2013年10レズ・百合萌え375: 【馬路須加学園】中央×鼠の秘密の部屋★4 (189) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【馬路須加学園】中央×鼠の秘密の部屋★4


1 :2013/03/22 〜 最終レス :2013/09/28
*マブダチ?馬鹿言え、てめーらデキてんだろうが!!なマジすか学園の百合カップル、
センターとネズミの「屋上」では見せられない夜のスレッドです。
*18禁描写OK。「屋上」では自重したいいかがわしいネタはこちらにお願いします。
*中の人の話は厳禁!ドラマの中のキャラクターとしての話題に留めましょう。

【マジすか学園】センターとネズミの秘密の部屋
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1322569817/
【マジすか学園】センターとネズミの秘密の部屋2
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1335114108/
前スレは↓

2 :
前スレ
【馬路須加学園】中央×鼠の秘密の部屋★3
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1335114108/
投下中だった作者様、夜中まで気付かなくてすみませんw
スレッドをまたぐと話の前後の文脈がわからなくなるので、
よろしければ最初からこちらに転載していただけませんでしょうか?
(もし規制などの関係で無理なら僕が転載しますので言って下さい。)

3 :
春は嫌いだ。
歩いているだけで木々が匂い、萌えた花弁をこれ見よがしに開かせる。
吹く風は冷たいくせに、それに混じって背中を暖める太陽。
視覚から、嗅覚から、どこまでも生を感じさせるこの季節は私には少々うるさく感じる。
深く息を吸い込んでみると、土と、甘いような花の匂いがした。
吸い込んだ空気から身体に毒が回ってくるような気がして、私はフードを一度深く被り直した。
それから校舎に入ると教室には目もくれず、ブーツの音を響かせて階段を昇っていく。
この学校で一番高い場所、屋上への扉を開くと私の唯一のダチはそこにいた。
フェンスに背中を預け、春の陽射しを浴びながら静かに佇んでいる姿は、
まるでここが彼女のためにあつらえられた場所であるかのような錯覚を起こさせる。
きっと私が来るのを待っていたのだろう。
ネズミ、と声をかけながら柔らかい表情を私に向ける。
「今日は暖かいな。この間まで冬だったのがうそみたいだ」
少し暖かくなったぐらいでこんな顔ができるんだからおめでたいヤツだ。
感情表現の豊かな、というよりそれを隠すことの知らない彼女は
心底嬉しそうな笑みを浮かべている。
「ちょっとあったかいからって大げさだよ」
「屋上で過ごすにはいい日和だろ?」
「そうだけどさ」
「これから、もっと暖かくなるな」
彼女はそう言って、次の季節に思いを馳せるかのようにフェンスの外に目をやった。
グラウンドには飽きもせずケンカに明け暮れる生徒が見える。
いつの間にかセンターの背中は馬路女を背負う人間としての、その余裕を見せるようになっていた。
こういう何気ない会話にも感じる、テッペンとしての大きさ。
……ああ、こいつは楽しみにしてるんだ。これから訪れる、様々な変化を。
階段を昇ろうとしてくる一年坊がどんなやつらか、今から楽しみで仕方ないんだろう。
隣に並んでグラウンドを見下ろす。やっぱり、相変わらずこの学校は馬鹿ばっかりだ。
「センター」
「ん?」
「もうすっかりテッペンが板についたな」
そう言ってやれば、靡いた髪をいつもの動作でかきあげながら彼女は事も無げに口を開いた。
「ネズミがいてくれるからだよ」
「……何を言ってる」
私がいなくてもいずれセンターはテッペンを取っていただろう、と今になって思う自分がいた。
しかしそれを口にする気にもなれず、曖昧な返事で濁した。
「お前と二人で、テッペンからの景色を見たかったんだ」
その言葉に思わず彼女を見やれば、いつもの笑みと目があった。

4 :
ああ、こいつはどこまでも――。
「馬鹿だな」
「いきなりなんだよ。酷いな」
やはり笑みは絶やさぬまま、センターは不満げな声を出してみせた。
「前に、お前がこの場所で私に言った言葉を覚えてるか?」
「さあ…。ここで、二人で色んな話をしてきたから」
センターは視線を遠くにやりながら、まるでずっと昔のことを思い出すかのように目を細めた。
私も、たった一年の間にずいぶんと遠くに来てしまったように感じていた。
「テッペンからの景色を見てみたいって言ったんだ。…私と、二人で」
「ああ…、憶えてるよ。忘れるわけがない」
センターは再び私を見たが、その視線はどこか遠くて、私を通してきっと
一年前の私を見ているのだと思った。
といっても、見た目は何も変わらない。
私は相変わらず制服の上にパーカーを着込み、指ぬきのグローブに黒タイツとブーツ。
センターも、ずっとキャメルのカーディガンを愛用している。
センターはただ懐かしんでいるのだろう。がむしゃらだったあの頃を。
「その通りになったな、と思って」
「そうだな。まさかこんなふうに、テッペンを託されるとは思ってなかった」
「タイマンはれなかったのが不服か?」
「今は…託されたことに意味があったんだと思ってる」
今だってほら、奪ってこそ初めて価値があるのだと思っていたものを、急に
投げて寄越されたにもかかわらずセンターは気づけばしっかりとそれを背負い守っている。
「…だけど」
「ん?」
「だけどやっぱり、前田とは一度ケリをつけておきたかったな」
心底悔しそうな顔をして言うものだから、思わず笑ってしまう。
テッペンを取っても、本人の気質までは変わらないのだろう。
「お前は変わらないな」
緩んだ空気の中、不意にこぼれた呟き。
それが何を示しているのかわかってはいるけど、理解したくはなかった。
「ネズミは変わったのか?」
「私はあのとき、センターを利用するためだけに一緒にいた」
「そうだな、それでもずっと一緒にいてくれた」
「……それは違う」
改めてこんな話をしたことはなかった。
ずいぶん口が滑らかなのは、きっと春の毒気にやられたせいだ。
「私はあの戦争の後も、何度もお前を裏切ろうと思った」
「…知ってたよ」
「私は、こわかったんだ」
この言葉は限りなく真実に近い嘘だった。
自分の感情を意識した瞬間、それが痛みを伴うものだったら事実をねじ曲げない程度に繕う。
言葉に力があることを知っているからこそ、嘘で自分を守ってきた。
お前がこわいから裏切ろうと思ったんじゃない。
本当は、お前を裏切れなくなりそうな自分がこわかったんだ。

5 :
私は変わることなんてないと思っていた。
いつだって目線を上げたことはなかったから、これからも高いところから
すべてを見下ろしていくのだと、そのときはそう確信していた。
それなのに、真っ直ぐに私を見つめてくるこいつの視線は上からでも下からでもなくて。
いつしかこいつの隣に並び立つことが心地好くなってしまった。
「いいんだ、ネズミが何度裏切りそうになっても」
「どうしてそんなふうに言えるんだ。どうして、そんなに私を信じられる」
「お前が好きだからだよ」
当然のように答えるセンターに、一瞬言葉をなくしてしまった。
理屈をいくら突き詰めてみても、ここではヤンキー特有のマジとかダチとかいう
理屈じゃないものが勝ってしまう。
「私を好きになるなんてよっぽど趣味が悪いな。私が人から好かれるような
人間じゃないことは、お前が一番知っているはずだろ」
こんなことを言いたくなるのは、やはり自分が変わってしまったことをどこかで否定したいからだ。
「ネズミ」
静かに、でもどこか強さを感じさせる声で私を呼ぶ。
その声のトーンはすっかり私の身体に染み付いていて、それを聞くだけで
今私はセンターと共にいるのだ、という実感をわかせた。
「ネズミ、……もう理由を探すのは止せ」
「理屈で説明できないものは、信用できないんだ…」
「理由があったから私の隣にいたのか?そうじゃないだろう。ネズミだって、
本当はわかっているはずだ」
ああ、わかってる。わかっていても否定せずにはいられない。
それはやはり、長い時間をかけて培ってきた私の気質に他ならなかった。
私を見つめるセンターの顔の美しさに、今更ながらはっとさせられる。
凛とした眉も、通った鼻筋も、少し上がった口角も、どこをとっても綺麗だと思った。
「私は、お前のようになれない。お前のように真っ直ぐに生きることができない」
私とあまりに違いすぎる彼女に劣等意識を感じているわけではない。
違いすぎるが故に交われない、だから一緒にいられるのだと思っていた。
だというのに、同じ場所に居場所を求めだした自分が嫌で仕方なかった。
だからフラフラと横道に入っては何度も裏切りという思惑を繰り返し、
それも出来ずにまたここへ戻ってくる。
「ネズミは、そのままでいい」
「私はお前と同じ場所にはいられない。……そういう人間なんだ」
気づけば私の視線はセンターのローファーにまで落ちていて、ああなんて
馬鹿なことを口走ってしまったんだ、と今になって後悔した。

6 :
こんなふうに胸の内をさらけ出して――正確にはさらけ出しそうになって――
いることがまた私を自己嫌悪に陥らせた。
言葉は私の武器であり盾だった。
使い方を誤ると、うっかり自分の心臓を穿つくらいの力を持っていることは
わかっていたはずなのに、今まさに私は自分の武器を誤っている。
「今日の私はちょっと変だな。気にしないでくれ」
これもすべてバカに暖かい日射しのせい、そう言い聞かせてセンターに背を向けた。
ぼんやりと校庭を眺めながら、無性に泣きたくなる気持ちは奥歯を噛み締めてないことにした。
強い風が前髪を揺らす。埃っぽい匂いとともに甘い匂いが鼻を掠めた。
それはさっき嗅いだ花の匂いとは別のもので、なんの香りだっけ?と思う前に
センターのカーディガンが視界に入ってきた。
肩にかかる重みと背中に感じる温もりが、私を離してくれない。
噛み締める奥歯にさらに力を込めたら口の中でギリと鳴った。
このまま身を預けたいと思うのに、力を抜いたら今にも涙がこぼれそうでそれもできない。
私を引き寄せるように、鎖骨あたりで組まれたセンターの腕に力が込もった。
「ネズミ」
せっかく我慢していたのにそんな声で呼ばれたら堪らない。
だから私は、出来るだけ声を上げずに泣いた。
震える肩を必に抑えて、センターの手にポタポタと落ちる自分の涙を見つめていた。
「ネズミがどんな人間かなんて関係ない。こうやって抱き締められる場所に、
お前はずっと立ってるじゃないか」
私にはない少しかすれた響きが、優しく耳許に落ちた。
震えそうな喉をどうにか落ち着けて、ゆっくりと呼吸を繰り返した。
センターに背中を向けたまま、ずっと言葉にできなかったそれを、今やっと舌に乗せる。
「センター。お前を、こんなに好きになるなんて思わなかった」
「…うん」
ふふ、と彼女の楽しげな息がフード越しに聞こえた。
それが私には面白くなくて、しかしこの温もりを振りほどくこともできなかった。
「センター」
「どうした?」
「温い…」
「春、だからな」
彼女の声には少し楽しげな響きが混じっていて、今振り向けばきっととびきりの
笑顔を見せてくれることだろう。
でも、私は別にそんなもの見たくないし、自分の泣き顔だって見られたくなかった。
それなのに今やたらと彼女の香りが恋しいのは、もうこれ以上春の草木や
花の匂いを嗅ぎたくないからだ。
だから私は振り返って、彼女の胸に顔を埋めた。

7 :
私の突然の行動に驚いて、彼女はバランスを崩し一歩後ずさる。
その勢いのまま彼女を押せば、二人して床に倒れ込んだ。
小さく呻く声を無視して、馬乗りになって彼女の肩に頭を預ければ彼女の香りに包まれた。
じわりと肺に侵入してきたそれは、新たな毒として急激に私を侵食していく。
甘やかな毒は肺から胸へ、そして指先までもじわじわと犯していく。
心地好い胸の痛みが私を襲う。こんな感覚は初めてで、よくわからないけど泣きたくなった。
どんなに順序だてて考えてみても自分の思考はまとまらなくて、それを知ってか知らずか
彼女の指は私の背中をゆっくりと撫でている。
それはまるで、もう考える必要はないんだと私に言ってきているような気にさせた。
思考を止めた私にいったい何が残るのだろう。
でも、考えても答えなんて見つけられなかったのだから、きっと何も変わらないんだと、そう思えた。
馬乗りになっていた身体を、彼女に覆い被さるように横たえる。
視界の端、くすんだコンクリートの上で陽の光を受けて、彼女のカーディガンが
やけに鮮やかに床に広がっているのが見えた。
「センター」
彼女の首元に鼻をくっつけているから、自分の声が変にくぐもって聞こえる。
「なんだー?」
彼女の胸に身体を乗せているから、間延びした声が私の身体に直接響いた。
それをどうしようもなく愛しく感じたのは、心さえも彼女の毒に犯されてしまったからだろう。
少し顔を上げて、目の前にある彼女の顎に唇を押し当てる。
そうしたいと思ったから、思うままに素直に何度かそれを繰り返した。
こんなふうに彼女に触れるのは初めてだったけれど、ぎゅっと背中に回された腕が
心地好く私を包むから、こんなことならもっと早く触れておけばよかったと思った。
「やっとネズミがデレた」
「うるさい」
くだらないことを言う彼女に一つ悪態を吐いて再び身体を預ければ、彼女の胸が
ゆっくりと上下するのを感じた。
触れる体温と、背中に感じる太陽の温もりが私の身体を暖める。
あんなにも煩わしいと感じていた今日の日差しを、今は心地好いと思える。
こんな感覚は久しぶりだった。だからもう少し、もう少しだけこのままでいたいと願う。
テッペン二人が屋上で寝転んでいるなんて、やっぱりこの学校は馬鹿ばっかりだ。
春の陽気に身を任せ、彼女の香りに包まれて目を閉じる。
爽やかな風が吹き抜けて、二人の髪を微かに揺らした。

おわり

8 :
スレ立て乙です
前スレぎりぎりいけると思ったけど無理だったwww
寝れなくて目覚めたところでちょうど新スレ立っててタイミング良すぎてワロタ
前スレだとセンターがお酒飲んで帰ってくる話が好きだったのであの職人さんに
ぜひもう一度何か書いてほしいなあ
3年に上がるころの春、プラトニックな二人
暇潰しにでもしてください

9 :
でれネズたんハァハァ( ´ Д` *)
このスレも何と4スレ目に突入
当初予定してなかった長い人気
嬉しいかぎりでございやす

10 :
>>1
乙です!
今度は容量オーバーにはみんなで気をつけようw
>>8
デレネズミたんいいですね
王道で素晴らしいです

11 :
>>1
地下への告知も乙

12 :
ひといない\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
みんな気づいてないのかなあ(´・ω・`)

13 :
いや、3スレ目に気付いた人は皆気づくでしょ
3月末はみな忙しいんだよ

14 :
>>13
そうか(´・ω・`)

15 :
ツイ見てるとセンネズ推しは一定数いるんだけどなー
やっぱこの二人は惹かれるものがあるんだな

16 :
え、Twitterであんな盛り上がってんじゃん
と思ったら中の人ネタだったでござる

そりゃこっち来れないわなw

17 :
せんねず・る
【動詞】

18 :
>>17
センネズの二人にしか使えない動詞だな

19 :
タイツ越しに触れるセンターの太ももの感触が妙に生々しい。
頬に額に瞼に、あらゆる場所に落とされる口づけは甘やかで、執拗に繰り返されるそれは
私の分厚い鎧のような理性をゆっくりと剥ぎ取っていく。
時折覗き込むように私の顔を見つめてくるセンターは慈しむような微笑みを浮かべていて、
そんな彼女を私はどんな顔をして見ればいいのかわからない。
だからいつもごまかすように自分からキスをする。
触れ合う感触は素直に受け止められるのに、それを自覚させられると途端に
恥ずかしさでいっぱいになった。
センターはそれをわかってないんだ、だから真っ直ぐに見つめてくる。
理性と一緒に床に落ちた制服は、もうどちらのものかもわからない。
身体に感じる重みが心地好い。
でもセンターはそんなことを考える余裕すら与えてくれない。
センターの指が、唇が、私の身体を絶え間なく刺激する。
私に触れるその手つきはひどく優しいのに、身体はヒリヒリと焼き尽くされるように敏感になった。
センターから与えられる快感に目を閉じて、それだけを感じるように彼女の背中に手を伸ばす。
荒くなる息を耐えきれずに吐けば、どうしてもそこに小さく声が混じった。
「はっ、ぁ…」
こんな声を自分が出してると思いたくなくて、またぎゅっと唇を結ぶ。
そしたら私の唇を親指で撫でたりしながら、センターはまた微笑むんだ。
それがいっそう胸を苦しくさせるのは、行為のせいだけじゃないことを私は知ってる。
枕に顔を埋めて視線から逃れると、綺麗に整えられていたはずのシーツが乱れてるのが見える。
それがまた私の羞恥を引き出しはしたが、今は浅ましくも勝手に震える身体を
どうすることもできなかった。
二人の乱れた吐息と、濡れた音だけが響いている。
こういうときの私たちの間に、ほとんど言葉はない。
私がそれを拒んでいるからなのだろうけれど、いつもセンターは静かに、優しく私に触れる。
だから急に私の中に侵入してきた彼女に、思わず鼻にかかった声が盛れた。
「ぁあッ…は、ぁ」
「ん、大丈夫か…?」
いちいち聞くな、そう言ってやりたいのに上手く舌に乗せられない。
喘ぐ私に、口角を上げるセンターは少し楽しそうに見える。
ゆっくりと出し入れを繰り返しながら、センターは口づけを再開した。

20 :
「っ…」
キスされてない場所はないんじゃないかというくらい、センターはいくつも唇を押し当てる。
見られるのは苦手だというのに、そんなセンターの姿を見るのは好きだった。
施される愛撫に翻弄されながら、センターを見つめる。
伏せた瞳に長い睫毛、少し寄せられた眉、通った鼻筋、すべてが彼女の造形の美しさを主張しているように見えた。
肌の上をセンターの鼻先が掠めるだけで形容しようのない愛しさを感じてしまう。
そのままお腹に舌を這わされて、びくと腰が揺れた。
「ぁっ…ん、っ」
ゆっくりと動いていたセンターの指も、次第に内側を押し上げるような動きに変わっていた。
卑猥な水音が大きくなった気がして、それを嫌だと思うのに身体はどんどん熱くなっていく。
シーツを握り締めて、身体の奥で膨らんでいく快楽を受け止める。
必に抑えていた声も今は勝手にこぼれ落ちてしまう。
「ネズミ…好きだ……」
独り言のように呟かれた吐息混じりのその声に、どうしようもなく胸を締め付けられた。
こんなふうに触れられて、そんな声で囁かれて、泣きそうになる。
シーツを掴んでいた手をとられたから、自分から指を絡めた。
快楽の波に拐われながら、ぎゅっと力を込めて握る。
「は、あっ…センター」
「…ネズミ?」
初めて行為中に名前を呼んだ。
いつもはキスをして呼ばないように我慢していたから。
名前を呼ぶなんてまるで私から求めているみたいでしたくなかった。
それでも、それも出来ない。
「はあっセンター…っ…」
「…もっと呼んで」
センターは掠れた、少し上擦った声でそう言って指を深くまで埋めた。
私の感じる場所を攻めながらそんなことを言うから、私の言葉尻も甘くなってしまう。
「あっ…セン、ター…っセンタぁ…っ…」
センターの指をぎゅうと強く締め付けるのが自分でもわかった。
彼女を呼ぶ自分の声も、まるで泣き声のように震えていた。
「ゃ、だめっ……センターっ、ぁあッ…」
今日一番の快感がびくりと身体を揺らした。
握られた手が、離れることを拒むかのように強く握り返される。
絶頂の余韻を、再びゆっくりと動かされる指によって強く味わわされる。
「あっ、はぁっ…っ」
「ネズミ」
口づけられたから、センターの頭を抱いた。
私の中に埋められていた指が抜かれたとき思わず声が漏れた。
センターが、ふ、と軽く笑ったようだった。
少し汗ばんだ髪からはセンターの匂いがする。
何度か啄むように唇を吸われて、それがどうしようもなく気持ちよかった。
「ネズミ」
センターが至近距離で見つめながら、呼んでくる。
私は事後の恥ずかしさから離れたいのに、上に乗られてるからそれもかなわなかった。
「…なに?」
「可愛かった」
「そ、そういうこと、言うな」
「言いたくなった、今日のネズミは特に」
「うるさいっ」
今になって恥ずかしさが込み上げてきて、顎を押して無理矢理顔を離すと布団を被った。
ちらりと見れば、やはり微笑んだセンターと目が合う。
「笑うな、ばか」
そう吐き捨てて、このまま寝てしまおうとセンターに背を向けた。
おわり

21 :
新作来てたあああああああああ
朝から甘々のSS最高や!GJです!
ネズミさん早く素直になっちゃえばいいのに、でもセンターさんはそこが可愛いのかw

22 :
キター(*´Д`*)ー!!
朝から刺激的なものを読んでしまったw
センターの優しさとスケベさが素晴らしい
照れるネズさんは愛おしい

23 :
SSキター?
今選挙対策で忙しいので後でゆっくり読みます♪

24 :
ぬおあああああああああああああああ
エロいっ!!!!!ぬわあああああああああ
ぬおおおおおおおおおおお

25 :
前スレで書いてくれてた職人さん、もしくは書くって言ってた方来てくれー
センターとネズミとしての“センネズ”が未だに好きなんだけど、さすがにもう下火?

26 :
18禁じゃないけど、ブログにSS連載してくれてるのを見ると嬉しくなる。
やっぱり本物の続編見たいよねぇ

27 :
百合小説あんまり詳しくないけど、
クオリティの高いのがよくここまで長く続いたもんだと・・・
もし誰も職人さんが居なくなってほぼ無人になってしまったときは、
過去に投下されたお気に入り作品を貼り付けて
一人リバイバル上映会をしたいなんて思ってたけど
何だかんだ新しい職人さん
(しかも、昔居た職人と比べてもレベルを落とさない)が次々現れたり・・・
みんな文才凄いんだね
>>20みたいな良作を当たり前のように定期的に食せる我らは幸せだ( *`ω´) mgmg

28 :
ネズセンだとどんなシチュがあるかな、と考えたんだけどちょいSぎみな
ネズミがセンターをいじめるイメージが強くてそれ以外があんま思い浮かばなかった
ネズミの誘い受けはすごい想像がつくのにセンターの誘い受けはなんだかしっくりこない
受けセンターいいとおもうんだけどだれかネタplz

29 :
センターの誘い受けっていうか、自分以外の人間に対しても無自覚イケメンなセンターにネズミがやきもきして押し倒すとか
ネズミの前で無防備に薄着になっちゃうセンターにムラムラしたネズミが押し倒すとかなら思い浮かぶんだがw
センター受けの場合はどちらかというとネズミがむっつりだといいなあ

30 :
ネズセンでネズミがドS、純情センターです。

「…あっ」
ぴちゃぴちゃと小さな音が響く。
豪華な内装のホテルの一室に置かれた大きなベットにネズミは腰掛けていた。
センターは床に座り込み、ネズミの股に顔を密着させて秘部を舐めて愛撫している。
彼女の横に無造作に脱ぎ捨てられたネズミのショーツが落ちていた。
カーテンは締め切られランプの明かりだけが二人を照らす。
「ん…そうセンター。上手になったね」
私の指導の賜物かな。
頭を撫でてやるとセンターはすがる様な上目遣いでネズミを見上げていた。
ネズミはセンターのスカートに足をしのばせ下着の上から秘部を撫でた。
そのままくすぐるように指先を往復させて撫で上げる。
眉毛をハに字にして困惑したような、懇願するような目でにこちらを見上げてくる。
そんな顔したって駄目だよ。
「ね、ネズミっ…」
「ほら、口がお留守になってるよ。続けて」
唇を噛みしめ端正な顔が歪むその姿をネズミは満足そうに見下ろしていた。
太ももでセンターの頭を固定して動かなくさせるとセンターは観念したのか愛撫を再開した。
下着を指で挟んでずらし、親指を割れ目に添えるとそこは暖かい愛液で満たされていた。
センターの身体がぴくりと震える。
「舐めてるだけなのにもうこんなにして…」
「っ!んん…!」
足先でこんなことをされて羞恥心でいっぱいなのだろう。
親指を可能な限り蜜壷に沈め、関節でぐりぐりと肉芽を虐めてやるとセンターはネズミの足をきつく抱きしめる。
頭を固定している太ももを決して緩めない。
「っ…ぃ!んんっ…ぅ!」
タイマンでは圧倒的な強さで相手を見下している彼女がこうして快感に溺れている事を知っているのは私だけなのだ。
ぞくぞくしてたまらない。
足を引き抜き自らへの愛撫も止めさせるとセンターは肩を上下に動かしながら呼吸をしていた。
頬はうっすら紅く染まり薄く唇を噛みしめていた。
足先でセンターの顎を持ち上げる。
「舐めてきれいにして。センター」
センターは一瞬目を合わせるとすぐに目をそらしたが、おそるおそるネズミの足の指を舐めとり始めた。
ほんと、犬みたい。
床にぺたりと座り込み黙って足の指を舐め続けるその様は犬だった。
生暖かい舌の感触を感じながらその様をネズミは満足そうに見下ろした。
「よくできました」
見上げてるセンターに優しく微笑むと立ち上がる。
身に着けている残りの服を脱ぎ捨てながら、よく弾むベットをリズミカルに渡り枕元へ向かう。
クッションを抱えて腰を下ろし足を伸ばすとネズミは手を伸ばした。

31 :
「おいでセンター」
センターはベットに乗りおそるおそる手を伸ばすと引き寄せられた。
ベットが弾んで視線が交じり合う。
センターはネズミの首筋に唇を近づけるとはむようにして口付けた。
鎖骨までくると小ぶりな胸をやわやわと揉みながら、片方のピンク色した頂点に舌をはわしてくる。
「っ…くすぐたいよ、センター」
ネズミの様子を伺うようにセンターは上目遣いでこちらを見てきた。
何よりも扇情的にされるその動作は彼女にとっては無意識なのだろう。
心を許したものだけに見せる姿。私だけに見せる姿。
初めてセンターをここに連れて来た日の事を思い出した。
見たことも無い豪華な部屋に戸惑う彼女の手を引きベットに誘った。
緊張して強張った身体を解くように愛撫してキスをして乱した。
センターは驚くくらい素直に私を受け入れた。
「ほらセンターも脱いで」
「ん…」
はだけた制服と下着を脱がすとスレンダーな身体が照明に照らされる。
腰を抱くとセンターはネズミの頬に手を添えた。
片手を滑らせながらセンターの内太ももに這わせると、秘部に指を潜り込ませ愛撫する。
 
「足の指だけじゃ、足りないでしょ?」
「んっ…!」
ネズミに跨りながらセンターは甘い声を吐いた。
私の色に染まっていくセンター。かわいい私の犬。
途端、水滴が落ちてきて見上げる。
センターは泣いていた。
「どうした?」
「なんでもない…」
入り口をじらすようにぐるりと撫でると暖かい愛液が溢れてくる。
入れて欲しいと言わんばかりに指の動きに合わせて腰が動いているのがわかる。
「ねずみ…はやく…っ」
「ちゃんと言わないと駄目だよ。それとも今日はもうこれで終わりにする?」
ただの冗談だったのだがセンターは真に受けたのか困惑した表情を浮かべた。
小ぶりな乳首を甘噛みしながら指先でぷっくりと膨らんだ芽をひっかいた。
「あっぁっあ…!や、あ…!」
センターは正直だった。
その純粋さは疑うという事をしらずただ真に受けてしまうのだ。
ほら、早く。と促すとうつろな目をふせながら口を開いた。

32 :
「…お前はっ…何を、考えてるんだ…」
ネズミは目を丸くする。
荒く息をして潤んだ瞳で訴えるセンター。涙で濡れたその瞳はとても色っぽくて。
ネズミは優しく笑うと指の動きはそのままに片手で彼女の頭を引き寄せ耳元でささやく。
「私はね、いつだってお前の事を考えているよ」
じらす指の動きに合わせるかのように息をする肩を震わせるセンターが面白くて可愛くて愛しくて。
「っあ!!」
じらされてぐずぐずに濡れそぼった蜜壷にずぷりと指を沈めた。
待ちかまえてた感覚にセンターは悲鳴に近い声をあげた。
それは悲しみの悲鳴ではなく喜びからくるものだと、私は知っている。
「とろとろしてて熱い…私の指、溶けちゃいそう」
「ぁあ、あ!ね、ずみっ…!」
二本の指を抉るように曲げると快楽で顔を歪ませるセンター。
唇に噛み付くようにキスをし、舌をさしいれてやるとセンターからも舌をからませてきた。
何度も向きを変えて唇に吸い付いてくる。
センターはキスが好きだった。自分からは決して離れないくらいに。
それをわかってか、ネズミはわざと唇を離すとセンターの口寂しそうな唇が唾液で濡れていた。
もっとしたい、いじわるしないでと訴えている目は私だけのもの。
「私はセンターのこと大好きだよ」
「ぁう、あ…!はぁ…あ、ああ」
「だからセンターも私の事だけを考えて?」
わかった?と頬を撫でてやるとセンターはこくこくと頷いた。
頬に伝った涙を舐め上げる。
腰が抜けて背中からシーツに倒れ込んだセンターに跨って空いた片手で優しく胸を揉んでやる。
「もっと、おく…!」
「おく?この辺?」
「もっと…っ!」
「センターはいやらしいね」
「だって…っ、んああああ!」
指を一気に増やしてお望み通りと言わんばかりに奥へ沈める。
親指で膨らんだ芽を弄ってやればもうセンターは乱れるだけだった。
誰が信じるだろうか。こんなに快楽に溺れる彼女を。
「気持ちいいセンター?」
「っは、ぁ!ああ、きもち…いっ…!」
「そう、それでいいの。センター」
「あ、んっああ…はぁ!」
センターが乱れる度、髪がシーツの波に泳ぐ。
彼女の思考回路をすべて自分に塗り変えるようにぐちゅぐちゅと激しく指を出し入れする。
「好き、センター…」
「ぁ、あ、あああっあっ…!」
びくびくと身体を震わせ泣き声と喘ぎ声が混ざったような高く甘い声が響く。
私以外の事なんて考える必要ない。
だって彼女もそれを望んでいるのだから。

33 :
なんだか初めてのパターンな気がする!
センターかわいい!こういうのもイイ!!

34 :
萌えた・・・!!\(^o^)/
ネズミさんの愛ある調教素敵すぎる!
センター可愛いw

35 :
職人さんきたー!GJ!
センター可愛えええ!純粋故にネズミのことなら何でも受け入れちゃうんだね!
ネズミさんの調教ぶりも流石としか言いようがない
やっぱネズセンいいっすなあ

36 :
可愛いよ、センター
ネズミも可愛い

37 :
最終日センネズの絡みあるかな〜

38 :
センネズの絡み見たい

39 :
とうとう地下規制来てしまったな
屋上で話してた通りに様子見てローカル板に立てるか?

40 :
>>39
できれば立てて欲しい
自分も書き込めなくなった

41 :
立てたら告知してね〜

42 :
誰か建てて〜
建てられんかった

43 :
タイトル
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★22

本文
・ドラマ「マジすか学園」の登場人物、
ネズミとセンターについて語るスレです。
歪んだ関係を育む二人の行く末を見守って行きましょう。
・中の人の話題は程々に、あくまでもドラマの役の中での話でお願いします。
・pixivのリンク貼り付けは止めて下さい。情報としてあげてくれるのは構いません。
前スレ
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★21
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1362476518/

過去スレ
【マジすか学園】センターとネズミの屋上スレ
http://hato.2ch.net/test/read.cgi/akb/1307839793/
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★2
http://hato.2ch.net/test/read.cgi/akb/1308238491/
【マジすか学園】センターとネズミの屋上スレ★3
http://hato.2ch.net/test/read.cgi/akb/1308655777/
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★4
http://hato.2ch.net/test/read.cgi/akb/1309179113/
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★5
http://hato.2ch.net/test/read.cgi/akb/1309810711/
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★6
http://hato.2ch.net/test/read.cgi/akb/1311431910/
(容量オーバーにより947で書込不可)
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★7
http://hato.2ch.net/test/read.cgi/akb/1313753885/
(585でdat落ち)
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★8
http://hato.2ch.net/test/read.cgi/akb/1315997672/
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★9
http://hato.2ch.net/test/read.cgi/akb/1319891467/
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★10
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1324381059/
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★11
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1327565015/
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★12
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1332367016
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★13
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1336173705/
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★14
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1339385383
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★15
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1342538129
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★16
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1345219722/
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★17
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1347988328
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★18
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1352429236/
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★19
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1356222587
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★20
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1359419657/

44 :
ローカル板スレ立てられなかった。
どなたか頼みます

45 :
新スレを、いったんラウンジクラシックに建てていただきました
【マジすか学園】センターとネズミの屋上★22
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1367320880/

46 :
ラウンジまで規制されてるうちのプロバイダ…書き込めん

47 :
規制すごいみたいだね
唐突ですが、ネズミさんに噛み癖があったら萌える
短いけれどよろしければ暇潰しにでも

肩にじわりと鈍い感覚。
喧嘩で殴られた時とは違う独特の痛みは、やはり殴られた痛みとは違う心地よさを持っていた。
そもそも私はこの喧嘩で一発も殴られていない。
身体があたたまったせいで、単純に傷が疼いただけだろう。
うずくまったまま小さく呻くヤンキー達を一瞥すると、何も声をかけずに去った。
喧嘩で負かした相手にかける言葉などなかった。
あいつらがもう一度くらい立ち上がって向かってきたなら、私ももう少しは楽しめたのだが。
上がった熱を下げるようにしばらくの間あてもなく街を歩いていたが、
不完全燃焼のようにくすぶった熱はなかなか落ち着かない。
思い出したようにカーディガンの上から肩に触れてみるとまた鈍く痛んだ。
思わず口角が上がる。
それは完全に無意識のことで、気づいたら私は携帯を取りだし見慣れた番号を呼び出していた。

48 :
呼び出し音が2回鳴り終わる前に、彼女は電話に出た。
『…センター?』
「喧嘩してきた」
『ふーん』
「興味なさそうだな」
『お前がどこで喧嘩をしようが、興味はないよ』
随分と冷たい口振りはいつものことなので特に気にならない。
興味がないと言いつつ、私が誰と喧嘩をしたかなんて明日には彼女の耳に入っていることだろう。
その情報収集に長けた能力こそが彼女の武器であり、また、私への興味を
失っていないことをうかがわせている。
「怪我したところが痛むんだ」
『…殴られたのか?』
彼女の声に少々の困惑の色を感じた。
それを愉快に思うのと同時に、私を心配しているのであろう彼女に満足と喜びを感じていた。
ほんの悪ふざけのつもりで言った言葉なのだが、痛む理由を正直に答えたら
彼女は激怒するだろう。きっとその顔は赤面しているに違いない。
笑いを堪えて話を続けた。
「いや…、殴られてない」
『じゃあ蹴られたか?』
「私は一発も受けてない。あいつら威勢ばっかりでつまらなかった」
『…怪我なんてしてないじゃないか』
彼女は苛立ったように低い声で言った。
「怪我をしてるのは本当だ」
『からかうつもりでかけてきたんなら切るぞ』
「からかってない。昨日、ネズミに噛まれた肩が痛い」
電話越しに、彼女にしては珍しく動揺したような息遣いが聞こえた。
きっと昨夜のことを思い出したのだろう。
ネズミには行為の最中、夢中になると噛みつく癖があった。
昨日は…、私が時間をかけて何度も焦らして楽しんだせいか、いつもよりその癖が酷かった。
『ば、馬鹿だろお前っ…』
予想以上に狼狽えるネズミに堪えきれずにぷっと吹き出してしまった。
「ネズミ、噛み癖あるよな」
『っ…うるせえ、黙れよ!』
随分と可愛らしい反応を示してくれたせいで、電話じゃなくて面と向かって
言ってやれば良かったと少し後悔した。
「なあネズミ」
『……なんだよ』
間を置いて、怒りを露にした声で彼女は返事をした。きっとその顔は赤いのだろうと想像する。
「今から行っていいか?」
私の言葉の意味は理解しているのだろう。
やはりたっぷりと間を置いてから、彼女は『いいよ』と小さく返事をして電話を切ってしまった。
やたらとウブな反応を見せるくせに自分の欲望には従順な彼女は、今日も私の下で
ちゅうちゅうと鳴き声を響かせてくれるに違いない。
そんな彼女を見れるのであれば、多少の痛みも私を熱くさせる材料にしかならなかった。
歩きながら、もう一度肩に触れる。
ズキリと疼いたそれに急かされるように、愛しい彼女のところへ歩みを速めた。
おわり

49 :
>>46
うちもP2無しではラウンジに書き込めなくなっててビックリw
今回の規制やばすぎでしょ
やっぱり最終的にはしたらばのがいいんじゃないかな。
書き込めない人が可哀想。
>>47
新作ありがとう
今日はもう寝なきゃなので明日読ませていただきます♪

50 :
エッチいSSに挑戦したけど自分には無理でした.
と言うことでHなし

前提として二人の関係はキス止まり
なぜだ、なぜだ、なぜだ、‥何故こうなった?
何故私はここにいる?
焦燥感と熱気の所為では無いこの動悸。
元凶は私に背を向けて壁に埋め込まれたTVモニターを凝視(何か面白い番組でもやってるのか?)しているこいつだ。
「センター」
「なんだ〜」
私がこんなに緊張してるというのにその欠片さえ伺えないあいつの返事が返ってきた。
「何故私はここにいるんだ?」
「雨に降られてずぶ濡れになったからだろ」
そうだ確かに学校からの帰り道で突然の通り雨に逢いこのままでは風邪を引くと私はセンター
にシャワーでも浴びていけと家に誘った。
前田からテッペンを託されて以来たまに‥そう、極たまにセンターを家に誘うようになっていた。
「私が言ってるのは何故お前とお湯に浸かってるのかってことだ」
「二人共ずぶ濡れだったんだぞ?本当なら住人のお前が先にそうすべきところなのに私を先にシャワーを使わせよう
とするから話がややこしくなったんだろ」
確かにセンターの言うとおりだ。素直に私が先にシャワーを浴びてればこんな状況にはならなかったろう。
「ウワー!派手に降られたな。下着までグッショリだ」
ずぶ濡れで玄関に飛び込んだ私たちの騒ぎを聞きつけてメイドが数枚のバスタオルを手に駆けつけてきた。
「まあ、お嬢様こんなに降られて‥ずぶ濡れじゃありませんか。センターさんまで」
まあ、たまにとはいえ私が連れてきたマブダチのことは当然メイドも知っている。
私とセンターは全身から伝い落ちる水滴をふき取りながらが軽口を叩き合う。
「これが本当の濡れ鼠だな」
「うるさい。ねえ、こいつをシャワー室へ案内してやって」
「待てよ。ここの主であるお前が先に使うべきだろ」
「私は後でいい。それにここの主は私じゃない」
「細かいことはどうでも‥ファー‥クシュン!!」
「みろ。風邪を引く前にさっさとシャワーを浴びろ」
パーカーを脱ぎ捨て髪の雫を拭き取りながらニヤリと笑ってセンターを見る。
「フン。勝ったと思うなよ」
こいつはこんな他愛も無いことにさえ勝負に関しては真剣になる。子供みたいなヤツ。
今までそこに居ると思っていたメイドが再びバスタオルを持ち小走りで奥から出てきた。
「さあ、今お湯を入れてますからお二人ともお風呂に浸かって下さい」
私は自分の耳を疑った。
「なんで?先にこいつをシャワー‥」
「いいえ。お二人ともこんな姿のまま放置するわけには参りません。さあ、もうお湯も溜まった頃でしょう」
メイドは私の抗議など完全無視でそう言い放った。
私とメイドの会話をニヤニヤ笑いながら聞いていたセンターが口を開いた。
待て、センターその口を開くな。その瞬間私は虚しい願いをした。
「ネ〜ズ〜ミ〜。女同士だから平気だよな?それとも二人で入る事に何か不都合なことでもあるのかなーぁ?」
こいつ、してやる。
「さあ、センターさんこちらへ。あ、そこで濡れた靴下はお脱ぎ下さい。お嬢様も」
‥あの二人はきっとグルだ。あのメイドは妙にセンターのこと気に入ってたからな。
センターも外面はいいんだよな。この家ではあいつはヤンキーの顔を見せないしな。
私はそんなどうでもいい事を考えながら奥へ消えて行く二人の姿を見送った。

51 :
「センターさん、こちらです。後はお嬢様にお聞きください」
メイドはセンターと私に向かって軽く頭を下げて戻って行った。
センターはキョロキョロと見回して風呂にエアコンまであるよ‥とか独り言をいいながらあっと言う間に下着姿になり
私は慌てて後ろを向く。
私は他人と一緒に風呂に入った記憶は無く小学生には既に一人で入浴していた。
そんな私がいきなり同性とはいえセンターとこうして風呂に入るなんて。
全裸を見られるのは勿論、見ることさえ慣れていないのに。
「ばか!ここは脱衣所だ。風呂はあの扉の向こうだ。早く入れ風邪ひくだろ」
「お、おう。お邪魔します‥」
なぜか神妙な口調で扉を開けて中に入った。その瞬間センターのはしゃぐ声が聞こえてきた。
「ネズミ凄いぞ!シャワーとバスタブが別々の部屋にある!うお、これはジャグジーというやつか!テレビまであるぞ」
単純なやつ。騒ぐセンターの声を聞いてると少し緊張が解れた気がしてゆっくりと濡れた制服に手をかけた。
「センター?」
「なんだ?」
「お湯に浸かったか?」
「ああ。これは最高だな。ネズミも早く来いよ。気持ちいいぞ」
分かってるよ。毎日使ってるからな。私は暫く目を閉じ心を落ち着かせた。
「これから入る‥その前に約束してくれ」
「何だ?」
「私がお湯に浸かるまで目を閉じてて欲しい」
「何だよ恥ずかしいのか?女同士だろ私は気にしないぞ」
そうだった。こいつはそんなデリカシーのあるやつじゃなかった。
「うるさい。とにかく目を閉じろ。じゃないと私はこのまま戻るぞ」
そうだ。このまま部屋へ戻ってしまえば良いじゃないか。何故私は律儀にセンターに付き合ってるんだ?
そんな私の考えを読んだ様にセンターの声が聞こえた。
「分かった。ネズミの言うとおりにするよ。約束だ」
私は小さなため息を漏らしてシャワー室へ続くドアを開けた。
シャワー室とバスルームを隔てる一面ガラス張りの扉を通してバスタブで目を閉じているセンターが見える。
そのガラスの扉を開いてバスルームに足を踏み入れると冷えた体に熱気が纏わり付いてきた。
「ネズミ。そこに居るのか?」
「ああ、どうだジャグジーは?」
センターは約束を守って目を閉じたままだ。
「最高だ。お前も早く入れよ」
そう言いながら少し体の位置を後ろにずらす。私はそこで少し戸惑った。
このバスタブは男性でも余裕で足を伸ばせる程広い。
しかし二人で入るとなると話は別だ。何処に体を沈めるべきか。センターの正面か。それともセンターの後ろ?
正面は‥駄目、駄目。いくら泡で体が見えなくてもセンターの視線を意識してリラックスなんで出来やしない。
やはり後ろが一番無難だな。
「センター、もう少し前に移動してくれ」
「前に?‥わかった」
まだ何か言いたそうだったが以外にあっさりと体の位置を変えた。
「これでいいか?」
私は返事の変わりにセンターの後ろに体を沈めた。快適な温度に設定されたお湯は冷えた体と緊張した心に心地良かった。
ほっとため息を付いた。
「なあ、TV見てもいいか?」
センターの意識がそちらへ向いてくれるのなら幸いだ。私は喜んで彼女の願いを叶えた。

52 :
暫く色々考えを巡らしていてふと意識を目の前のセンターに戻した。
瞬間、センターの真っ白な背中が飛び込んできた。他人のまして裸の背中をまじまじと
見るのは初めてだった。身長は私より頭ひとつ高いがその背中は以外に華奢で、でも二の腕に掛けての筋肉は
決して私のようにささやかのものではなく、と言って驚くほどの筋肉質でもない。適度にという言葉がピッタリ
でその美しさに見惚れた。
こいつは私が裸で後ろにいるというのに何も感じないのか?私よりTVの方に興味があるのか?
さっきは喜んであいつの意識をTVに持っていったのにあいつがそれに夢中になると今度はそれが面白くない。
我ながら自分勝手だと思うがこれが私だ。不意にリモコンの電源をOFFにしてやった。
「アッ‥何で消す?」
センターが唖然とした声を上げてこちらを振り向く。
「私を無視するな!」
「べ、別に無視なんてしてないだろ」
「こっちを向くな。約束を破るつもりか?」
センターの顔にお湯をひっかけてやった。
「ウワッ!ばか止めろって。それにそんな約束してないし。お前は目を閉じてろと言っただけだろ」
そう言いながらお湯をすくう私の手を掴んで引き寄せた。
「卑怯だぞ」
私は軽いパニックを起こして叫びながらその手を振り切ってセンターに背を向けた。
それでも怯まずにセンターは私の肩に両腕を回して耳元に囁いてきた。
「ネズミ‥さっき私の事見つめてたろ?」
見透かされてた。急に恥ずかしさが込み上げてきた。
「な、なんで私がお前を見つめなきゃいけないんだ」
慌てて取って付けた様な自身の言葉に内心舌打ちをする。
「嘘だよ」
笑いを含んだ答えと共に気が付けば温かい両腕に包まれていて同時に赤面するのを感じた。
一番とってはいけない体勢なのに。この体勢のままさらに私を抱き寄せる。
「は、放せ。纏わり付くな」
私はセンターの腕を解こうともがくがセンターはその手を緩めない。
「お前が悪い。私が必にテレビに意識を向けていたのに気を引こうとするから」
その言葉に抵抗を止めた。私だけじゃなかったんだ。こいつも‥
「ごめん。私が無視されてるように感じたから」
「私にお前のこと無視できるわけないだろ。それとネズミ‥ありがとな」

53 :
ありがとう‥?こいつは何を言ってるんだ。
「他人と風呂に入るのは初めてなんだろ?」
リラックスし始めていた心と体がその言葉に一瞬で緊張を取り戻したようだ。
「‥他人どころか母親と入った記憶さえ無いね」
私だってこれがどんなに異常なことなのかは分かっている。だからと言ってそれが何だというんだ?
今の私には詰まらない過去の一駒でしかない。
「お前の哀れみなんていらないからな」
自分でも分かっている。センターはそんな事を思うやつじゃない。でも私の捻くれた口は自分の心
とは裏腹な言葉を紡ぎ出す。
「分かってないなネズミは。私が何を言いたいのかお前は何もわかってない。母親との事なんて関係無い。
体育館で殴り合った時お前が心を開いてくれたのと同じでこうしてくれた事で身体的にもより身近に
お前を感じられて嬉しかったんだ。だから礼を言っただけだ。そんなに深読みするな」
私が人と距離を置く事を知っているセンターなら他人に無防備な自分を曝け出すことはしないと容易に想像が
つく‥という事か。心を読まれてるようで悔しい‥でも何処かで喜んでいる自分がいる。
口元が緩むのを抑えられない。お前の一言一言でこんなにも感情を左右されるなんて‥。
「クサイ台詞だ」
後ろで笑っているだろうセンターが容易に想像できる。
私の肩を抱いているセンターの両腕に指を滑らせる。
「‥‥誘ってるのか?」
耳元で聞こえるあいつの声に緊張が混じる。それには答えず指を唇に変えて同じ行為を繰り返す。
「ネズミ」
明らかに高揚感の増した声で私の名を呼ぶ。私はそれが大好きだ。
お返しとばかりにセンターの唇が私の首元を滑る。私は顔を横に倒してその行為を素直に受け入れる。
「興奮」とまで行かない心地の良い高揚感に身を任せていると浴室に取り付けられたスピーカーから
メイドの声が聞こえた。センターが驚いて反射的に顔を上げる。
「お嬢様?センターさんの制服、乾燥が終わりましたからこちらに置いておきます。あまり長湯されますと
のぼせてしまいますよ。」
「おいおいタイミング良すぎるだろ」
まるで見計らったかのようなメイドの登場にセンターが唇を尖らせる。
私も笑いを堪えてそんなセンターの頬に軽くキスを置いて囁いた。
「お前にのぼせる前に出た方がよさそうだ」

54 :
>>50
GJ!
二人の距離がいい感じに萌えるな〜
ネズミの初々しさがすごく可愛いです

55 :
この混乱のなか投下されとる!
>>47
ウブで素直じゃないネズミたんかわいいわ!
>>50
お風呂いいな
こどもっぽいセンネズも萌えるわ

56 :
>>47
これは噛まれるほど激しくするセンターさんが悪いな!ウン
>>50
二人でお風呂(´Д`*)
自分を見てくれないとリモコン消すネズたん相変わらずツンデレ過ぎてわろた

57 :
両方萌な作品ですた
ご馳走様でございます

58 :
ふと相合い傘でくっついて歩く二人を幻視した
せっかく書いてみたんで投下しますがまったくオチがないです…
イミフですみません

フードを被った少女がカーディガンの少女に苦々しげに声をかける。
「おいあんまりくっつくなよ」
春の雨に掻き消され会話は傘の中でしか聞こえない。
一つの傘を分け合う彼女らは、身長も格好もどうにもちぐはぐで端から見れば
二人は一体どんな関係なのだと思案することだろう。
それも馬路須賀女学園、通称馬路女の存在を知らなければのことなのだが。
そしてこのあたりで馬路女を知らない人間などほぼいないと思って間違いない。
つまり、端から見ればこの界隈で有名なヤンキー二人が仲良く相合い傘で下校中なのだ。
しかし当の本人たちはそんなことは気にしていない様子である。
傘を持つカーディガンの少女、センターが返事をする。
「仕方ないだろ、これ以上離れたら濡れるんだから」
「濡れて帰ればいいだろ」
「いやだよ、こんな雨の中」
センターはパーカー姿の少女、ネズミに先程から辛辣な言葉ばかりかけられている
のだがまったく気にしていない。
センターがネズミのことをマブダチと呼んで憚らないことは馬路女では周知の
事実ではあったが、誰かと群れることのなかった二人が仲良く一つの傘におさ
まっているだけでも可笑しいというのにそんな中でのまるで口喧嘩のようなやり
取りは余計に可笑しな光景だった。
「なんとかは風邪ひかないって言うだろう」
「ってネズミ、肩が濡れてるじゃないか」
センターは傘をもう片方の手に持ち変えるとネズミの肩を抱き寄せた。
「だから!くっつくなって!」
肩に乗せられた手を押し退けながら、ネズミはセンターを見上げた。
なまじ距離が近い分、二人は見詰め合っているようにしか見えない。
「これがほんとの濡れネズミだな」
「くだらねえことばっか言ってんじゃねえ」
センターの手から傘を奪ったネズミはそれを傾け、雨垂れをセンターに浴びせた。
為すすべなくしたたかにそれを浴びたセンターは袖で額を拭ってなんとか視界を守っていた。
「ちょ、何すんだネズミ!」
「仕返し」
「びしょ濡れになったじゃないか…」
センターはぼやきながらも傘を持ち、その様子にネズミも幾分愉快そうに笑った。
再び歩き出した二人の距離は互いの肩が触れ合うほどに近かった。
おわり

59 :
はああああああああん萌えええええ

60 :
>>58
ふたりだけのイチャイチャが素晴らしいの〜

61 :
うわあ、ラウンジ、P2でも書き込めなくなっちゃった。

62 :
>>61
おれもだわ・・・
(´・ω・`)

63 :
書き込めるのはpinkとしたらばだけw

64 :
したらばって建てられるのかな?

65 :
大歌舞伎さんが言ったように、ネズミを1LDKに監禁してみたい。
食べ物も自分であげたもの以外食べさせない。
あーんしないと食べさせない。
お水もおねだりしないと飲めないようにする。
排泄もあえて目の前でさせてプライドをズタズタにしたい。
お風呂も絶対に自分では洗わせず、
ネズミの身体中全て、石鹸をつけた手で身体の隅々まで洗って洗浄。
乳首とかわざと感じるように何度も洗うけど、反応しても無視。
くすぐったがるけど無視して眈々と隅々まで洗浄。
部屋の中は絶対に裸で生活。
身体を手で隠したりはNG。
隠そうとしたらお仕置き。
そうやってプライドを粉々に打ち砕いたあとに
従順になったネズミをゆっくりいただきたい。
口汚く罵ってきたら
「もうお前のダチじゃない、ご主人様と呼べ」といい放って絶望させたい。
そして敵わないと悟って媚びてくるようになり、
快楽に身を委ねるようになったら、
「淫乱な身体」「スケベな女」などと
煽って苛めたい。
泣いて乱れる様をビデオにしっかりと収め、
「これでお前は一生私のものだ」と
とどめをさしたい。
そして疲れて
くったりと眠ってしまったネズミの横で
うっかり一緒に眠ってしまい・・・
気付いたらネズミが後ろに回り、首に手をかけてきて
やべぇ、
人生オワタ\(^o^)/
かと思ったら
全てをわかったかのように優しく抱きしめられ、
耳元に顔を埋めたかと思うと、
あの甘い声で
「お前のそういうところも
愛してるよ、センター」
と囁かれて
耳にキスされたい。

66 :
>>65
センターどうしちゃったのさ!?

67 :
センネズ充したい
>>65
センターさん荒ぶりすぎですw
これだれか小説にしてー

68 :
>>65
おまえセンターかいww

69 :
変態じゃ!変態がおる!

70 :
お試し●を使ってみたら過去ログが見れた
最初からクオリティハンパナスwww
センネズのエロネタって世界で100個以上は書かれてるよねえ

71 :
>>70
センネズの関係も職人さんによって様々だしほんと面白いよね
めっちゃ良作なのに途中で終わってる作品とかあって読み返すとやきもきするw

72 :
そうそう、色々なバリエーションを妄想出来て良い
センネズ好きは百合好きな人多いけど、
自分はセンネズ以外はあんまり萌えない派。
センネズ以外にしっくりくる百合っぷるが無いんだよねぇ
同性愛ものってただでさえ数が少ないし
最近は百合ブームだから作品には恵まれてるほう?だけど
センネズ程どストライクなのはなかなかない。

73 :
>>72
元々中の人達のことなんて全く知らなくて百合目当てでmjsk見始めたような
百合オタだったんだけど、実際ドラマを見て以来他作品はほぼ眼中にないレベルで今でもセンネズにハマってる
ビジュアルにしろキャラクターにしろ対称的なのにどこか共通の弱さを
持ってそうなところが魅力的なのかな
あと、ドラマで過去を匂わす程度にしか描かなかったのが余計に妄想の余地を広げてるw

74 :
俺はここの職人さまがいなかったら、AKB自体にはまらなかったかもしれない
>>73
ドラマはたしかに不備があるけど、その隙が妄想を掻き立てていいよね

75 :
>>74
初センネズはこのスレなのですか?

76 :
>>75
多少は知ってたけどね
ドラマ&SSがきっかけで、グループそのものにはまってしまったw

77 :
ラウンジの奴らいい加減スルーせえや

78 :
自分一人では、今やラッパッパを征した前田をどうすることもできない。
内部分裂、延いては外部からの圧力で前田の牙城を崩す必要があった。
その為には、力を持っていて、それでいて扱いやすいとっておきのコマが欲しかった。
噂には聞いていた、その同級生の存在。
およそヤンキーらしからぬ風貌だが、喧嘩の実力は学年でもトップらしい。
私はそいつに関する情報を出来るかぎり調べ、偶然を装って声をかけた。
演出をたっぷり含んだその邂逅は、いかにもテッペン取りに相応しかった。
紙飛行機を拾った『センター』が階段に座る私を見上げる。
その瞳を見据えたとき、私の胸の中に知らない感情がじわりと広がった。
それは熱を持っていて、私の心は何故か鳥肌が立ったようにぞくりと震えた。

こいつをコマに選んだのは間違いだった、と気づいたのは今更になってからだった。
センターの掌が私の太股の上を滑る。
それだけで私の身体は勝手に震えるし、熱い吐息も漏らした。
タイツは既に脱がされていて、センターの手は何度も私の身体中を這っている。
「ぁっ、センター……」
「気持ち良いか?」
私の目をじっと見つめてそんなことを聞いてくるこいつは、単純に私に感じてほしいだけなのだ。
だからって素直に気持ち良いだなんて言える人間がいるのかは知らないけれど。
私は黙って、その瞳から逃げられなくなる前に視線を反らした。
センターの目に見つめられると、ダメだ…。
今思うと、初めて会ったとき感じたあの胸の奥の冷ややかな感覚は警鐘だったのだ。
ただのコマとは違う『何か』を感じた時点で、センターをコマにするべきじゃなかった。
「ネズミ?何考えてる…」
今は私だけを感じてればいい、と言わんばかりにセンターの指が私の濡れた芽を押し潰した。
そんなふうにされると私が堪らなく敏感に反応するのを知っていて、センターは傲慢に指を動かす。
「あぁっ…!」
私が一際高い声をあげたことに満足したのか、センターはまた全身に愛撫を繰り返し始めた。
生徒がほとんど残っていない夕暮れで、そもそも人が来ることのない図書室ということを除いても、
同性同士で、しかもマブダチ(と思われている)同士で、このような行為に耽っているという事実。
それは軽蔑こそすれど、まさか自分がなどとは考えもしないことだった。
リスクを避けて、美味しいとこだけをいただくのがネズミさんなのに。
そんなふうに思うのと同時に、この状況にどこか昂りを感じているから私は
センターを突き飛ばすこともせず、与えられる快楽に身を委ねていることもわかっていた。

79 :
計画の話をするために時折センターをここに呼び出していたのが始まりだった。
人は来ないし、暇潰しに色んな本を拾い読みするのも私には有意義な時間だった。
それが習慣じみてきたころ、いつものように図書室の一番奥の、背の低い本棚に腰かけて
適当な本を読んでセンターを待っていた。
扉を開ける音がかすかに聞こえたが私はある一節を読むのに集中していた。
隣にセンターの気配を感じつつ、本からは視線を外さない。
それがどのくらいの時間だったかはわからないが、きっとたいした時間じゃないだろう。
視界の端で私の座る棚にセンターが手を置いたのが見え、そろそろ本を置こうと思ったところで
不意にセンターは私の頬に口づけた。
そこに性急さは何もなくごく自然な動作で行われたそれに、私はただただ放心していた。
そんな私のことなどまるで気にしていない様子でセンターは頬から唇へ口づけを繰り返していた。
「は…、センター?」
名前を呼べば、耳たぶを噛まれた。
ぞくっとした。耳許で囁かれた声の熱さに、初めて会ったときのあの熱を思い出した。
「ネズミ…、触りたい」
それからセンターは流れるような動作で私の手から本を取り上げると私を本棚の上に押し倒した。
その全てが私にとっては初めてのことだった。
本に囲まれたこの場所が、まるで読書家なこいつのテリトリーであったかのように
センターの唐突な欲求をこの空間も、本も、空気も、すべてが肯定していた。
本当にセンターは求めるままに私に触れていたように思うが、そこにはなんの強引さもなく、
また甘ったるい言葉も(そんなものを求めていたわけでもないのだが)なかった。
そこにあったのは、純粋な欲求と初めて味わった快楽の甘さだけだった。
私がこのときセンターの要求を回避していれば、あるいは次から別の場所に
センターを呼び出すようにしていれば、こうした行為は二度はなかったのだと思う。
そのほうがコマとしては扱いやすかっただろう。
だというのに、もう何度目かわからないくらいに私たちはこんなことを繰り返していた。

80 :
「はっ…っぅ…」
制服はたくし上げられて、センターは私の控えめな胸に唇で触れていた。
形を確かめるように下からゆっくりと唇でなぞったり、食むようにして感触を味わう。
繰り返されるその細やかな刺激は、拷問のようにジワジワと私を苦しめた。
固くなった先端をわざと音を立てて舐められる。
本棚に囲まれているせいか、やたらと大きく響いて聞こえるそれが密かに私の興奮を煽った。
「はっ…ネズミ…」
柔らかい膨らみに埋めるようにして、ぐりぐりと舌先で先端を強く押し潰される。
センターの吐息とぴちゃという濡れた音が私の耳を犯していく。
「っぁあ…はぁっ…」
いっそ早く追い詰めてほしいと言いたくなるようなもどかしさと、もうやめてと
叫びたくなるような快楽を全身で受け止める。
私の胸に顔を埋め、センターそれを食んだり甘噛みしたりと繰り返す。
疼く下腹部とそれを助長するばかりの刺激に耐えきれず私はセンターの頭を押した。
「は、あっ…も、いいっ…から」
「いやだ」
センターはニコリと笑って再び顔を埋めたかと思うと、こいつによって敏感にされた先端を強く吸った。
「っああ…!…やっ、あっ」
ビクビクと震える身体をどうすることもできなくて、私はセンターの髪をぐしゃぐしゃに
してることも気にしないで必に顔を押し返そうとした。
まだほとんど触れられていないというのに下着が酷く濡れているのを感じ、
無意識に腰が揺れる度にその熱さを意識させられた。
センターの指が、ふくらはぎから太股までを滑るようになぞっていく。
それだけでぴく、と震える身体は否応なしにセンターを求めていた。
お前なんかただのコマのくせに…。頭のなかでそう毒づいてやっても、
今の私はセンターの下で懇願も拒否も出来ぬまま、言葉にならないような声を
あげることしか出来ない。
ようやく顔を上げたセンターは、乱れた(正確には私が乱した)髪に淡いピンクに
染まった頬をしていて、その目はいつものように突き刺すような視線を持っていた。
滲むように少し細められたその目は、センターの興奮を私に鮮明に伝えてくる。
その視線から私はもう逃げられない。
ゆっくりと近づいてきたから、乱してしまった髪を直してやりながら目を閉じる。
軽く触れた唇の感触に、あの初めて会ったときのよくわからない感情を思い出す。
それは、この優しい口づけの心地好さに似ているのだ。
センターはすぐに顔を離した。首筋に感じる熱い舌が、私に呼吸を整える暇すら与えない。
熱い吐息を首筋に感じながら、そろりと下着の中に入ってきたセンターの指に身体を震わせた。
私から溢れた液体でぬるぬると動くそれは私の思考を塗りつぶす。
快楽の波の中には打算も策略も何もない。
センターによってもたらされる感覚だけが私を支配していく。

81 :
「ん、ぁ…」
どろどろに溶かされたそこに、ゆっくりとセンターの指が侵入してくる。
いやらしい音を立てて、じわじわと中に埋まっていくその感覚は何度体験しても慣れない。
気遣うようなその動きも、ぐちゅと音を立てる自分の身体にも、羞恥と共に
満たされるような複雑な感情が溢れてくる。
「大丈夫か?」
「っふ、あっ…」
センターは指の付け根を押し付けるようにして奥まで沈めた。
ゆっくりと、軽く引き抜いては押し込むように深く指を沈めるのを繰り返す。
その度に私の身体は指をぎゅうと締め付けた。
「っ…ふ、ぁっ…」
喉を反らして、与えられる責苦のような快感に酔いしれる。
「ああっ…ぁ、センターっ…」
声を抑えるのも忘れて、かたい本棚の上で身体を悶えさせる。
「ん、ネズミ?」
私をこんなふうにしているのはセンターだというのに、センターは子どもにするみたいに私の髪を撫でた。
それはなんだかちぐはぐで、私が欲しいのはそれじゃないんだと、心の端がちくりと痛む。
私の顔の横に肘をつくセンターは私を真正面から見下ろしていて、薄く開いた
唇からは浅い呼吸と時折艶っぽい吐息が聞こえてきた。
こいつがどうして私に触れたがるのかはわからない。
私は触れられるその甘さを知ってしまったときから、こいつを手離し難くなってしまった。
私は、使い捨ての便利なコマが欲しかっただけなのに。
「あっ、…セ、ンターっ」
握りしめていた拳を開いて、センターの頭を引き寄せる。
「どうした?」
「はっ、キス…してっ……」
こんなこと言うなんて思ってもなかった。
でもセンター、私がここまでさせてるんだからお前だって私の要求を飲むべきだろう?
だからセンター。はやく。
「っネズミ…」
「んっ…ふ」
触れ合う唇の隙間から、飲み込みきれなかった熱が溢れる。
差し出された舌を自分から絡めて、心の余白すらセンターで埋めていく。
響く水音が大きくなって、センターの指の動きも激しさを増していく。
私の感じる場所を何度も擦り上げられたとき、一番大きな快感の波にさらわれた。
「んっ、ん…っぁああ……!」
溢れた声はまるで泣いてるみたいだった。
勝手にびくっと跳ねた腰に、快楽の余韻がじわじわと身体を侵食していく。
センターの指が中にあるだけで、私はゾクゾクと背筋を震わせた。
「あっ…はぁっ、ぁっ……」
引き抜かれた指に名残惜しさのようなものを感じながら、力無くセンターを抱き寄せる。
「可愛いな」
「なに…言ってんだ」
初めて言われたその言葉はやはり唐突で、それでいて自然に発せられた。
「…可愛かったよ、ネズミ」
顔が見えなくてよかった。今はどんな顔をしてこいつを見ればいいかわからないから。
胸の奥にある不可解なあれは、どうやったら消えてくれるのだろう。
日増しに膨らんでいくその感情に押し潰されそうになるのをごまかすように、
もう一度センターを強く抱き締めた。
おわり

82 :
(´Д` *)ハァハァ
自然に押し倒すセンター
愛の野獣に捕まってしまったな

83 :
新作きてたー!!
告白より前に体を求め合っちゃう二人がなんともらしくていいよね
マブダチの定義ってなんだったっけっていうw

84 :
新作だー
ツンだけど体は正直なネズさん堪んないッス!

85 :
最後までしちゃうくせに
そういう関係になったのを
本とか図書室のせいにしてるネズミたんて
やっぱりおバカで可愛い

86 :
前にあったセンターの自慰小説ってどうなったの?

87 :
>>86
そのうち続き書きに来るっていつかレスしてたから気長に待つしかないなw
温泉の人も規制で書き込めないみたいなこと言ってたねー

88 :
ハァハァハァハァ

89 :
暑くなって来たな

90 :
せんねずぅ

91 :
過疎っすなあ
屋上に投下しようかとも思ったけど一応こっちに投下します
オチないけどネズセン風味…?
センターがアホの子っぽいしネズミさんがむっつりっぽいけど、多分行くとこまでいってる二人のつもりで書きました

プールサイドのベンチに腰かけて空っぽのプールを眺める。
入学以来水が貯められたところを見たこともないこのプールに、わざわざ来る人などまずいない。
ジリジリと照り付ける日差しから逃れるように日陰へ身体をおさめた。
「暑い」
そう呟いてみても気温が下がるはずもなく、目の前のアイツはそんな私に能天気な顔をして笑った。
夏が似合うなあ、とぼうっとした頭で考える。
「勝手に水ためたらヤバイかな?」なんて言いながら、プールの縁をうろうろ。
暑くないんだろうか、コイツは。
夏服に変わりずいぶんと爽やかな雰囲気になったセンターは、いかにも健全な女子高生らしく見えた。
「誰がやったかバレなきゃあ問題ないさ」
「じゃ、今度水ためてみるか」
「だれが掃除すんだよ」
「それもそうだな…」
真剣に考え込んでいるあたり、自分で掃除をする気はないらしい。
お前がやれって言ったら大抵の奴等は逆らえないんじゃないのかとも思うが口には出さない。
「そんなことより。ソレよこせよ、溶けるだろ」
相変わらずプールサイドをうろうろしているセンターに、掌を差し出して催促する。
さっきからガサガサ音を鳴らしているコンビニ袋を受け取って、涼を堪能すべく
すでに汗をかいているアイスの包みを破った。
まるで夏の空みたいな色をしたそれの端にかじりつけばシャリ、と涼しい音が鳴った。
身体に染み込むその冷たさに幾ばくかの心地よさを感じながらもう一口頬張った。
気づけばセンターも隣に座って同じように包みを破いている。
センターはなんとか日差しを避けようと私の肩を肩で押してベンチの隅へ追いやってきた。
くっついたら余計に暑いだろ、と視線で訴えてみたが結局センターは離れなかった。
先に食べ終わった私は、アイスを持つ、その腕の白さを眺めた。
夏の強い日差しにまるで発光しているようにも見えて思わず目を細める。
病的な白さだ。私も言えないくらいには白いのだけれど。
なにより、その腕の線の細さと長い指のしなやかさはずっと眺めていたくなるような造形美だった。
白磁のようなその皮膚は触れればひんやりとしていそうなのに、制服越しに触れる肩には確かな体温を感じた。

92 :
「やばい」
「なにが」
「落ちそう」
センターが持つアイスはポタポタと滴を垂らしながら辛うじて木の棒にしがみついていた。
床に落ちた水色の水滴はすでに乾き始めている。
「はやく食べないからだろ」
そう言ったのと同じくらいに、センターが最後の一口を口に入れた。
同時に垂れた滴がセンターの指を伝った。
「あ、」
じっとその様子を見つめていたからか、何故だかそれに反応してしまった。
センターは口の中のアイスを飲み込むと、濡れた指を口許に持ってきた。
私はその動作から目を離せなかった。
というよりも、後になってからアイスを食べるコイツの姿をずっと見詰めていたことに気づいた。
薄い唇の隙間から覗く赤い舌が、細く長い指を、指の上を流れた透明な水滴を、ゆっくりと拾っていく。
たった数秒のセンターのその行動に、いやに弾む心臓。
作り物のような白の上を這う肉の赤さが、互いを強調しているようで視界をグラグラ揺らした。
生唾を飲み込みそうになるような生々しさを、冷静になれと頭を振って追いやる。
「ん?どうした、そんなにじっと見て」
「っ見てねーよ!」
「…なに怒ってんだ?」
「怒ってねえし!」
よくわかんねーって顔をしながら、センターはまた笑った。
何を想像してんだ私は。逆上せた頭はアイスでは冷やされなかったらしい。
「センター」
「んー?」
「私以外の前で、そういうことすんなよ」
「アイス食ったらダメなのか?」
「違うけど、そういうことにしといてくれ」
そういう無防備なセンターを他のヤツらに見せたくない。
とは言えず、煮え切らない返事をすればまた笑われた。
おわり

93 :
>>91
新作キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
いいねえ夏のセンネズ
センターさんの腕から指にかけての造作は芸術的だよね
そりゃネズミさんもムラムr(ry

94 :
キタ(^q^)ー!
「私以外の前で、そういうことすんなよ」
ってセリフ好きです
久しぶりにセンネズ!

95 :
レスありがとうございます!
書いてるうちになんかネズミがすごいむっつりな感じになってしまったんですが
そんなネズミさんがセンターを押し倒してしまうSSは誰が書いてくれるのでしょうか
「ちょ、ネズミっ」
「センター、お前最近無防備すぎないか?」
「な、に…言って」
「そういう姿は私だけに見せてればいいんだよ」
「っ…ぁ、ネズミっ…」
「センターっ…かわいい」
ネズミがセンターを好きすぎる系みたいな

96 :
>>95
ムッツリネズミいいな!
独占欲ハンパないと思うんだよなネズミさんて
センターさんが割と自分の容姿に無頓着で無防備すぎるから、夏服になったらめっちゃハラハラムラムラしてそう

97 :
>>95
つ、続きを早くおねがガイシます!

98 :
部室の床に押し倒されたセンターは困惑した様子で私を見上げていた。
それもそうだろう。
ついさっきラッパッパの面々が帰っていくのを見届けて、たった今この部屋に二人きりになったばかりなのだ。
押し倒される理由など何もないと思っているのだろうセンターは、ただただ
私を見上げながら私が口を開くのを待っていた。
もちろん私はこいつを殴り飛ばすつもりなんてないし、それをセンターもわかっているから
跨がる私を無理矢理押し退けるようなこともしてこなかった。
私はセンターの上に乗ったまま、肘をついて上体を起こそうとする肩を押してもう一度床に押し付けた。
「センター」
名前を呼べば、自分の声の低さに驚いた。
それはここ数日で膨れ上がった無様な嫉妬心か、独占欲が滲み出ているようだった。
「ネズミ…?」
不安げに私を呼ぶその声に、すでに抑えきれなくなった感情をぶつける。
「お前、無防備すぎるんだよ」
夏服の隙間から覗く脇腹をわざと指先でなぞれば、ぴくとセンター身体が揺れた。
「な、に…言って」
「お前の肌をラッパッパのヤツらなんかに見せたくない」
「夏服なんだから、仕方ない…だろっ…」
制服の下にもぐった私の手はお腹を滑りながら、徐々に上にある膨らみにまでたどり着いた。
「ちょ、ネズミっ…」
「そういう姿は私だけに見せてればいいんだよ」
ゆっくりと下着の下にまで掌を差し込んで、そのやわらかな膨らみに触れる。
「っ…ぁ、ネズミ」
制服が捲れ上がり露になった腹部は極めて健全だと言わんばかりに引き締まっていて、
しかしその様が余計にも扇情的な雰囲気を醸し出していた。
控え目な膨らみを愛撫しながら、自分の容姿に無頓着なセンターがどれほど私を
悩ませてきたのかを思い知らせてやろうかと考えた。
すらりと伸びた手足や白磁のような肌、加えて精悍な顔つき、その容姿が
人を惹き付けることをセンターはわかっていない。
自分の魅力をわかっていないのだ。
私の下で小さく鳴きながらその身体を捩らせている姿は私だけしか知らないセンターで、
そこに感じる満足感もまた私だけが得られる悦びだった。
すでにはりつめた先端をつまんでやれば、センターは大きく肩を揺らして反応した。
「あっ…ネ、ズミっ…」
「センター…かわいい」
快楽に目を潤ませる愛らしいセンターの姿は私だけが知っている。
実際は勢いに任せただけの部室でのこの行為も、ある意味ではそれを誇示しているようでもあった。
濡れた睫毛に一つキスを落として、やわらかな唇へも口づける。
ちゅ、とこの部室に不似合いな音がした。
何度も触れるだけのキスを繰り返せば、センターのほうから深く口づけてきた。
舌を絡ませて求めてくるセンターのキスに二人の吐息が溶け合う。
「ん…センター…」
「はっ…んぅ」
目を閉じてすがるような姿のセンターにどうしようもない愛しさを覚えた。

99 :
絡み付くその肢体を撫で上げれば背中をしならせ甘い息を吐く。
これで計算尽くじゃないのだから、やはりセンターは無防備だ。
その姿は私を煽り立てるには十分すぎた。
私は指ぬきのグローブを外して、スカートの中へ手を伸ばす。
下着の隙間にそろりと指を差し込めばすでにそこは蜜が溢れていた。
「は、…んっ」
「すごいよ…ヌルヌルしてる」
「あっ、うるさ…っ」
荒い息に混じって咎めるような声が聞こえたが、わざと音を立ててそこを擦ってやれば
センターは抗議もままならぬようで一際高く鳴くだけだった。
すでに十分潤っているそこへ、ゆっくりと指を押し入れる。
埋めた指先からまとわりつく熱に、ぶるりと身体が震えた。
ゆっくり、ゆっくり、焦らすようにセンターの中に埋めてやればセンターは
震える息を吐きながら身を捩らせた。
「はぁッ…んっ…」
「センター、気持ちいい?」
そう聞けば、こくりと頷く素直さに思わず微笑してしまう。
感じる場所に当たるように指を動かせば、その度にセンターの身体には締め付けるように力がこもった。
「ぁあっ…それ、だめっ…」
「だめ?…でもここ触られてるときのセンター、すごくやらしい顔してる」
センターは快楽に溺れるのを拒むかのように嫌嫌と首を振った。
そうされるともっと溺れる姿を見たいと思ってしまうのはいたって当たり前のことかもしれない。
私は執拗にそこを愛撫しながら、センターの濡れた唇に再び口づけた。
角度を変え何度も口づけていると、センターがぎゅっと抱き締めてきた。
それはセンターの限界が近い合図でもある。
「ふあ、ッ、あ……ネズミっ…もう…」
「センター…イクときの顔、ちゃんと見せて」
「ッ…ネズミっ、ああっ…!」
目を閉じ悩ましげな表情で果てたセンターに、自分まで達してしまったような充足感を覚える。
びくびくと揺れる身体はその度に指を締め付けてきて、それは確かに私を感じていた証だった。
「センター」
埋めていた指を抜いて、名前を呼ぶ。
それはさっきより掠れていて、私の興奮がまだ冷めきっていないことを伝えていた。
「はぁッ…ぁ、ネズミっ…」
「お前は、…私のものだからな」
そう呟けば、センターは僅かに微笑んで私の頭を抱いた。
「ん、知ってるよ。……ネズミも、私のものだろう」
「ああ…。センター、好きだよ」
「うん、私もネズミが好きだ」
どうしようもなく目の前の存在が愛しくて、覆い被さるように抱き着けば
センターも腰に腕を回してきた。
しばらくの間そうしていたら、センターが小さく呟いた。
「だけど、いきなり襲うのはやめてくれ」
「人を獣みたいに言うな。お前があまりに無防備に部室でくつろいだりするから悪い」
「なんだよそれ…。それより、私はさっきの仕返しをしたいんだけどな」
顔を上げればニヤリと笑うセンターと目があった。
さっきまでとは違う輝きに満ちた瞳に、私の身体はじわりと熱くなるのを感じた。
おわり

100 :
勢いまかせに書いてみました
でも自家発電はツラい…

101 :
続いたー!お疲れ様です!
ネズミさん野獣すぎるw
こうやってネズセンネズセンネズセンネズ・・・と続いていくのですね
言葉責めするネズミさん(^q^)

102 :
ネズセンきたああああああああGJ
言葉責めしてると見せかけて、実はネズミさんも切羽詰まってるんだろうなー…
自家発電スマン、たまには自分も書いてみるかな

103 :
ネズズの溜まってる感じが堪らんです!
センターさんはお子ちゃまだから無防備な色気を振り撒いてそうだな

104 :
>>102
お!期待!
あー夏服のセンネズがみたい…
きっと鈍感センターさんは色気を振り撒いてる自覚がなくてネズミさんを
ヤキモキさせまくってるんだろんなw

105 :
夏のセンネズ書いたぞー、短いけど
センターさんの最近のネタを参考に

「間抜けだな」
「……うるせぇ」
いつになく不機嫌な様子のセンターの顔を覗きこむと、珍しいことにスッと視線を逸らされた。
透けるような白い横顔に、点々と浮かぶ赤い痕。
寝ている間に好き放題蚊に刺されるなんて、無様なヤンキーもいたものだ。
「おい掻くなよ、顔だぞ」
「んなこと言ったって、痒いんだよ……」
センターの指が苛々と痕を掻きむしろうとするのを、咄嗟に手を掴んで止める。
「いつも喧嘩でケガしてんのに今更だろ」なんて言うものだから、「そういうのとはまた別だ」と言ってやると納得しない様子ながらも渋々手を下ろした。
ヤンキーのくせに無駄に整った顔ときめの細かい肌は、密かに私が気に入っているポイントでもある(絶対に本人には言わないが)。
痕が残ったりしたらもったいない、なんて、私の内心をセンターは知る由もなく。
ベンチに腰掛けたセンターに保健室から勝手に持ち出した薬を渡すと、しおらしくそれを塗り始めた。
一緒に渡した手鏡を覗く姿は、普段喧嘩ばかりしている姿からは想像もできないほど、なにか妙に女っぽい。
夏の強い陽射しにも焼ける様子を見せない、真っ白な肌。
少しだけ汗ばんだ細いうなじに、髪の毛が貼り付いている。
薬を塗る腕にも小さな赤い痕。既視感を覚えるのは、私も時々こうやって彼女の肌に痕を付けることがあるからだ。
私が付けるものとよく似ているけれど、確かに違う痕。自分が知らない間に別の誰かが彼女に触れた。そんな不愉快な妄想が一瞬胸をよぎって、馬鹿らしいとわかっていても少し苛ついた。
きっと、この暑さに頭をやられてしまったんだ。
「……っ、おい、ネズ……」
完全に気を抜いていたセンターは、不意をついた私の動きに全く抵抗できなかった。
両手首を掴んで抑え込み、唇で首筋に触れる。吸い付いてももちろん、蚊のように血を吸うことはできない。
お前の血はどんな味かな、いつか確かめてやるなんて、不穏な考えに口元が歪んだ。
「なんだよ、いきなり……」
「ちょっとくらい増えてもわかんねえな、これなら」
「そういう問題か!」
暑さとは別の理由で赤く染まったセンターの顔に満足した私は、頭上で響く抗議の声を聞き流しながら、汗ばんだ肌へさらに唇を押し付けた。

106 :
リアルネタ絡みキター!
最近センターさんやられっぱなしだね!
でも可愛いから無問題!!

107 :
>>105
おおお!GJ!!
積極的なネズミさんいいねえ
赤い痕に既視感を覚えるって、ネズミさんいっつもそんなに痕つけてるんすかw
痕つけまくるネズミさんもされるがままつけられるセンターも萌えるな

108 :
ネズミさんは独占欲強くて、センターさんも付けられるのに無頓着だから多分いっつも付けまくってるよ!
たまに反撃されて付けられまくってるよ!
ただのバカップr(ry

109 :
痕をつけまくる二人に萌えたので書いてみた

ネズミが密着するように抱き締めるせいで、私の身体はシーツに深く沈み込んだ。
ぼうっとする頭は徐々にだが覚醒しつつある。
私の息が落ち着いてきたころにネズミが抱き締めてくるのはいつものこと。
肌の滑らかさが心地好くて、私もそっと抱き締め返した。
素肌の胸が触れ合えば、その柔らかい感触に混じってネズミの鼓動が聞こえた。
ドクドクと私の全身にまで響きそうな振動に、ネズミはまだ興奮の中にいるのだと思った。
首筋に埋められたネズミの顔は見えないが、きっと愉快げに唇を歪めている。
ちゅ、と肌を吸われて「やっぱり」なんて思う。
「ネズミ」
「ん…、なに?」
酷く甘ったるいで声で返事をするネズミに、私の中にある熱のようなものが上がっていく。
「あんまり、見えるところにつけるな」
「いいだろ、別に」
そう言って、ネズミはたった今私の肌に残した赤い痕を舐めあげた。
ぬるりとした感触に肌が粟立つ。
再び押し当てられた唇に、深い息を一つ吐いて諦めた。
首以外に、行為の最中に二の腕やお腹にもネズミは痕を残していた。
目の前にあるネズミの頭を撫でながら、目を閉じる。
人に見られても別段気にもしないが、ふと鏡に映った自分にその痕を見つけたりすると
言い様のない恥ずかしさに襲われるときがある。
一人でいるときなら尚更、今日のような行為が思い出されてしまうのだ。
舌で鎖骨をなぞられて、先の余韻から覚めきらない身体はまた疼き始めていた。
「……っ」
漏れそうになる吐息を飲み込めば、変わりに身体がぴくりと揺れた。
「あ、センター」
「なんだ?」
「その顔えろいね」
ふふ、と余裕を見せて笑う彼女に少しばかり不満が芽生える。
「そう言うネズミだって、えろい顔してるけどな」
上に乗る身体を抱き寄せて反転させれば、今度は私が覆い被さる体勢になった。
「今度は私の番だろ?」
そう言って笑えば、ネズミは期待か羞恥かわずかに瞳を潤ませて、応えるように微笑んだ。
さっきされたように鎖骨をゆっくりと舌でなぞれば、頭上で細く吐き出すような吐息が聞こえる。
胸を手のひらで形を変えるように揉んでやればさっきまでの余裕もないようで、
肢体をくねらせ熱い息を吐き出した。

110 :
「っはぁ…ッ…」
「お前も、やらしい顔してる」
余裕を崩したことに満足してニヤリと笑えば、ネズミは癪だと言わんばかりに眉を寄せた。
そんな顔したって、煽ってるようにしか見えないんだけどな。心の中でそう呟いて、
ネズミの白い肌へ唇を寄せる。
脇腹から、二の腕、耳の窪みにまで舌を這わせながら敏感に反応する場所を探っていく。
「っ、ふ……っん…」
声をおさえるように唇を噛むのは、彼女の癖だ。
私を抱いているときは艶めいた吐息を隠そうともしないのに、私の手によって
声をあげることはプライドが許さないのか、必になって息をしている。
それがなんだか気に入らなくて、私はネズミの胸の頂を指で強く摘まんだ。
「あッ…!…」
とうとう溢れた声に、ネズミは恥ずかしそうに目を伏せた。
赤らんだ頬でそんな顔をするものだから、私はどうしようもなくネズミが
愛しくなるのと同時にもっと自分の手によって溺れていく姿を見たいと思ってしまった。
薄く開いた唇をなぞれば熱い吐息が指にかかる。
そのまま舌先に触れる程度浅く指を滑り込ませる。これでもう、唇を噛むことはできないだろう。
唇で胸に触れながら、小さく鳴き声をあげるネズミを見上げる。
指先で舌を撫でれば、まるで私が彼女の中に指を埋めたときのような表情を見せた。
「ぁ…っあ、はぁッ……」
指を抜いて口内を解放してやれば、濡れた指が妖艶に光っていた。
濡れた指を、そのままネズミの濡れた部分へと持っていく。
ソコはすでにシーツを汚しそうなまでに潤っていて、ぬるりと指を滑らせれば
唾液と蜜が混ざり合う音が聞こえた。
「音、やばいな」
「ぁっ…黙れ、よ…」
「…私にしてるときから、濡らしてたろ?」
「はっ、あ…、うるさいっ…!」
耳まで赤くしたネズミは身体を震わせながら、必に悪態を吐いていた。
どこまでも素直じゃない彼女に、わざと音を立てて膨らんだ芽を触れて見せる。
羞恥を煽るような行為にも快楽を拾っていくネズミは、普段の姿とは比べ物にならないほど
人を惑わせるような魅力を持っていた。
それは誰にも見せられない、私だけのネズミだった。

111 :
「ネズミ…」
ゆっくりとネズミの中に指を埋めていけば、ソコは誘い込むように締め付けた。
シーツに背中を押し付ける姿を見つめながら、指に感じる絡みつくような熱を味わった。
じわじわと中を擦りながら、首筋に噛みつくようにして痕を残す。
ネズミにつけられた分だけやり返すように。
いや、それ以上に、私だけがつけられる傷を美しい肌に残していく。
「…はぁっ…あっ、センター?」
「お返しだ、さっきの」
「っ馬鹿、だな…」
「ああ、そうかもな」
ネズミの腕が首に回ってきたので、その手を取って口付けた。
埋めた指の激しさを増しながら、ネズミが私に溺れる瞬間を目に焼き付ける。
「はっ…センタァっ……ん、んっ…」
「唇、噛むなって」
「や、あ……んぁっ…」
再び結ばれた唇を軽く吸ってやれば、再びネズミは声を漏らした。
ぎゅっと目を閉じて甘い声にあげるネズミの身体がぶるりと震える。
「ぁ、あっ……っ!!」
痙攣のように腰が跳ねて、ネズミは達した。
震える吐息に微かな色が混じるのは、私の指が時おりイタズラのように中を弄ぶせいだろう。
「っセンター……」
咎めるような口振りで名前を呼ばれる。
私はもう暫く余韻を感じたくて、ネズミの唇を自分の唇でふさいだ。
何度か唇を食んでから埋めた指を引き抜けば、溢れるように蜜がシーツへ染みを作った。
いまだ荒い息を吐くネズミにそれを伝えれば、ハの字になっていた眉に再びシワが寄せられた。
背を向けたネズミに、機嫌を取るように後ろから抱き締めて髪に鼻を埋めれば、
汗ばんだ肌からネズミの香りが私に絡み付く。
「おい」
「なんだ?」
「…センターのくせに調子にのるな」
「調子にのってたか?」
「のってた…」
ぼそりと呟かれたその言葉は、怒っているというよりは悔しさが滲んでいるようで可笑しかった。
思わず笑えばネズミはまた何やら文句のようなことを言ってきたが、私の耳には残らない。
心地好い充足感だけが私を満たしていた。
流れる髪を掻き分けて、目の前にある細い肩にそっと唇を押し付ける。
ぴくりと揺れたその姿に思わず口角を上げて、もう一つ痕を残した。
おわり

112 :
書いてみたら本当にただのバカップルになった…

113 :
バカップルキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
お互いもう夢中ですやんGJ!w
しかしトップ2人が見えるとこに痕付けて歩いてたら、馬路女の生徒は目のやりどころに困るだろwww

114 :
>「センターのくせに調子乗るな」
それは、「のび太のくせに生意気だ!」
というニュアンスで言ってるのかな?んん?(・∀・)ニヤニヤ
行為の最中に横から「凄い濡れ具合だね!今、君はセンターのおもちゃなんだよ?」とか言ってあげたいけど
センターにぶっ飛ばされるからやめとく

115 :
新作キター!
エロエロなのに全然素直じゃないネズミさんキター!

116 :
ネズたんの、上から目線でされるのは嫌なのに身体はどうしようもない感
非常に美味しいです(^q^)

117 :
久しぶりに過去作品読み返してたんだけど2スレ目の最後の作品、やばいな
センネズの切ない関係の破壊力…
想い合ってるであろう二人なのに互いに勝手に終着点見つけて葛藤したり傷ついたり
「ダチ」という関係に縛られ続ける二人に萌える

118 :
「天使の血」かな?
自分用メモに保存してあった。
Twitterで「アイドルとホモは心が弱ってる時にハマりやすいから注意」ってあってウケたけど
本当にここのSSにはやられた・・・

119 :
>>118
それそれ!切なさで爆発した
ネズミの心情しか描写されてないのもよかった(もちろんセンターの心情も気になるんだけど)
ほんと過去にこれだけ良作があったらハマらないわけがないw

120 :
(∩^ω^)∩

121 :
夏のセンネズで読みたいシチュと言えばどんなのがある?

122 :
夏服からすけるシャツにムラムラして襲っちゃうんですよね、分かります

123 :
マジで熱いとムラムラするよなw
熱い部屋の中で、お互い全裸で一日中Hしてるとか

124 :
暑さにバテてるネズミにセンターが襲いかかり汗まみれで不快なのか快感なのかも分からなくなってしまうネズミさん
そんなネズミを多少なりとも不憫に思いプールに連れて行き水着姿のネズミにまたムラムラしちゃうセンター

125 :
みんなエロエロだなw
夏関係ないしエロないですが短いの書きました
あんまり報われないかもしれません

膝をついて、すがるように私に抱きつくこの女は私の知ってるセンターじゃあない。
本気で自分が一番強いと信じて疑わず、圧倒的な強さで他の者を捩じ伏せる。
愚直なまでにダチを信じる騙しやすい人間。
お前はそういうやつだったろう?
だから、今のお前は私が求めたセンターじゃない。
「おい、離れろよ」
腰に回された腕が煩わしい。お腹に押し付けられるおでこが鬱陶しい。
声をかければ余計に腕に力が込められて、私の意思とは相反する行動に苛立ちが増した。
「センター」
批難がましく名前を呼べば、センターは顔をあげ弱々しい目が私を見つめた。
「いやだ、ネズミ」
「いい加減にしろ」
どんなに冷たく言ってやってもセンターが離れる気配はない。
弱いやつは嫌いだ。
いつだって力を持つ人間が上に立つ、それはヤンキーの世界だけではない。
政治家の娘として産まれた私は、それは不変の真理なのだとこの身をもって学んできた。
センターの泣きそうな顔を冷めた目で見つめながら、震える腕を振りほどきたい気持ちになった。
「好きなんだ」
嗚咽を押し込むように呟かれたその声は酷く掠れていた。
「私は、嫌いだ」
そう言ってやっただけでセンターは痛みに耐えるように、眉を寄せて表情を歪めた。
そんな顔をするくらいなら、好きになどならなければいいのに。
センターから向けられる重苦しい感情に息が詰まりそうになる。
心底煩わしいと感じるのに、喉の奥がクツクツと鳴りそうになるのは何故だろう。
私はお前が嫌いだ。
もう一度そう言って立ち上がれば、センターは私に巻き付けた腕を力なく解いて項垂れていた。
長い前髪にかくれた顔は見えないけれど泣いているのかもしれない。
そう思ったら無性に泣き顔が見てみたくなって、私はセンターの隣にしゃがみこんだ。
私はもう笑みが溢れるのを隠しきれなくなっていた。
「センター、もしかして泣いてる?」
「……泣いてない」
センターが真っ赤な目をしてそう言うものだから、まるで意地を張る子どものようだと思った。
頬を撫でれば、センターの潤んだ瞳から滴が一筋流れて私の指が濡れた。
愛情なんていらない。
でも、この涙は嫌いじゃない。
「ネズミ、一人にしないでくれ……」
弱々しく発せられる言葉の一つ一つが、苛つきを僅かに濁らせていく。
濁った感情の正体がなんなのかはとっくの昔に気づいていたけれど、それを言葉になんかしてやらない。
イビツな欲望は友情とは程遠いのだ。
わかり合えない二人に安息などこなくていい。
だからセンター、お前はそうやって涙を流し続けていて。
傷付くお前の姿だけが、私を満たしてくれるのだから。
私が傷つけられるそのときまで私はお前の傍を離れない。
おわり

126 :
うひゃあ!ネズミさん病んでるねー!!
センターは爽やかエロスだけど、ネズミさんってこんな感じで屈折したドロドロを凄い持ってそうだよね。
でもそのドロドロは絶対センターには気づかれたくないみたいな。

127 :
ネズミさん病みすぎワロタ
乙です!

128 :
純情センター×ビッチネズミという組み合わせが唐突に降りてきた
思いっきり誘い受けなネズミと初めてのことに戸惑いまくりながらも絆されるセンターとか

129 :
>>128
初めてでどうしていいか分からないセンター萌え!で、ビッチネズミさんは誘ったくせにチューチュー鳴かされちゃうんですね!!

130 :
>>129
そんなセンターにネズミは
「んっ、ぁ……気持ちぃ、センター…」とか
「もっと、触って……あっ…」とか
可愛い声でおねだりしちゃんですね
いちいち気持ち良いか確認しながらネズミに触るセンターとかも萌える

131 :
誘い受け?というか純なんだけどナチュラルビッチなネズミになった
純情というかすごく曖昧な関係の二人

「大丈夫か」
「え?」
先ほど倒したヤンキーが逃げ出すのを肩で息をしながら見つめていたらそんなふうに声をかけられた。
「唇、切れてるから」
いまだ喧嘩の昂りから覚めずにいる私は血が出ていることにも気づかなかった。
私を心配するセンターの顔には殴られた後なんかなくて、やっぱり強いんだな、と改めて思う。
隣に寄れば、センターも私を労るように寄り添った。
距離が近いな、なんて思っていたら不意にセンターが私の唇の端を舐めた。
ピリ、とトゲのある感触に傷跡を舐められたのだと気付く。
「な、にしてんだ。お前」
「舐めときゃ治るっていうだろ?」
「だからって本当に舐めるなよ」
変に自信満々なセンターに、少しちょっかいをかけてやろうというイタズラ心が私の中に芽生える。
「キスされるのかと思った」
ニヤリと笑ってそう言えば、センターは困惑したように少し視線を外した。
「ネズミこそ…、何言ってんだ」
俯き加減のセンターに追い討ちをかけるように言葉を紡ぐ。
「センターは、…したくないの?」
耳元で囁いてみれば、みるみる赤くなるそれに笑みが溢れる。
ほんと、わかりやすくて可愛いやつ。
「からかうなよ」
赤い耳を押さえながら、センターは小さく呟いた。
「からかってなんかないさ」
そう言って指を絡ませると、センターはどうしていいのかわからないというふうに視線をさ迷わせた。
触れた手は指先まで熱くて、さっきまで人を殴っていたその手を今度は
私が独占してやりたいという、邪な欲望がふつふつと心の内に湧いた。
私のこの欲望は今急に湧き出たものではない。
本当はずっと欲しいと思っていた。
二人で並び立つようになってから、気づけば私はセンターを失いたくないと思い始めていた。
センターを愛しいと思う。
私の中に巣食ったその感情にはなんの雑じり気もなく、一つの嘘もなかった。
それなのに青臭いダチという関係から抜け出せないのは、センターが私に持つ感情の
すべてを友情という便利な言葉に内包してしまうからだ。
センターから与えられる言葉や熱を孕んだ視線には確かに友情以上のものを感じるのに
センター自身が頑なにそれを認めようとしないのだ。
もしかしたら無自覚なのかもしれない。孤立していた私たちに、まともな友情や恋愛など程遠いことだった。

132 :
だから、こんなにももどかしい関係をどうしたらよいのかも私達は知らなかった。
絡めた指を引いて、いつもの調子でセンターに声をかけた。
「センター、うちで傷の手当てして」
センターは短い返事で快諾し、私たちはそのまま歩き出した。
繋いだ手はいつの間にか離れているのに、並んで歩く二人の距離はこんなにも近い。
それを苦しく思うくらいに私はセンターを求めていた。
その背中に今すぐ飛び込みたい気持ちを抑えて、部屋までの道のりを歩く。
喧嘩の熱はいつの間にかこいつを求める熱にすり替わっていて、ようは
馬鹿なヤンキーに殴られるのではなくセンターの手に優しく触れられたい、という
単純明快という点においては喧嘩とそう変わりない欲求が心を満たしていた。
私の部屋に着くとセンターは慣れた様子で勝手に消毒液やらガーゼやらを取り出しはじめる。
その様子を眺めながら私はベッドに腰かけた。
まっさらだったらシーツにシワが寄るのを眺めながら、別にこの程度の
傷に手当てなんて必要ない、と思った。
センターが私の隣に座る。また一つ、シーツに大きくシワが寄った。
ひんやりとした感触に目を閉じる。
消毒液を含んだガーゼが固まった血をゆっくりと溶かしては拭っていく。
優しい手付きで施される行為に、さっきまで喧嘩で人を殴り付けていた手とこの手が同じものだと思えなかった。
「バンソーコー、貼るか?」
ピラピラと絆創膏を持つ手を揺らすセンターは心なしか楽しそうに見える。
「いい」
それより、と言いながらセンターの手を掴んだ。
「さっきの、してよ」
「さっきのって?」
「傷、舐めただろ」
途端に狼狽しだすセンターが可笑しい。でも、もう誤魔化されてなんかやらない。
顔を近づけて、きょろきょろと私を捕らえない瞳を覗き込んで無理矢理目線を捕縛する。
「い、嫌がってたじゃないか」
「別に嫌だったわけじゃない。馬鹿だなあって思っただけだ」
「なんで馬鹿なんだよ」
「馬鹿は馬鹿だろう。センター、…あんなことされて私が何も感じないとでも思っていたのか?」
センターは黙っていた。じっと私を見つめながら、私の言葉の意味を見つめているようだった。
センターはただの戯れのつもりだったかもしれないが、些細な戯れは焦れる想いに拍車をかけた。
もっと確かな感触がほしい、言葉も心もいらないくらいセンターを身体で感じたい。

133 :
「センター、キス…してよ」
純粋な欲求というものはいとも容易く理性的な感情を踏み越えていくものらしい。
それはセンターが拒否するわけがないという自信があったからなのか、
この状況に耐えきれなくなかった脳が理性を放棄しはじめたからなのかはわからない。
とった手を緩く握れば、相変わらずセンターの手は熱かった。
ゆっくりと近づいてくるセンターを見つめながら、ぎゅっと力のこもった手を私も握り返した。
重なった唇は、柔らかさを堪能する間もなくすぐに離れてしまった。
センターのおでこに、自分の額をくっ付ける。
首に腕を回して身体を引き寄せれば、センターが額をすりよせてきた。
「ネズミ…」
「もっとして」
「ん……」
照れたように、私の様子を伺うような視線を向けるセンターが愛おしい。
離れないように首を抱いて、今度はセンターの体温を感じるほど何度も唇を触れ合わせた。
センターも初めこそは控え目にキスを落としていたが、私が軽く唇を吸えば
真似するように角度を変えて唇を食んだ。
甘ったるい感触とセンターの香りに包まれながら、これだけでは満足出来ない自分がいた。
急かすようにセンターの唇を舌先でなぞる。
センターの小さく漏れた吐息と共に、私の舌はセンターに食べられた。
ぎこちない動きで舌を絡めながら、自分と同じようにセンターが私を求めてくれていることが嬉しかった。
ピリピリと痛む口の端さえ、心地好い刺激のような気がしてくる。
今までダチという言葉で見えなくしていた欲望を吐き出すように、互いを求め合うだけのキスをした。
最後に盛れた吐息がどちらのものかもわからなくて、顔を離せば二人して息が荒かった。
「センター」
首に置いていた手をセンター頬に当てる。
「センター、ねえ。もうダチとか、ダチじゃないとかどうでもいいんだ。」
「ネズミはダチだよ、ずっと」
「うん、それでもいいんだ…」
センターは譲らなかった。
ずっとダチだと言ってくれたことに対する純粋な喜びが心に落ちて、私は別に
自分がセンターと恋人同士になりたいわけじゃないことにも気がついた。
言葉の迷路には迷い込まない、私の気持ちがセンターと同じものであればそれでいい。
パーカーもグローブも放って腰かけていたベッドに登り、真ん中に腰を下ろす。

134 :
「ネズミ?」
「こっちきて」
隣をぽんぽんと叩いて促せば、センターは言われるままにちょこんと座った。
その様子がまるで大人しい大型犬みたいで、喧嘩のときとはまるで違うその姿はずいぶんと可愛らしい。
いつもの凛とした雰囲気がずいぶんと違って見えるのは薄く朱に染まった頬のせいだろうか。
待てをするようにおとなしく私を見つめるセンターと向かい合って、もう一度唇にキスをする。
それから首筋にも一つキスを落として、小さく呟いた。
「センター、キスだけじゃやだ…」
その声が思った以上に震えていたのは、逸る気持ちを抑えきれないからだ。
今このときだけセンターを私だけのものにして、早くその手で触れてほしい、その手で乱されたいと願う。
「ネズミ…」
ぎゅっと抱き締められた反動でスプリングが軋む。
くっついたこいつの身体は熱くて、制服越しにも激しい拍動が伝わってくる。
「センター、心臓の音うるさい」
「しょうがないだろ…こういうこと、初めてなんだ」
私だって、と言おうとしてやめた。
センターの手がゆっくりと背中を滑るのを感じながら、再びじりじりと熱くなる身体をセンターに委ねる。
ゆっくりと、まるで私に実体があるのを確かめるかのように触れるセンター手つきがもどかしい。
だけどそんなふうに触れられるだけでも身体は熱くなっていくし、私の心臓だって
ドキドキとあり得ないほど高鳴っていた。
制服越しにセンターの手が腰を撫で、ゆっくりと上まで上り胸の膨らみを優しく包んだ。
ごく控えめにそこに触れたセンターは、緊張しているとも興奮しているともとれる
よくわからない瞳の色を光らせていた。
制服越しの焦れるような感触がセンターへの欲求をさらに強くわき上がらせる。
遠慮がちな指先に抗議する変わりに、センターの背中を抱いて噛みつくようなキスをする。
センターの口の中を舐めれば鼻から抜ける甘い声がジンと脳を痺れさせた。
もっと聞きたくて舌を絡ませたら一緒に唾液の絡まる音がした。
それだけで互いに興奮が高まるのが伝わってきて、私は強く抱き締められるのと同時に
制服の下に入り込んできたセンターの手にびくりと肩を揺らした。
長い長い口づけを交わしながら、直接肌に触れるセンターの手のひらが私の身体中を這う。
下着の隙間に差し込まれた指が胸の頂きに柔く触れただけで、私は自分でも
驚くほどに敏感に反応した。
「はっ…あっ、センター……」
「ん、ネズミ」
心配そうに眉を下げるセンターに、やめないでと視線で伝えて肩口に頭を預けると
背中のホックを外されて、うなじに一つキスをされた。
ゆっくりと再開した動きの一つ一つにびくびくと肩が揺れ、センターの
指先が頂きを擽るたびに小さく声を盛らした。

135 :
「ネズミ、脱がせていい?」
そんなこと聞かなくても、お前になら何をされてもいいのに。
いちいち承諾を得ようとする律儀なセンターに心の中で苦笑して、小さく頷いた。
私は今どんな顔をしていて、どんなふうにセンターの目に映っているのだろう。
きっと酷く浅ましい姿を晒しているに違いない。
それでも、初めてのことに戸惑いながらも興奮の色が見え隠れするセンターの瞳に
言い知れない喜びが芽生えた。
上半身を裸にされて、まじまじと身体を見られて恥ずかしい気持ちと、
これからされることへの期待で息が苦しくなるくらいに心臓がうるさい。
ふざけてキスを強請ったときのような余裕はもうない。
二の腕、首、鎖骨、あらゆるところにキスをされる。
応えるように私もセンターの髪や指に口づけたら、センターは微笑んだまま
ゆっくりと私をベッドに寝かせた。
センターはベッドに手をついて、さっきしたのと同じように私の身体に優しくキスを落としていく。
違っていたのは、時おりセンターの舌や指が私の肌をなぞるせいで私が快感に
身体を震わせてしまうことだった。
「んっ…は、ぁ…」
盛れる吐息にはいつの間にか声が混じっていて、そんなこともどうでもいいほどに
肌に直接感じるセンターの優しさや温もりが愛しかった。
胸への愛撫の手を止め、センターがふと私の顔を見たかと思うとそのまま胸へ頬を押し付けた。
「お前の心臓もうるさい」
一言そう言って、ニヤリと口角を上げたセンター。
あ、その顔始めてみた。
その表情は『勝った』と言わんばかりで、好きだからとかダチだからとかより、ただ可愛いと思った。
「こんなの…ドキドキしないほうがおかしい」
センターの頭を撫でながらそう答えれば小さく「うん」と呟いて胸に鼻を埋めた。
それから食むように膨らみ吸い付いてきて、突然の刺激に私は再び息を漏らした。
「っ…あ、はぁっ…」
指と唇で再開された愛撫はさっきより激しさを増して両の膨らみを刺激した。
その頂きをゆっくりと舌が這ったとき、初めての快楽に私は肩を揺らして耐えるしかなかった。
「ぁあっ……」
優しく揉まれながら、ちゅ、と吸われて、頂きを舌で押し潰されて、そのたびに私は
疼く下腹部に身体をくねらせて快感に声を上げた。
「ぁ、やっ…あっ…」
「はっ…ネズミ、気持ち良い?」
「あ、…ん、センター…気持ちいい…」
不安げに私を見上げるセンターに愛おしさが込み上げる。
それを言葉には出来なくてただその頭を抱き締めた。

136 :
「ネズミ…」
「もっと、して…センター」
タイツの中が自分でもわかるくらいに濡れていて、はやく脱がせてほしかった。
センターを想って一人慰めたときにもこんなふうにはならなかったのに、
今やセンターの吐息が肌にかかるだけでも私は敏感に反応していた。
「もっと…、って」
センターがチラ、と私の下肢を見やった。
分かりやすいセンターの躊躇に居たたまれなくような羞恥を覚えたが、
焦れた身体はセンターに触れられるのを待って疼きを増すばかりだった。
私はどうしようか迷ったものの自らスカートのホックを外し、これ以上は言わせるなと目で訴えた。
センターが静かにスカートに指をかけたのを見て腰を浮かせれば、スルリと制服は剥ぎ取られ
タイツもショーツも、すぐに足から引き抜かれてしまった。
私たちが動く度に、ベッドのスプリングと衣擦れの音だけが部屋に響いた。
無音が聞こえてくるような静寂の中、私はセンターに裸を晒していた。
素肌をさらけ出すということがあまりに無防備で心許ないことをこの瞬間に実感する。
センターがそんな私を何も言わずじっと見つめているものだから、正体のない不安が余計に募った。
「センター…?」
自分の声とは思えないほど弱々しい声で呼べばセンターは軽く頬にキスを落として囁いた。
「ごめん、あまりに綺麗だったから見とれた」
こんなときだけ気障なことを言うセンターだが、きっと本当にそう思ったのだろう。
こいつは、私みたいに嘘をつける人間ではないから。
でも、もう私もセンターに嘘はつけない、私を隠すものはもう何もなかった。
センターの右手が私の頬を撫でる。
唇、鎖骨、おへそ、ゆっくりとなぞりながら徐々に下へ下がっていく。
熱いはずの肌がぞくりと粟立った。太股の上をセンターの指が滑っていく。
閉じていた足をセンターの愛撫が優しく抉じ開けて、内腿を擽るようになぞられればくねる腰は抑えようがなかった。
身体中にキスをされながら、全身でセンターを感じる。
センターの熱っぽい吐息が首にかかるのを感じて、熱にうかされた身体は余計に熱くなった。
センターの指がそっと秘めた部分に触れたとき、それだけでも達してしまいそうなほどに
満たされる感覚が全身を駆け巡った。
意思とは関係なく強張る身体と響く水音。快楽の芽をぬるりと撫でられてびくりと腰が跳ねた。
「あっ…!…っん、ぁ…」

137 :
敏感な部分をセンターの指が往復するたびに溢れた蜜が音を立て、また蜜を流した。
入り口を指先で何度もくすぐられて、気づけば私は自ら腰を揺らしていた。
「あっ…気持ちぃ、センターっ…」
「ネズミ、その声やばい…」
吐息混じりに呟くセンターに、もう私も我慢の限界だった。
「っ、センター…中に、ほしい…」
切なげに眉を寄せたセンターは、溢れる蜜を掬いまた何度か入り口を撫でた。
まるでそれが合図でもあるかのように、それからゆっくりと私の中に指を沈めた。
ぬるりと音を立てながら体内に入ってくるセンターの指に震える身体。
震える息が、泣き声のように部屋に響いた。
「あぁっ…は、あ…」
「…大丈夫か?」
「あっ、センタぁ……」
センターの指の感触がじわじわと私を内側から溶かしていくように快楽を押し上げる。
息苦しいような圧迫感と、確実に登り詰めていく感覚にただセンターにしがみついて悶えるしかなかった。
ガラス細工を扱うような繊細な動きで、私を快楽の果てに連れていこうとするセンターは
どこまでも私を優しく壊してくれる。
強張る身体をベッドに押し付けて、センターだけを感じたいと強請った。
「あっ、センターっ…もっと……」
「はぁっ…ネズミ」
「センターっ…」
激しさを増した指が中を突き上げればもう言葉は言葉にならなくて、ただただ
センターにしがみついて快楽を受け止めていた。
「ぁっ、あっ…っ」
ぞくぞくと身体の奥からせり上がってくる感覚に全身が固くなる。「っ、センター…あ、あっ……っ…!」
敏感になった身体はぎゅうとセンターの指を締め付けて果てた。
びくりと跳ねた身体にセンターも愛撫を止め、そっと抱き締めるように覆い被さった。
「はあっ…センターっ…」
黙って髪を撫でるセンターに、離れがたい気持ちがいっそう強くなって回す腕に力を込める。
しばらくの間、汗ばんだ身体にセンターの香りが充満するのを荒い呼吸を繰り返しながら感じていた。
全身にセンターを感じて、二人の呼吸の音しか聞こえないこの空間が
何より心地よく胸をしめつけた。
このまま眠ってしまいそうな微睡みの中、ぽつりとセンターが言葉をこぼす。
「ネズミ」
「ん?」
「その…綺麗だった」
「わざわさ言わなくていいよ…」
「ネズミ、好きだよ」
ぎゅう、と強く抱き締めるセンターの腕に、愛しい気持ちが溢れる。
「ねえ、センター…」
「なんだ?」
「このまま一緒に眠って」
「ああ、いいよ」
再び髪を撫でられる感触に、徐々に瞼が下がっていく。
満たされた心は心地好い速度で眠りに落ちていった。
おわり

138 :
新作キター!
我慢できないネズミさんエロすぎる!!
なんかもう二人とも素直すぎて読んでる方がもだえちゃう

139 :
甘ああああああGJ!
誘い受けネズミさん可愛すぎる!

140 :
やっぱりいいなあセンネズは
センネズ不足の心に潤いをありがとうございましたっ

141 :
ひさびさの新作ぅぅぅぅぅ
ごちそっしたあああ!!!

142 :
ビッチねずず書くの難しいw
ビッチというよりはセンターが好きすぎて欲望を抑えられないネズミさんになってしまった
改めて、センターを手のひらで転がす悪女ネなズミを書いてた職人さんたちの
レベルの高さには感服しました…

143 :
センターさん好きすぎるネズミさん可愛いよー
今まで意地はってた反動で甘えまくるといいと思う
ラッパッパの部室で偉ぶってたくせに、ネズミ部屋で2人きりになったらセンターさんの膝の上に乗って離れないとか
センターさんが抗議しようとしたら「椅子は黙ってろ」とか言ってやりたい放題
あげくに足にまたがって腰振って椅子オナ(ry
手を出そうにも出せなくて悶々とするセンターさん

144 :
人任せばっかりはいくないので自分で書いてみた
やはりビッチネズミさんは難しい

「おい、ネズミ……」
膝の上に感じる愛しい重みと、柔らかな感触。
耳につっこんだイヤホンから流れる音楽に合わせてでもいるのか、ぶらぶらと揺れる足に合わせて首筋からなんとも言えない甘い匂いが立ちのぼる。
「何か言ったか?」
人を生しの状況に追いやっておきながら、イヤホンを外して飄々ととぼけた返事をよこすネズミ。
抗議の意をこめてお腹に回した腕に力を入れると、ますます甘えるように体を預けてくるのだからタチが悪い。
「いつまでこうしてるんだ」
拗ねた態度の裏で、その実ネズミがひどく甘えたがりだというのを知ったのはあの体育館での出来事があってから。
人前では相変わらずそんな素振りを見せないものの、いつの間にか二人きりになると、何かの反動ででもあるかのようにセンターの温もりを求めるようになっていた。
もっともそれはセンター自身も同じかもしれない。
拳で殴る以外に、他人に親しく触れた記憶なんて遠ざかって久しい。
人の体温がこんなにも心地いいものだなんて忘れていた。お互いの飢餓感を埋めるように、距離が近くなっていったのはきっと必然だ。
(でももう、これだけじゃ足りない……)
ただ抱きしめ合って満足していた時期はとうに過ぎている。
その先の甘い声や濡れた感触を思い出して、センターの体は疼きはじめていた。
「なあ……」
催促するように鼻先をこすりつけると、振り返ったネズミに唇を塞がれる。
舌ごと抗議の声を吸い上げられては黙るしかなかった。
「椅子はしゃべらない」
「人を椅子扱いか」
「そうだよ。馬路女のテッペンの椅子……」
ニヤリと笑ったネズミが立ち上がった。ようやく解放されるのかと期待したセンターを嘲笑するように、今度は向きを変えて向かい合わせに膝の上に跨がる。
「座っていいのは私だけだ」
ひどい女だ、と内心で呟きつつ腰をなで回しはじめたセンターの手を、悪戯っぽい笑顔を浮かべたままのネズミが掴んで止めた。
「おい……」
「お前は椅子なんだから、動いちゃだめ」
少し腰を浮かして、巻き込んでいたスカートを引き出す。センターの腿に直に当たる、タイツとそれ越しのネズミの柔らかな感触。
すでに熱をもったそこを擦り付けて、ネズミは満足げな溜め息をついた。

145 :
「ネズミ……」
「いいから、黙って」
センターの狼狽をからかうように、ネズミの腰がゆっくりと動きはじめる。
始めは少し恥じらうようにゆっくりと。感じる部分を腿が擦るたびに、ぎゅっと震える両足とセンターにしがみつく腕の強さが次第に余裕のなくなっていく様子を伝えてくる。
「はぁ……っ、セン、タぁっ」
ひとの膝でこんな淫らな真似をして。こんな物欲しそうな声で名前を呼んで。
(やっぱりひどい女だ)
切なげに潤んだ瞳を隠そうともせずネズミが顔を上げる。キスをねだっているのだと解ったが、寸での所でその誘惑に勝利した。
「ん……? 椅子は動いちゃいけないんだろ?」
忠犬よろしく律儀に命令に従うセンターを一瞬うらめしそうに睨んで、ネズミは噛み付くようにセンターの唇を貪った。
くちゅくちゅと部屋に響く水音は、絡み合う舌から発せられるものだけではない。
「すごい……濡れてるな」
「……っるさ……」
「人の足こんなに濡らしといて、それはないだろ」
いちいち反論する余裕もないのか、煽るようなセンターの言葉にも余計に呼吸を荒くして腰をますます揺らす。
「っあ、あ……あっ」
ネズミの動きに合わせて少しだけ足を動かしてやると、熱を持ったネズミの体は面白いくらい敏感に反応を返した。
「だめ、やぁっ……動い、ちゃ……だめぇ」
いつの間にかそれは、懇願の声になっていた。可愛くて愛おしくて、しっかりと腰を掴んだセンターは足の動きを激しくする。
「や、あ、あっ……」
甘い悲鳴ごと食べ尽くしたくて、さっきから開きっぱなしのネズミの唇を覆う。舌を差し出せば縋るように絡められた。
くぐもった嬌声が直接頭に響くようで、もう何も考えられずにひたすら互いを求めて動く。
「……っ、んぅっ、あっ」
一際大きく震えたネズミの体が、次の瞬間全ての支えを失ったかのように弛緩する。
息を荒げる体を受け止めながら、センターは汗ばんだネズミの額にキスを繰り返した。
ぬるりとした腿の感触に、得も言われぬ満足感が浮かんでくる。
「……良かったみたいだな、椅子の座り心地は」
「かっ、てに、動くなって、言っただろ……ばか」
「だって無理だろ、あんなの」
落ち着かない呼吸と、動悸。勝手に満足されては困るとばかりに、センターは抱きしめる腕に力をこめた。
まだ敏感なままの部分を擦られて、ネズミが甘い声を漏らす。
「ん、もう……離せよ」
「立てないくせに。まだ座ってればいいだろ」
「うるさい」
「私はいい椅子だよなあ?」
くすくすと笑うセンターの言葉通り、確かにもうネズミはこの心地良い居場所から離れられないのだ。
不服そうな、でもどこか満足げな表情を浮かべるネズミが愛おしくて、センターはまたひとつキスを落とした。
おしまい

146 :
うおおおお!!GJ!!!
ビッチネズミさん最高です!
ネズミだけが座っていいテッペンの椅子、やばいなw
人の膝で勝手に始めたのに動いちゃダメとか、センターさんも我慢できないわそりゃ
二人きりになった途端求めてくるとかネズミさんは普段よっぽど我慢してそう
とくにネズミって自分のキャラを忠実に守ってそうなイメージがあるから
それが崩れるのはセンターの前だけなんだろうなあ
本当にありがとうございます

147 :
ふおおおっ
2日連続で新作を読める幸せっ
ビッチネズミさん可愛いよ
しかし甘々でもピリピリでもシリアスでもエロエロでもハマるってすごいよねぇ

148 :
エロいよネズミさん!
センター使って一人でしちゃうなんてエラロい上に変態さんだよ!

149 :
変態ネズミさんに煽られちゃってたじたじになりながらも抑えられないセンター
変態センターさんに「こんなやつ……ただの駒のくせにっ……」って思いながらも
がんがん攻められて鳴かされるネズミ
どっちも美味しいです

150 :
(^ω^)人(^∀^)ノ

151 :
蝉の声がうるさい。
首筋に伝う汗が気持ち悪い。
それだけでイライラは頂点に達しそうなのに何かとくっついてくる相棒のお陰で
私の不快指数は過去最高値を記録しそうだ。
連日各地で猛暑が続く中、この馬路女も例外なく暑かった。
ただでさえ暑苦しいヤンキーたちは、この猛暑にやられたのか乱闘だタイマンだと
いよいよ取り返しがつかないほどに熱気帯びている。
ただでさえ暑いのに喧嘩なんて、これだから偏差値30以下は……。
「なにブツブツ言ってんだ?」
「暑い!」
「仕方ないだろ、夏なんだから」
「夏が暑いのはわかってんだよ!おめーがくっついてくるから余計暑いんだ!」
私を背中から抱き締めるセンターに離れる気はそうそうないようで、文句を言えば
余計に腕に力を込めて私を引き寄せた。
「だからお前さ、私の話聞いてたか?」
「くっついてても離れてても暑いなら、くっついてるほうがいいだろ?」
「馬鹿なこと言うな。そんなに暑苦しいのが好きなら、今やってる乱闘に混ざってこい」
「私はタイマンが好きなんだ」
「……なんでもいいから、離れろっ」
ため息を吐きながら、背中に貼り付く身体を押し返す。
向かい合う態勢でなかなか離してくれないセンター相手に格闘していたら、
背中で手を組まれていよいよ逃げ出せなくなってしまった。
動いたせいで余計に暑い。
目の前のこいつは私がじゃれついてる程度にしか思っていないのかやけに楽しそうだし。
たかだか一人の相手を振りほどけない自分、校内から響く喧嘩の声、うだるような暑さ。
私はもう心底どうでもよくなってしまって、再び深いため息をついた。
わざわざこんなところで気力を使う必要もない。
「おい」
「なんだ?」
「帰るぞ」
「下が盛り上がってるけどいいのか?」
「みんな暑さでおかしくなってんだろ」
「そうか、そうだな」
ふふ、と笑うセンターをじろりと睨んだら、回されていた腕はスルリとほどけて私の手を引いた。
「お前も、どっかおかしくなってるんじゃないか?」
「酷いなネズミ。私はいつだってマジだよ」
「もうなんでもいいよ、帰ろう」
「ああ」
ぬるい風がセンターの髪をふわりと揺らした。私は手を引かれて歩き出す。
「……このくらいで充分だよ」
「なんか言ったか?」
「いや」
センターに気づかれないくらいほんの少し、自分の指に力を込めてみる。
掌から伝わる溶け合うような体温は悪くない。
それに全部離れてしまったらなんだかさみしいじゃないか。
そんなことを思った自分もすでに暑さにやられてしまっているみたいだった。
おわり

152 :
新作キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
夏のセンネズは爽やかすなあ
それなのに下は盛り上がってるで一瞬卑猥な事考えてごめん…ごめんね、センター

153 :
爽やかさんキター!
ネズミの「帰るぞ」のセリフで、ああ暑くてムラムラしてきたからエロいこといっぱいしたくて我慢できなくなっちゃったんだねって思っちゃった…
爽やかさんごめんよー

154 :
規制解除?

155 :
書ける?

156 :
書ける!
ようやくかけたー\(^o^)/
書き手さん達ありがとうございます!
2chて9月に閉鎖て本当?

157 :
規制解除おめ!
案外人が多いこのスレw

158 :
ずっとROM専だったよ〜
シチュのリクエストとかしたくても書き込めなくて…もどかしかった
職人のみなさんいつもありがとう!

159 :
二行だけ書いて放置してたSSにもならない何かがあるんだけどだれか続き考えてくれないかな…

160 :
>>159
とりあえずそれを書き込むんだ!
妄想が膨らむかもしれない

161 :
>>159
気になるなる!

162 :
ageてしまったすまない…

163 :
>>160
あのときの私はセンターを愛していた。
愛していた、たしかにそう言えるくらいに今の私は大人になってしまった。

まで書いて挫折
馬路女卒業後2年くらい、大学生として退屈な日々を送るネズミという感じ
あんなに毎日一緒にいたのに、卒業してからは顔を合わせるどころかセンターの連絡先すら知らない
大人になってしまった、大人になりたくなかった、大人になれない、複雑な感情の中、
瞼の裏に浮かぶのはいつだって自分の隣に並び立つセンターの姿
熱くなることなどないこの世界で、「私のマジは馬路女に置いてきてしまったのか……」と
センターを想って涙を流すとてつもなく人間臭いネズミを一応書くつもりだった…
だれか続きとか、ストーリーとか考えてくれたら嬉しいです

164 :
>>163
その後、海沿いの小さな家でネズミはデイトレードで稼いで、センターはカフェやってるってとこまで妄想した
肝心な胸キュンシーンはすっとばして

165 :
「まだ旅の途中」
たくさん泣くんだろうな。
寝息をたてて眠るセンターの横顔を見た時そう思った。シーツに埋まる真っ白な肌。鼻筋と唇に強さと優しさ。
自分がこんなにも、情緒にまみれた言葉を、硬く冷たいココロの中で紡ぐ事など考えようもなかった過去と今に笑う。
私がパソコンの液晶に映る規則正しい活字なら、彼女はインクで書いた殴り書きの文字だ。
彼女の中にはたくさんのココロがあって、酷く温かい。色はあまり無いけれど、水から作った綺麗な色だ。私は隙間なく塗りつぶされた黒とピンクだったから。
「何を考えてる?」
寝ているのに聞こうとしても声が出ないのは、繋ごうとする手があと数センチ、伸びないのと同じ。
数時間前の彼女の目は窓の向こうに、何か大きなものを見ていた。
素直に相手の力を認めはしないが、侮りもしない。勝ちに貪欲で、自信家だった。

166 :
「お前は寂しいんだな。ネズミ」
大雨の夜、誰もいない公園でセンターは言った。
寂しくなんかないと叫んだが、砂利を叩く雨音に負けて、それさえも悔しくてセンターに向かって砂利を投げた。
彼女の綺麗な顔が、見惚れるほど綺麗な顔が、小さな石で傷付いた。薄暗い電灯に照らされた青白い肌から血が出ていた。
その赤に、あっ、と一瞬怯んだ隙に、
彼女は私を抱きしめて、そしてキスをした。
抵抗は出来なかった。血が頬を伝い唇の上に広がった。嫌な味が少しした。
でも忍び込む熱い舌に唇だけでなく、全てを奪われた。
倒れた砂利の上、暗い空の下。見上げたセンターの顔は勝ち誇ったようだった。
鋭い目には情熱が光り、濡れた唇が冷めた頃、私は二度目のキスを受け入れた。

たくさん泣くんだろうな。
お前とわたし。
愛しすぎてどうしようもなくて、キスじゃ埋まらない想いが指を震わせ、喉を鳴らして、欲望に沈んでいく身体さえ愛しい。

167 :
ある日、部屋の窓から星が見えた夜。
私は三度目の絶頂を迎え、快感の余りに涙を流し、疲れ果てて動けずにいた。
センターからの呼びかけに反応できずに宙を見上げていた頃、センターは裸の私の首を掴んで苦しそうに言った。
「お前は誰にも渡さない」
私が私のものであることが悔しいのだと、すべて自分のものにしたいのだと、
ネズミである私の心と身体を愛しているのに、その私が欲しいから涙が出るのだと
センターは言った。
なんて浅はかで陳腐で、なのに哀れな思考だろう。この人はここまできてしまったのだ。それは私も同じだった。
血も涙も全部が全部、混ざり合って一つになればいいのだ。いっそ首にガブリと噛み付いて食べて欲しかった。
愛に飢え、愛を憎み、愛に迷う二人には、キスをして愛液を混ぜあって、涙を飲み込み、どこまでも堕ちていくしかなかった。
お前しかいない、そうして出来た小さな監獄。
ここが地獄か、天国か、まだ分からない。まだ旅の途中だ。

終わり

168 :
新作きてあ!
まだ読んでないがあとでじっくり…

169 :
GJ!!!職人さんありがとうございます!
どこまでも堕ちていくしかないようなセンネズの関係ってなんでこんな萌えるんだ
二人とも愛に不器用というか、とくにセンターとか真っ直ぐに見えてどこまでも歪んでそう
そういう歪さも魅力だなあ

170 :
ヒイイイイイイイイイ!!
この時に書き込み規制されてなくて良かった!
久しぶりのせんねずヒィィ
これぞセンネズだああああああ

171 :
読んだー!
なんだろう、歪んだ愛情が深くなりお互いにさらに歪んでゆく…気づいた頃にはもう抜け出せない、迷路みたいだ
こういうダークな一面にスポットを当てて綴るのって自分にはできないから、すごく読み入ってしまった
最高です、GJ!
せっかく規制解除されたわけだし、職人さんたちにはいつもお世話になってるから
自分も一筆書いてみるかな…

172 :
>>171
がんばルンバ(^∀^)ノ

173 :
待ってるよー

174 :
おおかた出来上がったので起きて手直ししたら一本上げます
おやすみ〜

175 :
>>174
キター!!!
早く朝にならないかなー

176 :
おそようございます
起きてから、読んでは直し読んでは直し…でこんな時間に(^^;;
SSって難しいね
駄文&季節外れ&エロ描写なしですが置いておきます
ちょっとセンチメンタルなセンターさん


「あれが彦星で…あっちが織姫か?」
重たい身体をむくりと起こして見上げた、窓の外の星空に向かって問いかける。
「違う、あっちがわし座のアルタイルで、あれがこと座のベガだ」
いつもなら私の隣でそう言うであろう彼女は、今は私に背中を向けて小さな寝息をたてている。
また今日もそっぽ向かれちゃったなぁ…
私の腕の中で泣きながら果て、恥ずかしさと悔しさで私の顔を見ないまま寝てしまったネズミ。
いつものことなのに、何度行為を繰り返しても自身の感情に慣れてくれないネズミが可愛らしくて仕方ない。
そんなことを思いながら、ネズミに触れていた掌をじっと見つめた。
すっかり熱の冷めた私の掌。
汗ばむほどの火照りを感じた先程の行為も、随分昔のことのように思えてしまう…
「ネズミといると…何もかもがあっという間だ…」
『幸せな時間ほど短く感じる』と誰かが言っていたが、まさにそういうことなのだろう。
難しいことはよくわからない、でも私がネズミといて幸せだと感じているということは確かだった。
幸せを感じている分、ネズミといた時間が瞬く間に思い出に変わっていることも…また確かだった。

177 :
漠然とした不安を抱え眠れない身体は、床に散らばる衣服の中から彼女のパーカーを拾い上げていた。
彼女がいつもするように羽織ってフードを被り、すぅと深呼吸をして落ち着く…ネズミの匂いだ…
フードの端からのぞく、満天の星空と天の川。
そのままベッドから降りた私はおもむろに窓際へと近づき、外の景色を眺めながらひとつ、溜め息をついた。
いつまでも、この時が続けばいいのに…
「空が綺麗だ、ネズミ」
そう小さく呟くと、それに答えるかのように、背中を向けていたネズミが寝返りを打った。
くすっと笑みをこぼしながらパーカーを脱いで丁寧に畳み、再びベッドへ戻る。
こちらを向いてすやすやと眠る彼女を抱き寄せ、もう一度髪を撫でると、そっと胸元にキスを落とした。
お前は私をただの駒としか思っていないかもしれない。
私はそれでもいい。
駒としてでも、お前の傍にいられるのならばそれでいいんだ。
私はずっと…
「ネズミと一緒にいたい」
流れ星がひとつ、夜空を横切った。

おわり

178 :
ほっこり( *´ ∀ ` )
パーカー羽織って匂いかいでるセンターさん変態ぽくて素敵

179 :
おお規制解除の恩恵がここにもあったのかっ
書き手さん達ありがとうですっ

180 :
久しぶりに書き込んだらsage忘れたゴメンです…

181 :
GJ!
センターさん乙女だなあ
やることはしっかりやってるみたいだがw
ロマンチストセンターさんかわいい

182 :
センネズは儚くて湿った感じのが似合うねー!
書き手さんありがとう!

183 :
青に白を一滴溶かしたような淡い空の色を見て、窓越しに、夏が終わったのだと知る。
滲む視界は空に浮かぶ雲の形をうまく捉えられず、ネズミは窓から視線を外すと目を閉じた。
ぐらぐらと揺れるような感覚はきっと幻だ。
熱をもった身体は吐息すらも熱くして、どうにか体温を下げようとしているように感じられた。
身体を丸めてみれば折り曲げた手足は酷く重たく、肌はヒリヒリと敏感になっていて不快だった。
まさか、体調を崩すなんて。
昨夜、確かに身体に違和感を覚えたものの、喧嘩のあとだったからか気にも止めなかった。
一緒にいたセンターだって私の異変には気づいていないはずだ、それくらい僅かな違和感だった。
けっして身体が弱いわけではなかったが、学校にはいかにも健康体の、健康優良不良少女しか
いないせいか自分の体調について少々無頓着になっていたようだ。
そもそも、あいつらは風邪なんかひいたこともないんだろう。馬鹿は風邪ひかないって言うしな。
頭の中でそうぼやいてみても虚しいだけで、身体はやっぱり重たいままだった。
幸いなことに今日は通いのハウスキーパーが休みで、父親に余計な連絡が行くことはない。
薬を飲んで、眠ってしまえばもう万事解決なのだ。
水を飲もうとベッドサイドのテーブルへ手を伸ばす。
中身が半分ほど入ったペットボトルは、指の先を掠めたかと思うとそのまま倒れて床へ転がった。
それを拾うのも億劫で、ネズミはもう眠ってしまおうと再びシーツに身を埋めた。
目を閉じていると曖昧な思考が唐突にわき上がっては打ち消され、次なる思考が溢れてくる。
これは夢なのか現実なのか、うつらうつらとしながらネズミは考えた。
そうして次に目を開けたとき、時計を見れば2時間も経っていた。
寝てたのか……。
薬のせいかぼんやりとした頭で思い返してみても、さっきの散漫な思考は断片すら思い出せなかった。
目覚めるのを知っていたかのように、タイミングよく携帯が振動し着信を伝える。
その着信はセンターからで、やはりネズミはぼんやりとしたまま携帯を手に取った。
「もしもし……」
『ネズミ、来ないのか?』
「今日は行かない」
センターは普段私が学校にいなくても電話なんてかけてこないはずだ。
『大丈夫か』
「なにが」
センターの野生の感が鋭いのか、私がよっぽど弱々しい受け答えをしているのかはわからないが、
とにかくセンターは心配の色をたたえた声でそう聞いてきた。

184 :
『昨日の喧嘩のとき、調子がよくなさそうだった』
私はセンターほど喧嘩が強くない。
昨日だって相手に何度か殴られたし、そのせいでふらついてたのだと自分では思っていた。
しかしセンターはそう思ってはいなかったらしい。
「相手が強かったからな」
『ごまかすなよ、ネズミ』
ごまかしてるつもりはないんだけど、とも思ったが素直に体調が悪いのだと口にした。
普段は絶対にこんなことは言わないだろう。
こんなにも簡単に弱みを見せるのは相手がセンターだからなのか、風邪のせいで
心まで弱ってしまっているからなのか。
どちらにしろ、ネズミにとっては好ましくない状況なのにかわりはなかった。
それなのに、センターの声に、わずかでも安心したのは事実である。
着信があった時点で、内心ではセンターからであることを期待していたのだ。
それを認めたくもないのだが。
「まあ……、薬も飲んだし、明日には元通りさ」
『今から行く』
センターが間髪入れずにそう言ったものだからネズミも反射的に「来なくていい」と返した。
『とにかく、玄関の鍵あけとけ』
それだけ言うとセンターは電話を切ってしまった。
耳に当てたままの携帯電話からは切断音が虚しく響いていて、ネズミは
このやり取りを馬鹿らしく思いながらも、やはりセンターが来てくれることを期待していた。
重たい、それでも先程よりは楽になった身体を起こして玄関へ向かう。
ガチャリと重たい鍵を回して、センターを向かい入れる準備を済ます。
たったそれだけの行動が、まるでセンターを待ち焦がれているようじゃないか、とネズミに思わせた。
ネズミは再びベッドに潜り込み、窓越しの空を眺めた。
ぽっかりと一つだけ浮かんだ雲が、空の色と溶け合う姿を見た。
遥か上空の風は速く流れていて、きっとそれは冷たいのだろう。
風の速さに、空の色に、季節の移りを感じ、ネズミは次の春を思った。
胸が切なく痛むのは、空を見て、この時間が永遠でないことを知ってしまったからだろうか。
階下で扉の開く音がした。
わずかにセンターの声が聞こえてきたが、何を言っているのかは聞き取れなかった。
「来るの早いなあ……」
階段を上ってくる気配を感じながら、ネズミは自室の扉に背を向けるように寝返りを打った。
まるで素顔の自分を見られてしまうような気がして、こんな無防備な姿を見られたくないと思ったからだ。
ネズミはここには“ネズミ”で在る要素がなにもないことに気がついてしまった。
ネズミは、この瞬間“ただの少女”だった。

185 :
扉を開ける音を背中で聞きながら、どんな顔でセンターを見ればいいのかわからなくなっていた。
「ネズミ」
普段は聞くことのないセンターの優しい声色が、ネズミがネズミに戻ることを躊躇させた。
ああ、どうして私はあんなに簡単に玄関の鍵を開けてしまったのだろう。
結局私はセンターに背を向けたまま、動けないでいる。
「寝てるのか?」
そう言ってゆっくりと髪に触れたセンターの手つきはあまりにも優しい。
動かずにいると、センターは静かにベッドへ腰掛けまた髪を撫でた。
センターの指がネズミの頬にそっと触れる。
それにどんな意味があるのかネズミにはわからなかったが、それだけで
熱が振り返したように頬が熱を持った気がした。
まるで狸寝入りをしているような居心地の悪さを感じて、もぞもぞと鼻先を布団に埋めた。
「なんだ、起きてたのか」
はは、と妙に気持ちよく笑ったセンターは、覗き込むようにしてネズミの顔を見た。
ネズミも視線だけ動かしてセンターを見ればカチリと視線が噛み合った。
交わる視線を反らすことも出来ず、私はモゴモゴと口を開いた。
「わざわざ来なくても良かったのに」
「ダチがしんどいときに、学校なんか行ってられるかよ」
「別に、たいしたことない……」
「私がネズミに会いたかったんだよ」
そう言ってセンターは再びネズミの頭に手を添えた。
その優しく自然な動作は確かにネズミを癒し、疲弊した身体と心がじわりと溶かされるのを感じた。
抱きしめてほしいと思った。
その手を取って、肌に触れられたらどんなに満たされるだろう。
普段はひた隠しにしてきた感情が、弱った身体と心の隙間からここぞとばかりに主張してくる。
「私も……」
「ネズミ?」
「私も、お前に会いたかった」
思わず口をついて出た言葉にセンターが破顔するのを見て、後悔の念が押し寄せてくる。
気恥ずかしさから、センターの顔を見なくていいように枕に顔を埋めた。
会いたかった、なんて口にして気づいた。
身体が重たくて、寂しくて。
こんなときお前がそばにいてくれたら、と思ったんだ。
ゆっくりと背中にかかる重みに、センターが私を背中から抱き締めたのだとわかった。
離さないと言わんばかりにセンターは腕に力を込めて、私の全身の自由は奪われた。
この抱擁を私は望んでいて、センターは望んだままを与えてくれていた。

186 :
どこまでも満たされることのないようなセンターへの渇望は、甘く痺れるような
心地好さでネズミを酔わせた。
「心配させるな」
そう言うセンターの声にはわずかに責めるような色が混じっていたが、それは
批難していると言うより、ずっとずっと痛々しい声だった。
「センター」
名前を呼べば、センターの腕にまた力がこもった。
センターの掌はネズミの手を包むようにただただ握られていた。
その手をつかんで、身体を反転させれば目の前にセンターの顔がある。
額をすりよせてくるセンターのその頭を抱いて、自ら引き寄せる。
ほとんど唇が触れそうな距離でセンターの息遣いを感じながら、ネズミは
この時が永遠に続けばいいと思った。
「もう大丈夫だから」
「本当か?」
「本当だよ」
頬を撫でるセンターの手が気持ちよくてネズミは目を閉じた。
多分センターはジッと私を見つめているだろう。
だけど、そんなのどうでもよかった。
「センター」
「ん?」
「一人に、しないでくれ」
「しないさ。眠るまでここにいてやる」
目覚めたときの孤独を思うと眠れなかった。
人は安心の片隅に次の不安を見つける、そんなことわかっていたはずなのにな……。
萎えた手足に力を込めて、身体を起こす。
半日休んでいただけで、なんとも言えない倦怠感に包まれた身体はやはり重たかったが、
それでも、さっきよりもずっと回復しているのを感じた。
何よりも隣にセンターがいてくれることが嬉しかった。
「寝てなくていいのか?」
センターは起き上がって心配そうな声を出した。
センターの柔く乱れた髪を直してやりながら、ネズミは「平気」と一言だけ口にした。
「殴られると、熱を出すことがある」
センターの言葉はいつだって唐突だ。
ぽつりと放たれたその言葉は、なんだか自分が弱いと言われているようで、
ネズミは複雑な表情を作るしかなかった。
返事も待たずセンターは話を続けた。
幼いころ酔った父に殴られ度々熱を出したこと、それが孤独でたまらなかったこと。
最後にセンターは、ネズミには私と同じ思いをさせたくなかったと言った。
「私とは、……状況が全然違うだろ」
だから心配しなくていい、そう言って笑いたかったが上手く笑顔を作れなかった。
センターにもたれて、笑顔のかわりに手を握った。
ふわりと香るセンターの匂いは心底ネズミを安心させた。
顔の傷にキスをするセンターに身を委ねる。
目尻や頬に、それから唇に。何度も繰り返しながら、センターはネズミをベッドに寝かせた。
「もう寝ろよ」
そう言って微笑むセンターにもう一度キスをねだって、ネズミはおとなしくなった。
「ここにいるから」
繋がれた指先に安心して、目を閉じる。
次に目覚めたとき、センターはもういなくて、空には茜の雲が線のように伸びていた。
そんなに長い時間眠っていたのかとネズミは驚いたが、何よりも、薄暗い
部屋に真っ先に沸き立つ感情は純粋な寂しさだった。
しかしそれもすぐに消えてしまった。
ベッドサイドのテーブルには、床に落としたはずの飲みかけのペットボトル。
その隣には、なぜかスポーツ飲料が3本並べられていた。
規則正しくに並んだそれに、思わず笑ってしまう。
独りごちて、封の切られていないペットボトル一つを手に取った。
「買いすぎだよ、センター」
パキ、と封の切る音が小気味良く部屋に響いた。
おわり

187 :
新作キター
乙しちゃうよ

188 :
ハァハァ(*´Д`)
愛されてるなぁ

189 :2013/09/28
お熱で弱ってるネズミさんに我慢できずチューチュー鳴かせちゃうセンターさんだと思ったらこんなに愛が詰まった話だとは…
マジすか見直して反省してくる
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