2013年05月エロパロ296: ガールズ&パンツァーでエロパロ (153) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

【金蹴り】女が男を金的攻撃で倒すSS 4【電気按摩】 (196)
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【二十匹目】 (186)
【金蹴り】女が男を金的攻撃で倒すSS 4【電気按摩】 (196)
【BOINC】書き手も読み手もマターリ参加 22【分散】 (138)
NG騎士ラムネ&40エロパロ 守護騎士4体目 (251)
パワポケでエロパロ29 (182)
【アイドル】■シンデレラガールズでエロパロ3■【マスター】 (238)
百合カップルスレ@18禁創作板9 (146)

ガールズ&パンツァーでエロパロ


1 :2012/11/17 〜 最終レス :2013/04/28
アニメ「ガールズ&パンツァー」のエロパロSSスレです。
みんなでハノマークに揺られながらマタ-リといきましょう
女の子同士のSSはこちらへ
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1350566284/

2 :
>>1
みんな凄く可愛いくて何か書きたいんだが、
男の影が微塵もないアニメだから、
難しいんだよな。
かと言って百合っぽくもないし…

3 :
ここはやっぱりアンコウ踊りで妄想を膨らませるのが妥当かと

4 :
彼女らがノモンハン事件にタイムスリップ

5 :
ストライクウィッチーズはスカートを着用せずパンツを露出するが
パンツがパンツではないセカイを作った。
咲はスカートは着用するが
誰もパンツを穿かないセカイを作った。
ということは……スカートもパンツも穿かないセカイを作れば
ガールズ&パンツァーは勝てる!
何かに!

6 :
1.敵チームとの戦いに敗れたチームの女は"尋問"と称し凌辱される。
2.「抗えない肉欲の虜」でなければならない。ただし、瞳が虚ろになり堕ちるなどはNG。
3.凌辱されたとて呼び方は「ご主人様」ではなく、「お姉様」。
4.あくまで性奴隷ではなく扱いは大切な「妹」。

7 :
>>6
その設定だと現時点では聖グロリアーナの田尻さん最強な件

8 :
ガールズ&パンツァーのエロ画
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1353079102/

9 :
そう言えばSSを見かけないな。anotherとかがんがん書かれてたのに

10 :
スレだけ立てて何もしない立て主しねばいいのに

11 :
百合禁止な時点でこのスレは伸びない

女の子しか居ない作品はたいてい百合もアリなのにな

12 :
1です
>>10,11
一応SS書いてはいるのですが、遅筆なので少々お待ちを
別版とはいえ百合スレが他にあったので住み分けた方が良いのかなと思ったのですが
百合・重複に問題なければ百合ありでいいかなと思います

13 :
ガチで戦場ならレイプネタは山ほどあるんだろうけど、女のみでしかも競技ではなぁ

14 :
>ガチで戦場ならレイプネタは山ほどあるんだろうけど
東部戦線にタイムスリップさせるとか

15 :
>>1の百合モノのスレは向こうへって言うんで向こう覗いてみたらコッチへの
誘導があるからコッチでいいんだろうな。次スレ立てる時はテンプレから外しても
構わんだろう。第一向こうエロパロと書いてないし。ソコの辺り弁えているのかな?
>>1はこのスレ間違いなくクソスレだわ。登場人物がモブのオッサン除けば
男が殆ど居ないのにそれでも勝手に棲み分けさせようと画策してやがるし。

16 :
このアニメを「どくそせん」の路線に持って行くにはどうしたら……

17 :
ガールズ&パンツァーの凌辱モノ同人4ヶ条 改定版
1.勝利チームが敗北チームのオンナを"尋問"と称し凌辱する
2.性奴隷や快楽堕ちなどの自由意思が無くなる展開はNG
(自由意思はあるが快楽に溺れやすくなっている程度止まり)
3.呼び方は「ご主人様」はNG、あくまで「おねぇさま」
4.最初は待遇が捕虜だが、凌辱調教後は主人公(凌辱者のパートナー)へ昇格

18 :
小説版によると、偵察がバレて捕まった場合は、捕虜として試合が終わるまで解放されなかったりするそうだよ

19 :
3Dカスタム少女で特にMOD入れなくても多くのキャラがよく似たレベルで作成できることに気づいた
以来充実したライフを送っています

20 :
>>19
是非それをうpしてくれ

21 :
充実したライフw

22 :
にしずみどのぉ

23 :
石原慎太郎さんも問題指摘した女性専用車両を根絶しよう
日本維新の会の国政での活躍に期待
石原慎太郎さんが都知事時代に的確な問題提起をされていますので、皆さんも視聴しましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=U04E6G2Cy8o&list=PLC6839F661C03104D
のべ40万人が視聴した女性専用車両の問題指摘番組
http://www.youtube.com/watch?v=eJulroCYvt0&list=PL2CBF5FE163F75C23

24 :
鋼鉄の精神!→チ○コには勝てなかったよ…
的ナ奴か?
戦車道?そんなことよりセックスでしょ!
彼氏(貴方の脳内でご自由に)とイチャエロ
乙女の嗜みだぁ?寝言言ってんじゃねぇぞ?
じゃぁ男の娘はどうすればいいんでしょう?

この3つ位しか思い浮かばない件
あとはもう 華さんの蕾を開花させるーとか?ゆかりんに俺の88mm砲を叩き込むとか
「あらっ?可愛い娘っ…やらないか?」「アッー!」ぐらいか

25 :
名前ある男性が華さんの実家の人ぐらいしか居ないもんな。
考えてたのは
・敗北時のあんこう踊りがエスカレートして大レイプ祭
・試合中に壊した建物の弁償代わりに…(でも公式設定で国が補填するらしい)
の二つくらいしか…

26 :
・バレー部を見て自分たちも復活を目指し戦車道部に参加する水泳部(競水着
用)
・あんこう踊りの衣装が足りずにボディペインティングで参加する
・鋼鉄の精神を養う為にリモコンバイブ装着で戦車に乗る西住流特訓
・しかしリモコンの周波数を解析され、サンダース戦で電波ジャックされて全員
アヒンアヒン言わされる

とあえず思いついたのはこれくらい

27 :
もうこの際「おちんこ病」でいいだろう・・・
定期的にどっぴゅんこしないとアレが破裂してチヌという無理やりな設定でごり押しするしかないだろう
もんだいは誰が発症するというこかだが・・

28 :
百合レズ萌えスレはカップリング妄想スレであり
こっちはレズエッチスレで住み分けができるだろ。
ガルパンで女同士描かないでどうするんだよ。

29 :
「ふふ、人懐こい犬。秋山さんみたい」

30 :
最終回の展開次第だよな。
何を書くか、は。
今の状態じゃ書けないよな…

31 :
ほしゅ

32 :
落ちないかコレ...まだ2話のこってるのに

33 :
西住みほ×秋山優花里ssを書いたのだが、果たしてここに投下してもいいのだろうか。それとも百合スレに行くべきなのか。

34 :
>>33
挿入描写があるならこっちじゃないか?
そんなことはわりとどうでもははゆうp

35 :
>>34
わかった。なにぶんこういうのは始めて書いた。生暖かく見て欲しい。

36 :
 「あの……西住殿。私達って、その、付き合っているんですかね」
初めて体を重ねてから一週間が経ったその日、夕日によって赤く照らされた教室で、秋山優花里は西住みほに
そう問うた。どうしてあの時自分はみほを求めたのか、優花里はその成り行きを覚えていなかった。ただ記憶に
あるのは、天井を眺めながら、喉に競り上がってくる嬌声をひたすらに我慢する、肺が絞られるような辛さだけ
であった。
みほは優花里から視線を外し、考え込むように、足元を見た。二人がこうして対面したのはあの日以来のこと
で、最後に口をきいたのも、情事の後の、何やら得体の知れないピロートーク、あれが最後だった。いや、正確
に言うならば、沙織や華、麻子を交えてなら会話をしたこともあったのだが、それはもはや相槌となんら変わら
ない、信号のような代物であって、口を聞いたとはとても表現できないのだ。

37 :
 優花里は昨日の夜、自宅で手紙を書いていた。他クラスであることが、やはり話しかけにくい状況を作ってい
て、それを打開するために一つ思いついた案であった。朝早くに学校に赴き、みほの机に手紙を入れておく。手
紙には放課後教室に残っていてほしい事を記してあって、みほはそれを聞き入れた。まさかこんな少女マンガに
あるようなことをする羽目になるとは優花里も思っていなくて、それを実行してしまった自分をひどく恥ずかし
く思いもしたのだが、それ以上に今の状態には我慢ならなかったのだ。
優花里のフラストレーションは日に日に沈殿していって、そしてそのことに対する自覚も本人は持ち合わせて
いた。それが精神的なものであるのか肉体的なものであるのか。もし後者であるならば、自分はとんだ変態だと
、そういった自虐に走るのも、もはや習慣になっている。

38 :
「やっぱり、そうなるのかな」
長らく沈黙していたみほは、ポツリとそれだけを言葉にした。逆光で顔には影が伸び、表情を読むことはで
きなかった。声音には浮き沈みが無く、淡々とした印象を受ける。
「なら、なんで私のこと避けていたんですか」
優花里はそう言ってから、自身の声が大きく響いたことに気が付いた。みほがびくっと震えるように顔を上
げ、それを見て慌てて、
「すみません! 別に怒っているわけじゃ……」
そう訂正した。
「ううん。こっちこそごめん」
みほは再び顔を伏せ、そして教室は再度沈黙を開始した。
時間が刻々と過ぎていく。一分、二分と経つたびに、優花里の腹の底からは、不安に似たような感情が沸き
上がってきた。何をどうしたらいいのか分からず、ただ自分の欲求が通らないことに焦りを感じながら、それ
でも口は開けなかった。みほの思いが読めず、ネガティブにものを考えてしまう。もしかして面倒くさい女だ
と思われているのか。あるいは、やっぱり体を重ねたのは成り行きに任せた結果であって、別段特別な感情は
持っていないのか。

39 :
思考の渦に飲まれ、不安感があふれ出してくると、思わず目が潤んだ。優花里はそれを隠すように後ろを向くと、
「すいません。今日は、もういいです」
教室を出るために、重い一歩を踏み出すことにした。
足早に歩いていって教室の戸に手をかけると、突如その手が温かみに包まれた。背後にはみほの気配があって、
抱き寄せるように、戸に伸びた手が腹の辺りにまで戻された。みほのもう一方の手はウエストの辺りに伸びてきて、
そうなってからようやく、優花里は抵抗しようと体をもぞもぞと動かしだした。
「西住殿……私は、同情かなんかで、こんことされたくないです」
「同情じゃないよ」
「でも、西住殿は私のことどうとも思っていないじゃないですか」
「そんなことない」
「私は、西住殿が望むようにしたいんです。西住殿に無理させたくないんです。
私のことなんか、別に気にしなくていいんですよ」

40 :
みほはついにその腕の中に優花里を抱きすくめると、首筋に顔をうずめた。こそばゆい感覚が心地よくて、思
わず目を閉じ体を預けてから、優花里は慌ててみほから離れようとした。しかしそれさえ予見されていたのか、
みほが加えている力は強く、いくら暴れても腰に回された手は振りほどけない。
「西住殿。やめてください」
優花里はみほに懇願した。しかしそれは聞き入られずに、益々きつく抱きつかれる。耳に息がかかると、優花
里は体を震わせた。
「優花里さんは、私がしたいようにさせてくれるんだよね?」
 みほはささやくように言うと、右手で優花里の頬を撫でた。たったそれだけのことで、優花里の頭は蕩けたよ
うに、何も考えられなくなっていく。
「あ……西住殿ぉ」
みほは優花里の右手首を掴むと、そのまま体を反転させた。戸のすぐ脇の壁に体を押し付けると、掴んだ右手
首を頭の上に持って行く。自由だった左手も同じように持ち上げられて、そのまま壁に固定させられた。

41 :
ちらりと覗いた横腹に劣情を抱きながら、みほは無防備な格好の優花里にキスをした。突然唇が塞がれたことに
驚きながらも、優花里は目を閉じ、みほを受け入れる。五秒ほど経つと、舌が口腔内に進入してきて、その段階に
なると流石に優花里は顔を背けた。
「西住殿、駄目ですよ! 学校でこんなことするなんて……」
「優花里さんは、キスされるの嫌なの?」
「いっ、嫌じゃないです。でも場所は選ばないと、いつ誰が入ってきてもおかしくないんですし……」
みほは両手首を片手で押さえると、優花里の顎に指を這わせた。優花里は逃げようと顔を背けたのだが、顎を掴
まれ、無理やり元の位置に戻された。そして再び唇は塞がれ、荒々しく入ってきた舌によって、口の中を蹂躙され
る。

42 :
 みほは露出した横腹を撫であげた。優花里の喉からくぐもった悲鳴が聞こえてきたが、あえて無視して手をど
んどんと上に滑らせていく。皮膚越しに、肋骨に一本一本指があてられていって、そのままラインを辿るように
背中に手がまわっていく。優花里にもみほが意図していることはわかっていて、必に息を継ぎながら、何とか
抗議の声を上げた。
「はっ、ん……だめですよぉ、あぁ! ん、それ以上は、本当に、だめですってば。やめてください!」
みほは黙って、ひたすらキスを繰り返した。そのたびに抗議の声は止まり、唾液が跳ねるぴちゃぴちゃとした
音と、優花里の下手くそな呼吸音しか聞こえなくなった。みほの手は遂に下着のホックにまで伸びて、数瞬後に
は、それはもう外されていた。

43 :
みほの手が再び正面に戻ってきた。胸のふくらみに手がかかると、優花里の体は跳ね上がる。ただ表面を撫で
られるだけで、優花里は何も考えられなくなるほどの快感を得た。力の緩んだ口からは、唾液が一筋流れ落ちて
いる。
みほは首筋に舌を這わせた。胸への刺激が途絶えないように意識しながら、首から鎖骨までをなめていく。優
花里は犬のように、はっはっと短く息を吐いていて、その呼吸音がみほをより興奮させた。
「あぁ! はっあ、あ、あっ」
舌が耳を撫でると、優花里の口から、声が漏れ出した。みほはそのまま耳元で、ささやくように言った。
「優花里さん。足、少し広げて」

44 :
言われるがままに、優花里は密着していた太ももを、少しばかり開いた。もはや、抗議の声は上がっていない。
引き止めなくてはいけないなどという考えは頭から霧散して、今はただ、みほから与えられる快楽を求めていた。
腕の拘束が解かれた。優花里の腕はみほの首に巻かれて、より体をくっつかせた。みほはきつくなった右腕を
セーラー服から引き抜いて、そのまま腰にまわした。自由になった左腕は、一度太ももを撫でた後、ショーツ越
しに秘所をなぞった。
一際大きい声が、優花里の口から漏れ出した。みほはぎょっとして、思わず秘所から指を離した。
「少し、感じすぎじゃないかな」
みほは、もちろんあえてではあるのだが、優花里を咎めるように言った。
「あぅ、すみません。私、その、あの時からずっと自分でしていなくて……」
優花里はみほから視線を逸らして、そう答えた。

45 :
「どうして?」
「それは、その……あの。無理ですよ、言えません」
「言ってよ」
みほは再び、陰部を指で撫で上げた。しかも耳たぶを甘噛みして、右手は背骨のラインをなぞっている。優花
里は悲鳴を上げた後、刺激から逃れようとみほの肩を押したのだが、みほは一歩も動かなかった。
「あっ、うあぁ、言います、言いますからぁ!」
みほは続きを促すように、一旦手の動きを止めてやった。しかし、舌は首をなぞっていて、優花里に息をつか
せる暇を与えない。
「あの、もしまたすることになったら、やっぱり我慢していたほうが気持ちいいじゃないですか。それに、ま
さか一週間もほったらかしにされるとは思っていなくってぇ」

46 :
優花里は言い切ると、目に涙が溜まっているのを感じた。みほもそれに気が付き、褒めるように優しくキ
スをしてやり、優花里もそれを受け入れた。舌は入って来ない、ただ触れるだけのキスであったが、それは
優花里の頭をみるみる溶かしていって、滴り落ちた涙の感触も、何も分からなかった。
みほはまた、刺激を与えるのを再開した。優花里は体重を支えるようにみほの肩に手を置いたが、それで
も足はがくがくと震えている。西住殿、西住殿と名前を連呼し、合間合間には嬌声が漏れ出していた。
「西住殿、そろそろ、イク! イってしまいますぅ」
二十秒も経つと、優花里は許しを請うように、みほにそう伝えた。みほは何も言わず、視線さえ合わさず、
ただ指の動きを速くした。優花里は与えられる刺激に耐えることができず、意識せずに腰を振りながら、遂
に甲高い声を上げて果てた。

47 :
「そういえば私、まだ西住殿の気持ちを聞いていません」
情事の後の帰り道、優花里はそうみほに問うた。結局、流されるがままに行為に及び、本題には一切手がかかって
いないということに、この段になって気が付いたのだ。
「気持ち?」
「わ、私は、西住殿のことが好きです。愛しています。西住殿のためなら、私は何だってできます。西住殿は、私
のことどう思っているのですか」
問いかけられて、みほはしかしここで沈黙した。どう答えるべきなのか、みほにはその判断ができていなかった。
何か特別な感情は抱いていた。しかし、それが好意なのかどうなのか。みほには見当もつかない。
「優花里さん。今度の日曜日、暇かな?」
結局、みほは逃げの手を打った。優花里の、
「はぁ、暇ですが……」
という、まったく予想通りな返答を聞いて、そのままデートのお誘いへと、話題を転換してい
った。

48 :
卑怯だと、みほは自虐した。しかしそれでも、気持ちをはっきりとさせることができないから、どうしようもな
かったのだ。
既に日が沈んだ道で、みほには、優花里の思いを正面から受け取ることはできないのであった。

49 :
以上だ。駄文失礼。

50 :
いいすごくいい!
開幕事後だったのには笑ったw
こういうSS書けるのは、
プチコントが精一杯な身からしたらほんと羨ましく思うわ
こまっかいけど
下手くそな
は、
下手な
の方が上品かなとか思いました
goodjobです

51 :
GJVN!!
あえて何か言うとすればせっかくガルパンなんだから
戦車を絡めて(例えば戦車の車内でエッチ(他の乗員は空気を察して降りてるとか)とか

52 :
バンダイチャンネルで 1話−10話一挙放送中!アゲ

53 :
36からの文章を投下した者だ。トリップを付け忘れたので本人と証明できないのだが…。
まさか感想をもらえるとは思っていなかった。
>>50>>51
二人とも本当にありがとう。へたくそという表現は確かに見返すと下品だった。すまぬ。
戦車のからみが無いことについては自分も気にしていた。だから今回、戦車内姦のある続
編を作ってみた。投下するのでもし良かったら読んで欲しい。
それと、暇があったら第三作、四作も作っていきたいから、トリップをつけさせてもらお
うと思う。

54 :
 NTR? 修羅場あり 嫌いな人はスルーをお願いする。



西住みほは憤慨していた。しかしそれは悟られてはならないものであることを理解していたし、何よりそれを
表に出すことができるほど、恥知らずでもないつもりであった。だからみほは、寮に帰るまで表情、雰囲気一つ
も変えずに、何とか拳を握りこむことで、耐え忍んだのであった。
 秋山優花里のことに関して、なにか嫉妬のような感情を抱く権利は無いと、みほはそう思っていた。優花里自
身から差し出された首輪は受け取らないくせに、優花里が他人にかまわれるのは許せないというのは、あまりに
自分勝手な考え方だった。ただでさえ優花里を傷つけているのに、それ以上に束縛までするのは、流石に気が引
けたのである。

55 :
 事は数時間前にまで遡る。
 体を重ね、触れたくない所をうやむやにしつつも仲直りしたのが昨日の話。実は、優花里には知りえない所で、
あの出来事は後を引いていた。
 今日の朝、みほが学校に赴くと、またしても机の中に手紙が入っていた。手紙には差出人の名前は無く、質素
な紙切れにただ一言、
 『放課後、教室にて待て』
 とだけ記されてあって、まさか優花里が書いたとも思えない文面に、みほは困惑した。果たしてこれは誰が書
いたのか。あの件と関係があるのか無いのか。それら全てを明らかにするには、やはり手紙の指示に従うほかな
く、みほは二日連続で、教室に居残ることになったのだった。
 放課後、教室にまだ人がちらほら散見されるうちに、その人物は現れた。砂漠の狐をかたるに相応しい鋭い目
つき、そして黄金色の髪色。ロンメルの名とともに軍帽軍服を纏った姿は、みほもよく知っているものだった。

56 :
 「すまない。手間を取らせて」
 エルヴィンは凛とした声音で一言詫びると、机を挟んでみほの正面に立った。いつも湛えているあの不敵な笑み
は、今日はなりを潜めていて、目つきも真剣そのものであった。
 「エルヴィンさん……」
 みほは、エルヴィンの姿をその目に入れただけで、おおよそ彼女の言いたいことの全てを把握した。それは、か
ねてよりエルヴィンの気持ちに関して察しがついていたということで、それの確証を得たということでもある。
 「さっそくだが……西住。グデーリアンの事で話がある」
 エルヴィンの切り出し方は、唐突で直接的。本懐に手を掛けて、動揺の内に本心を引きずり出す、フランス侵攻
のような電撃戦であった。

57 :
 「盗み聞きする気は無かったのだが、昨日の一部始終を見させてもらった。西住、お前はグデーリアンをどう
したいのだ? 彼女から告白は受けたのだろう? 乙女の心を焦らすのは、あまり好ましくは思えんな。馬に蹴
られても文句は言えないぞ」
 みほは額に汗が滲んだのを感じながら、それでも平静を装った。学校での情事を咎めるのではなく、話題の先
頭に出したのが優花里個人のことである時点で、エルヴィンが攻略したい部分は判然とした。そしてその先、一
体彼女が何を求めているのかもありありと見て取れる。優花里とのうやむやを維持したいみほにとっては、随分
厄介な状況ではあったが、それでも手が無いわけでもなかった。
 「うん。でも、エルヴィンさんには、関係の無い事だから……」

58 :
 みほからの言葉に、エルヴィンの表情は少しだけ強張った。普段のみほからは考えられない拒絶の言葉は、し
かし予想外という訳でもない。紛いなりにも西住の血を引く人間。戦車道の際にも、合理的な王道の考え方は、
その片鱗を表していた。つまり、自身の望む展開のために何を犠牲にするべきなのか、その判断力と決断力の両
方を、彼女は持ち合わせているのだ。今回に限っていえば、友情という無形物が、秤の上に乗った事になる。
 「なるほど。だが私も、そう言われて、はいそうですかと大人しく引く気にはなれんのでな。どうせ察しはつ
いているのだろう?」
 「うん。そうかな。あまり自信はないけど」
 「そうか? なら確証を与えよう。……西住」
 エルヴィンは一旦言葉を切り、みほの目を見た。みほにもそれの意味する所は分かっていた。
 「お前からグデーリアンを奪還する。悪いが、今のお前はあいつを不幸にする。私はグデーリアンが誰に好意
を抱こうがかまわないのだが、グデーリアンが不幸になるのだけは、簡便ならない」

59 :
 エルヴィンは宣戦布告した。言い切って、背を向け教室を去ろうとするエルヴィンに、みほは一つ言葉を投げか
ける。
 「馬に蹴られないように、気をつけて」
 エルヴィンは一度歩みを止めたが、振り返らずに再び歩き出した。決別は静かに進行し、教室の人間誰一人とて、
二人の戦争を認知していなかった。

60 :
 2
 
 大洗女子学園戦車道履修生徒特別強化合宿。その草案が生徒会から提出されたのは、戦車操縦の腕をより向上さ
せる必要に迫られたためということもあるが、むしろその主目的は、学園艦側へのけん制にあった。成果が実を結
んでも、果たして学園艦の統廃合を決めてかかっている運営側に、その誉れある結果が正しく認識されるのか、い
ささか疑問が残っていた。そこで、合宿という行事を作ることにより、大洗の戦車道は盛んに真面目に取り組まれ
ているのだと言う事をアピールする機会を創出する。合宿費用を一人ひとりから徴収すれば、それほど金のかかる
イベントという訳でも無いので、中々に有意義なイベントであった。

61 :
 だがそれは、あくまで目的と意義の話なのであって、実際に合宿に赴く人にとっては、そんな小難しいことは
どうでもいいのである。大規模補給の停泊時期に合わせて敢行された合宿は、二泊三日のスケジュールを順々に
消化していった。その間の大洗チームのはしゃぎようは、もはや語るまでもない。戦車の練習のほかにも、近く
の川に遊びに行ったり、バーベキュー大会をしたり、普段の学園艦生活では味わえない体験をした面々は、一様
にその顔を輝かせていた。
 二日目の夜、風呂を終えたエルヴィンは寝巻きに着替えて、自身の部屋へと戻っていった。部屋に入ると、既
にチームメイトである三人、カエサル、おりょう、左衛門佐が、それぞれ好き勝手に布団に寝そべってくつろい
でいた。

62 :
 「遅いぜよ」
 エルヴィンが部屋に入ったことにいち早く気が付いたのは、おりょうであった。おりょうの声に後の二人も、
 「うむ」
 「待ちくたびれたぞ」
 と続け、エルヴィンは
 「すまん」
 と応える。
 おりょうは自身のカバンの元に向かうと、一組のトランプを取り出した。カエサルは中央の左衛門佐の布団に
移動して、エルヴィンもカエサルの隣に腰掛ける。更にその隣におりょうが座って、皆の中心には、先ほどのト
ランプが置かれた。トランプの裏面は組み合わせ角に桔梗紋で、おりょうはそれを一枚一枚配っていく。

63 :
 「風呂には同じ時間に向かったはずだろう。随分遅かったではないか」
 「いや、少し湯船で寝てしまってな」
 「ふむ? 私が出たときにはまだ起きていたように思うが……」
 「どうせ、後から入ってきたグデーリアンの裸が気になって、ずっと見ていたぜよ」
 おりょうの言葉に、
 「それだ!」
 といつもの反応を返したのは二人であって、エルヴィンは顔を赤くすると、
 「違う!」
 と叫び、手をわらわらと動かした。
 「しかし難儀なことぜよ。よりにもよって西住を敵に回すとは」
 「……略奪愛、戦争と言うと、」
 「トロイ戦争。いやここはアントニーとクレオパトラか」
 「それはシェイクスピアの戯曲だ。史実ではあるまい」

64 :
 おりょうは全てのカードを配り終え、それぞれが手元のカードの順番を整え始めた。エルヴィンもそれに倣っ
ていたが、頭はこれから始まる大富豪のことよりも、優花里のことで埋まっていた。優花里と西住、この両者へ
の作戦の展開の仕方について考えるので、精一杯なのである。
 「おい、エルヴィン」
 しばらく経って、カードをぽつぽつ出してはいるがまったく身の入っていない様子のエルヴィンに、左衛門佐
はため息混じりに声をかけた。
 「なんだ?」
 「そんなに呆けた顔をするな。グデーリアンのことを気に掛けているなら、さっさと行ってさっさと告白すれ
ばよい」
 エルヴィンを除いた残り二人もうんうんと頷いて、左衛門佐の意見に同調した。エルヴィンとしても、そうし
たい気持ちは山ほどあったが、やはり状況はそう簡単なものでもない。

65 :
 「グデーリアンは西住に思いを寄せている。これは紛れも無い事実だ。そんな状況で突撃しても、ただただ玉砕
するだけだ」
 「しかし、宣戦布告した手前、いつまでも逃げ続けるわけにはいかんだろう」
 「軍服の袖を破って渡してやれば、女なぞいちころぜよ」
 「おりょうを騙る貴様がそれを言うか」
 エルヴィンの突っ込みにおりょうは答えず、場にハートの八を出す。カードが流れ、続いて出されたのはクロー
バーの四だった。
 「まぁしかし、玉砕するってこともないのではないか? グデーリアンはああ見えて、結構雰囲気に流されやす
い」
 「それに、西住とうまくやれているというわけではないのだろう。なら勝機は充分あると思うが?」

66 :
 そう言われて、エルヴィンは
 「ううむ」
 と唸った。たしかに言われてみれば、勝機が無い訳でもないように思えてくる。だが、やはり躊躇してしまう。
勝機があるとわかっていても、今の関係を崩してしまうことは、ひどく勇気の要ることだった。
 「砂漠の狐が臆病風に吹かれているぞ」
 頭を抱えたエルヴィンを見て、カエサルが笑ってそう言った。エルヴィンはカエサルを睨みつけたが、どうに
も迫力に欠けている。カエサルはエルヴィンの視線を受け流しながら、更に追撃した。
 「ここでしり込みするならば、お前こそを、今後モントゴメリーと呼ぶことにしよう」
 「御免被る」
 「いや、いいではないか。慎重派なんだろう?」
 「敬愛すべきロンメル将軍の敵の名なぞ、誰が好き好んで名乗るものか」
 「ならモンティーにするか」
 「変わってない!」

67 :
 カエサルの見え透いた挑発に、しかしエルヴィンは乗ってしまった。それは図星を突かれた上での挑発であった
からであって、つまるところ、臆病風に吹かれているという評価も正しいのである。
 その後もカエサルはエルヴィンを煽りに煽った。大富豪が二ラウンドほど終わっても、その挑発はまだ続き、つ
いに我慢の限界に達したエルヴィンは、自分が何を言おうとしているのか半ば理解していないような状態で、しか
しそれを口にしてしまった。
 「そこまで言うならいいだろう! お前らの言葉を信じて、吶喊して、玉砕してこようではないか!」
 手札を投げ捨て、立ち上がり言ったエルヴィンは、数瞬後に、携帯電話を手にした左衛門佐の姿を見た。何をし
ている、と言いかけた口が、おりょうの手によって封じられると、カエサルは声高らかに、
 「今だ!」
 と叫んだ。左衛門佐は携帯のアドレス帳から優花里の番号を見つけ出すと、息をすることさえままならないエル
ヴィンを他所に、その番号へ電話をかけた。

68 :
 「グデーリアンか? ……ああ、少し急用でな。すまないが戦車の格納庫まで来てはくれまいか? ……いや、
何。すぐに済む用事だ。教官に見つかることもないだろう。……ああ、わかった。では十分後だな。……すまな
いな。ありがとう」
 左衛門佐の耳から携帯電話が離れると、エルヴィンはおりょうの拘束から開放された。にやけ面の左衛門佐は、
エルヴィンのほうを見るなり、
 「そういうわけだ。早く格納庫に行って来い」
 けろりとそう言ってのけた。
 「私は、別に今告白するとは言ってないぞ!」
 「ぐだぐだするでない。こういうのは早ければ早いだけいいのだ」
 「レディを待たすものではないぜよ」

69 :
 おりょうはエルヴィンの肩にあの軍服の上着を掛けると、背中を押して部屋から彼女を追放した。鍵の掛かっ
た扉がしばらく音を立て続けたが、五分もすると、しぃんと大人しくなった。鍵を開け、部屋の前からエルヴィ
ンが消え去ったことを確認すると、おりょうはようやく扉から離れ、部屋に戻る。
 エルヴィンがいなくなると、部屋はやたらと静かになってしまった。カエサルはぽつりと、
 「上手くいくだろうか」
 と言ったのだが、誰もそれには答えない。部屋は沈黙し、それぞれが自分の布団に寝転びながら、時が過ぎて
いった。
 五分も経ってようやく、左衛門佐がそれに答えた。
 「まぁ、骨は拾ってやるとしよう」

70 :
 3
 
 戦車の格納庫は薄暗く、エルヴィンは電気を付けようか迷ったが、教官に見つかったときに言い訳が聞かない
ので、一応そのままにしておいた。優花里の姿はまだなく、エルヴィンの頭の中では、一体何をどう言うべきな
のか、その言葉探しが行われていた。
 エルヴィンは三号突撃砲の履帯を覆う装甲の上に腰掛けた。それは三凸が自分の愛機であるからというよりは、
単に出入り口に一番近くにあった戦車が三凸であったからなのだが、どちらにせよ、装甲は想像以上にひんやり
としていて、布越しに冷たさがどんどんと伝わってくる。
 でん部の冷たさに我慢ができなくなって、ぽんと地面に飛び降りたエルヴィンは、その耳に、かすかな足音を
捕らえた。等間隔に大きくなっていく音に、エルヴィンは期待に胸を膨らませたが、後から沸いてきた焦りの感
情が、体を縮こまらせた。頭がパニックで沸騰しており、想定していた言葉も何も、全てが消し飛んでいた。つ
いに入り口の曇りガラスに人の影が映ると、エルヴィンは三凸の後ろに隠れようとしたが、意思の力でなんとか
その場に踏みとどまって、扉に視線を固定した。

71 :
 「あれ? エルヴィン殿」
 癖っ毛をふわふわと揺らしながら、優花里はいつもの笑顔で扉を開けた。エルヴィンの姿が目に入ると、その
後倉庫内をぐるりと見渡してから、再びエルヴィンの方に顔を向ける。
 「エルヴィン殿も左衛門佐殿のお手伝いですか?」
 優花里の言葉を、エルヴィンの頭は処理しきれなかった。これからどう切り出すべきなのかを考えるので、頭
のキャパシティは一杯一杯、しかも緊張で手が震えだしたのをなんとか止めていたせいで、意識が優花里から反
れていたのだ。
 「エルヴィン殿?」
 怪訝そうな表情の優花里を見て、エルヴィンはようやく
 「あ、ああ。そんなところだ」
 と、口から声を出す事ができた。

72 :
 「そうなんですか。左衛門佐殿はまだなんですね」
 「ああ、まだ来ていない」
 「こんな時間に呼び出すなんて、何なのでしょうね、用事って……」
 「……多分、左衛門佐は来ない」
 「え?」
 エルヴィンは一回、優花里が見ているのにもかまわずに、大きく深呼吸した。最早、後には引けず、ただ自分
の思いを告白するしかないのであった。それが分かっていたから、あとは上手く口が回るように、緊張を少しで
も取るしかない。優花里の言葉はもはや聞こえず、頭に入らず、意識は、ただただ自分の言うべき言葉に向けら
れていた。
 「ぐ、グデーリアン!」
 「は、はい! 何でしょう?」

73 :
 優花里は少し仰け反って答えた。見るからにその声量に驚いている風であったが、そんなことにエルヴィンは
かまっていられないのであった。エルヴィンはグデーリアンの顔を見ると、ただ一言、言い放った。
 「私は、グデーリアンのことが、好きだ!」
 およそ場は十秒間沈黙した。その間、エルヴィンはじっと優花里を見つめ、優花里は金魚のように口をパクパ
クと開け閉めしていた。混乱していた優花里はたっぷり十秒間思考の果てに旅して来て、左衛門佐の突然の呼び
出しと言うのはブラフであって、このエルヴィンの告白のためであること等々おおよその状況を把握したが、そ
れでもなお、
 「えええええええええ!」
 と叫ばずにはいられなかった。
 「グデーリアン……」
 「あ、あの! ちょっと待ってください! それって所謂愛の告白的な、あの……」
 「そうだ」
 「うわぁ、うわぁ! ちょっと待って、どうして、エルヴィン殿が、私にぃ?」
 「駄目か?」
 「駄目じゃないです! 駄目じゃないですけど……」

74 :
 優花里は腕をあたふたと動かしながら、ふと、エルヴィンの顔を見た。エルヴィンの顔は真剣そのもので、そ
の必さが、苦しそうにも思える表情だ。優花里はそれを見ただけで、ここに至るまでのエルヴィンの葛藤と真
摯な思いが、その片鱗が分かったような気になった。きっと自身と同じような苦しさをエルヴィンも経験してい
るのだという確証が、優花里の胸を静かに打ち、だからこそきちんとした返答をしなくてはならないという義務
感が沸いてきた。優花里は言葉を選び選び、ようやく頭の中で文章にまとめると、それをそっと口に出した。
 「……あの、気持ちは嬉しいです。でも、私には既に、その、心に決めた人がいるので……だから、あの、エ
ルヴィン殿……」

75 :
 その先の言葉は、上手く喉から出てきてくれなかった。優花里は伺うようにそっとエルヴィンの顔を覗き見て、
そしてぎょっとした。一珠の涙が顎先から零れ落ち、そうなってから泣いているということに気が付いたのか、
エルヴィンはようやく軍服の袖で目を拭っていた。優花里は弾かれたようにエルヴィンのすぐ側によって、しか
しその先どうすればいいのか、嗚咽を漏らし、ひたすら目を拭うエルヴィンを前に、自分は何をすればいいのか
分からなくなった。
 「あ、あの! 別にエルヴィン殿の事が嫌いというわけではなくて、だから、この先だって、私は仲良くして
いただけたなら本当に嬉しいし……。あの、泣かないでください! 」

76 :
 エルヴィンは優花里の鎖骨に額を当てて、すまない、すまないと、声を詰まらせながら繰り返し言った。優花
里はエルヴィンに手を回して、背中をそっとさすってやった。胸元から聞こえる呻き声と、しゃっくりまじりの
呼吸音が、どうにも重く圧し掛かる。優花里はただ言葉もかけられず、エルヴィンの体を受け止めることしかで
きなくて、そんな自分を嫌に思った。あのエルヴィンを泣かせてしまったという罪悪感が、胸の奥を傷めていた
のだ。
 突如、扉の方から足音が聞こえてきた。エルヴィンはそれにまったく気が付かなかった様子だが、優花里の耳
には、泣き声を掻き分けて後方から、たしかにその音が聞こえていた。
 「え、エルヴィン殿、隠れましょう! おそらくは見回りの教官です!」

77 :
 優花里は言ったが、エルヴィンは腫れた目を優花里の方に向けるだけであった。その表情、潤んだ瞳には、言
葉を詰まらせるほどの攻撃力があって、優花里は胸の高鳴ったのを悟られないように、顔を背けて体を離した。
エルヴィンの不安そうな表情は優花里の何かをそそったのだが、今はそういう事を気にしている場合ではなかっ
た。優花里はエルヴィンの手を取ると、三凸の上へと昇りハッチを開けた。
 「隠れましょう。先に入ってください」
 エルヴィンは言われるがまま、体を車内に滑り込ませた。遅れて入った優花里はそのまま車長席に座って、キ
ューポラの視察口から外の様子を伺う。格納庫の扉が開き、懐中電灯を持った教官が中に入ってくるのが見て取
れた。
 そんな優花里の胸元に、エルヴィンの頭がすっぽりと埋まった。
 「え? ちょっと、エルヴィン殿?」

78 :
 エルヴィンは優花里にすがるように抱きついて、手は肩に掛けていた。狭い戦車内で、まさか引き離すわけに
もいかず、優花里はとりあえずはそのままにしておいて、外の監視を続けることにした。幸い教官は二人に気が
付いていなかったのか、周囲をぐるりと一周しただけですぐに帰っていった。扉が閉まり、優花里は抱きつかれ
た姿勢のままエルヴィンをどう扱えばいいのか分からず、一応背中に手をまわしてやり、そのままにしておいて
みた。
 「すまない」
 何分経ったのか、ぽつりとエルヴィンはそう言った。
 「いえ、かまいません」
 優花里はすぐにそう返したのだが、胸元の頭は左右に振れる。
 「私は、グデーリアンが西住と関係があるのを、知っていた。その上で、あんなことをしてしまったんだ。…
…私は勝手な女だ。西住がグデーリアンを、あんな風に……。気持ちに気が付いているのに、ああやってずっと
逃げているのが、腹立たしくてしょうがなかった。私がどうやっても得られないのを、最初から手に入れている
のに、その気持ちを、踏みにじって……私っ、それがっ……嫌で嫌でしょうがなかったんだ……」

79 :
 エルヴィンの声が、再び切羽詰ったものになった。優花里は彼女が泣き止むまで、ずっと頭を撫でてやり、エル
ヴィンもそれ以上言葉は発さず、口からは嗚咽しか漏れ出さなかった。
 「私の胸でよければ、いつでもお貸しします。私は、エルヴィン殿が泣いているのを、見ていたくありません」
 優花里はエルヴィンが落ち着いたのを見計らって、そう言った。そしてそれは、確かな気持ちでもあった。エル
ヴィンに想われるという事に対して、確かな喜びを得ているということ。だからこそ、彼女を泣かせてはいけない
のだという気持ちを抱き、優花里は彼女を抱きしめてやる。そういった優しさが相手にとってどれだけ酷なことな
のか、彼女は知り得なかった。何故なら彼女自身もまた、そういった優しさに毒されている人間でもあったからだ。

80 :
 「そういうことを言われると、調子に乗ってしまうぞ」
 エルヴィンは静かにそう言って、肩を押し体を離して、優花里の目をみつめた。
 「グデーリアン、キスをしてくれ」
 エルヴィンの視界の中で、優花里のきょとんとした表情が、急速にその形を変えていった。まず目が見開かれ、
そして口が何か言葉を発そうと開いたが、しかし何も出てこない。
 優花里は、それは駄目ですと、言おうとした。意思の力を振り絞り、何とかそう言おうとした。しかしエルヴ
ィンの泣き顔が、嗚咽の声が、まるで鉄塊のような重りになって、喉を締め付けていた。これ以上踏み込ませて
はいけないと知りつつも、エルヴィンが泣いてしまうよりは全然いいじゃないかと、そういった考えが頭を巡り、
そしてみるみる近づいてくるエルヴィンの唇を見て、それでもなお動けなかった。

81 :
 「嫌なら、そう言ってくれ」
 触れる直前のエルヴィンの言葉に、優花里の頭には幾つもの言葉が浮かんだ。だが優花里はそれら全てを放棄
して、ついに瞼を閉じてしまう。唇に広がる柔らかい感触と甘い味を、優花里は受け止め、そして頭に浮かぶの
は、みほの顔なのであった。
 唇が離れた後、エルヴィンは頬を赤くしながら、優花里にもたれかかった。
 「今、グデーリアンの気持ちがよく分かった。そしてきっとグデーリアンは、西住の気持ちを理解したんだろ
う? 私は、グデーリアンが好きなようにしていてくれて、それが心地いいんだ。私を好いてとは言わない。だ
から、グデーリアンが寂しくなったら、私を使って欲しいんだ」
 エルヴィンは、優花里の顔を見た。
 「お前に尽くそう。身も、心も」

82 :
 優花里の理性と呼べる部分が、引き止めなくてはならないラインをわきまえた利口な部分が、エルヴィンの表
情を見て、遂に霧散し、消え去った。優花里はエルヴィンを引き寄せると、その唇に自身のを押し当てた。それ
だけでは足りず、全然満たされず、遂に舌が口を割ると、その口腔内を、好き勝手に動き回る。急なことに目を
白黒させながら、エルヴィンはそれを受け入れた。頬を伝った涙はうれし涙で、強引にされるということに、心
が弾み、満たされる。不慣れなことにどぎまぎしながら、自身からも舌をだして、優花里に応えるのであった。
 飽きるほどキスを繰り返して、優花里の顔に躊躇の表情が顕れると、エルヴィンは気を利かせて、肩に掛かっ
た軍服を床に落とした。
 「駄目……。遠慮するのは、駄目だ」
 熱い吐息が、優花里の耳を撫で、それがあの教室での行為を連想させた。湧き出してくる罪悪感を打ち消すよ
うに、優花里はエルヴィンをかき抱いて、寝巻きの上着をずらしていく。

83 :
 外気に晒された背中が心細くて、エルヴィンはキスをせがんだ。優花里はそれに応えながらブラのホックを外
してやる。胸を撫でながら反対の手でスカートをたくし上げ、秘部に指を這わしていく。自分がされた行為をエ
ルヴィンに還元しているようだと、優花里はふと思ってしまって、それが自己嫌悪に繋がっていった。
 「優しくしないで、いい。もっと、好きにしてくれ」
 喘ぎ喘ぎ、エルヴィンがそう口にすると、優花里はショーツをずらして、割れ目に指をあてがった。胸を満た
す不安感が、しかし快楽でもあって、エルヴィンは黙ってその指を受け入れる。しばらくは上下に、撫でる様に
動いた指が、奥の方へと進んでいった。ひりひりとした痛みを覚え、思わず腰がこわばるのを何とかさとられな
いようにしながら、エルヴィンは優花里にしなだれかかる。

84 :
 「痛く、ないですか?」
 ついに指がすべて埋まると、優花里は息の荒いエルヴィンにそう聞いた。
 「痛い。……けど、痛いのが、きもちいい」
 得られた返答を優花里は信じて、ゆっくりと指を引き抜いていく。エルヴィンの腰ががくがくと揺れて、一旦
抜いてから再び奥へ進入させると、今度は緊張したように動かなくなる。
 「はっ、ん……もっと、はやくしてくれ。……大丈夫だ、から……」
 言われて、優花里は指の出し入れするスピードを速めていった。背中に回された手がきつく締め付け、少し息
苦しさを感じもしたが、それを訴えはしなかった。水の音が大きくなっていき、エルヴィンの嬌声もそれに比例
するようだった。
 優花里は一点、触れるとエルヴィンの声が一際大きくなる所を発見した。そこには中指を第二間接まで入れて、
すこし曲げてやると触る事ができて、そこをつつかれるたびに、エルヴィンの腰は逃げるように浮いてしまう。

85 :
 優花里は空いている手で腰を押さえると、そこを重点的に刺激してやった。
 「やっ! 駄目、そこは……」
 エルヴィンは抗議したが、聞き入られるわけは無かった。涙を流して、頭を左右に振り、だめだめと連呼するも、
それら全てが優花里の劣情を駆り立てた。
 何分そこを弄り回したのか。優花里はエルヴィンの反応を見るのに夢中で、腕が疲れてきたということに遅れて
気が付いた。エルヴィンの限界ももう近いことを察していたから、優花里はスパートをかけて、一層激しく指を動
かした。
 「すまな、い。もうっ、んっあぁ、無理だ! 無理、イクっ、うあ、っあああ」
 エルヴィンの腰が、一回跳ねた。息が止まり、背中が丸まると、急に痙攣したように腰が震える。声が戦車の中
を反響して、優花里の指が締め付けられる。

86 :
 少しして、乱れた息が整っても、エルヴィンは恥ずかしいのか顔を上げなかった。優花里の胸の中は薄暗く、
罪悪感で一杯だった。しかし体に感じる温もりは愛おしく思えてしまって、だから悲しく思えなかった。
 違う人を抱きしめながら、優花里はみほのことを想うのであった。

87 :
 4
 
 「……ただいま」
 恐る恐る扉を開けて、部屋の中に入ってみると、生暖かい視線が注がれた。
 「モントゴメリーなんて言って、悪かった」
 おかえりという声の後、カエサルはまず謝罪して、左衛門佐は頬を赤らめ、おりょうは股間を見つめていた。
視線に気が付いたエルヴィンは、
 「下着、替えてもいいかな」
 と言い、三人は同時に頷いた。
 部屋は気まずく沈黙して、そのまま夜は更けていった。もう寝る段になって、おりょうが、
 「一皮むけたぜよ?」
 と言ったが、エルヴィンは当然答えなかった。

88 :
以上だ。 駄文失礼。

89 :
やっとゆかエルの時代来たか
続き待ってるよ

90 :
http://www.11jp.net
http://www.11-jp.net
http://www.11jp.net
http://www.11-jp.net
http://www.11jp.net
http://www.11-jp.net
http://www.11jp.net
http://www.11-jp.net

91 :
11話放送終了あげ

92 :
続きまだー?

93 :
>>92
すまない。続きはまだ先になりそうだ。
代わりというか、短いが別のを書いてみた。今から投下する

94 :
 「ちょっと! 戦車道取って単位が安定したからって、遅刻して良いって訳じゃないん
だからね!」
 その注意の声は、ほんの少しも麻子を冴えさせてはくれなくて、頭のクロック数はさっ
きまでと変わらず、大きい壁掛け時計の振り子の周期と同じくらいなのであった。麻子は
ふらりふらりと左右に揺れながら、みどり子のことは眼中にも入れず、その脇を通り過ぎ
ようとする。立ちはだかるようにみどり子が麻子の前に出て、そうされてからようやく存
在に気が付いたという風に、麻子は
 「ああ、そど子か」
 と言った。みどり子は顔を赤くしながら、まるで何メートルも離れた人に向かって言う
ように、声を大にして叫んでいた。
 「そど子か、じゃないわよ! あなた一体いつになったら登校時間を守れるようになれ
る訳!? 全盛期にはちゃんと朝の六時に学校に来れたんでしょう!?」

95 :
 「空砲があった、あの時は」
 「なら空砲の音が出る目覚ましを買いなさいよ!」
 「うるさいぞ、そど子。頭が痛む」
 みどり子は鼻息荒く、もっとまくし立ててやろうと息を吸い込んだ。しかしそれを吐き
出そうとしたタイミングで、麻子の手が肩にかかり、息に声は乗らなかった。みどり子は
少しの間の後、
 「何よ」
 と、幾分か音量を抑えて口にした。それは、一応麻子の体調を心配しているということ
で、肩に乗った体重の重みを気に掛けていたということでもある。
 麻子はうなだれていて、顔色を確認することはできなかった。みどり子は覗き込むよう
に少し屈んで、彼女の手を取ってみる。柔らかい皮膚の感触と、それに髪から良い香りが
漂ってきて、思わず胸が高鳴った。整髪剤と思しき薬品っぽい花の香りは、みどり子の鼻
腔をくすぐって、掌に収まるほっそりとした手首は、いつになく蟲惑的であった。

96 :
 みどり子は雑念をはらって、もう一度声を掛けようとしたが、それより先に麻子が口を
開いていた。
 「お前が起こしに来てくれれば、ちゃんと時間通りに起きれそうだ」
 みどり子は上ずった声で、
 「ど、どういう意味よ」
 と言った。声音に嬉しさが滲み出ていたのは誰の目にも明らかだったのだが、次の
 「お前の声量は空砲並みだということだ」
 という言葉によって、みどり子の気持ちは一気に下方へなだれ落ちた。
 「あなたねぇ……!」
 「冗談だ」
 麻子は、再び髪を逆立てたみどり子をなだめるように、微笑んで頬に手を添える。
みどり子は声を詰まらせて、そして眼前に迫る麻子の顔を、なぜだか認識できていな
かった。唇の触れた感触が、じんわりと遅れて伝わってきて、みどり子はそうなって
からようやく、慌てて麻子を突き放そうと、肩に手を掛けようとした。しかし、さっ
きまで麻子の手を掴んでいたはずのみどり子の手は、いつのまにか逆に手首をがっち
り握られいて、片手では麻子を退かすことはできず、結局麻子の気の済むまで、唇は
塞がれたままだった。

97 :
 「ちょっといい加減……」
 長い間そのままの体勢で、ついに羞恥に我慢ができず、顔を背けてみどり子は言った。
しかしそれを狙っていた麻子は、頬にあった手を後頭部まで持っていき、開いた口に、こ
こぞとばかりに舌を入れた。
 「あにすんっ……のよ! ちょ、まっ」
 まさかそこまでされると思っていなかったみどり子は、目を白黒させながら身をよじっ
ていたが、舌が歯を撫でると、いつもの癖で力を抜いてしまう。微弱な抵抗を感じながら、
麻子はいつまでもみどり子の味を堪能して、その反応を楽しんでいた。
 「な、何すんのよ! こんな、外で、朝で、異性不純交友なんてっ……!」
 ようやく開放された後、みどり子はさっきまでと違う要因で顔を真っ赤に染めあげて、
声の限り叫んだ。

98 :
 「落ち着けそど子。同姓だ」
 「そういう問題じゃないわよ!」
 「それに、もう不純なんてレベルじゃないだろう。私達は」
 あ、と声を漏らした後、みどり子は硬直した。一体頭の中でどんな記憶が掘り返された
のか、まるで微動だにしないみどり子の頭を麻子は撫で、それから
 「おはよう」
 と言った。みどり子は顔をそむけて、何もこたえず道を空ける。みどり子の反応の数々
は、確実に麻子の頭を覚醒させていった。明日の朝は何をしてやろうかと思いながら、麻
子は教室を目指して歩き始めた。

99 :
以上だ。駄文失礼。

100 :
>>99
乙でした。
最終回も終わったしノンナとかあたりで何か書こうかと思う。
百合系作品が続いてたので、そろそろ違う趣向のを…

101 :
ガールズ&巨砲パンツゥー
パンツ型巨砲双頭ディルドをつけたガールズたちが戦う・・・みたいなのはないかw

102 :
36、54のゆかみほエルヴィンの続きを書き終えたので、今から投下しようと思う。もしよかったら読んで欲しい。

103 :
 1
 戦車喫茶窓側一番奥の四人席は、ティーガーUより重い空気を纏っていた。優花里は、
いつかこういう事になってしまうであろうことを覚悟してはいたが、それでもこの場から
逃げ出したくてたまらなかった。正面のエルヴィンと隣のみほには目を向けないで、とり
あえずは目の前の榴弾型ペンネを食べることに集中する。そうすることで、両人と目を合
わさずに済むのであった。
 エルヴィンとみほは笑顔で会話していた。極度の緊張状態にある優花里は、その会話の
内容をまるで聞き取る事ができておらず、ただ、二人から発せられる獰猛な威圧感に怯え
ているだけであった。今自分が何故ここにいるのかさえ、もはや思い出す事ができない。
それぐらい重圧を感じながら、優花里は逃げたい逃げたいと心の中で連呼していた。

104 :
 「なぁ、グデーリアン。それを一口くれないか? 私のもあげるから」
 みほとの会話が一区切りついて、エルヴィンは優花里にそう言った。しかし優花里は、
この言葉が自身に向けられているものだと認識するのにかなり時間を要した。妙に開いて
しまった間と、エルヴィンの視線に気が付いて、優花里はようやく
 「あ、ああ、はい。いいですよ」
 と、どもりながら返答した。
 エルヴィンは、優花里の額に流れる汗を見て、苦笑した。少しばかりかわいそうだと思
いもしたが、みほの前では意地を張りたくなってしまう。いつもやきもきさせられている
のだから、今日ぐらいは我慢してもらおうと、エルヴィンは左手を添えて、フォークに刺
さった一欠けのハンバーグを、優花里の口元まで運んでいった。
 優花里の側頭部をつららのような視線が射抜いた。しかし、正面にある不適な笑みに、
果たして逆らうことはできなくて、こめかみあたりに滑り落ちる汗のしずくを感じながら、
優花里はおずおずと口を開けた。

105 :
 運ばれたハンバーグが口の中に転がり落ちて、エルヴィンがフォークを引き抜くと、ト
マト系の酸味が口腔内に広がった。頬が一瞬、きゅんと痛くなり、後からさらさらとした
油が染み出てきて、それがほんのり甘かった。
 中々においしかったのだが、もうそういったことに意識を向けていられない。優花里は
一瞬だけみほの方に目を向けて、そして案の定戦慄した。みほの顔つきは戦車に乗り込ん
だときのような、あるいはそれ以上に険しく、そして凄みのあるものであった。何かフォ
ローを入れようにも、何を言えばいいのかわからず、そしてそんな優花里を追い込むよう
に、エルヴィンは、
 「さぁ、それをくれ」
 と言って、口を大きく開けた。

106 :
 優花里はペンネにフォークを突き刺そうとしたのだが、手が震えて中々うまくいかなか
った。三、四回目の挑戦の後、ようやく刺さってくれたのだが、そのままそれを持ち上げ
ようにも、横からの無形の圧力が腕をきりきりと押さえつける。
 しばらく時間が経って、待ちかねたエルヴィンは優花里を追い詰めることにした。
 「どうした、グデーリアン。今更恥ずかしがることも無いだろう。この間だって、あー
んしてくれたじゃないか」
 「この間……?」
 怒気をはらんだみほの小声は、優花里の耳には届いていた。優花里はエルヴィンに目配
せしたが、返ってくるのは微笑みでだけである。
 優花里は腹を括った。気持ちを奮い立たせ、何とか腕を持ち上げた。そして左を見ない
ようにしながら、エルヴィンの口にフォークを差し出す。エルヴィンがペンネにぱくつい
たのを確認して、優花里はフォークを引き抜いた。

107 :
 たった数秒のことであった。だが優花里はそれだけのことで神経をがりがりとすり減ら
し、もうぴくりとも動けないほどになってしまった。
 「ちょっと、おトイレに行ってくるね」
 みほは突如、いつもの笑顔で言って、席を立った。優花里は、
 「西住殿!」
 と、呼び止めたのだがみほは止まらず行ってしまう。仮に呼び止める事ができたとして
も、しかし何を言うべきなのかまとまっていなかったのだから、意味の無い行為だった。
 優花里は大きくため息をついた。エルヴィンはみほが見えなくなったのを確認して、口
を開く。
 「少しからかいすぎたかな?」
 「それ、私と西住殿のどちらに言っているんですか」
 優花里のじっとりとした視線を受け止めて、エルヴィンは声を出して笑った。

108 :
 「グデーリアンは、困った表情もかわいいな」
 「こんなときに口説かないでください! もし今の台詞を西住殿の前で言ったら、きっ
と私達二人とも七十五ミリで吹き飛ばされますよ!」
 「そんなもので済めばいいが……。もしかしたらどこかしらからドーラを持ち出してく
るかもしれん」
 「笑えませんよ……」
 優花里はぐったりとうな垂れ、再び長く息を吐いた。そんな様子を見て、エルヴィンは
やはり優花里を愛おしく思う。みほに対して嫉妬もするし、羨ましいと思うことも少なく
ないが、それでもそれと同じくらい自分をかまってくれている。そういう優しさが嬉しく
て、だからエルヴィンも純粋に、優花里のことを想うことができたのであった。
 「名残惜しいが、今日はこれで失礼する」

109 :
 エルヴィンは財布から自分の食べた分のお金を出すと、それを机の上に置いた。優花里
はがばっと顔をあげて、席を立ったエルヴィンを見上げた。たとえ言葉がなくても、その
表情を見ただけで、エルヴィンは優花里の気持ちを理解した。だから不安がらせないよう
に、側まで行って頭をなでて、
 「あんまり私が独占しても、西住に悪いからな」
 そう言ってあげたのだった。
 「……あの、私……」
 優花里は目を伏せた。沸いてきた罪悪感が、胸をきりきりと締め付ける。それをやわら
げたくて、何か言葉を発したいのだが、気の利いたものは出てこない。エルヴィンに対す
る申し訳なさ、それと自身に対する不甲斐なさで、優花里の気持ちは暗くなっていった。
 つと、ふわりといい香りがした。顔をあげると、エルヴィンの顔が眼前にあって、数瞬
後には、唇が塞がれていた。突然のことに目も閉じられず、優花里は硬直してそれを受け
入れた。いつもよりずっと短い、ほんの一秒足らずのキスであったが、今いる場所が場所
なだけにかなり長く感じられる。

110 :
 「今日はこれで我慢するさ」
 顔を離した後、エルヴィンはそう言い残して颯爽と身を翻した。優花里はしばらくぼう
っとして、それから脳の処理が追いつくと、顔を赤くして身悶えた。唇には感触が残って
いて、それが酷く恥ずかしい。誰かに見られてはいないかと、あたりをぐるりと見渡して、
ある所で絶句してしまった。
 優花里の顔色は赤から青へと、急速に変化していった。

111 :
 2
 
 「あの、怒っています……よね?」
 おっかなびっくり聞いてみても、みほは何も返答しない。ただ優花里の一メートル先く
らいを、ひたすら歩くだけであった。
 あの後、戦車喫茶内では何も会話がなされなかった。優花里は取り繕うように、いくつ
か言葉を投げかけたのだが、みほはことごとく無視をした。キスの現場を目撃した後、み
ほは何故か優花里の隣には座らず、エルヴィンのいた対面座席の方に腰掛け、視線は窓に
固定された。優花里がペンネを食べ終わると、やはり何も言わずに席を立ち、優花里は慌
てて追いかけたのであった。
 店を出て、泣きたい気持ちになっていた優花里に、みほは唐突に声をかけた。
 「今日、私の家に来る?」
 間の後、
 「え? あ、はい! 行きます! 行かせてください!」
 と優花里は返答して、それが最後の会話である。それ以降、優花里には目もくれず、み
ほは自宅に向かって歩き出した。

112 :
 優花里の鼓動は、いつもの二倍は速かった。何を言えばこちらを振り向いてくれるかと、
脳内で様々なシミュレーションがなされていたが、どれも結果は芳しくない。空気は冷たく
重く苦しく、優花里を痛めつけていた。
 結局、みほの家に上がるまで、優花里は何も言葉を発せなかった。扉をくぐる際の、
 「おじゃまします……」
 という小声にやはり応えは無く、手を洗って対面に座ると、気まずい沈黙が優花里を攻撃
し始めた。
 「ぬいぐるみ、増えたんですね!」
 部屋を見渡して、なんとか見つけた会話の糸口は、しかし例の如く無視される。無理に明
るくした声音は、あたりに痛々しく響き、とっさに頭を抱えたくなったのを、優花里はなん
とか我慢した。
 浮気現場を目撃されたかのような、いや、まさしくそのものであったのだが、そんな空気
に置かれて優花里は、にたい、にたいと心の中で呟いていた。もうみほのほうに顔を上
げられず、正座を崩す気にもなれない。

113 :
 「エルヴィンさんとは、どこまでしたの?」
 それから三分ほど時は進み、優花里にとっては何時間かぶりといった感じであったのだが、
みほはようやく口火を切った。しかしそれはかなり唐突であって、優花里は聞き逃してしま
っていた。咄嗟に、
 「はい?」
 と返答すると、みほの顔つきはより一層険しくなり、
 「エルヴィンさんとは、どこまでしたの」
 再び繰り返された言葉は、刺々しさを増していた。
 優花里はあわててそれに答えようとしたが、しかし頭が一旦喉を制した。本当のことを言
うべきであることは重々承知の上で、しかしこの気まずい雰囲気が、優花里を惑わせてしま
った。
 「……あの、えっと……キスまで、です」

114 :
 自身の声が耳に入り、一体何を口走ったのか理解して、優花里の胸中に凄まじい勢いで
後悔の念が沸いて出てきた。まず、みほに対して嘘をついてしまった事への罪悪感。次に、
答えるまでにあいてしまった間から、嘘であることは容易に判るであろうことへの焦り。
そしてついた嘘の内容があまりにお粗末で、そもそもそういう問題ではないだろうだとか、
そういった文言が頭を駈けずり回って、優花里はショート寸前にまで追い込まれていった。
 「嘘だよね?」
 みほの言葉に肯定しかけて、しかし優花里は口をつぐむ。一旦嘘をついてしまえば、も
う後には引き返せない。胸の奥の痛みを封して、何とか首を横に振る。額を流れる汗を
感じながら、優花里はみほのことを見た。
 みほは目を伏せると、すっくと立ち上がり、優花里のすぐ側まで歩いていった。距離を
詰められるたびに増大する威圧感に、優花里は思わず後ずさる。だが、ついにはクローゼ
ットの扉に背がついて、逃げ場がなくなってしまった。

115 :
 「っ……ひっ……」
 みほの冷たい瞳に見下ろされ、優花里は恐怖で引き攣った声を出した。
 「嘘、だよね」
 同じ言葉を繰り返し、みほはその場にしゃがみこんだ。膝をつき、右手を優花里の頬に
添える。優花里は怯えた声音で、何とか喉を振るわせた。
 「嘘じゃ、ないです」
 「ちゃんと、私の目を見て言って」
 みほは左手も伸ばし、優花里の顔をかっちりと固定して、瞳を覗き込んでやろうと顔を
近づけた。しかし、優花里の目は逃げるように動き、その視線を受け止めない。
 「ちゃんと見て」
 ほんの少しだけ声量をあげ、痛くならないくらいに手に力を入れると、優花里は大げさ
にびくっと震えた。そのままじっと見つめていると、遂には瞳が潤みだし、今にも涙が零
れ落ちそうになる。

116 :
 「優花里さん」
 「……う、嘘じゃ……ないです」
 追い込まれ、しかし優花里は折れなかった。震える声で言い切ると、ついに一滴涙が落ち
て、それがみほの加虐心を煽った。みほは優花里の怯えた表情に、こぼれた涙に暗い劣情を
抱き、胸が高鳴るのを感じていた。
 みほは左手で、優花里の首筋をなぞっていった。指が喉に触れ、そのままつぅと下に降り、
鎖骨のラインが撫でられると、優花里は体を震わせた。
 「嘘だよね?」
 耳元まで口をよせてそうささやくと、優花里は弱弱しくかぶりを振る。左手は肩に掛かり、
そのまま腕を降りて手を包んだ。右手は私服のTシャツを捲くり上げ、そのまま下着のホッ
クを外してやった。
 胸への締め付けがなくなって、優花里は羞恥で顔を赤くした。みほは服を捲り上げたまま
顔を胸へと寄せていき、露になった乳房に、舌を這わせていった。

117 :
 「っ……うぅ、あ……う」
 舌でなぞられるたびに、優花里の口からは声が漏れ出す。みほはその嬌声に、しかしいら
つきにも似た感情を抱くのであった。
 もしかしたらエルヴィンさんも、この声を聞いているのかもしれない。
 そういった想像が、みほの胸中を黒く染めて、優花里に対する苛々を助長させた。
 みほは口を胸の頂点にまで持っていき、そして勃った乳首を歯で挟んだ。油断していた優
花里にとって、それはあまりに予想外で、熱くもやがかっていた頭が一瞬で冷たく凍りつい
た。
 「西住殿、やめてください! そ、それ……」
 「別に痛くしないよ」
 「あ、あの、でも、怖いです、それ!」
 みほは制止しようとする優花里を無視して、そのまま歯をあて続けた。たまに舌で舐めて
やりながら、挟んだり、痛くならないように歯を立ててみたりして、その度に異様に体に力
を入れる、優花里の反応を楽しんだ。

118 :
 「ひっ、う……あ、あぁ、嫌です! もう嫌です! 西住殿……うぁっ、あぁ。や、や
めてください! もう、やめてっ……いやぁ、あぁ……」
 優花里の頬を、涙がぼろぼろと滑り落ちた。口を離し、その表情をみると、みほの中で
眠っていた征服欲が、一気に目覚めて燃え出した。燻った薪に息を吹きかけたかのように、
それは爆発的な勢いでみほの胸を駆け巡って、その熱が頭を撫で上げると、欲求に精神が
支配される。
 みほは優花里のズボンに手をかけ、乱暴にずり下げようとした。しかし優花里は反射的
に膝を曲げて、それに抵抗した。手でズボンの淵を掴んで、もう露になってしまいそうな
下着を隠すように、体を曲げ前のめりになる。みほにとって、その反応は、あまり面白い
ものでなかった。
 「優花里さん」
  一旦体を離し、距離をとってから、みほは冷たく呼びかけた。優花里は涙目になりなが
ら、上目遣いにみほを見る。その表情が、みほの欲求にえさを与えた。

119 :
 「服、自分で脱いでくれるかな」
 「ええ!? そんな、無理ですよ!」
 返答はみほの予想通りであった。断られた以上、実力行使しかないわけだが、ただ無理
やり脱がすのではつまらない。みほを突き動かしていたのは、優花里を屈服させ、服従さ
せたいという欲求であって、そういった意味では、抵抗するという姿に興奮するわけでは
ないのであった。
 みほは再び、胸元に顔を近づけていく。唇が触れると優花里は短く悲鳴を上げ、その声
に思わず笑みを浮かべてしまう。
 みほは乳首に歯を立てて、しかしそれでは終わらずに、うっすらと力を入れてみた。
 「いやぁっ! こ、怖いです! 嫌! やめてください!」
 優花里はみほの肩を押した。かなりの力であったが、しかしみほは離れない。

120 :
 「脱いでくれるなら、やめてあげる」
 何十秒間かその体勢でいて、みほは一旦口を離し、優花里の目を見てそう言った。優花
里は口を開いたが、しかし言葉は出てこない。自分で脱ぐということへの羞恥心が、思わ
ず息を押しとどめたようだった。
 みほの頭が、再び胸の方へ動こうとするそぶりを見せた。その瞬間、優花里の中で羞恥
と恐怖のせめぎ合いに決着が着き、何とか言葉が口を割った。
 「ぬ、脱ぎます! 脱ぎますから、やめてください……」
 その言葉が耳に入ると、みほは離れて、改めて優花里を俯瞰した。右腕で胸を隠しなが
ら、膝の曲がった角度の浅い、変形した女の子座りをしている様子は、どこか弱弱しく、
そそられる。

121 :
 優花里はみほのことを伺い見ながら、おそるおそるといった感じに、ズボンの淵に左手
をかけた。ゆっくりと手が下がっていくと、腰のくびれも、更にその下の薄緑の下着も、
段々と露になっていく。涙をぽつぽつと落としながら、優花里は遂に腰を浮かせて、ズボ
ンを膝までずり下げた。
 「ちゃんと脱いで」
  優花里は許しを請うように、みほを見た。しかし返ってくるのは、あの冷えた眼差しだ
けである。
 体育座りをするように足を動かして、優花里はズボンを完全に脱いだ。心細くなった下半
身は、しかし熱を帯びていた。部屋の空気がすぅすぅと、優花里の足をなでている。
 「足開いて」
 「うっ……うぅ」

122 :
 漏れ出した声は嗚咽だったのかもしれない。再び女の子座りをした優花里に、みほは容赦
がなかった。優花里は目をぎゅっとつむり、じれったい速度で足を広げていった。もはや逆
らうことはできず、羞恥の限界はとっくに突破していた。
 「濡れて、シミができてるよ」
 優花里のすぐ側まで行って、みほは意地悪く耳元で言った。優花里はびくっと体を震わせ
て、小さくかぶりを振る。
 「胸噛まれて、興奮してたのかな?」
 みほは言いながら、手を下着の中へと滑り込ませる。指に熱気と、そしてぬめりを感じて、
それをすくい出すように手を動かしていく。濡れた指が陰毛をなぞり、その感触が、羞恥を
屈辱を与えた。
 みほは、開いていた右手を優花里の口元まで運んでいった。
 「舐めて」
 しばらくの間の後、優花里は小さくはいと言って、差し出された手を両手で包んだ。それ
からゆっくりと舌を伸ばして、人差し指にちょこんと触る。

123 :
 みほにとっては、それは代替行為だった。本当は言葉で優花里を拘束し、もうエルヴィ
ンと関係をもたないようにさせたかった。しかしもしそれをしてしまうと、エルヴィンに
敗北してしまう。今日、キスをしただけでエルヴィンが去ったその意味を、みほは理解し
ていた。それは、別段エルヴィンがみほに情けをかけたというわけではなく、ひとえに優
花里を思ってのことであった。優花里の満足のために、自分自身の気持ちは犠牲にする。
嫉妬もやきもちも覆い隠し、優花里にとって都合のいい女でいる。そういった献身の心が、
あるいは人を好くことなのかもしれない。
 なればこそ、みほは優花里を拘束できない。敵が優花里のことを一番に考えている以上、
自身も優花里の気持ちを優先しなくてはならなかった。優花里はエルヴィンに惹かれてい
て、そしてエルヴィンの優しさに甘えている。その状況を優花里は望んでいるのだから、
みほは我慢しなくてはならなかった。我慢して、ただ指を舐めさせるという、その行為に
よって、自身の欲求を消化していた。

124 :
 優花里はみほの人差し指を根元まで丹念に舐め上げると、ついに指全体を口に咥えた。
みほの気持ちを知ってか知らずか、優花里はこの奉仕の行為に一所懸命で、口からは唾液
の跳ねる、卑猥な音が漏れだしていた。
 あるいは、そもそもマゾヒズム的な、そういった性的趣向があったのかもしれない。事
実、ただ舐めているだけで酷く興奮して、頭にもやがかかったようになるのである。
 みほは下着の中の指を、再び動かしてやった。優花里は、せり上がる声を我慢できず、
口を少し開けてしまう。その際に口の端からは唾液が垂れて、それがみほには、やたらみ
だらに映った。

125 :
 膣内をかき回してやるたびに、息づかいは荒くなり、嬌声は大きくなっていった。優花
里の奉仕は激しさを増して、頭を前後に揺らすようになる。指を這うひんやりとした舌の
感触が少し気持ちよくも思えて、みほは褒めるように、左手の指の動きをさらに速めた。
力が抜けてしまうのか、唾液がぽたぽたと零れるようになるが、優花里はそれに気が付か
ない。
 「も、もうむり……れす。ふあっ、ああイっちゃ、イっちゃいま、ふ! う、あっ!」
 優花里は体を曲げて、前のめりになった。それは絶頂に達する際のいつもの癖で、この
後普段なら、体をがくがくと震わせる。しかしこの時は、優花里はそういった状態にはな
らなかった。
 みほは下着から手を抜いていた。優花里は指を咥えたまま、上目遣いにみほを見る。瞳
には不満と不安の両方の色が滲んでいて、涙目なこともあっていやに色っぽかった。

126 :
 みほは口からも指を抜くと、
 「エルヴィンさんとは、どこまでしたの」
 優花里の目を見てそう言った。更に、正直に言ったらイかせてあげると付け加え、反応
を伺うように、首を僅かに傾ける。
 優花里は押し黙っていた。口は薄く開いていて、しかし喉が鳴らないようだった。みほ
はダメ押しとばかりに、下着越しに秘部を刺激し、また前のめりになりそうな所で、指を
離す。
 「……しました」
 そこから更にしばらく経って、優花里はポツリとそう言った。
 「なにをしたの?」
 「う……あの……か、体を重ねました」
 「そうなんだ。何回くらい?」
 「っ……数え切れないくらい、しましたっ。……あの、イかせてください。お願い、
します……」

127 :
 みはは下着の中に手を入れて、膣内に指を突き立てた。そしてひたすらに速く、中をか
き回す。優しくなんかしてやらずに、乱暴に刺激を与えてやって、しかし優花里は今まで
以上に快楽を得ていた。それは、罰せられているという感覚が、優花里にとってむしろ気
持ちのいいものであったからだった。
 限界は早くに訪れた。もう優花里は言葉を発せられず、口から漏れるのは嬌声だけだっ
た。がくんと前のめりになって、その少し後に、びくびくと背中を振るわせる。一際大き
く発せられた声は、部屋の中を反響した。

128 :
 3
 
 事の後、優花里はみほに抱きついて、ひたすらに泣きじゃくっていた。みほは背中を撫
でてやって、落ち着くまでずっとそのままでいた。十分位してようやく泣き声が収まると、
今度はひたすら謝り始めて、みほは何度も大丈夫と言ったのだが、優花里は聞く耳を持っ
ていない。
 「すみません。本当にすみません。……私、あの、本当に……」

129 :
 何回も言ったことなのだが、みほは再び大丈夫だからと言って、優花里の頬に手を当て
た。もう片方の手は肩を押して、少し間をとった後に、なるべく優しくキスをする。もう
言葉の力だけではどうしようもないことは、みほも理解していた。だから自身の気持ちが
伝わるようにと願いを込めて、優花里の甘い唇を味わう。
 この先もずっとこうしていられるなら、みほに不満は無いのであった。それはみほの本
心であって、今後も揺らぎそうには無い。一旦口を離してから、気に病むことはないんだ
よと言ってあげて、再び唇を塞ぐ。二人はしばらくそのまま、ずっと体を重ねていた。

130 :
以上だ。駄文失礼した。

131 :
>>130
乙です。
ここの所、目が離せません。

132 :
ヒャッハー!燃料だーっ!!

133 :
めちゃシコ

134 :
>>130
ハァ・・・ハァ・・・ハァGJ

135 :
こんな状況下でダージリン×ペコの純愛物を希望する!

136 :
レズはいい加減板違いなんでやめようぜ

137 :
>>136
書き手の書きたいものを自由に投下するってスタンスでいいんじゃないかな
ただでさえ過疎なのに限定することもあるまい
ガルパンは男少ないんだし、百合版はss投下できないし

138 :
百合板でもSS投下してるところあるのに言い訳になるのかそれ

139 :
>>138
それは知らなかった すまん
でもさ、わざわざ百合を規制することはないんじゃない?
ノーマルもOK 百合もOKで間口を広くどんなものでも投下していいって方が楽じゃないかな
ガルパンで百合以外ってなると色々厳しいものがあるし…… まぁ1には百合板行けって書いてあるんだけど

140 :
>>139にまったくもって同意
投稿数がただでさえ少ないのに敷居を高くするのは非現実的

141 :
登場キャの中で男といえば華さんちの人力車と散髪屋ぐらいじゃないか?
そんな状況で百合禁止と言われても書き手が困ると思う
あとは男モブキャラによる陵辱ものぐらいしかなくなるな
それかマニアックに戦車×戦車か戦車で角オナ

142 :
横からだがモブはもちろん男オリキャラとかで他のスレは普通にまわってますけど
何をそんな必になってるの?

143 :
すくなくとも学校は大洗【女子】だから学校内で男いるのは変ってのもあるけどな。
教師くらいならギリギリだろうが。

144 :
学園艦に男子校あったり、普通に男が乗り込んでるから問題ないかな
絶対で学園艦の監査役(?)×生徒会一堂なんか即座に思い付くネタ

145 :
×絶対
○接待ね

146 :
そもそも廃校になるのがいやだ→戦車道で優勝すれば廃校を逃れる→
優勝を逃した→学校の理事やお金を出している人の股間の戦車砲を慰める戦車道をだな

147 :
優勝しました→でもやっぱり廃校→それが嫌なので以下略
全国戦車道優勝チームヤリたい放題

148 :
さおりんが悪い男にナンパされてホテルに連れ込まれる話しをはよ

149 :
>142
この手の作品で男オリキャラを安易に投入すると荒れの地雷原作るようなもんですが。

150 :
荒らし予告きたな・・・

151 :
ここってふたなりもОK?

152 :
個人的にはここで良いような気もするが……
そもそもふたなりってエロパロなのか百合なのかどっちなんだろうな

153 :2013/04/28
男×ふたなりならここでふたなり×女なら百合板かね
ふたなり×ふたなりはふたなりスレへ
TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

百合カップルスレ@18禁創作板9 (146)
戦火の中犯される娘達6 (244)
[test]書き込みテスト専用スレッドLv=11[てすと] (240)
【BOINC】書き手も読み手もマターリ参加 22【分散】 (138)
ベルサイユのばらでエロパロ8 (523)
【輪姦】犯したい二次元キャラ8【陵辱】 (946)
パワポケでエロパロ29 (182)
【BOINC】書き手も読み手もマターリ参加 22【分散】 (138)


















さらに見る