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2012年7月オリキャラ11: 【異能】黄昏の学園 43【異端】 (198)
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【異能】黄昏の学園 43【異端】
- 1 :12/05/15 〜 最終レス :12/07/05
- 舞台はとある学園、人ならぬ『力』を得た少年少 女たちの物語である。
彼らはその力の存在に惑い悩みつつも、
同じよう な『力』を持つものたちと、時には敵として、
時には味方として対峙しながら力を合わせて様々 な奇怪な事件に挑み、その闇を暴いていく。
【ルール】
・煽り、荒らしは華麗にスルー。
・異能が認知されていない普通の現代日本設定な ので、民間人やその他能力を持たないキャラハンの参加も可能です。
・スレの性質上、強姦や特殊プレイも可ですが きちんと相手の了承を得ましょう。
・いくら戦闘モノだからとはいえ、険悪な展開は やめましょう。(過度の確定、相手を無視するロールなど)
・最強設定は勘弁してくださいお願いします。
・能力は使い魔、サーヴァント、念、核金、魔術、法術、変身など基本的になんでもありです。(強力すぎなければ)
・名無しさんも一発キャラでどんどんご参加ください。
・本校は幼等部から大学部まで有しており、留学生との交流も盛んです
テンプレ
【名前】(読みも)
【年齢】
【性別】
【身長】
【3サイズ】
【容貌】
【能力】
【希望】
【NG】
【弱点】
【備考】
前スレ
【異能】黄昏の学園 42【異端】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1331358749/l50
避難所
【異能】黄昏の学園避難所 95【異端】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1331357720/l100
- 2 :
- 【名前】アンジェラ・『ウィーク』・トルーマン
【二つ名】「ミス・ウィーク」「英国の焼肉提督」
【年齢】17歳
【性別】女性
【身長】165cm
【3サイズ】88:60:82
【容貌】肩までまっすぐ伸びる黒髪。肌はやや白め。
細い眉と大きめの黒い瞳が少しきつそうな印象を与える。
やや筋肉質で、運動の得意そうな体型。
【能力】魔法
分厚い『呪文書』を手に持ちページを開くことでそこに書かれた魔法を使うことができる。
紆余曲折の後に曜日による制限は無くなり、いつでも多種多様な魔法が使えるようになったが魔力量による制限は健在。
・魔力量
それぞれの魔法にはLV0〜3が存在し、彼女のその日の魔力量で使えるLVが左右される。
(LV0=その魔法は使用できないという状態)
未熟な魔女であるため、自身で十分な魔力を捻出できず、生物の体液や肉を摂取して捻出する。
魔法はそれぞれの種類、Levelによって性質が完全に固定されているが
多大な魔力を使用することで、自身の要求した性質を持つ「Level∞」を使用することができる。
(ただし絶好のコンディションでも使えるのは一日に一度が限度で、使用した後はしばらく戦闘不能状態となる)
・『魔女』
呪文書を通じて、自身のオリジナルである『魔女』とつながっている。
『魔女』は呪文書無しで多彩な魔法を使えるが、一度に複数の魔法を使えないのは同じ。
魔女とはもともとは別人格であったが、根源が同じであるため容易に乗っ取られる。
次第に魔女の人格(=オリジナルの人格)と融合しつつあるが、当人はその事に特に抵抗はない。
【希望】会話、戦闘等
【NG】グロ、スカ、リセットが必要となるもの(要相談)
【弱点】多彩な魔法が使えるが
・どの魔法もそれほど強力ではなく、LV3でも生粋の「炎使い」や「超身体能力者」には劣る。
・呪文書を開かなければ使えない。
・一度に一つの魔法しか使うことができない(例:回復魔法使用中に身体能力強化魔法を使えない、時間魔法使用中に攻撃魔法を使えないetc)
・魔力量には限りがあり、無理な使い方をすればすぐに身体に影響が出る。
・魔法は決められた術式に基づいて発動されるものであるため、融通が利かない。
【備考】イギリスからの留学生。
英国営機関で作られた、魔女の髪の毛から作られた魔女のクローン。情報集の為にこの学園に送られてきた。
オリジナルは強力な魔女だったが、彼女はそれほど大きな力はなくすぐに魔力切れを起こしてしまう。
機関の他の実験体に比べて冷静で精神は安定しているが、異能者としては最低レベルとされ扱う魔法とかけて「ウィーク」と呼ばれる。
本人もそのことを認めているが、冷静である以上に責任感が強いため、危機に陥ることも。
また、人道を外れるのを拒み、肉(牛や豚など)を食べることで微量ながら魔力補給している。
そのためかバーベキューや焼き肉には異常な拘りがあり、
焼き肉パーティーなどが行われた場合、留学先に強烈な印象を与えている。
【スレ立て、お疲れ様です。プロフィール投下させていただきます】
【本日はこれにて失礼させていただきますが、お会いする事が出来ましたらどうかよろしくお願いいたします。】
- 3 :
- 【名前】白河 沙耶(しらかわ さや)
【年齢】18
【性別】女(メイドだと主張)
【身長】168cm
【3サイズ】B91W60H89
【容貌】
亜麻色の腰に届く髪、普段はほぼ、纏めているかキャップのなか。
よく言えば大人っぽく、悪く言えば老け込んでいる顔。Fカップ
【能力】
純化……対象を不純物のない純粋なものにすることにより
質の良い媒体を作り出す能力。主に対魔武器を作る時に使用。生物を対象にすることも可。
対魔効果付加…武器なら妖魔などへの攻撃力をあげ、衣服なら魔術などに耐性を得る。生物を対象にすることも可。
【希望】炊事洗濯掃除に戦闘何でもござれ。
【NG】グロテスク、排泄。
【弱点】
メイド服を着ていないと身体能力が低下するため、体育など薄着を強要される状況下では
本来の運動能力が発揮できない。
何故かフリルなどの装飾の多いメイド服では著しく平衡感覚が狂わされる。
あくまで一般扱いなので、武器が貧弱。
【備考】
天宮(あまみや)コネクションという大規模な財団を有する天宮家に代々仕える
従者の家系、白河家の長女として生まれ、天宮に仕える為の様々な訓練を受ける。
身の回りにあるものを武器とし、どんな状況下においても主君に奉仕する
白河流奉仕術の使い手。
天宮が金持ちの道楽的に対魔稼業に手を出し始めた。主な装備はケプラー(防刃繊維)で編まれたワンピースに防弾エプロン。キャップは普通。
天宮に仕えることを至上としており、何においても天宮を優先するため若干頑固で融通が利かない。
……が、そのおかげで本来の突拍子もない変人じみた性格が抑えられている節もある。
登校時は制服の下にメイド服を着込んで身体能力の低下を防いでいる。
物質転送システムの開発が異形や異能を交えて天宮で進行中。
【スレ立てお疲れさまだ、高須賀。】
【有り難く、プロフを投下させていただく。】
【それではこちらは落ちだ。】
- 4 :
- ヨン様
- 5 :
- 【名前】 龍岬 壱耶(りゅうざき いちか)
【年齢】21歳(大学二年)
【性別】 男
【身長】 170cm 65kg
【性格】 好奇心旺盛で祭り事大好き。また結構な世話焼きでもある。座右の銘は「弱肉強食」。
【容貌】
全体的に長めの黒髪。(後ろは背中が隠れるくらいで纏めている)。
瞳の色は黒。鼻に傷有。右肩から腕にかけて「黄龍」の刺青。
普段の服装はラフ・カジュアル系を好むが、
「仕事」の時は黒のスラックスにサスペンダー、黒のカラーシャツにロングトレンチコート、黒の帽子(ファーフェルト)という出で立ち。
【能力】
我流の格闘術(足技主体)と気功術の達人(マスター/「外功」と「内功」)。
また「気の流れ」で気配を読み取る事が可能。(気配を消された場合はこの限りではない)
・「外功」…主に身体強化。10m位の高さから落下しても骨折等はしないし軽機関銃程度までの弾丸なら弾く事も可能。…が痛いものは痛い。
・「内功」…主に治癒力強化。体内に入り込んだ毒物の浄化や外傷の回復促進。他人に施す事も可能。また怪我の程度により治癒期間は左右される。
練り上げた「気」を使うことによって物体の硬度を一時的に引き上げる事ができる。(「内功/外功」の応用)
尚、「外功」は長くても一時間しか維持できない(「内功」も同時使用すると40分が限界)。その場合は極度の疲労に襲われ、最悪三日間寝込む事も。
(普段は「両方」使ってもおよそ5〜10分で解決してきている為)
・「内功」奥義《断空》…いわゆる「発頸」だがその威力は内臓器官を一時的に機能停止できる程。ただし放つ際にはほぼ0距離からでないと無効。
【武器】
「銃手甲(ガントレット)」…特殊な製法と仕込みを施された炭素製鉄の手甲(右腕専用装備)。
インパクトの瞬間に拳部分から純銀製の弾丸(1発が50口径マグナム弾と同等)×4発同時に放たれる。
装弾数は4発×3回で12発相当。尚、当然ながら昼間は外している(夜間限定装備)
【弱点】 「気功術」を用いた長時間戦闘からくる疲労
【希望】 雑談、日常、戦闘、エロール(要相談)
【NG】 排泄、衆道、後々影響が出てくる恐れがあるロール(要相談)
【設定】
祖父の影響で幼い頃より徒手空拳(この頃は主に気術)に興味を持ち三歳の頃に祖父と共に中国(武林の一門)へ修行に。
その後修行に励み頭角を現し、次期当主候補にまでなるが祖父が(異形にされた事)をきっかけに18歳の時日本へ帰国。
現在は祖父の知り合いの「華僑」の人達の「中華街」で世話になりながら大学に通う傍ら、活動中(異形狩)。
また「黒社会(白龍:パイロン)」でも顔が効く為、荒事の仲介や用心棒まがいな事を時々「バイト」(この時ばかりは飛龍(フェイロン)」)としてやっている。
【スレ立てお疲れさまでした。プロフ投下のみで落ちます】
- 6 :
- 【名前】紅裂 拓兎(べにさき たくと)
【年齢】 17歳(高校二年)
【性別】 男
【身長】 183p 83kg
【容貌】 半端な長さの赤茶色の髪・右耳にリングピアス(10mm)
紅いコートを好んで着る。 特に冬場。
【能力】
・珪素の支配…珪素を生成して支配する能力。能力の用途は多岐に渡る。
・魔術・・・『Timewalk』自分自身の時間の流れを加速させる。 使用回数は一日に一度。
『Lunatic』相手の運動神経を一時的に混乱させる。有効射程は6メートル程度。
同じ相手には二度と効果がない。
・格闘技…多種多様な格闘技を節操なく行使する。打撃よりは投げ・関節技が得意。
【武器】 トンファー・小型拳銃
【希望】戦闘・交流・その他
【NG】 猟奇・排泄
【弱点】
エネルギー切れ(魔力切れ)
・『Timewalk』は一度の戦闘に一度までしか使用できない。 反動が大きい。
【備考】
元魔王の契約者。その場の勢いで行動して後悔するが止めない自称「悪人」。
普段は軽薄に笑っているが根っこの部分では笑っていない。
表向き愛想がよい顔をしているが、何事にも執着を持たず他者の命や人生にも関心が薄い。
反面、一度執着を持った相手には嘔吐を催すがごとき執着を見せる。
闘争においては情熱と冷徹さを同程度に内包し、好戦的に笑う。
学園内では怠惰な生活を送っており、高等部の体育館裏でぼんやり昼寝していることが多い。
【スレ立ておつ】
【プロフを投下しておくな】
- 7 :
- ラッキーセブン
- 8 :
- 末広がり
- 9 :
- 【前スレ埋まったので移動してきたよ】
【崎守くんは気づいているかな?】
- 10 :
- 【まずは>>1乙!】
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1331358749/513
(恐れをなした異形たちが視界から消える。)
(名前を呼んだ男が自分のことを覚えていないような顔をする。――ぶっちゃけ吐いたことも忘れててくれるならそれはそれでと思わないでもない。)
(そんなことを考えられるほどに意識がはっきりとしてくる。ただ相変わらず自分の知らない技は流れ込んでくるし、自分の中から何かが吸われていく気配はある。)
(そして強く流れ込んでいく意思、求める、欲する、強固に想う。)
救世……俺が、成す――『桜閃』で………
(つぶやき身を立てると意識は紅裂から離れ、異形のほうへと向く。)
(先ほど感じていた痛みや気怠さも振り切って杖代わりの刀を振り上げる――狙うは蝙蝠の羽根を持ったアイツと蜥蜴の頭で目の飛び出たアイツ。)
(わざわざ踏み込むなんて真似はいらない。ただ一振り、魔力を込めて切り裂く。)
…………っっ!!
(紅裂は異形ではない。我を執る俺の顔見知りでもある――アヤカシをすこともあるようだが我の求める救世の障害足りえない。)
(刀から響いてくる意志、声、技が刀を横薙ぎに振るわせ、魔力でできた斬撃を飛ばす。)
(狙った二体が切り裂かれ、そこで霧散し生み出された魔力の衝撃波が周りの数体を巻き込む。)
――我は救世を成す、剣。其の為の術、式、技を込められ生み出された。
我を執れるだけの存在を我は待っていた
(自分の口が自分の意思とは別に動き出す。)
(ついでに、手の中の刀の情報?なのだろうか。それが流れ込んでいる。)
(掻い摘むと世の中を救うために作られた、魔器だけれどそれを動かすだけの魔力を持った人間がいなかった。)
(それでその魔力を持った俺がいたから、使って目的を果たすってことなのだろう。)
(さらに周囲を見渡し、救世への障害を認識していく――――)
【気づいてるよー、うん遅いけどね!ごめんね!!】
【とりあえず引き続きよろしく!!】
- 11 :
- 救世だの救済だのほざくのに碌な輩はいないが……
(刀から放たれる強烈な意志とも言える意は、こちらには向けられていない)
(踏み込むことすらせず無造作に一閃。その衝撃破だけで逃走を選択しかけていた)
(異形たちが切り裂かれ、夜露と消えてゆく)
おいおい、マジかおい。
(ジーッと眼を凝らす。身体の動きと刀の動きに僅かだが誤差がある)
(まるで達人の動きをトレースしたかのようなぎこちなさが、ある)
(その癖、その戦闘力は確実に妖魔たちを駆逐してゆくという奇妙な光景である)
んあー、大体わかった。
だから微妙にぎこちないのね。
(疑問の対する解答は本人(?)から与えられた。救世の為に作られた道具がそれに相応しい)
(担い手を見つけたので、これからもっと暴れてやるぜと言っているのだ、この刀は)
ふぅぅ……シャァァァァァ!
(空気を吸い込んで、魔力と共に咆哮する。強烈な意を含んだ≪威嚇≫は、周囲の魔物たちに)
(逃走を決意させるだけの力を秘めていた。蜘蛛の子を散らす様に、周囲から魔物たちが消えた)
ほれ、もうお前の獲物は消えたぞ。
さっさと眠れ。んで、その子を解放してやれ。
時代遅れの骨董品は倉の中で眠ってるのが似合いだ。
(ニヤニヤと笑いながら語りかける。気分が乗ったところで水を差されたのが気に入らなかったらしい)
(例え相手が何者であれ自分の楽しみの邪魔をするのなら許さない)
(何処までも自分本位な男であった)
- 12 :
- 解放、眠る……力を欲しているのは俺。
俺を求めたのが我。
我は救世を得るため。
俺は平穏を得るため。
(一つ一つ、意志を言葉にする。)
(確かに俺は力を求めた。夜を歩きわたり、アイツを見つけるだけの力を。)
(凶悪な笑みを見せ、禍々しく咆哮して見せた彼が「その子」だなんて気を遣った言い回しを)
(しないような姿をちょり戻すために。)
………利害は一致した、だから、俺は我に力を――違うな、体を貸す。
それで、我から技を、夜を歩けるだけの力を借りる。
(限界をとうに超えた心臓を抑えようと当てた腕が脂肪の塊をつぶす。)
(こんな気持ち悪い体で一秒だっていたくなった。だから骨董品の力でもなんでも借りる。)
世を乱すアヤカシ、異形………なんでもいいや、それらを駆逐する過程で俺の探し物が見つかるかもしれないんだ。
だから俺はこいつに縛られたままでいいよ。
(何度も吐きそうになりながらそれを言うと深く息を吐き下を向く。)
(相変わらずいろんなところが痛かったりだるかったりするが、大丈夫だ。意志は通す。)
っていうか、怒ってる?
えっと…………
(何やら嫌がらせのような笑みを見ると、自分が何をしたのかと疑問に思う。)
(やったことと言えば、とりあえず意識がもうろうとしていたのであんまり覚えてはいないけれども道中にいた)
(異形を切り飛ばしていったと思う。)
(それで、行く先に紅裂先輩がいて。それからこの人は笑いながら生き物をす人で。追い払おうと思えばいつでも追い払えた異形とわざわざ戦っていたわけで。)
……………………もしかしなくても、邪魔、だった?
(とりあえずたどり着いた答えを口にして、顔色をうかがってみる。『桜閃』とかいう刀からは特に何も流れてこない。)
- 13 :
- ひとつ。刀は所詮、刀。この世界を救うことなどできはしない。
ひとつ。道具は道具。使うなら己の意志と意で使いこなせ。
ひとつ。その手を血に染めれば、どんな理由であれ帰りたい平穏な日々に帰れなくなる。
(なるほど、と納得する。相互に目的があり、相互に利用しているという訳らしい)
(一方的に憑依して操っているよりは遥かに良心的ではあろう)
(但し、あくまで比較の問題であり、失う者は彼女の方が大きい)
やめておけ。仮に元の身体に戻れたとしても、染みついた血も業も拭えはしない。
それでもいいと言うのなら、自分の意志と力ですことだ、崎守くんよ。
(ついでに思い出したのが、崎守慧という名前。男の心に女の身体を持った呪われた存在)
それなりには。
まーあ、年下の小僧の悪戯に本気で怒るほど小さい器量じゃないつもりではあるがね。
(真意の見えない笑顔で、しれっと肩を竦める。本気なのか偽りなのか、本人だけが知っている)
やれやれ。そんなもの何処で拾ったのやら、だ。
(意識がはっきりとしたらしい少年に向かって問いかける。それほど興味もないのだが一応形式は)
(守っておくべきだろうと思ったらしい。グリッと靴の底にこびりついた何かの骸を地面に擦りつけて落とす)
(周囲には血の匂いと、僅かな骸と散らばった水晶の欠片。他は夜の霧に散ったらしい。異形にも種類は)
(あるが、殆ど屍を残さない異形が多いので世間一般にその存在が認知される可能性は、低い)
(絶対にないわけではないが……。パンッと掌を叩くと水晶の破片が塵となって風に舞った)
- 14 :
- そんなこと………急に言われても、わからねーって。
俺は俺のことを考える暇しかない、それに「魔力を利用しろ」っていったのは紅裂先輩じゃねぇか。
これだって、一種の魔力利用だろ?
使い方なんてその辺に転がってるわけないし………
(『桜閃』の目的も異形を倒すことと異形から人を守ることくらいしかわからない)
(自分の意思と力って――――そもそも今の俺は自分であるかどうかも怪しい。)
(ついでに、覚えていたらしいことを匂わせる紅裂先輩に「?」を飛ばす。)
ご、ごめんなさい!
(とりあえず正解なのかどうかはわからないが今自分が言ったことに対しては謝っておくことにする。)
(たぶんではあるが付け加えるならば、この人は意志を大事にする人なんだと思う。)
(そんな人の戦いに自分の意志ではなく介入したのは悪いことなんじゃないかと思う。)
知らね。なんだかよくわからないけれど、封印されてたみてーだよ。
けど、扱える俺が現れたから封印が解けたとか………うっすら覚えてるのは、石の名から出てきた気がする。
…………霊石ってやつなのかな?
(刃先をぷるぷる震わせながら鯉口に刃を差し込んでいく。どうにも格好つかないがそのあたりの扱いは追々覚えていこうかと思う。)
(ようやっとのことで刀を鞘に納めると、ほっと息を吐きへたり込むように座り込んだ――いや、いい加減体がだるい。)
- 15 :
- はん……まあ、キミの意見もわかるよ。
望んだわけでもないのに、女の身体になっちまって。
それを打破する為には力が必要で、けれど方法がわからなくて。
だからそこにある物を掴んでしまった…ってわけだ。
うん、キミは悪くない。強いて言えば運が悪かった。それだけだ。
(別段、悪いことなんてしてなくても災難は向こう側から勝手にやって来る)
(それに対して不平不満を言いたくなる気持ちもわかるし、打破する為には)
(藁にも縋る気持ちだったのだろう。人生なんて所詮その程度のことでしかない)
まーあ、なんだね。それでも、だ。今日、自分の持った刀で、人とは違う形態であれ
命を刈り取ったことは忘れない方がいい。いずれ報いは来る。
(自分自身、今まで刈り取り踏み潰した命の数など覚えてはいないが、確実に言えるのは)
(それらの――無価値な生贄と断じたそれらの積み重ねがひとつの結末を導くのは確実だという事だ)
別にいいよ。キミが悪いわけじゃないんだから。
その鈍刀が悪いんだし、ねえ?
(あの圧倒的な力を前にして鈍刀とは酷い言い草だが、この男の態度は基本こんなものである)
(仮に戦うとしてもきっとこんな態度で臨み、破邪の刀を笑いながらへし折るだろう)
ふぅん……まあ、いいさ。鬼切り包丁には違いないが……精々、食われないようにすることだ。
その手の刀、力を貸す代償に命や魂を削るってのは定番っちゃ定番だしな。
(得た力には引きかえる代償が必要だ。魔力、命、魂、人生、戒律……)
(果たして、彼が元に戻るまで、元の自分のままでいられるのか、それすら怪しい)
もっと腰落としてその重みで鞘の中に滑らせる感じで入れた方がやりやすいぞ。
ちなみに日本刀って古美術品だから安くても2、30万円するってよ。
学生には高すぎる買い物だろう。ちゃんと手入れくらいすることだ。
(へたりこむ彼に手を貸そうかと思い立ったが、そう言えば拒絶反応があったんだっけと思い出す)
(まあ、男相手なら多少スパルタな方が却って鍛えるには都合がいいかも知れない)
へたりこむな。立て。
戦うってんなら誰にも寄りかからないくらいの覚悟をしろ。
(誰かを信頼することと、頼る事。繋がりを作る事。一人で立ち上がって戦う覚悟をすること)
(それらは決して矛盾しない。だからまず自分で立つ必要がある。そこが起点だ)
- 16 :
- いや、別に平穏が欲しいなら無理に男に戻る必要なんかない。
ちゃんと女としての自分を受け入れて、周りの認識に自分を合わせればいいってことくらいわかってる。
それを良しとしなかった俺を悪くないなんて言うつもりはないよ。
俺のやってることはただのわがままだってこともわかるよ
けど笑いながら生き物す人に言われてもな………
(正直何もかもが早すぎて今の俺には理解できない。)
(命の重みとか、生き物をめることとかその善悪とか、どう判断していいのかわからない。)
(目の前の男が多くの矛盾をはらんでいるのもsの要因の一つである。)
俺が俺じゃないなら、俺でいることが許されないならそれはんでるのと同じだし。
別にそんな俺ならんだっていい。
(自分のいない世界、自分が自分でない世界――)
(そんなものに価値はないし、またそんなものを大事にする気はさらさらない。)
(実際ぬことになったらどう思うかはわからないけれど。)
に、さんじゅうまん…………
(腕の中にあるずっしりとした重みのある長モノを見る……いや、高いとは思ったけど)
(そんなにするものなのか。日本刀。)
(っつーか保管とかどうするんだこれ――手入れ………また調べることが多くなった気がする。)
(額を抱えるように手を添えると大きくため息をついて)
無茶言うなよ、完全にオーバーワークだっての………
戦いもする、抗いもするけど………
(さすがにここまで体を酷使した後で一度座り込んだ体を立てるなんてことはできない。)
(実際に体に力を入れてみるもぷるぷる腕が振るえるのみである。)
……ぁくっ……
(それでも力を入れる、体を起こす――じゃだめだ、ならどう立つ?)
(体力は底をつき、関節や筋肉はとっくに限界を超えた状態で体を起こす何かで支えるか――)
- 17 :
- なら、血に塗れながら望んだ物を手に入れるがいいさ。
それ以外の付随品は勝手に付いて回ってくる。罪とか罰とか応報とかな。
くふ。
泣きながらすくらいなら自分で首括ってんだ方がマシだってのよ。
(紅裂拓兎は、多くの矛盾を孕んだ人間だと認知されている、らしい)
(本人としてはその時その時で好きにやっているだけであって、筋道などない)
(いつだって無意味に笑って道化て見せるだけだ)
我(が)を通せない世界に意味はないが、世界なくして我(われ)もまたなし
いつだって、人間と世界は無関係に見えて繋がっているのよね、これが。
(自分が自分でない世界に意味はない。んでいるのと同じだと彼は言う)
(これもひとつの戦いだろう。酷く孤独で、誰も支えることのできない戦い)
(そんな戦いを見守る人間は、だからこそ気軽な言葉を紡ぐことしかできない)
筋肉だけで立とうとするからだよ。骨とか他の部位も意識してみな。
まったく、基礎練習からしないと折角の武器も宝の持ち腐れだな。
ま、ちゃんと見届けてやるから、ほれ、立ってみな。
背筋を伸ばして無駄な力を抜く。さん、はいっ!
(技術は刀にインプットされているとは言え、それを出力する肉体がこの様では明日すら見えない)
(それでも、この男にしては珍しいことに、見捨てず立ち上がるまで待ってやることにしたらしい)
(いつもなら面倒なので担ぎ上げで運んで途中でゴミ捨て場に放り投げるくらいはするのだが……)
【眠いなー】
【そろそろ〆られるかな?無理なら置きレスで〆てもいいけど】
- 18 :
- 【んー、ごめん。こっちもねむい!】
【ってことで置きレスで〆でお願いします】
- 19 :
- 【こんな時間だから仕方ない】
【じゃあ置きレスでよろしく頼むよ】
【駆け足になったけど、楽しかったよ】
【また今度よろしくな】
【お疲れ様、おやすみ】
- 20 :
- 【あい、よろしくおねがいします!】
【こっちこそ、またよろしく】
【おやすみなさい、お疲れ様。】
- 21 :
- 【名前】 媛名 葵(ひめな あおい)
【年齢】 18歳 / 3年 ※三年時編入
【性別】 女
【体型】 身長170cm 全体的にすっとした体型、胸もちいさめ
【容貌】 腰下まで伸びるストレートな黒髪に漆黒の瞳。普段はあまり表情豊かではない。
【能力】 ≪ 受 容 (レセプター) ≫
強い力を自分に同調させて受け止める能力。霊媒体質に近い。
他者の能力については相手側から移譲許可された場合のみ、一時的に受容できる。
【武器】 ・ 弐 式 (にしき)
深凪伝来の霊体武器/刀型。真名は 『弐ノ完式 夜乃刀(ニノカンシキ ヤノト)』
それ自体が意思/人格をもち使用者を選ぶのだが、現在行方不明。葵の手にない。
普段は無形だが、現在は自分の分体を人に憑依させて命と霊力を吸っている。
・ 暗 器 各 種
糸、各種ダガー、針、圏、チャクラムなどの各種暗器/時に特殊破魔加工(ただし弱い)
【希望】 NG以外、相談次第
【NG】 ハードスカ 妊娠 (※和姦と欠損などは要相談)
【弱点】 憑依/暗示/洗脳等の精神干渉を過度受容 魔術耐性が低い 実体のないもの/霊体
【備考】 異形/危険な異能者の狩りを主業とする非合法組織≪深凪(みなぎ)≫に所属。
糸などの暗器多種と霊刀を得物とする事から、彼女の識別名は≪剣糸(けんし/ソードストリング)≫
外見や丁寧げな口調とは裏腹に、真顔で冗談や人を喰ったような発言をする。
幼い頃から組織で育ったので当主に心酔しており、微妙に世間知らず。たまに日本語がおかしい。
だが、身体能力と戦闘経験値は常人以上。組織の建前上、能力は完全特異体質扱い。
【現状】 ≪深凪≫は、兵部晶の組織と協力関係にあり召喚士/モンスターハウスとは不戦協定を結んでいる。
現在、訳あって≪弐式≫を手放してしまい、それ以降≪弐式≫が行方不明。それゆえ深凪八席の地位を剥奪された。
「弐式(=夜乃刀)」は現在、人に自分の一部を憑依させて霊力と命を吸うことで力を蓄えている。
【高須賀さん、ありがとうございました】
【投下のみで失礼いたします】
- 22 :
- 【名前】葛森 利香(クズモリ リカ)
【年齢】17
【性別】女性
【身長】149?
【3サイズ】禁則事項(本人談)
【容貌】
黒髪のショートカットで少し日に焼けた肌。。
靴下の代わりに足の甲と足首の辺りに布を巻いている事が多い。(地面に肌を触れさせたいため)
護身用の道具(昼は拳銃やスタンガン、夜は鹵獲したライフルや自家製の武器を所持)やメモ帳、鉛筆を常にベルトにつけている。
【能力】
・小型の蟲を生み出し、操ることができる。
・虫の力を借りる事が出来る。(蜘蛛の糸や蝶の羽、毒や耐性など体に付属させる)
・逃げ足が速く、柔術もかなりの腕。(ただし、能力とは関係なし)
【弱点】鳥、トカゲ(これらが相手だと能力は一切使えない。彼女自身もこれらは怖いらしい)
【希望】NG以外
【NG】 亡、グロ、スカ
【備考】
高等部の文芸誌同好会員。会が週1回発行する会誌のインチキオカルト部門を担当している。
ただし、ネタは近年発生している本物の異形であり、常にそれらを撮影や取材をし、それを改変して記事を書いている。
取材の域は、現場から警察や暴力団、退魔機関の一部など様々であり、いい意味でも悪い意味でも顔を覚えられる事がある。
本人曰く、「面白そうならそれでいい」と、はた迷惑な思考の持ち主。
元は蟲を祭る神社の娘であったが、姉しの為に妹によって家を追い出さている。 現在は友達の家の庭に居候している。
現在、一部で妹による工作が行われている模様。戸籍上も追い出した日に亡、認識が異形で殲滅指定など、多岐にわたって活動してるとかしてないとか。そのため、武装を強化したとの事。
【スレ立て乙】
【&久しぶりにプロフ投下】
- 23 :
- >> 17
意味がわかんねぇし………
そんなんでも知ってる風なこと言うくらいならアイツの居場所でも教えてくれっての。
大体無駄ににたくねぇからすすべを求めたのに。
(要は俺としてはやっとこさ力を手に入れたというのに、小難しい心構えのことを言われても困るといったところだ。)
(結果だけ言われたところで、経験の浅い俺には何かが伝わることはない。)
まぁなんだ…………今の俺には頭ごなしの否定にしか聞こえないから糞くらえってとこ。
無茶言うなっていってるだろーが!
意識は朦朧としてたけど訳の分からない体の使い方したのだけは覚えてるんだって―の。
(ここまで言ってから大きく深呼吸。)
(肺や喉がすこぶる痛い。けどここまで言われっぱなしなのも癪だ。)
(痛む筋肉やら関節を無視、とりあえず意識しろと言われた骨に意識を向けてみる。)
(骨って丈夫なんだろうけど、これ以上やったら折れるんじゃね?とか思えるほどこっちも疲弊してるなぁ。)
…………ふぅ………
(無駄な力を抜く――とりあえず全身こわばらせて動かすことはできねぇってことか。)
(必要な部分だけ………とりあえず足から順番に、上半身はのばした背筋を支えるくらい。)
(バランス感覚だけだ息を吸って、吐くと同時になるべく素早く、順番に筋肉を動かす………)
…………っどう、だ?
(なんとか二本の脚で立ち上がる。脚が妙に震えるし、バランスが崩れそうだから)
(日本刀『桜閃』を杖代わりにやっとだけど。)
(とりあえず立つことはできたからとっととこんなところから帰ろう…………帰、帰る………)
(どうやればバランス崩さずに歩けるんだろうね?)
【置きレスに借りました。】
- 24 :
- 禁止
- 25 :
- >>23
くはは。年上のアドバイスなんて基本、鬱陶しいもんよ。
まーあ、誰からも相手されなくなるよりはマシだと思っとけ。
(彼はこれから一人で戦い続けなくてはならない)
(そんな彼に言えることなんて、殆どないと言っても差し支えがない)
(目的を果たす過程で無慈悲な戮鬼にならなければいいなと思う程度だ)
(だから、言わないよりはマシな程度のことを言っているだけだ)
上半身を動かさず、腰の重心を極力安定させる。地面を蹴らずに滑るように片足を前に出して、
もう片方の足を滑らせるように引き寄せる。抜き足差し足って感じかね。あー、不安定なのはわかるが、
むしろ不安定な足場を滑る様な感覚で摺り足で歩くのが案外身体への負担は少ないぞ。
(立つには立ったが、どうやって歩いたものかと思案しているらしい彼に、今度は)
(精神論の絡まない実践的なアドバイスをする。これは言った方がマシなアドバイスだ)
軸になっている背骨を意識して、それで、刀には極力寄りかからない方がバランスは取れる。
ほれ、やってみ。さん、はい。
(普段は気づかないが、二本足で立つ、歩くという単純な動作でも、転ばない為に神経と体力を)
(擦り減らしている。現状、彼が陥っている疲労困憊の状態では、古流武術にあるような極力力を)
(必要としない身体運用方法が適している。この歩き方をマスターすると高齢者でもスタミナの消費量が)
(格段に減り、若者との長期戦が可能になると言われている)
(――これは奏永久という少女が身に着けている身体運用方法に通じている)
(妙なところで役に立ったものだと、何となく感慨に耽る。あの馬鹿はまだ生きているのだろうか、とも思う)
【適当なところまで見送って〆かな】
【その辺は崎守くんに任せるけど】
【とりあえず置きレスに借りました】
- 26 :
- 【名前】高須賀狼樹(たかすか ろき)
【年齢】18(高3)
【身長・体重】185・82
【容貌】脱色した金の短髪、整えた細眉、吊り目に蒼のカラコン、左肩から二の腕にかけて炎を紋様化したタトゥー。
笑うと見える二本の牙、筋肉体質(本人曰くガチムチ)、上品とは程遠い雰囲気と容貌。左手首に金のバングル。
【能力】3m越えの狼への変化…
変化後も人の言葉は理解出来る上、意識も人のままだが人語を喋る事は出来ない。
身体の一部のみ狼に変化させることも可能。
獣全般を支配に置く…
鴉犬猫その他、ヒト以外の哺乳類ならばその殆どを己の意に従わせる事が可能。
怪力、跳躍、超回復…
ヒトの姿のままでもコンクリートを拳、牙で砕く、3m以上のジャンプ、傷を負った際の回復の早さなど
【希望】雑談、戦闘、日常会話、エロール其の他何でも。
【NG】スカ
【弱点】 精神系攻撃に弱く、霊体など、実体の無いものには一切攻撃が通用しない
『群れ』の掟により、何の特殊能力も持たない人間を攻撃してしまった場合、能力の殆どを制御される
【備考】
人外と呼ばれる、ヒトに成り切れなかった獣の血のモノ。所謂人狼。「人非<ヒトアラズ>」の者が人間社会に溶け込む為、互いを管理、
制御する為に結成された組織――通称『群れ』に所属。ヒトに仇なす「人非」を処理、またはヒトに迫害される「人非」を保護する
『群れ』、その役割通り、逸れ者やお尋ね者の保護と処理が仕事。
「人非」への仲間意識が強く、「人非」を迫害する者に対しては容赦ないが「人非」に関わらなければお節介タイプのお人好し。
良く言えば人懐こい、悪く言えば馴れ馴れしい性格。物心ついた頃から『群れ』の中で育ち、両親はいない。
『群れ』の表の顔が「警察や公安の方々と縁の深いその筋の団体」の関係で、喋るのは関西弁だが西の出身な訳ではない。
【俺乙ーと】
【投下兼ちっと待機さしてもらうで】
- 27 :
- 【ほたら此処までで退散させて貰うでー】
- 28 :
- いつくる?
- 29 :
- 肉
- 30 :
- 【プロフィールは>>21で待機です】
- 31 :
- ロール希望者が規制です
避難所を参照
- 32 :
- 【了解です。とりあえず移動致しましょう。失礼いたしました】
- 33 :
- >>25
む…………確かにそれは困る。
(ぶっちゃけ、ぶっちゃけなくともこうやって素で話しても問題ない相手なんて希少なのもいいところだ。)
(多少?ものすごく?とにかく癖があろうとも俺が男だと知ってこうやって接してくれる相手というのは貴重だ。)
(とはいえ、いきなり「やめとけ」なんて言われてカチンときたのも事実なわけで……)
とりあえず、頭の中にはとどめる!礼は言わないからな!!
(眉を寄せ、唇をへの字にとがらせて考え抜いた揚句にそう言い放っておく。)
(なんで「やめとけ」なのか理由は聞いてないけど!!)
そんないっぺんに素人に言うなよ!待っててば!
頭の中で反芻する時間くらいあたえろぉ!!
(こうして必になるとますます声が女じみてくる。いわゆる甲高い声ってやつか?)
(とにかく、要点だけでも意識する。あとは勘――背骨ってことは要はなるべく上半身絵を動かさないように)
(バランスをとってれば勝手に重心が動く……はずだから、それに合わせて足の裏の砂粒を転がすように、滑る――)
――よし………どぉ!?
(動け――なかった。いや、動けたが二、三歩地面滑ったらそのまま膝から力が抜けた。)
(アドバイスがよかろうが、体力を使わない歩法だろうが、俺の体力はすっからかんだということにかわりはない。)
(達人の動きをトレースしたド素人の末路である。幸いなのが赤い頭の男がそこにいるおかげで途中で投げ出そうと言う気にならんかったことだろうか?)
(自分の体力を把握しきってるわけでもなく、ただ負けん気はそれなりにある俺は夜道を砂と埃にまみれて擦り傷をつけながら――転がっていく。)
(当然帰宅後には両親と鉢合わせし、擦り傷だらけでボロッちくなった姿を見られて救急車を呼ばれるし)
(いつの間にやら手元から消えていた刀、『桜閃』は部屋にあるし、しばらくまた精神病院に通わされることになるし………)
(体が治ったら即、アイツ探しってわけにもいかなさそうだ………。)
【俺はこれで〆】
【遅れてごめんっ!だいぶ遅れちゃったけれどもここまで付き合ってくれてありがとうございました!!】
【できたら、またよろしくお願いします!!】
【お疲れ様でした!!】
【置きレスに1レスかり〜〜〜】
- 34 :
- 33
- 35 :
- >>33
【これ以上は蛇足になるくらい綺麗に締まっているのでこれで終わりにしておこうかと】
【ロールお疲れ様。またよろしくな】
- 36 :
- 失敗
- 37 :
- 夏日
- 38 :
- 【名前】白河 沙耶(しらかわ さや)
【年齢】18
【性別】女(メイドだと主張)
【身長】168cm
【3サイズ】B91W60H89
【容貌】
亜麻色の腰に届く髪、普段はほぼ、纏めているかキャップのなか。
よく言えば大人っぽく、悪く言えば老け込んでいる顔。Fカップ
【能力】
純化……対象を不純物のない純粋なものにすることにより
質の良い媒体を作り出す能力。主に対魔武器を作る時に使用。生物を対象にすることも可。
対魔効果付加…武器なら妖魔などへの攻撃力をあげ、衣服なら魔術などに耐性を得る。生物を対象にすることも可。
【希望】炊事洗濯掃除に戦闘何でもござれ。
【NG】グロテスク、排泄。
【弱点】
メイド服を着ていないと身体能力が低下するため、体育など薄着を強要される状況下では
本来の運動能力が発揮できない。
何故かフリルなどの装飾の多いメイド服では著しく平衡感覚が狂わされる。
あくまで一般扱いなので、武器が貧弱。
【備考】
天宮(あまみや)コネクションという大規模な財団を有する天宮家に代々仕える
従者の家系、白河家の長女として生まれ、天宮に仕える為の様々な訓練を受ける。
身の回りにあるものを武器とし、どんな状況下においても主君に奉仕する
白河流奉仕術の使い手。
天宮が金持ちの道楽的に対魔稼業に手を出し始めた。主な装備はケプラー(防刃繊維)で編まれたワンピースに防弾エプロン。キャップは普通。
天宮に仕えることを至上としており、何においても天宮を優先するため若干頑固で融通が利かない。
……が、そのおかげで本来の突拍子もない変人じみた性格が抑えられている節もある。
登校時は制服の下にメイド服を着込んで身体能力の低下を防いでいる。
物質転送システムの開発が異形や異能を交えて天宮で進行中。
【>>1高須賀、お疲れ様だ。】
【プロフを置きがてら待機させてもらうよ。】
- 39 :
- 【長居ができないので凍結込みになるけど】
【それでよければ立候補】
- 40 :
- 【まずは、声をかけてくれてありがとう。凍結することは構わないよ。】
【……多少予定が不安定ではあるがな。こちらこそそれで問題がないというのであれば、お相手御お願いしたいところだ。】
- 41 :
- 【プロフは>>6にあった】
【はい、了承しました、と。今週の土曜日と日曜日の夜は空けられるけど、そちらの都合が】
【悪ければ置きレスなどを挟みつつ進めるのもありかと】
【で、こちらはノープランなので何かそちらの方であれば】
【深夜徘徊しているメイド服の女性みたらそれはもう喜んで絡みに行くかと思いますが】
- 42 :
- 【プロフ了解だ。】
【日曜の夜は高確率で開くと思う。おそらくだがな。】
【それ以降となるとやはり……だがな。】
【ノープランと言えばこちらもノープランのようなものだな。】
【無難に互いに深夜の徘徊と行った方がいいか、好きな時に切り上げられるしな。】
【そちらが戦っていた異形がたまたまこっちの陣営で重要な種族(DSと呼称)だったから戦闘とかもありうるんだがな。】
- 43 :
- 【じゃあ日曜日の今日くらいの時間…21時前後が妥当かな?】
【都合が悪くなったら伝言などよろしく】
【えー、では崎守くんを送った帰りに遭遇】
【メイドさんが異形相手に乱舞しているので思わず声をかけてしまった、というか】
【生でメイドさん見たのでテンション上がってしまい乱入してしまったとかどうだろう?】
【問題なければそちらの都合のいいように書きだしてもらえたら助かるんだけど】
- 44 :
- 【それではその手筈でよろしくたのむ。】
【了解した。】
【書き出すので少し待っていてくれ。】
- 45 :
- 【はいー、それでは待ってますね】
- 46 :
- 【書きこめた?】
【サーバーが重いので両者の合意によりロールは破棄となりました】
【以下空室です】
- 47 :
- マジかよ
- 48 :
- 聞いてないよー
- 49 :
- 寺生まれTさん助けて
- 50 :
- T先輩!!
- 51 :
- 【名前】崎守 慧(さきもり けい)
【年齢】14 (中2)
【性別】 女
【身長】 151cm
【3サイズ】 81・55・83
【容貌】
背中までのロングストレートの髪、大きめの黒い瞳、顔つきは年相応。
【能力】
勘が鋭く、やればある程度のことはこなせる。
大量かつ規格外な魔力(気、プラーナ、マナetc)の持ち主。
出して霧散させるだけで衝撃波が起こる。規格外ゆえに人間が扱う魔術のたぐいは一切扱えない。
他人への受け渡しなどは可能。
【武器】
『無銘・桜閃(オウセン)』
魔術や霊術の式と達人の技を込められた霊刀。製作者不明。
使用者に達人級の剣術と退魔の力を授ける。
ただし、慧の体は鍛えられていないため、長時間その力を使うことは不可能。
【希望】 体の変化に関する調査。
【NG】 特にない
【弱点】
完全に一般人ということ、長時間の男性との接触、自身が女性だと強く感じる行為
桜閃使用による長時間の戦闘。大技の使用は一日一回が限度。
体が技についていかないため、時折体が硬直することがある。
【備考】
言動や行動が荒っぽく、不器用なことを除けばどこにでもいる 男 子 中 学 生 だ っ た。
ある夜、異形に襲われこれまで男子として生きてきたことを否定するように
体は女子になり、周りの環境も変化した。
この急激な変化に精神は耐えきれず、男性との接触や自身が女性だと認識する行為に
酷くストレスを感じ、嘔吐感や悪寒、頭痛などに襲われるようになった。
この状況を打破するため、「自分を女にした異形」を探している。
人目のあるとこれではなるべく女らしく振る舞うことにしているが
人目のないところでは素に戻る。
黒上いろはに言われて力をつける術を模索中。久遠ゆりかと力をつけるまで夜の街には近づかないと約束した。
【>1乙なんだぜ。そして待機だ!!】
- 52 :
- 【おちるぜー】
- 53 :
- >>52-53
【ッと!?――…、た、タッチの差やとッ!?】
【あーちゃー……取り敢えず15分ばかし遅れた挙手して待っとるから、時間良けりゃ声かけてんか?】
- 54 :
- 【ぼちぼち言うてた時間やし、俺も落ちるで】
【ほなお返しや】
- 55 :
- 55
- 56 :
- 【名前】 郡 太一朗 (こおり たいちろう)
【年齢】 16歳
【性別】 男
【身長】 168センチ
【容貌】 はねっけのある癖の強い髪型。少々垂れ目。
髪・瞳とも黒。中肉中背。青と黒のチェック柄のバンダナを額に巻いていたが、現在は外している。
代わりに銀のリングを通したネックレスを首に掛けている
【能力】 ・無呼吸の瞬き(ゼロ・ブレス)
集中力を高めて、感覚を鋭敏に研ぎ澄ませる。
神経の反応も過敏になり、一時的に運動・反射能力が上昇する。
発動している間は文字通り「呼吸するのも忘れるほど」過度に集中するため、無呼吸になる。
制限時間は3〜5秒ほど。
・不可避の直感
能力というより、体質。自身にとっての災いが降りかかりそうになる時に限って働く直感。
殆どの場合において、ほぼ100%的中し、微弱な未来予測と呼んでも良いほど。
ただし、直感は直感に過ぎず、とても曖昧なもので具体的な事象が分かるでもなく、
事前に回避することも出来ないので、役立たず。故に、不可避。
【武器】 切姫(きりひめ)
:無呼吸の瞬きの要領で、集中力を注ぐことで能力を引き出し、霊的なエネルギーを裂くことが出来る小太刀。
また、かなり不安定だが他者の傷を癒す能力もある。
【希望】 基本的には何でも。
【NG】 同性同士
【弱点】 能力発動時は無呼吸になるため、酸素濃度の低い場所では制限時間が更に短くなり、
あるいは、能力自体が発動できなかったりする。また、能力発動後は酸素を取り込むため、隙が大きくなる。
【備考】 高等部所属。家族構成は父 千市・母 百花・姉 十和の四人暮らし。図書委員。
性格はテンプレ的な直情型。ただし、変なところで悩みやすく、結構打たれ弱い面も。
短剣(小太刀)と蹴りを主体とした戦闘スタイルで、スピードで勝負するタイプ。
普段は『掲示板』を利用して、異形の情報を収集している。
【テンプレ置きつつ、久しぶりに待機ーっ】
- 57 :
- あつい
- 58 :
- 【んー…落ちますっ!】
- 59 :
- ノーノー達成
- 60 :
- 60
- 61 :
- 【今宵もお邪魔させてもらうぞ。プロフは>>38だ。】
- 62 :
- 【右見て左見てリロードして立候補】
【ある意味先日のリベンジだけどこんばんは】
- 63 :
- 【こんばんは、よし、今回はまともにリロードできるな。】
【立候補ありがとう。前回と同じでいいということかな。】
- 64 :
- 【うん、そうなるかな】
【妖魔狩りしてるメイドさんと第一種接近遭遇】
【それ以外の日常パートでも構わないけど】
【まあやはり凍結挟むことになるけど】
【解凍は土曜日なら21時…30分くらいからかな】
【日曜日なら早い時間からでも空けられるかと思います】
- 65 :
- 【凍結のほうは了解した。】
【こちらの予定は日曜くらいしか空いていないので】
【良ければ時間指定のほうをしてくれると助かる。】
【書き出しのほうはできているようなものなので、初めてよければ言ってくれると助かる。】
- 66 :
- 【それでは日曜日の21時前後でお願いするね】
【ああ、もう出来てるわけか】
【わかったよ。それじゃあ今夜はよろしく】
- 67 :
- 【うむ、了解だ。】
【それではよろしく頼む。】
(――面倒なことだ、と白河沙耶はため息を吐く。)
(天宮が進める。転送装置を開発する計画、それに必要なものを取りに行くために)
(自らも通う学園の裏に位置する山中内にて、対峙する異形と対峙しなければならないこと。)
(そしてその異形がどうにも興奮していることが要因だ。)
まったく、異能者でも近くにいるというのかな……
余計なことをしてくれたものだ。
(天宮から課せられたメイドである自分への使命は眼前で唸り声を上げる異形………外見としては大きな犬程度だが)
(時折瞳や飾り毛に虹色の光彩が現れる――天宮で次元種(DS)と呼称されるものの捕縛だ。)
(本来、物陰から対象から察知されることなく行われるはずだったそれは妙な気配で捕縛対象であるDSが興奮したことで)
(立ちいかず、牽制のために姿を現さなければならなくなった。)
(深く皺を刻んだこめかみをそっと押さえて頭痛を抑え込みながら目の前の目標をどう沈黙させるか算段をする。)
(――あるのは捕縛用のワイヤー、転送できればネットを使えないこともないがその間に逃げられるな。)
(山の中で獣に逃げ回られれば追える自信はない…………)
(そう、考えをまとめると素早くシンプルなワンピースの袖に包まれた腕を動かす。)
(こちらの動きを察知して、逃走しようとする異形の獣の姿――筋肉を収縮させ、人には不可能なバネを生み出そうとする姿勢を凝視。)
(飛び出す方向をその一瞬で見極めてから、先読みの銀製のナイフを投げつける。)
『ギャウンッ!!』
(二本投げた内の一本がバネを生み出す前の異形の後肢に命中し、その身を硬直させる。)
(そして次の一手で捕縛用のワイヤーを投げつける――――――)
(――も、とっさに身を転げさせた異形に回避されてしまう。異形は白河の攻撃を捌き切ったと、敵性の存在からは)
(逃げるべきだとあらためて茂みの中へと飛び飛び込もうとして――――)
ふむ、やはり一本では無理だったか。
二本投げておいてよかったよ、さすがに今からこの山の中再び君を探すのは
徹夜ものだからな。
(――異形の頭部が突如飛来した大ぶりの木の枝にしたたかに打ち付けられる。)
(外したはずのワイヤーは、木の枝を絡め取っており、異形に当らなかったナイフでもろくなった場所かぽっきりと折れ)
(分銅のようになり叩きつけられ、異形を気絶、無力化させたのだった。)
- 68 :
- (パキリと乾いた音が響く。焚火が燃えている)
(ざわざわと漆黒の闇が唸っている。獣たちの声が響く)
(串に刺して炙っていた獣肉に齧りつくと、ぶわっと汁が溢れ出る)
んぐっ!んぐんぐ、ぷはっ!
(急いで水筒の中の水を飲み干す。危うく口の中を火傷するところだった)
(それにしても何か騒がしい様子だった。誰かが山の中で獣と遭遇しているのだろうか)
やれやれだ。
(夏も近いので自主的に山籠もり――とは言っても学園近くの裏山だが――などして)
(魔獣と戯れたり狩ったり喰ったりしているのだが、どうにも騒がしい)
(ちなみに今日の晩餐は虹色に光る犬に似た生き物の肉。血抜きして捌いた肉を焚火で)
(炙る。なかなか美味であった。しかしこうまで騒がしいと食事を楽しめない)
(食事と読書と戦闘と休憩の邪魔をされるのはこの男の厭うところである)
(肉を齧りながらふらりと立ち上がって山道を歩く。気配も足音も消さない)
(何故ならこの山中でこの紅い髪が恐れるに足る獣は存在しないからだ)
(山の精霊や邪霊の類も、この男の存在をスルーしている様子だった)
ふむん?
(暫くすると、山中には相応しくない白い服の女性が舞っていた)
(対面しているのは、昼真に狩った犬っぽい妖魔と同種だろうか)
(獣特有の瞬発力で行動に移る前に先読みした攻撃がヒット。更に投げつけた何かを回避したと)
(思われた矢先、それも含めて彼女の計算通りだった。見事、虹色犬は昏倒した)
ブラボー!おお、ブラボー!
(思わず拍手喝采。紅い髪に、山中を行くとも思えない軽装の男が拍手をしている)
(よく見ると彼女はメイド服だった。それも含めてすげー、ブラボーと更に拍手)
しかもメイドさんだし。メイド喫茶にいるなんちゃってメイドさんじゃないし!
なんか大きな剣持って戦うメイドさん思い出しちゃったよ俺!
(この男にしては軽薄な部分がない、興味津々と言いった風情でにこやかに語りかける)
- 69 :
- (近づき、昏倒させたDSの四肢へ、さらに口へとワイヤーを巻き、最後にポケットからガス圧式の注射器を)
(取り出すと、DSの首にあてがい薬品を投与する。これで搬送が終わるまでの間このDSが覚めることはない――)
(そう思って立ちあがろうとした矢先の出来事だった。)
いや、君のほうがブラボーな恰好をしているのではないか?
(場違いな山中の中まるで街燈パフォーマンスでも目にしたかのようにはしゃぐ男に)
(小首を傾げながら、思わず口をついた言葉はそんなものだった。)
ふむ…………
(一つ唸り声を上げてから、言葉の意味を考える。)
(要するに、自分の格好が珍しいということらしい。しかし、見れば見るほど派手な男だなと思う。)
(ギターでも持てばなんちゃら系バンドとかいうのでもやってそうだと、赤い風体に感想を持つ。)
すまない、こちらも作業の最中でな。私に用があるというのならば少し時間をいただくよ。
失礼する。
(そう一言断って背中を向けると、無線を取り出し天宮の捕縛したDSの回収を担当するものへ連絡を入れる。)
(指定された場所と時間などを紅裂に漏れないよう話してから無線を切り再び向き直る。)
(山の中に場違いな長い丈のスカートが揺れ、膝の前あたりで手を組んだ飾り気のないメイド服姿が紅裂に向く。)
お待たせした。
時間、場所から推測してご同業の者、所謂「異形狩り」と呼ばれるものに分類されるものとお見受けする。
私になにかようでもあるのだろうか?
(彼からは敵意を感じられない。純粋に興味というのはわかる。)
(こんな時間に、DS以外の異形が湧くと思われるこんな場所にいる男。)
(そんな男に話してみる価値を見出し、それ以上の価値を期待してみるのだった。)
- 70 :
- (犬に似た妖魔を無力化させた後に拘束。更に注射器で薬物を投与――筋肉弛緩剤の)
(類か、もっと単純な麻酔薬か――している所を見るに、捕獲が目的だったらしい)
(妖魔の生体の捕獲は単純に屠るより難易度が高いが、見返りは大きいと言われている)
(そもそも妖魔というのは人間社会にも貢献している。古くからは生薬の原材料としても使われており)
(効能も高い。人魚の肉だのユニコーンの角くらいになると眉唾物であるが……)
おっと、お邪魔したみたいだぁね、こちらこそ失礼。
(背を向けて無線で連絡を取っているらしいメイドさんに、軽く謝罪しておく)
(通信の内容は余り興味もない。多分回収役の人間に連絡を取っているのだろうと推測できる)
(本来異形狩りはチームで役割分担をしてやるのが普通で、単独でやるのは単なる馬鹿か一匹狼)
(気取りの馬鹿か、何も知らない馬鹿か、戮大好きなこの男みたいな人間くらいのものだ)
用事って程でもないんだけどね。
向こうでキャンプしてたんだけど、騒がしいんで様子見に来たんだ。
(何を隠す訳でもなく、山中より屋敷の方が似合っているメイドさんに笑いかける)
(実に素晴らしいと内心で感嘆している。メイドさんだ。リアルメイドさんだ)
(正式な訓練とか受けてるっぽいメイドさんである。内心ぐっと拳を握りしめる)
あー、俺は紅裂拓兎って言うんだ。
偶に仕事で妖魔狩ったりしてるけど、基本フリーランスの傭兵だと思って貰えれば。
(この場合の傭兵とは、退役軍人などが所属している民間軍事会社の傭兵ではなく)
(闇の世界で金銭次第でなんでもする使い捨ての兵士のことを指す)
立ち話でもなんだし、向こうで話さない?
お茶くらいなら御馳走するけど。
(キャンプしている方向を指し示して、提案する)
(内心メイドさんだひゃっふーいと興奮しているのだが、表面上はどうにか取り繕っている)
- 71 :
- 【すまない、そろそろ凍結をお願いしたい。】
【始まったばかりだというのに申し訳ないな。】
- 72 :
- 【おっと、それなら仕方ない。解凍は予定通りでお願いするよ】
【余裕があれば置きレスなどよろしく。ただ無理はしないで欲しいな】
- 73 :
- 【ありがとう。ご厚意に甘えさせてもらうよ。】
【無理しない程度にやらせていただく。】
【紅裂も体調などには気を付けてな。】
【ふむ、やはり先に言われてしまうとどうにも格好の付かないところだな。】
【そんな君の気遣いには頭が下がるよ。】
【それでは、今回も話しかけてくれてありがとう。お先に失礼する。】
- 74 :
- 【メイドさんに心配して貰える日が来るとはなんたる行幸っ!】
【などと冗談はさておき、はい、ちゃんと体調管理はしておきます】
【いえいえ、お互い様ということで】
【はい、お疲れ様。またよろしく】
【以下空室】
- 75 :
- 75
- 76 :
- >>70
(――「人と接触する可能性を考慮していなかったこちらの落ち度だ、気にしないでくれ」とやんわりと流してから)
(目の前にいる青年の話を聞く――曰く、キャンプだそうだ。)
(おそらく同年代、むろん実年齢でそれに当たるであろう外見の彼が住宅地からそこまで離れているわけでもない)
(こんな地でそれを行っているというのだ。珍しいを通り越して、酔狂な現状に思わず眉がピクリと動く。)
ご丁寧に痛み入る。
私は白河沙耶という。天宮家の元でメイドという形で雇われている。
(相手が名乗り、目的を語る。手っ取り早く害意も敵意もないと証明する手段としては悪くない手である。)
(ゆえに自分もそれに倣い、名乗りを上げキャップの中に頭髪をおさめた頭をゆっくりと下げる。)
此度は私が仕える主の為に、必要なものを調達しに来た。
騒がしくしたようで失礼した。
(今度は謝罪の意味を込めて頭を下げる。)
(捕縛対象にばかり気を取られ、第三者による介入の可能性の考慮、またそれを防ぐ配慮を)
(怠っていたことを素直に恥じる。)
そうだな、君のことをいくつか聞きたいと思っていたことだし。
良いのであれば、招待に応じさせていただきたいな。
ああ、客として招かれるつもりでもなし、そのあたりはお構いなく、な。
(なんと言うか、時折見せる間延びする口調と言いどこか飄々とした態度と言い)
(いつか会った御木本という少年を思い出す。体格などに違いはあれど、彼も何やら私の格好を見て)
(反応を示していたな、と物思いにふけると千沙く笑みを浮かべる。)
(異形の目撃例がいくつかあるこの場所でキャンプする男。それの指し示す方向へ足を踏み出していく。)
【置きレスに一つ借りた。】
【これにて失礼する。】
- 77 :
- 77
- 78 :
- >>76
白河さん、白河さん………あま…え…はい?
天、宮、家って、ああ、はいはい。なるほど。納得納得。
いやぁ、天宮家のメイドさんにこんな場所で会えるとは、なんたる僥倖。
(白河沙耶なる人物は、天宮家に仕えるメイドさんだと自己紹介してくれた)
(客商売向けのなんちゃってメイドさんとは一線を画すトルゥーリアルメイドさんを雇える天宮家と)
(言えば、あの天宮コネクションのことを示していると見て相違ないだろう。一年生の頃のクラスメイトで)
(ある御木本正太郎にこの人のことを紹介してあげたい気分になった。きっと喜んでくれるだろう)
いやあ、興味本位の野次馬根性で首ぃ突っ込んだだけだし。
そこまで言われるとこちらが恐縮して獅子舞…じゃなくて、してしまいまする、はい。
(その折り目正しい言動。見た目より実用性本位のメイド服。その気品すら感じられる佇まいに興奮が)
(収まると同時に賢者の境地に到達する。仕えている主人の器量が窺い知れるというものだと感心もする)
じゃあこちらへどうぞ。足元に気をつけてね。
道なんて上等なもんがあるわけでもないし。
(頼りない月明かりだけを光源に獣道を進む。彼は軽装でこそあるがシューズだけは登山用のそれである)
(登ったり下ったりくねったりしながら、後ろを着いてきていることを確認しつつ、話しかける)
山の神様は大抵女性でね、だから女が山に登ると嫉妬して災いが起こるとマタギたちが言ってるんだけどね。
それが本当なら、白河さんみたいな素敵なメイドさん相手だと余計に嫉妬すると俺思うのよ。
白河さんは妖魔退治もできるパーフェクトメイドさんだし、山の女神さまも裸足で逃げだすだろうけどね。
やー、天宮家に仕えるメイドさんクラスになると、オールラウンダーなんだねえ。尊敬するよ。
(天宮家は近年になってこちら側に――夜の世界に関わりだしたと伝えられている。その動機に関しても)
(諸説あり、道楽での妖魔狩りであるとも、こちら側の秘術を獲得する為でもあると言われている)
(――彼女の言動と妖魔を捕獲したことから察するに、後者に近い動機らしい)
(ふざけた発言の裏で考察を巡らせながらも、今のところ警戒はしていない)
ふいー、とうちゃっくぅ。一名さまごあんなーいってね。
よければ座って座って。今コーヒー淹れるから。流石に紅茶はないんで勘弁願いたい。
(暫くすると焚火のある地点に戻った。森の中の拓けた場所に設置されたタープテント。タープの下には収納式)
(テーブルやコンパクトチェア。テーブルの上にはカップやパーコレーター、サバイバルナイフや捌いた肉を)
(載せた紙の皿などアウトドア用品がずらりと並んでいる。一晩過ごすだけなら上等だが、この山に棲んでいる)
(異形の存在を知っていれば心許ないことこの上ないだろう。気にしないのは今この瞬間けらけら笑いながら)
(メイドさんに椅子を奨めている紅い髪の男くらいだろう)
【予想より早く帰れたー】
【説明が長くなったのでばっさり省略してくれると嬉しいです】
【置きレスに借りました】
- 79 :
- >>78
(――道中考える。敬語を使いなれていないあたりは体育会の人間ではないだろうとか。)
(こんなところでキャンプ、天宮の名前を知っているあたりは軽薄な言動とは裏腹に頭もまわるし知識もある。)
(傭兵というのも若者が格好つけてなのるようなものではなく、実力と経験が伴ったものだとか。)
(しばらく山の中を歩いていたこともあって、夜道に慣れた目で赤い背中に先導されていく。)
(スカート姿でこそあれ装備も山登りにすら対応したつくりとなっている。よほどのことがない限りで遅れることはない。)
ここか………結構奥でしているのだな。
(キャンプ用具一式が展開された場所へとたどり着く。)
(割と普通のキャンプ用具だ。これと言って不審なところは見当たらないし」、特別なところも見当たらない。)
(どうにも異形という存在が自分が思っている以上に危険視されていないのではないかと錯覚するほどだ。)
(――と周りを観察していた白河沙耶は、あるものを見つけてその場にしゃがみこむ。)
……体毛、DSのものだな。
(虹色がかったそれを指先でつまみ、周囲を見渡す。目につくのはサバイバルナイフ。)
(それから赤く、店売りされているものとは思えない形状の新鮮な肉。)
(立ち上がり、進められた席に座るとどこか落ち着きなくその背中を見送る。)
あ、ああ……お構いなく。そこまで気を遣ってもらうと、逆に落ち着かなくてな。
そうだな、いくつかさっきの言葉にこたえておこう。
神話に登場するようなものがここに生息しているというのは、初耳だ。どんな形状なのか見てみたいものだな。
そしてその話が本当だとしても、私は女である前にメイドだ。災いなど振ってこないだろう。
(手持無沙汰を紛らわすように口を動かす。)
(コーヒー……こんな場所で使うものなどめったに使わないので、断言するには憚れるが)
(彼の手つきなどはそういったことに手馴れている者の手つきだな、と感想をもって。)
それとこちらからの質問。
普段はちゃんと町の中で生活しているように見受ける。今宵のようなキャンプは頻繁に行っているのだろうか?
そして――――
(気づかないうちにスカートに付着していた可能性もある。)
(だがサバイバルナイフと肉の状態から察するにここで捌いたものと思われる。)
(さらにこんなところで食用に適していると思われるウサギやら野鳥が生息できるとは思えない。)
――君は異形、虹色の体毛を持つ犬型の異形を食べたのか?
(仮説から、確信を得るために。異形を食うという行為は異常で、それを指摘されるのはよろしくないことなのだろうかと)
(疑問に思ったが、それならそもそもここに人を連れてくることはないかと思い疑問を口にした。)
【それでは今回もよろしく頼む。】
- 80 :
- 80
- 81 :
- 奉仕されるのは慣れてないのかな?
いやはや、骨の髄までメイドさんなんだねえ。マジで感心するねえ。
(落ち着かない様子ながらも、女性である前にメイドであると真顔で言える人間が果たして)
(この世界に何人いる事だろうか。主人に仕える猟犬であると真面目に答える人間なら知っているけれど)
んん、そうだね。普段は学校に通ってるよ。
××学園ってあるじゃない。この山降りたとこにある学園。
キャンプは……割と頻繁にやってるよ。これも鍛練の一環さ。
(つらつらと答えながら自分は学生であることを明かし、パーコレーターにペットボトルに入った水を注ぎいれて)
(テーブルの下から取り出した小型ガスバーナーに接続したスパイダーストーブにセットして、高火力で湯を)
(沸かす以前は焚火で沸かしたのだが不味かった。焚火の火力ではコーヒーを楽しめないとの)
(経験則からこれらのセットを購入するに至った。メイドさん――白河は警戒していないが油断なく)
(周囲の状況や男の持ち物、テーブルに乗せられたものから疑問を持ち、思考を巡らせている)
虹色……ああ、俺の晩飯ね。食べたよ。
血抜きして捌いて焼いて食ったよ。うん、なかなか美味だった。
(そして推測したことの確証を得る為の質問に、さらりと答える。野性の獣の肉は寄生虫や病原菌の関係で)
(店頭に並ぶことはまずない。だが世の中には変わったものを食べるたいと望む人間もいる)
(異形と呼ばれ、妖魔と呼ばれるイキモノの肉を食う事は、夜の世界では多少変わったことに分類されこそ)
(するが決して異端視される行為でもない。積極的に行うのは、極一部の人間とこの男くらいだが……)
【こちらこそよろしく】
- 82 :
- 学生か、奇遇だな私もちょうどその学園に通っている。
学生にも身で自己鍛錬というのも………珍しい話だな。
(普通は大人に指導してもらってしかるべきだ。)
(かくいう自分も、メイドとしての技術や心構えなどは祖母から学んだ。)
(それをしない、となると単なる反抗期か、それとも大人に頼りたくない理由でもあるのか。)
君は独学で異形狩りを?
(自分も異形狩りそのものは独学で行ってはいるが、それを可能とする戦闘技術は祖母仕込みであり)
(また、天宮コネクションという環境が作り出したものだ。)
ほう、食用には適さないと思ったが………
それとも、そういう個体だったのだろうか……これだけ異形が多い環境だと筋が増えそうなものだが。
君の調理方法がよかったという線もあるな。
(あっさりと、ふてぶてしいとすら思えるほどの態度で目の前の男は言い切る。)
(ここにいたり、白河はこの男を飼い馴らすなどということは不可能だという考えに至る。)
(右手を口元に、左手で右腕を支えるように組むと、じっと考える。)
うむ、君のことはそこそこわかった。
そうだな、君は顧客を得る気はあるかな?
(ようは天宮の支援の元、天宮の命で異形狩りとして生きる気はあるかということだ。)
(自分の見立てが正しいかどうかの確認でもある。)
- 83 :
- へえ、白河さんも学校に?
メイドしながら学生生活ってのも……凄いな。
(エロいゲームの登場人物みたいだと言おうとして自重した。紅裂拓兎だって週に一日くらいは)
(変態じゃない紳士になる時だってあるのだ。他の日は変態という名の紳士だが……)
(――恐らくは、メイドとしての必要なスキルや資格は全て修めており、仮の身分として)
(学生をやっているのだろうと推察できる。理由まではわからない)
俺は異形狩り専門ってわけじゃないけど、まあ、殆ど自己流だね。
あとは俺自身の力。
(湯が沸いたので蓋を開けてバスケットの中に挽いた豆を入れて、もう一度弱火で加熱する)
(俺自身の力とは、言うまでもなく「異能」のことだが、ここでは説明しない)
食う為に繁殖させた家畜も悪くないが、偶には野趣溢れる肉も悪くないもんだよ。
仮に不味くても小麦粉とバターと醤油があれば大抵食えるし。
(それは単に味を誤魔化しているだけとも言うが、食べられるならそれでも可なのだ)
(美味い物はどう食べても美味いが、不味い物をそれでも工夫して食べるのも食の楽しみである)
ん……まあ、夜の世界の傭兵と言っても使い捨ての駒だしな。
それこそ、天宮家クラスが人間が雇ってくれるなら、是非にと言う奴は多いだろうな。
(傭兵が戦うのは金銭の為である。私的な理由――復讐や信念の為に戦う人間は向かない)
(強いて言うなら自分に支払われる金銭こそが傭兵の信念であるとも言える)
ま、俺は走狗として使うには反抗的すぎるからお奨めしないけど。
(そして紅裂拓兎は、私的な理由で他者や世界と戦っている人間である)
白河さんが俺を可愛がってくれるなら、まあ、ありかも知れないけど。
個人的に俺に力を貸せっていうなら、少しくらいは手伝うけどよ。
犬でも猿でも捕獲してくるよ。猫だけは勘弁な。
(冗談めかして付け加えて、笑う。年上のメイドさんに可愛がってもらえるのは、年下の女の子に)
(罵られるのと同じ程度にはご褒美ではあろう。金銭で働く気はあっても縛られる気はないのだ)
- 84 :
- 学園に通うのは若者の義務らしい。
メイドとして生きていくのは決まっているが、人としてそれ以外のものを学ぶのは当然だろう?
少なくとも私はそう思うように育てられ、納得しているよ。
(妙な間に疑問を感じとり、予測されると思われる質問に答える形で言葉を出す。)
(そうして言葉をまじわす間にも紅裂き作業を続ける。バスケットから豆を用意するあたり)
(そこそこ凝り性であるらしい。得体のしれない生き物の肉を食らうあたりは繊細とは程遠いかもしれんが。)
………ふむ、専門ではないか。
それはどういった意味なのか尋ねても?
(作業する人間を見ているとどうにも落ち着かない。むしろなんで目の前で他人が動いているというのに、と感じてしまう。)
(家主を立てることが必要だと、いうことがわかっていてもどうにもこうにも手足が働こうとしてむず痒い。)
謙遜、とみていいかな。
これでも褒めているつもりさ。君が食べたとされているあの異形天宮で研究中の種族でな。
肉質についても研究してきたよ。
(それらを踏まえて、捌いて食用にまで持って行ったのは称賛に値するものだった。)
傭兵稼業自体があまり必要とされない国だからな。ここは……
(一つうなずき、紅裂きの言葉に同調する。)
わかった。そういわれると思っていた、いや予想よりも柔らかい物言いではあったけれどね。
君の推奨通り、君との専属契約はあきらめよう。
(専属契約を結ぶにあたって、反抗的、というのはいただけない。)
(そもそも専属契約自体が安定した供給を得るために行われるものだ。それがいちいち反抗にあうとなれば)
(専属契約の意味がない。)
……いいのか?結局のところ、私は天宮の意思を体現しているだけに過ぎないんだが。
まぁ、可愛がってくれというのならばかわいがること自体は悪くないと思っているよ。
年下の面倒を見るのは好きだしな。
(うむ、とうなずき真顔で返す。年下、というよりは可愛げで未熟さが見えるといった方がいいか。)
(どうにも自分はそういったものを好ましく思うところがある。「可愛い」と感じるといっていい。)
(もっとも、目の前の男にそれが必要だとは思えないが。)
それでは、君のことは私が個人的に頼ることができる人間の一人として数えておこう。
機体はしてもかまわないのだよな?
(そして確認の意味を込めて付け足した。)
- 85 :
- ふむん、にゃるほどー。
若者が人として学ぶべきものと言えば、社交性と道徳かな。
(確かに集団生活でしか培えないものはあるだろう)
(それを学ぶならもっと他にもいい学園はあるだろうし天宮家の関係者なら)
(上流階級層しか通えない学園に通っていそうなものだが、偏見だったらしい)
俺の力は俺だけの特異性だから。
他の人間には使えないって意味だよ。
(作業の合間を縫って、掌を差し出してパチリと指を鳴らす。きらりとした粒子が唐突に出現した)
(珪素の粒子が掌の中で踊って星雲のように渦をまいて小宇宙が揺れる)
(集った星々が生み出したのは、水晶で出来た薔薇の花だった。はいと、それを彼女に差し出す)
へえ、あの虹色わんこちゃんがね。
ふうむ、癌の特効薬の原材料になるって話は聞いてないぞ。
アンチエイジングに効果的ってわけでもないし。
(異形の生態は今でも闇の世界で研究が続けられている。そして表側で権力を握る天宮家が)
(研究するに値する価値があの異形にはあると言うのだろうか。確かに食用として売り出すには)
(あれは好みが別れるだろうし、家畜として繁殖させるにも向いていない)
俺は気に入らないことには何でも噛みつくからな。
もっと従順で、腕の立つ傭兵は他にもいる。雇うならそっちにした方がいいよ。
(この国は平和である。少なくとも建前としては。だから表では生き術が限られている)
(裏でも、傭兵稼業というのは評価が低い。自前の戦力を減らしたくないとか、使い捨ての汚れ役を)
(押し付けるとか、そんな理由で雇用されることが殆どである。別に不満もないけれど)
はは、年下は可愛いものだよ。生意気で、背伸びしてるけど、妙なとこで純真だしね。
俺が可愛くないのは確認するまでもなく明らかなので言及しなくてもよろしネ。
(うんうんと同意を示して頷く。こんな時、なんとはなしに思い出す顔はやっぱり久遠ゆりかだったり)
(兵部晶だったりする。紅裂拓兎が純真さや可愛げなどを欠片も有していないのは確定的に明らかだ)
うん、いいよ。素敵なメイドさんの為ならエーンヤコラだ。
何ならメアドの交換でもする?
(物凄く安請け合いしている感はあるが、この男のスタンスは大抵こんなものだ)
(異端者でありながら、人との繋がりを求めては失望し、それを懲りずに繰り返している)
はい、出来たっと。どうぞ。
砂糖はお好みで。ミルクとクリープはないんで勘弁してくれ。
(予備のマグカップを取り出して、銀色の器にコーヒーを注ぎいれる)
(スティックシュガーと一緒にテーブルの上に置いて彼女へと差し出す)
- 86 :
- 【あと、もう1レスと思ったがここらで凍結だろうか。】
【明日は平日だし早めに切り上げたほうがよいと、進言してみるよ。】
- 87 :
- 【あー、それもそうだな気を遣わせて悪い。】
【うん、そうしよう。予定通り月曜日の22時からで構わないかな】
- 88 :
- 【いや、こちらがしたいからしているだけさ。】
【問題ない、予定に変更は今のところないよ。】
【それでは今回もお付き合いに感謝させてもらう。】
【お疲れ様だ、だんだんと暑くなってくるころだが、体調には気をつてな。】
【それでは失礼する。】
- 89 :
- 【ああ、こちらこそありがとう】
【お互い、体調管理はしっかりしておこうな】
【お疲れ様。またよろしく】
【以下空いてます】
- 90 :
- 90
- 91 :
- >>85
(作業をとめた手ががこちらにむけられる。)
(その上で粒子が渦巻き誕生を体現するかのようにきらめきを放つ。)
……綺麗なものだな。――そして少し残念だ……
(水晶でできた薔薇を眺めながらつぶやきを漏らす。)
(今の会話に議題というものを挙げるとすれば、それは戦闘についてだろう。)
(この儚く煌めく結晶も時としてしの道具に使われるということ他ならない。)
薔薇以外にも何か作れたりするのだろうか?
(月明かりに透かしてみると、よりその美しさが際立つ結晶細工を眺めながら紅裂に移した。)
ああ、もしDSに関係することで君に頼むことができたのならば
その時に説明させてもらおう。その時まで企業秘密ということにしておいてくれ。
(癌の特効薬にアンチエイジング――どちらも違うが似たようなものか。)
(物質転送システム。その原動力となる鉱物を作り出すと知ればどんな顔をするだろうか。)
(と思いながら人差し指を唇に当てた。)
おや、気に入らないところに噛みつき、およそ常人ではしないようなところでキャンプをしている君は
背伸びをしているわけではないのかな?
(なんだかんだ言ったとしても、自分たちの歳では何をやったとしても背伸びをしていることには変わらない。)
(大人でも踏み入れないこんな世界に入っているのなら尚更だ。)
(それを理解していてもしていなくとも、自分たちは必至でつま先で立、手を伸ばすのだろう。)
(そんな考え方をしているゆえに、意地悪く笑みを浮かべて問いかける。)
ああ、別に私のためだけに私のアドレスを使わずともいいぞ?
天宮が最優先とはいえ、君のことを可愛がると言ったからな。できる限りそれにも応じようじゃないか。
(天宮の為ならば容易く、こんな口約束など破るがな――と心中で付け足しておく。)
(自分が誰のためのメイドであるか確認するための行為だ。)
ああ、ありがとう。いただくよ。
(そう言って、軽く混ぜブラックのまま一口すする――淹れてもらったコーヒーなのだしキャンプ地なのだから)
(しかも同僚というわけでもなし、口を出さずに楽しもうじゃないかと、必に自分に言い聞かせて、ふぅと一息つく。)
【それではよろしくお願いする。】
- 92 :
- その気になれば色々作れるよ。
もっとも、用途はあんたの想像通りだろうけどね。
(綺麗だという称賛と、残念だという感想。後者に関しては、こんな綺麗な力で無残な屍を)
(生み出すことに関してだろう。偶に言われるが、他にこの力の用途があるわけでもない)
了承した。
あ、その薔薇は白河さんに進呈しよう。出会った記念に。
(企業秘密だと言われれば追及もできない。このメイドさん、特殊工作員並みに口が堅そうだ)
(主人への忠誠、組織への帰属意識というのは、案外馬鹿にならないのはよく知っている)
さあ、どうだろうな。俺は俺が思うように生きているだけだが……
(少しばかり意地悪な問い掛けに、首を傾げる。今まで出会ってきた人間と、してきた無数の)
(屍たちの顔を思い浮かべる。言葉にならない混沌が渦巻いて、何を言うべきかわからない)
あんたがそうであるように、俺にも自分の芯ってものがあれば、マシな答えが出せるんだろうがな。
(彼女の芯にあるのは天宮家への硬い忠誠だろう。自分にあるのは反骨精神くらいなものだ)
(だから、ゆるゆると首を横に振る事くらいしかできない)
ぶふっ!可愛がる云々は冗談ですがな。ジョーク。
メイドさんに色仕掛けで籠絡されてみるのも面白そうだけど実際に試してみる気にはなれましぇん。
(僅かな対話の中で理解できたのは、彼女は天宮の為のメイドであり、それ以上でも以下でも以外でもない)
(という事だ。主人の為ならだれでも利用するだろうし、誇りを持って籠絡するだろうし、平気で裏切るだろう)
(どっかの猟犬とキャラが被ってるなぁ、とか言ってはいけない。アレとは似て非なるものだ)
あ、でもメイドさんの手料理とかお弁当とか一度は食べてみたいです。
(色事は別として、食に関する愉悦はこの男にとっては抗いがたいものである)
安物の豆だけど、外で飲むのも乙なものでしょう。
(自分の分をマグカップに注いで入れて、半分まではブラックで味わいを楽しむ)
(暫く、魔物の棲む夜の山中とも思えないゆるい時間が流れる)
【こちらこそよろしく】
【とは言ってもそろそろ〆の段階かな】
【そちらの都合のいいようにお願いする】
- 93 :
- 肉を切り裂き、刺し貫くには十分な硬度はあるようだしな。
ふむ…………
(反面日常的に、たとえばDSを捌くナイフ代わりに使うということはないように見える。)
(燃費の問題か、それとも野生の獣を捌くほどの強度を得ることはできないのか。)
(両方ゆえのトレーニング………ともとれるがすべてが想像の域を出ない。)
…………では、ありがたく頂戴しよう。
(月明かりから離すと、どこまでの強度があるかわからないがとりあえず胸元にさしておくことにした。)
そうか、では自分が何を思いそれに従っているか……
私ならば「天宮のメイドとして生きること」を思い、それを良しとし思う心に従っている。
年端もいかなくとも、経験が足りなくともそうあろうと必で手を伸ばしている。
(スゥ……とかすかな呼吸をして、いったん区切る。)
なに、ましな答えが出せることが良いことばかりだとは思わないさ。
即決め、間違った道を進む者もいる。悩む気があるなら悩むのも一興だよ。
(時折考える嫌な考えを思い出す。)
(自分の子の生き方はとてつもなくつまらない生き方なのではないかという疑問。自分の意思だと思っているものは、誰かのものなのではないかという。)
(自分はとうに踏み外しているのではないかという――――「大丈夫だ」と心中でつぶやき笑みを作る。自分を目の前の青年を鼓舞するように。)
じょぉく…………むぅ、すまない。気づかなかった。
思わず本気で君の言動を可愛いと思うように解釈し始めていた。
頭を撫でることも、ぎゅっとしてにゃーっとすることも全然かまわないと思っていたところだ。
(こくん、と一つうなずく真顔。頭髪をおさめたキャップを直すようにふちをなぞり)
(むぅと唸り声を一つ上げて)
(そうだな、とつぶやき。それでもちゃんとドリップしたのかとか、雑味がどうのだとか考えて)
(妙な口出しをしようかと考えている口を抑え込むこと数分。)
(ゆるゆると流れる時間にも限界が来る。具体的にはこちらから紅裂への質問が途切れ)
(かつ、有限たる時間が回収担当者との合流する時間を告げるあたりだ。)
――さて、私はそろそろ仕事に戻ろうと思う。
中々、有意義な休息を取らせてもらった。礼を言う。
また、用があるときは先ほどのアドレスに連絡を入れようと思う。そちらもそうしてくれ、さすがにこちらから天宮へ進言はできないが。
それでも私個人で力になれることがあれば力にもなろう。
(立ち上がりそう言って、軽くスカートを直すとゆっくりと頭を下げて、振り返る。)
(――異能者一人と出会い連絡先を控えたのは良い収穫差と思う。それが凶と出るか吉と出るかは別として。)
【では私はここらで〆とさせてもらおう。】
【長期にわたっての付き合いすまない。そして感謝しよう、ありがとう。】
- 94 :
- 耳が痛いね、それは。
(自分が思ったように行動して、それが裏目に出て失敗と挫折ばかりの人生)
(それでよしと思ったこともあれば、妥協したこともある)
(時々思う。自分の人生とは何なのかと。無論、自分の為の人生だろう)
まーあ、諦めるつもりもないけどさ。
(それでも、自分の心の従ってメイドとしての自分をよしとして生きている女性もいる)
(まるで己を、そして紅い男を鼓舞するかのように、静かな笑みを浮かべている)
例えそれが与えられたものであれ、仕組まれたものであれ、自分で進むことに良しと言える
なら、それはなんというか……うん、とてもよいことだと思う。
(例えば今もどこかで生きているはずの魔女もそうだ。与えられた使命をそれでも自分の中で消化して)
(昇華して自分の生き方として据えている。メイドとして生きることを良しとしている彼女も、きっとそうだろう)
え、いや、あの、それは無理があり過ぎると思うのですけど……
(紅くて奇妙で馬鹿でかい男のどこに「可愛い」と思える要素を見いだせるというのか)
(見る角度を変えても赤は赤であり、青には見えない。それくらい無理なことだと思う)
(このメイドさん、若干天然入ってませんか?なんて夏なのに冷や汗たらりである)
ああ、こんな時間までお疲れ様だぁね。
うん、用事がなくてもメイドさんのラブメールなら大歓迎ですよん。
――あい、魁!了承学園ですよ。用事があったらその時はよろしくね。またな。
(任務に戻ると言い席を立つ彼女を見送りつつ、アドレスを入力した紅い色をした携帯電話を掲げて見せる)
(闇の中に溶ける白いメイド服を見送ると、そろそろ夜も更けてきた頃だ。テーブルの上の物を片づけて)
(寝袋に入って――と、またどこかで獣たちが騒いでいる。近い。何者かが近づいている気配がした)
もうひと暴れするかな。
(誰と出会おうと別れようと、紅い男の生活は変わらない。夜闇の中、凶暴に笑う)
(白河と対談していた時の和やかさは欠片も残っておらず、ただ幸せそうな、禍々しい笑みを浮かべる)
(ゆるりと歩き出しながら、紅裂拓兎は今夜最後の闘争に赴いた)
【それでは、俺の方はこれで〆】
【いやいや、俺の方こそメイドさんとロールが出来てうれしかったし楽しかった】
【機会があれば、またよろしく。お疲れ様。】
- 95 :
- 【見届けさせてもらった。】
【そう言ってもらえるようなら幸いだ。】
【こちらこそ、またノキア飢餓ればよろしく頼む。】
【お疲れ様、おやすみなさい。】
【以下空室となる】
- 96 :
- 黒
- 97 :
- 去
- 98 :
- 夏日
- 99 :
- 救急
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