2013年10エロパロ456: 【風俗】娼婦でエロ小説 2【遊郭】 (537) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【風俗】娼婦でエロ小説 2【遊郭】


1 :2010/07/14 〜 最終レス :2013/09/25

 遊女・ソープ嬢など、娼婦・風俗嬢に関するエロ小説総合スレッドです。
 娼婦に関連するものなら、現実/ファンタジー、日本/海外、現代物/時代物は問いません。
 
 投下をお待ちしてます。
 前スレ
【赤線】娼婦・遊郭でエロ小説【花魁】
 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1201959276/

2 :
>>1
フフ…あなたのスレ立て、とっても上手よ…

3 :
>>1
       |   |       ̄ ̄厂 ̄´"ヽ、  乙じゃないわよ
      |/ノ  ト、 _,  _,/  / / /\
      |/  ト、_>、_      ///    ヽ
      |  |    `ヽ、_,、/_/_,       l
      |  |    _,rvく二´ ̄      |
      〉   |_,. - ' ´\ヽ\_           /
      |、_ノ丿    / \           /
      〉  〈{   /    \      /
      }___j、_/       >-、_/⌒ヽ,_
 _,.― ‐'    }/   -−─−'─ - ,,____`ヽ
 `ー‐'¬ー―' {              ´"''−'⌒ヽ,_
          ヽ、 _ _____________     `ヽ、
                           ´"''−−―'

4 :
>>1
すごぉい…新スレ、びんびんに立っちゃってるぅ…

前スレ>>843の続きです

5 :
いたずら好きな少女のようににかっと笑うと、オレのペニスに手を添えて、ゆっくり腰を沈めていく
ずぬずぬというぬめった感覚と共に、オレとともちゃんは一つに繋がった
「ふう…。へへっ、あっちゃんのちんちんハメちゃったぁ…」
「んっ……」
「どーお?ごーほーロリのおまんこ…」
「くっ…す、すげぇ…」
挿入不可能かと思われた小さな膣は、驚くほどの伸縮性を見せ、オレを完全に呑み込んでいる
ぴちぴちに広がった結合部からはオイルのように愛液が漏れ出して、ミスマッチ的ないやらしさを醸し出していた
内部は狭いという感じではなく、肉が詰まっていると言う方が近い
ペニスを、粘ってぬるついた肉の塊の中に突っ込んで、四方八方から物凄い圧力をかけられているような感覚
入れているだけでもうたまらない快感だ。胎内に収められている硬直は、この時点ですでに絶頂への欲求を示し始めていた
「あっちゃんのほーけーおちんぽ、まんこの中でひくひくしてるぅ…。こーふんしてどくんどくんしてるのわかるぅ…。ねえ、あっちゃんきもちいーい?おちびちゃんまんことエッチしてうれしい?」
「う、うん…」
何とか返事をしてみたものの、正直言ってオレは今、一瞬たりとも気の抜けない状況だ。うっかり集中を途切らせてしまうと、睾丸の中身を全部吐き出してしまう
一方のともちゃんは余裕の態度でオレの腰の上に跨がっている。可愛い顔を意地悪く緩ませ、ニヤニヤしながらオレを見下ろす。小悪魔さながらの小さな女性は、オレの肉体を手中に収めていた
「あっちゃん、もう動いちゃおっか?」
「……っ!?」
「…動いたらヤバい?」
「ヤ、ヤバい…」
情けない事に、オレの声は裏返っていた
「くくく、なきそうなかおになってんの。かーわいい…。でもそろそろじかんもないしぃ、ちょっとだけ動いちゃおうね?」

6 :
ともちゃんは少し顔をしかめると、「んっ」という小さな声とともに、腹筋に力を込めた
「うっ!?ぐ!!」
オレの分身をくわえ込んでいた蜜肉が、急激に圧力を強め、ぎゅうぎゅうと締め付けてくる。それと同時に、まるで波打つような動きでペニス全体を上下に刺激し始めた
「どーお?おもしろいでしょ?動いてないのに動いてるみたいでしょ?」
おもしろいでしょ?と言っているが、こちらは面白いと感じてるヒマはない。驚きはしたが…
なにしろあまりに気持ち良すぎる。まるで牛の乳を搾り出すかのように、ともちゃんの膣肉が、オレのペニスをぎゅわんぎゅわんと絞り上げてくる。強烈な快感をともなわせながら、淫らな波状運動はより激しさを増していく
「ね、わたしのおちんちんしぼり、きもちいーい?いーでしょー」
よほどやり慣れているのか、彼女は複雑な膣の動きを制御しながらも、ニコニコ笑顔で息切れ一つ起こさない
「あっちゃん、もうイキそう?おちんちんしぼりがまんできなくて、あかちゃんえきぴゅっぴゅしたい?
かんじてるあっちゃんのかお、すっごくかわいいよお…。ほーけーのびんかんおちんぽ、そーろー気味にどっぴゅんしたくってたまんないんだよねー。にひひっ…」
愛らしい顔にサディスティックな笑みをべたっと張り付けて、オレを見下ろすともちゃん。しっかしこれが客に対する態度だろうか
ひょっとすると、彼女なりのいつものプレイスタイルかも知れない。だとしたらとんでもないお嬢だ
「ふ、ぅん…。そろそろわたしもきもちよくなりたくなっちゃった…。もう、ほんかくてきに動いちゃうから」
「…はっ!?」
「ほ〜らほら。このままこしを動かしたらぁ、おちんちんどうなっちゃうんだろーねー?」
「ま、待って…」
オレの返事を待たずに、腰をずずずっとゆっくり持ち上げると、「あんっ」と言う黄色い声と同時に、一気に腰が叩きつけられた
「〜〜〜っ!!」
凄まじい程に衝撃的な快感。オレは、声にならない声を吐き出した

7 :
「はあ〜!あっちゃんのちんちん、わたしのミニちつにちょーハマってるよぉ〜!すっごいぴったりきてるぅ〜!!」
ぱんっぱんっと皮膚同士がぶつかり合う音を響かせながら、ともちゃんは楽しげに喘ぐ
精液を搾らんとうごめく蜜壷で『おちんちんしぼり』を続けながら、下半身を高速で動かして、ペニスに堪え難い悦楽をコンビネーションで与えている
我慢などできるわけがない。射精の時はもう眼前に迫っている
「はわぁぁ…あっちゃんのおちんこちゃん、がちがちになってるぅ。こだねじる出したいって、まっしろいねばねばせいし、ぴゅーぴゅーしたいよ〜って、ぱんぱんにふくらんでるよぉ…。
あっちゃん、きもちよかったらイッていいよ?がまんできなかったらいつでもイッていいよ?
イカくさくってなまぐさくって、じゅせーのーりょくバッチリのこづくりおしっこ、びんびんちんちんちゃんからいっぱいしゃせーしていいよぉ!!
はぁぁ…わたしのおまんこ、ちんぽちゃんがビックンビックンするのまちきれなくて、ぬるぬるえき出すぎちゃってるよぉ。あたまん中こーふんしすぎちゃって、セックスとまんないよぉ!きゃはははは!」
……正直、ともちゃんが何を言っているのか、もう理解できない
ゆるみきった桜色の表情で、ぬちゅんぬちゅんと粘った音が結合部から聞こえている
演技なのか本気なのか、こちらは知る由も無いが、とりあえずなんらかの興奮状態にあるのは確かだろう。だが…
「あんっ!あんっ!あっちゃんもうイキたいでしょ!?イッていいよ!おちんぽこイッちゃうの、おまんこ肉にかんじさせてぇ!」
「あ…あぁっ…!」
オレの性感はそれ異常に興奮している
もうダメだ。もう出る
でも…、その前に何かしておきたい…。少しも抵抗できないマグロは御免だ…
オレは力を振り絞って上半身をやや起こすと、ふるふると震える腕を伸ばして、上下運動を続ける柔らかな尻肉を、むにりと掴んだ
「あっ…ん?あっちゃん、わたしのおしりすき?おしりあいぶしながらイキたいの?」
そのまま、右手を尻の中心に向けてじわじわと動かす。子供のように慎ましやかな臀部の割れ目の中に、指を潜り込ませるのは容易だった。そこでオレの中指が、異質な感触の、しわのあるへこみに触れた
(みっけ…)

8 :
「ひゃっ!?」
菊のすぼまりに軽く触れただけで、膣の複雑な動きも、乱暴な腰のピストン運動も、体中の全ての動きが止まった
「だ、だめ…おしりだめ…」
オレのペニスをさんざんおもちゃにしていた彼女は、眉間に皺を寄せて息を詰まらせている。指先で菊座を小さく撫で回すと、全身と声を震わせ始めた
「いや…、いや…あなるはえぬじーだからさわっちゃいやなのぅ…」
ともちゃんは今にも泣き出しそうな顔になった。桜色だった頬は真っ赤に染まっていて、平坦な肉体からは汗が吹き出していた
オレは中指の腹を肛門のすぼまりの中点に合わせると、つぷりと指先五ミリほどを中に挿入した
「にゃぁぁぁーー!!らめぇぇぇぇーー!!!」
絶叫と共に、目をぐりんと見開いて、上半身を大きくのけ反らせる。その瞬間、蜜肉がペニスを強烈に圧迫して、オレの射精欲はついに限界を迎えた
「ぐうぅぅぅっ!!くぁっ…!」
全身を駆け抜ける射精感と開放感。二度目の絶頂にも関わらず、決壊したダムのように、大量の濁流をゴムの中に吐き続ける尿道口。ともちゃんの膣の中で、ペニスは歓喜に沸いてどくんどくんと跳ねていた
「はっ、はああ…。イッてる…。おちんちん…」
ともちゃんは、天井を仰いで、力無く口をパクパクさせながら、ペニスの躍動を膣内で感じている
しばらくの間、二人とも繋がったままで息を切らせていたが、やがてともちゃんはゆっくりとオレの顔を見下ろして、にっこりと笑った
「そろそろ時間で〜す…」

9 :
「も〜、なんであんなことすんのぉ?」
やるコトやって服を着ていると、膨れっ面のともちゃんが話し掛けてきた
「…ん?」
「あなるはえぬじーなのにぃ…」
「そんなの、先に言ってくれなきゃわかんないよ。前もって言ったっけ?ともちゃん」
「………わすれてた」
「じゃあ、仕方ないじゃん」
「…で、でもぉ、女の子がやめてっていったら、すぐやめなくちゃだめだよぉ。そーゆーお客さんは、お店のえらい人にしかってもらうんだから」
「む…」
確かに、お嬢の仕事は客を愉しませる事だし、たいていの事は寛大に許してくれる
だが、お嬢の言い付けた事には、絶対に従わなければならない。これを破った場合、どんな『説教』を食らっても文句は言えない
「どーする?せんようのおへやでお話してく?」
「……ごめん」
「こえがちいさーい」
「…ごめん!オレが悪かった!……これでいい?」
半ばやけくそ気味に謝罪の言葉をのべて、ぺこりと頭を下げた
「へっへー。じゃあゆるしてあげるー」
彼女は優越感満点の笑顔で、オレの頭をなわしゃわしゃとなで回した
(このガキィ…)
かなり割り切れない気分だが、『説教』の事を考えれば、されるがままを選択せざるを得ない
「ふふ、でもありがと。おつかれさま」
「んむっ…?」
ともちゃんはオレの首に腕をまわすと、ぐっと唇を奪った
小さなピンクの唇と、小さな濡れた舌がオレの口内をくちゅくちゅ愛撫する。やがて甘やかな吐息とともに短いキスが終わると、二人の唾液が名残惜しそうに糸を引いた
「さいごのサービスだよ」
くりくりとした大きな瞳で、愛らしい微笑みを浮かべる
「…はは、ありがと」
「ね、わたしのお客さまになってよかったでしょ。ちびっこボディ、好きになったでしょ?」
「ん〜、ちょっとだけ」
「ちびっこボディ好きになってもぉ、ほんもののちびっこにエッチなことしちゃだめだよ?もししたくなったらぁ、わたしのところにきててね?にひひっ」
ともちゃんはまた、真夏の空のように明るくにかっと笑った

10 :
続きは夜か明日に

11 :
改行変で読み辛い

12 :
むしろ読みやすいくらいだったが……。
とにかくGJ!

13 :
GJ!!
そろそろ時間で〜す ワロタ
続き待ってるー

14 :
>>1
荒れないように「気に入らなければ叩かずスルーしましょう」っていうのもルールに加えたらどうかな?
そういうのをテンプレに入れてるスレもあるからさ

15 :
後日談を。ちょっと長いかも

16 :
「はわぁ……ふぅ……」
畳敷きの居間に寝っ転がって、天井を見上げながら、間の抜けたあくびをした
ともちゃんと一戦交えてから何日か経って、今日は日曜日。麻美ちゃんは義姉さんとお義母さんと一緒に、食事に出掛けて行った。父親不在の母子家庭なので、家族の絆を深める為、月に一回はみんなで集まって外で食事をする……というのが昔からの習慣らしい
麻美ちゃんは出掛ける前に、ガキみたいな事をずーっと続けてるからウンザリ、みたいな事をぶつくさ言っていたが…まあ、口で言うほど嫌ではないようだ
とにかく、日曜の午前中から、オレは一人になった
麻美ちゃんのご飯を作らなくていいし、機嫌を取らなくてもいい、愚痴を聞かされる事もない
一人になれば、ダラダラゆっくり、羽が伸ばせると思っていた。一ヶ月ほど前の生活に戻って、日がな一日、ぐだぐだまったり過ごせると思っていた
しかし、いざ本当に一人になってみると、これが結構つらい
麻美ちゃんのご飯を作らなくていいし、機嫌を取らなくてもいい、愚痴を聞かされる事もない
何もする事が無い、誰とも話をしない事が、こんなに不快に感じるとは思わなかった。以前のオレからは考えられない感覚。正直、家の中にいるのが苦痛だ
つけっぱなしのテレビからは、毒にも薬にもならない音と映像が垂れ流されている。…日曜のテレビって、なんでこんなに面白くないんだろう。左手をリモコンに伸ばして、プツンと電源を切り、壁にかけられた時計に目を移す
(もうすぐ十一時か…)
まだ中程までしか吸っていないタバコを、ちゃぶ台の上のヤニ缶でぐしゃぐしゃと揉み消し、財布の中身を確認する
(オレもメシ食いに行こうかな…)
どうせ金はまだたんまりあるんだ。少しは豪勢な食事でもしに行こう
簡単に身仕度をすませると、車の鍵を引っ掴んで玄関を出た
…でも、豪勢なメシって何だろう?…え〜っと、え〜〜〜っと……………ステーキしか思いつかない……

17 :
「あれー、ぐーぜんだねー?」
県内有数のステーキチェーン店の駐車場で、背後から誰かに呼び止められた。子供の声…というよりはキンキンのアニメ声だ
「あっちゃんでしょー?」
アニメ声で、オレをあっちゃんと呼ぶ。となると答えは一つしかない
「…ともちゃん?」
「へっへー。あったりぃー」
そこには、この間オレを性的にいじめた真ん丸お目々の女の子が、バッグを肩に下げて微笑んでいた
「あっちゃんもごはんたべにきたのー?」
「あ、うん」
「にひひ、わたしもだよぉ。あっちゃんはひとり?」
「そうだけど」
「へえ〜っ、さーみしーい。日曜にひとりでごはんたべるなんてー。くくく」
「…アンタだって一人じゃねえか」
「うん、そうなの。だからね、さみしい同士でいっしょにごはんたべよ?」
ともちゃんが、オレの腕に絡み付いてきた。その様子は腕を組むと言うより、しがみつく、あるいはぶら下がると形容した方がいい
「お、おい…」
「ね、いいでしょ?」
「う〜ん、…ま、別にいいか」
確かに、一人寂しくメシを食うよりは遥かに良い
「へへっ、きーまりっ。じゃあごはんたべおわったらぁ、わたしとデートしようね」
「…デート?」
「うん。わたし四時から出勤でぇ、それまでにいろいろ行くところあんの。わたし、あっちゃんといっしょに行きたいなぁ」
「オレを足に使うつもり?つか今日もお店なんだ」
「そ。きょうはふたりでいろんなとこまわってぇ、あっちゃんといっぱい仲良くなってぇ、さいごはおへやん中でふたりっきりになるの。んふふ、いっぱいラブラブエッチしよーねー」
ともちゃんの発言にオレは驚愕して、思わずあたりを見回した
中身は成人とは言え、見た目小学生の女の子に腕にしがみつかれて、『ラブラブエッチしよーねー』なんて言われてる場面を目撃されれば、通報は免れない。ハタから見れば、児童との淫行だ
「なにあせってんの?ここにはわたしたちしかいないみたいだよ?」
「あ、ああ…。どうやらそうみたいだ…」
運良く、辺りに人影は見当たらない。ほっと胸を撫で下ろすと、ともちゃんがつきたての餅よりも柔らかなほっぺをすりすりとなすりつけてきた
「にひひっ、はずかしがってんの。か〜わいい」
「………」
この脳天気な態度…。自分の身の安全をを真剣に心配した事がバカらしくなってくる
…ま、とどのつまりは営業デートって事か。ぶっちゃけ今日はソノ気は無いんだがなぁ…
「…ラブラブエッチはともかくさ、とりあえずメシ食いに行かない?」
「そーだねー。いっぱい食べてたいりょくつけてぇ、きょうは五回くらいイッちゃおうねー」
「……その事は後で考えよう。今はメシに集中しようぜ。ね?」
「うんっ。わたしもうおなかぺっこぺこだよー」
ともちゃんは自分のお腹をぽんぽんと叩くと、にひひと笑って白い歯をのぞかせた

18 :
(それにしてもよく食うなぁ…。信じられんよ全く…)
ステーキ店ではジャンボステーキ800グラムセットライス大盛り、そば屋で特大ざるそばとカツ丼、ハンバーガーショップでスペシャルビッグバーガーセットを2セット、おまけに移動中の車内でオーザックとばくだんおにぎりとスポーツドリンク500ml…
これら全てを食べカス一つ残さずぺろりと平らげ、今またアイスクリームショップで、エベレストパフェなる物に舌鼓を打っている
(こんな小さな体のどこに入ってるんだろ…。胃液が濃硫酸の百倍以上とか?)
食事の量は確実に三キロを超えているはずだが、彼女の腹まわりは相変わらず偏平なままだ
「あっちゃんもなんかたのめばいいのにー」
自分の頭より大きなパフェにスプーンを突っ込みながら、ご満悦といった感じでニコニコ笑っている
「いや…、オレはもういいよ…」
彼女が物を食ってる様子を見ているだけで、こっちが吐いてしまいそうだ
「そーお?おいしいのにー」
「て言うかさ、色々行く所があるって言っといて、メシ食ってるだけじゃん。単なる食べ歩きじゃないか」
「にひひっ。このお仕事ってたいりょくしょうぶだからねー。出勤前はいつもこんくらいたべてんの。あっちゃんもいっぱいたべとかないとぉ、わたしのあいてできないよぉ…?ぐふふふ…」
「だからさぁ、今日はしたくないってば」
「え〜っ、いいじゃんよ〜。またGスポットつんつんしたげるからさぁ」
「し、しーっ!しーっ!」
オレは慌てて口に人差し指を当て、黙れのジェスチャーをする
「ど、どーしたの?」
「いや、そういう事はさ、こういう所で言っちゃダメだって」
意図せず小声になって、ともちゃんに諭す。大体、こんな見た目の女の子と一緒にいる時点で、周りからどんな目で見られているかわからないのだ。用心に越した事はない
「ふ〜ん…しんぱい?」
「えっ?」
「だいじょーぶだよ。なにか言われたら、わたしのみぶんしょーめーしょ見せればいいんだから」
「い、いや、そんな事じゃなくてさ…」
「それともてれてんの?」
「何言ってんの、違うってば…」
「ふふふ、じゃあべつにいいじゃん?じー・す・ぽっ・と!!って言っても」
「しーっ!しーっ!だから、なんで人がやめろって言ってる事をやるんだ、アンタは!」
ともちゃんは、右手でスプーンを持ってぴこぴこさせながらニヤニヤしていたが、やがてぷっと吹き出して、口に手を当てて笑い出した
「ぷっ、くくくくく…あははははははっ………はぁ。あ〜、たのしいっ」
「………」
ひとしきり笑った後、両手で頬杖をついて、にっこりと満面の笑みを浮かべた
「あっちゃん、かわいいね…」
小学生みたいな子にかわいいと言われてしまった…。しかも年下に…
オレはちっと舌打ちをすると、痒くもない頭をガリガリと掻いた

19 :
「そーいえばあっちゃんってさー、カノジョいるの?」
「…えっ?」
突然話題を変えられた。独身の人間にはありきたりだが、オレには最も憂鬱で、かつ昔から決まりきった答えしか出せない話題
「いな…」
「いないでしょ?」
渋々返事をしようとすると、先に結論を出されてしまった
「な、何で勝手に決め付けんだよ」
「なんかねぇ……ふふっ、いないって顔してる」
「何それ?意味わかんねーし」
「いないでしょ?」
「…いねーよ。悪かったな…」
半ば吐き捨てるように言うと、彼女はくくっと笑って、かちゃかちゃとパフェにぱくついた。巨大だったそれは、いつの間にか四分の一ほどの大きさになっていた
「…それで、そっちはどうなの?」
「ん〜、わたしぃ?」
「うん。いるの?オトコ」
「うーうん、いないよ?わたしね、もうあっちゃんのことしか見えないの」
口の周りについたチョコレートソースをぺろりと舐めると、上目使いでオレと目を合わせながらニヤついている
色っぽいでしょ?と言わんばかりのどうだ顔が、逆に腹立つ
「…じゃあさ、前の彼氏は?」
「ん〜?まえの…?」
「どんな人と付き合ってたのかなー、って」
「………」
ともちゃんは、口にスプーンをくわえたまま、テーブルを見つめて押し黙ってしまった。それがあまりに長い沈黙だった為、オレは少し心配になった。地雷を踏んだかも知れない…
「………………いない、そんなの………」
「……ん?」
いない、とはつまり……そういう事だろうか
ともちゃんはまた何も言わなくなったが、やがて鈍く口を開いた
「わたしね、むかしっからこんな体だったから、男の子にあいてにされた事なかったし、カレシなんて、いた事なかったの」
「………」
「で、高三のときね、このとしになってまだばーじんだったから、めちゃくちゃあせっちゃってね、それで、わりと仲良かった男の子にむりにたのんで、エッチしてもらったの」
「…はは、結構大胆だね」
「うん。………でもね、わたしぜんぜんわかんなかったんだけど、その男の子ね、わたしのともだちとつきあってたの」
「ああ…そうなの…」
「あたりまえだけど、その子めちゃくちゃキレてね、わたし、なんにも言いかえせなかった。…さそったの、わたしだしね」
ともちゃんは少しの間目をつむると、またテーブルを見つめて話し出した
「……それで、ね。それからわたし、ヤリマンだーとか、ガキのくせに男に手ぇだしたーとか、いろいろ言われてね。そのうち、みんなからシカトされちゃった。へへっ、男の子にも女の子にも、あいてにされなくなっちゃったの」
「………」
「…バッカみたい。ばーじんすてたいからって、あせってカレシでもない人とエッチして、それで自分があんな事になってんだもん」
ともちゃんはすっと目線を上げると、再びパフェにスプーンを伸ばし始めた
「ねっ、だからわたし、カレシいないの。あっちゃんも一人みたいだしぃ、これはもうキマリだよねっ。にひひ」
ともちゃんはオレの目の前にVサインを突き出して、思いっきり楽しそうに笑った。その笑顔があまりに明るかったので、オレは逆にいたたまれない気持ちになった

20 :
「あ〜、あのさ、なんつーか、その、え〜っと、あのさ」
「…ん?」
「あの〜、何だ、オレもさ、学生の時、全然モテなかったよ。つーか、女ができた事も無いよ。今まで」
「ふ〜ん…」
「あ〜でも、それなりに楽しい人生だったっつーか…。あ、童貞捨てたのもつい最近だし…、だから、ほら、ねぇ?」
言ってる事がしどろもどろな上に内容が無茶苦茶だ。それに多分、的外れな事を言ってる。正直、何を話せばいいかわからないが、何でもいいから、話をした方がいいような気がする。まあ…、オレが何を言っても、彼女のなぐさめにはならないだろうけど
「え〜、だから、モテなきゃモテないでわりと気楽に暮らせるっつーか、そういう生き方もアリだと思うし…。あ〜、だから、その…。はは、何言ってんだろうな、オレ」
「…………」
ともちゃんは顔を上げて、しばらくの間天井に視線を移していた。少しの時間、口をつぐんで黙っていたが、やがて肩を上下に震わせ始めた
「ふっ、ふふふふふ…」
「…ん?」
「……しんじた?」
「えっ?」
彼女は、ニヤけた笑みをオレの眼前に突き出した
「も〜、わたしこう見えてもプロなんだよ?あんなのつくりばなしにきまってんじゃん。あっちゃんてば、じゅんじょーだからすぐしんじちゃってさぁ。かわいそうになっちゃったよ。へへ」
「………」
そう言って、ともちゃんは残りのパフェを一気にかっこんだ。物凄い速さで器は空になっていき、とうとう完食してしまった
「ふう、おいしかった。ごちそうさまー」
「ホントによく食うなぁ。お腹こわさないの?」
「うんっ。へーきへーき。…じゃ、そろそろじかんだし、いこっか?」
ガタンッと店中に響くような派手な音を立てて、跳ね飛ぶように椅子から立ち上がると、たたたっとオレの側まで駆け寄り、腕を鷲掴みにした
「ほらほら、はやくいこうよー」
「お、おい…」
「ひひっ、もうはなさないもんねー。にひひひひっ」
林檎のようなほっぺと、ゴム毬のように弾む笑い声。ともちゃんは、オレの腕を可愛らしい手でぐいぐい引っ張った
だが、その力が予想以上に強かった為、オレは思いっきり椅子から転げ落ちて、したたかに膝を打ってしまった

21 :
「ねー、ほんとにいかないのー?サービスしとくよ?お客さぁん」
ゴールデン街の入口で彼女を降ろした。全開になっている助手席の窓から、わざとらしい台詞で、しつこく勧誘を続けている
「うん、やっぱり今日はやめとくよ。給料入ったら必ず行くからさ。ね?」
「も〜、ぜったいだよ?やくそくだよ?」
「うん、じゃあね」
手を伸ばして、ふにふにと柔らかい手と握手をして、ギアをドライブに入れ、アクセルをゆっくり踏み込む
「あっ、待って!!」
「うわっと」
突然呼び止められて、思わず急ブレーキを踏む。ともちゃんは窓から上半身を突っ込んで、にこっと笑った
「な、何?」
「わたし、梶田朋子!」
「ん?」
「わたしの名前、梶田朋子!きょうはずーっとたのしかったからぁ、お礼!」
「………は、はは。朋子でともちゃんって、単純じゃね?」
「ひひっ、お嬢が本名おしえるってぇ、なかなかないよ?」
「…そうかもね」
「そうそう。お客さんのほうだってぇ、いきなり本名おしえることって、なかなかないよ?」
「……?」
「いくらあいてがお嬢だからってさぁ、しょたいめんの人に、いきなりふるねーむをいわないほうがいいんじゃない?ってこと。ね、高城アキトさん?」
「あ、ああ……」
そういえば言ってたっけ…。自分の迂闊さに、顔は紅潮して、口はひん曲がる
「……以後、気をつけます」
「ふふふっ。…きょうはありがとね」
「彼氏作れよ?」
「……なってくれる?」
「なんかサービスしてくれたら」
「するする!りょーきんまけてあげちゃう」
「はははははっ、いいね、それ。…じゃ、もう行くね」
「やくそく、わすれないでね?」
「うん、バイバイ」
「ばいばーい!ほんとにありがとー!」
西日に向かって車を走らせると、バックミラーには大きく手を振り続けるともちゃんが映っていた
その姿があまりにも子供みたいだったので、オレはちょっとだけ笑ってしまった

22 :
ともちゃん編でした。…タイトル考えた方がいいかな

23 :
萌えた

24 :
うん。良かったです。続編お待ちしてます。

25 :
ともちゃん編、GJです。かわいい。
いつも読んでて、自分、ともちゃんの声が、
や○ぎは○か○こ の声で再生されるんだ……。
>>14
ルールかあ。
ココってオトナな住人さんが多いんで、今までマターリやってきたけど、
新スレだしね。(前スレも2年かかったし)
読み手は
「気に入らなければ叩かずスルーしましょう」
これは基本で、
職人さんは
「グロ・スカなど、極端な属性は、投下時に前置き警告お願いします」
幅広く同居していくために。
て、カンジかね

26 :
ともちゃん編おつおつw
>ルール
そんなところでいいんじゃないか
人間じゃないけど結構好みな娼婦物があったので貼ってみる
淫魔・サキュバスとHなことをする小説 4体目
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1261078969/l50

27 :

即回避になれば。
また、梅安さんモドキの医者と、遊女の話です。
江戸モノ・敵娼(あいかた)は宿場女郎
本文 8レス
お気に召さない方は、スルーの方向で。
NGワードはタイトルかIDでお願いします。
投下します

28 :
                              
「ね、今夜はお泊りになられるんでしょう?」
酌をしながら、おゆうがしなだれかかってくる。
「ああ、そのつもりだが」
「じゃあ、お酒はこれでおしまいにして。ね?」
おゆうは瑛哲の掌を手にとり、そっと胸のふくらみに押しつけた。

夕暮れ時の板橋中宿は、客引きの声と、宿を探す旅人とでごった返している。
夏の暑気が、土埃と一緒にむっと体に纏わりついて、汗まみれの体にどっと疲れが生じてくるようだ。
旅籠に入った旅人はみな「やれやれ」とほっとした顔付きになり、気持ち良さげに下男下女に足を洗われている。
そんなやや落ち着いた平旅籠の前を通り過ぎ、『飯盛り旅籠』の並びに差しかかると、とたんに客引きの声が騒々しく響く。
――やれやれ。
見慣れた構え、屋号の書かれた扁額を確かめると、ホッとため息が出た。
板橋には、患者がいる。
患者は、かつて瑛哲の馴染みの女郎屋を営んでいた老人だ。
楽隠居していたが、歳には勝てず、とうとう数年前から病みがちになった。
年に何度かは往診に来るが、此度の不調はなまなかでは良くならなかった。
瑛哲は、半年前からひと月に二、三度往診に来て、手を尽くして治療にあたっていたのだ。
そのおかげか、この世に未練がまだあるのか、めでたく隠居は全快した。
瑛哲は往診が終わると、必ずこの旅籠「ささの屋」に泊まっていくことにしていた。
だが、次からしばらく板橋に来ることはなくなる。
「ささの屋」への泊まるのも、これでしばらく間が空いてしまう。
だから、今夜は全快祝いだ、と隠居が宴を催すというのを、丁寧に断った。
「もう帰えっちまうのかい。ずいぶんと、宿場女郎に入れあげてんじゃないかえ。おまえさんらしくもない」
「なあに言ってるんですかいご隠居。そんなもんいませんよ。まあ、少し馴染んだのはいますがね」
「廓は幻だわえ。朝にでもなれば消えちまうもんさ。いや、消さにゃなるめえ……わかりきったことだろ」
「ですから、入れあげてなんか……」
「男も女も、夜ごとの逢瀬に夢を見せて見させて……どれだけ惚れさせるかの化かし合い……金が無いのが玉に瑕だが、通人だと思っていたおまえさんが」
「だからそんなこたぁ……ったく、ご心配には及びませんや」
「まあ、心配なんかしてねえが。おまえさんがねえ。割無い仲になった女たあ、どんなのか見てみたいねえ」
「……そんなモンはいないですよ。どこの廓とも同じで。皆可愛いもんです」
「ふ、ふふふふっ。まあ、いいやさ。せいぜい綺麗に遊ぶこった」
カッと煙管を煙草盆に打ち付けて、隠居はニヤリと笑った。
イヤミに追い立てられるように、瑛哲は隠宅を後にした。

29 :
                        
                      
「じいさんよりは、おまえと抱き寝するほうがいいに決まってる」
「うれしい」
飯盛り女のおゆうは、この宿へ居続ける時の敵娼だ。
ここ半年は、月に二度はここで過ごしている。
馴染みというより、深い仲と見る者もいるかもしれない。
飯盛り女は、日本のほとんど全ての宿場町にいた、給仕を名目に置いた女郎だ。
宿場では、飯盛り女を置かない平旅籠を探すほうが難しいほどだ。
江戸では東海道への入り口、品川宿がもっとも大きな宿場町で、飯盛り女も一番多く、質も高かった。
一方、中山道の入り口、板橋宿は品川よりも、数も質も数段劣っていたといわれる。
数年前からここへ泊まるようになって、おゆうという馴染みのおんなもできた。
来るのは年に数度でも、必ず数日留まることにしている。
「ときに、おゆう。おまえさんの亭主の病は、その後どうだ」
「ええ……相変わらず」
亭主が胸を病んだ所為で、おゆうが稼がねばならなくなり、五年の年季奉公でここへ「売られて」来た。
国では、年老いた義母が亭主の面倒をみているという。
子を産んだ躰と見ていたが、おゆうは子はいない、と言い張った。
瑛哲は、おゆうの家は、たぶん武家だろうと思っている。
それもどこかの藩の下士であろう。
そんなおんなは上玉扱いだが、少し陰気な雰囲気のおゆうは、『売れっ子』とはお世辞にも言えなかった。

「薬を持ってきたから、それを送ってやるといい」
「先生……いつもすみません」
「ほんの気休め程度のものだがね」
「あれ、こんなに」
「……しばらく……ここへは来れんからな」
「ご隠居が良くなられたんですものね……」
「ああ」
数年前の初会の折、なんとはなしに身の上話を聞き出してから、板橋に来たら必ずおゆうを抱くようになった。
二十六という年増だが、ありがちな不幸を背負ったおんなにふと、興味を持った。
源氏名を佐波野というが、身の上話のついでに名前を聞いてからは、おゆうと呼んでいる。
豊満とは言えないが、抱けば絡みつくように乱れる躰は、一度が二度に、朝を迎えれば夜が待てず、と不思議と離し難くなった。
「まだ……イヤ」
「俺は、もう……」
「だめだめ……」
「いい加減……終えるぞ」
今夜も気付けば、夕餉の膳もそこそこに、おゆうの誘いに乗っていた。
夜具に行くのも面倒で、膳を押しのけ押し倒し、帯も解かずにもつれ合った。

30 :
                    
「まだ、帯も解いておらん」
「だって、先生が……あぅ……は、あ!」
「まだ、宵の口だというに……そんなに……」
「ん……だって、待ちきれなくって……せんせ……や……んんっ」
両膝を折って、おゆうの胸に押しつける。
仰向けで瑛哲に圧し掛かられたおゆうは、枕を当てそびれ、島田髷もつぶれて崩れていた。
「いい乱れっぷりだ。そんなに欲しかったか……男が」
「ちがっ……せんせいが……欲しいの……先生がいいのぉ!」
「……可愛いことを言う」
「んあ……ホントよ、せんせ……がっ、あっ……も少し、緩くしてぇっ」
「だめだ」
瑛哲の腰が動くのに合わせて、ぬち、ぬちゅ……と調子のよい音が聞こえだした。
「……裾を捲っといて……よかったな……よく濡れて……」
「やだ……そんなこと言っちゃ……ああぅっ」
「……終えるぞ…………」
「あっあっ……あ、ヤ!」
う……と短く呻いて、瑛哲は欲を吐きだした。
おゆうも両膝を胸に押さえつけられたまま、顎を突き上げ、体を痙攣させた。


「暑いな……どれ、風を入れようか」
「あ……すみません……」
部屋にこもる濃密な空気を入れ替えようと、瑛哲は素肌に小袖を引っ掛けて立ち上がった。
後ろで、おゆうの含み笑いの気配がしている。
振り向くと、乱れた裾から緋縮緬の下着が肌蹴けて、足の先から太腿までが覗けて見える。
両手をついて、上半身を起こしかけた体が、艶めかしく曲線を描いている。
むっちりした内股を見せているのは、たぶんわざとではない。
それを目に留めながら、瑛哲は後ろ手に、奥庭に面した腰高障子を開けた。
「ん……おお……」
「……すごいでしょ」
「ほたる火、か……?」
体を回すと、庭の奥の方に、蛍火の飛ぶのが見えた。
心なしか小さな光だが、目慣れてくると、数えきれないほど見えてくる。

31 :
                 
「ええ。お隣もそうだけど、庭の隅に清水が少し染み出しててね、地面が湿ってるんですよ」
と、人の気配に驚いたのか、数瞬、蛍火が少なくなった。
「この時節においでになるのは、初めてでしょう?」
「そうだったかな……そうかもな」
「嫌だ、あたしのことはあんまり覚えていないみたい」
気だるそうに起き上がるそぶりを見せながら、まだ、躰の内の情火は消えていないらしい。
ぼんやりした眼が、部屋の暗がりの中で、小さく灯るように光っている。
くっ、と笑いが込み上げた。
「蛍みてぇだな、おゆうよ」
「え? ほたる……あたしが、ですか?」
「ああ。尻に灯りがついてやがる」
「やだ、そんなとこに灯りなんて無いですよ……でも、うふふっ、蛍ねえ」
「むかし見た蛍より、少し小さいな。丘ボタルか」
「あたり。先生はなんでもよくご存じで。小さくても一生懸命光ってますよ」
「“あたしに、寄っといで、男よ金蔓よ”ってな」
「もう、止しておくんなさいよ、そういうの」
瑛哲がおゆうの背後に腰を下ろして、後ろから抱きしめる。
「“音もせで思ひに燃ゆる蛍こそ鳴く虫よりもあはれなりけれ” だったか」
「昔の人の歌? なんだか、さみしいような……」
おゆうは首に回った太い腕に手を掛けて、きゅっと掴んだ。
「リンリン鳴いてる虫より、風情があるってことさ」
「……先生……あたし、国へ帰りたいな」
「来年の夏には、年季は明けてるんだろ?」
「うん……でも、早く帰りたい」
「帰ったら、会えねえじゃねえか」
「ううん。先生と帰りたい」
耳の後ろに顔を埋め、ちろちろと舌を這わせていく。
「亭主がいるんだろ? 恋しい亭主が」
「……国は国でも、亭主のいるところじゃなくて。二人で暮らしていけるとこ」
「ばあか。何言ってる」
肩からずり落ちた襟元に鼻を突っ込み、おゆうの匂いを嗅ぎながら、帯を解き始める。
脂粉と髪油の匂いが濃く流れてくる。
「あっああ……あ……ん」
おゆうの体からするりと着物が落ちていった。
「……閉めます……戸を閉めさせて……は……う」
腕を突っ張り、おゆうがもがくが、わずかな動きも封じ込められている。
「見えちまいますったら……」
「構わん。見せてやれ」
濡縁に足が掛かるかどうかという場所で、隠す物は何も無い。
「蛍火で、おまえを照らしてな。……おい、足を広げろ」
「だめ、こんなとこで……できない」

32 :
                
抵抗するおゆうの後ろから、瑛哲が膝裏に手を差し回した。
「ならば、おれが広げてやる。ほれ、蛍よ、寄ってこい」
「やだ、何言ってんですか……やんっ」
「甘い水だぞ。ほれ、こんなに……そんな所よりよっぽど濡れてる」
おゆうの繁みを掻きわけ、花弁を探って、手指を這わせる。
指を下へ滑らせ、秘裂を上へと辿り、何度も往復する。
びちゃびちゃと、蜜音を響かせながら、秘裂の奥へと潜らせていく。
「も……もう……先生ったらぁ……嫌ぁ……んあ」
「俺のが溢れてきやがる……」
蜜壺の中を掻き混ぜれば、白く濁りのある粘液がぐちゅぐちゅと流れ出した。
「ん……んんっ、せ、んせ……そっち向きたい……」
「もう少し、こうさせろ……ここか?」
指を襞の中で擦りあげると、びくん、とおゆうの躰が跳ね上がる。
「あくっ……ん……くぅ……」
「おまえさんのイイところだ……なあ」
躰をびくびくと痙攣させながら、後ろにいる瑛哲の首に回した腕に力がこもった。
「やッ……あ、あぁ……は……あ……ああっ」
頭を瑛哲の肩に押し付けて、胸の双丘を高々と上げる。
瑛哲はすかさず、空いた手で乳房を揉み、乳暈を絞るように摘まみ上げた。
「はっ……あぁん……っ」
みずから腰を二、三度揺り動かして、おゆうはぐったりと瑛哲に躰を預けてきた。
「望み通りに、向い合せだ」
力の抜けた躰をどうにか返し、向い合せに膝に抱き上げる。
「先生の、かたい……」
「ほら、腰を上げろ。俺もよくなりたい」
「……はい」
瑛哲の肩に片手を置き、緩慢に腰を上げて、おゆうの陰(ほと)は剛直の尖端を簡単に探しあてた。
おゆうは蜜の湧き出る窪みに亀頭を固定し、片手を伸ばしてきた。
根元から、細い指を絡ませて優しく扱くように撫で始める。
先走りとおゆうの蜜が混じり合い、おゆうの手指は滑らかに瑛哲を包んで上下した。
亀頭の傘に指を引っ掛け、ごく弱く弾くように扱いていく。
少しずつおゆうが腰を落とし始め、傘の部分を飲み込んだ。
浅く咥えて、ぬめぬめと指を上下し続ける。
「……我慢が、利かねえ……」
「せんせ……」
これから与えられる激しい行為を待ちうけて、おゆうの眼が潤み始める。
と、瑛哲はおゆうの腰を両手でがっしりと掴んで固定した。
おゆうも動きを止めて、両手で瑛哲の肩に掴まった。
「本当に果てるまで、終えねえからな」
そう言うと、一気に腰を突き上げた。

33 :
                 
「あああッ」
仰け反って、おゆうの躰がしなっていく。
構わず、腰を揺すって、おゆうをがくがくと揺らし続ける。
おゆうの中はいつもの締め付け具合で、瑛哲のモノに絡みついてきた。
陰の具合に気を良くし、瑛哲は突き上げから緩やかな動きに移して、腰を捏ね回し始めた。
「ああっ……そこ……そこがいいの……」
おゆうが瑛哲の首に腕を回して、坊主頭を抱えるようにしがみつく。
「もう……もう……あたし……」
そう言って、キュッと瑛哲の肩に噛みついた。
片手で肩の盛り上がりを掴み締め、もう片手を瑛哲の胸にあて、おゆうは躰を起こして、腰を浮かせた。
「せんせ……やさし……のね」
「……噛んだな」
「あ……とてもよくて……どこかに、行きそ……だった……の」
短く吐く息の間から、やっとそれだけ言って、くいっと腰を沈ませる。
白い尻が、くっくと浮き沈みを繰り返して、瑛哲を最後の方へと煽っていく。
瑛哲も緩やかな腰の動きを続けながら、おゆうの胸に手を這わせ、尖端を弄ぶ。
すると瑛哲への締め付けがキツくなり、紅い唇が、目の前で大きく喘いで鳴き声をあげた。
「……ん……お……返し」
胸にあてた細い手が、瑛哲の胸の尖りを捉え、指先で転がし始めた。
丸く白い尻の動きが激しくなり、またおゆうの喘ぎが大きくなる。
先ほどまでの、恥じらっていた姿はどこにもない。
声を押ししても、絡み合う粘液の音とふたりの激しい息づかいに、あたりの涼気が乱れていく。
それを察したのか、息をひそめるように、虫の音と、視界の先の蛍火が減っていた。
「ッお……ゆう……」
おゆうの内股に密着させて、抉るように二、三度腰を突き上げる。
瑛哲がさらに腰を大きく強く突き上げると、おゆうが高い声で鳴いて仰け反った。
虫の音が、一瞬止んだ。

34 :
                
***
煮売り酒屋から出てきた瑛哲は、提灯を片手にゆっくり歩を進めていた。
隠居を偲んで一杯ひっかけ、ほろ酔い加減のいい気分だ。
気がつけば、あれから一年経ってしまっていた。
隠居が亡くなったと聞いて、その弔いに行った帰り道、板橋宿へ足を向けた。
隠宅を出た時には、とうに暮六つ(夏は19時頃)を回っていた。
相変わらずの飯盛り旅籠からは、この刻限でも、客引きの声がひっきりなしに飛んでくる。
平旅籠と並んだ「ささの屋」は、喧騒から外れていた。
だが、いやに静かだ。
「おい、嘘だろ……」
思わず、棒立ちに突っ立ったまま、瑛哲はぽかんと口を開けた。
建物の上から下まで、何度も確かめても、見なれたはずの扁額は無かった。
「ささの屋」は、宿を閉めていた。
「あら、せんせいじゃないの?」
ふいに甲高い声が、横から飛んできた。
弾かれたように振り向くと、提灯の火に浮かんだ見覚えのあるおんなが、瑛哲の傍に寄って来る。
おんなは「ささの屋」にいた、奈津野という女郎だった。
「ずいぶんとご無沙汰だったんじゃないんですか? ここ、潰れちまったの、ご存じないようですねえ」
「ああ……閉まっちまったのかい……」
「なんですかね、内情は苦しかったみたいで……あたしらはよく知らなかったけど。みんな散り散りになっちまって」
「宿の者はどうしちまったんだい?」
「先生が聞きたいのは、おゆうさんのことじゃない? あの人はね、売られちまいましたよ」
「……」
「春過ぎには年季は明けたのに、宿に金を借りてたらしくてね」
「……そうか」
「なんでも、国に残してきた子がね、病持ちらしくって。薬代とか言って、必だったみたい」
「ほう……子がおったか」
「うふふっ、あの人お客には『病気の亭主がいる』てことにしてたっけね。先生にもそう言ったんだ?」
「……ああ」
「あんまり何にも言わない人だから……ね、ほんとは先生のこと、きっと待ってたんじゃあないかしらね」
「……」
「売られた先は、街道沿いの宿場らしいけど……どこだっけ……」
奈津乃は申し訳なさそうに、首を竦めた。
「あ、いけない! こんなとこで油売ってちゃ……お客が取られちまうよ」
「おまえさんは、またどこぞで同じ家業をやってるのか?」
「うふふっ、隣の旅籠でね。呼ばれて、揚げてもらうんだ」
「ほう……そうなのか」
宿場女郎には、別の旅籠に呼ばれて客を取る、というのもあった。
「先生、今度あたしを呼んでおくれ、ね。そこの『辰巳屋』だよ。忘れないでおくんなさいよ」

奈津乃が去った後、瑛哲はなおも立ち尽くしていた。
「……嘘だろ」
もう一度、呻くような呟きが口をついて出てくる。

35 :
                   
その場を去りがたくなって、「ささの屋」の裏手に回ってみる。
張り巡らされた板塀には、切れた所があり、瑛哲はふらふらとそこから庭に入り込んでいた。
板塀の綻びに突き出た板きれに、提灯を引っ掛けて、庭のほうへと体を回した。
庭の奥をじっと見つめる。
「蛍か……」
そこには、一年前と変わらず、蛍が乱舞していた。
地面の湿ったあたりに、たくさんの蛍が群れている。
そのあたりは、蛍火で、ぼうっと照らされているようだった。
「変わんねえな……お前たちは」
蛍は、あの夜と変わらず、明滅を繰り返している。
けれど、宿は、暗闇に沈んでただの黒い塊に見えているばかりだ。
「もぬけの殻、か」
しばらくそこに立ち尽くしたまま、無数の蛍火を眺めていると、そのうちの数匹が、頼りなげにこちらへ飛んできた。
瑛哲は一匹を、掌で無造作に捕まえた。
――まぼろし。
隠居の言葉が頭の中に響く。
「綺麗に遊んだつもりさ……」
呟いて、そっと掌を広げる。
じっとしていたらしい蛍は、一呼吸おいてから、静かに光を点滅させ始めた。
――音もせで思ひに燃ゆる蛍こそ……。
一年前の、あの夜のことをぼんやり思いだしてきた。
おゆうの姿態、暗闇に灯ったような眼、甘い喘ぎ。
『先生と一緒に、国に帰りたい』
濃い宵化粧の下にあったのは、諦念だったのだろうか。
蛍は明滅しながら、掌から中指の先に移動していき、ふわりと飛び上がった。
「……蛍みてえだな、おゆうよ」
頼りない蛍火の行方を目で追いながら、込み上げる苦い笑いをどうすることもできなかった。
「割ない仲じゃあ、なかったさ。ほんの少し、互いに夢を見ただけだ」
街道沿いのどこかの宿で、今夜も男に身を任せているのだろうか。
子には、会えたのだろうか。
それとも故郷で今夜、瑛哲と同じく、蛍火を眺めているのだろうか。
それとも……。
「生きているなら、それでいいさ。なあ」
瑛哲は笑って、庭の隅に目をやった。
蛍はふらふらと飛び回り、無数の明滅の群れに紛れて、消えた。



===終===

36 :
以上、投下終わりです。
ありがとうございました。
誤字脱字、ありましたらお許しを。

>>26
投下前に読んできた。
かなり自分の好みのタイプでした。

37 :
>>36
乙でした!エロくもせつない作品、いつも楽しく読ませてもらっています
飯盛り女には以前から興味を持っていたので、今回の投下は非常にありがたかったです。お疲れ様でした!

38 :
ここの住人が気に入りそうな遊郭漫画見つけた。
問題は女性週刊誌(女性セブン)連載だということ。w
まぁ・・・単行本化されたから無問題だけど。
ttp://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=9784091331366  (1巻)
ttp://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=9784091332868  (2巻)
原作(小説)もあるでよ。
ttp://www.shinchosha.co.jp/book/128571/

39 :
>>27
あげ

40 :
>>21の続きを
娼婦というよりは、売られる、利用されるって感じで

41 :
「お兄ちゃん、今日給料日でしょ」
出勤前の朝飯。麻美ちゃんは珍しくぱっちりと目を覚ましていて、オレンジジュースの入ったコップをクイッと傾けている
「ああ、そうだよ。……小遣いはやらんからな」
「そんなのいらなーい。私も安定して予約とか指名とかのお客さんがついてくれるようになったしぃ、もうお兄ちゃんの給料なんて追い抜いちゃってるかもねー。あ、それとも私がお兄ちゃんにおこづかいあげよっか?アハハっ」
大体、いつもこの時間は半覚醒状態で、タバコを吸ってから二度寝するのが常なのだが、今日は朝から調子が良いようだ
「はっ、そんなに金があるんだったら、帰りにパンでも買って食えよ」
「へへっ、今日は四時からだからぁ、それまでにお洋服買って、エステ行くんだぁ。お釣りでお兄ちゃんにパン買ってきてあげるね。アハハ」
「あっそう。じゃあついでにコーヒー牛乳も買ってきて」
「いいよー。1リットルのヤツ恵んであげるー」
「……つか、エステとか行ってるんだ?」
「行ってるよぉ。この仕事は体が資本だし、ヒマがあったら自分磨きしとかないとね」
(体が資本、ね…)
その言葉の意味を考えると、胸の奥がぎゅうっと縮まって、少し苦しい
トーストをサクサクとかじっている麻美ちゃんは、ノーメイクだ
トーストを口に運んでいる手は白くて綺麗で、リップも何もしていないはずの唇は、つややかな、淡い桜色だ。それから、柔らかそうなほっぺと、黒い瞳
すっぴんでも、麻美ちゃんはとてもかわいい
「だからさ、今日はお兄ちゃん、私を待ってなくてもいいよ」
「………ん、なんで?」
「せっかく給料入ったんだからさ、たまには遊んできなよ。私を心配する事、無いんだから」
「………」
その言葉に、オレは何故かカチンときてしまった。麻美ちゃんは麻美ちゃんなりに、オレに気を使ってくれたのだろうが
「…いいよ、どこにも行かないよ」
「どうして?あ、もしかしてカノジョどころか友達もいないとか?」
「…今日も麻美ちゃんを待ってるから、いいよ」
「……ふ〜ん、そう。ま、別に、いいけど……」
そう言って、麻美ちゃんは、コップに残っているオレンジジュースを、一気に飲み干した

42 :
「金の話で思い出したんだけどさ、オレ、言わなきゃいけない事があるんだ」
オレはその空になったコップに、新たにジュースを注ぎ足しながら、言った
「何?借金でもしてんの?」
「違うよ。…この間さ、宝クジ当たったんだ。四十万」
「ウソっ!マジで!?」
「うん。いくらか使っちゃったけどさ、まだまだ四十万近く残ってるよ」
「へーっ、凄いじゃん!……でもさ、百万とか一千万とかじゃなくって、四十万って無難な金額がさ、お兄ちゃんらしいよね。アハハ」
「いいだろ、これだって大金なんだから。まぁ、これでしばらくは生活が潤っちゃうなぁ」
「あはっ、そうだね。じゃ、お兄ちゃんお願い」
麻美ちゃんはにこにこ微笑みながら、オレに向かって両手をちょこんと差し出した
「何よ、この手は」
「おこづかいちょーだい?」
「小遣いはあげないって言ったじゃん。つか手の平返しかよ、全く。……じゃあさ、代わりに、欲しい物何でも買ってあげるよ。一つだけね」
「ホント?お兄ちゃんマジで言ってんの!?」
「うん。でも一つだけね」
「やったー!!私、欲しいのいっぱいあるんだぁ」
「だからぁ、一つだけだって言ってんじゃん」
「あははっ、冗談冗談。…じゃあね、私、自転車欲しい」
「ん?何でチャリンコなの?」
「自転車だったら近所にもすぐ行けるし、ちょっと遠出もできるからね。それに脚の運動にもなるし、美脚維持には便利なんだよ」
「ふ〜ん、美脚ねえ…。ま、いいか。じゃあ後でお金渡すからさ、自転車買ってもいいよ」
「…お兄ちゃん、お金だけ渡して終わりなんだ」
「は?」
「一緒に買いに行ってくれないんだ?」
「…オレ、日曜くらいしか空いてないからさ」
「いいよ、別に。今日じゃなくても。今すぐ欲しいってわけじゃないし。…一緒に選ぼうよ、私の」
麻美ちゃんは頬杖をついて、返事を待っている。ショートカットの髪が扇風機の風にさらさらとなびいて、女の子の香りをふわり、とそよがせている
「じゃあ、日曜日でいい?」
「……うんっ」
「その後さ、どっかメシ食いに行こっか?どうせ金だけはあるんだからさ」
「へへっ、サンキュ。大金持ちのお兄ちゃんっ」
麻美ちゃんは、ほのかにツンと吊り上がった目を細めると、頬杖をついたまま、小さくピースサインをした

43 :
「……あっ、ちょっと待って?」
「ん?」
「さっき、宝クジのお金、ちょっと使ったって言ったよね?……何に使ったの?」
麻美ちゃんの顔がみるみる険しくなって、声のトーンも低くなる
「あっ?…だ、だから、飲みに行って…」
「何言ってんだよ。最近飲みに行った事、無いじゃん」
「……。ほ、ほら、こないだ残業したじゃん。あの後だよ?」
「ウソっ。あの時、お酒の匂いもタバコの匂いもしなかったよ。何か変だな〜って思ってたんだけど」
「………」
「つーかさ、宝クジ当たったのっていつなの?結構前の話みたいだけど。何でナイショにしてたの?」
「…………あ、そろそろ会社行く時間だ」
オレはそそくさと立ち上がると、足早に玄関に向かった。若干、膝が笑っていたかも知れない
「ちょっと!まだハナシ終わってないんだケド!」
慌てて靴を履いてドアノブに手をかけたが、一歩遅かった
早足でずんずんと追いかけてきた麻美ちゃんに、がしっと肩を捕まれてしまった。振り返ると、激情を隠そうともしない彼女の顔がある。怒った表情もまたかわいい…なんて言ってる場合ではない
「何で逃げてんだよ!やっぱなんか隠してるんでしょ!?」
「も、もう行かないと遅刻しちゃうから」
「人に話せないような事してたんだよね!言ってごらん!言えよスケベ!!」
「ほ、ホントに何にもないんだよ〜」
「ウソつき!!」

…結局、その日は大幅に遅刻をして、麻美ちゃんだけでなく、会社でも大いに怒られてしまった

44 :

俺に恥をかかせるな
それが、夫の口癖である

「いらっしゃいませ。お待ちしておりました」
三つ指をつき、平伏して客を出迎える。それが、作法である
「今晩は奥さん。また、お世話になりますよ」
玄関には、背広姿の男が立っている。白髪混じりの髪は、後頭部まで後退し、だらしなく膨れた腹をしている
「はい。私も、楽しみにしておりました」
えりかが面を上げると、そこには満開の花のような笑顔。男はそれを、下品さ丸出しの目で見下ろす
「それでは、ご挨拶をさせて頂きます…」
えりかはなめらかに、床音一つも無く立ち上がると、男の首に腕を回し、唇を合わせた
「おお…んむっ…」
キスをすれば、即座に舌を潜り込ませるのが、この男の好みである。それに応じると、不快な臭気が口内に広がる
普段であれば、嗅いだ瞬間顔を背けてしまうだろう
だが、今は違う
顔を背ける暇があるなら、男の舌を舐め回さなければならない。ぐちゅぐちゅと粘った音を立てながら、悩ましげに唇を吸うのだ
それにこんな口臭は初めてではないし、この男だけではない。もう、慣れたものだ
「あぁ…はぁ…。本当にお上手ですわ…。私も疼いて参りました…」
口を離すと、生臭い唾液が未練がましく糸を引く
蕩けた目線を投げ掛ければ、肉欲に血走っている男の目が見える
「まあ……。ここもこんなに逞しくなっていらっしゃって……」
男の股間には、既に三角錐が出来上がっている。そこを撫でるよりもか弱く刺激すると、男の鼻息はより強くなる
「はは…。奥さんとこうしていれば、自然とこうなってしまいますよ」
「嬉しい…光栄です…。女にとって、最高の褒め言葉でございますわ…」
そう言って、媚びた笑みを浮かべると、柔らかに男の手を取った
「さ、それではこちらへ…。また、私を褒めて下さいませ…」
静々と、淑女の歩みで寝室へと案内する。男は股を突っ張らせながら、にやけた面でえりかの尻を凝視していた

俺に恥をかかせるな
それが夫の口癖であり、言い付けである

45 :
「あぁ…やぁ、んっ…す、すごい…はぁん…」
皮と脂肪がだるんと垂れた、染みだらけの、だらしない体
それが、えりかの美しい肉体に覆い被さっている
乳首を口に含んでねぶり回し、老いた指が秘部を無遠慮に刺激する。それに合わせて淫らな声を上げれば、男の口元は下卑た征服感で吊り上がる
「く、はあっ……、んあぁ……、ああ、ふぁぁん……」
「いやらしいな…。相変わらず、奥さんは感じやすい…」
「ああ…嫌…おっしゃらないで下さい…。こんな風にされたら…淫らになってしまいます…。ああっ、んあぁ…」
「はは…。高城君は幸せ者だ…。こんな淫乱な奥さんを貰って…」
夫の言い付けで、男性を自宅に招き入れ、抱かれる
今に始まった事ではない。結婚前、恋人時代からやっていた事だ
地位がある、もしくは影響力のある男や上司を誘って、女や妻を抱かせる。周りに知られてはまずい義理が作れるし、上手くすれば弱みを握る事にもなる。これが、夫の昔からの処世術…の一つだった
男を魅きつける美しい容姿の上、性技に長けるえりかは、まさにうってつけの逸材であった。交際と結婚に踏み切った理由も、大半はそれである
「あんっ…、夫がお世話になっている方に、お、お礼をするのは…妻として当然……あぁ…」
「いやあ…本当にご主人思いの奥さんだ…。うらやましい…」
男の指が、えりかの淫豆をぐりっと押し潰す
痛い
「はうぅぅん!そ、そこは感じすぎますぅ…!」

決して、男の行為を拒んではいけない
嫌な顔一つしてはいけない
もし機嫌を損ねれば、夫の立場がどうなる事か
いつもの通りにやればいいのだ
自分が長年、仕事でやってきたように
気乗りのしないセックス。生理的に受け付けない相手とのセックス。そんなの物はいつもの事ではないか
私はプロだ。どんな時でも、どんな相手でも受け入れて、満足させてきた自負がある
だから、こんな男に抱かれるなど何でもない
それが、夫の為だ
えりかはいつもの様に、そう自分に言い聞かせると、自ら花弁を開いた
「あぁ…、く、下さい…。もう我慢できません…」
「はぁ…はぁ…。奥さん、何が、何処に欲しいんです…?」
男の舌が、白い首筋を、なめくじのようにねちゃりと舐める。むちむちとした太ももには、勃起したペニスが押し当てられていた
「い、意地悪をおっしゃらないで…。貴方の物を…私の中に…」
「はっきり言ってもらわないと、わかりませんなあ」男は口角に唾を溜めてほくそ笑んでいた。このようなやり取りも、男の好みである
「ぼ、勃起したカリ太おちんぽを…私のいやらしいおまんこに入れて下さい…!ああ…、は、早くぅ…」
えりかは少女のような声で肉棒を催促し、秘裂を一層大きく割り広げた
その様子に男は満足したようで、勃起してなお軟度の残る男根を、女の入口に押し当てた
「で、では、奥さん…」
「ああ…イカせて下さい…」
コンドームも着けていない、生のペニスが、ずぶりと突き刺さった
「うあああぁぁぁ!!イ、イくうぅぅ〜〜!!」
「おお…。入れただけでイッてしまうとは…。よほど欲しかったんですなぁ」
「はあぁぁ…、あぁぁ…。だ、だって、凄すぎますぅ…」
「ふふふ…。では、またイッて下さい…」
「あっ、あんっ、あっ、あっ、そ、そんなに早くされたらっ…、あっ!あぁっ!」

46 :

男は嬉々として腰の動きを早めるが、えりかには快感も何もない。肉の圧迫感。あるのはそれだけだ
だが、ペニスがハマってしまえば、後は楽な物だ。長年の経験から、体が勝手に声を出して、膣と腰を動かしてくれる
その間は、色々と物思いに耽りながら、射精を待つ
明日の出勤の事、学生時代の事、家族の事、夫、母、妹と義弟、それから結婚前の自分…
あの頃のえりかは、子供のように浮かれていた。愛する男と結婚し、おいしい食事を作って帰りを待ち、赤ん坊を産み、育てる
こんな自分にも、当たり前で、暖かい家庭が築けると思っていた。夫が連れて来る「客」の相手もしなくてすむようになる、そう信じていた
だが、現状はどうか
「客」の相手はしなくてすむどころか、以前より数が増えている。夫は月に二、三度しか帰ってこず、たまに帰ってくれば妻の手料理も食べずに、さっさと寝るだけだ
結婚してから、夫との睦事は一つも無い。いや、夫自身は毎日のように誰かとセックスをしているだろう。その痕跡は、多々ある
夢に描いた新婚家庭とは掛け離れた、今の自分。夫と一緒に選んだ高級マンションで繰り広げられるのは、独り寝、独りの食事、独りの生活、接待という名の、夫に売られて重ねる情事
昔の自分が見たら、この現実をどう思うだろう
怒るのか、泣くのか、それとも、商売女上がりが、やはり普通の家庭を築けるはずはないんだと、嘆き悲しむのか……
「くうぅぅ!お、奥さん、もう…!」
「あっ、はぁっ、な、中に、あぁん、下さい、おまんこの中にっ、いっぱい出してぇぇ〜〜!!」
「ぬおぉぉぉっ!」
「ふわあああぁぁぁ!イクぅぅっ!またイッちゃううぅぅ〜〜〜!!」
男のペニスが脈打って、えりかの胎内に欲望を撒き散らす
大丈夫、薬は飲んでいる。妊娠の心配は無い
そうしてまた、自分に言い聞かせる
「ああ…。沢山出して頂いて…ありがとうございます…」
汗まみれの醜い体を抱きしめながら、さも愛おしげに、膣内射精の礼を言う
これもまた、作法である

「奥さん、今日もありがとうございました。いやぁ〜、本当に良かった」
「お楽しみ頂けましたか?私ばかりが気持ち良くなってしまって、恥ずかしいですわ…」
「はは、そんな事はありませんよ。私も子供みたいに、ハッスルしてしまいました」
「…まあ、お優しい言葉までかけて頂けるなんて…。本当にありがとうございます…」
「いえいえ。…それでは奥さん、私はこれで…」
「はい。もう夜中ですから、帰り道はお気をつけ下さい」
「ありがとうございます。では…」
出迎えの時と同じ様に、三つ指をついて、平伏して客を送り出す。これも、作法である
「本日は誠にありがとうございました。また、おいで下さいませ」

男が出て行った後も、えりかはそのままの姿勢で固まっていた
顔を伏せたまま床を睨みつけ、力の限り歯を食い縛るのは、作法などではない

47 :

待っている身はつらい。三分でも五分でも。それが何時間ともなれば、もやもやは積もり積もって精神を圧迫する
結局オレは、朝言った通り、真っすぐ帰宅して、麻美ちゃんの帰りを待っている。それにしても今朝は散々だった
麻美ちゃんには、平謝りとありったけの言い訳で、何とか解放してもらったが、納得などはしていまい。むしろ、オレの様子に呆れてしまって、とりあえず勘弁してやったと捉えるのが正しかろう
会社に行けば二十分の遅刻で、大いに叱られた。まさか、義理の妹に金の使い道の件で追及されていました、などと本当の事を言うわけにもいかず、適当な理由を考えるのに苦労した
(あ〜、情けねえ…)
今更ながら、自分のバカさ加減に落胆しつつ、麻美ちゃんが買ってきたあんドーナツと、コーヒー牛乳を口に運ぶ。五個ほど食ったがまだ十個以上残っていて、コーヒー牛乳に至っては、1リットルのヤツがあと十本は冷蔵庫に入っている。…やっぱまだ怒ってるのかな?
時計を見れば、そろそろ十一時半。…今頃は最後のお客さんの相手をしているのだろうか
正直言えば、ヒマであって欲しい
出来る事なら、出勤日数も減らして、勤務時間も短くしてもらって、あまり客も取らないで、それから…
帰りを待っている間は、いつもこうだ。こんなバカバカしい、消極的な願望が、血液と一緒に体中を流れて、あちらこちらをチクチクと痛めつけているような感じ
今の仕事を辞めてくれ、なんて言えない。きっかけの一つはオレなんだし。それに、最近ではやり甲斐も出てきたようだ。前に比べて、意欲的に仕事に向き合っている。ここら辺は血筋…なのかな?
でも、もし、辞めてくれって言ったら、麻美ちゃんは何て返事をするだろうか
百歩譲ってもそんな事は無いだろうが、もし、辞めるって言ってくれたら。…確かに嬉しいし、安心する。でも、どうしよう。そうなってしまったらその先、オレはどうすればいいんだろう…
…仮定の話で、しかも自分一人でネガティブに盛り上がってしまった。ホントにダメだな、オレ
とりあえずいつも通り、麻美ちゃんの食事の用意をしとくか。体を動かしとかないと気が滅入る
食パンが残ってるから、サンドイッチでも作ろう。卵と野菜を今日買ってきたから、タマゴサンドとサラダサンド。それから、その間に風呂を沸かして……

48 :
じゃあ、そうと決まったら、早速風呂とメシの用意でもするか。勢いをつけてヨイショと立ち上がり、台所へ向かおうとすると、けたたましく携帯が鳴った
『ボっクっのドラえもんが、町を歩っけば〜』
オレにはお馴染みの着メロが流れる中、携帯を手に取ると、発信者は【高城えりか】
義姉さんだ。こんな遅くに珍しいな
「もしもし?」
『もしもしアキトく〜ん?こんばんは〜』
「あ、はい、こんばんは」
『ゴメンね、こんな夜遅く。まだ起きてた?』
「はい、起きてましたけど」
『そうよねー。起きてるわよねー。麻美ちゃんがラストまでの日はぁ、アキトくんはずーっと起きて待っててあげてるんだよねー』
「………それで、今日はどうしたんです?」
『そうねぇ、今日はね、麻美ちゃんの事で、ちょっとお話があるの』
「麻美ちゃんが、どうかしたんですか?」
『うん、あのね、あなた達、お家では仲良くしてる?』
「……はあ、まあ、それなりに」
『そう!よかったわぁ〜。私、心配してたんだからぁ。…それで、あなた達ちゃあんと避妊してるの?』
「はっ!?な、何言ってるんスか。してませんよ、そんなの」
『あらっ、ダメじゃない、そんな無責任な事じゃ。あのね、いくら気持ちいいからってそんな……あ、もしかして二人とも、子供を作ろうって決めたのかしら?』
「だからっ、違いますよっ。子供ができるような事はしてませんからっ」
『え〜〜〜っ!?してないの?…ちょっとアキトくん、あなたね、あんな可愛い子と一緒に住んでて、一体何やってるの?』
「いや、何って…」
『あなたももう童貞じゃないんだから、しっかりしなさい?……麻美ちゃんも麻美ちゃんだわ。今度会ったら叱っておかなきゃ』
「あの、オレは別にそういう気は無いですし…」
『いーい、アキトくん?尻ごみしてるのが一番ダメなの。とにかく行動あるのみよ?好きな子がいたら、玉砕覚悟でバシーッとぶつかっていかなきゃ。それともなぁに?あなた、あの子がかわいくないの?』
「それは……かわいいですけど……」
『じゃあ決まりじゃない。あの子の手を握って、まっすぐ目を見つめてね、好きだ、愛してるって言ってあげたら、鼻血を出すくらい喜ぶわよぉ、きっと』
「…あの、義姉さん?」
『それで麻美ちゃんをギュッて抱きしめたら、そのまま最後までしちゃいなさい。終わったら、ずっと君の側にいるよ、とか言ってあげるのよ?そしたら子供も作っていいわ。…むふふ、あなた達二人の赤ちゃんかぁ…。きゃーっ!今から楽しみぃ〜!』
「義姉さん、自分で何言ってるかわかってます?酒でも飲んでるんですか?」

結局、義姉さんは三十分以上しゃべり続けた
一体何の用で電話をしてきたのか、さっぱりわからないが、オレの心はちょっと楽になった…気がする
はは、義姉さんってホント明るい人……

49 :
今回はこれで。わかりづらかったですかね…

50 :
今更でしが、>>16で書いてあるけど姉妹は母子家庭なんですよね。
実は母親の方も……っていう展開はありカナ?

51 :
>>50
どうでしょうね
ただ、長女の年齢を考えると、結構な年になってしまいますが

52 :
>>49 今回もGJでした。
エリカの旦那さんは 自らの出世(?)の為に、エリカに売春をさせている。
(取引先や上司・お得意様に嫁を「提供」して胡麻摺り・・・みたいな)
・・・という感じの解釈でいいのかな?
ってか ―幻の― 日テレ版「ドラえもん」とは
なんちゅーマニアックな着メロ・・・w

53 :
>>52
概ねその通りです。やはりわかりづらかったですかね…。反省しきりです

保守がてら、続きを少し

54 :
「こんばんはー、はじめまして。ほのかでーす!」
元気な挨拶、にっこりスマイル。予約を入れて下さったお客様を、明るく出迎える。第一印象は重要だ。特に、初対面の人には
久々の若いお客様。見た目は二十代前半か、半ばくらい。緊張しているのか、若干汗ばんだ手を取り、こちらへどうぞ、と個室へ案内する
部屋に入ると、早速お仕事開始。お客様の胸にそっと手を当て、握った手に指を絡ませる
「お客様は、こういう所にはよく来るんですかー?…………えー、そうなんですかぁ?じゃあ今日はぁ、私の事、いっぱいスキにしていいですよ?…………はい、お客様って私の好みですから、もう一生懸命頑張っちゃいますね!」
背伸びをして、お客様の首に腕を回し、潤んだ瞳で目と目を合わせれば、いつものご挨拶タイム
最初はちゅっ、と軽い接触だけ。今度は目を閉じて濃厚なキス
経験が少ないのか、少々動きがぎこちない。それに、タバコの匂いも、食べ物の匂いもしない。それどころか、歯磨きの、独特の清涼感ある匂いがする
(この人は当たり…かな…)
ちょっと嬉しくなって、強めに舌を吸ってあげる
悪くない
今日という日に、仕事に没頭するというのも……


「じゃ……はるかちゃん、本当にお疲れ様でした」

「はい、今までありがとうございました」

社長に頭を下げると、これまでの事が脳裏を駆け抜けて行った

一年前の今日、私は、アイドルを引退した

55 :

昔から、顔とスタイルには自信があった。高一の時、友人の勧めで、女の子向け雑誌のモデルになった。それがきっかけだった
童顔細身で巨乳の私は、ほどなく社長の目に止まり、スカウトされた
社長の事務所がグラビア系を中心に売り出しているのは有名だった為、両親は当然、反対した。だが私はそれを押し切って、高校も辞め、彼氏とも別れ、家出に近い状態で、社長についていった
色々なレッスンを重ねて、十七の時に念願のアイドルデビュー
美嶋はるか
それが、私に与えられた、新しい名前だった
自分で言うのも恥ずかしいけど、結構派手に売り出されていたと思う

数え切れない程の雑誌に載った。写真集もPVも、結構売れた。撮影で色んな国に行ったし、しょっちゅうテレビにも出た。熱愛報道もされた。イベントには、沢山のファンが集まってくれた
私は、一生懸命仕事をこなした。真剣に、熱心に、夢中でアイドルに打ち込んでいた
私はあの時、自分が輝いている事を実感していた

56 :
二十一歳の時、私は移動中の車内で倒れた。あまりの激痛に気を失って、そのまま病院に運ばれた
診断の結果は、子宮外妊娠。原因は、当時付き合っていた男だった
もちろん、現役のアイドルが倒れた原因が、これではまずい。周りの人達は、隠蔽と火消しに、躍起になっていた
手術と治療は極秘裏に行われ、男は二度と私に近づかないように、私と付き合っていた事を絶対口外しないように、と念を押され、去って行った
手術は案外長引いたが、セックスも妊娠も、問題無く可能であると告げられた
そして、肉体へのストレスが予想以上に大きい為、長期の療養が必要だという事も
私は狼狽した。入れ代わりの激しいグラビアの世界で、長い休みを取ってしまえばどうなる事か。そんな前例を、いくつか見てきた
まさか自分が、その前例の仲間入りをするなんて…
いや、違う。絶対違う。そんな風には決してならない。私は、ベッドの上で、拳をぎゅうっと強く握り締めた
負けるもんか
私は必ず復帰する
あんなくだらない、一時の遊び心で、事務所の人達の、ファンの、そして私自身の期待を、自ら裏切ってしまった。心の底から申し訳ないと思う
だが、これからは違う。この状況を必ず乗り越えて、今まで以上にアイドル打ち込む。余計な遊び心なんて一切起こさない
そして、みんなの前に、美嶋はるかは再び舞い戻ってみせるんだ
そう心に固く誓った
建前上は海外留学となっていたが、事務所には私へのファンレターがまだ沢山届いていて、それが、何よりの元気の源になった
医者の言う事は何でも聞いた
体に良いと言われた事は、何でも試した
それが、復帰への道なんだと信じて…

57 :

何ヶ月か経って、医者に全快を告げられた。確かに、健康にはなった
だが、私は納得なんてできなかった
どうして、何でこうなったんだ
これが肉体的ストレスの影響なのか、療養中、私の身体には、物凄い速さで脂肪がついていった
私はうろたえたが、すぐに気を取り直した
これは過程なんだ。健康な体に戻る為の。元気でなければ、アイドルなんて務まらない。太ったならば、後で痩せればいいんだ。今は、治療を受ける事が重要なんだ
そう、自分に言い聞かせ続けた
果たして、私の体型は、もう元に戻るのは不可能なんじゃないか?と思ってしまう程に変わった
誰かに見られれば、陰口を叩かれてしまうような体格。はっきり言ってしまえば巨デブだ。グラビアアイドルとはあまりに掛け離れた、贅肉だらけの肉体
顔の変化は更に深刻で、いくら太ったとはいえ、鏡を見ても、自分で自分が認識できない程に変わっていた
だが、健康であれば、いくらでも巻き返しはきく。私は、重くなった体を引きずって、美嶋はるかに戻る為に、必に努力した
過酷なダイエット、食事制限、肉体改造
何度も泣いた
何度も吐いた
何度も逃げ出したくなった
ファンレターも、いつしか届かなくなっていた
それでも、諦められなかった
何としても返り咲いてやるんだ
その決意だけを支えにして、私は耐え続けた
一年後、何とかプロポーションは取り戻す事はできた。…完全に元通り、とはならなかったが
問題は顔だった。ほとんど以前通りに戻らなかった
これは体型以上に致命的だ。このままでは、復帰など望めない
私は整形手術を受けた
何度も、何度も、繰り返し、繰り返し、顔中至る所にメスを入れ、昔の自分を取り戻すまで、手術を受け続けた
だが結局、そうはならなかった。目も、鼻も、唇も、輪郭の形も、以前のそれとは全く変わってしまい、それどころか、何度も手術を受けたせいで肌はボロボロとなり、髪はストレスで荒れ放題になった
童顔キャラを売りにしていた美嶋はるかは、もう見る影もない。老けてやつれた女の顔になっていた

58 :
そのうち、私を訪ねてくれる人は誰もいなくなった
こんな風になってしまった女を、一体誰が必要とするのか
私にはもう、商品価値が無い
自覚はあった。ただ、はっきりとしたきっかけが欲しかったのだ

そんなある日、事務所から手紙が転送された
母からだった。両親にも、『海外留学』の真相は話していない
内容は、地元の近況、父の昇進、そのお祝いに夫婦で旅行に行った事、本当は両親も、私の仕事を応援してくれているという事、海外で頑張っている私を応援してくれる言葉…
そして、手紙の中には、デビューしたての頃の、眩しいばかりに可愛らしい、私のグラビアの切り抜きが同封されていた
『竹本晴奈ちゃんがんばれ!!美嶋はるかちゃんがんばれ!!』
切り抜きには、母の字で、そう書かれていた
私は、本当に久しぶりに笑った
「もういいよね……。もう……」
解放という名の喜び
蜘蛛の糸のように纏わり付ついていた、私のしがらみ。それを断ち切ってくれたのは、優しい母の励ましの言葉と、過去の自分の姿だった

引退会見も、新聞報道も無く、人知れず芸能界を後にした
一年前の今日、二十三歳の時、私は、美嶋はるかから、竹本晴奈に戻ったのだった

59 :

ぱん、ぱん、ぱん、とお客様の腰と、私の尻がぶつかる音が部屋中に響く
「あっ、あっ、あっ、あっ、あんっ、いいっ、いいよぉ〜、あんっ、あぁ…」
やっぱりこの人、経験少なかったみたい。バックでするのも初めてらしく、入れるのに少し手間取った
まあ、テクニック自慢をされたり、偉そうな態度を取られるよりは、こういう人の方が遥かにいい
サービスでちょっと声を大きめに出してあげると、嬉しそうに腰を速めた

引退してからは、職を転々とした。居酒屋、喫茶店、パチンコ屋、スーパーのレジ係…。人と接する機会が多かった私は、何となく、接客業が向いているんじゃないかと思い、そういう仕事ばかりを選んだ
幸い、私がアイドルだった事に気付く人はいなかった。その点、容姿に変化があった事は、ありがたかった
だが、仕事はどれも長続きしなかった。普通の生活に慣れていない、というのもあったが、何かが物足りないという感じが、頭を離れなかった
もちろん、こんな事では金が貯まるはずはない。私は、その日の食費にも事欠くようになっていた
今から三ヶ月ほど前、コンビニで働いていた時、最近まで風俗で働いていたという、バイトの子と知り合いになった。この子は大学生だったが、親にバレて仕方なく店を辞める事になったという。女の子の風俗嬢時代の生活ぶりを聞いて、私は即、決断した
私はその子に、店の連絡先を教えてくれるよう頼み込んだ。未経験の人が、いきなり本番アリの所はキツすぎる、と忠告されたが、私は何度もお願いした
何の仕事も上手くいかず、半ばヤケになっていた、というのもあるが、何より収入がいい。とにかく金が欲しかった。こんな生活から、どうにか抜け出したかった
やがて女の子は、私のしつこさに折れ、渋々ながら連絡先を教えてくれた
それが私の今の仕事場、エロティックパレスだった

顔が変わっと言っても、前とは違ってしまっただけであり、別にブサイクになったというわけではない。肌も髪も健康な状態に戻っているので、メイクをきちんとしていれば、なかなか見れる顔だ
全盛期、とまではいかないが、自慢のプロポーションは健在だ
最大の売りであった巨乳は、パイズリ、マット洗い、胸枕と、いまだに男の人達の人気を集めている

「んっ、はっ、はっ、はっ、はあっ、イ、イク?イキます?はあぁ、イッて、イッていいよ、イッて、イッて下さぁ〜〜い!」
お客様がくぐもった声をあげると、私の中でオチンチンが跳ねる
「ああぁ〜〜〜っ!!はぁっ……、ああん……」
絶頂の痙攣を膣内で受け止め、一際大きな声を出す
とりあえず、今回も何事も無く終わった…
一仕事終えて、私の胸に訪れるのは、安堵感、開放感、そしてちょっとした達成感…

60 :


やはり私には、接客業が向いているらしい
自ら裸になって男を迎え入れる、究極の接客業
セックスは嫌いではない。むしろ好きだ
体力には自信がある。元アイドルなめんな、と言ったところだ
テクニックにも自信がある。色んな人に、散々仕込まれてきた事だ
何といっても、男に求められているというのがいい
男の視線を、欲望を向けられる度、私は身も心も喜びに震える
だから私は、あんなにアイドルに固執していたのだろうか。今になると、そう思う

楽しい。第三の人生は、結構楽しい
アイドルを辞めて一年、私は、この仕事が好きになっていた

61 :
今日はここら辺で
ご指摘、ご要望があれば幸いです

62 :
>>54-60
GJ!
テクニックにも自信がある(*´Д`)ハァハァ

63 :
女の子がそれぞれ切なくていいですね
不幸と風俗を結び付けすぎるのは問題ある考え方かも知れませんが
やはりフィクションの中では似つかわしいのだと思います。

64 :
何の気無しに体を売る人は少ないだろうしね
頭ん中やモラル的な感覚が相当アレな人なら別だが

65 :
>>64
男の立場からは全く想像つかないね
でもやっぱり、本番行為が大きなハードルになりそう

66 :
男は腰を振ってりゃいいけど、女はそのピストンを受ける立場だしな。しかも体の中にチンコ入れられて
肉体的にもキツいだろうな〜。それが見ず知らずの男相手ともなると、なおさらだろうね

67 :
だから 肉体労働 なんだよね。
お仕事としては、もっとも古いもののひとつだとか……。

68 :
いい女と金払ってヤれるんなら、払っちゃうよな
嫁さんもいない、彼女もいない、性欲たまってる男なら、特に

まあ、勝手な理屈だけど

69 :
これ読んだらちょっと考えてしまうな

136 名無しさん@ピンキー sage 2010/07/16(金) 22:52:31
ちょっと話がズレるんだけど…
職場の同僚(付き合いが長い人ばかり)と飲みに行って、三次会くらいにスナック(クラブ?)へ。
(ちなみに私はレスられ側の妻です)
寝室が別っていう女性がいて、夜の生活はどうしてるの?と誰かが聞いたら
「旦那とするのが面倒くさい。その気にもならないし、仕事と育児で疲れてるし、
風俗にでも行っててくれた方がマシ。」と答えた。
するとお店の女のコが
「風俗ってどういう所か知ってて言ってますか?」って言い出した。
え〜っ、と言葉を濁す女性。
「ただ性欲を吐き出すところじゃないんですよ。
擬似恋愛をするところなんです。
キスもするし、抱きしめあうこともあるし、心と心が通うことだってある。
そういう所だって、知ってて行かせてるんですか?」と。
ちょっと驚く女性。
聞けば、その店の女の子は若いときに、すこしだけお金のために風俗で働いたことがあるそうだ。
たまにだけど、びっくりするほど素敵な人がくるときがあるから、よくよく話を聞いてみたら
奥さんとレスってパターンが結構あったらしい。
あまりに生々しい話で、女子にとってはカルチャーショック。男性陣は居心地悪そうでした。
レス側で「風俗OK」の人って、こういう話を聞いたらどう思うのかな。
因みに別寝室と言ってた女性は、男性陣にも諭されてました。

自分的には…レスされてさらに風俗に行かれてたら、たまらないな…とか思った。
9月でレス1年になってしまう。切ない。

70 :
前スレ、無事にDAT落ちしたね。おせわになりました……。

71 :
Hooの作者さん、また続き書いてくれるかな…

72 :
みんな規制かな?過疎……orz
>>70
前スレは埋まるまで二年だっけ?

73 :
風俗嬢って税金を払う時、職業は何て申告するんだろう?自営業?

74 :
サービス業?

75 :
嘘かまことか「客からもらうサービス料は小遣い・お駄賃だから税金払う必要はない」って話があったな
まあ、泡嬢の勝手な言い分である可能性が高いが

76 :
保守がてら>>60の続きを
今回エロありません。申し訳ない…

77 :
あの後、40分のお客様が一人入った
疲れた体に気合いを入れ、笑顔でお出迎え。笑顔で接客。笑顔でお見送り。これで本日の業務は終了
正午から夜八時までで、今日は結構客が取れた。悪くない。疲れたが、いい稼ぎだ
後は使い終わった部屋を掃除。ちゃんとした清掃の人がいるから、嬢はサッと片付ける程度でいいんだけど、私は綺麗に掃除する事にしている
昔の癖だ。仕事場をずさんに扱う事は出来ないし、スタッフへの覚えもよくなる。客の事だけを考えてはいけない、という事を徹底的に教え込まれていて、今だにそれが抜け切れない
掃除も済んで、大きくひと息。お疲れ様、と心でつぶやく。それから首と肩をコキコキさせながら、ロッカールームに向かう

「あれっ、ほのかちゃん?お疲れ様ー」
入ると、先客がいた
「あっ…、ああ、まやちゃん、お疲れ様ー」
中にいたのが友達だったので、ほっと一安心。思わず笑みがこぼれる
「ほのかちゃん、今日どうたったー?」
「うーん、そういえばオジサンが一人ねー、チップくれたよ、五千円。もっとくれつっーの。はは」
「へー、でもいいじゃん。私、チップなんてもらった事ないよ。私なんかねー、今日の最初のお客さんがさ、デジカメ持って来ててさ、私の事隠し撮りしたんだよぉ!ま、ソッコーで突き出したケドね。アハハ」
「え〜、マジで?最初でそれってキツいねぇ。…あ、お昼に騒がしかったのって、それ?」
「うん。ゴメンね、やっぱうるさかった?」
「うーうん、今日はそれほどでもなかったからさ、気にしないで?…でもそういう人ばっかだね。まやちゃんにつくの」
「う〜ん、そうかもねー。私、突き出したのってもう七人目くらいなんだけどさ、これってやっぱ多いよね?アハハっ」
若干すまなさそうな様子の、まやちゃんの笑顔。正直、女の私から見ても、本当にかわいいと思う
まやちゃんは、入ってまだ一ヶ月半くらいしか経たない、一番新しい子だ
長くすらりと伸びた手脚、豊かな胸、引き締まったウエストに、小さな、整った顔。現役のモデルです、と言えば、恐らく誰もが信じるだろう

風俗嬢同士、ましてや同じ店舗で働く同士は、あまり友達にはならない。そんな話を、どこかで聞いた事がある
私も、そんな物だろうと思っていた
こんな仕事をするなんて、何かよっぽどの理由があるのだろう。そういう人達が、わざわざ他人と仲良くするだろうか
しかも人気商売である以上、みんな商売敵なんだし
そうでなくても、一日中セックスをして男に尽くすのが仕事なのだ。疲れきってしまって、他人を気にかける余裕なんてないはずだ
でも、私にはその方がありがたい
元々、友達を作るのが下手な性格だ。幼稚園から高校までに、できた友達なんて十人もいない
アイドルになると決めた時も、両親から「こんな性格で芸能人が勤まるはずがない」と言われたほどだ。まあ、結果的にはこの性格が功を奏したと思う
必要最低限の人間関係
誰とも深入りはしない
同業者であるアイドルや、その他芸能人とは仕事以外では口をきかない
事務所やスタッフにも、プライベートには一切立ち入らせない
休日でも、極力外を出歩かない
男は作らない
まあ、大体そんな感じ。私は孤独が苦にならないタイプなので、何の不満もなかった。実際、芸能生活は上手くいっていた。……結局、欲求に負けて男を作ってしまった為に、あんな事になってしまったが
とにかく、この仕事についた時も、今まで通り、孤独に、一人を貫こうと思っていた
私は女の子達の輪の中には入らず、控え室の隅っこで、黙って座っているのが常だった
ロッカールームで、呼び出しがあるまで立ち尽くしていた事もあるし、店の裏口で、一人でタバコを吸う事も多かった
そんな状態で、ひと月、ふた月と過ぎていった

78 :
まやちゃんと知り合ったのは、そんな頃だった
この頃の彼女は入ってまだ一週間ばかりで、しょっちゅう問題を起こしていた
客との揉め事はほぼ日常茶飯事、三日に一度は遅刻をし、ある日などは、全裸状態の客を、プレイルームから廊下まで蹴っ飛ばし、店中に響くような怒鳴り声で説経していた事もあったという
いわば問題児だった
私は女の子達の顔も名前も興味は無かったが、この子だけはあまりに騒ぎを起こすので、嫌でも彼女の事を知るようになった
よくクビにならないものだ。てゆうか何でこの仕事を選んだんだろう。私はつくづく疑問だった
とりあえず、こんな子とは係わり合いにならない方がいい。それにあんなに気性が荒い子、一緒にいれば騒ぎに巻き込まれかねない
どうせそのうちクビになるか自分から辞めるだろう。それまでの辛抱だ
私は、まやちゃんと同じ空間にいる事を避けた。あからさまに視線を合わせなかった
控え室には極力立ち寄らないようになり、ロッカールームと店の裏口だけが、私の居場所になった

そんなある日、いつものようにロッカールームに入ると、そこには先にまやちゃんがいた
これは気まずい…。さんざんシカトしてきた相手と、密室で二人きり。それどころか、客が相手でも大喧嘩を起こしてしまうほど、気の強い子だ。今までの私の態度について、因縁を吹っかけられるかも知れない
体中に恐怖と緊張が走り、生唾をごくりと飲んだ

79 :
お互い何秒間か無言で固まっていたが、先に沈黙を破ったのは、彼女だった
「あのっ…、ほ、ほのかちゃん…だよね?お疲れ様ー。へへっ」
「…あ、う、うん」
「ほのかちゃんと話するのって、初めてだよね?なんか避けられてたし…。ごめんね、私、騒がしくしてばっかりだから」
「………」
「私さぁ、演技とか、男の人に合わせるって、全然わかんなくってさぁ…。アハハっ、ごめんね?」
私が想像していた彼女とは全く真逆の、人懐っこい、かわいらしい笑顔
大きな目は赤く充血していて、周囲はシャドーが剥げて汚れている
「…お化粧、直した方がいいと思うけど…」
「あ…、うん、ありがと…」
まやちゃんは、室内の片隅にある、簡易的な、こぢんまりとした化粧台で、目元を直し始めた
「ごめんね、変な顔見せちゃって。時々ガマンできなくなっちゃうんだけどさ、とうとう人に見られちゃった。アハハ、ごめんね」
「……」
「ダメだよねー。いつも明るい私がこんな顔してちゃ。…ごめんね?」
鏡を見ながら私に話し掛けるまやちゃんの声は、ひたすらに明るかった
その明るい声で、謝る必要のない私に、何度も何度も、ごめんを繰り返した
「……ねえ、泣くほどキツいんなら辞めたら?」
私は久しぶりに、自分から他人に声をかけた
「ん……」
「向いてないんだと思うよ、多分……」
「……」
まやちゃんは私の言葉に返事をせず、メイクに集中した
私は腕を組んで立ち尽くし、彼女の姿を見ながら、返事を待った。何でこんな事してるんだろう、と思いながら
「ん…、もう大丈夫かな…」
まやちゃんは、鏡で何度か目元を確認すると、カチャカチャと化粧道具を片付けて、晴れやか…に見える顔で、私に近づいてきた
「どお?」
にこやかな笑みを小さな顔に張り付け、ずいっと私の目の前につき付ける
「…う、うん、悪くないよ…」
「アハハ、ありがと。…でもよかったなぁ、ほのかちゃん優しい人で」
「やっ……?」
予想外の事を言われて、私の体は思わず硬直した。はこんな風に言われるのは、生まれて初めてかも知れない
「……何で、私が優しいのよ……」
「だって、私を心配して、ずーっと一緒にいてくれたでしょ?……ありがとうね」
「………」
善意に解釈されてしまうと、逆に困る。だが無邪気に感謝してくれているまやちゃんへの反論が思い浮かばず、やり場のないもやもやが、ため息となって口から漏れた

80 :

「それにさ、さっき『辞めれば』って言われた時、ちょっと、嬉しかった、かな…」
「……そう?」
「うん。周りのみんなはさ、頑張れ頑張れって応援してくれるの。ありがたいんだけど…ちょっとプレッシャーかな、って…」
「………」
「…よしっ。じゃあほのかちゃん、そろそろ行こっか?」
「……は?行くって?」
「みんなのとこだよ。今日はね、ともちゃんがドーナツ作ってきてくれたんだよ」
「い、いいよ、私は…」
「いいからいいから。一緒に行こうよ。…友達でしょ?」
まやちゃんは、私の手を無理矢理引っ張って、ロッカールームを出た
「ちょ、ちょっと放して!何で友達なのよ…!」
「人が泣いてるとこ見といて、それはないんじゃない?」
「いや、別に見たわけじゃ…」
「ねっ?」
「………」

それからというもの、まやちゃんは私と顔を合わせる度に、馴れ馴れしく声をかけてくるようになった
最初はうっとうしかったけど、それがいつもの事になってしまえば、まやちゃんの他愛のない話が、私の楽しみになっていった
いつしか、私からも彼女に話し掛けるようになっていた
まやちゃんは、それに笑顔で応えてくれた
何でもない話
どうでもいい話
何の実りもない話
そんな事を一緒に語り合って、笑い合う
それが、私の当たり前になっていた
悪くないかも知れない
私みたいな女にも、一人くらい友達がいたって……

81 :


「ねえ、ほのかちゃん、今日これから何かある?」
まやちゃんは、すでに私服に着替え終わっていた
彼女もこの仕事に少しずつ慣れてきたのか、近頃は以前のようにしょっちゅう問題行動を起こす事は無くなった。まあ、時々は起こすんだけど…
「ん〜、別に無いけど。何で?」
「何も無かったらさぁ、一緒にご飯食べに行かない?私、こっち来てから外でご飯食べた事ないんだぁ」
「ふ〜ん…。あ、じゃあさ、お酒も飲める所がいいかな〜。ね、悪くないでしょ?」
「お酒?え〜、どうしよ……。ん〜と……そうだねぇ、じゃあ…たまには飲もうかな……?」
やや歯切れが悪かったが、まやちゃんは私の提案に応じてくれた
「ふふっ、じゃキマリだね。今日はい〜っぱい飲もうねー」
「ほのかちゃん、お酒好きなの?」
「ん〜、それもあるんだけど…。今日はねぇ、飲みたい気分なんだ。パーッと楽しく飲みたいの」
「なに?ムカついた客でもいたの?」
「そうじゃないの。何かねぇ………もう一つの誕生日?ってゆうの?そんな感じかな」
「アハハ、なにそれ」
「ちょっと昔さ、色々あってね〜。……居酒屋でいい?新しいお店があってさ、行ってみたかったんだ」
「…うんっ」
誰にも言えないけど、祝杯でもあげたい気分だった
一年前の今日、私はアイドルを引退した
三番目の人生が始まった日
大手を振って自慢できるような職業ではないけど、私はこの仕事が楽しい。素敵な友達もできた

私は今、充実している
三度目の人生は、なかなか悪くない…

82 :
「…ねえ、まやちゃん…大丈夫?」
「あ〜〜…………ん〜〜………」
まやちゃんの目は、完全に焦点が合っていない。上半身は、まるでクラゲのように力無くあっちこっちにゆらゆら揺れている
「まやちゃん…もしかしてお酒弱い?」
「ん〜……すこし……」
「も〜、それならそうと早く言ってくれなきゃ」
「あはは…、これくらいなら、へいきかな〜って、……おもったんだけど………う〜………」
思えば、居酒屋の時点で気づいておくべきだった。中ジョッキたった一杯で顔が真っ赤になった彼女を、かわいいかわいいと言って面白がり、全く気にかけていなかった。それどころか調子に乗って、あれやこれやと飲ませてしまった
今、私達はバーに来ているが、五分もしないうちにこの状態だ。まやちゃんのグラスには、琥珀色の液体が入っている
「お酒弱い人が、何でウイスキーなんか頼んだの。ホントに倒れちゃうよ?」
「うん……だって……おにいちゃん……おいしいって……いってた……う〜……」
そう言うとまやちゃんは、性懲りもなくウイスキーに口を付け、思いっきりしかめっ面になる。顔色は赤を通り過ぎて、若干白い
(はぁ…ちょっと悪い事したかなぁ…)
久しぶりのお酒だったから、正直浮かれてた
自分が楽しいばっかりで、まやちゃんの様子にも気づかなかった、っていうのは…友達として申し訳ない
時計を見ると、まだ十一時前。でもそろそろ切り上げた方がいいかも知れない
私はまだ飲みたい気分だったが、これ以上彼女を付き合わせては、本当にぶっ倒れるか、この場で寝てしまって朝まで起きないかも知れない。それどころか、今すぐまき散らしてしまう可能性も…
「まやちゃん、今日はもう帰ろっか」
「う〜〜……ごめんね………」
「いいって。まやちゃんのおかげでホントに楽しかったしさ。…じゃ、タクシー呼ぼうね?」
「うん……。あ…、いいよ。……タダのタクシーよんだげるから……」
「なにそれ?」
「うん……わたしのね……おにいちゃん……」
そう言って、まやちゃんはデコレーションだらけの携帯をいじり出し、耳に当てた
「え〜っ?いいって、こんな夜中に…。悪いんじゃない?」
「だいじょーぶだよ……。おにいちゃんねぇ……わたしのことすきだからねぇ……なんでもいうこときいてくれるんだよ……」
「………は?」
これは一体どういう意味だろうか
普通よりも妹思いな兄…という事?それならそれでやや納得いく所もあるが、「好きだから何でも言う事を聞く」という言葉には、どうしても男女の空気を想像せざるを得ない
やはり危ないお兄さんなのか。…それともまやちゃんは、私が思っている以上にデンジャラスな女の子なんだろうか

83 :

そんな事を考えているうちに、まやちゃんは携帯に向かってしゃべり始めた。お兄さんと電話が繋がったようだ
「あ〜〜、あんねぇ……むかえにきて……。…………うん、だからねぇ、はやくこっちきて。…………もおっ、いいからこっちきてよぉっ…。……おにいちゃんぜんっぜんやさしくないよ……。………うん。……あんねぇ………あ〜、ほのかちゃん、ここなんてとこだっけ?」
「…オートマグ」
「あんねぇ、おーとまぐだって。おにいちゃんしらないでしょう。としくってるだけでなーんもモノしらないんだから。……しってる?なまいき…。…………しってんならはやくむかえにきてよ……。…もぉっ、いいからすぐきてったらっ!ばいばい」
言うだけ言って、まやちゃんは通話を打ち切った
「なまいき…」
テーブルの上に投げ捨てるように携帯を置くと、いまいましげにタバコに火をつけ、うめき声とともにむせた
「…いいの?やっぱり迷惑だって」
「げはっ、げほっ…、う〜。いいんだよ…。おにいちゃんどうせねえ、わたしのいうこときくのがたのしいんだから……」
「……あのさぁ、そのお兄さんって一体何なの?」
「え〜とねぇ…、わたしのおねえちゃんのだんなさんのねぇ、おとうと…」
「あ、ああ…、そうなの…」
私はちょっとだけ胸がほっとした。実の兄妹でそういう関係なのはさすがに引くし…。て言うか普通に考えれば、義理の兄妹かあだ名のどっちかだよね…。早とちりな思い込みをしてしまった自分が少し恥ずかしい…
「じゃあ、あんた達付き合ってるの?それともお兄さんに告白されたとか?」
「それはないよ……。ジッサイそんなんなったらキモいんだけど…マジで」
「…は?じゃあ何であんたの事好きだってわかるの?」
「……いっしょにすんでたらねぇ、わかんの……。おにいちゃんねぇ…わたしをみるめがマジでキモいんだよ……」
「へえ、二人とも同棲してんだ」
「…あ?……そ、それはちがくてぇ……いろいろりゆーがあって、おいてもらってんの……」
「ふ〜ん…。ははっ、でもさ、まやちゃんくらいかわいい子と一緒に住んでたらさ、みんなおかしくなるんじゃない?男だったら。あんた襲われないの?つーか、もう襲われた?」
「そーゆーのさ…マジでありえないからやめてよ……。もうね、シンケンにサイアクなんだから…おにいちゃん…」
「そんなにヤバい人なの?」
「うん…。もうね、いままでみてきたおとこのなかでねぇ、サイアクにキモい…。もう二十七なんだけどねぇ、いちどもカノジョいたことないんだよ。おかしいっしょ?コレ」
「ははっ、珍しいね、そんな人」
「そんでねぇ、しかもねぇ、しろうとどーてーなんだよ。おかねはらってしかひととエッチできないってさぁ、マジおわってるよね。なさけないっつーかさ、もうキモいよね」
「はははっ、確かにヘンだけどさぁ…私達の仕事ってさ、何だっけ?まやちゃん」
「そ、そうだけどぉ……。だからぁ…、そんなひとにすかれてもぉ、ぎゃくにキモいってことだよ。いっしょにすんでるからってさぁ、いちいちキモいきたいすんなってハナシ」
お兄さんの話をしているまやちゃんは、やけに生き生きしている。さっきまで弱々しかった喋り方は、徐々にはっきりした物に回復し始めていた

84 :
「はぁ…。じゃあさ、出てけば?そんなにキモい人と一緒に暮らす必要、ないんじゃない?」
「そう…だけど…なんかねぇ、ちょっと…りゆーが、あるから…しかたないっつーか……」
「何それ?……なんか色々ごちゃごちゃ言ってるけどさあ、ホントはお兄さんの事、悪くないって思ってんでしょ?実はもうヤっちゃったとか?」
「なっ…!あ、あのさほのかちゃん、そういうのさ、いくら友達でもホントに怒るよ!?」
つい今まで顔面蒼白だったまやちゃんは、いつの間にか顔を真っ赤に紅潮させていた
「そんなにキレる事ないでしょ」
「キレる事だよっ。お兄ちゃんとヤるとかありえないよっ!絶対気持ち悪いもん!」
「へぇ〜。でもキスはしたんでしょ?手ぇつないで買い物行くとかは?帰ってきたらただいま〜おかえり〜とか言ったりすんの?はははっ」
「あ〜〜もう!そーゆうの絶対ないの!さわられるのもイヤ!見られるだけでヤなんだから!」
タバコの灰を撒き散らしながら反論するまやちゃんの姿は、非常に面白くてかわいい。こうなってくると、いやがおうにもサドっ気がわいてくる
「え〜、好きな女の子からそんな風に思われてるとか、お兄さんかわいそ〜」
「だって、私ホントの事言ってるだけだし…」
「ははっ、じゃあ私さ、かわいそうなお兄さんをなぐさめてあげよっかな〜、なんて」
「はっ???ほ、ほのかちゃん、何言ってんだよ」
「だってさぁ、好きな子がそんな態度だったら傷ついてるだろうしぃ、しかもまやちゃんさ、やらしてあげてないんでしょ?お兄さんには癒しが必要なんじゃないかな〜って」
「あ、あ、えっと、あのね、お兄ちゃんね、顔はブサいし話は面白くないし、気が弱くって給料安いんだよ。絶対オススメできないよ…」
「そんなの、お客さんの中にはそういう人いっぱいいるじゃない。まやちゃん、お兄さんの事キライみたいだしさ、私が引っ張っちゃってもかまわないでしょ?」
「いっ………いいんじゃない?別に………」
「はははっ、まやちゃんのお兄さんが私のお客さんかぁ。悪くないねー、そういうのも」

冗談半分、からかい半分
まやちゃんの反応が面白くて、つい口に出た言葉
本気なんかであるはずがない
少なくとも、この時点では、まだ……

85 :
今回ここまでです。ご意見・ご要望・お叱り等あれば幸いです。長文、駄文失礼しました

86 :
GJ!
これは深い話しになりそうだな(´・ω・`)

87 :
GJ!
次回も期待していますよ

88 :
古い町並みの中で胸元が開いたドレスを着た娼婦が
スカートを捲り上げ、黒いストッキングを直そうとした姿を
可愛い少年に見られ、娼婦が少年を誘惑し
童貞を奪い、娼婦の顔や下着やストッキングに少年の白いザーメンが付着していた。
そういう話を思い浮かんだ。

89 :
ショタ食い娼婦ですか?興味ありますな

90 :
保守

91 :
「ふふふ、お兄さんどこ見てるの?
顔?おっぱい?脚?それともアソコ?
そんなに離れたところから見てても良く分からないでしょ?
こっちに来て、ほら触ってみたいと思わない?
お口でなら幾ら、お胸も使うなら割り増しね。
アソコも使いたいかしら?」

92 :
タ、タケノコ剥ぎ…

93 :
ほしゅ

94 :
ほしゅ

95 :
ほす

96 :
父親が誰かも定かではない子を産んだ娼婦
だがその子は、過去に一度だけ心を通わせた男によく似ているのであった

97 :
ゲーキャラ板の萩原雪歩スレが特殊浴場従業員の萩原泡歩スレになってる><

98 :
>>97
どっちかと言うと売春スレ向きだな…

99 :
まさかここで見るとは思わんかった
本スレの荒らしなのに属性直撃すぎて困る

100 :
hosyu

101 :
あ、規制解除になっている。良かったあ・・・。

102 :
ほしゅ

103 :
あげ

104 :
娼婦と仲良くなろう!
Lv.1
「あらボウヤ、ここは子供が来るところじゃないわよ」
Lv.2
「あらボウヤ、またおっぱいが恋しくなったのかしら? ダメよ、こんな所に入り浸っちゃ」
Lv.3
「ボウヤまた会ったわね。ふふ、どうしたの? またお口でシテ欲しいのかしら?」
Lv.4
「あらボウヤじゃない。え? またアタシに会いにきたの?」
Lv.5
「いらっしゃいお客さん、今夜はどうしていくの?」
Lv.6
「あらぁお客さん、今夜も待ってたわぁ〜」
Lv.7
「あぁん○×〜! どうしたのよ最近顔見せないなんてぇ。え? たったの三日ぶりですって? も〜!」
Lv.8
「ね、ねぇ、アタシばっかりに入れ込んでて大丈夫なの?
 お金結構使ってるみたいだけど…… え? ち、違うわよ! し、心配とかじゃなくて……」
Lv.9
「あっ! 来てくれたのね!? 寂しかったわ! さ、今夜はどうする? アタシいっぱいサービスしちゃうんだから!」
Lv.10
「もう嫌になっちゃうわぁ。アナタが来るっていうのに他の客が指名入れてくるんですもの」
Lv.11
「ね、ねえ、せっかくだからお店じゃない所で会わない? あ、違うのよ、プライベートでの話よ」
Lv.12
「この間はごめんなさい、アタシみたいな淫売、アナタの側にいちゃダメだよね……」
Lv.13
「えぇ? 愛人になってくれないか? い、いいの? アナタには婚約者が……」
Lv.MAX
「あぁダーリン! 嬉しいわ、これからはずっと一緒なのね! アタシ、今とっても幸せよ……」

105 :
前スレってどっかで見れねえかなあ保守

106 :
【高校生・非合法クラブ】
俺、湯原敦は今年、高校三年になった
何の取り柄も無い、何の才能も無い、今までの人生に、何の感動的な出来事も起きなかった、普通の高校生だ
おそらく、これからの人生もそんな物だろう
そう考えながら、とりあえず卒業する事だけを目指し、ただ漫然と学校に通う
それが、俺の日常だった
そんな俺だが、最近になって気になる人が出来た
同じクラスの、相羽琴梨(ことり)さんだ
気になる、と言っても、恋なんて物じゃない。…そんな上等な感情なら、どれだけよかったか…
相羽さんは、はっきり言って地味だ。長く伸ばした髪はさほど綺麗ではなく、体型はひょろりと細長い。顔だって、かわいい部類とは言えない
授業中は黙々とノートを取り続けて、休み時間にはいつも本を読んでいる。その割に成績はよろしくないようで、その上、クラスの誰かと話しているのを一度も見た事が無い
そんな彼女には、ある秘密があった
そう、相羽さんは『ウリ』をやっているのだ


続かない。多分

107 :
>>105
つ2ch DAT落ちスレ ミラー変換機 ver.12
ttp://mirrorhenkan.g.ribbon.to/

108 :
こんな方法があったなんて・・・
http://douj.in/dj3T

109 :
保守

110 :
あは〜ん

111 :
GJ
好きな娼婦を1人、奢ってやろう

112 :
保守

113 :
保守

114 :
ロリっ子娼婦待ちほしゅ

115 :
直接は関係ないが、類似したネタの「版権キャラで売春」スレ、いつのまにか落ちたな

116 :
スト2のリュウが娼館の用心棒になるって話が面白かったな

117 :
保守

118 :
娼館の女とコナ掛けられても落ちない娼館の用心棒かぁ…
「アンタ、玉無しなのかい」
「そういう訳ではないです」
「じゃあ何かい、商売女とはできないってのかい」
「それとも違います」
「じゃあなんなのさぁ」
みたいな

119 :
>>118
時代劇にもなりそうだね。無口な素浪人が用心棒になって…みたいな
「据え膳食わぬは男の恥って知らないのかい」
「オレは侍だ。……据え膳など食わない」
のような流れがありつつ、ラストあたりに一人で悪党一家を壊滅させて、人知れず立ち去るとか
その後はみんなで「お侍さん、どこ行っちゃったんだろうねぇ…」「……さ、みんなそろそろ時間だよ。仕事仕事!」「は〜い」
のようなやり取りがあってエンディングテーマが流れる…とか

120 :
>>119
ゲームの侍道2はもろにそんな話だったな。
娼婦じゃなくて芸者の店の用心棒だったけど。
最初はナンバーワン芸者に胡散臭い浪人扱いされてるけど、
チンピラ撃退したりで信頼度を上げると徐々に「先生」とか呼んでくれるようになる。

121 :
あは〜ん

122 :
保守

123 :
長い上着に超ミニにハイヒールが向こうのフッカーのスタイルだけど、日本でもそういう街娼が出てくればいいのに
貸金法改正で金を借りられなくなった主婦とかが候補かも

124 :
主婦だったら出会い系等での援交が主だろうね。生活困窮層ならそれによるコロッケ売春とか
あと主婦合コンでは派手でおしゃれな服装より、日常を感じさせるような地味目な格好の方がモテるんだそうだ

主婦で思い付いたんだが、家庭では優しいにこやかなお母さんが、実は高級娼婦だった、てのは萌えるね

125 :
娼婦は人目で分かったほうがいい。
ビッチという単語も浸透してきたので、金のない熟女は派手な化粧とかで下品なエロをばらまいて欲しい

126 :
>>125
確かに…。エロババアっていいよね

127 :
「主婦になりたいの!」, 「結婚して!」 独身者はご用心 ストーカー風俗嬢が増加しているゾ

男性客が風俗嬢につきまとう――。少し前まではこれが風俗界の主流だったが、いまは立場が逆転。
風俗嬢が客にストーカー行為をするケースが増えているそうだ。

フリーライターの神村雪雄氏が言う。
「不況のせいで、デリヘルやヘルスなどは客が激減。売れっ子でも月額50万円稼ぐのがやっとです。

そのため彼女たちは“結婚して安定したい”と考えている。結婚で幸せをつかんだ元風俗嬢のブロ
グを読んで専業主婦への憧れを強めています。20代のほか、29歳や39歳など大台を目前にした風俗
嬢もストーカー予備軍。もともと風俗嬢は精神的に不安定な子が多いため暴走しやすいのです」

目的が安定だから、相手の男性が独身であれば50代でもOK。優しそうなサラリーマンに
「お食事連れてって」、「ドライブに行きたい」 とコナをかけ、最後はホテルでしっかり本番させ
る。

ちなみに風俗で働き始めた理由は「親が病気だから」「弟を大学に通わせるため」とやむを得ない
事情があると説明する。そのほうが客が同情するからだ。

「客は軽い気持ちでセックスしたつもりでも、風俗嬢は本気です。男が冷たくなると1日に50回も
メールしてくるし、“夕飯を作ってあげる” と家まで来る。風俗勤めのため深夜に押しかけてくる
ので、男性は身が持ちません。

高級品をプレゼントする女性も多く、大金を使ったのだから何が何でも結婚してもらおうとしつこ
く迫ってきます。ある中小企業勤務で年収600万円の49歳の男性はデリヘル嬢につきまとわれた。
彼女は“あなたの収入の金額は関係ない。主婦になりたいの”と必だったそうです」(神村雪雄氏)

風俗嬢も保守的になる時代。不況は女心までも変えてしまった――。
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/18gendainet000133113/

128 :
娼婦に重要なのは女心より確実にイカせる技だ

129 :
>>125
派手な中年ビッチはいいね。いかにもって感じで。それで、慣れない酒を飲んで酔っ払った学生クンの腕をさ、路地裏からいきなり取ってさ、「デートしよっ」とか言って引っ張り回してハイ御休憩〜!みたいな流れで
次の日、大学の学食に行ったら、……ん?あれ?似てる……?いつも優しい学食のおばちゃんが、オレの童貞奪ったおばさんに……

続き投下しようかな…。エロ無い割に長いからアレなんだけど

130 :
>>129
おk
投下待ってる

131 :
>>130
ゴメン、>>84の続きがいいか>>129の妄想をふくらませた方がいいでしょうか

132 :
娼婦というからには煙草の吸い方も独特で、壁に持たれながら立つのも板についているはず

133 :
>>131
おまいさんの好きにすればいいと思う
84続きも待ってたし
129の妄想もよし・・・
自分なら、どちらも投下おk

134 :
では夜中にでも

135 :
>>84の続きです。今回もエロ無しの上、長いです。申し訳ありません…

136 :

「……それでね、お兄ちゃんね、宝くじのお金、何に使ったか言わないんだよ。言い訳ばっかしてさ、私に隠し事してんの。絶対ウワキしたんだよ…」
「はははっ、付き合ってないって言っといてさぁ、浮気って何よ?…もうさ、正直にデキてますって認めちゃったら?」
「だ、だからぁ、ホントに違うんだったら!」
「じゃあ不安なんだ?」
「も〜っ!ほのかちゃんしつこいよぉっ!」
お兄さんの話題で長々と盛り上がっている中(と言っても、まやちゃんによる悪口の独演会状態だったが)、テーブルの上に投げ置かれた携帯が、メールの着信を知らせる
「ほら、まやちゃん、ラブメールじゃない?これ。はははっ」
「っさいなぁ……。…………もう着いたって。…もぉっ、お兄ちゃんっていっつものそのそしてトロくさいんだから……」
まやちゃんは携帯をバッグにしまうと、ぶつくさと文句をたれながら、生まれたての子馬のようによろよろと立ち上がった
おしゃべりは若干回復しているものの、やはり体の中のアルコールは抜けていないようだ。立っているだけで脚はプルプルふるえて、首はゆらゆら揺れている
「まやちゃん、大丈夫なの?ホントに転びそうなんだけど」
「ん…もう平気。完璧にフッカツしてるから……」
と口では言っていたのだが、店の出入口に向かって進む彼女の歩みは、子供のよちよち歩きよりスピードが遅い。しかも千鳥足なものだから、今にも足をくじいて転んでしまいそうで、かなり危なっかしい
酔ってないと言う人ほど酔っている、の典型的な例だ
「まやちゃんっ、そんな歩き方してたらホントに危ないってば…。ほら、タバコ。忘れてたよ」
「ごめん…ありがと…。あ、そういえばお金…」
「私が払っておくから。今度会う時に返してくれればいいから。ね、だから早くお兄さんのとこ行こう?」
「お兄ちゃんはもういいよぉ……。タクシー呼んで二人で帰ろうよぉ……」
「あんた何言ってんの。自分でわざわざ呼び出したんじゃない」
「う〜、もうお兄ちゃんなんかしらない…。あんなのほっといても大丈夫だよぉ…」
「そうだね、大丈夫だね。わかったから、とりあえず早く行こ?ね?」
「う〜〜」
私はまやちゃんの体を支えながら、一緒に歩き出した。それにしても疲れる…。これから先、この子と飲みに行くのは、ちょっと考えた方がいいかも知れない……

137 :

エアコンの効いた店内から外に出ると、外の空気がむわっとした暑さをともなって、私の肌を苛む。汗腺がプツプツと広がるのが感じられて、非常に不快だ
店の前には白い車が一台停まっていて、側には背の高い男の人が立っている
「麻美ちゃん?」
人影が私達の方を向くと、早足で近づいてきた。まやちゃんを本名で呼んだあたり、きっとこの人が例のお兄さんなんだろう
「お兄ちゃん…、お兄ちゃん来るの遅いぃ…」
まやちゃんは私の手をするりと離れると、よたよたとした足取りで、お兄さんに駆け寄って行く。その姿は、さながら親を見つけた迷子のようだ
「バカバカっ。何でもっと早く来てくんないんだよっ。すぐ来いって言ったじゃんっ」
まやちゃんは悪態をつきながら、お兄さんの肩をべちべちと平手で叩いている。一方彼は普段からやられ慣れているのか、平然とした顔でされるがままだ
「何言ってんだよ、いきなり電話しといて。オレ麻美ちゃんのご飯作って待ってたんだよ?飲んでくるならちゃんと言ってくんなきゃ」
「うるさいっ。言い訳なんかしてっ。お兄ちゃんぜんっぜん男らしくないよっ
…私がさ、早く来てほしいって言ったのにさ、あーだこーだテキトーな事ばっか言ってさ、お兄ちゃん、ゴメンも言わないで言い訳ばっかしてさ…。お兄ちゃんウザい。ぜんっぜんやさしくないよ……うえっぷ」
「麻美ちゃん……相当酔ってる?」
「そうだよっ。だからお兄ちゃん、早く来てほしかったのにさ、遅刻の言い訳ばっかしてさ…。しかもウイスキーおいしいってウソまでついてさ……」
「あれ?麻美ちゃんウイスキーなんて飲んだの」
「飲んだよっ。でも辛くって臭くって、あんなの全然おいしくないじゃんっ。お兄ちゃんのうそつきっ」
「…あのさ麻美ちゃん、自分で酒弱いのわかってんのに、なんでそんなの飲んだの。大体オレ、確かに美味いって言った事あるけど、麻美ちゃんに飲めって言った覚えないよ。無理して飲まなくてもいいって、酒なんて」
「なんだよその言い方…。お兄ちゃん、私にお酒飲ませといて…、なんだよぉ…その言い方ぁ…」
「…いや、別にオレが飲ませたワケじゃねーし」
「〜〜〜っ!もういいよバカッ!これ以上しゃべんなボケッ!」
「はあぁ、全く……」
他人の目もははからず、会うなり早速痴話喧嘩ですか…。何してんのこの二人
盛り上がっている当人同士はさぞ楽しいだろうが、目の前で見せつけられている側としては、呆れを通り越して極めて不愉快だ
と言うか、屋外で言い争いを展開している為、通行人の目が気になってこっちまで恥ずかしいし
とりあえずまやちゃん達はもうほっといて、自分だけこっそり帰ろう…と思ったのだが、うっかりお兄さんと目が合ってしまった

138 :

「どうも…」
反射的に会釈をすると、お兄さんもバツが悪そうな愛想笑いをニヘラと浮かべて、軽く頭を下げる
まやちゃんが言っていたほどのブサイクではないが、いまいちパッとしない
優しそう…と言うより頼りなさそう、純情そう…と言うより子供っぽく見える。180cmはあるだろう高い身長が、かえってそれらの悪印象を助長している風に感じられる
なるほど、かわいそうだが、これでは女性に縁遠い人かもしれない
「おいっ!」
私が失礼な値踏みをしている最中、突然まやちゃんがお兄さんの頭を、本気でビビってしまうほど大きな音を立てて、思い切りひっぱたいた
「いてーなっ!」
「あの子ね、私の友達なのっ。エロい目で見んじゃねーよバカ!」
「何言ってんだよっ、違うって、そんなの」
「うそっ!絶対目がエロかったもん!お兄ちゃん、何で私の言う事にいちいち逆らうんだよっ、スケベッ。ホント信じらんない…」
「だから違うったらっ。挨拶しただけだろ?」
「また言い訳だよ…。バッカみたい。もうお兄ちゃんウザいよ、バカ…」
「はあぁ……。わかったわかった、いいから早く車乗ってよ。もう帰ろう?」
「…お兄ちゃん、あそこにいるほのかちゃんもお家まで送ってってよ。お兄ちゃん、今日はタクシーの代わりに呼んだんだからね」
「……うん?」
「…はっ!?い、いやっ、いいよいいよっ。一人で大丈夫だから…」
このバカ兄妹二人と一緒の車に乗れと?
本気で勘弁してほしい。車内という密室で、一人ぽつんと場違いな人間になるのはまっぴらゴメンだ
「ほら、お兄さんも迷惑だろうし…。ね、二人で帰りなよ?私はいいからさ」
「いや、別に構いませんよ。行き先を言ってくれれば送っていきますから、気にしないで下さい」
ああ…何て親切な人なんだろう…。でも余計な優しさは人を傷つけるだけだと知って下さい、お兄さん…
「ほら、お兄ちゃんもいいって言ってるしさ、乗ってきなよ、ほのかちゃん」
「さ、どうぞ。もう遅い時間ですから…」
お兄さんは、ご丁寧にも後部座席のドアを開けてくれて、よちよち歩きのまやちゃんは、私の腕を引っ張って車内へいざなう
「だ、だから、あの…」
「ほらほら、早く乗って?」
「麻美ちゃん、気をつけないと自分が転んじゃうよ?…さ、遠慮せず乗って下さい。暗いですから、頭を打たないように気をつけて…」
「…………はい」
負けた
二人がかりでの親切の押し売りに、負けた…
観念した私は、座席に座ると、目をつむって、ふぅ、と短いため息をついた
家に帰れるまでの時間、一体どうなる事やら……
私の頭の中は、やり切れない不安感で一杯だった

139 :

夜道を走る車の中に響き渡っているのは、カーエアコンが作動する音、わざとらしい口調で喋るDJのFMラジオ、それから、まやちゃんの寝息…いや、いびき…
「はは、寝てますね…」
「そ、そうですね…」
飲み疲れか、それともお兄さんが迎えに来て安心してしまったのか、まやちゃんは、助手席に座ってシートベルトを締めるやいなや、即座に眠りについてしまった
すやすや眠るその顔は、まるで天使のようにかわいらしい……が、それとは正反対に、ぐごごごご、とか、ぐがががが、とか、非常に豪快で男らしいいびきを大音量で発していて、だらしなくぽっかり開いたピンクの唇からは、ヨダレがアゴまで垂れている
まさしく百年の恋も冷める痴態だが、お兄さんは落ち着き払った様子で、何も言わずにティッシュで彼女の口元を、優しくふきふきしてあげている。見せつけてくれるなぁ
「はは…、すいません、やかましくしちゃって…」
使い終わったティッシュを小さく丸めて灰皿の中に入れながら、私に言った
別にお兄さんが謝る必要はないんだけど…
「あ、いえ…別に…」
「この子…やっぱりいつもうるさくしてますか?その……仕事場では」
「い、いえ、そんな事ありませんよ。明るくって友達作るの上手いし…とってもいい子ですよ」
「はは…、そうじゃなくて…、仕事中って言うか…その…お客さんにです」
「あ、ああ…。まぁ…少し…。あっ、でも最近はそうでもないんですよ?…まぁ、たまにそうなりますけど…」
「あはは…。そうだろうな〜って思ってたけど、やっぱ、そうですか…」
「まやちゃんから、聞いたんですか?」
「違いますけど……、この子の性格を考えたら、そうかな、って」
「性格って?…あ、そこ左です」
「あ、はいはい。……何て言うか……男の言う事聞かなきゃいけないとか、自分が男に何かしてあげるとか、そういうのが出来なかったんですよ。男を下に見てるって言いますかね…」
「そうなんですか?え〜、ちょっと信じらんないです…。だってまやちゃん、私達にはすっごく優しいし…」
「女の人には、そうみたいですね。でも男にはね…。なんつーか、そっちが言う事聞いて当然、みたいな感じで…」
「へぇ…。でも意外ですね…。なんか、ギャップありすぎって言うか…」
「元々はそんな性格なんでしょうけど、昔っから相当モテたみたくて…だからじゃないですかね。彼氏切らした事、無いらしいですし。中学の時から、色んな男に相当貢がれてたみたいで」
「そんなにモテてたんですか?」
「直接本人から聞いたわけじゃないけど、何もしなくてもメチャクチャモテてたらしいですよ
…まぁ、別に何もしてないのに、毎日毎日誰かに告白されて、高い物もらって、メシおごってもらったりしてたら、やっぱおかしくなっちゃうんでしょうね。羨ましいっちゃ羨ましいですけど」
「へ、へぇ…。でも、まやちゃんかわいいから…」
「ま、見てるだけなら性格なんてわかんないですからね」
「あはは、ひどいなぁ。…あ、次の信号、真っすぐで…」
「はいはい」

140 :


男にメチャクチャモテた、かぁ……
私の方がもっとモテてたよ!……と馬鹿馬鹿しい対抗心が若干芽生えたが、正直言って、私もちょっと羨ましい。まやちゃんと知り合う前の私なら、絶対そんな風には思わなかっただろうけど
確かに、私にはたくさんのファンがいた。でも、それはやっぱりモテているのとは違うと思う
応援してくれるファンの声援ではない。身近な男性や、周囲の人達が、恋愛や友情の対象として、直に接してくれる事
まやちゃんには、それがいっぱいあった。しかも、何の努力もしないで
私には、それが無かった。…いや、自ら進んで拒絶していたんだ

時折、義理の妹を見つめるお兄さんの顔は、何だかちょっとだけ、男らしく見える
羨ましい
……少し、嫉妬を感じてしまうくらいに

141 :
今回ここまでです。ご意見・ご批判・ご要望あれば、真摯に受け止めます

142 :

昭和のエロ小説といえば「チャタレー夫人の恋人」と「パリの蝶々夫人」

143 :
>>141
GJ
とにかく続きが気になるぜ

144 :
GJ!
続き気になってたんだ。

145 :
酒が絡む理由が理解出来ない。水商売と淫売は別物なのにな

146 :
いらっしゃ〜い。私でヌキ納めしてく?

147 :
>>146
げへへへ、姉ちゃんいくらだい?

148 :
>>147
本番はお年玉くれなきゃだめだよぉ…?

149 :
「パリの蝶々夫人」って娼婦のエロ小説だっけ?

150 :

ドストエフスキーって娼婦出てくるエロいの多いよな。
ほら、たとえば「罪と罰」とか「地下室の手記」とか

151 :
中学1年生の時に従姉(21)に1万円で
筆下ろししてもらって以来高校卒業まで
週に2回は財布片手に従姉ん家に行ってたな
ある意味風俗だよね

152 :
そんな金をどこから得ていたのか気になる……
話の生々しさといいひょっとしてヤクザか何かの息子か?

153 :
>>142
何で昭和が出てくるんだよww

154 :
>>151
地味に羨ましいな

155 :
>>149
フランスオペラだろ、アホ

156 :
>>151
実は惚れてたとかあるとドラマちっく。

157 :
毎週最低2万か…
中学生が良く出せたな…

158 :
バブリーな時代だったんだろう…

159 :
バブリーすぐる…

160 :
中学生の時にセックスの快感知ると
殆んどサル状態になるよな。

161 :
だがオナニーに落ち着く

162 :
保守がわりに思いつきを少し

163 :
ここ二、三年、仕事が忙しく、毎日のようにへとへとになって帰宅。そのため私の方からアレを拒否していました。
初めは何度も妻からの誘いがあったのですが、断り続ける私に怒ったのか、諦めたのか、そのうち彼女の方も何も言わなくなってしまいました。
それからずっとセックスレス。これではいかんと疲れた体にムチを打ち、今度は私から妻に何度かせがんでみましたが、何を今更、といった態度で、冷たく無視。
おかげで夫婦仲は険悪。元々私に起因する事とはいえ、仕事のストレス、妻に無視される精神的苦痛、溜まり続ける性欲。私はもう限界を迎えていたのです。
どんな形でもいいから、人肌が恋しい。溜まったモノをどうにかしたい。
と言うわけで、私は手っ取り早く風俗を利用する事にしました。安いラブホに入り、緊張で震える手で、前々からチェックしていた人妻デリ(苦笑)にTEL
どんな人が来てくれるんだろう?という期待感と、妻に申し訳ないなあ、と思う罪悪感、その他諸々の色んな思いがないまぜになり、これ以上無いほどに心臓はドッキドキでした
そんなこんなで待つ事約十分、ドアをノックしてやって来たのは、若干派手めなナリをした私の妻でした
……ナニコレ?現実??
予想もしない展開に、私の頭の中は真っ白になってしまい、身動き一つできず、呆けたままの表情で全身が硬直してしまいました。
それはやはりの方も妻も同じだったようで、部屋に入る時はにこやかな笑み(営業スマイルでしょうか)を浮かべていたのですが、私の顔を見るなり、顔から血の気が失せて、枯木のように立ち尽くしていました。
二人ともしばらくの間ぽかんと口を開けたまま棒立ちになっていたのですが、やがて私の目が妻の年甲斐もない短いスカート姿を認識しますと、海綿体が脳細胞から思考の主導権を奪い去ってしまったのです

164 :

呆然としたままの妻の腕を本能的につかみ、とりあえず時間がもったいないから、とベッドまで引っ張って行こうとしましたが、我を取り戻した妻は、先にシャワーを浴びたい、と言って抵抗。
そんなの気にしないでいいよ、とたしなめるものの、汗かいちゃったから、とのたまい、夫の言い付けを守らない始末です。
私としては一刻も早く妻を犯したかったのですが、一緒にシャワー浴びよ?の提案にしぶしぶ了承しました。ここらで折れておくのも、亭主の器でしょう。夫婦の間に妥協は付き物なのです。
とはいえ、久しぶりに見る妻の一糸纏わぬ姿です。白い素肌とぷるぷる小刻みに揺れるおっぱいを目にしますと、愚息は瞬く間にガチンガチンになりました。
浴室に入った途端、私は矢も楯もたまらず、全裸の妻を抱きしめ、唇を求めました。新婚当初とは変わり、些か肉がついている妻の体は、均整のとれたプロポーションを誇っていた若い頃よりも、圧倒的なエロチシズムに溢れています。
DKしながら洗いっこを楽しんでいると、妻の顔が股間に移動し、フル勃起状態のナニをパックン。私の知らぬ間に上達しまくった舌技で、快感神経はもう溶けまくりです。恥ずかしながら、男のくせに大きなあえぎ声まで出してしまいました。
ぶっちゃけもうこのまま果てても悔いはありません。むしろ頼む!と割と本気で思いましたが、意地悪くも、爆発寸前で妻のお口は剛直から離脱してしまいました。
イキたかった?と上目使いで尋ねる妻に、情けない話ですが、私は、お願いイカせて、と涙声で頼んでしまいました。すると妻はニコっと笑って、じゃあベッドで出そうね、と言って立ち上がり、バスタオルで俺の体をふきふき。私もお返しにと、妻の体をふきふきしました。
あ〜、そういえば妻の体を拭いてあげるのなんて、これが初めてかも知れません。

165 :

そして、シャワーから出た後は、イチャイチャチュッチュしながらベッドにドサッと倒れ込みました。柔らかで滑らかな妻の体は、触れているだけで気持ちいいものがあります。
ベロチュー→耳→首筋の流れから、巨乳ではないがぷるるん柔らかな胸にむしゃぶりつきながらもみもみ致しますと、切なげなかすれ声が、真っ赤な紅をさした唇から漏れてきます。
股間に手を伸ばせば、そこはもうすでにヌルヌル。
ぬめった穴に指を出し入れすると、ぬちゃぬちゃとかちゃぷちゃぷとかいった感じの、淫らでいやらしい、濡れた音が聞こえます。
調子に乗って指をぐりぐり動かしますと、あえぎ声を出しまくり、体はねじりまくり、尻を浮かせまくりで、妻はもう大変に乱れてしまいました。
そんな妻が全くかわいくって仕方がありません。私はなぜこんな女性を、忙しいからと言って放っておいたのでしょう。いじらしく中指を食いしめる膣の感触を楽しみながら、心の中は後悔と反省で一杯になりました。
そうこうしてる内に、妻が息を弾ませながら、もう出したい?と聞いてくるので、素直にうん、と頷くと、妻は私の体に跨がってきました。
あなただから特別だからね、ナイショにしてね…と言って腰をおとし、ずぬずぬと生合体!久々に味わう妻の中は最っ高〜〜〜に気持ちよかったです!
結局、三回連続で中出し昇天。時間ギリギリまで妻と愛し合いました。

それ以来、紆余曲折ありましたが、我々夫婦の仲は円満です。もしかすると、新婚当初よりラブラブかも知れません。
仕事も落ち着いてきたので、家にいられる時間も多くなり、時間を見つけては妻と外出をし、以前はノータッチだった家事も、積極的に手伝うようになりました。それから一番嬉しい事に、子供も授かりました。
ご近所の間では、私達は仲良し夫婦と呼ばれているそうです。
仕事も順調、家庭も円満、子宝にも恵まれ、私は今、この上ない幸せを実感しています。
しかし、ただ一つ、問題があるとすれば…
私は妻を買わないと、全く燃えなくなってしまったのです。
その為、私がしたくなった時には、妻が出勤した後、妻を自宅に呼ぶ、という非常に難儀な事をしなくてはなりません。
そんな私に妻はあきれていましたが、彼女もこの尋常ならざる交わりにあらぬ興奮を抱いているようで、以前とは比べ物にならない程、悶えるようになっています。
結局、妻はまだ「アルバイト」を続けています。
私自身、このような夫婦生活は異常だと理解していますが、私達の仲が円満である以上、これが我々のあるべき姿なのだと受け入れ、妻には今の仕事を頑張って続けて欲しいと思っています。
…まあ、時々他の人妻サンを利用させてもらっている事は、妻には絶対秘密にしておかなければいけませんが。

166 :
おそまつ

167 :
>>166
GJ
素晴らしい

168 :
GJ!
デリ呼びたくなったぜ…

169 :
GJ

170 :
お兄様、あの女は昔女郎だったのよ!

171 :
今現在じゃないなら関係ねえな

172 :
援助交際ネタってダメかな?

173 :
>>172
ありだと思う

174 :
保守

175 :
娼婦物発見
【痴女】淫乱な女の子でエロパロ・3【絶倫】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1236449416/l50

176 :
「まったく、こんなに暇じゃあ商売あがったりだよ…
まったく最近みんな来ないけど、どうしたもんかねぇ…」
なんて事を言っている娼婦のお姉さん。

177 :
保守

178 :
疲れてんのかな・・・
>>176を見て泣きそうになった
お姉さん!上手い文は書けないがちゃんとこのスレ見てるからな!

179 :
ほしゅ

180 :
ほしゅ

181 :
ほしゅ

182 :
保守

183 :
意味ありげな笑みで入るか入らないかギリギリの素股保守

184 :
>>183
ああ、そんな事されたいね…。
「ほらほーら、動いちゃダメよ…入れたらダメだからさ」
とか言いながらオチンチンのカリ首までビラビラで擦り上げてくるの。
腰を動かすと合気道の達人並みの動きでスススと逃げられる。
そんなベテランの美人お姉さん娼婦のパンツの中で出させて欲しい。

185 :
>>184
その状態で追加料金持ちかけられたら、間違いなく払っちまうんだろうなぁw

186 :
「追加料金?取るわけないじゃん…
だけどまた来て指名してくれるよね?」見たいな事言われてぇ。
汚れちゃったから良かったらあげるわ…
ってスマタでお姉さんの愛液と自分の精液でまみれたパンティお土産にくれたり。

187 :
「もっとお金出してくれたら入れさせてあげるよ」とかいいねえ。
で、了承しない限り寸止め地獄とか。

188 :
ヘルス行きたい保守

189 :
口でゴム付けてもらいたい保守

190 :
>>189
口でつけてもらうと萌えるよな

191 :
age

192 :
age

193 :
「ふーん、今日はお口でして欲しいんだ
お兄さんって結構アブノーマルな趣味してるんだね
ふふふ、主導権はどっちがいいのかな?
私がお兄さんのペニスを出し入れするのがいいのか
それともお兄さんがペニスを出し入れするのがいいのか?
え、一緒に聞こえる?
アブノーマルのお兄さんは後の方が良いんだよね、きっと。
口でコンドーム付けろなんて言う位だし
ん、じゃあまず一回目は私が気持ちよくしてあげるから、
それで興奮したお兄さんは私を滅茶苦茶にしたくなって
私の口マンコをガンガン犯すって筋書きでいいかな。
え、お兄さんそういうのは駄目な方?」

194 :
ドイツにある巨大売春宿
http://mediabox.blog38.fc2.com/blog-entry-5999.html
・・・オープンで明るい印象なのはさすが欧米だなって感じだ。
海外のそういうの好きな人って、
日本ほど暗さを感じさせないから良いって人多いらしいね。

195 :
高一の時に兄貴の知り合いの先輩(女)に
呼び出されて体育館に連れてこまれて
「◯◯君って童貞なんでしょ?」って
言われていきなりディープキスされた
慌てる俺の右手を先輩は自分のおっぱいに
押し付けて「これだけでギンギンになってる」
って言いながら俺のテントを撫で撫でしてきた
初めての体験に興奮しまくってると
先輩が「5000円でフェラしてあげるし、10000円で
童貞卒業させたげる。毎月50000円払ってくれるなら
セックスフレンドになってあげる…どう?」
って俺のテント撫でながら耳元で囁いてきた
あの日以来俺のバイトの時間が増えた

196 :
安いな…。格安ソープのおばちゃんと同じ値段だぞw

197 :
援助交際なんてそんなもんかもしれませぬ。
まあリアルビッチが降臨したスレ見たことあるけど
中学時代に500円でフェラしてたとか言ってたな。

198 :
畜生っ! 何で俺の周囲にはそんなビッチがおらんかったんや!?

199 :
黒髪の女性を買いたい…風俗の茶髪率は異常

200 :
この↓ブログ読んでたら、
風俗店で働く女店員モノってのもなかなかいいんじゃないかと思った。
http://bkkfallenangel.blog134.fc2.com/

201 :
給料日が待ち遠しいage

202 :
抱くなら、現代の風俗嬢と江戸時代の花魁とファンタジーっぽい中世の娼婦、どれがいい?

203 :
>>202
中世の娼婦がいいなぁ…

204 :
江戸の花魁がいい

205 :
>>202
中世か現代

206 :
ミニスカガーターの立ちんぼを買いたい

207 :
>>206
いまどきのあったかい季節じゃなくて…もっと寒い時期で、
防寒具って言ってもうっすいコート一枚羽織ってるだけの
ミニスカガーターの立ちんぼのお姉さんを買って…
「アソコ凍り付いちゃってたらゴメンネ…」なんてジョーク言われながら。
お姉さんが暖まるまでハッスルしてあげたい。
「寒いトコ立ってた所為で体ガチガチだからさ、先シャワー浴びていいかな?」
って聞かれたけど…
イヤって、その冷えた体にそのままむしゃぶりつきたい。

208 :
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 娼婦!娼婦!
 ⊂彡
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 真っ赤なルージュ!真っ赤なルージュ!
 ⊂彡
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 アイシャドウ!アイシャドウ!
 ⊂彡
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 チューブトップ!チューブトップ!
 ⊂彡
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 ホットパンツ!ホットパンツ!
 ⊂彡
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 ガータストッキング!ガータストッキング!
 ⊂彡
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 ピンヒール!ピンヒール!
 ⊂彡
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 娼婦!娼婦!
 ⊂彡

209 :
何だこの熱い雄叫びはwww

210 :
つまりラメ入りアイシャドウにマスカラと付け睫でバッサバッサなアイライン、真っ赤なルージュをリップに引いて安物の香水の匂いをプンプンさせる濃い化粧、
胸の谷間を強調するチューブトップにお尻の形がくっきり浮かぶパツンパツンのホットパンツとそこからスラリと伸びる脚を包むガータストッキングを履き、
5インチ以上のピンヒールでツカツカと腰をふりふり歩いてる娼婦に「ショートで2000、ロングなら5000でどう?」なんて誘われたいわけですよ。
不細工ではないが美人でもない、たいして可愛くない顔を濃いメイクで誤魔化してる娘とイチャイチャしたいですね。

211 :
それはときめくなあ

212 :
田舎の素朴で垢抜けない娼婦が都会から来た客により色々と教えられて、派手にケバくなってくってのも萌え。

213 :
>>212
SS的には初期、中期、その後って感じになりますかね?
行くたびに段々と…

214 :
あー娼婦買いたい。風俗と娼婦は別腹

215 :
このスレを見かけただけの花魁物が好きなSS書きがちょっと通りますよ。
やっつけ仕事レベルの寸止めですが、スレ活性化のため投下させてください。
※注意
花魁物、百合(新造×駆け出し花魁)
いきなりヤり始めて途中でぶつ切り
機械歌姫の某歌をイメージしてますが、わからなくても大丈夫だと思う
あと、普段書いてるのとはまったく違うエロなので抜けないと思う。すまんこ。
携帯からだから不手際あったらごめん。

216 :
桜の花が、満開となった自身を誇示するかのように、月光をあびて輝いている。
江戸は吉原、早春の日。季節よりは少し早い、桜の木が吉原仲の町へと植えられていた。
「……きれい」
ぽつりと呟いたのは、結い上げた髪も初々しい、新造のお鈴。
肩上げのついた赤い着物を軽く羽織っているだけで、その体は大部分が桜と同じように月明かりにさらされていた。
まだ毛も満足に生え揃っていない肢体の胸の膨らみは未だ甘く、申し訳程度に曲線を描いている。
その幼さに似合わず、頂点の桜貝のような突起は粘液で濡れていた。身体全体もやや汗ばんでしっとりとしている。
髪も少し乱れ、簪が畳に落ちていた。

217 :
お鈴の視線の先にある光景は、なんとも幻想的なものだった。
べんがら格子の枠の間から白く浮かび上がる桜を背に、窓枠にもたれる女。
赤地に市松模様と飾り紐をあしらった着物をだらしなく羽織ったその姿はお鈴のものと似ているが、匂いたつ色気が一線を画している。
それは間違いなく、男を知った身体が纏うものだ。
洗いざらしの長い髪を左右二つに雑に結っただけなのに、まるで計算されつくした美人画のようだ。
乳房はぷるりと柔らかな弾力があり、薄い茶色の乳首は尖っている。
足の間からとろりと滴れてくる愛液は、二人のそれがと唾液が混ざったものだ。
「は、ぁ……鈴……」
「……ん?」
鈴は返事の代わりに胸へ口付けた。きゃう、と鳴く声が愛おしい。
知らぬ男が鳴かせたこの声を、襖越しに聞いてた日々がすでに懐かしく思えた。
「あっ……あ、ん!」
乳首を濡れた舌でつつき、嬲る。少女の手のひらにぎりぎり収まる乳房は、しっとりとしてなんともいえない柔らかさだ。
身体を震わせて快感を堪える女の両手が鈴の頭を抑える。こつん、とまた簪が床に落ちた。
「そんなに、ん、ちくび気持ちいいの…?姉様」
「あっ!!やぁ、鈴!そこぉ…」
唾液をできるだけからませてから吸い付くと、女は全身を強ばらせた。
いやらし、と口には出さずに鈴は自らの胸を女の胸に擦り付けた。
柔らかく滑らかな少女達の胸が擦り合わされれば、唾液を潤滑油として乳首も擦れる。
「あっ…!うんん、は、ぅ……」
「ん、あ……やぁ、いいよぉ……」
吐息と共に唇が触れ合うほどの距離、熱く紅潮した頬、お互いの体温と感触。
二人は再び股間を濡れさせた。
「あは、……姉様、もっかい気持ち良くなろ…?」
鈴は傍らに落ちている、濡れぼそった張り型を足で引き寄せた。
それを見た女の顔が強張る。
「なに?姉様…これ、きらい?」
「す、好きなんかじゃ…ない、もん……」
「うそつき」
鈴の右手が女の下腹部に伸びた。
ししどに濡れたそこは、ぬちょぬちょと音をたてて触れられる事を喜んでいるようだ。
子豆状の突起を摘むと、わかりやすい喘ぎが耳元で聞こえる。
「やーっ…!!あっ、あっ!鈴ん、それやぁ…!」
「嫌、じゃあないでしょ?もっと、でしょ?」
「あんん、は、んぅっ!」
くりくりと指でこねると、女の身体がびくびくとはねた。
すでに限界らしく、涙を浮かべながらしがみつくその表情には、いつも男達に見せるそれとはまったく異なり、十代の少女らしさをありのまま浮かべていた。

218 :
携帯からでろくに考えず投稿したら2/4で終わってしまった。改行も変だと思う。
本当すまん。しかも寸止め。
以下ROMに戻ります

219 :
GJ、貴重な花魁物だヒャッハー
このスレ的には、お金のやりとりがあるともっと萌えるな
鈴がこつこつ貯めたお給料を握って、「お姉様、大好きです!30分コースお願いします!」とかw

220 :
ごめん、お金どうこうはスレ関係無く俺の趣味だった

221 :
お姉さまの新人指導かと思いきや、逆にお姉さまをやり込めちゃうなんて…。
この鈴って娘…末恐ろしい。
ぜひとも気が向いたら続きもよろしゅうに。

222 :
金髪碧眼の白人遊女とか萌え。結い上げた金髪に、白い肌に映える真っ赤な緋襦袢……
大店の若旦那に身請けされて愛妾として囲われ、末永く可愛がられるとか(´ω`*)

223 :
保守
セクサロイドは……スレチか

224 :
書き込み少ないし、保守ネタ代わりにいいんじゃね

225 :
>>223
金払うシステムならスレ違いにもならないでしょう。
売春が違法でもセクサロイドは合法となれば
それを利用した商売できるようになるかもしれんのだ。

226 :
うーむ。自分で書いといてなんだが、セクサロイドで売春婦ネタは難しい。
何せ多くの場合、個人の所有者が居て、それに帰属する性奴隷的スタンスなので、不特定多数と関係を持つって展開というかシチュがやりにくい。
『パラサイト・ドールズ』ってアニメにはフッカーとして立ちんぼやったり、高級娼婦やってるセクサロイドが登場して、萌えたしエロかったが……
登場したセクサロイドの「夢を、買いませんか」という台詞が良かったなあ。
後、『男に奉仕するのは人間の女にもできる。セクサロイドは男に奉仕させる』って設定も素晴らしかった。

でもセクサロイドならではのビニールのような透明感、プラスチックのような滑らかさ、金属質の光沢など、サイバーなエロティシズム溢れる格好をした売春婦っていいかも。
人間の肌にはないそれらの質感を持つセクサロイド娼婦と、それに性欲を催すフェティシストな客とか……書いてみたいな。

227 :
>>226
人間の女では絶対に味わえない快感、完璧な美貌と肉体、
電磁記憶による「お客様のデータ蓄積」により、どんな趣向を好むか
完全に理解したサービスの提供、リピーターほどより強い快感が得られる…
となれば結構いけそうな気がするw
個人所有ではなくて風営法で許可受けた業者しか所有できないとか、
あるいは市販品とは比較にならないほど最先端なセクサロイドが
この風俗店だけにあります、てな設定でもよろしかろ。

228 :
より殿方の嗜好にあわせるためのシステムを組み込んだ結果、本気で好きになってしまう。
しかし、セクサロイドの絶対の命令『マスターの命令が第一』と矛盾し、狂い始める。
一度は逃げ出そうという話までしていたが、ある日その客が来店すると、
メモリーをリセットされ、初対面の様にふるまう彼女の姿が。
「こうですか?私は寝取られも大好きです」

229 :
あー、もう、こんだけ暑いとアレだね
お姉さん買って、部屋に篭って
二人で大量に汗かきながらHして気だるくすごしたい。
部屋もクーラーなんて気の利いたものなくて…
天井で回ってる大きな扇風機とかで
窓はあっても嵌めし窓なんで開かない。
シャワーはお湯が必ず出るとは限らず使ってる最中にでも水になっていく。

230 :
扇風機いいな。気だるい感じが増して

231 :
娼婦フェチの旦那に身請けされ、愛人として囲われた後も、ケバいフッカールックで街に立ち、旦那さまに毎晩『買われる』娼婦。

232 :
たまに他の客に買われるのも一興

233 :
>>231-232
今日は『買え』なくてアイツは今頃……と悶える旦那を幻視したw

234 :
幾らで買われた?とか、
どんなプレイをした?とか、
嬉々とした旦那から根掘り葉掘り聞かれる娼婦

旦那→『娼婦』の愛人が好き。
愛人→愛人として旦那だけに抱かれたい。

235 :
金髪碧眼花魁萌え

236 :
馴染みの客がこなくて寂しそうな娼婦がいる。
どうしますか?

237 :
   ・スルー
レア ・言葉をかける
   ・黙って肩を抱き宿に連れ込む

238 :
保守

239 :
hosyu

240 :
夏になると黒のストッキングを履いた娼婦が、夏休みを満喫しているボウヤを誘惑し
二時間後には娼婦の身体、特に黒のストッキングにボウヤのザーメンが掛かった姿で
ボウヤを見送る娼婦を思い浮かぶ。

241 :
ボウヤ…こんな昼間にこんな通り歩いてて大丈夫なのかい?
学校の時間じゃないのかい?
え、あ、そうか…夏休みか…
こういう仕事してるとそういう感覚無くなってねぇ、ふふふ…。
あたしもちゃんと学校行って勉強してればこんな仕事についてなかった…
あ、この仕事のこと嫌いなわけじゃないんだけどね。
まあ偶にふと思うわけさ…
まあ、こんな時期にボウヤ一人でこんなトコに来てるってことはさ
彼女居ないんだろう…ふふふ
友達と一緒に来るのも恥ずかしいし…
2学期デビューってヤツかね…そう言うの嫌いじゃないよ…
まあホントはこういうオバサンじゃなくて同級生の彼女とデートしてさ
ああっ、暑いと愚痴っぽくなるねぇ…
さて…あまり私ばかり喋ってるのも何だしさ…まずは第一戦といこうじゃないの

242 :
>>241
GJ

243 :
バニーガール娼館。
ウサギさんたちはお客様に赤黒い『ニンジン』をおねだり。ウサギさんたちはとってもいやらしくて、『ニンジン』が食べたくてしかたありません。
ウサギさんたちは寂しがり屋。好きなお客様が来てくれないと泣いて目を真っ赤にしちゃいますが、お客様が来ても嬉しくて泣いちゃいます。
ウサギさんは時々お客様に買われて巣の外に出ます。でも外に出た後もお客様、いえ旦那様に飼って頂かないとウサギさんたちは生きていけません。
ウサギさんはとても幸せです。旦那様に飼われて、暖かくきれいなお家で暮らしていけるから。何より大好きな優しい旦那様のそばにいられるから。
ウサギさんは子沢山です。愛しい旦那様の『ニンジン』をお腹いっぱい食べたから、赤ちゃんをいっぱい生みました。旦那様もとっても嬉しそうです。
ウサギさんは真っ白なドレスを着ます。旦那様のお嫁さんになるからです。同じウサギさんたちから祝福されながら神様の前で誓います。永遠の愛を。

244 :
ドレス姿の娼婦と膝下程の長さがあるタイトスカートを履いた娼婦。
どちらも黒の下着とバックシーム入りの黒ストッキングを着用している。
「ボク、一緒に遊ばない?」
さあ、どちらと遊ぶ?

245 :
>>244
「ゴメンナサイ、相手待たせてるもので…」と
他に女がいる様に匂わせつつ断わって、
2人のジェラシーを煽って、2人共に相手してもらう。
もちろん娼婦の2人を脱がすような無粋なことはしない。

246 :


247 :
歳をごまかそうとする濃い化粧とエロ下着がいじらしい、40代の熟れたBBA娼婦。
最近馴染みになったマザコンっ気のある若い男に夢中になってる可愛いBBA娼婦。

248 :
保守ついでにまだ途中だけど小説を投下するよ。
ストッキングの娼婦
ここは小さな繁華街。
メインストリートにはソープランドが連なる店がたくさんあるが、客は大人の男性が入っていく。
メインストリートの手前から右に曲がり少し入ると、通りの入り口には
「子供が安心して抜けられます」と書かれたアーチが見える。
その通りには二階建ての木造が立ち並び、二階のベランダには幾つかの女性の下着が干してあり
少し強い風が黒のストッキングをなびかせる。
店の入り口には胸の谷間が見える程の服を着た若い女性達が、客が来るのを待ち構えている。
今日も好奇心旺盛な子供が、この通りを通る。
すぐに美しい女性達が子供を手招きしていく。
「可愛い坊や、いらっしゃい。アタイと大人のゲームをしない?」
「アタイの方がう〜んとサービスしてあげる」
やがて子供は女性達に腕を掴まれ、強引に店の中へ入っていく。
店の中のカウンターには、スリットが入ったドレスを着た30代前半の女性マスターが立っている。
髪型はロングヘアーを束ね、外観は少し化粧が厚い程度だが、容姿は端麗で少し細い程度だ。


249 :
ストッキングの娼婦2
「あら、いらっしゃい。坊やはここが初めてかい?だったら、千円から払えば色んなサービスが出来るわよ」
マスターがウインクしながら説明すると、子供は渋々千円札をマスターに支払うが
マスターは胸の谷間を子供に見せびらがしながら、説明を続ける。
「坊や、もし一万円払ったら凄いサービスをしてあげるわよ?」
「でも、僕は一万円札なんて持ってないよ」
「あら、残念ね。じゃあ、後ろを見てごらんなさい」
子供は首を横に振りながら、マスターの更なる誘いを断ったが
断られたマスターは一瞬残念そうな顔をしたものの、すぐに笑顔が戻り
子供に後ろを向ける様に指示をし、彼が後ろを向くと
後ろには立ち並んでいる女性達を待っていた。
「さあ、お相手は誰にするか決めてごらん?」
ズラリと立ち並ぶ女性達が胸の谷間を見せたり、ストッキングに包まれた脚を見せたり
スカートを捲って下着を見せ付け、子供を誘惑し続ける。

250 :
続きはまた後日にします。

251 :
うーむ…期待してお待ちしております。
さすが娼婦のお姉さんだ…焦らすのが上手いなぁ

252 :
続きです。
ストッキングの娼婦 3
「ほ〜ら、胸の谷間に挟まれたいだろ〜?」
「美しい脚をしゃぶり付きたいでしょ〜?ほらほら」
女性達が一生懸命にセックスアピールを強調させ、頬を赤らめている子供を誘惑している中
一人、白いドレスを着た女性が大人しい感じで、子供を見つめている。
「じゃあ、この人でいいよ!!」
子供が指差したのは、膝丈の長さがある白いドレスを着た
ウェストが細く胸が豊満な茶髪の長髪の女性、明美(あけみ)だった。
子供は照れながらも彼女に歩み寄る。
「あら、明美の方をご指名ね?それじゃ、明美。坊やを二階に案内して」
マスターが二階に上がる階段を指差しながら、二階へと案内する為に階段を登る。
「分かりました。さあ、ボク。ちょっといらっしゃい?」
「う、うん・・・」
明美は子供の手を優しく握り、手を繋いで二階の階段を登る。
階段を登る途中に子供が顔を見上げると、先に誘導する明美のスカートの中から
セクシーな黒下着と黒ストッキングの淵がチラリと見える。
「あ〜ん、あの子は女心が分かってないわ〜」
「本当に女性の見る目が無いわよ!!」
「こうなったら、外で坊や達を誘惑しましょ!!」
「さあ、坊や達。アタイ達と遊ばな〜い?」
下にいる女性達は不満を漏らしながら、外で他の子供達に客引きを行い続ける。

253 :
ストッキングの娼婦 4
「坊や。千円だけでは特別なサービスは出来ないけど、3回ぐらいは抜けられるわよ?」
「それじゃ、この部屋に入ろうか?」
一方、二階ではマスターが意味深なシステムの説明を行い、子供は明美に連れられて部屋に入っていく。
部屋の中は畳が敷かれ、上に麦茶のペットボトルが置かれたテーブルと、清潔で綺麗な布団のシーツが敷いてあり
部屋の隅には部屋干しされている黒のストッキングが、子供に性的な興奮を促す。
「それじゃ、服を脱ぐわね?」
そして、明美は白いドレスを脱ぎ始め、身に着けた下着が露わになり
彼女の身体には黒に統一されたビスチェ、ショーツ、ガーターストッキングを着用し
子供にとっては味わった事の無い興奮を覚え、幼い肉棒に徐々に欲望が集まり、益々大きくなる。
「よし、坊やの服も脱ごうか?」
「う、うん・・・」
明美の落ち着いた手つきであっという間に子供の服を脱がし、彼のパンツを脱がした時
少し大きくなった皮を被った、幼い肉棒が姿を現し始める。
「あら、こんなに大きくなっちゃって・・・。それじゃ、アタイの上に乗ってごらん?」
明美はテーブルの近くに座り、自らの上に子供を抱きかかえる様に乗せて、可愛い肉棒を触り始める。
指先には彼の鈴口を撫でるように刺激を与える。
子供の顔には肌触りが良いビスチェに包まれた乳房が触れ、腰にはストッキングの肌触りが
皮に包まれた幼い肉棒に欲望が高まり、益々肉棒が大きくなり皮を剥けようとしていく。
「あっ、明美さん・・・。そこは!?」
「どうだい、坊や。気持ちいいだろ?それじゃ、坊やのオチンチンの皮を剥いてあげる」
「ああ・・・」
ムクムクと大きくなった肉棒の鈴口を指先で撫でる度に、亀頭が皮を剥け始め
それに支援をするように指先をつまみ、皮を剥いていく。
皮を剥いた瞬間、子供の中に痛みと同時に電気が走る様に、更なる快感が走る。
「あっ、き、気持ちいい・・・」
「おっ、剥けてきたじゃないか。今度は気持ちいい事をしてあげる」

254 :
ストッキングの娼婦 5
明美の右手がゆっくりと上下に動かす度に、肉棒を刺激を与え続け
鈴口の奥から欲望が込み上げていく。
子供の額から汗が噴き出し、息が荒くなっていく。
「な、何だか出そうな感じがする・・・」
「あら、もう射精しそうなのかい?」
「しゃ、射精って何・・・?」
「見れば分かるわよ」
そして、明美の右手の動きを早め、上下に動かす速さを上げる度に肉棒を更に刺激を与え続け
やがて、鈴口の奥から子供の樹液が出口を求め駆け上がる。
「あっ、出る!!」
「ほら、射精しちゃえ!!」
「うあっ!!」
その瞬間、子供の肉棒から真っ白な樹液が元気良く飛び出し、身体がピクンと動きをする度に
樹液が肉棒から大量の樹液が噴き出してくると同時に、彼の身体に快感の電撃が走る。
その樹液は明美の右手や子供の下腹部と肉棒に掛かり、白く染まっていく。
「これは何・・・。僕のオチンチンから白い液が出てるよ・・・?」
「坊や、これは精液と言って坊やの赤ちゃんを作る素だよ」
「えっ、僕の赤ちゃん?どういう意味・・・?」
「分かり易く言えば、坊やのオチンチンをアタイの様な女性の中に挿入して、精液を出すと赤ちゃんができるんだよ」
「でも、どうやってやるんだよ、それ?」
「残念だけど、今は教える必要は無いわ。でも、次に来る時に一万円くれたら教えてあげる」
「チェッ、ケチだなあ・・・」
明美が説明をしながら、右手に掛かった子供の樹液を綺麗に舐め取り
彼の肉暴と下腹部をウエットティッシュで、樹液を綺麗に拭き取る。
「明美さん、僕の精液を舐めて汚くないの?」
「坊やの精液は綺麗だから大丈夫よ。それじゃ、布団に入ろうか」
明美は子供を抱きかかえ、隣に敷かれてある布団のシーツへと運ぶ。
「それじゃ、二回戦でもやろうか?」

255 :
続きはまた今度にします。

256 :
しまった!!肉棒が肉暴になっちゃった。ごめんなさい。

257 :
>肉棒が肉暴になっちゃった。
有る意味間違っていない


258 :
GJ!!
続き待ってるよ!

259 :
それでは、続きをどうぞ。
ストッキングの娼婦 6
明美は子供を布団のシーツに置き、元気がなくなった肉棒を咥え始め
鈴口を舌でなぞる様に舐め続ける度に、彼の肉棒に再び勢いを取り戻す。
「あっ、こ、こちょばいよ、明美さん・・・」
「あら、元気になったじゃないか。それじゃ、アタイの脚でマッサージしてあげる」
明美は横から子供の身体を抱き寄せながら、黒のストッキングに包まれた右足を使い
太腿を肉棒を撫で始めると、ナイロン生地のストッキングの肌触りが、肉棒に更なる刺激を与える。
明美の右足が上下に動く度に、肉棒には今まで味わった事の無い快感が走り続ける。
徐々に鈴口の奥から樹液が込み上げ始め、早くも限界に達しようとした。
「あ、明美さん、僕、もうダメ・・・」
「えっ、もう限界なのかい?アタイが受け止めてあげるから、横になりなよ」
そう言うと二人は横に寝転がり、明美は子供を優しく抱きしめ
彼女の胸には彼の顔を受け止める形になり、彼の肉棒は彼女の両脚に挟まった。。
「さあ、坊や。イクまで腰を振ってみなよ。何も考えずにひたすら腰を振り続けるんだ」
「う、うん・・・」
子供は明美の言い付けを守り、無我夢中に腰を振り始めると
彼の肉棒を挟んだ両脚が、肌触りの良いストッキングの生地に触れる度に
彼の肉棒に刺激を与え、鈴口の奥から樹液が込み上げる感覚を覚え、限界に達しようとする。
「も、もうダメ!!また出ちゃうよ!!」
「さあ、思いっきり射精するんだよ!!アタイの脚を坊やの精液で白く染めるんだよ!!」
「ああっ・・・!!」
その瞬間、子供の肉棒の鈴口から白い樹液が噴き出し、彼女の太腿に樹液が掛かる。
彼の肉棒がピクンと動く度に、黒ストッキングに包まれた彼女の両脚の太腿に
大量の白い樹液が掛かり、太腿とレースの刺繍を施されたガーター部の淵、その上の白い肌の部分に白く染める。

260 :
ストッキングの娼婦 7
「ハア、ハア・・・。す、凄く気持ち良かったよ・・・」
「あらあら、こんなにも射精しちゃったわね?」
ストッキングの生地に染み込み切れず、太腿に残っている白い樹液を彼女の指先で軽く擦り付け
ストッキングの生地に染み込む度に、色合いが違うシミが出来る。
子供が二回目の樹液の発射で息使いが荒くなっていく間にも、明美は彼の上に跨る体勢になり
勢いが無くなった肉棒を彼女の黒ショーツの秘穴部分に当て、素股プレイの準備に取り掛かる。
「それじゃ、最後の三回戦をしようか?」
明美の体が上下に動かし子供の肉棒を下着に擦り付け、シルク製の下着の心地良い肌触りが
肉棒に刺激を与え、徐々に肉棒の勢いを取り戻していく。
「き、気持ちいい・・・!!
「どうだい、気持ち良いだろ?今度はアタイの口の中に出してあげるよ」
明美の頭部が子供の股間に近付き、素股で大きくなった彼の肉棒を
彼女の口に亀頭を咥え、頭を上下に動かしながら舌を鈴口になぞる様に愛撫を始める。
「はうう・・・、そ、そんなに動かしたら、もう・・・」
「あふ、うん・・・」
子供の忠告を無視をするかの様に、明美の執拗なフェラを止める事は無く
頭部を上下に動かし、舌で亀頭を愛撫を続ける。
やがて、限界が近付き始め射精の鼓動が肉棒に響き渡る。
「うっ、も、もうダメ・・・」
「うん、あふ、んぐ・・・」
射精が間近に気付いたのか、明美の右手が子供の肉棒を握り素早く上下に動かし始める。
鈴口の奥から白い樹液が込み上げ、刻々と射精のカウントダウンが開始される。
「も、もうダメ・・・。出る!!」
「さあ、射精しなよ。坊やのザーメンをアタイの顔に掛けるんだよ!!」
「あ、ああ、で、出る、ああっ!!」
その瞬間、彼の肉棒の鈴口から大量の白い樹液が勢い良く噴き出し
彼女の顔にその樹液が掛かり、肉棒から何度も噴き出す樹液が彼女の顔を白く汚していく。
欲望と快楽を解き放った彼の表情から、恍惚とした表情を浮かぶ。
「はあ、はあ、はあ・・・」
「あん、こんなに射精しちゃって・・・。全て飲み切れないわよ」
顔から垂れ下がっていく樹液を指先で掬い、丁寧に舐め取る明美は
嬉しそうな表情を浮かべながら、樹液が付着した彼の肉棒を綺麗に舐め取っていく。

261 :
ストッキングの娼婦 8
「あう、こ、こちょばいよ、明美さん!!」
「ちょっと我慢しなよ、アタイが坊やのオチンチンを綺麗にしてるんだから」
彼女の舌で丁寧に樹液を舐め取る明美を見て、子供の肉棒が三たび元気を取り戻す。
「あらあら、また元気になっちゃって。でも、今回はこれでお仕舞いだよ。さ、疲れただろ?麦茶でも飲みなよ」
テーブルに置いてあった麦茶を彼に渡し、白い樹液が付着した下着類を脱ぎ始め
全裸になった明美は、その全裸姿を子供に魅せ付ける。
「どうだい、アタイの裸は?」
「き、綺麗です・・・」
「あら、そんなに褒めなくてもいいのに。可愛い坊やね」
「え、あ、明美さんが美しいから褒めているだけだよ・・・」
子供が頬を紅潮させ、恥ずかしそうに麦茶を飲み干している間に
明美は手際良く新しい下着に着替え、黒のストッキングを美脚に通す。
「坊やも服を着ようか?」
明美は子供を丁寧に服を着させると、彼女は子供の身体を密着する形で優しく抱き寄せて
耳元でそっと囁き始める。
「もし、今度来る時は一万円札を持って来たら、それより凄いサービスをしてあげるよ」
「えっ!?」
「そしたら、もっとザーメンを射精してあげるわよ?」
「う、うん・・・」
「じゃ、約束よ」
明美は子供の唇にキスをした後、白いドレスに着替え
二人でゆっくり階段を下りると、女性マスターがカウンター席で待ち構えていた。


262 :
ストッキングの娼婦 9
「坊や、明美のテクニックは良かったかい?」
「うん、良かったよ」
「今度来る時は一万円札を持っていきなよ。もっとサービスさせる様にしてあげるから」
マスターが機嫌良く喋ると、明美が子供の両肩を撫でる様に触る。
「坊や、また今度アタイと遊ぼうよ」
そう言うと、明美は子供に別れのキスをした後、ゆっくりと控え室に帰っていく。
彼がカウンターに向けると、その上には記入事項があるプリント用紙があり、ボールペンも置いてある。
「坊や、この紙にあんたの名前を書いて欲しいのよ。坊やの名前は何て書くの?」
子供はスラスラと名前を書き始め、名前欄には「白井 聖」と書かれいる。
「へー、こういう名前なんだ。可愛い名前じゃないか、聖ちゃん?」
「名前で呼ばれると、ちょっと恥ずかしいなあ・・・」
「そんじゃ、また来る時は会員証カードを持って行きなさいよ」
プリント用紙に名前を書き、その用紙をマスターに渡した後、マスターから会員証カードを渡され
カードの右下には店の名前が記されていた。
「飲食店 里美」
「それじゃ、マスターの名前は・・・?」
「私は里美という名前なの。よろしくね。明美が仕事している間は、私が代わりに遊んでもいいわよ?」
「えっ・・・?!」
「じょ、冗談よ。明美の他にも可愛い女の子が一杯いるわよ」
「里美さんは面白いね?」
「もう、坊やったら!!」

263 :
ストッキングの娼婦 10
里美が微笑みながらもカウンターの上には、もう一枚の紙が置かれ
内容はこの通りの地図が描かれ、通りの名前は「坊や通り」と書かれており
詳しい案内と共に値段が最高で3万円、最低で150円と書かれている。
「ウチの店だけでは物足りなかったら、他の店にも行ってごらん?この店より楽しい店が沢山あるわよ」
「それじゃ、3万円の店は何があるんですか?」
「それは今まで味わった事の無い凄いサービスがあるらしいわよ?ま、坊やのお金だけではとても無理ね」
「3万円だと母親に叱られるなあ・・・」
「ま、仕方が無いわよ。坊やにとっては高嶺の花だからね。無理しないで遊ぶのがベストよ」
里美の明るい表情で、聖にこの通りの興味を示すようにアドバイスをする内に
外は夕暮れになり、カラスが鳴いている。
「それじゃ、聖ちゃん。また遊びに来てね。その道だったら簡単に抜けられるわよ」
「うん、分かった。それじゃあ、またね」
「バイバーイ、気を付けて帰るんだよ〜」
聖は里美に手を振りながら店を去ったものの、3万円の店が気になり
里美に渡された地図を見て、その店を目指し歩き続けると
豪華絢爛かつ煌びやかなネオンが光り輝く、洋風の店に辿り着いた。
窓の外側にはバルコニーが設置し、そこには豪華なドレスを着た女性達が手招きをしている。
その店の正面の看板には、「喫茶店 シャーセイ」の文字が描かれたネオンが光り輝く。
「あれ、この店は一度見た事があるな・・・?」

264 :
続きはまた今度にします。
ようやく第一章が終わった・・・。

265 :
タイトルは名前欄だけでよくね?GJ

266 :
>>259 
GJ

ドイツがまたやらかしてくれました
独ボン市が売春婦に「税金メーター」導入
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1314765139/l50

267 :
>>264
遅くなったけどGJ
続き待ってるよ

少女漫画だけど新東京廓恋酔夢っていうシリーズ読んで
このスレ向きだなって思ったw

268 :
保守

269 :
娼婦のお姉さんに「ねえ聴こえるかしら?」って迫られて
「え?」って答えたら
頭に覆いかぶさってきた。
確かにジジジって音がして、横目で見たら脾肉のストッキングにローターのリモコン…。
「ね、聞こえるでしょ?いい感じになってるから何時でも幾らでもいいよ」
と言われ、パンティに手を掛けたところで目が覚めた…。
残念、夢か…。

270 :
外で遊んだら突然、雨が降ってきて雨宿りをしていると
白の日傘を差し、黒のドレスを着た美しい娼婦が現れ、傘の中に入れと言われる。
傘の中に入ったら、突然ズボンのチャックを下ろされ
ドレスを捲り上げて立ったまま、幼い肉棒を娼婦の秘穴の中に入れられる。
何度も腰を動かして我慢ができなくなると、娼婦は秘穴から肉棒を離し
シルクの手袋に包まれた右手で、肉棒を握り上下に動かすと
幼い肉棒から生暖かい白い樹液が発射して、娼婦の黒ショーツやストッキングに
生暖かい白い樹液が掛かり、白く汚されていく。
娼婦は白く汚れた肉棒を舐め取りチャックを上げた後、すぐに立ち去った。
辺りを見渡すと、雨が上がり、日が射して青空が見える。
彼女は何者だろうか?

271 :
昔その辺りに娼館があったらしいんだけど…
火事にあって焼けちゃったらしいよ…
娼婦のお姉さんも何人か逃げ遅れてなくなったらしい…。


272 :
その後、娼館が再建されて今でも残っているよ。
その近辺は暇を持て余す、娼婦のお姉さんがうろついているからな。
普通、子供が近付いては行けない所だが
子供には色々なサービスをしてくれるらしいよ。


273 :
版権キャラ使った二次SSは微妙か。セラムンからプリキュアまで歴代の変身ヒロインがそのコスチュームで客を取る娼館とか妄想。
まあ単純に海外の売春窟でオタクの日本人か、日本のアニメ好きなギークの客が、娼婦のお姉さんにコスプレお願いする展開で良いか……
あと、年増娼婦にブルマとかスク水とか、ババア無理すんな!なコスプレさせてエッチとかね。
『もう、こんな格好させるなんて……////』
普段、セクシーなドレスや官能的なランジェリーを纏って客とベッドに入るより恥じらう娼婦。

274 :
>>273
以前は「版権キャラの売春スレ」(名前うる覚え)ってのがあったけど
ずいぶん前に落ちちゃったし、別にここでもいいんんでね?
スレが過疎るよりはるかにマシだし。

275 :
“夜の街の蝶”もいいが“娼館の華々”も萌える

276 :
これから寒くなる時期、馴染みの客から暖かいコートをプレゼントされてほっこりする娼婦さん。

277 :
保守

278 :
過疎っとるなあ……

279 :
台湾で合法化されたらしいな。
日本もはよw

280 :
中世ヨーロッパ風か、現代の海外風の娼婦が登場するエロ漫画とかないんだろうか……

281 :
エロ漫画じゃないけど、
アニメ映画の「スカイ・クロラ」で娼館と娼婦が登場してたな。
あの淡々とした雰囲気がどこか淫靡でなんともいえないエロさがあった。

282 :
色街と言うとやっぱ、
あぶく銭稼ぐゴールドラッシュの街とかで

283 :
iPhoneのibookでなんと860ページもの(輪姦体験・人妻が溺れたセックス)官能体験告白小説電子ブックサイト入口

http://avectoi3812.sakura.ne.jp/kab/sex/

284 :
Courtesan や Middle Ages Prostitute でググると楽しい

285 :
娼婦は如何にもなエッチな格好してなきゃヤダ

286 :
美人母娘娼婦を囲う変態紳士

287 :
胸元が開いたドレスを脱ぐと、黒のビスチェやショーツと
バックシーム入りのストッキングを履いた娼婦が、童貞坊やを誘惑する。
坊やの肉棒を扱く、舐める、秘穴に入れる、そしてザーメンを娼婦の身体に出す。
最高のシチュエーションだな。

288 :
落ちぶれたアイドルが場末の売春窟で踊り子になってたりするのがイイ。
アイドル時代のコスチュームでお客とベッドに入ったり……

289 :
ウフフ、坊や。アタイと遊ばない?アタイと遊ぶと気持ちいい事してあげる。

290 :
>>288
アイマスキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

291 :
>>288
マクロスFのシェリルは一時期そのシチュが似合ってたな…
種のミーアさんがif展開で一命を取り留め、議長とラクスのごたごたの後、無罪放免されるも実質追放処分で、地球のどこか小さな町で春をひさいで生活するとか妄想。
風俗街の歌姫娼婦として昔のライブコスチュームで売春宿のステージに立ち、ベッドの上で踊り、一夜の愛を歌う。自慢のおっぱいで丹念に奉仕すると男達は簡単に昇天。

292 :
>>291
普通の売春宿じゃなくて、なんかそういう元アイドルみたいのを集めた
ストリップ小屋兼売春宿みたいなのもいいなあ
現役時代の曲にあわせて踊りながら脱いでいったりしてw
でもってステージのあとは個室に

293 :
>>292
クリィミーマミの場合
ステージ「デリケートに好きして」→個室「デリケートに好きにして」ですね、わかr(ry

294 :
コンコン ホテルの最上階のフロアでドアを叩く音が聞こえる。
これが待ちに待った時間の、始まりの合図だ。
「エーヴァです。その、今日はよろしくお願いします」
入ってきたのは日本人とは程遠い容姿をした女性だ。
髪はブロンドで眼の色もブルー、スタイルも凄い、10等身ぐらいあるんじゃないだろうか。
近づくと改めて彼女がとてつもない長身だということを思い知らされる。
「それじゃ、服を脱いでもらおうかな」
「は、はい…」
彼女は恥じらいながらおずおずと身につけているものを脱いでいく。
全て脱ぎ終わると手で隠したい衝動を抑え、後ろ手を組んだ。
背が高いため非常に細く見えるその身体、しかしよく見ると鍛えあげられた肉体であることがわかる。
視姦しながら彼女に近づいていき、身体に抱きつく。身長差のせいでこちらの顔は相手の胸の位置になる。
小ぶりな胸に顔を埋め、両手は彼女のお尻に向かっていく。
「んんっ、あっ…ひあっ!」
胸を吸われ、尻を揉まれ、思わず声を上げる。

295 :
「それじゃ、奉仕してもらおうかな」
「あっ、はい」
俺のモノはムクムクと巨大化し、エーヴァの太腿にすり寄せているだけで射精しそうになっていた。
せっかくの機会なのに、股で射精するのはあまりに勿体無いじゃないか。
彼女は跪き、俺のモノへと口を近づける。
「おっと、その前に…」
「…むぐっ、んんっ」
彼女の舌に自分の舌を交わらさせる。そのまま口だけでなく頬など顔中を舐め回し、最後に彼女の舌に向かって唾液を落としてやる。
「んぐっ……げほっげほっ」
咳き込み、吐き出しそうになるのをなんとか堪えるのを見届けながら、ペニスをゆっくりと近づける。
「男のモノを舐めるのには慣れていたけど、こういうのはまだ慣れてなかったのかな?」
言葉ではなく、上目づかいで非難の声を出す。しかし、すぐに表情を整えモノに舌を交わしてゆく。
こうまで従順だと、もっともっと彼女をいじめたいという気持ちが出てしまう。
「そんなふうに足で隠さなくていいじゃないか。足を全開にして、恥ずかしいところを見せてよ」
器用に恥部を隠していた足を開かせる。身体が柔らかく、その長い足は全く逆方向に開いてゆく。
「羞恥で涙目になっている女の子の奉仕ってのはやっぱそそるなぁ」
それにしても、従順な子を選んだとはいえ、ここまで言われるがままにやってくれるとは思えなかった。
彼女はこの仕事が「本業」ではないのに。
彼女の本業はバレー選手だ。しかし、折からの不況はこの国も容赦なく襲い、スポーツ関連への国・企業からの予算は一気に減少した。
観光客も減少、スポーツ界だけでなく国全体が沈んでいた。そんな状況だからこそ生み出されたのが…
宿泊のオプションとして女――本物の女子バレー選手を提供するというビジネスである。
そもそも、1つの国で客を呼び込み、赤字にならないスポーツなど1つや2つしかありはしない。
彼女らは身体を売ってスポーツを続ける道を選んだ。否、選ぶしかなかった。
エーヴァもそのうちの1人。昼はバレーの練習に打ち込み、夜は男と交わう。
一見すると無駄毛は処理され、綺麗に見える身体だが、あちこちには擦り傷や痣がある。
厳しい練習に耐えながら、更に娼婦のような仕事を続けなければならない。彼女たちの悲哀はいかほどか。
口内奉仕を終えていよいよ本番、彼女はベッドの上で股を全開にして大の字ならぬ「土」の字のようにして、恥ずかしい部分を隠すこともできず犯されるときを待っている。
「挿れるぞ…おらっ」
「んっ、あっ、はぁっ、んんーっ」
流石、鍛えているだけあって締りは抜群だ。上からのしかかり、一心不乱に腰を叩きつけるもエーヴァはびくともしない。
それほどの体格差があるにも関わらず、彼女を奴隷のように扱える。その征服感が余計に俺を気持ちよくさせる。
「出すぞっ、受け止めろ!」
「ひぃっ、ああっ、ああーっ」
何度、膣内出しをしたかわからない。が、ともかく膣内出しがサービス内容に含まれているんだから素晴らしいよなぁ。
などと考えていたら、まだ1時間半しか経っていないことに気づいた。残り30分…うーん、正直、今日は打ち止めなんだよなー、ということで
「えいっ」
「んぐっ、んんーっ」
大きく開かれた性器に片足を乗せ、体重をかける。苦痛の声が漏れるが、構わず踏みつける。
自分より遥かに大きい女を屈辱に塗れさせる。男子の本懐だ。

296 :
>>295
バレー選手というシチュを見つけたアンタは神か?

297 :
うひょおおお乙!

298 :
>>294-295
乙でありまっし。
職業娼婦も萌えるが、こんな風にまっとうな仕事を持ってる女性が裏で売春しているシチュもいいな。
金銭等の問題でやむにやまれず、というのも良いし、完全な副業として春を売ってるというのもそそる。
昼はお淑やかで地味な女性が、夜は濃い化粧をし派手な服を着て街の立ちんぼになって客引きしていたり。
安宿の従業員が裏で秘密のショーに出演して、性的サービスを提供していたりと、二面性があるのがイイ。

299 :
オープンブラ、スキャンティ、ガーター等のレースで縁取られた、いやらしい紫のセクシーランジェリーを着た幼女娼婦と
たくさんのフリルやリボンで少女趣味全開に飾られた、かわいらしいピンクサテンの甘ロリドレスに包まれた熟女娼婦を
買って
奉仕させたい

300 :
「はぁっ、ああっ、んんっ」
ホテルの一室で肉と肉がぶつかり、嬌声がこだまする。
それ自体は何らおかしなことではない、ただし、その体位は明らかに異質だといえるだろう。
何しろ、立ったまま…それも女が男を抱きかかえながら、セックスをしているのだから。
男は小柄だったが、何よりも女が大きすぎた。
身長は2mを超え、太腿もお尻も胸もたっぷりと肉が蓄えられている。その点、腰回りは引き締まっているのだから、その身体は男を悦ばせるのに十分だ。
「ぷはぁっ、なんてデカいんだ、こうしてやるっ」
男の顔はちょうど胸のあたり、胸に顔を埋め、強く吸い上げる。
歯形までついているその行為は、赤ちゃんが母親のおっぱいを吸い上げるようなものではなく、むしろ女の身体に所有印をつけるかのようだ。
手足は女の尻や腰のあたりに巻き付き、その様子は木にとまるサルのようである。
「あんっ、くぅっ、イクうっ!」
「はぁっ、はぁっ、出すぞっ!」
精液が膣内に出される、体中に電撃が走るが男を手放すことは許されない。
だからといって逆にきつく抱きしめることもできない。女と男では体格差がありすぎるのだ。
そのように苦悩する姿を浮かべ、男はより満足をする。
このホテルが女付きであることは以前に述べたとおりだ。
具体的にどういうシステムになっているかというと、宿泊代に女の代金が含まれている。女はプロのバレーボール選手であり、好きな選手を選べる。
しかし、好きに選べるわけではない。AからCの三段階にランク分けされており、Cは加算料金無しで選べるが、BやAには加算料金が必要。
更に、使用する道具も一々課金が必要…と、ハマればハマるほどネットゲームよろしく金をむしり取られるシステムになっている。
例えばAランクの選手を選び、ソーププレイをするための石鹸を買い、時間を延長して一晩を共にすればそれだけで何十万になる。
今回、男の相手をしているライナはその中ではBランク、女らしい肉つきの身体と従順な性格は人気だが、あまりに背が高すぎるということだ。
「(Bランクだと加算料金がかかるけど、ライナはどんなプレイでも受け入れるから元が取れるんだよな)」とは男の弁。
今度はライナを寝かせ、両脚を抱えて代わりに男の足をライナの性器に乗せ、力を加える。
「んんっ、あっ、あんっ」
電気あんま責めを受け、悶える。いくら自分とは軽い男とはいえ、全体重を乗せられると負担になる。
体重をかけたりかけなかったり、あるいは連打してみたりと、その都度ライナの反応は変わる。
自分より遥かに大きく、力も強い女を自由にできることに男の自尊心は満たされてゆく。
更に、男の出した精液が性器から逆流することで男の足が汚れてしまった、その処理までさせられる。
「ぴちゃぴちゃ…じゅぽっ、ちゅぱっ」
単に男の足を舐めるだけでなく、精液と自らの愛液をすする。一体どれだけの辱めだろうか、それでも彼女は黙って奉仕をする。
「(こんなことで、諦めたく…ないっ)」
今や、この国の女子バレー協会の主収入はホテルでの客取りである。
これがなければプロとして成り立たない。それはつまり、人気のない選手はレギュラーから外され、クビにされるということにつながっている。
人生をバレーに捧げてきたライナにとって、バレーの道を諦めることはできない。
バレーを続けるために何でもした。自分の身体は勿論、不要なプライドは捨て、男に媚び、従順に振る舞うことを覚えた。
それが彼女にとってのレギュラーを守るための、自衛の術だった。
そして、そんな彼女の想いを男は利用する。
「今度はアナルを舐めたままパイズリをしてもらおうかな」
そういうと、ライナの顔にそのまま腰を下ろす。
「んっ、ぐうっ、んぐうっ!(苦しいっ!でも、こんなことで私は負けない!)」
彼女が抵抗できないことを良いことに、更なる辱めを与えるのだ。

301 :
まさかの続編キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

302 :
これ面白いけど可哀想になってくる……(´・ω・`)

303 :
だがそれがいい
悲壮感があるタイプも、「ご指名まいどありーw」なタイプも大好物だw

304 :
ライバル国の成金団体に買われるのも面白い
仮想としては中国

305 :
マッチ売りの少女ならぬパンティ売りの少女という、しょうもないネタが浮かんだ。
しかし“花売り”とかの隠語は萌えるな!

306 :
>パンティ売りの少女
ブルセラか

307 :
>>304
「日帝の恨み晴らしてくれるアル!」
とか勇んで日本の風俗嬢を奉仕させるも、
そのテクと癒しまで含んだサービスに改心する中国男。
……なんかリアルにありそうだあの国だとw

308 :
>>305
もともとあの童話自体、売っていたのは体だったというのをどこかで聞いた記憶が...
もしくはマッチの灯りでスカートの中を覗かせるいかがわしいバイトだっけ?

309 :
職業娼婦や援交少女も良いが、全然その気も無い女に強制売春させるのも鬼畜でそそる。

310 :
むしろそっちが本命。清純なまま娼婦テクがうまくなっていくとか最高。

311 :
場末で立ちんぼをやってる擦れきったチョイブサ売女が、“身分を隠した高名な人物”という場違いな客の使いによってリムジンで高級ホテルに送り迎えられ、最上級のスイートルームに招かれ、
メイド達の手で、普段の稼ぎ一年分でも買えないような化粧品と、まるで絵本のお姫様のようなドレスで美しく飾り立てられて、天蓋付きの豪奢なベッドの上でその“場違いな客”に抱かれる……
という、よくわからないネタが浮かんだ。

312 :
所々を無視すればデヴィ夫人がそれに近いかもしれぬ。

313 :
うおおお、ワインレッドのマイクロミニボディコンを着たブロンドロングヘアーの娼婦と寝たい。

314 :
>>311
それなんてプリティーウーマン?

315 :
>>313
その娼婦のヒモが黒人だと良い

316 :
花魁もので一作投下します。
スカトロ・アナル・ダーク属性注意です。
花魁ものは好きなのですがどうにも浅学なもので、
矛盾点や考証の甘さなどありましたらケツで勘弁してください。

317 :

多少なりとも遊女屋への興味があって、“紅華太夫”の名を知らぬ者はいないだろう。
紅華は、遊女となる前は武家の令嬢であったという。
密かに遊郭遊びへ赴いた大名さえ、彼女の凛とした気迫に惚れ込んだ……という逸話がある。
その紅華が、太夫になった折に立ち上げた遊女屋こそ『山紫苑』。
大名の贔屓にしている遊女屋として有名で、往時には色街でも指折りの格を持つ廓だった。
しかし大名の血筋が断絶した時、その山紫苑の名も地に堕ちる。
紅華も時を同じくして病に臥せった事から、巷では分家による陰謀論がまことしやかに囁かれた。
今や戸も閉め切られ、過去の栄華が語られるのみとなった山紫苑。
……その山紫苑を、それでも今、再び甦らせようとする一人の娘がいる。
名は山吹、齢は十五。
腰までの艶やかな黒髪と聡明そうな瞳、月光を帯びた桜の如き肌を持つ彼女は、紅華太夫の一人娘だ。
幼少の頃より城主への目通りを経験し、三味線や和歌、茶道など、あらゆる芸事を仕込まれてきた。
その素養は武家の娘をも上回り、広い御殿で育ったその品格はまさしく令嬢のもの。
しかしながら山吹は、けして自らの育ちの良さを鼻にかける娘ではなかった。
庭先を掃く者、渡り廊下に雑巾をかける者、全てに足を止めて労いの言葉をかける。
寒い中で雪かきをしている者には、自身が手縫いで拵えた半纏を手渡す。
傲慢になる事無かれ、周りに感謝を忘るる事無かれ。
その人徳を以って太夫にまで登り詰めた紅華の、そうした教えが染み付いている故だろう。
山吹は母が病に倒れて以来、自ら冷たい水で手拭いを絞り、その看病を行ってきた。
その手は苦労を知らぬ純白ではない。
ある時には刀を振るい、ある時には扇子を持って舞い、ある時には洗物をこなす。
そうして苦労を積み重ねた手だ。
ほんとうに物の解った人間には、その手の価値が読み取れるもの。
いつか花魁となるならば、そのような人を一人でも多く見つけ、愛されなさい。
それが紅華の最後の言葉だった。
15の春。最愛の母を腕の中で看取った山吹は、太夫を目指すべく山紫苑の敷居を跨ぐ。
名目上は女将として。
しかし彼女自身、色事のいの字も知らぬ生娘だ。
ゆえに、かつての紅華の従き人で、信頼も篤い『お志乃』を遣手とし、廓全体の管理を一任する。
そして山吹は女将としての仕事の傍ら、自らも遊女として経験を積む。
それが母・紅華の遺言であったし、山吹自身にも最も適切な選択に思えた。
彼女はまだ世を知らなかったのだ。
女が女に抱く嫉妬の情。いつの時代にも歴史の裏で繰り広げられる、その業のおぞましさを……。

318 :

志乃は紅華が病に臥せった頃、娘の山吹が山紫苑再興の意思を見せるや、進んでその後見人を申し出た。
しかし、それは紅華母娘が感謝するような義理人情の心からではない。
志乃は紅華を内心で嫌っていた。
生まれついて自分より器量が良く、育ちが良く、遊女としての格すら違う。
彼女の後ろについて花魁道中を歩くたび、志乃は胸を刻まれるような口惜しさを感じていた。
志乃にとって『山紫苑』での奉公は、その恨みを晴らす絶好の機会に過ぎない。
志乃は着々と山吹を追い詰める準備を進める。
まずは山吹の屋敷を売り払わせ、得た金を山紫苑の修繕費、及び再営業許可取付け資金等とする事で、帰る場所を失わせた。
お母上も亡くなられた今、貴方の生きる場所はここしかない……そう諭せば、今の山吹に屋敷を売らせる事は容易い。
さらに、山紫苑に置く遊女は器量の良くない者ばかりを揃えた。
そうすれば彼女達による稼ぎは少なく、山吹自身が身を削らなければ廓の経営が立ち行かない。
また醜女であれば当然に美しい山吹に嫉妬しやすくなり、心理的立ち位置からして反山吹の志乃寄りとなる。
これの理由付けは至極簡単で、最近まで幽霊屋敷のようだった山紫苑に行きたがる器量良しはいない、
力不足で申し訳ないと苦い顔をすれば、山吹の方からとんでもない、気苦労をかけてごめんなさいと頭を下げ返してくる。
こうして志乃は、いとも容易く山吹を廓の内で孤立させる事に成功したのだった。
さらに、ただ孤立させるだけではない。彼女に無力な味方を一人だけつける事も、志乃は怠らなかった。
その味方は、遊女の着物の洗濯や風呂沸かしなどの雑務をこなす下働きだ。
その下働きには、かつて山吹の下男をしていた男から一人を選んだ。
男の名は辰吉という。
志乃は女の勘で、このまだ年若い男が山吹に惚れている事を見抜いていた。
さらには山吹の方も、真正直で働き者の辰吉のことを以前から憎からず思っていた様子。
山吹が屋敷を売ったことで解雇となった辰吉は、その山吹が働く遊女屋での下働きを快諾した。
それは仕事にありつける喜びというより、再び山吹の傍で働けるという事への悦びだろうと志乃は看破する。
彼に与えられた私室は、折檻部屋の真横に位置する物置を整理しただけのものだった。
遊女への折檻が、その声も音も、余す所なく聴こえる悪夢の部屋。
その折檻は、やがて山吹に最も多く与えられ、そのたび辰吉の眠りを妨げることとなる。

319 :

「私の水揚を、人目に……?」
志乃の前に座した山吹が、強張った面持ちで問う。
志乃は頷いた。
「そうさ。遊郭内じゃ、未だこの山紫苑が再興した事さえ知られていないのが現状だろう。
 ここから山紫苑が並居る遊女屋を押しのけて繁盛するにゃあ、何はともあれ話題性が不可欠だ。
 そしてそれに足る絶好の題材はひとつ。
 紅華太夫の娘・山吹の初夜……ここを余さず隠さず衆目に晒してこそ、
 山紫苑には大した花魁がいるらしい、って噂も流れようってもんさ」
志乃がそう続けてもなお、山吹の表情は和らがない。
遊女の水揚、すなわち初夜は重要な意味を持つ。
特に将来的に太夫を志す娘なら、その水揚は品格に溢れ、かつ秘匿された物でなければならない。
まかり間違えても下世話な客寄せなどであってはならない。
山吹はそう考えているのだ。
元より頭の悪い女ではない、思考の引っ掛かりをそのままに流しはすまい。
しかし志乃とて裏の渡世を経験してきた苦労人。人を疑う事を知らない山吹を、口説き落とせない訳ではなかった。
食い物や落語の上演場所などを引き合いに出し、娯楽が大衆化しつつある事を説く。
今や武士も質素倹約、わざわざ廓に入る余裕はないが、それでも外から美しい姿が見えれば惹かれもしよう、と煽る。
そうして何とか山吹を得心へと落とし込んだ。
「……そう……太夫従きの遊女として勤め上げたあなたが言うなら、きっとそうなのよね。
 遊女というのも、綺麗事ばかりではいけないんだわ」
やがて山吹は、思う所はあれども、経験者の志乃を立てる形で瞳を閉じた。
元より人柄が良い上、志乃に遣手として廓内の一切を任せているという負い目もある。
どの道彼女が断ることなどありえないのだ。
「すまないね。後追いの小さな見世としちゃ、他に繁盛の糸口が見当たらないんだよ」
山吹は心苦しそうな表情の裏で、陰惨な悪女の笑みを浮かべた。

320 :

山吹は東の角部屋、畳の敷かれた和室に連れられる。
粗末な部屋だ。畳には布団が敷かれてはいるが、綿の薄い煎餅布団に過ぎない。
床入りをする目的で誂えられたというよりは、汚れてもいいよう体裁を整える為だけに存在する物だろう。
逆を言えば、普通の敷布団では勿体無いほどに布団の汚れる事が、予め解っているとも取れる。
山吹はその事実に歯噛みしながらも黙していた。
「さて、じゃあいくよ」
志乃が山吹へ向けて告げ、角部屋の障子を開け放つ。
タン、タンという木の打ち鳴らされる音の後、角部屋の中は渡り廊下を隔てて吹き曝しとなった。
庭の竹垣の向こうには、すでに黒山の人だかりが出来ている。
彼らは肩の高さほどの竹垣から身を乗り出し、我よ我よと山吹の姿を拝もうとしていた。
「おおおお、あれが紅華太夫の娘っ子か!流石に綺麗な顔してるもんだなぁ!」
「本当だ。こんな小見世じゃ勿体ねぇ、かなりの大見世でも通る器量だぜ。
 まぁ格式高い遊女屋じゃあ、こうして己らが水揚げを拝む事は叶わなかっただろうがよ」
品の無い声が山吹に浴びせられる。
その中で、山吹に見えぬよう口元を緩めながら志乃が手を叩いた。
「さぁ山吹、観衆の皆様に素肌を晒しな」
その声で、男達の歓声が高まる。
山吹は羞恥に歯噛みするが、しかし今さら拒む訳にもいかない。
「……ええ」
彼女は覚悟を決めたように顔を上げ、白く細い指で帯をつまんでしゅるりと解いた。
そして長襦袢の襟元に手をかけて腕へと滑らせ、雪のように白い肩を露わにする。
「うひょお、あの『紅華太夫』の娘のハダカが拝めるなんて、生きてて良かったぜ」
「しかし良い肌だな。乳房も娘っ子そのものの桜色で、うんまそうだあ」
「十五の割にゃ体つきもいやらしいもんだ。さぞかし良いもん食ってきたんだろうなぁ」
下卑た品評を為されながら、山吹は身に纏っていたものを全て畳の上に舞わせていく。
そうして一糸纏わぬ丸裸となった所で、部屋奥の襖が志乃の手によって開かれた。
その奥から姿を現した二人の男に、観衆が息を呑む。
大柄な身体つきに隆々と盛り上がった筋肉、剃り上げた頭、そして肩と背に彫り込まれた入墨。
「今日の為に特別にお呼びした、『仙蓮』って見世で遊女の仕込みをなさってるお二人さ。
 どっちもおんなの扱いに関しちゃ一流だよ」
志乃は山吹に向けてか観衆に向けてか、よく通る声で告げる。
「そういう事だ。愉しもうぜェ嬢ちゃん」
男の一人が、鶴の入墨の入った太い腕を掲げて山吹の顎を持ち上げる。
「っ……お願いします」
山吹は一片の恐怖すら映さない凜とした瞳で、荒くれた男を見つめ返した。
その品格高い気丈さは、男達も観衆をも虜にする。

321 :

「あ、あっ……ああっ……あっ…………あ」
和室に若い女の声が漏れていた。
それは春のやわらかな風に乗り、観衆の耳を悦ばせる。
山吹は、背後に座る男の胸板へ寄りかかるようになり、その豊かな乳房を揉みしだかれていた。
白い乳肉が男の浅黒い手の中で形を変え、根元から波打つように丹念に揉み上げられる。
そうしてじっくりと胸の性感を目覚めさせたあと、微かに粟立ちはじめる乳輪を指先でなぞり、
それら全ての焦らしでついに切なく尖り始めた胸の突起が挟み潰される。
「はふぅっ!!」
その瞬間は山吹にとって堪らないものであるらしかった。
まだ男を知らない未成熟な胸が、男の巧みな愛撫によってほぐされ、屹立し、解放される。
それが一度二度ではなく、延々と続けられているのだ。
「すげぇ……荒っぽい見目に反して、えらく上手ぇなあの野郎」
「ああ。うちのカカァなら、ああもやられちゃあもう十辺は乳汁搾り出されてらぁ」
観衆達はその巧みな胸への愛撫に感嘆する。
しかし、山吹が刺激されているのは胸の膨らみばかりではない。
彼女は背後の男に背を預けたまま、膝を折る形で脚を開かされていた。
その間に晒された桜色の秘裂には、別の男の舌が入り込んでいる。
舌は山吹の陰核と花びらを丹念に舐めしゃぶり、内側に湿り気をもたらしたのち、指での慣らしに繋いだ。
まだ未使用で痛みの強い十五の花弁へ、一寸ずつ僅かに押し進めて戻し、また一寸だけ潜り込ませる。
そうして丹念に慣らした末に、ついに山吹の花壷は男の二本の指を受け入れられるようになる。
そこへ至れば、男にも容赦はなくなった。
幾度も幾度も、節ばった指の関節を花弁へ通り抜けさせ、その内なる肉を弄る。
奥まりで指をひらいては狭穴の中に蜜の糸を引かせ、臍側へ曲げた指の頭で臍下の一帯を擦りまわす。
「……っ!!…………っ!!!」
それらはどうにも効果的なようで、山吹は声をしつつ、足裏を幾度も煎餅布団から離していた。
「へへ。十五の餓鬼の女陰(ほと)が、とろとろに蕩けてきやがったぜ。
 蜜もこりゃあ美味ぇもんだ。内も外も身奇麗にし続けてきた生娘、ってのが味で解らぁ」
前方の男は山吹の花壷から指を抜き、付け根までの全体に纏いついたぬめらかな愛液を舐り回す。
山吹の頬は林檎のように赤らみ、目元は恥辱に歪んでいた。
何も言わずとも、何も纏わずとも高貴さが滲み出るような淑やかな娘。
その山吹が調教されているという光景は、竹垣外の男を狂乱させるに充分なものだった。
「ええい、退け小僧ッ!」
「なりません、敷地内への立入はご遠慮下さい!!」
興奮の余り肩丈までの竹垣を乗り越えて踏み入らんとする男を、下男である辰吉が抑え込む。
辰吉はその見張りの仕事を黙々とこなしながらも、心中はけして穏やかではなかった。

322 :

入墨の男達は山吹を散々に蕩かした後、その身体を畳の上に這うようにさせた。
「しゃぶれ」
男の一人が褌を取り去り、自らの逸物を衆目に晒す。
おおおっとどよめきが起こった。
それは男の体格に見合った立派なもので、隆々と反って天を向き、血管さえ浮き立たせて脈打っている。
「ひっ……!」
山吹は両手で口を押さえながら目を見開いた。
彼女とて遊女になるべく育てられた子供。勉学の一環として、下女が下男と交わる様を目の当たりにし、
その際に屹立した男のものを記憶に焼き付けている。
だが今鼻先に突きつけられているのは、その記憶の中のものよりも遥かに凶悪だ。
「おら、花魁がブツを前にボケッとすんな!」
痺れを切らした背後の男が山吹の肩を掴み、前方の男の逸物に顔を近づけさせた。
痛烈な男臭さが鼻をつき、山吹の美貌を歪ませる。
しかし、確かに彼女は一流の花魁となるべくここにいるのだ。逃げてはならない。
山吹はおぞましさを振り払い、恐る恐る男の逸物に手を添えた。
その光景は、それだけで刺激的であり、観衆を沸き立たせる。
「んっ……んむっ、んんっ……!!」
山吹は逸物の先へと丹念に舌を這わせ、唾液で塗れ光る先端を口の中へと含んだ。
そうして舌を使って舐めしゃぶる。
「もっと舌を伸ばして裏筋をなぞっていけ。喉の深くまで咥え込め」
だが前方の男は、容赦なくその口戯に注文をつける。
山吹がその通りに試みても、やはり拙く思えるのか険しい表情は変わらない。
「ええい、思い切りの悪ィ餓鬼だ!こう……すんだよっ!!」
男は叫ぶように言い、山吹の黒髪を掴んで自らの腰へと引き寄せる。
「ごえぇっ!!」
山吹は目を見開きながら喉の奥で叫んだ。
その声に辰吉が振り返る。
(……お、お嬢様……!!)
振り返った先では、山吹が入墨男に髪を掴まれ、口一杯に男の怒張を捻じ込まれている。
眉の顰め具合からして、喉のかなり深くまで入り込んでいるのだろう。
そのまま頭を前後させられ、その際に漏れる声などは、人間が日常で生活していて出る声ではない。

323 :

「お、オエッ!!!」
やがて男が逸物を抜いた瞬間、山吹の口からえづきが漏れた。
きつく閉じられた瞳から涙が伝い、そして逸物が抜き去られた事で露わとなった口元からは、
夥しい唾液と混じってかすかに黄色い半固形の物が零れ落ちている。
「これしきで吐くな!」
入墨男はそれを目にするなり、強かに山吹の頬を張った。
一瞬にして山吹の左頬は赤く腫れ、俯いた泣き顔から涎の糸がぽたぽたと滴る。
「……続けるぞ」
男が再び山吹の頭を鷲掴みにし、逸物を唇へと割り入らせる。
山吹はそれを拒める立場になどなかった。
かつて経験がないほどの苦しさに涙を零しながら、男の命じるままに逸物を手で扱き、深くまで喉で受け入れる。
そして辰吉もまた、山吹を救える立場にはない。
かつての雪の日、自分に手縫いのあたたかな半纏をくれた、あの純真な女主人が穢されていく。
それをただ、竹垣から響く喧騒にまみれながら傍観しているしかなかった。
這うような姿勢で口戯を仕込まれる山吹の後ろには、もう一人の男が貼り付いていた。
彼はまだ肉付きの甘い山吹の尻を手で割り開き、そこに顔を埋めている。
そして鼻先で尻穴の匂いを嗅ぎまわりながら、花弁に執拗に舌を這わせているようだった。
先ほどまで散々に嬲られていた山吹の花弁は、それによっていよいよ蜜を垂らすほどになっていく。
「おうお、塗れちまったもんだ。甘ぁい蜜が、太腿にまで垂れてきやがった。
 ……おい、もうそろそろ頃合いだ、やるとしようぜ」
背後の男が、少女に逸物をしゃぶらせている男に呼びかけた。
その男は頷き、いよいよ一回りほど大きさを増した逸物を山吹の口から引き摺り出す。
「抱いてやる。布団の上に寝転がんな」
男が唾液に塗れた逸物を反り立てて命じると、山吹は覚悟したように布団に仰向けに横たわった。
いよいよ破瓜だ。
観衆の騒ぎを耳に入れるまでもなく、辰吉にもそれが解った。

324 :

男は山吹と顔を合わせる対面位で、山吹の脚をわずかに曲げさせて挿入を開始した。
「んっ……!!」
指や舌で慣らされているとはいえ、初めての挿入はつらいのだろう。
山吹は目を細め、唇で指を噛みしめてその痛みに耐えているようだった。
「さてそろそろだ、一気にいくぜ」
半ばほどが入り込んだとき、男が山吹に囁きかけた。
そうして一呼吸置き、腰を強く掴んだまま一気に逸物を押し進める。
「…………うアッ……;!!!!!!」
山吹は布団に髪を押し付けるようにして天を仰いだ。
男の侵入が終わり、腰が止まる。
ざわめきが一旦落ち着いたことで、山吹がもう操を失っている事実が辰吉の心に突き刺さる。
山吹は騒いでなどいない。
目尻に大粒の涙を溜め、唇を引き結んで高貴さを保っている。
「へぇ、流石に静かなもんだな。女の初めてってなぁ煩いもんだと聞くが」
「この大人数の前だ。乱れちゃならねぇと、あの細い身体で必に我慢してるんだろうさ。
 見ろよ、ちっこい手がぎゅうっと敷き布団を掴んでてよ、健気なもんじゃねぇか」
観衆達がいよいよ興味深く見守る前で、男はゆっくりと腰を動かし始める。
「ん……く」
山吹は流石に小さく呻きながらも、男にされるがままになっていた。
「ふん、まあまあの締まりって所か。あの紅華太夫の娘っつうから、期待してたんだがな。
 この界隈にゃあこれより具合のいい女なんざゴマンといるぜ?
 蚯蚓千匹や数の子天井なんざ当たり前で、その上で俵締めや巾着みてぇな技を持ってる女までいる。
 そういう女共から男を奪い取るにゃあ、並じゃねえ苦労が必要だ。
 だがまぁ安心しな。これから俺達がたっぷりと時間を掛けて、テメェのおんなを目覚めさせてやる。
 どんな男でも逝かせられるようになるまで仕込んでやる」
男は山吹の汗に塗れた顔を撫でながらそう告げる。
そうしてゆっくりと花壷から逸物を引き抜いた。
どろり、と結合液が垂れる。愛液に薄められたかすかな朱が、敷き布団に染みを作る。
紛れもない純潔の証。
たった今名前も知れぬ男によって女にされたばかりの山吹は、そこから数日に渡って。
筆舌に尽くしがたい遊女調教を受ける事となった。

325 :

昼も夜も角部屋に面した障子は解放され、廓の表から無銭にて見放題となっていた。
遊ぶ金のある者は鼻で笑って顔をしかめ、普段遊郭に来ない貧しい男達は、見世先に齧りついて各々に慰めはじめる。
辰吉もまた、庭先で枯葉を掃き集めながら、ちらちらとその調教を盗み見ていた。
ついこの間まで仕えていた、美しく優しい主人が穢されているのだ。気にならない筈がなかった。
「こ、こんなっ……けだもののような格好!」
山吹は背後から男に抱かれ、信じがたいという非難の声を上げた。
男がほくそ笑む。
「ふん、面つき合わせて抱く以外は皆けだものの性交か?ガキの癖に古臭ぇ考えしてやがるぜ。
 まぁいいさ、もうすぐテメェも、けだものの『ような』なんて言えなくなる位に乱れ始めるんだからよ」
男はそう言いながら山吹の腰を掴み、力強く腰を打ち付ける。
パンッパンッと肉のはじける音が響き渡り、山吹の豊かな乳房が前後に揺れる。
山吹は気恥ずかしげに唇を噛みながら、布団に肘をついて突き込みに耐えていた。
「おら、甘えるみてぇに感じてばっかいねえで、テメェの方からも締め付けろよ。
 テメェは入り口こそよく締まるが、ナカがまだまだ緩いんだ。
 こうやって後ろから突きゃあ、奥までよく届くだろう。そこで腹に力を入れてみろ」
男は山吹の尻を手の平で叩きながら命じた。
これはただの情交ではない、あくまで生娘を金の取れる花魁とする為の調教なのだ。
辰吉は改めてそう気付く。
「あ、ああ……っ!!……くあ……っ!!!!」
山吹は言われた通りに腹部をへこませ、結合部に意識を向ける。
しかしそれによって喘ぎ声が漏れ、さらには太腿に痙攣が起きてしまう。
「ふん、また逝ったのか?テメェは奥に意識を向けるとすぐに逝くな。
 まだまだへばってんじゃねーぞ。おら、自分で腰ィ動かせ」
男は溜息を吐きながら、山吹をなおも犯し続ける。
その前方では、別の一人が山吹の顎をつかみ、逸物を咥えさせてもいた。
「ったく、下手糞な花魁がいたもんだな。禿(かむろ)の方が、まだ男の悦ばせ方を知ってんぜ」
男達は山吹の未熟さを散々罵りながら、前後からの陵辱を加え続ける。
辰吉にはその中で、山吹が涙を流すのが見えた。

326 :

山吹も母の華々しい逸話を聞き、また自分なりの太夫への夢を馳せる中で、憧れは様々にあっただろう。
身元は潔白で羽振りがよく、男前のきりりとした好青年に優しく抱かれる。
それが本来、山吹ほどの女の『初夜』があるべき状況だ。
その栄光への道は、今や地に堕ちてしまった。
饐えた匂いを発する下卑た男共に晒されるほど。道ゆく市井の民にすら蔑まれるほど。
これではまるで、調教ではなくただの辱めだ。
「馬鹿野郎ッ、誰が勝手に逝っていいっつった!!」
男の怒号が飛び、山吹の胸の突起が捻り上げられた。
「あううっ!!……ご、ごめんなさい……」
山吹は苦痛に顔を歪ませながら、男達に謝罪する。
彼女は布団に腰掛けた男へ後ろ向けに覆い被さるようになり、背後から深々と花弁を貫かれていた。
肩幅以上に広げられた膝の間から、ぬちゃっぬちゃっと何とも艶かしい音が立つ。
山吹は布団に手をつくようにしながら、その音が立つたびに身体を細かに震わせていた。
「いいな、『逝く』んじゃねぇ、『逝かせ』ろ!!
 ここで心地の良さに飲み込まれるような奴は花魁じゃねぇ、ただの素人だ!!」
男はそう言いながら、さらに容赦なく山吹の背を反らせて腰を打ち付ける。
「あっ!!ううっ、くっ!!!」
山吹は快楽に顔を歪ませ、懸命に堪えているようだった。
「おーまだやってる、可哀想だねぇ。今日で三日目だっけ?朝も晩もなく、ようやるよ」
「そうだなぁ。逝くなっつったって、こう何日もかけて逝き癖をつけられちゃあ無理ってもんだ。
 あの生娘だった紅華の娘を、数日でここまで愉悦に染め上げるのは流石って所だがな」
「布団がすっかり濡れてしなびてやがらぁ。腰が動くたびにニチャニチャいってやがるしよ。
 あれ、ほとんど嬢ちゃんの汗と愛液だろう?そりゃあ逝きっ放しにもならぁな」
初日に比べればまばらとなった竹垣の観衆達が、山吹達の情交を眺めながら言う。
その最中にも、男の精を搾り取る前に絶頂を迎えた山吹が、強かに頬を張られる音が響いてきていた。
何度目に頬を張られた頃だろう。
山吹の白い脚の間から、水の溢れる音がした。それは微かな飛沫を上げながら布団に広がっていく。
「ちっ、漏らしやがった。ビビッたのか、それとも心地が良すぎたのかよ?
 この衆目の前で用が足せるなんて、さすが太夫を目指す女は器が違うね。
 どうだいお集まりの皆々様。この女が見事太夫になった暁にゃ、『小便太夫』とでもお呼びしようじゃあねぇか」
男は高らかに笑いながら、小便と愛液に塗れた山吹の花園を開いてみせた。
もはや見慣れた光景となったそれに、観衆は誰も声など上げない。
ただにやついた不愉快な笑みでもって、山吹を見つめるだけだ。
その顔は言っていた。早く山吹を抱きたい、早くこの娘を自分の物で善がらせたい、と。

327 :


見世に顔を出すようになって以来、山吹は、日に最低五人は相手をすることになった。
他の娘が日に一人か二人しか客を取れない上、来客の殆どが山吹の身体目当てなのでそうせざるを得ないのだ。
また山吹には、器量の他にも客から好まれる要素がある。
彼女はたとえ一仕事の後で疲れ果てていても、身体を正して三つ指をつき、有難う御座いましたと礼を述べる。
そして真裸のまま、一客のために本格的な茶を点てるのだ。
洗練された茶筅の動きが醸し出す侘び、しかし面を上げれば美しい女の裸体。
その品格高くも艶かしい異様な光景には、遊郭に通い慣れた伊達男でさえ、一時声を上げるのを忘れるほどだった。
山吹が人気を博すのも、至極当然の事と言える。
しかしまだ15に過ぎず、男に慣れきってもいない山吹の身体には、日に五人の相手でもつらい。
連日の無理が祟って高熱で倒れて以来は、五日続けて見世に出た後、一日は裏方に徹して休養するようになった。
この休養日は、色町の男達から“枯山吹”と呼ばれ、大層残念がられたという。
だが、その山吹の苦労を知ってなお、志乃の追い込みは終わらない。
彼女としては、美しく才豊かな山吹がより惨めに潰れてくれた方が気分が良いのだ。

「名目上は女将だか知らないが、所詮は娼妓の何たるかも知らない小娘さ。
 たっぷりと世の厳しさを教えておやり、嫌な客は全部山吹に回すんだよ」
志乃は山吹以外の遊女全てにそのように言い含めていた。
言われずとも、『紅華太夫』の血を引く山吹には皆が危機感を抱いている。
普通に客を取らせれば、たちまちに花魁の頂点へと登り詰めていく事は明白だ。
ゆえに、遊女達は志乃の謀りに乗った。
一度ついた客で嫌だと思う者がいれば、次からは山吹指名と伝えて回すのだ。
山吹はその裏心を察知してはいたが、それでも困った時は助け合いだからと快諾する。
そうしていざ相手をする段になって、他の遊女がその客を忌避する理由を嫌というほど思い知らされるのだった。

328 :

忌避される一人は、信じがたいほどの巨根を有していた。
着衣で話をしている時から自分本位な性格が見える難ありの客ではあったが、
いざ褌を取り去って逸物が露わになった時、山吹は悲鳴を上げるのを堪えるのがやっとだった。
指で摘むなど到底出来ない、両手の指で包み込んでなお全く足りない。
それを愛撫するには、腕で抱き込むのが最も適切ではないかと思えるような規格外の巨木。
男はそれを誇らしげに揺らしながら笑った。
「どうだ、聞いたとおりデケェだろ。
 前にここで相手ばした女は、勘弁して下さいばっがで話んなんねがったかんな。
 ここの女将なら相手ば出来る言うがら、おらマス掻きもしねぇで溜めて込んできただ。
 ほら、とっととしゃぶれぇ」
男は山吹の鼻先へ逸物を突きつけて言う。
「は、はい。失礼いたします」
山吹は自身の女将としての責任感と男への憐れみから、その逸物へと口を近づける。
しかし余りに大きすぎた。顎が外れる寸前まで口を開いても、その亀頭部分さえ含めない。
「お前ェのそのちんまい口じゃあ、おらの物咥えるのは無理だぁ。
 口ですんのはもうええがら、さっさと女の場所に挿れさせてくんろ」
男がそう要求すると山吹は立ち上がり、部屋の戸棚にある陶器の蓋を開けた。
多少大きな物を受け入れるための油が入っている。
山吹はやや逡巡した後、その全てを男の逸物に注ぎかけた。
「うおっ!!へへ、冷たいじゃねが」
「しばし、ご辛抱を……」
山吹は自らの花弁にもその油を塗りこめ、いざ男の上に跨ろうとする。
しかしそれを男が制した。
「まで。なしてお前ェが上になる、おら女に主導されんのはきれぇだ。
 挿れんのはおらがしてやっがら、女は寝そべってされるがまんまにしどげ」
男のその発言で、山吹の心臓が震え上がった。
入る見込みなどまるでない極太だが、自分で腰を沈めて調整しながらならばまだ何とかなる。
しかし相手任せとなれば、自衛のしようがない。
「ほら、さっさと寝そべれ」
男はなおも横柄に命じてくる。山吹は、ただそれに従うしかなかった。

329 :

「あうっ!!」
極太が花弁を通り抜けた時、山吹は思わず目を見開いた。
男の力に任せた、みしりと音を立てるような無理矢理の挿入。
骨盤が砕けそうなほどに軋み、下腹部を尋常でない圧迫感が襲う。
嫌な汗がどっと全身から噴き出す。
「ほーら、入っていくぞぉ、やらけぇ所に、おらのぶっといのがよぉ」
男はそう言いながら、いよいよ腕を痙攣させつつ強引に奥までを蹂躙する。
「くああああああああっ!!!!!」
山吹の瞳から涙が零れ落ちた。
身体が耐えられるような痛みではない。自分の歳で許容できる大きさではない。
息が苦しい。
それでも、山吹は耐えていた。
女将として、この不満を持つ客を満足させるのだ、という使命感で。
男が欲望に任せて無理矢理に腰を動かすと、細い身体を精一杯に踏ん張ってそれを助けた。
その甲斐あり、男は絶え間ない抜き差しの果てに、ついに射精に至る。
「おおっ、ええぞ、果てるぞ、果てるぞッ!!」
男は叫びながら、山吹の奥深くで精を放った。
避妊具の在庫にも限りのある山紫苑では、膣内射精は原則禁止となっているが、そんな事はどうでもいい。
ようやく終わった……。
酸欠で意識も朦朧としている山吹が安堵の息を吐いた時、男が口を開いた。
「ああ善がった、たまんねえなぁ。ほれ、寝とらんと次いくぞ」
男はそう言いながら、射精してなお大きさの変わらない逸物を山吹の中で動かし始めた。
精液が攪拌され、再び呼吸が阻害される。
「そ、そん、な…………も、もう、い……いき……が…………」
山吹は、すでに限界を超えていた。
使命感だけでかろうじて酸欠状態を乗り切った彼女に、余力などない。
山吹は口から泡を噴きながら意識を落とした。
男が喚いている声が遠くに聴こえ、胸が痛むが、もはや気力でどうにかなる状態でもなかった。

目を覚ました山吹の視界に入ったのは、険しい顔をした志乃。
そしてその周りで、呆れ果てたように山吹を見下ろす遊女達だ。
「やってくれたね山吹。お客からの大顰蹙だ。
 他の女から盥回しにされ、あの女なら出来るというから期待していたのに、何だあの様は、
 あれで女将を名乗るなぞ笑止と仰って、店の中で随分と暴れてくれたよ」
志乃は荒れ果てた店内を指し示しながら告げる。
なけなしの金で買った壷も掛け軸も、無残に破壊され尽くしていた。
「本当に怖かったのよ。しかもその原因が、女将の不手際だったなんて。
 反省してくれないと、あたいらだって身の振り方を考えるよ」
志乃と遊女達に糾弾され、山吹はただ青い顔で頭を下げる。
これらは全て、志乃達の目論見通りだった。
性格にかなり問題のあるあの客が腹を立てていたのは事実だが、店を荒らしたのは志乃達自身だ。
全ては山吹を追い詰めるために。

330 :


「ほーら、調教の時間だよ。どんなご立派様でも咥え込めるように蕩かそうねぇ」
折檻部屋の襖が開け放たれ、蝋燭を手にした遊女達が姿を現す。
その紅色の光が照らす輪の中には、竹轡を噛まされたまま柱に縛り付けられた山吹の姿があった。
その乳首と陰核には細い糸が結わえ付けられ、天井近くの横木に繋がれている。
「ふう、いつ見てもいい格好。
 ただいま女将さん、六ツ時から一人放置されて、寂しかった?」
女郎達はその山吹の姿を笑い、各々筆を取り出した。
そして部屋の隅にある壷へ筆先を浸し、粘質な薬を掬い取っては山吹の乳首と陰核に塗りつけていく。
「ふうううっ!!」
竹轡越しに山吹の声が漏れた。
「そんなに感じるの?まぁもう胸の方もオサネの方も、可哀想なくらい膨れ上がってるけど。
 こわーい薬なのね、これって」
遊女達は嬉々として筆を操る。
そうして陰核と胸の蕾へ散々薬を塗布したところで、繋がれた糸をピンッと弾いた。
「ふぁうううああっ!!!!!」
山吹が竹轡越しに呻く。噛みしめた口の端から唾液が零れ落ち、床の液だまりに弾ける。
「もう我慢できないみたいね。今朝はその割れ目にも、筆で直接お薬を塗り込んであげたもんね。
 しょうがないな、ちょっと鎮めてあげる」
遊女の一人が言い、持参した桐の箱を開ける。
中からは、縄を結び合わせて作ったような責め具が姿を現した。
「あなたのお蜜でふやけた随喜よ。昨日以来だから待ち遠しいでしょ?」
遊女はそう囁きながら随喜を取り出し、先端を指でぬちょぬちょと弄びながら笑った。
そうして山吹の瞳をしっかりと覗きこみつつ、ゆっくりと花弁へと挿入していく。
「んんん……!!」
「ふふ、女将さんったら腰がいやらしく蠢いてる。
 でも御免ね、二寸までしか入れては駄目と、お志乃さんに仰せ付かってるの。
 だからこうして、入口辺りをくすぐるだけ……そうしていくら強請っても駄目なのよ。
 ほら……随喜のお汁が染み渡って、堪らないでしょう。
 そんなに切なそうな顔したって、男じゃない私たちは篭絡できっこないんだから無駄よ。
 もっともっと酷い顔で、けだものみたいに呻くようになるまで止めないから。
 そうやって欲しくなって欲しくなって、最後には私らの腕を飲み込める位にしてしまうのよ。
 あははっ、すごいお汁出てきたわね。想像してお小水漏らしちゃった?さすがは“小便太夫”さまだわ」
女郎達は淫靡な表情で、山吹の秘所と胸の突起を責め苛み続ける。
同性ならではの的確すぎる責め。呆れるほど容易く、そして切なく昂ぶらされてしまう。
「ううう、うう……うううぅうんんっ!!!」
拘束された山吹は、その幼い手のもたらす責めに、涙と涎を零しながらただ耐え忍ぶ他なかった。

331 :


山吹に回される『嫌な客』は、巨根の男ばかりではない。
初夏に訪れたある男は、服を着ていれば紳士的だったが、いざ床となると愛撫の折に執拗に尻穴を刺激する。
「い、いやっ、そんなところ!!」
山吹は恥じて身を捩るが、男は止める気配もない。
「何が嫌だ!客の男が望む事あらば、何であれ聞くのが遊女であろうがっ!!」
そう激昂し、尻穴へ膏を塗って指で解したあと、無理強いでの挿入を試みた。
「いやああああああっっ!!!!」
出すための穴を犯されるのは、いかに山吹とはいえ許容できない。
山吹は何とか逃れようともがくが、男はその狂乱をも愉しんで彼女を背後から押さえ込む。
「ふん、艶のある綺麗な背中をしおって。
 女の分際で、飢饉なぞとは縁のない、満ち足りた生活をしてきたのであろう。
 だが、そのような娘の後ろの孔を使っていると考えれば、これほど気分のいい事もない。
 農家の娘が腹を空かせて泣いているその時に、育ちの良い娘もまた糞の穴を犯されて泣くのだ。
 これぞ天下泰平、平等至極。……ほらどうした、入口から奥までよく絡み付いてくるぞ、この穴は!!」
男はそう罵りながら腰を打ちつけ、ついに肛門の中で精を放った。
男が逸物を抜き出すと、桜色の肛門からは白濁液に混じって茶色い筋が流れ落ちていく。
「ふん、花魁ともあろうものが浅ましい。糞汁が漏れているではないか」
男が機嫌悪く言う横で、山吹は懐紙を用いて尻を拭い、男へ向けて三つ指をついて頭を下げる。
「………………ありがとうございました」
どのような事をされても、相手がどのような人物であれ、意識がある限り続けている作法だ。
だが男の表情は晴れない。
「それだけか?」
男のその言葉に、山吹は目を見開いた。
「『紅華太夫』の娘は、母親と同じで事を終えた後に茶を点ててくれるのだろう?
 私に限ってないというのは些か寂しいものだが」
そう言われると、山吹も返す言葉がない。
かくして、彼女は男の望み通りに茶を点てた。犯された尻穴の痛みを堪えながら。
「ふむ、美味いな。その正座した脚の間から、精液と入り混じった糞汁を垂らす女が淹れたとは思えない。
 忘れるな、次も後ろでやるぞ。
 痛いのが嫌というなら、次に私が来る時までに、張り型でも使って慣らしておきなさい。
 もし自分でなさるのが嫌なら、下男の誰かにでも頼むといいよ、紅華のお嬢様。
 お前が相手となれば、およそ男なら誰であろうと喜んでやるだろうさ」
男のその言葉を偶然に耳にし、庭先で拳を握り締める人間がいた。辰吉だ。
彼には耐えがたかった。
山吹が後ろの穴を犯された事も、その後に関する侮辱も。

332 :

その事件は秋口に差し掛かる、ある日に起こった。
「……有難う御座いました」
山吹がようやくに事を終え、三つ指をついて男に礼を述べていた時だ。
突如襖が騒々しく開き、遊女の一人が姿を現した。
「お、お鶴!?お前、今日居たのか」
男が動揺した声を出す。どうやらその遊女とは顔馴染みらしい。
その遊女は男に一礼をくれたあと、事情の飲み込めていない山吹を睨みつけた。
「……この、泥棒!!」
お鶴はそう叫ぶと山吹に掴みかかる。
「ま、待てよお鶴、落ち着いて……」
男が割って入ろうとするが、お鶴に跳ね飛ばされて畳に尻をつく。
そこでお鶴の剣幕を思い知った男は、そそくさと衣服を整えて退散した。
「い、いたい!!ちょっとお鶴さん、何するの!?」
髪を掴まれ、肩に爪を立てられた山吹は気が動転するばかりだ。
「何を白々しい。あんた今、あたしの上客と寝てたでしょう!
 あの男はね、ずーっとあたしを指名してくれてたの、お得意様だったのよ。
 それを知ってて、取ったんでしょう!!元から人気の癖に、まだ男が欲しいの!?」
「そ、そんなの誤解よ!!私は、指名があったというからこの部屋に来ただけ。
 お鶴さんへの悪意なんか、これっぽっちもなかったわ!!」
そうして騒いでいるうち、志乃が他の遊女を連れて駆けつける。
「やめな!一体何事だい!?」
お鶴を引き剥がした志乃は、双方の言い分を聞いた後に裁定を下す。
「……そうかい。なら今回悪いのは、山吹だね」
「どうして!?私は、何も知らなかったのよ、悪意なんて……」
「いや、悪いのはお前さ。女将の立場でありながら、誰の客が誰かも把握できていない。
 別の遊女の贔屓にしてた男に手をつけた事も、間違いのない事実。
 仮に罪が五分五分でも、お前が怒りを汲んでやる事で丸く収まろってもんさ」
志乃は冷たく言い放ち、傷だらけの山吹の心を絶望に染める。
これは言いがかりに近い裁定だった。
どの遊女がどの客を取っているのかは、全て遣手である志乃のみが把握している。
志乃はそれを元に下男に指示を出して遊女を誘導させる。
山吹に出来る事といえば、辰吉に連れられて部屋へ赴き、そこで客を取ることだけだ。
一日に何人もの客を取り、誰よりも働きづめで常に疲労困憊である山吹に、他に何が出来るというのか。
しかし山吹は折れるしかない。
おかしいとは思うが、山紫苑を維持するには、山吹自身が頭を下げるしかなかった。

333 :

折檻部屋に、再び地獄が繰り広げられる。
「さてと。人の客を取るような泥棒には、それ相応の折檻が必要だねぇ。
 ここいらじゃ、泥棒にどういう責めをしてんのか、その身体に教えてやるよ」
お鶴は、紅白色の腰巻だけを山吹に着けさせ、上は丸裸のまま柱を抱えさせた。
そしてその両手首を、腋を晒す格好のまま上方で結び合わせる。
背中を隠す長い黒髪は、首と掲げた腕に挟み込むようにして脇に垂らした。
その状態で遊女の一人が箒尻を手に取り、無防備な白い背中を打つ。
耳を切り裂くような容赦のない音が響き渡る。
「あぐうっ……!!」
山吹の口から苦悶の声が漏れた。
「顔は打つんじゃないよ」
お鶴が命じる中、山吹の美しい肩、肩甲骨、背筋、腰つきに赤い線が描かれていく。
時には三重四重と平行に走り、時には交差して、傷のない所がないほどに徹底的に刻み込まれる。
「うっ、んぅぐっ……!うぐうぅぅッ…………!!」
山吹の全身からは汗が噴出し、細い身体がうち震えた。
数刻の後、ようやく手首の戒めを解かれた山吹は力なくその場に倒れこむ。
しかしその両腕は抱え上げられ、容赦なく後ろ手に縛り上げられた。
「うあ……!!」
山吹は背中の痛みで覚醒する。
「おや、お目覚めかい。よくお眠りだったから、今度は水に漬けて起きて頂こうと思ったんだけど。
 まぁどっちでもいいわ、やんな」
お鶴の声で、後ろ手に縛られた山吹の足首にも縄が巻かれる。
その縄は天井の滑車に通され、山吹の身体は遊女達の引きに合わせて天井近くへ吊りあがった。
離れていく床の一部には、並々と水の汲まれた巨大な桶がある。
「ひっ……」
これからなされる事を把握した山吹が顔を引き攣らせた。
彼女の予想通り、吊られた山吹の身は勢いよく桶の中に沈められた。

334 :

「がぼっ……!!がぼっ、がぼぼっ……!!」
水に落とされた衝撃で空気を吐き出しながら、山吹は胸に強い痛みを覚えていた。
季節は秋口、寒いとはではいわないが暖かい季節ではない。
その時期に冷たい水に漬けられるのは、かなり心肺への負担がかかる。
苦しみもがく山吹の身体が、一旦水から引き揚げられた。
「げほっ、げほっえほっ!!うええええっ!!!」
かなりの水を飲んで空気を足りていない山吹は、酷く咳き込む。
「どうだい気分は、反省したかい」
そうお鶴に問われても、咄嗟に答えが返せる状態ではない。
すると、山吹の身体は再び水に漬けられた。
再度あふれ出す空気、全身を襲う寒気。窒息の苦しみ。
「さぁ、どうだい」
次に水から引き揚げられた時、山吹はすぐに口を開いた。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいっ!!!!」
しかしそうして謝罪しても、底意地の悪いお鶴が容易に赦すはずもない。
「誠意がないね。長めに漬けな」
そう冷たく言い放ち、山吹に更なる苦しみを与える。
肺の空気がなくなっても、大量に水を飲んでも終わらない三度目の水責め。
山吹の身体は苦しみに痙攣し、やがてその腰巻の一部が変色しはじめる。
それは腰巻から流れ落ち、腹部を伝い落ちる時に薄黄色をしているのが解った。
それは桶の中の水に溶け、かすかな刺激臭を漂わせる。
「あはは、流石は失禁太夫さまね。これだけ苦しめられても自己流を貫くなんて、大したものだわ」
お鶴が笑いながら引き揚げる指示を出す。
意識も朦朧として口から水を吐き零し続ける山吹は、お鶴を眺めて口を動かした。
「…………お、おつるさん…………ほ、ほんとうに、反省、しているの…………。
 ごめんなさい、わたしが、わるかったわ…………」
何とか赦しを得ようと、失神寸前の状態で言葉を紡ぐ山吹。
その彼女に、お鶴は冷ややかな表情の裏で思う。
何を言っても無駄、どう媚びたって無駄。この折檻は、私が飽きるまで続くのよ、と。

335 :


「お嬢様、お嬢様!大丈夫ですか!?」
辰吉は、机に寄りかかったまま眠る山吹を揺り起こした。
山吹が眠そうな瞼を開く。
白い吐息が辰吉の頬を撫でた。
「……辰吉さん……?ああ、ごめんなさい、少し眠ってしまったわ」
「いけませんよ。火鉢を炊いているとはいえ、まだまだこの部屋は冷えます。
 眠るなら布団の中にした方がいいです」
辰吉はそう言い、ぶるりと身震いする山吹の背に半纏を掛ける。
「暖かいわ」
「そうでしょう。憶えていらっしゃいますか、これ、あの雪の日に……」
「ええ、私が縫ったものよ。肩口がどうにも上手く縫えなくて、別の布を当てて誤魔化しているんだわ」
山吹は半纏の裏を見ながら、恥ずかしそうに笑った。
辰吉は彼女に温かな柚湯を淹れる。
「……店の方は、どうですか」
辰吉は、山吹の手元にある帳簿を見やりながら問うた。
山吹はやや寂しそうに首を振る。
「厳しいわね、この時期はお客様も少ないし。
 本当は私が一日十人ほどお相手出来ればいいのだけど……痛くって」
どこが、と山吹は言わず、辰吉も聞かない。
山吹はしばしの沈黙の後、それに、と付け加えた。
「帳簿の計算も合わないの。お金に関する部分は志乃さんにだって任せてないのに、
 毎月三両ほどがこの店から無くなってる。
 見世の皆を疑うわけじゃないの。でも、これ以上はもう……」
山吹がそう言った時だ。俄かに見世先が騒がしくなりはじめた。
「……何かしら」
山吹は帳簿を閉じ、引き出しにしまってから障子を開ける。
それが地獄の釜の蓋だとも知らずに……。

336 :

山紫苑の見世先には二十人余りの男達が詰め掛けていた。
男達は玄関口で志乃と言い合っている。
「志乃さん、一体何事なの!?」
山吹が下駄を鳴らして姿を現すと、男達が喚き出す。
「この見世で、今日は何人ででも遊べるってぇから来たんだぜ!?
 それをあの女、今日相手が出来る新造は三人だけだなんぞと抜かしやがる。
 こりゃあ一体どういう事だ、ああ女将さんよぉ!?」
男達は怒り心頭といった様子で山吹に詰め寄った。
山吹には何の事やら解らない。
確かに今日出られるのは、山吹を含めても三人だ。最近は寒く、客足も遠のいている。
そんな折に何人も見世にいても、という遊女達の言葉を聞き入れ、休暇を与えていた所だった。
それを見透かしたようなこの大人数。
他の見世による妨害か、あるいは……。
山吹がそう考えていた所へ、まさに疑惑の当人である志乃が声を掛けた。
「これはまずいよ山吹。あの人らは、遊郭でも頻繁に姿を見かける常連だ。
 その人達を怒らせたままじゃあ見世の風評が悪くなって、お取り潰しの憂き目に遭っちまう」
志乃はさも山紫苑の心配をしているという風を装っている。
しかし今の山吹には、その本心が透けて見えた。
やはり裏で糸を引いているのはこの志乃だ。
先ほど志乃と男達が言い合っていた時の空気と、今騒ぎ立てている空気。
その微かな空気の違いを比べれば、志乃とこの男達が内通している事は容易に感じ取れる。
志乃の謀も杜撰になったものだ。
何度も彼女の顔を立てて従っているうちに、山吹の事を考える頭のない木偶とでも見たか。
……しかし。しかしながら山吹は、今回も志乃の謀に乗らざるを得ない。
母の遺した山紫苑を護るために。
「……わかりました。女将である私が、皆様のお相手をいたします」
思った通り、山吹がそう申し出ると、男達の雰囲気ががらりと変わる。
怒りの空気から、飢えた獣のような気配に。
「そうかいそうかい。じゃあ愉しませてもらうぜ、紅華太夫の娘さんよぉ」
顔を舐めるようにして告げる男の濁った目を、山吹は凛とした瞳で受け止める。

「む、無茶です、壊れてしまいますお嬢様……!!」
何十という男と共に門を潜る山吹を見送りながら、辰吉は言い知れぬ悪寒に震え上がった。

337 :

その地獄は、山紫苑の「松・竹」二部屋を仕切る襖を取り払い、吹き抜けとした仮設の大部屋で繰り広げられた。
「おらおら、次々代われよ!まだ後が支えてるんだからよ!!」
そう野次が飛び、果てた男と入れ替わりに一人が背後から山吹の身体を抱いた。
「おおっ……。へへ、餓鬼のくせにしっかり締め付ける技を身につけてるじゃねぇか。
 奥が吸い付いてくるみたいで、たまらんぜぇ」
男は強く山吹の腰を掴み、一切の容赦なく腰を叩きつける。
山吹の顔側では、また別の男が逸物をしゃぶらせていた。
肉茎をやわらかく指で扱き上げ、先端を口の中で転がす絶妙の口戯。
「ああ、あ、駄目だこれ、すげえっ……!!!」
一人が忽ちに射精へと導かれ、しかし間髪置かずに別の男が山吹の唇へ逸物を宛がう。
山吹は一刻の間隔さえなく、常に複数の男達に群がられていた。
前後左右様々な姿勢から逞しい物で花壷を犯され、口唇奉仕を強要される。
花魁としての経験と技巧を身につけた山吹は、群がる男を次々に射精に導いていくが、いかんせん数が多すぎる。
「はっ、はぁっ、はぁ、はあっ……」
山吹は何十度目かの口戯の最中、息が続かずに怒張を掴んだままで息を整えた。
その顔は汗に塗れ、彼女がどれほど疲労しているのかをよく物語っていた。
しかしそれを隙と考えた男が、山吹の頭を掴んで喉奥深くへ逸物を叩き込む。
「えおっ!?」
「へへ、ようやっと余裕のない顔が出たな。女は素直が一番だぜ?
 ……ふむ、中々いい具合に喉奥へ入っていくな、こんなのももう経験済みってか」
男は言いながら、山吹の喉奥を掻き回す。
「おっ、おえっ、げぼっ……!!!」
山吹は嘔吐こそしないものの、涎を次々に吐き零し、鼻からも汁を垂らして苦悶した。
山吹の身体は時が経つほど乱雑に扱われるようになり、やがては前へ挿入されている最中の山吹へ、
もう一人が密着して逸物を宛がう。
「あうっ!!」
喘ぐばかりだった山吹が突如として大声を上げた。
「へへ、おい見ろよ!!こいつ糞の穴にも入るぜ!?」
「マジかよ!?おいおい、早く代われよ、どんな具合なんだ?」
「糞穴に入れるなんざ正気じゃねーなぁ。だがせっかくの機会だ、試してみるか」
男達は新たな加虐手段に目を光らせ、前後から山吹を犯し始める。
「あ、あう!あう!!ああううううっ!!!!!」
多くの客を取ってきた山吹とて、前後から挿れられる経験は初めてだ。
彼女はその未知の感覚に顔を歪め、男達に抱え上げられた両脚を強張らせて悶え狂う。

338 :

悲痛な宴は夜が明けきるまで続けられた。
二部屋の至る所が精液や汗、その他様々な体液で汚され、酒と男の匂いで噎せ返るほどだった。
やがて畳に倒れ伏したまま動かない山吹を残し、男達が引き上げようとする。
「…………まって…………お、お代…………」
それを山吹の声が引き留めた。
彼女は意識も朦朧としているような有り様ながら、這うようにして男達ににじり寄る。
「あ、ああ……そらよ」
最後尾の男は顔を引き攣らせながら銀貨をばら撒いた。
そこに残っている、五人分の料金だけを。
山吹の目が見開かれた。
「ご、五人なはずないでしょうっ!」
そう叫ぶ山吹に、男の数人が気圧される。しかし中には平然としている者もいた。
「……何言ってる、ここにいるのは5人さ。
 文句があるなら、何人いたと思うのかをきっちり教えな。
 言うまでもねぇが、1人でも多く吹っ掛けやがったら承知しねぇぞ」
そう言い放たれ、山吹の瞳が惑った。
山吹が硬直している間にも、男達は一人また一人と帰り始めている。
やられた。
山吹を犯した正確な人数、そんな物は解るわけがない。
例え的確な人数を言い合てたとしても、証拠がない以上は相手の言い分でどうにでも覆せる。
「…………そんな…………こんな、ことって…………!!」
山吹は絶望の言葉を吐きながら意識を失い、力なく畳へと倒れ伏した。

「ええーっ嘘、『松・竹』の二部屋貸切にした上に、これだけ廓中汚されて、たったの五人分?」
遊女の一人が信じられないといった表情で山吹を睨む。
他の遊女も、志乃も、同じく山吹の吊るし上げに加担していた。
「何人の客を相手にしたのかも把握できないようじゃ、花魁失格だよ。
 加えて見世に大損害を与えるなど、女将としても度し難い。これは猛省が必要だね」
志乃は正座させた山吹を見下ろしながら宣言する。
今になって解る、心の内から愉しそうな表情。
あるいは紅華が病に伏せるよう仕向けたのも彼女かもしれない。そう思える異常性。
「……おや山吹、なんだいその瞳は。まさかお前、このあたしに逆恨みでもしてるのかい。
 とことんまで性根の腐った女だね。
 お前達、こいつの骨身に染みるような、一番きっつい折檻をしてやんな!!」
志乃はそう言い放ち、遊女達に山吹を引っ立てさせる。
人を疑えない、心優しい山吹は、しかしついに彼女へと不屈の視線を向け始めていた。

339 :

数刻の後。
山吹は、駿河問いの格好で吊るされたまま笞打ちを受けていた。
顔も含めた全身至るところを滅多打ちにされている。
さらには用いる責め具も、牛の革で作られたしなやかな笞だ。
以前に使われた箒尻とは格が違い、皮膚の張り裂けるような鋭い痛みを対象者に与える。
「ぎゃッ!!あっ、うあぁっ!!ひいぃッ!!!」
山吹は悲鳴を上げ続けていた。
悲鳴を上げては暴れ、また悲鳴を上げ、やがて息をすることさえままならなくなっていく。
吊られる『駿河問い』のつらさと、笞の痛み。
しかもそれだけではない。
足の親指と人差し指の間に、右足は赤、左足は白の蝋燭を括りつけられており、
痛みに身を捩るたびに色とりどりの蝋が美しい背中を汚す。
「あははっ綺麗な紅白だよ。さすが芸事を修めてらっしゃるだけあって、芸術的だねぇ」
笞を振るうお鶴が嬉しげに笑った。
山吹の涙が、頬から顎先へ伝う。全身も至るところが汗で濡れ光っている。
その身体を容赦なく笞が襲った。
「ぎゃあっ!!……っあ、あうぅ……」
苦痛のあまり山吹が気を失うと、冷水が浴びられて無理矢理に意識を引き戻される。
「はぁ、はぁ、い、いつまで、続けるつもり……?」
「さぁ、特に何も言われてないわ。別にあんたがぬまででもいいのよ?」
そのようなやり取りが何度も交わされ、山吹は何度も失神しては目覚めさせられた。
やがて声さえ発さなくなった頃、ようやくにお鶴は笞打ちを止める。
「ふん、情けなく失神してるわ、汗やら何やらでくっさいいねぇ。
 まぁこれからもっと酷い有り様になるんだから、関係ないわね」
お鶴はそう吐き捨てながら、山吹の縄を解かせ始めた。

340 :

山吹は朦朧とした意識の中で、湯のみ一杯の液体を飲まされる。
「うえっ……!」
あまりに不味いのか吐き出しかけるが、全て飲み干す事を強要された。
「今飲ませたのは、強烈な下剤よ。あと少しで効いてくるわ」
お鶴はそう言いながら、再び遊女達に山吹を拘束させ始めた。
首を支えに逆立ちをした状態で、両膝を頭の側面まで降ろす姿勢。
秘部と肛門が天を向く格好だ。
惨めさもさる事ながら、散々に背中を笞打たれた山吹にとっては、
その姿勢を維持する事自体が涙の出るような苦行だろう。
「ふふふ、いい格好。あの紅華太夫の娘が三流遊女の前でこんな姿を晒すなんて、
 一体誰が思ったかしら」
お鶴はそう言いながら山吹の尻肉へ指をかけ、肛門を開いて見せた。
「可愛い不浄の穴ねぇ。散々犯されて、さすがに開いてしまってるけど」
その言葉と共に肛門を開いて、閉じて、を繰り返すと、周りの遊女から笑いが起きる。
「くっ!!」
山吹は顔を顰めた。
「何だか後ろの穴は物欲しそうだわ。折檻部屋には大抵何か転がってるから……
 うん、これがいいわ」
お鶴は手近な箱から張り型を取り出し、山吹の肛門に宛がう。
「ちょっと、そっちはもっやめ……!!」
山吹の非難も空しく、張り型は桜色をした直腸内へと入り込んでいく。
そしてある程度まで入ると今度は抜き出され、また挿し込まれ、一定のリズムで抽迭され始めた。
「う! う! う! うっ!!」
山吹は後ろの穴が弱いのだろうか、一突きごとに呻きを上げる。
「なんだ、煩いねぇ。これでも咥えときなよ」 
別の遊女にとっては山吹の喘ぎは耳障りだったらしい。
彼女は山吹の口に竹の一節だけ切り取ったものを嵌め込み、それを縄で首裏に括りつけた。
その簡易な猿轡で、山吹の声はされる。
「んおうぅぅあえーーーっ!!!」
だがしばらくすると山吹は、それでもなお漏れるほどの声を上げ始めた。
何が起こったのかと訝しむお鶴達は、その直後に事実を知る事となる。

341 :

「あーあー、出てきた出てきた!」
一人の遊女が、山吹の肛門を差して叫ぶ。
彼女の差す先では、お鶴の抜き差しし続けていた張り型を押しのけるようにして茶色い液が漏れ始めている。
「おっと、ようやくか。意外によく堪えてたものね」
お鶴が満面の笑みで張り型を抜くと、その瞬間栓が抜けたかのように汚液が溢れ始めた。
「んむうううううぅぅーーーーっ!!!!!」
山吹が目を見開いたまま頭を振る。
下痢便は幾度か飛沫のように噴き上がり、次いで肛門を押し開くように流れ出して山吹の身体を汚した。
剥き卵のような尻、すらりとした脚、細い腰つきに柔らかな乳房、すっきりとした首元……。
「いああああーーーっ!!!」
汚液は山吹の顔にも容赦なく流れ落ち、小鼻や固く閉じた瞼の上を通り過ぎていく。
しかし竹を噛まされた口だけは防ぐすべもなく、奔流の幾筋かが舌へ絡み、喉奥へと入り込んでいく。
「あっはっはっはっは、ぶり、ぶびいいって凄い音!
 匂いも鼻が曲がりそうに堪らないわ」
「惨めねぇ。あの『紅華太夫』の娘なんていっても、うちらと何も変わりやしないわね。
 今までの世の中が、変にこいつを特別扱いしすぎてたのよ。
 せいぜいそうやって、自分自身が出した汚物に塗れたまま一晩を過ごしなさいな」
お鶴達はそれで満足したのか、なおも溢れ出る汚物に塗れたままの山吹を残して部屋を出た。

辰吉は布団に包まりながら、その全てを耳にしていた。胸が張り裂けそうになりながら。
やがて彼は『禁忌』を犯す。
志乃達全員が寝静まった頃、折檻部屋へと忍び入ったのだ。
すぐに鼻の曲がりそうな異臭が漂ってくる。
辰吉はその只中にいる山吹の傍へ屈み込み、水に塗らした布でその顔を拭った。
そして縄を解いて口枷を抜き取った時、辰吉は山吹の瞳を見る。
「………………負けない………………」
ぞくり、とした。
「…………絶対に花魁の中の花魁に、なってやる」
しわがれた声で呟く山吹を前に、汚れた布を握りしめながら辰吉は、どうしてか涙を零していた。

                     終わり

342 :
最高でした!
保存して楽しみます

343 :
う、うーん、まあ、花魁ものってか、花魁風ファンタジーとしてならあり、かな…?w

344 :
終わり方からすると続編もありですよね
期待しています

345 :
投下乙!!GJでした。
花魁風ファンタジー、それについては>>343と同意見かなw
この書き手さん、くノ一スレに書いたことある人かな〜?

346 :
長編GJ!

347 :
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16819087
これ凄すぎw

348 :
スモークキャットさんか
こいつ本当に嫌味なくらい天才的に上手いよな
埋もれさせておくにはあまりにもったいない才能

349 :
3/25のラスト、山吹じゃなくて志乃だよね?

350 :
学生時代、学費を稼ぐためソープ嬢となった主人公。無事卒業し、念願の高校
教師となるが、偶然、かつて働いていたソープランドの店長と再会してしまい、
無理矢理、契約を結ばされる。やむなく、ソープ嬢と教師の二重生活が始まる。
かつての看板ソープ嬢の復活で、閉店の危機を免れるソープランド。教師と
ソープ嬢の二重生活に充実した日々を送る主人公のもとに教え子が客として
現れて・・・・・というSSを頭の中で妄想したことがある。
元ネタはテレビでとりあげられていたキャバ嬢で、語学留学の費用を稼ぐために業界入り
するが、指名NO1となり、店が辞めさせてくれず、当分留学はできない、と言って
いたのと、昼は諜報員、夜は高級ソープ嬢という設定のコミック。

351 :
ある漫画でサーカス維持のため男娼をやらされてるピエロの話があるんだが、その女性版とか。
いや女がピエロ(クラウン?)のド派手でキラキラ光ってる衣装や、ドーランで真っ白けな地に色々描く化粧してるとビザールなエロさを感じるんだよね。
サーカスという夢の世界のために、ベッドの上で踊って見せる道化師……

352 :
>>350
学費を稼ぐ程度なら、ソープじゃなくキャバのバイト辺りが普通の発想じゃないか?

353 :
生来女王気質で、男を蔑み虐げたいが為にSMクラブで働き始めた若い娘が、
『S嬢になるためにはまずMの気持ちを知らなきゃ駄目』との事で心ならずもM嬢からスタート、
研修中にエロ店長からたっぷりアナルマッサージ受けて塗れちゃったり、
子供の頃虐めてた奴とかキモ親父な客を相手に、浣腸&排泄晒した挙句アナルファックまでされちゃったりすると萌える。

354 :
gisgy

355 :
>>353
AFは売春にならないしな

356 :
遊女と戯れたい

357 :
「ボウヤ、もっと腰を振らないと身体が暖まらないわよ?」
「あらら、ボウヤの生温かいザーメンが出ちゃったわ。」
「ガーターベルトとストッキングに掛かったわよ。結構出たわね?」

358 :
ひらひらのフリフリなドレスを着たゴスロリ娼婦とかに萌える

359 :
エロの敵と思われてたPTAが実は主婦売春の組織だったらおもしろそう

360 :
口先ではポルノに対して批判的なことを言っているのに
裏に回ったらエロいことしてるのか…

361 :
毎年のように登場する変身ヒロイン、魔法少女などと呼ばれるジャンルのアイドルたち。
しかし、その内お役御免となっていったアイドルのその後を、彼女たちに守られてきた一般市民やファンたちは知らない。
何と彼女たちは裏の世界の地下アイドル――――魔法娼婦となって春をひさいでいたのだ!

362 :
>>361書いた俺が恥ずかしいから、みんなも数行ぐらいのネタ書こうぜ。

363 :
今日もストッキングの淵が見えるミニスカート姿で客を待つ娼婦。
目の前に坊やが歩いているのを見て、ついつい手招きをして呼び込む。
最初はフェラ、次は挿入、最後は外出しで射精して帰らせる。
これが娼婦の一日。

364 :
バニーガールはこのスレに含まれますか?
>>363
お尻の形がくっきり浮かび上がるほどタイトなウルトラミニのレザースカート。
レースのストッキングに包まれた二本の美脚の付け根には、紫のスキャンティが。
プリプリぷるぷるの唇には真っ赤なルージュが引かれている。マスカラとアイシャドウ。サングラスをかけて、シガーを咥えて。
トップは身に付けず、毛皮のコートを羽織っただけ。15cm以上のピンヒールでツカツカと歩く度に柔らかな肉の双球が跳ね回る。

365 :
○リ娼婦とかは時節柄ヤバすぎるネタか

366 :
AV女優がヒロインの作品はこのスレでいいのでせうか……

367 :
>>366
LR見てみると、
>以下は禁止、より相応しい他の板でどうぞ。
>キャラ単位、キャラ主体のスレッド →ピンクのキャラサロン
>年齢制限付きの作品に関するスレッド →エロゲネタ&業界/エロ漫画小説アニメ/エロ同人等
>画像の貼り付け →半角二次元/お絵描き・創作等
>実在する人物(アイドル等)を元にした創作 →えっちねたロビー等 【PINKちゃんねるは18歳未満立ち入り禁止】
>18歳未満の方は、エロ妄想を含まない範囲で2ちゃんねる掲示板をご利用ください。
と書いてあるから、
架空のAV女優ならおkで実在のAV女優を元にした場合はアウト になると思う

368 :
架空のAV女優モノで一作失礼します。
スカトロ(嘔吐)分があるので注意。20レスほど。

369 :

眩い照明とレフ板が、閉ざされた室内を真昼のように照らす。
パシュッという音で一瞬の閃光が走り、ピピピピピと電子音が続く。
カメラを構えた男達が真剣そのものの顔で正面を凝視する。
その中心では、一人の女が数人の逞しい男達に囲まれていた。
行われているのはセックスだ。
ボディラインを浮き出しにしたまま、逸物を咥え、男の上に跨って蠢く女。
行われているのがアダルトビデオの撮影である事は疑いようもない。
しかし渦中の女性は、およそ性的な営みとは無縁なほど清楚に見えた。
「本当に彼女、惚れ惚れするぐらい若いよね。
 あれで今年32だなんて信じらんない。せいぜい女子大生くらいだよねぇ」
メイク係の女が壁に寄りかかりながら言った。
話しかける相手は、この撮影現場には似つかわしくないような少年だ。
歳は15,6といった所か。
坊主刈りの青い頭に、好奇心を抑えきれない瞳が新鮮だった。
彼の瞳は、女優の痴態に釘付けとなっている。
冴草 里奈(さえぐさ りな)。
女優顔負けのルックスを誇り、あらゆるハードコアを極めたと言われるAVクイーン。
デビューしてから11年が経ってもその人気が風化する事はなく、
DVDの売り上げでは今なお単体女優の中でもトップクラスに位置している。
デビュー当時は妹系、特にロリコン趣味の層をターゲットとする清純派女優だった。
初出演作はイメージビデオ程度の刺激の弱いものだったが、
アイドル級の愛らしさは早くも一部のマニアから高く評価されていた。
そして二作目、三作目でいよいよ本格的なセックスシーンが撮られると、
普段撮りとはまた違うカラミのシーンでの表情の良さ、声の通り具合が話題となる。
ただ可愛いだけでも綺麗なだけでもない、『エロい』女優。
やがて様々なメーカーを渡り歩いて経験を積んだ里奈は、
当初の“清純派ロリータ女優”というカテゴリから脱却し、官能美を売りにしはじめた。
女らしい艶があり、けれどもデビュー当時の瑞々しさも残している。
愛らしい、綺麗、色っぽい。それら女性の美の全てを内包した未知の魅力。
聖母という表現も多く用いられた。
作品を経るごとに洗練されていくその神秘性は、長らくに渡って男達を魅了し続ける。

370 :

「この業界ではね、女優は出演するたびに価値が下がるって考えが基本なの。
 ほとんどのAV女優がデビュー後3作かそこらで消えるでしょ。
 まぁ名前を変えてまた出たりもするけどね。
 でも里奈さんは、その厳しすぎる業界で11年も残り続けてる。
 いや、残るなんてもんじゃない、今でも第一線だわ。
 新作が出れば迷わず買うっていう熱狂的なファンが一杯いる。そうだよね」
メイクの女は、少年に向けてそう続けた。
少年……駿介は、図星を突かれたかのようにメイクの女を振り仰ぐ。
確かに、駿介自身も冴草里奈の大ファンだ。
彼女の過去作は何度も見返しているし、雑誌のインタビューも余さずチェックしている。
間違いなく恋といえるレベルでの好意を持っているのは間違いない。
月に2本出る里奈の新作が日々待ち遠しくて堪らず、
学校の友人が里奈の話をしている際にはつい聞き耳を立ててしまう。
その駿介にとって、目の前の撮影現場は現実ではないようだった。
冴草里奈のセックスシーンなど飽きるほど観てきたはずなのに、興奮が止まらない。
空間に漂っているのは、殆どが男優の体臭と精液の匂いだが、
その中に微かに混じる甘い香りが、里奈の発するものではと思ってしまう。
彼女は何人もの男に囲まる状況下で、大ベテランの貫禄を見せ付けていた。
里奈に逸物を咥えさせている男は、甘いマスクが人気な、やはりベテランの男優だ。
「ううっ!!」
しかし彼も、里奈に口と手で逸物を扱きまわされ、情けない声で射精する。
里奈の唇が離れた時点でカメラからはフェードアウトしている筈だが、
傍から見ている駿介には男のその後の姿もしっかりと見えていた。
男は信じられないといった表情で逸物を見下ろし、荒い呼吸を繰り返している。
よく見れば筋肉質に締まった脚が震えてもおり、どれほどの快感に襲われたのかが見て取れた。
彼とて『ヤスの女性狩り』シリーズで、数名の女性を相手取って10回以上も射精する絶倫だ。
その彼がまるで子供扱いとは。

371 :

里奈に騎乗位で跨られる男優もまた、彼女の技術に翻弄されていた。
里奈は両の掌で2つの逸物を扱き、口にも2人分を咥え込んでいるので腰しか使えない。
しかし、彼女が腰を浮かせながら締め付けると、下になった男から呻きが漏れる。
「くっ……!!」
男優はまるで犯されている女のような顔をしていた。
彼は自由な両手を使って里奈の腰を掴み、主導権を握ろうと躍起になるが、
やがて脚の先までをピンと伸ばしてあえなく射精を迎えてしまう。
にちゅっという音と共に結合部が外れると、里奈の割れ目からは多量の白濁が零れ落ちた。
明らかに絞りつくされたかのような量の精液。
無論、今絶頂を迎えされられた男も、熟練の域にあると名高い中年の名手だ。
AVに出ればそれだけで看板となりうる実力派男優が、次々と果てさせられる。
その様はまるで妖魔に精を搾り取られるようで、作品の仮題である『吸精主リナ』そのものだ。
やがて撮影も終わりとなった所で、里奈を円状に取り囲んで逸物を扱きはじめる。
〆のぶっかけ、という定番の手法だ。
男達が苦渋の顔を作りながら逸物を扱きたて、呼吸を合わせて里奈の顔へ次々と白濁を浴びせかける。
「あ、あ!」
しかし若い一人だけは、中々射精に至らない。
勃起は他の誰よりもしているが、現場慣れしていないだけに上手く射精できないのだろう。
「カット、OK!お疲れさん!!」
そこで監督の声が入り、撮影は終了となる。
男優達が一様に安堵の息を吐く中で、半端に達し損ねた若い一人が項垂れた。
すると里奈が彼の足元に歩み寄り、その逸物を摘み上げて口に咥える。
「あっ!?」
男優は驚きの声を上げた。
カメラの回っていない部分でまで奉仕をする義務は女優にはなく、完全なサービスだ。
カットが掛かればすぐに気だるそうに座り込み、煙草をふかす女優も多いというのに、
大ベテランがそこまでしてくれるものなのか。
「あ、有難う……ございますッ……」
男優が感謝の言葉を述べながら、実に心地よさげに射精を迎える。
里奈は精液を口に受け、手渡されたティッシュに吐き出してから、男優に朗らかな笑みを向けた。
それを直視した若き男優は、危うく惚れそうになったことだろう。

372 :

「お疲れ様でした!!」
若い男優を先頭に撮影スタッフが頭を下げる中、里奈はバスローブを羽織ながら振り返る。
「みんなこそ、お疲れさま!」
汗を浮かべながらそう笑う顔は、まるで試合を終えたスポーツ選手のようだ。
駿介はその里奈の格好良さに見惚れると共に、改めて彼女がこの現場の主役なのだと実感する。
「彼女って、どれだけ大きな存在になってもああなのよね。
 その人徳が回りまわって、彼女をクイーン足り得させてるのかも知れないけど」
メイクが、シャワールームへ消える里奈を見ながら呟いた。
「彼女、業界でも有名なのよ。交渉でゴネない女優だって。
 勿論NGプレイはマネージャーから指定されるけど、ギャラは完全に相手の言うなり。
 本当ならもう豪邸を建てられるくらい稼げてるはずなのに、
 里奈さん本人は食べられるだけの稼ぎがあればいい、って言ってるらしいの。
 ホント、あたしなんかの物差しじゃ測れないような人だよ」
メイクはそう言いながら、自分の仕事をしに部屋の外へと消えていく。
スタッフ達も各々の仕事に忙しなくなる中、駿介はしばし立ち尽くしていた。
撮影の熱気に当てられたようだ。
頬が紅潮し、重苦しい息が漏れる。隆起した物が、窮屈そうにズボンの中で脈打つ。
丸2日に及ぶ撮影は、思っていたよりも遥かに生々しく、凄まじかった。
それに比べれば、単にビデオ映像を観るだけの行為など搾りカスのようにすら思える。
これが現場。これが生の熱さなのだ。
駿介がそう思って生唾を呑みこんだ時、彼の視界に再び里奈が現れる。
場の主役であった里奈が、傍観者である少年の目の前に。
「お待たせ。帰ろっか、シュンくん」
カジュアルな私服に着替えた里奈は、そう言って駿介の手を取った。
柔らかくしっとりとしたその掌の感触に、駿介はぞくりとする。
あの冴草里奈と親しい存在だという事実。
それが思い起こされた瞬間、少年は危うく射精しかねないほどの興奮に見舞われた。

373 :


駿介と里奈は、同じマンションの隣同士だ。
カリスマAV女優とはいえ人間で、日本のどこかに住んでいるのだから、
たまたま近所である人間がいても何の不思議も無い。
その幸運な少年が駿介だった。
隣に住んでいるのがAVクイーンだという事は、駿介の両親共に知っている。
父親は密かなファンで、自室にいくつも彼女のDVDを隠しており、
駿介が冴草里奈という女優に一目惚れするきっかけを作った。
母親はその父の鑑賞シーンを目撃して隣人の正体を悟ったが、悪く思う風もない。
「あれだけ可愛いんだもの。稼げるうちに稼いでおくのは賢いわ」
そのようにむしろ肯定的に捉えている天然ぶりだ。
両親がまだ駿介と共に住んでいた頃には、母親が作りすぎた惣菜を、
父親が鼻の下を伸ばしながら里奈に届ける光景が頻繁に見られた。
里奈はお袋の味が楽しめると、それは大喜びだったそうだ。
今では両親揃って遠くに出張しているが、それでも月に一度、
里奈の分も合わせて2つセットでの惣菜が届く。
それを届けるついでに憧れの里奈の部屋に招き入れられたのが、
2人の知り合うきっかけだ。
初めて里奈の部屋に上がった時、駿介はインテリ人間の部屋という印象を持った。
とにかく本が多い。
一般小説に始まり、心理学、語学、環境学といった教養本が本棚に詰まっている。
額縁の卒業証書からは、驚くほど偏差値の高い大学の出である事も窺い知れた。
各部屋のレイアウトも斬新だ。
探究心と向上心に溢れた性格だという事が、家の中を見ただけで解る。

374 :

里奈は頭の良い女性だった。
勉学のみならず、生活の上での諸問題についても、自身の哲学に沿って答えをくれた。
そして駿介に近い大人の誰よりも、しっかりとした倫理観を備えている。
『隣に住むお姉さん』として駿介と親しくはしても、それ以上になろうとはしない。
駿介が下心から里奈の体に触れようとすると、里奈はそれを頑として拒んだ。
「まだ早いよ」
ぴしゃりとそう告げ、欲情に猛る少年を戒めた。
……ただし、それはあくまで雄介が性欲からの行動を起こした場合の話だ。
しかし里奈と共に過ごす内に、彼は『本気で』里奈に恋するようになっていった。
諌められても、叱られても止まらない想い。
未熟な身でありながら、駿介は揺らがない恋心を里奈に抱いていた。
「…………本気なのね?
 その選択は、シュンくんの人生にとって毒になるかもしれないんだよ。
 後ろ指を差されて生きる事になるかもしれないんだよ」
里奈は何度もそう諭し……思い悩んだ末にその気持ちを汲む。
隣のお姉さんとして、彼の憧れるAVクイーンとして、ありのままで駿介の本気を受け止めた。

375 :


乳液を塗る里奈の後ろから、駿介が抱きつく。
「里奈さん……」
シャツの裾から腕を潜らせ、脇腹を経由して乳房を揉みしだく。
「あんっ!」
里奈が声を上げた。
駿介の手のひらに吸い付く餅肌は、彼より10以上も年上のものとは思えない。
何かの拍子に触れた彼の同級生の肌にすら、負けてはいないように思える。
それは天性の素質に加え、里奈の努力にも拠るものだ。
ジムで定期的に汗を流し、朝晩の手入れも欠かさない。
また菜食を中心とした食事内容は、日々彼女の公式ブログに掲載され、
ある著名な女性アスリートもそれを参考にしているという。
駿介は、その芸術的な張りと触感を持つ肌を掌の中で堪能する。
「こら。私、さっき撮影終わったばっかりじゃない。
 撮影以外のプライベートでまでセックスなんて嫌ぁよ」
里奈は頬を手で叩いて引き締めつつ答えた。
「そんな」
駿介の表情が残念そうなものに変わった。
勃起しきった逸物を背中に擦り付け、名残惜しそうにねだる。
里奈の口元がふっと緩んだ。
「なーんて、ウソ。男の子の生理は、よく理解してるつもりよ」
里奈は突如振り返ると、駿介の唇を奪う。
少年の嗅覚を、里奈の付けている香水、乳液の薫り、そして女の匂いが埋め尽くす。

376 :

柔らかな唇も、ぬめった舌も心地良い。
「ん……んんっ」
駿介はされるがままに、ベテランAV女優のディープキスを受け続けた。
上手いなどという次元ではない。
唇が生き物のように蠢く一方で、舌が口内に侵入してくる。
その舌先は少年の歯茎、舌の付け根、そして上あごの粘膜を丹念に舐めまわす。
ゾクゾクとする快感が少年の背筋を駆け上り、そして。
「んううっ!!」
里奈の舌に開かれたままの口から悲鳴が漏れた。
そして腰が小刻みに揺れた直後、下着の中がぬるいもので満たされる。
それは少量では済まず、どくどくと溢れて太腿を汚した。
状況を察した里奈は、糸を引きながら唇を解放する。
そして少年のズボン摺り下げ、悲惨な状態となっているトランクスを脱がせた。
「可愛い。キスだけで出ちゃったのね」
里奈が白濁に塗れた少年の持ち物を指先で弾く。
「う、うん……キスだけで、出ちゃった」
催眠に掛けられたように、同じ言葉を繰り返す駿介。
その髪を愛おしげに撫でながら、里奈は逸物の先を握り込んだ。
「ねぇ、シュンくん……今日も潮吹きさせてあげよっか」
意地悪そうな瞳が告げ、やわらかな掌は、射精を経験したばかりの敏感な亀頭を扱きはじめる。
「あっ、ああ!!」
駿介はその感覚に腰を蠢かせた。
射精直後の亀頭責め。それはつらいが、里奈の導くままに我慢していれば、
やがて痛烈な尿意にも似た感覚の直後に精液が飛沫くのだ。
肉体的な快感は薄いものの心が気持ちよく、駿介はそれに病み付きになっていた。
「あっ、あっあっ、ああっ!!」
AV男優をも腰砕けにする一流女優のテクニック。
それを惜しげもなく披露されながら、少年は声を上げ、極感の坩堝へと飲み込まれていった。

377 :


冴草里奈のAV女優としての公式なデビューは、有名レーベルでの美少女物。
まるでアイドルのイメージビデオのような作品だったが、
実際にはそれ以前に、無名なインディーズビデオへの出演があると言われている。
ファンの間で存在が囁かれては、『ありえない。他人の空似だ』と一蹴される噂。
だが他ならぬ里奈自身がそれを持ち出した時、駿介は噂が真実なのだと知った。
「シュンくんは、これ……見た事ある?」
里奈は駿介の隣に腰掛けながら、そのDVDを翳す。
駿介が首を振ると、里奈はやや躊躇いを見せながらも再生を始めた。
冴草里奈を形作る、始まりの一作として。
ワイドテレビの画面に映像が映し出される。
素人娘が風俗店の店長から研修を受けるというありふれた内容のようだ。
ありふれてはいる。けれども横に座る里奈の、素人時代のビデオだ。
そう考えると、駿介は鼓動の高鳴りを抑えられない。
映像の中には、まだロリータ系の雰囲気を有していた頃の里奈がいた。
彼女は店長役の男優からスケベ椅子やマットを使って客の悦ばせ方を仕込まれた後、
いよいよベッドでの本番講習を受ける。
本当の講習らしく、正常位、座位やバックなど一通りの体位での実践がなされたが、
騎乗位での腰の使い方は特に念入りに仕込まれているようだった。
「これは辛かったわ……。他の体位と違って、騎乗位は自分で腰を使わなきゃいけないでしょ。
 最初は腰を振るのが恥ずかしくて、全然出来なかったの」
里奈自身の言う通り、ビデオの中の彼女は騎乗位を苦手としているらしかった。
男優に秘部を見られるのを嫌うのか、膝を閉じて腰を浮き沈みさせるばかり。
それはまるでお嬢様のセックスとでも言うべきものだった。
しかし里奈は、男優に何度も叱られ、半べそを掻きながら必に腰遣いを覚えていく。
純白の布が何度も泥水に漬け込まれ、染められていくように。
「勿論お芝居なんだけど、初めて本格的なテクニックを仕込まれたこれは、
 私にとって本当の風俗研修のようなものだったわ」
里奈が遠い目で語る間に、テレビ画面の中は新たな場面に移る。
技量不足として、遊び人風のボーイ2人を相手に経験を積まされるシーンへと。

378 :

「あははっ、遊び慣れてない娘のキスって旨いよな」
鼻にピアスをした男が、ベッドに座らせた里奈の唇を奪っている。
片手首を掴み上げ、頭を押さえつけたままでの口づけ。
困り果てたような顔で息を乱す里奈は、なるほど経験豊かそうには見えない。
「アソコもキッツキツだぜ。処女みてぇ」
下半身では、また別の一人の手がショーツに潜り込んでいた。
指はショーツの形を歪に変えながら激しく動かされ、クチュクチュと音さえ立てている。
「……感じてるの?」
画面の前で、駿介が里奈に尋ねた。里奈は首を振る。
「違う。感じる所を刺激されて、むりやり愛液を滲まされてるだけよ。
 怖くって、快感に浸るような余裕なんてなかったわ」
里奈の意思に関わらず、ショーツは彼女の愛液で透けるほどになっていく。
やがて男達はそのショーツを脱がし、ベッドの上でフェラチオをさせ始めた。
「徹底的に仕込んでやるから、覚悟しとけー」
男の声がする。
里奈は寝転がったその男に覆い被さって黒髪を上下させていた。
「んー、ダメだ。お前さっきから咥えてるだけじゃん」
男は痺れを切らしたように身を起こし、里奈の口に指を入れる。
そして2本指で挟みこむようにして舌を引きずり出した。
「フェラはこの舌を使うんだよ。ほら、指舐めてみろ」
男の指が、まだ幼げな顔をした里奈の口内を蹂躙する。
「あっ、あえおっ、あおああっ……!!」
里奈は非難めいた声を上げながら、執拗に舌遣いを仕込まれる。
やがて指が唾液塗れになった頃、男はベッドの上で膝立ちの姿勢を取った。
「そろそろコツも解ったっしょ。ほら、それを俺のチンポに対してやってね」
里奈は唇の端から唾液を零しながら、半ば泣くような瞳で逸物を口に含む。

379 :

里奈が必にしゃぶり回すうち、男の逸物は明らかに大きさを増していった。
初めは里奈の口にすっぽり収まるサイズだったものが、明らかにはみ出てきている。
「えっ、えはっ!!あえっ……」
里奈は苦しそうに呻きながら、唾液塗れの逸物を指の輪で扱く。
しかし男はその手首を掴み、跳ね除けた。
「ほら、苦しいからって手で誤魔化さないの。これ舌遣いの研修なんだから」
そう言いながら里奈の両腕を頭の後ろに掴み上げ、喉奥深くに逸物を捻り込む。
女の苦しげな声が映像内に漏れた。
そこから、リズミカルなディープスロートが行われ始める。
里奈のえづきや嫌がりなど度外視した、無機質にも思える喉奥蹂躙。
「…………っ!!」
容赦のない責めに、駿介は隣の里奈を仰ぎ見た。
かすかな笑みで画面を見つめる里奈は、横顔を凝視する視線に気付いて口を開く。
「スムーズにしているように見えるけど、かなり深くまで咥え込まされてるのよ。
 それはもう苦しくて怖くって、カメラの映っていない所では、
 男優さんに何度も『もう許してください』って上目遣いの視線を送ってるの。
 でも全く手を緩めてくれなくって、ああ自分で頑張るしかないんだって、
 うっすらとだけど現場の流儀に気付きかけてた」
里奈はそう言うと、しなだれかかるように駿介をソファへ押し倒した。
そしてジャージを摺り下げ、逸物をつまみ出す。
「AVみたいな特殊な環境じゃ、自分自身で気分を盛り上げていかないとダメなの。
 ライトは眩しいし、カメラは恥ずかしいし、人は多いし、
 声や表情も普通にセックスするだけじゃなくて、人の目を意識しなきゃいけない。
 素面のままじゃ、身も心も縮こまっちゃって何もできないわ。
 そういう意味じゃ、ボクシングなんかのリングと近いわね、AVの現場って」
里奈はそう囁いてから逸物を咥え込む。
過去を映したDVDの前で、積み上げてきた技術の実践をするように。

380 :

「んむっ、おっき……相変わらず、AVに出ても恥ずかしくない立派さね」
里奈はそう言いながら、唇、舌、そして手を使って駿介の物を扱きたてる。
その技量は凄まじく、駿介の物にはたちまち血が滾って痛いほどに勃起していく。
「んふっ」
里奈が鼻に抜けるような笑いを浮かべた直後、逸物が喉奥までずるうっと入り込んだ。
「あふぁっ!?」
駿介の方が声を出させられた。
食道という未知の器官で、逸物の先が締め付けられる快感。
亀頭の裏に感じるコリコリとしたものは、普段彼が“喉チンコ”と呼ぶものか。
そのまま数度喉奥で扱かれると、耐えることは出来なかった。
「ううっ!!」
駿介は足を震わせ、里奈の喉奥へ亀頭を入り込ませたまま為す術なく射精を迎える。
里奈はそれをしっかりと受け止め、やや頭を後退させてからごくん、と飲み込んだ。
「……ンっ。ふふ、にがぁい」
そう笑う里奈。
ほのかに匂う汗の香りと、少し汗ばんで額に張り付く髪、柔らかな瞳。
相も変わらず、ぞくりとするほど魅惑的だ。
映像の中では、なおも在りし日の彼女が陵辱されている。
口内に深く咥え込んだ状態のまま、背後からももう一人の突き込み。
「うむおおおおおっ!!!」
里奈は、明らかに苦しげな声を上げている。
それがしばし続いた後、ビデオの中で男が役割を入れ替えた。
すなわち、フェラチオをさせていた男が膣へ挿入し、
膣へ挿入していた男が口を犯し始めたのだ。
「これは勇気が要ったわ。自分のあそこに入ってたものを咥えさせられるのよ。
 咥える瞬間に匂ってくるのが解った。
 単純な匂いの強さだけなら、男優さんのアレの匂いの方が強いんでしょうけど、
 自分の匂いって不思議とよく嗅ぎ分けられるものなのよね、困ったことに。
 でも最初は嫌だったけど、段々と興奮してくるの。
 自分の愛液塗れのものを無理矢理咥えさせられてるんだって思うと、
 それだけで軽く達しそうなくらいに。
 自分がどうしようもなく変態なんだって気づいたのはこの瞬間ね、きっと」
里奈は駿介の短い髪を撫でながら、懐かしむように言う。
これがAVクイーン・冴草 里奈の始まり。
ここから里奈は、様々な経験と苦労を積み重ねて、人としての厚みを増していく。

381 :

「一番印象深いことって言えば、やっぱり初めて増谷さんと撮った時ね」
里奈は駿介の質問に、悩む風もなく即答した。
増谷とは、AV男優の増谷準の事だ。
AV産業の黎明期から業界に関わり、何千という女性と撮影を重ねてきた。
彼のノウハウや思想は数多くの出版社によって書籍化されており、
押しも押されぬAV男優のカリスマとして広く知られている。
経験豊富なだけに、仕事はまた別として女性の選り好みが激しい事でも有名で、
彼に認められる事が一流AV女優の条件とする声も多い。
「とにかく顔を合わせた瞬間からオーラに圧倒されたわ。
 単体女優として間近で向き合ってると、呑み込まれそうな雰囲気。
 やっぱり伊達じゃないのよ、あの人って。
 初めて増谷さんと共演した時は、女優としてのデビューから3年目で、
 自分では脂の乗ってきた頃だと思ってたの。
 でも増谷さんは、私とカラミを撮った後に『まだ小便臭い小娘だ』って。
 ……ただ実際、撮影してる間中、私はあの人に翻弄されてた」
里奈のその言葉を聞きながら、駿介は彼女が増谷と初共演した作品を思い起こす。
確かにあの作品の里奈は、終始増谷に圧倒されているのが見て取れた。
増谷は表面上はいつも通りの甘い声で里奈と仲睦まじく撮影しているように見える。
しかし何度も観返すと、その責めにはまるで容赦がなく、
まだ女優として青い里奈を徹底的に責め抜いて恥を晒させているのが見て取れた。
ネット上でもファンの間から、いつもの増谷らしくない、
事務所と関係が悪くなったゆえの女優いびりだ、などと様々な意見が交わされている。

382 :

「胸を揉まれても、お尻を撫で回されるだけでもイきそうな気持ちよさが湧いたし。
 実際にセックスを始められたら、もう何度もイッちゃって演技どころじゃなかった。
 快感に蕩ける表情をするシーンでもボロ泣きしちゃって、何度もカットが入って。
 照明さんからもカメラさんからも、ダメな女優だなって視線を向けられた。
 再開してもすぐに状況が変わるわけもなくて、完全に素人そのものだった。
 それまでに28本のビデオに出演してたのに、よ。
 素人男優なら2分以内で逝かせられたし、風俗嬢とのレズでも太鼓判を貰った。
 それでも全然ダメだったのよね」
里奈はそう言いながら、少しつらそうに駿介から視線を外した。
「それで、軽く自信喪失しかけたんだけど、増谷さんはやっぱり一流だったわ。
 撮影の合間になるたびに私の横に座って、色々と私の良い所を指摘してくれた。
 勿論心の内じゃ小便臭い小娘だと思ってたんだからお世辞だろうけど、
 私はそれが嬉しかった。
 優しい言葉を掛けられながら身体を撫でられると、それだけであそこが濡れて、
 次の撮影がハードでも耐えられるだけの準備が自然と出来てた。
 恋とは違うんだけど、業界の一流に褒められるのって嬉しいのよ」
そこで里奈の指が恥ずかしそうに組み合わされる。
「増谷さんとの初めての撮影は、苦い思い出だけど良い経験になったわ。
 あの人のお陰で驕りも消えて、本気でAVの奥深くに挑もうって気分になった。
 スカトロも、獣姦も、黒人とのカラミも、やれるだけのセックスをして、
 一部でもう○○は見飽きたって声も出た7年目でようやく2度目の共演をして、
 『やっと一人前の女になった。ずっとこれを待っていた』って言って貰えたの。
 自分の7年の頑張りが認められたんだと思うと嬉しくて、涙が止まらなかったな」
言いながら当時の事を思い出したのか、目元に薄っすらと涙を浮かべる里奈。
それが駿介には、まるでコーチに認められたアスリートのように見えるのだった。

383 :

里奈のファンの間で、特に大きな話題となったのは12作目だ。
まだ素人そのものの、初々しい頃。
撮影の中でもどこか控えめな部分が目立ち、犯罪臭さえする。
一部のマニアには人気が出るだろうが、シリーズを見た者からすれば、
落ち着いてエロを堪能するには不向きといえた。
それでもファンの間では、里奈のビデオで初のアナル要素入りとして神格化されている。
問題のシーンは、普通のセックスが行われる中での繋ぎとして入れられていた。
「ひぐっ んぁっ……」
愛撫を受ける一環で、倒立をした格好のまま尻穴を舌で舐られる。
さらにそこから指入れへとエスカレートし、細いアナルビーズを出し入れされる。
たったそれだけでも、アイドル顔負けのルックスを誇る里奈がとなれば話題性があった。
「これ、撮影の中で初めてアナルを弄られてるみたいに演出されてるけど、
 実は撮影の前日にスタジオに呼び出されて、お尻の穴を念入りにマッサージされた後なの。
 それでも一日経ったらまたぴっちり閉じちゃって、弄くられると凄かったんだけどね」
里奈はビデオを観ながら告げ、駿介に恥じらいの部分を晒すままにしている。
駿介の視線は、今日は桜色の秘裂にではなく、その下に息づく排泄の穴に吸い寄せられた。
「えっちでしょ」
里奈が囁く。
その言葉通り、彼女の肛門はよく開発され、柔らかそうにふっくらと盛り上がっている。
まるでルージュを塗った唇のように。
駿介はその妙な艶かしさに生唾を飲み込んだ。
「……本当のホントにそこの処女を奪われたのは、さっきのAVを撮るよりも前なの。
 実質的には枕営業だった」
里奈がややトーンを下げて紡いだ言葉に、駿介は顔を上げる。
伏目がちな里奈と視線がかち合った。

384 :

「当時私の所属してた事務所の何人かが、クスリの中毒で捕まってね。
 あそこはヤバイってことで、どの制作会社からも完全に干された時期があったの。
 そうなると、AV女優としては仕事がないわけじゃない?
 そうして困ってた時に、ある大手メーカーで監督をしてた人がメールを寄越したの。
 事務所で一番良い女とやらせれば仕事をやる、そんな意味合いのね。
 当時事務所で一番人気だった私は、かなり躊躇はしたけど、その要求に従ったわ。
 そうしないと友達も私も終わりだったもの。
 でもそいつっていうのが、とんでもない変態だったのよね」
里奈の指は、記憶を思い起こすように膨らんだ肛門の淵を撫でていた。
駿介はその動きにすら妖しさを感じつつ、次の言葉を待つ。
異様なほど胸がざわついていた。
「撮影は、しばらく使われてない古いスタジオでされたわ。
 今でも忘れられない。埃っぽいビニールの上に、事務所の女の子がずらっと正座させられて。
 私はその目の前で慰み者にされた。
 騎乗位で奉仕させられて、フェラで抜いて。
 イチジクを四個入れられたまま、椅子を2つ並べた上に座らされて、洗面器に出して。
 その挙句に指でほぐされてから、顔を見合わせる体位で後ろの処女を奪われたの。
 ……ずっとそいつの目を見ていなくちゃならなかった。
 痛くって息が詰まるんだけど、そいつはもっと声を出せ、もっと出せって何度も叫んでて。
 私は言われるがままに、感じてる演技をしながら喘ぎ声を絞り出した。
 スタジオには結構自分のその声が反射して、嘘っぽいのが自分でも解ったわ。
 知り合いの大勢いる前で、響き渡るくらい声を上げて、初めてのお尻を犯されるのは、
 にたくなるくらいに恥ずかしかった。
 でもその時はそうするしかなかったの。小さい事務所だったし、私自身も無力だったし」
そこまで言い終えた所で、里奈は言葉を失っている駿介に気付く。
そして安心させるように肩を竦めて笑った。
「ま、今はその男とも完全に力関係が逆転してるんだけどね。
 必に覚えたテクで搾り出せるだけ搾り尽くして、もう女を見るのもイヤって言わせてやったわ」
そう言い放つ里奈は独特のカリスマに満ちている。
その厚みは、まさに今語ったような苦労を経験した成果だ。それゆえのAVクイーンだ。
ただ、駿介は知っている。彼女の苦労話は、それだけではないという事を。

385 :

『私、ぜったい吐いたりしません』
それが、里奈の出演した初のハードコアレーベル『Agony』の作品だ。
その頃の里奈は何人もの男優にフェラチオをして回る作品が多く、
ディープスロートの女王などと祭り上げられていた。
実際、彼女の清楚な横顔を映しながらのディープスロートは、
反則的なまでに男の性欲を刺激する絵面だったので仕方のないことではある。
ただ一部のファンの間には、
『ディープスロートの女王を名乗るならAgony作品に出ろ』
との声が大きくなっていた。
そこで満を持して、S級単体女優・里奈の出演となったのだ。
それは、里奈の綺麗どころとしての矜持と、イラマチオ男優の意地のぶつかり合いと銘打たれた。
後ろ手に縛られた里奈が膝立ちで睨み上げ、それを勃起させた男優群が取り囲む。
そのパッケージは、まさしく女優と男優達との真剣勝負を想起させ、
発売開始前から大評判となった。
何しろ冴草里奈といえば、それまでオーソドックスな大衆向けの作品が殆どで、
しかしそれでもなおファンのつくルックスと愛嬌を備えた人気女優だ。
それが突然のハードコアレーベル入りとなれば、期待するなという方が無理な話だろう。
そしていざ蓋を開ければ、そこには期待を裏切らない壮絶な映像が繰り広げられていた。
大きさ自慢の男優が里奈を取り囲み、頭を掴んで次々に剛直を咥え込ませる。
白いワンピース型の水着を着たまま後ろ手に縛られた里奈は、
その男達の怒張を舌遣いと喉奥の扱きだけで射精へと導かなければならない。
状況でも、数の上でも圧倒的に女優不利の状況。
その中で、里奈はよく健闘していた。
男優のうち最初の数名は、里奈に逸物を咥え込まれた瞬間に、もう腰が引けていた。
そして一人当たりわずか2分余りで精を搾り取られ、輪の外に退く。
普通の撮影であれば、その時点で里奈が貫禄を見せての勝利となったことだろう。
けれども、ハードコアの撮影はそんなものでは終わらない。

386 :

自分だけが休むことのできない無間地獄で、里奈は次第に追い詰められていく。
そして男優達もまた、徹底的に里奈の弱った所を責めていく。
「んっ……んああっ、はぁっ……あごっ、ああっ…………」
何人目かで、顎の疲れた里奈が、やはり達しそうで余裕のない男優と拮抗していた時。
突如その弱った逸物が抜かれ、まだ一度も達していない余力の有り余った一本に変わる。
「あごおろっ!!?」
突如固く逞しい物に奥を抉られ、里奈の喉から小さな嘔吐の音がした。
カメラは今だと言わんばかりに里奈の足元から見上げる視点で撮り始める。
しかしこの時は何とか持ちこたえ、映像には太い涎の線が滴るのみとなった。
とはいえ、里奈が追い詰められているのは事実。
男優達は何度も何度も白い喉の奥へと怒張を抉り込む。
そして里奈が苦しげな反応を示すと、怒張を奥深くで留め、ぐりぐりと亀頭を擦り付けるのだ。
「あごぉっ……おご、おぼおぉっ…………!!」
これは実に効果的らしく、里奈はそのたび目を見開き、頬を膨らませて吐きそうになる。
澄んだ瞳一杯に涙を溜め、唇が陰毛に隠れて見えなくなるほど深く飲み込んでの長期戦。
その気丈な抵抗の末に、8人目でついに限界が訪れる。
「う、お゛おぉっ!!!」
低い呻きと共に、里奈の上体がうねる様に大きく波打ち、唇が逸物から離れる。
そして嘔吐。
「げおっ!!!おえ゛っ、う゛お゛ぉおお゛ぉおううえ゛ええ゛!!!!!」
その獣のようなえづき声と、瞳も唇もぐしゃぐしゃになった嘔吐顔は、
一部コアなマニアの間で大いに語り草となった。
映像も、わざわざその嘔吐シーンを、六ヶ所のカメラからの映像で繰り返す。
まるでインディーズメーカーが、一流女優を屈服させた証とでも言いたげに。
ただその凄まじい決壊が、清純派女優の屈服を端的に表すものである事は間違いない。
一度嘔吐という屈服をしてしまえば後は脆く、
里奈は涙と涎でグズグズになった顔のまま、その撮影の中で実に12回、
様々な体位からのイラマチオで嘔吐を晒し続けることになる。
特に、椅子に腰掛けた男に無感情な瞳で奉仕しながら嘔吐する終盤は、
そのままショックで女優業を引退するのではとファンを不安にさせるほどだった。

387 :

ただ里奈によれば、これは男優と女優の対決でも何でもなく、
元より『吐くまで撮り続ける』事を前提とした出来レースであったらしい。
背景には、その年の春、2人の現役アイドルが突如AV業界入りした事がある。
その話題性は凄まじく、人気が「元芸能人組」とその取り巻きに持っていかれ、
純正のアダルトビデオが廃れる恐れを業界にもたらした。
そこで事務所が、業界の面目を保つべく、トップ女優である里奈をハード路線に走らせたのだという。
元芸能人の一発目では絶対にやらない事をさせる事で、同じく話題を作って対抗したわけだ。
この異例の対決は、様々な週刊誌やスポーツ新聞に取り沙汰される事となり、
里奈の世間一般における知名度・注目度を飛躍的に向上させた。
その影響もあってか、結果として『私、ぜったい吐いたりしません』はヒット。
セル・レンタル共に元芸能人組を上回ることとなる。
衝撃的であったのはどちらも同じだが、やはり男の本能を直撃する里奈に軍配が上がり、
ハードなアダルトビデオの強さを改めて世間に知らしめた。
最も、勝因はただプレイの過激さだけではなく、里奈自身のルックスが、
前年まで現役アイドルであった娘にも引けを取らないレベルであった事も大きく関わっているだろう。
ともあれこれをきっかけに、これまでアナルを少し弄られる程度の清純派路線だった里奈は、
正統派のビデオと平行してハードな物に次々と挑戦するようになっていく。
その経験を経て、いよいよ里奈は熟練の雰囲気を纏い始め、色気を増していった。
今や経歴も人気も実力も、どこを取ってもクイーンの名に恥じない存在だ。
そんな里奈と親しく出来る事が、平凡な学生に過ぎない駿介には夢のようだった。
彼女はどこまで本気で、自分を気に入ってくれているのだろう。
どこまで彼女の心の中に、ちっぽけな自分が存在できているのだろう。
里奈のやわらかな笑顔を見つめながら、駿介は時々そう考える。

388 :

里奈の撮影は次々と過激さを増していった。
その果てに、ついに里奈が撮影中意識を失い、病院に担ぎ込まれる事態にまで発展する。
「里奈さんっ!」
「ああ、シュンくん……心配かけてごめんね。さすがに無茶しすぎちゃったかな。
 私の希望で限界までしてってお願いして、監督さん達にも迷惑かけちゃった」
大慌てで病室へ駆けつけた駿介に、里奈は恥ずかしげな笑みを見せた。
そして一つ瞬きし、悪戯っ子のような瞳で続ける。
「……でもね。今度はきっと、今までの作品の中で一番凄いのになってるよ。
 それくらい凄いのをシュンくんに見せたかったんだ。
 好きな子にこれを観て貰えるんだって思いながら演技すると、一番興奮するの。
 ねぇ、シュンくん。ビデオが家に届いたら、どうか私の全力を観届けて……」
里奈はそう囁き、疲れたように瞳を閉じた。
遥かに年上とはとても思えない、まるで妖精のような寝顔。
「……里奈さん……」
駿介は、静かな寝息を立て始めた里奈の顔を撫でて呟く。
身体を壊すほどの全力で、AVに取り組む。それが里奈という女優だ。
そんな事は解っている。そんな里奈だからこそ、駿介は恋したのだ。
その里奈からの告白を、受けないわけにはいかない。
『冴草 里奈 地獄イカせ20時間』
それが最新作のタイトルだった。
ノーカットで20時間の撮影を流し、4時間×5本組とした前代未聞のDVD。
購買力の高いファンが多数いる里奈だからこそ出来る新境地だ。
そこに秘められた里奈の“全力”を咀嚼するように、駿介は覚悟を決める。
ただ観るだけではない。
増谷を初めとする最高峰の男優から愛撫を受け続け、
指責めで幾度にも渡る潮吹き絶頂を極めさせられる姿。
最新鋭のマシンバイブを用いた、徹底したポルチオ開発。
ヨーガの達人による、快感の泥沼に沈み行くようなスローセックス。
それらによって発せられる里奈の悲鳴を、涎を、失神を、失禁を、痙攣を、
全てを読み取って彼女が意識不明に至るまでに感じていた事を把握する。
それが彼女の全力に応えるということだ。
「……ふぅ」
駿介はひとつ深呼吸し、脳髄の焦げ付きそうになる作業に挑み始めた。

                                      終わり

389 :
投下乙ですー
今晩かけて読ませてもらいます
GJ!

390 :
すごすぎるしうますぎる
こういうのは才能なのかね

391 :
久しぶりに、この板で良い物読めた気分。
GJというか、ありがとう。

392 :
保管庫なかったっけ?

393 :
異世界ファンタジー物ってここ的にOKですか?
いちおう風俗で筆おろしの内容なんだけど……

394 :
はよはよ!

395 :
【 1 】
 後悔が無いという訳ではない――否、レェスはこの後に及んでもなお悩んでいる。
 なぜなら自分は今、送迎の馬車(ブルーム)に揺られて街の遊郭へ向かおうとしているのだから。
 伸びた鼻頭(ノズル)と鋭角に立った大きな耳、そして茶の毛並みもふくよかに外へ丸まった大きな尾のレェスは、
世間一般では犬狼型に分類される獣人である。
 今年の四月――晴れて成人し親元を離れた彼は、故郷より遠く離れた帝都の街中に居た。大概の若者達がそうで
あるように、田舎暮らしで華の時間を浪費してしまうことを惜しんだレェスは、「自分試し」などという説得力の
かけらもない理由をつけて離郷を果たしたのだ。
 そんな世間知らずの田舎者にとって都会の風はそれなりに強く冷たいものではあったが、それでも日々そこで
感じる未知の世界はレェスの愚かな独立心を励ましてやまなかった。自分は生涯をここで生き、そしてここで
ぬのだと、もはや使命感にも似た感動(かんちがい)を胸に抱いたほどである。
 しかしながらそんな生活も半年が過ぎると途端にその光(いろ)を失っていった。
 せわしない都会の時間(ながれ)にも慣れ、仕事も憶えてサボりの要領を得てくると、途端にレェスは脱力した。
 このままでいいのか? 結局は、ここでも自分はつまらない仕事に時間を浪費していくばかりなのではないのか? 
――朝目覚めると、いつもそんなことを自問した。……しかしながらそれも、哲学などといった崇高な命題ではなく、
単に仕事をサボりたいが故に起き上る自堕落で甘えた妄想ではあるのだが。
 とはいえしかし。それに気付けぬレェスにとってのそれは、今の自分を崩壊せしめぬほどに重要な問題であったのだ。
 しかしながら若者ゆえの浅はかで計る問題のこと、その解決策は実にあっさりと彼の中で紡ぎだされた。
『 そうだ、彼女を作ろう! 』
 要は寂しかった訳である。
 都会暮らしに慣れて余裕が出てくると、途端に独り身が沁みた。しかしながら、望郷や人恋しさを認めてしまうのは、
少年のちっぽけなプライドが許さない。
 ゆえに遠回りに自分探しなどを考えさせて、その寂しさを紛らわせるパートナー探しを理想(ハードボイルド)の自分に
認めさせたという訳であった。
 そう結論づくとにわかにレェスの生活は活気を取り戻す。

396 :
 まずは職場において、そんな運命の相手がいないかどうかを検討した。
 レェスの通うレンガ工場は街でも一番の規模を持つ老舗で、工場内には常に50人以上の人足がいた。
 しかしながらそこの働き手達は全てが男であり、しかもそのどれもが中高年の世代という有り様。唯一の若衆はレェス
ただ一人だけである。
 ならば事務職には? ――と考え、経理を始めとする事務所や営業もしらみつぶしに探してはみたが、どれも似たり
寄ったり。そこにおける数少ない女達もまた、「とうの立った」おばちゃん達ばかりと、ロマンスの予感は微塵も
感じられなかった。
 そうして危機感を募らせるうちに、最初は単なる『寂しがり(ホームシック)』であったはずの心の隙間は、次第に
『強迫観念』へと変わっていった。
「このままでは自己が崩壊する」――若者特有の陳腐で無根拠な思い込みではあるのだがしかし、等の本人であるところの
レェスにとっては重大な問題である。
 それを苦悶する生活に重いストレスを感じ始めた彼は、日に日に疲弊していった。
 毛並みは艶を無くし、耳と尾は常に垂れ、鼻は乾き視線も俯きがちとなった。そんな傍目からからも見て取れるレェスの
疲弊ぶりを見かねて、彼の雇い主でもあるところの工場長がついにレェスへと声を掛ける。
 そこにて、初めてレェスは己の悩みを他人へと打ち明けたのであった。
 レェスの話を終始無言で聞いていた工場長ではあったが、その時々で笑いを堪えかねては何度も咳払いをした。他人の
そんな青臭さがなんともこそばゆいのだ。
 そして全ての話を聞き終えるや、
『 レェス。お前さんは童貞かい? 』
 そんなことをレェスに問いただした。
 その質問に慌てふためき、はたまたどうにか無頼な自分を取り繕おうとしたもののそこは経験の差――緩急織り交ぜた
工場長の話術に翻弄され、たちどころにレェスは『一八歳(こども)の自分』へと丸裸にされてしまった。
 そうなると素直なもので、レェスは率直に今の不安と問題解決の糸口を工場長に求めた。
 そんな折、彼から返された返事(こたえ)こそが―――
『 一度でいいから女でも抱いてみろ。もしかしたら考え方が変わるかもしれない 』
 そんな中身の有るような無いような、なんとも無責任な答えであった。
 正直その時のレェスも、そんな工場長の言葉に何一つ琴線を震わせられる事が無かったものだから、ただ「はぁ」と空返事を
返しただけであったが――事件はそれから4日後に起きた。
 いつものように仕事を終えたレェスは件の工場長から呼び止められる。

397 :
 そして一枚のカードを手渡されたと思うと、
『 明日の休みにこの店へ行け。役所前に迎えの馬車が来ている筈だから、それの御者に声を掛ければあとは万事、向こうが
よろしくやってくれる 』
 工場長はそう言って武骨な笑みを見せた。それこそは、とある娼館への招待状であった。
 代金は自分で工面するようにと言われた。金貨一枚分であるそうな。言うまでもなく大金である。
 しかしながら初めての風俗というシチュエーションに発奮してしまったレェスには、そんな金額の高低など気にはならなく
なっていた。その時はただただ緊張し、そして胸ときめかせた。
 自室に帰ってからも、食事すら忘れて貰った名刺を眺めて過ごす。
 普段の生活において目にしたことすら無いほど奇麗に精製された紙面に繊維の屑などは一本として見当たらない。麦の穂のよう、
かすかに金色を含んだ色合いのカードには、達筆の書体で『Nine・Tail(九尾娘)』と店名が印刷されており、さらには
その隣にレェスの名前が「様」を付けて書かれていた。
 なんどもそれを見つめ、さらには匂いなど嗅いだりしてはレェスは妄想を膨らませる。
 いったいこの場所で何をするものなのだろう?
 それこそ己の持つありとあらゆる知識を動員して淫靡な妄想にふけろうと考えるも――結局それらは何一つ実体を持たず、
ただ行き場のない情動となって胸を焦がすばかりであった。
 そこにおいてようやくレェスは、自分が何も知らない「子供」であったことを自覚する。
 思えば女の子と接触を持ったことなどは、田舎に居た時からなかった。
 もし故郷において齢相応の相手に巡り合えていたのならば、自分はこんな都会に出ることもなかったのではないか、などと
妄想する。
 平凡ではあるものの、つましく楽しい毎日を生涯の伴侶と送り、家業の酪農に精を出すのだ。……そんな妄想の中の自分に、
レェスは思わぬ寂しさを感じて大きく鼻をすすった。
「もう……取り戻せない生活だ」
 そんなことを呟いて目頭をきつく閉じると、涙が一筋頬を伝った。
 傍から見れば「何を言うか」とツッコミたくもなる。況やまだ18の子供が、だ。
 そう思うのならばすぐにでも故郷に戻って家業でも婚活でも、好きにすれば良いのだろうがとかくこの年代の若者は、
何かというと破滅的な方向にばかり未来を考えては悲観して、その主役であるところの自分に陶酔して過ごすものなのであろう。
 閑話休題。
 そうまで考えながら明日の日を待ち望む傍ら、とはいえ今回の初風俗を素直に受け入れられぬ想いもあった。
 それこそは今日のトラブルにいたる元凶ともなった、ちっぽけな『プライド』に他ならない。

398 :
「これは……男のするべきことなんだろうか?」
 寂しいだ破滅だと散々のたまっておきながら、この期に及んでレェスは考え込んでしまった。
 風俗――すなわちは『女を金で買う』という行為を思い悩んでしまった訳である。
 些細な疑念であったはずのそれも、そう思い込むと途端に心の中を占める割合を大きくしていった。
 とはいえしかし、風俗にも行きたい――良心と本能、プライドとスケベ心との狭間でその夜、レェスは眠れぬまま煩悶し
続けるのであった。
 そして翌日の夕刻、彼は約束の場所である役所前に―――居た。
 結局はスケベ心が勝った。とはいえしかし、それに心が傾いたのは本当に僅かな差異に他ならない。事実いまも、
胸の内では葛藤が続いている。そんな今の状況はむしろ、寂しさに打ちひしがれていた時よりも激しく心を乱していた。
 斯様にして情緒不安定なレェスへと、
『 レェス様、でいらっしゃいますか? 』
 何者か声が掛けられた。低く落ち着いた男のものである。
 それに驚いて振り返ればそこには、テールコートの正装に身を包んだ紳士が一人。
 年の頃は四〇代半ばといったところか。僅かに胸を張り背筋を正したその立ち居は、自然な振る舞いでありながらも
慇懃で折り目正しく、けっして己を卑下をしない「強い男」の印象をレェスへと憶えさせた。
 とはいえその「強さ」もけっして腕力や、権力を背景にした脅しじみたものではない。
 いうなればそれは、この男が持つ自己への誇りと自信に他ならないのだろう。
 口にはせずとも彼が、己の仕事に気高いプライドと固い意志とを以て挑んでいることがはっきりと見て取れた。まだ、
彼が何者か聞いてもいないにも拘わらずである。
 そんな紳士の落ち着いた雰囲気に包まれて、混乱の極みにあったレェスも沈静化する。
『 レェス様でいらっしゃいますか? 』
 そして再度の紳士からの問いに、ようやく我に返ったレェスは大きく頷くのであった。
『 お待たせいたしました。私は、「Nine・Tail」からの使いの者であります。レェス様をお迎えにあがりました。
こちらへどうぞ 』
 渡されたレェスの名刺を確認して一礼をすると、紳士は泰然自若とした振る舞いで半身を開きレェスへと道をあける。
そうして誘うよう右手を泳がせたその先には、黒塗りの馬車が一台停められているのだった。
 そんな馬車の壮観にレェスは思わず息を飲む。
 自分の身の丈ほどの車輪を四環搭載し、さらには楕円の円蓋を被せた粋な造りのそれは見るからに優雅で美しい。
 さらにはその中に誘われて、今度は息を止めた。

399 :
 赤を基調に、向かい合うように設置されたソファは質素な造作ながらも造りが実に細やかで、背もたれに施された
刺繍ひとつをとっても細部まで実に手が込んでいた。さらにはその手触り、はたまた硬すぎず柔らかすぎない座り心地からは
相当にこれが高価なものだということを貧民のレェスにすら実感させる。
 それら自分の日常からは完全にかけ離れた、別世界の物に触れるということにレェスは躊躇いすら覚えずにはいられない。
 それらに比べて今日の自分はといえば、一張羅のジャケットにハンチング帽。シャツとパンツにはそれなりの物を身に
まとっては来たが、それでも目の前の馬車やそれの御者たる紳士のそれに比べれば、月とすっぽんほどに今の自分は滑稽に思えた。
 そうしてそれらに圧倒されるまま馬車の中に閉じ込められると、御者は外套(マント)を羽織り馬車を発進させる。
 かくして運命の車輪は動きだしてしまった。
 後悔が無いという訳ではない――否、レェスはこの後に及んでもなお悩んでいる。
 なぜなら自分は今、街の遊郭へと向かおうとしているのだから。



400 :
【 2 】
 目的地である娼館『Nine・Tail』は、遊郭街の外れにあった。
 入口に近い通りには原色を散りばめた派手な看板の、一目でそれと判る店が多かったのに比べ、件のNine・Tailが
ある一角は一見したならば高級住宅街かと見紛わんばかりに閑静で趣のある建物が並ぶ通りである。
 そしてその中の一つである、一際大きい洋館が今居る店であった。
 入店し待合室に通されたレェスは、緊張から味の判らぬ紅茶に舌を焼いていた。
 室内の壁面に備え付けられたソファーはコの字を描くようにして設置されており、その前には小型のテーブルが
個別に何基も備え付けられていた。その上にはそれぞれ重厚なガラスの灰皿とライターとが置かれ、そんな自分の机
そこにはさらに紅茶とおしぼりがある。
 とりあえずここで待つように指示されたレェスは、緊張から何度も部屋の中を見渡しては、ここに至るまでの経緯を
思い出すのであった。
 入店と同時にレェスは、入口正面に設けられたロビーにて再度の名刺提示を求められた。続いて『入館料』と称した
金銭の提示に、レェスは虎の子の金貨一枚を支払う。受付もまたそれを受け取ると、銀貨二枚をレェスへと返した。
 料金は金貨一枚分と聞かされていたレェスだけに、これには大いに困惑した。そんなレェスの混乱を察し受付の紳士は、
『その残りはお相手を務める給仕にお渡しください』と笑顔で諭してくれたのであった。
 どうやらこの手の店はまず店側に『入館料』を支払い、さらには相手となる娼婦に残りの金額を支払うという仕組みらしい。
なんとも困惑する。
「早まったかなぁ……金貨一枚分は高いよなぁ」
 呟き、手の中で握りっぱなしであった銀貨二枚を見下ろす。この金とて、工場に勤め始めてから今日に至るまでに
貯めたレェスの血肉のような銭である。それを、手元に形の残らぬこのような遊行に使ってしまうことへレェスは
なんとも強い抵抗を感じていた。
――これだけあったらコートが買えた……ブーツだって買えるし、飯だって好きなものが食える。
 そう考えだすとどんどん思考は所帯じみて、いつもの妄想も現実味を帯びてくる。
――チョコだって食える。肉だって食える。パンだって好きなだけ。フルーツだってそりゃあもう。
  大判コロッケもいい。
  いくらどぶ漬けか。さんま焼きだっていいぞ、そこに生ゆば刺しなどつけるか。岩のり250円も
  渋いな……。
 そうしてすっかり現実逃避をして自分の妄想(せかい)に入るレェスへと、

401 :
『お待たせいしました、レェス様。ご案内いたします』
「ッ!? こ、こっちもうな丼ください!」
『――はい?』
 案内係の存在に気付けずにいたレェスは、その突如の声に思わず両肩を跳ね上がらせた。
『いかがなさいましたか、レェス様?』
「え? あ……い、いや何でも。ははは」
 怪訝な案内役の表情に我へと返ったレェスは、つい自分の奇行を笑ってごまかす。同時に、その瞬間が訪れたことを
瞬時に理解する。それゆえにさらに混乱する。
――ついに……ついに女の子と……!
 心臓は鼓楽器よろしくに、その音が喉から漏れているのではないかと心配するほど強く胸を叩いている。
 目の前を歩く案内役の背に、レェスはこれから会うであろう嬢を妄想した。
――猫型の華奢な子が来るんだろうか? それとも白兎の純情そうな子とか? 
  いやいや、もしかしたらオイラと同じ犬の娘なんてことも……!
 様々な美少女達が案内役(エンコート)の背に浮かび上がっては消える。
 やがて目の前を行くその背が止まった。
『こちらからは御一人でどうか。――どうぞお楽しみくださいませ』
 体を開いてレェスの前へ道をあけると、案内役は深々と頭を垂れた。
 そんな目の前には巨大なカーテンが壁のように通路を塞いでいる。
 いったいこれからどう行動したらいいものだろうと困惑するレェスではあったが、目の前のカーテンそこにスリットが
通っていることを発見した。
 どうやら二枚を重ね合わせてある造りらしい。それを前に一歩踏み出すと、レェスはその隙間へと体を進入させた。
 シルクのカーテンの質感それを鼻先に感じながらそこを潜り切ったその先には―――
「はじめまして。お待ちしておりました」
 柔らかく、そして落ち着いた声。
 その瞬間、レェスは金色(こんじき)の風を見た。斜陽に輝く夕暮れの稲穂畑ような紅(あか)と黄金の煌めきが目の前を
走ったように思えた。
 しかしそれが目の前にいた彼女の毛並みから連想した錯覚であることをすぐに理解して我に返る。

402 :
 目の前には、
「今宵、あなたのお相手を務めさせていただきます『チトノ』と申します。本日はありがとうございます」
 狐型の女性が一人、レェスへと微笑んでいるのであった。
 光を受けると深い赤の色合いを反射(かえ)すその金色の毛並みは、どこまでも強く深い黄金の色合いをレェスに印象付けた。
 高く通って上を向いた鼻頭と切れ長の瞳。しかしながら、黒く潤んで静夜の湖面のような光彩を満たした大きな瞳ゆえに、
そこからは細目の持つ冷たい印象は無い。ウェーブ掛った金の髪を額から後ろへ流した髪型も、そこから一筋垂れた前髪が
そんな瞳の顔(おもて)にかかり、それが彼女の気怠さとそして得も言えぬ妖艶さを演出しているようである。
「…………」
 そんな彼女を前にしばしレェスは言葉を失う。
 しかしながらそれは、けっして目の前のチトノに見惚れているからではない。むしろそれは――『困惑』あった。
――え……? なんでこんな人がいるの?
 その放心の理由をつけるならばそれは、チトノが自分の想像していた『嬢』とは大きくかけ離れた容姿であったからだ。
 今のこの瞬間に至るまでレェスが思い描いていた風俗嬢とは、どれも若く華奢な、あくまで『同年代』の少女たちであった。
しかしながら今目の前に居るチトノは、明らかに自分よりも年配のように思える。
 体つきも然りだ。大胆に露わとされたドレスの胸元そこには、襟元の淵から零れてしまうのではないかと思わんばかりの
乳房が谷間もみっちりとその肉を凝縮している。
 妖艶にくびれた腰元のラインも臀部とのメリハリがきいており、ふくよかな彼女のヒップラインがより大きくそして
艶めかしくその存在感をアピールしているようである。
 斯様にして男好きしそうな体つきの彼女ではあるがしかし……それでも、期待していた風俗嬢象からかけ離れたチトノの
存在は、ただただ今のレェスを戸惑わせるばかりであった。
 そんなレェスの心情を鋭敏に察知すると、
「もー、なぁに? こんなおばさんでがっかりした?」
 チトノは微笑みつつもしかし、チクリとレェスの図星を突く。
 その声に再び我に返されるレェス。
「あ、いえ、そ、そんなッ」
 思わぬチトノからのそれに、さらに慌てふためいて言葉を重ねようとするもそれが泥沼。可哀相なほどに慌てふためいた
レェスの反応はしかし、如実にチトノの言葉を肯定してしまうのであった。
「ふふ。いいのよ、気にしないで。たしかに若くはないもの」
 そんなレェスにコロコロと笑って見せるチトノ。そんな彼女の仕草に、思わずレェスはどきりとする。

403 :
 純粋に今のチトノを可愛いと思ったのだ。
 そう思うと同時に、いま自分が娼館へと来ていることもまた思い出す。そして目の前に居る彼女こそが、今宵自分の相手を
務めるパートナーなのだと実感した瞬間、
「ん? あら、嬉し♪」
「――え? あ。うわぁー!」
 レェスの体が反応した。
 股間は傍目からも判るほどに怒張して、大きくパンツの前面を突き上げて張らすのであった。
「い、いやコレはッ……その!」
 途端に股間を抑えて腰を引くレェスではあったが、そんな彼にあきれることなく微笑んでチトノはその腕を取る。
「遠慮しなくていいのよ? ここは『そういうこと』をする場所なんだから。むしろ私なんかに反応してくれて嬉しいわ」
 言いながらレェスの頬へと愛情たっぷりに唇を押し付ける。そんな異性(チトノ)からのファーストキスに、完全にレェスは
熱しあがって――そして脱力した。
「さぁ、はやくお部屋に行きましょ♪」
 あとは為されるがままレェスはチトノに腕を引かれ、すぐ傍らのドアを開く。
 自分の身長の倍はあろうかと思われる重厚な装飾のドアをくぐると――目の前に広がった室内の様子にレェスは息を飲んだ。
 体を反らせて見上げるほどに高い天井と、足音を完全に消してしまうほどの柔らかな絨毯の足もと。猫足の椅子やテーブルと
いった調度は、そのどれもが高価そうに見える。
 そんな部屋の中で一際レェスの目を引いたのが、その中央に設置されたキングサイズのベッドであった。
 シルクのカーテンを弛ませた天蓋付きのそれは、まるで絵本の中に出てくる姫や王族が使用するかのようなそれだ。
そしてそんなベッドの淵にレェスとチトノは腰掛ける。
「そういえばまだ名前聞いてなかったね? 君のお名前は?」
「あ、あの……レェス、です」
「『栗毛(レェス)』君、か。ふふ、君にぴったりな名前だね♪」
 まるで恋人同士の会話のよう微笑むチトノではあるがしかし、その行動は徐々に妖艶さを増していく。
 さりげなくレェスの腿の上に這わされた掌が――そっと股間まで伸びた。
「ッ! う、うわ……!」
 パンツ越しに、勃起していた陰茎の先端を包み込まれる感触にレェスは上ずった声を上げる。
 そしてその反応を楽しむよう、チトノは手首を返し、そしてさらには回しては手の平の中央(なか)にある先端をこねる。
「あ、あぁ……もうッ」

404 :
 今日までの禁欲生活ゆえかそれだけで達してしまいそうになるレェス。そんな彼の反応を前に、チトノは動きを止めて
そこから手を離した。
「えぇ……?」
 そんな突然の『おあずけ』に不安げな視線を向けてくるレェスにチトノも苦笑いに微笑む。
「このまま続けちゃったら召し物を汚しちゃうよ? ちゃんと準備しよ。そのあとは……たっぷりね」
 顔を寄せレェスの耳元でそう囁くと、チトノは愛おしげにその耳介を甘噛みするのであった。
 そこからは職業故か、実に手際良く準備をこなすチトノ。いつの間にかレェスのジャケットを剥ぎ取ると、瞬く間に
その下のシャツやパンツもまた脱がし、たちどころに彼を丸裸にしてしまうのであった。
「わぁ♪ 可愛い顔してるのに、こっちはすごい『男の子』なんだから……」
 そうして露わになったレェスの陰茎を改めて前にし、細めた瞳に期待を輝かせるチトノ。
 興奮からくる緊張に刺激され続けた茎の先端からは夥しい量の線液が溢れ、先細りの陰茎はそれに濡れて赤剥けた全身を
夏の果実のようにぬめらせ輝かせている。
 それ自身が放つ、潮の香りにも似たほのかに塩気を含む茎の臭気に、チトノもまた眠たげに瞼を細める。斯様なレェスの
雄の香に、彼女も発情を促されているようであった。
「じゃ、私も準備するから……ちょっと待っててね」
 言いながらレェスの茎から視線を振りきると、チトノは背筋を伸ばしドレスの背後にあるジッパーへと左腕を
ひねるようにして手を伸ばす。
 ゆっくりとそれを降ろすと、胸部で形を作っていたドレスの胸元が崩れ、重力に引かれた乳房が水風船のような質感で
下に降りる。
 そんな乳房両方を、残った右腕で抱えるようにしてドレスを脱ぐチトノ。肩口が無く、胸部で引き締めることにより
形を維持する構造のドレスは、背のジッパーを解くことでいとも容易く、さながら輪でもくぐるかのよう足元までストンと
落ちて脱げた。
 そうして目の前には裸体に近いチトノがあらわれる。
 豊満な胸元を両腕で抱えるように隠し、股間にはレースを施したシルクのショーツと、同じく白を基調としたストッキングと
ガーターベルト。ドレス姿であった頃には黄金一色に思えた彼女の毛並みが、胸元から股間に掛けては雪原のような
眩い白に変わっている様子にレェスは目眩を覚える。
 美しいと思った。全てが想像を越えていた。ゆえに目の前のチトノにどう対処すべきか悩んだ脳は激しく混乱し、
さらには発奮してはそれらが目眩となってレェスを惑わせた。
 そうして見つめる中、チトノは流し目でレェスを捉えたままこちらへと背を向ける。大きく、そしてふくよかに毛並みの
整った木の葉型の尻尾が、優雅に左右へ揺れる様に目を奪われる。

405 :
 やがて上体を前へ倒しレェスの前へ尻を突き出すと――チトノは両腰に手を添え、ゆっくりショーツを脱ぎすのであった。
「ん……ん、ッ……」
 固唾を飲み、その光景にもはや呼吸すら忘れてレェスは見入る。
 性の知識など何も知らないレェスであっても、異性の股間そこに対する執着は本能で備わっている。――むしろそういった
知識が無いからこそ、なおさらに妄想をかき立てられ興奮を覚えたのかもしれない。
 半ばまで脱ぎ下ろすと、レェスの前にチトノの臀部が露わとなった。
 乳房同様に豊満な臀部の両房は、裏腿の上に乗り重なってくっきりとその形良い丸みのラインを浮き上がらせていた。
その眺めはまさに『尻』、そしてまさに『女』だ。華奢な若い世代には無い、匂い立つような艶気(いろけ)と体温とを
感じさせずにはいられない体をチトノはしていた。
 そんな豊満な臀部の両房に挟みこまれたクロッチ(股間部)が、もうショーツが大半まで下着が降ろされているにも拘わらず
そこに貼りついて、肝心の部分を隠している。
 やがては腿までショーツのサイドを降ろすとついにはそれもぺろりと剥がれ始める。
 その様にレェスの興奮は最高潮にまで熱し上げられた。
 そして完全にそれが剥がれ、ついに目の前にチトノの全てがさらけ出されたと思われたその瞬間――
「ん? ん、んん?」
 そこが露わになるのと間髪入れず、彼女の尻尾の尖端がそこをよぎる。
 完全にショーツそれは剥ぎ取られたというのに、掃くように目の前を左右する尻尾のせいで未だにチトノの秘所そこを
レェスは確認することが出来ない。
――もうちょっと……あともうちょっとなのに!
 それを凝視するがあまり、ついには体が前に出る。
 鼻先を立てて瞼を細め、ちらつく尻尾のさらに奥底を覗き込もうとしたその瞬間であった。
「ん〜……、んッ?」
 そんなレェスの後ろ頭を、突如として何者かの腕(かいな)が絡め取った。
 さらにはそれに引き寄せられて――
「んむ? んんッ? んん〜ッ!」
 レェスはチトノの肉付き深い臀部の谷間へと、深々と鼻先を突き立てるのであった。
「捕まえたー♪ この覗き屋さんめ♪」
 そうして掛けられるチトノの声。埋もれる尻の谷間から見上げるそこには、こんな自分へと振り返っているチトノの妖艶な
視線があった。そして同時に、いま自分の首根を絡み取っている物が彼女の尻尾であることも理解する。

406 :
「たっぷり見ていいからね。匂いもたくさん嗅いじゃって♪」
 今まで焦らしてきた行動とは一変して今度は己からレェスの鼻先に尻根を押し付けるチトノ。さらには首にまわした尻尾にも
力を込めて、よりいっそうにレェスの頭を抱き寄せる。
 一方のレェスはたまったものではない。
「見ろ」とは言われたものの、鼻頭(マズル)がすっぽりと尻の中に埋まってしまったそこからはチトノの背の峰しか望めない。
 しかし一番の問題は、チトノの秘所そこにて呼吸器を塞がれていることと――さらにはそこから感じられる、彼女の
芳しいまでの雌臭それであった。
 唇の先にはおそらくは膣部と思わしき粘液の感触が僅かにある。おそらくはチトノ自身も相当に興奮しているであろう故か、
そこから溢れてくる彼女の愛液が鼻下を伝って、レェスの口中に直接流れ込んできている。
 粘性のその味は塩気を含みつつも、ほのかに酸味と苦みも織り交ぜたような複雑な味であった。とはいえ尿などといった
不快な臭気や舌触りは感じられない。
 しかしながら一番の問題と思われることは、鼻先に当たる器官のこと。
 膣のある口先よりも僅かに上に位置するそこは、何物でもない『肛門』それであろう感触とそして匂いとがあった。
言うまでもなく排泄に使われるその器官は、性知識においてまったく無知であるレェスであっても一嗅ぎでそれと判る
存在感を醸している。
 そんな器官に鼻先を押し付けられているのだ。本来ならば嫌悪を抱くであろうはずがしかし――
「ん、んん………んむんむ」
「きゃあッ? なぁに、そこー?」
 押し付けられるチトノの臀部を両手でワシ掴むとレェスはよりいっそう鼻先を押し付け、さらには伸ばした舌先にて
肛門そこへの愛撫を始めたのであった。
 正体の判らぬ膣よりも、なまじ馴染みのある肛門の方がよりリアルに性的なイメージをレェスに働かせたのだ。
 鼻孔には苦みばしった独特の匂いが充満している。言うまでもなくそれは胆汁のそれであり、悪く言うのならば
糞汁でもある匂いではあるのだが、
「ん、ん、んむ……」
 この状況とそしてその相手が誰でもないチトノとあってはむしろ、そんな器官に禁忌感(タブー)すら強く孕んだ
興奮を憶えてしまうのである。
「もー。初めてのエッチでお尻の穴を舐めまくっちゃうなんてヘンタイすぎるよー? いけない子なんだから」
 そう言ってレェスを諭すチトノであはるが、上気して熱しあがった表情からはその言葉通りの嫌悪感は微塵として見られない。
 むしろそれをさらに望むかのよう、

407 :
「そんな悪い子にはお仕置きしちゃうんだから♪」
 よりいっそうにチトノは自分のアナルそれをレェスに押し付けて、その顔を臀部の谷間へと埋めさせるのであった。
 それにより完全にレェスの呼吸器がふさがれる。その段に至ってさすがに我へ返り慌て始めるレェスではあるが、
いかんせん発音器である口元も塞がれている状況とあっては、それを声にして伝えることも叶わない。
――く、苦しい……チトノさんッ、窒息しちゃうよ!
 臀部をワシ掴み、必にマズルを抜き取ろうと抗うものの、
「あん、すごいよぉレェス君ッ。もっとしてぇ!」
 それを愛撫に感じてしまっているチトノは、そんなレェスの緊急事態に気付くことなく一人ヒートアップしていく。
 そして、
「すごいぃ! 初めてなのにレェス君にイカされちゃう。レェス君、レェス君ッ! ――ん、んんぅ……!」
 よりいっそうに首根へまわした尻尾に力を込めて、尻全体でレェスを抱きしめた瞬間――チトノの絶頂と共に
レェスからも力が抜ける。
「はぁはぁ……ふぅ。上手じゃない……すごく良かったよ、レェス君」
「………」
「――ん? レェス君?」
 いざ我に返り、相手であるはずのレェスから何の反応も無いことにいぶかしむチトノ。
 そうして恐る恐る振り返るそこに、すでに顔のほとんどを臀部の中に飲み挟まれて白目をむいているレェスを発見し、
「きゃー、またやっちゃった! レェス君ッ、レェスくーん!」
 チトノは慌て尻尾に込めていた力を解くと、抱き上げたレェスの頬を叩いて彼を解放するのであった。





408 :
【 3 】
 気怠さを憶えて覚醒すると――レェスは天井と思しきそこをぼやけた視線で見上げ、そしてため息をついた。
「……夢?」
 思わず呟いてしまう。
 貴族の住むような屋敷で絶世の美女のお尻に挟みこまれて窒息した――記憶にある今までを振り返るのならば、夢と
思えても不思議ではない。むしろそんな現実の方が、よっぽども夢物語じみているように思えた。
 故にそれらはすべて夢だったのではないかと考える。そう考えた方がつじつまも合うというものだ。
 そもそもこんな体験が現実であるという『証拠』はどこにも――
「あ。目、さめた?」
「ッ! ち、チトノさんッ?」
 その『証拠』が突如として視線に入ってきた事にレェスは両肩を跳ね上がらせる。
 そうして起き上り、見渡すそこはベッドの上――そして傍らには全裸のチトノ。全ては紛う方なき『現実』であったことが
証明された。
 途端に自分が意識を失う瞬間のあの、生々しいやり取りもまた思い出して、
「わぁ、元気だね♪ 安心したー」
 レェスの茎は再び高く堅く屹立して、天を向くのであった。
 しかしながら一方の本体(レェス)はというと、そんな自身の体の反応とは裏腹に未だ混乱から脱しきれていない。
「あ、あのさ……これからどうしたらいいの?」
 つい尋ねてしまう。とはいえしかし、レェスにとっては重要な問題だ。現状を把握したからと言って、童貞のレェスには
今後自分がどのような行動を取ったらよいものか見当もつかないのだから。
 そしてそんなレェスの不安もまた知るからこそ、
「大丈夫だいじょーぶ。お姉さんに任せて寝てればいいのよ」
 片や百戦錬磨のチトノはそんなレェスを愛おしげに抱きしめるのであった。
「私がリードしてあげるから、レェス君は気楽にしてて。そのつどでやりたいこととか思いついたら言ってよ。何でも
応えてあげるから♪」
 言いながら見つめ、そしてレェスの体の上に乗り上げてくるチトノの瞳が妖しい光を宿す。言うまでもなく発情しているで
あろう彼女の様子を察した次の瞬間には、チトノの唇がレェスの口唇を塞いだ。
 口先を噛みあうようにし、侵入させた舌根を幾重にも絡ませ合いながら施されるチトノのキスに、次第にレェスの頭にも
靄がかかってくる。

409 :
 ひとしきり互いの唾液を味わい、レェスも脱力して再びベッドの上に横たわると、いよいよ本格的なチトノの奉仕が始まった。
 唇を離れた口唇は舌先でレェスの体をなぞりながら下降していく。快感を伴いつつも憶える強いこそばゆさにレェスは
低く声をしては身をよじらせる。そんな反応を楽しむようチトノも舌先で穿つ力らを強めると、レェスが苦手であろう
腹部の周辺をより丹念に愛撫するのであった。
 一頻りそうして愛撫をすると、ついにチトノの唇は下半身そこに辿りつく。
「あ、あぁ………」
 チトノを見守るレェスの視線は、次に彼女が起こすであろう行動を予想して、奉仕する彼女へとくぎ付けになる。
 そして期待通りにチトノの舌先は――赤剥けて反り返った陰茎の腹を舐め上げるのであった。
「んッ、うわわ……ッ!」
 剥きだされた粘膜をさらに別の粘膜が触れる感触と熱にレェスは上ずった声を上げる。
 今はまだ快感よりもくすぐったさの方が勝った。その感覚に耐えかねる体は何度も痙攣しては、会陰と肛門との縮小を
小刻みに激しくさせる。
 そんなレェスの反応にチトノも心得たもので、舐め上げていた舌先は先端まで昇り上がるとさらにそこから折り返して、
今度はペニスの背へと降り始める。そしてその流れのまま自然に、チトノはレェスの茎全てを口中に収めた。
「あッ、っくうぅ……ッ」
 その瞬間、さらなる痛痒感がレェスの体を奔る。
 舌先で一部箇所だけを責め立てられていた時とは違い、今度はペニス全体があのこそばゆさに包まれていた。
 ゆっくりとチトノの口唇がそれを飲みこんでいく。茎の背に当たる前歯の感触に震え、さらにはその深部に辿りつき咽喉の
奥底へペニスの尖端が触れると、今度は唇とはまた違った粘液の締め付けに絡め取られて、レェスはその感触に体を
のけぞらせるのであった。
 臍の奥底がキュッと締まるような感触にレェスは射精が近いことを意識する。
 そしてこのまま果てたいと思ったその矢先――
「ん、ん……ん〜、っぷは」
 チトノは強く引きずり出すかのよう吸いつけた口唇を引き上げると、口中からレェスのペニスそれを解放してしまうのであった。
「あッ……そんなぁ」
 そんなチトノの行動に対し、露骨に悄(しょ)げた表情を見せるレェス。その様はまさに、おあずけ受けた仔犬そのものだ。
 しかしながらそこはプロ。チトノとてそんな相手の機微は知り尽くしている。レェスが絶頂に達せようとしているのを察知し、
あえて愛撫(フェラチオ)を止めたのであった。
 泣きそうな表情のレェスに微笑んでみると、

410 :
「このぐらいでイッちゃうなんてもったいないよ。もっともっと楽しんで」
 そう言ってチトノは、M字に膝を立てさせたレェスの両足を肩に担ぐようにして、その下へ自分の上半身をもぐりこませる。
 そうして目の前に露わとなった会陰へと、
「う、うわわッ?」
 再びチトノは舌先を這わせるのであった。
 舌先で強く押し付けるような刺激は、今までの口中で包みこむかのようだった柔らかい愛撫とは対極のものである。
それでもしかし、そこへの箇所の責めは体内の奥底にあるレェスの前立腺を強く刺激してなんとも直接的な快感を与えるのであった。
 しばしそこらをこそぐよう上下に愛撫していた舌先は、やがてぬるぬると下降していく。そしてチトノの舌は、
「ッ? ひゃあ!」
 レェスの肛門の淵をなぞる。思わぬ箇所への愛撫にレェスもまた声を上げる。
「ち、チトノさんッ。そこ、お尻だよ?」
「知ってるわよー、なぁに今さら♪ さっきはレェス君だって、私のお尻をたくさん舐めてくれたじゃない」
 そう言われてレェスは何も返せなくなる。浅はかにも過去の自分の行動が今、自分を責めている。
「もうさ、今夜は私達の間じゃ『汚い・恥ずかしい』は無しだよ。だから安心して♪」
 さらにはそう微笑まれてしまうともはや、レェスは一切の抵抗を封じられてしまうのだった。
 やがて呟くよう「お願いします」と伝えると、レェスは観念してベッドに倒れ込む。
 そんな彼をなんとも思惑のこもった笑顔で見届けると、
「たくさん気持ち良くしてあげるね」
 チトノもまた愛撫を開始するのであった。
 肛門の淵をなぞるように舌先は這っていく。時おり奥窄まったアナルの中心へと舌先が伸びると、そこに感じる暖かな
感触にレェスは身を震わせる。やがてはそんな舌先も、次第に肛門そこを掘り穿つような強い愛撫へと移行していった。
「あ、はあぁ………」
 途端に熱がそこに感じられた。
 舌先の粘膜がぬるぬると肛門の中に侵入してくると、そこを中心にしてヌルリと暖かい感触が広がって、レェスは
強い快感を感じるのであった。
 しばしそうしてレェスのアナルそこを愛撫していたチトノが不意に口を離す。
「そろそろチンチンの方も気持ち良くしてあげるね」
 そう言ってレェスの両足の上に胸元を乗り上げたかと思うと、屹立する彼の陰茎それを豊満な両乳房で挟みこむのであった。
 見下ろす股間そこに乗り上げたチトノ――そんな自分の性器それが彼女の豊満な乳房二つによって埋もれている。

411 :
 ツンと上を向いた形の良い乳房が、今はレェスの体の上に押しつけられることで楕円にその形を歪ませていた。
そんな彼女の巨乳ぶりを改めて再認するその眺めは圧巻するばかりである。
「ふふ、すごいでしょー♪ じゃ、始めてあげるね」
 見下ろすレェスの凝視に気付いて、上目づかいにウィンクを返してくるチトノにレェスは大きく胸が高鳴る。純粋に
今の彼女を可愛いと思った。
 しかしそんな想いに心なごんだのも束の間――次の瞬間、脳天に突き抜ける刺激にすぐにレェスの淡い思いは吹き飛んだ。
「あ、うわぁッ?」
「んふふー♪」
 胸の谷間に置いたレェスの陰茎を左右から乳房で押し挟んで圧迫した瞬間、茎全体を包み込んだ肉圧とそして
体温の感触にレェスは情けない声を上げる。
 乳房にて包まれ圧迫されるその感触は、先に受けたチトノの口取りによる圧迫感とはまた違った感触をレェスに与えていた。
 しかし刺激はそれだけではない。
「動くよー?」
「……え?」
 包み込んだレェスの陰茎が零れてしまわぬようしっかりと乳房を左右両脇から手の平で持ち抑えると、
「わぁ、わあああぁ!」
 チトノは己の乳房で扱くようにしてレェスの茎を愛撫し出すのであった。
 これまでの愛撫とは打って違い『動き』のあるそれにレェスは戸惑わずにはいられない。多少の騒々しさはあるものの、
今まで貞淑に接してきてくれたチトノがこんなにも激しく奉仕をしてくれる姿はそれだけでレェスには衝撃的であったりする。
 それでもしかし一番の衝撃は、いま現在ペニスに対して与えられている未知の快感それだ。
 先にも述べたようフェラチオの時とは全く違った、『肉圧で扱く』という刺激――しかしながら今レェスが感じている
快感は、そんな豊満な乳房の肉圧だけによるものではなかった。
 それこそは――
――うわぁ……さらさらのむね毛が気持ちいい……
 首元から胸元に掛けて生い茂る、チトノの白い毛並みに包みこまれる感触それであった。
 柔らかく細やかな内の毛並みはシルクさながらの肌触りを感じさせるようである。それが乳房の体温で温められ、
さらには潤滑の為にそこへ流されたチトノの唾液と混じってぬめりを帯びるや、その快感は口中でされていた粘膜のそれに
勝るとも劣らない快感をレェスに覚えさせるのであった。
 そんな乳房の合間から、時おり頭を出すペニスの尖端へとチトノは丁寧に、そして愛情たっぷりに唇や舌先を這わせて愛撫する。

412 :
「どう? オッパイ気持ちいいでしょー? 自慢なんだから」
「う、うん、気持ちいい。でも……」
「うん? 『でも』?」
「でも、チトノさんの毛並みが気持ちいい。サラサラでふかふかで、すごく気持ちいいッ」
 そんなレェスの告白にその刹那、チトノは動きを止めて目を丸くする。
 しかしそれも一瞬のことすぐにその表情へ笑みを取り戻すと
「……お目が高いんだから。レェス君は」
 否、前以上に淫らでたくらみに満ちた妖艶な笑顔(ひょうじょう)で呟くようにそう言うと――チトノは挟みこんでいた
乳房の拘束からレェスを解放してしまうのであった。
「えッ? もう終りなの?」
 そんな中途半端な幕切れに不安の声を上げるレェスではあるがしかし、
「もっと良いことしてあげるよ」
 そんな彼の上によじ登って顔を近づけると、その耳元でそんなことを囁いてからチトノは強く唇をレェスの頬へ吸いつけるのであった。
 やがて再び乳淫の時と同じポジションに戻ると、チトノは依然として屹立したレェスの茎へと口づけしながら、
己の尻尾をその前に持ってくる。
 改めて見る彼女の尻尾に生唾を飲み込むレェス。
 透明感のある毛質に見惚れた。
 遠目でもはっきりと毛並みの色艶が判るそれではあるが、こうして間近で見ると尻尾それ自体が光を放っているかのように眩い
。その形も竿の中程でふくよかに膨らみを持ち、稲穂さながらの色合いと相成っては、なんとも豊穣で大らかな
チトノの魅力を体現せしめているかのようである。
 そんな尻尾を手に握り、弄ぶよう左右へさらさらと揺り動かせていた彼女であったが、やがてはそれを見つめる
レェスに妖しく微笑んだかと思うと、
「これは特別な人にしかしない技なんだからね♪」
 そう言ってチトノは――その尻尾をレェスのペニスへと巻きつけるのであった。
「ッ!? うわぁぁ!」
 その感触にレェスは針にでも刺されたかのような声を上げる。
 チトノの尻尾――その毛並みで包み込まれるという感触は、粘液にまみれていた口中とも、はたまた肉圧に挟まれていた
乳房ともまた違う衝撃をレェスに与えた。細やかで柔らかな毛並みの一本一本が余すところなくレェスの陰茎を
包み込む密着感は、先の二つの愛撫には無かった新しい感覚である。

413 :
「ふふふ。これくらいで驚いてちゃ困るわよ♪」
 そんなレェスの反応を楽しみながら、チトノは包み込んでいた尻尾を上下に揺する動きを始める。
 それによってレェスの茎がチトノの尻尾によってしごかれ始めた。
 レェスの線液とチトノの唾液とを絡ませた彼女の尻尾が、その粘液を取り込んでより緻密にレェスのペニスに絡まりつく。
その感触たるや、もはや『毛並みで包み込む』などという表現では言い表せられないほどに複雑で、それでいて純粋な
快感を与えてくれるのであった。
 ついには、
「あ、あうぅ……チトノさぁん、もう……」
 絶頂を迎えようと喘ぐレェス。ここまで何度も焦らされてきたせいか、もはや射精の限界を堪えることなど出来ない。
「うん。いいよ、レェス君。私の尻尾の中にたくさん出して」
 そんなレェスの反応を確認し、チトノもまたよりいっそうに尻尾で扱く行為を激しくさせる。
「あ、あぁぁ……チトノさんッ」
 そして毛並みに包まれていたレェスのペニスが、一際深く尻尾の中へと打ちこまれたその瞬間、
「んッ、んんぅ……ッ!」
 ついにレェスはチトノの尻尾の中へと射精して達するのであった。
「あはぁ、出たぁ♪」
 一人でする時のいつも以上に茎は跳ね上がり、会陰は激しく痙攣して精液を送り出す。まるで尿道がいつもの倍にも
膨らみあがったかのような錯覚を覚えるほどに強くそして大量に、レェスはチトノの尻尾へと射精するのだった。
 そうして最後の一滴まで出しつくすと―――レェスは深くため息をついてベッドに沈む。
「すっごい出たねー♪ 尻尾の中がヌルヌル」
 言いながらレェスの茎を解放すると、チトノは根元から握りしめた自分の尻尾を上に向かって絞りあげていく。
 見守る中、尻尾の尖端に白い水球がいくつも浮き上がったかと思うと、チトノの握り拳が昇るのに合わせて大量の
精液それが尻尾の先から溢れ出る。その色合いとさらには絞り器(ホイップ)を彷彿とさせる彼女の尻尾の形と相成っては
さらながら、生クリームを絞り出しているかのようだ。
「ほぉら、こんなに」
 そうして絞りあげ、そんな手の平いっぱいの精液を自慢げにチトノは見せたかと思うと――次の瞬間には
その掌の杯を煽り、チトノはレェスの精液を飲みほしてしまうのだった。
「あ……飲んじゃった、の?」
 その様子を信じられないといった様子で眺めるレェスと、一方で手の平に残った精液の残りを愛おしげに舐めて拭うチトノ。

414 :
「うん。飲んじゃったよ♪ 濃くて匂いがきつくて、すごく美味しかった」
 そう言ってほほ笑む彼女にレェスの胸は大きく高鳴る。もはや頭の中はチトノでいっぱいだ。体だって今しがた射精したばかりだというのに再び、痛いくらいに勃起して反応している。
「チトノさん……今度は、オレがやっちゃダメかな?」
「ん?」
 気付いた時にはそんなことをチトノに聞いていた。
 もちろんその言葉の意味は、彼女への愛撫を自分も施したいという意味ではあるのだが――奥手の自分がそんな
積極的になれていることに、レェスは自身に対して驚きを隠し得ない。
 そしてならば開き直ってしまおうとも思い、
「オレも、チトノさんの体に触りたいんだ。その……いじったり舐めたりとか、さ」
 レェスはそんなことを懇願する。――それでもやはりその告白は恥ずかしくて、言葉の語尾はしぼむように小さくなって消えた。
 しかしそんなレェスの申し出を一番喜んだのは、
「いいよッ。ううん、むしろいっぱい触って。私も、レェス君に触れてほしいよ」
 誰でもないチトノであった。
 少女のように表情を輝かせ、レェスの上に乗り上げると愛情いっぱいのキスをチトノはその頬へとする。その仕草は
若い世代の男女がするような初々しい恋愛のようである。
 やがて起き上るレェスと入れ替わりにチトノはベッドへと横たわり、今度は彼に対して体を開く。
「お願い、レェス君。私も気持ち良くして」
 そしてそうお願いをして微笑むチトノ。
 そんな彼女の肌に、
「い、いきますッ」
 レェスは今、そっと手を触れるのであった。



415 :
【 4 】
 手の平が被さるようにチトノの乳房の上に置かれた。
――さ、触った……! オッパイに、初めて!
 しばしそのまま正面から押すだけの遠慮した愛撫を続けるレェスではあったが、次第に気持ちが落ち着いてくると徐々に
その掌をすぼめ、今度は触れていただけの乳房をしっとりと握り包む。
「あ……ん」
 ジワリと手の平に彼女の体温が広がると、得も言えぬ弾力もまた指先に伝わった。
 チトノの乳房そこはレェスが想像していたものよりもずっとしっかりしていてそして弾力があった。柔らかではあるが、
そこにはけっして見た目の大きさにかまけただらしない弛みなどはない。この大きさでありながら崩れることのない
張りと弾力とが、美しく彼女の乳房を形成しているのだ。それゆえに手の中に感じるその揉み応えはただ触れている
というだけで再び、滾らんばかりの射精を予期させん情欲をその胸の内へ沸きあがらせる。
 このまま優しく触れていたいと思うのと同時に、力のままに握りしめて壊してしまいたくもなる―――斯様にして
表情豊かなチトノの乳房は、実に様々な妄想を彷彿とさせてくれるのだ。
 そんな魅惑の乳房に対してレェスがとった次の行動は、
「あ……んふふ。いけない子」
 両手それぞれに乳房を納め、その先端の片方にレェスはしゃぶりつく。
 唇を立てて乳房それを強く吸いつける。口中に含むとかの乳房はまた、手にしていた時とは違った姿をレェスに感じさせた。
 大らかな房の壮観にまぎれて見逃しがちではあるが、いざ口に含むと彼女の乳首もまた大きく形のしっかりしたもので
あることが判る。吸いつけるほどにそれは肥大して、もはや小指に劣らぬほどの大きさと形とをレェスの口に中で形成していた。
 その大きさがまた心地良いのだ。
 舌の上に感じられる乳首の存在感はなんとも心の安らぎを憶えさせてくれる。そんな乳首を口中で愛撫していると、
ほのかにミルクの甘みが舌の上に広がった。
 実際は彼女のそこから母乳が滲むなどということはない。それこそは赤ん坊のころの記憶の再生ではあるのだがしかし、
それでもレェスはさらにそれを欲して吸いつける口の動きを激しくしていく。
 強く吸いつけて鼻先を乳房の中に埋め、しまいには大きく開いた口中全体でチトノの乳房ごと口の中に含むのであった。
 そんな愛撫に夢中になっているレェスへと、
「こーら、レェス君。牙が当たってるよ」
 チトノは微笑みながらに言い諭して、抱き込んだレェスの後ろ頭を撫ぜる。

416 :
「――む? あ、ご、ごめんなさいッ」
 その声に我に返りチトノの乳房を解放するレェス。見れば均整だったチトノの乳房の上には自分の歯型がくっきりと
残ってしまっていた。
「ごめん、つい夢中になっちゃって。……痛かった?」
「ううん、大丈夫。レェス君すごく可愛かったよ♪ 何の気なしに声掛けただけだったんだけど、正気に戻っちゃったんだね」
 謝るレェスに対し、どこか残念そうに微笑むチトノの表情はどこまでも和やかでそして暖かである。おそらくは
チトノもまた、自分の乳房を吸うレェスに母性を刺激されていたのであろう。
 ともあれそこから仕切り直す。
 ベッドに横たわり、そこから後ろ肘をついて体を起こすと、チトノはレェスを前に両膝を立てて腰を上げた。
 そしてM字に形作った両足が、目の前であられもなく広げるられると、
「うわぁ………」
 そんなチトノの股間の前に、四足(ケモノ)のよう身を伏せてレェスは鼻先を近づける。
 尻尾やむね毛以上に柔らかく細やかな毛並みで包み込まれた彼女の膣部――閉じ合わさったスリットからは
大陰唇のひだが僅かにその頭をのぞかせていた。そんな一枚をレェスは右の指先で摘みあげる。
「ん……くふ……」
 さらには左のそれもまた同じように摘みあげると、レェスはそれをゆっくりと開いていった。そしてそれは完全に
その包みを解かれたその瞬間、そこで堰止められていた愛液が吹き出すように溢れて零れだした。
 ぬめりを帯びて艶やかに肉圧の身を凝縮させた膣内は、部屋のほのかなランプ光に当てられて妖艶な輝きをレェスの目に
反射(かえ)している。
 そこから醸される芳香もまた蟲惑的だ。
 潮を思わせる塩気と果実のような酸味を思わせるほのかな香の中に、肉の持つ血の匂いが生々しく混じり合って
レェスの頭を痺れさせる。
 それこそはまさにフェロモンだ。けっして人口では作り出すことの出来ない、獣としての本能を刺激するそれに中てられて、
レェスは誘われるようチトノのそこへと口づけをした。
 膣口に舌先を這わせるとその一瞬、それが触れる感触に反応して内壁の肉は僅かに収縮してその身を縮こませる。
そんな動きにレェスは、
――この肉でベロを包まれたらどんな気分がするんだろ?
 この膣内の中に舌全体を埋めたい衝動に駆られた。
 一度考えだすともう、その衝動は止められない。

417 :
 立てられたチトノの裏腿をワシ掴んでより深く体を前に出すと、レェスは彼女の膣口そこを口先で覆い、その内部へと
深く舌を侵入させるのであった。
「あ、ふぅん……あったかい。レェス君のベロが入ってくる」
 その動きに湿った声を漏らして反応するチトノ。彼女もまた股座にあるレェスの後ろ頭に手を添えると、より深く
彼の愛撫を受けようとその頭をかいぐる。
 そんなチトノの助けも受けてレェスの舌はどんどん深く彼女の中へと入っていった。
 舌上にはほのかな塩気と苦みが広がってレェスの頭を痺れさせる。さらにその味わいを求めようと首をかしげ、膣内での
舌を反転させた瞬間、
「んんぅッ。ひねっちゃダメぇ!」
 奥底で跳ね上がった舌の尖端が、チトノの快感部位を刺激した。それを受けて一気に熱せ上げられた体は、放尿のよう
愛液を吹き上げさせレェスの口中を、そして鼻孔にそれを満たす。
「ん……んん……」
 舌を挿入している口中はもとより、鼻の中にまで満ちる彼女の体液にレェスは目眩をおぼえる。
 呼吸器を塞がれることによる酸欠ではない。それこそは彼女の発情に自身もまた同調しているからだ。止めどなく溢れ
続ける愛液に鼻孔と口中とを満たされて、今やレェスの呼吸器そのものがチトノの膣と一体化しているかのような錯覚を
憶えていた。斯様な同調(シンクロ)を得て今や、彼女の興奮や快感がまるで自分のことのように感じられるのだ。
 二人は今、心と体とを完全に共有しあった存在となっていた。
「レェス君……もう欲しいよ。レェス君のおチンチン欲しいよぉ」
「うん。オレも……オレも、チトノさんに入れたい」
 どちらが言い出すでもなく二人は言葉を紡ぎ合うと、示し合わせたかのよう見つめ合い、そして自然と口づけをかわす。
 ついばむよう小さな音を鳴らしながら何度も互いの唇を味わいながら、チトノは体を起こし四つん這いにレェスへと尻を
突きだす。
 それを前にレェスも目の前に晒された臀部を両手で握りしめ、乗り上げるようにチトノの背に覆いかぶさる。
 性知識に関しては全くの無知であるはずのレェスではあったが、チトノの背に乗りあげるその動作には一切の迷いは無い。
この体位こそは、人以前の『獣』であった頃からの本能でレェスは知り得ているのであった。
 チトノもまたそんなレェスの重みを背で感じながら伸ばした右掌を彼のペニスに添え、それを己の膣へと導く。
 そして開ききったチトノの膣口にペニスの尖端を宛がいついには――

418 :

「くッ……あううぅんッ」
「あッ……は、入ったぁ……!」
 ついには、レェスはチトノの膣(なか)へと挿入を果たしのであった。

【 5 】
 かくして念願の童貞卒業を果たしたレェス。――ではあったが、その心境に喜びや達成感は微塵として無かった。その時の
レェスはとても、そんな感傷にふける余裕など持てるような状況それどころではなかったのだ。
――ち、チンコが無くなった……!
 陰茎全体を包み込む未知の感触それに戸惑うレェスには、今の挿入にただただ震えるばかりだ。
 ぬめりを帯びた膣の内壁にむき出しの粘膜(ペニス)を包み込まれているのだ。激しいこそばゆさが茎一点に集中するかの
ようなその未知の感覚に、とてもではないがレェスは何か考えることなど出来なくなっていた。
「ふふ、どうレェス君? ドーテー卒業できた感想は」
「は、はわわぁッ。う、動かないでぇ、チトノさん!」
 膣(はら)の中にレェスを感じながら腰をくねらせるチトノに、対照的にレェスは悲鳴に近い声を上げる。
 もはや今、この陰茎を包み込んでいる感触が快感かどうかすらも判らない。ただ今は、少しでも気を緩めたら達してしまい
そうになる痛痒感それにレェスは堪えるばかりであった。
「もー、レェス君ったらー。動かないと気持ち良くなれないよー?」
「わ、わわわッ、あうあう……。で、でもさぁ、こんなので動いたらすぐにイッちゃう……ううう」
 チトノからの叱責にレェスも己の甲斐性無しを呪わずにはいられない。とはいえしかし、それを責め立てるチトノもまた、
充分にレェスの現状を知りつつそんな言葉を投げかけている訳でいたりする。ようは今の状況を楽しんでいる訳だ。
 やがては、
「すぐにイッちゃってもいいのにー? ……だったら、私だけ楽しんじゃうんだから♪」
 鹿爪らしく言って微笑んだかと思うと、チトノは尻尾を振るような要領で尻根をこねて、自らレェスの腰元へと臀部を
打ち付けるのであった。
「はわわわ! だ、ダメ! くすぐったい! オシッコ出るー!」
「出しちゃえ出しちゃえ♪ それそれー♪」
 その動きに耐えかねて腰を引くレェスを追いかけるよう、チトノもさらに尻を押し付けてその跡を追う。

419 :
 そうして逃げるレェスを追うを繰り返すうち、ついにレェスは腰砕けて仰向けに倒れる。そんなレェスの上に、
「んふふー、登頂ー♪」
 チトノは騎乗位に乗り上げて、背中越しにレェスを見下ろすのであった。
「さぁ、これでもう逃げられないよぉー。たくさん動いちゃうからね♪ ――よいしょっと」
「あ、あわわわッ、捻じれるぅ!」
 乗り上げたレェスの腰の上、依然として繋がったままのチトノは正面から彼を見下ろせるよう尻を回し体位を変える。
そうして改めて見下ろすそこに泣き出しそうな表情のレェスを見つけ、
「……可愛い。本当に可愛いんだから」
 チトノは上体をたおらせてレェスと胸元を合わせると、今まで以上に深く口づけを交わすのであった。そうして何度も
舐り尽くしてレェスの唇を味わいながら、チトノは挿入されている腰元を上下させていく。
「ん、んんッ! んー!」
 その動きに刺激されて判りやすいほどに腰元を跳ね上がらせて陰茎の痙攣を激しくさせるレェス。今度は先の後背位のよう
腰を引いて逃げることは叶わない。そしてそれを知るからこそチトノもまた、
「ほらほぉら。気持ちいいでしょー? 気持ちいいよねー、レェスくぅん♪」
 母犬が我が子を愛撫するよう何度もレェスの頬や鼻頭に舌を這わせて腰の動きを激しくさせる。
 一方のレェスはすでに限界が近い。否、もう自分自身では今の限界を見失っている。
 陰茎に力を込め過ぎるがあまり肛門はその内へ窄むほどに締まり上がり、ペニス全体は鼓楽器のスネアさながらに
小刻みな痙攣を以てチトノの膣内で何度も跳ね上がり続けた。
「も、もうダメ……漏れるぅ……ッ」
 そしてついにその時は来る。
「イクの? レェス君、イッちゃう?」
 息も絶え絶えに漏らされるそんなレェスの反応に、チトノも打ち付ける尻根をより激しくしてその時を迎えようとする。
「イッて。イッていいよッ。たくさん出して。私を妊娠させるくらい出して♪」
「あうぅ………ッ」
 そして一際深く腰を打ちおろし、チトノの奥底にある子宮口が吸いつくよう尖端を啄ばんだその瞬間――レェスは
ありたけの精をその膣(なか)に放出してしまうのだった。
「あん、熱ぅい……ッ♪」
「あ、あ、んあッ……」
 チトノの膣の奥深くにペニスを咥えこまれて射精をするレェス。しかしながら突き当りとなる子宮口の収縮に合わせて
射精しているに至っては、それはレェスが自律的に行っているというよりはむしろ、チトノによって絞り取られている
といった方が正しいともいえた。
 事実レェスは今、

420 :
――あぁ……バカになる……バカになっちゃう………。
 一跳ねごとに尿道を通る精液の奔流を感じながら、今までに体験したこともないほどの量の射精と快感を実感しているのだから。
 そんな依然として射精の続くレェスのペニスを咥えこんだまま、ようやくチトノもその動きを止める。やがて
射精の切れを確認し、完全にレェスのペニスがその動きを止めるのを確認すると、チトノはゆっくりと上体を置きあがらせ
大きく息をつくのであった。
「いっぱい出たねぇ。気持ち良かった?」
 依然として上気した表情で見下ろすも、大きく呼吸を弾ませたレェスはただ泣き出しそうな視線を向けるばかりである。
「何も答えられない? んふふ、すごかった? ふふふ♪」
 そんな視線を受けて一方のチトノは満足そうだ。立ち膝になってようやく自分の膣からレェスのペニスを引き抜くと、
水の沸くような粘性の水音と共に放出された精液がそこから漏れて内腿を伝った。
「うわ、すごーい。こんなに出して貰えたのって久しぶりー♪ やっぱ若いっていーねー」
 その眺めに喜びの声を上げると、チトノはそこに伝う精液それを指先でぬぐいさらには咥えて己の愛液と混ざり合った
それを味わい堪能する。
「んふふ、エッチな味ー。……ねぇ、まだイケる?」
 そうして本日二回戦目となるおねだりを、色気たっぷりの流し目に乗せて伝えるも、
「はぁふぅ、はぁふぅ……ッ」
 肝心要のレェスは、依然として仰向けに寝そべったまま返事すら出来ない有様であった。
――お口でも一回抜いちゃったしもう無理かなぁ……
 そんなレェスの様子にチトノもまた諦めかけたその時であった。ふと立ちあがる内腿に何か当たる感触を感じて視線を落とす。
見下ろすそこにあったものは――何物でもない、堅く屹立したレェスのペニスであった。
「わぁ、すごいッ。素敵ー♪ まだイケるじゃない」
 その様子に声を明るくして喜ぶチトノではあったが、一方のレェスはというと未だに大きく胸元を上下させて呼吸を
弾ませるばかり。チトノの言葉に反応している様子は見られない。
 おそらくは極度の緊張状態にあるが故の生理現象であると思えた。けっして性的な興奮を憶えているからではない。
 しかしながらそんなこと発情してしまった雌(チトノ)には関係ないもの。勃っている物は親でも使うが信条だ。
「それじゃ勝手に私が楽しんじゃおうかな♪」
 言いながら再びレェスの上に跨り直し、屹立した茎の尖端を秘所へと誘うチトノ。
「ふふふ、今度はもっとすごい所に入れてあげるね」
 そしてイタズラっぽく微笑んだかと思うと、チトノは一気に腰を落として再度の挿入を果たした。
「はぁはぁ……、んッ!? うわわッ?」
 再び茎を包み込んだその感触にようやくレェスもまた覚醒して声を上げる。

421 :
 しかし驚きの声を上げたのは、急な挿入に驚いたからではない。いま陰茎全体を包み込んでいる感触が、今までの
膣の物とは明らかに違ったものであったからだ。
 先程までペニスを包み込んでいた感触は、どこまでも柔らかくて暖かなものであった。故に挿入を果たした瞬間には、
そのあまりにもソフトな感触に茎の境界を見失ったほどである。
 しかしながら今、この身を包み込む感触は明らかに違った。
 ペニスを包みこんでいる今のそれは、堅く弾力に富んでいて、それでいて焼けるように熱い。感触としてはチトノの
口唇にて口取り(フェラチオ)されていた時と感触が似ているが、それ以上にきつく締めつけて、なおかつ粘液のネバつく
ような感触を憶えていた。
「な、なに? ……なんなのぉ?」
 そんな感触に驚いて首を持ち上げるレェス。しかしながらそこから見つめる眺めは、つい先ほどまでの騎乗位に挿入されて
いた時と変わらないように思えた。
「ふふふ、これじゃ判りづらいかな? それじゃあさ、これならどう?」
 レェスの困惑した表情をこれ以上になく楽しそうに見つめながらイタズラっぽく微笑んだかと思うと、チトノは再び腰を
上げて密着して居た腰元を離していく。
 ペニスの中程が見えるまで腰を上げると、チトノは関取の四股さながらに両足をガニに開いた露わな格好となる。そんな
チトノの、下品ともとれる姿勢になぜかときめきを憶えてしまうレェス。
「ほっほっ、と♪」
 曲げた両膝がしらの上に左右それぞれの掌を突いたまま、チトノは体を回しレェスの体をまたぎ直す。
 そうして同じ騎乗位ながらも、その背を完全にレェスへと向けた姿勢になるチトノ。
 なだらかな背のラインと、そしてその尻根にて依然、陰茎を咥えこんだ壮観がレェスの前に広がる。
 その瞬間になって、レェスは自分のペニスがどこに埋まっているのかを理解した。チトノの思惑を理解する。
 膣とはまったく違った感触のそこ――自分のペニスは今、
「お、お尻ッ? お尻の穴の中に入っちゃってるの?」
「そうだよー? 今度は肛門(アナル)で食べちゃった♪」
 互いの言葉にて確認する通り、レェスのペニスは今、チトノの肛門(アナル)の中に深々と挿入されてしまっているのであった。
 その挿入感たるや、膣に包まれていた時とは180度変わるほどの印象だ。
 本来は性交に使用される個所ではない肛門と直腸そこは、排糞をひり出す為に独特の収縮筋が発達した部位である。
故に粘膜であった膣とは違い、剥きだしの排出器官の内壁で締め付け、そして扱く行為は暴力的とすら言えた。
 それでもしかし、
「お、お尻……お尻の穴………」
 それでもしかし、レェスは今の状況それに興奮せずにはいられない。

422 :
 かねてより肛門そこへ強い執着があったレェスである。それが性交に使われたと理解するや、彼の中の性的衝動はむしろ、
膣部にてそれを行っていた時よりも激しくその胸の中で駆り立てられるのであった。
 そして、
「お尻!」
「え? ――きゃうんッ!」
 目の前に突き出されたチトノの臀部両房をワシ掴んだかと思うと次の瞬間、レェスは強くそれを引き寄せて、さらには
激しく突き上げた腰をそこへ打ち付けた。
 突然のそれに驚いて目を剥くチトノではあったが、それこそが始まりであった。
「お尻ッ! お尻ッ!! チトノさんッ!」
 そこから間髪入れずしてレェスは二撃目となるピストンを打ちこむ。それが始まりであった。
 ベッドのスプリングも利用して腰を弾ませるレェスの激しいストロークは無遠慮にチトノのアナルを突きえぐっていく。
ここに至るまですでに二回の射精を経ているせいか、今レェスにはみこすり半で果ててしまうような敏感さは残ってはいない。
レェス本来の持つ逞しさを存分にぶつけてくるその腰の動きとそして情動は、まさに原始の雄が持つ猛々しさそのものであった。
 そして突然のそんなレェスの発火に中てられたチトノはたまったものではない。
「あ、おッ……ま、まって! まってぇ、レェス、君……は、激しいッ、い、痛い……!」
 どうにかその暴力から逃れようと身をよじるも、そんなレェスの上に騎乗位で腰抜けてしまっている状況では満足に
そこから動くことすらチトノには難しかった。ましてや臀部の肉をその形が歪むまでにワシ掴みされて拘束されているのだ。
チトノはただ、為されるがままにされるしかなかった。
 しかし――そこは百戦錬磨のプロである。この手の理性切れした客の相手はチトノとて心得ている。
――あちゃ〜、悪乗りしすぎたなぁ。もう、言葉なんか届かない状態になっちゃってる……。
 とりあえずは今の状況分析に勤めるチトノ。依然としてレェスに犯され、その体の自由を拘束されながらもしかし、
そんな中でも自分でコントロールできる体の箇所と部位とを確認する。
――このまま立ち上がることは無理。終わるまで動けないって言うのなら……イカせるのみ!
 そしてチトノも覚悟する。
 彼女がとった行動は、
「んッ……んぅ、んぅ、んぅ!」
 責め立てるレェスへとさらに、己からその身を呈することであった。
 ぶつけてくる腰に合わせて自分からも強くそこへ尻根を打ち付ける。さらには腹部に力を込めると、
「んッ? う、うわわぁ!!」
 そんなチトノの行動にレェスは声を上げた。
 その『行動』の正体それとは――
「んふふー……ぐねぐね動くでしょ?」
 チトノがアナルにて、レェスのペニスを包み込む直腸の締め付けをコントロールしているに他ならなかった。

423 :
 吸い込むよう腹部をへこませて次は吐き出すように、それこそ排泄さながらに直腸へ力を加えると、チトノのアナル
それは波打つような収縮を繰り返してレェスの陰茎を扱きあげた。
 口唇や掌による愛撫、ましてや膣内ですら経験できなかった未知の動きである。その精妙な括約筋の動きにたちどころに
レェスの射精感は熱せ上げられ、そして昂ぶらさせる。
「あ、あうぅ……ち、チトノさん……もうダメぇ」
 その段に至りようやく理性を取り戻しつつあったレェスではあったが……
「ダメぇ! まだイッちゃダメ! 私も、イキそうなの! レェス君のチンチンでイキそうなの! ウンチの穴を
ごしごしされてイクのぉ!!」
 その頃には立場は逆転し、今度は姦淫の虜となったチトノが理性をかなぐり捨てた声を上げているのであった。
「んうーッ、んぅーッ! お尻! ウンチ、イクッ!!」
「あ、うああああああ……ッ!」
 もはや腰を打ち付けるチトノの動きの方がレェスの突き上げるそれを凌駕して激しさを増す。
 射精を間近に控えて限界にまで充血して肥大したペニスを咥えこんだアナルは、その淵のしわが伸び切ってしまい真円に
その形を変えている。打ち付けるごとに内部にて互いの体液と空気とを撹拌した直腸は、激しく放屁を繰り返して滲んだ
水音を響かせるのだった。
 そしてついにその時は来た。
「い、イク……イッちゃう……お尻でイッちゃうよぉ、レェスくぅん!」
「あ、んうぅぅぅ……もうダメぇ……」
 チトノのオルガスムスとレェスの射精感とがその数瞬、重なった。斯様にしてシンクロし始めた体は、互いの絶頂の波を
同調させようと何度も激しい痙攣を器官に引き起こさせる。
「んぅーッ、いくぅー! おぉッ……イクのぉー!!」
「あ、あぁ………もうダメぇ」
 そして一際強いレェスの打ちこみがチトノの深部を突きえぐいた瞬間―――
「おッおッおッおッ、ッ〜〜〜〜〜〜あおぉぉぉ―――――んんッッ!!」
「あッ……うわああぁ……ッ!!」
 二人のオルガスムスが完全に重なった。
 絶頂の衝撃からコントロールを失ったチトノの直腸は激しいまでの収縮と締め付けを繰り返し、そして射精に至ったレェスの
ペニスはそんな直腸の動きに誘われて止めどない精液の奔流を彼女の中へと吐きだし続けるのであった。
 ノドを反らせ、弓なりに体を反らせて天を仰ぐチトノ。口唇(マズル)を細めて長い咆哮を吼え猛るその姿は、原始の野獣
そのものだ。

424 :
「お、おぉ………ん、ふぅんッ」
 やがてはそんな絶頂に硬直していた体からも力が抜けると、チトノは両腕をベッドにつき大きく肩で呼吸を弾ませるのであった。
 そんなチトノを依然として腰の上に乗せながらレェスも大きく呼吸をして酸欠に熱せ上がった体に冷気を取り込もうと
胸元を上下させる。
「ぜはー、ぜはー……はぁー……」
 徐々に呼吸が整って、熱に焼かれた頭にも酸素が行き渡るとレェスも普段の自分を取り戻す。
 僅かに首を持ち上げて自分の体を望めば、そこにはまだ豊満な肉尻を自分の腰元に潰し乗せたチトノの背の峰が見えた。
 そんなレェスの視線に、僅かに横顔を向けたチトノの流し目とが合う。その一瞬の邂逅で彼女は微笑んだかと思うと、
レェスの上に座り込んでいた体をゆっくりと体を持ち上げて、自分の肛門そこからレェスの陰茎を引き抜いていくのだった。
 その途中の、互いの粘膜が擦れ合う感触に二人はくぐもった声を上げて快感の余韻に震える。かくして完全にレェスの
ペニスが解放されると、いまだ硬さを保ったそれは大きく反動してレェスの内腹にその背を打ち付けるのであった。
 赤剥けて屹立したペニスと、その上にある広がり切ったチトノのアナルの光景――レェスの怒張した茎を納めていたことは
もとより、数度に渡る激しいピストンに掘り穿たれた肛門は、その淵がすっかり体内に押し込められてぽっかりと
洞のような穴をそこに開いていた。
 しかしやがてはそこも、肉体の回復と共に押し込まれていた外肛門の括約筋が降りて穴を塞ぐと、肛門はドーナツ状に
円環の肉を盛り上げて完全に直腸を閉じるのであった。
 そんな一連の動きにレェスも全ての行為が終ったことを察する。これにて、自分の『諸体験』の全てが終了したのだと実感した。
 しかし――そんな最後の瞬間こそに、その体験は待っていたのだ。
「ふふ……よぉく見ててね」
 自分のアナルに釘付けとなっているレェスを背中越しに確認すると、チトノは突き出すよう尻を持ち上げて、先のアナルを
さらにレェスの前へと明らかにする。
「んッ………ふッ、んんッ!」
 そして呼吸を止めて腹部を締め、再びアナルへと力を入れた瞬間――仔猫の鼻のよう濡れそぼった肛門は、再びその身を
盛り上がらせて閉じた出口を開き始めるのであった。
「え? えッ?」
 そんな目の前の光景にただレェスは戸惑うばかりだ。このチトノが今さら、自分に対して何をしようとしているのかが
理解できない。……否、ある種『理解できていた』からこそ困惑したのかも知れない。なぜならば性交以外で肛門を力ませる
行為が意味することはただひとつ、『排泄』に他ならないからだ。
――な、何するつもりなの? まさか、本当に……!
 そんな状況と予想に焦りつつも、チトノのアナル一点に視線を注いだままのレェスはそこから身動きを取ることが出来ない。
理性ではその『最悪の状況』を嫌悪しつつもしかし、本能ではそれを目撃することを望んでいたりもする。
 やがて見守り続ける中、再びぽっかりと口を開いた肛門の中に今度は奥から押し出されてきた直腸の内壁が浮き出して、
ぴっちりとその空洞を埋める。

425 :
 先に拝見した膣部の奥底に見えた子宮口を連想させるよう、直腸の真部には小さな穴が窺える。
「ん、んぅ〜……ッ。い、いくよレェス君。よく、見ててッ」
 そして力み続けていたチトノがそうレェスへと言葉を掛けると同時、直腸の肉穴は水音を多く含んだ放屁を奏でる。
 か細く長くそれは続き、そして腸内の空気が全て絞り出されると次の瞬間には――先に飲みこんでいたレェスの精液が
そこからひり出されるのであった。
「え? え? あ、あぁ……!」
 真っ赤に充血した直腸から絞り出されて来る純白の精液――己のペニスの上へとひり出されるそれの眺めに、ただレェスは
混乱するばかりだ。
 一方のチトノとて遠慮などしない。
 一度その逆流が始まると、直腸は排泄さながらにその内部をうごめかして、出だしの時以上に勢いも強く、大量の精液を
送り出してくるのであった。
 そんなひり出す精液の中に、
「んうッ、んう〜……くぅんッ」
「あ、あぁ……血が、混じってるの?」
 僅かに血の赤と、そして茶褐色の筋が混じる。
 それこそはレェスのペニスがどれだけ乱暴にチトノの奥深くまでを犯していたかを雄弁に物語るかのようである。その様に
レェスは嫌悪を憶えるよりもむしろ、いかに自分が無慈悲に彼女を責め立てていのかを、そしてチトノがいかに献身的に
自分へと接していてくれていたのかを悟るのだった。
 そうして再び開ききった肛門が元に戻る頃には――屹立する己のペニスは、同じく自分のものとなる精液で真っ白に
盛り付けられているのであった。
 それを前にチトノはようやくレェスの上から移動すると、先の愛撫(フェラチオ)の時と同じように、彼の股座へ上体を
納めてそのペニスと対面する。
「ふふふ、こんなにいっぱい出したんだねぇ。すっごいいっぱい」
 目の前に立つ精液まみれのペニスにチトノは恍惚と微笑んでみせる。
 粘膜の光る赤身の剥きだされたペニスに純白の精液がデコレーションされたその様は、さながら生クリームを用いた
洋菓子のような眺めですらある。
 そしてそんなレェスのペニスへと、同じくデザートでも食するかのようチトノは舌を這わせるのだった。
「あ、あぁ? ち、チトノさんッ?」
 そんなチトノの行為にレェスは戸惑わずにはいられない。なぜならば今チトノが口に含んでいるそれは、つい先ほどまで
彼女の直腸の中におさめられていたものであるのだから。
 しかしそれは彼女とて知るところ――
「すっごいエッチなデザートだね♪ 臭くてべとべとで……すごく美味しいよ、レェス君」
 それに嫌悪を抱くどころか、チトノはそれを口に出来ることへ強い興奮と、そして喜びを見出しているのであった。
 口先を細め、下品に音を立ててそれを啜ると、あとは丁寧に茎や根元の茂みに沁み込んだレェスの精液それをチトノは
残らず飲みほしていく。
 ついには歯を立てて食するかのよう自分のペニスを甘噛みし貪るチトノを目の間に、再びレェスは興奮から強い目眩を
感じて意識を朦朧とさせた。
 彼女の口の中で陰茎がされるようにレェスの意識も舐め溶かされて………いつしか現世(うつしよ)と己の境界を見失う
のであった。

426 :
【 6 】
 再度のことであった故か、二度目の覚醒においてレェスが取り乱すことは無かった。
 むしろ目覚める自分に「大丈夫?」と声を掛けてくれるチトノを確認して、レェスはひどく恐縮したほどである。
――そっかー……エッチしちゃったんだよなぁ。こんな綺麗な人と。
 改めてチトノを観察してレェスはそんな思いに耽る。
 行為前には何とも妖艶に見えていた彼女ではあるが、今こうして気分落ち着けて対峙するチトノには、どこか少女の
ような華やかさもまた感じられた。種族柄、細めがちの瞼にもしかし、その奥底に宿る瞳には黒の光彩が大きく煌めいて、
まるで無垢な子供のそれを覗き込んでいるかのようだ。
 それを感じてしまうが故に、
「オレは……最低だ」
 冷静さを取り戻したレェスは、ただ己に嫌悪してしまうのであった。
「ん? どうしたの、レェス君? エッチのこと? 初めての割には良かったと思うよ」
「違うよぉ。違うんだ……オレが言ってるのは、女の子にあんな酷いことをしちゃったってこと。それと――」
「……それと?」
「それと……お金で、女の子を買っちゃったってこと」
 それを告白してきつく瞳を閉じるレェス。
 ここに来る前より思い悩んでいたことではあったが、いざ事が済んで冷静になるとそのことは、射精後の罪悪感もあって
尚更に重くレェスの心に圧し掛かるのであった。
 そしてそんな告白を聞いて、鼻を鳴らすようため息をつくチトノ。
「ねぇ、レェス君」
 不意にその名を呼び、レェスの顔を上げさせると――
「でこぴんッ!」
「ッ!? うわたぁッ!!」
 親指で引き絞った人差し指の一撃を、チトノはそんなレェスへとお見舞いするのであった。
「レェス君。『お金で買う』ってこと以上にね、今の君の考え方って女の子を傷つけてるんだよ?」
「あつつつ……え?」
 涙目で見上げるそこには、思いもよらぬ真剣な面持ちのチトノ。
「レェス君は、『お金の力で女の子を言いなりにさせてる』ってことを悩んでるんでしょ? ――そうね。確かにその一面も
あるわ。だけどね……」
「だ、だけど?」
「だけど、買ってもらう以上は私達だってこの仕事にプライドを持ってるんだよ?」
 言いながらチトノは、ずいとレェスに顔を寄せる。

427 :
「確かに抜き差しならない事情でこういう仕事をしちゃってる女の子だっているけど、でもだからこそプライドを持っているの。
けっして自分は『奴隷』なんかじゃないっていう思いがあるからこそ強くいられるの」
 命を扱う医者が己の技術を信頼するかのよう、そして世に感動を造り出す芸術家が己を誇るように、チトノ達『娼婦』もまた
己達がこの生業を担うことにプライドを持っている。それこそは自分達にしか為し得ないことであり、そしてこの仕事こそは
世の男達の救済であるのだ。
 確かに望まれずにこの仕事に就く者はいる。しかしだからこそプライドを持たねばならない。自身が世に必要な存在であると
鼓舞し、強くならねばならない。
「私たち娼婦が本当に堕落して、「人」の尊厳を失っちゃう瞬間っていうのはね―――」
 それこそは『金の為に身を売る』こと――そう思った瞬間に娼婦は堕落し、そして惨めな人生の放浪者になるのだとチトノは言った。
「こんなのは強がりかもしれない……どんなに女の子たちがそう思おうと、現実はやっぱり『最低の仕事』をやらされている
のかもしれない。でもね、たとえ強がりだったとしたって、そんなプライドがあるからこそ私達は綺麗で気高いの」
 だからこそレェスの言葉、そして要らぬ思いやりは娼婦の心を傷つけるのだ。
 労われるるほど哀れまれむほどに娼婦たちは対等さを失い、そして人以下の存在とされていってしまう。
「だからこそ、女の子を買う時、そして買った時には笑顔でいて♪ 『気持ち良かったよ』ってお世辞でもいいから言って、
そして感謝して欲しい。――そうすればきっと、レェス君だってもっと気持ち良くなれるよ」
 そう結ぶと、チトノは少女のように微笑んで触れるばかりのキスをした。
 そんなキス、そんな言葉、そしてその想いを受けて――レェスは今日まで自分を苦しめ続けてきた頭の霧が晴れるような
想いがした。
「オレが………僕が勝手に差別して、傷つけ傷つけられしてたんだね」
 呟くように言って瞳を閉じると、レェスは堪えるように深くため息をつく。
 自分もまた同じであったことに気付く。
『つまらない』と見限りをつけた故郷も家業も、全ては自分の身勝手なプライドが生み出した思い込みであったのだ。
 それゆえに居場所を見失い、傷ついた。自虐的に自分と、そしてそれを取り巻く環境を蔑むがあまり、いつしかレェスは
自分を見失って惨めに悩む結果となった。
 それこそは娼婦に対して抱いていた、差別的ともいえる思いやりと一緒だ。
 哀れめば哀れむほどに、それに晒された心は対等さを失って落ち込んでいった。そしていつしか堕落して、自分自身を
見失ったのだ。
 娼婦とて自分自身とて、何ら変わりなど無い。
 皆が同じように生きることを悩み、そして強くあろうとしているのだ。
 そのことに気付いた瞬間、そしてようやく等身大の自分自身と向き合うことが出来た今――『身勝手な子供』であった
レェスはようやく、名実ともに『大人』入りを果たしたのであった。
 それを理解すると途端に心が軽くなった。

428 :
 そして目の前のチトノを改めて確認すると、
「ありがとう、チトノさん。初めての人がチトノさんで、本当に良かった」
 
 レェスは心からの感謝と共に、ここに来て初めての笑顔をチトノへと贈ったのであった。
 そんなレェスに、
「ん………ッ〜〜〜〜、レェス君!」
 チトノは強くその名を呼んで、飛び込むように彼を抱きしめる。
「なに、その笑顔? 可愛すぎ! もっと……もっと笑って」
 素直なレェスの笑顔にこれ以上なく母性をくすぐられたチトノは、胸の中に抱き込んだ彼の額へと何度もキスをする。
「もう一回しよ? ねッ、もう一回!」
「も、もう一回? 出来るかなぁ……」
 戸惑うレェスをよそに有無を言わさずに押し倒すと、再びチトノはレェスへと愛撫を施す。そしてそんなチトノを
レェスもまた抱き返すのであった。
 お金でも仕事でもない、刹那の恋ただそれだけに燃える二人の姿がそこにはあった。


★         ★          ★



429 :
 寝室の窓から望むそこ――ガラス越しに見下ろす目下には、千鳥足で送迎のブルームに向かうレェスの姿があった。
 そんな彼をそこより見送りながら、
「……また来てね、レェス君。約束だよ」
 未練に胸を焦がしながらチトノは熱くため息を漏らすのであった。
 結局あの後さらに三回戦を強いられたレェスは生まれたての仔馬のよう足腰おぼつかなくさせて帰っていった。
 そうまでして愛し合ったからこそチトノにはその別れが惜しくて仕方がない。
 先にレェスへと述べた、『プライドを持つ』ということは同時に、この行為を『仕事』ではなくしているということでもある。
すなわちレェスと肌を合わせるということはチトノにとって、恋人と逢瀬を交わす瞬間に他ならない。
 故にそんな想いを寄せた客(レェス)がここを去ってしまうことに、チトノは仕事としては割り切れない想いに後ろ髪を
引かれていつまでもレェスの乗る馬車を見送るのであった。
 と、そんな感傷にふけるチトノの寝室へと――
「あー! 店長ー! また、やったでしょー!」
 突如としてそこのドアが開かれたかと思うと、けたたましいまでのその声が響き渡る。
 それに引かれて背後を振り返れば、そこには兎の少女が一人。
 綿毛のように細く透き通った純白の毛並みの彼女は、チトノに比べるとずっと若いように思えた。
 そんな少女が、本来は端整であろう表情を怒りにしかめてこちらへと向かってくるのである。
 その接近に、
「あ……あはは、ルウエ。こんばんわー♪」
 チトノも苦笑い気に取り繕って彼女・ルウエを迎え入れる。
 しかしそんな会釈で以て迎えられても、依然としてルウエの憤然とした表情は変わらない。
 その理由こそは………
「チトノ店長! またアタシのお客さん取ったでしょー!!」
 その理由に他ならなかった。
「ご、ごめんね。『童貞君』が来るって聞いたら居ても立ってもいられなくなっちゃってさ」
「もー、何回目なんですかッ!? アタシ、先週から発情期入るってるんですよ! もー! せっかくのチンコだったのにーッ!!」
 謝るチトノに憤慨やまない様子で叫ぶと、ルウエは今しがたまで二人が愛し合っていたベッドに飛び込み、そこに残る
愛の残滓を嗅ぎ取っては転がるように身悶える。
「まーまー。明日にはお得意さん来るんだから、その時に今日の分まで一緒に可愛がってもらいなよ」
「だからって今日は今日で収まりませんよぉ! ……責任、とってもらいますよ?」
 ベッド上から見上げてくるルウエの視線にチトノは寒気を感じて背を震わせる。
「えっとぉ……ふぁ〜、今日はもう疲れて眠いなぁ。じゃ、おやすみー」
 そうしてベッドの脇を通り過ぎようとするチトノの尻尾を、

430 :
「そうはいくか! 今夜は店長にお相手してもらいますからね」
「いッ――、きゃあ!」
 ルウエは両手でワシ掴むと、漁網のよう引きよせてチトノをベッドへと引きずりこむ。
「もー、勘弁してよー。今夜は本当におなかいっぱいなんだってばぁ」
「こっちはペコペコなんですー! じゃあ……最初はそのおなかに溜まったミルクから♪」
「ちょっとぉ――、あんッ」
 かくして同業の客を横取りしてしまった償いを身を以てさせられるチトノ……。彼女の夜はまだまだ長くなりそうなのであった。

 ――――と、
 斯様に問題ありの嬢ばかりが集うお店ではありますが、それでもきっとお客様においてはご満足いただけるかと思います。
 お金とお時間に余裕のお方はぜひ一度、ご来場くださいませ。
 紳士の遊興場『Nine・Tail』―――今宵も美しき九人の尻尾達が、あなたのご来場をお待ちしておりますよ。


【 おしまい 】


431 :

――以上で終了となります。連貼り失礼しました。
某所にて発表したモノですが、内容的にここにも載せられるかと思い投下してみました
長い読み物なので時間が空いている時にお楽しみください。

432 :
再up乙

433 :
ムチムチボインな金髪の娼婦のお姉さんに騎乗位で
「オーウ、オーイェ!」とか言いながら腰振ってもらいたいです。

434 :
手練手管に長けた娼婦が商家の若旦那を籠絡して金づるにしようとするが、若旦那の方がテクニシャンで逆にイカされまくる。
「もう許して」と懇願しても何度も絶頂に追い込まれてアへ顔を晒し、堕とされてしまう。
言われるがまま愛人という名の奴隷契約を結ばされ、若旦那付きの小間使い兼、性欲処理用の愛奴として薄給でコキ使われる。

435 :
身分の高い女領主が、領土を滅ぼされて、娼婦に落とされる。
以前の領民達と会うが、彼らに無慈悲にも安い金で奉仕させられる。
っていうのは、スレ違いかな?

436 :
そんなことはない

437 :
>>435
書いてくれよ

438 :
強制娼婦堕ちも好きです。
二次元ドリームノベルスのノリで、初で気丈な女性が娼婦化調教されて春を売るようになるのが萌え。

439 :
保守

440 :
今日も路地裏で少年相手にザーメンを出させる一人の娼婦。
手コキで一発、フェラで一発、更に挿入して外出し一発。
おかげで娼婦が少年のザーメンでベットリ。
「あらあら、こんなに射精しちゃって・・・」
今日もブラジャー、ガーター、ショーツ、ストッキングに付着したザーメンを
指先で掬い舐め取る。

441 :
普段ケバい格好してる売春婦に甘ロリなドレスを着せてギャップを楽しみたい。

442 :
娼婦の純情な話しが良みたいのです。

443 :
悲惨な目に会ってる娼婦を身請けして、愛人として囲って保護……これは金の力でスレ向けネタか

444 :
セクシーな娼婦がバックシーム入りのストッキングを履いて、坊やのチンチンを弄ぶ。
「今日も白いザーメンが飛ぶわ」

445 :
娼婦のガーターベルトとストッキングに精液をぶっかける少年の話は面白そうだ。

446 :
中世ヨーロッパ風
江戸吉原風
現代アメリカ風
みんなはどのスタイル(娼婦、女郎、フッカー)の売春婦が好み?

447 :
江戸吉原だな
文化的だし美学と悲哀があって良い

448 :
>>446
全部好物。
ついでに、ヨーロッパの海辺の町で気性の荒い海の男たちを相手にする
タフでおおらかで陽気な売春婦も美味しいです。
映画「日曜はダメよ」みたいな感じで。

449 :
エロゲとか二次ドリ的な、強制奴隷娼婦も捨てがたいw

450 :
強制娼婦化されるもやがて春を売ることに抵抗が無くなり、肉の快楽を貪ることが生き甲斐に……

451 :
>>448
いいなぁそれ

452 :
娼婦のお姉さんを玩具を使って責めてあげたい。
最初は余裕を見せてるけど、そのうちに段々余裕がなくなってきて
最後には「止めておくれよ」って懇願されて。
でも止めたげない。

453 :
商売に馴れ始めて生意気になった娼婦は、お客様に無礼な口を働かぬよう、娼館の主からお仕置きを受けます。

454 :
可愛い子を侍らせたい、横浜の親不孝通りに繰り出したい、川崎のソープ街も良い

455 :
遊郭街の検番ではたらく男の人はどんな
身分の人ですか 
誰でも希望すれば検番で働けたんですか?

456 :
娼婦はドレスを脱いでストッキングとショーツとコルセット姿で
少年を誘惑して、童貞を奪う話が好きだね。

457 :
昭和30年の娼婦はエロそうだなあ。

458 :
娼婦に童貞を奪われる話が見たい。

459 :
「ほらほら、あまりがっつかないの…」
「そんなに強くしたら痛いじゃないか…」
「中で出したいのかい?」
「ふう、ほんとうに中で出しちゃうなんてね…」
「子供が出来ちゃったらどうしてもらおうかなぁ」
「アンタのと私のが混じって流れ出してきてるのわかるかい?」
「ふふふ、2回戦行くのかい?じゃあ今度はもっとちゃんと味わいなよ」
そんな感じのセリフで宜しく。

460 :
顔は地味というかちょいブスというか、
けど体つきはムチムチのエロエロな娼婦に、
ケバケバの濃〜い化粧顔で上目遣いしながら、
ねっとり濃厚なバキュームフェラをしてもらい、
チンポにルージュの跡をつけまくって欲しい。

461 :
ほ〜ら、坊や。坊やの立派なモノをアタイの胸に挟んでみない?
そして、それをアタイの中に入れてごらん?
ほらほら、アタイの身体に坊やの白い液を出してごらん?
まあ、凄いわ坊や。こんなに出てるわ〜。

462 :
男に媚びを売る事に特化した女って、良いよね

463 :
小遣い稼ぎのお遊び感覚で援交やってた少女を、プロの娼婦へと調教、とかは?
あるいはプロの娼婦から調教されるとか。
「このメスガキよくもアタイらのショバ荒らしてくれたね!」
「アタシらはオマ●コで日銭稼いでんだよ小娘が!」
「身体を売るってことがどういうものか、たっぷり教えてやるよ!」
てな感じに。

464 :
娼婦の印として、無理やり刺青入れられる
…とか。

465 :
カワイイ少年と相手をする娼婦がいいな。
「ほ〜ら、坊や。男だったらアタイに白い物をぶっかけてみな?」
「あらら、顔と胸と脚にぶっかけるなんて、いい度胸じゃないか?」
「じゃあ、もっとアタイに坊やの白い物をぶっかけなよ」

466 :
小金持ちの家の甘ったれたガキと、歳上の(といっても20代くらいの若い)アバズレ娼婦の、なんとも言えない同棲関係。
ボンボンとそれに囲われた妾なのか、薄汚れた売女とそのペット扱いなヒモなのか、よくわからない、そんな湿った関係。

467 :
あまり可愛くない顔を、ルージュねっとりアイシャドーべっとりな、濃いメイクでごまかして
あまりスタイルの良くない身体を、丸出し丸見えのセクシーなファッションでごまかして
みたいな娼婦がイイ

468 :
場末の風俗で騎乗位素股で亀頭をビラビラでこすられたい
入るな入らないかのドキドキ感が良い、入るの前提なソープとは何か違う

469 :
フーの人はもう来ないのかな

470 :
アニオタのおっさんが、援交娘に「セーラームーン」のような、今や懐かしのアニメのコスプレさせてエッチ。

471 :
娼婦が童貞坊やを誘惑して、全身をザーメンにぶっかけながらも童貞を奪う。

472 :
>>464
ファンタジーものな世界設定で、敗戦国の貴族令嬢なんかが娼婦として売り飛ばされて
一生消えることのない印を刻まれるとかだとすげえ興奮するななどと思いつつ保守

473 :
いいね

474 :
悪名高きヨ●姫で>>472をやったら
全国のヒロインに好きな子の名を付けた
純粋な少年(当時)諸君のうさも晴れると思うのさ
一応あいつも敗戦国の姫だしw

475 :
ストッキングとコルセットの組み合わせは最強だな。

476 :
客に裸を見せてもまるで気にしないが、ヒモの少年に下着姿を見られると恥ずかしがっちゃう可愛い娼婦。
客との変態的なプレイにも応じるが、少年とのロマンティックなムードでベッドインすると顔を赤くする。

477 :
>>476
図書館でアメリカの売春婦の研究をした本があったんでちょっと読んだけど、
プロの娼婦ほど仕事とプライベートを切り離してるから、
反動もあってか恋人に対しては普通の女性よりも恥じらい深いとか本当にあるらしいな。

478 :
>>476-477
普段は露出度の高いフッカーファッションで夜の街を歩いているのに、カレから「これ着てよ」
と言われたフレンチメイド服にドギマギしちゃう売春婦のお姉さん、というのも萌えますねぇ……

479 :
鉄火な娼婦が、未通だったアヌスを好き者の客に開発されて、アナルマニアに堕ちる。
「アタイの尻を買っておくれよう……前はタダでいいからさあ」
姉御肌だった気っ風は失せてしまい、浅ましく客に肛姦をねだる。

480 :
露出度が高いドレスを着た娼婦が、黒のストッキングに包まれ
スラリと伸ばした脚で坊やを誘惑したら
脚に坊やのカワイイ肉棒が擦りつけながら、腰を振ってくる。
肉棒が大きくなったら娼婦の秘穴に入れてあげて
腰を動かしたら、あっという間に子宮の奥に白い樹液が流れ込み、坊やにキスをして
「初めてだったかい、坊や?」
といった小説が見たい。


481 :
娼婦の純情が好きなんだよなあ。

482 :
男なんてシャボン玉〜

483 :
うふ〜ん

484 :
以前は普通のOLだった。
面倒なコピー取りなんかの雑用を頼みやすいような、普通の。
ほら、あのちっちゃくてぽっちゃりした…と呼ばれるような、地味な。
それが今やデリヘル嬢。源氏名を小雪という。
ただなんとなく全部が嫌になってしまって、知らない世界を見てみたくなっただけだった。
見ず知らずの男の元へ派遣され、数十分後にはお互い裸で粘膜を擦り合わせる。
自分が気持ち良くなくても、相手を気持ち良くさせるために、身を捩り悶えて切なく喘いでみせる。
フェラや素股、時には胸や足裏、或いは客自らで。
たっぷりと焦らして焦れて、堪らなくなって果てる男達。
時間いっぱい快適に心地良く過ごしてもらえるように注意を払い、時間内だけは相手を愛するのだ。
元来のOL気質でキャストやスタッフにも丁寧に接していたら、店の中で愛されキャラのようなポジションに置かれたのも幸いした。
「ロリっぽくて可愛らしいおっぱいが大っきい子ですよ!」
「色白で今時めずらしく黒髪で、おっとりしていて癒し系の美人です!」
「敏感でウブな可愛い子ですよ!新人ながらリピーターもいます!」
「おしとやかで優しくて、至福のひと時を過ごせます!」
言葉巧みに店員がプロモーションしてくれたので、客付きも良かった。
ロリコン趣味な客から、年配客、Sっ気のある攻め好きな客、女性慣れしていない奥手な客まで。
NG客の無い幅広い客層をカバー出来るキャストは貴重だったらしい。
なんとなく入店した割には固定客も掴めてしまい、なんとなくそのまま働いている。
この不思議なルーチンワークに嵌ってしまったのだと思う。
ヘルス嬢という仕事がなんとなく肌に合ったようだ。
最初は目新しい生活に刺激も感じたが、最近はそうでもなくなりつつある。
見知ったオフィス街からホテル街へと、職場が変わっただけだった。
心の中は、淡々としていた。

485 :
その日の口開けは、ネット指名でロング数時間オプション無し、某ラブホテルのVIPルームへの派遣だった。
初対面でロングかぁ。時間一杯みっちりねっとりパターンかな、やだなぁ…。
身構えてあれこれ予想しながら指定のホテルへ向かう。
最上階の部屋に招き入れられ客と対面してみると、拍子抜けするほど感じの良い男性だった。
しかし、やはりどこか変わっていた。
ひと通りの挨拶や世間話をした後、それなりに雰囲気を作りつつシャワーへ…という流れが普通だが、この客は一向にその気配がない。
ニコニコと飲み物を勧め、ソファに隣り合って座って当たり障りのない談笑を続けるばかりで、刻々と時間が過ぎて行く。
ロングとは言え、さすがに一時間も経つと小雪もそわそわし始める。
サービスをせず長時間過ごして、後から文句を言われてはたまらない。
「あの…そろそろ、」
「あぁ。ごめんごめん、今日は俺に触らないでいいからね」
「え?」小雪は客の意図がわからず戸惑いを見せた。
にっこり笑い、客は続ける。
「女の子を気持ち良くさせるのが好きなんだよ」
小雪は頬を染め「え、やだぁ、恥ずかしい…」と呟き、可愛らしく照れて見せた。
なぁんだ、ただの責め好きか。
そういう客は少なくない、好きに触らせ、感じたふりをしてやればいい。
気持ち良くしてもらったお返しだと言って、攻守交代してフィニッシュだな。
接客パターンを頭の中でシュミレーションする。
大抵の男は自分もサービスを受けたがるし、固辞しても最後は快楽を受け入れるものだ。
さて、そろそろ始めるか。
「でも、一緒に気持ち良くなってくれなくっちゃ…」
客の二の腕の辺りを触ろうとした手を、不意にグッと掴まれた。冷たい手。
「それ、本気でそう思ってるの?」
小雪はギョッとした。
大きな手は、小雪の手首を掴んで、ソファの背に押し倒した。
「仕事はきっちりするタイプなんだ、真面目だね。物腰も丁寧だし」
男は覆い被さる体制になり、顔を覗き込んで柔和な表情で男は小雪を見つめる。
どうやら怒ったりはしていないらしい。気分を害したのかと一瞬焦った。
不思議な人だ。なんだか接客モードが解かれてしまった。
そのままソファの背もたれに追い詰められると、ドキドキする。
「大丈夫、こわがらないで。本当に何もしなくていいんだよ」
手首はそのまま、反対の手で小雪の白い頬を撫でる。
そのまま耳を掠め、首筋へ。
「ただ快楽に身を任せて、感じてみせてよ」
冷たい手が、うなじを撫でる。ゾクゾク、する。
思わず小さく吐息が漏れたのを聞き逃さなかった男は、微笑んだ。
瞳が潤んで頬は上気し、女の表情に変わりつつある小雪を見て、安心したように頷く。
唇を軽く合わせるキスをして「たまにはこんなお客もいいでしょ?」と静かに、しかし楽しげに囁いた。

486 :
読みやすくて良い感じ

487 :
先が気になるな

488 :
いやー、深夜のノリで書き始めたけど初めて文章書いたから…。
しかもエロシーンとか、こっからどーしたもんかわからん。

489 :
では深夜まで待機

490 :
いい返事が思い付かず、ただ惚けて困った表情で男を見返す。
男は「さっきより可愛い顔してる」と笑い、胸に引き寄せた。
指先は冷たいのに、押し付けられた胸はとても温かかった。
「良い匂いがする…」と、男の胸に顔を埋めて呟いた。
「ここのバスルーム凄かったよ、さすがVIPルーム」と笑って話す。
男の首元からは、清潔な香りがする。
首筋をなぞる指先の感触で、爪も短く滑らかに整えてあるのにも気付いた。
低く柔らかい声が、耳に。胸の鼓動が、脳に。心地良く響く。
よくわかんないけど、この人、全然嫌な感じしない。なんか、いい。
仕事中に個人的な感情を抱くのは初めてだった。
いつの間にか、小雪はすっかり気を緩めていた。
「ね、ここ座って。後ろ向きに…そう」
促されて、ソファに座り直した男の膝の間に立ち、素直にくるりと背を向けストンと座る。
すると背後から腕が伸びて、ボルドーのニットワンピースの胸元に覗く白い肌を撫で回す。
それから喉元をすぅっと撫で上げられ、小雪は思わず瞼を閉じ、頭を仰け反らせた。
手はそのまま顎へ、滑らかに動く。
後ろから抱きすくめられ、小雪は男の身体に背を預けた。
「小雪ちゃんも良い匂い…肌も綺麗で触り心地良いし…」
耳の後ろの髪に鼻を埋めて、唇を指でなぞりながら男は呟いた。
ガーターストッキングがずり上がったワンピースの裾から覗いていた。
出勤前の入浴の際、念入りにお手入れした小雪の肌は、白くしっとりとしている。
「あ、これ、ここまでなんだ?やらしいなぁ…太腿の触り心地も…」
と言いながら、もう片方の手で太腿を大きくさすり、撫で回す。
「ぁあ…やらしいのは…そっち。焦らし上手…ん…っ」
小雪は唇を開き、なぞる指先に少し歯を立て、小さく喘ぐように洩らした。
密着した背中から、服越しにも男の体温が伝わってくる。
まだ何もされていないのに、小雪はすでに疼きを感じていた。
シャワーや仕事なんて、もはやどうでも良かった。
この人に、もっと、触られたい…そう思っている自分に気付いてしまっていた。

491 :
>>484>>485>>490の続き。
しかし、そうもいかない。これは仕事だ。
「シャワー…行きましょう?」
うわずった声だが理性を残した声で小雪は言い、上半身を捻り男の方へ振り返ろうとした。
その時、頬を包んだ手で顔を横に向けられ、小雪は悟った。
…あぁ。もう、ダメだ。
諦めの気持ちで振り返って、男の唇を受け入れた。
貪るように唇を合わせる男に応えるように、小雪は唇を開き、そこへ男の舌が差し込まれる。
柔らかく、長い舌が、小雪の舌を絡め取る。
振り返った姿勢で少し開いた脚の内側へ、すかさず男の手が滑り込む。
そこは熱く、奥の付け根の方へ進むにつれ、熱さと湿っぽさが増していくようだった。
「…っん…んぅ……」二人の唾液と粘膜が絡み合う水っぽい音と、くぐもった声が漏れる。
男は、大きな手で包み持ち上げるようにして、小雪の胸を強めに揉みあげる。
ニットワンピースの上からでも、その張り詰めた柔らかさが伝わる。
しばらくして、男は唇を離した。
「このままここでもいいし、ベッドでもいいけど…お風呂がいい?」
小雪は目を伏せて、頬を染め「ベッドが…いい…」
やっと絞り出すように言ってから、男の胸にしがみつき、
「もう、焦らさないで…」と消え入りそうな声を出した。
そんな小雪を見て、サッと小雪の肩を掴み立ち上がらせ、抱き上げた。
合間にキスをしながらそのままベッドまで移動する。
「ごめんね。焦らしてるつもりはなかったんだけど…」
優しくベッドサイドに降ろして座らせ、小雪のワンピースを脱がせる。
素直に腕を上げワンピースを脱がせてもらった小雪は、白いスリップ姿になった。
片方のガーターストッキングは膝までずり落ちている。
男を見上げる小雪は、少女のようにあどけない顔をしていた。

492 :
男はスリップの肩紐に手を掛けた。
小雪の身体のラインをなぞるようにして、スリップを腰まで降ろした。
太腿で留まっているストッキングも同じく脚のラインをなぞりながら、スルスルと足首まで降ろし、脱がせる。
ブラジャーだけになった上半身を、小雪は腕で隠す。
「あまり見ないで…恥ずかしい…」
「それは無理なお願いだなぁ…」男は軽く笑って小雪の腕を取り、しげしげと眺める。
「なんて言うか…エッチな身体だなぁ。むっちりしてて、色が白くて…」
腰の辺りをゆっくりと撫でさすり、胸を包むようにして軽く揺する。
「やだ…恥ずかしいっ…太ってるだけです」
男の手が触れたところから、身体が熱くなっていくようだ。
小雪は赤くなって、両手で顔を隠し男から目を逸らした。
「なんで?ウエストはくびれてるし、全然太くないよ。痩せてる子よりずっといい」
好意的に見られているようで、嬉しく感じる。これも始めての感情だった。
「可愛い下着だね。ごめんねーもう脱がしちゃうけど…」
背中に手を伸ばす男の顔が、ちょうど胸の谷間あたりにくる。
「や、だめぇ…」小雪はカップを抑えるが、男の手はホックを素早く外し、
「だめじゃない。ちゃんと見せて…」肩紐を腕から抜き取ってブラジャーを剥ぎ取ってしまう。
丸いお椀型の形の良い胸が露わになった。
トップは淡い紅色で、小さめな乳首は尖って震えていた。
「綺麗だ…」男は呟いて、ふにふにと手の平で弾力を楽しむように胸を撫で回した。
乳首が固く擦れるのを感じる。
「あっ…ぁん…だめ…っ」直接の刺激に声が洩れる。
それを聞いて男は小雪をベッドに押し倒した。
覆いかぶさるようにしてキスをし、耳に舌を這わせ、首すじ、喉、鎖骨…あちこちにキスをしながら
「そんなイヤイヤして…気持ち良いくせに…」男は小雪に囁く。
乳首を口に含み、舌を絡め、舐め回す。
「あっ…ぁん…ごめん、なさ…っ…」
「今、いやらしい顔になってるよ…すげー興奮する…」左右の乳首を攻めたてながら、下の方へ手を伸ばす。
「あぁ…ゃ…恥ずかしぃ…っ」
「やじゃないでしょ?こんなにして…ほら」
下着に手を滑り込ませ、わざと派手な水音を立てて聞かせてみせる。
「やぁっ!…ぁ…やめてぇ…っ」涙目になって顔を手で覆う。耳まで真っ赤だ。
「だめ、やめない。いじめがいのある子だなぁ本当…」

493 :
わっわわっふるわっふる!

494 :
「なんでこんな敏感なの?この仕事しててこれじゃ、大変でしょ?」
余裕を失くした小雪を見下ろし、男は面白そうに尋ねる。
意地悪な質問だ…と小雪は思ったが、強く首を振りながら答える。
「いつもは…違うもん…」
ヌルつく割れ目にめり込ませた中指が動く度、微かに湿った音がする。
ぴったりと閉じた柔らかい肉の奥の粘膜は、十分な潤滑をもたらしていた。
優しく探るような指先の動きが焦れったいが切ない快感でもある。
小雪は瞼を閉じた。あぁ。説得力、ない…。
「ふぅん…そう?」
一番敏感な部分をグイッと撫で上げながら男は指を引き抜き、下着から手を抜いた。
「んぁ…ぁああっ!」不意の刺激に鳴き声をあげたが、すかさず小雪は反論を続けた。
「だって…そんなエッチな触り方…」
「違うよ」遮るように男は言った。
「小雪ちゃんがエッチなんだよ。自覚ないんだなぁ…」
男はガバッと起き上がり、腰にまとわりついていたスリップとショーツを一気に膝まで引き下げた。
「…っ!?」そのまま剥ぎ取られてしまう。
先程までとは違う荒々しい動きに小雪は驚いた。
いきなり一糸纏わぬ裸に剥かれ、一瞬のうちに露わになった下半身を咄嗟に隠そうとする。
男の方がそれよりも早かった。小さな手をさっと掴み取り、両手首を纏めてベッドに押さえつけた。
男は服を着たままだ。
小雪だけが裸で、心細い気持ちになり、男を不安気に見つめる。
「ごめん、意地悪はもう終わりね。こっから、本番…」
そう言って男は真剣な表情になり、小雪の頭を撫でてから、長いキスをした。
唇を離し、見つめあう。
「嫌な事はしないから…本当にやめてほしい時は、言ってね?」
優しい声を聞き、小雪は覚悟を決め、頷き、そっと瞼を閉じた。
愛撫を受ける小雪のその表情は、演技などではなく、ただの女そのものだった。
ポーズで焦らす事も思わせ振りに嫌がって見せる事もせず、肌を染めうっとりと切な気な表情をしている。
時折、口元を抑える仕草を見せる。
うっかり洩れる声を押ししているようだが、吐息に混じる艶っぽさは隠し切れなくなってきていた。
そんな小雪の姿を見て、男の愛撫はますます激しさを増していった。
身体の隅々まで撫で回し、そこかしこに口付ける。
時には舌でくすぐり、吸い付くようにし、弛緩を繰り返して男の愛撫は続く。
少しずつ、小雪の喘ぎ声も大きくなっていく。ついに、我慢の限界がきた。
「ん…っ、あぁ…気持ち、いぃ…。あ、あっ…もぉ…」
息も絶え絶えに訴える濡れた瞳を見やり、男はついに、濡れて柔らかくふやけた部分に手を触れた。
一際に甲高い声をあげ、身体を仰け反らせた小雪の目尻から、一粒の涙が零れた。
二人の身体にはうっすらと汗が滲み、こめかみに張り付いた髪が艶めかしく濡れて光っている。
「いい声だね…我慢できなくなっちゃった?」
濡れた細い毛がしっとりと張り付いてぷっくりとしたその表面を優しく撫でながら、囁く。
「ぅん…もぅ、おねがぃ…っ…もっと…して…ぇ…っ!」
半泣きになりながら腕を伸ばし縋りついてくる小雪のあられもない様子に
「あぁ…イイ表情、するなぁ…」と男は感嘆の声を洩らした。

495 :
黒人遊女とか萌える
チョコレート色の肌に真っ赤な長襦袢をまとわせて楽しむ

496 :
ケバくてエロカッコいい売春婦のお姉さんが、ヒモの少年にはトロットロに甘えちゃう……とかのシチュが好き。

497 :
「さあ、坊や。今日は冷えるからアタイと抱き締めようかい?」

498 :
>>497
むしろ、この寒空に立ちんぼしてる貧乏娼婦を買い上げて、暖かい寝床に囲ってあげたいんだよなあ・・・・・・

499 :
プリティーウーマンみたいなのもいいよね。
自分も風俗嬢してたから夢見てしまうよ。

500 :
勝ち気で男勝りな娼婦(ベリショ、スレンダー)を気弱で女々しい性格に調教。

501 :
逆もイイネ。黒髪ロングの清楚な娘が、男の快楽を自由自在に引き出す
Sっ気のあるビッチに変貌。
ものっそい亀レスだけど、>>494さんGJです!
続きがあれば嬉しいです。

502 :
>>494からの続き。
「ここ…触ってほしいの?」と意地悪な笑みを浮かべた男は小雪の顔を覗き込みながら、
最初よりもずっと滑りの良くなった割れ目に指を二本差し入れて、上下に撫でさする。
「ぅ…あ…あぁ…っ!」焦らしに焦らし、ようやく触れられたその部分からの刺激は小雪の頭を真っ白にさせる。
柔らかいその部分を慎重に指で探り、入り口のほぐれ具合の感触を確かめるようにして愉しみ、敏感な突起に指を移した。
堅くなって膨れているが、核心部はそう大きくはないようだ。
柔らかな皮の中にコリコリとした手応えを感じる。
優しく捏ねるようにしそこを重点的に攻めると、小雪は息を詰め、太腿を震わせ始めた。
「ん…っ!…ぅ…ぁあ……っ!」ハッ、ハッ、と短く呼吸をし、切なげに眉を顰め快感に耐えているようだ。
「ここがいい?」小雪の脚を大きく開かせ、男はそこに身体を割り込ませた。
「えっ!あっ、や、待って…っ!」
男の次の行動を察し、小雪は慌てて身体を起こし逃れようとした。
男はそれより早く、小雪の手を掴み内腿に添えさせるよう押さえ込んで、開脚の姿勢に固定してしまった。
卑猥な姿勢をとらされ弱々しく抵抗する小雪を気にも留めず、男はそこをじっくりと観察する。
「うわ、やらしい…綺麗だ…すごい濡れてる…」独り言のように呟き、
「小雪ちゃん、舐められるの、嫌い?」と言い終わるかどうか、男はそこに両手を添え舌を伸ばし舐め始めた。
ヌルヌルとした舌が、小雪の敏感な部分を這いずり回る。
男の唾液と小雪の愛液が混じり合い、チャプチャプピチャピチャと水音が響く。
小雪は肌を赤く染め羞恥に耐えていたが、しばらくすると甘い声が漏れ出した。
「んっ……んぅ…ふ…っ、気持ちぃい……あっ、あっ、ぅ……あぁ…」
ようやく諦めて男の為すがままに身を委ねる事にしたようで、もう手を添えずとも脚は大きく開いたままだ。
やがて身を仰け反らせ、腰をうねらせはじめた。
右手でシーツの表面を弄り、左手中指の関節を噛んで唇を半開きにし、男の舌技に没頭しているようだった。
柔らかな襞を唇で食むようにし、抉るように突起を嬲り、さらにチロチロと舌先でくすぐる。
男の舌は器用に動き、小雪を弄ぶ。
薄く毛が生えた恥丘に指を添え上に引き上げ突起を露出させると、痛々しいほど赤く腫れ上がった芽が顔を見せる。
そこにたっぷりと唾液を滴らせて舌の表面全体で優しく擦るように舐め上げ、クルクルと舌先でいじめてやると小雪は悲鳴に近い嬌声をあげ始めた。
「あっ!…はぁっ、んぅ…あぁ…っ!や、だめ…だめ…」
激しく身を捩り、太ももをガクガクと震えさせる。
さらに唾液を絡ませ、唇で吸い上げるようにして口内で舌先をチロチロと纏わせ、追い打ちの刺激を与えてやると、
「ぃああぁ、やぁ…あんっ…!もぅ…あ……ぁ……イ…ッ………くぅっ……ぅう………!!!」
腰を突き上げるようにし上半身を丸め、男の髪を握り頭を押さえ込みながら、小雪は絶頂に達した。

503 :
小雪とやらが娼婦でなくても良くね?
つまらん

504 :
最初の頃は面白いかなって期待したんだけど、今は
ダラダラとSEXの描写してるだけ

505 :
えーなんでー?
お仕事ゴリゴリのデリヘル嬢が本気で感じてるのが良いと思ったけど
もっとビッチ全開なのがいいの?

506 :
ぶつ切りすぎる

507 :
援交やってる黒ギャル女子校生が、テクニシャンの“パパ”にメロメロにされてそのまま愛人コース。
卒業後はパパの私有する南の島で暮らし、ねっとり爛れた愛妾生活を送る。

508 :
ほら、たくさんザーメンを出しなさいよ、坊や?

509 :
男をなめたヤリマンビッチを、三つ指ついて客をお出迎えし、殿方に奉仕するのが無上の喜びとする娼婦に矯正。

510 :
海外のエロ動画で、いわゆる飾り窓の通りを散策して
「あの子カワイクね?」
「よく見ろ男だぞ」
とかしゃべりながら娼婦を品定めしてるシーンがあって、
お姉さん達も笑顔で「遊ばなーい?」って言って誘ってたり、
なんか会話があって楽しそうなのが印象的だった。
こういう営業形態だと日本と違って写真と実物が違うってことはないんだろうなと思った。
色んな意味でオープンなのはさすが外国。

511 :
サバサバしてるのが海外。
しっとりしてるのが日本。

512 :
>>510
日本も昔の遊郭だとそんな感じだな
お女郎さんがずらっと並んで・・・

513 :
真っ赤なルージュをねっとりと塗りたくった厚化粧の娼婦にフェラしてもらい、チンポに口紅の跡をつけまくって欲しい。

514 :
亡国の王妃さまとお姫さまが母娘娼婦デビューさせられるとか。

515 :
>>514
http://catwalk.product.co.jp/nero/
こう言う感じかね?

516 :
光沢がフェティッシュなサテンのランジェリー娼婦

517 :
  
実際これは、優れた商売だと思う。
独身男性にとって都合がいいのは勿論、『嬢』にとってもキャバクラで延々と男の話に合わせるより、
仕事中に公然と絶叫マシンを堪能できるこっちの方が良いに決まってる。
それで“お水”なみのお給料が貰えるんだから、文句なんて出るわけもない。
もっとも、同じ嬢とはいえやる事は様々だ。
本当にただデートをするだけの子、デート後にさらに大人のサービスもしてしまう子。
私は後者だ。
別に今さら気取るつもりもないし、誰かに強制されている訳でもない。
ただそれを望んで、続けてる。
お客からの指名が来るまでは、基本的に私たちは控え室で待機だ。
女性が働く職場ならどこでも同じ、ガールズトークの繰り広げられる溜まり場。
お客が見たら一発で幻滅しそうな風景だ。
いかにも童貞受けしそうな真面目風の子が多いけれども、それがそこら中にいろんなものを投げ捨ててる。
今日は妙に蒸すせいか、みんな色々ともろ出しだ。
豪快にスッポンポンになってるあの人が、ナンバーワン嬢だなんてとても信じられない。
「おっとぉ、これは下着祭りですなーーっ!?」
明るい声を張り上げて出勤してきたのは、私の親友の美紀。
職場のムードメーカーであり、私のかつてのクラスメイトであり、風俗嬢としての先輩でもある。
ある事情で借金まみれになっていた私に、安心して働ける風俗店を紹介してくれたのも彼女だ。
それ以来私は彼女に頭が上がらず、半ば信仰にも近い親愛の情を持っている。
「花蓮(カレン)ちゃーん、さっそく御指名だよー!」
美紀に続くようにして、ボーイが控え室を覗き込んで私を呼ぶ。
さすが慣れているだけあって、控え室の惨状を前にしても涼しい顔だ。
「はぁい!」
私は揚々と立ち上がる。そろそろ待つのに退屈してきた頃だったので、丁度いい。
「うひー、また花蓮ノスケが第一号かぁ」
「やっぱ顔が天然モノで可愛いとねー。あーあ、もうナンバーワン取られちゃうー」
すぐに周りから茶々が入った。
「……あはは」
私は苦笑しつつ、鏡で前髪を整える。
鏡に映るのは、見慣れた顔。べつに可愛いとは思わないし、思いたくもない。
私が過去に付き合った4人の男は、みんな口を揃えて私を可愛いと褒めたけれども、最後には捨てていった。
彼らの言う『可愛い女』=『利用しやすい、チョロい女』という図式が私の中に出来上がってしまい、
そのせいで可愛いという表現にマイナスイメージを感じているのが実情だ。
「頑張れよぅ、花蓮。しつこくされたら、すぐアタシに言うんだぞ」
美紀が私の肩に手を置いて笑った。
彼女はいつだって私を護ってくれる。私のつらい過去を、全部知った上で。
「ありがと。行ってくるよ」
私は笑顔を作りながら控え室を出た。
最近はずいぶん自然に笑えるようになったものだと、我ながら思う。

518 :
致命的投稿ミス。
再度挑戦させて下さいませ

519 :
  
夜だけ開く遊園地。
会社帰りにふらっと立ち寄り、イルミネーションも眩い絶叫マシンでリフレッシュできる。
1人が寂しい人は、キャバクラのアフターよろしく女の子をレンタルしてのデート気分まで味わえる。
そんな場所があるのを、どれだけの人が知っているだろうか。
実際これは、優れた商売だと思う。
独身男性にとって都合がいいのは勿論、『嬢』にとってもキャバクラで延々と男の話に合わせるより、
仕事中に公然と絶叫マシンを堪能できるこっちの方が良いに決まってる。
それで“お水”なみのお給料が貰えるんだから、文句なんて出るわけもない。
もっとも、同じ嬢とはいえやる事は様々だ。
本当にただデートをするだけの子、デート後にさらに大人のサービスもしてしまう子。
私は後者だ。
別に今さら気取るつもりもないし、誰かに強制されている訳でもない。
ただそれを望んで、続けてる。
お客からの指名が来るまでは、基本的に私たちは控え室で待機だ。
女性が働く職場ならどこでも同じ、ガールズトークの繰り広げられる溜まり場。
お客が見たら一発で幻滅しそうな風景だ。
いかにも童貞受けしそうな真面目風の子が多いけれども、それがそこら中にいろんなものを投げ捨ててる。
今日は妙に蒸すせいか、みんな色々ともろ出しだ。
豪快にスッポンポンになってるあの人が、ナンバーワン嬢だなんてとても信じられない。
「おっとぉ、これは下着祭りですなーーっ!?」
明るい声を張り上げて出勤してきたのは、私の親友の美紀。
職場のムードメーカーであり、私のかつてのクラスメイトであり、風俗嬢としての先輩でもある。
ある事情で借金まみれになっていた私に、安心して働ける風俗店を紹介してくれたのも彼女だ。
それ以来私は彼女に頭が上がらず、半ば信仰にも近い親愛の情を持っている。
「花蓮(カレン)ちゃーん、さっそく御指名だよー!」
美紀に続くようにして、ボーイが控え室を覗き込んで私を呼ぶ。
さすが慣れているだけあって、控え室の惨状を前にしても涼しい顔だ。
「はぁい!」
私は揚々と立ち上がる。そろそろ待つのに退屈してきた頃だったので、丁度いい。
「うひー、また花蓮ノスケが第一号かぁ」
「やっぱ顔が天然モノで可愛いとねー。あーあ、もうナンバーワン取られちゃうー」
すぐに周りから茶々が入った。
「……あはは」
私は苦笑しつつ、鏡で前髪を整える。
鏡に映るのは、見慣れた顔。べつに可愛いとは思わないし、思いたくもない。
私が過去に付き合った4人の男は、みんな口を揃えて私を可愛いと褒めたけれども、最後には捨てていった。
彼らの言う『可愛い女』=『利用しやすい、チョロい女』という図式が私の中に出来上がってしまい、
そのせいで可愛いという表現にマイナスイメージを感じているのが実情だ。
「頑張れよぅ、花蓮。しつこくされたら、すぐアタシに言うんだぞ」
美紀が私の肩に手を置いて笑った。
彼女はいつだって私を護ってくれる。私のつらい過去を、全部知った上で。
「ありがと。行ってくるよ」
私は笑顔を作りながら控え室を出た。
最近はずいぶん自然に笑えるようになったものだと、我ながら思う。

520 :
  
「あ……」
待合室へ出た瞬間、彼の姿が見えた。今日の私のお客。
深山さん、というらしい。勝手ながら、入社二年目かそこらだと見当をつける。
少なくとも、私の“本当の年齢”よりは下だろう。
「花蓮です。よろしく」
私はなるべく柔らかい笑みを浮かべながら告げる。
「あ、は、はい……」
深山さんは一瞬私の顔を覗き込んだ、けれども……ああ、目を逸らしちゃったよ。
何とも内気で、頼りがいがない。
顔も、悪いとまでは言わないけれど、少なくとも整っている方じゃない。
女の子が付きたいと思うタイプかといえば、残念ながらノーだろう。
ただ、私にとっての第一印象は悪くなかった。
高校一年の先輩から始まり、この人こそはと思った彼氏から4連続で痛い目に遭わされた私だ。
自分の『だめんず』ぶりを身に染みて感じると同時に、少々イケメンというものに辟易している。
その点、今目の前にいる深山さんのように、頼りなげな男の人というのは変に安心する。
利用されなさそうというか、ついリードしてあげたくなるというか。
お客に対して失礼ではあるけれども、ウーパールーパーを見ているような妙な癒しの感覚がある。
「今日は楽しみましょう、深山さん!」
彼の腕を取って言ったその言葉は、あながちリップサービスという訳でもない。
「あ、はい……よ、よろしくお願いします」
おどおどとそう答える様子に、つい蕩けそうな笑みが出てしまい、彼を赤面させる。
いけない、妙な空気になってしまった。
「と、とりあえず、あれ乗りましょう!!」
私は誤魔化すように彼の手を引き、すぐ目の前にあるジェットコースターを指差した。
そこまでハードという訳でもなく、スタートダッシュに迫力があるだけのオーソドックスなコースター。
まずはこれに乗り、お客が絶叫系を『イケる口』なのかを確かめる。
嬢によっては可愛くメリーゴーラウンドから始めたりするらしいけれど、私はわざとらしくて嫌いだ。
たまに言われるように、少し、肉食系女子なのかもしれない。

521 :
  
意外というべきか、深山さんは絶叫系が強かった。
怖がりはするけれども、叫ぶというよりは恐怖を緊張して静かに堪えるタイプ。
回転ブランコ、フリーフォールと色々連れ回してみたけれども、そのスタイルは崩れない。
私もまったく同じタイプなので、これは嬉しかった。
サービスだから表には出さないけれど、絶叫マシンで連れ合いに煩くされると少し醒めてしまうのが私だ。
その点深山さんとは、自然体で擬似デートを楽しめる。
『イケる口』の深山さんと連れ立って、五番目に並んだのが園内最凶のコースター。
これに挑戦できる人はけして多くない。
乗る前から、その恐ろしさが嫌というほどに伝わってくる。
目が眩むほどに高い最高到達地点、コースターが地表近くを走り抜ける際の爆風に轟音、
そして今まさに乗っている人達のあられもない絶叫、絶叫、また絶叫……。
これで怖さが想像できない人なんているわけない。
大抵のお客はこれにしり込みするし、逆にお客から催促された嬢もほとんどが半泣きで嫌がる。
まさに規格外のモンスターマシンだ。
私は以前に一度だけ、完成直後のこれにスタッフ特権で乗った事がある。
結果、絶叫系にかなりの自信があった私が……大抵のコースターなら両手離しも余裕の私が……失神しかけた。
身体中の血が冷え切って、座席に座ったまま氷漬けになったみたいだった。
ただそのドキドキはどうにも忘れがたいもので、機会があればもう一度と思っていたところだ。
「それは……す、凄そうですね」
私の熱い体験談に聞き入った後、深山さんは目を輝かせて言った。
最初の頃すぐに目を逸らしていた人とは思えないほど、爛々と輝く瞳で見つめてくる。
これは、心の底から絶叫マシンが好きな人だ。スリル中毒だ。
「じゃあ、行ってみますかっ!?」
私は眼力を強め、挑むように尋ねた。
「は、はい!」
深山さんは、それでも全く逃げずに私を見つめ、強く頷く。
なんだろう。この子、可愛すぎる。

522 :
  
「ひぃいい、いい…………!!!」
私は、思わず細い悲鳴を上げていた。
コースターがゆっくり、ゆっくりと最高地点に向けて登っていく。
山が遥か下に見えるほどのめちゃくちゃな高度。
ライトアップされた園内が豆粒のように小さくなり、深海を見下ろしている気分になる。
高高度独特の冷たく、乾いた風。
カテタン、カテタンと音を立てながらコースターが上がり、時々不具合が起きたかのように軋む。
山なりになった頂点が少しずつ近づいてくる。
なんともゆったりとした時間。でも私の心は、すぐに訪れる恐怖の瞬間にはち切れそうになっている。
それら全てのスケールが、一般的なコースターの数倍……いや、比べ物にすらならない。
ちらりと隣に視線をやると、さすがの深山さんも表情を凍りつかせていた。
それは、そうだ。こんなにはっきりとを意識するような場面、そう何度も経験する訳ない。
その悲壮な顔を見ているうち、まるで本当に彼と2人で地へ向かっている気分になる。
危機的状況で故意に落ちやすくなる、『吊橋効果』だろうか。
と、深山さんの手が動いた。
座席を越えて、私の方に伸び……空を掴む。
たぶん、私の手を握りたがっているんだ。でもそうしていいか解らずに、宙にぶら下がってる。
私は溜め息をついた。
そして同じく手を伸ばして、絡みつくように彼の手を取る。
深山さんの顔が弾かれたようにこっちを向いた。
汗まみれだ。きっと私も、同じような顔で彼を見つめ返している。
「い、いよいよ…………ですよ」
私は言葉を搾り出した。強風の中という事を別にしても、変に震えていた。
深山さんは情けない顔で頷き……私の手を握り返す。
2人とも、もう悟っていた。ここが頂点、今からがクライマックスだと。
一秒。
二秒。

そして…………世界が凍る。

523 :
  
コースターから降りた時、私も、深山さんも千鳥足だった。
他の乗客だって皆そうだ。
あまりの恐怖で、誰もが腰を抜かしてしまう。
しばし休憩用の柵に身を預け、弾んだ息を整え……1人また1人と、心が屈強な順に出口へ向かい始める。
だいたい、グループの先頭は女だ。
私も深山さんを助けて出口を通り、売店に向かう。
このコースターは、最も恐ろしいポイントを通過する時に遠赤外線カメラで撮影が行われる。
昼に取る写真よりもさらに悲壮な顔になっている事が多く、これはもう傑作だ。
「っぷふはは、こっこれっ、あはははっ、へ、ヘンな顔!!!」
深山さんが受け取った写真を目にした瞬間、私は思わず噴き出してしまう。
そこにはあられもなく顔を歪め、顔中の肉という肉を波打たせた私達がいたからだ。
しかし第一の笑いの波を乗り切った時、私はしまったと思った。
仮にもお客に向けて、ヘンな顔とは何事か。
恐る恐る深山さんの顔を窺うと、しかし彼も写真を見て大笑いしている。
「ははは、これは凄いや!!」
実に朗らかな笑いだ。
助かった。深山さん、懐の大きい人だ。
「……楽しかったですね。外でちょっと休憩したら、次あっち行きませんか?」
私は嬉々として、お化け屋敷を指差す。
深山さんは笑ってくれる。
正直に言うと、私はこの時点で、かなり深山さんを気に入っていた。
サービスを抜きにして、自然と深山さんと腕を組んでいた。
粋な支配人の計らいで、お化け屋敷は入るたびに仕掛けが変わり、私達スタッフでも新鮮な怖さを味わえる。
その中で叫び、深山さんにしがみついたのは、断じて計算ではない。
とても楽しいデートになった。
……そして、大人のデートにはまだ続きがある。
絶叫マシンとお化け屋敷で存分に気分を高めた所で、園内からほど近いホテルに移る。
「……あ、あ、あの、ほ、ほ。本番も……き、希望してるんだけど…………」
部屋に入った瞬間、深山さんは臆病さを復活させて呟いた。
私は返事をしなかった。
服を着たまま、靴も半分しか脱がないまま、硬直した彼の首に腕を回す。唇を奪う。
熱く、深く、熱いキス。
本気が多分に混じっているから、相手もきっと、蕩けてくれる。

524 :
  
もどかしささえ感じながらシャワーを浴びて、ベッドで深山さんに奉仕する。
態度は小心者ながら、しっかりと成人した男の人らしい大きさがあった。むしろ、少し大きめかもしれない。
「あ、あ、ああ」
私が先のほうを舐めるたび、深山さんはかぼそい声を上げた。
そういう声を出されると、私はさらに責めるというか、奥まで咥え込みたくなってくる。
「ひうあ、あ!!」
深山さんは腰を震わせながら、私の髪に手を置いた。
見上げるまでもなく、彼の熱い視線がディープスロートをしている私の顔に注がれているのが解る。
手は控えめに控えめに、私の頭を押さえつける。
それを感じて私は、あえて自分から深く咥え込んだ。
昔の風俗店で仕込まれた、喉奥を開いてアレの先を飲み込むディープスロート。
こちらの苦しさは尋常ではないけれども、相手の受ける刺激も半端ではないらしい。
「うわあ、ああ!!な、なにこれ、すごい、凄いっ!!!!」
深山さんは腰を震わせて、1オクターブは高い声で快感を表していた。
私が喉で先端を締め付けつつ扱くと、さらに堪らなそうな声になる。
ただ、私はある程度で彼のものを吐き出した。
そのまま続ければ、射精してしまうのが解るからだ。
20も過ぎた男は、一回の射精がとても重要だと私は知っている。
だからこそ、深山さんにこんな所で果てさせるのは忍びない。
「ふふ、おっきくなったね」
私は自分の唾液で濡れ光るものを手で扱きながら、彼をベッドの上に誘導した。
シックスナインの格好で彼の上に被さり、ゆるく口での奉仕を続けながら秘部を晒す。
少し、勇気が要った。
今の私は、正直に言って本気で発情しかけている。
元々目のない絶叫マシンに、ぬほど乗った高揚感。それを相性の良いパートナーと堪能した満足感。
私なんて女は単純なもので、それだけをオカズに濡れてしまうわけだ。
『だめんず』ここに極まれり、と仕事仲間に笑われるのも仕方ない。
深山さんには、指を入れればローション無しでも水音のする秘部を見られてしまう事になる。
お客を相手に本気で濡れるなんて、嬢としては結構プライドが痛むものだ。
それでも、晒してしまう。
たどたどしい手つきで、舌遣いで責められ……私は2分か3分かの後に、物理的なものとはまったく別の絶頂を得た。
「うわ、すごいっ……」
何を指していたんだろう。
深山さんのその小さな声が、私にはにそうなほど恥ずかしく、けれども嬉しかった。

525 :
  
キスしたまま彼のものにコンドームを被せ、正常位で繋がる。
「あ、熱い……そ、それに凄く、締まる」
深山さんが驚いたように呟いた。
私はべつに頑張って締め付けているわけじゃない。
ただ、割と本気で感じているだけだ。膣の中がふっくら膨らんで、彼自身を圧迫しているだけだ。
大股を開いて繋がる。
何もかもが彼から丸見えになっていて、もうどうしようもない。
深山さんは真剣な表情で腰を打ちつけてくる。
その正中線を真っ直ぐ下ろした場所の熱く硬いものが私の中に通じ、奥まりを突く。
それと同じリズムで快感が足の先にまで流れ、弾ける。
ジェットコースターで氷のように冷え切った身体が、温まって痒みすら感じているかのように。
「可愛いよ、花蓮さん……」
駄目押しのように、深山さんはそんな事を真顔で告げてくる。
私は……一秒だけ彼の瞳を覗き返したけれども、たまらず顔を背けてしまった。
頬がちりちりするほど赤くなっているのを感じる。
本当になんなんだろう。この、コースターが急降下するような惚れっぽさ。
突かれるたびに揺れる私の下半身のせいで、結合の姿勢は少しずつずれていく。
そしてついに反転し、バックスタイルになってしまう。
シーツに顎と胸をつけ、お尻だけを高く掲げるような格好だ。
深山さんはそんな私の腰をしっかりと掴み、さらに突き込みを開始した。
バックは正常位よりも簡単に奥まで届いてしまう。
より激しい快感が、私を貫く事になる。
「あ、あ……あ、ひっ……ひぃいいいいいっ!!!!」
私は数分と経たずに、その声を上げた。
なさけない喘ぎ声。
初めての時から一貫して、私はバックである程度以上気持ちが良くなるとこの声が出てしまう。
きっと、何かが怖いから。
きっと、何かが私の許容量を越えてしまったのが解るから。
その声が出た後の結果はいつでも同じ。
私は背後の人間に従属し、依存し、望んで良いようにされてしまう。
深山さんですら……そんな変化に気付いてしまったみたいだ。
両手で腰を掴んでいた彼は、その片手を離して私の背中を撫でてくる。
本当に、勘弁して欲しい。
そういうことをされると、私はシーツを掴み、腰をさらに高く上げ、膣を絞って……
『可愛い名器』に成り果ててしまう事が、もう身に染みて解っている。
「ううう、うう、ああああっ!!!!」
やがて深山さんが叫び、私の中で熱さを震えさせる。
薄いゴムが膣内でふよふよと漂うような感覚。でもすぐに張りをもって……かなり出ているとわかる。
「……はぁ、はっ、はっ……はぁ、あっ…………あ」
私はすぐに言葉も出せなかったけれど、膝を曲げて腰をずらし、態度で彼に抜くよう懇願した。
深山さんはすぐにそれを悟り、ずるりと物を抜いてくれる。
私は彼から用を終えたゴムを抜き、新たな一枚を被せた。
彼のものは少しお辞儀をしていたけれども、十分な硬さが見て取れたから。

526 :
  
もう一度、正面から抱き合う。
今度はもっと近く。深山さんの首を抱え込み、膝の上に乗るようにして繋がる。
言葉を交わす余裕がない。
はっ、はっ、という息と、あっ、あっ、という喘ぎ声だけが響いていて、それがまた興奮を煽る。
自分から浅ましく腰を振っているのに気付いてはいるが、止める気にならない。
もっと、浅ましく。もっと、露骨に。もっと、気付いてもらえるように。
彼の首を抱きしめ、色んな場所に口づけをする。乳房を押し付ける。膣を締める。
深山さんは、そんな私の努力を流さなかった。
すべてに反応をくれ、慣れない風ながらに返してくれた。
泥沼。
反復
飽和。

カーテンから黄色く光が漏れるまで、私達は繋がっていた。
さっと血の気が引く。
「あ……あ、うそ、ごめんなさい…………か、会社が」
まだ平日。
深山さんには、今日も朝から出勤の義務がある筈だった。
けれども彼は晴れ晴れとした顔で、私の髪を撫でる。
「たまには、徹夜もいいよ」
そう笑う顔は、とても逞しい。私はどれだけ、人を見る目がないんだろう。

「…………また、指名してくださいね」
彼に後ろからシャツを着せつつ、私は言った。
営業文句ではけっして無く、本心から彼とまた遊びたいと思っていた。
勿論、私は風俗嬢だ。
彼に限った話ではなく、他の誰かにも似た感情を持つことはある。
でも、二個でも三個でも、本物の好意には違いない。
「ええ。また」
深山さんはそう言って、軽やかな足取りでホテルを出る。
私も、それから数分の間を置いて。

「お、まーたツヤツヤの顔して戻ってきやがった。全く参るねぇカリスマさんにゃ」
「その調子じゃ、結構ヒットだったみたいね」
控え室に戻ると、中に残っていた娘達が私の顔を見て言う。
私は、照れて笑ってしまった。


                       終わり

527 :
GJ

528 :
久々に読み応えのある投稿
GJ〜

529 :
GJ

530 :
GJ!!

531 :
強制娼婦化→絶望→投げやりになって、爛れた快感に身をまかせる
という流れも好き。
自身を貶めることに躍起になって、よりいやらしく淫らに振る舞おうとする娼婦。

532 :
「坊や、アタイの中がとっても温かくて気持ち良いかい?」

533 :
暑い季節なのでフッカーも涼しいように何時もより露出度が高くなるだろう

534 :
坊や、出しなさい。

535 :
お金持ちの旦那様に身請けされてその愛妾になり、苦界から抜け出した娼婦ちゃん。
ですが旦那様は無類の売春婦萌えだったので、娼婦ちゃんはいつもケバい格好をして旦那様の夜のお相手をします。

536 :
>>535
コトに及ぶ前に一緒にイソジンでうがいをしないと
盛り上がらない旦那様

537 :2013/09/25
今日も童貞坊やとのセックスが始まる。
腰を動かす度に坊やがピクンと感じて、私の腹部に生臭い白い樹液が掛かる。
ガーターベルトやショーツに坊やの白い樹液が付着する光景を見ると
私もますます感じ始め、最後は手コキでストッキングにぶっかけてやった。
それにも関わらず、私にお礼をするのはとても良い気分。
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