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2012年5月エロパロ408: 【雨宮】ホタルノヒカリ2でエロパロ【ぶちょお】 (539)
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【雨宮】ホタルノヒカリ2でエロパロ【ぶちょお】
- 1 :10/07/07 〜 最終レス :12/04/06
- かえってきた高野部長とホタル
前スレの盛り上がりふたたび!
職人さんもかえってきてください!
前スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1185627772/
スレ見えない人用
ttp://www.unkar.org/read/sakura03.bbspink.com/eroparo/1185627772/
- 2 :
- といわけで1回目見た勢いで立てちゃいました
今日の内容だけでも妄想膨らむネタ色々あったしw
職人さんの降臨お待ちしてます!
- 3 :
- 乙です!1回目から萌えたので期待age
- 4 :
- エロパロ保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/
「ドラマの部屋」⇒「dat落ちスレッドの部屋その3」
過去スレのSSがあります。
- 5 :
- wktk
- 6 :
- この板ってとりあえずレスいくつで落ちないですむのかな
ってことで新作期待保守
- 7 :
- おお、復活したのか!
にしても一話なのにあんな燃料投下して大丈夫なのかw
今後が楽しみ保守!
- 8 :
- 凄い燃料投下されたからスレ立ったかと思ったらやっぱり立ってたw
一話からニヤニヤしまくったんだが、今後はどうなるんだろう
これ以上ラブい展開になったら悶えねるw
- 9 :
- 1話にして既に萌え尽きそうです…
- 10 :
- 2ちゃんねる&小説初心者の私ですが、エロなし、短文な文章をのせても
良いですか?
職人さんを心待ちにしながら…。
- 11 :
- >>10
楽しみにまってます!
- 12 :
- 職人期待あげ!
- 13 :
- お言葉に甘えて。
良かったら読んでください。
* * * * *
雨宮が香港に飛び立ってから、家で二ツ木と飲む機会が多くなった。
ビールとつまみのはいったコンビニの袋をぶらさげて、二ツ木が勝手におしかけてきて、
もっぱら、山田とどうした、こうした、との話を一方的に言い続けていることが大半だ。
仕方なく付き合っているようにみせかけて、実は、ひとりの縁側は広すぎて、
落ち着かないから、内心ホッとする…。
…なんて事はんでも口には出さないが。
〜〜♪〜〜♪
軽快な着信音が、縁側に響き渡る。
「あれ?着信音変えたの?」
「……あぁ」
「…へぇ」
わかったような顔をして、ニヤニヤこっちを見てくるが、それ以上は何も言わない。
「…何?」
「あ〜、うん。別にぃ。……サンバとマンボは違うよ?」
「…わかっている。サンバは関係ない。気分だ」
冷蔵庫にはっていたハガキを見たのだろう。
やっと送ってきた、一通のハガキ。
私がいなくても、楽しそうにやっているじゃないか、と少し面白くないあのハガキ。
決して関係はないが、サンバのリズムより、マンボの音楽のほうが、雨宮っぽいとは思う。
「もうすぐ帰ってくるね、雨宮ちゃん」
「…そうだな」
もし…もし、君が私を忘れていないならば。
もう、離しはしない。
夏が来る。
* * * * *
駄文失礼いたしました。
ぶちょおの着信音が気になって気になって。
えっちぃのにも、挑戦したいと思いますので、
その時はよろしくお願いします。
- 14 :
- 1乙
やはり立ってた〜
>>13
GJ!
ぶちょおに萌えたよ
えっちぃのもwktkして待ってます!
- 15 :
- 前スレ職人さんの>>173〜の屋上エピがすごい好きだったから
デザートネタは嬉しかったw
- 16 :
- >>13
GJ!3年間ハガキ一枚で待っている部長萌え
- 17 :
- >>13
よかったです〜〜〜!
部長の愛の深さが伝わってきました…!
ありがとう!
- 18 :
- >>13 GJ!感動!ドラマ本編にこんなシーンが出てきてもおかしくないくらい自然。目の保養になりました♪
- 19 :
- 恋敵フラグでwktkしております
嫁はちゃんと見張っておけよぶちょお
- 20 :
- 2話よかったなぁ…。
自分に文才スキルがあったらえろ書きたいのに!!
他力本願で申し訳ないけど思わず神は現れないかと願ってしまう…!。
ホタルと部長のいちゃいちゃが読みたい!
- 21 :
- 今日も先週もだけど"2"の放送見てから前スレ見ると
脳内画がすごく鮮明に現れてくる!
改めて前スレの職人さん、どうもです
でもってドラマ見てるとぶちょお、振り切って早くいっちまえよと思ってしまうw
- 22 :
- 来週のチューも未遂なんだろうなと思いつつ予告をリピートしてしまうw
- 23 :
- ぶちょおとホタルに早く結ばれてほしいが、
ぶちょおに性欲はあるのか心配になってきたぞ。
ストイックすぎるだろw
- 24 :
- せのさんと蛍もいいかもと思ってしまった
- 25 :
- 来週のちゅーは未遂かね??
少なくとも2回ちゅーのチャンスはあるっぽけど・・。
案外予告で出てたちゅーは本番だったりして・・・!
せめてデコちゅーぐらいして欲しいv
- 26 :
- でも今まで我慢してた部長が、チューだけで止められるかな〜?
- 27 :
- ぶちょおがちゃんとホタルにキスする前に、
ホタルが寝てるぶちょおの唇を奪ってそうw
ぶちょおがちゃんとキスした時に、
「やっと、ちゅーできて良かったな」って素敵な笑顔で言ったら、
ホタルが、
「いや〜、実は・・・」(初回のホタルみたいな顔で)
(ぶちょおホタルの顔で察する)
「きっさまーーーーっ!よくも勝手に節約美男の唇を奪ったなー!!」
な、展開になりそうw
色っぽい展開には程遠い気がするよw
- 28 :
- 返せって言いそうw
- 29 :
- それか覚えてないから、もう一回最初からやり直しとか言いそう。。。
- 30 :
- なかなか職人さん現れてくれませんね〜…
かと言って自分では書けないし…気長に待ちますか
- 31 :
- 前作のときにマック○ファ○タCMパロ等を書いた者でございます
書きたいけど昨日までW規制で手も足も出ませんでした。
ボチボチ始動できそうかな?
そのおりにはまた宜しくお願い致します!
- 32 :
- >>31 楽しみに待っています!
- 33 :
- ちょっと妄想いいですか?
しかめっ面だった部長の顔がふっと柔らかな
笑みに変わった。
・・・・・・、節約美男って自分で言うだけの
ことはあるな〜
とホタルは思う。
「どうした・・・アホ宮」
「べべべ・・・・別にぶちょおの顔に見とれてた
わけじゃありませんよっ・・・・・て、あっっっ!!!」
うっかり言ってしまった自分が恨めしい。
「ほほ〜う、私の魅力の虜になったか」
少し意地悪そうに笑いながら、恥ずかしくってそっぽを
剥いた私の頭を優しく撫でてくれる。
「アホ宮・・・、もう痒いところはないか?」
急に何を言うのかと身構えたら、こんなことを聞いてく
るので気が抜けた。
「なっ・・・治りましたから大丈夫ですよ」
部長は納得したように頷く。
「携帯は切ってあるか?」
「何でですか?」
さらに続けられる意味不明な質問だけど、慌てて
少し乱雑な中身のカバンの中を探って携帯を取り出して
確認する。
「携帯を切っとけ」
取り出した携帯の電源を切ろうとパカと開いた。
「あ・・・っ」
「どうした?」
「充電なくなってました・・・というわけで切れ
てます携帯」
「・・・・・・仕事でも使うんだ、ちゃんとしときなさい」
少し冷たい眼で私を睨んで、あきれたようにため息。
そして部長はまたさっきの見とれてしまった笑みを
浮かべた。
「じゃあ・・・もう邪魔者はないか」
部長はそうつぶやいて、私の腕を引いた。
「あっ・・・・・・」
私の体が勢い余って部長の胸の中にすっぽりと
収まる。
そっと部長の顔を見上げると、真剣な顔が見えた・・・。
「眼をつぶりなさい」
「・・・はい」
痒みも携帯の邪魔もなくなった私達の初チュウ
幸せの階段を一つ登った気がした。
- 34 :
- おぉ〜見ない間に嬉しいことがww
>31さん楽しみにしてます。
そして>33さんありがとうございます
待ってたかいがありました。
- 35 :
- 書きたい意欲はバリバリ湧くんだが、これから波乱がくる(くるよね?)
と思うとラストまで様子見したい気もしてくる、ホタル2なんて憎い子。
パート1をオマージュさせるシーン展開多くて憎いよなー。
瀬乃はパート1だと自重しない攻めにいくぜ、みたいな部長ポジション
なんだろうか。
……部長、>>19じゃないけど、プロポーズした嫁はちゃんは見張っとけよぉ!
- 36 :
- >>33 おおおおおお
同じ轍を踏まない部長、さすがw
幸せな二人が目に浮かんでよかった!
- 37 :
- 今日は「ラブラブ」がテーマっぽいですが、ちょっとは色気があるほうに進展するんでしょうか?そして、職人さん方の創作意欲をかき立てられるんでしょうか?
- 38 :
- ぶちょおのヘタレ…
- 39 :
- 今夜は一緒に寝よう、私の部屋で
ぶちょおにこんなこと言われてスルーできるホタルがすごい
- 40 :
- 姐さんとフタちゃんwの絡みを見て「続きはベッドで」っていうくらいだし
自分だって未経験じゃないんだし、本当は分かってたりして・・・っていう線で
妄想が膨らみつつあるぞwww
- 41 :
- マコトくんとはあんなことやこんなこともしちゃってるからねえw
- 42 :
- ホタルは処女設定じゃないのか・・・
- 43 :
- 来週はシチュエーションはどうであれ、蛍とぶちょおがハグハグ…
妄想が暴走…
- 44 :
- >>43
ソフトなハグだったね
もっとぎゅっと正面からハグお願いしまーす!
- 45 :
- あげ
- 46 :
- 「もう作らなくていいんだよ」
「いやです。作りたいんです!」
「だから、もういいんだってば!きみが作るのは激マズ、超マズ、ゲロマズ味噌汁じゃなくって、僕と君との子供だよ。
だから今日は一緒に…」
という感じを今後希望!
- 47 :
- あげ
- 48 :
- アゲ
- 49 :
- 初めて投稿します。お目汚し&長文、失礼します。
早く職人さんが現れて欲しい!!
お待ちしています!
***********
「結婚はやめよう」
雨宮にそう告げて、1ケ月が経った。
私達は変わらない同居生活を送っている。炊事洗濯はお互い自分の分。掃除だけは週末に2人で一緒に。昔と同じ合宿のような生活。縁側で2人でビール片手にたわいない話をする習慣も変わらない。
……でも、1つだけ、たった1つ変わった事がある。仕事の話を家でするようになったことだ。
私は家で仕事の話をするのは好きではない。ましてや、私は雨宮の上司だ。部下にあまり仕事の話はしたくない。
が、最初にそう拒んだら、涙目になって「そんなふうに言わないで下さい…」と。
驚いたし、気まずかった。
ただでさえ、気まずい空気を作ってしまったことに負い目を感じていたのに、そんな風に言われると、それ以上は何も言えなかった。
今動いてるプロジェクト、雨宮のいない3年間に手掛けた案件、私が部長になる前の話。いろんな話をした。雨宮は楽しそうに聞いてくれた。だから、最初はあまり気乗りしなかった私も、自分から話すようにもなった。
ただ、気掛かりな事が1つ。
仕事の話をしなかった頃にしていた、本当にたわいない話をあまりしなくなった。
前はどんな話をしていたか…。今の生活に慣れて、段々と思い出せなくなってきた。
「明日は接待だ。」
いつものように縁側で、ビール片手にそうつぶやいた。
「今のプロジェクトのクライアントと?」
「あぁ。あの人は話好きで、なかなか帰してくれないんだよなぁ。」
「大変そうですね。」
「まぁ、仕事だからね。さ!そろそろ寝るか。」
「そうですね。おやすみなさい。」
「おやすみ。」
いつものように終わりにして、いつものようにお互い自室に戻った。
- 50 :
- 翌日の接待がなくなり、夜の予定がぽっかり空いた。
急ぎの仕事も無い。ここのところ忙しくて残業続きだったし、たまには早く帰って手の込んだ夕飯でも作るか。ついでに、雨宮の分も作ってやろう。
そう考えたら少し楽しくなって、足早に家路に着いた。
家の前まで来たら、ドアに手をかけると、中から携帯の着信音が聞こえる。
「誰からだろう…まさか、瀬乃?」そう思ったら、ただいまと声を出せずに、立ち聞きする形になってしまった。
「はい…あ、お姉ちゃん?うん…うん…変わらずやってるよ…」
なんだ。お姉さんか。
結婚はやめようと告げてすぐ、雨宮は神戸のお姉さんのところに1週間遊びに行った。
1週間、私にはとても長かった。もうこの家には帰って来ないんじゃないかと、不安でしょうがなかった。
だか、神戸の中華街で買ったとか言うキテレツなお面のお土産を持って笑顔で帰ってきてくれた。
心の底からホッとした。そして、変わらない態度に自然と笑みがこぼれた。
「うん…うん…変わらず同居してる…同じ生活送ってるよ…」
同居の話もしてるのか。兄弟がいない私にはわからないが、姉妹ってそんなことまで話すものなのか。
しばらく会話が続いてから、雨宮が言った。
「うん……。まだ悩んでるんだよね、転職。」
……心臓が、1回飛ばして打った。
転職??
あんなに色んな話してるのに、そんな大事な事聞いてない……
俺は、何をしてたんだ?
悪寒が走る。
「あの時は私も気が動転してたから、義兄さんによろしくお願いしますなんて言っちゃったけど、
やっぱりまだ今の会社で勉強したいこともあるし。あと、今の生活を全て捨てて神戸に行くのも…。やっぱり迷っちゃって…」
全て捨てる。
その中には私も入ってるって事だよな……
重大な事実を次々突き付けられて、ジリジリと胃が痛い。
「これから先、ずーっと一緒に暮らして行って、好きな気持ちが段々と薄れて、徐々に落ち着いていくのが怖いのかも。
1度失敗してる分、慎重になってて。きっと、それがダメなんだと思う。私が何をやってもダメだから、保護者な気分なのかな…。
私が若すぎるからきっとたくさん、無理させちゃってるから。」
自分の周りだけ、空気が薄くなった気がした。
雨宮は全部わかってる。
わかってて、この1ケ月隣で笑ってたのか。
自分のふがいなさで胸が締め付けられる。
どうして、ちゃんと言葉で伝え無かったのか…
- 51 :
- 深雪に別居を切り出された時の、あの感覚が蘇る。現実から放り出されたような、自分の軸がなくなるような、足元から掬われるようなあの感覚。
あの時、あんなに後悔したのに、同じ轍は踏まないと心に誓ったのに俺はまた同じ事を繰り返してる…。
「うん…。1週間以内には答えを出すから、義兄さんにもそう伝えて?お待たせして、申し訳ないって。うん…。うん?私は大丈夫だよ。ありがとね。それじゃ。」
『私は大丈夫。』
大丈夫な訳がない。こんな暮らしを続けてて…。無理をして、意地を張って、痩せ我慢してる雨宮。笑ってくれる雨宮に甘えていた自分にようやく気づく。
話をしよう。
1度呼吸を整えて、思い切って声を掛ける。
「雨宮…」
「ぶっ、部長!!いつからそこにいたんですか!?」
「電話かかってきた時から…」
雨宮の顔が、ぐしゃっと泣きそうになる。
「全部、聞いてた…?」
「ごめん。」
あぁ、こんな顔をさせたい訳じゃない。
だけど、最近はこんなことばかりじゃないか…。
- 52 :
- 「あの、部長。ちゃんと説明させて下さい。」
泣きそうな顔のまま、急にキビキビした、仕事の時の雰囲気で話出した。
お姉さんの旦那さんが神戸のパチンコチェーン店の社長な事、今までの経験を活かした仕事ができそうな事、だから最近仕事の話を聞きたがった事、自分の力を試してみたい事……。
「でも、転職を考えた原因は俺なんだよね?」
つい、口をついてしまった質問に、自分でもなんて身勝手だろうとびっくりした。
それほどに、狼狽していた。
雨宮がいなくなる……。
全く考えなかった訳じゃない。いや、何度も考えたことだった。
なのに、現実として突き付けられて、どうしたらいいかわからなくなる。
意地悪な質問には答えずに雨宮は言った。
「この件に関して、何も言わなかった事はごめんなさい。でも、部長に相談しないで1人で決めたかったから。」
「……雨宮」
「きっと部長に相談したら、引き止めてくれたと思うんです。部長は優しいから。でも、それじゃダメなんです。部長も悩んで1つの答えを出したんだから、私も自分で決めようって。そう思って。だから今の話は聞かなかった事にして下さい!」
「……そんな事、できると思うか?」
「もう忘れてください!ほら!転がれば忘れますよ〜ゴロゴロゴロゴロ〜♪」
笑顔で転がる雨宮を見て、今まさに失おうとしてる大切なものがわかる。
俺に足りないものを雨宮は持ってる。
芯の強さ、思いやり、気配り、前向きさ…
どうしてこうなってしまったんだろう?雨宮が俺の方を向いてくれて、嬉しかったのに。
手嶋のところへ行ってしまった時と同じようにまた俺のところからいなくなるのか…
- 53 :
- 翌日は、会議続きだった。
夕方まで、延々と会議室に閉じ込められて、いつもだったらうんざりなのに、今日はありがたかった。
会社で、どんなふうに雨宮と接していいかわからない。他の部下もいるんだぞ!しっかりしろ!!と気持ちは思ってるのに、頭がついていかない…。
全ての会議が終わったのが午後4時。他の出席者と上辺だけの会話をしてエレベーターに乗り自分の席に戻る。
座った瞬間、雨宮の背中が見える。
当たり前の日常。
これがこんなにもありがたいものなのか…
「部長?どうしたんですか?ぼーっとして」
桜木に急に声を掛けられてドキッとする。
「い、いやいや。別に。」
「そうですか?ハンコお願いしま〜す」
そうだ。これが日常だ。
雑務をこなしていくうちに、急に頭が覚めてきた。
そうだ…。そうだよな……。
思い立って、デスクの上のパソコンを動かす。カチカチッ。
よし。これでいい。
あとは実行に移すだけだ。
「雨宮。」
「はい?」
「他の課で見たいそうだから、明日のプレゼンの資料を持って15階の会議室。」
「はい!」
- 54 :
- さっき予約を入れた会議室の鍵を総務課に寄って借り、15階に向かう。
ドアを開ける。雨宮が資料を広げてた。何も言わずにドアを閉めてこっそり鍵をかける。
「お、お疲れ様です。」
2人きりでも、部下モードでちゃんと挨拶してくる。
なんだか妙におかしくて、つい笑ってしまう。
「…何笑ってるんですかっ」
「ごめん。でも、他に誰も来ないよ。」
「はっ???」
「だって、呼んでないもん。」
「はぁぁ〜〜?」
「話しようと思って。」
雨宮の動きが止まる。
「縁側でいいじゃないですか。つか、話は聞かないって昨日…」
「縁側だと、上手く話せない気がして。いい加減、気づいてると思うけど、俺、仕事と家事はなんでも器用にこなすけど、恋愛は不器用だから。」
「……。」
「ここでなら、なんでもできる高野部長で話せる気がして。」
「部長、仕事大好きですね。」
「否定しないな。」
2人で笑う。
「結論から言う。神戸行きはやめなさい。俺の側に一生いなさい。結婚はやめようと言ったのは、取り消す。」
「……理由を教えて下さい。」
「雨宮の言う通り、また失敗するのが怖かった。結婚の2文字を俺が出したばっかりに、君は頑張って、頑張りすぎて、疲れてしまうんじゃないかと。
いつか終わってしまうなら、今のままのほうがいいと思った。結局、自分が楽をしたかったんだよ。雨宮は何も悪くない。」
「…部長」
「あと、雨宮はまだ若い。俺は離婚歴のある40男だ。普通に考えて、君のご両親や親戚に歓迎されるような境遇じゃない。
そのことで反対されて困る君を見たく無かった。全て俺が悪いから。」
「いや!そんな…うちの両親は…」「君の両親はよしとしても、周りの目もある」
「……。」
「そんな事をぐるぐる考えてるうちに、俺は雨宮を幸せにできないと思えてた。さらにそこに瀬乃が現れて、勝手に疲れてしまった」
「……。」
「でも昨日、立ち聞きしたのは悪かったけど、わかった事がある。」
「なんですか?」
「雨宮がどれだけ俺の事を思ってくれて、俺がどれだけ雨宮が大切か。世間体ばかりを気にして大切に思っていたはずの雨宮の気持ちを考えて無かったと気が付いた。」
「部長…」
「気持ちは言葉にしなければ伝わらない。俺が前に君に言ったのに。傷つけて、悩ませて、本当に済まなかった」
雨宮の手を引き寄せて、ギュッと強く抱きしめる。こんなに細かったか?俺のせいか?また不安が顔を出す。
でも、まぁいい。2人で乗り越えていけばいい。俺に足りなかったのは、この気持ちの余裕だ。雨宮の温もりを感じて、ずっとギスギスしてた心が温まる。
- 55 :
- 「部長。」
「ん?」
「チューしてください。」
「ここは会社だぞ!できるか!」
「今はなんでもできる高野部長なんでしょ?」
「していい事と悪い事が…」
「もー!うっさいなー!誰も来ませんよ!呼んでないんでしょ?」
はぁーっ。とたっぷりため息をついてからニコニコしている雨宮のおでこにチューしてやる。
「あっ!ズルいっ!逃げた…」
雨宮の肩を乱暴に掴んで、ぐっと顔を近づける。
「なっ……!」
まだしゃべってるその口に無理矢理口づける。
あぁ、この感触。柔らかくて、弾力があって、乾いてるすぐ内側が、別の生き物みたいに熱く濡れていて。
キスなんて、今までの人生で数えきれないくらいしてきた。挨拶みたいなものだった。なのに今、こんなに興奮する。気が急いてくる。
下唇に軽く歯をあてて噛み、口を開けさせて舌を絡めると、雨宮の喉の奥から甘えるようなくぐもった声がした。
……ヤバい。
きっと無意識なんだろう。けど、こいつは、自分のこういう声がどれほど男を煽ってしまうのか、ちっともわかってない。
止められない…。
その時、私の携帯が急に鳴り出した。ここが会社だと思い出して、慌てて離れる。
「あ、タイマーだ…」
「はっ?」
「いや、会議室の予約を30分で押さえたから、残り5分で鳴るようにしておいた。」
「こ、ここはカラオケボックスですか?」
照れ隠しに雨宮が笑う。
「続きは縁側でたっぷりとな。」
そう言うと赤くなる。
「な、なんですか!今の発言!エロオヤジど真ん中ですよ!」
「あーはいはい。否定しません。」
こんなたわいないやりとりができる幸せを忘れちゃいけないんだな。そう思ったら、鼻の奥がジンと熱くなって、慌ててそっぽを向く。
「ぶちょお?」
「先に席に戻りなさい。私は総務に寄ってから戻るから。」
「はーい」
ドアに手を掛けた雨宮が鍵がかかっていることに気づく。
「やっぱり、エロオヤジだ…」
「言ったな?夜、覚えておけよ。」
ニヤリと笑って答えてやる。
- 56 :
- 長文失礼しました。
これ以上のエロは私にはハードルが高すぎました…!
- 57 :
- たまたま覗いたら嬉しい投下がww
いや、ちょいエロ、よいです。目の保養になりました
- 58 :
- 最高です!ありがとうございます!!ドキドキしました〜!
ドラマでもこれぐらいならやっても問題なさそうですよね!
ビバ!エロぶちょお〜!
- 59 :
- うおぉ〜〜〜
ご馳走さまでした!
- 60 :
- あげ
- 61 :
- うひょー
ID:kwGDBirbさんありがとうございました。
wktkdkmnしちゃった><
- 62 :
- あげ
- 63 :
- アゲ
- 64 :
- ID:kwGDBirbさん超乙!!
ゆるいコントみたいなドラマだけど、こういう展開でもいいと思うんだ。
てかむしろこの展開にしてくださいおながいします!
後半は、煮え切らないぶちょおの本気を見てwktkしたい
- 65 :
- だんだん、ぶちょおのセリフが過激に・・・
鼻血でそぉ〜
- 66 :
- ぶちょおに一応その気があるようで安心したw
- 67 :
- でもでも、ぶちょおにその気があっても「抱く」とか直接的な言葉は、イメージ的に似合わない気が・・・
- 68 :
- ぶちょおも40の男だし、それなりに考えてはいるんだな
- 69 :
- これから先きみを抱くたびに○ンコを抱いてるような気分になる
部長にも性欲があってEDじゃないみたいでよかった
- 70 :
- 部長は、ちょっと頑張るホタルさんといつものアホ宮どっちがいいですか?
ありのままの君が好きだよ ・・・と手嶋にいってもらえるといいな
---1
一生懸命な君は可愛かった 頑張ってる君をいとおしいと思った(略)
結婚に向けて頑張る君を見ると無理をさせてると思ってしまう(略)
恋愛と違って結婚なら君を落ち着かせてあげられるんじゃないかと(略)
ありのままの君でいい
(略)
部長のために無理をして頑張っていた私はありのままの私なんです
だから結婚してくれませんか?私と結婚してください
私のことを離さないで、ほっとかないで。私は一生部長の女です
君がそれを望むなら(略)
激しく熱くお互いをむさぼりあうようなちゅうだ
---2
- 71 :
- あげ
- 72 :
- アゲ
- 73 :
- 職人さ〜〜〜〜ん
- 74 :
- 職人さん、カムバックです!お願いします!
- 75 :
- あげておくか
- 76 :
- >75
ぶ、ぶちょお登場!
今後はホタルさんとエロい絡みとか考えてらっしゃるんでしょうかw
- 77 :
- 試着室での「私を女にした」発言にはドキドキ!
- 78 :
- あげ
- 79 :
- 1のラスト、部長の心象で書いてみました。
読みたくない方はスルーで。
玄関を開けると、女性の靴があった。深雪はぜったいにこういう脱ぎ方はしないな、
こんな靴の脱ぎ方をするのは、そう、そうだけど、本当に?
「おかえりなさい」、・・・居た!ジャージもちょんまげも笑顔も去年と少しも変らない。
「この家は区画整理でなくなる」こんな嘘を鵜呑みにしていた雨宮。
この家の前まで来たらばすぐに嘘だとわかるのにアホ宮。
「区画整理でなくなるって嘘だよな」二ツ木が嘘だとバラしたのに
それでもとうとう一年間、一度も来なかったアホ宮。
「なにしに帰ってきたんだよ」
心の整理がつかなくて、戻ってきてくれたうれしさが顔に出ないようにと
詰問口調になっていく俺に、凹まずにアホ宮は続けた。
「縁側はどうしてるかなぁ、って」
「どうしてるかなぁ、って」そうだ、コイツはこの家の縁側がお気に入りだった。
昼間から寝転んで、ビールを飲んで、一人になってから、雨宮の真似をしてやってみたら
俺もハマった休日の過し方。
「部長に会いたいな、って」「一日の終わりにはこの縁側で部長と話しがしたかった」
「部長のことが忘れられなかった」
雨宮の口から出る言葉は、そっくり俺の本音だった。
(君に会いたいな、って。)
(一日に終わりにはこの縁側で雨宮と話がしたかった)
(君のことが忘れられなかった)
「私この家を出る時、好きな人と暮らせてうれしいはずなのにわんわん泣きました。」
(成り行きで見守った君の恋の成就を、俺はただ、見送った・・・。)
あの時の苦しさが胸に蘇って、けれどまたあの時に戻ったように今は彼女が俺の側にいる。
雨宮が立ち上がり、俺をまっすぐに見て、キッパリ言った。
「部長に会いたかった、会いたかったんです。部長に会いたくて来ました。
自分の人生だから、自分で決めて来ました」
(君がいなくて寂しかった。寂しかった。君に会いたくてしかたなかった)
握り締めていた自分の手を解いて、彼女に手を伸ばそうとした時、
「どうしてかな」アホ宮がヲチをつけた。
手嶋との恋を終えても、人生の階段を二つくらい上っても、
コイツの干物っぷりは不滅だと、感心しながら、俺は言う。
「どうしてかなって、君が私を好きだからだ」
「そして私も君を好きだ」って、俺、アホ宮相手に何ぶっちゃけてる?
ヲチにはヲチで「残念だが、君の期待に私は応えられない」そう言ってやるつもりだったのに。
懐かしいあの「ハァアア?」が聞きたかったから。
- 80 :
- 1「好きだというだけでは解決できない問題もある」
(そうじゃないって、君は言ったね。俺はそれを信じようと思う)
落ち着こう、自分にそう言い聞かせる。相手はアホ宮だからな。
早とちりして、またどこかに飛んで行ってしまったら、・・・今度こそ後悔でにそうになるだろう。
「そこで待ってなさい」そう言って、冷蔵庫にビールを取りに行く。
去年の夏、雨宮がこの家から居なくなった最初の夜、冷蔵庫に残されたいた
最後の一缶。あのビール好きが、忘れていくなんて、と苦笑しながら
置いていかれた中年男が独酒にするくらいいいだろう、と思って取り出すと
マジックで大雑把に”ぶ”と書いてあるのを見つけた。
部長、つまり俺用、ってことか。人の物は勝手に食う食い意地の張った女にしては
意外に気遣いするじゃないか、と心のどこかがカタカタ鳴って、それから暖かくなって
でも堪らなく家に独りでいるのが寂しくなって、誰もいない台所で
「俺はワインが好きだから」とビール缶を肴にワインを飲みながら
酔いも手伝って、おれはあることを自分の目標にした。
雨宮をこの家で待つ
1年間待ってみる。
そして、戻ってきたらこのビール缶を開ける。
今日で一年。待ちぼうけだったな、と家路をたどりながらボンヤリと考えて
帰宅したら風呂に入って、去年からポツンと冷蔵庫に入ったままの
1年分冷やしに冷やしたビールを飲もう、と思っていた。
そして、俺はアホ宮をこの家で待つことを止める。
迎えに行くのだ。「縁側に戻ってきなさい」と。
面倒くさがりのアイツが自発的に行動する確率はカナリ低かったのだから。
それが、あのアホ宮が「自分で考えて・決めて」ここにいる。
キッチンに行って、一年間、俺と一緒にアホ宮を待っていたビール缶を取り出して
座敷に戻ると、アホ宮は縁側に行こうとせず、座敷に座りこんだままでいる。
「勝手に上がりこんで、勝手に座りこむのは間違ってる」
(散々待たせておいて、なぜ最後の最後で行動するんだよ。
今日は俺が迎えに行くつもりだったんだからな!)
「すみません」
こんなに素直に謝罪する雨宮は会社以外で見たのは初めてだった。
「ホラ、やるから」
一年間、俺と一緒にこの家でアホ宮の帰りをまっていたビール缶を渡す。
「こっちに移動しなさい」アホ宮を、立たせて縁側に座らせて、俺も腰を下ろした。
夏の夜の涼しい風が庭を通して縁側に届いてる。俺と雨宮の場所。
雨宮が戻ってきた、今、俺の側にいる。
「おかえり」やっと、言えた。
- 81 :
- >>79 >>80
ぶちょおおお。。。泣。。。。。よかったね。。。。
・・・感泣・・・染みたよ〜〜
職人さん、温かいお話、お仕事どうもありがとう
2の展開にちょっと荒んでた気持ちが癒されたよ
- 82 :
- この綾瀬はるかリアルの性格が最悪だから一気に冷めた。女優は私生活出すもんじゃないね。
一期のときは何も知らなかったから面白く見てたけど
- 83 :
- 本当の知人でなければ性格なんてわからない
ゴシップ記事見てああだこうだいうのってくっだらない
- 84 :
- 自分の理想の綾瀬はるかを汚されちゃってぷっつん来ちゃったの?
頭の中がお花畑の人は幸せでいいよね。
- 85 :
- >>83
スルーしたほうがいいよ
- 86 :
- ぶ心の声 「あのアホは瀬乃に頭ポンポンされやがって・・・」
ほ ぶちょおを見つける
ぶ心の声
「でも、俺を見つけてあんな嬉しそうな顔で駆け寄って来られたら・・・
嫉妬してるなんて言えない
口が裂けても言えない
未だかつて俺の人生で嫉妬するなんてことがあっただろうか」
ぶ 思わず野獣が帰ってきてしまい、ちゅーをする
唇を離しホタルを見つめる
ほ ぶちょおを見上げる
ぶ 頭をポンポンして、ホタルの顔を覗き込みながら
ぶ 「ホタル、 ・・・いいか?こんな風に君を触っていいのは俺だけだ」
ほ 「・・・え?」
意味がわからないと言う感じの瞳で見上げるホタル
ぶ心の声 「この女は・・・」
ホタルの鈍感さにイラつきながらも、自分を見上げる彼女の可愛らしさに
思わず抱きしめる
そして、耳元で優しく囁いた
ぶ 「俺以外の男に触らせるな、と言っている」
ほ 「なんで?」
ぶ心の声 「この女は、この女は・・・どこまで言わせる気なんだ(怒)」
ぶ心の声 「・・・かなわない。言ってやる。恥も外聞も捨てて言ってやる!」
ぶ 「俺が嫉妬するから」
お粗末さまでした。
- 87 :
- パチパチ
- 88 :
- age
- 89 :
- tesu
- 90 :
- 解除になってた!
最終回、終わりよければすべてよし。
野獣も帰ってきた??ことだし職人さんも帰ってきて〜
- 91 :
- 1の時のことを思うと、2でも最終回までちゅー無しでいくかと思ったけどねw
いったん、ちゅー解禁になったらよくちゅーしてらっしゃってw
ついには同衾まで持っていってくれたなあ
個人的には、その前にぬこさんのンコは処分しようぜとか思ったけどwww
あのあとのこと、なるべく早く書きたいなあ
ホ「あ・・・の、ぱ・・・ぱん・・・っ」
ぶ「ん?」
ホ「かわゆくないぱんつ・・・・なので」
ぶちょぉ、ぱんつを指にかけながら
ぶ「心配するな。オレはぱんつには用はない。早急に取り去ればいい」
ホ「!!!」
みたいな?wwww
ところでぶちょぉのぱんつってどんなんだったんでしょうねw
- 92 :
- >>91
にゃんこ柄とか、キャラものトランクスに一票。
- 93 :
- ふんどしに一票
- 94 :
- >>91
続き待ってます!
- 95 :
- 私もその後きになります!91さんの作品まってます!
- 96 :
- ちゅーしたらちゅーちゅー病に
エチーしたらエチー病になるのでしょうか?w
- 97 :
- ジャージ姿のホタルでも野獣が旅から帰って来るくらいだからかわゆくないパンツくらいなんてことないと妄想した
- 98 :
- 職人さ〜ん帰ってきてぇぇ
寂しくてしかたなす。
- 99 :
- 最終夜の続きも見たいし
新婚旅行に温泉お泊りとかもいいなぁと妄想が止まらない
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