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2012年09月エロパロ36: 男の娘でエロパロ! (442) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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男の娘でエロパロ!


1 :2010/04/30 〜 最終レス :2012/09/09
男の娘最高!

2 :
          _人人人人人人人人人人人人人人人_
         >      ごらんの有様だよ!!!  <
           ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^
_______  _____  _______    ___  _____  _______
ヽ、     _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、   ノ    | _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ  、  |
  ヽ  r ´           ヽ、ノ     'r ´           ヽ、ノ
   ´/==─-      -─==ヽ   /==─-      -─==ヽ
   /   /   /! i、 iヽ、 ヽ  ヽ / / /,人|  iヽヽ、   ヽ,  、i
  ノ / /   /__,.!/ ヽ|、!__ヽ ヽヽ i ( ! / i ゝ、ヽ、! /_ルヽ、  、 ヽ
/ / /| /(ヒ_]     ヒ_ン i、 Vヽ! ヽ\i (ヒ_]     ヒ_ン ) イヽ、ヽ、_` 、
 ̄/ /iヽ,! '"   ,___,  "' i ヽ|     /ii""  ,___,   "" レ\ ヽ ヽ、
  '´i | |  !    ヽ _ン    ,' |     / 人.   ヽ _ン    | |´/ヽ! ̄
   |/| | ||ヽ、       ,イ|| |    // レヽ、       ,イ| |'V` '
    '"  ''  `ー--一 ´'"  ''   ´    ル` ー--─ ´ レ" |

3 :
わぁい

4 :
買ったんかw

5 :
やっぱこういうのはマイナーか

6 :
女装SS総合スレというのもあるのだが
このスレのテンプレはどのようなものでしょう

7 :
>>6
向こうは男×男の娘がダメっぽいから
こっちは男の娘ならなんでもOKって事でいいんじゃね?

8 :
男×男の娘とか大好物です

9 :
男の娘はすばらしいな

10 :
>>3
あの本ってなまじ店員に知識があるぶん逆にとらとかメロンじゃ買いにくいよな

11 :
まじ店員?半端店員とかいるのか、半端な気持ちで、女装して仕事をしているさ。

12 :
支援

13 :
ショタとお兄さんでエロパロ http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1265883511/l50
の保管庫でもどうぞ・・・

14 :
ショタではなく男の娘が欲しいんだ
頼む、誰か書いてくれ

15 :
>>10
普通の書店で買おうと思ったけど
「ブルマ風のなにか」と大きく書かれた付録のせいで買えなかった…

16 :
俺が男の娘好きだということはクラス中の奴が知ってるから普通に買った

17 :
>>15
なんてこった!八方塞がりじゃねーか!

18 :
つAmazon

19 :
支援

20 :
おちんちんらんどは不滅です

21 :
わぁい!

22 :
エロパロ板初心者ですが、先日『TSUTAYA』で『わぁい!』を発見。即買いでした。
男の娘、いいなぁ……。
こちらは『男×男の娘』にも寛容そうな感じなので、駄文ですが投下したいと思います。

「旦那様。わたくしです」
 ノックの音に続いて、ドアの外から声が聞こえた。ドア越しにも分かる、小鳥がさえずるよう
な美しい声音である。
「入りなさい」
 烏丸公爵は訪問者に入室を許可した。安楽椅子に腰を掛けて、いつものようにパイプをくゆ
らせている。
「失礼します。仰せの通り、着替えてまいりました」
 訪問者は女中だった。女中といっても、着物に袴といったいでたちの和装ではなく洋装で
ある。濃紺のワンピース姿に白いエプロンドレスを着けていた。エプロンにはフリルが付いて
いて、可愛らしい印象を与えている。ワンピースの裾からは白いストッキングに包まれたスラ
リとした長い脚が伸びていた。そして、足先には白いエナメル製の靴を履いていた。髪は短
めでなんともボーイッシュな雰囲気を漂わせいるが、白いカチューシャを頭に着けることで女
性的なイメージを表現していた。西洋でいうメイドの格好そのものだった。
「うむ、いい感じだ。おまえは何を着せても似合う。明日から昼間もその格好で過ごすか?
 裕(ゆう)」
 頬を淡い桜色に染めながら入り口に立っている女中に好色な目を向けて、公爵は左手の
指で自慢の口ひげを何度もしごいた。公爵の目は女中の体を値踏みするように、ねちっこい
眼差しで若いからだをくまなく舐めまわした。
「そ、それはかんにんしてくださいませ。旦那様」
 ピンク色の頬から血の気がサッと失せて、洋装姿の女中の顔が青ざめた。眉をひそめて
唇をわななかせている。
「ふははは。冗談だ。あまりにもおまえの姿が妖艶だったので、からかいたくなっただけだ」
 公爵は椅子から立ち上がった。恥ずかしそうに目を伏せてモジモジとしている女中のとこ
ろまで、わざとゆっくりと歩んでいく。普段より緩慢な動作で近づくことで女中の羞恥心を煽
るかのようだ。
「旦那様、早く奥の部屋へ連れて行ってくださいませ。このような格好をお屋敷内の誰かに
見られたら……」
 ドア一枚を隔てた外は廊下だ。屋敷内の者がいつ何どき公爵の部屋に訪ねてくるか分か
らない。裕と呼ばれた女中はそれを恐れているのだろう。そわそわして視線が定まらない。

23 :
「ふっ。構わんではないか。裕。普段からおまえの女中姿はみな見ておるのだし、いまさら
恥ずかしがるほどのことではなかろう」
 公爵は左手の人差し指と親指で口ひげをつまんでこよりでも作るかのように弄んでいる。
「けれども、こ、この格好は……なんだか……」
 目の前の公爵の顔を正視できずに女中は、うつむき加減のまま言い澱んだ。
「なんだか、どうした?」
 微笑を浮かべて、幼い子どもを相手にするかのように促す。公爵は内心ほくそえんだ。答
えが女中の口から出てくるのが待ちきれないといった風である。
「い、いえ。なんでもございません。旦那様」
 公爵の意に反して女中は答えるのをやめた。
「言いかけて途中でやめるな。おまえはその格好をどのように感じているのか申してみよ」
 焦らされたことに少し腹を立てたかのような態度を見せて、今度は主としての権力を笠に
着た威圧的な口調でさらに答えを促した。
「そ、その……このような扇情的な格好は恥ずかしゅうございます」
 公爵の要望を否定するようなことは厳に慎まねばならないことは分かっているはずだっ
た。メイド服を着るように申し付けたのは公爵そのひとだった。その服装を否定するような物
言いをすれば公爵の機嫌を損ねてしまうのではないかという不安に苛まれているのだろう。
しかし、ここで公爵の問いに答えないわけにはいかなかった。
「ほう。その格好は扇情的か。それは西洋での女中の正装なのだが。おまえの目にはそれ
が情欲をそそる格好に映るというのか。ふむ。面白い。おまえのそこがどんな風になってい
るのか、確かめてやろう」
 不安と羞恥が入り混じった複雑な表情を浮かべる女中のからだを公爵は右手でぐいっと
引き寄せた。左手で濃紺のワンピースの裾をめくり上げる。そして中に手を差し込んだ。指
先が女中の下着の上から股間の具合を確かめるように探る。
「あっ。だ、旦那様」

24 :
今日はこの辺で。おやすみなさい。

25 :
GJ!これは良い男の娘
続きを激しく希望する

26 :
続きマダー?

27 :
マダー?

28 :
ちゃんと正座して待ってなさい
ほんとにお行儀の悪い・・・



で、続きマダー?

29 :
 それまでの緩慢な動作から突然俊敏で獰猛な動作で、自分の恥ずかしいところをまさぐられて女中は狼狽した。
「ふふふ。もうこんなにしおって。淫らなやつめ」
 女中の下着の中が十分に欲情していることに公爵は満足げな笑みを浮かべる。
「そんな風に仰らないでくださいませ」
 下着の上から自らの昂りの証しを見透かされて女中は耳まで赤く染めて恥らった。
「どれ、こちらの方はどうかな」
 女中の前を嬲っていた手を後ろに回して、下着の中に滑り込ませて小ぶりの臀部を撫で始める。指の先が尻の割れ目を割って降下する。たちまち中指の先が目的地に到達する。密やかなしわの集約の中心部に指の腹が押し当てられる。
「あっ。旦那様」
 公爵の右腕の中で女中のからだがビクンと跳ねた。あごが上がって、唇が妖しく半分開いたままになる。まぶたが少し落ちて半眼になると、うつろな恍惚感を浮かべた表情になった。
「まだだな。もっと可愛がって、柔らかくほぐしてやろう。さあ、奥の部屋へ来い」
 指先に感じた菊蕾の感触はまだ硬く閉じられていて異物の侵入を拒んでいるかのようだ。公爵はもっと愛撫が必要だと感じていた。今夜もこれから寝室でゆっくりとねっとりと後ろの孔を嬲ってやろうと胸を躍らせていた。

書斎の窓から暮れなずむ夕闇が見えた。
窓の右手に寝室へと続く扉がある。暗褐色をした木製の扉には荘厳な彫刻が施されていた。
扉を開けると、大きなベッドが中央の奥の方に置かれている。天蓋つきの豪華なベッドである。五年前に妻を病気で亡くしてからというもの、公爵はほとんど毎夜ここで裕とともに過ごしている。
裕以外にもここで夜の相手をさせた者はいた。しかし、裕ほど公爵の好みに合う者はいなかった。
烏丸聖郷(きよさと)は名門烏丸家の分家の主であった。公爵の地位を授かっていたが、日本が戦争に負けて社会制度が大きく変わることに伴い、もはや爵位に頼ることはできないと覚悟していた。
さらに自身も数年前から病気を患い、思うようにならない苛立ちがあった。それもこれも自分自身が行ってきた業の深さ故と割り切って残された時間をできるだけ思うままに生きたいという願望に支配されていた。
彼にとって目の前にいる女中だけが唯一自分の言うとおりになる存在であった。
公爵は女中にベッドに腰掛けるよう促すと、ウィスキーの瓶を手にとって、グラスへと注いだ。
「裕。おまえも飲むか?」
 グラスを掲げて女中に尋ねる。
「いえ。わたくしは結構でございます」
「そうだな。まだおまえは十五歳だったな。これをストレートで飲むのは強すぎるか」
 そう言うと、公爵はグラスに口をつけて一息にぐいっと飲み干した。そして再びグラスに注いだ。それを口に含むと、グラスと瓶をテーブルの上に置いた。
そして、無言のままベッドまで進み、腰掛けている女中の左隣に自分も腰掛けた。
公爵は女中の目をじっと見つめて顔を近づけた。

30 :
隣でしおらしく座っている女中は、公爵の顔が近づくのを見て、顔を左に向けてそっと目を閉じた。唇を少し開き気味にして受け入れ態勢を整えている。
従順なその態度に冷ややかな笑みを浮かべた公爵の唇が女中の唇に重なる。公爵はからだを右にひねって、両手で女中のからだを抱きしめた。
女中の唇に自分の唇を強く押し当てて、両腕でしっかりと女中のからだを捉える。
「うぐぐぅぅ」
くぐもった呻き声をあげて女中がカッと目を見開いた。苦しそうにからだを揺するが、公爵の腕に捉えられて身動きができない。
公爵は口に含んだウィスキーを自分の唾液と絡めて女中の口中に注ぎ込んだのだ。
 初めて口にするアルコールに口中が焼けるように熱いのだろう。女中は二重の澄んだ目に涙を浮かべている。
「うううう」
 唇を塞がれて、身動きを封じられた女中は鼻から鼻水をしぶかせる。端正な美しい顔から液体を放出しながら苦しむ顔は格別だった。
 右手でからだを抱えたまま左手で女中の鼻をゆっくりとつまんでやった。
「うんぐっ。ごくっ」
 女中はのどを鳴らしてウィスキーを飲み干すしかなかった。そうしてようやく公爵の唇から解放されたのだった。
「どうだ? 初めてのウィスキーの味は。ストレートはキツかろうと思って、私が唾液で割ってやったのだ」
 公爵は胸ポケットからハンカチを取り出すと、女中にそっと手渡した。
「あ、あ、ありがとうございます。旦那様」
 口の端からよだれが垂れていた。涙と鼻水でくちゃくちゃになった顔で無理に笑顔を作っているのが分かる。それだけで公爵の嗜虐心は一層かき立てられるのだった。股間が痛いほど屹立していた。
「さあ、乾杯は終わった。そろそろ私の服を脱がしてくれないかね」
 公爵は女中の前に立ち上がった。
 女中も急いで立ち上がり、公爵の服のボタンを外して服を順番に脱がせていく。からだの中心で天井を向いて雄雄しくそびえ立つ男根を女中は細くしなやかな指で包み込んだ。公爵の前でひざまずいてゆっくりとしごき始める。
「いいぞ。さあ、口に咥えるんだ」
 言われたとおりに女中は公爵のいきり立ったモノを口に含んだ。
「ああ、気持ちいい。そうだ。舌も使え」
 ちゅぱちゅぱと音を立てながら自分の陰茎を舐めるメイド服の女中を見て公爵はご満悦だった。
「おまえの方もどうなっているのか。下着を脱いでよく見せてみなさい」
「はい。旦那様」

31 :
とりあえず、今日はここまでです。
規制食らって、初めてビューアというものを使ってみました。
慣れないせいか、改行したり、しなかったりでお見苦しい点がありますが、何卒ご容赦ください。

32 :

雰囲気出てて良いね

33 :
 口での奉仕を中断して、女中は立ち上がってワンピースのスカートをたくし上げて中に穿いていた白い下着をスルスルと下ろした。
 片足立ちでもう一方の足を下着から抜く際に白いストッキングに包まれた太腿が見えた。それは途中で終わり、その先は素肌が露になっていた。ガーターベルトは着けていない。
 下着を脱ぎ終わるとワンピースのスカートの裾を下ろして整えた。しかし、スカートの前部が不自然に盛り上がって裾は少し浮いたままだった。
「ふふふ。スカートの前をこんなにも膨らませるなんて、おまえはいやらしいやつだな。裕、否、裕也!」
 濃紺のワンピースとエプロンドレスに身を包んで女装させられて前を立たせている美少年に公爵は本名で呼んだ。
「ああ、旦那様。仰らないでくださいませ。わたくしのからだをこんな風に変えてしまわれたのは旦那様でございます」
 本当の名前で呼ばれたせいか、それとも先ほどのウィスキーが効いてきたのか、裕也は顔を紅潮させていた。
右手を頬に当てて、左手で膨らんだ股間を隠すその様は、いかにも女性的で、それゆえ扇情的な仕草にさえ見えた。
「さあ、後ろを向いて尻をこちらに向けてみなさい。挿れて欲しくてウズウズしてるんじゃないのか?」
 乙女のように恥らう女装の美少年の両肩の上に公爵はそっと手を置いてベッドの方に向かせる。
「そ、そのようなはしたないことは……」
 美少年は上体を前に倒してベッドの上に両手を着いた。公爵の方に尻を突き出した格好だ。色白のつやつやした双臀がなまめかしい。
「ないというのか? ふっ。しかし、おまえのここはヒクヒクしているぞ。私のモノを早く挿れてと催促しているようだが」
 公爵は目の前に立つ美少年の無防備な尻肉を両手でみかんを割るような要領で開いた。
 中には可憐といっても良いくらいのアヌスが少年の息遣いに合わせるように妖しく伸縮を繰り返していた。 
 美少年にふさわしく、裕也の体毛は薄くて肛門の周りには一本の体毛も生えていなかった。
「そ、そのようなことはございません」
 羞恥心を煽る言葉を背後から受けて、哀れな美少年は公爵の言葉をさらに否定した。
「そうか。そんなに強情を張るなら、私はもうよい。部屋に戻るか? 裕」
 ぷりぷりとした少年の尻を支えていた両手を離して突き放すように公爵は言った。微かに怒気を含んだ声音だ。
 公爵は身分柄、激情を露にすることは滅多にない。あらゆる感情の起伏が乏しかったのだ。

34 :
「ああ、お許しくださいませ。旦那様。そのようなつれないことを仰らないでくださいませ」
 公爵が怒っているのを察したのだろう。美少年は許しを請うた。切なげな表情で哀願する。
 このまま自分の部屋に帰れば、後日どのような形で不幸となって身に降りかかってくるか分からないことを経験上知っているのだ。なんとしても裕也は公爵の機嫌を取る必要があった。
「では、どうして欲しいのか、自分の口で申してみよ」
 メイド姿の美少年にすがりつくように懇願されて、公爵は機嫌を良くした。まるでお公家様が下の身分の者に語るかのように慇懃無礼な物言いである。
「ああ、はい。ゆ、裕は旦那様のモノが欲しくて我慢ができません。お願いでございますから旦那様のモノをわたくしのお尻の穴に挿れてくださいませ」
 濃紺のワンピースの裾をめくり上げて、尻穴をむき出しにして、白いストッキングを穿いた太腿を小刻みに震わせながら、美少年は自分の菊門への男性器挿入をせがんだ。
「私の『モノ』とは何のことかな? それにおまえの『お尻』とか、上品ぶるでないぞ。もっと分かりやすい世俗的な言い方をしてみよ」
 公爵は淫猥な微笑を口元に浮かべて、さらに高圧的な口調で命令した。露になった下半身を妖しくわななかせている美少年の口から淫らな言葉を発させるつもりなのだ。
「は、はい。裕は旦那様のお○んちんが欲しい。もう我慢ができません。わたくしのケ、ケ、ケツの穴をお○んちんで犯してくださいませぇっ」
 羞恥と屈辱とで全身を震わせながら、女装の美少年はからだの奥から声を搾り出した。自ら肛交を求めることなど、感受性の強い少年にとって顔から火の出るような思いに違いない。
 しかも、裕也は性に目覚める頃からずっと公爵の男色趣味の相手をさせられており、少年に男色趣味の傾向が元々あったのかどうかは分からない。
 ただ、少年は外見もまるで女の子のようであるし、強制されたとは言え、動作も女性っぽい。元々素質はあったのだろう。少なくとも公爵はそのように解していた。
「そうか。そんなに尻の穴に挿れて欲しいか。おまえははしたないメイドだな」
 眼下の女装少年に自ら肛交を求める言葉を、しかも淫猥で下卑な言葉を口にさせたことで、全裸の華族は満足げであった。
「う……ううう」
 公爵の卑猥な欲望の相手をさせられることに屈辱感をぬぐえないのか、美少年は嗚咽を洩らす。毎日繰り返されていることなのに一向に慣れることはないのだろうか。
つづく

35 :
メイド美少年エロすぎるだろ…
これは続きを期待せざるをえない

36 :

「では、油を塗ってやろう。どうだ、気持ちいいか?」
 公爵は枕元の潤滑油を入れた小瓶を取って、中から指先でひと掬いした。それを美少年の震える菊肛に塗り、指先で円を描くように丹念に揉み込む。
「は、はい。気持ちがよろしゅうござ……はっ、はぁぁ」
 排泄器官を後ろから弄られて、服装倒錯を強制された美少年は嫌悪と快感が入り混じったような複雑な吐息を洩らす。
「ふふふ。まずは指が一本入った。もう少しほぐしてやろう」
 始めは異物の侵入を頑なに拒んでいるかのように固く閉じていた菊蕾だったが、公爵の執拗な蹂躙によって次第に自ら門を開いてきた。
「あふぅ。はぁ、はぁ」
 妖しい吐息は徐々に艶っぽい喘ぎ声に変わってきた。いつしか尻をくねくねと振っている。
「ところで、浣腸は済ませてきたんだろうな」
 美少年のからだの変化から肛門性交の準備が整いつつあることを知って、公爵は確認の意味で裕也に尋ねた。
「はい、旦那様」
 消え入るような声で少年は答える。
「どれ、残っていないか確かめてやろう」
 洋装の女中姿をした美少年の羞恥心を抉るように公爵は無慈悲な言葉を投げかけた。
「や、おやめくださいませ。は、恥ずかしゅうございます」
 思いもかけない言葉に少年はうろたえた。しかし、肛門に指を差し込まれた状態ではどうすることもできなかった。
「ううむ。指先には何も着かないな。残念だ。残っていたらこの場で浣腸してやろうと思ったのだが」
 公爵は少年のアヌスから引き抜いた指先を見つめて言った。
「ひっ。それだけはかんにんしてくださいませ」
「そんなにいやか? 浣腸は」
「は、はい」
「そういえば、おまえが初めてのとき、私が浣腸をしてやったな」
 懐かしい思い出話でも語るかのように楽しげな口調だ。
「お、おやめください」
 羞恥と狼狽とで身悶えしながら、美少年はからだを妖しくくねらせた。
「ふふふ。おまえは手洗いまでもたなくて、廊下で粗相をしたな」
「お、お願いでございます。その話は……」
「ふふふ。それ、ようやくほぐれてきた。そろそろ挿れられそうだな」
 指を抜いて油と肛汁で濡れた指先を近くの手ぬぐいで拭くと、公爵は裕也の尻を両手でしっかりと支えた。
「はい。旦那様」

37 :

「では、挿れるぞ。口を開けて息を吐け」
 公爵は右手で裕也の尻を支えて、左手で自分の硬直した男性器を握り締めた。そして、美少年の柔らかくほぐれた菊門に亀頭の先をあてがう。そのまま奥へとめり込ませる。
「はあ。ふうぅぅ。あうっ。ああっ」
 息を吐いた瞬間に合わせて公爵の怒張が裕也の腸内に侵入した。腸壁を擦り上げられる感覚に思わず歓喜の声をあげる。
「どうだ。私のち○ぽは?」
 意地悪く公爵が裕也に尋ねる。
「ああっ。いいっ。いいっ」
 羞恥に打ち震えながらも、肉の悦びに素直に反応してしまうようだ。
「そうか。それなら、もっと奥を突いてやろう。それっ」
 男根をさらに奥深くまで沈めた。公爵の下腹部は美少年の尻肉に密着した。
「はうぅぅっ。くはぁぁ」
 公爵の凶器のような肉棒が麗しい女装の美少年の内臓を抉ると、切なげで苦しげな喘ぎ声を洩らした。
「おお。おまえの可愛らしいペニスもキンキン硬くなってきおったな」
 公爵は上体を前に倒して、裕也のからだに抱きつくように密着させる。そして、左手で美少年の股間で勃起している若々しい陰茎を握り締めた。
「ああ。旦那様。ゆ、裕のお○んちんをもっとしごいてくださいませ」
 美少年は自らの情欲が込められた性器を刺激して欲しくて、公爵に淫らな願望を訴えた。
「ふっ。構わんが、先にイッたらお仕置きだからな」
 美少年の唯一の雄雄しさを掌中に収めて、公爵は愉快そうに言った。
「は、はい」
「ようし、今度はベッドの上で仰向けになるんだ。裕」
 裕也との情交をより一層甘美なものにするために、公爵は美少年の肛内に挿入していた肉茎を引き抜いて体位を変えるつもりだ。
後背位は征服感は満たされるが、相手の表情が見えない。公爵は情事の最中に裕也がどういう表情をしているのかをじっくりと観察することを望んでいた。
裕也は本当に美しい顔立ちをしている。あの女と瓜二つだ。そう思うと、否応なしに心が昂るのだった。
「はい、旦那様」
 声まで似ている。裕也は果たして変声期があったのだろうか。そんなことをふと考えながら、仰向けになって自分を迎え入れようと待っている目の前の美少年の両脚を抱えて高く持ち上げ、股を開かせる。
少し勃起が弱まった裕也の陰茎の下には控えめな陰嚢が蝶の羽根のような形をして鎮座している。さらにその下の会陰部を経由した先に目指す性器が公爵の来訪を心待ちにしているようだった。
「さあ、もう一度挿れるぞ。息を吐いて、尻の穴をゆるめろ」
 妖しく開閉を繰り返す仮想膣口に公爵の男性自身の先端を押し付けると、一気に後孔から美少年を串刺しにした。
つづく

38 :
このSS、俺の好みをストレートでついてきて堪らん
可愛いしエロいし最高のSSだわ
贅沢をいわせてもらうと、まとめて読みたいから、完成した後に一気に投下してほしいな

39 :
「はあ。ふうぅ。むはっ。ああっ」
 一方通行を逆行する異物に裕也は再び大きな喘ぎ声をあげる。
 まぶたを固く閉じて、細い眉を八の字しながら、悩ましげにあごを上げる。
 開いた口からきれいな並びの白い歯がこぼれた。
「では、おまえのち○ぽをしごくからな。覚悟しろ。先にイッたらお仕置きをしてやる。ふふふ」
 そいうと、公爵は左手で裕也のペニスをつかんだ。ゆっくりと小指から薬指、中指から人差し指へと順に力を込めて絞り上げるようにしごく。
「お、お仕置きは何でございますか」
 不安に目を見開いて美少年は公爵を見上げた。怯える仔鹿のような目が愛らしい。
「おまえの大好きな浣腸だ」
 公爵は微笑を浮かべながらも冷ややかに言った。
「ええっ。い、いやでございますぅっ。それだけはかんにんしてくださいませ」
 尻穴を犯されながら美少年は生娘のような初々しさで左右に頭を振った。
 胸の前で手を組んで懇願するような仕草に公爵はまたしても嗜虐心を刺激されるのだった。
「だめだ」
 ひと言で冷たく突き放す。
「ああ」
 落胆の色を隠せずに裕也は声を洩らした。
「先にイかなければよいのだ。耐えろ」
 静かに励ますような口調で公爵は、裕也に優しげな視線を送った。
「は、はい。旦那様」
 公爵の言葉に勇気付けられたのか、美少年の瞳に輝きが戻った。
「だが、先にイかせてやる」
 その言葉は、裕也を奈落の底に突き落とした。
 今までの冷徹な光を放っていた公爵の目にギラギラと燃えるような炎が燃えていた。
「い、いやあぁぁ」
 女のような悲鳴をあげながら裕也は激しくからだを揺すった。
「うるさい口にはこうしてやる」
 大声をあげた美少年の口を、公爵は自分の唇を押し当てて塞いだ。
 しっとりとした感触の柔らかい唇が心地よかった。公爵はまたしても裕也の母親のことを思い出していた。
「む、むぐうぅ」
 やにわに口を塞がれて、裕也は言葉を発することができなかった。
「ろうら?」
 公爵の舌が裕也の口中に差し込まれる。美貌の少年の舌に老紳士の舌が絡みつく。
「ら、らんらはわぁ。れろ」
 上から口内に注がれる唾液が自分の唾液とかき混ぜられる。じゅるじゅると音を立てて二人分の唾液が口中に溜まる。
 それをゴクゴクとのどを鳴らして飲み干そうとするが、飲みきれなかった分が涎となって裕也の口の端から溢れ出た。
 自分の唾液を懸命に飲み込んでいく美少年の健気な姿に公爵は満足した。そして少年の陰茎を握り締める手に力を込める。
 さらに腰の前後運動にも力を込めていった。
「あはぁ、は、激しすぎますぅ。旦那様ぁ」
 固く目を閉じて、あごを最大限に上げる。背中が海老反りになって、メイド服の美少年は肛交の悦楽に酔いしれた。
「イキたいか? 裕。イッてもいいぞ。さあ、イけ。イッてしまえ」
 公爵は裕也の陰茎を根元を中心に円を描くようにしごき回した。つづいて右手で陰嚢を包み込んで揉みながら、親指の腹で会陰部を押した。
「あっ、あっ、だっ、旦那様ぁっ! そ、そんな。あっ。ダメですぅ。イッちゃいますぅ。裕はイきますぅぅ」
 崩壊の時が刻一刻と近づいていた。
「先にイッたらお仕置きだぞ。それでも構わんならイクがよい」
 公爵が時を縮めるかのように美少年を追い立てる。
「んんっ。んあっ。あうあう」
 お仕置きのことなど耳に入っていないようだ。ただひたすら迫り来る快感に身を震わせている。
「ふふふ。さあ、イケ。そりゃ」
 公爵は腰を思い切り引いたかと思うと、裕也の肛内深く怒張を押し込んだ。
「ううっ。イ、イクッ。イクゥッ!」
 裕也のセクシーなソプラノボイスが放精の時を告げた。
 びゅるびゅると断続的に放出される若い精は、裕也自身の顔の上に降り注いだ。自らの精液を口や鼻に浴びて、淫らで恍惚とした表情だ。
「わ、私もイクぞ。裕ぅっ!」
それを見て公爵はようやく自己の精も解き放つときが来たことを悟った。
 美少年の腸内に思う存分精を放ち、公爵はぐったりとメイド姿の美少年の上にのしかかった。

40 :

 濃密な情交のあと、二人は寝室から書斎へと移っていた。
白いカチューシャをのせた頭をうなだらせて、裕也はメイド服姿のまま公爵の前に立たされていた。
「それでは約束どおりお仕置きをせねばならないな。裕也」
 情交が終わると公爵は少年を裕也と呼んだ。そして情事の最中の約束を持ち出してきて、裕也を責め立てていた。
「お、お許し下さいませ。旦那様」
 公爵より先に気をやってしまったことに対するお仕置きが待っているのだ。裕也はメイド服姿のまま必になって公爵に取りすがる。
「だめだ。おまえにもっと辛抱強い人間になってもらうためなのだ」
 体の良い理屈を付けているが、公爵は妖艶な姿の裕也に浣腸がしたくてたまらないのだ。
「お、お願いでございますぅ」
 公爵の意図は裕也にも分かっていたが、なんとか翻意してもらえないかと懇願した。
  しかし、無情にも公爵は裕也の言葉に耳を貸さずに、水を張った金ダライの中に瓶から液体を注いでいた。
 薬品用のガラス瓶にはラベルが張ってあり、そこには『グリセリン』と表示されていた。
 そして瓶から半分ほど薬液を金ダライの中に注ぎ終えると、引き出しから大きなガラス製の注射器のようなものを取り出してきた。
 それが何かは裕也も知っているはずであった。
それは裕也が先ほどから嫌がっている浣腸をするための器具、すなわち浣腸器だった。
公爵は浣腸器を手に取ると、金ダライの中のグリセリン溶液を浣腸器の嘴の先から吸い上げた。
 そのあと、それをわざと裕也の目の前に掲げて言った。
「さあ、四つんばいになって、尻を突き出すのだ。さあ、入れるぞ」
 公爵にそう言われて、裕也は観念した。素直に尻を突き出すよりほかに手立てはなかった。公爵のほうに尻を向けて、床に跪いて両手も床に着けた。
濃紺のワンピースのスカートで隠れている裕也の尻は、公爵にとって魅惑的だった。
 スカートの裾をめくり上げると、先ほどまで自分が愛した裕也の秘門が尻の割れ目の間に潜んでいた。
公爵は浣腸器の嘴先を裕也の肛門に当てると、中に差し込んだ。肛交の直後とあって、器具の先端はスルリと中に吸い込まれた。
口元をニヒルに歪めて、公爵は浣腸器のシリンダーを押し込んだ。
「ああ、あっ。は、入ってきますっ。ああっ」
 ちゅるちゅると直腸内におぞましい液体が注入される。
「も、もう入りません。旦那様。これ以上は無理でございますぅっ」
 先の肛門性交によって公爵の肉棒で腹の中を抉られて、精液をたっぷりと注がれた裕也の腸内はわずかな刺激で中のものが噴出しそうなほど敏感になっていた。
「ふっ。もう音をあげおったか。これでは当分はメイド服を着て毎晩私に奉仕してもらうしかないな」
 公爵のお気に入りのメイド服の着用を迫る絶好の口実を与える結果になった。
「ううう。お許し下さい、旦那様」
 浣腸もさることながらメイド服を着用しての夜の奉仕も若い裕也にとって屈辱的なことこのうえなかった。
「あっ! ああっ。もも、もうお手洗いに行かせてくださいませ」

41 :
 しかし、今の裕也にとって目下の問題は、浣腸による責め苦から解放されることだった。
「何だ。まだ五分も経ってはおらぬぞ。最低でも十分は耐えてくれぬといかんのだが」
 裕也に限界が訪れていることを知りながら、公爵はわざと意地悪く言うのだった。
「じゅ、十分ももちません。ああっ、このままでは粗相をしてしまいますぅ。お願いでございます。お手洗いへ……」
 裕也は顔面が蒼白になっていた。肛門を締めようにも肛交の直後とあっては普段よりも幾分締りが緩くなっていた。このままでは洩らすのも時間の問題である。
「ふふふ。そう思ってここにおまえ用のおまるを用意した。これを使うんだ。さあ、跨るがよいぞ」
 病人用の差し込み便器だった。身動きできない重病人がやむを得ず使う代物だ。今すぐ便所に行けば間に合うのに、どうしてこのようなものを使わねばならないのか。
「こ、こ、こんなところにぃっ?」
 裕也は今にも洩らしてしまうのではないかと思えるほど驚いていた。
「不服か? では、今から執事のところに用事を言いつけてもよいのだぞ。無事行って帰ってこられるか楽しみだな。他の使用人の前で垂れ流すか? もちろん格好はそのメイド服のままでだ」
 差し込み便器を使用することをためらう裕也にさらに意地悪な言葉で責め嬲る。
「ひっ。わ、わがままを申しまして申し訳ありませんでした。このとおりでございます。どうかお許しを」
 下肢をガクガクと震わせて裕也は公爵に許しを請う。息が荒い。崩壊寸前といった感だ。
「では、このおまるの中にする気になったんだな」
 もはやこれまでと見た公爵は、裕也の尻の下に便器をあてがった。
「は、はい」
 裕也は素直にこくりとうなずいた。
そのとき書斎のドアがノックされた。
おわり

以上です。拙文を最後までお読みくださった方々、ありがとうございました。
細切れに投下してしまって、失礼しました。
次回はもっと読みやすいように気をつけたいと思います。

42 :
これは裕也にとっても読者にとっても鬼畜な終わり方だなw
職人乙かれ!
気が向いたらまた投下してください

43 :
折角良質な作品が投下されたというに
人が少ないのう

44 :
人里離れた禅寺で、身寄りのない美少年と師匠である和尚との間で交わされる秘密の艶戯という設定で書いてみました。
では、本編を投下します。

45 :
(その一)
「和尚様、翠蓮と申します。お世話になります。どうぞよろしくお願いします」
 翠蓮と名乗った、見目麗しい色白の少年は、いまどきの若者には珍しく礼儀正しかった。その態度を見ただけで、彼の両親の人となりがうかがい知れた。
 ぺこりと下げた頭にはしなやかな黒髪がなびいており、この場所に似つかわしくない柔らかな雰囲気を醸し出していた。
「わしは良慶と申す。この度のことは、わしもたいそう心を痛めている。お前の父上や母上があのようなことに関わっているなどとは信じられぬ。きっと、何かの間違いに違いない」
 良慶は、眼下にかしこまっている少年に慈しみのまなざしを向けた。
「だが、わしは一介の僧侶に過ぎぬ。官憲の判断に異議を申し立てる立場にはない。わしにできることは、お前を預かり、世話をすることくらいだ。ただし、ここにいる限りは、衣食住のことは心配せんでもよい」
禅宗の僧侶らしくストイックで引き締まった肉体を誇る彼に少年は畏敬の念を抱いているのだろう。
自分の身の上に起こった突然の不幸に、少年は不安を隠せない様子だ。すがるような目を自分に向けている。二重まぶたの大きな瞳がまっすぐにこちらを見ている。
歳は十四と聞いていた。まだ男とも女とも区別のつかない中性的な顔立ちである。寺院の子息とはいえ、まだ正式に僧侶になったわけではない。
だが、たとえ剃髪したとしても少年の発する妖しい魅力が損なわれるとは思えなかった。
むしろ、この少年が頭を丸めた姿を想像するだけで、女人禁制のこの寺にあっては危ない存在となるのではないかとさえ思われた。
「はい、和尚様。ボクはこちらにおいていただけるだけで感謝しております。和尚様のおっしゃることなら何でもいたします。お務めも一生懸命頑張ります」
 翠蓮が言葉を発するたびに、桜色した唇がぷるんと弾けるのだった。
美しい顔立ちの少年が口にした言葉に妙ななまめかしさを感じて、煩悩を振り切るように良慶は務めて平静を装い、少年から視線をそらした。
翠蓮の両親は、身に覚えのない罪で逮捕され、起訴された。結果は有罪。二人は投獄された。
 一人息子の翠蓮は他に身寄りもなかったため、彼の父親と旧知の仲であった良慶が引き取ることにしたのだった。

寺での暮らしは、天涯孤独となった翠蓮にとって決して悪いものではなかった。師匠の良慶は優しかった。兄弟子たちも年下の翠蓮を可愛がってくれた。
しかし、両親のいない寂しさからか、翠蓮はいつしか秘密のひとり遊びをするようになった。

46 :
(その二) 
 
 夜になると、ひととおり寺の務めを終えて自室に戻った翠蓮は、作務衣を脱ぎ始めた。
 部屋には大きな姿見が置かれていた。
 一糸もまとわない姿になって、押入れの中から行李を引っ張り出す。
 ふたを開けると、衣類がぎっしりと詰まっていた。
 翠蓮はその中から下着を取り出す。少年が手に持っているのは、トランクスでもブリーフでもなかった。
 それは、女物のショーツだった。淡いピンク色の下着を手にすると、片足ずつ通していく。膝の上あたりまで両脚を通すと、両手で一息に引き上げた。
 続いて、同色のブラジャーを取り出して、ぺったんこの胸にあてる。正面でホックを留めると、翠蓮は姿見の前に立って、自分の姿を確認した。
 男の子にしては長めの髪は、ショートヘアの女性と見間違えるほど、翠蓮の顔は女の子っぽい顔立ちをしていた。
 腕も細く、体躯も華奢だった。スラリと伸びた長い脚には体毛もなく、化粧する必要もないくらい女の子そのものだった。
 ただ一箇所を除いては。
 それは、ショーツの前が少し盛り上がっている部分だった。この控えめなモッコリ感がかろうじて彼が男の子であることを証明していた。
 翠蓮は鏡の中の自分に向かって微笑んでみた。
 写真で見た、若いころの母に似ていた。
 両腕を自分の体に回して、自分自身を抱きしめる。
 すると、なんだか気持ちが落ち着くのであった。
 ふうっ、と深呼吸する。
 今度は白いブラウスと紺色のスカートを行李から取り出した。
 下着姿から洋服姿に変わって、ますます女性らしくなった。もはや、彼が男の子であるという証拠も隠れてしまった。
 翠蓮は鏡の前でくるっと回ってみた。
 スカートがひらりと風を孕んだ。
「お母さん……」
 消え入るような声で、ひとことつぶやいた。
 全身の力が抜けたように膝から崩れて、畳の上に倒れこむ。そのまま、うつぶせになって下腹部を畳に押し当てたまま腰を上下左右にゆっくりと動かしていく。
「はぁ、はぁ」
 翠蓮の息が少し荒くなる。奇妙な感覚が下腹部に起こった。
「うう。ああ」
 心地よい疲労感が翠蓮を襲った。
 いつもなら、ここでやめて着替えてから眠るのだが、今夜はそのまま眠り込んでしまった。
 このことが、翠蓮のその後の人生を大きく変えることになろうとは、このときの彼には知る由もなかった。

47 :
(その三)
「翠蓮、これ、翠蓮。起きなさい」
 翠蓮は、自分の名前を呼ぶ声で目を覚ました。
 目の前がかすんで見える。もう朝が来たのだろうか。慌てて飛び起きる。
「はいっ。ごめんなさい。つい、寝過ごしてしまいました」
 翠蓮はきっと自分が寝過ごしてしまったから、兄弟子が起こしにやってきたのだろうと思った。
 しかし、声の主はどうやら兄弟子ではなかったようだ。
 眠い目をこすって、声の聞こえた方向を見た。
 師匠である良慶だった。
「和尚様が、どうしてここに?」
 朝寝坊をしたくらいで、良慶自らが自分を起こしにやってくるとは考えられなかった。
 なにかとてつもない粗相をしでかしたのではないかと、翠蓮は急に不安になった。
 とにかく寝巻きを着替えて支度をしようと、自分の着衣に手をかけた瞬間、血の気が失せる。あわてて自分の姿を確認した。
「あっ」
 小さな驚嘆を漏らした翠蓮は、師匠の顔を恐る恐る窺った。
「なぜそのような格好をしておるのか? 翠蓮」
 良慶はまっすぐに自分の目を見ていた。怒っているわけでもなく、蔑んでいるわけでもない。かといって、翠蓮の意思を量りかねているといった様でもなかった。すべて分かっていて、あえて訊いているようにも思えた。
 しかし、翠蓮は師匠の問いかけに答えることができなかった。
「そ、それは……」
 部屋の外に兄弟子たちの気配を感じる。
 もし、ここで正直に理由を答えれば、みんなに知られてしまう。
 寂しさを紛らわすために母の格好をして、自分を慰めていたなどということを口にしたくはなかった。
「まだ、夜中だ。あまりここでうるさくすると、他の者たちに迷惑がかかる。とにかく話はわしの部屋で聞こう。支度ができたら来なさい」
 うまく理由を説明できないままもじもじとする翠蓮に良慶は慇懃に言い放つ。
「分かりました。和尚様」
 翠蓮の言葉を聞くか聞かないかのうちに良慶は、戸をぴしゃりと閉めて出て行ってしまった。
 部屋にひとり残された翠蓮の頭の中をさまざまな不安がグルグルと駆け巡る。
 良慶の部屋は翠蓮たちとは別の棟にあったため、翠蓮の痴態を偶然発見することは考えられなかった。
 だとすれば、だれか別の者が翠蓮の部屋を訪ねてきて、この恥ずかしい姿を見つけたのだろう。そして、師匠に告げた。
 誰だか知らないけど、内密にして自分を起こしてくれればよかったのに、と思わずにはいられなかった。
 でも、自分だったらどうするだろうか。女装して眠りこくっている弟弟子を発見して、そのままで済ませるだろうか。
 そんなことを考えているうちに、ずいぶんと時間が経過していたように思われた。和尚様の部屋に行かなくっちゃ、という思いが翠蓮を突き動かす。
 あわてて翠蓮は部屋を飛び出して、廊下を足早に進んだ。
 一旦、下履きを履いて、屋外へ出る。
 夜風が冷たい。股のあたりがスースーする。
 ハッと我に返る。女装を見咎められたにもかかわらず、そのままの姿で師匠の部屋へ赴くなんて、なんという愚行だろう。
 けれども、今から戻って着替えていては、さらに遅くなる。これ以上真夜中に和尚様を待たせるわけにはいかなかった。
 結局翠蓮は女装姿のままで、良慶の住居がある棟の勝手口から中へ入っていった。

48 :
(その四) 
 電灯も点けずに、蝋燭の灯りだけの薄暗い部屋の中で良慶は座禅を組んでいた。
 背後に人の気配を感じた。
「翠蓮です。和尚様」
 襖の向こうで、澄んだ声が響く。
「入りなさい」
 良慶の許しを得て、翠蓮が部屋の中に入ってきた。
「失礼します。和尚様」
 襖で隔てていない分、先ほどより一層透き通った翠蓮の声を背後に聞いた。
 良慶は思った。
 姿かたちも美しいが、翠蓮は声まで美しい。
 まるで、少女のようだ。否、生身の女以上に美しい。
 その翠蓮があのような女の格好をするとは。
 純情そうなあの少年に女装癖があるとは考えられなかった。きっと、なにか理由があってのことなのだ。
 それにしても、良慶はいまだかつてあれほど女装が自然に見える美少年を見たことがなかった。女装者というものは、たいていはどこか違和感が見出されるものなのだ。
 良慶は今、なんとかして少年の中の違和感を探し出そうとしていた。そうでなければ、あの妖しい魅力に引きずり込まれそうだった。
 魔が差す、というのはこのようなことを言うのだろうか。
 だが、今の自分は若いころとは違う。責任ある立場なのだ。魔が差した、で済む話ではない。ましてや翠蓮は自分の旧友の息子だ。自分のことを慕っている少年に欲情することなど許されることではない。
 自分自身をそう戒めて、翠蓮に向き直った良慶は自分の目を疑った。
 目の前でちょこんと正座している翠蓮は、まだ女装を解いていなかったのだ。というよりもむしろ、翠蓮は本当は女の子だったのではないかと思わせるほど自然な装いであった。
「和尚様、ごめんなさい。どうか許してください」
 両手を着いて、翠蓮が額を畳にこすり付けていた。
 いったい何を許せというのだろう。
 女装することへの許しなのだろうか。女装そのものを恥じているのなら、このような格好のまま許しを請うはずもない。
 良慶は少年の中の異性装願望を認めるべきか迷った。
 部屋の灯りを点けて、もう一度翠蓮の姿をよく観察する。
 一度限りの過ちで済ませて、少年を叱って部屋に帰すはずだった。
 だが、こうなってしまった以上、このまま少年を帰すわけにはいかない。寺の風紀を守るためには、良慶が少年の性癖を認める代りに、少年が他の修行僧の妨げにならないようにしっかりと目を光らせなくてはならない。
 そのためには翠蓮を自分のもとに侍らせておくのが一番よい方法だと良慶は考えた。
 本当のことを言えば、それは体の良い口実である。翠蓮に女装癖があるのなら、なにも遠慮することはない。良慶の心の中の葛藤は雲散霧消した。
「分かった。お前を許そう。本来なら直ちに追放してもよかったのだが……」
 良慶はわざと勿体つけた言い方をした。
 稀代の美少年を我が物にできる幸運が訪れたのだ。高鳴る鼓動が静かな夜に木霊したかのような錯覚にとらわれた。
 少年は目をギュッとつむって小さくなった。
「お願いですから、ここにおいてください。なんでもします。和尚様の言いつけになんでも従いますから」
 小刻みに震える少年の肩に、良慶はそっと手を置いた。

49 :
(その五)
「和尚様……」
 涙を目に浮かべながら、自分を上目遣いに見つめる翠蓮の仕草が、良慶の理性をついに崩壊させた。
「翠蓮っ」
 少年の名を呼びながら、良慶は翠蓮の体を抱きしめる。そしてそのまま押し倒した。
「和尚様、いったい何を……」
 大きな瞳をより一層大きく見開いて、翠蓮は言葉を続けようとした。
 が、良慶がいち早く少年の桜色した唇に自分の唇を押し当てたため、最後まで続けることはできなかった。
「うぐっ、ふむむ」
 突然唇を塞がれて驚く美少年の口の中に舌を押し込む。翠蓮の無防備な舌に螺旋を描くように自分の舌を巻きつけた。そして、ちゅうちゅうと美貌の魔少年の唾液を吸う。
 甘い香りが口中に広がった。
 巻きつけている舌を少し緩めてやると、今度は翠蓮の方から良慶の舌に自分の舌を遠慮がちに絡めてくる。
 少年は整った鼻から熱い吐息を吐いた。
 翠蓮の顔が上気しているのが分かると、良慶は少年の穿いているスカートの中へと手を伸ばす。太腿をさすりあげて、次第に股間へと指先を這わす。
 目当てのふくらみに到達した。二つの玉を包含する袋を掌で揉みこむようにさする。続いてそろえた指の腹で少年の小棒を下から上へと擦り上げる。小ぶりの肉茎が屹立して、女物の下着からはみ出ていた。
 皮で覆われたそれは、先っぽだけが可愛らしく剥けているようだった。
 良慶は少年のスカートの中がどうなっているのか早く見たくて仕方がなかった。
 翠蓮の唇を自由に解放してやると、自らの唇も自由に言葉を発することができた。
「さあ、スカートを自分の手で捲り上げるんだ。ずいぶんとおち○ちんが大きくなっているようだ。どれだけ大きくなったのか、わしによく見せてくれないか」
「は、恥ずかしいです。和尚様」
 頬を紅潮させて、生娘のように恥らう翠蓮の仕草は良慶の嗜虐心に火を点けた。
「いやか? 先ほどわしの言いつけならなんでも聞くと言ったのは、嘘だったのか?」
 少し怒気を含んだ良慶の言葉に、翠蓮は慌てた。
「嘘ではありません。和尚様。言うとおりにしますから、気を悪くしないでください」
 そう言うと、自ら両手でスカートを捲り上げた。薄桃色のショーツから可愛い陰茎が顔をのぞかせていた。包皮が少し剥けて、ピンク色の亀頭が見えた。
「わしとの接吻でここがこんなになったのか? お前は男との口づけで興奮する変態なのか?」
 翠蓮が女装癖だけではなく、男色の素質も持ち合わせていたことを知ると、うれしさからか良慶はそばに侍る純真な少年の羞恥心を煽る言葉を口にした。
「言わないでください。和尚様。ボクはただ……」
 顔を横に背けて恥らう様子が初々しい。
「ただ、なんだ?」
 固唾を呑んで、良慶は翠蓮の言葉の続きを促した。

50 :
(その六)
「あの、その、き、き、気持ちよかったから。男の人だったからとかじゃないんです」
 その言葉は半分真実で、半分虚偽であろうことは明白だった。
 体格もよく、ルックスには多少自信を持っていた良慶は、若い僧侶から特別な好意を寄せられることもしばしばであった。相手を気持ちよくさせる術は心得ている。
 それに思春期の少年が自分は男が好きであるなんて簡単には認めたくないのだろう。
「そうか。気持ちいいことは好きか?」
 虚偽と思われる部分には触れずに、翠蓮の真実を語っている部分にのみ会話を繋ぐ。
「はい、和尚様」
 予想は的中した。嘘を咎められなかった翠蓮は安堵したのか、良慶の質問に素直に答えた。
「ならば、もっと気持ちよくしてやろう。パンツを脱げ」
 少女のような姿態に控えめな男性器を生やした美少年の隠された秘部が目の前に晒されるときがついにやってきた。
 良慶の思惑通りに事は運んでいた。
「は、はい」
 上体を起こした翠蓮は、ショーツに手をかける。腰を少し浮かせたかと思ったら、器用に淡い桃色の下着を足首あたりまで下ろした。
 片方の足を抜いた後、もう一方の足首に下着を通したまま引っ掛けていた。
「そうしたら、両手で脚を抱えて、尻をよく見せるんだ」
 下着を完全に脱ぎ捨てなかった翠蓮の所作に、良慶は嗜虐心を掻き立てられた。
「えっ。そ、そんな恥ずかしい格好、どうしてもしなくちゃいけませんか?」
 麗しい美貌をもつ、この少年にこの上ない恥ずかしい格好をさせてみたい。
 そんな気持ちが良慶を非情にした。
 眉根が寄って、八の字になっている翠蓮の困惑した表情を見ても翻意することはなかった。
「どうしても、だ」
 可愛そうな仔鹿のような少年にきっぱりと言い放った。
「わ、分かりました」
 師匠の断固とした言葉に、翠蓮は観念した。
「どおれ、ケツの穴まで丸見えじゃないか。翠蓮、穴がヒクヒクしているぞ」
 わざと下卑た表現で、恥ずかしい穴を師匠の前に晒している女装少年の羞恥心を抉った。
「ああ」
 少女のような美少年は短い息を漏らした。
 陰茎が固さを増すと同時に下腹部の方へと反りあがる。陰嚢の中で二つ玉が妖しく蠢いた。
「見られて興奮しているんだな。さっきよりもち○ぽが大きくてビンビンに勃ってきたじゃないか」
 性器と肛門との両方を人前に晒すという行為は、恐らく少年の今までの短い生涯の中では、赤ん坊のとき以来ではないかと思われた。
 しかも、性的な興奮状態の只中での行為は、これが初めての経験であったに違いない。
 にもかかわらず、揶揄されればされるほど、翠蓮の興奮は高まる一方であった。
 続いて、さらなる羞恥が哀れな女装の美少年を襲った。
 翠蓮の恥ずかしい姿を観察しているだけでは飽き足らない良慶は、ひと舐めした自分の右手の人差し指を興奮でヒクついた少年の菊門を柔らかく揉み始めたのだ。
「ひやあ。や、やめてください。そんなところ、汚いです」
 初めての感覚に戦きながら、翠蓮は師匠の行為を止めさせようと試みた。
 だが、それは逆効果だった。

51 :
(その七)
「汚い? よく拭いていないのか?」
 いとも簡単に返り討ちに遭った。
 自ら墓穴を掘る形で羞恥心を煽られた。
「うう。そんなこと……ありません」
 翠蓮は、絶句した。
 そして、消え入るような声で否定するのが精一杯だった。
「なら、大丈夫だ。さあ、挿れるぞ」
 翠蓮が抵抗するの諦めたと見て取るや否や、良慶は満足げに宣言した。
 菊座をゆっくりと円を描くように揉み込むと、螺旋状に指を動かしてじわじわと肛中へと人差し指の第一関節まで沈めていく。
 翠蓮の後門はまるで鯉が餌を飲み込むように良慶の人差し指を貪欲にくわえ込んだ。
「ああ、んん。なんかヘンな感じです」
 排泄の用にしか使ったことのない穴に指を入れられた清楚な美少年は、忌憚のない感想を述べた。もちろん快感を得ようと務めていることは、少年が尻を淫らに動かしていることからも明らかである。
 しかし、慣れないせいか余計な力が入っているようだ。指を食いちぎらんばかりに締め付けてくる。
「力が入りすぎだ。もっと楽にしろ。息を吐け」
 このままでは、少年の可憐なアナルへの本番行為などまだまだ先の話になりそうだ。
 なんとしても、今夜中に翠蓮を自分の情婦にと企む良慶は、後ろで快感を得るためにリラックスさせようと試みる。
「はい。ふううぅ」
 素直な翠蓮は、師匠の言いつけどおりに大きく息を吐いた。
「そうだ。ようし、中をかき回してやろう」
 挿入した指先を鉤形に折り曲げて、女装少年のウブな腸内をえぐり回す。
「ああ。だ、ダメです。う、動かさないでください。ヘンになっちゃいます」
 体を反らせながら腰を上げると、翠蓮はビンビンに勃ったペニスを良慶の目の前に突き出した。
 それを見た良慶はほくそえんだ。
「構わん。ヘンになれ。なってしまえ」
 少年の麗棒は今、ギンギンに膨らんではちきれそうになっていた。だが、良慶はそれには触れずに、肛内へ差し込んだ指で恥骨の裏辺りを探っていた。
「あっ、あっ。だ、ダメ。そ、そこ。グリグリしないで。それ以上されたら……」
 お尻への愛撫だけで感じている少女少年は、身悶えしながら嬌声をあげた。
「これ以上したら、どうなるのかな?」
 美少年が期待以上の反応を示したことに満足した良慶は、意地悪く口の端を片方だけ吊り上げた。
「も、漏れちゃいそうです」
 少女のような可憐な声で告白する。
「何が? 漏れるんだ。ウ○コか?」
 良慶はさらに意地悪く焦らした。しかも初心な美少年の羞恥心に鞭を打つように下品な言葉を浴びせかける。
「ち、ち、違います! おち○ちんから、なんか……」
 肛門を弄ばれている純情な少年にとって驚愕するような言葉を、翠蓮は慌てて打ち消した。
「小便か?」
 少年の反応を確かめるように良慶は言った。

52 :
(その八)
「おしっこ、みたいな。なにか」
 尿意とは違う感覚が女装少年を襲っているのだろう。
 反りあがった美茎の先端にある鈴口から透明な液体がとめどなくあふれ出して、少年の下腹へと滴り落ちて糸を引く。
「何が出るのか楽しみだな。さあ、出して見せろ」
 前立腺への刺激で、少年はピンク色の可愛らしい陰茎をビクンビクンさせている。
 羞恥心に心を焦がされたかのように、からだじゅうをくねらせた。
「や、やあ。ダメ。ホントにダメです。あっ、で、でちゃっ……うっ」
 鼻にかかった艶やかな声が、最初の絶頂の時を告げた。
 びゅくん、びゅくんと勢いよく透明な液体が翠蓮の尿道口から噴出した。
 美少年はからだを大きく痙攣させる。
「ほお。潮を吹いたか。そんなに気持ちがよかったのか」
 アヌスの快感だけで、アクメを迎えた翠蓮の素質に良慶は胸を躍らせた。
「潮?」
 自分のからだになにが起こったのかも分からずに、翠蓮はきょとんとしている。
「どうやらお前は素質があるようだ。もっと気持ちよくしてやる」
 こんなにも反応がよい美少年を、良慶は見たことがなかった。こうなれば、翠蓮の感度を高めて、自分だけのモノにしなければ、と気持ちが高揚していくのを覚えた。
 腸内で動かす指を巧みに操る。
「あっ、また…… 落ちて行きそうな。ああ、落ちる。落ちていく。落ちて……いく。イクぅ。イ……ク……」
 頭をふりながら、淫らな嬌声をあげる翠蓮は、この世のものとも思えない美しさを帯びていた。
「はあ、はあ、お、和尚様。おち○ちん触りたい。触ってもいいですか?」
 肛門への愛撫だけでは、翠蓮の男の子としての本能が満足しなかったのだろう。
 肛門アクメで逝った美少年は、自らのペニスをしごきたがる。
「だめだ。自分で触ってはいかん」
 無情にも良慶は少年の要求を却下した。
 そして、なおも翠蓮の潮吹きスイッチを押しまくった。
「そんな。もう、ボク、頭がヘンになりそうです。お願いですから触らせて。あ、またイクイク」
 びゅくびゅくと陰部の先から愛液を溢れ出させながら、女装の美少年は師に哀願する。
「さあ、そろそろ、わしのち○ぽを挿れさせてもらうぞ。いつまでも指では物足りなかろう」
 翠蓮に牡の快感を与えてはならない。この稀有な美少年を自分好みの牝に仕上げなくてはならないのだ。
「ええっ? 和尚様のおち○ぽをボクのお尻に?」
 驚きのあまり翠蓮は、言葉遣いが乱れてきた。
 ただでさえ大きな瞳をより一層大きく見開いて良慶の顔を見つめている。

53 :
(その九)
「お尻ではない。『ケツま○こ』と言うんだ」
 良慶は下品な言葉で翠蓮の尻の穴を表現した。
 美しくて清らかな美少年を貶めるには、生々しい表現こそふさわしい。
「ケ、ケツ……ま○こ、ですか?」
 泣きそうな顔で、どうにか口にすることができた。
「そうだ。いいぞ。これからはお前のケツの穴はそう呼ぶんだ。いいな」
 一度だけで許されると思わせないように念を押す。
 今後は単なる師弟関係だけではなく、愛欲に満ち満ちた淫猥な関係を結んでいくのだ。
「は、はい」
 しおらしく返事をする翠蓮を見て、良慶は美少年の女っぽさが増したように感じた。
「それでは、『和尚様のぶっといち○ぽをアタシのケツま○こにブチ込んで』って言うんだ」
 翠蓮を必ず自分の女にする。
 邪悪な欲望に駆られた高僧は、もう少しでその望みが叶うと確信していた。
 美少年に自らお尻を犯して欲しいと懇願させることさえできれば。
「ボク、女じゃないもん。アタシ、なんて言えません」
 翠蓮は泣いていた。
越えてはならない瀬戸際に立たされていたのだ。
 だが、もはや逃げ道はなかった。
「翠蓮、女装趣味のお前がしらばっくれても無駄だ。お前はわしにケツの穴をいじくられて感じるド変態だ。観念してわしの女になれ。これからずっとわしの側において可愛がってやる。だからわしと二人きりのときだけ自分のことを『アタシ』って呼ぶんだ」
 良慶は戸惑う翠蓮を禁断の彼方へと押し切った。
「そんな…… 分かりました。言います。お、和尚様の… …ぶ、ぶっといち○ぽを…… ア、ア、アタシの、ケ、ケツま○こにブチ込んでぇっ!」
 訳あってのこととはいえ、自ら進んで女装したことには変わりはない。
 そして、師匠に恥ずかしいことをされて興奮したのも事実だ。
 自分は師匠の言うとおり、変態なのかも知れない。
 それに師に見捨てられたら、身寄りのない自分は行く場所がない。
 そう。師の望みどおり女になればいいんだ。
 そうすれば、楽になれる。
 哀れな翠蓮は、決心した。
「よし。望みどおり、ブチ込んでやる」
 仰向けになっていた翠蓮は、良慶にからだを起こされて、四つんばいにさせられた。
 背後から良慶の勃起した肉棒があてがわれる。
 先ほどまでとは比べ物にならない太さのモノが、翠蓮の肛門をめりめりと侵入してきた。
「ひぃっ! はあぁぁ。ふ、太い。お腹の中がいっぱい……」
 息も絶え絶えになりながら、美少年は恍惚の表情を浮かべる。
 腸内にギチギチに詰まった良慶の肉茎は、まるで腸詰そのものだった。
 体内の腸詰に興奮して、美少年は上品なペニスが再び勃ち始めた。
「ダメ。そこ突っつかないで。また、イッちゃうから。イクぅ」
 怒張の先端がまたしても翠蓮の腸内の敏感な箇所を刺激した。
 良慶が肉棒の抜き差しを繰り返すと、翠蓮の控えめな美茎の先からまるでところてんのように透明な粘液が大量にしぶいた。
「わしもイカせてもらおうかな」

54 :
(その十)
 その言葉に続いて、堰を切ったような荒々しいピストン運動が腹の中で展開されるのを感じた。
「ああ、激しい。ああ」
 バックから強烈な刺激を受けて、女装の美少年の腹の中に灼熱感が広がっていく。
「もう十分だな。お前も出させてやる」
 背後で良慶が言った言葉に不安を感じた。
「え? 出させるって何を?」
 今度はいったい何が出るというのだろう。
「ふっふっふ。気持ちいいものが出てくるぞ」
 不気味に笑った良慶が、翠蓮の敏感な牡茎を握り始めた。
「ああ、アタシのおち○ちん触っちゃダメ」
 自分のことを忠実に『アタシ』と呼んだ翠蓮に良慶は再び言い直しを命じる。
「お前のはおち○ちんではない。『クリち○ぽ』って呼ぶんだ」
 初めて聞く表現だったが、いやらしいニュアンスを感じた。
 師匠の女になりきる覚悟をした翠蓮は、思い切り淫らに叫んだ。
「ク、ク、クリち○ぽ、触っちゃダメぇっ!」
「そうだ。いいぞ。だんだん、わし好みになってきたな」
 良慶は満足げな声でそう言うと、美少年の屹立した小肉茎を搾乳するがごとく握り込んできた。。
「や、やだ。ダメ。またなんか出る……あ、熱い。出るぅっ!」
 お尻の穴で何度もイカされたときに出てきたモノとは違う何かが翠蓮の性器から放出されようとしていた。
 下腹に切ない感覚を覚えた。
 その瞬間、熱い何かが尿道を通過した。
「な、なにこれぇっ?」
 びゅる、びゅると断続的に放出される白い粘液は勢いよく飛んで、翠蓮の目の前の畳に溜まりを作った。
「ザーメンだよ。知らないのか? ひょっとして、お前、初めての精通か」
 背後で良慶が言った。優しく諭すような声だ。
「ザーメン? せいつう?」
 生まれて初めて精を放った美少年は、あまりの気持ちよさに放心状態だった。
「ほう。本当に初めてのようだな。初物をいただけてうれしいぞ。それはいわゆる『子種』というやつだ」
 翠蓮の初めてをすべて自分のものにしたいらしく、良慶は嬉々として言った。
「子種……」
 翠蓮はその言葉をぼんやりとした頭の中で反芻した。そして、ようやく意味を理解し始めたときに再び良慶は、翠蓮を驚愕させる言葉を放った。
「そろそろわしもお前の中にザーメンをブチまけてやるとするか」
 そう言うと、翠蓮のお尻をがっしりと両手で掴んだ。
 まるで翠蓮を逃がさないようにするかのようだ。
 再び激しく肛門を突いてきた。
 パンパンという肉と肉がぶつかり合う音が響く。
 師匠の陰嚢が揺れるたびに翠蓮の秘玉の袋に当たる。
「アタシの中に……子種を……?」
 射精して少しクリアになってきた頭脳が良慶の言った言葉を理解した。
「そうだ。妊娠するかも? な」
 性に関して無知な翠蓮に、良慶は意地悪くからかった。
「い、いや。やめて! 妊娠しちゃうぅぅっ!」
 可憐な美少年は、おなかいっぱいになるまで師匠の精液を腸内に注ぎ込まれるのだった。
 
 おわり

55 :
以上で、とりあえず終了です。
でも、翠蓮での妄想はまだ頭の中で続いていますw
拙文をお読みくださった方に感謝します。

56 :
GJ!健気な男の娘がエロかわいい!
閉鎖的なシチュエーションに置ける2人の関係がいいね

57 :
おいなりさん……あげ

58 :
小さな男の娘×ナイスバディな女のコ(同い年)よみたいです(^q^)あげ

59 :
>>57-58
ageてくれたお陰で良スレ発見w

60 :
>>58
そういうの別スレでなかったか・・・?
俺としては積極的な男の娘×男
が読みたい

61 :
「師弟密戯」の続編をいま書いています。
できあがったら投下したいと思います。
>>58さんや>>60さんのリクにも応えたかったのですが、自分の属性にハマらないとなかなか筆が進まないですね。
というわけで、とりあえず自分の好きなシチュでまず書いてみます。
余裕ができれば、別のシチュにも挑戦したいです。

62 :
>>61期待してる!
心配しなくても男×男の娘が王道だ
×女の子が読みたいやつは女装スレがある
男の娘×男は個人的に無理だからNGに入れるための注意書きが欲しいな

63 :
>>61
同じく期待してます
作者さんは女性ですか?
贅沢を言うようですがもし男性なら前立腺感覚の描写を加えていただきたいです

64 :
wktk

65 :
あげ

66 :
>>62さん、>>63さん、ありがとうございます。
ご期待に副えるかどうか分かりませんが、続きを書きましたので「師弟密戯」の続編を投下したいとおもいます。
>>63さん、終盤に視点を換えて「前立腺感覚」の描写を入れてみました。
あまり上手く表現できてないと思いますが、ご勘弁下さい。

67 :
(その1)
「それでは、参るぞ。俊慶や、留守を頼んだぞ」
「はい、和尚様。いってらっしゃいませ」
 俊慶と呼ばれた背の高い青年僧は、師匠にお辞儀をした。
 住職の良慶は一番弟子の俊慶に留守を任せて出かけていった。
 師匠の後姿が見えなくなるまでじっと見送り続けた俊慶は、ようやく寺の中へと戻っていく。
 ついに待ち望んだ日がやってきた。
 彼は心の中で小躍りしていた。
 あの夜、翠蓮の女装遊戯を目撃して気が動転していた俊慶は、師匠にすぐさま報告した。
 しかし、そのあと翠蓮は長い間師匠の部屋に行ったまま帰ってこなかった。
 それ以来、翠蓮が夜になると時折り師匠の部屋を訪れているという話を聞いていた。
 師の部屋で二人がいったい何をしているのかは分からなかった。
 ただ、ひとつだけ言えることは、あの日以来翠蓮が妙に色っぽく見えるようになったのだ。
 もともと、女の子と見間違えるような外見を持っていた翠蓮であった。表現はおかしいかも知れないが、最近女らしさを増してきたように俊慶は感じていた。
 いけないと知りつつも師匠と美貌の弟弟子との間になにか淫靡な関係があるのではないかと疑わずにはおれなかった。
 男ばかりの禁欲生活を送っている彼にとって、翠蓮のような妖しい魅力を備えた少年は格好の性欲の捌け口となる存在だった。
 師匠である良慶は色男で鍛え上げられた肉体の持ち主である。
 一方、翠蓮はしなやかな肢体を持ち、艶やかで少女のような顔立ちの色白の美少年である。
 そんな二人が夜な夜な密やかな逢瀬を愉しんでいるとなれば、そこで行われていることはただひとつしか考えられなかった。
 そんな風に翠蓮たちのことを考えながら廊下を歩いていた俊慶の目の前に突然誰かが現れた。
「おはようございます。俊慶さん」
 透き通るような声だ。翠蓮である。
 やはり、綺麗な顔立ちだ。ぷるんとした水饅頭のような唇がなまめかしい。
「ああ、お、おはよう」
 不意を衝かれたような形で俊慶は少し頬を赤らめた。
 翠蓮に対する自分の心のうちを見抜かれないように、俊慶は急いで翠蓮の前を通り過ぎようとした。
 ふわりと、甘い香りが俊慶の鼻腔をくすぐった。
 男のものとは思えないその芳香に、思わず歩みを止めて呼びかけた。
「翠蓮」
「はい、何でしょうか。俊慶さん」
 翠蓮はくるりと俊慶の方を振り返った。
 今朝は作務衣姿ではなく、白いTシャツに淡い空色のジャージのズボン姿だった。
 少しでも胸が膨らんでいたなら、女子中学生かと思うようないでたちだ。だが、できれば、翠蓮にはジャージのズボンよりもブルマを穿かせてみたいものだ。
 先日の夜、女装していた少年の姿を思い出した俊慶は袴の前が硬くなってくるのを覚えた。
「おまえは香水でも付けているのか?」
 だしぬけに場違いな質問をされて、翠蓮はきょとんとした顔で俊慶を見つめている。
「えっ? 何でしょう?」
 まっすぐなその眼は無垢なようでもあり、妖艶なようでもあった。
「い、いや。何でもないのだ。冗談だ」
 美しい顔立ちの少年に凝視されて、慌ててしまった。我ながらくだらない質問をしたと反省する。
「冗談ですか。あはは。びっくりしました。ボク、てっきり何か粗相をやらかしたんじゃないかって……、心配しました」
 目の前に立っている美少年は白い歯を見せて可愛らしく笑った。
 そして、すぐに胸の前で両手を組んで、上目遣いに俊慶をちらりと見ると、すぐに視線を反らして不安げな表情をみせた。
 翠蓮の一連の仕草に、俊慶の胸の鼓動が激しくなる。
「ははは。冗談だ。今日は和尚様が一日中いらっしゃらないので、何かあればわたしのところへ来なさい。よいですね」
 そう言うと、翠蓮の返事も待たずに立ち去った。
「はい。俊慶さん。ありがとうございます」
 健気な弟弟子の声を俊慶は背中で聞いた。
 このとき彼の胸中で煮えたぎるような欲望が渦巻いているとは、翠蓮はまだ知る由もなかった。
つづく

68 :
(その2)
 作務衣に着替えた翠蓮は、朝のお勤めを終えて本堂で写経をする準備をしていた。
「ああ、お掃除も終わったし、今日はしっかり写経をしようっと。ええっと、硯に筆と……。んーー、なんかいい香りだな」
 先ほどから甘い香りが本堂内に漂っていた。
 いつものお香とは種類が違うのだろうか。
 なぜか胸がときめくような不思議な感覚に捉われる匂いだった。
「翠蓮、写経か? 今日は休みだというのに、精が出るな」
 写経の準備を整えていると、不意に俊慶が現れた。白い法衣が映える若い僧だ。
「はい。今日はみなさんはいらっしゃらないんですか」
 微笑みながら翠蓮は問いかけた。
「ああ、ひとりは和尚様に同行しているが、あとの者は、せっかくだから下山してもよいとのことだったからな」
 先ほど翠蓮の前で慌てていたことが嘘のように、俊慶は落ち着き払って言った。
「じゃあ、いまこのお寺の中いるのは、ボクと俊慶さんの二人きりってことですか?」
 大きな瞳をクリクリさせながら、美少年は真剣な眼差しを向けてきた。
「ああ、そうだ。怖いか?」
 今度は翠蓮の視線にもたじろぐことはなかった。
「もう。俊慶さん、また何か冗談ですか」
 美貌の弟弟子は、少し頬を膨らませて口を尖らせた。その仕草が俊慶の胸を躍らせた。
「わたしが襲い掛かってきたらどうする?」
 真顔で言う俊慶に、翠蓮は冗談めかした。
「俊慶さんがもし鬼に変わったとしても、ボク怖くありませんから。平気です」
「はっはっは。わたしが鬼か。それもいいかもな」
 そう言うと、俊慶は本堂から出て行った。
「ヘンな俊慶さん」
 翠蓮はひとりつぶやいた。
 そして、心を鎮めて写経を始めた。
 しばらくして、俊慶が箱を手に持って戻ってきた。
「どれ、ちゃんと写経できているかみてやろう」
 卓上に和紙を敷いて、筆を構える翠蓮の背後に回りこみながら、美少年の肩越しに長身の兄弟子がからだをかがめて覗き込む。
「ありがとうございます。よろしくお願いします」
 指導してもらえるとあって、かしこまっている可愛らしい少年は、兄弟子が吐息のかかる距離まで顔を近づけているためさらに緊張を深める。
「翠蓮」
 突然耳元で呼びかけられて、翠蓮はビクッとした。
「はい、何でしょう?」
 顔は前を向いたまま、美少年は背後の兄弟子を窺った。
「おまえは、夜になると時折り、和尚様の部屋に赴いているとのことだが、いったい何の用なのだ?」
 俊慶は低い声で訊いた。
「あ、あの。その。せ、説法を拝聴しているのです」
 突然の問いに明らかに狼狽しているようだ。
「説法? いったいどんな?」
 さらに追求する俊慶に対して答えに窮した。
「あまり、よく覚えていないんです。ありがたいけれど、夜遅いから眠くって」
 翠蓮の細い肩が微かに震えている。
「嘘をつくものではないぞ。御仏の前だぞ。夜な夜な、離れにある和尚様の部屋から、誰かが淫らに喘ぐ声が聞こえると、もっぱらの噂だが」
 いつの間にか俊慶は、乾いた毛筆を一本手に持っていた。筆先を翠蓮の首筋にあてると、ゆっくりと動かし始めた。
「ひっ。や、止めてください。俊慶さん、悪い冗談は」
 ゾクゾクとした感覚が翠蓮の全身に走る。
「どうだ、気持ちいいだろう。こんな風にされるのは嫌か?」
 意地悪く尋ねる二枚目の僧侶に、翠蓮は先ほどまでの張り詰めた緊張感が、風船から空気が抜けていくときのようにしぼんでいくのを感じた。
「そ、そんな。気持ちいいか、だなんて。ボクは写経をしたいんです。戯れなら、あとでお願いします」
 筆先は翠蓮の首筋からうなじへ、続いて耳の後ろへと這い回る。
 さらにもう一本の筆を持った俊慶は、筆の柄を正座する翠蓮のお尻の下へと滑り込ませた。
「ひゃっ。な、何をするんですか。冗談が過ぎます」
つづく

69 :
いいっす!最高です!文豪さん!
フランス書院に投稿してみては?(笑)
続きまってます!

70 :
(その三)
 筆の柄でお尻の割れ目あたりを衣の上からなぞると、美少年は思わず腰を浮かせた。
 そのまま、柄の先で少年の陰嚢の裏あたりを突いてみる。
「あっ。くぅっ。お願いです、俊慶さん、もう止めてください」
 少女のような面立ちの美少年が俊慶を振り返った。眉根にしわを寄せて哀願している。
 尻の下に差し込まれた筆を制しようとして、左手で筆を持つ俊慶の手首を掴む。
「感じているんだろう? 止める必要はない。いまこの寺にはおまえとわたしの二人しかいないんだ。誰にも遠慮は要らない。気持ちがいいのなら思い切り声を出しても構わないんだぞ」
 そう言うと、振り返った美貌の少年の唇に自分の唇を重ねる。
 そのまま唇を這わせて、翠蓮の首筋あたりまで滑らせていく。
 可憐な美少年のプルプルした耳たぶが眼に入ると、俊慶は迷わずその柔らかそうな耳たぶを口に含んだ。そして、前歯で甘噛みする。
「ああ! 俊慶さんっ! そんなとこ、噛まないで!」
 思わず大きな声を出した翠蓮は首をすくめるようにして、耳たぶへの愛撫を避けようとした。
「耳が感じるのか。可愛い奴だ」
 華奢な体型をした美少年の身悶える姿を目の当たりにした青年僧は満足げだった。
 少年の手に持つ筆が乱れて、つやつやした和紙の上で墨が奇怪な模様を描く。
 俊慶は翠蓮の懐に筆を差し入れて、美少年の乳首を筆先で撫で回した。
「あっ、ああっ! ま、待ってください。そ、そんな」
 可愛らしい作務衣姿の男の子の手から筆がコトリと落ちた。
 快感に仰け反りながら、ついに翠蓮は正座を崩した。
 横座りになって、からだを捻るような格好で半身を俊慶に向けた翠蓮は、懐の筆を引き抜こうとした。
 はだけた作務衣の間から、翠蓮の白い肌が露になる。平板な胸に小さな両の乳首がのぞいた。
 そのときだった。
 俊慶は筆を放り出すと、勢いに任せて少女のような容姿をした弟弟子を押し倒した。
 長身の俊慶のからだが、華奢な翠蓮のからだの上に覆いかぶさる。
 蕾のような初々しい翠蓮の乳首に舌先を当てる。小刻みに舌を振るわせる。
「あああ。しゅ、俊慶さん。うくぅっ。はあぁぁ」
 顎を上げて、からだを仰け反らせる翠蓮は、おそらくこの世で一番甘美で、妖艶な生き物だろう。俊慶はそう思った。
 さらにこの美少年の下半身はいったいどんな反応を見せるのか、俊慶は早く見たかった。
 乱暴に作務衣の下を脱がせた。
 翠蓮の性器は健気にそそり立って上を向いていた。
「ああ。見ないで」
 両手で顔を覆う仕草が、俊慶の嗜虐心に火を点けた。
「翠蓮、おまえは男にからだを弄ばれるのが、そんなにうれしいのか? 男であるこのわたしにからだじゅうをいじくられて、ここをこんなに大きくしているなんて」
 少年の上に跨った兄弟子は、眼下に屹立する少年の無垢な陰茎を鷲掴みにした。
 もう一方の手で毛筆を拾い上げると、水差しに筆の先を浸した。
 哀れな美少年が身動きできないようにしっかりと小肉茎を掴んだままで、濡れた筆の先で美少年の陰嚢を撫で上げる。
「ひゃっ! 冷たい」
 翠蓮は思わず腰を引いた。
 だが、俊慶にしっかりとペニスを掴まれているため、水に濡れた毛筆から逃れることはできなかった。
 筆先は陰嚢の表面で弧を描いていたが、やがて会陰部へと移っていった。
「あふぅ。く、くすぐったいです」
 美貌の少年は円を描くように腰をくねらせた。
 依然として陰茎は俊慶に握られたままだ。
「もっと股を広げなさい」
 俊慶に命じられるままに翠蓮は股を開く。
 筆が会陰部をなぞるたびに可憐な肛門が収縮する。菊のしわ一本一本がとても美しい。
「この穴で和尚様を夜な夜な誘惑しているんだな。どのように和尚様をよろこばせているんだい?」
 俊慶はヒクヒクと蠢く菊門に筆先を当てると興味深く観察した。
「ゆ、誘惑だなんて、違います。ボクはただ……」
 目を閉じてイヤイヤをするように頭を振る翠蓮に、俊慶は胸の中が熱く燃えたぎるのだった。
つづく

71 :
(その4)
「ただ、何だ?」
 答えるまで許さないと、俊慶の目が語っている。
「お、和尚様の方から……、その、あの……」
 困惑したように眉根を寄せて頬を染める紅顔の美少年は、兄弟子に許しを請うような目を向けた。
「それで、和尚様にからだを許したわけだな。だが、その後も足繁く和尚様の部屋に通いつめているとは。内心では抱かれるのを望んでいたのであろう。そんなに良慶師のイチモツは気持ちがよかったのか?」
 こんなにも可憐な美少年を毎夜のように独り占めしていた師匠に、俊慶は嫉妬せずにはおれなかった。
 翠蓮が男であるという唯一の大切な証拠に俊慶は握りつぶさんばかりに力を込めた。
「ああっ。俊慶さん。痛い。そんなに乱暴にしないで、お願いですから」
 今にも泣きそうになって翠蓮は哀願していた。
 可愛らしい顔が苦痛に歪んでいる。
 俊慶は黙って少年の小肉茎を握る手の力を抜いた。
 毛筆を乱暴に投げ捨てた俊慶は、怒りが収まらない様子で首に下げている大きな念珠に手を掛ける。
 念珠の玉を数個握ると、唸り声を上げて念珠を引きちぎった。
 外れた玉が音を立てて床に零れ落ちた。
 続いて俊慶の首から念珠が床に落ちる。
 玉は半分くらい紐から外れてなくなっていたが、まだ十数個の玉に紐が通ったままになっていた。
 陰茎を握りつぶされずに済んで、翠蓮は放心状態で兄弟子を見つめている。
 下半身に何も衣を纏っていない少年の陰部や肛門と一緒に解けた念珠の残骸が俊慶の目に映った。
 青々とした剃り跡を残した頭の青年僧は、ゆっくりとその場にしゃがみこんだ。
 環が解けて一本の紐状になった念珠の両端から玉が零れ落ちないように紐の両端を幾重にも結んだ。
 それを指先でつまんでぶら下げて揺すってみる。
 玉が落ちないのを確認すると、俊慶は尻を床に着けて座り込んでいる翠蓮の股の間に歩み寄った。
「四つんばいになって、尻をこちらに向けるんだ」
 兄弟子の端正な顔が淫らな欲望に歪んでいた。
 美少年は青年僧に言われたとおり、四つんばいになって淫靡な双臀を突き出した。
「な、何をするんですか、いったい」
「おまえのこの淫らな穴に良いものをくれてやろう」
 衣の袂から油の小瓶を取り出し、ふたを開けると指先でたっぷりと掬って、翠蓮の肛門に塗り込めた。
 そして、さらに念珠の玉にも油を塗る。
 端の玉をつまんで翠蓮の美しい肛門に押し当てる。
「あっ」
 美貌の弟弟子は小さく声をあげた。
「ゆっくり息を吐くんだ」
「はい」
 ふうう、と大きな吐息を漏らした瞬間、玉が翠蓮の肛内に挿入された。
「あっ。ああっ」
 四つんばいの美少年が仰け反りながら、甘美な吐息を漏らす。
「どうした?」
 白くてすべすべの尻を撫で回しながら、俊慶は白々しく尋ねてみせた。
「入ってます。な、何かが」
 突然肛門内にねじ込まれた異物は、繊細な美少年の性感帯をくすぐっていた。
「どこにだ?」
 可愛らしい少年は、菊門までもが可憐であった。
 いま目の当たりにしている光景を少年に言葉にさせてみたい、と俊慶は思った。
「お尻の穴にです」
 色っぽいからだをした美少年にしては、あまりにも普通の表現だった。
「ほう。お尻の穴か。いつもはなんと呼んでいるのだ? この淫らな穴のことを」
 翠蓮にはこれからもっと淫らに悶え苦しんでもらわなくてはならない。そんなありきたりの言い方を許すわけにはいかないのだ。
 淫猥な欲望に支配された破戒僧と化した俊慶は、尻を嬲られている哀れな美少年にさらなる羞恥を強いる
つづく

72 :
(その5)
「えっ?」
 乙女のように恥らう少年は、兄弟子の意図を理解したのか、顔を赤らめる。
「和尚様とセックスしているんだろ? そのときも『お尻の穴』などと無粋な呼び方をしているのか?」
 俊慶はさらに翠蓮を問い詰める。
「いえ……、違います」
 精悍な顔立ちの長身の若い僧にお尻を責められながら、翠蓮は答えるのを躊躇った。
「では、いつもと同じように呼んでみろ。どこに入っているんだって?」
 美しい唇から淫らな言葉がつむぎだされる瞬間を待ちわびるかのように、俊慶は翠蓮を執拗に責め立てる。
「……」
 艶かしい唇を噛んで必に堪える美少年の姿には、いじらしいものがあった。
「言わないのなら、もうひとつくれてやろう」
 痺れを切らしたのは俊慶の方であった。
 念珠の玉を翠蓮のひくつく肛内へと押し込んだ。
「ああ。また、入ってきた」
 尻を振り、腰をくねらす様は、淫靡で華麗であった。
 この美尻には、なんとしても辱めてやりたいと思わせる何かがある。
「どこにだ? 翠蓮」
 俊慶は翠蓮に観念させようと声を低めて言った。
「そ、それは……」
 この期に及んでまだなお美貌の少年は躊躇していた。
「ならば、もうひとつ」
 美少年に心を奪われた青年僧は、頑なにこだわった。
 三つ目の玉がにゅるりと、翠蓮の腸内に飲み込まれていく。
「ああっ。止めてください。俊慶さん」
 お尻だけでなく、からだ全体を震わせて翠蓮は抵抗した。
「ちゃんとどこに入ってきたの言えたら止めてやる」
 どうあっても兄弟子は、自分にあの言葉を言わせるつもりなのだ。
 そう考えると、翠蓮は観念した。
「け、けつ……」
 師との間で交わされる愛の行為で強いられる、あの言葉を口にしかけて、途中で声が出なくなる。
「『けつ』? ずいぶんと下品な言い方だな。そういう悪い子にはお仕置きをしなくてはいけないな。それ、もうひとつだ」
 俊慶の機嫌を損ねて、さらに玉が体内に注送されてくる。
「ご、ごめんなさい。俊慶さん。『けつ』じゃありません」
 翠蓮は、最後まで言葉を言えなかった自分を呪った。
 またしても、腸内の念珠の玉が増えたのだ。
「では、何とよんでいるのか?」
 もはや、観念してあの言葉を発するしかなかった。
「ケ、ケ、ケツま○こです!」
 のどからふりしぼるような声だった。
 美少年は自分の言葉に羞恥して、耳たぶまで赤くなっていくのを感じていた。
「なんと! いやらしい呼び方だ。あまりにも下品でいかがわしいので、残りの玉も全部、おまえの『ケツま○こ』に入れてやる」
 恥ずかしい秘密を吐露したにも関わらず、俊慶は翠蓮の肛門に玉を押し込んできた。
 腸内で玉同士が擦れ合いながら、会陰部から陰嚢にかけての奥深くを刺激する。
 下腹部に疼痛のような快感のような、得体の知れない感覚を感じて、翠蓮は大きな声をあげる。
「ひいぃぃっ。ダメです。もう入れないで」
 これ以上入れられたら頭がどうにかなりそうだった。
 尿道口から液体が滴り落ちる。
 漏尿したのだろうか。美少年は自分のからだが自分の理性で制御できなくなるのが怖かった。
「何個入ったか数えろ。既に四個入っている。さあ、今から数えろ」
 俊慶の声音が満足げな色合いを帯びてきた。

つづく

73 :
(その6)
 肛門の括約筋を緩めるとまたしても玉が侵入してくる。
「うっ。っくぅっ。ご、五個です」
 腸内でゴリゴリと玉が擦れるたびに翠蓮は腰が砕けそうになった。
 思わず喘ぎ声が漏れてしまう。
「はぁぁっ。ろ、ろ、六個目です」
 半勃ちになった陰茎から、不随意にトロトロと粘液が漏れ出てきた。
 ビクンビクンと痙攣しながら、翠蓮は自分のペニスがさらに硬度を増していくのを覚えた。
「いいぞ。おおっ。ち○ぽもおっ勃ってきたじゃないか! 『ケツま○こ』を責められるのがそんなにうれしいのか」
 端正な容貌の兄弟子が自分の勃起した陰茎を見つめている。
 そう考えただけで、睾丸の奥深くが熱くなるのだった。
「ち、違います! これは……、ああっ、七個です」
 そんな淫らな自分を、翠蓮は認めたくなくて否定した。
 しかし、玉を腸内に埋め込まれていくたびに、泣きたくなるような牝の悦びを感じずにはおれないのだった。
「ようし。それでは、今度は引き算だ。それ」
 ひとしきり念珠の玉を翠蓮の腸内に注入し終えた俊慶は、今度は肛門の外にだらりとぶら下がっている念珠の端をつまみあげた。
 そして、ゆっくりと引っ張り出していく。
「あっくっ。ダメ。引っ張らないで。ううああっ」
 直腸の奥に一箇所だけ非常に敏感な部分があった。その部分に玉が擦れるたびに背筋がゾクゾクした。
「いま何個だ?」
 不意に質問されて、意識が大脳皮質に集中する。
「えっ? ええっと……」
 必に個数を思い出そうとしている隙に、俊慶に念珠を腸内からズルズルと引き出されて、翠蓮は少女のような叫び声をあげる。
「いやっ。で、出ちゃう。出ちゃいそう。お願いですから、やめて……」
 蕩けるような快感を下腹部に受けて、下の穴という穴すべてが解放されそうな錯覚に捉われる。
 もしかすると、錯覚ではないのかも知れない。
「何が出そうなんだ?」
 意地悪く兄弟子は翠蓮に尋ねる。
「……」
 再び黙り込んでしまう可憐な美少年に俊慶は冷たく言い放つ。
「言わないなら、構わんさ。出てくれば何か分かる」
 下の穴からあらゆるものが体内から出て行きそうになる感覚に恐怖を覚えた翠蓮は哀願した。
「ああっ! 言います。言いますからお願いします」
「何だ?」
「う、う……」
 羞恥心が翠蓮の全身を包み込んだ。
「はっきり言うんだ」
 俊慶は言葉の鞭で翠蓮を打ち据えた。
「う、う○ちです。う○ちが出そうで、怖いんです」
 自分ではどうすることもできなくて、粗相をしてしまうのではないかという恐怖だった。
「う○ちが出るのが怖いだって? おかしなことを言うやつだな、おまえは。この穴はそのためにあるんだ。何が怖いというのか」
 美しい顔立ちの年頃の少年にとって、人前での脱糞など考えられないことだった。
「だ、だって、俊慶さんにう○ちが出るところを見られたくないんです! 恥ずかしいから」
 いま翠蓮を支配しているのは、脱糞してしまうのではないかという恐怖だった。
「そう言われると余計見たくなるものだ。構わんぞ、出しても」
 兄弟子の俊慶は、弟弟子が目の前で粗相をするのを心待ちにしているようだった。
「ああっ! お腹の中がヘン」
 幸いにも翠蓮の心配は杞憂に終わった。
 しかし、先ほどから陰嚢の裏あたりで生じている不思議な快感が大きな波のようにうねりながら、反復するのであった。
「ふっふっふ。う○ちは出てこないが、別のものが前から滴ってきているぞ」
 何度も何度も、翠蓮の小肉茎の先から透明な液体がしぶいていた。
 逝っても、逝っても収まることを知らない快感が、うねりながら美少年の下腹部に襲い掛かってくるのだ。
「ヤ、ヤダ。クリち○ぽ触っちゃダメ!」
つづく

74 :
素晴らしいです
我慢汁タラタラさせながら続き待ってまーす
それと前立腺なんて無理な注文しちゃいましたが作者様の趣向にそぐわなければ
忘れてやってください

75 :
GJ

76 :
(その7)
 ビクビクと潮を吹く翠蓮の陰茎に俊慶の魔の手が忍び寄る。
「ほほう。和尚様との乳繰り合いでは、そう呼んでいるんだな」
 俊慶はほくそえんだ。
 愛くるしいまでの美しさを持つ翠蓮が、めくるめく快感に我を忘れているさまが手に取るように分かったからだ。
「ああ。俊慶さん。ボク、もうおかしくなっちゃいそうです」
 告白する美少年の傍らに片膝をついて、俊慶は翠蓮の肩に右腕を回すと、左手でそっと少年のあごを持ち上げた。
「おかしくなっても構わん。わたしにすべてを任せろ。翠蓮」
 四つんばいの美少年は、俊慶の方に顔を向けると目を閉じた。
「しゅ、俊慶さん……」
 眉根を寄せて目を閉じたままの翠蓮は実にたおやかだった。
 その乙女のような少年の顔をじっと見つめて俊慶は、桜色した唇に自分の唇を押し当てる。
 俊慶の唇が重ねられると、翠蓮はからだを起こして俊慶の背中に腕を回した。
 俊慶もまた翠蓮のからだを上から抱えるようにしてしっかりと支えた。
 二人は膝立ちの格好でお互いに抱擁しあった。
 自ら唇を半開きにして、兄弟子の舌を進んで受け入れようとした翠蓮に応えるように俊慶は、舌先を少女のような美少年の口中に差し入れる。
 待ち望んでいたかのように翠蓮の舌が兄弟子の舌に絡みついた。
 俊慶は舌を絡ませながら、翠蓮の作務衣の上衣をスルスルと脱がせる。
 全裸になった妖艶な弟弟子をより一層ギュッと抱きしめる。
 すると、ちょうど俊慶の睾丸あたりを翠蓮の勃起した性器の先が当たった。
 俊慶の右手は、翠蓮の背中からゆっくりと滑っていき、臀部で止まった。
 そのまま翠蓮の丸くて柔らかな双臀を撫で回す。
「むぅ。むほわっ」
 翠蓮が何かを言おうとして呻いた。
 けれども、俊慶の舌が絡み付いてうまくしゃべれなかった。
 綺麗な口元からあふれ出た唾液がつーっと糸を引く。
 俊慶は舌を外して唇を離した。
「何か言ったか? 翠蓮」
「お尻を撫でられると、ゾクゾクしちゃいます」
 潤んだ目で俊慶を見つめながら、翠蓮は答えた。
「そうか。ならばここはどうだ?」
 左手の指先で翠蓮の乳首をつまんでコリコリと弄ぶ。
「あっ! くうっ。そ、そこもいいっ」
 翠蓮が快感に仰け反ったため、乳首が引っ張られて伸びる。
 すかさず伸びた乳首をコリコリとひねり回す。
「あっ。ち、乳首もいいです。はああ」
 目を固く閉じて翠蓮は甘くて熱い吐息を漏らした。
「乳首とお尻と、どっちが感じるんだ?」
 そういうや否や俊慶は、左手で乳首をつまみながら、右手の指先を翠蓮の尻の割れ目に滑らした。
「はうっ! ど、どっちもいいですぅ」
 翠蓮のからだが大きくビクンと跳ねた。
「どっちもだと? 淫らなやつめ」
 からだから力が抜けて膝で立っていられなくなった美少年のからだを抱きかかえると、俊慶は本堂から隣の部屋へと移動した。
つづく

77 :
(その8)
 板張りの床から畳の部屋へ移った後、俊慶は座布団をいくつか敷き詰めて、その上に翠蓮のからだを横たわらせた。
 自分も白衣を脱いで裸になると、横になったままの翠蓮に促す。
「さあ、いつまで寝ているんだ? わたしが裸になっているというのに知らん顔か? いつも和尚様にしているようにわたしにもやってみせなさい」
「えっ?」
 戸惑うような素振りを見せながらも、美貌の乙女少年の目は俊慶の股の間に屹立している雄雄しい肉棒に釘付けになっていた。
「い、いつものようにですか?」
 恥じらいを隠せない様子の美少年の顔に自分のイチモツを近づけて、俊慶はきっぱりと言い放つ。
「いつものように、だ」
 兄弟子の股座の間に跪いた可憐な弟弟子は、両手を俊慶の性器に添えると、その柔らかな唇でかっぽりと咥え込んだ。
 頭を前後させて、上下の唇で陰茎をしごきながら、舌先を螺旋状に亀頭に巻きつけていた。
「くぅっ。いいぞ。翠蓮。上手いぞ」
 続いて、顔を横に向けて、ハーモニカを吹くような要領で俊慶の肉茎をしゃぶり始める。
 そのまま、玉の袋まで口に含んで、軽く歯を立てるようにコリコリと睾丸を刺激してくる。
「はうっ。こ、これはっ。なんとも……」
 翠蓮の積極的な口淫に、俊慶は驚いていた。
 女にしてもらうよりも気持ちがよかった。実際、心がこもっていると思った。
 翠蓮を師匠に独り占めさせるのは勿体ないと感じた。
「わたしのち○ぽはおいしいか?」
 兄弟子の言いつけに従っているとはいえ、あまりに熱心に自分の性器を舐りまわしている弟弟子に俊慶はくだらないとは思いながらも訊いてみた。
「はい。俊慶さん。おいしいです!」
 舌なめずりしながら、にこやかに答えた翠蓮が愛おしい、と俊慶は心から思った。
 女装をしたり、師匠と夜な夜な密会している翠蓮を辱めてやろうという考えから始めたはずだった。
 しかし、それは偽りだったと初めて知った。
 俊慶は自分の本心に気付いてしまった。
 そして、股間の肉棒に全身の血液が流れ込むのではないかと思えるほど、勃起してくるのだった。
「そうか。ならば、感度の良い、おまえのケツま○こにも味わわせてやろう。どうだ? うれしいか?」
 翠蓮の妖艶な秘貝のような口の中で果てるのもいいと思ったが、やはり先ほどからじっくりと解しておいた菊穴をみすみす放っておく手はないと思った。
 それにこの愛らしい美少年の敏感な穴に己の分身をねじ込んでみたい、と切実に感じていた。
「はい。うれしいです。ボク、俊慶さんのち○ぽ、入れてほしいです」
 翠蓮の目は、もはや牝のそれだった。
 普段の利口そうな翠蓮からは想像できない答えだった。
 あの師匠が純真なこの美少年をこのような淫乱に仕立て上げたのだろうか。
 それとも、この美少年にもともとこのような性癖が隠れていたのだろうか。
 しかし、いまの俊慶にとってそんなことはどうでも良いことだった。
 初めて会ったときから、この美少年に心を惹かれていたことに気付いたのだ。
 一度でいいから翠蓮を抱いてみたかった。
 そして、ついにそのときがやってきたのだ。
 もう後には引けない。たとえこの少年が危険な毒婦だったとしても。
 毒を食らわば皿まで、とも言うではないか。
 この少年は師匠の寵愛を受けている。翠蓮に手を出したことが師に知れたらどうなるか分からない。
 だが、たとえ師に破門されたとしても構わないと思えるほど、目の前の美少年は俊慶の心を捉えて離さなかった。
 気がつくと、翠蓮は仰向けになっていた。
 牝の目が俊慶を誘っている。美少年は膝を抱えるようにして股を開いていて、股の間には愛くるしい性器が半分だけ勃っていて、いやらしい肛門は牡を迎え入れるときを待っていた。
 俊慶はそそり勃つ自分の肉茎に油を塗りたくって、さらに翠蓮のひくつく肛門にも塗り込めた。
 乱暴に扱って、傷つけないように丁寧に指先で菊門を揉み解す。
「ああ。俊慶さん。き、気持ちいいです。あふう」
 翠蓮の肛門が吸い付くようにして、俊慶の指を中に飲み込んでいく。
「おまえのケツま○こは、もう待ちきれないようだな。いまからわたしのち○ぽを中にブチ込んでやるから。存分に味わえ」
 俊慶は自分の陰茎に右手を添えると、左手で翠蓮の尻を開くようにして、亀頭の先端を肛門にあてがった。
 
つづく

78 :
(その9)
 
「ふううう」
 大きく息を吐く可憐な美少年を眼下に見ると、俊慶はそのまま体重を翠蓮の尻に預ける。
「あはぁぁあん」
 少女が身悶えしているのではないかと見間違えるような反応だった。
 明らかに少女と違うのは、この少女の股間には男性器が付いていることだった。
「入ったな。奥まで入れるからな」
 翠蓮はついに師匠以外の男と関係を持ってしまった。
 兄弟子の俊慶は、師匠とは違った理知的な二枚目だった。いつも冷静で、頼れる兄のような存在だと感じていた。
 その俊慶に敏感なお尻を弄ばれて、衝撃を受けた。
 しかも、不覚にも感じてしまった自分を情けなく思っていた。
 けれども、兄のように慕っていた俊慶との情事は、自分の中で何かを目覚めさせてくれた。
 師匠との間の関係では感じられなかった何かだ。
(ボクは俊慶さんのことが好き。その俊慶さんになら、何をされたって構わない)
 心の中でそう思った。
 そして、今、その俊慶の肉棒に肛門を貫かれて、ひとつに繋がっている。
「あふう。い、入れてください。奥まで」
 智慧と慈悲に満ち溢れた菩薩様のような顔立ちの兄弟子が腰を動かすたびに、肉茎の先端が腸内の敏感で繊細な部分に時折り当たるのを感じて、翠蓮は腰が蕩けてしまいそうだった。
「ああ。当たってる。当たってます。あっ」
 勃茎で恥骨を突き上げるように俊慶が動く。
 腸内の敏感な部分は、言うなれば、美少年のGスポットである。
 腸壁を隔てて、向こう側には前立腺が控えている。そこをぐいぐいと押されるのだから堪らない。
「どこにだ? どこに当たってる?」
 さほど勃ってもいない翠蓮のペニスから無意識に、断続的に透明な液体が噴出した。
「い、いちばん感じるあそこに当たってるの!」
 牝と化した者にしか感じることのできない、悩ましくて狂おしい快感が翠蓮の腹腔内に広がる。
「はくっ。で、で、でちゃ……。ああっ!」
 泣きそうになるくらい気持ちよくなって、翠蓮は俊慶のからだにしがみついた。
 脊髄を通って、淫らな悦楽が脳天へと駆け上ってくる。
「い、い、いくぅ。いっちゃうぅ」
 頭の中が真っ白になっていく。
 腰を中心に下半身が妖しく痺れていく。
「逝け! 何度でも逝かせてやるからな」
 淫らに腰を動かす菩薩様は、少し乱暴な言葉を発しながらも優しい目で翠蓮を見つめていた。
「ああああ。もっと、もっと突いてください。もっといかせてぇ」
 俊慶の怒張の先端が腸内のGスポットにもっとよく当たるようにと、翠蓮は自ら腰を縦横無尽に動かす。
「ああっ。また……いくっ、いぐぅっ。くはっ」
 またしても、潮を吹いた。俊慶の下腹に吹いた潮がかかった。翠蓮は恥ずかしさのあまり耳たぶまで熱くなるのを感じた。
 それでも、恍惚とした快感をさらに得ようとして尻を振り続けた。肛門の括約筋が牡の精を搾り取るために淫猥な収縮を繰り返す。
「うおお。締まる。締まってるぞ。ち○ぽが食いちぎられそうだ!」
 からだの上で俊慶が雄たけびをあげる。
「も、もう、逝きそうだ。翠蓮、中に、中に出すぞ!」
「出して、俊慶さん、中に思い切り出してぇっ!」
 何度も快感を得て、蕩けきった翠蓮が腰で大きく円を描く。
「逝くっ! 逝くぞっ!」
 びゅるびゅると、勢い良く腸内に精が放たれた。敏感なところに射精されて、その刺激で翠蓮はまたしても潮をしぶかせた。
「ボ、ボクもいくぅっ! 好きぃっ! 俊慶さん、離さない! お願い、キスして! ああっ!」
 アクメに達してビクンビクンと痙攣する翠蓮のからだを、俊慶はしっかりと抱きしめて、優しく口付けた。
 翠蓮は全身が菩薩様の愛に包まれたように幸せだった。
 
 しばらく二人は繋がったまま抱き合っていた。
 満ち足りた時間が二人の間をゆっくりと流れた。
師弟密戯2 おわり

79 :
以上で、「師弟密戯2」は終わりです。
拙文をご拝読いただいた方々に感謝します。
途中、「(その3)」と書くべきところを、「(その三)」としてしまったり、文末で「。」が抜けていたりと、内容の良し悪し以前のミスが見受けられ、反省しています。
>>74さん、自分なりに「前立腺感覚」の快楽を表現してみました。
「視点を換えて」と以前書きましたが、「視点を固定して」の誤りです。
クライマックスシーンはできる限り、翠蓮の視点に固定して書いてみましたので、喜んでいただけるとうれしく思います。
それでは、またエロい妄想が浮かんだら投下しにきます。

80 :
文豪さん乙ですm(_ _)m
作者さんのお陰で前立腺に対する期待感が膨らんでいきます(*>ω<*)

GJでした!

81 :
ステキでした。GJ!

82 :
男の娘ジャンルが末永く密やかに続きますように(・人・)

83 :
あんまりエロくないけど、投下します。
男×男の娘、小○生同士というシチュエーション。
エロぬるめです。

84 :
 (一)
 口の中いっぱいに苦い味が広がった。
 土砂降りの雨の中、地面には大きな水たまりがあちこちにできている。
 そのひとつにオレは顔から突っ込んだ。泥水を少し飲み込んでしまったようだ。
「いいか。調子に乗るなよ。転校生!」
 からだ中びしょ濡れになりながら、オレは少年の立ち去り際の言葉を聞いた。
 言いがかりだった。
 先月、オレは父親の転勤に伴って、この町にある小学校に転校してきた。
 それからというもの、毎日オレにケンカを仕掛けてくる奴がいる。都会から引っ越してきたよそ者を排除したがる奴らだ。
 この町に来てからというもの、オレの遊び相手はクラスの女の子か、近所に住む年下の男の子くらいなものだ。
 なぜか同年代の男の子たちからは疎まれている。
 オレは小林恭輔、サッカーが好きな小学校6年生だ。この町ではあまりサッカーは盛んではないらしい。女の子相手じゃサッカーするというわけにもいかずに、自然と大人しい遊びに終始してしまう。
 それでも、だれも友だちができないよりはマシだからと思っている。
 今日も男の子たちには相手にされないので、同じクラスの女の子と一緒に下校する途中だった。
 神社の前あたりに差し掛かったとき、いきなりだれかが飛びかかってきた。不意を衝かれて、その場に転んだ。馬乗りになられて、頭を押さえつけられた。水たまりに顔を浸けられて、ギブアップするしかなかった。
 一緒に帰っていた女の子は怖くなったのか、いつの間にかいなくなっていた。
 ドロドロでびしょびしょになった服が気持ち悪い。口の中がジャリジャリした。
 オレは境内に入って、少し休むことにした。雨宿りするためでもあった。差していた傘は骨が折れて使い物にならなくなっていたからだ。
 人目を避けるため、神殿の裏側に回りこんだ。木の柱にもたれて地面にしゃがみこむ。
 ブルッとからだが震えた。
 少し寒気がする。このままでは風邪でもひきそうだ。濡れたからだを拭うものがあればなあ。
 そのときだった。
 白いレインブーツが視界に入ってきた。
「よかったら、これ使って。風邪ひくよ」
 続いて目の前にスッとタオルが差し出された。ローマ字で書かれたロゴが入っている白いスポーツタオルだ。
「あ、ありがと」
 見上げると、女の子が傘を差して立っていた。
 つづく

85 :
翠蓮きゅんかわいいよ翠蓮きゅん。(*´Д`)ハァハァ
>>84
こちらの続きも楽しみにしてます。

86 :
すいれんきゅん
坊主なのねw

87 :
 (二)
 白いTシャツの上にピンクのパーカーを羽織っている。デニムのショートパンツからすらりと伸びた脚が綺麗だった。
「びしょ濡れだね。どうしたの?」
 透き通るような声で彼女はオレに尋ねる。
 オレは目の前の少女を正視できなくて、うつむいたまま答える。
「なんでもない。ちょっと転んだだけ」
「転んだ? ホントに?」
 彼女はクスッと笑った。
「なんだよ。悪いか?」
 見知らぬ少女にまでバカにされたような気がしてムッとして言う。
「ゴメン。笑ったりして。だって、君、運動神経良さそうだから。冗談言ってるのかと思ったの。気を悪くしないで」
 少女は少し慌てた様子で弁解する。
 そして、傘をすぼめてオレの隣にしゃがんだ。
 彼女の顔がハッキリ見えた。
 正直、可愛かった。短めのボブスタイルの髪型に、長いまつ毛。二重まぶたのクリッとした瞳がこちらを見つめている。
「ボクの名前は、専光寺まどか(せんこうじまどか)。君は?」
 リップクリームでも塗っているのか、つやつやとした桜色の唇が言葉をつむぎだす。
 可愛い顔して、自分のことを『ボク』だなんて、ちょっと心がキュンときた。
「ねえ、君の名前も教えてよ」
 ついウットリと見とれてしまって、彼女の質問に答えるのを忘れていた。
「オ、オ、オレの名前は小林恭輔」
 ヤバイ。なに焦ってるんだ、オレ。
「そう。恭輔っていうんだ」
 ニッコリと微笑む彼女にもう少しで聞き流すところだったが、オレの心の声が叫んだ。
「ちょっと、待った。なんでいきなり呼び捨て?」
「ダメ? 恭輔もボクのこと、まどかって呼んでいいよ」
 少し困ったような目でオレに訴えかけるまどかを見てたら、なんだか自分が恥ずかしくなった。オレって小さいよな。
「うーん。ま、いいっか。まどかみたいな可愛い女の子にそう言われちゃしょうがないもんな」
 思わず照れ笑いでごまかす。
「ところで、まどかも小学生だろ? 何年生?」
 まどかのことがもっと知りたくなって、オレは尋ねる。
「ボク、6年生だよ。恭輔と同じ」
 こともなげに言うまどかの言葉に驚いた。
「えっ? なんでオレが6年生だって知ってるの?」
 思わずオレは訊き返した。
「だって、学校で会ったことあるもん」
 同級生の中にこんなコいたっけ? 学年で4クラスしかないから、いくら転校してきたばかりとは言っても、顔くらい見たことあるはずなんだけど。
「ホント? オレ、君みたいな女の子と会っていたら、絶対覚えているはずなんだけどな」
「きっと、クラスが違うからだよ」
 そう言うと、まどかはオレからスーッと目をそらしたような気がした。
 つづく

88 :
小6……気になりますな。続き期待!

89 :
 (三)
「そうかな」
 納得いかないけれども、単にオレが気付かなかっただけかも知れない。
「そうだよ」
 まどかは再び視線をオレに向けて微笑んだ。
「ヘ、ヘックション!」
 からだが冷えたのか、オレは身震いした。
「あー、早く着替えないとホントに風邪ひいちゃうよ」
 まどかが先に立ち上がって、オレに手を差し伸べる。
 その手を掴んでオレは続いて立ち上がった。
 その日はまどかとアイアイ傘しながら家まで送ってもらった。
 
 次の日、早速同じクラスの女の子に専光寺まどかのことを訪ねてみた。
「ああ、専光寺? 隣のクラスにいるわよ。あのコ可愛いよね。男子にしておくのもったいないくらい」
「そうそう、可愛いんだ、あいつ。隣のクラスにいたのか……!?」
 ニヤニヤしながらオレの方を見ているクラスメイトに訊き返した。
「いま、男子にしておくのがどうとか言った?」
「言ったわよ。専光寺まどか。れっきとした男の子よ。もしかして小林君、彼のこと女の子だと思ったの? いくら専光寺が可愛いからって、女の子とは間違えないわよねぇ」
 ほかの女子たちの方を見ながら、彼女はクスクス笑った。
「あ、あったりまえだろ? 間違えるわけねえよ」
 オレは慌ててその場を取り繕った。
 あのやろー、男だったのか。騙したな。純情なオレの心を弄びやがって!
 脱兎の如くオレは教室を飛び出した。
 目指すは隣の教室だ。
 乱暴にドアを開ける。教室の中にいた連中が一斉にオレに注目する。
 しかし、そんなことには目もくれずにオレはあいつを探した。
 けれども、昨日見た少女の姿を見つけることはできなかった。
 おかしい。いないはずはない。どこへ行った?
 オレが血眼になって、専光寺まどかを探していたそのとき、教室の後ろのドアからそうっと出て行こうとする人影が目に入った。
「待てい!」
 オレは叫んだ。
 そいつはハッとして突然教室を飛び出して逃げた。
 チェック柄のカジュアルシャツを着たジーンズ姿の少年が廊下を走っていく。
 オレはやつの後ろを走って追いかけた。足には自信がある。だれもこのオレから逃げることなんてできない。
 やつは廊下を曲がって、階段を駆け上った。
 オレも追随する。
 最上階までやつを追い詰めた。やつの目の前には屋上へ出るドアだけだ。
 専光寺まどかはさらに逃げようとして、ドアノブをガチャガチャ回した。だが、鍵が掛かっていてドアは開かない。
 ドアを背にしてまどかがオレを凝視する。
 昨日とは違って、まどかのヘアスタイルはショートレイヤーだった。おしゃれな感じではあるが、耳が見えている。
 可愛らしい顔立ちをしているから、女の子に見えなくもない。
 けれども、服装が明らかに男の子の格好なのだ。
 それじゃあ、昨日の髪型と服装はいったい何?
「おまえ、専光寺まどかだな?」
 オレは犯人を追い詰める刑事のように――といっても、テレビでしか見たことないが――あいつに問いかけた。
 つづく

90 :
>>89
これは期待!

91 :
 (四)
「う、うん」
 そのときオレはかなり凄い形相をしていたらしいのだが、オレの気迫に押されて、まどかは短く答えた。
「昨日、オレに会ったよな」
 こいつが昨日の美少女の正体なのか。
「うん」
 専光寺は再び短く答える。
「なんで騙した?」
 詰問口調でオレは続ける。
「だ、騙してなんかいないよ」
 ようやく、イエスかノーか以外の答えが返ってきた。だが、やつは否認している。
「うそつき。女の子の格好してたじゃないか」
 否認しても、オレがこの目で見ているのだ。
「確かに、女の子の格好はしてたよ。でも、恭輔を騙してなんかいない」
 追い詰められたまどかは、髪型は違ってもやはり昨日と同じで可愛らしい。
 だが、罪状認否をめぐる攻防は続く。
「女の子のフリをして騙して、からかったじゃないか」
 ちくしょう。可愛い顔して、やることがエグイじゃないか。
「からかってなんかいないし、騙していない。ボク、自分のことを女の子だなんて、ひと言も言ってないから」
 確かにまどかの言い分は間違っていなかった。オレが勝手にこいつを女の子だと思い込んだだけだ。
「それはそうだけど、紛らわしいじゃないか。それになんだって女の子の格好をしていたんだよ。あれがおまえの趣味なのか?」
 男のくせに女の子のマネなんかして、ヘンなやつだ、まったく。
「趣味? 違うよ。あれが本当のボク。いまの姿は、偽りのボク。本当はもっと可愛い格好で、髪も伸ばしたい。でも……」
 大きな瞳を潤ませて、眉を八の字にして哀願するようなまどかの姿を見ていると、オレの頑なな心が一瞬ぐらつく。
「でも、何だよ」
 つづく

92 :
男の娘同士ってのはレズ?ゲイ?
渡良瀬準X桐嶋菫とか
宮小路瑞穂X美島エドワース玲とか
中西薫X神崎薫とか(ry
絵は描けてもSSは思いつかないので(^ー^;)=3

93 :
 (五)
「でも、そんなことしたら、みんなに何て言われるか分からないし……」
 寂しげに視線を落とす、その仕草がオレの凍りついた心を溶かしていくようだ。
「みんなから相手にされなくなるのが怖い。そういうことなのか?」
「うん」
 よく分からないが、まどかは男の子でありながら女の子の心を持ち合わせているということらしい。
 だが、まだ不明な点が残っている。
「そうか。分かった。でも、どうして昨日オレにタオルを貸してくれたりしたんだ? オレなんかと仲良くしてると、それこそみんなから相手にされなくなるかも知れないぞ。いいのか?」
 昨日、オレが同級生の男の子に痛めつけられたあと神社で休んでいたときに、なぜまどかがオレの前に現れたのか不思議でならなかった。
「ボク、いつも恭輔のこと見てたんだ。男の子たちからよそ者だって邪険にされても、明るくて元気な恭輔のことが……その、あの」
 まどかは顔を赤らめながら、もじもじしている。
「なんだよ? ハッキリ言えよ」
 こういうスッキリしない状況は苦手なんだ。
「そんな恭輔のことが好きだから、本当のボクを見て欲しかった。恭輔と仲良くなりたかったんだ」
 意を決したように、まどかは告白した。
「え? あ……。そうだったのか。オレ、言い過ぎちゃったかな?」
 なんと、オレのことが好きだったなんて。
 女の子みたいに、ていうか、女の子よりも可愛らしいまどかだけど、こいつは間違いなく男の子だ……と思う、たぶん。
 そんなまどかがオレと仲良くなりたいって言ってるんだぜ。
 転校して以来、男の子の同級生にはまったく相手にされていなかったこのオレがようやく、男の子の友だちができる。そう思ったら、いままでの自分の態度が少し情けなくなった。
「そんなことない。ボクが悪いんだ。こんなボクのことなんてキライ……だよね?」
 どこまでもいじらしいまどかの態度にオレの胸が切なく締め付けられる。
 いままでこんな気持ちになったことなんてなかったから、正直言って驚いた。
「何言ってんだよ。オレはおまえみたいなやつ、決してキライじゃない」
 見た目も仕草も可愛いくて、それでいて、性別は男の子だという。
 そんなまどかが自分に好意を寄せていると知って、オレはついうれしくなった。
「じゃあ、これからもボクと仲良くしてくれる?」
 オレの言葉にまどかの表情がみるみる華やいでいく。
「もちろん!」
 オレは、なんとなくこいつとは良い友だちになれそうな気がした。
 そのとき、休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴った。
 オレたちは急いで教室へ戻るため階段を駆け下りた。
 つづく

94 :
いいよいいよー 

95 :
これは期待sageせざるおえない

96 :
 (六)
 その日の放課後、帰り支度をしていると、まどかがオレのクラスの教室にやってきた。
「恭輔、いっしょに帰ろう」
 美少年のまどかがオレを誘う。男装の少女のような中性的な魅力がとてもキュートだ。
「おう。帰ろうぜ」
 鞄を肩に掛けると、オレは席を立った。
「待って」
 先に教室を出ようとするオレをまどかが呼び止める。
「どうかしたか?」
 忘れ物でもしたのかと振り返ると、まどかがオレの手を握ってきた。
「手、つなご」
 さしずめボーイッシュな女の子といった感じの専光寺まどかと手を繋ぐのは、うれしいような、恥ずかしいような複雑な気分だ。
「な、なんだよ。だれかに見られたら、どうすんだよ! オレたち男同士なんだぜ」
 恥ずかしい気持ちが60パーセントのオレは、一応抵抗した。
「構わないじゃない。そんなの関係ないよ。いいから、帰ろ」
 結局、まどかのプリティな笑顔に負けてしまった。
 とはいっても、校舎を出ようとしたそのとき、何か下腹部がムズムズしてきた。
「ち、ちょっと、待って。オレ、おしっこしたくなってきちゃったよ」
 思わずち○こをズボンの上から鷲掴みにする。
「あ、ボクも。じゃあ、いっしょに連れションする?」
 女の子みたいな顔でそういうこと言われても困る。
「ええっ? まどかと連れションするのか?」
「イヤ?」
 手を繋いだままで、まどかがオレの目を覗き込む。
「嫌じゃないけど、ちょっと恥ずかしいよ」
 本当はちょっとどころじゃなかった。
「なんでぇ? さっき恭輔、『オレたち男同士なんだぜ』って言ったじゃない? 恥ずかしくなんかないよう。ボク、恭輔といっしょにおしっこしたいよう」
 甘えたような声でまどかが連れションをせがむ。
 なんか、妙な気分に襲われる。大丈夫なんだろうか。
「分かったよ。じゃあ、トイレに行こうぜ」
 仕方なくオレは承知した。
「うん。行こう」
 まどかは上機嫌でオレの手をぐいぐい引っ張って行く。
 トイレに着くと、オレは一番手前の便器の前に立った。
 案の定、まどかはオレの隣に立った。
 ズボンのファスナーを下ろして、ち○こを中から取り出す。ホッとして、いざ放尿といきかけたそのとき、まどかの口から耳を疑うような言葉が繰り出された。
「じゃあ、ボク、恭輔のおち○ちんを持ってあげるね」
 すうっと、まどかのしなやかな五指がオレの陰茎にまで伸びてくる。
「なっ! 何するんだよ? そんなことされたら、出かけたおしっこも止まっちゃうよ!」
 つづく

97 :
まどかくん、結構小悪魔ですなぁw

98 :
 (七)
 実際、ちょろっと出始めた小便が、まどかにペニスをつままれた途端に止まってしまった。
「あ、ダメダメ。緊張しないで。ボクがしっかり持っててあげるから、心配いらないよ」
 何が心配いらないのか分からなかった。というより、他人にち○こ持たれて心配せずにおれるか?
 人差し指と中指、さらに親指の三本の指で器用にオレの性器をつまみながら、まどかは左手で自分のちん○んをズボンから取り出した。
「さ、恭輔はボクのおち○ちんを持ってね。いい?じゃあ、おしっこ出すよ」
 まどかは自分の左手でオレの左手を掴むと、自分のペニスをオレに持たせた。
 まどかの陰茎の中にある尿道から温かい尿がほとばしり出す。振動が指先に伝わるのが生々しい。
「ああ、気持ちいい……。ほら、恭輔も出しなよ」
 まどかに促されて、忘れていた放尿を再開する。
「ああ、すごーい。恭輔のおち○ちんの中をおしっこが通過していく様子が手に取るように分かるぅ」
 確かにこの場合、その表現は正しい。そんなことを考えているうちに、お互いの放尿タイムは終了した。
「最後はちゃんと振っておかないとね」
 そう言うと、まどかはオレのペニスを振って小便を切ってくれた。オレもお返しにまどかの陰茎を振ってやる。
 用は足し終わったはずだった。なのに、まどかはまだオレのペニスをつまんだまま離さない。
 そればかりか、オレの陰茎の包皮を前後に動かしてしごき始める。
「ち、ちょっと、待てって」
 慌ててやめさせようとするが、オレの下半身はその刺激にいち早く反応していた。
「あは。恭輔、ちょっと勃ってきたんじゃない?」
 まどかは実にうれしそうな笑顔を見せる。
「やめろって! オレはそういうのは、ちょっと……」
 オレの陰茎を握ったままのまどかがトロンとした目でオレを見つめている。
「恭輔」
 先ほどまでの笑顔は消えていた。いまのまどかの顔は大真面目だった。真剣な表情だった。
 とてもキュートなあいつは、オレが次の行動に移るのを待っている。
 二重まぶたの大きな瞳に吸い込まれそうになりながら、オレは本能に突き動かされる。
「まどか」
 思わずオレもまどかのペニスを再び握りなおして、あいつのからだを右腕で引き寄せた。
 そして、お互いの吐息がかかるくらいに顔を近づける。
 まどかはそっと目をつむった。
 桜色の唇が、可愛らしく突き出される。
 こいつが男だということは分かっていた。
 オレにはそんな趣味はないはずだった。少なくともまどかに出会うまでは。
 だけど、いまのオレはまどかに心をときめかせている。お互いの性器を握り締め合いながら、いまにも唇がくっ付きそうなほど密着している。
 こうなった以上、オレはまどかの唇に触れてみたかった。このプルンプルンの唇に自分の唇を重ねてみたかった。
 抗い難い欲求にオレの理性が音を立てて崩れ落ちていく。
 つづく

99 :
 (八)
「恭輔。ボクのことキライなの?」
 焦れったくなったのか、まどかはオレに目を閉じたまま訊く。
「キライじゃない。でも、いいのかな? こんなことして……」
 心のどこかでまだ躊躇っている。
「恭輔ぇ」
 物欲しげに甘えたような声を発しながら、まどかはオレの陰茎を再びしごき始める。
 そして、左手でオレの陰嚢を持ち上げるように揉みしだいてきた。
「あっ。ううっ。ま、まどか」
 性器への刺激で崩壊した理性の残骸が麻痺してきた。もはや、オレを支配しているのは理性ではなく野性の本能だけだった。
 しかも、目の前にいる美少年は少女のような綺麗な顔立ちをしていた。
 性的快感に伴って、オレはこの美少年の唇を吸ってみたいという欲求を抑えられなくなってしまった。
「まどか!」
 オレはむさぼるようにまどかの唇を吸った。いや、唇というよりも、口すべてを吸った。
 知らないうちにまどかの口の中に舌を差し込んでいた。まどかの舌とオレの舌が絡み合っていた。
 まどかの指さばきが一段と激しくなった。
 いまにも何かが出そうだった。これ以上まどかにペニスをしごかれたら、出してしまう。
 快感を得たいという欲求よりも、まどかに性器を握られながら、この場でなにかを漏らしてしまったらどうしようかという羞恥心の方が勝ったのだろう。
「やめろ!」
 気がついたら、オレはまどかを突き飛ばしていた。
「きゃっ!」
 ドスン、という音とともにまどかが床に尻餅をついていた。
「うっ!」
 小さく呻いた瞬間、オレの勃っていた陰茎の先からついに何かがほとばしる。
「いたーい。ヤダ。ヒドイよぉ。恭輔」
 トイレの床に座り込んだまどかの顔に、白くてベトベトした粘液がへばりついて滴り落ちていた。
 どうやらオレのち○こから出てきたモノの正体のようだ。
 エッチな夢を見たりしたときに、よくパンツの中に漏らしてしまうアレだった。
 でも、起きているときに出てしまうのは初めての経験だった。
「う、うわあああああ!」
 オレは叫びながら、放課後のトイレから走り出した。
 見られちまった。オレの恥ずかしい姿。
 おまけにあいつの顔に掛けてしまうなんて。
 とにかくオレはその場から逃げ出した。
「待って! 恭輔ぇっ! 待っててば!」
 まどかがオレを呼ぶ声はやがて小さくなって、ついには聞こえなくなった。
 つづく

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