2013年10エロパロ581: 黄昏乙女×アムネジアでエロパロ (58) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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黄昏乙女×アムネジアでエロパロ


1 :2012/05/02 〜 最終レス :2013/07/12
是非

2 :
黄昏乙女×アムネジアでぬるぽ

3 :
申し訳ないが性的な妄想はNG

4 :
非エロでもいいじゃない

5 :
夕子さんと純愛を育んでいく展開希望

6 :
今月中に投下するわ

7 :
夕子さんおっぱい

8 :
小此木「新谷さん、だ、ダメですよ。夕子さんが見てるかもしれませんよ」

9 :
元ネタがエロいとスレが伸びない典型的なスレだな・・・

10 :
霧江「こら、夕子、やめ・・・るんだ・・・ひぁっ」
夕子「やーだー、やめなーい。うふふ、ちゃんと授業を聞かないとだめよ?」
夕子は幽霊で他の人から見えない。見えるのは私と新谷貞一だけだ。
普段は貞一にべったりで・・・それはそれでなぜかむかつくのだが、
今は私のところに来ている。
来るだけならいい、だがエッチなことをしてくるのだ。授業中に。
先生「えー、この関数はここに代入して・・・」
霧江「ん、んあ・・・はぁ・・・はぁ・・・んっ、くぅ・・・」
先生「はい、今日はここまで。宿題と、予習をしておくように」
生徒「「「はーい」」」
はぁ・・・はぁ・・・やっと終わった。
今日は体育が2時間あり、体育着やスクール水着、そういうときにもずっと夕子がイタズラしてきた。
着替えのときにアソコが濡れているとバレるのが恥ずかしかったり、
水泳で休んでいるときやシャワー室で水を浴びているときも弄られてまいっている。
おかげで授業の内容が頭に入らず、クラスメイトに体調を心配されたりした。
そして放課後、私は部室に向かった。
ガラガラ
小此木ももえ「あ、霧江せんぱい。」
霧江「お、小此木。貞一は?」
貞一がくれば、夕子も私にいたずらをやめるだろう。
ももえ「さっき廊下であったんですけど、クラスの用事で遅れると言ってました。」
くそ、こんな時に・・・。
ももえ「そうそう、調べてきたんですけど、最近、学校内で妖怪ビクンビクンっていうのが出るらしいですよー」
霧江「くふぅ・・・そ、そうなのか・・・」
ももえ「なんか普通に生活しているだけで、なんか気持ちよくなっちゃって、体がビクンビクンするらしいです。」
霧江「あ、あぁ、そうなのかっ、そこ、だめ・・・」
ももえ「でね、って、先輩聞いてますぅ?」
霧江「あ、あっ、アーーーー!!!」ビクンビクン
ももえ「はっ、出たっ!妖怪ビクンビクン!」
霧江「はぁ・・・はぁ・・・とりあえずイケば逃げるみたいだぞ・・・」
(くそっ、犯人は夕子かよ・・・)
みたいな薄い本が出そうだよねwww

11 :
>>10
面白かった。
また書き込んでくれ!

12 :
題名「白夕子と黒夕子」
・原作の設定を改変してあります。
・貞一x黒夕子
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 この春から通うことになった、私立誠教学園は戦前から増築を繰り返し、解体工事を省い
ているため、老朽化した校舎はそのままになっている。そのせいか、学校七不思議や旧校舎
に棲んでいる幽霊の【夕子さん】が有名だ。
 僕は、そういう廃墟とか幽霊とかオカルトが好きなので、学校からはむやみと立ち寄らな
いようにと言われても初夏になる頃には好奇心に勝てない訳で、こうして夕方のいかにも何
かありそうな雰囲気の旧校舎前に来ていた。
 意を決して重い校舎のドアを開き、かび臭い廊下に入った。
 夕日の差し込む赤く薄暗い廊下。時間が止まったような教室。色あせた張り紙、朽ちたよ
うな木の廊下が歩くたびに軋む。
 ふと、廊下の先で鈴の音がして女生徒が過ぎったような気がした。僕はそれにつられるよ
うに追いかけはじめていた。徐々に歩く速度を速めているのに幻のような姿に追いつけない。
 やがて、突き当たりの部屋の前にたどり着いてた。ぎしぎしと引っかかる扉を開けて、中
に入ると、立派なデスクが有り、応接セットもあるからここは校長室なのかもしれない。
 何故か大きな鏡があって、それを覗くと自分の姿の後ろにあの女生徒が見える!
 思わず、僕は振り返ると鈴がちりんと鳴り、
「私の姿が見えるの?」と声がした。
 白い肌、切れ長の目、腰まである髪、すらりと背の高い女生徒が何故こんな所に?
「あなたは、もしかして旧校舎に居るという、【夕子さん】ですか?」
 声をかけた瞬間、すぅっと姿がかき消え、部屋が急に真っ暗になって、ぞっとする寒気が
して、恐るべき形相の悪霊が僕に迫ってきた。
 ここで人生が終わってしまうのか?と血の気が引いて来たけど、なぜか受け止めてみたく
なったのだ。
 闇が凝ったような怨霊は、僕にぶつかって冷水を浴びせられたようなショックが広がり、
やがて、それは人の姿となった。
「私を解放して。お願い…。」
 解放?そういえば、鏡を見てから現われたんだから、この鏡に封じ込められてるのかな?
 僕は壁に立てかけてあった杖を持って、鏡に向けて勢いよく振り下ろした!
 鏡は粉々に割れ、辺りは霧に包まれたようなもやが漂った。鏡の枠の中に階段があるぞ?
 僕はその先に行こうと思ったら、先ほどの女生徒の姿が現われた。
「ありがとうございます。私は、庚(かのえ)夕子。あなたは?」
「僕は、新谷禎一です。あなたが幽霊の夕子さんですね?」
「はい、禎一さん。あなたは、その先に行くのですか?」
「とても気になるので。ダメですか?」
「あなたにその勇気があるなら、止めません」
 沈痛そうな夕子さんの表情だ。この大鏡も割っちゃったし、毒を食らわば皿までというじ
ゃないか。僕は鏡の破片を杖で散らし、慎重に中に入って階段を降りていった。
 真っ暗なので携帯の画面の光を頼りにほこりっぽい階段を下りていくと小部屋にたどり着
いた。

13 :
 そこに、古ぼけたセーラー服が見えたと思ったら、骨が、骸骨が…着ていた。
「これが、わたしの真の姿。どうかしら?禎一さん」
 僕は、しゃがみ込み、その骸骨に触れてみた。その瞬間、膨大なイメージが自分に流れ込
んできた。
 どうもこの校舎を建てた土地は忌まわしい悪鬼を封じていたけど、建設途中でそれを開放
してしまい、大変なことになった。
 そこで巫女である夕子さんが呼ばれて、悪鬼調伏に限界を超えた力を使った後、その悪鬼
が夕子さんと融合し、ほぼ悪鬼と同じような存在になってしまったため、夕子さんの姿が見
えなくなって、共倒れになったように思われたようだ。
 誰にも自分の姿が見えないと気づいた夕子さんは、地下室にこもってこの土地に封じられ
ていようとするうちに肉体は朽ち果て、幽霊のようになった存在のみが残ったようだ。
 悪鬼の障気は、完全に消えてないので恐怖心などに反応してさっきのような怨霊みたいな
姿が現れる事もあるようだ。
「夕子さんの過去を見ました。あなたがこの学校を守ったのですね」
「嘘かもしれないわよ?昔のことなんて、ちゃんと覚えてないしー。」
 夕子さんはうつむきがちで目線を反らしている。
 僕は、そんな夕子さんが可愛く思えてしまったのだ。
「僕は、あなたが邪悪な人に思えない。だから、信じます」
「うれしいわ。あなたの思いがわたしを元に戻してくれそう」
 夕子さんが僕に抱きついてきて、胸に顔を当てている。
「力強い心臓の音がする。あなたはいい匂いがするわ」
「夕子さん。とりあえず、ここを出ましょう」
 骸骨の隣だし、僕は急に気恥ずかしくなってしまったのだ。夕子さんを離そうとして
手で押したら、うっかり乳房を両手で触る形になってしまった。豊満だ…いやいや!
「ご、ごめんなさい、うっかり」
「あなたの温かい手の平がわたしの心を揺らして、人の心を思い出させてくれました」
 夕子さんは、自分の胸に手の平を当てて、思いを巡らせている。
「と、ともあれ、行きましょう」
 夕子さんの手を引いて、階段を上がっていって、部屋に戻った。
「禎一さん、屋上まで行きましょう」
「あ、はい」
 夕子さんって幽霊だよな。なんで手を触れるんだろう。さっきは胸まで触ってしまったし。
 疑問に思いつつ、日が落ちつつある屋上に出た。
「わたしは、いつも屋上から夕日が沈むのを見るのが好きなんです」
「ずっと…ひとりでこうしていたんですか?」
「ええ。どれくらいの歳月が過ぎたか、わからないくらいに」
 風が夕子さんの腰まである髪の毛をなびかせ、夕日が彼女の姿に気の遠くなるような年月
の陰影を加えた。その姿を見た僕は、彼女の思いに胸が狂おしく締め付けられた。
「僕が、あなたの扉を開きました。だから、あなたが人の心を取り戻す責任があると思うの
です」
「はい、禎一さん。夕子は、あなたに甘えて良いのですか?」
「あなたを放っておけない。僕は…えと、どうしたらいいんだろう?」
「わたしは、この学校敷地内から出られません。ですから、そうですね…、恋人になってく
れませんか?」

14 :
「僕は、女の子と付き合ったことがないので、どうしたらいいのか」
「では、はじめて同士でちょうど良いですね。うふふ。これからよろしくお願いします」
「こ、こちらこそ、よろしくお願います!」
 あ、勢いで付き合うことになっちゃったよ、どうしよう。
 戸惑っている僕を夕子さんが抱き締めてきた。柔らかな体に包まれて、落ち着くな。
 夕日にきらめく彼女の顔が近づいてきて、キスをした。なんて、甘い感情だろう。
「禎一さん、暗くなる前にお帰りなさい」
「そうですね。明日も来ますよ、夕子さん」
 二人で手を繋いで夜になりつつある校舎を歩くと怖さは無く、あっという間に旧校舎を
出ることが出来た。そのまま、林を抜けて、新校舎の校門まで来た。
「わたしは、ここから出ることが出来ませんから」
「では、名残惜しいですが、これで。おやすみなさい、夕子さん」
【はい、おやすみなさい、禎一さん」
 手を振る彼女に俺も手を振り返した。幽霊の彼女が出来たなんて言ったら、母さん、
びっくりするだろうなあ、なんて思いながら、帰宅した。
 今日の宿題を片付けつつ、旧校舎のことが何度も頭を過ぎった。古ぼけた匂い、夕子
さんの姿、白骨体などとりとめも無く。
 夕飯を食べ、親に学校のことを聞かれたけど、さすがに夕子さんのことは言えなかった。
 風呂に入って、落ち着くと手の平に夕子さんの乳房の感触が思い出された。夕子さんの
顔と相まって思わず勃起してしまう。恋人同士、なんだよな。キス以上もあるよな。
 ふー。のぼせそうになったので風呂から出た。
 興奮していたようでも疲れたのか、吸い込まれるように寝てしまった。
 翌朝、昨日のことが幻のように思えつつ、そわそわと登校した。校門をくぐると、
「おはよう、禎一!」
「夕子さん!おはようございますっ」
 昨日とは印象が打って変わって、出迎えてくれた夕子さんがいきなり抱きついてきた。
「こんな所で、まずいですよ」
「いいじゃない。あなた以外、誰にも見えないわよ?」
 腕を組んできて、その、腕に豊満な乳房が当たるわけで、僕は大変気恥ずかしいまま、
教室に来て、自分の席に着いた。夕子さんはしばらくウロウロしていたが、ホームルーム
が始まり、1時間目の授業が始まる頃には退屈したのか、僕の膝に座ってきた。
「…もう、授業ですから、旧校舎に戻ってくれませんか?」
 僕は小声で夕子さんにお願いしてみた。
「だって、禎一とずっと一緒に居たいの。あたし、じゃまかしら?」
「…授業のじゃまですよ。あとで旧校舎に行きますから、お願いしますって」
「判ったわよ。絶対来てね。絶対だから」
 僕は無言で頷き、夕子さんは膝から降りて、窓の外に消えていった。
 それにしても昨日の夕子さんとは印象がずいぶん違うな。僕の事を貞一さんって呼んで
いたのに貞一って呼び捨てだったし。そんな事を思いつつ、放課後となった。
 いつものように林を抜けていき、旧校舎にたどり着いた。ふと、後ろに視線を感じて、
振り向いてみたけど、誰も居ないようだ。昨日通った道順で迷路のような校舎の廊下を抜
けて、奥まった部屋にたどり着いた。きしむ扉を開くと、
「おかえりなさい。ずっと待ってたんですよ?貞一さん」
「お待たせしました。あれ?朝の夕子さんとは制服が違う気がする」
 この夕子さんは、今の女生徒と同じセーラー服だ。じゃあ、朝のは…。
「今日は、初めて貞一さんと会ったはずですよ?」

15 :
 そうして話していると、突然、ガラッと扉が開き、
「あの!第三新聞部の小此木ももえです。あなたの名前は? 実は、【怨念の自動エレベ
ーター】を調べて居るんですが、取材に協力してもらえませんか?」
「僕は、新谷貞一です。僕は、自動エレベーターとか全然知りませんよ」
「エレベーターって、わたしが時々使ってる、あれかしら」
「夕子さん、心当たりがあるんですか?」
 夕子さんは、小首をかしげてる。
「あ、やっぱり。新谷さん、霊感でもあるんですか?先ほどから誰も居ない部屋で誰かと
話していたじゃないですか。だから、これだっ!て思ったんです」
 げっ、聞かれてたんだ。ややこしくならないうちにこの場をやり過ごさせねば。
「小此木さん、とりあえず、そのエレベーターに行ってみましょうか」
「はい。実は、さっきから心細かったんですよー。」
 小此木さんが手を繋いできたら、夕子さんがキッとなって小此木さんの手を触れた。
「きゃっ!ひやっとしたのが、なんか触った…。」
「き、気のせいじゃないかなー…あはは」
 夕子さんと手を繋ぎ、小此木さんの横についてその場をしのいだ。とほほ。
「この、給食用のエレベーターに首がはさまってんだ生徒の怨念がエレベーターを動か
して、放課後に1人でこの前を通った生徒を中に誘い込み、異界に連れて行ってしまうと
いう噂なんですよっ!」
「その…わたしが便利に使っていただけで…怪談って訳じゃないのよ?」
 夕子さんは、慣れた手つきでボタンを操作して、エレベーターを呼んだ。
「やはり…。これには夕子さんが絡んでいたようですね」
 あごに手を当てて、僕はそれらしいポーズをしてみた。
「えっ、本当ですか?旧校舎の幽霊、夕子さんがこれを?」
 エレベーターのカゴが到着し、ドアが上下に開いた。
「へーっ、これがそのエレベーター…うわっ!」
 中を覗いていたときに後ろから夕子さんがえぃ!とか言って突き飛ばしたので二人で
中に入ってしまい、ドアが自動的に閉まって下がり始めた。
「新谷さん!大変な事になっちゃった」
「早く追うのよ!」
 なんかもう一人の声がしたような。真っ暗のシャフトの中を夕子さんと密着して下って
いる。いい匂いだ。この手のひらにむにゅむにゅする、これは何だろう。どんどん温かく
なって、湿ってきた感触を無意識にいじっていたら、夕子さんが甘い吐息を漏らした。
「貞一さん…、そこはまだ早いわ」
「えっ!?」
 驚いたところでエレベーターは1階まで着いて、ドアが開いて明かりが差し込んだ。
 目の前に夕子さんの顔があり、僕の手はスカートの中に入っており、これって…。
「だ、大丈夫ですか?新谷さん」
「お前、夕子さんになんてことしてるんだ!早く離れろ」
 慌てて、エレベーターのカゴから出たけど、知らない人が居るな。
「異世界とか無かったよ。ちょっとあちこち痛いけどさ。あなたは誰ですか?」
 顔立ちが夕子さんに似た、きつい目つきのショートカットの女生徒が居る。

16 :
「もう、せっかく二人っきりだったのに」
 夕子さんは不満を漏らし、俺の後ろに隠れた。
「庚 霧江よ。そこにいる夕子は、あたしの大伯母にあたるんだ」
「あなたは、夕子さんが見えるんですか!」
 親類縁者だと見えるのかな。となると僕も遠い血筋なのかな?
「えーっ、えーっ!お二人とも霊能者なんですか?」
 夕子さんがいたずらっぽい顔して、小此木さんの背後から抱きしめた。
「な、誰?周りに誰も居ない…夕子さんの仕業なの?背中に文字?ユウコって、
マジデスカ!」
「そういうわけなのよ、小此木さん。夕子さんは近くにいるの」
 困り顔で霧江さんが補足した。
「あの…霧江さん、夕子さんはどんな姿なんですか?この手帳に描いてみて下さい」
「いいわよ。あまりうまくないけど………こんな感じかな?」
 手帳を覗くと霧江さんは、髪の毛の長い、少し冷たい感じの女子高生を描いていた。
 僕が見るより印象がきついみたいだな。夕子さんは優しげな表情で僕に寄り添っている。
「ちょっと怖い感じがするけど、噂ほどではないですね。こんな特ダネをすぐに手に
入れられるとは思いませんでした!」
「あのさ、小此木さん。エレベーターの件は記事にしていいけど、夕子さんの事は、
そっとして置いてくれないかな?彼女は、何もしてないんだし」
「うーん、そうですね、夕子さんは美女でした!では、記事になりませんね、やはり。
ともあれ、あたしは、新聞部に戻ります!でわ!」
 慌ただしく小此木さんは、去っていった。夕子さんは、ほっとした表情だ。
「えと、新谷君だったっけ?あなたは、夕子さんの事、どれくらい知ってるの?」
「この旧校舎地下の夕子さんの本体に会いました。そこでこの土地の因縁がイメージとな
って僕に流れ込んできて、巫女だった彼女が妖怪のような存在になった、とまでは」
 妖怪って言った当たりで夕子さんがつねってきた。いてて。
「ほとんど知ってしまったのね。夕子さんとあなたは、これからどうするの?」
「わたしは、貞一さんと一緒に過ごしていたいです。あなたがどう思おうと」
「夕子さんも言ってますが、僕は彼女に惹かれています。良くない事かもしれないけど」
 僕と夕子さんは見つめ合い、思いを確かめるように言った。
「でも、夕子さんの存在は微妙なのよ? 何かあるとこの学園が滅ぶかもしれないわ」
 霧江さんが、何でそんな心配をするのだろうか。
「もしかして、霧江さんも巫女としての修行とかしているのですか?」
「ええ、来るべき時のために。だから、警告しに来たのよ。新谷君が夕子さんを見えると
いうことは、陰陽師とかの血筋かもしれないわね。ともあれ、現状の確認が出来たので、
あたしは帰るわ」
 何かを断ち切るような引き締まった身のこなしで、霧江さんは帰っていった。
 やっと、夕子さんと二人っきりだ。例の部屋に鞄を置きっぱなしなので、手を繋ぎなが
ら、階段を上がりつつ、
「今もあの因縁は続いているんですね、夕子さん」
「生徒たちの恨み辛みが刺激して、多少の事はあるんだけど、だいたい平和なものよ?
だから、あなたともこうしていられるんだし」
 夕子さんが寄り添ってくる。他人から見えれば、アツアツのカップルに見えるかな?
なんて、思っていると廊下の片隅の闇が不気味な形を持って迫ってくる!
「こんなのは、いつもの事よ」
 夕子さんが片手でその闇を絡め取り、食べてしまった。闇というか穢れ?を取り去った
せいか、あたりは清浄な雰囲気になっていく。

17 :
「それで、こういう穢れを飲んだ後は疲れるんだけど、貞一さんと一緒に居ると回復が
早いの」
「それでべたべたしてるんですか。何だ、ちょっとガッカリしたな」
「違うわ。思いが通じ合っていないとダメなの。穢れのまま残ってしまうから」
 切ない表情の夕子さんを見たら、怒れないじゃないか。
「僕は、こうしているのと居心地がいいですよ」
 夕子さんは、上機嫌だ。もう、暗くなってきたので屋上に向かった。こうして、今日も
二人で日が落ちるのを見ている。曇っているから鮮やかじゃないけど。
「小此木さん、また、来ると思うんですよ。だから、夕子さんが居る部屋を部室にして、
そうだな、『怪異調査部』にすると判りやすいんじゃないですか?」
「そうね、わたしとあなたがあの部屋にいる理由になるわ。ちょうどここに板があるし」
 夕子さんは、マッキーの太い方でさらさらと達筆で怪異調査部と書いた。
「じゃあ、これをあの部屋に掲げましょう」
 今日も夕日が沈む。それを見つつ、唇を重ねた。やがて、夕凪の涼しい風が吹き抜けた
あたりで下の部屋に行き、備品の金槌と釘で先ほど作った部室名の板を打ち付けた。
「こんなもんですかね」
「ええ、いいんじゃないかしら」
 僕は、鞄を持ち、部屋を出た。夕子さんも付いてきて、旧校舎の玄関に来た。
「貞一さん、今日は、ここで。また明日、会いましょう」
「では、おやすみなさい、夕子さん」
 さて、翌朝も校門で夕子さん?に出会った。
「おはよう、貞一!」
 間違いなく、制服違うし。呼び捨てだよな。
「おはようございます、夕子さんに似た人」
「ひっどーい!何よ、似た人って」
 怒りながらも密着して付いてくるこの人、旧校舎の夕子さんとは違う感触だ。
 教室に着いて、授業の準備をしていると夕子さん?は興味深げに見ていて、授業が始ま
ると膝の上に乗ってこっちを見ている。授業を受けつつ、僕は小声で、
「…あの、あなたは調伏された悪鬼の夕子さんじゃないですか?」
「ずいぶん昔の事を知っているのね。そうよ、お互いの身体を分け合うような混じり合う
様な感じになって、やがて、水と油のように二人に別れたの」
「…それで納得が行きました。今後は黒夕子さんと呼ぼうかな」
「せめて、黒夕子ね。さんなんて要らないわ、貞一」
 授業を聞き、ノートを取りつつ、黒夕子と話していると頭が混乱しそうだ。
 それでも小声で会話を続けていく。
「…黒夕子は、新校舎、白夕子は、旧校舎担当って訳なんですか?」
「そういう感じよ。ねえ、貞一。どっちの夕子が好みなの?」
 妖しい表情で顔を向き合い、僕の瞳をのぞき込むようにして、黒夕子が聞いてくる。
「…あなたのようなざっくばらんな人もいいと思うし、清楚な人も好みですよ」
「そんな答えはつまらないわ。両方なんて図々しいし」
「…白夕子さんの方がつきあったのは先です。でも、二人とも別人には思えないです」
「そんな事言って。元々は一つの身体だし、混ざり合ってるからなあ」
 不意に黒夕子さんが膝から下りて、出て行ってしまった。温もりが冷めて行くに従って
名残惜しいような、そんな気分になった。
 昼になったので、弁当を持って、オープンテラスに行き、空いてる席に着いた。
「あ、新谷さーん!お昼ですか?一緒に食べましょうよ」
「いいですよ」
 小此木さんが駆け寄ってきた。

18 :
「昨日は、ビックリしましたよー。幽霊ってほんとうに居るんですね」
「あのことは内密に。悪霊とかじゃないので」
「ああ、そうでしたね。ごめんなさい。お詫びに卵焼きをあげます。あーんして!」
 無邪気に小此木さんが厚焼き卵を1つ取って、僕の口に向けたら、
「ぱくっ!」黒夕子さんが横取りした。
「あれっ?新谷さん、素早いですね」
「い、いやあ、おいしそうだったから、あはは」
 横にいる黒夕子さんもテーブルについて、弁当を持ってる。
「一緒に食べましょ?貞一」
「…いいけど、変なちょっかいしないで下さいよ。小此木さんがビックリするし」
「む?もしや、ここにも夕子さんが居るんですか?」
 小此木さんがきょろきょろしてるのを面白がって、黒夕子はミニトマトを小此木さん
の口に押し込んだ。
「むふぉ!ミニトマトが出現しましたよ、新谷さん!」
 目を白黒させてるよ。普通、ビックリするモンな。
「というわけで居ます。黒夕子、ほどほどにね」
「はーい。貞一、あーんして」
 鶏の唐揚げだ。なかなかおいしい。弁当はどうやって作ったんだろう?
「この弁当、どうやって作ったの?」
「調理実習にお邪魔して、ちょいちょいと材料を拝借して作った訳よ。おいしい?」
「ええ、おいしいですよ」
 黒夕子は、にんまりしている。そんな様子を小此木さんがむむっとして、
「ちょっと飲み物買ってきます。新谷さんは?」「あ、紅茶があったら」「判りました!」
 小此木さんはたたっと走って、行ってしまった。
「お弁当、食べ終えちゃった。じゃあ、またあとで、貞一」
 黒夕子は、ついっと近寄ってキスしていった。真っ赤になってる僕をおかしそうに
笑って、幻のように消えていった。
「お待たせです。はい、どうぞ」「どうも。これ代金」
 僕は紅茶のパックにストローを刺し、小此木さんはきょろきょろしながら、
「夕子さん、どうしてます?」「もう、居なくなったよ。気まぐれなんだよ」
 ほっとした様子だ。僕も弁当の残りを食べながら、ふと気になった。
「僕は1年C組なんだけど、小此木さんのクラスは?」
「実は、2年生なんですよ?上級生です。えへん。霧江さんも同じです」
「えーっ!同じ学年だと思ってました。タメ口ですみません」
「別にいいですよ。先輩風吹かせるガラじゃないですから。昨日は頼もしかったですし」
 頬を赤らめてそんな事言われると誤解しちゃいそうだ。


19 :
「そうですか?かっこわるかった気がするけど」
「そんな事無いですってば。今日もあそこに行って良いですか?」
「いいですよ。実は、あの部屋は『怪異調査部』の部室なんですよ」
 昨日、看板を作っただけなんだけどさ。
「そうだったんですか。だから、霊感のある人たちが集まってたんですね!」
 霧江さんも部員だと思われてるな、きっと。
「まあ、そんな感じかな。あ、そろそろ昼休みが終わるよ」
「大変です!」
 弁当を片付けて、それぞれ、教室に戻った。
 体育の授業でバスケをやっていたんだけど、黒夕子さんに乱入された。
「オイ、空中でパスが反れたぞ?」「スローパスで上からボールを奪われた気がする」
「あり得ない軌道でボールがゴールした」
 僕だけが黒夕子さんを見えるので試合そっちのけで妨害したけど、逆に黒夕子さんを
ヒートアップさせてしまったようでくたくたに疲れた。
「貞一、スゴイ楽しかったよ」
 満面の笑みでそんな事言われても。息も絶え絶えの独り言で抗議するしか。
「……こう言うの、勘弁して下さい。……次、こういうことしたら無視するんで」
 汗、ダラダラである。黒夕子は涼しい顔だけど。
「ねぇ、本当に怒ったの?」
 黒夕子は横に座りながら、眉を寄せてしおらしく心配顔だ。
「ストレスが溜まってるのかもしれないけど、ほどほどにしましょうよ」
 僕は笑顔でそう、言い返した。実際、ちょっと楽しかったし。
「うん!あたしの事、嫌いにならないでね、貞一!」
 抱きついてくる彼女は、ほんと無邪気だ。豊満な胸があるのでドキドキしてしまうけ
ど、ひんやりした肌が心地よい。
 授業が終わって教室に着替えに戻るが一人だけ女子が居て、僕をじっと見てるし、
彼女もその場で着替えてるよ。
「貞一、勃起してるね」「…触らないで下さいよ」
 ガヤガヤとしている中、黒夕子さんの指が僕のを握っている。これじゃ着替えが出来
ないので黒夕子の手をつかんで離したら、
「あたしのも見たい?」「…今は、着替え中ですから」
 さっさと着替えて、席に着いたが、黒夕子はどこかに消えていった。
 授業が終わり、掃除当番をこなしてから、旧校舎に向かっていると黒夕子が現われた。
「貞一、一緒に来て」
 強引に手を引かれ、地下の機械室みたいなところに連れ込まれ、扉が閉められた。
 機械の間を抜けて、奥のドアを開けると小屋があった。
「ここは、あたししか入れないんだけど、こうして手を引きながらなら貞一も来れるの」
「黒夕子は、ここに住んでるの?」
 質素ながら、タンスやちゃぶ台とかあって、布団が畳んであった。
「とりあえず、座布団にでも座ってて」
「はい」
 不思議な部屋だなと思っていたら、黒夕子は布団を敷いて、服を脱ぎはじめた?!

20 :
「貞一、この世に居られるエネルギーってなんだと思う?」
 裸になった黒夕子が、僕に抱きついてきた。
「それは、こうして男女の間に生まれる性欲が大きいのよ。あたしみたいに不安定な存在
は、自然とそれが失われて儚くなってしまうの」
 彼女の手が僕の股間をまさぐって来て、その淫らな手つきにたちまち勃起してしまう。
「だから、貞一。ねえ、あたしと抱き合って、補って欲しいの」
 甘く熱い吐息が僕の耳元に当たり、濃いフェロモン臭が僕を虜にしつつあった。
 細くしなやかな指が学生服をワイシャツを脱がしていき、ズボンも脱がされてしまった。
「あの…僕は、白夕子さんのところに行かないと」
「あの女も同じよ。抱いてあげなさい。ぜったい、拒まない筈よ。でも、その前に」
 柔らかな唇が僕の唇を奪い、なまめかしい舌が割り込んできて、絡み合う。その刺激は
僕の頭に衝撃と痺れをもたらし、夢中にさせた。凶悪に持ち上がってきた性欲が本能的に
彼女を布団に押し倒し、なめらかな首筋を舐め、鎖骨に舌を滑らせ、豊満な乳房にキスを
したら、甘い吐息が漏れた。もどかしくランニングとパンツを脱いで、裸で抱き合う。
 ああ、なんて言ったらいいのだろう。もち肌というか抱き合っているところが全て、気
持ちいい。指が沈み込むようなこの乳房、つんと起った赤い乳首、いつまでも触っていた
いし、舐めていたい。
「貞一、すごくいいわ。あなたの若い精気があたしを虜にしてしまう」
「黒夕子、僕は、おかしくなってしまったのか。あなたを貪りたい」
「いいの、好きなようにして。嫌らしいことをもっと…」
 彼女は起き上がって、張り詰めた僕のを握ってしごき、舌先で亀頭を舐めあげ、生暖か
い口の中に吸い込み、蠢く舌が根元に響くような強烈な快感を与え、僕はひとたまりも無
く射精した。びゅびゅっと出すたびに亀頭を吸われ、膝がガクガクするほど感じた。
「青臭い精液だわ。こんなの飲まされたら、あたしの女が疼いて止まらなくなっちゃう」
 黒夕子は、仰向けに寝て、大胆に股を開いて、茂みの奥のぬらぬらしたひだを晒した。
 その淫らな姿態に頭を殴られたような衝撃を感じて、熱くぬめる性器に貪り付いた。
「あぁっ、そうよ。貞一、もっとあなたの情欲で犯して」
 腰をくねらせてよがる黒夕子の乳房を鷲づかみしながら、溢れる愛液をすすり、頭を出
したクリトリスに吸い付き、なめ回した。ひくひくする膣に指を何本も差し入れ、複雑な
襞をぬめる愛液と指が絡みつき、淫らなよがり声が止まらない黒夕子を見ながら、どうな
ってしまうんだろうと思った。
「お願い、もう、貞一の陰茎であたしを奥まで満足させて、ねえ、早くぅ」
 黒夕子は、僕の張り詰めた物を握りしめ、熱くぬめる膣口に導いた。そこに亀頭が触れ
たとき、本能的に腰を突き出し、僕の物は飲み込まれるように肉壁に掴まれていた。
 黒夕子の歓喜の声と共に長い足が僕の腰に絡みつき、逃さない。
 さっき出したばかりだというのこの淫らな刺激に気を抜くと出してしまいそうになる。

21 :
「さあ、もっとあたしを味わって。めちゃくちゃにして!」
 豊満な体に抱きつきながら、がむしゃらに腰を使って熱いぬめりのなかを出し入れして
行くと徐々にからだが馴染んできて、お互いが一体となってきて、自分の陰茎が繊細な刺
激に包まれ、やがて溶けてしまったような感じになり、夢のような気持ちだ。
 喘ぐ唇が愛おしくなり、キスをして舐め合い、たゆんたゆんする乳房を揉み、こりこり
になった乳首を捏ねているとますます喘ぎ声が高くなっていく。
「あぁ、いぃ、ねえ、貞一、そろそろ、果てそうなの…。ねえ、どう?」
 僕も下腹からもうどうにもならない衝動が抑えきれない。
「じゃあ、そろそろ、行きますよ?」
 僕のぎゅっと締付けてくる肉壁に負けじとどうにでもなれとバンバン腰を使って行くと、
「来て、来て、あぁぁっ!」
 ぐっと腰を打ち付けて、息を詰まらせ、背中を反らして感じ入ってる黒夕子の奥に僕は
びゅうびゅうと今までしたこともない勢いで射精した。
「はぁはぁ、貞一の熱い精液であたしは生き返ったわ」
 黒夕子は、熱いキスをしてきた。
「なんか、騙されたような気分ですが、正直、すごく良かったですよ」
 僕は、気恥ずかしさからさっさと自分のをティッシュで拭いて、黒夕子のも拭った。
 そして、さっさと服を着た。
「ねえ?もう一度してもいいのよ?気の済むまで…」
 妖艶な微笑みで僕を誘うように黒夕子が見つめている。
「いえ、遅くなりましたが、白夕子さんの所に行かないといけないので」
「そう?でも、これからはいつでもあたしのことを抱いてもいいのよ。毎日でも」
「僕の体が保ちませんよ。では、おやすみなさい」
「おやすみ、愛しているわよ、貞一」
「はいはい」
 白夕子さんに後ろめたい気持ちだけど、僕は旧校舎へ急いだ。
 もう、日が落ちかけている。迷路のような旧校舎内を駆け回り、階段を上がり、屋上に
直接行ってみた。
「夕子さん!遅く、なりました」
 息が切れた。下を向いて、はぁはぁと喘いでいる僕の前にやさしい人影が。
「遅いですよ、貞一さん。もう、来ないかと思ってました」
 見上げると清純な夕子さんの寂しげな笑顔があった。
「僕は、あの、夕子さん!」
 思いあまって抱き締めると夕子さんは、びっくりしていた。
「どうしたんですか?貞一さん。あっ」

22 :

 そして、沈む夕日に照らされながら、思いのこもったキスをした。
 どっちも夕子さんなんだよな。夕凪に吹かれながら、とりとめのない話を夕子さんと
遅くなるまでして、僕は、家に帰った。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
おわり

23 :
アップしてから気付いた。貞一の字を最初の方、ずっと間違えてるよorz

24 :
GJ
次はぜひ黒くない方の夕子さんでお願いしますm(_ _)m

25 :
>>24
どもどもです。
白夕子さんで、もうちょっと整理して、いい具合のが出来たらアップしたいと思います。

26 :
見る人の精神状態によって夕子さんの姿が変わるなら
ロリ夕子さんとかボテ腹夕子さんとか
貧乳夕子さんとかふたなり夕子さんとかも…

27 :
夕子さんは無限の可能性を持ってますねw
というか、なんでもありになるね。

ロリ夕子さんに一票
誰かください。頼みますm(_ _)m

28 :
>>12 の続きです。
・貞一x夕子
・18禁
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 今日は土曜日だ。本来は学校に行く必要がないんだけど、昨日、怪異調査部から帰るとき、夕子さん
が明日も来ないと呪うとさんざんごねたので、僕は金曜夜は夜更かしするのでたいへん眠いんだけど、
いつもだったらとうに遅刻という時間にコンビニに立ち寄って、弁当やお菓子、飲み物などを買って、
黒夕子さんの襲撃を避けるために林を抜けて、かえで坂あたりから旧校舎へ向かった。
 旧校舎の玄関の前に来ると、僕の大好きな人が不機嫌そうに待っていた。
「おはようございます、夕子さん。遅くなってすみません」
「お・そ・いー! なにやってたんですか? 貞一さん」
 左手にコンビニ袋、右手はプリプリしてる夕子さんをなだめつつ、手を繋ぎながら、いつもの部室へ。
「学生は休みの前日に夜更かしするモノですよ。お詫びにお菓子とかいろいろ買ってきましたよ?」
 僕は、コンビニ袋を掲げて、夕子さんに見せる。
「えっ!?なに買ってきたの?見せて、見せて〜!」
 応接セットのテーブルに買ってきたお菓子の袋とか箱を並べると夕子さんは大喜びだ。
 並んでソファーに腰掛けて、夕子さんが過ごした年月はどうあれ、心は同じ位なんだなって思う。
僕もお菓子をつまみつつ、
「夕子さんがこの学園から出られないのって、地下にある夕子さんの本体があるからじゃないかな。
この旧校舎自体がお墓みたいな扱いで、その敷地から出られないとか」
「そうね、そうなのかもしれないわ。わたし自身が本体を動かせないから、もし、旧校舎が解体とか
そういうことになったら、新谷君のお家の庭にお墓作ってくれないかな。そうしたら、ずっと一緒に
居られるでしょ?ねぇ、貞一さん」
 僕の首に手を回して、熱っぽい目つきでねだられるとその気になっちゃうけど、黒夕子さんはどう
なってしまうのだろうか。
「うちの庭は狭いから、置けるかな。まんまお墓だと親に説明できないから、裏にそれらしいのなら」
「ほんと?!貞一さんにお嫁入りするみたいな気分!」
 目を輝かせた夕子さんが高まった気分のまま、キスしてくる。甘い匂いとお互いの舌が絡み合うと
その味まで共有できるお菓子みたいなキス。
「移転したら、成仏しちゃうかもしれませんよ?」
「そんな、意地悪言って、もうっ、あっ、うふふ」
 いたずらに押し倒して、子猫のようにじゃれ合ったりしていると甘いようなフェロモン臭が強まって
来て、不意に夕子さんと見つめ合い、耳元でそっと、
「…夕子さん、僕のしたい事、してもいいですか?」
 ささやくと夕子さんは、ぞくっとして、
「そんな事聞かないで。したい事を、すればいいわ…。」
 乱れた黒髪をかきあげてむき出しになった形の良い耳にキスして、耳の穴を舐めてみると、あっと
短く声を漏らした。そのまま、耳の後ろからつーっと首筋を舐め、甘い吐息を漏らす赤い唇に口づけ
しながら、やわやわと豊満な乳房を揉んでいると、
「貞一さん、制服がしわになっちゃうから、脱がせて…。」
 熱くほてりつつある夕子さんを起こして、リボンを取り、胸元のチャックを開いて上着を脱がし、
スカートのホックを外し、下着姿に。ブラジャーもホックを外すとぶるんと生の乳房が。
 パンツ一枚の夕子さんを見つつ、すでに勃起してしまってる僕ももどかしく裸になった。


29 :
 軽く汗ばむ夕子さんをソファーに寝かして、手のひらから大きくはみ出る乳房の感触に我を忘れて
揉みしだき、乳輪をつまみ、尖らせた乳首を弄り、舐めたり、吸ってみたり。胸の谷間にキスをして、
乳房にも吸い付くようにしていると、夕子さんは俺の頭を抱えて、よがっていた。
 片足をソファーの背にかけて、膝裏から太ももまでいくつもキスをし、もう片足を僕の肩に掛けて、
淡い繁みに潜むひだにキスをすると夕子さんは背筋をふるわせ、あぁっと声を漏らした。
 舌先で湿ったひだを舐め取り、かき分けていき、熱い蜜をこぼす膣口を見つけ、口づけてすすった。
 快感に耐えるように夕子さんの足が僕の頭を挟むけど、かまわず舌をそこに挿入して、中を探り、
味わっていると腰をくねらせ、頭を出したクリトリスを舌先で弄り、指を膣に出し入れしたり、肉襞
をたぐるようにしているとすっかり夕子さんの身体から力は抜け、僕のされるがままだ。
 淡い午前中の光の中、汗ばみ、身をよじって発情している夕子さんは、頭がどうにかなってしまう
くらい淫靡だ。ぐっと乳房を揉み、固く尖った乳首を弄り、片手は夕子さんの熱くぬめる膣の中で蠢
かしてみる。はぁはぁと湿った荒い息を漏らし、感じ入ってる様子だ。
 僕の陰茎は根本まで我慢汁が垂れ、これまでになく漲っていて、もう、どうにも治まらない。
「もう、入れてもいいですか?夕子さん」と聞くと、熱に浮かされたような目つきで頷いた。
 下げるのに苦労するくらい勃起した陰茎を夕子さんの熱く濡れそぼった膣口に当てて、かるくなじ
ませてから、ぐっと押し込むとなめらかな感触で僕の物を包み、奥へと誘い、何とも言えないしっく
りした感じで、深く繋がった。
 夕子さんは安堵のような声を漏らし、涙をこぼしていたので抱きしめ、その涙をぬぐった。
 不自由な体勢だけにお互いを抱きしめて離れないようにして動き、徐々に体が馴染んできて、僕が
腰を使う度に夕子さんの腰もついてくるような熱くうねるような、たまらない感覚が続き、お互いの
気持ちが通じ合って高まってくると夕子さんの頬が上気してきて、汗だくになりながら、僕は、
「…夕子さん、愛してます」「…わたしも、貞一さんっ!」と愛を確かめ合って、どうにもならない
衝動を抑えきれなくなり、がむしゃらに腰を使い、夕子さんのあーっ、あぁっというような高い声と
共に僕は、腰を打ち付け、熱い思いを奥に何度も激しくぶちまけた。
 夕子さんは、息を詰まらせながら、何度も背中を震わせた。
 そのまま、しばらく夕子さんの上で、僕はすがすがしい気分を味わっていた。
「…貞一さん、とても良かったですよ」
「夕子さん、僕はなんか、うれしいです」
 とても愛しく思えたので、気持ちのこもったキスをした。
「あの、わたし、はしたないですが…疼いて止まらないの。だから」
 夕子さんが起き上がって、僕をソファーに座らせて、長い髪をかき上げて、萎えかけてた僕の陰茎
を咥えて、舐め初めたのでたちまち復活した。そして、しゃがむように僕の上にまたがり、陰茎を握
って、熱い膣に自分で挿入してしまった。
「だめ?、ねぇ、いいでしょ?貞一さん」
「ちょっとビックリしたけど、何度でも気の済むまでしたいですよ、夕子さん」
 自分で動く夕子さんに合わせて、僕も下から突き上げていると濃い愛液が陰毛を濡らし、ディープ
キスしてお互いの口を貪りながらしていると脳が蕩けそうだ。バンバン腰を使い、尻をつかんで腰を
回したりしている内に急速に高まってきて、ぎゅっと抱きしめながら、悲鳴のような声を上げる夕子
のぐにぐにと当たる子宮に押しつけるように勢いよく射精した。
 ぐったりともたれ掛かって荒い息をつく夕子さんは、僕の耳元で、
「なんかもう、止まらないわ。まだ、出来そう?」
 なんて、熱く甘い声でささやくので、僕のは急速に回復してきた。


30 :
「まだまだ、行けるみたいです」テーブルの上のジュースを飲んで、喉を潤していたら、
「貞一さん、飲ませて?」と夕子さんがねだってきたのでジュースを口に含み、口移しで甘い液体を
何度か飲ませていたら、ムラムラと後ろからしてみたい!と思って、夕子さんをテーブルに手をつい
てもらい、四つん這いみたいな体勢にしたら、ぼたぼたと今まで放った精液と愛液の入り交じったの
がこぼれてきて、思わず指を入れて弄っているとその匂いと感触にまた興奮してきた。
 僕の反り返る陰茎を夕子さんの尻をつかみながら、膣口に当てて乱暴に挿入した。
「あぁっ、いぃ!」もう、3度目なので大胆に腰を使っても大丈夫なのでずるずると絡み合う肉壁の
たまらない感触を味わいながら、思う存分突いてみた。ぶるんぶるんしている乳房をわしづかみにし
て握りながら、乳首をつまんで引っ張ってみたり、夕子が激しく喘ぎ声を上げるのが楽しくなり、繋
がったままソファーにどすんと座ると中がぐっと締まり、つんと突きだしたクリトリスを弄りながら
激しく突いていると夕子さんの中が反応し、腰がぐいぐいと動き、後ろから乳房を揉みながら責め続
けていると低い声で喘ぎ初め、夕子さんは朦朧としてきてる。僕もさすがに体力の限界だ。
 気力を振り絞り、これで最後だとばかりもみくちゃになりながら、切迫した喘ぎ声を出す夕子さん
の中がぐーっと締まってくる!僕は堪らず、びゅるびゅると射精した。
 なんか、しばらく寝てしまったようだ。夕子さんも僕にもたれたまま、すーすーと寝ている。
「夕子さん、起きて下さい。シャワーでも浴びましょうよ」
 頬にキスしてみた。
「んー…、ふぅ。すっかり果ててしまって、腰が立たないわ。だっこして連れて行って!」
 まあ、僕のせいであるからしかたないか。シャワー室までちょっと遠いけど、誰も居ないはずなの
にきょろきょろしながらたどり着いた。夕子さんは重くはないけど、また汗かいちゃったよ。
 水のシャワーしか出ないけど、今日の天気だとちょうどいい。ふたりでシャワーを浴びて、汗だ、
なんだをすっきり洗い流したら、ぐーっと腹が鳴ったので妙におかしくなって、笑った。
 無邪気に追いかけっこするように部室まで戻ってきて、服を着た。せっかくだから、弁当と飲み物を
もって、かえで坂を登り、見晴らしの良いところで昼飯にした。
「いやあ、こんな休日もいいな。コンビニ弁当もヤケにうまく感じますよ」
「こんな楽しい土曜日は、生まれて初めてかもしれないわ。ありがとう、貞一さん」
「僕も感謝です、夕子さん。女性とこんなに親密になった事、無いですから」
「明日も来てくれるんでしょ、貞一さん?」
 弁当を食い、飲み物で喉を潤しつつ、いい風に吹かれていると思いついた。
「そうだな、使ってないテレビとゲーム機がありますから部室に置いて、遊びましょうか?」
「ゲーム機って、なあに?ちょっと楽しそうね!」
 そんな感じで先行き不安なものの、僕と夕子さんの土曜日は、和気藹々とした感じで終わった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
おわり

31 :

よかったです。
口調に少し違和感がありましたが…

黒×白とかないかな〜?

32 :
>>31
どもどもです〜。
原作は7巻まで買って読んだんですが、一読しただけなのでキャラが掴み切れてないかも(^^;
そろそろ他の人のも読みたかったり。

33 :
前に上げたのと合わせて、推敲してみたのを上げてみました。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3094404.txt.html
Pass:yuuko
興味のある方はパスワードを入れて、ダウンロードすると表示されると思います。

34 :
同じ部屋で夕子とHしている貞一と
黒夕子に犯される霧江を目撃する小此木
そしてそれが「怪奇!?遠隔エアセックス」として
学校の猥談として語り継がれる…

35 :
有子がみんなを騙してた報いでレイプされちゃう展開キボンヌ

36 :
アニメ良い最終回だった。
…と、いうわけで最終回の続き希望!
キスだけであれならその先は…。

現在深刻な書き手不足°・(ノД`)・°・

37 :
アサちゃんと紫子のボテバラ写真を見てた貞一と霧江が
夕子を見たら…
何故かボテていたり…

38 :
テスト

39 :
ho

40 :
アカヒトさんの騒ぎで有子がヤラれそうになるのいいね

41 :
hosyu

42 :
保守

43 :
全然伸びねーなこのスレ

44 :
レギュラーキャラが少ない上に
レギュラー男キャラが貞一以外いないのも

45 :
ん〜と

46 :
保守

47 :
この作品キャラが少ない気がする
まあ庚さん一人いれば十分やけどな

48 :
保守

49 :
保守

50 :
http://www.sokuani.tv/
おい、ここ画質スゲーよかったw
ちなみに無料配信してるから得。画質もいいし

51 :
白夕子と黒夕子 最終回。
前回のSSからほぼ1年ぶり(^^;
原作も最終回になったようなので、続きを書けという声が聞こえたような気がしたので、
あっさりですが、結末を付けてみました。
オリジナル設定、キャラ分離(白夕子と黒夕子)アリ。
貞一x夕子
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 木曜日だって言うのに帰り際に、
「貞一さん、大きめのバッグを持ってこの部室の隣の音楽室に遅くなってから来て。
 絶対だからねっ!」って僕の肩をつかんで、じっと目を見て念を押されたので、
「わ、わかったよ。10時くらいでいい?」「うん。…待ってるから」
 今度はなんだろう? また新しい怪異のネタでもあるのかなあって期待しつつ、家に帰って
から宿題等を済ませ、夕飯も食べた。
 自分の部屋に戻って、クローゼットの中から修学旅行の時に使った旅行用バッグを見つけ
て、大きいって言うとこんなのかなあと思ったけど、なんに使うんだろう。
 母さんには『怪異調査部』に入ったって事で、遅くなったり、夜に出かけるときも部活だ
からって堂々としていられるので無理なくふつうに夕子さんと付き合うことが出来ている。
 ただ、このところ、二人の夕子に会ったとき、口調や制服の違いとかで見分けが付いてい
るけども…はじめの頃みたいな違う人だって感じが薄れてきている。
 それは、付き合いを重ねているうちにお互いを空気のように自然に感じ、馴染んでいくよ
うなことかなって思っていたんだけど、僕の身体に残る二人の感じが通じ合っているような
気がして、同じ夕子って呼んでいるのもあって、しっくりしてきているんだけど、何となく
冷えていくような悪い予感みたいなのを感じている。
 ふつうの恋人じゃないから、僕自身が幽霊や妖怪みたいなものに感化され、そのうち僕も
他人から見えない存在になってしまったり、命を吸い尽くされて…地下の夕子さんの本体、
あの骸骨と永遠に横たわる羽目になってしまう、なんて悪寒もする。
 こんな事なんて一時のことだと思っていたのにどっぷり浸かってしまって抜け出せなくな
っているように。夕子さんの言うことが本当なら、僕の性エネルギーで生きているようなも
ので…自宅に帰ってから、ここ半年程自分でヌいたこともないし。
 人間とそうでないものが曖昧になっていくようなこの感じ。
 吸血鬼みたいに一方的に搾取されるようなことでなく、僕は夕子さん以外とえっちしたこ
とがないから判らないけど、あの温かさと充実する感じとか愛おしい思いって、悪いことに
なるとは思えないんだ。
 僕は母さんに部活だからと言って、バッグを自転車に載せて学校まで走っている。
 強力なLEDライトを持っているけど、以前は闇が絡みつくような怖さに満ちていた森は濃密
な静けさが心地よいくらいで、旧校舎までの小径もほとんど迷わないくらいだ。
 月明かりに照らされた旧校舎に着いたので自転車を停めて、下向きに持ったライトを点け
て、暗闇を切り裂くような光を頼りに校舎に入った。
 しばらく歩いていると鈴のような音が耳に入り、それを頼りに歩いて行くと迷わずに部室
まで行ける。夕子さんが姿を隠して導いているのかなって思ってたけど、知らないって言う
から魂の共鳴みたいな感じで引きよせられるようなことなのかなあ。
 気をしっかり持っていないと夢の中にいるような感じになって足下がふわふわしてくる。
 この校舎に包まれているような…そう、夕子さんの中に居るみたいな。

52 :
 ぎしぎしとほの暗い廊下を進んでそろそろ部室だなーって思っていたら、
「……あっ…んんっ…」聞き覚えのある、二人の声がする…。そっと音楽室に近づいて窓から
覗いてみると体育倉庫から持ってきたのかマットが引いてあって、しなやかな、白いものが
絡み合って…影のような髪の毛が肌にまとわりつき、お互いを求め合うような感じに見えた。
 黒夕子と白夕子…だよな。影絵のような光景だけどしっとりと淫らな匂いがここまで漂っ
てくるようで、しなやかなに舌が首筋から脇の下までをも舐め、欲望を喚起するようないや
らしい手つきが乳房を這い、てろてろと乳首を舐め、下になっている白夕子の手は黒夕子の
股間をまさぐりくちゅくちゅと湿った音を響かせ、お互い、堪らないものが背筋を走るのか、
びくっびくっとしつつ腰が跳ね、敏感なところを刺激する度に白い首筋がぐっと反らされ、
そこに舌が這う。
 闇が染みたような白い肌は汗ばんでいて、目が蕩けてしまいそうなくらい…なまめかしい。
 僕の心臓は妙に高鳴り、その情景に刺激された僕のが熱く勃起している。
 頭が混乱してきた。まさかとは思うけど、夕子同士が深く愛し合うほど和解したので僕は、
用済みってことを知らせるために…思わず目眩のような震えが来て、窓枠をガタッと掴んだら、
「…んふぅ。貞一さん、来ていたんですね」「こっちに来なさい」
 二人に気付かれた。バツの悪い思いで引き戸をきしませながら僕はとろりとした熱気を持つ
そこへ、足を踏み入れた。絡み合っていた二人は身体を起こし、妖艶な微笑みをしながら僕に
まとわりつき、服を脱がして裸にしていく。どういう…事なんだろうか。
「あの…二人は仲直りしたので、僕との仲もおしまいって事ですか?」
 戸惑う僕の唇を争うように二人の夕子は貪り、愛おしそうに僕の身体に熱を持った柔肌が抱
きつき、腰を物欲しそうに押し当て、細くたおやかな指が陰茎に絡みついている。
「ぷはっ…これは?!」「私たちは深くわかり合えました」「そう…わだかまりもなく、ね」
 そういって、僕はマットの上に押し倒され、二人の舌が漲る僕のモノを根本から先まで丁寧
に舐め上げ、亀頭や竿に熱くキスされながら舌が蠢き、出てしまいそうになる前に加減され、
ずにゅーっとこの感じは、黒夕子の方かな?さっそく僕のが陰部に飲み込まれ、白夕子の陰部
が僕の顔に押し当てられて、舌や指を使う度に熱い喘ぎ声が漏れ、したたり落ちる愛液で顔が
びしょびしょになるくらいだけど、黒夕子の腰の動きが早まって来て…抜かれてしまう。
 中途半端な感じにどうにも堪らない感じなんだけど、二人は交代して、また、熱く柔らかな
肉壺に僕のは収められて、下腹に妙な熱が溜まるような感じで二人の淫気に染まっていくよう
な…清浄で淫猥で熱く甘い、そんなものがうねり、どこまでも僕のは高まって…まるで全身が
勃起したかのようだ。
 そして、けだるげに黒夕子が仰向けに寝て、湯気を上げそうな陰部を見せつけるように膝を
広げ、その上に白夕子がその陰部にしゃがんで自分の性器を合わせるようにして覆い被さって、
「貞一さん…二人の夕子のお好きな方を突いて、満足させてくれませんか?」
 振り向いた夕子の妖艶な目線に拐かされたようにねっちょりとしたその隙間に入れると2つ
の唇が合わさったような感触でじゅるじゅると溢れる愛液が腰の動きを促し、合わさる愛液が
濃くまとわりつくぬめりを作り、夕子たちの腰がうねる度にどちらかの膣に導かれ、むっちり
とした尻を掴みつつ、お互いの乳房を捏ね合い、舌を絡め、歓喜の声を漏らしている二人の反
応が僕の陰茎を翻弄し、何度も切羽詰まった声を上げ、息を詰めて僕のを締め付けるその膣へ、
堪らないほとばしりを注いでしまうけど、僕の陰茎には後から後から根本にドクドクと活力が
導かれ、衰えることを知らないようで取り憑かれたように腰を使い、パンパンと腰を打ち付け、
上下でぶびゅぶびゅっと愛液と精液が入り交じったものが噴き出す陰部に向けて熱い昂ぶりを
突き、かき回し、僕は何度射精したか判らないけど、ねっとりとバターでも引いたような肌に
なった二人の女は溶け合ったかのようで濃厚な匂いで僕の頭を夢中にさせて、二人を抱え込む
ようにしているうちに全てを受け入れられたような…繭に入ったよう感覚がして、今、自分が
何をしているのか、何に打ち込んでいるのか判らなくなり、不安になった僕が夕子を抱きしめ
ようとする手も宙を掴むように頼りなく、耳鳴りのような、どーっと言う津波や暴風みたいな
感覚に向けて、弾けるような射精をした。

53 :
 気がつくと、僕は裸でうつぶせに倒れていて、ひんやりしたマットの上に一人だけだった。
 とても…だるかったけど、身体を起こすと音楽室には、人気がない。
「夕子さん……夕子さん? どこ行ったんですか! どちらでもいい、どこにいるんですか!」
 周りを見回しても…あれ? 足下に古風な手鏡がある。なんでこんなものが? と拾って見る
と鏡の色合いが変な感じで……んっ? この愛おしい人影は!
「夕子さん!」そっちを振り向いてみたが、居ない。どういう…事なんだろう。
「うふふ…貞一さん。ここですよ」聞き慣れた声がするのは、この手鏡?!
「ま、まさか、鏡の中にいるんですか?」
「はい。あ…そんなにぎゅって握らないで。…黒夕子と協力してこの手鏡を作りました」
 びっくりして力が入りすぎた左手の指を右手の指で開くようにして、
「そのために、あんな事をしたんですか?」
「貞一さんの力も必要でしたので。この校舎は明日にも解体工事が始まります。
 ですから、急いで私をここの呪縛から解き放ち、地下の遺体をあなたに運んでいただく為
 に私たちを鏡に封じ、バッグを持ってきてもらいました」
 あり得ない…と思いながらも僕は、散らばった服を着た。手鏡とバッグを持ち、ライトの
スイッチを入れて、隣に部室に入った。
 板で封印してある地下室の入口をその辺にあったバールで引きはがし、バッグを持って、
不気味な階段を下りて行き、ライトで照らすと夕子さんの骸骨がそこにあった。
「その…紫子さんが引き取ればいいんじゃないですか?」
「それでは駄目なのです。きちんと納骨、成仏させられてしまうと貞一さんに逢えなくなり
 ますから。…でも、こんなの、無理、ですよね? 私のことは、忘れて下さい」
 僕を気遣う声は、真摯であり、本当にそう思ってるように聞こえる。
 骸骨をバッグに入れているなんで、帰りに警官に職質されたら捕まる、よな。
「でも、でもですね、ここまでして、……僕は夕子さんを愛していますからっ!」
 バッグのチャックを全開にして、入るように手足とか曲げるとボキボキしてすみません!
と思いながら収めて、辺りをライトで照らして取りこぼしがないよう骨を拾って、慎重に
チャックを閉めた。
「案外、自分に痛みとか伝わって来ませんね。うふふ」どーっと冷や汗が出た。
「じゃ、じゃあ、行きますよ?」「はい。お願いします、貞一さん」
 しゃべる手鏡を持ち、ちょいちょい本当に姿が消えてないか確かめつつ、犯罪者の気分で
廊下を忍び足で歩いて行き、校舎を出る前に何度も警備員さんとか居ないか確かめ、そっと
ドアを開いて、自転車までたどり着くとほっとした。
 バッグを前かごに乗せて、鍵を開けて自転車に乗り、旧校舎を振り返った。
「これで、こことはお別れなんですね」手鏡を校舎に向けた。
「思い出が詰まった場所ですから、いつまでもあって欲しいです。
 でも、これからは貞一さんと新しい場所で思い出を作っていきたいから」
 夕子さんがいなくなったせいだろうけど、青白く、軽く突いただけで今にも倒壊しそうな
雰囲気になっていて、身震いがした。

54 :
「さあ、貞一さんの家に連れて行ってくれませんか?」「はい!」
 大事な手鏡をズボンの前の方に押し込んで、落とさないように走り出した。
 帰り道はなるべく平静を装い、遠くに自転車が見えただけでビクッと来たけど、幸運にも
巡邏中の警官に会うこともなく、家に帰れた。
「ただいまー」「お帰りなさい。ずいぶん汚れてるから早くお風呂に入りなさい」
「うん。荷物、置いてくるよ」「バッグに何が入ってるの?」鎮まれ、俺の心!
「ちょっと先輩に借りたものがあってさ。じゃ!」
 いぶかしげな母の目線を背中に感じつつ、慎重にバッグを持ち、階段を上がった。
「ここが、僕の部屋なんだけど」と手鏡を取り出すとまばゆい光が弾け、
「男の子の部屋なんて、はじめて。ここが、貞一さんとの愛の巣になるのねっ!」
 と、出現した夕子さんにぎゅっと抱きつかれた。
「うわっ! ずっと鏡のままだと思ってましたよ」ほっとしたー!
「それじゃつまらないでしょ? さあ、一緒にお風呂に入りましょ?」
 夕子さんは、僕や霧江さん以外に見えないようだけど手鏡になればどこでも行けるように
なったので、これからはデートも出来るって事だよな。
 夕子さんの骸骨は、とりあえず、床下の点検口の奥に木箱に入れておいてある。
 これからは、旧校舎まで行かなくても大好きな夕子さんとずっと一緒なんだよな。
 なんかでも、けっこうヤキモチ焼きだし、いろんなイタズラするのは黒夕子の名残かな。
 そのうち、父さんや母さんに夕子さんのことを認めてもらいたいんだけど、相当、難しい
よなあ。でも、僕はがんばって、夕子さんと一生付き合っていくよ!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
おしまい。

55 :
いい感じ

56 :
>>55
どもどもです(^^)
解釈にも寄りますが、原作の貞一君がこの世から居なくなるような感じは不幸だと思うので、こんな感じはどうかなと。
でわでわ。

57 :
a

58 :2013/07/12
やったぜ
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