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2013年07月エロパロ617: レベルEでエロパロ (133)
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レベルEでエロパロ
- 1 :2011/01/29 〜 最終レス :2013/01/18
- 需要があるかどうかは全く分からないが、アニメ化記念にw
原作読んだばかりの頃はバカ王子と姫?の話が読みたかったな
- 2 :
- 王女と入れ替わった女盗賊を捕まえた王子。2人っきりであらゆるエロ拷問を行う王子だが、女は一向に屈服することなく、どんどん艶やかに、淫らに美しくなってゆく。
度重なる誘惑に王子はついに理性を忘れて彼女を妻にすることを宣言、レイプするが、なぜか女は処女だった…。そう、盗賊だと思っていた彼女こそが王女だったのだ。
初めて女を抱き、その子宮に射精した王子は同時にその事実に気づき唖然とする。
「マグラ星の王女としてではなく、1人の女として王子に純潔を捧げたかったんです。ふつつか者ですが、よろしくお願いします」ペコ
「……ふふ……ふはは…実に…僕好み…だ…」ガクッ
いつの間にか体位が逆転し、騎乗位で搾りとられながら人生初の敗北と至高の快楽を噛み締めるのであった。
- 3 :
- 地球に来たマクバク族の青年、彼が目を付けた女性は、素行は悪く派手な服装を好むため清純とは程遠いが誰もが認める美少女であった。
「ちょっと…冗談でしょ!」
地味で暗い男子、そんな印象しか抱いていなかった「彼」に監禁された彼女は、ナイフ片手に全裸で発情しきっており、レイプの危機は自明の理であった。
ナイフで制服のブラウスと下着が裂かれ、豊かな乳房が露になる。
「ひぃぃ助けて!わ…わかった!ヤらせてあげるから!」
- 4 :
- ペニスの形状に若干の違和感を感じつつも、これ以上危害を加えられないために懸命にフェラチオをする彼女。
「ほら、ここ…き…気持ち良いでしょ…」
セックスにはこなれた彼女は、脅えながらも彼を射精の淵へ誘う。
「イきそうなんでしょ…?出して……ふぁ…っ!げほっ…」口内で射精した彼は、彼女の頭を抑え、全てを飲ませようとする。逆流など許さない。
「んー!ーー!」涙を流しながら精液を嚥下し続ける彼女。
マクバク族の射精は大量に精液を出すものの、その精液に生殖能力は無い。だが、確かに彼女の胃は彼の遺伝子で満たされた。
- 5 :
- 「これで…許して……げほっ」強烈な吐き気をこらえながら彼女は許しを乞う。
一段落ついた彼は、彼女の乳首を吸い、噛みついた。
「ひぐっ…うぁ…痛!痛い!許して!わかったからあ…」
彼をなだめ下着を脱ぎ、正常位の姿勢で彼を誘う。援助交際での経験上、発情している男を落ち着けるには無抵抗で性器をアピールする姿勢が有効だと知っている。
「ほら…初めてなんでしょ?入れていいよ…だから許――」
乱暴に彼のペニスが挿入される。あまり固くなく、小さい。
「ちょっと!ゴム…!ゴム着けてよ…」
何十人も男を知っている彼女にとって、この交尾は手段でしかなく、不快でしかなかった。安全に、行為を終えたい。ただそれだけであった。
- 6 :
- 彼は、彼女の声も耳に入れずその膣を堪能し射精しようとしていた。愛しあっているんだ。そうこれが。
まったく快楽を感じていない彼女の不快感と恐怖に満ちた表情は彼には視えない。そして――
「待って中はダメ!今日は危ない日なの!許して!外で!抜いて!」
ヒュン、と彼女の顔をナイフが掠めた。綺麗に手入れされた前髪がバッサリと落ちる。彼はその髪を頬張り、咀嚼し始めた。
「いやああぁっ助けて助けて助けてよ!される!にたくない!」
こいつは異常だ。何をされるか分からない。前髪を切られ涙と精液でぐちゃぐちゃにして叫ぶ。不良少女の面影はそこには無かった。
「中で!中で出していいからさないで!妊娠してもいいから!」
「好きなの!あなたが好きになっちゃったの!またいつでもヤらせてあげるからさないで!」
「んあっ…気持ち良い!あなたのチンポ好きなの!私もイきそう…だから…!」
心にも無い台詞。しかしこの一言一言が男の欲望を刺激することを知っている。不快感の塊を膣に加えながら喘ぐフリをする。
- 7 :
- 「イって!私のオマンコにいっぱい精子出して!」
彼を抱きしめ、脚で彼を固定する。今はこいつを満足させるしかない。キスをせがまれないのがせめてもの救いだった。
「ああ…熱いの出てる…!いっぱい…あっ…イク…ん…」ね。汚物が子宮に注がれる。イけるはずがない。妊娠……クソが!ね!ね!最悪!
――彼女にとっての情事は終わった
彼はベッドに腰を下ろし何か呟いている。涙と精液を洗い流した彼女はブレザーを羽織り逃げる算段を立てている。
妊娠していたら。
彼女は目を付けた女に無理矢理売春させたりして遊ぶ金を稼いでいた。そういう女が妊娠した場合中絶をさせていた便利な病院がある。そこで堕ろそう。
自分の奴隷と同じ病院にいくのが不愉快で仕方ない。
こいつも許さない。今度適当な女を仕向けてしてやろう。苦しませてそう。
「じゃあ私、帰っても…いいよね?」ドアの鍵は開いていた。
「ま、また何時でもさせてあげるから今度は
彼にとってそれは愛だった。彼女が最期に見たのは狂気だった。
- 8 :
- 勢いと思いつきで投下して失礼しました。意外とエロに使える要素備わってますね。
作品の雰囲気柄シリアスだったりエログロだったりもあまり違和感なく可能ですし。
・カラーレンジャー達の好きな子がやっぱり攫われてて、彼らの目の前で犯される(誰に?)
・先生(実はし屋)がRPG惑星まで助けにくるけど将軍の嫁にされてしまう
・人魚のお姉さんがお礼に5人の筆卸しをしちゃう話。嘘発見舌で質問言葉責めとか
・ヤンデレのサキ女王が離してくれない
・誘拐された王子と王女が…。
最後のは書きたいです。
- 9 :
- 冨樫義博総合エロパロスレ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1198753108/
- 10 :
- やっぱり立ってた!
男前クラフトのエロが見たい
隣の△×◯×な女を犯すとか
- 11 :
- クラフト達や王子は母星を離れてる間の性欲処理はどうしてるんだろう
寄港先も異星が多い訳だし、異星人間のセックルは普通なんだろうか・・・
地球にいる間は?
王子はイケメンで頭良いから、ちょっと声かけたら幾らでも引っかかる女いそうだけど、クラフトは?
交尾したい時はまず相手の合意を得てからとか言ってたような気がするけど、そんなこと糞真面目に言われた方は引くよね
- 12 :
- その発言からもクラフトは超が付くほどお堅いから、遊びで抱いたり、まして無理やり犯すなんて事はないだろうなぁ
そこに目をつけた王子が嫌がらせで大勢の美女に誘惑させたり、
生態調査と称して女と変なプレイを強要させたりなら想像がつくがw
- 13 :
- >>12
いいね、それ
SMの女王様3人くらいにクラフトを責めさせる
そのあと同時に責められてトロトロになっている雪隆の尻を犯すよう強要
それに耐えられるか屈してしまうかをニラニラ観察するドS王子
- 14 :
- 王子「ねぇ君、この日本という小さな島には48手もの実に多様な交配スタイルがあるらしくてね。」
クラフト「?はぁ……」
こうですね
- 15 :
- >>14
サドがカーマスートラも研究して来て王子を手伝う
- 16 :
- クラフトはギャグっぽく攻められていいようにされてるのがしっくりくる
- 17 :
- でも、普通に好きな女を口説いている大人の男なクラフト様も見たい
- 18 :
- 雪隆「ゆるして・・・おれ・・もう・・限界・・・!」
クラフト「あっはは、美しい花だ。だが、その花をいけてる花瓶が一番美しい」
あの2人怪しいとは思ってたんだ
よそのアニメでバラされるなんて
- 19 :
- クラフトがHをする時、相手の了承を得ようと必になっていたら
多分相手にからかわれるだろうけど
相手を問答無用で押し倒し、さらにあの声で誘惑なぞしたら
多分相手は抗えずに、なすがままになると思う。
つか190センチ超の屈強かつセクシーなボディに抱かれてみたい。
- 20 :
- >>19
相手の了承を得るのに必になんてならないよ
問答無用で押し倒すとかもあり得ない
あの体と声でクールに事務的に訊かれたら、ああいうのが好きな者は暗示にかかったように言いなりになってしまうから、問題ない
- 21 :
- クラフトか〜
宇宙会議に出発する前の日の晩、雪隆の部屋でお別れパーティーが開かれる→いつの間にか酒盛りに→
→クラフトは下戸でヘロヘロになったミホを部屋に送り届けるように言われ、ミホのベッドまで運ぶが
酔った△×◎※な雌の誘いでズルズルと最後までやっちゃう→
→壁に穴が開いてることも忘れて励む二人に気まずくなる雪隆部屋
という話を思い付いたが文才ないから誰か書いてくだしあ
- 22 :
- クラフトさんは、例え女のほうから誘ってきたとしても、酔っ払ってまともな判断が出来ない状態の女とやっちゃったらレイプと同じということくらいわかってると思う
- 23 :
- そこまで考えてしまったらエロパロなんて書けないじゃないかw
- 24 :
- だって、そんなクラフトさんには萌えないから
安っぽい誘惑なんかには負けないけど、気にいった相手には自分から「交配しないか」と直球で誘いに行く
でも王子の実験にだけは逆らえなくて、男前なのに蹂躙されてしまうのを必で耐える
いつか王子に仕返ししてやろうと色々脳内シミュレートする
そんな変態紳士なクラフトさんに萌えます
- 25 :
- クラフトさん、体力はめちゃめちゃ有り余っていそうだから
相手の女が足腰立たなくなって気を失っても
まだまだウォーミングアップ中と言わんばかりにケロリとしていそうなんだが
- 26 :
- >>25
それは同意
でも相手が気を失ってるの知ってて「俺まだWU中だから勝手にさせてもらう」とはならないと思う
相手の体力が普通程度なら、体力差を説明して、
「交配を完成させるためには、例え貴女が前後不覚に陥っても続行させてもらうが、良いか?なせないように配慮する」
くらい無粋な事前承諾は得ると思う
クラフト隊長の色気にぽーっとなってる女人は、そんな隊長を「素敵・・・」と思う筈
そして何度も逝かされて全然許してもらえないのが萌えます
- 27 :
- クラフトさんモテモテだな
確かに子供にも優しかったし
- 28 :
- 身長が190cm以上あるってことは、ちんこも大きいんでしょうね
素敵・・・
- 29 :
- 背の高さとモノの大きさはあんまり関係ないと思うけど
ガタイが良いし、男性フェロモンがかなり強いお人だから
相当立派なモノを持っていると妄想してみる
- 30 :
- >>22
朝ベッドで目を覚まし、状況から昨晩のことを思い出して
頭を抱えて全力で罪悪感に苛まれるクラフトさんは萌えないか?
更に王子にバレることを恐れ蒼白になり策を講じるも実行前に
あっさりバレて人生オワタなクラフトさんも良いではないか?
- 31 :
- 先週のクラフトのセリフで、サキ王女の付き人2人と護衛隊3人の乱交を受信した。
女王以外のマクバクはいくらヤっても問題ないのか?
- 32 :
- まあコリンあたりノリノリな気もするが、従者側は嫌だろうなw
ってか、マクバクは王女以外も性交出来るの?
- 33 :
- クラフトは立場、容姿、雰囲気、声など
男として相当ハイスペックだと思うので
本人さえその気になれば、女なんてよりどりみどりだろうになあ
生真面目な性格が、ことごとく彼の良さを隠してしまっているな
- 34 :
- >>33
そういうのに萌える
いないかなぁ どっかその辺に
- 35 :
- >>33
立場:王子直属の護衛隊長⇒超エリート
容姿:190センチを超える長身、ガチムチ過ぎないソフトマッチョ、苦みばしったイケメン
雰囲気:大人の男のフェロモンムンムン、黒髪長髪でさらにセクシー度UP
声:中の人は声だけで女を妊娠させると言われている
これだけ見ると、子供の数3桁ぐらいいるんじゃ?というくらい危険な男だな
残念ながら、お堅い性格のせいで女に縁がなさそうだけど
- 36 :
- 保守
- 37 :
- 腐女子しかいねーじゃねえか!
- 38 :
- 一番盛り上がるはずの今でコレってことはもうこのスレ需要ないんじゃry
- 39 :
- 自分に文章力があれば、いくらでも書き込みするんだけどねえ
特にクラフト隊長絡みのエロネタに飢えているよ
- 40 :
- クラフトはいいが、相手がいないのが問題だ
関わりのある女キャラと言えばミホかマクバクくらい?
- 41 :
- クラフトさんがどういう女が好みか、よく分からない品
同じ星の女をオリジナルキャラとして登場させるとしても…
- 42 :
- オリキャラは夢小説みたいになりそうで嫌だな。
- 43 :
- ミホでいいじゃん
か弱くないから大抵のことに耐えられそうだし、何より△×◉△な雌だしw
しかも、雪隆NTRで二重においしい
- 44 :
- ここは一つ、ルナ王妃で
王子って嫁さん寝取られたらどうすんのかな〜
- 45 :
- 「そんなに性欲があり余ってるのかい?」って言って嫁さんと二人がかりでry
- 46 :
- 普通に王子とルナの初夜を見てみたい
王子は性行為とかあんま興味なさそうだから
ルナ主導でいってほしい
- 47 :
- 職人さん待ち
- 48 :
- 魔王が実は女の子 もしくは王子に改造されて女の子
大魔王に捕まったヒロインの魔王を助けに行くとか微妙に今風の流れっぽい
なんか魔王が可愛い子ってネタ増えたよね
- 49 :
- ほしゅ
- 50 :
- ほしゅ
- 51 :
- >>35
クラフト隊長は男として同性が「すみませんでしたー」と頭をさげ
周囲の女性陣はクラフト隊長にのぼせ上がってる
勇気ある女性が交際を迫っても「交尾したいんですか?仕事中なので失礼」と
生真面目なゆえの無意識どSがいいw
でもさりげに許嫁とかいそうだな
- 52 :
- >>34
ほんと、どっかにいないかな
- 53 :
- >>51
王子の相手が負けないくらいヒャッハーなルナ皇女だったように、
「許婚として、わたくしの性欲を満たすのは貴方にとって当然の義務です。さあ交尾を」
と理詰めで迫るクーデレな許婚とかどうだろうか?
- 54 :
- >>53
許嫁「さあ、貴方も軍人、女性を守り盾になる事こそ武門の誉れ。貴方のお心見せて戴きとうございます」
隊長「いえ、そのまだ婚約の間柄。華燭の典をあげるまで私としましては…」
許嫁「酷い!女がここまで恥を忍んで貴方を求めておりますのに、その心を足蹴にいたしますの?!」ワー
隊長「いえ、断じてそんな事はありません!」
許嫁「では貴方のお心を行動で見せてくださいまし!」
隊長「こ、婚前交渉はですね、あのお父上に…」
許嫁「わたくしの思いより、父が怖いともうしますの?」
隊長「あ、う、え…」
どうするクラフト!?ヤッてもヤラなくても、この厄介な女から逃げられないぞ!
- 55 :
- 先生とベロチュッチュしして尻の穴を尻尾でマッサージされながらラブラブ子作りエッチしたい
- 56 :
- >>54
「今はここまでで許して欲しい」と告げて、婚約者の唇を塞ぎ、そのままゆっくりディープなキスをする
そのあまりの気持ちよさに、相手はキスだけで絶頂を迎えてしまう…
隊長はその気になったら、交尾に至る前の段階で充分女をイかせられると思うんだよね
とりあえず相手の情けにほだされず、婚礼の儀を迎えるまでは手を出さないで欲しいな
- 57 :
- >>56
隊長ならイケる!
でも結婚しても忙しいとか言って滅多に家に寄り付かなくなりそうw
- 58 :
- 隊長は交尾についてはかなりお堅いことを言っているから
女性経験はあまり豊富じゃなさそうだけど
貴族(?)の嗜みとしてその辺りの作法はバッチリなんだろうな
- 59 :
- 軍人だと恋愛関係気を付けないとねー
情報漏洩になるから
- 60 :
- 隊長、あれだけ体格良いとあっちのサイズも相当デカいんじゃないか?
そっちの意味で女性との交尾に苦労しそう
- 61 :
- >>60
隊長いい人だから「女性を壊してはいかん」との思いもあるかもしれん
言い寄られても「君とは付合えない理由があるんだ」とかw
- 62 :
- そんなこんなで、結局隊長自身をまともに受け入れることが出来るのは
相当男慣れしている百戦錬磨のオネーチャンしかいなくて
隊長はいいように振り回され、女性不信に陥り
「女は魔物」発言につながると
- 63 :
- キョコーンで女性といたせないっていうと、某ペルシオンとか思い出すなあ。
- 64 :
- 隊長が恋愛関係でうまく行ってないことが王子にばれたら
ありとあらゆる手でおちょくられる上に
嫌がらせ目的で改造クライブベースの生きたオナペットまで用意されそうで怖い
まあそんな事はいくら王子でもしないだろうけど
万が一そうなったら隊長の心労がえらいことになりそうだ
- 65 :
- ここの客層は腐女子ばかりか
- 66 :
- 安田さん萌え
- 67 :
- ユキタカとミホちゃんはお付き合いしてるのかな
受け受けなミホちゃんで良ければ書いてみたい
相手(オス)はどうしよう
- 68 :
- やはり雪隆が全国大会で負けたあと、慰めと頑張ったご褒美に許してあげちゃうのが、ベッタベタでも良いと思うんだ。
- 69 :
- >>21みたいな設定にも萌えるが
地球人の雌の調査って名目でサドにいいようにされるミホたんも捨てがたい
- 70 :
- 雪隆と健全なエッチをするミホちゃん
バカ王子とアブノーマルなエッチをするミホちゃん
サドの人体実験にされるミホちゃん
酔った勢いでクラフトに襲いかかるミホちゃん
どれもそれなりにサマになりそうなのがすごいな
- 71 :
- 過疎ってるがコソーリ投下させていただくです。
>>68さんの設定で、雪隆と美歩の健全エッチです。
----------
外で蝉が鳴いている。近所の子供達が何か叫んだり、笑ったりしている。
でも、弱めにクーラーが効いているこの部屋では、その喧騒も半減して
聞こえるようだ。もうじき陽が落ちるなと、徐々に暗くなる部屋で、
美歩は思う。
しかし、この部屋の主、筒井雪隆はカーテンを閉めに行こうとも
照明を点けようともせず、美歩の隣でじっと座ったきりだ。
とっくに氷が溶けてしまった麦茶のグラスについた水滴が下へ流れ、
テーブルの上に輪っかを描いている。
「残念……だったね」
重苦しい雰囲気を何とか打破しようと、思い切って声をかけてみる。
しかし、斜向かいに座る雪隆から返答はない。思いつめたような表情を
見ていられなくて、美歩は努めて明るい声で続ける。
「あのー、でも、ほら、雪隆くんカッコ良かったよ!
4回のタイムリーヒットとか7回の超ファインプレーとか……」
美歩の声に小さく数度頷く背中が、心なしか震えている。
そんな彼を見ていると、こっちまで泣けてきてしまいそうだ。
違う違う、本当に泣きたいのは雪隆くんなのに。そう思い直して、
美歩は椅子からそっと立ち上がった。
「あ、そうだ!ご飯食べるでしょ?お腹空いてると思って色々買ってきたんだ!
何か作るからちょっと待ってて!いっぱい食べたら元気出るよ?ね?」
と、雪隆のそばを歩いてすり抜けようとした時だった。
突然雪隆が腕を伸ばし、美歩を強く抱きすくめた。
- 72 :
- 「ちょっ、雪隆……、くん?」
「……終わった――」
美歩の胸の下辺りで感じる、くぐもった辛そうな声。
「終わっちまった、俺の夏……」
「うん。そうだね」
思わず雪隆の頭を抱き寄せて、子供にするようにその髪を撫でた。
陽に当たる時間の多い短い髪は、少しだけごわごわしているが手に心地いい。
雪隆は大きな身体を丸めるようにしてじっとしている。
美歩はなんだかおかしくなって、小さく笑いながら言った。
「まさか、泣いちゃう感じ?」
途端、弾かれたように雪隆が身体を離す。ほの暗い部屋の中でも、
日焼けした顔が上気しているのがはっきりとわかる。
「あ、ゴ、ゴメン!おおおお俺ってば、つい――」
「いいの、別に。なんか、ちょっと意外っていうか、嬉し――」
と、笑顔で応じようとした美歩の表情が突如、驚いたように固まる。
その視線がある一点に束の間留まっていたかと思うと、はっとしたように
慌てて視線を逸らし、あらぬ方へ泳がせた。
「――え?」
- 73 :
- 雪隆は、美歩が一瞬凝視していた部分――、
つまり、自分の股間へ視線を落とした。
「――えっ?あ゛っ!?」
部屋着にしているジャージの股間部分がテント状にもっこり……、
要するに、勃起してしまっているのだ。
い、いつの間に――っ!?雪隆は内心焦りつつも、こういった生理現象は
自分の意思で自在に落ち着かせることができるわけもなく、慌てて腿を
多少強引に、ぴたっと閉じることしかできなかった。
「あ!!いや、美歩ちゃん、あの、これはつまり、その、えーと、何だ、要するに、その……」
「雪隆くん!雪隆くん!!大丈夫だから、お、落ち着いて?」
しどろもどろしながら弁解しようとする雪隆の腕をそっとつかみ、
美歩は少々強張った笑みを浮かべて見せた。
「――雪隆くん、あのー」
「?」
「あのね?」
「ん?」
「もし、私でよければ、の話なんだけど」
少し頬を染めた美歩の、雪隆をまっすぐに見つめる視線が、
恥ずかしげに潤んでいる。雪隆は言葉を発することができないでいた。
「――する?」
小首を傾げて問われるも、しばらく意味がわからなかった雪隆は、
ぽかんとした顔で美歩を見つめていた。
「――え?」
はっと我に返り、美歩の言葉の意味を悟った途端、
思い出したように心臓がばくばく言い始める。
「いやそんな、ででででででも俺、どうしたらいいかよくわからないし」
「いいよ、それでも。私も――、正直よくわからないし」
「……」
「ね?しようよ」
----------
需要あれば続き投下するです。
- 74 :
- >>71-73乙乙乙
蛇の生し状態であります。続きを是非!
あと、クラフトやサドのしっとりとした大人のエロを読んでみたいな
自分文才無いから誰か書いてくれないかなあ
- 75 :
- おおお、>>68のネタを拾っていただき恐悦至極!
続きを大いに期待しております。
- 76 :
- >>74 >>75
リアクションありがとうございます(´;ω;`)
調子に乗って続きを投下いたします。
----------
>>73からの続き
自分で言い出したことなのに、自分でも呆れるほど身体が震えている。
雪隆が普段使っている布団をざっと広げると、二人は改まったように、
畳に座ったまま向き合った。
「どっ、どうすればいい?」
「とりあえず……、キスしようか?」
背の高い雪隆の方へ美歩がそっと身体を伸ばすようにして距離を縮めると、
雪隆のぎこちない腕が美歩を遠慮がちに抱き寄せた。軽く、唇同士が触れる。
「……」
「……」
もう一度。今度はさっきより少しだけ長く。
美歩が雪隆の鍛えられた腕にそっと手をかける。美歩が使っている
シャンプーの香りなのだろうが、何か甘い香りが雪隆の鼻をくすぐり、
眩暈がしそうだった。
「ね、さわって?」
「うん」
唇を重ねながら美歩の頬に触れてみる。女の人の身体ってこんなに細くて
柔らかいんだな、などと考えながら恐る恐る背中に手を回すと、美歩が
ふいに唇を離し、至近距離で見つめてきた。
「雪隆くん?」
「は、はい」
「あのね私――、妊娠さえしなければ、何されてもいいよ?」
「えぁっ!? あのー、は、はい」
「コンドームもちゃんと持ってるの。念のためっていうか。ほら、
イザという時になったら自分の身体は自分で守らなきゃと思って」
「あ、あの――、はい」
「エッチな画像とか動画とか、見たことあるんでしょ?」
「そりゃまぁ、うん、あるけど……」
「じゃあ……、ちゃんとして?」
「……は、はい」
- 77 :
- 恥ずかしげに潤んだ瞳で囁かれると、頭がショートしそうだ。
性的には未熟な知識を総動員しつつ、あくまでも優しく優しく、
雪隆は美歩の着ているタンクトップに手をかける。頭から脱がせてしまうと
綺麗な髪がさらさらと揺れ、カジュアルな雰囲気のブラがあらわになる。
「はい、雪隆くんも」
と、着ているTシャツに手をかけられる。夏なので、これを脱いでしまえば
雪隆は上半身裸だ。鍛え上げられた、野球焼けの上半身があらわになると、
別に恥ずかしいわけでもないのに、何故か全身が粟立った。
「あれ? 雪隆くん、意外と素肌白いんだね」
「あー、焼けてない部分は……まぁ、そうなるな」
「あはは。首から上と腕だけ焼けてるのって、ちょっと変なの」
「笑うなよー」
笑いながら、さすがに恥ずかしいのか、美歩がさらに身体を近付けてくる。
初めて女性の下着に触れる。滑らかな背中に手を回すと、早速難題に突き当たる。
「あの――」
「ん?」
「これ、どうなってるの?」
「ちょっと待って。こうやってね……、横に動かすと、プチッて」
「あ、ホントだ」
「……意外と不器用なんだね」
「……む、」
ブラのホックを外し、恐る恐る肩紐をずらせると、ブラがいともあっさり
すとんと落ちる。すると――、雪隆の目の前に美歩の胸があらわになった。
水泳をしているからだろうか、想像していたよりもずっと豊かで張りがあり、
柔らかそうな胸だった。滑らかな白い肌が、目に痛い。
「あのー。さ、触ってもいい?」
「もー、いちいち聞かないで」
「え、どうして?」
「……」
「ねぇ、なんで?」
「だって……」
恥ずかしいじゃない。消え入りそうな声で呟く美歩が急に愛らしくなって、
さっきよりも力を込めてぎゅっと抱き締める。そのついでに勢いで、畳に
敷いた布団の上に、美歩をそっと押し倒した。
- 78 :
-
(雪隆くんの布団……。男の人の匂いがするんだ)
美歩はチラッとそんなことを考えながら、自分の上にのしかかっている
男を見上げる。妙に真剣な眼差しに、思わず目を逸らしてしまう。
別に雪隆くんのことが怖いわけじゃないけど、でも――。
「……恥ずかしいよ」
「……俺も」
ぎこちない手つきで、美歩の身体に触れる。美歩の身体はどこもすべすべ
していて、吸い付くようで、張りがあって、この世のものとは思えないほど
ふわふわとしている。美歩は目を閉じて、じっと、されるがままになっている。
(えっとー)
美歩のはいているハーフパンツのウエスト部分に手をかけると、
そっと腰を浮かせてくれた。お尻の丸みを通過して、太ももの
辺りまで下ろすと、美歩が自分で脚をもぞもぞとさせてハーフパンツを
脱ぎ去った。ブラと同じくカジュアルなデザインのショーツが目に入る。
男から見ると驚くほど小さな下着に恐る恐る手をかけながら、美歩を見る。
彼女は何も言わずただ、顔を横へ向けてぎゅっと目を閉じていた。
大きく一呼吸してから、そっとショーツを脱がせる。
美歩が恥ずかしそうに脚を閉じ、小さく呟いた。
「それ、取って」
「ん?」
「それ。タオルケットみたいなの」
腕を伸ばしてタオルケットを取り、美歩に渡すと、彼女は
さっとそれを広げて、雪隆と自分を覆ってしまった。
「……見えないじゃん」
「だって……私ばっかり。恥ずかしいんだもん」
「あ、そうか」
雪隆が自分のジャージに手をかけると、美歩は慌てて目を逸らせる。
ぱぱっと思い切り良くジャージを脱ぎ捨て、いい加減窮屈だった
ボクサーショーツを、(一応美歩に背を向けつつ)脱いでしまうと、
再び美歩のところへ戻り、彼女を見下ろした。
----------
今日はここまでで失礼します。
明日で本番(?)&終了予定です(´・ω・`)
- 79 :
- 初々しくて良いですな、ニヨニヨしながら続きお待ちしてます。
- 80 :
- >>78 続き
----------
「……美歩ちゃん?」
呼び掛けると美歩は目を開け、戸惑ったように視線を泳がせる。
お互い一糸纏わぬ姿なのだが、初めて目の当たりにする女性の身体に
興味津々の雪隆と違い、美歩は目のやり場に困っているらしい。
そんな美歩の様子が新鮮だったのか、くすりと小さく
笑ってしまった雪隆に、美歩は慌てて言った。
「だ、だってほら、お父さんとお風呂入ったのだって小学校入るまでだったし。
そんな昔のこと覚えてないし。そっ、それに、そんなに――、……なってるの
なんてちゃんと見たことないからほら、なんていうか……」
恥ずかしげにテンパる美歩が可愛くて、雪隆はそんな彼女に
優しく口付けた。美歩はおとなしく、それを感受する。
「……っん、」
「美歩ちゃん」
「ん?」
「触ってくれる?」
「……こ、こう?」
「うん」
「つかんでも平気なの?」
「うん」
「痛くない?」
「平気」
「……どうするの?」
「えっとー、こうやって、動かすんだけど……」
「……こ、こう?」
「うん。もうちょい強くても大丈夫」
「……こう?」
「そのまま、触っててくれる?」
「うん」
「美歩ちゃんのも、触っていい?」
「う、うん……」
「っていうかちゃんと見せて」
「ちょっ、あ、ヤダ……」
「タオルどかすよ。暑いし」
「クーラー入ってるじゃん……っ、あっ、待っ……」
猫がじゃれ合うようにして、しばらく慣れない手つきでお互いの
身体に触れ合った後――、雪隆が思い切ったように口を開いた。
- 81 :
- 「あ、あのさ……、美歩ちゃん」
「ん?」
「あのー……」
「なぁに?」
「そのー……」
「……? あ、……ひょっとして」
言い淀む雪隆に美歩ははっとして、悪戯っぽく笑った。
「――舐めて欲しい?」
「う……、うん」
「いいよ」
「え、マジ!?」
「じゃあ、座って?」
布団の上にあぐらをかくと、美歩は雪隆のそばに身を屈めながら、
極々優しい、羽のような軽い手つきで股間のものをそっとつかんだ。
「……どうすればいいのかな」
「実際のところ、俺もようわからん」
雪隆の言葉に美歩も困ったように笑う。ふっくらとした形の良い唇から
濡れた舌が出てきたと思うと――、ぺろり、と、その先端をかすめた。
「……しょっぱい」
独り言のように小さく呟いてから、顔にかかる髪が邪魔なのか小指で
さっと耳にかけ、今度は先端をこわごわ唇で包んで舌先で舐め始める。
そのぬるりとした感触と温かさに、思わず腰が引けそうになるのを、
雪隆はぐっとこらえた。
(アイス食べるみたいに……すればいいのかな?)
独特の感触がするそれを口に含みながら、美歩はそんなことを考える。
自分が今しているのはとてもいやらしいことなのだなどと客観的に考え始めると
頭が変になりそうで、目を閉じて、何も考えないようにしながら懸命に舌を這わせる。
美歩が触れながら口に含んでいるそれは、はち切れそうに熱を持ち、
これを自分の身体に受け入れられるのだろうかと不安になるような大きさだ。
「んぁ! やだ……」
美歩の髪を優しく撫でてくれていた雪隆の大きな手がふいに伸びてきて、
彼女の胸をやんわりとつかむと、驚いて思わず変な声が漏れてしまった。
「え?」
「ん、なんでもない……」
- 82 :
- ゴツゴツした大きな掌で胸を弄ばれると、頭の芯が痺れそうになる。
慣れない行為に、徐々に息が上がってくる。正直、ちょっと苦しい。
先端に溜まっていた妙な味がする透明な液体をペロリと舐め取ると、
雪隆が何か訴えるように美歩の頬に触れてきた。
「んっ……? どうしたの?」
「いや、ちょ、やめ、待って。ストップ。色々とヤバイ。俺限界」
「えへへ」
「疲れた?」
「ううん、平気」
二人は無言で見つめ合うと、再び美歩が下になって布団に横たわった。
「んっとー、こうじゃない? ぐるぐるって巻き下ろすの。ほら」
「ま、待って。毛を巻き込んだ、毛を。地味に痛い」
「やだ、笑わせないで」
遠慮がちに広げられた美歩の両脚の間に膝を着き、恐る恐るその膝に手をかける。
(これはー、脚をこう、持ち上げてもいいんだろうか……)
「あ、あのー、脚を……」
「ん?」
「もうちょい、広げるよ?」
「んっ、うん……」
(えっと……、ど、どこだ?)
美歩の身体の中心にそれをあてがいながら、焦る心を必に
落ち着けようとするも、この状況ではそういうわけにもいかない。
「えーっと……、こ、この辺? ……かな?」
「違う。もっと下。もっと、こっち……」
「ここ?」
「うん」
「挿れるよ?」
「う、うん……」
慎重に身体を進める。美歩の手が不安げに雪隆の腕をつかむ。
(あれ? ここ……、だよな。なんか、入りそうで入らない……、ん……だけど)
もう少しだけ力を入れると、抵抗するような圧迫感があった後、
突然先端部分がぐっと飲み込まれた。柔らかく熱い肉に包まれる
感覚に、いきなり腰が砕けそうになるが、下にいる美歩が小さく
声を上げその綺麗な顔が苦痛に歪むのを見て、我に返った。
「っ痛!」
「あ、ゴメン!!」
「ううん。全然大丈夫なんだけど――、も、もう少し、ゆっくり……」
「あ、ヤバイ、血が――」
「だっ、大丈夫だってば! ……は、早く。お願い。この格好、
正直めちゃめちゃ恥ずかしいんだから」
「あ、ああ、悪い」
- 83 :
-
時間をかけて、極力美歩のことを気遣いながら腰を進める。
美歩の中はかなり窮屈に雪隆を締め付け、しかし驚くほど熱く、
何もしないうちから気が変になりそうだった。
「ゆ、雪隆くん?」
「ん?」
「全部、入ったの?」
「……ん」
「気持ち……いい?」
「ん、うん。すげーあったけぇ。美歩、ちゃんは?」
「なんか……、変な感じ。あと、ちょっと重たい」
「あ、悪い。ちょっと、動くよ」
「う、うん。そっとね?」
わからないなりに、本能の赴くまま、見よう見まねで腰を動かしてみる。
ゆっくり動かしているだけでも、美歩はやはり少し痛むのか、つらそうな
表情で唇をぎゅっと噛んでいる。そんな彼女を見ていると、申し訳ないような
気持ちと同時に、説明し難い乱暴な征服欲のようなものが沸いてきて、思わず
歯止めがきかくなりそうになる。
「っ、ぁ、あッ、んっ……」
美歩が細い顎を上げ、雪隆の下で苦しそうに身じろぎを始める。
揺さぶられるまま、時折、小さな声が漏れるようになる。
痛いほどきつく雪隆を締め付けていたその部分が徐々に潤み、
耐え難いほど滑らかになってくると、今度は耳慣れない水音が聞こえ始めた。
「ぁっ……、はッ、みっ、美歩ちゃん……」
「んぁ、ぁ……っ、あっ……、雪隆く……っ、んっぁ!!」
自分の下で膝を大きく広げられたあられもない格好で喘いでいる美歩は、
正直たまらなく魅力的だ。身体の動きに合わせて揺れる胸をそっと
つかむと、細い身体がびくりとはねる。徐々に美歩を気遣う余裕も
無くなり、美歩の顔の両わきに手を突くと、ペースを速める。
「――ッあ! や、ああッ、んあっ……、あぁッ!!」
「どっ、どうした?い、痛いの?」
「やっ……、ダメ、やめっ、ないで。そのまま……、あっ、ああっ、なんか、変……」
「みっ……、美歩ちゃん、お、俺、もう――」
美歩が何か小さく叫びながら、雪隆にしがみついてくる。
雪隆も美歩の首筋に顔をうずめながら、頭が真っ白になりそうな
衝動に身を委ね、意識を手放した――。
----------
- 84 :
-
その後、急速に熱がさめて来るとお互いにどうも気恥ずかしくて、
ロマンチックな言葉はおろか、何を話せば良いのかすらわからず、
二人は互いに顔を見合わせてはどぎまぎしていた。
「み、美歩ちゃん? あのー、だ、大丈夫?」
「うん」
「痛かった?」
「平気だよ」
タオルケットで豊かな胸を隠しながら、美歩は雪隆に笑いかける。
どこか気遣うような、心配そうな笑顔で美歩は続ける。
「あの、雪隆くん」
「ん?」
「元気、出た?」
「あ、ああ。……うん」
(ああ、そっか。俺があまりにも落ち込んでるから――、)
雪隆は今頃になって、美歩が自分のことを心底心配してくれて、
何とか元気付けようとしてくれてたのだということに気が付くと、
自分の不甲斐なさに苦笑した。
「ありがとうな」
「何が?」
「いや、なんつーか、……はは」
「ふふふ。変なの。……とりあえず、服着ようか。お腹空いたでしょ? 何か作るよ」
「うわ、マジで! 超嬉しい」
「雪隆くん」
「ん?」
「もっかい、チュウして?」
「ん……」
今度は今までよりもずっと自然に、唇同士が触れ合う。
いつの間にか真っ暗になった部屋の中で、二人は微笑み合った。
----------
- 85 :
-
一方その頃――。
(ど、どうしよう……)
山形県某所、田畑に囲まれた何の変哲もない古ぼけたアパートの一室にて。
ドグラ王立護衛軍の隊員であるコリンは、床にきちんと正座したまま、動けずにいた。
(すごいものを見てしまった……)
ある方からの命令で、あの地球人の少年の部屋に侵入した初日に盗聴器や
盗撮カメラなどを大量に仕掛けた。その後は時折、同居している上司達の
目を盗んではその膨大なデータを確認、処理するのが日課だったのだが――。
まさか、こんなに生々しくも初々しい地球人の交尾の様子を見てしまう
ことになろうとは……。
(サドさんあたりもしかしたら、貴重なデータとして喜びそうだけど……)
コリンは周囲に誰も居ないことを素早く確認すると、最前まで
見聞きしていたデータを余す所なく自分のフォルダに移動し、
パスワードをかけて厳重に保存した。
「コリン、何している。パトロールの時間だぞ」
「あ、サドさん!は、はいっ。今すぐ!」
「……コリン、どうした。腰でも痛めたか?」
「いえ、だ、大丈夫です」
「少し顔が赤いぞ。熱でもあるのか?」
「いえ、問題ありません」
訝しげな表情のサド隊員に、小さく笑顔を返す。その会話を聞いていたのか
先に外で待ち煙草を吸っていた、いつも仏頂面で最近ますます機嫌の悪い
クラフト隊長が、溜め息混じりに言った。
「最近、激務が続いているからな。あのバカのやることなすことを
いちいち真に受けていたら身が保たん。お前はまだ慣れないことも
多いだろうから、体調管理にはくれぐれも気をつけるように」
「は、はい! ありがとうございます」
少年のような屈託の無い笑顔を見せるコリンが、ついさっきまで
隠れてしていたことを、この厳しくも優しい二人の上司は知る由も無い。
あの隠したデータはともかくとして、自分には、やるべきことがあるんだ。
コリンは表情を引き締め、パトロールに出かけるのであった。
おしまい
----------
雪隆と美歩ちゃんの初々しいHでした。
読んで下さった方、どうもありがとうございました。
また機会があったら何か書いてみたいと思います。
取り急ぎ、失礼いたします(´・ω・`)
- 86 :
- …|ω・`)コソーリ 67です。度々すいません。
「サドの実験台になる美歩ちゃん」という設定で書き始めようかと考えている
のですが、その際、美歩ちゃんは処女or非処女(雪隆とデキてる)どちらの
設定にしようか考えあぐねております。
自分の場合鬼畜展開(無理矢理系)は無理なので、どんなカップリングでも
ラブラブな感じになると思います^^; スレ住人の皆さまのご意見が伺えれば
幸いに思います。よろしくお願いします。
- 87 :
- おおお乙です!2人の若さと初々しさがたまらん
美歩ちゃんは初体験もっと早そうなイメージだったけど
雪隆君相手なら「初めて」の方が盛り上がるな
そして出歯亀と化しているコリンww
次回作も楽しみにしとります
対サドでラブラブエンドにしたいのであれば、美歩ちゃんは非処女に1票
しかも雪隆君以外の人とも経験済くらいがいいな
懐かしの歌謡曲のごとく、近頃少し地球の男に飽きていて
サドからの誘いは渡りに船程度でいいんじゃないかな
処女だと重すぎるし、雪隆君オンリーだと浮気になってしまうからこれまたしんどい
- 88 :
- >>87
ありがとうございます^^
そうなんですよね〜。異性人相手とはいえ浮気は浮気…。
でも相手が地球人処女だと、サドも気が引けちゃう(?)感じで…。
護衛隊ではクラフト隊長よりもサド派なので人格崩壊しないよう
頑張りたいと思います。
- 89 :
- クラフト隊長は、>>54のような由緒正しき家柄の婚約者がいるという設定も良いけど
同属の女とのエロスでセクシーなラブストーリーというのも良いな
さらにその女が王族の護衛のような表舞台の人間ではなく
スパイや犯罪組織の用心棒のような、裏街道を行く女だったらなお燃える
- 90 :
- バカ王子とルナ王女の交配ってどんなだったんだろうな
バカ王子はキャラ的にドSな気もするけど、交配中もそうなんだろうか。
初めて王子に肌を晒すことで恥じらいまくるルナ王女に無理難題押し付けるとか…
でも案外、ラブラブで幸せエッチだったらいいなと個人的には思う。
- 91 :
- むしろ、バカ王子はルナ王女に終始主導権を握られっぱなしのような気がする
何となくだけど
- 92 :
- >>91
それもいいな あのバカ王子でも逆らえない人がルナ王女とカナちゃんだったりして
- 93 :
- |ω・`)コソーリ… 「サドの実験台になる美歩ちゃん」が何とか書きあがったので
投下しに参りました。色々と無理矢理こじつけた部分があってアレですが
読んでいただけたら幸いです。また長いので2日に分けて投下させて頂きます。
----------
宇宙人がコーヒーを好むのも変な話ねと、美歩は目の前の
黒スーツの男が静かにコーヒーをすする姿を見ながら思った。
熱いコーヒーの湯気で、男のかけている眼鏡が一瞬曇る。
そういえば、彼の星では地球人の自分では想像もつかないほど
科学技術が発達しているはずなのに、何故眼鏡をかけているの
だろう。美歩はまた取りとめもなくそんなことを思うが、
次の瞬間、目の前の男がおもむろに発した言葉に目が点になった。
「地球人の調査の……、協力依頼、ですか?」
「はい。どこからか適当な女性を誘拐し、調査後記憶を操作してから
解放すれば問題無いのですが、異星人から地球を保護する立場にある
我々が、誘拐行為をするわけにもいかないのです」
淡々と述べる彼の、眼鏡の奥の眼差しからは何も読み取れない。
「それで――、一体何の調査なんですか?」
「地球人女性の身体、特に交配時における生殖器の仔細な調査を
行いたいのです」
「は、はいッ!?」
「報酬はお支払いします」
「いえ、報酬とかそういうのは構わないんですけど――」
さすがに言い淀んで自分のコーヒーをごくりと一口飲み込む。
顔がかっと紅潮するのが、自分で見えなくてもわかるようだ。
「あの、それって、要するに……、そのー、裸になるってことですか?」
「あくまでも調査目的です。他意は一切ありません」
表情を変えずに、さらりとそんなことを言う。
目の前の男――王立護衛軍のサド隊員――は、隣人の家に突如来襲した
宇宙一のお騒がせ王子の側近だが、生態学者としての顔も持っていると聞く。
普段は他の隊員と2人か3人で行動している彼が、今日は一人で
美歩の部屋を訪れたということは、他の隊員には知らせていない、
秘密裏の調査ということなのだろうかと、美歩は推測した。
「あなたのお父上も研究員だと聞いております。我々のような研究者が、
いかに情熱を持って日々研究に取り組んでいるか、あなたもご存知でしょう?」
- 94 :
-
----------
約束の日、約束の時間に約束の場所を訪れると、そこには誰も居なかった。
サドさんはどこだろう、と周囲をきょろきょろ見回していると、突然頭上から
まばゆい光に照らされ、次の瞬間には見知らぬ部屋の中にいた。
「ようこそ。時間通りでしたね」
そう言って迎えてくれたサドは、いつもの白シャツに黒ネクタイだが、
その上にパリッとした白衣を着て、同じく白いマスクをしていた。
しんと静まり返った室内はどこもかしこも清潔そうで、照明は一切見当たら
ないのに、室内は冷え冷えとした明るさに満ちている。室温は暑くもなく寒くも
なく快適で、空気もさらりと乾いていた。
周囲には色々な機材やモニターがずらりと並び、部屋の中央には
歯医者か産婦人科で見かけるような形状の大きな椅子がひとつ。
手術室みたい、と、美歩は思う。
「江戸川さん?」
「は、はい」
「見慣れぬ機材が多いと思いますが、リラックスしてください」
「はい……」
「そちらの個室で服をすべて脱いで、こちらを羽織ってから戻ってきて下さい」
言われるまま美歩は、更衣室のような小さな部屋に入った。
こうなった以上、やるしかない。美歩は小さく深呼吸をして心を決めると、手早く
服や下着を脱いで、ざっとたたんだ。サドに渡された純白の羽織ものを広げてみる。
シルクのような触り心地で艶があり、驚くほど軽い素材でできている。
着てみると、かなり短い丈のシャツワンピースのようだった。
「では、こちらへ腰掛けて」
サドはあくまでも事務的に美歩に接してくれる。彼女が彼女なりに
緊張していることを知っているから、淡々とした対応をしてくれている
のだろうと美歩も思う。
歯医者で使うような椅子に座ると、その無機質な見た目に反し、
全身が包み込まれるような、ふわりとした座り心地に驚かされた。
「江戸川さん」
「はい」
「これは、催淫効果がある薬です。いわゆる媚薬と呼ばれるものです」
「媚薬……、ですか」
「あなたが可能な限り緊張を解き、リラックスした状態でデータを取らせて
欲しいと思い、用意させていただきました。効果は穏やかですし、副作用は
一切ありません。もしあなたが嫌でなければ、是非お飲みいただきたいのです」
「わ、わかりました」
「ありがとうございます」
サドの掌から錠剤を取り、彼が手渡してくれた水でごくんと
飲み込む。冷たくて、とても美味しい水だった。
- 95 :
-
「では、少し台が倒れますよ」
音も振動もなく、椅子の背もたれや足を置く部分がゆっくりと動き出し、
たちまち天井を見る格好になる。シャツを一枚羽織っただけの下で、
素肌がざわめき、ぞわっと鳥肌が立った。リラックスしようと、
身体の力を抜こうと、努めて深い呼吸を繰り返す。
サドはそのそばで手早く手袋をはめると、手に消毒を施した。
それから美歩の手を取り、様々な色をしたシールのような物が並んだパレットから
ひとつを選び出すと、美歩の左手の中指にぺたりと貼り付けた。すると、モニターの
ひとつにパッと見慣れないグラフが表示された。同じように、こめかみや首筋など、
身体の様々な部分にシールを貼り付けていく。
「失礼します」
おもむろに膝に手をかけられると、思わず身体がビクリと震えた。
「どうしました?」
「あ、ごめんなさい。ちょっと、驚いちゃって……」
「いえ。苦痛などは一切ありませんから、どうぞご安心を」
膝をそっと広げられ、内腿にもいくつかシールを取りつけて行く。
美歩はモニターがひとつひとつ目を覚ますのをぼんやりと眺めながら、
自分の身体に奇妙な変化が起こっているのに気が付き始めた。
「あれ? やだ、何これ……」
「あなたの目には何も映りませんが、誰かの手に触れられているような気がする
でしょう? これは、そういった機械です。何者かに触れられているような体温や
体重も感じますが、すべて脳に直接送り込まれるダミーの感覚です。実際に
誰かが触れているわけではありません」
サドは相変わらず黙々と作業を続けながら淡々とそう説明してくれるが、
美歩の耳にはあまり届いていなかった。見えない誰かが美歩にそっとのしかかり、
彼女の二の腕を優しくつかみ、その柔らかい太腿をゆっくりと撫でている感じがする。
「え? でも……、うわっ、……んっ、」
「音声と映像記録も問題無し……、と」
「……っ、ふ、ぁ、……あ、」
「媚薬の効果が出てきたようですね」
サドは美歩の上気した頬と、とろんと潤んだ瞳を見ながら呟くと、
あくまでも事務的に続けた。
「では、こちらのプログラム通りに始めさせていただきますので」
- 96 :
-
----------
「ん……っ、ッあ、ぁ……や、」
しんとした部屋に、美歩が絶え間なく喘ぐ声だけが淫靡に響く。
美歩が脚をばたつかせても身じろぎしても、何か地球人には計り知れない
不思議な仕組みが働いているのだろうか、美歩が椅子から転落することはない。
美歩の痴態は映像も音声もすべてカメラに拾われ記録されているようだ。
それだけならまだしも、いくつかのモニターでは椅子の上で美歩が一人
身悶える姿や、彼女の濡れそぼった秘所の様子をつぶさに映し出している。
見えない何者かが美歩の乳首を執拗に舐めている。時折柔らかく歯を立てられ、
その都度あられもない声が上がってしまう。もう片方の乳房はやんわりと揉み
しだかれ、時折指で先端を強く転がされる。巧みな前戯に、媚薬の効果も
重なって、美歩は自分ではどうしようもないほど、乱れていた。
ふと気が付くと、サドが美歩の広げられた足元に立ち、長身を屈めるように
してその内側を覗き込んでいる。慌てて脚を閉じようにも、見えない何者かの
脚が間にあって、思うように閉じられなかった。
「ふむ……」
「あ、あの、っダメ、そんなにじっくり見ないで下さい」
「それは無理です」
「あっ、ダメ、んぁ……、」
「声、抑えなくても大丈夫ですよ。この部屋は防音対策万全ですので」
「――ッあ、ああっ!」
濡れた中心をぬるりと撫で上げられたような感じがして、思わず大きな声を
上げてしまう。電気が走るような快感に、抑えたくても抑えきれない声が、
唇から勝手にこぼれ落ちる。
しかし、先ほどから与えられる巧みな愛撫にも関わらず、美歩はなかなか絶頂に
達せられずにいた。自分を組み敷いているはずの男の姿はどこにもなく、こちらからも
触れよう、抱きしめようと思っても何もつかめず、震える指は空をつかむばかりなのだ。
夢の中で、全力で走りたいのに走れない時の感覚に似た、もどかしい感じ。
今にもイキそうでイクことができず、泣きそうになりながら
身悶える美歩にかけてくれる、優しい言葉もない。
何だろうこの感じ、――ちょっと気持ち悪い。
「あっ、あのっ……、ヤダ、これ……、っあ、ダメです。ちょっ、と、
サ、サドさん! ストップ。と……、止めてください、お願い――」
美歩が喘ぎながらも必に訴えると、サドが美歩の指先のシールを
ひとつ外し、その途端、見えない誰かの愛撫が突如として一切止んだ。
- 97 :
-
「どうなさいました?」
「だ、ダメなんです、これじゃ……」
「ダメ、と言いますと?」
「なんか――、こんなこと言うと笑われそうですけど、んだ人に犯されてる
みたいっていうか、なんか、すごく気持ち悪いんです。上手く言えなくて……、
申し訳ないんですけど――。……ごめんなさい」
「ふむ……、設定を間違えたかな」
サドはどこからともなくタオルを持ってくると、美歩の身体を覆うようにふわりと
かけてくれた。それからしばらく計器類の数値などを確認すると、首を傾げる。
「江戸川さん」
「はい」
「非常に申し訳ありませんが、プログラムを変更するのに少々時間がかかって
しまいますので、本日は一度お帰り頂いて、また日を改めてもよろしいですか?」
「――え?」
「薬の効果はもう少しすれば切れますので。それまでこちらの部屋でお休みに
なっていても結構ですよ」
思いがけない言葉に、目が点になる。
媚薬の効果なのだろう、身体の疼きは収まるはずもなく美歩の身体を悪戯に
弄んでいる。自分の身体の中心が、もっと確実で温かい刺激を求めて、どくどくと
脈打っているように感じる。
「い……、いやです……、そんなの」
「はい?」
「やだ、そんなの」
美歩は、サドがかけてくれたタオルをぎゅっと握り締めた。
「こんな状態のままとりあえず帰るのなんて……、無理です」
「無理、と申しますと?」
「抱いて下さい。サドさんが」
- 98 :
-
ストレートな物言いに、今度は眼鏡の奥のサドの目が点になる。
が、それはほんの一瞬で、すぐにいつもの冷静さを取り戻すと口を開いた。
「それはいけません」
「どうして?」
「あくまでも調査目的で他意はないと申し上げたはずです」
「あの、素人考えで申し訳ないんですけど、この機械を使わなくても、
サドさんが直接私を抱いて数値を取れば済むことじゃないんですか?」
「そ、それは――」
「発展途上惑星の地球人とは交尾できないってこと?」
「いえ、そんなことは――」
「なら、いいでしょ?」
「そう言われましても――」
美歩はいつの間にか身体を起こし、タオルで胸元を押さえながら、サドに食って
かかっていた。言い淀むサドに、気丈に振舞いたい自分の意思とは裏腹に、
徐々に涙目になってしまう。
「……い、いじわる」
「はい?」
「こんな中途半端な状況で放置されてお帰り下さいって言われたって――、
身体が、なんかヘンで、……すごく、つらくて……、」
「ですから、それは少しこちらの部屋で休めば元通りに――」
「そ、それに――」
「それに?」
「日本には“据え膳食わぬは男の恥”って諺もあるんですよ?」
「ね?」と、上気した頬で上目遣いに言うと美歩は、にこりと笑ってみせた。
サドは諦めたように小さく吐息をつくと、はめていた手袋を外しながら、言った。
「……本当に、よろしいのですね?」
----------
本日はここまで!
取り急ぎ失礼しますノシ
- 99 :
- |ω・`)コソーリ
続き投下…
----------
手袋を取り、マスクを外して白衣を脱いだサドは、ネクタイを緩めながら
美歩のそばへ来ると、彼女が身体を隠していたタオルに手をかけ、有無を
言わさぬ様子でそれを脇へ取り除けてしまった。
サドに近くに寄られると、美歩は静かに息を飲む。いかにも軍人といった
見事な体躯の隊長のそばにいるからあまり気付かなかったが、サドも一般の
男性のよりはずっと背が高く、身体つきもしっかりしている。
眼鏡は外さないんだ。美歩がそんなことを思った次の瞬間、
唇を塞がれ、再び椅子の上へ押し倒された。
「っん、んっ……、ん、っぁ、は……」
「おや? 口付けをしているだけなのに脚がもぞもぞと……はしたないですね」
優しく髪を撫でられながら引き寄せられ、舌を柔らかく絡め取られる。
咥内を犯す舌の動きに気を取られているとふいに意地悪な言葉をかけられ、
美歩は思わずビクリと身体を震わせた。
「ところで、マスターベーションをしたことはあるのですか?」
「……んっ?」
「どうなのです?」
「あ……、あります」
「そうですか。では、ここでして見せてください」
「……っん」
「もっと触れて欲しくて、疼いていたのでしょう?」
耳たぶに歯を立てられながら囁かれると、何もされてないうちから勝手に声が
上がってしまう。じっと美歩を見据える視線から静かに目を逸らし、自分の手を
そろそろと脚の間へ滑らせて行くと、濡れそぼったその部分に中指を触れさせた。
「……ッあ、あ、んッ、んッ!」
「クリトリスに触れるだけですか?」
「っん、」
「これでは、よく見えませんね。脱いでしまいましょう」
サドはそんなことを言いながら、美歩が羽織っていたシャツを手早く取り去って
しまった。硬く立った乳首にシャツがこすれただけで、上ずった声が上がってしまう。
一糸纏わぬ姿になった美歩を、椅子のそばに未だ立ったままのサドが見下ろしている。
「ふむ、綺麗な肌をしている」
「んっ、」
震える胸を大きな手でぐっとつかまれ、身体がビクリとはねた。そのまま親指で
乳首を強く転がされると、甘えるような嬌声が上がってしまう。
「とても敏感になっていますね。薬の効果だけでしょうか?」
「……っ、あッ、ああッ!」
「ほら、マスターベーションの手を休めてはいけませんよ」
「んぁ、あ、ぁあ……」
サドの口調は淡々としていて、少し意地悪で、乳房への巧みな
愛撫はもどかしいばかりの強弱を付けて美歩を煽るばかりだ。
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