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2012年5月エロパロ86: それでも町は廻っているでエロパロ (169)
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それでも町は廻っているでエロパロ
- 1 :10/11/12 〜 最終レス :12/05/03
- 前のスレは落ちたみたい
- 2 :
- 2
- 3 :
- >>2までに四日かかるってどうよ、これ
- 4 :
- 2までに4日かかるスレは糞スレポコ。
- 5 :
- ポコ
- 6 :
- ポコ
- 7 :
- ポコ
- 8 :
- ポコ
- 9 :
- ポコ
- 10 :
- ポコ
- 11 :
- あの話でエロ思いつけは辛くないか?
俺にはできなかった。
ほとりはエロとは無縁そうだし、タッツンも難しい。
大人しく落としとけ。
- 12 :
- レベルの問題だろ
- 13 :
- ポコ
- 14 :
- 夏秋と歩鳥のエロパロが見たい未来設定でもいい
ポコ
- 15 :
- ポコ
- 16 :
- 弟とやっちゃえばいいじゃん
- 17 :
- エロ免疫のない歩鳥かわいい
- 18 :
- エビちゃんが弟君を襲ってるところを目撃してしまう歩鳥
- 19 :
- 歩鳥とエロゆきがキスしてる場面
を目撃するたっつん
- 20 :
- ポコ
- 21 :
- 常にチンポ欲しがってる歩鳥
- 22 :
- 非エロでも大丈夫か?
- 23 :
- 問題ないぜ
色っぽいシーンがあればなお良いがな!
- 24 :
- 投下いきます
・エロ無し。キスシーンあり。
・タッツン告白済みの“if愛の逃避行”
・真田と歩鳥Only
それではどうぞ
- 25 :
- 「ふたりで遊んだの何年ぶりかねぇ」
嵐山と学校をさぼってふたりで遠くの町まででかけた帰り。バスの中で嵐山がとうとつにそんなことを聞いた。
「ねぇ」
相槌もそこそこに俺は嵐山と遊ばなくなった理由を考えていた。
「小っさい頃はよく遊んだのにねぇ」
そう。たしか小3くらいまでは一緒に遊んでいたはずだ。
「なっなんで遊ばなくなったのかな……」
かまをかける、とまではいわないが、ためしに聞いてみることにする。
「覚えとらんのか!?」
「は?」
ほ、歩鳥がバスの狭い席の中でこう近づいてきて、ああ顔が近い息が近いにおいが近いもうだめだ!!
「あんたが『女なんかと遊ぶかよバーカ』って言ったんだよ!」
あ……あああああああああ!
そ、そういえば、そんなことをいった気がする……
言ったかも。
「……申し訳ありませんでした」
「別にいいけど。いつかはいってやろうと思ってたんだよね」
- 26 :
- 「お前はいいよなあ……」
「へ? なにが?」
「いいたいことを、隠さずにいえて」
俺は、「おまえがすき」この六文字もいえないってのに。
「それが楽だからね。でもなによいきなり。なに? あんた悩みでもあんの? あたしでよければ話してみなよ。すこしは気が晴れるかもよ」
「歩鳥」
「!!」
ずっと……ずっと前から呼んでやりたかった名前。ガキの頃から数えて数年ぶりになる呼び方。嵐山なんて他人行儀じゃない、俺の想いが篭った名。
「好きだ……付き合ってほしい」
「え……あんたが、あたしを?」
「……ああ」
っはは。やっといってやった……っても、そんなに驚くようなことかよ。
「……あ。もしかして、タッツンに告白されたときにいってた「ほかに好きな人がいる」って……あたし?」
「そう……なるな」
「そっか……へへへ」
はにかみわらいを浮かべ、肩を寄せてくる歩鳥。えっと……これは、どういうことなんでしょうか。
「あたしもね。好き……だったんだよ。真田……じゃなくて、ヒロのこと」
「……おお」
「タッツンがさ、ずっと前から真田君真田君いってたから。あたしも目が行くようになってさ……気づいたら、好きになっちゃってた」
単純だな! いやでも今はその単純さに感謝あああああ上目遣いで肩寄せてくる歩鳥可愛いよおおおおおお!!
「じゃあ……告白の返事は……」
「ん……いいよ。あたし、ヒロと付き合う」
はーるがきーたはーるがきたーどーこーにーきたー!
やーまにきーたーさーとにきーたおーれーにーきたー! もう六月だけどな!
「……ね、ヒロ」
目を閉じ、顔を近づけてくる歩鳥……つまり、これは……ええい、ままよ!
「……んっ」
歩鳥の薄くても形のいい唇が俺の唇。目と鼻の先にたがいの顔があるのがわかる。いや、俺も目を閉じてたから見ることはできないが。
気づけば、たがいに手をにぎっていた。
やわらかく、生暖かい歩鳥の唇。人肌のぬくもりが、歩鳥の心が、唇をとおして俺に伝わってきたような気がした。
かすかに香る麦の匂いが……ん? 麦?
「歩鳥……お前、さっき弁当くってたよな」
「……う、うん」
とちゅうで顔をあげられたことに、若干戸惑いつつ歩鳥が答える。
「お前、その時なに飲んでた?」
「……麦茶」
おばあちゃんかお前は!
かくして、俺たちふたりのファーストキスにして、俺にとっても歩鳥にとってもファーストキスは、麦茶の味とあいなった。
まあ、その時繋いだ手は、バスを降り、俺が歩鳥の家に送って別れるまで、一度も放さなかったのだが。
Fin.
- 27 :
- 以上!
真田&歩鳥や歩鳥&猛が好きな自分にとって第七話はごちそうでした。
というかあの2本を一緒にするとか卑怯すぎるよ。GJすぎるよ。
- 28 :
- 乙!
真田視点はやっぱりいいな、心の声がw
- 29 :
- GJ!いいね!
ただ個人的な好みで言わせてもらえば告白したところで
「え?ええぇ?!」
って驚いてあとずさったあと背中向けて
「い、いきなり何いってんのよ……ほんとに?」
「ああ……」
っていう感じのやり取りがあったらなお萌えられたかなぁ
- 30 :
- 真田視点いいな。ニヤニヤしてしまったw
- 31 :
- そのままふつーにつきあって
ふつーにペッティングして
ふつーに4回失敗後成功して
ふつーにサルのようにやりまくる姿まで妄想を進めて
そのまま自己消化して自己完結してしまいました
申し訳ありません
- 32 :
- 投下行きます
・ミシンそばの翌日
・非エロ
・真田×歩鳥
では、どうぞ
- 33 :
- 「おっはよー、真田!」
登校中。珍しく嵐山から声をかけられた。
「ああ、嵐山。今日は早いな」
「ん。ちょっとねー」
そういい、何気なく俺の手を取ってくる嵐山えええええ!? K、KOOL! KOOLになれ! こいつの突拍子の無さは昨日やさぼったとき十分わかってるはずだ。焦ることなんてないはず……!
「今日はまた寒いねー」
「だなー……」
な、なるほど! こいつは俺の手で暖を取りたかったんだな!? そ、そうだ、きっとそうに違いない……
「なんか今日は今年で一番寒くなるらしいよ?」
「マジかよ」
「もう十二月だからねー」
「そうだなー」
「ね、ね、クリスマスさ。シーサイド貸し切ってみんなでなんかやろうよ!」
「お、いいなそれ!」
そういやもう十二月なんだよな……俺の高校生活もあと一年ちょっとか。
俺は……いつまで嵐山のそばにいることができるだろうか。
いや、季節などには関係なく、人間はいつかぬのだ。
俺は……嵐山に、歩鳥にこの気持ちを伝えないまま終わってもいいのか?
「なあ、歩鳥」
「!! ……あ、あんたがその名前で呼ぶのって、ずいぶん久方ぶりだね……じゃあこっちも意趣返しってことで。どしたの? ヒロ」
!! や、やっぱりこいつの言葉は常に破壊力が高いな。びっくりしすぎて心臓が止まりそうだぜ……ええい、いかんいかん! こんなところで終わってそうする!
「俺さ……前からお前のこと好きだったんだよな」
「え、ええ、ええええええっ!」
驚き、繋いだ手を払いのける歩鳥。
悪意が無い、反射レベルの拒絶ということは俺にもわかる。
だがそれが、まるで世界そのものに拒絶されたかのような錯覚を覚え――
「歩鳥、好きだ! 俺と、付き合って欲しい」
堪えきれず、俺は歩鳥の華奢な身体を抱きしめていた。
- 34 :
- 「ま、また情熱的ですね。真田さん」
「あ……ご、ごめん……」
「あ、あやまらなくていいんだよ!? そ、その必要性はまったくない……かな。うん」
抱擁からほどいた手をふたたび繋ぎなおす歩鳥。そんなに寒いのか?
「というか、ずいぶんと急だったね」 「人間は、いつぬかわからないかな。だから、今いっておきたかった」
俺は、昨日それを嫌というほど思い出さされた。
「……あたし。誰かと付き合ったりsたこと無いよ?」
「ああ」
よくしってる。
「だから、デートの段取りとかわかんないし、そもそもあんたにこれからどう接していいかわかんないし……付き合ったら、いろいろ迷惑かけるとおもう」
「……そっか」
……これは先を急ぎすぎたか。どう考えても玉砕の空気しかしねえ。
「それでもよかったら……こんな、嵐山歩鳥でよかったら、あなたの彼女にしてください」
あれ? あれええええええええええ!?
マ、マジかよ……こんな簡単に成功していいのかよ。どうしちゃったんだよ、俺。
「……ヒロ?」
「あ、ああ……すごくうれしいよ。これから、改めてよろしくな、歩鳥」
こうして、嵐山歩鳥は俺の彼女に……彼女。嵐山が、俺の彼女。
うわあああああああ!!実感ねえええええええ!!
……あー。こういうのも、たぶん直さなきゃいけないんだろうな。将来的に。
まあ、そんないつかくるはずの未来は置いといて。
俺は、今与えられている幸せを精一杯享受しよう。
Fin.
- 35 :
- 「ま、また情熱的ですね。真田さん」
「あ……ご、ごめん……」
「あ、あやまらなくていいんだよ!? そ、その必要性はまったくない……かな。うん」
抱擁からほどいた手をふたたび繋ぎなおす歩鳥。そんなに寒いのか?
「というか、ずいぶんと急だったね」 「人間は、いつぬかわからないかな。だから、今いっておきたかった」
俺は、昨日それを嫌というほど思い出さされた。
「……あたし。誰かと付き合ったりsたこと無いよ?」
「ああ」
よくしってる。
「だから、デートの段取りとかわかんないし、そもそもあんたにこれからどう接していいかわかんないし……付き合ったら、いろいろ迷惑かけるとおもう」
「……そっか」
……これは先を急ぎすぎたか。どう考えても玉砕の空気しかしねえ。
「それでもよかったら……こんな、嵐山歩鳥でよかったら、あなたの彼女にしてください」
あれ? あれええええええええええ!?
マ、マジかよ……こんな簡単に成功していいのかよ。どうしちゃったんだよ、俺。
「……ヒロ?」
「あ、ああ……すごくうれしいよ。これから、改めてよろしくな、歩鳥」
こうして、嵐山歩鳥は俺の彼女に……彼女。嵐山が、俺の彼女。
うわあああああああ!!実感ねえええええええ!!
……あー。こういうのも、たぶん直さなきゃいけないんだろうな。将来的に。
まあ、そんないつかくるはずの未来は置いといて。
俺は、今与えられている幸せを精一杯享受しよう。
Fin.
- 36 :
- 以上!
先月号のラーメン屋の回を見て「二人きりで飯!? 真田もかなり落ち着いてるし、公式の真田×歩鳥化も順調だな。重畳重畳」と思ったのは自分だけでいい。
- 37 :
- GJ!
う〜んこっちの告白もいいですなー
二人が付き合い始めたらたっつーはどんな反応するんだろう・・・
- 38 :
- 歩鳥×タケル
きぼん
- 39 :
- ほしゅ
- 40 :
- 未だ紺先輩の話にならないだと…
- 41 :
- >>40
「そこでつばめに乗り換えて……いらっしゃい、紺先輩」
「あ、ああ……よく驚かなかったな」
「さっきの電話、背後の音声にかすかですが日本人の子供の声と踏み切りの音がしました。さっき「今向こうの空港にいる」っていったでしょ? そういう嘘をいう人って、逆に近くにいることのほうが多いんですよ。
近くにいるって頃は今日中にきて驚かせようとする意思があるってことでしょ?
つまり、最低でも今日中に紺先輩はくる……それだけわかってたらあとは心の準備だけです。簡単でしたよ」
「……流石プロの推理作家は違うなー」
「それほどでも。お帰りなさい紺先輩。イギリスはどうでした」
「いやーやっぱ本場のベーシストは違うわー。色々勉強になったよ」
「よかったで……いいなー。あたしもいきたかったなーロンドーン!」
「ハハハ。取材とかいっていかせてもらえば?」
「タッツ……担当さん厳しくて……」
「……あいつも大変だな。最近どうよ。みんななにやってんの?」
「特に変わりはありませんよ。あたしはシーサイドの店長兼作家」
「メインが喫茶店かよ」
「真田は鮮魚真田二代目。タッツンは主婦やりながらあたしの編集してくれてますし……」
「ああ。辰野結婚してたんだっけか。席はいれてたけど披露宴はこの前だっけ?」
「はい、タッツン綺麗でしたよ……」
「へー、そりゃ見てみたかったなあ」
「後で写真見せてあげますよ……それでですね、先輩」
「ん? なんだ?」
「……真田と、結婚することになりまして」
「……は?」
「披露宴終わった後……プロポーズされまして。まあ、断る理由もなかったし」
「マジかよ……式はやんのか?」
「いえ、お金かかりますしそれはないです。あー……」
「なんだ?」
「せっかく先輩戻ってきてるんだし、ちょっとした会みたいなことはやりたいですね。どうせならその日に籍いれよっかな」
「歩鳥……いついれるかとか決まってる?」
「まだですね。先輩しばらくこっちいるんでしょ?」
「ああ」
「じゃあ決まったら連絡しますよ。そん時はパーッと遊びましょう!」
「……だな。っと、悪い。歩鳥。あたしそろそろ行くわ」
「へ? いくって、どこへ?」
「そろそろ宿きめねーと」
「なんだ。それならここ泊まっていってくださいよ」
「……いいのか?」
「はい。ばあちゃんに、線香あげてやってください」
「……わかった。先いってる」
補足説明
歩鳥……髪が長くなっている。デフォルトはポニテ。24歳。ばあちゃんの遺言により、シーサイドの店長を勤める。静ねえちゃんと同じく推理作家としての顔も持つ。
紺先輩……25歳。プロのベーシスト。三年の留学から帰国。
真田……24歳。鮮魚真田二代目。親父はまだ生きている。はげていない。このたび念願叶って歩鳥と結婚することに。プロポーズの言葉は「俺、嵐山と結婚したいんだけど」
タッツン……24歳。髪が短くなっている。大学時代にできた彼氏と卒業してすぐに入籍。専業主婦と編集者の二束のわらじをはく。
ばあちゃん……故人。歩鳥が大学を卒業と同時に亡くなる。その際残された遺言により、歩鳥はシーサイドを継ぐことになる。
メイド風喫茶シーサイド……歩鳥が店長を勤める喫茶店。ぶっちゃけると半コスプレ喫茶。基本はメイド服着用だが状況に応じて資料という名で購入した無数のコスチュームを使い分ける。冬場は巫女服だったり夏場は浴衣だったり。
- 42 :
- 紺先輩にちんこ生えた話を書いてみたんだが
百合スレでは要らんと言われた。
- 43 :
- ではここに書くポコ
- 44 :
- そもそもの設定からして紺先輩は男の娘だよね。
- 45 :
- ttp://aug.2chan.net/img/b/src/1292573636378.jpg
歩鳥は可愛いが、たっつんが持てる武器を総動員したら
道程なんてひとたまりもないというのに
- 46 :
- タッツンエロいよタッツン
このエロさは声とかメガネとか
- 47 :
- 「あんた、弁護士より検事に向いてるかもね」
ナポビタンCを全部飲んで眠れなくなった猛を連れた夜の散歩から帰り、冷えた身体を
暖めるために一緒にお風呂にはいっていた歩鳥は、手慣れた様子から猛に度々の夜遊びを
見抜かれ、頭まで湯船に沈みこんだ。
そして目を瞑って息を詰め、そのまま暫くじっとしていた歩鳥だったが、不意に目を開けて
ぶるっと身震いすると、ざばりとお湯から頭を出した。
(う…オシッコしたい…)
散歩に出る直前、トイレに行こうとしてたのを歩鳥は思い出した。散歩中は適度な緊張感で
忘れていたが、身体が冷えたせいもあるのだろう、お風呂に入ってリラックスしたら、急に
尿意が強まってきてしまった。
(うー、メンド臭いな…)
歩鳥は風呂のドアを横目で眺めて胸の内でぼやいた。嵐山家は風呂とトイレは別々になって
いて、トイレに行くにはもう一度服を着なければならない。恥ずかしいから、ではなく、肌寒い
からというのがその主な理由だが。
(あーもう、どうしよう…)
湯船の中でそわそわしながら歩鳥は考えた。まだお湯に浸かったばかりで、身体が完全に温まる
まで、もう暫くはかかるだろう。それまで我慢するか? 今すぐ漏れそうとまでは切迫しては
いないし。(でもなー…)
しかし、尿意を抱えての入浴と言うのは、どこか悲しいものがある。かと言って、また服を着て
それからまた脱いで…なんてのも激しく面倒くさい。
(もう、しょうがないな…)
しばらくの間考えを巡らせていた歩鳥は、心を決めるとゆっくりと立ち上がった。
「あれ、お姉ちゃんもう出るの?」
バスタブをまたいで出ていく姉に、隣でお湯に浸かっていた猛が声をかける。たった今、入った
ばかりなのに…。
だが、歩鳥は彼の疑問には答えようとはせず、不意にこちらを振り向くと、洗い場のタイルの
上でしゃがみこんだ。股間の割れ目が丸見えとなり、実の姉とは言えさすがにどぎまぎとなる
が、次の瞬間、猛の目は点になった。
シャアアアアアアアア……
その割れ目から、激しい水音を立てながら勢いよく水飛沫が迸り出したのだ。狭い浴室に、
たちまちアンモニアの臭いが立ち込めていく。
「な、何やってんだよお姉ちゃん! こんなとこでオシッコなんかすんなよ!」
「だって、トイレまで行くのメンド臭いんだもん」
オシッコをしながら、さすがにちょっと照れ臭そうに言う歩鳥に、猛はがなりたてる。
「メンド臭いんだもん、じゃねーだろ!」
うるさい弟に、歩鳥は鬱陶しそうな顔になる。「いいじゃん、すぐ流せるんだし。だいたい
身体についたオシッコとかウンチとか、ここで洗い流してるわけでしょ? 同じよ同じ」
「同じじゃねーって! オシッコはちゃんとトイレでしろよ!」
「あーもう…」歩鳥は面倒臭そうに弟から視線を外した。「堅い、堅いな〜。あんた、本当に
将来弁護士や検事が向いてるよ」
「……」
あくまで引こうとしない姉に、とうとう猛は黙り込んでしまった。そして、頑固でだらしなくて
ものぐさで、思った事をその場で実行に移してしまう姉に、彼は将来弁護士になることを
本気で決意するのだった。
おわり
- 48 :
- こんなんでいかがでしょう? 以下おまけ
「ふぅ〜…」
呆れ果てた猛が見守る前で、やがてオシッコを出し尽くした歩鳥は、ほっと息をついた。ちょんちょんと
腰を振って滴を切ると、シャワーを手にとって、股間やタイルにお湯をかけてオシッコを洗い流す。
そしてあらかたオシッコを注ぐとシャワーを元に戻し…(うん?)
そこで歩鳥が、不意に何か考え込むような顔になって動きを止めたので、猛が不思議そうな顔をする。
(何やってんだ…?)
と、歩鳥は床にある排水口の蓋に手を伸ばし、それを取り除いた。下から、ぽっかりと口を開いた
パイプが姿を現す。そして歩鳥は、身体の向きを変えると、今度は猛にお尻を向けてしゃがみこんだ。
丁度、排水口の真上にお尻が来るように。
(ま、まさか…)猛の顔が真っ青になる。(まさか、まさか…)「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
狭い浴室に、猛の悲鳴が響き渡ったが、姉を止める事はできなかった。
おわり
- 49 :
- っちょwwwwwおまwwwwwwwwwww
- 50 :
- まさかのスカ!
- 51 :
- 小さい頃風呂場で小便してたこと思い出した
- 52 :
- アニメ放映終わって100行かなかったか。
- 53 :
- だって歩鳥でエロ書くとギャグになっちゃうし
- 54 :
- よし分かった。
ここで俺が長年温め続けて来たチンコ生えた紺先輩と歩鳥の話をですね…
- 55 :
- 11話
紺先輩が歩鳥に馬乗りになるシーンはやばかった
- 56 :
- チーズ食ってる夢を見ていたら、先輩が顔に馬乗り、とかの方が良かった。
- 57 :
- 嵐山家の間取りってどうなってんのかな
- 58 :
- コミックに間取りが載ってた記憶が。
- 59 :
- 5巻40話 嵐山家、火事になる
の表紙だった。
- 60 :
- そんなのあったんだ。
- 61 :
- ユキコが自分の部屋が欲しいっていいだすときに二階の間取りわかった気がする
- 62 :
- タケルの部屋は歩鳥の部屋の隣でよろしいか?
- 63 :
- >>47は途中でスカトロにいってしまったが、本来予定してたSSを
- 64 :
- 「寝れそう?」
深夜の脱衣場で服を脱ぎながら、歩鳥がタケルに訊ねる。ナポビタンCを全部飲んで眠れなく
なった弟を連れた夜の散歩から帰り、冷えた身体を暖めるためにこれから一緒にお風呂に入る
ところだ。
「たぶん」
歩鳥の隣で、やはり服を脱ぎながらタケルは答えた。時刻はもう0時を過ぎ、町をあちこち
歩き回ってほどよく疲れたおかげで、これでようやく寝付けそうだった。深夜の散歩に連れ出して
くれた姉を、タケルはちょっぴり感謝の眼差しで見つめた。
(やっぱ高校生は違うなぁ)
普段姉の事をバカだバカだと内心バカにしていたが、自分の知らない夜の町の顔をあれこれ
よく知っているうえ、意外と知恵も回る彼女を、タケルはちょっぴり見直していた。知恵と
言っても悪知恵だが。
(…!?)
と、その時タケルの心臓が不意に跳ね上がった。服を脱いだ歩鳥の剥き出しの胸が、目の中に
飛び込んできたからだ。(えっ? へっ?)うろたえながら、タケルは慌てて姉の胸の膨らみから
視線を逸らした。そしてはやる胸に手を当て、何度か深呼吸をして鼓動を落ち着かせようとする。
(な、なんでこんなドキドキすんだ…?)
タケルももう小五、女性の胸を見てドキドキするのはごく当たり前の反応ではあろうが、相手は
実の姉、しかも今でもたびたび一緒にお風呂に入る仲で、こんなふうになったのは今夜が初めてだ。
恐らくはナポビタンCの影響と、夜の散歩を通して歩鳥にオトナの雰囲気を感じた相乗効果の
せいだろうが、姉の裸体に初めて覚えたこの胸の高鳴りに、タケルはとにかく戸惑うばかりだ。
「……」
大きく息を吐きながら、ちらりともう一度姉に目をやると、歩鳥は上着を置いて、ズボンに
手をかけたところだった。歩鳥がズボンを下ろし、ズボンから脚を引き抜こうと前屈みになると、
小さな乳房がプルっと控え目に揺れ、再びタケルの心臓がドキンと跳ねた。
(お姉ちゃんのおっぱい…柔らかそうだなぁ)
それは高校生にしては少々残念な乳房だったが、普段タケルが目にするクラスの女子に比べれば、
十分すぎるサイズである。まして余計な服や下着を取り去った生の状態であれば、より大きく、
より柔らかそうに感じられるというものだ。タケルはしばし我を忘れ、ぼーっと歩鳥の乳房に
見惚れていた。
「ん? どうした?」
「べ、別に。なんでもない」
と、弟の様子が少々おかしいのを目ざとく見つけた歩鳥が訝しげに訊く。タケルは慌てて
視線を逸らすと、ぶっきら棒に答えてあたふたと服を脱ぎ、さっさと浴室へと入っていった。
(なんだありゃ?)
取り残された歩鳥は、しばらく弟の消えた浴室のほうをぽかんと見つめて突っ立っていたが、
やがて首を振ると残ったパンツも下ろすと、自分も浴室へと足を踏み入れた。
- 65 :
- (う…)
湯船に沈もうとしていたところに、正面から姉が浴室に入って来るのが見え、タケルは困った
ように視線を泳がせた。胸の膨らみもさることながら、股間の淡い茂みやその下にある割れ目も、
見慣れていたはずなのに、何故か今は彼の心をざわめかせる。タケルはなんとか意識を逸らそうと、
湯船の前に跪いて洗面器でお湯を浴び始めた姉のほうを極力見ないようにして、なにか話題は
ないかと考えを巡らせた。
そうだ、気になってたあのことを聞いてみよう…「お姉ちゃん…」
「んー?」
「夜中に時々出かけてるだろ?」
「え…なんで?」
話しながら、歩鳥が湯船に入ってくる。タケルは視線は真っ直ぐ前を向け、姉の裸を直視しない
ようにしつつ、横にずれて場所を空けた。
「バレないように気をつけるの、色々うますぎる。今日が初めてじゃないよね?」
「う……。あんた、弁護士より検事に向いてるかもね」
図星を突かれた歩鳥は、隠れるように頭までどぼんと湯船に沈んだ。姉の突飛な行動に、
タケルがつい視線を向けると、歩鳥はお湯の中で身体を丸めて大きく脚を広げていて、澄んだ
お湯を通して、胸も大事な部分も全てが彼から丸見えとなっていた。
(うわ…)
タケルは生唾を飲み込み、姉の裸を見ないようにしていたことなどすっかり忘れて、お湯の中の
彼女の裸身にまじまじと見入った。控え目な胸の膨らみと、その頂点にある小さなピンク色の突起、
お湯に漂う薄い恥毛、股を大きく広げているせいで、内部の薄桃色の果肉をわずかに覗かせている
股間の割れ目…。姉の身体をしげしげと眺めているうちに、タケルの心臓はますますドキドキと
高鳴り、さらに股間では、彼の分身がむくむくと頭をもたげ始めてしまう。(えっ、あ、あれ?)
ペニスの異変を感じ、タケルは視線を姉から自分の股間に移すと、おろおろとそこを押さえ
つけた。(な、なんだ…?)
タケルももう小五、勃起の経験はこれが初めてではなかったが、まだ性的興奮と勃起の関連を
はっきりとは理解しておらず、姉の裸に見入っていて恥ずかしい場所に変化が起きたことに、
ただただ当惑と気まずさを覚え、なんとか鎮めようとぎゅっぎゅとペニスを押さえる。
(あれ? あれ?…)
だが、抵抗も虚しく、タケルの分身はみるみる膨れていき、ちょっと力を入れただけで腰が
震えるくらいに、じんじんと切なく疼くまでになってしまった。(うわっ、うわっ、あっ…)
「ぷはぁ!」
股間を押さえておろおろするタケルの隣で、歩鳥がお湯から頭を出した。ぶるぶるっと頭を
振ってお湯を飛ばし、それから弟の様子がおかしいのに気付いて、彼を不思議そうに見つめた。
「どうかしたの?」
「な、なんでもない…」
おかしくなってしまった股間を見られないよう、姉に軽く身体を背け、タケルは答えた。が、
挙動不審な弟に、歩鳥はますます訝しげな顔になる。
「あんた、さっきから少し変だよ。まだナポビタンCが効いてんの?」
「…!」
姉の言葉に、タケルははっとした。そうかも…。チンチンが変なのも、きっとあんなのを飲んだ
せいに違いない。だったら、これもお姉ちゃんになんとかしてもらおう。思ってた以上にオトナな
姉なら、これの直し方も知ってるかもしれない。タケルはそう考え、思い切って歩鳥のほうを
向くと、口を開いた。「あ、あのさ、お姉ちゃん…」
- 66 :
- 「?」
「俺、その………ちょっと変なんだ」
「それはもうわかってるって。で、なにがどう変なの?」
「あの、その……」
しかしペニスの具合が変だとはどうしても言い難く、タケルはごにょごにょと口ごもっていたが、
その間もペニスが切なく疼いてしょうがなく、遂に辛抱できずに、彼はぎゅっと目を瞑ると、
両拳を握りしめて叫ぶように言った。
「チ、チンチンが変なんだよっ!」
「ふえ?」
タケルの告白に、歩鳥は目をぱちくりとさせ、それから視線を下へ…弟の股間へと移し、そこで
初めて弟がその分身を雄々しく猛らせているのに気付いて、目を丸くした。「!?」
そして一瞬の間を置いて、歩鳥はばっと後ろに飛びずさると、背中を浴槽の縁に押し付けた。
「な、な、な…」口をパクパクさせ、屹立したタケルの肉棒をわなわなと震える手で指さす。
「なんじゃこりゃ〜!」
歩鳥ももう高校生だけあって、タケルと違って男性の勃起のことはさすがに知ってはいる。
とはいえ、それはあくまでも知識の上だけで、実物を見るのは初めてだ。しかも普段見慣れた
ポークビッツのような可愛らしいモノが、大振りの無着色タラコみたいになっているのだから、
その驚きは大きかった。
「ね、ねえお姉ちゃん、これもやっぱりナポビタンCのせいかな?」
「ぎゃ〜〜こっち向けるな〜〜〜っ!!」
もっとよく見てもらおうとペニスを突き出すタケルに、歩鳥は両手を前に突き出してぶんぶん
振ってそれを止める。だが、それでいてどこか妙に冷静で、その叫び声はしっかりと小声だった。
「あ、う、うん…」
慌てふためく歩鳥に、タケルは弱ったになると、とぷんとお湯に沈みこんで湯船の中で正坐を
した。そして上目遣いで姉に訴える。「ねえ、これ、どうしたら元に戻るかな?」
「し、知らないわよそんなの!」
「そんなこと言わないでよ。なんかじんじんして、これじゃ眠れそうにないよ」
「ああもう…」
しつこい弟に、歩鳥はお手上げといったように目をぐるりと上に回した。そして投遣りな感じに、
ぼそっと呟くように言った。「そんなのオナニーでもすりゃスッキリして元に戻るわよ、きっと…」
「おなにー?」タケルが効き慣れない単語に一瞬きょとんとし、それからみるみる顔を輝かせて
いく。「おなにーってなんだ? やっぱり元に戻す方法知ってんのか?」
「し、知らない、知らないよぉ!」
歩鳥はしまったという顔をしてぶんぶんと首を振ったが、もう後の祭りだった。息子の疼きを
止められそうだと知ったタケルは、壁際にへばりついている姉のほうへぐいっと身を乗り出して
詰め寄った。
「今言ったじゃんか! 知ってんだろ、教えろよ!」タケルが睨むように歩鳥を見つめて言う。
そして一転、泣きそうな顔になって訴えかける。「お姉ちゃんがあんなの渡すからだぞ。頼むから
さ、戻し方知ってんならケチケチしないで教えてよ!」
- 67 :
- 「う…」
そんなふうに言われると、なんだか自分が悪かったような気になってくるし、タケルが可哀想
にも思えて、今度は歩鳥が弱り顔になる。あまりエロ免疫はないとはいえ、歩鳥ももう高校生だ、
身を焦がすような昂りを覚えることもしばしばあった。自分は自慰でそれを鎮めているが、
解消法を知らないタケルは、さぞかし辛いことだろう。
「わかった、わかったわよ。なんとかするから!」
そして遂に根負けした歩鳥が自棄気味に言うと、タケルがぱぁっと顔を輝かした。「ホント!?」
(はは、めっちゃ嬉しそうだな…)嬉し涙をこぼさんばかりに喜ぶ弟に、歩鳥は苦笑を禁じ得ない。
「だからちょっと落ち着けっての」「う、うん」
タケルが姿勢を正し、また湯船の中で正座すると、歩鳥はようやく人心地つき、壁にへばりつく
のをやめて彼女も姿勢を正した。「はぁ〜…」そして深い溜息を漏らすと、わくわくした様子で
待っている弟をじろりとねめつけ、言った。
「ほら、ちょっと立って、オチンチン見せてみな」
「ん…」
言われた通りにタケルが立つと、歩鳥のすぐ目の前に、未だびんびんとそそり立ったままの
ペニスがお湯の中から姿を現した。
(うわ、すご…)
改めて見ると、本当に大きい。といっても小五としては平均的で成人男性には遥かに及ばない
サイズだが、通常時のモノしか知らない歩鳥には、十分に巨大に見える。
「うう…」
おっかなびっくり、歩鳥は弟の強張りに右手を伸ばした。ふざけて握ったことは何度かあったが、
勃起した状態で触るのは、もちろんこれが初めてだ。しかも、触れて、そしてスッキリさせて
あげなければならないのだから、処女の歩鳥には気が重いし荷が重い。それに、なんとかするとは
言ってみたものの、男性をスッキリさせる方法なんて、クラスメイトのワイ談などを小耳に挟んだ
程度でしか知らなかったし、まして相手は実の弟なのだ。(なんの因果でこんなこと…)
歩鳥は胸の内でボヤいたが、今さら後戻りもできない。覚悟を決めると、歩鳥は弟の分身に、
ちょんと指先をつけた。
「んっ…!」
「ひっ!?」
その途端、タケルは思わずびくんとペニスを跳ねさせた。歩鳥は驚いて手を引くと、バンザイ
するように…あるいは降参するように両手をあげる。だが、それ以上は何事もなさそうだと知ると、
ゆっくり手をおろして弟を睨みつけた。「お、脅かさないでよ!」
「あ、ご、ごめん…」
もごもごと謝っている弟の股間に、歩鳥は改めて右手を伸ばしていった。たかが子供の…弟の
ペニスであたふたしている自分がなんだかみっともなく思えて、歩鳥は恥ずかしさを押しし、
敢えて先ほどよりも大胆に、陰茎をそっと握りしめてみる。
- 68 :
- (うわ、びくんびくんいってる…)
タケルの分身は、まるでそこだけ独立した別種の生き物のように、歩鳥の手の中でびくびくと
痙攣するように小さく蠢いていた。恥ずかしさと不気味さに、思わず手を離したくなるが、
事前の心構えもあったし、タケルもあまり過剰に反応しないように必に堪えていたおかげで、
歩鳥はなんとか弟の強張りを握り続けることができた。
(凄い、かちかちだ…)
手の中に感じるタケルの肉棒は、いつも目にする、力なくふにゃりと頭を下げている姿からは
想像もつかないほどに、固く力強く逞しかった。(男の人ってこんなになるんだ…)初めて触れた
勃起した男性器の感触に、気恥ずかしさなどあっと言う間にどこかに消え去り、歩鳥は興味津々で
弟のペニスを弄り始めた。
「へぇ〜…」
拳からはみ出した、皮を被った先っぽ部分を物珍しそうに眺めながら、固さを推し量るように
きゅっきゅっと軽く握り込み、そして手を根元の方へスライドさせて皮を引っ張り、亀頭を
露わにさせてみる。「痛っ!」
「あ、ごめん、痛かった?」
ぱんぱんに膨らんだ亀頭が半分くらい姿を見せたあたりで、包皮が引っ掛かってタケルが顔を
歪めた。歩鳥はこともなげにおざなりに謝ると、手を緩めて皮を元に戻した。もう一度、今度は
痛がらない程度に手を根元の方へスライドさせ、それから動きを反転させて、先っぽに向けて
擦りあげる。亀頭が完全に拳の中に消えるくらいでまた逆に動かし、それから上へと、歩鳥は
徐々にリズミカルに、弟の性器を扱き始めた。
(こんな感じかな?)
聞いた話では、こんなふうにしてあげると男性は気持ち良くなって、そしてシャセーするらしい。
歩鳥は上目遣いで弟を見上げ、訊ねた。「ね、どんな感じ?」
「ん…」
熱っぽい目で自分の分身を擦る姉の手を見つめていたタケルは、ぼんやりと歩鳥に目を移した。
「な、なんかくすぐったくて…そんで、さっきよりもっと…えっと…じんじん…してきた」
「ふむ…」
歩鳥は小難しそうな表情で弟の肉棒を見つめた。自分が自慰をする場合も、少しくすぐったい
感じがして、そして『じんじん』する。どうやらこの方法でいいらしいと歩鳥は判断すると、
熱心にペニスを扱いていく。
「あ…ん…」
擦られるにつれ、ペニスの疼きはどんどん強く切なくなり、その疼きは内腿のあたりにまで
広がっていった。呼吸が荒くなって、タケルの裸の胸が大きく上下するようになり、姉に弄られる
性器を見つめている目が、どこか潤んでくる。
(あ、なんかもっと固くなってきた…)
手の中でタケルの陰茎がますます固さを増すのを感じ、歩鳥も次第に胸をどきどきさせていく。
まだ幼い弟を昂らせているのだと思うと、背徳的な興奮を禁じ得なかった。(タケル、気持ち良く
なってんだ…)
歩鳥の喉がごくりと動く。弟の性器を見つめる彼女の目もいつしか熱っぽく潤み、そして
下腹部の奥がじんわりと熱くなってきて、歩鳥は無意識のうちに太股をもじもじと擦り合わせた。
ぞくぞくとしたものが背筋を這い上がり、我知らずぶるっと身震いすると、彼女は弟の陰茎を扱く
手を一段と強めた。
- 69 :
- 「あ、お、お姉ちゃん…なんか…チンチンが…おかしくなっちゃうよぉ」
さらに激しくなった姉の手淫に、タケルの股間の昂りは、『じんじん』を遥かに通り越して
ずくんずくんという強烈な疼きへと膨らみ、それまで押し黙って姉の手コキを受けていた彼は、
我慢しきれなくなって上ずった声を漏らした。これ以上擦られると、ペニスが破裂してしまい
そうな心地がする。ちょうどオシッコを限界まで我慢している時のような、あの感じに近い
ペニスの膨張感に、タケルは姉に訴えるように言った。
「オ、オシッコ、オシッコ漏れそう…!」
(オシッコ…?)
すっかり弟の分身を扱くのに夢中になっていた歩鳥は、弟の声にぼんやりと反応を示した。
自分も、イキそうな時にオシッコを漏らしそうな気分に襲われる。きっと男の人も…タケルも
そうなんじゃないだろうか。
タケルがイキかけてる…。歩鳥はまたも身震いをした。見てみたい。タケルがイクところを。
タケルがシャセーするところを…「いいよタケル、ここでしちゃいな」
「え…!?」
湯船の中、そして姉の目前での放尿を勧められ、タケルは思わずぎょっとして姉を見つめた。
そんなこと、できるわけないだろ! 通常ならば歩鳥にそう食ってかかるところだろうが、
今はそんな気力はなかった。込み上げる快感にタケルの意識は混濁し、姉を見つめる瞳からは
焦点が失われていった。
もうどうでもいいや、このまま漏らしちゃえ…。「あっ、あ、出ちゃう、オシッコでちゃう…」
快感に喘ぎながらタケルはうわ言のように呟いた。「はっ、あっ、あ、出ちゃう、出ちゃうよぉ…
あ…ん、あ……あっ、うあっ!?」
「ひえっ!?」
タケルのびっくりしたような声と共に、歩鳥の手の中でペニスがびゅくんと跳ねるように大きく
脈動し、同時にその先端から白くねばねばした液体が勢いよく迸った。顔面から胸元にかけて
その大半を浴びた歩鳥は、弟の陰茎を握り締めたまま、呆気に取られたように固まった。
「うはっ、あっ…!」
タケルの喘ぎとペニスの脈動は続き、白濁液がびゅっ、びゅっと先端から噴き出して、ペニスを
握る歩鳥の手を汚し、お湯の中に落ちていく。あたりには強烈な栗の花のような青臭い香りが
立ちこめた。
「ふぁ、あ…ん……」
そして徐々に肉棒の脈動は治まっていき、それにつれて噴き出す精液も減って、やがて鈴口から
とろとろと滲み出る程度となっていった。歩鳥はのろのろと、力を失いつつある弟の性器を離すと、
白い粘液にまみれた手を呆然と見つめた。
- 70 :
- (うわぁ…ホントにシャセーした…)
射精させるためにペニスを扱いていたとはいえ、歩鳥はどこか信じられない気分だった。
夜の散歩に行くというだけでおおはしゃぎしたり、起きたまま0時を迎えてパ二くってたくせに、
勃起して、シャセーもして…。胸のドキドキが止まらず、頬が熱く火照る。タケル、もうオトナ
なんだね…。
「な、なんだよこれ…」
と、タケルの怯えたような声がして、歩鳥は精子で汚れた手から弟へ目を移した。タケルも
歩鳥に視線を向け、声を詰まらせながら彼女に言った。「こ、この白いのなんだ? 僕、大丈夫
なの?」
射精したらスッキリするものとばかり思っていたのに、予想に反して不安そうなタケルに、
歩鳥は目をぱちくりとさせたが、すぐに弟が精液のことを知らないのだと気がついた。オナニーを
知らなかったのだ、射精するのもきっと初めてなのだろう。
「大丈夫だって、精液だよこれは。学校で習わなかった?」
何も知らない弟に、歩鳥がちょっぴり優越感に浸りつつ言うと、タケルがきょとんと訊き返す。
「せ、せーえき…?」
「そ、赤ちゃんの素。これが女の子のお腹の中に入ると赤ちゃんができるの。オメデトウ、
これであんたもオトナだね」
タケルはしばし呆然と、姉の顔や身体にかかった精液を見つめていたが、やがて不安げに口を
開いた。
「お姉ちゃんにかかっちゃったけど、妊娠するのか?」
「顔や手にかかったくらいじゃ妊娠しないっての」
本当に何も知らないんだなと、歩鳥は苦笑交じりに答えた。オトナなんだか子供なんだか…。
とはいえ、お湯にもかなり垂れ落ちて、白いふわふわした塊がいくつも湯の中を漂っている。
それがアソコに入っちゃったらマズイかもと、歩鳥は洗面器を取ると、掬い取り始めた。
「ほら、あんたもオチンチン綺麗にしな」
「あ、うん…」
タケルが洗い場に出て、シャワーで性器を洗っている間、歩鳥はせっせとお湯に浮いた白くて
もやもやした塊を取り除いていった。そしてタケルがペニスを綺麗にし終え、また湯船に入って
来ると、あらかた漂う精液を取り除いてしまった歩鳥が入れ替わりに外に出て、今度は自分の
身体についたザーメンを洗い落とし始める。
「は〜、やれやれ…」意外としつこくこびりついた精液をようやく落とし、再び湯船に浸かった
歩鳥は一息ついた。そしてふと、隣でかしこまったようにお湯に浸かっていたタケルに目を向けた。
「…もう大丈夫? 寝れそう?」
「……」
タケルは歩鳥とは目を合わせず、無言でコクコクと頷いた。「…そう」
歩鳥もあまり多くは語らず、視線を弟から外すとぼんやりと宙に漂わせた。そして二人は
ぎこちなく押し黙ったまま、身体が温まるまで風呂に浸かっていた。
- 71 :
- 今日はここまで。後編はまたいつか。
- 72 :
- GJ今から読む
- 73 :
- これこそ待ち望まれていたもんだ
すげええ
- 74 :
- GJと言わざるを得ない。
- 75 :
- >>70の続きいきます
- 76 :
- 「静かにね」
「うん」
しばらくして脱衣所のドアが静かに開き、バスタオルを身体に巻いて服を抱えた歩鳥と、
同じく服を手に、タオルをマントのように肩から羽織ったタケルが姿を現した。そして二人は
足音を忍ばせ、歩鳥が先頭になって二階にある自分たちの部屋へと向かう。
「……」
歩鳥の後ろを歩くタケルは、少し足取りが重かった。先ほど歩鳥の手によって初めての射精を
した余韻が抜けきらず、まだ身体が少しだるくて頭がなんだかぽーっとしている。それでいて、
姉の肢体が瞼の裏に焼きついていて離れず、まだ心臓とアソコがどきどきじんじんしている
感じで、まだ完全には落ち着いていない。
だが、姉に触ってもらう前よりは、だいぶ鎮まってはいた。きっと“シャセー”したおかげだ
ろう、これならなんとか眠ることができそうだ。タケルは足を止めると、階段を上がり始めた
歩鳥の後ろ姿を見ながら思った。やっぱり高校生は凄いな……(あ!?)
だがその時、タケルの目が真ん丸に見開かれた。歩鳥が階段を上がるにつれ、短めに巻いた
バスタオルの中のお尻が丸見えとなったからだ。(うわ、うわぁ…)射精した後はすっきりした
せいか、姉の裸にもあまり動揺しなくなっていたタケルだったが、心の準備ができていない
ところに不意打ちを食らわされ、再び心臓がばくばくと早鐘のように打ち始めた。バスタオルで
中途半端に隠されている今のほうが、浴室で丸出しになっていたのを見ていた時よりも、一層
胸の奥をざわめかせる。
まるで無防備に眼前に晒される姉のヒップに、タケルはきょどきょどと目を左右に泳がせて
いたが、階段を上がる歩鳥の脚の動きにあわせて左右に艶めかしく動くぷりんとしたお尻に、
否応なしに視線が引き付けられていった。そしてふらふらと誘われるように、彼は歩鳥の後を
追って階段をのろのろと上がり始めた。目の前の悩ましい光景に、股間では彼の息子が再び
むくむくと頭をもたげていく。だが、所詮は一般家庭の階段、あっという間に上りきって歩鳥の
ヒップはまたすぐ見えなくなるが、しかしタケルの心臓と股間は平静を取り戻すことはなかった。
「そんじゃ、明日寝坊すんなよ」
「あ、う、うん…」
階段を上がってすぐのところにある自室のドアを開けながら、歩鳥が後から来る弟に声をかける。
タケルは気まずそうにもじもじとしながら俯き加減に肯いたが、歩鳥のほうもどこか上の空で、
そんな弟の様子に気付くことはなく、彼女は素っ気なく「じゃ、オヤスミ」とだけ言うと、部屋に
入って静かにドアを閉めた。
- 77 :
- 「ふう…」
部屋に入って一人になってしまうと、歩鳥は溜息をついてベッドに向かい、そこに腰を下ろした。
しばらく肩を落とし、ぽつねんと座っていたが、やがて右手を顔の前に掲げるとじっと見つめる。
(タケル…オチンチンあんなになるんだ…)
さっき握りしめた弟の勃起したペニスの感触が、未だ掌に生々しく残っている。太くて固くて、
熱くて…。男性の…弟のペニスがあんなふうになるなんて、まだどこか信じられない。それに、
身体に浴びせられた熱いザーメンと、むせかえるようなあの青臭い香りも…。タケルの前では
平静を装っていたが、まだ彼女の動揺も完全には治まってはいなかった。
「ふう…」
もう一度物憂げに溜息をつくと、歩鳥はベッドの上にごろんと仰向けに横たわった。今まで
タケルのことは、いくら生意気なところがあるとはいえ、弟、子供としか見ていなかったが、
勃起し、射精するのを目の当たりにし、否応なしに“男”を意識させられてしまう。
(タケル、大きくなったなぁ…)
また右手を見つめ、しみじみと思う。そして一拍おいて、歩鳥はみるみる顔を真っ赤に
染めあげた。「…って何見て思ってんだあたしは! 違う、エロい意味じゃなくて、いや確かに
大きかったけどいやいやそうじゃなくてオトナになったなっていやだからシャセーしたとか
そういうんじゃじゃなくてぇ…」
ひとしきり一人ボケツッコミしたあと、歩鳥は顔からぷしゅーと湯気を立ち上らせると、
ベッドの上でごろごろじたばたと転がった。(う〜、今度はわたしが眠れなくなりそうだよ…)
どうしても脳裏からタケルの雄々しく勃ったペニスの映像が離れない。冷えた身体を温める
ためにお風呂に入ったのだが、今は逆に、タオル一枚だけなのに身体中が熱く火照って
しょうがない。(ああもう、タケルのやつ…!)胸の内で弟に恨み事を呟きながら、歩鳥は
ごろんごろんと幾度も寝返りを打っていたが、やがて彼女は仰向けになって、その動きを
ぴたりと止めた。
「……」
目を瞑って右手を胸に置く。胸の奥でドキンドキンと高鳴っている鼓動が、掌に伝わってくる。
落ち着こうと、何度か深呼吸してみるが、胸のドキドキは一向に鎮まろうとはしない。歩鳥は
胸に手を置いたまま、はぁ、ふぅ、と何度か切なげな吐息を漏らしていたが、やがて胸に置いた
その手がやわやわと動きだして、タオルの上から小さな膨らみをさすり始めた。
このままじゃ自分も眠れそうにない。だったら自分もいっちょスッキリするか…
「ん…」
熱い吐息を洩らしながら、乳房をそっと押さえるように撫で回すと、小振りな胸だが感度はよく、
たちまち身体中にぞわぞわするような官能が広がっていく。「はぁ、ん…」右手はやがてタオルの
合間から中へと忍び込み、直に乳果を弄り出した。きゅっきゅっと乳肉を軽く揉みしだき、そして
先端にあるちっちゃな突起を摘まみ、くりくりと扱いてみる。「あ、ふ…ん…ふぁ…」歩鳥の吐息は
ますます熱っぽくなり、手の動きも次第に激しく大胆になっていく。その動きに耐えきれず、
胸元で巻きつけていたバスタオルがはらりとはだけ、右手に弄ばれる乳丘が剥き出しになるが、
誰かに見られているわけでもなし、歩鳥は構わずに乳房を慰め続けた。
- 78 :
- 「はぁ、はぁ…あ、ん…」
指で弄ぶうち、乳首は固く尖りだし、それにつれて得られる快感も強く大きくなっていく。
高まる快美感に、脇に垂らしてもどかしげにベッドをさすっているだけだった左手も胸に伸び、
両の乳房を鷲掴みにして揉み回す。「はぁ…ん、あ…はぁ…」甘やかに喘ぎながら乳肉を揉み込み、
そして歩鳥は愛撫の手を左手に交代すると、右手を下へ…股間へと伸ばしていく。
「ん…」
一番大事な部分に辿りついた右手で、タオルの上からすっすっとそこを撫でる。無意識のうちに
膝を曲げ、じれったそうに太股を擦り合わせながら、歩鳥はしばらくタオル越しに股間を擦って
いたが、すぐにそれだけでは我慢できなくなり、タオルの裾を捲り上げて性器を露わにすると、
改めてそこに手先を這わせた。
「ん…!」
ほっそりとした指先がスリットを押し割って内部に入り込み、熱く火照る内側の襞肉に触れると、
歩鳥はビクッと肩を震わせた。一瞬、太股をぎゅっと強く擦り合わせるが、すぐに力を抜いて
股間からこみ上げてくる甘美な刺激に身を委ねていく。
「あ、くぅん…ん…ふ…」
歩鳥はうっとりと目を閉じて首をのけ反らせ、甘い声を漏らしながらクリトリスを包皮の上から
何度も何度も擦り、指先で器用に包皮を剥いて尖り始めた肉芽を露出させると、指の腹で転がし、
軽く摘まんで扱き立てた。そしてさらに指先は秘花に伸び、柔らかな襞肉をこね回し、それから
また先へ進んで、愛蜜を滴らせ始めた膣口を指先でさする。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
歩鳥はしばらくの間指先を秘口でさ迷わせていたが、やがて目を開けると首をもたげ、そこへ
じっと視線を注いだ。この格好では直接膣口を見ることはできないが、指とアソコの感触で、
膣口に触れているのはちゃんとわかる。(ここに…アレが入るんだよね?)
そこに触れながら、歩鳥は風呂場で見たタケルの男根を思い浮かべた。今触れている人差し指
なんかより、もっとずっと長くて太くて逞しかったアレ…(ホントにあんなの入るのかなぁ?)
「んっ…」
歩鳥はじっとそこに視線を注いだまま、ゆっくりと指を胎内に沈めていった。徐々に徐々に指が
消えていき、そして膣に異物が入り込んでくるのがわかる。マスターベーションはもっぱら
クリトリス弄るのがメインで、挿入はあまり慣れていない。痛くはないが、指一本だけでもかなり
窮屈で、歩鳥はひしめき合う柔肉を怖々と掻き分けながら、奥へ奥へと指を進ませ、ほどなく
根元まで挿入を果たしてしまうと、そっと抜き差しを始めた。
「はぁ…ん…ふぁ…ん…」
興奮に荒ぐ息と、ちゅく、ちゅく、という微かな水音が静かな室内に響く。指が撫でる秘肉から
じんわりと快美感が込み上げて全身に広がり、身体がますます熱く火照っていく。これが
アレだったら…指じゃなくて本物のオチンチンなら、いったいどんな感じなんだろう? 指を
抜き差ししながら歩鳥は想いを巡らせた。指よりもずっとずっと太い、あのフランクフルト
みたいなのがこの中に入ってきたらいったい…。「ふぁ!」
その様子を想像した瞬間、身体が一気に熱くなるのを感じて、歩鳥は一段と大きな喘ぎ声を
漏らした。アソコからじゅわっと蜜が溢れるのがわかる。指の抽送にあわせて響く水音が、
じゅぷっ、じゅぷっと大きく淫らになっていく。「あはっ、あ、ん…ふぁっ、あ、はぁっ、はぁ…」
口をだらしなくあけて大きく喘ぎ、興奮のあまり目の端に涙を浮かべ、歩鳥はペニスに貫かれて
いる自分を想像しながら、夢中になって指を出し入れさせた。タケルの、ペニスに。
「あはっ、あっ、す、凄いよぉ…」
ぐちゅ、ぐちゃ、ぬちゅ……。粘っこい水音をたてながら、べとべとになった人差し指が肉門
を激しく出入りし、歩鳥は指を一番奥まで突っ込むとぐりぐりと捻って中を掻き回し、掌底を
クリトリスに押し当て、そこを擦り立てた。左手は乳房をぎゅっぎゅっと強く揉みしだき、乳首を
転がし、弄ぶ。「あっ、あはっ、あふっ…」口端から、たらりと涎が垂れる。そして彼女は
昂りを感ずるまま、うわ言のように口走った。「あはっ、あ、ふぁ、あ…タ、タケル…っ!」
- 79 :
- ぎしっ…
彼女が弟の名を口にしたその時、歩鳥の耳に微かに廊下が軋む音が聞こえてきた。オナニーに
夢中になっていた歩鳥は、それが意味するところをすぐには理解できず、数秒ほど指の抜き差しを
続けたが、そこではっとなってベッドの上にがばりと跳ね起きた。誰かが部屋の外にいる…!
慌てて歩鳥が視線をドアへと向けると、ドアが半分ほど開いて、暗い廊下にぼんやりと人の顔が
浮かびあがっていた。「ひ…!?」咄嗟に布団の中に頭を突っ込み、隠れる。「で、出たーー!!」
「いや、それさっきやったし…」
困ったような顔をして、タケルが歩鳥の部屋へと入ってきた。実際、歩鳥はタケルに向けるように
布団からお尻を突き出していて、目のやり場に困る。散歩に出る前も同じことをしていたが、
あの時はちゃんとジーンズを履いていた。しかし今は何もつけてないせいで、アナルも大事な
部分も丸見えだ。
「なんだ、タケルか…」
それが弟だったのがわかると、歩鳥は顔を赤らめながら布団から頭を出し、ほっとしたように
ベッドの上にぺたんと座り込んだ。だが、すぐに別の事実に気付いて一段と顔を赤くする。
「あ、あんた、いつからそこにいたの!?」
「え、あ、ぼ、僕…」
後ろ手にドアを閉めつつ、タケルは焦る様子の歩鳥に、見てはいけないものを見てしまった
のを察し、しどろもどろになって弁解した。「お、お姉ちゃんに頼みがあって…そしたら、その…
お姉ちゃんが…裸で…僕の名前呼んでて…」
(き、聞かれてたー!)さらに赤くなって、もはや顔から火を吹き出しそうになっている歩鳥に、
タケルは訊き難そうに訊ねた。「何…してたの?」
「な、なんでもないわよっ! あ、あれは…その…」ちょっと口ごもってから、はっと何かを
思いついた顔になって後を続ける。「あれは、アソコが痒かったからちょこっと掻いてただけ!
あ、あはははー、いやー痒いなー、蚊にでも刺されたかなー、あははははは…」
「え〜…」
愛想笑いを浮かべて股間をぽりぽりと掻いてみせる歩鳥に、タケルは微妙な表情になった。
まだ蚊なんて飛んでないって…。
「んで、なんなの? 何か用があるから来たんでしょ? もう遅いし、さっさと言いなさい」
「え? あ…」
だが、ツッコミを入れる前に歩鳥に畳みかけられ、タケルはせかされるようにベッドの脇に
いくと、そこで気まずそうに姉を見つめた。「あ、あのさ……その…」タケルはしばし口ごもって、
それから思い切って口を開く。「あのさ、またチ、チンチンが変なんだっ!」
「ふえっ?」
ぎょっとして歩鳥がタケルの股間に視線を向けると、パジャマのズボンの前が、大きくテントを
張っているのがわかる。
「頼むからさ、さっきのまたやってよ」
「えっ、えぇぇぇ〜…!!」
- 80 :
- 今回はここまで〜。次回で終わる予定です。
- 81 :
- はい来た、ついに来たよ!!GJ!
- 82 :
- ナチュラルかつ濃厚な描写
うまいなぁ…
- 83 :
- なんという素晴らしいスレ
続きを楽しみにしてるポコ
- 84 :
- 文才がうらやますい
- 85 :
- 歩鳥ってオナニーしてるの?
- 86 :
- 1.赤ちゃんの作り方も知らないよ
2.机の角にお股を押し付けてるよ
3.クリちゃん弄るよ
4.指を挿れてるよ
5.器具使ってるよ
6.オナニーどころかチンポハメまくり咥えまくり後ろの穴もビバカモン
- 87 :
- 2か6で
- 88 :
- 歩鳥と産卵プレイしたい
- 89 :
- 続きはまだかな?
- 90 :
- だめだよ催促しちゃ
気持ちは分かるけど
歩鳥と紺先輩絡ませたい
- 91 :
- ウキと八百屋絡ませたい
- 92 :
- >>90
すまんかった気長に待つっす。
- 93 :
- >>79の続き行きます。
どうでもいいけど(よくないけど)タケルの学年間違えてたぎゃあああ。
忘れちゃったんで暫定で書いてたらそのまま訂正し忘れてたよ・・・。
- 94 :
- タケルの“お願い”に、歩鳥はぶんぶんと頭を振った。「ダ、ダメダメ、さっき教えたでしょ、
あとは自分でやんなさい」
「ちょっとやってみたんだけどさ、やっぱまだよくわかんないんだ。だからお姉ちゃん頼むよ!」
「ヤダっての」
手コキを渋る姉に、タケルは自分もベッドにあがるとぐいっと詰め寄った。「頼むよ、このまま
じゃ眠れないよぉ」
「そんなこと言われてもぉ…」
しつこくねだられ、歩鳥が弱った顔になる。タケルは姉の心に迷いが生じたのを機敏に察知し、
今度は一転強気に出た。「それにお姉ちゃんが変なことしてたの見てたら、もっとおかしく
なっちゃったんだぞ! お姉ちゃんが悪いんだからお姉ちゃんが責任もってなんとかしてよ!」
「えぇ〜?」
またあたしのせい? マスターベーションのことを持ち出され、顔を赤くする歩鳥に、タケルは
またも態度を変え、拝まんばかりに重ねてお願いをする。「お願いだからさ、このままじゃ僕、
おかしくなっちゃいそうなんだよ…」
遂には涙まで浮かべてみせるタケルに、歩鳥はとうとう折れると、叫ぶように言った。
「もう、わかったから泣くなっての!」
「やった!」
(この野郎…)途端に大喜びする弟に、歩鳥は深い溜息をついた。これじゃ風呂の時とおんなじ
じゃん…。剛柔織り交ぜたタケルのねだりかたが巧いのか自分が弱いのか…。
「そんじゃ、その…なんだ…お、オチンチン出しな」
「うん」
やれやれと首を振りながら言う歩鳥に、タケルは嬉しそうに立ち膝になると、パジャマの
ズボンに手を掛け、パンツごとずるりと引き下げた。すでにパンパンに勃起していたペニスが、
びょこんと跳ねるように頭を出す。
「うう…」
それを目にした歩鳥は思わずたじろいだ。さっき風呂場でさんざん見て触ったが、だからと
いって慣れるようなモノではない。しかもついいましがた、それが自分の中に入るところを
妄想してオナニーに耽っていたのだからなおさら気恥ずかしい。
もう、早く終わらせちゃおう…。恥ずかしさからか、それとも別の理由からなのか、高鳴り
始めた心臓を意識しながら、歩鳥は身を乗り出すと右手を伸ばし、おずおずと弟の分身を掴んだ。
「ん…」
固い…そして熱い。再び弟の逞しさに触れ、歩鳥の胸はたちまちドキドキとその鼓動を強める。
そこから噴き出した、あの強烈な芳香を放つ熱い液体や、その瞬間のタケルの可愛らしい声を
思い返して、歩鳥はしばしの間握った弟の肉棒をトロンとした目つきで見つめていたが、やがて
ゆっくりと手を前後させ始めた。
「ふぁ…」
姉の手が動き出すと、ぞわぞわと快感がこみ上げてきて、タケルは小さく身じろぎした。
部屋に戻って、しばらく自分でなんとかしようとしていたが、やっぱり姉が触ってくれたほうが
気持ちいい。これなら、すぐにまた“シャセー”できそうだ…。あの瞬間の得も言われぬ高揚感を
また味わえるんだと思うと、それだけでワクワクドキドキしてくる。
「はぁ、はぁ、ん…」
一方歩鳥も、弟の分身をさすりながら、またぞろ下腹部に火照りを覚え、そわそわと腰を
動かしていた。自慰の途中だったこともあって、さっき手コキをしていた時よりも一段と強く、
お腹の奥で官能の炎が燃え盛っている。
(ヤダ、もう…)アソコを熱くしてしまっている自分に気付き、歩鳥は頬を赤くした。とにかく
さっさと終わらせてタケルを追い出し、これをなんとかしちゃわないと、こっちもどうにか
なっちゃいそうだよ…。歩鳥はお尻をもじもじさせながら、懸命に弟を扱き立てていった。
- 95 :
- しかし…
「ねぇ、まだ出ないの?」
「う、うん…」
十分ほど手コキを続けた頃、歩鳥が焦れったそうにタケルに訊いた。浴室ではすぐに最後まで
達したのに、あれからまださほど時間が開いていないためか、タケルは今度はなかなか射精に
至らず、歩鳥はいい加減に腕が疲れてきてしまった。それに、なによりも身体が火照ってしかたが
ない。早く、あの熱いのを出すところを見せて欲しい。そして早く、自分もすっきりしたい。
「ああもう…」
歩鳥は肉胴を扱きながら、他にタケルをイかせる方法はないかと頭を巡らせた。手でダメなら…
お口でとか? 男性器を口に含んでイかせる方法があるというのは知っている。しかし、もちろん
実践したことなどないし、詳しい方法もわからないので、到底できそうになかった。でなければ
おっぱいで挟むとか…(無理だな、うん)。身の程をわきまえている歩鳥はあっさりとその方法も
放棄する。あとは…(…あ!)
と、ある方法が頭に浮かんで、歩鳥はドキリとしてペニスを扱く手を止めた。手や口や胸を
使わずに射精に至る方法が、まだ一つあった。もっとも自然でもっとも普通な方法、セッ……
(ダ、ダメダメダメ、それはダメ!)
その単語を頭に浮かべかけて、歩鳥は慌てて胸の内で否定した。いくら歩鳥でも、それが倫理に
反する行為、許されない行為だということくらいわかっている。それ以前に、スッキリして眠れる
ようになどと、ロマンの欠片もない理由での初体験なんてゴメンだった。
ゴメンだけど…。歩鳥は顔をあげて弟の顔を見た。タケルは、姉が自分をスッキリさせてくれる
のを待って、期待と不安の入り混じった切なげな瞳でじっと彼女を見つめ返している。自分も
身体の奥が熱く疼いてしょうがない今、歩鳥には弟の気持ちが痛いほどに伝わってくる。
(しょ、しょうがないよね…)歩鳥は弟を見つめながら、ゆっくりと身体を起こした。あたしの
せいなんだから、あたしがなんとかしてあげないとね、姉として…。
「それじゃあ…」歩鳥は無理矢理自分を納得させると、切なげな笑みを浮かべて言った。
「手でするより、もっと気持ちよくなることしてあげよっか…?」
「え?」
ぽーっとした表情をしていたタケルが、ぎょっとした顔になる。手で触るよりももっと気持ち
いいこと…? 「ど、どんな?」
タケルが興味を示すと、歩鳥はお尻をベッドにつけて後ろ手で身体を支えながら、弟に向けて
M字開脚の格好になった。そして身体を支えるのを左手だけに任せると、右手を股間に伸ばして
逆V字にした指でスリットをクイッと押し広げた。
「……!」
歩鳥の秘花が露わになり、タケルはぽかんと口を開け、言葉もなくそこを見つめた。凄い、
花びらみたいだ…。一緒に風呂に入る時など、姉の割れ目を目にする機会は多かったが、その
内部を、こうやって意識して見るのは初めてだ。蜜でぬるぬると濡れ光ったサーモンピンクの
襞肉は、まさに朝露に濡れた薔薇の花弁といった趣で、タケルはぽーっとなって姉の秘部に
視線を注いだ。
「見える? ここ…」歩鳥が肉唇を広げるのを薬指に変え、中指の先でトロトロと蜜を滴らせて
いる肉の窄まりを差して言う。「ここに、オチンチンを入れるの」
- 96 :
- そこに…チンチンを…? タケルは生唾を飲み込み、膣口から姉の顔へ視線を向けた。「い、
いいの、そんなことして…」
まだセックスという行為も単語も知らないタケルだったが、女の子の大事な部分に男の子の
大事な部分を挿入するのがイケナイことだとは、おぼろげにではあったがもう理解できる歳では
あった。しかし、イケナイということを逆にやりたくなるのが人情というもの。しかも、手で
擦られるより気持ちがいいと言われてはなおさらだ。ただ、一つだけ気がかりがある。
「赤ちゃん、できちゃうんだろ?」
さっきお風呂で歩鳥から教えてもらったことだ。女の人のお腹の中にセーエキを入れると
赤ちゃんができるんだと。姉のアソコに興味は尽きないが、赤ちゃんを育てる自信はなく、
挿入するのはためらわれてしまう。
「うん…」タケルの疑問に歩鳥がおずおずと肯く。「だから、出そうになったらオチンチンを
さっと抜いて、外に出しなよ。約束できるんなら入れさせてあげる」
「うん! 約束する! 約束するよ!」
間髪を入れずに勢い込んで返事をする弟に、歩鳥は微苦笑した。「あー、わかったわかった」
そして彼女はゆっくりと背中を倒していき、ベッドに仰向けになった。膝を軽く折って脚を
広げ、弟がそこに入れるようにする。「ほら、おいでタケル」
「う、うん…」
歩鳥に呼ばれ、タケルは緊張と興奮の表情を浮かべて彼女の広げた脚の間に這い寄った。
姉の股の間に入るとタケルは膝立ちになり、歩鳥の身体の上にゆっくりと覆い被さっていく。
そして彼女の腰の脇に手をついて上半身を支えて、股間の方へちらちらと視線を送りながら
位置をあわせ、腰を押し付ける。
「…ここ?」
ペニスの先っぽが割れ目に触れるのを感じ、タケルが歩鳥に訊ねる。
「もっと下だよ」
姉の言葉に従ってさらに亀頭を下に移していくと、すぐにそれらしき場所に辿りつく。
「あ…ここ…かな?」何度かぐいぐいと押しつけると、変な場所を突かれた歩鳥が顔を真っ赤に
してどやしつけた。「下すぎるっての、もう少し上っ!」
「え、あ、ご、ゴメン…」謝りながらタケルはまた位置を変え、今度こそ目的の場所らしき
ところを捉える。
ここでいい? 物問いたげにタケルが姉を見つめると、歩鳥は無言で肯いた。そして、怖々と
した声で付け加える。「そっとだよ、タケル」
初めての時は痛いというのは聞いている。どれくらい痛いんだろう? 注射より痛いのかな?
色々と恐い想像が頭を巡るが、恐さよりも初体験への好奇心が何倍も勝り、歩鳥は『やっぱヤメ』
と言い出しそうになるのをぐっと堪える。
「い、入れるよ…」
緊張に声を震わせ、タケルはそっと腰を突き出した。皮を被った亀頭が、歩鳥の肉門にずるりと
潜り込む。「ん…!」弟が狭苦しい肉の扉をこじ開けて入り込んでくる感触に、歩鳥はぎくりと
腰を震わせた。「あ、んっ…」そしてタケルが一段と腰を押し進め、彼女の処女の証である繊細な
膜を押し千切りながらさらに奥へと入って来ると、歩鳥はたまらずに声を漏らした。
「い、痛っ!」
「だ、大丈夫?」
姉の苦痛の声に、タケルが動きを止めて心配そうに彼女を見る。「う、うん、大丈夫」
歩鳥は作り笑いを浮かべて答えた。もちろん痩せ我慢だったが、タケルの分身がまだ小振りな
こともあり、覚悟をしていたよりは痛くはなく、これならなんとか最後まで我慢できそうだ。
「いいよ、続けな」
歩鳥が言うと、タケルはまだ心配そうにしつつも、亀頭を包む柔らかな姉の肉の感触には抗えず、
また腰を進め始めた。
ただでさえ狭小なうえ、痛みと緊張で強張る処女道をぎりぎりと押し広げながら、タケルは
分身を姉の中に挿入していった。処女膜が完全に押し破られ、一筋の鮮血が歩鳥のむっちりとした
内腿を伝い落ちる。
「んっ、く…ひっ」
陰茎が進むごとに、ひりつく痛みが歩鳥を襲い、彼女は必に漏れそうになる悲鳴を押しした。
タケルは姉が痛がっているのを感じ、早く姉と完全に結合してしまいたいとはやる気持ちを
かろうじて抑え、優しく、ゆっくりと姉の中に入り込んでいった。
- 97 :
- 「はぁ、はぁ、はぁ…お、お姉ちゃん…」
「タケル…」
やがて、遂にタケルの分身が歩鳥の中に全て納まり、二人は呆然としたように顔を見合わせた。
(入った…全部…)破瓜の痛みに疼く膣をみっちりと埋め尽くした熱く固い塊が、弟の鼓動に
合わせてずくんずくんと脈打っているのを、歩鳥は感じていた。
(凄い…ぬるぬるして熱くて…)そしてタケルも、ぬるついた熱い柔肉がペニスをぎゅっと
締めつけ、ひくひくと蠢く様子に、胸の中で感嘆の声をあげた。(これが…お姉ちゃんの中…)
二人は、そのまましばらく、じっとしてお互いの感触を味わっていたが、やがて歩鳥は痛みが
引いてくると、ほっと下腹部の力を抜き、おずおずとタケルに言った。「ね、動いてみて」
「う、動く…?」
「うん。オチンチンを出したり入れたりすんの。そうすると気持ちよくなるんだってさ」
動かれたら痛そうだとは思ったが、セックスとはそういうものだと聞きかじりの知識で知って
いる歩鳥は、弟の前でオトナぶってみせたくて、彼に腰を遣うように勧める。
「わ、わかった」
タケルは、歩鳥が痛そうにしているのを気にかけつつも、彼女に言われるがままにゆるゆると
ペニスを引き抜き始めた。
「ん…!」
(うわ!)
途端に痛みを感じた歩鳥は、思わず膣にきゅっと力を込めた。ペニスが痛いくらいに締めつけ
られ、タケルは驚いて動きを止めたが、歩鳥が涙をちょちょ切らせながらも力を抜いて締め付けを
緩めると、また腰を動かしていった。
「ん…あ…」
タケルは小さな喘ぎ声を漏らしながらゆっくりと腰を引き、そしてまた奥へ入っていく。すでに
ぐちゅぐちゅに濡れそぼった秘肉が、かちかちになった肉胴に擦れる感触が、形容のしようがない
ほどに心地良い。
(す、凄いやこれ…)
お姉ちゃんが言った通りだ。手でさすられるよりずっとずっと気持ち良い。凄い、凄いや
お姉ちゃん…! こんなことを知っている姉に、そしてこんな気持ち良い場所を持っている姉に、
タケルはただただ驚嘆しながら、さらに腰を抽送させた。ぬちゅ、ぬちゅという微かな音を立て
ながら、タケルの分身が歩鳥の中を出入りする。その速度は、タケルの高まる興奮と快感に
あわせて次第に強く、激しくなっていった。
「う…く…」
タケルに荒々しく胎内を擦り立てられ、歩鳥は表情を歪ませた。痛い。やっぱり痛い。セックス
ってこんなに痛いもんなの…? 自分で腰を動かすように言いだした手前、やっぱり止まれとは
言い難く、歩鳥はタケルの両肩にすがりつき、必に痛みに耐えていたが、タケルの腰の動きは
強まる一方で、やがて遂に堪え切れなくなった歩鳥は涙声で弟に訴えた。
「い、痛…ちょ、タケル、もうちょっと…ゆっくり…!」
「う、うん」
タケルは半ば上の空で肯き、一瞬動きを緩めた。しかしすぐに快感に飲まれ、無意識のうちに
抽送のスピードを強めていく。そしてぎしぎし、ぎしぎしと、ベッドが軋み始めるほどに、
タケルはがむしゃらに姉を突き上げた。
「痛っ、痛い、痛いって!」
むしろ前よりも激しくなったタケルに歩鳥がとうとう悲鳴をあげるが、もはやタケルは下腹部から
こみ上げる快感の虜となり、その耳に姉の声は届いていなかった。
「お姉ちゃん、お姉ちゃん!」
「ちょ、タケル、や、やめ…痛っ、あっ、やっ…!」
姉を呼びながらひたすらに腰を振る弟に、歩鳥は堪らずに掴まっていた彼の両肩をぐっと押し、
弟の下から逃げ出そうとするが、タケルはのけ反りながらもしっかりと腰を押し付けてきて、
決して彼女から離れようとしない。「やっ、痛い、痛いってば、あっ、ひっ!?」
- 98 :
-
「はぁっ、はぁっ、はぁっ…お、お姉ちゃん、お姉ちゃんっ!」
歩鳥と揉み合いながらも、タケルは初めて味わう女の胎内の心地よさに、みるみるうちに
一番の高みへと上り詰めていった。(あ…!?)そして射精に至るまさに寸前で、一瞬理性が蘇る。
(ぬ、抜かないと…)
中で出すと赤ちゃんができちゃう…。だが、わかってはいても、少しでも長く姉と繋がって
いたい、この快楽を味わっていたいという欲求には逆らい難く、タケルはぎりぎりの瞬間まで
踏み止まろうと、ペニスにぎゅうっと力をこめて射精を必に堪えた。
が、射精の経験自体まだ一度しかない少年に、初体験で射精のコントロールをしようなど、
どだい無理な話であった。それからわずか数度腰を振っただけでタケルの中で快感が弾け飛び、
性器を引き抜く間もなく、激しくも甘美な痙攣が彼を襲った。
「んあっ…!」
「痛い、痛いって……え…?」
痛みにもがいていた歩鳥は、突然切なげな呻き声を漏らして静かになったタケルに、不思議
そうな顔をして動きをとめた。「んっ、あ…」タケルは小さく呻きながら両脇についた腕を
突っ張らせ、背中をぐんと反らしてぶるぶると腰を震わせている。そして歩鳥は、自分の胎内に
根元まで挿入されているペニスが、びゅくっ、びゅくっとしゃっくりでもするように脈動し、
お腹の奥深くにじんわりと温かな感触が広がっていくのを感じとった。
(まさかタケル…)弟の表情が、さっき浴室で射精した時と同じなのに気付いた歩鳥の顔が、
みるみる青ざめていく。(シャセーして…)「ダーーーッ!」次の瞬間、歩鳥は奇声を発すると、
猛然とタケルの肩を押し始めた。「ダメっ、中っ、ダメーーーッ! 外外、外ーーーーっ!!」
焦りの余り片言の日本語になりながら脚もじたばたさせて懸命に弟を引き剥がそうとするが、
射精の快感に酔いしれているタケルは姉の言いつけなどすっかり忘れ、ただ本能に命ぜられるが
まま、歩鳥の奥深くまで子種を注ぎ込もうと必に腰を押し付け、子宮目がけてどくどくと精を
放出し続けた。
「ふっ、んっ、ん…」
やがてタケルの甘い痙攣は次第に退いていき、同時にその身体からゆっくりと力が抜けていく。
「外っ、外にーーーっ!」
「うわっ」
そこに、あらん限りの力で歩鳥に肩を押され、同時に彼女がばたばたさせていた足がタケルの
脇腹にヒットし、彼は後ろ向きに飛ばされるとどさっとベッドに尻もちをついた。そして目を
ぱちくりとさせ、呆然とした顔で姉を見つめる。
「はぁっ、はぁっ…」
タケルから解放された歩鳥は、肩で息をしながら涙目で弟を睨みつけたまま身体を起こすと、
ぺたんと女の子座りになった。無理矢理ペニスが引き抜かれた痛みが残るが、歩鳥はそれどころ
ではない。尻もちをついたまま、まだ呆然としているタケルの股間で、歩鳥の愛液と破瓜の血で
ぬめ光る陰茎が、ピクンピクンと脈動するのが見える。その先っぽ、包皮の合間からわずかに
覗く亀頭は、白濁した粘液で汚れ、痙攣にあわせて新たな白濁液がどくどくと滲み出て、肉胴に
垂れ落ちていく。
やっぱりシャセーしてる…! 女子高生探偵でなくともそれくらいはすぐにわかった。しかも
風呂で浴びせられた量を考えれば、大半はお腹の中で…。
歩鳥は喉の奥でひっという悲鳴を漏らし、ベッドをばしばしと叩きながらキレ気味に言った。
「あんた、お姉ちゃんを妊娠させる気!?」
- 99 :
- 「あ、ご、ごめん…なさい」
物凄い剣幕の歩鳥に、タケルはうろたえ、かしこまったようにちょこんと正坐をすると、
小さくうなだれた。そのタケルに、歩鳥はベッドをばんばんやりながら滔々と文句を並べ立てた。
「外に出せって言ったじゃん、赤ちゃんできちゃったらどーすんのよ、信じらんないもう!」
怒りと興奮の余り、歩鳥はもう涙声だ。「もし赤ちゃんできちゃったらあたし…あたし…」
それ以上はもう言葉が続かない。もし妊娠して、それがタケルの子だなんてみんなに知れたら…。
(確かキンシンそーかんって犯罪だったよね…)歩鳥の頭の中に、縞模様の服を着て手錠を
かけられた自分が、看守に連れられて牢へ向かう姿が浮かぶ。
(うう…)
歩鳥はずずっと鼻水をすすった。刑務所を出ても、もうこの家にも学校にもいられない。当然、
女子高生探偵の夢もお終いだ。前科持ちのうえに女子高生でなくなるんだから。彼女の脳裏に
今度は、小学生の弟とセックスをしたケダモノ、弟の子を産んだ雌犬と後ろ指をさされながら、
雪の降る夜の町をタケルの子を抱いてさ迷う自分の姿が浮かぶ。
あ、でも元犯罪者で未婚の母の流離いの女探偵ってのも結構かっこいいかも…。自嘲気味な
薄ら笑いを浮かべ、歩鳥はもう一度鼻水をすすった。だが、なんにしても人生設計のやり直しだ。
タケルが中で出したりするから…。歩鳥はキッと弟を睨みつけると、語気も荒く言った。「アンタ、
責任とんなさいよねっ!」
「えぇ〜…」
妊娠することの…しかも実の弟の子を妊娠することの重大さを、まだ十分に理解できていない
タケルは、取り乱す姉に困惑気味だ。(責任とれって言われても…)
しばしタケルは弱り顔をしていたが、やがてある決意をするときりっと顔を引き締めた。
「わかったよ、俺、責任とってお姉ちゃんと結婚する!」
「ふぇ?」
素っ頓狂なことを言い始めた弟に、えぐえぐ泣いていた歩鳥は、目をパチクリさせて彼を
見つめた。何バカ言ってんだこいつ…。笑わせてこの場を和ませようとでもしてるのか?
そんなことを思ったが、自分を見つめる弟の目はいたって真剣で、冗談を言ってるようには
見えなかった。
「弁護士って儲かるんだろ? 俺、弁護士になって金稼いで、お姉ちゃんも子供も絶対幸せに
するよ!」
「ぷはっ」
ますますトチ狂ったことを言う弟に、歩鳥は怒りも忘れ、可哀相な子を見るような目つきに
なっていたが、やがて堪え切れずに、プッと噴き出した。「あはっ、あははははははははは…」
そして声を弾ませたままタケルに言う。「まったく、どこでそんなセリフ覚えたんだねキミは?」
どっかの漫画かドラマで聞いたのを、オトナぶってマネしてみたのだろうが、そんな弟が
可愛くてしょうがなく、歩鳥は微苦笑せずにはいられなかった。
が、いたって大真面目なタケルは、精一杯の決意を小バカにされたようで面白くない。
「なにがおかしいんだよ」
「バーカ、兄弟は結婚できないって、法律で決まってんだぞ」
「え、そうなの?」
「弁護士になるならそれくらい知ってないとね」
どこか偉そうに人差し指を立ててチッチッと振って言う歩鳥に、タケルがまた弱り顔になる。
それ以外の責任の取り方なんて、彼にはわからなかった。
「いいよ、もう」
「えっ?」
困り果てた様子の弟に、歩鳥は諦め気味の笑みを向けた。これ以上タケルを責めるのはなんだか
可哀相だし、ああ言ったものの、自分でもどう責任をとってもらえばいいかよくわからない。
「で、でも…」
急に態度を変えた姉にまごついているタケルに、歩鳥はクスッとすると、そっと顔を近寄せた。
「その代わり…」そこで一度言葉を切る。「その代わり?」姉の言葉の続きを待つタケルに、
歩鳥は素早くチュッとキスをすると、驚いている弟に苦笑いを投げかけた。「ちゃんと弁護士に
なって、お姉ちゃんを弁護してよね、タケル」
おわり
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