2013年05月エロパロ273: ゴッドイーターでエロパロ 捕食11喰目 (490) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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ゴッドイーターでエロパロ 捕食11喰目 (490)

ゴッドイーターでエロパロ 捕食11喰目


1 :2013/01/20 〜 最終レス :2013/04/28
ここはゴットイーターのエロパロディスレです
18才未満の方の入室はお控えください
※過度に妄想が溢れています。苦手な方は気をつけてください
※自分の好きなキャラがレイポゥされても泣かない。むしろ抜くほどのたくましさをもとう!
※内容によってはグロもあります。一時的にNGすると良いと思います
※積極的に投稿しましょう。みなはいつでも全裸で待っています
※作品には賞賛を。明日以後のパワーの源になって読み手も書き手も幸せになれます
ゴッドイーターエロパロまとめWIKI
http://wiki.livedoor.jp/ge_eroparo/
投稿時テンプレのようなもの
作者名:(ない場合はレス番となります)
タイトル:(ない場合はリッカ×俺とかになります)
注意事項
※グロ、レイポゥ、陵辱などは必須。内容がどんな感じなのかを書いておくといいかもしれない
※だれ×だれなのかもあると良い。リッカだと俺たちのテンションがマッハ

補足:
・次スレは>>900が立てて下さい。
>>900が無理な場合は代役を指名すること。
・次スレが立つまで書き込みは自粛して下さい。
・1スレの容量は500KBです。容量間際になったら長文の投下は次スレにするのをお勧めします。

2 :
2ゲッツ

3 :
立ったんだ

4 :
スレ立て乙!

5 :
乙!

6 :
乙乙乙

7 :
まとめwikiェ・・・ww

8 :
前スレ埋まった乙

9 :
女主人公『最近、後輩や同僚の 私を見る目がいやらしくて困るんです。私達 女の子同士なのに。』
女主人公『下着がなくなるなんて日常茶飯事だし。この前なんか、長期の特務から帰ってきたら なぜかアリサが私の部屋に居て、「あっ リーダー、合い鍵作ったんです」とかしれっと言ってくるし、普段からやたら腕を組みたがるし…』
女主人公『サクヤさんはゴッドイーターなんだからもっと薄着しろとか訳の分からない事言いながら迫ってくるし、過剰なほどスキンシップしてくるし…』
女主人公『リッカちゃんは匂いフェチで私の汗が染み付いた服をタオル代わりに使ったりしてるし、私の体臭がする香水とか作って女性陣にあげたりしてるみたいだし…』
女主人公『ヒバリちゃんは任務中の私に常時 無線で話しかけてくるから気が散っちゃうし、しかも 会話を引き延ばす為にアラガミ発生の誤情報を平気で流すし、私が苦戦してると、その声にハァハァ言ってるし…』
女主人公『カノンちゃんは明らかに何か変な薬が入った クッキーを食べさせようとしてきたりするし… 私の部屋の前で棒みたいな物持って、一人でニヤニヤしてるの見かけたことあるし…』
女主人公『ジーナさんはお護りにしたいから貴方の陰毛頂戴とかド直球の下ネタ振ってくるし… かと思えば 「二人で綺麗な百合の花を咲かせましょう」とか遠回しな下ネタも振ってくるし…。』
女主人公『アネットはヒバリちゃんの誤情報のせいで接触禁忌アラガミと交戦した時に足を怪我して、その時 一緒に居た私がおぶってあげたら、それからはやたら か弱い私アピールしてくるようになったし…』
女主人公『ツバキ教官は「この際 同性との結婚も悪くない…いやむしろ良い」とかブツブツ言ってました…』

サカキ『君…意外と苦労してるんだね』
女主人公『ですよね。普段が大変だから 私、アナグラに居る時ぐらいはゆっくりしたいんですよ』
サカキ『だから私のラボに来てるってわけかい?』
女主人公『はい。ここが私のエイジスです。』
サカキ『上手いこと言うね。』
ちゃんちゃん

10 :
相も変わらず極東支部は色々な意味で最前線だなあ

11 :
女主人公「あーあー」
アリサ「どうしたんですかリーダー」
女主人公「お、アリサか。どうもワシに次の出番が決まってのう。その発声練習をしておったんじゃ」
アリサ「凄いじゃないですか! どんな台詞なんです?」
女主人公「えーとじゃな『んほおおおおお!ウロヴォロスしゃまのでおま○こきもぢいいのじゃああああああ!』」
アリサ「ファッ!?」
女主人公「とまあこんな感じじゃな。ところでアリサ」
アリサ「な、なんです!?」
女主人公「お○んこってなんじゃ?」
アリサ「」
女主人公「コウタやソーマに聞いても顔を赤くして教えてくれないんじゃよ」
アリサ「」
女主人公「サクヤやツバキさんにはビンタされるしのう」

ボイス14は無知シチュが映えるとおもう

12 :
連呼したんだろうなぁ…
「お○んこってなんじゃ?なぁお○んこってなんなんじゃ?赤くなっておらんで答えんかお○んこってなんなんじゃあー!!」とかってw

13 :
前スレ見ると去年のちょうど今頃スレができてたんだね
1年で1000埋まったのか

14 :
とうとう、この時(スレ立てが)来たか…!
この調子で保管庫もどうにかならんかねぇ

15 :
保管庫はなぁ…管理者が失踪したままだしな
ルール無視して保管庫に投下したり、そんなルール無視の奴をコメント欄で擁護する連中に憤慨したのか
何人かの作家は自分の作品ページの削除依頼出してるし…嫌気が差したんだろうね
サイトを放置すればどうなるのかって典型だわ

16 :
去年の夏から保管庫にこのスレ産のSSが1つも載ってないのが現状を物語ってる
ボランティアの人らも辟易したんだろう

17 :
まとめずにはいられないようなSSが投下されれば良いんだな

18 :
ポジティブな奴だ褒美にオウガテイルを上からやろう

19 :
ん?SS保管庫って一応誰でも編集できるんだよな?
なら俺が……と言いたいところだけどViewer持ってないし落ちたスレサルベージ出来ないしなぁ……
あと保管庫直接投下の香具師は別カテゴリで分別管理すればいけるかな?

20 :
ほむほむ、今さっきこのスレのカテゴリ創設とSS保管試してみたけど意外と簡単に編集できるもんだな。
一応前スレ>>965までのキャッシュ見つけたから編集やってみるわ、ミスしてたらごめん

21 :
>>19
こんなとこもあるですよ
ttp://mirrorhenkan.g.ribbon.to/
>>20
乙です
前スレにも載せたけど過去スレ一覧ここにも張っとく
ゴッドイーターでエロパロ
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1266474711/
ゴッドイーターでエロパロ 捕喰2喰目
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267207260/
ゴッドイーターでエロパロ 捕喰3喰目
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1269847424/
ゴッドイーターでエロパロ 捕喰4喰目
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1285760213/
ゴッドイーターでエロパロ 捕喰5喰目
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1289745354/
ゴッドイーターでエロパロ 捕喰6喰目
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1291552911/
ゴッドイーターでエロパロ 捕喰7喰目
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1294123934/
ゴッドイーターでエロパロ捕食8喰目
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1298690320/
ゴッドイーターでエロパロ捕食9喰目
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1309215882/
ゴッドイーターでエロパロ 捕食10喰目
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1327408793/

22 :
>>20
今まで誰も管理してなくてあとは廃れていくだけだったんだから編集作業してくれるだけでもありがたい
ミスしても誰も責めんよ

23 :
途中飯行ったのでちょっと時間かかったけどやっと終わったぜ……
>>965以降のデータはどうしても入手できなかったから保管漏れがあったら許してください;;
あとすべての前スレ書き手に乙!
特に神機擬人化は無茶苦茶好みだった。今すぐんでくる。
                            hasta la vista
            /j^i
           ./  ;!
          /  /__,,..
         /  `(_t_,__〕
         /    '(_t_,__〕
        /    {_i_,__〕
       /    ノ  {_i__〉
     /      _,..-'"
   /      /
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

24 :
乙カレードリンク

逝っちまえよ!
※訳:おやすみなさい

25 :
もういつもスレに投下してくれてたような常連の人らは書くの辞めちゃったんかねえ

26 :
2さえ発売されれば帰ってくるさ……発売さえすれば……!
どうでもいいけど公式更新されたんだな

27 :
俺が書く
書いてみせる

28 :
ドーモ、随分前にリーダーの声を追うドキュメンタリーを書いた者です
いやね、構想は実は前作書き終わった時点からあるんですけどね、
やれPCぶっ飛んだりやれSkyrim発売したり、
大学も忙しい時期に突入したりでなかなか書く切っ掛けというのが無かったんですよ……
もうあれから二年も経つのに殆ど書いていないという始末;;

29 :
新スレ記念に書いてもいいんやで

30 :
クリアしたら書くつもりなのに装備が貧弱だと思うととことんまで突き詰めて先に進まない

31 :
たまにライダーネタ込みのSS投下してた者だけど、
これ以上やるとスレ違いで怒られそうだったからスレへの投下は断念した
保管庫も自分の作品は全部削除済み、今までタイマン張らせてもらって感謝。みんな元気で

32 :
今更無印からバーストに移行して始めた俺が通りますよ

33 :
>>31
ウィザード版も見たかったが・・・今まで乙

34 :
>>23
擬人化ってのは俺が書いた二心同体のやつか?
だとしたら嬉しいもんだ。時間が空いたらまた続きでも書き溜めときます

35 :
エロ無しシリアスって需要ある?

36 :
>>36
【興味あります】

37 :
ある

38 :
>>34
同体見てきた。とにかく雑に神機を扱う女主人公にキレた神機が
「テメェ自分の体こんだけ雑に扱われたらどう思うんだ言ってみろよオラァ!」っていう展開を想像してたわw
羨ましい俺にもあんな毎回起こしてくれる雰囲気いい可愛い神機こねーかなぁ…

39 :
>>38
起こされれば起こされるほど神機に喰われて最終的に自意識を無くしアラガミになっちまう!
やったねタエちゃん!
でもそんなエンディングもありだなと思える不思議
寧ろ昼夜を共にする右腕かも道具かも恋人かもみたいな存在と同化する方が、戦よりずいぶんマシなのかな

40 :
エロ有にすると文章が滅茶苦茶になるっていうね

41 :
とりあえず書けばいい
この板は誘い受けは嫌われるから

42 :
把握した
とにかく思うがままやりたいことを綴ればいい覚えた

43 :
そういやリンドウさんは右手がアレだから1人でするときは…




左手を使うのか

44 :
そーいや
どうせ皆右腕はゴツイ腕輪ついてるから左手を使わざるを得ないのでは

45 :
自慰して無駄弾撃つくらいならセフレ作って
次世代のゴッドイーターを作れという事なのかもしれない

46 :
>>43
サクヤさんが居るから必要ないんじゃない?

47 :
てか、一人でするなら利き手じゃ無い方が良くね?

48 :
手だけじゃ足りないといって神機の柄を・・・な女主人公

49 :
捕食形態でぐじゅぐじゅと

50 :
じつは腕輪には性処理機能があって、
それを起動すると穴から触手がががggg

51 :
どどどドン引きですっ!!!

52 :
変態ばかりやでぇ…

53 :
腕輪のリミッターを外すと体内に埋め込まれたオラクル細胞が脳を一部侵喰、神機使いはひたすら性的快楽を求めるようになってしまう!
とか妄想したけどオラクル細胞さんってこんなこと出来るんかな

54 :
サカキ『基本的に何でもありやで』

55 :
新説:オラクル細胞は胸部に溜まりおっきくなる

56 :
ジーナさんが自分の胸を眺めながら腕輪が壊れてないか確認してらっしゃる…

57 :
コウタが女顔っぽくなったのって…

58 :
きっと女性ホルmおっと誰か来たようだ

59 :
>>56
嘆きの平原さんがなんだって?

60 :
>>56
オラクル細胞は十分頑張っとるんやで(その目は優しかった)

61 :
>>60
(お、GEか?)

62 :
極東支部メンバーで野球
あかん投手が多すぎる遠距離的な意味で

63 :
>>62
なんかのゲームでのソーマとシオ思い出した

64 :
誰も投下しやしねえ

65 :
2やってる時にムラムラ来たらやるもーん

66 :
大丈夫、もうすぐ二月だ
節分にバレンタインとネタには困らない
つまり




ネタはあっても文章かけねーんだよ

67 :
少し前から思っていたが、GEキャラが出るエロ漫画には純愛が
描かれているものが少ない(というか見たことがない)
大半が鬼畜もの
うまく言えないが、GEできれいな愛が見たくてここにきている

68 :
クリアしたらやるもーん
他の積みゲー消化しながらだけど

69 :
バレンタインも近いということで
ヒバリちゃんが尊敬するタツミさんにチョコと自分をプレゼントする
純愛SSはないでしょうか

70 :
そんな事よりオウガテイルに豆投げようぜ!

71 :
オウガテイル「豆うめぇ」モグモグ

72 :
そういえば百田ゲンが入るSSって壊滅的に少ないよな、ちょっとおさらいして見よう
公式設定:
元軍人
現役時代のあだ名が「鬼」
ハンドガン型神機
近接格闘術の心得
腕負傷
トラウマ
可能性:
ツバキの先輩
支部長、博士とは腐れ縁
リンドウの先輩
微粒子レベル:
近接格闘術でシユウ先生等のアラガミとステゴロした
ガン=カタ
あれ?こいつひょっとして結構おいしいキャラじゃね?

73 :
一部から煙たがられてはいるけどこうやってみると超ハイスペックだな

74 :
ゴッドイーターに埋め込まれてるオラクル因子も未調整の部分がある初期の試作型だったりして
暴走の危険がある不安定な状態で安定してるみたいなまるで主役のような設定だったりしないかしら

75 :
将来ゴッドイーター0みたいなのが外伝として出るかもな。
目玉はハンドガン型神機による独特なガンカタアクションとか。

76 :
ゲンさんの現役時代はある意味で対アラガミ戦における人類の敗北の歴史だし終盤辺りから陰鬱とした話になりそうだな
最悪ゲンさんが関わった極一部の人間以外助けられずその他多勢が進化し続けるアラガミに対抗できずに次々と捕喰されて行くだけの話になってもおかしくない

77 :
アナグラエントランス
コウタ「なあみんなちょっといいか」
ソーマ「なんだ」
アリサ「なんですか? どうせ碌でもないことだとは思いますけど」
サクヤ「まあまあ。で何かしら」
コウタ「いやリーダーの髪型なんだけどさ……」
アリサ「? どこがおかしいんですか?」
コウタ「いやちょっと気になっただけなんだけどさ……リーダーって髪型よく変えてるよな?」
ソーマ「そうだな。3日に1回は変えてるようだが」
コウタ「それでふと思ったんだけど……なんで髪型変えたら眼帯はずれるんだ?」
サクヤ「そ、そういえば……」
アリサ「つけてない日もあるしおしゃれなんじゃ」
ソーマ「だとしたら命がけのおしゃれだな」
コウタ「あーもー! 考えたら訳わからなくなってきた!」

ここまで考えて力尽きた 主人公の髪は伸縮自在のオラクル細胞でできているに違いない

78 :
>>72
>公式設定:
>元軍人
>現役時代のあだ名が「鬼」
>ハンドガン型神機
>近接格闘術の心得
>腕負傷
>トラウマ
>現役時代のあだ名が「鬼」
>あだ名が「鬼」

節分ネタにはもってこいだな

79 :
>>76
知り合いがスサノオになったりもしてるみたいだしな……
でも、初期のゴッドイーター達が命を懸けて人類の矜持を示し散って行く話とかなら熱い

80 :
アナグラエントランスにて
シュン『お、またあのジジイが来てるぜ』
シュン『ったく、使えねぇクセにいつも先輩顔でふんぞり返りやがって、今日こそ目にもの見せてやるぜ』
シュン「よぉオッサン!!」(驚かすように後ろから思い切り肩を叩く)
ゲン「!」
ドゴッバキッドッシャーン
ゲン「ん、お前だったのか……すまんな、昔の癖で肩を叩かれるとつい手がででしまってな。」
ゲン「大丈夫か?まあ勇猛果敢な近接使いのお前さんには聞く必要なかったか」
シュン「あ、ああ、大丈夫……だぜ……」
シュン『くそジジイ、覚えてろよ……』
シュンのゲンさん嫌いな理由を考えてみたら自然とこうなった。
でも日ごろから格闘術やってる奴は肩や体に手をかけるとガチで条件反射で投げ飛ばしにかかるらしいね。

81 :
>>76
一応ゲンさん世代ががんばってコンゴウグボロシユウを倒してコア剥離したおかげで、今の世代の神機が生まれたんだよな。
そう考えると感慨深いな。

82 :
百田ゲンの桃尻

83 :
アッー!

84 :
狩りは危険な領域へと突入する・・・

85 :
クソっ!
こんなホモだらけのアナグラにいられるか!
俺はカノンちゃんのお尻に優しくリンクエイドしに行くぞ!!

86 :
屋上

87 :
クリアした
いざ書こうと思うともう一週やりたくなった
最初はこのフェイス微妙だなと思ってもいざ変更しようとすると他のが全く合わなく見える不思議

88 :
セルフ誤射の話も、いつも通りの戦闘中テンションでぶっ放して自分のお尻に誤射したのかなと思うとアホ可愛すぎる

89 :
2子とソーマってお似合いだよな

90 :
ゲンさんは特定の誰かと触れ合うより一人でいるほうが似合ってるような気がして
誰かと絡ませにくいんだよなぁ。
んだと思った奴が帰ってきたりする現場を見て、一人自室でんだ戦友の名前をつぶやいて
「俺たちのやったことは無駄じゃなかったんだよなぁ」とかいいながらちびちび酒飲むの。
同でもいいけど最近バーストやって気づいたんだけど、タツミさん、ミッション終了時に
絶対応答の帰ってこない通信してるよね。「ヒバリちゃん、今終わったぜ!」って
2ではそこらへんも改善されてるんだろうか…
「ヒバリちゃん!今終わったぜ!」
「お疲れ様でしたタツミさん、帰還してください」
みたいな

91 :
>>89
9子もなかなか

92 :
ソロでヴィーナスと戦ってたら
ゼリー準備→調子に乗ってきりまくる→ステップしたら真正面に出て即
なんて現象に遭遇して
体の一部を捕食された女主がヴィーナスのゼリーに取り込まれて
体の一部をアラガミ化(外見変化なし)して復活
帰還してからいつもどうり振舞うんだけどこのままじゃいけないと葛藤する
そんな日が続いたある日、シャワー室でアリサとじゃれてると
(「ありさ胸おっきーよね」「ひゃっ、いきなり揉まないでください、仕返しです!」)
乳首からアラガミミルクが…
うろたえるアリサを前に女主が無意識のうちに取った行動はアラガミ化した部位から伸ばした触手で
アリサをミルクまみれにして記憶を混乱させることだった…
とか考えてたら三回目の戦闘不能になってた

93 :
髪の色がちょっと変わってたりしててイメチェンといい張るもじわりじわりとアラガミ化が進行していく女主人公

94 :
まず尻からグボロが生えます

95 :
いざとなったら主人公の神機の擬似人格が頑張って悪いオラクル細胞を叩きのめします

96 :
BO2でせっかくだからアリサのエンブレム作ってみたら自分の絵心が無くてコレじゃない感がやばい
でも3時間かけて作ったからせっかくだから使う・・・
極東支部でサバゲーやったらジーナさん無双になるな

97 :
>>96
本気だしたら身体能力が人外なリンドウさんもいい線行くと思う

98 :
>>93
ヴィーナスの影響で上半身の露出がどんどん増えていき
最終的には手ブラでアナグラ内を闊歩する女主人公

いつも通りだな

99 :
アラガミ化してきたら魅了の瞳とか使えそう
アリサを手玉にとって媚薬母乳漬けにする女主人公……悪くない

100 :
節分でゲンさんを鬼役にしたら全く豆が当たらず、返り討ちにあった極東支部の神機使い達
この時、こっそりツバキに豆を当てていたリンドウは別室へ連行される
豆まきのあと、ゲンと話していたリーダーが子供の頃に命を救ってもらった人に言われた言葉を聞いて、ゲンは、昔に命令違反を犯してまで救った子供だと気づき、自分の行いは間違っていなかったと思い、リーダーに「ありがとう」と言葉を漏らす。

なんてストーリーを頭の中で練っていたけど、節分終わっちゃったしボツにしちゃった(σωσ)


あ、別室のリンドウはツバキの豆を(ry

101 :
ゲンさん見てたらビビっときたので投下。エロ無しです。一応シリアスなのかな?

102 :
扉を無造作に開けて、よろめきながら部屋に入り込んだ男が一人。
手にしていた神機を適当に立てかけながら、ベッドに倒れる。
暫くして、比較的しっかりとした足取りで冷蔵庫に向かった男は、
その中身を確かめると失望し床にへたり込んだ。
「ぁあ……しゃーねぇな……」
呟きながら、男は重くなった服を脱ぎ捨て、ごろんと大の字になる。
「嗜好品チケット……入ったかねぇ……」
「よぉあんさん、またビールかい?」
笑顔で聞いてくるのは馴染みの配給係だ。
「ん、いつも通りだ、頼む。」
「あいよ、じゃちょいとチケットをチェックさしてもらうよ」
表情を崩さずにモニターを操作し始めた係員は、しかし徐々に顔を曇らせていく。
「あんさん、これ……」
「ん?」
係員はモニターを回し、男に見せる。
『第一部隊 所属 リンドウ・アマミヤ 曹長』
『 嗜好品チケット 残数 0 』
「……やっぱりか」
男――リンドウは、溜息混じりにつぶやいた。
――誰かに分けてもらうか
頭に馴染みと姉の顔が思い浮かぶ。
だが、無理だろうな、と考えながら首を振る。
日頃から飲み過ぎを注意してくる馴染みを心配させたくないし、姉に至っては取り付く島も無いだろう。
――せめて、『第七部隊』の報酬が今すぐ降りてくればな……
そう思いながら、冗談交じりに口を開く。
「いいじゃないか、少しぐらい」
「だめですよ雨宮さん、ちゃんと配給チケットと交換してくださらなきゃ」
「ハハ、まいったねこりゃ」
苦笑いしながら会釈をし、背を向こうとした時
「お、リンドウじゃないか」
象徴的なボロボロの赤コートが目に入る。最古参の元ゴッドイーター、百田ゲンだ。
「ゲンさん……お久しぶりです」
「ああ。しかしどうした、ビールでも切らしたのか?」
「そんなところです」
「そして手ぶらで帰るところを見ると、チケットも切らしたみたいだな」
「はは、さすがゲンさん、なんでもお見通しだ。それで、ちょっとお願いがあるんですが……」
「お断りだ」
「……」
いかにも面食らったという顔のリンドウに、ゲンは慌てて言葉を続ける。
「いやな、いつもなら別に構わねぇんだが、今日だけはな……そうだ、ビールじゃないが、お前、蒸留酒は飲むか?」
蒸留酒?リンドウが問い返そうとした時、係員が口を挟む。
「百田さん、ご注文の品物、届いていますよ。ただちょいっと入手が難しかったもので……」
「わぁってる。んで、俺の持っているチケット、足りそうか?」
「そうですね……」
言いながら、係員はモニターに顔を向ける。
「あら、これだけの数さえあれば大丈夫そうですね。随分溜め込んだンですね」
「まあ、退休生活じゃ特に必要なもんも無いしな」
「そうですか。では物を取りに行きますので、しばらくお待ち下さい」
そう言い残し、係員は部屋の奥に退いていった。

103 :
「で、なんなんですか、これ」
品物を受け取るのを見届けた後、誘われるままゲンの寮室までついていったリンドウ。
明らかに水以外の何かが入っているボトルを手に取り、ラベルを指でこする。
「Tequila Don Sauza……テクィーラ?」
「メスカル、だ」
訂正しつつ、ゲンはボトルを受け取りながら、冷蔵庫から取り出した物と一緒にテーブルに置く。
「塩とレモン……いや、レモンって黄色の筈ですよね」
「ライムだ。レモンより苦味と香りが強い」
「塩とライム……とテクィーラ?お酒って言ってましたよね。高級料理でも作るんですか?」
「もう一度言う。メスカルだ、テキーラじゃない。そして……」
棚の奥からショットグラスを2つ取り出し、ボトルの中身を注ぐ。
「料理じゃねえな。一緒に飲むんだよ」
「お、それじゃ頂きます」
「いや待て」
グラスに伸ばしたリンドウの手を引き寄せ、塩を掛けてからもう片方の手にライムの切れを渡す。
「で、塩を舐めて、レモンを齧って、一気飲みだ」
「い、一気ねぇ……」
ゲンの物騒な発言に尻込むリンドウ
「なぁに、たかだか40度だ。ガキでもあるめぇし、酔わねぇよ」
「さ、さいですか……」
焦点をグラスに当て、意を決したように目を閉じてから手順通りに飲み干す。
「ウッホ、グホ、グホッ」
「ハハハ、たかだか一杯に気合入れすぎだリンドウ。酒を飲んでいるんだ、もっと力抜け」
「いや、でも緊張しますよゲンさん。俺蒸留酒は初めてなんですから」
カラカラと高笑いしながら、リンドウのグラスをまた満たすゲン
「さあ飲め。今日は俺から頑張ってるお前へのねぎらいだと思って飲め」
「い、頂きます」
目を閉じ、しかし今度は幾分か余裕を持って飲み干すリンドウを見て、ゲンも自分のグラスに手を延ばす。
「しかし……」
「ん?」
ひとしきり飲んだ後、リンドウは改めて疑問を口にする
「『テキーラ』って書いてますよね、これ。どうしてゲンさんはメスカルって呼んでいるんですか?」
「ああ、それか……」
改めて、真面目な顔になるゲン
「同じもんさ。特別に生まれ育ちが良い奴ァ、テキーラって呼ばれんだ」
「じゃあテキーラでいいじゃないですか。なんで……」
「……」
ゲンは無言で、ボトルに手を伸ばす。
沈黙が、その場を支配する。
「古い知り合いが居た」
突然、思い出したようにゲンが話し始める。
「俺が現役の頃の話だ。
何処もかしこも人員不足で、設立したての支部に別の所属の神機使いを送るなんてこたぁ、よくあることだった。」
ポツリ、ポツリと。まるで絡まっていた糸をほぐしながら抜いていくように。

104 :
「そん時に出会った」
ボトルのラベルに目を向ける
「そいつは不真面目で、おちゃらけて……まるで自分が救世主の一人だということの自覚が全然無い奴だった……だが人一倍明るく、優しく、故郷とその酒を愛してた。
「故郷から唯一人、亡率も高い神機使いに志願したのも、国と人を守りたい一心だったんだろうな」
あと酒もな……と、何かを思い出したのか、ゲンは微笑みながら付け足した。
「その人ってまさか……」
「ああ、この酒の原産地、メキシコって呼ばれてたところの出さ」
ボトルを軽く揺らしながら、応える。
「ハッ、俺よりも下手くそな英語でな、意思疎通も難しかったのに、そいつが来ると皆が笑い出すんだ
「そんでもってな、酒を呑むときは決まってこいつで、『テキーラ』と呼ぶバーテンにはいつもイチャモンつけてたもんさ
「『メスカルはメスカルだ。コイツをテキーラなんて呼ぶヤツは、メイドインメキシコの品をブランド呼ばわりしているようなもんだ』とな」
「へぇ……」
相槌を打ちながら、リンドウも釣られてボトルを見つめる。
「その人は、今はどこにいるんですか?」
「ああ、んだよ」
「えっ?」
驚いて、目をゲンに向ける
「今日はソイツの命日でな」
目を細め、ボトルを机に戻す。
「俺も最初に聞いたときは驚いたもんだ。あのアイツが、ってな……」
「……メキシコ……国が無くなってしまったから、ですか」
「さぁな、それがわかんねぇんだ」
「え?」
「まあそん時は俺はもうココに戻って来てたからな。
「最後に聞いたのは、自暴自棄になっていた、という事だ。国が、土地が、酒がそっくりそのまま消えちまって、戦う意味を無くしたと。
「それで心配してな、上の人に話しつけて連絡を取らせてもらったんだ。
「そしたら帰ってきた返答が、KIAだ、と。」
「……それじゃあ、どこがどうわからないんですか?」
「ん?ああ……KIAの報告を受け取ったあと、暫くして小包が届いたんだ。差出人はアイツで、中身は……」
言いながら、ゲンは窓際においてある観葉植物を指さす。
「メスカルの材料……『リュウゼツラン』の苗だった。
「後日調べたところ、奴の最後の出撃は避難民……主に地元の子供たちの救出任務、最終通信はなんと俺宛てのメッセージだったよ」
「ゲンさん宛て?」
「『あのサムライボウイに伝えてくれ。俺が一つ、お前が一つ。サヨナラ・ベイビー』ってな
「ま、命に替えて守らなきゃいけない物が出来てしまったから、コイツを代わりに俺に守って欲しかったんだろう」
立ち上がり、リュウゼツランの前でしゃがむゲン。
「……守りましょうや」
「ん?」
「栽培しましょう、支部長には俺が頼み込みます」
――『第七部隊』隊員としての立場を利用して。
「守るんなら、徹底的にやりましょう。ちょうど、食料プラントも拡張するそうですし」
「そう……か」
しばらく無言でリュウゼツランを見つめた後、おもむろにリンドウに振り返る。
「そうだな、じゃ、頼んでみてくれ。ま、期待はしないがな」
ハハハ、と笑いながらゲンはまたボトルを手に取る。
「せっかくだ、空けちまおう。さ、リンドウ、そのグラスをこっちに寄越してくれ」
「おうよ!」
笑顔でグラスと、新しく切ったライムを手渡す。
この壊れかけた世界でも、守るに値するものがあると信じて。

105 :
これにて終わりです。
ゲンさんに合いそうな雰囲気の話を書きたかったけどかっこいい書き方って難しいですね……
ちなみにその後については、
シックザールさんは収穫の9割は極東支部が有効活用するために押収するという前提で栽培を認める設定です。
各支部や財界のお偉いさんに交渉材料として持って行ったりしたかもしれませんね。

106 :

ゲンさんらしい渋くて良い話だった

107 :

ハードボイルドな感じがいいね
やっぱりゲンさんはもっと使ってもらっていいキャラだよ

108 :
犬耳が生えた女主人公なぜかアマテラスになつかれるのまき

109 :

渋い上に真昼間だってのに酒が呑みたくなるわ

110 :

ちょっと思ったけど呪刀に侵食された主人公ってめちゃかっこよさそう

111 :
乙!

112 :
>>110
せっかくだから両手を侵食させよう ついでに重量に耐えきれるように脚を増やそう 背後の敵も攻撃できるように尻尾をつけよう

113 :
>>112
あくまで二足歩行がいい
なんか黒いオーラとか出してそう

114 :
何でや!
多脚カッコいいやろ!

115 :
そーまたんかわいい(^p^)

116 :
>>112
どう考えてもスサノオですどうもありがとうございました!
多脚は正義

117 :
ストーリークリア記念に投下
タイトル;『休養』
キャラ;レン×女主
注意事項
・一応純愛
・ふたなり注意
・性別:レン注意

118 :
目に映るのは天井の色。いつも見慣れている光景。
しかし、どこか違和感がある。薄ぼけた視界が鮮明になるにつれ、その思いは大きくなる。
やがて、完全に思考が回復する。それと同時に、その疑問が氷解する。
ああ、ここは――。
いつの間にか眠っていたらしい。少し横になったつもりだったが、やはり疲れていたのだろう。
ベッドから体を起こす。まだ眠り足らないと体が主張しているが、あまり悠長にはしていられない。
もう休憩は十分だ。そう思い、立ち上がろうとして――

コンコン。あ

「あの、僕です。今、いいですか?」
控えめなノックの音と共に、声が響く。
予想以上にのんびりしすぎたのかもしれない。身だしなみを整えるのも忘れ、慌てて扉を開ける。
「あ、すみません。……もしかして、寝ていましたか?」
「……ううん、さっき起きたから。……もう出る?」
「いえ、ちょっと貴方と話したいことがあって。……いいですか?」
「……? ……うん」
まだ話し足りないことでもあったのだろうかと思いながら、部屋へと促す。
ありがとうございます、と呟いたレンはどこか悲しそうに見えた。
「ここが、貴方の部屋なんですね」。
「……あんまり使ってなかった」
「ああ、そうでしたね。でも、いい部屋ですよ」
極東支部に来てから数か月過ごした部屋。右も左も分からなかったあの頃。日々を生き抜くのが精一杯で、色々な人に助けられて。
――あの生活がずっと続くと思っていた。
過ごした時間はあの部屋のほうが長いが、今、あそこに入る気にはなれない。

「…………」
お互いに黙り込んでしまう。わざわざこんなことを話すために来たのではないだろう。
しかし、こちらから声をかける気にもなれず、ただただ沈黙に身を任せる。
「……貴方に、聞きたいことがあります」
しばしの沈黙の後、意を決したようにこちらを見上げる。
「どうして、あんな行動をしたんですか?」
リンドウが生存しているかもしれない。そんな希望を抱きながら、調査を進めて、足取りを辿った。
ただ、生きていてほしくて、また会いたくて。
しかし、手遅れだった。リンドウはアラガミに――黒いハンニバルへと成り果てていた。
リンドウをさなければならない。でも、したくなくて、仲間にさせるわけにもいかず、しかし、自分にすことができるのか。
でも、もしかしたら助かるのではないか。そんな堂々巡りを繰り返しても、答えを出すことは出来なかった。
そして、レンと共にリンドウに会いに行って――

119 :
「僕は、貴方にリンドウをしてほしかった」
淡々と、感情の消え失せた声で呟く。
「仲間を傷つけてほしくなかった。自我を失って化け物になる前に、早く楽にしてあげたかった。でも、貴方は……」
レンがため息をつく。非難するような、しかしどこか諦めたようにこちらを見る。
私のとった行動は、レンにとっては好ましくないことだ。彼はいつだって、冷静に現実を突き付けてくる。
それを認めなければいけないのに、結局諦めきれなくて。
「さっきも説明しましたが、この世界は謂わばリンドウの精神世界のようなものです。僕たちは、このどこかにいるリンドウを一刻も早く見つけなければならない。
 探し始めたらもう、こうやってゆっくり話す機会はないでしょう。だから、その前に聞いておきたくて」
こうしてレンとゆっくり話をするのは初めてだ。
いつも唐突に現れて、答えを迫ってくる。
「……リンドウさんは、大切な人だから」
「……」
「初陣の時から面倒を見てくれた。気にかけてくれた。いろんなことを教えてくれた。……それに、リンドウさんがいると、皆笑顔になる。
 だから、生きて帰ってきてほしい」
レンも、リンドウのことを慕っている。彼なりに答えを出し、リンドウを救おうとしていた。
でも、まだリンドウの意識は残っていた。完全にアラガミにはなってなかった。
帰ってきてほしい。生きることを、やめないでほしい。
少しでも望みがあるのなら、私はそれに縋って見せる。最後の瞬間までもがいて、奇跡を手に入れてやる。

120 :
「……貴方は、リンドウのことが好きなのですか?」
「……うん、好き」
「……それは、どういう意味で?」
「……? それって」
どういう意味? その言葉は、言うことができなかった。

レンに抱きしめられていた。
とても華奢だ。あまり肉質を感じないほっそりとした体は、力を籠めると折れてしまうのではないかと錯覚してしまう。
何度も一緒にアラガミを倒しているのを知っているのに、レンが儚いもののように感じられる。
「レン……?」
返事は来ない。しかし、一層強く抱きしめられる。
こんなことをされることも、こんなレンを見ることも、初めてで。
「貴方は、リンドウにこうされたいですか? ……彼を、男性として愛しているのですか?」
レンの表情を窺い知ることはできない。
優しいレンでも、現実的なレンでもない。しかし、本当のレンがここにいるような気がした。
「……ううん」
答えは、既に決まっている。
「……リンドウさんは、お父さんみたいだと思う」
リンドウに対する「好き」は多分こうだろう。第一部隊を管轄し、隊員たちを見守るその姿勢は、兄か父のようだ。
いい加減なように見えても、傍で支えてくれる。正しい方向へ導いてくれる。
そんな彼が「好き」なのだ。
「あ、そ、そうですか……」
「……レンは、私にこういうことしたいの?」
「! あ、あの……」
そのまま黙り込んでしまう。気のせいなのか、ちらりと見える横顔が赤らんでいるように見える。
……なんだか今日はレンに驚かされてばかりだな。
「……僕は、本当はこんなこと言える資格なんてないんです」
「……資格?」
「僕は、貴方に辛い役目ばかり押し付けている。貴方のことなんて考えずに、ただ自分のためだけに利用している」
「……違う。レンは、リンドウさんのために」
「結局、それも自分勝手な行動なんです。あまつさえ、あの人に嫉妬までして。でも……」
「でも、僕はあなたが好きです。女性として、あなたのことが好きなんです」
また強く抱きしめられる。
声が震えていた。今にも泣きだしそうで、とても弱々しくて。

121 :
いや、
それよりも、
好きと言われた。女性として好きだと言われた。……私が、好き?
……。
…………。
………………。
考えがまとまらない。落ち着け、落ち着け。そう思うほど余計に頭が混乱してくる。
それに、なんだか熱い。レンに抱きしめられている。そう思っただけで、体中の血液がかっと上がってきたかのように顔が火照ってくる。
でも、嫌ではない。むしろ心地良くて、このままこうしていたくて。
「あ、あの、すみません! いきなりこんな、変なこと言ってしまって!」
「……レン」
「は、はい?」
「レンの『好き』はどういう感じなの?」
「ど、どうって?」
「……どういう風に感じる?」
「えっと、なんだか緊張して、恥ずかしいです。でも……」
「……でも?」
「……こうやって、貴方を抱きしめていたい。貴方の傍にいたいです」
――ああ、なんだ。
「……私も、好き」
一緒だ。この気持ちは、レンと同じものだ。
あの日、アラガミから助けてもらって、それからよく話すようになった。
優しい人だと思った。色々気にかけてくれて、気が付くと傍にいてくれた。
誰よりも真実を見据えていた。怖いくらいに現実を直視していた。いつだって冷静に答えを突き付けてきた。
それでも、嫌いにはなれなかった。却って、レンのことが気になり始めて、レンの姿を探すようになって。
もっとレンのことを知りたい。触れ合って、傍にいたい。
「……レンのことが、好き」
その言葉は、すっと私の胸に入ってくる。欠けたピースがぴったりとはまっていく。
まるで、最初からそこに存在するべきものだったかのように受け入れられた。
「……え?」
レンは驚いたようにこちらを見つめる。
信じられないと言わんばかりに、狐に包まれたかのようにきょとんとして。
「本当に……?」
「……うん」
「で、でも僕は……」
「……資格とか、そんなのは関係ない。どんなレンでも、私は、そんなレンが好き」
「……ありがとう」
レンが笑顔を向ける。優しい、陽だまりのような暖かな表情。
久しぶりにこんな表情を見た気がする。やっぱり、レンは笑っていたほうがいい。
ふっと気持ちが和らいでいく。ずっとその笑顔を向けてほしい。私の傍で、私に見せてほしい。
ああ、これが好きって気持ちなんだ。

122 :
「あの……」
「……何?」
「キス、していいですか?」
「……うん」
お互いに向き直り、肩に手が置かれる。
ゆっくりゆっくり顔を近づける。レンの顔が間近に見える。
癖のある黒髪、透き通った白い肌、赤みがかった瞳。そのどれもが、吸い込まれそうなくらい綺麗で。
心臓の鼓動が聞こえる。どくどくとうるさいくらいに跳ね上がってくる。
レンの吐息がかかる。そのまま、距離を詰めて――。

「ん……」
感じたのは、温もりだった。
頭の中が真っ白になる。泉が噴き出るかのように何かがあふれてくる。
唇を通して伝わる柔らかさ。カノンが作ってくれるお菓子よりも、何よりも柔らかくて、まろやかで。
世界が無音になる。あれだけうるさかった鼓動も、何も聞こえない。
代わりにその温かさがどこまでも伝わってくる。
触れ合うたびに何かで満たされていく。それが知りたい。もっと触れ合いたい。
「あ……」
レンの唇が離れる。頭に霧がかかったみたいに意識がぼんやりとする。
のぼせたかのように顔が熱い。鼓動が速くなっていく。
「もっと、していいですか?」
そう言ったレンの笑顔に、どきりとする。
先程のような穏やかなものではなく、今まで見たことのない表情。
こくりと首を縦に振る。また、ふわりと手が頬へ延びる。
再度触れ合う唇。
唇を動かされる。ぐにぐにと強く押し付けられる。
胸の奥の何かがまたあふれてきて――
「んぅ!」
唇を軽く噛まれた。思わず口を開けると、何かが中に侵入してくる。
「んむっ!? ん……っぅ!」
舌だ。レンの舌が口内に入り込んでいる。
歯の一本一本を丁寧になぞられ、粘膜を舐めとられる。
「ふっ……んん! う、ぅん……ぁ、あ……」
未知の異物に逃れようとするが、レンは許してくれない。
私の舌を引っ張り、絡め合わせてくる。舌同士が擦り合わされるたび、背中がぴりぴりとする。
全身から力が抜け、倒れてしまいそうになる。
舌が絡まるたび、唾液が口元から滴る。
それを良しとしないのか、レンは私の顔を上に傾け、逃さないといわんばかりに零れていく唾液を吸い上げる。
「むぅ! ん、ふう……!」
気が付けば、私はレン唇に吸い付いていた。
自分から求めるように舌をレンの口腔へ伸ばす。一瞬、驚いたような顔をしたが、すぐに受け入れられる。
レンに導かれ、歯茎を上顎を、舌を這いずる。そのたびに、ぴちゃぴちゃと水音が響き渡る。
ただ、夢中だった。レンのすべてを味わうように、アラガミのように無心で喰いつく。

123 :
「ふぁ……」
ようやく唇が離れる。たらりとお互いの口元からあふれた唾液が一本の橋となって繋がる。
光を反射しきらりと光るそれは、どちらのものともつかない。
「ん、はぁ、はぁ……」
「はぅ……すみません。なんだかすごく、気持ちよくて……」
焦点の定まらないうっとりとした表情でこちらを見つめる。
うっすらと赤みを帯びた頬、潤んだ瞳、口元から滴る雫。美しいと思った。この世のどんな光景よりも、価値のあるもののように思えた。
「あの……」
レンが恍惚とした表情から一変し、じっとこちらを見据える。
金色の瞳には、決意が孕まれていた。その強い感情が、溢れ出る。
「僕は、貴方が好きです。だから、貴方を抱きたい」
それは心が通じ合った者同士の行為。子供を作る目的。欲を満たすための手段。
未知の経験だった。具体的なことは何一つ分からない。
怖くないと言えば嘘になる。でも――。
「……うん、いいよ」
迷うことはなかった。ここで告げられた想いを本当の意味で理解できるのは、多分これだけだ。
レンのすべてを知りたい。レンという証を刻み付けたい。
「……本当にいいんですか?」
レンは真剣だった。真実か否かを見極めようと、睨むように見つめる。
その問いに、私ははっきりと頷いた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

124 :
ベッドに横たわると、レンの顔が間近に見えた。体温が、重みを通して伝わってくる。
お互いに目が合う。考えなどなかった。自然と顔を近づけ、相手に唇を重ねる。
これから行われることへの不安と、胸の高鳴りが襲う。初陣のころだって、こんなに緊張しただろうか。
レンは私の洋服に手をかけ、首に巻かれたネクタイを解いていく。
しゅるりと胸元から滑り落ちる布切れの音で、今自分が脱がされているのだと気が付く。
「れ、レン、じ、自分で脱ぐから……」
恥ずかしさに思わずボタンに手を掛けていたレンの手を抑える。
いきなりの
「いえ、遠慮なさらずに」
しかし、レンは止まることない。
まるで子供の着替えを手伝う母親のように、慈しむようにゆっくりと、しかし確実に一つ一つのボタンを丁寧に外していく。
ボタンを外し終わる。ブラジャー外しますね、というが早いか背中で止められた金具がぷちんと軽快な音を立て、拘束から解き放たれる。
上半身を覆うものがすべて取り除かれる。
寒さをしのぐ手段を失った肌に、ひんやりとした空気が撫でる。思わずぶるりと肩を震わす。
外気にさらされた上半身。誰にも見せたことのないそれを、レンが見ている。
「……すごく、綺麗です」
「……そ、そう?」
「ええ。大きくて形のいい、立派な乳房です」
まじまじと珍しいものでも見つけたかのように、食い入るように見つめている。
ただ見られているだけだというのに、ばくばくと心臓が鳴る。寒いと感じたことが嘘のように体が火照っている。
見つめられる時間が、なんだか永遠のように感じられる。レンの顔をまともに見ることが出来なくて、顔を背けてしまう。
「ひゃ、あっ!」
どのくらい時間が過ぎたのだろうか。気が付くと、レンの手が私の乳房を包み込んでいた。
思わず声が漏れる。それに驚いたのかレンが申し訳なさそうに視線を向ける。
「す、すみません。痛かったですか?」
「う、ううん……。……ちょっと、びっくりしただけだから」
「あ、そうですか。……えっと、触りますね」
そういうと、またおずおずと手を伸ばし、乳房がすっぽりと覆われる。
体を洗う時に触れているはずなのに、なんだかむず痒くて、ぞくぞくする。
「ん、んん……あっ、はぁ……」
感触を確かめるかのように乳房全体をほぐされる。弧を描くように揉まれ、レンの手の動きに合わせ、形が変わっていく。
そのたびに先程までのキスと似た、それ以上に強い刺激が背中を駆け抜けていく。ぞくぞくと体が震える。
「あ、乳首立ってきた。……ふふ、綺麗なピンク色で、可愛いです」
指先でちょんとつつかれ、びくりと身体が反応する。
レンの言うとおり、そこはぴんと勃ち上がり、硬くなっていた。
親指と人差し指で摘ままれ、先端を弄られる。左右に回すようにぐりぐりと動かされる。
摘ままれた先から全身を何かが駆け巡る。どこかもどかしくて、切なくて。
レンは顔を近づけ――。

125 :
「ひぅっ!」
ちゅう、と唾液が漏れる音がする。ねっとりとした生温い感触が伝わってきる。
「や、やだっレン……っあ、んんっ、や、やぁっ……」
舌先で執拗に攻められる。乳首全体を味わうかのように大振りで舐められ、転がすように弄られる。
力強く吸い尽くされて、時には歯で軽く噛まれて。
「ん……貴方の顔、とてもいい。いやらしくて、もっと見たくなる……」
普段よりも低く、一語一語確かめるかのようにゆったりとした声。
少し恐怖を感じる。見てはいけないものを見てしまったかのように、悪事をしでかした子供のように、心の中に何かがこびりつく。
でも、同時に美しいと感じてしまう。恐ろしいと思うのに、目に焼き付いて離れない。
やがて、乳房から手が離され、撫でるかのようにゆっくりと下へと降りてくる。
わき腹、おへそを通過し、ホットパンツに手がかけられたとき、異変に気付く。
そこはぐっしょりと水気を帯びていた。
――もしかして、漏らしてしまったのだろうか。
「すみません、ちょっとお尻を上げてもらえますか?脱がしにくいので」
「…………」
――どうしよう。
この年になっておねしょをするのは、さすがに恥ずかしい。
そもそもいつ漏らしたのだろう。別にそれほどトイレに行きたかったわけではなかったと思う。
しかし、股の下から感じるひんやりとした感触が、嘘ではないことを物語っている。
「?どうかしましたか?」
一気に羞恥心が芽生えてくる。こんな姿、レンには絶対に見せたくない。
何とかして、ごまかさなければ。
「……じ、自分でやる。自分でやるから、後ろ向いてて」
「いえ、遠慮なさらずに。」
「だ、大丈夫だから。そこ、汚いし……」
ごまかし方が悪かったのか、態度が悪かったのか。疑いの眼差しを向けてくる。
しばらくそうしていたが、ふと合点が行ったかのように、ああ、と頷くと意地の悪い笑みを浮かべて。
「……濡れているのを見られたくないんですか?」
――ばれた。あっという間にばれてしまった。
というか、どうして知っているのだろう。彼はエスパーなのか。そういえば、前々からこちらのことを予期したかのような言動をしていた。
いや、それよりも、ともかくどうやって言い訳するべきか。
「あ、あの……レン、私、その、気付かなくて……」
「……? あ、もしかして『濡れる』ことがよく分かっていないのですか?」
「?」
「別におかしいことではありません。ただの生理現象です。受け入れるための準備といいますか……まあ、誰でもそうなるんですよ」
お漏らしとかではないので安心してください、と言われてしまった。……心なしか今にも吹き出しそうな顔をしていたような気がする。
結局、違う意味で恥ずかしい思いをしてしまった。――顔から火が出るの意味を身をもって思い知った。

126 :
「じゃあ改めて……ちょっとお尻を上げてもらえますか?」
言われるがままに、腰を浮かす。恥ずかしさやら何やらで半ばやけくそだった。
するん、とパンツが取られ、下着が脱がされる。
「すごいですね、ここ……見えますか? 充血していて、まるで別の生き物みたいだ」
むき出しになった女性器を見る。そこは、普段見ている時とは全く違うものだった。
普段見慣れているのに、全く別のものを見ているような気がする。
何かを誘うかのように僅かに開いたそこは、貪欲に食らい続ける捕食形態によく似ている。
自分の体にこんな恐ろしいものが存在しているなんて。
「くぁっ……!」
指先で先を撫でられる。途端、頭の中に何かが駆け巡る。真っ白になって、全身がびりびりと震えて。
今までとは比べ物にならない。これは暴力だ。
レンは粘膜に覆われた表面を丁寧になぞる。時折、突き破るかのようにぐっと力を加えられる。
その動作はひどく緩やかで、確かめるかのようにゆっくりと動かされていく。
「――ひ、いっ!」
レンの舌が、そこに押し付けられていた。
くちゅりと粘っこい音が漏れる。
未知の感覚。火でも触れているかのような熱さと痛み。
指よりも柔らかく、ものが這いずっている。犬のように全体をくまなく舐められ、吸われ、蹂躙される。
「う、あっ、レンっ……! や、ぁ、そこ、き、汚いっ……」
「汚くないですよ。すごく綺麗です。初恋ジュースと同じ……いや、それ以上に美味しい」
「……っ! いやぁ、なんか、変っ……変になる……!」
「……大丈夫ですよ。それは、気持ちいいってことですから」
湧き出た液体をすべて味わい尽くそうとするかのように、徹底的にしゃぶられる。
ああ、これが気持ちいいということだろうか。
何かが登り詰めてきて、ただ上へ上へと向かっていく。
「――っ!」
膣の少し上にある小さな突起。舌が触れる。それは、ただ軽く押し付けられただけだったのに。
そこに触れられた瞬間、目の奥で火花が散った。
体が軋む。登り切ったと思った途端、コップから溢れた水が広がっていくかのように、燻っていたものが四肢の先から霧散していく。
残ったのは倦怠感。ふわふわとまるで空中に浮いているかのような錯覚。
油断すると、このまま眠りに誘われてしまいそうなくらい、全身から力が抜けてしまって。
「――はぁ、っ……はぁ、はぁ、はぅ……」
「大丈夫ですか? ……もしかして、達しました?」
「……うん、多分」
ぼんやりと頷くと、そうですか。と穏やかに笑って、頭を撫でられる。
ぬるま湯に浸かっているみたいだ。全身がどろどろに溶けて、何もかもなくなってしまいそう。

127 :
肩で息をしながら、ふとレンを見上げる。
――そういえば、私はほとんど裸なのに、レンはいつもと変わらない姿でそこに存在している。
そう思うと、なんだか裸でいることが恥ずかしくなってくる。
自分だけ何も身に着けていないのは不公平ではないか。
「あの、レン……」
「はい、何ですか?」
「レンも、脱いで……」
そう言ったのは、なんてことない、気恥ずかしさからの軽い気持ちだった。
だがレンは、少し驚いたような顔をし、そのまま押し黙ってしまう。
レン、と呼びかけてみれば、ちらりと視線を向け、しかしすぐに目を逸らしてしまう。
「……どうしたの?」
「……やはり、貴方には見せておくべきですよね」
分かりました。と神妙な面持ちでこちらに向き直る。
そのまま服を黙々と脱いでいく。有無を言わさないかような手早い作業。
仕返しのつもりで脱がしていいかと問おうとしたのに。その言葉を発することは出来なくて。
シャツ、ズボンと取り払われるごとに、普段は隠されている肌の色が現れてくる。

すべての衣装が脱げ、一糸纏わぬ姿となる。
ほっそりとした身体。透き通るほどに白い肌が、明かりに照らされ、ぼんやりと光っている。
四肢も、骨格も華奢だ。筋肉がついているわけでも、かといってぷにぷにとした肉質があるわけでもない。
例えるなら、そう――子供のような体つき。
アナグラのロビーにたまに来ている幼い少年少女たちのような――。
胸に目を向ける。
大きさはジーナと同等かやや上か。注視しないと見逃してしまう程度だが、僅かに丸みを帯びている。
そこから延びる乳首も同様に小さい。豆粒程しかなく、一応ついている程度のもので。
いや、問題は膨らんでいる乳房のほうだ。男性にしては膨らみすぎている気がするし、しかし、女性にしては小さすぎる。
気のせいと言い切ってしまえる程に判別がつきにくくて。
――それだけなら確実に見逃していただろう。或いは、そういうものだと思っていただろう。
下腹部にはぴんと張り上がった男性器が存在していた。
それ自体には別段変わったところはない。しかし、問題はすぐ下だ。
――男性器が生えているすぐ下、その下に割れ目が見える。
最初、何があるのか理解できなかった。一瞬、怪我で裂けているのかと思い、ぎょっとする。
しかし、よく見るとそれは私に備わっているものと同じで。
幼児のように小さいが、確かにそれはいつも見慣れているもので。

128 :
「……ご覧の通り、僕はこんな体です」
「レン、これは……」
「僕は男性でも、女性でもありません。……僕にはどちらの機能も備わっている。ペニスもあるし、ヴァギナもある」
ほかの方と比べると未成熟ですけどね。と笑いながら話す。
しかし、その笑いは空虚で、痛々しい。
「……やっぱり僕には資格なんかないんです」
自分に言い聞かせるように、レンは呟く。
顔は相変わらず微笑んでいる。しかしそれは、無理矢理顔に貼り付けたかのようにぎこちなくて、今にも崩れそうで。
「貴方に好きと言ってもらえて、嬉しくて……。こんな体だって分かってたのに、貴方を求めたくて……」
声が震えている。笑顔が張り付けられた瞳が滲んでくる。
それでも必に言葉を紡ごうとして――。
「っ……ご、ごめんなさい、ごめんなさい……!」
――レンが泣いていた。
大粒の涙がぽろぽろと顔を伝って、シーツに染みを作る。
顔を伏せ、しゃくりあげながら、ごめんなさい、ごめんなさい。とうわ言のように謝罪を繰り返す。
一体いつからレンは、誰にも言えない想いを秘めていたのだろう。
行き場のない不安を溜め込んでいたのだろう。
「――レン」
泣きじゃくるレンの体を抱きしめる。今のレンは本当に脆くて、折れてしまいそうなくらいに弱々しい。
びくりとレンの体が震える。涙を流すレンは、いつもよりずっと幼く見える。
「……関係ない。男とか、女とか、そういうことは全然関係ない。私は――」
レンはすべてをさらけ出してくれた。自分の想いも、この体のことも、打ち明けてくれた。
だから私も、嘘偽りない気持ちでレンに応えよう。
「――レンが好き」
あの時、アラガミから助けてくれたレンが、初恋ジュースが好きなレンが、リンドウを慕っているレンが、誰よりも現実を見ているレンが、
――こうして、私のために泣いてくれるレンが好きなのだから。
「で、でも僕は、中途半端で……どっちでもなくて……」
「……まあ、びっくりしたけど……男でも、女でも、そうじゃなくても、レンはレンだから」
「…………」
「……ずっと、1人で戦っていたんだよね。……気が付かなくて、ごめん」
レンの頭を撫でる。思えば、レンのことを何も知らない。
一緒に戦ってきた仲間だったのに、悩みを分かってあげられなかった。
だから、これからは分かってあげよう。受け止めてあげよう。
「……貴方は、本当に不思議な人です」
「……そうかな?」
「ええ、本当に。……お見苦しいところを見せてしまって、すみません。そして――」
「――ありがとうございます」
レンの顔には、穏やかな笑みを浮かんでいた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

129 :
「……ねえ、レン?」
「何でしょう?」
「……体、触っていい?」
「え……」
レンのすべてを知りたかった。例え人とは違っていても、私にとっては大切なレンの体だったから。
レンにも、あの感触を与えたかった。
視線が合わさる。優しげな浅黄色の瞳が射抜く。
私だけではなく、レンにも気持ちよくなって欲しい。その一心で見つめる。
「……はい、どうぞ」
少し思案した後、恥ずかしそうにはにかみながら答えてくれた。
さて、どこからするかと思い――とりあえず、胸へと手を伸ばす。
ぴくっとレンの体が小さく震えたが、大丈夫ですと少し上ずった声で促される。
「んっ……」
レンがやっていたように乳房を愛撫する。
小ぶりで膨らみがあまり目立たないが、それでも柔らかく、弾力がある。
力加減に注意しつつ、ゆっくり丁寧に揉みしだいていく。
ふにふにと押すと形を変えるそれは、ゴムのようで面白い。だからレンはこんなに弄っていたのだろうか。
「……っぅ、あ、あ、はぁ……」
「……気持ちいい?」
「あ、は、はい……。なんだかぞくぞくして……少し変な感じです」
反応を見る限り、このまま続けても大丈夫そうだ。
しばらく触っていると、先端が硬くなっているのが分かる。
指で弾いたり、つまみをひねるように動かしたり、少し引っ張って見たり。
「くっ、う、だ、駄目です。そ、そんなに、つつかないで……」
レンが嘆願しているが、つい手を止めることを忘れてしまう。
――なんだかすごく楽しい。
レンが終始笑っていたのはこの所為だったのか。なるほど、確かにこの行為は面白い。
レンを見上げる。白い肌がうっすらと染まり、ぼんやりとした、しかしどこか物欲しげな表情をしている。
喜んでくれている。私で感じてくれている。
「ひ、ひゃあっ!」
乳首に喰らいつく。仄かに感じる甘み。そのまま舌先で突起を転がす。
舌先からレンを感じる。そのまま吸ってみたり、歯を軽く立ててみる。
「あっ、うぅ、ん、んん――!」
「……レン、かわいい」
「! へ、変なこと言わないでください……」
そう言うと、そのまま真っ赤になって顔を背けてしまう。
――そういうところがかわいいのに。思わずくらっときてしまう。
やはり、レンはレンだ。性別など関係ない。このレンだから、好きになったのだ。

130 :
ふと、下半身に目を向ける。
男性器は相変わらず、重力に逆らい、張り上がっている。一際膨れ上がった先端から、てらてらと光を反射している。
そのすぐ下からは、ぱっくりと開かれた女性器がある。そこからはとろとろと粘液が滴り落ち、奥が真っ赤に充血している。
自分のここは、こんな風になっているのだなと思わず感心する。
不思議な光景だ。初めて見る男性器も、女性器も魅力的で。思わず凝視してしまう。
「あ、あんまりじろじろ見られると、その、恥ずかしいのですが……」
「……あ、ごめん。……珍しくて」
「……変、ですか?」
「……別に、変じゃない」
嫌悪感は抱かなかった。自分でも思っていたよりもあっさり受け入れられた。
むしろ、その状態が当たり前のように思えた。この体だからレンで、レンだからこの体なのだ。
「――っ!」
男根をそっと握ってみる。思っていたよりも硬い。血管が浮き出、どくどくと脈打っている。
よく見ると、先から透明な液体が少量出ている。男性のここも、女性と同じように濡れてくるのだろうか。
ぎゅっと握って見たり、撫でてみる。
「ん……う、あ……」
指を動かすたびに、そこが小刻みに震える。にゅるり、と皮の下にあったものが顔を出す。
皮が剥けた先端は、根元よりも一回り大きく、濃いピンク色に染まっている。
つついてみると、益々震えが大きくなる。ここが刺激に弱いらしい。執拗に触ると、レンの可愛らしい声が聞こえて。
口で咥えてみる。
が、先端が口内に突っかかり、思わずむせてしまう。どうやら勢いよくやろうとするのは駄目らしい。
今度はゆっくりと口に含んでみる。下から上へ、飲み込むように。今度は無事、咥えることが出来た。
「な、何してるんですか!」
「……だめ?」
「いや、でもそこ、汚いですし……」
「……ふぉんなふぉとないお?」
さっきも似たような会話をしていたな、などと思い出す。立場は逆転しているが。
レンがおろおろと慌てている姿はきゅんと来る。もっとその表情が見たくて、ちょっと困らせてやりたくなる。
ぺろりと男根を舐めてみる。――しょっぱい。そして苦い。正直あまり美味しくない。
レンの時は普通にしていたのに。男女で味が違うのだろうか。――だが、あまりレンの味覚では当てに出来ないが。
少し不公平だが、まあ、そういうものかと思い、舌を動かす。
止める気にはなれなかった。意地だった。レンにも気持ちよくなってほしかった。

131 :
「う、うっ……くっ……!」
キャンディを転がすように、舌先で味わう。
先のほうを撫でれば、うあっ!と小さく悲鳴が上がる。
それが嬉しくて、一心不乱に奉仕する。口内にレンの味が広がっていく。
「はぁっ……も、で……! 口、離してっ……!」
そう聞こえた直後だった。咥えていた竿が一段痙攣したかと思うと、熱いものが流れ込んでくる。
滲み出ていたものよりも遥かに多く、大量に喉の奥へと雪崩れ込む。
ごくんと飲み干す。粘っこくて、飲み込もうとしていても奥に絡みついてうまくいかない。
しかし、そのままにしておくわけにもいかず、無理矢理喉の下へと送り込む。味はやはり美味しくなかった。
「す、すみません! 大丈夫ですか?」
「……平気。……変な味」
「別に、吐き出してかまいませんから。毒ではありませんが、あまり美味しいものではないですし」
――レンでもこれは美味しくないんだ。彼の味覚はよく分からない。
「……でも、ありがとうございます」
照れくさそうにお礼を言われ、キスをされる。味が移るよと言ったら、構いませんと告げられて。
触れ合うだけの軽いもの。ちょっとしょっぱくて、柔らかくて、温かい。
――ああ、幸せだ。
レンと出会えてよかった。レンを受け入れることが出来てよかった。
好きになってくれて、お互いを受け入れて、今ここにいる。それがただ、純粋に嬉しくて、喜ばしくて。
ただただ、そんな想いに満たされていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

132 :
「……いいですか?」
頷く。それだけで十分だった。
手のひらを重ね合わせ、指同士を絡める。しっかりと繋いで、離れないように。
押し付けられていたものが、少しずつ中へと埋められていく。
――痛い。肉を切り裂かれ、内臓を抉りだされているかのような鋭い痛み。
職業上、怪我なんて日常茶飯事で、戦場へ出向くたびに傷を負わされているのに。それとは違う激痛に襲われる。
レンの苦しそうな表情が見える。苦痛に歪められた顔。彼も同じ思いをしているのか。
「は、あ……入りましたよ」
進められてきた動きが止まる。
レンが入ってきている。繋がっている。――ああ、一つになったのだ。
結合部はぴったりとくっついているからか見ることは出来ないが、痛みと途方もない熱がそれを如実に物語っている。
レンと目が合う。どこか嬉しそうに微笑んで、髪を撫でられる。
唇が触れ合う。ついばむような軽いキスなのに、蕩けそうで。痛みも感じられなくなる位に満たされていく。
「……動きますね」
ゆっくりと腰が動かされる。
僅かに動かされただけなのに、鈍痛はおかまいなしにやってくる。
熱した金属を入れられたような感触。それは異物を追い出そうとしているのか、絡みついて離さないのか――。
ぐちゅりぐちゅりと水音が響き渡る。肉と肉がぶつかりあう度、愛液が滴り落ちる。
「……っ、う、あっ……んっ、んぅ……!」
声にならない呻きが漏れる。
苦しみから解放されたい気持ちと、永遠にこのままでいたい気持ちが交錯する。
摩擦が大きくなり、粘膜へと強く打ち付けられ、扱かれる。
開いていたレンの左手が乳房を掴む。先端の尖りを指で弄られ、揉みしだかれる。
ぞくりと全身に震えが走って。痛みの中から快楽が現れる。
レンの根元の部分が、腫れあがった突起に押し当てられる。
身体が跳ねる。鈍器で殴られたみたいな衝撃。何も考えられなくなって、それが欲しくて。
「あ、あ、はぁ、レンっ、レンっ……!」
「……っ! 好きです、貴方が好きです……!」
うわ言のようにレンの名前を呼ぶ。存在を確かめたくて、温もりを感じたくて、何度も何度も呼んだ。
レンの動きが激しくなる。前後左右と打ち付けて。
思考が溶けていく。何も考えられなくなって、視界が薄れていく。
「ふ、ぅ……ん、うぅ……あ、あっ、あぁ……」
「う、あぁ、もう……出、る……!」
あっと思った瞬間には、脳天へと衝撃が駆け上がって来ていた。
頭が真っ白になって、ふんわりと落ちてゆく快感。
レンのものが注ぎ込まれていた。どろどろとした熱いものが満たされてゆく。
咥え込んだ内側がレンのものをぎゅうと締め付ける。零れ落ちた白濁液がつうと股の間から垂れていく。
そんな様子を、ただぼんやりと見つめていた。
繋いでいる手を一層強く握る。ああ、ここにいる。レンは確かに傍にいる。
細い指、肌の温もり、天井の明かり、シーツの白、そして穏やかな微笑み。
ただそれだけが、そこに存在していた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

133 :
目を開けると、そこには幸福があった。
自分が望むはずのなかったもの。目的のために利用しようとしたもの。
しかし、いつからか愛おしくなった。傍にいたくて、一緒にいると心地よくて。
彼女の寝顔を確認する。あどけない穏やかな表情。この少女が戦いの最中にいるなど、一体誰が思うだろう。
彼女の髪を撫でる。さらさらとしたさわり心地の良い綺麗な髪。指に絡めると、あっという間に滑り落ちてしまう。
変わった人だと思った。自分のことなど後回しで、いつも誰かのために行動し、そのためなら後先考えない。
しまいには、彼さえも超えるような大馬鹿者だった。
絶望の中から希望を掴み取ろうとしている。諦めていた心に、光を差し込んでくれた。
大切な人。幸せになってほしい。生きて、未来を生き抜いてほしい。
「……僕は、貴方を幸せにします」
彼共々救って見せる。彼と共に希望へ返してやる。
だから――。
「……今はゆっくり休んでください」
また目を閉じる。まどろみが心地よい。人と人との触れ合いが愛おしかった。
今は、この幸福を抱いて眠りにつこう。いつまでも忘れないように、脳裏に刻み付けて。
――どうか、いい夢を見られますように。

(完)

134 :
以上です。長文失礼しました。

135 :
GJ

136 :
gj

137 :
素晴らしい

138 :
乙乙乙+
とうとうこの時が来たか…!

139 :
何というか...すばらしい(ボキャ貧)

140 :
乙、丁寧でいい文章だ……心が癒される

141 :
すんばらしいNE

レン関係のイベント見返すと、リーダーは新人紹介のシーンではあらぬ方向を見て、医務室では独り言喋ってんだよな……


別にいつも通りのリーダーじゃねーか!

142 :
2の主人公の教官役に 1の主人公がなるという妄想

143 :
リーダーがアラガミと戦って医務室で意識不明というドッキリ
全員どんな反応するかな 多分男か女で反応はまた違うんだろうけど

144 :
>>105の方のパクr…なお酒ネタですが、数レスお借りします
・男主人公×アリサ
・本格的エロは無し

145 :
「…似合ってますよ。とても」
 半笑いで褒められたところで、どうにも言葉を額面通りに受け取ることはできない。
 肩を竦めて返すと、アリサはいっそう深く笑んで、急ごしらえのカウンターテーブルに着いた。
 そもそもは彼女の用意した、装飾過多なスーツ服。
 自分で着るのかと思いきや、あろうことか彼女はそれを俺に押し付けた。
 成人祝い、だそうで。
「…ていうか俺が成人なら、アリサも成人だろ。同い年なんだから」
「ええ。だから、リーダーも私のこと、祝ってください」
「えー……、おめでとう」
「そうじゃなくて」
 ぴ、と細い指で、カウンターテーブル端のステアグラスを指し示す。
 示した先には、先程リンドウさん以下諸先輩から頂いた、色とりどりの酒瓶。
「…俺、カクテルなんて作ったこと無いんだけど」
「大丈夫、作り方なら私が知ってます」
「じゃあ、アリサが作ればいいんじゃないか」
「リーダーが作ったのを飲みたいんですよ。成人になった記念に」
 ダメですか、と、そのまま人差し指で、唇に触れる。
 くにゅ、と、柔らかそうな桃色の唇が、わずかに沈んだ。ちくしょう、あざとい。
「…アリサさ。それ、自分が可愛いって、分かってやってるんだろ」
「可愛いかどうかは知りませんが…リーダーが私を好きだって、分かってやってます」
 満面の笑みだ。清々しい。
 いっそ、そのまま横っ面を引っ叩きたくなるほどに。
 何が悔しいって、全くもってその通りだということだ。
 返す言葉もないので、代わりに深く溜息を吐く。
「せっかく正装も用意したんですから。よろしくお願いしますよ、マスター」
 すらりと伸びた長い生足を組んで、アリサはすっかり上機嫌だ。
 こんなみすぼらしいバーテンダーもあるものか、と思いながらも、結局は彼女に逆らえない自分がいる。
「…はぁ、分かった。ただ、一杯目は俺に自由に作らせてくれ」
「でも、作ったことは無い、って…?」
「作り方だけなら、俺も知ってる。俺からのプレゼントだって言うなら、自分で全部やらないと、嘘だろう」
 少しだけ面喰らったように目を見開く彼女を背に、並ぶ酒瓶から一本、一際大きい琥珀色を引っ張りだした。
 センスの無い大文字のゴシックで、「VODKA」と書かれている。
 顔を背けてから、ゆっくりとそのキャップを剥がした。
 むわり、と、アルコールの匂いが鼻に届いて、思わず顔をしかめる。
「…ウォッカ、苦手なんですか?」
「俺は下戸だ。匂いで酔う」
「まるで飲んだことがあるみたいな口ぶりですね」

146 :
 そもそも飲んだことが無ければ、苦手も得意もないだろうに。
「…美味しいのに」
「飲んだことがあるような口ぶりだけど」
 じ、と、互いの視線が合う。
 それから数秒して、同時に逸らす。
 今のはどちらも聞かなかったことに、というのが、本件の決着だ。
 リンドウさんならともかく、その姉上に知られたとあれば、何を言われたか知ったモノじゃない。
 言葉なしで意思疎通が出来る程度には、彼女との付き合いは長い。
 なにせ、俺の方が少し入りが早いだけの同期。
 此方の出張や彼女の帰省など、常々隣にいたわけではないけれど、それでも。
 少なくとも俺の方は、彼女を思わなかった日は無い。あちらさんは、どうかは知らないけれど。
 たわわに実った双房の胸の膨らみはそのまま、背が伸び、すらりと四肢も伸び。
 顔立ちからあどけなさは抜け、思考も落ち着きや柔軟性が増して。
 神機使いとしての実力もメキメキと伸び、いまやこの支部の中核を為している。
 それでも、例えばからかうと拗ねたように顔を背ける仕草や、相変わらず俺を慕ってくれる素直さ。
 ところどころに、あの日の面影は残っていた。
 そんな彼女も、そして俺も、とうとう成人。
 もう『子ども』じゃない。『大人』になったのだ。
 責任が重くなる。背負うモノが増える。あの日の面影は、どうなってしまうのだろうか。
 カクテルを作る間、アリサは頬杖を突きながら、俺が振り向く度に、によによと薄気味の悪い笑みを浮かべてくる。
 わずかな不安をグラスに移さぬようにして、それっぽく彼女の正面に置いた。
「……お待たせ」
「それほどでも」
 薄い黄金色が、照明を受けてテーブルに光を散らす。
 ふわりと香る、果実の華々しい香り。
 それを見て、目を輝かせるロシア少女。その様は、本当に未だ幼い少女だ。
「…『ツァリーヌ』、ですね。ショートカクテル」
「よく知ってるな」
「お母さんが、好きだったんです」
 ごめん、と、口を突いて出そうになった言葉を飲み込んだ。
 彼女はそんなことを意図して言ったわけじゃない。
「…そっか」
「飲ませて、って言っても、絶対飲ませてくれませんでした」
「…そりゃ、まあ、そうだろうな」
「……『アリサが大人になったらね』って、いつも…」
 す、と、アリサが俯いた。
 絹のように滑らかな銀髪が、それに沿って垂れ、彼女の表情を覆い隠す。
 俺に顔を見られたくない時に、よくする癖。

147 :
「…これを飲んだら、私も大人の仲間入りですね」
 しばらくして、思いついたように顔を上げた。
「……それは、どうだろう」
「そこは同意してくださいよ」
「だって、リンドウさんやサクヤさんは、お酒を飲めるから大人なのか?」
「…そういうことを言ってるんじゃないんです。気分です、気分」
 俺の言葉が煩わしいとでも言わんばかりに、くっ、とグラスを傾けて、半分ほどを一気に流し込む。
 言っちゃあれだが、良い飲みっぷりだ。
 楽しむように口の中で泳がせた後、きゅ、と一瞬だけ瞳を閉じて、それを喉の奥へと流し込む。
 開いた目は、どこか感慨深げ。
「……どうだ?」
「美味しいけど…ちょっと苦いです」
「あれ、マジでか。分量間違ったかな」
「…いえ、いいんです。嫌いな苦さじゃないし…たぶん、大人の味ってことなんですよ」
 したり顔でアリサは再びグラスを傾けて――― 口に着ける前に、ふ、と止まる。
「…リーダー、お酒弱いんでしたっけ」
「匂いで無理だ。パッチテストでほろ酔いになった」
「…ふぅん」

 何だ、その「ふぅん」は。

「酔うと、どうなるんですか?」
「…教えたくないんだけど」
「私、酔ったこと無いから分からなくて。これ、結構度数ありますよね?」
「…まあ、頭がぼーっとして…あと、動くのがすごい億劫になる。割に、意識は冴えてたりするな」
「……ふぅん」
 だから。
 意味ありげに頬を緩ませると、アリサはちょいちょい、と手で俺を招いた。
 嫌な予感を押さえつつ、招かれるままに彼女の正面に立つ。

 がしり、と、その手が俺のネクタイ、首元を握りしめた。

「え、」
 笑みが、不敵なものに変わる。
 ほんの少しだけ、紅色の頬。
 反対の手で持っていたグラス、カクテルを一気に口の中に流し込む。
 それを飲み干さずに、口の中に溜めて、再びアリサは俺の方に向き直った。
 反射で身を引こうとして、ものすごい力で逆にネクタイを引っ張り上げられ、
「……んっ」
「……!」

148 :
 わずかにアルコールに濡れた、柔らかな桃色の唇が、俺の唇の上に覆いかぶさる。
 おい、待て、
「……っ、む、ぐ……っぷは、おいアリ、っむ、……〜〜〜!!」
「えぅ、……、っは、んむ……ちゅ……」
 ぴちゃり、ぴちゃり。
 濡れた音。
 人肌の液体が、這いずる舌を伝って、喉の奥に流し込まれてくる。
 ほんの僅かな柑橘の香り、控えめな甘さとほろ苦さ、そして喉を焼くアルコール。
 彼女の柔らかな舌使い。
 呼気を求めて口を開けば、さらに彼女の口が多い被さってくる。
 ねろり、と、口蓋を舐め上げられ、そのむず痒さに思わず竦み上がった。
 胸板に押し付けられる、マシュマロのような双房は、ふにゃ、とスーツの上で形を変えている。
 その間も彼女の舌は、俺の口腔を舐め漁った。
 ひとしきり満足したのか、最後に軽く下唇を食んで、それがゆっくりと離れる。
 つ、と、黄金色が、二人の唇の間に糸を引いた。
「はっ、は、……っ、なん、」
「……ご馳走様です」
 ぺろ、と、唇に残った液を舐め取って、いたずらっぽくアリサが笑った。
「力はリーダーの方が強いけど、瞬発力は私の方が上…でしたよね、確か」
 オラクル細胞には相性が合って、身体能力の向上にも幅があるという話なんだけど、今はどうでもよくて。
「いや、お前…何を」
「嫌、でしたか」
 表情一つ変えず、口早に尋ねる。
 今度は、無理をしている時の癖だ。言葉一つで、傷つけてしまいかねない。
「嫌ではないってか、俺は、良いけど……アリサは、」
「初めて、でした。一応」
「それは、……って、そうじゃなくて」
 ぐわり、と、熱気とともに視界が一瞬揺れた。次いで、涙が滲む。
 キスの影響で荒くなった息と鼓動が、なかなかおさまらず、むしろ激しくなってくる。
 少しだけ上目がちなアリサの、何でも無いその姿ですら、酷く扇情的に見えてしまう。
 ああ、早速効いてきたか、と、空になったグラスを思わず睨んだ。
「…アリサも、酔ってんのか?」
「酔ってたら、どうだっていうんですか…素面です。素で、口付けをしました。文句ありますか」
「文句じゃなくて…俺で良いのか、って」
「本気で言ってるんですか?」
 やや潤んだジト目が、俺を見据える。
 ドン引きです、と吐き捨てて、アリサは軽やかな身のこなしでカウンターをまたいだ。

149 :
「…どれだけアピールしても、手は出してくれないし…私から迫りたかったけれど」
 おい、おい、待て。
 突っ込みどころがあり過ぎて、追い付けない。
「サクヤさんから、『大人になるまでは手を出すな』と言われていたので…もう私、大人ですから」
 とん、と、胸板を押される。
 情けなくもフラついた俺は、そのまま壁に身体を預けることとなる。
 その一瞬の隙、目にも止まらぬほどの速さで俺の腰のベルトを解いて、そのベルトで両手を後ろ手に縛りあげられた。
 一瞬のうちに、拘束されてしまった。
 忘れていた――― 軍事教練、すなわち格闘や体術も、彼女は優秀だったことを。
「おい…下手したら犯罪だぞ、これ」
「私の国じゃ、その気になっている女性に手を出さない方が犯罪です」
 ロシアおっかねえ。
「この国のことわざにもあるでしょう。えっと、据え膳食わぬは…サムライの恥?」
「今食われそうになってるの、俺だけどな」
「…嫌なら、止めます」
 また口早。
 ほんの一瞬、彼女は上手く隠したつもりなのだろうが、眉が寂しげに寄せられた。
 ああ、くそ、その顔には弱いんだ、俺は。
「……嫌いなら、言ってください。私のこと。私の勘違いだって。そうしたら、」
「はぁ、もう、分かった、分かったよ…俺の負けだ。大好きです、ずっと前から。…これで満足か」
「……なら、良いです」
 それはそれは痛快そうに笑んでから、アリサは自分の上着に手をかけた。
 がば、と、威勢よくそれを脱ぎ捨てる。
 布に隠されていた豊満な胸が、動きに合わせて、ふるん、と揺れた。
 雪原を思わせる、白無垢の肌。
 わずかに上を向いている、唇ほどに薄い桃色の先端。
 下着は普段は付けない派と言われてから、何度その生肌を思い浮かべたことか。
 俺が見ていることなど意に介せず、いや、むしろさも自慢げに、その胸を強調してくる。
 俺が逃げ出せないのを良いことに、ゆっくりと焦らすように迫って、やわらかな生足を股間にぐいぐいと押し付けられて。
 なけなしの理性が溶かされていく。
 その彼女の挑戦的な姿勢に、俺はふと、先程のカクテルの名前の意味を思い出した。
「…ズボンの前、張ってますよ。リーダー」
「……アリサがエロすぎんだよ」
 ツァリーヌ――― 『女帝』だ。なんとも、おあつらえ向きな。
「…一緒に20歳になりました。一緒にお酒も飲みました」
「……それで?」
「だから、……一緒に、『大人』になりませんか、リーダー…?」

 主導権は私だ、と言わんばかりに、少女は妖艶に笑った。
 ……数分後、力に物を言わせてベルトを引き千切った俺に、立場を逆転されることになるとも知らずに。

150 :
以上、お粗末さまでした

151 :
GJ!……だけど何だこの生し感は

152 :
乙+++

153 :
はかせー、つづきはー?
ともかく乙

154 :
続きは、ないんですか!?ともかく乙です

155 :
書いてみたけど、エロないけど、下ねたトークだからいいよね的な

156 :
 異常増殖したアラガミ討伐のため、
俺とコウタとソーマの三人は鉄塔の森へと繰り出していたのだ。
 とは言っても、そのアラガミ達は非常に弱く赤子の手をひねるより簡単らしいので、
リンドウさんのリハビリと新人二人教育(名前なんだっけ?)を兼ねて、
リンドウさん達に任せ俺達三人はそのバックアップのために今は高台にて待機しているというわけ。
 待機するだけでお給金がもらえる楽な仕事だと俺は思っているのだが、
どうやらコウタは待機に飽きたらしく唐突にソーマに質問をする。
「なぁ、ソーマはシオちゃんでオナニーとかすんの?」
 コウタの居た場所にはソーマの白いバスターが突き刺さっていた。
「あっぶねぇな!んだらどうすんだよ!?」
「あ゛?」
 感情を滅多に表さないソーマが珍しくあからさまに怒気を発している。
カメラがあったら動画が取りたいぜ。
「だいたいテメェは唐突になんだ?」
 深く刺さった剣を抜きつつ、明らかな敵意とともに言葉を続けるソーマ。
 俺が昨日はシオちゃんとペットプレイネタでスッキリしたと知ったら、
多分、俺はミンチより酷いことになるんだろうな。
などと思いつつ、この面白そうな状況を見守る。生暖かく。
「いや、だってさ、俺ら健全な青少年よ?
いくら温暖化だからって、うちの隊の露出の高さは毒じゃんか!?」
 確かに。この間、冗談でアリサに水着で廃寺に来いって言ったら本当に来たし。
女の子が必要以上に身体を冷やしちゃいかんよな。男はタマタマ冷やしてもいいんだが。
「でもさ、身内で抜いちゃうと次の日から顔合わせにくそうじゃん?
大体、見慣れすぎて逆に興奮できないというか……」
 そうか?サクヤさんとの不倫プレイネタは久々の大当たりだったぞ。
「だから、ソーマに聞いてみようかなと」
 このコウタの必さにあてられたのか呆れたのか、怒気は鳴りを潜め、
落ち着いた様子のソーマが答える。
「だからって、なんで俺に聞くんだ。コイツに聞けばいいだろ」
 と、俺を指差す。
「えー?でもリーダーってさ、アリサとデキでるんでしょ?
この間も廃寺で二人きりだったって言うし」
 別に付き合ってるとか、そういう訳じゃないんだけどなぁ……。
単純にリンクできる相方ってだけで。
「そんな女の子を知ってるヤツにオカズについて聞いてもなぁ」
「テメェは何様なんだ……」
「で、ソーマはシオちゃんをオカズにしたことあんの?」
 余程気になるのか、あんな目に遭ったにも関わらずしつこく聞いている。
「ない!」
 観念したのか、いい加減黙らせたいのかキッパリとソーマは答える。
「一度も?」
「一度もだ!大体アイツはそういう対象じゃない……」
 思春期か。
「えー!?じゃあ、ソーマはどうやって性欲発散してるんだよ?」
「いい加減にしろ」
 バスターを差し向けコウタをけん制するソーマ。
 聞きたいことを聞けたからか、とりあえず引っ込むコウタ。
「くっそー、明日から何をオカズにすればいいんだよー!」ジタバタ
 しかし、収まりが付かないのか駄々っ子のように喚きだす。
 仕方ない。ちょいと危険だがリッカに作ってもらったアラガミ式オナホを薦めてやるかと、
声をかけようとした時、横から通信が入った。

157 :
 その日、いつものようにアナグラ内をぶらぶらしていたゲンさんは、
一種異様な光景を見る。
 それはアリサ、カノン、リッカの三人が食い入るように何かを見ている様子だった。
いや、よくよく見てみれば、何かを見ているのではなく何かを聞いている様子だった。
 その鬼気迫る様子に声をかけることははばかられ、特にすることのないゲンさんは、
今日はその三人を遠巻きに観察して暇をつぶすことにした。
『「いいんだよー!」ジタバタ』
「あぁ、もう、どうしてそこで切り上げちゃうのよバカコウタ!」
 と苛立つアリサ。
「あのー本当にアリサさんは付き合ってないんですか?」
 と恐る恐る聞くカノン。
「だったら、わざわざこんなことしないと思うけど」
 とリッカが返す。
 事の起こりはアリサがリッカに盗聴器の制作の依頼をしたことから始まる。
が、経緯はカットの方向で。
 そして、なんだかんだで、アリサ、カノン、リッカの三人は、
第一部隊リーダーの女性の好みを知るために、こうしている。
 しかし元来無口なリーダー相手に盗聴は効果はなく、あげく彼の部屋に盗撮器までしかけて、
得た成果はというと、開いた時間はオナニーばかりのオナニストだったということ。
しかも妄想系。さすがに頭の中までは盗めない。
 そんな「もうお手上げ侍」状態だった三人に舞い降りた千載一遇のチャンス。
もし、コウタがここで諦めてしまえば、彼の好みを知る機会はもう無いかもしれないのだ。
 特にアリサはこれまで数々のアプローチをして玉砕してきたのだ、否が応でも必となる。
 そんな経緯を知らないゲンさんは、そんなただならぬ気配だけを察知して、
女って怖いなー。と今更ながら思うのであった。

 そして俺は横から来た通信を取り次ぐ。
「アリサさんと付き合ってるって本当なんですか?」
 ヒバリちゃんからだ。っていうか、なんでそんなこと聞くの?暇なの?
「あ、ちなみにさっきの会話、パブリック回線が開きっぱなしのままだったので、
周辺の皆さんに丸聞こえでしたよ」
 俺はソーマとコウタを見やる。帰投したら大変だろうなぁ……と他人事のように思う。
というか、忠告してあげないヒバリちゃんは意地が悪い。
タツミさんの事といい男嫌いなんだろうか?
「で、アリサさんとは実際の所どうなんです?
付き合ってないにしても異性として意識してたりするんですか?」
 なんか今日のヒバリちゃんはグイグイ来るな。なにか悪いものでも食べたんだろうか?
「この通信はプライベートなので、ぶっちゃけても大丈夫ですよ」
 通信の向こうにヒバリちゃんのいつもの笑顔が見える。
が、なんとなく黒そうな雰囲気も感じる。
付き合っていないと明言するのは簡単だが、どうにもためらってしまう。
「どうなんです?」
 口調は穏やかだが、声のトーンが低くなっている。明らかに何かある。コワイ!
「都合が悪くなるとダンマリですか。そうやってアリサさんの心も弄んでるんですね」
 な、なんでそういう事になるんですかヒバリちゃん?
しかし、自分としてはアリサはからかい易いから遊んでるのであって、
弄ぶとかそんなつもりはなかったが、傍から見ればそう見えても仕方ないのかもしれない。
 今後、気をつけようと思案しつつもヒバリちゃんは止まらない。
「大体あなたはアリサさんの気持ちに対して鈍感すぎます!
先日もあんな格好で廃寺に呼び出しておいて何もないとか酷すぎじゃないですか!?」
 廃寺の件は一体ドコまで広がるってんだ……。
「それだけじゃないですよ!リンドウさんの事件だってアリサさんにどれ程心配を――」
 こんなにも饒舌なヒバリちゃんは初めてかもしれない。というか……。
「アリサのこと好きなんじゃないか?」
 ヒバリちゃんの言葉がピタリと止まり静寂が響く。これは、当りですかね……。

158 :
 どれほどの時間が経ったろうか、
「ダンマリは卑怯じゃないんですかねぇ……」などと言って意地悪しようと考えたが、
さすがに自重した。
「……はい」
 重々しくひねり出すような声でヒバリちゃんは答える。
自ら同性愛者と名乗り出る心中、察するに余りある。
 しかし、先ほどの勢いも恋心の暴走と考えれば十分理解できる。なので、
「俺とアリサは付き合っていない」
 と、スッパリ言うことが出来る。元々隠すことでも無しに。
「つまり、チャンスがあるってこと」
 続けて俺は言う。
 アリサも同性が好きがどうかはしらないけれど、
俺もレンきゅん相手にスッキリ出来るかどうか悩んだ時期があったが、
「付いてても可愛ければいいよね!」という結論に至ったので、おそらく大丈夫であろう。
 そんな経緯も手伝って、俺は自信を持って答えられるのだ。
「もしかして……励ましてるつもりなんですか?」
 確かな自信とともに俺は頷く。
「音声通信じゃ、頷いてもわからないですよ?」
 それもそうだ。というかよく分かったなぁ……たまげたなぁ……。
「ふぅ……。なんだか変な感じになってしまいましたが、すこしスッキリしました」
 今まで押し込めてた想いを吐き出せたせいだろうか、
それは先程までの黒いトーンが失せた、いくらか楽になったかのような口調だった。
「でも脈絡なく励まさないでくださいね」
 確かに少し脈絡なかった。喋るのは苦手なんだよなぁ……。
「今日、あなたと話せて良かったです」
 そういえば今まで事務的な話ししかしてない気もする。
「では、今回の任務がんばってくださいね」
 通信が切れる。なんだかとてもいい事をした気分だ。
 帰ったら百合ネタで一発スッキリするか!

 一方その頃、ゲンさんは三人娘をまだ観察していたところ、急にアリサが立ち上がる。
「今、私のこと好きって言いましたよね!?」
「「え?」」
「でも、なにか文法おかしくなかった?」
「疑問形でしたよね……?」
 他の二人は半信半疑だ。しかし、アリサは止まらない。
「ほら!チャンスがあるって言いました!」
「唐突過ぎません?」
「言葉もなんか変だったよ?」
 だがアリサは勝ち誇ったように言う。
「今までの私のアプローチは間違ってはいなかったんです!
ふふ……燃えて来ました!既成事実を作るのです!」
 言うが早いが、アリサは二人が止める間もなく行ってしまった。
「どうします?」
「どうしようか?」
 カノンとリッカは顔を見合わせ考えあぐねるのであった。
そんな三人を見てゲンさんは、女って分からんな―。と今更ながら思うのだった。

以上です。お粗末さまでした。

159 :
お疲れ様

160 :
乙です
オナニーマスターな主人公クソワロタ
あとゲンさん傍観者でも結構いけるなw

161 :
乙乙乙
こういうノリも大好物だ
つーか久々にきたら豊作で嬉しい

162 :
ていうか途中の「お手上げ侍」って単語見てから主人公が完全にジュンペーに上書きされたぞw

163 :
テレッテー

164 :
ボイス14某765歳化け狐のように人外説

165 :
妲己ちゃん思い出してちょっとそういうアラガミ妄想しちまった

166 :
>>72
ボイス14と腐れ縁
が抜けてるぞ

167 :
一段落ついたし女主人公とアリサの純愛でも書こうかなと思ったら構想がいつの間にかヤンデレっぽくなってたでござった

168 :
かまわん、ヤりたまえ

169 :
ゲンさんと幼馴染のボイス14
彼女は不幸にもアラガミにいったん取り込まれてしまったものの生還をしたのだった
しかし彼女はその影響によりまともに歳をとることができなくなりゲンさんの前から姿を消す
そして現代、たそがれるゲンのまえに髪型や服装は変わってるものの新型として戻ってきたボイス14とゲンは出会うのだった
という妄想

170 :
ゴッドイーター(バーストじゃないほう)のEDスタッフロールの最初の一枚絵で
アリサが誰かに飛び掛って抱きついているんだけど、誰に抱きついているかわかる?
そして最近気づいた、アナグラの神機使い+リッカ・ヒバリはアーク計画の声がかかってるのに
ゲンさんだけ掛かってないのな。

171 :
>>170
ヒバリちゃんかと
EDの絵と言えば、贖罪の街でペタンと座り込んだエリナっぽい少女に手を差し出すソーマが描かれてる絵の方が気になる...
何で贖罪の街なんかにいるのかとか、箱舟に乗らなかったのかとか
誰かその辺補完するSS描いt

172 :
謎といえば
エリナと相思相愛っぽい少年がいたけど
エリナは父親についてきたってのはあっても少年はなんでアナグラに来てたんだろうな。
そして2で神機使いになっているエリナはどうやって父親の反対を跳ね除けたのかも気になるところ

173 :
やっぱりエリックのこととかかなあ猛反対されて家出同然って可能性もあるけど
主人公の出自も中々に謎 無職やってましたとか無言とかあったけど親がいないってのが一番可能性が高いのかな

174 :
主人公あたりの出自ならある日突然地面から生えてきましたとかでもあまり違和感は無いな

175 :
それアラガミとどこら辺が違うんですかね・・・

176 :
>>175
実はシオ以上に人間化していたアラガミでして
それがフェンリル上層部にばれたから2では行方不明に…

177 :
>>172
主人公がエレベーターと出撃ゲートからしか出入りしないんでうっかりしがちだけど、
エントランスは多分画面手前がメインの出入口で、
ヒバリちゃんの前までは一般人も自由に出入り出来るんじゃないのかな
画面の外にはヒマな一般人がもう何人かうろついてる可能性も高い

178 :
リーダーがアラガミ化したので狩ってこいや的な博士考案のドッキリ
なおリーダーは知らされていない状態とする

179 :
>>179
コウタあたりはぶちぎれて博士しかねない勢いで激昂するけど
アリサ(ソーマ)が「昨日見たときはなんともなかったのに」とか言ってドッキリがバレル気がする

180 :
そして根掘り葉掘り訊かれて惚気るんですね

181 :
レンきゅんはどんな下着をつけているのだろうか
女性用なのか男性用なのか……

182 :
>>181
はいていない

183 :
スパッツかもしれない

184 :
>>174
主人公の数だけそれぞれの過去があるんじゃない?

185 :
女主人公「のうアリサ……わしはお主たちに黙ってたことがあるんじゃ……」
アリサ「な、なんですか?」
女主人公「実はわしは……」もふもふ
アリサ「リーダーに耳としっぽが!?」
女主人公「実はわしは化け狐なんじゃよ……喋り方が古いのもそのせいでの」
アリサ「……」
女主人公「今更言ったところで信用してくれといっても信じてもらえんじゃろうがわしは人間の味方……ってどうしたんじゃアリサ」もふもふ
アリサ(もふもふしたいもふもふしたいもふもふしたい)
女主人公「ど、どうしたんじゃ目の色がおかしいぞ!?」
アリサ「モフモフモフモフモフモフモフモフ」
女主人公「ち、近づくな! どうしてそんなじりじり来るんじゃ!? やめんかやめ――」

主人公全員がなんかの妖怪なら突然現れても不思議じゃないよね

186 :
スレ的にはアリサも十二分に妖怪か化物か新種のアラガミ扱いされてるよな
少なくとも自分の中では主人公狂いの淫獣として扱ってる

187 :
コンコン
「ん...朝早くにどうかしましたか、ソーマさん?」
「支部長から出頭命令だ...俺とお前、至急の用だと(寝巻き姿の隊長...なんて破壊力だ)」
「そうですか。ではすぐに着替えてきます」
「ああ......って、ドアも閉めねえのかよ」
「すぐ済みますので。あ、覗かないで下さいね?」
「当たり前だ(わざわざ覗く必要も無いからな)」
「ですよね!ではちょっと待っててくださいね」
「ああ(そう、音だけで十分)」
シュル パサッ
(ハァハァ)
カチャカチャ モフッ
(ハァハ......もふ?)
(何の音だ...?)
(...少しだけだ)
チラッ
「はっ...!?」
「あ...」モフモフ
「......!!(尻尾...耳......隊長にっ!)」
「ああああのこれはですね...私ほんとは妖怪っ...じゃなくて...何ていうかそのっ...あぁもう覗かないでって言ったのにっ!?」
「...」ユラリ
「どうしてドアをロックするんですか!?こ、こっち来ないでください!したっ下着しか付けてないんですよ!?///」
「あぁ...どいつもクソッタレだ...特にお前は...!!」
「へっ?...きゃーーーーーっ!?」
二時間後ようやく支部長室に出頭した2人はたっぷりと嫌味を聞かされたが、ソーマはとても穏やかな表情であったそうな

188 :
ソーマがFF8のスコールみたいだな

189 :
レンってしたは女性用装備だっけ
つーことはそういうことか

190 :
レンきゅんには無限の可能性があるんだよ。男の娘でも僕っ子でもいいじゃない

191 :
『神機』という独特な性別とか。
肉体交流をもてない代わりに快感が数倍増幅される精神交流とか…・

192 :
女主人公・レン「「らめええええええ」」ビクンビクン
コウタ「リーダーが一人で痙攣してる!」

193 :
へ、変態だー!!

194 :
アリサ「信じて送りだしたリーダーがアラガミのド変態調教出産プレイにドはまりしてアヘ顔ダブルピース通信を送ってくるなんてってアニメありませんかコウタ」
ソーマ「あるのかコウタ」
コウタ「何この2人怖い!」
リッカ「小説でもいいよっていうか用意しないとキミの神器のメンテやらないから」
コウタ「なんで!?」
カノン「早くひり出さないと後ろにいても銃弾当たっちゃうかもね」
コウタ「もうやだこのアナグラ!」

195 :
そして何故かあるんですね分かります

196 :
アリサが変態なのはもうお腹いっぱいよ…
しかしこのスレ急に賑わってきたな

197 :
勢いに乗じて、コウタ×アリサを熱烈希望

198 :
賑わってきたのはゲンさんのおかげだと言うステマ

199 :
変態ばかりやでぇ…

いいぞもっとやれ

200 :
女ボイス14は過去に精神崩壊を起こしており治療してくれた医者の口癖がうつってしまった
という妄想何があればあんな口調になるのか

201 :
>>200
医者のほうも結構なイロモノだなそりゃwww

202 :
クソッ!こんな変態だらけのアナグラにいられるか!
俺はヒバリちゃんと愛の逃避行をするぞ!!

203 :
タツミ兄貴何やってるんすか

204 :
女主人公[セクシーなの?」
ヒバリ「キュートなの?」
二人「どっちがすきなの?」
タツミ「ま、まようなあ」
的な三角関係 なお何故か女主人公とヒバリちゃんがくっつく模様

205 :
カノンと女主人公の百合がみたい

206 :
女主にもいろいろ居てだな

207 :
たまにはエロパロらしく変態プレイが見たくなってきたなぁ(他人任せ)

208 :
リンドウの仇のピターを倒そうとするもののマータが押し寄せてきて撤退を強いられる
女リーダーはアリサ達を逃がすために一人立ち向かう
数日後
例のピターがいるという巣の情報を得てアリサ達が向かうとそこには腹を膨らませたマータ達の姿
その中にはマータ達と同じように腹を膨らませて四つん這いで涎をダラダラ流しているリーダーの代わり果てた姿があった
という妄想
個人的に誰かと主人公が恋中だったりするといいと思うんだ
正気を失ってたのに恋人の姿をみて意識を取り戻して顔を押さえながら見ないでといいつつ出産
産まれるのはなんだろねヴァジュラかなマータかなそれとも新種かな

209 :
>>208
それがマルドゥーク誕生秘話なんですねわかります

210 :
神機の名前って誰が考えてるんだろうね?お偉いさんか、製作者か
だとしたら、レンの神機は誰が名付けたのだろうか。「乾いた心」だの、「幻影の刺突」だの、「貪欲な口づけ」だの
元の神機も意味も「血の波動」だしなぁ。なんだかセンスが……
まあ誰の神機も大概そうなんだけど

211 :
神機ねぇ……
とりあえずソーマの神機が擬人化したらボケッとした性格の小柄な子だと思う。
そしてシオっぽくやや天然入りの。
いやね、ソーマ、ツバキ、リンドウがロシアで活躍する例のアニメPVで、ソーマの神機がくちゃくちゃアラガミを食ってるシーンを見てたら
なんかロリ巨乳なボケッ子しか思い浮かばなくなってきた。

212 :
あの神機はシオちゃんとソーマの子供みたいなもんやろ

213 :
>>210
リッカ「ほら神機を少し改良しといたよ」
女主人公「ありがとうリッカちゃん!」
リッカ「それでその武器にはなんて名前をつけてあげるのかな?」
主人公「超ハンマー!」
リッカ「……え?」
主人公「超ハンマー!」目がキラキラ
リッカ「い、いいんじゃないかな……」
実は主人公が他人の神機含めて全て自分のネーミングセンスでつけてる説

214 :
>>208
【男リーダーの場合】
数日後
例のピターがいるという巣の情報を得てアリサ達が向かうと
そこには腹を膨らませたマータ達を従えてご満悦な男リーダーの姿が!

215 :
へ、変態だー!

216 :
>>213
リッカ「ほら神機を少し改良しといたよ」
男主人公「感謝する」
リッカ「それでその武器にはなんて名前をつけてあげるのかな?」
主人公「呪刀」
リッカ「……え?」
主人公「主の生命を蝕み、その命尽きし時まで手放す事を許されない代わりに、絶大な力を主に与える………呪刀だ」
リッカ「い、いいんじゃないかな……」


中二病をこじらせてますねー

217 :
主の生命を蝕みって一応神機全部蝕むじゃねーか

218 :
リンドウさんとかリアルに
「くぅッ…鎮まれ俺の右腕!!」だもんね

219 :
封印サレシ神ノ大剣は、直球過ぎて意外性がある名前だった

220 :
リンドウ(くそっ、また右腕が疼き出しやがった……!
だが「静まれ……俺の右腕……!」なんてやった日には、
「え……なにそれは……(ドン引き)」
「いい大人なのに、そんなことしちゃうんだ……幻滅です」
「離婚しましょう、子供は私一人で育てるわ」
「(養豚場の豚を見るような目)」
なんて事になっちまう……!)
主人公「くぅ……!あの時(二刀流)侵食された左腕が痛み出しやがった……(ドヤ顔)」
リンドウ(なんで、あいつとっくに治った腕であんな真似できんだ……?
少し羨ましいじゃねぇか……!)
ツバキ「いいから、とっとと医務室へいかんか、バカモノが!」ペシ

221 :
コウタ辺りなら理解してくれそう

222 :
実際洒落にならんからなぁ

223 :
二人でミッション中 リンドウを庇うものの攻撃を受けて腕の部分が破れると
リンドウ「お前……どうしたんだその腕!?」
女主人公「えへへリンドウさんの神機握ってからずっと侵蝕とまんないんです」
リンドウ「どうしてもっと早く言わなかったんだ!」
女主人公「だってもうちょっとで腕の付け根までいくんですよ?」
リンドウ「だからなんだっていうんだ!?」
女主人公「お揃いじゃないですかえへへサクヤさんにちょっと差をつけちゃいました」ニタア
歪みまくってアラガミ認定される日も近いな!

224 :
異様なふいんきにドン引きするリンドウさんにキョトンとしてから無邪気な笑顔で迫るヤンデレ主人公ちゃん
ええな

225 :
凄く良い!

226 :
リンドウさんって新型扱いなのかな?

227 :
>>224
脳内補完した。これで3年は戦える!

228 :
ボイス14が着物を着て戦場に出ようとするのを必に止めるアナグラメンバー

229 :
でもリーダーが着ぐるみを着て出撃するのは止めないアナグラメンバー

230 :
着ぐるみはほら分厚いから防御力高そうだし
とかいってたら水着なんてものがありましたね

231 :
ボイス14「ふ、この程度の任務じゃったら褌一丁で十分じゃ!」

232 :
水着や上半身真っ裸で出撃してもなん度もおもわないアナグラメンバーだったが
他の支部からの出張で来た職員がドン引きしている様を見て自分たちの感覚がいかに麻痺し切っているのかを認識させられて凹む姿が見える

233 :
でもロシアやドイツから来たやつがアレだしなぁ・・・

234 :
アリサ「そういえばリーダーって極東出身なんですか?」
主人公「わしはロシア出身なんじゃが」
全員「ええええええええええ!?」
主人公「ありゃいわんかったかの」
博士「いやいやいやキミの書類には極東出身って」
主人公「ああそれは現在居る場所かと思ったんじゃよ」
カレル「口調も紛らわしいぞ……」
主人公「わしは昔の極東の本やドラマや映画がロシアにいたころから大好きでの。特にヤクザものが好きじゃったんじゃよ」
コウタ「じゃあロシア語も喋れるのか?」
主人公「一応はの。ただこっちにいる期間もそれなりにながいからペラペラしゃべれるかと言われると辛いのう」
この後様々な質問がありましたが親の話題を振ったシュンが大型地雷を踏んでしまったようです
女ボイス14のダイレクトマーケティングを進めていく

235 :
上司の裏切りでアラガミ進軍中のエリアに取り残され、そのままスウォームされてしまった主人公♀
失意のコウタはアナグラから離反するが、
アラガミに同化されてしまった主人公♀が後に復讐の鬼と化し、人類最大の敵となることを
知る由もなかった……

んー、Protoss居ないから成り立たないな

236 :
逃げるな!書ききることから、逃げるな!
これは…命令だ!!

うおぉぉぉおおお(全裸待機)!!

237 :
酒に強そうなボイスってどれだろ全員13〜18くらいだろうから飲むなよって話だけど

238 :
酒に強そうなのは、個人的に女主7だな
コウタのお母さんと同一人物だとは思えない声

239 :
主人公の年齢って決まってたっけ?
勝手にコウタやアリサと同じ15歳かなと思ってたんだが

240 :
1とか2あたりがどんだけ飲んでもけろっとしてるのは面白そう 特に1

241 :
主人公「りぃぃぃぃだぁぁぁぁぁりぃぃぃぃだぁぁぁぁぁぁ!」

主人公「これが俺の産まれた時の産声だそうだ」
アリサ「流石ですリーダー!」
コウタ「違う、なんか違う!」

242 :
ナチュラルボーンリーダー、か…

243 :
たけしやないかい!

244 :
そういえば第3部隊のリーダーって誰なんだろうな。
第一部隊はリンドウ→主人公ってはっきりしてるし
第二部隊は防衛班長のタツミさんがたぶん部隊長も兼任してるんだろうと思うけど…
第三部隊は誰がリーダーなのかわかんねぇ…

245 :
第二部隊は居住区の防衛だろ
第三部隊はエイジス島の防衛だから
タツミの兄さんっぽいかなー……二つとも兼任してそうっていう個人的な想像。
防衛班っていう括りでは、第二も第三もそれほどかわりないだろうし

246 :
そういや第三部隊はエイジスの防衛って言うけど
エイジスの中入ったらサクヤやアリサみたいにアーク計画に気づいちゃうよな?
しかも島だから海の上で戦う羽目になりかねないし。
何をもってエイジスの防衛としているのか気になる。

247 :
まだ隠してる何かを壊されなかったらおk
徹底的に支部長の犬に調教される女主人公とか妄想してた

248 :
>>247
そういう役はシブチョーよりサカキさんの方が似合う気がする

249 :
メディカルチェックと称してあれやこれや……ゴクリ

250 :
風の噂で聞いたが、極東支部にはとんでもない奴がいるらしいな。
なんでも、年端も行かない少女を拉致監禁した挙げ句、
観測と称してアラガミの肉を食わせているらしいぞ。

251 :
シブチョー「ほら女主人公お手」
主人公「わん♪」
シブチョー「舌を出しっぱなしなんてだらしない奴だな君は……」
主人公「キューン」
シブチョー「特異点だ、特異点を持ってきたらいつものようにかわいがってあげよう」
主人公「はっはっはっはっ」
シブチョー「ははは特注で作らせた尻尾をふってそんなに嬉しいのかね?」
主人公「わん♪」

博士「僕は彼にはついていけないね」猫耳用意
ツバキ「全くです」ぺニバン用意

252 :
へ、変態だー!

253 :
男主人公がホモ 女主人公がレズだと知った時のアナグラメンバーの反応が知りたい

254 :
アリサ「リーダー×コウタ、これね!」
コウタ「リーダー×アリサ、これだ!」

255 :
>>254
お前ら結婚しろww

256 :
ホモリーダーの場合
アリサ「リーダーがホモだったなんて……早くバイに目覚めさせないと!」
レズリーダーの場合
アリサ「リーダーがレズだったなんて……ネコタチどっちですか?前と後ろはどちらが好み?」

257 :
ホモォ…ってデザインアラガミみたいに見えなくもないよね

258 :
>>257
「ホモォ」て鳴きながら追っかけてくるのか?

…アリだな

259 :
定期的によろず屋に質のいいアラガミエキスを大量に売ってくる女主
実はアラガミエキスではなく、一部アラガミ化した自分の母乳だった。
なんてのを考えた。
というかよろずやって変換したら万屋になるんだな、勉強になった。

260 :
アラガミエキス(ノーマル) 100fc
アラガミエキス(リーダー) 2000fc
アラガミエキス(アリサ)  1500fc
アラガミエキス(サクヤ)  800fc
アラガミエキス(ツバキ)  80fc
アラガミエキス(シオ)   売り切れ

261 :
>>260
誰だシオのエキス買い占めたの

262 :
ど、ドン引きです!

263 :
ツバキさんはきっと大量に入手可能だから値段がリーズナブrうわなにをするやめr

264 :
アリサ「近頃リーダーの服から母乳の味がしますドン引きです」

265 :
コウタ「リーダーの服の味を以前から知ってる事にドン引くよ」

266 :
>>261
そういえば最近ソーマの野郎が部屋から出てきていないような・・・

267 :
シオちゃんのはソーマが採取してるからな出回るわけがない

268 :
>>267
サカキ「こんなこともあろうかと」

269 :
男主人公「ソーマお前を少しでも励ますためにシオのドレスを着てみたんだがどうだ?」

コウタ「あれリーダーは?」
ソーマ「エイジスにでも埋まってんじゃねえか」

女主人公「キミの慰めに少しでもなればいいんじゃないかとおもってシオのドレスを借りたんだが・・・」

コウタ「あれリーダーは?」
ソーマ「妊娠したから休暇だ」

270 :
好きな人の服着てたからって妊娠までさせちゃう男の人って

271 :
男主人公最高だなwww一家に一台…いや
一部隊に一人は欲しいwww

272 :
ナナとGE2女主の百合ほしいなぁチラッチラ

273 :
ナナの肉まんがなくなってナナが手当たり次第に女性の肉まんを味見していくのですね。

274 :
炎妃龍<呼んだ?

275 :
テスカトリはお呼びでないわっ!!

276 :
>>269
落ち込んでるソーマを励まそうとシオドレス(レプリカ)を着てソーマの部屋に行く女主
ソーマの部屋にはいると同時にシオの口真似をした瞬間ソーマの押し倒される
服を脱がされた直後「むにゅ」と言う効果音が…
「シオじゃ…ない…」
ソーマはよりいっそうおちこんでしまいました…

277 :
おちんこでたなら結構です

だからソーマはロリコンじゃないよシオコンだよ

278 :
>>276
つまりジーナさんがシオのドレスを着ればソーマは忽ち元気になるわけか
さあジーナさん!
暗いソーマはぺたぺたの、貴女の胸が役に立つことを示すのです!

279 :
おい>>278の方に無印仕様のないぞうはかいだんが飛んでいったぞ

280 :
懐かしいなぁ無印仕様のないぞうはかいだん

281 :
夢で女リーダーになってたと思ったら超執刀し始めたり我が名は這い寄る混沌だとかかってに言い始めて
ああノベルゲーってこんな感じなんだと思いました

282 :
無印は『内臓』と『脳天』持っていけば大体どうにかなる
これテストに出るぞ

283 :
バーストで内臓ってどうなんだっけ

284 :
ないぞうはかいだんは無印のをバーストでもそのまま使ってたわ
もうないぞうはかいだんじゃないと満足出来ない体になってたからな

285 :
>>283
弱くはないけど無印に比べてOP効率がだいぶ悪化してる
確かwikiにはバースト向けに改良したのが出回ってた気がする

286 :
俺のないぞうはかいだんをジーナさんのなかにぶち込みたい

287 :
女主人公「ジーナさん好きですつきあってください!」
ジーナ「いいわよ」
女主人公(すんなりッ!?)
ジーナさんを驚かせたり照れたりさせるのは難しいでぇとおもった女主人公だった

288 :
で、女主人公がジーナさんに翻弄され続けて
どんどんどんどん開発(意味深)されて行くわけだなごっつぁんです!!

289 :
女主が翻弄されてるだけかと思えば実はジーナさんも知らない内にそんな女主の虜にされちゃってるんですね

290 :
ジーナさんと女主人公の情事を見てしまったアリサ
目にもとまらぬ速さで2人は捕獲すると・・・

291 :
3Pですねわかります

292 :
にゃんにゃんしている様に見えて、実はお互いの胸に豊胸マッサージをしていたとしたら…

逃げられない様に縛り上げられたアリサの服は(元が元なだけに)盛大にはだけてしまい、たわわに実ったオッパイが剥き出しになってしまっている。
そこへにじり寄ってくる女主人公とジーナの姿を見て、自らの純潔が奪われるのを覚悟したアリサは目を瞑ってその時を待つ。
だが不思議な事にそこから一向に何も起こらない。
疑問に思って恐る恐る目を開いたアリサが見たものは、自身の胸に向かって手を合わせながら必に拝み倒している2人の貧乳の姿であった…。

その後でアリサの(オッパイの)御利益に与ろうと2人にオッパイを吸われながら子宮がキュンキュンしたり、逆に2人の貧乳をちゅっちゅしながら我慢できずに自分を慰めてしまうアリサとか想像した。

293 :
>>31
削除作品は自サイトにて手直しして再公開〜
とありましたが、サイト名教えて貰えませんか?
もう一度超読みたいっす・・・(土下座)

294 :
>>293
削除された作品名でググれよ……

295 :
しかし最近レズが多いな
というかアリサは変態レズというキャラが確立しつつある

296 :
主人公とのフラグ性別関係なく乱立するやん?
下乳素敵やん?
変態レズ一丁上がりや

297 :
あの格好な時点で、決してノーマルとは言えないな

298 :
そろそろリッカ×男主が読みたい

299 :
ほんと書き手居なくなったんだな…何となく分かる気もするけど

300 :
エロをかくとぬ病気なので

301 :
てすと

302 :
2が出たらまた賑わうさ

303 :
女主人公を庇ってアラガミの攻撃を受けるアネット
なんか色々暴走してふたなりに!
責任をとると言って抱かれる女主人公だったがアネットの異常性欲によって朝まで中だしを喰らった結果まるで妊娠したような腹になってしまった!
腹ボコは多いけど精液ボテってあんまり見ないよね

304 :
異種姦はともかく、ノーマルなエロじゃあ生じない現象だからなぁ…

305 :
初めて鎮魂の廃寺を訪れて、あまりの寒さに思わず女主に抱きついたナナ
女主ちゃんあったかーいとか言ってスリスリしてくるナナに、口だけの抵抗をしてまんざらでもなさそうな女主
嬉しくなったナナは更なるスキンシップを求めて互いの頬を合わせてもっとスリスリしたのちに耳を甘噛みしてみたり
すると女主顔真っ赤にしてあたふたしてそれがかわいいからって続けてると気付いたら完全に蕩けちゃっててキュンキュンしたナナがそのままイタダキマスするみたいなゆりゆりしたのがほしいな僕は(迫真)

306 :
言いだしっぺの法則「俺の出番か!」

307 :
こんな肉汁とろとろの美味しそうな肉まん隠してるなんてずるーい…いただきまーす
みたいなさ

308 :
タイトル;『雄弁』
キャラ;レン×女主人公
注意事項
・ふたなり
・性別;レン
・飲尿描写あり
>>117の『休養』の既読推奨

309 :
風が頬を掠めた。
眼前に天高くそびえる竜巻が、ごうごうと唸りを上げている。
侘しく抉り取られた地面から渦巻くそれは、いずれ訪れる世界の終末を暗示するかのようで。
ここは何も変わっていなかった。
崩れた建物。年月と苔に浸食された街。空と地上の緑青の景色。
分厚い雲に覆われて、日の光を拝むことさえ出来ないこの場所は、今の心情を示しているのか。
常に好天とは無縁であるが、今日は珍しくその切れ間から水滴が滴り落ちてきていないのが幸いだった。
――ウロヴォロス。
不と再生の象徴。自身の尾を噛み、永劫や全知全能を表す生物。
そんな完全を意味する名を与えられたアラガミ。巨大な身体、無数の触手、その異形は他のアラガミと一線を期している。
第一部隊のメンバーをもってしても倒せないと言われた存在。当初は恐怖に戦き、身がすくんだものだ。
複眼がこちらを射抜く。捕喰せんと雄叫びを上げ、こちらへ突進してくる。
すぐさま銃形態へと変形する。狙いを定め、引き金を引く。発射されたオラクル弾がその巨体へと吸い込まれていく。
続け様に何発もバレットを叩き込む。神々しく輝く眼を重点的に、執拗に。
だが、この程度ではひるみもしない。連弾を浴びながらも、ウロヴォロスは触手を伸ばし、地面に向かって突き立てる。
「……!」
地面から現れた触手が体を貫く直前、土を蹴る。
転がりながら、変形。一気に間合いを詰め、攻撃手段を失った無防備な足元へ潜り込む。
地中へと伸びた触手を切りつける。ブツリと音を立て、宙を舞った。

310 :
――■■■■■■ーーーー!
自身の肉体を蹂躙され、怒ったのだろう。地を穿つような咆哮が轟き、触手の先端が鈍い光を放つ。
だが、それに構うことはない。怒りに震えるウロヴォロスを尻目に、足元に伸びた触手を切り刻んでゆく。
超弩級のアラガミが、弄ばれる。赤子の手を捻るかのように、ただ為されるがままとなっていた。
――この距離では薙ぎ払うことは出来ない。かといって、新たに触手に伸ばせば、剣戟の餌食になる。
だからこそ、ウロヴォロスは最適な方法を――その身をもって押し潰すということを選択した。
巨体ゆえに飛び上がるのには時間が掛かる。だが、威力は申し分のないものだ。
一つの山と見紛うほどの大きさ。踏み潰されたら、どんなゴッドイーターでも命はない。だが――。
だが、それは叶わなかった。
辺りが一色に染まる。閃光が直撃し、視界を塗り潰していく。
――ウロヴォロスの眼前でスタングレネードが発動したのだ。
「さあ、今です!」
レンの掛け声と共に、攻撃を再開する。
身体にずぶりと刃が突き刺さる。その度、巨体が悲鳴を漏らすかのように蠢く。
しかし、ウロヴォロスは動かない。動けない。みるみる巨体が解体され、剣が突き立てられていく。
「託します!」
レンが捕食したアラガミバレットが受け渡される。1発、2発、そして3発。
神機が黒い炎に包まれ、高揚感が体を襲う。受け取ったことを確認し、足元から離れ後退する。
丁度スタングレネードの効果が切れたのか、ウロヴォロスは怒りに身を震わせながらこちらを見据える。
「……これで、終わり……!」
立ち止まっている暇はなかった。やらなければならないことがあった。
かつて畏怖の念を抱いた存在。あの頃の自分は幼く、未熟だった。様々な人たちに助けられ、守られていた。
だから、今度は自分が助ける。あの言葉を無下にしないために。あの言葉を現実にするために。
照準を合わせ、レンから受け取った濃縮弾を発射する。
――濃縮されたレーザーカノンが、ウロヴォロスの脳天を貫いた。

311 :
――空からは霧雨が降り始めていた。
天上を仰ぐと、鉛色の雲の合間からぽつりぽつりとしぶきが滴る。
やはり、この場所は晴天とは程遠いらしい。空から吐き出された水滴に身を打たれながら、ウロヴォロスを眺める。
それは既に、物言わぬ体と成っていた。圧倒的な存在だったものが、ただ虚しく鎮座している。
山のような巨躯が、霧散していく。それが闇へ溶け切った時、雨音が鳴り響いていた。
「お疲れ様です」
「……リンドウさん、いないね」
「……大分奥まで進んできています。もうそろそろ見つかるはずです」
ここは雨宮リンドウの記憶の中。彼の通った軌跡。
意識を垣間見ながら、奥へ奥へと進んでゆく。その都度、彼の苦悩を目の当たりにしながら。
リンドウは、10年もこの仕事を続けていた。何度も生の狭間を行き来し、何度も生を目撃してきたのだろう。
生きた年月も、ゴッドイーターとしての経歴も、断然上の存在で。
私のような小娘が資格を語ることは出来ないのかもしれない。青臭いと笑われるかもしれない。
それでも、彼を助けたい。何としてでも見つけて、連れ帰ってやる。
早くリンドウを見つけなければ。そう思いながら、目的地へ向けて足を踏み出そうとして――。
――くしゅっ!
盛大なくしゃみを一つ吐き出した。
「大丈夫ですか?」
「……へい……っしゅん!」
平気、という言葉はもう一つのくしゃみによって遮られてしまう。
気がつくと、降り始めた雨はその勢いを増していた。
申し訳程度に降りかかっていたそれは、いつの間にか叩き付けるかのように激しいものへ変化していた。
冷ややかな水が全身に打ち付けられる。戦いの直後で気を抜いていたからか、その冷たさが余計に身体に染みていくような気がする。
「……ここにいては体に障ります。一旦アナグラへ帰りましょう」
「……いい。早くリンドウさんを見つけないと」
「駄目です。ここの所、ちゃんと休んでいないでしょう? 倒れられては元も子もありません。今の貴方には休息が必要です」
「……でも」
「でもも何もありません。……ほら、行きますよ」
いつになく強い口調。有無を言わさないかのように、金色の瞳がじっと睨みつける。
思わず頷くと、じゃあ行きましょうか。と踵を返して――すっと私の手を掴んだ。
「あ……」
振り払う気にはなれなかった。
レンに手を引かれながら、帰路に就く。灰色の空。緑青の景色。透明な雨。レンの白い手のひらに繋がれて。
地面へ雨水が突き刺されてゆく中、繋がれた手は、ただあたたかかった。

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312 :
アナグラは相変わらず閑散としていた。
誰もいない空間。正確に言えば、よろずや屋の店主とヒバリはいるが、彼らはリンドウの記憶で構成された存在。生身の人間ではない。
この世界にいるのは私達だけ。人だけが切り取られた世界。それは、どこか恐ろしいものだった。
「……っちゅん!」
本日何度目かのくしゃみ。それと同時に寒気が全身を駆け巡る。
寒い。体中から熱が奪われていく。指先がうまく動かない。頭がぼうっとして、何も考えられない。
雨水を吸い込んだ衣服からぽたぽたと雫が垂れ、足元で水たまりを形成していく。
あそこには何回も行っているのに。気温的には鎮魂の廃寺の方が過酷なのに。
どうして今になって体調を崩すのだろう。思わず悪態をついてしまう。無茶をしすぎと言ってくれた仲間の言葉が思い知らされて。
「……?」
視線を感じ、ふとレンのほうを向く。同じようにびしょ濡れになっていたが、私と違いけろりとしている。
羨ましいと思う反面、普通のゴッドイーターはこの程度では倒れないなと思い直す。いや、そんなことより。
じっとこちらを見ている。気のせいか、瞳の先は身体を凝視しているような。
「……あ、す、すみません!」
やっとこちらに気付いたらしい。口を開こうとした瞬間、何でもありませんからと、上擦った声で謝られる。
よく見ると頬がうっすら蒸気している。レンの顔を覗き込むと、気まずそうに視線を逸らされて。
平気そうに見えたが、レンも体調が良くないのだろうか。
「……レンも着替えたほうがいいよ」
どのみち、お互いにこの格好で過ごさないほうがいい。
湿気の張りついた衣服が気持ち悪い。早く脱ぎたくてしょうがない。そしてこの寒さから解放されたい。
早く温まらなければ、確実に悪化するだろう。レンの言うとおりになるのは避けなければ。
じゃあ、と背を向け自室に向かおうとして――。
「……あの!」
ぐい、と腕を引っ張られる。ぎゅっと力強く腕を掴まれ、思わずよろけそうになる。
振り向くと、真剣な表情のレンがそこにいて。
何かを言いよどんでいたが、やがて決意したかのように顔を上げ――。

「お風呂、入りませんか?」

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313 :
――ちゃぽん。
「あ、熱くないですか?」
「……うん」
生返事を返しつつ、シャワーを浴びる。熱を失った肌にお湯が吸い込まれていく。
浴室はそれほど広くないため、二人で入るとかなり狭い。自然とお互いに肌が触れ合ってしまう距離。
レンのぬくもりが背中越しに伝わってくる。密着しているといっても過言ではないこの状況。あれほど寒かったのに、なんだか体が火照ってきて。

――結局押し切られてしまった。
一緒に入ろうとロビーで言われ、何度かの押し問答と泣き落とし。ものの数分の攻防戦だった。
早く切り上げたかったのとレンのおねだりに、つい首を縦に振ってしまった結果が今に至る。
やはり、一人で入ればよかったという後悔はもう遅い。こんなに押しに弱かったっけ。と自問自答を繰り返して。

「じゃあ、身体を洗うのでそこにかけてください」
「……い、いい。一人で出来る」
「いえいえ、遠慮なさらずに」
ささやかな申し出は、屈託のない笑顔によって断られる。普段はかわいらしいその表情も、今はなんだか複雑で。
しぶしぶ腰を下ろす。こうなったらレンは意地でも意見を変えることはない。それは先程の応酬でで学習済みだ。もういい、レンの好きにさせよう。
その様子を満足そうに見つめながら、レンは石鹸を手に取り、馴染ませてゆく。そして、その手が首筋へと触れた。
「……っ」
石鹸のぬるりとした感触が首元に伝わる。後頭部からうなじにかけて、ゆっくりとなぞるように洗われてゆく。
くすぐったい。指が動くたび、ぞわっと悪寒にも似たものが全身に駆け抜けてゆく。普段大雑把に洗う分、それが顕著に感じられる。
肩、腕へと指が伸びる。至極丁寧に、そして時折、揉むように擦られる。石鹸が白い泡を作り、肌へ染みてゆく。
他人に体を洗ってもらうのは、誰かと一緒にお風呂に入るのは何年振りだろう。
何だか子供に戻ったみたいだ。幼かったあの時とは違って、今は羞恥心とその他諸々の感情が混じっているが。
「……ひっ!」
突如、腕を洗っていた手が下へと降り、双房に手がかかる。
まだ温まりきっていないのか、思ったよりもレンの指はひんやりとしていて。その冷たさに身を震わせる。
「ま、前は自分で……!」
「まあまあ、いいじゃないですか」
すっぽりと根元から掬い上げるように包み込まれる。膨らみを指先が撫で、丹念に石鹸が塗り込まれてゆく。
かと思えば、握り潰すようにぐっと力を入れられて。
「ん、ふぅ……!」
ただ洗ってもらうだけなのに、声が漏れる。執拗と思える位に懇切丁寧に馴染まされる。
指の腹で表面を滑らされ、緩急をつけるようにぐにぐにと全体を揉まれる。
背筋がぞくりと震える。でも、それは温度のせいではなくて。
切ないような、もどかしいような、やり場のない感情。疼きが全身へ張り巡らされてゆく。
「……んっ!」
感触を確かめるように動かされていた指が、敏感な突起を掴む。
「っ、なんで、そこ……!」
「ここもしっかり洗わないと、垢が溜まりますよ?」
この辺とか、と軽く爪を立て、先を引っ掻くようにかりかりと側面を擦られる。それだけでそこは硬さを帯びてきて。
指先で摘ままれ、手の内で転がされる。時にはぐっと押し潰される。玩具を見つけた子供のように無邪気に、無遠慮に弄ばれる。
思考が蕩けてゆく。狂おしくも抗えない昂ぶりが脳を蝕み、憑依される。

314 :
胸を揉みしだいていた右手が離れ、下腹部を伝わっていく。すうっと線を引くように撫でられ、やがてある一点に手が止まる。
女性であることを象徴づける場所。決して清潔とは言い難いそこへ指が触れる。
「……!」
反射的に太腿を閉じようとする。が、それよりも早く到達した指先にこじ開けられ、そっとなぞられる。
くちゅりと粘ついた水音が聞こえた。
「う、あっ……!」
「あれ、おかしいですね? まだここは洗ってないのに、とろとろになってる」
レンはくつくつと喉を鳴らしながら、指先を滑らせていく。レンの顔は見えない。だが、声はひどく楽しそうで。
レンの素肌が押し付けられる。あまり肉つきの良くない華奢な身体。裸になってそれをより実感させられる。
どくどくと心臓の鼓動が響く。果たしてそれはどちらのものだったのか。
まるでひとつになったみたいだ。レンと溶けあって、消えてしまったかのような――。
「あ、んんっ……ひっ、うぅ……」
羽で触れるかのように燻っていた指の先が、膣内へと埋め込まれる。異物がひだの間を潜り、奥へと侵入してくる。
僅かな鈍痛。しかし、粘液のせいかそのまま拒むことなく奥へと飲み込まれてゆく。
「すごいですね……熱くて、指が焼き切れてしまいそうだ……」
それはこちらも同じだ。熱した金属を挿れられたかのような圧迫感。錯覚するような熱を受け入れていて。
ゆっくりと円を描くように掻き回される。肉の壁にこすりつけた細い指を、きつく締め付けていく。
内側が擦れる度にびりびりする。咥え込んだそこがきゅうきゅうと収縮しているような気がして。
「――ひ、あっ!」
膣内のある一点。上側の奥の粘膜に力が込められた時、脳裏が一瞬真っ白になる。
今までのものとは違う。脳天に直接打ち付けられたように鋭く激しいもの。
――これ以上続けると壊れてしまうのではないか。ばらばらになって、どこかへ消えてしまうのではないか。
だが、その願いとは裏腹にレンはその場所を攻め立てる。先程よりもより強い力で何度も押しつけられて。
「だ、だめ、レン、そこ、だめっ……!」
「大丈夫です。何も恐れることはありません。……だから、気持ちよくなってください」
耳元でそっと、まるで子供をあやす母親のように諭す口調でレンは囁く。その言葉は、優しくも残酷なもので。
電撃が脳の中を暴れ回る。強い刺激が全身から一か所へと集まり、鈍器で何度も殴られたかのような衝撃が打ち付けてくる。
本当に壊れてしまうのではないか。そんな思いにふと恐ろしくなる。しかし、その高みの先へ向かいたい気持ちもまた存在していて。
そして、一層強い力を加えられ――。
「――ふあああっ!」
目の奥で火花が散る。頭の中を駆け回っていたものが、さらに上へと上昇して、弾ける。
全身ががくがくと震える。続けてその余波が訪れる。先程よりは大人しいが、波はまた押し寄せて。
終わった瞬間、ふわりと力が抜ける。全身に満ち足りる温もり。残ったものは脱力感。頭は夢を見ているかのようにおぼろげで。
背中越しのレンを感じながら、しばしその感覚に身を任せる。
「……ねえ」
倦怠感に打ちひしがれながら、ぼんやりと振り向く。
抱き寄せるように腕を回される。右手が頬に添えられ、お互いに正面を見据える。金色の瞳がふっと細くなって。

「僕のも、洗ってくれませんか?」

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315 :
――ちゃぽん。
「んー、やっぱり狭いですね。そっちは大丈夫ですか?」
「……うん、平気」
狭い浴室。霞のように湯気が立ち込める中、お互いに横になる。とはいっても、完全に手足を伸ばすことは出来ない。
手足を折りたたみ、胎児のように身体をくの字に曲げる。横目に先程まで肌に付着していた白い泡が流れてゆくのが見えた。
身体が熱い。熱に浮かされたように、思考が定まらない。意識が切り離され、剥がされた肉体だけが残る。
このぬるま湯のような心地よい快楽をもっと享受したい。ただ、それだけしか考えられなくて。
「っひ、んぅ……あぁっ……は、はぁ……」
レンの舌が這う。太腿の内側から外周部へ向けて、ゆっくりと移動する。
見せつけるかのように時間をかけながら舌先で愛撫される。まるで出し惜しみしているかのようで。
――焦らしている。事実、直接的な場所を避け、外側ばかりを舐め上げている。性器に触れる寸前で、また上へと移動される。
つい先程のような荒々しいものとはまるで正反対だ。丁寧だが、からかうような軽いもの。わざとゆるやかにしている。
ああ、駄目だ。それだけでは足りない。もっと、もっと欲しいのに、どうして。
ふと、我に返る。いけない。ちゃんとレンの方にもしなければ。
自分だけがこの快楽を受け取るのは駄目だ。レンにもちゃんと気持ちよくなってもらわないと。
気怠い身体に鞭を入れ、のそのそと顔を動かす。
そこにあるものは先日と何一つ変わっていなかった。そそり立つ男性器と、鮮やかなピンク色に染まった女性器。
改めて近くで見ると、思わず息を漏らしてしまう。不思議な光景だ。性の概念の超越。どちらでもあり、どちらでもない存在。
だが、どんな身体でもレンはレン。私が好きになったのは『レン』だ。
顔を近づけると、ぴんと張り出した突起が間近に迫る。瞬間、むっと鼻につく匂い。磯臭さと腐敗臭が混じったような悪臭。
あの時の記憶が蘇る。どうもあの味は好きになれない。レンには悪いが、また飲みたいとは思えなくて。
迫り出したそれを避けつつ、下側へ顔を動かす。ぱっくりと開いた割れ目。その場所へ舌を伸ばす。
「んあ……っ!」
レンの動きが止まる。単なる快感のせいか、女性器の方を刺激されたからか。
舌を転がす。よく見ると、そこは既に湿り気で覆われている。電灯の光によってぬらりと輝き、蜜が潤うほどに溢れ出ていて。
レンも感じている。その事実がただ純粋に嬉しい。もっと、もっと気持ちよくしてあげたい。
「あ、あぁ、っんひぃ……!」
ぺろりと舐め取る。僅かに塩味を感じるが、無いといっても等しいくらいに味気ないもの。
こちらの方がだいぶ飲みやすい。レンの証。舌で掬い取ると、ぶるりと脳が振動した。
「……んはっ、あ、う……んんっ!」
今まで加減していたレンが、お返しだと言わんばかりに舌を這いずらせる。
ひだの溝を辿り、零れた愛液を啜られ、じゅるじゅると音が漏れる。舌を奥へと侵入され、蛇のように暴れられる。
何も考えられない。レンによる舌先の感触だけが、私を繋ぎ止めている。
こつん、と何かが顔に当たる。見ると、放置したままだったものが、顎の間に食い込んでいる。
ああ、これもあった。はち切れそうなほどに腫れ上がった一部。その時、ふとあることを思いつく。
それは、好奇心からだった。未知のものに対する、憧れと恐怖。それを確かめる術がここに存在していて。
――男性器と女性器を同時に刺激したらどうなるのだろう。という些か不純なものだったが。

316 :
「ふあっ!」
大きくレンの身体が揺れる。反応を見るに、考えに間違いはないらしい。
きゅっと軽く摘まんでみる。たったそれだけなのに、そこはレンと同じようにびくびくと震えて。
「く、あ、だ、駄目です! 両方は、だめぇ……!」
レンが懇願する。だが、止める気にはなれない。面白い玩具を見つけたのだ。誰が手放すものか。
舌で女性器を、指で男性器を愛撫する。舌は膨らんだ芽を、指はつるりとした先端を重点的に。
舌先で小刻みに舐めたり、軽く押し潰したり。指は全体を擦り上げ、上下に動かしてゆく。休めることなく、徹底して。
「んあぅ! あ、ひ、いやぁっ! やめっ……ん、うあっ……! ゆ、ゆるしてぇ……!」
弄るとどちらからも透明な液体がだらしない程溢れ出してくる。ただ夢中で吸い上げて、味わい尽くす。
思わず笑みが零れる。これまで以上にレンは感じている。私がレンを喜ばせている。
もっと見たい。レンのすべてを、レンの表情を、この手で、この目に、焼きつけて!
「ひぃ……も、むりぃ……! あっ、あっ、いあああっ――!」
レンの身体が弓反りに翻る。直後、ビクビクと痙攣する膣の奥からどっぷりと愛液が押し寄せてくる。
それと同時に、いつの間にか皮が剥けた先端からも白濁色の粘液が飛び出してくる。生温いものが、肌にかかったような気がした。
その仕草に満足する反面、両方同時ってどんな感じなのだろう、などと間の抜けたことをふと考えてしまったり。
「うう……駄目だって言ったのに……」
「……ごめん。でも、レンがかわいいから……」
「へ、変なこと言わないで下さいよ! も、もう……つ、次は貴方の番です!」
レンはごまかすかのように顔を埋めると、ぬめりを帯びた柔らかな舌を滑らせてゆく。
奉仕によっておろそかになっていた刺激が、一気に盛り返される。
わざとらしく音を立て、見せつけるかのように激しくしゃぶられる。ぐちゃりぐちゃりと肉のぶつかる音が聞こえた。
「はひゃあっ!」
敏感な突起の下。肉塊が絡み、閉じきったその向こうを舌で攻められる。刹那、神経すべてが焼き切られたかのように意識が中断する。
未知の刺衝。いつものと同じ、いや、それ以上の快楽が脳に叩き付けられる。
無慈悲にもレンは、外気に晒された突起を指で弄り始める。羽で撫でるように、かと思えば無遠慮で粗暴に。
舌を鋭く尖らせ、爪を立て、まるで私が行ったことを繰り返すかのように攻め上げて。
「――――っ!」
たった、それだけだった。停止した世界。僅かな反動後、再びあの感覚が全身を支配してゆく。
幸福が氾濫し、弾け、広がる。燻っていたものが滲み、全身を取り囲む。
身体も、心も、何もかもが放棄される。ぽっかりと空いた穴には快楽だけが存在していて。
勢いの良い水音が聞こえる。股間に感じるじんわりとした温もり。束縛から解き放たれたような充足感。
――あれ。

317 :
「……え?」
最初、自分に何が起こったのかが理解できなかった。違和感に不安を覚えながら、恐る恐る下を見る。
じょろじょろと音を立てながら噴射していく金色の液体。ちらりと見えたレンの顔が驚きに染まっていて。
気のせいではない。いつも行われる生理現象。トイレではなく、今まさにここで繰り広げられているそれは、つまり。
――お漏らししてしまった。今度は本当に。
「あ、あ……」
夢の中にいるような微睡みから、一気に現実へと引き戻される。
こんな年になって漏らした。よりにもよってレンの前で。そもそもなんで今。それらがぐるぐると頭の中を回転する。
早く止めないと。そうは思っているのに、一度枷が外れたためか、抵抗する暇なく飛び出してゆく。
思考とは真逆に、身体はコクーンメイデンのように硬直したまま、動かせなくて。
「……ひゃっ!」
突如、股間に伝わる肌触。下を覗くと、レンがぴったりと股間に顔を近づけている。
その間にも、勢いは止まることなく噴き出し続けている。容赦なく顔にかかるのを気にすることなく、レンはごくんと喉元を鳴らした。
「……え」
――飲んでる。おしっこ、飲まれてる。
「ちょ、なっ……! レ、レン、やめっ……!」
慌てて引き剥がそうとするが、思うように力が入らない。余韻の所為か、身体すらまともに動かなくて。
必の静止には目もくれず、レンは一心不乱に飲み込んでゆく。
止めることも、我慢することも出来ない。ただ、早く終われと念じることと、レンが飲み干してゆく様を見届けるしか残されていなくて。
「……ごちそうさま」
その言葉と共に、無限とも思える一時がようやく過ぎ去る。
やっと終わったという安堵感。だがすぐに、出し切った解放感とそれを塗り潰すほどの羞恥心が点火してきて。
「うん、なかなか悪くない味だ」
「な、なんで……レン……」
「? ああ、別に飲んでも害はありませんよ。健康なヒトの膀胱は無菌状態なので、出た直後のものは大丈夫です」
いや、そういう意味で聞いている訳ではない。そもそも、大丈夫でもおしっこは飲むものではない。
人前で漏らしたどころか、揚句に飲み干されるなんて。
かける言葉が見つからない。なんて言えばいいのか、何を言えばいいのか、どうすればいいのか。
様々な感情が交錯し、混ざり合って、膨張して――。
――ぷつん。
逃げよう。ここから撤退しよう。
うん、逃げる。もう無理、無理だ。一刻も早くこの場から去ってしまおう。洗っている途中とか、もうどうでもいい。
いてもたってもいられなかった。レンがいることにも構わず、起き上がろうとして――。
「あ、れ……?」
がくりと力が抜けた。支えきれなかった腕が宙を舞い、だらしなく横たわる。
再び力を入れようとした瞬間、ぐにゃりと視界が歪む。頭を揺さぶられているかのように世界がぶれ、焦点が合わない。
頭が熱い。蒸気が出ているのではないか。顔が茹で上がりそうな位に火照っているのを感じる。
おかしい。なんで、こんな――。
景色が暗転してゆく。ぼやけていた視界が、暗闇へと変化してゆく。そのままゆっくりと意識が遠のいて――。

レンの慌てた声が、聞こえたような気がした。

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318 :
全身が怠い。頭が軽くずきずきする。この感じは疲れがまだ抜けていない時だ。
まだ起き上がりたくない、このまま眠っていたい。しかし、瞼の向こうから訪れる光がそれを邪魔して。
仕方がないかとしぶしぶ目を開くと、金色の瞳が目に映った。
「あ、良かった……気がつきました?」
茶色い木目の天井。見慣れていた景色。そこはかつて過ごしていた部屋。何故かベッドの横で、レンが心配そうにこちらを見ている。
どうしてレンがここにいるのか。起きた直後だからか、思考が定まらない。今自分がこの状況なのかが思い出すことが出来なくて。
「どうやら、のぼせてしまったみたいで……気を失っていたので、ここまで運びました」
レンの様子で、今までの経緯を思い出す。ああ、確かお風呂に入っている最中で――。
その途端、先程の醜態が鮮やかに蘇る。あんなことやこんなこと。いつの間にやらただの入浴ではなくなって。
よく見ると、レンは既に服に着替えている。どれぐらい眠っていたのか、吸い込んだ水分は抜け切ったらしい。
自分もすっかり乾いた服に身を包んでいる。おかしい。確か気絶していたはずでは。
「あ、裸で寝かせておく訳にはいかないので……その、僕が着せました」
「……そう、ありがとう」
「いえ、そんな! 体調が良くなかったのにあんなことをしてしまって……。本当にごめんなさい!」
「……いいよ、もう」
色々言いたいことはあるが、そんな気力がないのと落ち込んでいるレンを見るのが申し訳なくて。
もう寝てしまおう。先程から断続的に襲ってくる睡魔。それを振り払えるだけの余力はなくて。
早くリンドウを探さなければならない。そのためには体調を整えなければ。
「すみません……。とにかく、今はゆっくり休んでください」
「……うん。ねえ、レン」
「何ですか?」
「……手、握って」
どうしてそんなお願いをしたのだろう。理由は分からない。ただ、レンと触れ合いたかった。確かめたかった。
「……はい、どうぞ」
差し出された手が、きゅっと握りしめる。あたたかい。その温もりは、レンがここにいることを証明している。
子供の頃を思い出す。枕元であやしてくれた母親。その手のひらが優しく包み込んでくれて。ただそれが幸せで。
ただ今は、どうか安らぎを。
ああ。
この手をずっと繋いでいれたら、いいのに――。
(完)

319 :
以上です。長文失礼しました。

320 :
>>319
乙です
リンドウ世界での空虚感とレンの温もりの対照的な描写が凄く良かったです

321 :
>>319
乙、レンはいろいろできそうだけどあんまりSSの数がなかったからうれしい
リンドウ世界にも常にいるヒバリちゃんとよろず屋さんはすごいよな
リンドウにとっては壁と同意義だったのかもしれないけど。

322 :
人を人扱いしないリンドウさんゲス野郎説とな

323 :
>>322
そんな誰得な仮説があるのか…
是非とも詳細を求む!

324 :
リンドウ「お前はリーダーだ。つまり皆の所有物ってわけだから俺が色々してもいいわけだ」
アナグラメンバー全員に色々されちゃう主人公だった

325 :
リンドウさんはあくまで冗談のつもりで言った筈がそれを真に受けた女性陣が本気を出してしまうわけか

326 :
>>324
何故か脳内再生余裕ww

327 :
>>324
つまりアンソロみたいに男主人公がこき使われる訳だな

328 :
女主「あの後コウタとソーマの3Pから始まり、アリサと貝合わせして、
ヒバリちゃんとアネットから言葉責めされ、カノンちゃんと口移しで食事して、
リッカちゃんに下着取られて、この後はジーナさんとツバキ教官とベッドイン、
明日はサクヤさんから貰った紐ビキニで出撃予定ですけど
何か御用ですか元凶のリンドウさん」
リンドウ「正直すまんかった」

329 :
ボイス14「リンドウが改造された日本刀を持って人切りをしておる! その日本刀をわしにもくれ!」

330 :
>>328
ブレンダンは期待に満ちた眼をしている!

331 :
>>294
だいぶ遅れましたがググってきました
あえて言います、見つかりました、そして超最高だ!!(歓喜)

332 :
女15ボイスの場合はコウタとフェデリコが似合いそう

333 :
タバコが似合いそうなボイス
カーチャンとロリババアは似合うはずロリババアはタバコよりキセルっぽいけど

334 :
http://www.pixiv.net/member_illust.php?illust_id=21437183&mode=medium
夏コミで24p300円で売ってたコピー本が2週間後にまるまるpixivにあげられてた
予約してた人がとりに来なくてブログで怒ってて
別の人がかわせてほしいってゆったのに
私は乞食じゃない、怒った、pixivでただで見せてやんよバーカって理由らしい
後でpixivに上げるなら一言ほしかったよ
乞食扱いなんて誰もしてない(>_<)

335 :
↑ソマ主注意

336 :
こいつ乙女ゲージャンルのぼったくり弗じゃん
引っかかる方が悪い

337 :
ずいぶん前に書いて放置していたので、ここに投げ捨てておきます
小ネタなんで、スルー推奨

ツバキ「さて、皆に集まってくれたのは他でもない。ソーマについてだ」
サクヤ「あの子、健全な男の子なのに……全くといっていいほどそんな話がないの。
同じ部隊の隊員として心配だわ」
アリサ「極東支部には美女が勢揃いしているのに、なんだか不愉快です」
ジーナ「……一般人と付き合っている可能性は皆無ね。
よくスコープ越しに観察しているけど、兆候がないもの」
カレン「わあ、ジーナさん凄い!わたしも誤射を減らすように、頑張って真似しますねっ」
ヒバリ「任務もこれといって気になる点はなさそうです。
あまり自発的に動く……ということもないですし」
リッカ「あのさ、そういう行為ができないって可能性は?
ほら、アラガミに近い部分があるって聞くし」
ツバキ「それはない。榊博士のメディカルチェックにも異常はみられない。
端的に言えば生殖行動は可能性だ」
サクヤ「もし、もしもの話だけど……女性に興味がない……のかしら?
リンドウの反面教師?とか」
アリサ「ま、まさか!こともあろうにそっち系ですか?どん引きです」

ソーマ「おい、コウタ。ちょっとこい」
コウタ「アッー!」

ジーナ「(妄想終了)有り得なくないわね」

続かない

338 :
シオちゃんェ…

339 :
シオちゃんはソーマにとって概念みたいなものなんだよきっと
そしてロリババアのじゃロリな女の子なアンソロが出るらしく買うしかねえ!

340 :
>>339
恋愛対象というよりは家族的な感じだからな、ソーマとシオは
ところで気になったんだが、セクメトは公式でシユウの派生みたいなこといわれてるけど
アマテラスやカリギュラはウロボロスやハンニバルの派生になるんだろうか

341 :
>>340
ネーミング基準の推測だけど、ハンニバルとカリギュラは名前の元ネタに関連が見られる一方、
アマテラスはむしろゴットイーターの成れの果てらしきスサノオ、アルダノーヴァのプロトタイプという噂のツクヨミという
人災系アラガミとネーミングが強く関連してるので出自が相当怪しいと思われる

342 :
その昔、己の貧乳を苦にするあまりに、胸にアラガミ細胞を移植したGEがいたらしい。
アラガミ細胞の力で確かに胸は大きくなり、最初そいつは喜んでいたが、
やはりアラガミ細胞の影響か胸は人の限界を超えて大きくなり、体中にまで影響が及び、
いつしかそいつは「アマテラス」になってしまったらしい・・・

と言うことですねジーナさん

343 :
嘆きの平原さんはヒンヌー教徒狙いなんだよ
じゃなかったらあの格好は自虐的ってレベルじゃ

344 :
誰か来てくれー!
何かに撃ち抜かれたように穴だらけの体がいくつも!

345 :
無茶しやがって…

346 :
ヒバリちゃんと女主人公がみたい

347 :
ヒバリちゃんはタツミさんとしか認めないよ!

348 :
タツミ乙

349 :
じゃあ折衷案でタツミさんのオナニーで

350 :
どことどこを折衷したらそうなるのか

351 :
じゃあタツミのオナニーを録画し、それをネタにタツミをゆする女主で

352 :
ヒバリ←タツミ←女主は鉄板

353 :
ジーナさんも鉄p

354 :
ジーナ「アットウテキナチカラ!」

355 :
素敵な花が沢山咲きました

356 :
アネット→フェデリコ←女主 も鉄板ですよ

357 :
フェデリコって誰だよ
フェルナンデスだろ

358 :
…? 何を言っている?
フェデデコ君の名前を間違えるとは…失礼なヤツらだ

359 :
シオ←女主人公←アナグラ全員
これだ

360 :
お前らはすぐそうやってフェラチオ君をいじりにかかる
ああ見えてイタリア男だからな油断してると誰とでもフラグ立てられるぞ

361 :
お前ら、フェレット君がイタチ科だからって名前ぐらいちゃんと覚えてやれよ

362 :
>>359
ソーマ→←シオ←女主人公←アナグラ全員
???「・・・よし」

363 :
>>362
女主人公魔性すぎぃ!
主人公がモテまくる理由にオラクル細胞のフェロモンが云々とかは誰でも妄想するよな

364 :
>>362
支部長→ソーマ→←シオ←女主人公←アナグラ全員
???「これで完璧だ」

365 :
夫婦姉弟で狙ってるのかレベル高いな

366 :
リッカの胸のサイズが丁度良いと思う人挙手


367 :
>>366に全力で同意せざるを得ない

368 :
でもリッカちゃんはシオちゃんよりスタイルが悪いから・・・

369 :
リッカちゃんがややダボダボしたオーバーオール穿いてるのはお尻が大きいの誤魔化すためなので可愛い

370 :
>>337
異世界行った時もそういう話題とはほぼ無縁だったもんなソーマ
リンドウのほうはサキュバスに誘惑されたり人ロボ娘を煽てに乗らせたりしたというのに

371 :
アマテラス>>>>>>ツバキ>サクヤ>ヴィーナス=ツクヨミ>女主人公=アリサ=カノン>ヒバリ=アネット=サイゴート>>>>嘆きの平原の壁>>>>>ジーナ
と思っている

372 :
>>371
リッカちゃんはどこに入るの

373 :
神機の調整という名のリッカ×女主人公の調教プレイ
じわじわとリッカ好みに変えられていく女主人公

374 :
ストーリーのムービーの、リンドウさんの腕輪に記録されたメッセージで
「エイジス島のシステムを一時的にダウンさせるプログラムを作った」
みたいなのがあったんだけど、リンドウさんって実は結構頭いい人だったのかな…

375 :
フェデリコ→女主人公←コウタ←アリサ
???「・・・これでよし」

376 :
特にカップリングのない主人公の俺かっけー妄想とかでも需要ある?

377 :
多いに結構

378 :
タイトル:「タイトル・・・[離別]とかじゃな(キリッ」

379 :
 彼女、そう、極東支部第一部隊リーダー。
 白い神機を繰り、数多のアラガミを喰らう。
 極東最恐の神機使い、鬼の再来、ロリババア。
 呼ばれ方は様々だが、一貫して彼女の評価は、極東最強の神機使い、など、優秀な神機使いという方向に落ち着くのだった。
 神器の扱いもトップクラスに上手く、他人の不安を取り除けてしまう優しい笑顔。
 寡黙だが、たしかに気遣いができて優しいゴッドイーターだった。
 そう、確かに、気遣いができて、優しいゴッドイーターだった、あくまで「表面上は」の話だが。
 彼女は他人に触れることを嫌っていた。
 リンクエイドする時も、極力触らないようにする。
 リンクエイドの合図として身体を軽く数回叩く、ということをこの極東支部のメンバーはよくするのだが、彼女がリンクエイドするときは一度触れるだけ。
 本当に他人に触れることを最小限に抑える。
 彼女が意識して居るのかは不明だが、人に触れることが少ない、というのが、周りの認識だった。

380 :
 彼女は他人を褒めることが出来ない。
 褒める必要もなかったからだ。
 ただ、貶す言葉も発さない、任務中の掛け声以外は一切喋らない、自らの心を隠すように。
 彼女はこころを表に出さない、だからこそ気づくのが遅れた、たった一人でエイジスに降り立ち、ハンニバルと対峙していた。
 アラガミの面々がそれを知るのは、黒いハンニバルの発生を知らせるミッションオペレーターによってだった。
 自分はに場所を探していたのかもしれない、プリテヴィ・マータに挑んだ時も、アリサを抱きしめた時も。
 ディアウス・ピターにたった一人で挑んだ時も、ハンニバルからコウタを庇った時も、リンドウの神機を掴んでヴァジュラテイルをした時も。
 心の何処かで、消えてなくなりたい、という思いがあった。
 それは、今、目の前で対峙している黒いハンニバルの中枢となっている、雨宮リンドウの教えを正面から否定するものだった。
 だが、自分は、存在価値など無い、無意味な人間にしか思えなかったのだ。
 ゴッドイーターになっても、なぜか居場所がない、仲間同士で楽しく談笑しているのを見ると、自分は一生かかってもあの場所に馴染むことはできない。
 そういう感情が心の奥底からふつふつと沸き上がってきてしまう、だからこそ、自分が必要とされていたのか、確かめたかったのだ。
 だが、確かめる機会を見つけることも出来ず、ここまで来てしまった。
 どうせ捨てようと思った命、せめて、昔救えなかった恩師の手で、願わくば、じきに着くであろう仲間たちの手で、助けられてほしい。
 だから。
 だから、自分が、この黒いハンニバルをす。
 出来れば、相打ちで、全く自分の価値を理解できない愚か者にとどめを刺して、助け出されてほしい。
 自分にゴッドイーターとしての矜持を叩きこんでくれた愛しい愛しい恩師、父親のように慕っていた恩師。
 なぜか、心のなかでは今までのことが、巡っていた。
 今まで、さんざん心の中で他人を罵ってきた。
 コウタが油断してハンニバルに襲われかけたときは。
(……本当に脳天気なやつじゃのう、そんな腑抜けた精神でよく今まで生きられたものじゃ、役立たずが。)
 アリサが病室でパニックになっていたときは。
(やはり演習の成績だけで実際には役立たずじゃった。)
 黒いハンニバルに襲われた防衛部隊の三人を助けたときは。
(タツミにシュンにカレル、そこそことは言っても結局イレギュラーには対処しきれぬか、役立たず共。)
 散々人に毒を吐いてきた、口には出さなかったが、自分が強いといわれることに、慣れきってしまった。
 

381 :
が、自分が居なくても代わりはいくらだっている。
役立たずと罵ってはいるが、アリサ、ソーマ、コウタ、サクヤと言った、第一部隊のメンバーも、第二、第三部隊のメンバーも、皆優秀な神機使いなのだ。
ただ、「彼女」が強すぎるだけであって、決して、役立たずではない、だが、彼女の実力に付いて行くことが困難だったのだ。
神と恐れられ、極東でも指折りの中に入るほどの実力を持ったソーマでさえ、内心追いつくのは難しいと感じていた。
彼女はそれを知ってか知らずか、仲間を、第一部隊のメンバーですらミッションに連れて行くことはなくなった。
 
彼女は無表情だった。
弱い、あまりにも弱いのだ、目の前で唸りながらこちらを睨む黒いハンニバルが。
我が恩師はこの程度の力でゴッドイーターとして生きていたのか、と失望してしまう。
そのハンニバルは、篭手と頭を砕かれ、逆鱗から出る炎も弱々しい、まさに風前の灯火と言える弱い輝き。
自分に傷すらつけてくれない、そうとしても掠ることすらしない。
あくまで目標はリンドウの救出だった、だから手を抜くわけにも行かなかった、だが、コレほどまでとは思わなかった、なぜ、こんなに弱いのだろう、どうして、かすり傷ひとつ付けられないのだろう。
彼女はハンニバルにとどめを刺す、無表情で、瞳には、何も写さずに。
 さぁ、この恩師の成れの果てをどうしようと思案していると、第一部隊メンバーが追ってきた、なぜ来たのだろうか、どうしてそんな焦った表情をしているのだろうか、まったくもって理解が出来ない、そう考えていると、黒いハンニバルが起き上がって浮かんでいた。
そしてその胸には、恩師の姿があった、力なくうなだれ、腿から下、肘から先は飲み込まれていて、まるで磔にされているようだ。
 恩師はこう言った。
「俺のことは、ほうっておけ」
「自分のケツは、自分で拭くさ」
 そういった直後、ハンニバルが活動を開始する。
 密かに持ちだしたリンドウの神器を手にとって。
「生きることから逃げるな。コレは。[命令]だ」
 そう叫ぶ、元々、リンドウが戻ってくる意思を見せなければそうやって言い聞かせようと思っていたものだ、直後、地面を蹴って走りだす。
手を振って殴ろうとする、避ける、神機を突き立てる、力を入れて押し開く、割ける。


 紆余曲折を経て、リンドウはアナグラに帰ってきた、だが、やはり自分の居場所を見つけることは出来なかった。
 そうだ、ゴッドイーターとして、リンドウは帰ってきた、第一部隊の隊長が。
 自分の居場所は本当になくなった、ならば、存在する必要も、価値も、無い。
 そう思って、アナグラを、去った。
 
「なんて話、カッコイイとは思わんかのう!リンドウも帰ってきたことじゃし!」
「リーダー・・・ちょっとそれは想像が強すぎると思います・・・」
「えー、俺はいいと思うけどな〜、」
「...くだらん」
「おーいお前ら、早くしないと全部くっちまうぞ〜」
「あ〜!待つのじゃ!わしはまだ何一つ口をつけとらん!」
「リンドウさんずるいっすよ!俺にも分けてくださいよ!」
「ちゃんと全員分あるんですから、そんなこと言わないで下さいよリンドウさん」
今日もアナグラには、賑やかな第一部隊隊長と、賑やかな仲間たちが居ます。
かしこ

382 :


>>375
だからフェデリコって誰だよ

383 :
付き合ってくれてサンクス、非常に文がめちゃくちゃだな、これはひどい

384 :
フェイタルフレームさんと縞パンはキャラが定まってないから
オリキャラ扱いになってしまうのだろうか

385 :
エアマスターとは彼のことですか?

386 :
お知らせ
市原警察署の生活安全課の帰化人創価警官の指導の元、
入学式から2週間ほど、在日の創価学会員を主体とした自称防犯パトロールが、
2週間ほど行われることになりました
生活安全課の指導であることと、パトロールであることは、
絶対に公言してはいけないとの指導も、帰化人創価警官より出ています
期間中は2人組の在日の創価学会員が、頻繁に創価批判者の自宅周辺を、
うろつき回ると思われます
日本人の方は、充分に注意してください

387 :
タイトル;『荊棘』
キャラ;レン×女主人公
注意事項
・ふたなり
・ヤンデレ
・バッドエンド

388 :
――花が好きなんですか。
そう聞くと、彼女ははにかんだ。
部屋に飾られた色とりどりの植物。そのどれもが、懸命に生きていた。
どの花にも意味がある。象徴する言葉があるのだと得意げに教えてくれた。
その時は、ただ不思議だと思った。ヒトは随分と面倒くさいことを考えるのだなと感心して。
ちょっとした好奇心だった。適当な花を指差して、嬉しそうな彼女に尋ねた。
――これは、どんな言葉がついているんですか?

ぎしり、とスプリングの軋む音がした。
ベッドの中を当てもなく彷徨う。右へ左へ、シーツの海を意味もなく漂う。
寝苦しい訳ではない。むしろ早く眠りたくて瞼を閉じているのに、一向に微睡みは訪れなくて。
肉体を持つということは、存外面倒くさい。
最初の頃こそ『ヒト』としての感触に戸惑うばかりであったが、今となっては随分と昔のことだ。
腹を満たすことに苦心し、常に責任と義務に追われ。傷つけば痛みを感じ、無理をすれば疲労する。
神機に比べ、多彩で、奔放。重荷で煩わしい。ヒトとして生きるのは楽しいだけではないのだと実感する。
ふう、とため息を一つ。寝付けない苛立ちはそれでも消えない。
神機の時は無かった苦労。あの時とは違い、この身体に慣れた所為か、邪念を紛らわすことは出来なくて。
寝ないと支障が出る。そう思えば思うほど、意識は冴えてしまって。
こういう時は逆に動いた方がいいのかもしれない。適当に出歩けば、そのうち眠気も来るだろう。
時刻を確認する。零の並列と、変わった日付。この時間なら誰かに遭う心配はないだろう。
ベッドから起き上がり、ドアに手を掛けた。

389 :
鈍い音を立て、エレベータが止まる。
ゆっくりと扉が開くと、目に映るのは闇。薄暗く、何とか手元が分かる程度。
辺りには誰もいない。極東支部の玄関口かつ、憩いの場であるここも今はただの抜け殻だ。
静まり返ったこの場所は、カツカツと鉄板を踏む足音と、ケーブルの駆動音だけが鳴り響いて。
階段を下り、ソファへと腰掛ける。虚空を映すディスプレイを見つめながら、プルタブに指を掛ける。
ぷしゅっと軽快な音。一気に飲み干す。口に広がる甘みと酸味。二つが融合し、弾け、混ざり合ってゆく。
ああ、これを飲めるだけでも実体を得た甲斐がある。嫌な感情がすべてが消し飛び、幸福に包まれて。
改めて辺りを見回す。ヒトのいない世界。確かに存在しているのに、誰一人知る者はいない。
僕と同じだ。誰にも知覚されず、誰にも干渉されない。それは存在していないことと同じ。
僕を知る者はいない。持ち主でさえ気付くことはないのだ。
――彼女を除いては。
最初に思ったことは、変なヒトだなということ。
これまで多くのゴッドイーターを見てきたけれど、彼女はとりわけ不思議なヒトだった。
人当たりのいいリンドウが対応に困っていたことが、なんだか可笑しくて。
そんな彼女は、皆を導く立場へとなっていた。初々しい面影は消え、頼もしいリーダーへと成長していた。
それでも、時に無鉄砲な行動をして。いつも自分より他人を優先する。それはリンドウによく似ていて。
僕が実体を得たことは奇跡としか言いようがない。そして、彼女の存在もまた同じだ。
彼女がいなければ、リンドウの破滅を傍観するしか出来なかった。彼を助けるためには、この奇跡を利用するしかない。
例え、彼女の意思を踏みにじっても目的を達成しなければ――。

その時、エレベータが動く音が聞こえた。
顔を上げる。視線の先には、今まさに開かれようとしていている扉。誰かが来るのは間違いない。
こんな時間に何の用だろう。まあ、誰でもいい。どうせ誰も気付かないのだから。
そして、扉が開かれ――。
「あ……」
彼女だった。僕を認知できる唯一の存在。
何をしに来たのだろうか。
近くのソファに座ると、そのままぼんやりと佇んでいる。何をする訳でもなく、ただじっと一点を眺めていて。
その姿はどこか神秘的だ。儚げで、まるで霞のように消えてしまいそうで。
思わず身を隠す。普段なら話しかける所だが、今はそんな気分になれない。
幸いにも、暗闇の所為か僕には気付いていない。
静寂が辺りを包む。そのまま、何をするでもなく時間が流れて。

390 :
ガシャン、とまたエレベータが動く音。
彼女がそちらを向く。自分以外に人が来るとは思っていなかったのか、怯えるようにドアの方を向いて。
この場所は意外と人が来るのだろうか。ここに来たのは失敗だったか、と少し後悔する。
やがて、淡い光が漏れる。その姿はよく知っている人物。
大柄な体格。目深にかぶられたフード。リンドウが特に気にかけていた、付き合いの長い一人。
ソーマ・シックザール。
リンドウをの淵へ追いやったヨハネスの息子。
思惑と謀。あのアラガミの少女との出会い。彼らの行動が歯車を狂わせた。
だが、恨むつもりは毛頭ない。彼は哀れな傀儡。糸を断ち切っただけでは何の意味もない。
ヨハネスの命火は潰えた。因果応報と言うべきか、その最期は決して穏やかなものではなかった。
彼の罪は、によって清算された。それに、過去のことに言及してもしょうがない。僕にはその権利も、意味もないのだから。
予期せぬ先客に驚いた様子。二言三言話すと、ソーマは彼女の隣へと腰掛ける。
しばらくはお互いに無言であったが、やがて、どちらともなくぽつぽつと言葉を漏らし始める。
ここからでは二人が何を話しているのか聞き取ることは出来ない。様子から、楽しい話題ではないことは確かで。
自販機での会話以降、彼女と話すことは少なくなった。
あれは、喧嘩というのだろうか。以前のような他愛のない会話をすることはなくなった。
いつか言わなければいけないことだった。皆が浮かれるからこそ、リンドウのことを彼女に伝えることは正しいはずなのに。
あの姿が目に焼き付いて離れない。珍しく感情的だった彼女。怒りや悲しみが混じった感情を剥き出しにして。
仲違いをすることは得策ではないのに、もう一度あの瞳を向けられるのが恐ろしくて、怖くて。
「え……」
どれ位時間が経ったのだろうか。
すべてが停止する。その一瞬が切り離されて、宙を舞う。
まるでスローモーションのように、その動きが愚鈍に見えて。

――ソーマが彼女を抱きしめていた。

褐色の手が彼女の肩を包み込む。俯いていた彼女の身体がびくりと震えて。
ぼそぼそとソーマが何かを呟く。普段の彼からは考えられない行動。穏やかで、優しいもの。
何も聞こえない。何も見えない。ソーマが口にしたことも、彼女の想いも、すべてが。
なんで、彼女に触れている。何を、彼女に言っている。なんで、彼女は嫌がらない。
足が床に張り付いた様に動かない。思考さえもまともに働かない。ただ、彼らを見つめることしか出来なくて。
か細く声をすする音。彼女が泣いている。その肌を、露が濡らしている。その顔を、ソーマの胸元へ埋めている。
そこにいるのはリーダーではなく、ただの少女。か弱い身体をソーマへと預けて。

彼女の嗚咽が、いつまでもエントランスに響き渡っていた。

391 :
見上げると視界に映る白い天井。何度眺めても変わることのない。
人気のない医務室は、方便としても、個人としても丁度良い場所。
無意味に時間を潰している。何をする訳でもなく、すべてが億劫で。
あの時から、彼女には会っていない。話すことはおろか、姿さえ見たくなくて。
胸の奥に何かがこびりついている。不安や苛立ちに似た感情。それは時が経つごとに身体を蝕んで。
分からない。こんなものは知らない。この感情が何なのか。
どうしてこんなことに悩む必要がある。目的は彼女ではない、リンドウだ。
リンドウを苦しみの連鎖から救うこと。そのために必要なもの。ただそれだけの存在。
僕が彼女に関わるのは、それが理由。ただ、それだけなのに――。

「はぁ、なんでヒバリちゃんは振り向いてくれないんだろうな……」
「知るか」
廊下から聞こえる声。お馴染みのやり取りから察するにあの二人だろう。
相変わらずヒバリに熱を上げているか、この男は。何故そこまで執着しているのだろう。
「おいタツミ、ヒバリヒバリ五月蠅いぞ。もういい加減諦めろよ」
「なんだよカレル、嫉妬か? だ、駄目だぞ! ヒバリちゃんは俺のだかんな!」
「……うぜ」
張り上がる声と、皮肉。そんな二人の応酬が足音と共に遠ざかる。
嫉妬。その二文字が頭の中へ入り込む。その言葉は身体に巣食うものの正体を的確に表していて。
彼女の顔が頭をよぎる。
胸が苦しくなって気が付いた。――これでは、認めているのと同じだと。
有り得ない。芽生えた心を誤魔化し、必に鍵を施す。僕が僕でなくなるような、そんな気がして。
気が付くと、医務室を飛び出していた。

392 :
エントランスは相変わらず人で賑わっていた。あの時とは違い、そこはあるべき姿を保っている。
何故ここへ来たのか自分でも分からない。自然と足が向かってしまって。
彼女の姿を見かける。――そして、ソーマの姿も。
二人は何かを話している。その顔に笑みを浮かべて、楽しそうに。――僕の苦労なんか知りもしないで。
彼女が進もうとする選択は、多くの人が望むことだろう。
だが、それは不可能だ。枯れた花を蘇らせることは出来ない。腐り落ちる前に、誰かが摘み取らなくてはいけない。そうしなければ、周りが腐ってゆくのだから。
その役目を彼女に任せたかった。なのに、彼女は無様にも足掻こうとしている。
ぬ。誰かが、あのヒトが。このままではリンドウの手が血に染まる。
くだらない虚構に身を任せ、あいつの戯言に耳を傾けるのか。僕の言葉より、あいつを選ぶのか。
では、僕の存在は。僕の意味は。一体何処にある。僕は、何のために――。
丁度話し終わったのか、彼らは出撃ゲートの方へと歩き出す。
彼女が僕の横を通り過ぎる。瞬間、目が合う。悲しそうに伏せられた瞳は、僕を認めることはない。
その後ろ姿が、あの時と重なる。すべての歯車が狂ったあの時と同じで。
――許さない。
小さく呟いた言葉。それが自分の口から出た言葉だということに驚愕する。
もうどうでもいい。迷う必要はない。僕は、僕の目的を果たすだけだ。
余計なことは傷口を広げるだけだ。これは決まっていたこと。優しさの刃を向けてはならない。
彼女に分からせなくてはいけない。希望に縋るのには、遅すぎたのだと。

393 :
属とオイルの匂いに包まれた空間。肌に感じる冷気は真夜中に差し掛かったからか。
目の前に掲げられた自分。手持無沙汰な時間を、それを見ながら過ごしている。
すべてはここから始まった。彼女が僕を手にした瞬間から、もう決まっていたのだろうか。
「……ん」
足元に転がる肢体に我に返る。ああ、やっと起きたか。
鑑賞するのも飽きてきたところだ。彼女は路傍の草ではない、人間なのだから。
「おはようございます」
「……? ……レン?」
焦点の合わない瞳。覚醒しない虚ろな眼がこちらをじっと見つめる。
無理もないか。強い睡眠薬を使ったのだから。加減が分からず少々多めに服用させたが、効果は抜群のようだ。
「う、あ……え……?」
ようやく、自分の置かれた状況に気付いたらしい。寝ぼけ眼が見開かれてゆく。

「レ、レン、なにこれ……!」
麻縄に喰い込まれた裸体が、虚しくかぶりを振った。

白い素肌に巻きついた一本の筋。身体が揺れるその度、きつく張り付いた皮膚に紅色の化粧を施してゆく。
手足を縛られ、自由を失った姿。わざと見せつけるように広げた局部が、電灯の光にゆらめいた。
何と滑稽な姿だろう。何の疑問も抱かず、のこのこと罠に嵌るなんて。
「貴方に聞きたいことがあります」
狼狽える彼女を無視する。これは会話ではなく、説明だ。弁明など必要ない。
「貴方はリンドウさんを本気で助けるつもりですか? 彼は今もアラガミ化が進行している。ただの化け物に成り下がっているかもしれない彼を、助けたいのですか?」
あくまで冷静に、事実だけを突き付ける。
答えの決まりきった最終通告。さあ、賽は投げられた。
「……それでも、私はリンドウさんを助けたい。最後まで、絶対に諦めない」
紡がれるのは、予想通りの言葉。あの時と同じ瞳で、毅然とした態度で、揺るぎ無い信念を彼女は語った。
――それが、幕開けになるなんて露にも思わずに。
彼女は子供だ。絵本のお伽話を信じ、皆が救われる結末だけを愛している。
希望を捨てないとは綺麗な言葉。だが、それは現実から目を逸らすのと変わりがない。
そんなものは有り得ない。この世界は耐えきれない汚物と数多の理不尽によって構成されているのだから。
「無理ですよ」
だから僕は、優しい現実を投げかけ、唇を奪った。

394 :
「……!」
温かな肉の感触。ほのかに感じる甘み。直前に飲ませた初恋ジュースだろうか。
思ったよりも弾力がある。押して、唇の間で挟んで。少しかさついた表面を舐め取ってゆく。
「ふ、うっ!……ん、んぅ……っ!」
開いた隙間から舌を入り込ませる。ぬめぬめした粘膜を、歯茎を、口腔内を弄っていく。
舌を捕える。逃れようとするのを押さえつけ、強引に絡ませる。
粘ついた生き物が交差する。獣の如く乱暴に口内を犯す。混ざり合った唾液が零れ落ちた。
「……ッ」
唇に感じる痛覚。滲み出る血の味。噛まれたのだと自覚する。
睨みつけている彼女を一瞥する。拒絶の意思。吸い込まれそうな瞳が、僕を射抜いて。
本当、リンドウ以上に彼女は愚かだ。口で分からないなら、行動で示さなければ。
唇を放し、喉元へ噛み付いた。犬歯を喰い込ませ、柔らかな皮膚の層を貫いてゆく。
突き立てた隙間から赤い川が流れ落ちる。口に含むと、鉄の味。僕のものと何ら変わらない。
彼女が小さく呻く。拘束された身体が歯牙の餌食に成ろうとせん獣の様だ。
「う、ぁ――!」
ぶつりと喉の肉を噛み切る。爪の先にも満たない破片。食い破った場所から血液が溢れて。
血が滴る生温かい欠片を飲み込む。喉へ嚥下する彼女。瞬間、ぞくりと悪寒が身体を駆け巡った。
「もう遅いんです。あれから数か月。オラクル細胞は全身を侵喰しているでしょう――遅すぎたんですよ」
「……でも、リンドウさんはまだ――!」
「確かに、いくつかの不確定要素により彼はかろうじて自我を保っている。……でも」
奇跡なんて起きない。この目で確かめてきたから。
彼女は甘い。そして無鉄砲だ。だが、その行動力が人を惹きつけているのかもしれない。
謂わばギャンブルだ。常にハイリスクハイリターン。多大な犠牲を払い、運よく報酬が上回っている。
しかし、それは不安定な足場の上でかろうじて成り立っているだけ。些細な刺激で崩れ落ちる程、脆く危うい。
もうチップは残されていない。賭けに熱を上げてはいけない。引き際を弁えなければ、その身を滅ぼすだけだ。

395 :
「あうっ!」
双房に手を掛け、鷲掴みにする。
程良く熟れた二つの果実。柔らかな肉が手の内で苦しそうに歪む。
「僕はリンドウさんと共に戦ってきました。そして、幾度もそんな場面を見てきた」
「い、あっ……! く、うぅ、レン、やめ……!」
「彼らの末路はいつも同じ。誰かをすか、その前にされるか。せめてヒトとして終わらせてあげる。それが幸せなんです」
張り上がった先端を指で弄る。硬く充血したそこを、引っ張って、押し潰して。
爪先を立て、ゆっくりと喰い込ませてゆく。所詮は爪だし、少々強めにしても大丈夫だろう。
彼女が呻く。デリケートな場所だから、痕が残るかもしれない。それも一興だ。僕の証が印されるのだから。
「ん、ふ、ああっ……!」
口に含ませる。僅かに感じる鉄の味。少し皮膚を切ったのだろう。
丹念になぞってゆく。舌先で転がし、全体で包み込むように這わせてゆく。
ヒトの肌は温かい。ぬくもりが凍てついた心に溶け込み、しばし忘我の淵へ追いやる。
――まるで彼女と通じ合っているのだと、錯覚してしまいそうで。
「ぎゃああっ!」
幻想を頭から振り払い、思い切り歯を立てた。
吐き出された悲鳴。美しい声がくすんで、濁る。身体がガタガタと震えて。
じわりと滲み出る血液。味わうと、すっと意識が沈んでゆく。深い深い虚無の中へ、放り出される。
これでいい。僕が望んでいるものはではない。ミイラ取りがミイラになっては意味がない。
「だから、リンドウさんを困らせないでください」
答えは返ってこない。彼女とて馬鹿ではない。先の事実は想定済みだろう。
戸惑う様に逸らされた視線。その眼に映るのは葛藤。しかし、内に燻る希望は未だ燃え尽きていなくて。
――やはり駄目か。
ただの話し合いで決着がつけば、こんなことをする必要はない。容易く折れるようなヒトではないことは重々承知済みだ。
その茎はしなやかで太く、鋭い棘がある。正攻法では手折ることさえ出来ず、労力と傷を負うだけ。
だから土を腐らせ、水を濁らせる。彼女を守る礎を崩壊させ、追いつめてゆく。
「……分かりました。では、貴方に身をもって教えてあげます」
僕はヒトではない。ただ本能の赴くがまま、喰らい尽くすだけの道具。
相手の意志など関係なく捕食するのがアラガミ。ヒトの価値観に縛られる必要はない。

396 :
「……それ、は……?」
「玩具ですよ。もっとも、子供が遊ぶようなモノじゃありませんが」
ポケットの内に忍ばせていたアレを取り出す。
手のひらに乗せられた直径五センチ程度の球体。
握るとぐにぐにとした弾力。一見ゴム鞠のように見える。だが、その色は玩具には似つかわしくない程赤黒く鬱血していて。
それを彼女の下腹部――恥骨のあたりへそっと落とす。
――さあ、狂ってしまえ。
恥部へ乗せられたそれ。肌に触れた瞬間、ぺったりと吸い付く。
球体が蠢く。混沌とした繊維が沸騰し、素肌を侵食してゆく。
盛り上がった部分が裂け、肉塊が溢れる。その過程を幾度となく繰り返し、その姿を変えてゆく。
まるで、新たなる生命が誕生するかのように。
やがて、その動きが収まる。
手のひらに収まっていたものは、既に役目を果たしていた。
天高くそそり立つ物体。弓形に伸長し、頂に君臨する毒々しい蕾。
――それは男性器を象っていた。
「――い、嫌あああ!」
耳をつんざく様な悲鳴。股間に注がれた瞳がわなわなと見開かれて。
生気を失った顔。震える唇が必に言葉を絞り出してゆく。
「あ、あぁっ……こ、これ……なにっ……!?」
「言ったでしょう、玩具だって。オラクル細胞を使った――謂わば疑似ペニスです」
手に入れたのは性具。一般的にはペニスバンドと呼ばれているもの。
だが、これはオラクル細胞の技術を応用した特別品。小型のコアが内蔵された、神機と同等の存在。
一時的に侵喰させることにより、神経に接続させ、生身の感覚を装着者に与える。
直接植えつけるだけで男性器と同等の機能を持ち、射精さえ行える優れもの。
故にゴッドイーターにしか扱えない。偏食因子がなければ喰われてしまう危険な玩具。
つくづくヒトとは強欲な生き物だ。飽くなきまでの欲望はアラガミに引けを取らないのではないか。
いや、こんな好色なものを作るほどの暇はないか。様子を見るに、研究による偶然の産物だろう。
思わぬ発見だったが、丁度良い。その身で味わってもらうとしよう。

397 :
「と、取ってぇ!! これ取ってよぉ……!」
「無理ですね。一旦接続すると、射精しない限り外れませんよ」
それも、一度ではなく何度も。オラクル細胞を使った所為だろう。全く、アラガミらしく貪欲なものだ。
彼女は身をよじって振り解こうとする。完全に冷静さを欠いた彼女は本当に可笑しくて。
だが、彼女の願いは虚しくただぐらぐらと揺れるだけ。それは嘲笑うように滾り続けている。
彼女の姿を眺める。白い肌に生える赤と黒のコントラスト。
異なる性の融合の誕生だった。両方の機能を有する完全で、不完全な姿。
――それは、中途半端な僕と同じ。孤独な世界の共有者。
「ひぃっ!」
凝り固まった根元を握りしめる。
力加減を変えると、びくびくと小さく痙攣して。
「ああ、もう神経が繋がっていますね。……どうですか、気分は?」
「あ、んんっ……やっ、さ、触ら、ないでっ……!」
「そうですか。でも、ここはとても喜んでいるみたいですが」
付けたばかりだというのに、軽く触っただけでそれは煌々と膨張していた。
包皮をそっと撫でる。指の腹で挟み、わざと時間をかけ上下させる。
彼女が小刻みに震える。もがいているのか、刺激を享受しているのか。その身がのた打ち回る。
先端からは快楽による前兆が、既に漏れ出していた。
指ですくい、舐めてみる。普段食べ慣れたあの味。使用者が違っても変化はないのか、と少し落胆する。
「……リンドウさんは、今の貴方と同じ状態です」
「ひっんあぁ……あ、ど、いう……」
「どんなに抗っても侵喰に打ち勝つことは出来ない。苦しくて、辛くて、文字通り地獄の様な状態」
「うぅ、んああっ……!」
「楽になりたいでしょう? 射精したくて、解放されたくて。でも、彼にはそんな手段はない。この苦しみを、ただ耐えるしかない」
もう僕にリンドウの様子を窺い知ることは出来ない。あの記憶が最後に見たリンドウの姿。
時間が経ち過ぎた。彼の苦しみを分かり合うことは、もう出来ない。救いはない。
僕の目的を、
「助けたいと、貴方はそう言った。リンドウさんに出会った時、貴方はそれでいいかもしれません。でも――」
――貴方の大切なヒトたちは?

398 :
「――ッ!」
――かかった。
「アラガミ化した人間に声は届かない。第一部隊の皆さんに、アナグラのヒトたちに危害が及ぶかもしれない」
「! そ、それは……」
「貴方は、彼らが傷ついてもいいですか? 或いは、彼らにさせることが出来ますか?」
「……でも、それなら……」
「一人で戦いますか? 確かに、それなら仲間を巻き込まなくて済む。でも、もし貴方がんでしまったら?」
「……」
「自己犠牲が立派だ、なんて思い上がらないことです。それは、リンドウと同じことだ。貴方のせいで、『皆』が悲しむんですよ」 
彼女は多くの人に慕われている。彼女を尊敬し、彼女も彼らを愛している。
それは、リンドウに似ている。誰かの為になら、それこそ命だって賭けるような無茶なヒト。
自分が傷つくのは厭わないが、他人が傷つくことは絶対にしないヒトだ。
だからこそ、『仲間』を意識させる。他人を引き合いに出せば、強くは言えないに決まっている。
「う、うぅ……わ、わたし、は……」
涙が零れ落ちた。大粒の雫が頬を伝う。
ただ話をするだけでは、彼女は意見を曲げない。仮に同調したとしても、いずれ翻されるだろう。
だから、毒を回した。薬を使い、性具をくすね、肉体を辱める。混乱させ、刷り込ませる為に。
動揺している。彼女の心は確実に毒を吸い上げている。
「そ、それでも、私は助けたい……助けたいの。リンドウさんのこと、諦めたくないっ……」
「……貴方の気持ちは分かります。僕だって、本当はこんなことを言いたくない。でも、この世界は幸せな結末を用意してくれるほど、優しいものじゃない。僕はリンドウさんを苦しみから救いたい……ただ、それだけなんです」
諭すように言葉を紡ぐ。声色に悲しみを上乗せして、彼女の同情を誘って。
もうすぐ、もうすぐだ。その身は完全に毒に浮かされた。後は優しく手折るだけ。
耳元で囁く。さあ、頷け。彼の為に、最愛の『仲間』の為に。
「皆さんのこと、大切でしょう? サクヤさんや、アリサさん。そして――」
――ソーマ。

399 :
その言葉に彼女が顔を上げる。はっと見開かれた瞳が歪む。
そこにあるのは怖れ。彼を想い、焦がれ、離別を拒否する少女。リーダーとしてではない、彼女自身の姿。
それは、ソーマがただの『仲間』ではないことを如実に伝えていて。
「――っ!」
力任せに性器を握り潰す。
すべてが紅く染まる。全身が沸騰し、灼熱が心を焼き尽くす。
身体を支配してゆく激情。何も考えられない。制御を失った機械のように頭がショートして。
「! ぁぁあああっ――!」
一瞬の出来事だった。張り詰めていた男根から、欲が吐き出される。
剥き出しの先端から噴射する白濁液が、雨霰となって降り注ぐ。
すべてを白く染め上げてゆく。それは彼女の肌に重なる汚点となって、鎖となって施される。
彼女はその様子を呆然と眺めている。引き攣った顔には、確かに快楽の余韻が残されていて。
――忌々しい。
苛立ち、焦燥、鬱屈。抑えられない想いが、身体を蝕んでゆく。
先程までの充実感は消え失せていた。残されたのは、腐り切った思考。
チッと舌打ちする。本当に今ここでしてやろうか。何も残らない程に、切り刻んで、壊して。
彼女の身体を掴み、乱雑に転がす。反転する肢体。もう、その顔は見たくない。
ベルトに手を掛ける。金具を外す手間さえ煩わしい。早くこの憤りをぶつけたい。その身体に、心に。
「う、はぁっ……レン、何、をっ……」
――うるさい。
花は何も喋る必要はない。ただ大人しく、そこに佇んでいろ。
枯れなければいいのだ。葉をもがれ、花弁を蹂躙されても。むしろ、そちらの方が都合がいい。
ああ、本当に愚かだ。僕も、彼女も。情けをかける義理はないのに、どうしてこんなに――。
「……さあ、見せてください」
――貴方の覚悟を。

400 :
「――――ッ!!」
ブチブチと肉が引き裂かれる音。めり込んでゆく楔。
苦しい。侵入者を拒もうとせん粘膜が、痛みとなって襲いかかる。ガクガクと膝が笑った。 
寒々しい鉄板に滴る鮮血。それは、彼女の未通の証。
笑みが零れる。奥底に眠った沈殿物が解き放たれたような気がした。
「あ、がぁッ! おね、がっ……ぃ……ぬい、てぇ……!」
彼女が苦痛に喘ぐ。慣らしていない所為もあるが、少し動かしただけでしゃがれた懇願が出てきて。
意識を集中させる。僕に絡み合った中をゆっくりと時間をかけて馴染ませてゆく。
彼女はすべての痛みを請け負ってきた。他人が傷つくのを恐れて、自分を犠牲にして。
――その行動が、誰かを傷つけているなんて知りもしない。
だから、せめて僕の痛みを分かって。
「ひぃっ!」
股間へ手を伸ばす。やはりまだ、それは外れていない。
先程出したばかりだというのに、既に質量を保っている。この様子だと、まだしばらくは取れそうにない。
右手で包み、扱いてゆく。今度は慎重に、至極丁寧に。
「んいいっ!? だ、だめぇ……そこ、いやぁっ……!!」
彼女にもう振り払うだけの力は残されていない。
膨らんだ先端を執拗に攻める。カリ首を爪で引っ掻き、時にはぐっと力を籠めて。
一度既に達したそこは、気の毒な程に敏感になっていて。
前触れがしとどに垂れ落ちる。まるで、主の意志に呼応するかのように荒れ狂う。
そして、一層動きが激しくなり――。
「……ぅ……え……?」
手を止める。手の内の熱が行き場を失い、虚無へと消える。
彼女がこちらを振り返る。その顔には落胆の色が浮かんでいて。
誰が無償で快楽を与えてやるものか。
休めていた腰を動かす。瞬間、脳天を殴りつけるような感覚が広がってゆく。
侮っていた。これは想像以上だ。膣内に擦られる、理性の糸が切れてしまいそうで。
奥歯を噛み締め、必に繋ぎ止める。こちらが先に根を上げるわけにはいかない。
「……う……いっ……あ、んああっ……!」
余韻が落ち着いたのを見計らい、再び股間を刺激する。
先程と同じように、たっぷり時間をかけ扱いてゆく。ただし、此度は少し強めに。
お預けを食らったからか、あっという間に熱を吐き出す態勢に入る。
指先に粘ついた液が絡み、先端がびくびくと震え、波を描く。
そして、また陰茎が大きく震え――。
「あっ……」
ギリギリの、その瞬間の直前で動きを止める。
しばらく放置し、頃合いを見ては愛撫を再開する。その繰り返し。
膣への蹂躙は手を休めている時だけ。快楽の隠れ蓑を失った身体が、傷を負って。
「あっ、んふぁ……はぁ、い、あぁ……も、う……いぁ……」
絶頂へと辿り着けないもどかさ。連続的に降りかかる破瓜の苦しみ。
疼痛に逃避することも、肉欲に引き籠ることも出来ない、まさしく生かさずさずの状態。
その瞳に涙が浮かぶ。口から漏れるのは、意味を成さない言葉の羅列。
ここにいるのはヒトではなく、ただの獣。色欲に溺れた雌の姿。

401 :
「ねぇ」
もうそろそろ頃合いだろう。
彼女の顔を引き寄せる。だらしなく開いた口元から滴る涎をそっと舐め取って。
あくまで穏やかな口調で、脳髄を腐らせる言葉をかたりかける。
「……楽になりたいですか?」
「……」
傷ついた宝玉は僕だけを映している。
しばしの沈黙。ゆっくりと首が縦に振り降ろされて。
「じゃあ、どうして欲しいですか?」
「……ぇ……?」
「ほら、言わないと分かりませんよ」
「――――」
唇が開く。その言葉は、宙に途切れる。掠れた喉はただ震わせるだけ。
だが、確かに彼女は口にした。僕が望んだ言葉を。
――ああ、待っていた。
強く握りしめる。行き場を求めて汚物が飛び散り、のた打ち回る。
彼女がよがる。澄んだ声で醜悪な肉欲を鳴らし続けて。
僕の方も限界が近い。身体が熱に浮かされる。本能が牙を向き、思慮を喰いしてゆく。
考えている余裕はなかった。高みを目指して、一心不乱に喰い込ませて。
「くああっ! あ、うぁ、ん、ひゃああっ――!」
彼女の身体が弧を描き、溜まりに溜まった欲望が一気に放出される。
バケツの水をひっくり返すような勢いで、僕の手元を白く塗り替えてゆく。
少し遅れて、迫り来る熱。末端から一点へと集められ、解放される。
瞬間、意識がブラックアウトする。思考回路が焼き切れ、感覚が投げ出されて。
彼女の中へ注ぎ込む。どくどくと脈打つ己を奥へ奥へと打ち付けて、一滴たりとも零さないように。
肩で息をつく。高まった心臓の音がうるさい程に耳の奥に反響して。
彼女もまた、糸が切れた人形のように放心している。
毒が回り、踏み躙られた姿。凛々しく咲き誇っていた花はこの手に墜ちた。
戦局は傾いた。
結果は分からない。だが、僕にとって有利な展開になったことは事実。
後は毒を吸い上げるのを眺めるだけ。
少し予定は狂ったが、まだ軌道修正は効く。油断は禁物。だが、今はこの余韻に浸ってもいいだろう。
時間はたっぷりとある。暫しの間、この宴を楽しむとしよう。

――まだ、夜は明けない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

402 :
秒針が止まった世界。活動を放棄した生命。
この部屋も大分様子が変わった。リンドウが暮らしていた形跡はもうない。彼の私物は大方が恋人の手に渡った所為だろう。
無機質な姿。最低限度の物のみで構成され、生活感が失われたここは、今の彼女の状況を示しているのか。

結局、何も起こらなかった。
アラガミと化したリンドウ。コアを引き抜く最後の瞬間まで、彼の意志は現れなかった。
あっけない程に順調だった。彼女は僕の願い通り、彼を血生臭い連鎖から救ってくれたのだ。――そのをもって。
その後は何も変わらない。一人のゴッドイーターが正式にいなくなっただけ。
アナグラを包んでいた悲しみも、今となっては薄まって来ていて。
彼女を抱き寄せる。それは為されるがまま、何も口にすることはない。
また少し痩せた。ひび割れた肌から発する冷たいぬくもりを感じながら、そっと唇を近づける。
生きながらに彼女はを迎えた。
もう彼女は何も求めない。何にも心を開くことはない。――あの想い人にさえも。
ふと目に入る。私物の少ない彼女が唯一持っていた趣味。漆黒の部屋が場違いな程に色彩に溢れていたあの頃。
そこらかしこに置かれた花瓶や鉢植え。その一つに目が留まった。
――ガーベラ。彼女の好きだった花。
それは既にあの頃の姿ではなかった。茶色く色褪せ、醜くひしゃげ、根元から腐り落ちて。
彼女の言葉を思い出す。植物には一つ一つに意味が持たせてあるのだと。
『……この花の意味はね』
様々な意味の中の、彼女が好きな言葉。

403 :
――希望。
苛立ちを吐き捨て、彼女の身体を押し倒す。そのまま服を剥ぎ取って、身体を貪って。
彼女は何も言わない。ただ与えられる快楽に応じて吐息を漏らすだけ。濁ったガラス玉はどこか遠くを映すばかり。
その反応が余計に苛立ちを募らせてゆく。悲鳴を無視し、蹂躙してゆく。
その花にはあった。手の内に刺さり、皮膚の下へと喰い込み、痛みを発し続ける荊棘が。
綺麗な花。その美しさに見惚れて、手に入れたくて。
あらゆる手段を使って摘み取った。しかし、手の内に残ったものは醜く枯れ果ててしまって。
僕の望みは叶った。彼女も手に入れた。なのに、心の中は常に苛まれていて。
彼女の言う通り、リンドウを救う方法があったのかもしれない。
希望を追い続ければ、本当に奇跡を掴み取ることが出来たのかもしれない。
だが、それは既に遅すぎた願い。枯れてしまった花は、もう元には戻らない。あの彼女はもういない。
胸に溜まり続ける鬱憤から、目の前の花を完全に踏みつけてしまいたくなる。
だが、相棒を失い、世界の理から弾き出された僕に帰る場所はどこにもなくて。
結局、僕の居場所はここにしかない。枯れた花を眺め続けるしか、僕は存在できない。
ああ、罠に嵌めたつもりが、囚われていたのは自分ではないか。
仕掛けた毒は、自分に回ってしまった。もう彼女なしでは生きていけない。腐敗した蜜を啜る羽虫へと成り下がってしまった。
目を閉じる。余計な情報を閉じて、冷え切った感覚だけを味わう為に。
今は快楽に没頭していたい。すべてを忘れて、すべてに溺れて。
この関係は続く。この身が毒に完全に侵されるまで。

――今宵もまた、刺さった棘の痛みを感じながら。
(完)

404 :
以上です。連続投稿に引っかかり、投稿に時間がかかってしまい、
ご迷惑をお掛け致しました。本当に申し訳ありませんでした。

405 :
乙乙乙
いいぞもっとやれ
そういえば保存庫のほうで
「規制喰らっちゃったんで保存庫に直接投下してもいい?」
的なお願いを見たんだが、そこらへんどうなん?

406 :
乙乙乙+
これ女主を自分ちの子で想像すると興奮冷めやらぬ

407 :
ボイス14の心をへし折りたい衝動に駆られる

408 :
リッカがまだ無いからちょっと書いてみた。
エロ無しでネタ入っててかつ男主にかけとかいうベタなやつで…
リッカが神器使いになっちゃったりしてるけど許して…
うん、なんか同じようなのが出てたらごめん。
マジで衝動的に書いたから他の人とかぶんないようにとか考えてないから…
あ、批判とかはいくらでもしてくれておk
ちなみにダチには好評だった。
タイトル:後日談
カップリング:リッカ×男主
 Prologue.
…っはぁ
アナグラは目の前だってのにな…
_____
___
_
一週間前、最近防壁が弱っているとの報告を受けていた第三ハイヴがアラガミの襲撃を受けている、という救援要請が届いた。
防衛班はここアナグラの防衛で手いっぱい、
第三部隊もその取りこぼしを片づけているとかで出られなくって、
とどめはリンドウさんを含めた第一部隊の残りのメンツすら、俺がお髭を蓄えた黒い虎さん×2を喰ってる間に、紫の支部長さん狩りにちょっと島までお出かけしていたという…
残ってるのは訓練していたアネットとフ…フ…フォアグラ君?
あ、ちょっとおいしそうwww
「あ、先輩。用意できました。…えっと、私遅れてませんよね?」
噂をすれば何とやら、アネットが先に到着。
俺が神器のケースを傍らに置きながら難しい顔をしていたからだろうか、遅刻したかと心配している彼女に、出発まで時間が掛かるのを聞いていたので安心させるように言った。
「あー、ヘリが調子悪くってなかなかエンジン回んないらしくてさ、ちょっと予定よりも遅れそうなんだ。心配しなくていいよ。」
「って、えっ! それのんびりしてて大丈夫なんですか!?」
「少しだったら何とかなるよ。あそこは小さいからその分防壁を厚くできてるし。」
そう、この時代資源がとても少ないが為に、ハイヴを作るための資材には一定の制限が設けられており、設計の段階で小中大に分けられて、それに応じて資材が配分される。
ちなみに第三ハイヴは中の小の小というところだ。
一応中型だが、実質小型。
ちょっと資材が余ったからその分を防壁に回し、ハイヴ全体の堅牢化を考えたらしい。
それを説明されて安心したようだ。そのまま落ち着きを取り戻したアネットに、
「じゃあ少し遅れるって事はフォアグラ君にも伝え」
ておいて、と言おうとしたのを怒声がかき消す。
「フェデリコです!!!!」
…うん。360度全方向から視線を感じる。
「ああ、フェデリコ君。間違えたのは悪かったがもう少し声の音量を下げてもらえるかな?」
途端にすみませんのポーズを取るフォアグラならぬフェデリコ君。
やっぱ後輩ってかわいいなぁ。素直だし礼儀正しいし、ちゃんと言うことは聞いてくれるし。
ん? アリサの昔の頃? すまない、ツンデレなのかなとしか思っていなかったからな(キリッ)
「あの、シンさん。第三ハイヴ付近にサリエル種の反応を探知しましたよ。」
おっ。さすが敏腕オペレーター。俺が相手によって装備を変えるのをよくご存じだ。
「ありがとう。んじゃ装備変えてくるからこいつらに簡単な説明しといてやって。」
後輩二人をヒバリさんに任せ、格納庫へ入った。

409 :
 ***
 A promise.
_
___
_____
あの時があいつとしゃべった最後になっちまうのかな。
周囲には十数体の固定砲台と風船達、ついでに四色揃った尻尾軍団。
そして奥には何故か銀に光る支部長さん。
GEになってから楽観って物ができなくなった頭は、アイテムをまさぐる手の虚しさと、ろくに動けない体とともに告げる。
…オレハココデシヌダロウ、と半ば機械的に告げるのだ。
_____
___
_
格納庫に入った俺を彼女の笑顔が迎えた。
「どうしたの? もしかして別種が確認された?」
「ご名答! 流石だな」
いつもと変わらぬ会話。
だけどこうしてこいつと語っていられる時間がとても楽しいのだ。
「なんかサリエル種が確認されたって言うからさ、銃撃戦も出来るようにしときたいんだ」
いきなりリッカの顔が曇った。…俺何か言ったか?
「サリエル種…」
こけそうになった。そこか?そこなのか?
「だって…近頃のサリエルって接触禁忌種を連れてきていることが多くて、…確認されたミッションに出た人の生還率が極端に低くなってて…」
そういうことか。
実際についこの間も第5部隊から人が出ていて…
そいつの神器が俺たちの横でロックされている。
リッカはそれに目をやってからこちらを振り向き、予想通り、言ってきた。
「シン。お願いだからちゃんと帰ってきて…」
聞き終わるより先に抱きしめていた。
その華奢な肩はずっと震えっぱなしで…それが俺にも伝わってきて…何ていうか、すごく痛かった。
「俺は帰ってくる。これまでだってそうだったろ? それはこれからも変わらないから、だから大丈夫。」
そう告げてもまだ少ししゃくりあげている彼女にもう少し言ってやった。
「ほら、紫ザソリ2匹とか言う無茶なやつでも無事に帰ってきただろ?」
「うん……そうだよねっ!」
ちょっと強がってるみたいだけど、やっと笑ってくれた。後輩もかわいいけどそんなんとは比べ物になんないくらいかわいい。…けど
「ダメ」
キスしようとしたら唇に指を当てられた。
心外って顔の俺を見て、
「帰ってきたら、何だってして良いよ?」
そんな風に言ってきた。二人で笑った。久々だな、心の底から笑えたの。
「分かったよ。じゃあ行ってくる」
ヘリのローター音が聞こえてきた。もう出発になるだろう。
頬を少し赤く染めながらうなずく彼女とハイタッチをして俺は任務に出た。
            ***
 The other side.
全く…
こんな生活をしていてよくあんな風に明るくいられますね…
いつもいつもここでラブコメを繰り広げるのには辟易してるけど、
…リッカさん、嬉しそうだな。

410 :
            ***
Wounded people.
そうして彼が出撃して5日ほどたった頃、ヘリが戻ってきた。
けど乗っていたのはアネットと…えっとファンネル君?
「おい、第一部隊のリーダーはどうした? それにフェデリコ、なんだお前のその怪我は?」
あ、そうか、フェデリコ君か。でも何で重傷なの…
だが二人とも呼吸すら辛そうで、とてもじゃないが報告なんて出来る状態ではないようだった。
「チッ救護班を呼べ!」
もう一度ツバキさんの声がエントランスに響き、二人は医務室へと運ばれていった。
…心なしか元リンドウさんの神器が動いたような気がしたけど、もうそんなことは考えていられなかった。
…二人の神器に見覚えのある傷が付いていたから…
…スサノオの剣による傷だった…
3時間くらいでアネットは少し回復し、報告が出来る程度にはなっていた。
彼女の話では、向こうでの討伐活動4日目の夜、リーダーが先だって確認されていたサリエル種…アイテールだったらしい…を引きつけ、新人二人は小型アラガミを討伐したのだそうだ。
第3ハイヴからは全てのアラガミを遠ざけていたため、軽く遠隔地のアラガミを片づけてから帰還しようとしていたのだという。
そこに見たこともない青く光るスサノオが現れ、ハンマーを振り切った直後のアネットに攻撃してきたらしい。
防御を主体としていたフェデリコは彼女をかばったものの
、とっさにガードしたためにうまく防ぎきれず、そこで負傷。アネット自身も間髪入れず繰り出された追撃を避けきれずに負傷した。
そこにリーダーが戻ってきてアナグラへ戻れと命令を下したらしい。
だがヘリを呼ぼうとしたのに通信がつながらず、結果、元の着陸地点まで歩いてくることになったと言った。
…最低でも5時間近くシンはそれと戦っている、ということになるだろう。…冷や汗が止まらない、泣きそうだ、何で…
二日後、第三ハイヴに常駐しているゴッドイーターは全滅したと連絡が入った。ほかの神器使いの反応も見られない、と。
……もう…仕事なんてまともに出来ない。
           ***
 Are you ready?
さってと、どうするかな。
バキ…
二人は無事に離陸できたようだ。3分ほど前にヘリが空中に見えた。
で、俺の方はというと、うん、やばい、
ていうかあの青いサソリ君はどこ行った? メキメキ… 
あれつぶさないと通信利かないぞ? ボコ… 
でなんだ周りの銀とか赤とか黄とか紫とかのサソリは? グシャリ… 
青いのは総指令サマかい? ガラガラ… 
10体近く、いや確認した限り15体はいる。 ドン…
そして俺は旧居住区に身を潜めているというわけだ。
さて、いつ見つかるかって?
…今でしょ!
ドカーン! とかいう文字でも付けたいくらいけたたましい音と共に隠れ家が壊された。
そこにはザイゴートという名の二つの風船型スピーカー。
一番出会いたくないやつだ。
新人連れてのミッションだったから騒音なんて面倒なもの付けてきちまった。…銃形態にした瞬間にサソリにも気づかれるだろう。といってこのままでも気づかれる。
…よし、
「強行突破ぁ!」
この際だ。全部喰ってやる。
バスターの重量を利用して一匹をたたき落とし、そのまま捕食。神器解放に入り、次をほふる。
うん、ちょっと遠くでサソリが吠えてる。
10体ぐらいは何とかしないと…は…?
声の数からして2、30は余裕でいるぞ?
何でこんなに集まってる? しかもこんな短時間で。
待てよ、この現象は聞いたことがあるような…
「どうやらノヴァの触手にはオラクル細胞の活性化を促す働きがあるようでね、あれが近くにあるとすさまじい速度で増幅するらしい。触手を破壊すれば何とかなるようだから覚えておいてほしい」
いつだかの博士の声が脳味噌の中でよみがえる。
うっしゃ、予定変更。速攻で触手をつぶす。
声が一番多いのは…東の方…約1キロ…たぶんそこだ。
「ただその前に、」
目の前の紫の物体は、
「何とかしないとな!」
アネットが目を覚ました頃には彼はノヴァの触手にたどり着いていた。

411 :
           ***
 In ANAGURA.
「まだ繋がらないのか!」
ツバキの声が響くエントランス、その一階ではヒバリがせわしなくキーを叩き続けていた。
「だめです! 未だに強力なジャミングが発生していて!」
だがそこには二人の声しかない。
…全部隊が突如出現したアルダ・ノーヴァの大群に対処するため出撃していた。
残っているのはまだ回復したばかりの新人二人のみ。ぎりぎりでアナグラを維持していた。
           ***
 Combat open!
「はっ、はぁ」
ノヴァの触手は何とかできた。…その触手にコアが形成されていたのには驚いたが…。
「博士には報告ぐらいしておくか。」
苦笑いしてしまう。命ぎりぎりの時に帰ってからのことを考えるなんて、
「ばかみてぇ」
残存アラガミ勢力は…分からん、考えるのはやめとこう。
シュッ…ンンン
今…なんか来たよな…後ろから…耳元掠めて…
考えるより先に上に体が動いた。
…動いてマジでよかった点は
1、なずにすんだ
2、レーザーをなぎ払うように撃ってきたが為にサソリ君  の体がるいるい
3、…いや、挙げてたらとんでもないことになる。
で、珍しい、いやどう考えてもおかしい銀の支部長に出会ったわけだ。
そういえば触手の中に奴らの蛹があるんだっけ。
ちなみにさっき俺がいたところはクレーター状態。
回復錠を確認…無印が6個、改が2個。こいつならなんとかいけるか。
まだ生きているけど動けやしねぇってかんじのサソリを捕食、我ながら卑怯だが非常時だ、許せカムラン。
そしてバースト。
「他もいるんだ、さっさと終わらせるからな」
神器に声をかけてから、
「戦闘開始…」

412 :
           ***
 When do I make a vow?
泣くだけ泣いた。周りにはメンテナンスに追われる技術班と神器。やることは分かりきってるよ。
「ごめん! 手伝うよ!」
仲間に声をかけ手近な神器に走りよる。
シンがどこかを守っているなら、戦ってるなら、
私はここを守る。
そう決意したのはいつだったか?
_
___
_____
「あれ? どうしたの?」
アーク計画を阻止してから、何かと部屋でふさぎ込みがちだった彼が任務外の時に保管庫にきたのでちょっと面食らったっけ。
「あ、いや、特に何かあるって訳じゃぁないんだけど」
…わ…分かりやす…
「リンドウさんに関係あるのかな?」
「えっ!いやいやいやいやそんなわけある筈ないじゃないか!」
「声ひっくり返ってるよ」
…うん、こうして慌ててるリーダーって新鮮で面白いな。
「う…」
あと…
「えっと…」
好き…だな
「見なかったことにしてあげるから、行って来なよ」
「え、あ、えっと」
「…まったく、まどろっこしいなあ」
答えも待たず唇をふさぐ。
彼の反応を十分に楽しんでから解放し、
「君の帰ってくる場所はここだからね?」
「…ああ」
ここは私が守ってるから。例え第8ハイヴが無くなっても、極東支部が破壊されても、絶対君の帰る場所だけは。
リンドウさんの神器を持ったときもそっとしておいた。
彼との時間を大切にしたいから…
「じゃあ、行ってくる」
「うん」
そして彼はエイジスへ行って来たんだよね。
リンドウさんもしっかり連れて帰って。
_____
___
_
思えばとんでもない告白の仕方だったものだ。
アリサだったら顔を真っ赤にして、何を言ったらいいか分かんなくて、とりあえず「どん引きです…」とか言いそうなレベル。
「ちゃんと、帰ってきてくれるよね」

413 :
           ***
 A defense force.
「ヒバリちゃん! 次は!」
神器を捕食形態から戻しアナグラへと通信をつないだ。
アルダ・ノーヴァが連れてきたとでも言うように他のアラガミも大量発生した。
「南西3,5キロ地点にハガンコンゴウ、西北西2キロ地点に極寒地適応型クアトリガを確認しています。 
それから北西3キロ地点で第4部隊が複数のアラガミに囲まれ孤立中、タツミさんはこちらの救援に向かってください!」
「分かった。ブレンダン!西北西に向かえ! カノン!南西へ!」
「了解」
「分かりました!」
二人に手早く指示を出し、北西へ向かう。
「ここから北西って…この間破られたとこじゃんか!」
思い出して速度を上げ…止まった。
「…なんだよあれ…」
           ***
 A flying force.
「そこかぁ!」
愛用のショートブレードを振り回し、小型を切り伏せていった…が、
「おい! 討ち漏らしすぎだ、このバカシュン!」
「バカってなんだよカレル! お前だってテキトーに撃ちまくり過ぎなんだよ、バーカ!」
「俺のはホーミングだからそれで良いんだっつーの!」
「私は別に良いわ。きれいな花がたくさん咲くから…」
騒いでいる二人を後目に見事にアラガミを貫いている彼女の言葉が彼らを黙らせた。
「ジーナの奴、やっぱおっかねえ」
「ああ…」
そうしてしばらくアラガミを喰らっていったが…
「ん? おいジーナ、あんなとこに何で撃ったんだ?」
「いいえ、私じゃないけど?」
「だったら、なんだよ、あれ。」
           ***
 A punitive force.
「おい、コウタ」
エイジスでの戦闘中、ソーマが声をかけた。
「何!」
自分の神器からの銃声に負けないように声を張り上げる。
「あいつはどうなってる」
彼があいつと聞いてきたとなると、リーダーの事だろう。
「分かんない! それについての通信すら入っていないんだよ!」
「チッ」
サクヤ、リンドウはエイジスへの通路を防衛している。
なかなかにすさまじい音も聞こえているから、戦端はすでに開かれているのだろう。
そんな中アリサが叫んだ。
「な、何? あれ?」
「あれは…第三ハイヴの方だぞ!」
「え? どういうこと!?」
           ***
 A flash of light.
屋上に出た…みんな出撃しているからメンテナンスなどもなく、といって何もしていないと泣いてしまいそうだったから…
なのに…
「何なの…あれ…」
第三ハイヴの方、いや、少し東にそれたあたりか。
とんでもない太さのレーザーがなぎ払われ、そこに爆発が巻き起こった。
「いや…」
なにもかんがえられない。
「いやぁぁぁ!」
屋上にいられなくなってエントランスへ、それでも落ち着けなくて格納庫まで駆け込んだ。
背中に聞こえるヒバリさんの声が辛い。

414 :
           ***
 For survive.
なんだよあいつ、強すぎだろ…
なんとか隠れることは出来たが、今もどこかで俺を探し回っているだろう。多分結構近目の位置で。
そして、
「なんでお前が来ちゃうかな…」
少しだけ開けたシャッターの隙間から外を確認。
「いるねぇ、青ザソリ君。うん、邪魔だよ?」
だけどこれはある意味チャンスだ。あいつを潰せばアナグラと通信できる。
確かに銀支部長と合流されたら、いやいや、希望的観測なんて万に一つも出来ない。騒音がある以上見つっかってしまうだろう。
「でもな」
生き残るにはこれしかないだろう。
シャッターを開け、飛び上がった瞬間、サソリに気づかれた。
「ちゃんと帰るからな」
ここにいない愛する人に向かって言い、一気に神器を振るった。

415 :
           ***
 REN.
どうしよう、また動けなくなっちゃった。
彼の神器のケース前、そこで膝を突いて泣いて泣いて、ずっと泣いて、ぜんぜん動けなくって…
…リンドウさんの神器がカタカタ動いているのにも暫く気づかなかった。
「え? 何で?」
今ここの装置は止まってるはずなのに…動くわけ…ガタッ…嘘…
気づいたらそれに手を伸ばしていた。
理性がやめろと言い、本能が手を伸ばさせ、技術者の立場がやめろと言い、私というものが手を伸ばす。
そして、
私の手が触れた。
「?」
触れ…てるよね?
「浸食が起きない?」
「ああ、やっと触ってくれましたね。僕の本体に」
いきなり声がして驚いてその声の方を見たら、何というか中性的な?細身の神器使いがたっていた。
あれ? こんな人いたっけ?
私の記憶にある限りこんな人はいなかったはず。
「えっと、救援に来てくれた人?」
すると彼は笑いながら
「いいえ、違いますよ。…誰だと思いますか? ヒントはあなたが今触れたものです。」
「それってこのリンドウさんの神器だよね?」
「はい!」
ヒントが…これ?
リンドウさんの神器を見ている内にいつだかのシンとの会話が思い出された。
_
___
_____
「そういえば何であの時にリンドウさんの神器を持ってったの?」
「それって、リッカから告白されたとき?」
「ちょっ!何で君はそういうのを例えに出すかな!」
「一番分かりやすいじゃん」
「うぅ…」
意地の悪い笑みを浮かべながらサラッ、といなされて何も言い返せなくなった。
「もう! で、何でなの!?」
彼はちょっと苦笑しながら答えてくれた。
「あの神器にはさ、人みたいな人格が形成されてて、そいつに…リンドウさんをせって言われたんだ」
「えっ!」
驚いて、なんで、どうしてそれで二人とも生きてるのって聞いて、それにも詳しく答えてくれた。
こんなところもやっぱり良いな。
「そうだったんだ…」
「ああ、だからあいつは俺の…っていうか俺とリンドウさんにとっての大切な仲間だ。」
懐かしそうな目でリンドウさんの神器を眺める彼がちょっと羨ましかった。私も会いたいなあ…
「あ、そういえば」
「ん?」
「その人の名前ってなんて言うの?」
「ああ、確かに教えてなかったな…」
「で、名前は?」
「あいつの名前はな…
_____
___
_

416 :
***
 An answer.
「レン君…だよね」
そう言ったら彼は満面の笑みを浮かべながら「はい!」ってそう答えて。
そう言われた瞬間にありもしない考えが頭をよぎって、
「あー、もしかしたら僕がリーダーさんの居場所を教えてくれるんじゃないかとか、考えてますか?」
見事に言い当てられた。でも…
「う、ううん。そんなこと…考えてなんて…いないよ。」
それが叶わないことだと頭では分かってるから。
だけど、だけどさ、
「何で笑ってるの!?」
レンは笑っていた。笑い転げるのを必に押さえているかのように。
そして涙目でこう言ってのけた。
「いやぁ、やっぱりあなた達って…ウフフ…すごく似てますね」
「え?」
予想だにしていない答えに面食らって、怒りをすぐに忘れて、なんと言えばいいのかわからなかった。
「とっても、そう、分かりやすいです。」
もう爆笑はしておらず、母が子を安心させるかのような微笑みを浮かべていた。
「それとさっきの話ですけど」
「ううん、いいの、忘れて?」
「シンの居場所なら分かりますよ?」
「そうだよね…分かるわけ…分かるっ!?」
この人はどこまで私の予想の斜め上を行くんだろう? じゃなくて、
「何処にいるのっ? 無事なのっ?」
だがそう聞いた途端にレンは困ったような表情を浮かべ、
「いや、僕が分かるというわけではなく…」
「ッ! ツバキさん! ジャミング消滅!」
「…ってことなんですが、これで彼の居場所を特定できるはずです」
うれしい、ビーコン波を拾えればシンを助けに…
一つ重大な問題が残る。
「でも今彼を助けにいける人なんて一人も…」
そう、残っているのは接触近畿種との交戦など到底不可能な新人二人。
「僕が行きます。ただ一つお願いが…」
「何!? 私に出来ることだったら…っ!」
出来ることだったらどんな事でもする。本心からの言葉だった。
「えっと、ヘリを飛ばしてもらえませんか?」
「ヘリ?」
そんなことだったら別になんでもないけど…何回かメンテナンスで外に飛んでもらったことがあるし。
パイロットさんとも面識はあるし、けっこう融通の利く人だったはずだ。
快く、とまではいかなくとも飛んではもらえるだろう。
「でも、それならヘリを奪ってオートパイロットで飛ばしたらいいんじゃない? 座標が分かればいけるよ?」
「さりげなくとんでもないこと言いますね…聞かなかったことにしますけど。 ただそれは無理なんです」
「なんで?」
「僕はあくまで神器の精霊体ですから、機械が感知してくれません」
あれ、それじゃあ今私がみているのは…
「ここにこうしてあなたの前にいるのは、神器に触れることであなたが感知することが出来ているだけの、僕自身のイメージです。
そのため、僕自身は物をすり抜けてしまいます。そして、自然界の影響すら無効化される…」
「じゃあ君は…」
「はい。正確にはここに立っている、という訳ではなく 重力を無効化して床に立っているように見える高さに浮いている、って訳です。そして一番重要なのは…」
「君は本体、つまりこの神器から一定以上の距離は離れられない。だからシンにエイジスに連れていってもらった…違う?」
驚いてるのかな? 目、見開いてるけど…うんうん、分かりやすいのは君も同じだよ?
「凄いですね…すぐに分かっちゃうなんて…」
「整備士をなめないこと! 神器の声だって少しなら聞こえるんだよ?」
「…やっぱり頭が上がりませんね。でもまあ、つまりそういうわけですからその神器を持ってヘリに乗ってもらいたいんです」
「分かった」
短く答え、エントランスに出る。
「ヒバリっ!」

417 :
            ***
 I have a reason whith I must move for return.
…っはぁ
アナグラは目の前だってのにな。
あの時があいつとしゃべった最後になっちまうのかな。
周囲には十数体の固定砲台と風船達、ついでに四色揃った尻尾軍団。
そして奥には何故か銀に光る支部長さん。
GEになってから楽観って物が出来なくなった頭は、アイテムをまさぐる手の虚しさと、ろくに動けない体とともに告げる。
…オレハココデシヌダロウ、と半ば機械的に告げるのだ。
でも…それでも…例えどんなに絶望的な状況でも…
「頭と体ってのは…別の生き物なのかな」
限界を告げる頭を無視し、体は一つの命令を遂行しようとする。
「シン。お願いだからちゃんと帰ってきて…」
それは世界の理にも、時代の残酷さにも、状況への絶望にも勝る、愛する人に課され、自分に誓った絶対命令。
だから…
           ***
 A new ZINKI user.
「リッカさん見えました!」
レンが指さした方を見ると大量の飛散したアラガミと、動く点を見ることが出来た。
「シン…」
アラガミの体がまだ残っているのを見ると、つい先ほど討たれたもののようだ。
「あのう…リッカさん」
返事が出来なかった。彼から目を離すと彼がどこかに行ってしまいそうな気がして…
「リンドウの神器を使ってください」
「どうやってよ…」
確かに使えるのなら使いたい。だがそれは無理だ。腕輪もない、偏食因子も注射されてない、それでどうして使えるのか。
「神器のアーティフィシャルCNSの細胞にあるDNAを書き換え、あなたに適合する形にします。 
腕輪は整備室にあったものを持ってきましたから、それと神器をダイレクトに接続し、それらをリンクして腕輪の機能を構築する。 
そうすればあなたを神器使いに出来ますし、何より彼を助けられます。 
神器そのものも新型にしますからまどろっこしい説明を彼にする必要もありません」
さすがに振り返った。
「ねえ、そんなこと本当に出来るの? それに何で私がこれを使わないと彼を助けられないの? 
それにそんなことしたら君って存在は無くなっちゃうんじゃないの?」
矢継ぎ早にそう聞いたら、レンは悲しそうな、でも考えを変える気はない、と全力で示すかのような表情で言い放った。
「確かに僕は消えます。 あ、リンドウの右腕は問題ありませんよ。
彼のコアはもう僕から独立していますから。それに、この神器は要は僕の体です。自分の体を動かすだけですし、僕という存在は一度消滅したんです。 
それが一時的に再形成されたのがこの僕であって、その影響で前は触れられたアラガミにすら触れられなくなってしまっていますから、もう彼を助けられないんです」
…答えを聞いてからどのくらい経ったか、覚悟を決めた。
「レン」
「はい」
「…お願い」

418 :
           ***
 Final attack.
「っ!」
ヘリのローター音。だが救援を呼んだ覚えはない。ビーコン波を確認してくれたか。
「っていうか…あぶねえよ、ここには高精度レーザー砲がいやがんだぞ!」
案の定俺の上あたりまで来たところで奴に気づかれた。
逃げろ、そう言おうと思って息を吸ったときには、もうレーザーが放たれて破壊されていた。
…と同時に射出されたパイロットシートからパラシュートが開かれたのと、1人の神器使いらしき人物が飛び降りてくるのが見えた。
その人影は近づくにつれて、見覚えのある顔と見覚えのある髪と見覚えのある服と、見覚えはあるけどなんか違う神器と、見覚えのない腕輪を見せてきた。
でも、その人陰が見えた瞬間には誰なのかなんて、見えた瞬間から感じていたから、直ぐに叫んでいた。
「リッカ! 捕食形態にしてデカいのを狙え!」
視界が潤んでよく見えない。でも頷いたのは見えた。…泣いてない、泣いてなんかいないからな!
アルダ・ノーヴァが上に気を取られている間にチャージクラッッシュのエネルギーが臨界を軽く越え、解放されていた。
それはリッカが組み込んでくれたこの刀にしかないプログラム。刀身の中からさらに刃が出てくる代物。
彼女がくれた、俺が生き残るためのツール。
一気に降り下ろして奴を切る。
振り切って地面に突き刺さった刀身を、強制的に捕食形態に移行し、女神を狙い構える。…リッカが息をのむ声が聞こえたが…ごめんな、後で冷やしカレードリンク奢るよ。
…二人が同時に喰らい、2体が跡形もなく喰らい尽くされた。
           ***
 Everlasting REN.
アナグラから回収のヘリがくるまで暫くかかるらしい。
その間、俺がいない間何があったかを話してもらった。
…感応現象を利用すれば一瞬で分かるのだが、今はリッカの声を聞いていたい。
「へえ、レンに会えたのか。」
これには驚いた。神器使いですらなかった彼女にあいつが見えたとは…
「うん。だけど…」
「もう会えないって言われたか?」
「…」
どうやらそういうことらしい。…慰める言葉を俺は知らない…だって…
「おまえの真右にいるけど?」
「え?」
リッカは素直に右を見た。
そこには彼女のものとなって全体的に細身になり、銃身が追加され、赤い神器代表アリサのアヴェンジャーより赤くなったブラッドサージ。
…に触れてあろうことか腕輪と接続している…のに浸食されていない俺。
「レンがいないなら、俺はもうアラガミになってるけど?」
あんぐりしながら何もできないリッカ。普段だと予想もできない姿だ。
「えっと、その、じゃあ…」
「いや、レンっていう存在が消えたのは確かだ」
「えぇっと…ならなんで?」
「リンドウさんのレンは確かに消えた」
「いや…だから…」
「でも、レンはここにいる」
「んもう! だからどういうことなの!?」
頬を膨らませて座ったままバタバタしてきた。うん、予想通り、かわいいかわいい。
「あと…そうだな、1ヶ月くらいかな。こいつと話してみてろよ。そうすりゃ分かる」
まだ騒いでいるけど…これはこいつ自身で理解しないといけないことだ。リッカのレンがそう言っている。
リンドウのレンからリッカのレンへ。レン自身が変わっていなくても、持ち主が変わっていることは大きな違いをもたらす。
彼女なら、それには直ぐに気づくはずだ。

419 :
            ***
 Is this daily?
さて、やっと極東支部に戻れたのだが、
「いてててててて! ちょっコウタ! か、関節はいってるっての! っていうかソーマ! 何でお前まで! ギャー! お、折れる折れるっ! 
え! リ、リンドウさん! なんでハリセン持って来てんだよ! わーやめろー!」
何故にエントランスでコウタに4の字固めを決められ、ソーマには両腕ねじられながらうつ伏せにされて、とどめとばかりにリンドウさんにはハリセンでケツ叩かれなきゃならない!
サクヤさんは爆笑してるし、アリサに至っては「男同士で組み合ってるなんて…どん引きです」とか言いながらニヤニヤしながら眺めてきてるし!
頼みの綱のリッカは疲れはてて「ごめん、暫く寝てくる」。ぬぬぬ…万事休すじゃないか!
「コノヤローッ どれだけ心配かけてくれやがったんだよっ!」
と、コウタ
「チッ 馬鹿が」
と、ソーマ
「うーん、まだ無茶をする癖が抜けきっていないんだなぁ、リーダー君?」
と、リンドウさん
「大団円ね」
と、サクヤさん
「どん引きです…」
と、アリサ…って、おもいっきり撮影中かよその他大勢!
「ふむ、ノヴァの触手にはアラガミを変異させる効果もあるのか。実に興味深い! しかも青いスサノオだって? 通信機を強化しなければ! 
それに銀のアルダ・ノーヴァかあ! ぜひサンプルがほしいね!」
ぅおおお! 我光明を見出せりいぃぃぃ!
博士、サンプルだらけの神器があるんですけどねぇ。
ちょいと助けてくださいよ。
そうすればいくらで…も…
あ…意識が…遠のく…
「えっ リーダー?」
「あれぇ?」
「あーあ体力欠片もなしか」
「馬鹿が…」
「今日はこのくらいで許してあげようかしら」
そんな第一部隊のメンツからの声を薄れゆく意識の中かろうじで聞き取り、
「貴様ら! なにをしている! さっさとそいつを部屋に運んでやれ!」
最後にツバキさんの声がして、

420 :
            ***
 My dearest.
「トンネルを抜けなくてもそこは俺の部屋だった」
「何でトンネルが出てきたかは聞かないでおくよ」
「トンネルの向こうにはんだはずの両親がいた!」
「私聞かないでおくって言ったつもりだったけどなぁ」
気絶して部屋に運ばれて目が覚めた頃にリッカがやってきてくれて、彼女が寝てる間の話をしたわけだ。
とはいっても俺が寝てた間は彼女もほとんど寝てたから、二人して何があったかの推察をしてみることにする。
「大方ツバキさんが怒り続けてたんじゃないかな。一度エントランスによったときにみんな正座してたから」
「…あの人容赦ないからなあ」
どちらからともなく吹き出して、笑った。こうしていられることが今はとても嬉しい。
…そういえば
「帰ってきたら何でもしていいって言われたけどな?」
「もうダメです。ずっと心配させられたのでリッカさんは怒っています」
過去に流行したマンガなるものであれば、後ろにプンスカって書いてありそうな表情で人差し指を突きつけてくる、俺の救世主兼最愛の彼女。
「う…すみませんでした…」
「ダメです。許しません。」
「うう…」
そっぽを向かれてしまってちょっと焦っている俺。
「許してほしい?」
顔の向きはそのまま、片目を開けながらいわれた言葉に無言で頷きまくる。
「じゃあ…」
すると何故か頬を赤く染めて恥じらいだした。
「今夜は、ずっと一緒だよ?」
それだとさっきダメって言った意味ないんじゃないか?
そう思いつつ
「仰せのままに」
たぶん俺は、これまでで一番良い微笑みを浮かべているのだろう。
「も、もう! 何で君はこういう時に限って急にかっこ良くなるのかな!」
口調は厳しいけど、その真っ赤になった顔は笑ってる。
自然と抱きしめ合って互いの唇を重ねていた。
ああ、今日はよく眠れそうだ。
                         Fin

以上…ああ、何回連続投稿に引っかかったことか…
文章めちゃくちゃなのは堪忍して下せえ、いやほんとに

421 :
乙。神機使いのリッカちゃんが出てきて嬉しいわ

結構規制食らってる人多いんだね。結局あれも保管庫のほうに投下されてるし
今さらだけど、あっちに直接投下すると色々揉めるだろうし、自分はできるだけこっちに投下してほしい
規制収まるまで待つか、ネカフェとかのほかの場所から投下するとか。例外をいったん許容するとぐちゃぐちゃになりそう
あっちはあくまでまとめだし、あそこに投下するとこの板の存在価値がなくなるしね
ていうか結論出てないのに載せるなよ。聞いた意味ないじゃん。ここ最近過疎ってたけどさ

422 :
あ、あの直投下で良いかどうかのやつ?
確かに結論出てない…すみません…
個人的には、直投下はぶっちゃけ良いと思うな。それで良いのが読むことが出来るかもしれないし。
あと、以外とエラーがめんどかったりもするし。
ていうか連続投稿規制だるい。

423 :
>>422
いや載せるなって言ったのは保管庫に投下した方。わかりにくくてすまん
むしろじゃんじゃんこっちに載せてほしいです

424 :
http://sadaonokukan.chatx.whocares.jp/s/  住人になってくれタノム

425 :
ああ、そっちのことか。
こっちの方こそ理解しきれてなくてすみません。
ただ、保管庫に投下しちゃっている人も多いし、その数が結構多い分、実際に禁止できるかが微妙ではあるんだよね。
例の直投下で良いか聞いてきたミカヅキモさんも二十四日に投下してたし。
まあ、あのサイトが誰でも編集可能にしてあるのも原因ではあるから、この際管理者以外の編集をロックするのも一つの手かな。
管理者が失踪したりするから何とも言えないけど。

426 :
18子とナナにゃんって人柄的に相性良さそう………………ハアハア

427 :
てゆーか議論進まないなあ

428 :
確実なのは自分のサイト持ってそこでやることだな
内容に文句言うような輩も他人様のサイトまで出向いて文句言う程に愚かじゃなかろう

429 :
…とりあえず結論だけでも出さない?
保管庫への直投下を容認するか否か。どっちかで回答願う。
俺は容認しない方で。規制喰らってる人には申し訳ないけど、
ルールとして決まっちゃってるし、そこは守らないと。

430 :
議論云々の前にsageような

431 :
直投下はよろしくないな
ここで投下するのがベストではある

432 :
とりあえず、気になった事箇条書きで
・「まとめwikiに直接投下禁止」のルールって、何時出来てどこに書いてあるの?
・今現在、盛況と言うより過疎気味のスレで、その過疎も最低でも2体験版発表(ただし、実施するかは未定)まで暫く続く。
 そんな状況で無意味に厳格なルール作って、書き手遠ざけてどうするの?っていうかそのルール作って何の得があるのか分からない。

433 :
まとめwikiは「ここに投下されたSSをまとめるための保管庫」だからじゃないの>直接投下禁止
そういえば避難所ないのかここって

434 :
>>432
二項目について、一般論だけど。
・wikiは管理において、無償で自分の時間を使って管理してくれる人に負担を強いる。
 スレに投下された作品をまとめるなら、空いた日、空いた時間にチェックしてまとめれば良いんだけど、
 wikiに直接投下が来るとなると、管理の責任上ほぼ毎日チェックする必要が出てくる。中の人によっては相当キツい。
 管理の手が回らなくなるとwikiは荒れる。
・万一荒れるとずーっと残る。コメ欄が荒れたりした時、スレなら新スレ移行で何となくリセット出来るような話題でも
 作品個別ページはリセットする訳にいかないから、延々後引く。
 特定作者に粘着が発生したりしたら地獄絵図。追い詰められたらゴッドイーター自体から離れちゃう事すらありうる。
・2が出て活気が戻った時、wikiへの投下を再び差し止めるかどうかの議論をする必要が発生する。
思いつく問題点はこんな所かなー
特に1個目ね
何だかんだ言って、BBSPINKは”企業”が”広告収入”を得ながら長年運営してる”業務”なんだから「よく出来てる」のよ
”個人”が”無償”で”趣味”として管理してるwikiをその代用として使うってのはどういう事か、よーく考えた方が良いと思った

435 :
ここへの投下辞めてWIKiの作品も削除して離れて行った人らの気持ちが最近分かり始めた
管理の行き届いてないWIKIに自分の作品が掲載されるのって良い気分せんだろうな
そもそもWIKIの管理者はどうしたんだ。んだのか?

436 :
色々支えられてここは成り立ってるしね。では保管庫への直投下はなしでFA?
まあ今は過疎ってるけど、そのうち人も戻ってくるさ
書き手の人もまだまだいるし、自分もまだまだ書くつもりだし

437 :
管理者は代理を立てる方が良いかもね。…立てない俺が言う事じゃないけど。
ていうか、以外とシリーズで書くのって難しいんだね。後日談の続編二つ書いたけど…
そこまで行った時点でほぼネタ切れってるwww
続編をここに載せるかどうかは検討中

438 :
いい加減sageを覚えなさいよ……

439 :
>>437
上でも言ってるけどお前のことだからな。投下云々の前にsageることを覚えろよ

440 :
sage方知らないんだろ多分

441 :
いや、知らないんじゃなくてpspからコメントしたり
文出すのが久々だったから忘れてただけ。
俺のpspだと何故かeメール欄がどっかに消えやがるんだ。
このコメントは俺がsage方忘れてなければちゃんとsageてる筈。

442 :
あ、上の名前GEが抜けてらwww

443 :
PSPからとか厨房かよ

444 :
ふぅ…

445 :
俺は3DSです

446 :
>>443
よく言われるw
というか今の環境に厨二病発症してないやつがいないという…
…単純にpspの方がpcより早いってのもあるけど…

447 :
こんな自己主張の強いコテ初めて見た

448 :
中学生帰れよ

449 :
一つ言っとくけど、俺は中二じゃなくて厨二なだけの18越え。
今の環境に厨二しかいないってのは、ただ単に類友なだけ。
だいたい厨二病じゃなかったらGEやりこんでないって。

450 :
どうでもいいから消えろ

451 :
これは酷い・・・

452 :
混乱したら空を見上げるんだ
そしてカノンちゃんのおっぱいの形をした雲を探すんだ

雲が無い?よく見ろ、それはジーナさんのだ

453 :
すいませーんどなたか>>452の残骸運ぶの手伝ってくださーい

454 :
そんなもんアラガミに食わせとけ

455 :
変なのが住み着いたスレは荒廃する法則発動だなこりゃ

456 :
あダメだこのスレ

457 :
何コレきっも

458 :
.   /⌒\             /',        |\
  //´\::::\         /   ',       |   \
  (_(   \::::\/\/       ',    |    |
       ヽ/   ヽ      ',     |    |   /}
       /      \     ',    !     |..,/  |
        /        ヽ     ',   |   /   /
       >‐- .,__    \     ',__|  /   /__
       |      ヽ、__  `「Vヽ ',::::..! |  /´}/  }
       }           &lt;ヽ} ,;' '" '' ゛''" ゛' ';;, ヽ',:::|
       |_______\ヽ(rヽ,;''"""''゛゛゛'';, ノr)
         ノ::::::::::::::::::::ノ:::::::::::,;'゛ i _  、_ iヽ゛';i
        /:::::::::::::∧/::::::::::: ,;'" ''| ヽ・〉 〈・ノ |゙゛ `'
       /:::::::::/´゚,/::::::.... ::::::;'' "|   ▼   |゙゛ `;'    お前らそれ伐としたこの世界でも同じ事言えんの?
     /:::::::::/ ,/:::::::::::/ヽ_,;''  ヽ_人_ /  ,;'_
     }:::::::::::::{ /::::::::::/:::::ヽ‐-,シ、  ヽ⌒⌒ /   リ \
.     Vvvvv},ノ:::::::<_ヽ―-vv! "r,, `"'''゙´  ,,ミ゛:::::::::::}
          ゝv-vvv'       'リ、    ,リ ̄ ̄ ̄Vv
                       ,゛r、ノ,,r"

459 :
女主人公たち一人ずつそれぞれ腹パンした反応をみたい

460 :
2は髪や目の色を自分で細かくエディットできるらしいな
現状よりも自分好みにできるとか今からwktkが止まらんぜ

461 :
しかし一体何時出るんだ?
ぶっちゃけ殆ど新情報出てないのがかなり気になるぞ

462 :
今年中に出るかも怪しい

463 :
不意打ちで6月下旬発売とかやってくれんだろうか
5月の子供の日あたりから体験版で

464 :
つい最近引き継ぎ内容発表して
それも内容がやりこみ系やテクニック系など
時間が掛かるもので
更に春に新DLCあるし
今年の秋か冬が妥当じゃない?
体験版に体験会やイベントもあるだろうし

465 :
早く発売して欲しいね。妄想しようにもシリーズ知らない俺には材料がちょっと乏しいからな
たとえばアリサとか男主人公に体育座りの状態でひっくり返されてねちっこくアナルほじられて「ドン引きですドン引きですドン引きです…」
って膝に顔埋めながらされるがままに呻くタイプかと思ってたら、なんかずいぶん大胆と言うかなんというかそんなキャラみたいだし

466 :
あの半裸みたいな格好で大胆じゃない性格とかの方がおかしいべ
というか極東支部の女性陣はアレな格好の人が多すぎるだろ
続編ではカノンちゃんまで毒され始めているみたいだし

467 :
GEはそういうゲームだろ、女主人公の服装の一部も見るに
理由付けるなら
「物資がうんたらかんたら(ry」

468 :
なぜか着ぐるみとかケーキには素材を惜しまない極東支部っていうか主人公たち

469 :
極東支部女性GEの服装が薄手なのはシブチョーとサカキ博士の陰謀という可能性が

470 :
公式が最近よく新情報出してるし超会議にも出展するし発売日が近い…んだと…信じたい…

471 :
唐突に5/23発売!とかぶつけて来たりしてくんねーかな

472 :
6月にGEB再廉価版が出るのでないない

473 :
なんでもいいからはよ

474 :
>>471
やめて!ヴァルハラと重なったら寝る時間なくなっちゃう!
PSO2とカグラとデモゲとモンモンもやらなきゃいけないのに!

475 :
タイトル;『恋色雨模様』
キャラ;レン×女主人公
注意事項
・学パロ設定
・ふたなり
・微エロ程度

476 :
放課後の校舎。肌に張り付く梅雨の蒸し暑さが段々とうっとうしくなってきた頃。
人で賑わう廊下を進んでゆく。
一階の廊下の端。保健室と書かれたプレートを尻目に扉を開ける。
「あ、こんにちわ」
どうやら本を読んでいたらしい。上品な装丁に覆われた分厚い重み。どうせ頭が痛くなる内容だろう。
栞を挟み、鞄へと仕舞うとこちらに笑みを向ける。穏やかな橙色の瞳がそこにあった。
「……別に読んでていい」
「いえ、丁度キリがいいところですし。今、麦茶用意しますね」
「……自分でやる」
「僕も飲みたいし、大丈夫ですよ」
気にしないでください、と笑顔で冷蔵庫へと駆けてゆく。
雨宮レン。最近仲良くなった隣のクラスの友達。
端正な顔立ち。白い肌にほっそりとした肢体。どちらともつかぬ中性的な風貌。
かっちりとした男子制服を着こなす姿は、うっかり女の子であることを忘れてしまうほどに様になっていた。
出会ったきっかけは、レンに看病してもらったこと。
入学したてで保健室の場所が分からず、廊下でうずくまっていた所をレンが見つけて。
それが縁で仲良くなって早二か月。今ではここに来るのが恒例となっていた。

477 :
「はい、どうぞ」
「……ありがとう」
麦茶を飲み干す。通り抜ける清涼感と後に続く苦味。
完全に冷え切っていないが、クーラーの効いたここではその冷たさが丁度いい。
ここに来て話すことは、とりとめもない話ばかり。
時にはお互いに好きなことをしたり、お弁当を持ち寄って食べたり。
病気でもないのに保健室に来るのは良くないのだろうが、利用者どころか何故か保険医さえ見たことがない。
大車先生は色々忙しい方ですから、とレンは言っていたが仕事を放棄して大丈夫だろうか。
「今日も蒸しますね。もう六月ですし……あ、そういえば、明日は委員会がありますね」
「……そうだったっけ?」
「そうですよ。確か、貴方も入ってましたよね? 忘れちゃ駄目ですよ」
レンはよく保健室にいる。保健委員だからという理由もあるが、放課後と休憩時間は大概ここにいることが多い。
普段レンが何をしているのかよく知らない。クラスが違うと殆ど接点がないし、わざわざ訪ねていく暇もなくて。
私が知るのは保健委員のレンだけ。違う場所にも、同じレンがいるのだろうか。
「……ちょっと、面倒くさいです」
伏せられた顔。その表情は憂いを帯びていた。
いつも穏やかな笑みを浮かべているレンには似つかわしくなくて。
「……レンでもそう思うんだ」
「当たり前ですよ。僕を何だと思っているんですか?」
趣味は読書。得意科目は英語。成績も良いが、真面目という型に入れるのには少し窮屈。
欠点は味覚がかなり変なことで、あのジュースを愛飲している数少ない……いや、唯一の存在。
「……変わった人?」
「……褒めてませんよね、それ。貴方もヒトのこと言えないですよ」
何気ないやり取り。いつも通りの過ごし方。
数少ない友達であり、意中の相手でもあるレンとの放課後。
胸に秘めた想いは日毎に増してゆく。だが、身勝手な感情をぶつけるほど、私は強くない。
信頼で結ばれた所へこの想いを伝えたら、彼女は何と答えてくれるのだろうか。とありもしないことを想像して。
この関係を壊すことは、今日もためらわれた。

478 :
玄関を出ると、外は案の定雨が降り始めていた。
今日の予報では降水確率は三十パーセント。くもり時々晴れ。所によりにわか雨。
鞄から折り畳み傘を取り出す。事前の備えの大切さと梅雨時の天気は当てにならないことを再確認する。
予定より早く終わった委員会。前回でほぼ決まっていたようなものだったからか、話し合いはあっさりと終わり。
閑散とした校内。委員会の時間に加え、この天気だからか、聞こえてくるのは吹奏楽の音色だけ。
雨が降りしきる中、帰路につく。保健室に寄っても、レンはあの場所にはいない。
つまらない。この空のように気分が晴れない。これからどうしようかと考えても、することなど思いつかなくて。
――?
目の前に佇む一つの人影。見れば、見覚えのある学生服。同じ学校の生徒だろう。
よく見ると、それは傘を持ってない。灰色の世界の中で微動だにせず、空から逃げ出した雨に身を打たせている。
異様な姿が近づくにつれ明らかになる。それは、私がよく知っている人物で。
「……レン?」
声をかけると、怯えたようにこちらへ振り向く。その姿はやはりレンだった。
その身体は雨に濡れていた。黒髪に圧し掛かり、白い肌を通り、シャツが染み込んだ水滴が潤いを帯びている。
いつからここにいたのだろう。血の気を失った肌とは対照的に、目元は紅く腫れ上がっていて。
「……どうしたの?」
「……いえ、何でもないんです」
うわ言のように呟かれた言葉。自分に言い聞かせるようにその言葉をぼそぼそと繰り返す。
だが、それには何の説得力を持ち合わせていない。
「……風邪、引くよ? 早く帰った方が……」
レンは何も答えない。ただ力なく項垂れた様子を見せるだけ。そこにはいつものレンはいない。
折れそうなほどに華奢な身体。血の抜けた白い肌。感情の喪失した生気のない表情。
硝子細工のように脆くて、儚くて。触れたら跡形もなく瓦解してしまいそうな、そんな気がして。
レンの手を掴む。細い指先は驚くほどに冷たい。柔らかなその手をぎゅっと握りしめる。
レンを見据える。今にも泣きだしそうな橙色の瞳に向けて、気が付いた瞬間には口走っていた。
「……うち、来ない?」

479 :
「……はい、タオル」
「……ありがとうございます」
洗面所から持ち出したタオルを手渡す。レンは受け取るとおぼつかない様子で付着した雫を拭っていく。
途中私の傘に入っていたとはいえ、その姿は見ているこちらまで寒々しくなってくるほど弱り切ったもので。
通り抜けた廊下には、雨水の名残がぱらぱらと散在している。無機質な蛍光灯の輝きが、それをより一層引き立てていた。
「……お風呂どうぞ」
「……え、いえ、いいですよ……タオルだけで」
「駄目」
渋るレンを脱衣所へと促す。その瞳をじっと睨みつけ、有無を言わさないために。
しばらく何かを言いよどんでいたが、諦めたのかとぼとぼと扉の向こうへ消えて行った。
レンの様子を確認し、思わずため息をつく。ソファに寝転がると空と同じ色の天井が映る。
見慣れた我が家に訪れた変化。
友達が遊びに来るのは久しぶりだ。もっとも、招待というには強引なものだったが。
レンに何があったのだろう。
おそらく只事ではない。だが、考えを張り巡らしても原因など分かるはずもなく。
考えている最中、ふと気が付いてしまう。私は普段のレンを知らない、私の世界は保健室のレンだけでしかないことに。
ため息を一つ。やめよう、ここでうだうだ考えていても埒が明かない。とりあえずレンを待とう。
いつもは聞いてもらう側だが、今日は私が聞く番。傍にいることくらいなら出来る。
まがりなりにも私たちは友達なのだ。友達として出来る限りのことをしよう。
ごろりと寝返りを打つ。少し大きめのソファは値段に合った気持ちよさだ。普段ならそのまま寝てしまうだろうが、今はそうはいかない。
手持無沙汰な時間。意味もなく込み上がる不安はその程度の行いでは消えるはずもない。
レンが出てくるのはもう少し先だろう。することもないし、今の内に着替えてしまおうかと思いついて――。
――あ。
レンに着替えを渡していなかったことを思い出す。レンは着替えなんて持っていないだろう。かといってあの制服を着せる訳にもいかない。
急いで自分の部屋へ戻る。クローゼットを開け、適当に何着かを引っ張り出す。
しばらく吟味し、一着を手に取る。ゆったりとしたスウェットのワンピース。買ったはいいが、ほとんど着ていない新品同前の代物。
レンには少し大きいかもしれないがこれでいいだろう。下着は我慢してもらうしかない。
脱衣所へ向かう。そういえば、レンはもう上がっただろうか。
あれからどのくらい時間が経ったのだろう。もうとっくに終わっているかもしれない。
……まあいいか。鉢合わせになっても同性同士だ。その時は謝っておこう。
そのままドアノブを回し、扉を開いた。

480 :
そこにはレンがいた。予想通り、もうシャワーは済ませていたらしい。
目に映ったのは白い身体。うっすらと赤らんだ素肌は、完全に温もりを取り戻していた。
申し訳程度に膨らんだ乳房。毛の生えそろわないつるりとした局部。肉つきのない華奢な四肢。
裸にしても変わらない、むしろより引き立つ未成熟さ。しかし、その姿は予想通りのものだ。
――股間から垂れ下がった小さく、しかし確かに出っ張った突起を除いては。
「……」
静寂が訪れる。すべてが停止した空間。風呂場から漏れ出す湯気だけが時が動いているのだと証明していた。
お互いに何も言わない。視線も、身体も床に張り付いたように動かない。
持ってきた衣服が落ちる音さえ、この世の理から切り離されたもののように感じて。
見開かれた瞳が揺れ、その顔が徐々に青ざめていく。色素の薄い唇がわなわなと震える姿で、ようやく硬直が解ける。
「……ご、ごめんっ!」
慌てて後ろを向く。踵を返し、今来た道を全速力で駆け出す。
直面した現実を頭が理解出来ない。ただ分かるのは、見てはいけないということ。
うかつだった。ノックくらいすればよかったという後悔はもう遅すぎて。
「あ、ま、待って!」
投げかけられた言葉と共に、反転する世界。
思わず振り返る。レンに掴まれた右腕が引っ張られ、引き寄せられて――。
「……う、わっ!」
バランスを失った身体が倒れこむ。瞬間、強い衝撃。フローリングに背中が直に打ち付けられ、痛みに声が漏れる。
続いて、上に圧し掛かる重み。見ると、レンが覆いかぶさるように転がっていた。
息がかかるほどに近づいた距離。見上げると、レンの瞳がこちらを射抜いていた。
「れ……ん、うぅ……!」
唇が押し付けられる。柔らかな感触が痛いほどに張り付く。
離れたかと思えば、再び重ねられる。執拗に繰り返す様は恐ろしくて。
かさついた唇。僅かに冷たいレンの味。この痛みは、この感触は夢ではない。
なのに、心は晴れない。望んでいたはずの行動は、背筋が凍りつくような嫌悪感しか生み出さなくて。
「や、やめて……レン……」
身体が動かない。起き上がろうと抗った手首はレンによって掴まれていた。
凍りついた表情。冷たい手のひら。何も映さないガラス玉。その無機質さは精巧で不気味で。本当に人形であるように思えた。
――どうしてこうなっているのだろう。
ここにいるのは本当にレンなのか。機械のように寒々しく、感情の剥がれ落ちた物体。これがレンなのか。
胸の奥がじわりと歪む。皮膚を流れ落ちる感触が、悲しいのだとぼんやりと認識されて。

481 :
「……っ!」
突如、レンの身体が離れる。掴まれた手首が熱い。
能面のように消え失せていた感情が色を取り戻す。青ざめた顔。唇がカチカチと音を鳴らして。
「あ……ぼ、僕は……」
何かを開きかけた口は零れ落ちた雫によって阻害される。大粒の波は止まることなくレンの頬を伝ってゆく。
「う、うぅっ……!」
レンが泣いていた。背中を丸め、肩を震わせ、子供のように泣きじゃくっていた。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
嗚咽と共に紡がれる言葉は同じ。壊れた機械のようにその言葉をただただ繰り返す。
ボロボロで、惨めで、寒々しい。溢れだした感情。内側に有る包括された痛み。
そこには、雨の中に打ち棄てられていたあの時の姿があった。
レンを抱きしめる。その身体を包み込み、決して離さないように。
折れそうな身体は温もりを失い、虚しさだけを伝えてくる。
すすり泣く声が聞こえる。埋められた顔。握りしめられたシャツ。震えた指先。
レンの頭を撫で、背中をさする。レンの悲しみを和らげるために、ただ、泣き止んで欲しいがために。
胸の中でレンの鼓動が鳴り響いていた。

「……僕は中途半端なんです」
静寂に包まれたリビングに、レンの声が木霊する。
雨はまだ止まない。灰色に染まったこの場所は今の気持ちを表しているかのようで。
泣きじゃくるレンを宥め、聞かされた真実。
生まれた時からこの身体だということ。
女の子として育てられたが、自分は一度もそう思ったことはないということ。
レンの口からぽつぽつと語られた言葉は、どれもがにわかには信じがたいものだった。
「……今日の委員会でからかわれたんです」
まあ、いつものことですけどね、とレンは続ける。
「言われたことはそんなに大したことじゃないんですよ。でも、今日はちょっと堪えちゃいました」
「……どうして?」
――貴方が、好きだから。
こぼれ落ちた言葉はとても重たくて、様々なものが絡み合っていた。
だが、それは私ではなくここではないどこかへ向けられているような気がして。それでも、レンにかける言葉がなかった。

482 :
「もう慣れてたのに、この気持ちが思い出させてしまった。貴方の事を想う度に、この身体と向き合わなくてはいけなかった。嫌で嫌で仕方がない自分と。それでも無視して、ごまかし続けてきた。そのツケがとうとう来たんです」
「……レン」
「嫌われたくなかった。友達としてでも貴方の傍にいたかったです」
ごめんなさい。その言葉を最後にレンは口を閉じる。伏せられた瞳が再び滲む。
強くなった雨脚が窓ガラスを打ち付ける。まるで責め立てるように野次を飛ばして。
レンに向き合う。レンが良く見えるように真正面からゆっくりと近づいて。そっと唇を重ねた。
橙色の瞳が驚きに染まる。パチパチと瞬く瞼がどこか可愛らしくて。
思ったよりも力が入っていたのか、はたまたレンが油断していたのか。そのままぐらりとレンの身体が下になって。ソファにぽすんと横になる。
レンを見下ろす。その姿はとても愛おしかった。
「レン、好きだよ」
他にも言いたいことはあった。取るべき行動も存在した。
たが、伝えたい筈のいくつもの言葉も今はただもどかしくて、何も言えなくて。
口に出たのはたった一つの気持ち。伝えたかった一番の想い。
「あ、で、でも、僕はあんな身体で……揚句、貴方にあんなことを」
「……関係ない。前からレンのこと好きだったから」
「……え、嘘……本当に?」
「……うん。ずっと言いたかった。でも、嫌われたらどうしようってずっと思ってた」
お互いに見つめ合う。こうしていると、いつもと同じだ。保健室でのやり取りと何ら変わりがない。
そう思うと何故か可笑しくて。ふっと笑いがこぼれた。
人の心は分からない。私たちは同じことで悩み、心の内を探り合っていたのだ。
「……僕で、いいんですか?」
「……うん、レンがいい」
「……あ、ありがとうございます。……あれ? 何でだろ、どうして、涙が……」
はにかんだような笑顔から涙が頬を伝う。その姿は温かくて、優しいもの。
好きになったきっかけはこの表情だった。この世の誰よりも、何よりも綺麗な姿。その美しさに私は惹かれたのだ。
何も変わらない。ずっとこの笑顔を見ていたい。レンへの気持ちは秘密を知ってもなお、消えることはなかった。
レンの告白は私を前へ進ませてくれた。友達から恋人へ。ただそれだけだった。

483 :
「ねえ、レン……キス、していい?」
「……はい」
そっと唇を重ねる。二度目のキスは少し恥ずかしくて、暖かなもの。
そのままソファへ雪崩れこむ。レンのすべてを確かめたくて、夢中で食らいついて。
ただ触れ合っているだけなのに、言いようもない幸福に包まれてゆく。
段々と、その想いはエスカレートしてゆく。もっとレンを知りたい。レンを求めたい。
レンの舌が入りこむ。お互いがぶつかり、生温い肉の塊が口腔を這いずる。混ざり合った唾液が口元から垂れ落ちて。
それと同時に右手がするすると上へと伸びる。腰から腹へ、そして胸元でその手が止まる。
レンの手のひらが胸元をなぞる。掬うように持ち上げられ、ぎゅっと掴まれて。
「脱がせていいですか?」
頷くと、ボタンを外される。背中に回された手がブラジャーのホックを外そうとして――悪戦苦闘していた。
見かねて自分で金具を取るとす、すみません、と恥ずかしそうに謝られる。必な形相がとても可笑しくて。
はだけられた胸元は少しスース―して落ち着かない。夏場なのに寒く感じるのは雨が降っているからだろうか。
食い入るように見つめるレンの視線がそれに拍車をかける。意味もなく天井を見上げても恥ずかしさは逃げてはくれなくて。
「……すごく綺麗です。柔らかくて、吸い込まれそうだ」
「……っ、そんなこと、ない……」
レンの細い指が双房を掴む。全体をこね回すようにゆっくりと揉まれる。
指いつの間にか尖っていた先を摘ままれて。ビリリと電流が脳の奥へと流れ込んでゆく。
「はっ、あ……んっぁあ……」
声が漏れる。切なくて、もどかしくて。内に燻ったものが貪欲なまでにレンを求める。
レンが先端に吸い付く。舌で転がされ、赤ん坊のように貪りついて。摩擦音がリビングに響く。
ふと股間に感じる湿り気。それを自覚するより先に、スカートの合間へ伸びた右手がそっと触れる。
粘ついた水音。それを確かめるように上下に擦られる。その度にじわりと熱が溢れ出して。
狭いソファの中。そこはこの世のものではない気がした。
灰色の何もない空間に発生した色彩。その色が私を侵食する。思考と熱が混ざって、溶けて、なくなって。
「っ……好きです。貴方の事が、すごく、すごく……!」
レンの声だけが、はっきりと意識に刻まれていた。

484 :
「……本当に大丈夫?」
「ええ、父さん達も心配しますし。でも、ありがとうございます」
濃密な時間は終わりを告げ、現実へと引き戻す。
泊まっていけば? と念のために聞いた提案は案の定やんわりと断られる。いつも見慣れた、穏やかな笑顔で。
すっかり乾いた制服が薄暗い玄関に浮かび上がっていた。
あの時間は過ぎ、今はその余韻さえ残されていない。夢だったのではないかと思えるほどに現実味の無い体験。
だがその恐れは股間の違和感が、未だに残る感触が嘘ではなかったことを示していた。
「……はい、傘」
「え? でも、もう雨も上がりましたし」
「……まだ分からないから、一応持ってて。今度返してくれればいいから」
「……すみません、何から何まで」
もうすっかり外は暗くなっていた。暑さは幾分和らいだものの、じめじめと迫り来る湿気は昼間と変わりなく。
あれほどまでに降り続いた雨は止んでいた。分厚い雲に覆われていた空には、ちらちらと星が瞬いている。
ここしばらく見ていなかった星空。漆黒の絨毯に淡い光がぼんやりと輝いていた。
「貴方には、いつかお礼をしないといけませんね。どうです、初恋ジュースでも」
「……それはいい」
「残念、美味しいのに」
人の心には雨が降る。それがいつ止むのかは誰にも分からない。
だけど、傘を差してあげることは出来る。隣に座って話を聞いてあげてもいい。
そうしていれば、いつか空は晴れるだろう。止まない雨はないのだから。
「……今日は本当にありがとうございました」
雨は嫌いだった。でも、その雨こそが今の私達を結び付けてくれて。
「じゃあ、また学校で」
そんな私達の関係は、恋色雨模様。
(完)

485 :
以上です。長文失礼しました。

486 :
おい、一番大事な描写が抜けているではないか

487 :
狼少女とかたまに都市伝説であるけどアラガミに育てられたアラガミ少女とかいないんだろうか?

488 :
2では公式カプ無いといいなぁ
そういやエリナって両想いの男の子がいたけどどうなったんだろ
男の子のほうも出るのかな?

489 :
別に両想いではなかったでしょ
エリナが気にしてただけで
ただ少年と花の少女も名前付いて
神機使いになってもよかったな
エーミールよりかは好感もてるし

490 :2013/04/28
エミール・フォン・シュトラスブルグ君は第二の上田になる予定だから仕方ない
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