2013年10エロパロ333: 【俺の妹】伏見つかさエロパロ24【十三番目のねこシス】 (587) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【俺の妹】伏見つかさエロパロ24【十三番目のねこシス】


1 :2012/07/15 〜 最終レス :2013/10/03
ここは伏見つかさ作品のエロパロスレです
次スレは>>980か480KBあたりで立ててください
◆まとめwiki
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/
◆前スレ
【俺の妹】伏見つかさエロパロ23【十三番目のねこシス】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1330012485/
◆書き手さんへ
 ○陵辱・NTR・百合・BLなどの特殊嗜好モノや、
   オリキャラなどの万人受けしないモノは専用スレでお願いします
 ○書きながら投下はお控えください
◆その他
 ○書き手さんが投下し易い雰囲気づくりを
  ・SS投下宣言、直後は雑談をしばらく自重
  ・自分の嗜好に合わないSSなら黙ってスルーすること
 ○こういうSSが読んでみたい等のリクエストは節度を持って
 ○荒らし、煽りは勿論スルー
 ○sage進行です。メール欄に半角で sage と書いてください。ageた人を煽るのはやめましょう。
   大半のsageていないレスは荒らし目的の釣りか煽りです、慎重に見極めて反応しましょう。

2 :
すまん……!
容量制限ってあるんだな、始めて知ったよ
という訳で勝手に新スレ立てちゃったが良かったんかな?
何か間違えてたら削除要請とか出すんでよろしく!

3 :
容量制限があるなら、やっぱここにレスで書くよりも
こうやってwikiに突っ込んでURL書いた方が良さ気だな
或る非日常↓
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/622.html
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/623.html
そして、今更ながらの補足
展開として、五巻終了後を想定して書いてます
なので、五巻まで読んでない人にはネタバレがあったりするのでご注意ください
本当はこれを前スレに書こうと思ったのに書き込めなくて慌てたぜ

4 :
>>3
前スレ611
了解。しばしROMに戻るわ

5 :
ついでにオリキャラの定義だけど、個人としての背景が必要か否かで変わってくると思ってる。
例えば看護師だが、これに特定の名前を名付けてただけではオリキャラには該当しない。
が、この看護師のキャラ背景の説明までやってしまうとオリキャラに該当する。看護師を志した理由とかね。
なぜなら特定キャラを説明する必要性があれば、構成上主要キャラとの親密な絡みが必然的に起るからだ。
主要キャラによってその背景を攻略するならば、それは明らかにオリキャラである。
すなわちその前段階としての背景説明がすでにオリキャラであることの証明になってしまうと言うことだ。
読者は作者の脳内キャラの補完作業にリソースを費やされ、作品を楽しめないというストレスが生じる。
また既存キャラがないがしろにされることで気分がいい人も少ないと思われる。
今回の話では看護師は舞台を勧める道具に過ぎないのでオリキャラには当たらない。
対して背景を解説し、それに対して京介が奮闘している幽霊達は明らかにオリキャラであるといえる。

6 :
>>2
最後に感想だけ。
相変わらず桐乃との会話は面白いし、可愛らしさも出ている。
しかし幽霊を出したことで兄妹の進展を早めたような印象を受ける。
そしてその究明と解決に尺を取られ、さらに仲を深めるビロートークや本番が削られてしまったと邪推する。
今回の話がどの時期を書いたのかは知らないが、
すでに散々京介への気持ちで説教された桐乃に、改めて諭す幽霊の必要性はあまり感じられなかったというのが正直。
次回作に期待します。以上お疲れ様でした

7 :
>>3
ええんやで
しかしいつもながら桐乃の切ない感情が上手く書けとるの

8 :
>>6
なるほど。ありがとう。
必要以上の設定が付加されるとそれはもうオリキャラになるって事だな
今後気をつけよう
幽霊を出した理由に関しては色々あるのだが、まあ、ざっくり言うとショートカット?
>>3にも書いたが時期としては五巻終了後を想定しているので
ご指摘通り進展を早める役割というのが第一
知り合いだと中々本音を暴露しないだろうから、異常展開なら本音を暴露するかなって言うシンプルな意図
しかし、ありがとう
指摘と邪推とかそれだけで、ちゃんと俺の作品を読んでくれているというが実にありがたい

9 :
>>632 乙乙!
俺個人は楽しく読めたし、次回作にも期待している
オリキャラに関しては、物語の全般(例えばこの作品の中では桐乃の代り)に
関わって来るような体裁ではなく、名前を与えられていなければ問題は無いと思う
その点から看護師なんかはオリキャラの範疇に入らないし、SF要素ありで幽霊を
出したのが気になるのであれば、投下前に宣言しておけば嫌いな人はスルーする
筈だからダメじゃないと思う

10 :
モブではない&原作では登場しないキャラ=オリキャラかな
それに加えてSF要素も原作にない要素だから賛否の否が増えるかも
>>607で指摘されてる話の構成が安易っていうのも
読む側としてはその通りなんだけど書き手は「そんなの関係ねぇ!」でいいと思う
既存のSS全部に目を通すのなんてほぼ不可能だし、そもそもプロじゃないんだから
書き手の読みたい書きたい見てみたいシチュで話を作るしかないっしょ
ただ個人的にあなたのエロ描写が好きだから
俺好みのシチュで書いてくれー!!」っていう思いが他の書き手さんに対してよりも強くなるから
普段はしないようなこんな長文レスをしちゃうんだろうな
PS 分岐シリーズ大好きです

11 :
>>1乙です。
是非はともかく、俺は好きな話だなー
ただ、オリキャラとかSM要素とかの受け入れられにくくなる属性があるときはただし書きを入れたほうがいいかも・・ですけど
ただ・・厚い支持層を得ることが絶対的に必要なプロでもないし、ここは同人でもない。
だったら、黒猫さん曰くの「超凄いオナニー」を、宣言した上で見せ付けてやるのが一番楽しいと思う。
というわけで、次の凄いオナニー楽しみにしています(←台なし

12 :
>>1
乙!
エロかと思いきやハートフルに持っていきやがって、上手いな。これこそ俺妹。
"オリキャラ"の厳密な定義は良くわからないけど、メインキャラとして本筋に絡んでくるので無ければOKじゃないかな?
(一年ちょっと前に、SLと言う書き手がオリキャラ込みの長編を書いてて、そこそこ上手かったのに態度が悪かったので散々荒れたことが……)
看護師やコーチは完全モブだからノープロブレムだよ。
この幽霊兄妹については判断別れるところだろうけど、シンプルに高坂兄妹の仲を写す鏡かつ既存の人間関係を乱しにきてないから、それほど不快には感じなかったな。
自分は異ジャンル要素を絡めるのは好きではないほうだけど、今回みたいにスパイス程度ならそんなに否定的ではないよ。
書きたいものを書くのがSSなんだから、スレの決まり事の範囲内で、批判(それもまたクオリティアップの糧にはなるんだけど)を意に介さずに書きまくったらいいよ。
そう言うわけで、全然遠慮や萎縮しないで!
完結編楽しみにしてるぜ!

13 :
>>1
乙!!
相変わらず面白かった
次も期待してるよ
SLに関しては、もうお呼びじゃないな
佳乃さんがクズって設定も、作者執筆のゲーム版で完全に覆された感じだしw

14 :
言い忘れた
桐乃がうっかり
「・・・・早っ。」
なんて素で言わなくてよかったね。精神的に即する、罵倒されるよりキツいw

15 :
前スレ
或る非日常 2  ◆ebJORrWVuo
超乙
>>632殿、あまりお気になさらずに…>オリキャラ・SFに関しては
俺的には
「幽霊兄妹の願いで、お互いの身体を依代にしてSEX(幽霊同志は誰かに取り憑いてないと交合不可」とか
(幽霊兄妹の快感の感覚も増幅して京介・桐乃、初体験なのに超快感w)
…そして本戒を遂げて感謝して成仏して逝く幽霊兄妹…
を期待してたのだがw。
今からでも並行世界的展開で「上記の設定でエロ有りバージョン」を…(チラッw

16 :
>>13
既存キャラの性格改変に関しては判断がつかん。
個人的にはオリキャラとは思わないし、佳乃さんがクズって設定は自然に受け入れて読んでた

17 :
という訳で完結編。
幽霊とかはちょっと話題に出るだけで出て来ません
他のSF要素はないです

或る非日常 3
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/624.html

18 :
以下、ちょっと内容にネタバレ有。


今回は、まさしく桐乃から何の誤解のしようがないぐらいに
まっすぐの愛の告白をされた時、京介がどう返すのか、という所を書きたくて
色々と遠回りさせて頂きました
病院も幽霊もこの為のただの下準備
結果として、俺の中での京介はこういう回答をするんだな、と思ったり

さてさて、皆さんから色んな意見を頂き、考えました
嘘です。そんな考えてません
俺が何故ここに書いているのか。
それは幾らか書いてくれた人も居ますし、当初に投下した時に宣言した通り
俺のオナニーを精一杯見せつけてやる為に書いてる訳で
それが俺の初心である事は未だに揺らいでおりません
しかしながら、郷に入れば郷に従えというのもあるので、
皆さんから頂いた意見は今後も参考にさせて頂きます

因みに、今回は完結編とは言っていますが
もう一つ、書きたかったものがありまして
大人になった桐乃と京介のエッチ、というのがあります
この為に京介を童貞にしておいたといっても過言ではありません
なので、そのうち、或る非日常の結末でも投下できたらと思っておりますので
期待せずに待って頂ければと


19 :
なげえ
チラ裏にでも書いてろ

20 :
>>17
乙!
いやー途中で切ない話のまま終わるのかとおもったが最後でハッピーエンドになってよかった
あなたの京桐オナニーは最高ですw
しかし京介も自分から告白するくらいの開き直りをしてほしいところだ
まあ原作があれだからなあ・・・
続きではこの兄妹のイチャラブが見れることを期待して待ってます!

21 :
>>18
エロ→切ない系→ギャグ→また切ない系と来て、最後にまさかのハッピーエンドが来るとはw
途中でこれは切ないEDの流れかと思ってただけに良かったw
>大人になった桐乃と京介のエッチ、というのがあります
これは超期待!全裸待機しとく!

22 :
>>18超凄い乙です
想いばかり盛り上がって、でも・・やはり駄目で・・のハッピーエンドは格別ですた。
しかし桐乃は大人になってもエロゲ脳やのぅw
そしてエロゲ脳のまんま挑む実戦が楽しみですw
エロゲ脳が気合い入り過ぎて、いきなり妙な方向性に走ろうとしてツッコミ受ける桐乃とか見たいっす

23 :
という訳でおまけシナリオ
エロ分を大目に導入してみたぜ
結構直接というか具体的な表現があるので
直接なのはちょっとという方はスルーした方がいいかも
或る非日常の結末
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/625.html
しかしおまけシナリオの筈なのに
完結編を大幅に上回るという結果に
いや、でも満足
なんか完結編書いた時より充足感あるぜ
そんな訳で、お読み頂いた方には感謝を!

24 :
問答に笑い、桐乃のいじらしさがかわいかった。
なにより「一度は突っぱねる京介」がまさにドストレート俺得な展開だわ。
「実は俺もお前が女として好きだ」なんてこっちの背筋が寒くなるような倫理観の欠如した京介をよくぞ潰してくれた。
明らかに作業量が増えるだろう遠回りをよくぞ選んでくれたわ。
だからこそ猶予の会話が一層切ないわ。
逃げ道を残すのは選ばれる自信ではなく、相手を思いやるって不安が本当によく書けてると思う。読んでてにたくなった。
実妹を娶る覚悟を持つに至る説得力を丁寧に書いてくれたことに感謝。
後半。ドタバタが相変わらず楽しいw
甘い暴力にはニヤニヤするし、自分の構成要素が京介攻略の過程にすぎないって表現は読んでてなるほどと思った。
さりげなく周辺の近況報告を交ぜたのも上手いと思う。
ただ、マナミに振られて押しかけてくるのはとてもあやせだけじゃねーだろう、と関係の狭さが気になったかな。
リードする桐乃がまたストレートに俺得だが、擦ってて完全ハプニングで童貞卒業はいささか風情に欠けると思う。
ハプニングなら個人的にはいざ決心決めた桐乃がギリギリまで挿入して、いやちょっと待てと京介が動いて足滑らせて・・・
って感じに、やはりどちらか一方でもいいから「膜と倫理を破る覚悟」を決める瞬間が欲しかったかな。
ビロートーク文句なし。クサイ台詞が一切ない。
以上、本当ににありがとうございました。

25 :
>>23
乙です!!
桐乃かわいいよ桐乃

26 :
>>23
超乙!
言いたいことは>>24がほとんど言ってくれたけど、この2人らしいエロ展開が読めて2828しまくってるw
ちょっと引っ掛かったとすればハプニングで、という点は俺も気になった。
あと始まるまでは桐乃がリードする側だろうけど、いざベッドの上では桐乃って京介に対してはたぶんM(ry

27 :
>>23超凄い乙!
28282828した後・・ふぅ。
>>23の全力オナニー堪能させてもらったぜ

しかし半ば(?)奪われちゃった形の京介・・大丈夫か今後の新婚生活から尻に敷かれ・・

あ、そりゃ元からかw

28 :
>>23 乙乙!
凄く良かったんだけど、気になったから一言
× もみくだく
〇 もみしだく
最近他のSSでも頻繁に使われているから勘違いするけど
「もみしだく」の方が正しいし言葉としても美しい

29 :
>>28
ググったのに、ググったのに…!
そうか、やっぱ違ったのか
うまく変換されないから怪しいと思ってたんだよね
ホントだぜ?
…指摘サンクス。

そしてハプニングで、てのが気になるという意見を貰ったから気付いたが確かにやりようがあったな
脳内で桐乃の裸を描くのに夢中で迂闊だったぜ
今後の参考にさせて頂きます
皆、感想有難う!

30 :
>>23
GJだぜ

31 :
今一覧見たけど伏見つかさのスレって3つもあるの?
なにか理由があるの?

32 :
>>31
一つは前スレ
1000いってないけど容量一杯でもう書き込めないよ
んでもう一つは文字通りSLって書き手とその読者専用のスレ
色々あったんだけど一言で言うと「住み分けた方がお互い平和だから」分けた

33 :
乙!今回も各キャラが良く動いていて楽しく読ませて貰いました。
又、ヨロシクwww

34 :
>>17
幽霊の出てくるのはSFじゃない。
オカルトというんだよ。

35 :
>>34 ウザッ!

36 :
まてまてまてまてw
え、もみくだくって使われてんの?w
揉んで砕くってギャグじゃんwww

37 :
>>37
その辺でもう許してやれよ・・
さておき、揉みしだくって語感がエロいよな。だってさ、まず
お っ ぱ い にしか使われないし。
おっぱいを「揉み」!「しだく」!だよ。エロいよな。

38 :
>>37>>37を許しても
>>36が許されるかどうかは分からない……!

39 :
ん? テステス

40 :
最近こっちは投下が少ないんだな
盛り上がったらいいんだが

41 :
長文で批評()する奴が居座ってるからねえ。
書き手として欲しいのは「乙」とか「面白かった」みたいな適当な賛辞だけなのに、
素人があーだこーだ言ってきたらやる気もなくすでしょ。
とうとうそれに同調する奴も現れたし・・・
一片書いてみてからモノを言えっての

42 :
ふーむ、俺はちゃんと批評されたりとか長文の感想を貰っても嬉しいがね
ただ確かに新たに書こうとしてる人とかが躊躇しちゃうかも知れないな
因みに俺は最近ゲームに仕事に大忙しなので
暫くの投下は予定してなかったり
ただある日無くなってたら悲しいので
誰か投下してくれないかと待ち侘びる

43 :
血を血で洗うような壮絶修羅場編を誰か書いて
もしくは京介が遠くへ旅立つあゝ無常編でも可

44 :
>>43
「18近」オヌヌメ

45 :
いまやってる世界ふしぎ発見(ベルギー編)で
「日本の漫画で何が好き?」の質問で
「DB」「はじめの一歩」そして…「おれいも(いけだ版、俺の妹がこんなに可愛い訳がない)」で麦茶ふいたw
すげーぜベルギーw

46 :
国際色豊かになったな「俺妹」…全国版TVでだろ?w

47 :
はじめの一歩が現在のはじめの一歩を指していないことを祈る
もはや別物レベルまで劣化したあの漫画を日本の代表的な漫画とは思われたくない
はじめの一歩より面白い漫画はいっぱいあるから

48 :
俺はベルギーでは誰が好きなキャラになってるのかそれだけが興味だ
>ベルギー俺妹
お嬢沙織が一番なら問題ねぇw

49 :
いやさすがにフリーザ様が一番はねーだろ

50 :
でも現実だと俺妹キャラで沙織が一番当たりクジだよな。性格は出過ぎず控えめまんま日本人女性、なわりに機を見て敏な行動、容姿端麗、何より家が大金持ち(笑)。
だが2時の世界は非情・・・w。

51 :
まぁモデル級美少女ながらハイパーワガママですぐ怒鳴る手が出る蹴りが出る、
かたや良妻賢母のスキル満載美少女だけど電波ゆんゆんに混じりザックリ毒舌、
一方美少女ながらお腹の中は真っ黒、てか武器持ち出すヤンデレ

こんなのに囲まれて胃を潰さない京介の包容力は人間離れしてると思う。

52 :
当たりは麻奈実だろう

53 :
>>52 おっ! 同志がいた

54 :
エロ投下まだかー

55 :
麻奈実とのエロいSSが少ない……と言うより、ほとんど無い
今なら注目間違いナシですよ!

56 :
うう…加奈子…

57 :
変わり続ける関係
続きまだかな?

58 :
あたしは降りしきる小雨の中我が家を前に足を止めた。
「はぁ・・・。」
憂鬱だ。この目の前にある扉を開けたら・・・。
ギィ・・・。
「っ!?」
「よぉ、遅かったじゃねぇか桐乃。」
あたしの、兄貴が、悪魔のような笑みを浮かべて、立っていた。

59 :
「っ、た、ただいま・・・。」
無視して横を通りすぎようとすると・・・。
バン!
「おいおい、無視とはお兄ちゃん悲しいぞぉ。」
その腕で進路を塞がれた。
「べ、別に無視なんか・・・。」
「ならなんで今日は俺の言いつけを守らなかった?」
「そ、それは・・・。」
内股が熱い・・・。

60 :
「いつの間にか御登校なさりやがって。御主人様の言いつけより学業優先とは流石優等生の桐乃ちゃん。」
じりじりと囲まれいつの間にか後ろから耳をなじられる。
あぁ・・・京介の匂い・・・。
「だ、だって・・・。」
「再調教が必要みたいだな?ん?御主人様は誰なんだ?ん?」

61 :
「きょ、京介様です・・・。」
あぁ・・・京介の吐息・・・吐息ぃ・・・。
「じゃあ毎晩よがり泣かされて俺に服従してる奴隷ちゃんは誰なんだ?」
「・・・。」
「ん?だれなんだ?」
「んああっ!?」
アナルに指を入れられくりくりと掻き回される。

62 :
「ははっ、相変わらず桐乃はアナルが弱いなぁ。気の強い女はアナルが弱いというがおまえは格段だな!誰よりも可愛がってやる。」
・・・っ!
「あ、あの・・・。」
「ん?」
京介はねちっこくあたしの耳や首筋を舌で責めながらアヌスをじりじりと指で掻き回す。
「あ、あやせと・・・黒猫は・・・?」
「気になるか?ふ〜ん?」
意地の悪い笑みを浮かべあたしをいたぶる兄貴。

63 :
「お前の部屋で二人とも失神してるよ。天国でも見てるんじゃねえか。昨日のお前と同じ顔してるよ。・・・へへっ、あやせは今日学校にいってなかったよなぁ?へへっ、行けるはずねぇよ。さっきまでたっぷりいたぶってやってたんだからよ。」
「っ!?んああっ!?指!?指止めてぇ!?」
「二人とも徹底的にマゾ調教したらよ、人形みたいになりやがってな。ちょうど代わりが欲しかったんだ、よ!」
「イクッ!イクゥッ!イクゥゥゥッッッ!!」

64 :
ビクビクビク・・・!
「あ、ああ・・・。あふ・・・ぁ・・・。」
「ケツ穴でイクなんてよ、へへっ、もうお前は人間じゃねぇよ。人間じゃねぇお前はしっかり人間様が管理してやらねぇとなぁ!」
「・・・はい。管理して下さい。」
足腰に力が入らなくて立ってられない身体を京介に抱き締められる。
「来いよ。先ずは風呂だ。桐乃の極上ボディを徹底的にチェックしてやる。逃げられると思うなよ?」
「はい。御主人様ぁ・・・。」


65 :
「その後は瑠璃とあやせと三人並べて朝まで耐久調教マゾレースだ。へへっ、誰が最後まで俺にしがみついてられるか今日も見物だぜ。」
「・・・!?」
キッと弱々しく御主人様をみらむ。
「なんだよ、桐乃?ん?その目は?」
「んああああっっ!?」
クリトリスにも手を伸ばされ指で摘まれる。・・・これだけのことであたしの身体は簡単にこの男に服従してしまう。


66 :
「ん、んぅ・・・。」
「黙ってまいで何か言えよ・・・発言は許してるぞ?桐乃ぉ。」
「あ、あた、しの。」
「ん?」
「あた、しの、気持ちを、気持、ちを、知ってるくせにぃ・・・んああっ。」
本当に悪い男だ。あたしの気持ちを知ってるくせに身体だけの関係を求める。何もかも捧げてもあたしの一番大事な気持ちを受け取ってくれない。本当に・・・。
「愛してる、京介・・・。誰よりもずっと・・・。ああぁっっ!!」

67 :
〜二階から〜
黒猫「相変わらず凄いわぁ・・・あの兄妹。」
あやせ「ところであの御主人様プレイっていつまでするつもりなんですかね?」
黒猫「・・・さぁ?二人が満足するまでじゃない?」
あやせ「私たちそれまでする事ないですね。」
黒猫「する事?ふふっ・・・する事ならあるじゃない。」
あやせ「く、黒猫さ、ああっ!?」
黒猫「ふふっ、二人きりの時は瑠璃お姉様と呼びなさい。」
あやせ「る、瑠璃お姉様ぁ・・・もっとぉ・・・ああっ!?」

おわれ。

68 :
>>67
読みやすい描き方するね。
お疲れ

69 :
スレ読み返すとまじて繋ぎにもならねぇ三流クソSSw。ごめんちゃw。
あ、変わり続ける関係とかその他のスレ師さんのSSの続きみたいっす。

70 :
>>67
面白かったよ 乙!

71 :
>>69
よぉ、ドS(満面の笑みで)!
しかし黒猫、油断してると、あやせは手錠で拘束してスタンガン責めしてくるぞ・・w

72 :
あやせSSで火っていう大作があると聞いたんだが、いずこに?

73 :
11巻冒頭で京介にふられたあやせが麻奈実に慰めて貰おうと田村家を訪れた時
いわおに出会って家人の留守を良い事にイチャコラするSSを誰か書け下さい

74 :
言い出しっぺの法則

75 :
あやせ×ロックとかwww

76 :
ロックの意外な一面が見れるかもなw。ロックは性格破綻者が多い俺妹での数少ないマトモ人。

77 :
>>76
俺妹の登場人物は京介をはじめ情に厚く責任感のある常識人ばっかりだよ
ちょっと個性が強いけどね
性格破綻者は大人のクセに中学生から借金して得た金をFXで溶かした
フェイトそんだけだと思うけどwww

78 :
常識人??
桐乃や加奈子なんてBitchにしか見えなかったぜ
あやせなんかPsychopathだなありゃ

79 :
>>78
あ〜そうかアニメしか観ていないんだな
原作を細かく読み込めば意外とみんなマトモだって判るよ

80 :
特にあやせたんは原作とアニメでかなり印象違うね〜

81 :
アニメは一人称仕立てではないので、京介の印象も違う。
ドラマCDは一人称仕立てなので、こっちの方が原作に近い印象。
ただしドラマCDの京介は変態チックだし、麻奈実は少々意地悪。

82 :
だれかー火のありかおしえてくれー

83 :
久しぶりにやってみます。

84 :
『今日も暑い一日になるでしょう。体調の管理には万全を‥‥‥』
テレビのニュース番組は、今日も紋切り型のフレーズを流している。
一体この暑さはいつまで続くのやら。頑強な体と自負のある俺ですら
ダウンしそうな暑さだ。
それはそうと、この暑さにやられたのか、“あいつ”が体調を崩したらしい。
ここはひとつ、見舞いに行ってやらねばなるまい。クソ暑いが仕方ないな。
外はお天気キャスターに理不尽な文句を言いたくなるような暑さだ。
玄関から出た瞬間に、淀んだような空気が全身に纏わり付く。
「さて、行くか‥‥‥」
戦場に赴く兵士の如く、俺は意を決して表に出た。
それにしても、“あいつ”が体調を崩したと聞いたときは我が耳を疑ったね。
そんなことには全く縁が無いような奴だし。病気がやってきたとしても
華麗にスルーするような感じだもんな。
鬼の霍乱、とまでは言わないが、珍しいこともあるもんだよ。
途中の商店街で、お見舞いの果物を買う。手ぶらで行くのもバツが悪いしな。
応対してくれたのは、この暑さの中、汗のひとつもかかずに頑張っている
実にエネルギッシュな店員だった。省エネスタイルを貫く俺には無理な動きだ。
果物を盛り合わせたカゴは、その手提げが手に食い込む程良い重さ。
これならお見舞いに持って行っても恥ずかしくあるまい。
店を出て、“あいつ”の家に向かって歩き出す。やはりクソ暑い。
俺の体力の限界は近いだろう。
だが、その限界を迎える前に、俺は目的地に到達した。
そして、玄関の戸に手をかけようとしたその瞬間、
「V・A・C・A・T・I・O・N なつやすみ!」
何やら歌を歌いつつ老人が玄関の戸を開けて飛び出してきた。
この暑さでどうにかなったのかと思ったが、よく考えれば平常運転だ。
「いやー、きょうちゃん、夏休み、エンジョイしとるかのう!?」
「相変わらずだな、爺ちゃん。夏休みはもう終わってるよ」
このジジ‥‥いや、老人は麻奈実の爺ちゃんだ。
つまり、俺の目的地とは麻奈実の家。
そして、体調を崩した“あいつ”とは麻奈実のことだ。

85 :
「ところできょうちゃん、今日はどうした?」
「麻奈実が体調崩したって聞いたんで、お見舞いにね」
「おお、この暑い中、それはすまんのう! ささ、中に入った入った!」
俺が田村家に行くと、麻奈実の爺ちゃんはいつもこの調子だ。
まるで、遠くに住んでいる孫が帰ってきたかのような扱いになる。
有り難いこととは思うが、今日は止めてくれ。暑苦しい。
「麻奈実は風邪ひくなんてのう。珍しいこともあるもんじゃ」
「ああ、確かに珍しいよな。そんな覚え無いし」
俺と爺ちゃんは麻奈実の部屋のある二階への階段を昇りながら話す。
俺の知っている限り、麻奈実が風邪をひいたなんて記憶は無い。
バカは風邪をひかないと言うが、麻奈実の場合は風邪をひいたとしても
気付いてないだけなのかも知れないな。
「麻奈実、きょうちゃんが来てくれたぞ」
爺ちゃんはそう言って襖を開けた。
そこはいつも通り、い草と線香の香りが漂う麻奈実の部屋。
窓が少し開いているものの、エアコンが効いているわけでは無いので、唯々暑い。
そんな部屋で麻奈実は布団に伏していた。
「きょ、きょう‥‥‥ちゃん?」
「よお、調子はどうだ?」
我ながら、実に陳腐な切り出しだった。調子なんて悪いに決まっている。
だが麻奈実は、俺に気遣って精一杯の気力で、しかし布団で顔を隠しながら。
「う、うん。だいじょうぶ‥‥‥だよ」
「これこれ麻奈実。折角きょうちゃんが来てくれたのに隠れることはないじゃろ」
珍しく爺ちゃんが真っ当なことを言う。
だが、寝姿を見られるというのは、麻奈実にとっては辛いのかも知れない。
もう少し、空気を読むべきだったかもな。俺も、爺ちゃんも。

86 :
「ささ、後は若い二人に任せて、年寄りは引っ込むわい」
「え? おい、ちょっと、爺ちゃん!?」
「ひゅーひゅー、お二人さん、お熱いねえ!」
「いや、確かに暑いけど、って違うだろ!」
パタッ  ゴトッ
爺ちゃんは部屋を出て行くと襖を勢いよく閉めた。
やれやれ、変な気遣いなんかしやがって、あの爺ちゃん。
「きょうちゃん‥‥‥ごめんね。お爺ちゃんが迷惑かけて」
「はは、そんなことねえよ。それよりも、お前大丈夫かよ?」
「う‥‥‥ん、ちょっと熱っぽいかな」
「どれ?」
麻奈実の額にあてた俺の手に伝わってきたのは麻奈実の躯が発する悲鳴だった。
体調は明らかに良くない。熱に加えて汗も酷い。びしょ濡れと言って良い。
「タオル持ってくるように爺ちゃんに頼んでみるわ」
「うん、ありがとう、きょうちゃん」
「どうってことねえよ」
爺ちゃんにタオルを頼もうと部屋の襖を開けようとした。
‥‥‥開かない。襖が何かに引っかかっているかのようにビクともしない。
おかしいな? 襖を動かす度にゴトゴトと音がする。
まさか!? あのジジイ!?
「きょうちゃん? どうしたの?」
「襖が開かない。多分、爺ちゃんが悪戯したんだろう」
「ええっ?」
「全く、しょうがないな、爺ちゃんも」
「‥‥‥」
「麻奈実?」
返事のない麻奈実の顔を覗き込むと、さっきよりも辛そうな表情だ。
それもその筈。この暑さの中、顔の半分が隠れるほどに布団を深く被っている。
おいおい、このままじゃ熱中症になっちまうぞ。
俺は麻奈実の苦痛を和らげるために(決して邪な気持ちは無い!)布団を捲って、
躯を冷やしてやることにした。
大事なことなのでもう一度言うが、決して邪な気持ちは無いからな!

87 :
さて、布団を捲ると‥‥‥今度は俺が汗をかく羽目になった。
捲ったそこには、汗でずぶ濡れになった麻奈実のパジャマ姿が露わに‥‥‥
なると思ったんですがねえ!
パジャマ姿には違いない。ただ、胸元がはだけていて、その‥‥‥なんだ、
下着も着けてないから、おっぱいが半見えの状態‥‥‥なんだな。
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
い、いかん! 妙なこと考えるな、俺!! 目を逸らせ、俺!!
―――と、目を逸らすとタオルが目に入った。
なんだ、部屋の隅に畳んで積んであるじゃないか。
これで麻奈実のおっぱ‥‥‥いやいやいや!! 汗を拭いてやるか。
「お、おい、麻奈実‥‥‥?」
返事が無い。ただの病人のようだ。てか、なんで麻奈実の意識を確認してんだ?
手を拱いても仕方ない。ちゃっちゃとやってしまう。
‥‥‥おい、そこのお前。決して変な意味じゃ無いからな!
俺はタオルを手に取り、まずは額、首筋、そして、む、む、胸元へと‥‥‥
冷静になれよ、俺!! 病人を看病しているんだぞ!!
それにしてもクソ暑い。エアコンが効いていない部屋だけに堪らない。
暑さで意識が半分飛んでいる。何か別のことでも考えないと俺まで倒れそうだ。
別のこと、別のこと‥‥‥涼しいことでも考えよう。
―――ここは雪山だ。
真っ白な雪を湛えている雪山だ。涼しいを通り越して寒い。
雪に覆われた起伏の大きな山が目の前に迫っている。
そして春になれば雪が解けて水になって谷を潤していく。
そう、こんな具合に‥‥‥
妄想から正気に戻った俺は、麻奈実の“谷間”を潤していた汗をガン見していた。
俺は一体何をしているんだ!? いかんいかん! 変に緊張しているぞ。
こんな時はどうするんだっけ? 確か“人”の字を書くんだったな。
俺は人差し指で“人”の字を3回書いた。間違いなく書いた。
だけど暑さって、時として人間の正常な判断力を奪うんだな。
俺は何故か“人”の字を麻奈実の胸元に書いていた。
何をやっているんだ、俺‥‥‥。

88 :
「何をやっているんです?」
その声で背筋が凍り付いた俺は完全に正気に戻った。
声の主の方向、つまり俺の背後を振り向くと誰もいない。ただ襖があるだけだ。
どうやら襖の向こうに声の主がいるらしい。
「お爺さん? 何をやっているんですか?」
「しーっ! 静かに!!」
麻奈実の婆ちゃんが爺ちゃんに話し掛けているようだ。
あのジジイ、俺を閉じ込めただけじゃなく、様子を伺っていやがったのか。
一体何を期待していたんだよ。
「まったく、こんな悪戯して。開けますよ」
婆ちゃんはそう言って襖を開けた。そして、そこには悪戯の仕掛け人もいた。
「爺ちゃん! 何をやっているんだよ!?」
「いやー、きょうちゃん。あきましておめでとう」
うるせえジジイ。暑くてぬところだったぞ。
「ごめんなさいねえ、きょうちゃん。お爺さんが変な悪戯をしたみたいで」
「いや、どうってことないよ。ちょっと暑かっただけだし」
「おやおや、この子ったら酷い汗ね」
婆ちゃんがそう言うと、持ってきたタオルで麻奈実の汗を拭き始めた。
「おい、ババア! それはきょうちゃんの仕事だっつーの!」
「お爺さん。そこまでさせちゃ、きょうちゃんに迷惑でしょう」
「迷惑!? 汗をフキフキするだけの簡単なお仕事じゃろ!」
「爺ちゃん! 何を言っているんだよ!」
「きょうちゃんだって、昔は麻奈実とチチクリあっていたじゃろ」
「なっ!! 何の話だよ!?」
「ほれ、麻奈実とお互いに背中を指で突きながらやってたアレじゃよ」

89 :
このジジイ、遂に惚けやがったか!?
一体何を‥‥‥もしかしてアレのことか?
「爺ちゃん? それって、ガキの頃やってた背中に書いた文字の当てっこか?」
「おお! そうじゃったかも知れんのう」
物凄く人聞きの悪いことを言いやがってと思っていたら、
ついにラスボスの婆ちゃんが動いた。
「お爺さん? いい加減にしないと髪の毛を一本残らず毟りますよ?」
「ひええええ! トンでもねえこと言うババアだぜ」
相変わらずこのジジイ、俺が麻奈実にいかがわしいコトでもすると思ってたな。
残念だったな、俺にはそんな邪心は無かった‥‥‥から‥‥‥な。うん。
「ごめんね‥‥‥きょうちゃん。騒がしくて」
またもや俺の背後からの声に振り向くと、バツの悪そうな顔をした麻奈実。
「いつものことじゃないか。気にしてないよ」
「‥‥‥ところで、きょうちゃん? 何か変わったこと、あった?」
「えっ!? な、何が?」
「う〜ん、何かたいへんなことがあった気がするの」
「き、気のせいじゃないか?」
「そうかなあ」
麻奈実が潤んだ瞳で、俺の目をじっと見つめる。
「何があったのか、わたし、気になり‥‥‥」
「何も無い!」
あぶねえ。
これ以上、麻奈実に喋らせたら物凄く疲れそうな気がするんだ。

90 :
数日後、体調が回復した麻奈実と会った。
「おう、すっかり良くなったようだな」
「うん! きょうちゃん、心配かけてごめんね」
「気にするなよ」
「きょうちゃんになにかお礼しなくちゃね」
「そんなものいらねえよ」
「ねえ、きょうちゃん。ちょっとあっち向いて」
「ん? なんだ?」
「いいから、あっち向いて」
俺は言われた通り、麻奈実に背を向けた。
ちょん
何かが背中に触れた。とてもむず痒い。
「な、なんだ!?」
「これで遊んだこと、あったよねえ。お爺ちゃんの話で思い出しちゃった」
そう言えば、爺ちゃんのせいで俺も思い出したな。
麻奈実とはこうして遊んだこともあったっけ。
「懐かしいねえ。じゃあ、今から何を書いたのか当ててみて」
「おう」
麻奈実の指先が俺の背中に文字を刻んでいく。
「あ‥‥り‥‥が‥‥と‥‥う‥‥‥‥きょ‥‥う‥‥ちゃ‥‥ん‥‥?」
「お見舞いに来てくれてありがとうね、きょうちゃん」
振り向くと麻奈実のいつもの笑顔。
そんなこと、口で言えば良いじゃ無いかと思ったが、麻奈実らしいな。

91 :
「じゃあ、続けるね」
麻奈実は何やら、ちょいちょいと背中に書いた。
何だこの字は? 簡単すぎて良く解らん。
「わかんねえな」
「じゃあもう一度書くね」
“人”‥‥‥? それを3回書いた‥‥‥?
俺はハッとなって麻奈実の顔を覗き込む。
「えへへへ」
そこにはいつもの麻奈実のほんわかとした笑顔があった。
「麻奈実? お前‥‥‥?」
「なあに? きょうちゃん?」
「いや‥‥‥なんでもない」
「おかしなきょうちゃん」
そんな麻奈実に俺は何も訊けなかった。
訊かない方が俺たちの間に波風が立たないと思ったから。
訊いてしまうことで何かが壊れてしまうような予感がしたから。
「ねえ、きょうちゃん。お見舞いのお礼、なにがいいかなあ?」
「‥‥‥いらねえよ、別に」
「ううん、それじゃわるいから、なんでも言って」
「本当にいらねえよ」
ウソだ。俺が麻奈実に言いたいことはひとつ。
『―――お前、あの時、気付いていたのか?』
でもそんなこと言っても麻奈実は笑って誤魔化すだけだろう。
ならばいっその事、こう訊いてやろうか。
『―――俺、気になります!』

『お見舞い』【了】

92 :
>>91
乙!
麻奈実派の俺にとっては至福の時間だったよ
11巻は麻奈実ターンになるみたいだし当分wktkして過ごせそうだ

93 :
>>91
雰囲気はいいと思うんだけど、正直、氷菓と僕の妹は漢字が読めるネタがはっきりしすぎ。
エロパロなんだから、お前の熱を下げてやるぜ…てな感じにえっち入れてもいいんだぜ?

94 :
>>93
それは>>91の話から発展してイチャコラウフフになるのだよ
だから慌てないで待とうぜ

95 :
中の人ネタのメタ視点。
そんなに面白く無いがまあgj

96 :
>>91
GJ!
麻奈実可愛いよ麻奈実

97 :
大変貴重な麻奈実SS頂きましたァー!

98 :
>>91
雰囲気がいいです。好きですこーゆーほんわか

99 :
本スレが予想通り荒れててワロタ
この流れでここも投下増え……ないか

100 :
本スレなんかあったの?

101 :
>100
伏見つかさスレはこのくらい在る
http://find.2ch.net/?STR=%C9%FA%B8%AB%A4%C4%A4%AB%A4%B5
俺妹関連スレは作者スレよりずっと多いが…
まぁラノベ板の伏見つかさスレじゃないの?

102 :
ごめん
本スレでなにかあったの?
って言いたかった
二期でなんか炎上するようなネタでもでたのかな

103 :
あやせの告白後を放置、麻奈実が黒化、京介の中学時代のウザいエピソードが長過ぎ、
正直、桐乃が本気の恋心を京介に抱いていたというが、ぴんと来ないのとエロゲーより凄いことを
京介にすると言うけど、どうせまたいつもの肩すかしだろ?というところで、次巻で最終巻。

104 :
結末はスクールデイズみたいなのでいいじゃん。
誠ほどじゃないにせよ、あちこち種をばらまくような男には相応しい最期だろ。

105 :
>>103
感想は人それぞれとはいえ、そこまで悪しざまに受け止められるっつーのは逆に感心するわw

106 :
受け止め方は兎も角、取り繕いだらけの
なんだかなぁって内容に感じた
ふさタンの苦悩が見えたw
という訳で、今後のこのスレで色々と期待している

107 :
語り 来栖加奈子

やってみます。

108 :
『お、おい、ちょっとマジかよ!?』
『当たり前だろ。こんなことマジじゃなきゃ、できねえよ』
『ちょっと待てよ!』
未来のスーパーアイドル来栖加奈子様は、左手と左足、右手と右足をヒモで
縛り付けられた状態だ。 何だっけ? どっかのお城のてっぺんにある魚?の
ような海老反った格好のまま、腹ばいにベットの上に居る。
そして同じベッドの上には、よく見る顔の男。加奈子のダチの兄貴の京介だ。
『じょ、冗談だよな!?』
『大マジ♪』
京介はそう言うと、加奈子の履いている超ミニのスカートをたくし上げた。
薄布に包まれた自慢のヒップが京介の前に晒される。
『止めろ! バカヤロウ!!』
『止めろだと? こんなエロいパンツ穿いてきて、本当は期待してたんだろ?』
『くぅっ!』
京介から家に誘われたもんだから、まあ“礼儀”っつーか、何というか、
エグい形の勝負パンツってヤツを履いて来たら、このザマだヨ。
『どんな感じかな〜?』
京介がその手をパンツの紐にかけ、ゆっくりと引っ張って絡みを解く。
その感触が腰から加奈子の全身に痺れるように伝わってくる。
『あっ!! あっ―――――!!』
紐の支えを失ったパンツは、京介の手で加奈子の下半身から剥ぎ取られた。
京介の前に顕れたヒップがブルブル震える。
一体これから何が起こるのか、わかんねえヨ。
『止めてくれ! ヨメに行けなくなる!』
『ふん。躯はチンチクリンだけど、ここはまあ、それなりだな』
京介が加奈子の秘部を眺めながら、獣のような表情で猥雑な言葉を発する。
信じられねえヨ。これがあの桐乃の兄貴なのかヨ!?


109 :
カチャ カチャ
―――ベルトを外す音? オイ! マジかよ!?
『それだけは止めてくれヨ!! 加奈子まだ―――』
加奈子の懇願する表情をうっとりとした表情で眺めながら、京介はその下半身を
加奈子の秘部にあてがう。クソッ! こんな形でなんてヨオ!!
『じっとしてろ!』
京介のドスの利いた声に怯え、秘部にあてがわれた熱い猛りに怯えた加奈子は
もう何も為す術がなかった。
そして―――
『くぅっっっっ――――!! ひぎいいいぃぃぃ―――!!!』
京介の下半身が加奈子の秘部を貫き、その痛みに思わず悲鳴が漏れる。
終わった―――。加奈子の‥‥‥加奈子の‥‥‥‥‥‥初めてが。
『お前、初めてかよ? キツイなあ〜」
京介は自らの下半身を通じて伝わる加奈子の“初めて“を貪ってやがる。
痛ってええええええ!! チクショー!! ぜってー許さねえええええ!!!
『お、おう、うおおおおお‥‥‥‥‥‥!!!』
京介が籠もった雄叫びを上げると、加奈子の躯にその全体重を乗せてきた。
そして、加奈子の下半身には脈打つ猛りの感触が伝わる。
重いぜ‥‥‥。痛えぜ‥‥‥。そして‥‥‥熱いぜ‥‥‥。


110 :
京介が下半身を乱暴に抜き取った加奈子の秘部には未だ鈍い痛みが纏わり付く。
クソッ! 動けねえヨ。ヒモで縛られた上に、痛みで全身が縛られてやがる。
『許さねえ‥‥‥ぜってー許さねえ‥‥‥』
『何が不満だ?』
『バカヤロウ! ヨメに行けなくなったじゃねえかヨ!!』
『‥‥‥俺が貰ってやるよ』
『え‥‥‥』
『加奈子、愛してる』
『京介‥‥‥ありがとう』
京介はベッドの上で丸くなっている加奈子を優しく抱きしめる。
そして加奈子は京介の胸に顔を埋め、その幸せを噛み締めた。
『ああ、ヒモ、解いてやるよ』
『待って、京介! できれば‥‥‥このままもう一度‥‥‥ね♪』
『お前、こういうの、お好みなんだな』

『どれがお好み?』 【終】


111 :
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!」
「どう? カナちゃん? この新作の感想は?」
漫画家・来栖彼方の“新作”を読まされた加奈子は酷い頭痛に襲われた。
「姉貴? 色々と訊きてえことがあんだけっど、訊いていいかナ?」
「もちろん!」
「まず、この女、加奈子にそっくりだよナ? 男の方はダチの兄貴にそっくりだ」
「だって、カナちゃんと、きょーすけくんをモデルにしたんだもん」
「信じらんねえ‥‥‥。しかも名前までそのままじゃねえかヨ!」
「ああ、名前だけは変える予定だから安心して」
「まさかこれ、売るんじゃねえよナ?」
「もっちろん、売るよ〜♪」
「止めろ! こんなのが表に出たら、加奈子、ヨメに行けなくなるヨ!!」
「そん時は、きょーすけくんに貰ってもらえばいいし」
「それはマンガの中の話だろ。いい加減にしろヨ、このエロマンガ脳!」
マジ信じらんねえ。実の妹をエロマンガのモデルにするなんてヨ。
「せんせーは、アイデアに詰まると身近の人をモデルにしちゃうんですよねー」
アシスタントに来てくれている星野きららさんが、半ば呆れながら言う。
「だってー、ほっしーの妹さんが描いた近親相姦マンガはそれで大受けだったし」
勝手にモデルにされたその兄妹が気の毒すぎるぜ。
「それに、ストーリーもひでえヨ。この女、レイプされてんだろ?
 なのに『愛してる』の一言でハッピーエンドの超展開? ありえねえヨ!」
「ページが足りなくなっちゃったからね。何せ、使えるページ数が少ないし」
薄い本の宿命ってやつかヨ。
「しかもこの女、縛られる変態プレイ好きなのかヨ? 詰め込みすぎ!」
「ん〜、ダメかなあ?」

◆◆ルート分岐◆◆
1.かなかなちゃんは乙女
2.エッチなかなかなちゃん
3.かなかなちゃん、ひくわー!


112 :
「ダメに決まってんだろ。いい加減にしろよ!」
加奈子は薄い本を床に叩きつけて、姉貴の仕事場を飛び出した。
色々ひでえマンガを見せられてきたが、今回は特にひでえ。
もう気分サイアクだぜ‥‥‥。

翌日。学校に行くために玄関を出た。姉貴はまだ寝ているらしい。
いつもの待ち合わせ場所に行くとあやせが居た。もうすぐ桐乃も来るだろ。
「おはよー、加奈子」
「ああ‥‥‥おはよ」
「どうしたの加奈子? 具合でも悪いの?」
「もうサイアク」
やれやれ、昨日は‥‥‥ああ! 思い出したくねえヨ!!
「おはよ、加奈子」
「ああ、桐乃、おは‥‥‥」
桐乃の声に挨拶しようと振り返ると、そこには桐乃の兄貴、京介が居た。
「よう」
「――――ッ!!!」
「どうした?」
「ぬああああああああああっ――――!!! この変態ヤロー!!!!」
ドスッ
加奈子は思わず、京介に力任せの腹パンをかまし、走って逃げた。
そこから先のことは、崩れ落ちる京介の姿以外は良く覚えてねえ。
後で聞いた話では、桐乃とあやせの面前で変態呼ばわり+腹パンをかましたせいで、
京介は二人に問い詰められて、クソ面倒臭えコトになったらしい。
ちょっと京介に悪かったかもナ。
お詫びに今度会うときは、勝負パンツを穿いていってやるよ。
ただし‥‥‥脱がせるのは無しだぞ? チョイ見せするだけだからナ?

『どれがお好み?』かなかなちゃんは乙女ルート 【了】

113 :
「ダメダメダメ!! これは没収すっからナ!!」
「ええーっ!? 折角印刷したのに! それ見本1部しかないんだよ?」
「うっさい! うっさい! 没収! 没収!」
こんなモン、姉貴に持たせていたらどうなるか解ったモンじゃねえヨ。
薄い本を持って姉貴の仕事場を出ようとすると、姉貴が言った。
「ねえ、カナちゃん。捨てるのなら、ここにシュレッダーがあるんだけど」
いきなり何を言い出すんだヨ? 姉貴はヨ?
「‥‥‥いや! 姉貴なら再生させるだろ? とにかく没収!!」
「再生って。いくらせんせーでも、それは無理でしょ」
「いや、きららさんは姉貴の能力を知らないから、そんなことが言えんだヨ」
「‥‥‥カナちゃん」
「何だヨ?」
「その本、ちゃーんと大事に“捨てて”よね」
「おう、任せとけヨ、姉貴!」
仕事場を出て加奈子の部屋に戻ると、ベッドに身を投げた。
そして、姉貴から取り上げた薄い本を開く。
「にひひひひ‥‥‥京介え♪」

『どれがお好み?』エッチなかなかなちゃんルート 【了】

114 :
「ダメだっつーの! こんなモンはこうしてやっからナ!!」
加奈子は仕事場にあるシュレッダーに薄い本を突っ込んだ。
ギュイーンと無機質な音とバサバサという紙を切り裂く音が仕事場に響く。
「フッ。これでオッケー」
「あー! カナちゃーん!! 折角の見本を!!」
「と・に・か・く! あんな内容はぜってーダメだかんナ!」
「はーい。カナちゃん、わかりましたー」
その棒読み口調、本当に解ったのかヨ?
ここはキチンと釘を刺してやんねえとナ。
「加奈子をモデルにしない! 京介もモデルにしない! 名前も使わない! OK?」
「OK、OK!」
「解りゃ、いいんだけどヨ」
「でもいいアイデアが無いんだよねー。カナちゃん、何か無い?」
「女子中学生にエロマンガのアイデア求めんなっつーの!」
「そうですよせんせー。加奈子ちゃんは中学生なんですから、わからないですよ」
「お、おう‥‥‥きららさん、解ってんじゃん」
「そっかー。中学生だもんねー。エロい話は無理かー」
ようやく解った様子の姉貴。今度は一体どんなマンガを描くのやら。

加奈子は部屋に戻ってベッドに身を投げた。
躯の力を抜いても、心のモヤモヤが晴れない。こうなったら、あいつに電話だ。
トゥルルルル‥‥‥
「おう、スーパーアイドル加奈子様が電話かけてやったぜ」
『ああ‥‥‥』
あいつったら、折角電話かけてやってんのに、ノリ悪りいなあ。
よし、これを言えば、あいつもノリノリになるだろうヨ。
「―――新しいプレイのネタを仕入れたんだけどヨ、今からどうヨ、京介?」

『どれがお好み?』かなかなちゃん、ひくわー!ルート 【了】

115 :
以上です。

116 :
>>115
加奈子と京介の口調が似ていて、時々区別が付かなくなりますね。
何の愛撫もなく京介が挿入してますが、京介もちんこが痛いでしょうし、加奈子も痛いだけです。
痛めつけられながら、次第に加奈子が変化し、快感に変わるとかないと単なる拷問ですし。
この流れで京介から告白されて受け入れる加奈子は、大丈夫かな?と思います。
ルート分岐なハズなのに、それぞれ話が繋がってるような感じもするは、どうかと。

117 :
>>116
まてまて
それは加奈子姉の作った薄い本の話で、まさにネタ部分じゃねーか
もう一回落ち着いてよく読もうぜ
>>115
GJ!
11巻で加奈子株急上昇だったところで美味しく頂きましたw
ひくわールート後日談希望っすー

118 :
>>117
書き手でもあるから、そういう視点でコメントしたわけで。
付け合わせ程度でGJとか言われると微妙な気分になるから、
安易に使わないようにしてたりも。

119 :
SL降臨か?

120 :
>>119
氏ね

121 :
だれか秋美のSS書いてください。
原作的にはキッパリいってて終わるんだなーって感じはするけどあまりにも切な過ぎるぜ・・・

122 :
ageてまでマルチか


123 :
sage忘れてすみません・・・orz
1日たっても切ないままだぜ・・・ 秋美ー

124 :
今の麻奈美さんなら睡眠レイプも余裕

125 :
麻奈実な。
この誤変換1スレに必ず1人はいるな

126 :
真奈美や麻菜実なんていうのもあるよな
麻奈実愛が足りないからそういう事になる

127 :
「麻」の「実」と覚えると忘れないぞ、麻奈実

128 :
麻薬
奈良
実刑
「麻薬なら実刑」で完璧

129 :
この流れは評価できるw。

130 :
変換候補の調教しとけよ・・・

131 :
俺のPCは麻奈実も桐乃も調教済み
加奈子や沙織や瑠璃は調教しなくても出るのにな

132 :
地味子なら一発変換だった

133 :
>>132
痔巫女って変換されたぞ

134 :
>>133
つボラギノール

135 :
>>67 暇潰し続き!

シャワー室で徹底的に犯された後、京介はあたしの身体を犯すようにじっとりと目でなめ回しながら、両手でまさぐる。

「あぁっ、あぁっ!!京介さま、京介さまぁ・・・!」
「桐乃は本当に可愛いな・・・。ほぉ〜ら、身体のシャワーの水をふきふきですよぉ〜。」
「あぁぁっ!!」
京介の再調教で敏感になっているあたしに抗う術はない・・・。
身体中の悦びを全身で味わいながら京介にその身を預ける。

136 :
「桐乃・・・俺の部屋に行くぞ。朝までたっぷり可愛がってやるよ。・・・文句はないな?」
首筋をそのやわらかい唇と歯でアマガミされながら、
「はいぃ・・・文句なんてありませんん・・・。文句なんて言えませんん・・・。」
身も心もこの男の奴隷になっているあたしが決して逆らえないのを解りきっているのに、解りきった質問をねぶるようにしてくる。

137 :
>>135
ちゃんと書き溜めてから投下しようぜ
待っている俺たちも辛いし他に投下したい人が投下出来なくなる
マイペースで投下したいんなら個スレ立てろ

138 :
結局、終わったのかどうかすら分からんな

139 :
>>135 http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/629.html?guid=on
こっちに。>>137遅れてごめんち。

140 :
>>139
続きはよ

141 :
レスねー

142 :
え、セックスレスだって?

143 :
倦怠期か……

144 :
11巻は起爆剤にはならなかったな

145 :
あの内容じゃしゃーない

146 :
ヨスガノソラみたいなガチの近親愛路線のSSって無いでしょうか?
ラストは父親に射されるみたいなオチの

147 :
純愛のBADEND作品がお好みか。18斤を勧めとこう

148 :
>>146
ヨスガはそんな話じゃねーよ

149 :
妹を可愛いなんて思うもんか!
     ↓
妹は可愛かったよ…

150 :
>>149
ほうほう
その辺りもっとkwsk

151 :
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/630.html?guid=on
暇潰し投下。

152 :
妹のあのときの反応可愛かったよ…

153 :
>>151
以前の作品を多分読んでないので単品として楽しませて貰った。


154 :
>>151
穏やかな雰囲気が乙。良かったけど、エロパロスレ的にはエロ要素が入ってないのが惜しい。

155 :
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/631.html?guid=on
暇潰し投下。
>>154さん
確かにw。なんでここに投下してるのか、然るべき今疑問を持ちましたw。

156 :
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/632.html?guid=on
ついでに暇潰し投下。

157 :
>>156
雰囲気がよろしいので、京介の肋骨骨折を気遣いつつ、桐乃が騎乗位とかそういう
期待があったと思われ(^^;

158 :
>>157 あああ・・・ネタバレ禁止・・・w。>>157さんの勘が鋭いのか投下主の文才がないのか・・・多分両者でしょう。いづれにしろお読み下さり感謝!です(^^)。

159 :
>>158
乙乙!
すげー面白いじゃん この調子で続きyrsk

160 :
>>156
乙です!
時間かかってもいいいから完結までお願いします

161 :
とりあえず今の時点で本番予定ありなのかはっきりしてほしい。最終話でもいいから。
投下するしないを止めることはできないので、せめてスルーする材料を下さい

162 :
>>161
わざわざここに投下しているって事はそういう事なんだよ
最後まで言わせんな恥ずかしい

163 :
フリーゲーム「片道勇者」がついに発表されたました。
ローグライク+強制横スクロールRPGという新感覚ゲームです。
「片道勇者」のタイトル通り、強制スクロールされるマップを右方向に進んで行く為、
1度立ち寄った町などに2度と戻れません。
一歩動くとスクロールするので、右方向に進んでいこう。
シレンやトルネコみたいにダンジョンを冒険するのではなくフィールドマップを旅します。
空腹システム、昼夜システム、重量システムも完備。
職や能力も最初は少ないですがだんだんと増えていきます。

164 :
久々に来たけど相変わらず沙織のSSは少ないなあ
今他のSSで手一杯だから誰か書いてくれませんかね(他力本願)

165 :
>>151からのは以前のの続きか!
待ってた甲斐があった!

166 :
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/633.html?guid=on
暇潰し投下。
>>161さん エロなしなんでスルー推奨ですw。
エロパロ版にあるまじき投下w。

167 :
>>166
ありがとう。

168 :

面白い このペースでお願いします

169 :
>>166
俺妹の再放送をやっているけど、桐乃のエロゲーの下りがなんか不自然なんだよな。
というわけで、記憶が戻るの過程があると思うのでうまいことリライトして欲しかったり。
ともあれ、この3人での妹人生ゲームは楽しい展開になると思うので期待の乙!

170 :
んで櫻井秋美はエロパロのネタになりうるのかしら?

171 :
偽乳だしなあ。

172 :
>>170 >>171
加奈子や黒猫やブリジットでもネタになっている
大丈夫問題ない

173 :
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/634.html?guid=on
暇潰し投下。今回もエロなしです。いつか入れたい・・・。

174 :
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/635.html?guid=on
続き。微エロ?

175 :
いつもの人みたいだけど、エロ有無の他にもカプと簡易設定(必要ならグロ注意)ぐらい描いてもいいと思う。
なにはともあれ乙

176 :
>>175 あ、ごめんなさい。今回投下分は二つとも京介、桐乃、あやせ回です。
グロはあんまし予定ないです。
電車より失礼(^^)。

177 :
>>173-174
2本連続で乙!
嫉妬する桐乃かわええw
あやせと嫉妬しあう姿も俺得で良かったw
あと京介の脱線回想、気合入り過ぎててワロタw

178 :
乙ー
いいねーいいねー

179 :
誰かあの一話の「黒髪桐乃」を使ったイフ物で
「もし俺の妹が双子だったら…」なSSを希望
とりあえず名前は桐○←この辺は作者にお任せw
・黒髪桐○の方が妹
・黒髪桐○の性格は一話の性格をある程度踏襲する
(スタンダートなお兄ちゃん好き好きっ子)
で、おねがします。w

180 :
>とりあえず名前は桐○
むしろ母親の名前的に○乃だろうな

181 :
○の部分はやっぱり木の名前かね。
榧とか杉とか(´Д`)

182 :


183 :
兄妹ともにイニシャルK.K.で「き」で始まり、親から一文字受け継ぐ……

184 :
じゃあ、菊乃
って、名前考えるスレになってますよ?

185 :
その名前はきっと後ろの穴を使うタイプ
「兄妹だから処女を奪ったりは出来ないけど……」という流れでお願いします

186 :
ママも佳乃さんだし、やはり同じ○乃にした方がいいんだろうね…
てな訳で「双子ネタ黒髪桐乃(仮)は『菊乃』ちゃんに決定!
>>185氏の設定も貰ってお尻使いタイプの設定も使い…
誰か「桐乃・菊乃の双子ネタ」を誰か…

187 :
面白そうだ
よし、誰か書け、いや誰か書いてください、おながいします。

188 :
京介×あやせの「風」の続き見たいなあ
結構面白かったから

189 :
該当スレがあるんでそちらにどうぞ

190 :
ちょっと違った未来の続きはよ

191 :
>>179
俺も見てみたいな、誰かよろしく

192 :
>>174です。
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/636.html?guid=on
暇潰し投下。
京介、桐乃、黒猫が登場。
期待(?)を裏切るエロなしグロなし仕様。
リアルが迫ってくるので如何に追い返すか検討中であります。

193 :
>>192
乙、乙
リアルは追い返さず、受け入れて速やかに受け流すのがコツだと思うわ

194 :
>>192
なかなかいいんじゃないかと。ただ、桐乃が記憶を取り戻したとき、いつものようになってしまうのか、それとも?
というところが気になるな。

195 :
並行世界の兄なしおたく趣味なし桐乃と入れ替わったんじゃね

196 :
>>192
駄文なんでひっそり投下。
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/637.html?guid=on
またもやエロなしグロなしなんちゃかんちゃわからん事に・・・。
登場人物は京介、桐乃、黒猫回。

・・・ジョジョ二部みたいな波紋使った話書こうと思ってたらなんでかこんなことに・・・。
よんで下さる皆さん、いつもありがとう。

197 :
>>196
暇潰し連続投下。
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/638.html?guid=on
続いて今回はシリアス黒猫回。が、萌えも愛もございませんので注意w。物語上の都合で桐乃がオリキャラ化してるので,これまた注意w。

198 :
読んでるよー。
しかし急にシリアスになったな。ここで止められるとツライな

199 :
うむ、つまらん

200 :
>>197
上に書いてある双子ネタ桐乃菊乃で何か書いてよ?

201 :
双子ネタはいいからちょっと違った未来の続きはよ

202 :
黒猫が可愛すぎて生きるのが辛い
だれか黒猫ネタで書いて

203 :
>>202
よろしくお願いします。

204 :
>>202
どんなのがお望みだ?
モノによっては俺が書けるやもしれん
リクするぐらいだから投稿されたやつは全部読んでるんだろ?
ならば消去法で分かるはずだ

205 :
黒猫が可愛ければどんなのでも好きです!

206 :
それだと却って書けないから聞いたんだが…
何となくでもいいからリクエストはないのか?

207 :
じゃあ模試の結果がよかったモノの、
果たして自宅で真剣に勉強できるかと考え一人暮らしを継続することにした京介に、
連絡役として日向ちゃんがしょっちゅう遊びに来る。
マセてる日向ちゃんが根掘り葉掘り聞こうとするが、
会話していく内に年上に憧れる衝動に身を焦がし、
京介もそんな家族を大事に思う活発な日向を見てロリコンに目覚める。
そんな連絡役としてではない秘密の逢瀬がある日発覚して、
ブチ切れる黒猫をリクエスト

208 :
>>207
もうお前さんがそのまま書いちゃえよw

209 :
>>206
膝枕からのいちゃいちゃラヴィなえっちがイイであります!

210 :
>>207
よし、そこまで構想ができてるなら、おまいさんが書けるはずだ(´Д`)

211 :
そういや黒猫のラブものなんてここ何ヶ月全く見てないな、原作でイチャついてる方だからネタにしにくいのか

212 :
原作の黒猫は恋愛編以降、モブキャラ並みかそれ以下な扱いだからなぁ
ぶっちゃけ、オワコン化しとるとしか感じない

213 :
オワコンかは知らないが、黒猫は二人きりの状態で怯えてるシチュが最もエロいと思う。
ゆえにエロに結びつける必要があるのかと問われれば疑問が残る。
で、本来なら黒猫まとめに案内すべきなんだろうが、生憎とあそこは黒京に厨二台詞を喋らせたいだけの作品ばかりだからなあ。
厨二は黒猫を構成する極一部の一部。不憫と言えば不憫である

214 :
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/639.html?guid=on
定期投下。桐乃メインのエロなしグロなしギャグなしオチなし(?)のないないづくしのオンパレード。ギャー!
12月21日過ぎてもまだ終わってない世界に乾杯です!

215 :
ちょっと違った未来の続きキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

216 :
遅くなってすまん
リクがあったやつを書いてみたんだが
調子に乗りすぎて34レスぶんも書いてしまった…
ここにそのまんま投下していいのだろうか

217 :
>>216
構わないぜ!カモン!

218 :
>>216
過疎スレですし、誰も止めませんて(^^)

219 :
投下はよ

220 :
うおっ…3つもレスが?
いま風呂から上がったとこだから、ちょい待って

221 :
じゃあ投下をはじめます
初心者なので連投規制?とかそういうのよくわかんないけど
やるだけやってみる

222 :
 
 
 
「…いや、落ち着こう。な?」
 俺は相手の目を見つめたまま、床の上を後ずさった。
「どうして? 私と貴方は魂の位相(レベル)で求め合っているという
のに」
 少女は腰をくねらせながら、俺を挑発する猫のように1歩、また1歩と
迫ってくる。
「私と貴方は前世から結ばれる運命なのよ」
「おい…よせ!」
 俺は背中に痛みを感じた。
 見ると例のフィギュアケースにぶつかったらしい。
 どうやら部屋の隅まで来ちまったようだ。
「ほら。もう逃げられないわ。観念なさい」
 少女は言いながら、上着の胸元を開けるように引っ張る。
「は、話せば分かる! だから!」
「話? ふっ…どうして? 私たちにことばなんて必要ないでしょう、
魂で惹かれ合っているというのに。私たちはこうしてただ1度唇を重ね
るだけで…」
 少女は体を俺に預け、首を伸ばしてくる。
 額で切り揃えた前髪が揺れ、鼻と鼻が触れる距離に入る。
「おい!…やめろっ!」

223 :
 ここは俺の1人暮らしの部屋。
 なに憚ることのない状況で、俺は異性から迫られている。
 男子高校生にとって夢のような世界。
 そんなヘブンな場所に俺はいた。
 …相手は小学生だけど。
「ぶはははっ!…なーんてね! 冗談だよ、冗談! それとも高坂くん
ってばロリコンですかー?」
 俺の元恋人・五更瑠璃の妹こと五更日向は、ケタケタと笑いながら
体を起こした。
「お…お前なぁ…」
 静まれ…俺の右手!
 こいつはまだ子供なんだ。
 怒ったら負け、大人として。
「その様子じゃ、ルリ姉とはまだ何にもないみたいだね? 童貞くん?」
「てんめぇっ!」
 だから静まれって!
 つーかこいつ年上をなめやがって!
 何なんだ? 近ごろのガキは!
 俺は本気で雑誌「小学一年生」に『男の誘い方』なんて記事が載って
るんじゃないかと疑ってるんだよ?

224 :
「つーか、ビビらせるなよ、お子様…」
 俺は心から安堵した。
 正直、小学生に迫られるとは思わなかったから、頭ん中が真っ白に
なっちまってて、思い返そうにも、ここ30分ほどの記憶がない。
 とりあえず分かるのは、ここ数日、日向ちゃんは黒猫の使いだとか
言って俺がちゃんと勉強してるかどうか監視に来ていたのだが…まっ
たく…どうしてこうなった?
 つーか「妹と淫行してんじゃねえか」と疑われて家を追い出された
俺が、他人とは言え小学生と事に及んだと知られた日にゃ、今度は
日本から追い出されちまうじゃねーか。
「おい。さっきから何してんだよ」
 俺は上の空だった意識を部屋に戻すと、日向ちゃんはそっぽを向い
たまま何やらゴソゴソとやっていた。
「うん? いや、まぁ…。ちょっとルリ姉にメールを…」
 その後、日向ちゃんはそそくさと「帰る」と言い出した。
 おまけに出て行きしな、
「高坂くん。あのあやせとかってデルモに手ぇ出すなよ。そんなこと
したらルリ姉が悲しむからね」
 と捨て台詞を吐いていったので、俺は「るせ!」と玄関に向かって
怒鳴ってやった。

225 :
 10数秒後。
 ケータイが鳴ったので手に取ると、黒猫からだった。
「うおっ!?」
 出ると、ものすごい音量だ。
 俺は思わず耳からケータイを離す。
――あああああああなたはとてつもない勘違いをしているわっ!
 黒猫は慌てていた。
 その上、息を切らしている。
 どうやら走りながら喋っているようだ。
 その証拠に電話の向こうからはザッザッザッという地面を蹴る音が。
 俺は少し驚いていた。
 黒猫が走っているなんて珍しいからだ。
 ――こ、これはそのっ! 前世からの運命(さだめ)であって! あの!
その! 私は決してっ!
 立て続けに意味不明なことをわめく。
「お、落ち着け! な?」
 あれ? さっきも似たような会話しなかったか?
 落ちつくのは俺の方!
――いいえ! これが落ち着いていられるものですか! それとも
何? 貴方はこの状況で落ち着いていられるとでもいうの!? ま…
まったく! 貴方という人はどこまでも非道いのね!

226 :
 電話の向こうからはカンッカンッという鉄を蹴るような音が聞こえる。
「つーか、お前、いまどこにいんの?」
 そう言った次の瞬間だった。
「ここよ!」
 ドアがバンッ!と開き、黒(のセーラー服の)猫が立っていた。
「これはっ! ちっ…ちがうのよ!」
 黒猫は靴を履いたままズカズカと上がってくる。
「え? えぇっ?」
「聞いて頂戴!」
 聞いてますとも!?
 目の前で大声でわめかれてるしな!
 おまけに通話は続いてるから、0.5秒のタイムラグで一字一句おなじ
台詞がケータイから聞こえてくるし!
「と、とりあえず靴は脱げ。そしてケータイは切れ」
 黒猫は言われてはじめて気づいたらしく、はっ!とわれに帰ると顔を
真っ赤にした。
 そして俺の言ったとおりにすると、目の前に正座して、オホン…と咳
払いをした。
「と…取り乱してしまったわね。でも、もう大丈夫。私は冷静よ」
「うん。分かった。だがその台詞はドア閉めてから言おう」
「…っ!」
 黒猫は余計顔を真っ赤にしてドアを閉めに行った。

227 :
「きっ!…聞いて頂戴! いま…私の妹がこの部屋を訪れていたと
思うのだけれど、ここまでは合ってる?」
 俺はうなずく。
「そのときに…な、何か驚くべきことを私の妹がしでかしていったと
思うのだけれど…それも合っているかしら?」
 うなずく俺。
「…うぅ。やっぱり」
 黒猫は歯噛みして涙目になった。
「あ…あれはね…あ、貴方も知っている、あの、『運命の記述(デス
ティニーレコード)』の外典に綴られていたものなの…」
 …は?
 「運命の記述」?
 あぁ…俺たちの運命が書かれているって言う例のノートのことか。
 つーか、あれって大仰な名前がついてるが、結局のところ黒猫の
「WISH LIST(したいことノート)」だったんだよな。
 外典ってことは、それと似たようなもんだろ?
 で? その中に「さっき日向ちゃんがしたこと」が書かれていた?
 「俺に性的に迫った」っていうことがか?
 つーことはつまり…?

228 :
「あ、あの子ったら…私の引き出しから勝手に」
 俺が必で頭の中を整理していると、黒猫はつぶやいた。
 音量こそ小さいが呪いを発動しそうな声と表情で、「ふっふっふ…
ご褒美に今晩はご飯抜きにしてあげなくては…」とか言っている。
 おお怖ぇ…。
 とりあえず俺は震え上がると、再び頭を働かせた。
 その後も、黒猫はコロコロと表情を変えながら(その8割は呪詛を
吐くような表情だったが)色んなことを語った。
 総合すると、こういうことらしい。
 黒猫はあのノート以外にもう1冊、「俺としたいことノート」を書いてい
た。
 そこには…その「俺と」…せ…「セックスする方法」が書いてあった。
 まったく黒猫のやつ、いつものように妄想(小説)を書き連ねていた
ってわけだ。
 本人もこれは流石に恥ずかしかったらしく、それは机かどこかの
奥の方にしまわれていたんだが、運の悪いことに日向ちゃんに見つ
かってしまった。
 きっと日向ちゃんのことだ。
 何度も読んだんだろう。
 こんな美味しいエサに食いつかないわけがないしな。
 結果、日向ちゃんはそこに書かれていたことをすっかり覚えてしまっ
た。

229 :
 一方の黒猫はと言うとそんなこととはつゆ知らず、俺が1人暮らしす
ると聞きつけ日向ちゃんを遣いに寄越した。
 むろん悪戯好きの日向ちゃんである。
 こんな千載一遇のチャンスを逃すわけがない。
 そこでノートに書かれてあったことを俺に実行した。
 それがさっきの「あれ」。
 そしてあの時打っていたメールは、黒猫への事後報告だったって
わけだ。
「な…なるほど。どうりで『魂の位相(レベル)』だの『頂戴』だの口調
が黒猫っぽかったわけだぜ…あはは」
 俺は引きつった笑いを浮かべた。
 会話がリアル過ぎて怖い。
 黒猫のやつ俺の反応まで予想して書いてやがったのか。
 それとも日向ちゃんのアドリブか。
 俺は恨めしい気持ちで黒猫を見たが、いまだプルプルと震えている。
「そりゃ…さ。普通に考えて、落ちるわけねえだろ。あんなの」
 俺は取り繕おうとして何の気なしに言ったのだが、黒猫の反応はと
言うと意外なものだった。
「それは…どういう意味かしら」
「へ?」
「だから…あなたが拒絶したのは、私の辿る運命の1つなのか、それ
ともその数ある運命の因果を束ねる存在、つまりこの堕天聖たる黒猫
の存在なのか、と聞いてるのよ」
「いや…意味がよくわからないのだが」

230 :
「つ…! つまりっ!」
 黒猫はもはや赤猫と呼んだほうがいいほど顔を染めながら言った。
「私の考えた迫り方が悪かったのか…それとも、そんなはしたない
ことを考えた私自信が嫌われてしまったのか…と言っているのよ」
 黒猫は制服のスカートをチクチクと、まるで裁縫でもするみたいに指
先でいじっている。
「そ、それくらい…わかりなさいよ…莫迦」
 うつむいたまま決してこちらを見ようとしない。
「お、おう…すまねえ」
 そうか。
 俺は酷く察しが悪かったようだ。
 日向ちゃんが実行したのは「黒猫の書いたシナリオ」だったわけで、
それを否定した俺が「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」とばかりに、「黒猫
自体まで否定した」って、こいつは思っちまったわけだ。
「…そ、そんなの前者に決まってるだろ」
「じゃあ。私はまだ貴方に嫌われていないのね」
「あ、当たり前だ」
 俺は少し大きな声で言ってやった。
 すると黒猫は険しかった表情を少し崩してくれた。
 …ったく。
 そんなの少し考えりゃわかるだろ。
 俺は一応、「元カレ」だぜ?
 まぁ、そんぐらいテンパっちまってたってことか。
 相変わらず、恋愛のこととなると見事なヘタレっぷりですね、堕天聖
さんは。

231 :
「…ち、ちなみに。外典には他にも興味深い運命が示されていたの
だけれど」
「へ?」
 俺はマヌケな声を出すが、黒猫は唇をきつく引き結んでいる。
「貴方は私を嫌いになったわけではない。ならば、貴方が拒絶したの
は『あの運命だけ』なのでしょう?」
 えーっと。
 『あの運命』ってのは「黒猫が自分から俺に迫る」ってことだよな。
 つーことはつまり、こいつは「迫り方が悪かったのか?」って聞いて
るってことか?
 ちがうちがう。
 それもちがうんだって。
「あのさ。俺が言いたいのは、そうじゃなくて。日向ちゃんに迫られ
たことが困るって意味であって…その…べ、別にお前が相手ならさ
…」
 言ってて俺も恥ずかしくなってきた。
 チラ見すると黒猫もモジモジしている。
「で…では貴方は…『ああいう私』を…はっ…はしたないと言って、
拒絶したりしないのね」
「ああ…。いや、まてよ。やっぱ…なんつーか…あんまグイグイ来ら
れるのは好きじゃないっつーか…」
 やばい。
 さすがに顔が熱くなってきた。
 なにJK相手に性癖語っちゃってんの? 俺。

232 :
「で…ではやはり『別の運命』がご所望のようね」
「は? なんだよ…それ」
「ふふっ…こちらなら貴方の気に入るはずよ。その因果の中で私と
貴方は契約、それも貴方からの求めによって結ばれるのよ」
 俺からの契約?
 さっきのやつは黒猫から迫ってくるってやつだったろ?
 つーことは今度、俺から迫るってのか。
「へ…へえ。で、その契約って…何?」
「接吻よ」
「せっぷん? そ、それはこの前みたいな、ほっぺにするやつ?」
「いいえ。唇よ」
「…なっ!」
 今度は俺がたじろぐ番だった。
 黒猫ははっきりと俺の目を見据えている。
 だが手や足は緊張で震えていて。
 またこの状況だ。
 緊張でにそうになりながらも、真っ直ぐに俺に気持ちを伝えて
きて…。
「が、外典にはこう書いてあるわ。貴方は数千年の時に自身を彷徨わ
せることとなった忌まわしきくびき…つまりベルフェゴールの呪縛から
解き放たれるや否や、私の下へと現れる。そして私を真っ直ぐに見つめ
て…だ…抱きしめるの…」
 唇が震えていた。
 黒猫はそれを抑えながらも喋りつづける。

233 :
「あ…貴方は…私を抱き上げると、穢れてしまった今生の地を離れ…
時空の狭間にあるとされる伝説の地、永遠の褥(しとね)とも呼ばれる
あの場所へと私を連れ去る…」
 そう言って俯いたままでベッドのほうを指差した。
 黒猫の足は座っているのにも関わらず震えている。
 もし立っていたら倒れこんでいただろうな。
 それこそ前に何度もあったみたいに。
 そしたら俺は迷わず抱きかかえていたはずだ。
 そう、ちょうどこんなふうに。
「そして、貴方は私の聖法衣を…っ!?」
 黒猫はびくっ!と肩を揺らした。
 俺が急に立ち上がったからだ。
 そして俺はそのまま黒猫に近づくと、身体を抱き上げた。
「…っ」
 黒猫は俺の腕の中で硬直している。
「…な!…っ…なななっ…なに…を…」
 俺はそのままベッドの上まで運ぶと仰向けに寝かせ、その上に四つ
ん這いになった。
 黒猫は驚いた顔で言う。
「…ほ、本当に? 貴方は…呪縛から解き放たれた…というの?」
 そして表情を崩して、泣きそうになった。
「い…いいのね…これ以上、この『運命の記述』を聴いてしまえば、
貴方も私も…もう後戻りできなくなる…」
 黙って俺はうなずいた。

234 :
 だって…。
 だってだぜ?
 俺は黒猫がこんな顔をしたとき、いつもどうしてきた?
 こんな顔に急かされて、いつも何をしてきた?
 ある時は妹を迎えにいく決断をした。
 ある時は二人のために別れる決断をした。
 じゃあ今、俺はどうするべきだ?
 かつて俺と黒猫は付き合っていた。
 別れちまったのは桐乃のことがあったからだ。
 桐乃は妹のくせに、俺が黒猫と付き合っているのがイヤでイヤで
仕方なくて、ワガママを言った。
 俺たちもそれを無視できなかった。
 それが例の温泉での一件で分かったことだ。
 以来、桐乃と黒猫は停戦協定を結んでるのだが、それは黒猫が
答えを出すことを恐れたからだ。
 俺が答えを出そうとした時、プレッシャーに耐えかねて卒倒しちまっ
たから。
 でも、それって元を正せば俺が優柔不断だったからだよな。
 俺が桐乃のやつに依存してたから、桐乃のやつまで俺を束縛して。
 俺が誠意を見せればすべてが解決する。
 そんな状況だったんだ。

235 :
 
 そしてさっきのこと。
 俺が日向ちゃんを拒絶したとき、黒猫は自分の妄想が否定されたと
思った。
 自分自身まで否定されたと思った。
 今までならそこで終わっていただろう。
 「ああ2人の関係はこのままなんだな」って。
 お互いにそう思ったはず。
 そして曖昧な日常が続いていた。
 だが黒猫は「その先」を求めた。
 これはどういうことだ?
 「手をつなぐにも練習が必要ね」なんて言ってたやつが、「自分から
迫る女は嫌いか」なんて聞いてきたんだ。
 黒猫は明らかに一線を越えようとしている。
 ならば俺が取るべき行動は1つだった。
 俺はその想いに応える。
 それだけだ。
「なぁ…。その後、俺たちはどうなるんだ?」
 俺は黒猫を見つめたまま言った。
「ふぇ?」
「『運命の記述』の外典ってやつには、俺たちはどうなるって書かれ
てるんだ?」
「え…あ…あの…貴方は私の聖法衣を1枚ずつ脱がせていくの」
 俺はそれで下に目線をずらした。

236 :
 
 黒猫の黒のセーラー服が目に入る。
「聖法衣ってあれだろ? デートのときに着てきたやつ。いまは違うけ
ど、いいのか」
 茶化すように言うと黒猫は唇を尖らせた。
「う、五月蝿いわね…瑣末なことよ」
 それを見て俺が笑うと、黒猫もつられてはにかんだ。
 そして俺が肩に触れると、黒猫はびくっ!と体を震わせた。
 俺は服の上に手を滑らせていく。
 黒猫の体はその状態でも分かるほどすごく柔らかかった。
 男の筋肉質な身体とはちがう。
 受け入れるような感触。
 俺は上着の裾を掴むと、それをめくり上げた。
 すると真っ黒な生地の下から、真っ白な肌が現れた。
「…ぅ」
 身を硬くする黒猫。
 腹筋に力が入ったのが分かる。
 俺は胸の高鳴りに身を任せ、そのまま裾を上までめくった。
「…ひっ」
 露になったのは純白の清楚なブラジャー。
 それを見て俺は息を呑んだ。
 妹のやつを見たときとはちがう。
 これは同意の上での行為だ。
 その事実が俺を余計に昂ぶらせていた。

237 :
 
 途中、縁がなにかに引っかかったが、原因は全部めくってしまって
から分かった。
 乳首が立っていた。
「お前…感じてるのか」
 ああ分かってるよ。
 すげえマヌケな質問だってな。
 だが俺はピンク色のそれと黒猫とを交互にマジマジと見ながら言う。
「莫迦…」
 黒猫は唇を噛みながら言う。
 俺はその後、硬さを確かめるように親指で何度もいじり倒し、その
まま胸を揉みはじめた。
「…ぅんっ!」
 黒猫は身もだえ、そんな黒猫を俺はもっと見たくなった。
 残りの手を使って、今度は体中をまさぐっていく。
「…いゃ…ゃ…やめ…て」
 黒猫は右の胸に刺激があると、左に上体をよじり、左のわき腹に
刺激があると今度は右へとよじるのだが、どちらからも刺激が加えら
れるので、結局、されるがままに体中を弄ばれている。
 俺はそのまま「運命の記述」に従い下の「聖法衣」を脱がしにかか
る。
 黒猫はスカートの下に黒のタイツを穿いていた。
 俺はスカートをめくり上げると、その下に下着が透けているのを見
つけた。
 下着は上とおなじ純白だった。

238 :
失敗
一個飛ばした
>>236>>237のあいだに次のを入れて読んでください

239 :
 
「つ、次は…どうすればいい?」
「あ…あああ愛撫…するのよ」
 愛撫…。
 つまりそれは体を触って気持ちよくするということだ。
 俺は言われるがままに、その上へ手を乗せた。
 ただし、それは「愛撫」なんて呼べる甘いものじゃなかった。
 お椀の形にした手を乗せただけ。
 それで俺は自分が黒猫に負けず劣らずガチガチに緊張してることに
気づいた。
 黒猫はきつく目を閉じていて、全身を硬直させているが、それでも
胸だけは別だった。
 まるでそこだけ別の生き物みたいなんだ。
 厚手の生地の上からでも、そうと分かるほど柔らかい。
 黒猫は決して胸が大きい方ではない――いや正直言って小さい方
だろうが、乗せた手が安定しないで動いちまう。
 それぐらい女の子の胸ってのは凶悪だった。
 俺は心地よくなってそれを上下左右に揺さぶる。
 何度も何度も、くり返す。
 ほぼ無抵抗で動くその感触に夢中になっちまった。
「…や、やめて頂戴。痛いわ」
 黒猫が懇願するように言うが、俺は止まらない。
 乱れたブラジャーをそのまま上へとずらしていく。

240 :
以上
ここから再開します

241 :
 
 俺は直(じか)にそれを見たくなって、タイツに手をかけたが、もち
ろん初めての俺にうまく脱がせるコツなんて分からない。
 だから俺は胸を揉む手を休め、両手を使って強引に引き下げていく。
「…や、止めて。破けてしまうわ」
 黒猫の言うとおり、タイツは途中で何度も引っかかり、あちこちが破れ
てしまった。
 俺はタイツから手を離すが、それで十分だった。
 なにせ、もうすっかり膝のあたりまで露になっていたからな。
 俺はまぶしいような気持ちで愛撫を再開した。
 当然、どうしたってその下にあるものを想像しちまうから、指は股の
部分に集中していく。
「駄目…そこ…くふっ!…ぅ…」
 黒猫の家はあまり裕福とは言えない。
 だが下着だけはちゃんとしたものを、って考えなんだろうな。
 生地は厚手で感触はふわふわとしている。
 桐乃の下着とそう大差ない感じだ。
 だが、その厚みのせいでまだ肌の感触など到底、分からないはず
なのに、指先は早くも湿り気を感じはじめていた。
「お前…もしかして…」
 俺は行為を中断して、黒猫の顔を見た。
 黒猫は何のことか分からないといった顔をしている。

242 :
 
「黒猫。これも聖法衣に含まれるんだよな」
 俺は下着の脇に指をかけていた。
 「ちがう」と言われても脱がす気でいたからだ。
「そ…そうよ。全部…脱がせるの。記述(レコード)には…そう書いて
あるわ」
 黒猫は恥ずかしそうに言った。
 俺はその答えが終えるより先に脱がしにかかり、黒猫は悲鳴を上げ
た。
 両足を閉じて抵抗する。
 もちろん俺の力が勝ち、下着は太ももの辺りまで下りる。
 すると股の部分からつっ…と透明な糸が引いた。
「…い、言わないで!」
 黒猫もそれでようやく気づいたらしく、俺が何か言う前に制してきた。
 グーにした左手を使って顔を、パーにした右手を使ってそこを隠して
いる。
「…き…期待に身体が反応してしまったの!…な…何とでも言え
ばいいわ!…そうよ…私ははしたない女よ!…でも…これは…そ、
その…想像力が豊かなのだと…解釈して頂戴…」
 言いながら下半身をよじっているので、俺は苦笑いしつつ、そっと
その手をどけた。
 
 すると、どうだろう。
 その下からは控えめに生え揃った茂みが現れた。
 それは朝露で濡れたように光り、飢えた昆虫でなくとも思わず吸い
上げたくなるような蜜を滴らせていた…。

243 :
 
 なんていうのは止めよう。
 そんな文学っぽい描写をしてる場合じゃねえ。
 野暮だと笑うなら笑え。
 ボキャブラリーなんてクソ食らえだ。
 とにかく、それは興奮する光景だった。
 女の子の陰毛ってこんなに柔らかそうなのか…。
 ぐっしょり透明な粘液で濡れてて…。
 なんつーか、風呂に入ってるときの髪の毛みてえに、何本か束に
なって皮膚に張り付いてる。
 おまけに何もしていないのに腰をよじって…。
 あぁ…黒猫、相当恥ずかしいんだな…。
 でも、その度に濡れた陰毛が、右のふとももに張り付いたり、左の
ふとももに張り付いたりして、エロいっつーかなんつーか…。
 
「へ、変態っ!」
 急に黒猫が怒鳴った。
「そ…そそそんなところを…描写しないで頂戴!」
「へ? 俺…口に出してた!?」
「ええ! 思いっきりね!」
 ヤバ…。
 神猫様の神猫様があまりに神々しい光景だったもんでつい…。
 俺の悪いクセだなまったく…。

244 :
 
「い…いや…あはは…あ…あの…つ…次は?」
 苦笑いしながら言うと、黒猫は目を丸くした。
「なっ!? …何をっ…あ…貴方って人は…」
 黒猫は握っていた拳をわなわなと震わせる。
「た…確かに…これは『運命の記述』に従ってきただけとはいえ…
あなたが…ここまで鈍感で…愚図で…ヘタレだとは…正直思わなか
ったわ!」
「え?…いや…その」
「非道すぎる!」
 そう言って黒猫はそっぽを向いてしまう。
 しかも体ごと向きを変えて。
 そして手近にあったクッションを抱きかかえると、開いていた足も閉じ
てしまう。
「いや、ちがうんだ。聞いてくれ。俺が聞きたいのはそういうことじゃ
なくって…」
 俺だってわかってる。
 今のはただのお遊びだ。
 俺がこれを『「運命の記述」に書いてあるから』って理由だけでやって
たと思ってたのかよ?
 お前が何を言いたいかぐらい分かるさ。
 そう言うと黒猫は、
「ふん…じゃあ。何よ」
「いや、俺が聞きたいのはさ。つまり。お前自身がどうして欲しいんだ?
ってことだよ」
「…っ!」
 黒猫は全身を硬直させた。

245 :
 
「俺は…したい…したいぜ、正直。すげえ挿れたい。だって…ほら…
見てくれよ…もうこんなになってるんだぜ…」
 俺は膝立ちになる。
 自分でも驚くぐらいズボンの前がパンパンだった。
 つってもまぁ黒猫の位置からじゃ見えないだろうが。
「その…これってやっぱ…大事なことだからさ…お前の口から聞きた
いんだわ。俺だって…不安なんだぜ。あのノートの記述だけじゃ…」
 黒猫は何も言わなかった。
 しばらくのあいだ震えていた。
 しかしおもむろに体勢を戻すと、顔を背けたまま言った。
「…挿入(い)れて」
 ああ…。
 クッションは抱いたまま。
 顔はそっぽを向いてて、髪がかかっているせいで表情も読み取れない。
 そんな無愛想きわまりない状態だが、黒猫、お前が俺のためにぬ
ほど恥ずかしいのを我慢して言ってくれたんだって分かるよ。
 十分さ。
 その頬の涙だけでな。
 俺はズボンを下ろすと、黒猫の上に跨る。
「…いくぞ」
 マジマジと顔を見つめると、黒猫がうなずいた。
 俺はきつく立ったそれを掴むと、黒猫の大事なところにあてがう。
 しかし濡れてて滑っちまって、定まらない。
「い、意地悪しないで頂戴…」
 黒猫も焦れたように言う。

246 :
 
「わ…悪ぃ」
 俺は全身の神経を集中させた。
 次第にそこへ血液も集まっていき、今やはち切れそうになっている。
 黒猫は入り口が擦れる度に、悩ましげな声を漏らす。
「くふぅ…っ!…は…はやく」
「わ、わかってる…」
 俺は片腕で全体重を支えていたので、そろそろ限界を迎えていた。
 しばらくして腕が震え出す。
 ふと、耐え切れなくなった腕が折れた。
「…っ!!」
 倒れこむと同時に黒猫が大きな声で鳴く。
「ひぎぃぃぃ!…っぐぅぅぅぅぅぅぅっ!」
 身体が覆いかぶさった勢いで俺のものが完全に黒猫の中に入っち
まった。
「…ぅう…痛い…痛い」
 その痛みは両腕が抱くクッションの形で分かった。
 風船で作った人形のように、それは2つに千切れそうになっている。
 俺の位置からでは見えないが、きっと血が出ているんだろう。
「だ…大丈夫か」
 黒猫は涙目になりながら深く息をする。
 ふうぅ…ふうぅ…とまるでお産のようだ。
 俺はそれを案じながらも、強烈な締め付けを感じる。
 腰を動かしたい衝動に全身がぞくぞくしていた。
 黒猫は何度か生唾を飲み込み、それから一度うなずく。
 それを合図に俺は腰を使いはじめる。

247 :
 
「…ぁ…あぁ…ぅぐぅ…うあ…」
 黒猫は目の端に涙を溜めながら喘ぎ、しばらくすると小さく吐息を漏
らし始めた。
 俺の方は頭の中がしびれるようになってくる。
 
 つーか女の子のあそこって、こんなにもキツイものなのか?
 それとも黒猫が特別なのか。
 スムースに入らないのも当然だ。
 黒猫の側が湿ってなければ、絶対に入らなかった。
「ぐっ!…うぁ!…うぐぅ!」
 俺も思わず声が出る。
 つーかもうイキそうだ。
 これオナニーの比じゃねえぞ。
 感触は包み込むようにやさしい。
 温度は先端から溶かされていくよう。
 黒猫の声は鼓膜を引っかくように震わせてくる。
 そうやってヤバイ要素を1つ1つ感じていく度に、倍々ゲームで脳の
しびれも増していく。
「あ…あぁ…あぁう…あぁあっ…」
 黒猫は突かれる度に髪を振り乱し、胸の前で両手のこぶしを握る。
「い、痛いのか? 気持ちいいのか?」
 俺は腰を使いながら矢継ぎ早に質問するが、黒猫は首をただ横に
振るだけ。

248 :
 
 それは「痛い」って意味か?
 それとも「痛くない」って意味?
 どっちなんだ?
 俺はうまく質問したいのだが、ことばが出てこない。
「ぁっ…ぁっ…ぁっ…」
 しばらく突いていると黒猫の身体が弛緩しはじめる。
 胸をガードするように強張っていた腕も、片方だけベッドの上に投げ
出されている。
 俺はそれで痛みが消えたのだなと解釈した。
 もちろん、俺は下半身だけじゃなくて脳味噌まで暴走していたから
誤解かも知れないが、もう冷静な判断なんてつかねーよ。
 突きながら見下ろす黒猫の肌は陶器のように白い。
 腕が動いたせいで胸の前が露になって、上気したせいで桜を散らした
ようになっているのが見える。
 その上にあの硬くしこった乳首。
 俺はそれにむしゃぶりつこうとした。
 上体を倒し、腰を振ったまま黒猫の上に覆いかぶさる。
「あふっ!」
 黒猫が悶絶した。
 勢いあまって圧し掛かるようになってしまったんだ。
 だが黒猫は小さくて、俺の口はせいぜい鎖骨の辺りにぶつかった
だけ。
 どれだけ背中を丸めても乳首には届かなかった。

249 :
 
「お…お前…カワイイな」
 俺はその事実(黒猫は俺よりずっと小さい)に今更ながら思い至り、
余計に愛おしさがこみ上げてくる。
 女の子って、こんなに愛らしいのか…。
 俺はせめて乳首の代わりにと首筋に吸い付いた。
 黒猫はその身をよじる。
「ふわぁ!…あぁ…ぅ!…ああぁっ!」
 続けて鎖骨へキスをし、もう一度首筋へと戻り、そして耳たぶへと
続ける。
「あ”ぁっ!…駄目っ!…ぅふぁあぁぁっ!…」
 黒猫はなおも身をよじる。
 俺は腰を使いながら黒猫の顔を見た。
 それはすぐ近く――口の中まで見える距離にあり、舌と歯のあいだ
に唾液が糸を引いているのが見える。
 エロい。
 唾液エロすぎる。
 俺は思わずそこへキスをした。
「んんーっ! んまっ! んまぁっ!…んー! んんうっ!」
 やっべえ…。
 これ…何も考えらんねえ。
 キスしながらのセックスやばい。
 マジやばい。

250 :
 
 俺は思わず目を閉じた。
 だって紅潮したままギュっと目をつぶる黒猫の困り顔が可愛すぎて、
見てるだけなのにイッてしまいそうだったからだ。
 それでも耳からはベッドがギシギシ言う音、そして黒猫のかわいい
喘ぎ声が入ってきて、俺の脳ミソを引っ掻き回す。
 そのまま腰を使っていると、何かが体の中を駆け上がっていく予感が
した。
「うっぐ!…ダメだ…イクぞ!…黒猫…イクぞっ!」
「だっ…駄目!…膣中(ナカ)は…膣中(ナカ)はっ!」
 俺はラストスパートをかけた。
 閉じていた目を開いて黒猫の両脇の下に手を入れる。
 そのまま背中に手を回して、強く抱きしめる。
 黒猫はダメダメをするように俺の背中を何度かこぶしで叩いたが、すぐ
に同じ手で抱きしめ返して来た。
「あぁん!…あぁっ!…厭っ!…厭ゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
 黒猫が鳴いた。
 俺も夢中になって黒猫の名前を呼んだ。
 瑠璃という、本当の名前を。
 そしてゾゾゾという背筋を撫でられたような感触のあと、下腹部が引き
締まって、強烈な射精感があった。
「んんーっっっ!!」
 黒猫の両足がふくらはぎの辺りに絡んでくる。
 その後、射精感は4度、5度と続き、そのたびに黒猫の足がびくんっ!
びくんっ!と震える。
 それで俺は確かに自分のものが黒猫の中に流れ込んでいるんだと
確信した。

251 :
 
「はぁっ!…んはぁっ!…んはぁ!…んっ!…んっ!…んはぁ!…」
 黒猫は何度も呼吸を飲み込んでいる。
 分かるよ。
 俺もうまく呼吸できないからな。
 なにせ射精感はもうなくなったが、絶頂感はまだある。
 真っ白く消えちまった頭の中のイメージは鮮明に戻ったが、まだ目の
前の黒猫のことしか考えられない。
 黒猫もそうだろうか。
 だからそんな興奮した顔をしてるのか?
 もしかして例の「イッた」ってやつなのか?
 俺は始めてのエッチで女の子をイカせたのか?
 俺はまだ脳味噌がバカになっていたから素直にそう口に出した。
 すると、
「わ…わからない」
 そりゃ当然って答えが返ってきた。
 女の場合、男とちがってはっきり合図がないって言うしな。
 でも今のでイッてないってなら、本当にイッたとき、一体こいつはどう
なっちまうんだ?
 しばらく抱きしめあった後、俺は俺たちの身体に布団をかけた。
 そして黒猫を腕枕をする。
「す…すまない。その…中出しは…『運命の記述』に示されてなかっ
たよな…」
 俺は苦笑いしながら言った。

252 :
 
 俺も黒猫も夢中だったせいで、避妊具なんてつけてない。
 つーかこの部屋にはそんなジェントルな品物は備え付けられていな
いし。
 だが黒猫はこう言った。
「べ…別に構わないわ」
「でもよ」
「ふ、ふんっ!…神に見捨てられし私、この堕天聖である黒猫に、
神の子たる人の世の道理など通じない。それに…」
 こちらをじっと見つめて言った。
「う、うれしかったから…」
 まただ。
 また赤猫になった。
「べ、別に…な…なか!…なか…し…が…とか…そういう意味じゃな
くて、『お前がどうしたいのか』って聞いてくれたから…」
 黒猫はそう言って顔の半分、鼻から下まで布団の下にもぐってしまう。
「ああ」
 分かってるよ。
 お前の言いたいことは。
 俺はべつに「運命の記述」を否定したわけじゃないんだ。
 「運命の記述」は黒猫の堕天聖キャラが生み出したもの。
 それを否定することは黒猫のキャラを否定することになる。
 黒猫だって、これであのキャラを捨てるわけじゃないだろう。
 桐乃との関係だってあるしな。
 俺だって実際まだ「黒猫」って呼んでる。

253 :
 
 だがそうじゃないこいつも見てみたいって、そう思った。
 それだけのこと。
 そういうあれこれを黒猫も分かってくれて、その上でそう言ったんだ
と思う。
 その後、黒猫の話によると(といっても布団に篭ってて聞き取るのは
至難の技だったが)、こいつは不安だったのだと言う。
 日向ちゃんの報告を聞いて、俺とあやせの関係が進展してしまった
んじゃないか、って。
 おまけにこう言う。
「日向の電話を聞いて、あなたが本格的にロリコンに目覚めてしまっ
たんじゃないかとも思ったわ」
「おい…『本格的』って何だよ」
「さて。どうかしら」
 それで俺たちは一頻り笑い合った。
 だがすぐに黒猫はマジメな顔になると言った。
「ひとつだけ確認させて。さっき私は言ったでしょう? 『「この運命」は
「外典」に記されていた』と」
 ああ。
 黒猫が思い描いた未来。
 俺とこうなりたいって期待した未来だ。
 でも、こいつはそうなるのが怖くて…いやちがうな。
 俺が不甲斐なかったがばっかりに、優柔不断だったばっかりに、
その「ありえるはずの未来」が来るのを信じられなかった。

254 :
 
 だからそれを「外典」、つまり「来ないかもしれない未来」としておいた。
 「その未来」が来なかったとき、傷つかなくて済むように。
「『外典』というものは『正典』を補うためのものでしょう。そして私たち
は今日、『その未来』を生きてしまった。ねぇ…京介。私は『この運命』を
『正典』に組み込んでもいいのかしら?」
 「京介」と呼ばれた。
 そして俺はその質問の意味を正しく理解していた。
 つまり黒猫はこう聞いていたんだ。
 ――貴方は私を選んでくれた。本当にそれでいいのね?
 桐乃の問題とか、そういう色んなことをひっくるめて。
 だから俺は迷わずこう答えた。
「ああ」
 すると黒猫はとても穏やかな表情をした。
 出会ってからはじめて見る「五更瑠璃の笑顔」だった。
「つーか、何なら『ほかの運命』も組み込んでもいいんだぜ?」
 俺は特に深い意味もなく言ったのだが、黒猫は赤くなった。
「ふえっ!?…そ、それは…どういう」
「おい、どうした?」
 まったく…。
 赤くなったり黒くなったり(あと色白だったり)、お前は忙しいやつだな。

255 :
 
「いまさら恥ずかしがるなって」
 もうこうしてお互いをさらけ出し合った仲だろ?
 俺は茶化すように言ったが、
「…だ、だだだだって。そこには…も、もっとはしたないことが書かれて
いるんですもの」
「へ? 例えば?」
「た、例えば…あ、貴方が私のお尻の穴に…その…か、かかか硬く
屹立した雄の証を挿入して…って! なにを言わせるの変態っ!」
 そう言って布団に完全にもぐってしまう。
 そのあと黒猫はしばらくゴニョゴニョと何か言っていたが、布団に篭っ
ていてまったく聞き取れないので、引っぺがしてやった。
「そっ…その…これまでは、貴方の勉強の邪魔をしてはいけないと
思って我慢していたのだけれど…。これからは…その」
 また布団に潜ろうとするので、引っぺがす。
「その…ちょくちょく…会いにくるわ。だって…その」
 また布団にもぐろうとする。
 また俺が剥がそうとすると、今度は黒猫が自分から押し留めた。
「会えない日は…その…すごく、寂しかったから」
 見えないが、布団の下でモジモジしている。
 そのことばは嬉しかった。
 だが同時に、突然キャラが変わりすぎだろとも、思っちまったんだな、
これが。

256 :
 
 そう口にすると、
「い…いいのよ。こうなってしまった以上、何処ぞのテンプレツンデレ
妹キャラみたく自分の好意を隠すことが莫迦らしくなっただけ。だって、
どうせこの数ヶ月間、私が毎日取っていた行動も知られてしまっている
のでしょう…?」
「ん? 一体なんのことだ?」
「とぼけないで頂戴。どうせ日向が全部しゃべってしまったのでしょう。
私が学校の帰りに遠回りまでして、毎日この部屋の様子を見に来てい
たこと…」
「いや…聞いてないけど」
「ふぇ?」
「いや。マジで」
 黒猫は目を点にした。
 そうか、なるほど。
 だから今日もさっき日向ちゃんがメールしたとき、1分も経たないで
駆けつけてこられたんだな。
 いくら家が近いっつっても、数十秒は早すぎだからな。
「…っ!!」
 黒猫は小さく悲鳴を上げると、完全に布団の中にもぐってしまう。
――ぜ、絶対にいつか呪いしてあげるんだから!
 あれ?
 篭ってるはずなのに、そのフレーズだけはっきりと聞こえてきたよ?

257 :
 
「ったく。また堕天聖に戻っちまったな」
 俺は苦笑いをしたが、俺たちの物語は変わりはじめてる。
 それはお互いが望んだ形にだ。
 きっと周りのやつらも分かってくれると思う。
 いや、ちがうな。
 俺がいつもみたいに必になって動き回って、説得してみせるさ。
 「俺とこいつの運命」ってやつをな。
 俺はそう決心しながら、布団の中へともぐりこんだ。
 
 
 
 〈了〉

258 :
以上
ふぅ…連投規制辛すぎ
次から長いやつは投下の仕方を考えないと
>黒猫が可愛すぎて生きるのが辛い
という>>202のためにがんばった
後悔はしてない

259 :
>>207を期待していたのだがこれはこれでGJ

260 :
>>259
一応
>一人暮らしを継続することにした京介
>連絡役として日向ちゃんがしょっちゅう遊びに来る
>マセてる日向ちゃんが年上に憧れる衝動に身を焦がす
>京介もロリコンに目覚める。←疑惑止まり
>日向との連絡役としてではない秘密の逢瀬
>ブチ切れる黒猫
これだけの要素は取り入れてみたんだけどね
リクが黒猫だったから日向とのエロはないなと判断したけど
冒頭に類似のシーンは入れたりして

261 :
GJ!!
これで黒猫分が補給されて年が越せる!
ありがとう!

262 :
>>204
貴方かなりの書き手ですな…

263 :
>>260
ありがとう
そしてありがとう
こんな可愛い黒猫が読めたから頑張って生きていく力が湧いてきた
なんと礼を言っていいかわからないがもうひとつありがとう!

264 :
久しぶりに黒猫モノで力作を見た気がする乙。

265 :
というかこのスレにまともなSSが上がったのが実に9月以降4ヶ月ぶりと言う…
とにかくお疲れ様

266 :
あけおめ

267 :
まさか黒猫モノの大作が上がってたとはね超乙、また4カ月後に期待

268 :
>>260
冒頭がそれだったから京介×日向を期待してしまったんだ
つか今>>207を見直してみると>>207は京介×日向をリクエストしてるわけではない気がしてきたよ
投下直後にズレたレスしてすまんかった

269 :
久々に書いてみた
「メガネコ」
「鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をしているわよ。どうかしたのかしら?」
部屋の扉を開けたら可愛い彼女が普段は掛けてないメガネをつけていたら普通は驚くだろ。
それも黒フレームで若干の吊り目気味のキツ目のメガネ、レンズの度も入ってて
黒猫の真っ白な頬の輪郭がレンズ越しにちゃんとズレてるのはポイントが高いというかマジ興奮するというか!
…いやいや、いきなり発情してどうする。
「やはり貴方はケダモノね。メガネ一つで発情するなんて度し難い畜生だわ」
「いや、発情とかじゃなくて!なんでいきなりメガネなんて掛けてるんだ?
お前視力そんな悪くないだろ」
「はぁ…」
黒猫は溜息を一つつくと、俺の事をメガネ越しのジト目で睨みながら靴を脱ぎ俺のアパートの室内に上がり込んだ。

270 :
濃紺のセーラー服と膝丈のスカートの黒猫が俺の部屋にいる姿はなんというか、あまり現実感がない。
黒猫は趣味はちょっとアレで、かなりめんどくさいタイプの女の子ではあるが、客観的に見れば美少女の範疇にバッチリ入る訳で。
そんな女の子が彼女になってくれてる、というのはどうにも俺にとっても夢みたいな話なわけだがそんなことを考えてたら
この黒猫さんはとんでもないことをしてきた。
っていうかそこは駄目!俺の秘蔵のアレアイテムの隠し場所のーー
「これは何かしら、先輩?」
黒猫はその中の一冊を表紙を俺に見せつけるようにして突き付けてくる。
「いや、これはその、引っ越し祝いに赤城がくれたモノでー」
「『メガネ巨乳オンパレード』へえ。先輩にそういう趣味があったとは知らなかったわ。
貴方への評価を変えたほうがいいかしら」
「いや別にたまたまこういう本だっただけで俺は別にー」
「貴方はそういう女の子と付き合いたかったのではないかしら。私ではなく。
あのベルフェゴールとか、赤城瀬菜のような」
黒猫の声の成分が冷たくなる。
何か痛みを堪えているかのような声。

271 :
あ。
そうか。
俺は理解した。何故黒猫がいきなりメガネを掛けてきたのかを。
ホントにめんどくさい。
この可愛くて、いじらしくて、中ニ病で打たれ弱くてやたら自己評価の低い女の子を抱き締めながら
俺は心の底からそう思った。
めんどくさいけど、だからといって黒猫の事が鬱陶しいとかそういうんじゃなくて、めんどくさいところすら俺にとっては愛おしいというか。
「い、いきなり、何をするのかしらーー」
言葉を全部言わせない。
そんな方法を俺は一つだけ知っている。
黒猫の頬を両手で押さえながらその中の唇にキスをする。
「あっーーんくっ−−んっ」
不満げな声も、キスをしながら髪を撫でたり首筋に触ったり背中に腕を廻したりしてるうちにだんだん小さくなってくる。
あれ。なんか違和感があるな。
メガネか。
俺は黒猫の顔からメガネを外すと、自分のシャツの胸のポケットに入れる。いやだってまた掛けて欲しいからな。

272 :
「先輩…メガネ」
「お前なんか勘違いしてるだろ。こんなの掛けなくたってお前は可愛いんだぜ。
それに胸だって、お前が生で見せてくれるおっぱいのほうがこんなエロ本なんかより何百倍も興奮するしな」
「…っ」
俺の腕の中で真っ赤になってる黒猫は可愛い。超可愛い。
ただでさえ色白な肌が紅潮してるのは凄くエロ可愛い。
俺はそんな黒猫の真っ赤になった耳たぶに囁く。
「お前のおっぱいだったらどんな大きさでも俺は大好きなんだぜ?
別に俺はおっぱいと付き合ってる訳じゃないんだし。お前が優しくて、思いやりがある女の子だから
俺はお前の事が好きになったんだ」
「う…せ、先輩」
涙混じりの鼻声で黒猫が俺の名を呼ぶ。
俺はまた黒猫にキスをする。顔中至る所に。グスグスいってる鼻にも、涙が溢れそうな目尻にも、切なげに歪められた眉にも。赤い耳たぶにも、熱くなってる頬にも。
キスするたびに声にならない吐息を漏らす黒猫は可愛い。超可愛い。もう可愛いなんてもんじゃないね。

273 :
黒猫は俺のシャツの背中を必に掴んでいる。そうしていないと立ってられないくらいに興奮してるのかも。
「先輩…先輩っ…」
黒猫の声のトーンが変わってくる。

コタツテーブルの上に腰掛けてる俺の両足の間には黒猫がいる。
四つん這いになって、俺の股間に唇で奉仕してくれてる黒猫は可愛い。
セーラー服を着たまま一心不乱に俺のアレを舐めてくれてる女の子が可愛くない訳がないじゃないか。
黒猫は俺の亀頭の先端に何度もキスをしながら、竿に手を添えて愛撫してくれる。
もう片手で玉袋をやわやわと刺激してくれるのも心地いい。誰に教わったんだ。いや俺だけど。
舌先で雁首をぐるりと舐め上げてくれる黒猫の熱い鼻息が俺の腹にかかる。
ゾクゾクするような熱い快感が腰の底から登ってくる。
「黒猫…早く咥えてくれ」
「…」
黙って頷くと黒猫は唇を俺の先っぽにあてがうとそのまま口の中に吸い込んだ。
その熱い口内で俺の肉棒が溶けそうなくらい気持ち良くなる。

274 :
思わず声が出そうになるくらい。
「う…ああ、いいぜ黒猫。すげえ、気持ちいい」
アレを咥えたまま上目遣いで俺の表情を伺う黒猫に俺は答えてやる。
サラサラの髪を撫でると嬉しそうに熱い鼻息を漏らす黒猫もう可愛い。

続く
たぶん
いやきっと必ず

275 :
早く続きプリーズぅ!!

276 :
続きはまだかああぁぁぁ

277 :
今更だが俺妹10巻まで読んだ
この人の書く文良いな
テンポ良くサクサク読めるし面白い
キャラに嫌味がない

278 :
>>274
わっふるわっふる

279 :
乙&保守

280 :
わっふるわっふる!

281 :
また書いてみた
【注意】
 ・今度は桐乃がヒロイン
 ・時期は京介と黒猫が別れた直後ぐらい
 ・長さはやはり34レス
では投下を開始する

282 :
 
 
 
 
 
 リビングに入ると裸エプロンの桐乃が立っていた。
「ちょっ…おまっ!?」
 桐乃は怪訝そうな顔で俺の横を通り抜けると、部屋を出ていった。
 俺はすぐさま後を追いかけるが、階段を上がっていく後ろ姿を見て
思わず納得した。
 桐乃はちゃんと服を着ていたのだ。
 季節は夏。
 タンクトップにショートパンツという面積の小さな服を着ていたので、
服の生地がみんなエプロンの下に隠れちまってたってわけだ。
「紛らわしいやつ…」
 俺は無性に腹が立った。
 こっちは帰るなり妹がすごい格好で現れたので、思わず心臓が止ま
りそうだったってーのによ。
 ため息をつくと、リビングに入る。
 するとキッチンには料理器具が広げられていた。
 どういう風の吹き回しか、桐乃は料理でも作っていたらしい。

283 :
「なんで、いるの」
 戻ってくるなり、桐乃はぶっきらぼうに言った。
「なんで…って、ここ俺の家なんですけど」
 手には本。
 いま部屋にでも取りに行ってたんだろうな。
「そうじゃなくって、どうして『今いるのか』って聞いてんの。あんた友達
と出かけたんじゃなかったの」
「いや、すっぽかされたんだよ。赤城のやつ、急に妹の買い物に付き
合うとか言い出してさ。ついさっき連絡が来た」
 見るとレシピ本らしい。
 数冊重ねてある一番上の表紙からそう判断した。
 桐乃は流しの前に立つと、それを脇へ置いて、こちらへ向き直る。
「ふぅん。それでノコノコと帰ってきたってわけ?」
 大げさなため息。
 つーかノコノコって…ずいぶん棘のある言い方だな。
「それ言うならお前だってそうだろ。どういう風の吹き回しだ、それ」
 俺はキッチンに散らかったものを顎でしゃくった。
 それに対し桐乃は、
「う、うっさい! いいでしょ、別に」
 睨みを利かせると、顔を背ける。
 んーだよ。
 なにキレてんだよ、ったく。

284 :
 
 今日は日曜日。
 昨日の晩、親父とお袋が揃って出かけるという話を聞いていたから、
俺は玄関で靴を脱ぎながら、家には誰も居ないものだと思っていた。
 もちろん桐乃がいる可能性は知っていたが、大抵は部屋にいるか、
居間にいてもテレビを見ている、もしくは電話をしているので物音で
わかる。
 さっきドアの前に立ったとき中は静かだったから、俺はやはり無人
なのだとばかり思っていた。
 そこで例のアレである。
 ほんと、こいつといると騒動には事欠かねえよな。
 俺は冷蔵庫から麦茶を取り出すためキッチンへ向かう。
 その際、改めて桐乃の格好を見てやることにした。
 ピンクの可愛らしいフリルがついたエプロン。
 その脇から見え隠れするのは面積の小さな衣服。
 やはり裸同然の格好だ。
 ゆったりとしているエプロンとは対照的に服はタイトで、身体のライ
ンが出まくっているから、なんつーか…エロいんだこれが。
「あ…あやせが教えてくれたのよ」
 俺が麦茶をコップに注いでいると、桐乃が言った。
 目の端には料理本をめくっているのが見える。
「それだけよ。ただ、それだけ…」
 で?
 どうして気まずそうに話す?

285 :
 
「へえ…あやせ料理できるのか。それはいいなぁ」
 俺は麦茶のパックを冷蔵庫に戻しながら、鼻の下を伸ばした。
 あやせの料理ってさぞかし美味いんだろうなと思っていたからだ。
 ましてや裸エプロンなんてやってくれた日には、俺もう、んでいい
かもしれん。
「あんた…合コンとかで絶対騙されるタイプね」
「なっ…」
 桐乃が飽きれ顔で言った。
 俺はなぜ心が読める?とすぐに反論を思いついたが、むろん言える
わけもなく、舌打ちするのをぐっと堪えリビングに戻る。
 テーブルにコップを置くと、ソファに腰掛けた。
 そのまま雑誌を広げ、パラパラとめくった。
 俺はたまには妹が料理をしている音を聞きながらリビングで寛ぐって
ーのも乙なもんだなーと思った。
「な…なんでいるのよ」
 桐乃は作業しながら、しばらくの間こちらをチラチラ見ていたが、やが
て耐えかねたように言った。
「なんで…って、ここ自分の家なんですけど」
 あれ?
 さっきも同じことを言ったよな俺。
「そうじゃなくって、どうして『今ここに』…って…もうっ! いい!」
 桐乃はぷいと作業に戻った。

286 :
 
 なんだよ、同じセリフ言えっつーの。
 漫才みてーで面白かったのによ。
 しばらくして桐乃はケータイを取り上げると、誰かへメールを打ちはじ
めた。
 その後、通話をはじめる。
「あ、ごめんね、いま大丈夫?」
 どうやら相手はあやせらしい。
「そう。そこが分かんないんだけど。どうやってやるんだっけ?」
 桐乃は楽しそうに話しながら、あれこれと器具を引っ搔きまわしてい
る。
 お世辞にも手際がよさそうには見えなかったため、俺は出来上がり
を心配したが、まぁ、どうせ食わせちゃくれないんだろうな。
 だってこいつ、もし要求したら平気で「1億払え」とか言いそうだし。
「え? うん、分かる、分かる。そう。っていうかマジ最悪だよねーそれ」
 雑誌をめくりながら聞くともなく聞いていると、話の内容がどんどんと
料理から離れていくのが分かった。
「うんうん。そうだよねー。ほんっと最悪」
 これ”ザ・女”って感じだよな。
 作るなら作る。
 喋るなら喋る。
 どっちか1つにできねーもんなのかね。

287 :
 
「ほんっと使えないし、今も邪魔してくるし、サイッテー。でもいいなぁ、
あやせは1人っ子だから」
 あれ?
 俺Disられてる?
 桐乃を見ると、こっち見てギリリ…とかやっていてるし。
 ぎ、ぎりりん氏ではござらぬか…。
「えー? 兄貴なんて、いたってウザイだけだって。あたしなんて毎日
イライラさせられてばっかだし」
 こりゃ確実だな。
 俺はいま妹にDisられてる。
 すっげー嫌そうな顔で、「この部屋から出ていけ」というメッセージを
発せられてる。
 だが俺は従わない。
 だってどうして自分の家のリビングなのに行動を制限されなくちゃな
らねーんだよ。
 俺はここにいたいんだ。
 文句あっか?
「そーそー。男の兄弟でも、弟ならまだ可愛げがあるんだけどねー」
 そう言いながら、桐乃はキッチンの前に回ってくる。
「でも、あたし的には男ってだけでアウト。マジありえない。バカ過ぎ
だし、鈍感だし。あと使えないし」
 身内の価値を「使える/使えない」で判断すんな。
 桐乃は嫌そうな顔のまま、俺の前のソファに腰掛ける。
 おまけに足なんか組みやがって。

288 :
 
「スケベで、バカで、あたしのノーパソ借りパクして。しかもエロサイト
ばっか見まくって…」
 そ、それを言うなって!
 しかもあやせに…。
 この鬼畜妹が。
 お前のせいで「鬼畜妹(きちくまい)」なんていう嫌なフレーズを造語
しちまったじゃねーか!
「前だって見たでしょ? ほら、はじめてうちに遊びに来てくれた日、あ
いつあたしのこと押し倒して…」
 そ、それも言うなって!
 あやせが持ってる変態シスコン兄貴のイメージに燃料を投下すんじ
ゃねえ!
「ほんっと、あいつってばハァハァしちゃってさ」
 してねーよ。
「うっそ、いや…。男ってそこまで鬼畜じゃないでしょ。まさか妹をオカ
ズにするなんて」
 ね、ねねねーよ!
 確かにあんとき覚えた胸の感覚は今でも忘れられないが、オ…オカ
ズになんか…してねーから!
 つーかJCの会話エギィなぁ、おい。
 一方の兄貴が電話口のそばにいる状況で、その兄妹のエロ話をす
る? フツー。

289 :
 
 しかも桐乃が「うっそー」って言ったってことはだぞ? あやせから言い
出したってことだ。
 あいつ可愛い顔してエグすぎるだろ。
 …って、いや待て。
 あやせってそんなこと言い出すやつだったっけ?
 本当にこいつ、今あやせに電話してるのか?
「でもさ、うちのバカならありえるかも。前もお風呂上りに下着とかジロ
ジロ見てきたし」
 桐乃はおもむろに足を組み替える。
「あいつ…あたしが知らないところで、あたしのパンツ盗んで、くんかく
んかしてるかも」
 するかよ!
 それにお前だって兄妹がセックスするゲームをやって一日中ハァハァ
してたじゃねーか。
「ほんっと。近親相姦とかマジありえない! キモイ!」
 完全に同意!
 兄妹でセックスなんてありえん!
 俺がだな…その…あいつの胸の感触を忘れられないのだって…なん
つーか…そんなキモイもん触らされたのがトラウマだったからであって…
その…決して他意はない。
 下着のデザインとか…はっきり覚えてるのだって…けっ…決して深い
意味はないんだ。

290 :
 
 すげー女の子らしくて可愛いらしい下着だったとか…上下お揃いの
やつだったとか。
 おまけにピンクを貴重にしてて、ちょっと濃いめの同系色を使ったリボ
ンがアクセントでついてて…それで…とか…さ。
 つーかこいつ…今でもあれを着けてるんだろうか。
 そう思うと俺の視線はふいに桐乃の身体へと吸い寄せられていった。
 桐乃がまたぞろ足を組み替える。
 するとふともものすき間から見えてきたのはショートパンツの生地だ
った。
 パンツじゃねーのかよ!
 って…なぜ俺はがっかりしている?
 なぜショートパンツじゃいけない!?
「てゆーか、こいつ今、妹のふともも見て欲情してるんだよ? マジキモ
イ!」
 き、気づかれてるっ!
 俺は慌てて視線を逸らせるが、桐乃は悪態をつきながらも立ち上が
った。
「あぁ…ショーパン穿いててよかった。もしスカートだったら犯されるとこ
ろだったよ」
 犯さねーっ!
 じゃあ俺はあれか? パンツ見た瞬間、自動的にレイプを始めちゃう
セックスロボットなのか!?
 仮にそうだったとしても、俺は断固プログラムを超越する自我を働か
せて、その運命を変えてみせる!

291 :
 
 とはいえ…だ。
 俺の脳内には、確かに妹のふとももが焼きついていた。
 しかも桐乃は俺の視線が逃げた先へ移動すると、そこへまた腰を下
ろしやがった。
「ほっんと、ウザイ。ねばいいのに。息するだけで税金取れるレベル」
 桐乃は俺のほうに近づいてくる。
「キモすぎ…。妹がちょっと近づいただけで…は…鼻息荒くしちゃってさ」
 桐乃はケータイを耳に当てたまま、もう一方の手で、半ば匍匐前進す
るようにしている。
 前かがみになって、エプロンの胸元にたるみが出来る。
 それで谷間が見えた。
 そう。
 エプロンの隙間から妹の谷間が見えたんだ。
 意外なことにタンクトップは胸元だけがゆったりとしていて、そのさら
に中にあるものを盛大に見せびらかしていた。
「お…おいお前」
 俺は必で目線を逸らしたが、桐乃はどんどんと近づいてくる。
 ソファの端に腰掛けていたせいで、俺はこれ以上移動することがで
きなくなり、くっつくなよという意思表示のつもりで肘を使った。
 それに対し桐乃は身体ごと押し返してくる。

292 :
 
「ウザイ! マジで! ね!」
 もう俺の耳元に顔を寄せて遠慮なく怒鳴っている。
 俺はまともに目が合ってしまいイラッとなったが、視線を逸らした拍子
にまた谷間を見てしまう。
 そこでハッとなった。
 こ…こいつ…ブラジャーをしてない…だと!?
「ちょ…おまっ?」
 俺は思わずそう声に出していたが、桐乃は怪訝そうな顔をしただけ。
 俺は動揺を隠しつつも、今一度そこを見た。
 エプロンとタンクトップのすき間、その2枚重ねの生地と素肌とのあい
だにすき間があり、谷間が見える。
 そしてその深みから左右に目をやれば、そこにあるべきものが存在
しなかった。
 ブラジャーのことだ。
 俺はもしかして隠れてるだけかもしれないと思い、確かめてみること
にした。
 桐乃の目線を警戒しつつ、より深く覗き込んでみる。
 ダメだった。
 やはり何もなかったんだ。
 それどころか見てはならないものがはっきりと目に入ってしまい、
俺はドギマギした。
 その…さすがに…ち…乳首はまずいだろ。

293 :
 
 俺はすぐに目を逸らした。
 理性に背中を押されて、頭の中をリセットしようとする。
 しかしそれはもう完全に目に焼きついてしまっていた。
 薄暗がりでも分かるほど、鮮やかな色をしたピンクの突起。
 それはあたかも小さくて可愛らしい2つの果実のようであり、指で弾い
たら音でも出しそうなぐらいぷりぷりしていた。
 つーかお前…いくら今日は俺がいない予定だったからって、油断し
すぎだろ。
 なんでブラ付けてないんだよ。
 風呂上りでもないのに、そんなことありえんだろ…。
 いや待てよ。
 こいつさっきからシャンプーの香りがしてる?
 まさか本当に風呂上りなのか?
 部活の練習でもあって、汗を掻いたとか?
 そういや日曜でも大会前は稀に練習があるはずだし、部活後にシャ
ワーを浴びてそのまま料理をはじめたとか?
 そういや例のヘアピンもしてない!
 俺の心中知ってか知らずか、桐乃はこちらを睨んだまま文句を垂れ
続けていた。
 もうあやせと会話が成立してないんじゃないかというぐらい好き放題
に言いまくっていやがって、だからこそ俺は遠慮なく見ることができた
んだ。

294 :
 
 むろん乳首をな。
 俺は妹の乳首を嘗め回すように見ていた。
 こいつはまだ15歳だが、カラダはすでに女だ。
 スポーツをやっているせいで肉感的になってるからな。
 桐乃の所属は陸上部で、専門は短距離走。
 長距離ってのはひたすらにカロリー消費するだけで、どんどん痩せ
ていっちまうが、短距離ってのは逆に瞬発力の勝負だから脂肪がなく
ならない。
 それどころか程よく筋肉がついて、だからこいつの胸は…あんな
柔らかくなってたんだよな…。
 俺は揉み合って桐乃の胸を触ったときのことを思い出していた。
 その柔らかな肉の上にあんなぷりぷりの乳首乗せやがって…。
 ちくしょう…吸い付きたい!
 マジで…。
 いっ…いや…俺っ! 俺よっ! なにを考えてやがる!
 これは妹! 妹なんだぞ?
 どんなにエロカワいくても実の家族なんだ!
 俺は必になって自分の状況を整理した。
 今日の朝、赤城から電話がかかってきて、遊ぶ約束を取り付けた。
 待ち合わせした場所に行くと、電話がかかってきて、すっぽかされ
た。

295 :
 
 帰ってくると、妹がノーブラ・裸エプロンで立っていた。
 目の前に座って足を組み替えたり、擦り寄ってきたりして。
 おまけに挑発までして来やがった。
 谷間と乳首まで見せやがって…くそっ!
 その上、俺は少し前に黒猫と別れたばかりだった。
 あいつとは結局一度もセックスしなかったので、近頃の俺は何かと
欲求不満を抱えていた。
 そして…俺は妹の乳首から目が離せないでいる。
 実の妹の桐乃をこんなにもエロい目で見て…。
 どうやら俺は本当に変態のシスコンらしい…。
 でなきゃ、どうしてこんなに股間が苦しいんだよ…。
「だから、このバカってほんっと使えなくて……っ!?」
 桐乃が急に黙りこくった。
 目線を自分の胸元へ持っていくと、慌ててそこを隠す。
 しまった…。
 乳首をガン見していたのがバレちまった!
 俺はそれでぶん殴られるものだと覚悟したが、桐乃はそのまま怒
鳴り散らす。
「サ、サイテー! 妹のヘンなとこ見て、マジ顔になっちゃって! いっ
たい何しようっての!? 変態!」
 くそぅ…。
 もうそれでいいよ。

296 :
 
 変態でもいい。
 俺は自分で自分が抑えられなくなっていた。
「今すぐんで人生やり直して来……ん?…んん−っ!」
 俺はうるさい桐乃の口を、自分の唇で塞いでいた。
 桐乃は目を見開いたまま、しばらく、僅か5センチの距離で俺をじっ
と見ていたが、ふいに体勢を変えて逃げようとする。
「んー! んんー! んんーっ!」
 だが時既に遅し。
 俺はケータイを握ったほうの手を掴むと、桐乃を身体ごとソファの背
もたれに押し付けた。
「んんっ! んむぅーっ!」
 桐乃は口を塞がれ、言葉にならない声で喚く。
 掴まれた手を必になって動かすが、所詮、女の力なんて高が知
れている。
 重心は背中にあるし、桐乃は逆の手も自分の体で押し潰してしまっ
ているから、自由が利くのは首から上だけ。
 それさえ逃げた先で俺がキスで捕まえ、桐乃はされるがままになっ
た。
「んん…んまぁ! んみゅぅっ! んみぃぅぅぅっ!」
 桐乃の口は呼吸と粘膜が擦れるのとで、聞いたことの無い音を立て
る。

297 :
 
「ぷはぁっ!…あ…あんた…何やって」
 桐乃は口を解放されると、震える声で言った。
 俺はそれに返事をするのではなく、今度は首筋に吸い付いて応えた。
「くぅぅっ! ひっぃっく」
 そのまま空いた手を使って、身体中をまさぐる。
「はわ?…はわわわっ?」
 自分の手の平の中に桐乃の肉という肉を収めていく。
 妹の尻。
 妹のふともも。
 妹のわき腹。
 妹の胸。
 桐乃の身体はどこもかしこも柔らかく、そしてハリがあった。
「ちょ…お…お父さんたちが帰ってきたら…どうすんの」
 桐乃の抗議の声に俺は耳を貸さず、愛撫を続けた。
 狙いを衣服の中に定め、エプロンの脇から手を差し入れていく。
「だ…だめっ…そこ!」
 俺はエプロン、タンクトップと次々に突破し、ノーブラの胸を乱暴に弄
った。
「やだ…ほんとに…ぃや」
 指先が乳首を探り当てると、そこを重点的に攻め立てた。
 こいつキスだけでこんなにしやがったのか?
 なんつーJCだ。
 お前の乳首、もうコリっコリじゃねーか!

298 :
 
「こ…こんなの!…よくっ!…ない!」
 桐乃は苦しそうに言うが、そんなの言われるまでもなかった。
 俺は自分がいま犯している罪の重さを十分に理解していた。
 だからこいつがいま電話中だってことも、当然、忘れちゃいなかった。
 俺は無言でケータイを耳に当てるポーズをする。
 「あやせのことはいいのか?」という意味を込めたんだ。
 すると桐乃は弾かれたように身体を震わせ、通話を再開した。
「う…ううん! なんでもない!…ちょっと足ぶつけちゃっただけ」
 おいおい。
 お前言い訳ヘタかよ。
 テーブルに足ぶつけてんーなエロい声出すやつがいるかっつーの。
 ったく、中学生のくせに色気づきやがって。
 相手は彼氏ですらないんだぞ…?
 おまけに電話の相手にエロボイスなんか聞かれやがってこのクソガ
キが…。
 いっつもキモイキモイ言ってる兄貴にエロいことされて出ちまったエロ
ボイスを大の親友に聞かれてんだぞ? このクソアマが!
 そう。
 お前が悪いんだ!
 お前がんーなエロいカッコしてるのが悪い!
 クソっ!…このっ!…こいつっ!…こいつめっ!…これはぜんぶっ!
…お前のせいだっ!

299 :
 
 俺は怒りとない交ぜになった甘い感情を指先に込めると、桐乃の
乳首を執拗に攻め立てた。
「くぅっ…しっ!…心配しない…っで!…ほんとにっ…だいっ…だいっ
…だいじょう…ぶ…だから」
 桐乃は細かく震える身体に嘘をつこうとして、冷静なトーンを保って
話していたが、滑舌は裏切れない。
 おまけに表情は甘く蕩けていやがる。
 俺はそれを見て、自分の中に嗜虐心が芽生えるのを感じた。
 思えばここ1年、こいつにいいように使われ、罵られてきたせいで感覚
が麻痺しちまっていたが、この女ときたら兄に対する態度が全然なっち
ゃいないんだった。
 所詮、初潮過ぎたメスガキ風情が裸みてーなカッコで実兄の前うろつ
きやがって、今日という今日は思い知らせてやっかんなっ!
「ひぃぃっっ!」
 俺は手首をスナップさせた。
 桐乃のコリ勃った乳首を嫌というほどねじってやったんだ。
 すると桐乃は脱力して俺にしなだれかかってくる。
 続けざま逆方向に、そしてまた逆方向にと、俺はねじりを加えていく。
「くっふぅ!…ひぃんっ!…ひゃぁっ!…くぅぅぅ!」
 桐乃は乳首への刺激に合わせて体を動かす。

300 :
 
 こいつは気づいていないようだが、俺の股間の上にはこいつの肘が
乗っていて、動くたびにその先端が俺のアレを刺激していた。
 おかげで俺のズボンの前はパンパンになる。
 そのまま2〜3分も続けたら、もう限界だった。
 俺は桐乃がよだれを垂らし始めたのを見て、立ち上がった。
「ふぇ?」
 桐乃は重心を失ってソファに倒れこむと、とろんとした目で俺を見上
げた。
 俺はジッパーを下ろすと、その奥から放り出した急角度のアレでも
って、その視線を遮ってやる。
「あわ…あわわわわ」
 みるみるうちに桐乃の焦点が合っていく。
 桐乃はそのまま口をぱくぱくさせてソファの上で後ずさった。
 もちろん背もたれに阻まれるから、ほとんど動けない。
 俺はそのままソファに片膝をつくと、桐乃の体をひっくり返す。
「ひゃぁっ!」
 桐乃がこちらにケツを向ける。
 俺は強引にショートパンツを引き下ろしながら、空いた手で自分の
ズボンも下ろしていった。
 桐乃の下着はあの日と同じだった。
 俺はその股の部分に染みが出来てるのを見逃さなかった。

301 :
 
 こいつ…「エロゲーだけど18禁要素なんかどうでもいい」とか、「妹
のカワイさを愛でるためのものなんだ」とか言ってやがったのは、あり
ゃ嘘だったんだな。
 でなきゃどうしてこんなに濡れる?
 俺とこういうことをすんの、やっぱ想像してたんだろ?
 だって、そうやって普段からオナニーばっかしてなかったら、どうして
こんなになるっつーんだよ!!
「ち…ちがっ!…これは」
 俺が凝視してるのに気づいたんだろう。
 桐乃は慌てて股間を押さえると体を起こそうとした。
 だがヒザ立ちになったところで俺が捕まえる。
 俺はそのまま片手で桐乃をホールドしつつ、もう片方の手を添えな
がら、例のアレをあるべき場所へと誘導していく。
「やっ!…マジ…シャレになんないから!」
 桐乃は抵抗するが、その力は弱い。
 下着を横にズラすと指先に粘液の感触があった。
 密着した体勢のため肝心な部分は見えなかったが、それで大体の
感覚は掴めた。
 俺はそのまま一番粘度の高い場所へモノを宛がうと、そのまま尻肉
のあいだへ埋めていく。
「ひぃっ!」
 桐乃の全身が硬直する。

302 :
 
 もう抵抗は止んでいた。
 俺のブツの先端が膣内(ナカ)へと入り込むと、桐乃はぐっと背中を反
らせ、その深度が増すたびに角度を変えていく。
「あぁぁ…痛い…痛いぃぃ!」
 嘘つけ、このメス犬が!
 こんなに濡れてりゃ大して痛かねーだろが!
「あぁ…ああああぁ…あぁぁああぁぁあぁぁあぁぁぁ」
 ずっぽし銜え込むまで、桐乃は声を漏らし続けた。
 さすがリアルJCのマ○コだけあってキツキツだ。
 桐乃の漏れる声だって、まるで俺のブツが注射器の(ピストンの)
要領で体内の空気を外へ押し出しているみたいだった。
 桐乃はその声を押さえ込もうとして、口に手を当てている。
 逆の方の手はというと、すっかり体側に垂れ下げられていて、俺は
それをビシッと叩いた。
 桐乃は慌ててケータイを耳に当てる。
「あ…あや…あや…あや…」
 桐乃の呂律は回っていない。
 おい、どうしたよ。
 まさかまた机の角に小指をぶつけましたって、言い訳すんのか?
 今回はさすがに信じてもらえないかもな。
 へへっ…。
 俺は内心でほくそ笑みながら、ゆっくりと腰を動かしていく。

303 :
 
「あぁぁ…だっ…だめ…うご…く…な」
 情けねー妹だぜ。
 大の親友と電話しながら兄貴にハメられて、そんで正体を失っちま
うなんてよ。
 つーかあやせのやつだって、こんな事ゆめゆめ思ってねーだろうな。
 電話の向こうで親友が兄貴とセックスしてるなんてよ。
 俺はふと思ったが、これまで何度かあやせと電話してきたとき、あい
つもこうやって誰かとセックスしてたりしてたら興奮するよなぁ。
 だってあやせぐれー可愛きゃ彼氏の1人2人いたっておかしくねーし。
 桐乃のことで俺に相談の電話をかけてるあやせに対し、待ちきれな
くなった彼氏が背後から近づいて、己のいきり立ったブツを…。
 あー! くそ!
 んーなこと考えてたらマジ興奮してきたぞ!
 つーかそれ、今俺がやってることじゃねーか!
 桐乃(こいつ)が今、実の兄にされちまってることじゃねーかよ!
 ちっくしょう!
 妹のマブダチTEL中ラブマ○コ、気持ち良すぎるぜ!
 俺は桐乃の両脇に腕を通し、羽交い絞めにする。
 そのまま腰を振っていると、桐乃はどんどん反り返っていき、いま
やすっかり後頭部を俺の肩に乗せていて、ケータイを当てていない方
の耳が俺の口元に来ていた。

304 :
 
 俺はそこへハァハァと重低音の吐息を聞かせてやっていると、桐乃
は次第に正体を取り戻してくる。
「ば…ばかぁ…ヘンなこえ…聞かせるなぁ」
 そう言って耳を懸命に遠ざけようとする。
 だが羽交い絞めにされているので動けないので、ギュッと目を閉じ、
歯を食いしばったまま耐えるしかない。
「あぁ!…いや!…あぁあぁ!…ゃあぁぁ!」
 桐乃は膣内(ハラ)を突かれながら、されるがままだった。
 俺の肩を枕に天井を仰いだまま、必で声を抑えようとしている。
 だが顔の前に持ってきた手も、震えてしまい役に立たない。
「ゃ…だ…きゅんきゅん…しちゃぅ…」
 ことば通り、桐乃が締め付けを強くするのを感じた。
 俺は羽交い絞めを解くと、再度、乳首を攻め立てるため、桐乃のエプ
ロンに手を差し入れた。
「ぃやぁ…らっ…らめ…らっ…め…」
 桐乃はあごをだらりと垂らしたまま、赤ちゃんのように喘ぐ。
 もう体は開放されているのに、逃げようともしない。
 桐乃は乳首とアソコというわずか2点によって、完全に俺の制御下に
置かれていた。
「きゃぁっ!」
 俺は体勢を変え、桐乃を背もたれへ突き飛ばした。
 そこへうつ伏せにさせた状態のまま、バックで突きまくる。

305 :
 
「あっ! あっ! あっ! あっ! あっ!」
 桐乃の声が合わさって、ソファがガコンガコンと揺れる。
 さらにそこへ俺の体が桐乃のケツ、それに太ももへとぶつかるパンパ
ンいう音が重なって、複雑なリズムが出来上がっていく。
「あっ! やっ! らっ! めっ! らっ! めっ! なっ! のっ!」
 桐乃はケータイを律儀に耳に当てたまま喘いだ。
 上ずった声を惜しげもなく発していて、もはや電話の向こうにあやせ
にカンペキ聞かれちまってるはずだった。
 俺は兄として、本当なら今すぐやめさせなきゃならなかったが、もう
それどころじゃない。
 もはや腰の動きは鬼畜の所業と化していて、俺には到底、御せる
シロモノじゃなくなっていた。
 だって桐乃のやつ、こんなになってるんだぞ?
 口ではああ言いながら、抵抗なんてまったくしねーじゃねーか!
 やっぱ俺のこと思ってオナニーしてたんだな!
 このアマ! 兄貴のこと思ってなんてことしてやがる!
 こいつめ! 俺は実の兄貴なんだぞ!?
 そうやって頭の中でまで桐乃を犯しながら、俺は終わりが近いことを
感じていた。
 俺たちは兄妹でセックスをしている。
 そんなアブノーマルなことをしながら、それは体だけのことであり、頭
の片隅では「さすがに膣内(ナカ)では出せないな」と分かっていた。

306 :
 
 だがゴムなんて付けていなかったし、外に出そうにもソファは汚せな
い。
 服に出したら、後で桐乃にめっちゃボコられる。
 その他はというとカーペットしかないし…。
 AVを思い出して飲ませようかとも思ったが、ブツを噛み切られたらと
恐ろしくなる。
 俺はそれで訳がわからなくなって、とりあえずフローリングに出すこと
にした。
 そこまで移動するため、桐乃を立たせる。
「ふぇっ?…ら…らり?」
 桐乃は呂律の回らない声で言った。
 「な…なに?」と言ったつもりなのだろう。
 俺は桐乃を背中から羽交い絞めにし、ケツに下腹部を叩きつけなが
ら歩かせた。
「やぁっ!…はっ…はず…はずかしい!」
 誰も見てねーよ!
 んーなことより、膣内(ナカ)で出されてーのか!?
 俺は快感と理性とで頭ん中でごっちゃ混ぜにしながら、懸命に歩を
進めていく。
 桐乃も突かれるたびにバランスを崩し、前に倒れそうになりながら
踏ん張って、それでもその度に頭がぐらんぐらんと揺れて、あえぎ声を
俺の耳元で撒き散らす。
 俺はその声にブツをビクビクと反応させ、それがまた桐乃の反応を
生む。

307 :
 
 部屋の中に喘ぎ声と足音と、2人の吐息と腰を打つ音とが響く。
「んあっ!…んん!…んあぁぁっ!」
 ようやくキッチンにたどり着くと、俺は台の上に手をつかせ、後は乱暴
に突きまくった。
「いっ! やっ! あっ! あ! あっ! あっ! あっ!」
 桐乃が髪を振り乱しながらリズミカルに喘ぐ。
 桐乃は足腰が立たないのを必で腕で支え、重力に腰をたゆませな
がら俺のピストンに耐えている。
 俺はそんな妹を見て、中出ししたい衝動に胸を引き裂かれそうになっ
た。
 だが外に出さなくてはという理性が働き、何度もブツを抜こうとするが、
その度に甘い刺激が脳内へと走り、また腰を振ってしまう。
 そうやって何度も葛藤しながら、ようやくの思いで俺は抜き去った。
「イクっ…イクぞっ桐乃!」
「はぁ! はぁ!…ふえっ?」
 桐乃が振り返った。
 続けて俺はキッチン台の壁面に射精の的を絞った。
 一瞬で軌道を計算し、ここなら構わないと思う。
 桐乃が振り返りざま腰砕けになって床にへたり込んだ。
 腰をひねり、重心が移動する。
 桐乃の体が横向けに倒れかけ、計算した軌道上に桐乃の顔が入っ
た。
 まずいと思った瞬間、俺のブツから発射された白い液体は、そこへ
目掛けて弧を描いた。

308 :
 
「んんーっ!」
 桐乃が粘液の直撃を受けて、目を白黒させる。
 そのまま桐乃を掴んでいた手を乱暴に動かして、桐乃の体を脇へ
押しやった。
 2度目、3度目の射精を予感したからだ。
「きゃぁっ!」
 残りの粘液がキッチン台にかかるのと、桐乃が倒れこむのがほぼ
同時だった。
「はぁ…はぁ…はぁ」
 俺はビクビク痙攣するブツから発せられる痛いような快感に脳内を
白く濁らせながら、ぶん殴られることを覚悟していた。
 だって眼下におわし遊ばせる妹様の顔が、俺の汚ぇザーメンで汚れ
ていたからだ。
「あ…ああ…あんた」
 桐乃が肩と胸で息をしながら、状況を飲み込んだ様子で言った。
 俺は視線を逃がす。
 気まずさのあまり桐乃を見ていられなかったんだ。
 だがその先で、1冊の本を見つける。
 さっき倒れこんだとき、桐乃がキッチン台から落としたものだった。
 【月別 バースデーケーキの作りかた】
 表紙にはそう書いてあった。
 見ると符線がしてあり、ゆっくりと本のページが開いていく。

309 :
 
 現れたのは俺の誕生月。
 めくれたのはメモ用紙が挟まっていたせいだった。
 そこには飾り文字でこんなことばが書かれている。
 【ハッピーバースデー京介 いつもありがとう】
 俺はそれを見て、さっきとはまた違った意味で頭の中がホワイトアウ
トしちまった。
「れ…練習用のやつよ!」
 桐乃は俺の目線に気づくと、慌ててそれを拾い上げる。
 顔に白いものがこびり付いてることなんて忘れたかのように、顔を真
っ赤にしている。
「だ…だって…やっぱ…失敗したくないじゃん?」
 は?
 何だって?
 練習用? 一体なんの話だよ?
 【バースデーケーキの作りかた】?
 飾り文字で【ありがとう】?
 おまけに俺の誕生月?
「お…お前…もしかして…」
「バ…バレたくなかったから! サプライズ…成功させたかったの」
 俺は脳内に色がついてくるのが分かった。
 それに従って少しずつ事態が飲み込めてゆく。
 ここまでの経緯を脳内で反復してみた。
 まず今朝、赤城から電話がかかってきて…って待て、それはいい。

310 :
 
 問題はその後だ。
 俺が自宅に帰ると桐乃が料理をしていた。
 「どういう風の吹き回しだよ」と訝しがったのだが、俺はとくに深く考え
もしなかった。
 その後、まぁ…妹との過ちを犯しちまったわけだが、せめて中出しだ
けは避けなければと思った。
 その際に揉み合って桐乃はこの本を拾い上げた。
 【バースデーケーキのつくりかた】
 おまけに【京介 おめでとう】の文字。
 これって…つまりそういうことだよな?
「お、怒らせれば…出て行くかなって思ったの…ごめんなさい」
 桐乃はしおらしく謝った。
 俺はその豹変ぶりに面食らったが、今はそれどころじゃなかった。
 脳内の整理がようやくついたからだ。
 桐乃は今日、俺のためにバースデーケーキを作ってくれていた。
 それが恥ずかしかったんだろうな。
 こいつときたら、その俺をリビングから追い出そうとして、あれこれ
嫌がらせをしてきた。
 だが俺は俺で呑気なもんで、「たまには妹の料理する姿を見るのも
乙だな」とか抜かして、居残りやがった。
 それで桐乃もムキになって執拗に迫ってきた。
 これが真相だ。

311 :
 
「に…しても…だな…もっとやり方ってもんが」
 俺は自分でもよく分からない感情のままことばを吐き出したが、ふと
床に落ちたケータイが目に入る。
「つーかお前! あやせ! あやせ!」
 慌てて言うが、桐乃は至って冷静だった。
「大丈夫」
「何でだよ! はやく出ろよ!」
 通話まだ続いてんだろ?
 エロボイス聞かれて気まずいのは分かるが、出ねーとまずいんじゃ
ねーの!?
 特に相手があやせなんだし!
「嘘だったの」
「は?」
「だから、あやせと電話なんかしてない」
 桐乃は拾い上げたレシピ本をギュッと抱きしめながら言った。
「あやせに作り方教わったのは本当。でも、このあたしが一回聞いた
ものを忘れるわけがないじゃん。なのにあんたが出てかないから、そ
れで気まずくなって…」
 確かに。
 言われてみりゃごもっともだった。
 桐乃にはありえないことだ。
 味はともかく手順とか忘れるわけがなかった。

312 :
 
「それに…あんた最近、あやせに色目使ってるから?…間接的にで
もあやせにキモイって言われれば、凹んで出てくかなって思って」
 なるほど。
 だがなんて面倒なこと考えやがるんだ、こいつは。
「つ…つーかあんた! い…妹になんてことしてくれてんの!?」
「え?」
「あ…ああああたしたち…兄妹なんだよ!?」
 俺はケーキのことですっかり忘れていたが、そういや妹にとんでもな
いことをしちまったんだよな。
「す、すまん…。本当はかける気はなかったんだ」
 だが分かってくれよ、あれはハプニングだったんだ。
「ち、ちがう!…って、それもそうだけど! その前よ! その前!」
 桐乃は顔に白いのをへばり付かせながら言った。
「え?…あ、あぁ…挿入(い)れちまったことか。すまん」
 ヤバイ…頭が混乱してるな俺。
 まぁ、どっちもスゲーことに変わりはねえんだが。
「い、『挿入れちまった』ってあんた! なに軽々しく言ってくれてるわ
け?」
 桐乃は顔を真っ赤にして怒る。
 また「ぎりりん氏」のご登場ってなわけだが、俺は本格的にされ
ることを覚悟した。
 しかし桐乃の様子がどうもおかしい。

313 :
 
「ぅっ!…ううぅぅぅっ!…うっぐぅぅぅぅ…ううぅぅぅぅっ…」
 桐乃は目をギュウっと閉じたまま、身体をビクビクっ…と震わせて
いる。
「ど、どうした…? おい」
 俺は心配になって言うが、桐乃は白目を剥きながら、口を半開きに
している。
「はぁっ…はぁっ…はぁっ」
 肩で息をしながら、あぐあぐと喉を鳴らして…。
 これってアヘ顔?
 なんかどっかで見たことある反応なんだが。
「おまえ…まさか今…イッた…の?」
「ふえっ!?…イ、イッてない…イッてない!」
「う…嘘つけ! いま明らかにお前…」
「バ、バカじゃん! この状態でイクわけないじゃん! もうえっち終わっ
てるっつーの!」
 嘘だ。
 こいつ今、完全にイッたぞ。
 だって口の端からヨダレ垂らして…。
 本当にこいつってば、言葉だけでイッちまったんだ…。
 恐らくだが、俺はこう考える。
 こいつ今、「挿入れちまったなんて簡単に言うな」とか怒ってたから、
たぶんその言葉が合図だったんだ。

314 :
 
 そのフレーズによって今、自分がしたことを改めて思い知らされて、
興奮ししちまった。
 感じちまったんだよ。
 兄貴とセックスした背徳感や、挿入されてるときの感じ。
 そうやって色んなことが蘇ってきて。
 あたし…なんてことしちゃったの…って…。
 そう思ったら途端に…ってことなんだろうな。
「サイテーっ! あたし…これがはじめてだったのに…」
 そう言うと桐乃は涙目になり、うずくまった。
 はぁはぁうぐぐと喘ぎながら、自分を抱きしめている。
「す、すまねぇ…。なぁ…そんな泣くなよ」
「な、泣いてない! 泣いてないっつーの! あんたにエロいことされた
ぐらいで泣くわけないでしょ!」
 俺は膝を突くと、泣きじゃくる桐乃の頭を撫でてやった。
 なんか本当、悪いことをしちまったな…俺。
 つーかこいつが処女だったとは。
 俺はてっきり捨てちまったもんだと思ってたし、だから結構、乱暴に
したんだが…。
「ひっぐ…うっぐ」
 桐乃は珍しく撫でられるがままになっていたが、俺はそうこうしてい
るうちに、先ほどまで感じていた嗜虐心がすっかり消え失せていること
に気づいた。

315 :
 
 メス犬だのマセガキだの酷いことを思ってたが、今はこいつが愛おし
い。
 だって…こんなサプライズを用意してくれてたんだぜ?
 以前のこいつだったら考えられなかったことだよな。
「こうなったら…責任取りなさいよ」
 頭を撫でられながら、桐乃は上目遣いになって言った。
「え?」
 まさか…そのセリフって?
「べ、別に結婚とか! そういうのじゃなくって! あたしの気持ちをなん
とかしなさいって言ってんの!…こ…こんなことされて…あんたのこと
…もう兄貴として見れないじゃない!」
 ま、まずいぞこれ。
 人が道を踏み外す瞬間ってこういう感じなんじゃねえのか?
 俺は急に背中が重たくなるのを感じた。
「で…でも…まぁ? まわりにバレなきゃいいんだし、避妊さえちゃんと
しておけばだいじょーぶだし…。その…あ…あんたがどーしてもって
言うなら…そんときは…また…相手してあげなくも…ない…けど?」
 桐乃は俺のほうをチラチラ見ながら、赤い顔で唇をかみ締めている。
 俺はその姿に再度愛おしさが込み上げると、こう言っていた。
「じゃあ俺の部屋で続き…するか?」
 桐乃はだが、思いっきり意地の悪そうな顔になって「べぇーっ!」と
舌を出すと言った。

316 :
 
「バカじゃん? するわけないでしょ」
「はぁ? なんでだよ」
「決まってんでしょ。あんたのケーキを作んの」
 そして桐乃は俺の目を見ながら、はにかんだ。
「え…えっちは…そのあとで…ね?」
 俺は忘我の境地で頷きながら、むくむくと大きくなる股間を感じてい
た。
 
 
 
〈了〉

317 :
以上
また連投規制に引っかかってしまった
浅い時間のほうがいいと思ったんだが
調べてみたら逆らしい
いい勉強になった

318 :
珍しく積極的な京介が新鮮で良かったわ。兆乙
できれば会話とそれ以外は離した方が読みやすかったかな。
でも段落もこまめに開けてるし全体的に完成度が高いわ

319 :
バースデーケーキのサプライズがいろんな意味で生かされず、無意味になって、残念。
ヤれば従順というのもなんだかなー。書いた人は盛り上がってるだろうなあと思ったけどさ。

320 :
>>319
>バースデーケーキのサプライズが無意味
・サプライズがあったから桐乃は京介を追い出そうとした
・サプライズがなければ京介は誤解しなかった
・サプライズが明らかになったことで京介はビーストモードから
 通常モードに戻った
ここまで活かしたってーのに
後はどうすりゃいいのさ
マジで教えて欲しいんだが

321 :
>>320
落ち着け。活かして欲しいと思うことがあれば具体的に指摘するはずだから聞き流せ

322 :
うん
ただ前回も内容について読者との行き違いがあって
それで今回も説明しといたほうがいいのかなーって

323 :
>>320
こっそりつくろうとしたバースデーケーキがバレる→京介にレイプされるっていうのがしっくりこなくて。
桐乃、怒らせれば京介が出て行くはず→京介のレイプ→桐乃がごめんなさいって流れが納得いかない。
バースデーケーキとは、関係ないけど、あやせへのウソ電話している最中のあやせ側のリアクションが無くて
読んでいる最中、ずっともやもやした。
全然読めてないよ?って思うだろうけど、そういったことが、生きてないと感じた、かな。

324 :
ん?
>あやせ側のリアクションが無くて
実際には電話繋がってないんだからあるわけないだろ?

325 :
>>322
別に素人の創作としては十分だと思うよ
電話の繋がってないのとかは先がわかったけど、そこそこ読めたし。この時期だからバレンタインチョコとかのほうが良かったかな。

326 :
この流れは読み専でもウザいわ……投下者がほとんどいなくなるのも分かる
普通にGJだろ

327 :
そうそう。
書き手以外の奴はマンセーレスだけしてればいいんだよ。
気に入らないなら見るな。

328 :
個人的な願望だがキリノには外出しを阻止してほしかったかなあ。
デレはあるんだがそれは行為後であって、行為中は100%京介の独りよがりになると読んでて切なくなる。

329 :
京介は独りよがりにならないように外に出したんじゃね?

330 :
そろそろちょっと違った未来の続きが読みたいのだが

331 :
>>330
pixivにも来てないんだよなあ。俺も待ってるだけど。

332 :
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/645.html?guid=on

http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/646.html?guid=on

久しぶり投下。ちょっと〜は一応これにて第一部?終了です。続きは↓

http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/647.html?guid=on

です。

333 :
>>332
やっと状況がつかめてきた感じで、期待しております。

334 :
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/648.html?guid=on
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/649.html?guid=on

暇潰し投下。オリジナル要素が多く含んでいますが、よろしくお願いします。
メインは桐乃、あやせ。

335 :
>>334
奇跡の連日更新。いつのまにか同じ大学に京介や桐乃に関わった人たちが入学していて、
あやせとか知らないまま助けられていたりするのは、縁みたいモノですかねえ。

336 :
続きひっそり投下。
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/651.html?guid=on
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/652.html?guid=on
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/653.html?guid=on
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/654.html?guid=on
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/655.html?guid=on

337 :
続けて投下。
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/656.html?guid=on
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/657.html?guid=on
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/658.html?guid=on
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/659.html?guid=on
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/660.html?guid=on
オリジナル要素が強い続き物です。エロはあまりないのでスルーでお願いします。

338 :
おつー

339 :
続きです。
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/661.html?guid=on
何故か通信が難しく。
あと、俺妹Wikiの管理人さんにログイン許可頂きたくメッセージ送っても応答がなく・・・。どうされたのでしょうか。

340 :
>>339 wiki見たがズイブンとサイトデザイン変わってるんだが管理者でも変わったんじゃねェか?

341 :
>>340 そうだったんですか・・・。ご親切にありがとうございます。

それからレスを下さる皆さん、お読み下さる皆さん。この場を借りて、ありがとう。

342 :
>>341 あのサイトってムチャクチャ模様替えしてるぞ。
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/

343 :
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/662.html?guid=on
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/663.html?guid=on

続き投下。

344 :
うお!きてた
乙でーす

345 :
乙乙乙!!いつもピクシヴで見てるよー。二部から先の続き期待してます。

346 :
ちょっと違った未来てなかなか面白いな。内容をよく練り込んでいるというか。作者が女には驚いたが・・・。とりあえず続きはよ。

347 :
はよはよはよはよはよ。

348 :
pixivやってるんだ。
誰か検索のヒントplz

349 :
>>348 アルアルファで出てくる。あと作品名でも。

350 :
読んでるよー

351 :
盛況だなぁ

352 :
さっさと続き書けや!・・・書いてください病気の俺がいますおながいしますぅ。

353 :
>>103 遅レスだけど俺の言いたいこと全部書いててワロタww。あとこのスレの過疎り様・・・。上の人の長編作品は地味に面白いとは思うけどなんでエロパロスレ?とは思ったり。

354 :
>>353
pixivのアカウントを取れば、がっつりエロシーンが入ったのが上がってるぞ。

355 :
この板ではよくあるパターンだよな
エロが減ってエロなしが増えてくってのは
まぁ良し悪しは俺には判断できんが

356 :
スレを占領するわけでもなし、ある程度活気があれば他の作品への撒き餌にもなる
総じてプラスにはなると思うが。読んでないけど

357 :
つーか続きはよ。はよはよはよはよはよ。

358 :
もうヒロイン全員孕ませろよ!

359 :
途中で止めて続きを待望される人より
完結させてる人の方が立派だってばっっちゃが言ってた

360 :
結局完結させないで逝ったラノベ作家がいたっけか。
ぬ直前までTwitterやられて、待ってた人はたまんねえな

361 :
まあ上の人そんなに待たせてないし完結させるつもりみたいだからいいんじゃね。9割終わってんらしいじゃん。作品の中身は別としてその部分は誠意あると思う。

362 :
ヤマグチ氏がいなきゃルイズはいなかった
ルイズがいなきゃ桐乃はいなかった
よってヤマグチ氏を愚弄するやつは「俺妹」ヲタではない
なのに何で>>360はこのスレにいるんだろう
まさか「ねこシス」や「アリス」のエロパロを期待してるのだろうか

363 :
↑今、スゴイ三段論法を見た(^^;

364 :
↑今、スゴイ一段論法(=論理の展開すらできない)を見た(^^;

365 :
ナニこのクソスレ…キモッ!

366 :
作者信者は総じてキモいもの

367 :
別に読み飛ばして貰っても全然良い前書き
本当はシリアスなのを書こうと思ってたが
アニメのあやせたんが可愛かったから勢いで書いた
でもドラマCDの時よりあやせの声が大人になってた気がする
いや、みんな大人になってた気がする
あやせの口調やキャラは、10巻で付き合って暫く経った設定
前に書いたやつの続きのイメージ
vipでもよかったが、変な人に粘着されるとイヤなんでこっちで
もうこれしかほぼ書いてない
京介×あやせで

368 :
vipってことは会話形式か

369 :
俺の妹である桐乃がエロアニメのDVDを偶然落っことしたのが、
俺が経験した一連の物語が始まるキッカケだった。
あれから俺の人生、エロアニメやらエロゲー抜きには語れないっつっても
過言じゃない(のかも知れない)
そう―――今の俺がこんな風に存在するのも
(幾分大げさな言い方を許して貰えるなら)
エロゲーやらアニメとは切っても切れない。
それは、妹やヲタ関係で知り合った仲間だけの話ではない。
俺の彼女『あやせ』とも少なからず
『エロアニメ・エロゲーム』には因縁めいたモノ
を感じざるを得ないのだ。
何故なら、俺とあやせの関係を確実に変化させたキッカケは
やっぱり『エロアニメ・エロゲーム』だったから。
あのコミケの時に偶然出会わなければ、今の俺らは居なかったと思う。

そして、その影響は今も………………

「この浮気者っ!!!!」
「いやだからな、あやせたん―――俺の話をちょっと聞いてくれ」
「問答無用っ!
わ、わたしの身体を弄んだ癖にっ!
あ、あんなコトや―――そ、そんなコトまでさせてくせにッ!
こんな身体にした癖に――こんなわ・た・し・させた癖にぃい!!!」
「いや――いや、あやせ自身心と身体は歓喜してた………よ?結構」
「強姦は親告罪 強姦は親告罪 強姦は親告罪(15回連続)」
「ま、待て 待て!だからご、合意の上だっただろ?」
「た、例え………法には問えなくたって、
あなたを社会的に抹することは出来るンですからっ!」
「ちょっとだから話を聞け」
俺はあやせに首に装備されている
―――例の"チョーカー"に指を触れると、更に軽く引っ張った。

370 :
「わ、わたしがドMだから、また強引にお尻叩いて言いなりにさせるのね
どうせ、またいじわるするんだ――性的虐待するつもりなんだ、へ、変態!」

なんつー恐ろしい台詞を言う様になったんだ、俺の彼女は
としかし罵詈雑言を爆発させてるのに
―――あやせはチョーカーを自分で外す
いい加減、俺も気付き始める(と言うか流石に色々学んだ)
例えば―――俺らみたいに彼氏彼女が喧嘩し始めるとする。
そういう時は(主に)女の子の方から、仲直りのキッカケになる
分かり易いサインらしき"何か"を出してるもんなのだ。
それをスルーしなきゃ、大事にはならない。
「んじゃ――ご希望通りぶっ叩くから、こっちに来いよ」
「ふんっ、好きにすればイイじゃない」
あの日(あれから結構時間が経ったと思うが)から、
あやせは時々敬語をやめて、俺とタメ口で話す様になった
で、ついでに―――
「京介のサディスト、DV男、リョナ族、本物の鬼畜」
―――みたく俺のコトを『京介』って呼び捨てにするようになった。
こういう状況じゃなきゃ、あやせの言葉の響きに浸って居られるのだが、
今は流石にそういう場合ではない。

あやせは俺を罵倒しながら、(その言葉に大いに矛盾して)行動では
俺の膝の上に自ら乗っかった。
しかもご丁寧な事に わざわざ俺があやせの尻を叩きやすい様に
もしくは、これ見よがしに自分の形の良い尻を思いっきり突き出す。
でも俺はもちろん叩いたりはしない(一回ゆっくり撫でたけど)
そのままあやせを―――俺の太ももに、乗せたまま起きあがらせて
あやせの黒髪を、左右・両方・横から・優しく撫でてやった。
―――これが俺の彼女の最近のお気に入りらしい
(エッチモードが発動する時は、大抵このパターンからの始動が多い)

そして俺はこの状況であやせの目を、しっかり見つめて話し始める

371 :
「ゲームはゲーム、現実は現実だぞ?
全く別モノなんだから、ごっちゃにするなよな。
現実の彼女が、二次のゲームにそんなに目くじら立てないでくれよ?」
「普通のゲームならまだ許せるけど――認められるけど
だからって、何でエッチなゲームを
わたしが認めなくちゃ、いけない(んです)のよ?」

説明しよう―――
『もっとっ ラブ×2★ラブタッチ』
俺らが喧嘩する元凶になったゲームソフト
前回の『ラブタッチ』から満を持して発売されたのだが、続編で
まさかの全年齢版から、敢えて成人指定版へパワーアップしたのが
『もっとっ ラブ×2★ラブタッチ』なのである。
―――俺は例によって桐乃のお勧めでプレイしようしていた
のだが………………
それはさておき、本当に中の人(声)が同じだったら、
俺だって絶対に買うと思うほど、前のソフトに俺はハマった。
確か前は、桐乃とあやせを仲直りさせようとしていたが
今は俺の彼女あやせたんが、烈火の如くプリプリ怒ってるわけだ
「なぁ………あやせたんさァ
あんまし嫉妬深いってのも、彼氏から言わせて貰うと
彼女としてどうかと思うんだけどな」
「ふんっ!(プイ)」
あやせが思いっきり右に顔を逸らしたので、
また両サイドの髪を撫でて、正面に視線を合わせようとすると―――
「べー(ぷい)」
―――舌を出して、今度は左を向いて避けられた。
「あのね、ゲームやアニメは俺の妹や俺の友達との大切な絆なんだ。
あやせも知ってるだろうけど、俺は親父と殴り合っても認めさせたんだぜ?
だから全部が――全部、いかがわしいモノじゃねぇんだ。
も、もちろん、別におまえも好きになれとは言わないけどさ」
「…………」
「それに自慢じゃねぇが、桐乃に勧められてやったゲームやアニメを
オカズにソロプレイなんてしたことはないぞ!
ジャパニメーションはもっと高貴で神聖、セレスティアルでディグニティなんだ。
エロゲーとアニメは文化なんだ――ミームなんだよ、あやせ」
俺は声を大にして言った。
なぜならば、この点が曖昧だったり少しでも疑われたりすれば
―――どう考えても、問題が解決する可能性は一_も残らないからだ。

372 :
「何をカッコつけてるンです?
京介さ(ん)のオカズは、眼鏡・巨乳のエッチなDVDと本だっただけでしょう」
「だから………約束通り処分しただろ?」
「………」
「俺が約束破って、エロDVDやネットのエロサイトを閲覧してたか?」

大学生にもなって自分のパソコンを
フィルタリングされている男
一人暮らしの部屋のベットの下の
段ボールには何も入ってない男
 
俺の名は――高坂京介

「そ、それは………そうだけど」
俺の説得がどうやら功を奏したらしい。
そりゃそうだろう
―――あやせは自分でドMで俺の良いなりと言った。
でもそれを言うなら、俺も負けず劣らずあやせの言いなりなんだ。
俺らのS気とM気ってお互いに多分、絶妙に方向が違うだけなんだな。
(だからきっと相性が良くて上手く行く(と俺は信じてる))
「だったら良いよな?」
「もうっ………か、勝手にすればいいよっ!」
「ありがとう、あやせたん」
あやせの気が変わらない内に、さっさと電源オン
「ぐ………うぅうぅぅ」
「おまえ、なんつー顔してるんだよ?!」
「………………イヤ、イヤ、イ ヤ」
「あの………?」
「わたしのコトは気にしないで、好きにやってっ!」
好きにやれと言われてるのに、
あやせのもの凄い握力に掌握されて、俺の手は指一本動かせなかった。

373 :
「な、何で5秒間隔で、気分変えるんだよ?
つーか、言ってることとやってることが―――」

「―――わ、わかりました。もう分かったって言ってるでしょ!」
「さーて、じゃぁ誰にしようかな」
『誰を選びますか?』
誰にするかとは、まず最初に誰に話しかけるか………だ

今回はバージョンアップしてキャラも増えていた。

絶対ヒロイン 黒髪の美少女 『藤崎あやか』 
その双子の妹 茶髪の美少女 『藤崎きりか』
 
ナイスボディ ショートの綺麗なお姉さん 『田宮まみな』 
深淵の果てからの使者 謎の美少女 『極聖天のルイ』
「………う〜ん
こりゃ可愛い子ばっかで、マジ誰にするか迷うぜ」
こういうのって最初が肝心だからな
第一印象って大切なんだ
本当に――本当に、第一印象って大切なんだぜ?

「………………………………………………………………
………………………………………………………………
………………………………………やっぱりイヤァァァア」
「―――ゲホ」
背後から側頭部に肘打ちと手刀の二連撃を喰らって
ダウンした所に、後頭部を踏み砕かれて俺は卒倒した。

374 :
「あっ、あいつゲーム持って行きやがった」

つーか、ゲームの女の子と一言も口聞いてないよ?俺

何となく桐乃の気分が分かった気がする俺だった。
それでも桐乃相手だと多少は遠慮してたあやせが俺が相手だと
○グネスばりに検閲が厳しい。
しっかし………ま〜たこのパターンかよ。
これからどうしたもんか……な

三日後

メールしても電話しても返事が無く音信不通
心配になってあやせの実家まで行ったが、
美人のママさんと怖いお父さんに色々言われたが(別れろとかはでない)
結局、本人には会えずじまい

あやせたん――――最近はあんま嫉妬しないと思ってたんだがな

どうやって彼女の機嫌を直すか?
を考えながら、大学から帰宅して、自分の部屋のドアを開けると―――
ベットの上に、ちょこんとあやせたんが鎮座してた。
―――うぉ、ビックリした
「あの……………あやせさん?
まだ怒ってたりなんかしちゃったり……なんかしたりなんかしたりする?
俺は謝ろうと思って、何度か連絡してたんだけどさ」
俺は幾分用心しながら、あやせに訊いた。
あやせは、首を振った。
―――あれ?
結構ニコニコしてるぞ
「この前はごめんなさい。ねっ?
わたしの方こそ大人気なかったから、ホントにごめんなさい」
「いやいや、良いんだよ」
何も事件やらハプニングが起きずにコトが収まって良かったと
俺は思ったのだが―――

375 :
「だから、今日は京介に自由にゲームして欲しいと思ってるの、わたし」
「う、うん?」
………何か物分かりが良すぎて怖い。
非常事態に用心しながら、俺はあやせの出方を見ようとする
―――っ!!!
あやせがおもむろに鞄から取り出したのは、
包丁――などでは無く
(最近はそんな恐怖は感じてないから、俺っビビらなかったもんね!)
で取り出したのは
―――フリップボード??
クイズ番組とかで、解答する時に出すみたいなヤツだった。
「なに………それ?」
意味が分からん
「はい………ゲームスタートだぞ♪」
あやせたんは手書きで
『もっとっ ラブ×2★ラブタッチ』
の"タイトル画面"を描いていた

何だ、この手作り感バリバリ満載の
――何か本物買って貰えないウチの子が親から手作りで作って貰った
みたいな悲壮感があるゲーム!
「あやせ………どういうことなの?」

次のフリップを掲げるあやせ
『誰を選びますか?』

黒髪の少女 あやか 
双子の妹 きりか
 
ショートのお姉さん まみな 
謎の少女 ルイ


376 :
「何………これ?」

フリップを改めて強調する俺の彼女
『『誰にしますか?』』

「んじゃ……"まみな"でお願い」

再び、何故かフリップを掲げる俺の彼女
『『誰にしますか?』』

「いや、だからまみな………で」
「………………………………………………
…………………………………………………
誰にしま―――誰にする?京介(きょ・う・す・け・)♪」」
「おいおい、口で言っちゃってるじゃん!
だから―――巨乳のまみ……」
「―――わかりました…もうぉわかったっ!!!
わたし、ちょっと豊胸施術してきますからっ!
髪切って、眼鏡かけて、それまで待っててくれる?!
少しだけぇ待・って・て・貰・え・ま・す・か・?!!!」
「うっ、うそ、ウソ、嘘―――お、俺はあやかオンリー厨だぜ!」
何、このゲーム こわーい

377 :
「オッス あやせだよ♪」
暫く気を取り直す時間を取ってから
あやせが元気よく言った。
「え? あやせなの?」
「え? あ、ああ………オッス あやかだよ♪」
「いや、おまえは どう考えても、あやせたんだろ?」
「だっ、だから………わ、わたしがキャラになってあげます
ゲームの内容自体は、ちゃんと頭に叩き込んできたからっ
大丈夫だよ、てへ♪」
「へ?」
「わたしでゲームをシミレーションすれば、
桐乃達と会話する時も話題は完璧だぞ、エヘン♪」
『藤崎あやか』のデフォルトの絵である
例の敬礼みたいな決めポーズであやせは言った。
「あ?あ、ああ そ、そうだね……あ、安心だ……たしかに安心………か?」

「何ですっ?そ、その冷たい目はッ?!」
「い、いえ別に………それで俺はどうすれば?」

「で、では、さっそく告白の場面からやりましょう♪」

またフリップボードを掲げるあやせ
『わたしに好きって言いなさい』

378 :
「俺……あやせが好きだよ
(俺の口が、この言葉の並びに馴れきって、もはやこの名前しか出てこない)」
『好き』と『あやせ』が対の枕詞の関係になるほど
俺はこの言葉を言ってたのか――と俺はこの時改めて気付いた。

「え?………うんっ!
わたしも京介が 好き――好き、大ァ好きぃっ!」

結果
あやせに―――息がつまるほど抱きつかれました。

「な、何だ?………これ
おいおい、もはやゲーム関係ないぞ」
「――はっ?あっ!ああ
ちょ、ちょっと気分が上がったから、えっと………気を取り直して」

「やっぱさ、普通にゲームはゲームで割り切った方が―――」
「―――う、うるさい!
わたし………ちゃんと考えてきてるンだからっ!
本当に――本当に凄い、"取っておき"を考えてるんだからっ!
二次元のゲームなんかより凄いんだから………黙ってプレイする!」

「まぁ………おまえがそう言うなら」
色々アレだけど、確かに一生懸命さは伝わる。

379 :
あやせはまた鞄から何か取り出す
「はい、これ!」
「なに、これ?」
だって………ペンを渡されても

「ふふっ♪
どうぞ、触ってくだ――さぁ、お触りなさい、遠慮なく!」
あやせは魅惑的な顔で、
肢体と胸を―――さっきの決めポーズから更に強調しながら言った。
「へ?」

『ラブ・タッチ・パネル』とフリップボード

それでも流石に、俺が躊躇していると

「ねぇ〜早くしてぇ?」
強引に俺が握っているペンを、
あやせのグロスでぷっくりとした柔らかい唇に
無理矢理当てさせられる。
「お、おう!分かった」
彼女がここまでやってるのに
ノリが悪くて雰囲気をぶち壊したら情けないもんな
ってコトで俺は腹を決めると、心眼を捉えるかの如く目標を
一気に突く
そうだ、俺は狼だ
血に飢えた狼なんだ
狼の牙が―――俺の『牙突』が炸裂する!
「ポチっとな―――」
「―――あっ、あん♪
ってぇ………な、何でいきなり、おっぱいな………の!?」
「いや、だってこういうのでは基本プレイだから」
「ちょっとぉ………良いですか、ねぇイイかな?
京介がそんな童貞くさい行動ばっかりを取ってると、
ゲームでも―――リアルでも女の子に引かれちゃう………よ?」
『惹かれる?』
フリップボードに、ちょうど握ってるペンを走らせ書いてみる
「イヤイヤ………字が違うし」

380 :
「まぁ、何にせよリアルの彼女はおまえだから、な?
それは別に違わないよな?」
「ふーん?そっかァそうなんだぁ
………ふふ、うんっ!それは間違ってない」
笑ってはる―――笑ってはるわ
まっ、リアルの彼女の好感度は高いに越したことはねぇけど

「ま、まずはキスの場面からや、やってみま(しょ)――やってみて♪」
「うん……わ、わかった」
「ペンで撫でて、お、女の子をその気にさせるんで(す)―――させて?」
「へいへい………あー可愛い、可愛いな」
何か―――もはやこれはコントだよな
だって………ちょっと想像してみて欲しい
どう考えたって、笑いを堪えるのに必になるだろう、コレ

「全然(ぜ・ん・ぜ・んっ・)気持ちが入ってないじゃないですか!!!!
どうしたんですか!!!!?」
「いや、でもゲームだから言えると言うか
目の前に、生身の彼女居るのに、ペンでなで回してもギャグと言うか」
「はっ?
そんな舐めた気分で、適当にプレイするなら
よくもゲームが絆とか文化だなんて言えましたね!!!」
「わかったよ!
その代わし、後でどうなっても俺は知らねぇぞ?」
「アハハ……そんな拙いペン捌きで、心配するなんて凄く滑稽だと思う
反対のコトを懸念した方がイイんじゃないの………かな?ボク♪」
魅惑的にいやらしく、そして俺のプライドを嘲笑
―――二重の意味で、挑発された俺は
おまえの弱いところは大体知ってるだぞ的な
俺のペン捌きであやせを責め始める。

381 :
「っ………た、大したコト………はぅ………あん……っ…な……ない
ん?(ビクっ)あっ……ゃ……んっ………全然たいし……あっあん♪」
本当に簡単に拍子抜けする。

あやせの身体は、ペンが触れば何処でも
―――否、触らないでかざすだけでも
―――否、かざさずにペンをずっと止めたままでさえ
―――否、もはやペンの存在――不在に何の関係なく
感じるようだった。

「え、エッチぃ………同じ………所ばっかり………でも………イイっ
してぇ………でもぉ………しなくてっ………も………イイっ……っ」

没★・入★・感★・

「な……なんでも………し……てイイ……きょうなら…何でもイイのおぉ」

―――我忘れて一気にプレイ感覚の様相を呈してくる
俺が一心不乱にペンを振り回していると
………あやせたん、何故か服を脱ぎ始めた
「えっ?」
「これはエッチな……ゲームだからァ…わたし………脱ぐの…ほら……ねっ♪」
一糸まとわぬ姿
まさに天衣無縫―――本当に天使か天女かと見まごう
―――でも

382 :
普段の清廉な表情は媚態に満ち、上品な顔は涎まで垂らし
何処までも透き通った白い肌は、夕陽の様にに紅く――赤く高揚し
長い手足は、だらしなく意思を失ったように脱力し
普段は姿勢のよい美しい身体も、不意に痙攣し始めて
俺が執拗にペンでなで回すと

「っ………あっ………ひっ…あん……あ………アァ……あぅ」
一目で興奮と熱の源のような大きく張った胸をこれ見よがしに、
不自然なほど俺に強調し――触れられること(触れられないこと)期待して
激しく貪欲に求め

「もっと………して………いじわる………し………て……」
魅惑する様にくびれた腰をくねらせて
誘惑する様に例の如く臀部をフリフリさせて

「ほらっ………ほらァ………ココっ……にぃ……欲し…ぃ……してぇ?」
あやせは解放的に嬉々として、全てを露わに
俺が思い悩んで躊躇うほど、全てをさらけだした

何か普段より―――すげぇエロい
つーか、普通に触りたい………んだが

――――――このゲーム、メチャクチャ凄かった

383 :
と思ってたら
流石は、最強に気が合う理想的なカップル?の俺らである
「ねぇ、京介………ペンじゃなくて、普通にして………くれ………るぅ?」

そう言われたら、俺はペンと理性は明後日に放り投げるしかない
でも、いざ触ろうとしたら―――止められる

あやせたん
―――ついに焦らしプレイをも完全にラーニングしてしまったのか…

最期のフリップボード
『京介くんと結婚したいな』

「おっ、おう………………け、結婚しよう」

「声が小さい!! もっと心を込めてっ!」

「あ・や・せ・結婚しよう!!!!」
「うん………早くしよう♪」

―――で
普通にベットに行って

384 :
「あっ…きょう好き………もっとしてぇ………あっ……ぁ…あん」
「あやせ………たん…あやせ………お、俺………もう………イキそう」
「ダメっ………もし先に…イったら………後、三回………追加……」
「が、我慢………しま…い?―――あっ、あやせ………おまえぇ?」
「ふっ♪………やっぱり………ダ〜メ………五回に追加……したからァ
………あっ……んっさせる……から…っ………それまで………ダメェ
わたしぃ……ゲイムクリア……させなっ………いから……許さな…い」

結局、普通に(普段より何倍も萌え(燃え)気味に)やった(やられた)

「ったく、何だよ!
ゲームがもはや関係なくなってるじゃねぇか!結局」
「じ、自分が一番楽しんでた………癖に」
「そりゃ、そうだろうよ
おまえに誘惑されたら全自動発情システムは起動するさ
でもこれだと、いつもの俺らじゃん?」
でも俺らの夜の関係って、立場がまた――また再々逆転しちゃってるな。
別に良いのだが
―――つーか、俺らカップル もう後戻り出来ないだろうなぁ
(別に全然良いけどさ)

385 :
「うぅぅ………だ、だけどやっぱり、他の女の子を
京介には見せたくないもん、ぜ、絶対に見せたくないのっ!」
俺はこいつの強情さに
―――少し感動して、同時に胸がほっこりしちまった。
この期に及んで、まだ俺がゲームする事に納得出来ないって
俺はあやせにどれだけ、深く思われてるのだろう?
でも―――今はこの思いに浸ってる場合じゃないな。

「俺、ちょっと思ったんだが
今のあやせたんだと………
俺の――俺らの子供が何となく気の毒になるぜ
特に子供が男の子の場合だけど」
「…………な、何を意味不明な話をして
――はっ!え?」
「あやせたん、絶対に最高のママァンになると思うんだがなぁ」
「べ、べ、別にそんなコト言われても嬉しくなんて」
「嬉しくないのか、じゃぁ―――さっきの話はなし」

「ふっふん!
こ、こ、今回だけですよ
今回は………しょ、しょうがありません 
わたしが監視してる時に限り、許してあ・げ・る・」

やっと俺は(ゲームの?――じゃなくてリアルのゲームの)
『もっとっ ラブ×2★ラブタッチ』のゲーム画面の女の子と
会話することが出来た(挨拶だけど)
もちろん、あやかちゃんオンリー
あやかちゃんの好感度だけが異常に上がるわ――上がる

ベットの上で、あやせを膝に乗せたまま後ろから抱っこして
真剣に俺がプレイしてると

386 :
『えー?何で常にデートで植物園なんです??』
『あ〜ダメ、あやかちゃんが可哀相!』
『あー女心全く分かってない、理解してないっ
こ、これだから終身名誉童貞の京介くんは本当に、もうっ』
『まったくぅ、どんだけ女心に無頓着なンです?あなたって』

結構な機嫌の悪さでダメ出しの連続攻撃

『あーあ、わたしってやっぱりぃ甘やかし過ぎちゃってる?
だから、ダメ男にさせちゃってるの………かな?
でも――でも、コレってこれちょっとだけ参考になるかも?
ふふん♪』
相変わらずの猛毒舌のあやせたんだったが

「あー、もう見てられない。わたしにもちょっとやらせてっ!」
その後は、やっと(あやせが主にプレイだから)
他のキャラと話すのも許可されましたとさ

「え??……キャー、す、凄い………エッチです、これ」
「お、おう、何か色々ヤバイな」
「えっ?えぇぇ?
な、何であやかちゃんが違う男の人に――あっ!!!」
「あやせたん……ちょおま、何を――何を選んだ?!」

    あやかちゃんヤンデレNTRルートになってたよ(汗)

そうやって、途中から俺ら二人で キャッキャ言いながら
結構楽しんでゲームした。

387 :
俺はしみじみ思った
妹とエロゲーするのは、悪くない
女友達とエロゲーするのも、悪くない
そして彼女とエロゲーするのだって、案外悪くない?
ちょっとくらいなら
―――こういう話題も時々だったらイイのかもな、きっと
まっ!
わざわざ あやせがコミケ行ったり、何かしらのコスプレとかして
欲しい願望なんて一_も無いのだ。
あやせにディープなヲタになられても、俺的には対応に苦慮して
困るだけだろう。
最初に出会った時  お嬢様の美少女
桐乃のヲタバレで  ヤンデレの暴力女
付き合う様になって 健気で優しい(かなり)エッチな彼女
今は         ???
あやせは色々変わったけど、変わらない部分ももちろんある。
尻をぶっ叩いて、ペンであやせの身体中を弄くり回してる
俺が偉そうに言うのは滑稽だけど
―――――あやせには、自然なあやせのままで居て欲しい。
物分かりがもの凄く悪く我が侭なあやせたんでも、
俺は大好きなんだからさ。

388 :
一通り『もっとっ ラブ×2★ラブタッチ』を終えると
俺の膝の上で、あやせたんがプルプルと身を震わせて、
俺に猛獣の如く襲いかかった。
「な、なんで結果が、きりかと結婚エンドになってるんですかっ?!
こ、この浮気者っ!」
           パチン!(最大撃ビンタ)
「痛ってぇだろ、あやせたん
理由なら簡単だろ? それは、おまえが――― ………」

俺には、このフラグがちゃんと見えたから―――

『……… ―――『きりか』にばっか話かけてるからだろ?!』
と言うとしたが

―――結局、最期まで言うのは辞める

「ねぇ、京介―――わたしの好感度、
あなたの選択で、だだ下がりだけど一体どうするつ・も・り・?」
と手に握っていた『もっとっ ラブ×2★ラブタッチ』本体を放り投げて
俺の膝の上で、身体の向きを背中から俺の正面に向き直して
下から見上(下げ)げて―――甘える(恫喝する)ように言った。

389 :
「あやせたんのご機嫌が早く直るように、
出来るだけハードに、俺があやせさんに"ラブタッチ"させて
頂きます!」
と男らしく?宣言しては みたものの………

この好感度のパラメーターなら、
かなり簡単に上がるのを、俺はすでに知ってるんだ。


<タイトル>
"信じて待った俺のあやせたんが携帯美少女ゲーム(本人役)に
ドハマリして逆セクハラしてくるようになるのは、往々にしてよくあること"


おわり

390 :
連続投稿のタイミングが悪いと弾かれるな
まとめサイトに清書したのを上げるつもり
以上

391 :
おつかれ

392 :
>>390
いささか、散漫な印象でときどき、二人がどこでナニをやっているか判らなくなることがあるので、
まとめサイトに上げる際には、その辺を一考していただけると幸いです。

393 :
()の多用が読みにくいな、と思いました。(小並感)

394 :

やっぱあやせたんの罵りを見たら書きたくなるよね

395 :
俺妹のTSものが無いかなぁと思っていたが流石に無かった

396 :
>>346 なんか心理描写?っつうの?そういうのが女が書いたみたいだとは思った。とらドラの作者も女だしなんか微妙に男の視点と違うんだよな。

397 :
>>395 きりりんが百合姉ゲーというニッチな方向にいっちまうだろうが

398 :
最近俺妹にハマってSS読み漁ってたんだが,
漣, 風の続きの火はSLという筆者の態度が悪くて締め出し
って認識でおk?
それならまとめにも書いておいて欲しい・・・
完結しないのを読むのは時間の無駄だ

399 :
え、あれ続きこないの?

400 :
まとめは編集できるんだからせっかくだし自分でやってみれば?
読み漁ったなら未完作品がどれか分かりやすいだろうし、後に読む人が同じ悲劇を繰り返さないように是非やってくれ

401 :
あれってSL個人に対するやたら粘着質なアンチが湧いただけで、作者本人は黙々投下してただけじゃなかったっけ?

402 :
>>399 wikiのコメント欄によればどっかに閉じ籠って書いてるらしいけど…
ドコだかまでは解んねェ

403 :
他の投稿者追い出してスレを廃墟にしたのがSLなんだけど
奴が居なくなってちょっと人が戻ったけど、その人も居なくなってスレはこの有様だよ
SL擁護とか自演かとんでもない無知だな、としか言えん

404 :
俺もSL本人は投稿時の一言や報告以外で何か言ってた記憶がないんだが、なんか言ってたっけ?
妄想を文に具現化して発表したり好きなこと語りあったりする場であるエロパロで作品内容について文句言ったってんなら叩いてる奴のがナンセンスだが、内容云々の問題じゃないならSL本人が何か決定的なこと言っていうことなんか?
スマンが誰か分かるように説明してくれ、ぶっちゃけあの時荒れた理由が未だに分からん

405 :
俺も知りたいぜ

406 :
ログ速とかで過去ログ漁ればいいんでない 

407 :
ぶっちゃけそうまでしては知りたくないw
このスレにいる主目的はあくまで作品を読むことだし

408 :
SLはネトウヨだからとらドラSSで在日教師のオリキャラ出して
作中で韓国叩きしてたから「ニュー極でやってろ」と総スカンを食らった

409 :
桐乃のヤンデレものがないかなーと思ったがそんなになかった。幼少時のお兄ちゃん大好きのまま育ったらどうなっていたんだろうと少し気になる
髪は地毛のままだったのかなぁ。麻奈美とはどうなってたんだろう

410 :
>>409 ちょっと違った未来とか黒髪桐乃ものやで。ヤンデレはあやせやけど。

411 :
>>409 呼び方がおにいちゃんなのか兄貴なのか気になる

412 :
>>409
円盤一期の特典小説がその世界じゃん

413 :
連続投稿するのがめんどいので
まとめに直接うp
ttp://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/667.html
いつもの如く
京介×あやせ
前の続き

414 :
>>413
文体が自然で口調が変化してても読みやすい。乙
ただたけのこの里をセクハラの道具に使うのはどうかと思った。そういうのはきのこだけで十分

415 :
おもしろかったよ
ただ
>あやせたんの貞操は、ハリハルコン並に固い
でガクっときたw

416 :
規制されているかテスト エロパロ板全体がいつにもまして勢いがない

417 :
>>416 ココでやるなよ…

418 :
まとめウィキで
京介分身物あったけど、アレ続き無いんか?
これから三穴同時だっつーのに…

419 :
俺は最近肩凝りがひどくなってきた気がする。しょうがないので家電量販店でマッサージ器を買ってきた。勉強の合間にはなかなかいいものだ。
麻奈美が遊びにきた。
なぜかマッサージ器を見て顔を真っ赤にする
「・・そ、そだよね、き、きょうちゃんも男の子、だもんね・・」
なぜマッサージ器ごときでそんな反応をするんだろう、わけわかんねぇ。

タナトs・・あやせが遊びにきた。
マッサージ器を見るなり壁に投げつけ
「・・、変態!変態!」
何しやがんだ、と抗議しようと思ったが、
逆にどんな暴力が来てもおかしくないオーラに黙ってしまった。
どいつもこいつもなんなんだ・・。
黒猫が遊びにきた。
「・・へ、変態・・っ!そんなもの、使う気なのっ・・!?」
なんで非難されなきゃならないのかわけわかんねぇでございます。
おまけに茶を入れて台所から戻ってきた時にはマッサージ器の匂いなんかかいでるし。
「・・ちちちち違うの違うのよ。・・違うと言ってるじゃないのよ。」
なんでうろたえる理由があるんだ。だいたいなぜ嗅ぐんだ。
「・・あ、貴方が望むなら・・。つ、使っても・・い、いいわ・・。」
これは俺のマッサージ器だ。なんで黒猫の許可を得にゃならんのだよ。

桐乃が遊びにきた
「へ、変態!ヘンタイ!キモヲタ!童貞!ヘンタイ!」
もうさすがに慣れた。
やっぱりわけわかんねぇ・・。
しかも茶を入れて台所から戻ってきたらば
なんでお前はマッサージ器をぺろぺろ舐めまわしてんだ。変態キモヲタはお前だ。

後日、それについてメールで黒猫にもう一度聞いてみる。
一言だけ帰ってきた
「ggrks」

420 :
>>419
まさにSSという感じで、楽しめました。
お腹の調子が悪い相手に「エビオス錠」がいいよと勧めると誤解される類いですね(^^;

421 :
>>419
京介より訪問してくる女性陣の方が想像力たくましくてHENTAIだと思うw

422 :
>>419
gj

423 :
〜after〜
しばらくして、沙織が遊びにきたがこいつはマッサージ器を見たところで何も言わなかった。まぁそれが普通だよな。
茶を入れて部屋に戻ると、沙織が肩にマッサージ器を当てていた。
「拙者自慢ではないですが胸の重さでひどい肩凝りでござんまして」
なぜ早口で棒読みなんだ、なぜ目があちこち泳いでる視線を合わせろよ。
あぁ、もうわけわかんねぇよ。
それにしても、だ。
あのとき部屋に入った瞬間、俺の目の錯覚だとは思うが、
沙織の手に持ったマッサージ器は、
「肩から30センチくらい下」あたりから、
有り得ないスピードで移動して肩に乗った、
・・ように見えたんだ。

その晩、俺はマッサージ器の匂いを嗅いでみた。

424 :
ちょっと質問
>>1に「陵辱は別スレへ」ってあるけど
「桐乃が京介の『従順な』性奴隷になる話」って該当する?

425 :
そもそも隔離すべきはホモと百合(専用板があるから)であって、その他は全て許容される。
無理にテンプレに従う必要はない

426 :
そっか、ありがとう
>>424の内容で書いてて、ふと気になったんだ
(確約はできないが)完成したらうpしようと思う

427 :
桐乃・あやせ・他って学校・地元ではチョットしたアイドルなんだろ?確か
変態ファン達に拉致(京介も一緒に)されて輪姦破瓜ネタ見てみてぇ…

428 :
今更なシチュエーションですが、SSが上がらないので暇つぶしにでも。
京介x桐乃
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 このところ、桐乃の機嫌が良い。俺に辛く当たっていた理由、小さい頃の桐乃を置いて
けぼりにして友達と遊んでいたのを必で追いつけるように足を速くしたのにそれでも俺
が女と遊ぶなんてイヤだと構ってやらなかったことのこじれが、ようやく解消できつつあ
るからだ。
 俺としては、あやせや沙織、黒猫と女友達が出来たのだから、そいつらと遊んでいれば
良いんじゃないか?と最近は思うのだけど、桐乃は俺がいないと満足しないのか?
 今日も桐乃は俺の部屋に来て、ベッドに寝転がりながらノートPCでゲームしたりスマホ
いじったりしているんだが、俺は机に向かって真面目に勉強しているというのに。
「桐乃、お前も勉強しないでいいのか? 最近、俺の部屋に入り浸ってばかりだろ」
「ちゃんとやっているよ? 京介みたいに無駄な時間が必要ないだけー」
 きつく当たってこないけど、しっかりとけなしてくるのは変わってない。これで学校の
成績はかなりの上位をキープしているんだから、世の中、不条理だ。
 とりあえず、今日の分の課題を終えて、予習も終えたので俺は、教科書やノートを片付
けて、自分のノートPCを開いて、ネットサーフを始めた。桐乃のヤツは居心地が良いのか、
まだ出て行かない。気になって、エロ系サイトのチェックがしにくいぜ。
「桐乃もさ、年頃なんだから自分の部屋で好きに過ごしたいんじゃないのか?」
「ん? だって、京介と一緒に居たいし。もしかして、またあたしのことを追い出すの?」
 どうも、最近の桐乃に女らしさを感じてしまい、この惹かれる匂いとか危険な感じだぜ。
「そうじゃないんだけど、俺だって、一人でのびのびしたい時間があるんだよ」
 そういうとすくっとベッドから桐乃は立ち上がって、こっちに来て、
「履歴〜履歴ーっと。エッチなサイト見てたんだ。あたし、気にしないよ?」
 せっかくブラウザをホームに戻して、無難なニュースサイトに戻したのに。
「ま…まあ、お前とはエロゲーをやる仲だから、そうかもしれないけど、やっぱりさ?」
 桐乃は俺の腕に胸を押しつけるようにして…どう言うつもりだ?!
「あんたには判ってないみたいだけど、一緒にエロゲーとかするってことはさ、そういう
 ことをされちゃってもいいよ?ってことなのよ。…ねぇ、判る? 京介」
 熱っぽい表情をした桐乃がそんなことを…素直に考えれば、そうかもしれないが。
「だってさ、俺たち、兄妹なんだぜ? いくらそういう趣味が合うからと言ってさぁ」
 俺がそう言うと桐乃はポケットから、じゃーんといって6枚綴りの何かを取り出した。
「これを使えば、あとは気持ちの問題だけなのよ。……あたしは、京介が好きぃー」
 そう言って、桐乃は俺の前に回り込み、顔が近づいて…柔らかなキス、してきた。
「お、おい! 桐乃、兄妹だからといって、冗談で済まされることとそうでないことが…」
「御鏡の時、あれだけあたしのことに取り乱してたじゃない。それって、あたしのことが
 それだけ、好きだって事よね? だから、もう、ごまかさなくていいのっ」
 そう言って、桐乃は俺の膝に跨がってきて、熱い体を押しつけ、抱きついてきた。
「…俺と桐乃は、兄妹じゃないくらい似てない。だから、変な気にならないようにしてき
 たのに、お前からモラルをブチ破ってくるなよ」頭がグラグラしてくるぜ。
 俺はおかしくなってしまったのか、蕩けたような表情の桐乃と甘いキスを続けてしまう。
「んふぅ…素直じゃないんだから。この部屋の中だけのことでいいから、恋人になろう?
 ねぇ、京介。えっちアリの恋人同士に」俺のすっかり漲ってしまっている股間に桐乃の
同じように熱く火照った股間がぐいぐいと押しつけられて…強烈な、性欲を感じる。
 なんだよ…かわいくて、キスが出来て、こうして…おっぱいを揉んでも怒らないし。

429 :
「溜まってると、ケンカしやすいんだって。だから、すっきりしようよ、京介ぇ…」
 桐乃は溶けたようにくったりと俺にもたれかかり、頬をすりすりとしている。
「俺には…黒猫がいるから」「あいつとも、じきにこうなるんでしょ? 初めては失敗しや
 すいって言うし、練習のつもりでもいいよ? …もう、ベッドまで連れて行って?」
「うー…膝の上に乗られていると邪魔だしな!」そういって机に手を突いて立ち上がると、
桐乃は、俺の腰にしっかりと両足を絡めて、離れない。…逃げ場は、ないのか?!
「あたし、もうすっかり、する気でいるから。ここでヤメたら、大声出すよ?」
 桐乃は睨むように俺の目を見て、そう言った。…仕方ないから、歩きにくくてガニ股に
なりながらベッドまで移動して桐乃を下ろすと、
「早く脱いで?」といって、思い切りよくスウェット上下を脱ぎ捨て、下着も取った。
 俺のベッドにスリムな裸の少女が出現していて、目が釘付けになってしまう。
「しょうがないなぁ」と桐乃はベッドを降りて、俺の服を脱がしてしまう。
 これは、どう、したらいいのか。
「もう、止そうぜ。お前の気持ちはわかったからさ…おふぅっ?!」
 呆然と立っている俺に跪いた桐乃がフェラチオを始めていた。
 なんだこの、淫らな感触は。生々しい…当然だよな、桐乃がしているんだし、唇が俺の
を咥えて、ぬめぬめと頼りない舌が絡みつき、味わってるようなこの人からされているの
でどうにもならない感覚がちんこの付け根から熱いモノをこみ上げさせて、唾液や先走り
汁が亀頭を溶かしてしまうような…あぁ、精液じゃなくおしっこが出てしまいそうになる
ような初めての繊細な快感が…うぅ。
「桐乃、上手すぎるだろ。この微妙な感じが出そうで出ないような…うぉー」
「ぷ…ふぅ。女の子の雑誌とか詳しく載ってるんだよ? こうしてしごいているだけで」
 イタズラっぽい表情の桐乃がぎんぎんになった俺のを細い指でしごき、先っぽをペロペ
ロと舐めて、先走り汁がどろりと出てくるとチュッとキスをするように吸うので、
「ば、バカ…もう、ムリっ! う…ううっ!」誘われるようにびゅびゅっと出してしまった。
「あはー…京介が射精した。けっこう保ったけど、こんな感じなんだー」
 顔や手に付いた精液を桐乃が舐めている。俺のは漲ったままだぜ。ティッシュを何枚か
とって、顔とか飛び散ったやつを拭ってやり、俺も拭いたが。
 桐乃は、スウェットのポケットからコンドームを取り出し、ベッドの上に仰向けに寝た。
「…来て? 京介」軽く汗ばみ、ムラッとくる匂いを放つ桐乃に俺は引き寄せられるように
ベッドに乗って、膝を立てた桐乃の間に入り、覆い被さって見たら、ぎゅっと抱き付かれ、
裸で、しなやかで心地よい感触の肌と密着して、何か満たされたような感じに浸った。
「案外、変な感じにならないな」「心地いいよ、京介」桐乃を見つめると愛おしい気持ち
が溢れて、それを唇に注いだ。もっと欲しがるように桐乃の舌が俺の唇を這い、ちゅちゅ
ぅっと熱い思いを交わし、お互いの感触におぼれていく感じが俺の脳を灼く。
 高まっていく思いは、可愛らしい耳のあたりからキスを重ねていき、首筋、胸元、控え
めな乳房に移っていき、ふにふにとした乳房を味わい、立ってきた乳首を吸う頃には桐乃
から「ふぅ…ふぅー…あっ…んっ」と甘い喘ぎ声を呼び、俺の頭を抱えるようにしてよが
っているのか、時折、乳房に顔を押しつけられるようにするので強く吸ったり、軽く咬ん
だりすると唸るような…ああ、手の平で、指先でこの乳房への愛撫が止まらない。

430 :
「もう…あそこも、して?」「…ああ」そうだよな、乳房ばかりじゃと俺は顔を下にずら
して行き、みぞおちやなだらかなお腹、下腹とキスをしたり、舌を這わしたり、この肌の
感触を味わっていくとくねくねと桐乃は身を捩らせ、感じてる様子が堪らない。
 この浅い茂みの下、もう、もわっとした湿度を持つ、柔らかな恥丘にと控えめなひだに
手の平を当てて、そのぐにぐにした感触を味わってみたりしながら太ももに舌を這わせて
みたり、俺は完全に妹とかそういうことが頭からすっ飛んでいた。
 なんでこんな事をしているのか?と思うが、本能なのか桐乃がそうして欲しいのか判ら
なかったが、不快な様子が無いのでいいんだろうと手の平に熱いぬめりを感じてきたので
盾になった唇のようなものにキスをして、舐めていくと桐乃の腰はびくりびくりと反応し
て蠢くひだや膣の様子に興味をそそられ、舌を挿入したりしていると俺の腕に桐乃の手が
ぎゅっと握られ、「いいっ…京介、もっと…は…はぁ〜〜っ、あっ…」とさらに高まって
いるようだ。ここにちんこを入れるんだよなと、指をずずっと挿入していくと敏感なひだ
が指を吸うように暖かく包み、じゅるじゅるとぬめりが溢れてきて、回していくと徐々に
緩んできて、穴が広がる感じだ。もっと広がらないと俺のが入らないなと思い、ひだを舐
めながら指を使っていくとぷくっとクリトリスが頭を出してきたので、舌先でうりうりと
していると桐乃の息がさらに熱く、荒くなっていき、ピンと立った乳首が見えたので、ぎ
ゅっと摘まんだり引っ張ったりしながら愛撫を続けていくと、
「あーっ…だめっ、だめぇ、京介…ぇ、ひゃーっ!」と身を固くして、膣に入れた俺の指
の間から熱いぬめりを出しつつ、いってしまったようだ。
 うつろな目つきをしている桐乃を見つつ、今までになく漲っている俺のは、桐乃と一つ
になろうとしてるんだよな。コンドームのパッケージを破り、粘膜みたいなこれを…この
先っぽに被せて、ぴったり装着できるもんだなあと眺め、ゴム1枚とはいえ、これで最悪
な結果が避けられるんだから、大丈夫だろうと桐乃の脚の間に戻って、膝を立てるといい
具合に入れられそうになったので先を当てるとゾクッとした感じと熱い昂ぶりが漲って、
「入れるぞ? 桐乃」と聞くと「いいよ…ずっと、待ってたし。やっと、なんだ…」
 桐乃は、涙を流している。俺は、思いを払うようにぐっと腰を押しつけると少し抵抗が
あったけど、ずぶっと桐乃に迎え入れられて、しっかりと包まれた。
 桐乃に自分の一部を与えたような、逆にすべてを包まれたようなこの感触。
「お前と俺は、男と女になったんだよな」そろり、そろりと腰を使いつつ、
「んっ…んっ…そうよ、これからは、そうなっていくの」神妙な顔をしているな。
 俺を受け止め、そして返してくる桐乃を感じつつ、徐々に繋がりが強まっていき、
「お前の…ことが好きだ、桐乃」「あたしも…京介が好き! ああっ…もう、もぉっ!」
 無我夢中でお互いを求め合い、やがて、堪えきれない悲鳴のような声を上げる桐乃のに
俺の思いのすべてをぶつけるようにして、びゅーっ、びゅーっとびっくりするぐらい大量
に射精し、桐乃はそれをぎゅっと包んで受け止めてくれた。
 満足げな桐乃の表情を見て、俺は、とても爽快な気分だった。

 その後の俺たちはどうなっているかというと、桐乃に「部屋に来て」と携帯で呼ばれて
部屋に行ってみれば、全裸でエロゲーしてて、
「あんた、男の台詞を読んで後ろから突きなさいよ!」とバイブ代わりに使われたり、
 後日、今度は俺の番だぜと桐乃に「変態!変態!」と罵られつつ、ジャンルの違うエロ
ゲーの台詞を読ませつつ、生な反応をする桐乃を楽しんだりして、まじめにえっちしてい
たのは最初の数回くらいだったりするのは、まあ、俺たちらしいと言うか、兄妹だから、
かもしれないな。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
おわり。

431 :
久々
VeryGJ!

432 :
>>431
どもどもです〜。俺妹ももうじき最終巻ですから、最後に盛り上がるといいですね(^^)

433 :
久々に直球でイイね
堪能した

434 :
>>428
久々にいいもん読ませてもらった。
この調子で続きを

435 :
あれ、最終巻っていつ発売予定だっけ?

436 :
>>428 の続きではなく、別の世界ですみません。
麻奈実が不遇なので、京介と二人っきりで旅行して…というような話です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 週末の連休はなにをして過ごそうかな? と思っていたら、麻奈実から携帯に着信が。
『あ、きょうちゃん? 連休に用事とか……ある?』『別にないけど、どうしたんだ?』
 夜になって電話してくるなんて、めずらしいな。
『そのね、ちょっと遠い親戚まで行かなくちゃならないの。…そこは、温泉もあるし、
 きれいなところなんだよー。電車賃持つから、一緒に行ってくれない、かな…』
 へぇ、良さそうなところじゃないか。部屋でゲームとかするより、いいな。
『まあ、ヒマだからさ、行くよ。…待ち合わせは、麻奈実のうちでいいか?』
『ありがとう、きょうちゃん! じゃあ、土曜、朝の9時頃に来て?』『判った。じゃな!』
 気軽に行くと答えたけど、どこに行くんだろう? まあ、麻奈実と一緒だから、なんとか
なるだろうと俺は気楽に考えて、明後日のことを楽しみに寝ることにした。

 さて、今日は土曜の朝だ。快晴だなぁ。さて、準備をせねばと適当な服に着替えて、
玄関を出て、気分良く田村屋まで歩いて行くと、店先に麻奈実が居て手を振っている様子
に和んだ。
「おはよう! 麻奈実」「おはよう、きょうちゃん。…じゃ、行きましょ?」「おう!」
 何気なく手を繋いでいるし、なんか麻奈実の頬が赤いぞ? 大きめのバッグは旅行用に
思えるんだけど…気になるな。
「そのバッグに、何が入ってるんだ?」「そうねー…ひみつ!」「なんだよ?! それ」
 うふふーって笑ってるけど、どこかこの、初々しい感じは悪くないな。
 駅に着いて、切符が渡されたけどこれ、特急? けっこう遠くに行くんだな。
 特急のホームに上がり、もじもじして落ち着かない麻奈実の緊張が伝染したように俺も
早く電車が来ないかなーと待っていると駅員のアナウンスと共に時間通りに電車がホーム
に入ってきた。
 列車が停まり、ドアが開いたので車内の通路を歩いていき、座席番号を探して、見つか
ったので並んで指定席に座った。…考えてみたら、これって二人っきりだよな。
「きょうちゃん、これ新作のおまんじゅうなの。食べる? お茶もあるよ」と差し出すので、
「おう、ありがたく頂くぜ」と、上品なこしあんを味わっているうちに列車は出発した。
「はい、お茶」「色合いと食感が変わってるな」「でしょー? ちょっと工夫したんだー…」
 なんて話しているうちに車窓の景色は徐々にスピードを増していき、列車は出発していた。
 麻奈実もまんじゅうを食い、俺を柔らかく見つめているが、俺から聞いた方がいいのかな。
「あのさ…今日の麻奈実って、いつもと違うしさ、どうしてかなって…。」
 子供の頃からの付き合いだから、慣れているはずなんだけど、どこか危険な香りというか。
「あんこ付いてるよ?」そう言って麻奈実の顔が近づき、ぺろっと俺の唇を舐めた。
「わぁっ?! 子供の頃みたいな事するなよ」「覚えてた? 小さい頃は気軽に出来たよね…」
 急に意識してしまって、二人して顔が熱い感じだ。柔らかな舌の感触にちょっと淫らな
感じがしちゃって、何なんだ、これは。

437 :
「あのね、わたしときょうちゃんって、いつまで経っても変わらないでしょ?」
「ああ、麻奈実は俺にとって幼馴染みだよ。いつも、一緒に居るような感じでさ」
 麻奈実は、俺の手を握って寄り添うようにしてきた。俺を熱のこもった目線で見つめ、
「それじゃダメなの。…桐乃ちゃんみたいに、わたしにも本気で構って欲しいんだ…」
「本気でって…どういう?」確かに俺は、桐乃のことになるとマジになってしまうが。
「きょうちゃんの本命の恋人になりたいの。麻奈実、大好きだって普通に言えるくらいに」
 これは、麻奈実から告白されているのか? 俺に向かって漂うこの惹かれる香りといい、
俺の手をしっかと握る感じ、そして、囚われてしまったように外せない目線。はぁ…。
 静寂な車内には、カタンコトンとレールを滑る音しかしない。どう…したら、いいのか。
「本気の告白なんだよな、これは。あのさ…変なこと言うようだけど」「うん!」
 麻奈実の目は期待にきらめいている。…お前の求める返事じゃ無いんだが、
「クラスでも、麻奈実と付き合ってる風に見られてるっていうのは、実は…俺としては、
 あまり、違和感が無いんだ。
 なんでかというと、黒猫に告白されてから気づいたんだけど、俺の心にはいつも、半分
 くらいお前が居る感じなんだよ」
「残りの半分は、桐乃ちゃんなんでしょ? でも、きょうちゃんの心にわたしが居たって、
 そうなんだ―…うれしいな。それで、他の子の告白が届かなかったって事なの?」
 不思議だな。麻奈実は俺を問い詰めるような感じじゃなく、温かい感じだ。
「だと思う。でもさ? その時に俺には、麻奈実や桐乃が居るからって言わなかったよ。
 …だって、お前と桐乃のどっちかを恋人にしたいとか、思わなかったから」
 麻奈実は家から淹れてきてくれた熱いお茶をカップに継ぎ足してくれたので、すすった。
「わたしはきょうちゃんの家族じゃなくて、女の子なんだよ?
 ずっと一緒に過ごしてきて、あなたのことを好きになった女の子なの」…うん。
「ときどきは、心が動いてさ、その…変だよなって思って気を紛らわしたりした…よ」
「それは正常なことなの! …だって、わたしみたいな女の子のえっちな動画とか検索して
 たよね。それを見たとき、驚いたけど…通じてたんだって」もじもじしているな。
「中学の時に色々やらかした後、麻奈実に説教されてすっきりしたけど…」
「そういうことが、逆にきょうちゃんから、恋愛感情を遠ざけちゃったかなー…」
 しばし、飛ぶような感じの景色を眺めていた。ふーむ。
「俺は、麻奈実に手を出して良かったって事か? 恋人みたいなこと…デートしたり、
 そのさ、イチャイチャするって感じに……ああっ! すごく恥ずかしくなってきた」
「それとなくしてくれたり、言ってくれたら良かったのにな。
 麻奈実は、いつでもきょうちゃんならオッケーだったんだよ?」
 そう言ってから、二人して自分の言ったことに身もだえして、恥ずかしくなった。
「身近すぎたのかな。あ…もしかして、こういう話しをするために?」
「うん。おじいちゃんとおばあちゃんが切符や宿の手配してくれて、行ってこい!って。
 バッグにきょうちゃんの分の下着も買って、持ってきたから」
「泊まり、ってことか。…じゃあ、夕方にでも、うちに電話しておかないとな」
「うちに来ていることにすれば、おじいちゃんとか話を合わせてくれるよぉ…」
 麻奈実はしっとりと熱を持ったからだを押しつけてくる。
 しばし、何とも言えない居心地の良さに浸っているうちに、停車駅に着いたようだ。

438 :
 電車を降りて、改札まで出たが、腕を組んで、密着してくる麻奈実の気持ちはわかるが、
歩きにくいな。
「送迎の車があるはず…あれかな?」と田村様とカードを持った人の所に行き、
「こんにちは。田村です」と麻奈実が言うと「お二人様ですね。では、ご案内します」
 といった感じで、なんか俺らを見る目線がニヤニヤしている感じがして、気まずかった。
 車に乗り込んで宿まで向かった。いいのかなあとドキドキしつつ、車は山間を上がって
いき、30分もすると宿に到着したようだ。
「お疲れ様です。足下にお気を付けください」とドアを開けてもらい、俺たちは降りた。
 旅館って感じだなあ。築何年なんだろう、ひなびた感じでじいちゃんっぽいな。
 麻奈実が宿帳に記帳し、俺も名前を書いたり。
「近くにおいしいそば屋さんがあるんだって」「もう昼か。 じゃ、行こうか」
 宿の人に荷物を預けて、二人で砂利道を歩いていると風情のあるそば屋があった。
 俺は、天ざるの大盛り、麻奈実はふつうを頼み、薄暗い店内でしばし、鳥の鳴き声や
吹き抜ける風の音しかしない、ゆったりした田舎の雰囲気を味わっていた。
「今日は、天気も良くて気持ちいいな」「きょうちゃんと一緒で良かったよ…」
 対面の麻奈実の表情は夢見るようで、ぽーっと見つめ合ってしまったり。
「はい、おまたせしました」と料理が運ばれてきて、新鮮なネギや鰹だしの香りに目が
覚めたような感じだ。
「「いただきます」」と薬味を入れて、そばをすすると風味がよく、だし汁と相まって、
びっくりするくらいうまく感じて、元気が出た。
「初めてこんなに旨いそばを食べたよ」「ほんと! おいしいねー」
 エビ天と山菜の天ぷらもいい具合で、あっという間に食べて切ってしまった。
 麻奈実がそば湯を注いでくれて、これもお腹が落ち着く感じで良かった。
 支払いは、割り勘にしようよというけど、電車賃とか出してくれたんだしさ!と俺が
払った。こういう場合、男が払う方がかっこいい気がしたし。
「腹ごなしに散策でもするか」「そうだね、きょうちゃん」と腕につかまって寄り添う
麻奈実と木立の間を抜けていくと爽やかな感じで、見晴らしの良いところで二人で写メ
取ったり、途中に自販機があったので飲み物を買って、草地に座ってのんびりしたり。
「草の匂いが甘い感じだなー」「うん。さらさらーって風が吹いて、いい感じ」
 ふとペットボトルのお茶を飲んでいる麻奈実の淡い桜色の唇が気になって、空気が近
いなって思ったら、チュッとキスしてしまった。
「キスだ…きょうちゃんから」「そんな雰囲気だったから、しちまった」
 ざーっと風が吹いて、麻奈実はスカートがまくれるのを気にしていたり。
 いつもはばあさん扱いしてしまう俺だが、今日は瑞々しい感じでさ、恋人と居るって、
こんな感じなんだろうか? と、ときめきのような感じを受けている。
 立ち上がって、麻奈実に手をさしのべ、歩いているが特にキスのことをいうでもなく、
鮮やかな木の実を見て、食べられるのかなあとか見たこともない野鳥をしばし眺めたり。
 日差しがきつくなってきたので大きな木の下に座って、一休みだ。
 何となく麻奈実の腰のあたりに手を回して、もっと近寄せたい感じで。
 木陰ってひんやりしていて心地よいな。さらさらと鳴る葉擦れも風流って言うか。
「…眠くなりそう」「…こうしていると落ち着くね」
 愛する者が近くにいるってこういうことかな…なんて思っているうちに眠ってしまった。

439 :
 む…ふんわりした柔らかな感じが…これ、麻奈実の頭だな。何となく撫でているうちに
「あれ?! なんできょうちゃんが…」「うとうとしているうちに折り重なったのかな」
 麻奈実布団というか抱き枕というかんじで、軽いんだな。ふふふ、くすぐってしまおう。
「きゃ…あははっ、やーんもう、きょうちゃんたら! こうしてやる〜」「あはははっ」
 照れ隠しのつもりだったけど、ひとしきり笑ったら…麻奈実からキスしてきた。
 柔らかな体を抱きしめつつ、甘い感じが交わされていき……いかん、俺のが元気を増して
来てしまったので、誤魔化すように体を起こして、
「そろそろ、宿に戻るか?」「…はい」と恥じらいがちの麻奈実と手を繋いで、ほわっとし
た気分で、日が落ちて暗くなってきた道を引き返して行った。
 1階の離れにある部屋は見晴らしも良く、小さいながら露天風呂もついているぜ。
 とりあえず、忘れないうちに家に電話した。母さんが出たので、麻奈実のところに手伝い
に行って、今日は泊まっていくかもって話したら、はいはいって感じだった。
「夕飯は、6時だって。…せっかくだから、浴衣に着替えようよ、きょうちゃん」
「そうだな、そうするか」遠くの山並みに沈んでいく夕日を見つつ、麻奈実は服を脱いで、
着替えてるんだよな…ドキドキしながら、俺も浴衣に着替えてるんだが、ううむ。
 ふぁっと甘いような香りが広がって、しゅるっと帯を締める音がして。
「あなた…」と甘い声がして背中から抱きしめられて「…―っ」俺は激しく動揺した。
「うふふ―…そんな感じだったから、言ってみただけ」「びっくりしたー」
 俺はテレビのリモコンを探し、電源を入れた。座椅子に座って、気持ちを落ち着けようと
思ったが、背中にさっきの温もりがあるようでニュース番組の内容が頭に入らない。
 麻奈実はトイレに入っているので、ほっとした。これから、その、もしかしたら、もしか
することになるのかなーと思っていたら、麻奈実が出てきたので、
「お、俺もトイレ」と席を立って、用を足そうとするとやっぱり勃起しててしにくい。
 トイレから出て、浴衣姿の麻奈実を見るが、いつもの麻奈実に見えないな。
 対面に座って、菓子器に入っていたせんべいをかじっていると、
「お食事の用意が出来ましたので」と女中さんが料理を運んできた。
 この辺で採れる山菜や芋類、肉や魚が彩りよく、どれも美味そうだった。
 配膳を終えた女中さんが失礼しますと出て行って、
「ごはんを装うね」「おう、頼む」麻奈実がおひつからきれいに盛ってくれる。
「では、いただきます」「いただきます」と腹が減ってきたのでバクバク食べてしまうが、
「きょうちゃん、あーんして?」と魚の天ぷらを目の前に出してくるので、ぱくっと。
 これか。気恥ずかしいが、楽しい。俺もやるかと、肉を箸で切って、
「ほい、あーん」「うふっ」なんて、交互にやっているとバカみたいだが止まらなくなって、
「あー、全部、こうやって食べきってしまうとは」「やっちゃったねー。あははっ」
 麻奈実が淹れたお茶を飲んで落ち着いた頃、お膳が下げられ、布団が敷かれた。
 なんか疲れたので、布団にうつぶせに寝転んでテレビを観ていると麻奈実も横に。
「桐乃ちゃんのこと、思ってる?」そういえば、今日はぜんぜん思い出さなかったな。
「いや、今日は不思議と頭に浮かばなかったな。…麻奈実とずっと居たし、な」
 いつもの俺だったら、邪魔っ気に思って風呂にでも入っているところだけど、磁力って
いうか、近くにいたい感じだし…。何かしたくなるような―と横に寝ながら、麻奈実の髪
の毛を弄っていたりすると心地よさそうだな。

440 :
「ごろん〜…」と言って、俺にくっついてきて、足を絡めてきたりして頬を突っついたり、
すりすりしたりしているうちに襟元がはだけてきて、その魅力的な谷間にパフパフしてし
まったり。しっとりふんにょりした感触がとても幸せだ。
「きょうちゃんは甘えっ子だね」「こんな事、生まれて初めてだよ」いいのかな?と思う
けども、麻奈実も嫌がらないし…なんか、俺の足を挟む麻奈実の股のあたりが熱く。
「脱がせて?」麻奈実が…俺の下半身に響くような表情を!
「おう…」と言って、ごろりと麻奈実を仰向けにして、帯をほどいて腕を袖から抜いたら、
「きょうちゃんも…」と麻奈実の手が帯をほどいて袖を引っ張り、脱がされてしまう。
 明かりを消してないので、なにもかもが丸見えだ。…麻奈実は下着を着けてなかった。
 だから、俺も勃起しちゃって脱ぎにくいがトランクスを脱いだ。テレビがうるさいなと
思って、リモコンで消した。
 抗いようのないムラムラとした感じに逆らえず麻奈実にそっと覆い被さって、ぎゅっと
抱き合った。むっちりした麻奈実の柔肌の感触がじんわりと俺をおかしな気持ちにさせて、
麻奈実の腕が背中をまさぐり、貪るような口づけをしながらすべすべした太ももが俺の腰
のあたりをすりすりとする感触とか、大変心地よい。
 俺の漲ったちんこは、麻奈実の下腹のやわらかいところに収まっていて、
「ふぅー…きょうちゃんの熱くて、大きいね」「おまえとこんなことになるとは…」
 隠しようのない気持ちが麻奈実の全身から伝わってくる。熱く、狂おしいような感じで
麻奈実は唸るような喘ぎをしながら、俺を求め、俺も何度も一人で妄想してきた思いを放
つようにあちこちに口づけして確かめ、たっぷりした乳房を揉みしだき、麻奈実の手は、
俺のを握ってしごいている。
「きょうちゃん…これ、舐めてみたいな」「じゃ、じゃあ、だな…」
 逆向きになって、麻奈実の頭を挟むようにまたぎ、微妙にあそこが遠いから、ぐいっと
太ももを起こし、膝を曲げて恥ずかしいところが上を向くようにするといい具合だな。
 あ…ちんこが起こされてぬめぬめした舌がちょうど亀頭のあたり舐めて、腰骨のあたり
にゾクゾクした感じが来る。俺も負けていられないと舐めてみようと思うが、この体勢の
せいかひだが変な形に思えて引くが…ええい!とばかりにべろーっと舐め上げるとうにょ
っとして面白くなり、舐めているうちにぽってりしてきて、びくびくっと麻奈実が反応し、
「んふー…んんっ……ぷふっ…あぁんっ…」と声が漏れてきてエロい。
 麻奈実の口の中深くまで俺のが咥えられて、舌が蠢く感じが良くて、いいのか?と思い
ながらそっと腰を使って出し入れしていると麻奈実の熱い吐息と舌使いでちんこが溶けそ
うなくらいエロイものがずんずんと伝わってくる。
 もっこりしてきたクリトリスが見えたので舌で撫で上げるようにしたり、唇で吸い上げ
て、舌先でうりうりしたりしていると「う〜〜っ」と激しい反応があるので、そんなにい
いのか?と中指をすぼまった膣に挿入して、前後にうりうりしながら責めているとむぐ〜
ってかんじになってきて、俺も興奮してしまい、そんな声を上げる口にぐいぐいとしなが
らお互い、高まっていき、なんでこんな変態的なことしてるんだろうと思いながら、
「あー、もうダメ、出る!」「むー…むふー!」と健気に俺のを吐き出さなかった麻奈実
の口の中にびゅっびゅっと射精してしまった。
 上から退くと汗ばみ、ぐったりした麻奈実の股間からとろーっと愛液がこぼれた。
 ぐふっとかしつつ、精液を飲んじゃってるのか…それを見ていたら股間がずーんとまた
来てしまってる。
「ふー。んじゃうかと思ったよ、きょうちゃん」起き上がった麻奈実がバッグを探って
いて、手の平サイズの箱を取りだした。それは、アレかな? これから使うための。
「はい。使い方は箱に書いてあるよ。…ここまでしたんだから、するよね?」
 受け取って箱を空けて、1枚取りだした。パッケージを切って、裏表を間違えないよう
ちんこに乗せて〜ずるずるっと案外、うまく着けられたぜ。

441 :
「よし、準備が出来たよ、麻奈実」そう言って、さっきみたいに膝を起こして…あ、当て
ただけでムクッと来るな。やっぱり、そういう場所だもんなあ。
「来て…いっしょになるの」「おう!」きゅってした感じになったのでぐりぐりして馴染
ませて…じわーっと粘膜の熱が伝わってくるように…押し込んでいくと付け根まで入った。
 なまめかしい何とも言えない感触が俺のに伝わって来て、うるおい、ウズウズしている。
 抱き合うとつんとした乳首と熱を持った乳房が胸に当たり、股間の繋がりと相まって、
一緒になったって気が強く、した。
「…こんな感じなんだな、麻奈実って」「はぁー…きょうちゃん、もっといっぱいにして」
「おう…」じーんとした感じに漲っている俺のをどこまでも柔らかでしっかりと包んでく
れる麻奈実の奥へ奥へと思いを送り込んでいき、たゆたゆとしている乳房を鷲づかみして、
勃起した乳首を甘噛みしたり、動画で見たように太ももを持ってぱんぱんとしてみたり、
「ど…どうかな」「あっ…あっ…響くよ、ずんずんって来るよ」そんな声にますます興奮
して続けていると、んーって顔を赤くした麻奈実は息を詰まらせ、俺のちんこをぐーっと
締めてきたので腰を止め、これは感じているんだろうなあと思って乳首を摘んでぐにぐに
したりするとぶるぶるしたりして、ふぅーっと息を吐いたのでまた、再開しているうちに
力が抜けたようになって、されるがままなのにムラムラ来て、のしかかるようにしてぐい
ぐいとしてみたりしているうちに、俺の奥の方からヤバイのが上がってきたので、
「そろそろ、俺、出そうなんだけど」「んっ…んんっ、わたしも、もう…きょうちゃん!」
 よく判らないが俺は精一杯、腰を使って打ち込んでいくとお互いのが熱くなってきて、
「麻奈実!!」「あぁーっ…あっ、あっ…きょうちゃー…んっ!もぅ…」
 高まりのまま、お互い、ぎゅっと抱き合いつつー、びくんっ!びくんっ!と達した。
 はっ…ボーッとしてたみたいだ。…ちょろちょろと温泉の掛け流しの音が聞こえる。
「きょうちゃん…」「麻奈実…」満足げな麻奈実を見つめ、くちゅくちゅとキス。
 そっと体を起こすと、麻奈実は抱きついたままなので座位のような感じになった。
「麻奈実は、もう、きょうちゃんから離れないからね」「まったくもう…敵わないな」
 根性入れて立ち上がり、ちょっとヨロヨロしつつ、露天風呂に浸かった。
「あー…いい温泉だな」「ほんと、汗とか疲れとか溶けて行くみたい…」
 さっきまで、あんなことしていたことが信じられないが、目の前にはだかの麻奈実が
いるから、うそじゃないんだよなあ。興奮していた気持ちが徐々に鎮まっていき、
「あれ…きょうちゃんのがしぼんで行っちゃうよ?」「いつまでも、そのままじゃないさ」
 麻奈実からするりと抜いて、ゴムを縛って始末した。
「見せて?」「ほい」「この中に精子が入ってるの?」「そうなるな…」
 びろーんとした薄緑色のを二人で眺めていた。
 この中のもので麻奈実の子供を作ることも、可能なんだよな。麻奈実の子、か。
 湯気のたなびく中に、淡く見えるこの子に俺は、とても惹かれ始めていた。
「なあに? きょうちゃん…うふふ」俺のものだって感じに抱きしめ、
「恋人同士に、なれたかな?」「今朝のきょうちゃんとは、もう、違うよ。京介だね!」
「ふふっ、そんな感じか?」「うん。わたしの京介だよ!」
 確かめるように、口づけをして、のぼせないうちに洗い場に上がった。
 いちゃいちゃしつつ、ボディシャンプーで体を洗い、髪を交代でシャンプー、コンディシ
ョナーってかんじで洗い、シャワーしてすっきり洗い流して、部屋に戻った。
 バスタオルで体を拭いて、ドライヤーで髪の毛を乾かし、一緒に歯磨きしたり。

442 :
 散らかってしまった浴衣をちゃんと着直して、二人で一緒の布団に。
「どうなるか判らないが、これからもよろしくな、麻奈実」
「ふふふ…波乱が多そうだけど、わたしは負けないよ? 京介」
 心地よい疲れが眠りを誘う。俺の隣には生涯を共にするかも知れない相手が居て、
「幸せだな、俺。…おやすみ、麻奈実」「わたしもだよぉ。あふぅ…おやすみ、京介」

 お土産も買ってきたし、俺的にはなにも悪いことはしてない感じなんだけど、なぜか、
桐乃は不機嫌だ。女は鋭いと言うから、何か判ってしまうのかな?
 でもさ、これからは麻奈実と一緒なんだ。小さい頃みたいに桐乃も麻奈実と仲良くして
もらうのが今後の俺の目標だな。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
おわり。

443 :
おつおつ〜

444 :
>>443
どもどもです。麻奈実はこれくらいしないと京介の認識が変わらないかな〜とか、なのです(^^;

445 :
【速報】桐乃厨大勝利!!!!黒猫厨亡wwwwwww

446 :
あれ釣りだろ…………釣りだろ…

447 :
ここで話す内容じゃないだろ

448 :
退廃的afterを誰か。

449 :
妹孕ませて大介にされるのか……胸があつい

450 :
作者脅迫してタイーホされた人は12巻読んだのかなあ?
感想が聞きたい。

451 :
桐乃おめでとう

452 :
>>445
俺は桐乃厨だ
だがアニメ終わるまで読まないって決めてるし
作品スレも覗かないようにしてるのに
こんなとこで語るなよボケカスクズね

453 :
作品スレだけじゃなく、あらゆる関連スレから
離れるべきだったな
ここならネタバレしてこないだろうと
勝手に油断してたお前が悪い

454 :
イミフだな
戦場じゃない場所で爆撃されたのに
爆撃された一般市民の側が悪いとか

455 :
つーか俺だって上二行ぐらいはわかってるよ
それでも覗きたくなるのがファン心理ってもんだろ?
だがどう考えたって下二行は要らないよ

456 :
漫画スレだとバレおkは雑誌発売日の0時が普通。
煽る必要はないにしてもバレを非難する謂われはないやね

457 :
最終巻関連の話とか投下しても大丈夫か?

458 :
京介は真奈美に去勢されるべき

459 :
sage進行です
あと麻奈実です

460 :
そもそも本当にバレ嫌ならマンガ・アニメ系のインターネット自体見るなと。
どうせアフィブログあたりがところ構わず拡散しまくってるんだから。

461 :
>>457
怨恨SSとかじゃなければね

462 :
しかしほんと最悪な終わり方だったね見事なほどに。

463 :
俺は充分良かったよ
て、ここで話すレスじゃないな

464 :
原作最終巻発売記念で、最終話関連の話を書き殴ってきたので投下。
当然、最終巻を読んでない方はスルー推奨。
エロがあるかどうかは未定。ではどうぞ。

465 :
「…………………………なぁ、これ、参考にすんの?」
「するかぁーーーーーーっ!!」
 妹の絶叫が部屋に鳴り響く。
「だ、だよな。うん、そ、そうだよな」
「そそそそそうに決まってるでしょ、ってちょっと、ナニほっとしてるワケ!?」
「え、そ、そんな顔をしてたか?」
「してる! ナニソレ、マジむかつくんですけどっ! 普通こう、もっと残念そうにしない?
 なんでここでホッとするわけ? この変態っ!」
 桐乃は俺を睨みつけながら罵声を浴びせると、ふん、と鼻を鳴らして徐ろにノートパソコンに向き直る。
 あ、続けるんだ。
 つか、考えてみればなんで俺、こんなに怒られなきゃならんの……って当然か。
 ふっ、今の俺はスーパー京介だからな、鈍感な俺とはさよならだ。
 超敏感な俺に生まれ変わったのさ!
 いや、敏感ってのもなんかイヤな響きだな……。
「いや、ちょー残念。せっかく、やる気満々だったのにさ」
「すげーわざとらしいんですけど」
「いやいやホントだぜ? 俺のスーパー兵器を見せてやろうと思ってさ」
「スーパー兵器……? ……〜ッ! こ、ば、へ、変態ッ! マジありえない! んで、お願いだからっ!」
 桐乃は脇においてあったティッシュの箱を掴むと、俺に全力で投げつけてきた。
「ってえな! ホッとして怒るのは分かるがやる気満々で怒られんのは納得いかねーぞ! どうしろってんだ!」
「うっさい! 大体、こう、なんであんたの方のアピールなワケ?!
 こうあたしの裸が見たいとか、そういう方向性のアピールってもんがあんでしょ!」
「俺は桐乃の裸が見たい。主におっぱい」
「何キリっとした顔でとんでもない変態発言をしてんのよっ!」
 くそ、本当、あーいえばこーいう奴だな……!
 本当に俺は恋人になったのか、こいつと? 何も変わってなくないか?
 恋人ってのはこうもっと甘酸っぱいもんじゃねえのか、くそ、黒猫との日々、あれは本当奇跡だったんだな……!
「ッ!!」
 俺が遠い夏の日を思い返していると、桐乃の罵詈雑言が止まった。
 不審に思い、桐乃の方を見やると、桐乃は目を見開き、こちらを睨みつけている。
「……桐乃?」
 その態度に、俺が訝しげに桐乃に尋ねると、桐乃は不意に顔を逸らして言った。
「……最低」
 ボソっと呟き、そして俺に背中を向けるようにして、徐ろにゲームを始めた。
 最低? 何がだ、今、何があった? 俺、何かしたか?
 何度考えても心当たりが無い。そもそも何も言ってない。
 ここには俺と桐乃以外誰も居ないし、部屋もカーテンで仕切ってある。
 どうやらスーパー京介になっても妹の全てを把握するにはまだ遠いらしい。
 俺が訳も分からず呆然としている間も、桐乃は黙々とゲームを続ける。
 部屋に響くエロゲーのエロボイスが、この部屋の静かさをより強調している。

466 :
今回のポイント
・ここは本スレじゃないからある程度油断するのは当然
・しかも今回のは「ただのネタバレ」じゃなく
 「(ふつうは何年も先の)アニメ版がたった1ヵ月後の作品のネタバレ」
 だということ(つまり例外的にネタバレ配慮が必要なケースだ)
・そもそも桐乃厨だの黒猫厨だのヲタ論争はスレ立ててよそでやれ
以上をわかった上で>>445を肯定するならそれも1つの立場だが
考慮してないってんならただのアホ
(ちなみにこの議論はスレちがいじゃないぞ?
なぜならスレのガイドラインに触れる話だからな)

467 :
 ただ、エロゲーをしながらも桐乃の背中から感じる感情は何ともいえない怒りに満ちていて。
 その事が俺をどうしようもなく不安にさせた。
「桐乃」
 不安さに負けて、俺はその桐乃に声を掛ける。
 返事が無い事は分かっていたので、そのまま続ける。
「悪い、何かしちまったか。俺、桐乃を傷付けちまったか?」
 桐乃は基本、理不尽だ。だから今回も何か勝手な意見で怒っている可能性も充分に考えられる。
 だが、俺は何となく自分が悪いと感じていた。だから謝った。
 当然、桐乃からの返事はない。
「……悪い。俺、部屋、出てくな」
 理由は分からないが、原因は恐らく俺だ。
 俺が居たらずっと桐乃はこうだろうし、眠れもしないだろう。
 上着を手に取り、ドアへと向かう。
 
 くそ、せっかく恋人同士になれたのにな……。初日からこれかよ。
 グズ…、涙が出てくらぁ。
「……待ちなさいよ」
 ドアに手を掛けた俺に、そう声が投げかけられる。
「……?」
「……ったく。やれやれだぜ。しょうがないな」
 いつか俺の口調を真似した時のように、桐乃はそう言うと溜息を吐きノートパソコンを閉じた。
「ほら、あんた。こっちに来なさいよ。つか部屋出てどうするつもりなワケ?」
「適当に外をぶらつこうかと……」
「付き合った初日の恋人を部屋に残して?」
「…………」
 だって俺が居たらおまえ、不機嫌な侭だろう?
 せめて、今日ぐらいはおまえに機嫌よく過ごしてほしいんだよ。
 今日がいい日であったと、思って欲しいんだよ。
 俺はそう心の中で語りかけながら、恐る恐る桐乃の方へと戻る。
「あんたの考えそうな事ぐらい、分かるけど。あんたが出て行ったらあたしはもっと不機嫌になるから」
「そう、なのか」
「そう、なのか、じゃない! ったく本当にあんた面倒くさいよね、そんぐらい考えなくても分かるっしょ!
 つかさっきまでの勢いはどうしたワケ、なんでそんな臆病になってんのよ」
 臆病、か。
 確かにな、今の俺は臆病だ。
 でもな、仕方ないだろう。俺は不安で仕方ないんだよ。
 おまえに嫌われる事が怖くて怖くて仕方ねえんだよ。

468 :
「あーーーーっ! もうホントいらいらする! なんでこう察しが悪いワケ、いい、少しは考えろっての。
 不安なのは、あんただけじゃないに決まってるでしょ!」
 ノートパソコンを脇に置き、頭を掻き毟りながら立ち上がると、桐乃は俺の側まで来て真っ直ぐと俺を見た。
「あたしだって、不安なんだっての。あんた、だって、黒いのと付き合ってたじゃん。
 と、当然、あたしのが何もかもが勝ってるってのは分かってるケドさ。でも、その、ホラ……」
 その時、思い出した。
 桐乃が、どの場面で突然黙ったのか。
 その時、俺が何を考えていたのか。
 そうか、そういう事か。
 やっぱ……俺が悪かったんだな。
 くそ、この馬鹿、ぶん殴ってやりたい。何が、機嫌よく過ごして欲しいだ。
 何がスーパー京介だ。まだまだ足りなすぎて吐き気がする。
「……!」
 俺は桐乃の両肩を手で掴み、負けじと桐乃の瞳を覗きこむ。
 びくっと桐乃の肩が震えるのが分かる。
「桐乃……俺はおまえが好きだ。
 クソ生意気なところも、クソむかつくところも、すげえワガママなところも、全てひっくるめてな」
「……なんか文句しか聞こえないんですけど」
 桐乃は頬を赤く染めながら目を逸らす。
「いいから聞けって……あのな、正直に言うぞ?」
「……何よ」
「正直、俺がおまえを嫌うって何をすればそうなるのか分からねえレベルだって事だよ!
 いいか、おまえの我儘で夜中にチャリで全力疾走された日も、
 恋人でもない妹に一万円もするアクセサリを買わされた時も、
 なんかよく分からない理由で蹴り飛ばされたその瞬間だってなあ……!
 俺はおまえを嫌いになれた瞬間なんてねえんだよ!
 そんな無理難題を押し付けられるような過去ばかりなのに関わらずな、俺はおまえが好きだっ!
 そんな俺が、何をどうすればおまえを嫌えるってんだ、言ってみやがれ!
 悪いがな、もう何をされても嫌えねえぐらい、おまえに惚れちまってんだよざまあみろってんだ!!」
 言った。言ってやった。我ながらドMですって告白してるぐらい変態丸出しの台詞を実妹につけて言っちまった。
 だが丸ごと本音だ。純度百%の本音だ。
 本音をぶつけて蔑まれるなら、それはそれで本望だ。
 そして、桐乃は言った。
「……この超ド変態」
 瞳を潤ませて、顔を真赤にしながら。
「そんなんで、……あたしの不安を無くせるって、思ってるワケ?」
 俺は、桐乃の肩から手を下ろし、そのまま背へと手を回して。
 正面から抱きしめながら。
「ああ。……思ってるよ」
 桐乃へとそう囁いた。

469 :
「〜ッ!!」
 と、桐乃の身体が突然力が抜けたようにして体制を崩す。
 抱きしめているとはいえ、身体を支える程強くは抱きしめてなかった為、俺も一緒にふらつく。
 一瞬の、浮遊感。
 ドサ、という音。
「だ、大丈夫か?」
「…………」
 どうやらすぐ脇にあったベッドへと二人して倒れこんだらしい。
 俺はすぐに視界のすぐ前に居る桐乃へと気遣いながら、身体を起こそうとして、体制に気付いた。
 こ、これは……!
 うつ伏せにベッドに倒れている俺。そんな俺の腕の中で、仰向けに俺を見上げている桐乃。
 つまり、押し倒しているような構図である。
「わ、悪い、すぐどく、から」
 どこうとする理性は健在。しかし、身体はまるで凍りついたように動かない。
 じんわりと桐乃の体温を感じて、理性が痺れたように神経が麻痺する。
 以前もこんな事があった。これで、三回目だろうか。
 一度目はすぐにどけて、二度目は桐乃にどかされるまでどけなくて、そして三度目は……
 桐乃は俺を見上げている。
 瞳を潤ませて、頬を赤くして、髪が放射状にベッドに広がっていて、手は無抵抗にベッドの投げ出されていて。
 
 聖夜『……いいわ、一つになりましょう?』
 俺たちがベッドに乗った衝撃だろうか。ノートパソコンはベッドから落ちていて。
 そこから、声が鳴り響く。
 聖なる夜の、誘惑。
 桐乃は見上げたまま、何も言わない。
 ただ、火照ったような顔が余りに魅力的で、つい俺は視線を逸らして。
 白い首筋に朱が混じってる事に気づいて。頭がくらっとして。

470 :
「ど、どうするの……?」
 心細いような、けど、何かに期待しているような。
 そういう声で、桐乃は俺に問いかける。
「ど、どうするって……」
 その質問が更に俺の心を揺さぶって。
 感情を掻きむしって。理性を分解して。
 駄目だ、だって俺たちは兄妹で。
 でも恋人同士で。今日はクリスマスで。
 ふたりきりで。誰の邪魔も入らなくて。
 こういう機会はもう、無いかもしれなくて。
 ごくり、俺の喉が鳴る。
 桐乃は、静かに俺を見上げている。
 そして、俺はゆっくりと身体を下ろした。
 びく、と桐乃が微かに動くが、抵抗はしない。
 少し顔を逸らすようにして、目を閉じる。
 先ほどから目を離せなくなっている白い首筋へと俺は。
 唇を重ねた。
「ん…ぅ……」
 艶かしいような声が、すぐ上からする。
 桐乃の首は、少し汗の味がして、そして甘く感じた。
 そして、そして。

471 :
本編の補間シナリオ的に書いてたんだが
そのままだと余りエロ展開に出来ない事に気付いたんだが
本編に忠実にするか
時には史実を変えるべきか
どっちだと思う?

472 :
書きたいものを書くといいさ
とりあえず最終巻発売第1号にGJ!

473 :
すまん
いちおう5分前に確認したんだが…
もう黙っておくことにする
あと俺は展開のためには変えてもかまわないと思う派だ

474 :
俺は、桐乃の上から身体をどかした。
「……え?」
 俺の行動に虚を突かれたのだろう、桐乃が不審な声を上げる。
 あーあーあー、分かってる。
 分かってるとも。
 今の「え?」はここでまさか終わらす気的なニュアンスだろう?
 確かに、いい雰囲気だった。
 どう考えても桐乃は俺を拒んでなかったし、状況も最高だ。
 ここでやらなくて、いつやるのか、という状況であった事は否定しない!
 だがな、だがな……!
 余りに桐乃が魅力的すぎて頭がくらくらすんだよ……!
 正直気を失いそうだわ、あれ以上続けてたら……!
 ヘタレとも何とでも言え! ここで兄妹でこういうのはマズイとか言えたらちったあ格好がつくんだが。
 そんなん言えるんだったら始めから妹に手を伸ばそうなんて思わねえっての。
「ちょ、あんた……」
「……」
 桐乃の呼びかけにも応えられないぐらい、精神がヤバイ。
 現実と幻想の境界線が曖昧になってる。
 正直、正直に言うと今、すげえホッとしてる。現実に戻ってきたみたいな。
 極度のプレッシャーから開放されたみたいな。
「え、なに、ちょっと、え、え、なんかあたし変だった?」
「……」
「あ、そ、そーいえばシャワー浴びてない、もしかして、その、汗臭かった、り? 
 で、でもだって、あれはあんたが追いかけ回すからで……」
「確かに少ししょっぱかったな」
 ガス。
「ぐふぅ…!」
 桐乃の拳が俺の腹にめり込む。
「あ、あんたねえ……い、言っていいことと悪いことってのがあんでしょ!」
「べ、別に少ししょっぱいぐらい良いだろ!? 人間なんだしよ!」
「雰囲気ってもんがあんの! せめて甘かったぐらい言ってみなさいよ!」
「……」
 いや、実際に甘かったが、それを言うのは何だかとても恥ずかしい気がしたので黙っておく。
「あー、もう最悪! なんでこんなのとあたし付き合ってんだろ、どこかで分岐間違えたかなぁ?」
「ま、間違えてって、いやいや合ってるぜ、マジ合ってる、これハッピーエンドだからな!」
「……知ってるっての」
「え?」
「うっさい、何でもないっての。あー、もう。よく分からないんですけど。結局、なんで止めたワケ?」
「なんでって……」
 俺は考える。

475 :
「桐乃が余りにエロかったから?」
「にたいワケ?」
「待て待て待て、褒め言葉だっての! あやせといいなんでエロいって言うと怒るんだよ! 魅力的って事だ、魅力的!」
「なら初めからそう言いなさ……あやせ?」
 ギロリ、という効果音が聞こえそうなぐらいの視線で俺を射抜く。
 やば、失言……したかも。
「ふーん。へー。そうなんだ。あんた、あやせにも魅力的、って言ってたんだ?」
「……ま、まあな」
 言ったことは事実だ。下手に嘘をついてもすぐにバレる。
 というか嘘をつく事じゃないしな。
「……寝る」
「へ?」
「もう寝る。ほら、あんた、邪魔。どいて」
 ゲシゲシと俺を蹴ってベッドから落とそうとする。
 そんな蹴りから逃げるようにしながら、俺は慌ててベッドから立ち上がる。
「……あ、あのな?」
「何?」
「……オヤスミナサイ」
 どうやらまた桐乃を怒らせてしまったらしい。
 まあ、今回は明らかに俺の失言だ。素直に引こう。
 それにさっきまで険悪なぐらいに怒っているというわけでも無さそうだし、こんなもんだろう。
 告白に失敗した時を考えて、ちゃんとベッドは2つ、離れた場所にあるし。寝る場所には困らない。
 ……まあ、もう少しいちゃつきたかったというのが本音だが。
 こういう過ごし方も俺たちらしいのかも知れないな。
 なんて、思いながらもうひとつのベッドに向かおうとしたところ、俺のシャツの裾を掴む手が。
「ん?」
「……どこ行く気?」
「どこって、ベッド」
 もうひとつのベッドを指さしながらそう答える。
「……なんで?」
「へ?」
 なんで、ってまさか、こいつ、俺にベッドで寝る権限すら剥奪しようとしてんじゃねえだろうな。
 流石にこの季節床で寝たらぬぞ、割と本気で!
「ほら」
 俺が絶望を噛み締めていると、桐乃は少しベッドの脇にずれると、空いたスペースを軽く手で叩いた。
「……」
 桐乃のその行動はどう見ても、隣で寝よという意思表示しにしか見えない。
 しかし、桐乃の機嫌は悪かった筈だ。
 それなのに何故?
 俺が黙って訝しげにその示されたスペースを見ていると、桐乃は顔を逸らしながら。

476 :
「な、なんか知らないけどさ、このベッド、一人で寝るにはでかいっしょ。
 どうせ、あんたはヘタレだからあたしに手を出して来ないだろうし、せっかく恋人になったんだし?
 と、特別にあたしの横で寝る権利をあげるっつーの」
「そいつは……光栄だな」
 いや、マジで。
 つか、ベッドが広いのは、その、ねえ? ちょっと期待してたというか、まあ、様々な意図が、ねえ?
 手配したのは俺ですし。
 そんな下心は一切出さず、更に実際に手をだすことはないだろうという妙な確信もあったので、俺は桐乃の提案に乗ることとする。
「そんじゃ……失礼します」
「……どうぞ」
 桐乃の横に腰を掛けて、そしてゆっくりと身体を倒す。
 距離感で言うと、さっきの押し倒した時の方が格段と近かった。
 なのに何でだろう。今の方が、凄い近くに感じられて。
 良いな、と感じた。
 ふと視線を感じて、その方向を見ると桐乃がこっちを静かに見つめていて。
「ふひひ」
 と、子どものように笑った。
 だから俺も同じように笑って返した。

477 :
兄妹。そして。恋人。
 この関係はまるで違うものの筈なのに。
 俺たちの関係は、兄妹でありながら、恋人であった。
 そこに矛盾なんてなくて、俺の中で綺麗に一致している。
 卒業までの関係。
 確かにそう約束した。
 桐乃は守るだろう。ストイックな奴だから、泣きもせずあっさりと関係を解消するだろう。
 そして、俺も守るだろう。普通の兄妹になる事を了承し、別れるだろう。
 でもさ。
 そこから先は、どうなるかなんて分からない。
 俺たちは普通の兄妹でありながら、恋人になった。
 そして、恋人から、普通の兄妹になろうと約束をした。
 ならば、普通の兄妹からまた、恋人になる道がなくなったとは言えないだろう。
 今の俺は、まだまだ力が足りなくて。
 親の庇護なしには生きていけなくて。悲しませない説得なんて出来ないが。
 いつか、親父に全てを話す時が来る。
 そして、兄としてでも息子としてじゃなく男として、対峙する時が来る。
 横で眠る、無防備な妹の顔を見て思うのだ。
 幼き日の妹は、俺と一緒に居られる未来を叶える為、常識に戦いを挑んだ。
 その結果、俺の中の常識は破れ、こうして妹に攻略されきった。
 ならば俺も、桐乃と一緒に居られる未来を叶える為、常識に戦いを挑む時が来るだろう。
 二人の前に立ち塞がる壁を、壊す為に今から努力を重ねていく必要があるだろう。
 だから、今は束の間の夢でいい。卒業までの夢でいい。
 横で眠る、無防備な恋人の顔を見て想うのだ。
 いつか、次は最後まで続く現実の中、この顔を毎日見てやろうと。
 俺の妻がこんなに可愛いわけがないと言える日を目指して。

   完

478 :
というわけで、当初の目的通り補間路線で書いてみました。
乱文失礼、最後まで読んでくれた人には感謝を。
本バレとか見てた時には、えー、マジこの展開かよーとか思ってたが
実際読み終えてみると、凄くらしくて良かったわ
やっぱ、京介は最高に格好いいクズであるのがこの作品の魅力だと思うぜ
作品も終わってしまったので、ここも寂れていってしまうかもだが
また書き上がったら投下しに来るのでその時は宜しく願います

479 :
>>478
GJ
まじでこんな感じだったに違いない

480 :
>>478
ぐっじょ〜ぶ(ニカッ

481 :
>>478
癒やされたわ−。超乙でした。
会話が生きてるし、行間が適当で読みやすいし。
話が丁寧で想像しやすかったよ。原作も・・・いや言うまい。

あと関係ない話だけど幸い?(個人的にはふさけんなだが)限定終了以降は、
特にフォローも無くせいぜい黒バジと交友関係が続いているぐらいしか読み取ることはできない。
だから各々のヒロインが復活するかどうかは各々の職人が自由に作れるって事だと思うよ?
正直10年後には期待してないし

482 :
同意
俺妹って「その後」に強く余韻を残す作品だと思うし
職人がいろいろ書きやすい条件が整ってると思う

483 :
あばばばばばばばばばばばばばばばばばば
ここまで完全な桐乃!?桐乃エンド!いや、桐乃エンドじゃない、京桐エンド!!!!
やべえよこれアニメにすんの?ほんとすげえ!
神戸と倉田は本気で気合入れろよ、ふさに四六時中張り付いてケツ差し出してでも
心情捉えたシーンにしろよな、マジでぇぇえええ!

484 :
>>478
GJ!
すごくらしさが出てて良かった!

485 :
>>478
GJ
ここも廃れたがほそぼそ続けばええね
次作も書いてるようだし

486 :
>481
新メンバー加入
誰だと思う?
本命あやせ加奈子対抗地元民櫻井大穴ベルフェゴール△腐女子&巨乳萌カップル▲御鏡・カメ娘
プリティーガーデンを蹴散らしそうな布陣な件。

487 :
誤爆だった
スレ汚しごめんなさいです

488 :
>>343です。ちょっと違った未来の続きです。
No.33 http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/664.html?guid=on
No.34 http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/665.html?guid=on
No.35 http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/668.html?guid=on
No.36 http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/669.html?guid=on
No.37 http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/m/pages/670.html?guid=on

連作という形になりましたが、これにて終了します。ありがとうございました。

489 :
>>396 文体でわかるものなんですね。「え?マジで?」ってなりましたw。
>>ALL レスくれた皆さん、ありがとうございます。

490 :
>>488
作品を完結させたことと、オリジナルゆえに直接張らなかったこと。
一応は評価する。お疲れ

491 :
>>488 乙。かなりエグい内容だと思う。このシリーズ見てたけどかなり面白かった。作者は教養ありそうだと感じた。

492 :
>>488 乙。あんた他にないの?

493 :
とらドラに続いて最終巻ですべてをぶちこわしたラノベの仲間入りを果たしたな。

494 :
完結させずに続きを待望される人より
完結させた人のほうがずっと立派だってばっちゃんが言ってた!

495 :
SSも然り
続き物の途中でトンズラするやつは最悪やな

496 :
むしろ11巻で中断してみんなの想像の中にエンディングがあった方がよかったのでは?

497 :
>>488 お疲れ。面白かったよ。つか原作よりこっちのほうが綺麗に終わってるとか・・・。

498 :
>>495
ならなぜ「彼」を擁護してやらなかった

499 :
火……

キャラが自然と動いて、物語が完結する
ように描けるのは素晴らしい
しかし、強引にやりたい結末に収束させるのはだれでもできる
しかし強引な結末は大体不評だ
デスノ、とらドラ、俺妹……

500 :
発売日からのスレの流れからして、どこが不評なのやら
日を追うごとにキャラ厨と思われるのが沸いてきてるな

501 :
とらドラのサブキャラ厨まだ生きてるのかよ
アニメは賛否両論で荒れまくってたが原作は好評だったから

502 :
いちいち他作品持ち出して叩く頭おかしい人だから仕方ない
綺麗に完結しようが「ぶちこわし」だからね

503 :
アニメだと次の11回あたりの話で。
こんな事があるといいなーってかんじで。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 来年の受験を控えた俺の成績がこのところ落ちているのは兄妹で遊んでばかりだという
厳しい指摘を親からされて、模試でA判定を取るまでアパートから帰ってくるなと隔離さ
れて、勉強に励まざるを得ないことになっている。
 それでも引っ越しの手伝いをさせた桐乃は、自分の部屋に収まらないエロゲーやら、フ
ィギュアケースごと持ち込んだりして、部屋の一角が不自然すぎる雰囲気を放っているの
で、仕方ないので上からカーテンを垂らして判らないようにしている。
 こういうことをする桐乃は、なんなんだろう。まるで、自分のことを忘れないで居て欲
しいみたいな意味に思えてしまうが、それが妹もののエロゲーやフィギュアなのか?
 まあ、そんなことはどうでも良い。今は、まじめに勉強してこの不自由な環境から抜け
出すことに全力を尽くせば良いんだと気合いを入れ直し、俺は勉強している。
 ぴんぽーんとドアチャイムが鳴るのでドアスコープを除くとあやせが立っている。
 俺の知らないところで、世話係としてあやせが選ばれたようで、俺はうれしい。
「やあ、あやせ。こんなところまで済まないな」セミロングの美少女が俺を見て、
「いえ、良いんですよ。お兄さんの為ですから」と明るい笑顔で応じてくれる。
 トートバッグに食材を入れて部屋に上がって来た。もう、二日目なので慣れた感じで、
洗濯機に洗剤を入れて、溜まっていた洗濯物を処理してくれるし、その間に手際よく夕飯
の準備を始め、洗濯機が乾燥モードに入った頃には、夕飯が出来上がり、
「晩ご飯が出来ましたよ」と俺を呼びに来てくれるので、キッチンに向かった。
 テレビを点けて、バラエティ番組を観ながら、いただきまーすしてご飯を頂いてる。
「勉強の方、いかがですか?」「やっぱり、桐乃にこのゲームクリアしなさいよね!とか
 来ないと時間に余裕があるよ。判らなくなってる問題が増えてるのを発見したりして、
 確かに成績が落ちてもしょうがないって判ってきた」
「うふふ、そうなんですか。それなら、お兄さんもまともになってきますね」
「あやせには、ずいぶん変態扱いされてきたモンな。まあ、見返してやるぜ!」
 そんな和やかな会話をしながら食事を終えて、あやせが洗濯物を干している間、俺は食
器とか洗い物を済ませた。これくらいはやらないと、な。
「あれ? このケース、中に何が入っているのかしら。 えっ?!」
「わっ! それは、桐乃が持ち込んできたんだよ。部屋に収まらないからーとかいって」
「はだかの女の子が多いですね。ほんとに桐乃が買ったものなの?」
「俺は、こんなに小遣いもらってないよ。あのさ、誤解があるようだけど、俺はこういう
 の興味はあるけど、こんなに要らないよ。エロゲーだって桐乃が勧めてきたから」
「ゲームって、これ? はぁ、なんですかこれ。桐乃にこういう事したいの?」
 げんなりした顔であやせは俺を見ている。重症だよな、あいつ。
「俺じゃなく、あいつがして欲しいのかな…俺に押しつけてくるくらいだから」
「そんなの、ダメです! お兄さんと結婚して、桐乃と幸せに暮らすためには…あっ」
 俺が思わず、あやせに結婚してくれって言ったこと、本気にしてくれていたんだ。
 顔を赤らめてうつむいている、あやせがとても、愛おしい。
「こうして世話をしてくれるのは、そういう気持ちがあるんだ。俺は、うれしいよ」
 そういって、そっと抱きしめると突き飛ばさないな。でも、ほどほどにしないとな。
「ゲームってパッケージを見ただけじゃ、判らないんだよ。桐乃のことをもっと知りたい
 ならさ、かるく俺と一緒にやってみないか?」どうかな、やっぱりイヤか。
「そうですよね、先入観だけで判断しちゃダメです。じゃ、やってみたいです」

504 :
 ほんと、桐乃のことが好きなんだなと思って、俺はノートPCを持ってきて、テーブルに
置いて、セットした。あやせと並んで座り、ゲームを起動し、マウスを渡して、
「新規から始めよう。マウスの左クリックで選択や会話を進めたり、右クリックで戻った
 り、とかな?」「はい!」そういって、妹もののエロゲーを始めた。
「そんなにえっちじゃないですね」「うん。初めからそういうワケじゃないんだ。思いが
 高まった結果とか、そういうかんじでさ」「うーむ。そういう風、なんですか」
 だんだんゲームが進行していき、選択肢のアドバイスとかしながらキスシーンなったり。
「あ…キス、してます」「うん。恋人みたいになってたろ?」「兄妹、なのに…」
 だんだんあやせは夢中になってきて、これってどうして?とか聞いてきて、まるで俺と
桐乃がゲームしている時みたいになってきた。そして、えっちシーンへ。
「…ふぅ、こんなこと」甘い吐息が感じられ、もぞもぞしながらマウスをクリックしてい
る、あやせを俺は見ている。どうやら、理解してくれたようだなと俺は、ほっとした。
「どうだった? そんなに悪くないだろう?」1つのルートが終わったので、声を掛けた。
「その…良かったら、このゲームを貸してくれませんか?」意外だな。
 やっぱりダメですと言うかと思ってたのに。俺はゲームディスクを取りだしてパッケー
ジに収めて、適当な手提げ袋に入れて、渡してやった。
「親に見つからないようにな。一応、マズイものだからさ」そっと袋を受け取り、
「…はい、ありがとうございます」と赤らんだ顔も非常によろしい感じだ。
 椅子から立ち上がろうとしたあやせが、びくっとしてまた、腰を下ろした。なんだ?
「どうした?」と手を貸してやると「あっ…」変な声を出し、ふらっと俺に抱きついた。
「立ちくらみか?」あやせのからだが熱いな。ゲームで興奮したのかもしれない。
「少し…休ませてもらって、いいですか?」「具合悪いんだったらさ」
 そういって俺は、あやせを抱き上げてベッドまで運んだ。この方が楽だろうし。
 モデルやっているだけあって、軽いなとベッドに下ろす時に尻のあたりが湿っていて、
「お兄さん…からだが、変なんです。…ゲームの女の子みたいにあそこのあたりに」
 そっと、スカートに手を入れて、そこを触ってみるとぐっしょりとしていた。
 あやせは、オナニーとかしたこと無いのかも知れないな。
「ここを自分で触って気持ちよくなったことは?」そっとぐりぐりしてみたり。
「こんなの、初めて。お兄さんの手のひらでしてもらってるともっと良くなって」
 そんなことを言うあやせの唇が愛おしくなり、そっとパンツの中に手を滑らせつつ、
顔を近づけると瞳を閉じたあやせの唇にキスをして、そっと舌を割り込ませると唇が
開き、ちろちろと舌先が絡み合い、俺の指先には控えめなひだがくにゅくにゅとして、
そろりと膣に指を挿入すると「んー…んーっ」と喘ぐので、キスを止め、
「ゲームでしていた事って、こういう感じなんだよ」「こんな…すごいことなんですね」
 弄っている俺の腕をつかんで淫猥な刺激に耐えているあやせはどんどん高まって、
「その…もっとしてください…ああっ…なに…これ、助けて、お兄さんっ、ああっ!!」
 股間ごとヒクヒクとさせて感じ入っていたあやせは、イってしまったようだ。
 ぼう然とした顔で震えて居るので、そっと抱きしめてやった。
「ごめんな、勝手なことをしちまって」「いいえ、とても…良かったです」
 ティッシュを何枚か取って股間を拭いてやったが、パンツの予備がないな。
「あやせ、パンツの予備がないんだけど」「仕方ないですね…んっ」とパンツを脱いだ
あやせは、洗面所にいってパンツを洗っている。今、ノーパンなんだよな。ううむ。
 洗濯機にパンツを入れて、軽く脱水しているようだ。
「お兄さん、また、してくれますか?」「いいよ」「お兄さん…」
 あやせがぎゅっと抱きつき、甘いキスしてきた。とても、良い気持ちだ。
 洗濯機が止まったのでパンツを取りだして、あやせは履いて、トートバッグにゲーム
の袋を入れて、服の乱れを直してから、
「では、おやすみなさい」「いつもありがとな。おやすみ!」
 にこやかにあやせは帰って行ったのを見送り、ドアを閉めようと思ったら、
「…んふっ、あなたは、なにをしていたのかしら?」「る、瑠璃ぃ?」
 いつものゴスロリ衣装なので暗がりに居ると溶け込んで判らないぜ。

505 :
「入らせてもらうわよ」そういって、さっさと部屋に入ってテーブルの椅子に座ってる。
「なんで、今、おまえが居るの?」元彼女のこいつが、なんでここに来たんだろうか。
「来たのは、単なる気まぐれよ。廊下のサッシの隙間からちゃんと勉強しているか覗いて
 いたら、あやせとゲームしているじゃないの。
 突っ込みを入れようかと思ったら様子がおかしくなって、あなた、大丈夫?」
「うっ…雰囲気的に、そうなったというか、あやせが誘っていたよ?」
「…んふっ、確かにそう見えたわ。はぁ…そんなことはいいの」といって立ち上がって、
俺に背中を見せて「チャックを下ろしてちょうだい」ん?と思いながらじーっと下ろすと
ささっとばかりにドレスを脱いでしまった。下着姿の瑠璃に目が釘付けになってると、
「あなたもさっさと脱ぎなさい。その…隆々としたものが治まりつかないんでしょ?」
 瑠璃は、俺の股間を伏し目がちに見据えている。それはそうなんだけどさぁと思いなが
ら、こうなったら覚悟を決めるかと服を脱ぎ、この際だからと全裸になった。
「京介…」と瑠璃が俺に抱きついて来たので身をかがめて、その可憐な唇にキスをした。
 ちゅちゅっとたおやかな舌を堪能し、抱き上げてベッドに乗って、
「おまえも、したくなったのか?」「そうよ。あなたがあやせを抱きたくなった思いと、
同じくらいに」不敵な表情でそんなことを言うので、両手で乳房を揉みし抱きつつ、唇に
吸い付いて、濃く甘いキスを続けているうちに乳首が勃起してきたので指先で弄りつつ、
耳の後ろから舐めていき、滑らかな喉を楽しんだり、鎖骨あたりに強くキスすると、
「だめよ、そこは…あっ、あぁっ」と身をよじらせて、ぐにっと乳房をつかみ、とがった
乳首をぺろぺろと舐め、うりうりと指で弄ったりしているとふぅふぅと息が荒くなり、
「そこばかりしないで。…もっと下の方も」いつもより低く喘ぐような声で言うのがエロ
くていいなと思い、すべすべした白い肌を唇で這わせていき、ところどこでキスしつつ、
膝をぐっと起こして、べっとりと濡れた柔肌にむしゃぶりついた。
「いきなり…もうっ…あぅっ…んんっ…入って来るわ…あなたの舌で狂ってしまいそう」
 すでに熱く潤っているから、どうにでも出来る感じで膣に中指を入れてると敏感な粘膜
が蠢いて俺の指を歓迎するのでゆっくりと出し入れしつつ、指をぐぃーっとえぐるように
したり、廻していたりすると瑠璃の顔は真っ赤になって、充血した乳首が固くなっている
ので、ぎゅっと摘んでみたりするとじゅわーっと愛液がこぼれたり、
「すごく、濡れているな」「さっき…見てしまったから…また、あーっ! あっ…」
 白い肌は汗ばみ、どこを触っても甘い声が漏れ、吐息が荒くなってきている。
「こういうことになるって母さんは、判っていたのかな。もらっておいて良かったぜ」
「なあに? あぁ、コンドームね。…早く入れてよ、京介」はいよとばかりにパッケージ
を開けて、くにゅっとしたゴムを取りだして、ちんこに乗せてぐるぐると装着してと。
 ぴちゃぴちゃした太ももの間に割り込んで、このひだの下の方にあるこれ、かな?
「んっ…そこだと思うわ。そう…ゆっくりとお願い。あっ…んふっ…熱いわ」
「じわーってくるな。この疼くような感じ。どうだ…瑠璃…痛くない…か?」
 思ったより引き攣れるような感じもなく、俺の問いかけに夢うつつでうなずいている。
 華奢な体を押しつぶさないように肘を立てて覆い被さって、この密着している感じが
俺の体を沸き立たせ、滑らかなぬめりと生暖かい感じが俺のを弄び、溶けちまったような
感じにしながら、複雑な動きを伝えてきて、我を忘れて腰を止めることが出来ない。
「おまえ、なんで、俺と別れるなんて言ったんだよっ」絶え間なく小声で喘いでいるが、
「…その方が、上手く行くと思ったの…よ。あーっ…いいっ。なんで、こんなに…」
 バカなヤツだなと思いながら、俺を見つめる瑠璃の口を犯すように舌を入れると吸い
付くようにして俺を求めて来て、とても、愛おしいじゃないか。

506 :
 ただ、もう、熱くうねるこの交わりに俺のは限界まで高まっていて、
「そろそろ、いいか?」「…お好きに…あなたの、好きなように…すれば、いい」
 じゃ、そうさせてもらうぜと抑え気味だった腰の動きをバンバンするようにすると小柄
な瑠璃の体は跳ねるようになり、そのたびにぎゅぎゅっと中が締め付けられ、俺の腕をつ
かんでいる瑠璃の細い指が食い込み、悲鳴のような切迫した声を上げる、その中へ!
「やぁーっ…あっ、あっ、んーっ、あうっ! もうっ…きて、いくいく、いっちゃうっ!」
 唸るような射精感がぐっと駆け抜け、腰を打ち付けるようにしてびゅっびゅっと出した。
 何だか盛り上がりすぎて、大汗かいたので腰が立たなくなった瑠璃を抱えて浴室へ。
 椅子に座らせた瑠璃にシャワーを浴びせると心地よさそうだな。
「あんなに激しくされるなんて、おもってなかったわ」俺もシャワーを浴びつつ、
「相性が良いんじゃないか? よく判らないが」名残を惜しむようにお互いの体を撫でたり
しながら、いい雰囲気だなって思った。
 バスタオルで体を拭いて、ドライヤーで髪の毛を乾かしている瑠璃を見つつ、服を着た。
「どうせ、まだ、桐乃を妹として見られてないんでしょ? 変態…」
「うっ…そんなこと、無いぞ? たぶん、な」「はいはい。…おやすみなさい、京介」
 そういって、来たときと同じように唐突に帰ってしまった。
 さて、すっきりしたところだし、ちゃんと勉強するか!と俺は机に向かった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
続かない?

507 :
「」と地の文は離した方が読みやすいね

508 :
>506
黒猫可愛いよprpr
GJ!

509 :
>>507
何となくそうしちゃうんですよね。今回は、少し、考慮してみました。
>>508
どもどもですー。最終巻で黒猫が変にならなければ、もー。
そして、続きが書けたので。
>>506の続きです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ふーっ。1週間、勉強を頑張ってきて今日は金曜日だよ。やろうと思えば続くもんだぜ。
 そう思っていると今日も健気にあやせが来てくれた。
「おじゃましまーす」「金曜くらい、いいんだぜ?」
 あやせは首を振りつつ、部屋に入ってきて、いつものようにてきぱきと家事を片付けて
くれるけど今日はバッグが大きいし、制服じゃ無くて私服だな。
「お兄さん、今夜は特に用事が無いんでしょ?」「ああ…出かける用事とか無いけど」
 こぼれるようなきらめきに満ちた目を見ていると、まさか、お泊まり…とか?
「判っちゃいますか? 今日は友達の家にパジャマパーティしてくるって言ってきました!」
「それでバッグにパジャマとか入れてきたんだ。まあ、今夜くらい、息抜きしても…」
「大丈夫ですよ! あの、いいですよね?」小首をかしげ、上目遣いに見られちゃ、な。
「あやせは言わば、未来の嫁みたいなもんだから、帰れなんて言えないさ!」
「わぁっ! 素敵ですね、お兄さん!!」
 飛びついてきたあやせに抱きしめられると、幸せいっぱいだぜ!
 いつもなら、さっさと済ませてしまう夕食を今日はゆっくりと出来る。
「あやせは、仕事の方はどんな感じなんだ? たいへんなのかな」
「そうですね。…厳しいって感じることが多いですけど、でも、いい写真が撮れるとそれ
 だけで疲れなんて、吹っ飛んじゃいますね!」
 まわりに光るオーラが見えるような感じだぜ。自分の魅力が認められ、高まってるんだ
ろうなあ。それに比べて、俺の地味な事よ。
「そう言うことがモチベーションになるんだな。でもさ、それならもっとかっこいいヤツ、
 お前の魅力の足しになるような相手と過ごした方がいいんじゃないか?」
「なにを言ってるんですか。そんな相手と過ごしていたら疲れちゃいますよ。
 わたしはお兄さんと一緒に居ると元気をもらえるというか、ずっと居たい感じなんです」
 あやせの表情や口調から、気遣って言ってるように思えない。そうか…そうなのか。
 食事が終わって二人で後片付けをした後、あやせはバッグからディスクケースを取出し、
「これ…わたしが好きな映画なんですが、一緒に観ませんか?」「おう、いいぜ」
 ディスクをHDDレコーダーにセットして、あやせは持ってきたポテチとか飲み物を出
してトレイに乗せて持ってきた。ソファーなんてしゃれた物は無いのでベッドに乗って、
壁にクッションを置いて、ほわっとしたあやせの温もりを感じつつ、再生した。
 部屋の明かりを落として、ぽつりぽつりとあやせのナビゲートを受けつつ、しっとりし
た雰囲気でその世界にあやせと入りつつ、俺の感想を生真面目に聞いてくれる。
 お互いの気持ちや体温に包まれたような感じに浸り、静かな感動を持って、見終えた。
「良かったよ。あやせ」「好きな人と観ると、いいものですね…」
 そう言って、気持ちを交わすような感じで…ちゅ…ちゅぅっと甘い感じで。
 でも、気恥ずかしくなってしまって、部屋の明かりを点けた。
 ディスクを取り出して、ケースに収めてあやせに渡すとバッグにしまいつつ、
「そろそろ、お風呂の時間…ですよね」「ああ…予約してあるから、もう、沸いている」
「一緒に、入りましょう?」「そう、だな」…今日、あやせと、してしまうのだろうな。
 フワフワした気持ちになってきて、お互い、ぎこちなく服を脱いで、裸になった。
 シャワーがお湯になるまで待って、玉のような肌ってこんな感じなんだろうなとあやせ
を見つつ、お互いの身体を流していき、浴室に湯気とあやせの香りが漂っている。
 狭いユニットバスだけど、二人で何とか入ると盛大に湯がこぼれるのが気持ちいい。

510 :
「昨日は、さ、ゲームしていて変なことになっちゃったけど、その…俺とこうやって裸で
 一緒に居られる気になったのかな?」…ほんのり桜色のあやせが初々しい。
「あれがきっかけで、わたしの体に変化がありましたよね。…そして、恥ずかしいところ
 も知られちゃったし、キス…してくれて、家に帰ってからも、ゲームしました」
 狭いだけにもう、はだかで抱き合っているようなモンだ。柔らかで、しなやかなものが
俺にくっついてさ、優しいまなざしで見つめてくれる。
「俺はどうしたらいいかとおかしくなっていたと思うけど、そう、思ってくれたんだ」
「はい。だから、好き合った男女は、キスして――えっちするんですよね」
「お互いをどこまで好きになれるかって試していくような、そんな段階を踏むように」
「こうしていて、心地よいです…京介さんって、呼んでいいですか?」
 ささやくようなあやせの声が耳に心地よく、脳を溶かしてしまうかのようだ。
「そうだよな。好き合っているなら、名前で呼ばれた方が親密な感じがするよ、あやせ」
「京介さん…」今日は、何度キスをしたのだろうか。口を吸い、舌を絡み合わせて密度の
高いふれあいをして、俺たちの体は、準備が出来たと思った。
 あやせを抱え上げるように浴槽から上がり、指をしっかりと絡ませて浴室から出て行き、
バスタオルでお互いの体を拭いた。…とても、瑞々しい感じだな。
 肝心なコンドームの箱から1枚取りだして、枕元に置いておいた。部屋の明かりを消し、
そっとベッドに寝そべったあやせを踏んだりしないよう、慎重に覆い被さって、
「好きだ、あやせ」「わたしも。京介さん」
 窓明かりのみでおぼろげな肢体を確かめるように抱きしめて、軽く唇にキスして、髪を
すいて可愛らしい耳にキスをして、耳の穴の辺りを舐めてみたりすると、
「あっ…」といい声を出し、首筋にかけてキスしていくといい匂いが強まってくる。
 触っただけで跡が付いてしまうような肌。俺は怖々と触っていき、きめ細かで手のひら
に馴染んでくる感触が心地よく、首筋から肩に掛けて手を滑らせ、無駄なところが感じら
れないこの腕や、繊細な指を舐めてしまおう。
「ふー…変な感じ、です」「そうか? おまえの全てが愛おしくなってきてさ」
 恥じらいと快楽が混じったような表情だな。俺の手は脇から脇腹に、腰にかけて撫でて
行って、すべすべした太もも、ふくらはぎ、足先まで来て、小粒な足の指や裏側をキスし
ていると「あっ…んー…京介さん、そこは」「汚くなんかないぜ」
 こうして愛撫していくうちにあやせのからだから、力が抜けていき、甘やかな雰囲気に
包まれてきた。あやせの細長い脚を開くと恥じらい、俺は内ももにかけて唇を滑らせて、
付け根のあたりでキスをすると「んんっ」と呻き、その奥にあるやわらかで控えめなひだ
に口づけをして、ねろーっと舐め上げていく。俺の手は、脇から乳房を揉み、乳首を弄り、
「あふぅ…そんなことされると…あぁっ…あーっ…そこ、すごくいいです…あうっ…」
 様子を見つつ、やさしくていねいに舐めたり吸ったりしていくととろりとしたのとか、
ねっとりした感じのとか、どんどん濡れてくる。
 あやせの手は乳房を弄る俺の手に重ねられ、身をよじらせつつ、感じ入ってるんだな。
「指…そんな奥まで…やっ、あっ、感じすぎます…舐められながらなんて…んーっ!」
 濡れているけど敏感なこの穴はほんとに弄ったこと無いんだろうな。
 あやせはシーツをつかみながら、舌と指での愛撫に何度も体を強ばらせ、軽くイきなが
らその感覚を知っていき、徐々に膣もほぐれてきて、指2本をぐいーっと入れても、
「あそこが…そんなに広がるなんて…バラバラに動かしたりしたダメです!」
「ここに俺のが入るんだから、よくほぐしておかないと痛いよ?」「でも…あぁっ!」
 そうして、また、ぐったりとしたあやせを撫でつつ、コンドームの封を切って装着した。

511 :
 汗が染みたようなこの柔肌を感じつつ、両膝をぐっと上げて、ひくついている膣口を
探り、ぎんぎんになったちんこを当て、何度も馴染ませてくにゅーっと挿入していった。
 あやせの気持ちは内側に行っているのか、目を閉じてその感覚を味わってるようだ。
 餅のようにまとわりつき、伸び縮みするこの繊細な粘膜が俺を包み、心地よい温度と
感触で受け入れて、しっかりと奥まで入ったぜ。
 あやせの腕が俺の背中に回り、俺はあやせを抱きしめるようにしつつ、揺り動かすように
腰を使って行き、はぁはぁと喘ぐ唇に舌を入れて、ねっとりと舐め合いながらお互いを感じ
あっていった。
 俺のちんこはあやせの中でぎゅーんと漲って暴れ、それを心地よく受け止め、俺に返して
くるようなかんじが止まらず、腰同士が繋がったようになって、どんな風に突いても付いて
くるのでぱんぱんとしていると俺の胸にあやせの乳首がぐいぐいと当たるので、乳房をぐー
っと揉んだり、乳輪ごと乳首を引っ張ってみたりすると、
「はっ…はっ…んんーっ…やっ、あーっ! ひぃっ」なんて激しい反応するな。
 二人の快楽は体中に満ちてきて、もどかしいような、どうにもならないような感じをどう
にかしたくなって、腰の動きや相手をまさぐるような感じが強まってきて、
「もうっ…そろそろ、俺、限界だ、あやせ…イっていいか?」パンパンしつつ、
「わかんないっ!…京介さん、お願い…そう…あっ、あっ、あぁーっ! いっ…いぐっ!」
 どうにでもなれって感じで打ち込んでいるとあやせの高まりに持って行かれるように俺は、
びゅーっ、びゅーっと射精した。ああ〜ちんこが痺れる〜。
 全力で出してしまった俺は、頭がほわーっと草原のような爽やかさで、ふぅふぅ喘いでる
あやせがとても愛おしく思えて、ちゅーっとしていると、
「京介さん…なんかっ…とてもしあわせなんです…ぐすっ」とあやせは泣いていた。
「おれもだよ、あやせ。おまえに向けて、めいっぱい出しちまった」
 あやせはびくりびくりと余韻が来ているのか中が蠢き、自分のお腹を撫でて、
「わたしの中に入ってるんですよね…暖かいです。いっぱいで心地良い」
 涙を拭いて、あやせの頭を抱えるようにして、もう一度キスした。
「ふぅ。落ち着きました。…京介さんのこと、もっと好きになりました!」
 微笑むあやせにじーんと来て、こいつは俺のだとばかりにぎゅっと抱きしめ、
「好きだぜ! あやせ!」俺は、なんかこう、やる気に満ちあふれたようだ!
「桐乃より? あはっ、困った顔しないで下さい。
 何度あなたに抱かれたら、一番好きになってくれるんですか? うふふ」
「ここで、その名前を出すなよぉ。
 俺は、あやせと付き合って、だな、ゆくゆくは結婚出来たらってマジで思ってるし!」
「はいはい、よろしくお願いします」
 そんな感じで、楽しく、愛のある週末を過ごせたわけだ。
 こういった愛情と励みがあって、模試のA判定が取れたってことを言っておくぜ!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
おしまい。

512 :
10年後の回想の語り手が黒猫の妹ということは、やっぱ結婚は黒猫としてた、ってオチか。
あざといなあ、いちいちやる事が。

513 :
>>511
GJ!
良かったよ−

514 :
京介「正直めちゃくちゃ気まずい」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1371206184/

515 :
個人的にはありがたいんだが、こういう突撃を招きかねないスレ紹介ってのはどうなんだ?
個人的にはありがたいんだが

516 :
すまん、速報とエロパロ間違えてた

517 :
>>516
報告するスレ的なものがあるってこと?できれば知りたい

518 :
まとめから飛べるでしょ

519 :
いや、VIPで立つ俺妹SSスレを見かけたらSS速報の俺妹SS総合スレに勝手に貼ってるだけだよ

520 :
>>519
把握。こんあところがあったのかどうもありがとう

521 :
>>488 乙!複線も回収できてて内容も考えさせられて丁寧だた。ただエロが少ないのが残念w。
>>506 >>511 乙!こんな応援があればそりゃ京介もA判定取るわww。

522 :
リクエストがあったら、続き書こうと思ってたけど、待っているうちに書けたので勝手に終わらせました(^^;
>>513
どもどもです。ドツキ漫才みたいなのが好きじゃ無いのであやせとか甘々になってます。
>>521
ですよね〜。
原作もアパートで一人暮らしに世話女房的な感じだから、イチャイチャするシーンがもっとあっていいのに。
でわでわ。

523 :
関係が怪しいとか、勉強に集中させるために一人暮らしとかどう考えても逆効果というか、あの家って両親の発想からしてそもそも異常だったんだな。
なんか納得した。

524 :
両親は京介のハーレム状態を知らないんだから
ああいう行動に出るのは自然だよ
つーか「俺妹」は家族モノのアニメ(小説)なんだから
家族関係の描写を読み違えるとかマジありえないだろ

525 :
俺妹は家族モノ
そう思っていた時期が俺にもありました

526 :
そうか、よかったな

527 :
家族モノのアニメ(笑)

528 :
沙織総受けなSS希望
桐乃とか他のヒロインも京介と一緒に沙織責めに加担な感じで

529 :
>>465
超面白かった
特に
裸がみたい、主におっぱい
とか京介さんらしいセリフで超カッコイイッス!

530 :
麻奈実と沙織は本妻じゃなくてもいけそうだ

531 :
どうせやらかすなら地味子が二人を刺しして、天国で結ばれるENDとか無茶やって欲しかった。それぐらいやって伝説。

532 :
>>531
「俺にはもう、好きな子がいるんだっ!」
「京ちゃん…」
台所のゴミ箱に捨ててある和菓子が見える。
それは麻奈美が京介の為に作った和菓子だった。
《悲しみの〜向こうへと 辿り着けるのなら》
《僕はもう〜要らないよ ぬくもりも明日も〜》
「気持ち悪いよ、桐乃ちゃん、京ちゃん…だってそうでしょう?二人は兄妹なんだよ」
「でも、俺の気持ちはもう、決まってっ…ぐはっ!?何故…麻奈実…ナイフなんか…」
「ダメだよ京ちゃん、それは許されないんだよ。だって、ほら…桐乃ちゃんもそこに…いるよ」
麻奈実が重そうに抱えてきたスポーツバックのチャックの隙間に、金髪の髪の毛が見え隠れしてる。
「ま…さか、麻奈実…」
「これから、ずっと一緒だね。京ちゃん。だって…私はずっと京ちゃんのお嫁さんになるって決めていたんだから…」
《Why?脆すぎた世界 留めるすべを知らずに》
《僕は願っていた 忘却の世界を》
「誰にも渡さないからね。それが桐乃ちゃんだって…ね」
振り下ろされた狂刃が光り、その後物語は暗転する。
俺は抱きしめられた温もりの中で、泣きはらす麻奈実の声を遠くから聞いていた。
END

533 :
>>531
そんなスクールデイズの二番煎じに毛が生えた程度で伝説になれるかよw

534 :
>>492 遅くなりました。俺妹の他には、刃鳴散らすとかホワイトアルバム2のSSをば。スレチですけれど。近々ピクシヴにアップしよっかな・・・。

535 :
バギーナじゃなかったバジーナは、なんか瞳から憑き物が落ちた
あやせにしか見えんな。
髪の色指定ぐらい変えればいいのに。

536 :
「血は争えんな」
「そうね」
「実は父さん達も兄妹なんだ」
「この呼び方も何年ぶりかしら、兄さん」
こんな落ちのオリジナルのSSがあったんだけど、どのスレか覚えてない?
大介さんと佳乃さんがそう言って終わるSSもあるかもしれないけどw

537 :
そもそも桐乃って金髪碧眼で明らかにアジア人じゃないよな。
東欧かどっかからの養子だったんじゃね?

538 :
桐乃の地毛チャパなんだけどwwwwww
アレ設定上ライトブラウンに染めてて母親と同じ
地毛は地味な髪色なんだがなぁ

539 :
瞳はなんなの? 24時間カラコンしてるの?(w

540 :
ウワァ…マジメにカマッたのが間違いだったわ…
キチガイか。

541 :
絵師の美的センスの問題だからそこは無理言うな
可愛いならいいだろうが

542 :
京介に聞けば地毛の色なんてすぐ分かるさ
なぜなら髪を染める女子高生は数いれど
まず間違いなくしもの毛をうわ何やめろください

543 :
パイパンかもしれ…うわ何やめろください

544 :
>>337 あやせの殴り入れた修羅場がクオリティたけえな。半分オリジナルで長いから気軽には読めんが。

545 :
>>536 そんなSSあったな。さらに言えば、あやせや黒猫達が大介とそれぞれの母親との間に出来た子ってやつもあったな。

546 :
あやせと桐乃が生まれた時に病院で取り違えられてたってSSは読んだことある。

547 :
桐乃がエロゲーとかせず、ストレートに京介との関係が深まったような感じで。
色々違っているので、原作準拠じゃありません。
京介x桐乃、京介x麻奈実
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 俺は学校から帰ってきて、課題をやっているところだ。となりの部屋が静かだってことは、
桐乃はまだ、帰ってきてないようだな。
 親父たちには黙ってるけど、桐乃は少女モデルの仕事をしていてプロの世界で洗練されて
いるせいか、日に日にきれいになっている気がする。
 もともと、目鼻立ちが整っていて、スタイルも良いなとは思っていたけど、それは商売に
なるくらいのレベルだったと言うこと、だよなぁ。
 そんなことを思っていたら、ドアがガチャッと開いて、
「ただいまー! 京介」明るい声とふわっと健康的な匂いが来たので俺はイスごと振り返り、
「おかえり、桐乃。今日も撮影だったのか?」というと「そうだよっ」といって、俺に抱き
ついて膝に乗るので椅子がぎゅっと沈む。
 こうしていい匂いがする華奢な体を抱きしめていると落ち着くけど、いつからこういう風
になったのかな。
「おまえって、いつ頃からこうやって帰ってくると抱きついてくるようになったっけ?」
「ん? そうね、京介が中学を卒業したあたりかな…、あんたが急に大人びて見えるように
 なってさ、落ち着かなくなってたら、こうしてくれたじゃない」
 その辺からだったかな、ランドセルしょって子供だと思っていた桐乃がセーラー服を着て、
女らしくなったって思った頃。思春期に入ったからだろうけど、イヤ、そんなに変わらない
だろう?って膝の上に乗せて、抱きしめたんだっけ、か。
「そうか、そんなことあったな。…桐乃は、将来、芸能界でも入るのか?」
 すでに結構な額を稼いで貯金していることを知っているだけに、いずれは羽ばたいて行く
だろうと俺は覚悟を決めつつある。
「わかんない。今より忙しくなったら、京介とこうやって過ごす時間も無くなっちゃうし」
 なんて、可愛い妹なんだよ。自分の才能を認められてるのに俺のためにか?
「ま…まあ、学校の勉強も大事だし、青春をそんなことですり減らすこともないよな」
「うん…あたしは、京介ともっと…」桐乃が言い出しそうな危険な言葉をかわすように、
「ほら、着替えてこいよ。もうじき、夕飯だぞ?」この温もりを離したく無くならないうち
にと俺は立ち上がって、潤んだ瞳の桐乃を立たせた。
「そうだね…」と桐乃は部屋を出て行った。
 しばらくすると下から、ご飯よーと母の声がしたので、部屋を出ると桐乃も部屋から出て
来て、階段を下りて行くとき、桐乃は俺のシャツのすそを持って下りてきてた。
「あんたたちは、仲が良いわねぇ」と母さんに呆れられつつ、「険悪なのより、いいだろ」
といいながらテーブルに付き、オヤジは新聞を読むのを止めて、
「京介、成績は落ちてないだろうな?」俺にはそんなことしか興味がないのかよ。
「ちゃんと勉強しているよ。桐乃ほど頭良くないけどさ」
 あいつはモデルをこなしつつも、学校の成績は常に上位なのでひょっとしたら、血の繋が
りがないんじゃないかと思うくらいだ。
「お兄ちゃんだって、そんなに悪くないよ?」
 両親の前では、桐乃は俺のことをお兄ちゃんと呼ぶ。部屋に居る時みたいな親密さは無く、
慎ましい妹を演じている。桐乃はみんなのお茶を淹れ終えて、俺の隣に座った。

548 :
「いただきます!」オヤジの号令に従うように「「いただきます」」と言って、夕食となる。
 オヤジは警察官だけあって威圧感があり、夕飯時はテレビも点けずに黙々と食べる。
「今夜は、お父さんと会合に出ますから、戸締まりはしっかりね」「はーい」
 深夜か朝帰りになる会合ってなんだよ?と思うけど、たぶん、俺たちが微妙な年齢になっ
たから、外でいちゃいちゃしてくるんだろうなと思うので、俺たちは気にしない。
 食べ終えた順に食器を洗って、部屋に戻る。それがいつもの光景だ。
 部屋に戻った俺は中断された課題をこなし、明日の授業の範囲をざーっと読んだりしてい
るとノックもなく桐乃が入ってきて、当然のようにリモコンでテレビを点けて、ベッドに寝
転びながら宿題とかやっているようだ。あんなんで頭に入るのかよ?と思うけど、テストの
点数が良いんだから人それぞれなのかも知れないと思いながら、俺もベッドに座ってテレビ
を観ている。
 バラエティ番組のくだらないクイズに桐乃と争って正解を答えたり、一緒に笑ったりする
のは楽しいが、ドラマとか見ているとどうにも兄妹と一緒に居る感じじゃない気がする。
 番組が終わったので、そろそろ風呂の入る時間だなと思って、
「俺、風呂入るから」というと「じゃ、あたしもそろそろ」こういう流れで桐乃は部屋から
出て行ってくれる。下に降りて、脱衣所に入って服を脱いで洗濯機に放り込み、
「あーっ、今日も変わり映えのない日だったな」と独りごち、シャワーを浴びて頭を洗い、
体も洗って、さっぱりしたところで浴槽の蓋を開け、1つにまとめて立てかけて、入った。
 さっきも気になったが、このところ桐乃の妹らしさがどんどん無くなり、妙に気になって
しまうんだよな。
 これって、さ……桐乃に彼氏が出来たとか? あり得るな。色気づくってヤツだ。
 あいつになーと思うが、きれいになってきたし、そのうち、彼氏を連れてくるとか覚悟を
決めなくてはいけないかな。
 風呂から上がると桐乃が脱衣所に来るところだった。
「あぁ…ちょうど良かったな」「その…」桐乃の目線が下の方で、恥じらってるのは…、
「ご、ごめん!」といって慌ててバスタオルを腰に巻いた。
 桐乃と背中合わせになるように俺はそそくさと体を拭いて、畳んであったパジャマを着た。
 ガシャーっと風呂のドアが開き、裸の桐乃が浴室に入っていく後ろ姿をつい、見ちまった。
 妹…妹だってばと俺は頭を振って洗面所に向かい、歯を磨いて気持ちを切り換えて、二階
の自分の部屋に戻った。
 ベッドに座り、テレビで録画しておいたアニメを見てるんだけど、ちょっと前のことが気
になっている。
 あいつは騒ぎもせずに俺のをじっと見ていた。そして、俺も桐乃の裸……後ろ姿を鮮明に
思い出してしまい、妙に俺の心臓が高鳴っている。
 上の空だったものの番組が終わったのでテレビの電源を切って、こういうときはさっさと
寝てしまった方がいいと部屋の明かりを消して、ベッドに寝転がった。
 窓明かりで陰影を強めた部屋の中で、悶々と俺は寝付けないで居た。
 たぶん、裸を見た興奮もあるんだろうな、やっぱり。…こういうときはヌいてすっきりす
ればいいかな〜とズボンを脱ごうと思ったら、ドアがかちゃ、すぅーっと開いて、
「…京介〜、落ち着かないから一緒に寝ていい?」と桐乃が来てしまった。まあ、仕方ない。
「父さんたちも帰ってこないし、いいぜ?」というと枕を持って毛布に潜り込んできた。
 今日は少し冷えるくらいなのでちょうどいいか? 俺の横にくっついている桐乃は俺の腕を
つかむようにして、身を寄せ合っているような感じになってる。
 裸を見て、興奮していた気持ちは実際にとなりに居る桐乃を思うと鎮まってくる。
 それはやっぱり兄妹だから、ということなんだろう。

549 :
「…京介、あたしと一緒に居て、楽しい?」「まあ、可愛い妹だからな」
「クラスの子に聞いたら、兄貴と抱き合ったりしないって。きもちわるーとか言われた」
 普通、そうだろうな。そんなに仲がいい兄妹なんて、マレだろうさ。
「恋人同士だったら、おかしくないかもな…」つい、そう言ってから、何だか焦った。
「あたしは…そういう風に思ってるよ、京介のこと。…判ってるかと思ってた」
 そう言った桐乃を見ると目が合って、なぜか、魅入られてしまった。
「京介には、麻奈実さんがいるよね。あたしがいくら思っても、妹だから…届かないのかな」
 麻奈実の穏やかな笑顔が頭に浮かぶ。あいつに桐乃が冷たい態度なのは、そのせいか。
「あいつは幼馴染みだけど、好かれているとは思ってる。でも、桐乃は、そう…なのか」
 小さい頃のお兄ちゃんのお嫁さんになる〜とかそういうのとは、ぜんぜん違うモノだ。
 物事が判るようになり、学校に通い、人と触れあって、それでも俺に、か。
「…あたしって、気持ち、悪い?」桐乃の頭を撫でつつ「そう…思えないな。なぜか」
 そう言って引かれるように俺は桐乃に向き合って、くっついている。
 俺を兄としてじゃ無く、恋愛対象としているって、言ってるんだよな。
「最近の桐乃の様子を見てさ、ほら、女の子は恋をするときれいになるって言うだろ?
 だから、彼氏でも出来たのかなって思ってたんだよ」
「…片思いなんだね、やっぱり。あたし、どうしたらいいのかな」
 俺に恋をしつつ、友達からは変に思われ、俺は人ごとみたいで不安になるか。
「桐乃は、さ、人を好きになることを知りつつあるんだよ。それは、自然なことだ。
 今の桐乃の好きになってくれる相手が俺だなんて、うれしいよ」
 そう言うと桐乃は、ぐすっと泣き始め、そっと抱きしめているうちに俺たちは寝入って
しまった。湿っぽい感じだけどさ、温かな気持ちがあったと思う。

 スマホの目覚まし音で目が覚めると俺の腕に生っぽい感触があることに気づき、隣で寝
ている桐乃を見るとパジャマのボタンが外れちゃったのか、胸の谷間がですね、俺の腕を
いい感じにしちゃってるわけですよ。ただ、残念なことに俺のパジャマの袖が素肌に直接
触れないようにしているわけで、桐乃はグラマーじゃないけども、まったく胸がないわけ
じゃなく、こうしてむにょっとした感じを伝えてくるのが幸いか?
「ん…あれ? おはよう、京介」ぱっちりと目を開けた桐乃はよく眠れたようだな。
「おはよう、桐乃。気分が良さそうだな」といって俺が平静を装って起き上がると、
「えっ?!」離れる俺の腕とともに自分の胸元を見て、桐乃は驚いている。わはは。
 俺も健康的に眠れたのでそそくさとベッドを降りて、窓を開けて換気をしつつ、
「今日も学校だぞ。部屋で着替えて来いよ」「うん! そうだね」と桐乃が出ていた。
 ふーっ。しっかり朝立ちしちゃってるところなど、見せたくないからな!と俺もさっさ
と制服に着替えた。
 いつ戻ってきたか判らないが父さんたちは朝食の席に着いており、和やかな雰囲気で、
俺と桐乃もある意味、同じような夜を過ごしたわけで、なんか、おかしいような気分で
朝食を摂って、歯を磨き、母さんから弁当を渡されて俺と桐乃は登校した。
 高校近くで麻奈実の姿を見かけたので「おはよう、麻奈実!」と声を掛けると、
「おはよう、きょうちゃん」と振り返って、くりっとした瞳が眼鏡越しに俺を見ている。
 桐乃のことがあって少しモヤモヤした気分が残っていたけど、ゆっくりした麻奈実に
合わせて歩いていると落ち着いた雰囲気に包まれていくのが心地よいぜ。
 自分のクラスに入り、机に鞄を提げて、麻奈実と昨日のクイズ番組の話しやニュース
のことなど話していると、うん、そうだね、へぇーという麻奈実の相づちに癒やされ、
それってさ…とか、桐乃ちゃんって…とか話しているうちに先生が来て出席とか。

550 :
 休み時間は仲がいい赤城浩平とエロゲーの話をしたり、こいつの妹の瀬菜の溺愛っぷ
りを聞かされるが、ある意味、桐乃とは逆の立場なので面白いなあとか思ったり。
 昼休みになったので、麻奈実と一緒に木陰の空いているベンチに座って弁当食ってる。
「さっき、きょうちゃんが桐乃ちゃんのことを話してたけど、何かあったの?」
 ほんわかした雰囲気を持つ麻奈実だが、興味のあることはしっかり聞いてくる。
「最近、桐乃がさ」コロッケを半分食いつつ、ご飯を食べ「色気づいてきたというか」
「うんうん」麻奈実ももぐもぐしつつ「彼氏が出来たって?」そう思うよな。
「そのつくね、おいしそうだな」「ミニカツと交換しよ?」とおかずを交換したりしつつ、
「聞いてみたんだよ。そうしたらさ…俺を恋人みたいに思ってたってよ」もぐもぐ。
「えっ?! 桐乃ちゃん…そこまで思ってたんだ。ダメだよ? そんなのはっ!」むぐっと。
「まあ、お茶でも飲め」とペットボトルを渡すと麻奈実はごくごく飲んでいる。
「おれは、な? 桐乃もやっと人を好きになることを知ったんだよ。普通だよって言ったぜ」
「ああー…そういうのかぁ。びっくりしちゃったよ。きょうちゃんがそういう風に思って
 るなら、だいじょうぶだけどね?」むっとした目で麻奈実が俺を見て、手を握ってる。
「なんだ?」「うれしくなってるでしょ? 好きって言われたのと同じだよね」…ああ。
 出来の良い妹が俺に恋してるとかって、萌えるじゃん。
「わたしも、きょうちゃんのことが好きだよ。…ねぇ、わかる?」なんだ? いまさら。
「俺も麻奈実のことが好きだけど、それがどうしたんだ?」もぉっ!て顔している。
「やっぱり…そうだったんだね。好かれてるって思ってるだけで、きょうちゃんには恋愛
 感情が無いんだぁ…」麻奈実は何を言ってるんだ?と思いつつ、弁当を食い終えた。
 そろそろ昼休みが終わりそうなので「この話は、また後でな」と言って、教室に戻った。
 午後の授業中、桐乃と麻奈実に言われたことをずっと考えていた。二人とも好きだし、
同じように思っているなら、それでいいじゃん。でも…恋愛感情? ドキドキしたり、キス
したくなるヤツだろ? そういえば、麻奈実とは付き合いが長いがそういう気持ちになった
ことがなかったかも知れない。あいつと唇を合わせて、どうなるのか。柔らかいのかなとか
思うけど、恋愛感情が高まると自分からしたくなるのかなあ。
 日常生活では、キスは必要ないよな…なんて思いながら麻奈実の方を見たら目があって、
唇を見たらきれいだなって思えて、二人して顔が赤くなってしまった。
 なんだろ、通じたのかな。こういう思いから、恋心が生まれたりするのかも知れない。
 桐乃も俺にそんな気持ちを持っている訳か。変だよなあ、それは。
 放課後、掃除当番とか終えた俺は、麻奈実と一緒に下校している。授業中のこともあっ
てか、ちょっと甘酸っぱいような雰囲気で、今日は天気も良いしと公園に寄り道して、棚
にいい具合に藤だかが絡みついて涼しげな所があったので、その下のベンチに座った。
「ほんとはね、きょうちゃん。もっといい雰囲気で、好きだよって言いたかったな」
「ああ…恋愛、だものな。俺が変な話をしたせいだよな、ごめん」何となく顔を背けたり。
「鈍いなって思ってた。でもさ、きょうちゃんがどう思ってるか判って、すっきりした」
 そういえば、麻奈実とはそう言うんじゃないからって気がしないのは、俺にも少しは、
気があったってことかな。
「麻奈実とは、ラブレターもらったり、俺から付き合ってくれ!って言ったわけじゃ無く
 てさ、何となく一緒に過ごしてきたし、その…ふつうに馴染んでたよ」
 麻奈実は俺との間を詰めて、くっついて来た。ふわっとした温かさをもって。
 そういえば、今までは隣にいても何となく距離を空けてた気がする。女子とはべったり
しない方がいいって感じだったし。桐乃は兄妹だからくっついてるのかと思ってたけど。

551 :
「別に無理しなくてもいいよ? でも、わたしはきょうちゃんとお付き合いしたいの。
 だから、ちゃんと、返事して?」麻奈実は、まじっと俺を見ている。
「今後もこうやって麻奈実と過ごして行くには、必要なのかな……」
 俺は、今まででも良いと思っているけど、麻奈実は、ダメなんだよな。
「うん。今まで待っていたんだから、ちゃんと答えて。ダメなら、ダメでも仕方ないけど」
「くどくなっちゃうけど、…桐乃のことがあるからか?」「…そうだよ、きょうちゃん」
 そうだな。兄貴として、ここでちゃんとしないといけない時期なんだろうよ。よし。
「麻奈実、今まで幼馴染みとして付き合ってきたけど、恋人として、付き合おう!」
「わぁーっ! ほんと? いいの?」抱きついてきた麻奈実の瞳が輝いてるぜ。
「もう、恋人同士だ。ずっと付き合ってくと思っていたし」さっき意識した唇が目の前に
あって…この温かい気持ちをもっと!と思ったら、キスしていた。
 甘い…純粋な気持ちが流れ込んでくるような感じだ。麻奈実ってこんななのか。
「ふぅ。…幸い、周りに人が居なくて良かった」「きょうちゃーん」
 俺の胸に顔を埋めて麻奈実が恥ずかしがってる。むー、これか。こういう思いか。
 きれいな夕焼けを見つつ、腑に落ちる思いだ。…じわじわと暗くなってきたので、
「そろそろ、帰ろうぜ?」「はい…」指を絡めるようにしっかりと手を繋いで公園を歩き、
田村家まで来た。いつもと違って名残惜しい感じだな。
「じゃ、また明日な、麻奈実」「うん、また明日ね、きょうちゃん」
 今頃になってテレて来ちゃって、さ、見送る麻奈実に手を振って、俺は足早に帰った。
「ただいまー」と玄関に入って靴を脱ぐと桐乃の靴がもうあるな。リビングにいた母さんに
弁当箱を渡して、階段を上がって自分の部屋に入ると、不意打ちに飛びつかれて、
「お、おい」「おかえりー! 京介」今日も惹かれる匂いをさせた桐乃が抱きついてきた。
「あれ? いつもと違う匂いがするよ…どうしたの?」女子は匂いに敏感らしいけど。
「まあ、着替えるから、ちょっと待て」「うん…」と、桐乃はベッドに座っている。
 ブレザーとワイシャツ脱いで、ハンガーに掛けて、ズボンも同じ所へ。スウェットに
着替えているが、さっき、麻奈実との関係を改めたんだし!と気合いを入れて、
「俺さ、今日から麻奈実と付き合うことにしたんだ。恋人ってヤツになる!」
「なんで?! あたしと朝まで過ごしたじゃない。…どうしてそうなるの?」
 桐乃は立ち上がって、俺にすがりつき、糾弾している。こういうのを麻奈実は危惧して
いたんだろうな。可愛い妹なんだけど、でも、恋人にはなれないんだよ。
「俺と桐乃は、実の兄妹だ。強い絆だよ。一生、消えない関係だ」
「それがどうしたの? あたしの気持ちがわかっているよね? それなのに、なんで…」
 麻奈実と同じくらい、ビシビシと真摯な気持ちが感じられる。本気、なんだよなあ。
「おまえの気持ちが本気だとしたら、父さんたちは俺と桐乃を別に住まわせるだろう。
 それくらい、大きな問題が出ちまうんだよ。
 身勝手で、わがままだとは思うが、麻奈実とずっと付き合っていきたい、桐乃とは、
 仲の良い兄妹で居たいと思うと、こうした方がいいって思ったんだ。判ってくれ!」
 桐乃は、ぽろぽろと涙を流している。ずーんと、とても、申し訳ない気分になる。
「そんなのわかんないっ!! 理解できないし、もう…知らない!!」といって、桐乃は
ばんっとドアを開けて出て行って、どんどんと足音がして、となりの部屋にバタンと音が
したので、自分の部屋に入ったんだろうな。
「どうしたのー京介。そろそろ晩ご飯よ?」と母が呼ぶので、俺は部屋を出て下に降りた。
 桐乃が下りてこないので、俺が皿を並べたり、お茶を淹れたりした。
 心配した母さんが桐乃の様子を見に行ったが、ダメみたいと下りてきたので、
「かまわん。一食くらい抜いたってにはしない」と父さんが言って、いつもより暗い感じ
で、夕飯となり、桐乃のことを俺に聞かれたが、ちょっと口げんかしちゃってさとか適当に
誤魔化しておいた。食器を洗っていると「京介、桐乃に持って行きなさい」と夕飯をトレイ
に乗せたのを渡されたので「わかった」とそれを持って二階に上がった。

552 :
 桐乃の部屋の前に立ち、ノックしたが返事がない。「話がしたいんだ、桐乃」と声を掛け
てもダメっぽい。とりあえず、ドアのノブを回すと開いたので、ほっとしつつ、
「桐乃、さっきはごめんな。入るぞ?」と部屋に入ると桐乃はベッドの上に座って、俺を睨
んでいる。今朝までの甘い雰囲気を思い出すに付け、心が痛む。
「ほら、夕飯だよ」とトレイを差し出したが、受け取らない。どうしようか?と思ってたら、
「…食べさせてよ」おいおい、病気でもないのにと思ったが、本格的に嫌われた訳じゃない
と思うとヤレヤレという気分になって、ベッドの上にトレイを乗せて、シチューをすくい、
「ほい」と口元に差し出すと「あむっ」と食べて、「もっと!」と甘えている。
 パンをちぎってシチューに付けて差し出したりして、怒ったような顔のくせにどんどん食
べて、すっかり食べきってしまった。
「じゃ、これ、片付けてくるよ」とトレイを持って出ていこうとすると、俺の手をつかんで、
「もう一度、あたしの部屋に来て。絶対だからね?」「おう」
 なんなんだ?と思いながら、俺は部屋を出て、下に降りてリビングに来た。
「ちゃんと食べたようね。様子はどうだったの?」「まだ怒ってたけど、なんとか、な」
 と母に言ってトレイを渡し、俺はあれで済んだんじゃないのかよ?と思いながら階段を上
がって、桐乃の部屋までやってきた。
「入るぞー」と言って部屋に入った俺の目に飛び込んだのは、下着姿の桐乃だった。
「ごめんっ! 着替え中だったかっ」と焦った俺の手を桐乃が引っ張り込んだ。
 えっとぉ? どう言うつもりなんだ、桐乃は。少し汗ばんだ手を感じつつ、一緒にベッドに
座らされているんだが、なんだよ、これは。
「その、下着になると話しやすいとか?」バカなことを言ってると思うけど、理解不能だ。
「あたし、京介になら、抱かれてもいいの」頬を染めて、俺を熱っぽく見つめる桐乃?!
「…なにを言っているのか、理解できない。桐乃、落ち着けよぉ……」
 頭がグラグラして、声が震えてしまう。さっきより、濃い匂い…フェロモンなのかな。
「もっと京介に優しくして欲しいの。もっとあたしを、さ…気持ちよくさせて? ねぇ…」
 そういって、桐乃は俺の太ももをさすり、その手が付け根に向けて…、ダメだってば。
「ハグとか、ただ一緒に寝るとかはいいよ。それくらいならば、な。それ以上を求めたら…」
 体を火照らせた桐乃は、俺に跨がってぐいぐいと熱を持った股間を押しつけるようにして、
「いいよ、あたしは妹でも。でも、もっと京介にあたしを愛して欲しい。お願いだから…」
 俺の体は風邪を引いたような熱っぽさと敏感さで、おかしいことに股間のモノはビンビン
になってきちまっている。
 桐乃は俺の手を掴んでパンツの中に押し込んで、跨がるようにして…ぬるってしてるよ、
ここ、オイオイと思っているとぐりぐりされているうちにすぽっと指が入っちゃったけど、
「京介の指…いいよぉ…ごっつくて、長い。あっあっ…いいっ、もっと動かして」
 目の前の桐乃の媚態を呆然として見ていた。俺の指でなにやってるんだよ? むぐっ!
「んふっ…むふっ…ん〜」唇を貪る桐乃の熱い吐息や絡み合う舌が俺の脳を沸騰させ、
「京介、京介っ! もうっ…あたし、いっちゃうっ!…いくいくっ!」俺の指はぎゅうっと
締め付けられ、どうしていいか判らない俺は夢中で指を動かし続けると桐乃は悶え、やがて、
いやらしい声を出して、身体を強ばらせ、俺の手の平に熱い液体が溜まってきた。
 ベッドに仰向けに倒れた桐乃を見て、俺の頭は混乱し、ベッドから飛び降りて逃げ出した。
「…もうっ、京介ぇ」咎めるような桐乃の声がしたが、部屋を出て、自分の部屋に入り、
とっさにスマホを掴んで、ジーパンに履き替え、階段を飛び降りるようにして駆け抜け、
「俺、ちょっと出かけてくる!」と玄関でスニーカー履いて、家を飛び出した。
 窓辺に桐乃の姿が見えたような気がするが、なるべく遠ざかっていたい気持ちで夜道を走
っているうちに、スマホの着メロが鳴ったのでポケットから取り出した。
「もしもし、きょうちゃん?」「はぁはぁ…麻奈実か」ほっとした。ふぅーっ。
「胸騒ぎがして、電話しちゃったの」気づけば、100mくらい先に田村屋が見えていた。
「あのさ、近くまで来ているから、そっちに行っていいか?」「うちに? いいよ」
「助かったー。じゃあな」「うん…」てくてくと歩いて行くと、店先に麻奈実が居た。

553 :
「きょうちゃん、どうしちゃったの?」「かくまって欲しい」「えっ?!」
 驚きつつも麻奈実は家に入れてくれた。じーちゃん、ばーちゃん、ロックに歓迎されつつ、
麻奈実がいいから、こっちきてと引っ張ってくれて、年季の入った木の階段を上がっていき、
部屋に入れてくれた。
「ちょっと待っててね。お茶を淹れてくるから」「すまん」とそそくさと出て行く麻奈実を
見つつ、スマホにメールが来たようだ。桐乃からか。《どこに居るのよ?》と聞いてるので、
《麻奈実のうちに居る。少し、放って置いてくれ》と送ると、返事は来なかった。
 二人で、お茶をすすりつつ、何があったか、だいたい伝わってしまったと思う。
「今日、お前と付き合うことになったから、桐乃にきっぱりと普通の兄妹に戻ろうぜ?と、
 話したんだよ。そうしたら、夕飯いらない!とかなって」
「やっぱりね。すぐには判ってくれないよ。桐乃ちゃん、本気だから。…それで?」
「俺が夕飯後、飯を持っていったら、食べてくれたんだけど、後で来て?というから、
 片付けたあと、桐乃の部屋に行ったら、あいつ、下着姿で俺に迫ってきたよ…」
「まさか…それで、しちゃったの?」麻奈実の顔から血の気が引いていた。
「危なかった。俺の手をあそこに…へんなことしてさ、イクって言うのか? ぐったりした
 から、怖くなって逃げてきたんだよ。もう、俺、帰れないの?」震えてきた。
「びっくりしたんだね。…きょうちゃんはちゃんと麻奈実のことを考えてくれたのに」
 麻奈実は俺を抱きしめて、背中を撫でてくれている。はぁーっ。
「こんなにからだが冷えて。…じゃあさ、付いてきて?」やさしげな声と柔らかな手に引
かれて俺は、麻奈実と廊下を歩いて、階段を降りて…廊下を曲がり、む? この先って、
「はい、冷えたときはお風呂で温まるといいよ。すごく久しぶりだけど、お風呂はいろ?」
 うん? と思っている間に麻奈実はさっさと服を脱いでいく。
 まぁ、変に汗かいて気持ち悪いし、恋人どうしだから、風呂に入ってもいいか? なんて
ワケ判らない理由をつけて、ええいとばかりに服を脱ぎ捨て、裸になった。
 めがねを取った顔も久しぶりなら、この肉付きの良い裸、うーむ、素晴らしい。
「じっとみてるんでしょ? 見えづらいから、手を引いて?」「おうっ」
 裸の俺たちは、サッシをガラガラっと開けて、うちのより広い浴室に入った。
 手桶で浴槽の湯を取って、二人でばしゃー、ばしゃーっと浴びて、浴槽にザバーっと。
「いいのかな、これ」「きょうちゃんは、うちの子みたいなもんだよ?」
 確かに小さい頃からここに来て、遊んだり、泊まったりしているからそうなのかもしれ
ないけど、俺たちはもう、気を遣うべき年頃だよな。
「きょうちゃん…来て?」「うん」両手を広げて誘う麻奈実の元へ、すぃっと近よって、
むちっとした裸を抱きしめた。「あー…きょうちゃんだね」「麻奈実、だなあ…」
 温かな湯に浸かり、隙間無く抱き合っているようなこの感じ。もわーっと元気が湧いて
くるような、この感じ。やっぱり、ずっと一緒に居たい相手だよ。
 すべすべ、柔らかで、やさしげな顔。お互いを確かめ合うように手を滑らせたり。
「桐乃が、怖かった。襲われた感じだった」「きょうちゃんは、知らなかったんだもんね」
 トクトクトクとお互いの心臓が感じられた。柔らかな乳房の奥にそれがあるんだな。
「知れば、怖くなくなるのかな」「…そうだね。わたしも知りたいな」
 そう言って、チュチュッとキスをして、さっきの桐乃みたいに舌を出してみたら、ぺろ
っと麻奈実の舌が迎えてくれて、荒んだ気持ちがじわーっと和らいでいく。
「その、麻奈実…」「いいよ。お風呂、出ましょ?」と浴槽から二人で出た。
 バスタオルで身体を拭いた後、麻奈実は二人の服を畳んで持ち、しーんとした暗い廊下
を不思議な気持ちで歩いて行き、階段を上がって、部屋まで来た。
 そして、麻奈実は明かりを消して、窓明かりだけになった部屋で抱き合った。
 見つめ合って、甘いキスをして、たっぷりとした乳房をわしわしと愛撫し、可愛らしい
乳首を吸ったり、舐めたりしていると「んっ…あっ…」と密やかな声を漏らし、もち肌を
味わうように乳房、お腹、腰と口づけしていき、太ももをさすり、そっと広げて淡い茂み
の奥を口の中に納めて、やさしく舐め上げ、吸っていくと麻奈実の身体は震え、俺の肩に
置かれた指がぎゅっと掴んできて「いいよぉ…あそこが溶けちゃいそうだよぉ」と可愛い
声でよがる麻奈実が愛おしい。

554 :
 立ったままというのは辛そうだなと思った俺は、麻奈実をお姫様抱っこして布団に寝か
せ、俺は覆い被さった。
 蕩けるような表情の麻奈実を見ながらキスを重ね、熱を帯びてきた乳房を揉みし抱き、
さっき舐めていたところを慈しむように弄り、とろりとした蜜を垂らすそこに指を入れて
キスするように指を咥えるそこをゆるゆると出し入れしたり、ひだを探るようにして、
「あぁっ…きょうちゃ〜ん、んっ、そこもいいよぉ、ふぅー…ふぅー」と喘ぎ声の変化を
楽しんでいたり「麻奈実、気持ちいいか?」「うん。しあわせだよぉ」甘い会話にぞくぞ
くした感じを味わいつつ、こんなにとろとろしているから十分かな?と思い、両膝を広げ
て起こし、ひだに沿って指を滑らして、この辺に入れたら良いかな?と位置を確かめて、
漲りに漲ってるちんこを持って、そこにぷちゅっと当てると生暖かく、俺を求めるように
包んでうねる。
 そこからぞくぞくするようなものがちんこを通して入ってくるようで、誘われるように
俺は腰をそっと押して行くと麻奈実の身体は強ばり、何度か出し入れしているうちにきつ
かったそこになんとか入れることが出来て、潤い、そして温かなここに迎え入れられた。
「麻奈実、俺は、お前の中に居るよ」「きょうちゃんで、いっぱいにしてくれたね」
 痛かったのかまなじりに涙をこぼした麻奈実を抱きしめ、ちゅーっとキスした。
 うずうずと動き始めた中に向けて俺も動き始め、俺と麻奈実の肌は吸い付くような感じ
でお互いを求め合い、ゆさゆさするように二人の動きが繋がっていき、堪らない一体感と
俺のちんこ全体を舐めたり吸ったりするような初めての感触に驚いていた。
 どこまで気持ちよくなるんだろうという快感は長く続かず、熱いモノが行き場を求め、
麻奈実の声も徐々に切迫してきて、汗ばみ、俺の腕をぎゅっと掴んだ麻奈実。
「麻奈実っ、そろそろ、俺、出ちゃいそうだ」自分でするときはとっくに出してる感じを、
「あっあっ、きょうちゃん…いいよ、もう、もぉっ!」「わかった!」
 限界まで我慢して、これで最後だからとばかりにふんふんっと腰を使っていくと、
「あーっ…いやっ、いやっ…きょう…ちゃんっ、ああっ…いっちゃう〜うぅ、ふっ」
 もう、ムリってとこでびゅっびゅっと射精するとかぁーっと頭が真っ白になり、がくっ
がくっとする麻奈実を見ながら、俺はやり遂げた感で…意識が途切れた。
「…きょうちゃん、起きて」麻奈実が俺の頬をぱんぱんしてる。
「あっ、寝ちゃったのか?」「そうみたい。朝までこうしていたいけど、帰らないと」
 そうだな。なにも言わないで出てきちゃったからな。身体を起こして、麻奈実から抜くと
背筋にぞくっとするようなヤバイ感じがあった。
 部屋の明かりを点けて、ティッシュを探して、麻奈実のあそこを拭うと赤っぽいのがあっ
て申し訳ない気持ちだ。自分のも拭って、そういえば、中出し、だよな。
「避妊、しなかったな」「もうじき生理だから、大丈夫かも。でも、次はちゃんとね?」
「うん。そう言うのは、大事だからな」と真面目な顔で見つめ合ったり。
 俺たちは服を着て、そっと下に降りて、靴を履いて外に出るとほっとした。
「今日は特別な日だったな」「うん。これで間違いないよね」「ああ、そうだな」
 思いを確かめるように麻奈実と俺はキスをして、
「おやすみ」「おやすみなさい」と別れた。…気持ちはしっかりしたが、桐乃、だよなあ。
 しばし歩いて行くと、うちの前に誰か座ってるって、桐乃?! 俺は駆け寄って、
「お前、外で待っていてくれたのか?」「そうよ。大事な兄貴だから」思わず抱きしめ、
冷えちまってしょうが無いヤツだなと思っていると、安心したのか、ふぅっと寝てしまった。
 桐乃をおんぶしつつ、玄関に入り、鍵を締めて、そっと階段を上がっていった。

555 :
 俺の部屋に入り、桐乃を起こさないようベッドに下ろして、さて、風呂に入るかな?
「…さっきより、麻奈実さんの匂いが強くなってるよ。したんでしょ?」隠しようがないか。
「桐乃のことを話して、つながりを深めようって感じでな。幸せな感じだったよ」
 どうだ、俺は大人の階段を1つ上ったのだ。他の女を抱いた俺なんて幻滅しただろ?
「ふぅん。あのね、京介。お母さんが話してくれたの。お母さんにもお兄さんが居て、
 セックスもしてしまってたんだって。でも、お父さんはそれを知ってても愛してくれたん
 だって」「なっ?! なんだってー! お、俺たちの先輩みたいなものなのか?」
 マジかよ。うちの家族にそんな秘密があったなんて。もしかして、会合って……。
「そうなるよね。お母さんから、コンドームももらったよ。
 落ち着くまで、ちゃんとしなさいって。だから、一緒にお風呂入って、あいつの汗を落と
 して、続きをしようよ」逃げ出している間に、退路をふさがれてしまいました。
 こうなっては抵抗してもムダなので、桐乃と下に降りたら、奥の部屋からそれっぽい声が。
「桐乃…聞こえるか?」「うん。お母さんたちもしたくなったんじゃない?」
 俺の日常が、ガラガラと崩れ落ちていく思いだが、浴室に来て〜二人で全裸だ。
 シャワーを浴びて、ボディシャンプーを塗りたくった桐乃が絡みついてきて、
「あたしの身体で、あいつの跡を塗り替えてやるんだから!」「オイオイ!」
 ぬるぬるアワアワとキャッキャうふふなシャワーを終えて、
「さあ、遅くならないうちにしちゃいましょ?」とイキイキした桐乃に引っ張られて、浴室
を出て、バスタオルで身体を拭いただけのママ、階段を上がっていき、俺の部屋に来た。
「これがもらったコンドーム。ちゃんと使ってね、京介!」「はいよ!」
 といって、さっきと違って明るい気持ちでキスを楽しみ、ベッドに寝て、耳元で、
「可愛いよ、桐乃」「んふー」「あんなオナニーしてるの?」「ばっ、ばか、ちがうって」
 恥じらう桐乃の首筋からねろーっと舌を這わせ、手の平で捏ねるように乳房を揉み、乳輪
を揉んで乳首を立たせ、指先で弄ったりしながら、頼りない舌を吸い上げるようにしたり、
口の中を舐め回したりしているとくったりと力が抜け、口も半開きだ。
 股間を弄りつつ、乳首を根元からつまんでぐりぐりしたり、くにくにと咬んだりすると、
「もうっ…さっきと全然違うー…やっ、あっ、感じちゃうよ、もう、舐めてよぉ」
「どこを?」「ぬるぬるしているとこー」「この辺か?」「んふふっ、もっと上ぇ」
 いちゃいちゃしているうちにもう、十分だろうと言うことで、コンドームを開封した。
「こうして乗せて…スルスルと下ろせば」「そうやって被せるんだ」「たぶん、これでいい」
 ほらっとばかりに自分の膝を抱えて俺に陰部を見せている桐乃はどうなのか?と思いなが
ら、判りやすくていいやとばかりに亀頭を膣口に押しつけて、エロ動画のようにひだをこすり
上げるようにぐりゅぐりゅして、押し込むとぐぐっと飲み込まれ、桐乃は膝を抱えてられなく
なって、びくっびくっとしながら俺とのつながりを深めていき、奥の壁に当たった。
「京介のって、大きいんだ。奥までいっぱい…あーっ、あっ、動かすと…いいよぉ」
 ぬっとりと桐乃の肉壁は俺のをぬるりとこすりあげたり、引いたときに纏わり付いたりで、
「麻奈実のとは、また違うなぁ」「あの女の事を言うな!」「ごめん!デリカシー無かった」
 なんかこの抱き合った感じの磁力というかムラムラ感は血の繋がりがあるからかなあ。
 お互いの身体を知ってるかのような、しっくり感がヤバイ感じであり、して欲しいことが
伝わるような、腰使いやキスする感じとか、どんどん高まっていき、
「ヤバイ、ヤバイよ、桐乃」「さっきから、ずーっと来ちゃってるよ…京介、京介ぇ」
 身体を赤く染めて、快感に酔いしれているような桐乃をうらやましく思いつつ、俺のちんこ
も心地よい刺激とエロい感覚が次々と生まれ、勃起しまくりであり、自分のじゃないみたいで
「はぁはぁ…いいか? そろそろっ俺も限界!」「いいよ、きてきて、あっ、あっ、あっ」
 それじゃーと自分のちんこがブルブルするような射精感がやってきて、
「あぁーっ…いくぅっ、あっ、あぁー」ぐっと根元から締められるような感じにどっ、どっと
射精した。スゴい出たんじゃ無いかと思いながら、くらくらするような余韻に浸った。

556 :
 うつろな目つきではぁはぁしている桐乃、ほんとに良かったんだろうなあ。ぎゅっと抱きし
めてみたら、中がうねって、あっ…とか甘い声を漏らし、腰がくいくい動いて、
「まだ…続いちゃってるよ。どうしたらいいの? 京介〜」そんな様子の桐乃に再度高まって
きたので、ずるりと桐乃から抜いて、垂れ下がったコンドームをするっと抜いて、新しいのを
着けた。俺の顔をじーっとみている桐乃に意地悪したくなって、四つん這いにして、
「今度は、こっちからしようかな」「えっち…」といいながら尻を突き出すので尻の肉を捏ね
ながら、びしょびしょになった陰部を舐めいると背筋が震え、うずうずとそこが蠢くので、
「京介、早く…」「ほいほい」とちんこをそこに当て、ずぼっとばかりに突き入れたら、
「あはーっ…んもぅ、ダメになっちゃうよ」「どの辺が?」とぱんぱんと腰を使っていくと、
「響くからっ…あんっ、あんっ」俺、どうしちゃったんだろう?と思いつつ、止まらない。
 背筋に反って流れる汗を見て、ねろーっと舌で舐め取ったりすると、きゅーっと締まり、
「ぞくっとするから、もうっ!」身を捩らせて怒るような桐乃の乳房を手の平で包んで身体を
起こして、揉みつつ、ずんずんとしていったり、突き上げるようにしていると、
「奥まで来ちゃうよぉ…京介、もうっ、いかせて?」「そうだな、そろそろ俺もまた…」
 桐乃の両腕を掴んで、後ろからパンパンしていくと、何度もぎゅーっと背筋を反らせ、
「もうっ…あぁっ…また。はっはーっ…あ…いく、いくいくっ!」高まる桐乃に合わせて、
「うっっ!」ビューって感じで射精しちまった。二人して前のめりに倒れ、はぁはぁ。
「もう、ダメ」「やり過ぎた、と、思う」そう言って、俺は横にずれて仰向けになり、桐乃も
俺の胸にもたれ、手探りでちんこからコンドームを外して、縛った。
「眠い…」「あたしも…」
 まあ、そんな感じで俺と桐乃、麻奈実との関係はこの一日で大きく変化し、父さんたちみた
いに上手く解決できればいいなと思っている。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
おしまい。

557 :
乙かれ。
典型的な原作未読で書いたテンプレSSだが、中身は悪くない。
読みやすく量もあって楽しめました。

558 :
佳乃「落ち着いて考えてみなさい。なら、皆にいえるの?
    京介と愛し合ってるんだって、言えるの?
    実の兄とセックスしてるんだって、言えるの?」
とあるエロゲの母親キャラのセリフから

559 :
桐乃「いえるよ?」
京介「言えるな」

560 :
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561 :
>>560
ワロタw

562 :
黒猫厨の恨みこええw

563 :
>>560
面白いww

564 :
>>560
流石炎尾先生やでえwww

565 :
確かに炎尾先生正論なんだよな。

566 :
でも黒猫の方が先に京介を捨てたんだから自業自得だよね。

567 :
正論でもねえだろw
じゃあ好きでもないやつと添い遂げろとでも

568 :
これ以上はスレチ

569 :
最終回、別に誰エンドだろうが構わんが、まず小説としてダメじゃね?
なんかはいこれ、はい次、って感じでイベントみたいにフラグ折る単調構成。
京介の性格もそれまでと急変、多重人格かよ、みたいな違和感。
なんか雑なんだよね、時間掛かった割に。

570 :
↑最終巻、でした。

571 :
最終巻まで読んでまだこんな事言ってるやついるんか。芯からアホだな。
>>560で言ってる様なストーリーは”京介の視点”のストーリーでしかなく
視点を変えれば違うストーリーが見えてくるってのが本気で理解できてないのか?
”視点の違いによる事実認識の違い”はこの小説の重要なテーマの一つだろうに。

572 :
感想は人それぞれにせよ、前提としてあの惨状を小説として受け入れている人は文明人としてダメだわ。
自分の好きなキャラが動いてれば満足なのか?っていう。
作品自体に愛着をもてないなら作者はだれでもいい。それこそエロ同人でいいじゃないって話になる。

573 :
あは〜ん

574 :
あは〜ん

575 :
惨状??

576 :
>>572
自分の駄目だって感想を自論の根拠にしてる完全な循環論法だわなw
文明人はつかっちゃ駄目よw

577 :
>>572
どこの文明人だよww
てわけでここ感想垂れ流すとこじゃねえから別のとこでやれ

578 :
>>572
二次創作のエロパロスレで何を言うのかと思えば( ゚∀゚)

579 :
以上、桐乃厨の自演でした

580 :
そうだね(温かい目

581 :
桐乃厨にせよ黒猫厨にせよ賛同を得たいなら作品を書け
1)もうああいう形で完結しちまった
2)ここはエロパロスレだ
以上の条件がある限り、他に方法はない
もし「お前」が魅力的な作品を書ければ、翻意するやつだって出るだろう

582 :
作者がわざわざどんな展開でも可能な形で完結させたのに何をいっとるんだ

583 :
え?

584 :
やっと規制なしに書き込めると思ったらオワコンだと?

585 :
ヲワコンですっ(キリッ。

586 :
やっぱりゲームの発売でも勢いは付かなかったな

587 :2013/10/03
黒猫可愛いよ黒猫
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