2013年10エロパロ345: Another(アナザー)でエロパロ (815) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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Another(アナザー)でエロパロ


1 :2012/01/25 〜 最終レス :2013/10/02
鳴ちゃん可愛いよ

2 :
鳴「榊原くん……こんなスレまで私を連れてきて、何をするつもりなの……?」

3 :
メイちゃんとディープキスしながら繋がって最後はメイちゃんの予想外のだいしゅきホールドで中出し
初めて味わう快感にメイちゃんは少し泣いちゃってる
二人ともまだ息が荒い状態でメイちゃんに「気持ちよかった?」って聞くと顔真っ赤にして「気持ちよかった…」って答える
なんつう妄想

4 :
鳴ちゃんをとにかく孕ませたい
鳴ちゃん中学生キツキツおまんこを何度も突く
鳴ちゃんは気持ち良くなってきて愛液が溢れてきてヌルヌルになってしまう
鳴ちゃんのキツヌルおまんこにちんこを何度も擦りつけて
鳴ちゃんの柔らかにぷにぷに子宮口に何度も亀頭を押し付ける
鳴ちゃんと俺に快楽の並がどんどん襲ってきてもう我慢できなくなって
鳴ちゃんの子宮口に亀頭を押し付けて子宮口と亀頭がキスをして
鳴ちゃんの子宮にびゅくびゅくと精液タンクの精液が0になるまで射精し続ける
鳴ちゃんの子宮の奥の奥のまで精液を注ぎ込んで一息つく
鳴ちゃんのおまんこから精液が溢れでないようにしばらくはちんこを挿入したままにしておく
鳴ちゃんの子宮全体、奥の奥までちゃんと精液染みこんでからちんこを外して
鳴ちゃんが確実に孕んだことを確認する
鳴ちゃん、これからも何度も何度も子宮にたっぷり精液ザーメン注いであげるからたくさん孕んでね

5 :
予想はしてたが、案の定キャラスレから変態が流れてきたか……
作品投下する場合、ネタバレはやはり禁止だろうか

6 :
榊原くんは水野さんで童貞卒業したんだと勝手に思ってる

7 :
>>4
これはコピペに出来そうだな

8 :
もっと脈絡と品のあるの書けよ
盛りデブの便所の落書きみたいな性癖はキモイだけだ

9 :
>>1
エロパロ待ってました

10 :
>>1
既読組としては今後の盛り上がりが楽しみ

11 :
酒鬼薔薇くん… クビ… 撥ねて…?

12 :
投下する人は原作ネタバレ有りかどうか記載すればいいんじゃないかな

13 :
鳴ちゃんおはよう
寝てる間に染み込んだ鳴ちゃんのおぱんちゅの匂い嗅がせて?
いい? じゃあ、鳴ちゃん僕の目の前でおパンツ脱いでよ
……やった、鳴ちゃんの脱ぎたておぱんちゅだ
あぁぁぁ、あったかいぃぃよぉぉぉ、鳴ちゃんの脱ぎたておぱんちゅあったかぁぁいぃぃぃ
くんくん、ぷはぁ、すっごいイヤラシイ匂いするよ鳴ちゃん?
寝てる間に鳴ちゃんのエッチな匂いがたっくさんおパンツに染み込んだだんね
あぁぁ、すぅぅぅんんいいにおぉぉぉいだよぉぉぉすっごいイヤラシイ匂いする鳴ちゃんおぱんちゅ
鳴ちゃん僕に脱ぎたてのエッチな匂いが染みこんだおパンツ嗅がれてどんな気分?
嬉しい? 嬉しいの鳴ちゃん?
エッチな匂い染み込んだ脱ぎたておぱんちゅ嗅がれて嬉しいなんて鳴ちゃんは変態なんだね
って、あれ鳴ちゃん、床に何かシミができてるよ?
あ、鳴ちゃんのおまんこから何かポタポタ垂れてる
もしかしてエッチな気分になって愛液たくさん出ちゃってるの?
イヤラシイ匂いのする鳴ちゃんおぱんちゅ嗅がれて、鳴ちゃんエッチな気分になってきちゃったんだね
鳴ちゃんホント変態だよ。こんな変態見たこと無いよ
鳴ちゃんこんなにえっちなお汁垂らしちゃってどうしようもない淫乱娘だね
鳴ちゃんエッチな気分になってるんでしょ? 僕にどうしてもらいたいの?
え、聞こえないよ。ちゃんとはっきりと言ってくれないと。
ん? 私のイヤラしいおまんこいっぱい気持よくして下さい、だって?
鳴ちゃんは本当にエッチのことしかもう頭にないんだね
それじゃあ鳴ちゃん今日も鳴ちゃんの子宮に何度も何度も熱くて濃い精液ザーメン射精して孕ませてあげるね♪

14 :
榊原「お尻は嫌なんじゃなかったっけ」
鳴「嫌―――だけど、きょうは特別に認めます」

15 :
鳴「榊原くんが私以外の女を抱いたか
どうかの見分け方を見つけたの
それは…オチンチ◯を口に入れた時の味でわかるの」
榊原「うそだよね」
鳴「ええ うそだけれど…マヌケは見つけられたようね サ カ キ バ ラ ク ン」

16 :
原作ではありえなかった赤沢×榊原という可能性がアニメで提示された

17 :
134 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/01/25(水) 17:50:36.79 ID:E4255QM80
恒一君になびいているのを今や露骨に示す赤沢さんに、
目の細い中尾君は嫉妬を爆発させています
きっと「赤沢さん(の処女)を守る会」なんてモノを勝手にでっち上げて
赤沢さんの周りをうろちょろしていたんだろうなあ
イケメン、東京から来た恒一君の前にあっという間に蹴散らされ、赤沢さんが
田舎から東京に、しかも恒一の進学する私立に行ってしまう! と聞いて
嫉妬が抑えきれなくなったのですね
彼の予想は的中し、赤沢さんは「あなたのせいよ、これは!」と言いつつ、
恒一君の唇を強引に奪います。そして……!

18 :
123 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/01/24(火) 22:55:45.20 ID:dqM5Yxl20
顔を真っ赤にして恒一君におねだりの赤沢さん。
屋上で他の生徒たちが登校する様を見ながら、バックからブスリ。
必に声をす赤沢さんを後ろからガンガン攻める恒一君。
そして、扉からそっと見ている鳴。
124 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/01/24(火) 23:48:49.13 ID:NBXFqfQI0
なし崩し的に生中出しされて
対策の甘さに自己嫌悪する赤沢さん可愛い
125 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/01/25(水) 00:11:36.35 ID:qgEHU0sv0
「こ、今度こそちゃんと、ひ……避妊してよね。もうっ」
「うん。もちろんだよ」
と言いつつ、後ろから抱き締める恒一君。
「あんっ……ちょっ……なにを……あああんっ……」
第二ラウンドスタート
126 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/01/25(水) 00:31:28.75 ID:qgEHU0sv0
赤沢さんと鳴、二股かけている恒一君
イケメン君の精力は絶倫だ
128 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/01/25(水) 00:44:15.58 ID:YPjXZj+H0
>>126
怜子さんも合わせて三股だな
水野さんもいれたら四股か
恒一ハーレム結成

19 :
対策の甘さ吹いたww

20 :
恒一君の日常。
自宅に戻って怜子さんとギシアン、深夜に病院に行き、夜勤の水野さん
とギシアン、早朝、早出して学校の屋上で赤沢さんとギシアン、帰宅時、
人形館の地下で鳴とギシアン
一日4発。
怜子さんからセックスのテクニックを習い、水野さんで試し、
赤沢さんでみがきをかけ、メイに全力で注ぎこむ。
問題は体力が持つかだけどね。若いから大丈夫か。

21 :
さて、夜勤の時間だ。
水野さんが夜勤当直を勤める五階に、恒一君はいそいそとエレベーターに乗って向かう
病室が一つ、個室が空いているのは確認済み
水野さんは大部屋の患者たちを巡回して素早く確認
「大丈夫だったよ。ホラー少年……来て」
「うん。……もう、こんなになってるよ」
「あたしも……ほら」
「わっ。凄い。大洪水だね、水野さん」
「早苗って呼んで」
「だったら早苗さんもホラー少年じゃなく……」
「恒一って呼んで、いい?」
「早苗……」
「あっ……ああああっ……ああんっ!」
 ベッドを軋ませてギシギシアンアンと始める二人。
「うふふ……弟がこれを見たら腰を抜かすわね」
「弟……まさか、望月の席の隣にいる水野って、早苗さんの……!」
「そう。弟よ。同級生が姉とセックスしているなんて知れたら、スゴイことになっちゃう……ああんっ!」
と、夜な夜な個室を使い、セックスに励む二人なのでした。

22 :
「ホラー少年って言っていた時は、こんなことになるとはおもわなかったわ」
と、恒一君のナニを突っこまれながらあえぎ声を発する水野さん。
夜勤タイムは水野さんの性欲が満たされる至福の時だ。
実は恒一君に抱かれるまでは処女だった水野さん
あの夜のことを思い出しつつ、夜勤当直でオナニーの日々
弟に命じてこっそり恒一君の写真を撮らせ、常に身につけている
「好き。大好きよ、恒一君……あああんっ」
21歳の水野さん、15歳の少年とのセックスにのめりこんで、メロメロです

23 :
鳴っ!鳴っ 鳴!!

24 :
夜明けのコーヒーを水野さんと飲み終えた恒一君は一人病院を後にする。
「ふぁああ……とりあえず4時半から2時間眠って立て直そう」
と、布団に倒れたと思ったら怜子さんに起こされた。危うくそのまま押し倒されそうになったけど
「おばぁちゃんに聞かれちゃうよ」
がし文句になって離れてくれた。
怜子さんは底なしだ。こっちが加減しないと、あの人独りに搾り取られちゃう。
朝食は朝からベーコン、スクランブルエッグ、濃縮牛乳と、タンパク質主体のモノだった。
「しっかり食べて、力をつけてね」
微笑みつつ言う怜子さんの目は、笑っていない。素早く書きこんで学校に向かう。
時計の針は朝の7時15分。
「おはよう、赤沢さん。早いね」
「お……おはよ」
 早くも赤面している赤沢さん。顔を背けてツンと返事をするのがまた可愛い。

25 :
いつの間にか立ってたのか

26 :
サントラずっと聴いてるけどすごく落ち着くなww
購入は初めてだったがいい買い物だった

27 :
>>26
もう出てるのか

28 :
ごめん、大誤爆した。

29 :
>>28
だがアリプロの曲はもう出てるみたいだ

30 :
Anotherのサントラは知らないです。大誤爆しました、申し訳ない

31 :
このアニメのBGMで落ち着くなんてどんな精神異常者かと思ったww

32 :
くそぅ・・・・すごい恥ずかしい

33 :
「お……おはよ」
 早くも赤面している赤沢さん。顔を背けてツンと返事をするのがまた可愛い。
 それを見たぼくのナニは早くも屹立を開始した。連日四人を相手にしていても
幾らでも立ってしまう。特に赤沢さんは、ツンとした顔と赤面のギャップが激しく
興奮してしまう。
 だからぼくは赤沢さんの後ろからそっと近づくや、無言で彼女を後ろから抱き締めた。
「あっ……」
 甘く酸っぱい赤沢さんの匂いが鼻腔一杯に広がる。たちまちぼくのアレは五割増しに
怒張した。その存在を赤沢さんの見事なお尻に押しつけながら、抱き締めた腕をそのまま
胸の位置に持っていく。
 着やせした赤沢さんの豊かな乳房が掌に収まる。弾力ある胸の谷間をもみしだきつつ、
赤沢さんの耳たぶを軽く噛む。
「ひゃん……ああんっ」
 赤沢さんが子ネコのような声を立て、身を縮める。昨日、怜子さんから教わったテクニック
を早速赤沢さんに試すのは心地いい。

34 :
「もうっ……恒一ったら」
 赤沢さんが怒ったような声を出す。でも、これはフリだ。本当は
怒っていない。その証拠に――。
振り返った彼女が自ら唇を押しつけてくる。濃厚なキス。舌と舌を
絡め、音を立ててキスを続ける。その間にぼくの掌は彼女の豊かな
乳房をもみしだく。
「あっ……ふん……あ」
微かなあえぎ声と共に耳まで真っ赤に染まった赤沢さんの表情を
盗み見るのが心地良い。もうこれだけで勃起したぼくのアレは精液
を出してしまいそうだ。実際にはカウパー腺液が出始めているのが
判る。カウパー氏腺液とは、尿道球腺液とも言う。男の尿道球腺か
ら分泌される、弱アルカリ性の粘性を持った無臭無色透明な液体
の事……
というのは、怜子さんの受け売りだ。
「ガマン汁って言った方が判りやすいか。わたし、これ、大好き」
と言いつつ、怜子さんはぼくの腺液を一滴残らず舐め、飲み干して
くれたんだ。
赤沢さんをそこまで仕込むのはまだ時間がかかるかな。でも楽しみだ。

35 :
いかん。こんなの書いてないで仕事しよう。

36 :
メイちゃん編までどうか、オナシャス

37 :
>>35
急に元に戻るなよ…真面目に読んでた俺が惨めじゃん…

38 :
(続き)
乳房をもみしだく。
「あっ……ふん……あ」
微かなあえぎ声と共に耳まで真っ赤に染まった赤沢さんの表情を
盗み見るのが心地良い。勃起したアレを彼女の下半身に押しつけ
つつ、スカートをまくる。夜見山に転向してよかったと思うのは、スカート
の丈の短さだ。ただし、女子の大半は日頃からブルマーを穿いていて
ナマのパンティはつけていない。でも――。
「言われた通り、つけてきたんだね、赤沢さん」
 彼女は生パンだった。シルクの清楚なパンティをずり降ろしつつ、
ズボンのチャックを降ろす。弾かれたバネみたいにアレが飛び出し、
カウパー腺液の飛沫が赤沢さんのスカートに、そして、パンティに
飛び散る。
「やんっ! ダメ!」
 狼狽と共に赤沢さんが小さく叫ぶが、素早くその口を塞ぐ。白のパンティ
を膝下まで下ろし、赤沢さんの左脚をひょいと持ち上げさせる。
 パンティの片方が外れ、足元に落ちた。そのまま濡れぼそる赤沢さんの
秘所に向け、いきりたったアレをぴたりとあてがう。
「入れるよ」

39 :
ホラーなら亡フラグ

40 :
恒一と鳴がいちゃついてるだけのSS、投下します。
事件や3組の謎、鳴の詳しいプロフィール等については意識的に触れていないので、おそらく致命的なネタバレはないかと。
鳴が実在するか否か、って点についてはばらしてるので注意。
あと後日談という位置付けなので注意です。
読みたくたい方はトリップでNGお願いします。

41 :
「で、ここで代入すればxが消えるから……大丈夫?ついてこれてる」
「……ええ、大丈夫」
 見崎鳴はしばらく唸りながら教科書を見つめた後にそう答えた。
 嘘だ。
 この表情は、絶対に理解できていない。
「じゃあいいけど。気になるとこがあったらすぐ聞いてね」
「わかった」
 うなずくと鳴は再び教科書とノートに顔を向け、数式との格闘を再開した。
 そんな彼女の様子を眺めつつ、ぼくもぱらぱらと自分の受験用の参考書をめくる。が、その内容は全く頭に入ってこない。
 それはぼくの受験が内部進学者枠で進められるためモチベーションが上がらない、というのもあるが、一番の理由はこの奇妙な状況からだろう。
 始まりは昨日の放課後のことだった。
 なんと鳴が、ぼくに勉強を教えてくれとせがんだのだ。
 よく考えてみればおかしいことではない。1学期あれだけ授業をサボりまくっていた鳴の成績がまともであるはずがないし、大分打ち解けてきたとは言ってもクラスにそんなことを頼めるほど仲のよい友達はいない。
 一応東京の進学校からきた実績を持つぼくに白羽の矢がたっても、なんら不思議ではないだろう。
 だがしかし、ぼくは大いに動揺した。2人きりの勉強会、という言葉の響きが健全な中学3年生であるぼくには刺激が強すぎたのだ。
 だから、鳴とは比べるまでもなく悲惨な成績簿を受け取っているであろう勅使河原を誘おうかとやんわり提案してみたのだが、「彼に授業についていけないという弱みを見せたくない」とのこと。うん、まあ非常に気持ちはよくわかる。

42 :
 と、こういう運びで鳴の自宅で勉強会(参加者2名)が催されることになったのだ。
「榊原くん」
 問題を解く手を止め、鳴はぼくの肩をペンでちょんちょん、とつつく。
「どうしたの」
「ここの問題。どうしてこんな変形になるの」
「そこぼくがさっきわかってるかどうか聞いたとこじゃない?」
 そして鳴が意地を張って「わかった」と答えたところである。
「……そういう意地悪、きらい」
 鳴は白い頬を僅かに紅く染めて、小さく呟いた。
 このような照れた表情をうかべることは、彼女にしては相当珍しい。正直、純粋に可愛い、と思う。
「悪かった」
「別にいいよ」
 そして再び立式から再びやり直し、出来る限り丁寧に解説する。再び質問するといった恥ずかしい真似をしないためか、鳴は食い入るようにぼくの説明を聞いている。
「……これで大丈夫?」
「うん、大体わかった、と思う」
「本当に?」
「ほんとに。榊原くんって勉強ができるのは知ってたけど、人に教えるのもうまいのね」
 突然のほめ言葉にぼくはたじろいだ。
 そんなことは無いと思う、本当に。なにせ初めてのことだし。
「そんなことないよ、多分。見崎の飲み込みが早いからじゃない」
「早いかどうかは知らないけど、榊原くんってそういう、わたしの理解する速度とか、わたしのわかってるとことわかってないとことか、わたし以上によくわかってるっていうか……とにかく、それもあなたの才能の1つだと思う」
「あ、ありがとう」
 相手のことがよくわかる。でもそれは、鳴相手にしか開花しない才能な気がする。……それはそれで問題があるぞ、榊原恒一。
「休憩にしましょ。飲み物持ってくるから、待ってて」
 そう言い残し、鳴は冷蔵庫にむかった。

43 :
「今日は紅茶じゃないんだ」
「うん、丁度切らしてて」
 鳴が持ってきたのは、いつものレモンティーとミルクティーではなく、フルーツの絵柄のラベルのジュースだった。
「ありがとう、いただくよ」
「じゃあわたしは、こっち」
 ぼくがぶどうのジュースを選ぶと、鳴は残ったレモンのジュースを手に取った。
 栓をあけ、中の冷たい液体を喉の奥に流し込む。夏は終わったとはいえ、まだ暑い日は続く。こういうドリンクは素直に嬉しい。
「いたただきます」
 鳴もぼくと同じように、缶に口をつけた。こく、こく、と音とともに彼女の細い喉が上下に動く。
「おいしい、けど…………あれ?」
「どうしたの?」
「なんか、すごく冷えてるはずなのに、なんだか熱いっていうか」
 ……どういう意味だろう。ぼくがいただいたのは普通のぶどうジュースだったけど。
 少し気になって彼女が飲んでいるジュースのラベルをよく観察する。
 そして、彼女の奇妙な言動の原因に気がついた。
「お、おい見崎!これアルコール入ってるじゃないか!」
 ぼくがそう言うのと、鳴が缶を机に落とすのはほぼ同時のことだった。彼女のノートに、透明なシミが広がる。
「ある、こーる? ん、なんだか体があつい、ような」
 うわ、完全にイッてしまってます本当にありがとうございました。
 いやいやいや。いくら未成年がうっかり飲んでしまったからって、たかがチューハイだぞ?それも少量。それでこんなにすばやく酔っ払ってしまうなんてありえるのだろうか。
「と、とにかく飲んでしまったものはしょうがない。少し休んで――」
 ぼくが言い終わらぬうちに、鳴は机のむかいからこちらに身を乗り出してきた。
 気が付くとぼくの視界には少しとろんとした表情の鳴がいっぱいに映っていて、その意味を理解するより前に、唇に何かやわらかいものが押し付けられた。
 口の中に広がる、爽やかなレモンの風味。これは――

「い、いやいやいやいやちょっと待てって!!」
 ぼくは慌てて身を引いた。
「さかきばらくん、どうしたの?」
「いや、どうしたのじゃなくて!!少し落ち着いて!!」
 きょとん、とした鳴の表情。
「おちつく、おちついてるよ、うん」
「どこが!!だって見崎、い、今君は」
「さかきばらくんのほうが、おちついたほうが、いいんじゃない?」
 なんてことだ!酔っ払いに的確な突込みを入れられてしまった!
 じゃなくて!
「わかる?今君は正気じゃないんだ。あ、あんなことをして……」
「しょうき、しょうき、ああ」
 鳴は納得したようにうなずいてから、
「わたしが今しょうきか、そうでないかはともかく、わたし、いつも、わたし、さかきばらくんに、あんなことしたいって、思ってた」

44 :
 は?
 思考回路が一瞬、いや、数秒停止する。
 それってつまり……
「ねえ、さかきばらくん」
「な、何」
「わたしのこと、きらい?」
 嫌いなはずはない。五月の、ぼくの鳴に対するアプローチ(外来語として一般的に使用される意味でなく、純粋に『接近』という意味で)を忘れてもらっては困る。
 嫌いな相手にあんなストーカーまがい(まがいであって本物のストーカーではない)のことをするはずがないだろう。
 でもその質問に、どんな意味が……
「じゃあ、いいよね」
「何が!?」
 頼むから主語をはっきりさせてくれ!
 そんな祈りもむなしく、いつの間に移動したのか、鳴はぼくの隣に陣取っていた。
 鳴の細い指が、ぼくの頬に触れる。一瞬で自分の体温が上昇するのがわかった。
「み、見崎。冗談は……」
「わたしはね」
 つつつーと、彼女は首筋をなぞる。
「わたしはね、すきだよ、さかきばらくんのこと」
 彼女は今酔っ払っているんだ。真に受けるな。
「ね。だから、いいでしょ?」
 鳴は身をかがめた。そして触れたのは、僕の制服のベルト。ということはこの「いいでしょ」っていうのは、つまり……
 だめだ。だめだだめだ。
 彼女とこういう行為に及ぶのは、正直……正直に白状してしまえば、悪くないと思う。
 だけど、これは駄目だ。
「見崎!いい加減にもう止め……」
 怒鳴りかけて、あわててぼくは声のトーンを落とす。何故なら、
 鳴はぼくの膝のうえですぅすぅ寝息を立てながら、すっかり眠ってしまっていたからだった。
 全くこいつは、散々人を弄んで……
 深いため息をつき、端正な寝顔を見つめながらぼくはそっと彼女の髪を撫でた。

45 :
 あの後。
 鳴は僕の膝の上で睡眠を貪り、30分ほどで目を覚ました。
 そしてこの状況である。
 目を覚ますや否や鳴は、僕の元から一瞬で飛びのいて部屋の隅にあったクッションを掴み、体育座りをしながらそれに顔をうずめてしまった。
 それから約10分の沈黙。
「具合、どう?」
 このまま黙っていても埒が明かないので、意を決して僕のほうから声をかけてみる。おそるおそるといった感じにだけれど。
「……悪くない」
 蚊の鳴くような声で返事があった。
「覚えてる?さっきのこと」
「!?」
 ビクン、と肩を震わせ、鳴は手に持ったクッションをこちらに投げつけてきた。
 ぼくは慌てて身をよじり、それを回避する。
「…………ごめんなさい」
 とっさの攻撃により、顔を隠していたものを失った鳴の表情は、先ほど酔っ払った時よりも赤く染まっていた。
 ぼくがその顔を見つめていると、彼女は少し身じろいだ。
 いつもはほとんど無表情のくせに、今日はつくづくいろんな表情をみせてくれるなぁ、と半ば現実逃避に近いことを考える。
「悪気はなかったの。わたし、どうしてあんなこと……」
「仕方ないよ。お酒入ってたんだし」
 とはいえぼくのファーストキス、あらためて言葉にすると妙に照れくさい――は混乱した鳴に奪われてしまったわけだけど。
 まあ野郎の唇にそこまでの価値があるわけではないから、ぼくはそんなに気にしていない。
 それより悲惨なのは鳴のほうではないだろうか。
 悪いが彼女に男女交際の経験があるとはとてもじゃないが思えない。間違いなく今回のアレはファーストキスだっただろう。
 それを酒の勢いで、会って数ヶ月の転校生の男相手に失ってしまうなんて。
「ごめん」
「どうして榊原君が謝るの?」
「いや、だって、不本意とはいえその……してしまったわけだし」
「わたしは……別に」

46 :
「あと、1つ聞いていい?」
「何?」
「酔ってたときのこと、全部覚えてる?」
 ぼくがそう尋ねると、鳴は「たぶん」と小さな声で呟いた。
「じゃあ聞くけど」
 緊張を沈めるため、ぼくは大きく息を吸った。
 いいのか?これを聞いても。
 もしかすると、現在のような、一緒に勉強会をするような関係すら壊れてしまうかもしれないんだぞ?
 ぼくはこの鳴とのささやかな時間だけでも十分に幸せをかんじているんじゃないか?
 それを失うリスクを負ってまで、これを聞く必要があるのか?
 ……構わない。その時はその時だ。
 今このときを逃すと、多分ずっと問いただすことはできないだろうし。
 ぼくは高鳴る胸の鼓動をなんとか抑えようとしながら、口を開いた。
「さっき言ってたことって、本当なの?」
 鳴が酔っていた時に言っていた言葉。
『いつも、わたし、さかきばらくんに、あんなことしたいって、思ってた』
『わたしはね、すきだよ、さかきばらくんのこと』
 これが本当ならば、彼女は、ぼくに……
「榊原くん」
 鳴は再びぼくの方をまっすぐ見つめた。
「わたし、言ったよね。そういう意地悪はきらい、って」
「と、いうと……」
「…………本当、よ」
「こんなこと言えるなんて、ちょっとまだお酒が残ってるのかも。でも、言ってしまうね、折角だから。わたし、榊原くんのこと好きだよ。最初は変な人だなって想ったけど、6月にあなたと一緒にいることが多くなってから、わたしはどんどんあなたに惹かれていった」
 まるで他人のことであるかのように、鳴はたんたんと話し続ける。
「あなただけが、わたしを見てくれた。どんなに近寄らないでって警告しても。学校で初めて会った時ね、あの時はああ言ったけど、あなたが話しかけてきてくれてすごく嬉しかったんだよ」
 そこまで一気に話し終え、鳴は黙り込んだ。
 かなり無理して話したのだろう、その頬は先ほどと同じようにまだ真っ赤だ。
 そして、眼帯をしていないほうの目で、ぼくをじっと見つめる。
 その眼光にいつものような鋭さはなかったが、それでもこの瞳から逃れることはぼくにはできなかった。
 それは――彼女の瞳に宿る光がいつになく不安に満ちていて弱々しかったから。
「あ、……」
うまく言葉を発音できず、一度咳払いをする。
 先ほどジュースを飲んだばかりなのに喉がカラカラになっている。
「ありがとう、見崎」
「それで?」
 なるべく冷淡に装おうとしているが、彼女の口調からは明らかな緊張が感じられる。
 はやく先を、ということだろう。彼女らしいと言えば彼女らしい。
「……それで?」
 鳴は再びぼくに問う。
 それで。
 それで、ぼくはどうなのだろう。
 彼女の告白を受けて、どう思ったのだろうか。

47 :
 ……そんなの今更考えるまでも無い。
 無茶苦茶嬉しかったに、決まってるじゃないか。
 ぼくはもうとっくの昔から、鳴に惚れていたんだ。
 鳴は6月からだと言ったが、ぼくはあのエレベーターであったその時から、彼女に一目惚れしていた。
 自分の感情に対して完全にしらばっくれていたが、先ほど鳴に襲われかけて、改めて理解した。
「ぼくは、見崎のことが好きだ」
 鳴の瞳をまっすぐ見つめて静かに告げる。
「ずっと、君が好きだった。だからさっき君があんなふうになったとき、ぼくは、そりゃ驚いたけど、全然嫌じゃなくて。むしろ嬉しかったっていうか、その……」
「そう」
 ぼくの返答を聞いた鳴の反応は、ずいぶんとそっけないものだった。
 ……いや、そっけなく返そうと努力しているのは伝わってくるが、口元がにやけるのを堪え切れていない。
 ぼくのせいでこんな態度をとっているのかと思うと、なんだかうれしいような、照れくさいような。
「で、どうするの?」
「へ?」
「だから、どうするの、って聞いてるの」
「どういうこと?」
「わたしはあなたのことが好き。あなたもわたしのことを好きでいてくれる。だから……」
 ああ、そういうことか。
「いいんじゃない?恋人同士ってことで」
「こいびと……」
 こいびと、こいびと、と鳴はその言葉を小さく反芻する。
「じゃあ、榊原くんはわたしの、彼氏?」
「君さえよければね」
「……いい」
 返事は、聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声だった。
 それにしても、彼氏か。改めて言葉にしてみると妙に照れくさい。そして必然的に鳴もぼくの彼女になるわけだ。

48 :
 またしばらく、ぼく達の間を沈黙が支配する。
 でもそれはさっき鳴が目を覚ましたときみたいな気まずい沈黙ではなくて、ただこの数分間のうちにめまぐるしく起こった出来事を整理する時間がお互いに必要だったのだ。
 その間にも鳴の表情はめまぐるしく変化した。
 何を考えているのか、だらしなくにやけてみたり、眉間にしわを寄せてみたり。いつもぶすっとしている鳴が一人で百面相する様子は新鮮で、見ていてかなり楽しかった。
「榊原くん」
 先に沈黙をやぶったのは彼女だった。
 もう気持ちの整理はついたのだろうか。
「続き、しよう」
 思わず吹き出した。
 あれだけ考えて出した結論がそれかよ!
「えっと一応聞くけど、なんの続きかな」
 ぼくが尋ねると鳴はぶすっとした表情を浮かべて、
「……今日の榊原くん、やっぱり意地悪。わたしに言わせたいの?」
 いやいや、そういわれても聞かずにはいられないって。
 要するに、アレだよな。
 酔っ払った時に鳴がしようとした、
「うん、そうしようか」
 結局ぼくも押しに弱い性格で……いや、これは言い訳か。ぼく自身が、したかったのだ。鳴と。そういうことを。
「じゃあ、最初のところから」
 少し離れた所に座っていた鳴が、ぼくの正面に移動する。
「あ、ちょっとじっとしてて」
 向かい合って座った鳴の頭に手をのばし、眼帯の結び目を手探りでほどく。重力に負けたそれは鳴の膝の上に落下し、彼女の美しい蒼い義眼が露わになった。
「きみのその瞳も好きだから」
「……そう。どっちにしろ、キスするときは目閉じちゃうけど。」
 あはは、とぼくは苦笑する。それでも、少しの間だけでも見ていたかった。
「目を閉じて」
 鳴は囁いた。ぼくはそれに従って目をつむる。
 そして触れる、やわらかい感触。
 鳴もかなり緊張しているのだろう。弱々しい、そっと触れるだけのキス。
 さっきはもっと深いキスをした気がする。だけど、今回のほうがずっと心地よく感じる。
「……ん」
 鳴はさらに強く唇を押し付けた。
 それに従い、ぼくの心臓の音もどんどん速くなる。この距離だとおそらく鳴には気付かれているのではないだろうか。
 唇に新しい刺激を感じる。鳴が舌でぼくの唇をなぞったのだ。
 彼女が求めているであろうことを推測し、少しだけ上下の唇を離れさせて隙間を作る。
 が、結局想像したようなことは起きず、鳴は静かにぼくから顔を遠ざけた。
 つい先ほどまで温かいものが触れていたからだろう。唇に喪失感を感じる。

49 :
「……繋がっているのも、好きな人との間だったら嫌じゃないかも」
 鳴は唐突にそう呟いた。
 それは5月に地下の人形部屋で会ったときの台詞を受けてのものだろう。
「そう感じてくれたなら……嬉しいな」
 言い終えてからぼくはあることに気が付いた。
 今のキスまでの流れ、完全に鳴にリードされてなかったか?
 あまりにも、あまりにも情けないぞ恒一。
 鳴自身こういう経験はないだろうし、男のぼくが導いてあげるべきだったのに。
 よし、今度はぼくから……
「ってなにをやってるんだ君はぁああぁ!!!」
 ぼくが決意を固めている間に、鳴はぼくの制服の上着を完全に脱がせ、カッターをはだけさせていた。
「いったでしょ。続きしよって。今のキスは続きじゃない。リピート。改めてって思っただけ」
「だ、だからってこんな……」
「……いや?」
「嫌じゃ、ないけど」
「じゃあじっとしてて」
 彼女はぼくのカッターを完全に脱がせることはしなかった。
 そして、ズボンのベルトに彼女の細い指が触れる。
 その指は、小さく震えていた。
「見崎!やっぱり無理してるんじゃ……」
「無理なんかしてない。緊張してるだけ。それに――」
 彼女は一旦顔を上げて、ぼくのほうをむいた。かがんでいるから見上げる形で。
「めい」
「え?」
「めい、ってよんで。わたしも、こういちくんって、よぶから」
 彼女は再び顔を下に向けた。それは、赤い顔を隠すためだろう。
「……わかったよ、鳴。後悔しないね」
「当然。恒一くんこそ、覚悟はできてるよね」
「大丈夫、だと思う」
 鳴はぼくのズボンのベルトを抜き、ファスナーに手を掛けた。
 おそるおそるといった具合に、彼女はそれをおろしてゆく。
「恒一くん」
 ……いいたいことはよくわかる。だからやめてくれ。そんなジト目でこちらを見ないでくれ。
「散々紳士面しといて、しっかり準備できてる」
 いや、仕方ないだろう!?
 鳴ほどの美少女にあそこまでされて、こうならない奴なんているわけないだろう。
「いいよ。わたしで興奮してくれたんだって、好意的にとらえとくから」
 そう言って鳴は下着の上からぼくのそれをそっと撫でた。
 瞬間、脳内をこれまでに感じたことが無いような感覚が走る。
 ぼくも健全な男子中学生である。一人で『処理』することも多くあったが、それとは比べ物にならないくらいの快感だった。

50 :
「め、鳴……!」
「なぁに?」
「上手、だよ」
 彼女の手が、ピクリと反応した。もしかして、発言を間違えたか?
「ありがとう、って言えばいいの?正直反応に困るかな。それにわたしこういうことするの初めてだから、そういうのよくわからない」
「ごめん……」
 でも実際、先ほどまで震えていた鳴の指先は、稚拙な技術ながらも的確にぼくのポイントをついてきていた。
 しばらく無言で、鳴はぼくのそれを撫で続ける。
「あ……」
 鳴は何かに気付いたのか、声を出した。
「どうしたの?」
「なんか、ちょっと濡れてる。精え……じゃないみたいだけど」
 直接的な言葉を口にだすのは恥ずかしかったのか、特定のワードで尻すぼみになりながら、鳴は首をかしげる。そうか、中学校の性教育でそこまではならわないもんな。
 でも、気持ちがいいときに我慢したらでてくるものだよ、と説明するのはぼくにだって恥ずかしい。
「それは、鳴のがよかったからそうなったわけで」
「……そう。ならいいけど。とりあえず汚れちゃうから下着脱がすね」
 そう言ってなんのためらいもなくぼくの下着を下ろし、先ほどまでの刺激で起立しきったそれを露出させる。
 鳴は息を飲んだ。
 多分父親と一緒に居ないぶん、男性のそれを見る機会が全く無かったのだろう。それこそ、保険の教科書のデフォルメされたイラストくらいでしか。
「これが、本当に入るの」
 何か物騒な言葉が聞こえた気がするが全力でスルーする。
「嫌なら、止めてくれても……」
「嫌じゃないってさっきからずっと言ってる。それに……恒一くんは、このままじゃ終われないでしょ?」
 正直に言わせてもらえばその通りだ。
 ここまでされてこのままなんて蛇の生しもいいところだ。
「でもわたし本当にこういうことよくわからないから。気持ちよくなかったらごめんなさい」
 鳴は今度は布越しじゃなくて直接、細く、冷たく、繊細な指で、それとは対照的な容貌のぼくのそれを撫でた。
 さらに強い快感。それは、より一層の固さを持った。
 裏、先端、根元。試行錯誤するように、鳴の指先が動き回る。ぼくは、かがんだ鳴の頭を撫でることくらいしか出来なかった。

51 :
 コツを掴んできたのか、動きがだんだんと素早くなる。そして、いろいろ触ってみてぼくが反応を示したところを重点的に攻めてくる。
 自分じゃわからないし鳴も見ていないけど、おそらくぼくの表情は快感で緩んで相当情けないものになっていることだろう。
 そして襲ってくる、激しい波。
「鳴ッ!駄目だ!」
 へ?とでも言うような表情で動かす手を止め、鳴は上目遣いでぼくを見上げる。
 同時、激しい快感とともに、ぼくは果てた。
 彼女の白い指が、ぼくの精液で穢れてゆく。
 鳴は少しだけ驚いた表情を浮かべて、かがめていた体を持ち上げた。
 そして自らの指にまとわり付いた精液を不思議そうに見つめたのち、
「あ!!」
 口に咥えた。
「……苦い」
 そう呟いて、根元のほうまでもう一度指を舐め、人差し指に付いたそれは完全に拭いさられた。
 いや、苦いならもう舐めなくても……
「な、舐めないほうがいいよ、それ」
「どうして?」
「どうしてって言われても」
「よかった」
「え?」
「よかった。恒一くんが気持ちよくなってくれて」
 どうも、うまく会話が噛み合わない。けれど彼女がそう言ってくれることは、素直に嬉しかった。
「どうもありがとう。こう言われても君は困るかもしれないけど、上手だったよ」
 ぼくは彼女に礼を告げながら、机の上にあったティッシュで自身に付着した液体を拭う。
 その際、机に広がる勉強道具が目に入った。ついさっきまで一緒に数学の問題をしていたはずなのに、ひどく懐かしく感じる。

 さて。
 さて、だ。
 見事にここまでリードされっぱなしだ。情けない。情けないぞ榊原恒一……
「鳴」
 ぼくはまだ指先を見つめ続けている鳴に声をかけた。
「何?」
「今度は、ぼくがしてあげたいんだけど」
 思い切ってそう提案する。鳴はしばらく逡巡した後、
「……わたし、胸ないよ」
「関係ないよ」
 奇妙な返事を肯定と受け取り。ぼくは彼女の頬に触れた。そして再び短いキスをして、畳の床にそっと押し倒す。

52 :
「こう、いちくん……」
「大丈夫、まかせて。嫌だったらすぐに言ってね」
 とはいえ。ぼくだってこんなことは初めてだ。なにから初めていいのやら、というのが本音だが、そうも言っていられない。
 まず上着は脱がすべきだよな。そう思いボタンに触れると、鳴はぼくの意図を理解してか、脱がしやすい体勢を取ってくれる。
 上着を取り去ると、現れたのは真っ白なブラウス。そして、
 ゴクリ、と唾を飲む。
 黒い下着が、透けて見えていた。
 先ほどしてもらったばかりなのに、体の一部分に血液が集中するのがわかる。
「触るよ」
 鳴は目をつむり、こくんとうなずいた。
 おそるおそる、その細い体に触れる。
 ブラウスの上、まずはおなかの辺りから、少しずつ触れてゆく。
「遠慮しなくても、いいよ」
 黙っていた鳴が、そう言った。
 それじゃあ。
 ぼくは下着とブラウス越しに彼女の胸に触れた。
 鳴の表情が揺れる。
 無いよ、と言っていた鳴の胸は、比較対照がないからはっきりとはいえないが、確かに若干小さめではあるようだ。しかし初めて触れる女性の身体だ。ぼくには十二分に柔らかく感じた。
 そろそろ、かな。
 ブラウスのボタンを、ひとつひとつ外してゆく。他人の服がこんなに脱がせにくいなんて、ちょっと驚いた。
 ボタンを外し終えると、袖を抜くことはせず、前だけを開く。陶器のようなその白く美しい肌に、ぼくは思わず見入ってしまう。
 その誘惑を振り払いつつ、背中のブラジャーのホックに触れた。
 パチ、と音を立ててそれは外れた。

53 :
「……あんまり見ないで。恥ずかしい」
 鳴は頬を赤く染めて身をよじらせた。
「ご、ごめん」
 綺麗だ。
 それがまずぼくが抱いた感想だった。
 真っ白な二つの丘と、桃色のその頂点。
 ぼくは本能的にそれに触れた。
「ひゃぁ!」
 嬌声。
 あの、見崎鳴が、嬌声を上げた。
 それはぼくをさらに興奮させるには十分な事実で、
「こう、いちくん?」
 彼女のその双丘の一方を指で刺激し、もう一方の頂点をぼくはそっと舐めた。
「ひゃあ!こ、こういちくんッ……」
「鳴、気持ちいいの?」
「だから意地悪は止めてって、ずっと言ってるっ!あッ」
 チロチロと舌を動かすと、鳴は激しく身もだえする。うん、これで一応ぼくの面目は保てたかな。
「こっち」
 不意に、腕をつかまれた。導かれた先は、鳴のスカートの上。。
「こっちも、お願い」
 そう懇願する表情は、快感からか恥ずかしさからか、先ほどよりも真っ赤になっている。
「……いいの?」
「いい、から。お願い」
 制服のミススカートを静かに捲ると、決して不快ではないが、強い匂いが鼻を刺激する。これが俗に言う雌の匂い、というやつだろうか。
 表情を見られないためか、鳴は腕で自分の顔を覆ってしまっていた。
「下も黒なんだね」
「どうでもいいでしょ」
 いや、似合ってるなあと思って。とは恥ずかしくて口に出せなかった。

54 :
 女の子って、濡れるんだ。
 知識としては知っていても、こうやって目の当たりにするとやはり驚いてしまう。
 下着越しに、彼女の秘部に触れてみる。ヌチャ、と音がして、人差し指は温かい感触を伝えた。
 鳴の表情をみると、腕も口元におしつけ、どうやら声を出すのを堪えているようだ。そんなにさっきのが悔しかったのだろうか。
 胸でああだったのだから、ここに触れるとどんな声を出すのだろう、と期待してたんだけど……ちょっと残念。
「鳴」
 耳元で名前を読ぶ。そして黒いショーツを少しずらし、指で直接そこをなでた。
「ーーーー!!」
 目を閉じ、口を押さえて必に堪えているけれど、今回はもれる嬌声を抑え切れてはいなかった。
 可愛い声が聞けてとりあえず満足。
 ぼくは割れ目にそって、秘裂を撫で続ける。そのたびに愛液はどんどん分泌量をふやしていって、ぼくの指を汚した。
「こういち、くん」
「何?」
「……から」
「何だって?」

「……いく、からッ!」

 彼女がそういうと同時、秘部から透明な液体が噴き出した。
 鳴はさらに激しく身をよじる。
 伸ばしていた膝が曲がり、足がピクピクと動いた。
 はぁ、はぁ、と息を漏らす鳴の目の前でさっきの仕返しとばかりに、ぼくは愛液やら最後に出てきた液体やらで濡れた手をそっと口に含んだ。
「しょっぱい、けど悪くないかな」
「……馬鹿」
「お互い様、だよ」
 ぼくは自分のズボンをきちんと履きなおしてから、彼女のシャツのボタンを留める。とりあえず体裁だけは整えとかなければなるまい。
「終わりなの?」
 鳴は言った。
「まだ、あるんじゃないの?咥えたり入れたり」
 経験ない割りに知識はあるじゃないですか鳴さん。耳年増というやつですか。
「今日はここまでにしとこう。準備もないし」
「サランラップでも巻いとけば大丈夫なんじゃない?」
「斬新だけど、論外。却下だ」
 そんな意味のないやり取りをしつつ、ぼくと鳴はティッシュで身体を拭き、服を着る。
 中学生の身でやりすぎた、というのは互いに分かっているのだ。

55 :
「でも、やっぱり次は準備してきて。恒一くんと最後までちゃんとしたいから」
 制服の上着を着ながら鳴は言った。
「うん。そうするよ」
 次、というのがいつになるかはわからないけど、多分そう先のことではないのだろうと思う。
 今ぼくたちは楽しく学校に通えていて、今日は不運な事故がきっかけとはいえ、思いを伝え合うこともできた。
 正式に恋人同士になったのだから、口実がなくても鳴と2人きりで会うことが出来る。ここ、鳴のうちにくることもかなり増えるだろう。

「恒一くん」
「ん?」
「わたし達って、恋人同士よね」
「今日からだけど、ね」
「明日、一緒に腕を組んで教室に入ろうか」
「どうしてそうなる!」
「みせつけてあげようよ、わたし達を」
 その言葉に込められた意図をぼくは完全に読み取れたとは思えない。
 文字通りの意味で言ったのか、それともあの時期のことを思い出しながら言ったのか。
 もしかすると、彼女を取り巻く複雑な環境からくる他の思いがあるのかもしれない。
 ぼくは見崎鳴に関して、知らないことがたくさんある。今も彼女の思いを理解し切れなかった。体が繋がっているわけではないのだから当然のことだ。
 これから、もっと知ればいい。
 何を隠そう、鳴は今日からぼくの彼女である。
 知る機会は多くあろう。
 だからまず手始めに、ぼくは答えた。
「いいんじゃない?」



56 :
最後の最後に酉入れ忘れたorz
これと、鳴の自慰ネタを思いついて結局こちらを選択。
自慰ネタも時間があればまた書きます。
読んでくださった方、ありがとうございました。
徹夜でなにやってんだろ、俺……

57 :
素晴らしい

58 :
GJ!

59 :
GJ!

60 :
エロもたまらんかったが序盤のやりとりで頬が千切れそうになった
ありがとう、ありがとう!

61 :
うわぁ凄いところに迷い込んじまった…

62 :
赤沢さんを書いているこっちも負けずに……と思うが、時間がとれるまで
もう少しかかる。

63 :
>>56

後日談は見たいよな、やっぱ

64 :
>>56
自慰ネタもめっちゃ気になるー
>>62
楽しみにしてます

65 :
赤沢さんの存在感が強いアニメ版では鳴×赤沢さんも有り得るだろうか。
原作ではただの意地悪なクラスメイトだったけど

66 :
赤沢さんに種付を求められるSSはまだ出来んのかね?

67 :
鳴攻め赤沢受けもいいな

68 :
「いないもの」状態の榊原と鳴ちゃんが教室で公開セックスする話はよ

69 :
>>68
その薄い本は夏コミで大量発生すると断言できるな

70 :
ギャグ漫画になるだろ

71 :
ヨスガ並にやりまくる話来い!
赤沢さんの人はよ。

72 :
見崎鳴について原作者からのコメント(公式ページより)
綾辻行人(51):あれもこれも含めて、彼女みたいな子は大好きです。なので、第2話のラストシーンなんかはたまりませんね。あれでイチコロ、みたいな感じ(笑)。
おい、おっさん。やっぱ「見せてあげようか」はわざとかよ

73 :
そりゃ、歳が歳で親父だから、それはよくわかるよ
みせてあげようか って、どう考えても眼帯と言うより、下の方だろ、おい と

74 :
それにしても、第二話の第二図書館のシーン
逆光、しかもわずかな隙間から鳴を見つけ、ネコまっしぐらと
ばかりにかぶりつく恒一君は楽しい
クラスメート二人の視線、扉をぴしゃりと遮断、「やあ」だもんね
この女(鳴)に手を出すな。これはボクのもんだ。わんわん。
という心の声が聞こえるような振る舞いだ。むっつりスケベ
というか、独占欲は強いんだろうなあ。

75 :
だってコウイチは実際、鳴が好きになるんだし
漫画の話だが

76 :
憧れの三神先生に童貞卒業させてもらう望月きゅんはまだですか?

77 :
永遠にお預けでマスカキまくりやろ

78 :
桜木さんポッチャリって説明の割にはポッチャリじゃなかったね。

79 :
赤沢さんと比べたらお尻が大きめだった気が

80 :
胸がポッチャリなのか?

81 :
メガミの水着ネタで誰か書いてください

82 :
こっち全然もりあがってないんだよなぁ(絶望)

83 :
アニメ派の人は本編が進んでなさすぎて書くに書けないのだろう

84 :
というか、今日コミック買ってきたけど>>75に騙された。距離感原作と変わらないじゃないか
いやコミックそのものの質は高かったから満足してるけどさ

85 :
頬染めとか表情とかが加わると原作と違った雰囲気に感じるのかも

86 :
ああ、確かにそれはあったかも。
何にしろ作画も原作改変もクオリティ高くてよかった。
てか赤沢さん、原作、コミック、アニメが完全に別人過ぎて吹いた。
原作…ちょっと意地悪
コミック…病み
アニメ…ツンデレ(?)
コミックも原作も赤沢さんが迎える結末は違ったから、アニメも違う結末が用意されるのだろうか。
で、結局何がいいたいかと言うと先週赤沢さん書いてた人早く帰って来てくださいお願いします

87 :
すまん、先週あかざわさんを書いていたのはわし。
明日くらいまで修羅場なんだわ。とにかく急いで帰るようにする。
トリップ付けた。
暇なひとは あかざわRED でググると面白いかも。
ちなみに あかざわRED とわしは無関係だ(笑)
http://otfxx.tumblr.com/post/4186377676/suyhnc-red-pixiv

88 :
>>86
見た印象も全然違うよな。
コミックの美麗な赤沢さん見た後にアニメのキャラ紹介ページ見たらロリ沢さんだった。

89 :
>>87
こんなに速く反応があるなんてww
期待してます。
>>88
コミック版だと、赤沢さんだけじゃなくて全キャラおとなびてる……
可愛いというより、綺麗な感じ
一番絵の印象が違うのは恒一くんな気がする

90 :
漫画の敕使河原君はイケメンだった
チャラオだったけど

91 :
水野さんは原作でも漫画でもアニメでも天使だった
何が言いたいかというと水野さんのエロはよ

92 :
漫画の自宅玲子さんエッローw

93 :
恒一×桜木さんを誰か…

94 :
絡みほとんどなかったけどねぇw

95 :
>>94
でも、一緒に帰ろうと誘ったり(しかもあいあい傘になるはずだった)
あと、修学旅行の会話したとき桜木さん頬染めてたし、良いと思うよ。

96 :
ああ、そっか、忘れてたアニメでは惚れてたな。
原作だと皆無だったな。修学旅行の会話も勅使河原とだし、一緒に帰るくだりもなかったし

97 :
恒一くんと桜木さんがラブラブ相合傘で帰っていくところを血涙を流しながら睨みつける風見か

98 :
後日談設定で
高校生風見×後輩設定な者桜木さん
「私、来年先輩の居る高校に行きますね」
こんな切ない話ができそうだ。

99 :
たまにあるほのぼの系コミック化しないかな?
「あなざ〜」みたいな題名で。

100 :
原作者が割とメディア展開に慎重な人だからよほど人気が出ない限りないんじゃないかなぁ
前に土ワイで原作レイプされて激怒してたから監修もしっかり入ってるはず

101 :
出たらめちゃくちゃ嬉しいが、忘れられがちだけど原作が大御所ミステリ作家だからねぇ……
そういえば、綾辻さんコミック版の赤沢さん関連の原作大幅改変は絶賛してたな

102 :
>>16
それはマジか
参考までに原作ではどんな感じに違うのかネタバレはなしで説明ヲ求ム

103 :
>>102
原作赤沢:ほぼモブ
漫画赤沢:亡くなった委員長と幼馴染

104 :
>>102
>>103の設定の違いから、コミックではクライマックスに赤沢さんが大きく動く。
ネタバレ無しでは説明できんな……

105 :
誰か恒一と桜木さんの話を…

106 :
>>105
プロットレベルのみでご勘弁を
アニメ3話中盤の後、結局恒一君と桜木さんは一緒に帰る事に。
→帰路の間、恒一君にしつこく問い詰められるのではと、桜木さんはガクブル。
→恒一君の家に着くと、桜木さんが意を決し家に上がり込む。
→恒一君の部屋に着くや否や、桜木さんが徐に服を脱ぎだす。
→口封じのため、桜木さんが恒一君に対し授乳&パイズリ。
→そして、仰向けになっている恒一君にまたがり破瓜
→しかし、そこから恒一君が反撃開始し、桜木さんを激しく攻める。
→恒一君のじらしながらの詰問に、桜木さんが全てを白状。
→その後も恒一君が桜木さんをガンガン攻める。
→ベットの上で虚ろな眼をして「・・・あ・・・あ・・・」と嬌声を挙げながら果てる精液まみれの桜木さん
→翌日、うっとりして半分口の開いた笑顔で教室に入る桜木さん。
以上

107 :
あと、水野さんキャラスレに書き込んだヤツを少し修正
恒一君と水野さんがボロエレベータの中に閉じ込められる。
→怯える水野さんを恒一君が落ち着かせ、水野さん陥落。
→水野さんがたまらず恒一君にチュー。
→更にナース服を脱ぎ、授乳プレー&69。
→そして、仰向けになっている恒一君にまたがり破瓜。
→激しい運動ができない恒一君のために、水野さんが騎上位で動く
→最後は恒一君に強く抱きしめられてイク水野さん。
→やり遂げた直後、エレベータのドアが開いて・・・・。
→後日、家族に恒一君を紹介する水野さん「てへぺろ」

108 :
早くそれを文章にする作業に入るんだ

109 :
>>106-107
なんか授乳にこだわりがありそうな作風だなw
ぼ…母乳はでるのかな?

110 :
文章に・・・頼む文章にしてくれ・・・

111 :
授乳好きだなあ

112 :
桜木さん問い詰められる→許してくださいなんでもしますからー→ん?いまなんでもするっていったよね?
そして恒一が昔みた官能小説にあった内容をお願いしたら実行してしまう桜木さん

113 :
水野さんと赤沢さんのセックスを描きたい

114 :
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16777780
おっほっほ!

115 :
期待

116 :
15年前の母ちゃんが可愛かったので恒一誕生秘話はよ

117 :
待ちに待った「クラスでたった2人だけの孤独」設定だ

118 :
エロパロで受ける設定てこれか

119 :
アッカリーン

120 :
その割にはあまり賑わっていないな

121 :
その割にはあまり賑わっていないな

122 :
>>117
榊原「どこまで僕らを居ないことにできるか試してみようか。」
鳴「そうね。とりあえず榊原君の膝に座って授業を受けてみようかしら。」
榊原「それ位なら余裕だと思う。いっそ駅弁位しないと。」
鳴「駅弁?弁当を食べるの?」
榊原「いや、対面座位の一種だよ。」
鳴「最低ね。榊原君がそんな人だったなんて。」
榊原「ごめん。」
鳴「全く、そこはキスが先でしょう?これだから童貞はガッついて嫌だわ。」
榊原「そっちなの?まぁいいや。じゃあ早速明日実行しようか。」
鳴「コンドームは榊原君が用意してね。」
榊原「了解。じゃあまた明日!」

123 :
>>120-121
大切な事だからって、
言葉によっては2度も言われると萎える時があるんだぜ。

124 :
みせてあげようか? わたしの左目
みせてあげようか? あたらしい水着
みせてあげようか? きょうのぱんつ
みせてあげようか? シャワーあびてるところ
みせてあげようか? 誰にもみせたことないトコロ
みせてあげようか? おしっこしてるところ
みせてあげようか? ねぇ、なにをみせてほしい?

125 :
>>123 すまん投稿ミスった

126 :
まてよ、いない者として扱わなければいけないなら
どんなセクハラな行為をされても、いない者として・・・
鳴「榊原君、何かよからぬ事を考えてるね?」

127 :
来週はエロパロ的にはオイシイな。いないもの期間2話分くらいやってくれたらいいのに

128 :
次回でスレがもっと賑わうといいな

129 :
さっき5話が終わった
次回予告で鳴ちゃんが指をペロッと舐めるシーンを俺は見逃さなかった

鳴ちゃんを舐めて鳴かせてみたい

130 :
いない物に反応しちゃいけない赤沢さんにエッチないたずらをする話まだですか?

131 :
>>124
ウンコしてるところと
産んでるところみたい

132 :
オナニーしているところ

133 :
水野さんものキボンヌ

134 :
>>129
あそこのシーンのキャプチャ率は異常だぜ

135 :
深夜の病院は不気味なほどに静まり返っていた。
そんな時間帯に、僕は知り合いの看護師さんに聞きたい事があってこの場所を訪れていた。
「それでね、その本がすごく面白くてね」
最も、その聞きたい事という用事はすでに済んでいて、今は彼女との読書の話になっていた。
水野さんは、入院していた頃から何かと僕の事を気にかけてくれていて、忙しい合間によく話相手になってくれたりと、とても親しみの持てる看護師さんだ。
顔立ちもとても良く、美人というよりは可愛いという表現が合ってる気がする。
僕はこの人に淡い恋心のような物を抱いていた。
「榊原君、聞いてる?」
「ちゃんと聞いてますよ、また今度読ませてもらいます」
「うんうん、はぁ〜榊原君は素直でいいな、私、榊原君みたいな可愛い弟がほしいな」
僕は少し苦笑いを浮かべる。
やたらと気にかけてくれてるとは思ったが、いつもそんな事を考えていたのだろうか?
正直、弟として見られるのはあまり面白く無い。
「可愛いなんて言われても僕はちっとも嬉しくありませんよ」
「ふふ、そうね、榊原君も男の子だもんね、ごめんなさい」
子供扱いされてる事に少し腹が立った、実際子供なのだから仕方がないが、少し言い返してやりたくなった。
「僕は水野さんの方がずっと可愛いと思いますよ」
「えっ・・・・・う〜ん、でも私は可愛いって言うより、むしろ美人じゃない?」
「いえ、水野さんは美人というよりは可愛い感じです」
僕はきっぱりと言い放った。
「・・・榊原君、ようするに私は子供っぽいって事かしら?」
水野さんは少し怒った感じの表情を見せた。と、いってもまったく怖くは無い。
「いや別にそこまでは・・・」
と、口では否定はしたものの、僕の顔は笑っていたらしく、どうやら彼女はそれを肯定と受け取ったようだ。
「いいわ、だったら榊原君には私が大人の女だって所を証明してあげるわ!」
「えっ?」
水野さんは突然立ち上がると、僕の腕を掴み、そのまま僕を引きつれて食堂を後にした。
どこへ行くのだろう?と思いつつ、仕事しなくていいのか?と僕は心の中で思った。

136 :
う〜んちょっと試しに書いてみたけど
ヤッパムリダナ('A`)

137 :
続きwktk

138 :
いいと思います

139 :
水野さんの話、読んでみたいです

140 :
続きをぜひ!

141 :
是非

142 :
とりあえず完成を目指してみます。
とんずらする可能性もあるので期待はしないでください('A`)

143 :
正直ここのSSより、VIPに立つSSスレのほうが盛り上がってるなぁ

144 :
流れ読まずに投下。一応、赤沢さんです
「失礼しました」
私は軽く頭を下げながら職員室の扉を閉める。
これで今日の委員長としての仕事は終わりだ。
桜木さんから引き継いだ委員長の役職。楽だとは思っていなかったが、想像よりはハードだ。クラス会議でのまとめ役、課題ノートの集配、授業で使う資料の準備。それにさっきまでやっていた委員長会議。おまけに今回はその議事録の当番でもあった。
私は少し脱力しながら、自分の教室までカバンを取り行く。廊下の窓から見える外の景色はすっかり茜色に染まっている。
教室の前まで行き、扉に手をかけようとして、私は止まる。
少し空いた扉の隙間から、長く伸びる二つの影が見える。その影の先、窓辺にいないはずのものが見える。いや、正確にはいないものにされた二人。確かに存在しているのに、存在することを許されない二人。
……見崎さん。それと榊原君。
二人は向かい合い、ただ黙っている。私はこの状況に疑問を感じながらも動けないでいた。違う、正確には動かないことで疑問を解こうとしていた。二人の関係を知りたいと思っていた。

145 :
榊原君が口を開く。
「見崎さん、見てもいい?」
「……いいよ。見せてあげる」
見崎さんはそう答えると、眼帯に手をかけ、ゆっくりと外していく。現れたのは右目とは色の違う碧い瞳。ガラス細工のような綺麗な瞳。
それはいまにも吸い込まれそうなほど、妖しい輝きを放っている。いつまでも見つめていたい。そう思えるほどの美しさだ。
しかし、私は驚愕する。榊原君がその瞳に身を寄せると、口づけを交わしたからだ。
私は喉まで出かかった声を必に抑える。依然、彼は彼女の瞳に口を寄せている。それどころか、その舌で瞳を舐めている。
「んっ、……榊原君……あつい……」
見崎さんが小さく喘ぐ。
私は胸の中で嫌悪感を覚える。しかし、視線は決して彼らから離れなかった。夕暮れに染まる教室での非日常。普通とは違った男女の逢瀬。その光景は妖しくも輝きを放っている。そんな光景に私はすっかり魅入られている。
ふと、胸の奥でザワザワとした感情が波打つ。突然やってきたその感情は、私の心に小さな針を刺す。
急なことに私は少しよろけてしまう。その拍子、扉に当たり小さな音をたててしまう。焦った私は、そのままその場を離れる。二人に気付かれたのではないかという疑問と胸の中に響いた痛みを置き去りにして。

146 :
茜に燃える教室で二人の人物が扉を見つめている。
「うまくいったかな」
そう喋る男子生徒は不敵な笑みを浮かべながら、隣にいる女子生徒に話しかける。
「ごめんね。付き合わせちゃって」
「……いいよ。暇してたしね」
感情の起伏をなるだけ抑えたような声で彼女は答える。
ただ。
「それに…………」
次に続く言葉はどこか面映ゆさを感じさせている。そんな彼女を見つめながら、彼は「帰ろうか」と促す。
二人は扉まで並んで歩いていく。
教室はいつもの日常を取り戻していた。

147 :
以上です。駄文失礼しました
続きものなのでまた完成したら投下します。たぶん

148 :
ハラショー…

149 :
乙、義眼キスはよく考えるけど書いてくれるとは…
赤沢さんの余裕がどんどんなくなってくると思うと続きが楽しみです

150 :
水野さんのぜひ頼むぜ
お気に入りのキャラなのに早くにんで寂しいんだ

151 :
>>144の赤沢さんの続きです
授業開始のチャイムが鳴る。
私は席に着くと、口を手で覆いながら欠伸をする。
今日は朝からダルさが体を覆っていた。理由は昨夜、あまり眠れなかったからだ。そしてその原因はもちろん、昨日見たあの光景だ。
見崎さんと榊原君の密会。情事……いや、これは言い過ぎだ。ただ、あの後二人はどこまで……いやいや、これも考え過ぎだ。
私はあわてて頭の中を整理する。
一番気にしなきゃいけないのは、あの時気付かれなかったかということ。
チラリと視線を巡らせてみる。視界には榊原君の姿が確認できるが、どうやら見崎さんはお休みらしい。
元々、いないもの扱いを受けている二人だ。このまま、遠目に見ていればへんに意識することもないだろう。
私がそう結論づけたところで、扉が開き先生が入室してきた。

152 :
私は一人きりで廊下を歩いていく。窓の外から吹奏楽部が奏でているのであろう音色が響いてくる。
今日もまた、委員長会議があった。体育祭が近いせいかどんどん忙しくなってくる。
教室のまで着き、扉に手をかけたところで、私は昨日のことを思い出す。一瞬、躊躇するが思い切って扉を開ける。
ガラガラッという音が響くほかには、教室は空虚な姿をみせている。少し安心しながら中に進んだところで人がいることに気づく。
机に体をあずけ、眠っている。後ろ姿と席順からもはっきりとわかる。
……榊原君。
私は動揺してしまう。どうしてまた……。それにどうすればいいのか……。
正解は分かっている。このままに何事もないように帰ればいい。けれど……。
引き寄せられるように彼に近づく。いけないと分かっているのに、まるで操られているよう。鼓動がはやくなってくる。
「……っ、恒一……君」
小さな声で名前を呼びながら、そっと彼の髪に触れる。
柔らかな感触を楽しむように、数回髪を撫でる。
「…………んっ」
彼から声が漏れ、あわてて手を引く。
すぐに彼に背を向け、先程の自分の行動に赤面してしまう。どうしてあんなこと……。
そう自己嫌悪に陥っていると、後ろから声をかけられる。

153 :
「おはよう。赤沢さん」
振り返ると彼が立っている。再び、心臓は早鐘を打ちはじめる。
「起こしてくれたの?けど、あれは少しびっくりしたかな」
彼は続ける。
「僕も赤沢さんの髪、触っていいかな?あっ、けど答えられないか」
私はさっきの行為をみられていたことに顔を熱くしてしまう。そして同時に、まったく動いてくれない足を呪っていた。
恒一君が近づき、髪に触れると手櫛で梳いていく。時折、首筋に当たる指の感触に私は声を漏らしてしまう。
「んっ、ふ……んん……」
「きれいな髪だね」
そう言いながら、顔を近づける。脳裏にはあの見崎さんにした行為が蘇ってくる。
怖くなり、とっさに目を瞑り、身体をかたくする。
おでこに熱い感触を覚え、そっと目をあける。目の前には恒一君の体があり、その唇は額に触れている。
「あっ……」
私からいっきに力が抜け、そのままヘナヘナと腰を下ろしてしまう。
「じゃあね。赤沢さん」
私を見下ろしながら、彼は微笑みながら、教室をあとにする。
どきどきと心臓の音がうるさいなか、口づけをされたおでこが未だ、ジンジンと熱を帯びていた。

154 :
以上です
恒一君が少し変態っぽいかな?
前回、今回を1話2話として全4話で構想中
けど、途中でいなくなったらごめんなさい

155 :
GJ

156 :
いい...

157 :
乙!
まとめ作ろうぜ

158 :
乙!
まとめ作るほど作品がないだろ。
鳴ちゃん誰か

159 :
アニメしか見てない俺にはエロを書けるほどの情報量が無かった

160 :
ハイテンションな鳴ちゃんの話書こうと思ったけどネタバレ避けられそうにないでござる

161 :
>>160
注意書きして、タイトルか酉かでNGできるようにすればおk

162 :
連れてこられた場所は、僕が入院していた部屋とほぼ同じ作りの個室だった。
室内に置いてあるものはベッドくらいで、特に他に目を引くような物は無い。
部屋に入ると、カチャリと音を立てて扉に鍵がかかる。
もちろん自動でかかったわけではなく、水野さんの手動によるものだ。
「あの、水野さん一体・・・?」
「ふっふっふ・・・覚悟しなさい、私を子供っぽいなんて言った事を後悔させてあげるわ」
僕は一言もそんな事を言った覚えは無いのだが、どうやら先程のやり取りを根に持ってるようだ。
何かコンプレックスでもあったのだろうか?
室内は薄暗く、水野さんの表情もはっきりとは読み取れない。
しかし、声のトーンからして本気で怒ってるという感じでは無く、むしろ何か妙ないたずらを企んでいる、そんな印象を受けた。
彼女は一気に僕との距離を詰めると、僕は身体を押されてよろめき、後ろにあったベッドの上に尻をつける。
一体何をされるのかと、目を瞑って身を強張らせた瞬間、僕の口は塞がれた。
「んんっ!?」
唇に感じる柔らかな感触、恐る恐るゆっくり目を開けるとすぐ近くに水野さんの顔があった。
そして自分の口を塞いでるものが、水野さんの唇だとわかる。
ようするに、僕は水野さんにキスをされているのだ。
それを理解をすると顔が一気に熱くなった。
口での呼吸が出来ず、鼻を使うと消毒液の臭いとは別に何かとてもいい臭いが鼻腔をくすぐり、頭がクラクラしてくる。
もしかして、食堂で言っていた大人の女の証明ってこういう事なのだろうか?
水野さんにはこういう経験が豊富なのか?そう思うと少し残念な気持ちになった。
彼氏がいるなどと言う話は聞いた事が無い、いや、今はいなくて過去に存在したのだろうか?
もしかすると僕が勝手に清楚な看護師さんと思ってただけで、実は結構遊んでいるのかも・・・。
様々な考えを張り巡らせている内に、ベッドに腰掛けていた僕の身体は、いつの間にかベッドの上に倒れていた。

163 :
口付けをしたまま、僕の上には水野さんが覆いかぶさっている。
相手がどんな美人でも、好きでもない相手にこんな事されたら跳ね除けて逃げ出す所だが、水野さんが相手なら逃げ出す気にもならない。
むしろこの先何をされるんだろう?などとワクワクした気分さえ沸いてくる。
しかし、一向に水野さんに動きが無く、長いキスがようやく終わったかと思うと、水野さんは少し困ったような顔で、僕の顔をじっと見た。
「ん〜榊原君、つかぬ事をお聞きしますが・・・こういうの結構慣れてる?」
「えっ?」
「だっていきなりキスされたのに何の抵抗もしないし、普通もっと慌てたりしない?」
「まぁ、驚きはしましたけど・・・」
実はもっと過激な事を期待していたとは言いにくい。
「はぁ・・・やっぱり最近の子って進んでるのね」
彼女はため息を吐き、何やら年寄りじみた事を言う。
「水野さんこそ、こういうの慣れてるんじゃないんですか?」
「うっ・・・・・もう見栄張っても仕方ないか、お恥ずかしい事にキスなんてしたのこれが初めてです、彼氏がいた事もありません・・・」
水野さんは何故か聞いてもいない事まで暴露した。
何が大人の女の証明なんだが・・・。僕は色んな意味の込もった盛大な溜め息を吐いた。
「あ〜今また私の事馬鹿にしたでしょ!」
水野さんは随分と悔しそうだ。
どうやら僕の慌てふためく姿を見てやろうとでも思ったのだろうが、彼女の妙な目論見は失敗に終わった。
・・・・・しかし、だからと言って僕は、これを笑い話のようにして済ますつもりはなかった。
「えっ、きゃっ!?」
僕は腕を伸ばして水野さんを強く抱き締めると、寝返りを打つ形で水野さんごと身体を動かして体勢を変えた。
そして今度は僕が水野さんの上に覆いかぶさる形なる。
「さ、榊原君?」
「言っておきますけど、仕掛けたのは水野さんですからね、どんな抗議も一切受け付けませんよ」
僕のモノはすっかり硬くなっていて、もう理性的ではいられなくなっていた。

164 :
最初の脳内構想では普通に恒一が水野さんにとことん攻められる話だったのに何故か立場逆転('A`)
つーかもう自分が何を書いてるのかわかんなくなってきた(;゚д゚)
もう寝ますノシ

165 :
続き待ってます

166 :
つ、続きを・・・

167 :
今週の話良かったなー
完全につきあってるラブラブカップルやないかw

168 :
1か月の間に距離が縮まって…

169 :
続きかいてもええんやで

170 :
投下前には一言言った方がいいかも

171 :
>>164
乙です
また流れを切るみたいで申し訳ないけど、赤沢さんの続き投下します

172 :
『赤沢さん……きれいな髪だね』
『赤沢さん、手繋いでいい?』
『赤沢さん………………好きだよ』
目覚ましの音が響き、私は目を覚ます。深いため息を吐きながら、目覚ましを止める。
あの放課後の出来事から数日が過ぎていた。
最近はこんな夢までみてしまう……。
分かっている。これは所謂……恋……というやつなのだろうか。
その言葉を考えた途端、また恥ずかしさがこみ上げてくる。こんな気持ちは初めてだ。
正直、戸惑っている。さらに言えば、あれから何もないことがこの気持ちに拍車をかけていた。
私の心の中には恒一君に会いたい気持ちと、逆に会いたくない気持ち、この二つが渦巻いている。
けれども結局は、いつものように身支度を済ませ、登校してしまうのだった。

私は教室の扉をあける。友人と挨拶を交わしながら、恒一君の姿を探す。
視界に彼の姿を捉えると、ドクンと鼓動が高鳴る。
席に着くと必に自分を落ち着かせる。彼の顔が瞼に浮かぶ。頬が熱くなる。もうどうしようもない……。
その後、授業中私はずっとうわの空だった。ただ、帰りのHRで明日の授業で使う資料の手伝いを任せられたのだけを記憶していた。

またこの時間がきた。赤い夕焼けが校舎を染める。その魔法は、昼とは違う幻想的な世界を創りだす。
あの時と同じ。否が応でも期待してしまう……。
仕事を済ませた私は、教室に戻るとゆっくりと扉をあける。
しかし、中に入るが彼はおろか、誰もいない。期待とは違う結果に肩を下ろす。
残念な気持ちを抱えながら、自分の席まで歩く。

173 :
途中、恒一君の席になんとなく近づく。彼の席に触れながら、あの時のことを思い出してしまう。
トクントクンと胸がときめく。自分でもわからないうちに、身をかがめ彼の机にキスをしてしまっていた。
その時、身をかがめたことによって机の角が私のスカートの奥の部分を刺激してしまう。
ふいに走ったこの電流は私を熱病に罹らせてしまう。
そのまま、ゆっくりと身体を角に押しつけていく。もう止まれなかった。
「んっ……、はぁあ……、んん……っ」
スカートをたくし上げ、ショーツ越しの秘部を上下させる。
空想の中の恒一君は私を抱きしめる。耳元で好きだと囁く。キスを……してくれる。
「あっ、んんっ……、あぁあ、ふぁっ……!」
ショーツにどんどん染みが広がっていく。私は声を抑えられなかった。
もっと刺激が欲しくて、敏感な場所、クリトリスを押しつける。
「くぅうんんっ、あぁ、んん……はぁあ……っ」
空想の恒一君はその指で私の秘部を弄ってくれていた。
「はあぁ、だ……め……、だめ、ああっ、あっ、んンッ……!」
「恒一君っ、恒一君恒一君ッ……!」
彼の優しい声が頭の中に響く。熱に浮かされた私はもう何も考えられなくなっていた。
ただ、夢中で腰を動かしている。グシュグシュと湿った水音が響く。
「んんっ、い、い……く……。いっ……ちゃう、ああっ……!!」
「あ、あぁあっ、んんッ……くぅんっ……ああああああぁぁあああっ……ッ!!」
瞬間、お腹の奥で熱いものがはじけて、全身に熱い波が広がる。
いっきに脱力して、その場で荒く、深い息を繰り返す。
そのまま、私はしばし快楽の波に身をまかせる、後悔と充足を胸に秘めたまま。

174 :
放心から目覚めた私は身なり整え、後始末を始める。湿ったショーツが肌に張り付いて少し気持ち悪い。
しかしその最中、ガラッと扉のひらく音が木霊する。
私の心臓は止まりそうになる。
扉をあけたのは恒一君だった。
私は必に平静を装うが、頭の中では焦りと羞恥がグルグルと廻っている。
彼が近づきながら言う。
「赤沢さん、僕の机の周りでなにしてたの?」
「なっ、なんでもないわよ!」
思わず反応してしまった。今の私には冷静さの欠片もなかった。
「嘘だよね。分かってるよ。全部……見てたから」
頭の中が真っ白になる。
見られてた……。全部……。彼に……。知られてしまった……。
涙がこぼれてくる。自分の浅はかの行動と理性を呪った。
「……うぅ、ご……ごめんな、さぃ……」
「(だから、軽蔑しないで。嫌いに……ならないで。)」
涙ながらに謝る。そう願う。
彼は黙って、その場で崩れ落ちた私に手を差し伸べる。そして。
「……好きだよ。赤沢さん」
信じられない言葉を聞いた。その言葉は私がもっとも待ち望んでいたものだ。
そのはずだ。そのはずなのに……。今の私にとっては受け止められる言葉ではなかった。
羞恥が邪魔をする。自尊心が邪魔をする。虚栄心が邪魔をする。
気付いた時には彼の手を撥ね退け、真っ赤に腫れた目で睨んでいた。
「最っ低!!あなたなんて大嫌いッ!!!」
そう叫ぶと、私は教室を飛び出していた。

175 :
一人残された教室に、再び扉をあける音が響く。
眼帯をつけた少女が、少年に近寄る。
「……趣味が悪いね」
静かなトーンで彼女は言う。
「覗いてた人に言われたくないな」
「……ふられちゃったけど、どうするの」
「見崎鳴、君に頼みたいことがあるんだ」
彼女に向き直り、真剣な眼差しで彼は言う。
彼女もまた、彼の眼をその隻眼で見据えながら口を開く。
「まずは話を聞いてみてからだけど、……たぶん私はいいって言うと思う」
「ありがとう」
今にも沈みそうな夕日がこの時間の終わりを告げていた。

176 :
以上です
今さらですが、原作、漫画ともに未読の妄想100%で書いてますw
さて、次が最後です。ここまで来たら何とか完成させたいけど、また間があきそうです。
やっぱりそういうシーンは必要かな?

177 :
セックルシーンは個人的にはなくてもいいんだよなぁ
まだ中学生だしっていうのと、ホラーものっていうので。
でもエロパロ板だしねぇ

178 :
gj
がんばってくれ

179 :
>>176
GJ
絶対必要とは言わないが、あるほうがいいんじゃないの

180 :
原作読んでみるかな

181 :
なんという生し

182 :
恒一×綾野を誰か…

183 :
怜子さんは者

184 :
akatherさんは者

185 :
放課後の美術室。
私はそこで職員専用の椅子に腰掛けていた。
美術教師である私の指定席だ。この椅子はわりと古いようで、少し体重移動すると
鈍い金属音を奏でる。
授業中などは子供達の声で、音は掻き消されてしまう。
しかし現在は私以外の人物が誰もいないので、その音は教室全体に響き渡っていた。
時刻は16時15分。すでに部活動開始の時刻はとっくに過ぎている。
それでも、顧問である私は部員の到着を、待ち続けなければならない。
なぜなら今日は特別な部活動の日だからだ。部員がサボることは絶対にありえない。
でも、さすがに待たせすぎ。このままでは私の計画が台無しになってしまう。
どうしようかと苛立ちと共に悩んでいたそのとき、美術室の扉が開いた。
やっと部員が来たのだ。
「遅かったわね。望月くん。部活動はとっくに始まってるわよ」
彼、望月くんは扉を開けたまま俯いている。そのまま動かない。
「どうしたの? はやく扉を閉めてこっちへ来なさい。鍵はかけないでいいわ」
「で、でも……」
「いいから私の言うことは絶対に聞くの。あなた、まだ自分の立場を理解していないの?」
「……分かりました」
望月くんは扉を閉めると、弱々しい足取りで、ゆっくりとこちらへ近づいてきた。
やはり、まだ慣れないのだろうか。
「で、どう? きちんと約束は守ったでしょうね?」
そう訊ねると少年は顔を朱色に染めて、ゆっくりと、でも確実に、答えた。
「はい。朝からずっと、ぼくのお尻の中に、入れ続けてます」
いい終わると、望月くんは自らベルトを外し、ズボンを脱いだ。
あられもない下着姿に、私は思わず感嘆の声を漏らしてしまう。
「まぁ。望月くんのパンツ、我慢汁ですごいことになっているわ。
みんなが真面目に授業を受けてる間、お尻にこんな玩具を入れて、
なに考えていたのよ。望月くん、あなた変態よ」
私の口は彼を罵り、私の右手は彼をパンツの上から弄ぶ。
そして私の左手は、小刻みに震えている彼の肩へそっと置かれた。
「そ、そんな。先生がそうしろって……!」
「そうね。確かに私が命令したわ。でも、パンツの中をぐちょぐちょにしたのは
間違いなくあなた自分自身の所為よ。もっと冷静になれば、こんな惨状にならなかったはず」
望月くんが再び抗議の声をあげようとする。でも、私はそれを遮って言葉を綴る。
「でも、偉いわ。こういて半日過ごしたんだもの。ご褒美をあげなくちゃね」
私は彼が逃げられないように、抱きついた。
少年は狐につままれたような顔を浮かべる。私はその半開きになった口へ、私の舌をねじ込ませる。
そしてじっくりと彼と舌を絡ませ、口内を蹂躙する。
おそらく、大人のキスは初体験なのだろう。されるがままだ。
しばらくして、望月くんを味わい尽くした私はゆっくりと唇を離した。
キスをしている間は、近づきて見えなかった彼の顔が良く見える。
眼は虚ろで、口をだらしなく開けて、これがいわゆる恍惚の表情というのだろうか。
「ふふ。それじゃあ始めましょうか。二人きりの部活動を」
気をつけたほうが、いいよ……もう、(この話が)終わっているかもしれない。
けど続くかもしれない。

186 :
おお

187 :
ちょい過疎ってるか

188 :
いない事扱いされてる状況を逆手に取って…なんて妄想してみたけど同じ考えの人は結構いるみたいだな。

189 :
次回で居ない者扱い終了するぞw

190 :
illust_id=25096164

191 :
続きモノの続きはまだか

192 :
現在6割方完成。もうちょっと待って@赤沢さんの人

193 :
>>192
待っているよ。

194 :
お待たせしました
投下します

195 :
心にもないことを言ってしまった。
私は自室のベッドに体を沈ませながら、布団を頭までスッポリとかぶる。
どうして、素直になれなかったのだろうか。そう自問自答する。
けど、恒一君もあのタイミングはないと思う……。
そう、責任転嫁もしてみるが、やっぱり辛くなるのは自分自身だった。
あの日から今日でもう3日だ。もちろん学校には行っていない。親や学校には仮病を使って休んでいる。
けど、そろそろそれも限界だ。友達からもお見舞いの伝言をもらっている。
これからのことを考えていると、突然、電話の鳴る音が響く。
今の時間は家に私しかいない。悩んだ末、電話のある階下まで降りていく。
ナンバーディスプレイには知らない番号が点滅している。私はとろうかどうか迷う。
しかし、そのまま何かに導かれるように受話器をあげてしまう。
「もしもし」
彼の声だった。少し曇っているけど、聞き違えるわけなかった。
「赤沢泉美さんは御在宅でしょうか?」
私は精一杯の声を振り絞る。
「……わたしです」
少し掠れてしまった。それに震えている。
「そのまま、返事はしなくていいから聞いてほしい」
「……改めて、話がしたいんだ。もう一度だけ赤沢さんに伝えたいことがある」
「明日、僕の家に来てほしい。住所はクラス名簿に載ってるよね」
「それじゃあ、待ってる」
そうやって、電話が切れる。受話器を置く私は、再び不安に苛まれる。けれど。
彼の、恒一君の声がまた聞けたせいだろうか。……涙が頬を伝った。

196 :
翌日、私は恒一君の家まで来ていた。
親には具合が良くなったので、学校へ行くと言ってある。
緊張で震える指で呼び鈴を鳴らす。程無くしてドアが開き、彼が姿をみせた。
心臓が跳ね上がりそうになる。なんて言葉を言っていいのかわからなくなる。
言葉を紡げない私は、つい気まずくなって目を逸らしてしまった。
「どうぞ」
彼は私の態度のことは気にせず、優しい声でそう促す。
「……おじゃまします」
それだけを振り絞り、家の中を進む。
私たちの足音が響くだけで家の中は静寂に包まれている。どうやら、他には誰もいないらしい。
「入って。僕は飲み物の準備してくるから」
そう言われ、部屋へとあがる。物の少ない寂しい部屋だった。
まだ、荷ほどきが終わってないのだろうか。そう思いながら目に付いた椅子に腰かける。
他人の部屋の匂い。どことなく落ち着かないが、それが恒一君のだと思うとなんだか悪い気はしなかった。

しばらくして、彼が戻ってくる。手に持ったカップを机に置き、もうひとつの椅子に腰かける。
カップからは温かい香りが漂ってくる。その琥珀色をした紅茶に口をつけると、彼の言葉を待った。
私はまだ自分からきりだす勇気が持てなかった。
時計の針がカチコチと時を刻む。
未だ沈黙が続いていた。カップの中身だけが減っていく。
私は黙っている彼の真意を計りかねていた。
つい、イライラしてしまう。私の悪い癖だ。
思い切って、口をひらこうとする。
しかし、私の声は音になることはなかった。視界が歪み、霞んでいく。
ゆっくりと暗闇が迫ってきて、私を覆う。
それっきり、意識を手放してしまう。本当にそれっきり……。

197 :
意識が次第に覚醒してくる。薄ぼんやりとした景色が見える。
「(こう……いちくん、……それと、だれか……もう一人……)」
視界には恒一君ともう一人、黒髪の少女が見える。だんだんと取り戻してくる意識と記憶の中で彼女の名前を思い出す。
見崎……鳴……。
どうして彼女が……。
そう思い、立ち上がろうとする。しかし、体は動かなかった。
よく見ると、私の体は椅子へと縛り付けられている。ロープの感触が肌に痛かった。
「ど、どういうつもりっ!答えて!!」
精一杯叫ぶが、声は掠れていた。もう一度、叫ぼうとするが私はそこで二の句が継げなくなる。
二人が無言のまま抱き合いはじめたから……。
最初に見てしまった、あの光景を思い出す。同時に針で刺されたようなあの痛みも。
「(やめて……)」
続けて、恒一君は見崎さんの額に口づけを落としていく。
胸のざわめきはますます大きくなる。痛みもひどくなっていく。
「(やめて、やめてよ……)」
目を逸らそうとしたが、叶わなかった。唇も震えていた。
恒一君の唇はそのまま見崎さんの唇にも届こうとしていた。
彼への想いの分だけ焼けるような痛みが心に走る。
「(いやっ、いやいやいやいやっ!やめてよ……もうやめてよっ!)」
二人の唇が重なった時、私の想いが溢れだした。
「やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
私が叫ぶと、二人はお互いから離れていく。
私は嗚咽しながら言葉を紡ぐ。
「もう、いや……私、いやなの」
「こういちくんが……他の誰かを見るのは、いやなの」
「私を、私のことを、好きになって……欲しいの……」
そうして、溢れだした涙を止めずに、ついにその言葉を口にした。
「……好きです。恒一君」
彼はゆっくりと近づき、私を抱きしめると耳元で囁く。
「僕もだよ。赤沢さん」
その言葉を聞くと、また涙が溢れてきた。彼の胸の中で泣きじゃくる。
心は、喜びの色に染まっていた。

198 :
洗面所を借りて、涙でグシャグシャになった顔を整える。
再び、恒一君の部屋に戻ると見崎さんの姿は消えていた。
彼の隣へ、そっと腰かける。胸の鼓動は少しはやくなるが、不思議と心地よかった。
とりあえず、気になっていたことを尋ねる。
「見崎さんはどうしたの?」
「見崎は赤沢さんが泣いてる時に帰ったみたい。後でお礼言わなきゃ」
そう言った後、恒一君は私に向き直り、頭を下げる。
「ごめん!君には何度も酷いことをしてしまった」
「赤沢さんの気を引きたくて。いないものという状況ではこんな回りくどい方法しか思いつかなかったんだ」
必に謝る彼の姿に、私は少し可笑しくなってしまう。
今まで感じていたような大人びた印象はそこにはなく、私と同じ成長途中の子どもがいた。
そのことも、私は嬉しく感じてしまう。
「恒一君、ホントにそう思ってる?なんだかノリノリだったような気がするんだけど」
「本当だよ」
「それじゃあ……証明、してみせて」
そう言って、私は目を瞑り、彼を待った。
肩に彼の手がかかる。そのまま、唇にやわらかい感触が伝わる。
「んっ……」
しばらく、このあたたかな感触が続いたあと、唇が離れる。
目の前には彼の顔があり、熱い顔をした私は俯く。
彼が口を開く。
「……もう一回していい?」
私は返事の代わりにもう一度目を瞑り、顔をあげる。
唇にまた熱く、優しい感触が伝わる。甘くないはずなのに甘く感じてしまう。
その時、唇に彼の舌が這った。ゆっくりと舐め上げて、唇をノックする。
私は口を少しあけると彼の舌を受け入れる。
「はぁむぅ……ちゅっ、くちゅ……」
舌は私の口腔を次々と刺激していく。上顎、奥歯、舌の付け根……。
唇の動きも激しくなってくる。
「ふぁあむ、ちゅぅ……んんっ、ちゅ、ぴちゅ……んっ」
いつの間にか、私も舌を絡ませて、彼に精一杯応える。
お互いの唾液を交換し、飲ませ合う。
「んんんっ、ちゅっ、ちゅうぅ、はあぁ、ふぁむ……んー、ちゅううっ!」
ゆっくりと離れると、お互いの唇からは銀色の糸が引かれた。
私は身体中に熱い感触を覚えていた。思考もうまくまとまらなかった。
彼の手が私の胸に触れる。

199 :
「赤沢さん……いい?」
「……はい」
そう答えると、私の身体は押し倒されていく。
彼は私の胸を優しく触っていく。胸だけじゃない、髪や首筋も……。
「ふう……んっ……」
私から声が漏れる。それを聞いた彼はどこか、ほっとした表情で制服を脱がしいく。
ブラウスがはだけると、ブラ越しの胸を揉んでいく。
「はぁあ……んん、ふ、あっ……」
「……赤沢さんって案外、着痩せするんだ」
「へ?!……ば、ばかっ!」
「ご、ごめん……」
思わぬ言葉に驚いてしまった。
こっちは恥ずかしさでいっぱいいっぱいなのに。下着だって変じゃないか不安だったのに。
そう、むくれていると彼がブラを外す。
「大丈夫。かわいいよ」
私の気持ちを汲んだのだろうか。
かわいいの一言でなんだか許せてしまいそうな気になった。
彼は直に胸に触れていく。その手によって胸の形が流動する。
「あっ、んん……あぁあ、はぁあ、ん……っ」
漏れる声の大きさは増してくる。胸の薄桃色の頂点が膨らんでくる。
そこを彼の手が摘む。
「んんんっ!あっ、ああっ……く、んう……っ」
彼がその頂点をそっと舐めると、身体にビリビリとした刺激が走る。
そこを責められるたび、熱い波は激しく私を襲う。
そして、彼が口に含んだ頂点を甘噛みすると。
「ひゃあぁああんっ!!んんっ……あ、あ、あっ……」
私は大きな刺激に声を荒げてしまっていた。ゆっくりと呼吸を整えていく。
彼は満足そうにすると、その手を下半身に滑らせていく。
ふとももをつたい、ショーツの……その中心をなぞっていく。

200 :
「はっ、ああっ……ふぅう、はあぁあ、ん……っ」

すでにそこは濡れそぼっていて、もはや下着の意味をなしていない。
彼の指が動くたび、さらに愛液は増してくる。
ショーツがずらされ、直接指が秘部を刺激していく。
「ああっ、ふぁあ、あっ、あっ、んんッ、くぅんんっ……!」
クチュクチュと水音が響く。
男の人の手、恒一君の手。少し武骨だけど、繊細で優しい……。
その指がクリトリスをも刺激する。指の腹でキュッと圧力をかけられる。
「んんっ、はっ、はあっ、はあぁああンッ!!」
また、あの時のようにお腹の奥で熱いものがはじける。
全身をビクビクと痙攣させて、私は彼方にとんだ意識の帰りを待った。

衣服をすべて脱いで、身体を布団に預ける。
ここから、恒一君のそれがみえる。保健の教科書で見たことはあったが、やっぱり実物だととても恥ずかしい。
「できる限り優しくする。けど、痛かったら爪を立ててもいい。無理だったらやめてもいいから」
「大丈夫。これ以上、好きな人と近付けない方が私は痛いから」
「……ありがとう。好きだ、泉美」
彼が私の名前を呼び、ゆっくりとそれを秘部に沈めていく。
内側を拡げられるような、今まで味わったことのないような感覚が私を襲う。
「ふっ……んん……っ」
彼のものがどんどん奥に入ってくる。
そして私はその純潔を、初めてを、恋心を捧げた。
「いっ、んんんんんんんんんーーーッ!!」
鋭い痛みが走り、思わず彼の背中に爪を立てる。
秘部からはその証が、赤い糸となって流れ落ちる。
「はいったよ、泉美。落ち着くまでこのままでいるから」
そう言って、彼は私の髪を梳いていく。
ぎゅっと抱きしめられ、彼の心臓の鼓動にあわせて、荒い呼吸を落ち着けていく。

201 :
「……もう平気。動いて、大丈夫」
「うん。ゆっくりするから」
まだ、痛みは残るが、これ以上待たせたくなかった。
彼が言葉のままゆっくりと動いていく。
「いっ、はっ、ん……あ……んん……」
彼のものが愛液と破瓜の血の助けを借りてヌルヌルと出入りを繰り返す。
チリチリとした痛みは伴うが、徐々に解きほぐされていく。
「んんっ……あっ、ん……あぁ……っ」
わずかではあるが、声に艶と熱がこもってくる。
膣内からの刺激が快感に響いてくる。
「ひゃあっ、あぁん、うう、んんっ……ああ……っ」
「こ、こう……いちくんっ、好きっ、すきぃ……あっ!」
彼の名前を声に出す。好きだと言う。
それだけなのに気持ちは何倍にも膨れ上がり、頭の中が熱に侵される。
彼もまた、応えるようにキスの雨を降らし、抽挿をはやくしていく。
「ああっ、はあぁん……んんっ、あぁああ、んンッ……!」
「だ、だめっ、はげし……あぁっ、んんっ、だ……めぇえっ!」
彼の首に腕を回し、必にしがみつく。もっと近くに感じたかった。
膣奥からの刺激は愛液を滴らせ、全身に快感を届ける。
「も、わっ、たし……おち……ちゃうっ、おちちゃうよぉ!」
「泉美、イクから……このまま、感じて」
「う、うんっ……あっ、すきぃ……こういちくんっ……わたし、も、イク……ッ」
「あああっ、ひゃあっ、んんンッ、あ、あああぁぁぁああああっ!!!」
私の膣内で彼のものが脈打つ。同時に私も大きな浮遊感を味わい、絶頂に達した。
そして、彼の手をぎゅっと握り、幸せの海を漂った……。

202 :
私はまたこの場所にいる。始まりの場所、茜の射す教室に。
放課後、他には誰もいない教室に私と恒一君、そして見崎さんがいる。
「……それで、うまくいったの?」
口火を切ったのは見崎さんだ。
「うん。見崎のおかげだ、ありがとう」
「そう。よかったわね」
彼女は抑揚のない調子で言葉を紡ぐ。
そして、恒一君が彼女に頭を下げる。
「僕は、見崎の気持ちに薄々気づいていながら君を利用した。本当にごめん!」
「……いいよ。恒一君、赤沢さんにぞっこんだったものね」
それを聞いて私の頬が赤くなる。隠すように二人から視線を逸らしてしまう。
「……それじゃあ、二人にね、一つお願いがあるの」
私は彼女の方に向き直る。
「ときどきでいいの。ときどきでいいから、これまでのように榊原君とお話しする関係でいさせて欲しいの」
そう話す見崎さんの言葉には寂寥とした表情がうかんでいた。
初めて、彼女の感情に触れた気がした。
「……僕は、泉美の意見に従うよ」
「……実はね、もう『いないもの』のおまじないをやめようと思ってるの」
私は自身の決意を二人に告げる。
「もう、このおまじないでは効果はないみたいだし。新しい対策を考えるつもりよ」
「だから、恒一君も含めて皆とお話ししましょう」
私の言葉を聞いて、見崎さんが無表情から少し微笑んだような気がした。
けれど、そのまま私は付け加える。
「ただし、恒一君と話す時は私も入れた三人ですること」
「……その、私って思ってたより、独占欲が……強いみたいなの。だから……」
私はまた顔を赤くしてしまう。
そんな私を見て、恒一君が軽く吹き出す。見崎さんにもはっきりとした笑みがこぼれていた。
私も赤くなりながら笑顔をみせる。
後悔しないように。ずっとこのまま、笑顔で卒業できるように願いを込めて……。

203 :
以上です
稚拙な文章ではありましたが、ここまでお付き合い頂きありがとうございました
実はSSは初挑戦で、これを通して頭の中で都合よく完結している妄想を文章として補完することの難しさが身に沁みました
題材の赤沢さんは空想で補える余地が多いにあったのでこれに決めました
形式はこの空想が活かせる女性視点にしました。ちょうど興味もあったので
けど、思ったより普通の女の子になってしまい、アニメから連想できるような
ツンツンした態度をもっと入れたかった気もします
それでは改めてありがとうございました
(今週の赤沢さん可愛かったな〜)

204 :
GJ
恒一君ノリノリやないか

205 :
乙です
赤沢さんのデレ、もっと見れるといいなあ

206 :
鳴たんを自宅に飼いたい

207 :
しかし人いねえな

208 :
鳴たんを突きたい。
突いて突いて、息がハァハァするまで突きたい。

209 :
こっちは放送してない地域なのだが、おもしろいのこのアニメは?
有名なホラー小説のアニメ化だよね
アニメという媒体にうまく合ってるの?

210 :
>>209
綾辻さんの作品って映像化できないトリック多いよな。
で、Anotherも多分に漏れずそういう小説なんだから、あの叙述トリックを最終回でどう処理するのか見るまで判断できない

211 :
エロパロスレでアニメの評判聞いちゃう人って…

212 :
アニメ今回のまででできそうなカップリング
榊原×鳴
勅使河原×赤沢
松永×玲子

213 :
なぜこれだけネタがあるのに投下がないんだろう…

214 :
エロパロじゃなく惨SSならいっぱい出てきそうな気はするw

215 :
赤沢さん一緒の車に乗ってくるとか
可愛すぐるでしょう

216 :
恒一君と水野さん、恒一君と怜子さんのラブエロネタの投下を
熱望します。

217 :
>>212
榊原×水野姉、綾野、赤沢、望月
もあるぞ。

218 :
>>212
金木×松井
が無いと言うのはどうゆう事だ!?

219 :
>>217
望月は男だよ
だが攻めになってもらって
望月×副担任の先生
望月×望月の姉
望月×玲子
望月×美術部の後輩
とかもいけるな

220 :
榊原×望月

221 :
望月はいらん

222 :
望月でマジレスされた……

223 :
むしろ副担任先生にだいしゅきホールドでガッチリ固定された状態で
鳴ちゃんにペニバンでガン掘りされる望月をだな…

224 :
ちょっと小ネタ投下!

225 :

学校の廊下で望月と赤沢嬢が二人並んで、何か話しながら歩いているのを見つける勅使河原。
(よーしちょっと驚かしてやるか!)
いつものように勅使河原のイタズラ心が顔を出す。
ターゲットは望月。
後ろからそーっと近づいて目隠しをして「だーれだー?」という中学生定番のアレを計画して二人の背後にそっと近づく。
話をしている二人は後ろから近づいてきた勅使河原に気づく様子もない。
すぐ後ろまで近づいたそのとき、勅使河原はパッと手を伸ばした。
「あ、ペンが……」
「どうしたの? 望月、……!?」
「だーれだ!?」
目隠しをしようと伸ばした勅使河原の両手は、中学生にしては発育の良い弾力のある感触に受け止められる。
「ん? こ、このまるでマシュマロのような柔らかさ……それでいてボリュームがあり……そして手のひらから
余ってしまうほどに、こんもりした魅惑的な物体は……!?」
ターゲットの望月は、額に青筋を立てている赤沢嬢の背後で、彼女の胸を後ろから両手で揉んでいる
勅使河原を苦笑いで見ていた。
望月は手にペンを持っている。話をしているうちに持っていたペンを落としてしまい、拾おうと横に足を移動させた
瞬間にターゲットは入れ替わってしまい、隣の赤沢嬢の胸が勅使河原の手にジャストフィットしてしまったようだった。
「何してんのよ、……勅使河原ぁぁー!!」
赤沢が振り向いた瞬間、特徴的なツインテールが爽やかなシャンプーの香りをただよわせながら跳ねて、
勅使河原の顔に叩きつけられる。髪ビンタはけっこう痛い。
「う、うわあぁぁぁーー! これはその……退散!!」
言い訳をする暇もなく勅使河原は回れ右をして走り去る。
髪ビンタで赤沢嬢の機嫌がおさまるはずもなく、彼女は逃げる勅使河原を追いかける。
「ムチャしやがって……」
走り去っていく二人を見ながら、望月はため息をついた。

おしまい

226 :
腐罷避

227 :
榊原以外の男はいらない

228 :
榊原「いいぜ、お前が人だというのなら……まずはそのふざけた幻想をぶちこわす!」

229 :
>>228
そういって皆のオッパイをさわりまくるのね
さ・か・き・ば・ら・くん♪

230 :
水野さんのSSの人はどこへ

231 :
小椋さんのSSはよ

232 :
恒一(いない者になってしまったけど、他のみんなは本当に何をやっても無視するんだろうか)
恒一(そうだ、とりあえず赤沢さんが席を外しているから、授業が始まるまで赤沢さんのところに座ってみよう)
キーンコーンカーンコーン
赤沢「さて、そろそろ4時限目が始まるわね――え!?」
久保寺「赤沢、もうチャイムは鳴ったぞ。早く座りなさい」
赤沢「え……あ、はい……」
恒一(さぁ、赤沢さんはどうする?)
赤沢「〜〜〜!」(ムニュ)
恒一(僕の膝の上に座るのか……柔らかくて暖かくていいお尻だなあ)
赤沢「な、なんで私がこんな目に……」(ボソ
恒一「あれ? 僕いない者じゃなかったっけ?」
赤沢「くぅっ……!」
恒一(恥辱にまみれ震える赤沢さんは可愛いなあ。うなじも綺麗だし……あれ?)
恒一「あ、白髪だ」
赤沢(バッ!)
恒一「何も隠さなくてもいいのに……それに、赤沢さんのワキからはハワイコナのような……
   そう、花のような苦みばしったワキガの微かな香りもするね」
赤沢(な、なんなの!? 私がワキガなわけないじゃない!
   あああ、クラスのみんなが私を見てる……!)
恒一(ずっと赤沢さんを抱っこしてると、おなかが圧迫されるなあ。
   さっきオヤツに鳴からもらった焼き芋のせいかな? あ、出そう)
プーーーーーブビュ
3−3全員(液便漏れた……)
恒一「……赤沢さんのオナラってエクストラファンシーな香りだね」
赤沢(も、もうにたい……いっそ現象で私をして……!!)


233 :
久保寺「……じゃあ赤沢、このときのメロスの気持ちを答えなさい」
赤沢「えっ? あ、はい」(どうしよう、授業を全然聞いていなかったわ……)
恒一「穴があったら入りたい、だよ」(ボソ
赤沢「あな (恒一)「ル」 があったら入りたいです……」
久保寺「……このように、メロスは自分を恥じて……」
赤沢(スルーされた!? てか、ぜんぜん違う答えじゃない!)
恒一「うーん、みんな笑ってくれると思ったんだけどなぁ」
赤沢(コイツ、コロス……! 現象より早く私がコロス……!)
恒一「しかし今日は暑いね。赤沢さんのフトモモもじっとり汗かいてるけど
   せっかく綺麗な肌なんだから汗疹にならないといいね」
赤沢(だ、誰のせいだと思ってるのよ!)
恒一「汗でレースだらけのイヤらしいブラも透けてるし。うーん、これがホックかな?」
赤沢(ダ、ダメ! お願い、ホック外すのはやめて……!)
恒一「まあ、さすがにこれを外すなんて外道なことはしないよ」
赤沢(ほっ……)
恒一「だって、さっきから赤沢さんの股間で紙が擦れる音の方が気になっちゃってさ。
   もしかして、今日は女の子の『現象』の日? ちゃんと対策してるんだね?」
赤沢(……いま、この窓から飛び降りたら、どれだけ気持ちいいかしら。
   私、もう、ゴールしてもいいよね……)

こんな話、誰か書かないかな

234 :
天才は自分のこと天才って気づかないんだな

235 :
>>233
続きはまだですかねえ・・・

236 :
あげ

237 :
>>233
>>232-233

238 :
三神「合宿最終日のオリエンテーリングの内容は、乱交です!」
参加者全員「ナ…ナンダッテー!?」
三神「<もう一人>の者に対抗する為に、<もう一人>の生者を作り出す!これにより、現象は収まるのよ!!」
参加者全員「………(チラッチラッ)」
三神「さあ、まずは男女二人でペアを組んでください。あ、同性のペアは認めませんからね」
榊原「………見崎、僕と組もう(キリッ」
鳴「………うん(ポッ」
赤沢「(あんの泥棒猫ーーー!!)」
勅使河原「………あれ?俺だけペア居なくね?」
千曳「(全て予定通りwww)」

239 :
そ、それだー!
者の呪いを解くのはそれしかない、さぁ、書け。
いや書いて下さい!

240 :
>>238
中尾「まかせろーカチャカチャ」

241 :
>>240
参加者全員「いや、お前んでるからwww」

242 :
桜木「あなたのせいよ」
水野「君のせいね」
赤沢「榊原君のせいよ」
榊原「そ、そんな僕は・・・」
鳴「榊原君、一体何人の女性を妊娠させたの?私を含めて・・・」

243 :
綾野「こういっちゃんが車に細工したんだね?妊娠したわたしが邪魔だから!」
小椋「私の盗撮映像を横流ししたことがバレそうになったから、兄貴をしたの、榊原君?」

244 :
>>242>>243
どこのスクイズだよw
まあ、1話のアバンに出てきた悪役笑いの恒一を見れば、納得は出来るがw

245 :
霧果ルートというのも

246 :
誰かなんでもいいから書いてくれぇ

247 :
>>239
赤沢「………乱交よりも、一人の女子をリンカーンした方が、妊娠率はあがるんじゃないの?」
勅使河原「成る程、それなら俺もあぶれないで済むなw」
三神「成る程…確かに効率的ですね。問題は誰がリンカーンされるか、ですが………」
赤沢「いな…」
鳴「対策係りの仕事ね」
赤沢「ちょっ、待っ…」
勅使河原「OK、んじゃぁ誰からヤる?」
鳴「赤沢さん、初めては誰が良い?(榊原君の童貞はあげるけど、散々に犯されて、誰の子か分からない子を産みなさい)」
数時間後
赤沢「もうだめぇ!もう入らないぃぃぃぃ!………また腟内に出てるぅぅぅぅぅぅ!!んじゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
鳴「………考えてみれば、産まれて来る10月10日後には、私達卒業してるんじゃないかしら?」
参加者全員「………………あ」
赤沢「いくぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
こんなん出来ましたけど、どないよ?

248 :
>>247
続きはよ

249 :
恒一と鳴が付き合いはじめて少したった頃
恒一 「今日はどうする?」
学校の帰り道二人はいつもの道を歩きながら話していた。
鳴 「今日はどうしよっか?」
恒一「どこか行きたい所とかある?」
鳴 「榊原君と一緒ならどこでもいいよ。」
恒一が見崎鳴に告白したあの日から二人が付き合いはじめてしばらくして恒一は焦りを感じていた。
恒一(もう付き合ってしばらくするのにまだ手も繋いでないしキスもしたことないなんて結構僕ヘタレなんじゃないか?)
不安になって勅使河原などにも相談してみたのだか、
勅使河原「俺女と付き合ったことないからなあ、そんなこと言われてもわかんないけど、まあその場の空気とか流れでするんじゃない?...赤沢とキス赤沢とキス..ブツブツ」
最後に聞いたのはスルーしておこう
恒一(雰囲気ねえ?)
見てのとうり見崎鳴は感情を顔にあまり出さないしデレ?と言うのだろうかそう言う行動も今まで見たことがなかった。本当に鳴は自分のことを好きなのだろうか?不安にもなるくらいだった。なのでもちろんそんな甘い雰囲気などにはなるはずもないのだ。
恒一(このままだとまずいよなあ、...よし せめて手だけでも!)
恒一は隣で歩いているその華奢な手を握ろうとワナワナしていた時だった、
鳴「どうしたの、榊原君?」
恒一「えっ その 手 繋いでもいいかな?」
鳴は無表情で少し黙ってから
鳴「...............私前にも言ったよね...繋がってるのは嫌い って」
なに!?まさかの地雷でも踏んでしまったのか 僕は!?
そう予想したが答えは以外なものだった
鳴「でもね 榊原君なら私、繋がっててもいいよ、嫌じゃないから。」
そういって少し微笑みながら鳴は恒一の手を優しく握った、もちろん恋人繋ぎで。
もう天にも昇る感じの嬉しさだったまさに昇天 今の恒一には見崎鳴は天使に見えた。
恒一「こんなことするなんて 珍しいね。」
鳴「そう?」
嬉しさを噛みしめ二人でそんなことを話ながら歩いていたら、いつの間にか鳴の家の前まで着いていた。
需要あったら続き書く
これからエロに発展していくつもり



250 :
期待

251 :
金木×松井の百合カップルのネタを思いついた
完成するか分からんけど、近いうちに書き上げるつもり
あと過度なエロは期待しない方がいいと思う

252 :
桜木「ちゅぷぅっ………ちゅぱっ、チロチロ」
現象「なかなかいいですよ。しかし、こんな事をしてまで生き返りたいのですか?」
桜木「………はい、生き返りたいです」
現象「たった1年だけなのに?」
桜木「………もう一度、風見くんと同じ時間を過ごせるなら、1年でも構いません。1年あれば、出産出来ますから」
現象「くくく、健気ですねぇwしかし、風見くんはこんな穢れた貴女を愛してくれますかねぇwww」
桜木「!………やぁぁぁぁぁ!!ソコっ!お尻の穴は止めてぇぇぇ!!」
現象「くくく、嘘はいけませんよ?貴女のここは、イヤらしく私の足の親指をくわえ込んでるじゃありませんか?」
桜木「言わないでっ!言わないでぇぇぇ!!」
現象「………良いでしょう、来年の<もう一人>は貴女にしてあげましょう(確か風見には妹がいましたね?因果率を弄って3年3組に入れてあげますかw風見の因は腹上、という事でwww)」
桜木「本当ですかっ!?」
現象「勿論。私を満足させる事が出来たら、ロマンチックな出会いと、素敵な初体験もお約束しますよ?(産まれてくる子供も女の子にして、風見の目の前で母子共々犯し尽くしてあげましょうwww)」
桜木「はいっ!私頑張りま………すうぅぅぅぅぅ!?」
現象「どうしました?前と後ろに入っただけですよ?」
桜木「しゅごいぃぃぃぃい、ゴリゴリ擦れてるぅぅぅぅぅ!」
現象「くくく、ははははっ、はーーーっはっは」
一年後、急速成長させられた桜木娘が、現象さんをセクロスバトルでぬっすが、それは別の話しですw
てか、エロシーン書くの飽きたorz

253 :
ホモスレになりそうだ

254 :
>>247
卒業までに最低22週間あれば間に合う…か?
そして、「その時」になって陣痛促進剤入りの注射器を持ち
既に注射を打って股間を羊水で濡らしながらスタンバってる鳴が…

255 :
孕めばいいんじゃね。
現象が人としてどこまで認知するかはわからないけど。

256 :
赤沢×恒一が欲しいでしゅ

257 :
恒一はドSなイメージ。
鳴ちゃんをいじめて喜ぶシーンが脳内再生される。
もちろん性的な意味でな

258 :
>>257
私は鳴がSで、恒一がMっぽく見える
鳴たんの言葉責めとか、最高じゃね?

259 :
>>258
鳴ちゃんが涙目でプルプル震えてるほうが萌えるだろうが!

260 :
>>259
わたしゃ、快楽に頬を染め、震えてる方が萌えるが、萌えの定義は十人十色。それぞれ譲れない一線があるから、ここらで手打ちにしましょーや

261 :
恒一くんは隠れドS
赤沢さんはSに見せかけたドM
鳴ちゃんは……よく分からん

262 :
鳴「○○さんをに還した事を後悔してるの?」
恒一「………後悔してないって言えば、嘘になるね。罰を与えられない、それがこんなにも苦しい事だなんて思いもしなかったよ」
鳴「いずれ現象が、その記憶も苦しみも忘れさせてくれるわ」
恒一「………それは、嫌だな。○○さんをしたのは、僕の罪だ。一生背負って行かなければならないのに、勝手に忘れさせるなんて酷い話しだよ」
鳴「………勘違いしないで。○○さんをに還したのは私達二人の罪よ。罰は私達二人が覚えている限り続く………それだけではダメ?」
恒一「………僕が覚えている間は、見崎も苦しむ、と?忘却が見崎を救うって思えという事?」
鳴「そう」
恒一「………ありがとう」
鳴「どういたしまして(なにこれ!?榊原君の弱った表情ってもの凄く色っぽい!)」
恒一「どうしたの?」
鳴「………何でもない(ダメ、その顔反則!………濡れちゃう!)」
鳴「………榊原君、どうして勃起しているの?」
恒一「!?いや、これはっ!!」
鳴「そう、罰を与えて欲しいって、そう言う意味なのね」
恒一「違っ!見崎は何か勘違いしてる………って、何処触ってるの!?」
鳴「こんなにガチガチにしてそんな事言っても、説得力ないわ」
恒一「くうっ!ダメだぁっ!裏筋は擦らないでぇっ!尿道口に指突っ込まないでぇぇぇぇっ!!」
鳴「皆にこうやって責めて欲しかったのね?(あぁ…榊原君可愛い!ダメ………何処も弄ってないのに、私まで気持ち良くなっちゃう)」
恒一「ダメ!こんなの間違って………」
鳴「受け入れなさい。榊原君はイジメられて感じる………Mなのよ」
恒一「違う!違うぅぅぅぅぅっ!!」
鳴「イきなさい。イって自分が卑しい変態だって認めてしまいなさい」
恒一「もうダメ!出ちゃう、出ちゃうぅぅぅぅぅ!!」(ビクンビクン
鳴「(私もイくぅぅぅぅぅぅっ!!)」(ビクンビクン
鳴「………貴方みたいな変態の面倒をみれるのは、共犯者の私だけね?さあ、自分が卑しい変態だって認めるなら、私のお○んこにキスしなさい」
恒一「………はい。見崎」
鳴「二人っきりの時は鳴様、よ。榊原く………いえ、恒一」
恒一「………はい、鳴様」
こんな鳴たんも悪くなくね?

263 :
>>262
うーん、俺はこっち派だな。
まとめだけど。
http://sea-mew.jp/nox/modules/webarc/2ch/ss/1330950387-0-c.html

264 :
>>263
うむ、これはこれで善しw
キャラ崩壊が激しい気もするが、私の書いたのもソレは変わらんからなwww

265 :
>>264
シチュエーションっていうより無口っぽい女の子が濡れ場で饒舌になるっていう変化が良いんだよな〜

266 :
>>265
うむ、全くもって同意だ
貴方とは、SだのMだのの違いこそあれ、美味い酒が飲めそうだ

267 :
望月×赤沢という同志はいないのか

268 :
>>267
恒一にフられたアカザーさんが、捨て鉢になって望月を押し倒す、赤沢×望月ならイメージし易いんだがなw
んで、現場を偶然見てしまった三神先生に祝福されて、望月が涙目になる、とw

269 :
嫉妬全開の赤沢さんはかわいいなぁ

270 :
幼馴染は、オチモノヒロインに負けるポジションなのだよ。

271 :
なんか今週の放送で赤沢さんの評価下がったとかいうコメント見るけど、
俺としてはむしろ鳴ちゃんの株が落ちた感じだな。
謝罪もとりあえず主人公カップルへのクラスの不興の緩和にはなったろうし。
まあ、岬くんの写真見るまで確信が持てなかったというのはあるだろうけど、もっと積極的に動けたような気がしてね。

272 :
>>271
まさか…本スレの誤爆…なのか?
ここはエロパロスレだぜ?
鳴たんの謝罪の方法は、リンカーンでやって欲しかった!とかの、貴様のエロスをぶち撒けるんだw
ハリーハリー!現象さんは拙速を尊ぶw

273 :
望月本はまーだ時間かかりそうですかねー?

274 :
恒一 「おじゃまします」
赤沢 「いらっしゃい。もう片付けはほとんど終わっているから、遠慮しないで」
恒一 「手際がいいね。さすがは赤沢さんだ」
赤沢 「お世辞はいいわ。まだ多少、散らかっているから皮肉に聞こえる」
恒一 「重そうなダンボールが転がっているね。あとで僕が手伝うよ」
赤沢 「そうしてもらえると助かるわ。女手だけだとどうしても力仕事はね」
赤沢 「そこのソファーに座って。まだ台所回りは片付いてないから、コーヒーを出してあげられないけどごめんなさい」
恒一 「楽しみにしていたけど、仕方ないね」ドッコイショ
赤沢 「……夏休み以来かしら」トナリニドーン
恒一 「そうだね。去年の冬は、夜見北には行けなかったから。勅使河原とか望月とか元気にしている?」
赤沢 「望月くんは、私たちよりは遅れるけど、東京に来るはずよ。来たら恒一くんにメールをしてくると思うわ。会いたがっていたから」
恒一 「勅使河原は?」
赤沢 「知らない」
恒一 「相変わらずあいつには厳しいね。ところで、この部屋、ちょっと広くない。女子大生の部屋というより、どうみてもファミリー向けなんだけど」
赤沢 「3LDKだからね」
恒一 「二人暮らしには広すぎない? ところで、気になっていたんだけど……」

275 :
赤沢 「鳴ならまだ寝ているわ。夜遅くまで模様替えでゴソゴソしていたみたいだし。私なんか、荷物が届いたらすぐにベッドの備え付けもクローゼットの整理も終わったのに、ホントにあの子はグズだから」
恒一 「手伝ってあげていたの?」
赤沢 「まさか。お互いの部屋には立ち入らないってのが最初に結んだ協定よ。それに、どうせ鳴の部屋なんか、人形や油絵のキャンパスで埋まっているに決まっているもの」
赤沢 「そもそも、わたしと鳴はルームメイトではあっても、友達とは違うもの。もっと面倒くさい関係なのよ。慣れ合えないわ」
恒一 「……まあ、そうだね。でも、それにしても、一人一部屋だともう一部屋が余らない?倉庫にでも使うの?」
赤沢 「そういう予定はないわ。まあ、親に訊かれたときは、鳴のアトリエ兼わたしの芝居練習用ということにしておいたけど」
恒一 「それにしても、このあたりで3LDKだと家賃も結構かかると思うんだけど」
赤沢 「15万だったかしら。鳴のパパが、女の子の二人暮らしだからって、色々と便宜を図ってくれたの。わたしの家もそれなりだし、ね」
恒一 「お金持ちはいいなあ」
赤沢 「からかわないで。ところで、恒一くん……」ニジリ、ヒザニテ
恒一 「なんだい?」
赤沢 「(肩にしなだれかかり)久しぶりに甘えていい?」
恒一 「あいかわらずいい匂いだね。泉美は……」
赤沢 「ありがと」

276 :
ドスン
赤沢 「いたーーい。何するのよ、鳴」
鳴 「それはこちらの台詞。わたしが起きてこないうちに何をしようしていたの」
恒一 「お、おはよう、鳴。いきなりチョップはないんじゃない」
鳴 「抜け駆けしようとする泥棒猫にはしつけが大切なのよ」
恒一 「(あの鳴が激しいツッコミをするようになったなあ)」
鳴 「泉美、そこどいて」
赤沢 「……ここはもともとわたしの指定席よ。隅が好きなあなたはあなたの定位置に座りなさいよ」
鳴 「あなた、さっきわざと私を起こさなかったでしょう」
赤沢 「冤罪だわ。ちゃんと呼びました」
鳴 「どうだか。……ところで、お久しぶりね、恒一くん。一か月ぶりかしら」
恒一 「ああ、そうだね」
赤沢 「ちょっと待ってよ、なんであなたと恒一くんが一カ月ぶりなのよ!」
鳴 「受験の後に待ち合わせしたの。一緒に食事をして、ちょっと散歩したわ。あなたもすれば良かったじゃない」
赤沢 「ぐぬぬ。だって、私は多佳子たちと団体で来たから、一人で別行動なんかできなかったし……」
鳴 「私は一人でも平気だから。これだから田舎のお嬢様は……」クス
赤沢 「あなただって、同じところの出身じゃない!」

277 :
恒一 「まあまあ、二人とも落ち着いて。ところで、鳴の方は模様替えは終わったの?力仕事があるなら、手伝おうか」
鳴 「間にあっているわ。……あ、力仕事といえば、……泉美?」
赤沢 「……まだ、届いていないわ。あれだけは別口だったから。もうすこししたら配送されると思うけど」
鳴 「恒一くんが一番使うんだから、恒一くんに組み立てを頼もうよ」
赤沢 「それはいいアイディアね」
恒一 「何の話?」
赤沢 「あとでデパートからダブルベッドが届くから、恒一くんに組み立てをやってもらおうかってこと」
恒一 「赤沢さんの部屋は片付いたって言ってたし、鳴のベッドなの? 鳴、大きくないしシングルでよくない?」
鳴 「私のはあるよ」
恒一 「じゃあ、赤沢さんの?」
赤沢 「空き部屋に入れてほしいのよ。どうせ、他の家具は入れないし」
恒一 「……君たち以外に、誰かが暮らすってこと?それとも客間なの?」
鳴 「私と泉美は互いの部屋には絶対に入らないと協定しているの。 でも、それだと3人でできないじゃない。だから、わざわざ一部屋空けてそこですることにしたのよ」

278 :
赤沢 「まあ、ようするにヤリ部屋ってことね」
鳴 「泉美……下品よ」
赤沢 「命名したのはあなたじゃない!」
恒一 「ああ、そういうこと……。君たちって」ヤレヤレ
鳴 「これからの都会生活よろしくね。恒一くん。こっちには田舎の世間知らずのお嬢様がいるから大変だと思うけど」チュー
赤沢 「あんたも同じところの出身でしょーが」ガシ、恒一ウバイカエス
恒一 「やれやれ、これからが大変だなあ」

279 :
エロはこれから書くか考えるw

280 :
考えてる間に俺が風邪ひくからはよ
この時期の北海道は結構冷えるんだぜ?

281 :
>>249
これ続かないのかい

282 :
ベッドに押し倒されると、頭をつかまれて固定され、口の中に強引に舌を挿しこまれた。
どうせ逆らっても無駄なので、私は抗わずに舌の侵入を許す。
唇の周りが男の涎で染められる。
すぐ近くで見る自分の男の顔はほんとうにかっこいい。
東京に出てもう一年になるが、私の男ほど素敵な男は見たことがない。
知的で繊細な外見のくせに、いざとなると強引で肝も座っている。
そのくせベッドの上では意外と激しい。
私の舌を貪るのに疲れると、少しだけ身体を下げる。
身体を密着させながら、頬やあご、喉を口先でつばみつつ、ずらしていく。
胸板で潰されていた私のバストに達すると、今度は乳首を口に含んできた。
特別におっぱいが好きというわけではないのは知っているが、
とにかく私を抱くときは高確率で同じ手順を踏んでくるのは、まあ私の胸が大きいからだろう。
クラスメートだった中学のころよりも一回り大きくなっているのはちょっと自慢だ。

283 :
「はふ、んう、おいしい……」
味はついていないはずだが、どうしても彼は私の胸を美味なるものとして扱う。
しかし、舌がくるくる動くたびに強い刺激が産まれ、そのたびに動きが緩慢になっていく。
私は感じると相手の思うままになってしまう。
ただそれではマグロと同じなので、しまいには飽きられてしまうだろう。
いつも私は競争相手に負けないように必なのだ。
「おいしい?」
できる限り優しい声で男の頭をかきいだく。
「うん。泉美のおっぱいは最高だよ」
「がっつかないでよ。恒一くんだけのものなんだから」
「ごめん。やわらかくておいしいから、つい」
恒一くんは顔をあげて微笑んだ。
なんて、素敵なの!

284 :
私の男は右手を自分の股間に回した。
性器の位置を修正しているのだろう。
それから、腕の力で半身を起こし、私を見下ろしながら、
「じゃあ、いくよ」
「……」
「……」
「……どうしたの?」
「おねだりがないよ」
「言わなきゃダメ?」
「うん」
即答だった。
あいつに負けたくないし、言わなきゃだめか、ふう。
「……ガマンできないのぉ。早く恒一くんのくださいぉ」
「泉美、かわいい」
ぬちゃ、みぢぢ、ドン

285 :
(きたぁ!)
いきなり最奥まで貫かれた。
子宮の入り口に突き刺さる。
快楽の波が押し寄せてきた。
どうやら思っていた以上に、私の体は出来上がっていたらしい。
それはそうだろう、ついさっきまでは私のほかにもう一人と一緒になって彼を責めていたのだ。
舌だけの愛撫とはいっても股間に手はまわされていた。
あいつのかそけき吐息も同性ながらぐっとくるし。
唇がいきなりふさがれる。
本当に彼はキスが大好きだ。
一緒にお風呂に入ると足の指先をなめながら洗ってくることもする。
私も耳の裏にキスしたりするけどね。
何度もピストンが続くと、はしたない声が勝手に漏れ出してくる。
「ふぁーん!」
恒一くんの先端が触れたところは、彼が幾度となく抱いて見つけ出した私の弱点だった。
そこを突かれると、もう私は耐えられない。

286 :
「はぁ……はぁ……くぅ……んん」
両手で男の身体を抱きしめる。
それだけでは足りないので、両足まで使ってホールドする。
そうでもしないとすぐにいってしまうそうになる。
ところが、彼は私の太ももを大外から抱きかかえ、腰の裏に手を回す。
力の入らない私の両足はすぐに外され、ぬいぐるみのように簡単に抱えられてしまう。
ホントに見かけによらない力の強さだ。
さすが二人の女を同時に囲うだけの荒々しさを秘めているだけある。
「ごめん、泉美。まだでそうにない」
イクならともかく、まだでないで謝れるのは困る。
恒一くんとしては一緒にいけなくてごめん、という謝罪なのだろうが、そんなことは問題じゃない。
逆に私は遠慮なくイクことにしよう。
「らいじょうぶだから、ああ、も……少しン強く

287 :
支援

288 :
本当に強くきた。
自分でおねだりしておいてなんだが、その刺激にこらえきれない。
楔を打ち込まれたその箇所を支点に、弓のように体を反らせてしまう。
みっともない。みっともないけど……
どうしようもない電流のような快感が私の体を麻痺させる。
「くぅ……あっ、はぁ、恒一くん……そこは、そこだけはやめて……んっっ」
「ん?どこのこと」
「いま、突いているとこぉ。気持ちよすぎるのぉ」
ついさっきまでとは違う刺激だった。
そこは彼が開発した私にとって最高のポイント。
いままではそこをさけてピストンしていたのだ。
いつものことなのに、エッチを始めると私はどうしても油断しやすくなるらしい。
対策がいつも空回るのは、少女時代からの癖だ。
「くっ、閉まるよ」
「閉めてるのよ!」
「逆らうんだね、泉美」
「だっておかしくなっちゃいそうなんだもん!」
「おしおき」

289 :
体位を入れ替えられた。
横抱きにされて、恒一くんの右手におっぱいがわしづかみにされ、胸の根元をさすられる。
痛い。
けれど気持ちいい。
これも彼に開発された部分。
私は脇のあたりから胸の付け根にびみょうに性感帯がありそこを撫でられると弱い。
普段は、もう一人が私を責めるときに使うだけで、開発した本人はあまり触ってこないのに、
今日はちょっと調子に乗っているらしい。
ちらりと見た顔は楽しそうだ。
再びピストンが激しくなった。
自分はでないといっているが、どうやら今日は私をさんざん弄んで楽しむつもりらしい。
さっき二人がかりで一発目をださせた仕返しだろうか。
「んん、ふ……ん、んっ、くぅ……あ、ふぁ……」

290 :
唇から滑るように漏れ出している私の声。
そのかすれたような声だけが部屋の中に漂っている。
クチュ……クチュ……ジュプ……チュプ……
肉と肉がぶつかり合い、蜜と蜜が混ざり合う音
その音が絶えることなく聞こえてくる。
ああもう……どうでもいいや……
「はぁ、んっ、んっ……恒一……恒一」
涙目で愛しい名を呼ぶと、彼は微笑みながら、その顔に似合わぬ凶悪なもので私をしとめにかかった。
「泉美!」
「ひぁあああ……っっ!!」
「はぁぁぁ……んんっ……

291 :
……男の体に抱きしめられ、余韻に浸っていると枕元にかすかな気配がした。
もう慣れたが、相変わらず気配を消すのがうまい。
しかもタイミングもいい。
出を見計らっているのだろう。
だから私は、いつもこいつが傍にいることを前提で日々を送っている。
ベッド脇に立つ、見崎鳴は私たち同様裸で、手にペットボトルとコップをもっている。
[飲む?」
さっき「喉が渇いた」とかいって部屋から出て行ったが、いままでどうしていたのだろう。
「おつかれ、恒一くん」
「……鳴」
「泉美、どいて」
そういって私をベッドから突き落とそうとする。

292 :
「何するのよ」
「次は私の番。恒一くんのもそろそろ回復しただろうし、私は膣中に出してもらうつもり」
「な」
私は自分の股間を見たが、精液は付着していなかった。
宣言通りに私の中には出さなかったのだ。
少し腹立たしくなった。
「やっぱり学生の身分で生はまずいと思うわ。ゴムをつけましょう」
特に抵抗なく鳴は引き下がり、足元に捨ててあった未使用のゴムを拾い上げた。
封を切る。
そして、出てきたものを口に咥え、
「ううえあえう(つけてあげる)」
と、小首をかしげて提案した。
私を抱えていた男の股間の棒が、一気に膨張したのがお尻の感触でわかった。

293 :
「ちょっと、まちなさいよ」
「鳴、おいで」
私を山越しに恒一くんが鳴を誘う。
ベッドに乗った鳴がにじり寄る。
口の中のコンドームがいやらしい。
く、覚えときなさいよ、あんた!
仕方ないので、私は恒一くんの背中に回り、胸を押し付ける。
腹が立ったから、二人がかりでこの眼帯女を攻めまくることにしよう。
私だって、こいつの弱点の二つや三つは知っているのだ。
覚悟していなさい。

                   おしまい

294 :
キーワード
恒一、リア充、爆発

295 :
GJ!

296 :
俺の同期の話を聞いてくれよ。
適当にフェイクはいれてある。
登場人物

S 俺の大学の同期、爽やか系イケメン。マジでいいやつ。当時19
A Sの彼女その1 対策係(19)
M Sの彼女その2 厨二(19)
Sと俺は某美術大学で同期だった。
で、Sは見た感じ知的で繊細な感じで、美少年がそのまま青年になった風のイケメンで女子にやたらもてていた。
親が大学の教授とかで、まあ頭もよかったし。
俺らは最初はやっかんでいたけど、Sはすげえいいやつで付き合いもいいから、そのうち普通に接することになった。
女子に対しても親切ではあっても、手を出したりはしないし、自然な対応をしていて大人だったな。
欠点といえば、やたらと質問するのが好きなことぐらいか。

297 :

ところが合コンとかには顔を出さないもんだから、一部の女子が連れてこいと俺らをせっついたんだ。
俺はとりあえず、誘ってみた。
そしたら、
S「彼女を連れていっていいかな?」
俺はこいつに彼女がいることを初めて知ったが、それより女どもの嘆く顔が見たくて、「オッケー」と言った。
なんでも他の大学のコらしい。
わくわくしたねw
このイケメンの彼女だから、どんな美人なんだろうってね。
まあ、ある意味期待は裏切られたが。

298 :
で、当日、待ち合わせの場所に、Sが彼女を連れてきた。
みんなが口をポカンと開けたね。
Sの隣の彼女さんを見たことで。
そこには、髪を二つに分けて束ねたツーテール?っぽい栗色の髪のきっつい感じの美人がいた。
白いワンピースでどこかのお嬢様っぽいけど、なんといーか、お前ドSだろって印象。
で、問題はさらに隣にいたボブカットの黒髪の美少女だ。
もう、おっかねえぐらいの美少女で、手足が細くて色も白くて、人形みたいだった。
髪の色とよくあった黒いブラウスとサブリナパンツはちょっとボーイッシュだったが、それよりも左目に大きな眼帯をつけていたのが目立った。
きっつい方は、A
眼帯はM
それぞれが自己紹介の時に「K……Sさんの恋人です」と名乗った。
俺ら、感嘆。
女子は仰天。

299 :
それから、飲みが始まったんだけど、主役はまぎれもなくこの二人とS。
そこで妙な光景になった。
飲み会だから当然席の移動はあるんだけど、この二人はSとは離れても平気だが、自分たちは絶対に離れようとしないんだ。
最初は仲がいいのかと思ったら違うんだ。
どっちかがSと二人にならないようにずっと牽制しあっているんだよ。
俺らとの会話はそつなくこなしているんで、かなり目立つ。
まあ、話の内容としては、昔Sが二人の住んでいた場所に一年ぐらい転校していて、そのときに知り合って、ずっと遠距離を続けながら、大学に進学していまに至る、というものだ。
ただ、AとMの二人の内容はほとんど被っていたがw
で、どっちが本命になれるか競っているという感じなのだろうが、そのことについては触れず、「私が恋人」と言い張るだけ。
それについて、どちらかが異論を唱えることもなく、淡々と会話が続くわけさ。

300 :
女子連中なんか、失恋したのもいるのに興味津津で聴き耳たてまくり。
ところが、当のSは普通に雑談してるんだわ。
二股かけていてここまで平然としている奴は凄かったね。
俺らの見る目はかなり変わったわw
で、二次会までしてから、彼女たちを送るといって、SがAMと帰っていった。
俺も次の日にバイトがあるんで、ちょっと遅れてから帰った。
そしたら、トロトロ歩いていた三人に追いついちまった。
声をかけようとしたら、三人は人気のない路地に入って行くんだよ。
俺は好奇心まんまんで追ったね。
そしたら……

301 :
この形式は疲れるね。
明日もあるから、さすがに寝る。

302 :
>>301
お前やるじゃねぇか!
期待してるぜ!

303 :
赤沢さん視点の素晴らしい小説がきてると思ったら
さらに難しい視点での凄まじい小説が投稿されてたでござる(´・ω・)

304 :
ブラコン小椋さんと引きこもり兄貴で誰か書いてくれ
本編のブラコンっぷりにときめいた

305 :
恒一「なんで見崎のことを無視するんだ!」
ってSSでそのきょうだいがなんかいい感じだった

306 :
誰か小椋さんがブリッジオナニーにハマっちゃうSS書いてください!
オナシャス!

307 :
小椋「兄貴・・・んっ」
小椋「こんなことしちゃ・・・だめなのに・・・」
小椋「んん・・・あっ・・・」

飽きた

308 :
続けるんだ!

309 :
最初は、どちらかが飲みすぎで介抱しているんだと思ったんだよ。
ちょっと暗かったから、最初は影しか見えなかったからなんだが。
だが、よーく見ると明らかに違う。
背の高いシルエットは、間違いなくSだろう。
Sは壁に寄りかかり、エアコンの室外機か何かに腰を預けていた。
その腰のあたりでもぞもぞと動いているんだ。
俺は、そっと得意のスネーキングで場所を変えた。
もう少し良く見える位置に。
そして、見た。
Mが膝立ちになってSのアレに口で奉仕しているのを。

310 :
生唾があふれたね。
って言っても別に俺がSのチンコをしゃぶりたかったわけじゃないぜw
正直言って、あんな透明感のある美少女が男にフェラしている姿なんて、普通に拝めるものじゃない。
しかも膝立ちだから、ピンと張った背筋がまるで神様にお参りしているみたいにも見える。
男の神に仕える尼さんにも思えた。
でも、やっているのはフェラチオ。
しかも、繁華街とはちょっと離れた場所だから、結構チュパチュパ音が聞こえてくるんだよ。
「……うん、うまいね、M」
ピチャズルッ
Sは手でMの髪を梳きながら、時折、耳を指でいじったりしていた。
なんて優しそうにエロい愛撫するんだよ、こいつは!
ちょっと俺は嫉妬した。

311 :
で、俺は気づいた。
俺とちょうど反対側、Sにしなだれかかり、その肩にあごを載せているAがいることを。
(おい、ちょっと待てよ、おまえら)
(マジで3Pしてんのかよ)
Aがフェラを続けるMを見る目はホントにヤバかった。
冷たくて、鋭くて、なにより欲で蕩けていた。
エロいなんてもんじゃない。
しかも、空いた手でSの首筋に触れたり、キスしたり、シャツの中に手を差し込んだり、もうどこの花魁だよ、姐さんって感じ。
そのうち、Mの頭がちょっと動き出した。
Sの腰が引かれる。
ああ、そろそろ射精すんだな、と思ったら。
Aも膝立ちになって二人一緒になめ出した。

312 :
榊……いやS、テメエね!
俺は声もなく叫んだね。
なんだよ、このリア充。
俺だってそれなりにやってきたけど、こんな経験したことねぇよw
「好き、好きなの、Kくん」
「大好き!」
くぐもりながらも女二人が告白というか力説をする。
「僕も二人が好きだよ。3年3組のときから、ずっと!」
なんかわからんことをSが叫ぶと、奴の腰がついに震えた。
そこから飛び出した精液がAとMの顔にかかる。
両方、同じぐらいかかっていた。
かなりうまくかかったので、たぶん、何度も何度もやっているんだろうなと、俺はさらに嫉妬した。

313 :
で、俺は3人に気づかれる前にずらかった。
まあ、次の日の大学では俺だけ気まずくて参ったがな。
この日のことはまだ誰にも話していない。
Sの彼女たちの話になると、みんなけっこう盛り上がるが、俺はどうしても口に出さなかった。
信じてもらえそうもない、ということもあったが、実際には別の理由でだ。
それからも、俺はけっこうSとつるんでいる。
また、いつか、Sとその彼女たちがHしている姿が見れることを期待して。

                   おしまい

314 :
仕事に行く前に投稿。
この設定のシリーズを続けてもいいという人がいたら、また考える。

315 :
仕事に支障なければ・・・うん

316 :
>>249
続きないのか

317 :
>>314
GJ
続けてほしくないわけないじゃないか
次も期待

318 :
>>314
反対する理由は何もない
存分にやりたまえ

319 :
エロいな、爛れた大人のエロさだ

320 :
ついに300レスを超えて神が降臨されたぞ。

321 :
漫画版の怜子と恒一が読みたいぜ。
あの3巻の扇情的な雰囲気の後の話を。

322 :
28%
これは、所属していた部の顧問だった先生から借りた覚書にあったデータを、
私がたわむれに計算したものだ。
はっきり言えば、夜見北中学3年3組を卒業した生徒たちが、クラスメートと
婚姻した数字と卒業できた人数を数値化したもの。
多いか少ないかと訊かれれば、かなり高い数値といえるだろう。
夜見山は田舎だから、同窓と結婚することはべつに稀というほどではないが、
それにしたってかなりの確率だと思う。
しかも、これは初婚率だけで、実際にはクラスメート同士での再婚を含めれば、
約37%に跳ね上がる。
私は、これをこう分析する。
「現象」というおかしなものに触れた思春期の子供たちが、将来、
その記憶を共有できない相手と幸せに暮らすことは難しいため、
やはり同じ記憶をもつ同窓生とくっついてしまうのではないかと。

323 :
そうすると、私もご多分にもれず、元三組のクラスメートと結婚することになる確率は
かなり高いと思える。
もっとも、私の同期は、あの惨劇のおかげで男子の数が極端に減ってしまっているので、
おのずと相手は絞られてしまう。
それならば結婚しないというのも考えられるが、私は兄ぃの後、
赤沢の家を継がなければならない一人娘の立場なので、それはかなわない。
大学卒業までは好きなことをしてもいいと言われているが、
卒業したら実家の経営する会社を継がなければならないだろう。
婿を取るか、嫁に行っても産まれた子供に赤沢を継がせなければならない。
しかし、生き残ったメンツで私がこれと思えるのは一人しかいなかった。
と、まあ、いろいろと並びたててはみたが、今、私をキッチンに立たせて、
後ろから責め立てているのがその一人なので特に文句はない。
下着もつけずに着こんでいたセーターを捲りあげられ、
私は空気にさらされたお尻をつきだしていた。
そのお尻を熱心にいじる私の婚約(予定)者。

324 :
隣では、同じ体勢で後ろから貫かれている見崎鳴がいる。
「ひぁっ、あ、あぅ――っ! ふぁ……んっ、んぅ……恒一ッ!」
物静かな見た目にそぐわない声をあげて、キッチントレイを抱え込みつつ、
肉体を震わせている。
その鎖骨から腰に至るラインが赤く上気して美しい。
いつみても細くて長い手足と白い肌がビスクドールのようにみえてならない。
そのぶん、胸は控えめだが、オッパイのおおきな西洋人形というのも
なにか違和感があるので特に問題にはならないだろう。
「あ」
鳴がぽつんと名残惜しげに声を漏らした。
すると、私の膣の中に待ち望んでいたものが再び戻ってきた。
一気に突きいれられる。
このまましばらく小刻みに縦に動いて、私の反応を待つのがいつもの手口だ。
とはいっても、長年の恒一くんによる私開発の研究成果なので、
それがなにより効果的なのは身にしみてわかっている。

325 :
「はぁっ、ん、んっ……んぁっ!」
私の中を満たしているものは、そのうちに激しくストロークをはじめ、
しかもそれのカリが微妙な部分をこすり続ける。
後ろからされるときの私の弱点だった。
「んっ……んっ……は、ぁ……」
「く……っ」
鳴が私をうらやましそうに見つめている。
お尻を後ろに突き出している姿は変わらない。
よく考えると、二人の女の子が剥いたお尻を並べているというのはいやらしい光景だ。
あまり意識したことはないが、かなりアブノーマルの部類に入るだろう。
もっとも私は初めてのときも、二度目も、三度目も、クリスマスも誕生日も、
いつでも三人でセックスしてきたので、この光景が異常だと思うことはほとんどなかった。
男も、恒一くんしかしらないし、他の女のアソコも鳴のものしかしらない。
いつだって、私と鳴はお尻を並べて、恒一くんに味くらべをされてきたのだ。
二人っきりのセックス自体が数えるほどしかない。

326 :
恒一くんは研究熱心で、私の性感帯を見つけると、それが鳴にもあるか確認し、
逆に鳴の感じるスポットを開発すると、私にも試してくる。
私も鳴に負けたくないので腰の動かし方を変化させたりすると、
鳴はフェラチオのさいの唾の使い方を工夫したりする。
そうやって続けてきたからか、高校生の頃に処女を捧げたときから
ずっと恒一くんは私たちに夢中なままだ。
決して絶倫でもなく、一晩に二回の射精しかできない彼だったが、
いつでも私たちを満足させてくれ、私たちもいつも咽び泣いている。
腰が強く突き出された。
「くぁっ……」
 
私の天井をこする。
「ひぁ――!」
 
のの字を書くようにグラインドさせてきた。
「あふぁぁぁ……」
私の肉体はいやらしい楽器だ。
好きな男の思いのままに歌を歌う。

327 :
「ひゃぁ――ぁんっ!」
 
キンとした甲高い声を放ちながら鳴がのけぞった。
恒一くんの指が、鳴の膣と尻の穴につきこまれたのだ。
悔しいことに鳴は私よりもお尻の開発が進んでいて、たぶん、もうすぐそちらでも
セックスできるようになるだろう。
性急な男ならすぐにでも焦りそうなところだが、幸せを貪りつくすことに慎重な恒一くんは
私たちの肛門の開発にじっくりと時間をかけているのだ。
さっき一瞬のんびりしていたのは、鳴のために指にコンドームを巻いていたからだろう。
鳴に対しての気配りに私は嫉妬した。
私にもしてくれるとはわかっていても他の女に対しての配慮は、
女を嫉ませるものなのだ。
その鳴が強くこちらに抱き寄せられた。
「よっ……と」
「ひあぁっ!あぅ、んっ!」
胸を後ろから鷲掴みにされ、ぶるんぶるんと私の自慢のバストがたゆたう。
片方で鳴の股間をいじり、片方で私のおっぱいを揉む。
しかも、緩急つけたピストン移動は続けたままの立バックで。
慣れているとはいえ、器用な男だな、と思う。

328 :
「ひあぁぁっ!ひぃん――っっ!!」
私はまたもあられもない声を上げ、肉体を痙攣させた。
頭の中が白くなり、荒あらとした息が喉からゼエゼエとでる。
繋がっている部分からは大量の蜜があふれ、何滴か足元を汚してしまっている。
どうやらイッてしまったみたいだ。
掃除するのは私だから別にいいか。
「はぁ……ん、ん、はぁ……」
耐えきれずに私は座り込んだ。
これ以上は立っていられない。
脱ぎかけだったジーンズが足元にわだかまっていた。
「気持ちよかったよ、泉美」
「……う、うん。私も」
「少し休んでいて」
そういうと、恒一くんは、鳴の方に移った。
彼の方はまだイっていなかったらしい。
ホントにタフだ。
何度目かの突きいれを食らった鳴が歯を食いしばって、嗚咽を漏らす。
ああ、この子も相当じらされていたから。

329 :
「大丈夫、鳴。まだ、続けられる?」
「う、うん、大丈夫。好きに使って、私のオマンコ」
「じゃあ、いくね」
鳴ももう限界みたいだが、私の彼氏は元気まんまんだった。
「ひぁっ!あ、ま、また、んっ! ふぁ……あ……ひぃん――っ!」
「あふぅ、んっ!ひぁ、も、恒一……ゆる……んぁっ!ゆるして、ふぁぁんっ!」
そのとき、ぷしゅぅ、と小さな音がして、鳴の下腹部の辺りからなにやら液体がこぼれおちてきた。 
あーあ、どうやらまた潮を吹いたみたいね。
鳴はたまに股が緩くなることがある。
さっきガバガバ紅茶を飲んだからよ。
「すごいよ、鳴。お漏らししたみたい」
それを承知で恒一くんが言葉でなぶる。

330 :
「ひぃんっ! そ、そんなこと……ふあっ!」
 
泣きながら、それでも耐え切れない快楽に理性を崩壊させていく鳴。
床はそろそろ鳴が吐き出した蜜によってびしょびしょになりつつある。
眼帯をしていない目からは涙がこぼれている。
それでも、恒一くんの責めは休むことなく続くことだろう。
明日、鳴は大学に行けるのか心配になった。
そういえば、この子も結婚するとしたら、恒一くんぐらいしかいないのよね。
こんな奇妙な子だから、まあ、結婚せずにいても気にしないかもしれないが、一番の候補はやはり恒一くんだろう。
……さて、私たちはこれからどうなるのか。
青春のほとんどを同じ男に捧げてきた私たちの未来はまだ不安しかない。
                       おしまい

331 :
リアルタイム投下きたああ乙

332 :
鳴が妊娠したとしても
産した挙句不妊になったり
無事に産んだとしても我が子が大病を患ったり
挙句にんでしまったりと
不幸ルートにしか行かないような…


333 :
某SSのノリで「上京、小椋さん」を考えていたが、本篇があれなので考え直した。
次は過去編か人妻編か、あんまうまくないエロコメディーにしようか。
まあ、あと一本ぐらいは書こうかなと思う。
一時間ぐらいで終わるし。
しかし、俺ばっか書いているのでちょっと悪いなと思う次第。

334 :
>>333
そんなこと言わずどんどん書いてくれ

335 :
>>333
VIPのSSスレじゃあないし投下どころか書き込みも一日に数回というスレだしな
変に心配しなくても書くやつは書くし書かないやつは書かないさ
つーかアンタの作品大好きだ、乞食ですまんがもっと読んでいたいよ

336 :
>>333
お前が投下を続ける限り、俺はこのスレを見続けるぜ

337 :
夕刻、学校から帰宅した小椋由美は自室のベッドの上に横たわってため息を吐く。
由美「はぁ・・・」
  (部活に対策係に忙しいなぁ。明日転校生が来るから仕方ないけど・・・)
  (正直、災厄なんて半信半疑だけど起らない方がいいに決まってるしね)
  (家族に友達に先生、みんな元気でいてほしいし。ま、兄貴は引き籠りだから安全だろうけど)
兄の部屋に意識を向けると微かに吐息と擦るような音が聞こえてくる。
兄貴「はぁはぁ、」シコシコ
由美(こ、これって・・・うわー///、兄貴オナニーしてるよ・・・もう、壁薄いんだから///)
  (・・・///)
  (・・・・・///)
  (・・・・・・・///)
  (な、なんだかあたしまで変な気分になってきちゃったじゃんか・・・///)
由美は右手の中指をそっと自分の股間に這わせる。
由美「ふっ、んっ、んんっ」ビクッ
  (声、出ちゃう・・・)
  「あっ、ぁんっ、」ビクビクンッ
  (兄貴に気づかれちゃったかな?・・・気づくよね、壁薄いんだし・・・)
  (でも、もう指がとまらないんだもん・・・)
由美は制服を脱ぎ捨てインナーのキャミソールとパンツと靴下だけの姿になる。
キャミソールの中に左手を入れ自分の乳首を押したり擦ったりはじいたりつまんだりしてみる。
右手はパンツの中に入り先より速く激しく自分の恥部を弄り続ける。
兄貴「はぁっ、はぁっ、はぁっ、」シコシコシコシコ
由美(兄貴どんどん激しくなってる・・・もうイキそうなんだね・・・)
  (あたしももうイキそう・・・一緒にイこう、兄貴)
  「あんっ!あん、あぁっ!も、もう、イクッ!」クチュクチュ
もはや声を抑えることもせずさらに指を激しく動かす由美。
興奮で身体は汗ばみ前髪は汗で額に張り付き頬は紅潮し目には気持ちよさで涙をためる。  
由美「あ、あぁ、も、もうだめぇ、あぁあああああああ!!!!!」ビグビグンッ
激しく何度も背中を反らせ思わず声をあげる。
兄貴「く、う、出るっ!んあぁあ!!」
由美(あ・・・兄貴もイッたんだ・・・一緒にイけたんだね・・・)
ぼんやりとした頭でそんなことを考える由美。
大きな目はトロンとして涙を流し細い腹はピクッピクッと脈打ち白い脚は力なくダラリとしている。
由美「はぁはぁ・・・」
兄貴「はぁはぁ・・・」
しばらくお互いの息の音だけが聞こえる。
そのあと由美は兄の部屋側の方を見つめそっと呟く。
由美「兄貴・・・大好きだよ」

338 :
いいね

339 :
妄想を実現しよう
http://heroin-pinch.ldblog.jp:80/

340 :
続けろー☆

341 :
同人誌がググっても出てこないんだが、どゆことだ?
お前ら早く書いてくれよ。

342 :
ブリッジしながらセクロスする同人誌頼む

343 :
小椋由美エロパロ頼む

344 :
エロくないけど、今日休みだったんでパロを一本書いた。
無駄に長くなったので、適当に投下する。

345 :
もうすぐ合宿という日に、突然、見崎から来たSOSの電話に驚き、すぐに彼女の家に向かった。
電話はすぐに切れてしまったが、かすかに「うちの地下の……」というのは聞きとれた。
あの切れ方はたぶん電池切れだろう。
彼女は携帯電話をあまり使わないから、普段から充電する癖もついていなかったことだろうと推測する。
しかし、家の中で充電もできない事態とはなんなんだろう。
僕は、店の中に入ったが、いつものお婆さんも霧果さんの姿もなかったので迷わず、地下に降りた。
見崎の姿はない。
地下はいつもと同じ人形置き場で、変わった様子は見られなかった。
いつもと違う点……
普段は空っぽで、前に見崎が入って僕にいたずらをした棺桶のような箱が、立てかけてなく横倒しになっているぐらいか。
とりあえず、僕は見崎を探す手がかりをつかむため、その箱を開けてみた。

346 :
「開いたわ!」
「うわっ!」
驚いた。
開けたと同時に、箱の中の暗い空間から日本の手が飛び出して、僕の首に巻きついた。
手だけじゃない。
次には、僕の見慣れたきつい美少女の顔が目の前に迫ってきた。
そんなとっさの出来事に、僕は情けないことにバランスを崩し、手が力強く掴むものだから、前の方につんのめった。
すると、僕の体は不思議なことに何にも引っかからずに、目の前の箱の中の空間にまっさかさまに落ちて行った……
目を覚ますと、暗いなにもない空間に、これだけははっきりとわかる人の姿が見えた。
二人いる。
ツインテールにした長い髪ときつい美貌の少女、僕のクラスの現象対策係の赤沢さんと、僕を呼び出した眼帯の美少女見崎鳴だった。

347 :
いったい、ここはどこ?」
「たぶん、人形の箱の中」
「そんなバカな」
「赤沢さんがふたが開いたからって無理に出ようとして、ちょっとバタバタして、すぐに榊原君まで一緒に落ちてきたの。
せっかくのチャンスをつぶして。無能のそしりを免れないわ」
「うるさいわ、あなたももっとテキパキ動いたらよかったのに、いつもスローでいるからいざというときに動けないのよ」
[まあ、待ってよ。
ホントにここがあの箱の中なの。信じられないよ」
「そういっても、私と赤沢さんの意見も一致しているし、あなたも箱の中に吸い込まれてきたんでしょ」
思い返すと、確かにその通りだ。
「……これも夜見山の現象の一つなのかしら」
赤沢さんはなにやらぶつぶついっているが、よく考えたら、この人がここにいることはおかしい。
ここが見崎の家の箱の中なら、なんで彼女がここにいるんだ。

348 :
「ねえ、赤沢さんはどうしてここに」
「……見崎鳴に用があったのよ。そしたら、誰もいなくて、なにかガタガタいう箱があったから怖かったけど開けてみたら、そのまま」
「ドジね」
「最初にはまったのは、あなたでしょ!」
「私は別に頼んでいないし」
「……で、この場所の謎はともかく、脱出方法はないの?」
「私の携帯で電話して、榊原君に助けを求めたの。でも、電池がすぐにきれちゃって」
そうか。
携帯は通じるのか。
なら、僕の携帯で助けを求めればいい。
とりあえず対策が見えたので、一安心できた。
「でも、なんで赤沢さんの携帯を使わないの」
「……さっき地下に落としてしまったみたい。落ちた時に」
「ホントにドジっ娘」
「うるさいわね、見崎鳴」

349 :
これ以上は、険悪になりそうなので僕はあわてて助けを求めることにした。
相手は望月でいいかな?
勅使河原だとちょっと信用ならない。
すぐに相手が出た。
「もしもし、誰? あたし、由美だよ」
女の子の声だった。
あれ、おかしいな。
「あ、榊原だけど……」
「え、恒一くん?番号変えたの?だったら、メールで教えてよ」
「君、誰?」
「えー、一昨日、うちの店に来てくれたのに、あたしのこと忘れちゃったの?由美よ、由美、小椋由美。源氏名はミユ」
……小椋さん?
望月とどういう関係なの?
店って何?
って、どうしてこんなに親しげなの。

350 :
「えっと、小椋さんなの?」
「どうしたの、急にそんな他人行儀に。
あー、私が同伴とか店外デートしているとか疑っているんでしょ―。
ぜっっったい、そんなことないからね。
うちの店って、キャバクラだけどそんなこと禁止だし、何より、あたし、今まで恒一くん以外の男と寝たことなんても一度もないからね。お金ないから、こんな職業しなくちゃならないけど、あたしの恒一くんへの愛はぜっっったい揺るがないもん」
会話の内容がよくわからない。
ふざけているのか、それとも別の小椋さんなのか。
でも、僕のことを知っているようだし。
まあ、とにかくここから抜け出さないと話にならないので、
小椋さんに助けを求めることにした。
話したことないけど、小椋さんはいい子だし、見崎の家のことを知っているかだけが気がかりだけどね。
「あのね、今、助けてほしいんだけど」
「え、なにがあったの」
「見崎の家でね……」
瞬間、スピーカーから恐ろしい音がした。
なにがあれば、あんな破壊音が轟くのだろう。

351 :
「見崎……鳴……」
「あ、うん」
「あの、ストーカー女、まだ恒一くんに付きまとっているの?」
「えっと」
「……ぶっしてやる。ちっと待っててね、恒一くん。すぐに助けに行ってあげるからね、あのクソ女を仕留めてね」
「見崎の家って……」
「確か、石川の方に引っ越したはずよね。大丈夫、すぐにヤサを割り出して、首筋カミソリで叩ききってやんよ」
「ちょっと、小椋さん」
「待っててね、あたしの恒一くん!」
携帯は切られた。
とはいっても、もう一度かけるのはものすごく怖い。
しかし、小椋さんってあんな子だったっけ?
「……どうだった」
「……なんか、望月の携帯にかけたら、小椋さんにかかった」
「なんで、由美の番号を知っているの? いつ、親しくなったのかしら」
「いや、僕の携帯の女子の番号なんて、見崎と赤沢さんと玲子さんしか入っていないんだけど」
「あとで確認させてね」
「どうして?」

352 :
僕はよくわからないけど、もう一度かけてみることにした。
今度は勅使河原にしよう。
あんなのでも役に立つだろう。
またすぐにかかった。
「……はい、三神です」
今度は三神先生か。
まあ、先生ならちょっと突飛な事情だけど頼りになるかもしれない。
「あ、突然すみません。榊原です」
「まあああ、ご主人様、このメス豚教師に直々のお言葉をかけていただけるのですか!!
ありがとうございます!!」
「えっ」
声は確かに三神先生なんだけど、言動がちょっとおかしい。
メス豚?
ご主人さま?

353 :
「今日のわたしはご主人様の言いつけどおり、ブラもショーツもつけずに授業をしております。
乳首はバンソーコーを貼って、おなかに書いていただいた『コウイチ専用』の文字は消さずにおきました。
授業中、あそこから愛液がこぼれそうになりましたが、必に我慢いたしました。
ああ、これほどの快感はありません!ありがとうございます!」
「……うん、それはよかったね」
「ああ、なんて冷めたお言葉、ふぁぁぁぁん」
僕は通話を切った。
もう、色々と生々しすぎて……
「どうだった?」
「……三神先生につながった」
「どうして、先生の番号を、榊原君が知っているのよ」
「どうしてって、僕だってわからないよ」
「もしかして」
「どうしたの、見崎。何か知っているの?」

354 :
「この箱って、昔、霧果さんが人形作りの友人から預かったものなの。
なんかしばらくロンドンに行くからって。
そのとき、その霧果さんの友人さんが、この箱の中は別の世界につながっていると言っていたそうなの。
私たちは別になんともなかったから、もう何年もそのまま放っておいたんだけど……。
昨日、地震があったときに、倒れちゃったみたい」
「……もしかしたら、立てかけておくと普通なんだけど、横にしたらスイッチが入るとかそういう仕組みなのかもしれないな」
「……確かに、そうかもしれないわ。うちは女所帯だから、重たいし、そのままずっとしておいたからわからなかったけど」
「霧果さんの友達ってどんな人なの?魔法使い?」
「オカルトはよくしらないけど、そうみたいね」
「まあ、これが夢でなければ、事実なんだろうけどさ。
じゃあ、さっきの携帯はどういうことなんだろう」
「たぶん、箱の力で別の世界に携帯の電波がつながってしまったんじゃないかしら。
パラなんとかワールドみたいに」
「……それは悪くない解釈だね。興味深いや」
ホラーや幻想系が好きな僕にはとっつきやすい解釈だった。
別の世界に行ける箱か。
ネコみたいな見崎が、夏への扉を探しだしちゃったと考えると楽しいな。

355 :
「その友人の人はこの箱のことを何か言っていなかった?」
「……確か、ゼルリッチの魔法の箱……とか言っていたかな」
「あなたたち、もう、そんな役に立たない情報とかはどうでもいいのよ。
榊原君、もう一度電話をして。
早く帰りたいんだから。
あと、今度はハンドフリーでスピーカーにして」
僕はうながされるままに、今度は怜子さんにかけることにした。
最大音量のスピーカーにしたおかげで、みんなによく聞こえた。
呼び出し音もほとんどなく、すぐに相手が出た。
またしても女の人だったが、どう聞いても怜子さんとは違う。
むしろ……ついさっき聞いていた声としか思えなかった。
「もしもし、誰?」
「えっと、怜子さん……ですか?僕、恒一です」
とりあえず名乗ったが、もう完全に違うだろうことは理解できていた。
怜子さんはこんな猫かぶった話し方をしない。
ホントに見崎のいうとおりに別の世界につながっているとしか思えなくなってきた。

356 :
「あら、コーくぅん。今日は会議とか言っていたのに、どうしたの?
あ、わかった。私の声が聞きたくなっちゃったんだ。
もう、かわいいんだから、ダーリン」
「……」
「どうしたの、それとも今すぐそっちに行った方がいい?
偶然、私もコーくんに会いたくなっちゃったから」
「何よ、この女?バカじゃないの、鼻にかかった声なんかだして」
赤沢さんがものすごく嫌そうな顔で吐き捨てた。
その瞬間、僕には電話の相手が特定できた。
おお、なるほど。
「あー、嫌。なに、このバカ女。
まったくもって反吐が出るわ」
……この電話の主はきっと別世界の、あなたです。
赤沢泉美さん。

357 :
「あれ、どうしたの。もしかしてつながっていないのかしら。
ねえ、コーくん」
「ああ、腹が立つ! 何がコーくんよ!
ちょっとあんた、誰よ」
「え、……なに」
「いい年して。あなた、もう大人なんでしょうに、こんな子供に何を言っているのよ!」
あっちの世界の赤沢さんは、少し絶句してから、
「はあ、わかったわ。コーくん、変な小娘ちゃんに引っ掛かって、私と別れるように強制されているのね。道理でかかってきたのが知らない番号だと思ったわ。
もう、コーくんたら、すぐに変な女に引っ掛かるんだから。
前もそうだったわね、あの眼帯女とか眼帯女とか」
「……誰が変な小娘よ! 恒一くんにストーカーしている年増のくせに!」
「若ければいいってもんじゃないわよ」
「ストーカーは否定しないのね」
「自己紹介乙」
「うっさい、年増」
「黙れ、小娘。あんたみたいな小娘には、コーくんのよさなんて絶対にわからないわね。
上辺のイケメンぶりに食いついただけなんじゃないの?
コーくんのほんとのよさはそこにはないのよ」

358 :
「私だって、知っているわよ!!
恒一くんが、理不尽を許さない熱い男の子だってことや、
倒れて泣いている女の子に手を差し出してくれることとか、
料理が上手で飢えている変なのに餌付けしてあげていることとか、
クラスでうざいと思われている脳キンのバカと友達してあげていることとか、
クラスでホモで熟女が好きだからアレといわれているのと仲良くしてあげていることとか、
なんでも知っているわよ!」
「……コーくんのオチンチンが意外とおっきいってことも」
「!!!」
赤沢さんの顔がいっきに沸騰する。
正直、早口すぎてよく聞き取れなかったけど、なにやら僕のことを褒めてくれていたらしいことはわかった。
その分、あっちの世界の赤沢さんは奔放だった。
「私はね、コーくんの(ピー)が(ピー)してて、一回でも中に入れたら(ピー)が溢れだしてしまうまで(ピー)するもんだから、もう何回(ピー)するはめになったかわからないぐらい、深―い仲なのよ。
乳臭い処女のいうことなんか、屁でもないわ。
あなたのいるところは、私が10年前に通過した場所よ」
あー、アナザー赤沢さんは25ぐらいなのか。

359 :
自分で携帯支援

360 :
それでも怜子さんよりは年下なのか。
そのわりには言動がエロいな。
もしかして別の世界の僕のせいなのか?
小椋さんの時も、三神先生の時も、どーみても僕がいろいろやっているように聞こえたし。
なんか僕の未来、ちょっとだけ不安になってきたぞ。
あと、いろいろと愛が痛い。
なにをやったんだ、向こうの僕。
ここまで赤沢さんをメロメロにさせるなんて。
「うっるさいわね! あんたなんか、クルーザーのスクリューにスライスされてね!」
ガキっ!
「ちょっと、待って!」
散々挑発されて頭に血が上りすぎた僕らの赤沢さんが、怒りにまかせて僕の携帯を両手でぶっちぎった音だった。
こっちに来る前に買い替えたばかりなのに……
ただ、壊れた(した)携帯を地面にたたきつけて、フシューフシューと荒い吐息をもらす赤沢さんに何かを言えるほど僕は強くなかった。
まあ、触らぬ神に祟りなしだ。

361 :
「……何してくれているの。それがないと脱出できないじゃない」
見崎さん、堪忍して。
「事故よ。 私に過失はないわ。
……それと、榊原君」
「はい、なんでしょう」
「あの女が誰だか知らないけど、1つ忠告しておくわ」
「えっと」
やっぱり本人は気づいていないのか。
そもそもあの携帯が別の世界につながっている可能性なんて、現実的な赤沢さんは信じてもいないみたいだし、仕方ないか。
「さっきの電話の女に金輪際近づいちゃだめよ。
私の女としての勘が告げているわ。
あれはあなたにとっての天敵よ。あなたをたぶらかす雌狐よ。
絶対に気を許しちゃ駄目だからね」
「……う、うん。説得力あるね、赤沢さんに言われると」
「でしょう。私の勘はあたるのよ」
「肝に銘じておくよ」
赤沢さんはもの凄く満足げだった。

362 :
隣で見崎がなにか変なものを見つけた虫の様な視線を注いでいたのにも、まったく気が付いていない。
僕はしばらくリアクションをとることを止めることにした。
「……で、これからどうするのよ。
私は万策尽きているんだけど」
「私も同じよ」
「まあ、そのうちなんとかなるかもしれないけど」
「今、対策を練るわ」
「ふーん、がんばって」
無能な対策係とやる気のない厨二少女。
僕たちはこれからどうなるのだろう。
とにかくトイレに行きたくならないうちに解決してほしいものだ。
僕はつくづくそう願った。

              見崎「榊原くん、助けて!」
               改題『Another/hollow ataraxia』
           
                おしまい

363 :
三神先生については、今一つ人柄がわからないので適当に壊したw
ちなみに俺は「望月=者」説なので、三神先生出してもまだ気にならない。

364 :
GJだが三神先生にドMのイメージがついちまったwwww

365 :
つか小椋さんが怖いっす
あとどうしてそんな仕事してんだ・・・

366 :
長男があんなんだからな
小椋ちゃんが稼がないと

367 :
これは変化球がきた
しかも面白い!

368 :
懐かしいネタを見たw
ホロウでもその話は好きでしたよ。
アナザー見崎さんが電話に出るとこ見たかったな。

369 :
VIPのSS風、一人称通常型、2ちゃん報告風、ギャルゲー風といろいろやってみたけど、一番最初が一番大変だった。
VIPの書き手は凄いな。
しかも笑えるし。

370 :
地味な読書家メガネちゃんは電車の痴漢みたいなボディタッチで開花しそう。最初はパンツを肛門に食い込ませてお尻を柔らかく優しく揉み上げ、途中から一気にガッと全身触る。
電車通勤だったらいけそうなのに。
あと胸や恥部触りながら官能小説読ませる。

371 :
柿沼さんかわいい なのにブス沼呼ばわり…

372 :
>>371
ブスゆえにいじめられそう。
女1「ねぇねぇ〜、さっき見せたビデオみたいにやってよ。」
男1&2「(手拍子しながら)オナニー!オナニー!オナニー!オナニー!」
男3「(壁を蹴って)さっさと脱げよオラァ!」
女2「(撮影しながら)ギャハハハハハハハ!この子泣きそうだよ!ギャハハハハハハハ!」
女3「うわ。そのパンツ、ダッサ。」

373 :
>>372
ブスじゃねーよ!

374 :
つーか、キャラ立ちしなさすぎて、妄想も浮かばんわw
せめて小椋さんか百合コンビ並になってくれないと。

375 :
あかざーさんぬとか…(´;ω;`)

376 :
柿沼さんはノーマルなのでいいよ
変態関連は俺の妄想のみでいいわ

377 :
二期は完全オリジナルで
恒一と鳴の子供が3組に編入されるとか、だったら…

378 :
の間際に赤沢さんと鳴ちゃんが入れ替わって赤沢さん大勝利とかないですかね

379 :
初夜間際に赤沢さんと鳴ちゃんが入れ替わって、に見えた

380 :
『一度始まった災厄を止める方法は一つだけだ・・・
者に対抗する為に新たな命を生み出すんだ、三年三組の女生徒全員を孕ませる。方法はこれしかない』
赤沢「・・・」
杉浦「・・・」
さてこの後の二人の行動や如何に?

381 :
>>380
赤沢「恒一君、私と………って、見崎鳴!あんたいつの間に他人の男のモノくわえ込んでるのよ!?」
杉浦「中尾君中尾君中尾君中尾君中尾君中尾君中尾君………」(レイプ目でブツブツ呟きながら、他の男の下で腰を振っている)
こんな感じ?

382 :
恒一くんが風見から松井さんを助けるIFルートで
金木さんを失った松井さんを慰めるうちにすっかり松井さんに依存されてしまって迫られるままに肉体関係を許してしまう恒一くん
それ以降頻繁に松井さんと繋がるようになる恒一くんだけどやがてそれが鳴ちゃんにバレて泥沼の三角関係へ
っていうのを考えたけど俺には文才が無かった

383 :
>>382
いいなそれ

384 :
うつぶせで横になる泉美の上に覆いかぶさり、僕は性器の先をその膣にあてがった。
彼女の入り口は通常よりもやや下側にあるらしく、後ろから挿入する方が体勢は楽になる。
僕自身の重さで彼女が苦しまないように、色々と支えながらだから、少し姿勢が窮屈なのは仕方ない。
「ふぅぅ……んん」
彼女の膣の周辺はもうびしょびしょに濡れていた。
さっきまで、僕が舐めたりこすったりし続け、前戯だけで何度も達していたのだから当然だろう。
僕のものが触れると、吸いつくかのように貼りついてくる。
欲しくて仕方ないのだろう。

385 :
でも、僕はそのままを維持して、彼女の左手を上から握りしめ、
うなじに舌を這わせる。
今日の彼女はながい髪をアップにして、ちょっとマニッシュな印象だ。
一舐めするたびに、ちょろちょろ揺れるおくり毛がかわいい。
「……泉美、そろそろ、入れていい」
「う、うん。きて」
「ゴムなくていい?」
「うん」
「僕の子供、孕んでくれる?」
「……はい」
「僕のこと、好き?」
「はい」
素直な返事をくれる可愛い彼女の膣に、僕は体重を乗せて、思いっきり性器を挿入した。
声にならない声を泉美が発した。
背筋が反り返り、僕の胸にぶつかる。
一度ベッドから解放された大きなバストが再び泉美自身とマットレスの間で潰され、
横からはみ出る。
僕はそれを漫然といじる。

386 :
中学生のころに比べても大きくなった赤沢泉美自慢の乳房だった。
成人した彼女は、お尻も大きくなり、全体的な肉付きは理想的になっていた。
何より、少女から脱したことで薄い脂肪がまんべんなく行きわたり、
抱きしめるとふわりといい手応えを返す。
正直な話、泉美の抱き心地は僕の知っている女子の中で一番だった。
彼女に比べると、鳴は痩せ形すぎる点が不満だ。
もっとも、鳴は鳴で、少女時代からの神秘的な雰囲気がそのまま残り、
セックスすると何かいけないことをしている背徳感のようなものがあって、
抱くたびにえもしれぬ感覚にとらわれるので、飽きるということはない。
とはいえ、今日は上京してきたお父さんに会うために鳴がいないので、
僕は心行くまでこのナイスバディの女の子を堪能することにしよう。
小刻みに前後させていた性器を一度完全に奥に密着させる。
それから、泉美のおなかに手を回して、持ち上げた。
「お尻だけあげて」
「はい」

387 :
くいっと、肉付きのいいヒップがさらけ出される。
昔の彼女は肛門を見られたくないといって結構抵抗したものだが、
最近では僕にものすごく従順に従ってくれる。
これはあまりにも扇情的な光景だった。
この光景は僕のみ見ることを許されたもので、このお尻は僕の所有物。
他の誰にも、絶対に触らせるつもりはないし、赤沢泉美を征服したのは
僕だという感じで高揚する。
パンパン
と腰と尻の肉のぶつかる音が鳴り響く。
少し角度を変えて、いつもはピッタリの膣とペニスの間に意識的に隙間を作った。
すると、
ズビ、ズビ、ジュルジュル、ププ
と、抽出の時に空気が混じって大きな音が出るようになる。
場合によってはおならをしているように聞こえる。
後背なので見えないが、今の泉美の顔は真っ赤になっていることだろう。
端正な美貌が恥ずかしさのあまりに歪んでいるに違いない。
こういう性交時の生々しい音を立てられるのは、
彼女の羞恥心をかきたててしまうからだ。

388 :
「いや、いやらしい音、たてないで」
必になってお尻をふって抗議する。
ああ、あのきつい赤沢さんがこんな風にいやいやする女に変わるなんて。
こんなシミ一つないおいしそうな桃がスケベに揺れているのを目の当たりにして、僕の理性はまた飛びそうになった。
だが、まだ辛抱だ。
僕の射精は一晩で二度が限度。
今日は朝まで泉美で愉しむつもりなので、ここはなんとしてでも耐えなくてはならない。
枕に顔をうずめてまだお尻を振る彼女に、
「それはおねだりなの?」
「ち、違うわ。変な音を立てないでよ」
「駄目だよ、おならをしたら」
お仕置きみたいな感覚で軽くお尻をスパンキングしてみた。
「きゃうん!」
痛みの驚きに犬のように鳴く泉美。
これは可愛い。
けど、叩いたりする系のSMは僕の好みではないので、切り替えて、腰のグラインドを普通に戻した。
再び、泉美の呼吸がもとの「あ、ああ、あっ、ああ」という感じに戻る。
ある意味芸がなくなる。

389 :
「ひぁ……っ! あ、あぁっ、んっ……くぅ……」
鳴がいないときの泉美は、僕の欲望をただ受け入れて、
それで満足できる受け身のタイプだ。
騎乗位をとって懸命に腰を動かすなんてことは、まず、しない。
本当なら結婚するまで処女で通すような古風な堅物なのだ。
それが、3PやソフトSMが普通に性生活に慣れ親しんでしまったのは、
まあ僕のせいなんだが。
「気持ちいい、泉美?」
 聞くまでもないようなことを改めて聞いてみた。
 
「あ……あっ、んっ! はぁぁ……ああっ!」
返ってきたのは明らかに肯定といえる喘ぎ声。
でも僕としては、もっとはっきりと、ちゃんと彼女の言葉が欲しい。
「あれ? あんまり気持ち良くないの? じゃあ、もうやめようか」
心にもないことを言いながら腰の動きを止めて、完全に抜けないぐらいに引く。
「やっ! 恒一くんっ! あ、ああ……や、やめないで……もっと、続けてよお……」
ホントに泣きそうな声を出しながら、僕の性器を追いかけるように腰を突き出した。
「ああ……あぁ……やめないでぇ」
「うん」
「……あそこが気持ち良いの。だから……もっと……」
「あそこって?」

390 :
あえて焦らす。
「ひぃあっ! だ、から……そ、そこ……」
「そうじゃなくてね、いつも自分で言ってるよね。ほら、ここの事、なんて言うの?」
「あ……うぅ……」
「……お、おまんこ――おまんこが気持ち良いの。うぅ、あ、あ……だ、だから、わたしのおまんこ、もっと突いて。あなたのおちんちんでもっといじめて――ください」
「ああぁ、恒一くん、お願いだから……お、ねがい、しますから……もう、我慢できな、いぁ――っ!」
僕は一気にとどめを差しにかかった。
とりあえず、一発目はもうそろそろいいだろう。
僕だって、さすがに耐えられない。
「いっいくよ!」
「はい、お願いします!」
「僕の子供を孕んで!」
「はい、孕みます」
必に呼吸を合わせ、泉美がイクのと同時に僕はその膣に精を吐き出した。
今までこらえていた分、かなり激しい射精だった。
息も絶え絶えでうつぶせのままの泉美を、僕はそっと裏返した。
全身汗だくで、アップにしていた髪はいつのまにかほどけ、身体に筋となって貼りついている。
その汗をタオルで拭ってあげる。
特に胸を重点的に拭っていると、ようやく落ち着いてきたのか、僕の方を向いた。

391 :
「今日は凄いのね」
「珍しく二人だったからね」
「……一人だと休めないのでつらいわ……」
「僕はいつも一人で頑張っているけど」
「美女二人を好きに弄んでいるんだから、贅沢言わないで」
「そうかな」
「そうよ」
裸で寄り添っていると、久しぶりに落ち着いた気持ちになってきた。
寝物語という感じだ。
「今思うとね」
「なに?」
「私の初恋ってあなただった」
「……」
「たぶん、見崎鳴も一緒だと思うわ。でも、あんなこと(現象)がなければ、きっとあなたは鳴とは親しくなることはなくて、
きっと中学3年の一年間、私だけの彼氏になってくれたんでしょうね」
ちょっと戸惑った。
どうしたんだ、君は?
「あの河原の出来事を覚えている?」
「……」
「私はあの時からあなたが大好きだった。
初対面の女の子に名前を名乗って警戒を解くなんて、どんなナンパ師って感じだったけどね」
「……」

392 :
自ら支援

393 :
無言の僕をしり目に、泉美は上半身を起した。
彼女は女の子座りになって、ベッド脇に置いてあった青いリボンで髪をくくり始める。
髪型はツインテール。
中学時代の彼女――僕にとって、「赤沢さん」だった彼女がそこにいた。
「懐かしいね。
その頃の泉美はいつも凛としてかっこよかった」
「対策係の仕事があったからね。
クラスのみんなのために頑張らなくちゃならないし」
「……でも、どうして今更……」
「幸せだったなあ、この数年間。
あなたがいて、好きな勉強ができて、憧れの東京で暮らせて。
……まあ、見崎鳴ぐらいは我慢してあげるわ」
「赤沢さん……?」
「……そろそろ目を覚まさなくちゃ。それが私か、恒一くんか、それとも見崎鳴かはわからないけど……」
「……多佳子はもう逝っちゃったのね。由美もいないのかな。
現実は辛いことばかり。
好きな男の子は変なのに取られそうだし……」
「でも、最後までやり通さないとね」
「私は対策係なんだから」
僕の好きな「赤沢さん」がそう言って微笑んだ。
僕はこぼれる涙を止められなかった。
                             おしまい

394 :
最終回にあたって、とりあえず〆

395 :

オチがよくわからなかったのは俺だけかなぁ

396 :
アニメで赤沢さんがんだからこの話は夢
それが赤沢か恒一か鳴か誰が見てる夢かは分からないけど
目を覚まさなきゃ=赤沢さんは消える
ってことでは
ちなみに漫画版は赤沢さん生きてるよ

397 :
あれれ、エロいことしようと思ってたら普通に涙が出たで御座る。
赤沢さんには生き残って欲しかったよ…

398 :
小椋のが読みたい

399 :
>>249
こいつの続き書いてくちょいまち

400 :
鳴の家の前までついて鳴は僕の手を放して玄関の鍵を開けた
鳴「さあ、 入って」
恒一「じゃあ 失礼します。」
恒一「あれ? 今日はあのおばさんいないね?」
あのおばさんとは、眼鏡をかけた人形館の一階にいる受付のおばさんのことである。
恒一はどこかあのおばさんが苦手だった、
鳴「今日はお休み、あとお母さんも今日は帰ってこないから 榊原君と二人きりね。」
恒一「へっ! へえそうなんだ。」
鳴「?」
二人きりと言う言葉に反応しすぎて声が裏返ってしまったw
恒一(一体僕はなに考えてんだまったく...)
鳴「ところで、これからなにするの?」
恒一「え.. えーっと じゃあとりあえずリビングに行きたいかな。」
鳴 コク
そう言うと鳴は頷いて僕の手を取って階段を降り始めた
恒一(なんか今日の見崎、積極的すぎじゃないか?//)
そんな事を思ってる間にすでにリビングに着いていた
鳴「じゃあ 恒一はここに座ってて 何か飲み物持ってくるから。」
恒一「ありがとう」
僕はリビングのソファーに座って鳴の帰りを待っていた、少し暇だったのでテレビを点けてリモコンでチャンネルをいじくっていた。
鳴「テレビなんて面白いの?」
そう言って鳴はキッチンの横にある冷蔵庫から出した2つの缶を持ちながら不思議そうに聞いてきた。
恒一「まあ面白いときもあるし、つまらないときもあるかな。」
僕は適当に答えながら鳴から缶を受け取った。
鳴「じゃ 横座るね。」
ポフッと僕の横に鳴が座る、 少しながらやっぱりこうも近いと緊張するものだ。


401 :
貰った缶を開けてクイッと一気に一口飲む少し乾いた喉には最高の一口だった
恒一「ぷは」
一息ついて缶をテーブルに置いたとき左肩に重さを感じた。
鳴が恒一に寄りかかる感じで恒一の肩に頭を預けていた。
あまりにも突然の事にまた声が上づってしまった
恒一「なっ!? ど どうしたの見崎?」
一瞬具合でも悪いのかと思ったけれどそれは違った
鳴「恒一君は...私のこと好き?」
始めて名前で呼ばれて舞い上がると同時になんでそんな事を聞くか理由がわからなかった。もちろん見崎のことは好きだ。
恒一「どうしてそんなことを今さら聞くの?」
その問いに対して鳴は珍しく少し怒ったような口調で僕の方を見直して、
鳴「だって...もう付き合って1ヶ月ぐらいにもなるのに私のこと 名前で呼んでくれないし..デートだってまだ行ったことないし...手握ってくれないし...それにまだ
それを言いかけたとこで僕はやっと意味がわかった 自分の愚かさをどれだけ鳴を不安にさせたかを、だから次の瞬間鳴を抱き締めていた、
鳴「ふぇ?」
恒一「ごめんね鳴 不安にさせて..僕鳴のこと大好きだから だからそんな怒らないで。」


402 :
鳴「ふえっ...ヒック...うぅ....女の子を泣かせるなんて...絶対に許さないから。」
鳴は泣きながら恒一を抱き返して反論した
恒一「じゃあどうしたら許してくれる?」
鳴「こうして」
そう言うと鳴はいったん離れてからすぐに距離を積め僕の唇を奪った
とても柔らかかった
しばらくして鳴が離れた
鳴「これでもまだたりないから。」
恒一「そう...わかった」
そして僕は優しく鳴をソファーに押し倒して今度は自分から鳴の唇を奪った。
鳴「……っ、ん……」
再び離れたときには鳴は泣き出しそうな顔になっていた。
恒一「怖かった?」
鳴「ちがうの....とても嬉しいの」



403 :
恒一「もうやめられないけど それでもいい?」
鳴「いいよ、恒一君になら なにされても嫌じゃないから。」
そこで僕の理性の糸はプッと切れた
スマホからだから今日はここまで

404 :
最終回見た。
赤沢さん、愛に狂っちまったんだなあ。
鳴への嫉妬がなければ生き残れたかもしれないのに。
でも、好きな男に看取られてねたなら幸せだったのかな。


俺のSSの設定はかなり破綻していたわw

405 :
ちなみに俺はかなり赤沢さんLoveだったらしい。
漫画版オトナ買いしちまったよ……。

406 :
ぶっちゃけ漫画版のほーがオモロイよーな・・・
11話のブリッジちゃんにハァハァ

407 :
>>405 その調子で赤沢さんssだ

408 :
「現象」は男には、女は恒一に喰われる(性的に)。
とすると、色々な意味で大惨事だな。特に最終回。

409 :
対策係が全滅したところを見ると、今回の「現象」は赤沢さんを狙っていたものじゃないかと推測できる。
色々と動いていた望月、勅使河原、恒一が見逃されていた点からしても、
逆らうものを潰していたという風でもないし。
で、「者」が怜子さんであったことも加味すると、
「現象」にはその時の者の意思や記憶が反映されるのではないかと思う。
赤沢さんが狙われたのは、怜子さんをした通り魔が「赤沢さんの従兄」でその繋がりじゃないか。
恒一は従兄に似ていたからこそ赤沢さんが惹かれたのではないか。

410 :
>>403
鳴ちゃんハァハァ
いつでもいいので続きお願いします!

411 :
>>403
おそらくID変わってるかもしれませんが続き書きます

412 :
誰か恒一×玲子描いてくれないかな
原作のラストはこのカップリングで切なくなる
恒一の玲子さんに対する感情って、色々な情念が絡み合ってる気がする

413 :
今日はもう遅いので寝ます
すんません
あとスマホからだとチマチマしか
できないのでPCで書き留めて
一気に投下したいので
しばらくお待ちください。
ってか需要ないから関係ないかorz

414 :
>>412
なんせ、玲子さんに対する最後の言葉が「さようなら………お母さん」だもんな

415 :
>>414
そういうエディプスコンプレックス的な欲情も感じられるのが実に官能的で良いと思う

416 :
最終回をむかえると、あまり鳴が魅力的に思えなくなってきたなあ。
恒一はけっこう嫌なところもなくていいんだが。
やるときはやるし。

417 :
誰か百合ップルで書いてくれないかね

418 :
>>416
ああ、エロパロ的にもヤる事ヤってくれるからなw

419 :
>>417
口調と性格がよくわからんぜ

420 :
漫画の処理の仕方もよかったな。
ただエンタメということを考えると、アニメの方が面白かった。
アカザーさん大出世だし。
原作や漫画だと地味すぎるw

421 :
>>419
http://jan.2chan.net/zip/7/src/1333014404580.jpg
出来ればこんな感じで
非エロでもテンプレ的な物でも良いのでオナシャス

422 :
>>412
ぶっちゃけ恒一が中の人つながりの「不幸だ…」の人だったら、最終回は
>>382の展開になってたよな?

423 :
アニメの望月君には何かいけないことをやらかしたような秘密と背徳感が漂う。
お姉さんと禁断の愛をしたことあるとか性的な意味でのいじめで脱童貞してしもうたとか。あんなかわいい顔を利用してヤるときはヤりそうだ。

424 :
アニメの恒一への愛に殉じた赤沢さんがいいな。
良改変だと思うわ。

425 :
愛に殉じたってより嫉妬のほうが強かったような…

426 :
 二学期がはじまり、穏やかな学校生活が続いている。八月まで続いた悲惨な事
態が嘘のよう。
 そう、あれはもう過去のことだ。多くの人がんだという事実は残っているが、
恐怖は誰の心からも消えている。記憶だって、ほとんどの人から消えている。
 ぼくだって、思い出すことはほとんどない。このまま消えていくのだろうと漠
然と感じている。
「ちょっと、保健室へ」
「じゃあ、私が」
 黒板に数式が書かれているときに男子が席を立った。えっと、誰だっけ。まだ
名前を覚えていないやつがいたとは情けない。まてまて、二学期からの名簿をも
らって、一度は叩きこんでいるはずだ。
 思い出す前に、女の子に付き添われて教室を出ていった。
 いつからだろう。保健室へ行く人が増えた。それも男女ペアで教室を出ていく。
 もちろんひとりは付き添いだから、なんらおかしいことはない。でも、保健室
へ行くと言い出すのは男子だけでなく女子もで。女子のときにはなぜか男子が付
き添っていく。
 別に具合が悪そうには見えないのに、保健室へ行く。あれなら付き添いなんて
必要ないだろうに。
 二人が戻ってきて、一分もしないうちにまた誰かが席を立つ。二人いなくなる。

427 :

「なんなんだろ、あれ」
「さあ。そうは見えないだけで実際は具合が悪いとか」
 ある日の放課後、ぼくは鳴に、どうしてみなが保健室へ行くのかについて彼女
の考えを求めたが、はかばかしい返事はもらえない。興味ないというのがあから
さま。
「どう考えても、おかしい」
 ぼくはしつこく食い下がる。鳴は右目を閉じて、小さくため息。
 誰かが保健室に行くことはあるだろう。でも、あれだけ大勢が、入れ替わり立
ち替わりで行くなんて、おかしい。頻度が高すぎる。
 人がぬのは当たり前で、おかしくなくても、その頻度が高ければそれは異常
だ。そういうことがあったばかりで……。
 ああ、そういうことが本当にあったっけ。今年は“ある年”。なんでそんなこ
とになったかといえば……そうだ。
 記憶が曖昧になってきている。でもまだ覚えている。ぼくと鳴以外はすっかり
忘れているだろう、彼女のことを。このクラスに者が混じっていたことを。
「榊原くん、こだわりすぎ。具合が悪くないのなら、あれはさぼり。元気なんだ
から、問題ない」
 平然と放った鳴の「元気」という言葉で、はっとなる。
 保健室に行こうとするときは元気だけど、教室に戻ってきて、疲れた顔をして
いるときがある。全員が全員じゃないし、主に男のほうが、女の子もたまに。疲
れているようだけど満たされている感じで、病気とは無縁とわかるから気になら
なかった。でも、それだってやっぱりおかしい。
 話はここまで。これ以上、なにを言い足したところで鳴の興味を引くことはで
きない。未練は残ったものの、話題を絵のことに切り換えて、楽しく過ごす。

428 :

 今日も、授業中に席を立つ男子がいる。
 立ったのは一組じゃなかった。同時に二人立ち上がって、わずかに遅れてもう
一人立ち上がって、女の子も三人、男女のペアが三つできた。それぞれ教室を出
ようと扉へ向かいかけ、だしぬけにストップ。
「別に、保健室に行かなくても」
 誰の声か、出所わからず。でもその声に三つのペアがうなずいて、座っている
みんなもうなずいた。ぼくはついていけず、とっさに振りかえると、鳴は左右に
首を振った。
「え?」
 立ち上がった男子が女の子のスカートに手を入れ、引き下ろす。ピンク色のあ
れって、パ、パンツだよな。
 別の女子は自分から脱いでいる。下着だけ脱ぐ子も、スカートを先に脱いで、
パンツも脱いで、お、お尻が丸見え。
 男もズボンを脱いでいる。ズボンだけでなくパンツも脱いで、大きなチン×ン
がもろ出しだ。
 次々に立ち上がる。男が女に寄り、女が男に近づき、ペアができていく。誰も
が服を脱ぎ、股間を晒して、晒すだけでなく男のチン×ンが女のアソコに……。
「見崎っ!」
 これはヤバい。ぼくは椅子を倒して立ち上がり、真っ先に鳴の元へ。動揺して
いる彼女の手を取り、教室を飛び出す。ちらっと振りかえると、ぼくたちにかま
う者は誰もいない。男は女へ、女は男へ。互いの相手しか見えてないようで、い
けない行為を繰りひろげていた。

429 :
 走って、走って、着いたところは屋上。
 はあはあと息を吐く。胸が苦しい。でも手術がうまくいったから、それだけで
済む。息を吸って吐いているうちに落ち着いてくる。呼吸のテンポもゆるやかに。
「なんなんだよ、いったい」
 落ち着いて、あらためて教室の異常さに声を荒げてしまう。
「みんなして、教室で、あんなことを、セ、セッ……」
「セックス」
 ぼくが恥ずかしくて言えなかった単語を鳴がはっきりと言い添え、ぎょっとさ
せられる。思わず顔を見かえすと、赤い。そりゃそうだよな。鳴だって女の子で、
言えたからって恥ずかしくないはずないし。
「そ、それを、なんで」
 鳴の赤みが移って熱くなった頬の熱を吐き出すように言う。
「……」
 ぼくと対照的に鳴は静かに、考えをまとめようとする顔で、次第に赤みも引い
ていって。
「……わかったような気がする」
「わかった、って」
 気が急くぼくは身を乗り出して、鳴の可愛い顔のアップにどきっとしてしまっ
た。
「四月からはじまって、八月まで三年三組は『』に近いところにあった」
「それは、そうだったけど、終わったことだろう。それとも終わってないのか?
だからみんながおかしく――」
 すっと伸びてきた細い指に言葉を封じられる。
「者が還って、終わったわ。三組はもう『』に近くない。『』は遠くに離
れた」一語一語を確かめるように鳴は唱える。
「きっと、反動」
「反動?」
 鸚鵡返しすると、鳴はふっと息を漏らした。
「『』から離れた反動で、『生』に近くなった」そうつぶやき、
「ちょっと違うか」
 また吐息をこぼす。
「正確に言うと、『新たな生』」
「新たな……」
 そう聞かされて、わかってしまった。ぼくだって、その手の知識はある。
「つ、つまり、新たな生……生命、命をその、作っちゃう、ってことに」
「そうね」
 ぼくだけがどもっているのが恥ずかしくなる。いや、鳴だって、短く言い切っ
ているからそう聞こえないだけで、長々としゃべればどもるだろう。顔の赤みも
戻ってきている。
「だからあれも“現象”」右の目元まで赤く染めて、
「誰もおかしいなんて、思ってない」
 言い足した。
「ぼくは、思ってる。見崎だって、そうだろ」
「榊原くんとわたしは、まだあの記憶が残っていて、新しい“現象”にまだ適応
しきれてないだけ」
 また鳴が息を吐く。今度は大きく、熱く。ひろがった息は、とてもいい匂いで、
ぼくの心をざわめかせる。

430 :
「わたしも三組の人間だから」
 鳴がぼくを見つめてきた。眼帯のない目が、きらめく。胸のざわめきが大きく
なる。
「見崎……」
 ぼくの声は上ずっている。ぼくだって三組の人間だ。おかしいと思って、ここ
まで来て、でも「新たな生」に近い位置にあるのは間違いなくて。
 鳴は妖しい身のこなしでスカートの裾をめくり、手を差し入れ、下ろしていく。
履いていた下着を足首まで落とし、片足ずつ抜いて、小さくまるめられた布はス
カートのポケットに仕舞われる。
 両手でフェンスを握って、背中を向けてきた。前に身をかがめ、出るべきとこ
ろが出る。
「榊原くん、来て」振り向いた彼女はぞっとするくらいの色気に満ちて。
「赤ちゃんが欲しい。榊原くんに、してほしいの」
 スカートを大きくめくりあげ、真っ白なお尻を露わにする。二つの丸みのあい
だに、ワ、ワレメがある。
 可愛いお尻が左右にふりふり。鳴が揺らしてる。誘ってる。普段は冷静、クー
ルな鳴が、エッチに、こんなにエッチに……。
「見崎、それは」
 おかしい、と言いかけて、男の欲がごうっと噴き出した。おかしいという思い
は飛び散った。
 ぼくも鳴に赤ちゃんを生んでもらいたい。鳴を孕ませたい。チン×ンを突っこ
んで、射精したい。
 ベルトをゆるめ、夏服のズボンを落とした。パンツも急いで引き下げる。脱ぎ
捨てる。
 チン×ンが恐ろしいくらいに大きく、硬く、勃起している。おしっこをぎりぎ
りまで我慢したときよりも遙かに大きくて、すぐにでも破裂しそうで、苦しい。
 視線を自分の股間から、前方へ。揺れているお尻へ。お尻のあいだへ。
 鳴に入れたい。中に出したい。
 入れる。出す。
 意気揚々と、チン×ンを握る。先をお尻のあいだへ差しこむ。鳴のアソコ……
オマ×コへ。
「早くぅ」
 甘い声が響く。こんな声も出すんだ。鳴も男を求めるときには。ぼくを求める
ときには。
 ここだろうというところに合わせ、腰を振った。
 つるっと滑る。お尻に挟まれるだけになる。
 入れる穴の位置がよくわからない。
 もう一度チャレンジ。また滑って、失敗した。

431 :
 焦れて、狂わんばかりになったぼくは、鳴のアソコに指を引っかけ、ぐっと左
右に引いた。
「ああん」
 ワレメがぱっくり開いて、鳴の中が丸見え。もじつくお尻を固定して、じっと
目を凝らして、入れるべき場所を確認する。
「あ、ああっ」
 見られて恥ずかしいのか、嬉しいのか。どっちにも聞こえる喘ぎ声。ぼくを興
奮させ、早く入れさせようとする声。
 開いたままチン×ンの先をあてがい、滑らないようにじっくりと、興奮をなん
とか抑えて、腰を前へ進めた。
「う、ああっ」
「うわっ」
 とうとう、先っぽが入った。それだけでチン×ンだけでなく腰が爆発しそうな
衝撃に見舞われた。
 入ってしまえば、こっちのもの。奥歯を噛んで、腰をせり出す。チン×ンがず
るっと入った。
「く、くう、う、うああっ」
 鳴の声がかすれている。苦しんでる。痛みを我慢している。
 そう、鳴は初めて。もちろんぼくだって初めて。
「我慢して」
「うん。全然、平気」
 返す声は、とても平気とは思えない。でも、どうしようもない。ぼくは進むし
かない。
 苦しくても、痛くても、鳴は欲しがっている。それがわかっているからぼくも
罪悪感に苛まれることなく、チン×ンをさらに奥へ、押しこむことに専念する。
 鳴の中はきつくて、でも熱くてぬるぬるしていて、あまりの気持ちよさに意識
が溶けていきそうだ。
 進もうとして、障害に気づく。先がふさがれている。これこそ鳴の初めての証
と胸を熱くしたときには突き抜けていた。腰が勝手に突き出ていた。
「あああーっ」
 生々しい鳴の声が消えていく。ぼくのチン×ンはすべて鳴の中にある。
「見崎、入ったよ」
「……うん。わかる。榊原くんが入っているの、わかる」
 振り向いた鳴に、首を小さく縦に振りかえした。鳴がほほえむ。嬉しさに満ち
て、でもまだ苦しそうにもしていて。
 もっと苦しませるかもしれないが、ぼくは動く。このままでも出してしまいそ
う、だけど動けばもっと勢いがついて鳴の奥深くに注ぐことができる。
 頭で考えているようだけどこれは男の本能だ。女を孕ませ、子供を作るという
性本能。
「あ、あ、あ、ああっ」
 腰を振りたてる。チン×ンが出入りするたびに鳴は短い声を放つ。
 きついオマ×コにしごかれて、ぼくはすぐに我慢できなくなった。
「出るよっ」
 叫んだときにはもう出ていた。奥に届かせた先っぽからビュルビュルと、ねば
っこい液がたくさん。
 ……なんだこれは。こんなに勢いよく出て、とまらない。とまりそうにない。
 これが射精。女の子への射精。鳴を孕ませるための行為。
「ああぁ、わたしのなか、なかに出てる。熱くて、どろって、ああっ、流れこん
でるっ」
 チン×ンを押し入れて、腰を震わせるぼく。鳴は尻をくねくねさせて、エッチ
な声を迸らせていた。

432 :
 射精は永遠に続くんじゃないかと思ったけど、そんなはずはなく、長く長く感
じられたあとにとまる。
 とまってもチン×ンは鳴の中で硬く、大きく勃起したまま。
 ぼくの腰が動きだす。
「あ」
 鳴の驚き混じりの声にかまわず、もっと大きく動いていく。
 出したけど、終わりじゃない。出なくなったのは一時的。こうしていれば、二
発目に至る。
「あ、あン、榊原く、ん、んあっ」
 振りかえる鳴の右目がうるんでいる。休みなくはじめたことを、とがめること
なく悦んでいる。
「見崎。まだ欲しいだろ」
「欲しい、欲しいの。だから、だから、あ、あッ、ああッ」
 脳をとろかせるような声で答え、鳴も動きだす。さっきよりスムーズに。もう
慣れてしまったみたいに。ぼくの動きに合わせて、突き出したり引いたりして、
気持ちよくなっている。
 ぼくも気持ちいい。鳴が悦んでいるのが嬉しく、もっと悦ばせたくて、もっと
気持ちよくさせたくて、腰を往復させる。チン×ンを入れたり出したりして、ぼ
くも気持ちよくなる。
 鳴に煽られて、燃えあがって、二度目なのにあっという間に出したくなった。
鳴の中でチン×ンがふくれあがる。吐き出す一歩手前に来ている。
「見崎、見崎っ」
 こっちから勢いをつけて貫くだけでなく、鳴の腰を掴んで強く引きつけた。こ
れ以上ありえないくらい、ひとつになる。
 ドクッ、ドクドクン。チン×ンがはじけて、精が出ていく。だらしなく、いく
らでも飛び出して、鳴の中へ。一度満たした精液を押し流すほどにたくさん入っ
て、奥の奥まで満たす。
「さ、か、き……ばら、くぅん」
 鳴は静かだった。大声で叫んだかもしれないけど、ひたすら射精しているぼく
に聞き取る余裕なく、気づいたときには小さな声を、息絶え絶えに漏らすだけで
いた。

433 :
 さすがに二度出して、腰がくだけそう。
 こわばっている足をずらすと、ぬるっとチン×ンが外に抜け出た。ワレメは閉
じきれず、白い濁液を吐き出し、赤い筋もところどころに混じっている。
「榊原くん……」
 ゆっくりと鳴が向き直り、しゃがみこんた。汚れたモノを前にして、ほほえん
でいる。
「あ、うあっ」
 ピンク色の舌を伸ばして、チン×ンを舐めはじめた。なんらためらいなく、そ
れどころか喜んで、どろどろの粘液を舐め取っていく。さらに綺麗にして、それ
だけでなくぼくを気持ちよくしてくれる。柔らかくなりかけてたチン×ンがまた
もや硬く、ふくれてきて……。
「榊原くん、ここに来て」
 鳴は笑みを大きくすると、ぼくのズボンをひろげて敷物にし、その上に尻もち
をついて座るように言う。
 素直に座りこむと、上半身を倒され、あお向けになる。
「わたしが、するね」
 二度注がれても、孕むのには全然足りない。鳴の顔がそう言っている。
 鳴の小さな手がぼくのチン×ンを握って、軽くしごく。ゾクッと来て、ぼくは
呻き声をあげかけた。
「ああん、こんなに、またこんなに」
 エッチすぎる鳴が腰の上にまたがった。アソコを上からかぶせ、彼女からつな
がってくる。
「う、はぁ」
 直立するぼくのモノが、ぬるぬるのオマ×コに入っていく。女の子に呑まれて
いくのは自分から入れるのとは違って、受け身だからこその気持ちよさがあって、
生きていながら天国に昇ったように思えてくる。
 鳴の腰が落ちきって、チン×ンのすべてが包みこまれた。
 くいっ、くいっと細い腰がイヤらしく動く。凹凸のある壁にこすられる。息が
とまりそうなほどの気持ちよさに襲われた。
「あ、ああっ、榊原く……恒一くんのが、わたしのなか、いっぱい」
「鳴、鳴」
 名で呼ばれ、名を呼びかえす。つながっている今、名前で呼べる。大事な名前
をなんども呼びあう。
 鳴は熱い息を吐き出し、腰を上げては下げる。チン×ンが根元から外に出て、
抜ける前にまた包まれる。きゅっと締まる入口にしごかれる。
 気持ちいい、よすぎる。でも、さすがに二回連続で出したから、すぐには出な
い。出ないから、長いあいだ気持ちよくなれる。いっぱい気持ちよくなれる。
「恒一くん」
 にこっと笑った鳴に右手を握られた。ぼくも左手で彼女の右手を握りかえす。
 両方の手のひらを合わせ、指を絡める。鳴のうっとり顔に、胸がきゅんとなっ
た。
「出して、出してね。妊娠、妊娠したい。赤ちゃんをちょうだい」
「ぼくが鳴を妊娠させるよ」
 確約の言葉を送って、ぼくからも腰を突きあげていく。とたんに鳴はあられも
なく、学校の外まで届かせそうな大声を放つ。
 鳴の腰が上下にはずみ、ぼくの腰も振りあがって、ぐんぐん気持ちよくなって、
もう、持たない。
「くっ」
 腰をバウンドさせたとき、鳴の身体が落ちてきて、深く呑まれてぎゅっと掴ま
れた衝撃で爆発する。噴き上がった精液が鳴の奥に入りこんでいるのがはっきり
とわかった。

434 :

 服装を整えて、教室に戻ってみるとみんなも制服を着て着席していた。むうっ
という臭気は大人数セックスの名残り。でも誰も気にしていない。変な時間に戻
ってきたぼくたちを気にする人もいない。
 それから毎日、教室はセックスの場になった。
 はじまると、ぼくたちは出ていく。そのうち、教室に行くこともなくなった。
 教室で行われるセックスでは、男も女も相手は自由。くっつき、離れ、別の相
手とセックスする。「乱交」ってやつだ。
 ぼくは鳴としかしたくないし、鳴こそを孕ませたい。鳴もぼくだけを求めてく
れる。乱れる教室でしようとは思わない。
「乱交になるのが当たり前ね。新たな命を生み出すのに、相手を決めるなんてナ
ンセンスでしょ」
 鳴は淡々と言った。理屈はそうだし、実際にそうなっている。
「ぼくと見崎が違うのは」
「なんでかな」
 見合って、首をひねる。
 鳴が言うには、“現象”にまだ完全に呑みこまれてないから。そんなところだ
ろう。
理屈はどうでもいい。ぼくと鳴の思いは一致してるし、やりたいことも一致し
ている。
 ぼくたちは教室を離れ、学校のいろんな場所でセックスする。
 教室がそういう場所になったことで保健室が空いた。ベッドという素敵なもの
を利用させてもらう。
「……綺麗だ」
 制服も下着もすべて脱ぎ、一糸まとわぬ鳴が横たわる姿にぼくは見惚れる。あ
りきたりな言葉しか言えないが、それしか言いようがない。
「あまり、見ないで」
 鳴は顔をそむけ、目を合わせてくれない。
「見る」
「榊原くんって、そんなにいじわるだっけ」
「いじわるなのは見崎だよ」
 女の子の綺麗な体を見せてもらえないなんて、つらすぎる。
「だって、わたしの体は」
 ふっと悲しそうな顔をした鳴が言いたいのは、体の一部が発育不足ということ
だろう。ちらちらとそこを見下ろしている。
「綺麗だよ」
 大きいほうがいい、なんてぼくはまったく思ってない。鳴のこの体以上のもの
はありえない。
 覆いかぶさって、キスをする。
「ん、ふ、んんっ」
「ちゅ、ちゅくっ、んっ」
 ついばみあって、痺れる。もっとキス、キスしたい。キスをする。
 キスしたって、子供はできない。チン×ンをオマ×コに入れて、精を注がなけ
れば意味がない。
 でもぼくは鳴にキスしたい。孕ませたいと思うのと同じくらいに。
 鳴もキスされたがっている。唇を合わせると、鳴のほうから強く押しつけて、
絡ませてくる。キスの気持ちよさに二人揃って溺れていく。
 タイミングを見計らって、唇をほどいた。首筋にキスし、鎖骨をくすぐり、さ
らに顔を下げて、胸へ。
「あっ、そこは」
 慎しやかなふくらみに舌を這わせ、唇で吸いつく。
「赤ちゃんができたら、吸われるよ。今から練習しておこう」
「練習、って……榊原くんがしたいだけじゃない」
「そうだ」
 あっさり認めて、硬くなった突起を含んでちゅくっと吸った。鳴が高い悲鳴を
あげる。ぼくの後頭部を抱え、引くどころか逆に押しつける。

435 :
 さんざん胸を舐めて吸ってから、もっと下へ。
 へそをくすぐり、下腹にキス。太ももにもキスしてから、アソコへも。
「だめ、だめっ、そこは……あ、ああぁ」
 身をよじらせたが逃がさない。ワレメにちゅ、ちゅっとはじかせて、悶えさせ
る。
 唇を触れさせても、妊娠するわけない。でもぼくはそうしたいから、する。
「……来て。もう、我慢できないの」
 鳴に求められたとき、ぼくも唇よりチン×ンで愛したかった。ひとつになりた
かった。
 鳴が両脚を開く。そのあいだに入って、濡れたワレメに先をあてがい、進めて
いく。滑ったり、間違えたりしない。鳴の体のすべてをぼくは知っている。
「……ん」
 ず、ずずっと入っていくにつれ、鳴がおもむろに息を吐いた。ぼくのチン×ン
に押し出されるかのように。
 根元まで入れ、引く。引いて、また入れる。
 ぼくの腰は大きく揺れて、あお向けに寝る鳴は小さく動く。
 優しく包みこまれ、締めつけられ、こすられる。ぼくからもこすって、彼女を
幸せにする。
 鳴の唇がほころび、息に合わせて言葉も出てきた。
「わたしは、人形じゃない」
「当たり前だろ」
 そっけなく言いかえしてしまったあとで、鳴にとってはそうじゃないことに気
づく。顔を引き締め、腰振りのペースを落として、続く言葉を待つ。
「生きるそばに人形があって、霧果さんにもたまに人形のように扱われたことも
あった」声の音色はモノトーン。
「〈人形の目〉まで持つことになって」
 その目があったから八月で終わらせて、こうしていられる。ぼくは黙っていら
れず言葉を挟んだ。
「うん、そうだよ」鳴は笑って、その声に暖かな色が混じっていて。
「今は違う。人形は虚ろで、人間は……こうして満たされる。今、わたしは榊原
くんに満たされてる」
 鳴のなかに入っているモノがきゅっと締めつけられた。感じすぎて変な声が出
そうになってぼくはあわてて呑みこむ。くすくす笑われる。
「榊原くんに満たされて、榊原くんの精で妊娠して、新たな命が芽生える。人形
には決してできない。人間だからこそ、赤ちゃんが」
 鳴は他の女の子と違う。昔から〈人形〉と触れてきて、「」に近いところに
いた。四月には、半身である未咲を失って、“ある年”がはじまった。
 今、鳴はぼくと、「」と対極の位置にいる。ぼくと鳴で新たな命を。鳴のお
腹に、未咲以上につながる存在が生まれる……。
「鳴、鳴。ぼくと、ぼくとこうして」
「恒一くん、あっ、ああっ、恒一くぅん」
 彼女へのいろんな思いが熱く渦巻き、高まるままにぐさぐさと突き刺していた。
無茶苦茶なぼくの動きを鳴は悦んで、腕を伸ばして抱きついてきた。
 鳴へ思いを届ける。鳴の奥まで届かせて、思いを込めた精をぶちまける。

436 :
 噴出がとまると、チン×ンを入れたまま鳴の身体をひっくり返した。四つん這
いになった鳴を後ろから貫く。くりんとしたお尻を抱えこんで、奥を突く。
「ああん、あん、ああっ、あふぅ」
 動物の交尾のようなセックス。理性なく、ひたすら突く。
 ぼくたちだって動物だ。子を作ろうとするのに違いはない。求めるのに理性な
んていらない。
 この体位だと前からよりも深く入る。奥まで届く。鳴と深く結びつく。
「くあっ」
 いったいどれくらい腰を振っていたのだろうか。昂りに抗えず、射精がはじま
る。ひたすら鳴の奥へ、子宮と呼ばれる器官へぼくの精を流しこむ。
 保健室だけでなく、初めてセックスしたあの屋上にも、よく行く。開放的な空
間でぼくは鳴を、鳴はぼくを心から欲し、つながる。
“現象”だから夜見山のどこでセックスしたって、学校以外でもしていい気もし
たが、鳴の家で一回しただけだ。どうやら前と違って、夜見山全域ではなく夜見
北においてこそ、のようだ。
「恒一くん……」
「鳴……」
 今も屋上で、ねっとりと唇を絡ませる。舌を出し入れして、唾液を垂れ流す。
 座ったぼくの膝に鳴が乗っかって、だっこ。チン×ンはオマ×コに食いこんで
いて、彼女の身を揺さぶって、こすれあう。鳴からも腰をまわしたり、くねらせ
たりしてぼくの精をねだってくる。
「出すよ」
「出して、出して。わたしの奥に。わたしを恒一くんで満たして」
 高い声をあげた鳴に耳たぶを噛まれた。ぴりっと走った電気で放精がはじまる。
ぶちまけて、届かせる。
 まだまだ終わらない。出したい欲はさかる一方。求める鳴も同じはず。
 つながったまま鳴が動き、ぼくが動く。こみあげてきて、放出する。限界はま
だ。まだだから、ぼくは動く。チン×ンを出し入れする。鳴は精を求め、強く抱
きついてくる。きゅっと締めつけてくる。

437 :

 教室を見渡す。目に入るのは静かな授業風景。男子も女子も、ちょっとしたお
しゃべりをするくらいで、真面目に授業を受けている。誰もいきなり立ち上がる
ことはない。
 男の顔には、達成感が浮かんでいる。ぼくも同じ顔をしているはずだ。
 女の顔には、安らぎと幸せが浮かんでいる。どの子もあごの線が以前と違うし、
頬がふっくらしてきた。鳴を振りかえれば、温かい、慈愛に満ちた笑顔が返って
くる。右手がお腹を優しく撫でている。
 たぶん、男連中はなにを達成したのかわかってないだろう。なにをしたのかも
忘れているだろう。女の子はなにをされたか、覚えてないはずだ。だいたい、男
も女も誰かまわずにやっていたのだから。
 ぼくは覚えている。ぼくは鳴としかしなかったし、鳴と二人で過ごしてきたか
ら。鳴の記憶にもぼくが、ぼくとしたことが残っているはずだ。
 昼休み。屋上で昼食を取ってから、鳴がぽつりと言った。
「クラスの女の子全員に、色が見える」
 ふと思い立って眼帯をはずし、陰から見たという。
「そ、そんな」
 ぼくの顔から血の気が引く。あれは終わったはずなのに。それとも、わずかに
とまっただけで、またはじまってしまったのか。
 鳴はくすっと笑った。ぼくのあせりがよほどおかしいらしい。
「安心して。『』の色じゃない。その反対よ」
「反対の、色?」
「言葉ではいえないけど、の色がそうだったように、でも反対の色なのがわか
るの」
 色を見た鳴がまったく動揺していない。嬉しそうにしている。
 早合点に気づき、ぼくの心も静まってくる。色があるのは喜ぶべきこと。「」
の反対側に、いるということ。
 ほっとして、急に疑問が湧き起こってきた。
 鳴の義眼は人形の目だったはずだ。に近い人形の目だから、鳴が幼いころに
にかけたからその色が見えるようになったはず。それがどうして、反対の色が
見える?
 ……ああ、そうか。
 人形の目であると同時に、鳴の左目。ぼくとセックスするときも常に鳴ととも
にあった。
 今はもう、鳴の目だ。鳴が変わったように、目だって変わる。新たな命の、新
たな色が見える目なんだ。
「眼帯、ずっとはずしていいな」
「……そうかも、ね」
 ぼくが今わかったことくらい、鳴はとっくにわかっていたはず。ぼくの言う意
味を、ぼく以上にわかっているはず。
「なんか、照れくさい」
「少しずつ、はずしていけばいい」
 赤くなった頬を指先でちょこんとつついた。ぷくっとふくれる。可愛い。可愛
すぎる。
 こんな可愛い鳴だから、
「可愛い赤ちゃんを生んでくれ」
 負けないくらい可愛いはずで。
「うん。榊原くんそっくりの赤ちゃんを生む」
「いや、そこは見崎にそっくりの可愛い赤ちゃんであってほしいんだけど」
 困った声で、訴える。鳴はほほえみ、眼帯をはずして両目でぼくを見てくる。
 生まれてくる子供はぼくに似るのか、鳴に似るのか。どんな赤ちゃんでも、喜
んで迎える。ぼくと鳴の愛の結晶を、心から。
 命はちょっとしたことで失われる。命は男女の営みで生まれる。
 生があってがある。があって生がある。
 多くの命が失われた年に続くのは、多くの命が生まれ出る年だ。
(了)

438 :
GJ
それで生まれてきた子が全員、犠牲者にそっくりだったらホラーだな。

439 :
gj
>>438
赤z……いやなんでもない

440 :
>>437
その設定最高だわ。赤沢さん生存ルートでオナシャス!

441 :
いい発想だ

442 :
素晴らしい
この設定で他の人も頼みます

443 :
このスレはいい職人がくるなあ

444 :
>>438
産まれてきた子が過去にした子にそっくりっていう怖い話があるな

445 :
>>444 「今度は落とさないでね」

446 :
ラストフレンズかw

447 :
いない者扱いを逆手にとって赤沢さんにエロいことしたい
クラス全員の前で乳を揉んだり服を脱がせたり目の前でオナニーしてぶっかけたりしたい

448 :
メロンでそんな同人誌見かけたな。

449 :
アカザワー

450 :
最近AnotherのSSが人気あるせいか
こっちは過疎ってるなwww

451 :
VIPのSSとかも面白いからな
俺は両方巡回しているわw
赤沢「Akather…?」とか、
赤沢「恒一君が、好きです」が大好きだ

452 :
>>448
俺も見たが、コレジャナイ感がバリバリでな……

453 :
BS11でやってるな

454 :
誰か江藤さんのエロを……
あんなに可愛いのに何で人気無いんだ……

455 :
anotherキャラは名前言われてもパッと出てこなくて困る><

456 :
>>452
薄い本にするとしたら、やっぱりこのSSかな
赤沢「クラスメイトが妊娠すれば災厄が止まる…?」
http://sshvip.blog.fc2.com//blog-entry-117.html
とりあえず、鳴ちゃんGJ

457 :
>>456
出産やってほしい

458 :
>>454
江藤ちゃん好きで書いてるけどいつ終わるか自分でも分からない

459 :
中尾と杉浦のssマダー?

460 :
>>456
「すごいすごい」の鳴ちゃんだろw
笑ったわ、確かに。

461 :
>>456
すごいな

462 :
>>393
えろくて哀しくて良かった……(´・ω・`)

463 :
あったのか。
しかし、この作品売れたな。アニメにまでなるとは思わなんだ。
化けるもんだ。

464 :
綾辻作品でここまで一般化されるものが出るとは思わなかったよなー
いや、館がRPGになったりはしたけど なんかペルソナっぽい感じの
緋色の囁きもアニメとは言わんでも漫画になんないかな
魔女の子とか主人公可愛いんだけど

465 :
私は勝手知ったる夜見北中の校舎の中を、誰にも見られないように移動していた。
夏休みとはいえ、何人かの教師と生徒の姿がある。
一昨年の卒業生なので見とがめられても文句を言われることはないが、
私が夜見北にいたことがバレると後々に支障をきたすかもしれないからだ。
意外と有名人だったらしいこともあり、私の顔は下級生にも知られている。
そのため、私は細心の注意を払って目的地に向かった。
美術室と第二図書室しかない0号館、その二階にある社会科準備室が、私の目的地だった。
扉に手をかけたが、鍵はやっぱりがっちりかかっている。
埃の具合から、春休みから誰も入ってはいないようだ。
私は扉の端を掴み、慣れた要領で軽く浮かしてずらす。
たいした力は必要ない。
こつが大事なのだ。
これで専用の鍵がなくても簡単に鍵が外れ、容易に私は準備室の中に侵入できた。
中は相変わらずだった。
旧校舎の空き教室はたいてい同じ雰囲気があるが、私は感慨にふける間もなく、
すぐに雑然と物置代わりにされている準備室の中で今日の用意を始める。
高校一年の二学期にバイトで貯めた金で購入した最新のビデオカメラを定位置に仕掛ける。
それから、私はティッシュを足元に置いて、隣の教室が覗けるように慎重に開けた穴の前に陣取った。
何度も確認したが、あっちの教室からは私が覗いていることは全く分からない。
ちょっとの音がした程度でも大丈夫なのは証明済みだし。
俺が用意万端でいると、すぐに隣に人が入ってきた。
ガチャリと中から鍵をかける音がする。
私は穴を覗いた。

466 :
隣は空き教室らしく、半分以上は予備の机と椅子で埋められ、移動式のホワイトボードなどが乱雑に置いてある。
普通なら誰かが用事で来る場所ではない。
入ってきたのは二人。
中学校の校舎には相応しくない私服の男女だった。
両方とも私の知人――いや友人だ。
男の方は、さっぱりとしたシャツと癖のないスラックスという姿の、このあたりには珍しい垢ぬけた容姿の男。
名前は榊原恒一。
女は長い栗色の髪を二つに結んだきつい感じの美人。
袖のない白いワンピースは昔からのこいつの勝負服だ。
彼女は赤沢泉美という。
やはり聞いていた通りだ。
榊原は戻ってすぐにここに足を向けたのだろう。
二人は室内に入って、まず用心深く誰もいないことを確認してから、強く抱きしめあった。

467 :
「会いたかった……」
「僕もだよ」
「恒一くん、急に二日も遅刻するんだもん」
「ごめん、あっちの高校で用事ができちゃって」
「そんなこと言って、浮気していたんじゃないの」
「男子校だよ、僕の通っているのは」
「恒一くんだったら、普通に他校の生徒にももてるに決まっているわ」
「……僕が好きなのは泉美だけだから」
ちょっと口だけですねて見せる赤沢に対して、榊原はそのあごをクイっと持ち上げてキスをする。
女を黙らすにはこれが一番というわけだ。
基本的に彼はよくこの手口を使う。
それで黙らされる赤沢も赤沢なんだけどね。
まあ、本気で彼氏の浮気を疑っているわけではあるまいが、
富山と東京の遠距離恋愛なのだから多少の釘差しは必要なのだろう。
二人のキスは長く続いた。
榊原はまず尖らせた先で赤沢の唇をゆっくりと舐めまわし、それから舌を徐々に射し込み、歯をこじ開ける。
それから、相手の舌を器用に引き出して絡め合い、唾液をそれぞれ交換するかのように半開きの口通しで咥え合う。
その舌先のテクニックには見習うものがあるが、実はそれだけではなくディープキスの最中にも
榊原の右手は赤沢の腰のあたり、中心線にそって上下に移動し刺激を与えている。
また、左手は赤沢の頭を固定しつつその耳をいじり続ける。
常にメイン以外のサブウェポンが何かしら働いているのが、榊原の戦闘スタイルだ。
キスだけでも色々と仕掛けているのに、それ以外でも敏感なところをいじられまくれば、
ここまで開発されまくった十代の女はすぐに出来上がってしまう。
長いキスのあと、顔が着なれたときには、すでに赤沢の表情は蕩け切っていた。
口も目もすべてが半開きで荒い息を吐いている。

468 :
「恒一くん……」
「好きだよ、泉美」
しばらく見つめあった後、男の胸に顔をうずめた女を、優しく導いて座らせる。
赤沢が女の子座りでぼーとしている間に、榊原はてきぱきと動いて、教室の隅に隠してあった
ビニールケースの中から大きめの毛布を取り出してきた。
それを毛布を床に敷いて、寝床を作る。
赤沢の目線までしゃがんでから、もう一度軽くキスをする。
「泉美、バンザイして」
「バンザイ」
言われるままに両手を挙げた赤沢のワンピースを器用に榊原が脱がせる。
久しぶりの刺激に幼児退行でもしてしまったかのようだ。
しかし何度も見たことがあるがおおきなおっぱいだった。
ブラとショーツの下着姿になった少女を、ゆっくりと二人で倒れこむように寝床の上に押し倒す。
この間、ずっと赤沢はなすがままだ。
中学時代の現象対策係だった頃を知っている身としてはなかなか見慣れることができない。
私はその間にファスナーを下げ、手を大事な場所に添える。
あとでビデオでも楽しむ予定だけど、生での観戦もまた最高だ。
指先が分泌物でねちゃっと湿っていた。
榊原の舌が首筋から胸までを適度に往復して、あんあんと可愛らしく鳴かせる。
その間に自分のシャツを脱ぎ捨て、スラックスからは意外と大きい男性器が露出している。
身体はまだまだ少年のすべすべ感を保っているのに、凶器だけが突出して黒いのが目立つ。
あれは赤沢の淫水で焼けてしまったからだろう。

469 :
たくみに手を身体と毛布の間に挿しこんで、女をひっくり返す。
うつぶせになったことでおっぱいが潰れて側面からはみ出した。
その横に並んで寝転びながら、榊原の手は久しぶりの情婦の肉体を愛撫し続ける。
背中を抱きかかえるように横たわった榊原が腰をゆっくりとこすりつけながら、耳元で何やら囁いている。
何を言っているか私の場所までは聞き取れないが、赤沢の
「やめて、バカ」
「そんなんじゃないったら」
「私にはあなたしかしないの」
とか言う、まあピロートークが聞こえるので、榊原がいつもの調子で
質問責めみたいな言葉責めをしているのだろうと想像がつく。
まあ、とにかく彼は口がうまくてしかも本気なのだ。
女に対しては異様なほどに積極的なところがあり、
行けると踏んだら周囲の目はまったく気にしないところがある。
そうこうするうちに、我慢ができなくなってきたのか、榊原は赤沢の腰を持ち上げて固定し、犬の姿勢をとらせた。
彼は後背位や立ちバックがかなり好きだ。
私が覗いている時も、絶対に一度は赤沢にその姿勢を強制する。
征服感があるのだろう。
赤沢のような勝気な女を後ろから攻めると、特にそんな気になるのだろう。
パンパンパンパン
尻の肉に腰が打ちつけられる音が響きだす。
同時に、ぬちょぬちょと熟したマンコがかき混ぜられる卑猥な音も聞こえてくる。
長い時間愛撫されていたからか、もうお漏らしした後のように太ももが濡れているのが見えた。
私も股間をいじり、二人の快感が伝わってこないかと夢想した。

470 :
「あ、あ、イィ。くぅん。あああ、ああ、あぉん。激しいよぉ、恒一くん」
いじらしいぐらいに喘ぎをもらす、赤沢泉美。
三か月ぶりの男根なのだから当然だろうが。
目と口が半開きになり、きりっとしたイメージの普段の彼女は完全にどこかに飛んで行ってしまった。
ついさっきまで、演劇部のOGとして後輩の指導にあたっていた時とは完全に別人なのだろう。
まあ、彼女が頻繁に演劇部に顔を出すのは、彼氏と逢瀬を楽しむためのこの場所の確保がメインであることを知っているので、
どちらかというとこちらが本性なのだろう。
夜見山は田舎なので、高校生がセックスできる場所は少なく、厳格な赤沢家では見張りが厳しいし、
榊原は祖父母がいつも家にいる関係上、女をつれこんで情事にひたることは難しい。
そのためにわざわざ、中学の空き教室をラブホ代わりにしているのだからおそれいる。
そのおこぼれに預かっているのだから文句は言えないが。
「う、ん……っ、あ、はぁっ……私……イッ、ちゃ……」
限界を継げる言葉と共に、耐え切れなくなったのか赤沢が悲鳴をあげ始めた。
それにつられて、榊原もピストンが速くなる。
「恒一……こ、うい……ぅ……」
もう何も考えられないだろう状況で、ただ求めるようにして男の名を呼ぶ。
榊原の顔がたまらなく愛しいものを見る表情を浮かべる。
そして、告げた。
「好きだよ、泉美」
その短い台詞に万感の思いを込もっていることがわかる。
「あ……あ、ぁぁ……恒一、私……私も…………!」
忘我のふちをさまよいながらもその言葉は理解することできたのか、
赤沢が泣くように応じる。

471 :
「っ――」
私は嫉妬した。
こんなに愛情深く結び付いてた恋人たちにだ。
しかし、手の動きはとまらない。大事な部位を必でしごく。
赤沢が毛布にうずめていた顔をそむける。
残念なことに私の位置からは見えない。
榊原はふたたび赤沢の背中に覆いかぶさった。
赤沢の腕だけでなく脚にも力がなくなり、もうなすがままだ。
やめてくれ!
そして、感極まったように啼く。
「恒一……っ! わ、私も……あなたのことが……あぁぁ……す、好き……愛してる……!!」
「くっ――」
デレまくった赤沢の告白。
それと同時に強められるピストン運動。
絡みつくように蠢く連結部が二人の限界を導き出そうとしていた。
「泉美、僕……もう」
「あ、あぁぁっ……んんっ……わたしも、駄目……んっ、恒一くん……出して……中に……」
「え? いや、でも……」
「大丈夫……大丈夫だから。あ、ぁっ……お願い……中に、ちょうだい、あなたの……」
そう言いながら、ねだるように腰を揺する。
「……んっ、わかった」
女の中を自分の物で埋め尽くそうと律動を繰り返す。
限界まで膨張した股間の物は、柔らかな肉壁を貫き続けながら一番奥まで到達したらしい。
その瞬間――

472 :
「あぁ――っ! イッ……くぅ……んんっ、あ、ふあぁぁ…………っっ!!!」
ビクンッ、ビクンッ、と二度、大きく体を震わせると、ひときわ甲高い鳴き声を上げながら赤沢は達した。
「っ……泉美っ!」
彼女の腰を引き寄せ、奥まで突き入れたところで放出する。
抜くそぶりなど全く見せなかった。
「ひぁっ! あぁっ! あ、ぁ……なかで……出て……恒一……ぅ……んっ!」
「ぁ……あ、熱い……恒一の……んっ」
なんどもなんども体を痙攣させながら、消え去りそうな小声でさえずる。
その声を聞きながら、榊原は最後の一滴を出しつくすまで腰を動かしていた。
「あ、まだ、出てる……んん……ひぁんっ!」
髪を乱して快楽に打ち震える赤沢は、贔屓目なしで綺麗だった。
「可愛いよ、泉美」
「あ、あぁぁ……恒一くん……っ」
私も二人と同時に達していたので、パンツが汚れてしまわないように手をティッシュで拭った。
あの二人はもうしばらく余韻に浸るだろうし、さすがに先に失礼するわけにはいかないので、
もう少しだけ観察を続けることにしよう。

473 :
「ねえ、今年の予定はどうするの?」
「夏休みいっぱいは夜見山にいるよ。みんなにも連絡はしておいたから」
「……勅使河原とか望月くんとか?」
「うん。あと、見崎」
「……ふーん。見崎さんにも……」
「駄目だった?」
「……別にぃ。今年もクラスが一緒だから、最近腐れ縁なのよね」
「見崎は優しい子だよ」
「彼女の前で他の女を褒めないでよ。……勅使河原はこのあいだバイトしているところを見たわ。あまり遊べないかもよ」
「望月も今日は用事があるっていっていたし、今年はみんな忙しいのかな」
「私がいるじゃない」
「そうだね」
二人のいちゃいちゃしたトークを聞きながら、私は憤懣やるかたない嫉妬に駆られていたが、それで興奮してしまう自分なのだから仕方ない。
さて、家に戻ったら携帯で連絡して、榊原の今後の予定を聞き出すことにしよう。
また、ここでセックスをしてくれるなら覗くついでに撮影をしなければならないのだから。
私の夏休みは忙しいことになりそうだ。
                        おしまい

474 :
イイヨーーー!!
しかし手慣れた感を醸す恒一君は他にキープがいるのか、覗き者の嫉妬なのか…
誰なんだろう。

475 :
GJ
二人プラス一人のシチュを堪能しました。

476 :
おつかれ
覗いているのが男ってのがな……
女ver誰か頼む

477 :
いつから覗いているのが男だと思っていた?

478 :
いや、作中の描写からだと鳴ちゃんの可能性もある

479 :
あえて、男か女か混乱させるような描写あったから
オチで使われるのかなと思ったら、なんもなかったw

480 :
「大事な部位を必でしごく」で、男のイメージが浮かんだ。

481 :
途中で「俺」って誤字もあったしな

482 :
>>481
あ、ホントだ。
詰めが甘くてゴメンよ。
最初はNTRっぽくしようと思っていたんだけど、>>464のレス読んで、
叙述トリックみたいなことしたくなって路線変更した名残だ。
プリントアウトして校正すべきだった。

483 :
ちびきさんだと思ってたが正体は不明のままかw

484 :
現象「ふぅ…」

485 :
>>482
オイマテ、それだとなんか流れとして緋色の囁きが男の娘の話みたいに誤解されるじゃねーか!w
館にはそっちの叙述トリックあったけど

486 :
とりあえず続きを。
以下、注意点
>>481の指摘通り「俺」 → 「私」の誤字。
基本的に、アニメ本篇準拠だが、赤沢さん生存ルート。
VIPのSS  赤沢「嘘でもいいから、覚えてるくらい言いなさいよ」や
赤沢「恒一君が、好きです」をイメージしている。
今回は校正したので問題ないと思うけど、あったらゴメン。

487 :
本来、誰も立ち入ることがないはずの扉が開き、一組の男女が空き教室の中に忍び込んできた。
男女ともに、まだ子供から抜け出たばかりのあどけなさが残る少年少女であったが、どこか成熟しきった大人のような落ち着きも兼ね備えている。
それもそうだろう。
この二人と、そのクラスメートが体験した地獄のような出来事は、子供たちをただ子供のままでいさせることを許さないものだったのだから。
少年の方が、中を簡単に見渡して、誰もいないことを確認する。
「誰もいないね」
「あたりまえじゃない。私たちの居たころから、0号館に来る人なんてほとんどいないし、たとえ来たって一階の第二図書室か美術室、あとは私たちの演劇部の部室ぐらいのものなんだから。
二階の空き教室なんか使っているのは、私たちだけよ」
「万が一、先客がいたら恥ずかしいじゃないか」
「こんな暑い場所に好んで長居する人はいないわ」
「僕たちはこれからするんだけどね」
そう言うと、男は窓側に近寄り、すべての窓をわずかに開いた。
換気のためだ。
ただし校庭から誰かいるのがわからないように、必要最低限の範囲である。
それをしないと室内は暑過ぎてとても普通に過ごせる環境ではない。
教室の後ろ半分は、幾つかの教卓、重ねあわされた机と椅子、壊れた移動式のホワイトボードやダンボールが詰まっており、足の踏み場もないので、開けられたのは前部だけだった。
それでも、多少なりとも居心地は良くなった。

488 :
「……暑いわね」
「しかたないよ、クーラーなんて旧校舎はおろか新校舎にもついてないんだし」
「久しぶりに快適な場所で過ごしたいわ。せっかく二人きりなんだから」
「デートはともかく、僕たち高校生だしHできるところは限られているからしょうがないよ」
「私、脱ぐわ」
女は着ていた赤いワンピースの後ろのホックを外し、ファスナーを下して、勢いよく脱ぎ出した。
すると、下着とは違うピンク色のビキニタイプの水着が姿を現した。
豊満なボディーが顕現する。
「去年の水着と違うね」
「水着は夏の女の勝負服だから。
明日、みんなと海に行く前に、恒一くんに初披露したかったの。
どう、似合うかしら?」
「泉美は何を着ても素敵だけど、その水着はほんと似合っているね」
普通の男なら歯が浮くような直球の台詞だったが、男――榊原恒一の顔には照れなどは一切なく、
それを受けた女――赤沢泉美の方にも世辞を当然といった晴れがましい表情だけが浮かんでいる。
このようなやり取りが二人の日常なのだろう。
泉美は一度だけクルリと回転した。
「ふふん、恒一くんに褒められたならそれだけで買った甲斐があるわ。
ちょっと蒸れて辛かったけどね」
「ダイエーで買ったの?」
「まさか。小百合や見崎さんと一緒に富山まで行って買ったのよ」
「柿沼さん?」
「一年の時は別だったけど、二年は同じ進学クラスで一緒になったのよ。
あの子、コンタクトにして髪がたを変えてから凄く可愛くなったわよ」
「それよりも、見崎と一緒だった方が驚きだよ」
「言ったでしょ、水着は女の勝負服だからね。ちょっと挑発したら珍しく乗ってきたの」
「……二人が仲良くて嬉しいよ」

489 :
赤沢泉美のバストのサイズは、彼女が高校二年であるということを考えれば、標準以上であり、
中学時代から比べても一回り成長している。
手足も長く、腰もひょんとくびれていることから、夜見山の同世代の少女たちの中では
バツグンのスタイルの良さを誇っていた。
ぶるんぶるん震える乳房はとても年相応ではない。
彼氏に見せつけるためのポーズも決まっていることから、家では相当練習していたと思われる。
キーンコーンカーンコーン
突然、教室備え付けの黒板の上にあるスピーカーから、下校時刻をしらせる鐘の音が流れてきた。
二人は、反射的にスピーカーの横にかけてある時計を見たが、針は止まっているので時間はわからない。
とは言っても、ここの卒業生であるのだから、夏の下校時刻がいつか程度は覚えている。
「もう五時半なんだ」
「泉美の後輩たちが帰るのを待っていたから、だいぶ時間が経っちゃったね」
「千曳先生が今日はノリノリだったから。
何か、あったのかしら?」
「うん、見学している部外者の僕から見ても楽しそうだった」
「……恒一くんが珍しい戯曲を東京で集めてきてくれたから……かしら」
「ああいうのは富山だと集めにくいかもしれないからね。きっとそうだよ」
泉美が教壇の上に座り、壁によりかかった。
当然、自分のプロポーションを見せつけるためにポーズは工夫している。
つられて恒一もその右横に座る。
その視線は、年頃の少年らしく泉美の胸に釘づけだった。
泉美はそれを承知の上で、わざとらくビキニをずらしつつ、手で扇ぐ。

490 :
「暑い……。汗だくになりそう」
「使っているのがバレるとまずいから、窓を全開にはできないのが辛いね」
「でも、改めて見渡すと、ホントに倉庫ね。元教室とは思えないわ」
「まあね。あそこなんてダンボール積みすぎだ。何が入っているんだろう」
二人の視線の先には混沌とした空間が広がっている。
汗が数滴、床にこぼれた。
「こっちの教室も似たようなものなの?」
「……確か、隣は社会科準備室よ。一度中を覗いて見たけど、もっとごちゃごちゃしていたわね。
いらない地図とか地球儀とかが放りこまれているはず。一度、部の小道具で地球儀を使った時に、
千曳先生に鍵を開けてもらったことがあったっけ」
「へえ」
恒一が背中を預けている壁を軽く叩く。
その向こうが社会科準備室である。
「そういえば、明日は柿沼さんも来るの?」
「ええ。さっき、練習前に顔を出していったけど、会わなかった?」
「うーん、眼鏡をしていない柿沼さんだと気がつかないかも。
それにしても、みんなよく来るんだね」
「見崎さんや望月くんも、なんだかんだいって美術部の活動に顔を出すしね」
「三組のOBはウザイって言われてるんじゃない」
「そうかも」
「……でも、そんなことはもういいでしょ」
「ん?」
「しよ」
「泉美、かわいい」
しなだれかかってきた泉美の肩を抱き、恒一がその顎をつまむ。
すると、泉美は目を閉じて、キスを待ち受ける顔をする。
二人の唇が重なった。
最初はついばむような口付け、そして徐々に舌が絡まり合い、
やがて激しくその咥内を蹂躙しようと蠢きだす。
女の性感帯は口内にもある。
涎の交換から、歯ぐきをいじり、舌下をなぞる。

491 :
その間、自由な左手は背中を経由し、水着でカバーされたバストの下乳部分を小指と薬指で持ち上げるように愛撫していた。
乳の付け根に、乳首そのものよりも敏感に感じるタイプの女がいる。
泉美はそのタイプらしく、すくいあげるように揉まれているうちにみるみる紅潮していく。
しばらくの間続いていたキスと愛撫が終わると、泉美が慣れた手つきで恒一の
スラックスのファスナーを下げて、隆起した男根を取り出す。
そして、うっとりした視線を浴びせてから、躊躇なく口に含んだ。
ゆっくりと、味わうように、舐めて、しゃぶる。
丹念に丹念に、飽くことなく愛する男の性器とそこから漏れる汁をすすり続ける。
教室内に響き渡るかすれた声が耳朶をうった。
そえられた白い繊手が幹だけでなく、睾丸をも弄び刺激し続ける。
「くっ」
外部に聞こえないように抑えたつもりが、うめき声が漏れる。
慌てて周囲を見渡すが気づかれた様子はない。
「はぁ……んっ、んっ、くぅっ……はぁ……っ……んっ」
ズュビュズビュという淫卑な音を、泉美は必で抑えようとしているのが、
その恥ずかしがる姿を見つめながら、恒一はよく手入れされた長い髪を優しく撫でる。
自分の性器を舐め回したり、噛みついたり、吸ってみたり、
珍しいおもちゃを与えられた子供のようにそれを弄くり回す少女を愛しいものとみなしているかのようだ。
「ひっ――あぁぁ……んっ!」
それまで手持無沙汰だった恒一の掌が泉美の真っ白な太腿をさらりと撫でた。
ただそれだけの行為だったが、くすぐったそうに身をよじる。
フェラチオで昂りつつある肌が敏感になっていたからだろう。
そのまま身をよじって逃げようとするので、フェラを続ける頭を右手で押さえながら、さするのをやめない。
「んっ……あ、うぅ……」
稀に見る美少女が男根を咥えつつ悶える姿は官能的だった。
角度的にすべてを見ることはできないが、それでも泉美の美しい顔には男根のグロテスクさはミスマッチで、
それゆえに男女問わず人の欲情をそそるものがある。
お留守になっていた右手が自分の股間をまさぐる。

492 :
「ぁ、ん……」
またも突然、跳ね上がる女体と声。
優しく押さえつけながら、指を水着を通り越して膣内へとスルスルと潜り込ませ、
その上部に茂る繊毛を梳かしたのだ。
くすぐったい感覚を与える茂みをかき分けて、そこに屹立する肉豆を親指と人差し指でつまむ。
「ひっ、あぅ……!」
クイクイッ、とそこをひねると、そのたびに一オクターブ上がった声がした。
膣口から流れ出してくる蜜を、指先で弄ぶ。
「んっ――あぁぁ…………」
細く白い脚がピンと張り、髪がふりみだされ、くびれた腰がじっとしていられないかのようにせり上がった。
彼女の腰が持ち上がったことから、しゃぶっていた唇が解放される。
同時に、恒一は左手の中指をそこからゆっくり抜こうとする。
「ひゃん――っ、んっ、ぁぁ……」
気持ちが良いという感じではなく、気持ち悪いのに、無視できないほどの刺激が送られてくるので、
どう反応すればいいのかわからず戸惑っているというべきか。
ほとんど埋もれていた指の第一関節までを引き抜くが、
「やぅ……そこは、いぁ……だめ」
今度は、膣から少し離れた場所にある、もう一つの穴をいじり始めた。
――尻穴。
別の箇所を責められていたため、いきなり受ける刺激が代わったため、とまどっているようであった。
二つの穴を責め立てられると、女性側主導のフェラチオなど悠長にやっていることはできない。
呼吸さえも苦しくなるのだから。
「くぅ――ぁっ!」

493 :
じっとりと汗をかいたまま、体をくねらせる。
感じているというよりも、尻のほうをいじられることによる強烈な羞恥にもだえているという様子だった。
恒一もそこまで開発できているわけではないらしかった。
それでも彼の手管は続く。
ここで彼女のアナルの開発を終わらせると誓っているかのように。
「んっ、ひあぁぁっ! あ、あっ! ん――っ!」
「あっぁ――!!」
左手の指が大事な部分をはじいた。
それにとどまらず、つまんだり、引っかいたり、つねったり、転がしたり、弾いたり、
ありとあらゆる方法で刺激を加える。
「ふあっ! あん、んん、んっ!」
どうしようもない衝動に突き上げられたのか、泉美は恒一の下半身をがっちりと抱きかかえた。
その美しい顔は男の股間に埋まっている。
そして、両肩が小刻みに震え始めた。
どうやらイったようだ。

「ん……あ、あぁ……恒一くん……っ!」
途切れながらのかすれた声が聞こえる。
自分の股間の一部になったかのような少女の頭を何度も撫でて、
震えが収まるのを待つのかと思えば、少年はそんなに甘くはなかった。
「ひゃん!!」
再び、膣口と肛門に指を軽く差し入れられ、ものすごい勢いで泉美は顔をあげた。
「……待って、イッたばかりだから辛いの……」
「だめだよ、休んだら。僕はまだイっていないんだら」
でも、泉美は力が入らないみたいだから、僕の方が動くね」
恒一は泉美の両脇をもって抱え上げ、自分の脚の上にまたがらせた。
すると対面座位の格好になる。
そして、フェラチオ直後だろうと構うことなく、顔を近づけ口づけを交わす。

494 :
「んん……」
長いキスを終えると、ビキニの上をずらしてバストを露呈させる。
ぶるん、という効果音がするぐらいに立派な巨乳が姿を現す。
「おはよう、僕のおっぱい」
笑いながら乳首にキスをする。
「バカ……何に話しかけているのよ」
左の親指で乳頭を押さえながらいじり、逆の乳首は右の薬指と中指で挟む。
多少痛かったのか、それとも刺激が強かったのか、泉美は眉間にしわを寄せて目を瞑るった。
もじもじしつつ、泉美はなんの抵抗もしない。
身もだえするだけだ。
代わりに、今度は自分からキスを仕掛けていった。
またも長いキスが行われるが、その間にビキニが外れて床に落下していく。
恒一のいたずらな指先はおっぱいから離れて下降し、ときめきの三角地帯にまで達すると、
性器から肛門までの道筋を丁寧になぞる。
指の魔力から逃れるため、泉美の腰が持ち上がる。
スリスリ
「んっ!んっ!」
ほとんど触れているかどうかという愛撫にもかかわらず、恋人のマンコの形状を
知り尽くした男の指の動きは慣れることのない快楽を与えてくる。
紐ビキニの封印が解かれ、またも落下すると、ついに泉美は産まれたままの姿になった。
やむことのない前戯がついに限度を超えたのか、男の指先は愛液によってどろどろに濡れていく。
「あ、あ、ぅ、あっっ!、あっ、あああ、ああ!!」
腰がガクガクと震え、たまらなくなった泉美は恒一の頭をかき抱いた。
「いくよ」
「……うん、きて」
むき出しになっていた男根が女の入り口に当てられる。

495 :
「私は、榊原恒一が大好きよ」
そして、自ら泉美は腰を下ろし、抵抗もなく馴染みになじんだ二対の性器は結合を終えた。
どうやら一気に先端が子宮口までいったらしく、一瞬、白目をむきかねないほど蕩けた表情になる。
息がさらに荒くなり、押しだされた愛液が二人の股間周辺を湿らせた。
今まではさぼっていたんだよ、と言わんばかりに恒一の腰の動きが激しくなり、
上下運動が休むことなく続けられる。
しかし、単調なリズムというわけではなく、七回浅く挿入しては、一回奥まで突きあげるという、
一種独特な間隔を忘れない、計算された動きだ。
まだ高校生の少年にしては完成された技巧的と思わざるを得ない。
それはさすがに泉美も気づいているのか、少年のテクニックについて不安そうに、
「私は、恒一くんだけなんだよ……。あ、あっあっ、んんっ」
「……」
「恒一くんは……?」
「僕にも泉美しかいない。安心して」
即答だった。
恋人の不安を察知したのか、敏い少年は断言をする。
それが事実なのかはともかく、それだけで赤沢泉美は安心したのか、
目を閉じて男根の動きと自らの快感を同調させるための作業に没頭し始めた。
突然、泉美が男の名を叫びつつ、全身でハグを行った。
もうすぐ絶頂に導かれるのだろう。
「ぁ、膣口で……」
カチンと耳元で硬い音が鳴った。
興奮のあまり顔をぶつけてしまったのだ。
少年は間近に迫った種付けの瞬間に備えてピストンの速度をあげた。
「赤ちゃんできちゃう。……お嫁さんにならなきゃ」
「大丈夫、絶対に泉美は僕がもらう」
「恒一くん」
「君は僕のお嫁さんだ」
恒一が、うっと呻くと、二人の身体が同時に痙攣を起こす。
射精と絶頂が共に行われたのだ。
愛する男とともにいけた悦びで泉美の顔は弛緩していた。
妊娠に怯えた少女とは思えないほどに、いつまでも自分の中の異物の感触を堪能し続ける。

496 :
二人がようやく離れたのは、それから十分後。
用意したティッシュで互いの股間を掃除しあう睦ましい二人。
「……ごめんね。嘘ついたわ」
「何が」
「今日、安全日なの。妊娠したりしないわ」
「知ってた。確か、去年、そんなこと言っていたしね」
「……もう。だったら確認してよ。コンドームのことを何も言わないのに生でするから、驚いちゃったのに」
「別に関係ないよ」
「えっ」
「泉美が妊娠したら結婚するだけだから。少し早くなるけど結果は同じだからね」
赤面しながら、ストレートな告白を受け、
「恒一くん。……初めてもらったプロポーズがあなたでよかった」
またも抱き合いキスを始める恒一と泉美。
二人のばらまいた熱い空気は、彼らが去った後も性交の生臭い臭いとともにしばらくは消えることがなかった。
本来の静けさを取り戻した空間、突然、廊下から壁を蹴飛ばしたような大きな音が響き渡った。
そして、何者かが廊下を大股で歩き去る気配がした。
憤懣やるかたなしというのが、それだけで推測される音だったが、
榊原恒一と赤沢泉美の二人がここを後にしたのは十分以上前のことであった。
彼ら以外の人物がこの人の訪れない旧校舎にいたのだろうか。


私は、そっと隠れていたダンボールと教壇の連なりの中から抜け出した。

497 :
そして、廊下の様子をうかがう。
どうやら、さきほどの壁を蹴りあげた誰かはすでに退出したようだ
安全を確認してから、汗でぬれ切った身体をタオルで拭き、用意していた服に着替える。
さすがに今日は暑過ぎた。
次回からはもう少ししっかりとした暑さ対策をしなければ、熱中症で私が参ってしまう。
私はそれほど身体が強い方ではないのだから。
ゆっくり静かに廊下へ出る。
外はすでに暗くなっていた。
しかし、手にした懐中電灯はいざという時以外には絶対につけない。
誰かに姿を見とがめられることは断じて避けたい私としては、当然の用心だった。
……しかし、さっきの人物はなんだったのだろうか。
隣の社会科準備室の扉に手をかけたが、ガチリとしっかり鍵がかかっている。
誰かが入った様子はない。
多少の疑問は残ったが、いつまでも長居出来るわけもないことから、
私はさっさとここを後にした。
しかし、今日の二人の絡みは素晴らしかった。
また、誰かがこの教室を利用してくれる日が来るのが楽しみでしかたない。
                                おしまい

498 :
ヨイヨーーヨイヨーーー!!
静かでちょっとじっとりした感じが、良いね。
覗きが多すぎるw
なぎさでみさきなんだろうか。

499 :
※エロなし キャラ崩壊あり ギャグ展開 無駄に長い 台本形式を使用
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
五月が過ぎて六月になった。転校生の恒一はクラスの決まりごとに
気づかなかったため、ついに二人目の<いないもの>に任命されてしまう。
鳴という謎めいた少女と二人だけのボッチ生活。
悪くないと最初は考えたが、最終的には納得できなかった。
榊原「ああああああ!! 授業中騒いじゃってごめん。
   でもみんな聞いてくれ!! どうしても聞いてほしいことがあるんだ!!」
四時間目の数学の授業中だというのに、
突然教室に乱入し、騒ぎ出す恒一。
教師「」
クラスメイト一同「」
呆気にとられてる一同。恒一は現在<いないもの>だ。
相手にすれば何が起きるか分からないから無視せざるを得ない。

500 :
※上げてしまってすまない。タイトルは↑で頼む。入れ忘れてた
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現にこのクラスの関係者三人が地獄へ招待されてまもない時期だ。
マイクを持って壇上の横に立ち、マイクを持って演説する恒一は
最高にうざったかったが、我慢するしかなかった。
鳴は教室の後ろの方におり、チュッパチャップスを舐めながら眺めていた。
榊原「僕は大馬鹿だったのかもしれない!! 現にこうしてクラスで二人目の
   いないものに任命されてしまった!! しかも僕がいない間に勝手にだよ!!
   正直事件のことに勝手に探りを入れてしまって悪かったとは思ってるけどね!!」
教師「で、あるからしてこの公式は……」
榊原「あ、先生はそのまま授業を続けてくださいね。邪魔はしませんので」
恒一は一瞬だけ教師に愛想笑いしてから再び真顔になる。ちなみにジョジョ立ちしてる。
榊原「だが、勅使河原も望月もなんで災厄について教えてくれなかったんだ!!
   男女のクラス委員長たちもだ!! 五月や六月を乗り切れば確かに今年の災厄は
   終わってたから、僕にわざわざ説明する必要はなかったかもしれない!!
   だが現にこうして起きてしまってるじゃないか!! 僕はとんだピエロだよ!!」
言い終えると同時に教卓にケリを入れる。その様子はまさしく不良生徒である。
多々良(やだ……怒ってる榊原君って素敵……///)
赤沢(はぁはぁ……怒ってる恒一キュンの顔……ちゃんと撮影してるからね……///)

501 :
このように不審なことを考えてる者たちもいるようだ。
赤沢さんなどは授業など聞いておらず、なぜかビデオカメラを構えてる。
教師「すなわちAの解はこのように求められるわけであり……」
榊原「しかもなんで次々に人がんでくんだよ!! そもそも僕が今怒ってる最大の
   原因はそこなんだ!! せっかく新天地に転校してきて、さあこれからだって時に
   なんでマジもののオカルト事件に巻き込まれなきゃならなんだよ!!」
綾乃(うわああ。こういっちゃんに怒られちゃった!!
   まるで私が怒られてるみたいでドキドキしちゃう…///)
有田(彼って怒るとこんなに怖かったのね……あとでお仕置きしてもらいたいなぁ///)
上の女子二人も授業など聞いてなかった。
というか恒一の声がでかすぎるので誰も授業に集中できなかった。
榊原「君たちはこの事件を呪いのせいだと思ってるようだが、僕は
   あくまで人災の可能性を考え、独自に調査させてもらったよ!!
   ちょうど<いないもの>になってから暇を持て余してたし。具体的には……」
――クラスメイト全員の家に盗聴器を仕掛けた。
あまりの衝撃的な発言にクラスメイト達の全員の顔が青ざめてしまった。
ペンを持つ手は止まり、表情が硬く強張る。中には冷や汗をかいてる者もいた。
恒一はシマウマのように微笑みながら演説を続行する。

502 :
榊原「君たちの部屋の天井に仕掛けさせてもらったよ。その数は総数で百五十以上だ!!
   今日家に帰ったら天井に不審な物がないか確かめてみるといいよ!!
   あと監視カメラももちろん設置してる。こっちは五百を超えるからね!!」
まるで重爆撃のような演説内容。もはや授業など崩壊したも同然だった。
榊原「クラスメイトのプライバシーを侵害した。そのことに罪がないわけじゃないさ!!
   しかし君たちにも責任はある!! 僕に災厄のことを秘密にしてたんだからな!!
   普通あれだけ秘密にされれば、誰だって謎を解明しようとするだろ!!
   これは知的好奇心からくるもので、人間としては極めて普通の反応だ!! 
   僕はノーマルだ!! でもロリコンだ」
最後に余計な言葉が混じってた。
もはや榊原の存在自体が災厄である。
榊原「もう一つ。いろいろと調べたんだが、この事件は二十年以上前から
   繰り返されてるそうじゃないか!! しかも時と場所をほとんど選ばずに
   発生してる!! 県外でも呪いが発生してるんだからな!!
   呪いが原因と考えるのは妥当だと言える!!」
しかし、調べてみること自体が悪いことだとは筆者は思わない。
呪いを恐れ、ただ黙ってされるのを待つだけでは無能すぎる。
いちおう対策係などが設けられてはいるが、できるのはおまじないだけ。
彼のように近代兵器(監視カメラや盗聴器)を投入して事件の
解決を試みる者が一人くらいいてもいいはずである。

503 :
榊原「僕の調査(盗撮など)は無駄じゃなかった。いつ自分がぬか分からない
   恐怖におびえる日々。苦難の中、鳴と二人だけの謎解きは勧められた。
   そしてこの謎を解くためには者を探せばいいことに気づいたんだ。
   呪いを発生させてるのはそいつが原因だ!! 自分がんでるにもかかわらず、
   まだそのことに気づかず、現生に執着してる生徒をぶちせばいい」
意味深な発言をした恒一は、後ろの方でポテチを食べていた鳴に合図する。
二人でいったん廊下に出て、夫婦のような連係プレイでブラン管テレビと
ビデオデッキを持ってきた。(この時代のビデオはVHSかDVDか分からなくて困ってる)
鳴「ぽちっとな」
見崎鳴さんはビデオの電源を入れる。
画面に映し出されたのはベッドの上で恒一の名前を何度も口にしながら
オナニーしてる赤沢さんの姿だった。赤沢さんの部屋が
暗いので夜かと思いきや、カーテンからは夕日が漏れてる。
つまり彼女は夕方からこのような事態に陥ってるということだ。
オナニーするとしたら、せめて夜を待つことはできなかったのだろうか。
赤沢「」
教師「」
生徒ら「」

504 :
榊原「これはあくまで巧妙な人事件の可能性を疑って撮影したものだ!!
   仮に繰り返される事件が人によるものだとしたら、彼女らの
   部屋で何らかの証拠が見るかるはず!! これは捜査のためにやったことで
   断じて他意はないことを先に宣言しておくよ!! 鳴。次の映像を!!」
鳴「ぽちっとな」
次に映し出されたのは、盗んだ恒一の体操着やリコーダー、ボールペンなどを
使用した高度なオナニーに励む有田さんの姿だった。これは昼間の撮影のようで、
部屋の中は明るい。というかここは彼女の家のリビングだった。
そういえば彼女は二日前に欠席したばかりだったのが、
風邪というのは嘘だったのだろうか。
有田「恥ずかしい……恒一君に見られてたなんて……
   でもそういうプレイも……いい……///
   だ、だめ……想像したらまたあそこが……あっ……///」
その他「」
教師「……はぁはぁ///」
教師の様子に若干の変化が見られるが、鳴は気にせず再生を続行する。
ちなみに彼女は再生中ずっとお菓子を食べていた。
ポテチはもう飽きたのか、現在はジャガリコを食べてる。
続いての映像は小椋さんだった。最初に伝えておくが、彼女は変態的なプレイはしてない。

505 :
小椋「はぁ……榊原君か。顔はかっこいいけど、赤沢たちが狙ってるからなぁ……」
自室の机に頬杖をつきながらロマンティックなことを言っていた。
次に映し出された多々良さんも同じような感じであった。
多々良「私なんかじゃ榊原君には釣り合わないよね……」
いたって普通の女の子たちなのだが、次の赤沢さんがやばかった。
赤沢「うへへ〜。こういちキュンの盗撮写真いっぱい溜まったなー。ちゅっちゅ」
十七巻。タイトルにそう書かれたアルバムには、膨大な数の
恒一の盗撮写真が納めれていた。その盗撮にかける執念はすさまじい。
さらに彼女の部屋一面に張られた恒一のポスターの数も尋常じゃない。
まさにキチである。
一応そのあとも全部の女子の盗撮動画が映し出されたが、特に何の変哲もなかった。
たとえば綾乃さんのような清い心を持ってる人なんかは特に問題なかった。
せいぜい赤沢から分けてもらった恒一の盗撮写真をじーっと見つめてるくらいだった。
キチ集団の三年三組において、そのくらいでは異常の内に入らないだろう。

506 :
榊原「あー。以上の動画から分かる通り、このクラスの女子はかなりの
   変態集団ということだけが分かった!! 誰が者なのか見当も
   つかなかった!! だがこの盗撮行為は僕にあるヒントをくれたんだ!! 
   この他に事件解決の方法はないといってもいい!! 
   今から僕の言うことをよく聞いてくれ!!」
一同「……」
一同が黙り込む。黙々と黒板に文字を書き続けていた教師すらその動きを
止め、恒一の言動に息をのんでいる。緊張の一瞬である。
ここで鳴がふいにこう言った。
鳴「ところで変態って最低だよね。きっと榊原君に嫌われると思うよ」
赤沢「……!!」ガタッ
有田「き、嫌われる? 恒一君がさげずむ用な視線を私に……はぁはぁ……」
多々良・小椋・綾野(私は大丈夫だよね?)
鳴「あと変態はまだいるよね」
先生「……!!」ドキッ
鳴はもう一度デッキを操作し、この教師の淫行を公開した。
彼は赤沢など三組の美少女の写真を多数所持しており、
それをオカズに全裸でオナニーしていた。

507 :
教え子を性的な目で見るなど教育者として失格である。言語道断である。
一同から受ける軽蔑の視線に耐えられなくなった教員は……
教師「さて。空が私を呼んでるようですね」
そう言って窓へ駆けて飛んだ。そう。比喩ではなく飛んだのだ。
もちろん人間なので翼など得ていないから、彼が飛べたと言えるのは
一秒にも満たないわずかな浮遊時間。その後は重力に逆らえず落下していった。
榊原「まだ僕の話は終わってないってのに。勝手な先生だ」
彼はキレていた。演説家にとって途中退席されることは屈辱の極みだ。
榊原「まあいい。腹いせに男子たちの秘密の動画を公開しようかな?」
男子一同「……!!」ガタッ
榊原「まるでオーケストラみたいに連動した動きだね。
   みっともないから座りなさい。僕だって君たちの気持ち悪い
   オナニー動画なんて見たくないさ。公開されたくなかったら、
   今すぐ僕の<いないもの>設定を解くんだ」
一同「……!!」ガタッ
まさにクラス中が騒然とする大事態となった。
かつてこれほどアグレッシブな<いないもの>がいたであろうか。

508 :
恒一は災厄の恐ろしさを知ってるにもかかわらず、
おなじないの効果を解けと言ってるのだ。
まさしく敵陣に丸腰で突撃するようなもの。
仮にクラスメイトが助かったとしても、呪いの範囲は
二親等以内も含まれてる。彼はそれが分かったうえで
発言してるのであろうか。
勅使河原や風見などは汗ばんだ手を強く握り、固唾を飲んで
自体を見守っている。一方、望月はれいこさんのエロ動画が
上映されてないことに不満を持っていた。
さらに想定される映像に対し、いつでも脱げる準備はしていた。
榊原「言っておくけど、女子も含めて全員分の動画や画像は16GBを
   超える容量だからね。それらを全部ここで公開されたいのかい?
   君たちが生き延びる方法はただ一つ。僕のボッチ設定を解除しろ。
   あと僕は常にボッキしてます。ボッチでボッキ。なんちゃって」
一同「……!!」
彼らは着席し、黙り込んでしまった。ギャグがつまらなかったからだ。
まあそれはいいとして、ここは呪いの三年三組。その呪縛は計り知れないほどに大きいい。
しゃりしゃり出てきた転校生の一存でおまじないの効果を消すことはできない。

509 :
※あー、さきほど連投規制に引っかかった。
 三十分後くらいに再投稿する。
 この間に投稿したい人がいたら遠慮なくどうぞ

510 :
誰もがそう思っていた。
ここで恒一が笑う。
榊原「くっくっくっ。しょうがないなぁ。皆が強情を張ってるようだったら
   こっちにも手がある。なあ鳴。僕とポッキーゲームしないか?」
鳴「いいよ」
こくりとうなずき、買い物袋からチョコポッキーを取り出した鳴。
なぜ彼女がお菓子ばかり食べてるのかというと、恒一に買収されたからだ。
水野「見崎とポッキーゲームふぉおおおおおお!!」
勅使河原「バッ……静かにしろ!! <いないもの>は無視しろ!!」 
水野「……あ、ああっ。そうだったな……すまん」
一部で反応があったようだが、この程度でおまじないの効果は消えないだろう。
恒一がまずポッキーのはしを口にくわえ、その反対側を鳴もくわえる。
こうして二人は二匹のペリカンのような顔をしながら顔を接近させていくのだ。
衆人環視の中、壇上でおこなう大胆なポッキーゲームである。

511 :
鳴「あっ……榊原君……そんなに早く食べたらすぐなくなっちゃうわ……」
榊原「いいんだよ。こうすれば一秒でも早く鳴とキスできるだろう?」
オスのペリカンは高速でポッキーを減らしていく。
メス側との距離を一瞬で詰めてしまった。情緒もクソもない。
これは本当にポッキーゲームといえるのだろうか? 疑問である。
そもそもポッキーの長さとは恋人未満の男女の距離感のようなものであろう。
その長さを互いに噛むという行為によって縮めていく。その過程で起きる様々な
ドキドキやワクワクなどを楽しむものではないのか。
だが、恒一はただでは終わらせなかった。
榊原「おっと、転びそうになってしまった」
鳴「あっ……」
なんということか。恒一は鳴の貧乳?(詳細なデータがない)を
触ってしまったのだ。ポッキーゲームに熱中するあまり足元が狂ってしまい、
バランスを取るため、やむを得ず胸を触ってしまったのだろう。
これは事故と思われる。ゲームを中断した恒一は鳴に謝罪する。

512 :
榊原「ごめんね。いきなり胸触っちゃって。嫌だったよね?」
鳴「そんなこと……ない。むしろうれしい///」
榊原「鳴っ……!! 抱きしめてもいいかな?」
鳴「うん///」
クラス中の視線を集める中、堂々と抱き合う姿はまさに新郎新婦そのもの。
もっとも彼らの仲を祝福してる者など誰もいないが。というか
災厄が解決してからラブコメしてほしいものである。
水野「うわあああああん!! 見崎の胸ふあああああああああああ!!」
中尾「さっきからうっせえぞ水野!! おまえあんな貧乳が好きだったのか!?」
望月「え? ちょっと待って!! 見崎さんて貧乳だったの!?」
猿田「正確なバストは知らんが、少なくとも大きい方ではないと思うぞい」
王子「それより問題なのは、水野君がロリコンだったってことだね」
水野は美人の姉(さなえ)がいるためロリコンに違いないと筆者は思ってる。
彼のように年上の美人を見て育ってきた男は高確率でロリコンになるのだ。

513 :
なお、この推論は見崎鳴をロリキャラであることを前提にしてる。
勅使川原「おまえも待てよ王子。なんで見崎が好きだとロリコンになるわけ?」
王子「見崎さんは外見がロリっぽいと思う。背も小さいし」
望月「えええ? 見崎さんてロリに分類されていいの!?
   ただの根暗な眼帯女じゃないの?
   まあ僕は二十五歳未満には興味ないけどね」
川堀「うぜえな。年上好きのショタキャラは早く爆発しろよ。
   それより見崎がロリってのはおかしいだろ。
   どう見ても普通の女子中学生だ」
中尾「おいおい。そんなくだらないこと気にしてる場合か?
   こんなことしてたら話が進まないぞ……」
鳴をロリに分類していいのかについては物議が醸されるだろうが、
シナリオの進行には関係ない。さて、さすがに余談がすぎた。
ここで問題が発生した。暴走した水野は中尾や勅使河原の静止を聞かず、
上半身だけ裸になった状態で見崎鳴に突撃してしまったのだ。
(ちなみに彼は漫画版だとかなりのイケメンである)

514 :
水野「見崎ちゅうわああああん!! おれフルボッキしちゃったよおおお!!
   見崎ちゃんだいしゅきホールド発動しちゃうからねええええ!!」
鳴「え? だいしゅきホールドってなに?」
まさに奇人の襲撃だった。
水野は走りながらズボンなども脱いでしまったようで、
現在は限りなく全裸に近い。
正確にはトランクスを脱いでる最中だ。それにしても脱ぎながら
走ることができるとは。もはや曲芸の粋に達してる。
バスケ部で鍛えられたのは伊達ではないのだろう。
例えばソビエト連邦軍のコサック騎兵団にスカウトされても
おかしくないほどの圧倒的な運動能力であった。
榊原(なんちゅう速さだ!! 奴のスピードはまさしく騎兵そのもの!!
   盗撮するしか取り柄のない僕じゃどうやっても勝ち目はないぞ)
水野の席が教壇からわずかに離れてたのが幸いだった。
恒一は走馬灯を見るような勢いで多数の策を練っていた。
そして、助かるためには悪魔にも手を貸さねばならないと判断した。
榊原は、WW2にてソビエト連邦支援を決定した英国の
チャーチル首相の気持ちを理解しながら叫んだ。

515 :
榊原「有田さあああん!! 愛してるから助けてくれええええ!!」
二秒後、駆けつけた有田さんに殴られた水野が意識を失う。
そして窓から投げ捨てられた。コサック騎兵を二秒で始末したのである。
想像の限界を超えた化け物を前にし、恒一は震えるしかなかった。
榊原「あ……ありがとう有田さん」
有田「お礼なんて言わなくていいです。
   それにお礼を言うのはこっちのほうですよ。
   私に愛の告白をしてくれんだから……///」
鳴「はい、ちょっと待ってね。それはおかしいよ」
有田「え? なにか言った眼帯女?」
鳴「あなたは勘違いしてるようね。榊原君は水野君を撃退したいから
  あなたを利用しただけ。愛してるなんて嘘に決まってるでしょ。
  どこのモノ好きがあなたみたいな変態を好きになるの?」
有田「……ふぅん。ずいぶん言ってくれるんだね。ボッチのクソ女のくせに。
   見崎さんて<いないもの>になる前からボッチだったよね。
   影も薄いし、んだ方がいいと思うな」
鳴「……」ギロ

516 :
修羅場到来の瞬間であった。
これは恋愛的にも災厄的にも非常にまずい状況であり、
二重の意味での修羅場なのである。
水野と有田は禁忌を破ってしまい、いないものと会話しり
セクハラしたりした。今回の対策会議は赤沢さんが
主導で行ったわけだから、今一番ブチ切れていいのは彼女である。
赤沢「はぁ……。こうなったらおなじないの意味はないわね。
   分かったわ。対策委員の私が正式に認めるわ。榊原恒一君の
   いないもの設定を解除する。ただし条件が一つだけあるわ」
榊原「言ってごらん?」ニコ
赤沢「恒一クンにキスしてほしいの。皆の見てる前でね」ニコ
一同「……!!」ガタッ
またしても衝撃発言。クラス中がオーケストラの第四楽章を
聴き終えた後のように総立ち状態になってしまった。
榊原「赤沢さん。分かってると思うけどここは学校だよ?
   まさか君までおかしくなったんじゃないだろうね?」

517 :
赤沢「私は冷静よ。……過去にね。おなじないの効果が消えた瞬間に
   事件が起きたことがあるの。つまり、私たちはいつんでも
   おかしくないってこと。最後くらいは……わがままを
   言わせてもらってもいいでしょ?」
中尾「はあああああああああ!? いいわけねえだろ!!」
米村「榊原君は何人の女子といちゃつけば気が済むんだ!! 見崎さんの
   ことは遊びだったのかい!? そんなの全然フェアじゃないよ!!」
和久井「榊原君、早く爆発してくれ!! 君は全校生徒の敵だ」
杉浦「泉美。あんた対策委員でしょ。冷静になりなさいよ!!」
勅使川原「そうだぞ赤沢!! 勝手に<いないもの>設定を解除すんじゃねえ!!
     このままじゃマジで全員ぬぞ!!」
赤沢「いっそ皆ねばいいんじゃない? どうせバカの集まりだし」
望月「なんてことを言うんだ赤沢さん!! 自分のオナニー動画が
   公開されたからって自暴自棄にならないでよ!!
   君は仮にも対策係なんだよ!? 僕なんて盗んだ玲子さんの下着で毎日……ry」
中尾「あ、赤沢がねっていうなら……俺は本望だ……///」

518 :
小椋「あーうぜえ。もうダメじゃんこのクラス」
小椋さんは両足を机の上に投げ出す不良ポーズをとっていた。
両手を頭の後ろで組んでかったるそうにしてる。
二つ後ろの席にいある佐藤さんもすっかりやさぐれてる。
佐藤「真面目に授業けてたのに先生もどっかイっちゃうし。
   はあ、もうどうでもよくなってきた……」
絶望と恐怖。それを通り越した末にたどり着くのは『あきらめ』の境地。
そんなマイナス思考は生徒から他の生徒へと伝染していった。
多々良「もう何もかも終わりか。
    もっとフルートの練習がんばりたかったな……」ウルウル
猿田「多々良よ。わしも同じ吹奏楽部じゃ。ぬときは一緒にぬぞい」
多々良「猿田はなんかキモイからやだ」
猿田「」
王子「ぷっ…ぷほっぉおぉ!!」ゲラゲラ
こうして猿田の恋は終わりを告げたのだった。

519 :
榊原「ああああーー!! 君たち静かにしてくれ!!
   静まれバカどもがあああああああああああああ!!」
有田「はい。榊原キュン。静かにします」
榊原「あっ……? 足を舐めるのは止めて……///」
鳴(この女……いつのまに……)
川堀「榊原あああ、またラブコメするつもりかよ!!
   もうみんなぬかもしれねえってのによおおお!!」
辻井「見崎さんというものがありながら、有田さんに愛の告白を
   するなんて最低すぎる!! 榊原君は法廷で裁かれるべきだ!!」
まさに騒然とする三年三組。クラスメイトらが次々に騒ぎ始めたせいで
教室は揺れていた。響き渡る怒号。揺れる校内。
恒一の足を舐め舐めする有田さん。カオスの極みである。
松井「金木ちゃん。もう、うちのクラスダメになっちゃったみたいよ?」
金木「でもあたしたちには関係ないよね? ぬときは一緒ですもの。
   さあ、もっとキスしましょ?」

520 :
杉浦(レズカップルうぜえ。視界に入るとこでイチャラブすんな。
   でもまだよ……まだ終わってないわ。このクラスには指導者がいるもの……)
崩壊寸前のクラスにはまだ良心が残されていた。
女子のクラス委員(赤沢)はすでにダメになってるが風見は健在である。
品行方正で正義心の強い彼ならきっとなんとかしてくれる。そう信じてる者もいた。
そんなときであった。風見が机を強く叩き、怒号をあげたのは。
風見「みんな静かにしろ!!」
一同「!?」
風見「実は者がどうか判明させる分かりやすい方法があるんだ!!
   十中八九者はクラスの中に存在する!! 実は僕は桜木さんが
   んでから見崎さんのことを疑っていたんだ!!」
鳴「ふふっ。もしかして私が者だと思うの?」
風見「ああ。君が犯人だと思ってる!! だってどう見ても怪しいだろ!!
   事件の渦中にながらいつも冷静だし!! ださい眼帯してるし!!
   なにより雰囲気がミステリアスじゃないか!! あとパンツみせてくれ!!」
鳴「それって疑うにしては根拠が足りないと思う」
王子「そうだよ風見君。見崎さんを疑うなんて間違ってる!!」

521 :
榊原「人の嫁を勝手に犯人扱されちゃ困るよ、風見」
勅使川原「なにぃ? 今サカキからとんでもない発言が……」
てっしーが重要案件を読み上げるレーニンのような顔をしたのだが、
どういうわけか風見はスルーしてしまった。
風見「……そうだな。御託は終わりにするか」
メガネを外すと壇上にあがり、鳴と向き合った。
風見「もはや言葉を交わすことに意味はないよ。者かどうか。
   それは握手することで分かるそうだ。学園に古くから
   伝わる言い伝えだ。だが、ただ握手するだけでは
   芸がたりないと思わないか?」
鳴「ちょっと何を……!?」
彼は何を勘違い新たのか、その場で下半身を露出させた。
そして笑顔になり、見崎鳴に握手を求めたではないか。
差し出された変態の手を、鳴は握るつもりはなかった。
風見「どうしたんだい見崎鳴。僕と握手するのは嫌なのかな?」

522 :
鳴「変態さんと握手するのは無理かな。
  風間君て真面目そうな人だと思ってたけど」
風見「自分でも異常者の自覚はあるよ。全ては災厄が原因なんだ。
   桜木さんがんだのがどれだけショックだったか分かるかい? 
   彼女は将来僕と結婚する予定だったんだ。僕だってゆかり
   とポッキーゲームしたかったよ」
鳴「へえ? ふーん。あっそうなんだー。すごいね。
  どうでもいいけど早くズボン履いてよ」
風見「嫌だね。ズボンを履くくらいならんだ方がましだ。
   つーか君は人の話を全然聞いてなかったろ。泣くぞ?
   とにかく握手してくればパンツくらいは履いてやる。
   早くしないとこのまま君に射精するぞ」
榊原「あーその、風見君の特殊な性癖についてよく分かったから、
   とにかく話を進めよう。鳴は者じゃないよ。さっき僕と
   ポッキーゲームができたのが何よりの証拠だ。者は性(エロス)
   を求めない。タナトスの塊だからね。過去のアルバムに
   存在したミサキという生徒にもの影が付きまとっていた」
鳴「あの写真から分かったことは、彼が童貞だったということ」
勅使川原(なぜそんなことが分かる?)
猿田(こいつら絶対頭おかしいぞい)

523 :
榊原「そして風見君を見てくれ。彼は大衆の前で堂々と露出した。
   あきらかに熟練されてるプロの犯行だ。よって彼は童貞じゃない」
鳴「つまり風見君は犯人じゃないってことね」
前島(あいつ、優等生のくせに経験済みだったとは……)
水野(まさか桜木さんとぬ前にやってたってのか?
   クソ。あんなメガネに先を越されるとは……)
辻井(そして水野君はいつのまに生き返ったんだ? 転落したと思われたが)
水野の行動力はソビエト赤軍兵士並みだ。仮に上空三千メートルから
パラシュートなしで落下したとしてもにはしないだろう。
またしても余談になってしまった。それより問題はこっちだ。
風見(まじかよ。榊原の奴すげー適当だな。実は童貞なんだが……)
風見氏は内心冷や汗をかいてるが、もはや引き返すことは不可能。
根拠のかけらもない榊原理論によって非童貞の汚名を着せられてしまったのだった。
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオン!!
戦車の大砲のような轟音が鳴り響き、クラス中が黙ってしまった。
何が起きたのかと周囲を確認するクラスメイトたち。

524 :
轟音の正体は赤沢で、彼女の机だったものは拳で粉砕されていた。
彼女の隣の席だった前島はショックのあまり気絶してる。
赤沢「風見も恒一クンもいい加減して」
風見「」
榊原「」
そこにいたのはただの女子生徒ではなく鬼神だった。
その気迫は数多の戦線を潜り抜けた兵隊そのもの。
放たれるすさまじい気に耐えきれず、
指一本すら動かせなくなってしまったバカ二人であった。
赤沢「話を元に戻しましょう。私の言い分を聞いてもらうわ。
   私は恒一キュンと熱烈なキスをするの。
   そして結ばれるのよ。永遠の恋人としてね」
中尾(なんじゃそら。榊原早く爆発しろよ)
水野(あの二人がキスしたら再襲撃のチャンスだな。
   俺は見崎さんが手に入ればそれでいい)
信じられないことに、このソビエト出身の軍人は
まだ鳴をあきらめてなかったらしい。
そこまで鳴のことが好きなのか。

525 :
多々良(やっぱり赤沢さんには勝てないのかな……)
小椋(ふざけんな。私も榊原君のこと狙ってたのに)
有田(赤沢ふざけんな。でも口にしたらされる)
鳴「おい無能。ふざけんな。寝言は寝てから言えよバーカ」
時が、止まった。
あの鳴が暴言を吐いたのだ。この修羅場の中で。
昇降口にすれ違った生徒に朝の挨拶をするようにさわやかに。
あるいはNHKのアナウンサーが天気予報を読み上げるようだった。
凍りつく教室内の雰囲気。赤沢派の中尾や勅使川原などは
鳴の勝手な発言に苛立ちすら感じていた。
触れれば爆発するとわかってる危険物になぜ自ら触れようとするのか。
赤沢は無表情で鳴を見つめたまま拳を握りしめ、震えていた。
それは活動を起こし始めた火山のようなものだろうか。
人が出てもおかしくないほどの修羅場だ。
おまじないが解けてからまだ災厄は起きてないが、すでに
この状況自体が災厄といえる。もしくは人災である。

526 :
怒鳴りたいのを我慢し、赤沢は努めて冷静に発言した。
赤沢「あら、何か聞こえたわね。見崎さん。今言ったことを
   三秒以内に訂正したら生かしてあげてもいいわよ?」
鳴「ねよ無能」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
今度は教卓だった。赤沢の強烈な蹴りで吹っ飛んだ。
ものすごい勢いで壁を貫通し、廊下まで飛んでった。
榊原「」
風見「」
バカ二人組は恐怖のあまり動けない。口もだ。
さすがに空気を呼んだ風見氏もパンツくらいは
履いておこうと思ったのが、勃起したまま固まって動けない。
有田「赤沢さんが怖いよぉ榊原君……」
赤沢・鳴「!?」
なんという事態だ。有田さんは恒一の腕を取り、しがみついてるではないか。
ついさっきまで恒一から強引に奪った上履きを舐めていたのに。
まるで獰猛な獣におびえてる無垢な少女のような瞳で恒一に甘えてる。

527 :
赤沢「有田さん。複雑骨折したくなかったら今すぐ恒一君から離れて」
有田「ふぇぇ。あの人怖いよぉ。助けて榊原君」
榊原「は……ははは。なんだこの状況は……?」
鳴「……」
鳴は有田さんのぶりっこな態度に不快感を示していた。
彼女の許可なく恒一に近づく女はすべて敵である。
有田さんのいけないところは、恒一の足を勝手に
ぺろぺろしていたとこだった。実は鳴もそういう
変態プレイはためしたことがなかった。
突然だが、水野が奇襲に出た。
水野「見崎さん、しゅきだああああああああああああああああ!!」
鳴「なっ……」
人間離れした跳躍力を見せ、ついに鳴を押し倒すことに
成功した水野。実は三年になった時から
密かに思いを寄せていた鳴をついに組み伏せたのである。
米村「おい水野、なにしてんだ君はああああ!!」

528 :
辻井「ああっ!! 倒れたときに見崎さんのパンツが見えた!!」
王子「おいおい。シャッターチャンスじゃん!! 誰かカメラとか持ってないの!?」
風見「ふむ。これはどう収拾をつけたらいいのか分からないぞ」
榊原「とりあえず下半身をしまおうか」
風見「そうだね。ん?」
風見は脱いだはずのパンツやズボンが消えていることに気づいた。
几帳面な彼は常に脱いだものは机の上に置いてあったはずなのだが。
彼の消えた衣類は永遠の謎である。
有田「さあ榊原君。そろそろ私とキスしましょう?」
恒一「断固拒否する!!」
有田「えっ」
恒一「もう君たちには失望した。このクラスにはもう少しまともな奴が
   いると思ってたんだけどな。こうなったらみんな消えてしまえ」
鳴「榊原君。もしかしてあれを使うつもり?」

529 :
恒一「そのとおり。あれだよあれ。とっとと使って終わりにしよう」
指摘したのは鳴が隠し持っていた爆弾のスイッチだった。
爆弾はクラスメイト全員の椅子の下に仕掛けられていた。
(鳴が昨夜密かに設置しておいた)
恒一「みんな僕の決断を許せよ。災厄を止めるにはこの方法しかなかったんだ!!
   鳴、有田さん。君たちとは天国で愛し合うことにするよ!! 今だ鳴!!」
鳴「ぽちっとな」
全員「うああああああああああああああ!?」
教室のいたるところで爆発が発生したか思うと、大爆発に変わり、
盛大に吹き飛んだ。文字通り盛大に吹き飛んだ。呪われていたのは、
この三年三組というクラスそのもの。呪われる対象がいなくなれば災厄の出番もない。
彼らは全員天国に召され、向こうの世界で幸せな生活を送ったのだった。
                         おしまい

530 :
筆者のあとがき
自分で言うのもなんだが、駄文にもほどがあった。なぜこのような
作文を投下したかというと、練習のようなものだ。次作のための
ウォーミングアップともいえる。次は真面目な作品を書いて投稿するつもりだ。
次作はまだ構想中だが、多々良さんや小椋さんを中心に書きたいと思ってる。
エロ描写はもちろん書く。そして台本形式は今後は控えるようにする。
無駄に長い内容だったが、最後まで読んでくれた人がいたら感謝する。
ではまた会おう

531 :
GJ!お疲れ様でした!

532 :
テンションたけえなあw
GJ!

533 :
いやー面白かったわ 展開はちゃめちゃなのにな
センスあるわ

534 :
書き込み少ないエロパロスレのくせに、長編がバンバン投下されて俺得w

535 :
エロSS書く→むらむらして抜く→しばらく続き書けなくなる
いつもこの連鎖

536 :
あー、『災厄を止める一つの方法』の作者です。
新作ができたので一話だけ投下しようかと。
全話合わせるとかなりの長編になると思いますが、
どうかお付き合いください。
※エロあり キャラ崩壊あり ギャグあり
 前作の設定を踏襲してる部分もあり
そして肝心のエロ展開なのだが、三話以降に入る予定だ

537 :
第一話
榊原恒一がいないものになってから一週間が過ぎたころだった。
彼は自らの立場を利用して女子にセクハラまがいのことをするようになった。
その日の三組では国語の授業が行われていたのだが、
恒一は何食わぬ顔で途中参加したのだ。
「あー。今日もいい天気だなぁ」
堂々と音を立てながら扉を開く恒一。クラス中が戦慄した。
(サカキの奴……また何かしでかすつもりか……)
勅使川原は教科書の裏に隠して読んでいた雑誌を落としそうになった。
常にチャラけた雰囲気を持つ彼でさえ緊張してしまうのだから、
よほどのことである。
「うん。今日は実にいい天気だ」
恒一は無駄口をたたきながら右端の列を歩く。
多々良さんの席へ向かっていた。

538 :
(榊原の奴め……やはり多々良にちょっかいを出すつもりじゃな……)
猿田はペンを強く握りしめていた。
件の恒一は、うつむいて視線を合わせないようにしてる
多々良の横でぴったりと止まる。
「……あのさ。好きだよ多々良さん?」
「……っ!!」
「転校してから君のことしか見てなかった。それくらい好きなんだ。
 東京にいたときでもこんな気持ちになったことは一度もなかったよ?」
「……」
「めぐみ。愛してる」
まさにやりたい放題だった。衆人環視の中告白され、赤面してる多々良。
しかし相手に言い返すこともできず、どうにもならない。
(あのバカ。いい加減にしなさいよ。多々良さんだって嫌がってるでしょうが。
 やっぱりいないものの選定を間違えたんじゃないかしら。あとで泉美と相談しなきゃ)
杉浦は小姑のような顔をしながらそう考えていた。
今回のいないもの制定会議は対策係の赤沢が主導で行った。

539 :
従って今回の事態は赤沢に責任の一端があると言っていい。
だが、問題は他にもあった。
(言い返せない自分が悔しい。私だって本当は榊原君に自分の気持ちを伝えたい……)
実は多々良は恒一のことが嫌いではなかったのだ。
彼に告白されたのは今回が三十八回目だが、(彼女は正確に数えていた)
恒一がいないものじゃなければオーケーしたい気持ちでいっぱいだったのだ。
「従ってこのような表現方法を擬人法といいまして……」
久保寺先生が黙々と授業を進めるが、授業など誰も聞いてなかった。
このクラスには多々良のファンも多いから、
榊原を排除したいと思ってる輩もいる。
たとえば赤沢派や勅使川原は現状に少しほっとしていた。
恒一の魔の手が赤沢まで及んでなかったからである。
恒一はなぜか多々良に執着し、国語の時間のたびに教室に現れては
告白を繰り返す奇人となっていた。それ以外の授業は
全てボイコットしており、行方が分からない。
以前は見崎鳴と行動を共にしていたが、彼女の姿もすっかり見なくなった。

540 :
恒一のバカはまだ茶番を続けてる。
「多々良さんの顔、真っ赤になってるよ。かわいいなぁ。
 まあ誰だって面と向かって告白されれば動揺するよね。
 やっぱり迷惑だったのかな? でもごめんね。僕の気持ちは止まらないんだ。
 だってこんなにも多々良さんのことを愛してるから」
(……榊原君。本当は私だってあなたのことが……)
ちなみに、そんな彼女の気持ちを鬼畜恒一が知るよしもなかった。
彼が多々良に告白してるのはただの暇つぶしだった。
いないものになってからイタズラの楽しさを覚えたので、
やれるだけのことはしてやろうと思ったのだ。
あいにくこのクラスは美人ぞろいで誰をターゲットにするか
迷いに迷った末、特に顔のいい多々良に決定したのだ。イタズラといっても
こうやって授業中に告白するだけだ。性的なイタズラはしてない。
とにかくこのままの状態ではどうしようもない。
久保寺先生は自分の授業でラブコメされてることに
相当ご不満のようで、チョークを持つ手が震えてる。

541 :
ちなみに彼は恒一の告白シーンで三回くらい壁パンしていた。
壁は先生の血でにじんでいる。
未婚者としては恒一の行為が許せなかったのだろう。
このように授業に支障が出てる以上、
なんとかしなければならないのは赤沢だ。
放課後になって全員を招集した赤沢は、榊原の処遇について検討会を開いた。
「みんな、部活とかで忙しいところ集まってもらってありがとう。
 今日はみんなの知ってのとおり、いないものについて話し合うことにするわ」
壇上に立ち、クラスメイトらを一望する。誰もが深刻な顔をしていた。
いないものとは一種のおまじないだが、全員の命に係わることだけに、
重要な問題だ。赤沢はそのまま話を続ける。
「はっきり名前を出せさせてもらうけど、榊原恒一君をいないものにしたのは
 間違いだったと思ってるわ。彼は現状を楽しんでる。次から次へとセクハラ発言を
 繰り返してるんだもの。もはや異常よ。異論のある人はいる?」
クラス中を見渡すが、不満そうな顔をしてる者は一人もいなかった。
赤沢の横に立ってる男子のクラス委員の風見が話を引き継ぐ。
「うむ。そこでいくつかの案があるんだが、榊原君を解除したとして、
 彼の代わりにもう一人いないものを任命するか、それとも
 いままで通り見崎さんにだけに続けてもらうか。どっちがいいと思う?
 意見のある人は挙手してくれ」

542 :
その後、様々な意見が出されたが、恒一の精神を破壊したのは
強制ボッチ化によるストレスが原因という考えでまとまり、
これ以上いないものを増やすのは逆効果だと判断された。
普通の人間ならボッチに耐えられるほどの強い精神力は
持ってないからだ。むしろ普通に耐えている鳴のほうが特殊だと考えれた。
その結果、いないものは見崎鳴のみとし、
恒一のいないものは解除されることが決定された。
翌日、昇降口で待っていた赤沢が恒一に先日の会合の結果を話した。
「榊原君。今日からあなたのいないもの設定を解除するわ」
「なんだって……!?」
「驚くのも無理はないと思う。でも結果的にあなたをいないものに
 しても災厄が止まる保証はない。昨日クラスで話し合って決まったことだから
 全員に話は通ってるわ。もうあなたを無視する人はいないから安心してね。
 ……きっと私のことを恨んでるでしょうけど許してほしいの」
赤沢は義理堅く頭を下げるが、恒一は動揺してそれどころじゃなかった。
彼が覚えてる限りでは多々良に三十回くらい告白してしまったのである。
(実際は四十回近くいってるが、まあどうでもいいだろう)

543 :
クラスメイトと普通に話ができるようになったのはいいとしても、
多々良に嫌われるのは確実と思われた。
あれだけの羞恥プレイを繰り返したのだから無理もない。
実際多々良は恒一のことを嫌ってはいなかったのだが、そのことを
当の恒一が知るはずなかった。赤沢はシマウマのような顔をしてる
恒一を心配そうに見つめていた。
「顔色が悪いわよ榊原君。やっぱり怒ってる?」
「い、いや。別になんでもないんだよ。ただちょっとびっくりしててさ……」
「対策係の私としても申し訳ないと思ってるわ。あなたは転校早々
 事件に巻き込まれていないものにされてたんだからね」
「気にしないでくれ。僕はそんな細かいことを気にする人間じゃないよ。
 それに赤沢さんだってクラス全体のことを考えてやった行動だもんね。
 赤沢さんは真面目だし、よくがんばってると思う」
「ありがとう。恒一クンって優しいのね」
「あっ。今名前で……」
「うん。これからは下の名前で呼んでもいいかな?」
「好きにしていいよ。これからはよろしくね赤沢さん」

544 :
これにて赤沢と和解することに成功した恒一であった。
しかし彼の懸念事項は全く消えておらず、どの顔をして
多々良と会えばいいのか分からなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
赤沢と共に教室の扉を開く。いないものを解除されたので
みんな仲良く接してくれると思ったのだが、大間違いだった。
何人かのクラスメイトの視線が痛かった。あきらかに変態や不審者を
見る目で見てきたのだ。まあ今までやってきたことを考えれば当然だが。
まずちょっかいを出してきたのが中尾だった。
「おい赤沢!! なんで榊原と一緒に登校してきてんだよ!!」
「さっき昇降口でたまたま会っただけよ。昨日の会合についても話をつけたところ」
赤沢がそっけなく答えるが、今度は猿田がかみついた。
「それより榊原よ。おぬしは多々良にさんざん迷惑をかけておいて
 よく平気な顔して教室に来られるな」
「……仕方ないだろ。僕だってみんなに無視されてストレスがたまってたんだ」
「ふざけんじゃねえぞ榊原!! だからって女子にセクハラしていいと思ってんのか!!」
またしても中尾が怒鳴る。今までのうっぷんがたまっていたのだ。

545 :
それに対して今度は英国紳士の精神を持つ米村が反論する。
「まあ落ち着いてくれよ中尾君。榊原君だって何も知らされずにボッチに
 されてたんだから怒るの無理はないだろう。たしかに多々良さんに
 愛の告白をしたのはどうかと思うけど、一方的に榊原君を責めるのはフェアじゃない」
赤沢もその案に乗る。
「私も同感ね。もともと恒一クンをいないものに決定したのは私の責任だし、
 責めを負うとしたらむしろ私の方じゃないの中尾?」
「う……そ、それは……その……」
中尾が言いよどむ。赤沢が大好きなので反論しようがないのだ。
(恒一クンだと……? なぜ親しげな呼び方をしてるんだ?
 あの二人に何があったんだ?)
勅使川原が疑問を抱いたが、言い出せる雰囲気じゃなかった。
これ以上もめ事を増やすのはよくないと思ったのだ。
ここで風見がクラスをまとめようと声を張り上げる。
「あーーー。みんなそれぞれ言いたいことがあるのは分かる!!
 だが、もう終わったことじゃないか。榊原君だって転校してから
 悩むことも多かっただろうし、ここはひとつ水に流そうじゃないか!!
 さあ榊原君、多々良さんに一言だけ謝ってくれないか」
「そ、それでいいのか? 謝るだけで許してくれるかな?」

546 :
「大丈夫だ!! 多々良さんならきっと大丈夫!! そうだよね多々良さん!?」
不安そうな恒一を説得し、いきなり多々良に話を振った風見。
空気を呼んで強引に榊原と和解しろと命じてるようなものだ。
「……その……私はね……」
赤面してる多々良氏は席を立ち、恒一と向き合った。
恒一はで遺族と対面した被告側のような心境だった。
(くっ……こうして面と向かって話すと緊張するなぁ。
 もう何を言われても大丈夫なように覚悟はできてるよ多々良さん。
 さあ、どんな罵詈雑言でも遠慮なく口にしてくれ)
「全然嫌じゃなかったです。私もずっと前から榊原君のことが好きでした」
「えっ?」
榊原に続き、クラス中が唖然とする事態となってしまった。
多々良の本音がついに暴露されたのだ。
(なんだと……? 多々良さんが僕のことを好きだって?
 やばいぞこれは……実は遊びのつもりで多々良さんに告白してたなんて
 知られたらフルートでボコボコにされそうだ……)

547 :
前述したが、恒一はストレス解消の一環として告白キャンペーンを
実施してたのだ。多々良のことは美人だと思うが、まともに話したことも
なかったので恋という段階には至ってなかった。
「気持ちは嬉しいよ多々良さん。でもあの時の僕はちょっと気がおかしく
 なっててさ。勝手な話なんだけど今すぐ返事をすることはできないんだ。
 もう少しだけ時間をくれないかな。真剣に考えてから返事をしようと思う」
「……そうですか。あんなに愛の告白をしてくれてたのに残念です」
多々良が視線を落とした。同時に瞳からわずかに光彩が失われたのが分かった。
(これは意外な展開になったわ。多々良さんが恒一クンのことが好きだったなんて
 テロ事件並みの衝撃じゃない。まさかクラス随一の美人が恒一クンのことを
 狙ってたなんて想定の範囲内だわ。早くつぶしておかないと……)
赤沢さんはぷるぷる震えていた。強烈なライバルが出現したことに戦慄したのだ。
「でも榊原君って赤沢さんとは仲良さそうですよね」
「なっ……。いや赤沢さんは対策係だし……」
「それって関係あるんですか? それに赤沢さんに下の名前で呼ばれてるのも
 おかしいですよね? 普通恋人通しじゃないと下の名前で呼びませんよね?
 私のこと愛してるって三十回くらい繰り返してましたけど、
 あれは嘘だったってことになるんでしょうか?」
「あの、多々良さん。もしかして怒ってる?」

548 :
「怒ってませんよ。質問してるだけじゃないですか」
「……」
「どうして黙ってるんですか? それはやましいことが
 あるって受け取ってもいいんでしょうか?」
恒一は隅っこに追いやられてラッシュを喰らってる、
敗戦寸前のボクサーが脳裏に浮かんでいた。
情けないボクサーは恒一で、猛ラッシュしてる
多々良の拳を避けきれなかった。左右から連続フックを
決めてくる多々良の拳は重く、動きが見きれないほど早かった。
すでに恒一の足はガクガク震え始めてる。
そんなボクサーを助けるため、赤沢がフォローに入った。
「問い詰めるような真似は止めなさいよ多々良さん」
「邪魔しないでください対策係さん。
 私は今榊原君と話してるんです」
「いいから話を聞きなさい。
 榊原君と私は付き合ってないから安心して。
 彼とは転校してくる前に会ったことがあったのよ。
 それで少しだけ仲がいいってだけ。あくまで友達よ」
会ったことがあるのは事実だが、恒一としてはそこまで仲がいいと
思ってなかった。だが、窮地を救ってくれたこと自体には感謝していた。

549 :
何様のつもりなのか知らないが、多々良はやたら偉そうな態度だった。
赤沢も内心キレていたのだが、表面上は冷静さを保っていた。
とにかくこれで朝の騒動は終わった。
クラスメイトたちの大半は恒一を暖かく迎え入れてくれた。
今まで内緒でいないものにしたことや無視したことなどを謝罪してくれた。
特に王子や米村などは気のいい奴で、恒一も気に入った。
勅使川原や風見も友達思いのいい奴なので悪くなかった。
女子でも綾野や江藤や有田など、何人かの人は気さくに
話しかけてくれたのでうれしかった。
一方で恒一を敵視するグループも存在した。
中尾、猿田、水野らである
左から順に赤沢派、多々良派、見崎派に属する者たちであり、
彼女らとイチャイチャしてた恒一をすでに敵とみなしていた。
関係ないが、水野は重度のロリコンで貧乳愛好者だった。
中尾は密かにリア充対策係を設立。三人を初期のメンバーとし、
新たに人員を募集。その結果、三神先生大好きの望月も参加することなった。
イケメンリア充の榊原の魔の手は教員にまで及ぶ可能性ありと考えられたのである。
恒一はクラス内で妙な派閥が出来てしまったことに
不安を感じつつ、刺激的な新生活が遅れることを喜んだ。

550 :
☆☆☆ >>549は投稿ミス 多々良のセリフが抜けていた。↓修正版
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「そうですか。よく分かりませんけど、とりあえず勘弁してあげます。
 榊原君。あとでちゃんと返事聞かせてもらいますからね」
何様のつもりなのか知らないが、多々良はやたら偉そうな態度だった。
赤沢も内心キレていたのだが、表面上は冷静さを保っていた。
とにかくこれで朝の騒動は終わった。
クラスメイトたちの大半は恒一を暖かく迎え入れてくれた。
今まで内緒でいないものにしたことや無視したことなどを謝罪してくれた。
特に王子や米村などは気のいい奴で、恒一も気に入った。
勅使川原や風見も友達思いのいい奴なので悪くなかった。
女子でも綾野や江藤や有田など、何人かの人は奇策に話しかけて
くれたのでうれしかった。
一方で恒一を敵視するグループも存在した。
中尾、猿田、水野らである
左から順に赤沢派、多々良派、見崎派に属する者たちであり、
彼女らとイチャイチャしてた恒一をすでに敵とみなしていた。
関係ないが、水野は重度のロリコンで貧乳愛好者だった。
中尾は密かにリア充対策係を設立。三人を初期のメンバーとし、
新たに人員を募集。その結果、三神先生大好きの望月も参加することなった。
イケメンリア充の榊原の魔の手は教員にまで及ぶ可能性ありと考えれたのである。

551 :
恒一はクラス内で妙な派閥が出来てしまったことを恐れつつも、
刺激的な新生活が遅れることを喜んでいた。
しかし災厄はまだ終わっていない。
すでにクラスでは桜木と高林が亡き者になっているのだ。
(めんどくさいクズ達もいるようだが、奴らだって運命共同体か。
 僕は絶対になないぞ。誰を犠牲にしてでも絶対に生き延びてやる。
 事件のどさくさに紛れて中尾たちをしておけばいいや)
主人公とは思えなないクズ発言である。
はたして、これからどのような生活が待っているのだろうか。
二話では彼がクズ化してしまった経緯を書こうと思う。
                         第二話に続く
                         
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
筆者のあとがき
各話ごとにこのくらいの長さでまとめていこうかと考えてる。
全部で何話にするのかはまだ決めてないが、キリのよさそうな
ところで終わらせようと思ってる。グダグダになるのは嫌だからね。
ちなみに二話は少しつまらん話になるかもしれんが勘弁してくれ。
おもしろくなるのは三話以降だ。いずれ小椋さんも絡んでくるから
楽しみにしててね。それじゃあ次回の投稿でお会いしましょう!!

552 :
あーーーー、第二話と三話ができたので投稿させてもらう!!
はっきりいって完全に自己満足の落書きになってしまったことを
最初に謝罪する!! だが俺は震える手で書き込みボタンを押したのだった

553 :
第二話
第二話
※この話は回想である。恒一がクズになってしまった経緯を書いていく。
その日は恒一がいないものに任命されて初日のことだった。
当初彼は、なぜクラスメイトらに無視されるのか理解できなかったが、
いないものされたことを鳴から聞き出し、その場で激怒した。
「僕がいないものだって!? いないものってなんだよ!!
 そんな科学的根拠のかけらもないおまじないで、
 災厄とやらが防げるって本気で思ってんのか!?
 ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
恒一の怒声が屋上に響き渡る。
鳴は、ここが廊下じゃなくてよかったと思っていた。
怒りに我を忘れた恒一の怒鳴り声はすごい迫力だった。
今は昼休み。鳴と恒一は今日も一緒に昼食を食べていたのだ。
屋上は彼らの安息の場所だった。ここにいれば誰の邪魔も入らないからだ。
いつものように食事をしながら鳴が恒一の質問に答えていたら、
このような有様になってしまったのだ。

554 :
「しかもあいつら僕に災厄のことを一言も教えてくれ
 なかったじゃないか!! 勝手に僕をいないものにするなんて
 一方的すぎる!! こんな仕打ちはあんまりだろ!! 
 フェアじゃない!! 全くフェアじゃないぞおお!!」
このまま教室まで殴り込みに行きかねない雰囲気だ。
彼の背後に燃え盛る火炎が見えるような気がした。
「あ……あの。榊原君。これはクラスの決め事だから
 仕方ないことなの。みんなだって好きで榊原君を
 無視してるわけじゃないの」
鳴の説得に対し、恒一の反応は淡白だった。
「……は?」
ふざけるな、とでも言いたげな視線だ。
「おい見崎。君はみんなに無視されてくやしくないのか?
 僕は勅使川原や和久井に話しかけても全部無視されたんだぞ。
 他の奴らも目線すら合わせてくれなかった」
「私は我慢してるわ。それに嫌だって言ってもしょうがないことでしょ?
 もう今年の災厄は始まってるのよ」
「確かにうちのクラスから犠牲者が出たよな。でも僕は耐えられないぞ。
 僕はいじめとか大嫌いなんだ。こんなみじめなことをされるくらいなら
 んだほうがましだ」
迷いのない口調だった。恒一の怒りは相当深いことがわかる。

555 :
本来なら勉学やスポーツに使われるべき若き情熱を、
いったいどこへ向けようとしているのか。
恒一は一瞬だけ恐ろしく冷たい表情をしてから
すぐ冷静な表情に戻り、歩き始めた。
「待って。どこ行くの榊原君」
「教室に戻るんだよ。邪魔だからあまりついてくるな」
鳴は軽いショックを受けた。今までの恒一は過保護といえるほど
鳴にべったりくっついてきたのに、手のひらを返されてしまった。
まるで引き寄せあっていた磁石が離れていってしまうかのように。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
恒一が教室の扉を開けると、ざわついていた教室が静まり返った。
誰もが恒一と目を合わせないようにあさっての方向を向き、
気まずそうにしている。
恒一は舌打ちしながら席に着いた。
五時間目は英語だった。適当に教科書を机に並べ、
頬杖を突きながらクラスメイト達を観察し始めた。
この時点ではクラスメイトたちが屑の集まりにしか思えなかった。

556 :
都会から来た恒一にとって呪いやオカルトの類はにわかには
信じがたかった。先月女子のクラス委員長だった桜木が亡くなった
ことだって何かの偶然が重なった結果だと思っていた。
続いて鳴も入ってきたが、恒一に話しかけずに自分の席に座ったのだった。
恒一は真面目に授業を受けたのだが、先生から指名されることもなく、
本当にいないものとして扱われ、その日の下校時刻をむかえた。
恒一は誰にも話しかけることなく直帰し、自宅でも叔母の玲子に
無視されたことに激怒しそうになったが、なんとかこらえた。
親しい人に無視されることが、どれだけ人の心を傷つけるか
想像してみるといい。それが思春期の少年だとしたら計り知れないものだ。
仮にここが実家だったら、暴力沙汰の事件の一つや二つは起こしてたのかもしれない。
しかし恒一という人間は実に面白くできていて、怒りが頂点に達すると
逆に冷静さを取り戻すのだった。
今彼が考えてることは、明日どうやってクラスメイトたちを
困らせてやるかということだった。できれば暴力はふるいたくなかった。
例えば授業中全裸で教室内をマラソンしてもいいのだが、さすがに
公序良俗に反するのでためらってしまった。どうするべきかと
一晩寝ずに考えた。気が付いたら朝日が昇る時間となってしまった。

557 :
おばあちゃんが作ってくれた朝食を食べ終え、だるそうに玄関を開ける。
すると、なぜか見崎鳴がいたので軽い衝撃を受けた。
約束もしてないのに朝から迎えに来てくれたらしい。
「おはよう榊原君」
「……なんでここにきた? もうついてくるなって言ったろ?」
「昨日すごく怒ってたみたいだったから心配したの。
 今日は一緒に登校しようよ」
「ふん。まあいいか。今日だけだからな?」
不機嫌そうに言う恒一にこくりとうなずく鳴。そして並んで歩きだす二人。
遠目から見ればカップルにでも見えたかもしれない。
実際は両者ともクラスからハブられてる情けない関係なのだが。
恒一はこれからクラスという閉鎖社会で孤独と
戦わなければならないのだ。
「榊原君には私がいるから寂しくないでしょ?」
鳴がそういってはげましてくれるのだが、
不幸に抗うことをしない彼女のことを恒一は嫌い始めていた。
(鳴をストーキングしたのが間違いだったんだな。
 顔が好みだったからほいほい話しかけてしまった。
 だってしょうがないだろう? あの時点で鳴がいないものだって
 気づかなかったんだから。もうこいつとは関わらないほうがいいな)

558 :
なんとも自分勝手な考えかたである。この時点でかなりのクズだ。
「榊原君。さっきから考え事してる?」
「そうだよ。うっさいからちょっと黙っててくれ」
「……ごめんなさい」
せっかく心配してくれた鳴に対してもこの態度。
筆者がいうのもどうかと思うが、これのどこが主人公なのだろうか。
まあそれはいい。
恒一は運命だからとすべてを諦めるべきじゃないと思っていた。
対策係の赤沢はクラスのリーダー的存在だ。恒一を采配する
権利は彼女が有してると言っていい。
恒一は、まず自分が事件について無知なことを自覚していた。
事件に関わることはすべて見崎鳴から聞き出しただけで
自分から調べてはいなかった。
鳴によれば、赤沢は人をおとしめるような真似はしない性格とのこと。
従って今回の采配は、クラスメイトの生存という目的のために
恒一という個を犠牲にしたということ。

559 :
彼は図書室に行ってよく研究した。いないものというまじないは
強い強制力を持っていることを知り、これを逆利用できないかと考えた。
千曳さんからも知ってるだけの情報を教えてもらい、
ついに行動に出る決心をした。           
(榊原君が私から離れていく……どうして離れていくの?
 せっかく仲良しになれたと思ってたのに……)
一方で鳴が暗い感情を内に秘めていたことなど、
この時点の恒一には知る由もなかった。
                   
                      第三話に続く
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あとがきという名の落書き
続いて第三話を投稿させてもらう!!
読んでくれてる人がいるのか知らんが、
ノンストップで飛ばしていくぜ!!

560 :
第三話
翌朝、恒一は不測の事態にあってしまった。
家の玄関を開けると見崎鳴が待っていたのだ。
軽く無視して歩き出したところ、

「今はいないものだから何をしても自由だよね?」
抱き着かれてしまったのだ。幼児が親に甘えるように両手で
しがみつかれている。以前の鳴とは別人のように積極的である。
「榊原君ってあったかいね。もっとぎゅっとしちゃうね?」
恒一は怒鳴り込んでやりたかったが、彼女はいないものだから
話すことはルール違反だ。クラスの決め事は守るようにという
独身教師の言葉を思い出す。
あいにく恒一は多々良さんにどう返事をしたらいいかで
頭がいっぱいなので、眼帯少女の世話をしてる余裕はない。
「くんくん。いい匂い。榊原君の匂いだ」
どうにもならないのでそのまま歩き出したのだが、
しがみついてる鳴を引きずりながらのカオスな状態になってしまった。

561 :
校門に近づくと多くの生徒たちにじろじろ見られてしまった。
まあこの状態では無理もないだろう。
まるで等身大の人形を引いてるかのようである。
「榊原君。引っ張られるの疲れたからおんぶして?」
恒一はボディに一発食わらしてやりたい衝動にかられたが、
「してくれないと多々良さんにこのことばらすよ?」
という一言により陥落。多々良は嫉妬深いから
鳴と一緒に登校したことが知られれば、
また敗戦直前のボクサー状態になってしまうだろう。
恒一は無言でしゃがみ、鳴が乗ってくれるのを待った。
すでに校門が目の前にある。登校中の生徒たちに
見られて笑われていたが、鳴は完全にスルーしていた。
恒一は屈辱の極みの中にいた。
かつて自分のイタズラの被害にあった多々良も
同じような気持ちだったのかと思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
「おはようございます榊原君。なんだか疲れてますね」
昇降口で多々良と会ってしまう。どうみても待ち伏せだ。
「おはよ多々良さん。なんか今日は宇宙人か何かが僕の背中に乗ってる
 気がするんだ。なぜだろうね。身体が重みを背負ってるようなんだ」

562 :
「不思議な現象ですね。関係ないですけど私って吹奏楽部ではフルートを
 演奏してるんですよ。フルートって結構筋力を使うから鍛えられてまして。
 ちょっとボディブローの練習してもいいですか?」
「え?」
きょとんとする恒一をよそに、鳴に向けて重いボディを放った多々良。
無防備だった鳴の脇腹に突き刺さる拳。
その衝撃はもはや激痛を通り越した。
鳴は床に倒れてごろごろ転がっていた。
「どうですか榊原君。少し背中が軽くなった気がしませんか?」
「うん。すごく動きやすくなったよ。ありがとう多々良さん」
恒一はさわやかな笑顔でそう答えながら、多々良の頭を撫でる。
急な出来事なので多々良が反応に戸惑った。
「あっ……」
「ご……ごめんね。嫌だったよね急に頭を撫でるんなんて……」
「そんなことないです!! むしろ……うれしかったです」
「じゃあ、もっと撫でていいかな?」
「はい……」

563 :
髪を傷めないように慎重に撫でていく。
多々良は顔を赤くしながらじっとしていた。
当たり前だが登校時間なので多数の生徒に見られてるわけだが、
すっかり二人だけの世界に入ってるのだから始末に負えない。
「おい。他の生徒が見てるんだぞ。ラブコメは教室でやれよ」
通りかかった風見に注意される。
確かに彼らのやってることは不純異性交遊かもしれない。
クラス委員としては当然だろう。
ちなみに、床で転がってる鳴につていは華麗にスルーした風見。
いないものはスルーするのが最良にして唯一の選択だ。
だが鳴の執念は深く、痛い目にあってもまだ恒一のことを
諦めてなかった。それは授業中にも発揮された。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その日の一時間目の授業にて、鳴は恒一の隣に座っていた。
席順的には恒一と、その隣の望月の間に位置する場所に
椅子を持ってきていた。
望月が不審者をできるだけ見ないようにしながら文句を垂れた。
「ねえ榊原君。なんか違和感を感じない?」
「うん。そうだね。なんか隣に誰かがいるような気がするよ」

564 :
遠まわしに鳴のことをうざがっていた二人だが、個人名は口にできない。
鳴は恒一にしがみつき、密着していた。まるでコアラのようだ。
(ちくしょう……眼帯のクソチビが……
 誰の許可を貰って恒一キュンの隣に陣取ってんのよ……)
赤沢は頻繁に斜め後ろを振り返り、
鳴に睨みをきかせていたが効果がなかった。
(一日は行動不能にできるほどの一撃だったはずだけど、
 もっと強く打つべきだったかしら?)
多々良も後ろを振り返りながら、次は強烈なストレートでも
お見舞いしてやろうかと考えていた。
そんな調子で午前中の授業が終わり、あっという間に昼休みになった。
「ああああああああああああああ!! 俺はもう我慢できないぞ!!」
水野がほえる。
「赤沢あああ!! 提案がある!! いないものを解除しよう!!
 このままじゃクラスがめちゃくちゃになっちまうよ!!」
彼は見崎スキーだ。恒一にだいしゅきホールドしてる
鳴を見るのが辛かったのだろう。

565 :
「俺も同感だぜ!! なぜだか今日は榊原を見てると無性に腹が立つんだ!!
 赤沢!! もうおまじないなんかに期待するのは止めよう!! どっちみち
 呪いの効果なんて詳しいことは分かりはしないんだ!! ぬときはぬんだよ!!」
中尾も同意した。
「あのー。私も同意見です。ぶっちゃけおまじないって根拠が
 あまりないですよね。過去の事例を見ても絶対に者が
 減るって保証もないですし。現に桜木さんとか無くなったじゃないですか」
なんと有田も賛同してるではないか。しかも鳴を見る目に意が宿ってる。
「そうね。私も実はずーっと同じことを考えていたのよ。風見君も文句ないわよね?
 今この瞬間を持って見崎鳴のいないもの設定を解除するわ!! 反論は認めない!!」
赤沢が勝手な提案をするのだが、なぜか反対者はどこにもいなかった。
理由は簡単で、だいしゅきホールドを発動させた鳴のことが
うざさ百パーセントで全員ブチ切れ寸前だったのだ。
教室でラブコメしたのだから当然だろう。
鳴はそんな彼らの心情など知しるかという感じで榊原に話しかける。
ちなみに今もだいしゅきホールドは解いてない。
「やったよ榊原君。これで私も堂々とお話しできるよ。うれしいでしょ?」
「……」
恒一は目を閉じて瞑想していた。これからどうするべきか考えていたのだ。
ここで下手な受け答えをしたら、級友どもに刺されかねない。
特に水野が不審な動きを見せているのが気になった。

566 :
「ねえ榊原君。聞いてる? どうして無視するの?」
「……」
「みんな聞いてください!! 榊原君はロリコンです!!
 幼女を盗撮するのが生きがいとか言ってました!!!!」
無視されたことに腹を立てた鳴が、とんでもないことを言い出した。
彼女が騒ぐことはめったにない。そもそも鳴が大声を出すこと自体が
一年に一回あるかないかくらいの割合であった。
あまりの問題発言に教室中がざわめくが、
「うわあああああああ!! もう僕にまとわりつくなぁあああああああ!!
 嫉妬で刺されたりするのはいやだあああああああああああああ!!」
恒一は鳴をどけて教室から逃げ出してしまった。
肺を病んでるわりには凄まじい疾走である。
「まだ話の途中だったのに逃げるなんてひどい……」
あの感情希薄だって鳴が泣きそうになっていた。
そんな珍しいシーンを変態水野が逃すはずもなく、
前作で見せたような跳躍を見せて襲いかかったのだった。
「ふああああああん! 見崎さあああああん、だいしゅきだあああああ!!!」
「……っ!!」

567 :
男に組み伏せられ、必に抵抗する鳴。
遠目に見ると動物同士がじゃれあってるかのようにも思える。
すでに大惨事となってる三組だが、
生徒たちのスルースキルは高かった。
「さあ望月。食事しようぜ」
「うん。今日は落ち着いてご飯が食べれそうだね」
勅使川原と望月はこのように冷静に食事を始めていた。
その他の生徒たちもそれにならって次々に昼食にありついた。
現状はカオスだが、いちいち気にしてたらキリがないし、
授業中に散々ふざけまくった鳴に同情する人は一人もいない。
鳴の叫び声はちょっと激しめのBGM程度にしか思ってなかった。
「榊原君。どこへ行ったのかしら」
お弁当箱を持った多々良がクズの行方を心配する。
逃げたときの恒一は泣きそうな顔をしていた。
そんな彼を癒してあげることができるのは自分だけだと思っていた。
だからこれはある種の任務だとすら思っていた。あるいは義務か。
以前、恒一が屋上で昼食をとっていたことを
勅使川原に訊いたので迷わずそこへ向かった。

568 :
つ4

569 :
恒一はやはり屋上で一人たたずんでいた。
哀愁漂う男の背中に話しかける多々良。
「ここにいたんですか。探しましたよ榊原君」
「多々良さんか。心配かけちゃってごめんね。朝から見崎のバカに
 付きまとわれて迷惑してたんだ。それでつい感情が爆発しちゃって……。
 はは。かっこわるいよね僕」
「私はそうは思いません。だって悪いのは全部見崎さんじゃないですか。
 榊原君が嫌がってるのに無理やり付きまとうなんて最低です」
恒一は振り返って多々良と視線を合わせた。
「ありがとう多々良さん。君はいつだって僕を励ましてくれるんだね」
「はい。だって私は榊原君のことが大好きですから」
「……最低なのはわかってるけど、まだ返事は言えないんだ」
「私はいつまでだって待ちますよ。
 だから今は榊原君に好かれるように努力してます」
「そっか」
「はい」

570 :
わずかな沈黙をはさみ、携帯で時刻を確認する。
昼休みがもうすぐ終わろうとしていた。
今すぐ食べ始めないと次の授業に間に合わない時間だ。
あいにく恒一が教室に置き忘れた弁当は多々良が持ってきてくれた。
今日は恒一の手作り弁当で自信作だ。多々良のも手作りだった。
二人でおかずの食べさせっこをしながら至福の時間を過ごす。
「多々良さん、あーんして」
「……あ、あーん」
恥ずかしそうにしながら口を開ける多々良。
彼女は恒一の料理の腕前に驚き、何度も褒めてくれた。
二人の距離が少しだけ縮まった昼休みだった。
                              第四話へ続く

571 :
※もはや『筆者のあとがき』の体を成してない感想文。
ぷしゅうううううううううう!! ←効果音
ふぉおお。燃えつきちまったぜえええ!!
三話までの内容を投下完了した!!
なんか途中で支援があったからうれしかったぜ!!
ちなみに第四話以降はまだ書き溜め中だ。
今後の内容はこれまで以上のカオスと化していく!!
それにしてもエロシーンはいつになったら登場するのか、
俺自身が自分に問いただしたい気分だ!!
まあその内小椋さんあたりと一戦交えそうだから安心しろ!!
 読んでくれてる人がいたらまた会おう!!

572 :
1話読んでずっと待ってたんだがレスを挟んで良いかわからんかった
キャラ崩壊しててカオスだけど面白い 続き待ってる

573 :
渡辺さんはデスメタルバンドやってる設定だったのか

574 :
>>573
そうらしい。
口調としては、生き残った三組のメンバーと映画を作るSSが参考になると思う。

575 :
『災厄が思春期の恒一に与えた影響について』の作者だ
あーその……。なんだ……うん……第四話を投稿させてもらうわ。
自分でもどうしようもない作文だと自省してる。
だが俺の衝動は誰にも止められない。
ちなみに今回は……有田さんをヒロインにしちまった……
音楽でも聴きながら最後まで読んでみてくれ

576 :
多々良√のエロか
小椋達の敗北やな

577 :
第四話
恒一がいつものように登校すると、
下駄箱で不審なことをしてる有田と遭遇した。
「おはよう有田さん。僕の下駄箱の前でなにしてるのかな?」
恒一が笑顔で話しかけると、
「恒一キュンの上履きをぺろぺろしてました。朝の日課です」
とんでもないことを言い出したのだった。
恒一は頭痛がする頭を押さえながら再び訊いた。
「ごめんね。最近疲れてるから幻聴が聞こえたのかもしれない。
 もう一度言ってもらえるかな?」
「恒一キュンの上履きをぺろぺ…」
「うん。もういいや。それ以上聞きたくない」
話を中断して有田に接近した。軽く睨んだのだが、
なぜか彼女は嬉しそうにしていた。
有田は恋する乙女の顔をしながら、
「はう……恒一君が近くにいると緊張しちゃいます」

578 :
「やはり犯人は君だったのか。前からおかしいと思ってたんだ。
 いないもの時代から僕の私物ににイタズラしてただろ。
 体操服が唾液だらけになってたこともあったし、リコーダーの
 先端部分だけ別のと入れ替えてあったこともあった」
「リコーダーなら私のと入れ替えたんですよ。
 もしかしてあれ使ってくれたんですか?」
「うん。音楽の時間に使わせてもらったよ。
 不思議な味がしたけど、あれ有田さんのだったんだね。
 てことは僕らは間接キスしたことになる」
「そうですね」
有田はあくびれた様子が全くなかった。まるで開き直ってるかのごとく。
「人の私物になんてことをしてくれたんだ有田さん」
「恒一君はそういうことする女のこと嫌いですか?」
有田が子犬のような目をしながら訊いた。
不覚にもかわいかったから始末に負えなかった。
これが不細工な女の子だったら
蹴散らしてやれたのにと恒一は思っていた。
「それは人によるね。少なくとも有田さんのことはそこまで
 嫌いじゃないよ。僕だっていないもの時代はクズだったわけだし、
 人のことを悪く言えたタチじゃない」

579 :
「さすが恒一君。心が広いんですね」
「でも罰は必要だと思ないか?」
「罰ってなんですか? まさか鬼畜ドSプレイを望んでたりして。
 朝からそんな変態チックなこと考えたらダメですよ恒一君」
「違うよ。僕は女の子を傷つける趣味はないんだ。
 変態の有田さんには変態らしいお仕置きがあると思わないか?」
「へ……変態らしいお仕置き……」
「君は今日から僕の言いなりになれ。
 僕が命じたことは何でもするんだ」
「奴隷みたいなものでしょうか?」
「まあそんなものかな。どうせ君は僕に惚れてるんだろ?」
「転校初日から一目惚れしてました。恒一君以外の男子は目に入りません」
恒一は立ちくらみがして倒れそうになった。
彼女の物言いには迷いがなく、いちいち恒一を動揺させた。
やっかいな女の子だが、恒一の言うことは何でも聞いてくれそうだった。
どうせ変態行為を止めろと言っても無駄だろうし、
むしろ逆利用してしまえばいいと考えたのだ。

580 :
有田は恒一の腕を抱きながら教室まで着いてきた。
修羅場になるから止めなさいと命じても聞いてくれなかった。
ずいぶん自分勝手な奴隷である。
教室では当然のように怒号が飛んだ。
「榊原ああああ!! こんどは有田さんとイチャラブ状態かよおおおお!!
 てめえはうちのクラスの女子を狩るために転校してきたのか!?」
まずは中尾だ。
「いくらなんでも節操がなさすぎぞな!! 赤沢さんや多々良だけじゃ
 飽き足らず、いったい何人の女子を手籠めにすれば気が済むんじゃあ!!」
温厚な猿田でもこの怒鳴りよう。そして水野も続く。
「ふぉおおおおおお!! 榊原恒一爆発しろおおおおおおお!!
 影でうちの姉貴とも仲良くなってんじゃねえぞ!!」
朝っぱらから大騒動となってしまったのだった。
「おいおい。みんな騒ぎすぎだって。サカキだって色々事情があって
 ああなっちまったんだよ。有田さんが惚れやすい性格なの知ってるだろ?」
友人を弁護する勅使川原。
クラス内では有田がイケメンの転校生に惚れてるのは周知の事実だった。
「勅使川原の言うとおりだぞ。まずは二人の関係について冷静に
 問いただすべきだろ。もし榊原君が本当に浮気してるんだったら
 相応の処罰を加えればいい」

581 :
知的にメガネを押し上げる風見が言う。
彼もだてにクラス委員ではない。
大衆をまとめ上げるのは得意なのだ。
「榊原君。有田さんとはどういう関係なんだ?」
風見の真面目な質問に対し、答えたのは有田さんだった。
「私は恒一キュンの性奴隷です」
「……!?」
想像の限界を超える事実に言葉を失う風見。
さらに今まで沈黙を保っていた女子らも音を立てながら席を立ち、
恒一らを注視し始めた。なぜか小椋や綾野たちは
日銀総裁のような顔をして動向を見守っていた。
「ねえお二人さん。健全な学園生活を送る生徒として
 ふさわしくない単語が聞こえてきたんだけど?」
女子のリーダー格である赤沢だ。
腕組みしながら二人の前に立ちふさがった。
「分かってる。君の言いたいことは分かるよ赤沢さん。
 ここは僕に任せてくれないか? ちょっと壇上に立って
 演説しようと思う。僕を信じてくれ」
「う……うん。任せるわ」

582 :
恒一の男らしい瞳に見つめられ、不覚にも惚れてしまう赤沢。
壇上にあがった恒一。級友らをよく見渡せる位置だ。
男子生徒らが敵意のある視線を送ってくる。
なぜなら有田がまだ恒一に寄り添ってるからだ。
「あーーー!! まずは今日の惨事について説明を始めようと思う!!」
恒一が声を張り上げ、得意の演説を始める。
「有田さんが僕にべったりなのには理由がある!!
 彼女は影で僕の私物にイタズラしてる変態だったんだ!!
 リコーダーや体操着、カバン、エロ本、オナホール、
 他にもたくさんあるが、ありとあらゆる私物にイタズラした!!」
「どんなイタズラだったんですか?」
質問してきたのは多々良だった。かなりキレ気味である。
「ぺろぺろしたりはぁはぁしたりオナニーに使ったりと色々だよ!!
 くわしく説明すると吐き気がするからやめておくけどね!!
 みんなこれをどう思う!?」
恒一の真摯な問いかけに対し、クラスメイトらは様々な反応を見せた。
「信じられない。ちょー変態じゃん」 
「とんでもない変態だな!!」 
「うわあ、人って見かけによらないんだなぁ…」

583 :
男子も女子もほとんどがあきれてる。
まあ普通の反応だろう。しかし中尾は違った。
「それはともかくとして、榊原はなんで有田さんに腕組まれてんだよ!!
 どうみてもカップルじゃねえか。この変態好きのロリコンが!!」
「有田さんが離してくれないんだからしょうがないだろ!!
 僕だって好きでやってるわけじゃないんだよ!!」
続いて望月が質問する。
「有田さんはさっき榊原君の性奴隷とか言ってたけど、あれはなんなの?」
「あーー、有田さんの変態行為を止めるために僕の召使にでも
 なってもらうと奴隷契約を結んだんだ!! そしたら彼女が
 何を思ったか性奴隷と勘違いしてしまったらしい!!」
「はぁああ!? 奴隷と性奴隷をどうやったら間違えるんだよ!!
 榊原君が無理やり有田さんを手籠めにしてるんじゃないの!?」
「そんな事実は一切ない!! 有田さんの暴走を止めるには
 これしかなかったんだ!! つーか望月しつこいよ!! 
 あとで玲子さんのパンツやるからもう勘弁してくれないか?」
この提案により、望月は態度を一変させる。
「みんなーー!! 榊原君はやはり無実のようだよ!!
 全ては変態有田さんが悪いみたいだ。女に困らないイケメン転校生の
 榊原君が性奴隷なんか欲しがるわけないじゃないか!!」

584 :
その変わり身の速さに全員がドン引きしていた。
ここで質問者が水野に変わる。
「榊原に質問だ!! おまえは見崎さんと付き合ってたんじゃなかったのか!?
 いないもの時代はいつも二人で行動してたじゃないか!! 俺の盗撮カメラ
 によると、おまえらは少なくとも二十七回一緒に昼飯を食べていたようだが!?」
「見崎とは初めから付き合ってないよ!! 確かにあいつといることは多かったが、
 今思うと自分の目は節穴だったと思ってる!! あんな貧乳の眼帯チビなんて
 僕の好みじゃないんだよ。そう。僕の好みはどっちかというともっと大人っぽい……」
「最後の方はよく聞き取れなかったが、
 おまえはロリコンじゃないと考えていいんだな!?」
「違う!! 僕はロリコンだ!!」
なぜか変態であることを否定しない恒一。これにはクラスがざわめいた。
今度は恒一から言い返す。
「水野猛!! 君と面と向かって話をするのは初めてだが、
 はっきり言わせてもらうぞ!!
 君こそ見崎にセクハラしまくってるじゃないか!! 
 少なくとも水野君に責められるのは心外だ!!」
「セクハラってだいしゅきホールドのことを言ってるのか!?
 あれはただのスキンシップだよ!! 
 ちょっと全身をくまなくぺロペロしただけじゃねえか!!」

585 :
水野の言ってることは意味不明だが、ここでチャイムが鳴ってしまう。
HRの開始時刻だ。今日は久保寺先生が休みなので
副担任の三神先生が来た。望月はさっそくズボンを抜いだ。
「まあ。これは何の騒ぎなのかしら?」
クラス中が騒然としてる現場を見渡す三神。
「これからの対策について真剣に話し合ってたところです。
 今日は榊原君が議長を務めてくれてくれました」
赤沢が適当な言い訳を考えて事態の収拾にかかる。
「そうなの? その割には学生には不適当な言葉が
 聞こえてきたけど。だいしゅきホールドとか」
「聞き間違えじゃないですか? それと見崎さんと榊原君の
 いないもの設定は解除しましたから、報告しておきますね」
「……分かりました。それではHRを始めましょうか。
 榊原君と有田さんは席に戻ってください。
 それと望月君はズボンを履いてください」
三神先生は一瞬だけ有田を睨んだ。まるで自分のテリトリーを
侵略した敵を見るかのように。有田は余裕でスルーして自分の席に戻る。
この後、クラスは榊原擁護と否定派に分かれ、抗争を始めてしまう。
揺れる三年三組。はたしてこれからどうなってしまうのか。
                                   第五話へ続く

586 :
……ん? どうやら四話が終わったらしいな。
つまり今回の投下はここまでということだ……ふぅ……
楽しみにしてる人がいてくれて最高にうれしいぞ。
あと俺ばっかり投下しちまってすまん。
他に投下したい人がいたら、どうぞ遠慮なく投下してくれ。
レスも遠慮なくどうぞ
それとエロシーンはいつになったら書くんだと
文句言われてそうな気がするけど気長に待ってほしい
次回は早苗(水野姉)が登場する
小椋も話に絡ませようかな。とにかくまた次の投稿でお会いしよう

587 :
カオスすぎてツッコミようがねえ…
だが俺は評価する

588 :
「遠慮なく投下してくれ(キリッ)」じゃねえよw
誰がこんなゴミに気兼ねなんかするものかよw
Anotherがもうオワコンだから過疎ってるだけだっつのw

589 :
スルー検定

590 :
悪いんだが、このスレではなくてVIPの方に投稿するべき内容じゃないのか?
本人も言っているようにエロもないし。

591 :
今年のいないものは、587と589の間の数字よ。

592 :
投稿してくれる人がいるならそれでいい
どうせ過疎スレだし

593 :
よう。いつもの作者だよ。これから投下するんだけどね、
その前に御託を聞いてくれ
・今回早苗の登場は見送りになった。第六話で登場する予定
・エロは少しだけ書いたけど軽いキス程度になっちまった
・もう少しエロパロらしくなるよう善処したいと思ってるが、実力が足らん
以上のことを最初に謝罪したうえで、本編を始めさせてもらう(キリッ)

594 :
第五話
「はぁー。今日も疲れた。もう小説を読む気力もないよ」
帰宅した恒一はぐたったりとして布団に横になった。
学校では昼休みや放課後を使って会議という茶番が続いたが、
弁が立つ恒一はすべて乗り切ることに成功した。
恒一が不利になると赤沢だけではなく、
綾野や小椋まで援護してくれるのが不思議だった。
「あっ、玲子さんのパンツ盗まなきゃ」
望月に献上する大事な品である。望月をアンチ榊原にさせないためにも、
工作はできるだけしておいた方がいいと判断したのだ。
あまり調子に乗ってるとクラスメイトに刺されかねない。
玲子の部屋に忍び込み、ガサ入れをするが、
背後から声をかけられて驚愕した。
「誰のパンツを盗もうとしてるのかな恒一君?」
「うわああああ!! れ……玲子さん。いつからそこに?」
「三十秒前からよ。今日は残業がないから早く帰れたの。
 で……私のパンツを盗んで何に使おうとしてたの?」

595 :
「それは……言えません」
「どうして?」
「……言えないって言ってんでしょ!!」
恒一はパンツを握りしめながら駆け出した。
窓から華麗にダイブして外へ出る。
下着泥棒をしてる理由など説明しようがなかったからだ。
しかも自分で使うならともかく、同級生にプレゼントするために
盗んでることが知られたら説教どころではすまされない。
玲子の静止の声を振り切り、行くあてもなくさまよう下着泥棒。
中学生という年齢を考えてもハイレベルな変態である。
(はぁはぁ……まだ体が本調子じゃないな……少し走っただけでもう
 息切してしまった……くそ……今日は家に帰れないぞ。
 こうなったら勅使川原の家にでも泊めてもらうか……?)
情けなく肩で息を切らしてる恒一は、
道端でばったりと小椋由美と会ったのだった。
「君は……小椋さんじゃないか!!」
「こんなところで会うなんて偶然ね榊原君」
小椋は通学かばんを手にしてる。どう見ても下校途中だった。
すでに日は傾いていて、一般の中学生が帰るにしては遅い時間だが、
恒一はあえて追及しなかった。

596 :
「なんかすごい勢いで走ってたけど何かあったの?
 それに榊原君の家ってこっちのほうじゃないよね?」
「……実はさっき家出してきたんだ」
「ええっ!?」
転校生という立場でありながら、いないものだった恒一。
小椋は彼とほとんど接点がなかったため、
何か複雑な事情があるのだろうと思った。
(僕は何で小椋さんに家庭の事情なんて話してるんだ?
 彼女には全く関係ないじゃないか…)
一方の恒一は、余計な情報を与えたらまたクラスで
悪い噂が立つんじゃないかとびくびくしていた。
「へ……へえ。家出したんだ〜。
 大人しそうな顔してるのに結構不良だね」
「まあそれなりにね。僕って見た目以上にけっこうクズだし。
 でもここで小椋さんに会えたことは運命だと思ってる」
「運命?」
「そう。運命だ。というわけで今日泊めてくれないか?」
突拍子もないことを言われたので、小椋はかばんを落としてしまった。
彼のことは以前から気になっていて、いつか親しく話がしたいと思っていた。

597 :
クラス騒動でも榊原擁護派にまわっていたのはそういう理由からだ。
(ちょ……榊原君が私の家に泊まるですって?
 何よこの急展開は!? これって何かのフラグなのかしら?)
男女が付き合うにしても順序があるはずだ。
まともに話したこともない相手の家にいきなり
泊まるなど、普通ならありえない。
しかし小椋は嫌がってなかった。とりあえず承諾の返事を
しようと思ったところ、背後から強い衝撃を受けて気絶してしまった。
「ふうん。榊原君も大変なんだね。
 じゃあ私の家が空いてるから一緒に帰ろうか」
「ちょっと待ってくれないか。なんで見崎がここにいるの?
 そしてなんで小椋さんは頭から血を流して気絶してるの?」
地面に倒れてる小椋と、何気ない顔で話してる鳴を見比べる恒一。
気が付いたら鳴が現れたので悪夢を見てるようだった。
あまりのカオスな状況に眩暈がしそうになった。
「そんなこと今はどうでもいいでしょ?」
「全然よくないよ!! つーか小椋さんこのままじゃぬんじゃないの!?
 すごい出血量だよ!! 見崎の持ってるハンマーのようなものはどこから
 持ってきたの!?」
「ネット通販で買ったの」

598 :
「通信販売が子供に与える悪い影響の見本のようだね!!
 この危険な眼帯女が!! 頼むから僕の前から消えてくれ!!」
「だーめ。榊原君は私の家に泊まることになったから。これは
 もう確定事情なの。もし断わったら災厄がこの場で始まるかもよ?」
鳴が血の付いたハンマーを見せてきた。
情け容赦のない一撃で小椋を倒した凶器だ。
恒一を見つめる鳴の目も同様に危なかった。
光彩が失われて濁っている。まるで病んでる人の目つきだった。
恒一は彼女に従うしかなった。相手はたとえ女の子でも
武器を持っている以上は逆らえない。
そのまま見崎の家まで連行されてしまった。
「ここが私の部屋よ。そんなに緊張しないで適当にくつろいでてね」
鳴はお茶の用意をすると言って廊下へ出て行った。
彼女の部屋は人形館の三階にあった。
恒一はまずどうやってここから逃げ出そうかと思っていた。
なぜなら部屋には拘束用の手錠やロープなどが置いてあり、
どう考えてもろくなことになりそうにないからだ。
東京にいたころ、友人が監禁系のエロゲーをやっていたのを
思い出していた。ヤンデレになったヒロインが主人公を
監禁する壮大なラブストーリーだ。
今まさに自分がその主人公になってしまったのだった。

599 :
「お待たせ。熱いから気を付けてね」
鳴が二人分の紅茶を持って戻ってきたのだが、
素直に飲もうとは思えなかった。
こういう女のやり方は陰湿で、
紅茶の中に薬でも仕込んでることが多い。
「さっきからそわそわしてるけど、
 まさか逃げようとか思ってないよね? 
 もしそうならお仕置きしないといけないけど?」
鳴がツルハシのようなものを持って脅しをかけてきた。
お仕置きですむレベルじゃないのは明らかだった。
逃げようとしたら頭をかち割られるのは必至だった。
(だからってこいつに監禁されろってのか!!
 僕は絶対に嫌だぞ!! 多々良さんとも順調にフラグを立てたのに
 なんで今更見崎なんかと一緒に暮らさないといけないんだ!!)
怒鳴りたいのをなんとか我慢した恒一。
そんな彼を気の毒に思ったのか、鳴が一つ白状した。
「ごめんね。実は紅茶には麻薬が含まれてるの」
想像を絶する回答に血の気が引いた。
たとえば媚薬とかだったらまだ可愛い方だった。
「やっぱりダメみたいだね。うちまで連れてきちゃえば大人しくなると
 思ったんだけど、榊原君ったら逃げることしか考えてないんだもの」

600 :
「待ってくれ見崎。落ち着いて話をしよう!! 僕はまだにたくない!!」
「分かるよ。誰だってぬのは怖いもんね。でもこういう
 シュチュエーションだからこそ楽しめることってあると思わない?
 人間はを意識した時ほど性の衝動が強まるそうだよ」
腰が抜けて動けない恒一に覆いかぶさった鳴が、
唇を塞いだのだった。恒一にとって初めてのキスだった。
「もっとしよ?」
呆然としてる恒一に追い打ちをかける鳴。
もう一度唇が押し付けられ、
今度は唾液が流れ込んできた。
薄い朱色の染まった鳴の頬。
端正な顔つきは近くで見るとさらに美しかった。
得体のしれない恐怖と初めて感じる女の感触に
背筋がぞっとした。
鳴の吐息がかかると、恒一の手は震えていた。
それは目の前の少女が怖いというより、成り行きで
こうなってしまったことを後悔していたからだ。
ヤンデレに愛されてもうれしくないというのがよく理解できた。
相手は男を自分のモノにすることしか興味がないからだ。
密着してるため、鳴の髪の匂いも、肌の感触も、
服を通して感じる体温も全て味わうことができる。
本当の恋人同士だったら素直に喜べたはず。

601 :
(こんなの僕の望んでたことじゃない!!)
今の状況は偽物の男女の関係だった。
ある意味逆レイプと言えなくもない。
鳴のことが好きだったらこっちから押し返してやっても
よかったが、まったく気分が乗らなかった。
「ねえ榊原君。私のおっぱい見せてあげようか?」
「見崎の貧乳なんてこっちからお断りだ!!」
いつものふざけたノリで言っていいセリフじゃなかかった。
鳴だって胸のサイズは気にしていて、
恥ずかしいのを我慢して恒一を誘惑したのだった。
同級生の赤沢や杉浦と比べれば明らかに見劣りする胸。
それでも恒一だけに公開してあげようと思ったのに、
感情を逆なでされてしまった。
「ふぅん。やっぱりお仕置きしないとだめだね」
感情のこもらない声で言い、手錠を用意した。その目に迷いはない。
いよいよ本格的な監禁を始めようとしてるのだ。
(さあ、もう後には戻れないぞ。こうなったら最後の手段だ。
 退院して間もないからできるかどうか分からないけど、
 迷ってる時間はない!!)

602 :
恒一は軽く息を吸い、窓へ向けて駆け出した。
「……え?」
状況が把握できずに立ち尽くす鳴をよそに、なんと
窓をぶち割ってから飛び降りてしまった恒一。
当たり前だがここは三階なので、普通の人間なら
大けがをするか、最悪亡することも考えられる。
「ふぅ……なんとか着地に成功したか」
信じられないことに彼は無事だった。
まさに奇跡としか言いようがない。
恒一は小椋さんのことを気にかけていたので、
そのまま彼女の家に直行した。出迎えてくれたのは
彼女の兄を名乗るキモいオタクだったが、
彼によると病院に運ばれたらしい。
場所は恒一もよく知ってるあの病院だ。
「これで早苗さんに会う口実もできたし、ちょうどいいな」
恒一は同級生の見舞いという名目のもと、
病院へ向けて走り出したのだった。
鳴にキスされた口元を嫌そうにぬぐいながら。
                         第六話へ続く

603 :
ほい。今回の投稿はここまでだ
駄文を書き終えたことにむなしさすら感じるよ
もっとエロティックなシーンを増やさないとだめだよね
たぶん次あたり病院内で小椋とエロシーンがあると思うよ
それにしても過疎すぎて俺専用の
公開オナニー会場になってんじゃん。 
公開だけに後悔しちゃうぜ!!
なんちって……じゃあな

604 :
gj

605 :
本文はともかく、言い訳とかコメントはマジいらない

606 :
後書きつける投下は嫌われるよ

607 :
>>605
本人がどういう意図をもっているかはわからないが、イラっとするコメントになっている。

608 :
こういうのが嫌われるのって2ch特有だよな
俺は嫌いじゃないけど

609 :
2chというか、誘い受けが嫌われるみたいなもんでないか?

610 :
エロ期待

611 :
いいからはよ

612 :
『災厄が思春期の恒一に与えた影響について』の作者だ
これより投下を始める

613 :
第七話
外はもう真っ暗だった。
腕時計で時刻を確認すると、もう九時近い。
鳴の家で茶番をしてたのでこんな時間になってしまったのだ。
恒一は病院を目指して夜の道路を走り続けた。
あそこに用があるのは定期診察の時だけだと思っていたから
新鮮な気分だった。問題は面会時間が終わってること。
恐らく小椋は入院するほどの重症なのだろうが、
この時間に会うのは親族でもないと難しい。
しかし密かに思いを寄せている早苗もいるので
是が非でも行きたかった。恒一の持ってる勤務表によると、
早苗は今日夜勤のようなので携帯で連絡を取ることにした。
「あら、ホラー少年じゃない。どうしたのこんな時間に。また相談事?」
「緊急の用事なんです。今日そっちの病院に中学生の女の子が運ばれてきたでしょ? 
 鈍器のようなもので殴られて頭から血を流してた女の子です。
 名前は小椋由美っていうんですけど、僕のクラスメイトなんですよ」
「……あー。確かにその子なら今日から入院することになったけど」
「彼女、大丈夫なんですか?」
「出血多量でぬ寸前だったけど、なんとか生きてるみたいね。
 若い子はすごい生命力よねー」

614 :
「大変じゃないですか!! よくそんな淡白な言い方ができますね!!
 今から小椋さんのお見舞いに行ってもいいですか!?」
当然ながら早苗は難色を示した。すでに小椋の両親も
入院手続きを済ませて帰ったのに、同級生の男子を病室に
迎えるのは無理がある。普通見舞いに行くとしたら明日以降だろう。
なんとしても彼女の容体を知りたかった恒一は、
言葉巧みに早苗を説得することに成功する。
小椋のいる病室へ滑り込むように侵入した。
「……はぁはぁ。いっつも息を切らしてるから僕が変態みたいじゃないか。
 こんばんわ小椋さん。突然だけどお見舞いに来たよ。具合はどうだい?」
個室のベッドで寝ている小椋。当然返事を返してくれるはずがない。
頭には包帯が巻かれていて、静かな寝息を立てている。
あまりに安らかな寝顔だったのでんでるかのようだった。
今年の災厄はまだ始まったばかり。彼女を次の犠牲者にするのは
絶対に嫌だった。なぜなら顔が好みだったからだ。
「……小椋さん? 本当に生きてるんだよね?」
問いかけに反応し、目を開けた小椋。
「……んー? パパたちまだ帰ってなかったの?」
「あ……起こしちゃってごめんね。
 僕だけど、心配だから様子を見に来ちゃったよ」

615 :
「ふえ……? 榊原君……?」
ぼやけた視界に密かに思いを寄せていた男の子が入る。
ベッドのすぐ横に榊原がいたのだ。
小椋は彼に再開できたうれしさに抱き着いてしまった。
イチャラブだいしゅきホールドである。恒一も喜んでそれを受け入れた。
まだ付き合ってもない二人だが、どこかで繋がりあってたのかもしれない。
鳴という悪魔の襲撃に会ってもこうして再開することができたのだから。
「ありがとう榊原君。すごくうれしい……」
「思ったより元気そうで安心したよ。
ラブコメするには問題なさそうだね」
「私の家系ってタフな人が多かったらしいのよ。
 たとえば正面から膝蹴りを喰らってもすぐ復活できるんだって」
「ものすごく限定的で分かりにくい例えだね。小椋さんを膝蹴り
 するような奴がいたら僕が許さないから安心してよ。
 君のことは僕がずっと守るよ」
「……それって告白?」
「そう思ってくれていいよ。なんだか無性に気持ちが止まらないんだ」
「うれしいわ。私も榊原君のこと好きだったから……」
「僕もだよ。ここまで来たらもう戻れないし、キスしてもいいかな?」

616 :
小椋がゆっくりと頷く。そして二人の唇の距離がゼロになった。
初めてのキス。恒一にとってはそうではないが、
小椋にとっては記念すべき体験だった。
(うわあ……男の子とキスしちゃった……。
 恒一君って近くで見ると超イケメンすぎ……)
恒一のことを狙ってる女子はたくさんいたが、
そいつらより先に自分が結ばれたことに優越感を感じていた。
慣れない様子の小椋を恒一がリードしてやった。
少しだけ口を開き、伸ばした舌をからませる。
「んっ……」
ディープキスに驚いてる小椋を強く抱きしめ、
ねっとりとした唾液を交換した。近くで感じる小椋の感触。
鳴のような鬼畜と違って人間らしい女の子だ。
恒一が成長途中の胸を触ると熱い吐息を漏らしたのだった。
髪を撫でてから腰に手を回し、お尻の曲線をなぞる。
触れられるたびに小椋の体温が上がっていく。
性の衝動からくる熱である。火照った体を冷ます方法は一つだ。
「由美。脱がすよ?」
「うん……」
いつの間にか下の名前で呼んでいたが、それは自然の成り行きだった。
身体の関係を持つ男女が苗字で呼び合う方がおかしいだろう。

617 :
小椋はすべてを恒一に任せるつもりで目を閉じたのだが、
急に寒気がしたので背後を振り返った。鳴がいた。
ツルハシのようなものを持っていて、今まさに振り下ろそうとしてる。
あまりに一瞬のことだったので小椋は反応すらできなかった。
窓ガラスがぶち破られてるから、外から侵入したのだと考えられた。
恒一は恐怖のあまり気が狂い、鳴のお腹に膝蹴りを食らわしてしまった。
「……げふっ!!」
美少女にふさわしくない叫びをあげ、壁まで飛ばされる鳴。
恒一は彼女の手から離れたツルハシを窓から投げ捨てた。
これで鳴に凶器はない。
「いいとこで邪魔した罰だ。そこでおとなしくしてろ」
病院には人を拘束できる縄が用意されていたので縛ってやった。
武器さえなければただの女の子なので拘束するのは容易だった。
それと騒いだりしたら迷惑なので口にガムテープを張っていおいた。
「ふごふご……!!」
床に転がされてる鳴が何か言いたいようだが、
愛し合う二人にとっては関係ない。
余計な敵を排除したらさっきの続きだ。
無言で見つめあい、失いかけていた熱を取り戻した。
求めあう男女に余計な言葉は不要だった。

618 :
まず恒一が一瞬で服を脱いだ。次に小椋の病人服をゆっくりと脱がす。
生の肌の感触が艶めかしい。意外に色白できれいな肌だった。
少しだけ大人っぽいブラもショーツも、全部恒一が脱がした。
裸になってベッドで抱き合う二人。消灯時間はすぎてるから、
これ以上邪魔者は入らないと思い、熱烈にキスした。
小椋も慣れてきたようで、積極的に恒一を求めてきた。
口の中でからみあう唾液がエッチな音を立てた。
「あんっ……」
恒一の手が秘所に触れた。濡れてるそこは簡単に男の指を受け入れた。
初めて自分の内部を犯される感触に、小椋はせつない喘ぎ声を発した。
「好きだよ。由美」
「あっ……だめっ……」
恒一の手は止まらない。挿入する指を二本に増やし、
さらに奥深くまで浸入させた。秘所が奏でる水温が
室内に響く。同時に小椋の吐息もどんどん激しくなっていく。
恒一が小椋の足を開かせ、濡れそぼった場所を直接舐めた。
むわっとする女の匂いに頭がぼーっとしそうになる。
恒一の舌が愛液に触れるとさらにやらしい音が鳴った。
割れ目の縦筋をなぞるように舌を動かしていた。
小椋は真っ赤になった顔を背けている。
好きな男の子にあそこを見られてるだけでも恥ずしくて
んでしまいそうだった。

619 :
恒一の方も小椋の痴態を見て血流が上昇していた。
イチモツは収まるべき場所を探して苦しそうに主張してる。
すでにラストスパートへの準備は整っていた。
「そろそろ本番を始めてもいいかな?」
「いいよ。恒一君の好きにして」
小椋は恒一の指示通り四つんばいになる。
右も左も分からなかった中学生が大人になる瞬間だ。
恒一はベッドをわずかにきしませ、挿入を開始する。
「んあああっ!!」
初めて男のモノを受けれた感触に大きな声を漏らす。
最初は浅くゆっくりと。テンションの高まりと共に
次第に強くなっていく責め。喘ぎ声も激しさを増していく。
「ああっ……ああんっ……あっ……」
絶え間ない腰の運動。小椋の深い部分まで犯した恒一のモノが
何度も出し入れされた。相手は病人なのに容赦なしだ。
小椋はよだれを垂らしながら女の声をあげてる。
枕に顔を押し付けながら一定のリズムで揺れ続けてた。
突き上げられたお尻。細い腰は恒一の手でしっかりと握られてる。
「んんん〜〜〜〜〜!! んああああああ!!」

620 :
達してしまった小椋は、力が抜けてぐったりとした。
恒一も同じタイミングで射精して行為を終えた。
初めての経験。まさかまともに話したこともない女の子と
することになるとは思ってなかった恒一。それは小椋も
同じだが、今日は色々なことがありすぎてどうでもよくなってきた。
恒一は服を着せてあげようかと思ったが、
小椋は可愛い寝息を立てながら眠りについてしまった。
弱ってることもあって体力の限界だったのだ。
入院患者は通常なら性交は厳禁だ。
「ふごふご……ひゃかきばらふん……!!」
うるさいと思いながら後ろ振り返ると、芋虫のように転がってる鳴がいた。
口が塞がれてるのにまだ自分の名前を呼んでいることに苛立ちを覚えた。
そもそも監禁未遂までした極悪女だ。あいにく抵抗は封じてるので、
復讐を済ませておくのもいいかと考えた。
「見崎……おまえってよく見ると可愛いよな」
「んん……!!」
個室に壁際にあるソファに鳴を座らせて、胸を揉み始める恒一。
強く握んでやろうかと思ったら、
握るほどの大きさがないことに失望しそうになる。
(つまらない女だ……)

621 :
小椋も小さかったが、彼女との行為には愛があったから
乗り切ることができた。現状はレイプしてるだけで愛など微塵もない。
一回戦だけでは物足りなかったので鳴でストレスを解消してやろうと思ったのだ。
「実は僕って女の子の頬を叩くのが夢だったんだよね」
「……ん!!」
鬼畜の所業であった。すでに抵抗すらできない少女に平手打ちしたのだ。
一方的に殴るなど、もはや拷問と言えなくもない。
「うん。やっぱりいい感触だね。女の子を殴るって素晴らしいなぁ。
 理不尽に暴力を振るわれる気分はどうだ見崎? 
 僕の由美に酷いことしたんだから当然の報いだろ?」
言い終わると同時にもう一撃食らわす恒一。
先ほどよりも強くひっぱたいた。
鳴はくやしくて涙を流していた。恒一の奪還に失敗し、
小椋とのセックスシーンを見せられた上に暴力までふるわれた。
彼女の行動はすべて空回りするだけ。運命の神を呪いたくなった。
「どうだい見崎。痛かったかな? 
 邪魔なガムテープ外してあげるからきちんと話してごらん?」
「……榊原君はこんなことする人じゃないと思ってた」
「はぁ?」

622 :
恒一は再び手をあげた。往復ビンタだったので頬を叩く凄まじい音が響いた。
涙は女の武器ともいわれるが、恒一の行為はエスカレートしていくだけだ。
「分かったような口をきくなよ」
無性に鳴のことが許せなかった。彼女の顔を見てると、
危険な欲望を押さえきれなくなってしまうのだ。最低なことをしてる
自覚はあるが、感情を抑えきれなかった。
「これから見崎を犯すけど、何か言うことはあるかい?」
「……ゆ……許してください。今までのことは謝るから」
「あっそ。じゃあ始めるから」
初めから鳴の言い分など聞くつもりはなかった。
そもそもレイプするのに相手の許可など必要ない。
「おまえには僕が手を汚すまでもない。これで充分だろ」
なぜか個室に用意されていたバイブ。鳴のパンツを脱がして
秘所に入れてやった。鳴はついに騒ぎ始めたが、恒一は止まらない。
監禁未遂事件のことを相当根に持っていたからだ。
最初から最大の設定でバイブを起動させる。
「……んあぁっ……いやああっ……ああんっ……」
バイブのコードの一部を太ももにぐるぐる巻きつけた。
これで勝手に外れることはないので、鳴は永遠に続く
快楽に耐えなくてはならない。

623 :
監禁未遂の代償はあまりにも大きかった。
恒一に触れてもらうことすらできす、大人のおもちゃで
イカされてしまう屈辱。結局小椋とは対等に扱ってもらえない。
「ふふふ。いい顔で喘ぐじゃないか見崎。ちょっと携帯で
 撮影しちゃってもいいかな? クラスの男子が見たら
 どう思うだろうね変態さん?」
「やああっ……らめえっ……ゆるひてっ……!!」
鳴がイッても鬼畜責めは終わることがなかった。
どれだけ泣き叫んでも、床を愛液で濡らしても、
恒一はただ笑いながらバイブのスイッチを押し続けた。
夜はふけていく。他の全ての病棟が消灯してる静寂の中で
女の声が響いている。巡回の看護師に見つかったら
ただではすまされないだろう。それでも恒一は鳴を犯し続けた。
病室はむせかえるような性の匂いで満たされていった。
涙と鼻水が鳴の顔を汚していき、美処女の面影が消えていく。
きつく縛られた縄は決して解けることはなかった。
恥も外聞もなく許しを請うが、二度絶頂に達しても
まだ許してくれない。三度目の快楽を迎えたらようやく解放してくれた。
「ふぅ。楽しかったよ。じゃあな見崎」
鳴の拘束を解いてから病室から出ていく。
まるで何事もなかったかのように自然な足取りだった。

624 :
鳴はこれが夢だったんじゃないかと思ったほどだった。
徹底的にバイブ責めをしてくる際の恐ろしい目は
脳裏に焼きついているが、先ほどの恒一には邪気が消えていた。
二重人格の可能性も疑ったが、何かが違う気がした。
鳴はこれを契機に恒一を恐れて距離を取るようになる。
翌日から毎日小椋の見舞い行く恒一。あまりの熱の入れように
クラスメイトらに関係を怪しまれたので、あっさりと小椋との
交際を認めてしまった。多々良や赤沢などは簡単には納得してくれなかったが、
小椋との熱愛を見せられてあきらめざるを得なかった。
誰の目から見てもお似合いのカップルだった。
恒一が可愛がる対象を鳴から小椋に代えたのは明らかで、
まるで実の娘のように可愛がっていた。
恒一は小椋と付き合ってからすっかりおとなしくなり、
教室で騒いだり浮気することもしなかった。
鳴のことなど眼中にすら入らなかった。
時は流れ、災厄のために次々とクラスメイトが犠牲になっていくが、
恒一は平然としていた。人間ぬときはぬんだから脅えるだけ
無駄だと考えていた。彼の興味は小椋のみだった。
彼女さえななければそれでよかった。それなのに運命とは皮肉なもので
小椋の兄が事故した。クレーン車が自宅に突っ込むという大事故だった。

625 :
ブラザーコンプレクスだったこともあるが、それ以上に
身内を失った衝撃に精神の均衡を崩してしまう小椋。
すぐに不登校になった。心配した恒一が何度も
彼女の家に行って説得したが無駄だった。
しばらくして二人は破局した。恋の終わりは彼の精神も破壊した。
小椋だけが生きる希望になったのにそれを奪われたのだ。
卒業を迎えた日、多々良に告白されたが断わった。
予定通り東京の男子校に進学してからは、
夜見北のことを思い出すこともなくなった。
時々赤沢から着信があったが、出ることはなかった。
もう二度と元の恒一に戻ることはなかった。
                                 終わり

626 :
最後まで読んでくれてありがとう
新作ができたらまた投下する

627 :
小椋さん可愛い

628 :
誰か佐藤さんメイン書いてくれ

629 :

一行毎に改行してくれるとありがたいんだが…

630 :
「危ない!」
突然、倒れかかってきたガラス板の下敷きになることを、かろうじてまぬがれた私だったが、
すぐに立ち上がることはできなかった。
あまりのことに腰が抜けてしまったうえ……
「大丈夫、綾野さん」
心配して声をかけてくれたのは、まきこまれそうだった私を間一髪で助けてくれた榊原恒一君だった。
私は、初対面の時から、親しみをこめて「こういっちゃん」と呼んでいるが、
私の方はまだ「彩」とは呼ばれていない。
こういっちゃんが助けてくれなければ私はたぶんんでいただろう。
この時になって、私はようやく「災厄」というものを身近な恐怖として感じはじめていた。
ゆかりが亡くなったというのに、まだ私は呑気にかまえていたのだ。
「う……うん」
差し伸べてくれた手を取ろうとして、あることに気がついた。
股間のあたりに異様な感触があるのだ。
生温かく、そして懐かしさも感じる不気味な感触。
(洩らしちゃった……)
下を見ると、ぺたりと座りこんだお尻のあたりから少しだけ湯気がたち、
漏らしてしまったことは明白だった。
キュロットに見たくもない染みが広がっていく……
それほどまでに怖かったのだが、そんなことよりも」
「ぐすっ……」
家の外で、しかも男の子の前で、はしたなくおしっこを漏らしてしまったことの情けなさが襲ってきた。
こちらを見つめているこういっちゃんの視線を避けるために、立ちあがろうとしたが、
腰も抜けているらしくて逃げだすこともままならない。
私は、涙目を通り越して、完全に泣きだしてしまった。
ここまで惨めな目にあったことはない。

631 :
続かないの?

632 :
綾野さんが失禁するSSは名作

633 :
ごめん。
「綾野さん」「お漏らし」だけでは俺のリビドーはフルスロットらなかった。

634 :
楽しみにしてるぞ

635 :
投稿する時、誰かに作品を見てもらいたかったらageるといいよ

636 :
需要なさそうだけど江藤さん(江藤悠)もの。ストーリー仕立て。
長いけど調整しながら投下する。

637 :

  ――「あの転校生と見崎さんさ、事故に遭ったのって知ってる?」――

  ――「何それ知らない。もしかして3組の災厄で……?」――

  ――「それが偶然らしいんだけどね。一ヶ月ぐらい前だって。トラックに轢かれそうになった見崎さんを転校生が庇ってさ」――

  ――「そういえば何日か休んでたよね。大丈夫だったの?」――

  ――「表向きはね。だけど噂では二人ともその時に頭打っちゃって、それが原因で人格が変わっちゃったって話」――
 
  ――「でも、二人ともいつも通りおとなしくしてるようだけど」――

  ――「そう見えるけどね。実際は二人のせいで3組の女子が次々と犠牲になってるみたいだよ」――

  ――「犠牲? 災厄はもう終わったんじゃなかったの?」――

  ――「そういう意味じゃなくてさ。犠牲になった子はみんな、二人の“奴隷”として夜な夜な奉仕してるんだってさ」――

  ――「何それ気持ち悪い」――

  ――「本人たちは口止めされてるらしいけど、実は既に災厄で生き残った3組の女子の半分が“奴隷”化してるって噂もあるほどだからね」――

  ――「……嘘でしょ? 具体的には誰が……?」――


638 :

  ――「さぁ? そこまでは知らない。みんな普段は普通にしてるらしいし」――

  ――「も、もしかして……?」――

  ――「馬鹿、やめてよ。私は違うからね。そういうあんたこそ……」――

  ――「そんなわけないじゃない! こんな話今知ったんだし!」――

  ――「だね。でもさ、本当は隣の席の子とかがそうかもしれないよ? 意外な子ほどそういう裏の面ありそうだし」――

  ――「確かにね。おとなしい子ほど一度はまったらのめり込んじゃいそう」――

  ――「うん。自分は恋にも男にも興味ありませんよー、って普段から空気出してる子ほどね」――
 
  ――「誰が怪しいと思う?」――

  ――「そうね。多分……」――


639 :

 「ねぇねぇ、悠は好きな男の子とかいるの?」

 「え?」
 昼休みの教室。弁当箱に伸ばした箸が直前で止まり、江藤悠は顔を上げた。
 浮いた話を期待する視線が三つ分、自分を注目している。有田松子に渡辺珊に佐藤和江――よくクラスで行動を共にすることが多い女子生徒たちだった。
 「んーごめん、私あんまりそういうの興味なくてさ」
 またこの手の話題か。胸中で嘆いて、江藤は投げ遣りに返しておいた。
 「悠ちゃんらしいね」とは有田談。話を持ちかけてきた渡辺が「悠はクラブが恋人みたいなもんだからねー」とフォローを入れ、最後に佐藤が「悠にはまるっきり男の噂ないよね」と付け足した。
 「私は勉強にクラブに忙しいから。恋人とか恋愛とかどうでもいいの」
 それに、クラスの現状もある。“例の合宿”から一ヶ月。八人のクラスメイトを犠牲に今年の災厄はひとまず幕を下ろしたが、失った五か月分の時間は取り戻せない。
 精神的にベストを尽くせなかったその分、受験にしても部活動にしても、残りの半年に全力を注ぎたかった。それが、理不尽にんでいった仲間たちへの弔いにもなるはずだ。
 もっとも、クラスに憑り付いていた不安の種が消え去った以上、本来の女子中学生らしい日常を楽しんでも罰は当たらないだろう。有田たちの会話もそれが態度に表れたもの。三人を責めることはできない。
 「そっか。でも確かにうちの男子、幼稚な奴多いからね」と渡辺。
 「まあ、ね。何かあれば下品なことばかり話しててさ。そもそも、そういう目で見れないっていうか。良くて隣の家の幼稚園児みたいな?」
 「ふふっ、幼稚園児はさすがに男子が可哀想じゃない?」
 「珊だって、幼稚な奴って今馬鹿にしてたじゃない」
 「そうね。私からしたらちょっと子供っぽいかな?」
 さすがはクラス一の“美女”渡辺。敢えて“美少女”とは評価されない理由も納得の大人びた風貌と見識は健在だ。
 幼く見られることが多い江藤としては、たまに彼女のことが羨ましかった。中学生としては成長の早い渡辺に比べて、自分はまだ子供の面影が残りすぎている。
 とはいったものの、極端に出るとこに出てしまわれても、邪な視線を引き寄せてしまいそうで気分は複雑。まったく、女子とは難儀な生き物である。
 「でももったいないよね、悠って」
 「何が?」
 「だって悠ってお洒落とかに無頓着じゃない? 素材はかなりいけてるのに」
 「だよねだよね、着飾れば綺麗になるはずだよ」
 「そう?」
 これでも長い付き合いだ。渡辺と有田がお世辞で言っているとも思えない。何かと男子から言い寄られる機会の多い彼女たちのこと。身だしなみには敏感なはず。
 「松子はなんだか最近かなり可愛くなったよね」
 そう言って佐藤が褒めると、有田は首を傾げた。
 「そうかな? まあ気をつけてる方かも」
 「あーそっか。好きな男でもできたな?」
 「な、なんのこと!? そ、そんな人いないよ!!」
 必に否定するあたり図星のようだ。そんな有田の慌てぶりを楽しむように、渡辺と佐藤は追い討ちをかける。
 「もしかしてこのクラスにいるとか?」
 「へぇ、それならかなり絞れちゃうかもね?」
 「……ち、違うよぉ……っ!」
 友人として見ていると微笑ましいし応援してやりたいが、生憎、恋愛と距離を取って生きている自分ではしてやれることはない。
 アドバイスなら渡辺と佐藤に任せた方が有田のためにもなる。一人心の中で納得すると、江藤は立ち上がった。
 「ごめん。ちょっとまだ食べ足りないから購買部でなんか買ってくるね」
 「ったく、色気が足りないな悠は。太っちゃっても知らないぞ?」
 「これぐらいでは太りません」
 お腹をつついてきた佐藤の手を軽くはたき、江藤は席を離れていった。

640 :
 結局、逃げてきた形になったが、自分がいても下手に彼女たちに気を遣わせるだけ。三人だけの方が話も盛り上がるだろう。それに食べ足りないのは事実だし。考えながら歩いていると、江藤はふと廊下の端に同じクラスの男子生徒を発見した。
 「やっぱり深夜に隠れて見るアダルト番組は最高だな。もう全開よ全開!」
 「勇気あるね。僕なら恥ずかしいしそんなことできないよ」
 公共の迷惑も余所に、ありのままの欲望をぶちまけているのは勅使河原か。クラスのムードメイカー的存在として、一学期中、暗い雰囲気になりがちだった3年3組を元気付けてくれたのは感謝しているが、彼の遠慮を知らない性格はこういう場面で稀に欠点になる。
 「まあ一回見てみろって! 興奮すんぜありゃあ」
 「うーん……今度、親が旅行行くからその時にでも見てみようかな」
 相手になっているのは望月だが、普段から真面目で素朴な印象もあってか勅使河原の猥談に付き合っているその光景はある意味で衝撃的だ。
 まあ所詮は彼らも年頃の男子。非難することでもない。こちらは冷めた目で素通りしてやればいいだけだ。
 と、
 「!!」
 勅使河原たちに気を取られていたせいか、江藤は前から走ってきた人影に気づかず、肩と肩を衝突させてしまった。
 「あっ」と叫んですぐ、相手は廊下に倒れていた。
 「ごめんなさい、大丈夫?」
 膝を折って覗き込んでみると、急に振り返った相手の姿が江藤を驚かせた。
 「!!」
 「……………………」
 刹那、にそうなほど美しい純白の顔が視界一杯に広がった。左目を眼帯で隠されて一人ぼっちになった右目が、その中で真っ赤に燃え上がっていた。
 見崎鳴――かつて“災厄”のために〈いないもの〉扱いされていた女子生徒だった。
 「あ、あの……ごめん……なさい」
 〈いないもの〉扱いしていた時の癖で咄嗟に視線が逃げ、無意識に怯えた体が後ろに引いていた。のそっと立ち上がった見崎は黙ったまま足についた埃を払い、床に落ちていた弁当箱を拾い上げた。
 「そ、それじゃあまた……」
 「……………………」
 見崎が怪我をしていないかだけざっと確かめると、江藤は足早に歩き出していた。
 いつ呼び止められないかと胸が激しく鼓動を打ち、江藤は微かな緊張感に囚われた。背中にプレッシャーを貰いつつ、江藤はその場から去っていった。
 「……………………」
 一方、見崎の方は特に気にしていないようで飄然としていた。ただしそれも、弁当箱の中を確認するまでは、だが。
 「!!!!!!」
 変わり果てたその中身に目を剥き、一瞬、声を忘れた見崎は慌てて顔を上げてその姿を探した。廊下の先に既に豆粒大になっていた目的の人物を見つけると、見崎はその背中を睨みつつ唇を噛み締めていた。
 「……っ」
 少女の瞳が、灼熱の怒りで揺らいでいた。

641 :
 放課後。
 「またね悠ちゃん! クラブ頑張ってね!」
 「うん、松子もね」
 手を振りながら教室を出て行く有田に手を振り返し、江藤はノート類を鞄に詰め込む。
 授業が終わってから三十分近く。生徒たちは全員教室を後にして、残ったのは自分一人だけ。そろそろ時間的にも余裕がない。自分もクラブに急がないと、遅刻のペナルティが待っている。
 「じゃあ私も行きますかね」
 呟いて席を離れた江藤だったが、
 「え?」
 不意打ちで扉の前に現れた人影が、教室を出ようとした江藤の足を直前で引き止めた。
 「やぁ、江藤さん」
 にこり、とさわやかな微笑みを浮かべて、クラスメイトの男子生徒がそこに立っていた。
 「榊原……君?」
 一時期、三組の災厄のために〈いないもの〉の役を半ば理不尽な形で押し付けられ、八月の合宿では“惨劇”の渦中にいた例の転校生――榊原恒一。
 こんな時間に教室になんの用だ? 彼は帰宅部だと聞いているが。
 「今から帰るところ?」
 江藤が怪しんでいると、榊原が話しかけてきた。
 「いえ、クラブに行くんだけど……」
 「そっか、偉いな。僕、クラブはしてないからさ」
 「まあ受験だしそれは仕方ないんじゃない? それより私今急いでるんだけど」
 「ん?」
 榊原は首を傾げるだけで道を開ける気配がない。意外と鈍感なのか抜けているのか、普段の態度とはかけ離れたその反応が江藤の胸に微かな違和感を落とした。
 「ああ、クラブなんだよね」
 「だから今そう言ったんだけど」
 「僕、何かに熱心になる女の子って好きなんだ。江藤さんも素敵でかっこいいね」
 「……それはありがとう」
 彼は一体なんのつもりだ。教室に着いても真っ先に席にも向かわず、扉の前で通行を邪魔して自分を褒めちぎるだけ。素直に褒めてくれるだけならそこまで悪い気はしないが、彼の称賛の言葉には所々、意図的に作られたような気持ち悪さがある。
 「だけどごめん、私急いでるからどいてくれないかな?」
 「僕はもっと江藤さんと話したいんだけどな」
 「え?」
 「実はさ、江藤さんに大事な話があるんだ。ほんの数分だけ付き合ってくれない?」
 「……………………」
 わざわざ自分と二人きりになれる状況を待ち、まるで進展のない会話で無駄な時間を潰した挙句、クラブを後回しにして大事な話に付き合えと来たもんだ。胸の中で成長していた違和感が疑念に形を変えたが、ほんの数分ならと江藤は承諾することにした。
 「じゃあ数分だけだよ?」
 「ありがとう江藤さん」
 微笑んで答えた榊原は、「とりあえず座ろうよ」と机に顎をしゃくり江藤に着席を促した。踵を返した江藤が自分の席に腰を下ろすと、続けて榊原も隣の席に座った。
 「ここって前島君の席だっけ? 今いないし借りちゃってもいいよね?」
 「別にいいんじゃない? それより榊原君、大事な話って何? 私、クラブあるからなるべく早く終わらせたいんだけど」
 「あ、ごめんごめん。でも、ちょっと言いづらいことなんだよね」
 「……何? そんなに変なことじゃないから私でも相談に乗れるけど」
 訊いても、榊原は照れ臭そうに頬を掻くだけでなかなか本題を切り出さない。一度教室の時計を江藤が窺うと、そのタイミングに合わせて「実はね」と榊原の声が聞こえた。
 「恋愛について悩んでるんだ」
 正面に向き直ると、頬を赤く染めた榊原が恥ずかしげにこちらを見つめていた。秘密を打ち明けて動揺する視線が、落ち着ける場所を求めて忙しそうに動いている。
 「恋愛?」
 「そう、なんだよね……」
 勘弁してほしい。よりにもよって自分が一番苦手な分野で助けを期待されても、せいぜい無難なアドバイスで励ましてやれるのが関の山。
 確かに彼は、一人の男として女の自分から見ても決して損をするような顔立ちはしていない。例の合宿で亡くなった対策係の“彼女”が、最後には狂ってしまうほど惹かれるのも無理はないだろう。
 災厄がなければ、四月の初めから女子生徒との交友関係には不自由していなかったはず。だが、それとこれとは話がまったく別だ。

642 :
 「あーえっと、榊原君? 悪いけど私そういうのは――」
 「僕、見崎のことが好きなんだ」
 「!」
 その名前と一致する顔が頭の中で再現されると、同時に昼休みの記憶が脳裏に蘇った。
 「………………………………」
 見崎鳴。余所見をしてぶつかってしまい、こかしてしまった時の彼女の姿が、忘れていた不安と緊張感を一瞬、江藤の中に呼び戻した。
 「ねぇ江藤さん、僕、どうすればいいと思う?」
 「え? あ、ごめん、何?」
 「どうすればいいか、って訊いたんだけど……ちゃんと聞いてくれてる?」
 「あ、うん。大丈夫大丈夫。ちょっとボーッとしちゃっててさ」
 何を自分は怖がっているんだろう。昼休みのことならその場で彼女に謝ったはずだし、彼女も特に怒っている素振りはなかった。どうも〈いないもの〉扱いしていた時の印象が強すぎて、その先入観から抜け出せないていない体が無意識に彼女を怖れているようだ。
 しかし、三組の災厄も今では過去の話。彼女は者ではなかったのに、自分一人妄想の恐怖に囚われていても無駄に神経をすり減らすだけ。江藤はもう気にしないことにした。
 「……それでその、どうすればいい、っていうのはどういう意味? もしかして告白したくてもできないから悩んでる、ってことなのかな?」
 「違うよ。見崎とはもう付き合ってるんだし」
 「は?」
 あまりにも自然な流れで告げられて、一度目はその言葉の意味を完全に捉え切れなかった。
 「付き合ってる? 榊原君と見崎さん、付き合ってるの?」
 「そうだよ。一ヶ月ぐらい前からね」
 「あ、そうなんだ……」
 間違いないようだ。思い出せば、榊原は何かと転校当初から見崎のことを嗅ぎ回っていたし、〈いないもの〉扱いされていた時期には二人一緒に見かけることが多かった。
 そこにきてあの合宿だ。共に修羅場を生き抜いたことで、積み重なった信頼がお互いの距離を一気に縮めたのだろう。もっとも今の榊原には、それでも無視できない恋の悩みがあるらしいが。
 「だけど僕、他にも好きな人がいるんだ」
 「他にも? 見崎さんだけじゃなくて?」
 それが悩みの内容か。ますます自分の手には負えなさそうだ。江藤は内心で嘆息した。
 「それは誰? 良かったら教えてくれる?」
 「赤沢さんだよ」
 一秒にも満たない空白が流れて。
 「……えっと、聞き間違いかな? もしかして赤沢さんって言った?」
 「うん。そう言ったけど」
 「……………………」
 からかわれているのだろうか。相槌も打てず、少し体を引いて当たり障りのない言葉を江藤が探していると、そこで榊原が続きを話し始めた。
 「だって赤沢さんは美人だし、僕を守るためにもあんなに頑張ってくれたんだよ? 対策係として、いつも三組の災厄について真剣に考えてくれてたし。だから僕は見崎と同じぐらいに赤沢さんが好きなんだ。できるなら赤沢さんとも付き合いたいな」
 「あ、あのさ榊原君。『好きだ、付き合いたい』じゃなくて『好きだった、付き合いたかった』の間違いだよね? 赤沢さんはあの合宿でんだんだし」
 「生きてるよ」
 「は?」
 「僕が彼女を好きである限り、彼女は今もずっと生きてる。生き続けてる。誰にもんだなんて言わせない。きっとみんなんだって錯覚してるだけ。
 ちょっと体が透明になっちゃってるだけで、今も僕の横にいて『恒一君嬉しい』って喜んでくれてるはずだよ。んでないんでないよ赤沢さんはんでない生きてるよ生きてるんだ、ふふふ」
 ぞわり、と悪寒が全身を駆け抜けた。普段の素朴な面影は一切が消え失せて、酷く病んだ榊原の目が江藤に微笑みかけていた。
 「……っ」
 江藤は、榊原の背後に赤沢の幻影を目撃した。
 「じょ、冗談やめてよ榊原君。私を脅かそうとしてるの?」
 「冗談じゃないよ。僕は見崎も好きだし赤沢さんも好きなんだ」
 「き、気持ちは分かるよ? 赤沢さんも元は三組の一員。彼女がいなくて私も寂しいし。でも、榊原君は見崎さんのことが好きなんでしょ? だったらその……いつまでも、いなくなった人のことを想ってたら……駄目だよ。多分、浮気になるんだし……」
 後、二、三ほど適当に助言を与えてあげたら、すぐに席を立った方がいい。これ以上榊原の話に付き合っていても、自分が得をする未来は見えない。
 しかし、
 「江藤さんは優しいね」
 「え?」
 その一言が、一足先に現実から逃げていた江藤の注意を引き戻した。

643 :
 「勅使河原とか望月とか、他のみんなにこんなこと言ったら変な反応されたのに、江藤さんは僕の気持ちに配慮して優しく慰めて諭してくれる。こんなこと普通じゃできないよ。そういう気が利くところも江藤さんのいい面だね」
 「……そ、そう」
 神に憑り付かれたような榊原の笑顔に動きを封じられて、江藤の顔面が次第に蒼ざめていく。
 「わ、私そろそろクラブに――」
 「実はね、これが僕の悩みなんだ」
 ばくん、と心臓が一度大きく変な高鳴りを打ってみせた。
 
 「見崎や赤沢さんだけじゃない。僕は江藤さん、君のことも好きなんだ」
 
 「なっ」
 榊原は江藤に告白していた。
 「江藤さん、君は素敵な女性だ。僕が好きになるほどにね」
 「な……、なん……そ、でも」
 突然の事態に困惑して、まともに声が出てくれない。初めて男性から告白されたはずなのに、なんの感慨も湧かないどころかたちまち不快な気分に襲われた。
 これだけは駄目だ。これだけは駄目だと繰り返し念押しする頭が、背中を叩いて江藤に拒絶の言葉を吐き出させた。
 「ふ、ふざけないでよ榊原君。私がそんな告白されて嬉しいとでも思ってるの?」
 高まる苛立ちを抑え切れず、つい声を荒らげてしまったが榊原が怯む様子はない。むしろ榊原は、爆発するその感情を温かい目で受け止めて、愛おしそうに江藤を眺めているだけだった。
 だが、その不自然に澄ました態度が江藤の怒りを加速させた。
 「貴方、見崎さんと付き合ってるんでしょ? それなのに赤沢さんが好きだとか訳の分からないこと言って。しかも私に告白するとかどうかしてるんじゃない? もうからかうのは止めてよ! 私、榊原君とどうにかなるつもりなんて全然ないから!」
 「いいな。江藤さんが怒ってる顔もとても可愛くて素敵だよ」
 「……っ」
 尋常ではない。気胸を患った体でいきなり三組に放り込まれ、度重なる災厄で頭をこじらせたのかもしれないが、それでも平然と二股――本人視点だと三股か――の相手を自分に要求してくるこの男は厚顔無恥にも程がある。
 「私もう行くから。それと気持ち悪いから今後一切私に付きまとわないで」
 吐き捨てて鞄を手に取ると、江藤は立ち上がった。
 無駄な時間を過ごしてしまった。偶然自分を好きになり、逸る気持ちに耐えかねて告白してきたのならこちらもまだ応じる余地はあるが、こればかりは論外もいいところ。女を馬鹿にするのもいい加減にしてほしい。これでは一番可哀想なのは赤沢だ。
 「じゃ、見崎さんとお幸せに」
 「……………………」
 こんなだから恋愛は嫌なんだ。胸中で愚痴ると、江藤は歩き出していた。
 「待ってよ」
 「!!」
 ふと、体が後ろに引かれる感覚があった。振り返ると、自分の腕を掴んで立つ榊原の姿がそこにあった。
 逃げる江藤を引き止めようと、その腕を握る榊原の力が一気に増す。
 「いたっ!? 放してよ!」
 江藤は榊原の手を振り払おうとする。だが、生来的に覆せない力の差がハンデになって必の抵抗も榊原には通じなかった。加減するどころかより一層握力を強めたその手が、暴力的な“男”の恐怖を江藤に突き付ける。
 「いやっ! 止めて!!」
 「江藤さん……」
 「え?」
 間近に聞こえた声に、瞬間的に閉じていた目がこじ開けられた。ずいと鼻先まで迫った榊原の顔に気づいたのも一瞬、
 「!!」
 榊原は江藤の唇に、自分の唇を重ね合わせていた。

644 :
 「……っ!!」
 不意打ちの接吻に声を奪われ、思考を断たれた。唇から伝わる未知の感触が電撃のように全身を駆け抜け、その身に起きている現実を江藤に知らしめた。
 「ん、んんっ!」
 キスだ。キスをされている。初めての経験に戸惑い、怯え、呻きながら、江藤は自分の体に密着する榊原の胸を必に押し戻そうとする。しかし、背後に回された手が後頭部を抑え付けているため、離れることさえ叶わなかった。
 嫌だ。無我夢中で自分の唇にむしゃぶりつく榊原の正気を失った行動に、生理的な悪寒が腹の底から滲み出てきて江藤を怖がらせた。
 「な、何するの!?」
 止まない暴挙に身の危険を察知して、江藤は榊原に体当たりをしていた。榊原は「おっと」と一歩、後ろに引いた。
 「最低。こんなことするなんて……っ!」
 涙を目元に溜めて、江藤は榊原をきっと睨む。
 「あれ? もしかして初めてだった? でも僕、江藤さんとキスできて幸せだよ」
 あからさまな敵意を向ける江藤に対して、榊原は何も気にしていないようだ。まるで反省の意思が感じられないその冷めた反応が、江藤の神経を逆撫でする。
 「このこと、先生に言いつけるから! あと見崎さんにも全部話しておくから覚悟しておいてね!」
 それだけ告げると、江藤は逃げるように教室を出て行った。ぴしゃりと強く閉められた扉が、その弾みで一度大きく跳ね返った。
 罵倒された挙げ句、一人残された榊原は、誰もいなくなった教室で呟いた。
 「江藤さんか。いいね、調教し甲斐があるよ」
 嗜虐に歪んだ笑みが、その顔に浮かんでいた。

645 :
 結局、クラブには十五分遅れで到着。適当に作った理由で同級生の部長は遅刻を見逃してくれたが、二学期以降、無遅刻無欠席を更新していた身としては今回の件は地味に痛かった。もう引退まで日は少ないのに、貴重な一日が台無しだ。
 榊原恒一。初めに彼の言葉を信じてしまったのが、すべての原因。何が、大事な相談がある、だ。クラブに行く前に一応口はゆすいたが、あの気味の悪い感触はまだ唇に残っている。
 今思い返しても、彼に唇を許してしまったのは一生ものの失態だ。あれが男の正体、榊原恒一という人間なのだ。普段は素朴を装ってても、いざ欲望の対象を目の前にすると本性を露にする。本当に汚らわしい!
 「もういいや……。明日、登校したら先生に言いつけよう。あと、松子にも話しておこうかな。あの子、珊や和江と違って男に耐性なさそうだし」
 頷いて、江藤は夜の校庭を歩く。クラブの後始末ですっかり遅くなってしまったせいか、辺りに人の気配はない。早く帰らなきゃ、と江藤が校門を通り過ぎた瞬間だった。
 「うっ!?」
 ぬっと背後から腕が伸びてきて口を塞がれた。叫ぶ間もなく、突然現れた襲撃の手は強引に布を顔に押し付けてきた。つーんと刺すような臭いが鼻腔に潜り込み、一瞬で脳みそを麻痺させた。意識が遠のき、江藤はその場に崩れ落ちていた。

646 :
 暗闇で閉ざされていた空間を、光の筋が一閃する。外の世界から漏れてきた淡い明かりが、薄く開かれた瞼の間から侵入し眠っていた目を呼び覚ました。
 「ん……ここは」
 視界に張り付く靄の膜の向こうで、馴染みのない風景がおぼろげに映る。
 一体何が起こったんだっけ。突然の状況に惑わされるが、
 「気づいたみたいだね、江藤さん」
 「!!」
 直前に聞こえた声が、忘れかけていた放課後の記憶を頭の隅から無理矢理引きずり出した。
 「貴方、榊原……君!?」
 目を見開くと、榊原恒一が正面に立っていた。
 はっ、と江藤はそこで初めて気がつく。腕が上がった状態のまま動かない。振り仰ぐと、頭の背後に脚立が立っており、その一部と結ばれるようにして両手が紐で縛られていた。
 「な、何これ……」
 視線を周囲に行き来させると、積まれたダンボールにロードコーン、割れた窓ガラスなど、やけに荒れた部屋の様子が目に飛び込んできた。その部屋の中央で、縦横にくっつけられた机の上に、マットを一枚挟み自分の体が寝かせられていた。
 「えっ、ちょっ、どういうこと? なんでこんな私――」
――監禁されているんだ? 
 しかも何故かブレザーを着ていない。リボンタイとブラウスだけになっている。不可解な状況に戸惑い、江藤は説明を求める顔を榊原に向けた。
 「心配しなくていいよ。僕たちと一緒に楽しもうね」
 周囲に設置された複数の電気スタンドが、首を傾けて微笑む榊原の顔を不気味にライトアップする。微かな狂気を垣間見せたその返事が、無意識に江藤を戦慄させた。
 「や、止めてよ。何するつもりなの……? もし変なことしたら叫ぶからね!」
 「無理だよ。今は夜だし、江藤さんの叫び声は誰にも聞こえない。だよね、見崎?」
 「え?」
 名前を呼ばれて、榊原の背後から小さな人影が一つ現れた。
 「見崎さん!?」
 「ふふ、こんばんは江藤さん。元気そうね」
 榊原の横に並び、見崎は不適な笑みを浮かべて江藤に語りかける。無様な格好をさせられて困惑する江藤を満足げに眺めると、見崎は一歩前に出てきた。
 「江藤さんは知らないと思うけど、ここ、旧校舎の三年三組なの」
 「!?」
 「一度、榊原君たちと来たことがあるんだけどいい所よね。何か大切なものを隠すにはもってこい。旧校舎だから誰も気味悪がって近づかないし、見回りも滅多に来ない。“今の私たちにはおあつらえ向き”じゃない?」
 「なんの話をしているの? 二人して私をこんな場所に監禁して……冗談も止めてよ! 家に帰してよ!」
 必に訴えるが、見崎はにやけたまま表情を崩さない。せめてもの抵抗に江藤が見崎を睨み返していると、今度は見崎をどかすようにして榊原が前に出てきた。
 「ごめんね、今日は帰せないんだ。さっきも言っただろ? 一緒に楽しもう、って」
 「!!」
 制服の詰入りを脱いだ榊原を見て江藤は凍りついた。共に告げられた言葉が最悪な展開を予感させて、江藤の顔面を一気に蒼ざめさせた。
 やばい。逃げなければ。今すぐ逃げなければ後悔する羽目になる。一歩、一歩と距離を縮めてくる榊原の姿を横目で留めながら、江藤は拘束された両手を力の限り動かす。
 だが、予想以上にきつく縛られているせいか、紐が解ける兆しはない。そうしているうちに、
 「怖がらなくていいよ」
 「ひっ」
 至近距離まで詰めていた榊原が腰を折り、覗き込むように顔を突き出してきた。
 「僕の手にかかれば今は怖がっている君も、次第に僕と一緒に楽しめるようになる。そもそもこんなに可愛い江藤さんを酷い目に遭わせるわけないじゃないか」
 榊原は小刻みに震える江藤の頬をすうと撫でると、続けてその頭に手を添えて、髪の中に自分の顔を軽く埋めた。
 「ああ、とてもいい匂いだよ江藤さん。女の子の匂いがする」
 「……っ! さ、触らないで!!」
 咄嗟に頭を振ると、榊原は「ふふ」と小さく笑みを零して後ろに下がった。そんな榊原に、不服そうな顔をした見崎が「ちょっと」と言って近寄る。

647 :
 「ん? どうしたのさ見崎?」
 「ベタベタしすぎ」
 「もしかしてふくれてるの? 大丈夫だよ。僕が一番好きなのは見崎だからさ」
 「でも……」と見崎は敵意の視線を江藤に放つ。
 「もう、嫉妬深い僕のお姫様だな」
 「あっ! んっ」
 肩を引き寄せ、榊原は見崎に口付けする。
 「!!」
 「榊原君榊原君榊原君榊原君榊原君榊原君榊原君榊原君榊原君榊原君榊原君榊原君」
 「見崎見崎見崎見崎見崎見崎見崎見崎見崎見崎見崎見崎見崎見崎見崎見崎見崎見崎」
 無我夢中でお互いの唇を貪り合う二人の過激な熱愛ぶりを見せ付けられて、江藤は反射的に顔を逸らした。
 どうかしている。彼らの愛には健全な要素がまるで欠けていて、本来の中学生らしい純真無垢な部分が一切窺えない。どこか常軌を逸した絆で二人の関係は成り立っている。腐臭を放つ歪んだ愛の臭いに耐え切れず、江藤は叫んでいた。
 「いい加減にしてよ! なんで私がこんなことされなきゃいけないの!?」
 唇を離し、榊原と見崎は江藤に向き直る。
 「そうだね。じゃあそろそろ始めようか」
 「え」
 「心配しないでいいよ。君のお友達がアシストしてくれるからね」
 「私の……友達……?」
 江藤が眉をひそめた瞬間、教室の扉が不意に開き、新たな人影が二つ、中に入ってきた。見覚えのあるその容姿に江藤は目を剥き、思わず名前を呼んでいた。
 「松子!?」
 名前を呼ばれて、そこに現れた有田がにこりと微笑んだ。
 「それに中島さんまで!?」
 もう一人の名は中島幸子。こちらは有田ほど親しい仲ではなかったが、やはり同じ三年三組の女子生徒だった。
 どういうことだ? 何故この二人がここにいる? どういう経緯でどんな理由でなんの目的があって? 江藤は呆気に取られるばかりだった。
 「彼女たちはね、とてもいい子だよ。毎晩毎晩僕に一生懸命奉仕してくれるんだ」
 「は……?」
 「さ、有田さん、中島さん、江藤さんにあれを飲ませてあげて」
 「!?」
 有田と中島は躊躇う素振りも見せなかった。二人とも、自分のクラスメイトが拘束されている状況に疑問も抱いていない。気のせいだろうか。榊原を見つめる二人の顔はどこか恍惚としていて、普段の正気を感じられなかった。
 「松子……! お願い助けて! この紐を解いて!」
 「何をそんなに怖がってるの悠ちゃん? 榊原君に任せておけばすべて大丈夫。悠ちゃんもすぐに気持ち良くなれるよ」
 怪しげな液体が入ったグラスを手にして、有田が近づいてくる。抑揚がない声は人間味が感じられず、酷く濁った瞳には怯える自分の姿は映っていない。そこにいたのは、江藤の知らない有田松子だった。
 「私も最初は悠ちゃんみたいに怖かったよ。だけど、榊原君は最初から最後まで優しく丁寧にしてくれて、私に新しい悦びを教えてくれたの。さ、これを飲んで悠ちゃん。悠ちゃんも私たちと一緒に榊原君と毎晩楽しいこと、しよ?」
 「や、止めて! 中島さん!」
 グラスを押し付けられて、江藤は有田の後ろに立つ中島に助けを求める。
 だが、
 「江藤さん、少しだけ我慢してね」
 そう言って中島は右手で江藤の顎を、左手で頭を掴んだ。
 「うっ!?」
 「ちゃんと全部飲み干してね。効き目はすぐに出てくるからね」
 「い、いやああがっ――」
 中島が江藤の口を開けさせてすぐ、有田がその中にグラスの液体を注いでいった。
 「―――――――っ!!」
 気持ち悪い。慣れない食感と舌を焼く辛味に喉が悲鳴を上げて、胃液が暴れ回った。たちまち吐き気に襲われたが、抵抗の術を失った身には拒絶の自由も許されず、江藤は得体の知れない液体をその体に受け入れるしかなかった。
 「もうちょっとで終わるからねー」
 悪意のないその笑顔が、有田と中島の潜在的で残虐な一面を浮き彫りにする。
 「はい終わりだよ」
 「ゲホッ! ゲボッ!! ぅえっ!!」
 咳き込むが、飲み干した液体が出てくる様子はない。
 その時だった。

648 :
 「!!」
 ばくんと心臓が弾み、視界が一度大きくブレた。
 「……ハァ……ん……ハァハァ……」
 急に全身が火照ったように熱くなり、息が荒くなった。
 「終わったよ榊原君」
 立ち上がり、江藤から離れた有田と中島が榊原に報告する。
 「うん、ありがとう有田さん、中島さん」
 満足そうに榊原が労うと、二人は照れ臭そうに顔を見合わせてから、「あのさ」と榊原に近寄った。
 「悠ちゃんが終わったら私たちも……」
 「いいよ。今日も可愛がってあげる」
 「やった!」
 「ただ、ちょっと時間がかかるから、見崎と外で待っててくれるかな?」
 「はーい」と声を合わせて返事をする有田と中島。「ほら行くわよ」と促した見崎の後を追って、彼女たちは教室を出て行った。
 扉が閉まる音が響き、二人きりになったことを確認すると、榊原はマットの上に乗って江藤に近づいてきた。
 「これで僕と江藤さんだけだね」
 「ハァ……ハァ……」
 この男にだけは何をされても屈しない。胸中で誓って、江藤は榊原を睨んだ。
 どんな下種な手を使って有田と中島を抱き込んだのかは知らないが、不本意なことを強制されて素直に従うほど自分は心は弱くない。洗脳された有田と中島を榊原の毒牙から救い出せるのは、この場で唯一自分だけ。刹那の隙も見逃さない必要がある。
 「江藤さん」
 大丈夫だ。自分に限ってこの男に屈することは絶対にありえない。
 と、榊原は顔を近づけ、すっと江藤の頬を指でなぞった。
 
 「悠……」
 「!!」
 耳元で名前を囁かれた瞬間、今度は頬で電撃のような衝撃が生じて全身に伝播していった。
 「……っ! ん、ハァッ……」
 なんだ今の感覚は? この男は何をした? 痺れた体から次第に電撃の波が引いていき、代わって今度は頭が熱に冒され始めた。のぼせた脳みそが考えることを放棄して、反撃の機会を狙っていた手足から力が抜けていく。
 まずい、このままでは……。顔をりんごのように紅潮させて、江藤は榊原を見返した。
 榊原は江藤の髪を優しく撫で、
 「とても綺麗だよ悠」
 「ハァッ……!」
 次に江藤の顎に左手を添えて、親指でその唇に触れ、
 「こんなに可愛い顔をしてるんだ」
 「んっ……!」
 そしてもう一度、江藤の耳元に口を寄せて息を吹きかけるように、
 「好きだよ、悠」
 「ぅぅん……っ」
 止めて。止めて! 男にこんなこと言われても、嬉しくないはずなのに……っ!
 思考力が低下した頭は防衛機能がまともに働かず、土足で耳に上がり込んできた榊原の声が頭蓋に反響し、自分の心を取り込もうと猛威を振るう。
 「悠……」
 「さかき……ハァ……ばら……ハァ……くん」
 反抗する気力が萎えている。至近距離から切なげな瞳に見つめられて、それを拒否できずに見つめ返してしまう自分を江藤は実感する。
 自分に焦がれる男に触られて、名前を囁かれて、求められて、自分の中で眠っていた女としての本能が疼いている。男に愛される喜びを知ろうと、女としての好奇心が内奥でその存在感を増している。
 いっそこのまま成り行きに委ねてみても――いや、と江藤は顔を振って。
 何を馬鹿げたことを考えているんだ!? どうかしている。どうかしている! 有田に飲まされたあの怪しい液体のせいか? これも全部榊原の目論見、自分を見失ってしまえば榊原の思うツボだ。絶対に、この男の手に墜ちてはいけない。
 「悠」
 「!」
 そこで榊原は江藤に顔を接近させた。既視感のある光景に江藤は直感する。キスだ。キスをするつもりだ。

649 :
 「い、いや……!」
 「嫌じゃないはずだよ」
 榊原は強引に江藤を正面に向けさせ、その唇を奪っていた。
 「んんっ!」
 「……悠! 悠……!」
 合間合間でその名前を連呼して、手馴れた榊原のキスが江藤の意識を独占する。
 「ん……ぅん……うぁ」
 おかしい。首を振るだけでこの男の暴挙を防げるのに、半ば抵抗を諦めている体がそれを許してくれない。放課後にされた時は悪寒を覚えたほどなのに、今では微かな幸福感にこの身が震えている。唇と唇を触れ合わせるのがこんなに気持ちいいなんて。
 と、
 「んふぁっ!?」
 歯と歯の間を割って、口の中にぬめりとした不気味な物体が侵入してきた。
 これは、舌……?
 「や、やめんんぅ」
 拒絶の声もすかさず封じられてしまう。
 「ダメ……ふぁ……ん……ダメだ……よぉ……あむ」
 これ以上はいけない。ここで止めておかないと引き返せなくなる。僅かに残った理性が警告してくれているのに、体が動いてくれない。自分は一体どうしてしまったんだ?
 「!」
 キスに没頭する傍らで、榊原の右手が江藤の胸を捉えた。突然の感触に驚いて、江藤は一度小さく跳ねた。
 「ん! ぅぅ……」
 確実に、榊原のペースに呑まれている。理解しているのに、正直な体は止まない刺激に敏感に応えて、榊原の欲望に屈服しつつある。
 「ああ……む……んふ……ふぁ……うぅん」
 乱暴に粗雑にあるいは優しく丁寧に、緩急をつけながら榊原の手がブラウスの上から江藤の胸を揉みしだく。無遠慮な舌に口腔を犯し尽くされて、気づけば江藤は自分からも舌を絡めるようになっていた。
 「んぁ……」
 二分にも及んだディープキスの末、榊原がようやく顔を離す。二人分の唾液が混ざり合って糸を引き、江藤はとろんとした目で榊原を見返した。
 「ふふ、江藤さんもその気になってきた?」
 「ハァ……ハァ……ン……ハァッ」
 口角から垂れた涎の筋に構うこともなく、江藤は荒く息を刻む。一人の少女から一人の女になりつつあるその顔が、無意識に次の行為を榊原に求めていた。
 
 「いいよ。それじゃあ続けようか」
 「!」
 言って榊原は江藤が着ていたブラウスに手をかけた。
 「……ダメ……ハァ……だよ」
 「本当は嬉しいくせに」
 リボンタイを解き、榊原はブラウスのボタンを順に一つ一つ外していく。
 「……やめ……て……ハァハァ……」
 すべてのボタンを外し終えて、榊原は江藤のブラウスを左右に開く。ほの白く、汚れの知らない純潔な肌がその下に姿を覗かせた。そして、一番大事な部分を隠すように、花柄のブラジャーが江藤の胸を覆っていた。
 すかさず榊原がブラジャーに手を引っ掛ける。江藤は無言で首を振るが、榊原は意に介さない。むしろ、不自然に口数の少なくなった江藤の態度は先を促しているようだった。
 「わぁ、可愛いよ江藤さん」
 「恥ず……かしいよ……ハァ」
 横に二つ並んだ小振りの丘が露にされる。そのてっぺんで自己主張する二つの突起物が榊原の目を引いた。
 「ふふ、興奮してるの江藤さん?」
 そっと榊原が突起物に触れた。
 「はぁっ……ん」
 身をよじらせて、江藤は艶かしい声を漏らす。

650 :
 はっと江藤はそこで我に返る。なんだ今のは? まさかこの自分が? この自分があんな気色の悪い声を出したのか? そんなはずはない。これは何かの間違いだ、と慌てて否定するが、そこで頭を過ぎったのは榊原とのキスに熱中する数分前の自分の姿。
 舌を絡めて榊原とお互いの唇を貪り合うその光景が瞼の裏にフラッシュバックし、江藤に不意の絶望感をもたらした。
 人生の汚点、なんてものじゃない。末代までの恥だ。こんな下種な男に唇を許した挙げ句、裸を見せてしまい、あまつさえ……っ! 
 だが、と江藤は榊原をきっと睨み吸え。
 今ならまだ自分を取り戻せるはず。恐らくこれが最後のチャンスだ。江藤は自分にまたがっていた榊原の股間を蹴り上げようと寝かせていた足を折ったが、
 「!!」
 直前だった。左胸に吸引の衝撃が走り、体がびくりと一瞬痙攣した。なんだ、と江藤が咄嗟に顎を引いてみると、榊原が左胸に口を吸い付けていた。
 「なっ……んんんっ!?」
 ぞくぞくっ、と未知の快感が体の奥底から湧き起こり、一気に全身に拡散していく。
 「くっ……!」
 我慢できなかった。江藤は固く結んでいた口を開け、
 「ふぁっ…ん! はぁぁっ! んっ! んんっ、やぁっ……!」
 榊原の愛撫に応えていた。
 胸を吸われて、舐められて、しゃぶられて。静まりかけていた女としての本能が、再び内奥でその存在感を増していく。沸騰する頭、悦びに悶える体、そして崩れるプライド。
 「さかき……ば……ぁぁっ! ら……はぁぁあっ! くぅん……っ!」
 自分の知らない自分が目覚めて自分の知らない声で啼く。赤ん坊のように自分の胸にすがりつく榊原を見て、江藤は自分の中で何かが消えていくのを感じた。
 「ふぅ」と榊原が江藤の胸から顔を離す。
 「ハァ……ハァハァハァ……」
 「江藤さんのおっぱい、とても美味しかったよ」
 涎を垂らしてそう言った榊原を見て、江藤はぞくりと身を震わせた。
 「じゃ、次は」
 「あ」
 躊躇もなかった。榊原は江藤のスカートをめくり、パンツに手をかけていた。
 「脱がすよ?」
 「ハァ……ハァ……ハァ」
 「返事がないってことは、いいってことだよね?」
 榊原は掴んだ江藤のパンツを下にずらす。細く引き締まった江藤の脚に沿うように、パンツがゆっくりと脱がされていく。江藤は特に拒む姿勢も見せず、その様子を黙って眺めているだけだった。
 「すごく綺麗だよ江藤さん」
 榊原の眼前に、江藤の秘所が晒される。歳相応に茂みが浅く、健康的な桜色をしたそれは処女特有の幼さがあったが、榊原によって念入りに性感帯を刺激され続けた結果、割れ目は濡れに濡れていた。
 「見な……いで……」
 「今更?」
 意地悪くニヤけてみた榊原は、割れ目の線をつつうとなぞってみた。
 「はぁ……んっ」
 敏感に応えて、江藤は切なげな声を吐き出した。
 「江藤さんはエッチだなぁ」
 「違う……よ。榊原……ハァ……君が……ン」
 「もしかして江藤さん、オナニーとかしたことない?」
 「……?」
 「その様子だと、オナニーが何かも分かってなさそうだね」
 嗜虐的な笑みをその顔に作り、榊原は江藤の割れ目に指を添える。「んっ」と江藤がビクつくと、それを合図にするように榊原は江藤の秘所を弄り始めた。
 「オナニーってのはね」
 「ふっ……う、はぁっ、んんっ、ぁっ……!」
 榊原は割れ目をなぞるように指を何度も往復させて、
 「こうやって自分で自分を気持ち良くさせることなんだよ」
 肉豆を摘み、転がし、弄繰り回し、徹底的に江藤の秘所を攻め抜き、その勢いを加速させていく。
 「はぁぁっ! んんっ! うぅぅんっ! あぁぁ、んっ!!」
 それに連れて江藤の喘ぎ声も次第に強烈に、より大胆に、艶かしくなっていった。
 「やぁっ!! はぁっん!! 変に!! あぁ!! 変になっひゃうよぉ……っ!!」
 頭が壊れてしまう。体が壊れてしまう。こんなに気持ちいいことが世の中にあったなんて。果てのない快感に全身を支配され、江藤は恥も忘れて過激によがった。
 もう、どうでもいい。何を自分はくだらないことに拘って男を拒否していたのだろう? 絶える兆しのない愛撫に頭の中身がとろけて、江藤は押し寄せる快楽の波に身を委ねた。

651 :
 が、
 「さて、一旦ここで止めておこうかな」
 「!」
 途中、急に榊原は指の動きを止めて愛撫を中断させた。
 「ん? どうしたの江藤さん? そんな残念そうな顔しちゃって」
 「ハァ……ハァ……ハァ」
 「そっか。もしかしてコレが欲しいのかな?」
 ズボンに手を伸ばし、ベルトを外し、下着を脱ぎ、榊原はそこからそそり立った自分のイチモツを出現させた。
 「!!」
 突然、目の前に男性器を晒されて、江藤は反射的に顔を逸らした。
 「怖がらないでよく見てみなよ。初めてなんでしょ?」
 「…………」
 僅かな好奇心と榊原の言葉に背中を押されて、江藤は恐る恐る榊原の男性器に注目する。
 先端は浅黒く、亀の頭のように丸みを帯びており、本体の部分は充血して膨らんだ脈が数本、縦に走っている。女のそれとは根本から構造が違うようで、初めて見る目には酷くグロテスクに映った。これが男性器――ペニスと呼ばれる男の象徴。
 ごくり、と江藤は喉を鳴らす。
 「……っ」
 保健の教科書に描かれた参考図とは、やはり本物の迫力は比較にならない。その圧倒的な存在感に江藤は呑まれていた。
 「……これを……どうするの?」と江藤は視線だけ榊原に向けて。
 「決まってるじゃないか。“挿れる”んだよ」
 「……!」
 挿れる……? あそこに? 自分のあそこに? だけど、こんな馬鹿でかいモノが本当に入るのか? 知識だけはあっても、経験はなかっため実際にイメージが湧かなかった。
 でも。
 もっと刺激を得たい。欲しい。彼の、彼のペニスが欲しい……っ! 空虚な穴を埋めてほしいと、股間が寂しさで疼いている。更なる潤いを求めて、股間が熱く燃えている。
 瞬間だった。江藤の中で、かろうじて保ち続けていた何かが完全に崩れ去った。
 「それで、江藤さんはどうしてほしいのかな?」
 ギンギンとそそり立つ自分のペニスをわざとらしく見せ付けながら、榊原が問う。
 「……て」
 「ん? 聞こえないないなー」
 「……挿れて……」
 どこか惚けた目で、江藤は呟いた。
 「誰の何を、誰のどこに挿れてほしいんだい?」
 「……ハァ……ハァ……ハァ」
 江藤はぼうっと榊原を見つめながら、
 
 「……榊原君の……おチンチンを……私の……マンコに……」
 にやり、と榊原は口元を歪めてみせた。
 「いいよ。ただ、江藤さんは初めてだし、やりやすいように潤滑剤塗るからちょっと待っててね。それと、その手を縛ってる紐、解いてあげるからね」
 無言で江藤は頷く。
 そして三分後。
 マットの上に仰向けで寝かせられた江藤は、四つん這い状態で自分に覆い被さる榊原の顔を見上げた。拘束から解放された両手は、不安げに榊原の肩を掴むだけで抵抗の気配はない。ここで引き返す選択肢は、今の江藤にはもう考えられなかった。
 「ハァハァ……ハァ……」
 初めての瞬間を目前にして、胸の鼓動が自重してくれない。
 「さ、足を広げて」
 言いつつ、榊原は江藤の足を持って左右に広げさせた。M字開脚にされて無防備に晒された江藤の秘所が、榊原の視線を釘付けにする。
 恥ずかしい格好をさせられて、自分の秘所を男の榊原にまじまじと見つめられて、思い出したように羞恥心が沸いて出たが、同時に芽生えた“見られる”快感がそれを相した。
 「ふふ、江藤さんてば。もうこんなに濡れちゃって」
 十五年間、頑なに守られ続けてきた江藤の女の象徴は、男のそれを受け入れる準備を整えて淫らな蜜で溢れている。待ち侘びた機会が遂に訪れて、まるで喜んでいるようだった。
 「じゃ、挿れるよ?」
 少し体を起こした榊原は、自分のペニスを握り江藤の割れ目にその先端を近づけた。
 これで処女の自分とはお別れだ。微かな恐怖と期待を抱いて、江藤はその時を待った。

652 :
 ぴた、とペニスが割れ目に突き付けられた。
 「んっ」
 敏感に反応する江藤の体。
 「力を抜いて」
 割れ目をゆっくりと抉じ開けるように、ペニスの先端が徐々に内部に差し込まれていく。
 「あっ! んっ、くっ……!」
 断続的に声を漏らしながら、江藤はマットを掴み、挿入の感触に応えている。
 「ううっ! ふ、あっ! く、ぅぅっ! ああっ!」
 これが男のペニス。痛みを従えて侵入してくる極太の肉棒に膣内を蹂躙され、江藤は股間に全神経を集中させる。
 「くっ、きつ……っ。江藤さん、もう少しだからね。我慢してね……っ」
 「さかき……くっ……ばら……くんっ……ああっ!」
 榊原が再び覆い被さってくると、江藤はその首に腕を回した。
 「あ……っ!」
 「はっ、挿入った。全部挿入ったよ、江藤さん!」
 「くっ……ハァ……ハァ……う、うん……ふ、ぅっ」
 「この肉壁に締め付けられる感覚、最高だよ江藤さん。分かるかな? 僕たち今、繋がってるんだ。一つになってるんだよ」
 自分の膣内でその存在を訴えてくる強烈な感触に、江藤は今がその時だと知る。苦悶の表情を浮かべながら、江藤は首を二回縦に振った。
 「それじゃあそろそろ動くよ。大丈夫だよね、江藤さん?」
 「……ゆう……」
 と、そこで。
 「ん?」
 「……ゆう、って呼んで……」
 切なげで目で榊原を見、甘えるように江藤は呟く。
 「ふふ、いいよ悠。二人で一緒に快楽の果てを目指そう」
 江藤の髪を優しく撫でながら、榊原は答えた。
 「くっ、あ……っ」
 ゆっくりと榊原は自分のペニスを抜いていく。
 「はぁっ……!」
 間髪入れず、二度目の挿入。
 「うぁっ! ふっ! う、ん……っ! あぁ、ん、は、ぁっ……ん!」
 挿れて、抜いて。挿れて、抜いて。挿れて、抜いて。粘膜と粘膜が混ざり合い、ぶつかり合い、淫らな音を立てながら、榊原のペニスが江藤の膣内を往復する。繰り返されるピストン運動に江藤は切実に悶え、そして喘いだ。
 「んあっ! さかき……んっ、ばら、くっ、ぅぅん……っ!!」
 気持ちいい。肌を擦り合うだけでこんなに気持ちいいだなんて。これが、セックス。知らなかった今までの自分が気の毒なほどだ。ああ、もうこのままどっかへ飛んでいってしまいそうだ……っ!

653 :
 加速するピストン運動。突き上げられて、快楽の波に翻弄されて、耐え切れず江藤は自分からも腰を振るようになっていた。
 「もっと!! んっ、もっと、来て、はぁっ! ふ、ぁぁんっ!」
 眉根を寄せて、汗で濡れた髪を額に張り付かせて、媚びた声で江藤は榊原を求める。
 「ゆうっ! ハァッ! ハァッ、ん! ゆうっ!!」
 榊原もまた、荒く息を刻みながらそれに応えた。
 二人は、獣のようにひたすら下半身だけ上下させていた。
 「あ、そろそろイっちゃいそうだ……っ 中に出したい! 中に出していい、悠!?」
 「な、中に、んっ、出す!?」
 中に出す。
 その言葉の意味が分からない江藤ではない。素人知識だが、性教育の授業で教わった内容は、悪例として紹介されたエピソードと一緒に記憶の片隅に留められている。後先考えず、その場のノリで性行為に走ったカップルの末路は同情できるものではない。
 だが、この際そんな小難しいことはどうでも良かった。リアルタイムで与えられる快楽にただでさえ必な今の江藤には、それを思慮できるほど理性に余裕は残っていなかった。
 だから、
 「出して! 中に出して……っ! 中にっ……!!」
 江藤は叫んでいた。
 知りたい。この快楽の果てに何があるのかを。味わってみたい。そこで得られるものを。本能と欲望で満たされた頭はそれ以外の未来を拒み、迎えたラストスパートに江藤は一心不乱に腰を振り続けた。
 「あ、出る……っ!」
 「!!」
 瞬間、榊原の声が耳を殴った。
 直後だった。榊原のペニスから発射された大量の白濁液が、江藤の膣内に解放された。
 「ああっ……っ!」
 榊原の遺伝子が詰まった熱い奔流を受け止めて、全身が痙攣する。
 「あっ……はっ、あっ……あぁ、はっ」
 お腹の中で広がっていくその感触を実感して、江藤は人生最高の充実感に酔い痴れた。
 「ハァ……ハァ……すごいよ悠……もうこれ以上……ハァ……出ない」
 言って榊原はゆっくりとペニスを抜いた。抜いてすぐ、精液と愛液が混ざり合った粘り気のある液体が、江藤の割れ目からとろりと零れてきた。
 榊原の首に回していた腕を離し、どっと江藤はマットの上に頭を寝かせた。
 「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……」
 電気スタンドに照らされて、天井に映し出された室内のシルエットが儚げに揺れる。その光景を虚ろな目で眺めながら、江藤は事後の余韻に身を浸らせた。
 もう、すべてがどうでもいい。恋愛を避けていたことも、品のない男子を蔑んでいたことも。至福の境地に達した今、すべてが瑣末なことだ。女の悦びを知ったこの体が、幼稚な常識で生きていた昨日までの自分を嘲笑っている。
 心身共に大人になれた自分に満足し、江藤は押し寄せてきた眠気に負けて瞼を閉じた。
 「調教完了」
 意識が薄れていく中で、ふとそんな言葉が聞こえた気がした。

654 :
 それから一週間後。
 旧校舎の旧三年三組の教室で、淫らな行為に励む男女の姿があった。
 「ああんっ! もっと! もっと突いて!! はぁ、っ……ん!! ぁんっ!!」
 「あ、出る!! そろそろ出すよ!!」
 バックの体勢で、突き出した腰を懸命に振るのは江藤だ。恥もなく甲高い声を上げて喘いでいるその乱れぶりには、かつての素朴で用心深い少女の面影はなかった。
 「い、イく! イっちゃうよぉ!! あ、ああぁ……っ!!」
 ペニスを深く腰に突き刺された状態で、江藤は絶頂する。恍惚とした表情でその快感に身を震わせると、江藤はうつ伏せでマットの上に倒れ込んだ。
 「ハァ……ハァ……ン、ハァ……榊原君の……一杯……溢れてる……ヘァ」
 「じゃ、今日の分はここまでだからね。続きはまた明日でもしよう」
 服装を整えて、江藤とのセックスを終えた榊原が立ち上がる。腰が砕けて動けないのか、江藤はマットの上にうつ伏せたまま、榊原を引き止めようとした。
 「あ、待って……! もう一回、もう一回でいいからしようよぅ、榊原くぅん」
 「駄目だよ。今日もこの後、順番待ってる子がいるんだから。ほら早く着替えて」
 それだけ告げると、榊原は教室を出て扉を閉めた。
 「ふふ、もうセックスにぞっこんのようね彼女」
 教室を出ると、廊下の陰から見崎が現れた。

655 :
 「うん、すごいよ江藤さん。この一週間でフェラやクンニ、正常位、騎乗位、対面座位、後背位と色々経験して僕を唸らせるほどになったよ。有田さんや中島さん、
  他の子もすごいけど、彼女の場合は将来性もあって段違いだね」
 「予想以上の速さで江藤さんの奴隷化は進んでそうね。ま、そうでなきゃせっかく始めた三組への復讐の意味がないわ。いずれ三組の女子のみんなには、私たちの奴隷になってもらわないと」
 「まったくだね。男子たちにもいずれ鉄槌を下さないといけないけど」
 そもそも、我が身可愛さで自分たち二人に〈いないもの〉役を押し付けておきながら、いざ災厄が終われば手放しで喜んいる三組の生徒たちは、無責任にも程があるだろう。
 謝罪も忘れて残りの学生生活を気楽に過ごそうと考えているなら、そのふざけた認識をへし折ってやる必要がある。そんな勝手が許されるわけがない。
 「江藤さんには、僕が江藤さんが好きだったって嘘の告白をしてその反応でセックスの具体的な手順や内容を決めさせてもらったけど、結果なるようになったね。男に対して興味なさそうだったから最初は苦労すると思ったけど、意外とあっけなかったな」
 「江藤さんには……榊原君が私に作ってくれたお弁当を台無しにされたからね。それだけは謝っても済むことじゃない。だからせいせいしたわ」
 「ふふ、見崎ってば。弁当ぐらいいくらでも作ってあげるのに」
 基本的に、復讐相手の人選は見崎の裁量に任せてある。一応、女子生徒全員の奴隷化は予定しているが、その順番を決めるのは見崎の役目だ。
 人選の基準は白い目で見られた、陰口を叩かれた、合宿でそうとした、性格が気に入らない、嫌われてる気がする、なんとなく腹が立つ、など客観的で合理的な理由が大半を占める。
 江藤の場合は、弁当を台無しにしたことが見崎の逆鱗に触れてしまったらしい。自分としてはそこまで拘るほどではないのだが、しかし確かに、見崎の立場になってみればその怒りも納得できる。
 「それで榊原君、次のターゲットなんだけど……」
 と、見崎はそこで一枚の写真を取り出した。
 「あ、そろそろ次の子、行っておこうか」
 答えて榊原は、渡された写真に写った女子生徒の顔をまじまじと眺めた。
 「ふーん。この子に何かされたの?」
 「ええ。彼女、教室ですれ違った時、こともあろうに私に気づいて一瞬驚いてたから。きっと普段から私が無差別人鬼に見えてて、すれ違いざまに刺されるとでも思ったんでしょうね。失礼にも程があるわ」
 「なるほど、十分な理由だね……」
 何故三組の生徒たちは、こうも見崎に冷たいんだろう。災厄による影響は言い訳にならない。勝手に見崎を〈いないもの〉にして邪険に扱ったり、者の烙印を押したのは彼女たちなのだ。
 根本的な部分から、彼女たちには他人への配慮が明らかに欠けている。やはり、三組に蔓延る歪みは自分たちが矯正してやる必要があるようだ。
 「いいよ、それじゃあ……」
 写真を眺めながら、榊原は言う。
 「次のターゲットは、多々良さんだ」
 二人揃って不気味に微笑む榊原と見崎。
 三組の災厄はまだ、始まったばかりだった――。

                                                                                                終わり

656 :
ごめん。長すぎたし最初の方色々失敗した。
とりあえず終わりだけど、書いてる途中でなんか江藤さんが可哀想になったから健全版ハッピーエンドルートの
SSをいつかvipに投下するかもしれん。まあ偶然見つけて気が向いた人はぜひ。
以上。スレ汚しスマソ

657 :
面白かった
GJ

658 :
よかったよ。
かなり時間もかかっただろうし、その労力が報われていると思うわ。

659 :
イイ!イイよ!!
GJ!!

660 :
GJ よくやったわ
ちょうど江藤さんものが読みたかったし

661 :
すげぇ良かったわ VIPでの投稿も期待してる

662 :
「今日も、するよ」
「だめだってば」
 ふたりきりになって、榊原くんが嬉しそうな顔で迫ってきた。わたしがそう
されるのを嫌がると知っていて、眼帯を取ってしまう。
「うん、綺麗だ」
 見合う位置に顔を置いて、蒼い瞳に見入って満足そうにうなずいてから、
「これを」
 眼帯の代わりに布でわたしの目を隠す。左目だけでなく右目まで。
「これじゃ、なにも見えない」
「見えなくても、問題ないよ」
 くすくすという笑い声が近くで聞こえる。息遣いの音も、息が首筋に吹きか
かってくるのも感じる。くすぐったくて、身震いしてしまう。
「あっ」
 息でなく、手で触れてきた。髪の毛をそっと、優しく撫でられて、ぞくっと
背中が痺れた。
 ちょっとした、いたずら。彼にこんなことを許してしまうくらい、わたしは
変わってしまった。〈災厄〉がとまって、穏やかな生活を榊原くんと過ごして
いるうちに、わたしは……。
「あふっ」
 自分の口から漏れた声に、カアッと両頬が熱くなる。えっちに聞こえる声。
決して自意識過剰でなく、榊原くんの耳にも同じように聞こえたはず。
「見崎、また敏感になったんじゃない」
「なったとしたら、榊原くんのせい」
 からかい混じりに言われて頬がさらに熱くなって、必に言いかえしてしま
う。
「もっと敏感になってほしいな」
「ああん」
 耳もとでささやかれ、息と声だけで感じてしまって、高い声が出てしまう。
 もっと敏感に、もっとえっちに、榊原くんの手がわたしを変えていく。髪か
ら背中へ降りた手にまさぐられる。手のひらは背中からお腹にまわって、胸も
とへ。服越しに、ゆるやかに揉まれて、声がとめられなくなる。えっちな声を
響かせてしまう。
 視覚を封じられているから、触覚が鋭敏になる。〈人形の目〉を隠されて、
今は普通の女の子と安心できている。
 だからこんなに感じてしまう。肌が汗ばみ、とろとろに溶けていくような感
覚に落ちこんで、感情が乱れ、なにも考えられなくなりそうで……。
 榊原くんは、露出してくる肌に触れるし、服の上からも触れる。でも、服を
脱がそうとはしない。彼なりに節度を持っている、らしい。
 脱がされないことにほっとしていながら、心の奥でもどかしく思っている。
服で隠されている部分にも直に触れてほしいと願っている自分がいる。
 男の子なんだから、えっちなことを、えっちそのものをしたいはずなのに、
そこまで迫ってこない。わたしの体に魅力がないから?
 確かめたい。わたしから服を脱ぎ捨てて迫っていけば、喜んでくれるだろう
か。それとも苦笑いして、遠慮されてしまうのか……。
 切ない思いに耽ったのはほんの一瞬。次の瞬間には目隠しされた視界が真っ
白に輝く。優しく触れられているだけでわたしは気持ちよく、とっても気持ち
よくなって――
 ――気がついたときには、後ろから抱き支えられていた。あまりに感じすぎ
て、意識が飛んで、力が入らなくなっている。
「ひどいよ、榊原くん」
 重い腕をあげて、目隠しを自分ではずす。まぶしさに、なんども瞬く。
「えっと、敏感になりすぎた?」
 榊原くんがあわてている。わたしを気遣う目を向けてくる。
 おかしさに、笑ってしまった。目隠ししているときにはなにもできないわた
しだけど、瞳を開いているときには榊原くんよりも強い。
「埋め合わせ、して」
 じっと見つめると、こくりとうなずきを返してくる。蒼い瞳でも彼を見てい
ることが、今はまったく気にならなかった。
(終)

663 :

続きも読みたいです…

664 :
乙乙
なかなかいい短編だ

665 :

いいね、この二人の淡々とした触れ合いが見たい

666 :
乙 今後もがんばって

667 :
改行なり使ってもうちょっと読みやすくして欲しい

668 :
乙〜♪

669 :
>>667
携帯かスマホで書くと横幅が小さいからこうなる事がある

670 :
うむ

671 :
捕手

672 :
ふむ

673 :
援交してそうなキャラって誰だと思う?

674 :
未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲
未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲
未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲
未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲
未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲
未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲
未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲
未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲
未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲見崎未咲未咲
未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲
未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲
未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲未咲

675 :
綾野ちゃんは学校サボって援交してるよ

676 :
(ヾノ・∀・`)ナイナイ

677 :
>>675
そういえば学校サボって私服で出歩いてたな
あれはそういうことだったのか…

678 :
どう解釈したらそうなるんだよワロタw

679 :
どうせアンチか何かだろ

680 :
ヲイヲイwww
大丈夫かよ此処…(゜o゜)

681 :
   /::'.:::..::::::::.......       `
.  /::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....    ミヽ.
  /:::::::::::::::::::::::::::::::.................::::. ::. .:. ヽ
. ′::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::.:.ヽ \
. : .::::::::::::::::::::::::::::::::::i::、: :::ト、k::}::::::.l!  }
  :. :::::::::::::::::::::::::_弋乂\トl"リ|::::::. ! ヾ  糞スレ
  { :.::::::::::::::::::::::∧ィf坏ヽ _>__斗:::::: }   l|
  :.:::::::::::::::::::::::::: 圦r少/   ノ:::::ノ 、_ノ
.  ヽ ::::::::::::::::::::::::\/    '/:::乂ゝ
   乂:::::::::::::::::::::::::\--≦人l‐-ゝ
     `ヽ、::::;::::::|)ー‐ヽニム
       'ー"l/\{、ニニムニム、
           |:マニニム、ニ\_
           ヽ|ニ!ニニニ≧《_シ
             |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i、i:ヽ
         |⌒\|        |/⌒|
         |   |    |    |   |
         | \ (       ) / |
         |  |\___人____/|   |
         |  |   ヾ;;;;|    |   |
                 ,lノl|
               人i
              ノ:;;,ヒ=-;、
             (~´;;;;;;;゙'‐;;;)
           ,i`(;;;゙'―---‐'ヾ
           ヽ;;';ー--―-、'';;;;;゙)

682 :
飛び下痢
                   ヽ  ヘ ノレ,
       ∧_∧      ヽ(。、::。.::・'゜・' )〆
      (´Д`*.)    / ̄ ̄ヽ::。 ).。::  θ)
        i i⌒\__ノ     ノ::・'゜。'゜ )ゝ
        ヽヽ ヽ    / /。、 ::。 )ヽ
         )) )-─/ /’ /Υ/ γ\ヾ
         // /  //  /  // /\    \
        ((__ノ  // /   (_(_,ノ  )    )
            // ノ       / / /
            |_|_/        / / /
                    (  (  <
                     \ \ \
                     (⌒_(⌒__ヽ

683 :
保守

684 :
保守っす!

685 :
保守ですぅ〜

686 :
我、保守せり

687 :
一時期の勢いはやっぱりアニメ終わるとなくなるのかねぇ

688 :
発つ鳥跡を濁さずどころか血みどろだったからなぁ・・・

689 :
いやいや、なんか変な噂もあるよ。
続編だかスピンオフだか知らんが
綾辻サンがなんか書くらしいよ。
映画もあるし、また盛り上がってくんねーかしら。

690 :
赤沢のビキニ姿がまた見たい

691 :
あんな醜い姿もう見たくありません(´・ω・`)

692 :
キャラデザはアニメが素晴らしかったが、
キャラクターとしては漫画版が一番好きかも
鳴が美人過ぎる
最後に義眼が割れたり、恒一とイチャつくシーンがあるのもいいね

693 :
>>689
鳴と恒一の子供が主役だったり

694 :
>>692
なんだ鏡か
マンガ版の鳴の絵はなんか妖しい美しさがあるな

695 :
アニメは漫画の画でやって欲しかったな

696 :


697 :
夏の祭りで、うたたねがアナザーのエロパロ描いてた。
ここで妄想されているような内容で、とてもよかった。
本人は出来に満足していないようだけど、俺はすげえ評価するぜ。

698 :
虎穴で赤沢の同人誌ゲットー!

699 :
賢者タイム

700 :
スタート

701 :
映画ってもう公開されてんの?

702 :
8月の頭くらいに始まってるよ
内容は鳴は可愛かった

703 :
鳴役は橋本愛だっけ
あの子は、ホラーにばっかり良く出るね

704 :
 榊原恒一が東京に戻り、高校に入学してから一ヶ月ほどして、大きな荷物が
届いた。
 自分の身長に匹敵する長さの箱に恒一は、いったい何だ、どこから来たのか
と首を捻り、伝票を見て顔が引き締まった。送り主の住所は夜見山。送り主の
名は「霧果」。
 ちょうど家にいた父の手を借りて家のなかに運び入れ、一番ひろいリビング
で開封した。
 箱に横たわっていたのは人形。見崎鳴をモデルにした、彼女そっくりな人形。
左目は眼帯で隠されて、晒されている右目は漆黒の瞳。彼女の右目がそのまま
義眼で再現されている。
 開ける前からうすうす予想していたものの、黒を基調としたゴシック調の衣
装をまとった美麗な姿に目を奪われ、息を呑んだ。
「ほう。すごいじゃないか」
 父親も箱を覗きこんでじっくりと観賞し、感嘆の声をあげた。
“彼女”についてあれこれ尋ねてくるのをのらりくらりと躱し、恒一は人形だ
けを自分の部屋に運んだ。
 ひとりで相対し、あらためて念入りに目を走らせ、吸いこまれそうになる。
鳴が地下で人形に“化けた”ときのことが脳裏によぎった。
 ストッキングが紐で吊りあげられているのに気づき、ひょいとスカートをめ
くった。やましい気持ちはまったくなく、どうなっているんだろうという素朴
な興味で。
 ガーターベルトが腰にあった。そうとわかるくらい、大きくめくっている。
当然、一番大事なところも露わになって……下着を穿いていなかった。ストッ
キングを着用しているのに、穿いてない。人形だから穿いてなくてもおかしく
ない。などと考えたのは刹那。
 露わになった股間に穴が空いている。恒一はぽかんと口を丸くし、次の瞬間
頬がカアッと熱くなる。
 彼は、そういう人形があると知っている。擬似セックスをし、欲望を解消す
るのに使うもの。
 頬だけでなく顔全体が熱くなり、額に汗が滲む。息を吸っては吐き、を繰り
かえし、時間をかけて落ち着きを取り戻した。

705 :
 恒一は考える。霧果は自分と鳴の関係を知っているのだろうかと。
〈災厄〉が去った二学期になって告白し、受け入れてもらって恋人として付き
合った。三月を迎えて卒業が近づき、別れが迫ったときには、距離が離れても
恋人でいようと誓い、キスをした。でもそこまでだ。服の上から触れたことは
あっても彼女の裸を見たことはない。
 四月になって恒一は東京、鳴は夜見山。遠距離恋愛中。以前は「嫌い」と彼
女が宣言した携帯電話を使い、まめに連絡を取っている。
 離れていてもつながっている。でも声が聞けるだけ。姿は見えない。
 向かう人形の姿を目に収め、スカートを元に戻す。整った姿に考えこみ、ま
ためくってしまう。いけない部分を見つめてしまう。見つめながら考えてしま
う。
 これは人形。霧果が作った人形。股間にあるのは人形の穴。
 鳴の股間はどうなっている? 女にはワレメがあり、ワレメのなかに穴があ
るはず。
 見たことのない彼女の穴を想像しようとしてまったく想像できず、目の前に
ある穴が鳴の股間にもくっついているような気がしてくる。
 おかしな気分になっている。彼の股間はもっこりとふくらんでいた。オスの
器官は穴に入るのにちょうどいい、肉の棒と化している。
 突っこみたくなる。鳴の穴に、女の穴に、勃起したペニスを……。
 首を左右に振る。これは人形の穴。鳴の穴じゃない。入れたいと願う相手は、
遠く離れた地にいる彼女。
 ならば、彼女を想ってこの穴に入れればいい。頭のなかに、危うさを含んだ
ささやきがひろがる。
 彼女を想ってしごくのと変わらない行為。オスの昂りを鎮める行為を、躊躇
することなんかない。
 ズボンに手がかかる。脱ごうとして、ぐっと唇を噛んだ。
 この人形は、霧果作。鳴の母親が作ったものを欲情の捌け口にするのは、お
かしい。
 彼女の母親が、誘っている。鳴に似ていながら鳴でないものを目の前にぶら
さげて。いかに鳴本人を想ったところで、これに乗ってしまったら……。
 恒一の目に強い光が宿る。きつく唇を噛みしめて、部屋を出ていく。

706 :
 箱に緩衝材として入っていた発泡スチロールを持ってきた。適当なサイズに
切り、穴を埋めていく。
 人形に穴は必要ない。自分に穴は必要ない。欲しい穴はこれじゃない。心で
唱えつづけ、接着剤で完全にふさいでしまう。
 スカートの裾を整え、ほっとする。心なしか、美しさが増したように感じら
れる。
 これこそ、今の自分を慰めてくれる人形。鳴にそっくりな姿を前に、実際の
彼女へ思いを馳せる。休みになれば会いに行く。そう決めている。
 彼の股間は熱くなることなく、胸だけがほんのりと温かくなった。
(終)

707 :
漢だ…!!

708 :
是非SSで頼むッ

709 :
anotherのss減ったねぇ…
何故だ!?
まどマギやローゼンは未だに人気なのに!

710 :
つまりその程度の人気だったということで・・・

711 :
ローゼン…?
つーかSS事態が衰退してる気がする

712 :
この板自体が衰退してんだろ
鳴ちゃんがいればそれでいい

713 :
なんやかんやで人いるのな

714 :
マダー?

715 :
誰か投稿してチョンマゲ

716 :
>>715
下手でもいいから自分で書いてみるのおすすめ

717 :
そうするわ

718 :
age

719 :
保守〜♪

720 :
ゆかりの大きなおっぱい

721 :
んだ女の子達を姦する恒一

722 :
続編とかスピンオフとか色々
噂があるけど真偽は?

723 :
スピンオフは連載中だし続編も確定してんじゃん

724 :
スピンオフなんてやってたんだ
どんなんなの?
見崎鳴の人間見?

725 :
鳴ちゃんと恒一が二人でイチャイチャしながら鳴ちゃんの夏の怪談話

726 :
デ・ジ・マ!!?
何処でやってんの!?

727 :


728 :
鳴「子供の名前は何にする?こ・う・い・ち・君」

729 :
恒一「やっぱり泉美かなぁ。僕が唯一愛した人の名前だし。」

730 :
ひどい妄想だなw

731 :
むしろ妄想が足りないぞ。草ばっかり食ってないで肉を食え

732 :
恒一「子供の名前は怜子で」

733 :
中尾「姓名判断と命名ならマカセロ−」

734 :
漫画版怜子さんエロすぎ。絶対あの後
恒一「・・・怜子さん・・」サス
怜子「・・・ッ・・・ゥ・・」
恒一「・・・・・」ナデ
怜子「・・・・うなじ・・・・・撫でないで・・・・」
とかなると思ったのに。清原さんは何をしたかったのだろう・・。
ラストはやけに泣けるし

735 :
同意

736 :
最近、俺が嵌ってる風俗が有るんだけど。
即プレイってヤツ。さりとて、お金もないしなあ。
激安ってのでも探していくと、大塚とか池袋に突き当たった。
特に池袋は激戦区で、値段が安いのにかわいい子がわんさか居る。
ラブホも激戦で、平日の午前中だとガラガラ・・・割引してるところも特に東池袋だと多い。
受付の有る店が狙い目で、
プレイ時間によってはAFが無料とか、潮吹き?が無料とか、色々選べておつだよ。
お金が有ると、渋谷や大久保に遠征するが、高くてブスだと勘弁。

737 :
姫初めはよ

738 :
Anotherの世界じゃ、コドモは作るのではなくすもんだ

739 :
者が生者をすのではなく、者が生者を孕ませて産まれなおそうとする
展開でも問題ねェんだぞ?

740 :
恒一の中の人って上条さんと同じ人だったのね。

741 :
恒一「人形のふりしたら見崎の家にいても気付かれないかもしれない」

742 :
赤沢さんと屋上でイチャイチャssの人はどこに行ったんだああああ
続きみたいよおおお

743 :
後輩「見崎先輩と榊原先輩をくっつけたい」

744 :
赤沢「表出ろ」

745 :
これが「Fate」か。

746 :
恒一「もう付き合ってるよ」
鳴「///」

747 :
恒一「あのさ、レイプしてもいいかな?」
鳴「え?」
恒一「童貞を捨てたいんです。お願いします。」
鳴「え、え、え?もしかして断ったらレイプするつもり?」
恒一「できればしたくないんだけどね。」
鳴「・・・せめて段階を踏ませてほしい」
恒一「好きです。付き合ってください。」
鳴「え?う、うん・・・いいよ。いいけど・・・」
恒一「はい、今日の分ね。」
鳴「ナニコレ?」
恒一「僕の精子。」
鳴「・・・」
恒一「じゃあ見崎も明日から毎日持ってきてね。」
鳴「何か辛いことでもあったの?私でよければ相談乗るよ。」
恒一「あっ!見崎の分ってのは愛液のことだから。なるべく新鮮な愛液がいいな。」
鳴「もういい。榊原君の好きなようにして。」
恒一「それってレイプしてもいいってこと?」
鳴「うん。でも、していいのは榊原君だけ。他の人にされるのだけは嫌だから。」
恒一「分かった。今日から見崎は僕専用の肉便器として生きるんだね。」
鳴「うぅ。」
恒一「処女?何カップ?初潮はいつ?オナニーの頻度は?中派?クリ派?後でアンケート渡すからちゃんと答えてね。」フヒヒヒヒヒヒ
鳴(ピルとアフターピルを処方してもらおう)

748 :
初めて書いたけどこのレベルならもっと長いのも書けそうだ
改善点とコツを教えていただきたい

749 :
エロパロなんだし地の文でも書いてみたら?

750 :
改行しようぜ……

751 :
だな。

752 :
無能沢の1秒間に10回対策発言

753 :
無理に描写なしで会話だけでやろうとすると大変になるぞ

754 :
「すごいね、榊原くん。なんども出してるのに、かちんかちんだよ」
 くすくす笑いながら鳴が言ってくる。ぼくは答えに困る。
 鳴とふたりきりになって、キスしているうちにたまらなくなった。
 たまらなくなったのはぼくだけじゃなくて、鳴も。ズボンが突っ張っている
のを撫でまわして顔を赤みを濃くすると、いそいそとしゃがみこみ、甲斐甲斐
しく脱がせてくれた。外に飛び出したおちんちんを舐めまわし、あまりに気持
ちよくて出してしまった。
 ぼくもお返しに鳴の前でしゃがみ、パンティを引き下ろしておまんこを舐め
た。鳴が艶かしい声で喘ぎ、高い声をあげてイッた。おまんこがぼくの唾だけ
でなく愛液でもびっしょり濡れた。
 あとはもう、やるしかない。裸になって、鳴があお向けに寝転がってぼくが
かぶさる。おちんちんをおまんこへ入れて、腰を振って、なかに出した。
 出し終わっても鳴のおまんこが離してくれない。おまんこのなかが気持ちい
いから、離れられない。抜くことなく腰を振りはじめて、今日三度目の射精を
果たした。
 自分でもあきれるくらい出していて、固いままだから、鳴に笑われて当然。
「ぼくって、すごいのかな? 男ならこれが普通なんじゃないの?」
「さあ。わたしは榊原くんしか知らないから、なにが普通かわからない」
 鳴の笑顔にからかいの色が浮かぶ。
「ぼくだって鳴しか知らない。でも、鳴が普通の女の子って知ってる」
「……そうかしら」
 いきなり鳴の顔が翳った。
 鳴が言いたいことはわかる。普通の女の子は〈人形の目〉なんて持ってない
と。鳴は服を脱ぐときに眼帯もはずし、蒼い目でもぼくを見上げている。
 ぼくが「普通」って言ったのは、そういうことと関係ない。
「男の子が好きな女の子と、こういうことするのは普通だろ」
「……普通、好きだからってここまではしないんじゃない?」
 確かに、まだ中学生なのにセックスまでしちゃうのは、普通じゃないかもし
れない。
「ここまでしちゃうくらい、ぼくは見崎が好きだよ」
 言い切って、鳴の綺麗な顔を見下ろす。
 鳴だって、許してくれたんだから、今こうしてつながっているんだから、ぼ
くのことが――
「ええ。わたしも榊原くんが好き。大好き」
 熱っぽく言ってくるだけでなく瞳がきらめいている。漆黒の目も、蒼い目も。
 鳴みたいに綺麗な女の子がぼくを好きになってくれるなんて、嬉しすぎる。
 鳴とこうしてひとつになれるなんて、幸せすぎる。
 ぐんとおちんちんが膨張した。自然と腰が往復する。
「あっ、ああっ、榊原くんっ。ま、また」
「うん」
 好きだから、いくらでも出せる。いくら出しても固いまま。
「ぼくは見崎のことがすごく好き。だから、すごいんだ」
「ああっ、ああん、あん」
 ぼくが突くたびに鳴が甘い声をあげる。腰をくねらせるだけでなく、足を巻
きつかせてきた。
 腰の奥が焦げてくる。おちんちんに流れこんでくる感触がある。四度目の射
精も遠くない。
 五度だって、六度だって、きっと出せる。鳴への思いが尽きないから。鳴が
大好きっていう気持ちがふくれあがるから。
「見崎っ!」
 叫びながら、しぶかせていた。とんでもない快感で頭が真っ白になる。
 おちんちんが脈を打って精液をたっぷりと吐き出しているあいだ、鳴はひっ
きりなしに甲高い声を放って、よがり続けていた。
(終)

755 :
続けよ

756 :
>>754
あなた童貞でしょ?
しかも読み手側としてはいつまでも童貞でいてほしいタイプの

757 :
鳴はいいから赤沢さんプリーズ

758 :
鳴ちゃんの続きはよ

759 :
鳴以外どうでもいいから鳴プリーズ

760 :
じゃ間をとって中尾×赤沢さんで

761 :
中尾乙

762 :
>>739
いやいやここは勅使河原×赤沢だろぉ!?

763 :
僕は望月×三神先生がいいと思うよ

764 :
Anotherなら妊娠していた

765 :
者が生者をすのではなく孕ませて産まれ直そうとする展開でも良いよな。

766 :
>>765
同じ事を2回も書く位なら自分で書けよ >>739

767 :
そもそもしてるのは現象さんだし。
者がしに関与してるわけではないし。

768 :
投下無いなぁ

769 :
このスレが現象によってやられてる

770 :
>>767 そうだっけ?

771 :
>>770
そうだよ者が3組の関係者をしてる訳じゃない
ちゃんと本編観てたのかよ?ww

772 :
想像妊娠する現象

773 :
合宿でみんなにし合いさせたのは者のせいじゃん

774 :
者がしてるかどうかの話でなんでその話になるんだ?
合宿も者が人してるわけじゃないだろ?

775 :
災厄を生き延びた小椋or杉浦が
恒一と付き合い始めて、それに嫉妬する赤沢さんの亡霊……
という話を読んでみたい

776 :
いやそこは赤沢さんも生存させろよ

777 :
野郎は恒一ばっかだね
あいつ確か病気持ちだよね、そんなにハードにセックスしたら
現象関係なしでぬんじゃないのw

778 :
本編であんだけ頑丈だったんだし大丈夫でしょw

779 :
鳴ちゃん限定だから無理だろうな

780 :
杉浦は見るからに野獣系、肉食系なんてレベルじゃない
同級生なんかで満足できない
大人相手に対等に吠えまくり、ムチムチボディで搾り上げ
おっさんでさえタジタジにさせる

781 :
小椋さんカワイイよ孕ませたい

782 :
赤沢「あっそういえば私恒一君の奥さんだったわ」

783 :
恒一を押し倒して既成事実を作る赤沢さんはよ

784 :
鳴ちゃんを襲う恒一

785 :
杉浦さんはいかにも中学生らしい髪型なのに首から下は
やたら発育がいいという点が妙にリアリティあって萌える
同じ巨乳っ子でも、赤沢さんは全体的に中学生に見えないからな

786 :
鳴ちゃんと未咲ちゃんが恒一を襲うのよみたい

787 :
鳴ちゃんがかわいいのよみたい

788 :
自分で書けば?

789 :
よみたいっていってるのに書けばとか…

790 :
>>788は赤沢さん

791 :
三組が異様な状況じゃなければ、勅使河原はやりまくりだろうな
頭の軽い子や流されやすい子を勢いで食っちゃうのはああいうタイプの男

792 :
勅使河原はヘタレだから無理だろう

793 :
漫画版では赤沢さん生還したらしいね。アニメ版で亡くなったのは自分としても非常に辛かった。
監督も彼女のに謝罪する程だった。

794 :
漫画版のみ生きているというか。

795 :
2013年春、夜見山北中学校
「みなさん、はじめまして 今日からこの三年三組の担任として
 皆と一緒にやっていく榊原恒一です
 かくいう僕は、とうとう今年、三十の大台に乗ってしまったものだけど
 まだまだ気持ちと心は君達にひけを取らないつもりでいる
 ええと、まあ、そんなわけでこの一年、どうかよろしく!」
…全然、うけないな この重苦しい空気
 あの頃と同じだ 無理もない、今年は机がひとつ不足……

「先生!」
不意に一人の女子生徒が手を挙げる。
「ん? いきなり、なにかな」
「はい その、早々ですが”対策係”に立候補したいと思います」
「…そうか ずいぶん性急だな」
「なるべく早いほうがいいと思いまして」
「なるほど ええと、君の名前は…」
「赤沢です  赤沢泉美です」

796 :
新学期始まって、間もなく忌まわしい現象も始まった。
五月、六月で早くも三人が犠牲になった。
紛れ込んだ者を探し出してに返す、
現象を止める方法は既に知れ渡ってはいたが、
肝心の者を割り出す手段は見出せないままだ。
仕立ててみた「いないもの」役の子は、一ヶ月足らずで役を放棄。
対策係ともども打つ手無しの袋小路に入り込んでいた。
七月のある夕方、僕は車を走らせていた。
咲谷記念館を見てみたいという赤沢泉美を助手席に乗せて。
放課後の午後五時半、太陽はまだ高い。
咲谷記念館跡地へとたどり着いた。
僕がかつて三年三組の一員だった頃の火事で焼け、建物は取り壊され
残っているのは塀や入り口の門柱、庭の一部だけとなっていた。
僕に当時のことを色々聞いてくる泉美。
「榊原先生、大丈夫ですか? 顔色がよくないですけど」
「ああ、あまり思い出したくないことなのでね
 でも質問は構わんよ、眼を背けるわけにはいかないのが今の現状だ
 どんな些細なことでも解決の糸口としないとね」
しかし、いざ思い出そうとすると中々出てこない。
建物自体が消失してることもあり、あの時の状況がうまく頭の中で
再現できないのだ。
「…まいったな 恐ろしく記憶があやふやだ
 管理人夫妻の奥さんのほうが突然気が触れて夫を刺後
 建物に火を放ったのは覚えている
 しかし、当時の同級生達のこととなると…
 誰が何処で亡くなったか、はっきりしない」
頼りにならない当時の生き残りに対して、現対策係は
やれやれといったふうに頭を振り、ため息をこぼしてみせる。
「そうですか
 はっきりしないということは、今回の者は
 ここで亡くなった当時の先輩方の誰かかもしれないわね」

797 :
夜見山神社にも立ち寄ってみた。
夕方の六時半過ぎ、陽は少し傾いたが、まだまだ昼間とほとんど変わらない明るさ。
「榊原先生と私って、初対面ですよね?」
鄙びた、というより朽ちかけてるという表現のほうが相応しい神社の境内。
ここまでの道中、途中で買ったペットボトルの中身を啜りながら
不意に赤沢泉美の問いかけ。
当然、僕はそうだと答える。
高校を出てからは県外の大学へ進学、
卒業後教師となって郷里に舞い戻ったが去年までは県内の別の中学で教鞭を取り、
現在の住まいも市外にある。
十二年に渡って夜見山市に足を踏み入れたのは三回程度
生まれも育ちも市内という彼女に記憶に残るほどの遭遇はまず無いといえるだろう。
「不思議ですね
 私、初対面の時から、なぜか以前に恒一先生とお会いしたことあるような
 そんな気がしてたんです」
下の名前で呼ばれて、一瞬ぎくりとする。
名前のほうで呼ぶのは勘弁してくれないか…の、一言が出てこない。
それ以前に、女生徒の申し出を断らずに教え子の女の子を車でこんなところまで
連れ出してしまっている。
思えば、初めてこの子が対策係に名乗り出たあの時、
目が初めてあったあの時から、僕の気持ちは尋常さを失っていたような気がする。

「恒一先生、こんな遊びを知っていますか?
 女子同士で口に含んだ飲み物を移しっこするんです」
呆気にとられる僕をよそに、泉美はペットボトルの中身を口一杯に含んで
僕のほうへ窄んだ口先を向けてきた。
釣り眼が”はやく”とせかしていた。
頬がぷっくり膨らんで、ふだんのすっきりした面持ちが台無しだ。
僕は子供の遊び相手をするような気分で顔を近づけてしまっていた。
次の瞬間、ツインテールがすっと首を伸ばしてきた。
僕と泉美の顔と顔の空間は完全に無くなり、僕は泉美の口の中の生温かい
唾液入り飲料で喉を鳴らしていた。

798 :
「今度は恒一先生の番、ねえ早く!」
何かを思う間もなく、差し出されるペットボトルに僕は口を付けた。
僕がボトルを口から離すと間髪いれずにツインテールが急接近してきた。
柔らかい唇が僕の口にへばりついた。
泉美が僕の口の中の飲み物を飲んでいる。
そして、飲み終えた後も吸い付いた唇は離れない。
僕は泉美と数分間、舌を絡ませあっていた。
息苦しさが限界に達して、ようやく緩んだ口元から光る糸を引く。
すっかり彼女のペースに載せられたことに自己嫌悪が走る。
まだ唇の感触が、唾液の後味が残っている。
「ジュースの口移しだなんて、そんな遊び流行ってるわけないでしょ
 …恒一先生にファーストキスを奪われてしまった、ふふ」
「いくらなんでも悪ふざけが過ぎるな」
「怒ったのですか? 私の唇は美味しくありませんでした?」
帰ろうと立ち上がりかける僕に、泉美は少し反省したような
口調で声をかけてくる。
「謝ります すいませんでした、榊原先生
 でも、聞いてください
 私達は… 明日は来ないかもしれないんですよ、恒一先生…」
「それで自棄になってるというのかい、君らしくないな」
「らしくなくてもかまいません
 もし、この状態でんだりしたら、それを見た人達はどう思うか?
 ハレンチ教師と毒牙にかかった女生徒、というところでしょうか」
「…ひどいな
 せめて禁断の愛を育む先生と教え子、くらいにとどめて欲しいな」
「とどめましょうよ、恒一先生…」
蝉の鳴き声が降り注ぐ神社の境内。
身を投げ出すようにわざと寝そべってみせる制服姿に対し、
立ち上がりかけた僕は方向転換していた。
間もなく赤沢泉美という生徒に対する、教諭としての説得力を喪失した。

799 :
彼女の制服のリボンを外し、そしてボタンに手をかけた。
制服の下から、何とも手応えのありそうな代物が弾けるように
ほころび出る。
中学生の体というのはこんなに発達しているものなのか…
今まで、生徒など子供だとばかり思っていた、
いや思い込んでいただけかもしれない。
聖職者たらんとして、はっきり見ることをせずにきた制服の中身が
今は目の前に横たわり、靜かに呼吸をしていた。
においと顔つきは、やはり中学生だ。
腰から脚にかけての青々とした線もやはりまだ中学生だ。
異様に発達した胸も、よく観察すれば成人並に膨らんでいるだけで、
やはり肌の質は大人のそれではない。
ツンととがった線もやはり発達途中の未成年の線だ。
顔を見ると、反抗期真っ盛りの瞳が、こちらの心を見透かすように
やや得意気な視線を送る。
「どう? 恒一先生 大人にもひけをとらないでしょ?」
「大した発育ぶりだな、ここだけは」
その実、口を固く結び、産まれたままの姿を見られる羞恥に耐えている。
僕はその胸に手を伸ばし、軽く手に取り、そして掌を押し付けてみる
少女の温もりと柔らかさと心音が伝わる。
赤沢泉美の乳房は柔らかさの中にも芯がある。
強めに揉むとやや痛そうな表情が顔に滲む。
肌色に溶けそうなほど桃色の生意気に上向いた先端を
人差し指で撫でてやる。
細い肩がぴくんと震え、小悪魔的な顔の眉間に皺が寄った。

800 :
泉美の解剖は続く。
スカートもショーツもソックスもすべて布切れと化して
落ち葉の上に散乱していた。
薄い毛が初々しいすべすべの恥丘を指で撫ぜつつ
口は皮膚の上から骨盤をなぞり、ヘソに溜まった汗を啜る。
「ん… 恒一先生…」
時折腰をよじって、敏感な場所を擦る指から逃げ出そうとする。
もちろん逃すはずがない。
「潤滑しないといけないのは、知ってるけど…」
「どこでそんな知識を仕入れてるんだい?
 君のような優等生が嘆かわしい」
ほっそりとした長い脚から小ぶりな尻へと鼻を走らせ、
指で撫ぜつづけてる場所へたどり着く。
少々滲んできていることを確認して、指と舌を入れ替える。
「く! ぅ…」
初めてざらついた感触を恥部に受けて、優等生の唇が甘い息を吐く。
かまわず処女の性器に舌を這わし、分泌物や滞留物を掬う。
恥垢のにおいはそれほどでもない、小水の味もする。
夏の最中、一日学校で過ごした少女の肉体、
育ち盛りの新陳代謝をみせつけるようにそこは若々しく健康的に
蒸れていた。
「せ… 先生… まだ…舐め回すの…続くの?」
「もう済んだよ… とりあえず充分だろう」
僕は生徒の前でズボンとパンツを放り出す。
そして遂に僕らは教師と教え子の垣根を完全に踏みにじった。
本来、守らなければならないこの子の純潔。
それを引きちぎり、理性と制御を失ったダメ教師の暴走は
根元まで納まるまで教え子を深々とこじ開け、蹂躙していた。
「恒一…先生… せんせいの毛と… わたしの毛が…
 もじゃ…もじゃ… もつれあっちゃって…
 恒一…先生… 私たち、もう… 他人じゃ…ないです…よね…」
異性との初交による肉体と精神の衝撃で引き攣る教え子の顔が尋ねてくる。
僕は答えず、ゆっくりと耕し始めていた。

801 :
必に痛みを堪え、涙を滲ませる華奢な体、
青々とした肌は今や紅潮して真っ赤。
青いリボンのツインテールと、肌に張り付くように実るアンバランスな豊乳が
僕が起こす律動に合わせて揺れ弾む様を見下ろしつづける。
そして体重を預け、今度は己れの胸板をマッサージさせる。
密着した肌に流れ落ちる互いの汗、鼻の頭を濡らす互いの荒い吐息。
もはやそこには、教師と教え子などどこにも存在しない。
歳の離れた♂と♀があるだけだった。
「ん! ん! ん! ふ! ん!…」
自分にしがみつき、交わりが深くなる度、吐き出される押ししたような
泉美の喘ぎが耳にこびりつく。
初の性交に耐えるその儚い肢体を本能のままに僕は貪ぼった。
ついさっきまでぴったり閉じていた禁断の産道に、
成熟しきれていない骨盤に、きゅっと締まった薄い尻までもめくりあげるように
僕はがつがつと初めての男を、僕自身の形と固さを刻みまくった。
もはや我慢できない、もはや限界だ、僕はこの子の…
赤沢泉美の芳香と体温と湿度にどっぷりと沈み込む。
折ってしまいそうなほど僕は泉美を抱きしめ
その肉体の最も深い、神聖な場所に己自身を繋げて絶頂を味わった。
「こう…いち… せん…せ…ぃ…」
担任教師の射精で無垢の子宮を穢されている女生徒が
ふだんの彼女からは思いもよらない、うっとりとした声を滴れこぼした。

午後七時半を回ろうとしていた。
赤色から紺色に変じた空の下、襲い来る自己嫌悪。
しかしその傍らには確かに今、自分が犯した行為が転がっていた。
項垂れる僕は彼女のほうを向くことすらできない。
「こんな匂いがするんだ ぺろり…」
我が教え子がどんな恰好で何をしているか、わざわざ見なくともわかる。
己れのしでかした罪から眼をそらす担任教師に対し、泉美の無邪気な台詞。
「恒一先生、このまま駆け落ちでもしちゃわない?
 よその街か、どこか…
 そうすれば、私達確実に生き残れるかも……」

(つづく、かも)

802 :
続き期待
でも赤沢さん者なのか…

803 :

赤沢さんかわいい

804 :
はよ

805 :
者って街からでられるのかね
期待

806 :
出てたじゃないか

807 :
ほしゅ

808 :
『Another episode S』 発売記念に何か頼む!!

809 :
イチャイチャしやがって!

810 :
ワンピース、部屋着にしては気合入ってるよな
やっぱ着替えたのかな

811 :
そりゃもう

812 :
しばらく待たせてたんだしそら色々と…ねぇ…?

813 :
はよ

814 :
恒一じいさん
「人がんだら…葬式だなぁ
 いずみも… ゆかりも… 貴子も… (以下略)…かわいそうにのぉ
 葬式はもぉ… かんべんだ……」

815 :2013/10/02

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