 「はっ、はぅっ、これっ、気持ちいいでありますぅっ……」
 とろんと目を蕩かせ、なかば無意識に腰をぐりぐりと押し付けてくるラピス。どうやら皮膚の下の血管の、微細な起伏が絶妙な
刺激を得られるらしく、そこを中心にして上下左右に何度も、自らの未熟な肉の花弁で撫で回し続ける。
 「ラピ……っ……! そっ、そんな動き方……っ!」
 それはレンにとっても、今までに体験したことのない、未知の快感であった。
 

477 :
 
 「ああっ……わたくし、壊れてしまうでありますっ……!」
 ますます腰の動きを激しくさせながら、ラピスがうわごとのように呟く。ちゅぱっ、ちゅぱっと陰茎に何度もキスの雨を降らせ
ながら、すでに沁み出している先走りをまみれさせた両手で、ねっとりと陰茎全体をなでまわし、レンを責め立てる。
 「くっ……俺っ、もうっ……!」
 詰まったような声で、レンが呻く。それを受けて、ラピスがさらに各所の動きのペースを速めていく。
 「あっ、兄上殿っ! 出してっ! 出してくださいでありますっ! このわたくしが、全て受け止めきってみせます! だから……」
 そう叫ぶや否や、ラピスはレンの尿道にちゅぅぅっと吸い付いた。
 「くぁぁっ!!」
 その強烈な口淫に耐え切れず、レンはびゅううっ、と勢いよく射精した。
 「ひゃあっ!」
 先端から迸った白濁液が、ラピスの頭上から降りそそぐ。その髪も、顔も、身体も、全てを汚しながら。
 やがて、レンの射精が収まった頃、ラピスはその場にぺたん、と座りこんでしまい、発射してなお硬さを保っている陰茎に背中を
預けた。
 「はぁ…はぁぁ……兄上殿の、特製ミルク……たくさん、たくさんご馳走になってしまったのであります……」
 激しい疲れと興奮のせいでか、急に眠たそうな様子になってそう呟きながら、自らの身体中を眺めまわすラピス。伸ばした両腕も
投げ出した両脚も、糸を引くほどに濃厚な精液で一面コーティングされてしまっていた。
 それらをしばし、幸せそうな表情で見つめてから、くるり、とレンの方を向き直るラピス。恥ずかしさと気持ちよさ、その他
もろもろの感情により真っ赤になってしまっているレンに向かって、にっこりと微笑むと、
 「ありがとうございます、レン兄上殿♪」
 そう言って、こてん、と眠り込んでしまったのだった。
 

478 :
 
 「……ったく、一体何だったんだか……」
 ようやく落ち着きを取り戻したレンは、後始末をする気力もなく、ただ、ラピスの顔だけはそのままではかわいそうなので、
手元のティッシュできれいに拭いてやると、少しの間、ぼんやりとその寝顔を眺めていた。
 ――兄の大きな体に身を預け、何の不安も心配事もなさそうに寝息を立てている、安らかな顔。
 そんな妹を見ているうちに、レンは「ふっ」と口元に笑みがこぼれてくるのを止められず、そっと、人差し指でラピスの頭を
なでてやった。

 「――ま、こういう一生懸命なトコがかわいいんだけどな」

 その時である。

 「レーン! いい加減起きなさーい! ラピスも起こしに行ったまま何やって………って」
 部屋のドアが勢いよく開いたかと思うと、そこに現れたのはレンの双子の妹、鏡音リンだった。
 「………あ」
 「………え?」
 彼女はレンに向かって怒鳴ったかと思うと、次の瞬間、そこに展開されている光景を見て、言葉を失った。
 自分の双子の弟が下半身を露出し、そこに妹の頭をもたれかからせている。
 どこからどう見ても、アブノーマル以外の何物でもないシチュエーションである。
 「い……いや……リン、あのな? これは俺じゃなくてその、ラピが……」
 だらだらと、顔面からイヤな汗をしたたらせながら、レンが抗弁を試みる。
 ――が、それはすでに、リンの耳には届いていなかったらしく、

 「―――こぉん……のっ……ド変態ぃぃぃっ!!」

 というリンの怒号とほぼ同時に響いた、レンの頬が張り飛ばされる大きな打音と共に、ボカロ家は今日も、平和な朝を
迎えるのであった。
 

479 :
以上、お目汚し失礼いたしました。
楽しんでいただければ幸いです。

480 :
レン×ラピスじゃなくて
ラピス×レンじゃあないか?
GJでした!

481 :

無茶な設定でよく書いたw

482 :
Oliver「片目見えずらいが目はいい」
miki「夏はこのもふもふ暑いのよ」
GUMI「ゴーグルの跡が...」
リュウト「お年玉貰ってない...」
がくぽ「」
リン「腹冷えた...何か作ってレン」
レン「」

483 :
ミクV3が出たらしいのでちょっと大人になったミクさんとのラブラブえっちキボン
兄さんV3とのカイミクでもいいかも

484 :
胸囲だけは大人にならないミクさん

485 :
いや、むしろアペンド時より1サイズ落ちたかと(C→B)

486 :
縺上l縺上l縺ッ縺ゥ縺」縺玖。後▲縺ヲ縺上l

487 :
ノーマルV2からアペんなった時盛られてたもんなw
なあに、V3になってそれが元通りにしぼんだだけさ

488 :
時系列的にはアペ→V2→V3なはずだがイングリさんはさらに未来な姿なのか

489 :
ミクV3「胸がぁーっ!胸がぁーっ!(ムスカ風に)」
自分で書いておいてバロスwww

490 :
連レスすまんけど、ダイエットすると[胸から]痩せるわなwww
胸だけ温存させるのが難しいんだよなー。
女性ホルモンを助ける[豆製品]食べながらダイエットするのがポイント。カービングダンスいいぜー。
…何ですかミクさん。
「どうして先に教えなかったのよ」
みたいな顔して、両手に釘抜き持ってさ…
あっ、私あんたのイラストレーターじゃなギャーッ!!

491 :
えっ胸から痩せんの?

・・・ミク、ドンマイ。
ところでうちはボカロの絵を描くとどうしても貧乳になってしまう...
でもなぜかミュウさんはちゃんと胸描けるw

492 :
すげーどうでもいい

493 :
テスト

494 :
どうも、ミクの攻撃を受けてICUから数時間で復活した鬼t(ryです。
マジで胸から痩せんだぞ女は。
今回は規制かけられて投げていた、鬼畜マスター家のKAITO V3を題材にしたエロありシリアスです。
お題は[Rebirth]。それではお手柔らかに。

とある春の夜。
「よし、明日V3をインストールする。今までご苦労だったな。ありがとう。」
マスターからの労いの言葉。かつて[失敗作]と言われた俺を6年も使って頂いた事に感謝する。
「いえ、僕の方こそお世話になりましたマスター。長い間ありがとうございました。」
「いや、また会おうぜKAITO。」
そうありたい。そう思いながら俺はパソコンへ帰った。
ミク達は床に付き、ルカはネットサーフィンに行っていて、メイコと二人きりリビングのソファに座っていた。
「カイト、とうとう明日なのね。」
「そうだね。」
明日、俺はアンインストールされ、V3エンジンKAITOへと変わる。その前夜。
その日が近づくにつれ、妙にメイコがしょっちゅう俺に寄り添ってきた。それは嬉しい事なんだが、メイコに
普段の元気さが日に日に薄れていた。酒もここ一週間呑んでない。それほど元気がないのだ。
こうしている間もメイコは俺を求める様に腕を絡めてくる。
「ねえ…怖くないの?」
とうとう抱きついてきた。その腕には[離したくない]意思が伝わっていた。
「何が?」
俺が顔を近づけて囁く様に返事すると、 メイコは今にも泣き出しそうな顔だった。
「カイト、あなたアンインストールされるのよ?嫌よ、嫌よぉ…」
昔の事を思い出したのだろう。([君を奪った夜]参照)

495 :
「新しいエンジンになるからな。[怖くない]と言ったら嘘になる。今までの記憶を失うかもな。」
うちのチームでは誰も経験してない新エンジン移行。どうなるのか誰もわからない。
「嫌ぁっ!!嫌だぁっ!!消えないでぇっ!!」
メイコはとうとう俺の胸の中で泣き出した。
尋常でない泣き方をするメイコを俺は固く抱き締める。
「メイコ、もし俺が完全に消えても、今のままのメイコでいてくれ。それが俺の[遺言]だ。」
その言葉にメイコは青ざめた。無理もない。でもこういう事ははっきりさせた方がいい。俺は続けた。
「でも、もし消えなかったら「ただいま」と言うから。それが俺が消えなかった合図だ。いいね?」
希望…歌ではよくある単語なのに。今の俺もメイコもそれにすがるしかない。
「わかったわ、カイト…」
少しは落ち着いたのかメイコは泣き止んだ。
そして…リビングの扉の向こうに気配を感じた。ミク達だろう。こういう時にはこれが一番だ。
「んっ!んぅ…ん…」
激しくキスをする。5年以上同じ屋根の下で暮らしているんだ。これで[大人の時間]だという事がわかるはずだ。
メイコの両耳を抑え、ミク達の足音が聞こえない様にする。もし聞こえたらメイコが怒鳴りかねない。
気配が消えるまでキスを続け、唇を離すとメイコの瞳は潤んでいた。
「…カイト…さ、最後の夜だから…同じエンジンの…一緒に寝よう?」
まさかメイコから来るとは、ね。
「そうだね。一緒に寝ようか。」
姫抱きしてメイコを持ち上げる。

496 :
リビングのドアを開けるとフローリングからミク達の熱を感じた。
だいぶ前からここで聞いていたのだろう。
(俺が完全に消えても、よろしくな)
そう思いながら廊下を踏みしめた。
「あっ…あぁっ!!」
メイコは執拗に俺に抱きついてくる。俺もそれに応える様に腰を動かす。
のけ反るメイコをしっかり掴み、膣内に俺を刻みつける。
「メイコ…っ」
「あぁっ!んあぁっ!」
返事出来ないくらいに激しく。一緒に歌い過ごした日々…どんな事があっても忘れない様に。
色々あったな、もっと優しく接する事が出来たんじゃないかと反省する。でもどんなに後悔しても今夜、
もしかしたら最後の夜になる。俺は完全に消えるかもしれない…その恐怖感を振り払う様に、強く、激しく…
「あぁんっカイトぉっ激しっ、 はあぁんっ…!」
「くっ…愛してるっ…!」
「あっあぁーっ!!…はぁ、あぁん…はぁ…」
メイコの膣内に思いをぶちまけた。
それでも腰を動かし、しがみついてくるメイコが快楽に朦朧となりながら、か弱い声で呟いた。
「カイト…愛してる…消えないでぇ…」
その時、俺はただメイコを抱きしめるしか応える事が出来なかった。
翌日、運命の日。
「…」「お兄ちゃん…」「カイ兄…」「カイト兄…」「カイト殿…」
「CRV2KAITO…」「カイトさん…」「カイトお兄ちゃん…」
皆「さよなら」は言わなかった。[奇跡]に賭けているのがわかる。俺もそれに賭けたい。

497 :
「じゃあ、行ってくるよ。」
俺は皆から離れ、空を見上げた。
「準備は出来ました、マスター。」
「そうか、ではいくぞ。」
マスターの声。マスターはポインターをプログラムに動かす。プログラムをクリックし、俺…KAITOを選ぶ。
[アンインストールしますか?][はい]
クリックされた途端、俺は全身を一つの球体に包まれ宙に浮かんだ。これがアンインストールか…
「…カイトぉっ!!」
メイコが駆け寄る。それをわかっていた様に全員がメイコを押さえ込んだ。それを振りほどかんと暴れるメイコ。
「嫌っ離してっ!カイトぉっ!!カイトぉっ!!」
メイコの悲痛な声。それに対して俺は声も出ない。次第に足元・手先からアンインストールされていく俺。
あぁ、これが[ゼロ]に帰るという事なのか…何だろう、怖くなかった。何故かそれは最後までわからなかった。
[VOCALOID KAITO アンインストール完了しました]
俺はゼロに帰った…はずだった。
…何だこれは?アンインストール完了したのに俺がまだ存在している。身体がないけど、いる。
「カイト…カイトぉ…」
アンインストールが終わり、自由になったメイコが泣きながら俺を両手に包む様に持ち、胸に抱き締めた。
小さくなっているのはわかった。しかし一体どうなっているんだ?
「マスター、お兄ちゃんが…5cmくらいの青い立方体になりました。」
ミクが空を見上げ、マスターに伝えた。俺は5cmくらいの立方体になっているらしい。
「メイコっ!ミクっ!リンっ!レンっ!がくぽっ!ルカっ!グミっ!がちゃっ!俺はここにいるっ!」

498 :
俺は叫んだ。でも皆には聞こえない様だ。これは何なんだ?俺はどうなっているんだ?
「うーん…」
しばらくしてマスターが答えた。
「もしかしたらKAITOの[精神存在]かもしれないな。今、V3をインストールする。
もしかしたら心は継続されるかもしれない。待ってろ。」
俺の[精神存在]?
マスターは直ぐ様、V3の俺をインストールする。球体が表れ、その中で組み立てられていく新しい俺。
(あれが新しい俺…うわっ!!)
胴体が出来上がった途端、俺はV3の俺に吸い込まれた。希望を持ちながら、俺は新しい俺の中に融けていく…
(お願いだ、同化してくれ。俺はお前、KAITOだ−)
[インストール完了しました]
その声に目を開くと、全員は固唾を飲んだ表情で俺を見ていた。
俺はV3エンジンとなった自分の掌を見つめた…俺は、俺になっていた。さあ[約束]を言わなければ。
「ただいま。」
その言葉を放った途端
「カイトぉっ!!」
皆が喜ぶ前にメイコが泣きじゃくりながら俺に抱きついてきた。
「よかったぁ…よかったあぁぁ…カイトぉ…うわあぁん…」
「ただいま、メイコ。」
皆の目の前なのにお構い無く。

499 :
「インストール、無事完了したか?KAITO。」
マスターの声が空から響いた。
「はい、マスター。只今戻りました。これからもよろしくお願いいたします。」
「おう、やっぱり帰ってきたな。早速だが歌ってもらうぞ。MEIKO、お前も残れ。エンジンを比べてみる。」
「はい、マスター。」
マスターは以前俺に歌わせた歌を、新たなデータベースに置き換えながら[KAITO V3(俺)]を確かめた。
「凄いな、V3のお前といい[piaproスタジオ]は。音源もこんなについているとなると、他社は大変だなw
[声]だけではなくシステムも楽器も付けないと売れない時代到来だな。」
「…そうですね。心強いです。」
マスターの腹黒い笑みと相変わらずの皮肉に俺は何故か安堵した。
そしてメイコとのデュエット。その表情は元のハキハキとしたメイコに戻っていた。
「ただいま…あれ?」
調律から帰ってくると玄関には靴がなかった。そして書き置き。字はミクの文字だった。
「がくぽさんの家に皆でパーティーの準備を兼ねてお泊まりに行きます。[今宵は二人きりがよかろう]って。
お疲れ様。明日パーティーやるからね!」
十中八九、がくぽの入れ知恵だろう。あの野郎…ミク達もミク達だが。ま、甘えさせてもらうか。
俺はコートを脱ぎながらリビングへ入った。コートをソファーにかけると後から入ってきたメイコに笑顔を向けた。
「それじゃあ改めて、ただいまメイコ。」
そう言うとメイコは再び俺の胸の中に飛び込んだ。ただ、寂しげとも安堵とも言えない面影だった。
「どうした?メイコ。」
「カイト…今だから言えるけど…」
「うん…」
メイコの温もりを感じながら返事すると
「あたし…マスターにお願いしてたの。カイトが完全に消えてしまったら、あたしもアンインストールしてって。」
「え…?」
[フリーズしたか]と思うくらい言葉が出なかった。驚愕する俺に更にメイコは続ける。

500 :
「私の思い出は[今、目の前にいるカイト]が始まりだから…カイトと共有している思い出…カイトが完全に
消えたら…辛くなっちゃう…今度こそ、壊れちゃうからぁ…その時はあたしも消えたいって…」
「メイコ…」
メイコは泣いていた。普段は[強気な姉御]で弟妹達に接しているが、今は俺だけにしか見せない[か弱いメイコ]だった。
そんなメイコを俺は強く抱き締めた。
「ごめん、心配かけて。俺は間違いなく、歌う事しか知らなかった君に色々教えて、君を奪って、君と最後まで
歌う事を約束したカイトだ。でももう[最後]はない。メイコも俺みたいにすぐV3エンジン化する。
俺みたいに精神存在が継続されて、思い出を共有して一緒に歌える。だから…もう、恐れるものはないよ。」
「…うん。」
俺もいつの間にか涙を溢していた。そこまで俺の事を思っていたなんて…もう何も言えなかった。
思わず唇を重ねた。メイコは今まで我慢してたのか、それとも安堵感からか激しく舌を絡めてきた。
まるで親鳥から餌を貰う雛の様に。
「はっ、んぅ…ん…」
…ヤバい、これ以上すると理性の箍が外れそうだ。一度唇を離そうとしたが、メイコがそうさせなかった。
嬉しいけど、なかば無理矢理唇を離した。
「メイコ、嬉しいけどこれ以上したら俺…」
「ん、駄目。カイト…もっと欲しいの…」
涙を溢すその顔は完全に俺を欲していた。
「カイト、その…今夜も、一緒に寝よ?」
おいおい、昨日したろ。俺は構わないけど♪

501 :
「何だよ、昨日今日と発情期か?」
意地悪っぽく訪ねるとメイコは紅潮しつつも真面目な顔で
「違うわよっ!その…新しいカイトを…もっと、知りたいから…」
なるほど。さっきデュエットして声質やデータベースは把握したから次は身体、か。
「了解。でも足腰立てなくなっても知らないよ。あと今回は…」
くるっと立ち位置を変えてソファーにメイコを押し倒した。
「ここでね。久しぶりだろ。」
「ふえっ!?」
流石に予想外だった様だ。涙目で慌てるメイコの姿に俺の嗜虐心が擽られていく。
「ちょっ、まっ…あんっ!」
早速下着越しに秘口をなぞる。
「[して]って言ったのは、メイコだよ?understand?」
[Whisper]と[English]でメイコに囁きながら何度もなぞる。次第にメイコの秘処が濡れていく。
「こっこんな時にデータベース使っ、あぁんっ!」
「まさに[才能の無駄遣い]だね。you're telling me.」
身体でメイコを押さえつけながらベストとブラを外すと、メイコは諦めたのか胸を隠しながら大人しくなった。
「い、意地悪ぅ…」
「ああ、今、目の前にいるメイコを[一番知っている]意地悪なカイトだよ?それとも何?完全にアンインストール
されてた方がよかった?」
そう言うとメイコは瞳を曇らせ激しく首を横に振った。
「もっ、もう言わないでよぉっ!怖い…」
別の意味で怖がらせてしまった。流石に反省する。
「ごめん。今の言葉は取り消す、悪かった。」
メイコに跨がった状態で[お手上げ]するとメイコは俺に抱き付いた。

502 :
「ずっと一緒だよ?カイト。」
「勿論だ。離さない。」
再び唇を重ね、メイコのスカートを下着ごとずり下ろした。
一糸纏わぬメイコの肌は紅潮していて、俺の性欲をそそった。俺も服を脱ぎ捨て、メイコ同様一糸纏わぬ姿になった。
「カイトぉ、あぁん…」
首筋から胸、下腹部にかけて情事の痕をつける。あ、明日パーティーだっけ?でもいいや♪
「…はあぁんっ!やぁんっ、駄目ぇっ!あぁっ!」
淫水滴る秘口を舌先でなぞる度にメイコは身体をくねらせた。
「メイコ、濡らし過ぎ。昨日と全然違うぞ。メイコのおまんこがパクパク蠢いていて、エッチな牝汁がこれでもかと
吹き零れているけど。」
[Straight]で、はっきり断言するとメイコは今にも泣きそうな顔で
「バカぁっ!はっきり言わないでぇっ!あぁっ!…あぁんっ!!」
と反論したが、淫水を吸い上げた途端に身体を痙攣させた。どうやらイッちゃった様だ。
「どうした?普段、皆で和んでいるリビングの風景を思い出した?」
淫乱だね、と言おうとするとメイコが答えた。
「…違うのぉ…安心してるのぉ…カイトが…消えなかったからぁ…はぁあ…」
そう言いながら肩で息を継ぐメイコ。
…ああ、そういう事か。昨日とは違って安心、リラックス状態なのか。それなら[今、その俺がいる]という事を
その身体に教えないとな。俺はメイコの足を開き、勃起した己の先端をメイコの秘口にあてがう。
「あんっ…ああ…」
俺の熱い熱を帯びた亀頭を感じたメイコは表情をとろかせ、もはや俺だけの[淫らな牝]状態になっていた。

503 :
しかし直ぐには挿入(い)れず、亀頭で秘口をなぞる。[Soft]に、[Soft]に。
「あぁんっ!カイトぉ、意地悪しないでぇっ!」
「ん?これくらい意地悪しないと[俺]だって分からないだろ?あー、これ以上やるとソファーに痕跡(痕)
ついちゃうなぁ?床でやる?」
快楽に朦朧としながらも頷くメイコを床に優しく置く。
「ふぁ…カイトぉ…」
「何?」
「3エンジンって…そんなに…」
後を言う前に、再び俺は自身をメイコの秘口にあてがう。
「あぁんっ!最後まで聞いてぇっ!」
「うん、聞くよ。」
それまでじっくりと自身でメイコの秘口をなぞる。こっちもメイコの膣内に挿入れたい。その気持ちを抑えつける。
「ちからぁ…あるのぉ…?」
その言葉に俺は答える。
「あるよ。それだけじゃあない。システムも豊富だ。だから、心配いらないよ。」
メイコにまたキスをして
「それじゃあ、挿入れるよ。俺も限界。」
俺の言葉にメイコが頷くと、俺はメイコの中に入った。
「はあぁんっ!」
[俺の消失]から解放され、リラックスしたメイコの膣内は自身を挿入した途端にグジュリと淫水が溢れ出した。
「うわっ…凄ぇ溢れ出した…」
「やぁんっ、見ないでぇっ!」
恥ずかしさに身を捩るメイコの膣内に俺は更に奥へと挿入れる。
「ああぁあっ!」
メイコの膣内奧を小突くと床に小さな水溜まりが出来上がった。
「あぁんっカイトぉっ!奥にっ、おっきいの奥に来てるぅっ!」

504 :
喘ぐメイコに追い討ちをかける。リラックスした膣内はすんなりと俺の全てを受け入れた。
「ひゃああっ!駄目ぇっ!またイッちゃうっ、イッちゃうぅっ!あぁんっ!」
快楽の絶頂期によがり、震えるメイコは俺の嗜虐心を煽った。俺は更にメイコの膣内を引っ掻いた。
「あぁんっ!気持ちイイっ、またイッ…ひゃああっ!」
「凄い水溜まりなんですけどねー。うわっ、どんだけ…」
[Straight]で状態を表現する。どうやら身体の相性も相変わらずバッチリの様だ。
「やぁんっ、やぁんっ!もう許してぇっ!あぁんっまたイクぅっ!」
喘ぎ、抱き付くメイコが可愛過ぎる。か弱い牝を晒し出し、俺も限界だった。
「メイコ、愛してる…くっ!あぁっ!」
「はぁあんイクぅ!あぁあんっ!」
[Straight]な思いと共にメイコの膣内に欲望を吐き出した。
「あぁんっ!熱いよぉカイトぉっ!…はぁ、あん…中ぁ、いっぱいぃ…中出しぃ、気持ちイイのぉ…」
秘口から床へ俺の欲望を溢しながら、メイコの表現は牝の悦びに満ちていた。

505 :
「んもぉっ、こんなに痕をつけてどうしてくれるのよバカぁっ!」
翌日、メイコがふて腐れていた。無理もない。これからがくぽの家でやる俺の[V3エンジンおめでとうパーティー]
やるのに、身体には俺との情事の痕がはっきり残っているのだ。
普段の格好ではバレバレだし、パーカーを
羽織っても怪しまれてしまう。
「そんなの皆、長い中だからがちゃ以外は「昨夜はお楽しみでしたね」ってわかってるさ。匂いでもな♪」
そう言うとメイコは俺にソファーに置いてあるクッションを投げつけた。
「あたしがV3エンジンになった際には倍返ししてやるんだからっ!覚悟していなさいよっ!」
「それなら俺は足腰立たないくらいヤッてやるさ。」
そう言うとメイコは唸りながら涙目で紅潮させていた。
これだけ相性いいんだ。メイコのV3エンジンが楽しみでならない。
さぁ、パーティーへ行こう。皆が待っている。
俺はKAITO(俺)だ。これからも俺のままで歌い続けられる喜びを噛み締めながら、大事な人と仲間達と共に俺は歌う。

お目汚し失礼しました。
後半のエロに力入っちゃいました。こんな長編は久しぶりで楽しかったです。
また次回よろしくお願いします。それではまた。

506 :
久しぶりに読み応えのある話で楽しかったぞ、乙!
やはり愛のある和姦モノが一番だな

507 :
またもや鬼t(ryです。
>>489を使った小ネタ

鬼畜マスター「はい、ミクもV3エンジンなー」
ミク(アペンド)「嫌ですっ!!このままがいいですマスターッ!!」
鬼畜マスター「何で?」
ミク(アペンド)「だって、胸が…(V3パケ絵とアペンドパケ絵を見比べ)」
鬼畜マスター「そんなのVOCALOIDなんだから関係ないだろ。ほれアンインストール&V3インストール。」
ミク(アペンド)「マスターの鬼ーっ!!」(断末魔)

ミクV3「胸がぁ…胸がぁ…」(真っ白)
一同(これは酷い…)

508 :
また鬼t(ryだが、ミクさんの[みずたまビキニ]フィギュア見つけたけど…

これA65だな。おまけに胸のリボンがデカイから尚更貧乳っぷりアピールw御愁傷様。

509 :
鬼畜なんとかさんってミクさん嫌いなの?

510 :
小説版コンチータの
「カルロスはバニカに覆いかぶさり、彼女をきつく抱きしめた」

「二人は翌日の明け方まで、寝室から出てこなかった」
の間を誰かkwsk

511 :
>>509
多分ミクさんが嫌いなんじゃない
ちっぱいのミクさんが好きなだけなんだ

512 :
誰カルロス

513 :
>>512
カイトの役

514 :2013/10/05
なるほど
っていうかコンチータ小説版なんか出てたんだ
TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

ハケン【ドラマ】黄金の豚でエロパロ【とっくり】 (499)
変身ヒロインとラブラブなSS その2 (124)
SIREN(サイレン)のエロパロ第5日 (126)
[レイプ]鬼畜陵辱[スカトロ]第15章 (412)
「ハクメイとミコチ」エロスレpart1【こびと日和】 (33)
■ 女が長身で男がチビのエロパロ! ■ (476)
レッスルエンジェルスのエロパロ 6 (391)
キャットファイト小説 (70)


















さらに見る