2013年10エロパロ613: 【隅田さん】波打際のむろみさんでエロパロ【乙姫】 (311) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【隅田さん】波打際のむろみさんでエロパロ【乙姫】


1 :2010/04/09 〜 最終レス :2013/09/07
需要がありそうなので立てました

2 :
波打際のぬるぽさん

3 :
>>2
リガッイアさん可愛いよ可愛いよ

4 :
卵生だしなぁ……w

5 :
だがそこがいい(AAry

6 :
乙姫で誰か作ってくれ

7 :
本スレの>>528が作ってくれるはずだ

8 :
乙姫「いらっしゃいまs……」
拓郎「……何してるんですか?」
乙姫「あ、あなたはいつぞやの!?」
拓郎「お金に困ってるのは知ってたけど、こういうとこでも働いてたんですね…」


という、夜は風俗店で働く乙姫さんの話を思いついたが
そもそも拓郎が学生さんなので成立しないことに気づいた

9 :
考えてみたら乙姫は龍か・・・
やっぱり卵生?w

10 :
誰も書かないな
認知度低いのか…

11 :
じゃあ途中だけど投下

12 :
ハーピーを助けたその日から、イエティはヒマラヤ山地の小屋でハーピーと
一緒に暮らしていた。異生物とは言え、ハーピーはまだ一人で生きていける
状態ではない。ハルピュイアにとってヒマラヤの気候が良いのかどうかは知らないが、
ハーピーの保護者が誰か分からない以上、自分が預かるしかない。
イエティはそう考えていた。
ヒマラヤの高地のような極寒の地でも、体を清潔に保つことは大切だ。
恒温動物の体皮は年中暖かいのだから、放っておけば虫がわく。
お風呂こそ沸かさないが、イエティはお湯で暖めたタオルで体を拭く習慣をつけていた。
むろん、ハーピーも健康を保つためには同じことをしなければならない。
「ハーピー、体拭こう。」
「うん。ハーピー、体拭くー。」
イエティの言葉に、ハーピーはうれしそうに服を脱いだ。
胸のなだらかな起伏が露わになる。その頂にある赤い点は、
少し突っ張って前に出ているように見えた。
(余計なこと、考えちゃダメ)
イエティは自分にいいきかせた。
ハーピーの裸を見ているとなぜだか下半身が熱くなってくる。

13 :
イエティはそのほのかな興奮が何に由来するものなのかは知らない。
しかし、なんとなくイケないことだという感覚だけは持っていた。
「キャッキャッ」
イエティが熱い濡れタオルで触れると、ハーピーは身をよじらせ
楽しそうに声を上げる。矯声に合わせて動く、小さく柔軟な裸体。
それはイエティの眠れる欲望をいざなうように揺れた。
「あ、あまり動かないで。ちゃんと拭けない。」
イエティは顔を真っ赤にして言った。
「イエティもちゃんと見ないと拭けないよー。」
ハーピーは意外に鋭く指摘した。
イエティは、無意識にハーピーの体から目線をそらしていたのだ。
それは、自らの内からこみ上げる得体の知れない感覚を抑えるためにだったが、
そんな状態できちんと体を拭けるわけがない。
「分かった。ちゃんと見て拭くから動かないで」
イエティは仕方なく覚悟を決め、ハーピーの体を見据えた。
控えめに盛り上がった二つの丘の上で、赤い実が立ち上がってこれでもかと
自己主張をしている。そこを濡れタオルでなでるとハーピーはみじろいで
小さく声をあげた。

14 :
目線を下におろすと緩やかな起伏の平原が流れるように続き、二つ道に分かれる
直前で羽毛の茂みに覆われた。イエティは濡れタオルを持つ手をその平原に這わせる。
こそばゆいのか、ハーピーは少し笑っていた。
そしてイエティの手はハーピーの下半身にいたる。羽毛に覆われた下半身は
虫の住処になりやすいので念入りに拭かなければならない。
イエティはハーピーの太股を拭きはじめた。
「イエティ、お尻もー」
ハーピーはくるりと回って見せた。羽毛の上からでも分かる、柔らかい膨らみ。
触れると柔らかさの中に若々しい張りもあり、独特の触感を生み出していた。
その感覚が、またもイエティの下半身を刺激する。
しかし、ハーピーのお尻は哺乳類のとは異なった。ハーピーのそこには穴がない。
鳥類たるハーピーのお尻は太股の付け根に過ぎず、排泄器官は付いていないのだ。
イエティはほっとしたような残念なような不思議な気持ちだった。
「前もー」
お尻を拭き終えると、ハーピーはくるりと回って足を開いて見せた。
薄い羽毛の奥に総排出腔の小さな割れ目が姿をのぞかせた。
その細いクレバスはほんのりと赤く色づいた柔らかそうな肉に囲まれていた。

15 :
それはほんの数秒だっただろうか、気がつけばイエティはハーピーのそこを
食い入るように見つめてしまっていた。
「そ、そこは自分でして。」
イエティは自らの煩悩を振り払うかのように、タオルをハーピーに押しつけた。
「はーい」
ハーピーはつまらなそうにタオルを受け取った。

16 :
以上です。
いちおうイエティ男性説前提
続きはまた今度

17 :
今度っていつですか!?
GJ

18 :
定期あげ

19 :
今度って今さ

20 :
ハーピーは自分の体を拭いたタオルをゆすぐと、別のタオルを持ってきた。
「今度は、ハーピーがするー」
元気よくイエティに寄ってきたハーピーはまだ全裸のままだ。
「…自分でやる。」
「でも、一緒にした方が楽しいよ」
満面の笑みで、ハーピーは惜しげもなくイエティに裸体を披露する。
「そうだけど…」
戸惑うイエティを、ハーピーはためらいなく脱がせようとする。
ハーピーが胸のボタンをはずすと、イエティの上半身があらわになった。
白くなめらかな肌は、男の子らしからぬ可憐さをたたえていた。
イエティの胸を一瞥すると、ハーピーは一気にイエティの毛皮を足下まで落とした。
「ハーピー、ちょっと待って。」
イエティはあわてて股間を隠した。
「それじゃ体拭けなーい」
ハーピーはうれしそうにイエティの腕をこじ開けようとする。
しかし力ではイエティにかなわない。そこでハーピーは翼を自分のわきの下から
通して、それでイエティのわき腹をくすぐった。

21 :
「ひゃっ」
イエティは思わず両手を上げた。同時に、肌色の肉棒が姿をあらわした。
それは、真っ直ぐに天を指して隆起し、まだ剥がれきっていない皮が引っ張られて
痛そうなぐらいだった。
「イエティの交接器すごい!」
やたらとうれしそうなハーピー。
それに対してイエティは恥ずかしくてどうにかなりそうだった。
なぜ陰茎が大きくなるのか、なぜ大きくなったそれを見られたら恥ずかしいのか。
そんなことは分からない。ただ、どうしようもなく恥ずかしかった。
ハーピーは恥ずかしがるイエティにいきなり抱きついた。お互い全裸である。
イエティのいきり立った男の子の部分がハーピーの腹部に当たっていた。
そうして抱きついたまま、ハーピーはイエティの体を拭きはじめる。
互いの体が動くたびに、イエティの敏感な部分が刺激された。
「ハーピー、もうちょっと離れて」
イエティは哀願するように言った。
「ハーピー、イエティ大好き」
対してハーピーは答えになっていない返事をする。

22 :
もしかして、ハーピーはこの恥ずかしさや股間に走る謎の刺激の正体を知っているのでは?
そんな疑念がイエティの脳裏をよぎった。しかし、深く考える暇はなかった。
なんと、ハーピーが股間の肉棒を口にくわえてきたのだ。
「あはぁっ!」
強すぎる刺激に、イエティは少女の悲鳴のような甲高い叫び声をあげた。
「そんなとこ…口にしちゃ…あっ!…だめ。」
イエティの制止も聞かずハーピーはかまわず肉棒を舐め続ける。
電撃が走ったような、初めての感覚にイエティは身をよじらせた。
やがてハーピーは肉棒と皮のすきまに舌を入れた。
すると、いままで閉ざされていたイエティのつぼみがめくれ、栗の花が花開いた。
ハーピーが口をはなすと、その姿が露わになる。
イエティは始めて見る己の肉棒の真の姿に驚いた。
皮の制約を逃れたそれは、今まで以上に大きく膨れ上がり、充血して赤くなっている。
自分の体の一部が、これほどおぞましい姿だとは、イエティは想像もしていなかった。
しかしハーピーはそのおぞましいものを実にうれしそうに眺めている。
イエティにとっては何もかもが不思議だった。
「ハーピー、イエティ大好き!」
また同じ言葉を繰り返して、ハーピーはイエティに体重をかけてもたれかかってきた。
恥ずかしさと肉棒への刺激で力が入らなくなっていたイエティは勢い押し倒される。
「ハーピー?」
イエティはもはや何が起こっているのか全く理解できていなかった。
抵抗すべきなのかおとなしくハーピーのするように任せるべきなのかもわからない。
ただ、さっきハーピーに肉棒をくわえられた時の得体の知れないあの感覚…
ひそかにそれを期待している自分を、イエティはかすかに自覚していた。

23 :
今回はここまで

24 :
なんというエロス…
しかし、主役じゃなくてサブキャラのSSから投下されるというのも珍しいな

25 :
むろみさんだと口と手と胸しか使えないし

26 :
アナルという可能性も追求できるのでは

27 :
むろみ「ふにゃあ〜……」
拓郎「あれ、むろみさん……また飲んでんのか」
むろみ「あ〜、たっく〜ん」
拓郎「やけにベロベロだけど、いつから飲んでんの?」
むろみ「ん〜、かれこれ十二時間くらいかにゃ〜」
拓郎「一日の大半を飲みで過ごす人魚って……」
むろみ「だって〜、最近たっくん構ってくれんから暇なんやも〜ん」
拓郎「俺は釣りに集中したいだけなんだけどな……」

28 :
拓郎「もう今日は帰って寝たら? 明日絶対二日酔いになるし」
むろみ「や〜だ。せっかくたっくん来てくれたのに、帰るなんてもったいなか」
拓郎「別に俺、むろみさんに会いに来たわけじゃないし」
むろみ「あんっ、もうつれなかねぇ。でもそんなところも好きっ」
拓郎「……なんか今日のむろみさん、いつもに増してデレデレだね」
むろみ「そう? 酒ば入っちょるからかねぇ〜。ひゃはは」
拓郎(暗に鬱陶しいと言ったのには、気付かなかったようだ)

29 :
むろみ「……ね〜ぇ、たっくん」
拓郎「何?」
むろみ「んーん、何でもなか。呼んでみたかっただけったい」
拓郎「何じゃそりゃ」
むろみ「ふぅ……」カキリ
拓郎「まだ飲む気!?」
むろみ「今日は日が暮れるまで飲みたい気分やけん、いーでしょ?」
拓郎「駄目! そんなになるまで飲んでまだ飲み足りないってどんだけだよ」
むろみ「あっ……もー、勝手に人の物取らんでよね!」
拓郎「酔っぱらいの戯言に、貸す耳なんかありません」

むろみ「ならいいもん。代わりのもんで埋め合わせするけん」
拓郎「代わりのもの?」
むろみ「そっ。それはね……お前の唇じゃー!!」
拓郎「ぬわっ……!?」
――― ブチュッ

30 :
むろみ「ん〜……んっ、んっ」
――― チュッ、レロレロ
拓郎(ちょ、これってディープキス……!!)
むろみ「……ぷはぁっ、はー甘露甘露」
拓郎「なっ……何してくれてんのむろみさん!」
むろみ「たっくんが人のお酒を勝手にほかす(※捨てるの意)のが悪かとよ」
拓郎「だからって無断でキスとか……」
むろみ「あ〜あ〜、もうなんも聞こえん、なんも聞こえ〜ん」
――― ゴロリ
むろみ「ん〜、たっくんの膝枕きもち良か〜」
拓郎「今度は人の膝を独占かよ!」
むろみ「ん〜……」ゴロゴロ

31 :
むろみ「クカー……」
拓郎「結局人の膝枕で寝ちゃったし……」
拓郎(でも、さっきのキス結構気持ち良かったかも……)
拓郎(……あれ? でも待てよ。むろみさんってゴカイとかの釣り餌を常食してなかったけ?)
拓郎(てことは……)
拓郎「オ、オエェェェ〜〜ッッ!」
むろみ「きゃあっ!!」
むろみ「どうしたとたっくん。まさかたっくんも酔っぱらったと!?」
拓郎(むろみさんのせいだっつーの!)

……その日一日、拓郎の吐き気は止まらなかったそうです。
(了)

32 :
以上、唐突に始まって唐突に終わる投下終了
あんまり練らずに書いたから展開早いやらあんまりエロくないやら
どちらかというと直接的なエロスよりむろみさんとたっくんのイチャイチャを書きたかった
いつか富士さんとむろみさんの百合ん百合んも書きたいと思っております
そんじゃあの ノシ

33 :
お疲れ
あっさりね

34 :
むろみさんに穴があるかどうかがわからん以上
こうするしか無いよなwww

35 :
少なくとも卵を産む孔が存在することは確か。

36 :
ハーピーはイエティに寄り添うように上から被さっている。
互いの腹部にはさまれて、イエティの堅い肉棒は窮屈に押し込められた。
しかし、体温の暖かさに囲まれた感覚がなぜか気持ちいい。
イエティが視線を落とすとすぐそこにハーピーの顔があった。
この自分よりも幼い感じの少女は、楽しそうにイエティを未知の世界へと導いている。
目が合ったのを合図にして、ハーピーはイエティに口づけをした。
「んっ!?」
さきほど自分の排泄器を舐めたその口で、という所にイエティはとまどったが
ハーピーに舌を絡められるとその濃密な感覚に思考を奪われ、もうどうでもよくなった。
舌の動きにあわせて二人の体は微動し、そのたびに互いの腹部に挟まれたイエティの
肉棒に刺激が走る。いつの間にか、二人の腹部はビチャビチャに濡れている。
イエティのカウパーがあふれ、塗り付けられているためだ。
やがて本能的に、イエティはハーピーの背中を抑えて、小さく腰の律動をはじめた。
それに気が付いたハーピーは絡み合う舌をいったん離し、イエティに意味深な微笑みを
投げかけた。
「ハーピー…」
どうするつもりなのか、そもそもこれは何をしているのか、イエティはハーピーに
聞きたいことがあったはずだが何も浮かんでこなかった。
そして、もはやハーピーのすることに抵抗しようとも思わなかった。
ただ、股間に走るこの刺激がイエティの思考を奪い、腰をつき動かしている。
ハーピーは今度は軽くイエティと唇を合わせると、同時にイエティの肉棒を握った。
口づけで視線が奪われているのでイエティは自分の肉棒がどう扱われているのか
よくわからない。やがて、その先端が湿った羽毛に触れる感覚があった。
密着した胸から直接、ハーピーの鼓動も高鳴っていることが伝わる。

37 :
「イエティ大好き」
三度目の大好きを言って、ハーピーは一気に腰を下ろした。
じめじめして暖かいハーピーの体の中にイエティの男の子の部分が突き刺さる。
「あああっ!」
刺さると同時にイエティは激しく身じろぎ、熱い液体をハーピーの体の奥へ注ぎ込んだ。
想像を超える感覚と妙な疲れに、イエティはしばし肩で息をした。
そうして、呼吸が整うとふと我に返る。
「ごめん!僕、ハーピーにおしっこを…」
イエティは自分が小便を漏らしてしまったと思い、大慌てだ。
「ハーピー、うれしい!」
「え?」
なんでおしっこを漏らされてうれしいのか、イエティには全くわからない。
しかしハーピーは突き刺さったイエティの肉棒を抜こうともせず、またもイエティに
口づけをしてきた。今度は口と口の絡み合いを続けるのではなく、イエティの
額や頬、首筋に鎖骨、そして胸、あちこちを啄むように口づけした。
そのハーピーの仕草の愛らしさと、こそばゆさの混じった刺激にまた興奮が高まる。
イエティの肉棒はハーピーの中に刺さったまま、周りの肉壁を押し退けて膨れ上がった。
「うぅん」
ハーピーはうれしそうな声を上げると、イエティの胸の上に体を倒してぴったりと
くっついた。そうしながらも、肛門をかねた総排出口の括約筋でイエティの肉棒を
握って離して、攻め続ける。
「だ、だめ、またおしっこ漏れちゃう」
そう言いながらも、イエティはハーピーをしっかり抱きしめ、ハーピーの括約筋の
リズムに合わせて腰を動かした。
「あっ、あ」
「う、うん」
いつのまにか嬌声のリズムまでが符合する。
「う、うぁあっ!」
今度はハーピーが先に絶頂を迎えた。大きく体をのけぞらせ、強く、イエティの
肉棒を締め付ける。その刺激に耐えきれずイエティもまた射精をした。
数秒間、二人はそのままの状態で固まった。
やがて射精が終わると、ハーピーの総排出口から白い液体が溢れだしてくる。
「…おしっこじゃ、ない?」
イエティは生まれて二度目の射精でそれに気がついた。
それではいったい何なのか、考える間もなくハーピーが倒れ込んでる。
イエティはそれを優しく炊き抱えた。

38 :
後日イエティは、ひさびさに山を降りた。むろみさんに呼ばれたからだ。
むろみさんが嫌がるので今回はハーピーを連れてきていない。
それでも、何かの折りにハーピーの話になった。
「あの猛禽はどこに住んどると?」
おそらくむろみさんは警戒区域を知りたかったのだろう。
イエティは普通に答えた。
「いまヒマラヤで一緒に住んでる。」
その答えを聞いた瞬間、むろみさんは固まった。
「いえちー、あんたなしてそげなことよっと!?」
むろみさんは必の形相でイエティに詰め寄る。
「あー、いえちーの貞操が汚されてしもーよ!」
「どういうこと?」
騒ぎだしたむろみさんに対し、イエティは冷静に質問する。
「鳥類のメスを自分の『巣』にいれるなんて、正気やなかよ!
あの鳥頭どもにしとーみたら『俺の卵を生んでくれ』ゆうとるのと同じことたい!」
イエティはそれで合点がいったというように手を叩いた。
「プロポーズになるって事?」
「その通りたい。分かったら、ハルピュイア追い出しね。
はよせんと、交尾迫られるけんね。」
そう言われると、イエティは少しの間うつむいて押し黙ってしまった。
その顔はなぜか赤くなっている。
「ま、まさか!?」
「…たぶん、交尾しちゃった。」
イエティは恥ずかしそうにぼそりと言った。

39 :
「ん…んなっ!?」
むろみさんはショックを隠しきれない様子だった。
「なんばすっとかー!いえちーがおおきうなったら精子貰おうと思うてたのに!」
むろみさんが下品な叫びを上げると、空のかなたから黒い影が飛んできた。
身構える間もなく、それは音速で急降下してむろみさんを捕らえた。
「ハーピー、むろみさんをいじめちゃダメ!」
黒い影―ハーピーに、イエティは話しかける。
ハーピーはイエティの言うことも聞かず、むろみさんをゴミでも捨てるように海に落とした。
そして今度はイエティを足で捕まえる。
「ハーピー?」
思いの外攻撃的な態度にイエティは戸惑った。
「ハーピー、浮気許さない。」
強い口調で、ハーピーは言う。
「だ、大丈夫、そんなつもりない。」
突然の修羅場にイエティはどうしていいか分からず、とりあえずハーピーをなだめた。
「ふん、鳥類は独占欲がつよかとねー」
海面でむろみさんが何とかの遠吠えをする。そんなむろみさんにハーピーは振り向いた。
むろみさんは身構える。
「ほ乳類、奥手。自分からいった方が良い。」
「へ?」
てっきりまた襲いかかってくるのかと思っていたむろみさんは意表をつかれた。
(もしかして、たっくんへのアプローチのアドバイスのつもり?)
少しだけ、むろみさんは暖かい気持ちになった。
が、やっぱりひがみの方が強かった。
「しゃーしか!
自分が男確保したからいうて勝ち組の余裕のつもりなん?
あんたに言われんでも、うちかて攻めとーよ!」
そんな遠吠えを繰り返しながら、むろみさんは空に消えていく若いつがいを見送った。

40 :
以上

随分あいだがあいちゃいましたけど、これにて終了です。
博多弁が苦労しました・・・というか多分間違ってる。

41 :
いえちーの変態!
乙でした

42 :
むろみ「おーい、たっく〜ん」
拓郎「あ、むろみさん」
隅田「こんにちは、拓郎くん」
拓郎「隅田さんも。どうしたんですか、また二人して暇を持て余してるんですか?」
隅田「あははは、ある意味ではそうかもね〜」
むろみ「今日はたっくんにちょっと用事があったと。よかね?」
拓郎「俺に? 精子かける以外なら別に構わないけど……」
むろみ「良かった〜!」
隅田「あのね、用事っていうのはこれのことなんだけど……」
拓郎「……何そのガラクタの山」

43 :
むろみ「今日ね、近所の浜辺に人間の捨てたゴミが漂着したって聞いたけん、興味本意で拾いにいったんよ」
隅田「そしたら、使い道の分からない道具がけっこうあったから、拓郎くんに聞いてみようと思ってね」
拓郎「あぁ、そういうこと」
むろみ「ねーねー、これとかなんやろね? 卵形で綺麗なピンク色しちょるけど……」
拓郎「ブホッ!?」
隅田「何だろうね。コードと電源がついてるから、家電製品の一部かな?」
拓郎「そ、それ……ピンクローター……」
むろみ「たっくん、これが何か知っとうと!?」
拓郎「あ、いや……(しまった、知らん顔しとけば良かった!)」
隅田「これって、何に使う道具? 教えてよ」
拓郎「……あー、えと、それは……」

44 :
拓郎「……肩こりを解消するための、マッサージ機だよ」
むろみ「へー」
隅田「こんなので肩こりが取れるの?」
拓郎「あー、うん……本当ならそれが細かく振動して、肩のこりをほぐしてくれるんだけど」
拓郎「漂着したゴミなら、水に濡れて動かない可能性が高いかも……」
カチッ、ヴィィィィィィィィ
むろみ「わっ、動いた!」
隅田「すごーい、これ本当にマッサージ機だったんだ〜」
拓郎(動いちゃった……誰だよ浜辺で乱交したやつは……)

45 :
むろみ「これを肩に当てればよかとね?」
拓郎「うん、まあそうだね……」
むろみ「ほしたら隅田さん、お願いしてもよか?」
拓郎「え゙っ……」
隅田「いーよいーよ、むろみさんもミズーリさんとこの仕事で肩こってるでしょ?」
ヴィィィィィィィィ
隅田「ここら辺とかどう?」
むろみ「あんっ……なんかくすぐったか……」
隅田「まだまだ固いねー。ちゃんとほぐしてあげないと……」
拓郎(うわぁ……なんか、こうして見るとスゴくエロい……)

46 :
ヴヴヴヴヴヴ
むろみ「やんっ……ひゃあっ!!」
隅田「むろみさん、あんまり動くとやりづらいよ」
むろみ「そげんこと言われても……未知の快感が私の体を貫いてぇ〜……」
拓郎(なんで台詞がいちいちエロいんだよ!!)
隅田「ふっふっふっ、ここか? ここがええのんか?」
むろみ「やあっ、あぁんっ!!」
拓郎(隅田さんも悪ノリしないで! というかなんでそんなオッサン臭いネタ知ってるんだよ!)
むろみ「……たっくん、どうしたと? なんか変な顔しちょうけど」
隅田「それに、姿勢がずいぶん前屈みだね」
拓郎「……俺のことは気にしないでくれ……」
むろみ「?」
隅田「?」

47 :
むろみ「はー気持ち良かった……文明の利器はやっぱり偉大やね〜」
隅田「ね。今度は交代して私にもしてみてよ」
むろみ「よかよ〜、そしたら背中こっちに向けて……」
拓郎「だ、駄目!」
隅田「え?」
むろみ「なんで? 私ばっかりしてもらうの可哀想やん」
拓郎「……」つ『ルアー』
拓郎「でぇいっ!!」
――― ポーン
むろみ「はっ……」
隅田「おっ……」
――― バシャーン

48 :
・・・
むろみ「も〜、たっくんなんばすっと〜?」
拓郎「ごめんごめん。それと、二人がルアーを追ってる間に、ローターが水に濡れて壊れちゃった」
むろみ「え〜っ!?」
隅田「そっか。残念だけど仕方ないね」
拓郎(良かった……これでひとまずオッケーだ)
むろみ「しょうがなかね〜……あっ、じゃあこれは何に使うと?」
隅田「なんだろうね。プラスチックのこけしかな?」
拓郎「ブホはッ!?」
むろみ「ねーねーたっくん、これなぁに〜?」
隅田「これはどうやって使うの? 教えてよ拓郎くん」
拓郎(もう勘弁してくれ……)
(了)

49 :
以上、毎度あっさり風味な投下終了
読み返して見ると、>>46>>47の間にもう一山あっても良かったかなと思う
むろみさんの口調に違和感があるかも知れないけど、自分が鹿児島県人なので鹿児島県弁も若干混じってるからと思ってくれい
ではまた ノシ

50 :
鹿児島県弁ってなんだよ……
正しくは鹿児島弁ですた

51 :
淡白な顔してローターやらバイブやらの使い方はしっとるんだなたっくん…

52 :
あれでも男の子だしな
使い方が分からなくて模索してる内にエロい方向に……ってのもありそうだが

53 :
今読み返してみたら、拓郎じゃなくて拓朗が正しいんだな
ずっと勘違いしてた

54 :
あげ

55 :
むろみさんは魚類だから先に産卵して精子待ちになるパターンではなかろうか

56 :
なかろうかというか、そのまま

57 :
今週は年上のお姉さんって感じだなむろみさん

58 :
>>55
まだラノベという呼び名が生まれる前、スレイヤーズってのがあってな…

59 :
ageとくか

60 :
富士さんの話はまだかな?

61 :
むろみさん鬼畜地獄〜富士さんと一緒〜
むろみ「富士さん。今度産まれた卵に、たっくんの精子かけてもらいんさい」
富士「そ、そんなことしたら、人間との子供が出来ちゃう……」
むろみ「あれ〜? 富士さんは私のこと好いとうとやなかったと? 何でも言うこと聞くって言わんかったっけ?」
富士「それは、胸を叩かれたせいで前後不覚になってたから……!!」
むろみ「あっそう。そいなら富士さんにもう用はなかよ。たっくんと二人でラブラブちゅっちゅしとくけんね」
富士「あ、あうぅ……」
むろみ「さぁ、どうすると? 私の言うことを聞いてたっくんの子供を産むか、聞かずに一生無視されるか、どっちがよかとね?」
富士「………ます」
むろみ「なんね〜。そげん小さか声で言っても聞こえんよ〜?」
富士「人間との子供……産みます! だから、私を一人にしないで下さい……」
むろみ「ふふん。ようやく素直になったね。なら、たっくん。ぴゅぴゅーっと精子かけてあげて?」
拓朗「ハァハァ……うっ!」ビュッ
みたいな

62 :
むろみ黒ッ!
やっぱ人魚は本番シーンができないからな

63 :
明石さん×鳴門さんってのは

64 :
明石さんと鳴門さんの性格がよく分からん

65 :
明石「はぁ、疲れたぁー」
鳴門「うーん。今日の狩りもハードやったねぇ、明石」
明石「そうねぇ。淡路姉さん最近人使い荒くない?」
鳴門「まぁいいやん。私らも楽しんでやってるんやし?」
明石「それもそっか」
鳴門「ねぇ、それよりもさぁ」
明石「うん?」
鳴門「狩りの後のいつものお楽しみ、せぇへん?」
明石「……いいよ、おいで鳴門」
鳴門「へへへ……」
スリスリ
明石「ほんとに、鳴門は甘えん坊さんやねぇ」
続く?

66 :
鳴門「明石のほっぺた、いつ触ってもぷにぷにしてるねぇ」
明石「鳴門はほっぺた好きやね。子供みたいや」
鳴門「うん、好き。でもちゅーしてもらうのはもっと好き」
明石「ちゅー、したい?」
鳴門「したい。ちゅーして明石。いっぱいして」
明石「ふふん、じゃあ鳴門が可愛くおねだり出来たらしてあげてもええよ」
鳴門「えー? 恥ずかしいよ……」
明石「じゃあおあずけ。ちゅーしてあげない」
鳴門「うぅー……」

67 :
鳴門「ほんとにおねだりしなきゃダメ?」
明石「ダメ。私も鳴門の可愛いとこもっとみたいもん」
鳴門「うぅ……じゃあ、ちゅーして下さい」
明石「可愛らしさの欠片もないやん。却下」
鳴門「明石のイジワル!」
明石「ふふ……怒った鳴門の顔も素敵」
鳴門「もう……」
明石「ほら、こっち向いて。ちゅーしてあげるから」
鳴門「……ん」
―――チュッ

68 :
鳴門「明石、ちゅー上手……私も上手く出来るようになりたい」
明石「せやね。いっぱいちゅーしたら上手になるよ、きっと」
鳴門「なら、今日は私がいっぱいちゅーしてあげる。明石が嫌って言っても離してあげんからな」
明石「うん、分かった。じゃあ鳴門のちゅーが上達するまで、私が付き合ってあげる」
鳴門「ふふ……」
明石「うふふ」

69 :
――――
淡路「オーッス、むろみさん」
むろみ「あ、淡路さんおひさー。なん、また狩りのお誘い?」
淡路「あぁ、それもあるんやけどな。うちの明石と鳴門を見ぃひんかったか?」
むろみ「あの瀬戸内姉妹? いやー見てないねぇ。ていうか三人とも、一緒に暮らしてるんじゃなかったと?」
淡路「いや、携帯に定期的に連絡いれるようにはしとるけど、住んでる場所はちがうんや」
むろみ「へー」
淡路「せっかく大物の情報仕入れてきたのに、どこ行っとるんやろなぁあの二人……」
むろみ「あ、噂をすれば。あそこに見えるのその二人やなかね?」
淡路「お、本当や。おーい、明石に鳴門ー。お前ら何しとったんや!」

70 :
明石「すみません姉さん!」
鳴門「ちょっと用事があって、携帯の電源切ってたもんで……」
淡路「なんや、女同士で手ぇなんか繋いで」
むろみ「二人とも仲良しさんやねぇ」
明石「それは……ねぇ?」
鳴門「うん……」
淡路「ま、こうして会えたから許したる。それより二人とも、次の狩りの標的決まったでぇ!」
明石「おぉ!!」
鳴門「次は何を狩るんスか!?」
淡路「おぅ、今度の獲物はすごいでぇ。北洋の方でモビーディックと呼ばれた化け物鯨でなぁ……」

―――明石と鳴門、二人が恋人同士とは露知らず、今日も瀬戸内三連星は獲物を狩るのであったとさ。
(了)

71 :
以上、投下終了。ソフトレズ物にチャレンジしたらえらい恥ずかしい代物になってしまった
登場頻度と会話場面が少ないせいで明石と鳴門の喋り方がよく分からん

72 :
GJ!
確か関西弁だったような気がする。
明石の「この傷跡は水鳥拳!」にぐっと来た

73 :
♯乙姫さんとたっくんと

乙姫「いらっしゃいませ……あ」
拓「ちわっす」
乙姫「……あなた、また来たの? どういうつもりか知らないけど、私はあの人魚と仲良くするつもりは毛頭無いわよ?」
拓朗「そんなんじゃないですって。今日は釣具を買いに来ただけですよ」
乙姫「ふん……ならいいですけど。それで、今日は何をお買い求めで?」
拓朗「えーと、浮きとテグスと、あと撒き餌も切れかけてたっけな……」
乙姫「そこの棚にあるから、勝手に持ってきなさい」
拓朗(はぁ……相変わらず風当たり強いなぁ……)

74 :
拓朗「えーと…これだけお会計お願いします」
乙姫「……」
拓朗「乙姫さん?」
乙姫「……はッ?」
拓朗「何ボーッとしてるんですか。竜宮城のことでも思い出してたんですか?」
乙姫「ち、違います! いつまでも過去の栄光にすがるような女だと思わないで下さい!」
拓「はぁ……そりゃすみません」
乙姫「全く……はい、これとこれとこれで4,980円!!」
拓朗「ども……そういえば、乙姫さんって竜宮城でどんな仕事してたんですか?」
乙姫「え゛っ……?」
拓朗「竜宮城を経営してたのは知ってますけど、具体的にどんなことしてたのか気になって」
乙姫「そ、それは、その……」
拓朗「あ、もしかして、浦島太郎の接待とか? 乙姫さんなら浦島太郎にも会ってるでしょ」
乙姫「ッッッ!?」ガタッ
拓朗「うわっ。どうしたんですか乙姫さん、椅子から転がり落ちたりして」

75 :
乙姫(こ、この子まさか……私の過去を知ってるっていうの……!?)
―――――――――<回想>―――――――――

乙姫『あーら、大変。この子ったらもう涎垂らして私のことを欲しがってるわ』
浦島『ハッ……ハッ……』
乙姫『まるで犬みたいね。これからは自分のことを犬畜生とお呼びなさいな』
浦島『お、乙姫様……どうか私めにご慈悲を……』
乙姫『犬にかける慈悲なんて持ち合わせてないわねぇ。おーっほっほ』

――――――――<回想終わり>――――――――
乙姫(言えない……竜宮城経営の片手間にSMクラブも経営してたなんて言えっこない……)
拓朗「乙姫さん? どうかしました?」
乙姫「……」ジトーッ
拓朗「……?」
釣具と一緒に、乙姫の新たな敵意も買ってしまったたっくんであった。
(了)

76 :
投下終わり
なんか自分の中では乙姫さんがS女だった

77 :
『火急的速やかにいつもの波止場まで来て!! 今すぐに!!』
 そんなメールがむろみさんから来たので、いつも釣りをしてる波止場へやって来ました。
拓朗「むろみさん、何の用なんだろ。今日は家で大人しくしとくつもりだったんだけどな」
むろみ「やっほー、たっくーん。こっちこっちー」
拓朗「あ、むろみさん。どうしたのさ、なんかいつもとメールの雰囲気が違ったけど」
むろみ「たっくんに見せたかもんがあったから、急いで来てもらったとよ」
拓朗「見せたいもの?」
むろみ「そう! たっくん見たらちかっぱ驚くと思うたけん、すぐに来て欲しかったんよ〜」
拓朗「何? 俺も大概のものにはもう驚かないつもりでいるけど?」
むろみ「むっふっふっふっ、それはね〜……」
 そう言うとむろみさんは、おもむろに海から上がり、腰から下を陸へ投げ出します。
拓朗「……えっ?」
 鱗でびっしり覆われているはずのそこには、すらりと伸びた人間の生足が生えてました。
拓朗「ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!?」
むろみ「ね? びっくりしたでしょ?」

78 :
拓朗「何これ!? なんでむろみさんの足が人間の足になってんの!?」
むろみ「実は、悪い魔法使いにたぶらかされて人間の姿に……」
拓朗「そういうのいいから。本当の理由だけ教えて」
むろみ「もー、相変わらずのボケしやもんね〜」
拓朗「あのさ、これでも俺心配してるんですけど。からかいたいだけならもう帰るよ?」
むろみ「あ〜、そげん心配せんでも、これは川端くんの作った薬の効果やけん大丈夫なんよ」
拓朗「あぁ、あの河童の……で、それって何の薬?」
むろみ「なんかね、病原菌の細胞をす薬を作ってたら、副産物で細胞を変質させる薬が出来たらしいんよ」
拓朗「それで人間の足が……っていうか、そんな危ない薬よく飲んだね」
むろみ「そういえばそうやね。何も考えとらんかったたい」
拓朗「……もしかして、体よく実験台にされただけだったりして」
むろみ「仮にそうだとしても、川端くんの腕は確かやけん平気ったい」

79 :
拓朗「で、その装着してる紐ビキニはどうしたの?」
むろみ「あー、これはね、前に言った携帯作っとう人がくれたんよ。ワイズマンっちう名前なんやけど」
拓朗「あぁ、良かった。俺はまた駅前のドンキとかまで下半身露出したまま買いにいったのかと思ったよ」
むろみ「そんなことしたら捕まるったい! たっくん何考えようと!?」
拓朗「いやぁ、むろみさんならやりかねないなぁと……」
むろみ「たっくんたら見かけに寄らずむっつりさんなんやねぇ……」
拓朗「いやそれはない」
むろみ「そんなに我慢せんでも、せっかく人間になれたんだから結ばれるのも簡単なのに……」
拓朗「いやそれはもっとない」

80 :
むろみ「それじゃあたっくん、挿入しますか?」
拓朗「しません」
むろみ「じゃあ、中出ししますか?」
拓朗「中出ししたら挿入もしてるじゃないか」
むろみ「じゃあ何ならしてくれると!?」
拓朗「何もしないからね!?」
むろみ「え〜? それじゃあ何のために人間になったのか分からんや〜ん」
拓「えっ? それって、もともと人魚が人間になるための薬だったの?」
むろみ「ううん。川端くんの話だと、本人の願望を投影して、なりたい姿にさせてくれる薬らしいくさ」
拓「それでむろみさんは、人間の下半身を引っ付けることを選んだ訳?」
むろみ「だってたっくん、いつまで経っても精子かけてくれないんやもん」
むろみ「それならいっそ、人間の姿になってたっくんと生殖行為した方がマシやと思わん?」
拓朗「そのためだけに開発途中の危険な薬飲んだんかい!」
むろみ「人魚は人間より頑丈やけん、薬の一個や二個どってことなかよ」

81 :
拓朗「全く……むろみさんには付き合ってらんないよ」
むろみ「あっ、たっくんどこ行くと?」
拓朗「もう帰る。これ以上ここにいても得るものは何もないから」
むろみ「そげんこと言わずに〜。あ、そうだ。待ってくれたら良かもん見せてあげるったい」
拓朗「……何を見せるつもりなの?」
むろみ「おっ、興味持ったとね〜。それじゃ、ご開帳〜」
―――くぱぁ
拓朗「ぶっ……!?」
むろみ「おー! 人間のアソコってこげな風になっとうとやねー! 初めて見た訳やなかけどなんか感動ー」
拓朗「お、女の子が人前で股開くんじゃないよ!!」
むろみ「興奮した? たっくん」
拓朗「いいから早く股を閉じて!」

82 :
むろみ「あれ〜? たっくん、口ではそう言いながらこっちは勃起しとうやん」
拓朗「こ、こら! 触るな!」
むろみ「たっくんてば、私のアソコ見て興奮してくれたとやね? 嬉しかよ」
拓朗「あのね、人間の性欲ってのはシチュエーションに大きく左右されるの」
拓朗「品性も何もなくガバーッと足開かれても、俺的には全然萎えなんだよ」
むろみ「じゃあ、この固くなったたっくんの釣竿はどう説明すると?」
拓朗「それは動物としての生理現象! てゆーかご開帳とか釣竿とか、表現がいちいちオヤジ臭いよ!」
むろみ「も〜、つくづく素直やなかね〜。そんなたっくんにはこうしてやるけん」
―――ギュッ
拓朗「うあっ!?」ビクッ
むろみ「むふふ、これ、素股って言うとやろ? せっかく生えたんやけん足を使わんともったいなかよね」
―――しゅっ、しゅっ
拓朗「うあぁっ…!!」
むろみ「たっくんの感じてる顔可愛かよ……あんっ!」

83 :
拓朗「うっ…く、あっ……」
むろみ「すごーい、ズボン越しでもバキバキになっとうとが良く分かるたい……」
拓朗「む、むろみさん……これ以上は駄目だって……」
むろみ「なんで? こげなとこで寸止めしたら身体に悪かよ?」
―――さわさわ
拓朗「ぐあっ!!」
むろみ「あーん、本当にその顔可愛いかっ!! いっつもツンツンしてるけん、なおのこと可愛く見えて仕方ないっちゃん」
拓「ハァ…ハァ…」
むろみ「ね、たっくん。今度は直にたっくんのこれを触るけんが、良かよね?」
拓朗「……もう好きにして」
むろみ「やった!」
―――カチャカチャ

84 :
むろみ「それじゃ、たっくんのたっくんとご対面〜」
―――ポロッ
むろみ「おぉー、これがたっくんの……ずいぶん立派な長物をお持ちで」
拓朗(くっ……恥ずかしいけど、ここで『見ないでくれ』とか言ったらますます調子に乗るよなぁ……)
拓朗(かといって堂々と見せたら乗り気だと思われちゃうし……ここは敢えて素っ気なく)
拓朗「し、仕方ないな。ここまで来たらもうなるようにしかならないし、なるべく早く済ませてよ?」
むろみ「……たっくん、不安で声が上擦っとうとよ?」
拓朗「余裕ぶってんの即バレたよ畜生!」
むろみ「大丈夫、初めては誰でも恐いもんやけん。私が優しくたっくんの初めて奪ってあげるけんね」
拓朗「……そういえば、さっきからやたらリードしようとしてるけど、むろみさんも処女なんじゃないの?」
むろみ「……え?」
拓朗「だって、昨日まで足なんかなかったんだから、それに付随してるアソコも当然……」
むろみ「あー……その発想はなかったたい」
拓朗「おいおい」

85 :
むろみ「まぁ、私痛いの結構好きやけん、初めてでも多分平気たい」
拓朗「でも、処女喪失の痛さって半端ないらしいよ。人によっては大根突っ込まれたかと思うくらい痛かったとか言うし」
むろみ「そげん知識ばっかりひけらかしても、私の決意は変わらんからね!」
拓朗「別にそんなつもりないって。俺は本気でむろみさんのことを心配してるだけだよ」
むろみ「むぅ〜……それなら、初めてがあんまり痛くないように、たっくんがここ舐めてよ」
拓朗「うぇ、マジで?」
むろみ「私のことを心配しとうなら、舐めてくれるよね? たっくん?」
拓朗「えー……正直、なし崩しで犯られちゃいそうで嫌なんだけど」
むろみ「なんね、たっくんはまだ犯られずに帰るつもりやったと? それはちょっと考えが甘くなかね?」
拓朗「いや……ここまで来たら、もう腹くくるしかないとは思ってるよ」
むろみ「ふふん。さすがたっくん、流れを読むことに関しては天下一品やね」
拓朗「誉められてる気がしないよ、それ」

86 :
むろみ「じゃあ改めて……ご開帳〜」
―――くぱぁ
むろみ「どう、私のアソコ。なんかおかしくなか?」
拓朗「さぁ……俺も女の人のを見るの初めてだし。でも、綺麗なピンク色してるよ」
むろみ「なんか、こうして見られようと身体が熱くなってくるったい……」
拓朗「へぇ。見られて感じるなんて、むろみさんって結構淫乱なんだね」
むろみ「そげんこと、今さら知ったと? たっくん」
拓朗「……そういえば、むろみさんって昔っから淫乱っぽかったっけ」
むろみ「もう〜、私が淫乱かどうかはどうでんよかから早く舐めてよ。なんか、アソコがむずむずしてきよったたい」
拓朗「はいはい……それじゃ、いくよ?」
―――ちゅぷ……
むろみ「はうぅ……!」

87 :
―――ぴちゃ、ちゅるっ
拓朗「どう、むろみさん。ちゃんと感じてる?」
むろみ「やっ……たっくんの舌、すごかぁ……あんっ……!」
拓朗「あんまりおっきい声出さないでよ。人来ちゃうよ?」
むろみ「たっくんが私を乱れさすのがいかんったい……」
拓朗(……流れに任せて言う通りしてるけど、冷静になったら今すごいことしてんなぁ……)
むろみ「ね、たっくん。どうせなら指も入れてみてくれんね? そしたらもっと気持ちよくなれるかも……」
拓朗「……ん。こう?」
―――ずにゅっ
むろみ「ひゃうぅっ!!」ビクンッ
拓朗「うぉ……だ、大丈夫?」
むろみ「ん……うん……初めての刺激にビックリしただけたい……」
拓「……」ゴクリ

88 :
拓朗「むろみさん、ごめん。ちょっとだけ強くしてみてもいい?」
―――ぐにっ
むろみ「ひゃっ!?」
―――ぐりぐりっ
むろみ「やっ、あっ、あぁんっ!!」
拓朗「ここをグリグリされると、感じるの?」
むろみ「うんっ、上の方指でグリグリされるの気持ちよか!」
拓朗「そっか……じゃあそこを重点的に……」
―――ぐにっ、ぐいぃっ
むろみ「うあぁっ、あっ、あっあっ!!」
拓朗「……すごいな、指だけでこんなになるなんて……」
むろみ「あうぅ……た、たっくんの指すごかぁ……」

89 :
むろみ「ね、たっくん……お願い、もっと指でして……?」
拓朗「……」
―――ちゅぽっ
むろみ「ふぁ……? なんで指抜くん……? せっかく気持ちよくなっとったとに……」
拓朗「むろみさん、ごめん。俺もそろそろ……」
むろみ「あ……そっか。ごめんね、たっくんも気持ちよくなりたかよね……?」
拓朗「……う、うん」
むろみ「そげん素直なたっくん初めて見たったい……いつもこうならよかとにね」
拓朗「むろみさんが普通の人魚なら、俺だってもっと普通に付き合えるよ」
むろみ「博多人魚はのぼせもんっちゃけんね……そんな私、たっくんは嫌い?」
拓朗「……嫌いじゃないよ。今は好きとも言えないけど」
むろみ「ふふ……ありがと、たっくん。私も、たっくんのこと好いとうとよ」
―――チュッ
拓朗「わっ……」

90 :
むろみ「うふふ〜。たっくんのファーストキス、いただき〜」
拓朗「……よく自分のアソコ舐めさせた後の口にキス出来るね」
むろみ「細かかことは気にせんことたい。それより……」
―――くちゅっ
むろみ「たっくんの童貞、本当に私がもらってよかと?」
拓朗「俺の方こそ、むろみさんの処女、奪っていいの?」
むろみ「そげんことは愚問っちゃね。たっくんになら、どんな無茶苦茶されても全然へーきたい」
拓朗「……なら、いくよ?」
―――ズズッ
むろみ「んっ……」
拓朗「うわっ、キツ……」
むろみ「い、いいから。もっと奥まで挿れて」
拓朗「分かった。痛かったらちゃんと言ってよ?」
むろみ「うん……ひっ!」

91 :
拓朗「んっ……くっ……」
―――ズッ、ズズッ
むろみ「くぅ……!」
拓朗「大丈夫? 一旦抜こうか?」
むろみ「そ、その優しさだけでご飯三杯はイケるから平気ったい……」
拓朗「……ネタを言える程度の余裕はあるってことかな。それなら、後は一気に……!!」
―――ズズズズッ
むろみ「んやあぁぁぁぁッッッ!?」
拓朗「む、むろみさん!?」
むろみ「痛い痛い痛い! やっぱ無理ぃ抜いて抜いて抜いてえぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
拓朗「わ、分かった! 今すぐ抜くから……」
―――じゅぼっ
むろみ「ハァ……ハァ……た、たっくんのブツは凶器やね……あんなの挿れたら、壊れてしまうったい」
拓朗「やっぱり童貞と処女同士じゃあ無理があったか……」

92 :
むろみ「あ」
拓朗「あ」
むろみ「血が出とう……ってことは、さっきので膜は破けたとやね」
拓朗「みたいだね」
むろみ「一応これで、たっくんの手で女にしてもらえたっちことになるんかね?」
拓朗「うーん……まぁ、そうなるんじゃないかなぁ」
むろみ「なら次は、二人とも最後までイクのが目標っちゃね!」
拓朗(あのむろみさんが本番を次回に持ち越すってことは、相当痛かったんだろうな……)
むろみ「たっくん! 今度こそ二人で、あの山まで登りつめようね!!」
拓朗「はいはい……でもさ、その薬っていつまで効果があんの? それ次第じゃあ次があるのかも分かんないじゃん」
むろみ「そういえばそうやね。後で川端くんに連絡して聞いてみるったい」

93 :
……しばらく後
むろみ「うーん…」
拓朗「どうだった? 川端さん、なんて言ってた?」
むろみ「いやぁ、それがね……どうもしばらくは、この人間の姿のままでおらんといかんみたい」
拓朗「え!? なんで!?」
むろみ「えっとぉ……川端くん曰くね……」
川端『一度飲んだ薬は、どれだけ時間が経っても効果が切れることはなかぞ』
川端『元に戻るにはもう一度この薬を飲むしかなかが、なにぶん試作品やったけぇ今は手元になくてな』
川端『新しく作り直すまで、そのまま待っとき。そげん時間はかからんくさ』
むろみ「……っちことらしかとよ」
拓朗「そ、そんなバカな……」

94 :
拓朗「それで、新しい薬が出来るまでどれくらいかかるの?」
むろみ「製造法は確立しちょうから、遅くとも三日後には出来上がるって」
拓朗「三日って、その間どうすんのさ。その格好じゃ海に潜る訳にもいかないでしょ」
むろみ「そう! だけん、良ければたっくん家に泊めてもらえんかなぁって」
拓朗「はぁ? なんで俺が!?」
むろみ「お互い愛しあった仲やないの〜。ね? よかでしょ?」
拓朗「え〜? そりゃ俺は構わないけど、母さんたちになんて説明すればいいんだろ」
むろみ「それはもちろん、たっくんの運命の恋人?」
拓朗「ねーよ」
むろみ「あうぅ、たっくんがまたいつものツンツンに戻ってしもうた……」
拓朗「全く。優しくすると付けあがるんだから、むろみさんは……」

95 :
 ―――結局、むろみさんと俺の初めての情事は、散々な結果に終わったのでした。
後に判明したことですが、あの薬には、何度も使っていると筋肉細胞が徐々に硬化して、壊
していってしまう副作用が発見されたそうです。(おー怖……)
むろみさんは川端くんに薬を禁止されて非常に残念がっていましたが、俺としてはホッとして
る面が強かったりします。
あ、そうそう。むろみさんが人魚に戻るまでの三日間は、漁師のごんちゃんって人のお世話に
なったそうです。
 本人も、この三日間は夢のようだったと、なんだかんだ楽しんでいたみたい。
その三日の間、俺が何回むろみさんに襲われかけたか、それは敢えて伏せたいと思います。
 むろみさん、お願いだからもう人間になんかならないで。俺の体が保ちません。
―――向島拓朗の述懐より、抜粋
(了)

96 :
<後日談・その1>
級友A「お〜い、向島。お前あの噂聞いたか?」
拓朗「あ? なんの噂?」
級友B「それがさぁ、すっげぇんだぜ。町外れの方に船着き場があんじゃん」
級友A「なんかあそこで昨日、乱交してたカップルがいたらしーんだよ」
拓朗「ぶはっ!?」
級友A「男の方が女の股に顔埋めたり、色々凄かったって言ってたな」
級友B「お前、あの辺でよく釣りしてるみたいだけど、鉢合わせたりしなかったか?」
拓朗「い、いや全く……(ヤッベー見られてたのかよ!)」
級友A「はぁーあ、羨ましいなぁ。俺も彼女作ってイチャイチャしてーぜ」
級友B「全くだ。世の中にゃあ元気なカップルもいたもんだなぁ」
拓朗「……そんなにいいもんでもなかったけどね」ボソッ
級友A「あ? なんか言ったか、向島?」
拓朗「いや、別に……ははは」

97 :
<後日談・その2>
むろみ「私ね、ちょっと考えたんやけど」
拓朗「何?」
むろみ「次にたっくんと結ばれる時は、始めから非処女の体で人間になれば痛くなかとじゃなか?」
拓朗「なるほど。あの薬なら確かに不可能じゃないね」
むろみ「でしょ!? 私ってもしかしたら天才やなかろうか!」
拓朗「いやでもそれ以前に、もうむろみさんとはしないからね?」
むろみ「な、なんでっ!?」
拓「いや……冷静に考えたら、いくら人魚でも人間の体な以上、中出しとかして妊娠されたら困るし」
むろみ「あ、それなら平気たい。川端くんに聞いたんやけど、人間の状態で中に
    精子出しても、人魚に戻ればそのまま体内に吸収されよるやろうって」
拓朗「それはそれですげぇ嫌だ……」

98 :
いいね!
魚に戻ったらあれだ、胎内で孵化して小魚が産まれてくるんだろ

99 :
GJ!
久々にいいもの見れた

100 :


101 :


102 :


103 :


104 :
午前1時より男女混合漫画キャラトーナメントの予選が開始されます。
{{イエティ@波打際のむろみさん}}
{{隅田@波打際のむろみさん}}
{{宝満@波打際のむろみさん}}
が出場しますので、皆様奮ってご参加ください。
出場キャリスト(最大15名まで投票可)
http://book.geocities.jp/allmangasaimoe/yosen01-29.html
コード発行所
http://tcode.sakura.ne.jp/comic/
漫画最萌オールキャラルネサンス 投票スレ6
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/vote/1286115653/

105 :


106 :
イエティって男?

107 :
>>106
性別:イエティ
だろJK

108 :
>>107
答えになって無いが、そこがイイ!

109 :
ただの疑問だがスレ的にピスタチオはダメなのか?

110 :
名島啓二総合ならいいだろうが、むろみさんスレだしね
ピスタチオもエロネタの宝庫ではあるけど

111 :
ははは、過疎過疎
誰かお題的なものおくれよ

112 :
リヴァイアさんでおながいします

113 :
早いなwwww把握した
リヴァちゃんのどんなプレイをお望みかな?

114 :
112じゃないけど足コキとか言ってみる

115 :
待て待て待て、人魚に足コキだと?wwwww
無茶ぶり過ぎやしないか?wwwww

116 :
今週ので変身可能ってわかったので大丈夫だろう

117 :
とりあえず ◆33tvrdxFDUの降臨を待つか

118 :
リヴァイアさん陵辱って、よっぽど強い奴で無いと無理だなと感じる今週のリヴァイアさんビギンズナイト秘話

119 :
ハーピー裸なったのね、全身描写なかったけど

120 :
隅田さんのオッパイすごかったな

121 :


122 :
南国の幼女でエロパロ希望

123 :
今週のは人魚の認識では性行為に含まれるのか?
たまごまぜまぜプレイに精子かけちゃうとかどんな乱交なの?ねえ

124 :
富士さんの表情がたまらなかったな
逆にノーマルプレイがどんなのかが気になる

125 :
今こそ改めて>>11を評価しよう

126 :
今週の話でひいちゃんのエロパロが投下されることを願う
そんなage

127 :
リヴァイアさん陵辱できるのってやっぱりバハムートぐらいだろうな
でも見てみたい、手も足も出せず犯されるリヴァイアさん

128 :
今週のイエティでください誰かください
♀だと嬉しいけど♂でも構いません
なんであのまま押し倒さなかったのか理解に苦しむんですけど

129 :
保守

130 :
怪力無双のイエティを押し倒せるわけが無いだろJK
しかし、性に目覚めたばかりのイエティが誰か(男の子ならハーピーやむろみさん、
女の子ならたっくん)を押し倒しちゃう可能性は十二分にありうる。

131 :
鋭利な爪で脅すとかあるよね

132 :
たまあげ

133 :
ho

134 :
定期ほ
誰か書かないかな

135 :
ちかっぱ過疎

136 :
ほしゅ

137 :
むろみさんたち人魚を釣り上げて
包丁で解体し、活け造り、刺身や唐揚げ、つみれ、鍋、寿司、イクラなど
いろいろ料理して皿に盛り付け、みんなでおいしく賞味する
カニバリズム?SS希望

138 :
誰得

139 :
イカちゃんとコラボしてくれ

140 :
むろみさんの卵喰いたい

141 :
ハーピーのパンツを脱がそうとするワイズマン=おまいら

142 :
むろみさんの手ブラ

143 :
age

144 :
もう乙姫さんとつきあっちゃえよ

145 :
ガンジスさんのSSが読みたい

146 :
イエティとハーピーのラブラブ再びお願い

147 :
sage

148 :


149 :
人魚sに子供が欲しいと無理やり迫られ乳だの手だの口だのでこってりとイクラに向かって射精させられるのを頼む

150 :
リクエストには無いネタですが投下してみます

151 :
誰もいないことを確認して、隅田さんは海の底へと潜っていった。
普段仲の良いむろみさんにも秘密の時間。
深く深く、日の光が届かなくなるまで潜り続け、ようやく海底にたどり着いた。
深海は昼間でも目ではほとんど何も見えない闇の世界だ。
その暗幕からはみ出るように、白い触手が隅田さんの目の前に現れた。
「誰だ? 何をしに来た?」
力強い男の声が漆黒の中から響く。
「私よ、隅田よ!」
隅田さんは必に呼び掛ける。
すると何か大きなモノが動いたのか、水流が乱れ海中の不純物がけちらされた。
そうしてわずかばかり透明度が上がった暗闇の中に、白い巨体がうっすら浮かび上がる。
「やっと俺を解放しに来てくれたのか?」
その巨体の主は、身体を縛られ海底に固定されていた。

152 :

たとえ物理的な障害を打ち破っても、呪術的な作用で魔法陣の外には出られないようになっている。
この二重の封印を解く術は、隅田さんには無い。
「クラーケン……ごめんなさい、それはできないの。その代わり――」
そう言うと隅田さんは、おもむろに胸につけた水着をはずした。
白く丸いふくらみとその赤い頂があらわになる。
「そうか、また……慰みものになりに来たか」
クラーケンの触手は遠慮なく隅田さんの腰に巻き付いた。
そして、隅田さんの胸の谷間にも別の触手がこすり付けられる。
「いいの……あっ、私のできる恩返しはこのぐらいしか……あっ」
隅田さんは小さな嬌声をもらした。
そうしている間にも、尾に腕に触手が次々に巻き付き隅田さんの体をなめつくすように這い回った。
軟体動物特有のぬめりにつつまれて、身体中がべたついている。
そのぬめりは絡み付く触手の動きをなめらかで、より淫靡なものにしていた。

153 :

そして隅田さんの柔らかな胸はたくましい触手に挟まれて盛り上がり、その赤い先端はさらなる刺激を求めて屹立していた。
そこへ、吸盤のついていない特殊な触手が襲いかかる。
交接腕と呼ばれるイカタコ類特有の器官である。
イカの性器はオスの体内にあるため、代わりにこの触手で精子をメスまで運ぶのだ。
いわば、第二の性器である。
その長大な生殖器官を、クラーケンは執拗に赤くそそり立った隅田さんの乳首にこすり付ける。
「ああっ……」
隅田さんの口から熱っぽい海水が漏れる。
しばらくそうして隅田さんを攻め続けると、やがてクラーケンはいったん交接腕を引っ込めた。
それと同時に、他の触手もするするとほどかれていく。
「え?」
隅田さんが不思議に思っていると、身構える間もなく触手は再び襲いかかり巻き付いてきた。
今度はさっきまでとは違いがっちりと、身じろぐ隙間すら無いほどきつく締め上げてくる。

154 :

「――痛っ!」
人魚の繊細でやわな肌と骨格は、強靭な触手に覆われてきしむ。
ぬめりのおかげで多少は痛みもやわらいでいるとは言え、人魚でなければ――
異生物でなければ全身の骨をボキボキに折られボロ雑巾のように成り果てているところだ。
そうして完全に身動きがとれない隅田さんの目の前に、薄黄色い巨大カプセルを掴んだ先ほどの交接腕が現れた。
この大きな、隅田さんの腕ほどもある細長いカプセルは、精包という精子を積めた袋だ。
身動きひとつできない自分に大量の精子が襲いかかろうとしている。
隅田さんは思わず身を振るわせた。
クラーケンの交接腕は隅田さんの目と鼻の先までその精子の塊をもってくると、そこでカプセルを潰して見せた。
飛び散った精子が隅田さんの顔面を覆うようにべたついた。
クラーケンはそうしてやむなく目を閉じた隅田さんの口に、交接腕を無理矢理ねじこんだ。
十分に精子を纏いつけた交接腕は縦横無尽に動く肉棒となり、容赦なく隅田さんの口を犯す。
「ン、ンンぅーン!」

155 :

隅田さんは激しく身悶えるが力強く彼女を縛り上げる触手が、そのか弱い抵抗すら無慈悲に押さえつける。
さらには、隅田さんの総排泄孔にも、触手が侵入してきた。
吸盤の凹凸の無い滑らかな触手、そして粘液とはちがい体内を侵食するように染み込んでくる液体。
ただの脚ではなく、もう一本の交接腕が精子を塗りつけて隅田さんの下半身の穴に侵入してきたのだ。
激しい感覚に身もだえようにも縛られて動けず、悲鳴を上げようにも口はすでに犯され塞がれている。
まるで人形のように、隅田さんは何をされても耐えるしかなかった。
そして抵抗する術もなく二つの穴に精子を塗り込まれるのだ。
なんというおぞましい性交だろう。
しかし隅田さんは知っていた。
これはクラーケンの優しさなのだと。
なぜなら、本来イカの生殖行為はさらに暴力的なものなのだ。
イカの生殖器は体内にある。オスのイカはメスの体内の生殖器に精子を届けるためにメスの体を傷つけ、切り開く。
その切り刻まれた傷からオスは交接腕をメスの体内へと侵入させる。

156 :

それをクラーケンは、隅田さんのもとから開いている穴に押し込んでいるにすぎない。
隅田さんの体をがっちりと締め付けているのも、誤って傷を付けてしまわないためである。
生殖行為にともなう暴力衝動をそこまで抑えるというのはイカにとっては大変なことであるはずだ。
また、精包を破裂させたのも隅田さんを汚し凌辱するためではない。
精包の先端には強力な酵素があり、相手の体を溶かしてしまうようにできている。
これもまた、メスの体内まで確実に精子を送り込むための仕組みである。
クラーケンはその精包を潰して隅田さんの体を溶かしてしまわないように配慮したのだ。
これだけの配慮をしながらも、クラーケンは口では何も言わない。
ただ隅田さんを犯し尽くすだけだ。
そのクラーケンの無愛想なやさしさに、隅田さんは体を預ける。
犯されながらぼやける思考の中で隅田さんはふと思う。
たしかにクラーケンの性交はやさしいかも知れない、しかしそれはあくまでイカとしてはだ。
本来性交そのものが必要ない魚類の自分にとっては、こんなのは責め苦以外の何物でもないはずだ。

157 :

いや、性交を必要とし好む種族であってもほとんどのヒトはこんな拷問のような性交はお断りだろう。
ではなぜ、自分はこんな行為をするために足繁くクラーケンの元へ通っているのか?
恩返し? 同情?
建前はそうだがどちらも何かが違う。
(もしかして、私は被虐を求めているの?)
そんな不純な気持ちでクラーケンにこの身を預けているわけではない。
そう思いたいが、この被虐に酔い始めている自分を、隅田さんは否定しきれなかった。
やがて、隅田さんは責め苦から解放され、ゆっくりと海藻のベッドの上に下ろされた。
身体中粘液と精子とにまみれたまま、疲労による心地よい倦怠感を抱きながら隅田さんは眠りにつく。
少しずつ遠くなる意識の中で、隅田さんは思った。
クラーケンは本当はやさしいヒトなんだ。
私だけが知っている、愛されている時だけはそれを感じることができる。
私だけの――


158 :
***********

「ナニよ、バーソロミューのやつ!」
翌日、むろみさんを相手に酒を飲んでクダを巻く隅田さんがいた。
「今度は一月もたんかったと?」
「いいわよ、今度はもっと良いオトコ捕まえてやるんだから!」
「こりずによう続くとね」
一回の失恋を数千万年単位で引きずったむろみさんから見れば、隅田さんのようなハイペースな恋愛はある意味潔くすら見える。
「どないしょったら、そないに忘れられると?」
「どないって言われてもねぇ……」
隅田さんは答えあぐねた。本当は違う。
忘れられないから、忘れようと必なのだ。
隅田さんがそのために別の男を追いかけているということを、周りのヒトたちは知らない。
暗闇の中で被虐に溺れる自分、わずかなやさしさにすがり続ける自分。

159 :

そんな自分はむろみさんには知られたくない、自分自身でも見たくない。
だから、誰にも隠しているのだ。
それでも隅田さんは、クラーケンとの歪んだ関係を断ち切れずに今まで続けてしまっている。
なぜ、断ち切れないのか?
「一人は寂しいから……かしら?」
気付けば隅田さんはひとりごとのような口調で答えていた。
暗い船室にひとりぼっちで閉じ込められていたあの日の自分、暗い海の底にひとりぼっちにされている今のあのヒト。
その二つの光景が隅田さんの脳裏で繋がった。

160 :
以上で投下終了です

161 :
あげなよ

162 :
>>160
乙。良かったよ。
今度はむろみさんとたっくんネタをお願い。

163 :
産卵ネタ希望

164 :
「ハーピーは…僕が夜さみしくて眠れない時、布団に入ってきてくれるの。
そして……………僕にたまった性欲も……うまく処理してくれるんだ…
ハーピーはちっちゃい手で…優しく触ってくれるから…すごく気持ちよくて…
その時だけ…なぜかハーピーが…お母さんみたいに頼もしくみえちゃうんだ…
ハーピーは…自分から僕と交尾しようとはしないよ。僕が我慢できずにハーピーを抱きしめた時、ハーピーは僕を受け入れてくれる。
僕が積極的にならないと、ハーピーは交尾させてくれないんだ。
ハーピーのおなかの中はちっちゃいけどとてもあったかくてぬめり気があるし、
彼女は絶妙に身体を動かしてくるから、僕はすぐに射精してしまう。そのかわり僕は体力には自信があるから、何回でも続けられるけどね!」
「…イエティって、お酒が入るとすごく饒舌になるんだね…」
「たっ、たくろーくん!?やっ、しまった、僕は!?うわあ恥ずかしい!」

165 :
イエティw
>>160
GJ!
隅田さんは影のヒロインだと思うよ、マジで

166 :
定期あげ

167 :
イエティふりん?

168 :
久しぶりに長いの書けたから投下する
非エロ、イチャラブ注意

169 :
ある日突然、むろみさんが妙なことを言い出した。
むろみ「ちゅーがしたかと!」
拓郎「……はい?」
むろみ「だけん、ちゅーがしたかって言っとうと!」
拓郎「……一応聞いてあげるけど、なんで?」
むろみ「なんでも何も、好いとー男の子とチュッチュしたいのは、全乙女の基本願望やなかね?」
拓郎「いや知らないけど」
むろみ「私の唇、柔らかかとよ? ね、ほら。ね、ね?」
拓郎「ちょっと、むろみさん! さっきオレの釣り餌食べたでしょ! あんま顔近づけないでよ!」

170 :
むろみ「そげん邪険に扱わんでん良かろうもん……」イジイジ
拓郎「むろみさんの行動が突飛なのはいつものことだけど、今日はいくらなんでも突然過ぎない?」
むろみ「そう? 私はいっつもこんな感じやと思っとうけど」
拓郎「にしても、いきなりちゅーさせろは無いよ」
むろみ「えへへ……実は最近、人間のラブコメにハマっとうとよ」
拓郎「あぁ、通りで……むろみさんに一番読ませちゃいけない類の本を読んじゃった訳ね」
むろみ「ああいう漫画って頭空っぽにして読めよるけん、暇潰しにはちょうどよかもんね」
拓郎「できれば暇潰しにとどめて、実行には移さないでほしいな……」
むろみ「だけん私も、たっくんとラブコメみたいにイチャイチャしたいなーて思って。ね?」
拓郎「ね? じゃないよ。超迷惑だから止めてくんない?」
むろみ「おぉう……さすが絶対零度の拓郎たい」
拓郎「誰が絶対零度じゃ」

171 :
拓郎「とりあえず俺に応じる気はないんで、そのつもりで」
むろみ「そげんこと言うて、後でしておけば良かったち思っても知らんけんね!」
拓郎「大丈夫。俺はゴカイ味のキスに微塵も興味ないから」
むろみ「もぉーっ! たっくんの頑固もん! へそ曲がり!」
拓郎「あのさぁ……そんなゴリ押しされても、キスなんかしたくなる訳ないじゃん」
むろみ「じゃあ、どうすればよかと?」
拓郎「人間にとって大事なのは、雰囲気なんだよ。むろみさんはその辺のことが分かってないよ」
むろみ「雰囲気?」
拓郎「そう、全ては雰囲気作りから。好きな人と仲良くなるのもそっから先に進むにも、だよ」
むろみ「っていうと、私が鱚の真似ばしながら、キスを求めればよかとやね?」ドヤァ
拓郎「そういうのをぶち壊しっていうんだよ……とにかく、む
  ろみさんはまず空気を読むってことを学ぶべきだと思うよ」
むろみ「なるほど……雰囲気ねぇ」

172 :
翌日……
拓郎(昨日は上手いこと言ってごまかせたけど、今日もキス迫ってきたりしないだろうな……)
拓郎(ま、飽きっぽいむろみさんのことだから、すぐ別の物に興味が移るんだろうけど)
拓郎(そんなことより釣りだよ、釣り釣り)カチャカチャ
むろみ「やっほー、たっくん」パチャパチャ
拓郎「あぁ、むろみさん。今日は一人?」
むろみ「そうたい。今日は隅田さんも富士さんも、みーんなお休みったい」
拓郎「そうなんだ。まぁむろみさん一人っていうのも珍しいことじゃないけど」
むろみ「そうやねー」パシャッ
拓郎「また昨日みたいに、変なこと言って邪魔しないでよ?」
むろみ「あはは、しないしない」
拓郎「そう。ならいいんだけど」

173 :
むろみ「〜♪」
拓郎「……おっ? なんか魚信きた」
むろみ「おっ!」
拓郎「せいっ!」グィッ
むろみ「何? 何が釣れたと?」
拓郎「あー、こりゃ駄目だ。ただの外道だよ」
むろみ「外道って、たっくんは釣れればなんでも嬉しかとやなかね」
拓郎「基本そうだけど、やっぱり食べれないのはね。母さんに夕飯のおかず当てにされてるのもあるし」
むろみ「それなら、魚逃がしてあげよーよ。どうせ食べないなら持って帰っても同じっちゃん」
拓郎「え? あ、うん……」
チャポン
拓郎(弱肉強食を地で行くむろみさんが、キャッチ&リリース……?)

174 :
むろみ「にしても今日は幸先良かねー。こんな来てすぐ釣れるなんて」
拓郎「あ……うん、そうだね」
むろみ「……? たっくん、いけんしたと? せっかく釣れたのに元気なかねぇ」
拓郎「だって、いつもならむろみさん、釣れた魚で俺にちょっかい出すのが普通なのに何もしないから」
むろみ「あれあれ〜? もしかして、私にちょっかい出して欲しかったと?」
拓郎「ち、違うよ! むろみさん今日は大人しいから、不気味だなって思ってただけだよ」
むろみ「ふふふ……今日の私は傍観者ったい。たっくんが何を釣っても釣らなくても、ただ隣で見よるだけ」
拓郎「なんで、そんな……」
むろみ「有り体に言えば、これが『空気読んだ』っちゅうことなんやろーね」
むろみ「ほら、昨日たっくん私に、まずは空気を読むことから覚えなさいって言ったとでしょ?」
拓郎「あ、うん……確かに言ったけど」
むろみ「だから今日は、借りてきた猫のごとく隅っこで丸まっとくことにしたと」
拓郎「あ、そう……(なんか、調子狂うなぁ)」

175 :
むろみ「……」
拓郎「……」
拓郎(おかしい……)
拓郎(いくら傍観者って言っても、あのお祭り女のむろみさんが一時間も黙ってるなんて……)
拓郎(そういえば、今日はいつものウェルカムジョークもやらなかったし)
拓郎(どうかしたのかな、むろみさん)
むろみ「たっくん。何ボーッとしよるとね? 日が暮れてしまうよ?」
拓郎「あ? あぁ、いや……餌釣りからルアーに変えてみようかと思って、ちょっと考えてたとこ」
むろみ「そう」
拓郎(……やっぱり変だ、今日のむろみさんは大人しすぎる)
拓郎(まさか、何か妙なこと企んでんじゃ……)カチャカチャ
―――プスッ
拓郎「い゛っ!?」

176 :
拓郎「いってぇーっ!! やっちゃったよクソッ……!!」
むろみ「どげんしたと!?」
拓郎「ルアーの針が指に……いててっ!」
むろみ「無理に抜こうとしたらいかんったい! 返しで肉ごとえぐれるけん!」
拓郎「分かってるけど……こりゃ病院で抜いてもらわなきゃ駄目かな……」
むろみ「傷口、見せてみよらんね。私がなんとかしてあげる」
拓郎「……どうするつもり?」
むろみ「ちょっと痛くするけんが、男の子やけん我慢しいな?」
スパッ!
拓郎「くぁッ……!」ビクッ
むろみ「釣り針は危なかけん、切開して取り出すのが一番やもんね」
拓郎「ヒレカッターで切開とか……釣り針より危ないよ」
むろみ「そげん深くは切っとらんけん、不安に思わんでよかとよ」

177 :
むろみ「思ったより刺さってなかったけん、薄皮一枚切っただけで済んだとよ」
拓郎「ありがと……にしても、素人みたいなことやっちゃったな。恥ずかしいよ」
むろみ「誰にでも失敗はあるくさ、落ち込むようなことじゃなかよ」
拓郎(フォローが的確だな……やっぱりいつものむろみさんじゃないみたいだ)
むろみ「それよりたっくん、何か傷口に処置しとかんと、血が止まらんたい」
拓郎「あ、そこのリュックにカットバンが……」
むろみ「……んー」パクッ
拓郎「はぅっ!?」
むろみ「んっ……んむっ……」チュウチュウ
拓郎「ちょっ、何してんのさむろみさんッ!?」
むろみ「止血と消毒ったい……こうやって血を止めるとは昔からの基本やろうもん……」チュゥゥゥッ
拓郎(うわぁぁぁぁぁ!?)
むろみ「ん〜……これで完了っと」チュポッ

178 :
むろみ「あとは絆創膏貼っとけばバッチリたい。病院行かずに済んで良かったね」
拓郎「……」
むろみ「ほぇ? どうしたとたっくん? 魂が半分抜けよるよ?」
拓郎「……帰る」
むろみ「えっ?」
拓郎「今日はもういいや……手も切っちゃったし、ここらへんで切り上げるよ」
拓郎(これ以上動揺したら、どんな醜態さらすか分からないからな……)
むろみ「そう……じゃあ私も、無理には引き留めんったい」
拓郎「あ、うん……(なんでそんな寂しそうな顔してんだよ!)」
むろみ「怪我したとこは、ちゃんと家でも消毒するとよ?」
拓郎「分かってるよ」
むろみ「じゃあね、たっくん。また明日」
拓郎「……」

179 :
前編終了、後半は夜に投下します

180 :
わっふるわっふる

181 :
昼間の続き投下します

182 :
拓郎「……あのさ、むろみさん」
むろみ「なんね?」
拓郎「帰る前に聞いときたいんだけど、明日にはいつものむろみさんに戻ってるよね?」
むろみ「それは保証できんねぇ。女にはいくつの顔があるか、自分でも分からんもんばってん」
拓郎「でも、今日のむろみさんは違和感ありすぎだよ。大人しいし、俺に媚びてるみたいだし……」
むろみ「ふふふ。もしかしたらこっちが本当の顔で、いつものは仮面を被っとうだけかもよ?」
拓郎「……まぁ、むろみさんが何キャラでも、俺には無関係なんだけどさ」
むろみ「そっかー、たっくんはいつもの馬鹿騒ぎしとう私の方が好きなんやねぇ」
拓郎「別に好きなんかじゃ……!!」
むろみ「でもね、たっくん。これだけはよう覚えとき?」
拓郎「な、何……?」
むろみ「人の心っちゅうのは多様なもんで、たっくんの見てる人の一面なんか、屁でもなかもんなのかもしれんの」
むろみ「だからって今日みたいに人から目をそらしたり、一面だけを見て人を分かったような気になったらいけんよ?」
拓郎「……なんだよ、それ。お説教のつもりなの?」
むろみ「人間っちゅうのは傷つきやすか生き物やからねぇ。人生の先輩からのアドバイスったい」

183 :
拓郎「なんていうか、あのむろみさんに諭される日が来るとはね」
むろみ「ふふ……それじゃあ今度は、私からたっくんに質問ね?」
たっくん「質問? なんの?」
むろみ「たっくんは、私のことどう思っとうと?」
たっくん「……はい?」
むろみ「ただのちゃらんぽらんでお馬鹿な人魚? それとも、頼れる歳上のお姉さん?」
たっくん「少なくとも、頼れるお姉さんと思った試しはないけど……」
むろみ「私は、たっくんのいろんな面を知っとうよ。釣りしよる時の真剣な顔とか、進路に悩む若者の顔とか」
むろみ「でも、じゃあたっくんにとって、私ってどんな女なんかなーって考えたら、分からんくなっちゃったとよ」
むろみ「今日、私の知らん顔を見て、たっくんは改めて私をどう思うのかなって、知りとうなったと」
拓郎「……ずいぶん答えにくいこと聞くね」
むろみ「それじゃ、分かりやすく聞いてあげよっか」

184 :
むろみ「たっくんは、私のこと好き? 嫌い?」
拓郎「……どっちでもない、っていうのが今までの答えだったはずだけど」
むろみ「それじゃあ答えとらんのと一緒ったい。私は白黒はっきりつけたかと」
拓郎「……むろみさんのそんな真剣な表情、初めて見たかも」
むろみ「そうやね。だからこそ今日は、ちゃんと答えてもらうけんね」
拓郎「うーん……」
むろみ「もーっ、煮え切らんねぇ。じゃ、こうしよ!」
拓郎「えっ?」
むろみ「今から私は、波止場のへりで目ばつむって、たっくんが来るのを待っとうから」
むろみ「私のことが好きなら唇にちゅーして、どうとも思っとらんならそのまま帰りよらんね!」
拓郎「えぇっ!?」
むろみ「それならたっくんもやりやすかやろ?」
拓郎「ちょ、ちょっと待ってよむろみさん!!」
むろみ「ダーメ、異論は認めませーん!!」

185 :
拓郎(ど、どうしよう!? これって相当不味い状況なんじゃ!?)
むろみ「たっくん、早くぅー」
拓郎(本当にやってるし……なんなのあの人、いや人魚)
拓郎(そりゃ、むろみさんのことは嫌いじゃないし、たまに可愛く見えることはあるけど……でも)
むろみ「……もしかして、もう帰ってしまったと?」
拓郎「い、いるよ!? 今どうするか考え中だから!!」
むろみ「そっか。はようしてね、たっくん」
拓郎(……あんまり悩んでる余裕はない、か)

186 :
拓郎(思えば生まれて十数年、むろみさんほど仲良くなった女の子って他にいなかったな……)
拓郎(そんな女の子(?)に、恥かかす訳にいかないじゃないか。気をしっかり持て、向島拓郎!)
拓郎「……むろみさん」
むろみ「なぁに、たっくん。キスの前の言葉は不粋ったい」
拓郎「それでも念のために聞くけど……後悔、しない?」
むろみ「後悔なんてするもんね……たっくんは、私の惚れた男の子やもん」
拓郎「ありがと、むろみさん……その、なんていうかさ」
むろみ「うん?」
拓郎「俺も、むろみさんのこと好きです」
むろみ「……私もたい。たっくんのこと、いっとう好いとうと」
拓郎「……」ギュッ
むろみ「ふぁっ……」

187 :



     チュッ     




188 :
拓郎「……はぁぁ」
むろみ「なんね、その溜め息は。なんか不服でもあったと?」
拓郎「違うよ……なんか冷静になったら、めちゃくちゃ恥ずかしくなっただけ」
むろみ「何を照れることがあるもんね! それより、ファーストキスの感想はどうやった?」
拓郎「……温かくて冷たくて柔らかくて、そんでちょっと生臭かった」
むろみ「えー? 生臭いって女の子に対して失礼やなかー?」
拓郎「そりゃむろみさんって、魚の仲間だしね。ある程度覚悟はしてたよ」
むろみ「そしたらたっくんのファーストキスの味は、生魚の味やったってことやね」
拓郎「……それもなんか複雑だな」

189 :
拓郎「それにしても、なんか今日はどっと疲れたよ……」
むろみ「キスだけで疲れるなんて、たっくんもまだまだやねぇ〜」
拓郎「うるさいなぁ、ほっといてよ」
むろみ「ほっとける訳なかろうもん。だってたっくんは、私の恋人なんやけん」ギュッ
拓郎「うわっ、ちょっとむろみさん! ヒレが刺さるから抱きつかないでよ!」
むろみ「んふふ〜……たーっくん?」
拓郎「何!?」
むろみ「……私は世界で一番、たっくんのこと愛しとうとよ」
拓郎「……!!」ドキンッ
むろみ「あーっ、顔赤くしよる。かわいー!」
拓郎「ぐぬっ……///」

190 :
<後日談>
むろみ「それではぁ〜、たっくんと私が正式に結ばれたことを祝ってぇ〜……」
むろみ「カンパーイッ!!」
隅田「むろみさん、それ何回目の乾杯? もう聞き飽きたんだけど」
むろみ「おめでたいことは何度祝ってもよかろうもん!!」グビグビ
隅田「にしても、私たちの練った作戦がこうまで上手くいくとはね……」
むろみ「本当やねぇ。やっぱり人間って、いつの時代もベタな話が好きやっとうかもね〜」
隅田「もしも私たちが、人間のラブコメを元に拓郎くんを落とす作戦を練ってたって知ったら、どんな顔するかな?」
むろみ「そんなの、たっくんが雰囲気や何やって言うばってん、そ
   ういう雰囲気を作っただけっちゃん。文句は言わせんとよ」
隅田「あはは……でもさぁ」
むろみ「んー?」

191 :
隅田「もしも最後の最後で、拓郎くんが決心できずに帰ってたら、どうするつもりだったの?」
むろみ「それについては心配いらんかったよ。たっくんは絶対キスしてくれるって分かってたから」
隅田「なんで?」
むろみ「だって、たっくんって根は頑固者やけど、自分の気持ちに嘘ついたりするような子やなかもん」
むろみ「だけん追い詰められさえすれば、いつものこまっしゃくれた顔やなくて、本音を出してくれるって思っとったと」
隅田「ふーん……なぁんだ、じゃあ二人とも最初から、相思相愛だったんじゃん」
むろみ「あ、バレた?」テヘッ☆
隅田「こりゃあいよいよ、万年シングルは私だけかなぁ……はぁ」グビグビ
むろみ「あぁん、隅田さぁ〜ん。そげんやさぐれんとって〜」
<了>

192 :
以上投下終わり
本当はもっと原作みたいにギャグっぽいオチがつく予定だったのに
気がついたら本物のラブコメっぽくなっていたっていうね……

193 :
>>192
乙。
超良かった。また書いてくれ

194 :
>>192
GJ!
むろみさんくらい長生きしてれば人間の男を手玉に取るくらい簡単そう
でもそれがわかってるからあえてやらない、みたいな
原作の付かず離れずな距離感もいいけど、やっぱり結ばれる話がいいね!

195 :
「…たくろーさん、こんにちは」
「おっ。イエティ久しぶりだね。ハーピーとは仲睦まじく過ごしてるの?」
「えっ!ええっ!?」
「朝ちゅんw」
「…?!」「ちょ!は、ハーピーっ!」
「だいしゅきほーるど」
「…こらっ…!ハーピー、人前でそんなこと言っちゃだめ…っ!」
「ぎゃくりゅうしてきちゃうのぉぉwww」
「わああ…!!」
「…なんだかよくわからんけど、毎晩お楽しみってことはよくわかったよ」
「たくろーくん……」
「どうしたのイエティ?」
「こんな…いやらしい僕でも……その……嫌いにならないで……ね?」
「……………その表現……どこで仕入れてくるの……?」

196 :
イエティは自分から仕入れるというより
悪ふざけで卑猥な言葉を仕込まれるタイプだよな

197 :
あるいは天然で口走っちゃうタイプか

198 :
先週の乙姫さん回がちょっと残念だったんで、デレ乙姫さんの非エロ話書いた
長くなったんで前後編に分けて投下する

199 :
―――ウィーン
乙姫「いらっしゃいませー」
拓朗「あ」
乙姫「あっ……」
拓朗「……こんちは」
乙姫「……何よ、またあんたなの?」
拓朗「みたいですね、今度はコンビニでバイトですか。しかもこんな僻地の……」
乙姫「そうよ悪い?」
拓朗「いえ別に。俺も夏休みだから、ちょっと遠出して釣りしようかなと思ってたんですけど」
乙姫「あんたまさか、私のこと着けてるんじゃないでしょうね?」
拓朗「まさか。誰がそんな一文の得にもならないこと」
乙姫「ふんっ……どうだか」

200 :
拓朗「……」ドサッ
乙姫「……百円が一点、百二十円が一点、二百二十円が一点、計四百四十円です」ブスッ
拓朗「そんな露骨に嫌な顔しなくても……」
乙姫「するわよ、するに決まってるわよ! だってあんたが私の職場に
   来たら、遠からず今の仕事を辞めなきゃいけなくなるんだから!」
拓朗「そんなジンクスあるんですか?」
乙姫「そうよ。だからわざわざこんな交通の悪いとこまで働きに来たのに……」
拓朗「それはなんというか、ご苦労様です」
乙姫「他人事みたいに言わないでよ。全部あんたやあの人魚たちのせいなんだから!」
拓朗「でもそれって、俺に対する接客の悪さとか見られた結果なんじゃ……」
乙姫「私のせいだって言うの!? これだから無能な陸の人間は嫌んなるわ!」プンプン
拓朗(……こんだけ客に悪態ついてりゃ、そりゃ辞めさせられるわな)

201 :
拓朗「まぁ、でも、すぐに仕事見つかって良かったですね。今はバイトも容易には見つからないらしいですから」
乙姫「あんたに言われなくても、それくらい身に染みてるわよ。でも、私がしたいのはこんな仕事じゃないの!」
拓朗(モラトリアムのフリーターみたいなこと言ってるよ……あ、フリーターは合ってるのか)
乙姫「それよりあんたこそ、買い物が済んだなら早く帰りなさいよ」
拓朗「分かってますよ。俺だってそんなに長居するつもりはないです」
乙姫「だったらさっさと行く! あんたの顔は目障りなのよ! 仕事の邪魔!」
拓朗「ハイハイ……(あーあ、ついてないなぁ)」
<乙姫くん、ちょっと……
乙姫「!!」
拓朗「……今の声は?」
乙姫「店長がいたの忘れてた……あの人、店内での私語にうるさいのよね」
拓朗「もしかして、俺に悪態ついてたの聞かれてたり?」
乙姫「多分そうね……あーもう、なんで私の十分の一も生きてない人間に説教されなきゃいけないのよっ!」
拓朗「早く行った方がいいんじゃ……余計怒られますよ」
乙姫「分かってるわよ! 私に指図しないで!」

202 :
【店外】
拓朗「……」←別に自分のせいではないが、ほんのり罪悪感を感じるので外にいる人
―――ウィーン
乙姫「……」スタスタ
拓朗「……ども」
乙姫「……あんたのせいで、こっぴどく叱られたわ」
拓朗「人のせいにしないでくださいよ。スーパー自業自得じゃないですか」
乙姫「うるさいわねっ、全部あんたが悪いのよ! あんたがこの店に来さえしなければっ……」
拓朗「はぁ……で? 今は何を?」
乙姫「……店外清掃の名目で逃げてきたわ」
拓朗「さいですか」
乙姫「……」サッ、サッ
拓朗「……」

203 :
拓朗「……」
乙姫「……」サッ、サッ
拓朗(どうしたもんかなぁ、この人は。不憫だとは思うけど、俺じゃあ責任の取りようがないし)
拓朗(……やっぱり、深入りしない方がいいんだろうな。うん、そうしよう)
乙姫「……悪かったわね」
拓朗「えっ?」
乙姫「こっち見るな。正面向いたまま話だけ聞きなさい」
拓朗「はぁ……」
乙姫「……さっきは八つ当たりして、悪かったって言ってるのよ」
拓朗「別に、慣れっこなんでなんとも思ってませんけど」
乙姫「あっそ……」
拓朗「……」

204 :
乙姫「……私だって、分かってるのよ。仕事が上手くいかないのも、全部自分のせいだって」
拓朗「そうですか」
乙姫「それでも私には、過去の栄光にすがって生きることしか出来ないのよ」
乙姫「下らないと思うなら笑えばいいわ。あんたにも、いずれ分かる時が来るんだから」
拓朗「……人の苦労を笑うほど、下卑ちゃいないつもりです」
乙姫「……やっぱりあんたって、達観しててなんか嫌いだわ」
拓朗「……あの」
乙姫「何よ」
拓朗「今日、バイトって何時終わりですか?」
乙姫「えっ……えっと、今日のシフトは夕方の六時上がりだけど」
拓朗「だったら、そのあとちょっと話でもしません? 乙姫さんが良かったらですけど」
乙姫「な……なんで私が、あんたなんかと話しなきゃいけないのよ!」
拓朗「いや、俺も乙姫さんとは距離を置くつもりだったんですけど……このまま物別れじゃ、なんかすっきりしないんで」
乙姫「……ずいぶんな暇人ね。いいわ、好きなだけ付き合って、こき下ろしてあげる」

205 :
【数時間後…】
乙姫「はぁ……」ウィーン
拓朗「あ、乙姫さん。お仕事お疲れ様です」
乙姫「うわっ! ちょっ……ちょっと、何店の前で待ち伏せてるのよ!?」
拓朗「って言われても……仕事終わりに待ち合わせしてたら、普通こうなると思いますけど」
乙姫「バカね、店の連中に見られたら、私がここに居づらくなるでしょうが!」
拓朗「そうですか? 誰もそこまで気にしないんじゃないですかね」
乙姫「そうでなくても、私は男を待たせてるなんて噂立てられるのは嫌なの! もう少し考えて行動しなさいよ!」
拓朗「だったら早く店から離れた方がいいのでは」
乙姫「だからそれはあんたの……あぁ、いや。もういいわ、仕事帰りで疲れてるのに、こんなバカな論争してらんない」
拓朗「じゃあ続きは、そこの近くの公園でってことで」
乙姫「はいはい……はぁ、なんだってこんなことに……」

206 :
【そして公園】
乙姫「……」スタスタ
拓朗(うーん……とりあえず話をしに連れてきたはいいものの、何話せばいいんだろ)
乙姫「……足が疲れたわ」
拓朗「えっ?」
乙姫「えっ? じゃないわよ。何ボサッと突っ立ってるの? そういう時は、ベンチに座らせるなりなんなりするもんでしょ!」
拓朗「あ、あぁ。それは気が利きませんで」
乙姫「全く……」ドサッ
拓朗(むろみさん以上に扱いづらいな、この人……)
乙姫「ふぅ……それにしても、陸の上は暑いわね。何年経っても慣れるもんじゃないわ」
拓朗「あ、それなら何か飲み物買って来ましょうか。何がいいですか?」

207 :
乙姫「それなら、ビールかワンカップがいいわ。つまみはあたりめでヨロシク」
拓朗「いや俺未成年なんですけど……」
乙姫「あんた、労働上がりの女を労おうって気はないの?」
拓朗「それはそれ、これはこれです。俺だって補導されるのは嫌なんで」
乙姫「使えないわねぇ……じゃあカフェオレでいいわよ」
拓朗「はいはい……そういえば、むろみさんも前に飲み物奢ってあげた時、カフェオレ選んでましたよ(※)」
※単行本一巻参照
乙姫「それが何か?」ギロッ
拓朗「いや、特に深い意味は……出身が同じ海だと味覚も似るのかなって思っただけで」
乙姫「止めてちょうだい! あんな魚と似てるなんて言われるだけで虫酸が走るわ!」
拓朗「あぁ……(しまった。この話題は地雷だった)」

208 :
乙姫「……」グビグビ
乙姫「……っはぁー、やっと一息ついたわ。これがお酒ならもっと良かったのに」
拓朗「息の着き方が完全にオッサンですよ、乙姫さん」
乙姫「うるさいわね。あんただって歳喰ったら同じ穴のムジナよ」
拓朗「そんなもんですかね」
乙姫「そうよ、平凡な人間は誰だって同じ。そうやって退屈な毎日の休息を得るしかなくなるのよ」
拓朗「ますますオッサンだ。もはや枯れきってますね」
乙姫「黙れバカ……ところであんた、そんな重そうな荷物持って、何時間待ってたのよ?」
拓朗「えっ? いや、待ち合わせ時間決めてたから、ギリギリまで粘ったんでそんな待ってませんよ?」
乙姫「まさかこんな時間まで釣りしてたの!?」
拓朗「えぇ、まぁ。今日は爆釣だったんで、時間なんかあっという間でしたよ」
乙姫「……釣りバカってホント分かんないわ」
拓朗「乙姫さんも何か趣味を持てばいいんじゃないですか? そしたら生活に潤いも出てくると思いますよ」
乙姫「趣味ねぇ……昔は竜宮城の経営が趣味みたいなもんだったけど」

209 :
乙姫「あの頃はホント良かったわぁ。湯水のように金が舞って、まさにバブリーって感じだったわね」
拓朗「自分、平成産まれの小僧っ子なんで、バブル分かんないっす」
乙姫「そうね。例えるなら、百円の釣り餌で一億でも十億でも釣れるって感じかしら?」
拓朗「ほぇー。なんか想像もつかないなぁ、それ」
乙姫「でしょう? 思えばあの時が、私の一番良かった時期だったんだわ」
拓朗「そりゃそうかも。俺だってそんな生活したら、絶対忘れられなくなりますもん」
乙姫「……でも、結局はあの頃の私も、今と同じだったのかもしれないわね」
拓朗「というと?」
乙姫「それが仕事でも趣味でも、私は何かに没頭してないと不安になるのよ。自分が無為に時を過ごしてるみたいで……」
拓朗「あぁ、ちょっと分かる気がするな。要するに乙姫さん、暇な時間を作りたくないんだ」
乙姫「そうよ。だって私は、永遠に近いかもしれない寿命を持ってるんだから」
拓朗「あ……」
乙姫「結局、何をしてこの長すぎる時間を潰すかってことに尽きるワケ。そんな人生、寒々しくて当たり前よ」
拓朗「……今さらですけど、苦労してるんですね」
乙姫「憐れみなんかいらないわよ。同情は私の敵よ」

210 :
以上投下終わり
後半はまたおいおい

211 :
昨日の続き投下する

212 :
乙姫「……」
拓朗「……」
乙姫「……ねぇ」
拓朗「はい?」
乙姫「あんたに一つ聞きたいことがあるんだけど」
拓朗「俺に答えられることなら、何でも答えますけど」
乙姫「……あんた、怖くないの?」
拓朗「怖いって、何がですか?」
乙姫「あの人魚たちとつるむのがよ」
拓朗「むろみさんたちが怖い? そりゃあり得ませんって」
乙姫「そういう意味じゃなくて……奴らはあんたより遥かに長く生きるのよ?」
乙姫「そんなのと一緒にいて、もし別れの時が来たらとか、考えないの?」
拓朗「そっすねぇ……基本むろみさんたちってノー天気だから、あんまりそういうこと考える隙はないですね」
乙姫「……私は、怖いわ。いつだって、誰と別れるのだって、怖くて仕方がない」
拓朗「えっ?」

213 :
乙姫「たしか、あんたには前に話したわよね。私がなんでこんなに長命なのかの理由」
拓朗「あ、はい……確か、乙姫さんの知り合いの人魚が、自分の身と引き換えに乙姫さんに寿命をくれたって話ですよね?」
乙姫「そう。それ以来、私は自分の中に誰かを招こうなんて思わなく
   なったし、自分から誰かと親しくなろうともしなくなったわ」
乙姫「だってそうでしょう? 親しくならなければ別れだって辛くない。泣いて過ごすくらいなら何も感じない方がいい」
乙姫「その辺、あんたならどう思うのか、詳しくお聞かせ願いたいわね」
拓朗「いきなりヘヴィな質問ですね……俺なんかが答えていいんですか?」
乙姫「あんた以外の誰にこんなこと聞けっていうのよ。さぁ、早く答えなさい」
拓朗「うーん……そうですねぇ。そういう時は、思い出を大事にしろってよく言いますよね」
乙姫「思い出……?」
拓朗「はい」

214 :
拓朗「人間って、良くも悪くも思い出に縛られる生き物だっていいますよね」
拓朗「乙姫さんだって、人魚にバカにされた記憶はいまだに残ってるんでしょ?」
乙姫「当たり前よ! あの屈辱を忘れたら、私が私でなくなるわ!」
拓朗「でもその分、昔を振り返ればいい思い出だって、きっとあったんじゃないですか?」
乙姫「……あんまり記憶にないわ。長生きしすぎて忘れちゃった」
拓朗「じゃあ例えば、その仲良しだった人魚との思い出とか、竜宮城の最盛期の時とか」
乙姫「そうね……その人魚も竜宮城の従業員たちも、みんな私を慕ってくれてたのは確かかもね」
拓朗「そうです。そういうのを大事にして生きていくのが、人間らしさってことなんじゃないですかね」
乙姫「ふん……つまりあんたは、今よりさらに過去にすがって、私に生きろっていうのね?」
拓朗「そういうつもりはありませんけど(今でも充分にそうだと思うし)」
乙姫「それに、もし過去の思い出なんか大事にして、余計別れが辛くなったらどうするのよ」
拓朗「だからって今みたいに何もしないでいたら、本当に空っぽな人生になりますよ」
乙姫「……」

215 :
拓朗「とりあえず、まずは友達を作るとこから始めればいいんじゃないですか?」
乙姫「人間の知り合いなんて私にはいないわよ。関係あるのは、バイト先の人間かアパートの大家くらいね」
拓朗「何言ってんです。いるじゃないですか、乙姫さんのすぐ近くに」
乙姫「……まさか、あんたが私の友達になるとか言わないわよね?」
拓朗「いけませんか?」
乙姫「冗談キツいわ。あんたはあの人魚たちとも繋がりがあるのに、どうやって手を結べっていうの?」
拓朗「手を結ぶとかじゃなく、もっと単純に考えればいいんですよ」
乙姫「考えられないわね。バカ言わないでちょうだい」
拓朗「いや、もう決めました。乙姫さんは今日から俺の友達です」
拓朗「これから俺が、どれだけ乙姫さんに呆れたり、軽蔑したりする時があっても、そこだけはんでも変わらないって誓いますよ」
拓朗「だから乙姫さんも、俺と一緒に思い出作りましょうよ。そしたらきっと、人生も華やぐと思います」
乙姫「……」
拓朗「なんて、ちょっとクサい台詞でしたかね」

216 :
乙姫「……あんたってさぁ」
拓朗「はい」
乙姫「ホンッッットに、変わり者ね」
拓朗「かもしれません」
乙姫「そんな約束して、私が後悔するようなことになったらどうしてくれるのよ?」
拓朗「じゃあ、約束破らないように指切りしましょう」グィッ
乙姫「えっ!? ちょ、ちょっと待って……!」
拓朗「はいっ、ゆーびきーりげんまん、乙姫さん泣かせたーら針千本飲ーます、指切った。っと」
乙姫「……ッ!///」カァッ
拓朗「あれ、どうしたんですか乙姫さん?」
乙姫「な、なんでもないわよ! この天然ジゴロ!」
拓朗「……」←実は全部分かってやってる

217 :
乙姫「……」ムッスー
拓朗「……」
拓朗(いかん、めっちゃ不機嫌だ。ちょっと調子こき過ぎたか)
乙姫「……」
拓朗「あの、乙姫さん? あんまり怒んないでくださいよ?」
乙姫「……別に、怒ってなんかないわよ」
拓朗(絶対嘘だこれ)
乙姫「……」
拓朗(俺やっぱりこの人苦手だなぁ……気難しいし頑固だし)
乙姫「ねぇ」
拓朗「は、はい?」
乙姫「あんた、ちょっと肩貸しなさいよ」
拓朗「は? 肩、ですか? なんで?」
乙姫「理由はいいの! 貸すか貸さないか、どっち!?」
拓朗「え、えっと、じゃあ貸しますはい」

218 :
乙姫「……あんた、今から私に何されても、文句言うんじゃないわよ。いい?」
拓朗「……な、何するつもりなんですか?」
乙姫「……」ピトッ
拓朗「うぉッッッ!?」
乙姫「……何よその顔。言いたいことあるならはっきり言いなさい」
拓朗「いやあのこれは……恋人同士が肩を寄せあってする座り方じゃあ」
乙姫「……思い出よ」
拓朗「……は?」
乙姫「あんたさっき、私にいい思い出作らせてあげるって言ったばかりじゃない」
乙姫「だったらその思い出作りに、少しは協力するのがスジなんじゃないの?」
拓朗「……こうしてれば、乙姫さんにはいい思い出になるんですか?」
乙姫「うるっさいわねぇ! 私だって仕方なくあんたで妥協してあげてんだから黙りなさい!」
拓朗(……なんて理不尽な)
乙姫「……///」

219 :
乙姫「だいたい人間風情が私と友達になろうなんて生意気なのよ。百億万年早いわ」
拓朗「こんだけ密着されながら言われても説得力が……」
乙姫「余計な口聞いたら、全身まんべんなく切り刻んで傷口に塩塗りたくって浜辺に捨てるわよ?」ジロリ
拓朗「や、止めてください。黙りますから……」
乙姫「……」
拓朗「……」
乙姫「……あんたって、体から潮の匂いがするのね」
拓朗「え、そうですか? さっきまで釣りしてたからですかね」
乙姫「……嫌いな匂いじゃないわ。なんだか懐かしい」スンスン
拓朗「……変態?」
乙姫「だっ誰が!! ちょっと竜宮城にいた時のこと思い出しただけよっ!!」

220 :
乙姫「……」ベッタリ
拓朗「乙姫さん、いつまでこうしてるつもりなんですか? ぶっちゃけ俺そろそろ帰りたいんですけど」
乙姫「言っとくけど、あんたから言い出したんだから、私が満足するまで返さないからね?」
拓朗(今の状況は乙姫さんから言い出したんでしょ……)
拓朗(……ん?)←ふと上を見上げる
ハーピー「……」ジーッ
拓朗「は、ハーピー!?」
乙姫「えっ……あっ!? な、何こいつ!?」
ハーピー「ハーピー、たくろーみつけた、たくろーみつけたー」パタパタ
拓朗「なんでこんなところにいんのさ!?」
ハーピー「いえちー、たくろーによーじ。けど、たくろーいつものばしょにおらん。だからハーピー、さがしきた」
拓朗「あっ、あぁ! そういや壊れたルアー直してくれるっていうから頼んでたっけ……」
乙姫「……その鳥は何なの?」
拓朗「えっと、簡単に説明すると、むろみさんたち人外仲間の一人です……」
乙姫「やっぱり!?」

221 :
乙姫「もしかしてもしかすると、見られたらヤバいとこから見られてたんじゃ……」
拓朗「あ、あのさぁハーピー。いつからそこで俺たちのこと見てたの?」
ハーピー「ふたり、かたよせあって、ラブラブイチャイチャ、うっふんあっはん」
拓朗「うわぁ、よりによって一番誤解されそうなとこから見てる……」
ハーピー「たくろー、ふたまた、こうしょくかんー。ほんさいなかせ、リアじゅう、リアじゅう!」
乙姫「ちょっと、さっきから何好き勝手言わせてるの! 早く誤解解きなさいよ!」
拓朗「あ、あのねハーピー。これは浮気とかでも何でもなく、ただの男女の友情の確認って奴で……」
ハーピー「いーったーろーいったーろー、たくろーのうわき、いったーろー」パタパタ
拓朗「あっ! ちょっと待って違うんだってこれは!」
乙姫「ま、待ちなさい! あの人魚たちにバラしたら、あんただってタダじゃおかないわよ!」
ハーピー「うわきはおとこのかいしょー、うわきはおとこのかいしょー」パタパタ
乙姫「それ以上言ったら撃ち落とすぞゴルァァァァァ!!!」
拓朗「……」

222 :


―――それから夏休みの間中、いつもの波止場には行けなくなったたっくんであったとさ。

乙姫「あの鳥……いつかシメす!!」
拓朗(もう乙姫さんに構うの止めよう……)
(了)

223 :

僕は、毎晩、ハーピーと愛の営みをしてから眠りにつくようになった。
はじめは、ハーピーがおもむろに服を脱いで僕におねだりし、
抱っこしてやるうちにお互いの気分が高まって身体を交わるというものだった。
でも今は、僕の方からハーピーにアタックして、ハーピーを喜ばせるようにしている。
僕だって男だから、ハーピーをリードしてやらなきゃって思ったんだ。
たくろーくんのように、男らしくなりたいんだ。
前もこっそり、自分で性器を触ることがあったけど、
やっぱり、愛する女の子と一つになるほうが、ずっと幸せで気持ちいい。
ハーピーは身体は小さいけど、僕の性器を柔らかく優しく包み込んでくれる。
僕が腰を動かすと、そっと膣の肉で握って、僕に快感を与えてくれるんだ。
僕は結構大量に射精するから、ハーピーの子宮はいっぱいになってしまう。
ハーピーがうっとりした表情で僕を見つめてくれる瞬間がたまらなく幸せだ。
近いうちにハーピーは、本当に僕の子を産むかもしれない。あるいは、雪男と鳥では、子供を作れないのかもしれない。
でも僕は、ずっと、ハーピーを愛していきたい。

224 :
>>222
GJ!
乙姫かわいいよ乙姫

225 :
>>223
和むなぁ……いえちーかわいいよかわいいよ
さて俺も投下するか。いつものギャグ寄り微エロ話です

226 :
―――ある日、いつもの波止場へ釣りに出かけると、むろみさんが妙なマスクを被って筋トレしてた。
むろみ「よっ、はっ!」
択朗「……何してんの? むろみさん」
むろみ「ノンノン! 今の私はむろみじゃなくて、謎の外国人レスラー、ムロミーマスクったい!」
択朗「はぁ?」
むろみ「いやー、実は最近プロレスにハマッとうとよ。カッコよかよね、プロレス!」
択朗「……そのマスクは?」
むろみ「いえちー特性のオーダーメイドったい! 似合っとう?」
択朗「ある意味すごく似合ってるよ、ある意味」
むろみ「本当? わーい、たっくんに誉められたー!」
択朗「皮肉くらい通じてください。むろみさん」

227 :
択朗「けど、なんでプロレス……?」
むろみ「それがこないだね、どっかのたわけもんが海洋投棄したプロレス用具が、私たちの住み処に流れ着いたと」
択朗「ふーん……」
むろみ「多分誰かの趣味のもんやったとやろうけど、暇やったけんそれで遊んでたら、ズルズルとハマッてしもうたんよ」
択朗「本当、何にでも興味持つね」
むろみ「イエス! 私は好奇心旺盛な人魚、むろみったい!」
択朗「むろみさんが何にハマッても俺には関係ないけど、釣りの邪魔だけはしないでよ?」
むろみ「えー、なんでー? たっくんも一緒に遊ぼうよー」
択朗「プライベートな時間潰してまでむろみさんに付き合うつもりはないの」
むろみ「んもー。せっかく他のみんなもヤル気出しとうとに〜」
択朗「えっ? プロレスってむろみさん個人のマイブームじゃないの?」
むろみ「最初に見たのは私っちゃけんが、今は人魚全体プロレスブームなんよ」
択朗「なんてハタ迷惑なブーム……」

228 :
むろみ「特にほら、リヴァイアさんとか一発でファンになったけん、たっくんも誘いーって」
択朗「あー、あの人ああいうの好きそうだもんね」
リヴァ「呼んだー?」ザバァッ
択朗「うわぁぁぁぁぁ!?」
むろみ「あ、リヴァイアさん」
リヴァ「ヤッホー、むろみ」
択朗「き、急に出てこないでくださいよ、リヴァイアさん! ビックリするじゃないですか!」
リヴァ「その呼び方はもう古いっちゃ。これからはうちのこと、キューティー・リヴァって呼んで欲しいっちゃね」
択朗「えぇ……何ですか、それ」
むろみ「リヴァイアさん、キューティー鈴木のファンやもんねぇ」
リヴァ「そうっちゃ。やるならうちもアイドルレスラー目指すっちゃん」
リヴァ「たっくんもうちらと一緒に、プロレスごっこやらん?」
択朗「いえ、俺は……」
リヴァ「やらんとー? ノリの悪かのは嫌われる元っちゃよ? ねぇやろうよー、ねぇねぇねぇー」
択朗「……あーもう、分かりました、分かりましたよ。けど一回だけですからね?」

229 :
―――数十分後
隅田「さぁ〜やって参りました、ムロミーマスク&キューティーリヴァvsグレートムコの時間無制限変則マッチ!」
隅田「実況は私、隅田がお送りします!」
択朗「ちょっと待ったぁー!!」
隅田「なんでしょうか、ムコ選手?」
択朗「いろいろツッコミたいとこはあるけど、まず俺二対一とか全然聞いてないんだけど!?」
むろみ「たっくんは男の子なんやもん、それくらいのハンディマッチやないと勝負にならんやろ?」
リヴァ「そうっちゃそうっちゃ!」
択朗「じゃあまぁそれはいいとして、ものの五分で出来上がったこの本格的なリングは何!?」
むろみ「マットとかも投棄されてたけん、それを再利用して作ったとよ」
リヴァ「技術提供はワイズマンっちゃ」
択朗「じゃあ最後の質問だけど、グレートムコって俺のこと!?」
むろみ「そげなこつ、聞くまでもなく当たり前やなかね」
リヴァ「グレートムタみたいでイカしてるっちゃね」
択朗「……」ガックリ

230 :
隅田「ムコ選手、疑問は解けましたか? そろそろ試合に移りたいと思いますが……」
択朗「なんかもう、好きにして……」
隅田「それではただいまより、時間無制限一本勝負を開始いたします! 審判は私、実況の隅田が兼任させていただきます!」
むろみ「リヴァイアさん、絶対たっくん倒そーね!」
リヴァ「うちとの最強タッグで負けるはずないっちゃんね!」
隅田「さぁー、今闘いのゴングが鳴ったぁー!」カーンッ
むろみ「まずは私からったい!」ススッ
隅田「ムロミー選手、ゆったりとムコ選手との間合いを詰めてゆきます」
択朗「はぁ〜……かったるい」
むろみ「まずは小手調べからやね。たっくん、カモ〜ン」
隅田「ムロミー選手、手四つ(※)を誘っています。ムコ選手どうでるか?」
(※)手四つ…両手を組んで力比べする体勢
択朗「はいはい、応じればいいんでしょ応じれば……」
隅田「ムコ選手、ムロミー選手の手四つに応じました!」
むろみ「むふふ……」キラーン

231 :
むろみ「たっくん、本気出してよかよ。でないとボッコボコにしてしまうけん」グググッ…
択朗「出せる訳ないだろ。仮にもむろみさん女の子なのに……」ググッ
隅田「両者のパワーは拮抗しております。先に均衡を崩すのはどちらかー!」
むろみ「こんな時でも女の子扱いしてくれるとやね。たっくんは優しかねぇ」ニコッ
択朗(うわ……)ドキッ
択朗(そういや、マスクしてるからアレだけど、むろみさんとまともに手を繋ぐの初めてだな……)
むろみ「あっ、痛っ……」フラッ
択朗「えっ!? ごめん、力入れすぎた?」
むろみ「隙アリぃ!」ドゲッ!
択朗「ぐふぅ!」
隅田「おっとぉ、心配したムコ選手の脇腹にムロミー選手の膝?が入ったぁー! これは外道だぁー!」
択朗「き、汚っ!」ゲホゲホ
むろみ「勝負に私情を挟んだらいけんよ、たーっくん♪」

232 :
択朗「畜生、絶対やり返してやる……」
リヴァ「ふふふ、後ろががら空きっちゃよ、たっくん」ガシッ
択朗「ぐぇっ!?」
隅田「あーっとこれは、タッチを待たずしてリヴァ選手リングに乱入! これは反則だぞー!?」
リヴァ「むろみが外に出れば反則じゃないっちゃね」
むろみ「……」ススーッ
隅田「いつの間にかリング外に出ているムロミー選手! これは微妙な判定ー!」
リヴァ「さ、たっくん。今度はうちと遊ばんね」ムニュ
択朗「ふぉッ!?」
隅田「フルネルソン(※)だー! リヴァ選手、ここからどうする?」
(※)フルネルソン…背後から羽交い締めにする技
リヴァ「うちのホールドからは逃げられないっちゃ。もがけばもがくほど絡まるっちゃよ」
択朗(ほ、ホールドよりもリヴァさんの胸が背中に当たって……!)ジタバタ

233 :
リヴァ「さーて、それじゃ行くっちゃね!」
リヴァ「たっくん、今からちょっーと怖か思いするっちゃけど、我慢しぃな?」ムニュムニュ
択朗(それより早くおっぱいを離して!!)
隅田「おっと、これは……!?」
リヴァ「んー、よいしょっ!」フワッ
択朗「えっ……わぁぁぁぁぁ!?」ヒュンッ
隅田「フルネルソンからのバックドロップだぁぁぁぁぁ!!」
―――ボスンッ
択朗「ぐぉっ……」
隅田「決まったぁー! フルネルソン・バックドロップぅー!」
択朗「……あれ? 思いの外痛くない」
リヴァ「マジになってやるはずないっちゃ。さぁむろみ、決めるっちゃよ!」
むろみ「はいなー!」
隅田「ムロミー選手、リヴァ選手とターッチ! そしてそのままトップロープへー!」

234 :
むろみ「DVDで見てから、一度飛び技ってやってみたかったとよねぇ〜」ヨジヨジ
択朗「ちょ、止め……!」
むろみ「おっそーい!! 秘技・ゴールデンシャチホコプレースッ!!」ブォンッ、ドスンッ
択朗「ぐはぁっ!?」
隅田「ムロミー選手、シャチホコの体勢のままムコ選手の下腹部に着地したぁー!」
むろみ「フォール! 審判カウント!」フニュ
択朗「ぐおぉぉ……」
隅田「これはワンッ、このままツゥッ、決まってしまうのかー!?」
択朗(うぉぉぉぉぉ、リヴァさんの胸もだけど、むろみさんのお腹のぷにぷに感もヤバい……)ムクッ
むろみ「きゃ!?」バッ
隅田「なんとムロミー選手、カウント2.9でフォールを止めてしまったー!」
むろみ「うぅ……///」
択朗「な、なんか知らんけど助かった……」

235 :
リヴァ「むろみ、どうしたっちゃ? あのままフォールしてれば一本取れたとに」
むろみ「あぅぅ……そ、それが……たっくんのアレが私のお腹に当たって、思わず飛び退いてしまったと……」
リヴァ「アレって、もしかして勃ったり起きたりするアレね?」
むろみ「そうたい! あれがなければフォール取れとったのにぃ〜!」
リヴァ「ふぅん……たっくんも男の子っちゃねぇ」ニヤニヤ
隅田「両選手、試合を中断して何やら相談していますが……?」
リヴァ「それならうちに任せるっちゃ。審判! 相手選手が凶器を使った可能性があるけぇ、身体検査してほしいっちゃ!」
隅田「はっ? 凶器攻撃ですか? そんな素振りは見当たらなかったですが……」
リヴァ「どこ見てるっちゃ? ここにこぉんな固くて危険な棒を、持ち歩いとうやなかね」ガシッ
択朗「ふォう!」ビクン
隅田「そ、それは……!」
リヴァ「これがボディプレスしたむろみのお腹に当たったっちゃ。立派な凶器やろう?」ニギニギ
択朗「や、止めてー! ニギニギしないでー!」プルプル
隅田「こ、これは果たして凶器にあたるのか……微妙なところです///」

236 :
リヴァ「たっくんの凶器、すごい大きさっちゃねぇ。ズボン越しでも脈打ってるの分かるっちゃ!」サワサワ
択朗「ふぉぉぉぉぉ、止めてリヴァさん、出ちゃうからっ!!」ビクンビクン
むろみ「むぅ〜……リヴァイアさんばっかりズルいったい。私もたっくんとイチャイチャするー!」
リヴァ「よかよ〜。二人でたっくん喜ばすっちゃよ」
択朗「趣旨がプロレスとちげぇ!!」
むろみ「やかましかねぇ、たっくんは」ガブッ
択朗「はぅっ……」ゾクッ
隅田「ムロミー選手、ムコ選手の首筋に噛みついたぁ! これは重大な反則です!」
むろみ「これは甘噛みたい、反則やなかと」カミカミ
リヴァ「やるっちゃね、むろみ」シコシコ
隅田「リヴァ選手も、その行為は金的攻撃で反則に当たりますよ!」
リヴァ「えぇー!? たっくんも喜んでるとに反則取るんー?」ブーブー
択朗「喜んでないよっ!」

237 :
隅田「ムロミー選手、リヴァ選手、共に厳重注意! ムコ選手から離れて!」
むろみ「えー、せっかく盛り上がってきたとにー?」ブーブー
リヴァ「審判、ムコ選手びいきじゃなかね? 心なしかさっきのカウントも遅かったしぃ」ブーブー
隅田「実況しながら審判するのは大変なんですから、文句言わない!」
択朗「今のうちに逃げよう……」コソコソ
リヴァ「おっと、逃がさないっちゃよぉ。たっくん?」ガシッ
択朗「ひぃっ!?」
リヴァ「むろみ! たっくん倒すために練習したあの技、いくっちゃよ!」
むろみ「オッケーたい!」ガバッ
隅田「おっと、ムロミー、リヴァ両選手、ムコ選手の背後に回ったぞー!?」
リヴァ「ほいっ、膝かっくん!」
択朗「ぐぇっ……」カクンッ
むろみ「倒れるのはまだ早かよ!」ガシッ
隅田「そして二人でムコ選手を高々と吊り上げるー!!」

238 :
リヴァ「さぁ、むろみ。行くっちゃ!」
むろみ「はいな!」
隅田「これはもしや、伝説の大技……!!」
リヴァ「せーのっ!!」
むろみ「恥ずかし固めぇ(※)っ!!」
択朗「いやぁぁぁぁぁ!!」ガバッ
※恥ずかし固め…M字開脚の状態で相手を固める羞恥技
択朗「ヤメテー! なんか異常に恥ずかしいからー!」ジタバタ
リヴァ「ふふん、二人がかりのこの技からは、簡単には抜け出せないっちゃ」
むろみ「ほーら、たっくんのギンギンになった凶器が、これでもかって自己主張しよるたい」
択朗「らめぇぇぇぇぇ!!」
隅田「ムコ選手、満身創痍です! 果たしてこの技から抜け出す術はあるのかー!?」

239 :
リヴァ「このまま終わらすはずないっちゃね。フィニッシュはむろみっちゃ!」
むろみ「フィニッシュって言ったら、あの技やね!」
択朗「もうやだー!!」
むろみ「嫌がっていられるのも今のうちったい! 次の技で私の虜にしてあげるけんね!」ファサッ
隅田「これはムロミー選手、唐突にマスクを脱ぎ捨てました! マスクマンのセオリーを逸したこの行為にどんな意味があるのかー!」
むろみ「それじゃあ、行くったい! むろみ式ディープキス・ロック!」
――ムチュゥッ
択朗「もがっ!?」
隅田「し、舌だぁー! ムロミー選手、リヴァ選手に固められ動けないムコ選手の唇を舌で蹂躙するぅぅぅぅぅ!!」
むろみ「んくっ……んくっ……」チュパチュパ
択朗(ふぉぉぉぉぉ!?)
隅田「右手はムコ選手の後頭部をホールド、そして左手はムコ選手の股間を優しく擦り上げるー!! 正直私、見ていられません!!」
隅田「さしずめこれは接吻固めとでも申しましょうか!! 恐ろしい必技です!!」
むろみ「んふふ〜。どうねたっくん、私の必技は?」ペロペロ
択朗(ぐあぁぁぁぁぁ……き、気持ち良すぎて頭ん中真っ白になって、もう……!!)
択朗「うっ!」

240 :

―――ドッピュン☆
択朗「……」ドサッ
隅田「これは……ムコ選手、戦意喪失!! カウントストップとなります!!」
隅田「よってこの試合、ムロミー・リヴァタッグの勝利です!!」
―――カンカンカンカーン
むろみ「イェーイ!!」
リヴァ「やったっちゃね、むろみ!」
択朗「……」ぐったり

241 :
***
むろみ「はぁ〜、楽しかった!」
リヴァ「いい気分転換になったっちゃ」
択朗「……」
むろみ「たっくん、何不機嫌しとうと?」
リヴァ「そうっちゃ、たっくんも気持ち良かったやろう? いろんな意味で」
択朗「パンツ汚していいように弄ばれて、気持ちいい訳ないだろ!!」←今ノーパン
隅田「択朗くん、お疲れ様。大変だったね」ポンポン
択朗「隅田さん……あなただけが俺の味方ですよ」しくしく
むろみ「なんね、隅田さんばっかり株上げてー!」
リヴァ「まぁ仕方ないっちゃね。悪役(ヒール)が泥被るのは世の常っちゃ」
択朗「ヒールだったの!? いやまぁ行動は確かにヒール的だったけど……」

242 :
むろみ「ねぇ、今度はむろみリヴァタッグvsたっくんいえちータッグで試合しようよ!」
リヴァ「あ、それいいっちゃね。じゃあ次は電流鉄条網デスマッチにするね?」
隅田「その時の審判は私に任せて〜」
択朗「俺の意向は無視ですか?」
むろみ「次はもっと気持ちいい技を開発してくるけんね! たっくんも期待してくれてよかよ!」
リヴァ「それじゃ、打倒たっくんいえちータッグに向けてさっそく特訓するっちゃよ!」
むろみ「おー!!」
択朗「……」
―――その時択朗は初めて、「人魚滅べばいいのに」と思ったそうな……。

(了)

243 :
以上投下了
書いてて一番楽しかったのが実況の隅田さんだったっていうね

244 :
GJ!
わかってはいたがむろみさん汚ねえw
こういうの見てるともっとも常識人&大人の女性っぽい
隅田さんとの絡みとか普通にエロくて面白そうだねぇ

245 :
産卵モノが読みたいです

246 :

「いえちー、このお腹見て」
「…むろみさん…どうしたのそれ…?」
「うふふ、産卵の季節たい。今年もたっぷり産むけんね」
「うわあ…!おめでとう、むろみさん…!」
「いやいや、まだまだめでたくはなかよいえちー。
卵産むだけじゃダメ。私が産んだ卵に、誰かが精子かけてくれんと、新しい命は出来ん」
「精子って…?男の…?誰がかけるの…?」
「そうね…私が卵産み始めてもう長い年月が経ったったい…もう誰でもよかと思ってるけんね。
ばってん、いえちーがイヤじゃなかったら…私は…いえちーに、かけてほしかよ…」
「………………むろみさん…?」
「……いえちーの子供だったら、気が優しくて力持ちな子になっとうよ…いえちーみたいに、かっこよくて…」

「………むろみさん……」
「いえちー?」
「……こんな僕で…いいなら……僕、別に………」
「いえちー……!」

247 :
イイヨイイヨー
産卵シーンに期待

248 :
定期age
むろみさんと乙姫さんがたっくんを取り合ってエロエロイチャイチャする話が書きたい……

249 :
書けばいいじゃない

250 :
http://shop.melonbooks.co.jp/shop/sp_212001053437_erude_muromi.php
むろみさんのエロ同人誌とか本当に待ち侘びてたんですけど!!

251 :
むろみさんの同人、本スレでも話題になってたな

252 :
今週号のベルカナティールのバインドルーンで、ブルートゥースかよw
なんつうマニアックなネタを混ぜて来るんだw

253 :
TVアニメ化って……ww

254 :

「イエティ、イエティ………!!」
「あっ、ハー、ピー…っ、ハーピーっ…大好きっ!」
「んーんん、気持ちいい、イエティだいしゅき!おなかあつい…!」
「あんっ、んふっ…!ハーピー、ハーピーっ!あっ、はんっ、んーっ…!かわいいよ!ハーピー…」
「イエティ大好き!だいすきっ!イエティの…こどもほしい!んはあ…っ!」
「ハーピーっ………あれっ……?で電話がかかってきたよ…誰だろう……
ああっ、むろみさんだ!……もう…よりによってこんな時に…
はあ、はあ…えっと、が…画面切って…もしもしっ!むろみさん!イエティです…
…うん、ちょっと、今、…映像が出るのは、壊れてて……ごめんなさい…うん…
うんっ…
(ちょっと…っ!ハーピー!待って!じっとしてて!すぐ終わるからっ…)
うん…それ、で…今日は、何の用なの…?…ボク…?大丈夫、だよ…ちょっと、外を走っていてね…
(ハーピーっ…!まって、動かないでっ…!今っ、電話してるからっ……!)
…うん…っ…はっ、はあ、うん……そうだね……よかっ、た…
ボクは……っ、んっ…元気だから……むろみさんも…風邪引かないようにね!
じゃ、じゃあね!
んっ…!ああうハーピー!出るっ……はううー………んっ………!!んっ!!ん!んっっ!!………んっ」


255 :
「はあ…はあっ…はあっ…ハーピーっ……ハーピー………」
「ふぅ…イエティ、…めっちゃ出た」
「……もう…バレるかと思ったよ…電話中に腰振るのやめて……」
「イエティ、ハーピーとラブラブしてるのに電話なんかしてっ!ハーピーとむろみどっちが大事なんだーっ!!」
「…ごめん、ハーピー、本当にごめんね…今度からは、ラブラブする時は、ちゃんと電源切っとくから…」
「じゃあハーピーともいっかいラブラブするんだー!ほらっ!イエティ!」
「大好きだよハーピー!…この世で一番、ハーピーのこと、大好きっ…!」
「ハーピーもイエティ大好き!イエティ大好き!」


続かない

256 :
乙乙

257 :
「あ……人魚さん!」
「あうあう…うえ?おお、いつものかわいか子ね。すまんとね…いつも通り悪酔いしたったい」
「ううん、大丈夫だよ。ほら、お水。早く元気になってね」
「ええ子やね…将来いいお嫁さんになるやろね。…そういえば、あんたも女っぽい身体つきになってきたもんやね」
「うん……わかる…?人魚さん…あたし、最近…
…おっぱいも、ちょっと膨らんできて…
腰のほうも、ちょっと大きくなってきてね…あとね……」
「あーっ、あんたもしかして、もう女の子の日が来たと?」
「…う、うん……3ヶ月くらい前からね。
実は、今もちょうどあたし、それで…昨日も…浜辺に座ってたら…」
「ふうん…女の子の日はみんなつらいけんねー、好きなことして気分転換するのが一番っちゃ。
まああたしは人魚やけん生理ちゅうもんは無いんやけどね」
「いいなあ…おなかズキズキして、頭もふらふらするんだよ…
ちゃんと当て布しておかないとひどいことになるし、いつも憂鬱なんだ…
…これでもあたし、みんなよりも遅いほうなの。周りのみんなはね、11歳くらいでもう初潮がくるんだけど、
あたしはなかなか来なくてね、おかあさんにも心配されたんだよ?」
「あらら。でもやっとあんたにも来たったい、めでたかとね。
これであんたも立派に子供が産めるけんね。身体大事にせえよ」
「……もう子供が作れる身体っていうのが信じられないの。なんだか怖い。
同い年の男の子もみんな乱暴になってきて…平気でおっぱいとかお尻とか触ってきたりするんだよ?もう、いやなのに…」
「…年頃の男子は盛りまくりやけんね。
日本にいる釣り好きのコは、まるで女に興味無か感じで、逆に心配しとーけど」
「…あたしの友達は、年上の男の人に、無理やり迫られてね、子供ができちゃったの。無事に産んだんだけど…
あたしも3つ上の男の人に目をつけられていて、キスまでさせられちゃった。
まだ…してはいないけど、友達みたいに無理やりさせられたりしたらどうしよう…
子供なんて産む自信無いのに…ねえ、人魚さん、あたし、どうしたらいいのかな…
人魚さん…あ…もう寝ちゃった…」

258 :
あ、終わり
シエルちゃんと子作りしたいです

259 :
朝っぱらから何を投下してるんだwwwww
GJ!!

260 :
「痛い!痛いっ!」
「ちょ、お前…動くなって言ってるだろ…!初めは嫌がってなかったのに、何で急にそんなに…!」
「だって、いたいんだもんっ…!やめて!もう、抜いてっ!」
「ここまで、来て、やめるも、ねえだろ!シエル、わがまま言うなよ…っ!このっ、ああ、シエルっ」
「んぐーっ、はううっ、あうん…やっ!」
「ほら、な、シエル、だって、感じてるじゃんよ、な、ほら、ほらシエル…っ」
「痛いよ!乱暴すぎっ!もう、やめて!ああう…」
「…っ、のけぞるなって…!こら、シエル、こいつっ!」
「痛あい…!……ひどい、やめて!やめてって!助けて…!助けて人魚さん!
助けてイエティ…ハーピー……!」

261 :
ほしゅ

262 :


263 :
やっぱ愛のあるセクロスじゃないと駄目よね

264 :
「あれ、シエルっ、その身体は…?」
「…に、人魚さん……ううっ、あたしっ、に、妊娠したんですっ」
「あれあれ、何を泣いとうね。よしよし、どうしたんか、お姉さんに言うてみ」
「…ううっ、えぐっ、ひっく」
「……ツラいことがあったとね」
「ううーっ…人魚さん…いやだよお…怖いよっ……あたし、どうしたらいいの…
ううっ、ううっ、無理だよ、あたし、んじゃうかもしれない」

265 :


266 :


267 :


268 :


269 :


270 :
乙姫さんが忙しい時期ですね

271 :
むろみ「たーっくん!」
たくろ「あ、むろみさん。こんちは」
むろみ「たっくん、クリスマスにまで釣りしよるん? 本当に釣りバカやねぇ〜」
たくろ「この季節じゃないと釣れない魚もいるんだよ。ほっといてよ」
むろみ「ほっとける訳なかろーもん。良い若者がイベントデイに釣りなんて!」
たくろ「そういうむろみさんだって、こんなとこで何してるのさ」
むろみ「私? 私は隅田さんたちとのパーティーまで時間あるけん、暇潰しったい」
たくろ「むろみさんも似たようなもんじゃない」
むろみ「私には予定あるっちゃもん。たっくんとは違います〜」
たくろ「……」

272 :
たくろ「……まぁ、俺だってただ釣りしにきた訳じゃないけどね」
むろみ「えっ?」
たくろ「これ……クリスマスプレゼント、むろみさんに」
むろみ「えぇ〜、本当に?」
たくろ「うん。まぁ日頃の感謝っていうか、そういう意味でね」
むろみ「ふぅん……ね、開けてみてもよかと?」
たくろ「いいよ。なんか気恥ずかしいけど」
むろみ「……わぁ。これ、ヘアピン?」
たくろ「うん。むろみさん、その貝殻のヘアピンしか持ってないみたいだから」
むろみ「すっごく嬉しかよ。ありがとね、たっくん」

273 :
たくろ「そんな言うほど大した物じゃないよ。安物だしさ」
むろみ「こういう物は気持ちったい。女同士のプレゼント交換とはまた違う赴きがあるけんねぇ」
たくろ「ま、喜んでもらえたなら本望だけど」
むろみ「それじゃたっくん、私のおっぱい吸う?」
たくろ「どういう流れでそうなったの!?」
むろみ「プレゼントのお返しにと思ったとやけど……」
たくろ「いりません」キッパリ
むろみ「そっけなかねぇ〜、人生はノリやろうに」
たくろ「ノリだけの人間にはなりたくないよ」

274 :
むろみ「それじゃあカタブツのたっくんに、よかもん見せてあげるったい」
たくろ「えっ?」
むろみ「ほれっ」ペロン
たくろ「ゴフッ!?」
むろみ「なんだかんだ言って生乳見せるのは初めてっちゃねー」ケラケラ
たくろ「何してるの、むろみさん! 早く隠して!」
むろみ「だからぁ、ただのお返しって言っとろうもん? 深く考える必要はなかとよ」
たくろ「恥じらい無しかよ……クソぅ」

275 :
むろみ「それとも、本当に私のおっぱい吸いたくなったと?」
たくろ(うっ……)
むろみ「今ならぁ、私のおっぱいにどんなことしてもよかよ……?」ニヤリ
たくろ(……むろみさんの、おっぱい)ゴクリ
むろみ「あれー? たっくん、なんか興味津々って顔しよらん?」
たくろ「し、してないよ!!」
むろみ「あははっ、冗談冗談!」スッ
たくろ「あ」
むろみ「おっぱい見せた程度でたっくんが揺らぐとは思えんもんね。ちょっとからかっただけったい」
たくろ「ちょ、ちょっと……」
むろみ「あ! ごめんたっくん、話してたらもう隅田さんたちとの約束の時間ったい!」
むろみ「お礼の続きはまた明日してあげるけん、今日はバイバイね!」
たくろ「む、むろみさん!?」
むろみ「じゃーねー! ハッピークリスマスぅ!」バシャァンッ
たくろ「……」

276 :
――――眼前のおっぱいに逃げられ、以降非常に悶々とした気持ちでクリスマスを過ごさなければならなくなった拓朗であった……。

〜了〜

277 :
GJ!
そこでリヴァイアさんや乙姫さんに出会うと面白い展開になりそうですね

278 :
「むろみさん、たくろうさんはどこ?最近、あの岸壁にいないね…」
「いえちー…たっくんは、交通事故にあって……入院しとるんよ…いやいや、そんな大きな怪我じゃないけん、心配いらんと…」
「たっくんが…!?うそっ…!どうして…!?ボク、知らなかった…!そんな……!」
「ごめんねいえちー、あたしもついうっかりして、いえちーに言ってなかったい」
「たっくん…!何かお見舞いを持っていかなきゃ!たっくん!たっくん、無事でよかった…!でも、早くよくなって!」
「いえちー、何を泣いとるんね。ほれほれ……」
「…だって、だってっ、たっくん…たくろうさん、全然釣りに来ないし、ちょっと、心配だったのっ。
それで、むろみさんが、たくろうさんが交通事故にあったって、言うから…ボク、最初、生きた心地がしなかった…」

279 :
いえちー、完全に恋する乙女やな

280 :
むろみ「たっくん、イクラ丼食べりい」
拓郎「遠近感がおかしい」

281 :
母乳プレイみたいなモノか?

282 :
むろみ「フッジッサーン!(パーン!)フッジッサーン!(パーン!)デカいぞエロいぞフッジッサーン!(パーン!)」
富士さん「あぁ…(ビクンビクン)」
拓郎「アウト」

283 :
「ああう…うぐぎぎ!痛い!痛い!痛ああいい!ぬ、ぬよぉっ!」
「シエル!?どうしたんシエル!?ああっ、あんたやっぱり産む気やったとね!頑張れ!きばれ!
…ちょっ、何しよるあんたら!わ、私むろみと言って、この子にウロコをあげた親友やけん、この子の出産見届けてもええやんっ!」
「さ…産婆、さんっ、むろみ、さんを…入れて、あげて…私っ、むろみ、さんに、そばにいて、ほしい、よぉ…」
「シエル!頑張って!母親になるんは、皆、こげんきついことやけん、あんたも立派にしききれる!」
「うう、ううーん、うぐぐぐ…あぐ、あう、ひうう…んぐぐーっ、ぐあう…!」
「つらくて聞いてられん、涙出てくるばい」

284 :
後産狙いで待機しているハーピー

285 :
「今日は冷えるね、ハーピー。こっちにおいでよ」
「イエティあったかい」
「そう、これ毛皮だから…ね。もうちょっとしたら、暖かい春がやってくるよ…」
「おふとん、おふとん」
「あ、ありがとう…ボクは、もうちょっとこれを仕上げてから、眠ることにするよ」
「イエティ、いっしょにねよ」
「はいはい。…もうちょっと、待ってね…」
「イエティ」
「こ、こんなところに布団持ってきたら、木くずが飛んでくるって…!も、もう…」
「いーえてぃ、いーえてぃ」
「……」
「いーえてぃ、いーえてぃー…」
「…はーぁぴぃ、はーぁぴぃ……」
「いーえてぃ、いーえてぃーっ!」
「ハーピー、ハーピー」
「………」
「よしよし…」
「Zzz…」
「……おやすみ、ハーピー」

286 :
あげ
>>285
仲良しな二人モエス

287 :
「ハーピー、これ、洗ったパンツだから…ここに置いておくね」
「イエティ、ハーピーのパンツあらうとき、パンツくんくんしてる!」
「してないよ!何言ってんの、ハーピー!!」
「あやしい、イエティあやしい。イエティむっつりスケベ」
「もうっ…!このっ、このっ…!」
「うふふ、えへへ、あ、いたいいたい!」
「僕はそんなにやらしくないからね!いいね、ハーピー、そういうことを拓朗さんやむろみさんの前で言っちゃだめだよ…!」
「とりあたまはみんな知ってる!ハーピー、もうしゃべったもんね」
「……(まあ……みんな3歩歩けば忘れてしまうから、いいか……)」

288 :
去年出たむろみさんのウ=ス異本は原作愛に溢れているな

289 :
むろみさんに八つ当たりされたイルカたちが、ひーちゃんに襲いかかるSS
誰かはよ

290 :
「ハーピー、シャツを買ってきたよ」
「はむ、はむ」
「食べ物じゃないよハーピー!!にっぽんの服屋さんで買ってきたんだ」
「つめたい、さむい」
「ほら、腕、通して…羽は、うまく、通るかな…あっ、穴が、小さすぎたかな…?」
「へぶしゅ」
「これくらいでちょうどいいよね」
「イエティ、おしゃれ、ちがう!バジリスク、ぜったい辛口採点」
「そんなあ…!折角たくろーさんに紹介してもらって買ったんだから、喜んで着てよっ……」
「イエティ、イエティ」
「…ユニクロのシャツなのに、ダメなのかなあ…たくろーさんのおすすめなのに…ボク、こういうこと、わかんないや」

291 :
>>290
乙乙
まさかそれ、イエティへのお勧めじゃね?

292 :
>>291
!!

293 :
富士さんが世界文化遺産に登録されるみたいね
これはむろみさんのやつあたりがさらに激しくなる悪寒w

294 :
「ただいま。ハーピー?ん…?この匂いは……?」
「フヒヒw」
「ああっ、ハーピー!またおもらししたね…!また…!」
「サーセンwサーセン」
「もう!またパンツとシャツ、洗わないと……」
「イエティ、またハーピーのパンツ、くんかくんかしてる」
「してないってば!もう…!早く、服脱いでっ!」
「んしょ、んしょ」
「弱ったな…外は天気悪いし、今洗っても乾きそうに無いなあ…」
「へぶしゅ」
「もう、仕方ないなあ。ボクのパンツをはいておいて、ハーピー」
「ぶりーふ!ぶりーふ!」
「大声で言わないで!ほらっ、早くはいて…!」

295 :
サーセンわろた

296 :
むろみさんのCG集とかって需要ある…?

297 :
このスレ的にはありまくり
世間的にはアニメ放映中で旬だからそこそこ?

298 :
なるほど
CG集あるとしたら、どんなシチュがいいとかある?
個人的に産卵は外せないんだけど、やっぱり人選ぶかなーと…

299 :
自分もファンなんだったら自分が見たいシチュを描けばいいじゃない
金儲け目当てならもっと有名なの描けば?

300 :
ありがとう
いろいろと目が覚めた

301 :
>>300
なんかごめんね、俺もキツ過ぎた
産卵ネタいいと思うよ、後イルカ×ひぃちゃんも鉄板だね
乙姫さんはデリやらソープとかして欲しいし
むろみさん達人魚はどうにか穴作って突っ込みたいし
いえちーは一応性別不詳だから、前隠してアナルのみとか
シエルも色々やりたいし
明石さん鳴門さんのWフェラとかも見たいetcetc…
参考になれば幸い

302 :
>>301
本当にありがとう!
愛がすごく伝わってくる
俺も愛を精一杯詰め込みながら書こうと思うよ!
もちろんSSもな!

303 :
何が見たいって上半身だけでもいろいろできる発言した隅田さんに
それはもう甲斐甲斐しくご奉仕プレイしてほしいですはい

304 :
>>303
隅田さんはなんか不憫な目にあってそう
漁師の間でエイみたいな扱い受けてる様子が思い浮かんでしまう

305 :
リヴァイアさんの手袋の中に出したいです

306 :
>>305
稀に見る上級者

307 :
リヴァイアさんといえば腹筋ズリでしょう

308 :
バジリスクの弱った姿に嗜虐芯をそそられた

309 :
バジリスク可愛かったね

310 :
リヴァイアさんはタッくんにえっちしたいと言われたら案外あっさりとOKしそう
タッくんの実家で一泊飯風呂付きで

311 :2013/09/07
ho
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