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2013年10エロパロ164: 立場だけの交換・変化 6交換目 (550) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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立場だけの交換・変化 6交換目


1 :2012/11/06 〜 最終レス :2013/10/02
いわゆる人格が入れ替わる「入れ替え」や性別が変化するTSではなく、
「肉体や人格はそのまま、突然別の立場に変化する」系統の小説や雑談などをするスレです
たとえば成人会社員と女子小学生の立場が交換されたり
AV女優と女子高生の立場が交換されたり
ペットと飼い主の立場が交換されたりと
周囲は立場の交換に気づいていたりいなかったり
交換や変化の内容はさまざまです
※このスレには悪質な粘着行為で荒らそうとする者がいます
 反応してもスレの無駄消費にしかなりませんので、触れないよう心がけてください
 荒らしに構うより、作者さまたちへの応援をお願いします
本スレから旧スレの立場に変化したスレ
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1335667249/

2 :
 || ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
 || ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
 ||  ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。
 || ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを
 ||  与えないで下さい。              。   Λ_Λ
 || ○枯するまで孤独に暴れさせておいて   \ (゚ー゚*) キホン。
 ||  ゴミが溜まったら削除が一番です。       ⊂⊂ |
 ||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_      | ̄ ̄ ̄ ̄|
      (  ∧ ∧__ (   ∧ ∧__(   ∧ ∧     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    〜(_(  ∧ ∧_ (  ∧ ∧_ (  ∧ ∧  は〜い、先生。
      〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)
        〜(___ノ  〜(___ノ   〜(___ノ

3 :
スレ立て&テンプレ追加乙

4 :
1乙 そして作者さんお疲れのでませんように

5 :
前スレ一覧に新作を追記したもの
・横川昭義・小島由香里:女子大生⇔男子中学生(のちにOL&高校生)
・エイプリルフール:高校生兄⇔小学生妹
・まことまこと:男子大学生⇔デパート勤務OL
・いとこ:中学生の従姉弟同士の立場交換
・幼キ華ガ紡グ想イ:同い年(12歳)の女の子同士の立場交換
・仲澤佑香:女子高生⇔営業課長
・さくら保育園:保育園児⇔その家族?
・一瀬歩美:父⇔高校生娘
・父の日:家族の立場交換(父⇔小学生姉、母⇔保育園弟)
・雪谷のぞみ:カリスマ美人ギャル社長⇔47歳専業主婦
・合コン:看護学生⇔医大生(看護師・医師になって再会)
・結婚式:新郎⇔新婦
・家出少女福森あかね:家出女子高生ギャル⇔青年
・女子高生・渡良瀬和己:継父⇔高校生娘
・そこはとあるお屋敷:幼馴染同士の立場交換(主人♂⇔メイド)
 →続・そこはとあるお屋敷も
・次期当主はメイドさん!?:従姉メイド⇔後継者候補の従弟
・他人の皮を被る:男性同士(立場乗っ取り?)
・人気モデルの堕落:女性モデル⇔デブヲタ男
・要12歳、職業・女子高生:女子高生従姉⇔小学生従弟
・家族立場交換:父⇔小学生娘 ※その続きもアリ
・ランダム校風変化:お嬢様女子高⇔不良男子校
・新世界:オタク文化⇔女の子のファッション文化
・あの時間:キモヲタ⇔女子小学生
・振袖:父⇔娘
・ミーちゃん:動物⇔女の子
・替玉お断り:高校生兄⇔中学生妹
・ありふれた日常:会社の同僚の男女の立場交換  →(分岐)そして日常な非日常へ
・愛憎相克:メイド⇔貴族令嬢
・影武者姫:姫⇔侍女
・宿なし汚ギャルは電波系:男性教諭⇔汚ギャル
・なりきらされる世界:ランダム交換?
・ゆあ・ゆうじぁりー:伯父⇔小学生の姪
・告白:男子学生⇔その想い人の恋人である女子高生
・黒の誘惑と白への回帰:戦隊のヒロイン⇔悪の女幹部

6 :
・花嫁な父:父⇔娘
・彼女たちの立場:幼稚園児⇔OL
・是ぞまさに善悪相?:魔法少女⇔悪の女幹部
・同窓会:不良学生⇔優等生少女の数年後  →その後の話も
・その日常は:会社員の姉⇔弟
・泳げ、チハヤちゃん!!:高校生兄⇔小学生妹
・気が付いたら……悪の女幹部!?:新米ヒーロー(♂)⇔悪の女幹部
・立場同一性障害:19歳女性⇔45歳男性
・おねしょ:小2妹⇔中学生兄
・甘い恋人:飼い犬⇔飼い主の恋人
・うめネタ:新郎の父⇔新婦
・令嬲志願:幼馴染同士の立場交換(お嬢様⇔庶民の少年)
・重装王女の追想:姫将軍⇔従騎士♂
・世界を救う聖女様だって、シたい時はあるモン!:勇者パーティーの修道女の少女⇔敵方ボスの女教皇
・女子トイレ:女子トイレ⇔男子トイレ
・模試:女の子の遊び⇔男子高校生の勉強
・取り替えっ子:小6兄⇔隣家の小4女子
・妹の部屋:中2兄⇔小5妹
・立場の振り分け:普通の男子生徒⇔遊び好き女子生徒
・未来にキスを:男子専門学校生⇔女子小学生
・晴れ着:父⇔娘
・新年交換会:いろいろ
・君が司厨長で給仕娘が僕で:兄⇔妹
・男と女の立場が逆転:男子学生⇔女子学生いろいろ
・NursingSamba:幼馴染同士の男性医師⇔看護婦長
・御神原の妖精:女子体操部員⇔男子相撲部員
・家庭教師:男子大学生の家庭教師⇔女子小学生の教え子
・名札はキチンと付けましょう:男子小学生⇔女子小学生
・立場交換スレ住人が望んだ七夕の願いは:いろいろ
・思いやり学習:女子中学生⇔男性教諭
・堕ちた少年勇者:少年勇者⇔サキュバス
・銭湯で何がどうして俺の立場が女の子?:男子?学生⇔女子小学生
・母子交換:男子小学生⇔母親
・ポニーテールは伊達じゃない!:男子中学生⇔女子高学生

7 :
改めて>>1乙ということで。

8 :
>>1
乙!

9 :
>>1自演乙wwww

10 :
>>9
おまえ頭悪いなw
成りすまし乙wwww

11 :
 見桜駅で晴海さんたちと別れたわたしは、特急で5駅離れた場所にある葦柄駅まで来ていました。
 高校生にもなって、お恥ずかしい話なんですけど、実を言うと、うちのパパとママがかなり過保護なせいもあって、ひとりでこんな遠出をしたのは初めての経験です。
 ちょっと心細いという気持ちもないわけではありませんが、どちらかと言うとワクワクしている部分の方が大きいですね♪
 小学校高学年の頃からずっと伸ばしてきた長い髪を切ってサッパリ身軽になり、香吾くんが着ていた、いかにも中学生の男の子らしい服装をしているので、ちょっとした変装してる気分。
 ──いえ、そうじゃありませんね。
 少なくとも、ここでの夏期講習合宿に参加しているあいだは、ほかならぬわたし……じゃなくて、"ボク"自身が「中学一年生の少年・鶴橋香吾」なんですから。そのコトを忘れないようにしないと。
 幸い、晴海ちゃんのかけてくれた「おまじない」(専門的には魔女の技術だとか暗示だとか言ってましたけど)のおかげか、いつもみたいな弱気の虫は、どこかに行ってくれてるみたい。
 "ボク"は、肩にかけたスポーツバッグをゆすりあげると、心待ち意識して大股になりながら、駅から出て、夏期講習パンフのマップを見ながら合宿所を目指して歩き始めました。
 葦柄駅は、ハイキングコースやキャンプ地として有名な葦柄山のふもとにある駅で、合宿所も山の中腹にあるみたいです。
 普段の運動が苦手な"わたし"なら途中でヘバってしまったかもしれませんが、「中学1年生の男子」に意識してなりきっているせいか、それとも物珍しい環境で浮かれているせいか、上り坂を歩くのが苦になりません。
 ふと、視線を上げると、二股に分かれた道の途中で、"ボク"と同年代くらいの男女が何やら言い争っているようです。
 「だーかーら、このまま、上まで登ってから、山ン中を突っ切った方が、絶対近道だって!」
 「やめておくほうがいい。地図上でどんなに近く見えても、慣れない山の中を突っ切るのは自行為だよ」
 どうやら、進む道のことで口論してるみたいですね。うーん、もしかして、"ボク"と同じく夏期講習に来た人でしょうか。
 いつもの"わたし"なら、見知らぬ人に声をかけるなんて恥ずかしくてもできません。でも、今の"ボク"なら……。
 「あのぅ、すみません。もしかして、駿河塾のサマースクールに参加する人ですか?」
 * * *
 道端のふたりに話かけたところ、やはり"ボク"と同じ受講生だったらしく、簡単な自己紹介ののち、合宿所まで一緒に行動することになりました。
 「ふぅ〜、やっと着いたぜ」
 背が高いけどヒョロッと痩せてる男の子──谷川流太郎くんが、ボストンバッグを地面に下ろして、汗を拭いています。ミリタリー風って言うんでしょうか。カモフラージュパターンのベストを着て、それっぽい帽子をかぶってる割に、案外体力はないみたいです。

12 :
 「ここが合宿所、なのかな」
 もっとも、"ボク"もけっこう汗をかいてるので、他人のことは言えませんけど。
 「おそらく、ね」
 男子ふたり("ボク"も含めて)とは対照的に、セミロングの髪をなびかせた活発そうな女の子──佐崎みちるさんは、涼しい顔でバンガロー風の建物を見上げています。
 ちなみに、コースに関しては、話に加わった"ボク"が地図に従うことを勧めたため、曲がりくねった山道(といってもキチンと踏み固められていましたけど)を進むことになりました。
 それにしても、谷川くん、こんな体力ないのに山に入ろうなんて、さすがに無謀じゃないですか?
 「うん、そうなんだ。流太郎は、跡先考えずに本能で行動して、後悔することが多いんだよねぇ」
 「にゃにを〜!?」
 道々聞いた話だと、おふたりは幼稚園の頃からの幼馴染(佐崎さんいわく「腐れ縁」)だそうで、いつもこんな風にきやすい口げんかしているみたい。
 子供の頃から引っ越しが多くて、中三の2学期になってから、ようやく今の地元に落ち着いた"わたし"にとっては、羨ましい話です。
 ──おっと、今の"ボク"は、"朝日奈恭子"じゃなく"鶴橋香吾"でした。ボロが出ないように、ちゃんと意識しておかないと。
 「あの、いつまでも外にいるのもなんだし、中に入りませんか? 冷房も効いてるだろうし……」
 軽い言葉のジャブの応酬をしてるふたりに、声をかけます。
 「お! そうだな。こんな口先だけは達者なじゃじゃ馬女の相手してるより、さっさとクーラーの入った室内で涼もうぜ!!」
 明らかに口ゲンカで劣勢になっていた谷川くんは、これ幸いと建物の入り口へと歩き出します。
 「まったく……すまないね、鶴橋くん、気を使わせたようで」
 佐崎さんは、見た目はとても女の子らしく、美少女と言っても差し支えない外見なのですが、しゃべり方はちょっと変わっていて、男性的な印象を受けます。
 もっとも、声自体は澄んだソプラノで、とても優しい感じの声音なので、男性と間違える人はいないでしょうけど。
 「いえ、そんな、たいしたことじゃないです。さ、行きましょう、佐崎さん」
 エスコート……というほど大層なものではありませんが、昔、少女漫画とかで読んだシーンをちょっと意識して"ボク"は佐崎さんの手を取り、歩き出します。
 (あ……)
 手を引かれた佐崎さんが、僅かに頬を染めていたことに、その時の"ボク"は気付いていませんでした。
 * * *

13 :
 バンガロー風(あくまで、「風」です)その建物には、100人近い中学生が受講者として集められ、大食堂で簡単なオリエンテーションを受けさせられました。
 そのまま昼食を摂り、そのあと各自の泊る部屋の表を渡されて解散です。
 泊る部屋はふたり部屋なのですが、僕の同室の少年は、偶然にもさっき仲良くなった谷川くんでした。知り合ったばかりとは言え、それなりに気が合いそうな人だったのはラッキーです。
 「おっ、鶴橋、相方はお前さんか。これから2週間、よろしくな!」
 「こちらこそ、よろしくお願いします、谷川くん」
 「おいおい、同い年(タメ)なんだし、短期間とは言えしばらくルームメイトになるんだから、他人行儀なのはナシにしようぜ」
 「はい……じゃなくて、うん。じゃあ、ボクも、できるだけフランクにいかせてもらうね、谷川」
 実を言うと、男子中学生の普段のしゃべり方なんてよくわからなかったんですけど、とりあえず、マンガとかで見た「少し丁寧口調の男子学生」のつもりで、会話することにしました。
 その後、14時から早速、英語の講義が始まります。
 「なんだよ、ちょっとくらい休ませろよな」とブーブー言う谷川くん……谷川をなだめつつ、講義室に入ると、ちょうど佐崎さんの隣りが空いていたので、ボクらはそこに腰を下ろしました。
 「おや、珍しいね。流太郎が遅刻もせず、真面目に講義を受けるなんて」
 「あー、コイツに引っ張られて、な」
 きまり悪げに頭をかく谷川の顔を見て、ニヤリと佐崎さんは笑いました。
 「ほぅ……すまない、鶴橋くん。面倒をかけて」
 「ううん、別段たいした手間でもないから、平気だよ、佐崎さん」
 「──なんで、みちるが俺の保護者ぶってるんだよ?」
 谷川の抗議にも、佐崎さんは動じない。
 「フッ、自分は、おばさんから、「息子の監視をよろしく」と頼まれているからね」
 「にゃにぃ!?」
 授業(講義)中なのに、始まりかけた口論を、慌てて遮る。
 「ふ、ふたりとも、シーーッ!」
 というワケで、こんな風に、悩む暇もなくボクの"男子中学生"ライフは、今日から始まったのでした。
-つづく-
#偽「香吾」くんこと真・恭子さんの、サマーライフその1でした。次回は、着替えやお風呂、トイレなどの描写を挟む予定。
#身近にいてフォローできる弟と違いひとりで送り出すことになる恭子さんには、晴海は少し強めの"術"をかけた──という裏設定があったり。そのせいで、本来気弱ドジッ子な恭子さんも、現時点ではあまり違和感なく、「鶴橋香吾」になりおおせています。
#もっとも、この"術"は徐々に弱まっていき、一週間もすればほとんど効果がなくなるため、それまでに「男子中学生」としてのライフスタイルに「彼」が馴染めるか否かがポイント。

14 :
#あ、忘れてた。「次回」と書きましたが、6話はまた、偽・恭子たちの方に視点が戻ります。Anotherの次ってことです。

15 :
gj!

16 :
優等生を堕落させたいスレにあった
「エリートなお嬢様がむりやりネトゲとかやらされて堕落していく」SSを読んで
egg系とかああいう雑誌を愛読してるようなギャルが
デブなオタク(男)をバカにする

割のいいバイトと称して、夏休みを丸々使いギャルをアニメやエロゲなどにハメていく
(食事なども太るようなものばかり)

夏休み明け、容姿・言動とも見事かつてのデブオタそっくりギャルが
猛烈ダイエットの結果「夏休み前のギャルみたいに変貌を遂げたデブオタ」と出会う
(バイトと称したオタ化はデブオタ関係者による陰謀)
なんてのを思いついたが、
すぐに1スレ最後の方にあった「人気モデルの堕落」と
同じパターンだということに気がついた(´・ω・`)

17 :
6スレ目まで来たらネタがかぶっても仕方ない気がする
今までやられてないシチュって結局のところ大して萌えないから
皆手を付けてないっていう部分も多少なりはあるしな
学校で就職活動したら女子生徒として雇用されることになって
立場まで変化していくとか使い古されてるようなシチュでも全然おk

18 :
今度届く年賀状は
太郎さん花子さん御夫妻に
娘の一朗ちゃんと春子ちゃんか。
http://postcard.jp/common/images/pict/DD-10NY.jpg

19 :
強引に話題転換か
こいつのいつもの手だな

20 :
厨房発言で爪弾きにされて
こっちで物言いつけて自尊心を満たそうとしているのか
懲りないな

21 :
>>20
いや、>>19って>>18に対するコメントだよね?

22 :
あ、読み間違えた。ごめんなさい。

23 :
七五三ネタでなんかないかな

24 :
>23
7歳になった男のコが、双子の妹が七五三のお祝いに行くことになったのを見て、「僕も行きたい」とゴネたところで、窮屈な晴れ着を着るのが嫌だったお転婆な妹が、こっそり入れ替わりを提案する……とか?
その日一日バレなかったコトに味をしめたふたりは、その後もちょくちょく互いの服を交換して立場を入れ替えるようになり、やがて小学校を卒業する頃には立場を逆転させているコトの方が多くなってる──という話を妄想した。

25 :
このスレならいっそ、「7歳と5歳の立場が交換」くらいやってもいいかも。
----------
 11月上旬の日曜日。
 爽やかに輝く太陽の下、晴れ着を来た母子連れたちが、街中にある神社を訪れています。
 またひとくみ、参拝客。
 7歳を迎えたのでしょう。ピンク色の振袖を可憐に着こなし、髪には花簪をさしてきれいに化粧した男の子が、
5歳になる羽織袴でそろえた妹の手をしっかり繋いで歩いています。
 その様子を後ろから微笑ましく見守って歩くのは、留袖姿の若々しいきれいなお母さん。
 参拝も終わり、千歳飴を持って帰り始めた一家。 
 もう一組の参拝客とであいます。
 今度は母親と男の子。母親は少し年嵩ですがやはり美人で、黒いフォーマルな服をすらっときこなしています。
男の子は赤の晴れ着姿で、襟元から覗くレース飾りが可愛らしさを演出します。
 全員顔見知りらしく、そのまま子どもたちのことを半分忘れて話し込むお母さんたち。
 女の子がふと、
「お兄ちゃん、可愛い格好ができていいなあ。あたしも7歳になったら可愛い着物きていい?」
「あなたは女の子だから、七五三は5歳で終わりなの。7歳は男の子だけだからあきらめましょうね」
「でも最近、七歳に晴れ着で写真を撮る女の子も増えてるんですって」
「へえ……それはどうなのかしらねえ。子どものことちゃんと考えてるのかしら。
 うちはやっぱり、伝統に従って晴れ着は男の子だけに着せたいところね」

26 :
しまった中旬だった。

27 :
こういうこと書くのは無粋で申し訳ないが
立場交換ではなく、男の子と女の子の意味が入れ替わっただけでは

28 :
・・・・・・はっ。
ムズカシイモンデスネ。

29 :
こういう交換もありだと思うな
>>24もちゃんとしたのが読みたい

30 :
pixivの立場交換の人が最近該当作品を投下してくれなくて寂しい

31 :
ついでにあげます

32 :
必だな

33 :
ピクシブの人はTSFの絵を描いてくれてるからそれで良いと思うが 
面白いよあれ 

34 :
あれ?何か変なのが文末に??

35 :
「続いては『まちイキイキ』のコーナー。
 今日は香巻町に古くから伝わる『身代わり様』をお送りします。
 VTRスタート!」

厳かな神社の境内、七五三の参拝客らしく晴れ着に身を包んだ女の子や
羽織袴を着込んだ男の子が両親に手を引かれて歩いている。
その参拝客の中で、ひときわ目立つ親子連れがいた。
格好だけを見たならば背広を着込んだお父さんと、
薄いピンク色の振袖でおめかしをした女の子。
しかし、背広を着ているのが女の子で、振袖を着ているのがお父さんなのだ。
通りがかる参拝客は、振袖を着たお父さんに対して
「かわいらしいわね」とか「似合っているわよ」などと声をかけ、
そして彼が配る千歳飴を受け取っていく。
その様子を見て、横にいる女の子が「娘をよろしくお願いします」と恭しく挨拶をする。
どこかちぐはぐなこの風習。これこそがこの地方に伝わる奇習『身代わり様』なのだ。

かつてこの地方には、子供を病気にする悪い鬼が暴れまわっていたという。
その悪さに困った村の人々が旅のお坊さんに相談すると、
「父親が娘に化け、逆に娘を父親に変装させることで鬼の目を欺くがいい」と教えてくれた。
その指示に従って父親が娘の振りをして遊びまわっていたところ、
鬼が現れて病気をまき散らしたが父親には効かず、
「この村の子供は大人みたいに強い」と音を上げて逃げていったという。
それからというものの、この村では悪い風邪が流行りそうになると
『身代わり様』をたてて子供たちの健康を祈るようになり、
それがいつのまにか七五三と結びついて
今のような「父親が女の子が着るような振袖を着て千歳飴を配る」風習に変化したとか。

「それでは身代わり様の田中さんにインタビューしてみましょう。田中さん?」
「はい! 田中博之、7歳です」
田中さんはかんざしで飾った頭をぴょこりと下げた。
見た目こそ成人男性だが、その動作はどこからみても7歳の女の子そのものだ。
「田中さんはこれから1週間、身代わり様として過ごすわけですが?」
「はい、小学校でお勉強したり、友達と遊んだり、今からとっても楽しみです」
「このように、田中さんは1週間、娘の春香ちゃんの代わりに7歳の女の子として暮らすわけです」
「1週間と短い間ですが、よろしくお願いします」
「逆に、春香ちゃんはこの1週間後に行われる奉納祭に向けて青年会の人たちとともに
 『男衆の心構え』を学んでいくそうです。
 その様子は来週、このコーナーでお伝えしたいと思います!」

「香巻町の『身代わり様』、なんとも変わった風習ですね。
 では続いては明日の天気……」

36 :
続きが止まってる「男子大学生の家庭教師⇔女子小学生の教え子」を横において
七五三で小ネタ
なんか別の風習になってしまった気がするけど(´・ω・`)

37 :
うむ、これは良い物を見た

38 :
いいぞもっとやれ

39 :
立場を入れ替えた人も含めて常識が変換してる系は好きだ

40 :
久方ぶりに社会常識とかが交換されてる系がこないかな

41 :
女子小中高生と成人男性の「性的な扱い・魅力」が入れ替わった世界
ロリコンは小学生ぐらいの女の子が40代後半以上を好きになることだったり
黒髪ロングな女子高生が脂ぎったおっさんを痴漢したり
キモオタが出ているAVを黒ギャルがハァハァしながら見たり

別スレ向きかもしれないが

42 :
なかなかいいじゃないの
服装も変化させればこのスレ向きじゃね

43 :
ここは人の社会的立場・存在がどうこうってスレだから
別スレ向きかと言われたら↓が該当かな
思想や価値観が逆転した世界
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1335910472/
ただこのスレは誘導すると荒れる奇妙な傾向があるから
SS書くなら好きにやってもらって構わないと思う。今書き手もあんまいないし

44 :
そのスレ過疎っていると言うよりゴーストタウンだな
人が全く居なくね?

45 :
過疎ってるならその手の作品が好きな人が盛り上げていけばいいのでは
このスレで時々需要がある割には向こうでそれを言う人がいないんだよな

46 :
いわゆる人格が入れ替わる「入れ替え」や性別が変化するTSではなく、
「肉体や人格はそのまま、突然別の立場に変化する」系統のなどをするスレです
たとえば成人会社員と女子小学生の立場が交換されたり
AV女優と女子高生の立場が交換されたり
ペットと飼い主の立場が交換されたりと
周囲は立場の交換に気づいていたりいなかったり
交換や変化の内容はさまざまです
そもそも「このスレ向き」の定義はテンプレに最初のスレから明記してあるんだから、
「肉体や人格はそのまま、突然別の立場に変化する」条件さえ満たせば何でもアリになるよ

47 :
#少し間があきましたが、「ポニテ」の続き、投下します。
 猪狩沢にある旅館"喜多楼"の北棟に設けられた従業員部屋の一室に、布団が仲良く3つ川の字に並べられ、少女達が眠りについていた。
 枕元に置かれた目ざまし時計が6時10分前を指し、セットされたアラームが鳴り響く……直前に、布団のひとつから伸びた手がボタンを押して阻止した。
 ──って他人事みたく言ってるけど、ソレをやったのは、ほかならぬ自分なんだけどね。
 「ふぁ……もう、こんな時間ですか」
 まだ少し眠い目をしばたたきながら布団から出て、傍らのふたりを揺さぶりながら声をかける。
 「晴海さん、雪さん、6時ですよ、そろそろ起きてください!」
 「──了解した」
 雪さんは、さっきまで寝てたのが嘘みたいに、シレッとした顔で起きてくれるのだけど……。
 「んん〜、あと3ぷん……」
 昨夜、3人で布団に入ってからも何かゴソゴソやってた、ねぇ…晴海、さんは、どうもまだおねむらしい。頭から布団をかぶってイモ虫になってる。
 そう言えば、平日はともかく休みの日には、ベッドで惰眠を貪る人だったなぁ……と、弟としての知識をチラと思い出す。
 もっとも、だからこそ、こんな時の晴海さんの扱いは心得てるわけで。
 「別に構いませんけど……朝ごはん、食べる暇なくなっちゃいますよ?」
 「!」
 途端にガバッと飛び起きる晴海さん。まったく、どんだけ食い意地が張ってるんだか。
 ともあれ、"友人"にして現在のバイト仲間であるふたりと、互いに「おはよう」と朝の挨拶を交わしてから、急いで身支度を整える。
 まずこの長い髪をなんとかしないといけない。幸い、"朝日奈恭子"の髪質はやや猫っ毛気味だけど、そのぶんブラシが素直に通るのは有難い。鏡台の前で、雪さんに教わった方法でブラッシングしてから、リボンでポニーテールにまとめる。
 「うーん、こんなもの、かなぁ」
 どうもイマイチ決まってない気がするんだけど……まぁ、見苦しくなくて、仕事の邪魔にならなければ当面はOKかな。
 「──大丈夫。ココをこうすれば……完成」
 と、横から現れた雪さんが、いったんリボンを解いたのち、再び結わえてくれた。
 「わ、すごい」
 やってる事はたいして変わらないはずなのに、自分でやったのより数段可愛く見える気がする。
 「──問題ない。ちょっとしたコツと、あとは慣れ」
 ニコッと微笑みかけてから、雪さんが身支度を始めたので、慌てて自分も着替えに取りかかった。

48 :
 まず、七分丈の白いパジャマの上を脱ぐと、裸の上半身に枕元に置いてあったクリーム色のブラジャーを着けてホックをとめたのち、脇の肉を無理くり集めてカップに押し込む。
 胸にささやかながら膨らみらしきものが出来たのを確認してから、ロングドロワーズタイプのパジャマの下も脱ぎ、着物を着る前にまず白い足袋を履く。
 そのあとで、縁側に移動させたちゃぶ台に畳んでおいてあるこの旅館の制服──仲居さん用の萌黄色の着物を広げて、身につけた。
 最後に、着物の上から白い前掛(エプロン)を腰に巻けば、"喜多楼"の見習仲居さんの出来あがりだ。
 いくら晴海さんの"術"の助けがあるとは言え、最初の頃はやはり戸惑ったんだけど、6日目ともなるとそれなりに慣れて、かなり手際よく着替えられるようになっていた──制服だけじゃなくて、下着その他も、ね。
 これは、一緒にいるふたり──晴海さんと雪さんが、ワタシをほぼ完全に"同い年の友人の朝日奈恭子"として扱ってくれる点も大きいんだろう。無論、その他の旅館の人達は言わずもがな。
 一応2日目くらいまでは着替えの時は多少はコッチを気遣っててくれたみたいなんだけど、一昨日辺りからは完全に自然体になって、ごく普通に談笑しながら着替えてるし。
 そもそも、晴海さんがかけてくれた"術"は、本人よりその人を見た他者に影響を及ぼすものらしい。しかも、現状を見る限り、術のことを知ってる雪さんや術者である晴海さん本人にも、ある程度効果があるみたい。
 そうなると、自分ひとりがアタフタしてるのはバカらしいし、挙動不審で怪しまれるのも避けたいから、"僕"もワタシとしての立場に身を委ねるようにしてたら……一週間も経たないうちに、すっかり馴染んじゃったみたい。
 そして、それをごく当り前のことと受け止めている自分がいるのも確かで、ふとした拍子に我に返ると、微妙にフクザツな気分にならないでもないんだけどね。
 ──まぁ、今は気にしたら負けだよね、うん。
 着替えのあと、従業員棟の洗面所で洗顔と歯磨きを済ませたのち、部屋で化粧水とジェルで簡単なスキンケア(こちらは晴海さんに教わった)してから、まずは厨房脇の控室に顔を出す。
 そこには小さめのおにぎりふたつにお新香を添えた小皿が3つ置いてあった。これがワタシたちの朝食代わり。ちなみにお茶はセルフサービスだ。
 「フンフンフ〜ン、今朝の具は、なにかなっ♪」
 晴海さんは上機嫌で早速手を出している。
 「もうっ! 晴海さん、お行儀悪いですよ。「いただきます」くらい言いましょうよ」
 「──いただきます。貴方も早く食べたほうがいい」
 雪さんに促されて、時計を見ると……6時18分!? ヤバい、急がないと。
 慌てて、ワタシもおにぎりを手に取り、食べ終ったのが6時25分。簡単に口をゆすいで、厨房に顔を出したのが6時28分。
 (ふぇえ〜、ギリギリだぁ)
 やっぱりあと5分早めに起きたほうがいいかもしれない。
 仲居頭の多岐江さんから、今朝の仕事──食堂代わりの座敷への配膳の指示を受けながら、ワタシはちょっぴり反省するのだった。
 * * * 

49 :
 6時半から9時まで配膳と片付け作業、9時からは厨房でお皿洗い(と言っても、食器洗いマシンがあるから、わりと楽だけど)……と、立て続けに仕事をしたのち、10時過ぎにようやく一段落。
 もっとも、11時過ぎからはお昼の配膳があるし、正社員(って言うのかな、この場合も)の仲居さんたちは、この時間もお部屋の掃除とかで忙しく働いてるんだけど、ワタシたちバイトは、いったん小休止となり控室でお茶くらいは飲める。
 「それにしても、団体客がいると、やっぱり忙しいわね」
 「──しかし、だからこそ、私たちがヘルプとして雇われたのでは?」
 「それは、まぁ、そうですよねぇ」
 他愛もない雑談をしながら、お昼は14時ごろまで食べられないので、それまでの"繋ぎ"に、控室に置かれたお煎餅やクッキーに手を出すワタシたち。
 初日とかは多少遠慮してたんだけど、けっこうハードなこのバイトで、ハラペコのまま仕事するのは辛いということが身に染みたので、ここは有難く頂いておくことにしていた。
 11時ごろになって、板前さんたちがお昼の料理を仕上げていくと、ワタシたちも仕事を再開。朝と同様に、座敷のテーブルに料理を配膳していくことになる。
 もっとも、朝に比べると、この旅館で昼食を摂るお客さんは少ないから、多少楽だけど。
 で、そのあと片づけとお皿洗いがあるのも朝と同じ。
 それが終わる2時過ぎに、遅めの賄いご飯を控室でいただく。
 「へぇ、今日は豆腐とナスと鶏つくねの味噌田楽かぁ。美味しそー♪」
 「──ワカメとサヤエンドウの和風スープも、大変いいお味」
 長身でスポーツウーマンな見かけどおり(というと本人は怒るだろうけど)食いしん坊な晴海さんと同じくらい、小柄な雪さんも実は健啖家だったりする。
 (この3人の中で一番小食なのが、本当は男のワタシってのも、なんだかなぁ)
 え? 「そんなんだから、背が伸びない」? 大きなお世話ですよーだ!
 15時から18時までは、廊下や庭園、裏口なんかの掃除、あるいは近所のお店へのお使いなどの雑用を言いつけられる。
 最初の2、3日は、簡易タイプとは言え、着物で作業するのはちょっとやりづらかったし、この格好のまま外出するのはちょっと照れくさかったけど、人間、何事にも慣れるモンなんだね〜。
 今じゃあ、内股気味にしずしず歩くことや、裾さばき袂さばきも随分巧くなったし、仲居姿のまま買い物に出かけて、お店の人と雑談交わすことにもなんら抵抗がなくなってる。
 昨日も、仲居頭の多岐江さんから、「恭子ちゃんは和服での立居振舞が随分達者ね」と褒められたし。まぁ、これは一緒にいるふたりとの比較の問題かもしれないけどさ。
 晴海さんはあの性格だから、着物姿でも随分豪快に動く(転びもせずにそれができるのは流石だけど)し、雪さんは逆に着物に"拘束"されたような感じでどうにも動きがぎこちない。
 多岐江さんいわく、「だから、旅館の仲居としては恭子ちゃんみたいなのが一番映える」んだってさ。
 で、午後の雑用に引き続いての夕食の配膳作業が終わると、バイト組のお仕事は無事終了となる(なんでも、高校生をあまり遅くまで働かせたくないらしい)。板前さんたちが作ってくれた賄いを食べたあと、部屋に戻って私服に着替え、あとは自由時間。
 もっとも、「外に出てもいいですが、22時ごろまでには帰って来てくださいね(ニッコリ)」と、仲居頭の多岐江さんから釘は刺されてるけど。
 それでも、好奇心と遊び心カタマリみたいな晴海さんが大人しくしてるワケがなく、雪さんとワタシは彼女に色々引っ張り回されることになるのが常だ。

50 :
 「あ! 見て見て、雪、恭子、ここのボーリングセンター、プールバーもあるみたいよ」
 「──私は、ダーツに興味がある」
 「え、えっと……こんな時間に高校生が行っても大丈夫なんでしょうか?」
 "朝日奈恭子"は、この三人娘の中では「常識人のストッパー」的役割を担ってるみたいなので、一応牽制の言葉は口にしておく。
 まぁ、いざとなれば、晴海さんの"暗示"で誤魔化しようはいくらでもあるんだけろうけどさ。
 ちなみに、今のワタシの服装は、ノースリーブの白いブラウスに赤いチェックのネクタイを締め、ボトムは膝上10センチの黒いティアードスカート、足元は素足に心持ちヒールのあるグラディエーターサンダルといった格好。
 髪型は、赤地に金のラメの入った少し派手めのリボンで、トレードマークになりつつあるポニテにまとめている。
 このバイトを始める前なら、こんな格好恥ずかしくて仕方なかっただろうけど、いまさらだし、開き直ったら気にならなくなった──というか、鏡を見て、実は自分でもちょっと可愛いと思ってしまったのは内緒。
 ついでに言うと、晴海さんはちょっと襟ぐり深めな淡い若草色のミニワンピ、雪さんはピンクのベアトップに小豆色のビスチェを合わせ、同色同素材のかなりタイトなホットパンツを履いている。
 (ふたりとも、スタイルがいいから、こういう服装してると、女子大生くらいにも見えるなぁ……)
 なんとなく自分のペタンコの胸元を見下ろして溜め息をつきたくなったのは、きっと気のせいだよね、ウン。
 ともあれ、ワタシ自身も含めて、普通ならこういう格好の女の子3人が避暑地の商店街をうろついていたら、ナンパやよからぬ誘いの標的になるんだろうけど、そこはそれ、晴海さんの"ナンパ避けの香"におかけで、スルーされてるのは有難いなぁ。
 だから、そんな状況下でワタシが「彼」に出会ったのは、後になって考えればとんでもない幸運か……あるいは運命の導きだったのかもしれない。
-つづく-
#というわけで、バイト初めて6日目の"恭子"ちゃんの一日。話がイマイチ進展してないようですが、ようやくとっかかりまで漕ぎ着けました。
#ちなみに、長津田雪さんは(モデルになったキャラとは逆に)、小柄だけど胸が大きいロリ巨乳属性。逆に朝日奈恭子の方が、背は普通ながらツルペタ娘です。

51 :
GJ!
次回から楽しい展開になりそうですね

52 :
重複スレようやく落ちたかー。
意外にもつものですな。

53 :
レーシングマシンとレースクイーンの立場交換
というフレーズだけ思いついたが、どうにもならん
>>50
遅ればせながらGJ!
続き、期待してますですよ

54 :
>53
そこで、「レーサーとレースクイーン」の立場交換ならOKではないかと思う私は凡人過ぎて恥ずかしい。
昔からクルマが好きで、プライベートではスポーツカーを乗り回している女性が、「趣味と実益を兼ねて」
恋人であるレーサーが所属するレーシングチームのレースクイーンに採用される。
ところが、シーズン途中のある日、そのレーサーが事故り、ケガはたいしたことがなかったものの、
トラウマから巧く運転できなくなる。
レーサーは、そのシーズン、かなりよい成績を残しており、あと2戦でシーズンが終わるというところ
だったため、非常に悔しい想いをする。
女性も同情し、「代われるものなら代わってあげたい」と発言したところで、レーサーの部屋に飾ってあった
お土産の神像が光を発し、気が付くと「レーサーとレースクイーン」というふたりの立場が入れ替わっていた。
レーサーになった女性は、密かな念願だったレースに出られることでテンションが上がりまくり。
一方、いきなりレースクイーンをやらされることになった恋人の方は恥ずかしくて仕方ないが、
「これも仕事」と女性に説得され、また元に戻った時に女性が困らないよう、渋々RQをやることに……。
──てな感じか。超常的要因を絡めず、チーム公認で立場交換するというのも、アリかもしんない。

55 :
>>54
そういうストレートなのも大好物であります!
カメコが「うおお! あのタイヤ超エロイ!」
「あのウイングのラインがたまらん」とかいいながらマシンの写真を撮り
レースクイーンが口で「ぶるんぶるんばるるるる・・・」とエンジン音を表現しながら
サーキットでレースをするという情景までは思いついたのですが、
それ以上は進展しなかったのでw

「ああっと! ここでコスチュームトラブル! 先頭を走る伊藤さやかのストッキングに伝線!」
「このタイミングでピットインしなくてはいけないのは厳しいですね」
「ここでピットイン。ハイヒールの交換・・・・・・5秒! いいタイムです」

56 :
>>55
レースクイーンがドライバー負って走ってるんだな シュールな光景だ

57 :
週刊少年チャンピオンの「名探偵マーニー」で
主義主張の違う親子が「お互いの主義の素晴らしさをわからせるため」
主義を交換して生活するってのがあった
なんかいろいろと応用できそうだ
仕事人間で家族思いだけどくたびれた感じのする父親と
eggなんかを愛読してるようなファッションに身を包んで夜遊びしまくる娘が大ゲンカ
「お互いの生き方がいかに素晴らしいか」を証明するため、
お互いの立場を交換する・・・・・・とか

58 :
「練習試合も近いからな、体調管理に気をつけとけ。俺からは以上だ」
「したーっ!」
「「「「「したーっ!!」」」」」
顧問の権堂先生の話が終わると、わたしたちは野球部風の挨拶で部活を終えた。全身が泥と汗で汚れてて、今すぐシャワーを浴びたい。
「おい、一年はちゃんと片付けやっとけよー」
二年生の先輩が帰り支度をしながら、わたしたち一年生に声を掛けた。その先輩も、他の一年生たちもみんな、野球部の男子と立場交換した女子だ。
野球部のキャプテンである武藤先輩も、武藤先輩と話している権藤先生も、みんな。
野球部の『武藤先輩』といえば、運動神経もよくて成績優秀、野球に打ち込んで日焼けした顔は凛々しくて、女子のあこがれ…
という絵に描いたような理想の先輩だったのだけど、今の姿は全然違っていた。
今の『武藤先輩』は坊主頭ではなくて、茶髪に染めた髪はウェーブのセミロング。
顔も日焼けしていないし、練習で引き締まっていた胸板は、男子中学生どころか女子中学生でもちょっとありえないほどの巨乳だ。
三年生の問題児、姫嶋先輩が武藤先輩の立場になってしまっているせいだ。
美人ではあるけど派手なことで有名な先輩で、高校生の彼氏がいるっていう噂もある。
学校に化粧をしてきたり、制服のスカートを改造して裏地を派手な柄にしたり。
あとは授業をサボるのもしょっちゅうで、生徒指導の権藤先生としょっちゅう口論をしていた。
だけど今は真面目な『武藤先輩』の立場になっているせいか、キリッとした凛々しい表情でタオルで汗を拭っていた。
その生徒指導の先生で、野球部の顧問もしている『権藤先生』といえば、角刈りの頭に角ばった顔、短足寸胴でゴリラのように毛深い先生だったのだけど…
今は黒髪ストレートの髪を肩まで伸ばし、すらっとした四肢をくたびれたジャージの袖から覗かせていた。
三年生の優等生である、雛川先輩が権藤先生の立場になったからだ。
切れ長の瞳に肩まで伸ばした黒髪はまさに大和撫子といった姿で、たまに眼が合うと女のわたしでもどきりとした。
…実は少し、憧れていたりしたのだけど。その雛川先輩が、権藤先生の立場になったせいでガサツなオヤジになってしまっていた。
くたびれたジャージを履いてガニ股で歩き、ボリボリと品なくお尻を掻いている。こんな先輩見たくなかったのに!

59 :
他の一年生たちと一緒に片付けを終わらせると、わたしも帰ることにした。
……その前にトイレに寄っておかないと。いつも一緒に帰っているらしい助川の友だちたちに声を掛けると、
わたしはグラウンド脇のトイレに向かった。
薄汚い屋外のトイレに入り、小便器の前でユニフォームのチャックを開け、股を広げる。少し力むと、勢い良くわたしのあそこからおしっこが出てきた。
服にかからないのが不思議だったけど、それも立場交換のせいなのかな。まっすぐにおしっこが出ていく。最後に体を揺すって残りを出し終えた。
トイレから戻る途中で、校舎の裏に誰かがいるのに気づいた。
あれは…本物の方の権藤先生だ。
今は『雛川先輩』の立場になっているから、ゴリラ顔の中年教師がセーラー服を着ているというおぞましい姿だったのだけど。
でも『雛川先輩』として、才色兼備な女子生徒の立場なのだから何もおかしくはなかった。
…こんなところで何をしているんだろう。気になったわたしは、植え込みの陰を通ってこっそり近づいた。
「手紙…読んでくれたかな」
『雛川先輩』になりきった権藤先生が俯き加減にそう言った。
手入れなんてしていない濃い眉を下げて、もじもじとはにかんでいる。女子中学生とはほど遠い筋肉質な肩が、上下していた。
その向かい側にいたのは…さっきまで一緒に部活をやっていた『武藤先輩』だ。
姫嶋先輩は普段の不真面目な様子とは全然違って、キリッとした顔つきで口を開いた。
「読みました。実はおれも先輩のこと、前から気になってて…おれでよかったら、お付き合いさせて欲しいです」
『武藤先輩』が低い声音を作ってそう答えた。
ユニフォームに入ったストライプ模様のお陰で、ウエストラインの女の子らしいくびれが余計に強調されている。
不良女子生徒だったはずの姫嶋先輩は、今は野球部の凛々しいキャプテンなのだから。
『武藤先輩』がさらに二言三言呟くと、『雛川先輩』の顔が真っ赤になった。脂ぎってテカる額まで赤く染まっている。
『武藤先輩』が『雛川先輩』の肩を掴んで、ゆっくりと抱き寄せた。
野球部のキャプテンとしては不釣り合いなほど大きな胸が『雛川先輩』に押し付けられる。
『雛川先輩』の身体がビクッと震え、毛むくじゃらな太い足を内股でもぞもぞと動かした。
興奮しているのか、股のあたりで『雛川先輩』のスカートが内側から持ち上がってしまっている。
二人は今どんな気持ちなんだろう。
いつも自分を説教してきた生徒指導の中年教師を『彼女』にすることになった姫嶋先輩。
逆に自分が指導してきた女子生徒に告白して、『彼氏』になってもらった権藤先生。
たぶん本物の先輩たちが告白の返事をする日がもともと今日で、二人は仕方なく立場にそって行動したんだろうけど……
今は二人共幸せそうで、権藤先生は姫嶋先輩の両胸にことんと頭を預けて甘えている。
わたしは倒錯したカップルの誕生を見届けながら、自分の割れ目が熱く疼くのを抑えきれずにいた。

60 :
「うぅ…やっぱり恥ずかしい……」
俺は洋式便座の前で悶えていた。
ここは斉藤の家にある、トイレの中だ。
自宅なら多少立場から外れた行動をしても大丈夫だろうと思い、立ちションを試みたのだが。
それが恥ずかしい。性格まで交換されたわけじゃないが、俺にも女子中学生の「立場」というものがあるわけで、さすがに立ちションはしづらかった。
「いいや、やっちゃえ!」
思い切ってスカートをたくしあげ、立ちションの準備を始めた。
俺のヒラメ筋でパンパンに膨らんだ紺のハイソックスと、毛深い太腿。
そしてずらしたパンティの中からもっさりと溢れる陰毛と、ぐでんとしたチンポが眼に飛び込んでくる。
どうみても変態すぎる。頭ではそう分かっているのだが、最初ほどの違和感は感じなかった。俺自身、斉藤の立場にかなり馴染んでいるようだ。
そんなことに気をやっているうちに、ちょろろ…と尿が出始めた、っておい!まずいぞ止まれ!!
「ひゃぁ!ちょっとやだぁ!!」
俺が可愛らしい悲鳴を上げた時には、もう床や便座が尿でびちょびちょに汚れてしまっていた。
女性器と立場交換してしまった俺の男性器は、機能からして完全に違っているらしい。普段とは全く違う方向に、違う勢いで飛び散ってしまった。
俺は泣きそうになりながらも、トイレットペーパーを何枚も重ね、汚してしまったところを拭き取り始めた。
    ※
「小夜子、顔色が悪いけど大丈夫なの?」
「…うん。大丈夫。続きやるね」
俺は台所に戻ると、さっきまでしていた晩御飯の手伝いを続けた。
斉藤の母親は娘が担任教師になっていることに微塵も気づかないまま、リズミカルに包丁を動かして野菜を刻んでいく。
俺はその横でハンバーグの生地を捏ねていた。腕の太さとは反して筋力が出ないせいで、結構な重労働だ。
他にも付け合せのポテトサラダを作ったり、捏ねおえた肉を焼き始める頃合いになると、もう外が暗くなりかけていた。
俺がフライパンの上に形を整えた肉を起き始めると、ちょうどただいまという声が玄関の方でした。父親が帰ってきたようだ。
「おかえりなさい」
「ああ、ただいま」
台所にやってきた斉藤の父親が、シュッとネクタイを緩めながら答えた。
やはり俺のことを完全に斉藤だと思っているようで、娘の担任がセーラー服を着て晩飯の手伝いをしてる姿をなんとも思っていないらしい。
やがて飯も炊けたので、三人で食卓を囲むことになった。
「そういや、沙希子はどうしたんだ」
味噌汁の椀に手を伸ばしながら父親が訊くと、母親がエプロンの端で濡れた手を拭きながら答えた。
「留学しちゃう子がいるから、サークルで送別会があるんですって。あんまり飲み過ぎないといいんだけど」
沙希子…という単語を聞いた俺の中で、記憶がふっと蘇った。確か斉藤の姉で、大学生だったはずだ。
「えー、お姉ちゃんに数学教えてもらおうと思ってたのになぁ」
俺はそう呟くと、食事が終わったら宿題に取り掛からないとなと考えて、少しばかり憂鬱になった。

61 :
「おーし、これできれいになったな!さ、入るぞ」
「うん!」
三浦先生として帰宅したわたしを待っていたのは、妻の小百合さんと娘の美香ちゃんだった。
昼間体育教師としてバリバリ動きまわったわたしの空腹は、ご飯を三杯もおかわりして、おかずのレバニラ炒めをモリモリ食べることでようやく収まった。
今は美香ちゃんと一緒にお風呂に入っている。
さっきまでは美香ちゃんの身体を洗ってあげながら、今日は幼稚園でパパの絵を描いたんだよと教えてもらっていたところだ。
それを聞いてると、わたしの立場がすっかり変わっちゃったんだなあ、というのを昼間よりも強く感じた。
学校だと、生徒から教師へという立場の変化を強く感じたけれど、三浦先生の家に帰ってみると、女の子から父親へという立場の変化を強く意識してしまう。
今朝までわたしは中学生の女の子だったのに、奥さんと子どもまでいる大人の男の人の立場になってるんだなあ、って。
「あのね、みかね…おおきくなったら、パパとけっこんするの!」
美香ちゃんがほっぺにえくぼを作ってコロコロと笑った。
三浦先生の娘の美香ちゃんは、とてもかわいい。それは小さい子だからかわいい、というのとは少し違っていて、
自分の血を分けた娘だからかわいい、という感覚がふつふつと湧き上がってくるのだ。
きっとこれは、三浦先生の持つ父性、なんだと思う。
二人でお湯を掛けあったりしてふざけていると、いつの間にか美香ちゃんがじいっとわたしの身体を見ていた。なんだろう。
「パパのここって、どうしてみかとはちがうの?」
毛のうっすら生えたわたしの股の割れ目を見ながら、美香ちゃんが不思議そうに訊いた。
ううん、ホントは同じなんだけど…
今のわたしのここは、おちんちんとしての立場になってるわけで…ややこしいなあ、もう。
お風呂から出ると美香ちゃんの身体を拭いて着替えさせ、小百合さんにバトンタッチした。
わたしはバスタオルを腰に巻いてキッチンへと向かった。胸が剥き出しなのはもうプールでだいぶ慣れちゃった。
喉が渇いてたので冷蔵庫を開けると、麦茶があったのでそれに手を伸ばそうとした。そのとき、ふと銀色の缶が眼に入った。
缶ビール。
今までは冷蔵庫に入っていても、飲み物として意識したことはなかった。
それなのにいまは、缶ビールが飲みたくてしかたない。
風呂あがりに飲むビールは美味しい、ってよく大人が言ってるのもそうだけど、
なにより三浦先生の立場になってしまったわたしの細胞のひとつひとつが、湯上りのビールを欲しがっていた。
ゴクリ、とわたしの喉が鳴る。社会的にはわたしは三浦先生として扱われるんだから、飲んでも大丈夫なはずだ。
逆に三浦先生が飲んだら補導されちゃうんだろうけど。
現に三浦先生の家に帰るのにも車を運転したけれど、免許証の写真もわたしに書き換わっていたし、運転席に座っただけで車の動かし方を思い出せた。
今のわたしは、三浦先生がしていいことならば何でもできるのだ。
わたしは缶ビールを手に取り、プルタブを開けた。
プシュっと心地いい音がして、泡がしゅわしゅわと弾けていった。
腰に手を当てて、グビリグビリと飲み干していく。
泡だったビールが喉を流れ落ちていく感覚と、キィンとした清涼感がこめかみを貫き、わたしは思わず眼を見開いた。
「うおっ!うめえな…ビールってこんなに旨かったのか」
ふと、美香ちゃんと遊んでいる小百合さんの姿が眼に入った。
しなやかな腰、悩ましげなバスト、透き通るような肌…わたしの喉がゴクリとなる。
男の立場になってしまったわたしの身体が、また疼きだす。
今のわたしは、三浦先生ができる事ならなんでもできる。

62 :
シーツと肌が擦れる音に混じり、あっ、あっ、と切なげな声が寝室に響く。
わたしがその、砂糖菓子のようにぼってりとして甘そうな乳首を口に含んであげると、息を深く飲む音がした。
「んっ…ぁ。ダメ…そんなに舌使わないで……」
震えるような声音に従って口を離すと、声の主はホッとしたようだった。
呼吸を整えつつ、強張っていた身体を緩めている。
「小百合は感じやすいな…」
わたしはベットに横たわる女性に声を掛けた。小百合。三浦小百合。
三浦先生の奥さんで……今は、わたしの奥さんだ。
だからわたしが小百合さんとこんなことをするのも、ちっともおかしくない(けど三浦先生ごめんね!)。
わたしの言葉に、小百合さんは恥ずかしそうに口を尖らせた。
「もう…そんなふうに言わないで」
「悪い悪い」
わたしは謝りながら、小百合さんの滑らかな肌の手触りを楽しんだ。小百合さんもわたしの身体に手を伸ばしてくる。
お互いに身体を触りあっているだけなのに、なんだかとても気持ちいい…。
でもこれ、まだセックスじゃないんだよね。
わたしは立場交換で手に入れた知識をもとに、そんなことを考えていた。今のこれは『前戯』というやつらしい。
けどもうそろそろ『本番』にいってもいいかな。小百合さんの割れ目にそっと指を這わせた。
温かな粘膜が優しくわたしの人差し指を包み込む。小百合さんが掠れたような声を上げ、腰をくねらせた。
間接照明だけが灯る薄暗い寝室のカーテンに、わたしと小百合さんが絡みあう影が影絵のように映る。
見た目の上では互いに女同士、女子中学生と人妻のレズセックスにしか見えないんだけど…
だけど実際には、普通の男女の夫婦のセックスとしか扱われない。
小百合さん本人も、わたしが中学生の女の子だなんて夢にも思っていない。
体育教師をしている、逞しい自分の夫に抱かれていると思い込んでいる。
わたしは小百合さんを組み伏せ、両足を持ち上げて割れ目がよく見えるようにした。
ひくひくと小さく喘ぐように動くそこからは、もうとろりとした汁が出始めている。
わたしと違って毛もしっかり生えている大人の女性の性器。それが、今はわたしのモノを求めている…
熱く疼き始める自分のクリトリスの存在を感じながら、わたしも股を開いて小百合さんの割れ目に擦りつけた。
くちゅり、と女同士の粘膜が擦れ合ういやらしい音がした、その時だった。
「うおっ!?おぉぉ!」
「ひんっ!ぁぁあ!」
二人で同時に喘ぎ声を上げた。なにこれ…すごい。
ほんの少し割れ目同士を擦り合わせただけなのに、まるで…まるでクリトリスが、小百合さんの中に入っていくみたいな感覚だった。
こんなの初めて…あ、そっか。わたし、処女なのに、先に男としてセックスしちゃうんだ。でももう、そんなことどうでもいい!
そこからは、もう夢中になって腰を振った。
「小百合っ!小百合っ!!いいぞ、お前ん中最高だぞっ!!」
「ぁんっ!いいっ!そこぉ!!すごくいいのぉ!!!」
腰をぐっと深く埋め、そして引きぬくように持ち上げる度に、わたしの背筋に鋭い快感が走る。
それを繰り返しているとわたしの割れ目の中で、筋肉がぴくぴくと動く感触と、何かが込み上げてくる感覚があった。
無意識に三浦先生がいつも言っているだろう言葉が出た。
「出すっ!出すぞ!!小百合の中にっ!!ウオォォッ!!!」
「はやく…はやく来てっ!ひぁっ!!?んァァァ〜〜!!!」
ブシュ!ブシュウ!!と勢い良くわたしの割れ目から白い汁が溢れだした。
小百合さんはぎゅっとシーツを掴んで身体を強張らせ、掠れたような声で悶えた。
こうしてわたしは、担任の先生の奥さんに中出ししてしまったのだった。

63 :
お久しぶりです。前回からかなり間が空いてしまいましたが、思いやり学習の続きです。
これで帰宅編は半分終了。あとは三浦先生のエロパートとエピローグを残すのみとなりました。
三浦先生を既婚者にした理由は、このレズセックスがやりたかったからだったりします。
(逆に言うと三浦先生と斉藤姉は、男女間のセックスなのにレズとして扱われるというわけで…)
この辺り書いていて楽しかったです。それではまた近いうちに

64 :
待ちわびた思いやり学習の続編相変わらずGJです!
続き楽しみです

65 :
とってもイイです、乙です

66 :
乙でございます

67 :
GJ。これは名作

68 :
乙です!
オタクと立場交換して美人がフィギュアでオナるとこや助川プライベート編など想像してしまいます
これは是非思いやり学習社会人版も創作して欲しいですww

69 :
斉藤の姉、沙希子がぐでんぐでんに酔って帰宅したのは、
宿題と風呂も済ませ、斉藤の持っている少女漫画でも読もうとしていた頃合いだった。
「なんらのよぉ〜! うっぷ…アタシ振って高飛びしやがってぇ」
「あらあら、沙希子ったら…今お水持ってくるからね。小夜子、お姉ちゃん見てて」
「うん。ちょっと…お姉ちゃん、ここで寝ちゃダメだよ!」
俺は酔いつぶれた沙希子を起こそうとしたが、今の腕力では大学生の身体を持ち上げられないようだった。
代わりに顔をぺちぺちと叩き、母親が持ってきた水を飲ませる。
「んぐ…ありがと。あ゛ーぎもぢわるぃ」
一息ついたところで本人を立たせ、肩を貸しながら階段を登った。これぐらいなら今の俺でも十分にできる。
「ほら、お姉ちゃん着いたよ」
「うっぷ…」
俺は沙希子の部屋の扉を開け、二人で中に入った。
電気も点けていないので暗いままだったが、廊下から照らされる明かりでベットはすぐにわかった。
どのみちすぐ寝てしまうのだから、このままでいいだろう。
俺がベットに沙希子を寝かせていると、母親が荷物を置きに来た。
「小夜子、とりあえず着替えさせちゃってくれる?」
「うん」
そうは答えたものの、ちらりと俺の頭に罪悪感がよぎった。
いい歳をした既婚の男が、酔いつぶれた女子大生の服を脱がせていいものか?小百合と美香の顔がちらつく。
だがまあ……別にいやらしいことをしようとしてるわけじゃない。今の俺は、沙希子の妹ということになっている。
妹が姉を介抱しようとしてるだけなんだ……そう言い訳しながら服を脱がせていく。
…妻と同じくらいはありそうな胸が、ブラに包まれて揺れていた。
それを見ても、意外なほどに俺は冷静だった。性欲のせの字も湧いてこない。
これも当然といえば当然で、今の俺と沙希子は『女同士』なのだから、裸を見たぐらいでどうこうなるわけがなかった。
それに気づいた俺は安心して沙希子の服を着替えさせようとした。
「う…ん」
「きゃっ」
ぐいっ、と俺の手が沙希子に引っ張られた。
沙希子は上半身は胸を剥き出しにし、下半身にはパンティが引っ掛かったままというあられもない姿だ。
その上に覆いかぶさる形で、淡いピンク色の女の子向けのパジャマを着た俺の身体が重なった。
「ひっぐ…えっぐ……なによぉ、男なんてぇ」
「お姉ちゃん…」
「せっがぐ、こぐはぐしたのにぃ〜!」
どうやら留学する男に告白して、玉砕したらしい。俺は沙希子を慰めるように、ぽんぽんと頭を撫でてやった。
「うんうん」
「いいっ…もん!あだし……」
その時、沙希子の手がすすっと俺の尻を撫でたのに気が付かなかった。
いや分かってはいたが、酔って不可解な動きをしているのだと、そう思っていた。
「小夜子ぉ……」
潤んだ眼で俺を見上げた沙希子が、俺をぎゅうっと抱きしめた。
…酒臭い。だが男としての性欲がなくなった俺は、その若い女性の特有の柔らかい感触を純粋に楽しんだ。
そしてそのまま、沙希子を宥めながらいつの間にか眠ってしまった。

70 :
…熱い。体が熱い。
ぽうっとした熱っぽさを感じて眼を覚ますと、渋みのような快感が全身に広がっていた。
思わず艶っぽい声音が漏れた。俺の野太い声で。
「はぁっ…ぁん」
眼を開ける。暗がりで見えづらかったが、俺の上に誰かがいた。
寝ぼけた頭と眼が次第に覚めてくる。そこにいたのは…
「おねえ、ちゃん!?」
「ハァ…小夜子の肌、すべすべしてるね…きもちぃ」
とろんとした口調で沙希子はつぶやくと、俺の毛深い腕に頬ずりした。
おいおい!こりゃまずいなんてもんじゃないぞ!
「ダメだよぉ!こんなの!離してっ」
「んふふふ…やーだぁ!」
俺の両腕を押さえつけると、沙希子はえへへと笑った。
女子中学生の腕力になっちまった俺が彼女に敵うはずもなく、あっけなく押さえこまれてしまう。
「ふふっ。小夜子だって…もうこんなじゃない……」
「えっ!あっ!?」
くちゅ、と音を立てて、勃起しきった俺のチンポの皮を、沙希子が上下させた。
先走り…いや、愛液を亀頭から垂らした俺のチンポが、いやらしい水音を立てる。
その様子を満足気に見下ろしていた沙希子は、俺のチンポをしっかりと握ったまま自分の腰を近づけていった。
おい…まさか……!?
「お姉ちゃんね、さびしいの。でも小夜子となら…」
「ダメだよっ!わたしたち、姉妹なんだよっ! ひゃぅん!!?」
俺の乳首を、沙希子がくりくりと押した。途端にきゅぅんと胸が切なくなるような快感が突き抜ける。
男の小さな乳首が、熟れて弾けそうな果実のように堅く勃ち上がっている。
「んっ…んンっ!」
「お姉ちゃんと…ひとつになろ?小夜子」
にゅぷっ…にゅぷぷ……と、俺のチンポが沙希子のマンコに飲み込まれていった。
下半身を中心に甘い感覚が俺を包み込む。
完全に俺のチンポを咥え込むと、沙希子は自分の胸を揉みしだきながら腰を動かした。
まるで泉のようにじわじわと身体の内側から湧き上がってくる。
少しずつ少しずつ…潮が満ち干きするように、それは俺の中で次第に高まっていった。
こんなの初めてだ。男の快感とどっちが……あれ? そこで俺は気づいた。
射精の感覚がどんなだったか思い出せない。それどころか、セックスに関する知識がスッポリと頭の中から抜けている。
何度も小百合としていたはずの夜の営みも、頭ではしていたはずだとわかっているのに思い出せない。
…知識が入れ替わったのは、数学や英語だけだとなぜ思い込んでいたのだろう。性知識も知識だ。
それがすっかり斉藤のものと入れ替わっているようだった。なにせ、今のたい…なんだっけ。たいい?さえわからない。
ガタイこそ厳つい男のくせして、初心な女子中学生並みの性知識しか持っていない。それが今の俺だった。

71 :
それに気づいちまった俺は、一気に堕ちた。
なにせ今の俺には性的な耐性が全くない。
オナニーもしたことがない女子中学生が、人生初めての快感を与えられて抗えるはずがなかった。
童貞どころか、今の俺は処女なのだ。
「きもちぃよぉ…おねえちゃぁっ、ぁぁあん♪」
俺は涎を垂らしながら、ひくひくと毛深い身体を痙攣させた。
俺の上にまたがった沙希子が腰を振る度に、とろりとした快感が身体に溜まっていく。
ゆっくりと、だが確実にコップに水が注がれていくように。それはあふれだす機会を狙っているようだった。
「ね?女の子同士って、すごくいいでしょ…」
「うん…ぁん。もっと…」
「あっ!小夜子…!」
俺は自分から腰を突き上げた。ぐちゅんと愛液とチンポの皮が擦れて音を立て、俺はその心地よさに眼を細めた。
「いぃ。すごいよぉ…!わたしのおまんこきもちぃ…」
「ふふっ。もっと気持ちよくしてあげる」
沙希子が腰を動かし、俺が突き上げ、互いに快感を高めていった。ときおり胸を揉み、いやらしい言葉を囁く。彼女がより大きく股を開くと、さらに深くチンポが膣内に飲み込まれていった。
見た目こそ既婚男と女子大生のセックスだが、これは姉妹のレズセックスなのだ。
そしてとうとう、蜜が溢れる時が来た。
「ひあっ!んぅ…くぅ……ぅぁんんっ!!? ひぁあんっ!!!!」
今まではじんわりとした快感がずっと続いていたのが、腰を激しく動かし続けていると、
眼の前が真っ白になるような快感が数秒間も続いた。
俺は何も考えられなくなり、ただ身体を弓なりに仰け反らせて喘いだ。
どさっとベットに身体を落とし、肩で息をしていると、沙希子が俺のチンポをマンコから抜いた。沙希子の膣からとぱぁと粘る汁が溢れだす。
沙希子は「小夜子ったら、初めてで潮吹くなんて素質あるわよ」と言いながら、今も俺の亀頭からどくどくと溢れだす愛液を舌で舐め始めた。
そのくすぐったい感覚に、俺はまた女の子のようにベットの上で悶えた。
こうして俺は、教え子の姉相手にレズセックスをしてしまった。

72 :
「んあ…?」
翌朝は、なんだか早く眼が覚めてしまった。
しかも寝ぼけた頭では立場交換のことなんかすっかり忘れていて、最初は自分が本当に三浦先生だと思い込んでしまった。
(そういや今日の朝当番は俺だったな……早めに家を出るか。ん?)
途中で何か自分の考え方が変だなと思い、身体を触ってみた。
二次性徴が始まって柔らかく丸みを帯びた胸、くりっとした乳首。毛のない華奢な腕、くびれた腰。そして……
(んっ、朝起ちが収まらねえな。小百合を起こすのも悪いし、一発抜いとくか)
毛の薄い女性器の中で堅くなっていた、クリトリス。
自分の身体のあらゆる女性的な部分を、
立場交換によって「ガタイのいい男性体育教師の身体」と認識してしまっていたわたしは、寝ぼけたまま三浦先生のつもりでオナニーを始めた。
小百合さんの寝顔をおかずにしながら、くちゅくちゅと割れ目の中で指を動かす。
フーッ、フーッと鼻息を荒くして、ほっそりした足をガニ股に広げてもぞもぞさせていたところで、ようやく自分が三浦先生じゃなかったことに気づいた。
(やっ、やだわたし! すっかり自分が三浦先生だと思い込んでた…!)
冷静になってみれば、昨日まで女子中学生をしていた記憶ははっきりと残っている。
立場交換用に一部の記憶(車の運転とか身体の動かし方とか)が入れ替わっているけど、あくまでも基本はわたしのままだ。
だけど、アイデンティティ…っていうのかな。自分が自分である実感、それが三浦先生のものとごっちゃになってきてる。
頭では自分が中学生の女の子だってわかってるのに、自分は妻子持ちの男だ、って気がしてきちゃう。
昨日まではそんな感じはなかったんだけど、だんだん三浦先生の立場に染まってきてるのかな。
…もしこのまま、ずっと三浦先生の立場でいたらどうなるんだろう。頭の中まで三浦先生そっくりになっちゃうんだろうか。
わたしは横で寝ている小百合さんの寝顔を見た。昨日した、男としてのセックスの記憶が蘇る。
小百合さんを悶えさせ、中出ししたことで充実感…いや征服感さえ感じることが出来た。
この人は、わたしの妻なんだ。
小百合さんの髪を優しく撫でる。
その女らしい身体を見ていると、この人はわたしが守らないといけない、という本能のようなものが湧き上がってくる。
お母さんやお姉ちゃん、お父さん。学校のみんな…今までに会った誰とも違う。
小百合さんが軽く眉根を寄せたが、まだ起きないようだ。私は囁いた。
「愛してるぞ、小百合」
そう。わたしは、小百合さんを愛してしまっていた。男として、夫として。
わたしがわたしでなくなってもいい。小百合さんと一緒にいられるなら…。
そんなことを考えながら、シャワーを浴びに寝室を出た。

73 :
「おはようございまーす!」
「おはよう!今日も朝から元気いいな」
三浦先生が「朝のあいさつ運動」の当番だったため、わたしは少し早めに出勤して校門前で生徒たちに声を掛けていた。
同時に制服の規則違反をしている生徒がいないかチェックする。
…みんな大丈夫そうだ。グラウンドの方を見ると、朝練のある部活が普段と変わりなく練習をしていた。
野球部員と立場交換した女子生徒たちがキャッチボールを始め、サッカー部員になった女子生徒たちは低い声で掛け声を掛けながらランニングをしていた。
テニスコートの方を見ると、女子テニス部員と立場交換した男子生徒たちが、すね毛の生えた足で女子用のテニスウェアを着てラリーをしている。
そんなとき、裏門の方からノシノシと勢い良く歩いてくる人影があった。
「ちょっとぉ!イミわかんないんですけどォ〜」
「生徒指導室まで来い!髪を染め直すまで教室には入れんからな!」
生徒指導の『権藤先生』だ。
真っ赤なジャージに白いランニングシャツ、そして竹刀といういかにも生徒指導の先生らしい格好をしている。
ただし立場交換をしてしまっているので、うちの中学きっての大和撫子、雛川先輩がその立場を務めていた。
白いランニングシャツに乳首の色が透け、ガニ股で歩いている様子は、立場交換をしていなかったらありえない光景だ。
女の子でも見惚れちゃうほどのスタイルの良さ、長いストレートの黒髪と凛とした面差しはそのままで、ガサツな中年教師の立場をこなしている。
「離してってばぁ!もーまぢムリ!髪の染めんのなんて、うちのじゆーぢゃん!」
そんな『権藤先生』に捕まって騒いでいるのは、問題児で有名な『姫嶋先輩』だ。
こっちは野球部のキャプテンだった武藤先輩がその立場になってる。
女子からも人気の男らしい先輩だったのに、今は頭が悪そうな舌っ足らずな喋り方をしていた。
おまけに坊主頭が茶髪に染まっているし、なんだか化粧をしてるっぽい。たぶん『姫嶋先輩』として昨日染めちゃったんだろう。
そういえば雛川先輩と武藤先輩は、そろそろ付き合うんじゃないかって噂があったはずなんだけど……
よりによってこんな天敵同士みたいなペアと立場交換しちゃったんだ。
雛川先輩と武藤先輩は、ギャーギャー騒ぎながら昇降口の中に消えていった。
しばらくすると他の生徒たちも次々に登校してきた。
柔道部員になったチアの綾瀬さんや、水泳部のエースになった文化系女子の沢木さん。
仲のいい由佳ちゃんの立場になった野球部の後藤くんや、帰宅部のぽっちゃりした女の子の立場になった水泳部の千葉くん。
みんな異性の制服を着ているとはいえ、立場交換のせいで見ていてもさほど違和感を感じなかった。
男子の夏用カッターシャツに女子の膨らんだ乳首が汗で透けていても、
ハイソックスを履いた毛深い足がスカートから覗いてても、なんだかそれが当たり前のように思えてしまう。
教師から生徒になった人もちらほらと登校していた。
わたしの眼に留まったのは、新体操部員になった数学の山川先生と、雛川先輩の立場になった権藤先生だ。
山川先生はむっつりとしていて無表情なオジサン、って感じの先生だったのに、
立場交換したのがハキハキして元気な嶋田さんだったので、今は楽しそうに友だちとおしゃべりしながら登校している。
権藤先生は大股で荒っぽく校内を歩きまわってるような先生だったのに、
今はおしとやかな雛川先輩の立場になったせいで、セーラー服姿で太く毛深い足を内股にしてしずしずと歩いていた。
角刈りでいかにもオヤジ臭い外見なのに、今は雛川先輩の立場になっているので男子からも女子からも憧れの視線を送られている。
ちらっと野球部の方を見ると、照れたように頬を染めて昇降口に入っていった。
そんな生徒たちに挨拶していると、委員長の立花さんの立場になった助川くんがやってくるのが見えた。
「おはよう!立花。どうだ、今の立場には慣れたか」
「おはようございます、三浦先生。そうですね…だいぶ慣れちゃいました」
助川くんは野球部らしい坊主頭で頷きながら答えた。
普段はクラスでニヤニヤしながらスケベな話ばかりしてるのに、今はとても思慮深げな表情だ。
小首をかしげる仕草とか、ひとつひとつが女の子っぽい。
「立花さんの立場になってからは、勉強にとても集中できるんです。むしろ勉強が好きになりそうで」
「ほう、そりゃあ収穫だな。元に戻ってもその気持ちを忘れないようにな」
「ええ。そのつもりです」
助川くんはすっかり立花さんの立場が板についたようで、機嫌よく校内に入っていった。

74 :
「おはよー。ね、昨日どうだったー?」
「うん。三田さんの部屋にあったテディベアがすごい可愛くて、あたし気に入っちゃった。元に戻っても買おっかな」
「えー、あんた元は空手部じゃん。ね、それより彼氏とはどうだったの?」
「男のってすげーよな。始めてオナったんだけどよ。癖になりそうだったぜ」
「だよなー。おれなんか兄貴のエロ本借りて三発も抜いちった」
朝の教室は、昨日の立場交換の話題で持ちきりだった。
セーラー服を着た男子たちが、女子の部屋の可愛らしさや彼氏の話できゃっきゃと騒ぐなか、
学生服に夏用のカッターシャツを着た女子たちは、男のオナニーの気持ちよさで盛り上がっていた。助川の立場になった立花もやはりその中にいた。
俺はというと昨日のトロけるような余韻がまだ残っている気がして、気だるげに机にカバンを置いた。
「ね、小夜子ちゃんはあれからどうだったの?」
前の席の後藤が、カチューシャを付けた坊主頭で振り返り話しかけてきた。
斉藤と仲のいい『鴨志田 由佳』の立場のため、俺に対しては親しげだ。
「うん…あのね、ちょっとエッチなことしちゃった……酔っ払ったお姉ちゃんと」
ヒソヒソ声で後藤に打ち明けた。教師と生徒の間柄では出来ない話題だが、斉藤と鴨志田の間柄だと、なんだか相談したいという気分になってしまう。
「えっ…すごい!も、もうちょっと詳しく聞かせてくれるかな」
後藤は眼をキラキラさせて食いついてきた。プールの時も思ったが『鴨志田』はちょっとレズっ気があるんじゃないか?
もっとも今の俺たちは肉体的には男なわけで、ホモっ気があるようにしか見えないのだが…。
俺がこそこそと昨日の熱い一夜を話しているうちに、俺の立場になった斉藤が教室にやってきた。
「おーし、席につけ〜。出席を取ったらもう一度立場交換するぞー」
昨日と同じように出席が取られていく。
男子の名前が呼ばれると女子が低い声音で返事をし、女子の名前が呼ばれると男子が高い声を作って返事をする。
「斉藤」「はい!」
俺も斉藤の名前が呼ばれたため、少し高めの声で返事をした。
全員の名前が呼ばれると、斉藤は再び立場交換箱を取り出した。
「よし。欠席のやつはいないな。元の立場に戻すぞ」
斉藤がそう言ってスイッチを入れると、急に目眩がして俺の視界が暗くなった。

75 :
次に感じたのは、急に身体が重くなった感覚だった。
眼を開けて自分の身体を見ると、いつも通り男物のポロシャツとチノパンを履いている。
股間に違和感を感じてそっと触れると、これも普段通り俺のイチモツが収まっているようだった。
今までは胸の重さを感じていたのに、それが消えている。
俺は、男の立場に戻ったのだ。
「なんかスカート履くのって変な感じ。こんなスースーしてたっけ」
「うわっ、身体重てえなー。さっきまですげー軽かったのに」
周囲を見回すと女子は女子の、男子は男子の制服を着ている。
立場交換に慣れてきていたため、なんだか今の状態がおかしいような気がしてくるから不思議だ。
「よーし、それじゃあ全員元の席に戻ってくれ。今からアンケートを配るからな」
俺は斉藤の席から立ち上がり、再びの立場交換でざわめく教室に向かって呼びかけた。
    ※
    
Q1.立場交換で社会的立場が交換されたことで、便利だと感じたことを書いてください。
Q2.では逆に、社会的立場が交換されたことで、不便だと感じたことを書いてください。
Q3.あなたが体験した異性の生理現象を思いつく限りここに書いてください。
Q4. Q3で書いた生理現象の感覚を、今の性別と比較してそれぞれ簡単に表現してください。
………
……

アンケート用紙には、このような質問が続いている。今後の思いやり学習に活かすためのアンケートだが、最後の質問だけは異質だった。
Q20.今後も立場交換を継続したいですか?
「よし。まだみんな書いてる途中だろうが、手を止めて聞いてくれ。一番最後の質問の『今後も立場交換を継続したいですか?』って奴だ」
その言葉でクラス中がアンケート用紙の最後に注目した。
「この質問に『はい』と答えた場合、昨日までの立場交換をこれからも続けることになる」
俺が言い終わるやいなや、クラス中が騒がしくなりかけたので、声を張り上げて詳しい条件を話した。
「待て待て! 交換が行われるのは、ペア同士が互いに『はい』と答えた場合だけだ。片方が『いいえ』と答えた場合は交換は行われない」
クラス中の注目が再び俺に集まり、そしてアンケート用紙を真剣に見つめた。
「交換した場合でも、片方が交換を嫌になればいつでも元に戻れる。そこのところ注意してよく考えてくれ。この時間の最後に集めるからな」
俺はクラスへの説明を終えると、自分の分のアンケート用紙の記入を始めた。教師が交換した場合も書かなくてはならない。
生徒たちはヒソヒソと友達同士で相談し合う中、皆真剣にシャーペンを走らせていた。
俺も順調に質問に答えていき……そして、最後の質問にやってきた。
脳裏には、小百合と美香が当たり前のようにいる我が家の日常が浮かぶ。
そして沙希子と過ごした情熱的な一夜も。
俺が持つペンが固まった。刻一刻と時間だけが過ぎていく。
妻もいる、娘もいる。男として充実している俺が、女子中学生になる必要はどこにもない。
それにたとえ俺が『はい』と書いても、斉藤が同じ答えを出すとは限らない。
だが、もう一度女として生きてみるのは面白いんじゃないか?
昨晩女として味わった悦びは、俺の価値観を大いに揺さぶっていた。
そうだ。いつでも好きなときに男に戻れるんだ。だったら。
やがてチャイムが鳴り、俺は意を決して答えを書いた。
「よし!アンケート回収するぞ!!」

76 :
〜12年後 斉藤小夜子 24歳
「緊張してるのか?」
彼が私の顔を心配そうに覗きこんだ。私はううん、とかぶりを振った。
「すごく幸せで…怖いくらいなの」
ウエディングドレスに身を包んだ身体を、彼に預けた。
タキシード姿の彼がそっと肩を抱き寄せてくれる。それだけで、私の不安が少しずつ消えていく。
今日は私と彼の結婚披露宴。スタッフからの合図があれば、眼の前にある扉を開けて会場へと入る。
その時はもうすぐだ。
「…綺麗だよ。小夜子」
「和久さんこそ…素敵よ」
ふふ、と互いに笑顔が浮かんだ。ふと振り返って待合室にある鏡を見る。
そこに映っているのは、旦那様になる和久さんの凛々しい姿と、花嫁姿の私。
やっぱりプリンセスラインのウェディングドレスにして正解ね。
ふんわりとしたバニエで下半身のラインが見えないし。ウエストより上はきゅっと引き締まって見える。
ヘッドドレスにしたティアラも綺羅びやかで、手に持つキャスケードブーケも可愛いものを選べた。今の私はドレスの名前通り、お姫様みたい。
私のゴツゴツした骨太な手に、彼がそっと指を絡めた。
本当に夢みたい…妻子持ちの男だった私が、花嫁になって男の人と結婚してしまうなんて。
あの『思いやり学習』から12年。体育教師だった私は『三浦健吾』としての立場と、教え子だった『斉藤小夜子』の立場をもう一度交換した。
斉藤さんが、どうして昔の私になりたがったのかはわからないけど……いつでも戻れるという気軽さもあって、私は立場交換を希望した。
でも、周りから女の子として扱われ続けて、いつまでも男としてのアイデンティを保てるわけがなかった。
気がついた時には私の内面はすっかり女の子になっていて、斉藤さんはすっかり男らしくなってしまってた。
一度斉藤さんと相談して元に戻ってみたこともあったけど…運動が苦手になっちゃった私が、体育教師なんて続けられるはずもなかった。
ボールを投げるときも女の子みたいに下手投げしか出来なくなっちゃったし、走り方も腕を横に振る女の子走り。
それにブラも何も付けないで、ポロシャツ一枚で授業するなんて恥ずかしくて仕方なかった。
男の立場だった時は当たり前にできてたけど…今そんなことするなんて、痴女か何かみたいで耐えられないわ!
結局私たちは、お互いの立場を交換したまま暮らすことにした。それからいろんなことがあった。
みんなと別れを惜しんだ中学の卒業式、部活に打ち込んだ女子高時代。
大学のサークルでできた初めての彼氏…そして初体験。処女だった私のズル剥けおちんちんが、ようやく女になった瞬間だった。
お姉ちゃんの影響でレズっ気のあった私が、ようやく男の人に興味が出てきたのがその時で…
そしてその運命の人が、和久さんだ。
男の立場だった時には、こんな気持ち味わったことがなかった……
彼のことを想うだけで、幸せが身体に溢れてくる。女性は精神的な快感に敏感、って話を聞いたことがあるけど、まさにそんな感じだった。
今も、心臓が張り裂けそうなほどの幸せを噛み締めてる。
小百合、美香……パパ、これから幸せになるからね。
スタッフからの合図があった。私は和久さんと腕を組んで、式場へと足を踏み出した。
身体は41歳のオジサンだけど、立場と中身は24歳の花嫁。
斉藤小夜子の人生はこれからだ。

77 :
〜12年後 三浦健吾 41歳
新郎新婦の入場が始まった。新郎は20代くらいの精悍そうな若い男で、新婦は40過ぎの中年男だった。
新婦の中年男は若い頃には鍛えていたのか、その筋肉の上に中年太りで脂肪がついてしまい、固太ったゴツゴツした体格になっている。
髪の生え際も歳相応にM字に後退し始めており、いかにもオヤジっぽい。お世辞にも花嫁という面構えではない。
だが招待客たちは口々にため息を吐いて、彼女を羨望の眼差しで見つめた。
「斉藤さん…すごく綺麗ね」近くにいた招待客の女性が呟く。花嫁の名は『斉藤小夜子』。俺の教え子で……俺の昔の名だ。
何かボタンが掛け違っていたら、あそこにいたのは俺だったかもしれない。
中学生だった頃の『思いやり学習』で、俺は担任だった三浦と立場交換をした。
それでまあ、もの知らずな女子中学生だった俺は、男としての暮らしに憧れて立場交換の継続を希望したわけだが……思った以上に俺の中身まで男になっちまった。
以来ずっと、俺は自分が通っていた中学校で体育教師として働いている。
だが不満があるわけじゃない。ロクに運動も出来なかった俺の身体が、三浦の身体能力を身につけて目覚しく動かせるようになったのは、いつになっても爽快な気分だった。
妻の小百合や娘の美香ことも愛している…もっとも高校生になった娘から「パパと一緒に洗濯しないで!」と言われたのはショックだったが
(立場や中身こそ不惑を迎えたオヤジだが、俺の身体は20過ぎの若い女なんだぞ?)。
礼装用のスーツを盛り上げる大きな膨らみが、自己主張するように揺れる。いつの間にかネクタイが谷間に挟まっていたので、引っ張って外に出した。
Dカップは胸がある若い女が、オッサンじみたスーツを着ている様は奇妙かもしれないが、今ではごくありふれた光景だった。
俺以外にも服装と外見がチグハグな連中はわりといる。
あれから立場交換はだいぶ一般にも広まったし、それに俺の居る中学校友人のテーブルは立場交換を継続した連中ばかりだ。
俺の左にいるのは、斉藤と仲の良かった『鴨志田』の立場になった後藤だ。思いやり学習の時は坊主頭だったが、いまは髪を伸ばしてアップでまとめている。
そういや『後藤』の立場になった鴨志田は甲子園にまで出場したんだったな。
『鴨志田』になった後藤はもう野球には興味がなくなったらしいが、当時はそれを嬉しそうに話していたのが記憶に新しい。
その隣にいるのは『助川』の立場になった立花だ。
中学生の頃は三つ編みだった髪を短く刈り上げた様は営業マンのようで、実際今は大手の商社で食品の輸入をしているらしい。
立花の生真面目そうな顔つきもあって、手の軽さも収まったかと思ったが…
「この仕事天職っすよ。海外出張に行く度に現地妻を作れるんすからね…へへ」と言っていたので、根っこの方は変わっていないようだ。
その隣は『立花』の立場になった助川だ。スケベだった男子中学生とは思えないほど、淑やかな女性として成長していた。
客室乗務員という華々しい職業に就いたため、男から引く手数多らしいが、今のところ浮いた話はないらしい。
……おいおい。さっきから『助川』の方を睨んでるぞ。『助川』もいいかげん気づいてやれ。
式はつつがなく進んでいく。
主賓挨拶、ケーキカット、乾杯……キャンドルサービスの段階になると、新郎新婦が各テーブルのキャンドルに火を灯すためにやってきた。
幸せそうなその姿を見ていると、自分のことのように嬉しい。…いや、実際自分のことなのか?
「三浦先生、お久しぶりです」
「ああ。この度はおめでとう!」
花嫁姿の三浦と俺の眼が合う。
一瞬、俺と三浦が立場交換をしていない世界が脳裏によぎった。
そこでは俺は女性として成長し、結婚式に招待した友人や恩師から祝福を受ける中、ウエディングドレス姿で夫と共にキャンドルサービスに回るのだ。
(……いやいやいや!気色悪いな)
俺は苦笑いを浮かべてその妄想を打ち消した。
身体こそ女だが、俺は社会的にも自覚的にもすっかり男だ。そんな俺が男と結婚するなんて、ぞっとする話だ。
「互いを思いやることが夫婦円満の秘訣だ……って、お前なら大丈夫だな」
「ふふっ。そうですね」
俺の言葉に、かつて妻子持ちの男だった花嫁が微笑む。
三浦ならきっと幸せになれるだろう。男の立場も女の立場も知っているのだから。
夫としての経験が、妻となった今に活かせるはずだ。
『他人の立場を知ることでお互いを理解する』それが思いやり学習の目的なんだからな。
(終)

78 :
以上で思いやり学習は終わりです。
助川プライベート編は委員長がお堅い子なんで、あんまり萌えるような話にはならないかな?ということで今回は見送りました。
社会人版思いやり学習は、書きたい人がいればどうぞという感じですね(そもそも思いやり学習自体他の方のネタですし)。
沢山の乙ありがとうございました。半年以上かかってしまいましたが、最後まで書ききれてよかったです。
それではまた。

79 :
名残惜しいですが乙!

80 :
うむ、素晴らしい
心から乙でした!!

81 :
 

82 :
>>78
乙!
余韻が残る。
ありがとうございます。

83 :
GJでした! 完結おめでとうございます

84 :
完結乙です
終わってしまうのがもったいないな

85 :
 

86 :
#あれだけ巧い作品のあとだと、微妙に投下しづらいですが……ヨソはヨソ、ウチはウチ! の精神で気力を奮い起します。
『ポニーテールは伊達じゃない!』7
 あとから思い返してみれば、それは、よく言えば少女漫画のようにドラマチック、悪く言えばラノベのように陳腐な出会いだったた。
 それは、バイトを始めて5日目の金曜の夜。明日の土曜日は丸一日お休みをもらえるということで、いつもハイテンションな晴海さんはもちろん、雪さんやワタシも、心なしか浮かれていたんだと思う。
 そのせいで、ワタシたち3人は、いつもは足を向けない、繁華街でも少しいかがわしい店の並ぶエリアまで来てしまっていた。
 金曜の夜は、やはり人出が多く、そのうえ、"朝日奈恭子"としてもあまり履き慣れないヒールの高めのサンダルを履いていたせいで、気が付けばワタシはふたりの友人とはぐれて半ば迷子みたいな状態に。
 ──そのことを自覚した途端、ワタシは突然、心細くなってしまいました。
 元々土地勘のない場所のうえ、夜ということで辺りも風景もどこか薄暗く、対照的にお店のネオンがギラギラと毒々しい。
 いまいる場所の見当もつかなくなったワタシは、酔っ払いやチャラい男の人の視線を避けるようにして、何とか見覚えのある場所へと戻ろうとするのですが、そういう時に限って、ますます迷ってしまうのは、お約束なのでしょう。
 (子供じゃないんだから、しっかりしなきゃ!)
 そう、心の中で言い聞かせても、まるで落ち着きません──まるで、自分が自分じゃなくなったみたいに。
 (こ、こわい……恐いよぅ……)
 ここ数日間"高校一年生の女の子の恭子"になりきって行動していたせいで、心まですっかりか弱い女の子になってしまったのでしょうか? ワタシの顔は不安に歪み、たぶん今にも泣きそうになっていたかもしれません。
 (はるみさぁん……ゆきさぁん…………うぅ、誰か助けて」
 心の声が思わず唇から零れ落ちた、その時──。
 「あれ……ねえ、キミ、もしかして、1-Aの朝日奈さん?」
 背後から「わたし」のことを知ってるらしい優しげな声をかけられた瞬間、ワタシは反射的にその人にすがりついてしまったのです。
 「ふ、ふぇえええーーーん!!」
 まるで「本物の朝日奈恭子」のように半泣き(というか7割5分泣き)状態で、パニックに陥っているワタシを、声をかけてくれた人──同い年くらいの少年は、困ったような顔で、それでも落ち着くまで見守ってくれたのでした。
 * * *

87 :
 「お、お見苦しいところをお見せしました……」
 その少年に駅前まで連れて来てもらい、バーガーショップの2人席で差向いに腰かけながら、ワタシは穴があったら入りたいような気恥しさを覚えていました。
 「いや。女の子が、あんな場所でひとりで迷ったら、心細くなっても仕方ないと思うよ」
 いかにも人の良さそうな少年は、苦笑してはいるものの、ワタシを馬鹿にしている感じはありません。
 「そうだ。自己紹介が遅れたね。ぼくは、恒聖高校2年C組の国枝逸樹」
 こういう言い方をするということは、この人は"朝日奈恭子"と初対面か、それに近いほど面識はないのでしょう。
 「あ、先輩だったんですね! すみません。"わたし"は、1年A組の朝日奈恭子です。でも、国枝先輩はわたしのことをご存知みたいですけど……」
 おそるおそる、そう探りを入れると、国枝先輩は、眉の端をほんのちょっと下げて微妙に困ったような表情になりました。
 「あー、まぁ、なんと言うか、その……君達、応援部の一年生トリオは、校内では、色々有名人だからねぇ」
 ちなみに、"応援部"というのは、晴海さん、雪さんと一緒に"わたし"が入っている部活のことです。
 この部活、いわゆる応援団とはちょっと違って、「よその部活で手伝いが必要な時に助けの手を差し伸べる」というのが設立理念のクラブです。もっと分かりやすく言うなら、助っ人部、あるいは人材派遣部、でしょうか。
 晴海さんは、ああいう性格ですから、いろいろなトコロに大手を振って首をツッコめる応援部に入学当初から興味深々で、3年の武ノ内部長にスカウトされた時、一も二もなくOKして、以来、いつも活き活きと活動されてます。
 その際、わたしと雪さんも、付き合いというか引っ張り込まれたと言うか……結局一緒に入部届けを出して、「いろいろなトコロをお手伝い」しています。
 つまり、1年女子の要注意人物(おさわがせむすめ)のひとりとして顔を知られていたということのようです。はぅ〜、またまた穴があったら入りたい気分になってきました。
 もっとも、国枝先輩は、その点にはそれ以上言及することなく、気の置けない雑談で、わたしが笑顔を見せることができるほど落ち着くまでつきあってくださいました。
 で、ちょうどそうなった頃に、肩に欠けたポシェットに入れたケータイに、メールが何件も来ているのにわたしも気付き、無事に晴海さんたちとも合流できたのです──ケータイ持ってることも忘れてるなんて、どれだけ慌ててたんでしょうね、わたし。
 ともあれ、そろそろ"門限"の時間が近づいていたので、この町の親戚の家に遊びに来ていて、しばらくはコチラにいるという国枝先輩と連絡先を交換してから、わたしは晴海さんたちとともに帰路につきました。
 あんな経験をした直後だと言うのに、何となく浮き浮きした気分になったわたしは、そのせいか、ふたり──晴海さんと雪さんが、アイコンタクトで「ニヤリ」と含みのある笑顔を交わしていたのを、ウッカリ見逃してしまったのでした。
-つづく-
#実は、自覚はありませんが、香吾は以外にシスコン。というか、「いつも行動力のある姉に振り回されていた=自分から能動的に行動するのに慣れていない」ため、見かけよりも単独行動能力は低かったり。
#今回はそれが露呈したのですが、禍福は糾える縄の如し、おかげで頼りになる"ボーイフレンド"と出会えたワケです。
#そして、一瞬「我を忘れた」ことで、"暗示"に対する自我の防衛線が崩れ、これまで以上に今の立場に適応することに……本人は気付いてませんが。

88 :
   
 
 

89 :
今日はクリスマスイブ
一体どんな交換が起きるんだろうか

90 :
願いが足りない

91 :
大人になりたい幼女の願いに巻き込まれて立場交換されたい

92 :
>>91
5人ぐらいでぐっちゃぐちゃに立場交換とかかな

93 :
クリスマスのプレゼントに妹が欲しいとお願いする小学生の娘の願いを叶えてあげたいがすぐには無理なので、苦肉の策として実は魔女の家系のお母さんが高校生のお兄ちゃんと妹の立場を入れ替えてしまう。
とりあえずそれでなんとかなったと思ったら今度は因果律がどうのこうので問題が起こってテンパったお母さんの魔法が暴発して世界中のいたるところで立場交換がおこっちゃう。
みたいな妄想したけどなんだろう、なんかおもしろくならない

94 :
>93
そのタイプだと、自分も母親を幼い頃に亡くした小学生3年生の女の子が、
サンタさんに「ママが欲しい」と願い事をして、
よりによって、その願いが本物のサンタさんに届いて叶えられることになってしまい、
父親が身体はそのままに、母親という立場に変えられてしまう……というのを考えたこともある。
願い事の有効期限は1年で、その期限の日=翌年のクリスマスが近づくにつれて、
感慨深くこの1年間を振り返る元父な「ママ」……とか。

95 :
#せっかくなので、即興で書いてみた。
『ラスト・クリスマス・イヴ』(前編)
 「じんぐるべーる、じんぐるべーる、すっずがなる〜……」
 リビングで、クリスマスソングを歌いながら、9歳になる娘の美弥子が、キラキラしたモールやお手製の色紙チェーンで部屋を飾りつけています。
 「ママぁ〜、おへやのじゅんび、できたよー!」
 「あら、ありがとう。ケーキももう少しで焼けるから、手を洗って、お台所に来てくれる?」
 「はーい!」
 4年前に連れ合いを事故で亡くし、それ以来、片親ながら懸命にひとり娘を育ててきたつもりですが、幸いにして美弥子はとてもよい娘に育ってくれています。
 今日は12月24日。同僚や部下の好意で休暇が取れたので、私は娘とふたりでクリスマスパーティーの準備をすることにしました。
 昼間から夕方にかけては、娘の学校のお友達数人が訪れる予定です。
 そして、子供達のパーティーが終わる夕方からは、何かとお世話になっている、私の友人を招いています。
 「わぁ〜、いーにおーい!」
 「ウフフ、摘み食いはタメよ。さっき焼けたから、オーブンから出して熱をとってるの。ちゃんと冷やしてから、デコレーションは、ふたりでやりましょうね」
 「あ、クリーム塗るの手伝っていいの!? やるやるー!」
 目を輝かせて私の手元を見つめる娘の視線をちょっとくすぐったく感じながら、手際良くホイップクリームを泡立てます。
 ワクワク……という擬音が聞こえてきそうなくらい、楽しそうな娘の様子に苦笑しつつ、手早くポットからお湯を入れて飲み物を作ります。
 「はい、あったかいココアよ。サービスでコレも入れてあげる」
 泡立て途中のまだ柔らかな泡状のクリームを、ひとさじカップに垂らします。
 「わーい! ありがとう、ママ♪」
 両手でカップを持ち、フーフーする娘の様子をにこやかに見守りつつ、数年ぶりのクリスマスホームパーティーの料理番として、残りの料理のことにも計算します。
 (ターキーとテリーヌは昨日デパートで買ってあるし、ローストビーフも昨日作って冷蔵庫に冷やしてあるわよね。野菜サンドもできてるし……クラッカーにはあとで美弥子といっしょに色々載せてカナッペにしましょ。あとは……先週焼いたクッキーも出そうかしら)
 外で働く兼業主婦として、手を抜けるトコロはさりげなく抜きつつ、それでもできるだけ「母親の手料理」を娘やその友人に味わってほしい──という事故に化した課題をこなすのは、少々ホネですが、同時にやり甲斐のあるクエストです。
 実際、多少手間暇かかったとしても、「美味しいよ、ママ!」という娘の笑顔が見れただけで、それで十分、私自身報われた気になります。
 仕事は忙しいですが、やり甲斐はありますし、職場もアットホームな雰囲気で、上司も部下も、心根の優しい人たちに恵まれていると思います。
 私に小学生の娘がいることを皆知っているせいか、こういう時には優先的に休みを取らせてくれますし……「働く子持ちの未亡人」としては、破格に恵まれているのではないでしょうか。

96 :
 (未亡人、か……)
 自然に、そんな言葉で自分を表現したことに気付いて、私はクスリと片頬に微苦笑を浮かべました。
 確かに、今の私の立場を他の人から見れば、それは「働く子持ちの未亡人」以外の何者でもないのでしょう。
 久賀小夜子、33歳。大手アパレルメーカー、"ルコーワ"本社の商品開発部第三課に勤務するチーフパターンナー。4年前に大手商社に勤める夫・孝太郎を交通事故で亡くし、現在、娘を単身育てる一児の母。
 ──世間様には、そう認識されているはずです。
 ですが、真相は違います。
 4年前亡くなったのは、孝太郎ではなく小夜子の方でした。
 ならば、私は誰なのかと言えば──ええ、お察しの通り、私こそが、本来は美弥子の父親である久賀孝太郎その人なのです。
 なぜ、そんな奇妙なことになっているのか。もしかして「子供には父親より母親の方が必要」と考え、事故後のどさくさにコッソリ擦り替わったのか……などと、漫画か推理小説のようなことを推測されるかもしれませんが、決してそういうワケではありません。
 正気を疑われるのを承知で言いますが──コレは、"サンタクロースの贈り物"の結果なのです。
 * * * 
 「ママが欲しい」
 クリスマスイブの夜、枕元に置かれた大きめの靴下の中に入れられた美弥子の手紙に書かれた、その文字を見た時、私は頭を抱え、深い溜め息をついた。
 3年前に妻である小夜子を亡くして以来、娘がふさぎ込んでいることに薄々気付いてはいたものの、美弥子自身が泣き言を漏らさないのに甘えて、ついその方面を蔑ろにしていたツケが、今になって回ってきたというべきか。
 単に戸籍上の母親というだけなら、私が再婚すればいいので、簡単、とまではいかないまでも、不可能ではない。私にその甲斐性があるか否かはこの際別にして。
 しかし、そうして出来た「母親」が、美弥子の意に沿う存在かと問われれば、はなはだ疑問視せざるを得ないだろう。
 「どうしたもんかなぁ」
 最善とまでは言えずとも、次善の策としては、実家の母──美弥子にとっては祖母にあたる存在や、義姉──小夜子の姉で、美弥子から見て伯母にあたる女性に頼ることだろう。
 もっとも、あの事故の直後、手を差し伸べてくれたそのふたりに、「美弥子は俺が育てます!」とタンカを切った手前、どうにもバツが悪い話ではあるが。
 とりあえず、美弥子が以前から欲しがっていた携帯電話(ただし子供向けの限定機能品)を、手紙の入っていた靴下に押し込むと、私はナイトキャップ代わりのウィスキーを軽く一杯ひっかけて、ベッドに入った。
 そして、その夜、不思議な夢を見たのだ。
 いや、今にして思えば、アレは夢ではない。少なくとも、曖昧模糊とした潜在意識と記憶の塊りが紡ぐ、絵空事ではないはずだ。
 その夢の中では、パジャマ姿の美弥子が、真っ赤な衣装の老人──いや、誤魔化すのは止めよう。言い伝えに聞くサンタクロースそのものにしか見えない衣裳を着た、初老の外国人男性と会話していた。
 「ふぅむ、では、美弥子ちゃんはクリスマスプレゼントにママが欲しいんじゃな?」
 「うん。あのね、クリスマスって一年で1回だけのすぺしゃるなプレゼントがもらえる日なんでしょう? だったら、わたしは……ママがいい」

97 :
 嗚呼、やはり男親では真の意味で娘の力にはなれないということなのか。
 確かに、家事その他で不慣れな我が身では、娘の世話を満足にこなせているとは言い難いのも確かだ。
 「むぅ……いかに1年だけとは言え、者の蘇生は、さすがに禁忌に触れるのじゃがなぁ」
 腕組みをして、どうしたもんかと、チラとコチラに目をやりながら考え込む老人。
 その様子からすると、「禁じられているからやらないが、その気になれば者の復活も可能」らしいというのが見てとれた。
 私は決意をかためて──届くかどうかわからないが、心の中の声で呼びかける。
 『サンタさん、もし貴方が本物だと言うなら、提案がある。
 3年前にんだのは、妻である小夜子ではなく、夫である孝太郎だった──そういう風に事実を変更できないだろうか? 
 者の魂が現世に舞い戻るのが問題だと言うのなら、私が妻の身代りになろう。
 この世から久賀孝太郎が消え、代わりに久賀小夜子が甦るのなら、さほど問題ではないはずだ』
 さほど期待はしていなかったのだが、すぐにテレパシーのようなもので返事が来た。
 『む。それなら確かに、ワシの負担も、現世の歪みも最小限に留められるが……お主は、それで良いのか?』
 『──はい。娘のためなら構いません』
 清水の舞台から飛び降りるつもりの決断だったが、それに対するサンタの答えは、予想外に明るかった。
 『……よーし、わかった、その方向でとりはからおう。とは言っても、何、心配するな。ワシらが贈る"プレゼント"は、どの道、1年限りのものだ』
 『! ということは』
 『うむ。来年のクリスマスが来れば、晴れて元通り、久賀孝太郎は復活できる』
 それを聞いた時、正直、私の心に安堵が浮かばなかったと言えば嘘になるだろう。
 いくら娘のために覚悟を決めたとは言え、やはり私も人の子、ぬのは正直恐い。
 しかし、天国だか地獄だか霊界だか、とにかく"あの世"にいるのが一年間だけで済むと言うのなら、確かに有難い話だった。
 『それでは、明日の朝、目を覚ましたら、お主、久賀孝太郎の存在は消え、妻である久賀小夜子が……』
 サンタ(?)のテレパシーの語尾を聞き取る前に、私はスーッと気が遠くなるのを感じた。
 (ああ、これで一年間はあの世逝きか。まぁ、可愛い娘と妻のスキンシップの機会のためなら、この程度は我慢しないとな)
 最後にそう考えていたのだが……しかしながら、翌朝、私が思っていたのとはいささか異なる形で娘の願いがかなっていることを、私は目にすることになるのだった。
(-後編につづいてもOK?-)

98 :
OK
たとえ他の人が許さなくても俺が許す

99 :
テスト

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