2013年10エロパロ212: あの花でエロパロ (113) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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あの花でエロパロ


1 :2011/05/12 〜 最終レス :2013/09/23
需要ある?

2 :
やっと立ったか

3 :
やっとかいww

4 :
専用スレの無いSSスレに投下したやつ。
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1240477403/302-313

5 :
アナルのアナルペロペロしたい

6 :
たつのおせーよカスw
1乙

7 :
アナルがメンマのかっこしてるユキアツにアナル掘らしてるSSください

8 :
あなる無双と聞いて

9 :
メンマちゃんマジメンマ

10 :
あだ名があなるってだけで妙なプレイを強要されそうで可哀想な鳴子ちゃん

11 :
あなるがまだ処女だったとは

12 :
もしもあの時ゆきあつが来なかったら
「どうせ、真っ黒なんでしょ?」
背中に回った男の手が滑り落ち、安城鳴子の尻を撫でた。
「ちょっ」
驚く鳴子を男が抱き寄せる。
「やだやだ! やめてよ……触んなっ!」
身の危険を感じ、男から離れようと鳴子がもがいた。恐怖で目に涙が浮かぶ。男に腕を掴まれた。
「はいはい」
男が意にも返さないように言う。
「はいはいじゃなくて……。離せよ! てめぇっ……離せぇ!」
「ああ、うるせぇな!」
パン! と人通りのない道に乾いた音が響いた。同時に、鳴子は頬に鋭い痛みを感じた。
「あ……」
頬を殴られた。と、一瞬遅れて鳴子が理解する。そこへ、今度は腹に男の膝がめり込んだ。
「あぐっ!」
鳴子は腹を押さえて崩れ落ちた。猛烈な吐き気を催して咳き込む。そんな鳴子を見下ろしていた男がおもむろに髪を引っ張った。
「痛い! 痛いってば!」
鳴子が叫んだ。が、男は止めない。髪の毛を上に引っ張られ、鳴子がよろよろと立ち上がった。
立ち上がった所で、男が鳴子の顎を掴んだ。否応なしに男と向き合う形になった。
「一々抵抗してんじゃねえぞ! ビッチが!」
男が恐ろしい形相で凄む。竦んだ鳴子は、体に力が入らなくなった。
「初めから大人しくしてりゃいいんだよ」
男が顎から手を離す。その手が鳴子の背中に回った。もう片手で鳴子の手を取る。
「じゃあ、入ろうか」
鳴子は、男に引かれるままにホテルへ入った。

ここまで書いたけど、俺ラブホって入ったことないからよくわからんのだわw
中途半端でサーセンw

13 :
>>12
この後、仁丹が颯爽と登場するのですね

14 :
あそこはじんたんが助けるべきだったな

15 :
じんたん、ガキの頃は頭もよくて運動もできるからあなるは憧れてたんだろうけど
現状のへたれぶりでなぜ見限らないのか不思議でならない

16 :
>>15
中学時代の描写がされて無くて今だけ見せられてるから不思議に見えるのでは?
語られてる内容から推測すれば中学卒業までそのガキの頃のイメージが崩れないまま育ったと見て良いと思う
むろん、めんまので変わった部分はあったろうけどね
中学卒業まで想い続けて突然ああなったのなら、むしろ想いは強くなってもおかしくないと思うけど

17 :
アゲアゲ

18 :
「めんまっ!めんまっ!めんまぁぁ!」
「やだぁ、ゆきあつ…、ひっく、なんでめんまの服着て毎晩おちんちん擦るの?」
「めんま!めんまぁぁぁぁあ、見せてやろうぜ!うっ……!!」ドクドク
「…こわいよぅ、ぐすっ、じんたぁん、助けてえ……」
こういうSSが真っ先にあると思ったのにまだない……だと……

19 :
スレタイが微妙だな
あなるペロペロ

20 :
正式名称かノイタミナ枠全体でエロパロだったらよかったかもしれないね

21 :
>>20
スレタイの文字数制限を気にしたんじゃないのかな
エロパロ板が何文字までか知らないけど

22 :
既にいろいろあると思ってきたら
全然ないじゃん
みんな書けよ

23 :
話が重いからエロにし辛いな

24 :
あなるがじんたんに犯されるSSはまだかい

25 :
じんたん×あなるの純愛がみたいな。本編がもう少し進めば書きやすいかな?

26 :
ゆきあつ×あなるが読みたい

27 :
ゆきあつるこ も捨てがたい

28 :
ロリショタの頃もアリかな?

29 :
ほあげ

30 :
鳴子が前はじんたんに捧げるから、後ろで稼ぐSSがあるかと思えば・・・

31 :
皆でメンマを「見〜つけた」した時のあなるの尻のエロさは格別。

32 :
あの日、めんまがななかったら…。
小学校の性教育で「せっくす」を知ったバスターズの面々。
秘密基地で実際に試してみようよ、私まだ「せーり」来てないし。
…と、めんまが率先して言い出しそうな気が。
じんたんとめんまの絡みに挑発されて、つるこがゆきあつのちんちんをぱっくり。
あなるが「アナル」の意味を身をもって知ったりとか、胸熱。

33 :
深刻な書き手不足
ゆきあつることかじんたんあなるとか色々読みたいのに

34 :
自身の影響だな
エロパロ板全体での由々しき問題だ

35 :
あの花は作品自体の人気は凄いあるのに二時創作少なすぎ

36 :
綺麗に完結しすぎててエロに結びつけにくい

37 :
二次創作が作りづらい作品だよな
AIRみたい

38 :
男も女も均等に居るのになぁ…

39 :
Pixivでもss少ないしここも投下ないし寂しい

40 :
あなるをアナルジャンキーにレベルアップ

41 :
みんなぽっぽのことも忘れないで上げて下さい

42 :
過疎ってんな

43 :
秩父で乳繰りまくるあなるを

44 :
人気なんてねーよw
こんなカスアニメw

45 :
過疎過疎

46 :
あなるはあんなにエロいのに

47 :
かこうかな

48 :
待機してまつ

49 :
待ってます

50 :
じんたん「ハァ…ハァ…」
めんま「ふふ…」ニッコニッコ

51 :
あなる〜

52 :
お兄ちゃんが病むのね

53 :
あならいず

54 :
アナリスト

55 :
あなるエロい

56 :
あなるとじんたんの焼肉デート

57 :
中の人たちか

58 :
めんまのお願い=じんたんのお嫁さんになること(性的な意味で)
ってのは有りそうで無い?

59 :
同人漫画ではあったけど

60 :
あなるはリアルでも作中でもじんたんにベタ惚れ

61 :
あの花 同人まとめ
http://doujinlist.info/anohana

62 :
>>58
その場合第三者が見るとエアーセックスに見えるのか?(AV的な意味で)

63 :
誰かSSに

64 :
昨日、初めてあの花を見た
一気に全話見た
めんま×じんたんって
純愛路線しか似合わないわ

65 :
めんま×ゆきあつの寝取られ路線があるから大丈夫だ

66 :
ぽっぽがめんま犯すやつ

67 :
じんたん×あなるはないか

68 :
>>67
俺もじんあな好きだぜ。
多分最終回以降はくっつきそうな二人だったしね

69 :
やっぱり後ろでヤっちゃうんだろうな>じんあな

70 :
前と後ろ両方で

71 :
保守

72 :
あの

73 :


74 :
あなる

75 :


76 :


77 :
過疎過ぎワロエナイ

78 :
過疎過疎

79 :
そういやジャンプSQで連載されてんだっけ

80 :
あなる

81 :
teat

82 :
映画化age

83 :
映画化か

84 :
あの花

85 :
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

86 :
他のスレでは、完全に非エロ限定のため依頼できませんでした。
こちらで、依頼させてください。
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281196439/253-258
253 :創る名無しに見る名無し:2012/09/17(月) 12:17:45.45 ID:szC825/7
21禁の作画依頼になりますが、よろしいでしょうか。
わたくし、下記のコンテンツを作ってます。
新ジャンル!!「Pupil Domination」
http://beauty.geocities.jp/nalanimal10/samplepage1.htm
それぞれの文章作品について、絵師様がグッときたor萌えた作品を絵にしてください。
絵をアップロードしてもらえるときは、絵を上記のコンテンツ内で「寄贈作品」として載せてもいいかどうかをご明記ください。
258 :創る名無しに見る名無し:2012/09/17(月) 17:18:56.24 ID:szC825/7
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1303404580/72-
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らないナリキリ総合
↑のスレッドの72以降の部分で、グッときたところや萌えたところを絵にしてください!

87 :
じんなる

88 :
ゆきあつるこ

89 :
結局あの日見た花の名前はなんだったんだよ

90 :
勿忘草であり、めんま
このスレ的にはあなるの菊の花だろうがな

91 :
あの日見たあなるの菊の花

92 :
めんまァ!

93 :
あなる〜

94 :
譖ク縺崎セシ繧√k縺九↑シ

95 :
譁蟄怜喧縺代☆繧具ス

96 :
映画を観に行った影響で、何か書いてみたいなあと思ったので、途中までですが、投下してみます。

97 :
存在論
 肉体があるのか、ないのか。
 私と彼女との違いは、単純に言えばそれだけのことだ。
 もちろん、無いより有るほうがいい。前者なら触れることすら出来ないが、後者なら接触が可能だからだ。存在している方が優位なのは当然のことだろう、と思う。
 だけど、それは一般論であって、あらゆることにあてはまるとは限らない。特に、彼女の事を考えた場合、あてはまらないのだろうな、と諦観にも似た気持ちが胸の奥に沈んでいくのが感じられた。
ー無いより、有る方がいい。
ー居ないより、居る方がいい。
風呂場の鏡に映る、自分の裸体を見つめながら、私、安城鳴子はそんな事を考える。

98 :
自分で言うのもなんだけど、私の体は悪くないと思う。
胸は同級生や友達と比べても大きく育ってるし、お腹も引き締まってるし、お尻はちょっと大きめなんだけど、全体的に見れば、私は出るとこが出ている抜群のプロポーションの持ち主だと言えなくもないのだ。自分で言う気はないけど。
 悩みは、着替えの際に友達にからかわれてしまうことだ。「鳴子、エロい!」だの「発育すごい!」だの言いながら、オヤジと化した彼女たちに胸を揉みしだかれてしまうのだ。
 幼なじみの二人の女の子と比べても、私は成長したと言えるだろう。上背ではこの前に会った“つるこ”こと鶴見知利子に負けちゃうんだけど。私も女子にしては背の高い方だ。そもそも、女の子は背が高くても、得することってそんなにない。
 嫌な表現になるけど、体が「女らしく」成長したのは私だと思う。もっとも、今のつるこの裸を見たことが有るわけじゃないので、断言は出来ないけど。
 確かめるには直に触ってみるしかないだろうけど、そんな機会なんてないだろうし、今の彼女にそんなことをしたら、どうなるか分かったもんじゃない。それ位、彼女とは距離が開いてしまった。
 出来ることがあるとすれば、この前に会った彼女の姿から、大体の胸の大きさを推測することくらいだけど、それも中々上手くいかない。
いけすかないガリ勉眼鏡女になっていた彼女に対しては、「着痩せするタイプかも」という、慎重な考察をしてあげることが出来ない。想像というか、つつましやかであってほしい、という妄想だ。
 想像といえば、もう一人の幼なじみである彼女に対しては、私は全く力が働かない。
 “めんま”こと本間芽衣子。
銀色の髪の、可憐な女の子。
 幼い頃の彼女の姿は私の脳裏に焼きついて、時間が戻ったり、進んだりすることはない。
 私はその時の彼女の姿しか知らないからだ。そして、めんまも自分の成長した姿を知らない。
 何故なら、彼女は存在しないからだ。肉体が既にこの世にはない。
 それにも関わらず、私達に一番影響を与え続けているのも彼女だという、確信があった。“もういない”ということが、彼女の存在感なんだと思う。
 

99 :
時々、めんまが成長していたら、という考えが頭に浮かぶことがあって、そんなことを考えている自分にハッとする。
 それはちょうど今みたいに、自分の裸の姿を目にする時だ。私が自分の体の成長に自覚的になったから、ということもあるだろう。
 成長という言葉から、最も遠い存在として、彼女のことを連想してしまっても無理はないと思う。
 でも、うまく想像することはやっぱり出来ない。
 小さい頃とそんなに変わらないかな、という気もするし、びっくりするぐらい大人の女性らしくなっているかもしれない。
 私には彼女以外にはハーフやクォーターの友達がいなかったから、想像しづらいということもある。
 だけど、成長した彼女を想像することが出来ない一番の理由は、私達がそれを奪ったから、に他ならない。
 私達が、“成長するはずだった”めんまの未来を奪った、という罪悪感が、想像するのを妨げて、自己嫌悪に陥らせる。
 最終的にそうなることがわかっているから、思考を無理矢理打ち切ったりしてみるのだけど、それも上手くいかない。最近はとくにそうかもしれない。

100 :
ただ一つ確かだと思えるのは、成長しためんまの姿がどうあれ、彼は彼女のことが好きなんだろうな、ということ。そして、彼女も彼、“じんたん”こと宿海仁太のことが好きなんだろうな、ということ。
彼女が今でも存在していたら二人はきっと一緒にいて、しあわせでいるに違いない。
 像が思い浮かばなくてもそれだけは確かにわかる。
 私は絶望的なことほど想像力が働くらしい。自分がじんたんの側にいることを想像してみても、それは都合のいい妄想にしか思えない。でも、めんまと一緒にいるじんたんという図は、自然に思い浮かぶのだ。
 小さい時によく遊んだ、ゲームボーイにソフトを嵌め込む時に聞こえる、カチッという音。そんな音が聞こえてきそうなほど、二人が一緒の姿というのは、噛み合っていて、違和感も隙もない。当然、私が入り込める余地などない。

101 :
その絶望的な想像というのも、結局は無意味なことだ。めんまは既に存在しないのだし、存在しない人間についてどれだけ想像を巡らせても、彼女が蘇ったりする訳でもない。
 当たり前のことだけど、もう彼女と関わることは出来ないと、私には分かっている。彼女が亡くなった直後には分からなかった。というか、受け止めきれなかった。私達はについて知らなすぎたのだ。
 ただ、あの日からめんまと会うことはなくなり、言葉を交わす機会もなくなった。そういった動かせない事実を通して、私は彼女のを学んだし、今も学び続けていると言えるだろう。
 だけどそれは私の場合であって、他の皆が全員同じと言い切ることは出来ない。
 現に彼、じんたんは最近になって変わった。高校入学以来、家に引きこもっていた彼が外に出るようになったのだ。奇妙なことに、その原因はんでいるはずのめんまにある、というのだ。

102 :
それを聞いた時、私は自分の存在が揺らぐのを感じた。体が確かに存在して、触れることだって簡単なはずなのに、じんたんは結局めんまなのか、と。
 成長した姿のめんまの霊が側にいる、というのが今のじんたんの状態らしい。もっとも、彼女は彼にしか見えないといので、大方彼の妄想だろうとは思う。
 だけどそもそも、妄想の中に彼女が出てくるのが気にいらなかった。
 もちろん、最初は真に受けた訳じゃなかった。
 彼が直接そう口にした訳ではなく、幼なじみの一人である“ぽっぽ”こと久川鉄道を通して聞いた話だったし、じんたん自身も「信じてもらえないだろうな」という雰囲気だった。
 その時に、気味の悪さというより、自分が否定されたような気になった私も妙な感じだ。事の深刻さを私は受け止めきれなかっただけかもしれない。

103 :
その後に、じんたんが登校してきたのも私の言葉のせいだと思っていたけど、それにしては、彼の変化は急激すぎる。
 顔を合わせる機会すら中々なかった彼と、最近では頻繁にあっているのもその証拠だ。
 めんまの存在を信じているといのうも、狂信的なそれではなくて、本当に霊に取り憑かれてしまってなんとかしようしている、という風に見えるのだ。
 私自身、めんまがいるという彼の主張に対して、半信半疑ではなくなってきているのを自覚していた。そして、それはとても恐ろしいことだ。
 彼女はお願いがあって、この世に現れたと言う。さらに、それが何なのかは分からないと言う。
 最初は、真に受けなかった私だが、その願いの意味するところに気付いて私は愕然とした。
 それは、つまりめんまの蘇りではないだろうか。蘇るのを願って、彼女はこの世に現れたのではないだろうか。

104 :
現に、彼女はもう蘇ったと言えるのかもしれない。
じんたんの元に現れ、彼に自分の存在を信じさせ、さらには私達にまでその存在を感じさせている。
 このまま行けば、私にも彼女の姿が見えるようになったり、いずれは彼女の存在を世界そのものが疑問もなしに受け入れてしまうかもしれない。
 だけどそんなことは許せない。
 彼女の願いはもっともなことだと思う。事故とはいえ、幼くして亡くなった彼女が、もう一度生きたいと思っても何の不思議もない。理にかなっているとさえいえそうだ。
 だけど、私には不都合なのだ。
 めんまが蘇ったりしたら、今の私が否定されてしまう。
正確には、じんたんが好きで、頑張って努力すれば彼とくっつけるかもしれない、今の私が否定されてしまうのだ。
 そんなことには耐えられない。
 

105 :
私はどうかしている。んだ人間が蘇るなどということを真剣に考えたりなんかして。
 だけど、黙ってことの成り行きを見ていても、状況は何も変わらない。
 変えたいのなら、自分が介入するしかない。
 私はもう覚悟を決めていたのだった。
 鏡の向こうの、成長した自分の体を見つめる。
 この体がどんなに魅力的でも、彼の心までは奪えない。それならそれでよかった。
 だったら、まずは体を奪ってやればいい。そして、いつかは心ももらってしまうのだ。
 ちょうど彼女が、彼や私達に対してやっているのとは、逆の順序で。
 私と彼女の違いは肉体の実在だけなのだ。ならば、そのアドバンテージを徹底的に活かすべきなのだ。
 幸いにも、彼と接触する機会なんていくらでもある。
 私にだってやってやれないことはないと思う。
 そこへ、母から長風呂の苦情が入ったので、私は風呂場から出た。
 タオルで体をふき、髪をドライヤーで乾かしてから自分の部屋へ戻って、ふと考えた。
 もし仮に全てが上手くいったとして、それは全て私自身の努力の成果と言えるだろうか。
 それは違った。
 私がもしも望む結末を手に入れても、それは紛れもなく誰かの介入のせいなのだ。
 私にとって彼女は、障壁でもあり、彼との結び付きを今でも保つ、繋がりでもあるのだ。
 幼いあの頃から、今でもそうなのだ。そう思うと、不意に鼻の奥がつん、と痛くなるのを感じた。

106 :
とりあえずここまでです。
途中で書いた文章消去しちゃって、悶絶したわ

107 :
>>106
GJ
続き楽しみ

108 :
遅くなったし、全然進んでないんだけど、「存在論」投下します。

109 :
私は襲撃の機会をうかがっていた。
 それにはまず、場所の設定が必要だ。じんたんに会う場所は色々あるけど、二人きりになれる機会は少ない。
 秘密基地は止めた方が良さそうだ。ぽっぽが住んでいることもあるし、皆が集まる場所だし、色々不都合が多いけど、一番の理由は、めんまが姿を見せる可能性もあるということだ。
 これから事に及ぼうという時に、想い人にはいてもらいたくない。
 別に彼女に気を使おうというつもりはない。ていうか、彼女の存在を確信してるわけでもない。
 ただ、いると言われればやはり気になるし、何より彼を逃がす理由になってしまいそうだと思ったのだ。
 私が襲いかかったとしても、絶対に彼は抵抗すると思う。その時に高確率で使いそうな言葉が、「やめろよ、めんまが見てるから」だ。
 秘密基地でこんな事を言われたら、私はそこから先へは進めない気がする。だから、「めんまが現れない場所」にポイントを絞ることにした。
 そうなると自然、バイト先であるゲームショップになる。
 めんまが現れる可能性がない訳ではないが、限りなく低いと思われる。何故なら、普段は挙動不審なじんたんが、バイト中は独り言やパントマイムを披露したりしないからだ。
 幽霊となって現れためんまは、彼と四六時中一緒だという。彼の挙動不審はそのせいだと考えれば辻褄は合っていると言えるかもしれない。
 ただ、彼にしか見えない彼女がいては不都合な場所というのもあるだろう。例えば、バイト先がそうだ。
 接客をする立場であるのに、ぶつぶつ独り言を言ったり、プロ顔負けのパントマイムを披露したりしていれば、仕事にならないだろう。最悪クビになる可能性だってある。
 仕事に集中したいから、ついてこないでくれ、とでも言ってあるのではないか。いかにも彼の言いそうなことだし、そう言われて邪魔をするほど、めんまも意地悪な子ではないはずだ。
 元はといえば、じんたんがバイトを始めたのだって、彼女のためなのだ。

110 :
敵わないな、と思いつつ、私はさらに計画を練っていく。
 決行場所は、ゲームショップ。これは決まった。
 職場で行為に及ぼうなんて、なんとも大胆であり得ないように思えるが、今の私にとって此処は実に都合が良かった。
 内外の防犯上、うちの店もカメラを設置しているけど、荷物置き場も兼ねた休憩室のカメラが壊れてしまっているのだ。
 従業員しか入らない場所なので、優先順位が低いのか、一月ぐらい前からそのままになっている。
 元々は、広いスペースだったのでゲームの在庫も置かれてあったりしたのだけど、それを全部隣の事務室に移して、店長は解決させたつもりらしい。
 おかげで、手狭な事務室はさらに狭くなったんだけど、そもそも店長以外はあまり入ることのない場所だった。
 休憩室には荷物しか置くことはないし、貴重品は持ち歩くように言われていて、事件が起きたという話も聞かない。
  上手い解決策なのかどうか、働きはじめて日の浅い私には分からないんだけど、先輩から聞いた話によると、昔休憩室にあった在庫のゲームが盗まれるという事件はあったらしい。
 もちろん、バイトの犯行だ。そもそも、うちの店が防犯カメラを導入したのもこれが原因らしい。
店が閉まるのは十時で、清算を済ませ、レジのお金を回収して事務室に預けて、帰宅になる。
 いつもは事務室に店長が詰めていて、最後まで残って店を閉めていくんだけど、週に一、二度戸締りをバイトに任せて帰ってしまう時がある。
 理由は特に聞かされていないんだけど、色々な雑務があるからということらしい。
 なので、店長が先に帰ってしまう日にシフトが入ると、外れくじを引いた気分になる。面倒くさいからだ。
 とはいえ、戸締まりする機会があんまりないと、頭の良くない私なんかはすぐに作業を忘れてしまいそうなのだけど。まあ、バイトは二人で作業するから片方が忘れてても問題はないんだけど。
 で、店長がいるにせよ、いないにせよ、バイト後の休憩室で過ごす時間というのが作戦の要だ。
 バイトの後、そのまま帰ってしまうこともあれば、同僚と軽く雑談になることもある。長くとも、二十分ぐらいだ。
 店長がいる時に、店を閉めるのは十一時前後らしいので、それまでに帰宅すれば問題はないらしい。
 戸締まりを任される日、店を閉める時間は、私達に裁量を任されているのだけど、遅くなるのは当然よろしくなく、大体店長がいる日より早く店が閉まる。おおよそ、十時半までには。
 だから、私にはじんたんと一緒のシフトの、戸締まりを任される日というのが勝負をかける時になる。その日が作戦決行日だ。
 つまり、今日のバイトが終わったあとだ。

111 :
夜といえど、客の数が減るとは限らない。学生らしき少年たちの姿は、段々見なくなるけど、今度は会社帰りのリーマンと思しき社会人を見かけるようになる。
 ゲームは子供だけのものじゃないからだ。といっても、その人たちが買い物していくことはあまりないんだけど。
 ゲームは漫画とか本に比べて、割高だからだろうか、新作が出た時以外は、レジに列が出来ることは少ない。
 だから、忙しい日もあればヒマな日もある。今日は新作の発売日でもないし、やらなきゃいけない面倒な仕事も、戸締まり以外にはなく、ヒマと言えた。だけども、私の胸の鼓動は、かつてなく忙しいことになっていた。
 ヤバい。彼の顔をまともに見られない。
 これから起こることを想像すると、気が気がじゃない。
 こんなに浮き足立ってて、上手くいくんだろうか。
 今日はもう何度も、彼から不審そうに声をかけられている。私の挙動がそれだけおかしいんだろう。いつものじんたんみたいに。
 「なぁ、なんかあったのか?」
 「な、何でもないよ」
 「そうかぁ?」
 別に彼が私を気遣ってくれている訳ではない。
 閉店までの時間が迫ると流石に客足も減り、することもないから自然に店員同士での会話になる。そうでもしないと退屈だからだ。
 でも今の私には、簡単な会話も難しそうだった。その最中に思わず変な言葉を口走ってしまいそうで。
 「宿海こそ大丈夫? 夜のバイトも増やしたって」
 あたりさわりのないことを話すことにした。
 「ああ」彼は顔をしかめて応じた。
 「大丈夫って言ったんだけど、向こうは聞いてくれなくてさ。しばらく休めって言われたよ……って、この話前もしたじゃん」
 「そ、そうだっけ?」
 私はとぼけてみせた。
 そうなのだった。計画も、彼のスケジュールを確認した上で立てた。
 これから仕事のある彼を強襲するほど、私はデリカシーに欠けているつもりはない。いや、そんな行為に及ぼうとしている時点で、デリカシーも何もないかもしれないけど。
 引きこもりだった彼を、フリーターに変身させたのはめんまだと言った。
 めんま自身が知らない、彼女のお願いを探る過程で、かつて挑戦した打ち上げ花火に思い至り、その費用を工面するために、彼は急に働き出したのだった。
 ここのバイトは、高い給料は望めない代わり、難しい仕事もキツい仕事もそれ程ないんだけど、もう片方のガテン系の仕事は文字通りの肉体労働で、相当消耗するらしい。
 通学してないとは言え、掛け持ちでやるには負担が重過ぎたのだろう、あちらの現場で倒れそうになった彼は、しばらく休養するように言われたらしい。
 そんなになるまでどうして? と思うけど、めんまの為と考えると不思議と納得がいくし、彼を苦しませる彼女が憎たらしいとも、羨ましいとも思った。
 めんまの代わりに私が現れても、彼は頑張ってくれるのかな?
 そんな答えの出ない問いを考えてしまう。
 純粋に、頑張っている彼に私は何かがしたいだけなのかもしれない。
 こうして同じ職場で働いたりして、会う機会が増えたのは嬉しいんだけど、やつれた顔の彼を見たりすると、いたたまれない気持ちになる。
 自分で自分を痛めつける彼を癒してやりたいと思う。慰めてやりたいと思う。
 それは、純粋な気持ちではないだろうか。私の計画だって、この気持ちが発端になっているという自覚はある。
 私は、彼のために出来ることを考えて、それを実現しようとしているだけだ。
 でも結局は、それも私自身のエゴに他ならない。
 幼なじみの幽霊に取り憑かれたり、そのせいでバイトをする羽目になったり、色々と味わっている彼の立場を、余計にややこしくする。
 私のやろうとしていることは、結局そういうことだ。
 そう思うと、覚悟が静かに胸の奥に沈んでいったような気がした。
 彼は、「やっぱお前変だぞ」と言うけど、私のことは大して気にも留めてないような気がした。今に始まったことじゃないけど。
 働き始めてから、ずっとそうだったけど。
 でも、今夜そんな状態も終わるのだと思った。
 私のことだって、考えずにはいられないようにしてやるのだ。
 私はさりげなく壁の時計に目をやった。
 閉店まで、十分を切っていた。

112 :
今日はここまで。
エロパロなのに前置きが長過ぎた…。完結には時間がかかりそうだけど、他に職人もいないみたいだし、勘弁してちょ

113 :2013/09/23
>>112

気長に続きを待ってる
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