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2013年10エロパロ635: 【あかほん・濱中】氏家ト全 32時間目【妹・生徒会】 (398) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【あかほん・濱中】氏家ト全 32時間目【妹・生徒会】


1 :2011/08/26 〜 最終レス :2013/09/25
【氏家ト全作品】
・女子大生家庭教師濱中アイ(週刊少年マガジン連載、完結。単行本全6巻)
・妹は思春期(週刊ヤングマガジン連載、完結。単行本全10巻)
・アイドルのあかほん(週刊少年マガジン連載、完結。単行本全1巻)
・妹はひまわり組(別冊ヤングマガジン連載、完結。妹は思春期の二巻から収録)
・生徒会役員共(週刊少年マガジン連載中、単行本は現在第4巻まで)
・ハナとプチ(シリウス読み切り。生徒会役員共&オールキャラクターズに収録)

【お願い】
作品の投下は以下のようにしてくれると助かります。
(1).投下します宣言
(2).本編投下
(3).ここまでです宣言
また、作品のタイトルは上記の(1)、(3)のどちらでも良いのですが、
1行独占で書いてくれると助かります。本文に紛れると見落としてしまうことがあるので。
↓こんな感じ
タイトル:「?????」
名前欄はこれまで通り作家さんのコテでよいです。

古田氏作のSS保管庫(旧保管庫、更新停止)
ttp://yellow.ribbon.to/~hamanaka
SS保管庫wiki (新保管庫)
ttp://wiki.livedoor.jp/uziietozen/d/FrontPage

2 :
前スレ
【あかほん・濱中】氏家ト全 31時間目【妹・生徒会】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1288545394/

3 :
過去スレ
【あかほん・濱中】氏家ト全 30時間目【妹・生徒会】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1284051863/
【あかほん・濱中】氏家ト全 29時間目【妹・生徒会】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1258008134/
【あかほん・濱中】氏家ト全 28時間目【妹・生徒会】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1243252379/
【あかほん・濱中】氏家ト全 27時間目【妹・生徒会】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1230295418/
【あかほん・濱中】氏家ト全 26時間目【妹・生徒会】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1220494538/
【あかほん・濱中】氏家ト全 25時間目【妹・生徒会】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1210176219/
【あかほん・濱中】氏家ト全 24時間目【妹・生徒会】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1196308247/
【あかほん・濱中】氏家ト全 23時間目【妹・生徒会】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1179570516/
【あかほん】【濱中】氏家ト全総合 22時間目【妹】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1167016800/
【あかほん】【濱中】氏家ト全総合 21時間目【妹】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1158053539/

4 :
【あかほん】【濱中】氏家ト全総合 20時間目【妹】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1153304002/
【あかほん】【濱中】氏家ト全総合 19時間目【妹】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150028186/
【濱中アイ】氏家ト全総合 18時間目【妹は思春期】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1145727127/
【濱中アイ】氏家ト全総合 17時間目【妹は思春期】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142255932/
【濱中アイ】氏家ト全総合 16時間目【妹は思春期】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1139468699/
【濱中アイ】氏家ト全総合 15時間目【妹は思春期】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1137258988/
【濱中アイ】氏家ト全総合 14時間目【妹は思春期】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1135925974/
【濱中アイ】氏家ト全総合 13時間目【妹は思春期】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1134125251/
【濱中アイ】氏家ト全総合 12時間目【妹は思春期】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1132404885/
【濱中アイ】氏家ト全総合 11時間目【妹は思春期】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1129514442/

5 :
【濱中アイ】氏家ト全総合 10時間目【妹は思春期】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127110404/
【濱中アイ】氏家ト全総合 9時間目【妹は思春期】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1125079101/
【妹】氏家ト全総合 8時間目【濱中アイ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1122381257/
【濱中アイ】氏家ト全総合 7時間目【妹は思春期】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1120910446/
【濱中アイ】氏家ト全総合 6時間目【思春期】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1118937114/
【女子大生】氏家ト全総合 5時間目【思春期】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1117279379/
【家庭教師】氏家ト全総合 4時間目【思春期】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114597887/
【カテキョ】氏家ト全総合 3時間目【妹】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1109699736/
【濱中】氏家ト全総合 2時間目【妹】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1106563195/
家 庭 教 師 濱 中 ア イ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1095652398/

6 :
おつ
職人さん、いつもえっちなSSをありがとう

7 :
いちもつ

8 :
test

9 :
投下します
『AV女優のあかほん』
自己紹介編その1

10 :
曲がりなりにも芸能事務所であるため、レイ・プリンセス事務所にも
レッスン用に防音を完備した部屋の一つや二つはある。
だから今目の前のテレビから流れている大音量が外に漏れる危険性を
心配する必要は無いのだが、それでも井戸田は内心の焦燥を隠しきれなかった。
「イクゥっ! イっちゃうっ、んんっ、あぁぁぁっ!」
大画面、大音量で、当事務所の筆頭売れっ子アイドル小池マイの
あられもない肢体と嬌声が曝け出される。
今すぐにでもスラックスを脱いで一発二発抜きたいところだが、
生憎この場にはトリプルブッキングの三人や、社長のレイコまで居合わせている。
むしろ井戸田はパイプ椅子に腰かけてわざとらしく足を組み、
股間の膨らみを隠すのに必だった。
「すっごーい……パパとママがしてたのとおんなじだぁ」
有銘ユーリが、食い入るように画面を見つめる。
「意外とアソコ綺麗な色してんのね、マイって。無修正だから良く分かる」
飯田シホは、割とどうでも良い部分にばかり注目している。
「あなた達分かってるの? これは勉強なんだから、真面目に見なさい」
如月カルナはそう言いつつも、時折画面から目を逸らしている。
ここに集まったメンバーの中では、自分とカルナだけしか
マトモな人間らしい反応をしていない事に、井戸田は偏頭痛を覚えた。
社長はリモコンを操作しながら、要所要所で一時停止したり、
スローをかけたりして、アイドル達に口頭での指導をしている。
「良い事? この表情、これが大切なのよ。
 実際のセックスではこんな痛い事されて気持ち良いワケないんだから。
 AV女優が仮にも『女優』である事を雄弁に語る、大切なシーンよ」
丁度、マイが激しい手マンで喘ぎまくっているシーンで、画面が止められた。
「手マンって痛いんですか?」
「当たり前じゃない。ソフトなタッチなら良いけど、
 こんな風に指を三本も入れて激しく掻き回すなんて、本来なら女に対して失礼だわ。
 AVの受け売りで、これが気持ち良いんだって勘違いしてる男が多いけどね」
そうか、痛いのか……。
井戸田は学生時代の恋人に、こうした激しい手マンをして、
相手に本気で嫌がられていた時の事を思いだした。
てっきり嫌がっているのは演技だと思い込んでいたのだが、
どうも本気で嫌がられていたらしいと、今更ながら分かる。
丁度一本のAVの再生時間が終了する頃合いになって、
経理の三瀬と営業の小田が、段ボールを抱えて部屋に入って来た。
「社長、衣装届きました」
「ん、ご苦労。それじゃ予習も済んだ事だし、撮影に入りましょうか」
レイコは井戸田に目配せした。
「撮影に当たって忘れてはならない事。覚えてる、井戸田?」
「はっ、はい。コンドームの着用を視聴者に見せつける事、ですね」
「よろしい。アイドルのAV進出が当たり前になったとは言え、
 文科省やら厚生省から厳しいルールが山程ふっかけられてんだから。
 ちゃんとルールは遵守しないと販売出来ないし、撮影損よ。
 ロストヴァージンは一回しか撮影出来ないんだからね」

11 :
いつの頃からだったろうか。
グラビアアイドルや女優のAV撮影、並びにその販売が、
法的に認可されるようになったのは。
発端となったは、アイドル同士の切磋琢磨だった。
元々グラビアアイドルと言えば、水着着用で
写真やイメージビデオを撮影するのが主な露出だった。
しかしそれだけではライバル達から抜きんでる事は難しい。
水着を下着に見立てて、水着の上から服を着て、
あたかも脱衣しているかのような写真を撮影するグラビアアイドルが、
一時期から台頭するようになってきた。
森下悠○や伊藤○み等がそうだ。
それとほぼ同年代に、元アイドルがAV業界に転向する事例が増えてきた。
やまぐ○りこ、希志○いのといった者達だ。
彼女らのAV業界進出は多くのファンを幻滅させた一方で、
ある面ではアイドルだった頃よりも知名度を飛躍的に向上させた事も事実だった。
また、決して無視出来ない割合のファン達が、何だかんだと言いながらも
ちゃっかり彼女らの出演するAVを購入、或いはレンタルしている事実があった。
そこまでなら、所詮は別個の業界の事例として処理出来た。
アイドルはアイドル、AVはAVだ。
問題は、この勢いに乗せて、より過激な撮影をする現役アイドルが出てきた事だ。
競争の激しい業界なので、アイドルの多くは純粋そうに見えても、
裏に秘めた野心や向上心はそこらの会社員などより遥かに高い場合が多い。
ライバルより目立つためなら、ライバルに差をつけるためなら、
出来る事は何でもやるという若いグラビアアイドルが、大勢居た。
所属事務所からの命令も勿論あったろう。
彼女らは水着を下着に見立てるのではなく、本物の下着を着用して撮影し始めた。
互いの競争心に火がつき、次には別のアイドルが、ギリギリ乳輪までを見せ始めた。
その次は乳首、その次はヘアヌードと、一気に競争が激化した。
従来ヘアヌード写真集と言えば、落ち目のアイドルや、既に敗北したアイドルが
今一度返り咲くために採択する、最後の手段のようなものだった。
しかし今では、普通に水着撮影をしているだけでも
十分売れそうなトップアイドルすらもが、こぞってヘアヌード本を出している。
単なるヘアヌードなどはまだマシな方で、少し見劣りするアイドルになると、
小道具としてローターを乳首にあてがいながら笑顔で撮影したり、
バイブを剥き出しの乳房で挟んで疑似パイズリする姿を写真に収めたり、
写真集に陰毛を一本付録でつける者まで現れていた。
流石にこういった写真集は成人指定だったし、
少年漫画のグラビアではこういった撮影は禁止されていたが、
以前とはかなり時勢が変わってきているのは事実だった。
かつては週刊少年漫画雑誌の巻頭グラビアと言えば、
トップアイドル達の定位置と相場が決まっていたのに、
今ではそんな当たり障りの無い写真しか載せられない雑誌は、
トップアイドル達からは避けられるようになってしまっていた。

12 :
ヘアヌードや大人の玩具までもがグラビアに利用されるようになれば、
そこから現役アイドルのAV撮影、及び販売にまで至るのはすぐだった。
これも生存競争の結果だ。
日本を代表するトップアイドルが、アイドル業現役のままでAVを販売した翌月には、
超有名国民的アイドルグループが大乱交を繰り広げるAVがリリースされた。
女子高生アイドル達は十八歳になると同時に、
待ってましたとばかりに即座にAVを撮影し、リリースし始める。
この辺りで、政府からは業界に過激な撮影行為の自粛を促す指示が下った。
青少年への悪影響が懸念されたからだ。
ところが予想に反して、良い結果が現れていた。
国内の強姦や婦女暴行、売春買春等の検挙件数が、一気に減ったのだ。
それまで規制、規制しか頭に無かった政府は、むしろ規制を緩和する事こそが
もっと大きな性犯罪の減少に繋がるのだと、ようやく認めるようになった。
非実在青少年に関する条項は撤廃され、ロリ漫画が普通に販売されるようになった。
ジャ○プでは河下水○の漫画で堂々と乳首が描写され、
編集部の要請でToLOVE○が本誌に返り咲いた。
マガジ○では大暮○人がタガが外れたようにセックスシーンを描写しまくり、
赤○健は主要女性キャラ達の裸体画集を描き下ろしで販売した。
アダルトゲームでは、登場人物の年齢設定が幼稚園児でも、
全く摘発される事が無くなった。
それに伴って、現役アイドルの撮影に限り、未成年であっても
卑猥な画像や映像を撮影して構わないと、法律が書き換えられた。
但し、条件があった。
それは、撮影にあたって必ずコンドームやピル等を服用している事を、
見る者に明示する事だった。
兼ねてより、望まぬ妊娠による堕胎が一つの問題として取り沙汰されていた。
AVではモザイクがかかっているため、コンドームを使用していないのだと、
ひいては自分達もコンドーム無しでも案外妊娠しないものだと、
そう勘違いしてしまう若者がいたのだ。
避妊のメッセージを若者達に伝える効果が見込めるからという理由で、
アイドル達のAV撮影には必ず避妊具の使用が義務化されていた。
届けられたセーラー服の袖に腕を通しながら、カルナは溜息をついた。
この業界に入った頃はまさかこんな事になるとは想像もしていなかったのに、
ものの数ヶ月で環境が大きく変わってしまったものだ。
「それにしても『ヤリにいけるアイドル』だなんて、社長も思い切った事を考えるわね」
聖光女学院のものとは違う、撮影用のセーラー服を着込んだ彼女は、
メイド服を着るのに手間取っているシホを漫然と眺めながら言った。
「会いにいけるアイドルに続いて、揉みにいけるアイドルってのが既に居たからねぇ。
 ポルノ方面への進出が遅れてたウチらにとっての起回生のアイデアって事でしょ」
先程予習として流していた小池マイのAVですら、競合他社より一歩も二歩も出遅れている。
中堅事務所であるレイ・プリンセスは、当たり前だがAV業界へのコネが無く、
マイ一人のAVをリリースするまでに時間がかかってしまったのだった。
そこでレイコは、この事務所の一室を風俗小屋として使い、
トリプルブッキングをファン達に抱かせる企画を打ち立てた。
これはまだどこの事務所も手を出していない事だ。
プロの汁男優と撮影するのなら兎も角、そこらのファン相手では、
いろいろと危険性が残っていたからだ。
しかしうまくいけば、一気にレイ・プリンセスが業界のトップに躍り出られる。

13 :
もっとも、いくらファンは大事とは言え、
さすがにどこの馬の骨とも知らぬ男達に処女を捧げるわけにはいかないので、
彼女達のロストヴァージンは社内スタッフに捧げる事になった。
その処女喪失の場面すら自社で撮影し、直販し、収益に繋げる作戦だ。
セックスの相手はシホ達本人のたっての希望で、井戸田一人で賄う事となった。
撮影は小田だ。
プロの撮影と違い、量販店で入手したハンディカメラでアマチュアが撮るのでは、
カメラワークや映像の彩度、編集技術など、様々な面で見劣りするだろう。
だがそれは逆に捏造ではない本物の処女喪失である事を印象づけられるだろうと、
レイコは肯定的に捉えていた。
ちゃんとセッティングされたスタジオでプロに撮影させると、
破瓜の血すらもが演出用のトリックだと思われる可能性があった。
三人が着替えを終えると、ドアをノックする音が聞こえた。
「三人とも、準備は良いかい?」
設備に余裕の無い事務所なので、井戸田と小田は廊下で待機していた。
防音の整ったレッスンルームには既に昨夜の内に長いテーブルや椅子が運び込まれており、
さながら社内の会議室の様相を呈していた。
これも演出の一環で、本当に社内で撮影しているのだと視聴者に印象付けるためだ。
「おー良いよー、入ってきてー」
部屋の中からシホの合図が聞こえたので、井戸田と小田はしずしずと入室した。
萌え衣装でのグラビア撮影は今までに何度もこなしているし、
海浜でのイベントに水着で参加した事もある。
だからカルナのセーラー服姿も、シホのメイド服姿も、ユーリのスク水姿も、
それなりに見慣れているつもりだった。
(さすがにスク水で仕事した事は無いが、水着という意味では同じだ)
とは言え、これから始まるのは従来の仕事とは全く異なる、
マネージャーとアイドル達の処女貫通式、及びその撮影だ。
脱いだ背広を腕にかけて股間を隠しているものの、
井戸田のスラックスはもうテントを張っていた。
見慣れた筈のコスチュームが、酷く新鮮に映る。
今まで付き合ってきた彼女達とも、コスプレえっちはした事が無い。
その事が井戸田の緊張感をいや増していた。
「それじゃ、始めようか。小田さん、オッケーです?」
井戸田は念のため、カメラのバッテリー及び電源の状態を小田に確認した。
小田はいつもの通り無言だったが、こくりと頷いた。
コの字に並べられた長テーブルと、そこに収められた椅子の列。
その一角にトリプルブッキング達は腰かけた。
撮影が始まった。
「それじゃ、まずは一人一人自己紹介してもらおうか」
相手役の男が不必要に画面に映る事は避けた方が良い。
井戸田は画面外から声をかけたが、それはハンディカメラの性能では
十分には集音出来ていない筈だった。
もっとも、男優の声などどうでも良いというファンが大半だ。
井戸田の台詞には、後で三瀬に字幕を入れるよう編集してもらえば済む。
「ヒロ君、自己紹介ったって。この映像見る人達はもう私らの事知ってんじゃないの?」
井戸田は小田と目を合わせた。
この部分は余計だから、後でカットしておこう、というアイコンタクトだ。
「それじゃまずカルナちゃんからお願いしようか」
シホの反論をあっさりと受け流し、井戸田はグループの最年長者に振った。

14 :
「ファンの皆さん、こんにちわ。如月カルナでっす。
 もう私達の事を知ってるファンの人達も、これまで私達の事をよく知らなかった人達も、
 今回の映像では思いきり楽しんで下さいねっ」
キャピ!
という擬音が聞こえてきそうな、相変わらず徹底した営業スマイルと声だ。
ただ、いざセックス本番となると、この演技がどこまで保つかは分からない。
「飯田シホでしゅ! こんにちわ!
 いや、AV見るろなんて大抵夜だから、こんばんわかな?」
噛んだ……とかいう問題ではない。
何故この娘はこうも余計な一言を付け足さねば気が済まないのだろうか。
「これから頑張って、中出しでも妊婦プレイでもガンガンやっていくから、応援よろすく!」
あぁ、ここもカットだ。
避妊するっつってんだろ、話聞いてなかったのか。と井戸田は怒鳴りたくなった。
「有銘ユーリです。今回はヌキどころ沢山用意してますので、
 ティッシュは絶対新品を一箱以上用意しておいて下さいね」
ここは……カットすべきだろうか。
AVなんだからまぁ良いか、と思う反面、処女特有の初々しさが全く無い。
しかし小学生がこういう台詞を吐くのも一部のファンには受けが良さそうだ。
このシーンについては後で社長の判断を仰ぐまで保留にしようと、井戸田は思った。
自己紹介くらいなら後からリテイクもきくだろう。
まともに自己紹介したのはカルナだけだ。
まだ始まって一分でこれなのだから、先が思いやられる。
どうやって120分も――カットする分を含めればその何倍も――
この娘達の相手をしろと言うのだろうか。
男性スタッフが自分と小田しか居ないので、これも仕方の無い事だ。
井戸田は少し胃が痛む思いをした。
「それじゃ次に、男性経験を聞いていこうか。カルナちゃんから、どうぞ」
「今までお付き合いした事はありません。
 だからぁ、今回皆さんにお見せするのが、初体験って事になります」
「えぇ〜、本当かなぁ。学校ではモテるんじゃないのぉ?」
「ヤだぁマネージャーったら。私女子高ですよぉ?」
台本通りだ。
ある意味メンバーの中で一番演技の巧みなカルナだから、棒読みにならずに済んでいる。
シホだったらどうなる事やら……という悩みも、今は捨て置く事にして、
井戸田は小田に目線を送った。
小田はカメラを構えたまま少しずつ歩き、カルナとの距離を詰めていった。
相対的にシホとユーリが画面外に追いやられ、カルナがクローズアップされる形になる。
「そ、それじゃ、その……証拠、見せてもらえるかな?」
これも打ち合わせ通りだ。
そして、ここからが第一関門であり、最初の正念場だ。
今回の撮影に一番反対していたカルナだが、社長の説得により、
何とか本人の許可を取りつけていた。

15 :
カルナはまずセーラー服の裾から手を逆さまに突っ込んだ。
胸の辺りでモゾモゾと動かし、フロントホックのブラをズラす。
動きがぎこちなく、顔は早くも羞恥に打ち震えて真っ赤だ。
こればかりは演技ではないだろう。
練習は何度もやってきたし、井戸田に見られるのはもう平気だろうが、
これが全国販売されるのだから、泣き出してもおかしくない筈だった。
カルナはブラをズラした手を裾から引き抜くと、今度はセーラー服の襟を引っ張った。
「えっと……見えます、か?」
カメラが接近し、ほぼ真上から彼女の胸元を捉える。
画面には、カルナのピンク色の乳首が映し出されていた。
映るとほぼ同時に、カルナは慌てて襟を首元に押し付けて、胸を隠した。
これは打ち合わせには無かったが、それだけ恥ずかしいという事だろう。
「カルナちゃん、それじゃよく分からないよ」
「え……だって……」
本気で困っている顔だ。これは使えそうだと、井戸田も小田も判断した。
演技がかっていない、本当に初心な女の子の表情と声。
早い者なら、この時点で一回目の賢者タイムに入ってしまうかもしれない。
それ程までに今のカルナは男の劣情をそそる顔をしていた。
「ほら、頑張って。もう一度よく見せてごらん?」
「う、う……はぃ……」
恐る恐る襟を引っ張り、再度ピンク色の乳首をカメラに映す。
真正面に座る井戸田からは見えないが、上から撮影している小田には丸見えだ。
乳房から落ちた真っ白なブラの凝ったレース柄と、
使い込まれていない乳首の新鮮な色が織り成すハーモニーに、
しかし小田は特段何の反応も見せていなかった。
軽い勃起さえしていないようだ。
物凄い光景が至近距離で拝めている筈なのに、どういう神経してんだこの人……
と井戸田は呆れるやら尊敬するやら、複雑な感想を抱いた。

16 :
まだ第一の関門は終わっていない。
乳首を撮影するのは、第一関門の、更にその前段階に過ぎない。
まだオープニングの中のオープニングといったところだ。
「乳首の色だけじゃ判断出来ないなぁ」
「だ、だって……それじゃあ他に、どうやって証明すれば良いんですかぁ」
カルナは半泣きになりながら必で堪えている。
彼女が泣くところはちょっと想像つかないので、これは演技だろうか?
元々台本には、レイコの指示によって、涙目になるよう書かれていた。
しかしカルナの表情の偽装技術はプロ級なので(実際プロのアイドルだけど)
今のこの泣きそうな顔も、本物なのか偽物なのか判別がつかない。
井戸田はやはり打ち合わせ通り、席を立つとカルナの前まで歩いて行った。
そして彼女の隣の椅子、シホとは反対側の席に腰かけ、
ゆっくりとカルナの頬の辺りまで顔を近づける。
そして、囁く。
「アソコ、見せてごらん?」
「ひぇっ!?」
練習の時より遥かに頓狂な、つまりより自然な声で、カルナは反応した。
その声はひどく可愛らしかった。
画面に映らない範囲で、シホが笑いを噛みしている。
ユーリは全て演技だと思っているのか、さすがカルナとばかりにガッツポーズだ。
井戸田はまだカルナの耳元で……と言うよりは頬の辺りで、
息を吹きかけるように、あるいはキスを迫るかのように、
優しく囁き続けている。
「だってほら、皆にちゃんと見てもわらないと。ね? カルナちゃん」
悔しいが、女慣れしている声のトーンだと、カルナは思い知らされた。
井戸田の指先がスカートの裾をそっと掴み、ミミズが這うような低速で
徐々に裾をヘソ側へと持ち上げて行く。
元々この衣装は、セーラー服の裾も、スカートの丈も、異常に短い。
普通に座っているだけですらパンティが見えそうな短さだった。
小田は視聴者を焦らすようにゆっくりとポジションを変え、
やがてカルナのパンティを真正面から映す位置に移動した。
カルナは慌てて両足を閉じ、股間を隠した。
これは一応打ち合わせにあった内容だが、やはり練習の時より本気度が違う。
「ほらぁ、カルナちゃん? ちゃんと足開いて、自分で見せてご覧?」
「は、恥ずかしいです……」
いつの間にか作り笑顔は消え、いつものような仏頂面に戻っている。
仏頂面ながらも、頬は朱に染まり、目は虐められっ子のように潤んでいる。
これなら笑顔が消えて普段と同じ無表情に戻っている事は、
むしろ効果的な演出と言えるだろう。
下手に笑顔のままでいられては、演技臭くなってしまうかもしれない。
カルナは両手で顔を覆い隠しながら、緩慢な動作で足を開いていった。
せっかくの、作り物でない本物の恥じらいの表情を隠されてはたまらない。
井戸田は彼女の手に自分の手を添えると、柔らかな所作でその手を取り払った。
カルナは少しばかり抵抗しようとしたが、一方でこれが撮影であるという
理性も働いていたため、井戸田に促されるままに顔を再び曝け出した。
その顔とパンティとが同時に映るよう、小田はカメラを床ギリギリまで下ろした。
そこからやや斜め上を見上げるように角度を調整し、
パンティと顔とを交互に画面に収める。
後で分かる事だが、小田の撮影技術は、素人にしてはそれなりだった。
手ブレは殆ど無く、アングルは絶妙で、見ている者の目が回るような事も無い。
視点を移すスピード一つ取っても的確で、鍛えれば本職になれそうな程だった。

17 :
「まだ濡れてないね?」
「あ、当たり前じゃないですか……」
仏頂面なだけならまだしも、喋り方までいつものように素っ気なくなっている。
これも、状況に焦っていつもの自分じゃなくなっているという演出に使えそうだ。
にこやかに笑ういつものカルナを知っているファン達は、
彼女の新しい一面を、きっと快く受け入れる事だろう。
それだけの魅力が、今の恥じらいに満ちたカルナの顔と声にはあった。
「処女だってのは、本当みたいだね。でもまだ確証とは言えないかな」
「じ、じゃあ……何をすれば良いん……ですか……」
ここだ。
ここからが、本当の第一関門なのだ。
小池マイのAVもそうだったが、アイドルの撮影するAVは、無修正が基本だ。
かつてはそうでもなかったが、避妊具の使用を印象付ける事を政府が制定化して以来、
誤魔化しがきかないよう、モザイクは絶対入れないようになっていた。
つまりこれから映す全てが、一切何のボカシも入らないのだ。
その状況下で、トリプルブッキングの三人には、処女膜を映す事が求められていた。
それは社長であるレイコの指示だった。
「カルナちゃん」
「は、はい……」
「パンツ、自分で下せるよね?」
「あ、う……」
カルナは井戸田に促され、すごすごとスカートを自分の手で捲り上げた。
ブラとお揃いの、刺繍の入った真っ白なパンティが露わになる。
カルナはその両端に指をかけると、座ったままでゆっくりとパンティを脱ぎ始めた。
「お、お父さんにも見られた事無いのに……」
座ったままで器用にパンティを脱いだのは、カメラに対してパンティそのものが
少しでも壁の役目になる事を期待しての事だった。
陰毛が映る事さえ躊躇われるのだろう。
だがパンティの生地が股間からわずかに隙間を開ける程になると、
今度はカルナは椅子から立ち上がった。
重力に任せて落下するスカートの裾が壁になってくれる事を期待したのだ。
しかし小田は目ざとくカメラを動かし、彼女を下から見上げるように映した。
カルナがパンティから片足を引き抜く前に、井戸田が小声でストップをかけた。
これもレイコの事前の指示で、半脱ぎの方がエロいから、だそうだ。
実際それは功を奏しており、短いスカートが作り出す影と、
フトモモで止まったパンティと、その間に位置するカルナの秘部は、
それだけで十分なオカズになる映像だった。
完全にパンティを脱いでいたら、逆にエロさが半減していただろう。
それにしても、女のくせにそういう男の心理、男の望むものを熟知しているレイコは、
どれ程の経験を積み重ねてきているのだろうか。
「カルナちゃん? それじゃ暗くて、ファンの皆によく見えないよ」
「で、でも……」
カルナは伏し目がちなままで、その次の行動を躊躇い続けていた。
練習の時より、躊躇している時間が少し長いようだ。
ここまでは慣れているつもりであっても、いざ撮影となると、やはり尻込みするらしい。
これまでの流れは井戸田も慣れていたが、今のカルナの表情は、
練習の時以上に艶めかしく、また虐めたくもなる表情をしている。
カルナは意を決してスカートの裾を持ち上げ、照明の下にその股間を晒した。
茶色い頭髪と違い、陰毛は地毛そのままの真っ黒だ。
この撮影のために、練習の時期から毎日念入りに手入れしてきた茂みが、
今とうとう全国販売される映像に余す所無く収められている。
「まだ駄目だよ、カルナちゃん。分かってるだろ?」
「は、はい……」
カルナは打ち合わせ通り、右足だけパンティからゆっくりと引き抜いた。
そのままパンティを左のフトモモに維持したままで、再び椅子に腰かける。
あくまでも半脱ぎに拘るレイコの指示によるものだ。
本来セックスの時は全裸になるのが基本なのに、今回は初AVでありながら、
全員衣装を着たままでセックスするよう厳命されている。

18 :
カルナは両足を開くと、黒い毛に覆われた大事な部分を、両手の人差し指で摘まんだ。
それから左右にちょっとずつ肉を引っ張り、内側のピンク色をカメラに見せつける。
だがこれではまだ処女膜は見えない。
未使用の膣は指一本も入りそうにない程閉じきっていて、内奥が伺えない。
練習で行ったのは、ここまでだ。
広げる練習を積み重ね過ぎると、本番では不自然な程
広がりやすくなっているかもしれないからと、レイコは言っていた。
つまり、カルナが処女膜を見せつけるのは、井戸田にすらこれが初めてなのだ。
「これじゃ全然見えないねー。どうしよっか、カルナちゃん?」
カルナはこれ以上何もしたくないとばかりに、無言で首をブンブン振った。
しかしこれが仕事である以上、マネージャーとして容赦は出来ない。
本来の打ち合わせではここでカルナは素直に指を挿入して拡張してくれる手筈だ。
「頑張って、カルナちゃん」
井戸田のその言葉は、本心からのものだった。打ち合わせには無い台詞だ。
彼女の事を心配しての言葉だったが、視聴者からすれば、
恥じらう乙女を焚き付ける、予定調和の台詞に聞こえるだろう。
カルナはまだ男根など入れた事のない部分に、恐怖を伴いながら指先を刺し入れた。
……いや、刺し入れようとした。
しかし実際には、爪さえも満足に埋没出来なかったようだ。
「痛っ……くっう……」
この映像だけ見ても、視聴者にはもう紛れも無い処女だと分かるかもしれない。
カルナの表情は恥ずかしさだけでなく、本当に痛みを湛えているように見える。
「仕方ないなぁ。ローション、使う?」
こういう時のために、レイコはローションを何本か仕入れていた。
だがカルナは歯を食いしばったまま、それを拒否した。
「イヤだ……イヤです……初めてなのに、そんな道具使いたくない……」
実際には初めてだからこそローションを使う事も多い。
それでもカルナの言い分はこうだった。
「初めてここに入るのが、自分の指でも、男の人の体でもないなんて……
 そんなの、イヤなんです……」
それは本音だった。
カルナは時折指先を自分の唾液で濡らしながら、たっぷり時間をかけて、
何とか陰唇を左右に引っ張って拡げてみせた。
そこに至るまでには二十分もかかっていたが、そこら辺は全部カットだろう。
まだ自己紹介の延長程度の段階なので、映像上は五分とかけてはならなかった。
マジックミラー越しに撮影風景を覗いていたレイコは、
これはこれでノーカット版として売り出せば二重に儲かるな、
などと早くも狸の皮算用を始めていた。
「良い感じじゃない。今の所使えなさそうな部分は殆ど無いわ。
 せいぜいシホの余計な台詞をカットするぐらいね」
「カルナちゃん、可哀想……」
三瀬はラップトップで事務作業を進める傍ら、
時折顔をあげては、レイコの隣で撮影風景を観察していた。
良い年をして処女の三瀬には、カルナの気持ちが痛い程良く分かる。
初めてオナニーで指を入れた時は、膣が一生使い物にならなくなるかと思う程の
激痛が全身を伝わったものだった。

19 :
カルナの処女膜は、家庭用にしては高精細のハンディカメラで、
今や余す所無く詳細に録画されていた。
「こ、これで……私が初めてだって、お分かり頂けましたか?」
「うん。有難うね、カルナちゃん。よく頑張ったよ」
早くも血が出そうな程赤く充血した膣からすぐに手を放して、
カルナは余韻も残さずに両足を閉じた。
まだ股間が腫れて痛いと言わんばかりに、スカートの上からアソコを両手で押さえる。
彼女が受けた恥辱は、人並みのものではないだろう。
他のアイドル達でさえ、何だかんだ言って枕営業をこなしていたりして、
撮影段階ではとうに処女でなくなっている者ばかりだ。
処女膜を撮影された上にそれを全国販売される等、恐らくカルナが初めてに違いない。
せめても尻が固く閉まっていてアナルが皺一つたりとも見えていなかったのが
不幸中の幸いと言えない事も無いが、それも些末な問題に過ぎない。
「それじゃあ次はシホちゃんの番だね」
井戸田は席を立った。
ここで一旦小休憩だ。
カルナ一人でさえ、しかもただアソコを見せただけで
ここまで時間がかかっているのだから、全員とセックスするには
下手をすると一日中かかりそうだった。
撮影が始まって半時間程。終了したのは簡単な自己紹介、それもカルナの分だけだ。
シホとユーリの自己紹介は、まだあれで終わりではない。
小田がカメラの電源を切った事を確認すると、井戸田は溜め込んでいた息を吐き出した。
「っはぁ……何時間かかる事やら。ってか、一日で終わるのかな、これ」
そう言って井戸田は、すぐにカルナを振り返った。
次の撮影再開までは、彼女を一番に気遣ってあげるべきだろうと思ったのだ。
「しばらくはシホとユーリちゃんの番だから、
 カルナちゃんは部屋の隅で休んで……あれ?」
その時、彼は予想もしていなかった光景を目にした。
「あ、はい。じゃあお言葉に甘えて休んでおきます」
何と、カルナはまるで何事も無かったかのように、スタスタと歩き始めたのだ。
いつもと変わらぬ無表情、いつもと変わらぬ仏頂面。
たった今まで陰唇の隙間に指を入れる事すら痛がっていたとは思えない、そつのない足取り。
「か、カルナちゃん……? 平気なの?」
もう恥ずかしくないのか。もう痛くないのか。
二重の意味で井戸田は尋ねたのだが、カルナは両方の意味で「大丈夫です」と即答した。
「ひょっとして……今までの全部、演技!?」
「はぁ、まぁ。いきなりは痛いだろうと思って、家で練習してましたし」
トリプルブッキングは三人で同居している。
井戸田は慌ててシホとユーリの方を振り返った。
「何だ。ヒロ君知らなかったの? てっきり知ってると思ってた」
「あははー。カルナちゃんの見事な演技力に、お兄ちゃん騙されたんだよー」
「そ、そんな……馬鹿な……」
マジックミラー越しに見ていた三瀬は、カルナのあまりの演技力に、
年の序列だけでは覆せない何かを見せつけられた気分だった。

20 :
ここまでです。

21 :
これが今流行のアイドルマスター(ベーション)ってやつですね

22 :
gj!
いい仕事だぜ


23 :
皆さんお疲れ様です。
9月中、遅くても10月頭までには何とか一本投下します。
異動後、とにかく仕事がクソ忙しくて……。

24 :
俺は待ってるぜ〜

25 :
全裸待機

26 :
ピンキリ氏
いつまでもお待ちしております

>>25
風邪引くぞ つ【ネクタイ】

27 :
ウオミーちゅっちゅっ

28 :
今日はスレ立ち7周年!

29 :
お久しぶりです。今日はスレが立ってから7周年ということもあって久々に作品を
投下させていただきます。個人で勝手に震災復興と位置付けております。
タイトルは「G.H.I」で

30 :
ここはマサヒコの部屋−
中ではアイが一人でマサヒコの帰りを待っていた。今日はマサヒコのテストが返ってくるのである。
マサヒコもそうだが、アイにとっても緊張の瞬間である。点数が伸びなければ当然自分の
家庭教師としての資質を問われるからである。
しばらくすると、玄関の開く音がし、足早に階段を上る音がすると部屋のドアが開いた。
「マサヒコ君…テストどうだった?」
「先生、見てくださいよ!」
マサヒコは興奮気味にバッグからテストを取り出す。なんと、百点満点である。
「マサヒコ君、やったわね」
アイは喜んでいる。そんなアイをマサヒコは見ながら、
「さ、先生お願いします」
「うん、約束だから…」
アイはマサヒコと一つの約束をしていた。それは、テストで百点を取ったら、エッチを
させてあげるというのである。アイはマサヒコの成績が落ち込むとこの手を使っていたのである。
全く禁じ手としか言い様がないが、思春期の男子に対してはこれ以上ないニンジン作戦である。
もっとも、アイがマサヒコという年下の異性に以前から興味があったという事もあるが。
「今日は先生が一人でしているところ、見せてください」
「ええっ、そんなの恥ずかしいよぅ…」
「今更恥ずかしがる事、無いじゃないですか」
「でも…」
何度か関係は持ったが、やはり自分のオナニー姿を見られるのは恥ずかしい。しかし約束した以上
今更破る事はできない。
観念したアイはスカートとシャツを脱ぎ下着姿になり、ブラとパンツも脱ぐと
ふくよかな裸体が露わになる。

31 :
「もう、どうしてこんな姿を見たがるのかしら」
アイはベッドに横たわる。緊張しているのか、両脚は閉じたままである。そして右手をゆっくり股間に伸ばした。
そして自分の恥部に軽く指先を触れる。
「ふうぅ…」
アイの口から息が漏れ、そして少しずつ手を動かす。そのたびに甘い吐息が漏れた。
アイはさらに左手で乳房を揉みしだいた。だんだん乳首が固くなり、尖ってくるのがわかった。
「…は、あん!ああっ、ああ…」
指先で乳首をいじくり回し、または軽く摘んだりすると身体にはより強い
快感が走りアイの喘ぎ声が一段と高くなる。
そして恥部は段々と湿ってきた。快感が身体を走るうちにアイの緊張も解けてきたのかそのうちに
閉じられていた両脚を開いた。マサヒコの視界には湿り気を帯びた恥部がはっきりと入った。
アイはもう恥ずかしいという気持ちはなかった。むしろ自分のあられもない姿を見られることに
より一層快感を覚えるのであった。
「はぁん、ああん、あああ…」
アイは手の動きをより激しくすると恥部からは愛液が溢れ手の動きと共に水音を立てる。
悩ましげに喘ぐアイの姿をマサヒコは固唾を飲んで見守る。
そのうちにアイは絶頂に近づいてきた。
身体をよじらせ、顔は紅潮し、口元からは唾液、恥部からは愛液を垂れ流しながら
絶頂に向かって手の動きを激しくした。
「あん、あっ、ああっ、ああん、ああああ!」
一際高い声と共に身体を小刻みに震わせ、腰を浮かせて後ろに反り返った。
そして腰を落としてからも身体を小刻みに震わせながら体を横たえて荒い息遣いを整える。


「…どお、満足した?」
アイは少し落ち着いたもののなおも荒い息遣いと共にやや潤んだ目でマサヒコの反応を見る。
「…とてもすてきです…」
「やだあ、冗談はやめてよ、こんな姿がすてきだなんて…」

32 :
恥ずかしがるアイを目にやりながら、マサヒコは自分もベッドに上がりアイの右足を手に取り、自分の口元に近づけると
親指を丁寧に舐め回した。
「ちょ、ちょっと、マサヒコ君…!」
アイはさすがに足の指を舐められるという行為には抵抗感を覚えたようだ。それにはかまわずマサヒコは舐め回す。
そのうちに、アイの身体から抵抗感は薄れ、くすぐったいような、何ともいえない不思議な快感が走る。
マサヒコが軽く吸い上げるとチュパ、という音がした。
その間にもマサヒコはアイの悩ましげな喘ぎ顔や先程の自慰行為でたっぷりと湿り気を帯びた恥部を覗き込む。
指と指との間、小指まで丁寧に舐め回すと今度は左足をとり、同様にくまなく舐め回す。
ただ舐め回されているだけの状態に耐えられなくなったのか、アイは右足でマサヒコの股間を撫で回す。
マサヒコのペニスは既に硬直しているのがわかる。マサヒコはアイに足で撫で回される事に快感に浸りながらも
なおアイの足を舐め回す。
段々興奮してきたマサヒコはTシャツを脱いだ。その間にアイは両足で器用にマサヒコのズボンをパンツごと下ろす。
するとばね仕掛けのように既に硬直しているペニスが露わになると同時にお互いに生まれたままの姿になった。
マサヒコはアイの足を味わいつくすとようやく口を離した。今度はアイの顔に近づき先程のオナニーで
垂れ流しになっていた唾液をふき取るように舐めると唇を重ね、舌でアイの口腔をまさぐった。
アイもそれに応えるように舌をからめた。
キスの味を存分に味わい、ようやく唇を離したときお互いの唾液が一本の糸を引いていた。


「マサヒコくん、横になって」
アイはマサヒコの身体を仰向けにして上に重なり、ふくよかな胸を押し付けた。
そして自分よりずっと年下だけれど、同時にたくましさもある教え子の身体を舐め回した。
「あ、ああ、先生…」
マサヒコは目を閉じてアイにされるがままになっていた。アイの柔らかい唇、乳房、
むっちりとした太腿が心地よく触れているのを感じていた。
アイは徐々にマサヒコの下半身へと向かっていった。そして、既に固く屹立しているペニスを
しばらく両手でいじくりまわしながら見つめた。
しばらくして意を決したように尖端に唇を近づけ、軽く触れた。
「あっ…」
マサヒコの身体がビクッと震えた。
アイはぎこちないながらマサヒコのペニスを口に含んだ。初めはおそるおそるだったが、
次第に舌で味わいながらしゃぶった。
これまで何度か関係は持っていたが、フェラチオされるのは初めてだったのである。
「…マサヒコ君、気持ちいい…?」
マサヒコは無言でうなずき、年上の童顔でかわいらしさのある家庭教師にペニスを口に含んでもらった
感動に酔いしれた。
「先生、オレにも、させて…」
アイは無言でうなずくと、下半身をマサヒコの顔に向け、またぐと恥部をマサヒコの顔に近づけた。
マサヒコは両手で尻をつかみ引き寄せると、先程のオナニーで既に濡れている恥部に吸い付いた。
「あん!」
下半身からの刺激にアイは一瞬ペニスから口を離してしまったが、気をとりなおして再びペニスを口に含んだ。
マサヒコも下半身からの快感に耐えながら恥部から溢れ出る愛液を存分に味わった。
しばらくお互いの性器を味わっているうちにアイが
「…マサヒコくん、そろそろ、ね?」
ようやくアイがペニスから唇を離し、マサヒコの身体を求めてきた。ペニスは唾液で黒く濡れ光っていた。

33 :
「先生…」
仰向けのアイの身体に、マサヒコは硬直したペニスを恥部にあてがい腰をゆっくりと沈めた。
「ふうぅぅ…」
アイの口からため息にも似た喘ぎ声が漏れる。
「あ、ああん、い、いいわ.」
(ああ、マサヒコくんが入ってきた…)
「マサヒコくん…ん、はむ、ん…」
アイはマサヒコの顔を引き寄せると貪るように唇を吸い始めた。マサヒコもそんなアイに応えるように
唇を吸いながらも、腰を動かし続けた。
アイは中学生に抱かれることにある種の後ろめたさを感じていたが、その事が余計にアイの欲望を
駆り立てるのであった。
「あああ、き、気持ちいい…!」
マサヒコはその一言でアイが感じているのがうれしかった。マサヒコはその声に奮い立つように
腰の動きを激しくした。
「ああん、ああ、ひゃあ、ああん!」
アイもマサヒコの下で自ら腰を動かしてひたすら快感を求めた。アイの膣がペニスをやさしく締め付け
最高の快感を与えていたが、やはり思春期の中学生には刺激が強すぎるようだ。マサヒコに絶頂が近づいてきた。
「せ、先生、オレ、そろそろ…」
「ああん、マサヒコくん、わ、私も…いっちゃうわ!」
アイもまた絶頂が近づいていた。マサヒコの限界が近いのには気付いているはずだが
両脚で腰に絡み付いて離れようとしない。
「ちょ、ちょっと先生、待ってよ」
マサヒコは流石に中に出すのはまずいと思ったが、
「いいの、きて。今日は大丈夫だから…」
その言葉を聞いたマサヒコはもはや何も考えずアイの中で絶頂を迎えることに専念し、
少しでも多くの快感を得ようと腰を振り続けた。
「ああっ、先生、もう、オレ…」
「イク、い、いっしょに、あああ…あああん!」
アイは膣内でペニスが一瞬膨張したのを感じた、そして、
(マサヒコくん…!)
まもなく体内に熱いものが注ぎ込まれたのを感じると、一際大きな声を上げて絶頂を迎えた。
「せ、先生…!」
とうとう限界に達したマサヒコは全身に走る最高の快感に酔いしれながらアイの中に大量に放出して、
アイの身体の上に倒れこんだ。
「…はあはあ、いっぱい出たね」
そういうとアイは両手でマサヒコの顔を押さえ、優しく唇を重ね、なおも快楽の余韻を楽しんだ。

34 :
ようやく落ち着いた後も、二人は抱き合っていた。マサヒコはアイの胸の谷間に顔を埋め、
アイはマサヒコの頭を抱いていた。
「先生のオッパイ、気持ちいい…」
「ふふっ、まるで子供みたいね」
そんな会話をしているうちにアイはふと、
「マサヒコ君、私の事、好き?」
まるで恋人同士のように問いかける。しかしマサヒコは無言である。
(あ、私達って家庭教師と生徒の関係だったんだ!)
その事実をすっかり忘れてしまった事を無言で指摘されたような気がしてアイはすっかり
気が動転してしまった。
「ほ、ほら、エッチの後にはやはり愛を語り合わなきゃ、アルファベットもHの次はIだし…
なんてね!」
つまらないダジャレを言ったアイに対し、マサヒコはやはり無言のまま反応しない。
「もう、マサヒコ君、黙ってないで何か言ってよ…!」
オロオロと心配になり顔を赤くしてやや涙目のアイに対し、ようやくマサヒコは小声でつぶやいた。
「HとI…」
「え?なに、マサヒコくん?」
「エッチとアイがついたら…」
「…?」
「あとはハイになるだけ!!」
そう叫ぶとマサヒコらしくもないハイテンションでアイに飛びかかった。
「キャー、マサヒコ君のエッチ!」
そう言いながらもアイはマサヒコをしっかり受け止めた。再び試合開始である。
この後も二人は文字通り灰になるまでお互いを求め合うのであった。


おしまい

35 :
以上です。それにしてもたまの投下も短いのばかりで、ここまで長いのを投下
したのはいつのことだったのやら。
ところでこの作品のどこが震災復興かと申しますと、福島県の行政区分が
浜通り
中通り
会津
なんです。タテ読みすると…
という事でこの辺で失礼させていただきます。

36 :
GJ!
エロは世界を救うんやな・・・

37 :
ひょっとしたら、本当にそこから命名したのかな?
浜中会
通通津
りり

38 :
GJ!
さすが上手い!

39 :
>19続き

投下します
『AV女優のあかほん』
自己紹介編その2

40 :
ついに始まったトリプルブッキングの処女喪失AV撮影。
カルナは辱めを受けながらも処女膜を映し出し、自分の無垢な事を見せつけた。
(表情や仕草の大部分が演技だった事には驚きだが)
次なるはシホの処女膜撮影だ。
小休止がてら隣の部屋でレイコとミーティングを挟んで帰ってきた井戸田は、
準備万端といった表情で待ち構えるシホに声をかけた。
「撮影の前に言っておく事がある。シホ、あまり余計な台詞を入れるなよ」
「へ? 余計な台詞って?」
「だから、AV見る時間帯は夜だろうからこんばんわ、とか。
 中出しします、とか、そういうのさ」
「あれマズかった?」
「当たり前だろ。特に中出しは絶対しないんだから。
 お前だけ後で自己紹介撮り直しな」
「えぇ〜!」
不平の声を漏らすシホを余所に、おそらく今井戸田とレイコは
まさにそのシホの「余計な言葉」について話し合ってきたのだろうと、
カルナとユーリは見当をつけていた。
「それにしてもシホ、あんた。意外と撮影平気そうね?」
これから処女膜を撮るというのに、シホはその事について躊躇う様子が無い。
今日ばかりでなく、井戸田と練習していた頃からそうだった。
練習の時は相手が井戸田だし、シホは所詮シホなのだから
平気なんだろうと思っていたが、全国販売される映像相手ですら
こうも平然としているのはカルナには解せなかった。
「そりゃあそうだよ。こんな事で恥ずかしがってたら、将来女優になれないじゃん」
いや、本来そんな事は無いんだが……と言いかけた井戸田は、
その言葉を喉の奥に仕舞い込んだ。
月9のドラマでも濡れ場が公然と映し出されるようになった昨今、
確かに陰部を撮影されるごときで躊躇っていては、話にならない。
とは言え、未だに女優になれるつもりで居たのかコイツ……とは思うが。

41 :
襟やスカートを動かせば簡単に乳首や陰部を見せられたカルナと違い、
シホの衣装はゴテゴテした重そうなメイド服だ。
襟は喉元までぴっちりと覆い隠しており、スカートも長い。
そのためシホだけ、他の二人と違って一旦ここで服を全て脱ぐ事になっていた。
その脱衣シーンも含めて撮影する予定だ。
シホと井戸田が定位置についた事を確認すると、小田はカメラの電源を入れた。
合図を受け、井戸田はシホに台本通りの台詞を放った。
「それじゃ、次はシホちゃんだね。映像をご覧の皆様に、処女の証明をしてごらん」
「はいよ」
シホは何の躊躇も無く、テキパキとメイド服を脱ぎ始めた。
着た時と違い、脱ぐだけなら簡単らしかった。
しかしそこで井戸田は思わず「カーット!」と叫んでしまった。
まるで現場監督だ。
「シホ、もっと恥ずかしがれ! これじゃファンは冷めちゃうだろ」
「あ、そっか。わりわり、撮り直し頼む頼むわ」
こいつひょっとしたら処女じゃ無いのか?
そんな眼差しを井戸田はカルナに向けたが、カルナは首を横に振った。
「ちゃんと家で私とユーリが確認してます。シホは一応処女ですよ」
「そ、そうか……とても信じられんが」
それから井戸田はシホの方に向き直った。
「良いかい? 脱ぐ時はちゃんと恥じらいを感じさせるんだ。
 こっちが指示するまで、胸やアソコは敢えて手で隠す事。
 指示を受けてもすぐに手を離さず、嫌々裸を曝け出す演技をする事。
 練習の時はちゃんと恥ずかしがってたのに、何で本番じゃ出来ないんだ?」
「やー、練習の時はそういう演技も楽しかったんだけどさ。
 もう照れる演技飽きちゃったし、普通にやれば良いかなって」
「そういうわけにはいかない。勝手にやり方を変えるな」
隣の部屋から見ていたレイコは、例えノーカット版を販売するにしても、
さすがに先程の恥じらいの無いシーンは削除すべきだと密かに判断していた。

42 :
シホのこの調子では、いつまた勝手な事をしでかすか分からない。
井戸田はかなり細かく注文しながら進行する事にした。
「それじゃ、次はシホちゃんだね。映像をご覧の皆様に、処女の証明をしてごらん。
 まずはスカートだけ脱いで」
撮り直しなので台詞は先程と同じだが、彼はそこにあと一言だけ付け足した。
一気に脱がせるのではなく、指示に沿って少しずつ脱がせるためだ。
「……はい」
先程に比べればまだ少しは照れの演技も入ってきているが、
まだシホの動作は処女と思えない程キビキビしていた。
「カット」
「えぇ〜、またぁ?」
「ちゃんと練習通りにしろ。最初は嫌がるんだろ?」
「ちぇっ。段取り悪いなぁ」
「いやいやお前のせいだから」
予備のバッテリーは十分用意しているが、こんな事で時間も充電も無駄にはしたくない。
次指示に従わなかったり、練習を無視するような事をしたら、
ゲンコツを振り下ろしてやろうと、井戸田は密かに心に決めた。
「それじゃ、次はシホちゃんだね。まずはスカートを脱いで」
面倒なので、井戸田は台詞を端折り始めた。
シホに有無を言わせないという気持ちの表れでもあった。
「えっ……ス、スカートから、ですか……?」
台本通りだ。
やれば出来るじゃないか。
とは言え、まだ演技臭さは残っている。カルナと比べれば雲泥の差だ。
しかしもうこの程度でカットしてはいられないし、この大根演技も
恥じらいから固くなっているのだとカバーすれば良い。
「緊張してるねー、シホちゃん」
そう言う井戸田にアドリブに、シホは即興の演技で返す。
「だってぇ……は、穿いたままじゃ駄目……かな?」
「穿いたままでどうやってエッチすんのさ(笑)」
「だ、だから……えっちの時は、パンツだけ脱いで……」
「それじゃシホちゃんの大事なところがスカートで見えないでしょ?
 ファンの皆が怒っちゃうよ」
「そ……ですよね……」
シホは出来るだけ時間をかけて、ゆっくりとスカートを下ろし始めた。

43 :
スカートを脱いでも、まだエプロンで下半身は隠れている。
井戸田は次に、そのエプロンを脱ぐよう指示した。
「……エプロンも、ですか? それは流石に……」
「駄ー目。ちゃんと全部脱いで。カルナちゃんだって、おっぱい見せてくれたんだから」
「って事は……私も最終的には、その……おっぱいを?」
「勿論」
「うぅ……恥ずかしいよぉ……」
「このぐらいで恥ずかしがってちゃ、もたないよ?」
「はぃ……」
井戸田にアドリブに、シホもうまく合わせて演技してくれている。
ある意味一番息の合う組み合わせはこの二人かもしれないと、レイコは思った。
シホは腰の後ろに手を回すと、エプロンも結び目を解いた。
それから躊躇いがちに腕をヒモに潜らせ、エプロンを脱いでいく。
脱いだ後は、事前の練習通り、急いで下半身を隠すようにそのエプロンを持った。
「そのエプロンどけて」
「ヤ……イヤです……」
「イヤじゃない」
「そんなの、だって」
短い台詞が多いからか、シホは意外と噛んでいない。
噛み癖が彼女のキャラクターであるとは言え、ここで噛まれれば
萎えてしまう視聴者もいるかもしれない。
リテイクの回数が減ってくれるのは喜ばしい事だった。
やがてシホは、後ろを振り返って長テーブルの方を向き、
わざとらしく丁寧にエプロンを畳み始めた。
これもやはり打ち合わせ通りで、少しでも正面から映されたくないという、
処女の恥じらいを演出する効果が見込まれていた。
彼女がエプロンを畳み終えるのを見届けると、井戸田は予定通りの指示を出した。
「もう畳んだでしょ? 早く前向いて」
「は、はい……」
シホは両手を執事のように股間のやや上辺りで組み、
その手でなるべくパンティを隠すようにしながら、カメラの方を向いた。

44 :
小田のカメラがパンティに狙いを定めて近付くと、
シホは肘関節を伸ばして、組み合わせていた両手をなるべく下に下ろした。
下腹部の中でも最も重要な、股間部分を隠すためだ――という演技だ。
「はい次。上も早く脱いで。さ、早く」
言われるままに、シホは上着のボタンを外し始めた。
面倒だからさっさと脱いでしまいたいという衝動を抑え、
彼女は出来るだけゆっくりとボタンを外していった。
全てのボタンを外しても、まだブラさえ見られたくないという恥辱を演出するために、
わざと服を片手でかき寄せて、必で胸を隠す。
もう片方の手は頼りなく股間を隠そうとしたままだ。
「手をどけて、シホちゃん」
「ど、どっちの……ですか……?」
「両方だよ。片手で服脱げるの? 脱げないでしょ」
ノリに乗ってきているのか、シホの演技は練習の時より良くなっている。
カメラから目線を逸らすように俯き、時折縋るように上目遣いでレンズを見返し、
それからまた俯いて、これから曝け出される自身の胸と股間を見つめる。
やがて決意したように両手を体から離し、それから上着を脱ぎ去りだした。
脱ぎ始めてからの動作は早かったが、それは脱いだ服で体を隠したいという、
彼女の焦りをうまく演出していた。
シホは脱いだ上着を胸の前に抱きかかえ、必で胸元を隠した。
「パンティが丸見えだよ」
「わっ、あっ」
井戸田の指摘で、シホは焦って上着を持つ手を下ろし、パンティを隠した。
すると今度はブラの方が姿を現す。
健康な中学生らしい、装飾の一切無い純白のブラジャー。ファン受けは最高だろう。
「それじゃ、上着はテーブルに置いて」
「うん……」
本来シホはここで丁寧に「はい……」と答えるべきだった。
あくまで映像を見ているファンに向けて話すような体裁を取るためだった。
しかし、そろそろ地が出てきているらしい。
後で音声だけカットするつもりで、井戸田は尋ねた。
「ひょっとして、恥ずかしい?」
「なんか、どんどん冷静になってきて……そしたら途端に恥ずかしさが強くなって」
今更かよ!
と言いたくなるのを、井戸田はグッと堪えた。撮影のためには良い傾向だった。
練習の時は一回目からあんなに平然としていたくせに。
裸を撮影されるという事の意味を、やっとマトモに理解出来たようだった。

45 :
シホが後ろを向いてメイド服をテーブルの上に置いている隙に、
小田は予定通りシホに急接近し、斜め下からパンティを映した。
尻の割れ目を覆う頼りない布、生地のわずかな皺の一つ一つが、
ドアップで録画されていく。
どうやらシホは演技でなく本当に少しでもカメラの方を向きたくなくなったらしく、
わざと時間をかけてメイド服を畳んでいる。
その都度、腕や上半身の動きに連動して、尻が自然と動く。
その様子は隈なくカメラに収められていった。
思ったより良い画が撮れそうだった。
普段から下ネタ好きなシホが、この状況で少しでも濡れていたりすると、
本物の処女なのにあたかも偽物っぽくなりそうだと井戸田は危惧していた。
だからもし少しでも股間に湿り気があるようなら、すぐに言うように、
彼は小田に事前に頼んでいた。
小田はカメラをシホのパンティに向けつつ井戸田の方を向くと、
「大丈夫です」と言わんばかりに一つ頷いた。
井戸田が胸を撫で下ろす。
もしこの程度で濡れるようなら、何度撮り直しすれば良いか、
予想もつかなかったからだ。
ここで一旦カメラの電源を切り、小田はシホから距離を取った。
全体像を映すためだ。
小田が電源を入れ直した事を確認すると、井戸田は容赦なく次の指示を出した。
「前向いてごらん」
「ん……こ、こう……?」
シホはまず首だけ斜め後ろ、なるべくカメラの方に向けた。
だが首から下は殆ど反対方向、テーブルの方を向いたままだ。
「もっとこっち向いて」
「恥ずかしいよぉ……」
シホは片腕で胸、片腕で股間を押さえながら、
牛歩戦術のようにゆっくりとカメラの方に向き直した。

46 :
しばらくシホはそうして立ったままだったが、
小田は定位置からカメラの角度をズームだけを切り替えて、
彼女の顔、肩、鎖骨、胸、腹、股間、フトモモ、スネ、爪先までを順に映していった。
女性的な魅力に欠ける、貧相な肉体。
二次性徴も済んでいない未成熟な肉は硬さを残しており、
マニアからの評価は高そうだ。
「あ、ハミ毛」
「ヤダ嘘っ!」
途端、シホは今までにも増して両膝をきつく閉じ、
前傾姿勢になって必で股間を隠した。
これは台本に無い台詞だったが、実際毛が一本だけパンティからはみ出ていた。
シホとしては本当に不意をつかれたのだった。
「そいじゃ次は、テーブルの上に上がってもらおうか」
「えぇっ!? テ、テーブルの上ぇっ!?」
台本にはそう書いてあるのだが、たった今ハミ毛を指摘されたシホとしては、
せめてカットして毛をちゃんと処理させて欲しいという気持ちだった。
意外なところで激しく躊躇と恥じらいを見せるシホの表情が面白いのか、
カルナは部屋の隅っこから興味深そうにシホを眺めている。
シホは三度テーブルの方を向くと、椅子も使わずに、直接テーブルに片足を乗せた。
小田はそれに合わせて一瞬だけカメラの電源を切り、即座に立ち位置を変えた。
ちょうど大股を開いた彼女のパンティを真正面に捉える位置と姿勢だ。
電源を入れ直すと腰を落とし、片足を上げたシホの股間に、
食い入るようにズームアップする。
スジに沿った皺が小さな谷間を形成しているのが、手に取るように分かる。
行儀の悪い事だが、シホは言われた通り、テーブルの上に上った。
脱いだのは服だけなので、靴は履いたままだ。
この靴もその内下着と一緒に脱いでもらうとして、
それでも二―ソックスだけを身に付けた姿というのは、
大層扇情的に映る事だろうと井戸田には思えた。

47 :
シホが本気で恥ずかしがっているにも関わらず、井戸田の指示は容赦が無かった。
ブラやパンティを脱がせるのみならず、それで裸体を隠されてはいけないからと、
すぐにテーブルの上に放り捨てるように命令する。
その度シホは、内心で彼を「鬼、悪魔」と罵りながら従っていった。
靴も脱ぎ、とうとう二―ソックスだけの格好となったところで、
井戸田は更なる命令を下した。
「それじゃ、その状態でしゃがんで」
「し、しゃがむのぉ!?」
繰り返すが、これは指示通り、練習通りだ。
スタッフやメンバーの前では何度も予行してきた事だったが、
シホはいわゆる「テンパっている」状態らしく、
台本や打ち合わせの内容を殆ど頭から追い出してしまっているようだった。
シホは仕方なく、股間と胸は相変わらず手で隠しながら、その場に屈んだ。
ちょうど、和式便器で用を足す時のような姿勢だ。
これに比べれば自分が受けた辱めなど微々たるものだったと、
カルナは少し安堵していた。
「手をのけて」
「う、うん……」
シホはまず、薄い乳房を隠していた方の手だけ離した。
その手をすぐさま股間に持って行き、両手でアソコを隠す。
両の二の腕をきつく閉じ、乳首を必で覆い隠そうとしている。
「下もだよ。分かってるでしょ?」
「そ、それはいくら何でも……」
「オマンコを見せないで、どうやって処女を証明するんだい?」
「それは……そうだけど……でも」
傍らからユーリが「頑張って、シホちゃん!」と声援を送る。
チームメイトからの応援の声は予定には無かったが、
麗しき友情を演出するのには丁度良いと、レイコは判断した。
シホは緩慢な動作で両手を股間から離すと、その手を膝の上に乗せた。
申し訳程度の産毛に覆われた、彼女の恥ずかしい部分が露わになった。

48 :
和式便所に腰を下ろす時と同じ姿勢のため、つまり両足は少し開き気味だ。
カルナの時と違い、シホはアナルまで見えるポーズとなっていた。
小田はめざとくそれらを映像に収めていく。
「もっと開いて。自分で拡げてみせてご覧?」
「そんなの無理だよヒロ君……」
あくまでファンに向けた映像であるため、
マネージャーの名を呟くのは本来アウトだ。
この音声は後で削除される事になるだろう。
この時もレイコは商魂逞しく次の企画を考えていた。
「次回の作品は、視聴者の名前をあの子達が呼びながらセックスする、
 ってのも良いかもしれないわね」
どうやって実現させるのか分からず、三瀬はその辺りを問い質した。
「名前を呼ぶって、どうやるんですか?」
「予め一般的な男性の名前を、思いつく限り何百パターンも用意しとくのよ。
 あの子達には場面場面に応じて相手の名を呼ぶ音声を、予め全部録音させるの。
 視聴者はメニューの中から一番自分に合った名前を選んで映像を再生。
 ヒロ君、ケイちゃん、タッ君、リョウちゃん……それら全部の中から、
 自分の名前に一番近いのを選べば、彼女達は自分にだけ語りかけながら
 一所懸命腰を振ってくれてるように映るってわけ」
そうなると、普通のDVDではそこまで細かく音声を切り替えられない。
恐らくはPC専用のソフトとして販売するのが妥当だろうか。
一つ一つの名前を彼女達が囁くのを録音していくだけでも、結構な時間がかかる。
口パクと発声が合わないという欠点はあるが、そこに目を瞑れば確かに売れそうだ。
録音作業にかかる時間と、適したプログラムを作るのに手間は必要だが、
うまくすれば新たなAVのブームを作り出す事も不可能ではない。
三瀬などは目の前で中学生が性的虐待に等しい映像を撮られている事に
とても平静を保てるような心境ではなくなっているのに、
レイコはこんな状況でも動じる事無く、あろう事か次の企画まで考えている。
経営者としては相当レベルの高い方なのだろうと、改めて思わせられた。

49 :
シホも家で練習していたので、指でアソコを広げる程度なら痛みは無い。
しかし今更込み上げてくる冷静さが、彼女の動作を鈍くしていた。
「……」
もはやシホは口を開かず、言葉の一つも発していない。
さっきまでは何だかんだ言いながらも困ったように笑いながら服を脱いでいたのに、
いつの間にかそのうっすらした笑顔すら消え去っているところを見ると、
これで今までは結構頑張って作り笑顔を浮かべていたらしい。
その頑張りも、今や掻き消えてしまっている。
時折井戸田や小田の方を見るが、すぐに目を逸らす。
恐らくは、見かねたスタッフが中断してくれる事を期待していたのだろう。
もっともこれが仕事である以上、井戸田も小田も手を抜く事は出来なかったが。
とうとう彼女は、じっくりと時間をかけはしたものの、
どうにかアソコを広げて処女膜を見せつけてくれた。
「シホちゃん。ファンの皆様に何か一言」
予定ならここで、シホには「皆さん、じっくり見て下さいね」
という台詞が与えられていた。
だが今のテンパった状態にある彼女はすっかりその事を忘れていた。
何か言わなければならない事は覚えているが、
この状況に適したどんな言葉を口にすれば良いのか、まるで思い出せない。
しばし躊躇った後で彼女が口にした言葉は、いかにもシホらしかった。
「クッ……クパァ!」
アホかこいつ……と井戸田は心の中で毒づいてしまった。
しかしシホはこういう人間だとファンももう熟知しているので、
これはこれで良いかもしれない。
小休止に入った後で、シホは怒りながら泣くという、器用な顔を見せた。
「この私にここまでさせて、売れなかったら承知しねぇぞオラァ!」
メソメソと泣きながら鼻をすすり、それでも悪態だけはつく。
井戸田は急いで社屋の外の自販機から彼女の好きなジュースを買ってきて与えた。
「とりあえずこれでも飲んで落ち着け、な?」
「ぐすっ、ぐすっ……ヒロ君は優しいにゃぁ……」
普段の噛み癖なのか、それともおどけて猫言葉を使ったのか、判然としない。
シホは酒のようにジュースを一気飲みしながら、
もうこんな会社辞めてやるだの、絶対社長に復讐してやるだの、
物騒な悪態をつき続けていた。

50 :
次なるはユーリの番だ。
芸歴が長い分、ある意味一番肝が据わっている。
それに幼さ故か、性的な事に対する抵抗がメンバーの中では一番薄い。
練習の時も、最も躊躇なくマンコを拡げて見せていた。
この子は一番楽な撮影になるのだろうが、問題は井戸田本人の方だった。
何とユーリの処女膜撮影は、彼の膝の上で行われる予定だった。
「自分で拡げるの恥ずかしいから……お願い、お兄ちゃん」
カメラを向けられたユーリは、恥じらいの演技を見せながらそう言った。
「仕方ないなぁユーリは。ほら、こっちおいで」
椅子に腰かけた井戸田は、自分の膝をぽんぽんと叩いた。
ユーリは無邪気にその上に腰を下ろし、井戸田に背を向け、カメラの方に体を向けた。
シホは服を脱がされていたが、ユーリはスク水のままでの撮影だった。
股間の布も、その奥の秘所も、全てマネージャーの手で拡げてやるという段取りだ。
至近距離まで近づいた小田のカメラの前で、
井戸田はユーリの背後から彼女の股間に手を伸ばした。
いくら撮影目的ならば未成年者とのセックスが合法と見做されているとは言え、
やり過ぎだと判断されれば、摘発されるかもしれない。
この映像が全国に出回り、家族や親戚にも見られるかもしれないとなると、
井戸田はユーリ以上に臆病になってしまうのだった。
手際良く拡げられたユーリの両足の間に差し込まれた井戸田の手は、
スク水の股間部分の布を引っ張り上げた。
無毛のスジにそって、布地が細く引っ張られる。
ただでさえユーリは他の二人と違い、まだ具が外側に出てくる年齢でさえない。
同年代の他の娘よりも成長の遅れている彼女は、
例え全裸になったとしても、たった一本の筋しか今は見えないのだ。
だから今カメラに映っているのは、引っ張られたスク水と、陰唇周りの肉だけだった。
「恥ずかしいよぉ、お兄ちゃぁん……」
「全国のお兄ちゃんに、ユーリの恥ずかしい部分、ちゃんと見せてあげようね?」
言ってて恥ずかしいと言うか、ある意味歯が浮くとでも言うか。
井戸田自身にとっても屈辱的な台詞だった。
こんな台詞を自分が口にする日が来るなどとは、ちょっと前までは予想もしなかった。
井戸田は引っ張り上げた布地を横にズラし、ユーリのスジをカメラに見せつけた。
「やぁあ……恥ずかしいぃ……」
あぁ、何て順調なんだろう、と井戸田は思った。
シホの撮影の後では、撮影慣れしているユーリは酷く楽に思えた。
「まだこのぐらいで恥ずかしがってちゃいけないよ、ユーリちゃん。
 ほら、君のオマンコはプリティ過ぎて、中身が全然見えないんだもん」
「え、え? それじゃあ……やっぱりお兄ちゃんにお願いするしかないの……?」
「そうだね。安心してお兄ちゃんに身を委ねてごらん」
井戸田は片方の手でスク水を引っ張りつつ、もう片方の手を彼女の秘部にあてがった。
そ人差し指と中指を使い、巧みに肉を押し広げていく。
練習の時は、最初はこれだけで涙が滲む程痛がっていたユーリも、
今では難なく内側のビラビラまで曝け出せる。
しかし撮影である以上、またファンのためにも、演技は必要だ。
「あっ……ちょっ、痛い……かも……」
「駄目だよ、ユーリちゃん。ほぉら、ご開帳〜」

51 :
左右に広がった肉の間から、サーモンピンクの入り口が現れた。
シャーペンの芯すら通らなさそうな程、ぴっちりと穴が閉じている。
これもレイコの指示で、撮影まではなるべく異物を入れないようにと厳命されていた。
「指、入れるね……? 良いかい、ユーリちゃん」
「うん……お兄ちゃんなら、良い……」
台本通りだが、素人の演技にしては、やけに熱が入っている。
井戸田もユーリも実際本心からの言葉だったのだろう。
井戸田は本気でユーリを心配しており、
ユーリは本気で井戸田を受け入れようとしている。
今回の撮影のために井戸田は深爪になりそうなくらい爪を手入れして来ていたが、
それでもこの幼い内壁をわずかばかりも傷つけないよう、細心の注意を払う。
無理に押し広げて激痛を感じさせたりしないよう、
指は刺し込むと言うより、グイグイと指の腹を押すような感じで動かした。
が、それだけでは全然指が入らない。
部屋の隅で、シホとカルナが囁きあう。
「ユーリだけ家でも一切指突っ込む練習してなかったもんねぇ」
「そうね。私達も無理強いはしなかったし……」
カメラのマイクにすら拾われない程小さな囁き声だったが、
その声は井戸田の耳には届いていた。
演技を交えつつ、井戸田はそれとなくユーリに尋ねた。
「ユーリちゃんはここ、自分で指入れた事も無いのかな?」
「そんっ……なの……っするワケ……」
まずい。本気で痛がっている。
ユーリ本人の意思とは裏腹に、体が異物を拒んで、押し返そうとしている。
それを感じ取ったレイコは急遽、指示を追加する事にした。
「ちょっと入るわよ」
ノックと同時に、レイコの声が廊下から響いてきた。
管理職者に監視されているとトリプルブッキングの三人が余計な緊張をするからと
それまではずっとマジックミラー越しでのチェックしていなかった彼女だ。
それが撮影の途中……と言うよりは撮影が始まってすぐに
こちらの部屋に入って来るのは、予想外の事だった。
「井戸田。しゃーないから、クンニでもして先にほぐしてあげなさい」

52 :
この行動は本来予定には入っていなかった。
カルナにはしてやる予定だったが、シホとユーリには別のプレイを用意していたのだ。
だが社長の指示ならば、そうも言っていられない。
井戸田はユーリの椅子の前に膝を落とすと、少女の顔を見上げた。
「ユーリちゃん、良いかい?」
「は、はい……お兄ちゃんなら、私……」
が、ここでもう一つ、レイコは予想外の指示を出した。
「ちょっと小田、何電源切ってんのよ。井戸田もそんなトコ座らないで」
「え、でも」
「予定には無かったけど、ついでだからユーリへのクンニも映像に入れましょう。
 でも井戸田のその位置じゃカメラからは邪魔になるから、姿勢を変えて」
井戸田はしばし惑った。
カメラから映るような姿勢でのクンニ――。
「えっと、それじゃあユーリちゃん。テーブルの上に寝てくれるかな」
ユーリは敬愛する兄に言われるままに従った。
椅子に座ったままでは、どうやっても井戸田が壁になってしまう。
井戸田はコの字型に並べられた長テーブルの内側に歩いて行った。
そこで改めて屈み、顔の高さを寝そべったユーリのマンコの位置に合わせた。
「駄目よ井戸田。それじゃあ舐められてる部分が見えない事に変わりないでしょ」
「でもそれだと、どうすれば良いか……」
分かり切った事だ。
だが井戸田は、ユーリの尊厳を守るためにも、敢えて聞かなければならなかった。
自分の悪い想像を、レイコが良い意味で裏切ってくれる事を期待したのだ。
「まんぐり返し! これしか無いじゃない」
「……ですよね、やっぱり」
正直、自分が思いつかないような、或いは知らないような、
もっとマシな体位を教えてもらえる事を彼は期待していた。
その期待はあっさり裏切られた。
「じゃ、ユーリちゃん。悪いけど、ちょっとお尻持ち上げるね?」
「え? え? まんぐり返しって何?」
まだ自己紹介の延長でしかないのに、ユーリが一番ハードな撮影になってしまった。
指を入れる練習をしておいて良かったと、カルナは心底思った。

53 :
体育のマット運動で言うところの、開脚後転。
その途中のシーンを切り取ったような姿勢のまま、ユーリの体は固定された。
その小さな尻を井戸田が両手で押さえており、ユーリからもスジが丸見えだ。
姿勢を整えると、井戸田は再びスク水の布地を横にズラした。
それから剥き出しのマン肉を左右に開き、手際良く中身を曝け出す。
小田はそれを斜め上から見下ろすように映した。
「それじゃ今から、ユーリちゃんの処女マンコ味見しまーす」
この台詞も、レイコの指示だ。
彼女は持参していたスケッチブックに今の台詞をマジックで大書きして見せていた。
俺もう人間として完全に終わったな……と思いながら、
井戸田はユーリの秘所に舌を這わせた。
三瀬がマジックミラーの向こうで見ているのかと思うと、情けなくなる。
軽蔑されたりしないだろうか。よそよそしくならないだろうか。
いつでも新しい指示が出せるようにと、レイコはもう隣の部屋には戻らなかった。
シホ達と並んで、部屋の隅で腕組みして撮影風景を監視している。
「それにしても小田の奴、あの状況でも勃起しないなんて流石ね」
「ヒロ君はとうにギンギンになってるのに」
「小学生相手に硬くなる井戸田さんと、
 私達のアソコを見ても反応しない小田さんと、
 どっちが普通なんですか、社長?」
「多分どっちも異常よ、カルナ」
三人はヒソヒソと話し合った。
「それにしてもあの立ち位置と小田の身長だと、小田さえ勃起してれば
 クンニついでにユーリに小田のをフェラさせられるわね」
「それはいくら何でも処女にはハードなんじゃ」
「どっちみち小田が勃起してないから無理ね。次の機会に回しましょう」
隣の部屋から見ていた三瀬は、今程小田を恐ろしく感じた事は無かった。
小田はカメラを持っているだけで何もしてないのだが、
その風貌のせいで、まるで無理矢理小学生を輪姦しているように見える。
井戸田は自分が三瀬に嫌われるかもしれない事を懸念していたが、
三瀬の側からすれば、小田に比べれば井戸田の方が紳士的に見えた程だ。
実際にはユーリに酷い事をしているのは井戸田の方なのだが。
「私でさえ経験無いのに、小学生がヤクザに脅されてあんな事させられるなんて……
 いや小田さんは脅してなんかいないけど、でも……」

54 :
三瀬が紳士的と錯覚してしまうだけあって、井戸田のクンニはソフトだった。
殆ど音も立てず、無理矢理な事もせず、ただ表面を舌で撫でているだけだ。
まだ性感が開発されていないユーリにとっては、気持ち良いワケもない。
それでも演技はしなければならないので、ユーリは時折
「んっ……」とか「あ、だめ……」などと小さく呟いていた。
しかし自分自身が快感を得た事の無いユーリでは、演技にも嘘くささがあった。
せっかくマイのAVを見て勉強していたのに、これでは殆ど予習の意味が無い。
まぁ処女が最初から感じまくるよりは、生々しくて良いか……
とレイコは半ば諦めていた。
実はこの数ヶ月後、ユーリの下手な演技は功を奏していた事が分かる。
レイ・プリンセスに追随して他社がリリースしたAVは、
ロストヴァージンを謳っていながらアイドルが最初から喘ぎまくっていたせいで、
Amaz○nやD○Mのレビューでは「スレている」と低評価をつけられる事になるのだ。
また、レイ・プリンセス同様、本物の処女アイドルのAVを販売した会社もあったが、
そちらは視聴者をそそるような演技が微塵も無く、逆に「単調」と酷評される羽目になる。
ユーリの控え目な演技は、結果的に今後彼女らがトップアイドルになる布石となっていた。
もっとも、それは今この時点では彼らには分かる筈も無い事だったが。
レイコはスケッチブックに
「無理矢理舌をねじ込みなさい」と書いて、井戸田に見せた。
その指示を横目で確認した井戸田は、ユーリに悪いなと思いつつも、
指よりは入りやすいだろうと思い、穴の綴じ目に舌を伸ばした。
「ひっ、くすぐっ……あ、変な感じ……」
刺し込んだ舌を左右にグリグリと動かされ、ユーリの膣は徐々に開き始めた。
開き始めたと言っても、今井戸田が舌を抜けば、またすぐさま閉じてしまうだろう。
井戸田は機転をきかせ、この段階でもう指を入れてみる事にした。
ねじ込んだままの舌に沿わせるように、右手の人差し指を少しずつ挿入する。
さっきよりはマシだったが、それでもまだ人差し指の爪の半分くらいしか入らない。
彼は一本の指と舌とで、ユーリの穴を左右に押し広げた。
広げた、と言っても、無論そう簡単には広がらない。
あくまで広げるように意識した程度に過ぎない。
だが舌は指に比べれば大分柔らかい部位だ。
その舌が指の形に合わせて凹んでくれる事で、何とか指は先へ進む隙間を得た。
先を進んだと言ったところで、やはり爪が全部隠れる程度の進み具合でしかない。
まだ第一関節も入り切っていないのだ。
井戸田は思い切って、少し強引に指を突き進ませた。
「痛ぁっ! あっ、ぃぎ……」
ユーリは大袈裟に叫んだが、それでもまだようやっと第一関節が埋没しただけ。
井戸田は慌てて舌を引き抜いた。しかし指は刺し込んだままだった。
ユーリとしては、舌より指を抜いて欲しかったに違いない。
だが本来の目的はクンニではなく、穴を広げて処女膜を見せる事だ。
「ユーリちゃん、ファンの皆が見てるよ? 我慢して」
「は、はいぃ……んぐ」
井戸田は刺し込んだ人差し指をドリルのようにグリグリと回しながら、
ちょっとずつ奥へ突き進んでいった。
それはまさしく「突き」進むという表現がぴったりだった。

55 :
あまりやし過ぎて、指で処女膜を破ってもまずい。
第二関節まで到達するより早く、井戸田は手を止めた。
「お兄、ちゃん……お願い……」
「ん? 何だい?」
「ローション……使って……」
それは意外な要求のように聞こえる反面、ユーリの気持ちを考えれば当然とも言えた。
女のように細い井戸田の指ですらキツイのだから、クンニだけでほぐしていたのでは
日が暮れてしまうだろうし、第一ユーリ自身が辛くてたまらない筈だ。
誰に言われるまでもなく、シホが部屋の反対側に置いてあったローションを取ってきた。
「ユーリ、ふぁいと!」
「これもファンの皆のためよ」
シホに続き、カルナも控え目に声援を送った。
シホはローションの蓋を開けると、そこから井戸田の指とユーリの秘穴の
結合部分に粘性の液体を滴らせた。
「冷たいっ」
殆ど穴の開いていないソコは簡単に溢れ、こぼれた分が下腹部を伝って
ユーリの腹まで垂れていった。
井戸田は試みに、もう一方の手を人差し指をあてがってみた。
まだ十分にキツいが、両方の手の人差し指の第一関節までは何とか入れられるようだ。
こんなに辛い思いをさせるのなら、最初から使えば良かったと後悔した。
「それじゃ、ゆっくり広げるからね?」
「う、うん……出来るだけ優しくね、お兄ちゃん?」
ユーリの同意を合図に、井戸田は少女のピンク色の入り口を、
少しずつ左右に広げてみせた。
まだそれでも小指さえ通らない程度の細い穴しか開かない。
照明の真下とは言え、中は暗くて、処女膜すら判別出来ない。
小田はカメラを構えたままレイコの方を振り向くと、首を横に振った。
まだ駄目か……。
そう思ったレイコは、ユーリに対して酷と思いながらも、ある一つの策を思いついた。
物音を立てないようにそっと部屋を抜け出すと、事務室まで急行する。
程なくして戻ってきた彼女が握っていたのは、ペンライトだった。
「これで照らしてみなさい」
口にこそ出さないが、目がそう言っている。
本当に良いのかよ……と臆しながらも、井戸田は指示に従う事にした。
とは言え、彼の両手はユーリの穴をこじあけるので精一杯だ。
ペンライトはカルナに手渡された。
「え、私ですか?」
「シホも仲間のために自らローションを出してくれたんだもの。
 あなたもユーリとの麗しい友情をファンに見せつけなさい」
これが友情かしら、と思いながらも、カルナはそれに従った。
出来るだけペンライトの先端を穴の入り口に接近させ、それで内奥を照らす。
こんなプレイは、処女でなくとも普通はやらない。
実際レイコですらペンライトで中を照らされた経験等無い。
ある意味でクスコを使われるより屈辱的なプレイだと思えた。
「や、やめて……それ、恥ずかし過ぎるからっ……
 お兄ちゃん助けてっ……こんなのヤぁあ……」
とうとうユーリは堪えきれず、大粒の涙を流した。
しかし、薄情と罵られようとも、これが仕事であるならば、井戸田には逆らえない。
会社に逆らってでも妹を守ってくれる兄をユーリは欲していただろうが、
今無理をさせておく事が、後々のユーリの向上のためになる。
井戸田は心を鬼にして、可愛い妹の秘穴を左右に引っ張り続けた。

56 :
「あ、見えたかも」
「そうだよ、これ処女膜だよ。やったね、ユーリ!」
カルナとシホが、やっとの事で微かに見えた処女膜に喜びの声を上げた。
まんぐり返しという不安定な態勢は、間近で見れば意外と固定されていない。
照明の角度、ペンライトの光の刺し込み方、ユーリの尻の持ち上がり方、
全ての条件が合致したほんの一秒か二秒だけ、辛うじて処女膜が見える。
「も、もう、これで……これで良いですよね……?」
撮影である事も忘れて、ユーリはレイコに懇願する目を送った。
だがレイコは容赦しない。
「まだちゃんと映ってないでしょ? ファンの皆が分かるように、もっとじっくり」
どうせ巻き戻して一時停止すれば、しっかり見えるだろうに。
井戸田はそう思ったが、しかし彼の目線からは、実は処女膜が見えていなかった。
目の前にある筈なのに暗くて見えず、光の角度も合っていなかった。
実を言うと、見えていたのは左右に居たシホとカルナだけで、
カメラを構えた小田からですらよく判別が出来ない程度の見え方だった。
この状況では、止めてくれる者は誰もいなかった。
井戸田は腕に力をこめて、がっしりとユーリの尻を固定しようと努めた。
小田は自分の声を映像に捉えてしまわないよう、
手だけで井戸田に指示を送った。(元々無口だが)
もう少し右、もう少し手前、行き過ぎ、ストップ、少し戻れ……
そんな風に手首のジェスチャーだけで細かく誘導しながら、
小田はカメラを回し続けた。
そしてとうとう、その小さな穴を可能な限り真正面から捉えられる位置にくると、
人差し指と親指でOKのサインを見せた。
次にカルナがペンライトを動かし、やはり小田のジェスチャーに従う。
ようやく天井の照明とペンライトの明るさ、そしてユーリの尻の角度が噛み合い、
奥に隠れた処女膜を、カメラに捉える事に成功した。
小田から見えるだけで、井戸田にもシホにもカルナにも見えない角度だったが、
小田のOKサインに、一同はほっと一息つけた。
レイコはスケッチブックに新たな指示を書いた。
それを読んだ井戸田が、レイコの方を見るようにユーリに目配せする。
指示を読んだユーリは一瞬ビクッとしながらも、すごすごと言葉を発した。
「み、みなさぁん……私の処女膜、たっぷり見て下さいねぇ〜……」
ペンライトで照らされた処女膜をきっかり十秒程録画されてから、
ようやくユーリは解放される事となった。

57 :
録画されたばかりの映像をハンディカメラのディスプレイで確認しながら、
トリプルブッキングは三者三様の感想を口にした。
「やっぱカルナの演技は凄いよ。いや恐ろしいよ」
「私としてはシホちゃんが演技を忘れるくらい焦ってたのが意外だったなぁ」
「それを言うならユーリだって、大変な思いをしたでしょう」
ひとまずは最初の難関であった、処女膜撮影が終わった。
この次は順に一人ずつ井戸田を交わっていき、最終的に4Pに移る手筈だ。
少なくとも前戯の間はそんなに痛い思いをしなくて済むだろうという安心感もある。
問題は、井戸田の方だった。
「ほらガツガツ飲めー、若者ー」
「し、社長……もう無理です……胃がタプタプで……」
「アンタ今から合計四発ヤるんだから、たっぷり栄養剤飲んどかなきゃダメでしょ」
「そうは言っても……うっぷ」
レイコが栄養剤と言って井戸田に飲ませていたものは、
男を強制的に勃起させる薬液だった。
既にはち切れそうな程勃起させられており、すぐにでも射精しなければ
母乳の張った乳房と同じで、痛みに苛まれてしまう。
休憩時間があと十分残っている事が、井戸田にとっては一息つけるような、
或いは早く本番に入りたいような、複雑な気分だった。

58 :
ここまでです。

59 :
おお、乙
続き期待

60 :
続編期待してます。

61 :


62 :
いやー今週の生徒会スズ好きの俺には良かった

63 :
>>62
今週は完全にスズ祭りだったもんね。
ってか2期をやるかやらないかはやっぱOAD付き限定版の売れ行き次第・・・・なのかな?

64 :
タカトシには「熱あるのかなー?」とかいっておでことおでこで熱計って欲しかった
真っ赤になってぶっ倒れるスズ

65 :
マガジンは見てないけど
>>64
タカトシ「うぉっ!大丈夫か萩村!?」
スズ「へ、平気…」
シノ「おおっ!白昼堂々押し倒すとはやるな津田!」
アリア「あらあら?いきなり羞恥プレイなんて過激ね〜」
なんて光景を妄想した

66 :
アリアのおっぱいもみもみ

67 :
おっぱい

68 :
小説家になろう、にSSがあった。氏家作品のパラレル的なやつだったけど、面白かったんで報告

69 :
糞すれ糞すれ糞すれ糞すれ糞すれ糞すれ糞すれ糞すれ
糞すれ糞すれ糞すれ糞すれ糞すれ糞すれ糞すれ糞すれ
糞すれ糞すれ糞すれ糞すれ糞すれ糞すれ糞すれ糞すれ

70 :
スズのおっぱいもみm…さわさわ

71 :
さすさす

72 :
>>68
Kwsk

73 :
>>72
ttp://ncode.syosetu.com/n7505x/
ここですよー

74 :
もう人いなくなっちまったな

75 :
さすがにブームは過ぎちまったかねぇ

76 :
今月は新刊発売されるから人来ること期待

77 :
「う〜…さすがに冷えるな…」
季節は11月。もうすぐ冬とあってか、掛け布団2枚ではさすがに寒くなってきた。
「おーいカナミー、もう一枚布団出してくれないかー?」
先週の日曜、俺達が使っているのとは別に、2〜3枚の布団がベランダに干されているのを見た覚えがある。
「一枚しかないけどそれでいいー?」
「あー」
この際あったかければ何でもいいや。
なんて思っていた時期が俺にもありました。
「ってアレ?これカナミの布団じゃ…」
「知ってたくせにぃ♪」
「アゥびっくりした!」
寝る前の歯磨きから戻ってみると、枕を抱えた妹が俺の帰りを待っていたのだ。
「んもう♪お兄ちゃんったら大胆なんだから♪」
「そういうボケは勘弁してくれ」
俺としたことが抜かった。まあいい。
「ほれ、さっさと寝るぞ」
「え〜」
何を不満な顔してやがる。
「今日は体育があって疲れてるんだ。寝かせてくれ、マジで」
「ぶ〜ぶ〜」
いそいそと布団にもぐる俺を睨みながらベッドのわきに立っているカナミ。
「…何してるんだ?」
「お兄ちゃんを睨んでる」
「じゃなくて、さっさと入ってこい」
「え?…キャッ!」
じれったくなってカナミを布団の中に引きずり込む。
「お、お兄ちゃん?」
カナミが何か言っているが無視。力いっぱい抱きしめて目を閉じる。あったけぇ〜。そしてやらわけぇ〜。
「お、にいちゃ…」
「悪いがもう限界だ。おやすみ…zzz」
俺はワリとあっさり意識を手放した。

78 :
「…びっくりした…」
お兄ちゃんの腕の中に抱かれながら、私はまだ心臓がドキドキしていた。
「ぅ〜、こんなときんな顔すればいいかわからないよ〜」
枕を抱えてお兄ちゃんを待っていたのはボケのつもりだった。勿論期待がなかったかと言えば嘘になる。
私のボケ→お兄ちゃんがツッコむ→半ばなりゆきでエッチ
これが私達の一連の行動だ。まあ私のボケはほとんどが狙っているものではあるが。
「もう!お兄ちゃんったら!」
人を無理矢理布団に引きずりこんでおいてそのまま寝てしまうなんて!
「しかも…ぁん♪」
力いっぱい抱きしめ、胸板に押し付けられているもんだから…
「はふぅ…お兄ちゃんいい匂い…でもちょっと苦しい…でもあったかい…でも…」
色々な感情がごちゃまぜになって、今にも
「イッちゃいそう…」
なのである。
「お兄ちゃん…好き…大好き…」
子供の頃から夢だった。
『大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになる!』
その誓いは今も忘れていない。
『カナミちゃん、兄妹は結婚できないんだよ?』
『自分のお兄ちゃんが好きだなんて変だよ!』
中学時代の友達に、何度となく言われた言葉。自分でも解っている。これが本来、血の繋がった実の兄に対して抱くべき感情ではないことに。
でも
「好きなんだもん…大好きなんだもん…」
初めこそ、『酒に酔わせる』などという手段をとってしまったが、それでも私は満足だった。
大好きな兄に処女を捧げることができた。自分の初めてを兄に貫いてもらった。
本来はそれで満足するつもりだった。たった一度の過ちのつもりだったでも…

79 :
「…………」
今まで兄に言い寄ってきた女達の顔が思い浮かぶ。特に…何と言ったか?あの外ハネの髪のクラスメイト。今…今…今岡とか言ったか?
「…ギリッ!」
兄が高校に進学して以来、何度となく理由をつけて我が家を訪ねてきた女だ。
『へぇ〜?この子が城嶋君の妹さん?可愛いわね〜?』
いつだったかその言葉が、
『フフン♪いくら可愛くたって、兄妹じゃ一緒になれないのよ♪城嶋君は私が貰うわ♪』
と言われているようにしか聞こえなかった。
マナカちゃんはいい。アキちゃんもいい。ミホちゃんも許す。でも今岡さん。あなたはダメだ。
「お兄ちゃんはあげないんだから…誰にもあげないんだから…!」
同級生3人に対しては、既に協定を結んである。すなわち『例え誰と結ばれてもお兄ちゃんを独り占めしない(私の居場所も空けておく)』というものだ。
「…ウフフッ♪」
いいことを思いついた。このままずっと独り占めにしてしまうのも悪くないかもしれない。
3日後からしばらく高温期に入る。つまり、子供ができやすい時期だ。
「クリスマスプレゼントに妊娠の報告…てのも悪くないかも♪」
そのためには、兄に十分精力を養っておいて貰わなくてはならない。
「明日からしばらく奮発しちゃおっかな♪」
ここ数日のメニューと家計の出資を考えながら、私は兄の胸板に顔をこすり付けた。
「身も、心も、未来でさえも、『絶対に』私のものにしてあげるからね♪お兄ちゃん♪」
兄の唇にキスをすると、私はゆっくりと目を閉じた。

80 :
保守終わり

81 :
>>77-79
ごめん、44ページだったorz

82 :
乙GJ

83 :
ふむ

84 :
過疎ってんなー

85 :
電波がこねぇ…書きたいのに書けねぇ…誰かネタプリーズorz

86 :
原作であった誕生日が過ぎたスズにおめでたー といったシノとアリア
だが、タカスズには心当たりがあった!

こんなんはどうだろうか?

87 :
スズは体温が高くて甘いいいにおいがするんだろうな。
タカトシはそんなスズをぎゅっとだきしめながらそのにおいをスンスン嗅いで興奮してるんだきっと。

88 :
タカスズだと対面座位でちゅっちゅしやすそうだ

89 :
>>86
シノ「萩村、おめでた」
アリア「スズちゃん、おめでた〜♪」
スズ「ちゃんと避妊はしてますよ!!ねぇ津田!?」
タカトシ「ちょ」
シノ・アリア「はぁ!?」
こうで(ry

90 :
お久しぶりです。
異動してからとにかく時間がカツカツで、たまったもんじゃありませんわ。
生徒会で小ネタ、直接なエロはありません。
タイトルは特になし。

91 :
 学生には避けて通れぬ「学校行事」がある。
体育祭? それは休める。
文化祭? それも休める。
修学旅行? それだって休める。
入学式と卒業式? 本来は休んじゃだめだが、まぁ休める。
答は―――テスト。
休めるじゃん、と言うなかれ。
テストの日に休んだとしても、テストそのものを回避したことにはならない。
インフルエンザで休もうが腰痛で休もうが骨折で休もうが、テストは必ず追っかけてくる。
薄暗い教室の中で、監視の先生とマンツーで追加テストを受けるあの寂しさはかなりのものがある。
おまけにテストそのものの結果が悪ければ、追試という追い打ちが襲ってくることもある。
テストなんか所詮、紙の上での優劣だ、俺はそんなものに縛られないぜヒャッハー、とロックな生き方を選択することも出来るが、
その場合はもれなく学校から退学、高卒というある意味現在の日本での社会的最低限の肩書を失い、
地力で職探しという、キビしい生き方に進まねばならない。
もろちん、もといもちろん、中卒だろうが高卒だろうが、特殊な才能を有していればそれで食っていける。
だがそんなの、100人に一人もいやしないのが現実である。
 さて、ここに一人の男子学生がいる。
その地域では進学校として知られている私立桜才学園の二年生で、生徒会の副会長を務めている。
これだけ見れば何だか頭が良さそうに見えるが、さにあらず。
この少年、「家から近いから」という理由で桜才を進学先に選び、
また徒会長の鶴の一声で副会長に抜擢されたという男。
「それなりにイケメン」「ツッコミ上手」という特性を持ってはいるが、成績面では群を抜く程のものは何も持っていない。
かつて追試を喰らったこともあり、劣等生とまでは言わないまでも、中の下〜上の間を行ったり来たり、というのが彼の学力レベルである。
 この少年の名前は、津田タカトシ。
生徒会で共に籍を置く会長、会計、書記はいずれも成績が超優秀。
今回の期末テストでも、ほぼ追試確定が決まっている彼の家に、緊急にその生徒会の三人が集うことになった。
理由はもろちん、もといもちろん「追試対策」。
進学校の生徒会において必要とされるのは、学力上位という厳然たる実力。
落ちこぼれを出すことは、ひいては生徒会の名折れである。
そんなことを許すわけにはいかない、会長、書記、会計の意気込みは凄まじい―――

 ―――って、何のことはない。
ぶっちゃけ、そんなにゴタイソウなもんではない。
追試対策と看板がついていても、結局はいつも繰り広げられている、ただの「日常」だったりする。
そう、下ネタとツッコミが乱舞する、ただの日常―――

 ◆ ◆ ◆

92 :
「で、結局コトミもなのか」
「てへへへ」
 生徒会長・天草シノは少しあきれたように、肩をすくめた。
何だか前も同じようなことをした覚えがある、と。
 彼女の目の前には、副会長の津田タカトシと、その妹のコトミが正座して座っている。
タカトシだけでなく、コトミもどうやら今回のテストの出来に自信が無いらしい。
「期末試験などというものは、日頃から授業をきちんと聞いて、ノートをしっかり取り、予習復習を忘れずに行っていれば、普通に点が取れるものだ」
 シノは優等生である。
しかも超がつくレベルで、入学してから一度もテストの結果で学年一位を他人に譲ったことがない。
当然、授業もしっかり受けているし、ノートも書きもらしが無いし、予習復習なんぞは一カ月先の分まで楽々とこなす。
「すいません……」
「すいませーん」
 シンクロして頭をかく津田兄妹。
 タカトシは少なくとも、授業はきちんと聞いている。
予習復習は、きっちり出来ているとは言い難いが。
 コトミの方は、正味の話、あまりマジメな生徒ではない。
授業中に船を漕ぐことが結構あるし、そもそも勉強そのものが苦手だったりする。
「で、津田君はどの科目が危ないの?」
 シノの右横から、生徒会書記・七条アリアがタカトシに声をかける。
アリアもウルトラ優等生である。
シノがいる為に学年一位こそ取ったことはないが、それでも常に二位という結果を維持している。
得意な科目では、シノを上回ることさえある。
「……そうですね、数学と英語が」
「私は全部でーす」
 元気なく呟くタカトシと、あっけらかんとしたコトミ。
タカトシだって全てがダメダメなわけではない。
得手不得手は誰にだってあるもので、普通にこなせる科目はある。
まぁコトミは論外だが。
「今回の英語は楽だったじゃない。ほとんど授業でやったことそのままだったでしょ」
 シノの左横からタカトシにツッコんだのは、生徒会会計・萩村スズ。
シノとアリアは三年生だが、彼女のみ、タカトシと同じ二年生である。
「いや、そうなんだけど……」
「あんた、いい加減横島先生の傾向を覚えなさいよ。あの人、教科書そのまんまと言うか、露骨に問題に手を抜くじゃない」
 横島先生とは、英語教師にして、生徒会の担当顧問を務める女性で、名前をナルコという。
まあ何と言うか、かなり、いや結構な「困ったさん」で、面倒だと思ったことはテキトーに流す癖がある。
おまけに男好き、下ネタ好きでもあり、何で教師になれたのか、そして何で生徒会の顧問になれたのか、
一部で『桜才学園の八番目の不思議』という噂になりつつあるくらいの女性である。
ちなみに、その噂を流しているのは新聞部である。
もっと言うと新聞部の部長である。
「あんなもん、開始十数分でカタがつくわよ。普通は」
「萩村にとっては普通かもしれないけど、俺にとっては違ったんだよ」
「正直に『復習を怠けていた』って言え」
「はい、すいません……」
 スズは帰国子女であり、英語はもちろんペラペラで、別に横島が作った問題であろうとなかろうと、
日本の高校生レベルのテストはそれこそちょちょいのちょいで解けてしまう。
そういう意味ではタカトシが言ったように、スズにとっての普通はタカトシにとっての普通ではない。
だが、やはりテスト勉強をしっかりやっていなかったタカトシの方が、この場合は悪いであろう。

93 :
「そうだよ津田君、横島先生が手で抜くのはいつものことじゃない」
「手で、じゃなくて手を、です」
「そうだぞ津田、横島先生は何時だってヌイているぞ」
「だからおかしいよ表現が!」
 何だか追試対策が早くも脱線しかかっている。
こうやって何気ないところから下ネタ方面に転がっていくのは、もはやこの生徒会のお約束とも言える。
「私は全部ダメだったけど、特に国語がダメでしたー。えへへ」
「笑って言うな、コトミ。で、国語のどこがダメだったんだ?」
 手にした指示棒を揺らして、シノがコトミに問う。
なお、最初は指示棒ではなく鞭を持っていたのだが、タカトシの要請により鞭は鞄に仕舞われた。
シノは不満そうだったが、タカトシからすれば「君はM男だからこっちの方がいいだろう」なんて理由で鞭を持たれてはたまったものではない。
「四文字熟語ですねー」
「ほう? 例えばどんな問題だったんだ?」
「『やってもかいのない、結果として無駄に終わることに努力することを四文字熟語で何と言うか』という問題なんですけど」
「ふうむ……『吹影鏤塵』だな。答えがそれだとすると、確かに少し難しいかもしれないな」
 吹影鏤塵とは、文字通り「影を吹く、塵に刻みを入れる」ということで、どうやっても出来ることではない。
中国の関尹子という書を出典とするが、確かに高校一年生には難しいかもしれない。
「水泳老人? 何だか心臓麻痺を起しそうですね」
「危ないことを言うんじゃない」
 仮に本当に「吹影鏤塵」が答ならば、正答率はかなり低いであろう。
少なくとも、この問題を作った担当教師は、横島よりかはきちんとしてはいるらしい。
別方面に意地が悪そうだが。
「もしくは『往返徒労』かもしれんな」
「王偏取ろう? 珠が朱になるとか、そんなんですか?」
「違う」
「はっ、王偏って玉が偏になった形ですよね。玉を取るって、それってつまりニューハーフ」
「違う違う」
 往返徒労、文字通り、無駄足を踏むという意味である。
「で、コトミは何て書いたんだ?」
「尚既神断」
「……何だそれは」
「意味はお近くのサッカーファンにお聞き下さい」
「じゃあ、津田」
「俺に振らないで下さい」
 難しい問題を出す方も出す方だが、そういう答を書くコトミもコトミである。
入試問題のシートに「3P」とマークしただけのことはある。
「そういえば私も中学の時、『男女の仲が良いことを四字熟語でどう言うか』という問題に、『始終合体』と書いてペケになったことがあるわ」
「そんな答を書いたの、七条先輩だけだったでしょうね」
 なお、答は『相思相愛』である。
「私も『正常動作』の反対語を答えよ、という問題で『後背動作』と書いてダメだったことがあるな」
「前言撤回します、七条先輩の他にももう一人いました」
 なお、答は『異常動作』である。
「私はそんな間違いはしませんでした。ただ、『大は小を兼ねる』という諺は嫌いですが」
「萩村、泣きそうな顔で怒らないで」
 なお、反対の意味で『長持ちは机にならぬ』『薪は楊枝の代わりにならぬ』というのがある。
こっちの意味でもスズは泣きそうである。

94 :
「掛け算は苦労したわ。1×1を2、1×2を3って答えちゃって」
「足し算と勘違いしたんですよね、そういって下さい」
「4×8とか、乱交って」
「もういいです」
「地理なんだが、エロマンガ島ではなく、本当はイロマンゴ島と知って失望したな」
「何で失望するんですか?」
「スケベニンゲンも正確にはスヘーファニンゲンらしいな、残念だ。ちなみにここにはヌーディストビーチがあるとか」
「だから何で残念なんですか?」
「世界史でインカ帝国の初代皇帝の名前を書け、なんて問題が出ると期待していたのに、そんな問題は見たことがなくて」
「ああ、クスコ王国の初代国王な。クスコ王国、クスコ」
「あのう、そろそろ本題に」
「アルファベットの並びで真っ先に覚えたのはWXYのところだし」
「保健体育の教科書は隅々まで読んだな」
「美術の教科書にはもっと裸婦像を載せても良いと思うの」
「元素記号は水兵リーベ……ではなく、水縁でベロでホー○イチン○をふりながらまぐわい失敗し……と覚えたな」
「だからぼちぼち俺の追試についてですね!」
「スズせんぱーい、ここの答を教えて下さい」
「まず先に自分で問題を解く努力をしなさいよ」
 何のことはない。
ぶっちゃけ、そんなにゴタイソウなもんではない。
追試対策と看板がついていても、結局はいつも繰り広げられている、ただの「日常」だったりする。
そう、下ネタとツッコミが乱舞する、ただの日常―――

 F I N

95 :
ここまでです。
とりあえず浦期僕馬。
来年、阪神は和田でガンバは呂比須か……早くも不安でいっぱいだ。
ではまた。
クリスマスネタとかで書けたらいいんですが、どれだけ仕事が忙しいか次第です。

96 :
お疲れさまでした!
新作が読めて嬉しいです

97 :
>ピンキリ氏
久々の投下、楽しませてもらいました。
しかし、初期の職人さん達は実生活が忙しくなったんだろうね。

98 :
>ピンキリ氏
GJです!投下お待ちしておりました!!

99 :
お久しぶりでございます。ご記憶の方はおられるでしょうか(笑)
ピンキリ氏にGJ!とともに年末久しぶりに投下できそうです。
転職やら子育てやら被災地支援業務やらで忙されておりました。
このスレの新たな隆盛にロートルは去るべきかとも思いましたが未練がましく足掻いてみようかなと(笑)

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